ルイズが召喚したのが空条承太郎だったら・・・

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1マロン名無しさん
シャナスレみたいなノリで
2マロン名無しさん:2007/03/15(木) 15:24:11 ID:???
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3マロン名無しさん:2007/03/15(木) 15:25:35 ID:???
承太郎、ツンデレに好かれすぎだろwww
4マロン名無しさん:2007/03/15(木) 15:26:31 ID:C8U6BuS8
スタンド使い魔ww
5ξξξ:2007/03/15(木) 16:05:59 ID:cPQdrMnJ
次は「ナギが雇った執事が空条承太郎だったら・・・」で頼む
6マロン名無しさん:2007/03/15(木) 16:39:45 ID:???
ジョジョの奇妙なライトノベル
http://book4.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1162550018/

↑仗助版なら上のスレにあった
7マロン名無しさん:2007/03/15(木) 16:51:24 ID:C8U6BuS8
承太郎、平民じゃなくね?
仮にも、先祖は貴族で、じいちゃん不動産王だし
8マロン名無しさん:2007/03/15(木) 16:51:51 ID:???
消えろ屑共
布教のためにジョジョに媚び売るんじゃねぇよ
てめぇらの信仰してるそれは漫画じゃねー出来損ないだゴミクズ
9マロン名無しさん:2007/03/15(木) 16:59:38 ID:???
媚びって・・・
何を勘違いしてるんだジョジョ信者は
10マロン名無しさん:2007/03/15(木) 17:00:24 ID:???
ヒント:ジョジョ信者を装った(ry
11マロン名無しさん:2007/03/15(木) 17:02:41 ID:???
>>8
ググレカス
12マロン名無しさん:2007/03/15(木) 17:09:04 ID:???
>>10
ジョジョ信者ならマジで媚とか言いそうだけどな
13マロン名無しさん:2007/03/15(木) 17:16:43 ID:???
>>12
ジョジョ信者はクロススレに結構寛容だぞ
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1167487472/
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1170846710/
↑のスレとかがいい例だ
14マロン名無しさん:2007/03/15(木) 17:53:14 ID:???
ハルヒ厨は週漫板から出てくるなよw
15マロン名無しさん:2007/03/15(木) 18:27:39 ID:???
職人さんマダ?
16マロン名無しさん:2007/03/16(金) 20:29:39 ID:iKC2uzlp
保守
17マロン名無しさん:2007/03/17(土) 12:12:05 ID:???
シャナの次はルイズか
釘宮好きだけど
18マロン名無しさん:2007/03/18(日) 08:17:17 ID:???
ラノべで釘宮って他に誰がいたっけ?
19マロン名無しさん:2007/03/19(月) 10:17:40 ID:???
ドラマCDなら終わクロの新庄運切とか
20マロン名無しさん:2007/03/22(木) 20:57:31 ID:???
次のスレは三千院ナギとかじゃねーべな
21マロン名無しさん:2007/03/23(金) 11:59:24 ID:???
ルイズはガキっぽいんでシャナスレっぽくいいパートナーにはならんだろ
>>13みたいな仗助版のほうがいい
22マロン名無しさん:2007/03/25(日) 23:13:15 ID:/aIZ6A6Q
保守
23思いつきと勢い:2007/03/26(月) 01:26:52 ID:???


「宇宙の果てのどこかにいる私のシモベよ…
 神聖で美しく、そして、強力な使い魔よッ
 私は心より求め、訴えるわ
 我が導きに…答えなさいッ!!」

ドッグォオォ

今更、爆発くらいでは誰も驚かない
慌てて身をかばいはするが、誰も彼も、ただそれだけのことだ
ゼロのルイズが魔法を使えば爆発する
馬を怒らせたら蹴飛ばされるのと同じくらい、彼らにとっては当然
だが、煙がおさまったあと、そこに見えてきたものは違った
そういえばルイズは召喚魔法を使ったのだ
クラスメートは皆、そのことを思い出していた
そして―――

「…なに? この…鳥の巣アタマ…は?」

当のルイズがのけぞりおののいた時、それは噴出する
煙から現れ出た男、その頭ッ
彼らの目にはまさしく鳥の巣ッ 笑い出すにはあまりに充分ッ

24思いつきと勢い:2007/03/26(月) 01:27:42 ID:???


「うはッ」
「くくくっ」
「あっはっはっはっはっは」
「ぶーっはっはっはっはァ――――ッ」
「ちょ、ちょっと、ぷはっ、アハハハハハハハハ」
「鳥の巣、鳥の巣、くわははははは」
「さっすがルイズッ ぐはははは」
「鳥の巣男を召喚したぞおおおお」
「そこにしびれるあこがれるゥ――ッ ヤッハハハァァ」

腹を抱え、転がる
教員にも収集がつかない
引率のコルベールは頑張っていたが
その努力はむなしかった
笑い声に囲まれたルイズは拳を握り、
どうしてくれようかと男を見やった瞬間である

「DORAa!!」

ズド

ルイズは空を飛んでいた
何が起きたのかわからなかった
空と地面がぐるりと視界を一週、二週、三週
桃色がかったブロンドも歌舞伎のように乱れ、そして

25思いつきと勢い:2007/03/26(月) 01:29:56 ID:???


ドザアッ

肩から落ちた
笑い声がぴたりと止んだ
「鳥の巣」の様子はおかしかった
誰が見ても明らかだった
そいつは今まで座っていたが
立ち上がってみると、意外なまでに大きな男だった
「鳥の巣」もそうだが、見たこともない黒ずくめの服装、その装飾
何から何まで奇妙だ
だが奇妙なのは、もっとも奇妙なのはッ

・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
男が一体何をしたのか、誰の目にも見えなかった

「お…おまえ、ご主人様にッ
 つ、使い魔のぶんざいでぇぇっ」

痛みを忘れたルイズは身を起こし、半泣きで怒鳴るが
虚勢は一瞬で消し飛ばされた

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

「鳥の巣」が影となって、その目元はよく見えない
見下ろすように顎を上向けているにも関わらず

26思いつきと勢い:2007/03/26(月) 01:30:40 ID:???


(何、こいつ…
 なんか知らないけど、ヤバいッ)

直感し、立って少し離れようとした直後
男が初めて喋った
聞き取れる声を出した

「oreno…」
「オ、オレ、ノ?」
「orenoatamaganandatte?」
「わ、わっかんないわよっ
 人間の言葉しゃべんなさいよッ!!」
「darenoatamagaDORAEMONnoSUNEOmiteedato〜〜〜ッ」

「そこまでだッ」
「不審なヤツめ、取り押さえてやる」

衛兵がやってきた
誰かが呼んだのだろうか
どうでもいいが彼らは不運だった

27思いつきと勢い:2007/03/26(月) 01:34:00 ID:???


ドゴ バキャア

兜と顎が砕け割れる
二人同時だった
同時に別方向に飛んでいった
今度こそ確かに言える
「見えない何かに殴られた」
この場にいる全員に、そうとしか見えなかった

「kikoetazoKORAaa!!」

ズンッ

踏み出す男、全員後じさる

「い…い…」

ゲドゲドの恐怖ヅラで、生徒の一人が命じてしまった
緊張に耐えきれず、火蓋を切ってしまった
召喚したての使い魔に、自らの半身にッ

「いけえええ、ビーティィィィ―――ッ」

28思いつきと勢い:2007/03/26(月) 01:35:18 ID:???


パニックだった
頭の血管がプッツンした生徒が次々と使い魔をけしかける
だが、彼らなどよりも「鳥の巣」男の方が圧倒的にプッツンしていた
彼らはそれを知らなかった

プッ
プッ…
プッ……
プッ ツ〜〜ン

「DORARARARARARARARARARARARARARARARA」

バス バスッ ドゴォ ベキッ ズドム

使い魔達が空を飛ぶ
木の葉の軽さで宙を舞う
大惨事である

「なんということだ…」

コルベールは戦慄する
あと数分もしないうちに、このままでは生徒達が「殴られる」
応援を呼ばせようと、先に殴られた衛兵二人に向き直り…
目の玉をひん剥いたッ

29思いつきと勢い:2007/03/26(月) 01:36:25 ID:???


「治っている? ひとりでに? いや…違うぞ」
「た、助けてくださ、助けてェェ」
「これ、は…こいつはッ」

ドドドドドドドドドドドドドドドド

(兜と顎が、癒着…しているのか?
 これは魔法か? 何の系統だ…水、土?
 スクエアメイジだとでもいうのか、あの青年がッ
 そんなことはどうでもいい
 もし子供達がこの力で殴られてみろ…ハッ!?)

すでに一人殴られている
コルベールは咄嗟に彼女の方を見た
抜かした腰でずりずりと下がっていく彼女の胸にある、マントの留め金…五芒星の、学園制式の…
本人は気づいていないようだが…
三日月にも似た前衛芸術と化し、一部はシャツと同化していた

(ダメだ…応援を呼んでいるヒマは、ないッ
 守るのだ!! 私が、生徒をッ)

30思いつきと勢い:2007/03/26(月) 01:41:25 ID:???
…ついカッとなってやった、今は反省している。
本当にただの勢いだ。 若気の至りだと思って許してほしい。

ジョジョは全巻揃えているけど、ゼロの使い魔は立ち読み読破の不届き者なので、
コルベールはキャラクターが違うかもしれない。
というかほぼ全面的にジョジョ色に染め上げたしな。

保守ネタ程度に考えてくれ。
31マロン名無しさん:2007/03/26(月) 11:58:34 ID:???
>>30
あり得そうで、ベネ!
面白かった。話としては、つながりようがないが。
32マロン名無しさん:2007/03/27(火) 16:07:36 ID:???
ギーシュ「ハハッ、こ、降参!降参だってばさあ平民くんッ!
     ちょ、ちょっとした茶目っ気だよぉ〜〜ん!たわいのないイタズラさぁ!
     やだなぁ、もう!
     ま…まさか、もうこれ以上殴ったりしないよね…?
     重症患者だよ。ワルキューレも全部やられちゃったし、完全敗北だよ
     ハハハハハハハハハハ…」

承太郎「てめーずいぶんすきほうだいコケにしてくれたじゃねぇーか…エェッ!
    おれはコケにされるとけっこうネにもつタイプでな…」

オラオラァーッ!

                        ドベェーッ
33名無しんぼ@お腹いっぱい :2007/03/27(火) 19:42:06 ID:???
>>7
これ見てふと思ったがジョナサンが呼び出されたりするのも結構面白そうな気がするな。
34マロン名無しさん:2007/03/28(水) 16:28:43 ID:???
その発想はなかったわ
35マロン名無しさん:2007/03/28(水) 17:09:34 ID:???
承太郎呼び出したらまず契約=キスに漕ぎ着けるまでに時間がかかりそうだ。
いきなりワケ判らない所に飛ばされ、見知らぬ奴らに囲まれ、言葉の通じない少女が迫ってきたら…まさかいきなりオラオラはないよな?
36マロン名無しさん:2007/03/28(水) 18:35:32 ID:???
>>33 平民扱いなのに一番貴族っぽいのか。面白そうだ。
でも既にエリナがいるからフラグは立てられないよな
37マロン名無しさん:2007/03/28(水) 18:48:06 ID:???
そこでBTですよ
『…おまえらに、ひとつだけはっきり言っておく!
いいか! おまえらとぼくは精神的に身分がちがうのだ!
ぼくは精神的貴族に位置する!
したがって、ぼくへの命令はゆるさんッ!
おまえらのようなブタに、命令はされないし、かかわりも持たないッ!』
38マロン名無しさん:2007/03/28(水) 20:19:11 ID:???
鳥の巣ベネ!
続けておくれよ?
39マロン名無しさん:2007/03/29(木) 04:02:30 ID:???
やべスレのぞくまではバカにしてたけど結構おもしろい
キスは不能だろうな、むしろ主人公第一話であぼーんされそう
40マロン名無しさん:2007/03/29(木) 16:32:06 ID:???
そもそも言葉が通じるようになる(ルイズが魔法をかける)以前にスタプラ使って逃走決めちゃいそうだな。
言葉が通じぬ異世界に一人飛ばされた承太郎の逃亡生活を描いたサバイバル物に…

そのあたりの序盤さえ乗り切れば、

    →    養ってやるんだから感謝しなさいこの使い魔!     →
ルイズ                                         承太郎
    ←ナマ言ってねーで元の世界に戻る方法を教えろクソガキが!←

から、周りに馬鹿にされるルイズ(と自分)を見て、度胸と機転とスタンドを駆使して周囲の鼻をあかすとかがあって、

    →    中々使えるじゃない…べ、別に認め(ry           →
ルイズ                                           承太郎
    ←元の世界に戻るまで協力してやるだけだ…勘違いするんじゃ(ry←

の状態になり、いくつかの事件を経た後は、家族愛に餓えたルイズと父性愛に目覚めた承太郎(高校生)の擬似親子関係になりそう。
41マロン名無しさん:2007/03/29(木) 17:08:11 ID:???
とりあえず契約の際の効果音はもう決まってるよな?
42マロン名無しさん:2007/03/29(木) 19:21:20 ID:???
ズキュゥゥゥンですか?わかりません><
43マロン名無しさん:2007/03/29(木) 19:33:39 ID:???
メメタァだろ
もしくはビシガシグッグッ
44マロン名無しさん:2007/03/29(木) 20:01:31 ID:???
>>43
>ビシガシグッグッ
想像して吹いたwwwww
45マロン名無しさん:2007/03/30(金) 08:47:35 ID:???
全くお前らときたらw
46マロン名無しさん:2007/03/30(金) 09:00:12 ID:???
ルイズの使い魔が承太郎ならキュルケの使い魔はアブドゥル?
47マロン名無しさん:2007/03/30(金) 13:28:05 ID:???
じゃあタバサの使い魔はギアッチョでギーシュの使い魔はヴェルサスかカメオって所か
48マロン名無しさん:2007/03/30(金) 17:00:09 ID:???
その場合、
「アブドゥルですか…最後に来て大物がでましたね」なのか「あのキュルケの使い魔が平民…???」なのかどっちだ?
49思いつきと勢い:2007/03/30(金) 22:31:14 ID:???
調子に乗って続けてみる。
悪ノリで書いてるから、いつガス欠になるかはわからんですが。

では、投下します。
50思いつきと勢い:2007/03/30(金) 22:34:21 ID:???

ギーシュ・ド・グラモンは武門の生まれである
父も、長兄も次兄も三兄も、常に戦の先頭に立って活躍している
「生命を惜しむな、名を惜しめ」とは
幼い頃から父に聞かされてきた家訓であった
そして、今ここで彼は

「…ぐ、ううっ」

腰が引けていた
ために一歩出遅れたのが彼の幸運であったのだろう
召喚したての使い魔、大モグラ(ジャイアント・モール)のヴェルダンテを
あのおかしな平民にけしかけずにすんだのだから
向かっていった使い魔のことごとくがブッ飛ばされたのを見て
彼のファイティングスピリットはさらにくじけていた

(冗談じゃあないぞ…
 なんなんだあれはぁぁぁ〜〜
 戦列艦が服着て歩いているのかぁぁ〜〜ッ
 無理、絶対無理ッ
 あんなの勝てない、近寄りたくもないッ)

心の叫びが顔に出る
必死に隠したところでバレバレ
彼はそういう男だった
だが
そっと後ろを見る
おびえ、ふるえる愛しい女子生徒達が告げていた
今こそグラモンの武勇を見せよと
51思いつきと勢い:2007/03/30(金) 22:35:43 ID:???

「く、く、くぅッ…」

(くそぉぉ〜〜ッ
 行くしかないのかぁ〜〜ッ
 ぼくが一体何をしたっていうんだぁ〜〜ッ)

彼はナンパ男だった
しかも無類のミエッ張りだった

ドバァッ

しかし、流れる冷汗はやっぱりウソをつかなかった
足下の震えは武者震いだと自分で自分に言い張っていた

「およしなさいな」

後ろから呼ばれて振り向くと、額の汗がボダタァッと芝生に滴った
そこにいたのは褐色肌のボンッキュッバンッ
キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストー
グンバツのボディーを持つ女ッ!!
52思いつきと勢い:2007/03/30(金) 22:36:48 ID:???

「ととと止めないでくれたまえよ、ミス・ツェルプストー
 ご婦人には、きッききき危険すぎるッ」
「逃げなかったのはホメてあげるけど、あなたのそれは『無謀』よ、タダの…」
「ぶっ侮辱はやめてもらおうッ!!
 このボクとて武門のはしくれッ 惜しむ生命などッ」
「はいはい、ゴタイソーな前口上はいいから下がってなさい
 …勝ちたいんでしょ?」
「あるのか勝算がッ!?」
「落ち着いて観察なさい」(つーかナンもカンガえてなかったのねアンタやっぱり)

キュルケは鳥の巣頭を指し示す
生徒用の、教鞭状の魔法の杖の先端で

ドッ ガズッ ドバ

ちょっとだけタフな使い魔達が最後の戦いを挑んでいたが
全員コロリと昼寝するのは時間の問題だった

「見てわからない?
 あいつを中心に半径2メイルか3メイル」

キュルケの眼には見えていた
鳥の巣頭を中心とした、キレイな球形のシルエットが
最初にたくさん襲いかかっていったとき すでに観察を終えていたのだ
53思いつきと勢い:2007/03/30(金) 22:38:15 ID:???

「アッ!!」

ギーシュにも、今見えた
鳥の巣頭がわざわざ相手に「走り寄った」のをッ

「1(アン)」

人差し指を立て、数字の1を示すキュルケ

「あいつは遠くの敵を殴れない」

次に別方向を示す
まずは衛兵の方向を、続いてルイズの胸元を
衛兵の兜は頬と醜く混ざり合い、ルイズのマント留めもまたオカシな形に変わっていた
キュルケは人差し指に加え中指を立てる

「2(ドゥー)、あいつに殴られたものは変形する」(リクツはゼンゼンサッパリだけど)
「ちょっと待て、ミス・ツェルプストー」

ブワァッ

ギーシュの冷汗はスゴイ勢いで復活していた
改めて鳥の巣頭が恐ろしかった

「それは、つ、つまり……こういうことじゃあ、ないのかい
 『殴られたら終わり』」
「ええ、その通り
 でも、『殴られなければいい』とも言えるわよね」
54思いつきと勢い:2007/03/30(金) 22:39:42 ID:???

キュルケも決して恐ろしくないわけではなかった
だが彼女の中で勝算は限りなく100%に近づいていた

「『殴られなければいい』だって?
 キミの目は…フシ穴なのかい?」
「あら、どうして?」

ビシイッ

ギーシュは鳥の巣頭を指さしたッ

「あいつを見ろよ
 怒ってるぞ――ッ
 女王陛下のドレスの裾を踏んづけても気づかないくらい怒ってるぞ――ッ」

ムッ!?

鳥の巣頭は直感的に気がついた
誰か自分を指さした
笑われたような気がする
ムカつく
ぶっ飛ばす!!

ズザザッ

駆け足ッ
ギーシュの目の中で鳥の巣が次第に巨大化してくるッ
55思いつきと勢い:2007/03/30(金) 22:40:41 ID:???

「ま…待て、こっちに、こっちに来るぞッ
 あんなのをキミはどうするつもりなんだぁぁ―――ッ」
「いいから落ち着きなさいな、みっともない…」(どうみてもアンタのせいでしょアンタの)
「これが落ち着いていられるかッ
 父上、母上、兄上、ああっ先立つ不孝をお許し下さいッ」

ギュッ

胸元に指を組むギーシュは始祖プリミルの元に予約席を取りに走っていた

ドドドドドドドドド

迫り来る死神
その名は鳥の巣ッ
キュルケは他人事のように赤い髪を掻き上げ、
魔法の杖の先端を右手人差し指でピンピン弾いていた

「あなた、そんなにアレが恐ろしいの」
「恐ろしいさッ 怖いに決まってるだろ――ッ」
「でも安心なさい、もう恐れることはないわ」
「えッ なんでッ!?」

ビククゥッ

思わず縮めた身を伸ばし、キュルケの顔を見るギーシュ
自信満々の表情に今すぐ答えを求めていた

「なぜなら」
「な、なぜなら?」
56思いつきと勢い:2007/03/30(金) 22:44:27 ID:???

グワッ

キュルケの杖がピンと跳ねた瞬間に炎の塊が飛んでいく
鳥の巣頭に寸分違わず飛んでいく
「鳥の巣頭」に飛んでいく
そして

ボソァッ
ボロッ
ドザァッ

「…3(トロワ)!!」
  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
「私がもっと怒らせるからよ、ギーシュ・ド・グラモン」

炎の塊は頭上をそれて飛んでいった
「鳥の巣頭」の前半分が、かすれた炎にえぐり取られて消えていた
今やそれは鳥の巣ではなく、前に飛び出たボンバーヘッドであった
57思いつきと勢い:2007/03/30(金) 22:45:59 ID:???

「…う、うう、ウソ、ちょ、マ、マジ、そ、そんな
 ば…ば、ば…バカなぁぁ―――――ッ!?」

呆然とする鳥の巣男を前に、ギーシュの絶叫だけが響いた

「さぁて―――手合わせ願おうかしら?
 この、微熱のキュルケがッ」

ドンッ

決闘の手袋を叩きつけるがよろしく、
キュルケが前に、進み出たッ
58思いつきと勢い:2007/03/30(金) 22:48:59 ID:???
うーん、
・ ・
「これ」がうまくいかないな。
いつまで続くかは不安だけど、案ずるより生むが安しでやってみようと。

ルイズが空気と化しているのは仕様です。
出番はもう少し後でしょう。
59マロン名無しさん:2007/03/31(土) 01:37:25 ID:???
ベリッシモ! 凄くイイ!
なんかジョジョチックだッ!

余計に仗助を怒らせてしまったキュルケは、猛牛使いのようにいなすことが出来るのか!?
次回も楽しみだッ!
60マロン名無しさん:2007/03/31(土) 14:52:39 ID:???
仗助(笑)髪型治せるのか?
ていうか展開荒木杉ワロタw
61マロン名無しさん:2007/04/01(日) 09:30:46 ID:???
ギーシュがもう脇役キャラすぎるw
62マロン名無しさん:2007/04/01(日) 23:42:17 ID:???
             __ __ _
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       / ` /  /´-‐ァー-ヽ \
.      / /下7 ..///.:.::/ .:.:ト、 ヽ     ただの人間には興味ありません。
      / └イ_j/ .://;へ、/!.:.::/:.}ヽ ',
     ,'  ///!l .::j.:lイ仔くヽ/,.イ,.ム:.', l
    ,   '〈/f`| l ::l`' ゞゾ '´ rャjノ::.l:. |     この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者、
    |  l:l :!:{、| l ::|        マソハ: |:: |     波紋の戦士、スタンド使い、サイボーグがいたら
    |  l:l::i个| l ::l!     l⌒ヽ′} .:}:.l:: l     私のところに来なさい。
    |  lハ:l::{::', ::::{、   ヽ.ノ  /.:/::.l:: l
    l !:|:::',::',::ヽ:::ヽ\._    /.:/::::/l::;!
.     ',::{:{、:::ヽ\:\;ゝ `「:フ´!::::/;:::/ 〃
.     ヾハj>''´ ヽ ト、_..上くイ::::{ {::{/              |ヽ |     |_    「 〉
    /⌒ヽ、\ ` \-ー ̄\ヾ                 ⊥ 人_  _|_    |/
   /     ヽ \\    \´ ̄`ヽ、                            O
.   l     ',  \\   \  __| \
.   |      ',   \`ヽ、  ∨n| } ト、
63マロン名無しさん:2007/04/04(水) 00:06:25 ID:???
承太郎がルイズに暴言をはかれた場合、キッチリ焼きをいれるんだろうか?それとも「ヤレヤレだぜ…」で流してくれる?
64マロン名無しさん:2007/04/04(水) 00:09:54 ID:???
焼きは入れないだろうが「やかましい!うっおとしいぞこのアマ!」くらいは言いそうだな
65マロン名無しさん:2007/04/04(水) 00:16:55 ID:???
女や子供に簡単に手を上げるような男じゃないしな。
最低限の一線を踏み越えてしまえばどんな奴でも容赦はしないだろうが、ルイズはちょっと口が悪くて虚勢を張ってるだけだし。
66マロン名無しさん:2007/04/04(水) 09:56:49 ID:???
「やかましいッ」とか言われて涙目になってそうだなルイズ
67マロン名無しさん:2007/04/04(水) 12:26:43 ID:???
承太郎ならゴーレム位は倒せそうだが飛竜はきつそうだな
飛行能力持ちには相性悪いし
68マロン名無しさん:2007/04/04(水) 13:55:43 ID:???
遠距離はスタプラで物を投げて狙撃するか、やはりスタプラで地面を蹴って大ジャンプするしかないな。
時止めも利用すれば不可能ではあるまい。
69マロン名無しさん:2007/04/04(水) 14:12:48 ID:???
三部のラストはフツーに空飛んでるように見えるよなww
70マロン名無しさん:2007/04/04(水) 14:31:43 ID:???
>空飛んでるように見えるよな
いや完璧に「飛行」だろあれはww
71マロン名無しさん:2007/04/04(水) 18:20:20 ID:???
こんな場面が見て見たい↓

ルイズ「ちょ、ちょっとどこ触ってんのよ!承太郎のバカバカバカ!!」
承太郎「やれやれ。それだけ喋くってる暇があるならテメーで走れよなガキが!」」

ルイズを抱えて逃げる承太郎。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ルイズ「…なによ、アンタも付いてくる気?」
承太郎「おれは、おめーのような我侭娘はほっとけと言ったんだがな…
      あの小うるせー連中がどうしてもくっついてやれっていうんでな…付いてってやるぜ」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ルイズ「ま…まさか…あんたウソでしょう?ケガしたの?ど…どこを?あんた鉄の剣だってへし折れるし、
     弾丸なんかそんなもの簡単に弾けるスピードのはず…」
承太郎「敵がいた。いいか…聞くんだ」
ルイズ「う…撃たれたの?なんでかわせなかったのよッ!たかが平民の使う銃弾でしょッ!」
承太郎「行け!ルイズ。血が少し出てるだけだ…すぐ後から行く…」
ルイズ「ウソよッ!今あんたはあたしをかばって敵に”何か”をされたから弾丸をかわせなかったッ!!」

承太郎「お前の事は…いつだって大切に思っていた」
ルイズ「……!」
72マロン名無しさん:2007/04/04(水) 18:28:29 ID:???
ねーよw
どんだけ父親化してんのかと小一時間(ry
73マロン名無しさん:2007/04/04(水) 18:32:29 ID:???
つーか良く見たら最後会話繋がってねーなw
74マロン名無しさん:2007/04/04(水) 20:27:00 ID:???
>>72
しかし承太郎がルイズにガチ惚れするようじゃ見た目的にロリコンに近いぜ?
75マロン名無しさん:2007/04/04(水) 21:27:44 ID:???
承太郎より康一君のほうがいいな
76マロン名無しさん:2007/04/04(水) 21:31:19 ID:???
むしろジョルノで
77マロン名無しさん:2007/04/05(木) 11:52:14 ID:???
あえて吉良
78マロン名無しさん:2007/04/05(木) 12:13:56 ID:???
あえてエルメェス兄貴
79マロン名無しさん:2007/04/05(木) 12:20:31 ID:???
ギーシュの使い魔はイギーがいいな
8023:2007/04/05(木) 14:49:27 ID:???
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

「バカな、キュルケ…
 ホントに、なんというおろかなことをしてくれたんだ」

地べたに転がったまま、ギーシュは奥歯がガチガチ噛み合わなかった
鳥の巣頭がチリチリと焼け焦げアフロと化したあの男は
しばらくボーゼンと立ち尽くした直後

ブワァァァッ
ビンッ ビンッ ビンッ

カゲロウのように周囲の空気をゆらめかせ、
髪の毛があおられるように逆立っていく

「アレのことをいうのか? 怒髪天っていうのは…
 あいつはもう止まらない 取り返しがつかないんだぞッ!?」
「ったく、非ッ常識な頭だこと…」
「まっまだ怒らせる気かぁ――ッ」

ヒステリーのようにわめくギーシュを放って
キュルケは考える

(「殺す」のは簡単だと思うけど…
 トライアングルメイジの全力を以てすれば、ね)
8123:2007/04/05(木) 14:50:34 ID:???

「殺し方」はすでにできていた
あの男がこちらに近寄ってくるところへ
火×1の魔法で足下に火を放ち、さえぎる
ムカドタマ真っ最中の男は迂回などせず
ナゾの力で地表をまとめてぶっ飛ばし鎮火するだろう
一瞬だが足は止まる
さすがに生身で炎に突っ込むわけがない
そこへ火×2の魔法で扇状になぎ払い、とどめとなる
火×3は使わない、長い射程は必要ない
どうせ近寄ってくるのだからそのときが最後だ
灼熱の中で窒息しながら焼け死ぬのだ
必要とあらばやる
キュルケはそれができる女だった
だが、それだけでもなかった

「…」

チラリと見る
ルイズとは、先祖代々宿敵同士なのだ
こと、微熱のキュルケの性(さが)において
その因縁はきわめて重大だった

「……」

(この私が本気を出すの?
 ゼロのルイズの使い魔に?
 …却ッ下だわ、そういうのはね…大人げないっていうのよッ)
8223:2007/04/05(木) 14:51:52 ID:???

男がこちらに歩いてくるのが見えた
嵐の前の静けさというやつだった
殺さないなら方針も違う
そのためのギーシュだった

「手伝ってもらうわ、ギーシュ…ちょっとばかりね」
「手伝えだって? 無責任なッ
 アレをああしたのは君じゃあないかッ!?
 ボクは知らないぞ、知らないんだッ」
「大金星を拾えって言ってるのよ、あなたに」
「ああ、口ではなんとでも言えるだろうさ
 人を乗せるのがウマいからな、キミは
 だけどボクはだまされないッ」

キュルケの目がスゥッと細くなった

ビクッ

「な、なんだね、今度は脅そうとでも言うのかい?」
「そ…『あのこと、バラすわよ』」

ズン

ある意味、最悪の魔法だった
ギーシュには身に覚えがありすぎた
8323:2007/04/05(木) 14:52:37 ID:???

「な、何だい?
 あ、『あのこと』とは?」
「『あのこと』よ」(フフフ…)

ザッ!!

戦闘態勢をとるキュルケ
これ以上はさすがにノンビリかまえていられないッ

「あいつが『ぬかるみ』にハマッた瞬間に、錬金で足下を石に変えるのよ、いい?」
「『ぬかるみ』だって?」
・ ・ ・ ・ ・ ・
「ハマッた瞬間でなければ意味がないわ、目をこらしてなさい…」

ボンッ

再び放たれた火球は、今度はまっすぐ男に向かった
避けなければ焼けて死ぬ
これで決まれば世話はない
キュルケは素早く駆け出していた

「あなた、どこのどちら様?
 カッコイイわよその髪型…最初のアレよりずっとねぇ?」(フフ)

走るついでにオチョクッていく
知らない言葉を使っていたようだが
笑われたことに怒っているのなら多分通じているのだろう
そうでなければアレは危険な狂戦士(バーサーカー)だ
殺してしまった方が世のためということ
8423:2007/04/05(木) 14:53:36 ID:???

ダムッ

男は炎を横飛びに回避してからキュルケに向かって飛んでくる
これでふたつわかった

・男は炎の直撃に耐えられるとは自分でも思っていない
・バカにされていることを理解するだけの脳ミソはある

だが、飛んでくる勢いが大砲のそれだったことだけはわかりたくもなかった

ギャン!!

一瞬のうちに2メイル以内にまでカッ飛んできていた
走ったくらいじゃどうにもならない

(何よ、これは…
 風系統の魔法じゃない
 杖がなきゃ魔法は使えない
 地面を殴って、その反動で自分を飛ばしてきたとでも言うの?
 …とにかく、まずいッ!!)

反射的に身をかばい、顔の前で腕をバツの字に組む
今度は威力を知る番だッ

「DORAaa!!」

ズドドバァ

見えない拳が突き刺さる
すれ違いざま五発くらいが飛んできた
8523:2007/04/05(木) 14:55:10 ID:???

ドッ
ミシッ

パキッ ポキ ゴシャア

第七肋骨、亀裂!!
右肩胛骨、亀裂!!
右手骨、粉砕ッ!!
キュルケは全身に疾る鈍い音を聞いた
ゼロのルイズと同じように空中に舞い上がり、落っこちる
目の前が真っ暗になっていたが、おかげで意識はなんとか戻る
馬車に轢かれた気分だった
少しの間、遅れてきた痛みに歯を食いしばって仰向けに空を見上げていたが

「いッ……
 〜〜〜 ッたいわねぇぇぇぇッ!!」

身を転がして一息に立ち、闘志のメーターが恐怖にふれかかったのを怒鳴り散らして引き戻す
パワーはともかく、速さを読み違えていた
あの男は20メイルをひとっ飛びで駆け抜け
すれ違った相手を五発は殴って反対側に着地できるらしい
あまりうまく着地はできなかったようだ
逃げて端に寄っていたクラスメート達のド真ん中に転がり込んだ男は
草にまみれて肩口を押さえていた
キュルケはすかさず頭の中でメモを付け加えた

・最初に考えた「殺し方」はダメだ
 高速で突っ込まれたら対応できない
・だがアレは、あの攻撃をやりなれてはいない
 うまくすれば自滅を誘えるかも…
8623:2007/04/05(木) 14:57:08 ID:???

一方、追いついてきたコルベールはツルリ光る頭を抱えたい気分だった
あの男は危険すぎた
放っておけば死人が出るだろう
だからその前に私が殺す
殺さねばならない
そう思っていた
だが

(生徒の中に着地するとは…)

コルベールもまたトライアングルメイジである
火×3の魔法で男の周囲のみに局地的な完全燃焼を起こし
アッという間に窒息死させるつもりだった
どんな能力を持とうが、どんな力で殴れようが関係のない処刑法だった
彼の理念に真っ向から反する行動だが生徒のためならやむをえなかった
だが見ての通り目論見はつぶれた

(これでは皆まで巻き込んでしまうぞッ…!!)

「このぉぉッ、イミフメーな髪型の分際でキレてるんじゃないわよッ」

なんということだ
聞こえてきたあの声を叱りつけねばならない

「やめなさいミス・ツェルプストー
 ここは生徒の出る幕では、ありませんッ」
「…あら、コルベール先生
 先生こそ下がっていて下さいませんこと?
 『火の本質は破壊ではない』んですものね?
 ですが私は微熱のキュルケ
 荒事は好みですのよ」
8723:2007/04/05(木) 14:59:01 ID:???

「どうするつもりなのですか、そのような有様でッ」
「何を言っても遅いんですわよ先生
 …だって、もう、来ますもの」

チッチッチッ

舌を鳴らしながらキュルケは
男に向かって左手の甲を突き出し、人差し指をクイックイッ
万国共通、キット通じる「かかってこい」だッ
右手は使えないから仕方なかった
変形させるフシギなチカラで骨が変な風にくっついたらしかった

「……」

しかし今度は男は来ない
戦闘態勢はとったままだが
キュルケと回りを交互に見て動かない

(…チョットぉッ)

キュルケは苦々しげに舌打ちする
8823:2007/04/05(木) 15:00:19 ID:???

(攻撃をためらうの? なんで今更ッ
 いいわよ、だったらもう一押しすればいいだけッ)

「…ファイヤッ」

ボワン

火×1
魔法の杖から放たれたそれは空高く舞い上がり
男の背中まで回り込んでから落着する
まわりくどい軌道に魔力をとられて威力は落ち込んだが
これでクラスメートを巻き込む問題なしッ 完全(パーフェクト)ッ!!

「さぁ…いらっしゃい、こっちにッ
 今度はツルッパゲにしてやるわ」

ドワッ!!

男の足が、土から、離れたッ!!

89マロン名無しさん:2007/04/05(木) 15:04:38 ID:???
連投規制?
9023:2007/04/05(木) 15:07:57 ID:???
>>89
あいや、スミマセン
今日はここまでッス…

ジョジョ的にもゼロ的にもちょっと微妙な部分がある気はするが、
ひとまずはこれで投下…
感想をくれる人がいるだけで本当にウレシイことです。

>>79
むしろセッコでは?
91マロン名無しさん:2007/04/05(木) 15:12:01 ID:???
>>90
そっかwリアルタイムで見れたもんだから更新しまくりだったよ。

キュルケがぬかるみ作戦で行こうとした時はどうなるかと思ったが(クレイジーダイヤモンドの能力からすれば…)、
ある意味ラッキーだったなキュルケw
92マロン名無しさん:2007/04/05(木) 21:14:32 ID:???
オッツのO!
仗助頭冷えたったのかwもちょっとガチバトルかとオモタが

>>76
同意。しかしジョルノだとなんつーか
完璧な物語になりそう
93マロン名無しさん:2007/04/06(金) 09:59:34 ID:???
ジョルノの場合

ルイズ「ちょっとジョルノ! なに勝手に食べてんのよ。っていうかそのお金……
あんたあたしの財布からお金盗ったでしょ!!あたしの財布ないと思ったら……
平民の使い魔のくせに手癖も悪いなんて……早く返しなさいっ!!」
ジョルノ「ああルイズさん。これはシエスタさんのとこで手伝った駄賃ですよ。
それにもう全部使っちゃってないんだ。」
「嘘いわないでっ。いいから全額返しなさい! 使い魔のくせに生意気よ!(ヒュッ)」
「(パシッ、ゴゴゴゴ)ですから……全部使ってしまってないといってるんです……二度も言わせないで下さい」
「な、なによ……」
「一度でいいことを二度も言わせるのはそいつが馬鹿だってことです。
財布がないのはあなたの不注意が原因です。僕のせいにしないで下さい。それじゃ」
「〜〜〜〜〜〜〜〜っバカ―――!! もう知らないっ!……グスッ」


「(あちゃあ、ちょっと言い過ぎたかな。ああ見えて結構デリケートな人だからな。
ま、後でギーシュを騙して巻き上げた分を渡してよしとしてもらうか)」


こんな感じかな? いや一応ギャング目指してるんだし。しかし外道だ
94マロン名無しさん:2007/04/06(金) 11:24:15 ID:???
>>93
続き頼みます
95マロン名無しさん:2007/04/06(金) 11:49:03 ID:???
ジョルノは歴代主人公で一番Sっぽいよな
96マロン名無しさん:2007/04/06(金) 17:48:09 ID:???
>>95
一番容赦ないと思うぞ。
GEの能力もGEレクイエムの能力もかなり恐ろしいもんだし。
97マロン名無しさん:2007/04/06(金) 21:05:26 ID:???
鳥の巣の人はもっと評価されていい
98マロン名無しさん:2007/04/06(金) 21:08:47 ID:???
>>97
俺の中の評価は既にストップ高
99マロン名無しさん:2007/04/06(金) 22:53:44 ID:???
>>98
( ^ω^)人(^ω^ )
100マロン名無しさん:2007/04/06(金) 23:54:53 ID:???
>>93
ジョルノのドSっぷりに吹いたwそして最後のデレにトキめいた。

ギーシュ可哀想?知らんがな…
101マロン名無しさん:2007/04/07(土) 22:11:36 ID:???
鳥の巣のひとのSS普通に面白い件について
10223:2007/04/08(日) 04:06:00 ID:???

