【ジョジョ】ゼロの奇妙な使い魔【召喚】

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1マロン名無しさん
2マロン名無しさん:2007/05/29(火) 19:46:12 ID:???
にゃおーん
3マロン名無しさん:2007/05/29(火) 20:38:23 ID:???
恋のHISTORYYYYYYYY!!
4マロン名無しさん:2007/05/29(火) 21:55:22 ID:???
. /.す 良 こ \    /
/ る ス れ   |   /  う ク
    レ は   |  .|   | ン
    の .い    |  |   む
    香 .い    |  \  __/
    り ス    ト、  レ
    が .レ   / ヽ-、/ ̄ ̄\
\    だ ./| ヽ  |  ク   |
  \__  _人丶  <   ン  |
.、`丶 "7ノ、, .、丶、|\ |     .|
. |"'''    ,,''|| | j/.\\___,/
. | / ̄ ̄  || .| レォiナ,.| | || 入.〉
 |/  、,,-< | .j \" レリノリ//
、\ ン<ツ/ ノノ   ./、/レイ/
、丶'| 〜 ̄  /  ーー'._ニヘ, |
ヽ\\ ,___,,,,  ._./,:-';>ゝ、
ノ / ー、| ∴  | (_,,ソ'" _,,/ .、
く'    | .  | ′_,,-''"   >
T 丶  | ∵  |      /、
=='' )\ |___|    /人 \
ー<  ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;: : /7 |ー-、
/〉ヽf`丶、/|___,,:-'";;'' /;;;;;;;/、
/  .| ー./ |  _ヽ_,,,,〉/ |;;;;/_
,,,-ー'""  "''丶、/   |〈 .|;;;;|^.<
          |  ;;;;;;|.//;人,,
 だ す 貼 過 |  ''' 〉/;;/lllll|,-
  : ご  っ ..去  ト-''"/ r-,'''''''
  : .く .て .ロ  j  | {. |-、
  : い る グ .|  γヽ〉-, 、`
   い の も  |-'" /.|l  j 、
   >>1 か   /  y ./l丶.| 'l,
      ?   /   |/ノ  .|  |
5マロン名無しさん:2007/05/29(火) 22:02:22 ID:???
●ジョジョの奇妙なAA集
ttp://jojoaa.web.fc2.com/
ttp://mbspro4.uic.to/user/192427.html
●ジョジョスレUPローダ
ttp://vblave.hp.infoseek.co.jp/
6使い魔は静かに暮らしたい:2007/05/29(火) 22:13:22 ID:???
見つめてくるルイズを無視しゴーレムを見る。ゴーレムはこちらに移動してくる。
もう一度ルイズを見る。腹を押さえ込み蹲っている。痛みで暫らくは動けないだろう。これでいい。
ゴーレムはルイズに止めを刺すはずだ。つまりその分私はより遠くへ逃げることが出来る。
よかったなルイズ、無駄死にじゃないぞ。私の自由を約束させる死だ。そしてゴーレムから逃げるように走り出す。
少しゴーレムの足が速いのでデルフリンガーを抜き放つ。体が軽くなり早く移動できる。
「おい、相棒。お穣ちゃん見捨てるのか?」
デルフリンガーが話しかけてくるが無視する。
後ろを見る。そろそろルイズが殺されるはずだ。ゴーレムがルイズの場所に着く。ルイズは蹲っている。よし!やれ!
しかしゴーレムはルイズを無視し私のほうへ向かってくる。
何だと!?どうして私なんだ!?ルイズに止めさせよ!
そう思っていると視界がぶれる。体に衝撃が走る!デルフリンガーが飛んでいく。どうやら転んだらしい。
前見て走ってなかったからな。ってそんなこと考えてる場合じゃない!ゴーレムは私のほうに向かって来ているんだぞ!早く立ち上がって逃げなければ!
急いで立ち上がる。が、突然影が出来る。後ろを振り向く。そこにはゴーレムがいた。既に拳を振り上げている。
やばい!何も考えず目の前に転がる。風圧を感じる。転がった勢いですぐに立ち上がる。私がいた場所にはゴーレムの拳が突き刺さっていた。
ゴーレムが拳を上げると直径1mほどの穴が出来ている。こんなもの食らったら死んでしまう!
移動しようとするが足に痛みが走る。どうやら転んだときに足を痛めたらしい。だが走れないほどではない!
しかし足の痛みを自覚した一瞬が命取りだった。拳はもうそこまで迫ってきているのだ!
死ぬのか、幸福になれずにこんな場所で死んでしまうのか!せっかく生き返ったのに!
「このくそ野郎がぁぁぁあぁぁ!」
意味がないとわかっているが腕でガードしようとする。きっと車とぶつかったらこんな感じだろう。そんな衝撃が体を貫く!
7使い魔は静かに暮らしたい:2007/05/29(火) 22:14:35 ID:???
吹っ飛んで転がる。い、生きている!まだ、生きているぞ!体勢を立て直し立ち上がる。あれ?
何でこんなにも簡単に立ち上がれるんだ?幾らなんでもおかしい。体中痛いが怪我の痛みじゃない!
何故怪我をしてないんだ!腕も骨が折れているどころかかすり傷一つない!
そんなことを思っているうちにゴーレムの攻撃範囲に入ってしまっている。ゴーレムの拳がまた来る!
しかし今度は何故か焦りはない。むしろ体の欠けていた部分が埋まったような感じがする。よくわからないが負ける気がしない。
向かってくる拳を払うように右腕を振る。何故かはわからないがそれが当然であると感じられる。
拳もうすぐそこだ。だが恐怖は驚くほどない。そして……右腕からさらに腕が生えてくる。その腕がゴーレムの腕を打ち払う!
ゴーレムは何ともない。しかし私は払った衝撃で後ろに飛ぶ。それを利用して距離を稼ぐ。
別に腕が出てきたことに驚きはしなかった。出て当然という感覚がある。その腕があることを意識して動かそうとしてみる。
右腕から手の甲に髑髏がついた機械的な腕が出てきた。その掌を握ったり開いたりしてみる。何も違和感を感じない。
初めの一撃もこの腕がガードしたのだろう。
とにかく今はそんなことを確認している場合じゃない。
ゴーレムから距離をとる。この腕があるからといって倒せるわけじゃない。
そんなことを考えているとルイズが近くにいた。腹を押さえているがどうやら動けるようになったらしい。
「なんであんなことしたのよ」
ルイズが聞いてくる。顔は俯いてて表情は伺えない。生きていたのは想定外だったのでどう言い訳するか。
「足手まといだったからだ。ちょろちょろ動かれると迷惑なんだよ。囮になっても逃げやしない」
私に向かってきたことを口実に「自分が囮になって引き付けてました」と言う。
ルイズが驚いたように顔を上げる。信じたかな?ゴーレムがこちらに向かってきている。
「早く逃げろ。ゴーレムが来る」
さも気遣っているような台詞を言う。ん、何か来る!?目の前に何かが着地する。本で見たドラゴンそっくりだ。
タバサがドラゴンに跨っている。
「乗って!」
タバサが叫ぶ。ルイズをもう一つの腕を使い一気に上にのし上げる。さらにタバサが抱えていたロケットランチャーを奪い取る。
これならゴーレムも破壊できるんじゃないか?
8使い魔は静かに暮らしたい:2007/05/29(火) 22:15:27 ID:???
ロケットランチャーを手に取った瞬間使い方を理解する。
もう近くにいたが関係ない。ゴーレムに打ち込む。ゴーレムの上半身が爆発する。土の塊が私たちに振り注ぐ。
ゴーレムの下半身は土へ帰っていった。ルイズたちは口を空けたまま呆けている。
私はそれを見ながら体から土を払う。もうちょっと離れて使うべきだったな。そう思いながらロケットランチャーを投げ捨てる。
キュルケが走りよってくる。私はそれを無視しデルフリンガーを拾いにいく。
「忘れたかと思ったぜ、相棒」
その言葉を無視し鞘にしまう。ルイズたちが私のほうに寄ってくる。
「ヨシカゲ!すごいわ!やっぱりダーリンね!」
キュルケが抱きついてくる。
「フーケはどこ?」
タバサの一言でキュルケとルイズがはっとする。忘れてたのか。
後ろから足音がする。皆が後ろを振り返るとロングビルがロケットランチャーを持って立っていた。
そしてロケットランチャーを私たちに突きつける。
「ご苦労様」
どうやらロングビルがフーケだったようだ。
「動かないで?破壊の杖は、ぴったりあなたたちを狙っているわ。全員、杖を遠くへ投げなさい。」
ルイズたちが杖を投げる。私はデルフリンガーの柄に手を添える。
そして抜き放つとロングビルのところへ駆ける。ロングビルは驚いたようだがスイッチを押す。
しかし何も起こらない。そして私はロングビルの手を切り落とす。ロングビルの悲鳴が響き渡る。……手?
どうして私は手なんて切っているんだ?首を撥ねようと思ったのに?いつの間にかもう一つの腕も出てきている。
手から目が離れない。自分が自分じゃないような感覚だ。切り取った手に手が伸びる。
「ヨシカゲ!」
その声が私を現実に引き戻す。腕は消えている。フーケを踏みつけ黙らせる。なんだったんだ今のは?
手を見るがもう何も感じなかった。
9506:2007/05/29(火) 22:17:37 ID:???
グデグデになっちまった……orz
10マロン名無しさん:2007/05/29(火) 22:18:38 ID:???
覚醒キタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!
11マロン名無しさん:2007/05/29(火) 22:20:07 ID:???
こ、こいつぁヤバいフラグが立っちまったようだぜ……。
この吉良はいったいこれからどういう方向に行っちまうんだ?
ルイズは果たして吉良とどんな結末を迎えるんだ?
面白恐ろしすぎてGJするしかねーな。
12マロン名無しさん:2007/05/29(火) 22:20:22 ID:???
殺人鬼 キラークイーンキター━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!
13マロン名無しさん:2007/05/29(火) 22:20:24 ID:???
手首フェチキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!!!!
14マロン名無しさん:2007/05/29(火) 22:22:43 ID:???
おお!スレが息を吹き返した!

って!手ー!手ー!吉良覚醒www
15マロン名無しさん:2007/05/29(火) 22:40:33 ID:???
そろそろ爪が伸び始めてくるなwww
16マロン名無しさん:2007/05/29(火) 22:41:41 ID:UMdsTg68
吉影wwwwww
17マロン名無しさん:2007/05/29(火) 22:44:31 ID:???
ちょ、もう3スレ目www
早いwwww
18マロン名無しさん:2007/05/29(火) 22:48:25 ID:???
フーケも手首一つだけで済んである意味幸運だったな
19マロン名無しさん:2007/05/29(火) 22:56:24 ID:/AAHBQr1
手首!手首!

それはそうと前スレでは空気がよかったから言わなかったが
踏み台になりそうな作品は気をつけて欲しいんだぜ
一方的にJOJO強ええは流石に萎える
20マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:01:51 ID:???
>>19
正直ギーシュに苦戦しろというのが無理がある
ストーリーも序盤だから楽勝なのも仕方ない
VS7万の軍勢に期待
21マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:02:38 ID:???
1000:マロン名無しさん :2007/05/29(火) 21:57:07 ID:??? [sage]
1000ならモヴェたんが召喚される
22マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:03:33 ID:???
キラークイーンは、すでに破壊の杖に触っている・・・!
23マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:04:45 ID:???
 ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ( ・∀・)<まだまだ序盤だからそんなに心配しなくてもいんじゃない?
 ( 建前 )  \_______________
 | | |
__(__)_)______________
 ( _)_)
 | | |
 ( 本音 )  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ( 。A。)<ボスが強いのは当然だろうがあぁァ――ッ!
  ∨ ̄∨   \_______________
24マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:05:53 ID:???
>>19
ドッピオは苦戦したぜ。
ボスに交替したら速攻だったが
25マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:07:22 ID:???
>>19

つ『ボス&ドッピオ』
26マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:09:28 ID:???
エニグマの少年とかならともかく承太郎やラスボス達がギーシュに苦戦するのはな・・・
27マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:09:42 ID:???
原作通りなら最初の難関はワルドだな
ただ吉良やDIOはワルドに行く前にルイズを手首にしたり学院を支配しそうでガクブル
28マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:16:45 ID:???
>>19
正直、ギーシュなら俺でもフルボッコに出来るぞww
最初に一体のゴーレム出して余裕ぶっこいてる時限定だけどな!
29マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:20:13 ID:???
DIOはギーシュなんてヌケサク程にも思ってないだろうから相手にもせんだろうな…
30マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:22:17 ID:???
>>28
ギーシュのゴーレムパンチはまな板で防げることがヨシカゲによって立証されたからな
まな板と棍棒の初期装備で楽々勝てる
百均なら二百円で揃う装備で勝てる
31マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:23:47 ID:???
>>30
つまりギーシュは200円以下ってことか
32マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:26:04 ID:???
>>31
違うね、二百円未満だ!
33マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:29:26 ID:???
ともかく今度はDIOや徐倫にどうボコられるか楽しみだw>>ギーシュ
34マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:31:44 ID:???
皆、ギーシュの事が好きなんだな
35マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:37:01 ID:???
ここらで観客の中に紛れていた、無関係のマリコルヌがオラオラされてもいい希ガスw
それと、ワルドのオラオラはきっと勃起すると思うわ。
36マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:37:51 ID:???
『DIO様の食料になる』に100$・・・

『ミラションのようにボール1000発オラオラ』にも100ドル・・・
37マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:39:05 ID:???
>>19
ジョジョ厨にそれを求めても無駄。
38マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:40:33 ID:???
無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!
39マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:41:05 ID:???
>>19
まあギーシュなんてジョジョでいうジャック・ザ・リパーやドノヴァンさんみたいな序盤の雑魚だし大目に見てくれよ
40マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:42:15 ID:???
50分に…投下…させていただく…!
41マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:45:53 ID:???
今なんかハンカチくわえたまま拍手してるやついなかったか?w
42マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:46:46 ID:???
まーた誤爆ですよ
ほんとごめん
43マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:47:18 ID:/KzHPkhV
>>41
それはきっとマリコルヌww
44DIOが使い魔!?:2007/05/29(火) 23:50:11 ID:???
魔法学院の教室の1つ。
ルイズ達二年生は、今日はここで『土』系統の魔法の講義を受けることになっていた。
皆、様々な使い魔を連れていた。
キュルケのサラマンダーをはじめとして、フクロウや、カラスや、ヘビやドラゴンや…実に多種多様だ。
召喚が終わってから初めての授業、本来なら使い魔の見せ合いで騒がしくなるはずなのだが、
彼らは今日は一段と静かだった。
皆、1人の生徒の登場を待っていた。
『ゼロ』のルイズ。
魔法を全く使えない彼女が、サモン・サーヴァントでとんでもない化け物を呼び出し、挙げ句の果てにコルベール先生に重傷を負わせたらしいという噂が、まことしやかに囁かれていた。
目撃者の証言によると、彼女が召喚したのは化け物ではなくて『死体』…それもバラバラの…
だそうだが、彼らの叫びは他の生徒の、常識という箱に入れられ、蓋を閉められた。
大体の生徒は、化け物説を信じ、期待とスリルに胸をふるわせていた。
ギイと、重々しく講義室の扉が開いた。
他の生徒は皆そろっていたので、残る1人は必然的に噂の『ゼロ』ということになる。
果たして、入ってきたのはルイズであった。
45DIOが使い魔!?:2007/05/29(火) 23:54:17 ID:???
皆の視線がルイズに向けられていた。
そして、ルイズに続いて入ってきた、1人の男に。
だれもかれもが、あっけにとられていた。
"なんだ。どんな化け物かと思ったら、ただの平民じゃないか"
1人また1人くすくすと笑い始める。
だが、キュルケとタバサは鋭い視線を男に向け、
そしてルイズの召喚を間近で見ていた一部の生徒は、困惑しながらも怯えていた。
そしてさらに一部の生徒は、その男が自分達と同じ食卓についていたことを思い出し、眉をひそめた。
ルイズは不機嫌そうにドカっと席についた。
そしてルイズが男と一言二言、言葉を交わすと、男は生徒達の間をゆっくりと通り抜け、後ろの壁にもたれかかり、腕を組んだ。
初めは興味深そうに生徒達の使い魔を観察していたが、
やがて飽きたのか、その手に抱えていた本を読み始めた。
先日ルイズが与えたものなのだが、どうみても子供向けなそのタイトルが、
ますます生徒の笑いを誘った。
そうしているうちに扉が開いて、先生が入ってきた。
優しげなおばさんの雰囲気を漂わせている彼女は、ミス・シュヴルーズといった。
彼女は教室を見回すと、満足そうにほほえんで言った。
46マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:54:52 ID:???
支援
47マロン名無しさん:2007/05/29(火) 23:56:00 ID:???
ミス・シュヴルーズ「THE WORLD!時よ止まれッ!」
48DIOが使い魔!?:2007/05/29(火) 23:58:36 ID:???
「皆さん。春の使い魔召喚は、大成功のようですわね。
私はこうやって春の新学期に、様々な使い魔たちを見るのがとても楽しみなのですよ」

ルイズは皮肉気な笑みを浮かべた。

「おやおや。変わった使い魔を召喚したものですね。ミス・ヴァリエール」

シュヴルーズが、後ろで本を読んでいる男を見て 、とぼけた声で言うと、教室はどっと笑いに包まれた。

「おい『ゼロ』!召喚に失敗したからって、その辺歩いてた平民を連れてくるなよ」

ルイズはだんまりを決め込んだ。
それをどう誤解したのか、クラスメイトの嘲りはますますひどくなっていった。
『かぜっぴき』のマリコルヌが、ゲラゲラ笑った。

「あの『ゼロ』だぜ?
失敗に決まってるじゃんか。
皆、知ってるよな?今までルイズがまともな魔法に成功した回数は?」

"『ゼロ』だ!"と、他の生徒が唱和した。
再びゲラゲラ笑い。
調子に乗って歌まで歌いだした。

"♪ルイルイルイズはダメルイズ〜♪魔法が出来ない魔法使い♪…"

みんなして調子を合わせられているところを見ると、影で結構歌われているようだ。
ルイズは拳を握りしめて屈辱に耐えていた。
爪が食い込んで血が垂れる。
49DIOが使い魔!?:2007/05/30(水) 00:02:26 ID:???
どうせ、言ったってわからない奴らなのだ−−−必死にそう自分に言い聞かせた。

シュヴルーズは、厳しい顔で教室を見回した。
そして、杖を振ると、ゲラゲラ笑っている生徒の口に、どこから現れたのか、ぴたっと赤土の粘土が押しつけられた。

「お友達を、侮辱するものではありません。
あなたたちは、その格好で授業を受けなさい」
教室の笑いが収まった。一見するとシュヴルーズの懐の深さが示されたように見えるが、
そのキッカケを作ったのは間違いなくシュヴルーズであったし、マリコルヌたちの狼藉をしばらく見過ごしていたのも、シュヴルーズであった。
楽しんでいるのだ、結局。
ルイズは思う。
自分が笑われているところを楽しむだけ楽しんでおいて、
キリのいいところで、どこかの聖者よろしく
「貧しい者こそ救われる」とばかりに手を差し伸ばすのだ。
とんだ自己満足だ。
貧しいのはそっちの脳みその方だ、この偽善者め…!−−−ルイズは心の中で吐き捨てた。

そんなルイズの胸中を知らずに、シュヴルーズは授業を再開した。
彼女が杖を振ると、机の上に石ころがいくつか現れた。
そして、この授業のメインである、『錬金』の講義をはじめた。
50マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:02:52 ID:???
支援とかもっと必要か?
51マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:04:51 ID:???
ルイズが一部ディオみたいになってきてるな
52マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:05:39 ID:???
支援
53DIOが使い魔!?:2007/05/30(水) 00:06:21 ID:???
知識だけは他の生徒よりはあるルイズは、耳タコなその内容に飽き飽きして、ボーッとしていた。
「私はただの、『トライアングル』ですから…」そんなシュヴルーズの声が聞こえた。
"えぇカッコしぃめ…!"と思いながら、ルイズは後ろを振り返った。
後ろでは、自分の使い魔であるDIOが、本に目を注いでいたが、シュヴルーズが石ころを真鍮に変える魔法を使っている時には、しげしげと前を向いていた。
(一応聞いてはいるんだ…)
−−−案外好奇心旺盛ね、とルイズが考えているところに、シュヴルーズからの呼び声がかかった。

「ミス・ヴァリエール!よそ見をしている暇があるのなら、あなたにやってもらいましょうか」
「え、わたしですか?」
突然のことに、ルイズは焦った。
話を全く聞いてなかった。

「そうです。ここにある石ころを、あなたの望む金属にかえてごらんなさい」
あっさり話の内容をネタバレしたシュヴルーズを小馬鹿に思いつつ、ルイズは俯いて、密かにほくそ笑んだ。
一発かますチャンスだ。
そして、これ以上ないってほどの作り笑顔で、立ち上がった。
54マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:07:29 ID:???
紫煙
55DIOが使い魔!?:2007/05/30(水) 00:10:04 ID:???
「わかりました、ミス・シュヴルーズ!わたし、失敗するかもしれないけど、精一杯やってみますわ…!」
キラキラと瞳を輝かせる様が嘘くさかった。
ルイズの恐ろしいほくそ笑みをしっかり見ていたキュルケは、空恐ろしいものを感じ取り、止めに入った。
…『ゼロ』ネタでからかわれた後のルイズは、何をするか分からない。

「ミス・シュヴルーズ。やめたほうがいいと思いま…ひっ!」
ルイズはギロリと、シュヴルーズには分からないようにキュルケを睨んだ。
"邪魔するならあんたから吹き飛ばす"−−−ルイズの目がそう言っていた。
そしてルイズは、目尻に涙を蓄えながら、よよと嘆いた。

「そうですわね。ミス・ツェルプストーの言うとおりですわ。私なんかがやったら、皆さんの大切な授業の妨げになってしまいます……」
そうして、悲しそうにうつむいて席に座ろうとするルイズを、シュヴルーズは引き止めた。

「いいえ、いいえ、ミス・ヴァリエール。誰にだって失敗はありますとも!
さぁ、やってごらんなさい。失敗を恐れていては、何も出来ませんよ」

(………計画通り…!)

ハナから勝負にならなかったのだが…。
ルイズはいかにも可憐な笑顔を浮かべて立ち上がった。
56マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:11:13 ID:???
支援
57マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:11:15 ID:???
黒いなあルイズw
そりゃDIO様が呼ばれたのも納得だw
58マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:13:01 ID:???
>>57
逆に考えるんだ、DIOの影響で黒くなったと(ry
59マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:13:06 ID:???
私怨


>>47自重w
60DIOが使い魔!?:2007/05/30(水) 00:14:03 ID:???
しかし、彼女の背中には、目にもの見せてくれてやると、どす黒いオーラがただよっていた。

キュルケの横を通り過ぎるとき、ルイズはドスのきいた、低い声で呟いた。
「友達のよしみよ。さっさと消えなさいな、ツェルプストー」
もうダメだ。おしまいだ−−−顔面蒼白でキュルケは戦慄した。
そうして、わざわざ教壇の側に回り、石が全員に見えるようにして、
離れた所から錬金の魔法にしては異常な量の魔力を石の全てに込めだしたルイズを尻目に、
キュルケはじっとDIOに視線を向け続けるタバサをひっつかんで教室を脱出した。

−−−次の瞬間、教室の中で、学院全体が揺らぐほどの大爆発が起こっていた。
間一髪だ……、キュルケは己の生を始祖ブリミルに感謝して、床にへたり込んだ。

to be continued……
61マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:15:34 ID:???
なんでこんなに投下するスピードが遅いんだ?
62マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:15:51 ID:???
>>61
連投規制
63マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:17:19 ID:???
ルイズがイカシてるゼェッ
64ルイズの日常♪:2007/05/30(水) 00:17:23 ID:???
以上、『投下した』…!
65マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:18:14 ID:???
乙!!
ルイズw
66マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:18:18 ID:???
>>61
じらしのテクニック
67マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:18:21 ID:???
なんという邪悪
68マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:18:51 ID:???
ギシュの命日が刻一刻と近づいて来る・・・

彼が死ぬのはコーラを飲んだら(以下略
69マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:20:59 ID:???
GJ、GJゥ!
DIO様編は最早、ゼロの使い魔ご一行がDIO様の世界に侵される話に…
ツンデレとかどこ吹く風。だがそれがいい
70マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:29:52 ID:???
いまにもルイズは吸血鬼になりそうだな
どうせなら赤石仮面で超越だw
71マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:32:35 ID:???
>(………計画通り…!)
何処の新世界の神だよ!
72マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:33:38 ID:???
GJ!
WRYYYYYYYY!!!!


>>70
「あ、あああたしは、人間やめちゃうんだからねっ!」
73マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:38:20 ID:???
ベ、別にアンタと一緒にいたいから、人間やめるわけじゃないんだから!
74マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:39:35 ID:???
>>70
私はメイジを超越するッ!
ツェルプストーお前の魔力でだァー!
75マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:41:20 ID:???
ルイズの黒化がはげしいですねw

だがそれがいい!
76マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:46:06 ID:???
とりあえず、DIO様編だと、、、
ルイズ:片足を吸血鬼の領域に突っ込みかけてる
タバサ:肉の芽?
今こんな感じか?
うわ〜、どんどん侵食してくよw
77マロン名無しさん:2007/05/30(水) 00:49:04 ID:???
>>70
そのうちルイズは、考えるのを止めた
78ゼロの兄貴:2007/05/30(水) 00:54:19 ID:???
多分、1:10前後に投下可能
ギーシュのペッシ化はもう一つの兄貴に任せるから…あの方向でかまいませんねッ
79マロン名無しさん:2007/05/30(水) 01:05:55 ID:???
黒ルイズほどタチの悪いものはないなw
80マロン名無しさん:2007/05/30(水) 01:06:30 ID:???
投稿を『許可』するッ!!
81ゼロの兄貴:2007/05/30(水) 01:13:38 ID:???
通路をプロシュートが前、ルイズが後ろを歩く。
だがプロシュートの後ろ姿から
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
というような音と何かオーラが見える。
「……何?まだ怒ってるの?」
プロシュートがルイズに向き直る。
「いいかッ!オレが怒ってんのはなテメーの『成長の無さ』なんだルイズ!
  そりゃあ確かに毎回『爆発』起こしてんだ、『ゼロ』と呼ばれて当然だッ!
    自分まで『巻き込まれちまってる』んだからな!オレだってヤバかった!」
己の使い魔に一番痛いところを突かれた。
「毎回失敗する理由はオレなんかには分からねぇ!
   だが!オメー自身の心が『成長』しなけりゃあまた『ゼロ』と言われるだけだッ!」
プロシュートの言っている事はルイズにも十分分かる、だが今まで散々努力はしてきた。
知識だけならそこら辺のメイジ達よりも上だという自負もある、だが魔法は使えない。故に『ゼロのルイズ』と呼ばれる。
これ以上できる事が他に何があろうか。したがって次に出来てた言葉は
「……使い魔がご主人様にお説教しようなって100年早いのよ!今日のご飯無しだからね!」
ルイズが駆け出し通路の曲がり角を曲がり居なくなる。
「オイ!まだ話は終わっちゃいねーぞ!……チッ、ペッシのよーにはいかねーか」
昼食を抜かれたとしてもプロシュートには朝の男からギッた金があるので特に問題はない。
だが、一つ肝心な事を忘れていた。
「ヤバイな……迷ったか?これは」
流石の兄貴も慣れない場所では迷うらしい。

10分程通路を歩いたが全く道が分からず、さすがにイラついてきた。
(ギアッチョならあたり構わずブチのめしてるとこだな)
チームである意味ペッシ以上に手のかかる仲間の事を少し思い出す。
ちなみにこの前はニュースにイラついて溜まり場のテレビをブッ壊しリゾットにカミソリを精製されかけていた。
自慢の氷の防御もリゾットの磁力にだけは効かないらしい。
82ゼロの兄貴:2007/05/30(水) 01:15:03 ID:???
「あ、あの……どうかなさいましたか?」
と、まぁ明らかにカタギの人間じゃあないプロシュートに若干恐れの入った声がかかる。
自分が居た場所、もとい世界では特定の地域を除いてでしか見ることのできないメイド服を着た少女がそこに居た。
「……ああ、食堂に行きてぇんだが生憎道が分からなくてな」
「それでしたら、私も行く途中なのでご案内します」
「助かる」
食堂に向かい歩くメイドと非カタギ、通常であれば明らかに異常な光景である。
途中気付いたのか
「あなたがミス・ヴァリエールの使い魔になった平民の方ですか?」
「まぁ訳の分からねーうちにそういう事になっちまったようだがな。オメーもメイジとかいうやつか?」
「いえ、私も平民です。ここには奉公のために貴族を世話しに来ているんです」
(あのマンモーニ連中の世話か…リゾット以上に苦労してそうだな)
「私はシエスタと申します。よければお名前を教えて頂いてもよろしいでしょうか?」
「プロシュート、意味はオレの国の言葉で『生ハム』だ」
「プロシュートさん…ですね、食堂に着きましたよ」
「グラッツェ」
そう礼を述べプロシュートが中に入ろうとするがシエスタが
「あの、賄い物でよろしければ食べていかれませんか?」
と聞いてくる。
それは使い魔として召喚されたプロシュートを気遣ったものだが、今まで裏街道を歩いてきたプロシュートにとってほぼ初めてとも言ってもいいものだ。

「いや、一応金はあるからな。そこまで世話になるわけにはいかねぇさ」
「そうですか…残念です」
「何かあれば遠慮なく世話にならせてもらうぜ」
プロシュートが微笑を浮かべシエスタにそう返す。
チームの連中(特にメローネ)に見られた日には自殺もんだが、幸いヤツらはここには居ない。

その超レアとも言える兄貴の微笑を見てシエスタも微笑み返す。
「外の方にもお席はありますので」
「そうさせて貰おう」
83ゼロの兄貴:2007/05/30(水) 01:17:41 ID:???
『魔法学院アルヴィーズ食堂』
本来なら生徒達が食事や談笑する場所であるが、ある一角だけ全く人が座っていなかった。
当然プロシュートが食事をしている周辺である。
注文したのはピッツァとワイン。
細かい味付けは違うがやはりイタリア人としてはこれが一番よく馴染む。

声が小さすぎて聞き取れないが多分『平民』『平民』と言ってるのだろうと思う。
ギャングという事からイタリアに居た時もこのような視線は結構浴びており慣れていたはずだが、どうも不快感がを感じるが何故かはまだ分からない。
ピッツァを食べ終わりワインの香りを味わいながら飲んでいるとメイドがデザートを運んでいるのが見えた。シエスタである。
プロシュートに気付いたのか笑みをこちらに向ける

―が、視線が反れたのか金髪の男と正面から衝突し、その勢いでデザートが重力を脱し男の服に直撃を果たす。
その男にプロシュートは見覚えがあった。このピッツァとワインの代金を提供して貰ったヤツだ。

貴族どうしなら大して騒ぎにならない事だがこの場合は違う。貴族とその奉仕に来ているメイド、明らかにシエスタの分が悪い。
当然ながら男がシエスタに対し騒ぎ立てる。
「君…平民が貴族に…『青銅のギーシュ』に何て事をしてくれたんだ!これから大切な用があるというのにどうしてくれる!」
「も、もももも申しわけございません!」
シエスタが男に向かって半泣きになりそうになりながら今にも土下座に発展リーチしかねんばかりに頭を下げている。
とりあえず、治まったのかギーシュが後ろを向く。
84マロン名無しさん:2007/05/30(水) 01:17:57 ID:???
意味まで教えるなw
85ゼロの兄貴:2007/05/30(水) 01:18:42 ID:???
「申し訳ありません…ぶつかってしまった時これを落とされたようですが…」
が、頭を下げている時シエスタがギーシュの足元に落ちている小瓶に気付きそれを拾い上げる。
瞬間、ギーシュが凄まじい勢いでそれを否定する。
「こ、これは僕のじゃない、き、君は一体何を言ってるんだ!」
「ですが、確かにギーシュ様の足元に…」
さらに否定しようとするギーシュ、だが周りのそれを肯定する。何時の時代も最大の敵は強敵(とも)という事か。
「ん…?この小瓶はモンモラシーの香水じゃあないか」
「そうか…ギーシュは今モンモラシーと…そういう事か」
こうなってくるとギーシュにはもう収拾する術はない。
そうこうしてると今朝食堂前でギーシュと一緒に居た少女がその集団に泣きながら向かいそして――

グワシィィーz_ィン
少女のビンタが炸裂した。
それを見たプロシュートが
(メローネが見たら『スゴク良い!良いビンタだ!手首の(ry』と言うだろうな)
と思った程の勢いだ。

そしてビンタを決めた少女が泣きながら走り去った後、新たな少女がギーシュに詰め寄ってきた。
「これは、どういう事かしらギーシュ…!!」
「モ、モンモラシー!違う、違うんだ!あの子はだだの…」
そうギーシュが言い終わる前にモンモラシーと呼ばれた少女がシエスタが持っている香水を取りそれをギーシュにブチ撒ける。
「もう二度とその顔を見せないで…!」

少女二人に捨てられたギーシュ、二股をかけていた当人が当然悪いのだが理不尽な怒りはシエスタに向かっていった。
86ゼロの兄貴:2007/05/30(水) 01:20:00 ID:???
「君が軽率に香水のビンなんか拾い上げたおかげで、二人のレディの名誉が傷ついた。どうしてくれるんだね!」
シエスタはただ頭を下げ続け謝るばかりだったが他の生徒達の前でビンタと香水を頭からブチ撒けられたという恥からさらに怒りがヒートアップする。
「申し訳ありませんで済めば憲兵なんていらないんだよ!……どうやら君には貴族に無礼を働くとどうなるかを身を以って知った方がいいようだね」
ギーシュが薔薇の造花の杖を出し構える。

メイジが杖を出す時。それは魔法を使う時だとシエスタは十二分に知っていた。つまりこれから自分が何をされるかという事も。
「ひっ……!」
シエスタがうずくまり頭を両手で押さえる。
この騒ぎにギャラリーが出来ていたようだが、誰もギーシュを止めようとしたりシエスタを助けようとはしない。
むしろニヤニヤとした笑みを浮かべ見物している物が多数を占めている。

それを見た時プロシュートが感じた不快感が何か理解した。
あの目だ…あの目と同じだった。
組織の他のチームの幹部連中が自分達暗殺チームを見る目。
利用するだけ利用し、得る物はボスからの不当ともいえる報酬のみ。
他のチームがそれぞれのシマを持ち利益を得ているというのに自分達にはそれがない。

その圧倒的とも言える他のチームとの待遇の差による自分達を見下した目……それと同じだった。

そう思った瞬間プロシュートは行動していた。
87マロン名無しさん:2007/05/30(水) 01:21:02 ID:???
支援
88ゼロの兄貴:2007/05/30(水) 01:21:04 ID:???
頭をかばうようにして縮こまるシエスタは圧倒的な恐怖から泣いていた。
少しだけ視線を上げ上を見る、ギーシュが杖を振り上げていたのを見て少しでも恐怖から遠ざかろうと目を閉じた。
だが、いくら時間が経っても自分が恐れていたものは襲ってこない。あるいはもう襲ってきてしまったのかと思いつつ恐る恐る目を開ける。

「ミス・ヴァリエールが召喚した使い魔君じゃないか…邪魔しないでくれたまえ!」
  平民が貴族にあのような無礼を働いたんだ。貴族の使い魔の君がそれが分からないのかい?」
逆行で顔はよく見えなかったが男が振り上げられたギーシュの腕を掴んでいた。
「それとも、平民同士助け合おうってことかい?涙ぐましい友情だね」

「二股かけてたのがバレで無抵抗のヤツに八つ当たりか?マンモーニを通り越してゲス野朗だなオメーは」
ゲス野朗という言葉に完全プッツン来たようである。
「……いいだろう!まずは君から礼儀というものを教えてあげた方がいいようだねッ!」
「何がやりてぇのか言ってみなゲス野朗」
「まだ言うか…!『決闘』だッ!ヴェストリ広場で待っている!準備ができたら何時でも来たまえ!」
そういい残しギーシュが友人とギャラリーを引き連れ広場の方向へ向かっていった。

「あ、ありがとうございます…でも元々関係ない貴方に迷惑はかけられません…私が行って何とか事を沈めてきます…」
「ヤツが決闘したがってるのはオレだ、オメーじゃあねぇ。それに何の問題も無ねぇ」
「で、でも…このままじゃ貴方の命が…」
「ここで万が一オレが死ぬとしてもオレは常にそういう『覚悟』をしてきている」
そう言うと、プロシュートは自分が座っていた席に戻り最後の残ったワインを飲むと広場にと向かっていった。

 ←To be continued
89ゼロの兄貴:2007/05/30(水) 01:22:04 ID:???
花京院・・・イギー・・・アヴドゥル・・・終わったよ・・・

そこ、フラグ立ちすぎとか言わない
90マロン名無しさん:2007/05/30(水) 01:23:22 ID:???
兄貴は説教くさいのを通り越して、説教好きだな
91マロン名無しさん:2007/05/30(水) 01:23:45 ID:???
兄貴かっこよすぎるだろ…常識的に考えて(AAry
92マロン名無しさん:2007/05/30(水) 01:24:46 ID:???
投下乙
むしろギーシェに死亡フラg(ry
93マロン名無しさん:2007/05/30(水) 01:24:58 ID:???
GJ
次回は直接触老化でヨボヨボどころか風化して砂になりそうだなw
94マロン名無しさん:2007/05/30(水) 01:27:49 ID:???
GJ!
兄貴……惚れるぜ!
95マロン名無しさん:2007/05/30(水) 01:28:43 ID:???
ギーシュの魂が天に上っていく……

GJ!
96マロン名無しさん:2007/05/30(水) 01:30:54 ID:???
GJ! 兄貴にはマジで惚れるw 惚れ直したぜw
97マロン名無しさん:2007/05/30(水) 01:32:14 ID:???
いろんなネタが上がってきたけど
SBRネタはないみたいだな
レース中に召喚するわけにもいかないしな
98マロン名無しさん:2007/05/30(水) 01:37:59 ID:???
それ言ったら一部と二部もいないしな
個人的にはシーザーを召喚して欲しい……
波紋って対化物用の技だから色々役立ちそうだし、人間相手でも気絶させる事が可能だからな
しかもスタンドがないからデルフリンガーも対魔法防御用に登場させやすいしな
99ゼロの兄貴:2007/05/30(水) 01:42:59 ID:???
>>92
モチ死亡フラグさw
立てるためにゲス野朗に進化させたけどまぁ彼は他の話ではマンモーニって事でさ
こらえてくれ

個人的にはシュトロハイム大佐期待だなぁ・・・
スタンド、波紋の魔法とも思えるような超能力一切無し
あるのはナチス脅威の科学力のみ!
100マロン名無しさん:2007/05/30(水) 01:49:39 ID:???
シュトロさんか!
文明が似非中世レベルのハルキゲニアで体のメンテナンスとか武器弾薬とかどうすんだろな
ああ、あのコールベー先生が何とかしてくれるか
101マロン名無しさん:2007/05/30(水) 01:51:24 ID:???
もう100か…。

ジョナサンとかも見たいな紳士としての格の違いを見せて欲しい
102マロン名無しさん:2007/05/30(水) 01:56:40 ID:???
シュトロハイムは改造後だと大部分機械だからルーンはどこに出るのかね
顔も半分くらい改造済みだし、生身なのは胸のあたりだけだっけか?
103マロン名無しさん:2007/05/30(水) 02:04:01 ID:???
兄貴…実に乙!
でもよう〜兄貴…野郎が野朗になっているような…違うような気がするんだよ
でも俺頭悪いからよぅ…俺の勘を当てにしないでくれよ…
104マロン名無しさん:2007/05/30(水) 02:13:06 ID:???
何と言う死亡フラグww
105ゼロの兄貴:2007/05/30(水) 02:20:25 ID:???
>>103
ヤッダァァァァバァァァァァアアア
我がPCは何故か野郎が一発変換できず野と郎で別々だから間違ってた…
でかしたぞ!ペッシ!気がきいたな!
106マロン名無しさん:2007/05/30(水) 02:23:31 ID:???
>>103
国語の教師乙
107マロン名無しさん:2007/05/30(水) 02:41:45 ID:???
>>105
生ハムにチョコを乗っけるようなレスッ!
僕は敬意を表する!
108マロン名無しさん:2007/05/30(水) 02:48:50 ID:???
爪が伸びるのが…抑えられない…
くそ!今すぐこの爪の伸びた指で書きたい、SSをっ!
ジョナサンの誇り高き紳士の決闘と波紋を使った戦いを…

だが早い…一巻すら読んでいないのに、ここの情報でしか掴んでないのに
おおまかな流れだけで書くわけにはいかない…
まずは様子見だ…下種戦のあとの流れがわかっていないのだから…
109マロン名無しさん:2007/05/30(水) 03:01:00 ID:???
2部キャラってゼロ戦知らないからなぁ
1部に至っちゃ、飛行機やロケットランチャーすらないだろ
110マロン名無しさん:2007/05/30(水) 04:32:34 ID:???
よし!
人種はちがえど、わたしはおまえのような勇気ある書き手に敬意を表す!

http://imepita.jp/20070530/147800

すぐれた書き手のみ生き残ればよい!
111マロン名無しさん:2007/05/30(水) 06:24:53 ID:???
>>110
ブラボー!おお…ブラボー!

