【ジョジョ】ゼロの奇妙な使い魔【召喚】

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1マロン名無しさん
2マロン名無しさん:2007/05/29(火) 19:46:12 ID:???
にゃおーん
3マロン名無しさん:2007/05/29(火) 20:38:23 ID:???
恋のHISTORYYYYYYYY!!
4マロン名無しさん:2007/05/29(火) 21:55:22 ID:???
. /.す 良 こ \    /
/ る ス れ   |   /  う ク
    レ は   |  .|   | ン
    の .い    |  |   む
    香 .い    |  \  __/
    り ス    ト、  レ
    が .レ   / ヽ-、/ ̄ ̄\
\    だ ./| ヽ  |  ク   |
  \__  _人丶  <   ン  |
.、`丶 "7ノ、, .、丶、|\ |     .|
. |"'''    ,,''|| | j/.\\___,/
. | / ̄ ̄  || .| レォiナ,.| | || 入.〉
 |/  、,,-< | .j \" レリノリ//
、\ ン<ツ/ ノノ   ./、/レイ/
、丶'| 〜 ̄  /  ーー'._ニヘ, |
ヽ\\ ,___,,,,  ._./,:-';>ゝ、
ノ / ー、| ∴  | (_,,ソ'" _,,/ .、
く'    | .  | ′_,,-''"   >
T 丶  | ∵  |      /、
=='' )\ |___|    /人 \
ー<  ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;: : /7 |ー-、
/〉ヽf`丶、/|___,,:-'";;'' /;;;;;;;/、
/  .| ー./ |  _ヽ_,,,,〉/ |;;;;/_
,,,-ー'""  "''丶、/   |〈 .|;;;;|^.<
          |  ;;;;;;|.//;人,,
 だ す 貼 過 |  ''' 〉/;;/lllll|,-
  : ご  っ ..去  ト-''"/ r-,'''''''
  : .く .て .ロ  j  | {. |-、
  : い る グ .|  γヽ〉-, 、`
   い の も  |-'" /.|l  j 、
   >>1 か   /  y ./l丶.| 'l,
      ?   /   |/ノ  .|  |
5マロン名無しさん:2007/05/29(火) 22:02:22 ID:???
●ジョジョの奇妙なAA集
ttp://jojoaa.web.fc2.com/
ttp://mbspro4.uic.to/user/192427.html
●ジョジョスレUPローダ
ttp://vblave.hp.infoseek.co.jp/
6使い魔は静かに暮らしたい:2007/05/29(火) 22:13:22 ID:???
見つめてくるルイズを無視しゴーレムを見る。ゴーレムはこちらに移動してくる。
もう一度ルイズを見る。腹を押さえ込み蹲っている。痛みで暫らくは動けないだろう。これでいい。
ゴーレムはルイズに止めを刺すはずだ。つまりその分私はより遠くへ逃げることが出来る。
よかったなルイズ、無駄死にじゃないぞ。私の自由を約束させる死だ。そしてゴーレムから逃げるように走り出す。
少しゴーレムの足が速いのでデルフリンガーを抜き放つ。体が軽くなり早く移動できる。
「おい、相棒。お穣ちゃん見捨てるのか?」
デルフリンガーが話しかけてくるが無視する。
後ろを見る。そろそろルイズが殺されるはずだ。ゴーレムがルイズの場所に着く。ルイズは蹲っている。よし!やれ!
しかしゴーレムはルイズを無視し私のほうへ向かってくる。
何だと!?どうして私なんだ!?ルイズに止めさせよ!
そう思っていると視界がぶれる。体に衝撃が走る!デルフリンガーが飛んでいく。どうやら転んだらしい。
前見て走ってなかったからな。ってそんなこと考えてる場合じゃない!ゴーレムは私のほうに向かって来ているんだぞ!早く立ち上がって逃げなければ!
急いで立ち上がる。が、突然影が出来る。後ろを振り向く。そこにはゴーレムがいた。既に拳を振り上げている。
やばい!何も考えず目の前に転がる。風圧を感じる。転がった勢いですぐに立ち上がる。私がいた場所にはゴーレムの拳が突き刺さっていた。
ゴーレムが拳を上げると直径1mほどの穴が出来ている。こんなもの食らったら死んでしまう!
移動しようとするが足に痛みが走る。どうやら転んだときに足を痛めたらしい。だが走れないほどではない!
しかし足の痛みを自覚した一瞬が命取りだった。拳はもうそこまで迫ってきているのだ!
死ぬのか、幸福になれずにこんな場所で死んでしまうのか!せっかく生き返ったのに!
「このくそ野郎がぁぁぁあぁぁ!」
意味がないとわかっているが腕でガードしようとする。きっと車とぶつかったらこんな感じだろう。そんな衝撃が体を貫く!
7使い魔は静かに暮らしたい:2007/05/29(火) 22:14:35 ID:???
吹っ飛んで転がる。い、生きている!まだ、生きているぞ!体勢を立て直し立ち上がる。あれ?
何でこんなにも簡単に立ち上がれるんだ?幾らなんでもおかしい。体中痛いが怪我の痛みじゃない!
