>>642 マスコミといえども社会環境の中で企業として継続的に存在するためには
国民の意識・関心に適応していかなければならない。俺らとしては自分の
関心に合った情報源を探していくしかない。幸い新聞、ネットなど選択肢は
確保されている。日本に適当なものがなければ海外に求めるほかないが。
TVではNHKのBS1の「きょうの世界」午後10台、11時台が海外関係のニュ
ースでは充実した内容を誇っているようだ。
国民意識の変化は「危機」に遭遇してはじめておこる。長期間を要するのは
致し方ない。それでも北朝鮮、韓国、中国のおかげでだいぶ国際情勢に関
心を向ける日本人が増えてきているのはよい傾向だと思う。
646 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 19:39:11 ID:AX8tijrt0
>>645 >国民意識の変化は「危機」に遭遇してはじめておこる。
でも、日本はどちらかと言えば、後手後手ですよねwww
金融改革だって・・・もっと早くやっていれば・・・、違う結果が出たはずです
安全保障改革もしかり、年金改革もしかり、国民の意識改革もしかりです。
この国は、マスコミがジャーナリズム本来の機能を果たしてないのでは?
こういう日本の現状を見ると・・・北米が羨ましくなります
日本のような成熟した資本主義国家はグローバル監視が不可欠なんですけど・・・、いまいちですねwww
>>646 うん、理想をいえば環境の変化にマスコミが敏感に反応して国民に警鐘を
鳴らす、そして国民の意識を変えて、危機にすばやく対応するように政府に
働きかけるのがよいね。
金融危機、安全保障上の危機への対応をみてると日本社会も政府も危機
への対応にまだ慣れてないのかも。戦後長い間に危機を敏感に認識し反
応する体制と意識(思考の枠組みとしての世界観)を失ってしまったのかも
しれないね。現状からすると個人と同じく徐々に環境になれていくしかない。
これってスゴク重要なことだと思う、うん。。。
648 :
陽之介:2006/12/25(月) 20:16:06 ID:YNl47oCD0
>>644さん
おれも「日中」一緒の?財閥は無理だと思う。
一方で、中華系の財閥、ビジネスグループは、すでに多国籍企業化している。
欧米日だと多国籍企業は資本の原理がメインだが、中華系は、その背後に、
閨閥、血脈、地縁という別の統合原理がある。
昔の宗家をはじめ、洪家、地域では、福建系、、広東系
さらに、中国のユダヤ人と称される客家(これは“部族”に近い)などが、
それぞれの経済圏を広げている。
>>645 三頭さん
北朝鮮問題で、日本はやっとナショナリズムを、堂々と語れるようになりましたね。
核実験までしてくれたおかげで、自衛隊増強も軌道に乗りそうだ。
このチャンスを生かして、「核開発技術のほのめかし」まで進んで欲しいw。
>>648 >閨閥、血脈、地縁という別の統合原理がある。
中国では国家より有意味な「帰属意識」の対象のようだね。
中国人の意思決定と行動を分析する場面で今後、重要になる鴨ね。
中国では村全体が一族だったりするらしいね。中共支配の時代を超えて
未だにこの原理が生きているのは注目に値する。俺がいうところの「民族性」
の一要素としてもよいだろう。
651 :
陽之介:2006/12/26(火) 09:50:43 ID:IrmZbn9z0
>>650 三頭さん
「中国では国家より有意味な「帰属意識」」
その通り。
基本的に中国人は、国家や法律を信じていないし、
「悪」、「不必要」、「馬鹿馬鹿しいもの」と思っている。
その代わりに連中が帰属し、頼り、信じるのが、まず血縁、同族意識。
香港、広州、上海など「新開地」にいくと、今でも○○会とか、○講とかがある。
これは、その地方から出てきた人が、血縁が頼れないので、出身地同志で固まる集まり。
とにかく中国人は、国以外に帰属感をもつ対象をつくる。
というのは、中国はまあ、ヨーロッパ全体と考えた方がいい。
地方ごとに言語、人種?、食い物、習慣など違い、黒竜江省と福建省人は、
デンマーク人とイタリア人くらい違う。
こうした特性はプラスもマイナスもあるが、日本人との違いで言えば、
海外に移住した日本人社会は、比較的早く解体し、緩い結合になるのに対し、
中国人社会は団結心が強く、言葉や風習も世代を超えて受け継がれる。
>>649 年末なので、仕事がなかなか終わらないんですよ。夕べは12時まで(;_;)
15世紀以後イギリス?日本?アメリカの成功紹介プログラムに視聴者歓呼 “再放送してくれ”
資本主義視覚で解釈… 本音は “いつかアメリカ追い抜いて中国が世界 1位大国されること”
去る 11月 13日から 24日間中国官営中央TV(CCTV)加えたドキュメンタリープログラム
を放送すると中国社会に大きい騷動が起った.プログラムの題目は ‘対局はどんなに
立ち上がったか(大国堀起?デグックグルギ)’.放送直後視聴者とネチズンの間で賛否
論争が起った.
“このプログラムは中国歴史に道しるべになる内容だ.この放送は政治体制改革という
‘大きい動き(大動作)’のための心の準備をしようとするのだ.”
“何の話.これは新(新) 自由主義が破産する葬送曲に過ぎない.”
この放送は 15世紀以後世界を号令した 9個対局(大国)の勃興と敗亡の歴史を振り
返って,各国家のリーダーと国民はどのようにして対局で成長することができたのかを
察してみる歴史ドキュメンタリーだ.CCTV 製作チームがおおよそ 3年にわたって 9ヶ国
の歴史的現場と博物館などを直接尋ねて 1次文件を確認して製作した力作だ.製作チ
ームは北京大学史学科チェンチォングダン(銭乗旦) 教授を含めて首都師範大学リュ
シンチォング(劉新成) 教授,イギリスノッティンガム大学のチォングヨングニェン(鄭永
年) 教授など中国内外の学者・専門家 100人余りを捜して自問を求めた.動感にあふ
れる画面と充実な内容おかげさまでこの放送は中国視聴者たちから “2006年中国
社会を搖るがした最高の TV 番組”と言う(のは)賛辞を受けた.
硬い歴史物にもかかわらず 12回シリーズが終わると放送社には “再放送しなさい”
と言う視聴者の電話が殺到した.結局 CCTV 側は去る 11月 27日このプログラムを
再放送した.
中国 CCTVは歴史ドキュメンタリー '対局はどんなに立ち上がったか' 12編を 6個の
DVDに盛って一般販売用で製作した. それにプログラムを盛った 6個の DVDは 12
月 20日北京など大都市書店に敷かれるやいなや 2~3日ぶりに品切れになった.8冊
になった ‘デグックグルギ’ 本も 1マンジルがあっという間に売り切れた.
一体どんな内容を記しているから 13億中国人がこの放送内容にこのように熱い反
応を見せるのだろう.
これをよく見る前に先にこのプログラムの元祖格である ‘河上(河)’を思い出す必要
がある.‘黄河(黄河)の死’と言う(のは)意味のこのプログラムは 1988年 CCTVが製
作した企画ドキュメンタリー.‘河上’は万里長城や竜(竜) みたいな,中国人が長い間
誇らしく思った伝統文化に ‘死亡宣告’を下げた.‘黄河’ 自体が ‘黄色顔の中国人
と中国伝統’を象徴する.
中国の伝統文化に秘愁を突き付けて西側文明に対するあこがれを隠さないこれプ
ログラムが放送されてから 1年後中国でティエンアンモン(天安門) 民主化運動が勃
発した.一部学者は “河上が 1989年中国民衆運動の思想的善導役目をした”高度
言う.この作品がそのように歓迎受けたことは改革・開放初期若者の社会矛盾に対
する反発と変化欲求をよく盛ったからに解釈される.