(…どうしてよ?
 くやしかっただけなのに
 私は、ただッ…)

そろそろ気にしてもいいだろう
召喚した張本人は何をやっているのだろうか?
ゼロのルイズこと、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール
彼女はペタリ座って事態を静観していただけだったが
決して頭が空ッポなわけでもなかった
ルイズは普段バカにされていた
魔法成功率ゼロ%だから「ゼロのルイズ」
なのにスゴク負けず嫌いな彼女は
今回の使い魔召喚でキュルケのハナをアカしてやろうと決意していた
それが「鳥の巣」である
まあそこまではよかった
よくないがよかった
まさか自分がいきなり殴られてブッ飛ばされるとは思ってもみなかったのだから
そして今、呼び出したあの使い魔が他の皆の使い魔やキュルケをキズつけている
よくはわからないが痛そうだ 骨が折れてるかもしれない
ふと自分の胸を見る
さっき殴られたばかりだったが今やっと気づいた
10323:2007/04/08(日) 04:08:02 ID:???

…ン!?

えらいことになっている
胸がナイのは元々だ ムカツクが自分でもわかっている
問題にすべきは、胸元にあったはずのマント留めだ
割れてもいないし砕けてもいないが原型を留めていない
グニャルンと曲がりくねっている
保存が悪くて液体が染み出してきた粘土細工のように
タマゲたことに一部、シャツとも同化しているッ

(コレに殴られたキュルケの手は…どうなってるの?
 まさか…全ッ然、動いていない
 中で骨がグチャグチャにされた?
 あんなの、私の手に負えるのッ…)

おそろしかった
あれを呼び出したからこんなことになったのだ
爆発ズドンですむような笑い話ではない
マント留めが元通りの形に戻るなんて思えない
とりかえしのつかないケガをキュルケや他の使い魔に負わせているのだ
ルイズの心は罪悪感と「ああ、やっぱりあたしはダメだ」的な敗北感一色に染まっていた
クラスメートにはチョットやソットでは懲りない女と見られていたし
ルイズ自身も意地だけを財産にしてきたが
それも、これでポッキリ折れてしまいそうだった

…グス スンッ…

(泣くな、私… 泣いちゃ駄目…)

それでもポタポタこぼれ落ちてくるのは止まらなかった
10423:2007/04/08(日) 04:09:04 ID:???

(…アー、アー、みっともないこと!!)

男の攻撃でまたも地ベタに転がされたキュルケは
生徒達の中で泣いている宿敵に向かってツバを吐いた
血が混じっているので吐き出さないと気分が悪かった

(アンタ、やっぱり「ゼロ」なの…?
 空イバりだけのくッだらないヤツだったの?
 ちょっとは見せてもいいでしょ、甲斐性ってやつ)

キュルケの多彩な趣味のひとつが
ルイズのイヤがる顔を見ることだった
だが彼女は極度のワガママでもある
泣き顔を見せられても不愉快千万ッ!!
                   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
(アンタが私に見せていいのはくやしがってる顔だけよ、ルイズ)

だから、あの使い魔を生け捕って目の前で自慢してやる
地団駄踏ませてギャンギャンわめかせてやる
これはいい 今から楽しみだッ

「言ったはずですわミスタ・コルベールッ 引っ込んでいろとッ!!」
「…ぬぅッ?」

そんな自分の快楽主義に水を差すタコをキュルケは許さない
再度の突撃で生徒達から離れた男を抹殺すべく
コルベールは呪文の詠唱を始めていたのだ
二人、目が合う
10523:2007/04/08(日) 04:12:25 ID:???

ギン

わずかな睨み合い
平和ボケした貴族にはない眼光
コルベールとてただのハゲチャビンではなかった
キュルケも見誤っていたらしい
一瞬気圧されては認めざるをえなかった

「…次で終わりますもの、余計な手をわずらわせることもありませんわ」
「二言はないね、ミス・ツェルプストー」
「くどいですわよ、ミスタ・コルベール」

対等な契約
こんなことになるはずではなかったが
単にそれだけのことだった
次でケリをつければいい、ただそれだけ…
ギーシュに目配せをする
あれで一応、生徒達の最前列に踏み止まっているのだ
逃げたりはしていなかった
だが、言いたいことは山ほどあるらしい

「ミエを張らなくてもそこに立っていられるキミがうらやましいよ、ミス・ツェルプストー
 実戦経験が豊富なんだね、よくわかったよ」
「…何が言いたいのかしら、ミスタ・グラモン」
「そんなキミがそれだけこっぴどくやられているんだぞォォーッ
 あんなパワーにスピードッ 射程距離なんか全然弱点じゃあなかった
 あの…平民相手に足下を石で固めて何になるっていうんだ
 すぐに壊して抜けてくるぞッ!!」
10623:2007/04/08(日) 04:13:58 ID:???

ギーシュの言うことは正しい
全身を岩で固めたところで動きを封じられるか怪しい相手だったのだ
だがそれでもなお、あの男は「人間」なのだ
だから

「あらギーシュ、それがいいんじゃない」
「何がいいもんかっ 早くミスタ・コルベールに任せて…」
「だからサイコーなのよ
 あのパワーにスピードが…」

ペロッ

自らの上唇を軽くなめるキュルケ

「いいから言われた通りにやりなさい
 そんなに『あのこと』バラされたい?」
「うぐっ…」
「『足元』よ、しっかり固めてね」
「ち、ちょっと待て、ぬかるみは…」

ハッ!?

そのときギーシュは気がついた

『土×2』ッ!!

キュルケの背後、数メイルに渡って
広く、きわめて浅いぬかるみに変わっていたのだ
草などはそのままだから、遠くからのパッと見ではわからないッ
10723:2007/04/08(日) 04:16:27 ID:???

(いつの間にこんな…まさかッ
 さっき殴られたとき、スデに詠唱は完了していたのか
 火を放ってから殴られるまでツッ立ってたのも
 これに気づかせないためだったのか
 殴られる瞬間に発動することで、あいつはこれを完璧に見逃したッ!!)



「ファイヤ…ファイヤッ」

バフッ バウッ

わずかな時間差と方向差をかけて火×1を二発
男に向けて逃げ場のないように撃ち込むキュルケ

「ファイヤ、ファイヤ、ファイヤァァァーッ!!」

ドボォオ

次々撃ち込む
もちろん魔法とて代償なしには使えないのだ
トライアングルメイジとはいえ、たとえドットレベルでも
こうまでむやみに乱射しては弾切れなどあっという間ッ
キュルケは殺すつもりで狙い撃っていた
どのみち、作戦に失敗すればあの男は死ぬことになるのだ
コルベールは優しくないようだから
10823:2007/04/08(日) 04:20:22 ID:???

「さっさと来なさいッ このフヌケぇぇぇぇ――ッ!!」

このモーレツな火球の雨あられに
一度は回避を決め込んでいた男も根負けした
反撃せねば焼き殺されてしまうッ

ドムゥ

男の足から土煙が上がり、
そしてまたキュルケは殴り飛ばされていった

ドボ
ズドッ ドッ ズドボッ

地面上を何度もバウンドし、学園全体を覆う城壁まで飛んで――

ギュン
ガシッ
ブワワッ

先回りした誰かに受け止められた
青髪メガネの仏頂面ッ
そいつは鳥の巣男に劣らない速度で飛び出し
キュルケを受け止め見事に減速してみせた

「…あら、タバサ」
「……」

タバサと呼ばれたその女は特に何も言わず
黙ってキュルケに肩を貸す
10923:2007/04/08(日) 04:23:01 ID:???

「ホントにカワイイわね、アナタ♪」

スリスリ

そのまま頬をすりつけられると、タバサは嫌そうに顔だけ押しのけた
戻れば決着はついていた
ギーシュはうまくやってくれたのだ
二回目の攻撃の時点で足からの着地に成功していた男は
三回目でも問題なく「足から」着地し…その足を固められた
着地というのは足全体をクッションに見立てて行うもの
足首から下をいきなりギッチリ固められた男は全力で前につんのめった
「足首は固まったまま」!!
結果どうなるか

「UGUUUUuuuuuuu…」

そこに全てのパワーとスピードを乗せてしまった男の足首は
いともあっさり折れてしまった

「これでもうほとんど動けないって寸法…『無力化』だわね」

これ以上逃げ回ったり抵抗しようというのなら
腕や膝で這い回らなければならないということ
今までより格段にノロければ恐れるに足りなかった
近寄らなければ万事解決…魔法で拘束する手段も、こうなればいくらでもあった

「にしてもブッソーな使い魔だこと
 冷静に襲いかかられてたらどうなっていたか…」(トチューでヤル気なくしてたみたいだけど)
「……」

タバサは相槌も打たなかった
11023:2007/04/08(日) 04:26:42 ID:???
可能なら今日のうちにルイズの出番まで書くつもり…が、
その後一週間強は続きを書けなくなりそう。リアルの都合がですね…

声援ありがとうッス、ホントに。
111マロン名無しさん:2007/04/08(日) 14:04:12 ID:???
GJ!! なんかもうキュルケがジョリーン並にバトルしててかっけぇ。面白いな
しかしジョウスケキレてるとはいえ女の子殴るなよwww外道かwwww
ルイズの活躍?に期待
俺もジョルノで短編かいてみたくなった
112マロン名無しさん:2007/04/09(月) 00:58:25 ID:???
キュルケ熱すぎるww
ルイズかわいすぎるwww
>>110神すぎるwwwwwww
11323:2007/04/09(月) 05:39:47 ID:???

渡り廊下のほど近くに倒れた男へ向かい
コルベールが寄ってくる
そしておもむろに杖を振り上げた
あわてるのはキュルケだった

「ちょっと、何をなさるおつもりッ!?」
「決まっているでしょう、殺すのですよ
 彼…『この存在』は危険すぎる」
「バカなことをッ!!
 これなら充分、生け捕りにできるじゃありませんのッ」

生徒にあるまじき態度でくってかかるキュルケ
一応、敬語を使ってはいるが
ガンバりを無駄にされて笑っている趣味はないッ
だがコルベールも引き下がらなかった

「タダの使い魔であればそれも良いでしょう
 しかし、これはあまりに得体が知れないッ
 おまけに出てくるなり危害を加えたならば
 皆を監督する者として、こうする以外にありませんッ」

スジは通っていた
出てくるなりいきなり殴りかかってくる使い魔など前代未聞だった
危険な生物を召喚してそのまま放っておき続ければ
あるいはそんなに不思議なことでもないかもしれないが
それでもキュルケは食い下がる
11423:2007/04/09(月) 05:40:46 ID:???

「ですが、あれは平民ですわ、ミスタ・コルベール」
「それこそバカなことではないのかな?
 本気で言っているのかね?」
「………」

黙るしかなかった
あんな平民がどこにいる?
だが、それでも
今、目の前で折れた足をかばっている男は理性ある「人間」だ
最後の方、攻撃を明らかにためらったことに気づいていたキュルケである
そこに火球を浴びせかけて反撃せざるをえないように追い込んだのだ
そうしなければ、男は戦いをやめ、どこかに逃げるなりしていただろう
最初に暴れたワケは不明なままだが
とにかくキュルケは確信していた
それを言おうと口を開くがコルベールに先手を打たれた

「それに、だとしたらますます存在を許すわけにはいかない
 貴族を殴り、使い魔を山ほど傷つけた
 そんな平民が生きていられると思うのかね?」

もっともだ
もっともすぎる
これほどハデにことが起これば隠蔽など不可能
人間と認めたら認めたで、かばいようがないッ
             ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
「つまり、『これ』には死刑判決以外ありえない」
11523:2007/04/09(月) 05:41:59 ID:???

コルベールは厳粛だった
そして振り向く
この真なる当事者に

「良いですね、ミス・ヴァリエール」

ビクッ

ぐずりながら見守っていたルイズは肩を震わせる
何を言われたか そのくらいは理解していた

「気に病むことはありませんよ
 これは事故なのです
 あなたには何の責任もない
 これを始末した後で、また儀式をやり直しましょう
 そのくらいの時間はとってあげられます」
「……」

(…そうだわ
 これは事故なのよ
 私には何も責任ない
 こんなところに出てきた平民がおかしいのよ)

くじけた心はまたたく間にルイズに『弱い考え』を植え付けた
11623:2007/04/09(月) 05:42:57 ID:???

(私は「ゼロ」じゃない
 だから、あんなの私が呼ぶわけがない
 これは何かの間違いなのよ
 そうに決まってるのよ…)

ルイズは、コルベールに向かってうなずいてしまった
死刑の執行許可書にサインしてしまった

(…見ッ下げ果てた奴ッ
 アンタ、やっぱり「ゼロ」だわ、ルイズ)

キュルケが苦虫を噛み潰す横で
コルベールが呪文の詠唱を始める
足を折られた元・鳥の巣は、なんとなく置かれた状況を理解した
ナニゴトか唱えた後で炎が飛んできたり地面が固まったりしてきたのだ
どうやらこのハゲは自分を殺す気らしいぞ
そう思ったらしい
最後の抵抗を試みたようだ

「DORA!!」

ボコァ

見えない手が掘り返した土くれがコルベールに投てきされる

ボグォム

「―― ぐはッ!?」
11723:2007/04/09(月) 05:44:31 ID:???

至近距離からのレーザービーム送球ッ!!
単なる土くれだったがスピードがシャレにならない
下腹部に直撃されたコルベールは呪文を中断して咳き込むことになる
そして彼は男が闘志をあらわに睨み付けていることに気づくのだ

「…恐れることはない、私にも情けはあるさ
 苦しませはしないよ…『炎蛇』の二つ名にかけてなッ」

『火×1』
正面からが駄目ならカラメ手だった
男の前後左右から迫り来る、文字通り炎の蛇ッ

ススス
ドヒャ! ドヒャ!

のけぞって逃れようとする男の顔へ容赦なく飛びかかり
口をふさいで巻き付いたッ

ゴゴゴォ
チリ…チリ…

「Go…aa!!」

振り払おうと身体を激しく振るう男
見えない手もさかんに振り回されているようだ
だが蛇は炎の塊でしかない つかめるものが何もない
白目をむくッ!!
炎を呼吸して肺を焦がすか
顔を焼かれたまま長い窒息の苦しみの果てに死ぬか
非情な二者択一をコルベールは迫ろうというわけだ
11823:2007/04/09(月) 09:01:42 ID:???

「早く受け入れたまえ…そっちの方が、楽だぞッ」
「Gaooa…DORAa!!」

バコォ

ようやく「自分の顔を殴って脱出」という方法に思い至った男だったが
その力は予想を越えて貧弱だった
炎の蛇が振り切れないッ

「なるほど、君自身の生命力に依存する力かね…
 死にそうになればなるほど弱っていくわけだ
 正直、興味深いよ
 だがね、生徒達の安全には変えられないんだ
 わかってくれるね」

這って渡り廊下までついた男だったが
そうしたところでどうにもならない
どうにかなりそうなモノも見当たらない
「王手の詰み」(チェックメイト)にハマッたのだ

「では、死…」

ゴッバォオーz_ ン

その爆発は、トドメに刺された一撃ではなかった
コルベールに使える魔法では、無いッ!!

なにっ!?
11923:2007/04/09(月) 09:03:14 ID:???

たったひとつの心当たりを見てみれば、
やはり、だがなぜ…ゼロのルイズが魔法の杖を掲げ、振り下ろしていた

「…これは一体、何のマネだね
 ミス・ヴァリエール」

今ので吹き飛ばされた男は全身、服がミジメなことになりはしたが
まとわりついた炎の蛇もまた、どこかに消え失せてしまっていた
肩で息をして返事をしないルイズに、コルベールは再び問う

「…何のつもりだねッ!!」

ゼェ…ハァ…

ルイズは少し呼吸を整え、答えた
  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
「儀式は途中です、まだ終わっていません」
「どういう意味だね、言っていることが少し、わからないのだが…」
「契約を続けるんですッ!!
 そこの、私の使い魔とッ」


ルイズは実家の家族達を思い出していた
キビシイ父、キビシイ母、それにキッツイ長女ッ
魔法がマトモに使えていないことでだけでも
自分の頭をカチ割りたくなるような追及を受けまくっているのに
そこへ今回の話がいったらどうなる?
予想どころではないし考えたくもない
だが
12023:2007/04/09(月) 09:04:15 ID:???

(ちい姉さま…)

次女カトレアはルイズに優しいのだ
怒られてばかりのルイズをなぐさめ励ましてくれたのはいつも「ちい姉(ねえ)」だった
今この瞬間だって絶対にそうだろう
父と母と長女の態度がつらくても、ちい姉さまがいるから頑張れる
もちろん、今回のこれを聞かせることになると思うと泣けてくる
しかしッ

(呼び出した使い魔を見捨てて…
 そんな私に、ちい姉さまは笑ってくれるの…?)

答えはNOだッ
ルイズの中のちい姉さまは許さないッ

(ちい姉さまに会いに行くのに、イチイチおびえなくちゃいけないようになるなんて…
 顔を見るたび、オドオドしなきゃいけないようになるなんて…
 私はイヤよ、絶対にッ!!)

だが考えてもみる
あの使い魔はイキナリ暴れて大変なことをしでかした
今は死刑宣告をくらって執行されようとしている
そんなものと一生寄り添って、どうするつもりなのだ?
新しく使い魔を呼んだ方が…

(使いこなしてみせるわよ)

そんな弱音は握りつぶしてみせるッ
12123:2007/04/09(月) 09:05:05 ID:???

(ちい姉さまがたくさんの動物を手なずけるようにッ
 そうすれば…私は「ゼロ」じゃ、ないッ!!)

ルイズは男の前に立ち、両腕を広げた
今まさに攻撃を再開しようとしているコルベールから、男を守るようにッ


「…セ・シ・ボン(結構だわね)、ルイズ」

一時は自分が彼の身柄を買い取ってしまおうかとまで考えていたキュルケだったが
進み出たルイズの姿にヒュウッと軽く口笛を鳴らした

「言いたいことはわかりましたよ、ミス・ヴァリエール」

杖は下ろさないまま、コルベールは言う

「あなたは全部、責任が取れるというのですね?
 使い魔や衛兵の治療代に、貴族子弟を危険にさらした賠償金、全てをッ」
「……」
「使い魔が噛みついた責めは、全てその主にあるッ
 わかっているというのですねッ?」
「…わかっていますッ!!」
「安請け負いをす…」

コルベールはその先を続けることができなかった
渡り廊下が突然、崩れ始めた
原因は明白ッ ルイズの起こした爆発以外にあるものかッ
12223:2007/04/09(月) 09:05:58 ID:???

グラァ ドドガァ

男はもとより
前に立ったルイズももろともに下敷きだッ!!

ガラ ドォォ ズズン

砂煙が収まった後が見えてくる
男は無事だった
あの正体不明の見えない力で防ぎきったものだろう
だが、もう一人は
かばったために一緒に巻き込まれたルイズはッ

「ル、ルイッ…」

キュルケをはじめとした、クラスメートの何人かが顔を真っ青にした
ルイズは横倒しに、瓦礫の下敷きになっていた
肩から上は外に出ているが
その下から赤い水溜まりが見え隠れ…大きくなっていた

「ガレキを全部、上に…魔法、使いすぎてるッ
 魔力足りないのよッ……
 タバサァァーッ 何ぼさっと見てんのォォーッ!!」
「……」

タバサは片手で杖を振り上げ『風×2』を器用に行使する
突風で瓦礫のみを取り除く、おそるべき精密性であった
しかし、そうやって重みから解放されたはずのルイズは
12323:2007/04/09(月) 09:08:42 ID:???

「………」

どこからどう見ても、手遅れだった
血溜まりの直径が1メイル近かった
まもなく死ぬだろう
誰もがそう思った
だから
そんな彼女に膝を引きずって近寄っていく男が何をする気なのか
誰も大して気にしていなかった
…そして

ズギュウウゥゥゥン

「え…」
「あ、あれ?」

逆再生のビデオそのものという、
この世界の誰もが見たことのない光景に、
全員、息を呑む…どころか反応できなかった
崩れ落ちた渡り廊下が全て元通りになってゆき…
横たわるルイズの下には、血溜まりなど、どこにも無かった

「…何、が?」

コルベールが二回、目をこすったとき、
男…元・鳥の巣はその場にグッタリ倒れ伏した
結局のところ、残されたのは謎だけだった
男が再び目覚める、そのときまでは…
12423:2007/04/09(月) 09:12:45 ID:???
…以上、キリのいいところまで。
一度、連投規制でモンキーになったが、最後まで投稿できて一安心というやつ。

次回はヘタをすると十日以上は間が開くかも。
125マロン名無しさん:2007/04/09(月) 17:42:15 ID:???
GJ!!

続きに期待
126マロン名無しさん:2007/04/09(月) 21:45:50 ID:???
無理にでも投稿してくれたあなたに、僕は敬意を表する!
127マロン名無しさん:2007/04/09(月) 21:47:03 ID:???
GJ!!
鳥の巣仗助が処刑されないでよかったw 
しかし原作ではありえない展開っぽいな。読んでないからわからんけど
あせらずゆっくりがんばってくれ
12823:2007/04/09(月) 23:44:05 ID:???
いつもやっちまってから気づくんだ
そいつがマズかったってことに

コルベールに殺す殺すを連発させるのはあんまり利口だったとは言えない。
勢いは重要だが頼りすぎるのは危険でした…
『愛=理解』は真理ですよ。
コルベールへの愛が足りていなかった、不覚 orz
今、ゲドゲドの恐怖ヅラでフォローの仕方を考えています。
それも十日後以降の話になりますが。

>>111
キミの「愛」を見せてくれ
そうすれば勇気が湧いてくるッ!!
(要約:書いてくださいお願いします)
129マロン名無しさん:2007/04/09(月) 23:56:19 ID:jgq5ulrk
人は何故アゲるのか?
130マロン名無しさん:2007/04/10(火) 00:14:58 ID:???
とりあえず、重箱の隅をつついとくか。
この時点では女王陛下ではなく、姫殿下、王女殿下では。
あと、キュルケはゲルマニア人だからアインツヴァイドライでは。
留学してるんだし、どうでもいいけど。
131マロン名無しさん:2007/04/10(火) 00:47:14 ID:???
アンママンが女王陛下じゃないの?
大公だっけか。
本当、死ぬ程どうでもいいな。
132マロン名無しさん:2007/04/10(火) 00:59:19 ID:???
いい仕事しているッ!
133マロン名無しさん:2007/04/10(火) 03:42:34 ID:???
スレタイ空条承太郎じゃなくて東方仗助だろ…
本当に全巻持ってるのか? もしくは読者集めのためのフェイクなのか?
134マロン名無しさん:2007/04/10(火) 04:25:31 ID:???
>>133
>>1>>23は別人なだけだろ
135マロン名無しさん:2007/04/10(火) 15:10:52 ID:???
>>134
133は「仗助だけじゃなくて承太郎も書いてくれなきゃイヤイヤ」というオネダリなんじゃないかな
136マロン名無しさん:2007/04/10(火) 20:18:48 ID:???
とはいえルイズやキュルケのキャラと承太郎のキャラはどこをどうやっても合わなそうだからな。
頑張ってもタバサかシエスタあたりじゃないと無理な気がする
137マロン名無しさん:2007/04/10(火) 21:17:26 ID:???
今更ながらGJ!
スゲェ…ここまで荒木先生の表現を再現するとは…。
これからも応援します。マジで。

そしてキュルケが主人公と勘違いされそうなほどカッコいい
事に対しS・H・I・T。
138マロン名無しさん:2007/04/10(火) 22:02:44 ID:???
>>136
「やかましい!うっとおしいぞ!!」が口癖みたいな男だからなw
139マロン名無しさん:2007/04/10(火) 22:21:23 ID:???
シャナスレみてると承太郎はどの作品にも対応できそうだけど
140マロン名無しさん:2007/04/10(火) 23:16:28 ID:???
結構改変されてる気が
141マロン名無しさん:2007/04/10(火) 23:23:21 ID:???
承太郎は家出少女ともなんだかんだで仲良くやれるやつだから大丈夫な気もするし、
硬派を絵に描いたようなやつなので、ルイズの高慢な態度はヤバイ気もする。
142マロン名無しさん:2007/04/11(水) 11:11:47 ID:???
>>141
うっとしいぞ、このアマ!
と怒鳴られるだろうな
143マロン名無しさん:2007/04/11(水) 13:03:58 ID:???
承太郎がルイズの下着を洗濯するのは似合わないな
144マロン名無しさん:2007/04/12(木) 19:24:34 ID:???
密かにメモっておく様子が目に見えるようだ(対ラヴァーズ戦のように)
145マロン名無しさん:2007/04/12(木) 19:26:43 ID:???
後でボコる気なのかwひでえww
146マロン名無しさん:2007/04/12(木) 20:18:23 ID:???
コケにされるとネに持つタイプだからな、承太郎は
147マロン名無しさん:2007/04/12(木) 22:01:12 ID:???
良スレage
148マロン名無しさん:2007/04/12(木) 22:25:10 ID:???
しかし康一くんほどラブコメ向きのキャラはジョジョにいないってのに、
既に由花子とカップル成立してるもんな

まあそれはそれでいいんだが
149マロン名無しさん:2007/04/12(木) 22:46:03 ID:???
エルメェス兄貴が居るじゃないか!
150マロン名無しさん:2007/04/13(金) 13:16:13 ID:???
最初藁しか無かった承太郎の寝床がいつの間にか豪華になってそうだな
承太郎が藁だけで満足するはずないし
151マロン名無しさん:2007/04/13(金) 13:22:20 ID:???
牢屋の時みたいにスタープラチナを使ってジャンプやらオーディオやら
152マロン名無しさん:2007/04/13(金) 13:54:26 ID:???
この場所であってはならないのは、『精神力』の消耗だ…くだらないストレス!それに伴う『体力』へのダメージ…!!
この『ルイズの部屋(ウルトラセキュリティハウスユニット)』で!!『やるべき目的』があるッ!必ずやりとげてやる…
そのためには…!くだらない消耗があってはならないッ!
153マロン名無しさん:2007/04/13(金) 19:05:39 ID:???
>>152
あるある…あるあ…ねーよw
154マロン名無しさん:2007/04/13(金) 23:46:39 ID:???
ジョリーン姉さん吹いた
そこまで嫌なのかw
155マロン名無しさん:2007/04/14(土) 00:36:01 ID:???
ルイズやキュルケや他に周りの女に囲まれてうっとおしいだろうな
マシなのはタバサぐらいか
156マロン名無しさん:2007/04/14(土) 06:54:55 ID:???
>>152
まあ、ツンデレ同士だと精神力の勝負だな。
先に心が折れた方が敗北し隷従されられる。
157マロン名無しさん:2007/04/15(日) 10:03:49 ID:???
保守
158マロン名無しさん:2007/04/16(月) 06:13:22 ID:???
過疎ってるな・・保守
159マロン名無しさん:2007/04/16(月) 17:45:16 ID:???
保守age
160マロン名無しさん:2007/04/17(火) 20:55:22 ID:???
ほす
161マロン名無しさん:2007/04/18(水) 22:22:03 ID:???
保守しとかないとな
162マロン名無しさん:2007/04/19(木) 11:37:00 ID:???
仗助が召喚された場合だと

仗助 (こういうツンツンした女、山岸由花子みてーでニガテなんだよなぁ〜。もっと素直な子がイイ。
     でもま、帰る方法もわかんねーし。コイツもいろいろ大変みたいだから面倒みてやるか〜)

的な態度を取るのかね。
変にプライドが高くないから(不良の先輩に一応アイサツしたりしてるあたり)、
貴族だ平民だってのにもあんま抵抗しなさそう。頭下げるくらいどうでもいいや、って感じで。
あと髪の毛については、たぶんルイズがつっこむ前にギーシュあたりがツッコんでボコボコ。
っていうか仗助とルイズってほぼ同い年か。見えないなぁ……。
163マロン名無しさん:2007/04/19(木) 12:50:17 ID:???
ルイズ16歳

2部ジョセフ18歳
3部承太郎17歳
仗助16歳
ジョルノ15歳

承太郎が一番外見と年齢が合ってないなw
164マロン名無しさん:2007/04/19(木) 15:35:18 ID:???
ジョルノがルイズより歳下ってど(ry
165マロン名無しさん:2007/04/19(木) 17:39:35 ID:???
ジョルノはあれで中学生。
実は二十歳でも驚かない。
166マロン名無しさん:2007/04/19(木) 19:18:08 ID:???
サイトは17歳だから承太郎と同い年か。
承太郎は煙草吸うけど酒は飲むだろうか?
サイトは酒は飲みまくるけど煙草は吸わないというか、あの世界には無い?
167マロン名無しさん:2007/04/19(木) 19:23:55 ID:???
ろーやのなかでビールを飲んでたな承太郎
168マロン名無しさん:2007/04/19(木) 20:03:07 ID:???
あーそういや飲んでた飲んでた。
169マロン名無しさん:2007/04/19(木) 20:28:27 ID:???
そういや缶にボールペン刺してたな。
170マロン名無しさん:2007/04/19(木) 22:23:49 ID:???
スタンドを視認できるやつが誰もいない世界って、かなりやりたい放題になるな。
実際傍から見れば魔法と大差ない感じになりそうだ。
171マロン名無しさん:2007/04/20(金) 12:37:54 ID:???
職人さんはまだか!?
172マロン名無しさん:2007/04/20(金) 16:17:53 ID:???
むしろデルフリンガーがアヌビス神だったら……
173マロン名無しさん:2007/04/20(金) 18:58:42 ID:???
ん〜どっちかってーと、アヌビス神がインテリジェンスソード。って感じだよな
174マロン名無しさん :2007/04/22(日) 00:29:50 ID:???
ここはポルポルを召喚だろう。ガンダールヴの印とも相性よさそうだし、
デルフとチャリオッツのにとーりゅーとかできそうだ。最初はルイズ(の顔)がかわいい顔してるから
めっちゃはしゃぐポルポルが、その理不尽さを知ってショボーンとなるとか
17523:2007/04/22(日) 03:55:13 ID:???
身に覚えのないプロキシ規制を受けているッ!?
どうにかして続きを投稿したいが…
一応、生存報告を。
176マロン名無しさん:2007/04/22(日) 19:40:26 ID:???
>>174
そうなるとワルドとの突き対決が楽しみ
17723:2007/04/22(日) 21:04:48 ID:???

ゴォォォオオォォ

(ン…こいつ、は…?)

うっすらと目を開けた東方仗助が見たのは窓ごしの吹雪
窓というのは車の窓だ
いつか、どこかで見たことのあるこの光景
身体を起してみようとするが思うように動かない
                         ・ ・ ・ ・ ・
車の助手席に寝かされていた仗助は小さかった
シートベルトでがっちり止められ、すこし油断すると意識がモウロウとしてきた

「なんてことッ!」

ハッキリと聞き覚えのある声
妙に若すぎる気がするが間違いない、おふくろだッ

「家にいる時、救急車を呼ぶんだったわ!
 救護の人に「ただのカゼですよ」って言われようとも
 仗助をこの雪の中へ連れ出すんじゃあなかったわ!」

そういえばカゼだった
もう何日も高い熱を出して寝込んでいた
最初はノンキこいてたおふくろも
二日目には真っ青になっていた
こんなにひどくなるとは誰も思わなかった
今は病院へ車を出して急いでいたが
雪にタイヤをとられて動けなくなっていた
ここらは畑だ
窓の向こう一面、ナンにも見えないッ
17823:2007/04/22(日) 21:06:25 ID:???

マズイのは仗助だけではない
このまま誰もここに来なかったなら
吹雪の中、明日までここに放置されるのならッ

(おふ、くろ…)

ギャルルルルルン
ガリッ ガガガッ

アクセルを踏み続ける母に仗助は思った
「誰か助けに来てくれ」と
まだ小さくて弱っちい彼自身には
どうすることもできはしなかったのだから
だから彼は望んだのだ
「ヒーロー」の登場を
そして…彼は来た

(…あれ?)

何かおかしい
そう、確か…ヒーローは「彼」だったはずなのに

(なんか…チビ!! だなァ…?
 それにこの雪ン中、マントにブリーツってよォ〜)

足首までめり込む雪の中をズカズカ踏み進んできたのは女ッ
チビとまではいわないが
なんというかこれは…やっぱり、オカシイッ!?
その、桃色がかったブロンドの髪の女が車をのぞきこむと
仗助の母は気おくれしながらジャケンに言った
17923:2007/04/22(日) 21:19:50 ID:???
公開プロキシ規制にはIPアドレス再取得…憶えたぞッ
とか思ってたら、またすぐに規制ですとォ!?
ド畜生がッ 打つ手なしか!!
仕方ないから明日、別のPCから投下を試みます…orz
180マロン名無しさん:2007/04/22(日) 22:00:34 ID:???
>>111ですが代わりに俺が投下してかまいませんねッ

ジョルノ主人公で全部書く気力はないので『フーケ退治編』のみ書いてます。
細かい設定とか無視しまくりなんでご了承くださいッ
181111:2007/04/22(日) 22:03:21 ID:???
ゼロの使い魔ジョルノ編 杖をとりかえしにいこう! その@

ぼくの名前はジョルノ・ジョバーナこと汐華初流乃。
何の運命の因果かこの奇妙な世界に飛ばされ、あまつさえある少女の使い魔(手下のようなものらしい)にされてしまった。
これでは夢もなにもあったもんじゃあない。日夜もとの世界に戻れるよう努力してるものの、手がかりはいまのところゼロだ。
いや、しいて挙げるとするなら以前シエスタを助けたときのあのエロ本か。
アレの存在でぼく以外に異世界に飛ばされる現象が以前にもあったと推定できるが……それ以上はわからない。

とはいえ、なんだかんだでこっちの生活も楽しんでいたりする。ルイズはやかましいし、キュルケはいつもぼくに付きまとって邪魔だが、
優しいシエスタさんもいるし、お金もギーシュから巻き上げているので基本不自由しない。
あのマンモーニはぼくがここに来たばっかのとき、調子に乗ってぼくに決闘を挑んでちょっと気合を入れてやって以来、
いい友好関係を結んでもらっている。ちょっとやりすぎと思うときもあるが、ま、彼は貴族なんだし、堪えてもらおう。

話は使い魔の品評会とやらで、ぼくがゴーレムに殺されそうになった日からしばらくたってからのことだった。

***

「ジョルノ! あんたどこ行ってたのよ。使い魔ならいつも私のそばにいなさい!」

突如ルイズの妙に甘ったるい叫び声が脳髄に響く。
屋外のテーブルでのんびり昼食をとっていたぼくは、ちょっと癪だったのでなるべくゆっくり声に反応する。
まったく、せっかくのお昼をシエスタさん特製のピッツァマルガリータを食べて過ごしていたというのに。
182111:2007/04/22(日) 22:04:50 ID:???
「……なにか用ですか?ルイズ」
「フーケを捕まえにいくわよ。来なさい」

やめとーけと、言うベーきか〜……どうせ徒労か。

「フーケ……と言うと、先日の泥棒でしたっけ。どういうことです?」

事情を説明すると、ぼくがランチを堪能している間、ルイズは校長らにフーケの件で呼ばれたらしい。
ミスロングビルが街中の聞き込みから浮かび上がった、森の奥に潜む怪しい人物が彼女かどうか確かめるためだと。
実際、目撃証言をもとに書かれた絵は、確かにフーケの姿だったらしい。
そこでフーケに奪われた『破壊の杖』奪還のために人を募ったのだが、いかんせん相手はあのフーケ、
教師たちは皆顔を見合わせるだけでなかなか挙げる人がいない。

「で、どういうワケかルイズ、あなたが杖を挙げてしまった、
それに続いてキュルケとタバサも挙げてしまった、と」
「なによ、その言い草は。ひっぱたかれたいの!」
「いえ、別に。まぁキュルケやタバサ、それとミスロングビルもついてくるそうですし、
心配する必要はなさそうです。しかしルイズ……」
「なによ?」
「なにか妙だとは思いませんか? いままで何の証拠も残さず獲物を奪っては消えていったという
フーケの手がかりが、こんなあっさり見つかるなんて。
彼女の罠かなにかと思ってもいいんじゃあないでしょうか?」
「なんでフーケが私たちを罠にはめなきゃならないのよ?それに罠かどーかなんて、
行ってみなきゃわかんないじゃない!それに……」
「?」
183111:2007/04/22(日) 22:05:48 ID:???
そこまで調子よくまくし立てていたルイズは、突然言葉を詰まらせた。
少しうつむいて、何か思いつめたような表情をしている。

「アンリエッタ様が……今回の事件で責任を取らされるかもしれないって。
姫様は私が困ったときにいろんなことをしてくれた。だから、今度は私が……」

アンリエッタ……あの時のお姫様か。そういえば二人とも仲良かったみたいだし、
エロ伯爵の件も彼女が穏便にするよう取り計らってくれたらしい。
先日、その例の王女がお忍びでルイズのところまで来たことを思い出す。
……なるほど、それで後先考えず杖を挙げたってわけか。

「……わかりました。王女には以前、貴族の件でお世話になりましたし。
フーケにも先日の借りを返したいと思ってたところです。行きましょう、ルイズ」

と言うわけで、ぼく、ルイズ、キュルケ、タバサ、そしてミスロングビルの5人はフーケの
いるらしい山小屋に向かったのだった。
184111:2007/04/22(日) 22:06:34 ID:???
そこまで調子よくまくし立てていたルイズは、突然言葉を詰まらせた。
少しうつむいて、何か思いつめたような表情をしている。

「アンリエッタ様が……今回の事件で責任を取らされるかもしれないって。
姫様は私が困ったときにいろんなことをしてくれた。だから、今度は私が……」

アンリエッタ……あの時のお姫様か。そういえば二人とも仲良かったみたいだし、
エロ伯爵の件も彼女が穏便にするよう取り計らってくれたらしい。
先日、その例の王女がお忍びでルイズのところまで来たことを思い出す。
……なるほど、それで後先考えず杖を挙げたってわけか。

「……わかりました。王女には以前、貴族の件でお世話になりましたし。
フーケにも先日の借りを返したいと思ってたところです。行きましょう、ルイズ」

と言うわけで、ぼく、ルイズ、キュルケ、タバサ、そしてミスロングビルの5人はフーケの
いるらしい山小屋に向かったのだった。
185111:2007/04/22(日) 22:08:17 ID:???
***

「ジョルノ〜あ〜ん」
「いえ、自分で食べます。ああ、美味しいですねこれ」
「もう、シャイなんだから。あ、でしょ〜? ゲルマニア特製のフルーツなのよ」
「ちょっと! あたしの使い魔に勝手にエサやらないで!」
「いいじゃない、移動中ヒマなんだし。ねぇタバサ」
「知らない」

屋根を取り払ったような馬車での移動中、ふと疑問に思ってルイズに聞く。

「ところで、フーケが魔法を使っていたと言うことは彼女は貴族なわけですよね?
なぜ貴族が泥棒なんかやってるのでしょうか」
「メイジが全員貴族とは限りませんわ」

答えたのは、たずなを握っていたロングビルだった。

「元は貴族でも、さまざまな理由で貴族から平民となったものも多いのです。
そのなかには傭兵に身をやつした者や、犯罪に手を染めるものもおりますわ。
この私だって……」
「ええっ、ミスロングビルはオールドオスマンの秘書なんじゃ……」
「オスマン氏は、貴族や平民にとらわれない人ですから」
「へえ〜、それじゃどういった事情で貴族の名を?」
「ちょっと、失礼じゃないゼルプストー」
186111:2007/04/22(日) 22:09:08 ID:???
>>185 二重投稿orz

「なによ、いいじゃない。ちょっとおしゃべりしたかっただけよ。
あ〜あ、つまんないの。ねぇダーリン、この前あなたの洋服にピッタリのブローチみつけたの。
今度一緒に買いにいきましょう」
「結構です。僕も忙しいので。それより胸を押し付けるのはやめてください。
あんまり人と近距離でいたくないんです」

この人はどうも苦手だ。何というか、母親を思い出す。

「あたしの前でイチャイチャするなーーーーッ!! このコルネ――ッ!」

……杖を奪還する前にぼくが倒れてしまいそうだ。精神的な疾患かなんかで。
それより……

元貴族……ミスロングビル……犯罪者……フーケ……
ルイズの話によると、フーケの情報を持ってきたのはミスロングビル。似顔絵も、先日の姿そのままだったらしい。
結構人に見られたというのに、変装もなにもしないまま……
ロングビル……フーケ……同じ緑の髪……
まさか、ね……
187111:2007/04/22(日) 22:12:22 ID:???
ここまでです。ジョルノなら個人的にもてても気にならないキャラだったりします。
ここのジョルノがギャング加入以前か以後かは考えてないのでスルーしといてください。
どれだけ需要あるかわかりませんが、もし感想くれたらすげぇうれしいです。
188マロン名無しさん:2007/04/22(日) 22:21:48 ID:???
サイトと違って女性の扱いが鮮やかでいいなジョルノ。
ゴールドエクスペリエンスでどうフーケを倒すのか期待してるぜ。
スタプラやクレイジーダイヤモンドに比べると明らかにパワー不足だしな。
189マロン名無しさん:2007/04/22(日) 22:39:58 ID:???
ジョルノ…イイね!!
190マロン名無しさん:2007/04/22(日) 22:45:01 ID:???
ジョルノ冷静すぎだろ常識的に考えて…そこに痺れる憧れるゥ
191マロン名無しさん:2007/04/22(日) 23:23:17 ID:???
>>マンモーニ

ブ、ブチャラティ!ブチャラティじゃないか!?
・・何だ声違いか。
192マロン名無しさん:2007/04/22(日) 23:47:09 ID:???
>>179

wktkしながら待ってるぜ
193マロン名無しさん:2007/04/23(月) 21:19:03 ID:???
age
194マロン名無しさん:2007/04/23(月) 21:34:21 ID:???
>>187ですが感想ありがdです。もう二、三日したらそのA投下できそうです。
あとジョルノちょっと冷静すぎたかな。初期のころって意外とあせってるんだよね。
まぁでもそこが好きだったり。
195マロン名無しさん:2007/04/24(火) 01:19:32 ID:???
>>179 >>194
乙! 楽しみにまってるぞ!
196マロン名無しさん:2007/04/24(火) 01:34:17 ID:???
実はボスになった後の話で矢を持っている とか
負ける要素が無いから緊張感皆無だけど
197マロン名無しさん:2007/04/24(火) 08:41:05 ID:???
スタンドがGERのジョルノがSSで登場するのは見たこと無いな
198マロン名無しさん:2007/04/24(火) 13:56:23 ID:???
まぁ最終的にレクイエム発動させたらソコでバトル終わっちゃうからな。
199マロン名無しさん:2007/04/24(火) 21:58:30 ID:???
シエスタ「こいつにスパゲティを食わしてやりたいんですが かまいませんね!!」
200マロン名無しさん:2007/04/25(水) 01:29:48 ID:???
ルイズ「敵に後ろを見せない者を、貴族と呼ぶのよ!」
仗助「…………。ただの高慢ちきな女かと思ってたがよぉ……。
    ルイズ、おめぇ……『グレート』じゃねえかよ」

仗助「この『ゴーレム』っつーのはよぉ……。あのアマが『土くれ』っつーくれーだから
   『土』が変形して動いてんだよなぁ〜。だったら……」

 クレイジー・ダイヤモンド!! ドガァッ!! ズズズズズ……

仗助「もとの『土』に戻しちまえばいいわけだよなぁ〜」 ゴゴゴゴゴゴ
201マロン名無しさん:2007/04/25(水) 21:16:33 ID:???
ほす
202マロン名無しさん:2007/04/26(木) 12:42:54 ID:???
>>111
確かジョルノの母親って育児放棄してたんじゃなかったっけ?で、再婚した父から虐待を受けてたような。












って細かすぎるなスマソorz
203マロン名無しさん:2007/04/26(木) 20:40:15 ID:???
ようは化粧濃くて遊んでる感じなんだろ
204マロン名無しさん:2007/04/27(金) 20:46:36 ID:???
保守する!
20523:2007/04/27(金) 22:43:01 ID:???