何故怪我をしてないんだ!腕も骨が折れているどころかかすり傷一つない!
そんなことを思っているうちにゴーレムの攻撃範囲に入ってしまっている。ゴーレムの拳がまた来る!
しかし今度は何故か焦りはない。むしろ体の欠けていた部分が埋まったような感じがする。よくわからないが負ける気がしない。
向かってくる拳を払うように右腕を振る。何故かはわからないがそれが当然であると感じられる。
拳もうすぐそこだ。だが恐怖は驚くほどない。そして……右腕からさらに腕が生えてくる。その腕がゴーレムの腕を打ち払う!
ゴーレムは何ともない。しかし私は払った衝撃で後ろに飛ぶ。それを利用して距離を稼ぐ。
別に腕が出てきたことに驚きはしなかった。出て当然という感覚がある。その腕があることを意識して動かそうとしてみる。
右腕から手の甲に髑髏がついた機械的な腕が出てきた。その掌を握ったり開いたりしてみる。何も違和感を感じない。
初めの一撃もこの腕がガードしたのだろう。
とにかく今はそんなことを確認している場合じゃない。
ゴーレムから距離をとる。この腕があるからといって倒せるわけじゃない。
そんなことを考えているとルイズが近くにいた。腹を押さえているがどうやら動けるようになったらしい。
「なんであんなことしたのよ」
ルイズが聞いてくる。顔は俯いてて表情は伺えない。生きていたのは想定外だったのでどう言い訳するか。
「足手まといだったからだ。ちょろちょろ動かれると迷惑なんだよ。囮になっても逃げやしない」
私に向かってきたことを口実に「自分が囮になって引き付けてました」と言う。
ルイズが驚いたように顔を上げる。信じたかな?ゴーレムがこちらに向かってきている。
「早く逃げろ。ゴーレムが来る」
さも気遣っているような台詞を言う。ん、何か来る!?目の前に何かが着地する。本で見たドラゴンそっくりだ。
タバサがドラゴンに跨っている。
「乗って!」
タバサが叫ぶ。ルイズをもう一つの腕を使い一気に上にのし上げる。さらにタバサが抱えていたロケットランチャーを奪い取る。
これならゴーレムも破壊できるんじゃないか?
8使い魔は静かに暮らしたい:2007/05/29(火) 22:15:27 ID:???
ロケットランチャーを手に取った瞬間使い方を理解する。
もう近くにいたが関係ない。ゴーレムに打ち込む。ゴーレムの上半身が爆発する。土の塊が私たちに振り注ぐ。
ゴーレムの下半身は土へ帰っていった。ルイズたちは口を空けたまま呆けている。
私はそれを見ながら体から土を払う。もうちょっと離れて使うべきだったな。そう思いながらロケットランチャーを投げ捨てる。
キュルケが走りよってくる。私はそれを無視しデルフリンガーを拾いにいく。
「忘れたかと思ったぜ、相棒」
その言葉を無視し鞘にしまう。ルイズたちが私のほうに寄ってくる。
「ヨシカゲ!すごいわ!やっぱりダーリンね!」
キュルケが抱きついてくる。
「フーケはどこ?」
タバサの一言でキュルケとルイズがはっとする。忘れてたのか。
後ろから足音がする。皆が後ろを振り返るとロングビルがロケットランチャーを持って立っていた。
そしてロケットランチャーを私たちに突きつける。
「ご苦労様」
どうやらロングビルがフーケだったようだ。
「動かないで?破壊の杖は、ぴったりあなたたちを狙っているわ。全員、杖を遠くへ投げなさい。」
ルイズたちが杖を投げる。私はデルフリンガーの柄に手を添える。
そして抜き放つとロングビルのところへ駆ける。ロングビルは驚いたようだがスイッチを押す。
しかし何も起こらない。そして私はロングビルの手を切り落とす。ロングビルの悲鳴が響き渡る。……手?
どうして私は手なんて切っているんだ?首を撥ねようと思ったのに?いつの間にかもう一つの腕も出てきている。
手から目が離れない。自分が自分じゃないような感覚だ。切り取った手に手が伸びる。
「ヨシカゲ!」
その声が私を現実に引き戻す。腕は消えている。フーケを踏みつけ黙らせる。なんだったんだ今のは?
手を見るがもう何も感じなかった。
9506:2007/05/29(火) 22:17:37 ID:???
グデグデになっちまった……orz
10マロン名無しさん:2007/05/29(火) 22:18:38 ID:???
覚醒キタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!
11マロン名無しさん:2007/05/29(火) 22:20:07 ID:???
こ、こいつぁヤバいフラグが立っちまったようだぜ……。
この吉良はいったいこれからどういう方向に行っちまうんだ?
ルイズは果たして吉良とどんな結末を迎えるんだ?
面白恐ろしすぎてGJするしかねーな。
12マロン名無しさん:2007/05/29(火) 22:20:22 ID:???
殺人鬼 キラークイーンキター━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!
13マロン名無しさん:2007/05/29(火) 22:20:24 ID:???
手首フェチキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!!!!
14マロン名無しさん:2007/05/29(火) 22:22:43 ID:???
おお!スレが息を吹き返した!