それから 18年ぶりに中国社会が再び一 TV 番組で搖れているのだ.放送内容が何
だから中国社会が搖れるのだろう.朝鮮日報北京特派員の助けで DVDを緊急空手
受けて本 ‘デグックグルギ’は驚きそのものだった.
‘いや,中国の官営媒体がこんな放送ができるという話か.中国社会がこんな内容を
消化するほど成熟したのか.中国共産党指導部がこんな放送を出す意図が何か.’
衝撃と疑問は相次いで起こった.
総 12編の放送は 6個の DVDに盛られている.編当り放送時間は約 45分.ヨーロッ
パの地名と人名,歴史的事件を中国式表現でこぼしておくから放送内容に付いて
行こうとすれば相当な時間と努力を要する.
先に第1編 ‘海洋時代(海洋時代)’は 15~16世紀新航路?新大陸発見で強大国で
ぐんと立ったポルトガルとスペインの歴史を扱っている.ポルトガルがアフリカ希望
峰を見つけた同期は今思えば何でもない ‘香料(香料)’だったと見る.しかし植民
地から銀(銀)を掠奪しておびただしい呼ぶ積んだ両国は商工業発展に投資しな
いで宗教活動と贅沢,植民地拡張に専念して衰落してしまうという内容だ.第2編
‘小菊の大業(小国大業)’は国土面積が北京の 2.5倍に過ぎなくて 12世紀の前
までにしても人がほとんど住まない湿地の国オランダが 17世紀世界経済の中心
にぐんと立つようになった秘訣を捜す.製作陣はその秘訣がオランダ人の自由奔
放で実用的な思考にあると思う.
イギリス産業革命当時 '見えない手' 理論で自由市場経済原理を説破したエドム
スミス. 第3編 ‘現どおり駆付ける(走向現代)’と第4編 ‘工業化の序開き(工業先
声)’は皆イギリスに関するのだ.先に 3編は 1215年 ‘マグナカルタ’を締結した以
後,1588年零?西(英西?イギリスとスペイン)戦争と 1688年名誉革命を経りながら君
主の権限が制限されて市民が自由権を争取して ‘開放社会’に進入する過程を
盛っている.
4 編はプロテスタント(新教)の中心地だったイギリスの商人が ‘事業でお金を儲け
ることはすぐ信義選択を受けること’と言う(のは)認識を持つようになったという点,子
供作ニュトーン以後 ‘科学の時代’が開かれてジェイムズワットの蒸気機関発明で
すべての産業に一帯生産革命が起きたという点,エドムスミスの ‘国富論’で自由貿
易の精神が華やかになって莫強した無力を土台で全世界に植民地を建設して,‘日
が暮れない国 ’になったという内容を記している.
第5 編 ‘激情の歳月(激情歳月)’は 18世紀末フランスが大革命を経ってどんなに
現代民主社会の基盤である自由・平等・博愛思想の発源地になったのかを探求
する.第 6編 ‘帝国の歳月(帝国春秋)’は 19世紀プロイセンの鉄血(鉄血) 宰相ビス
マルックが独裁的な方式で工業発展と軍事力強化を推進して全国民義務教育を
実施して国家を剛性するようにしたという内容を記している.
第7 編 ‘百年間の維新(百年維新)’はアジアの島国日本が 1853年 7月 8日アメリカ
ペリー提督のフックソンを目撃した以後約 100年の間にどうアジア最強を越して西側
と肩を並べる強大国で発展したのかを探求する.中国の一学者はそれを ‘初めは驚
くが次は凝って終わりには及ぶ(始驚次酔終狂)’ 日本人の態度で捜す.
http://www.youtube.com/view_play_list?p=70DA6DBEB68B30CA&page=4 当時日本は中国?朝鮮のように西側文明の波に鎖国のラッチを満たすのではなくフッ
クソンの正体を把握するために密かにお腹に上がった市部者と Eiichi(澁沢栄一?明
治政府の管理を経って後日経済界に投資信託,500個の企業を設立した日本企業係
の大父)のように国家指導部と知識層が時代の流れを積極的に収容したのがその
秘訣だと指摘だ.
日本明治政府代わりを経って経済界に身を投げた後 500個の企業を設立した市部
者とEiichiの浮き彫り像. 第8 編 ‘強大国の道を模索する(尋道図強)’と第9編 ‘風雲
の中の新しい道(風雲新途)’はピーター大帝の改革と国民の抵抗,イェカテリや女帝
の教育改革と領土拡張など制定ロシアの最後の身震いとつながった社会主義革命
など現代ロシアの興亡を扱っている.10月革命後レーニンは神さまエコノミックスポリ
シーを実施してロシア経済を回復させて,引き続きスターリンは国家主導の工業化政
策でソ連を世界 2位の経済大国で育てたが背後の問題を覆ってしまったと ‘デグッ
クグルギ’は指摘する.
第10 編 ‘新しい国,新しい夢(新国新夢)課題11編 ‘危機局面の新しい政治(危局新政)’
はアメリカに関するのだ.第 10編はアメリカ制憲議会が憲法を制定することで経済のた
めの法律的保護装置を提供したし,リンカーンが南北戦争を通じて奴隷制問題を解決し
て,その後特許権保障と科学技術の発達などがアメリカ経済の急速な成長を導いたと
指摘する.
第11編は自由経済によって各種経済社会の災難が出現するとアメリカ社会内部に
進歩主義がもたげたし人々の主張で ‘反独占法’が制定されて,二度戦争を経りな
がらアメリカ経済家発展,世界最強の国家で浮び上がったと分析する.
第12 編は 9個対局の興亡で ‘教訓探し’だ.‘デグックグルギ’は “各国学者たちの
出した答はお互いに行き違うが皆が重要だと思うことは思想?文化の影響力と政治
体制?制度の改革だ”と指摘する.プログラムはまたアメリカハーバード大学のジョセ
フ年教授が申し立てた ‘ソフトパワー’の大切さも指摘する.‘デグックグルギ’は
“平和と発展は現在世界の基本主題”と “二度と戦争と覇権争奪戦を通じて対局
になることはできないし永久平和と共同繁栄の ‘調和な世界(和諧世界)’ 建設が
人類が共同努力しなければならない方向”と強調する.
見る人によってちょっと退屈かも知れないこの歴史ドキュメンタリーのどんな点が
中国視聴者を捕らえて激しい論争を引き起こしたのだろう.
先に以前とは違う歴史観だ.香港時事雑誌阿洲週刊(亜洲週刊)は 12月 10日豪で
“‘デグックグルギ’はマルクス主義で歴史を解釈する伝統的視覚で脱皮,植民地
支配と経済的収奪を資本主義国家の競争力に再解釈する視覚をお目見えしてい
る”と指摘した.帝国主義国家内部の権力の間均衡と優秀な社会構造,法治思想な
どを高く評価することで “帝国主義に対して一種の ‘宝くじ(平反)’をしてくれた”と
言うのだ.
もっと驚くべきなことはプログラムが全体的に ‘自由’ ‘競争’ ‘事由財産権’
‘民権’ などに高い価値を付与しているという点だ.例えば第4編 ‘工業化の序開き’
でエドムスミスの ‘国富論’(1776)に対してデグックグルギはこんなに説明する.
“ 国富論は人類経済活動の主な同期は ‘個人の利益追求’であり,‘見えない手’を
通じて效率的な物資分配が成り立って,市場経済と社会が発展すると教えている.ス
ミスの ‘自由主義経済モデル’は当時政府と商人たちから高い評価を受けた.”