そのルイズ好きだ…
112絶頂の使い魔:2007/05/30(水) 07:14:58 ID:???
つーかもう三スレとか速すぎね?やはりこのスレには神父が…
113マロン名無しさん:2007/05/30(水) 07:21:49 ID:???
>>110
こういうのみてて毎度思うぜ。俺も画才がほしかったってな。
正直兄貴の能力って書きにくいから挫折するんじゃねえかなって
思ってたけどここまでうまく持ってくるなんてすごいぜ。
114マロン名無しさん:2007/05/30(水) 08:18:06 ID:???
>>110
テニール船長に見えてワロタ
115マロン名無しさん:2007/05/30(水) 08:27:39 ID:???
兄貴の渋さに鼻血
あとルイ図がDIO様化していてわら田。
やはり根は似たもの同士なのかっ?
116マロン名無しさん:2007/05/30(水) 09:10:49 ID:???
過去話見てない>>115に萌えた
117マロン名無しさん:2007/05/30(水) 09:52:15 ID:???
>>115
今、ルイズは某クリームの本体と同じ状況
118マロン名無しさん:2007/05/30(水) 09:57:51 ID:???
>>60
シュヴルーズ先生の黒化はルイズ以上だな・・・。
原作だと才人を平民だからと言って差別しない理解者だったんだが。
119マロン名無しさん:2007/05/30(水) 10:04:06 ID:???
>>118
実は腹の底ではうわなにをするやめry
120マロン名無しさん:2007/05/30(水) 10:34:53 ID:???
>>118
偽善者なんだよ
121マロン名無しさん:2007/05/30(水) 10:38:55 ID:???
どいつもこいつも有罪だな
122マロン名無しさん:2007/05/30(水) 10:46:17 ID:???
ルイズ「蹴り殺してやる、ド畜生がッ!」
123マロン名無しさん:2007/05/30(水) 11:07:41 ID:???
キュルケは有罪
タバサも有罪
他の生徒も教師も自分を馬鹿にしたので有罪

そんなダークルイ図たんは素敵だぜ。
124マロン名無しさん:2007/05/30(水) 11:22:01 ID:???
「『どいつもこいつも!有罪だ!』
くそ田舎者どもッ!私は必ずメイジの頂点に立ってみせる!
そして私を邪魔するヤツらはゼロと呼ばれ馬鹿にされることより
もっと屈辱的に『誇り』を切り裂いて地面の上をはいつくばらしてやるぜッ!」

こうですか!わかりません><
125マロン名無しさん:2007/05/30(水) 13:04:37 ID:???
ルイズ「いいや、慈悲深いぜ。キュルケを巻き込まなかっただけな」
126マロン名無しさん:2007/05/30(水) 13:07:08 ID:???
ノートリアスBIG喚ぶ話はまだですか?><
127マロン名無しさん:2007/05/30(水) 13:13:52 ID:???
休講で暇だしFF呼ぶ話でも書こうかな
128マロン名無しさん:2007/05/30(水) 13:18:39 ID:???
書いてくださるのは非常にありがたいのですが
完結してほしいっす
129マロン名無しさん:2007/05/30(水) 13:37:06 ID:???
原作が完結してないのに完結もくそも…
130マロン名無しさん:2007/05/30(水) 13:38:29 ID:???
なげっぱなしにすんなってことじゃね?
でもFFとは珍しいキャラ使うものだ。でも
応用力高い気がするから書きやすいほうかも
131マロン名無しさん:2007/05/30(水) 13:40:16 ID:???
ゼロSSで続かせるのは難しいんだよなぁ
大体がフーケ倒したぐらいで見かけなくなる
132マロン名無しさん:2007/05/30(水) 13:43:26 ID:???
7万人対決まで見たことないぜw
そこまでやってほしい…てかそこからテファとか出てきて
面白いと思うんだぜ。
133マロン名無しさん:2007/05/30(水) 13:56:20 ID:???
DIO様の場合 七万人の血を吸い力 復活
王国を影から支配するために動くとなりそうだな。
134マロン名無しさん:2007/05/30(水) 13:58:40 ID:???
七万人も血吸ったら表からでも支配できそうw
135マロン名無しさん:2007/05/30(水) 14:01:26 ID:???
>>109
シュトロハイム(サイボーグ化)ならゼロ戦をギリギリ知ってそう。
『フハハァ、デブ元帥のいないこのハルケギニア! ヤーパンの航空戦力は世界一ィィィィッ!』
136マロン名無しさん:2007/05/30(水) 14:06:36 ID:???
ヤーパンと言われるとキンゲしか出てこない俺トミノスキー。
フーケ戦以降はつじつまあわせが大変そうだからなー。
137マロン名無しさん:2007/05/30(水) 14:19:16 ID:???
1部2部のキャラでもガンダールブの印が何とかしてくれるよ!
138マロン名無しさん:2007/05/30(水) 14:20:14 ID:???
>>131
ベイダー様はワルド倒したぞ
139マロン名無しさん:2007/05/30(水) 14:27:35 ID:???
ベイダー卿だからな!

ワルドもサイトあたりならなんとかなったろうが
ジョジョキャラボスクラスやベイダー卿ともなるともう
「いかにして死なないか」を考えねーとならんしなぁ…
いいきみだが、ちと哀れでもある
140マロン名無しさん:2007/05/30(水) 14:41:52 ID:???
まあ、DIO様以外となら良い勝負するんじゃね
141マロン名無しさん:2007/05/30(水) 14:43:15 ID:???
時止めは反則だな
同じ能力か、ポルナレフみたいに不意打ちで仕留めないと勝てない
142マロン名無しさん:2007/05/30(水) 14:48:29 ID:???
3時に…投下…させていただく…
143マロン名無しさん:2007/05/30(水) 14:49:55 ID:???
>>126
呼んだ瞬間みんな死ぬww
144マロン名無しさん:2007/05/30(水) 14:50:14 ID:???
あと十分か・・・待ちきれないッ!!
145DIOが使い魔!?:2007/05/30(水) 15:00:08 ID:???
クラスメイト達は、『ゼロ』が錬金の魔法を行うと知ると、いっせいに机の下に潜り始めた。
皆、これから何が起きるのか、経験から分かっているのだ。
しかし、近年ルイズの魔力は上がる一方である。
そのたびに規模が拡大してゆくルイズの失敗魔法に、生徒達は自分たちが非難する石造りの机に頼りなさを感じ始めていた。
マリコルヌもその1人であった。
彼はルイズが立ち上がるのとほぼ同時に、真っ先に机の下に避難した人間だった。
我も我もと自分の机に潜り込んで来るクラスメイト達をうっとおしく思いながらも、これから起こるショウタイムに期待と、ほんのちょっぴりの不安を感じていた。
ふと目線をあげてみると、ルイズの呼び出した使い魔の平民が、依然変わらず本を読んでいた。
"こいつ、さては知らないな"と思いながら、マリコルヌはその男を冷やかした。

「おい、平民!そんなところに突っ立ってていいのか?ケガするぞ?」
男はマリコルヌに視線を向けた。
血のように真っ赤な目がマリコルヌを捉えた。
内心の怯えを誤魔化すように、マリコルヌは続けた。

「お生憎様だけど、この机は貴族様専用なんだ。使い魔はおとなしくそこで吹き飛んでな」
男は何も答えなかった。
146DIOが使い魔!?:2007/05/30(水) 15:04:02 ID:???
男はチラとルイズに目をやった。
そこではルイズが真剣な…実に真剣な顔でこれでもかと石に魔力を込めていた。
今から避難しようとしても間に合わないだろう。
男はやれやれとかぶりを振ると、マリコルヌに言った。

「……そうだな。そんな所にいたら…ケガをするのは当たり前だな」


−−−机の下から響いた男の声に、マリコルヌはギョッとした。
男は、さっきまで自分が潜り込んでいた場所から
皮肉気な笑みをこちらに向けていた。
ふと気がつくと、自分はついさっきまで男が立っていた場所に棒立ちしていた。

「え!?…………………
……オレ?」
わけのわからぬ現象に頭がついていかないマリコルヌを置き去りに、次の瞬間ルイズが思いっきり杖を振った。

想像を絶する大爆発が起こり、教壇の上にあった石が全て粉微塵になった。
−−−そして、生徒の方に扇状に爆散していった。
散弾銃のように。
細かな粒状になったそれらは、ビシビシと音を立てながら、生徒の机にめり込んでいった。
他の生徒達は机の下に避難していたが、1人棒立ちしてしたマリコルヌは、その散弾をモロに受けた。
全身に細かな石粒をめり込ませて、マリコルヌはドザッと倒れた。
147DIOが使い魔!?:2007/05/30(水) 15:08:03 ID:???
「た…………立っていたのは……オレだったァ…
−−−今その机の下にいたのにィ〜〜〜」
思い出したように、全身から血が吹き出してきた。
割と重傷だった。
そんなマリコルヌを無視して、男…DIOは己の手を見つめながら不思議そうにそれを握りしめた。
………試す必要が、あるな−−−DIOがそう言った。


一方ルイズは、呪文を唱えた瞬間に飛び込んだ教壇の下から、ヒョッコリ顔を出した。
側を見ればシュヴルーズが転がっていた。
気絶はしているものの、傷は軽そうだった。
ルイズはチッと舌打ちした。
どうしてこういう奴に限って、変に運がいいんだろうか−−−ルイズは世の無常を儚んだ。
感傷もそこそこに、ルイズはすくっと立ち上がると、プリーツスカートについた埃を払い、シュヴルーズの方に近づいていった。
さっき『ゼロ』と呼ばれたことに対する憂さは晴らしたが、
シュヴルーズに対する怒りはまだだった。

こいつは、自分が失敗することを見越して、私を指名したのだ−−−ホントかどうかは定かではないが、『ゼロ』ネタでからかわれて、頭に血が上っているルイズはとにかくそう決めつけていた。
そして、その状況ではそれが全てだった。
148DIOが使い魔!?:2007/05/30(水) 15:12:00 ID:???
ルイズは無表情でシュヴルーズを1回蹴りつけた。
ゴロンとシュヴルーズが転がった。
ゴム鞠みたいに転がるシュヴルーズを見て、ルイズはニヤっと笑った。
ゲシゲシと無言でシュヴルーズを蹴り回した。

(アンタが悪いんだ!(ドゴッ)
私を怒らせたアンタがッ!(ドガッ)
思い知れ!(ガッ)
どうだ!(ガッ)
思い知れ!(ドガッ)
どうだ!(ゲシ)
どうだぁ!(ボグッ))
夢中になって蹴り回すルイズだったが、机の下から這い出てくる生徒が1人1人増えていくのを視界の端に捉え、
ルイズはピタリと蹴るのを止めた。
ルイズは切り替えのうまい女だった。
生徒が全員這い出てきたのを確認したルイズは、ケガ人が出なかったことを知ると、再びチッと舌打ちした……心の中で。
ルイズは切り替えのうまい女だった。
だが、机が陰になっていたので、地面でピクピク痙攣しているマリコルヌには、さすがのルイズも気づかなかった。
そして、何事もなかったかのように言った。

「ちょっと失敗したみたいね」
誰も、何も答えなかった。
無言の沈黙を受け流し、ルイズはとても爽やかな表情で自分の席に着席した。
隣の生徒がビクと震えた。
149DIOが使い魔!?:2007/05/30(水) 15:16:08 ID:???
その有様を見て、DIOはどうしてルイズが『ゼロ』と呼ばれているのかを朧気ながらに理解した。
マリコルヌの痙攣が、段々弱くなっていった。


ルイズ……無傷。
DIO……無傷。
キュルケ……無傷。
タバサ……無傷。
マリコルヌ……重傷、早退。
シュヴルーズ……五時間気絶。(爆発で二時間。ルイズの蹴りで三時間。)

to be continued……
150マロン名無しさん:2007/05/30(水) 15:18:28 ID:???
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
151マロン名無しさん:2007/05/30(水) 15:19:10 ID:???
以上、『投下した』…!
152マロン名無しさん:2007/05/30(水) 15:19:25 ID:???
それでこそDIO様ww
さすが俺たちにはできないことを「ry
153マロン名無しさん:2007/05/30(水) 15:21:43 ID:???
マリコルヌー!!!
154マロン名無しさん:2007/05/30(水) 15:25:49 ID:???
なんというヴァニラ・アイスwww
155マロン名無しさん:2007/05/30(水) 15:31:34 ID:???
これはDIOにもそうだが、他とは違うルイズにも期待が高まるゥッ!
変なところでバッドエンドになりそうで怖いぜw
156マロン名無しさん:2007/05/30(水) 15:34:36 ID:???
ダークルイズをコントロールしながらDIO様が力を蓄えていくというパターンかあああ?
学園内にも部下がほしいところだな。
157マロン名無しさん:2007/05/30(水) 15:41:16 ID:???
逆に考えるんだ
「ルイズが黒いから、DIO様が召喚された」
そう考えてみるんだ
158マロン名無しさん:2007/05/30(水) 15:48:57 ID:???
Σ(゚д゚lll)ソウダッタノカ・・・
159マロン名無しさん:2007/05/30(水) 15:49:11 ID:???
それ、いいな
160マロン名無しさん:2007/05/30(水) 16:05:29 ID:???
それっぽいことDIO様もいってたよなw
161マロン名無しさん:2007/05/30(水) 16:21:27 ID:???
地の文でもそう書いてあった品。
ダイビング二重契約のあたりにあったはず
162マロン名無しさん:2007/05/30(水) 16:47:23 ID:???
5時に投下します
163マロン名無しさん:2007/05/30(水) 16:48:59 ID:???
DIOよりルイズのほうが黒いとは
164マロン名無しさん:2007/05/30(水) 16:55:10 ID:???
何が来るのかwktk
165偉大なる使い魔:2007/05/30(水) 16:57:03 ID:???
 見たこともない景色!した事も無い体験!わたしは夢を見ている!
 また、あの使い魔の記憶だろう・・・はっきりと判る!

 無駄な事しやがって!ブチャラティーーーッ!
 落ちて行けェェーーッ!!
 
 ま・・・まさか・・・ツイてないのはオレの方か!?
 
 おかしい事だったんだッ!

 バカなッ!

 ブチャラティィイッ!
166見えないの中の人:2007/05/30(水) 17:01:23 ID:???
あ、ありのままに今起こったことを話すぜ
『投下予告をしたら先に投下された』
何を言ってるのか(ry
167マロン名無しさん:2007/05/30(水) 17:03:56 ID:???
吹いたwww
168マロン名無しさん:2007/05/30(水) 17:04:30 ID:???
>>166
素数を数えて落ち着くんだ
1,2,3,5,7,8
169見えないの中の人:2007/05/30(水) 17:05:45 ID:???
これでDIO様だったら完璧だったんだけど
まあせっかくだから待ちますか
170マロン名無しさん:2007/05/30(水) 17:07:19 ID:???
>>168落ち着けw 8は素数じゃないぞw
171マロン名無しさん:2007/05/30(水) 17:11:50 ID:???
1も素数じゃあないなw
172マロン名無しさん:2007/05/30(水) 17:12:17 ID:???
>>168
1もだぞw
173マロン名無しさん:2007/05/30(水) 17:13:42 ID:???
あわてん坊だなぁ神父さんはw
174マロン名無しさん:2007/05/30(水) 17:13:49 ID:???
>166-172
お前ら素晴らしすぎw
175マロン名無しさん:2007/05/30(水) 17:19:27 ID:???
1って素数じゃなかったのか素で気付かなかった
176マロン名無しさん:2007/05/30(水) 17:23:27 ID:???
1は1でしか割れないから素数じゃないだろうが
このクサレ脳みそがァー!
177マロン名無しさん:2007/05/30(水) 17:26:28 ID:???
「ド低脳がぁぁぁ!」より、「クサレ脳ミソ」の方が酷い言葉な気がする
荒木先生は出版社の度胸を試してるな
178偉大なる使い魔:2007/05/30(水) 17:27:14 ID:???
「ゴバッ!!」
 わたしはベットから身を起こした・・・なんだっけ?・・・
 ・・・また、凄まじくひどい夢を見た気がする、夢なのに死ぬほど痛かったような・・・
 ・・・何かの拍子で思い出したりするんだろうか・・・やだなあ
「おきたか、随分うなされていたみたいだが怖い夢を見たのか?」
 先に起きてたのであろうプロシュートが声を掛けてくる
 わたしはプロシュートの記憶を夢としてみるが、彼はどうなんだろう?
「ええ、悪夢だったわ。あ、あなたは此処にきて夢とかみないの?」
 うん、自然に聞けたわ
「そうだな、見たと思うが起きた瞬間に忘れちまうな」
 それをきいてほっとする・・・まて何でほっとする
 べつに、わたしは見られて恥ずかしい記憶なんてない、断じてない!
「それより起きなくていいのか?」
 もう、こんな時間!
「ちょ、早くいいなさいよね」
「俺のせいか?」
179マロン名無しさん:2007/05/30(水) 17:32:12 ID:???
支援
180マロン名無しさん:2007/05/30(水) 17:33:33 ID:???
>>177
あのセリフの変更は酷さの問題じゃないからなぁ
181マロン名無しさん:2007/05/30(水) 17:50:01 ID:???
つ、続きは?
182マロン名無しさん:2007/05/30(水) 17:51:07 ID:???
規制かな?
183マロン名無しさん:2007/05/30(水) 17:53:22 ID:???
規制なら避難所の方に投下してくれい
184ゼロの兄貴:2007/05/30(水) 18:10:22 ID:???
今、少し見直してきたけど誤字が多いな・・・
国語の先生を頼む…
185偉大なる使い魔:2007/05/30(水) 18:18:40 ID:???
 朝食を食べに食堂に行く。ここの料理長マルトーさんにプロシュートは
大変気に入られ「我らの勇者」などと呼ばれ食事をご馳走になっていた。
 あのメイドが中庭の出来事を厨房の人達に話したのだろう。
 朝食の後、教室に向かい授業を受けに行く。
 プロシュートもわたしの隣に座り黙って授業を受ける。
 彼は魔法を使えないのに授業を熱心に聴いていた
 そういえば、彼は魔法とは違う別の何かを使ってた、アレは一体何なのか?
 アレは誰も見えていなかった様だ、自分だけに見えてた。
 彼は別の世界からきたと言っていた、召喚魔法はこの世界からモンスターを
使い魔とする儀式。だが、夢で見た建物、風景、まったく見覚えが無かった。
 彼の能力は別世界の魔法?
 
「授業はここまでです。各自、予習を忘れないように、以上」
 先生の声にはっと我に返る、いつの間にか授業が終わったようだ
186マロン名無しさん:2007/05/30(水) 18:21:53 ID:???
みえる!見えるぞッ!見事に垂れ下がったキュルケのおっぱry
187マロン名無しさん:2007/05/30(水) 18:21:59 ID:???
三つ巴wwwww
188スターダストファミリアー 1/5:2007/05/30(水) 18:59:33 ID:???
条件! 勝利者の権限を錬金せよ その@

鼻血をハンカチで押さえながらギーシュはよろよろと立ち上がる。
「ままま、参った! 降参だ!」
「やかましい! これ以上てめーを殴るつもりはねえ。
 ちぃーと頼みがあるんで聞いてもらうだけだ。無論断る事は許さねえ」
「は、はい〜!」
「今日から俺をてめーの部屋に泊めろ。ベッドは俺が使う。
 お前は床なりなんなり余った所で寝なッ」
「わ、解った……解ったから、すごむのはやめてくれ」
「やれやれ……ようやく寝床の確保成功ってところか。部屋に案内しな」
ギーシュをぶちのめした承太郎は、周囲の野次馬が大騒ぎをしているのが鬱陶しく思えたため、
とりあえずこの場は退散しようと寮へ向かって思い歩き出す。
ギーシュのマントを引っ掴んで引きずりながら。
すると小柄な足音が後から着いてきた。
「ちょっ、ちょっと待ちなさいよ!」
声でルイズだと解り、承太郎は野次馬達から離れた場所で立ち止まる。
ルイズ以外に追いかけてくる者はいなかった。
「…………」
「あ、あんた、どういうつもりよ!? ギーシュの部屋に泊まるだなんて!」
「てめーは俺の衣食住の面倒を見ると言ってたが……見ての通り、自分で何とかした。
 これでてめーの身の回りの世話をする理由もてめーの部屋にいる理由も……。
 きれいさっぱり無くなったって訳だ」
「そっ……そんな……。だって! あんたは、私の……私の使い魔でしょ!?」
ルイズは愕然となった。まさか、こんな事になるなんて。
使い魔がご主人様から逃げ出すなんて、いや、見捨てるなんて、ありえない。
拳を震わせながら、ルイズは涙の浮かんだ目を隠そうとうつむいて、訊ねた。
189スターダストファミリアー 2/5:2007/05/30(水) 19:00:26 ID:???
「あんた……どうやって、ギーシュのゴーレムを倒したのよ」
「…………」
「あんたの手から、別の手が出てくるのが見えたわ。あれ、何? 魔法?」
「…………」
「答えてよ。あんたが、使い魔が魔法を使えるのに、私が使えないなんて……」
「…………」
「……どうして……あんたが魔法を使えて……私は…………」
ポツ、ポツと、ルイズの足元に涙がこぼれた。
頭の上から承太郎の声が降ってくる。
「あれは魔法じゃねえ」
「じゃあ、何よ」
「てめーに話す義理もねえ。自分で考えるんだな」
「あんたは私の使い魔なのよ!」
涙声で叫ぶルイズを見て、引きずられっぱなしのギーシュもさすがにルイズが哀れに思えた。
「あ、あのー……平民君。そんなに突っぱねなくてもいいんじゃないかなぁ?」
「……こいつは魔法もロクに使えねーくせに貴族を気取りやがるいけすかねーアマだ。
 それに比べりゃ威張るだけの力を持ってるてめーの方がまだマシだぜ。
 だから……俺は使い魔をやる気はさらさらねーな。行くぜ、ギーシュ」
ルイズの濡れた視界から、承太郎の足が姿を消す。足音が遠ざかる。

このまま承太郎を行かせたら、もう二度と――そんな気が、した。

「じょ、ジョータロー!」
だから、ルイズは服の袖で涙をグイッと拭って顔を上げ、
両の足でしっかりと地面を踏みしめ、痛いほどにギュッと手のひらを握りしめ、
ビシッと杖を突き出して、眼と指が真っ直ぐ承太郎の背中に挑む。

   「私と決闘しなさい!」
  バ―――――z______ン
190スターダストファミリアー 3/5:2007/05/30(水) 19:01:18 ID:???
ハンカチで鼻を押さえたままのギーシュが目ん玉を引ん剥いて驚く。
「な、何を言っているんだルイズ!?
 僕が勝てなかったのに『ゼロ』の君が勝てる訳ないじゃないか!」
ギーシュになんか目もくれない。
硬い意志で震えを抑え、ゼロのルイズは牙を剥く。
その瞳には勇気の光。ギーシュが承太郎に決闘を挑んだそれとは光が違う。

ルイズは知っている。たった今、目の当たりにした。
承太郎の強さと恐ろしさをッ!
それを承知で挑むルイズには覚悟があった。
勇気とは怖さを知る事! 恐怖を我が物とする事ッ!
貴族としての誇りを名誉を守るため、貴族の意地を貫くため、
使い魔にいいようにされる訳にはいかない。
正体不明の謎の力、ギーシュのゴーレムを倒したあの力。
それに挑むのは……怖い。
だけども引けない引いてはならない引くものか。
「そして……そしてッ! 私があんたに勝ったなら!
 あんたは自分が使い魔だと認め、私に従いなさいッ!
 ギーシュの部屋になんか行かせない、あんたは、私の使い魔なんだからッ!」
覇気を込めて言い切ったその言葉に、承太郎はゆっくりと振り返る。
彼の眼差しが真っ向からルイズの眼光と衝突するルイズの意志が気圧される!
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
「……本気か? てめー……」
「も、もちろん! 本気も本気の、大本気よ!
 私が勝ったら、私のところに戻ってきなさい。そして私がご主人様だって認めるのよ!」
「なるほど……。覚悟は……できているようだな」
191マロン名無しさん:2007/05/30(水) 19:01:42 ID:???
時が・・止まった?
誰でもいいからこの世界に入門してきてくれぇー!!
192スターダストファミリアー 4/5:2007/05/30(水) 19:02:11 ID:???
ルイズの、杖を握る手に力がこもる。
まさかここで、もう、やるつもりだろうか。
作戦も何も考えてないのに。でも、逃げる訳には、背を向ける訳にはいかない。
貴族として! 絶対に!

「さあジョータロー! かかってきなさい!」
「だが断る」

ピシャリと承太郎は言い切った。
てっきりやるものだと思っていたギーシュは「えっ?」と目を丸くする。
一方ルイズは頬を赤くして怒鳴った。
「なっ、なんでよ! ギーシュとは決闘したでしょ!?」
「悪いが女を殴る趣味はねえ。てめーを殴るって事は、俺自信のプライドに傷がつく」
「うっ……で、でも! 逃げるだなんて許さないんだから!」
「ああ、逃げるつもりはねーぜ。だからちょいと賭けをしようじゃないか」
「賭けですって?」
ルイズが問うと、承太郎はかがんで足元に落ちていた何の変哲もない石ころを拾った。
何をする気だろう、とルイズは身構える。だが承太郎が声をかけたのはギーシュだった。
「お前は確か土系統のメイジだったな。なら魔法の基礎の『錬金』くれーできるだろ。
 何でもいい……この石を違う何かに錬金してみせな」
「あ、ああ……解った」
すっかり上下関係を叩き込まれたギーシュは、言われるがまま承太郎の手のひらの上に薔薇を向け、
短い詠唱とをして『錬金』をする。
石が光に包まれた後、承太郎の手のひらにあったのは石ではなく小さな青銅だった。
「これが俺の出す条件……てめーとの賭けだ。明日の夕食の後、さっきの広場で待つ。
 そこで……石を青銅に錬金してみせな。
 それができたらおとなしくてめーの部屋に戻ってやるぜ」
「そ、そんな……」
193スターダストファミリアー 5/5:2007/05/30(水) 19:03:07 ID:???
できる訳がない、ルイズは今日の授業で錬金を失敗したばかりである。
もちろん今まで一度たりとも成功した事はない。
それを明日の夕食後までだなんて、そんなの無理だ、絶対無理。
「も、もしできなかったら……」
「……『できる』か『できねー』かを訊いてるんじゃねえ。
 俺は『やる』か『やらない』かを訊いてるんだ」
「うっ……わ、私は……」
承太郎の手が一瞬増えたかと思うや、
錬金された青銅がルイズの両足の間に物凄い勢いで投げつけられ地面にめり込む。
「さあ! 『やる』か! 『やらねー』のか!
 ハッキリ言葉に出して言ってもらおうッ! ルイズ!」
承太郎の有無を言わせぬ迫力にルイズは後ずさりをしそうになる。
少しでも気を抜いたら、膝が砕け尻餅をついてしまいそうだ。
自信なんて無い。勝てるかどうか解らない。
不安でたまらない、賭けを受けるのが怖い、でも、でもでも!
言ってやる。
ただ一言、言えばいい。
ルイズは、震える唇で、ハッキリと大声で応えた。
「や……『やる』わ! その賭け、受けて立とうじゃないの!」
それをしっかりと聞き届けた承太郎はくるりと背を向けた。
「賭けは成立した……。ギーシュ、この事は誰にも話すな。
 今回みてーに野次馬が集まると鬱陶しいからな……」
「わ、解った。誰にも言わないよ」
承太郎は歩き出す、ギーシュも慌てて後をついていく。
ルイズは、一人取り残されて、手が痛くなるほどに杖を握りしめた。
承太郎が角を曲がって姿が見えなくなるまでずっと、彼の背中を見据えていた。
194マロン名無しさん:2007/05/30(水) 19:07:23 ID:???
GJ!
ギーシュ哀れwww
195506:2007/05/30(水) 19:09:42 ID:???
他のSSとかと比べると俺の糞だなorz
196マロン名無しさん:2007/05/30(水) 19:10:41 ID:???
このマンモーニが!自虐はSSの面白さを1/10にするからやめろと言ってるんだ
197マロン名無しさん:2007/05/30(水) 19:10:53 ID:???
承太郎厳しいなwまぁ条件を提示しただけ承太郎にとっちゃ優しいか。
198マロン名無しさん:2007/05/30(水) 19:10:56 ID:???
オレ……gjな「投下」を見たぜ…
199マロン名無しさん:2007/05/30(水) 19:11:03 ID:???
なんか一気に職人が来て大混雑だな
200マロン名無しさん:2007/05/30(水) 19:12:39 ID:???
>>193
GJッ
201見えないの中の人:2007/05/30(水) 19:15:53 ID:???
もうわけがわかんねーよw
202マロン名無しさん:2007/05/30(水) 19:17:00 ID:???
投下乙!


ギーシュは基本的にいい奴だからな。
相手の実力を正当に評価できるし、仲間のために命もかけられる。
承太郎の横で、男として成長するのが見てみたい。
203マロン名無しさん:2007/05/30(水) 19:20:59 ID:???
>>201
まあそんな時もある
204マロン名無しさん:2007/05/30(水) 19:21:03 ID:???
偉大なる使い魔の続きマダー
チンチン
見えない使い魔の続きマダー
チンチン
使い魔は静かに暮らしたいの続きマダー
チンチン
205マロン名無しさん:2007/05/30(水) 19:24:07 ID:???
ジョルノまだー????
206マロン名無しさん:2007/05/30(水) 19:28:21 ID:???
ドッピオまだー???
207偉大なる使い魔:2007/05/30(水) 19:28:30 ID:???
「今日の授業の内容、覚えてる?」
 部屋に戻りプロシュートに質問してみた
「たしか、魔法の四大系統。火、水、土、風の四つ。失われた魔法、虚無を合わせ
 五つつの系統。また、それらの扱える数により、ドット、ライントライアングル、
スクウェアといった名称でで呼ばれる」
 淀みなく答えが返ってくる。この男、結構頭が良いのかもしれない
「それで、ルイズお前はどのレベルだ?」
 話の流れから来る質問に嫌な汗が流れる
「ドットよ、それよりもこれ解る?」
 誤魔化すように、わたしは教科書をプロシュートに見せる
「いや、悪いが字が読めねえ」
 意外な答えが返ってきた
「読み書きできないの?」
「いや、そう言う事じゃねえ。俺は今イタリア語を話しているんだ」
208マロン名無しさん:2007/05/30(水) 19:28:40 ID:???
ルイズ「クヒィー!言ってやる!『コール』といってやるぅぅううう!
私は最強のギャンブラーなんだぁ!『コール』!コール、コールコールコールコールゥゥウ!」

承り太郎「どうした?『コールか』!?『ドロップ』か!?はっきり口にしてもらおーか」

ギーシュ「わぁああ!こ、この女、気を失ってるぅうう!」
209偉大なる使い魔:2007/05/30(水) 19:30:57 ID:???
「イタリア語?」
 いきなり知らない単語が出てきたのでオウム返しに聞いてみる
「俺の祖国の言葉だ、にも拘らず会話ができている。ここにいる全員が
 イタリア語を話しているワケじゃねーよなー」
 わたしはコクリと頷く。そんな言葉は喋ってない。
 それに関しては心当たりがあるので言ってみる
「使い魔としての能力じゃないかしら、犬や猫を使い魔にすると話せるように
 なるって聞いたことがあるわ」
「なるほど・・・どうせなら字も解る様にしてくれても良いのによー」
「ま、別にいいんじゃないの、今は特に困らないし」
「そうだな。それより寝なくて良いのか、明日も早いんだろ?」
 そうね・・・今日も夢のせいで寝不足だし
「プロシュートは良いわね、ぐっすり眠れて」
 途端にプロシュートの顔が険しくなる
「テメー嫌味か?こんな固え椅子と薄っぺらい毛布でグッスリ寝れるワケネーだろ」
 彼は彼で我慢していた様だ
「今度の虚無の曜日にソファーを買いに行くわ、それまで我慢して頂戴」
「いいだろう」
 今夜は悪夢を見ませんように、わたしは静かに眠りについた
210マロン名無しさん:2007/05/30(水) 19:31:39 ID:???
今「できるわけがないッ!」を4回言うルイズが見えた気がした。
211ゼロの兄貴:2007/05/30(水) 19:40:25 ID:???
>>202
ヤバイな…思いっきりダメ人間にしてしまった上に死亡フラグ立てまくったが
212マロン名無しさん:2007/05/30(水) 19:41:01 ID:???
各SSの続きマダ〜?
213マロン名無しさん:2007/05/30(水) 19:46:57 ID:???
しかし、賭けに勝ったらあだ名返上だな
決闘知ってるやつが2人しかいないみたいだけどw
214202:2007/05/30(水) 19:47:42 ID:???
>>211
いや、ゼロ魔SSでは「決闘」はギーシュにとって死亡フラグの分水嶺だから。
そこで死ぬなら、それもありでしょ。 何と言っても、ギーシュだし。


というか、ホントに殺されたのはないから結構wktk wwww
215引力=LOVE?:2007/05/30(水) 19:48:15 ID:???
http://user.ftth100.com/log/up/log/4796.gif

つくってみた。ssはもう少し待って欲しい。
216マロン名無しさん:2007/05/30(水) 19:49:04 ID:???
>>211
いいと思うけどな。全部が同じ道を辿るってほうが無理だろうに。
最初から皆が全部同じ展開だったら萎えるわ
217マロン名無しさん:2007/05/30(水) 19:52:21 ID:???
実は死亡展開に期待してる
218マロン名無しさん:2007/05/30(水) 19:54:24 ID:???
>>215
ご苦労様よ。しかしここは職人方以外にペース速いのね。
>>211
216さんの言うとおりだと思うよ。オリジナリティあふれてても
問題ないじゃないか〜。がんがってね
219マロン名無しさん:2007/05/30(水) 19:56:13 ID:???
各ルイズの幸福度・不幸度を考えてみようか
さすがに全員は疲れるから一部だけ

ボスルイズはドッピオが聞き分けいいし結構幸福
吉良ルイズは危ないフラグが立ってきて潜在的には不幸かも
DIOルイズは暗黒面が強化されてこれはこれで幸福! 幸福ゥ!
承太郎ルイズは家出されて条件出されて不幸だね
兄貴ルイズは兄貴が使い魔になってくれて不幸なはずがないから幸福
220マロン名無しさん:2007/05/30(水) 19:57:53 ID:???
>>219
DIOルイズはその内日光の中を歩けなくなる罠
221マロン名無しさん:2007/05/30(水) 20:00:00 ID:???
兄貴の人、まず作品に投下にGJさせていただく。だがこのSSラッシュだ、できるだけ作品はまとめて投下していただきたい
見えないの人、なんだか混雑してしまった様だけどめげずに投下してくれるとありがたい
>>506さん、読むだけの俺からすればSSを書いて投下するという行動力と勇気があるあんたは尊敬できるんだ
自信を持ってがんばってほしい
 以上、スレの繁栄を願うROMからでした
222マロン名無しさん:2007/05/30(水) 20:01:08 ID:???
>>220
それは盲点だなw
506さん。俺アンタのSS好きだから自虐は控えて
ほしいぜ。ホントに1/10になってしまう。
223マロン名無しさん:2007/05/30(水) 20:04:28 ID:???
>>219
DIO様がこのまま言う事聞くなんて到底思えないぜw
224マロン名無しさん:2007/05/30(水) 20:04:29 ID:???
住人の心に輝く黄金の精神を見た。
225マロン名無しさん:2007/05/30(水) 20:15:19 ID:???
ゲブ神マダー?チンチン
226見えない使い魔:2007/05/30(水) 20:20:00 ID:???
ンドゥールがいま現在の主人の部屋に戻る。その主人、ルイズはとうに着替
えを済ませていた。
「遅いわよ。それじゃあ食堂に行くから、ついてきなさい」
「わかった」
ルイズは部屋を出て廊下を静かに歩いていく。途中すれ違う人物の、好奇と
見下す視線は耐えるしかなかった。後ろからはカン、カン、と杖を突きなが
らンドゥールがついていく。規則正しい音が響いている。
食堂に着くと、相変わらずルイズはンドゥールにはパンとスープしか与えな
かった。だが彼は静々とその出されたものを床の上で食べていった。言って
はなんだが、慣れた様子だった。
周りも飽きたのか、初日にあった平民の使い魔への嘲笑も薄れており、ルイ
ズはこれまでとなんら変わらぬ光景を送っていた。ところが、今日この日は
少し変わったことがあった。
「一体どうしてくれるっていうんだ!」
227見えない使い魔:2007/05/30(水) 20:21:18 ID:???
誰かが怒っていた。ルイズがその声がした方向を見ると、金髪の同級生であ
るギーシュがなぜかずぶぬれになって一人のメイドに激昂していた。
内容は彼女の周囲の声で聞き取ることはできなかった。
だが、すぐそばの男にはそんな騒がしさなど問題ではなかった。
「恩はかえさんとな」
「ちょっと! ンドゥール!?」
主人の制止の声など耳に入らないのか、彼はまっすぐ諍いの場に歩いていっ
た。ルイズも怒りながら後をついていった。
「少年、ギーシュと言ったか、そこまでにしておけ。恥の上塗りだ」
「――な、いきなりなにを!」
「二股がばれて両方に振られる。そんなことを声高に宣伝しているのだぞ」
「え、ちょっとほんとなの」
ルイズがそれを聞いて軽蔑の視線を向けた。周りからも失笑が漏れ、ギーシュ
の顔は瞬く間に赤くなった。
「大体、それだけ自分の器が小さいだけだ。貴族というのは誇り高いらしい
が、お前は例外か」
「なんだと!」
「……ンドゥール、もうやめなさいよ」
ルイズはとめようとするが、それでも彼はわざわざ煽るかのよう言葉を並べ
ていく。ギーシュは歯をかみ締め、瞳はいつのまにかつりあがっていた。
そして怒りが頂点に達すると、彼は手袋をンドゥールに投げつけた。
228見えない使い魔:2007/05/30(水) 20:22:38 ID:???
「決闘だ!」
「お、落ち着きなさいよギーシュ」
「うるさい! ここまで馬鹿にされて黙っていられるか! 広場で待ってい
るからな!」
もうギーシュの憤慨は治まりそうになかった。彼は無責任に騒ぎたつ人垣を
抜け、食堂を出て行った。成り行きを眺めていた野次馬も大勢追っていった。
残ったルイズはすました顔をしているンドゥールを叱責する。
「あんた、はやくギーシュに謝りなさい。いまならまだ許してもらえるわ!」
「断らせてもらう。私が頭を下げるのはただのお一人だけだ」
「んな……!」
ルイズの心に苛立ちが募る。召喚してからこれまで大人しくしたがっていた
が、やはりこの男は彼女に対して忠誠などしていないのだ。
「あのね、平民が貴族に勝てるわけないでしょ! メイジなのよ!」
「それがなんだというのだ。恐いものなどここにはなにもない」
「あのね……」
「――ンドゥールさん」
ギーシュの怒りを受けていたメイドが彼の名前を読んだ。
「私からもお願いします。はやく謝りに行きましょう」
「そういうわけにはいかんのだよ。礼は返さんとな」
はっきりと、ンドゥールは重く響く声で言った。そして、大きく無骨な手を
シエスタの頭に乗せた。
229見えない使い魔:2007/05/30(水) 20:23:50 ID:???
食堂の騒ぎから数分後、広場で二人は対峙していた。結局ンドゥールはルイ
ズとシエスタの制止を聞かずに決闘をすることにしたのだ。
彼は右手に杖を持ち、左手には喉が渇いたということでシエスタに用意して
もらった水筒を持っていた。
「よく来たね。いま謝ったら許してやらないこともないよ」
「いつ始める?」
「……いま始めてやるよ!」
ギーシュの前に一体の青銅の像が現れた。ゴーレムだと誰かが言った。
女性の姿をしたそれは一歩一歩ンドゥールに近づいていく。その足音は当然
彼にも聴こえているのだろうが、水筒を地面に落とし、まったく動じること
なくいつものようにしっかりとした足取りでギーシュへ向かっていく。
(あいつ、気づいてないの?)
見学に回っているルイズだけでなくほかの誰もがそんなことを考える。
このままでは簡単にぶちのめされる。しかし、そうはならなかった。
ゴーレムがいよいよンドゥールを攻撃しようとしたとき、唐突に倒れたのだ。もがいても起き上がることができない。
ざわつきの中、ルイズは気づいた。
(ゴーレムの足、いがんでる?)
230見えない使い魔:2007/05/30(水) 20:24:56 ID:???
ゴーレムが再び現れる。
またしても肉薄するが、同じように倒れてしまった。
ギーシュは全力なのか今度はいくつものゴーレムを出現させた。だが、そう
しても意味はなかった。全てのゴーレムがひとりでに倒れてしまったのだ。
ギーシュの身体に厳冬のような寒気が押し寄せてきた。
彼にはわかった。この迫ってくる男がなにかをしているのだと。練金が甘い
わけではないと。
巨大な男が光のない瞳で見下している。
押しつぶされそうな圧力を感じてギーシュは声が出なかった。彼は知らない
が、いま感じているのは死の恐怖だ。
「ふん!」
太く堅い拳で殴られる。ギーシュは唇を切って、血を吐き出してしまう。
それでもンドゥールは歩み寄り、鼻っ柱をぶん殴った。芝生に鼻血を撒き散
らし、ギーシュは痛みで悶絶する。
ンドゥールは呆れたようにため息をつき、ギーシュを見下ろした。
「まだやるか?」
「……ま、まいった!」
231見えない使い魔:2007/05/30(水) 20:26:03 ID:???
平民が貴族に勝利した。その事実に野次馬は驚愕し、大きな歓声があがった。ンドゥールが盲目であるということも関係しているのか、盛り上がりは少しも冷めることはない。
しかし、その熱狂の中心である男の一応の主人であるルイズは、腑に落ちな
い顔をしていた。
彼女の手にはンドゥールが落とした水筒がある。そんなに容積があるわけで
はない。グラスに五杯ぐらい注げられるていどだ。それでも、横にしていた
ところで空になるようなものではない。
なのに逆さまにしたところで一滴たりとも水が出てこない。確認したが地面
にも水が浸み込んでいなかった。
ルイズは見物人のなかのある人物に近寄っていった。
「ちょっとあなた、ええとシエスタって言ったわよね」
「あ、はい。なにようでしょうかミス・ヴァリエール」
頬が若干赤くなっているが、ルイズはそのことに気づかず質問をした。
「あなた、この水筒にどれだけ水を入れたの?」
「いっぱいにですけど。それがなにか……」
「いいえ、なんでもないわ」
念のためにかルイズは水筒に指を突っ込み、内壁を滑らせてみた。水は一滴
たりとも付着していなかった。