って!手ー!手ー!吉良覚醒www
15マロン名無しさん:2007/05/29(火) 22:40:33 ID:???
そろそろ爪が伸び始めてくるなwww
16マロン名無しさん:2007/05/29(火) 22:41:41 ID:UMdsTg68
吉影wwwwww
17マロン名無しさん:2007/05/29(火) 22:44:31 ID:???
ちょ、もう3スレ目www
早いwwww
18マロン名無しさん:2007/05/29(火) 22:48:25 ID:???
フーケも手首一つだけで済んである意味幸運だったな
19マロン名無しさん:2007/05/29(火) 22:56:24 ID:/AAHBQr1
手首!手首!

それはそうと前スレでは空気がよかったから言わなかったが
踏み台になりそうな作品は気をつけて欲しいんだぜ
一方的にJOJO強ええは流石に萎える
20マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:01:51 ID:???
>>19
正直ギーシュに苦戦しろというのが無理がある
ストーリーも序盤だから楽勝なのも仕方ない
VS7万の軍勢に期待
21マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:02:38 ID:???
1000:マロン名無しさん :2007/05/29(火) 21:57:07 ID:??? [sage]
1000ならモヴェたんが召喚される
22マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:03:33 ID:???
キラークイーンは、すでに破壊の杖に触っている・・・!
23マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:04:45 ID:???
 ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ( ・∀・)<まだまだ序盤だからそんなに心配しなくてもいんじゃない?
 ( 建前 )  \_______________
 | | |
__(__)_)______________
 ( _)_)
 | | |
 ( 本音 )  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ( 。A。)<ボスが強いのは当然だろうがあぁァ――ッ!
  ∨ ̄∨   \_______________
24マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:05:53 ID:???
>>19
ドッピオは苦戦したぜ。
ボスに交替したら速攻だったが
25マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:07:22 ID:???
>>19

つ『ボス&ドッピオ』
26マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:09:28 ID:???
エニグマの少年とかならともかく承太郎やラスボス達がギーシュに苦戦するのはな・・・
27マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:09:42 ID:???
原作通りなら最初の難関はワルドだな
ただ吉良やDIOはワルドに行く前にルイズを手首にしたり学院を支配しそうでガクブル
28マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:16:45 ID:???
>>19
正直、ギーシュなら俺でもフルボッコに出来るぞww
最初に一体のゴーレム出して余裕ぶっこいてる時限定だけどな!
29マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:20:13 ID:???
DIOはギーシュなんてヌケサク程にも思ってないだろうから相手にもせんだろうな…
30マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:22:17 ID:???
>>28
ギーシュのゴーレムパンチはまな板で防げることがヨシカゲによって立証されたからな
まな板と棍棒の初期装備で楽々勝てる
百均なら二百円で揃う装備で勝てる
31マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:23:47 ID:???
>>30
つまりギーシュは200円以下ってことか
32マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:26:04 ID:???
>>31
違うね、二百円未満だ!
33マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:29:26 ID:???
ともかく今度はDIOや徐倫にどうボコられるか楽しみだw>>ギーシュ
34マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:31:44 ID:???
皆、ギーシュの事が好きなんだな
35マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:37:01 ID:???
ここらで観客の中に紛れていた、無関係のマリコルヌがオラオラされてもいい希ガスw
それと、ワルドのオラオラはきっと勃起すると思うわ。
36マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:37:51 ID:???
『DIO様の食料になる』に100$・・・