「何の用? あっち行きなさいよ」

女はそいつを完ッ璧に無視コイて
魔法の杖を振っていた

「アンロック」

ドボォォ

そしてナゼか爆発
「解錠(アンロック)」なのにッ
ドアだけブッ壊れて飛んでいったから
そーと言い張ればそーなのかもしれないが
仗助と母は雪を浴び
口からプスプスとケムリを吐き上げながら
ジト目というか何というか
「アキレた」ともチョット違って
でも、とにかくそーゆーナマ暖かい目つきでそいつを見るしかなかった
     ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
だが、真にワケがわからないのはそこからだった
20623:2007/04/27(金) 22:43:55 ID:???

「な、待ッ…コラ!! アンタッ
 何する気、仗助にィィィ―――ッ!!」

女は助手席に腕を差し込むと仗助を取り上げ抱きかかえ
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
その唇に顔を近づけてきたのだッ

「いつまで寝てンのよ
 さっさと目を…覚ましなさいッ」

(おい…ちょっ、これはッ!?
 ナニをする気だ、ナニをッ
 もしかして、もしかするのかぁ〜〜〜
 まだ心の準備が!!
 純情なんスよ仗助くんはッ
 こういうのは、その、モット色々手順をフンでだな…ロマンチックに
 つーかオマエ誰ェェェェェ―――――――ッッッ!?)

20723:2007/04/27(金) 22:45:53 ID:???

「おぅわぁぁあぁ―――ッ!!」

グワン

「きゃ…」

ガツーン

仗助の目に火花が散った
頭というか顔面に何かブツカった
イタかった仗助が思わずまわりを見回すと、
少し広めの部屋でベッドに寝かされていたことを理解した
窓を見ると、今は夜
ビビッた拍子にはね起きたらしい
そして次に気にしたのが
今、顔をブツケてしまった何かは一体?

「イッ、タッタッタタ……うぅッ」

すぐにわかった
そばに誰かうずくまっていた
顔をおさえているのは
同じように顔をぶつけたからだろうか?
しかし、それにしても

(なんだぁー この服装
 ハウス名作劇場に出てくる召使いサンじゃねーのか?
 ってェと、ここは一体…)
20823:2007/04/27(金) 22:47:26 ID:???

もう一度、まわりを気にする
ズイブンとアンティークな趣味の部屋だった
こういうのも探せば珍しくはないだろうが
中世っぽさがとかく徹底されているのだ

(ヨーロッパの貴族サマ気取りかよォォ―― この家の主人はッ
 だけど待て、オレに一体何があった?)

東方仗助は記憶をたどる
どこからオカシクなったのか?

「そうだ…オレは確か
 亀、イジってたよな?
 恐怖を克服しとこうと思って…入学式の後で」

口に出し、ひとつひとつ確認していく
やっと痛みのおさまったらしい「ハウス名作劇場」が
鼻を押さえたまま横に立っていた

…あっ!!

気づいた
そういえば、さっきやっちまったんだろうがッ
顔面と顔面の正面衝突をッ

「す、スミマセンでしたッス!!」
20923:2007/04/27(金) 22:50:18 ID:???

あわててベッドから抜け出し、深ーく頭を下げる
身体のあちこちに包帯が巻かれているが
動き回っても問題なかった
しかし、それよりも

バッ ザザァッ

「あ…め、め、滅相もありません、貴族様ッ
 お、おおお、お顔を…お顔をお上げ下さいッ」

「ハウス名作劇場」の反応は仗助にとってショック!!
彼女は頭を下げた仗助のさらに下を行くように
その場にひざまずいてしまったのだッ

「え、な…き、貴族様ァ?
 ちょっと待ってくれ、話が見えねー」

平伏したまま動かれないでは仗助は落ち着かない

「と、とりあえずよォー
 頭上げて下さいよ、立って下さいッス
 これじゃオレが恐縮しちまいます」
「…?」

よくわからないような顔をしながら
彼女はおそるおそる立ち上がる

「え、えェェ――っとだな…
 まずはイイスか? 名前聞いても」
「あ、はい…シエスタと申します」
21023:2007/04/27(金) 22:52:37 ID:???

「シエスタ」か
見たところ日本人らしさがないのはわかっていた
髪が黒いのを見ると混血の外人か
…にしてもウマイな、日本語
そんなことを思ったが
それよりも人に名乗らせたなら自分も名乗るのが礼儀だった

「オレは東方仗助、仗助でいいッスよ」
「ジョースケ様、ですね」
「サマはつけないでくれ、サマはッ
 コソバユいったらねー」
「…そ、そうは仰いましても、私のような下賤の者が」
「ゲセンって…
 だから、そこらへんワカンねーんだよなぁー
 オレのどこがそんなにエライわけ?」
「うっ…」

ジワッ

仗助はソボクな疑問を素直に聞いてみただけだった
だがシエスタは冷汗を額に浮かべて言葉を詰まらせてしまっている
「ウカツなことを言えない」ような雰囲気だ
どうしてこんなにうろたえるのか?
さすがに仗助も困り果てたが

ポタッ

シエスタの形良い鼻から何か垂れたのを見て思い出した
どうして自分が頭を下げたのか?
21123:2007/04/27(金) 22:56:55 ID:???

「鼻血、出てるじゃないッスか」
「…こ、これは、見苦しいものを…お許し下さい」

(イヤ、だからそれ、オレのせいだし)

口に出すとまたややこしくなりそうだったので
やることをさっさと済ますことにした

「ちょっとこっち来なよ…そう、なるべく近くに」
「? はい…」

言われたとおり近づいてきたシエスタの頬に
仗助は右手をそえる
四歳の頃、突如身についたあの力をつかうのだ
他人にみだりに見せつけるものでもないが
キズついたのが自分のせいなら使うのがスジ
仗助は単純にそう思った

ズギュン

「これでよし
 鼻血はもう出ねぇーッスよ」
「えっ?」
「ちょっとしたオマジナイをかけたッスからなぁー
 痛みは無いッスね、どこも詰まったりしてないスよね?」

不思議そうに鼻先をいじっていたシエスタは
やがて笑顔になって仗助にうなずくと
21223:2007/04/27(金) 22:58:26 ID:???

「偉大な魔法をお使いになられるから、おえらい方なのですよ…ジョースケ様」
「は?」
「ルイズ様をお呼びします。 ここでお待ち願えますか」

バダム

仗助を(いろんな意味で)置いてけぼりにして部屋から出て行った
「魔法を使う=エライ」
拾えたキーワードとしてはこれだったが
つまり、オレのこの力=魔法?
困惑は深まるばかりだ
だが彼の困惑はこれごときでは終わらない
本番はここからッ

ドタァァーン

やけに力強く開け放たれたドアの向こうから現れたそいつはッ!!

「起きたわね
 わたしの、使い魔ッ」
「おまえ…夢のッ
 ちがう、それだけじゃない、確か、おまえ」


―――君が突然、現れたッ!!
21323:2007/04/27(金) 23:08:04 ID:???
〜〜〜〜〜やっ…と、投下できたァァァッ

最後の一文は「アオリ」ということで。

>>111
ジョルノの微妙な黒さがw
G・Eだと純粋なパワーではゴーレム相手には相当不利な感じ
(クレイジー・ダイヤモンドでも正直、真正面から張り合う相手じゃない)ですが、
するとやはり本体を直接狙っていくことに?
続きをお待ちしていますよ…
214マロン名無しさん:2007/04/27(金) 23:14:53 ID:???
うおお、リアルタイムGJ!今から読ませてもらいます
215マロン名無しさん:2007/04/27(金) 23:15:55 ID:???
GJッ!
承太郎と会う前なのか。
まあ確かに、キラ事件のあとで丈助が消えたら
町は大騒ぎになっちゃうからな。
216マロン名無しさん:2007/04/27(金) 23:34:46 ID:???
シエスタがちょっと卑屈すぎる意外は素晴らしいな。
217マロン名無しさん:2007/04/27(金) 23:42:18 ID:???
読了、あらためてGJ!
今回で契約完了?
さりげに難しいとおもったシエスタとのフラグもしっかり立てましたなw

そういえば魔法とスタンド能力はどっちが優先されるのかな?
例えば固定化の魔法をかけた無機物をGEで生物に変えることはできるのかとか
218マロン名無しさん:2007/04/28(土) 09:54:42 ID:???
お美事でございます。

シエスタは別におかしく無いと思う
元々こんな感じだったのがサイトのおかげであんなふうになった、と取れるし
219マロン名無しさん:2007/04/28(土) 22:56:02 ID:???
仗助は普段は完全に小市民っぽくて良いよなあ
個人的にはジョセフの次に親しみやすい主人公だった
また第四部読み返したくなってきたぜ
作者GJ!
220マロン名無しさん:2007/04/29(日) 00:44:20 ID:???
ベネベネベネベネベネベネベネベネベネベネベネベネベネベネベネベネベネベネベネベネベネベネベネベネベネ

ディ・モールト・ベネ!(GJだ)
221マロン名無しさん:2007/04/29(日) 08:15:44 ID:???
吉良「まさか! 『同じタイプ』…… 『同じタイプのスタンド』……!」
222マロン名無しさん:2007/04/29(日) 12:39:41 ID:???
仗助は主人公じゃないから出番少ないよね
でも4部は一番好き

露伴「はっ!?ここは……一体…!そうか『魔法』で…スタンドじゃない、魔法でこのハルキゲニアに召喚されたのか!
   なんてことだ、、、最高だッ!おもしろいッ!ぼくはマンガ家として最高のネタをつかんだぞッ!」
ルイズ「…………あんた誰」
露伴「ヘブンズ・ドアーッ!
   実にいいッ!実に気に入ったよ!君の性格、、、読者からもきっと好かれると思うよ」
223マロン名無しさん:2007/04/29(日) 14:37:01 ID:???
>>222
いや、仗助は主人公だけど四部にしか出てこないだけ。実際はジョルノより出番は多いはず。

つか確かに露伴だったらそうなるなwwwwww


露伴「ルイズ……『君は普通の人より大分高慢で他人からは軽く見られがちだが好きになったら素直になれないツンデレになっている』」
224マロン名無しさん:2007/04/29(日) 19:42:41 ID:???
出番だけなら三部の承太郎もそんなに多くはないしな
まあ他キャラに食われてる部分もあったがジョルノよりはまし
225マロン名無しさん:2007/04/29(日) 19:56:13 ID:???
>>223
単行本持ってないから台詞を思い出せなかったんでdクス

4部 吉良or康一
5部 プチャ
このように聞いたんだけどなぁ
ってか読んでて思ったw
226マロン名無しさん:2007/04/29(日) 20:18:13 ID:???
5部ブチャはガチだけど4部は主人公格いないよね…
227マロン名無しさん:2007/04/29(日) 21:53:28 ID:???
露伴も吉良もあの位置だから光ったキャラだもんな。

というか露伴だったらルイズをすぐ自分好みの性格に改変してしまいそうで怖いww
228マロン名無しさん:2007/04/29(日) 22:27:36 ID:???
露伴はそんなことしない
むっちゃ観察すると思うけどね

あっでもルイズが魔法の才能が無いのを見て、話的に面白くするために最強の魔法を身につけさせたりして
229111:2007/04/29(日) 23:06:54 ID:???
111ですが続きですドゾー
230111:2007/04/29(日) 23:08:53 ID:???
***

無事フーケの隠れ家に着いたぼくら一行。そこは一見ただの炭焼き小屋だったが、
用心して他の人たちを少し離れたところで様子を見させ、ぼくが家を調べることになった。
もし中にフーケがいたら、ぼくがおびき出し、出てきたところを全員が魔法でしとめる、というわけだ。

「(この家から生命エネルギーは感じない。中に人はいないようだな……特に隠れるところもなさそうだし)」

誰もいないことを知らせた後、念押しでタバサが魔法で罠の確認をしてから中に入った。
続いてぼくとキュルケが入る。ルイズは外で見張っていると言った。
彼女一人残すのは少し不安だったが、そこまで離れるわけでもないし、ミスロングビルもついているので大丈夫だろう。

「とりあえず何か手がかりになりそうなものを探しましょう。隠れ家だとしたら何か置いてあるかも……」
「それにしても埃だらけね。本当にここが隠れ家だったの?」

確かにこの家はどの家具にも埃がたまっていて、人の住んでいる気配がなかった。
机を人差し指でなぞると、とたんに埃が塊となって指にたまるほどだ。
ミスロングビルの情報はガセネタだったのだろうか。

「ああもう、くもの巣が引っかかっちゃったわ。ジョルノ、ルイズ、早く出ましょう」
「ええ、特に何もありませんでしたし……タバサ?」

小屋の中は、一応家具がおいてあったものの不自然なくらいなにも置いていなかった。
このままいても無駄と思った矢先、タバサがなにかを抱えていた。

「それは……?」
「……破壊の杖」
「なんですって!?……破壊の……杖!?」
「な、なんでこんなとこに置いてあるのよ」
「……」

その箱の形は、確かにゴーレムが奪っていったそれと同じものだった。
231111:2007/04/29(日) 23:10:14 ID:???
「しかし、なぜ?」
「まあでもよかったじゃない。これもって早く帰りましょう
こんなほこりっぽいボロ小屋はもうこりごりよ」
「ちょっと、いいですか?」

ぼくはタバサから箱を受け取り、中をあけてみる。

「ちょっと、勝手に開けちゃっていいの?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

「……これは……馬鹿なッ! なんでこんなモノがッ!!」
「ああソレ、あたしも一度宝物庫で見たことあるけど、ヘンな杖よね。
杖の割には妙に太いし。材質も鉄かしら?」

そりゃあそうだ。なにせこれはこの世界のものではない。
これは……。

「きゃああああああああああああ!!!!」
「ルイズッ!?」

その時、ルイズの悲鳴が響き渡った。
ぼくは慌てて外へ飛び出そうとしたが、

ズドォン

という衝撃で屋根が吹っ飛ばされた。
取り除かれた天井から見えたのは青空と、巨大な怪物の影。
232111:2007/04/29(日) 23:11:39 ID:???
「あれは……ゴーレム!」

忘れもしない、ぼくを殺しかけた岩の巨人、ゴーレムだった。
ぼくが身構えようとしたとき、最初にタバサが前へ出て、杖の先から突風で攻撃する。
続いてキュルケもめまいがするほど強力な炎を撃つ。炎はゴーレムに襲い掛かる。
しかしッ! !ゴーレムには傷一つついてはいなかった。

「やっぱ無理よ! こんなやつにかないっこないっ!! 逃げましょう!」
「退却」

タバサは口に指を当て、合図の口笛を吹いた。
直後、風竜が小屋の前に降りる。

「ルイズも」
「わかった!」

僕は急いで小屋の外に出る。ルイズは一人、ゴーレムと対峙していた。
ルイズは何か呪文を詠唱し、ゴーレムに爆発を見舞うが、当然ゴーレムは無傷のままだ。

「ルイズッ! 戻ってください。杖は回収しましたッ!!」
「嫌よ。こいつは私が倒すわッ」

くそっ、こんなときにロングビルはなにをしているんだ!? まさか……。

「ばかな……ルイズッ、あなたは死ぬ気ですか!?」
「あなただってギーシュと決闘したとき言ったじゃない。『何かを成し遂げるには覚悟が必要』って。
それに魔法が使える者を貴族と呼ぶんじゃないわ……『敵に背を向けないもの』を貴族と呼ぶのよ!!」
「ルイズ、あなたの言っているのは『覚悟』じゃあない……『無謀』は『覚悟』ではない。
それは決して取り違えちゃいけません! とにかく今は逃げるんです!! ルイズ!」
233111:2007/04/29(日) 23:12:36 ID:???
嫌がるルイズを無理やり引っ張って、ゴーレムが襲う前に何とかタバサの龍に乗せることが出来た。
風竜は翼を広げ、空へと昇る。さすがにここまではゴーレムも追ってはこれない。

「ふう……とりあえず一安心ね」
「まだです、ミスロングビルがまだ……しかしどこに?」
「これ……破壊の杖?」

ルイズが例の箱を持ち上げた。その表情は心なしか、どこか思いつめた節がある。

「ええ、なぜかそれだけ小屋に置いてあったんです。罠の可能性もありますが、
とりあえず任務は果たせたようなので……」

ルイズは僕の話を聞いちゃあいなかった。僕はルイズの動向をもっとよく見ておくべきだった。

「タバサッ! 『レビテーション』お願い!」

言うが早く、ルイズは風竜から飛び下りた。あまりに突然のことだったので、ぼくは止めることが出来なかった。

「何をしてるんだルイズ――――ッ!!」

タバサは間一髪ルイズに魔法をかけた。落下するルイズの姿がゆっくりと減速していく。
同時に僕も飛び下りる。すぐ後にキュルケの叫び声が聞こえる。僕に魔法をかけるのに失敗したらしい。
だが問題はない。激突寸前、ゴールドエクスペリエンスの能力で茂みのクッションを作った。
ギリギリだったが、なんとか無傷で着地した。僕は茂みから転がり落ちるようにして、ルイズの姿を探す。
234111:2007/04/29(日) 23:13:13 ID:???
嫌がるルイズを無理やり引っ張って、ゴーレムが襲う前に何とかタバサの龍に乗せることが出来た。
風竜は翼を広げ、空へと昇る。さすがにここまではゴーレムも追ってはこれない。

「ふう……とりあえず一安心ね」
「まだです、ミスロングビルがまだ……しかしどこに?」
「これ……破壊の杖?」

ルイズが例の箱を持ち上げた。その表情は心なしか、どこか思いつめた節がある。

「ええ、なぜかそれだけ小屋に置いてあったんです。罠の可能性もありますが、
とりあえず任務は果たせたようなので……」

ルイズは僕の話を聞いちゃあいなかった。僕はルイズの動向をもっとよく見ておくべきだった。

「タバサッ! 『レビテーション』お願い!」

言うが早く、ルイズは風竜から飛び下りた。あまりに突然のことだったので、ぼくは止めることが出来なかった。

「何をしてるんだルイズ――――ッ!!」

タバサは間一髪ルイズに魔法をかけた。落下するルイズの姿がゆっくりと減速していく。
同時に僕も飛び下りる。すぐ後にキュルケの叫び声が聞こえる。僕に魔法をかけるのに失敗したらしい。
だが問題はない。激突寸前、ゴールドエクスペリエンスの能力で茂みのクッションを作った。
ギリギリだったが、なんとか無傷で着地した。僕は茂みから転がり落ちるようにして、ルイズの姿を探す。
235111:2007/04/29(日) 23:15:37 ID:???
かなり離れた場所で、ルイズはまたゴーレムと対峙していた。その腕には『破壊の杖』をかかえている。

「くらえっゴーレム! このっこのっ……あれ?」

ルイズはそれをブンブンと左右に振ったが、当然何も起きない。
それは魔法の道具ではない。というよりたとえそうだとしても魔法がろくに使えないルイズが使えるとは思えなかったが。
僕は急いで駆け出す。

「早く逃げるんだルイズ――ッ!」
「どうしてよぉ! 破壊の杖じゃないの!? このっ、このぉ!」

ルイズが振り回している間にも、ゴーレムは眼前の邪魔者を踏み潰そうと一歩一歩近づいてきている。
間に合うか……。

「このっ……あっ…」

ようやくルイズは状況に気づいたらしい。既にゴーレムはルイズの頭上に足裏を見せていた。
あんなのに踏み潰されたら、まず無事ではいられないだろう。ルイズは恐怖のためか、その場で動くことが出来ない。

「危ないッ! ルイズッ!!」

一か八か、僕は全力をこめて前へ跳んだ。ルイズに抱きつくようにして、ゴーレムの足の着地点から脱出を図った。
ズドォンという、屋根を吹き飛ばしたときと同じ音を聞いた。
そして次の瞬間。
236111:2007/04/29(日) 23:17:25 ID:???
「うぐうああああああああああああッ!!!!」

右足に激痛が走った。危うく意識が飛んでしまうところだった。
いや、飛んでしまったほうが楽かもしれない。とにかく他の思考が出来ないほどの苦痛がぼくを襲う。

「ジョ……ルノ? ジョルノッ! 大丈……」

ぼくの下では、状況がわかっていないのか、戸惑ったような、心配したような声でルイズがぼくに呼びかける。
そして上半身を起こし、うずくまっているぼくの様子を見たようだった。

「あ、あ……」

ルイズは絶句したようだった。声も、ぼくの肩に触れている手も震えている。
僕はなんとか体をひねって右足を見る。
僕の右足はグシャグシャに折れ曲がっていた。ゴーレムの攻撃を受けたのだろう。
ズボン越しだが血が滲み出し、折れ曲がったそれは別の生物のように不気味だった。

「ぐうう……ルイズ……逃げてください……あなただけでも、早く……」

しかしルイズは聞いてなかった。顔面は血の気が引いて真っ白だった。
自分の引き起こした大惨事が理解できず、思考が一瞬停止してしまったらしい。
ゴーレムは未だ攻撃を続けようとしている。
ここまでか、と思った矢先、轟音とともにゴーレムがうめいた。
同時に竜の鳴き声も聞こえる。タバサとキュルケがゴーレムの注意をそらしてくれたらしい。本当に助かった。
237111:2007/04/29(日) 23:24:17 ID:???
【瀕死のジョルノ! 勝機はあるのかッ】
……なんてアオリつけてみたり。ええ23氏のパクリです、はい。
あ、タイトルわすれてた【杖を取り戻しにいこう そのA】別にいらないか。
ジョルノの一人称がぼくだったり僕だったりしてますが『ぼく』で脳内で統一しといてください。
ルイズやることなすこと裏目ばっかでちょっとかわいそうだったり。でも次回あたりで挽回しますよ、多分。

23氏面白かったです。ジョウスケが自然体でいいですね。
「ハウス名作劇場」を出すあたりのセンスがベネ!です。

ではまた需要があったら。
238マロン名無しさん:2007/04/30(月) 18:17:49 ID:???
GJ!


ただ…オチがもう…
239マロン名無しさん:2007/04/30(月) 19:04:37 ID:???
>>222>>223からちょっと書きます
キャラを描ききれてないと思いますから、ご注意を

突然現れた少女は全く聞いたことの無い言葉で話しかけてきた。
(いや、突然現れたのは僕の方……だな)
周りを見渡せば黒いマントを着た少年少女たち、石造りの大きな城、何よりこの青々とした空。
『僕』は数秒前まで間違いないく夜を過ごしていたのだ、光る物体に吸い込まれるまで。
(スタンド攻撃ではない…スタンドを使われたときのあの感覚は無かった)
ここまでわずか17秒。
『ちょっと聞いてるの!』
と自分にイライラした表情で話しかけてくる少女に向き直る。
彼女の目の前の虚空を人差し指でなぞる。
「あっ!」
周りから声が上がる。
少女が突然倒れこんだのだ、しかし地面にぶつかる前に『僕』抱き上げる。
「ふむ、違う言語圏の人間でも日本語で書かれるのか…――んっこれは!?」
少女の顔をまじまじと見回すと突然、
「あーっはははははは!!すごいぞ!魔法だって!?そんな素晴らしいものがこの世界に!
最高だ!僕は最高に幸運ってヤツだッ!!!」
明らかに興奮した笑い声を中庭に響かせる。
『ミス・ヴァリエール!』
慌てて壮年の男性が走りよってくる、しかし見事なU字禿。
「おっと解除しなければ、その前に…日本語で会話できる、と」
そのとき僕はこの一文が目に入った。

岸部露伴は使い魔
240マロン名無しさん:2007/04/30(月) 19:07:58 ID:???
「あんた何したのよ!」
ルイズは起き上がるといきなり怒鳴り声を上げた。
「うん、ちゃんと機能してるようだね」
露伴は満足そうに頷いた。
「なにコミュニケーションを取りたかっただけさ、おかげで変なことされなくてよかった」
「こむにゅけーしょん?わからない言葉使わないでよ」
ルイズがムッとした様子でいるとそばにいたU字禿が不思議そうな顔で声を掛けてきた。
『ミス・ヴァリエール大丈夫かね?』
『ええ心配しなくてよろしいですわ、ミスタ・コルベール』
『しかし君が話していたのはいったい何処の言葉だね?』
『はぁ?何をおっしゃって―――!?』
横で何か思案している露伴に緊張した面持ちで尋ねる。
「あんたがしたの?」
「うん?あぁ、話せないと不便だからね。それより、もしかして使い魔というのは奴隷みたいなものかな?」
全く知らない言葉を突然話せるようにしたことを露伴は事も無げに認めたのをルイズは驚愕した。
「主人を守り、命令を絶対遵守する、そんな卑屈なものではないわ」
もしかしてこの男はすごい力を持っているのかも。この男が私の使い魔に
「断る」
「は」
「使い魔にはならないよ」
「ハ?」
241マロン名無しさん:2007/04/30(月) 19:10:37 ID:???
「平民のあんたが拒否できると思ってるの?」
「ふーん魔法を使えるのが貴族だったね。ほら」
するとルイズの腰に刺さっていた杖が飛び上がって露伴の胸元に浮いた。
これにはルイズのみならず周囲の人間たちも驚いた。
「ま…魔法を使えるの?」
「魔法みたいなもの、かな。ま、だから貴族みたいなものだろ」
浮いている杖を取り、じろじろと観察している。
「そうだな、また召喚魔法を使ってみなよ。再びあの光る壁が出てきたらこの岸部露伴が使い魔になってやろうじゃないか」
露伴はルイズに杖を投げ返した。
「主人を試すつもりなの。このヴァリエールを」
「もし使い魔に出来たら君の胸を大きくしてやっても良いぜ」
「――――ッッッッで出来るの!?」
「できる」
ルイズは今までの生涯で最も集中し、呪文を唱えだした。
242マロン名無しさん:2007/04/30(月) 19:13:07 ID:???
ルイズは魔法を完成させ露伴に勝ち誇った顔を見せた。
ルイズの眼前には高さが2m、幅が1mくらい楕円形の光があった。
露伴の眼前には高さが2m、幅が1mくらい楕円形の光がなかった。

「ヘブンズ・ドアー」
ルイズの顔が本のページのようにパラパラと複数の紙になっている。
その紙には日本語で文章が記されていた。
「おっと解除しなければ、その前に…日本語で会話できる、と」
そのとき露伴はこの一文が目に入った。
それに言葉を付け足した。

岸部露伴は使い魔 ではない


ルイズは呆然とした表情に変わった。
再び目を戻すと光は消えていた。
その代わりといった感じで青と白のパーカーを着た黒髪の少年が座っていた。
243マロン名無しさん:2007/04/30(月) 19:20:53 ID:???
>>242
そ……そういうことだったのかッッ!!
244マロン名無しさん:2007/04/30(月) 19:29:15 ID:???
こんなん書くのに4時間かかったよ
途中文章が一人称になったりしてるし
ゼロの奇妙な使い魔というよりゼロの使い魔に露伴が出てるという感じになりました。


つ…使い魔になれば…ほ‥ほんとにツンデレしてくれるのか?

だが断る

この岸辺露伴が最も好きな事のひとつは、自分で可愛いと思ってるやつにNOと断ってやる事だ
245マロン名無しさん:2007/04/30(月) 19:55:56 ID:???
GJ! つーか色々と納得しちゃいました!

そういえば思ったんだけどさ、探知魔法を使えばスタンド使いじゃなくても、魔法使いがスタンドを認識する事ってできるかな
246マロン名無しさん:2007/04/30(月) 19:57:00 ID:???
なるほど。
つまり、露伴ともう一人呼ばれた代わりの使い魔が
大活躍する話ですかい。

続き!待たずにはいられないっ!!
247マロン名無しさん:2007/04/30(月) 20:26:29 ID:???
青と白のパーカーを着た黒髪の少年…つまりサイトと、露伴が同時に存在する世界か。
そうすりゃめんどくさいガンダルフとかの設定踏襲せずにすむな。
248マロン名無しさん:2007/04/30(月) 21:42:10 ID:???
>>245
スタンドが雨を弾いてる所は一般人にも見えるみたいだから、
探知魔法のやり方によっちゃあ位置ぐらいはわかるんじゃない?

ジョジョクロスにおいて「霊視できればスタンドも見える」って扱いがあったりするけど、
ゼロの使い魔には幽霊いないみたいだし、直にみるのは無理そうだな
249マロン名無しさん:2007/04/30(月) 21:48:53 ID:???
露伴は自分にヘブンズ・ドアーかけれるのかな?
自分の記憶は読めないって杉本れい美のとこで言ってたけど
自分に書き込めるのかな?
250マロン名無しさん:2007/04/30(月) 21:53:07 ID:???
>>249
正解はNO。
自分にヘブンズ・ドアーがかけられないのが弱点だから
読むこともできないし、書き込む事もできない。
251マロン名無しさん:2007/04/30(月) 21:54:35 ID:???
>>250
dクス
アイデア無駄にせずにすむ
252マロン名無しさん:2007/04/30(月) 22:05:04 ID:???
自分に書き込みできたらもうGER一歩手前の強さになってしまう
253マロン名無しさん:2007/04/30(月) 22:37:35 ID:???
物理法則を軽く無視出来るからなヘブンズドアー
時速60kmで後ろに吹っ飛ぶとか
254マロン名無しさん:2007/04/30(月) 22:47:04 ID:???
イタリア語を話せるようになるしな
何に作用しているんだろう?
胸をでかくするとか書いたけど

全ての理を外れているよな
なんかハルヒみたいな能力だな
25523:2007/04/30(月) 23:00:09 ID:???
でしゃばりとは思いつつも、ヘヴンズドアーを個人的に解釈してみる。

「時速60kmで吹っ飛ぶ」が有効な書き込みだったのは
仗助自身に時速60kmで吹っ飛ぶことを可能にする手段(クレイジー・ダイヤモンド)があったからではないかと…
イタリア語は、喋れる誰かからイタリア語に関する部分を「写本」すれば問題ないと予想。

「胸が大きくなる」と書き込んだ場合は、何が起こるのか…

それにしても、こう…ふるい立つものがある
同志が増えるというのはッ
続きを期待させてもらって、かまいませんね?
256マロン名無しさん:2007/04/30(月) 23:13:13 ID:???
仗助自身?
露伴に飛ばされたのは『康一』のはず・・・・!!

つじつまが合わない!!
これは『現実』ではないっ!!
257マロン名無しさん:2007/04/30(月) 23:15:12 ID:???
>>256
ハイウェイスターの部屋に入った時だって。
258マロン名無しさん:2007/04/30(月) 23:54:33 ID:???
GJ

でも、ヘブンズ・ドアーの文字は露伴が書き込んだ部分以外は露伴にしか読めないってだけで日本語じゃないんじゃなかった?
259マロン名無しさん:2007/05/01(火) 00:04:16 ID:???
>>258
そうなのか、ガッデーム
260マロン名無しさん:2007/05/01(火) 00:24:15 ID:???
「えぇ!?ピンクダーク読んでますよ!」
「うん、でもしばらく連載できそうも無いがね。はははは」
「いやぁびっくりですよ、岸部露伴先生に会えるなんて」
露伴はこの平賀才人という少年に感心した。
わずか数時間前に全くの非常識な世界に来たと言うのにこうやって談笑していられる適応力に。
「岸部露伴って本名なんですか?」
「ああ、そうなんだ。露伴さんと呼んでくれたまえ――」
ドン、机を叩く音がした。
「静かにしなさい」
ルイズが不機嫌そうに言い放つ。
ここはルイズの寝室だ。ベッド、箪笥に机が置いてある。
露伴と才人が座っている椅子は露伴がどこからか持って来たのだ。
「ったく、いきなり男2人も養わなきゃいけないなんて」
2人を見ながらブツブツと独り言をもらしている。
先ほどから才人に質問攻めにされていたが、露伴が所々わかりやすい説明で補足してるうちに盛り上がっていたのがルイズは気に入らなかったようだ。
ふと露伴は才人の左手を見て思い出した。
「才人君、ちょっと左手を見せてくれ」
才人の左手には面妖な文字らしきものが刻まれていた。
ルイズと『契約』した折にこの文字が出来たそうだ。
「ルイズ、この国の言葉で何か話してくれ」
U字禿の中年と才人が話していたことを思い出したのだ。
ムッとした様子で
『呼び捨てにするなって言ってるでしょ』
『日本に帰してくれるんだったら何とだって呼んでやるよ』
「今何語を話したんだ?」
才人は何も理解してないようだ。
「えっ?…日本語じゃないですか」
「ヘブンズ・ドアー」
261マロン名無しさん:2007/05/01(火) 00:28:37 ID:???
(迂闊だな。彼が敵の可能性を考えて無かったとは)
露伴のスタンド能力で才人のことを調べ上げる。
突然寝てしまった才人、その様子を怪訝そうに見ているルイズ。
(あまり深く考えない、よくヌケているといわれる、負けず嫌い、ふーむ…スタンド使いではないが全く以って普通の高校生だな。
おっ、これか。ハルキゲニアの言語を日本語として理解、会話できる)
ルイズと契約したときに身についたのか。
ルイズの時に忘れていた、今起こったことを忘れる、と書くと才人はケロリとした顔で起きた。
「んっ、な…なんだよ?」
才人はルイズがじっと見られているのに照れてしまう。
「さてもう、夜も更けてきたな。寝させてもらうよ。おやすみ才人君、ルイズ」
と椅子から立ち上がってドアに手をかける。
「どこ行くんですか?」
「どこかの部屋でも借りて寝るんだよ」
「じゃあ俺も」
「サイト、使い魔が主人を離れるなんてどういうことよ、それに部屋なんて貸してもらえるわけ無いじゃない」
ルイズがそう言うと露伴は才人に向き直った。
「僕は人の面倒を見るのが苦手でね。彼女の世話になるべきだろう、自分?自分は適当にするさ」
おやすみ、というと露伴はさっさと行ってしまった。
才人は急に心細くなってしまった。
といきなりドアが開き再び露伴が顔を出した。
「才人君来たまえ!」
と才人の手を取ると、引っ張るように学院の中庭に連れ出した。
「見ろッ!月が2つだ!いい!実に異世界だ!いや、待てよ。もしかして地球と同じ宇宙なのかもしれ!
僕は初めて地球外知的生命体とコンタクトした地球人ってことか!」
大はしゃぎする露伴を片目に才人はますます寂しくなった。
あらためて日本からはるか遠い地に自分はいるのだと認識した。
262マロン名無しさん:2007/05/01(火) 00:36:37 ID:???
>>239-242の続きです。
ジョジョ的な台詞が全く出てこない。
>>261
「露伴を片目に」って普通に間違えた横目だな

フーケ戦まで書くつもりだけど次からは台詞だけになると思うw
263マロン名無しさん:2007/05/02(水) 18:31:49 ID:???
露半ちゃんイタリア語は喋れるよ
264マロン名無しさん:2007/05/02(水) 22:41:52 ID:???
そういや『岸部露伴は動かない』で、イタリア語しゃべってたな。



























ルイズのアバ茶を飲みたいんですが、いいですかね!
265マロン名無しさん:2007/05/03(木) 00:34:59 ID:???
>>264
つGEのDISC
266マロン名無しさん:2007/05/03(木) 23:29:55 ID:CxvUuxgc
落ちる…………と!
思うのか……
このスレが………
これしきの事でよォォォォ…………
267マロン名無しさん:2007/05/04(金) 03:44:33 ID:???
保守する!!
268マロン名無しさん:2007/05/05(土) 10:36:41 ID:???
ルイズの胸が大きくなったらどうなるんだか?
シエスタは勝てないじゃないか
269マロン名無しさん:2007/05/05(土) 12:10:14 ID:???
ルイズ「何想像してんのさ!」
270マロン名無しさん:2007/05/05(土) 13:08:15 ID:1RMKv8Dp
>>268
変わりに色々小さくなるw
271マロン名無しさん:2007/05/05(土) 13:09:06 ID:???
あ、上げちゃった・・・・・
保守とか言ってごまかしてみる
272マロン名無しさん:2007/05/05(土) 22:15:41 ID:???
もしゅ
273マロン名無しさん:2007/05/06(日) 02:22:39 ID:???
ほしゅ
274マロン名無しさん:2007/05/06(日) 16:25:02 ID:???
275マロン名無しさん:2007/05/07(月) 15:12:43 ID:???
DIOとか吉良を召還したほうが面白そうだ。
どちらにしても女は無事ではすまないが。
276マロン名無しさん:2007/05/07(月) 16:20:31 ID:???
DIO
277マロン名無しさん:2007/05/07(月) 16:22:37 ID:???
送信してしまった・・・

DIOを召喚して原作通り契約の流れにならずに、DIOがその世界を支配していく話ってのも面白そう
278マロン名無しさん:2007/05/07(月) 16:32:16 ID:???
死に続けているディアボロでも面白いと思うんだ
俺にちかよるなあああああ!!でルイズ困惑。
279マロン名無しさん:2007/05/07(月) 16:33:41 ID:???
何かあるごとに死にそうだな
28023:2007/05/07(月) 18:04:56 ID:???
「おまえ…おまえはッ」
「シィッ!!」

ビシィッ

仗助の前に現れた少女は
持っていた棒状の教鞭か何かを近場の棚に叩きつける
家畜か何かをしつけるように

「使い魔がご主人様をおまえ呼ばわり?
 ブンザイをわきまえなさいッ」
「ええ? ああ、いや、アンタは…」

(確かこいつはイキナリ目の前にいて
 オレの髪型をバカにしやがった
 でもそのあと
 なんだかんだでオレをかばって大ケガをしてたよな
 うーん やっぱり状況つかめねェ〜〜ッ)

そのとき言葉は通じていなかったのに
髪型をバカにされたことだけはハッキリわかっている仗助だった
ある種の原始的な才覚なのである



ハッ!!