学問を重視して知識人を優待する当時イギリス社会に対して高い点数を与えている
のだ.このためにこのプログラムをおいてフジンタオ(胡錦涛),ワンザバオ (温家宝) など
4世代共産党指導部が政治・社会改革のための後段階の措置を準備するのではない
かと言う観測が出ている.こんな観測はプログラム製作の背景と関連がある. ‘デグック
グルギ’が出るようになったことは 2003年 11月にさかのぼる.このプログラム製作総
責任者であるランスェアン(任学安)は叢書(叢書) 後期で “その年 11月末朝出勤途中
にラジオを聞いた.共産党中央政治局が ‘15世紀以後の世界主要国家の発展歴史’に
対してジブチェハックスブをしたというニュースだった.あの時突然あの遠い所で歴史の
声が聞こえるようだった.一つの考えで私は全身を片付けることができなかった.それは
歴史の呼びかけだった”と打ち明けている.
このプログラムは少数の国家リーダーだけが学習した世界強大国の歴史を 13億中国
人にも知らせることで ‘国民を教育させる’ 效果を狙っている.このプログラム製作に参
加した北京大学チェンチォングダン教授は “CCTVが多くの努力を傾けてデグックグル
ギを製作したが,彼らには一人の意向があった.比較的重要な国家の歴史発展過程を
比べることで中国が鏡にするに値する経験と教訓を得ようとした.
このプログラムが放送された後,中国内補修左派陣営である ‘毛沢東旗印網(毛沢東
旗幟網)’は “製作者たちが歴史をわがまま裁断して植民地掠奪を美化したことは非
科学的態度”と批判した.また右派自由主義陣営でも “レーニンとスターリンの政策を
肯定的に評価したことは受け入れることができない”と批判した.
さまざまな論難にもかかわらず ‘デリュックグルギ’が国民の烈火のような呼応を得た
ことは何より ‘9個の対局次は中国’という力強いメッセージを与えたからだ.一視聴者
は “このプログラムが言わなかったが言いたいこと(言外之意)は ‘次は中国’と言う
の”と指摘した.
中国指導部が 3年前から ‘対局の興亡史’を勉強して,今すべての中国人がそれを
学習する現象は ‘超大国で浮び上がるための精神的?制度的?学問的準備’をちゃん
と進行しようとする共産党指導部の力強い意志を見せてくれる.中国大陸とつながっ
た韓半島人がこの現象を疎かにしてはいけない理由は,中国人が夢見る ‘対局’は
アメリカやロシア次の行く ‘2ドンググック’ではなくこのすべての国を押す ‘1ドング
グック’であるからだ.
このプログラムが韓国にも紹介されて政治家と国民が見たらと思う念願だ.
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2006/12/24/2006122400159.html
657 :
陽之介:2006/12/26(火) 22:21:40 ID:3MdiknUh0
>>653ー656 三頭さん
この中央電視台の特番は、なかなかの力作ですね。
日本が、「初めは驚くが次は凝って終わりには及ぶ(始驚次酔終狂)’」
というのは、今ひとつ意味が分かりませんが、
「レーニンは神さまエコノミックスポリシーを実施し」とか
「‘自由’ ‘競争’ ‘事由財産権’‘民権’ などに高い価値を付与している」
などは、かなりおもしろい。
「少数の国家リーダーだけが学習した世界強大国の歴史」
というのは、確かだと思う。
いろいろな機会に中国人に、学校のカリキュラムのことをきいているが、
連中は、いわゆる世界史と地理が非常に苦手というか、あまり教わってない。
日本人なら、スイスがどの辺にあるとか、コンゴが熱帯だとか、
リンカーンが「人民の……」とかいう演説をしたとか、まあ、普通に知っているが、
どうも中国人は、学科としてはあまり教わっていないようだ。
ちなみに、ベトナム人(もちろん、社会主義国)に聞いたが、これも地理、地誌をしらない。
何しろ、世界地図や世界史年表を教科書で見たことがないという。
このへン、社会主義国の特徴かも知れない。
この番組のテーマは、要するに中国も世界史に乗り出して、大国になるぞ、
という民衆鼓舞でしょうね。
ああ、今日も遅くなりそうだww
>>657 おっと、今日もまだ仕事だったのね(^^;
まるで去年の俺のようだw
13億の人民に新しい世界観を浸透させるのは至難の業だが
中国の今後を占う意味ではたいへん参考なるね。
<< 三頭パラダイム(★★xxxシリーズ)を前提とする国際問題の本質的原因 >>
>>622で外交について言及したのでちょっと考察してみたい。
>まだ私は★★xxxシリーズの枠組みのなかで「植民地」、「覇権」という概念を定義
>しきれていないのでなんですが、「植民地化」とは外部環境の完全な内部環境化であり、
>「覇権」とは外部環境の準内部環境化といえるかもしれません。。。この程度が大きくなった
>場合をいわゆる「帝国」といえるかも・・・・・・ある国家の意思決定が外部環境、内部環境に
>どの程度の影響を与えられるかでそれらの区分は柔軟に変更されるべきではないか・・・・
結論を先にいうと、国家の内部環境と外部環境との実質的「境界」と形式的「国境」(近代的
「国境」概念)とのくい違いが国際問題の本質的原因となっている、ということである。
まず始めに完全に自給自足(内部環境の安定した状態)の国家を想定してみよう。その国家は他国と
一切の人的、経済的交流がない。この場合他国との利害関係の衝突が生じない。
しかし、現在の国際社会では国家に帰属する企業や個人は形式的「国境」を超えてグローバルに
活動している。そして商品の輸出、投資の結果、外国に存在する資産や権益、在外邦人は無視で
きない存在になっている。国家はこれらを保護することを国益と認識せざるを得ない状態になった。
その手段として国境を越えて政治的影響力や軍事力を行使することを求められる。
★国家Aの国益としての実質的「境界」は国家Bとの形式的「国境」を越え拡大する。二国間の関係が
緊密になればなるほど問題の発生は増大する。
一方、「国境」内に資源開発や市場参入のために外国企業が進出してきた国家では複雑な感情を
持つことになる。投資や雇用の増加は歓迎できるが他国に経済的に支配されるのではという不安感を
抱くのである。
★国家Aは国家B内に国益を持ち、それを守るため国家Bの国益と衝突するとき国家Bは脅威を感じる。
また、国民の帰属意識が民族、宗教など国境を越えて広がるとき、他国の内政に干渉することになる。
★台湾問題、スリランカのタミル人問題、イスラム教徒が世界各国で繰り広げるジハードなど
一方が「グローバル化」、「投資」、「人権擁護」と主張するものも他方の受け止め方は
「ハゲタカが来た」、「奴隷化・植民地主義」、「内政干渉」となってしまう。
これらの認識の違いが問題の解決を困難にし、国家間の関係の深化が民族主義の台頭を招く事態に
なっている。
660 :
陽之介:2006/12/27(水) 10:05:34 ID:C+IPn9o30
>>659 三頭さん
「国境問題」について、原理的な分析で、重要な問題を含んでいますね。
国際問題が、広義の「国境問題」に起因しているのは確かだと思います。
以下、おれの考えだと、近代の国際紛争の原因の多くは、「帝国」を解体したため。
三頭さんのいう「内部環境」を、おれの言葉で言うと、風土や歴史によって
育まれた文化伝統習慣言語などで、仮にこれを民族性と呼ぶ。
民族は、国境とイコールでなく、例えばクルド人は、イラク、トルコ、イランに住み、
また、イギリスのようにアングロサクソン、ケルトなど複数の民族で構成される国家の方が多い。
これを第一次大戦後、「民族国家」の原則で、民族=国家=国民国家にしようとした。
これがそもそもの「まちがい」。
それ以前は、多くの民族、国、部族を「帝国」が統合していた。
例、オスマン帝国、オーストラリア・ハンガリー二重帝国、ロシアなど。
「帝国」は、強権的な権力機構を持っていたが、一方で民族や文化の独立性、
つまり、多元的な価値を認め、複合的な民族国家を統合する「帝国の理念」があった。
おれは、21世紀の安定した国際環境のために、「帝国」の復活が必要だと思います。