『ミラションのようにボール1000発オラオラ』にも100ドル・・・
37マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:39:05 ID:???
>>19
ジョジョ厨にそれを求めても無駄。
38マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:40:33 ID:???
無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!
39マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:41:05 ID:???
>>19
まあギーシュなんてジョジョでいうジャック・ザ・リパーやドノヴァンさんみたいな序盤の雑魚だし大目に見てくれよ
40マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:42:15 ID:???
50分に…投下…させていただく…!
41マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:45:53 ID:???
今なんかハンカチくわえたまま拍手してるやついなかったか?w
42マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:46:46 ID:???
まーた誤爆ですよ
ほんとごめん
43マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:47:18 ID:/KzHPkhV
>>41
それはきっとマリコルヌww
44DIOが使い魔!?:2007/05/29(火) 23:50:11 ID:???
魔法学院の教室の1つ。
ルイズ達二年生は、今日はここで『土』系統の魔法の講義を受けることになっていた。
皆、様々な使い魔を連れていた。
キュルケのサラマンダーをはじめとして、フクロウや、カラスや、ヘビやドラゴンや…実に多種多様だ。
召喚が終わってから初めての授業、本来なら使い魔の見せ合いで騒がしくなるはずなのだが、
彼らは今日は一段と静かだった。
皆、1人の生徒の登場を待っていた。
『ゼロ』のルイズ。
魔法を全く使えない彼女が、サモン・サーヴァントでとんでもない化け物を呼び出し、挙げ句の果てにコルベール先生に重傷を負わせたらしいという噂が、まことしやかに囁かれていた。
目撃者の証言によると、彼女が召喚したのは化け物ではなくて『死体』…それもバラバラの…
だそうだが、彼らの叫びは他の生徒の、常識という箱に入れられ、蓋を閉められた。
大体の生徒は、化け物説を信じ、期待とスリルに胸をふるわせていた。
ギイと、重々しく講義室の扉が開いた。
他の生徒は皆そろっていたので、残る1人は必然的に噂の『ゼロ』ということになる。
果たして、入ってきたのはルイズであった。
45DIOが使い魔!?:2007/05/29(火) 23:54:17 ID:???
皆の視線がルイズに向けられていた。
そして、ルイズに続いて入ってきた、1人の男に。
だれもかれもが、あっけにとられていた。
"なんだ。どんな化け物かと思ったら、ただの平民じゃないか"
1人また1人くすくすと笑い始める。
だが、キュルケとタバサは鋭い視線を男に向け、
そしてルイズの召喚を間近で見ていた一部の生徒は、困惑しながらも怯えていた。
そしてさらに一部の生徒は、その男が自分達と同じ食卓についていたことを思い出し、眉をひそめた。
ルイズは不機嫌そうにドカっと席についた。
そしてルイズが男と一言二言、言葉を交わすと、男は生徒達の間をゆっくりと通り抜け、後ろの壁にもたれかかり、腕を組んだ。
初めは興味深そうに生徒達の使い魔を観察していたが、
やがて飽きたのか、その手に抱えていた本を読み始めた。
先日ルイズが与えたものなのだが、どうみても子供向けなそのタイトルが、
ますます生徒の笑いを誘った。
そうしているうちに扉が開いて、先生が入ってきた。
優しげなおばさんの雰囲気を漂わせている彼女は、ミス・シュヴルーズといった。
彼女は教室を見回すと、満足そうにほほえんで言った。
46マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:54:52 ID:???
支援
47マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:56:00 ID:???
ミス・シュヴルーズ「THE WORLD!時よ止まれッ!」
48DIOが使い魔!?:2007/05/29(火) 23:58:36 ID:???
「皆さん。春の使い魔召喚は、大成功のようですわね。
私はこうやって春の新学期に、様々な使い魔たちを見るのがとても楽しみなのですよ」

ルイズは皮肉気な笑みを浮かべた。

「おやおや。変わった使い魔を召喚したものですね。ミス・ヴァリエール」

シュヴルーズが、後ろで本を読んでいる男を見て 、とぼけた声で言うと、教室はどっと笑いに包まれた。

「おい『ゼロ』!召喚に失敗したからって、その辺歩いてた平民を連れてくるなよ」

ルイズはだんまりを決め込んだ。
それをどう誤解したのか、クラスメイトの嘲りはますますひどくなっていった。
『かぜっぴき』のマリコルヌが、ゲラゲラ笑った。

「あの『ゼロ』だぜ?
失敗に決まってるじゃんか。
皆、知ってるよな?今までルイズがまともな魔法に成功した回数は?」

"『ゼロ』だ!"と、他の生徒が唱和した。
再びゲラゲラ笑い。
調子に乗って歌まで歌いだした。

"♪ルイルイルイズはダメルイズ〜♪魔法が出来ない魔法使い♪…"

みんなして調子を合わせられているところを見ると、影で結構歌われているようだ。
ルイズは拳を握りしめて屈辱に耐えていた。
爪が食い込んで血が垂れる。
49DIOが使い魔!?:2007/05/30(水) 00:02:26 ID:???
どうせ、言ったってわからない奴らなのだ−−−必死にそう自分に言い聞かせた。

シュヴルーズは、厳しい顔で教室を見回した。
そして、杖を振ると、ゲラゲラ笑っている生徒の口に、どこから現れたのか、ぴたっと赤土の粘土が押しつけられた。

「お友達を、侮辱するものではありません。
あなたたちは、その格好で授業を受けなさい」
教室の笑いが収まった。一見するとシュヴルーズの懐の深さが示されたように見えるが、
そのキッカケを作ったのは間違いなくシュヴルーズであったし、マリコルヌたちの狼藉をしばらく見過ごしていたのも、シュヴルーズであった。
楽しんでいるのだ、結局。
ルイズは思う。
自分が笑われているところを楽しむだけ楽しんでおいて、
キリのいいところで、どこかの聖者よろしく
「貧しい者こそ救われる」とばかりに手を差し伸ばすのだ。
とんだ自己満足だ。
貧しいのはそっちの脳みその方だ、この偽善者め…!−−−ルイズは心の中で吐き捨てた。