「髪型ッ!?」
28123:2007/05/07(月) 18:06:26 ID:???

仗助は気づいてしまった
「あしたのジョー」みたいに片目が髪で隠れてる
ヘンな赤毛の女にサンザッパラ焼かれたのはドコだっけ?
あとで出てきたバーコードハゲ(もっとハゲてたかも)にも
ケッコーひどいことやられた気がする

「鏡だ、鏡は…鏡ッ」
「ちょっと、ご主人様を無視してんじゃ」
「どこかって聞いてんスよォォォ―ッ
 鏡ィィィィ―――ッ!!」

185cmの大男に掴みかからんばかりの勢いで迫られる
これで身の危険を覚えない女がいるか?
さっきのやたら張り切った強気はどこへやら
少女ことゼロのルイズは反射的にすぐそばを指さした

(よく見れば気づかないワケないでしょ)

彼女の心中は呆れと恐怖が半ばであった
ホントにコレと「契約」してよかったのか?
そのためにあげたモノがモノなので
後悔と情けない気分もドンヨリミックスされていた
召喚したときに来ていたオカシな服はあのメイドに預けてあり
今、男が着ているのは、ルイズがとりあえず急ぎで仕立てさせたシャツとズボンである
そして、この世界にいる誰もが知らないことだったが
男、仗助の今の姿は、彼の父ジョセフ・ジョースターの生き写しそのものであった
…つまり

「こっ…こいつは〜〜〜〜〜〜」
28223:2007/05/07(月) 18:07:21 ID:???

ドォオ―z_ン

「うおわあああああああああああああああああああ」

仗助の髪の毛はハデに減っていたッ
ハゲているというほどのことではないが
自慢の髪型、リーゼントに戻すにはあまりに不充分ッ

「お、おれの髪、髪ィィィィッ」
「髪? 真ッ黒コゲだったからメイドに手入れさせたのよ。
 あのヘンな、ハリボテみたいな頭に未練でもあるわけ?」
「髪…………」

知るよしもない以上
それは避けがたい不幸であったのかもしれない
だが、それでも
このルイズにあとわずかでも注意力があったならッ
男が怒りちらした理由をもう一度考え直してみたのならッ

「オレの、髪が…なんだって?」
「…な、なによぉ?」


プッチ〜〜ン

28323:2007/05/07(月) 18:08:04 ID:???

「ドラドラァ」

ドガ バキ スココン ゴスン ゴスン

「ぶっ、きゃうぅぅ〜〜〜ッ」

ボゴオォン

ドアを破って外の石壁に頭をゴツン!!
そのままルイズはキュウと伸びて動かなくなった

「……」

いつも通り
絶好調にブッ飛ばした仗助
しかしッ

「…あッ……」

(ヤベえぇぇ―――ッ!!
 まだ何も聞く前にブッ飛ばしちまったッ
 待て、そーいう問題でもねー
 いくら髪をバカにされたからって
 「年下」の女ブン殴るのはどうよ、オレ)

毎度の後悔
仮に相手が三歳のガキでも彼はやる
そして頭を抱えるのはいつもやってからだ
手首を欲しがる殺人鬼がいるように
その行動に理屈はない 本能なのだ
28423:2007/05/07(月) 18:09:03 ID:???

「だが安心だ
 こういうときのための、あの力だぜ…」

なんでも元通りに「なおして」しまうパワー
これがなければ彼はとっくに少年院に入っていただろう
どんなにキレてブチのめした相手も、これ一発で全快する
いつものそれと同じ感覚で、今日も仗助は手で触れた
ドアの破片ですり切れてしまったのだろう、少女の頬や手の平に

…えっ?

異変だった
こんなことは今までなかった

「なおらない…だと?」

何度触れても同じだった
わずかににじんだ血が手につくだけで
傷は元通りにふさがっていかない

「いったい…?」

試しにドアをなおしてみると
破片はキレイに集まってゆき
何ごともなかったように、ただの一枚のドアに戻った

「ドア…は、なおる!!
 じゃあ、こいつはどうして…」
28523:2007/05/07(月) 18:09:38 ID:???

ひとつ思い当たる、最悪の可能性に
つぶした虫をなおしたときのことを仗助は思い出していた
すなわち

「…グレート
 まさか、なんてこったよ…」

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
死んだ者はもどらない

失った生命が戻ってくることはない
虫のときはそうだったが
人間相手でもそうなのか?
だが、だとしてもおかしい
それでも、傷がなおらないなどということは無いはずなのに

「生きてるか、死んでるか…」

確かめなければならない
指についた血を近場の壁でぬぐう
それで小さくピースマークを書いてみた

(ま…平和のマークっつーんならよォー
 ご利益あるよなぁー)
28623:2007/05/07(月) 18:10:35 ID:???

そして、ぬぐった後の指を二本
少女の鳩尾の少し上あたりに当てる
幸いにしてブラウスの生地はさほど厚くない

(…でも、これじゃ心臓の動きなんてわかんねェ〜
 直接さわって確かめろっつーのかよ、おいッ)

それではまるきりドスケベ野郎だッ
だが、かかっているのは人の生命
死んでからすぐになら、まだ蘇生できるかもしれない

「なら、やるしかねぇってことだよなぁ〜」

経緯はどうあれ
彼の心意気そのものは賞賛されるべきものだろう
つまらない羞恥心とはいえ、あっさりとは捨てられないものだ
だが彼は焦りすぎた、急ぎすぎたッ
心臓よりも先に、彼は「呼吸」を気にするべきだったッ!!
息づかいに耳をすますべく顔を近づけたのだったら
少し頬を赤らめた少女に突き飛ばされるくらいで済んでいただろうのにッ

パチッ

トートツに目を覚ました少女ルイズが見たものは
倒れた自分に覆いかぶさり
手を左胸に伸ばしてくる大男の姿だった
28723:2007/05/07(月) 18:11:44 ID:???

「あ、生き…」

ギラッ

「……あ…これは…
 その…よォ……ハハハ…
 …グ、グレート」

照れ笑いでどうにかなると、思ったか?

「くォの、ド変態ッ!!」

ドゴッ ガスッ バキャキャ
ドズッ ドズッ ドボォ

顔面ストレートッ
マウントポジションッ
殴打ッ 殴打ッ 殴打ッ
金的ッ
金的ッ
金的ッ

「ぐえええッ」

仗助の頭は真っ白になった

28823:2007/05/07(月) 18:14:51 ID:???
以上。
今までとは毛色が違う感じなので
面白く読んでもらえるかどうかはちと不明ですが…

御意見をいただきたく。
289マロン名無しさん:2007/05/07(月) 18:30:13 ID:???
身長195cmじゃなかった?
違ったらスマン
290マロン名無しさん:2007/05/07(月) 18:39:32 ID:???
ルイズの傷を治せないのはいい設定だ。
だが仗助の髪が治らないというのは……メチャ許せんよなぁぁ!?
291マロン名無しさん:2007/05/07(月) 18:55:03 ID:???
若ジョセフでも面白いだろうな
あのノリでルイズをからかうのを見てみたい
292マロン名無しさん:2007/05/07(月) 19:32:34 ID:???
GJ
ゼロの使い魔読んだことなかったがルイズこんな可愛いのか
明日買ってみるか
293マロン名無しさん:2007/05/07(月) 20:04:33 ID:???
>>289
180〜185cm
まだまだ成長中
294マロン名無しさん:2007/05/07(月) 20:18:58 ID:???
使い魔とメイジは一心同体だからな。
「自分は治せない」ってことか。
かなり良い設定だと思う。
あとはガンダールヴとスタンドの力をどう使うか・・・期待して待ってるよ!
295マロン名無しさん:2007/05/07(月) 22:50:50 ID:???
VIPでダースベイダーが使い魔になっている件について
296マロン名無しさん:2007/05/07(月) 23:10:20 ID:???
ルイズが召喚したのが究極生物カーズだったら
297マロン名無しさん:2007/05/07(月) 23:40:44 ID:???
頂点は常にひとりだから絶対使い魔にはならんだろ
298マロン名無しさん:2007/05/08(火) 00:02:50 ID:f1mbZTms
エルメェス
299マロン名無しさん:2007/05/08(火) 00:47:32 ID:???
ルイズがアバッキオを召喚したら
300マロン名無しさん:2007/05/08(火) 00:49:17 ID:???
仗助カワイソス…

それはおいといて職人さんGJ!!
301マロン名無しさん:2007/05/08(火) 01:29:01 ID:???
個人的に承太郎は使い魔よりペットにしたい
あとナレーションはホルホースで
302マロン名無しさん:2007/05/08(火) 01:33:48 ID:???
これはいいスレですね。
153のルイズが185くらいの男の
金的をける。

あたらしいw
303マロン名無しさん:2007/05/08(火) 02:24:12 ID:RlvtGTgl
承太郎も見たいがかなり難しい御代だろうなw
304マロン名無しさん:2007/05/08(火) 07:25:53 ID:???
ルイズが召喚したのが魔人ブウ(デブ)だったら
305マロン名無しさん:2007/05/08(火) 15:10:05 ID:???
承太郎の場合 やかましいこのアマ でルイズを恫喝しそうだ。
306マロン名無しさん:2007/05/08(火) 19:41:06 ID:???
保守がてらにディアボロでもやってみる

この俺、ディアボロはGERの能力で永遠に死に続けることとなった
何百、いや何千死んだだろうか
しかし、転機を俺は迎えた

「ハッ?!今度は何だ?」
いつの間にか俺はまた見知らぬ所に飛ばされた
周りには黒いコートを着た集団がいる
「どこから・・・どこから襲ってくるんだ?!」
そうして戸惑っていると一人の桃色の髪をした少女が近づいてくる
「くくく来るな?!俺のそばに近寄るな!!!」
少女は訝(いぶか)しい表情をして俺に聞き取れない言語で怒鳴る
俺の目の前まで来てわけの分からない言語で言葉を発した後
「???!!!!」
俺に口付けをしてきたのだ
307マロン名無しさん:2007/05/08(火) 19:52:41 ID:???
(何か・・・いつもと違うようだぞ・・・?)
口付けをされながら俺は考えをまとめていた
(GERの能力が解けたとは思えない・・・だが)
いつもだったら死を迎えるのは二、三分だ
だが今回はどうだ。時間は経っているが死を迎えない
(まさかジョルノ自身に何かがあってGERの能力が・・・)
考えをまとめた結果は
(・・・この世界には俺の救いがあるかもしれん!)
今までの自分とは思えないほどの楽観的な答えだった

しばらくの間、周りは静寂としていた
だが
「・・・プククッ」
その笑いから
「くくくっ」
「あっはっはっはっはっは」
「ぶーっはっはっはっはァ――――ッ」
「ちょ、ちょっと、ぷはっ、アハハハハハハハハ」
「くわははははは」
「さっすがルイズッ ぐはははは」
「平民を召喚したぞおおおお」
周りの笑いによって静寂は打ち破られた
308マロン名無しさん:2007/05/08(火) 20:06:51 ID:???
いいね ディアボロはいろんな意味で楽しそうだw
元々ボスだから自分の騎士団作って野望の実現したりしてな。
309マロン名無しさん:2007/05/08(火) 20:07:21 ID:???
「・・・くっ」
召喚をした張本人、ルイズは恥ずかしさで顔が真っ赤だった
そして無意識にその怒りを使い魔である目の前の男にぶつけようとした
「お前!」
無作法に呼びかける。だが
「ククッハハハハックハハハハハハッ!!!」
目の前の男は突然笑い出した
「・・・ご主人様を侮辱するつもり?」

俺は嬉しさのあまり笑い出してしまった
もしかするとこの先すぐに死んでしまうかもしれない
だが終わりを終わらせる可能性が少しでも見えたのだ。笑わずにはいられまい
「・・・ご主人様を侮辱するつもり?」
だがその絶頂の心情を無粋にも汚すものがいた
「・・・ご主人様?」
「そうよ。貴方は私に召喚された使い魔、貴方はさっきの契約で私の使い魔になったの」
つまりこの少女によって俺は救われたのだろうか
310マロン名無しさん:2007/05/08(火) 20:21:58 ID:???
(この世界・・・スタンドとは違う力がある世界のようだな
 我が野望の成就にはいつ、またチャンスがあるか分からん
 ならばここで我が野望を成し遂げる!)
「ちょっと聞いているの!」
主人を名乗る少女からの怒声が聞こえる
(・・・今はこの者たちに合わせて世界について調べるべきか
 我が野望の成就はまず世界を知らなければ)
「トゥルルルルルルルル!」
「なに?!」
それは俺自身が発した声だった
「・・主人、それを貸してくれないか?」
「え?」
それと言って指差したのはステッキだ
「・・・何に使うって言うのよ」
「なんでもいい。貸してくれないのなら」
キング・クリムゾンを出す・・・これは問題ないようだ
キング・クリムゾンを使いステッキを奪う
「あ!ちょっと」
「・・・もしもし」
俺はステッキを耳と口にあててそう言った
311マロン名無しさん:2007/05/08(火) 20:32:17 ID:???
(ボス!聞こえますか!)
「・・・ドッピオ?まさかドッピオなのか?!」
(はい!・・・よく分かりませんがいつの間にかボスと意識が入れ替わっていたみたいです)
ドッピオが生きている・・?あのとき死んでしまったと思ったドッピオが生きている?
「・・・よく生きていてくれたドッピオ。俺自身もこの状況についていけていない
 この世界について目の前にいる少女について行き、世界について調べてくれ
 ・・・私の可愛いドッピオ、やってくれるな?」
(はい!もちろんですボス!!)
意識が変わる。その寸前で
(・・・前のときと同じくエピタフと腕を渡そう
 私の可愛いドッピオ、生きていてくれてよかった)
「・・ボス・・ありがとうございます」

「・・いいかげん返してくれないかしら」
「あ、すいません」
(ドッピオ、この少女が私を・・私たちを救ってくれたようだ
 利用以前に大切にしてやりたい。そう思うのだ)
(・・・ボス?)
(・・・忘れてくれ、ドッピオ。今のはただの戯言だ)

ドッピオは少々驚いた
あのボスが戯言とは言えどこんなことを言うとは思わなかったからだ
(・・・僕たちを救ってくれた少女、ちゃんと礼儀を持たないといけないよな)
そう決心したドッピオだった
312マロン名無しさん:2007/05/08(火) 20:33:10 ID:???
書いてて思ったけど口調これでよかったっけ
だれかkwsk
313マロン名無しさん:2007/05/08(火) 20:48:31 ID:???
あのボスが改心したのか…無限ループ恐るべし

口調はいいと思います
314マロン名無しさん:2007/05/08(火) 21:16:32 ID:???
口調はそんなにずれてないと思うが
ドッピオってボスと自分が同一人物だって知ってたっけ?
315マロン名無しさん:2007/05/08(火) 21:29:25 ID:???
確かドッピオは知らなかった
ディアボロの部下だとおもっていたはず。
316マロン名無しさん:2007/05/08(火) 22:19:30 ID:???
一度死んで復活する際に知ったって事でいいんじゃね?
317マロン名無しさん:2007/05/08(火) 22:27:58 ID:???
そうでもないんじゃないか?
チャリオッツレクイエムの時、別の体に行くとディアボロが言った事を聞いていたことから、その時にはもう気付いていたと思う。
318マロン名無しさん:2007/05/08(火) 23:29:47 ID:???
ドッピオはボスからキングクリムゾンの右腕とエピタフ渡されただけでスタンド使いではないんだよな?
319マロン名無しさん:2007/05/08(火) 23:31:49 ID:???
ディアボロの大冒険をやったら
ディアボロに愛着がわいてきた
320マロン名無しさん:2007/05/08(火) 23:35:49 ID:???
ディアボロは面白いキャラなんで好きだわ
スタンド能力は健在なんだよね?
321マロン名無しさん:2007/05/09(水) 00:02:05 ID:???
ディアボロが使い魔かぁ… 


期待してるぜ!
322マロン名無しさん:2007/05/09(水) 00:02:28 ID:???
ディアボロ復帰とかしたら
死ぬのが怖くて怖くて何もできなくなるか
自分がどこまでのダメージなら死なないか分かってるからすごく大胆に行動するか
どっちだろうね
323マロン名無しさん:2007/05/09(水) 00:09:27 ID:???
キングクリムゾンの能力があれば貴族などカス
324マロン名無しさん:2007/05/09(水) 00:11:27 ID:???
ディアボロならばまず自分の部下つくり
自分が影から指示するという方法とるだろうな。

さんざん死んだから前より超慎重になると思うがw
325マロン名無しさん:2007/05/09(水) 00:13:14 ID:???
真ディアボロここに爆☆誕!
326マロン名無しさん:2007/05/09(水) 00:14:36 ID:???
もう自分の肉体的限界については誰よりもよく知ってるからな
経験の賜物ですよ まさにゴールドエクスペリエンス
327マロン名無しさん:2007/05/09(水) 00:20:22 ID:???
キングクリムゾンもさらに進化しそうだな
本人が何千回も死んでいるからなw
328マロン名無しさん:2007/05/09(水) 00:33:57 ID:???
つまりチョコラータみたいにバラバラになりながら
「おまえはッ、私を本気で怒らせたッ!!」
とかいいながらキンクリ(ry
329マロン名無しさん:2007/05/09(水) 02:19:03 ID:???
>>318
エアロスミスのプロペラ音が聞こえてたから、普通に使えるんじゃないか?
330マロン名無しさん:2007/05/09(水) 06:09:50 ID:???
皆さんdクス!もう少しだけやってみます
「あんた名前は?」
「ヴィネガー・ドッピオです」
「それじゃあんたのことはドッピオって呼ぶから…」
魔法学院の一室の椅子に座る青年、もといドッピオは目の前のベッドに座る少女の質問に答えていた
広場でボスと話をしていると突然手を捕まれて城のような建物の中の彼女の自室らしき場所に連れ込まれたのだ
そしてドッピオは質問責めにあっていた
話を聞いているうちにわかったことはここはイタリアじゃなく魔法使いがいる国
少女はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール
通称ルイズ
そしてここ魔法学校
魔法生物の使い魔呼んだんだけどあんた誰? って話らしい
しまいには「呼んじゃった以上仕方ないから平民のあんたのご主人様になってあげるから感謝しなさい!!」
ときた。…のだが彼やもう一人の彼的には
(言っていることがわからない。イカれてるのか?この状況で?)
(ボス・・・僕、ストレスで挫けてしまいそうです )
と当然の反応である(一人は未来に不安しているが)
331マロン名無しさん:2007/05/09(水) 06:23:13 ID:???
キング・クリムゾンの腕を発現させルイズの反応を見たがどうやら見えていないらしい
つまり新手の敵スタンド使いではないらしいのだが魔法使いがいるなんて考えられなかった
常識的に考えて
もちろん自分が特殊であることもキスのせいで頭から吹っ飛んでいる
されているのはボスだが彼にされたのも事実、彼はとっても純愛系なのだ
「貴女の話はわかりました
 ここが魔法の国、貴女の魔法で僕が来た、使い魔の儀式ってのでキスした
 それで帰れたりするんでしょうか?」
もしGERの能力が切れた(ジョルノに何かあった)のなら元の世界に戻ってもう一度再建したほうがいい
と考えたドッピオの考えは
「無理よ… サモンサーバントであんたを呼び出したのは私
 だけど元の場所に帰す魔法なんて知らないし聞いたこともないわ」
この主人にスパっと切り捨てられたのだ
「そうですか・・・僕はどうなるんでしょう」
「元々人間なんて使い魔になられたって困るのよ
 とりあえず掃除や洗濯をしてもらうわ」
「・・・分かりました」
ドッピオはこれでも譲ったつもりだった
だが次の一言で温厚なドッピオは怒ってしまうのだった
332マロン名無しさん:2007/05/09(水) 06:33:34 ID:???
「それにしても最初と今とではまったく別人よ
 なんだかよくわかんない変な平民かと思えば今は礼儀正しい人になってるし
 「どこから襲ってくるんだ」とか「俺のそばに近寄るな」とか、最初は精神障害と思ったけど今はそんなことないし
 あんた、なんなの?」
「・・・変?」
最初、もちろんそれはディアボロ自身のことだ。ドッピオ自体も分かっている
いや、それが悪かった。彼は自分が変な扱いをされるぐらいならまだ怒らない
だが、ルイズは罵倒してはいけない人を罵倒した
人にはいくつか言われたり、やられたりすると許せない個人個人の地雷と言うものがある
(この人・・・ボスを侮辱した・・・!)
ドッピオは怒ってしまったのです
「何でボスを貴女なんかに侮辱されないといけないんですか!!
 自分で呼び出しておいて無責任な魔法使い様で…
 付き合ってられません。僕は帰ります!!」
そしてそのまま出ていった
罵倒した本人は
「・・・ボス?」
聞きなれない人物の事を半濁していた
333マロン名無しさん:2007/05/09(水) 06:54:29 ID:???
建物を出ると見渡す限り地平線
どんな田舎に来てしまったのだろう
この怪しい魔法使いどもの敷地をでていこうと正門らしき場所に向かいドッピオは歩を進める
「・・・それにしてもここは地球のどこなんだろう」
周りの景色を見渡しながら首を傾げる
木々や草花を見る限りどうも地元で見たことないものばかりである
「これはまさか異世界…」
頭を回転させるが何者かの言葉によって遮られた
「トゥルルルルルル!」
何者かの言葉はドッピオ自身の言葉だ
「電話だ!・・・えっとどこに・・・」
そこにある木の枝を拾い耳と口にあてる
「もしもし」
(ドッピオ、このまま抜け出すつもりか?)
「あ・・・はい」
(ならばあては?)
「・・・ありません」
(・・・私も侮辱されたのは腹が立つが今はそのようなことで怒るな
 我々には今はあの少女しか・・・ルイズしかあてが無いのだから)
「すいません・・・ボス」
(いいのだ、私の可愛いドッピオ。私のために怒ったのだろう?)
ドッピオはボスが少し変わったのに気がついていた
GERによって地獄を味わい、ディアボロが他人の痛みをわかってあげられるようになったことを
「・・・ボス」
(なんだ?ドッピオ)
「・・いえ、やっぱりなんでもありません」
ドッピオはこう思ってしまった。今のボスなら野望という大きな幸せではなく日々の小さな幸せで生きていけるのではないかと
そんな日々をドッピオは欲しいと思ってしまったのだ
334マロン名無しさん:2007/05/09(水) 07:11:36 ID:???
(このままこの世界でボスと一緒に・・・)
そんなことを考えていたドッピオの思考は
「やあ、そんなところで何をしているのかな?」
突如の声で切られてしまったのだ
「・・・あ、ルイズさん・・・」
「ハアハア・・・急に抜け出してどこに行くつもりなのかしら?」
息を切らしながら最初に声をかけた人の後ろからルイズがやってきた
「・・・すいません、ルイズさん。急に怒り出してしまって」
ドッピオはディアボロを侮辱されたのをまだ良く思っていないが急に怒り出したのは悪いと思いまず謝った
「・・・あれから少し考えたんだけど」
ルイズが口を開く。ドッピオはそれが何かと思って顔を上げると
「あんた、やっぱり精神障害でしょ」
そんなことを言われた
「・・・え?」
「そうとしか考えられないのよ。部屋でボスとか言ってたでしょ?
 最初と今と違うならあんた二重人格とかそういうのよ」
「えっと・・それは・・その」
ドッピオは少々迷っていた。このまま自分のことを正直に言うべきかそれとも嘘を言うべきか
どうするか迷っていたとき
「まあまあ、そこら辺にしておいたほうがいいのではないかな?ミス・フランソワーズ」
一緒に来た金髪の人に遮られたのだ
335マロン名無しさん:2007/05/09(水) 08:04:34 ID:???
ディアボロが呼ばれるのは新しいな。
承太郎のスレタイあんま関係ないねw
続きがんばれ
336マロン名無しさん:2007/05/09(水) 09:02:20 ID:???
面白いです、続き期待してます。

キンクリの能力ならワルドとか瞬殺出来そうだけど、逆にフーケに苦戦しそう。
あれ攻撃手段チョップしかないし。
337通常の名無しさんの3倍:2007/05/09(水) 10:31:57 ID:???
しかしそのチョップの攻撃力が半端無いからなぁ
防御もエピタフで危険回避とそれを消し飛ばす完璧ぶり
まぁ問題はボスとドッピオの切り替えか、リゾット戦みたいにドッピオのまま死にかねんw
338マロン名無しさん:2007/05/09(水) 12:18:52 ID:???
敵に襲われピンチになった所で人格が変化しパワーアップするのは主人公の王道
339マロン名無しさん:2007/05/09(水) 13:39:46 ID:???
面白いぜ そりゃ何千回も死ねば嫌でも人の痛みはわかるよなあw
悟りだって開きそうなもんだよw
340マロン名無しさん:2007/05/09(水) 14:41:09 ID:???
ドッピオが才人のポジションなんだよな?
たまにディアボロが出てきてルイズの邪魔者や自分の敵を
排除するという感じで。
341マロン名無しさん:2007/05/09(水) 15:31:21 ID:???
たまに書いてて不安にあることがある。これは面白いのかと
皆さんの面白いは活力源になります。皆さんdクス

「ちょっとギーシュ、人の使い魔の教育方針に口ださないでくれる?」
どうやら目の前の金髪の人はギーシュというらしい
「ミス・フランソワーズ、ここで人の目に付いているのが分からないのかな?」
よくよく後ろを見るとこちらを見て笑っている人たちがいる
「う・・・」
「教育をするのはかまわないが笑いものにされるのは君もよろしくないと思うのだが」
ギーシュさんがこちらに手を出す
「あ、どうも」
その手をとり立ち上がる。いい人なのかもしれない
「平民風情が貴族に手を出してもらったんだ。光栄に思うことだね」
・・・この世界は平民とか貴族とか階級に拘り過ぎている面があると思う
同じ人間なのにこう気を使う必要があるんだろうか
「まあ使い魔探しはこれで終わらせてもらうよ。僕には僕の用事があるからね」
「別に協力してとは頼んだ覚えないけどね」
「それじゃあね。ゼロのルイズ」
「・・・ドッピオ、さっさと部屋に戻るわよ」
「・・・はい」
ゼロのルイズと呼ばれたとき、ルイズさんに怒りの表情が見えたのは気のせいではなかったと思う
342マロン名無しさん:2007/05/09(水) 15:50:13 ID:???
その後大きな食堂で食事を取った後部屋まで2人は帰ってきた
二つの月が登り日は暮れていた
部屋に入るなりルイズは指を鳴らしランプを付ける
ランプに驚き珍しそうに眺めながらさっきから口を開かない少女の事を考えていた
沈黙が気まずくてたまらないため何か話しかけようとあれこれ考えているとベッドに座っていたルイズは頭を上げて言った
「うん、やっぱあんたが何だろうと関係ないわ!!」
「…いきなり何の話ですか?」
貝のように口を閉ざしていたルイズに仗助は驚く
「あんたがその…精神障害でも平民であり私の使い魔よ!!その事実は全てに優先するわ
 そうよ!!こいつをどうしようかなんて考える必要が無かったのよ!!」
ルイズは先程までの悩んでいた顔とは別人のように明るく楽しそうに言いうんうんと頷いた
「悩みが解消されたのはめでたいですけど、言っていることがわからないんですが・・・・・」
半分呆れ顔のドッピオをルイズはビシッと指差し叫ぶ
笑いながら何かを投げてよこしながら
「それ、よろしくね」
「わっと・・・なんですか?これ」
「洗濯物よ。洗っておいてね」
「え!!パンツもですか?」
「使い魔らしくご主人様の身の回りの世話ぐらいしなさいよ!!じゃ寝るから」
言うだけ言うとさっさとベッドに潜り込み指を鳴らし灯りを消してしまった
その後ドッピオは数回言葉を交わしたが無駄だったため諦めて洗濯をすることにした
343マロン名無しさん:2007/05/09(水) 16:10:52 ID:???
とわ言ってもドッピオは洗濯と言うものを出来るかどうか不安だった
「・・・すいませーん」
道具も無い以上、出来るわけも無い
昼間の脱走のうちに見て回ったところの一つ、メイドさんたちが働いていた所についた
「・・誰かいませんかー?」
だが無人、夜も少々遅い時間に入ったためか無人だった
「・・・ちょっとだけ借りて行きまーす」
おそらく洗濯に必要と思われるものを拝借し、後は水道と思われるところに戻るだけです
「誰かいるんですか?」
「うわああ?!」
「きゃ・・?!」
無人と思ったら見回りと思われる人に見つかってしまったドッピオはつい叫んでしまいます
誰だって夜に人がいないと思っていたのにいきなり声をかけられたら驚きます
ちなみにちょっとドッピオは拝借するのに罪悪感がありました。吃驚するのも当然です
一方見回りの人も驚いています。いきなり叫ばれたら誰だって驚きます
「す・・すいません!すぐに戻しますから!」
「こちらの方こそすいません!いきなり来てしまって」
ゴチンッ!
「イタっ!」
「っ・・!」
反射的に謝った二人の頭と頭がぶつかってしまいました
「・・重ね重ねすいません。僕は洗濯に必要なものを取りに来たんですけど」
「っ・・お洗濯に必要なものをですか?」
暗がりの中、よく見るとその人はメイドさんでした
「・・あの、どういう物がいいか教えてくれませんか?」
「お洗濯をですか?」
「・・・えっと道具さえ教えていただければこっちでやろうと思ってるんですけど」
「・・お洗濯の道具でしたら・・あ、これは食器用の洗剤です」
「あ、すいません・・」
「お洗濯でしたらこちらの洗剤を使ってくださるといいと思います」
こうして妙な譲り合いの会話がしばらく続きました
344マロン名無しさん:2007/05/09(水) 16:22:27 ID:???
「いろいろ教えていただいてありがとうございます」
「あ、いえそんなに気になさらないでください」
「えっと・・・それじゃ僕はこれで!」
ドッピオは自分がいろいろ間違っているのを指摘されて恥ずかしくなっていました
少し逃げるように洗い場に行こうとしますが
「あ、あの!洗い場だったらこっちのほうが近いですよ!」
と、また指摘されてしまったのでした
「・・ありがとうございます。それではこれで」
「あまりお気になさらないでください」
近いといわれた洗い場に歩みを進めるドッピオでしたが
(・・あ、名前とか聞いておいたほうが良かったかも)
なんてことを考えていました

「・・ふう」
ドッピオはドッピオなりに洗濯を頑張ってみましたがやっぱり素人、洗濯物は半分も終わっていません
「・・・やり方が悪いのかな?」
洗濯板にこすって汚れを落とすのですが良く洗わないと汚れが落ちません
「・・・力を入れるとダメみたいだし」
少々力んでしまってほつれてしまった服も少しあります
「うーん、どうすればいいんですか?ボス」
左手に石をもって言ったドッピオにディアボロは
(私が知っていると思うか?)
と、予想どおりに答えます
345マロン名無しさん:2007/05/09(水) 16:31:13 ID:???
「・・・あの」
と、ディアボロ以外から話しかけられました
「貴方は・・・えっと」
「シエスタです。その、お洗濯で困ってるように見えたんですけど」
事実困っていました。家事スキル0のドッピオとディアボロがやっても上手くいく訳がありません
それでもディアボロよりもドッピオのほうが上手と言えば上手でした
ディアボロは力を入れすぎてしまい服をほつれさせてしまうのです
ドッピオは力を入れて服をダメにしてしまうのが怖いため、ゆっくり丁寧にやろうとします
ですが結果として遅くなってしまいます
「シエスタさんの言うとおりです・・・ちょっと困っていまして」
「・・良かったら教えましょうか?」
「え?いいんですか?!」
「よろしければなんですけど」
「もちろん大歓迎です!」
ドッピオに洗濯物の救世主が現れました。今のドッピオには女神にも等しいでしょう
346マロン名無しさん:2007/05/09(水) 16:37:20 ID:???
ボスから召使いへ転落の人生に笑タ
これから這い上がるんだよな?
347マロン名無しさん:2007/05/09(水) 16:52:31 ID:???
「ここはこうやったほうが早く・・・」
「じゃあこれはどうしたらいいんでしょう」
「前もって薄めた洗剤水の中に入れておけば落ちやすくなります」
「なるほど・・・」
シエスタ開催、お洗濯講座も少し立つとドッピオは家事スキル0から3くらいまであがりました
ちなみに家事スキルは10まで、10基準はシエスタです
(・・・ふむ)
ディアボロも少々関心があったのか邪魔をせず、お洗濯講座を聞いていました
「こんな感じなんですけど・・・」
とお洗濯講座が終わるころにはもう残りの洗濯物はなくなっていました
「教えてくださってありがとうございます」
「え?」
ドッピオは感謝の表れをと思って礼をしました
「そ、そんなこれくらいで、お礼なんていいですよ」
「いえ、最初の僕と比べたら要領も分かるようになったんです
 シエスタさんのおかげです」
ドッピオは本当に感謝していました
「・・・お礼だけで十分ですよ。道具は私が後で戻しま「いえ、そこまで迷惑かけられません」
シエスタの言葉をさえぎってドッピオは言いました
「教えてもらった上にそこまで迷惑かけられません。
 昼間とかも働いてたんですからもう寝てください」
「・・・それではお言葉に甘えさせていただきます。
 あ、その前に」
「なんですか?」
「お名前を聞かせてもらってもよろしいでしょうか」
「・・ドッピオです」
「ドッピオさん、おやすみなさい」
「はい、おやすみなさい」
こうしてお洗濯によってドッピオに新しい知り合いが出来たのでした
348マロン名無しさん:2007/05/09(水) 17:06:50 ID:???
洗濯物も干しました。後は眠るだけなのですが
(ドッピオ、大丈夫か?)
「・・大丈夫です。ボス」
ドッピオは眠りの限界寸前のようでした。洗濯に時間をかけすぎたのです
(・・それにしても)
ドッピオは昼間に考えたことをまた考え始めました
(・・・二つの月、地球とはまったく違う世界)
ここでボスと一緒に静かに暮らしていく、だけどボスは野望を果たそうとするだろう
(・・・ボス、ここで静かに・・・)
ドッピオの意識は緩やかに落ちていった

(・・・・・・)
ドッピオが眠りについたとしてもそれは意識が眠りついただけであり、ディアボロ自身は起きていた
もっとも表層意識にディアボロが来たわけだが
(・・・ドッピオ)
ドッピオの考えが頭に浮かぶ。そう、ドッピオの考えはディアボロにも分かっているのだ
それをドッピオは知らない。自分の心の内にだけ留めていると思っているものもディアボロには知れている
(・・・何を考えている。俺は俺の野望を果たすだけだ)
次があるか分からない。だからこそここで我が野望を果たす
だがここでゆっくり暮らすのも悪くは無いと思ってしまう
(・・・今は、今はここで)
そう、まずは情報を集めてから
そう自分に言い訳をしながら、ディアボロも眠りに入るのだった
349マロン名無しさん:2007/05/09(水) 17:10:58 ID:???
・・・短編風に書くつもりだったのに七レスも使ってしまったお洗濯講座
ちなみに家事スキルはドッピオ洗濯スキル3、ディアボロ洗濯スキル1です
ディアボロは見て聞いただけなので実際にやってないし洗濯スキルは低いです
350マロン名無しさん:2007/05/09(水) 17:57:24 ID:???
ゼロ戦はどうなるんだろうか?
キングクリムゾンでも竜騎士には勝てんと思うが。

敵の大将を暗殺という手ならなんとかなるかね?。
351マロン名無しさん:2007/05/09(水) 17:59:17 ID:???
ゼロ戦じゃあなくてイタリアの戦闘機にしたらどうよ
352マロン名無しさん:2007/05/09(水) 19:13:08 ID:???
GJ!