水はどこにいったのか。
答えは一人、ンドゥールだけが知っている。
232見えない使い魔:2007/05/30(水) 20:27:42 ID:???
投下終了……!
マダーとか言われるとすっげうれしいな。
しかし、自分の中でンドゥールが美化されていないか心配だ。
233マロン名無しさん:2007/05/30(水) 20:30:59 ID:???
ンドゥールのゲブは水のスタンドじゃなくて水を『操る』スタンドだから一般人にも見えるはずだが
SPW財団のパイロットも水に襲われた言ってるし
234マロン名無しさん:2007/05/30(水) 20:31:01 ID:???
展開はえー。そしてンドゥールかっけー。さらにルイズちょっと鋭いじゃんw
これはもうGJするしかねーよーだな。
235マロン名無しさん:2007/05/30(水) 20:31:51 ID:???
GGGGJ
ンドゥール好きだンドゥール
236マロン名無しさん:2007/05/30(水) 20:39:00 ID:???
イイ!実にイイッ!何をしたのか相手や観衆に気付かせないように戦うってのが気に入ったよ
237マロン名無しさん:2007/05/30(水) 20:39:58 ID:???
>>233
ちゃんと見えてるじゃん
238マロン名無しさん:2007/05/30(水) 20:40:43 ID:???
ああ、見えないよーに地面から足掴みか…
DIO様に血吸われてくるorz
239使い魔は静かに暮らしたい:2007/05/30(水) 20:48:17 ID:???
学園長室でオスマンにフーケを捕らえた報告に行く。
オスマンはフーケの正体がロングビルだったのには驚いていた。
話しによれば彼女は居酒屋で働いていたらしい。その場にいたオスマンは尻を撫でたらしいが、ロングビルが怒らないので秘書にならないか勧誘したそうだ。
この爺は死んだほうがいいんじゃないか?そのせいで死に掛けたんだぞ。
「死んだほうがいいのでは?」
この場にいたコルベールという教師も思ったらしい。当たり前か。
その後の弁明は真剣な口調ながらもますます「死んだほうがいいのでは?」と思うものだったが、その弁明には何故かコルベールも賛同していた。
……まさかあんたも色仕掛けに引っかかったのか?
オスマンが咳払いをし場を仕切りなおす。この空気を取り払いたかったのだろう。
「さてと、君たちはよくぞフーケを捕まえ、『破壊の杖』を取り返してくれた」
私を除く3人が頭を下げる。
「フーケは、城の衛士に引き渡した。そして『破壊の杖』は、無事に宝物庫に収まった。一件落着じゃ」
オスマンが私以外の頭を撫でる。
その後ルイズたちは『シュヴァリエ』とかいうよくわからない爵位が与えられるらしい(タバサは勲章だそうだ)。
そんなことより早く休みたいものだ。大きな怪我こそないがさすがに擦り傷ぐらいあるし、体は全身打撲だ。全身痛くて堪らない。早く眠りたいな。
「……オールド・オスマン。ヨシカゲには、何もないんですか?」
ルイズが突然そんなことを言い出す。はぁ?何言ってんだこいつ?
「残念ながら、彼は貴族ではない」
その通りだ。それぐらいわかりそうなことだろう。
オスマンが手を打つ。今日は『フリッグの舞踏会』とかいうものがあるらしい。舞踏会ねぇ。
「今日の主役は君たちじゃ。用意してきたまえ。せいぜい、着飾るのじゃぞ」
3人は礼をドアに向かう。
「ルイズ。さっきに行っててくれ。オスマンさんに用がある」
そう言ってオスマンを見る。ドアが閉まる音がした。
「何か聞きたいことがおありのようじゃな」
コルベールもオスマンに促され退室する。
「『破壊の杖』の出所を教えてほしい」
「なぜかね?」
オスマンが目を細める。怪しんでいるのだろう。怪しまれて当たり前か。
240使い魔は静かに暮らしたい:2007/05/30(水) 20:49:33 ID:???
しかし本当のことを言えば協力してもらえるかもしれないな。
そう思い話す。自分が別の世界の住人であること、この世界に召還されたこと、破壊の杖は私の世界の武器であること。
そのことを話すとオスマンも答えた。
30年前に自分の命を救ってくれた人物のものらしい。彼も元の世界に帰りたがっていたが死んでしまったらしい。
なるほどね。私以外にも例はあるわけだ。
そうだ。
「このルーンのことを知っているか?」
そう言って手袋を外してルーンを見せる。もしかしたらあの腕のこともこれが関係しているのかもしれない。
オスマンはそれをまじまじと見る。
「すまんの。わからん」
「そうか」
正直期待していたのだがね。
「ルーンを写させてくれんかの?調べといてみるわい」
「ああ」
「気を落とすなよ。なあに。こっちの世界も住めば都じゃ。嫁さんだって探してやる」
オスマンはそう言って笑いかけてきた。そうなることを祈るよ。
「そうだ」
オスマンにベッドがある部屋を一つ貸してもらうよう頼む。二つ返事で了承を貰い案内してもらう。
さすがに今日は床じゃ眠れる気がしない。
「お主は舞踏会に行かなくてもいいのかの?」
「騒がしいのは嫌いなんだ」
そう返す。そしてベッドの上に寝転ぶとゆっくり目を閉じる。
ああ、ワーグナーが聞きたいな。
241506:2007/05/30(水) 20:52:14 ID:???
1巻やっと終わった。
皆ありがとう。最近テンション低かったんだ。
242マロン名無しさん:2007/05/30(水) 20:53:51 ID:???
GJ!!!
243マロン名無しさん:2007/05/30(水) 20:58:09 ID:???
吉良…!!
これはGJするしかないぜ!
244マロン名無しさん:2007/05/30(水) 20:59:05 ID:???
日和ったりしないアンタの吉良 結構気に入ってるんだぜ
245マロン名無しさん:2007/05/30(水) 20:59:15 ID:???
このスレ見るとかなりの確立でリアルタイム更新に出会えるなw

吉良の更なる活躍に期待><
246マロン名無しさん:2007/05/30(水) 21:03:12 ID:???
>吉良の人
あまり大きな声では言えないが、原作に沿ったグループの中では暫定二位のストーリー進行度になっております(一位はボス)
原作二巻以降は未知の領域、もしその先のSSをも投下出来るのなら
貴方は間違い無く「本物」の職人です



勝った!第一巻完!
乙!そして心からGJゥ!
247マロン名無しさん:2007/05/30(水) 21:07:10 ID:???
原作から外れ気味なのは今のところDIOとトニオさんか?
248506:2007/05/30(水) 21:08:01 ID:???
二巻書くに当たって題名を変更したいけど何がいいだろう?
249マロン名無しさん:2007/05/30(水) 21:14:44 ID:???
俺は今のタイトルがいいと思うけど(と言いつつ原作二巻発掘中)

あと以前出た『使い魔は静かに暮らしたいのに』は個人的にツボw
250マロン名無しさん:2007/05/30(水) 21:16:09 ID:???
今のままでも十分いいと思うが?
251マロン名無しさん:2007/05/30(水) 21:17:47 ID:???
題名はそのままで副題をつけるのはどうだろう?
原作そのまんまなら『使い魔は静かに暮らしたい2 風のアルビオン』で。
252マロン名無しさん:2007/05/30(水) 21:26:52 ID:???
ンドゥールかっこいいな。
253マロン名無しさん:2007/05/30(水) 21:30:31 ID:???
使い魔は爪が伸び易い
どう見ても手首フラグ
254マロン名無しさん:2007/05/30(水) 21:34:42 ID:???
『使い魔は静かに暮らしたい2 風のアルビオン』
2は微妙じゃね?
"第二章"とか"第二部"とかのがいいよ。
独自展開が出てくるんならそれを副題に持ってくるといいんだYO
255506:2007/05/30(水) 21:36:57 ID:???
じゃあ副題考えてくれないか?俺じゃ思いつかないんだ……
256マロン名無しさん:2007/05/30(水) 21:38:20 ID:???
>>255
投下を初めてからでも遅くはあるまいて。
後から考えるのもアリだ。
257マロン名無しさん:2007/05/30(水) 21:43:21 ID:???
副題案

爪のアルビオン
手首のアルビオン
258マロン名無しさん:2007/05/30(水) 21:44:53 ID:???
>>257
吹いたw
259マロン名無しさん:2007/05/30(水) 21:49:35 ID:???
使い魔は留守番をしていたい

ってのはどうだろう?
ルイズがアルビオン行ってる間、吉良が学院でどんな日常を送るかを描くんだ。
260マロン名無しさん:2007/05/30(水) 21:50:49 ID:???
ついていけよw
261マロン名無しさん:2007/05/30(水) 21:51:21 ID:???
>>259すげぇ名案だそれw
262マロン名無しさん:2007/05/30(水) 21:51:51 ID:???
鬼才が居ると聞いて飛んできました
263マロン名無しさん:2007/05/30(水) 21:53:02 ID:???
>>259でもそれじゃルイズ死ぬんじゃね?
264マロン名無しさん:2007/05/30(水) 21:53:04 ID:???
まあ、記憶を取り戻してもルイズはバイツァダストの鍵要員になるだろうな
265マロン名無しさん:2007/05/30(水) 21:59:58 ID:???
>>259
それだ!
266マロン名無しさん:2007/05/30(水) 22:01:38 ID:???
>>259
発想がもう既に鬼才だよw
君が書けよもうw
267マロン名無しさん:2007/05/30(水) 22:05:24 ID:???
>>259の人気にSHIT
268マロン名無しさん:2007/05/30(水) 22:09:05 ID:???
>>267
× SHIT
○ S.H.I.T
269259:2007/05/30(水) 22:11:57 ID:???
すまないが今書いているSSだけで手いっぱいなんだ。
読みたいなら自分で書いてくれ。
270マロン名無しさん:2007/05/30(水) 22:15:18 ID:???
>>269
正直259は冗談だぜw
そんな寂しい話はちょいと勘弁さ。あなたの続編に普通に
期待してますよ〜
271マロン名無しさん:2007/05/30(水) 22:29:54 ID:???
>今書いているSSだけで

貴様ッ職人か!!頑張ってください。
272マロン名無しさん:2007/05/30(水) 22:34:55 ID:???
職人の皆さん、焦らずゆっくりと気の向くままに書いて下さい。
273マロン名無しさん:2007/05/30(水) 23:05:57 ID:???
17時から張り付いていたが・・・これほどまでに・・・SSのラッシュを浴びたことはなかった・・・
最高に「ハイ」ってやつだァァアアアアアアハハハハハハハハハハハ!!
274マロン名無しさん:2007/05/30(水) 23:09:06 ID:???
前スレもそうだったが、今スレもさらにすごくなりそうだな。
神スレwktk
275マロン名無しさん:2007/05/30(水) 23:10:52 ID:???
おかしいな?スレが立ったのは昨日の筈だが。
目にごみでも入ったかな?
276マロン名無しさん:2007/05/30(水) 23:22:11 ID:???
さて、職人に「敬意を払い」つつ、画像支援させてもらうとしようか。
ttp://www.hp.infoseek.co.jp/v/b/l/vblave/cgi-bin/source/up0389.jpg

ttp://www.hp.infoseek.co.jp/v/b/l/vblave/cgi-bin/source/up0390.jpg
二枚目は俺の願望。

本体・モハメド・アヴドゥル ・・・ スタンド名『魔術師の赤(マジシャンズ・レッド)』
尻の毛まで抜かれて血も出なくなって再起不能(リタイア)
277L・I・T:2007/05/30(水) 23:32:17 ID:???
書き上がったぞォーーーージョジョォーーーー!!
なんかトニオさんが仗助を食っちゃってる展開だがそれでもいいかァーーー!?
準備は出来たか?そして覚悟は出来たか?俺は出来てる。
278マロン名無しさん:2007/05/30(水) 23:34:37 ID:???
賭けよう、魂を!
279L・I・T:2007/05/30(水) 23:39:17 ID:???
それでは50分ごろから投下し始めさせていただく
280マロン名無しさん:2007/05/30(水) 23:41:19 ID:???
>>278
>>279
グッド!
281マロン名無しさん:2007/05/30(水) 23:41:44 ID:???
そろそろ一部と七部とバオーのことも(ry
282マロン名無しさん:2007/05/30(水) 23:43:38 ID:???
>>281
7部でだせそうなのマイクOとかブラックモアくらいじゃね?
283マロン名無しさん:2007/05/30(水) 23:44:58 ID:???
>>282
サンドマンは?
284マロン名無しさん:2007/05/30(水) 23:47:14 ID:???
イケメン!イケメン!
285マロン名無しさん:2007/05/30(水) 23:47:26 ID:???
使い魔・・・仕える・・・騎士・・・・・・・・チャリオッツ?
286マロン名無しさん:2007/05/30(水) 23:49:45 ID:???
7部キャラ召喚希望。
ティムならロリコンだからペチャパイルイズともフラグが立ってウマー!
287マロン名無しさん:2007/05/30(水) 23:51:34 ID:???
リンゴォは?
288L・I・T 第06話:2007/05/30(水) 23:53:18 ID:???
征くぞ、諸君。

第06話 イタリア料理を作らせに行こう!D

ミスタ・コルベールはこのトリステイン魔法学院に奉職して20年の中堅教師である。『火』系統の魔法を得意とし、『炎蛇のコルベール』の二つ名で呼ばれるメイジである。
今日は生徒達の使い魔召喚の儀式。幾つかは不都合が出るとは踏んでいたものの、今回はその斜め上を行く事態が発生した。
生徒の一人、ルイズ・フランソワーズが召喚の儀式を行ったのだが、なんという事に彼女は平民の青年を召喚してしまったのだッ!
見たことの無い奇抜な黒装束を着込み、鳥の巣の様な頭をしていた珍妙な青年であった。
それはいいのだ。だが何があっても使い魔召喚は神聖な儀式であり、やり直しはきかない。ルイズと青年には悪いが有無を言わさず契約させるつもりだったのだ。
だがしかしッ!学院の歴史にも無いであろう事件が起きたッ!意外ッ!それは逃走ッ!
召喚された青年が逃走したのだッ!彼は森へと消え、未だに目下捜索中である。
コルベールはそれについて話す為に今、本塔の最上階にある学院長室に来ていた。流石に組織のトップの居場所であり、中々の内装である。
「して?その逃げ出したという平民は確保出来たのかね?え〜〜〜ミスタ・・・なんだっけ?」
しかし、完璧な人間とはそうそう居るわけではない。このとぼけた爺さんがトリステイン魔法学院の長、オールド・オスマンその人である。
「コルベールですッ!何度もお忘れにならないで下さいッ!!」
コルベール。そんなに怒っては更にコッ禿げるぞ?
「おお!そうじゃった、そうじゃった。分かりづらい名前でイカンよ君は」
歳百とも三百とも言われるメイジであるが誰にもその実年齢は知らない。恐らく本人さえも知らないだろう。主にネガティブな意味でだが。
多くの者がその名を知る偉大なメイジなのであるが、セクハラも堂々とする好色爺・・・いや、彼の場合性犯罪のレベルにまで達しているかもしれないが、いわゆる“真面目にしているか黙っていれば立派に見える”タイプに属する人間である。
289マロン名無しさん:2007/05/30(水) 23:53:25 ID:???
ウルムドは?
290マロン名無しさん:2007/05/30(水) 23:53:27 ID:???
7部は今はいい
今はトニオ・トラサルディーだ
291L・I・T 第06話:2007/05/30(水) 23:54:26 ID:???
「して?どうなんじゃ?」
ぶち壊された雰囲気が一瞬にして元に戻る。ここら辺は流石と言うべきだろう。
「はい。残念ながらまだ見つかっておりませぬ。召喚した生徒、ミス・ヴァリエールも必死に森の方を探しているようですが、一向に・・・・」
「そうか・・・・・君はどう思ってるのじゃ?」
「あくまで神聖な儀式ですのでなるべくなら見つかって欲しいモノなんですが、どうしても見つからない場合はやり直しを認めるしかないと・・・・・授業の事もありますし・・・」
「それも致し方ないのかのォ〜」
「「ハァ〜」」
二人揃って難儀な事だと溜め息をつく。
トンッ!トンッ!
その時、ドアが叩かれ、一人女性が入ってくる。
オスマンの秘書であり、セクハラの最大の被害者でもあるミス・ロングビルである。
「失礼します。オールド・オスマン」
「おお、どうしたのじゃ?何か事でも?」
オスマンが快く迎える。まあ、元よりここは彼女の仕事場でもあるが。
「学院長にお会いしたいと言う料理人が訪ねてきたそうですが。なんでも、住む所も無く金も無いので雇って欲しいと・・・」
オスマンは怪訝な顔をする。
「なんじゃァ?そんなどこぞの馬の骨かわからん奴、言うまでもないじゃろう?」
「はい、ですが・・・・」
歯切れが悪い。どうしたと言うのか?
「何かあったのですかな?」
コルベールが訊ねる。
「それが・・・捜索中の平民の青年と共に訪ねて来たと」
クワッ!
男二人が目を見開くッ!
「そうか・・・それなら話を聞くのも面白そうじゃな」
オールド・オスマンがその腰を上げた
「案内してくれんか?ミス・ロングビル」
292マロン名無しさん:2007/05/30(水) 23:56:53 ID:???
意味あるかわからんが支援
293L・I・T 第06話:2007/05/30(水) 23:57:54 ID:???
「ンだとォーーーー!?」
仗助は本日二回目の驚愕の表情を浮かべる。
あのあと、なんとトニオの要求通り一番エライ人間だという学院長、オールド・オスマン氏らが現れたのだ。
そこで、さっき言われた『召喚』だとか『使い魔』だとかの言葉の疑問が溶けた。なんとこの世界ッ!まさにファンタジーッ!
お伽噺に出てくる様な『魔法』がある世界だと言うのだッ!
証拠を見せてみろ、と吹っ掛けて見ると、杖の先からたくさんの火の玉が出てきたりだとか、只の水がなんと一瞬にして油に変わってしまうではないかッ!
これはもう、仗助とトニオの二人も信じるしか無かった。逆に異世界から来た仗助達は仗助の携帯電話で信じさせる事に成功する。ちなみにSPW財団謹製である。まぁ、その過程で、使い魔についての説明を聞いたときの仗助が
「冗談じゃあねェーーーー!!俺ァ、のび太の為になんでもしてくれるドラえもんじゃあねェーーーンだぞォーーーー!!」
とプッツンしかけ、こちらの出す条件をある程度呑んでくれればやってやってもいいと言うことになるという一悶着があったのだが。
一方、トニオの方はと言うと、自分は料理人なので出来ればここで雇って欲しい、と言ったのだが、
「それは別に構わないのじゃが、一応厨房に関してはワシでは無くマルトー君に任せているのじゃが・・・誰か呼んできてくれんか?」
と言うことでミス・ロングビルが一人の男を連れてくる。四十過ぎの太ったおっさんである。彼がコック長のマルトー親父である。
彼は自国の女王陛下と雇い主のオスマン以外は、貴族と魔法を毛嫌いしていた。故にミス・ロングビルに連れてこられた時もどことなく不機嫌そうであった。
その場で話を聞いた親父は、
「オスマンの旦那がそう言うんだったら仕方ねェーですが、俺ァ自分の認める奴しか一緒に仕事させる気はありませんぜ」
との言葉により、トニオの腕を見せてみろと言うことになった。
294L・I・T 第06話:2007/05/30(水) 23:59:01 ID:???
「トニオさん。どうするンスかァ〜〜〜?」
「無論、受けて立ツに決まっているデショウ?」
トニオはやる気満々である。一瞬仗助は心配になったのである事を訊ねた。
「まさか、パール・ジャムを・・・・」
それを聞くと、少々驚いた様な顔をし
「勿論デショウ?アレが『ワタシの料理』ッてヤツデスよ。アレが認められなけレバ、ワタシが認められないのと一緒デス」
そう言って一歩前に歩み出て、
「デハ、オ題ハ何デショウカ?」
悠然と言い放った。オスマンがそれに対して
「テーマは特に決めん。ワシとマルトー君の二人を満足させてくれれば合格じゃ」
勝利条件をトニオに示す。「材料はあるもの使っていいからよ」
「ワカリマシタ。それでハ、ちょっと失礼シマス」
そう言うとトニオはオスマンとマルトー親父の二人に近づき、先にオスマンの手を取り、それを見つめる。
・・・・・・・・・・
暫くしてトニオが口を開く。
「学院長サン。アナタ、腰の調子が最近良くアリマセンね?・・・フゥン、パイプなどをヤラれてマスね?肺もダメージがありマスネ?」
まるで医者の如く診断結果を下していく。
「な、何故それをッ!?」
オスマンは驚愕で空いた口が塞がらない状態だ。
トニオは続いてマルトーの手を取り、
「マルトーサン。アナタの方ハ肩コリが酷いようですね?ソレに最近力の入れすぎか寝不足ギミデスね?」こちらも診断を下していく。
「なんでそれをッ!?」
マルトーも当てられ、二人とも的確に自分の調子が悪いところを言い当てられて驚愕している。
「ワタシはお客様の手を見ルダケで健康状態がワカルのデスヨ」
二人に優しげな微笑みを向け、
パンッ!
両手を叩き、そして宣言する。
「それデハ、料理を始めマショウカ?」

To Be Continued・・・・・・
295L・I・T:2007/05/31(木) 00:00:17 ID:???
完了した。どうだろうか?
296マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:01:30 ID:???
携帯電話って使えるのか?
少なくとも通話やメールは出来そうに無いが・・・。
297マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:01:42 ID:???
GJ!
主人公はトニオさんになりつつあるけどな
298マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:02:15 ID:???
GJ!
しかしもう仗助が主人公とは信じれないな。
299マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:02:17 ID:???
おお…ブラボーッ!!
300マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:03:12 ID:???
>>296
着メロとか画像なんか見せたんじゃね?

>>295
乙でした。またしても良作ッ!良作ゥ!!
301マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:03:34 ID:???
GJしたいと思ったならッ!その時すでに行動は終わっているんだッ!!
302マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:05:08 ID:???
え? もしかして「ゼロの使い魔」ってフーケの話以降、原作はまだ進んでいないのかい?
303マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:07:14 ID:???
>>302
フーケまでが一巻、そして原作は11巻まである
304L・I・T:2007/05/31(木) 00:08:57 ID:???
>>296
写真・動画撮影があるじゃあないか。後、着メロ・うたとかもあるし。

あと電池は、現実にある熱に反応して発電作用を起こすヤツを財団がバックアップさせて完成させたという脳内設定
305マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:09:38 ID:???
>>286
イケメンは別にロリコンというわけじゃないと思うんだ
一目惚れした相手がたまたま14歳だったというだけで
306ゼロの兄貴:2007/05/31(木) 00:09:40 ID:???
ゥんまぁ〜〜〜い!に超期待

そして生温いぜッ!行くぜダメ押しッ!!
15分から…ッ
307マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:09:45 ID:???
>>303
こりゃ100スレも夢じゃないですな
308マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:12:07 ID:???
最近の投下ラッシュ速度はものすごいものがあるな
こい!ダメ押し
309ゼロの兄貴:2007/05/31(木) 00:15:34 ID:???
「……は?今なんて?」
「だから私のダーリンがギーシュと決闘するって言ったのよ」
「そういう事じゃなくて何で貴方の新しいダーリンとギーシュが決闘する事を私に報告するのかしら?ツェルプストー」
「そりゃあダーリンが貴方の使い魔だからじゃないの……」
どこか遠くを見るような目でそう言い放つキュルケに対し
(何?さっき打たれたばかりなのに惚れたの?キュルケってもしかしてドM?)
と思い、自分の友人がそっち方面であったのかもしれないと思い多少ドン引く

が、アブノーマル認定されかかっている事も知らずにキュルケが多少熱を帯びた言葉を続ける。
「そりゃあ急に打たれた時は驚いたわ…今までの彼は私自身や私の家を目当てで優しくしてくれたり甘い事を言ってくれた人ばかり…
  でも彼は違ったわ…貴族でもないのに私を対等に扱ってくれた初めての人よ…これが燃えられずしてどうするのよ!ヴァリエールッ!!」
もう微熱どころかイタリア・ヴォルガノ島火山より燃え上がっているご様子。
そして完全に放置食らってるルイズ、半分意識が飛んでいた。

「……………って決闘ぉ〜〜〜〜!?何プロシュートが?何でギーシュと!?」
そして、数秒送れて肝心の本題に気付く。
「彼プロシュートって言うの…ステキな名前ね…」
完全に自分の世界へ入っているキュルケ嬢。なんかもうルイズの目に『ラリホ〜』と言いながら周りを浮かぶ趣味の悪いピエロが見える。
「早くあいつを止めないと大変な事になる…!止めなきゃ!」
(ギャラリーが出来きるであろう決闘で召喚した時にあいつが使った妙な能力を使われたら大惨事になる)
という事からプロシュートを止めるという事だったがもう一人の方は
「いいじゃない…平民が勝てないと分かっているメイジに挑む…燃えるわぁ〜」
などとキュルケがのたまう。
(駄目だこいつ……!はやく何とかしないと……!!)
一瞬だがそういう思考が頭をよぎるが『決闘』という重大事にそれを後回しにする。

半分トリップキメているかのようなキュルケを後にしプロシュートを探す。
居た。というか凄まじく目立っているためほとんど探す必要も無かった。
310ゼロの兄貴:2007/05/31(木) 00:16:53 ID:???
ちょ、ちょっと!ギーシュと決闘するってどういう事!?」
「仕掛けてきたのはヤツの方だぜ」
(マズイ…!目が本気だ…!)
「人が大勢居る場所であんな物騒な事しないでって言ったばかりじゃない!」
「誰がアレを使うと言った?対処法がバレると厄介なんでな、使うつもりはねぇ」
授業をロクに聞いてはいなかったが水系統の魔法で氷が作り出せるという事は聞いていた。
グレイトフル・デッドの老化に対して唯一有効な手段である「体温を下げる」
生徒とはいえあの大人数の前で広域老化攻撃を使えばそれがバレる可能性がある。
後の事も考えればそれは避けたいとこだ。
「それじゃあアンタに勝ち目なんてあるわけないじゃない!今すぐギーシュに謝ってきて!」
「無駄だな、ヤツは完全にプッツンキてる。例えオメーが謝ったところでどうにかなるもんでもねぇ」
「ああもう、それじゃ逃げなさい!私から何とかうまく言っといてあげるから!」
「ヤツはオレに決闘を挑むという覚悟があってやってるんだぜ?
    一時身を隠したとしても必ず追ってくるだろうよ。だからこっちが先に『やられる前にやる』んじゃあねーかッ!」
プロシュートがそう言い放ちルイズをその場に残し広場に向かう。
「……怪我じゃすまないかもしれないのにどうするのよ!」

だが、ルイズが思い違っている事が三つある。
一つは「グレイトフル・デッドというスタンドの存在」
二つは「プロシュートが一級の暗殺者」
そして三つめ「プロシュートにとっての『やる』は『殺る』」
であった事…
311ゼロの兄貴:2007/05/31(木) 00:18:10 ID:???
そして『ヴェストリの広場』
「遅かったじゃないか…
   逃げ出してしまってたものかと思っていたよもっとも、逃げたところで無駄なんだけどね!」
「殴られた後が顔に出てるぜ?まぁその方が人気が出そうだがな」
「ぐッ…!平民が貴族を馬鹿にした報い受けさせてやるッ!
     僕はメイジだ、だから魔法で戦う。よもや文句はあるまい!」
ギーシュが薔薇の造花を振るうと花びらが一枚離れ金属製の人形が一体出現する。
「青銅のゴーレム『ワルキューレ』僕が青銅のギーシュと呼ばれている由縁だッ!」
「その名前ならさっき頭から香水をブチ撒けられた時に聞いたな」
「いつまで減らず口を…!まぁいい、この一体だけで片付けてあげるよ!」

ワルキューレが猛然とプロシュートに突っ込んでいく。
だがプロシュートは動かない。しかし目だけはワルキューレを凝視している。

ワルキューレとプロシュートの距離が2メートルを切りワルキューレが拳を繰り出す。
だが拳が目標に当たりそれを砕く瞬間拳の軌道が瞬時に変わった。
「何ッ!?」

「今の見たか!?」
「ワルキューレの拳の軌道が急に変わったぞ!」
そうギャラリーが騒いでいる間にもワルキューレは両の拳を繰り出すが全て当たる直前に軌道を曲げられてしまう。

「こいつ…!平民のはずじゃないのか!?」
「フン…ノロいな、その程度のスピードじゃあスティッキィ・フィンガースに遠く及ばねー」
自分が最後に戦ったスタンドの名を出しながら性能をS・Fと比較する。
「確かに人間と比べては優れちゃあいるがそれだけだな、特徴としては堅さぐらいか」
そう言い終えた瞬間――ワルキューレが腕と脚と全て弾けさせ砕けた。
312マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:19:16 ID:???
支援
313ゼロの兄貴:2007/05/31(木) 00:20:05 ID:???
「確かに正面装甲は堅いが…関節部はそうでもねーな」
「な…僕のワルキューレに何をした…?
   何をしたと聞いているんだ!答えろォォォオオ!!」
「…………」
無言でギーシュを見据えるプロシュート。だが自慢のワルキューレを破壊されたギーシュはそれを挑発と受け取る。
「いいだろう…言いたくないのならそれでいい!嫌でも言いたくなるようにしてやるさ!」
薔薇の造花を振るい6枚の花びらを舞わせ残り全てを出現させる。

――ギーシュが平民相手に本気になった。そう思った観客が騒ぎ出す

(ちッ…六体か)
プロシュートのグレイトフル・デッドはそれ自体の拳の射程距離だけなら近距離パワー型に属する。
だがヴェネチア超特急クラスの列車丸ごとをカバーできる老化の射程距離。
これが他の近距離型スタンドとグレイトフル・デッドの差だ。
パワーそのものは近距離型に劣るとはいえある程度のものを有するもののスピードと精密動作性が致命的に劣っている。
それを埋める為の老化だが今回はそれを使っていない。―――つまり

ワルキューレの内三体がプロシュートを襲う。
さっきと同じように拳の軌道が変わる、観客達はそう思った。だが結果は違っていた。

ズドォォオオ
一体ワルキューレが吹っ飛ぶ、だが残り二体がその隙を襲う。
片方の攻撃を弾くが、もう片方は間に合わない。
ボゴォ
「うごォっ!」
横からの攻撃を受け吹っ飛ぶ。そしてそれを見たギーシュが勝利を確信したかのように勝ち誇る。
314ゼロの兄貴:2007/05/31(木) 00:21:25 ID:???
「君のその妙な能力はワルキューレ一体には抗えても複数体だと無理みたいだね
     その弱点が分かったからには次は残り全てでやらせてもらうッ!土下座するならいまのうちだッ!」
(骨には問題ねぇが…内臓を少しやられたみてぇだな)
立ち上がりギーシュに向き直る、だがその口からは血が出ていた。
「フン、血ヘド何て吐いて神聖な決闘を何だと思っているんだい?
    まぁ使い魔だけあって少しだけ妙な力があるようだが魔法を使えるメイジに勝てるはずないのさ!」
だが次のプロシュートの言葉はギーシュにとって意外だったッ!

「ハァー…ハァー…それがどうした?」
「何だって…?」
「それがどうしたと言ったんだ」
「この後に及んで強がりかい?みっともないねッ!」
だがそれに構わず言葉を続ける。
「確かに魔法ってのはスゲーもんだ、オレだってそう思う
   だがなッ!オレが居た場所には空気そのものを凍らせるヤツやあらゆる物体を切断できるヤツなんてのが居るッ!」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ ┣¨┣¨┣¨┣¨
(何だこいつ…!?周りの空気が急に変わったぞ!)
「オレ達チームはなッ!常にそういう連中を相手にしてきているッ!
    オメーらみてーなマンモーニが使う薄っぺらい魔法なんかと一緒にするんじゃあねぇッ!」
「…ハッタリのつもりかい?だとしたらメイジも甘く見られたものだ。いいだろう!もう手加減なんてのは無しだッ!」
315マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:22:58 ID:???
支援するぞっ!
316ゼロの兄貴:2007/05/31(木) 00:23:04 ID:???
ギーシュが武器を精製しそれぞれのワルキューレに武器を取らせる。
どれもこれもマトモに受ければ良くて重症、悪ければ死に至るものばかりだ。
「後悔する時間も与えないッ!」
残った6体のワルキューレをプロシュートを囲むようにして布陣させる。これでもう逃げ道は無い。

ギーシュの号令を待つように囲むワルキューレ達、観客の誰が見てもギーシュの勝ちは明らかだと思っている。

ルイズがそれを止めようと観客達を押しのけ間に割って入ろうとする。だが遅かった。
「行けッ!ワルキューレ!!」
そう聞こえた瞬間ルイズはその場に立ち竦み己の使い魔がなぶり殺しにされる光景が脳裏に浮かび――倒れた。

その声を合図としプロシュート目掛けワルキューレが殺到する。

だがプロシュートが取った行動は実にッ!意外だったッ!
普通4方から囲まれているなら身を守るのが当然だッ!だがプロシュートは逆に……

『思いっきり突っ込んだッ!』

一体のワルキューレ目掛け猛然と突っ込む。その先にはギーシュが居る。
「一体だけなら対処はわけねぇからなッ!」
「ば、バカなッ…!」
固まって動かれればワルキューレの層を突破できない、だから自分を囲ませるように仕向けた。
そうして包囲網が縮まる前に一点突破を仕掛ける。それが狙いだ。
グレイトフル・デッドでワルキューレを投げ飛ばす、壊すのは時間の無駄と判断しての事だ。
「くそぉ…来るなァァァァアアア!!」
ギーシュにさっきまでのような余裕はスデに無い。狼狽しながらも魔法を使うべく杖をプロシュートに向ける。
だが当たらない、ギーシュがいくら魔法を撃っても一発たりとも当たらない。
拳銃と同じだ、落ち着いて心を決めていなければ魔法といえども当たるはずはなかった。

後ろから6体のワルキューレを引き連れたプロシュートが迫り薔薇の杖をグレイトフル・デッドでヘシ折った。
317ゼロの兄貴:2007/05/31(木) 00:24:51 ID:???
「うぁ……あ…ま、参った…」
貴族が平民に負けた、誰もがそう思った。そしてこの決闘が終わったと思った。

否、実は終わってなどいない(古谷 徹の声で)
どこからか『倍プッシュだ』というような声が聞こえたが多分幻聴だ。

「参った…そんな言葉は使う必要がねーんだ…
   なぜならオレやオレ達の仲間が敵と戦った時の決着は」
次の言葉で観客達のほぼ全てが凍りつく
「どちらかが死んじまってるからだッ!だから使う必要がねェーーーーッ!
   オメーもそうだよなァ〜〜〜〜『決闘』を挑んできたんなら…分かるか?オレの言ってる事…え?」
「ひぃ…!こ…殺される…助け…」
だがその言葉は最後まで言えない、グレイトフル・デッドが首を掴みギーシュの体が中に浮く。

「ギ、ギーシュが浮いたぞ!」
「いや…違う!見ろ、首を何かに『掴まれて』いるッ!」
グレイトフル・デッドは見物人達には見えないが何かに首を掴まれている跡だけはハッキリと見えた。

ズキュン!