そんなルイズの胸中を知らずに、シュヴルーズは授業を再開した。
彼女が杖を振ると、机の上に石ころがいくつか現れた。
そして、この授業のメインである、『錬金』の講義をはじめた。
50マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:02:52 ID:???
支援とかもっと必要か?
51マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:04:51 ID:???
ルイズが一部ディオみたいになってきてるな
52マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:05:39 ID:???
支援
53DIOが使い魔!?:2007/05/30(水) 00:06:21 ID:???
知識だけは他の生徒よりはあるルイズは、耳タコなその内容に飽き飽きして、ボーッとしていた。
「私はただの、『トライアングル』ですから…」そんなシュヴルーズの声が聞こえた。
"えぇカッコしぃめ…!"と思いながら、ルイズは後ろを振り返った。
後ろでは、自分の使い魔であるDIOが、本に目を注いでいたが、シュヴルーズが石ころを真鍮に変える魔法を使っている時には、しげしげと前を向いていた。
(一応聞いてはいるんだ…)
−−−案外好奇心旺盛ね、とルイズが考えているところに、シュヴルーズからの呼び声がかかった。

「ミス・ヴァリエール!よそ見をしている暇があるのなら、あなたにやってもらいましょうか」
「え、わたしですか?」
突然のことに、ルイズは焦った。
話を全く聞いてなかった。

「そうです。ここにある石ころを、あなたの望む金属にかえてごらんなさい」
あっさり話の内容をネタバレしたシュヴルーズを小馬鹿に思いつつ、ルイズは俯いて、密かにほくそ笑んだ。
一発かますチャンスだ。
そして、これ以上ないってほどの作り笑顔で、立ち上がった。
54マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:07:29 ID:???
紫煙
55DIOが使い魔!?:2007/05/30(水) 00:10:04 ID:???
「わかりました、ミス・シュヴルーズ!わたし、失敗するかもしれないけど、精一杯やってみますわ…!」
キラキラと瞳を輝かせる様が嘘くさかった。
ルイズの恐ろしいほくそ笑みをしっかり見ていたキュルケは、空恐ろしいものを感じ取り、止めに入った。
…『ゼロ』ネタでからかわれた後のルイズは、何をするか分からない。

「ミス・シュヴルーズ。やめたほうがいいと思いま…ひっ!」
ルイズはギロリと、シュヴルーズには分からないようにキュルケを睨んだ。
"邪魔するならあんたから吹き飛ばす"−−−ルイズの目がそう言っていた。
そしてルイズは、目尻に涙を蓄えながら、よよと嘆いた。

「そうですわね。ミス・ツェルプストーの言うとおりですわ。私なんかがやったら、皆さんの大切な授業の妨げになってしまいます……」
そうして、悲しそうにうつむいて席に座ろうとするルイズを、シュヴルーズは引き止めた。

「いいえ、いいえ、ミス・ヴァリエール。誰にだって失敗はありますとも!
さぁ、やってごらんなさい。失敗を恐れていては、何も出来ませんよ」

(………計画通り…!)

ハナから勝負にならなかったのだが…。
ルイズはいかにも可憐な笑顔を浮かべて立ち上がった。
56マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:11:13 ID:???
支援
57マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:11:15 ID:???
黒いなあルイズw
そりゃDIO様が呼ばれたのも納得だw
58マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:13:01 ID:???
>>57
逆に考えるんだ、DIOの影響で黒くなったと(ry
59マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:13:06 ID:???
私怨


>>47自重w
60DIOが使い魔!?:2007/05/30(水) 00:14:03 ID:???
しかし、彼女の背中には、目にもの見せてくれてやると、どす黒いオーラがただよっていた。

キュルケの横を通り過ぎるとき、ルイズはドスのきいた、低い声で呟いた。
「友達のよしみよ。さっさと消えなさいな、ツェルプストー」
もうダメだ。おしまいだ−−−顔面蒼白でキュルケは戦慄した。
そうして、わざわざ教壇の側に回り、石が全員に見えるようにして、
離れた所から錬金の魔法にしては異常な量の魔力を石の全てに込めだしたルイズを尻目に、
キュルケはじっとDIOに視線を向け続けるタバサをひっつかんで教室を脱出した。

−−−次の瞬間、教室の中で、学院全体が揺らぐほどの大爆発が起こっていた。
間一髪だ……、キュルケは己の生を始祖ブリミルに感謝して、床にへたり込んだ。

to be continued……
61マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:15:34 ID:???
なんでこんなに投下するスピードが遅いんだ?
62マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:15:51 ID:???
>>61
連投規制
63マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:17:19 ID:???
ルイズがイカシてるゼェッ
64ルイズの日常♪:2007/05/30(水) 00:17:23 ID:???
以上、『投下した』…!
65マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:18:14 ID:???
乙!!
ルイズw
66マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:18:18 ID:???
>>61
じらしのテクニック
67マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:18:21 ID:???
なんという邪悪
68マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:18:51 ID:???
ギシュの命日が刻一刻と近づいて来る・・・

彼が死ぬのはコーラを飲んだら(以下略
69マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:20:59 ID:???
GJ、GJゥ!
DIO様編は最早、ゼロの使い魔ご一行がDIO様の世界に侵される話に…
ツンデレとかどこ吹く風。だがそれがいい
70マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:29:52 ID:???
いまにもルイズは吸血鬼になりそうだな
どうせなら赤石仮面で超越だw
71マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:32:35 ID:???
>(………計画通り…!)
何処の新世界の神だよ!
72マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:33:38 ID:???
GJ!
WRYYYYYYYY!!!!