私的にディアボロにはこのまま正義に目覚めてほしいですね。
353マロン名無しさん:2007/05/09(水) 19:13:13 ID:???
誰がうm(ry
354マロン名無しさん:2007/05/09(水) 19:40:55 ID:???
正義に目覚めつつつつ自分の地位を高めていくディアボロがみたい。
表の組織はドッピオ 裏の組織はディアボロみたいな。
355マロン名無しさん:2007/05/09(水) 22:33:22 ID:???
洗濯スキルとかいらにゃいにゃん(≧ω≦)
356マロン名無しさん:2007/05/10(木) 00:12:58 ID:???
馬鹿は死んでも直らない
直ったから馬鹿ではないなボス
357マロン名無しさん:2007/05/10(木) 00:42:53 ID:???
死にすぎたけどなw
地獄に仏な気分だろう。

ルイズが女神に見えていると思うよボスには。
358マロン名無しさん:2007/05/10(木) 00:48:46 ID:???
死ぬよりはマシか
359マロン名無しさん:2007/05/10(木) 02:31:55 ID:???
ディアボロが呼び出されてるのに展開
穏やかでワロタwこういうのもいいんじゃない。
360マロン名無しさん:2007/05/10(木) 06:28:00 ID:???
ディアボロがこの世界に来てから二日がたちました
ルイズを起こし着替えさせて汲んできた水で顔を洗ってあげます。もちろんドッピオがやっています
「男の前で恥ずかしくないんですか?」
やってはいるが毎朝異性の裸を見るのは大半の男性にとっては余り精神的に優しくないものだ
「はぁ?男?あんた使い魔でしょ?偉そうなこと言ってないで早くしなさいよ!!」
「・・・はい」
タオルで顔を拭いてやると朝食を取りに行く
初め食事にまで制限を付けられそうになったが何とか頼み込んだ。労働の後がパン一個なんてふざけています
朝食の後は午前中の授業です
ルイズが授業に出ている間に部屋の掃除をします
箒とちりとりを使いささっと済ませてしまいます。ドッピオは案外家事に適正があるんです
361マロン名無しさん:2007/05/10(木) 07:03:53 ID:???
やり始めるととまらなくなって隅から隅まで掃除をしてしまうことがあります
ドッピオはそこそこのところでやめて洗濯に行きます
洗濯も二日ほどたつと慣れてきます。スキルは5ほどでしょうか
洗濯も終え、洗濯物を干すともうお昼です
「ふー・・・お昼ご飯の時間かな?」
太陽が真上にあがってきています。ドッピオはこのお昼ご飯を楽しみにしているのです

「こんにちは、マルトーさん」
「お、いらっしゃい!」
魔法学院アルヴィーズ食堂、コック長マルトーさん
ルイズさんに躾と言われてパン一個しか食べさせてもらえなかったとき、賄い料理を食べさせてくれた優しい人だ
「賄いだったらもう少しで出来るからそれまで待っててくれ」
「それじゃ料理を配るのを手伝いますよ」

食堂でウェイターの真似をするのは昨日からだ
賄い料理を貰いっぱなしなのはいけないと言ってここで働かせてもらっている
「クップププ」
「ククク」
・・・笑い声があるのは使い魔なのにこんなところで何をやっているんだ。みたいなことだろう
「・・・ドッピオさん」
「いいんですよ。シエスタさん」
笑い声をそこそこ無視して料理を配る
「・・・あの」
「はい?」
僕に話しかけたのは茶色のコートを着た女性。下級生がこういう格好をしているんだっけ
「ギーシュさまがどこにいるか分かりませんか?」
「ギーシュ?」
・・・ああ、脱走したときにルイズさんと一緒に来た金髪の人か、食堂の中をぐるりと見渡すと・・・
「あ、います。外のほうですね。案内しましょうか?」
「お願いします」
362マロン名無しさん:2007/05/10(木) 07:04:37 ID:???
外に行くとギーシュはこの子以外の女性と話していた
まだこの子は気づいていない
(・・・二股?よくないな・・改めさせたほうがいいかな)
配るために持っていた物のうちの一つ、チーズケーキを持って話しかける
「チーズケーキをお頼みの方」
「は?チーズケーキなんて頼んでないよ・・て君はミス・フランソワーズの使い魔」
「それではこちらの女性と待ち合わせの方は?」
「?!・・モンモランシー、ちょっと待っててくれるかい?」
そういうとギーシュはつれてきた子の肩をつかんで奥の茂みは行った
もれ出る話を聞くとギーシュが二股をかけているのが分かって女性のほうが怒っているようだ
あ、女性のほうが帰っていった
ギーシュが戻ってくる
「モンモランシー、あの子はただの」
「・・・最低」
「うっ」
「・・・下劣」
「ぐっ」
「・・・絶交よ」
「なっ?!最後まで聞いてくれモンモランシー!
 ほら君の顔に怒りは似合わない」
二股をかけた人の末路って怖いなー
363マロン名無しさん:2007/05/10(木) 07:16:22 ID:???
結局、ギーシュは二股をかけているのがばれて二人からふられてしまったようだ
「・・・くっ」
結構、効いたみたいだけど
「・・・・」
僕に怒りが向けられているのが気のせい・・ではないと思う
突如、ギーシュから何かを投げつけられる。手袋だ
「平民風情がこの僕に恥をかかせるとはね」
「いや、それは自分が悪いんじゃ」
「うるさい!君を叩きのめさないと気がすまない。決闘だ!」
「え?」

外の中庭、周りには大勢のギャラリーがいる
どこで聞いたのか決闘と聞いて見に来た人たちだと思う
「勝負方法は単純にどちらかが負けを認めるまで、分かったかな」
「・・・つまり二股をかけた自分が悪かったと認めさせればいいんですか」
周囲から笑いが漏れる
「うるさい!君があの子をあの場に連れてこなければ万事上手くいったって言うのに・・!」
「いや、元々待ち合わせていたって聞いたんですけど」
「・・・そういえば・・ええい、あのとき見えていたはずだろう!気を使うのが常識だろう!」
「どんな常識ですか。二股かけていいなんて」
「うるさい!」
・・何をするつもりだ
「エピタフ」
エピタフを使い未来を察知する
「なっ!」
一歩後方に下がって攻撃を回避する
「言い忘れていたけど僕は貴族だからね。魔法で戦わせて貰うよ」
目の前にいるのは青銅の鎧人形。形は・・・なんだろう?
「・・・魔法・・次、何が来る・・・」
364マロン名無しさん:2007/05/10(木) 07:17:22 ID:???
ようやくギーシュ戦・・うわ遅!
365マロン名無しさん:2007/05/10(木) 07:28:49 ID:???
なんという好青年
なんという働かない上司

とりあえずチーズケーキが耳に押しつけられるような展開に期待。
366マロン名無しさん:2007/05/10(木) 08:02:58 ID:???
キンクリ強すぎるからどうバトルに緊張感を持たせるかが肝だやね

まあギーシュ相手だと緊張感も糞もないけどw
367マロン名無しさん:2007/05/10(木) 10:42:02 ID:???
続きにwktk
368通常の名無しさんの3倍:2007/05/10(木) 10:45:14 ID:???
どう考えてもドッピオがブチ切れて眼の中に指を突っ込まれます、本当に(ry

ボスが出てくるって展開もオイシイけどあのマンモーニ相手にキンクリ出すってのもなぁw
369マロン名無しさん:2007/05/10(木) 12:33:52 ID:???
いやニュードッピオならばなんとかしてくれる
一応ボスと共に成長しているはずだしな。
370マロン名無しさん:2007/05/10(木) 15:30:14 ID:???
ディアボロ「いつもよって来る……こんなアホが………この世はアホだらけなのか〜〜〜!!」(目玉をプニプニしながら)
ギーシュ「ひいいいいいいいいっ!? す、すいませ―――ん!!」

ディアボロ「見てはならないもの(ルイズの貧乳)を見た者はっ、死ななくてはならないんだぜ―――――!!」
ギーシュ「ぎにゃああああああああああああ」





ギーシュファンのひと………ゴメン(´・ω・`)
371マロン名無しさん:2007/05/10(木) 15:58:31 ID:???
激わらたwwww
でも時々ボスが出てきて 占い師の人みたいな犠牲者がでそうだね
個人的にはルイズと仲間以外には全然変わらんボスがみたいぜ。
372マロン名無しさん:2007/05/10(木) 16:28:31 ID:???
どうも体が重いと思ったら風邪を引いていたよう
病院行って検査をして薬を貰ってきて後は書くだけだ

「ハハハハハッ!いつまでもつのかな?」
左右から人形が迫る
「くっ」
エピタフで予知していたので一体を右腕で殴り破壊。二体目の攻撃を回避
「エピタフ!」
次の予知、その予知は
「後ろ三体!」
右腕のチョップで一気に三体倒す。だがこのままだと
「・・・消耗戦になってしまう・・エピタフ!」
事実、本体であるギーシュに詰め寄れない。詰め寄ろうとしても何体もの人形が邪魔をするのだ
「右二体前一体・・ここ!」
左後ろに下がり瞬時に
「エピタフ!」
未来予知を使う。その結果
「・・・囲まれた?!」
「こうも簡単にその敷地に来るとはね。今まで君を相手にしていたワルキューレたちは陽動さ」
「まずい・・・!」
373マロン名無しさん:2007/05/10(木) 16:39:40 ID:???
周囲の土から現れた人形、数にして八体
ドッピオは右腕を使い回転して周囲の八体を薙ぎ払う様に倒す
「エピタフ!」
次の予知を行うが
「・・くっ」
さっき倒さずにいた三体の人形の攻撃、前、右、左
ドッピオは右腕を地面に打ち後方に下がろうとするも
ドガッ!
「ぐっ・・・?!」
後ろの何か・・・いや、青銅の鎧人形にぶつかってしまった
「言っただろう?今まで君を相手にしていたワルキューレたちは陽動と
 その三体は今までのワルキューレじゃないかな?」
「しまっ・・」
ドゴォッ!
しまったと言い切る前に殴り飛ばされる
それは計算されたのかギーシュ手前の二、三メートルまで飛ばされた
「・・・ゲホッ」
「ここでさっきの愚行を改める・・・土下座して謝るって言うならもう終わらせてもいいけど」
「・・・れが」
「・・・よく聞こえなかったなーもう一度言ってくれないかな?」
「・・だれが貴方なんかに謝りますか・・・!」
ドッピオは少しギーシュに対して不満を持っていました。二股もさることながらルイズを小ばかにした態度が気に入らなかったのです
374マロン名無しさん:2007/05/10(木) 16:53:46 ID:???
ドッピオ(*´Д`)
375マロン名無しさん:2007/05/10(木) 16:57:27 ID:???
「ふーん、じゃあその考えを改めるまで・・・」
ドッピオに杖を突きつけギーシュは
「僕のワルキューレたちのサンドバックになるがいいさ!」
ドッピオは瞬時にエピタフを使い対応しようとしますが
「やめて!!」
その声にさえぎられたのです

午前の授業を終えたルイズは一度部屋に戻りました
ドッピオに昼ごはんを与えるためドッピオを探していたのです
ですが
「部屋にもいないなんて・・掃除は綺麗にやってるみたいね
 まったく主人をほったらかして何をやってるのかしら。あの使い魔は」
少々ルイズは怒っていました。自分の使い魔が自分にまったく干渉しようとしないのですから
「本当にどこに行ったのかしら」
「お困りのようね。ゼロのルイズ」
と、急に自分のあだ名で呼ばれたルイズ。ルイズ自身は分かっている。この声の主が
「何の用かしら?ミス・ツェルプストー」
「いえ、貴女が一度使い魔に脱走されたなんて聞いたので
 今回もまたそういうことになってるんじゃないかと思って」
「余計なお世話よ。大体実際に脱走はしていないし今回だって違うわ」
「そうかしら?あんないかにも体力より頭脳って感じの・・ドッピオだっけ?
 そんなのに掃除洗濯任せてたらいやになるのも当然よ」
「う・・・」
その事に関してはルイズも同意見でした。まだ上手くやっていますがいつ放り出してしまうか
少しルイズも不安でした
376マロン名無しさん:2007/05/10(木) 17:04:53 ID:???
強すぎないところがナイス。
いきなり圧倒するかな?と思ってたら
以外にギーシュに苦戦しててそれがまたいいね。
377マロン名無しさん:2007/05/10(木) 17:09:37 ID:???
「だ、だからってここ以外に住めるところなんてこの辺には無いし
 野生のクリフォンやドラゴンが出てくるのよ?無用心に出て行くなんて」
「それを貴女の使い魔は知っているのかしら?もしかしたら」
ルイズは少し冷静になり考えたら恐ろしいことが浮かびました
「・・・ドッピオが死んじゃうかもしれない?」
「そうなるかもしれないわね」
「だったら急いで探さないと!」
ルイズは自分の家名に泥がとか使い魔が脱走した上に見殺しで自分の評価が下がるとか言うのは考えませんでした
二日とは言えど自分の世話をしてくれた彼が見殺しになるのがなぜか嫌でした
「そう、じゃ頑張ってね」
「ちょっとアンタも手伝いなさいよ」
「嫌よ、何で人の使い魔の問題を抱えないといけないのよ」
「こうして話をしてロスした分の時間そのくらい手伝ってもらわないといけないわ」
「・・・ハア、仕方ないわね」
こうしてドッピオを探すために廊下を走り回るルイズとキュルケですが一人の生徒と会いました
「ゼロのルイズとミス・ツェルプストーではないですか。どうかしたんですか?」
少々ルイズはムッとしましたが今は気にしてられません
「丁度いいわ。コイツの使い魔がどこにいるか知らない?」
378マロン名無しさん:2007/05/10(木) 17:15:55 ID:???
「ゼロのルイズのですか?そういえば今すごいことになってますよ
 何でもギーシュと決闘をするだとか」
「何ですって?!」
「・・それはどこでやっているのかしら」
「確か中庭だったと思いますよ」
「急ぐわよ!ルイズ!」
「ええ!」
予想していたことより厄介なことになりました
たとえドッピオが勝ったとしても貴族を侮辱した罪などで起訴されれば死刑になってしまう
それにドッピオのような平民が貴族・・魔法を使えるものに敵うわけが無い
そう思って中庭に来たルイズとキュルケでしたが
「嘘・・・」
「・・すごい」
予想していたようにはなっていませんでした
379マロン名無しさん:2007/05/10(木) 17:24:16 ID:???
ドッピオはギーシュ相手に戦えていました
ギーシュのワルキューレがどこから来るのか分かっているかのように攻撃を回避し
自分たちに視えないなにかでワルキューレたちを倒していきます
「嘘・・・貴女の使い魔って平民よね」
「ええ・・魔法は使っていないはずよ。杖持ってないし」
魔法使いには必須の杖を持たずに不可視の何かでワルキューレを倒していくドッピオ
「・・・でも、もう終わりのようね」
「え?」
「ギーシュのほう、よく見なさい」
「・・まさか」
ギーシュは笑っていた
自分の魔法が平民であるはずのドッピオに敗れているはずなのに笑っていた
「ギーシュの奴、何か罠を張ってるわよ」
「あ?!」
突如ドッピオに現れる八体のワルキューレ、だがドッピオはそれを薙ぎ倒す
「積みね」
そこからさらに前進して来たワルキューレから離脱しようとして後ろのワルキューレにぶつかってしまった
380マロン名無しさん:2007/05/10(木) 17:31:24 ID:???
ドゴォッ!
「あ?!」
鈍い音が響きました。それを周りの人は笑いながらや見ていられないように見ています
「・・・ギーシュ、加減をしてないわね。骨までイったんじゃないかしら」
「そんな・・・!」

「ここでさっきの愚行を改める・・・土下座して謝るって言うならもう終わらせてもいいけど」
ギーシュの言葉でした。ルイズは
(もうドッピオは戦わない。何が目的でやったか知らないけどこれだけひどい傷を負えば)
そう考えていました。いや、だれもがそう考えていたでしょう
「・・だれが貴方なんかに謝りますか・・・!」
ですが、その考えはもろくも打ち破られました
周囲の人は静かでした。笑いや同情もなく、ただその場で立ち上がろうとするドッピオを見て・・見守っていました
「ふーん、じゃあその考えを改めるまで・・・」
ドッピオに杖を突きつけギーシュは
「僕のワルキューレたちのサンドバックになるがいいさ!」
と言いました。その一言で
「あ、ちょっとルイズ?!」
ルイズのスイッチが入りました
381マロン名無しさん:2007/05/10(木) 17:37:19 ID:???
ちょっと熱出てきたんで落ちます
支援してくれる皆さんノシ
382マロン名無しさん:2007/05/10(木) 17:47:53 ID:???
GJ!
しかしすごいな、これで、
・仗助版
・ジョルノ版
・通常+露伴版
・ディアボロ版
と多くのストーリーが出来たわけか。
383マロン名無しさん:2007/05/10(木) 17:56:23 ID:???
ゆっくり身体を休めてくだされ。
384370、再びゴメン:2007/05/10(木) 18:09:02 ID:???
なぜか集団で五部のブチャ一味を召喚してしまったルイズ。


ナランチャ「ギ・イ・シュ・ド・グ・ラ・モ・ン………天国・地獄・大地獄……天国・地獄………大地獄!
       ぎゃはははははは―――――!! コイツ『名前占い』で大地獄行きだぜぇ―――――!!!」
アバッキオ「よっと」
ギーシュ「うんがああああああああ!!」


ジュウウウ………(目玉の焼ける音)

“ズッタン ズッタン ズッタン………”


ギーシュ「うんごおおおおおおおおおお!!!」


“ズッタン ズッタン ズッタン”

グイン! グイン!

バッ! バッ!

“ズッタン ズッタン ズッタン………”


ギーシュ「うんがああ(ry



もはやイジメ状態www
385マロン名無しさん:2007/05/10(木) 18:17:31 ID:???
GJ!
ドッピオたんは健気ですね
それがボスに変化するときがガクブルですが
386マロン名無しさん:2007/05/10(木) 19:06:00 ID:???
GJ!
ドッピオかっこえぇ、
良心を持ったボスがどう出るか楽しみでたまりません、
日本のことわざにも悪につよけりゃ善にも強いっていいますしね(ちがうかも?)
387マロン名無しさん:2007/05/10(木) 19:21:51 ID:???
GJ!
ボスが最小限の干渉で助けると萌えるな
まあクリ無損は見えないから大丈夫だろうが。
でも変身でばれるか。
388マロン名無しさん:2007/05/10(木) 20:32:49 ID:???
しかし、ディアボロの大冒険出てからボス人気急上昇だなw
389マロン名無しさん:2007/05/10(木) 21:17:39 ID:???
ボスは元から人気はあるんだ
ただ悲しきかな悪党ではないが外道だから今まで流行らなかったんだ
390マロン名無しさん:2007/05/10(木) 21:23:51 ID:???
何言ってんだ
メタリカを(人のスタンドで)倒したときから俺の中ではストップ高よ
391マロン名無しさん:2007/05/10(木) 22:38:09 ID:???
ボスは変身したときから好きです。
占い師の時もなんか面白くて好きだった。
392マロン名無しさん:2007/05/11(金) 00:42:23 ID:???
スタンドも身も蓋もないイケメンっぷりだしな
393マロン名無しさん:2007/05/11(金) 01:56:27 ID:???
ディアボロの大冒険でますます好きになりました。
つーか死にすぎwww
394マロン名無しさん:2007/05/11(金) 02:03:09 ID:???
つまりこういう事だな?
『「ディアボロの大冒険」で死ねば死ぬほど、ボスは強くなる』
395マロン名無しさんの:2007/05/11(金) 02:45:13 ID:???
>>384
対抗して暗殺者チーム
プロシュート兄貴の場合
召喚→スタンド攻撃と判断→「グレイトフル・デッドッ!!」→兄貴以外全員老化
リゾットの場合
召喚→スタンド攻撃と判断→「メタリカッ!」→「殺し方は・・・スデにできているッ!!」→透明のままその場の人間殺傷
ギアッチョの場合
召喚→スタンド攻撃と判断→「ホワイトアルバムッ!」→その場の人間凍死
駄目だな・・・どう転んでも確実に人が死ぬw
おまけ
フーゴの場合
召喚→「このクソガキがオレをナメてんのかッ!?どれだけ自分勝手すりゃ気が済むんだコラァ!
人を無理矢理召喚しといて何で使い魔になれとか言ってんだこの・・・ド貧乳がァーーーーーーーーーッ!」
五部の面子を召喚するとジョルノやブチャラティでもない限り確実に負傷者が出るなw
396マロン名無しさん:2007/05/11(金) 13:16:24 ID:???
DIO様の場合
召喚→このDIOがあああああ!!!→完
397マロン名無しさん:2007/05/11(金) 13:51:29 ID:???
プロシュート兄貴篇が見たいなぁ。
398マロン名無しさん:2007/05/11(金) 14:41:58 ID:???
>>396
ワラタ
399マロン名無しさん:2007/05/11(金) 14:59:58 ID:???
>>395
フーゴヒドスww
フラグもへったくれもねぇw

ボス編、他の悪役だと「改心するなんて○○じゃない!」って意見が絶対出るところを、
そういうの全然ないあたりが凄い。
無限死による「経験」の説得力って恐ろしいなw
400マロン名無しさん:2007/05/11(金) 15:07:38 ID:???
ボスが改心するのは自分の恩人だけで
あとは大して変わらん気がするなあ。

異世界の占い師ネタも希望。
401マロン名無しさん:2007/05/11(金) 15:22:10 ID:???
ああそうかDIO召喚されたら面白そうと思ってたけど
向こうは日が出てるから召喚された瞬間死ぬのかw
402マロン名無しさん:2007/05/11(金) 16:16:18 ID:???
吉良が召還されたら平穏な人生とはますますかけはなれて苦労しそうだなww
戦いに巻き込まれるわ 貧乳にこきつかわれるわで 胃が痛くなるな。
403マロン名無しさん:2007/05/11(金) 16:34:34 ID:???
コミュニティが狭いせいで
手を切り取るどころか、誰かと親しくしただけでルイズにガーガー言われるな
やつれまくるなw
404マロン名無しさん:2007/05/11(金) 16:38:56 ID:???
プッチ神父ならどうだろうか
405マロン名無しさん:2007/05/11(金) 17:22:13 ID:???
神父はつまんないからな・・・髪型以外
406マロン名無しさん:2007/05/11(金) 22:22:03 ID:???
>>395
フーゴかぁ
原作で出番があれだったから
フーゴ主人公のSSも読みたくなってしまった・・・
むしろフーゴなら「ブチャ裏切りの後何をしていたのか」みたいな感じで
書きやすいか・・・?
407マロン名無しさん:2007/05/11(金) 22:25:06 ID:???
一応小説版でフーゴのその後が書かれてる。
408マロン名無しさん:2007/05/11(金) 22:26:18 ID:???
>>406
5部の小説がそれじゃね?
409マロン名無しさん:2007/05/11(金) 22:28:47 ID:???
フーゴで書きたがる職人はいないんじゃあないかな…
殺傷力軽く最強だしスタンドをネタにしにくい
410マロン名無しさん:2007/05/11(金) 22:39:55 ID:???
キンクリは一見凄そうで時吹っ飛んでる最中は自分も攻撃できないわ
吹っ飛ばせる範囲狭いわ、異常が分り易いわで結構隙多いしな
411マロン名無しさん:2007/05/11(金) 22:40:41 ID:???
そういやDIOってハーミットパープル持ってたな
序盤の念写以外で使ってるとこがなかったが
何気にスタンド二つ持ちだったのね
412マロン名無しさん:2007/05/11(金) 22:41:52 ID:???
キンクリは考えてみたら時吹っ飛んでる最中は自分も攻撃できないわ
吹っ飛ばせる範囲狭いわ、異常が分り易いわで結構隙多いよな
413マロン名無しさん:2007/05/11(金) 22:42:23 ID:???
世界=ジョナサンのスタンド
茨=DIOのスタンド
414マロン名無しさん:2007/05/11(金) 22:43:24 ID:???
でもキンクリってどんな攻撃でも時飛ばして避けれるのがすごいな
415マロン名無しさん:2007/05/11(金) 22:43:52 ID:???
二回投稿しちまった…

>>411
それはホワイトスネイクが最初人を溶かしてたり
GEが殴った時に変な付加効果があったりと同様の黒歴史だろ
416マロン名無しさん:2007/05/11(金) 22:44:36 ID:???
でもブチャ串刺しになってなかった?
どうやって攻撃したっけ?
417マロン名無しさん:2007/05/11(金) 22:48:35 ID:???
>>411
承太郎達の行く先行く先に敵送り込めてたし
戦闘で使わなかっただけで何気に裏ではずっと使ってたんじゃね?
418マロン名無しさん:2007/05/11(金) 22:52:03 ID:???
>>416
基本、明らかに時を止めてる最中に攻撃をしてる描写はなく、一々死角に回り込んでる
けど、自分も攻撃できず他人にも干渉されないはずなのに何故か攻撃を律儀に避けてるシーンもあるね
荒木先生やっぱ適当だなあ…
419マロン名無しさん:2007/05/11(金) 22:55:36 ID:???
>>418
逆に考えるんだ荒木先生にしかわからない何かがあるんだと。
420マロン名無しさん:2007/05/11(金) 23:02:07 ID:???
つーか、異世界に来たんだから、ディアボロのことは二重人格者で
妙な能力を持っているということ以外ルイズたちには分かりようが無いな
421マロン名無しさん:2007/05/11(金) 23:25:24 ID:???
>>418
>何故か攻撃を律儀に避けてる
時を飛ばし終わったときに、
自分と何かが重なってたらえらいことになるからじゃない?
422マロン名無しさん:2007/05/11(金) 23:28:38 ID:???
あ、そうか。頭にエピタフついてんのも誰にも見えないのか。
ギャラリーがどんな反応かするかとWKTKしてたのにー
423マロン名無しさん:2007/05/11(金) 23:29:54 ID:???
GEは矢に刺されて
白蛇は幻覚持ち
じゃね?
まあ考えてなかっただろうけど
424マロン名無しさん:2007/05/11(金) 23:55:50 ID:???
白蛇のどろどろって何気に強いと思ったんだけど、アレっきりだったな。
425マロン名無しさん:2007/05/11(金) 23:57:03 ID:???
しかし考えてみると金栗ってマジ強いよな
守りはほぼ完璧だし
攻撃も不意打ちがしやすいし

それ考えるとピンチになりそうなのは7万の軍を相手にした時ぐらいかな
敵の数が多すぎて休むことの無い攻撃にさらされたら
ポルナレフの血の滴のときみたいに
時をふっ飛ばし終わった直後に攻撃が当たることがあるかもしれん
426マロン名無しさん :2007/05/11(金) 23:57:05 ID:???
>>411
ジョースター家のスタンドをコピーするのがDIOのスタンドだという説があるな。
6部でブッチの足を治したのはクレイジーダイヤモンドのコピーなのではないか?とか。
427マロン名無しさん:2007/05/12(土) 00:41:14 ID:???
金栗は正面から戦っても強いが 北斗神拳みたいな暗殺戦に力をはっきできるんだろうなあ。
敵の将クラスを片端から始末して軍をてったいさせるみたいな使い方ができそうだ。
連続して時間 飛ばせば敵が千人でも勝てるよな?

でもボスの手下作らんとやはり辛いだろうな。
428マロン名無しさんの:2007/05/12(土) 01:46:36 ID:???
人間である以上疲労が出るから1000人は_
ザ・ワールドwihtDIO様なら敵なぎ倒しながらズキュン!ズキュン!すればいいから問題ないけど
>>402
吉良の場合家事もできるし戦闘もキラークイーンの攻撃力が鬼だから川尻さん一家みたいな感じに溶け込みそうではあるw
吉良本人にしたって自分の正体が誰にも分からない場所って事で結構安心できるんじゃあないかね
問題はやっぱ殺人衝動か・・・猫草戦でトゲからしのぶを心配したような状況になれば何とかなるかもしれんが・・・
429マロン名無しさん:2007/05/12(土) 02:02:49 ID:???
吉良の場合 平穏な日々を手に入れたと思うと変な怪物退治に巻き込まれたり
戦争で虚無な力に目覚めたルイズに振り回されたりと悲惨な運命になりそうだww
あとシエスタとはなぜか川尻さんの妻の時みたいにほっとする生活気分になりそうだな。

なんか吉良召還ver書きたくなってきたぜ・・・。
430マロン名無しさん:2007/05/12(土) 03:05:37 ID:???
ディアボロは死後だから飛ばされようが何されようがオッケーだが
吉良はいつぐらいがベストなんだろな?
431マロン名無しさん:2007/05/12(土) 03:11:24 ID:???
吉良の場合はパイツァダスト発動で飛ばされるというのは?
誰も自分を知らない平穏な世界で生きたいという強い意思が虚無の力と結びついて
ルイズの元に召還という感じで。
432マロン名無しさん:2007/05/12(土) 07:01:02 ID:???
丸一日寝込んだため風邪も回復
・・・流れは吉良になってますけど投稿してもかまいませんね!

「やめて!!」
ギーシュとドッピオの決闘の間に誰かが割って入りました
「ミス・フランソワーズ、そこをどいてくれないかな?」
ギーシュは一度、ピッと杖を突きつけ言います
「もう勝負は決まったようなものじゃない!続ける必要なんて・・・」
「僕はその平民に誇りを汚されたんだ。だったらそっちが負けを認めるまでこれは続けるさ」
ルイズは一度ドピッオに振り返り
「・・・ドッピオ、負けを認めなさい。これ以上続けたらアンタ死ぬわよ!」
ルイズはそう言いました
「・・ルイズさん?いつから来てたんですか?」
ドッピオは見当違いのことを言います。ドッピオ自身気になっていたからです
「そんなのどうでもいいから!何が目的でやったか知らないけどこんな傷まで負って・・・」
「ルイズさん」
言いくるめようとしたルイズを一言で止めました
「使い魔って言うものがどういう者か最初に説明してくれましたよね」
「確かに説明したけどそれとこれとは・・・」
「使い魔はつねに主を守り、敬愛する者・・・だったら」
ドッピオはギーシュの方を向き
「あだ名だかよく分かりませんけど、ゼロのルイズとか言ってバカにしているような人には・・ッ」
力が入らない足に渇を入れて立ち上がり
「絶対に・・ッ謝らないッ!!!」
433マロン名無しさん:2007/05/12(土) 07:09:34 ID:???
その意気に呑まれたのかそれとも感動したのか
「・・・平民の方、頑張れ!」
「ルイズの使い魔!頑張れよ!!」
「ドッピオさん!負けないでください!!」
「ドッピオ?・・ドッピオ!ギーシュなんかに負けるな!」
「「「ドッピオ!ドッピオ!ドッピオ!」」」
周囲から湧き上がるドッピオコール
「え?え?なに?」
ルイズ自身は戸惑っています
「・・よし」
その声援に少々力づけられたドッピオはギーシュを倒そうと歩こうとしますが
(駄目だ、力が・・・)
たとえ気力が充実したとしても肉体が拒否する。痛みにドッピオは耐えられないのです
(ドッピオ)
不意に聞こえる声
(よくここまでやった。可愛い部下がここまでやっているというのに私がやらないわけにはいかん)
この声は・・まさか
(後は私に任せろ。あの男が気に入らぬのは私も同じなのだ)
ドッピオの意識はそこで途切れました
434マロン名無しさん:2007/05/12(土) 07:16:40 ID:???
「ドッピオ・・・?」
一番最初に異変に気づいたのはルイズでした
「・・・・・・」
目の前でだんまりしている自分の使い魔が別の何かに・・・最初のときのような人になっていることを
「・・・どうかしたのかな、ドッピオ君。そうまでして立ち上がったのだから僕と戦うのだろう?」
ギーシュはまだ気づいてません。目の前の男がドッピオではなく
「戦いなんかにならないだろうけどね!」
ドッピオにボスと呼ばれた絶頂の能力を持っている人だということを
「キング・クリムゾン」
そう男が呟きました

「ハッ?!」
ギーシュは気がつきました
「あ、あれ?」
さっき確かに召喚したはずのワルキューレがいません
「そ、そんなバカな!」
もう一度召喚しようとしますが
「キング・クリムゾン」
どの呟きに邪魔されてしまうのです
435マロン名無しさん:2007/05/12(土) 07:26:07 ID:???
今、ドッピオと呼ばれた人はその人にボスと呼ばれた人に入れ替わっています
名をディアボロ。エピタフとキング・クリムゾンという絶頂の能力を持っている人です
肉体が痛みで動くのを拒否するのをそれを超える精神で肉体を支えています
(この程度の痛みッGERで与えられた痛みに比べればまだましだ!)
GER、その効果の所為でディアボロは地獄を味わい続けていました
終わりが無いのが終わり、それを救ってくれた少女。それをバカにする周り
(我が救いを侮辱するなど許さん!)
そう思い、目の前を男に歩みを進めるのでした

ギーシュはいくら召喚しようとも召喚できていないことに不安を覚えました
自分が魔法を使えなくなってしまったのではないかと思ってしまうのです
「くっくそ、くそくそくそ!!」
目の前の男がなにをしているのかさえ分かりません
ただ自分の魔法をなにかで消している。そう思わないと不安につぶされてしまうのです
「ひっ・・!」
とうとうその男が目の前までに来てしまいました
436マロン名無しさん:2007/05/12(土) 07:42:42 ID:???
エピタフで未来を予知し、それをキング・クリムゾンで消し飛ばす
それが絶頂の能力の正体、最強の守りのことです
攻撃はキング・クリムゾン自体の攻撃です。こういうと些細なものと思われてしまいますがその力も尋常ではありません
ディアボロは今、目の前の男が未来になにするか予知してその時を消し飛ばしながら進んでいるのです
そして、その男の目の前まで来ました
(・・・殺すか?)
ディアボロは殺すかどうか考えていました
(・・とりあえずこうしとくか)
殺すかどうか以前に目の前の男の杖をへし折りました
「あ・・・僕の杖が!」
「・・・・・・」
決闘はこれで終わりです。その後は、キング・クリムゾンで目の前の男を・・・
「ストップ!」
殺そうとして止められました。止めたのはルイズです
「・・・なぜだ?」
「え?」
「この男は君をバカにしていただろう。他にも大勢の者が・・・だ」
「・・・そんなの一々気にしてたら仕方無いし魔法をちゃんと使えない私が悪いのよ!」
「・・・そうか」
キング・クリムゾンをしまい・・・目の前の男に近づきます
そして一発殴ります
「ギャッ!」
男は変な声を出して地に伏しました
437マロン名無しさん:2007/05/12(土) 07:47:12 ID:???
「・・・ぐっ」
男を殴ってから少し経つとディアボロも倒れました
精神が支えていたのですから倒したことで安直するとこちらだって倒れてしまいます
「あ・・・いけない!誰か救護・・・」
ルイズの心配する声も聞こえなくなってきました
「ぐ・・・はあ」
一度、呼吸をしてディアボロは妙な達成感を覚えながら意識を遮断しました
438マロン名無しさん:2007/05/12(土) 07:50:26 ID:???
とりあえずここでギーシュ戦終了です
・・・吉良を書いたほうがいいのか?
439マロン名無しさん:2007/05/12(土) 08:26:12 ID:???
リアルタイムで見ました。GJ。

ただ地の文がですます長だと絵本みたいな感じがして違和感が
あとボスの「時を飛ばす」能力は別に相手の行動そのものを無効化できるわけではないような
440マロン名無しさん:2007/05/12(土) 08:27:10 ID:???
GJ!
ディアボロかっけえええええええええええ!
441マロン名無しさん:2007/05/12(土) 09:35:38 ID:???
さすがボスだぜ GEの地獄に比べれば・・・という下りがすげえ説得力あるなww
442マロン名無しさん:2007/05/12(土) 10:08:08 ID:???
>>439
過程の時間をボス以外認識できなくなするだけで結果は残る
つまりボスがキンクリ発動させる前に、その範囲にいる人間が何らかの行動を取ろうとしていれば
その動きはちゃんと消し飛んだ後に反映される
443マロン名無しさん:2007/05/12(土) 10:57:30 ID:???
キンクリの能力はわかりにくいな
時間をとめる方が我々には理解しやすい

444マロン名無しさん:2007/05/12(土) 11:01:13 ID:???
無限に死んで精神力が磨かれ、スタンド能力も成長したってことで。
445マロン名無しさん:2007/05/12(土) 11:10:07 ID:???
呪文の詠唱が途切れたりしたんじゃね?
キンクリやられると時飛ばし直前にやろうとしてた行動一つしかできないっぽいし。
446マロン名無しさん:2007/05/12(土) 11:49:54 ID:???
>>445
そう見えるのは、単に時が飛んでる時間が数秒単位だからというだけに過ぎない
吹き飛んでる間も相互干渉できないだけでその数秒間人は動き続けてるし
当然飛ぶ前に呪文を唱えていれば、時が吹き飛んでいる間も呪文の詠唱は続いている
そして、呪文が完成すれば、本人にすら認識できないが効果はその時点で発動する
なぜなら時が吹き飛んでいる間にどんな干渉も受けないのは、その吹き飛んだ時を認識できるディアボロだけで
他の事象は誰にも認識できないだけで流動するから

ってかこんな事書いてるからといって話を批判したいわけじゃないんで
作者さんはあんまり気にしないで下さい
続き、期待していますので
447マロン名無しさん:2007/05/12(土) 11:51:13 ID:???
二行目ちょっとおかしいな
ディアボロとその他が相互干渉できないだけってことね
448マロン名無しさん:2007/05/12(土) 11:58:42 ID:???
GJ! 多少の誤差は平行世界ネタでごまかせばいいと思う。
または無限に死んで精神力が鍛えられスタンドも進化したとかでいいや。
とにかく続編期待していますね。
449マロン名無しさん:2007/05/12(土) 11:59:00 ID:hbUvwwui
時間飛ばしてる間に全部片付けたんじゃね?
450マロン名無しさん:2007/05/12(土) 12:17:08 ID:???
吉良が登場するならばデッドマンズQの後でいいんではないだろうか?
仕事がほしいと思う幽霊吉良になにかの存在の依頼が来てルイズの世界に来るとか。
キラークイーンは使えるんだが記憶がないのでいまいちうまく使えないとか。
ディアボロと競演でもいいけどな 無限に死んだボスと記憶のない殺人鬼コンビw
451マロン名無しさん:2007/05/12(土) 12:59:01 ID:???
エビタフで呪文の発動時間予測して
その手前でキンクリ打ち切ったのなら辻褄は一応合う
吹っ飛んでる間も動いていて、その時間を本人は把握できないから
当然キンクリ後に呪文継続なんてできないしな
452マロン名無しさん:2007/05/12(土) 15:40:20 ID:???
グッジョブのG!
このディアボロになら掘られてもいい
453マロン名無しさん:2007/05/12(土) 21:35:03 ID:???
>>450
吉良はあの性癖がなくなってればいいんだがなぁ…
記憶消したぐらいで性癖は変わるんだろうか…
454マロン名無しさん:2007/05/12(土) 21:39:10 ID:???
作者GJ!
ただ一つ質問だがナレーションがですます調なのはなんか意味があるのか?
455マロン名無しさん:2007/05/12(土) 21:46:52 ID:???
ヒント:職人の勝手
456マロン名無しさんの:2007/05/12(土) 22:12:38 ID:???
デットマンズQ見る限りはあの性癖は無くなってて仕事を生きがいにしてるからまぁ大丈夫だと思う
ただまぁ仕事として躊躇無く殺しはしてるがw
457マロン名無しさん:2007/05/12(土) 23:06:16 ID:???
デットマンズQで幽霊になっても平穏が訪れない吉良に笑田ぜ

ルイズの世界だとタイトルはデットマンズQならぬ 
デットマンズ ゼロだろうな。

ルイズにこき使われる嫌な仕事だがw
458マロン名無しさん:2007/05/13(日) 09:18:48 ID:???
キング・クリムゾンの能力はGERで強くなったってことにでもしといてください
です・ますはちょいと我慢してください