「何だァーーーーーッ!あれはァーーーーッ!!」
観客達が騒ぎだす。当然だ、ギーシュがあっという間に老人の姿になったのだから…!
「うわぁぁぁぁ!やっぱり…あれは夢じゃあなかったんだッ!『ゼロ』の呼んだ使い魔は…悪魔か何かなんだァーーーーッ!」
そう叫ぶのは最初に巻き込まれた連中だ。それを皮切りに他の者が次々と騒ぎ出す。
318マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:26:15 ID:???
支援
319ゼロの兄貴:2007/05/31(木) 00:26:51 ID:???
ドザァァア

ほとんどミイラと化したギーシュが地面に崩れ落ち、周囲から悲鳴や怒号が上がる。
中にはプロシュートに杖を向けている物さえ居る。

だがプロシュートはあくまで冷静に言い放つッ!
「これぐらいの事で騒ぐんじゃあねぇッ!
  オレがいた世界ではな!決闘を仕掛けて『参った』なんていう負け犬は居ねーんだからな…」
ピクリとも動かない元ギーシュの首に足を乗せ――
「『ブッ殺す』と心の中で思ったならッ!その時スデに行動は終わっているんだッ!!」
その言葉と同時に広場に乾いた音が鳴り響びく。この場を見ていない者であれば枯れ木を踏んだかのよに聞こえたであろう。
そして、その瞬間その場に居た者達は理解をする。
仕掛けられた決闘とはいえ貴族を―メイジを顔色一つ変えることなく滅せる者がただの平民ではないという事を。

ギーシュ・ド・グラモン―死亡(頚椎骨折)
            二つ名 「青銅」
320マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:27:54 ID:???
ちょwwwギーシュ死亡wwwwww
321マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:28:16 ID:???
ギーシュ殺されたwwwww
322マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:28:36 ID:???
死亡なのはいい
個人によって描き方は様々だからな
しかし、アカギは自重しろw
323ゼロの兄貴:2007/05/31(木) 00:28:52 ID:???
ふぅ〜〜〜
初めて…ギーシュを殺っちまったァ〜〜♪
でも想像してたよりなんて事はないな

さて…後はどうやって軌道修正しようか…
324マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:29:04 ID:???
ギーシュ。死亡確認!
325マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:29:06 ID:???
御臨終www
326マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:31:23 ID:???
何か色々と狂いそうだwww
327マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:31:25 ID:???
やっちゃったwwww
どーすんだこれからwww
328マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:32:19 ID:???
GJ!!!
アムロ自重汁www
そして、ペッシ乙!
329マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:32:22 ID:???
逆に考えるんだ
某仮面ライダーのようにもう一つの結末があると考えるんだ(AAry
330マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:32:38 ID:???
GJ!
ギーシュの死に様が似合いすぎで噴いたww


「さすが兄貴っ! 俺達にできないことを平然とやってのけるっ! そこに痺れる! 憧れるうぅ!」
331マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:32:42 ID:???
最後の2行がなければ、某王の死亡確認みたくごまかせるかもしれん
しかし、これは無理無理無理無理無理無理無理wwwww
332マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:33:38 ID:???
オワタ\(^o^)/
333マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:33:42 ID:???
兄貴捕まるだろwww
334マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:35:19 ID:???
      \ オ オ オワターオワオワオオワター ♪ オワーオワオワオワター   /
     \   オオオオワターオワオオワオワタオワター オワタオワタ  /
        ♪\(^o^)   \(^o^)♪ \(^o^)  \(^o^)
         __)  )>キュッキュ♪)>__)  )>キュッキュ♪>_
       /.◎。/◎。/◎。/◎。/◎。/◎。/.◎。/|
 \(^o^)/| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  | \(^o^)
   )  )  |         \(^o^)/            |/  ノ 人
(((( > ̄> )))) \(^o^)/   )  ) \(^o^)  \(^o^)/ ((( < ̄< ))))
            )  )  ((( > ̄>  ノ 人   (  (
        (((( > ̄> ))))   ((( < ̄< )))) < ̄< ))))
     /  オ オ オワターオワオワオオワター ♪ オワーオワオワオワター \
   /      オオオオワターオワオオワオワタオワター オワタオワタ      \

335マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:35:28 ID:???
>>333
それこそ、

グレイトフル・デッド → 逃亡

wwwww
336マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:36:11 ID:???
ギーシュが死ぬのはいい。只のマンモーニだし、
元々命を賭けた決闘だからな。
それにSSもGJだ。
だが倍プッシュはどうゆう事だァー!
アカギでもいんのかチクショー!!
337マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:37:51 ID:???
逃亡したらアレか、ワルドとかに傭兵として拾われるとか
338マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:43:42 ID:???
住民のノリのよさとスレの混沌っぷりに吹いた。
兄貴、ついに殺ッちまった……ッッッ
マジでどう軌道修正するのか。これまでに無いほどwktkしつつ続きを待つぜ!
339マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:45:45 ID:???
ギーシュ首へし折れたwwwww
あれだろ?この後、フーケと手組むんだろ?wwwwww

何はともあれ、死亡確認♪
340slave sleep〜使い魔が来る:2007/05/31(木) 00:47:01 ID:???
やべぇ・・。死亡エンド先越された・・・。
ここからどうやってこじつけて行こう・・。
ブチャがジッパーのことベラベラしゃべったのは自分でもヤバイと思ってるんですわ・・。

これは当初の計画どうりのエンドで行くか・・・・・?
341マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:47:20 ID:???
兄貴いいいいいいいい
342マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:48:11 ID:???
>>340
ブチャにはポージングしながらの拷問があるじゃあないか
343マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:48:17 ID:???
ルイズが召喚したのがルフィだったら
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/asaloon/1180361556/
344マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:48:33 ID:???
リンゴォとかだったら
「漆黒なる意志による殺人は人として未熟なこの俺を聖なる領域へと高めてくれる
乗り越えなくてはならない物がある 『神聖さ』は『修行』だ」
と言って反論されたら
「これが『男の世界』・・・反社会的と言いたいか?今の時代・・・価値観が甘ったれた方向へ変わってきてはいるようだが・・」
となるんだろうな
345マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:49:10 ID:???
もはや、アレだな
なんというカオス空間wwww
346マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:50:12 ID:???
>>340
このあと決闘の場にいた奴と闘うこともないし
別に能力ベラベラ喋ってもいいんじゃね?
347マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:51:19 ID:???
ギーシュ死亡に吹いたww
これからどうするんだ兄貴?
逃亡してこの世界bの裏社会を制覇か?
348ゼロの兄貴:2007/05/31(木) 00:52:52 ID:???
一応まぁ咎め無しに持ってく話のネタは浮かんでるんだが・・・

正直『倍プッシュ』はスマンかったw
349L・I・T:2007/05/31(木) 00:56:13 ID:???
>>340
全く問題ないさ。心の赴くままに書けばいい。


やっべwww今回のサブタイ
イタリア料理を作らせに行こう!Dじゃあなくて、
イタリア料理を作らせに行こう!Cだった
4とばしちまったwww
350slave sleep〜使い魔が来る:2007/05/31(木) 00:56:28 ID:???
ですね。

ところで自分はブチャのジッパーに対するツッコミの
鋭さに驚いたと同時に、ギーシュに使われたチートに
全然ツッコミがこないことに驚いた・・。

石の弾丸なんてたしか彼は使いませんよね・・?
ゲームの難易度を難しくするようにギーシュLVアップのため
やらせたんですが・・。
351マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:56:36 ID:???
兄貴ってかっけーよな
けど、ギシュが兄貴に殺されてった、どーなるんだろう


>340
ギャラリーには遠くて聞こえてなかった

とりあえず口封じでギシュ始末
ってどうだろ

だめだ・・・どう転んでも他界ENDだ・・・
352マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:58:25 ID:???
>>350
「使わなかった」という可能性もなくもないけど
ジッパー関連は根幹設定だからツッコミが多かったとか?
353マロン名無しさん:2007/05/31(木) 00:59:24 ID:???
…モンモランシーが黙っているとは思えないな。
354slave sleep〜使い魔が来る:2007/05/31(木) 01:01:17 ID:???
なる。

みなさんにジッパーが見えるのは、ギーシュが距離を取りながら
腕を繋ぎなおすシーンを書きたかったからです。
でもその設定がダメだと言われたらすぐ取りやめます。
355マロン名無しさん:2007/05/31(木) 01:02:14 ID:???
>>340
×計画どうり
○計画どおり
356マロン名無しさん:2007/05/31(木) 01:03:20 ID:???
>>353
おお!モンモンの存在忘れてたぜ!あと一応ケティもか?
357マロン名無しさん:2007/05/31(木) 01:05:23 ID:???
別にジッパーが見えても何の問題もない
358マロン名無しさん:2007/05/31(木) 01:07:17 ID:???
>>350
何かそれくらい出来そうだしな。
359マロン名無しさん:2007/05/31(木) 01:07:41 ID:???
問題はそれを利用できるか否かなんだよな
ジョルノすらジッパー自体をどうにかしたことなかったような
ズームパンチは腕を無理やり引きちぎったからだし
360マロン名無しさん:2007/05/31(木) 01:10:53 ID:???
皆さん乙ー。まぁ、殺人が日常な人に喧嘩ふっかけたらこうなりますわな。 しかしグレイトフル・デッドって、中世レベルの集団戦だと   クラスター爆弾並に凶悪な能力ですな。(リゾットやギアッチョもだけど)
361マロン名無しさん:2007/05/31(木) 01:14:44 ID:???
自分も別にジッパーが見えていても平気ですよー
承太郎の方もスタープラチナの腕が見えたりしてましたし

よーするに面白ければおk!
362マロン名無しさん:2007/05/31(木) 01:17:30 ID:???
電車の全長ってどのくらいか知らないが、100mとしても兄貴は列車の端で能力使って全部覆ったから半径100mなんだよな。
363マロン名無しさん:2007/05/31(木) 01:17:44 ID:???
波紋ってのはさ屍人、反生物に対抗する攻撃手段だよな?
しかしツェペリさんは蛙を伝って岩を破砕していた、物理的攻撃も可能。
と同時に呼吸で生命力を増大させ骨折を治すことも可能
でもカーズは波紋でジョジョにダメージを与えていた…

波紋はつまり太陽波で電子レンジの如く【生命】に振動を与えて活性化させ
波動を全身で生み打撃部位に一点集中させ、振動波で破砕【物理攻撃】
波紋の呼吸で生み出された生命力で拳を剛拳化し破砕力追加【生命増幅】
更に他人の生命力を吸い力に変える吸血鬼の体内の生命エナジーを振動
暴走させて細胞を液化気化させる【対屍体・カーズの波紋疾走】
スタンドなら攻撃力B〜C(対屍体には+一段階)
ってことでいいのかな?
いやツェペリさんは鋼の扉を砕けなかったが、ジョジョはタルカスの剛拳を
真正面からぶった切っていたからさ
下種(ギーシュ)の青銅ゴーレムを破砕できんのかな?
364マロン名無しさん:2007/05/31(木) 01:20:05 ID:???
カーズの波紋はとんでもない出力による熱での融解のはずだから普通は無理、単に熱量があるってだけだと思う。
365マロン名無しさん:2007/05/31(木) 01:24:03 ID:???
>>363
波紋は血液の流れなどの体内で生じるエネルギーを呼吸法で収束し活用する技術だろ?
その性質が太陽の波動(紫外線?)と同じだから吸血鬼に特効
出力さえ高ければ生命だろうとそうでなかろうと気化させることはできる(人間には絶対に練れない量だけど
赤石で増幅するか、究極生物でもないかぎりはな
366初代スレ23:2007/05/31(木) 01:26:19 ID:???
>>363
青銅は青銅だから、基本的に波紋では破壊不能と考えた方がいいかと。
純粋に相性で比較すれば、すごく波紋に分が悪い。

しかし今思ったが、金属にも波紋は流れるし、練金で油を作れたりもするから
ギーシュは波紋戦士のサポートキャラとしては最適だな。

…あ、現在、執筆中です。
みんな筆が速すぎて泣きそうだ。
367マロン名無しさん:2007/05/31(木) 01:32:35 ID:???
流れに逆らってわるいが、トニオさんの能力って「身体の異常を治す」だっけ?
だとしたらタバサの母ちゃんも治せると思うんだけど
368363:2007/05/31(木) 01:38:00 ID:???
う〜ん、そっか…。
もしジョナサンがギーシュ戦で戦ったときの思い浮かべて
銀色波紋疾走で勝ったり(ゴーレムを倒さずに本体を)
生命磁気疾走でゴーレムを翻弄したりする光景が浮かんだんだけど…
最初のゴーレムをどう打ち倒し、残りの奴はどうするか?
ってとこで止まるんだよな…。

>>366
がんば。
369マロン名無しさん:2007/05/31(木) 01:38:45 ID:???
タバサの母ちゃんというと…
えーと、DISC抜き食らったのだったよなw
さすがに無理じゃね
370363:2007/05/31(木) 01:40:36 ID:???
精神崩壊だろ?症状は >>367
さすがに脳みそボンッってなったら死ぬだろう…
371マロン名無しさん:2007/05/31(木) 01:50:21 ID:???
戦場で全開にしたら、何千何万と殺れそうだ…。 偉大なる死、オソロシイ能力っ。
372マロン名無しさん:2007/05/31(木) 01:54:22 ID:???
ヘブンズドアーくらいかなぁ、治せるとしたら。

仗助(外科) トニオ(内科・歯科・その他) 露伴(精神科)

4部キャラだけで医療のほぼ全てカバーできるな
373マロン名無しさん:2007/05/31(木) 01:56:21 ID:???
アルビオン軍7万の死亡フラグがw
374マロン名無しさん:2007/05/31(木) 02:00:46 ID:???
いくらなんでもんなうまく行かないだろうよ
いわく使い魔の不祥事は主の不祥事とのこと
となるとむしろルイズがピンチじゃね?
375マロン名無しさん:2007/05/31(木) 02:01:07 ID:???
しかしこの時点でギーシュやると、どれだけオリ展開考えないといけないんだ?
良くて放逐、悪くて死刑…
別の誰かに拾われるのか?
376マロン名無しさん:2007/05/31(木) 02:02:19 ID:???
ザ・フールってスタンド使いじゃなくても見えるんだよな?砂と融合してるスタンドだから
ふとフーケ相手にゴーレム対決とか面白そうだな、と思っただけで他意はない
377マロン名無しさん:2007/05/31(木) 02:04:01 ID:???
兄貴VSアルビオン軍70000

「「『全軍突撃ーっ!!』」」
「グレイト・フル・デット」
「「『うおぉぉぉーっ、ぉぉぉぉ、ぉぉ……ぉ…ォ』」」ドサドサドサ×70000

最悪だ…
378マロン名無しさん:2007/05/31(木) 02:04:29 ID:???
>>377
そこまで射程はない気もするがな
379マロン名無しさん:2007/05/31(木) 02:07:44 ID:???
いや、間合いに踏み込んだ兵士たちがボロボロと崩れ去っていくんだろう…
おっかねぇ…こんなのに勝てたブチャラティもスゲェが
考え付いた荒木もスゲェ
380マロン名無しさん:2007/05/31(木) 02:10:38 ID:???
あのテキトーな世界観なら、決闘で貴族1人殺したぐらいなら何とかなりそうだけどな。
原作でも、大事にならなかったからとは言え、結局お咎めなしだったし。
それでも騒ぎ立てる輩がいたら、貴族が平民に殺されたという不名誉を殊更強調して、
「これ以上騒ぎ立てても、家名に恥を上塗りするだけだ」と脅してやってもいいし。
381マロン名無しさん:2007/05/31(木) 02:12:59 ID:???
チョコラータとかマジ脅威だよな
382ゼロの兄貴:2007/05/31(木) 02:24:02 ID:???
>>380
それも混ぜていくが・・・まぁ平民多数が居て
貴族と言う無駄ァが成り立ってるからそこら辺の世論と言うものを利用する方向でいきたいなァーー
383マロン名無しさん:2007/05/31(木) 02:24:31 ID:???
あれ?あの世界の戦いは中世風だよね?
魔法という兵器を使っての打ち合いや焦土作戦とかしないのかね?
384マロン名無しさん:2007/05/31(木) 02:29:39 ID:???
魔法使いと平民の人口比率が1:9だからね
実戦投入出来るメイジ少ないんじゃない
△や□は更に少なそうだし
385マロン名無しさん:2007/05/31(木) 02:44:40 ID:???
焦土作戦出来る魔法なんて虚無ぐらいだから無理じゃね?
386マロン名無しさん:2007/05/31(木) 03:10:53 ID:???
軍の一つくらいなら、もしかしたら半分くらいは潰せるのではないか。
そんな風に思えてしまうのが、兄貴というよりスタンド使いという連中の
凄まじい所だ。
387マロン名無しさん:2007/05/31(木) 05:24:17 ID:???
一晩経ったら新着200とか、このスレ本当に速いな。

そして俺的には承太郎SSが超面白い。
承太郎の強さと厳しさ、あと微妙に見え隠れする優しさ!
ルイズのなけなしの魔法と威勢、それでも確かに存在する勇気と誇り!
この二人がどういう化学反応を起こすのか、期待大だぜ・・・
388マロン名無しさん:2007/05/31(木) 06:20:59 ID:???
>>363
ツェペリさんが壊せるのはレンガくらいまでって言ってた気がする。
389マロン名無しさん:2007/05/31(木) 06:51:08 ID:???
やべぇ、ゼロの兄貴が格好よすぎるよ・・・・・
ありえないくらい格好いいよ。
390マロン名無しさん:2007/05/31(木) 07:21:35 ID:???
何、初めてギーシュを殺っちまっただって?

逆に考えるんだ

『空いた面子はフーケで埋めればいいさ』
と考えるんだ
391L・I・T改めL・I・A:2007/05/31(木) 07:28:08 ID:???
ヤベェ〜ぜェ〜
今更ながら、引かれ合うって単語のスペルの頭文字TじゃなくてAだった・・・・orz
全くもってど阿呆だぜッ。まとめ氏よ。願わくば、L・I・TのTを全てAにしてくれェーーーー!!あとサブタイの修正も。


それにしても、スレが・・・誰だ神父増やしたの?
392マロン名無しさん:2007/05/31(木) 07:32:44 ID:???
40分に…投下…させていただく…!
393マロン名無しさん:2007/05/31(木) 07:33:40 ID:???
別にギーシュいなくても原作通り進めるんじゃね?
風のアルビオンではオマケみたいなもんだし、戦争ではルイズ達とは別行動だし、騎士団は入らけりゃおk。
394マロン名無しさん:2007/05/31(木) 07:39:56 ID:???
朝きてみりゃいろいろSS追加されてるジャン。うほ











ってギーシュ死んでるうぅぅぅぅぅぅぅぅぅwwwww
腹筋崩壊しそうになったwマジでやっちゃったのかいww
兄貴らしいけどね。
395DIOが使い魔!?:2007/05/31(木) 07:40:07 ID:???
あの後ルイズは、駆けつけた他の教員によって、罰として魔法を使わずに教室を掃除するように言いつけられた。
と言っても、『ゼロ』であるルイズにとってはあまり意味はなかったが。
シュヴルーズは医務室に運び込まれて、その日は二度と教壇に立つことはなかった。

(また……やっちゃったんだ…私)
ルイズは煤だらけになった教壇を拭きながら思った。
いつものパターンだった。
クラスメイトがルイズを『ゼロ』とバカにするのはいつものことだった。
ルイズだって、そんな中傷にいちいち反応すべきではないと分かっている。
だが、一度スイッチが入ってしまうと、歯止めが利かなくなってしまうのだ。
昔からそうだった。
内側から沸々と湧き上がる暗い感情を抑えられない。
ルイズは自分の未熟に自己嫌悪した。
これもいつものことだった。
つまり、いつもとなにも変わっちゃいないのだ。ルイズは教壇を拭きながら、自分の使い魔を垣間見た。
机にめり込んでいる小石を1つ1つ器用に抉りだしていた。
ルイズはこの時だけは、人型の使い魔を召喚したことを感謝した。
拭き掃除があらかた終わったルイズは、雑巾を絞りながら、DIOに聞いた。
396DIOが使い魔!?:2007/05/31(木) 07:44:30 ID:???
「これでわかったでしょ。私がどうして『ゼロ』って呼ばれてるか…」
DIOは最後の石粒を抉り出しながら答えた。

「あぁ、十分分かったとも。仮初めとはいえ、君が私の『マスター』にとしての資格ありということが…」
「はぁ?なに分けわかんないこと言ってんのよ…?アレ見てそんなこと思う要素があったわけ?」
もちろんだとも、とDIOは答えた。

「…『マスター』。君はもっと、自分を解放する術を磨くべきだ」

ルイズの頬に、さっと朱がさした。
見られていたのだ。
ニヤつきながらシュヴルーズを蹴り回していたルイズを。

「あ、アレは…!その、その場の空気というか、勢いというか…と、とにかく私の本心じゃないんだからッ!」
しどろもどろで否定するルイズに、DIOはニヤリと笑い、教室を出ていった。

「掃除は終わったな、『マスター』。先に食堂に行っているよ」
DIOの言葉が教室に響いた。
『だが、『マスター』。君には資格はあっても、権利なんかないのだよ…』

雑巾とバケツを両手に持ったまま、DIOを見送ったルイズは、1人ぼやいた。

「あいつ、やっぱり私のこと馬鹿にしてるでしょ…」
397マロン名無しさん:2007/05/31(木) 07:48:00 ID:???
連投規制支援
>>391
エルメェス兄貴の仕業か。
398DIOが使い魔!?:2007/05/31(木) 07:48:18 ID:???
食堂にたどり着いたルイズは、DIOの横にドカッと座った。
テーブルはDIOが座っているところから前後左右二つずつスッポリ開いていた。
遠くのクラスメイトは"平民の分際で…"と囁きあっていたが、自分からDIOにそこをどけと言いつける勇気はないようだ。
ぼーっとDIOの食事模様を眺めるルイズは、DIOが食べているのは早退したマルコリヌの分だとばっかり思っていたが、どうやら違うということに徐々に気づいた。
何というか、自分たちの食事の内容と比べて、幾分質が高い気がする。
ていうか明らかに質が高い。
うまそうだ。
それに気づいたルイズは"ご主人様を差し置いて"と怒鳴りつけたが、DIOはそれをあっさり無視した。
やることなすこといちいち完璧なDIOにムカついて、ルイズはワインを飲んだ。
−−−そして、顔をしかめた。
いつものと違って、少し酸味が強すぎる気がすると思ったのだ。
本当にわずかな違いだったので、気のせいだとも思った。
しかしこれは……

「…………………」
判断がつきかねて、ウンウン唸っているルイズを、DIOはじっと見つめていた。
そうこうしていると、ルイズの背後から1人のメイド服を着た少女が近づいてきた。
399DIOが使い魔!?:2007/05/31(木) 07:51:00 ID:???
そのメイドは、DIOの横に歩み寄ると、恭しくお辞儀をした。
その手には籠が下がっており、中には一本のワインボトルが入っていた。いかにも高級そうなボトルだった。

「失礼いたします、DIO様。ワインをお持ちしました。アルビオンの四十年物でございます。
料理長のマルトーが、お出しするようにと」
お口に合えばよろしいのですが…、と言うメイドに、DIOは黙ってグラスをメイドの方にやった。
トクトクと軽やかな音をさせながら、ワインが注がれた。
DIOは一通り香りを楽しんだ後、クイとグラスを傾けた。
少しの沈黙の後、DIOは一言うむ、と頷いた。メイドは深々とお辞儀した。

「なかなか良いのを置いているじゃあないか。気に入ったよ」
「光栄でございます。料理長も喜びましょう」
「彼によろしく伝えておいてくれよ」
「かしこまりました」
再びお辞儀をするメイド。

ルイズはそのやりとりに、あんぐりと口を開いた。
頭がフラフラした。
開いた口がふさがらない。
こいつの高慢ちきぶりには慣れたつもりだったが、これはもう予想外だ。
なにをやってるんだこの使い魔は−−−ルイズはとりあえず、DIOの横に相変わらず控えているメイドに怒鳴った。
400DIOが使い魔!?:2007/05/31(木) 07:54:26 ID:???
「ち、ちょっと平民!何勝手に人の使い魔を餌付けしてるのよ!」
その怒鳴り声で、初めてルイズに気づいたというように、メイドはルイズに体を向けた。
DIOがメイドに何やら伝えると、そのメイドはスカートの端を摘んで礼儀正しくお辞儀をした。

「これは、ミス・ヴァリエール、失礼を。
…私、DIO様の身の回りのお世話をさせていただいております、シエスタと申します。どうぞ、お見知りおきを」
ルイズはうぐっと言葉に詰まった。
憎々しいくらいに完璧な礼だった。
隙のないシエスタを責めるのは不利と判断したのか、ルイズはその矛先をDIOに向けた。

「DIO!なによ、このメイドは!召喚されて早々女の子に唾付けてたってわけ!?」
DIOはグラスを置き、やれやれと言った風にルイズに答えた。

「あぁ…彼女かい?宝物庫に入る時に知り合ってね。
色々運び出すのを手伝ってもらったんだ。その時からのよしみさ」
石像を部屋に運んだのも、彼女だよ−−−と言うDIOに、シエスタは"恐縮です"とお辞儀した。
ウソッ!?とルイズはシエスタを見た。
線の細い、華奢な体をしている。
姿勢正しくピンと背筋を伸ばしている。
胸は……デカい。
401DIOが使い魔!?:2007/05/31(木) 07:57:42 ID:???
しかし、とてもあの重そうな石像を運べるほどの腕力があるとは、思えなかった。
ていうかアイツはうちの食堂で奉公しているはずじゃなかったか?

ルイズは目の前の状況について行けそうにもないと思った。
頭がどうにかなりそうだった。

えぇい、無視無視!!私は何にも見ていない!−−−ルイズは現実逃避を決め込み、昼食に集中することにした。
402マロン名無しさん:2007/05/31(木) 08:00:01 ID:???
支援

厨房の奴等も肉の芽か?www
403DIOが使い魔!?:2007/05/31(木) 08:00:03 ID:???
ちょうどその頃、ルイズ達の席から少し離れたところで、数人の貴族が1人のキザそうな貴族を冷やかしていた。
取り巻きなのだろうか、彼らは口々にそのキザな 少年に話しかけていた。
「なあ、ギーシュ!お前、今誰と付き合っているんだ?」
「誰が恋人なんだ?ギーシュ?」

キザな少年はギーシュというらしい。
彼はすっと唇の前に指を立てた。

「つきあう?僕にそのような特定の女性はいないんだ。
薔薇は、多くの人を楽しませるためにあるんだからね」
自分を薔薇に例えているあたりが救いようがなかった。
−−−ふと、ギーシュのポケットから、ガラスでできた小瓶が転がり落ちた。
中に紫色の液体が揺れるその小瓶は、コロコロと、DIOのほうに転がっていった。
だが、小瓶がDIOの足にぶつかる直前に、シエスタがそれをすっと取り上げた。
無感情な視線をギーシュに向け、シエスタは彼に近づいた。

「小瓶が落ちました。ミスタ・グラモン」
お辞儀をして、小瓶をギーシュの机の上に置いた。
そのお辞儀は、先ほど彼女がDIOにしたものに比べると、随分と素っ気ないものだったのだが、ギーシュは彼女の言葉を否定した。
404マロン名無しさん:2007/05/31(木) 08:00:21 ID:???
一応支援
意外!一人目はシエスタッ!
405DIOが使い魔!?:2007/05/31(木) 08:03:03 ID:???
「これは、僕のじゃない。君は何を言っているんだね?」
しかし、その小瓶の出所に気づいたギーシュの友人たちが、大声で騒ぎだした。

「おお?その香水はもしや、モンモランシーの物じゃないか?」
「そいつがギーシュのポケットから落ちてきたってことは、つまりお前は今、モンモランシーと付き合っているんだな?」

「違う。いいかい、彼女の名誉の為に言っておくが……」
ギーシュが何か言いかけたとき、後ろのテーブルに座っていた一年生の少女が、ギーシュの方に歩いてきた。
そして……

「ウソツキッ!」
少女はギーシュが言い訳をする前に、彼の頬をひっぱたき、走り去っていった。
ギーシュは頬をさすった。
すると、遠くの席から、金髪の見事な巻き毛の少女が立ち上がった。
俯いて、表情が見えないまま、かつかつとギーシュの席までやってきた。
「モンモランシー。誤解だ。ケティとはただいっしょに、ラ・ロシェールの森へ遠乗りしただけ…」
ギーシュが言い終わらないうちに、モンモランシーはその目からポロポロと玉のような涙を流し始めた。
ギーシュはてっきり叩かれるものと思っていただけに、モンモランシーの反応が意外だった。
406DIOが使い魔!?:2007/05/31(木) 08:05:30 ID:???
モンモランシーは俯いて泣きながら、一言「ひどい…」と呟いて、そのまま走り去っていった。
普段の快活で強気な彼女を知っているクラスメイトたちは、モンモランシーが周りを省みずに泣き出したことに衝撃を受けた。
彼女がよほどショックを受けているのだということが容易にわかった。
クラスメイトはギーシュに非難の目を向けた。
刺すような視線を感じながら、ギーシュは居心地が悪そうに言った。

「あのレディたちは、薔薇の存在の意味を理解していないようだ」
モンモランシーたちに責任を転嫁するギーシュに、クラスメイトは呆れた。
シエスタは一通りの出来事を無関心に見届けると、DIOの側へ戻ろうとした。
−−−が

「待ちたまえ」
ギーシュが引き止めた。シエスタは再びギーシュの方へ向き直った。

「君が軽率に、香水の瓶なんかを拾い上げてくれたお陰で、二人のレディの名誉に傷がついた。どうしてくれるんだね」
どうやら全ての責任をシエスタに押しつけるつもりである。
シエスタは眉一つ動かさずに言った。

「は?おっしゃる意味が、分かりかねます。ミスタ・グラモン」
全く動揺しないシエスタに、ギーシュは段々いらつき始めた。
407マロン名無しさん:2007/05/31(木) 08:05:58 ID:???
DIO怖えぇww
408DIOが使い魔!?:2007/05/31(木) 08:09:01 ID:???
「ふん!平民如きに、貴族の機転を期待したのが間違いのようだな」
「…もうしわけございません、ミスタ・グラモン」

事務的なシエスタの返答が鼻についたのか、ギーシュは頬を痙攣させながら、杖を取り出した。

「そこに跪きたまえ。貴族に対する礼儀をおしえてやろうじゃないか」
「……………………」
シエスタ無言で跪いた。

(あーあ、ありゃ完璧切れてるわね)
ルイズはその様子を肘をつきながらぼんやりと見やった。
ま、私には関係ないけど、と思いながら、ルイズはチラッとDIOの方を向いた。

「どうするの?あなたの専属のメイドさんが大ピンチよ?」
からかうように言うルイズに、DIOはワインのグラスをテーブルに起きながら、ニヤリと笑った。

「…そうだな。メイドの不始末は、主人の…このDIOの責任だろうよ」
白々しいと思いながらも、DIOの言葉にルイズも笑った。
奇しくもDIOと似たような笑みだった。

「さ、私がどれだけ苦労してるのか、せいぜい実感してくるといいわ」
ルイズの言葉を皮切りに、2人して同じ調子で
「クックックックッ」と笑った。

−−−影がゆっくりと立ち上がった。

to be continued……
409マロン名無しさん:2007/05/31(木) 08:11:43 ID:???
以上、『投下した』…!
410マロン名無しさん:2007/05/31(木) 08:13:09 ID:???
いつもながらいい仕事だね。
段々とDIOワールドが展開されていってるのがわかるぜ。
シエスタ怖いよwGJ!
411マロン名無しさん:2007/05/31(木) 08:13:46 ID:???
描写されなかっただけで仕事は速いぜDIO様!そこに(ry
食堂で既に貴族以上の待遇を確保ッ


そしてルイズとDIO様何気に息合ってるな。兄貴以上にギーシュが南無いwwww


狂おしい程にGJゥ!
412マロン名無しさん:2007/05/31(木) 08:19:20 ID:???
ギーシュまた死ぬのかw
413マロン名無しさん:2007/05/31(木) 08:21:38 ID:???
このスレで一番不幸なのはルイズじゃあなく…ギーシュだって事だな?
GJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJ!!
414マロン名無しさん:2007/05/31(木) 08:31:07 ID:???
ギーシュは一応メイジダカラ DIO様は部下にしそうな予感。
もちろん肉のメありでw
415マロン名無しさん:2007/05/31(木) 08:36:04 ID:???
このペースなら一巻終了と同時に学院支配完了だな、間違いない
416マロン名無しさん:2007/05/31(木) 08:37:52 ID:???
ギーシュの末路

ボス 手加減されてボコられて終わり
ンドゥール 同上
承太郎 上記に加えて寝床を奪われる
吉良 銃で撃たれる
ブチャ 手加減されてはいるものの拷問レベル
兄貴 死亡確認!

DIO 死亡フラグor肉の芽フラグ確認!

ほんとかわいそうな子w
417偉大なる使い魔:2007/05/31(木) 08:44:32 ID:???
 わたしとキュルケが勝負をすることになった。
 わたしの後を付けていたのか、キュルケもソファーと剣を持ってきた
「あんた、いっぱいボーイフレンドがいるでしょう」
 わたしがつっぱねると
「ええ、だけど彼を知ってしまったら、もう他の男じゃ物足りないわ」
 ギーシュとの決闘を見た後、キュルケの悪い病気が始まったみたいだ
「何あんた、トリステインに勉強じゃなく男漁りにでもきたの?」
「言ってくれるわね、ヴァリエール・・・」
 わたしとキュルケが同時に自分の杖に手をかけた。
 突然つむじ風が舞い上がり、わたしとキュルケの杖を飛ばした
「室内」
 ここでやったら危険だというの・・・って
「何この子。さっきからいるけど」
「わたしの友達よ」
 キュルケが答える
「なんで、あんたの友達がわたしの部屋にいるのよ」
「いいじゃない」
 キュルケが、ぐっとわたしを睨んだ
「じゃあ、外に行って勝負しましょう」
 キュルケが名案を思いついたように言ってくる
 わたしに、断るといった選択は無かった 
418マロン名無しさん:2007/05/31(木) 08:48:20 ID:???
職人さん朝から投下乙です!!
419マロン名無しさん:2007/05/31(木) 08:48:51 ID:???
支援
とりあえず神父自重ww
こちらはギーシュ生存だったか?
420マロン名無しさん:2007/05/31(木) 09:28:58 ID:???
まいったな・・・
ギーシュが助かる姿を想像できないんだ・・・
421マロン名無しさん:2007/05/31(木) 09:34:02 ID:???
ワインがいつもより酸味が強いってことはDIO様がなんかしたのか?それともただの安物か?
422偉大なる使い魔:2007/05/31(木) 09:39:08 ID:???
 夜遅くの中庭には、わたしとキュルケとタバサの三人しかいない
 プロシュートは「付き合ってられるか」と、部屋から出てこなかった
「ルールを説明するわ、あの枝にお互いの剣がロープでぶら下げてあるわ、
 魔法でいらない方を落とす、使う魔法は自由。先攻は譲ってあげる、何か質問は?」
「ないわ」
 わたしは別にプロシュートの為に剣を買った訳ではない。あの剣はインテリジェンスソードで
 プロシュートのことを『使い手』と呼んでいた、彼も否定しなかった。
 わたしは唯、剣が何を知っているのか知りたいだけだ。
 だが、それとこれとは話が別、キュルケに背は向けられない。
「助けてくれ、殺される、ヒトゴロシ」
 わたしが買った剣、デルフリンガーが喚く、人じゃ無いでしょあんたは
「黙ってて!間違えて、あなたにぶつけてしまうかもしれないわ」
 デルフが押し黙る。ここは火の魔法でいくか、わたしはそう判断する。
 わたしはファイヤーボールを唱える、しかし杖から何も出なかった。
 ドンと壁が爆発した
「わたしの番ね、火はこう使うのよ!」
 キュルケがあっさりとデルフを落とした
「わたしの勝ちね」
 キュルケが微笑む。その時、いきなり巨大なゴーレムが出現した
 ゴーレムが学院の壁を破壊したと思うとすぐに出て行ってしまった。
 その肩には誰かが乗っていたような・・・
 ただ、わたしたちは。その光景を見守る事しか出来なかった
423マロン名無しさん:2007/05/31(木) 09:42:39 ID:???
ふと思ったんだが、DIOルイズでフーケ戦は フーケに奪われた(と思ってる)
邪神スプーの書を奪還するために、学園長が死を覚悟してでも出陣するんじゃなかろうか
424マロン名無しさん:2007/05/31(木) 09:44:35 ID:???
投下再開に安堵しつつ支援
425マロン名無しさん:2007/05/31(木) 09:54:47 ID:???
今までのゼロ魔SSはルイズがダークサイドに
使い魔によって落とされるのは初めてだと思うんだ。
だからかな。DIO様の話すげえwktkするのは。
426マロン名無しさん:2007/05/31(木) 11:02:12 ID:ocRCnSu1
ギーシュwwwwwwwwww
427マロン名無しさん:2007/05/31(木) 11:07:06 ID:???
>>421
DIO様との同調が進んだ結果、味覚が変化しつつあるんじゃないか?
428マロン名無しさん:2007/05/31(木) 11:14:56 ID:???
それだと、DIO様もすっぱいワインを飲んでることにならないか?
429マロン名無しさん:2007/05/31(木) 11:17:45 ID:???
ただ単にDIOに出されたワインより格下のワインを出されたって言いたいだけじゃないのか
430マロン名無しさん:2007/05/31(木) 11:28:56 ID:???
>>428
いつもルイズが飲んでるワインでは、DIO様の舌に合わないってことでは。
…そのうち、すっぽんの生き血に興味を示し、最終的にはズッギューンと。
431マロン名無しさん:2007/05/31(木) 11:29:24 ID:???
そのうちルイズが酸っぱいものを美味しく感じるようになる伏線。
432マロン名無しさん:2007/05/31(木) 11:33:20 ID:???
それなんてジョルノフラグ
433マロン名無しさん:2007/05/31(木) 11:43:30 ID:oiOaRrvO
そして親子喧嘩で発動する無駄無駄ラッシュ。
434マロン名無しさん:2007/05/31(木) 12:06:55 ID:???
あれじゃね

人間の血を入れた
435マロン名無しさん:2007/05/31(木) 12:24:51 ID:???
血はどっちかってーとしょっぱいだろう
436マロン名無しさん:2007/05/31(木) 12:28:06 ID:???
味覚が変わってるんだよたぶん
437マロン名無しさん:2007/05/31(木) 12:31:34 ID:???
イースレイってロクスとアーヴィンの良い所取りだな
438マロン名無しさん:2007/05/31(木) 12:34:30 ID:???
誤爆
439マロン名無しさん:2007/05/31(木) 12:44:13 ID:???
クレイモアかyo
440マロン名無しさん:2007/05/31(木) 13:46:33 ID:v+vwhona
DIOルイズがどんどん黒化してくw
441偉大なる使い魔:2007/05/31(木) 13:51:57 ID:???
 わたしは今、馬車に乗っている。ミス・ロビンクルが御者を務め、キュルケと
 タバサ、プロシュートの四人で荷台に乗っている。
「フーケってのは何者なんだ?」
 プロシュートは知らないらしい、今から捕まえにいく『土くれのフーケ』の説明をする。
「通称、土くれのフーケ。マジックアイテムが好きな盗賊よ。フーケは深夜に
 こっそり忍び込んだり、白昼堂々ゴーレムと現れたり。神出鬼没、男か女かも
 分からない。ただ、盗んだ後にフーケのサインがしてあるだけ」
「名前から察するに土系統のメイジか?」
「そうね、少なくともトライアングルクラスのメイジね」
「これは、罠の気がする」
 プロシュートが聞き捨てならないことを言い出した
「気?気がするですって、何で?」
「俺の勘だ」
「勘ですって?」
 馬鹿馬鹿しい、わたしは何を期待したというんだろ
「悪くないんじゃないの、女の勘とか言うし」
 キュルケ、こいつは男よ
「勘、馬鹿には出来ない」
 タバサも同意らしい、滅多に開かない口を利いた
「今まで、捕まらなかったフーケの情報が何で今回入手できたんだ?
 それは、目撃されたのでは無く、ワザと見つかったと考えるべきだ」
「ダーリン、冴えてる」
 プロシュートの仮説にキュルケが目を輝かせ、タバサがコクコク頷いている
「確認しとくぜルイズ、キュルケは生け捕りにして破壊の杖をゲットすりゃいいんだな」
 一々物騒なのよね、この使い魔は
「ミス・ロビンクル、後どれくらいで着くんだ?」
「もっ、もうすぐですわ」
 プロシュートに声を掛けられたミス・ロビンクルはうっすらと汗を掻いていた
「どうした、暑いのか?」
「ええ、なんだかこの辺りは蒸しますし」
 ミス・ロビンクル・・・なんだか怖がっているように見えるのは気のせいだろうか?
442マロン名無しさん:2007/05/31(木) 13:54:43 ID:???
支援 キュルケを生け捕りにするのだろうか
443マロン名無しさん:2007/05/31(木) 14:01:46 ID:???
わかってるんなら、とりあえずは脳内補完しておいて、
終了まで待ってからツッコムのが粋ってもんだぜ
444マロン名無しさん:2007/05/31(木) 14:22:22 ID:???
書き手さんはいつ投下終了したのかわかりやすくしてくれると助かる
それと1レスだけとかじゃなくある程度まとめて投下してもらえると読みやすいし他書き手とかぶりにくくていい
445マロン名無しさん:2007/05/31(木) 14:26:40 ID:???
カーズ様の波紋ってどれぐらいの強さなんだっけ?
446マロン名無しさん:2007/05/31(木) 14:32:09 ID:???
ジョセフの100倍超
447マロン名無しさん:2007/05/31(木) 14:36:34 ID:???
そんなに強かったのか。初めて知った。
448マロン名無しさん:2007/05/31(木) 14:38:51 ID:???
>>445
人間に波紋を流して気化させるぐらいです
449マロン名無しさん:2007/05/31(木) 15:08:29 ID:???
コミックス確認したら数百倍だった
450マロン名無しさん:2007/05/31(木) 15:34:08 ID:???
まともに書こうとしても無理が生じるからな、カーズ様は…
やっぱほのぼのギャグマンガ日和にするしかないんじゃね?
ウインウインウインウインウイン
451マロン名無しさん:2007/05/31(木) 15:48:46 ID:???
ルイズ「そおうだッ!『魔法』だよォ!このまぬけがァァーーーーーーッ!
     召喚の儀式を克服したこのルイズにできないと思ったのかッ、このウスノロめがァ!」

ルイズ「どうだ、自分で『魔法』をうけた気分は?」

 ぎ ぃ や ぁ あ ぁ ぁ ぁ

ルイズ「んん〜、実にナイスな返事だ」



いやなんとなく
452マロン名無しさん:2007/05/31(木) 15:51:52 ID:???
プッチ(神学生)
453マロン名無しさん:2007/05/31(木) 15:54:12 ID:???
カーズ様は能力が単純に強いからな
生物として究極レベル過ぎてもう
454マロン名無しさん:2007/05/31(木) 16:01:22 ID:???
ワムウなら何とかなる!








と思ったけどコミック見たら無理だと悟ったぜ
455マロン名無しさん:2007/05/31(木) 16:10:27 ID:???
つーか人体に触れただけで吸収できるって反則だよな
ちょっとぶつかっただけで体の半分を削ぎ取るって無茶苦茶だ
456マロン名無しさん:2007/05/31(木) 16:24:53 ID:???
読み返してみたんだが、ギシュ(故人)の遺産(財布)は殺した本人が所持してるんだよな・・・
457マロン名無しさん:2007/05/31(木) 16:28:10 ID:???
強盗(結果論)じゃね〜かwww
グラモン家が総出でガサ入れしてくるぞwwww
458絶頂の使い魔:2007/05/31(木) 16:30:43 ID:???
とてつもなく久しぶりに投下させていただく

深夜
ドッピオはルイズから渡されたカードを使っていろいろと不思議に見せるための特訓をしていました
ちなみに渡されたカードはトランプでした。案外この世界に流れ着いているこちらのものはあるようです
カードの扱いに慣れてきたところでもう眠気がきたので寝床に就こうとしますが
コッ・・・コッ・・・
物音が聞こえます。これは足音でしょうか
コッ・・・コッ・・・・・・・・・
ルイズの部屋の前で足音は止まりました
・・・こんな深夜に誰かと思いドッピオはドアを開きました
「・・・あれ?」
そこには誰もいませんでした。確かに足音は聞こえていたはずですが・・・
「あの」
「うひゃい?!」
突然左から話しかけられました。そこにいたのは
「・・・どちら様でしょうか」
「あの・・・アンリエッタと申しますが・・・貴方がルイズの使い魔ですか?」
459マロン名無しさん:2007/05/31(木) 16:38:28 ID:???
支援
460絶頂の使い魔:2007/05/31(木) 16:41:56 ID:???
「はい、そうですけど・・・ルイズさんに用ですか?」
「はい・・・」
よく見ると服装も学院生とは違う服装です
「・・・ルイズさん。起きて下さい」
ユサユサとルイズを起こします
「・・・なによ。こんな時間に・・・」
寝ぼけ眼で起き上がるルイズですが
「・・・?!」
アンリエッタを見た瞬間とても驚いた顔をします
「・・・ルイズさん?」
「す、すいません!このような無礼な格好で・・・」
いきなりあわただしくするルイズを見てドッピオは
(・・・もしかしてアンリエッタさんは偉い人なんですか?)
小声でルイズに聞きます。帰ってきた返答は
(当たり前じゃない!トリステイン王国の王女・・いや、今は女王になった方よ!)
そう返されました
「早く部屋へお入りください。この様なところにいたと知られれば・・・」
そう言ってルイズはアンリエッタを手招きしました
「そうですね。でもそんな言葉遣いなんてしなくていいですよルイズ
 ―――私たち、友達でしょう?」
461絶頂の使い魔:2007/05/31(木) 16:51:37 ID:???
友達という言葉に一瞬気を取られそうになったルイズですが
「いえ、たとえ幼少時の遊び相手である私でも失礼に値するような言葉遣いなんて・・・」
そう言って自制しました
「・・・ところで」
アンリエッタの視線はドッピオに流れました
「これが貴女の使い魔ですか・・・」
その言葉にルイズは
「あ、あのえっと・・こ、こんな平民でもとても強くて―――」
「分かっています。なの土くれのフーケを倒したのでしょう?」
「え?」
ルイズはなぜ知っていると言う顔でした
「王家から守れと言われている破壊の杖を学院は秘密裏に取り戻したつもりだったんでしょうが
 そんな一大事が発生したら王家からの諜報が働きます。活躍も聞きましたよ、ルイズ」
「そ、そんな・・殆どこの使い魔が倒したようなものですし・・・」
ルイズはしどろもどろになりながらそう答えました
「・・・明日の品評会。楽しみにしていますよ」
「はい!」
そう言ってアンリエッタは戻っていきました
462マロン名無しさん:2007/05/31(木) 16:56:05 ID:???
真っ黒ルイズや兄貴を見た後だとなんかすごいほのぼのする。
おかしいな、ボスも悪の帝王なのに・・・
463絶頂の使い魔:2007/05/31(木) 16:58:17 ID:???
ドッピオは結局何も喋らずじまいで女王さまを見送りました
「・・・女王様と知り合いだったんですね」
「ええ・・・」
ドッピオはアンリエッタが品評会を楽しみにしていると言うことを聞いて
「もしかして見に来ちゃったりしますか?」
そういうことかと思って聞いてみました
「そうよ・・・だから絶対ドジ踏んだりとかしちゃダメよ」
ようするにルイズはいいところを友人に見せたいのです
「それにしても驚いたわ。まさか前日にたずねてくるなんて」
「案外行動力のあるお姫様なんですね」
「そうね・・・子供のころはいっつも私が連れまわしてあげてたんだけどね・・・」
遠い昔を見つめるように窓から空を見上げているルイズ
「・・・絶対に失敗は出来ないな」
少しでも友人にいいところを見せたいと願う主人に愛らしさを覚えながらも明日の品評会に熱意を燃やすドッピオでした
464絶頂の使い魔:2007/05/31(木) 16:59:19 ID:???
とりあえず「投下した」
アンリエッタとかの口調が怪しい・・・ゼロの使い魔はアニメしか見てないからな
465マロン名無しさん:2007/05/31(木) 17:11:07 ID:???