>>70
「あ、あああたしは、人間やめちゃうんだからねっ!」
73マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:38:20 ID:???
ベ、別にアンタと一緒にいたいから、人間やめるわけじゃないんだから!
74マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:39:35 ID:???
>>70
私はメイジを超越するッ!
ツェルプストーお前の魔力でだァー!
75マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:41:20 ID:???
ルイズの黒化がはげしいですねw

だがそれがいい!
76マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:46:06 ID:???
とりあえず、DIO様編だと、、、
ルイズ:片足を吸血鬼の領域に突っ込みかけてる
タバサ:肉の芽?
今こんな感じか?
うわ〜、どんどん侵食してくよw
77マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:49:04 ID:???
>>70
そのうちルイズは、考えるのを止めた
78ゼロの兄貴:2007/05/30(水) 00:54:19 ID:???
多分、1:10前後に投下可能
ギーシュのペッシ化はもう一つの兄貴に任せるから…あの方向でかまいませんねッ
79マロン名無しさん:2007/05/30(水) 01:05:55 ID:???
黒ルイズほどタチの悪いものはないなw
80マロン名無しさん:2007/05/30(水) 01:06:30 ID:???
投稿を『許可』するッ!!
81ゼロの兄貴:2007/05/30(水) 01:13:38 ID:???
通路をプロシュートが前、ルイズが後ろを歩く。
だがプロシュートの後ろ姿から
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
というような音と何かオーラが見える。
「……何?まだ怒ってるの?」
プロシュートがルイズに向き直る。
「いいかッ!オレが怒ってんのはなテメーの『成長の無さ』なんだルイズ!
  そりゃあ確かに毎回『爆発』起こしてんだ、『ゼロ』と呼ばれて当然だッ!
    自分まで『巻き込まれちまってる』んだからな!オレだってヤバかった!」
己の使い魔に一番痛いところを突かれた。
「毎回失敗する理由はオレなんかには分からねぇ!
   だが!オメー自身の心が『成長』しなけりゃあまた『ゼロ』と言われるだけだッ!」
プロシュートの言っている事はルイズにも十分分かる、だが今まで散々努力はしてきた。
知識だけならそこら辺のメイジ達よりも上だという自負もある、だが魔法は使えない。故に『ゼロのルイズ』と呼ばれる。
これ以上できる事が他に何があろうか。したがって次に出来てた言葉は
「……使い魔がご主人様にお説教しようなって100年早いのよ!今日のご飯無しだからね!」
ルイズが駆け出し通路の曲がり角を曲がり居なくなる。
「オイ!まだ話は終わっちゃいねーぞ!……チッ、ペッシのよーにはいかねーか」
昼食を抜かれたとしてもプロシュートには朝の男からギッた金があるので特に問題はない。
だが、一つ肝心な事を忘れていた。
「ヤバイな……迷ったか?これは」
流石の兄貴も慣れない場所では迷うらしい。

10分程通路を歩いたが全く道が分からず、さすがにイラついてきた。
(ギアッチョならあたり構わずブチのめしてるとこだな)
チームである意味ペッシ以上に手のかかる仲間の事を少し思い出す。
ちなみにこの前はニュースにイラついて溜まり場のテレビをブッ壊しリゾットにカミソリを精製されかけていた。
自慢の氷の防御もリゾットの磁力にだけは効かないらしい。
82ゼロの兄貴:2007/05/30(水) 01:15:03 ID:???
「あ、あの……どうかなさいましたか?」
と、まぁ明らかにカタギの人間じゃあないプロシュートに若干恐れの入った声がかかる。
自分が居た場所、もとい世界では特定の地域を除いてでしか見ることのできないメイド服を着た少女がそこに居た。
「……ああ、食堂に行きてぇんだが生憎道が分からなくてな」
「それでしたら、私も行く途中なのでご案内します」
「助かる」
食堂に向かい歩くメイドと非カタギ、通常であれば明らかに異常な光景である。
途中気付いたのか
「あなたがミス・ヴァリエールの使い魔になった平民の方ですか?」
「まぁ訳の分からねーうちにそういう事になっちまったようだがな。オメーもメイジとかいうやつか?」
「いえ、私も平民です。ここには奉公のために貴族を世話しに来ているんです」
(あのマンモーニ連中の世話か…リゾット以上に苦労してそうだな)
「私はシエスタと申します。よければお名前を教えて頂いてもよろしいでしょうか?」
「プロシュート、意味はオレの国の言葉で『生ハム』だ」
「プロシュートさん…ですね、食堂に着きましたよ」
「グラッツェ」
そう礼を述べプロシュートが中に入ろうとするがシエスタが
「あの、賄い物でよろしければ食べていかれませんか?」
と聞いてくる。
それは使い魔として召喚されたプロシュートを気遣ったものだが、今まで裏街道を歩いてきたプロシュートにとってほぼ初めてとも言ってもいいものだ。