「ハッ?!」
目が覚めるとそこは見慣れないところでした
「・・・あれ、なにしてたんだっけ?こんな傷までして・・・」
この青年、ドッピオは腹部に包帯を巻かれてベッドの上で寝ていました
「・・・あ」
そして自分がなぜこんな傷を負ったのか思い出しました
「あ・・・気がつきましたか?」
「シエスタさん・・・そうだ!シエスタさん、僕が決闘しているのを見ていましたよね」
「あ、はい」
ドッピオは決闘のとき湧き上がったドッピオコールの最初、自分の名前を言ってくれたのがシエスタだと覚えていました
「あの後、どうなったんですか?」
「どうってドッピオさんがギーシュさまをやっつけたんですよ?覚えていないんですか」
それもそのはず、倒したのはドッピオではなく主人格であるディアボロなのですから
ドッピオは自分のボスが倒したのだと思いひとまず落ち着きました
「目が覚めたようですのでヴァリエール様に報告しますね」
「ヴァリエール?」
「・・ルイズ様のことですよ」
ドッピオは最初に説明されたフルネームを忘れていました
459マロン名無しさん:2007/05/13(日) 09:29:08 ID:???
「ドッピオ!!」
「ルイズさん・・・そんなに声を立てなくても」
「このバカ!!なんであんなことをしたの!!」
「いきなり罵倒しますか・・・」
しばらくベッドの上で貴族に決闘をさせるようなことをするなだとか
あんなことではちっとも自分のためにならないだとか
傷を負ってるのに無茶をするなだとか
ドッピオはいろんな罵倒を半分聞き流しながらルイズにあわせていました
しばらくして怒鳴りつかれたのか一呼吸して
「今は傷を治すことだけ考えなさい。無茶したらそれこそ許さないんだから」
といって部屋から出て行こうとします
「ありがとうございます。ルイズさん」
ドッピオが礼を言うと
「か、勘違いしないでよね!
 別にアンタのためじゃなくって早く傷を治してもらわないと家事をするのは誰がいるのよ」
照れ隠しだと思いながらドッピオはその言葉を受け取りました
「・・ここだけの話ですけどね」
シエスタが言います
「決闘の後ルイズさんとても心配なされていたのですよ?
 傷を治すのにも高級な薬草を取り入れたりしていたそうですし」
「そうですか・・・それだとなおのこと傷を治すことを考えないといけませんね」
460マロン名無しさん:2007/05/13(日) 09:40:48 ID:???
そして二日ほどたちました
ルイズの取り入れた薬草のおかげか傷のほうも早く完治し、十分に動けるようになりました
決闘のこともあってかドッピオのことを「平民が…」等と言って直接絡んでくる人は特にいなくなりました
ですが中途半端に腕に自信がある人たちが絡んできたりします
あの後、ドッピオは貴族との戦いを学習し、絡まれたら逃げるといった行動に移るようになりました
それでもそういった行動をとると相手は挑発をします。それに耐えられなくなるのはドッピオではなく主人のほうでした
「ちゃちゃっとあいつをやっつけちゃって!」
などの無茶な命令を聞くのも使い魔の仕事です。エピタフの未来予知を駆使し魔法を発動させる前に近づいて杖を折る
ギーシュとの戦いで学んだことです。貴族の人たちは例外なく杖を折ると魔法が使えないようです
ですがドッピオはこういった人たちよりももっと苦手な部類の人種がいるのです
461マロン名無しさん:2007/05/13(日) 09:48:07 ID:???
先程絡んでくる人がいなくなったと言いましたが例外はいるんです
無性に絡んでくるのが1人います
「ドッピオー♪」
「・・・キュルケさん・・・」
キュルケと呼ばれた女生徒はドッピオの腕に胸を押しつけるように抱きついてきます
肩までかかる燃えるような赤い髪を持ちスラッと長身で豊満なバストを見せつけるような格好をしているキュルケ
ドッピオに対しここ数日求愛行動を示していました
「ねぇ、今夜私の部屋にこ・な・い?」
「遠慮します・・・」
「あぁ〜ん。即答しないでよー」
「じゃあ来年まで考えときます」
「もぉー、つれないわねぇ・・・」
彼女は二つ名が示す「微熱のキュルケ」の通り恋多き女なのです
理由は以下の通り
「数日であの「青銅のギーシュ」を初めとする学院の貴族を50あまり倒した平民・・・燃えるわー」
噂は肥大化するものなんです
「ちょっと・・・使い魔に用があるなら主人を通すのが礼儀じゃなくて?ミス・ツェペェルトー?」
「あーらミス・ヴァリエール。いたの?色々小さくて見えなかったわ」
「な、なんですってぇー!!!」
ちなみにルイズとは家柄的な問題で犬猿の中らしい
462マロン名無しさん:2007/05/13(日) 09:54:48 ID:???
「・・・タバサさん。長くなりそうだから先に夕飯食いに行きませんか?」
「・・・・・・(コク」
タバサと呼ばれた少女はチラッとドッピオを見て頷くと視線を読んでいた本に戻しドッピオに続き歩き出しました
眼鏡をかけショートカットで青髪。ルイズよりも一回り小さい少女はいつも本を読んでいます
ここの世界の文字が読めないドッピオには何の本だかはわかりませんが・・・
タバサはキュルケの親友でだいたいセットでいます
口数も少なく表情の変化もないので何考えてるがわかりにくい謎多き少女なのですがドッピオからして見ると一番疲れない相手でもあります
何だかんだここ最近4人組でいることが多いんです
「お腹すきましたね」
とお腹を押さえて歩いていると後ろから声が聞こえる
「あぁ〜ん、待ってー!!」
「こらぁ!!ご主人様置いてどこ行くの!!」
と言った具合で夕食を取り部屋に戻るのです
そしてルイズを寝かしつけると服を丁寧にハンガーにかけ下着姿になり毛布を被り眠ります
住めば都と言うべきなのでしょうか、我が侭なご主人はさて置きドッピオはここの生活に慣れていました

ですがそんな休息も長くは続かないのでした
「フフフ、ここね…」
皆が寝静まった深夜のトリステイン魔法学院宝物庫
その扉の前に黒いフードを頭から被り明らかに不審者である人物がブツブツと独り言を言っているのでした
463マロン名無しさん:2007/05/13(日) 09:56:30 ID:???
とりあえずここまで
ジョジョの奇妙なライトノベルの ◆EHGCl/.tFA さんを参考にしてますんで
464マロン名無しさん:2007/05/13(日) 10:44:14 ID:???
グッド!

ルイズかわいいな
465マロン名無しさん:2007/05/13(日) 11:34:50 ID:???
GJどっぴお違和感ないね
サイトに似た性格なのかもしれないが
466マロン名無しさん:2007/05/13(日) 14:37:00 ID:???
なじんでるw
違和感なくなってきたから不思議だ。
続きまってるよ
467マロン名無しさん:2007/05/13(日) 20:54:18 ID:???
無粋なツッコミかもしれんがドッピオ⇔ディアボロに変化する時って体格変わらなかったっけ?
468マロン名無しさん:2007/05/13(日) 21:19:39 ID:???
急激に変わるよ
469マロン名無しさん:2007/05/13(日) 21:23:32 ID:???
大抵は向こうから余計な詮索して変身ー証拠隠滅のため
いきなり栗無損な形だけどなww
470マロン名無しさん:2007/05/13(日) 22:35:53 ID:???
多少ディアボロの説定が変化しても気にしない

そこは無限死亡成長効果ということでw
関係ないがディアボロの大冒険おもしれえ。
471マロン名無しさん:2007/05/14(月) 01:27:32 ID:???
450が言ってるが競演ってのも面白そうだね
ただジョジョ勢が目立ちすぎそうだが
472マロン名無しさん:2007/05/14(月) 01:33:23 ID:???
>>467
アバ殺した時は体ドッピオで意識ディアボロだった
キンクリいたし
473マロン名無しさん:2007/05/14(月) 02:11:21 ID:???
>>472
多分、意識だけがディアボロと交代しても、体が変化するのにラグがあるんじゃないか?
レクイエム直前のポル戦でセーター脱ぐ時に意識だけディアボロだったし。
だから少しならドッピオの体のままでいられるんだと思う。
474マロン名無しさん:2007/05/14(月) 03:29:15 ID:???
たしか十秒くらいかかるって言ってた気がする
リゾット戦のときに
475マロン名無しさん:2007/05/14(月) 15:28:42 ID:???
体格が変わるとかそういうのは気にしないでくれれば・・・

魔法学校学院長室、ドッピオは決闘をしてからたまにここに来たりします
点前では使い魔の中で不思議な力を使うという噂が広まり学院長自らが調べるためと言うものですが
ドッピオと学院長オスマン自身はここにとっての異世界、地球の話をしていることが多いのです
最初にドッピオの不思議な力、スタンドについても
「まあわしらには見えんし悪用さえしなければの。ただしまた決闘があるなら直接、貴族をそれで殴るのは勘弁しとくれ」
などといってお仕舞いでした
今日もまた異世界についての話をしていますが主だった事が話しきったので会話は弾みません
「おお、そうじゃ。お主の世界の人間がおったかもしれん」
会話を弾ませようとオスマン氏がとても重要なことをさらっと言いました
「そうですか・・・って、ええ?!」
さらっと言われたもので聞き逃しそうになりましたがそんな重要なことは聞き逃せません
「どこだかは知らんが「元の世界に帰りたい」と言ってた者がおったんじゃよ。おそらくお主と同じ世界だとは思うのじゃが」
「その人は今どこに?」
「死んだよ・・・。わしを助けた時には酷いケガでの、死ぬ間際まで元の世界に帰りたいとうわごとのように繰り返しておった・・・」
「助けた?」
「・・・ちいっとばかし爺の昔話に付き合ってくれるか?」
476マロン名無しさん:2007/05/14(月) 15:45:48 ID:???
「もう30年も前の話なのかのう・・・
 ある日わしは森にとある秘薬の材料を探しに行っていたんじゃよ
 しかし途中ワイバーンに襲われたんじゃ
 死にそうだったところにその者が一撃でワイバーンを粉砕して助かったんじゃが」
「・・・・・・・」
「そのときにワイバーンを倒した一撃の反動が決定打になったのかその後は先に言ったとおりじゃ」
「すいません。いやな思い出を話させてしまって」
「なに言っとるんじゃ。爺に遠慮は不必要じゃよ」
そう言ってオスマンは紅茶を手に取った。話の最中にミス・ロングビルがおいてくれたものだ
ドッピオも紅茶を口につけて話の一区切りを入れていた
「いただきます」
紅茶に口を付け一口飲むとドッピオは考えを巡らせ質問します
「なにか遺品とか残ってないんですか?」
「うむ、「破壊の杖」と言う彼の所持品だったものがある…」
ガシャン・・・
破壊音はミス・ロングビルのポットを落とした音でした
「し、失礼しました。すぐに掃除を」
動揺しているのかその動きには落ち着きが無かった
「彼がわしを助ける時に使った魔法の杖らしきものなんじゃが・・・
 余りの破壊力の為この学院長室の下にある宝物庫にしまってあるのじゃよ」
「見れませんか?」
「鍵なくしちゃって・・・ゴメンネ!!」
手を合わせ片目を瞑る500歳にカップを投げたくなる衝動を押さえるドッピオでした
477マロン名無しさん:2007/05/14(月) 15:51:49 ID:???
「魔法で何とかならないんですか?」
「スクエアクラスのメイジ数人は欲しいからのぉ・・・だがもしかしたら・・・」
「何か名案があるんですか?」
「壁をぶち抜けばいけるかも?」
「やっていいならやりますけど・・・」
キング・クリムゾンのパワーなら可能と考えたドッピオの考えは
「絶対ダメ!!」
両腕でバッテンを作った爺にさえぎられてしまうのでした
「なら、言わないでくださいよ。でもまあ、魔法が使える杖なんか僕の世界には存在しないから関係ないですね」
そう言いドッピオは紅茶を飲み干します。出された以上余す訳にはいきません
「お世話になりました。また来る時は有力な情報をお願いします」
「まぁそう焦るな若いの。また来い」
478マロン名無しさん:2007/05/14(月) 15:58:35 ID:???
「仲が宜しいのですね」
ニッコリ微笑みながらオスマンに紅茶のお代わりを注ぐロングビル
「ほっほっ、なかなかおもしろいやつでのぉ。あいつと話していると若い頃を思い出すわい」
長い髭を触りながら楽しそうに話すオスマン
「それは良いことですね、オールド・オスマン。しかし人のお尻を触りながら言っても格好良さは三十分の一ですよ」
「痛て!!」
秘書にセクハラを軽くあしらわれているオスマンには学院長としての威厳もクソもありませんでした
479マロン名無しさん:2007/05/14(月) 15:59:55 ID:???
一旦ここで終了です
フーケ戦考えてからまた来ますノシ
480マロン名無しさん:2007/05/14(月) 19:27:36 ID:???
なんだこれは、俺はドッピオに萌えている、
まさかこれがGERの能力なのか!

スマン、まぁなんだ言いたいことは1つだ GJ!
481マロン名無しさん:2007/05/14(月) 20:09:34 ID:???
ドッピオはイタリアに住んでいたから別に異世界でも平気なんじゃないかと
主田。
ところでボスの野望は潰えていないんだよね?
軍を掌握するとか騎士団を掌握するとか考えていそうだな。
482マロン名無しさん:2007/05/14(月) 20:15:44 ID:???
gj

今更だけどこんなドッピオも全然アリアリアリーデヴェルチだね
483マロン名無しさん:2007/05/14(月) 20:22:33 ID:???
破壊の杖が何になるのか非常に楽しみです。
GJ。ゴーレム戦に期待してます
484マロン名無しさん:2007/05/14(月) 22:19:18 ID:???
クリムゾンの「宮殿」の力は使えるんだよね?
あれは集団戦で成果をだせそうな力なので是非みたいな。

ところでルイズの世界にも盗賊ギルドみたいなのがあるんだっけ?
485マロン名無しさん:2007/05/14(月) 22:27:12 ID:???
宮殿が時間を吹き飛ばす能力のほうだっけ?
486マロン名無しさん:2007/05/15(火) 00:14:02 ID:???
ハガレンのエドがルイズに召喚されたようです
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1178558219/

こんなんハッケンした。
487マロン名無しさん:2007/05/15(火) 00:31:36 ID:???
報告されても……
488マロン名無しさん:2007/05/15(火) 01:00:55 ID:???
>>484
つか>>436で普通に宮殿は使用してるぞ
エビタフは単に予知できるだけだし(多少の未来改変能力はあるらしいが)
489マロン名無しさん:2007/05/15(火) 01:15:41 ID:???
エビタフで予知して宮殿で回避するのがボスの基本戦法。
予測して 結果 に待ち伏せして攻撃というのもあったな。
490マロン名無しさん:2007/05/15(火) 15:12:43 ID:???
ボスの野望とかは行き当たりばったりで

現在、時間で言うなら午前三時くらいの夜
「・・・もうちょっと寝かせてくださいよ。今日は授業も用もないはずじゃ?」
「お・お・あ・り・よ!!」
またも夢の世界に戻ろうと床の上で毛布をまた被ろうとしたものの無常にも剥ぎ取られてしまいます
剥ぎ取った本人のピンクのブロンドがかった髪を寝ぼけ眼で見つめようやく覚醒したドッピオは
「我が偉大なる主人ルイズ様。このようなお時間に何用で御座いましょう?ふぁー」
そのまま起き上がって床に座りなおし用件が何か聞きます
何故か寝巻きでなく制服を着ているルイズは腰に手を当てながらも神妙に答えます
「土くれのフーケを倒しに行くわよ」
「土くれ?また決闘を引き受けたんですか?明日にしてくださいよ・・・」
毛布を取り返そうと腕を伸ばすが叩き落とされてしまいます
「フーケよフーケ!!今巷で話題の泥棒よ!!」
「何で僕たちが行くんですか?警察に行かせる事じゃないんですか?」
「・・・とりあえず後で話すわ。ついてきて」
そのまま部屋を出てしまったルイズの後を追います
途中小腹が空いたドッピオは少々食堂からパンと具材を拝借し簡易サンドイッチを作ります。数は七つほど
校門の近くまで歩くと馬車が一台現れます
「・・・ずいぶんと遅かったのですね」
さらにその中からミス・ロングビルが現れます。少なからず怒っているように思えます
「時間がないわ。行きましょう。」
ロングビルは頷き馬車は動き始める
空気の重さを感じるもドッピオはまずサンドイッチを二つほど食べるととルイズに「詳細を」と訴えかけます
「昨日、破壊の杖が盗まれたわ」
「・・・盗まれた?!」
491マロン名無しさん:2007/05/15(火) 15:23:42 ID:???
話はこうでした
昨日の昼過ぎに1人の職員が宝物庫前の通路を歩いていると扉が何かで破壊されていたといいます
それも魔法ではなく何か恐ろしく巨大な力によって破壊されていたらしく
そして中には「破壊の杖頂きますbyフーケ」の文字が大きく壁に書かれていたのだといいます
「そ、そんなことが・・・ちょっと許せないですね・・・!」
(・・・さすがに元の世界に冠する手がかりだから気合が入ってるわね)
「・・・でもそれと僕たちとどういう関係が?」
「あんたが疑われたのよ」
魔法を超越している破壊力を持っているドッピオの不思議な力が疑われルイズが学園長から事情聴取されたと言う訳らしく
「まぁ、その後犯人の目撃者が現れて疑いは晴れたんだけどね」
「な、なんか僕危なかったみたいですね・・・」
「それでその後が問題なのよ・・・」
目撃者の話でフーケの隠れ家らしき場所がわかったのは良いのですが誰も破壊の杖奪還に行く気がないときたのです
さらに盗まれたのは王都より保管を任されている品であり内密に取り返さないと何を言われるかわからないので
他所からの増援は見込めなく、内部で片付けるしかないのが現状なのです
しかし相手は噂によると巨大なゴーレムを操り、土系統のエキスパートであるとかないとか
いくら精鋭揃いの教師陣と言えど戦うのと教えるのは違うわけです
「も、もしかしてそれで「なら、戦うしかないじゃないか!!」とか言ったんじゃないですよね?」
「だ、誰かが行かなきゃ行けないでしょう!!」
「だからってそんな凶悪な魔法使い相手に生徒を向かわせる馬鹿がどこにいるんですか!!」
「あっち?」
既に見えなくなった学院を指差すルイズ
「・・・・・・」
頭が痛くなってきました。と同時に
グギュルルルル・・・
軽快なお腹の音がしました
492マロン名無しさん:2007/05/15(火) 15:34:55 ID:???
「あ・・・」
「・・・・・」
音の主はルイズでした。夜食をとったドッピオと違いずっと何も食べてなかったからでしょうか
ルイズの顔は真っ赤に染まりました。ついでにワナワナと震えています
「・・・・ッアンタの所為よ!!このバカッ!!!!」
ルイズ渾身の右ストレートが炸裂・・・しませんでした
ドッピオは何か未来が不安になったのであらかじめエピタフを使っていましたので回避可能だったのです
「お、落ち着いてください!ルイズさん!」
差し出したのは作っておいたサンドイッチです。後五つほど余っていました
「・・・・っ」
恥ずかしさを紛らわせるかのようにサンドイッチを奪い食べようとしますが
(・・・・ドッピオって料理が出来るのかしら?もしかして・・)
さっき本人が食べていましたから食べれるものなんでしょう
ですが用意しているのに三分かかっておらず適当に作ったものなんじゃないかとルイズは思い
(・・・また恥を晒すよりましよ!)
意を決して食べますが
「・・・あら」
その意はすぐに間違いと気づきました
493マロン名無しさん:2007/05/15(火) 15:43:15 ID:???
「どうですか?」
「ッ・・・ま、まあまあね」
実際に言うとこのサンドイッチはとても美味しかったのです
それもそのはず、ドッピオはコック長マルトーから直伝に多い、速い、美味いの料理を多数習っていたのです
このサンドイッチも直伝の内の一つです。パンが早く見つかったのでこれにしたのです
早々と一個食べ終わったルイズはすっかり落ち着いていました
そんな中
「着きましたよ」
このロングビルの一言で馬車の空気は一変しました

「あそこがフーケの隠れ家と言われています」
「いかにも隠れ家って感じね」
ルイズもロングビルの横に並び観察し始めます
周りはその一軒以外には何もなく、半径5mくらい外側には木々が生い茂っています
「早速調べに行きましょう」
「まぁ待ってください」
横を通り抜けようとするルイズの肩を引き止めます
「なにするのよ」
「いきなり敵地に突貫するのは無謀だって言ってるんですよ」
「なら、どうするんです?私としては中を調べた方がいいと思うんですけど」
ドッピオは頭を捻り
「燃やすってのはどうですかね?」

494マロン名無しさん:2007/05/15(火) 15:56:02 ID:???
「燃やしちゃうの?それだと回りに火が散ってしまうかもしれないわよ」
「・・・木とはそれなりに離れていますし回りに火が移るのは問題ないと思います」
「だったら破壊の杖は?杖だったら燃えちゃうじゃない」
「それも大丈夫です。破壊の杖が想像通りのものなら・・・」
ドッピオは以前オスマンから破壊の杖を聞いた後、形状や材質がどんなものかと聞いてみてその絵まで見せてもらいました
説明だけではあまり要領を得ませんでしたが絵を見てみるとどんな物か大体分かりました
(たぶんあれはロケットランチャー、一回きりの破壊の杖・・・か)
「・・・それじゃ燃やしちゃおっか?」
「そうですね。さっさとやってしまいましょう」
「あ、あんまりオススメできないと思いますよ?破壊の杖もフーケもいなかったらどうするんですか?」
「それは目撃情報が間違ってたんですね。僕たちのせいじゃないし・・・火はどうやってつけましょうか?」
「だったら私に任せて!魔法ですぐに燃やせるわ」
「・・・今回は大丈夫なんですか?」
「大丈夫よ!錬金も何も無くただ燃やすだけって言うなら・・・」
そうしてルイズは集中しだします。ドッピオはオロオロしています
ルイズは魔法を使おうとすると例外なく、いつも・・・
ドッガーーーン!!
・・・こうやって爆発するのですから
495マロン名無しさん:2007/05/15(火) 16:08:02 ID:???
「嘘・・なんで?」
ルイズは火の玉でも出したかったんでしょうか
でも結果は
「小屋が半分くらい吹っ飛んでるの?」

爆発の影響で火は結果的に回りました。爆発の影響も大きかったのでしょうか瞬時に広まりました
「・・・・ルイズさん」
「ま、まあ結果を見れば大丈夫じゃない!」
「・・・僕は破壊の杖は火に耐えられるって確かに言いましたよ」
「え、ええ」
「ですが爆発にまで耐えられる保障はありませんから」
「え?」
「・・・今の爆発でフーケが来るかもしれません。少し様子を見ましょう」

「何も起きないし来ないわねー」
「そうですねー」
構えていたものの何も起きず拍子抜けしているドッピオとルイズと裏腹にロングビルはわなわなと震えていました
しばらくしても何も起きず若干お腹が空いたのでドッピオは座り込みサンドイッチを食べています
ルイズも隣から手を伸ばし食べています
ときおりいつ持ってきてたんだか分からないハムを取り出したドッピオはキング・クリムゾンの腕で火のところまで持っていき焼いて食べてたりしています
496マロン名無しさん:2007/05/15(火) 16:26:21 ID:???
期待
497マロン名無しさん:2007/05/15(火) 16:31:38 ID:???
そんなことをしているうちにドッピオはミス・ロングビルについて考え始めました
小屋を燃やすときに焦っていたりするのをみて考え付いたのが
(この人もお腹が空いてるのかなー)
などという変な結論でした。もちろんありえません
焦っていた理由はただ一つ。ロングビルの正体がフーケで目の前の敵二人の行動に焦っていたのです
燃やされてしまって破壊の杖は大丈夫なのだろうかと考えるフーケの思考は
「ロングビルさん」
敵のうちの一人、最重要警戒の人に話しかけられ一旦停止しました
「は、はいっ何でしょう」
「・・・食べます?」
そう言って差し出されたのはサンドイッチでした
「いえ、お気遣い無く」
「そんなこと言わずに。夜からずっとなにも食べてないでしょう?」
事実少々お腹が空いたのは事実でしたが敵からなにかを貰うのは自殺行為です
まあ、向こうからしてみれば仲間のようなものなはずですが今のフーケにはそれが考えられませんでした
「・・・本当に大丈夫ですから。ですから」
貴方方で食べてください言おうとしたのにここで彼女のお腹は正直に
クゥ・・・キュルル・・・
音を鳴らしてしまいました。ちなみに人のお腹が減るとなるのは自律神経が関係しているといわれます
特に鳴らさないようにと思うと余計胃が緊張しなってしまうようになる・・・らしいです
「・・・やっぱり、お腹が減ってるんじゃないですか」
「・・・くっ」
ロングビルはこの敵たちのちょっと前のやり取りを思い出しました
(・・・恥ずかしさを押さえ込むほどの味がおそらくこれにはある
 ・・・でもこんなところで敵の罠に引っかかるわけには・・・)
考え込んだ結果は
「・・・一つだけ頂きます」
食欲に負けてしまいました
498マロン名無しさん:2007/05/15(火) 16:40:52 ID:???
奇妙な食事会(?)が終わるころには家につけた火も消えていました
「・・・結局フーケは現れずじまい・・・か」
「まあ、それはそれでよかったんじゃないですか?
 戦わないならそれにこしたことはないですよ」
ドッピオはそう言い立ち上がりました
「少し焼け跡を調べてきますんで待っててください」
「え?じゃあ私も」
「大丈夫です。すぐに戻ってきますから」
そういいドッピオは焼け小屋に入っていきました

「・・・やっぱり中に人はいない」
適当に中を調べるドッピオでしたが一つ目にはいるものがありました
「・・・もしかしてこれ」
目の前のものは煤(すす)で汚れて真っ黒ですがこれは間違いなく
「・・・破壊の杖。ロケットランチャーみたいですね」
ドッピオは汚れを払いそれを拾いますが
「・・・これを放置したままどこかに?」
明らかに怪しいそれを手にしたときからドッピオはエピタフを発動させています
そして・・・
「ルイズさん!!」
未来に危機を感じ瞬時に主の下に戻るのでした
499マロン名無しさん:2007/05/15(火) 16:55:03 ID:???
フーケにまたとないチャンスが訪れました
(ここでこの小娘をこちらで拉致すれば・・・)
使い魔であるドッピオも手が出せない。これをチャンスといわずになんと言う
「・・・・・・」
意識を集中させ、自分のゴーレムを目の前の小娘に気づかれずに作り上げていくフーケ
ですが人間にある情だってもちろん彼女にもある。自分の状態に気づいて笑顔で食べ物を渡してくれた使い魔の男のことを考えると
少し、胸が痛んだ
その痛みと同時に
「ルイズさん!!」
その男がいち早く異変を察知して戻ってきた

状況はすぐに分かった
「ドッピオ?何そんなに焦ってるのよ」
「後ろ!速く逃げて!」
ルイズとロングビルの後ろにゴーレムが見えている。破壊の杖を囮にした罠だったのだ
「後ろ?なっ?!」
後ろに振り返り見えたものは土で出来たゴーレムだった
ゴーレムはそのままルイズを掴もうとして・・・その手は空をきった
「・・・え?」
キング・クリムゾンの腕を使った跳躍、跳躍というには速すぎる跳躍
瞬間移動のごとくルイズの目のまえに来て彼女を脇に抱えた
「ちょっと、もっとちゃんと持ちなさいよ!」
「無茶言わないでください!ロングビルさんも早く!」
ですがロングビルは動きません
500マロン名無しさん:2007/05/15(火) 16:58:19 ID:???
「・・・ミス・ロングビル?」
驚嘆の声はルイズからでしょうか
ゴーレムは間違いなく土くれのフーケのものでしょう
ですがゴーレムはロングビルを攻撃せず、あまつさえその人を自らの手の上を乗せたのです
「まさか・・そんな」
「ミス・ロングビルが・・・」
「「土くれのフーケ・・・」」
501マロン名無しさん:2007/05/15(火) 16:59:52 ID:???
ここまでです・・・フーケフラグが立ちました
個人的にフーケが好きなキャラなのでちょっとひいきしちゃうかもしれません
502マロン名無しさん:2007/05/15(火) 16:59:56 ID:???
おお gj すっかり生活に溶け込んだドッピオ萌え。

エピタフ使えば大体の攻撃は回避できるな。
ガンダールフの力の代わりがボスのクリムゾンだよな?
これからに期待 職人さんがんばれ。
503マロン名無しさん:2007/05/15(火) 19:27:32 ID:???
GJ!
ジョジョの奇妙なライトノベルの方と同じで、
ドッピオが「燃やす」とか言うんで、
お前もか!ドッピオと叫んでしまいました、
DIOの時の館に火をつけろを引っ張ってるのか?
504マロン名無しさん:2007/05/15(火) 19:39:59 ID:???
フーケなんだかんだでサンドイッチ
もらっててかわいいなあw
GJ。続きに期待してます
505マロン名無しさん:2007/05/16(水) 00:39:16 ID:???
そういえばエピタフを使うとあらかじめある程度対策をとったうえでの
未来が映されるから 
結果的にある程度自分に有利な未来になるらしい
506マロン名無しさん:2007/05/16(水) 00:46:16 ID:???

「あんた誰?」
外国人らしき少女が自分を覗き込む。意味が分からない。
感覚からしてどうやら自分は仰向けに寝転がっているらしい。
此処はどこだ?「…っと!」
さっきまで自分はS市杜王区にいたはずだ。
さらに今さっきまで仕事をしていたはずなんだぞ?
それがなぜ寝転がっていて覗きこまれている!?
覗き込む?
覗きこまれているだって!?
507マロン名無しさん:2007/05/16(水) 00:47:23 ID:???
「聞き…「私が見えているのか!?」きゃっ!」
両手で身体を支え慌てて立ち上がる。
……両手?
そんな馬鹿な!?
左腕が存在しているなんて!
「くそっ!一体どうなっているんだ!」
辺りを見回すと先ほどの少女の他にたくさんの人間がいる。
よく見ると皆黒いマントをつけている。顔も日本人ではない。
景色も豊かな草原に石造りであろう大きな城が見える。
この状況で分かることはただ1つ、自分が他人に見えていてなおかつ失った
左腕が存在していることだった。
 
わたしの名前は「吉良吉影」。
いつ…なぜ、わたしが死んだのかは、どうしても思い出せない。
ひとつだけ言えることは、自分は決して天国へは
行けないだろうという実感があるだけだ。
これからどうするのか? それもわからない……

ただ…永遠に時が続くというのなら……
「仕事」を「生きがい」にしておけば、「幸福」になれるかもしれない……


508マロン名無しさん:2007/05/16(水) 00:51:05 ID:???
デッドマンズQ話題に出てたから書いてみた
509マロン名無しさん:2007/05/16(水) 00:56:36 ID:???
ボスのスタンドは未だにファンの中でもその能力が議論されてるからねえ。
俺は『吹き飛ばした時間の中で起きた出来事は全て無効化される』って説を押してるが。
510マロン名無しさん:2007/05/16(水) 08:10:03 ID:???
吉良視点のゼロの使い魔も面白いな
デッドマンズQ風で。
511マロン名無しさん:2007/05/16(水) 11:22:41 ID:???
>509
メタリカ戦でのエアロスミスの弾の描写を見ると、そんな感じだよな。
ただ、完全に無意味ってわけじゃなくて、行動は実行されるし発動されるけど、吹き飛ばされた範囲内だけ無効化されるって感じだな。
エアロスミスの例で言うと、弾はボスには当たらないけど飛び続ける、とかそんな感じ。
512マロン名無しさん:2007/05/16(水) 20:11:23 ID:???
スタンド名:ゼロセブン 本体:ルイズ
能力:本体に『魔法』を使わせることが出来る。実体化しない。

スタンド名:ガンダールヴ 本体:ルイズ
破壊力−C〜A スピード−C〜A 持続力−C〜A 精密動作性−C〜A 成長性−C
能力:元々平賀才人という普通の少年だったがルイズの『魔法』によってスタンドにされた。スタンド以外の攻撃でもダメージを受ける。
  武器を握るとその構造を理解し使いこなすことが出来るうえ感情の高ぶりに比例して身体能力を高めることが出来る。
  
A−超スゴイ B−スゴイ C−人間並 D−ニガテ E−超ニガテ


○<ハルキゲニアの人々はみんなスタンド使いだったんだよ!
513マロン名無しさん:2007/05/16(水) 20:58:06 ID:???
ジョジョ第五部読み返して
ドッピオの最後のセリフ
「さびしいよォ…ボス。いつものように電話下さい…待ってます…電、話」
マジ泣いた。
514マロン名無しさん:2007/05/16(水) 20:59:40 ID:???
俺のベストバウトはドッピオvsメタリカ
515マロン名無しさん:2007/05/16(水) 21:14:20 ID:???
俺は隼人vsネコ草
516マロン名無しさん:2007/05/16(水) 21:54:08 ID:???
俺も隼人の「僕は喋っちゃあいない・・・」
が好きだ。

よくよく考えると3〜6部のラスボスでディアボロは一番外道なんだよな。
ここではえらくいい人だがw
517マロン名無しさん :2007/05/16(水) 21:55:57 ID:???
五部ならギアッチョ戦とプロシュート兄貴のとこ
全体だとワムウvsジョセフ
「ワムウは風になった」のとこでマジ泣いた
518506:2007/05/16(水) 22:03:23 ID:???
続き書いていい?
519マロン名無しさん:2007/05/16(水) 22:33:26 ID:???
>>518
続き書いた、なら言ってもいい!
520マロン名無しさん:2007/05/16(水) 22:45:58 ID:???
三部の花京院が死ぬところが感動
心境で泣けた。
521506:2007/05/16(水) 22:48:35 ID:???
続き書いた!
522512,514:2007/05/16(水) 22:50:21 ID:???
その前に書こうと
523512,514:2007/05/16(水) 22:52:32 ID:???
その前に書かせもらいます。

ジャベリンの呪文は完成し氷の槍が襲いかかった。
「なっ‥‥馬鹿な!」
マントを羽織った男に突き刺さるはずのだった氷の槍は男に触れることも出来ずに跡形も無く消え去ってしまった。
(クソ‥‥魔法使いだったなんて聞いてないぞ)
暗闇に水蒸気が立ち上る様子を見て心の中で毒吐いた。
つい先程酒場で飲んでいるところ女にある依頼をされたのだ。
この男を襲って欲しい、と。
そして女に言うとおりにわずかな月明かりの中、狭い路地で待ち伏せをしたのだが。
(一瞬で俺の魔法を防御しやがった‥‥‥)
マントの男はこちらを見ると一気に空気が重くなった。
「なぜ私を襲う?」
短い一言だがまるでドドドドドドと聞こえてくるような威圧感があった。
そのとき目を疑った。
男は杖を持っていない。いや、持てないのだ。
得体の知れない恐怖が襲い掛かってきたとき既に逃げ出していた。
「出て来い」
自分に襲い掛かった男が消えたのを見て静かに声を出した。
すると建物の陰からひょっこりと人影が出てきた。
「あら、気付いていたのね。いきなり、なんてやめてよね」
黒いフードをかぶった女は愉快そうに話した。
「杖を持たずに魔法を使える男。いえ噂通りではないわね、その力」
「‥‥何のようだ」
「私の主人があなたに用があるの」
月明かりに照らされた褐色の肌の男。
その男の両腕は無かった。

誰かこの人の話を作って
あとカーズ様が空から落ちてくる話とか
524506:2007/05/16(水) 22:53:18 ID:???
思い出せ、思い出すんだ。さっきまで何をしていたのか。
何時も通り仕事をしていたんだ。そして……鏡だ!
突然鏡が現れたんだ!私はそれに突っ込んでしまったんだ!そしていつの間にか
気絶してしまったんだ。
何ということだ。もっと慎重に行動するべきだった。銃の弾が惜しいからといって
安易に近づいてしまうとは……
「いい加減聴きなさいよ!」
くそっ!さっきからなんだこの女は!
いや、そうだ。今するべきことは状況の把握だ。
さっきからキンキンとうるさい少女に向き直る。
「ルイズ、『サモン・サーヴァント』で平民を呼び出してどうするの?」
突然誰かがいうと少女以外は笑い始めた。
「ちょ、ちょっと間違えただけよ!」
少女が怒鳴り返す。
「間違いって、ルイズはいっつもそうじゃん」
「さすがはゼロのルイズだ!」
周りが囃し立て笑い声がさらに大きくなる。
とりあえず目の前の少女はルイズというらしい。
「もう!あんた誰!どこの平民!」
彼女はさらに大きな声で私に怒鳴ってくる。相当怒っているらしい。
なんてうるさいんだ。だんだん冷静さが戻ってくる。
「私は吉良吉影、そしてここが何処どこだか教えてくれないか?混乱で頭が爆発しそうだよ」
「ミスタ・コルベール!」
彼女はさらに怒鳴る。すると周りの人垣が割れ中年の男性が現れる。
525506:2007/05/16(水) 22:54:39 ID:???
被ったorz
526506:2007/05/16(水) 22:57:05 ID:???
彼女はなにやら男性と話し始める。
しかし話しの内容はさっぱり理解できない召還だの使い魔だの儀式だの…
何かの宗教だろうか?そうすれば彼らの服などは理由がつく。黒魔術とかあんなのだ。
「でも平民を使い魔にするなんて聞いたことがありません!」
彼女がそう言うと、また笑いが起こる。彼女が人垣を睨み付けるが笑いは止まらない。
男性は彼女に諭すように話しかける。そして私を指差し
「〜〜〜彼には君の使い魔になってもらわなければな」
「そんな……」
彼女はガックリ肩を落とす。
理解できていることを総合するとどうやら私はルイズと呼ばれる彼女の使い魔というものになるらしい。
使い魔……語感から判断するに召使みたいなものか?
そんなことを考えていると周りがまた五月蠅くなる。
ルイズが私を困った顔で見ている。
一体なんだ?
「ねぇ」
突然話しかけられる。まぁこっちも話しかけられたほうがありがたい。
「なんだ?」
早くここの詳しいことを聞かなくてはいけない。
「あんた、感謝しなさいよね。貴族にこんな事されるなんて、普通は一生ないんだから」
顔を顰める。彼女がなにを言いたいのか理解できない。彼女は目を瞑り手に持った杖を私の前で振るう。
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、
我の使い魔となせ」杖を私の額に置くと私の顔を腕で引き寄せる。
「!?」
いきなりで反応できない。まだ混乱しているらしい。
そして私の唇とルイズの唇が重なった。
527506:2007/05/16(水) 23:01:39 ID:???
>>525は>> 523のSS邪魔したかと思った
528523:2007/05/16(水) 23:04:52 ID:???
>>527
続きどうぞ、あれだけなんで
邪魔してごめんね
529マロン名無しさん:2007/05/17(木) 00:50:34 ID:???
吉良verか面白そうなので期待
デッドマンズQの続編ぐらいだよね?
530マロン名無しさん:2007/05/17(木) 10:28:32 ID:???
吉良さんも来てしまったのか。
続編期待GJ!
531マロン名無しさん:2007/05/17(木) 11:55:50 ID:???
あまりにもGJなおまいらのせいでヘンな電波が飛び込んできたじゃまいか。
JoJoじゃない作品だからここに書きゃぁしないが。
532マロン名無しさん:2007/05/17(木) 14:16:08 ID:???
>>531
ならばスレを立てて書きたまえ
533マロン名無しさん:2007/05/17(木) 14:53:36 ID:???
・・・流れは吉良、ドッピオ編を出していいかな?
534マロン名無しさん:2007/05/17(木) 14:57:31 ID:PUmjYtRh
>>533
どうぞどうぞ
535マロン名無しさん:2007/05/17(木) 14:58:25 ID:???
ディ・モールトべネ
536531:2007/05/17(木) 15:12:25 ID:???
>532
書く気は結構あるが発表するとしたら2ch以外だわ。
なぜかって?
それは、俺に飛び込んできた電波が