バルカン半島はトルコ、ユーラシア中央部はロシアに任せればいい。
中南米はアメリカ、アフリカはヨーロッパ。
問題は中東だが、これはエジプトとイランの分割支配がいいのではないか。
おれが中国には中共の独裁政権が必要だと思うのは、中国をばらしたら、チチェンや、
ブスニア・ヘルツェゴビナどころではない騒ぎになると思うから。
中国は、中華帝国として、多民族、多文化を支配するのが一番安定する。
、
>>660 >「国境問題」について、原理的な分析で、重要な問題を含んでいますね。
おれもそう思ってる。抽象的なはなしでわかりづらいだろうけど問題の構造は同じなんじゃ
ないかと。EUへのイスラム圏からの移民問題や資源ナショナリスムなどもこの観点から
説明できるし、歴史観問題(侵略⇔解放・文明化)、同盟国の選択、内部環境を「帰属意
識」に置き換えると国家内の民族問題、内戦などにも拡張して適用できるのではないか。
>これを第一次大戦後、「民族国家」の原則で、民族=国家=国民国家にしようとした。
これがそもそもの「まちがい」。
おれはこの時代は高校の世界史レベルの知識しかないが、結局その時代に帝国的体制が
適応できなかったと解釈できるのでは?それに現在の「国際問題」が「国内問題」にすり替
わるだけだよ。不安定な統合の維持に意味があったのか、どうか・・・
>おれは、21世紀の安定した国際環境のために、「帝国」の復活が必要だと思います。
ここはもうちょっと詳しく理由を知りたいな。忙しいなら後々でもかまわないよ。
>おれが中国には中共の独裁政権が必要だと思うのは・・・・
おれも中国の混乱は望まない。それより日本の「人材の供給基地」になって欲しいと
思ってるw
かつての大東亜共栄圏を日本の地に実現しようではないか! ( ´H`)y-~~
662 :
陽之介:2006/12/31(日) 02:09:48 ID:DqOmAlns0
いよいよ年の瀬ですね。
今日もちょっと出て、まあ、仕事はおしまい。
さて、今年は、この板でいろいろ有意義なご意見を拝聴し、
とても参考になりました。
論争とうのは、意外なところからの「異見」がおもしろい。
>>661 三頭さん
さて、三頭さんの「国家論」の今後も楽しみですが、
「帝国」について。
将来は後にしますが、おれは結構本気で、安定した21世紀の国際政治に
「帝国」の復活が一番いいのではないか、と思っています。
まず、「帝国」は、複数の民族、文化を、それぞれの自治を許しつつ、
一つの政治的統合を行うのに、もっとも適した形態だとおもうから。
「帝国は絶対権力で諸民族を圧政下においた」といった左翼的なバイアスのかかった、
「常識」が未だに根強いですが、これは、誤解の面が多い。
例えば、一次大戦で崩壊したオスマン帝国は、基本はイスラム教ですが、
帝国内には、キリスト教、ユダヤ教を始め、さまざまな宗教集団が共存。
これを無理に民族国家にしたとたん、パレスチナをはじめ、紛争が多発しています。
今の中東地域は、オスマン帝国支配かの方が、ずっと安定していました。
これは、ロシア帝国、中華帝国も同じ。
といったような感じです。
ではよいお年を。
663 :
陽之介:2007/01/10(水) 17:25:48 ID:OJAa1sPG0
年末年始、観光で四川、上海、ベトナムを回ってきました。
上海の発展は言うまでもありませんが、
ホーチミンもそれに負けず劣らず、開発ブームが続いています。
これまではフランス風の落ち着いた町並みに、
高層ビルが何本もたち、いかにも東南アジアの新興国らしくなっています。
664 :
日子 ◆RAnYU0NjaM :2007/01/12(金) 21:16:17 ID:+iXXPnP00
33 :名無しさん@七周年 :2007/01/12(金) 23:26:49 ID:HnjuzUab0
「2ちゃんねる」にアクセス出来なくなる(いわゆる閉鎖状態)ためには、
ドメイン情報上のDNSサーバー情報を書き換えるか、ドメイン登録そのものを
抹消するしかありません。例え競売で競り落とされたとしても、登録内容を
変更できる立場にならないと、2ch.net にアクセスできない状態にはできません。
WHOIS Search での 2ch.net のドメイン情報
Registrant:(ドメインの所有者)
Monsters Inc
Administrative Contact:(ドメイン管理者)
Nishimura, Hiroyuki
[email protected] Registration Service Provider:(ドメイン登録業者)
N.T.Technology inc.,
[email protected] まず、このドメインの所有者が、ひろゆき個人ではなく Monster Inc という会社。
ひろゆき個人に対する差し押さえ命令で、会社の資産を押さえられるかどうかは疑問。
仮に差し押さえできるとして、今まで裁判所命令を無視してきたひろゆきが、簡単に
応じるとは考えにくい。
更に、このドメインの登録を請け負っているのが、N.T.Technology inc という海外の会社。
ドメイン登録を変更するには、通常ではIDとパスワードが必要。ドメインの所有権を
移動するには、所有者からこのIDとパスワードを入手するか、ドメイン登録を請け負った
N.T.Technology inc に直接掛け合うしかない。
しかし、ひろゆきが簡単にID・パスワードを渡すとは思えない上に、所有者抜きで海外の
会社である N.T.Technology inc が所有者変更に応じるかどうかは、かなり疑問。
結論:今回の件で、2ちゃんねるが閉鎖する可能性は、殆どありません。
>>663陽之介くん
>>664日子さん
遅ればせながら、明けオメです^^
と、まったり今年も始まると思ったら2ちゃんがトンデモナイ騒ぎですね。
万がいち2ちゃんが止まったら・・・・
国際情勢@3ch掲示板 3ちゃんねる>BBS>国際情勢板
http://www.3ch.jp/bbs/ ・・・・このへんに避難所を設置しようかと考えますが、いかがでしょうか。
>年末年始、観光で四川、上海、ベトナムを回ってきました。
おっ、ぜひ土産話を聞かせて欲しいなあ。わざわざ四川まで足を伸ばしたのは
そちらに友達でもいたんですか?ベトナムの情況にも興味があります。
667 :
陽之介:2007/01/15(月) 11:50:01 ID:vTGs9hB70
>>666 三頭さん(オーメンですな)
2chの騒ぎは、全然知りませんでした。
海外のインターネットカフェやホテルでは、
日本語表示にするのが面倒で、全く見ていませんでした。
避難所の件は、了解しました。
四川は、知り合いが成都に支店を出したので、足を伸ばしました。
三国志ファンなので(^_^)、劉備のお墓にも行ってきました。
本場の麻婆豆腐は、辛いというより口が痺れます。
ベトナムは、今中国以上?の経済的活況を呈しています。
中国だけだと不安な企業が、保険、予備のために
ベトナムに工場を造るケースが置く、ODAも多いので
日本人には、大変好意的で気持ちの良い旅でした。
詳細はまた後ほど。
では、本年もよろしく。
>>667 >ベトナムは、今中国以上?の経済的活況を呈しています。
これに関しては次のような記事があります。
【ASEAN構図激変 域内に中印パワー 】
【セブ(フィリピン中部)=藤本欣也】東南アジア諸国連合(ASEAN)の一連の会議が行われ
ているセブで14日、インドと中国がそれぞれASEANと首脳会議を行い、経済関係の拡大、
深化を進めた。先行する中国の“南進政策”に対し、“ルック・イースト政策”により東南アジア
への進出を狙うインド。これまで日中両国の影響力争いが熾烈だった地域に、新たなパワー
が存在感を示し始めた。域内ではベトナムが台頭しており、中印越3国の“綱引き”も熱を帯び
ている。・・・・・
http://www.sankei.co.jp/kokusai/world/070115/wld070115001.htm ☆ベトナムも中国の解放改革をまねて成功してるようだね。これからが楽しみだ。
>三国志ファンなので(^_^)、劉備のお墓にも行ってきました。
墓って残ってるんだ。へえ〜。
陽之介くんは中国史ファンなの?