「いや、一応金はあるからな。そこまで世話になるわけにはいかねぇさ」
「そうですか…残念です」
「何かあれば遠慮なく世話にならせてもらうぜ」
プロシュートが微笑を浮かべシエスタにそう返す。
チームの連中(特にメローネ)に見られた日には自殺もんだが、幸いヤツらはここには居ない。

その超レアとも言える兄貴の微笑を見てシエスタも微笑み返す。
「外の方にもお席はありますので」
「そうさせて貰おう」
83ゼロの兄貴:2007/05/30(水) 01:17:41 ID:???
『魔法学院アルヴィーズ食堂』
本来なら生徒達が食事や談笑する場所であるが、ある一角だけ全く人が座っていなかった。
当然プロシュートが食事をしている周辺である。
注文したのはピッツァとワイン。
細かい味付けは違うがやはりイタリア人としてはこれが一番よく馴染む。

声が小さすぎて聞き取れないが多分『平民』『平民』と言ってるのだろうと思う。
ギャングという事からイタリアに居た時もこのような視線は結構浴びており慣れていたはずだが、どうも不快感がを感じるが何故かはまだ分からない。
ピッツァを食べ終わりワインの香りを味わいながら飲んでいるとメイドがデザートを運んでいるのが見えた。シエスタである。
プロシュートに気付いたのか笑みをこちらに向ける

―が、視線が反れたのか金髪の男と正面から衝突し、その勢いでデザートが重力を脱し男の服に直撃を果たす。
その男にプロシュートは見覚えがあった。このピッツァとワインの代金を提供して貰ったヤツだ。

貴族どうしなら大して騒ぎにならない事だがこの場合は違う。貴族とその奉仕に来ているメイド、明らかにシエスタの分が悪い。
当然ながら男がシエスタに対し騒ぎ立てる。
「君…平民が貴族に…『青銅のギーシュ』に何て事をしてくれたんだ!これから大切な用があるというのにどうしてくれる!」
「も、もももも申しわけございません!」
シエスタが男に向かって半泣きになりそうになりながら今にも土下座に発展リーチしかねんばかりに頭を下げている。
とりあえず、治まったのかギーシュが後ろを向く。
84マロン名無しさん:2007/05/30(水) 01:17:57 ID:???
意味まで教えるなw
85ゼロの兄貴:2007/05/30(水) 01:18:42 ID:???
「申し訳ありません…ぶつかってしまった時これを落とされたようですが…」
が、頭を下げている時シエスタがギーシュの足元に落ちている小瓶に気付きそれを拾い上げる。
瞬間、ギーシュが凄まじい勢いでそれを否定する。
「こ、これは僕のじゃない、き、君は一体何を言ってるんだ!」
「ですが、確かにギーシュ様の足元に…」
さらに否定しようとするギーシュ、だが周りのそれを肯定する。何時の時代も最大の敵は強敵(とも)という事か。
「ん…?この小瓶はモンモラシーの香水じゃあないか」
「そうか…ギーシュは今モンモラシーと…そういう事か」
こうなってくるとギーシュにはもう収拾する術はない。
そうこうしてると今朝食堂前でギーシュと一緒に居た少女がその集団に泣きながら向かいそして――

グワシィィーz_ィン
少女のビンタが炸裂した。
それを見たプロシュートが
(メローネが見たら『スゴク良い!良いビンタだ!手首の(ry』と言うだろうな)
と思った程の勢いだ。

そしてビンタを決めた少女が泣きながら走り去った後、新たな少女がギーシュに詰め寄ってきた。
「これは、どういう事かしらギーシュ…!!」
「モ、モンモラシー!違う、違うんだ!あの子はだだの…」
そうギーシュが言い終わる前にモンモラシーと呼ばれた少女がシエスタが持っている香水を取りそれをギーシュにブチ撒ける。
「もう二度とその顔を見せないで…!」

少女二人に捨てられたギーシュ、二股をかけていた当人が当然悪いのだが理不尽な怒りはシエスタに向かっていった。
86ゼロの兄貴:2007/05/30(水) 01:20:00 ID:???
「君が軽率に香水のビンなんか拾い上げたおかげで、二人のレディの名誉が傷ついた。どうしてくれるんだね!」
シエスタはただ頭を下げ続け謝るばかりだったが他の生徒達の前でビンタと香水を頭からブチ撒けられたという恥からさらに怒りがヒートアップする。
「申し訳ありませんで済めば憲兵なんていらないんだよ!……どうやら君には貴族に無礼を働くとどうなるかを身を以って知った方がいいようだね」
ギーシュが薔薇の造花の杖を出し構える。

メイジが杖を出す時。それは魔法を使う時だとシエスタは十二分に知っていた。つまりこれから自分が何をされるかという事も。
「ひっ……!」
シエスタがうずくまり頭を両手で押さえる。
この騒ぎにギャラリーが出来ていたようだが、誰もギーシュを止めようとしたりシエスタを助けようとはしない。
むしろニヤニヤとした笑みを浮かべ見物している物が多数を占めている。