貴重なほのぼのSSだが
ドッピオもまたブチ切れスキルを持っていることを考えると油断できんw
466マロン名無しさん:2007/05/31(木) 17:39:41 ID:???
乙かれ。ジョジョに出てくる悪党の
必須条件は絶対に反省しない(善悪の面で)
だからな。ディアボロはGERの洗礼うけちゃってるからねw
ドッピオに期待!
467マロン名無しさん:2007/05/31(木) 17:41:22 ID:???
ふと思った。
ボス:エピタフで予知して回避
承太郎、DIO:攻撃の瞬間時を止める
ジョウ助、ジョルノ:死んでなければいくらでも治療可能

ワルド暗殺失敗しまくりじゃね?

兄貴:全員老化させて敵を全滅
468マロン名無しさん:2007/05/31(木) 17:45:03 ID:???
やっぱり兄貴はスゲェやッ!!
469マロン名無しさん:2007/05/31(木) 17:51:50 ID:???
ギーシュ以上に不幸なのはワルドだったのか
470マロン名無しさん:2007/05/31(木) 17:52:10 ID:???
アルビオンって狭そうだよな
兄貴相手に市街戦なんて悪夢だぜ
壁越し建物越しにザ・グレイトフルデッドォォォッ!
471マロン名無しさん:2007/05/31(木) 17:58:36 ID:???
しかしアルビオンと聞くと地球連某軍のペガサス級強襲揚陸艦アルビオンしか思い浮かばねー・・・
472マロン名無しさん:2007/05/31(木) 18:03:00 ID:???
>>467

兄貴:全員老化させて敵を全滅
     ↓
兄貴:全員老化させて敵味方問わず壊滅
473マロン名無しさん:2007/05/31(木) 18:06:14 ID:???
>>472
これはマズいなw
474マロン名無しさん:2007/05/31(木) 18:26:36 ID:???
下手したら全員死にかねん
475マロン名無しさん:2007/05/31(木) 18:28:08 ID:???
逆に考えるんだ。
全員殺しちゃってもいいさと考えるんだ。
476マロン名無しさん:2007/05/31(木) 18:30:40 ID:???
全員『死なない程度』に老化。
後は敵だけ始末。
477マロン名無しさん:2007/05/31(木) 18:35:45 ID:???
信頼できる仲間でもないと氷のことは教えて貰えそうにないもんなぁ。
478マロン名無しさん:2007/05/31(木) 18:41:08 ID:???
ジョジョのキャラって馬鹿少ないからな。
つーか賢いやつはとことん賢いから。警戒心も
強いし兄貴なんか特にw
479マロン名無しさん:2007/05/31(木) 18:57:47 ID:???
>>478
承太郎とか判断力異常すぎ
相手の作戦そのものをずばり予想してたし
480マロン名無しさん:2007/05/31(木) 18:59:25 ID:???
スタンドは強いけど制約も多いからなぁ。
能力の詳細を知られると敗北に繋がる。
481マロン名無しさん:2007/05/31(木) 19:06:16 ID:???
三部でスタプラの能力知らずに戦ってた承太郎なら能力ばれても問題ないぜ!
482マロン名無しさん:2007/05/31(木) 19:21:30 ID:???
多国籍語が話せる奴が召喚されたとして
そいつにとってルイズの言葉は何語に聞こえるんだろうか
483マロン名無しさん:2007/05/31(木) 19:24:12 ID:???
宇宙のハテをしらねーように
そんなことはしらねー
484マロン名無しさん:2007/05/31(木) 19:26:01 ID:???
>>482
母国語じゃね?
485マロン名無しさん:2007/05/31(木) 19:28:46 ID:???
じゃあさ、母国語以外でルイズに話しかけたら、ルイズに通じるんだろうか
ってなんかここで聞く質問じゃないような気がしてきた
486マロン名無しさん:2007/05/31(木) 19:32:19 ID:???
ファンタジーの世界にそんな事はry
487マロン名無しさん:2007/05/31(木) 19:43:00 ID:???
ジョナサンを召喚するSSマダー?
488マロン名無しさん:2007/05/31(木) 19:59:34 ID:???
誰もいないよーだな……ならばこの隙にッ! 投下させてもらうッ!!
489スターダストファミリアー 1/6:2007/05/31(木) 20:00:26 ID:???
条件! 勝利者の権限を錬金せよ そのA

夜のヴェストリ広場に、少女がランプを持って現れた。
ただでさえ人気の無い場所、それが夜ともなれば誰も姿を見せないだろう。普通は。
だがルイズは現れた。袋いっぱいに小石を積めて。
錬金を失敗したら爆発して使えなくなってしまう、だからいっぱいいっぱい用意した。
部屋から運んできた椅子の上に、小石をひとつ置く。
月明かりの下、ルイズは杖を構えた。
目をつむり、短くルーンを唱え、杖を振り下ろす。
熱風が顔を焼き爆音が耳を震わせた。
「……コホンッ」
黒い煙を吹き出して、ルイズは再び袋から小石を取り出し椅子の上に。
もう一度、さっきより集中して、集中して……杖を振り下ろす。
衝撃が身体を襲い轟音が鼓膜を叩いた。
「……ま、負けるもんですか!」
集中しすぎるのはよくないかもしれない、リラックスしてやってみよう。
リラックス、リラックス。身体の力を抜いて……杖をダラ〜ンと下ろす。
爆熱がルイズを転倒させ草地に頭をぶつける。
「うっ……ううっ」
ボロボロになった自分の姿を見て、ルイズは心底惨めな気持ちに陥った。
涙が出てきて、すぐ服の袖で拭って立ち上がる。
「夜はまだ始まったばかりなんだから!」
椅子の上に石、ルーンを唱えて杖、振り下ろし、爆発。
「キャン!」
咄嗟に顔面をかばって、左の手の甲がすすまみれになった。
どうせ顔はもうすすまみれだ。どこがすすで汚れようと知った事か。
「今度こそ……今度こそ。今度は集中よりも気合を入れて……!」
気がついたら、視界にはお月様がふたつ。
どうやら倒れてしまったらしい。ルイズは起き上がろうとして地面に手をつく。
490スターダストファミリアー 2/6:2007/05/31(木) 20:01:19 ID:???
「痛ッ!?」
手のひらを見ると、度重なる爆発のせいで杖を握る右手の指の皮がわずかにめくれていた。
夜風が傷口に沁みる。ルイズは泣いた。
「うっく……ひっく、うぅ……うわぁっ……あっ……」
でも、声は小さく、噛みしめてこらえる。
数分ほど泣いて、ルイズはのろのろと立ち上がった。
椅子の横に落ちていた袋から小石を取り出して、ぼんやりとした頭で、椅子の上に置く。
「……錬金なんて……初歩の初歩なんだから。
 サモン・サーヴァントができたんだから……こんなの、できて当然なんだから」
ルーンを唱えるが、その言葉に力は無い。杖を振り下ろして、また、爆発。
「うぐっ……!」
小さく呻いて尻餅をつく。右手の指が痛い。杖を振るう右手は爆心地に一番近いからだ。
「……もう、やだ……こんなの」
誰も見ていないからこそ、ルイズは弱音を吐いた。
自分は落ちこぼれなんだ。
きっと一生魔法が使えない。
お父様に、お母様に、お姉様に、ちい姉様に叱られる。認めてもらえない。
学校で友達だって作れない。ゼロなんかと誰も友達になろうとしない。
惨めだ。こんな自分が、本当に貴族なのだろうか?
悔しくてたまらない。
使い魔の出した条件ひとつクリアできないなんて情けないにも程がある。
使い魔の……できない……なんて……。

   ……『できる』か『できねー』かを訊いてるんじゃねえ。
   俺は『やる』か『やらない』かを訊いてるんだ。

そうだ、できるかできないかじゃない。『やる』んだ!
ギリッと音が鳴るほどに歯を食いしばり、ルイズは立つ。
491スターダストファミリアー 3/6:2007/05/31(木) 20:02:32 ID:???
「小石を青銅に変える……簡単よ、簡単な事なの。
 落ち着いてやれば、気合を入れてやれば、リラックスしてやれば、
 集中してやれば、できると信じてやれば、ダメモトでやれば、
 とにかくやり続ければ、きっと、いつか、成功するから」
自分に言い聞かせる。試してないやり方があったら、全部やってやろう。
そして必ず承太郎の前で小石を青銅に変えてやる。
勝利者の権限を錬金で手に入れてやる。いや、生み出してやる。
だから――。
ルイズは小石を置いた。
ルイズはルーンを唱えた。
ルイズは杖を振り下ろした。
…………。
ルイズは小石を置いた。
ルイズはルーンを唱えた。
ルイズは杖を振り下ろした。
………………。
小石を置いた。
ルーンを唱えた。
杖を振り下ろした。
……………………。
小石を置いた。
ルーンを唱えた。
杖を振り下ろした。
……………………………………………………。
492スターダストファミリアー 4/6:2007/05/31(木) 20:03:24 ID:???

――ああ。月って、こんなにも冷たい色をしていたんだ。

ルイズはそう思って、ヨロヨロと立ち上がり小石を椅子に置く。
ルーンを唱えて杖を振り下ろして、念じる……願う……祈る……今度こそ!
何度でも、何度でも。
袋の中の小石が無くなるまで。
何度でも、何度でも。
失敗。爆発。失敗。爆発。怪我。失敗。爆発。失敗。爆発。失敗。爆発。怪我。
失敗。爆発。怪我。失敗。爆発。失敗。爆発。怪我。失敗。爆発。転倒。気絶。

――あれ? 月……は、どこだろう。月も、星も、見え……ない……。

一番爆発を受け続けた右手は、もう、痛みを感じていなかった。
爆発や転倒のせいでいっぱい怪我をしたのに、何だか心地いい。
やれるだけやった……そんな気がした。
でもそれは言い訳。どれだけやっても、結局一度も成功しなかったのだから。
ああ、早く立ち上がって、また、続きをやらなくちゃ。
そんな事を考えながら、ルイズの意識は沈んでいく。暗い深い闇の底へ。

「――ズ」
沈んでしまってからどれくらい経っただろう?
一分? 十分? 一時間?
「――イズ」
誰かが呼んでいる気がして、ルイズはまぶたを開けた。
月が見える。冷たい色をしたふたつの月が。
「ルイズ、気がついたかい?」
「…………ギーシュ? 何で、あんたがここにいるのよ」
「それは……部屋に居づらくて、ちょっと気晴らしに散歩をしていたら……」
493マロン名無しさん:2007/05/31(木) 20:03:38 ID:???
ルイズ「やれやれだぜ」
494スターダストファミリアー 5/6:2007/05/31(木) 20:04:20 ID:???
ルイズは倒れているところを、ギーシュに抱き起こされている状態だった。
「こんなにボロボロになるまで……錬金の練習をしていたのかい?」
「……そうよ、文句ある?」
「い、いや……その……」
「……離、して」
ルイズは朦朧とする意識の中、ギーシュの手を振り解いて立ち上がり、よろめく。
小石はどこだ、まだあるはずだ。袋から小石を取り出し、椅子の上に置く。
「ルイズ、もうやめたまえ! 早く先生に頼んで治癒の魔法をかけてもらわないと!」
「青銅に……錬金するまで……やめ、ない……」
全身すすまみれで、傷だらけで、火傷もあって、皮もめくれていたりして。
でも、それでもルイズは挑む。
ルーンをか細い声で唱え、杖を弱々しく振り下ろし、また、爆発。
感覚の無い右手から杖がこぼれ落ち、地面に転がった。
ルイズは再び仰向けに倒れ、夜空に浮かぶふたつの月を見る。
「……ねえ、ギーシュ」
「…………」
ルイズが小声で何事かをささやいたような気がした。何だろう?
「月って……いつから、こんな冷たい色、してたっけ……?」
「…………」
「……ギーシュ?」
「見ろ、ルイズ」
そう言ってギーシュはルイズを抱き起こした。
ギーシュの視線の先は、椅子の上。
ルイズはぼやけた視界の中に、奇妙な何かを見つける。
椅子の上にある。小石、だと思う、けど、少し違う。
大きさは小石くらいだけど、あれ? 何だろう。おかしいな。濃い緑色をしている。

あれは、なに?

「青銅だ」
ギーシュが力強く答えた。その意味を、ルイズはすぐには理解できなかった。
495スターダストファミリアー 6/6:2007/05/31(木) 20:05:11 ID:???
「青銅だよ! ルイズ、君の錬金は成功したんだ!」
「……嘘……爆発、したのに……」
「爆発しても! それでもここに青銅があるじゃないか! 君は成功したんだよ!」
まだ信じられない。何かの間違いだと思う。
あ、そうか。これは夢なんだ。
でも、身体が痛い。夢じゃ、ない?
「本当に……青銅? 錬金……小石が、錬金で……青銅に……?」
「ああ、そうだ。よくやったルイズ。さあ、もう十分だろう?
 先生の所に運ぶよ。力を抜いて、レビテーションで君を浮かすから」
「…………あの、青銅を……」
ルイズがボロボロの手を伸ばし、ギーシュは慌てた素振りを見せて青銅を拾い渡した。
「あ、ああ。ほら、持っていくといい。君が成功した証なんだから」
ギーシュはルイズの左手にそっと小さな青銅を置くと、
フライの魔法でルイズを浮かせ、水系統の教師の所へ連れて行った。

その晩、ルイズはずっと治癒の魔法を受け続ける事となった。
何度も何度も至近距離で爆発を受け続けたダメージは深く、一日では回復しない。
けれどルイズは心地いい達成感に包まれていて、
治療中の間もずっと小さな青銅を手放さなかった。

――場所はヴェストリ広場。秘密のはずなのに、なぜか周りには野次馬がいっぱい。
――机を挟んで私とジョータローが立っている。
――私が錬金の魔法を唱えると、机の上の石が青銅に変わる。
――そしてジョータローは…………。

そして夜が明けて、ルイズは夢から覚める。何もかも夢だったような気がする。
けれど手のひらには、昨晩錬金された小さな青銅。
全身怪我だらけにも関わらず、ルイズは嬉し涙をこぼした。
しかし――ルイズが本当の意味で夢から覚めるのは、昼休みになってからだった。
496マロン名無しさん:2007/05/31(木) 20:08:00 ID:???
ギーシュXルイズ?
497マロン名無しさん:2007/05/31(木) 20:13:05 ID:???
GJ!
ギーシュいい奴だなw
498マロン名無しさん:2007/05/31(木) 20:14:31 ID:???
やっちまったな…
499マロン名無しさん:2007/05/31(木) 20:15:38 ID:???
兄貴に殺されたギーシュもいれば、ルイズに微妙なフラグを立てるギーシュもいるときたもんだ。
500マロン名無しさん:2007/05/31(木) 20:18:31 ID:???
ギーシュはいい奴なんだけどなぁ……これルイズ恨みそう
501マロン名無しさん:2007/05/31(木) 20:23:29 ID:???
承太郎に渇を入れられてギーシュは漢に・・・ならないか
502506:2007/05/31(木) 20:24:36 ID:???
投下は来週になりますが構いませんね!
503マロン名無しさん:2007/05/31(木) 20:25:43 ID:???
NO!NO!NO!
504マロン名無しさん:2007/05/31(木) 20:29:26 ID:???
植物のように、静かに待つことにするよ
505マロン名無しさん:2007/05/31(木) 20:32:17 ID:???
来週か…
静かにまってるぜ。ギーシュいいやつだな。
SSによっていいやつになったり殺されたり一番大変なヤツだろうw
506マロン名無しさん:2007/05/31(木) 20:33:42 ID:???
来週か…
1.美少女なルイズは突然虚無の魔法に目覚めて青銅を作り出す
2.見かねたギーシュや承太郎が助けてくれる
3.どうにもならない。現実は非情である
507マロン名無しさん:2007/05/31(木) 20:33:59 ID:???
ボスが投下されてからスレが加速し始めたからボス=神父かもしれないな。









それは無いな
508マロン名無しさん:2007/05/31(木) 20:35:25 ID:???
4ツンデレの承太郎は青銅が作れなくても使い魔になる
509マロン名無しさん:2007/05/31(木) 20:42:55 ID:???
5.承太郎の代わりにギーシュが使い魔になる。
510マロン名無しさん:2007/05/31(木) 20:47:53 ID:???
6.ギーシュが承太郎の使い魔になる。
511マロン名無しさん:2007/05/31(木) 20:50:34 ID:???
9時に…投下…させていただく…!
512マロン名無しさん:2007/05/31(木) 20:55:27 ID:???
きたwww
513マロン名無しさん:2007/05/31(木) 20:57:04 ID:???
うほ…期待してまつぜ
514DIOが使い魔!?:2007/05/31(木) 21:00:12 ID:???
ルイズはニヤニヤしながら自分の使い魔の背中を見送った。
ルイズには考えがあった。
どうせ怒りのやり場を失っているギーシュは、DIOに決闘を申し込んで憂さを晴らそうとするに決まっている。
平民が貴族に勝てるわけがないという前提がその根拠だ。
しかし、ルイズにとっては、DIOがギーシュに勝とうが負けようがどうでもよかった。
DIOがギーシュに勝てば…それでいい。
自分は何もする必要がない。
ただ、DIOがギーシュを殺そうとしたなら、それを止めればいいだけだ。
万一DIOが逆らっても、強制執行してしまえばいい。
気絶してでも。
それは別にいい。
DIOがメイジに勝つほどの強さを秘めているのなら、それくらいの覚悟はしよう。
−−−DIOが負けたなら、ルイズはDIOを吹き飛ばすつもりだった。
所詮カリスマだけの使い魔なら、ルイズは用はなかった。
ルイズが求めるのは、真に力を持つ使い魔だ。
ギーシュ程度におくれをとるなら、問答無用で吹き飛ばして、改めてサモン・サーヴァントを行えばいい。
『ゼロ』と呼ばれることには変わりないけど、少なくとも安穏とした生活が戻ってくる。
515マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:02:52 ID:T6pZd7ZB
ルイズ真っ黒だなぁ
だがそれがいい!
516DIOが使い魔!?:2007/05/31(木) 21:03:19 ID:???
『旧い使い魔を殺せば、新しい使い魔を召喚できる』
これはルールだった。

つまり、どう転ぼうがルイズに損はないのだ。
ルイズは、自分がDIOを吹き飛ばして、粉々の肉片にする様を想像して、ウットリした。
−−−正直に言うと、どちらかというとルイズはDIOに負けてほしかった。
だが、ルイズにとっての目下の問題は、これから起こる決闘の行く末ではなく、目の前に置かれているワインだった。
ルイズはDIOが飲み残した、アルビオン産のワインボトルに手を伸ばした。
一口飲む。
実に旨かった。

ギーシュは、突如後ろからメイドの両肩に手を乗せた男に、鋭い視線を向けた。
メイドが振り向いて一言「DIO様」と呟いた。
DIOはシエスタの肩に手を置いたまま、ギーシュに言った。

「『君が軽率に…香水の瓶なんか落としてくれたおかげで…二人のレディと、私のメイドの名誉が傷ついた。……どうしてくれるんだね?』」
DIOはクックッと笑った。
明らかに先ほどのギーシュの言葉に対する当てつけだった。
ギーシュの取り巻きが、どっと笑った。

「そのとおりだギーシュ!お前が悪い!」
ギーシュの顔が、屈辱で真っ赤に染まった。
517マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:04:32 ID:???
ルイズがだんだんと後戻りできない方向へ・・・・・・・・
518DIOが使い魔!?:2007/05/31(木) 21:06:42 ID:???
「ふん…!お前は確か、平民だったな。あの『ゼロ』が呼び出したっていう」
ギーシュはルイズの方をチラと見た。
ルイズはワインを飲んでいた。
いい具合にほろ酔いなルイズは幸せそうだった。
こちらを全く気にした様子もないことが、ギーシュの癪に障った。

「そろいもそろって、貴族に対する礼儀を知らない奴らだ。
君たちのようなものを野放しにしたら、我々貴族の沽券に関わる!」
自分はともかく、己の主をこき下ろされて、シエスタの目が怒りに染まった。
ギロリと睨みつけてくるシエスタに、ギーシュは思わず気圧された。

「だとしたら、どうするかね…?」
DIOはシエスタを抱き寄せながら言った。
シエスタの顔が嬉しそうにほぅと和らいだ。
ギーシュはそんな二人にますます顔を赤くし、マントを翻して言い放った。

「よかろう。君に礼儀を教えてやろう。ちょうどいい腹ごなしだ」
DIOはギーシュに分からぬようにほくそ笑んだ。

「ヴェストリの広場で待っている。
いつでも来たまえ」
ギーシュの取り巻きが、わくわくした顔で立ち上がり、ギーシュを追った。
ギーシュの姿が見えなくなると、DIOはシエスタを放した。
シエスタはその場に畏まった。
519DIOが使い魔!?:2007/05/31(木) 21:09:54 ID:???
「申し訳ありません、DIO様!
私が至らぬばかりに、DIO様にとんでもないご迷惑を…!」
「…シエスタは自分の仕事をしただけだ。
気にするなよ…」
「あぁ、DIO様。御慈悲に感謝いたします…!」
さっきのギーシュに対する謝罪とは全然違うシエスタの態度に、ルイズは笑いを堪えきれなかった。
クスクス笑っているルイズの席の方へ、DIOは戻っていった。
シエスタはしずしずと彼に従った。
ルイズは、決闘になることは分かっていたが、それをDIOの方からけしかけていたことが、不思議だった。
ルイズは笑いながらDIOに聞いた。

「どうしたのよ?自分からふっかけるなんて。
キャラじゃないわよ?」
ルイズの問いに答える前に、DIOは空になったグラスにワインを注ごうとボトルを傾けた。
−−−が、何もでてこなかった。
DIOははぁ、とため息をつき、ルイズを見た。
ルイズはチシャ猫のような、してやったりの表情を浮かべていた。

「…君の話と、さっきの授業で、この世界の魔法という技術体系は概ね把握したつもりだ。
今回は、それの確認と……」
ルイズは微笑みながら先を促した。

「………私の『スタンド』の回復具合のチェックだ」
520マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:10:40 ID:???
このスレのギーシュはディアボロ並にフルボッコレクイエム食らってるな
521マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:12:31 ID:???
疑問に思ったんだが、DIOが日光を克服してないか?
いや、別にいいんだけどね。異世界なんだし、地球の太陽とは違うからダメージないですよ、ってことでも。
どうなの?
522DIOが使い魔!?:2007/05/31(木) 21:13:14 ID:???
聞き慣れない単語に、ルイズは首を捻ったが、ようは自分の実力試しをするつもりなのだろうと結論した。

「まぁ、別にアンタの意図はどうでもいいわ。
でも…………」
途端に、ルイズの笑顔がピタリと消えた。
さっきまでの微笑みが嘘のような無表情だ。
ルイズはDIOの目を覗き込んだ。

「でも…………、さっきアイツは私のことを『ゼロ』と呼んだわ」
DIOは何も言わない。ルイズは続ける。

「もし…アンタがギーシュに勝ったら、構わないわ……そのままギーシュを『殺しなさい』」
許可でも懇願でもない、冷徹な命令だった。

「だが…色々と問題があるんじゃないかね…?」そういうDIOに、ルイズは一転して笑顔になり、杖を取り出した。

「あら、大丈夫よ。粉々に吹っ飛ばすから。
それに、使い魔の責任は、御主人様の責任よ?」ルイズは笑顔で言った。
ルイズの杖が"ミシッ"と音を立てた。
DIOは一言「おぉ、コワい」と言った。
しかし、言葉とは裏腹に、DIOの顔には笑みが浮かんでいた。

「そう?これでも最初は死人沙汰は避けようと思って『いた』のよ?」

ルイズはDIOからちょろまかしたワインの最後を飲み干した。
523マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:13:42 ID:???
終わりが無いのが終わり・・・それがブルー・ブロンズ・レクイエム
524マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:14:40 ID:???
ルイズ真っ黒だな、おいwww
525マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:15:30 ID:???
ギーシュ…哀れ!
526マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:16:18 ID:???
死亡確定www
527DIOが使い魔!?:2007/05/31(木) 21:16:35 ID:???
どうやら彼女は、まだあの授業の時にからかわれたことを根に持っているようだった。

「で、これからどうするの?すぐにヴェストリ広場まで行く?」
そう聞いてくるルイズに、DIOはかぶりを振った。

「いや、これから少し厨房に寄る。色々と入り用のものがあるんだ」
ルイズはそれまで一度も 厨房に入ったことがなかったので、興味をそそられた。
ついて行くと言うルイズを、DIOは無言で承諾した。

「DIO様、ミス・ヴァリエール、どうぞこちらへ」
シエスタ案内で、厨房についたルイズは、予想外にごちゃごちゃしている様子に眉をひそめた。
こんな汚い場所に、何の用があるというのだろうか。
すると、奥で鍋をふるっていた男がこちらに気づき、ドスドスと音を立てて近づいてきた。

「おぅ、誰かと思ったら、DIOじゃねぇか!」そう叫んでDIOを歓迎したのは、料理長のマルトーであった。
DIOにワインを振る舞った人物である。
彼は平民なのだが、魔法学院の料理長ともなれば、その収入は身分の低い貴族なんかは及びもつかなく、羽振りはいい。
マルトーは、そんな裕福な平民の多分に漏れず、貴族と魔法を毛嫌いしていた。
528マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:16:50 ID:???
ルイズ黒すぎるw
529マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:17:18 ID:???
ナイフやる気かw
530マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:17:42 ID:???
ルイズ鬱憤晴らしすぎw
531マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:18:17 ID:???
ギージュオワタ\(^o^)/
532マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:19:11 ID:???
ナイフ投げクル━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!!!!
533DIOが使い魔!?:2007/05/31(木) 21:19:15 ID:???
シエスタは、二人の邪魔にならないように、少し離れた場所に控えた。
豪快なマルトーの態度だが、意外にもDIOは気にせず答えた。

「やぁ、マルトー。君のイタズラは、どうやら大成功のようだったよ」
マルトーはそれを聞くと、喜びと苛つきが混ざったような顔をした。
ルイズはわけがわからず二人の顔を交互に見やった。

「ハンっ、それみたことか!貴族の連中め、威張り散らすくせに、味の違いもわからねぇときたもんだ。恐れ入るぜ」
そういうと同時に、マルトーがルイズに顔を向けた。

「誰でぇ?貴族様がこんなところに、何か用かい?」
「彼女は、私の『マスター』だよ、マルトー」
DIOがそういうと、マルトーはその大きな目をさらに大きく見開いて、ルイズを見た。
そして、大声で笑いだした。

「ブッハハハハ!『マスター』!?この小娘が?お前さんの?冗談きっついぜおい!」
ガハハと笑うマルトーに、DIOは低い声で言った。

「…『マスター』は、君のイタズラに気付いていたよ?」
マルトーの笑いがピタリと止まった。
そして、しげしげとルイズを眺め回した。
その視線を不快に感じて、ルイズは一歩退いた。
534マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:19:44 ID:???
ルイズはそろそろ太陽を見れなくなるな
真っ黒すぎてふいた
535マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:19:51 ID:???
ゼロ魔SS最初の問題がギーシュだから仕方ないのだが。
ここまでギーシュが死ぬのは見たことないぜw
536マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:19:56 ID:???
ナイフフラグが立ったwww
537マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:20:33 ID:???
キャラ一人一人が濃いな。
ルイズがヘタレ貴族なのしか見たこと無いからこれはこれで面白いw
538マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:22:08 ID:???
まさかルイズがギーシュ殺害を命令するとは。ありえないくらいに黒いぜ。
だがそこがいい!
539DIOが使い魔!?:2007/05/31(木) 21:22:11 ID:???
「何よ、さっぱり話が見えないんだけど!?説明しなさいよ!」
マルトーは頭にかぶっている大きな帽子をかぶりなおした。

「…俺は貴族が嫌えだ。奴らは口を開けばやれ魔法だの、やれ貴族の教養だのとぬかしやがるからな。
だから、俺はチョイと試してみたくなったのさ」
ルイズは未だに話が見えず、首をかしげた。

「俺は今日の生徒の昼食にだすワインを、普通の庶民が飲むような安物にすり替えてやったわけよ。お嬢ちゃんは気づいたみてえだがな」
ルイズはハッとした。
あのワインはそういうことだったのか。
貴族である自分を試されたと言う事実と、一口とはいえ、安物を飲まされたという事実に、ルイズは腹を立てた。
そんなルイズを見て、マルトーは反論した。

「お怒りのようだがよ、お嬢ちゃん。あんたの周りに、気づいた奴がいたか?怪しんだ奴がいたか?」
ルイズは言葉に窮した。誰も少しもおかしいと思っていなかったのは事実だ。

「おたくらが豪語する貴族の教養ってのは、そんなもんなんだよ。
その点、DIOは本物だ。こいつは違いが分かる奴だ。こいつに飲まれたあのアルビオンのワインは幸せものってやつよ」
「……………………」
540マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:23:03 ID:???
血入りのワインではなかったのか
541マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:24:05 ID:???
料理長も腹黒いなwwwwwww
542マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:24:07 ID:???
料理長まで黒いよ
DIO様編はみんな真っ黒だw
543DIOが使い魔!?:2007/05/31(木) 21:25:36 ID:???
「だが、あれに気づいたお嬢ちゃんも、てえしたもんだ。
次からは、お嬢ちゃんにも他の奴らよりチョイと良いヤツを出してやるよ」

ルイズは何だか納得がいかなかったが、相手が料理長ということもあり、その場は矛を収めた。

「ところで、マルトー。……頼みがあるんだが」話の区切りを見たDIOは、自分の用事に入った。

自分には関係ない話だと思い、ルイズはその場を離れた。
ふと横を見ると、シエスタがこちらをじーっと見つめていた。

「……何よ?何か用?」
「…いえ、何も、ミス・ヴァリエール」
それっきり、シエスタは視線を逸らした。
そんなシエスタの態度に、ルイズが居心地の悪さを感じていると、DIOがルイズの方に戻ってきた。
話は終わったようだ。
シエスタがDIOに深くお辞儀した。

「で、一体何の用だったわけ?」
とりあえずルイズは聞いた。

「…ちょっとした借り物だよ……」
DIOは答をはぐらかしたが、ルイズはそれ以上追及しなかった。

「では、ヴェストリ広場とやらに向かうとするか。
シエスタ、案内しろ」
シエスタはかしこまりましたと言った。
ルイズはマルトーの言葉の意味を深く考えていた。

to be continued……
544マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:26:51 ID:???
ギーシュさようなら、君の事は忘れない
545マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:27:48 ID:???
ダメ押しにもう一本食らってしまうんだろうなw
まあ、承太郎みたく見えないのが唯一の救いだろうけど
546マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:28:01 ID:???
ぜっっったいナイフだよなw
ギーシュ…
547マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:28:31 ID:???
まだ死ぬとは決まっていない!
きっとギーシュなら…無理死亡。
548DIO様の下僕:2007/05/31(木) 21:28:40 ID:???
以上、『投下した』…!
日光の話は、もう少し後で明かされます
549マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:29:04 ID:???
承太郎みたくナイフを弾幕にするのかジョセフのように一撃なのか
550マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:29:06 ID:???
現状で何秒時を止めれるか期待
551マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:29:26 ID:???
ギーシュは結構このスレでは人気だと思うんだ
まぁ人によって愛情表現が歪んでいたりするがw
552マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:29:47 ID:???
おお。ご苦労様。
いつも楽しませてもらってるぜこのスレの職人
さん方には。
553マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:29:51 ID:???
ギーシューーーーッ今も我が心に
554マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:30:01 ID:???
489〜でギーシュいいよギーシュと書こうと思ったらwww
555マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:30:03 ID:???
うーむ…ギーシュが逝くと潜在的漢度が激減する
時代は6部のように鉄の乙女か…
556マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:32:22 ID:???
ナイフ喰らって
(あ、危なかった、青銅の板を予め仕込んでおいたお陰で助かった)
とかには…ギーシュの服装考えると無理だね!
557マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:33:09 ID:???
現状で何秒時を止めれるか期待
558マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:34:03 ID:???
下僕氏って一日に二回投下してるんだな。もしかしてニー

あれ?こんな雨の日の夜に誰か来たみたい
559マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:34:49 ID:???
ギーシュの活躍については承太郎ルートに期待しよう
それはそれとしてギーシュの2度目の葬式の準備はよろしいか諸君
560マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:34:52 ID:???
ナイフを食らった後搾りカスにされたりはしないのかな。
今は血が必要そうだし・・・
561マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:35:37 ID:???
うあ、二回投稿・・・
ところで調理場のナイフって食べるときに使うものだろうか
なんかイメージがあわない・・・DIOと
562マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:36:00 ID:???
なんかみんな黒いなwただDIOに魅了されただけとは思えんw
563マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:36:29 ID:???
シエスタは肉の芽入れられてるんじゃね?
564マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:36:52 ID:???
>>562
心の闇、つーか毒?
だだもれだなw
565マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:36:53 ID:???
待て!まだ死ぬと決まったわけじゃない!!
ギーシュがプライドも何もかも捨てればきっと肉の芽で勘弁してもらえるさ!!

…いや、役に立たないから死ぬな。
566マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:37:08 ID:???
承太郎とDIOでルイズもギーシュも正反対の道を突っ走ってる感じがするw
567マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:37:10 ID:???
>>561
調理用のナイフじゃねーの?
568マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:38:00 ID:???
自分の意思で食料になりに来る女の人もたくさん居たらしいしなぁ。
肉の芽使ったかどうかはようわからんなぁ。
569マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:39:12 ID:???
気づいたら目の前に大量のナイフが...
KOEEEEEEE!!!!

承太郎の見えてるのに何も出来ないのも怖いけどこっちも怖いwwww
570マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:40:28 ID:???
>>568
ちゃっかり、子供もいるぐらいだし
肉の芽だけじゃなくてカリスマがそうさせるのだろうな
571マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:40:56 ID:???
おとなしく補欠してろ、ギーシュ
ヌケサクと同じかそれ以下の扱いの気がする
572マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:41:20 ID:???
今気づいたんだが2日で500突破か
このスレには絶対に神父がいるな
573マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:41:28 ID:???
えっ?ナイフ投げ食らうギーシュが可哀想だって?
逆に考えるんだ
ザ・ワールド!→無駄無駄!→ナイフ投げ→ロードローラだ!→無駄無駄無駄!!のコンボ
食らわないだけまだましだと考えるんだ
574マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:42:33 ID:???
帝王DIOの主人ルイズは着々と女帝への道を歩んでいるな
575マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:42:36 ID:???
DIO「ワルキューレだッ!」
576マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:43:33 ID:???
ヌケサクどころじゃないな。ウィルソンフィリップス上院議員くらいの悲惨さだ。
577マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:43:41 ID:???
>>561
ジョセフやった時に使用したナイフはレストランの客が使ってたやつじゃなかったか?

>>572
初代スレの終わり頃に来たらしい
578マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:44:33 ID:???
DIOの時止めの最中の早口は出るだろうか
579マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:45:15 ID:???
>>566
確かにw
580マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:45:58 ID:???
うーむ、このスレ読んでたら興味が湧いてきた。
ゼロの使い魔買ってしまおうか・・・
581マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:48:18 ID:???
実は神父に誘発されてSSを書き始めてたりする。
この加速したスレをさらに加速させてみたくなっちまってな……。
582マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:49:21 ID:???
今日は特に人大杉と聞いて飛んできました
583マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:49:56 ID:???
・このスレには良質なSSを投下してくれる職人さんが大勢いるようだ
・このスレにはさらに大勢のジョジョ好きな住人で溢れていると見て間違いない
・このスレにはさらに大勢の神父が潜んでいることはコーラを飲んだら(ry
584マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:50:51 ID:???
とりあえず挙手してみないか
585マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:52:47 ID:???
1!
586マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:53:17 ID:???
587マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:53:42 ID:???
588マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:53:52 ID:???
どうでもいいがジョジョシャナスレに暗雲が立ち込めてきたw
589マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:54:16 ID:???
590マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:54:24 ID:???


・このスレにはさらにゼロの使い魔が好きな住人で溢れていると見て間違いない
・このスレにはさらにゼロの使い魔を知らなかったが興味を持って原作を買う者が現れているに違いない
・このスレにはさらにルイズが大好きな人達で溢れているに違いない
・このスレにはさらにギーシュが大好きな人達で溢れているに違いない
591マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:55:43 ID:???
>>580
かかったなアホがッ!
592マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:59:06 ID:???
ダイ アー さん生きておられたのですね。
593マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:59:23 ID:???
>>591
つ【もしも吉良が種・種死世界に来たら】
594マロン名無しさん:2007/05/31(木) 21:59:52 ID:???


>>580
いぬかみっ!以上なのは保障するがそれ程期待しないのが吉。
異世界召還物が好きな奴には結構いい品だがな
595マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:00:09 ID:???
ギアッチョ編を少し考えてみたんだがこいつぁ無理だな
一話投下ごとに1〜2回のキレネタ考えんといかんw
596マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:00:26 ID:???
おまえらちょいと自重しようぜw

SS投下してくれる人がレベル普通に高くていいな。
597マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:02:10 ID:???
>>588
あそこは設定が厨くさすぎて見る気も起きんわ
598マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:05:36 ID:???
何も無い空間に次の瞬間ナイフが出現したらそりゃ高位の土メイジの錬金だと思うよな。
ギーシュ、その辺の勘違いを生かしてヌケサクポジション狙って生き残れ!

個人的にはマジックでやるナイフ投げ(人を的にして首筋とかすれすれに投げるアレ)希望。
生き残れ、望みを捨てるんじゃないギーシュ!
…まあ生き残ってもパシリ確定だが。
599マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:07:42 ID:???