「ルイズが召喚したのは反逆者(トリーズナー)カズマだった」

というとてつもなく(2ch的に)危険なシロモノだったからさ。
537マロン名無しさん:2007/05/17(木) 16:31:15 ID:???
どうぞどうぞの声があったので投下します

状況はどう見ても不利でした
一つに現状で逃げ切れないこと。二つの荷物(この状況ではルイズはお荷物です)を抱えたまま逃げ切ることは不可能です
それに跳躍移動して逃げたとしてもそのときに耐えるのは自分の足です。そう何度も使えるものでもありません
もう一つに
「・・・なんですかあれ?反則ですよ・・・」
敵のゴーレムです。やたらでかいゴーレムの肩に本体のロングビル・・・フーケがいます
跳躍を使えばすぐにいけるでしょうが迎撃されるのが落ちです
(・・・ボス)
そう考えたドッピオの判断は自らのボスに任せることでした
自分が出来ないのが不甲斐無いですが自分では防戦一方でフーケを倒すことは出来ないでしょう
「・・・お願いします・・ボス」
小声でつぶやき、ドッピオは自分の表層意識をディアボロに手渡しました

ルイズはその小声を聞き逃しませんでした
言った途端、彼の力が一瞬抜け、すぐに持ち直しました
「・・・貴方」
ドッピオからボスと呼ばれたその人が現れたのです
「・・・・・・」
その人は終始無言で目前の敵をにらんでいました
538マロン名無しさん:2007/05/17(木) 16:48:16 ID:???
「・・・学院内で貴族を倒した平民」
魔法を使う貴族を何らかの能力で倒した男。ヴィネガー・ドッピオ
「・・・だけどそいつより厄介な存在」
フーケは学院の騒動を聞きつけギーシュとドッピオの戦いを少々見ていました
そして
「・・・雰囲気が変わった。今回も現れたようね」
何らかの能力を使って倒すドッピオ以上に厄介な存在。行動を無効化する男
遠くから観戦していたフーケはなんとなく雰囲気が変わるのが分かりました
「手加減は一切しない。最初から全力で・・・」
先に倒さないとこちらがやられる
そう思って彼女は敵に対して全力を出しました

フーケは土属性のエキスパート。その攻撃は全てが予想外な攻撃でした
まずはゴーレム。コイツが直接攻撃してくるのは予測できましたが速さが機敏でした
エピタフの未来予知が無ければ回避できないほど速い攻撃を後ろに跳ぶことでかわしますが
「キング・クリムゾン!」
未来の危険を察知し時を飛ばし回避します。飛ばし終わった後起こったのは蟻地獄でした
「くっ・・」
ディアボロは攻めるに攻められませんでした
ゴーレムを壊そうとするも相手は土。攻撃が吸収されてしまうのです
肝心のフーケ本体は肩に依然いますが
「ちょっと!速くバーって倒しなさいよ!!」
この主人が邪魔で上手く攻められないのです
539マロン名無しさん:2007/05/17(木) 17:02:48 ID:???
はっきり言ってルイズはこの戦いで邪魔でした
こうして一緒に戦わないと敵の攻撃がルイズに及ぶからです
戦う前、破壊の杖を取り戻し戻ったときのことを考えるとまずルイズを捕まえるつもりなのでしょう
もちろんその程度でこちらが怯む理由にはなりませんがもし主人に何かすると使い魔に影響が及ぶならと考えると
「くそ・・・」
下手に放っておけません。どうするかと考えていると
「・・・ボスでいいのかしら?」
己の主にそう問いかけられました
「・・・ディアボロだ」
どうせこの主に名前を教えて問題ないと考えたディアボロはそう素っ気無く返しました
「それじゃディアボロ。はっきり言っちゃっていいから答えて。私が邪魔?」
「ああ」
気を使う必要が無いと考えたディアボロはすぐに返事を返しました
こんな受け答えをしている間にもディアボロは高速で動き回り回避しています
「・・・それは主人が捕まるといけないと思っているから?
 それとも単に役に立っていないだけ?」
「その両方だ」
きっぱりといいました
それでスイッチが入ったのか
「・・・上等じゃない」
ルイズはそう言って
「使い魔に戦いを押し付けてられないわ。私だって戦うわ!」
そうとんでもないことを言い出しました
540マロン名無しさん:2007/05/17(木) 17:20:44 ID:???
「バカか?お前がどうやって戦うというのだ」
魔法を使えないルイズに戦う術なんて無い、と思うその考えは
「バカにしないで。気を引くことぐらい出来るわ、その隙を貴方が突いて」
「バカはお前のほうだ!いいか、無謀と愚考はどれ程強行しても叶うことは無い
 己を未熟を呪うのならば成長しろ。己の過去に打ち勝ち次に自分が出来る最良のことを考えろ」
ディアボロは怒声を放ちました
そこにはルイズの犠牲を前提とした作戦をやめろという彼らしくない考えがありました
「じゃあどうしろって言うの・・・私だって」
「『私だってプライドがある』か?そんなものそこらの犬にでも食わせてしまえ
 生き残ればどんなことも出来る。成長して再戦し勝つこともな」
「・・・違うわ。私が言いたいのは」
一呼吸おいてから
「もう、アンタが限界だからそういってるのよ!」
541マロン名無しさん:2007/05/17(木) 17:30:35 ID:???
「私が限界・・・?」
そう言われて自分の体を見ると
「なっ・・・」
回避し切れなかった攻撃を喰らいズタズタになった体だった
特に跳躍を混ぜた回避に耐えられなくなった足がもう黒ずんでおり痛みさえも感じなかった
「・・もうこれ以上迷惑はかけられないわ」
そう言ってルイズはディアボロの腕からするりと抜けました
「・・・今度は私が相手よ!」
そんなバカな行動をする主を止めようとして
「・・・?」
自分の足がもう動かないことに気づきました

フーケはもはや限界に達した敵を見て最後の止めを刺そうとしました
ですが
「・・・今度は私が相手よ!」
そんな彼の主の声にさえぎられました
「・・・正気?貴女ごときが私に敵うとでも?」
「やってみなくちゃわからないわ」
「そう・・・なら」
止めの一撃の対象を変えてフーケは
「その愚行を後悔するのね!」
土のつぶてを使い魔の主にぶつけようとして
「キング・クリムゾン!」
使い魔にさえぎられたのでした
542マロン名無しさん:2007/05/17(木) 17:45:53 ID:???
ディアボロは自分の主の危機を察知し咄嗟にスタンドを発動させました
そして今、千載一遇のチャンスが来たのです
(・・・跳躍!)
キング・クリムゾンの力で再度跳躍します。狙いはフーケ本体です
攻撃はルイズにあたりますがそれはこの吹き飛ばした空間で無効化できます
そして
「終わりだ!!!フーケ!!!」
その杖を破壊しました

フーケは自分が愚行を行ったことに気づいていました
ただ、使い魔を守ろうとするその主が自分とは違い、認めたくなく、否定しようとその魔法を発動させました
結果、やはり使い魔の男に邪魔をされ、その男が目の前に来ました
瞬間移動としか取れないほどの速さで接近した男は不可視の力を使い自分を倒すでしょう
きっと自分は目の前の男に殺されるだろうと死の決心をしました
たとえ殺されなかったとしてもこの高さから落ちればそれが決定打になります
「終わりだ!!!フーケ!!!」
終わりの一撃が来ます。そのときに思ったのは
(・・・何を思い出しているんだか)
走馬灯でも、ましてや何も考えない無の境地でもなく
この男ではないもう一人の男の子の笑顔だった
だが、終わりの迎えはこなかった
543マロン名無しさん:2007/05/17(木) 17:57:49 ID:???
「・・・え?」
その驚嘆は自分が出したものと気づくまでに少しかかりました
目の前の敵は殺すもせず、殴るもせず、ただ自分を無力化したのです
「・・・なぜ?」
驚嘆の後の疑問それに男は
「・・運が良かったな。ドッピオは少なからず貴様に好意を抱いていたようだ」
とまるで他人事のように答えた。と同時に
ドサッ
「な?!」
ディアボロはフーケに倒れ掛かってきました。突然のことに反射的に受け止めたフーケ
そのときに男は言葉を言いました。それは
「・・・もう、こんなことをやめてください。ロングビルさん・・・」
さっきの男ではなく、自分にも優しくしてくれた男の子の声だった
ゴーレムが消えていく。それは術者のフーケが魔法を使えなくなったからだ。同時に上の二人も落ちていきます
もはやそれは反射的な危機対応能力なのか男は女性に抱えられたような状況の中不可視の力を使って着地します
「・・・なぜ」
最後の最後まで自分に優しくしてくれた男の子には疑問しか見出せなかった
544マロン名無しさん:2007/05/17(木) 18:08:17 ID:???
ボスがやさしくなってるw
やっぱ圧勝するよりも苦戦するほうがおもしろいです。
GJ
545マロン名無しさん:2007/05/17(木) 18:15:39 ID:???
「・・・今はドッピオみたい、ね」
その声はこの男の子の主、学院でゼロのルイズと言われている学院生です
「・・・すいません。ルイズさん」
開口言った言葉は謝罪でした
「謝る必要なんてないじゃない!フーケを倒したのよ?」
そのフーケは今、気絶をしている
「それじゃ後はフーケを差し出して」
「ルイズさん・・・ちょっと待ってください」
「え?」
ここでドッピオが止めるとは思わなかったルイズは言葉に反応して足を止めました
「・・・見逃してあげれませんか?」
「あのね、なんで見逃す必要が」
「今回の目的は破壊の杖を取り戻すことですし・・馬車も無いなら連れて帰れるほどの余裕も無いですよ」
一応筋は通っているがドッピオの本心はそこには無かったのです
ただ、盗みとかをやめてくれればドッピオは満足だったのですから
「・・・まあ確かにそうね」
ルイズ自身も渋々納得し今日はこれで帰ることとなりました
546マロン名無しさん:2007/05/17(木) 18:16:29 ID:???
ボスかっこよくて鼻水出た
547マロン名無しさん:2007/05/17(木) 18:17:49 ID:???
作者の文才が微妙で鼻水でた
548マロン名無しさん :2007/05/17(木) 18:20:17 ID:???
何だろう、何かこうボスの精神だけブチャラティのように天国に昇ってドッピオだけ残るという結果がエピタフで見えた
549マロン名無しさん:2007/05/17(木) 18:25:41 ID:???
夕飯食ってきますんで一旦落ちます
550マロン名無しさん:2007/05/17(木) 18:34:05 ID:???
ボスの優しさに涙 成長しているなボス。
551506:2007/05/17(木) 21:39:32 ID:???
続きを投下してもいいですか?
552マロン名無しさん:2007/05/17(木) 21:39:59 ID:???
新ジャンル「ディアボロ」
553マロン名無しさん:2007/05/17(木) 21:45:59 ID:???
何度も言わせるなッ!
「続きを投下した」なら言っていいッッ!!
554マロン名無しさん:2007/05/17(木) 21:46:15 ID:???
>>551
(o^-’)b
555マロン名無しさん:2007/05/17(木) 21:49:23 ID:RJsA05OE
>>552新ジャンル「プロシュート姉貴」を立てた俺がきましたよ
556マロン名無しさん :2007/05/17(木) 21:59:28 ID:???
新ジャンル「エルメェス兄貴」を開拓する猛者はおらんのか・・・・
557506:2007/05/17(木) 22:00:58 ID:???
唇が離れる。
「終わりました」
顔を赤くしながらそう言った。照れているようだが照れるならしなければいいのに……
さっきの言葉を総合すると今のが私を使い魔とやらにするという宣言なのだろう。多分キスはそれの一旦だろう。
なにやら五月蠅くなったと思うとルイズと巻き髪の少女が言い合いをしている。それを先程の男性が宥めはじめた。
どうやら考え込んでいて周りへの注意が疎かになっているようだ。しかし考えが尽きないのだから困ったものだ。
そう考えている感じたことない感覚が身体を駆け抜ける!
「うぐああああああああああああああああああああああああ!」
体を抱きしめる!そうだ!これは熱さだ!
前はこんな感覚は感じなかった!しかし生きていた時の感覚として残っている!間違いない!
しかし私にとっては初めてと同じだ!耐えられるわけがない!
だが熱はすぐに治まった。どうやらほんの少しの間だったようだ。助かった。
何故こんな思いをしなければならないんだ!本当はターゲットがここに来るんじゃなかったのか!?
どうして私なんだ!幸福になりたいだけなのに!
558506:2007/05/17(木) 22:02:19 ID:???
なにをした!」
「うるさいわね。『使い魔のルーン』を刻んだだけよ」
刻む!?一体何を刻んだというんだ!
「お前に何の権限があっ「あのね?」?」
いきなり話しかけられ勢いが削がれる。
「平民が、貴族にそんな口利いていいと思ってるの?」
「貴族?」
この娘が貴族だというのか?つまりここは外国か?今世襲貴族を認めているのはイギリスやヨーロッパ諸国だ。
ではなぜ会話が成立している?私は日本語で喋っているんだぞ?
くそっ!頭が爆発しそうだ!
「さてと、じゃあ皆教室に戻るぞ」
中年の男性が踵を返す。そして……宙に浮かぶ。
他の連中も一斉に宙に浮かぶ。そして浮かんだ連中は城に向かって飛んでいく。
「……ハハハ」
笑うしかないというのはこういうことなのだろう。帽子がずれ落ちる。
もう私は理解しようとする意思はなかった。
559506:2007/05/17(木) 22:03:14 ID:???
続きを投下した!
560マロン名無しさん:2007/05/17(木) 22:21:23 ID:???
貴族や王族を召喚した場合はルイズどうすんだろ?
561506:2007/05/17(木) 22:22:31 ID:???
ここにいるのは私とルイズの二人だけだった。
ルイズはため息をつくと私のほうを向いてくる。
「あんた、なんなよ!」
いきなり怒鳴ってくる。五月蠅いことだ。今の私はもはや混乱はない。とても冷静だ。
さっきのでもう色々吹っ切れたようだ。
「言ったと思うがね。私は吉良吉影。分かったら色々教えてくれないか?
いきなり連れてこられて訳がわからないんだよ。」
「ったく!何処の田舎から来たか知らないけど、説明してあげる」
ありがたい。
その本当に色々聴いた。ルイズは本当に何処の田舎ものだという風に私を見ていたが気にしない。
総合するとここはファンタジーだ。ドラゴン、魔法使い、魔法学院、使い魔、召還、契約……
なんてものに巻き込まれてしまったんだ。
それに私は元の場所に戻れないんだそうだ。別の世界と繋ぐ魔法はないらしい。召還したというのにまったく無責任な話しだ。
足に何か当たったので足元を見ると弾丸が入った袋が落ちていた。
慌てて懐に手を当てる銃の存在を確認できた。それを懐にしまう。
辺りは暗くなりかけていた。
562506:2007/05/17(木) 22:23:29 ID:???
その後ルイズに連れられ十二畳ほどの部屋連れてこられた。ルイズの部屋らしい。
ルイズは夜食のパンを食べている。
窓から空を見るととても大きい月が二つあった。まぁ眺めはいいかもしれない。
「このヴァリエール家の三女が、由緒正しい旧い家柄を誇る貴族のわたしが、なんであんたみたいな辺鄙な田舎の平民を使い魔にしなくちゃ
いけないの……」
突然口を開いたかと思えば愚痴だ。やれやれ、自分が召還したというのに。器の程度が知れてるな。
私の仕事は洗濯、掃除その他雑用だそうだ。
本来の使い魔の仕事は私では出来ないからな。
このままルイズのそばで与えられた仕事をこなしていけばさらに色々知ることができるだろう。
逃げるのその後だ。危険は少ないほうがいいに決まっている。
「さてと、色々あったから眠くなってきちゃったわ」
そう言うとルイズがあくびをしながら着替え始めた。そのまま下着になる。羞恥心が無いのか?
「じゃあ、これ、明日になったら洗濯しといて」
そういうとキャミソールにパンティを投げてくる。
そして大き目のネグリジェを頭からかぶる。
ルイズが指を弾くとランプの明かりが消える。
ルイズが布団にもぐりこむと暫らくして寝息が聞こえ始めた。
窓から月を見つつ手袋をはずし左の手の甲を見る。ミミズがのたくった様な模様が刻まれている。
これが『使い魔のルーン』というやつだろう。
手袋を嵌めまた月を見ながら思う。左手が戻ってきった。他人に見えるようになった。
生きているのと同じ感覚が味わえる。生命に触られても何の問題も無い。
結論から言うと吉良吉影は生き返った。
これからはどうやったら『幸福』になれるか考えていこう。
吉良吉影の使い魔としての生活が始まった
563マロン名無しさん:2007/05/17(木) 22:25:03 ID:???
関係ないだろ? 異世界な上に魔法の概念無いから。
スタンドを魔法と誤認させても、いいとこ平民の使い魔の「平民」が取れるだけだろ
バカにされることが無くなるぐらいだな。書きづらくなるぞ?
564506:2007/05/17(木) 22:26:43 ID:???
全部投下した
565マロン名無しさん:2007/05/17(木) 22:35:38 ID:???
>>560
魔法使いでないなら誰であろうと平民。強大な暗黒面の力を持つローマ法王だろうと平民だ。
ダーク・シュナイダーあたりが召喚されたら貴族どころか魔導王として君臨しそうだなー。
566マロン名無しさん:2007/05/17(木) 22:42:19 ID:???
波紋はともかくスタンドは魔法と見られてもおかしくはないよな
567マロン名無しさん:2007/05/17(木) 22:44:38 ID:???
GJ!!
吉良は独身生活で家事は得意だったようだから(少なくとも料理はできる)仕事は十分勤まるだろう。
キラークイーンや殺人衝動がどうなっているのか気になるな。
568マロン名無しさん :2007/05/17(木) 22:44:51 ID:???
そもそもJOJOで貴族ってジョナサンとジョージしか居ないからなぁ

プロシュート兄貴召喚したら間違いなく肘打ちからの蹴りが入ってグレイトフル・デッドだなw

吉良はキラークイーンが何時ごろ戻るかか
キラークイーンの破壊力はJOJO最強だからちと扱いが難しいかねぇ
そういや吉良のあの銃と弾も幽霊だったか
569506:2007/05/17(木) 22:50:42 ID:???
題名つけるとしたなんだろう?
570マロン名無しさん:2007/05/17(木) 22:54:29 ID:???
デッドマンズ ゼロ
いや吉良が生き返ッたからだめか
記憶はないけどキラークイーンは使えそうだな。
571マロン名無しさん:2007/05/17(木) 23:08:24 ID:???
吉良吉影第二の人生















センスねええええええ。
572マロン名無しさん:2007/05/17(木) 23:11:25 ID:???
ゼロの殺人鬼・・・なんか嫌なネーミングだw
573マロン名無しさん:2007/05/17(木) 23:12:07 ID:???
「吉良吉影は幸せになりたい」
574マロン名無しさん:2007/05/17(木) 23:24:10 ID:???
シリアルキラーでジョブキラーで吉良だからキラーズ


センスなし!
575マロン名無しさん:2007/05/17(木) 23:29:57 ID:???
「リビングマンズQ」
576マロン名無しさん:2007/05/18(金) 02:10:48 ID:???
サーヴァントズQ
577マロン名無しさん:2007/05/18(金) 02:25:33 ID:???
「手フェチ殺人鬼の使い魔は静かに幸せに暮らしたいのに」
578マロン名無しさん:2007/05/18(金) 11:27:06 ID:???
使い魔は静かに暮らしたい
579マロン名無しさん:2007/05/18(金) 13:01:40 ID:???
吉良吉影はペドに目覚める
580マロン名無しさん:2007/05/18(金) 13:12:09 ID:???
吉良は使い魔
581マロン名無しさん:2007/05/18(金) 13:13:19 ID:LLIbNprq
才人がスタンド持っているとしたらどんなのだと思うか聞かせて
それでちょっとSS書きたい
582マロン名無しさん:2007/05/18(金) 13:54:07 ID:???
拳銃は幽霊?
583マロン名無しさん:2007/05/18(金) 16:08:00 ID:???
エアロスミス
584アヴドゥルさんの放浪記:2007/05/18(金) 16:27:49 ID:???
>>523の続き

タバサを救出する為アーハンブラ城に来た一行、いろいろあってルイズと才人の2人で探索。
才人「夜のお城は不気味だなぁ。やや、あんなトコに人影が」
ルイズ「188cmの大男ね。締め上げてタバサの居場所を吐かせましょ」
アヴドゥル「いきなり切りつけるのはやめてくれたまえ。桃色の髪…そうか君がルイズナントカ、虚無の担い手か
才人「このおっさん両手に肘まである手袋をしてるぞ。女みてぇ」
アヴドゥル「そして君がガンダールヴのヒラガサイト君、か。君がどこから来たか当てようかね
ルイズ「きっと毛でボーボーなんだわ、脱がしちゃえ」
アヴドゥル「地球の日本だろ。そう私も地球のエジプトからこの世界に来たのだ
才人「うわっ両方とも義手じゃん、きめぇ。ルイズ、失礼だぞ」
アヴドゥル「元の世界に戻るためにはルイズ君、君の協力が必要なのだ
ルイズ「・・・そう言えば聞いたことがあるわ。両手が義手で杖を使わず見えない炎を操るメイジ、ゆえに二つ名を見炎」
才人「ダジャレかよ」
アヴドゥル「聞けよ」
ルイズ「というわけで、サイトやっちゃって」
才人「OK、パパ」チャキーン
アヴドゥル「ちょ!マジシャンズ・レッド!」
デルフ「アッツッチィィィィィィィ!!」
才人「熱!どうしたガルフ?今の何だ?」
アヴドゥル「ム、溶けないとは・・・その剣、魔法がかかっているな」
デルフ「見えないのか相棒!?鳥頭のヤツが出てきて火を出しやがった、離れろ!」
才人はルイズを脇に抱くとアブドゥルから離れようと飛び上がった。
アヴドゥル「マジシャンズ・レッドの射程距離は20m、届く!C・F・H(クロス・ファイヤー・ハリケーン)」
585アヴドゥルさんの放浪記:2007/05/18(金) 16:29:21 ID:???
デルフ「飛んできたぞ!避けろ!」
マジシャンズ・レッドから飛ばされた「♀」の形をした炎は才人たちに当たる前に消滅したが、その衝撃波で才人たちの体を吹き飛ばした。
アヴドゥル「間違って殺すわけにもいかん」
ルイズ「痛っ…ホントにミエンだわ、サイトなんとかしなさいよ」
才人「んなこと言ったって…おいデルフ、なんでお前には見れるんだよ」
ガルフ「そんなの後だ!俺を構えろ!」
再びC・F・Hが襲い掛かってきたがデルフブリンガーが吸収した。
アヴドゥル「ほう、私の炎を吸収するとは。スタンドを見ることも出来る、実に興味深い」
才人はアヴドゥルへ駆け出し、剣の間合いに入ったと思った瞬間
アヴドゥル「レッド・バインド!」
一瞬にして縄状の炎が才人の体を縛り上げた。もちろんルイズたちには見えないが。
才人「ぐぅぅぅぅぉぉぉおおおおおお!」
ルイズ「サイトォ!」
アヴドゥル「まだサイト君が死ぬことは無い。しかしこのままにしておけば…さぁルイズ君、私に協力して欲しい」
ルイズ「…………」
デルフ「相棒を助けられるのはお前さんだけだ、この炎を解くんだ」
ルイズはアヴドゥルに歩み寄った。その口元は何かブツブツと動いていた。
そして途中でぴたりと止まると杖を振り上げた。
ルイズ「ユル・エオ・イース!」
「解呪」の呪文が完成すると才人に向かって杖を振り下ろした。
586アヴドゥルさんの放浪記:2007/05/18(金) 16:30:50 ID:???
才人「うおおぉォォォ!!!」
才人はレッド・バインドが解けるとすぐさまアヴドゥルに向かって横凪に一閃した。
とっさに身を翻してかわしたアヴドゥルはあわてて距離を取る。
アヴドゥル「虚無とはこれほど恐ろしいものなのか…スタンドの力すらも支配するとは」
ルイズ「サイト大丈夫なの!?」
才人「なんとかな。へへっほんとに鳥人間が見えるな。しかしデルフの視覚ってこういう感じなのか」
デルフ「俺の視覚を繋げることが出来るのをすっかり忘れてた」
才人「遅いんだよ、ったく」
アヴドゥル「その剣が吸収出来ない程の炎を見せよう、C・F・H・S!(クロス・ファイヤー・ハリケーン・スペシャル)」
数多くの炎が才人に向かってきた。
が、才人はステップで次々と避けていく。
アヴドゥル「速い!」
そして一気にアヴドゥルへ飛び掛った。
アヴドゥルは躊躇した、次の瞬間
マジシャンズ・レッド「キェェェェェェェェ!!」
アヴドゥルが才人を焼き殺すことを躊躇したときマジシャンズ・レッドが袈裟斬りにされたのだ。
アヴドゥル「ぐ…見事だ少年。私の負けだな」
587アヴドゥルさんの放浪記:2007/05/18(金) 16:32:03 ID:???
そういうと背を向けて去ろうとする。
ルイズ「待ちなさいよ、タバサ・・・じゃなくてシャルロットはどこなの」
アヴドゥル「後ろの人間…人物に聞けば良いだろう」
と言うとさっさと姿を消してしまった。
ルイズたちが振り返るとエルフが立っていた。
ルイズ&才人「げぇ!関羽!」
エルフ「ウサギじゃないよエルフだよ」
才人「ではウサギさん、タバサを出してください」
エルフ「はいはいわかりました、ラミパスラミパスルルルルル〜」
寝ているタバサ母子が出てきました。
才人「やや、でかいタバサと小さいタバサが出てきたぞ」
ルイズ「ちっちゃいのを持っていきましょ」
才人「大きいほうがお得じゃん、肉付きもいいし」
ルイズ「卑らしいわね、小さいほうが持ち運びに便利でしょ」
才人「じゃあ両方持っていこうぜ。邪魔になったら捨てればいいし」
ルイズ「あら、あんた冴えてるわね、片方を売ればいいんだわ」
才人「それじゃあ、ありがとうございました。さようなら」
エルフ「また来てねー」

アーハンブラ城編 おわり
588マロン名無しさん:2007/05/18(金) 18:48:34 ID:???
ギャグ?
589マロン名無しさん:2007/05/18(金) 18:58:22 ID:???
バトルを描くつもりがなんか書いてたらギャグになっちゃった

>>581をよろしく
590名無し:2007/05/18(金) 21:38:14 ID:OF/wN5NY
携帯からですまんがいっちょ投下します

「あいたたた・・」
後頭部が痛い。今日も普段通りにら帰宅する途中で感じた浮遊感。
それを感じたとたんに僕の視界は闇に変わったのだ。
「もしかして新手のスタンド使いが?」
その可能性に気付き顔を上げる。眩しい。見えない
591名無し:2007/05/18(金) 21:41:53 ID:OF/wN5NY
だが問題はない。スタンドで周囲の人間は把握できている。
人の数は八人。近くに一人。ちょっと離れたところに七人だ。
ようやく光に目が慣れ始めた。自分の目で確かめることができる。
592名無し:2007/05/18(金) 21:44:19 ID:OF/wN5NY
周りは変わった場所だった。一面の石畳に高そうな絨毯。そしてその上に乗せられた僕。
視線を感じた。近くの豪華なドレスを来た女の子からだった。
この子がスタンド使いなのか?
派手な服装からして、いわゆる普通の人というわけではなさそうだけれど。
593名無し:2007/05/18(金) 21:47:22 ID:OF/wN5NY
「&WTG"M=;+JGM)%%」
女の子が知らない言葉を意を決したように紡ぎ始めた。
スタンドの攻撃なのかと焦るがどうも感じが違う。彼女からは悪意は感じないしスタンド使い独特の雰囲気がない。
そして彼女の体が薄く輝いて閉じていた目が開かれる。
594名無し:2007/05/18(金) 21:50:23 ID:OF/wN5NY
透き通った瞳。そこに僕の仲間達に似た力強く美しい黄金の意志を見た。
彼女と僕との距離が縮まりいつしかなくなる。当たり前のように合わさる唇。
595名無し:2007/05/18(金) 21:53:17 ID:OF/wN5NY
名残惜しむように彼女がゆっくり離れ、突然右手に感じる違和感。
「がっ・・・っはぁぁ!?」
右手を見ると何かの文様が生まれていた。
僕は痛みが引くのをじっと待ち、和らいだ後に恐らくは原因であろう彼女を見上げた。
596名無し:2007/05/18(金) 21:56:04 ID:OF/wN5NY
彼女は落ち着いた様子でかつ心配そうにこちらを見下ろしてくる
「だ・・・大丈夫ですか使い魔さん?」
「あぁ・・・それよりここは・・・それに君も」
痛みで浮かされた頭で言葉を作り彼女に問い掛ける。
597名無し:2007/05/18(金) 21:59:14 ID:OF/wN5NY
「私は−−−アンリエッタ。あなたは、使い魔さんの名前はなんと?」
「使い魔?・・・よくわかないけど僕の名前なら康一。・・・広瀬康一だ」
598名無し:2007/05/18(金) 22:08:59 ID:OF/wN5NY
ここまでです。
出先でやることないから書いてたらいつのまにかこんな内容に。
そして何故か召喚者は王女さまだけど後悔はしてない。えぇ好きなんです。
終わりがない稚拙な文章だけどこれでこの板がもっと盛り上がってくれれば嬉しいです。
職人さん頑張ってください!
599マロン名無しさん:2007/05/18(金) 22:14:40 ID:???
GJしかし
俺も携帯だけど字数の割にレスが多すぎね?
もう少しまとめた方がいいかと
600506:2007/05/18(金) 22:24:02 ID:???
題名>>578の「使い魔は静かに暮らしたい」でいい?
601マロン名無しさん:2007/05/18(金) 22:59:11 ID:???
もうダンバインみたいにいっぱい召喚したらいい。
602使い魔は静かに暮らしたい:2007/05/18(金) 23:12:09 ID:???
どうやら貴族というものは自分で服を着るという概念はないようだ。
ルイズを着替えさせながらそう思う。目が覚めるとまず私に驚く。私が召還された使い魔だと思い出すと突然、
「服」
と言い出す。まったく貴族という奴は皆こうなのか?
ルイズとともに部屋を出る。すると別の部屋からも誰か出てくる。
赤い髪で褐色の肌を持つ女だった。ルイズより背が高く顔の彫りは深い。バストは大きくブラウスのボタンを外し強調されている。
彼女はこちら見ると薄く笑う。
「おはよう。ルイズ」
「おはよう。キュルケ」
ルイズは嫌そうに挨拶を返す。彼女の名前はキュルケというらしい。
「あなたの使い魔って、それ?」
キュルケはこちらを指差すと馬鹿にした風に言う。
「そうよ」
ルイズが意地になって言う。
「あっはっは!ほんとに人間なのね!すごいじゃない!」
やれやれ、貴族というのはこんなのばかりなのか。
まぁ、生活の苦労を知らなければこうなるのは当たり前かもしれないな。
生まれたときから人の上に立ち、甘やかされて育ったのだろう。
ルイズとキュルケが話しているとキュルケが出てきた部屋から赤く大きなトカゲのような生物が現れた。
そこにいるだけで周辺の温度が上がる。
何だこれは?
それが顔に出たのだろう。キュルケが笑いながら説明する。どうやらこの生物は火トカゲというらしい。これが彼女の使い魔でフレイムというらしい。
火竜山脈とかいう場所の火トカゲでそこの火トカゲはブランドものらしい。きっと見た目と強さに定評があるのだろう。
603使い魔は静かに暮らしたい:2007/05/18(金) 23:13:56 ID:???
「それであなた、お名前は?」
キュルケが聞いてくる。
「吉良吉影だ」
「キラヨシカゲ?変な名前」
そりゃこっちの人間からしたら変だろうな。
しかし目の前で言わなくてもいいものを……
「じゃあ、お先に失礼」
そう言うとキュルケとフレイムは去っていった。ルイズは悔しいのだろう、文句を言っている。
そういやさっき彼女はルイズを『ゼロのルイズ』と言っていたな。召還されたときも誰かがそう言っていた気がする。
ルイズは私を召還したときに随分と馬鹿にされていたようだ。さっきもそうだ。そこには『ゼロのルイズ』という単語が出てくる。ルイズの
あだ名なのだろう。
そういえばルイズは魔法を使ってないな。それが関係しているのだろうな。
ルイズが落ち着いたところで食堂に行く。食堂には大きく長いテーブルが三つ並んでおりテーブルには豪華な飾り付けがしてある。
いかにも「私たちは金持ちだ」見たいな感じで呆れるな。料理も朝から豪勢だ。こいつら胸焼けしないのか?
「椅子を引いてちょうだい」
ルイズが言う。椅子を引いてやる。
するとルイズが何か渡してくる。スープだ。そして皿の端にパンを二切れ置く。
「あんたの朝ごはんよ。私の特別な計らいで床で食べていいわ」
そういえば人間は食事を取らないといけないんだったな。理不尽だが我慢する。
少しの辛抱だ。こんなな小娘の言うことを利くのは情報を得るためだ。自分に言い聞かせる。
なにやら祈りが唱和される。こいつらにとってこれがささやかな糧か。早死にするぞ。
604マロン名無しさん:2007/05/18(金) 23:19:14 ID:???
ルイズ「あんた誰?」
DIO「邪魔だ」
ドガァ
ルイズ「何すんのよ」
ポーン
ズドォーン
DIO「グハァ…ゴホッ、こ、これは…い…いったい…ガクッ」
ルイズ「貴族の顔に触れるなんてどういうつもりよ。こんな貧弱貧弱ゥな使い魔だなんて」

激弱DIO様
605マロン名無しさん:2007/05/18(金) 23:25:44 ID:???
また506さんと被ったかと思って焦った
606マロン名無しさん:2007/05/18(金) 23:46:20 ID:???
一つの話をちゃんと終わらせてから次のやれよ、ごっちゃになってくるだろが。
607マロン名無しさん:2007/05/18(金) 23:51:17 ID:???
突然で悪い 
>>581で思いついたが

スタンド名−(アイ・ワナ・ビー)ユア・ドッグ
本体−才人

破壊力−B スピード−A 射程距離−C
持続力−D 精密動作性−C 成長性−A

能力−スタンドの触れた武器の使い方を『理解』し、自在に操ることが出来る。
また、本体とともにスタンドも無限の成長の可能性を秘めている。
スタンドではなく本体のスペックだが、異常に打たれ強い(特にルイズに対して)
接近パワー型


なんか厨な妄想でスマソ 
608マロン名無しさん:2007/05/18(金) 23:55:46 ID:???
吉良視点だとデッドマンズQみたいで面白いな。
でも逃亡してもどこにも平穏な場所はないじゃないかw
609マロン名無しさん:2007/05/18(金) 23:56:01 ID:???
>>606
>>604のはそれだけのネタなのよ。
勘違いさせてごめん。
610マロン名無しさん:2007/05/18(金) 23:59:42 ID:???
ぼくの考えたスタンド禁止
荒れる原因になる
611マロン名無しさん:2007/05/19(土) 00:05:18 ID:???
もうトーキングヘッドでいいじゃん
612マロン名無しさん:2007/05/19(土) 00:21:59 ID:???
一つのスレで複数の話をやるのはいいがどれがどれの何話かちゃんと記載してくれ。
613使い魔は静かに暮らしたい:2007/05/19(土) 01:03:21 ID:???
結論から言うと私は外で食事をさせられた。周りには他の生徒の使い魔がいる。
外に出された理由は私が食事中に吐いたからだ。初めての食事を胃が受け付けなかったらしい。
ルイズはすぐさま私を外に追い出した。その後。何とか我慢して食事を食べる。パンも流動食だと言えるほど噛んで食べれば
吐くほどではない。が、やはり体の中に違和感があるのは禁じえない。これからは人間が何をしなければいけないか考えなくてはいけないな。
いつまでも幽霊の常識じゃいけないってことだ。
食事が終わる頃生徒たちが食堂から出てくる。私の方をみて笑う生徒もいる。さっきのことだろう。
そう思っているとルイズが出てきた。
「あんた何してんのよ!恥かいちゃったじゃない!」
会った瞬間怒鳴ってくる。
「調子が悪かったんだ」
当たり障りのないことを言う。食事をしたことがないと言ったら二度と食事させてもらえなくなるだろうな。
「あんたの体調なんて聞いてないわ!罰として昼食抜きね!」
まぁ昼食だけならさして問題はないだろう。
そして教室へ向かう。ルイズと私が教室へ入ると既にいた生徒が一斉にこちらを見る。
そしてクスクス笑い始めるた。特に気にするようなことではない。
教室を見回す。石で出来た大学の講義室みたいだな。
生徒を見るとやはり使い魔を連れている。
フクロウ、ヘビ、カラス、猫、目玉、六本足のトカゲ、蛸人魚etc、、、
ルイズが席に座る。私も席に座り帽子を取る。ルイズが睨んでくるが無視する。どうせ私は床に座れとか言うのだろう。
ルイズが何か言おうとする前に扉が開き中年の女性が入ってきた。ローブは紫色で帽子を被っている。きっと彼女が先生なのだろう。
614使い魔は静かに暮らしたい:2007/05/19(土) 01:04:23 ID:???
彼女が春の使い魔召還の祝辞を述べる。先生はシュヴルーズというらしい。
「おやおや。変わった使い魔を召還したものですね。ミス・ヴァリエール」
シュヴルーズは私を見てとぼけた声で言う。教室が笑いに包まれる。
ルイズは俯いている。シュヴルーズは笑いを取るために言った冗談なのだろうがルイズが傷つくのは考慮に入れてないようだ。
「ゼロのルイズ!召還できないからって、その辺歩いてた平民を連れてくるなよ!」
誰かがそう言う。するとルイズが立ち上がり怒鳴り返す。
そこから言い争いが始まる。また『ゼロのルイズ』だ。どうやら誹謗中傷の類らしいな。
シュヴルーズが杖を振ると、言い争っていた二人は席に座り静かになった。魔法は便利だな。
シュヴルーズが二人を叱る。
「ミセス・シュヴルーズ。僕のかぜっぴきはただの中傷ですが、ルイズのゼロは事実です」
マリコルヌと呼ばれていた彼ががそう言うと笑いが漏れる。
シュヴルーズがまた杖を振ると笑っていた生徒の口に赤土の粘土が張り付いた。
「あなたたちは、その格好で授業を受けなさい」
シュヴルーズは厳しい顔でそういった。
しかし発端を作ったのはお前だろう。
「では授業を始めます」
話しを聴く限りだとこの世界では魔法が科学技術らしい。ゆえにそれを使える貴族が権力を持つということか。
いや、魔法が使えるから貴族か……
こいつらが魔法が使えなくなったらどうするんだろうかね?
シュヴルーズが杖を振ると石が光る。光が治まると石は金属に変わっていた。
つくづく魔法は何でもありらしい。
615506:2007/05/19(土) 01:07:17 ID:???
続きを投下した!