ちなみにおれは塩野七生の影響でイタリア史ファンでカエサルやマキャベリ、ルネサンスの
芸術家がお気に入りw
2chがいつどうなるか分からないけど、まずは3月15日を目指していきましょうw
・・・・・・ところで、(オーメンですな)ってなに??
<最近気になる原子力関連のニュース>
・・・・・日本の原子力技術が日本のエネルギー安全保障と外交のカードとなる可能性を
予感させる。
☆東芝子会社のWH、原発技術を中国に 米中両政府が覚書
【北京=福島香織】米中両政府は16日、東芝傘下で米原子力大手ウェスチングハウス(WH)
の技術を中国の次世代原発に導入するとの覚書を交わした。
同日、北京で開かれた日米中印韓5カ国によるエネルギー担当閣僚会議に出席したボドマン
米エネルギー長官と馬凱・国家発展改革委主任が署名した。中国で計4基の原子炉を建設する。
WHは東芝が買収して子会社化しており、事実上、東芝は中国の原発市場に大きな足がかりを
得ることになる。
一方、5カ国エネルギー担当閣僚会議は同日、エネルギー価格の適正化や協力促進などを
盛り込んだ共同声明を採択、閉幕した。
5カ国は、世界のエネルギー消費の半分を占める。会議ではエネルギー安保と戦略備蓄、省エネ
や代替エネルギーの推進、投資環境整備、国際協力などのテーマを議論。日米は急激に石油消費
を伸ばす中印に対し、市場原理に基づく価格設定が省エネや代替エネルギー投資などの促進につ
ながると訴え、共同声明に盛り込まれた。
(2006/12/17 02:30)
http://www.sankei.co.jp/keizai/sangyo/061217/sng061217000.htm ☆三菱重工、仏原発大手と提携へ…東芝、日立に対抗
三菱重工業が、フランス最大の原子力関連企業アレバと原子力発電プラント事業で提携することで
最終調整していることが15日、明らかになった。世界で主流の加圧水型原子炉(PWR)で新型炉を
共同開発するほか、プラントの共同受注、技術協力などを通じて強力な企業連合を形成するのが
狙いだ。・・・・三菱重工業は7月、米国市場での単独受注を目指し、原発事業専門の米国法人を設立。
さらに各国での受注実績のあるアレバと手を結ぶことで、GE・日立連合、東芝・WH連合に対抗する
狙いがあると見られる。
(2006年10月16日 読売新聞)
http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_06101607.cfm
<<三頭パラダイムを前提とする「安定」と「変化」の観点からの安全保障>>
「安全(安定)」とは変化が主体の適応能力の「許容範囲内」にある状態。よって国家にとっての
安全保障とは外部環境の変化凅が国家の適応能力凉を越えない状態を維持すること、とい
える。適応能力は次の4つに分解できる。
適応能力・・・・・ @ 予測能力
A 予防能力
B 対応能力
C 復興能力
@ 予測能力は外部環境の変化を正確に予測することで望ましくない変化を予防するための
「時間」的猶予を創り出す。
A 予防能力は望ましくない変化に対処するための準備。潜在的脅威へ対抗するための多様
な選択肢をもった備え(体制、内部資源)。例えば、同盟による勢力均衡を図る。相手国と
の信頼関係の構築。戦争の準備。
B 対応能力は望ましくない変化が顕在化した場合の行動。予防能力の発動。
C 復興能力とは望ましくない変化の結果、引き起こされた損害を原状回復する能力。
例えば、 戦後復興。
外部環境の望ましくない変化を中国の軍事的脅威の増大とすると適応の主体たる日本は中国
の意思と能力を正確に予測し、将来の事態のために準備することを求められる。ここで私が重
要と考えるのが「復興能力」だ。
ちょっと思考実験になるが日本が中国から核攻撃を受けたとする。しかし、もしその被害が1日
で元にもどったら核攻撃は脅威とはいえなくなる。実際には失われた人命は決して元に戻らない
し、受ける被害は甚大で復興には莫大な「コスト」と「時間」が必要となる。それゆえ核攻撃は最大
の脅威といえる。逆にいうと復興能力が高い場合、脅威の度合いを小さくできることを意味する。
それゆえ現在の東京一極集中の日本は脅威に対して極めて弱い体制であるといえる。
核兵器は「短時間」で「とてつもない変化」をもたらすことができる。そしてその復興には莫大な
「コスト」と「時間」が必要だ。核攻撃を受けた、時の政権は当然国民からの支持を失う。よってそ
の脅威に敏感にならざるをえない。この点が「核兵器の本質」ではないだろうか。
予防能力を高めるために「柔軟性の高い体制」と「行動の自由の確保」が欠かせない。そのため
にも憲法の改正は必要だ。集団的安全保障体制の構築と行動の選択肢をより多く確保することが
できるからだ。
予防能力の発動である対応能力はより短時間に意思決定し行動することといえる。刻一刻と変化
する状況に的確に対応(適応スピード)していけなければ優れた予測能力や予防能力を生かすこと
ができない。
「望ましくない外部環境の変化」は戦争という事態以外にも、大地震、金融危機、世界恐慌、SARS
などの疫病の発生、エネルギー資源の不足など様々考えられる。
また、国家の適応を考える場合の重要な問題に「コスト」がある。国家の適応能力凉はコストをか
ければ高めることができるが無限にコストを増やすことに国民からの支持は当然えられない。国家
は安全保障であっても「効率的に」行なわなければならないのだ。それができない政権は安全保障
に失敗した場合と同じく無能であり国民の支持を失う。その効率の面からも集団安全保障は有効
的なのだろう。
671 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/16(火) 08:53:37 ID:x42BkbtrO
盟主になれる国が居ないのでは?