全部当てはまってるぜ……
590……恐ろしい子!
600マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:07:53 ID:???
>>595
強さも書きにくさにつながるんじゃないかな。
ギアッチョの能力は暗殺チーム最強だと思う。スタンド発動させれば
全身防御で不意打ちが効かないからある意味スタプラよりも攻略困難。
移動速度も申し分ないし。
601マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:09:43 ID:???
それでもリゾットなら・・・リゾットならきっとなんとかしてくれるッ!!
602マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:10:18 ID:???
なぜかギアッチョよりペットショップのほうが強く見えるんだよな
603マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:10:21 ID:???
暗殺チーム内でも、勝てる可能性があるのはイルーゾォかリゾットくらいだしな。
604マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:10:43 ID:???
>>600
直接攻撃をほとんど無力化するからな
能力による攻撃には弱そうだけど
でも、能力関係上プロシュート兄貴には絶対に負けんな
605マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:11:12 ID:???
暗殺だったらリゾットに敵う奴はいない
まあ、鉄を操る奴がいるなら別だけど
606マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:11:25 ID:???
見えないのがリゾットの大きな強みだから、探知できる
魔法使いには殺されるんじゃね。
607マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:11:49 ID:???
>>605
ブンブー・・・なんでもない
608マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:12:56 ID:???
リゾットならギアッチョの装着型スタンドを無視して体内で金属作れるしな。
クリームやザ・ハンドとは違った形の防御力無視系の能力だ。
609マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:13:34 ID:???
一部と二部人気ねえな後SBRも
610マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:14:16 ID:???
>>597
シャナが設定ガチガチに固められてるから仕方ない。
その点、ゼロ魔はモチベーションさえ続けば…
611マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:14:18 ID:???
唐突にゼロ戦だ!と投げるDIO様予知した
612マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:14:24 ID:???
でもリゾットの射程は短いぞ。有効射程に近づこうと
姿を消しても、ギアッチョが能力全開にしたら氷付けじゃね?
613マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:15:26 ID:???
>>600
たぶんギアッチョの唯一の弱点は雷だと思う。そういやこの世界に雷使いは居たっけ?
614マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:15:59 ID:???
ワルド…
615マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:16:17 ID:???
たまに最新10だけ見るとジョジョスレと化してるのはまずいから自重汁

自分はこのスレのお陰で現在三巻読破です。どう見ても金欠です。本当にGJゥ!(職人さん
616マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:16:35 ID:???
>603
ペッシを忘れちゃいけないぜ。
1対1なら、奴のスタンドは強い。
射程距離もあるしな。
兄貴が期待してるだけはあるんだぜ。
617マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:16:47 ID:???
「ゼロ戦だッ!もうおそい! 脱出不可能よッ! 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァーーーーーッ
8秒経過! ウリイイイイヤアアアッー ぶっつぶれよォォッ」
こうか
618マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:17:01 ID:???
>>609
SBRは連載中だからな。
死んだ連中しか喚べない。
619マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:17:15 ID:???
>>613
実体のある分身を使用できる
ミスターワルドが居られる
620マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:17:18 ID:???
風系統が電撃魔法だっけ?
621マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:17:49 ID:???
それにしてもJaneで見て勢い300弱てwarota
622マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:19:34 ID:???
>>618
んなこたないんじゃね?仗助とかトニオさんとか普通に生きたまま来てたし。
623マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:19:46 ID:???
このスレは確実に一巡している・・・!
624マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:20:11 ID:???
>>573
遅レスで悪いが・・・・・・そこは逆にすべきではないな。
DIO様のファンならむしろ喜ぶべきところだ、これはプロレスファンが好きなプロレスラーに
得意技を決めて欲しいと思うファン心理に通じるものがある。
625マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:22:34 ID:???
DIO様ルイズになら虚無で消されてもいい。むしろ消されたい
原作ファンには怒られそうだけど黒いのいいよ黒いの
ちょっとしか知らない俺にはギーシュ=ヌケサクに見えて仕方ない
626マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:23:09 ID:???
>>622
618は【もしも吉良が種・種死世界に来たら】と勘違い。
【もしも吉良が種・種死世界に来たら】のSS書きの人が原作死亡キャラしか出さないらしい。


627マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:24:24 ID:???
この調子なら明日の0時あたりに1000行くな
628マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:24:58 ID:???
いや単に喚びにくいという意味じゃね?
ジャイロ喚ぶとしてもレースの真っ最中ならジョニィ置き去りにすることになるし。
連載中なら何か新要素追加される可能性もある。
629マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:26:11 ID:???
ギーシュはキュルケに命を救われるような気もするな
630マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:26:10 ID:???
呼べるやつは能力の制限がきついからな
ブラックモアは雨が降ってないとスタンド使えないし
631マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:26:58 ID:???
>>622
1度レスをよく読めば意味が分かる>>618を、それでも理解出来ていないってことは
>>622が破滅的に頭が悪いってことだからです。
632618:2007/05/31(木) 22:29:12 ID:???
>>628という意味です。
言葉足りなかったかな...(´・ω・`)
633マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:29:31 ID:???
SBR
死亡済み
不便な能力
決闘
ギーシュ

あ、ありのままに(ry
634マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:29:49 ID:???
そこでサンドマンですよ
635マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:30:10 ID:???
ベイダー卿にベジータに、サーヴァントやサイトが呼ばれるSSを見てきたが、DIOのルイズはゲロ以下の臭いがプンプンする。
こいつはDIOのせいで悪になったんじゃない。
生まれた時からの悪だったんだ。
さて、ここからがルイズの別れ道。
DIOみたいになるか、チョコ先生みたいなゲスになるか。
どっちにしても見てみたい。
GJ
636マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:31:22 ID:???
>>633
リンゴォ?
637マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:33:22 ID:???
Dio様の下僕氏ってジョジョ魂書いてた人と同一人物なの?
638マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:33:26 ID:???
>>630
逆に考えるんだ、雨を降らせることの出来る魔法使いならブラックモアを呼び出せるかもしれと思えばいいんだ。
639マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:33:26 ID:???
「宇宙の果てのどこかを彷徨う私のシモベよ… 神聖で美しく、そして究極の使い魔よッ
私は心より求め、訴えるわ!我が導きに…答えなさいッ!!」

激しい爆発と共に呼び出されたそれは、その場にいた誰も想像しなかった物だった。
岩、まずはそう見えた。しかしそれには顔があった。
まるで人間が生きたまま石に変えられたようなおぞましいオブジェ、それには生きる物全てを畏怖させるような気配が感じられる。
普段ルイズを嘲笑している者達も今は声一つあげていない。
何故自分は震えているのだ?『ゼロ』が召喚した不気味な岩を見ているだけなのに。
生物的本能による恐怖、という解答に彼らがたどり着くことはついになかった。

一方のルイズもまた不可解な感情に苦しんでいた。自分の呼び出した使い魔、下僕となるべき存在、そのはずなのに。
何故体が震えて動かないのだろう。何故こんなに絶望的な気分になるのだろう。
何故この塊を見ていると、生きたままヘビに飲み込まれるカエルの心境を考えてしまうのだろう。
その答えを考える猶予はルイズには与えられなかった。
誰一人声の出せない状況下、足のすくんだルイズの目の前でそれがゆっくりと動き出したからだ。

太陽すらも克服した究極の生物がハルケギニアの大地に解放された瞬間だった。



ハルケギニア西方に長い歴史を持つ王国があった!歴史ある国家故の伝統としきたりに支配されたこの文化!
その名をトリスティン王国!
そしてその中に『魔法』の能力で王国を支配する貴族がいた!
『魔法』は彼らに伝わる奇跡!真の支配者の力をもたらす!
しかし!ある時その王国は忽然と歴史から姿を消す!無数の吸血鬼を残して!
なぜなのか!どこへ行ったのか!謎の全てはあの『使い魔』にあった!
この物語は異世界から召喚されたゼロの『使い魔』にまつわる人々の
数奇な運命を追う冒険……にはならなかった!残念ながら!
                             究極の使い魔 完
640マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:33:52 ID:???
マイクOって犬以外にも作れるんだよな
意外と便利かもしれない
641マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:34:37 ID:???
>>639
超短編乙w
642マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:34:52 ID:???
ジャイロ呼ぶとジョニィを置いてけぼりにする?
逆に考えるんだ
二人とも呼べばいいと考えるんだ。
643マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:35:17 ID:???
戯れにカーズを呼んだら全滅してしまった。でもカーズだし仕方がないと思う。
644マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:36:44 ID:???
カーズwwwwwwww
645マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:36:48 ID:???
>>642
大統領「あるぇー? 遺体が足りんぞ。おかしいな」
646マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:36:47 ID:???
カーズみたいな無敵キャラださんのは暗黙の了解みたいなもんだ
どっかで破綻するのが目に見えてるからな
ともあれ短篇GJ
647マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:41:31 ID:???
>>635
使い魔は主人の人となりを表すんです。
つまり、そういうことです。
648マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:41:47 ID:???
カーズwwwww
>>645
噴いた。
649マロン名無しさん:2007/05/31(木) 22:44:02 ID:???
>>639
カーズ様がッ!おおおお!カーズ様がッ!戦闘態勢に入ったァー!ッて、おィーーー!即行で全滅かwwww良作短編乙
650マロン名無しさん:2007/05/31(木) 23:05:06 ID:???
後、10分後ぐらいにSSを投下しよう!と予告しよう
651マロン名無しさん:2007/05/31(木) 23:09:42 ID:???
wktk
652マロン名無しさん:2007/05/31(木) 23:10:02 ID:???
「雨の日を彷徨う私のシモベよッ! 神聖で美しくッ!そして忠実な使い魔よッ
私は心より求め、訴えるわ!我が導きにッ!答えなさいッ!!」


激しい閃光と水しぶきが上がり、思わずそこにいた者は目を背けた。
水しぶきが収まるのを確認するとルイズはその杖の先にいる者をみた。


「スイませェん、ここはどこですか・・・?」


続きは>>700が書く
653マロン名無しさん:2007/05/31(木) 23:15:53 ID:???
>>700
頑張れw
654ゼロの番鳥:2007/05/31(木) 23:16:26 ID:???
物語を語る前に、まず彼の生い立ちから説明を始めよう。
彼は孤高の存在だった。彼には不思議な能力があり、彼は何時も時間を持て余していた
どんな獲物も彼にとっては鈍間な餌にすぎず、物心つく頃には既に親をその能力で殺し食べた。
故に彼にとっては同属も餌でしかない
ともかく、彼の棲んでいた世界は、彼にとってあまりにも狭く、陳腐で退屈な日常に辟易していた。
より広い外界に出ても、彼の目に映るのは愚鈍な餌ばかり、彼は幻滅した。
そんな折に、とある館を見付けた時。
奇妙な感覚が彼を襲った。何かが自分を招いてるような奇天烈極まりない感覚

興味本位で窓から侵入した時――――何時の間にか目の前に男が立っているのに気付いた

その男から強烈に発せられる威圧感。
生まれて初めて感じる恐怖と言う名の感情。
時が止まったかのような中で彼は死を確信した。
男は、そんな彼を見ながらこう言った・・・優しく子供に言い聞かせるように
「何も恐れることは無いんだよ、友達になろうじゃないか」
生まれて初めて「自分以上」の存在を認めた彼は、男に仕える事となった。
彼に与えられた役は門番、務めは館を探る者や許可無く立ち入る者の完全殺害!
彼は主の為にひたすら侵入者を殺し続けた、何も知らぬ老人や子供であろうとも情け容赦無しにッ!。
殺戮と殺戮と殺戮を続けていたそんなある日、彼は侵入者に『殺された』。
畜生働きをし続けた外道に相応しい最後―――
だが・・・・・・どんな運命によるものなのか、彼の物語は未だ終ってはいなかったッ!
655マロン名無しさん:2007/05/31(木) 23:16:40 ID:???
なんというがっかりイリュージョン
656マロン名無しさん:2007/05/31(木) 23:17:46 ID:???
ブラックモアwwww

>>700に期待。
657ゼロの番鳥:2007/05/31(木) 23:18:25 ID:???
舞台は絵に描いたような青空と野原!
小鳥の声と小川のせせらぎが織り成すハーモニー!
絶好の昼寝日和と言えるだろう!・・・・・・だが!

ドッグォォォォォォォォォォン!!

これまた絵に描いたようなドデカイ爆発が起こった!
「兄貴ィ、あれって悪の怪人が自爆する時の爆発と似てないかなぁ?」
と、誰かに何故か聞きたくなる程に!それはもう凄い爆発であったッ!
辺りに立ち込める煙、煙、煙

その爆発を起こしたルイズは、咳き込みながら爆発源を見つめていた
彼女が(またなの?・・・・・・また失敗なの!?)、と思ってるかどうかは定かではないが
ルイズの周りを取り囲む面子はそんなルイズを冷めた目で見ている
「ほら、どうせ爆発するんだからやったって意味無いってのにさぁ」
「毎回毎回爆発で済ますのもイイカゲンにしてもらいたいよ」

彼等も最初の頃はルイズの失敗に笑っていた。
しかし、終わりの無いのが終わり、のように魔法を使う→爆発。が常識となってては笑えない
幾ら努力をしても進歩の無い駄メイジ『ゼロのルイズ』
彼女を見るクラスメイト達の爆笑が苦笑に変わり、苦笑が冷笑に変わるのにそれ程時間は掛からなかった
ルイズは蔑みの目を全身に感じながら、それに対抗する様に――見ようによっては自分に言い聞かせるように声を張り上げる

「見てなさいアンタ達!この煙が晴れたら私のビックでグレートな使い魔が出てくるんだからね!」

流れそうになる涙を気合と根性とその他諸々で押し留めながら虚勢を張るのがルイズの生き方
・・・・・・しかし、ルイズの心境はそれとは真逆「使い魔!出てくるのを祈らずにはいられないッ!」ってやつだ

そして煙がおさまったあと、そこに見えてきたものは――――――
658652:2007/05/31(木) 23:19:10 ID:???
あ、ごめん今気づいた。
650は俺じゃないよサーセンwww
659マロン名無しさん:2007/05/31(木) 23:20:47 ID:???
逆に新しいな
660マロン名無しさん:2007/05/31(木) 23:21:06 ID:???
だが断る
661マロン名無しさん:2007/05/31(木) 23:21:30 ID:???
なるほど、まともに召喚できたパターンなわけだ
新鮮だな
662ゼロの番鳥:2007/05/31(木) 23:21:41 ID:???
煙が晴れた先に―――鳥が倒れている。
一瞬、其処ら辺を飛んでいる鳥が爆発で落っこちたのかと錯覚したがそんな事は無い
『ルイズがサモン・サーヴァントを成功させた』
その事実に周りのクラスメイトが騒然となる

「ルイズがサモン・サーヴァントを成功させたァ!?」
「あのゼロのルイズでもやる時はやるもんだな」
「何か悪い事が起きるんじゃないでしょうね・・・・・・」
「シュール」

普段のルイズなら怒りに震えるであろう。だが、今のルイズの耳には届かない
(うふ、うふふふふふふふ)
最高にハイ!な笑顔でをしながら全速力でルイズは倒れている鳥に近づいた
鳥をよく見てみる、種類は隼だろうか。何故か変な兜とスカーフを付けているが、最高にハイ!なルイズの目にはクールでファンキーなアクセサリーとして映っている
だが、ルイズが近寄ってもその隼は動かない。動こうとしない。
幸せの絶頂に浸っていたルイズはすわと不安になった・・・・・・もしかして自分は死体を召喚したのではないだろうか?
慌てて隼の体に触って生存を確かめて見る。
(暖かい。息もしてるし気絶してるだけのようね)
ならば問題無い、善は急げと言うし、儀式を始めよう

「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」

ルイズは屈んで、人間の口に当たる部分である隼の嘴に己の口を重ねた
663マロン名無しさん:2007/05/31(木) 23:25:47 ID:???
>「シュール」
た・・・タバサさん?
664ゼロの番鳥:2007/05/31(木) 23:25:57 ID:???
私の意識は闇に包まれていた。子守唄のような声が繰り返し頭に響く。
(命令を遂行しなければならない)(何の?)
(守らなければならない)(何を?)
(■さなければならない)(何を?)
(やらなければ)(何を?)
(遂行しろ)(何を?)(守れ)(何を?)(■せ)(何を?)(やれ)(何を?)
突然、胸に焼き鏝を押されたような熱が生まれた
「キョオオ―――z______ン!!!」
頭と肉体がコンマ数秒で覚醒!翼を振るわせて上昇する!
そこで気が付いた、敵に吹き飛ばされたはずの右翼が直って・・敵?吹き飛ばされた?
(敵とは?)(何故吹き飛ばれたと思った?)
目の前には何故か尻餅を突いている私のマスターの・・・・・・マスター?
(こいつは違う)(何が?)(私の主人は・・・・・・)(何が?)
意識の一部に靄が掛かって、大事な部分が別の何かに改竄されているような、形容できない奇妙な感覚
羽ばたきながら私は首を傾げた
665マロン名無しさん:2007/05/31(木) 23:30:09 ID:???
焼き鏝を焼き鰻と読んだのは俺だけでいい支援
666ゼロの番鳥:2007/05/31(木) 23:31:01 ID:???
「キョオオ―――z______ン!!!」
「ひゃっ!?」
ビックリして尻餅を突いてしまった。いきなり目の前で大声を出されたら誰だって驚くだろうからこれは当然の行動に違いないうん
「・・・・・・終わりました」
埃を払いながら立ちあがり、教師に儀式が終わった事を伝える。ちょっと恥ずかしい
「全員終わりましたね。では皆さん学院内に戻ってください。」
そう言ってコルベール先生は宙に浮く。他の面子も宙に浮いて戻って行った。
私もフライを使おうとしたが―――
ドン!
やっぱりと言うか何と言うか爆発が起こった。成功すると思ったのになぁ、ちょっと落ち込む
「来なさい」
呆けたような顔をしている使い魔に告げる
そしたらドギュュゥゥゥン!なんて音を経てそうな勢いで私の肩に飛んで来・・・結構怖いわね
そこで、使い魔のスカーフに文字が書いてあるのが分かった
(ペットショップ、使い魔の名前かしら?)
読み終わってから気付いた。スカーフに書かれている文字はゲルマニア語とは全く違う。
(何で私この文字を読めたのかしら?まっ、どうでもいっか)

寮に帰っていくルイズと使い魔『ペットショップ』
――――幸福と栄光の象徴を手に入れたルイズはどんな運命に導かれるのだろうか?
667マロン名無しさん:2007/05/31(木) 23:32:48 ID:???
スタンド使いの中で最も使い魔らしいキャラがきたか…
黄金の遺産のようなえげつない暴れっぷりを期待w
668ゼロの番鳥:2007/05/31(木) 23:35:19 ID:???
ここで取り敢えず投下終了です
露伴先生の気持ちがめっちゃ分かりました

原作で碌な内面描写が無かったので
ここでは、ペットショップの一人称が私に設定してます
669マロン名無しさん:2007/05/31(木) 23:36:09 ID:???
ギーシュはとうとう、鳥にまで負けるのかw
670マロン名無しさん:2007/05/31(木) 23:37:21 ID:???
>>669
どっかの乞食(実は金持ち?)みたく氷塊に押しつぶされて死亡フラグON
671マロン名無しさん:2007/05/31(木) 23:37:31 ID:???
というか、鳥にまで決闘を挑むのか?w
672マロン名無しさん:2007/05/31(木) 23:37:32 ID:???
GJッ
673マロン名無しさん:2007/05/31(木) 23:38:54 ID:???
>>667!貴様ッ!無限コンボで対戦相手をハメたなッ!?
674マロン名無しさん:2007/05/31(木) 23:39:07 ID:???
ギシュ「満足か?俺の彼女らは、あんたが香水を拾ったせいでこうなったんだ。
そして・・・怒りはおさまらない・・・このケリはつけさせてもらう。」

ザ・ニュー神父「違う。私はおまえの『兄』だからだ。」

ドショアァ

〜今日のギーシュ〜
思い出の無い、死人と同じになって死亡


書いてみた、反省はしている。
675マロン名無しさん:2007/05/31(木) 23:43:55 ID:???
>>667
アヴドゥル使いといっておこうッ!
676マロン名無しさん:2007/05/31(木) 23:44:59 ID:???
恋のHISTORYYYYYYYY!!!!!!
677マロン名無しさん:2007/05/31(木) 23:47:25 ID:???
ペットショップの発想は無かったわ
678マロン名無しさん:2007/05/31(木) 23:50:49 ID:???
なんつーグレートなスレだ…。
679マロン名無しさん:2007/05/31(木) 23:52:59 ID:???
火を吐くトカゲやら、ドラゴンやらがいることを考えると、
氷を操る鳥は極普通の使い魔だなw

さて、作者にはルイズとペットショップのラブコメ展開を期待したいw
680マロン名無しさん:2007/05/31(木) 23:53:33 ID:???
獣姦っスかwwwwwwwwwwww
681マロン名無しさん:2007/05/31(木) 23:55:16 ID:???
間違いなくこのスレには黄金の精神が宿っているな
GJ!と言わせて頂く
682マロン名無しさん:2007/05/31(木) 23:56:47 ID:???
>>680
ペット・ショップって雌じゃあなかったっけ?
683マロン名無しさん:2007/05/31(木) 23:58:51 ID:???
鳥と決闘して、あまつさえ負けるとか
ギーシュどんだけおいしいんだよwww
684マロン名無しさん:2007/06/01(金) 00:00:02 ID:???
死体をついばまれればなおベネ
685マロン名無しさん:2007/06/01(金) 00:07:41 ID:???
鳥に負けるとはギーシュ・・・ネタとしては最高だな。
686マロン名無しさん:2007/06/01(金) 00:09:27 ID:???
ヌケサクが召喚されても、ヌケサクの技?でギーシュ騙して倒せそうだなwwwww
687決闘!:2007/06/01(金) 00:09:59 ID:???
「汚らわしいぞッ!そんなオモチャではオレを殺すことは出来ないッ!」

ギーシュは呆然と自分の腹から流れる赤い液体を見た。
何が起きたのかわからなかった。
超スピードだとか瞬間移動だとかそんなチャチなものじゃ断じてない!
確かにワルキューレの剣が平民の使い魔を切り裂いたはずだった。
だが、その使い魔は何事もなかったかのように立っている。
ギーシュは薄れて行く意識の中、変なヒゲ、と場違いなことを考えていた・・・


ギーシュ・ド・グラモンー戦闘不能(出血多量)





こうですか!?わかりません!><
688マロン名無しさん:2007/06/01(金) 00:12:56 ID:???
ベーダー様並みに黒いDIO様ルイ図が好きです。
いろんな方法でぶち殺されるギーシュはへたれ好きです。
689マロン名無しさん:2007/06/01(金) 00:14:41 ID:???
リンゴォを使い魔としてのものを書いてみようとか思っちまったぜ…


しかしペットショップだとデルフリンガーはどうすんのさ、アヌビス神みたいに武器屋の店主を操るのか?
690マロン名無しさん:2007/06/01(金) 00:17:31 ID:???
また一人、尊(くもないか)い命が失われたか・・・



ギシュ「はッ!
ここは?なんだ?どこだ?意識を失っていたのか?
たしかおれは・・・」


どうみてもG・E・Rです、本当に(ry
691マロン名無しさん:2007/06/01(金) 00:18:19 ID:???
ここでリゾットが召喚されるSSを書きたいんですがかまいませんね!!
692マロン名無しさん:2007/06/01(金) 00:19:08 ID:???
ワムワ様が召喚されたら・・・ギーシュはやはり死ぬなあww
693マロン名無しさん:2007/06/01(金) 00:20:34 ID:???
構わん。書け
694マロン名無しさん:2007/06/01(金) 00:23:05 ID:???
>>691
何度も言われてる事だが敢えて言おう!
『投下する』と思ったら、その時すでに行動は(ry
695L・I・A:2007/06/01(金) 00:26:15 ID:???
今日も元気にSSを書く。実は寝る時間削ってる♪
書き上がったぞ、投下したい。今回は長めに書いた。支援が必要かもしれん諸君、覚悟はできてるか?


>>691
かまわんさ
696マロン名無しさん:2007/06/01(金) 00:26:52 ID:???
では…よろしくお願い申し上げます。
30分より投下予定。
697マロン名無しさん:2007/06/01(金) 00:27:20 ID:???
大学休講でこんなに毎日が楽しいなんてw
698マロン名無しさん:2007/06/01(金) 00:27:50 ID:???
俺はできてる
しかし、2人同時にやるつもりなのか?
699マロン名無しさん:2007/06/01(金) 00:28:16 ID:???
>>697
はしか乙。
700マロン名無しさん:2007/06/01(金) 00:29:38 ID:???
夏休み、そこには元気に大学に通う>>697の姿が!
701ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/01(金) 00:30:56 ID:???
「見事だリゾット・ネエロ…。『誇り』は失わずに命を絶った…」
ボスの声が遠く聞こえる。
だが、リゾットには立ち上がることができなかった。手も足もスタンドも、もう動かすことはできない。
(すまない。俺は結局、お前たちの仇を討つ事も、ボスの打倒も果たせなかった)
激痛の中、薄れ行く意識で、リゾットは死んだ仲間たちを思い出していた。
ソルベ、ジェラート、ホルマジオ、イルーゾォ、プロシュート、ペッシ、メローネ、ギアッチョ。
みんな、死んだ。みんな死んでしまった。
(結局、俺は何一つなし得ず、ただ世界に死を振りまきながら死んでいくのか…)
覚悟はしていた。だが、寂しいような、悔しいような思いが胸の内に駆け巡る。
どこかへ落ちていくような感覚がした。
(死後の世界があるならば地獄へ、仲間たちの所へ行くんだろう)
懐かしい仲間たちに会うことを期待しながら、リゾットは意識を手放した。
702ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/01(金) 00:31:49 ID:???
第一章 死と再生

明るい光を感じ、彼はゆっくりと目を開けた。
まず目に入ったのはこちらに注目する大勢の群衆、そして屹立する塔に城。
サルディニア島とはまったく違う景色だった。
(生きている…?)
負傷の感覚がなく、身体の傷が消えていた。
それどころか、ボスに切り飛ばされたはずの右足も元通り身体についている。
(まさか、夢だったのか?)
とっさにそう思ったが、なぜこんなところに横たわっているのか説明ができない。
全身を覆う疲労、そして何より全身を銃弾で貫かれる記憶の生々しさが夢の可能性を否定していた。
(一体、何が…?)
呆然とするリゾットを他所に、突然群集から笑いが巻き起こった。
「流石『ゼロ』! 平民を呼び出すとはな!」
「まったく、ここまで失敗しかしないと逆に尊敬するよ!」
その笑いには嘲笑がたぶんに含まれていたが、それは正確にはリゾットに向けられたものではない。
「うるさいわね! ちょっと間違っただけよ!」
「間違いって、ルイズはいっつもじゃん!」
「『ゼロ』のルイズは失敗が当然だからな!」
背後からの怒声と、それに向けられた嘲笑にリゾットはのろのろと振り向いた。
703マロン名無しさん:2007/06/01(金) 00:32:05 ID:???
支援。そして>>700ガンガレ。
704ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/01(金) 00:35:11 ID:???
唐突に指が突きつけられる。
桃色がかったブロンドに鳶色の眼という見慣れない配色の少女がいた。
リゾットの眼を見ると一瞬ぎょっとしたようだが、それでも気を取り直して質問してくる。
「あんた、誰!?」
何を聞かれたか、気だるい今のリゾットの思考では理解できなかったが、ともかくリゾットは質問した。
「ここはイタリアではないのか?」
「質問を質問で返すとテストで0点になるって知ってる? 私が『誰?』と聞いてるのよ!」
「俺は生きているのか?」
「生きてるに決まってるじゃない。っていうか、名前を聞いてるのよ!」
「これはなんだ? 新手のスタンド使いの攻撃か?」
「……もう喋らなくていいわ。会話がかみ合わない…。ミスタ・コルベール、儀式の再挑戦を希望します!」
ため息をついて、少女はリゾットから近くにいた年嵩の男に会話の対象を移し、何事か抗議し始めた。
良く見るとここにいる人間はほとんどマントを着用している。
どうやら制服のようなものらしく、ここにいる人間はみな同じ所属ということらしい。
705ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/01(金) 00:36:33 ID:???
リゾットは周囲の観察を続けながら考える。
(新手のスタンド使いの攻撃を受けているのか?)
しかし、リゾットはその可能性は少ないと考えた。周囲の人々からは殺気は感じ取れない。
それに攻撃するつもりならば、今まで寝ていたリゾットをいくらでも殺すことができただろう。
(もっとも、今の俺に殺すほどの価値があるかどうかも疑わしいがな…。仲間を失い、ボスにも負けた俺に…)
そこまで考えると、リゾットは考えるのをやめた。
仲間を一人残らず失った喪失感が、ボスに敗北したという事実を再認識すると共に押し寄せてきたのだ。
暗殺を生業にしていた彼にとって、敵味方問わず、死は身近にあるものだ。
だから彼は最後の一人になっても行動をやめることなかった。
だが、その原動力は仲間の仇を討つという目的、
あるいはボスを倒し、パッショーネを乗っ取ると言う希望があったからだ。
しかし、今、組織を離反し、ボスに敗れた。
今のリゾットを戦いに向かわせる物は何もないのだ。
どうにでもなれという捨て鉢な気持ちがリゾットを支配していた。
706ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/01(金) 00:37:35 ID:???
漫然と成り行きに任せていると、先ほどの少女が寄ってきた。
そのせいか、少女は憮然とした顔でツカツカとリゾットに歩み寄ってくる。
先ほどからの侮辱に怒っているのか、顔がやけに赤い。
「あんた、感謝しなさいよね。貴族にこんなことされるなんて、普通は一生ないんだから」
「……?」
リゾットが黙っていると、彼女は予想外の行動に出た。
手に持っていた杖を構え、何事か呪文のようなものを呟くと、突然リゾットの唇を奪ったのだ。
「………」
だが、リゾットは動かない。
空虚な瞳で他人事のように成り行きを見つめている。
しかし次の瞬間、左手を中心に全身が燃え上がるように熱くなった。
(毒か!?)
リゾットは左手を抑えたまま、その場にうずくまりそうになったが、何とか耐える。
押し寄せる痛みの波は唐突に引いていき、左手の甲に文字のような印が浮かんでいた。
707ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/01(金) 00:39:14 ID:???
一方、少女は痛みに耐えるリゾットに突き飛ばされ、地面にしりもちをついていた。
「いった〜〜い! 何するのよ、使い魔の癖に!」
「何をするか、だと? それはこちらの台詞だ!」
「何って…『コントラクト・サーヴァント』の儀式よ。あんたは私に召喚されたんだから当然でしょう?」
「召喚?何を言ってる。イカレてるのか…?」
「な、なんて口の利き方…! ご主人様に向かって!!」
言い争いをしていると、先ほどルイズが抗議していた
年嵩の男が近寄ってきて、リゾットの左手に刻まれた焼印を確認した。
「ふむ、珍しいルーンですね…。まあ、ともかく無事終わったようですね、ミス・ヴァリエール。おめでとう」
「ありがとうございます、ミスタ・コルベール」
「相手が平民だからなぁ!」
「そいつが幻獣だったら契約なんかできないって」
何人かの生徒がまた野次を飛ばす。
「馬鹿にしないで!私だってたまにはうまく行くわよ!現に使い魔だって呼んでみせたじゃない!」
「平民だけどな!」
またげらげら笑いはじめる生徒たちに、コルベールという教師(?)が嗜める。
「こらこら、貴族はお互いに尊重しあうものだ。ともかく、契約も無事済んだところで、皆、教室に戻るぞ」
その声と共に周囲の群集…どうやら学生らしい…が空を飛んで散っていく。
(これが地獄というわけか?)
リゾットは混乱しながらそれを見ていた。
708ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/01(金) 00:40:00 ID:???
「がんばれよ、ゼロ」
「貴方にはお似合いの使い魔よ」
言葉だけは優しい、嫌味を言って去っていく者たちをにらみ付けると、少女はこちらに向き直った。
また何かまくし立てられそうだったので、リゾットは機先を制してみた。
わけの分からないことだらけだが、一つ一つ確認していく以外にない。
「お前は誰だ?」
自分の言を取られたことが不快なのか、少女はちょっと顔をしかめたが、
目の前の男の有無を言わせぬ口調に、しぶしぶ名乗った。
「私はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。今日からあなたのご主人様よ。覚えておきなさい!」
「ご主人様はさておき…さっきの質問に答えてもらおう。ここは…どこだ?」
「ここはトリステインよ。ここはかの高名なトリステイン魔法学院。服装も変だし、田舎から来たのね、貴方」
「トリステインなんて名前は聞いたこともないな。次の質問だ。今、俺に何をした?」
「『コントラクト・サーヴァント』の儀式よ」
「それは聞いた。さっきのキスがそれなのか?」
リゾットの質問にルイズの顔が真っ赤になった。
「そうよ。あれはその儀式の一環で契約の証よ。感謝しなさいよね。その……私の……ファーストキス…だったんだから!」
「…………」
リゾットは会話中、注意深くルイズを見ていたが、そこに嘘や演技を汲み取ることはできなかった。
(こいつはマジでいっている。少なくともこいつにとっては今の話は本当だ)
「さあ、今度は貴方の名前をご主人様たる私に教えなさい!」
名前を問われ、リゾットはしばらく考えた後、名乗った。
「リゾットだ。リゾット・ネエロ……」
709ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/01(金) 00:42:06 ID:???
「とても信じがたいが、お前の言うことは理解した」
「平民で使い魔で、おまけに田舎者の癖に、ご主人様をお前呼ばわり?口の利き方に気をつけなさい!」
それからしばらく後、ルイズの自室に連れて行かれたリゾットは自分が置かれた状況に愕然とした。
魔法使いが支配する世界に突然呼び出され、自分はこの小娘に使役されることになるというのだ。
確かに、言われてみれば夜空には月が二つある。地球でないことは確かなようだ。
「とにかく、これから貴方は使い魔として私に誠心誠意、尽くすのよ。この私の使い魔になれることを光栄に思いなさい!」
「お前が俺のボスになるということか?」
「そうね。私に付き従い、命令には絶対服従してればまず間違いないわ」
「だが断る」
「何ですって!?」
ルイズは予想外の、しかしリゾットにとっては当然の反応に色をなす。
710マロン名無しさん:2007/06/01(金) 00:44:41 ID:???
支援?
711マロン名無しさん:2007/06/01(金) 00:45:31 ID:???
とりあえず考えてみた
・一部、主人公陣・・・仲良くやれそう
・一部、敵陣・・・死亡フラグ
・二部、主人公陣・・・反発的だが、やって行けそう
・二部、敵陣・・・どう見ても死亡フラグです、本当に(ry
・三部、主人公陣・・・ルイズの試練
・三部、敵陣・・・サヨナラギーシュ
・四部、主人公陣・・・ルイズ「こいつら便利wwwwwwww」
・四部、敵陣・・・危なすぎるがやって行けそう
・五部、主人公陣・・・危険度A
・五部、フーゴ、ミスタ、奈良・・・言う必要は無い
・五部、暗殺チーム・・・言う必要は(ry
・五部、ボス親衛隊・・・言(ry
・五部、ティッツァーノ・・・ルイズ他「何、この変態。使えね」
・六部、主人公陣・・・女性中心なんで馴染みそう
・六部、兄貴・・・ルイズ、人類の夜明けを知る
・六部、敵陣(脱獄前)・・・ヤッベ!!
・六部、敵陣(息子3、NEW神父)・・・どう考えても終わりです、本当に(ry
712ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/01(金) 00:46:44 ID:???
「助けてくれたことには礼を言おう。いずれ必ず命の恩は返す。だが、俺はもう誰かの犬に成り下がるつもりはない」
言うなり、リゾットは扉に向かって歩き出した。
「こら、ご主人様を無視してどこへ行くのよ!」
後ろから掛けられたルイズの声で、リゾットは思わず足を止めた。
どこへ行くのか?
もしも彼が異世界に飛ばされていなかったとしても、彼はこの問いに答えることはできなかっただろう。
一般社会からもギャング組織からもはじき出され、戦いに敗れた彼はもう、どこへも行く所はないのだ。
「イタリアに帰る」
それでも何とかそれらしい目的をひねり出し、リゾットは答える。
「無理よ。召喚した生物を帰す方法はないもの」
なければ探せばいい。だが、戻ってどうなる? 戻ってどうする?
元の世界に帰ってもボスに勝てる可能性は限りなく低い。
何より、仲間たちが残らず死んだ今となっては組織を乗っ取る事さえ虚しいように思えた。
「何よ、そんなに落ち込まなくたっていいじゃない」
「……わかった」
「え?」
「お前は命の恩人だ。受けた恩は返そう。返すまでの間、お前に雇われてやる」
『恩には恩を、仇には仇を』、それがリゾットの流儀だ。
やることがない以上、相手に雇われるのもいいだろう。
そして恩を返す間に今後のことを考えればいい。
少なくとも、この異世界にまでは追手はこない。
リゾットはそう結論していた。
713マロン名無しさん:2007/06/01(金) 00:53:46 ID:???
>>711
五部、アバッキオ・・・飲まされる
714マロン名無しさん:2007/06/01(金) 00:55:35 ID:???
スカトロ!
その刺激臭がルイズを行動させたッ!
715マロン名無しさん:2007/06/01(金) 00:56:03 ID:???
完了か?
716マロン名無しさん:2007/06/01(金) 00:57:54 ID:???
ギーシュが喉や腹から剃刀をぶちまけて死ぬ光景が俺のエピタフで見えるのだが
717ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/01(金) 00:58:17 ID:???
「とりあえず、あんたの仕事は掃除洗濯雑用だから。平民は秘薬探しや戦いなんて出来ないだろうしね」
「わかった」
ルイズにはスタンドのことも自分が暗殺者であることも教えていない。
戦えないとルイズが思うならそれでもいい。
相手に自分を使いこなす器量があれば勝手に見抜くことだろう。
「いろいろあったから疲れちゃった。もう寝るわ。これ、明日になったら洗濯しときなさいよ」
ルイズはいうなりリゾットの目の前で着替え始め、着衣を放ってくる。
リゾットが黙っていると「いいわね?」と念を押した後、指を弾いて明かりを消し、さっさと寝入ってしまった。
残されたリゾットはため息をつく。
この雇い主はずいぶん我侭な子供のようだ。
(恩を返したらさっさと出て行くとしよう)
そう考えながら壁にもたれて座り込み、毛布をかけ、眼を閉じた。
(それからどうするか、が問題だな…)
答えのない自問自答を繰り返すうち、眠りに落ちたのだった…。
718ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/01(金) 01:01:05 ID:???
途中、規制を食らったが投下終了
書かせてくれてありがとう!
719マロン名無しさん:2007/06/01(金) 01:01:38 ID:???
リゾットktkr

ガッツのGJ!
720マロン名無しさん:2007/06/01(金) 01:04:11 ID:???
GJッ!
721マロン名無しさん:2007/06/01(金) 01:07:43 ID:???
日に日に職人さんが増えていってるなぁ
722マロン名無しさん:2007/06/01(金) 01:07:44 ID:???
チャリ乙
723マロン名無しさん:2007/06/01(金) 01:09:45 ID:???
突然体から刃物が出てきて心身とも大ダメージな防御不能攻撃、そして透明化とかなり恐ろしいよなメタリカは…
724L・I・A:2007/06/01(金) 01:12:15 ID:???
GJ!

時間が時間だがどうする?投下したほうがいいか?
725マロン名無しさん:2007/06/01(金) 01:12:22 ID:???
ゲェ――――ッ!?

フォーエバーが召喚されるのを書こうと温めていたら、>>654に先を越されたぁー!
動物キャラのSSを最初に書くの俺だったハズなのに、書いていたのは>>654だったぁ〜

こいつはいかぁーん! フォーエバーのSSを書いて、スレの皆に
「スゴイ! だれもやらなかったことを実行しようとするんなんて……724は勇気が有るのね、素敵っ!」
「やった! さすがは724っ! 僕たちにできないことをやってのけるっ。そこに痺れる憧れるゥ!」
といった賛辞を貰うハズだったのに………チクショー! ドジこいた――っ!!