それを見た時プロシュートが感じた不快感が何か理解した。
あの目だ…あの目と同じだった。
組織の他のチームの幹部連中が自分達暗殺チームを見る目。
利用するだけ利用し、得る物はボスからの不当ともいえる報酬のみ。
他のチームがそれぞれのシマを持ち利益を得ているというのに自分達にはそれがない。

その圧倒的とも言える他のチームとの待遇の差による自分達を見下した目……それと同じだった。

そう思った瞬間プロシュートは行動していた。
87マロン名無しさん:2007/05/30(水) 01:21:02 ID:???
支援
88ゼロの兄貴:2007/05/30(水) 01:21:04 ID:???
頭をかばうようにして縮こまるシエスタは圧倒的な恐怖から泣いていた。
少しだけ視線を上げ上を見る、ギーシュが杖を振り上げていたのを見て少しでも恐怖から遠ざかろうと目を閉じた。
だが、いくら時間が経っても自分が恐れていたものは襲ってこない。あるいはもう襲ってきてしまったのかと思いつつ恐る恐る目を開ける。

「ミス・ヴァリエールが召喚した使い魔君じゃないか…邪魔しないでくれたまえ!」
  平民が貴族にあのような無礼を働いたんだ。貴族の使い魔の君がそれが分からないのかい?」
逆行で顔はよく見えなかったが男が振り上げられたギーシュの腕を掴んでいた。
「それとも、平民同士助け合おうってことかい?涙ぐましい友情だね」

「二股かけてたのがバレで無抵抗のヤツに八つ当たりか?マンモーニを通り越してゲス野朗だなオメーは」
ゲス野朗という言葉に完全プッツン来たようである。
「……いいだろう!まずは君から礼儀というものを教えてあげた方がいいようだねッ!」
「何がやりてぇのか言ってみなゲス野朗」
「まだ言うか…!『決闘』だッ!ヴェストリ広場で待っている!準備ができたら何時でも来たまえ!」
そういい残しギーシュが友人とギャラリーを引き連れ広場の方向へ向かっていった。

「あ、ありがとうございます…でも元々関係ない貴方に迷惑はかけられません…私が行って何とか事を沈めてきます…」
「ヤツが決闘したがってるのはオレだ、オメーじゃあねぇ。それに何の問題も無ねぇ」
「で、でも…このままじゃ貴方の命が…」
「ここで万が一オレが死ぬとしてもオレは常にそういう『覚悟』をしてきている」
そう言うと、プロシュートは自分が座っていた席に戻り最後の残ったワインを飲むと広場にと向かっていった。

 ←To be continued
89ゼロの兄貴:2007/05/30(水) 01:22:04 ID:???
花京院・・・イギー・・・アヴドゥル・・・終わったよ・・・

そこ、フラグ立ちすぎとか言わない
90マロン名無しさん:2007/05/30(水) 01:23:22 ID:???
兄貴は説教くさいのを通り越して、説教好きだな
91マロン名無しさん:2007/05/30(水) 01:23:45 ID:???
兄貴かっこよすぎるだろ…常識的に考えて(AAry
92マロン名無しさん:2007/05/30(水) 01:24:46 ID:???
投下乙
むしろギーシェに死亡フラg(ry
93マロン名無しさん:2007/05/30(水) 01:24:58 ID:???
GJ
次回は直接触老化でヨボヨボどころか風化して砂になりそうだなw
94マロン名無しさん:2007/05/30(水) 01:27:49 ID:???
GJ!
兄貴……惚れるぜ!
95マロン名無しさん:2007/05/30(水) 01:28:43 ID:???
ギーシュの魂が天に上っていく……

GJ!
96マロン名無しさん:2007/05/30(水) 01:30:54 ID:???
GJ! 兄貴にはマジで惚れるw 惚れ直したぜw
97マロン名無しさん:2007/05/30(水) 01:32:14 ID:???
いろんなネタが上がってきたけど
SBRネタはないみたいだな
レース中に召喚するわけにもいかないしな
98マロン名無しさん:2007/05/30(水) 01:37:59 ID:???
それ言ったら一部と二部もいないしな
個人的にはシーザーを召喚して欲しい……
波紋って対化物用の技だから色々役立ちそうだし、人間相手でも気絶させる事が可能だからな
しかもスタンドがないからデルフリンガーも対魔法防御用に登場させやすいしな
99ゼロの兄貴:2007/05/30(水) 01:42:59 ID:???
>>92
モチ死亡フラグさw
立てるためにゲス野朗に進化させたけどまぁ彼は他の話ではマンモーニって事でさ
こらえてくれ

個人的にはシュトロハイム大佐期待だなぁ・・・
スタンド、波紋の魔法とも思えるような超能力一切無し
あるのはナチス脅威の科学力のみ!
100マロン名無しさん:2007/05/30(水) 01:49:39 ID:???
シュトロさんか!
文明が似非中世レベルのハルキゲニアで体のメンテナンスとか武器弾薬とかどうすんだろな
ああ、あのコールベー先生が何とかしてくれるか