672 :
陽之介:2007/01/16(火) 10:28:18 ID:Q/AsQf8L0
○ 中国の軍事力への対抗策
>>670の「適応能力」についての分析は、体系的なもので一般性が高いと思います。
論の一部ですが、感じたところなど。
→ 安全保障の起訴はインテリジェンスである。
敵・味方、自分自身など、現状の正確な認識が、全ての前提。
これは偵察衛星といったハードも必要だが、それ以上に公刊情報の分析だけでも成果は大きい。
要するに、偏見を排し、冷静な視点で膨大なデータから価値ある情報を引き出す分析力が重要。
→核の抑止力
核兵器は、広島長崎以降、冷戦時が終わって後も、「抑止力」が最大の原理。
これは、通常兵器のように、段階的、逐次的投入がむずかしく、
でかい破壊力を、使うか使わないかの二項選択になるという性格からきている。
おれは、「日中同盟」のためには、日本の核武装が必要だと思う。
アメリカの核の傘から中国のそれに移るのではなく、独自のパートナーシップのために、
日本独自の抑止力を持つ必要がある。
673 :
陽之介:2007/01/16(火) 10:29:11 ID:Q/AsQf8L0
>>668-670 三頭さん
○ ベトナム
ベトナムは、日本の今後の東アジア外交で、重要なファクターになると思います。
おれは、日中同盟を提案していますが、もちろん、中国べったりではナック、
「緊張感を持った国益本意の関係」が前提。
これは、現在の日米同盟についても同様で、以前多くの反論をいただいた、
「陽之介=中国マンセー、中国べったり」
論者の方々のかなりの部分は、「日中同盟」を
ご本人の「日米べったり同盟」観と同じと考えているための誤解したのでしょう。
つまり、日米と同様に、「日中同盟」においても、日本の独自の地位を保つため、
ベトナムカードは、日本にとって欠かせないものだと確信しています。
ご教示の記事などでもベトナムの伸張はあきらかで、
しかも、歴史的に反中、現在は親日傾向が強く、かつ、軍事的にも一定の力を持っています。
中国と同盟を結びつつ、下腹を牽制するために、ベトナムとの友好は重要です。
ベトナムは、ホンガイ炭田という優良な炭田をもつほか、膨大な海底油田があるらしい。
この開発を巡って、南シナ海で中国と対立していて、日本のつけ込む余地があります。
○ 歴史
まあ、中国史ファンというほどじゃないけど、好きは好きですな。
以前、南京郊外の孫権の墓(陵か?)にもいったことがあるので、
その感覚で劉備のをみて驚きました。
つまり、そのみすぼらしさ、小ささに。
おそらく、孫権の10分の1位じゃないか。
三国志とはいっても、三国鼎立とはほど遠い現状を実感。
おれも塩野七生ファンです。
先だって最終巻がでた「ローマ人の歴史」を今読んでいるところ。
○ オーメン
(^^;;) オーメンというのは、ホラー映画で「666の日に生まれた子が....」とかいう話。
ちょうど三頭さんのレス#が666だったので思いついた、つまらん蛇足です。
674 :
陽之介:2007/01/16(火) 13:06:26 ID:Q/AsQf8L0
>>671さん
まあそうですね。
アメリカ一極支配から、多極化に移行しているので、
なかなか、突出したリーダーは現れにくくなっていますね。
>>672-673 >敵・味方、自分自身など、現状の正確な認識が、全ての前提。・・・・
敵・味方、自分自身・・・・う〜ん、「敵」とは何か、「味方」とは何か、国際政治という抽象度の高い議論の場では意外と定義が難しいなあ。。。なにか問題が発生した時、話し合いで解決できる相手は少なくとも敵とは呼べない気がする。たとえ潜在的敵国と認定していても。
敵・味方のカテゴリー分けも難しいね。ブッシュのように相手を100回敵国呼ばわりして本当の敵にしていまうようなのもいるし。(なんとなくそう思う)
>先だって最終巻がでた「ローマ人の歴史」を今読んでいるところ。
おれはカエサル以降はまだ読んでない。いずれは読破したいが・・・
>ちょうど三頭さんのレス#が666だったので思いついた・・・
気が付かなんだ。。。orz
>>673 中国との絡みで・・・
<日本にとってのベトナムの意義>
@ 中国に隣接している。
→中国の意思決定にベトナムの動向が大きな影響を与える。
A 近代化の過程で中国とほぼ同じ段階にある。
→日本企業の活動の場としては中国、インドとともに代替関係にある。生産基地、市場として投資のリスクを分散させることができる。その点ではベトナムの近代化は日本の国益にかなう。
B ASEANの中でも今後有力な国家となる可能性がある。
→ベトナムの経済成長が域内の経済成長の原動力となる可能性がある。結果、中国の影響力が相対的に低下する。
☆ベトナムの台頭は日本にとって有利なことだね。
***参考***
【ベトナム】 南北高速鉄道計画、ハノイ−ホーチミン間を10時間以下で〜日本から関係者が視察へ [01/13]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1168871720/l50 <インドのルック・イースト政策>
これは盲点だったが中国の影響力が相対的に低下することは日本も歓迎できる。とにかく中国のASEANを囲い込もうとする意図を低コストで抑止できることは良い事だ。
しかし、いつも思うんだが中国はなぜあんなに軍備拡張に懸命なんだろうか?自国の経済成長に専念したほうがずっとよいとおもうんだが・・・やはり人民解放軍を中共のコントロール下に置き続けるためか?そうだとしたら、とてつもなく非効率的なことだ。
>>672-673に関連して駄文をすこし・・・
外交政策板の住人になってから常々思うことなんだけどみんな自分で勉強して自分の意見を
情熱をもってカキコしてるわけだよね。でも意見の一致や収斂をみることは極めて少ない。こ
れは各人が「異なる大前提」から理論を構築しているからだと思うんだ。だから、他の人の意
見を、それは偏見だ、合理的でない、属国根性まるだし、とかの発言が飛び交うんだろう。
このスレでもそいう時期があったね。おれは人それぞれ「異なる大前提」をもって自分の意見
を組み立てていることは当然で正常なことと思ってる。でも、もう少し自分や他の人が「どうい
う大前提をもっているのか」、ということを自覚し理解しようと努力することが必要だとおもう。
ここでいう大前提とはおれがいうところの「 世 界 観 」なんだけれどね。自分と異なる世界
観があることを理解することは国家とか安全保障、外交などの「高度に抽象的な事象」を扱う
時にはとても重要、かつ有益なことだ。おれ自身も自分の「世界観」を絶対のものと考えない
ようにしている。それは事象をもっとうまく説明することができ、将来の予測に資する「世界観」
があるのではないかと常に追い求めているからなんだけど。
全ての認識はその大前提となる「世界観」に左右されるという事実にもっと敏感になってこそ、
この板に出入りする目的、すなわち【日本はこれからどうすればいいのか?】という疑問に答
えを出すことができるのではないだろうか。
まとめると・・・・
「大前提」とは価値観・世界観・歴史観の違いにより生じる物(事象)の見方の原点だ。大前
提が違うと事実に対する、意味付け、関係付け、重要度のランクづけが当然に異なってくる。
また、100の事実から自分の大前提に適合した事実だけを意味のある事実と認定し、それ
以外は重要な事実ではないと無意識のうちに無視してしまいがち。また、自分の大前提と
他人の大前提の違いを意識できない人は他人の主張を短絡的に非論理的だ、判ってない、
程度が低い、と言うことが多い。自分の大前提と異なる主張を理解することはとても大きな努
力を必要とする。だがその努力から得るものは大きいとおれは考えてる。
♪ ∧_∧
( ´∀` ))) ・・・・しかし、最近カキコが少ないのが寂しい。。。
(( ( つ ヽ、 ♪ ♪
〉 と/ ))) ♪ ☆☆☆ 景気づけ、景気づけ ☆☆☆
(__/^(_)
678 :
陽之介:2007/01/17(水) 10:14:36 ID:kaN0xdOV0
○ 世界観と日本の将来
これは、重要な問題ですね。
事実は事実としてあるが、それを解釈する人の価値観(=広い意味で世界観)に、
当然左右されるし、人によっては、同じ事実が、別の意味を持つこともある。
手嶋龍一と佐藤優の「インテイジェンス」を読んでいて、
公刊データでも、それをプロが解釈すれば、重要な秘密に迫れるという示唆があり、
とても印象的だった。
おれ自身の自戒として、一定の判断をするときは、
自分自身がどのような価値観や、前提に基づいているか、自覚するようにしている。
例えば、中国に行って、道ばたに痰を吐いたり、ゴミを床に捨てる中国人を見て
「なんて遅れた奴らだ、ばっちい田舎ものめ」