……いや、冗談はさておき不快になった方すいません。
来週あたりには冒頭の部分を投下できると思うのですが、よろしいでしょうか。
726マロン名無しさん:2007/06/01(金) 01:14:15 ID:???
げふっ……724だと思ったら725だった………飛びてぇー
727マロン名無しさん:2007/06/01(金) 01:14:44 ID:???
>>724
投下した、なら使ってもいい!
728マロン名無しさん:2007/06/01(金) 01:15:29 ID:???
>>724
そういうのはな
投下し終わった後に言うもんだぜ

>>726
ミタヨー
729マロン名無しさん:2007/06/01(金) 01:17:07 ID:???
>>725
関係ない、書け。
730マロン名無しさん:2007/06/01(金) 01:21:22 ID:???
二日でこの消化速度とはな
今日か明日には1000到達するかもな
731L・I・A 第07話:2007/06/01(金) 01:24:31 ID:???
なら行かせて貰おう

第07話 イタリア料理を作らせに行こう!D

ついにッ!ついに始まってしまったッ!『トニオ・トラサルディーの料理』がッ!!!
彼の腕はかなりのモノだ。不味いモノなど出す訳が無いッ!だがッ!オスマン達は知らないッ!アレを『食べたらどうなるか』をッ!
厨房にはメイドの少女とコルベールもいた。仗助達が話をつけている間、別室で待っていたのだ。別に戻っても良かったのだが、この使い魔の青年と謎の料理人に興味があった。
「どのようなモノが出てくるか楽しみですな学院長。あの態度からするに少なくとも下手なモノは出さんでしょうが」
コルベールがオスマンに言う。
「ふむ。しかし、コック長のマルトー君まで唸らせるとなると相当じゃぞ?伊達に長きに渡って料理人をやっている訳じゃあないからのぉ」
そう言いながら出されていたグラスに一口つける。
「ンおッ!?」
オスマンが目を見開き、グラスの水を凝視している。何だか様子が変だ。心なしか体が震えている様に見える。
「どうかされましたかッ!?オールド・オスマンッ!?」
コルベールが狼狽える。まさか何か悪いものでも・・・・・
「うンまァいッ!!」
入って・・・い・・?
「うまいッ!こんなにウマイ水を飲んだのは初めてじゃッ!!」
まるで絶世の美女を誉めるかの如く言い放つオスマン。
「それほどまでなのですか?只の水で?」
コルベールには疑問だった。
732L・I・A 第07話:2007/06/01(金) 01:27:52 ID:???
「どれ・・・・・・」
オスマンの隣でマルトーも口をつける。
「うめェッ!うめェじゃあねェかッ!」
親父まで大絶賛だ。コルベールはオスマンのモノを一口貰う。
「・・本当ですな」
確かにウマイ。只の水がこんなにも旨いとは。
「まるではるか東方の失われた地で、喉が乾ききった時に見つけたオアシスで飲むかのような味じゃッ!」
「湧き水を濾過して濾過して濾過しまくったまさに純な水じゃあねェかッ!」
二人が口々に賛美の言葉を言う。いつの間にかその目に涙さえ浮かべている。
「お二方、何も泣くことないでしょうに」
コルベールが困ったように言う。
「それでも、何故か泣けてくるのじゃよ」
「溢れるようにして止まらねェんだよォー」
それほどまでに美味だったのか。否ッ!二人の様子がおかしいッ!
「マルトーさん。スゴイ涙の量ですよ?」
「学院長、大丈夫ですか?とんでもない量ですぞ?」
メイドとコルベールが心配になる程の涙を流しているのだッ!
ジョボジョボジョボジョボジョボジョボ
「つ、次から次へと涙が止まらんのじゃァ〜〜〜〜〜〜!」
「いくらでも泣けてくるでよォーーーーー!!」
人間の出すとは思えないほどの量が流れ出てくるッ!
「学院長ォーーーーー!!」
「マルトォーさァーーーーん!!」
「「目の白目の部分がしぼんでいってますッ!!」」
まるで風船が縮んでいくかの様に眼球がしぼんでゆくッ!
733L・I・A 第07話:2007/06/01(金) 01:29:03 ID:???
「一体何をしたのですッ!?」
コルベールが仗助に詰め寄る。
「そ、それはよォ・・・・」

「慌てナいで下サイ」

そこにはトニオが立っていた。
「その水ハとある山林ニ湧き出る天然水デス。世界各地にあるよく言う『奇跡の水』と言うヤツデス」
日本の福岡の日田にあるとある井戸水に代表される、飲むとガンが治ったなどの逸話があるアレである。
トニオはヨーロッパに行った際に、とある山で汲み取ってきたのだッ!
「含まれル成分もとてもクリーンで、体全体ヲ癒シテくれるのデス。今は眼球内ノ不純物ヲ取り去っているのデス」
そうは言っても出過ぎではないのか?少女とコルベールは思った。
「コルベール君ッ!!」
オスマンのやけにに元気な声が聞こえ、何事かと向いてみれば、
「雑務続きで寝不足だったのが治・っ・た♪」
「俺も仕込みと研究で疲れていた目がスッキリしたでよ♪」
「なんですとーーーー!?」
「ええェーーーーーー!?」
コルベールと少女の叫びが木霊する。
「まるでぐっすりと一晩寝た翌日の朝の様な気分じゃよ!」
オスマンが言い放つ。
それにしてもこの二人、不思議な現象を前にしてもノリノリである。

ニコッ
オスマンの言葉を聞いて満面の笑みを浮かべるトニオ。
「喜んで頂ケテ幸いデス。それでハ料理を続けまショウカ」

テーブルに一つずつ違う料理が出される。
「学院長サンには『ブルスケッタ』、マルトーサンには『トマトとモッツァレラチーズのサラダ』デス」

734マロン名無しさん:2007/06/01(金) 01:29:06 ID:???
流石www
735L・I・A 第07話:2007/06/01(金) 01:30:15 ID:???
ブルスケッタ
フランスパンの様な切って具を乗せられるようなパン(いわゆるバケットって言ったりするヤツ)をにチーズなどの食材を乗せて食べるオードブル。
材料
・バケット 五枚(スライス)
●トマトとアンチョビ
・ミニトマト 5個
・アンチョビフィレ 2本
・バジル 2枚
・オリーブオイル(エクストラヴァージン) 大さじ1杯
・塩、ニンニク 適量
●生ハムとクリームチーズ
・生ハム 適量
・クリームチーズ 適量
●クルミとゴルゴンゾーラ
・クルミ 適量
・ゴルゴンゾーラ 適量
・ハチミツ 適量
※お好みでお好きな具をドーゾ

トマトとモッツァレラチーズのサラダ
コミックス及び文庫本参照
「はて?ブルスケッタとな?」
「初めて聞くチーズだな」
見慣れぬ料理に勝手がわからない様である。
「どちらも私ノ祖国イタリアの料理デス。ブルスケッタはパンに具を乗せたオードブル、モッツァレラチーズは脂肪抜きした弾力のあるチーズデス」
一部、彼の持ち物から出している様だ。
「ふむ、では頂くとするかの」
「どれ・・・・・」
ア〜ン。パクッ!モキュモキュモキュモキュモキュ・・・ゴックン・・・・・・
その時、一瞬空気が震えたと、その場に居た者が証言している。
736L・I・A 第07話:2007/06/01(金) 01:31:12 ID:???
「「ゥンまあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜イ!!!!!!」」天にも昇る満足気な顔が現れたッ!
「これはッ!これはッ!!なんというハーモニーなんじゃあァーー!!パンに乗る生ハムやチーズが絶妙に引き立て合いッ!独特の味のするモノが多いが、全くクセを感じさせず軽やかに口に出来るではないかァー!まるでラグドリアン湖と住まう妖精の調和ッ!!」
「なんだこりゃァ、こんな味俺ァ初めてだぞッ!このチーズの弾力と味の深さッ!酸味の効いたトマトとのフルーティーなコーラスッ!例えるならよォ〜そうだッ!女王陛下の宰相ッ!大オーケストラの指揮者ッ!最強の武器に対する最強の戦士ッ!!」
「そんなにおいしいのですか?」
少女が訊ねる。しかし、二人の迫力に完全に飲み込まれているッ!
「お、オールド・オスマン・・・・」
コルベールも普段見ない二人の異常なハイテンションっぷりに空いた口が塞がらない。
「お二人共、『上着を脱ぐ』事をオススメ致しマス」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
突然、トニオがそんな事を言う。
「ん?なんだか腰の辺りがムズムズするのう」
「俺ァ、肩の辺りが・・・」
上着を脱いで問題の部分を触ってみると・・・
ベリィッ!!!
皮がどんどん剥がれていくではないかッ!
「なんじゃァー!?」
「な、なんだァー!?」
二人も驚きの表情を隠せない。
「な、なんなんですかあれは!?」
コルベールらも負けず劣らず驚いている。
「垢デス」
「垢?」
「ソウデス。古くなった角質である『垢』デス。今、お二人が食ベタチーズやトマトの成分デ代謝が良クなっテいるノデス。さ、ドンドン垢を落としテ下サイ」
737マロン名無しさん:2007/06/01(金) 01:35:22 ID:???
支援

       |                 |    |
        |\                  |    ト、    ノヽ-‐'ヽ--‐'ヽ-‐'
       |  \___________ :::::::| __...-'"^|    〉  そこで
     |                   ヽ;;;;;ノ     |    く
     八              lニトlニヽ   |     〉 何をしている〜〜〜ッ
     .}\.\              l、 7_,「 /  |     ヽ
    /ヽヽ\\        :::;;;;;;;;\_/―:l"ヽ   _ノ/⌒V⌒`'⌒Y⌒`'⌒`V⌒
   ./~ヽ.\ \,,>―----------┬i"/ヘV::l:::. `、 ̄ ̄
   l ,入 \\./::::〃'''''ー‐---__ノノノ」/、::i..| l::::: `、          ノヽ-‐'ヽ--‐'ヽ-‐'
    ! /::ヘ  三' ....... ̄〈<"o ~゙))川=〈 o .》′| l::::::  `、  -==ニ二 ̄
  /| ヾ〔    :::::::.    二ニ‐'" .::::|ミ='l′ | l:::::::   `、       〉┌‐┐
  //へ___)、   ::::::..  /     "::::_,l:゛/   .| |::::::::  `、      .ノ  |三.| ノニ/ ‐┼‐
 ̄~'''''-...__;;;|    :::::     _   ヾ/::/   |l:::::::::.  `、  <   ノ L. /  ノ  ア
     、_>、____r'"‐--ニ=-rr┘    .|-、::::::::.   ',    ヽ
     _...-‐三: =-―‐ ̄\ ̄ ̄ )     ハ`ヽ>‐.、   ',   く  〜〜〜〜〜〜 つ
>‐''''二-''''"~~           \丁     /_ノ :|| (,t)|>'"`ヽ   ヽ
//       __          \    /    /l|::::/-、 ./    `'⌒Y⌒`'⌒V⌒`'⌒
/    ,.-'" ̄     ̄ ̄~~'''''―-、ヽ  ハ  -イ ||::l〈__ノ/
   /                 / /    {  ||:::`''/`ヽ
 /                   / 「     ヽ::||/   /
                       / |      ノ:((__>/`ヽ
738マロン名無しさん:2007/06/01(金) 01:36:59 ID:???
トニオさんの料理が食えるなんて羨ましいw
739L・I・A 第07話:2007/06/01(金) 01:37:04 ID:???
ガリガリガリガリガリ
どんどんと垢が大量に落ちていく。
「お、お二人共ッ!肉が抉れ始めていますぞッ!」
ヒステリックになったコルベールが言うも、二人は手を止めることはない。さらにオスマンに至っては、
ゴキィッ!バキッ!ボゴォッ!
なんとッ!腰の骨が蠢いているのだッ!
「おおおおおおおお!!」
「アンチョビは勿論カルシウムタップリなモノを使いマシタシ、骨も砕いテ混ぜてアリマス。チーズも栄養価の高いモノを選りすぐってイマス」
「もう止めるんです二人ともッ!」
「マルトーさんッ!大変な事になっていますよッ!?」
二人も取り乱し始めている。
「学院長様達に何を為さったのですかッ!?」
トニオに詰め寄ってくる。
740マロン名無しさん:2007/06/01(金) 01:38:05 ID:???
トニオ全開だなw
741L・I・A 第07話:2007/06/01(金) 01:38:22 ID:???
「私は二人が『幸福』になレル料理ヲ作っタだけデスヨ?」
コルベールも何か言おうとして・・・
「コルベール君ッ!」
またもやオスマンの叫びでそちらを向く。すると、
「見るんじゃッ!調子の悪かった腰とッ!」
「コリが酷かった肩がッ!」「「全部治っ・ちゃ・った♪」」

「ぅえェェーーーーー!?」
「えェーーーーーー!?」」もう何がどうなっているのか。
「ほらッ!ブリッヂだって出来るのじゃぞッ!?」
「こんなに後ろに手が回るんだぜ!?」
二人とも常人の可動域を超越しはじめている動きをする。
「トニオ君と言ったな・・・・」
「お前ェ、トニオって言ったな」
「君は・・・・・・・・」
「お前ェは・・・・・・」
「「天・才だッ!!!」」
ニコッ
「アリガトウございマス」

見ている二人は思った。
「(何者?)」

トニオは先程から変わらぬ笑みを浮かべている。

「さッ、料理を続ケまショウカ?」

To Be Continued・・・・・


「俺のよォ〜〜〜〜〜出番はよォ〜〜〜〜〜〜一体ドコにいっちまったんだァーーーーーー!!!!」
742L・I・A:2007/06/01(金) 01:41:17 ID:???
どうだろう?今回はトニオカラー全開で行ってみたんだが。
仗助www
743マロン名無しさん:2007/06/01(金) 01:42:14 ID:???
なんつーか、まんますぎじゃね?
744マロン名無しさん:2007/06/01(金) 01:44:03 ID:???
ちゃんと新料理とかも入れてるしいいんじゃあないか?
745マロン名無しさん:2007/06/01(金) 01:45:43 ID:???
>>743
うん、自分でもちょっと捻りが無さすぎたかなと反省していたりする。
746マロン名無しさん:2007/06/01(金) 01:48:35 ID:???
虫歯はどうなるのかな
やったら流石にスタンドばれそうだが
747マロン名無しさん:2007/06/01(金) 01:53:20 ID:???
職人氏GJ!
今更だが、jojoで最も作品に貢献しているのはトニオの料理すら受け入れることのできる
逸般人の皆様じゃないかとオモタ。
748マロン名無しさん:2007/06/01(金) 01:57:21 ID:???
ここらで保守するが、いいかい?
749マロン名無しさん:2007/06/01(金) 01:59:19 ID:???
このスレのスピードで保守なんて意味を持たないのだよォ>>748ィ!!
750ゼロの兄貴:2007/06/01(金) 01:59:40 ID:???
前置き:>>309>>319は無かった事にしてください by漫☆画太郎




ok冗談、いやマジで冗談だからジッパーとか出さない
2:5分から(今回、兄貴分少なめ)
751マロン名無しさん:2007/06/01(金) 02:05:23 ID:???
え、ちょ、ええ?
かなりの傑作だったんだがw
752ゼロの兄貴:2007/06/01(金) 02:06:01 ID:???
トリステイン魔法学院本塔最上階学院長室
そこにどこからどう見ても仙人としか言いようの無い老人が椅子に座っていた。
動きは無い、ボケているようにも見えるが、まぁただ単に暇なだけだ。
微妙に震えている気がするが多分ボケてはいないッ!

「学院長、き、緊急事態です!」
そこに飛び込んできたのは見事なU字禿を持つコルベール。
「………………」
返事が無い
(遂にボケたかッ!?)と本気で心配になる。
「……はッ!何か用かの?」
(とうとうか…)
だが、緊急事態の内容を思い出しオスマンのボケの可能性の心配を消し飛ばす。

「ヴェストリの広場で、決闘を始めた生徒が…」
その言葉をオスマンが遮る。
「貴族というのは暇な生き物が多いようだのぉ。で〜誰と誰がやらかしとるんだね?」
正直「ま た 決 闘 か !」という反応である。
「一人はギーシュ・ド・グラモン。相手はメイジではなく、ミス・ヴァリエールの使い魔の平民ですが…」
「いかんのぉそれは…メイジと平民では勝負にならんではないか、止めてきなさい」
だが次のコルベールから発せられた言葉はオスマンを驚嘆させるに十分であった。

「それがその…もう決闘は終わったようなんですが…」
「なんじゃ、それを早く言わんかね」
「いえ…その…実は……『死者』が出まして…」
「何じゃとぉぉおおおお!!」
その報告にオスマンがブッ飛んだように立ち上がる。無理も無い、メイジと平民の決闘などメイジが勝つに決まっている。
だから、オスマン自身も必然的に死んだ方は平民の使い魔と判断した。
753マロン名無しさん:2007/06/01(金) 02:06:25 ID:???
しかしトニオさんの性格だと…学生一人一人見てそれぞれにあった料理出すんだろうか
754ゼロの兄貴:2007/06/01(金) 02:07:01 ID:???
「まったく…ミス・ヴァリエールも変り種とは言え使い魔の召喚に成功したというのに…」
「違います、死者は……ミスタ・グラモンの方でして…」

『オスマンも月まで吹っ飛ぶこの衝撃!』
本日最大級のオスマンの叫びが轟いた。

「なんとしたことじゃ…」
今までメイジと平民が決闘をしたとういう事すら前例が無いというのに
平民がメイジに勝った挙句それを殺したという異常事態に生きる魔法辞書オスマンも精神的動揺を隠せない。
「それで、どうやってその平民の使い魔がメイジに勝ったんじゃ」
「決闘の原因は分かりませんが…それを見ていた生徒達の話によると
   見えない何かがミスタ・グラモンの首を掴み中空に持ち上げた瞬間…信じられないかもしれませんが『老化』させたというのです」
「なんと…その使い魔はメイジではないのじゃろう?」
「杖など持っていませんし…それに老化させる魔法など聞いた事もありません」
「ふむ…召喚した時とか何か妙な事は無かったかの?」
「…実は、ミス・ヴァリエールが使い魔の儀式を終えた後
    その使い魔が何をを叫んだと思ったら私が急に倒れてしまって…」
その瞬間オスマンの目がカッと開かれ叫んだ
「なぜそれを早く言わぁーーーーーーん!!」
「気が付いた時は特に異常は無かったものですから…」
だがオスマンは奇妙な違和感に気付く。
「ミスタ・コルベール…髪……いや何でもないぞい…」
視線をコルベールから反らし唯でさえ少なかった毛髪がさらに減少している事に目を押さえ泣く。

「じゃが、どうしたもんかのぉ…」
平民がメイジを殺す、普通の状況なら即刻死刑というとこであるが、決闘という場合は前例が無い。故に対処が分からない。
「…ともかく話だけでも聞いておかねばならんようじゃな
    その使い魔とやらを呼んできてくれんか。それとミス・ヴァリエールもじゃぞ」
「ミス・ヴァリエールは決闘の最中に気を失ってしまい医務室で治療中です」
「なら無理に呼ぶわけにもいかんようじゃの…ともかくその使い魔だけでも来るように伝えておいてくれんか」
755マロン名無しさん:2007/06/01(金) 02:07:46 ID:???
>>753
料理食って健康になったならしばらく食わなくてもいいしローテーションになるんじゃね?
756ゼロの兄貴:2007/06/01(金) 02:08:18 ID:???


暗い闇の中でワルキューレに囲まれたあいつが居た。
自分はそれを止めようとして必死にそこに向け走る。でも距離が縮まらない。
ワルキューレが武器を構え動きだし叫ぼうとする。でも声が出ない。
それぞれの武器が振り下ろされるのを見た。その光景に思わず目を閉じた。

しばらくして目を開ける、ワルキューレ達はどこにも居ない。
でも、私の足元にあいつがボロ雑巾のようになって倒れていた。

決闘をすると知っていても何もできなかった。何もできなかった自分に無性に腹が立って泣きたくなった。
自分が殺したようなものだ。そう思った。
だけど、自分の手に杖が握られているのに気付く。
勇気を出して恐る恐るあいつの体を見る。
あいつの体はワルキューレの持っていた武器で傷つけられたものじゃなかった。

これは、爆発を受けた傷だった。さっきまでワルキューレに囲まれていたはずなのにそれが不思議に思えた。
杖を手に持っていてあいつが爆発を受けて倒れている。そう思った瞬間何かが繋がった。

まさかと思った。あいつを助けようとして自分の魔法が失敗したせいで殺したんじゃないかと。
必死になってそれを否定する。でも状況がそれを肯定していた。

自分の頭の中で様々な声が聞こえる。だけど聞こえる内容は一つだけだった。
『お前が『ゼロ』のせいであいつを殺した』―と

蹲り耳を押さそれを否定する。けれど頭の中の声は消えなかった。
泣きそうになるのを必死になって耐えた。でも無理だった。

――――そして泣きに泣いてる最中急に意識が遠くなった。
757ゼロの兄貴:2007/06/01(金) 02:09:23 ID:???
目を開けると医務室の天井が見えた。
(…………夢?)

周りを見る。キュルケとその親友のタバサがそこに居た。
「やっと起きたの?寝ながら泣いてたわよ貴方」
そういえばさっきから少し目が痛い。
「私…どのぐらいここに?」
「丸一日」
状況が今一掴めない。何故自分がここに居るのかという事も。
夢の内容を思い出そうとして肝心の事に気付く。
「そうだ…決闘!一体どうなったの?」
そう聞くと、キュルケが何か言いにくそうに答え始めた。
「落ち着いて聞きなさいルイズ。あまり言いたくないんだけど…」
だがタバサが途中から口を挟む
「死亡確認」

『ザ・ワールド!』
そんな声と共に何も考えれなくなった。
さっき見た夢の内容と現実との状況が重なる。
また意識が遠のくけどギリギリのとこで踏みとどまる。

気が付けば医務室を飛び出し自分の部屋に走り出していた。
758ゼロの兄貴:2007/06/01(金) 02:11:08 ID:???
部屋に飛び込み視点が一点に集中する。
ベッドの上にあいつの服が洗濯され置いてあった。
その瞬間あいつを自分が殺したという実感が沸いてきて―また泣いた。
ベッドに倒れ込み服の上で泣く。

だがそこに後ろから声が掛かる
「…人の服の上で何やってんだオメーは?」
泣き顔のまま後ろを振り向き…一瞬にして涙が止まる。
そこには教員の服を着たプロシュートが居たッ!
「………何時から見てたの?」
「部屋に入ってくるなりいきなり泣きはじめたとこからだ。つーかシワになるからどけ」
「…この服と今着てる服は一体何よ?」
「こっちに来てからそればかりなんでな
   ついでに洗濯したとこだ。この服は乾くまでの代わりだ。」
スーツを着るプロシュートを尻目にルイズが無言で部屋を出る。

そして部屋に来る時以上の速度で医務室に走り出し、ドアを勢いよく開ける。
「急に飛び出してどこ行ってたのよ」
キュルケが半ば呆れ気味に言い放つ。だが当のルイズはそれを無視しタバサに詰め寄る。
「謀ったわねタバサ!何が『死亡確認』よ!
   生きてるじゃない!思いっきり生きてるじゃない!!何?何か私に恨みでもあった!?」
もうキュルケの髪より顔を赤くしたルイズに詰め寄られるタバサだったが何事も無かったかのように一言だけ言い返す。
「最後まで話聞かないのが悪い」
「うぐ……じゃあ何で『死亡確認』なのよ」
「だから、ほら…ギーシュがね」

『スタープラチナ・ザ・ワールド!』
またそんな声が聞こえた気がして思考が止まる。
「えぇーーーーーーーーーーーー!?」
だが、今度は気付けば思いっきり叫んでいた。

←To be continued
759マロン名無しさん:2007/06/01(金) 02:11:33 ID:???
支援すると心の中で思ったら(ry
760ゼロの兄貴:2007/06/01(金) 02:12:52 ID:???
「死亡確認」がやりたかっただけと言われそうだな…

ああ、そうさ!もう使う機会があまりないから言ってやる!寂しいさ!僕だって使いたいさッ!
761マロン名無しさん:2007/06/01(金) 02:14:08 ID:???
もんもんに兄貴が毒殺されないか実に心配です
762マロン名無しさん:2007/06/01(金) 02:15:48 ID:???
>>760
つ王大人
763マロン名無しさん:2007/06/01(金) 02:18:02 ID:???
>>761
兄貴に毒殺や暗殺なんて効きませんよ、ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから
764マロン名無しさん:2007/06/01(金) 02:20:43 ID:???
>>763
なんか違わないか?w
765マロン名無しさん:2007/06/01(金) 02:28:05 ID:???
>>763
ハルキゲニアはファンタジーやメルヘンだと思いますw
766マロン名無しさん:2007/06/01(金) 02:39:34 ID:???
>>485
あまりに遅レス過ぎて、すまんがねぇぇええ。
その答えは既に原作『ゼロの使い魔』最新刊で明かされている。
つまり、あんたぁ、ついこの間発刊された最新作も見ずに、そんなことを
いうのかい? 許せんなぁ、そいつは許せんなぁ。
たかだか、ラノベ11冊、外伝入れても12冊、全部買っても万札でおつりが出る。
買ってこい!! 損はしないから。このスレに優れたSSが多いのも、『JOJO』が
優れていること、そして『ゼロの使い魔』が優れていることの証明に過ぎんのだ。
767マロン名無しさん:2007/06/01(金) 03:02:50 ID:???
思い出せないが、ゼロ魔世界ってmをメルテって言うんだっけ?
cmって何って言ったっけ
768マロン名無しさん:2007/06/01(金) 03:06:40 ID:???
cm:サント、m:メイル、km:リーグ
どうでもいいが距離でメイルって聞くとkmが思い浮かぶ俺七つの月の世界の住民
769マロン名無しさん:2007/06/01(金) 03:11:04 ID:???
う〜む…ジョナサンのキャラが掴めない。
何せ『紳士』だからな…ジョルノ以上にはっきりしない。
だからといってルイズを暴走させるわけにはいかんな…。
うっかりすると不死身キャラの少年になってしまう。
どーしたもんかな?
おまけに久しぶりに物書きしたんで素人小説の如く描写がうっとうしい。
朝までにあがるかな?1/5までに減らしたいよな…文章は。
770マロン名無しさん:2007/06/01(金) 03:23:47 ID:???
ジョナサンといえば
「なっ!何をするだァーーーーーッゆるさんッ!」
だろ。
771マロン名無しさん:2007/06/01(金) 03:28:27 ID:???
そのセリフだけじゃキレやすい田舎もんにしか見えないという荒木マジック
772マロン名無しさん:2007/06/01(金) 03:33:41 ID:???
いやどこまで正義感が強いのかわかんないんだよな。
とんでもなく正義感が強いならルイズが冒頭で笑われている場面で感じ取って
怒るだろうし、でも死闘を繰り広げてきたジョナサンらしくないし
紳士的なら感情的にならず状況を観察して、攻撃する材料と集めてキチンと
全力で反撃して殲滅するのがイギリス紳士だし。
773マロン名無しさん:2007/06/01(金) 03:38:20 ID:???
って星型のアザがねーじゃねぇか?!どーすんだよオイ…
774マロン名無しさん:2007/06/01(金) 04:32:54 ID:???
ジョナサンなら本当の貴族というものを見せてくれる。
775マロン名無しさん:2007/06/01(金) 05:53:40 ID:???
さらに登場人物が増えてて波紋吹いた

この加速度ならそろそろ次スレ案を練り始めた方がいいかも分からんね
新しい職人さん方GJゥ!
776マロン名無しさん:2007/06/01(金) 06:39:04 ID:???
>>661
他にOKそうなのは…イギーと亀inポルポルはOKそうだな。猫草もあの世界でならギリギリセーフだろう。
FFは水の精霊か超強いスライムのようなものと思えば…w
777マロン名無しさん:2007/06/01(金) 11:58:33 ID:???
DIOルイズをイラストで見たいと思ったのは、俺だけじゃないはず…!
兎塚さん書いてくんねぇかな…
778マロン名無しさん:2007/06/01(金) 12:02:39 ID:???
>>768
俺はリーグって聞くとナウシカ思い出す
779マロン名無しさん:2007/06/01(金) 12:12:34 ID:???
ダンバインの単位は、どうだったっけ..
780マロン名無しさん:2007/06/01(金) 12:28:37 ID:???
コロネまだー?
781マロン名無しさん:2007/06/01(金) 13:10:27 ID:???
コロネは無理だろうよw
せっかく呼ぶなら魅力的なキャラのほうが絶対いいぜ。
782マロン名無しさん:2007/06/01(金) 13:28:05 ID:???
康一君をお願い
783マロン名無しさん:2007/06/01(金) 13:33:30 ID:???
私的に召喚されたら魅力的だと思うキャラ

第一部 ダニー クールに召喚される人 ダイアーさん
第二部 うろたえないドイツ軍人 ナチスの科学は世界一の人 サイボーグソルジャー
第三部 J・ガイルの旦那 バレなきゃイカサマじゃないギャンブラー
第四部 恋をしたり憧れたりする人 虫食い 吉良の父 宇宙人
第五部 セックスと叫ぶガンマン 子作りする暗殺者 元お医者様
第六部 ジョジョ三大兄貴の一人 召喚時は女だけど後からよく見たら男になってるヘタレ
784マロン名無しさん:2007/06/01(金) 13:36:05 ID:???
>>783
>元お医者様
ハルケギニアがめちゃめちゃになるwwwwwwww
785マロン名無しさん:2007/06/01(金) 13:43:01 ID:???
>>783
>第二部 うろたえないドイツ軍人 ナチスの科学は世界一の人 サイボーグソルジャー
全部同じ奴じゃねーかwww
786マロン名無しさん:2007/06/01(金) 13:43:52 ID:???
>宇宙人
これは私的に読んでみたい。
あと六部に天気予報を追加
787マロン名無しさん:2007/06/01(金) 13:49:17 ID:???
本物の貴族、紳士の中の紳士を呼んでもらいたい。
そして、ルイズや駄目貴族達の飯を抜いてもらいたい。
788マロン名無しさん:2007/06/01(金) 13:51:02 ID:???
>>787
卿じゃギーシュに勝てるかどうかも怪しいがw
しかし貫禄と迫力は満点w
789マロン名無しさん:2007/06/01(金) 13:54:13 ID:???
お人よしだしなー
790マロン名無しさん:2007/06/01(金) 14:04:53 ID:???
ダイアーさんは必殺技が少ないからな・・・つーか1つしか公開されてないから扱い辛そうだwwww
名誉の戦死後のドイツ軍人さんは面白そうだなwwwwハルケギニアじゃ修理・メンテ出来ないけど
791マロン名無しさん:2007/06/01(金) 14:09:12 ID:???
そこでコルベール先生の科学力ですよ
792マロン名無しさん:2007/06/01(金) 14:12:55 ID:???
コンベールの科学はドイツの次ぃ!!
793マロン名無しさん:2007/06/01(金) 14:21:36 ID:???
>>792
=世界2位?
794マロン名無しさん:2007/06/01(金) 14:24:16 ID:???
もしそうだったら、コルベールは世界征服を企むかもしれん…
795マロン名無しさん:2007/06/01(金) 14:34:16 ID:???
−−−−−−−−−− ここまで俺の自演 −−−−−−−−−−−
796マロン名無しさん:2007/06/01(金) 14:34:50 ID:???
コルベールの科学力はハルケギニア1ィィィイイッ!!
と思いたいところだが、シェフィールド曰くロバ・アル・カリイエの技術力は発展してるみたいだしなぁー。
797マロン名無しさん:2007/06/01(金) 14:45:37 ID:???
>>783
三大兄貴って、後1人は誰さ?
798マロン名無しさん:2007/06/01(金) 14:46:37 ID:???
エルメェスの兄貴
プロシュートの兄貴
後は憶安の兄貴じゃね
799マロン名無しさん:2007/06/01(金) 15:20:38 ID:???
いつになったらジョセフが召還されるんだ?
800マロン名無しさん:2007/06/01(金) 15:23:55 ID:???
ウェザーは個人的に見てみたいなぁ。
DISCを抜かれての記憶喪失は自然に回復しそうにないから、ヘビーウェザーは無理そうだけど。
801マロン名無しさん:2007/06/01(金) 15:25:07 ID:???
ジョセフはもう召喚されているぜ、まとめサイトを見てみな。
もっとも一話目しか投下されてねーけどな!
802マロン名無しさん:2007/06/01(金) 15:34:58 ID:???
>>800
ヘビー・ウェザーなんて使った日にゃあ、兄貴並みの大惨事になっちゃうよww
803初代スレ23:2007/06/01(金) 15:35:24 ID:???
投下開始ッ
804初代スレ23:2007/06/01(金) 15:36:15 ID:???

「ドラァァーッ」
「げうッ」

鞭をふりまわす相手には近寄りたくない 女を殴るのも気がすすまない
仗助は顔をしたたか打ちすえた一発に耐え
ルイズの右肩を全力で突き飛ばし室外へ逃げた
ケガをしていないか心配にはなるが、かまっているヒマはない
そして部屋を出るついでにドアを壊し

「なおす」

彼の不思議な力は他のモノと意図的に混じり合わせ癒着させることもできる
それを利用してルイズの部屋を即席の座敷牢に仕立て上げてしまったのだッ

ドンッ ドンッ

「何これ、どうなって? 開けなさいッ」
「ザマーミロだぜ
 つきあいきれっかっつーの」

言いつつ仗助は改めて回りを見る
どうもルイズの部屋と同じようなのがズラリと並んでいるらしい
もしかしてここは「寮」か何かみたいなものなのか?
そういえば、亀に引き込まれて「ここ」に出たときに見たっけか
同じ服装をしたやつらがズラリと並んでいるのを
アレは制服ってことか!
805初代スレ23:2007/06/01(金) 15:38:23 ID:???

(つまり…なんだぁ、おいッ)

推論が次第に形になってきた
いきなりここに出てきたオレ ドラクエとかなんとか、それっぽい魔法を使うあいつら
オレはヤツらに「なにか」されたわけか …と、なるとッ
得体のしれない力を持った組織とか何かに誘拐された?

(ドコの十週打ち切りマンガだっつーの)

自分で考えてアホらしかった
一蹴しかけて…自分で自分の考えに目ン玉をムイたッ

(だけど待てッ
 「使い魔」だとか、「ご主人様」だとか
 ツジツマが合うじゃあねーか、そう考えりゃあよぉぉ〜)

つまり、そーいうモノにするために誘拐したということになるッ
というかもう、そうとでも考えなければ何もかもわかんね―――ッ!!
とにかく、あのルイズとかいうピンク髪が今ギャンギャン騒いでいるのだ
このままここでジッとしていたらマズイッ 仗助くんピンチッ

(だがよぉ〜 ただ逃げるだけじゃダメだぜ、多分…)

このままインディ・ジョーンズのようにサッソウと逃げ出していけると考えるほど
ノンキこいてはいられないのである
右も左もわからないまま突っ走ってもアッという間につかまるのがオチだ
必要なものは「情報」である そして、それを得るため 今頼れそうなアテは

「シエスタ、っつったな…あのメイドさんしかいねぇよなぁ〜」
806初代スレ23:2007/06/01(金) 15:39:54 ID:???

すくなくともあのメイドは仗助を人間扱いしていたのである
それどころか、仗助の不思議パワーを指して「貴族」だと
まだ遠くには行っていないはずだった
一刻も早くつかまえ、聞きたいこと全部聞き出してしまわなければならない
それこそ、あのハゲチャビンのような人間と出くわす前に、だッ

「帰れと言われたんなら『上』に上っていく可能性は…低いぜ
 使用人なんだからな」

幸いすぐに見つかった階段を注意深く降りていく
誰かと出くわしたらどうしよう?
そのときは…多分、手を上げて降参するしかないだろう
きゃしゃな少女に鞭を持たれただけで手こずる始末なのだ
髪の毛をバカにされれば話は別だろうが
怒りにまかせてでしか制御できない破壊力になんか頼ったら
今度こそ身の破滅というやつだ
それを思えば、今の自分の髪型が見る影もないことになっているのは
むしろヒジョーにありがたくすらあるのかも…
807初代スレ23:2007/06/01(金) 15:40:49 ID:???

「…くっそ〜〜」

誰とも会わないよう、祈り続けて突っ走る
しかし、そういう思いは大抵むくわれないッ
仗助はギリギリのところで曲がり角の壁にひっ付いた
二人だ、二人いる 男と女の二人
男の方には見覚えがあった
赤毛の女と戦ってるとき後ろでわめいてた、なんかムカつく奴ッ

「私、スフレを作るのが得意なんですのよ」
「それは是非、食べてみたいな…」
「ホントですかッ」
「ああ…キミの瞳にウソはつかないよ、ケティ」

しかもどうやらスケコマシの真ッ最中
おサカンなことでッ!!
仗助は半分キレて眉をピクピクさせていた

(てめー このヒモ野郎ぉぉー
 さっさとどっかに行きやがれェェ――
 シエスタが追えなくなっちまうだろーがァ〜〜〜ッ)


808初代スレ23:2007/06/01(金) 15:41:55 ID:???

一方、ルイズッ
人一倍負けん気の強いこの少女
閉じこめられたまま大人しくなどしていないッ

「…どーなってるの、コレ」
「知らないわよ、あいつのヘンな力でしょ」

わめきたてまくって、なんだなんだとやってきたクラスメート達に
部屋のドアを壊してもらい、やっと出ることができた
その助けてくれた一人にモンモランシーという金髪碧眼の少女がいた
ルイズとはあまり仲はよくないが、まるきり他人というわけでもなかった

「ヘンな力っていうか、どう見ても魔法じゃない
 完璧に壁とくっついてる…『土』? 『練金』?」
「知らないっつってんでしょッ」

怒るルイズに、モンモランシーはヤレヤレだった
「ゼロのルイズがメイジを召喚」ッ なんという倒錯ッ!!
しかも「三日前」の戦いでは杖らしきものも持っていなかったのだ
つまりあれは先住魔法か
召喚されたあの男も人間なのは見た目だけで
エルフや吸血鬼だったりするのか?
使い魔との契約『コントラクト・サーヴァント』が成功していれば
オリの中の猛獣を恐れる子供がいないように心配なかったが
そこは「ゼロのルイズ」なのである
聞けば使い魔が逃げ出したという ご主人様を部屋に閉じこめてッ
崩れた建物を一瞬で修復するほどの力を持った使い魔がッ
809初代スレ23:2007/06/01(金) 15:43:01 ID:???

「非常事態じゃないの…」

背筋が寒くなった
学院のド真ん中にエルフのような存在が歩き回っているなど
火薬庫に火トカゲを放たれたのと同じだ

「探すわよ、わたしの使い魔…」
「バカ言ってんじゃあないわよ
 先生起こして学内全員避難だわッ」

意気込むルイズをモンモランシーはどなりつけた
そんなこと、自分が指示するガラではなかったが
誰かがやらねばならないッ
だがその決意も、続くルイズの行動に踏みにじられることになる

「〜〜〜時間がないッ!!
 わたし行くわよ、逃げられちゃうじゃないッ」
「あっ、ルイズ、待ちなさ…」

走るルイズを追うモンモランシー
その後をなんとなくついていってしまうその他数名
避難するにしても降りるしかないのだから これはある意味当然ではあったが
どたどた駆け回るいくつもの足音から異変に気づく生徒が続出
彼らのうち何人かもまたドアを開け、騒動のもとを確かめようと追いかけることになるのだった


810初代スレ23:2007/06/01(金) 15:44:35 ID:???

なんか上が騒がしい
仗助もすぐに気がついた 向こうにいる男女も気づいたのだろう
「ひとまずこの場はお開きだ」とやっと決めてくれたようだ

(ようやくか!
 くっそぉ〜 時間くいすぎたな 逃げ切れっかな…)

「いたッ」
「うええっ!?」

確かに時間を食いすぎた ふりむけばそこにヤツがッ

「待ちなさいルイズッ」
「いた、って、使い魔?」
「平民の使い魔? いえ、魔法を使ってたから貴族の使い魔?」
「なんだなんだ」
「何の騒ぎなんだよ、さっきから聞いてんのに」
「教えろったら」
「キュルケの新しいカレがペリッソンって本当?」
「コルベールってハゲだよな」

しかもなんかたくさん連れてる!
もう考え事の段階は月までブッ飛び消滅した
助かるには走るしかないッ

「オレが何したっつーんだよォ チキショオオオオ―――ッ!!」
「な、なんだねキミはッ」
「ギーシュ様に乱暴しないでッ」
811初代スレ23:2007/06/01(金) 15:46:12 ID:???

男女二人を突き飛ばして逃げる仗助だったが
そのさらに向こう側の曲がり角から、また見覚えのあるヤツが…
あの赤い髪、あのナイスバディーのねーちゃんはッ

「あら」

こちらに気づくと、興味シンシンといった眼で近づいてくる
仗助は無視こいて横を通り過ぎようとしたが、すこし甘い
伸びた右手から腕を組まれた ナチュラルに、ニュルッと
年齢的にも彼女イナイ歴イコール年齢である仗助は思わずドギマギするものの
そんなもの、うしろからせまりくる絶体絶命の前にはふっ飛ばされてしまうッ

「は、放せッ…殴るぞ、本気だぞッ」
「なぁに? またヤるの?
 あたしはかまわないけど、どうせやるなら別の場所での戦いの方が」
「さわってんじゃねーわよッ」

ドボォォ

「がぶほおッ」

ドシャア

走り込みからの十八文ドロップキック
ルイズの両のブーツ底が仗助に炸裂 顔面にッ!!
自分も転んでしまってはアレだということだろう 赤毛の女はアッサリ手を放していた
鼻血を出して立ち上がった仗助は、尻もちをついていたルイズと目が合った直後
…がなり合いに発展した
812初代スレ23:2007/06/01(金) 15:48:25 ID:???

「てめー なんてことしやがるッ
 女だと思って黙ってはいたが 温厚な仗助さんでもイイカゲン我慢の限界だぜーッ」
「勝手に逃げる使い魔がそれを言うのッ?
 わたしを一体、なんだと思ってんのよ」
「誘拐犯だろーがッ
 ここはどこだッ すぐにオレを返せッ 110番すっぞ バカヤロ―――ッ」
「バカヤローですって? いやしくも王家につらなるわたしをバカヤロー?
 よっぽど長生きしたくないらしーわね、このトーヘンボク」

「落ち着きなさい」

バシッ バシッ

ヒートアップする仗助とルイズの頭を後ろからひっぱたいたのは赤毛の女
我に返った仗助は言われた通り落ち着くことにした ルイズも不本意ながら従うようだ

「まず、なんで逃げたのか聞かなきゃいけないトコだけど」
「ンだよ、オレにゃ言いたいことなんかナンもねーぞ」
「ま、それは後にしましょ…ほら、あそこ。 面白そうなことになってるし」
「ん?」

赤毛の女が指さした先
そこにいたのは今さっき仗助が突き飛ばした男女と、もう一人…
スラリとしたパツキンの少女だった

「モ、モンモランシー どうしてここに…」

男がボーゼンとつぶやいていた

813マロン名無しさん:2007/06/01(金) 15:51:27 ID:???
支援
814マロン名無しさん:2007/06/01(金) 15:52:16 ID:???
ジョルノ呼び出すにしてもレクイエムどうするかだな...
まぁ矢分離してるしレクイエム使えないのかもしれないけど
815マロン名無しさん:2007/06/01(金) 15:57:50 ID:???
矢は亀の中にしまってあったらしいからなぁ。
亀持って出てくるんなら別だろうけど・・・
816マロン名無しさん:2007/06/01(金) 15:59:33 ID:???
ギーシュ……哀れだな……

ゾンビ化が治ったブラフォードが召喚されるのも面白いかも。
817マロン名無しさん:2007/06/01(金) 16:01:33 ID:???
ここはひとつシーザーにツェペリ魂を伝えてもらうべき
818初代スレ23:2007/06/01(金) 16:04:44 ID:???
以上、『投下した』
支援に感謝するが、どうやら一歩遅かったようだ…
なぜならオレはすでにッ
『サルに変わっている』んだッ…

そしてオレのスピードでは週一回ペースが限界のようだ
スピード=超ニガテ
819マロン名無しさん:2007/06/01(金) 16:14:46 ID:???
>818
お疲れ様。
規制には間に合わなかったか……
じゃ、次の次のスレで待ってるぜ。
820マロン名無しさん:2007/06/01(金) 16:20:07 ID:???
お疲れ様だ。GJ!
スピードは遅いようだがパワーは超スゴイようだ
821マロン名無しさん:2007/06/01(金) 16:31:07 ID:???
>>818
規制だったら避難所の方に投下してもらいたかったり
822初代スレ23:2007/06/01(金) 16:49:04 ID:???
>>821
スマナイ、ここまでなんだ
823マロン名無しさん:2007/06/01(金) 17:06:57 ID:???
ご苦労様〜。ペース遅くてもしっかり書いてくれる
し気にすることはないよ。
824マロン名無しさん:2007/06/01(金) 17:07:03 ID:???
>>822
そうなのか、次も期待してるぜ!
ところで、話になんかタイトル付けた方がいいと思うんだけど
まとめのあれはタイトルじゃないだろうし
825マロン名無しさん:2007/06/01(金) 17:22:38 ID:???
ウンガロが呼ばれたら面白いことになるだろうな
826マロン名無しさん:2007/06/01(金) 17:56:53 ID:???
マックイィィーン君が呼ばれたら
ルイズに惚れるかな?
827ゼロの兄貴:2007/06/01(金) 18:07:03 ID:???
使い魔と聞いた瞬間「死にたくなった」でハイウェイ・トゥ・ヘル発動だと思うがw
828マロン名無しさん:2007/06/01(金) 18:11:36 ID:???
DIO様は恐怖で学園を支配する
トニオさんは料理で学園を支配する
つまりこれは…
同じタイプの物語!
829マロン名無しさん:2007/06/01(金) 18:13:18 ID:???
ちょwwwwwww
830マロン名無しさん:2007/06/01(金) 18:22:41 ID:???
なるほど説得力あるな
831マロン名無しさん:2007/06/01(金) 18:26:00 ID:???
ありそうで恐いな
832マロン名無しさん:2007/06/01(金) 18:35:55 ID:???
DIO様はやる気でやりそうだが
トニオさんは無意識のうちにやりそうだw
833マロン名無しさん:2007/06/01(金) 18:39:26 ID:???
>>828
あれ一応仗助モノなんだぜ?トニオさんが主人公化してるけどなッ!!!
料理作ってるけどなッ!!!文句のあrうわなにをするやめ
834マロン名無しさん:2007/06/01(金) 18:39:51 ID:???
一日限定何食だろうな、トニオさんの料理。
テーブル二つだったから捌ききれるのは一度に4人までかな。
835マロン名無しさん:2007/06/01(金) 18:42:04 ID:???
仗助はアレだ、多分厨房に入ろうとするギーシュ止めようとしたけど勢いで一緒に入って掃除させられる役なんだ

836マロン名無しさん:2007/06/01(金) 18:49:47 ID:???
早くフーケ戦や2巻以降の話を書きたいのになかなか話が進まねー……。
大雑把なプロットはもう×巻までできてるんだが、どうしたもんかね。
837マロン名無しさん:2007/06/01(金) 18:51:25 ID:???
まず厨房を支配し、料理の質を劇的に向上させる。

そしてVIP扱いの客にはパールジャム!→某女王(王女だっけ?)が厨房のスポンサーに
トニオさん資金援助を受けて新たな食材GET!パールジャムのパワーアップ!
トニオチェーン店が町に進出、トニオさん出張でパールジャム!→商人、貴族問わずトリコに

トニオさん「ワタシは新世界の食神にナリマス…」
838マロン名無しさん:2007/06/01(金) 18:55:22 ID:???
アンリエッタ「こっこれは!この滑らかな(ry
       どうですか?この味を宮廷で生かすと言うのは!」
トニオ(計画通り)
こうか
839マロン名無しさん:2007/06/01(金) 18:56:14 ID:???
>>837
>>トニオさん「ワタシは新世界の食神にナリマス…」
何そのブフー
840マロン名無しさん:2007/06/01(金) 19:08:10 ID:???
最後はアレか、トニオさんが指差したものが食材になっちゃったりするのか
841マロン名無しさん:2007/06/01(金) 19:18:23 ID:???
トニオさん、コルベール先生に髪の毛を生やしてやってくれ!!
842マロン名無しさん:2007/06/01(金) 19:19:37 ID:???
コルベール先生はU字ハゲだからいいんじゃあないか
843マロン名無しさん:2007/06/01(金) 19:23:07 ID:???
それを食べるだけでどんな重傷も回復するという幻の料理…
『ドラゴンステーキ』

トニオさんならあるいは。
844マロン名無しさん:2007/06/01(金) 19:25:33 ID:???
逃げてシルフィードシルフィード逃げて
845マロン名無しさん:2007/06/01(金) 19:26:32 ID:???
俺のきゅいきゅいに手を出す奴はたとえトニオさんだろーと容赦しねー
846マロン名無しさん:2007/06/01(金) 19:34:57 ID:???
>>800
ああいう発展途上の世界で天候操れると神扱いされたりして。
天候操る魔法なんか原作でもなかったはず。
847L・I・A:2007/06/01(金) 19:35:17 ID:???
ちょwwwお前らwwwそんなことは言われたらトニオさんから仗助路線に戻せなくなるじゃあないかwwww

>>835
なんだそれはwww俺の予定が狂うじゃあないか
848マロン名無しさん:2007/06/01(金) 19:41:23 ID:???
仗助「路線変更?路線を問題なく直す!」
849マロン名無しさん:2007/06/01(金) 19:42:59 ID:???
トニオさん大人気だなw
850マロン名無しさん:2007/06/01(金) 19:44:05 ID:???
トニオさん主人公でも実はまったく問題ないんだよなw
ロケットランチャーかまえてフーケに向かって
トニオ「厨房に入る時は手を洗いナサーーーーーーイッ!!」 
851マロン名無しさん:2007/06/01(金) 19:46:36 ID:???
もちろんロケットランチャーから発射されるのは石鹸だよな?
852マロン名無しさん:2007/06/01(金) 19:46:57 ID:???
トニオさんがこんなにも人気を博すとは、それはそれで俺も嬉しい。

>>850
おい。対フーケ戦のフィールドは厨房なのかwww
853マロン名無しさん:2007/06/01(金) 19:51:22 ID:???
>>850
既にバイキンだらけじゃねーかwwww
854マロン名無しさん:2007/06/01(金) 19:51:40 ID:???
トニオさんの料理世界制覇と
DIO様の世界制覇が楽しすぎスww
855マロン名無しさん:2007/06/01(金) 19:51:53 ID:???
>>844-845
このワタシが
動物愛護団体ニ配慮して料理を作ってイルと思っッテイタノデスカァーーーーーッ!!

ワタシは『食べてもらうタメ』に調理をシテイルノデス!

『食べてもらう』 ソレは美味しい料理の全てです!
シンプルでオンリーワンな理由デス ソレ以外はどうでもいいのデス!

というわけでタバサには可哀想だが。
856マロン名無しさん:2007/06/01(金) 19:52:14 ID:???
ロケットランチャーに料理詰め込み敵の口めがけて発射。
857マロン名無しさん:2007/06/01(金) 19:53:12 ID:???
仗助「路線を元に治せないだと!?グレートだぜ...このままだとヤバイ!」
858マロン名無しさん:2007/06/01(金) 19:56:36 ID:???
>>854
この俺が『タバサのために』言っていると思っているのかァーーーーーーーーーーッ!!










俺には書けないわ(´д`)
859マロン名無しさん:2007/06/01(金) 20:00:17 ID:???
路線修正は仗助の職人が出てくれば直る
完璧な作戦だな・・・職人がいねえと不可能ってことを除けばな
860L・I・A:2007/06/01(金) 20:04:19 ID:???
初めはチョイ役にするつもりだったんだが。いつの間にこんなトニオさんファンがwww
やれやれ・・・予想外だぜ
861マロン名無しさん:2007/06/01(金) 20:07:08 ID:???
トニオさんなら、ヤバイものを一切使わないDCSだって作れるに違いない
862マロン名無しさん:2007/06/01(金) 20:27:14 ID:???
hosyu
863マロン名無しさん:2007/06/01(金) 20:35:32 ID:???
つ[食用ニトロ]
864マロン名無しさん:2007/06/01(金) 20:52:02 ID:???
21時になったと同時にSSをこのスレに叩き込む!
865マロン名無しさん:2007/06/01(金) 20:53:37 ID:???
wktk
866マロン名無しさん:2007/06/01(金) 20:53:44 ID:???
wktk
867マロン名無しさん:2007/06/01(金) 20:53:55 ID:???
構わん、やれ。
868スターダストファミリアー 1/7:2007/06/01(金) 21:00:02 ID:???
条件! 勝利者の権限を錬金せよ そのB

ルイズが目を覚ました時、すでに授業が始まっている時間だった。
寝惚けた頭で思い出す。
ええと、今日は、じゃなくて、昨日は、どうしたんだっけ。
小石を集めて、錬金の練習をして、失敗ばっかりして、爆発でボロボロになった。
おかげでギーシュが夜中に先生を呼びに行って、先生から治癒の魔法をかけてもらった。
……秘薬の代金はもちろん、自分が払わなければならない。
特にお金を使う予定は無いけど、大きな出費だった。
怪我は結構酷くて、まだ身体の節々が痛い。特に右手がまだズキズキする。
ルイズは上半身だけ起こして、恐る恐る両手を出す。
左手は、転んだ拍子に擦った程度の傷だったから魔法で治っている。
右手は、爆発を一番近くで受け続けたためまだ指の皮が痛々しく剥けている。
「うっ……」
よく見れば人差し指の爪にヒビが入っていた。
さらに手の甲には火傷の痕が残っている。治癒の魔法を何度もかければ消えるだろうけど。
どうやら右手以外の怪我はたいした事ないらしい。ルイズはホッと胸を撫で下ろす。
それから――思い出す。
小石を青銅に錬金した事を。
「せ、青銅! 青銅は!?」
慌てて周囲を見回すと、机の上に昨晩錬金した青銅の塊が転がっていた。
それを見た瞬間――ルイズは目頭がグッと熱くなった。
そして、誰にも見られていないから、素直に、嬉し泣きをする。
ようやく、ようやく長年の努力が実った。
系統魔法が成功した。
真面目に授業を受け、何度失敗してもあきらめず、練習を繰り返したおかげだ。
努力が――報われた。
(一生大切にしよう、一生の宝物にしよう、この小さな青銅を)
パッと世界が広がったような開放感の中、ルイズはいっぱいいっぱい泣いた。
869スターダストファミリアー 2/7:2007/06/01(金) 21:01:10 ID:???
これで家族のみんなも私を認めてくれる。
学院のみんなだって私を認めてくれる。
土系統の初歩、一番簡単な錬金とはいえ、ようやく成功できたんだもの。
もう誰にも『ゼロ』だなんて言わせない。
でも、ゼロじゃなくなったら私の二つ名は何になるんだろう?
青銅を錬金できたから青銅? 駄目だ、ギーシュとかぶってる。
錬金を成功させたという事は、自分の系統は土なのかな?
ギーシュと同じ系統……ちょっとヤだ。かといって火なんてもってのほか。
風か水ならいいな、なんか綺麗な雰囲気があるし。
怪我が治ったら、風と水の初歩的な魔法の練習も始めてみようかしら?
多分、また失敗しちゃうだろうけど、何度も練習すれば必ず成功する。
だってほら、私はできたじゃない。だからできる、絶対にできる。
まるで自分が自分じゃないみたいだった。
ベッドから降りた時、自分の身体が羽根のように軽く感じて、
レビテーションやフライなんか使わなくても空を飛べそうな気がした。
意気揚々とした気持ちでルイズは着替え、
それから右手の傷を隠すために絹の手袋を両手にかぶせ、寮を出た。

教室に入ると、ちょうど『土』の授業で『錬金』のおさらい中だった。
ルイズは今日欠席という事になっていたので教室のみんなは驚いたが、
ルイズは「遅刻扱いしてください、私は授業を受けます」と言い着席する。
そして、計ったようなタイミングで――前回『事故』により中段となった、
『錬金』のおさらいを、またやりましょう、という話になった。
教師のミセス・シュヴルーズが『誰』に錬金してもらおうかと、挙手を取らせた。
ルイズが真っ先に手を上げた。
するとどうだろう、クラスメイト全員が手を上げた。それはもう高々と!
870スターダストファミリアー 3/7:2007/06/01(金) 21:02:06 ID:???
「…………ミセス・シュヴルーズ! 私に――」
ルイズが自信たっぷりに言い出した瞬間、
ミセス・シュヴルーズは慌てて一人の生徒を指した。
「で、ではミス・ツェルプストー。前に出て錬金なさい」
「はい。私は破壊と情熱を司る『火』の系統ですが、
 少なくとも『錬金』で破壊をお見せするつもりはないのでご安心ください」
ドッと生徒達が笑う。笑ってないのはタバサとギーシュだけだ。
教壇の前に立ったキュルケは、軽やかに石ころを真鍮に錬金して見せる。
「よくできました、ミス・ツェルプストー。
 基礎はとても大切です。ラインやトライアングルのような、
 高等スペルを習うには、こういった基礎をしっかり習得する必要が――」
ルイズはキュルケが自分を挑発するようにウインクするのを見ると、
手に握っている羽根ペンが折れんばかりにギリギリと握ろうとして――。
ズキン。右手がまだ完治してない事を思い出し、涙をこらえた。

ミセス・シュヴルーズの授業が終わり休み時間となると、
キュルケが馬鹿にした笑みを浮かべてルイズに近づいてきた。
「見た? 錬金っていうのは、ああやるのよ」
「知ってるわよ、それくらい」
強気に言い返すルイズだが、いつもの通り強がってるだけだとキュルケは思った。
「ルイズも錬金程度の魔法ができるようにならないと、
 本格的にジョータローに見捨てられるわよ?
 ギーシュはドットだけど、彼をあんなにも鮮やかに倒すなんてすごいわ。
 ゼロのあなたにはすぎた使い魔よね。私がいただいちゃおうかしら?」
ガタン、とルイズは席を立ってキュルケを睨んだ。
「お生憎様、私は――ムグッ!?」
反論しようとするや、いきなり後ろから口をふさがれた。
871スターダストファミリアー 4/7:2007/06/01(金) 21:02:58 ID:???
「ま、待ちたまえルイズ!」
「あら、ギーシュじゃない。どうしたの?」
親切にもキュルケがルイズの後ろにいる人物を教えてくれた。
ルイズは、思い切りギーシュの爪先を踏んでやろうかと思った。
が、昨晩先生のところまで運んでくれた義理もあるので、グッとこらえる。
「いや、その、ちょっとルイズに用があってね。すまないがお借りするよ」
「ああ、そういえばあんたの所に行っちゃったのよね。
 ジョータローは元気? それと彼の好きなワインは何か知らない?」
「えっと、ビールが飲みたいって言ってたような気がするな。それじゃ!」
そう言ってギーシュはルイズの口を押さえたまま教室から逃げるように出て行く。
残されたキュルケは首を傾げる。
「ビール……そんな銘柄のワインあったかしら?」
そしてルイズもキュルケもギーシュも気づかぬところで、顔を赤らめる少女が一人。
「ぎ、ギーシュったら。今度はゼロのルイズにまで手を出すつもり? ゆ、許せない……!」
香水のモンモランシーの怒りは沸騰したお湯のようにグツグツと煮えたぎった。

廊下に出たギーシュは、ルイズの手を握って人気の無い方へ連れて行く。
ルイズは苛立ちながらも、ギーシュになぜ邪魔をしたのか問いただした。
「ジョータローと約束しただろう、賭けの事は秘密にするって!」
「それは……そうだけど、でも! 錬金が成功した事くらい話したっていいじゃない!」
「うっ……えっと、し、しかしだね!
 一度成功したからって、次も成功するとは限らないじゃないか。
 基礎は反復練習が大事なのだから、一度の成功で過信するのはよくないと思うのだよ」
「ん……まあ、そうかもしれないけど」
「とにかく! ジョータローとの賭けの時間まで、みんなの前で錬金するのはやめたまえ」
ギーシュの意見を聞き、ルイズは少しうなってから首を縦に振る。
872スターダストファミリアー 5/7:2007/06/01(金) 21:03:52 ID:???
「なるほど……いきなり成功させて驚かせる作戦ね!」
「いや、まあ……うん、そんな感じ」
「そのためには約束の時間までに錬金のおさらいをしなきゃ!
 事情が事情だから、今日は授業を休んでヴェストリ広場で錬金の練習をするわ」
「あー、ほ、ほどほどにね。ああ! そうそう、もう昼食の時間だ。
 練習はそれからでも遅くないと思うなぁ……はははっ」
「うーん……それもそうね。朝食抜きだから、お腹空いちゃったし」
「では食堂へ行くとしようか! …………ふぅっ……」
なぜだか疲れた様子のギーシュだったが、
あのジョータローに部屋を乗っ取られたのだから仕方ないだろうとルイズは思った。

「シエスタ、いるか? 昼食の余り物をもらいたいんだが……」
昼休みが始まる少し前、厨房に承太郎がやってくると、シエスタが大慌てで出迎えた。
「こ、こんにちはジョータローさん! あ、あの、昨日は失礼しました」
「いや、謝るのはこっちの方だ。騒ぎを起こしちまったしな……すまねえ」
「い、いえ。メイジの方にご迷惑をおかけになってしまって、本当、申し訳ないです」
なぜかシエスタの態度がよそよそしい。
「ギーシュの事なら気にするな。二股かけてたあいつが悪いんだからな……」
「いえ、ミスタ・グラモンの事ではなくて、ジョータローさんがメイジだなんて知らず……」
「……メイジ? 俺が?」
「だ、だって、ミスタ・グラモンを強力な魔法でやっつけたって……」
「……やれやれ、そんな風に伝わってるのか」
平民同士として親しく接してくれたシエスタの態度が変わった理由を知り、
承太郎は素直に残念だと思った。
魔法という固定概念を持っているこの世界の住人に、スタンド能力をどう説明したものか。
かといって正直にすべて話す訳にはいかない。メイジにはスタンドが見える。
スタンド使いにとって、自分のスタンド能力を教えるという事は命を預けるのに等しい。
特に敵対するメイジはいないが、教えなくていいものを教える必要は無い。
873スターダストファミリアー 6/7:2007/06/01(金) 21:04:44 ID:???
「…………シエスタ。俺がメイジだというのは誤解だ。だからかしこまるこたーねーぜ」
「でも、ジョータローさんが魔法を使ったって、みんな噂してますよ」
「……俺が使ったのは……『スタンド』だ」
「……スタンド?」
シエスタが首を傾げるのを見て、試すならいい機会かとも思い、
スタープラチナの右腕だけを出してシエスタの目の前で拳を握ってみせた。
だが、シエスタは不思議そうに承太郎の顔を眺めたまま。
目の動きにも不自然な点はない。つまり……スタンドが見えてない。
(なるほど……どうやら『メイジ』には『スタンド』を見る力があるらしいな。
 魔法を使えない平民は、スタンドを使えねー普通の人間と同じって事か)
スタープラチナの腕を引っ込めて、承太郎はどう説明したものかと思案した。
昨晩、ギーシュが寝巻きに着替える時、衣類を杖で飛ばしているところを見ている。
だからスタンドで物を持ってみせたりすれば、やはり魔法だと勘違いされるだろう。
杖を持ってなかったとしても、やはり固定概念というのは崩し難いものだ。
「スタンドってのは、俺の故郷の一部の連中が使える不思議な力の事さ」
「不思議な……力……」
「だがそれは魔法じゃねーし、俺は貴族でもメイジでもない。
 そこんところだけ解ってくれ」
シエスタは難しそうな顔をしてしばし考え込んだが、
笑顔を浮かべて承太郎に応える。
「私、魔法とかスタンドとかよく解りませんけど、
 ジョータローさんがそう言ってくださるなら、そう思う事にします」
こうして承太郎は一応の理解を得て、シエスタから余り物の食事を分けてもらった。
そしてのんびり食事をしていると――厨房の外、ちょっと離れた場所で爆音がした。
「な、何の音でしょう?」
シエスタが不安げに承太郎に問いかける。承太郎は溜め息をついた。
「やれやれ……昨夜もうるさかったが、まだやってるみてーだな」
874スターダストファミリアー 7/7:2007/06/01(金) 21:05:37 ID:???

「痛たたた……」
ヴェストリ広場の真ん中でルイズは引っくり返っていた。
うまくいく、と確信して錬金をしてみたら、やはりというか爆発した。
「うぅ〜……失敗? いえ、昨夜成功した時も爆発はしちゃってたし……」
恐る恐る、ルイズは椅子の上に置いた小石を見る。
そこには青銅……ではなく、砕けた小石があった。
「……ま、まあ一度成功したからって百発百中とはいかないわよね」
ルイズは気を取り直してもう一度錬金した。
爆発した。小石のままだった。
「……だ、大丈夫よ。一度は成功したんだから、自信を持ってやらなきゃ」
ルイズは自分にそう言い聞かせもう一度錬金した。
爆発した。小石のままだった。
「い、痛い……。でも! 次こそ……うまくやってみせるわ!」
ルイズはポケットから昨夜錬金した青銅を取り出して握りしめた。
勇気と自信が湧いてくる。
よぉし今度こそ、と青銅をしまって小石に錬金をかけた。
爆発した。小石のままだった。
「な、何で……」
昨夜、一度きりの成功は偶然だったのだろうか。
偶然ならもう一度くらい起こってもいいのに。
それとも一晩寝たせいで集中力が途切れたとか、コツを忘れたとか……。
「こ、こうなったらあの時と同じ状況で錬金すれば……」
あの時の状況=失敗しまくって意識が朦朧として全身ボロボロ。
同じ状況を作るのはかなりヘヴィだった。
「……ど、どうしよう」
今は昼休み。約束の時間は夕食後。大丈夫、まだ時間はある。
こうなったら午後の授業全部欠席して錬金の特訓あるのみだ。
ルイズは再び特訓に打ち込み、爆発音は一時間ほど続いた。
「な……何で、成功しないのよ……」
そう呟いてルイズはぶっ倒れた。
875マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:05:56 ID:???
承り太郎のルイズも黒化の悪寒wwww
876マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:07:13 ID:???
承り太郎はツンデレだから問題ないw
877マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:08:59 ID:???
やばいぜ...このままだとギーシュが酷い目に遭う気がしてきた....
878マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:09:36 ID:???
使い魔・・・仕方ねぇ・・・承ったぜ
879マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:15:00 ID:???
>>878
承り太郎なにやってんすかw
880マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:23:14 ID:???
ふと思ったが、仗助ならフーケのゴーレムを問題なく元の土くれに治せる…のか?
881マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:24:00 ID:???
>>877
個人的に、サイトがいないなら、ギーシュ×ルイズとかアリの気がしてたんだがw
テラヤバスww
882マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:24:55 ID:???
それよりもセッコvsゴーレムだったら…
883マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:25:53 ID:???
ルイズなんか酷い仕打ちだww折れなきゃいいが。
884マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:26:40 ID:???
>>880
解釈次第だろう。スタンドと魔法は別物とすることもできるし。
根底にあるのは精神力ってことで、魔法にスタンド能力は有効ってもできるし。
885マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:27:51 ID:???
セッコは角砂糖でコントロールできるからなw
886マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:28:11 ID:???
加速した時の中で崩れていくフーケのゴーレム
887マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:32:56 ID:???
ゴーレムからいきなり飛び出した刃物でズタズタになるフーケ
888マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:36:04 ID:???
承太郎はシエスタかタバサと一緒になれば、ギーシュとルイズが一緒になる可能性もある。
まぁ、作者さん次第だが。

設定上は無理なのかも知れないが、ルイズの使い魔が普通にサイトで、タバサやキュルケやギーシュの使い魔がジョジョキャラってのはありか?
889マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:36:31 ID:???
砂鉄混じってればリゾットやり放題だなw
890マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:38:10 ID:???
タバサはともかくキュルケは難しくないか?
炎を使うスタンドって少ないし
891マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:38:20 ID:???
変な魔神に願い事を言ったらゴーレムの体が崩れていってアワワなフーケ
892マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:39:08 ID:???
>>888
面白そうだな。けっこう期待w
893マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:40:00 ID:???
>890
アブドゥルさんをお忘れか?
894マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:41:20 ID:???
人体からアレだけ刃物を生成するリゾットなら普通の土からでも問題なくズタズタにできね?
895ゼロの兄貴:2007/06/01(金) 21:42:43 ID:???
……炎はエシディシ様が居たか
風担当は当然ワムウ様で、虚無担当がカーズ様の柱の使い魔というのはどうだろうw
896マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:43:06 ID:???
>>888
良いんじゃね?
タバサ:ペットショップ
キュルケ:アブドゥル
ギーシュ:玉美orティッツアーノあたりか?イジメ?そんなことないですよ
897マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:43:20 ID:???
>>895
サンタナは?
898マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:44:32 ID:???
>>895
書け
899ゼロの兄貴:2007/06/01(金) 21:46:17 ID:???
>>895
ギーsy
>>898
今の軌道修正だけで一杯一杯なのに何をしろと…
900マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:47:43 ID:???
>>896
ペットショップは氷だがタバサは風だぜ。
901マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:47:43 ID:???
つまりルイズの使い魔がカーズでキュルケがエシディシで
タバサがワムウなのか。カオスw
902マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:48:10 ID:???
>>893
アブドゥルはブサイクだから。
903マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:48:37 ID:???
>>901
属性が見事に一致しているなw
904マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:49:31 ID:???
>>896
ティッツアーノはあれでなかなか覚悟のある漢なのだがなぁ。
905マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:50:39 ID:???
舌に規制するスタンドの使い手だっけ?
906マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:52:17 ID:???
>>900
ゼロの方読んだこと無かったからふいんき(何故かry)で言ってみた。
そうか…風だったのか…となるとワムウだな。神砂嵐的に考えて。
907マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:53:45 ID:???
>>905

つ『トーキング・ヘッド:ティッツァーノ:舌に取り付き、言動や行動をすべて嘘にする。 』
908マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:54:17 ID:???
水はモンモランシーだよな?
909マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:54:40 ID:???
>>905
字が違う。が、意味が通ってなくもないような。
910マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:56:32 ID:???
>>908
YES! YESYESYES!!


洪水のおんもらしーだからなw
911マロン名無しさん:2007/06/01(金) 21:57:11 ID:???
水といえばキャプテンだろ、常識的に考えて・・・・・・

>>868>>874
しぶいね〜全くおたく、しぶいぜ。
912マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:02:36 ID:???
ゼロのルイズ ???
微熱のキュルケ 火のトライアングル
雪風のタバサ 風のトライアングル
青銅のギーシュ 土のドット
香水のモンモランシー 水ランク不明

炎蛇のコルベール 炎のトライアングル

土くれのフーケ 土のトライアングル
閃光のワルド 風のスクウェア

アンリエッタ 水のトライアングル
ウェールズ 風のトライアングル

主要キャラはこんな感じ。
913マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:05:26 ID:???
ブラックモアが召喚されてもモンモランシーかアンリエッタがいないと役立たずか
914マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:05:30 ID:???
次スレどうしようか
915マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:07:15 ID:???
>>911
しかし海とか湖とかないとただの役立たずな悪寒
916マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:08:21 ID:???
>>913
タバサは水系統の魔法も結構得意よ。風と水を合わせた魔法をよく使っている。

>>914
スレタイは基本このままで、4スレ目って解るように『召喚4人目』とでも入れればいいと思う。
917マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:08:28 ID:???
>>912
ギーシュのヘッポコ振りに全米が泣いた!
918マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:08:56 ID:???
クラッシュ!食い破れ!
919マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:09:17 ID:???
ギーシュがへっぽこなんじゃない
キュルケとタバサが凄いだけなんだ、他の連中は論外
920マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:09:17 ID:???
970辺りで立てれば良くね?
921マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:09:20 ID:???
スタンド使いは単一能力しか持たないけどその能力がやたら高いな

ギアッチョは絶対零度までいけるけどスクゥエアクラスの氷だとどこまでいけるだろうか
922マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:10:01 ID:???
>>950が次スレを作るお。
今3スレ目だからタイトルに【4】ってつけるお。
923マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:10:11 ID:???
ルイズは虚無だからな
虚無っつったら ガ オ ン しかないだろう!
924マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:11:24 ID:???
どうもスターダストファミリアーとゼロの兄貴には熱烈なファンがいるらしいな
Wikiの更新がやたら早い
925マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:11:38 ID:???
>>923
クリーム呼んだらその場で全滅するぞ
926マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:13:30 ID:???
雑談中のおまえらイキイキしすぎだろ
残り少ないし自重しようぜw
927マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:14:15 ID:???
じゃあ億康呼ぶしかないな

ギーシュはセッコ呼べばいいんじゃないか?
必死になって砂糖を練成するギーシュ
928マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:15:42 ID:???
>>927
セッコは弱っちぃ奴は嫌いなんだぜ?
929マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:15:53 ID:???
「職人は話を書きながらスレに書き込む」
「おれたちは雑談しながらスレに書き込む」
つまりハサミ討ちの形になるな……
930マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:16:26 ID:???
そこでイギーですよ
931マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:16:50 ID:???
宏一君ならどれでも問題ないぜ。
act2なら炎風氷水当てはまるし。
932マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:16:57 ID:???
次スレは

【ジョジョ】ゼロの奇妙な使い魔 召喚4人目

でいいと思う
【ジョジョ】はジョジョ好きが検索で発見できるようにってことで
んで立てるのは>>950で異議なしっぽいね?
933マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:18:06 ID:???
いっそのこと全員の使い魔ジョジョキャラ。
ゼロの面々の出番とか食うから無理だな。
934マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:18:37 ID:???
それにしてもこのスレがたったのが火曜
今日は金曜
火→水→木→金
四日で900いくなんてこのスレの住人は
某燃えアニメの兄貴かプッチ神父が本当にいるののか?
935マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:19:14 ID:???
何故かブンブーン一家を召喚してしまうギーシュ
936マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:19:26 ID:???
>>931
サンドマンも同じ理由でいけるな
937マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:20:48 ID:???
ギーシュがイギーを召喚したら、ポルナレフとイギーのような迷コンビになると思うw
938マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:21:51 ID:???
>>933
ジョースターの血統全員召還とか?

939マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:23:13 ID:???
>>934
スレタイが変わってないだけで、ここは3スレ目ぐらいだったような
板的には早いのかな?
940マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:23:16 ID:???
>>938
それはもうジョジョとジョジョのクロスオーバーでゼロの使い魔とは何の関係もないなw
941マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:24:45 ID:???
>>939
マロンで10の指に入るほど早い
942マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:25:34 ID:???
このスレの妄想語りを見ると、こんな何でもアリアリ感が
このスレの原動力なんだなあとはっきり解る


黒ルイズマーダー?
943マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:25:53 ID:???
>>938
どこぞの聖杯戦争じゃもう召還されてるからかぶる
944マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:27:05 ID:???
こーゆーのは強すぎるキャラ使うほど難しいもんな。
さすがにジョースター家勢ぞろいはねえよw
むしろそれじゃ侵略だよw
945マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:29:26 ID:???
スタープラチナ……時間操作系だから虚無?
ハーミットパープル……茨という事で土?
マジシャンズレッド……火
ハイエロファントグリーン……水
シルバーチャリオッツ……土
ザ・フール……土

クリーム……空間系だからどう考えても虚無
ザ・ワールド……時間操作系だから虚無?

クレイジーダイヤモンド……治す系ってことで水?
エコーズ1・2……音関係なので風
エコーズ3……重力なので虚無?
ザ・ハンド……空間系だし虚無
ヘブンズドアー……元は原稿用紙のインクってことで水?

レッド・ホット・チリ・ペッパー……電気ってことで風と水両方
キラークイーン……爆弾だし火

ゴールドエクスペリエンス……生命関係ということで水?
スティッキーフィンガーズ……穴を空けたり物をつなげたりするから土?
ムーディーブルース……時間操作系だから虚無?
セックスピストルズ……風っぽい
エアロスミス……風っぽい
パープルヘイズ……細菌って何系統だろう?
スパイスガール……柔らかい物質に変えるってことで錬金に近いから土?

グレイトフルデッド……老化『ガス』を噴出ってことで風
メタリカ……土
キングクリムゾン……時間操作系だから虚無?
946マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:31:07 ID:???
そう考えるとある意味スタンド使いは魔法使いだな
神クラスだが
947マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:32:43 ID:???
ジョセフが作戦立案し、承太郎が敵を粉砕し、仗助は攻撃・回復に奔走し、ジョルノはそのリーダーシップで軍を率いる。
徐倫は紅一点にすればいいし、ジョナサンは戦いの後のまったりティータイム担当だな。
ジョニィ?誰ですかそれは?
948マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:34:53 ID:???
やべ、クッキー残ってたww

>>947
いや、ジョナサンも治療に廻れるし即席肉体強化で戦力強化
949マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:35:19 ID:???
俺は異端なんだと思う。
サイトとジョジョの誰かの絡みが見たいのだから。
例えば、日本のことで康一君とサイトが話をしているところが見てみたい。
950マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:35:37 ID:???
このスレをこっそり荒木ageしてる人が気になってしょうがない件
951マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:35:38 ID:???
スレ立てしてきまーす。
952マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:36:05 ID:???
せめて複数呼び出すにしても、部ごととはいわんが、時代だけでも整えようぜw
953マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:37:23 ID:???
>>945
細菌はどう考えても土属性
954951:2007/06/01(金) 22:37:29 ID:???
950とズレちまったが立てちまって構わんかね?
もうほとんど準備をすませてるんだ。
955マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:37:41 ID:???
はじめてお目にかかります。
たいしたできじゃあありませんが、投下してもかまいませんねッ!
956マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:38:08 ID:???
>>955
構わん、やれ
957マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:38:44 ID:???
>>954
問題ない 行け
958マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:38:59 ID:???
今日はッ!あの!神聖なサモン・サーヴァントの日!!!
ゼロのルイズと呼ばれた少女が呼びだしたものは!
……意外!それは黒い物体だった。

ゼロの奇妙な使い魔〜フー・ファイターズ、使い魔のことを呼ぶならそう呼べ〜
    [第一部 その出会い] 第一話 使い魔を召喚しに行こう その@


その日、ルイズは召喚の儀を行い、毎度お馴染みの爆発が起こった。
こうまでなると周りの人は、ルイズが失敗したのをほとんど確信していたし、誰だってそうするようにからかう準備をしていた。
…しかし、煙がはれると、そこには謎の黒い物体あり、がウジュルウジュルうごめいて形をなしていっているのだ。
その姿はまさしく怪人!人型であるが人外の何か。そう、つまり使い魔に相応しいヴィジュアルのものがいたのだ。
ルイズは勝ち誇る「どうよ!成功したわよ!」
観衆と化している生徒達は各々ざわめきだす。
「なんだってぇーー!ゼ、ゼロのルイズが成功しただとぉぉー!」「馬鹿なッ!ルイズが失敗することはコーラを飲むとゲップが出るくらい確実なはずなのにッ!」「許可しなぁぁぁい!ゼロが成功することは許可しなぁぁぁぁいぃぃぃぃッ!」などなど。
ルイズが魔法を成功させるだなんて、普段失敗を目の当たりにしている生徒たちにとっては、月までぶっ飛ぶ衝撃なのである。
そんな生徒たちを尻目にして、ルイズは己の召喚したものに近づき呪文を唱える。
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ……」 と。
そして接吻をする。
すると黒い使い魔は、熱さに悶え苦しみ奇声をあげたが、ある程度して熱が収まると、落ち着いたようだった。
しかし、使い魔のルーンはどこにも浮かび上がってはいなかった。

959マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:39:22 ID:???
虚無の使い手以外が人を召喚するのは無理なんじゃないか?
960マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:39:31 ID:???
>>655
投下したなら(ry
961950:2007/06/01(金) 22:39:38 ID:???
>>954-955
「立てた」「投下した」なら使って(ry
962マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:40:06 ID:???
>>949
別に異端ではない
現に露伴のSSを書いてる人だっているし
963マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:41:55 ID:???
許可しなぁぁぁいってひどいなw
964951:2007/06/01(金) 22:42:37 ID:???
【ジョジョ】ゼロの奇妙な使い魔 召喚4人目
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1180705246/l50

立ててから気づいたが……>>958で召喚されたキャラをテンプレに加えりゃよかったぜ。
ちなみにアブドゥルやカーズなどは一話ぽっきりのネタっぽかったんでテンプレには載せなかった。
965マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:43:07 ID:???
第一話 使い魔を召喚しに行こう そのA

「ここは何処なんだッ!私はいったい!?ホワイトスネイク…いや、神父に始末されたはずの私がッ!なぜ生きているんだッッッ!?」
使い魔は取り乱していた。死んだとばかり思っていた自分が、今、こうして生きていることに。
「どどど、どうしたのよ!だ、大丈夫???」
ルイズが自分の使い魔を心配して声をかけてきた。
(なんなんだ、この少女は。髪でも染めているのだろうか。それよりも徐倫達は神父を倒すことができたのだろうか。徐倫達の安否が知りたいッ!)
使い魔はそう思った。そして、自分を心配して声をかけてきた少女を無視するのは無礼なので、返答する。
「あぁ、大丈夫だ。」
「そう、よかったわ。これからは私の使い魔として過ごすのよ。私はルイズ、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。よろしくね。」
話がまったく理解不能!使い魔は状況が飲み込めていない!しかし話はそのまま続く。
「あなたの名前は?」
状況は飲み込めていないが、これだけは確実に答えられる。だから答える!
「……フー・ファイターズ、私のことを呼ぶならそう呼べ。」
966マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:46:24 ID:???
best of you!
967マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:47:56 ID:???
>>964
シルバーチャリ乙!!
968マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:49:29 ID:???
今度はFFかー。6部は味方キャラに好きなのが多いからいいわぁ。
敵側は大嫌いなのだらけだけど・・・
969マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:52:54 ID:???
第一話 使い魔を召喚しに行こう そのB

使い魔が名前を名乗り終えると、タイミングよく、
「まさか、あなたが成功するなんてね。」
巨乳で小麦肌で赤毛。そんな女がルイズに話しかけてきた。その名はキュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストー!ルイズとは犬猿の仲である。
「あたりまえじゃない!私が失敗するわけないでしょう!それに私の使い魔は会話もできるのよ!」
「でも、いったいどんな能力を持っているのかしら?」
そうよ、そういえば!見たことも聞いたこともない幻獣?だわ!いったいどんな能力なのかしら。
ルイズが疑問に思ったその瞬間、
「みんな教室に戻るぞ。」
禿た教師、コルベールが指示を出した。
「じゃあねルイズ。また後で。」
キュルケがいやみったらしく、城のような建物に向けて飛んでいった。
他の生徒達も同じようにして向かっていく。
そう、ただ一人!我らがルイズを除いてはッ!
「み、水………」
そしてフー・ファイターズもピンチに陥っていた。

to be continued
970マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:53:33 ID:???
ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
行き成り脱水症状wwwwww
971マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:53:54 ID:???
ピンチ早っ!!
972マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:54:33 ID:???
最後のあの状態からまさか召喚されたのか?w
カワイソスwww
973マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:54:56 ID:???
承太郎のルイズは黒化どころか白すぎてなんかもう泣けてくる
作者さんどうかルイズを幸せに導いてやってくれ
974マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:55:40 ID:???
いきなりピンチ! そこがまたチャーミングだぜFF!
975マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:56:25 ID:???
誰の姿になるんだろう?確か中に入るんだっけ?
976マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:58:02 ID:???
死体の中に入ってそいつに化ける事はできるが
そんなことするわけにもいかんし初登場時の黒い人型の姿でおkかと
977マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:58:16 ID:???
最後の方を見るに、体に入らなくてもエートロの姿をとれるようになったっぽいが、
何かに入ってないとすぐに干からびそうではあるな。
978マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:58:25 ID:???
ルイズ放尿フラグたったなこれはw
979マロン名無しさん:2007/06/01(金) 22:59:22 ID:???
承太郎は案外普通だと思うけどね。ジョジョ
には」そんな驚愕の白さを持ったキャラほとんどいねえw
つーかDIO様がまんま黒いのがうれしい。
980マロン名無しさん:2007/06/01(金) 23:02:07 ID:???
DIOや兄貴みてーにカリスマ!があると改変も大きくなって面白くなるが
原作通り進めるのが難しくなりオリジナル展開にがんばらなければならない諸刃の剣
981マロン名無しさん:2007/06/01(金) 23:04:00 ID:???
とりあえず新スレまだッスか?
982マロン名無しさん:2007/06/01(金) 23:05:22 ID:???
>>981
てめぇ・・・頭脳が間抜けか?







http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1180705246/l50
983マロン名無しさん:2007/06/01(金) 23:05:33 ID:???
ゼロの兄貴は軌道修正とか考えずにこのままオリジナルストーリーつっ走ればいいと思うが。
このまま格好よく持ち前の面倒見のよさでルイズを成長させちゃう兄貴が見たい。
984マロン名無しさん:2007/06/01(金) 23:11:39 ID:???
ギーシュ死亡系はギーシュの代わりに風邪引き入れればよくね?
985マロン名無しさん:2007/06/01(金) 23:12:15 ID:???
承太郎ルイズは黒かと思ったら白だったり
承太郎×ルイズかと思ったらギーシュと妙なフラグが立ちつつあったり
いったいどうなるやら

一番優遇されてるギーシュは承太郎ルートでFA?
986マロン名無しさん:2007/06/01(金) 23:15:14 ID:???
>978
ルイズ放尿フラグ

その手が!

このスレのおかげでゼロ使グッズ買い始めてしまった。金が…
987マロン名無しさん:2007/06/01(金) 23:16:18 ID:???
>ルイズ放尿フラグ
え? そんなのあったけ? 無重力野郎とは違うよな
988マロン名無しさん:2007/06/01(金) 23:16:38 ID:???
ホルホースはギーシュと息が合いそうだが
989マロン名無しさん:2007/06/01(金) 23:17:30 ID:???
こいつにルイズ茶を飲ませてやりたいんですがかまいませんね!
990マロン名無しさん:2007/06/01(金) 23:17:31 ID:???
まあストーリーはある程度 筋が通ればオリジナルでもいいけどな。
イベントは原作進行であとは適当にジョジョワールドを展開していただきたい。

991マロン名無しさん:2007/06/01(金) 23:20:07 ID:SU08E69e
もうちょいだから埋めちまおうぜ

1000ならF・Fがロビンの水分搾取
992マロン名無しさん:2007/06/01(金) 23:22:12 ID:???
1000ならルイズの肌の潤い消滅。
993slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/01(金) 23:24:10 ID:???
やべ・・早く活躍させないと・・。
994マロン名無しさん:2007/06/01(金) 23:26:39 ID:???
1000ならルイズが世界を使う
995マロン名無しさん:2007/06/01(金) 23:26:47 ID:???
1000ならルイズはみんなの嫁
996マロン名無しさん:2007/06/01(金) 23:27:16 ID:???
1000ならルイズとディープキスして唾液吸収復活だFF!
997マロン名無しさん:2007/06/01(金) 23:27:39 ID:???
次スレで…投下…させていただく…!
998マロン名無しさん:2007/06/01(金) 23:28:45 ID:SU08E69e
1000ならルイズの股間に寄生
999マロン名無しさん:2007/06/01(金) 23:29:59 ID:???
恋のHISTORYYYYYYYY!!!!!!!!!
1000マロン名無しさん:2007/06/01(金) 23:30:04 ID:???
ー-ニ _  _ヾV, --、丶、 し-、
ニ-‐'' // ヾソ 、 !ヽ  `ヽ ヽ
_/,.イ / /ミ;j〃゙〉 }U } ハ ヽ、}
..ノ /ハ  〔   ∠ノ乂 {ヽ ヾ丶ヽ    ヽ
 ノノ .>、_\ { j∠=, }、 l \ヽヽ ',  _ノ
ー-=ニ二ニ=一`'´__,.イ<::ヽリ j `、 ) \  1000なら次スレも神父大活躍!
{¨丶、___,. イ |{.  |::::ヽ( { 〈 (    〉 俺達は天国に導かれる!
'|  |       小, |:::::::|:::l\i ', l   く  そして僕も召喚される!
_|  |    `ヾ:フ |::::::::|:::|  } } |   )
、|  |    ∠ニニ} |:::::::::|/ / / /  /-‐-、
トl、 l   {⌒ヽr{ |:::::::::|,///        \/⌒\/⌒丶/´ ̄`
::\丶、   ヾ二ソ |:::::::/∠-''´
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