と思うとき(良くある(^_^))など、「おれの前提」はなにか?と考える。
おれは近代化した日本との比較で「遅れた」中国をバカにする。
では、「進んだ」日本とは何か。
おそらく、より欧米化(=近代化)した日本ではないか。
つまり、おれは自分を欧米人に並んだ日本の視点から中国人をバカにしている。
はたして、こういう世界観は正しいのだろうか、と思うことがあるな。
679 :
陽之介:2007/01/17(水) 10:15:36 ID:kaN0xdOV0
>>675ー677 三頭さん
○ 敵味方
敵味方の判断は、確かに難しい。
おれの前提では、全て「敵」と考えておくというもの。
安易に特定の国(例え米国でも)を味方と信じ、依存するのは良くないですね。
680 :
陽之介:2007/01/17(水) 10:16:39 ID:kaN0xdOV0
○ ベトナムと台湾
ベトナムについては、ご指摘の通り。
国の規模は人口が日本の半分くらい。
GDPが471億ドル 60位 一人あたり2500ドル、38位
中国は同1兆8000億ドル 6位 一人あたり900ドル
(PPPだと世界2位と一人あたり5700ドル)
なので、象と狼くらいですが、中国ほど格差はなく、
小さいだけに分裂要因も少なく、遠からず東アジアの中堅国家になるでしょう。
おれの持論(^_^)では、台湾は遠からず中国の政治的支配に入るので、
「日中同盟」時のカウンターバランスに、最も有力なのが、
ベトナムです。
○ 中国の軍拡
ひとつは、今までの人民解放軍が、あまりに前近代的、老朽化しているため、
装備の更新だけでも、かなりの軍拡にみえること。
もちろん、最大の脅威はロシアなので、長大な国境守護のために
膨大な兵力が必要。
(ロシア製兵器を買うことと、潜在的脅威に備えることは別問題)
さらに、大国として戦略核を揃えなくてはならない。
また、シーレーン防備のために、従来の沿岸艦隊を、外洋艦隊にするために、
現在、必死で努力している。
実質二人しか居ないようなスレだからsageでやったらどうかね
無駄に長くて読む気しないし
>>678 >これは、重要な問題ですね。
うん。みんな軽視しがちだけどね。とくに2chのような知識の背景に共通点がない集団では深刻な問題だ。
その違いが無意識に情報の集め方やソースの選択、参考とする書籍の選択にまで影響を与えるからね。
だからその人の世界観を理解しようとするときどういう書籍を読んでいるかがひとつの手がかりになると
思うんだ。
また、同じ日本人の間でもこれほどの世界観のギャップがあるのに中国人、韓国人、米国人と所属する
国家が違えばそこには想像を絶するギャップがあるのだろう。そのギャップが相手国の意図を読み間違
える原因のひとつになると推測する。そこには客観的な分析や合理的判断を無効化してしまう闇が広が
っていると言えるかも。
それから
>>681さんも「無駄に長くて読む気しない」といっているように自分と異なる他人の世界観からの
意見は理解しづらいものなんだよね、やっぱり。抽象的議論だと特に。おれは同じ本を何度も読み返す
癖があるんだけど1年前に読んだときと今では違う内容に感じることがよくある。それはおれの世界観
も少しづつ変化している証拠だと思うんだ。前に読んだときは印象に残らなかった文が読み返してみる
と興味深く思えて、なぜあの時は気づかなかったんだろうという経験からね。
ちなみにおれが本を読むときは赤、青、黒のボールペンとピンク、黄のマーカーで空欄にメモしまくりの
線を引きまくり、ドッグイヤーつけまくりってカンジwだから次に読んだ時に自分の観点の違いに気づく
んだ。
この個人の世界観の変化も当然で正常なことだと思うし、その変化を自覚することが有益だとおもう。
このことが「三頭パラダイム」を整理する必要を感じた理由のひとつなんだよね、おれ自身の世界観
のまとめとして。
683 :
陽之介:2007/01/18(木) 10:15:45 ID:gZ+3mtDI0
>>681>>682 2chもそうだが、「議論」「意見の対立」というとき、
多くの場合は、考えの前提が違っていたり、言葉の定義が異なることが多い。
今話題の不二屋を例に取ると、今後不二屋の経営がどうなるかに関心がある人と、
不二屋に感情的な反感がある人では、考えの前提がちがう。
経営問題なら、売上げの増減とか、今後の制裁システムの改善の話になるが、
ああいう会社は嫌い、と言う人は、あのケーキがまずいとか、社長の顔が嫌だ、
と言う方向になる。
三頭さんが指摘するように、異文化だともっとたいへんだ。
2chの「中国」で検索すると、中国人女性との結婚の板があり、
中国嫁は、実家へ仕送りして、困ってしまう、と言う話が良く載っている。
これは、逆の立場から言うと、中国人の家族観だと、
年老いた祖父母の世話はするべき、困っている従兄弟の面倒を見るのは当然で、
日本人のように、大学を出してもらったのに、親に送金しないのは、
とんでもない親不孝にみえる。
こういう文化ギャップが積み重なって社会や政治ができてくるわけで、
その間で生じる外交問題の処理は、当然すごくたいへん。
おれは、もちろん下っ端会社員で外交政策など何にも関わりがないが、
社会の一端に連なるものとして、市民の立場で国と国の関係を
考えていければと思っている。
まあ、2chは、意見の相違が極端化しやすいので、
かえって異文化ギャップ克服のトレーニングにはいいのでは?(^_^)?
684 :
It's a:2007/01/19(金) 00:08:12 ID:lGqEGrif0
このスレは注目していなかったが、面白いですな。とても参考になる。
中国への警戒と親密化とは、日米同盟への信頼および同盟の限界の認識という観点は似ていると思う。
如何に親密な国であれ疑い、仮想敵国でも友邦を模索することは、
安全保障が主観に傾斜することを防ぎ、同時にその選択肢を広げてくれる。
なかなか理解されないのは、こうした安全保障観が分かりにくい点にある。
左派や親米保守は、如何に情勢が変化しようとも、スタンスは一つしかないので、分かりやすい。
すなわち『特亜3国に自虐外交をするか』、『アメに盲従するか』しかなく精神的に楽なのだ。
逆に、『特亜3国に自虐外交をせず』、『アメに盲従しない』こうした外交、安全保障観は
単なる従属ではないから、臨機応変性が要求されるから、精神的に苦労が必要となる。
政府、外務省、防衛省には精神的に大きな苦労をしてもらわないといけない。
美しい国日本
Aさん:ホワイトカラー・エグゼンプションが導入されても関係ないな、定時帰りが基本だし。まさに働く女性様の天国。
そしてそのツケは真面目に働く男たちへ。
Bさん:だから男が家庭に入るから女が働いてサービス残業してくれよ。もう疲れたよ
男女平等なのになんで女が定時に帰って男がサビ残なんだよ。どう見てもおかしいだろ
同じ給料で仕事量の割り振り間違ってるぞ
Cさん:国家公務員だが、性別で仕事に対する偏見をもったことはない
ただ、女性は義務や責任よりも自身の権利を主張するんだよな
さすがに2週間に一度の生理休暇はないだろ
Dさん:家事専業にしても外で仕事するにしても、本当に男女平等の意識を持っているなら問題はない。
実際はそうじゃなく、しわ寄せを男に及ぼそうとする女が多い。
男の方はとかく問題になりやすいが、女が問題がないという発想自体が問題。
女性活動家で男女平等の奴がいないのなんか、一つの現われだと思うが。
Eさん:ウチの女管理職に酷いのがいる。中途採用者を徹底的にいじめる。
勤務初日に何の説明もなしでいきなり
「○○やってきて」と社内でしか通用しない言葉で命令。新人が聞き返すと
「あなたは何を言っているの? わが社はあなたを経験者・即戦力として雇ったのよ
そんな事が分からないなら条件が違いますよね? もう来なくていいです。」と言って辞めさせる。
ウチの女管理職はみんなこんな事をする。
役所から何度も怒られて、裁判になったこともあるのにクソ女どもは何の処分も受けていない。
Fさん:化粧品会社でそんな場所がある。
が、営業 だ け は、何故か男性社員が居るというおかしな点。その理由は
「営業の女性社員は直ぐに挫折し、辞めて行く為。」アフォくさ・・・男女平等とか言ってる割に
面倒くさい仕事や汚い、キツイ仕事は相変わらずやらんしな。
686 :
陽之介:2007/01/19(金) 10:38:01 ID:uw6W1asQ0
>>684 :It's a:さん
この板に書き込みをしている一人として、注目していただいてありがとう。
さて、ご指摘の「左派や親米保守」の思考のパラダイムが似ていることは、
その通りだと思いますね。
おれの言い方だと、左翼、右翼、親米、反米を問わず、
「米英戦後体制史観」という同じゲームルールを前提としていたのでは?
スレタイの「日中同盟」までは、まあ、反論としては理解されますが、
「反アングロ・サクソン」は、そもそもネタにすらなりません(^_^)
おれの意図とすると、そうした「戦後史観」を反省し、
新しい政界認識や、外交の構図を考えていきたい、というものです。
これまでの選択式に比べると、自由論述みたいで、「政府の苦労」はもちろん、
おれのような素人には、暗中模索ですが、よければ、
いろいろご教示ください。
687 :
陽之介:2007/01/19(金) 10:51:20 ID:uw6W1asQ0
>>685さん
コピペのネタだと思うけど、ちょっとおもしろいと思ったので。
現在の日本の社会人男性がもつ、「女性の権利主張」への反感として
だいたいのタイプが出ていると思う。
おれの感じでは、この手の社会現象は、以下の反応を導くのではないか。
(1) より女性の職場が狭まり、男女格差が拡大する
男女機会均等法で、女性を男性と同じ土俵に立たせようとしたが、
企業側は結果的に幹部=男性正社員、ワーカー=派遣、パート(男女)、
女性側は大多数の専業志向、責任の少ないパート志向と、少数のキャリア志向
という結果になった。
これは継続し、より拡大するのではないか。
(2) 外人労働者の流入で女性はより従属的になる
今研修生で来ている外人労働者は、縫製など以前は女性がやっていた単純労働をしている。
今後、人手不足の看護士、高齢者介護などに外人(特に女性)が多量に入ってくる。
結果として、外人女性労働者に、日本人女性労働者は職を奪われている。
そのため、少数の専門職以外の日本女性の立場は、より従属雨滴になるのではないか。
>>684 It's a さん、こんにちはです ( ´∀`)
現在、このスレはひとつの結論を導き出すためのスレというよりも、異なる観点からの
意見交換をするスレになっていますw。でも、【日本はこれからどうすればいいのか?】
という問いから始まる各自の主張がスレタイにある「日中同盟」支持や現状の「日米同
盟」支持に分かれるのは興味深いものがあります。
おれは、「日米同盟を優先させる」スタンスで、どちらかというと「現状肯定派」です。
それは、日本は今の国際体制下で成功を収めている、よって現状維持が日本の国益
に資する、との考えからです。しかし、今後、意見が変わっていくかもしれません。とい
うのも、中国にばかり注目してまだ米国やロシアなど他の国際政治の主体についての
考察が十分できていないと自覚しているからです。
なにはともあれ、気楽に「意見」や「批判」をいただければうれしいです。
<EUの対中国、武器禁輸解除問題について>
「中国、安倍首相を批判 EUの対中武器禁輸で」
中国外務省の劉建超報道局長は11日の定例記者会見で、安倍晋三首相が9日の日英首脳
会談で、欧州連合(EU)が検討している対中武器禁輸解除に反対する考えを表明した
ことについて「関係国はEUの武器禁輸解除を邪魔するような行為をやめるべきだ」
と批判した。
劉報道局長は、安倍首相が禁輸解除について「東アジアの安全保障環境に影響を及ぼす」
と指摘したことに関し「道理もなければ、説得力もない」と反論。「中日双方は両国関係の
継続発展へ努力すべきで、その反対に向かうべきではない」と牽制(けんせい)した。
またEUに対しては「中国への政治的差別をやめ、歴史の潮流に従い早急に禁輸解除を
決断するよう要求する」と呼びかけた。
引用元:産経新聞
http://www.sankei.co.jp/ (2007/01/11 20:15)
http://www.sankei.co.jp/kokusai/china/070111/chn070111000.htm --------------------------------------------------------------
上記の日本政府の国際的活動に対する周辺各国の反応を推測すると・・・・
★ 台湾 ★
→中国のあらゆる「兵器の近代化の動き」に反対。
・・・・よって日本政府を支持。
★ ロシア ★
→ロシア製の兵器市場である中国にEUという競争相手が参入することに反対。
→中国がロシア製兵器に依存する現状は中国政府の意思決定にロシア政府が影響を与えることに有利。
・・・・よって日本政府を 暗 黙 の う ち に支持。
☆逆に中国にとって「ロシア製兵器に依存する状態」は望ましくない。できればEUからの兵器導入を実現し
ロシアへの依存度を低下させたいと考えているだろう。陽之介くんのスレ
>>860にもあるように中露関係が
今後も安定し続ける保障はない。その上、エネルギーの供給先としてもますますロシアへの依存度を高
める事態に中共が危機感をおぼえるようになるのは時間の問題だろう。大国としてのプライドから自国の
意思決定に他国が影響与えることを極度に嫌う中共の体質は今後も変化しないだろうとおれは考える。
★ ベトナム・フィリピン・インドなど中国との間に領土・領海問題を抱えている国 ★
→中国からの政治的軍事的圧力が高まっているので、その動きが抑制されることを歓迎。
・・・・よって日本政府を支持。
★ 米国 ★
→中国がEUの最先端の兵器とそのノウハウを持つことは米国の防衛の負担増を意味する。
→中国とEUの関係が兵器の導入を通して政治的、経済的に緊密化することに反対。
・・・・よって日本政府を支持。
★ その他の国には影響がないと考える ★
【 結論 】
今回の日本政府の行動は周辺各国に歓迎されている。反対するのは中国のみだろう。
よって、この件で北東アジアにおける日本の政治的影響力は高まったと言えるのではないだろうか。
また、日本とEU(NATO)との関係強化という動きも日本の安全保障体制の強化に大きく貢献
するだろう。日本の安全保障を支える柱を今までの一本(日米同盟)から「EU(NATO)との関係強化」
と「日本独自の防衛力の整備」を加え 『三本体制』 にもって行ければよいのだが。。。
【関連】安倍首相:NATO連携強化を表明
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070113k0000m010077000c.html
691 :
日子 ◆RAnYU0NjaM :2007/01/21(日) 13:58:56 ID:eDqhCqCv0
てすと
2ちゃんねる落ちましたね
♪ ∧_∧ ♪元気に出そう、いい音だそう
( ´∀` )))
(( ( つ ヽ、
〉 と/ )))
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♪ドレミファぷぷぷ♪ わぁ
♪大きくたって、小さくたぁって、どうせ同じおならだもん♪
∧,_∧ ♪ 手は腰に!さぁいくぞ!ヘイ!ヘイ!ブー 出たぁ!
(( ( )
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(( ( 米 〈
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>>691 サーバの不具合だったんですかね?
,.:::.⌒⌒:::::ヽ
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(( (::::::::::::::人:::::::::ノ 大事にいたらずによかった・・・・
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(( ( つ ヽ、
. 〉 とノ i ))
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