なら使ってもいいんだよね?
616マロン名無しさん:2007/05/19(土) 02:40:51 ID:???
『自信を持て』… おまえの「使い魔は静かに暮らしたい」は
その気になりゃあ何者にも負けねーSSじゃあねえか? そうだろ?
617マロン名無しさん:2007/05/19(土) 06:47:23 ID:???
ていうか鳥の巣の人早く続き書いてくれよオオオ
618マロン名無しさん:2007/05/19(土) 08:50:10 ID:???
状況が状況だから投下できないんだろ
619マロン名無しさん:2007/05/19(土) 08:56:22 ID:???
確かにごちゃごちゃになったら見にくいな
620マロン名無しさん:2007/05/19(土) 11:33:58 ID:???
確かに調子乗りすぎたな
アヴドゥルさんと露伴はこれでおしまい
621マロン名無しさん:2007/05/19(土) 12:23:09 ID:???
つまりまとめサイトが必要だと
622マロン名無しさん:2007/05/19(土) 12:43:20 ID:???
>621
ガン( ゚д゚)ガレ
623マロン名無しさん:2007/05/19(土) 12:55:23 ID:???
この際 シャナやハルヒも一緒にしてラノベ総合まとめサイトでも出来れば見るのが楽なんだが
624マロン名無しさん:2007/05/19(土) 13:29:09 ID:???
ジョジョのクロスオーバーの集大成か
625マロン名無しさん:2007/05/19(土) 13:30:57 ID:???
ブックマークも整理できて楽だしな
626マロン名無しさん:2007/05/19(土) 13:36:53 ID:???
やるとしたら、
・範囲としては「ルイズが○○を召喚してしまった」まとめ。
・wiki形式でサイトを作る。(「クロスオーバー作品ごと」などのカテゴリー分けとかがしやすいため)
・内容を追加できるのはアカウント持ちならだれでも。
(アカウント発行基準が難しいと思うけど)
・2chで発表されているものについて、
掲載されたスレ内にまとめサイトへの誘導が提示している場合のみ転載。

って感じかしらね?
627マロン名無しさん:2007/05/19(土) 17:25:55 ID:???
寄生獣の新一を召喚とか面白そう
628使い魔は静かに暮らしたい:2007/05/19(土) 18:48:51 ID:???
魔法で変わった金属は真鍮だった。さらに『スクウェア』というクラスなら石を金にすることすら出来るという。
シュヴルーズは『トライアングル』というクラスらしい。メイジのランクを表すのだろう。
「ルイズ」
ルイズに小声で呼びかける。
詳しいことはルイズに聞けばいい。
「何よ。今授業中よ」
なんだかんだ言っても結局は答えてくれる。
どうやら私の予想は大体あっていたらしい。
下から『ドット』『ライン』『トライアングル』『スクウェア』というクラスがあるらしい。
「それで「ミス・ヴァリエール!」は、はい!」
「授業中の私語は慎みなさい」
ルイズが私を睨み付けて来る。確かに今回は私が悪かったな。
私語していたのでルイズがみんなの前で錬金をすることになった。
しかしルイズは困ったようにもじもじし、立ち上がらない。
シュヴルーズが再度呼びかける。するとキュルケが困った声で声で言う。ルイズにさせるのは危険であると。
教室にいた生徒たちの殆どが頷く。
しかしルイズは覚悟を決めたのか、
「やります」
と言うと教室の前へ歩いていく。そして真剣な顔をして杖を持つ。
それに対応するように前の席にいた生徒たちは椅子の下に隠れる。一体なんだと言うんだ?
ルイズが短く唱え杖を振ると石が……爆発した!?
何が起こったんだ!?あちこちで悲鳴が上がる!使い魔たちが暴れだす!窓ガラスが割れる!私の帽子が!
立ち上がったルイズは他の生徒たちから非難を浴びる。
私はそれを聞き、帽子の形を直しながら『ゼロのルイズ』の意味を理解した。
その後ルイズは教室の片付けを命じられ、終わったのは昼休み前だった。ルイズにネチネチ文句を言われたが仕方ないことだと
自分を納得させる。殆どすべての片づけをしたのは私だが仕方ないことだと自分に言い聞かせる。
そうしなければやっていられない。
その後ルイズと一緒に食堂へ向かう。私は昼食抜きだが着いていかなければならないらしい。
「『ゼロのルイズ』か。言い得て妙だな」
薄く笑いながら呟く。単純に魔法を使わないのは苦手なのかと思っていたが、まさかまったく使えないとはな。
本当に貴族なのだろうか。いや貴族だから退学にならないのか。
629使い魔は静かに暮らしたい:2007/05/19(土) 18:51:13 ID:???
そんなこと考えてるとルイズが立ち止まりこちらを睨んでくる。どうかしたのだろうか?
しかし何も言わず食堂に向かう。一体なんなんだ?
食堂に着き椅子を引く。ルイズが席に着くと食堂から出ようとする。
「ちょっと」
しかしルイズが呼び止める。なんだろうか?
「あんたこれから1週間ご飯抜きね」
怒りを押し殺したような声でそう言う。
この女はふざけているのか?そうとしか思えない。しかしその表情からは凄味を感じる!
どうやらマジのようだ。
それを感じ取りながら食堂から出て行く。くそっ!何に怒ってるんだ!
食堂から出ると壁に凭れ掛かりながら考える。どうやって生きようかと。このままルイズの所にいては殺されてしまうかもしれない。
まさか1日目で脱走を真面目に考えるなんて思っていなかった。最低でも2週間はいようと思っていたんだがな。
このままここにいるより脱走したほうが幸福になれる気がする。
いや魔法使いと係わらなければ案外簡単に静かで幸せな生活が遅れるんじゃないか?
しかし腹に何かを入れなければならないと感じる。これが空腹という奴なのだろう。
朝は少ししか食べてないし掃除は中々重労働だったからな。当然と言えば当然か。
銃で鳥でも撃って食べようか。脱走はその後で「どうかなさいました?」誰だ?
顔を上げると銀のトレイを持ち、少し変わった格好をした少女がこちらを見ていた。見た目から判断するとまず貴族ではないな。
「あ〜……」
喋ろうとする、が……こういった場合どう答えればいいのだろう?
「もしかしてあなたがミス・ヴァリエールの使い魔になったていう……」
どうやら彼女はこちらのことを知っているらしい。
「ああ、そうだけど。でもどうして私のことを知っているんだ?」
「ええ。なんでも、召還の魔法で平民を呼んでしまったって。噂になってますわ。」
そうなのか。
「使い魔はここら辺では見かけない格好で趣味の悪い帽子を被っているって……」
つまり君も趣味が悪いと思っているのか……
「私はシエスタっていいます」
「私は吉良吉影だ」
その時腹の虫が鳴く。
「お腹が空いてるんですね。賄い食ですけど食べますか?」
今なら神様を信じてると心から言い切れるだろう。
630マロン名無しさん:2007/05/19(土) 19:34:05 ID:???
吉良は何気に紳士だから女性にはもてるんだよな。
でも本人はデートの時も早く帰りたいと思ッているとw
631マロン名無しさん:2007/05/19(土) 20:00:16 ID:???
シエスタ、手首になってしまうん?
632マロン名無しさん:2007/05/19(土) 20:16:10 ID:5YO3zfOF
手首www
容易に想像できるのが怖い
吉良ならありえるんだよなwww
633マロン名無しさん:2007/05/19(土) 20:27:03 ID:???
いい雰囲気になったところをいきなりドカンとやりそうだな
634マロン名無しさん:2007/05/19(土) 20:47:28 ID:???
この吉良なら手首はやらんだろう。


まだ。
635マロン名無しさん:2007/05/19(土) 20:54:10 ID:???
たしか
636マロン名無しさん:2007/05/19(土) 21:24:56 ID:???
もしルイズの召喚したのが“武丸”だったら‥‥!?
637マロン名無しさん:2007/05/19(土) 21:36:37 ID:???
吉良はバトルどうするんだ?他と違ってスタンドを(現状)持ってないわけだし。





ところで個人的にはウェザーの場合が気になってたりするんだが、六部って誰も書かないな。
638マロン名無しさん:2007/05/19(土) 21:48:32 ID:???
あれ?吉良はスタンド持ってないのか?
キラークイーンで爆破を行なう吉良が見たかったのに…
639マロン名無しさん:2007/05/19(土) 22:22:42 ID:???
デッドマン吉良にそんなことを求めるべきではないかと
640マロン名無しさん :2007/05/19(土) 23:27:21 ID:???
デッドマン吉良は記憶が無いからキラークイーンも忘れた形になってる
何かきっかけがあれば出すようになると思うけど  ルイズの爆発をモロに食らうとかw

性格自体も大分変わってるから手首は無いと思うよ多分w
仕事としての執行はゴルゴのように善人悪人の区別なくやってるけど
屋敷幽霊聞いた時や屋敷幽霊で竹久夢二の絵見つけた時とか「これ!マジィ!?」と叫んだ挙句
色々持ち帰ろうとしてたし多分手首は無いw
641使い魔は静かに暮らしたい:2007/05/20(日) 00:07:07 ID:???
シエスタは平民で貴族の世話をするために奉公に来ているそうだ。
シエスタに連れられ食堂裏の厨房に行く。そこにはコックやシエスタと同じ格好をした人間が多くいた。
皆忙しげに料理を作ったり運んだりしている。
そういった様子を見ているとシエスタがなにやら持ってきてくれる。シチューだった。貴族の料理の余りで作ったらしい。
食べやすいものでとてもありがたい。早速食べてみる。
「うまい」
思わずそういってしまうほどうまかった。空腹なのもあるだろうが作った人は相当料理が上手なのだろう。
胃に負担が掛からないようゆっくりと、しかし確実に食べていく。シエスタはそんな私を笑いながら見ていた。
「ご飯貰えなかったんですか?」
シエスタが聞いてくる。これだけ夢中になって食べていればそう思うかもな。
「ああ、これから1週間食事無しだそうだ」
正直に答える。シエスタは相当驚いていた。
「お腹が空いたら、何時でもいらしてください。私たちが食べているものでよかったら、お出ししますから」
初めて人の優しさという奴に触れた気がする。シエスタはひょっとしたら聖母の生まれ変わりなんじゃないだろうか?
やがてシチューをすべて食べ終える。
「ありがとう。本当にうまかったよ」
「いいんですよ」
シエスタは笑顔でそう言ってくる。
「何か手伝えることは無いかな?」
「え?」
「さすがに世話になりっぱなしというわけにもいかないだろ」
それに良好な関係を保っていれば何かと便利だ。なんせ1週間の食事が掛かっているからな。手伝いを申し出ればこちらに好印象を持つだろう。
「なら、デザートを運ぶのを手伝ってくださいな」
シエスタは笑みを浮かべながら言う。私はもちろん頷いた。彼女がいればすぐに脱走しなくもいいだろう。
642使い魔は静かに暮らしたい:2007/05/20(日) 00:08:15 ID:???
シエスタと共にデザート配っていく。食堂は皆が喋っていて五月蠅いな。
そう思いながら配っていると一際五月蠅い集団がいた。その中の一人のポケットから何かが落ちる。
拾ってみると中に紫色の液体が入った小瓶だった。
「落としたぞ」
そう言ってテーブルの上に置いてやる。
「これは僕のじゃない。君は何を言っているんだね?」
しかし渡してやった少年はそう言ってくる。
「おお?その香水は、もしやモンモランシーの香水じゃないか?」
その一言をきっかけにまた五月蠅くなる。どうやら少年の彼女の品らしい。持っているのが恥ずかしかったのだろうか?
しかし騒ぎはどんどん大きくなる。一人の少女が少年に近寄り泣きながら頬を引っ叩く。そして別の場所からも少女が来てテーブルの上に置かれた
液体を少年の頭にぶちまけるけ、
「うそつき!」
と怒鳴り去っていった。どうやら少年は二股を架けていたらしい。
私には関係ないので再び歩き出す。
「待ちたまえ」
先程の少年に呼び止められる。が、無視して歩く。シエスタが心配そうにこちらを見てくる。
「待ちたまえと言ってるんだよ!」
少年が大きな声を出して私再度呼び止める。
振り向いて少年を見ると無視されたのが悔しかったのだろう。顔が少し赤い。
「君が軽率に、香水の壜なんか拾い上げたおかげで、二人のレディの名誉が傷ついた。どうしてくれるんだね?」
643使い魔は静かに暮らしたい:2007/05/20(日) 00:09:05 ID:???
「自分の尻拭いもできないのか?」
呆れ気味にそう返すと少年の周りはどっと笑う。少年の顔が鋭くなる。
しかし、貴族とは本当に器が小さいな。この程度で怒るとは。これじゃ平民の不満は多そうだ。
「君は貴族に対する礼を知らないようだな」
「礼というのは立場が上の者にすることだ。少なくともお前にするもんじゃないな」
そう言ってからかってみる。少年が立ち上がり体を翻す。
「ヴェストリの広場で待っている。ケーキを配り終わったら、来たまえ。君に礼儀を教えてあげよう。ちょうどいい腹ごなしだ」
相当怒りを押し殺した声で言うと食堂を去っていく。少年の友人たちも後を追う。
私は喧嘩を売られたのだろう。少しからかっただけで喧嘩を売るとは……
シエスタが震えながらこちらを見る。
「あ、あなた、殺されちゃう……貴族を本気で怒らせたら……」
シエスタはそう言うと走って逃げていった。
無理も無いな。平民にとって貴族の力はとても恐ろしいものだろうからな。魔法があれば平民が束になってもかなわないだろう。
ま、私も全く無策と言うわけではない。後ろからルイズが来た。ちょうどいい。
「あんた!何してんのよ!見てたわよ!何勝手に決闘なんか約束してんのよ!」
約束してないし一方的なものなのだがな。
「ルイズ、そのことで話しがある」
「え?」
突然そう言われて勢いが止まる。
「早くさっきの少年に謝って来い」
ルイズは口をあけたまま放心していた。
644506:2007/05/20(日) 00:11:33 ID:???
戦闘どうしよう…
645マロン名無しさん:2007/05/20(日) 00:20:38 ID:???
つ銃

個人的にはキラークイーンを戻して欲しい
646マロン名無しさん:2007/05/20(日) 00:21:44 ID:???
スタンドの右手から順番に戻っていくとか
647506:2007/05/20(日) 00:23:49 ID:???
苦戦か楽勝か意見の多いほう取り入れるよ
648マロン名無しさん:2007/05/20(日) 00:34:06 ID:???
康一やトリッシュのように、スタンドに教えられながら戦っていくのもいい。

あとアヌビス神ってインテリジェンスソードになるな。
649マロン名無しさん:2007/05/20(日) 00:36:44 ID:???
苦戦 でもなんとか勝つ
キラークイーンは取り戻してもまだ完全に使えないほうがいいな。
デッドマンズQの吉良は地味な殺し屋で好きだ。
650マロン名無しさん:2007/05/20(日) 00:37:43 ID:???
>>647
ギーシュくらいならスタンド使わずに知略で戦っても勝てる気もする。攻撃パターンを解析するとか、死角を突いてギーシュを攻撃するとか。
苦戦に見えて、実は計算通りで楽勝というのを希望。
651マロン名無しさん:2007/05/20(日) 00:38:49 ID:???
楽勝だろうな
吉良だし
652マロン名無しさん:2007/05/20(日) 00:39:04 ID:???
原作と同じように物語序盤は楽勝!
中盤は苦戦
終盤はそのときの気分で!
っていうのはどうでしょうか
653マロン名無しさん:2007/05/20(日) 00:40:21 ID:???
苦戦している中でキラークイーンを取り戻す、て安直な気が…

しかも忘れただけなら承太郎みたいに気付いてもおかしくないと思うし、
やっぱり無くしたんじゃないか?

よって銃オンリーで戦うのを所望。苦戦楽勝どちらでも構わないけど。
654マロン名無しさん:2007/05/20(日) 00:43:47 ID:???
てかルイズ謝ってこいってw
楽勝過ぎるのなんだけど苦戦しすぎるのもなあ。
655マロン名無しさん:2007/05/20(日) 01:35:17 ID:MGg/V9vV
楽勝にしてほしい、吉良には子供に遅れをとって欲しくない
656マロン名無しさん:2007/05/20(日) 01:44:09 ID:???
ギーシュ如きに苦戦すると吉良が安っぽく見えるから楽勝にしてくれ、マジで
657マロン名無しさん :2007/05/20(日) 02:22:14 ID:???
スタンドってのは生命のエネルギーだから無くしたって事は無いはず
レクイエム一歩手前のヘヴンズ・ドアーや能力を抜き取る能力を持つホワイトスネイクに盗られたんなら別だろうけど
658マロン名無しさん:2007/05/20(日) 02:27:14 ID:???
いまゼロの使い魔2風のアルビオン読んだんだが
ルイズ次からずっとデレ?
659マロン名無しさん:2007/05/20(日) 03:45:47 ID:???
苦戦しといてキラークイーンもしくは+殺人衝動復活>楽勝ー
ジョジョみたいに苦戦と見せかけて計算通り楽勝
のどちらかが俺的に最高
660マロン名無しさん:2007/05/20(日) 03:51:22 ID:???
三部を読んだせいか、デルフリンガーを装備して
二刀流のポルナレフを想像してしまった。
661マロン名無しさん:2007/05/20(日) 04:29:00 ID:???
始めは魔法にちょっと驚くけど、すぐに見切って楽勝ってのが希望かな

あと性格もずっと幽霊のままで
キラークイーンはどうなんだろ。振り向いてはいけない小道で砕かれたからなぁ
662マロン名無しさん:2007/05/20(日) 05:26:18 ID:???
このスレのディアボロには黄金の精神を感じるな…
663マロン名無しさん:2007/05/20(日) 07:38:30 ID:???
デットマンズ吉良って「あの世」に連れて行かれた吉良なわけだよな。
なのになんであの世界には生者が居るんだ?
664マロン名無しさん:2007/05/20(日) 09:10:25 ID:???
吉良の能力って殺傷力が高いからギーシュ戦では爆弾使えないかな
威力の加減は出来ないし
665マロン名無しさん:2007/05/20(日) 09:43:39 ID:???
そこでシアーハートアタックですよ
666マロン名無しさん:2007/05/20(日) 10:30:23 ID:???
爆破能力はまだ使えないけどキラークイーンで白兵戦に一票。
667マロン名無しさん:2007/05/20(日) 11:59:30 ID:CuTMQux+
キラークイーンの無い吉良など吉良ではない
668マロン名無しさん:2007/05/20(日) 12:16:24 ID:???
スタンドは生命エネルギーの像(ヴィジョン)。幽霊の時は使えなくて当たり前
しかしもう復活しているわけだから使える。というのに一票
669506:2007/05/20(日) 12:43:51 ID:???
じゃあ楽勝ということで構いませんね!
670マロン名無しさん:2007/05/20(日) 13:12:36 ID:???
問題ない、行け
671マロン名無しさん:2007/05/20(日) 13:45:13 ID:???
>>667
なんというデッドマン吉良否定
672マロン名無しさん:2007/05/20(日) 13:52:26 ID:???
「−−−では、ミス・ヴァリエール。召喚の儀式を」

「はい…!!」
ついに自分の番がきた−−期待と不安と興奮がないまぜになり、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは身を固くして教師の呼びかけに応じた。
これから、一生を共にする自分の使い魔を呼び出すのだ。
緊張して当然である。
が、今彼女が感じている緊張は、他の同級生とはベクトルが違った。
『ゼロのルイズ』
それが示す事柄はすなわち、貴族にとって不可欠な、魔法の成功確率の『ゼロ』の揶揄である。
原因は不明。
同級生に『ゼロ』と笑われる度に、プライドの高い彼女は、はらわたが煮えくり返る思いをしたものだ。
だが、自分が今まで魔法を使えていないのは事実。
今回の儀式もまた失敗するかも知れないという恐れこそが、彼女の緊張の源だった。
しかし−−−

(サモン・サーヴァントに成功すれば、私はもう『ゼロ』じゃない…呼ばせない…)

その思いがルイズを後押しする。

「おい、『ゼロ』!ちゃんとサモン・サーヴァント出来るのか?」

「皆、離れとけ!また爆発するぞw」

同級生の何人かがはやし立てた。
どうせまた『かぜっぴき』のマリコルヌあたりだろう。
673マロン名無しさん:2007/05/20(日) 14:27:28 ID:???
新手のスタンド使いか!?
674マロン名無しさん:2007/05/20(日) 14:32:57 ID:???
ルイズは声のした方向をキッと睨みつけた。
野次の内容はいつもとそんなに変わらなかったが、これからの大事な儀式向けての集中が阻害されたせいもあり、ルイズは声を張り上げた。

「見てなさい…ッ!あんたたちの使い魔を全部合わせても及ばないくらい、神聖で美しく、そして強力な使い魔を召喚してみせるわ…!!」

(また悪い癖が出た…)
言い終わった後にルイズは後悔した。
どうしていつも自分はこうなのだろう?
彼女は自らの性格がもたらす弊害を強く自覚してはいたが、直す術を見いだせないまま今日に至る。
いつもならこのあと自己嫌悪に陥るところだが、生憎と今回ばかりはそうもいかない。

今は儀式に集中せねば…
怒鳴ったせいで乱れた呼吸を静かに正し、ルイズは覚悟を決めた。
杖を構え、詠唱を始める。
ゆっくりと静かに、しかし力強く確実に。
周囲のマナが轟と震え、眩い光があふれ出す。

(−−−いける!)

これまでにないほど、魔力の流れが安定している。
ルイズは召喚の成功を確信する。
内心の興奮を抑えつつ、ルイズは淡々と詠唱を続ける。

−−−そして、詠唱は終わりを迎えた。
675マロン名無しさん :2007/05/20(日) 14:41:02 ID:???
神聖で美しい・・・・究極カーズ様かッ!?
676マロン名無しさん:2007/05/20(日) 14:44:41 ID:???
今まで出てない1、2、6、7部のキャラに期待。
677マロン名無しさん:2007/05/20(日) 15:03:41 ID:???
2部ならワムウがいいな
678マロン名無しさん:2007/05/20(日) 15:06:32 ID:???
"チュドォォォオン"

成功を確信したルイズの召喚魔法の結果はしかし、いつもの通りの爆発であった。
砂埃が舞い、視界が遮られる。
意味するところはすなわち………

「し……失…敗…なの?」

その瞬間、ルイズは金槌で殴られたような衝撃を受けた。
腰の力が抜け、その場にへたりこむ。

(−−−どうしてなの?)

これまで、様々な苦労をしてきた。
魔法を使えるようになるために、あらゆる書物を貪った。
知識だけなら他のどの同級生に負けない自信がある。
自覚がある。
自負もある。
なのに…………
悔しさのあまり、これまでどれだけ他人にバカにされても決して流さなかった涙さえうかべた。
やはり自分は『ゼロ』なのか…
これからも他人に笑われる生活を送るのだろう。いや、ひょっとしたらこれを口実に学院を追放されるかも…
ルイズは、自分が描いた恐ろしい未来に我が身を抱いた。

そうして彼女が震えている間にも、視界を遮る砂煙は晴れようとしていた。


時は止められないのだ−−ルイズは思った。
679マロン名無しさん:2007/05/20(日) 15:21:07 ID:???
フレーズから察するにようやくスレタイに沿った話が来るのか
それとも同じタイプのスタンドの方なのか
いずれにせよwktk
680マロン名無しさん:2007/05/20(日) 15:48:45 ID:???
「ケホッケホッ…こ、今回はやけに飛ばしたな、『ゼロ』のやつ」

召喚と、その後のいつもの失敗劇を眺めていた同級生の1人が呟いた。

「エッホン、ゥオッホン…そ、そうだね。マントが汚れてしまったよ…」
実際のところ、失敗すると決め込んでいた彼らも、一瞬だが、成功したのではないかと思っていた。
しかし結果はやはり失敗。
今までにない様相を呈してはいたものの、結局『ゼロ』は『ゼロ』だったということだ。
彼らはそう、心の中で結論づけた。
彼らの心は既に、サモンサーヴァントではなく、砂煙が収まった後、どうやって『ゼロ』をからかおうかということに向かいつつあった。

しかし、やや視界が効くようになるにつれて、先程までは存在しなかったモノがあることに一部のものは気がつき始めた。
−−−−まさか…!?

皆の期待を再度裏切る形でソレは確かに横たわっている。

だがよく見えない。
目を凝らす。
舞い残る砂が目に入ってよく分からない。
目をこすり、再び目を凝ら…………

「ぅわああぁぁあぁ!!?」

一人の生徒が叫び声をあげた。
681使い魔は静かに暮らしたい:2007/05/20(日) 15:53:38 ID:???
「何でわたしが謝らないといけないのよ!謝るならあんたが謝るのが普通でしょ!」
ルイズは気を取り戻すとそう怒鳴ってきた。
「簡単なことだ。私が使い魔の事を聞いたときに君がなんて答えたか忘れたのか?」
そう、実に簡単なことだ。
「使い魔の手柄は主人の手柄、使い魔の不祥事は主人の不祥事なんだろう?なら私が起こしたことの責任を君が取るのは当然じゃないか」
ルイズは確かにそう言った。そうすれば私は無駄に戦わなくても済む。
元々私は争うつもりなんて無いのだから。こういったことは他に任せるに限るな。
「なんでわたしがあんたのために頭下げなくちゃいけないの!」
完全に口を閉ざす。この少女に何かを期待するのはよそう。いや、期待した私がバカだった。
そう思いながらデザートの配膳を再開した。まだ何か言ってくるが無視する。
やれやれ結局戦わないといけないのか?そうなら対策でも立てるとしよう。どうせ逃げても何かしてくるだろうからな。
魔法使いの弱点はルイズの説明と今日の授業で理解している。後はさっきの少年がどんな魔法で戦うかだ。
相手は当然魔法を使ってくるだろう。シエスタの反応やわたしの貴族の見解からして間違いない。
さてどんな対さ「ちょっと!聞いてるの!」本当に五月蠅いな。いや、ルイズは知識はあるからな。それは利用できる。
「ルイズ聞きたいことがあるんだがね」
「何よ!」
怒鳴り返さなくてもいいだろう。
「さっきの少年はどんな魔法を使うんだ?」
「え?ギーシュの魔法?そんなの聞いてどうするのよ」
多少落ち着いたようだ。初めから落ち着いていられないのか。
「まさか、決闘する気なの?」
「ああ」
お前が当てにならないからな。
「素直に謝って来なさい。そうすれば許してもらえるかもしれないわよ。戦ったら絶対勝てないし、怪我するわ。
いや、怪我で済んだら運がいいわよ!」
「御託はいいからさっさと説明してくれ」
「聞きなさい!平民は絶対メイジに勝てないの!」
そんなやり取りをして時間はかかったが情報は聞き出せた。
少年の名はギーシュ。二つ名は『青銅』で青銅のゴーレム『ワルキューレ』を使って戦うという。杖は造花の薔薇。
これだけ聞ければ十分だな。
そう思いながらデザート配りつつ準備を開始した。
682506:2007/05/20(日) 16:06:27 ID:???
書くのって難しいよ
683マロン名無しさん:2007/05/20(日) 16:38:39 ID:???
吉良は執事に向いていそうな感じだ
頭いいし目立ないし冷静だしな。
684マロン名無しさん:2007/05/20(日) 16:41:30 ID:???
ルイズは未だに、声を押し殺して泣いていたが、周囲の様子のおかしさに気づき、辺りを見回した。
『こちらを見る→ナニかに気づく→悲鳴を上げる』という一連の行為を、誰も彼もが、一様に、時間差で行っていた。
女生徒のよく通るキャーキャーという悲鳴が、水面に石を投げた後の波紋のように、広がっていく。
悲鳴のウェーブが広がりきったその次は、悲鳴のオーケストラだった。
皆悲鳴を精練された聖歌のように唱和させる。
貧血を起こし、倒れる生徒も見受けられた。
いつもとは反応が違う。失敗を起こした後の反応とは……
−−−−−まさか、自分はサモンサーヴァントに成功したのか?

その可能性に思考が行き着いた瞬間、ルイズは振り返り、砂煙が起こっていた中心を凝視した。
喜びと期待に満ちたルイズの目はしかし、自分が初めての魔法で、初めて呼び出したのであろうソレを見た瞬間に心臓が凍るほどの驚愕で見開かれた。




そこにあったのは、これ以上はないというほどスプラッタなバラバラ死体だったのだから…
685マロン名無しさん:2007/05/20(日) 16:43:47 ID:???
ソルベか?ソルベなのか?
686マロン名無しさん:2007/05/20(日) 16:44:53 ID:???
輪切りのソルベ?
687マロン名無しさん:2007/05/20(日) 16:45:41 ID:???
ソルべwwwwwwww

だがマルクの可能性もあるな
688マロン名無しさん:2007/05/20(日) 16:51:11 ID:???
いやチョコ先生かもしれんw
689マロン名無しさん:2007/05/20(日) 16:51:55 ID:???
あえてペッシでファイナルアンサー
690マロン名無しさん:2007/05/20(日) 16:53:25 ID:???
ブチャラティじゃないのか
691マロン名無しさん :2007/05/20(日) 16:56:54 ID:???
時というキーワードでバラバラ死体・・・・DIO様しか居ないなw
692マロン名無しさん:2007/05/20(日) 17:00:42 ID:???
ヌケサクを忘れちゃいないよな?
693マロン名無しさん:2007/05/20(日) 17:06:39 ID:???
バラバラじゃないけど生ハム兄貴希望
694マロン名無しさん:2007/05/20(日) 17:07:55 ID:???
バラバラ死体吹いたwww誰だwww
695マロン名無しさん:2007/05/20(日) 17:14:58 ID:???
突然別の小説に飛ぶから困る。
696マロン名無しさん:2007/05/20(日) 17:21:52 ID:HBGRkgj+
DIО様だとすぐに太陽で気化してしまうだろww
でも異世界だから別の法則が働くかも・・・。
697506:2007/05/20(日) 17:27:17 ID:???
>>695ごめん
698マロン名無しさん:2007/05/20(日) 17:34:14 ID:???
その惨状にさすがのルイズも息をのんだが、自分が召喚したのだからという思いから、ルイズは目前のバラバラ死体に改めて目を向けた。
バラバラ死体−−−そう表現するしかなかったが、よくよく見れば(見る気になんかとてもならなかったが)奇妙な死体だった。
まるで何かに引き裂かれたような、いや砕かれたみたいだという印象を受けた。
起点はおそらく左足だろうか?
そこから始まった亀裂が上半身に向かい、頭部まで回ったところで一気に体が爆砕した−−そんなかんじだった。
胴体はほとんど吹き飛んでおり左の肩から下が近くにゴロンと転がっていた。
ルイズが亀裂の起点と判断した左足は、一番損傷が激しいらしく、グチャグチャになって同じく遠くに転がっていた。
その近くに目をやると、ハンマーで割られたスイカみたいなものが転がっていたが、ソレが何なのかルイズはわかりたくもなかった。
周囲には細かな肉片が散らばっていて、とにかくもうグチャグチャのグッチョグッチョだった。
しばらくミートスパゲッティは食べられないだろうな−−ルイズは思わずそんな的外れなことを考えた。
699マロン名無しさん:2007/05/20(日) 17:37:57 ID:???
DIO様だな
700マロン名無しさん:2007/05/20(日) 17:38:36 ID:???
DIOかよwwwwwww
701マロン名無しさん:2007/05/20(日) 17:39:27 ID:HBGRkgj+
ついに三部から五部までのボス達がそろッたな。
ここが俺の毎日の楽しみです 職人さんたちがんばれ
702マロン名無しさん:2007/05/20(日) 17:40:20 ID:???
>>700
すまん、「様」付け忘れた。
703マロン名無しさん:2007/05/20(日) 17:40:56 ID:???
昼間歩けないwwwwww
704マロン名無しさん:2007/05/20(日) 17:41:15 ID:???
SBR連載が終了したら大統領も召喚されるのか?
705マロン名無しさん:2007/05/20(日) 17:46:43 ID:???
うむむむ〜〜〜んんんん予想どおりルイズ(主人)の血はなじむ
実に!
フフフフ
フハフハフハフハ
フハフハハハハハ!
706マロン名無しさん:2007/05/20(日) 17:46:53 ID:???
でも血をすわないと復活できないじゃんww
707マロン名無しさん:2007/05/20(日) 18:03:06 ID:???
バラバラのままだと活動できないだろw
708マロン名無しさん:2007/05/20(日) 18:12:03 ID:???
今の所みんなおもしろい。
職人さんはがんばって、名前欄を何かで固定できれば判別しやすいかも。
ちょっと贅沢だなすまん。
709マロン名無しさん:2007/05/20(日) 18:15:12 ID:???
奇跡的に右半身は無傷のようだ。
(けど、ヘンね。コレだけグチャグチャなのに、出血が少なすぎるわ)
そここそが、ルイズが奇妙に思った点である。
そもそもルイズが他の生徒のようにパニックに陥らなかったのは、『血』という、もっとも身近なスパイスがこの死体には効いていなかったからなのだ。
出血があまりないから、些か現実味に欠けると、間近で見ているからこそルイズはそう思った。
そのおかげか若干落ち着いたルイズは、この死体を観察する余裕がでてきた。
よくみるとかなり筋肉質で立派な体格をしている。
190サントはあるだろうか。生前は屈強な若者だったのだろう。

(ヘ〜ンな靴はいてるわね…センスを疑うわ)

次に目に入ったのは、死体が履いている靴だった。
まるで絵本の中の魔女が履いているような悪趣味なトンガリ靴だった。
階段で躓いたりしなかっのだろうか?

味をしめて次第に大胆になりつつあるルイズは、次に死体を杖で突っついてみた。

"ツンツクツン"

"…………"

(ホントに死んでる…みたいね…)

当然だが反応はない。死体だから当たり前なのだが、この死体、どういうわけだかルイズには本当に死んでいるだと確信できなかった。
710マロン名無しさん:2007/05/20(日) 18:16:40 ID:???
ヘンな靴w
711マロン名無しさん:2007/05/20(日) 18:22:35 ID:???
"ブズ…"
"ドブューッ、ビチビチ…"

キュルケ「何してんのよ〜〜?つっつくなんてやめなさいよ…」


アラレちゃんのよーに枝でつっつくんルイズ…
712マロン名無しさん:2007/05/20(日) 18:25:25 ID:???
召喚なのか?遺体呼び出すなんてw
713マロン名無しさん:2007/05/20(日) 18:29:33 ID:???
いやDIO様の生への執念がルイズの世界へ呼び込んだんだ。
でも血を吸わんと蘇生できんだろうなw
714マロン名無しさん:2007/05/20(日) 18:32:07 ID:???
フッフッフッフッフッフッ…
マヌケめ!ルイズ
きさまのおかげで 甦ったぞッ!
715マロン名無しさん:2007/05/20(日) 18:33:18 ID:???
ただ今回のところ今までと違うのは「平民」ではなく「吸血鬼」を召喚したことだよな…
どうなるのかwktk
716マロン名無しさん:2007/05/20(日) 18:34:06 ID:???
そういえば光にあたるまで生きてるのか
717マロン名無しさん:2007/05/20(日) 18:42:38 ID:???
生き返ったとしてルイズたちは生き残れるのか?
718DIOが使い魔:2007/05/20(日) 18:58:15 ID:???
ルイズが杖で死体を突っついていた頃、トリステイン学院の教員であるコルベールは、騒ぎを収めようと必死だった。
大パニックに陥る生徒達を宥め、すかし、諭し、時に叱咤する。
苦労人の体現者のようにあちこち廻るコルベールの姿は、結構生徒達の点数を稼いでいた。


−−ーが、実のところ出来ることなら彼はずっと生徒達の相手をしていたい気分だった。
何故なら、この混乱が収拾したあとは、必然的にあの死体の処置に回らなければならないからだ。死体を召喚したなどと、前代未聞である以前にナンセンスだった。
一体どうしろというのか…
大方の混乱が収まりつつあるなか、コルベールは内心頭を抱えた。
−−−時でも止まってくれればいいのに…
思わずそう願った。

(取りあえず、生徒は全員教室に戻すべきだな)
そう判断したコルベールは、内心生徒に混じって逃げ出したいと思いながらも、生徒達の誘導を始めた。
719マロン名無しさん:2007/05/20(日) 19:06:02 ID:???
いろいろな意味でDIO様はやばい気が
ただでさえ不死身+スタンド能力がアレで
おまけに頂点めざす方だからな。

でも神父みたいに友情みとめたときには
礼を尽くすかもね。
720マロン名無しさん:2007/05/20(日) 19:27:29 ID:???
体に穴開けられた程度じゃ死なないんだよな>DIO
721マロン名無しさん:2007/05/20(日) 19:34:34 ID:???
っていうか、ある程度書き溜めてから投下してくれ
722マロン名無しさん:2007/05/20(日) 19:36:46 ID:???
死体を興味深そうにツンツン突っついていたルイズは、周りの状況をものの見事に忘れていた。
何故だかわからないのだが、ルイズは自分がこの死体に強く引きつけられているのを自覚していた。
死体が放つ強烈な存在感に、目が離せない。

「……ェール。ミス・ヴァリエール!」

ハッと、現実に引き戻された。

「あなたはここで待機していなさい。私は他の生徒達を教室につれていきます。良いですね?」

「は、はい。ミスタ・コルベール…」

上の空の返事をする。
コルベールは、そんなルイズを訝しみつつも、生徒達を教室に誘導し始めた。
途中、幾人かの生徒が、ルイズを非難の目で睨んだ。

−−−何てものを見せてくれたんだ

彼らの目はそう言っていたが、普段自分を『ゼロ』と呼んでバカにしていた彼らが、無様な姿をさらしていた光景を思い出し、ルイズは逆に心の中で黒い微笑みを浮かべた。
−−−ふん、いい気味だわ

飾りっけなくそう思った。
そうしてまた、コルベールが帰ってくるまでのしばらくの間死体を眺めつづけることにしたルイズであった。

心の中の恐怖は、すでに霧散していた。
723マロン名無しさん:2007/05/20(日) 19:37:22 ID:???
DIO様は帝王なのでアルビニオン王国ぐらいは支配できますな
アホな大貴族を無言でひねりつぶしたりしてほしいぜ。
724マロン名無しさん:2007/05/20(日) 19:45:23 ID:???
影の軍師として助言するDIOに染められ黒くなるルイズをみたいような気もするぜ。
虚無の力と時を支配する力 二人が組めば まさに無敵だ!!
725506:2007/05/20(日) 19:55:52 ID:???
流れ切って投下してもいいのかね
726マロン名無しさん:2007/05/20(日) 20:03:58 ID:NcMYoolH
「かまわん、行け」
727使い魔は静かに暮らしたい:2007/05/20(日) 20:18:06 ID:???
広場に着くと多くの生徒で溢れかえっていた。噂を聞きつけたのだろう。
周りが本当に五月蠅いものだ。
「さてと、では始めるか」
ギーシュが薔薇の花を振ると花びらが一枚宙を舞う。それが甲冑を身に着けた女の形をした人形になる。あれがワルキューレなのだろう。
ギーシュを守るように立ちふさがる。しかしわかってはいたが驚くものがあるな。花びらが変わるなんて非常識すぎる。
しかしルイズの話しでは複数体出せるはずなのだが。一体ということは幾ら怒っていてもこちらを平民だと嘗めているのだろう。
そのほうがありがたいがね。
「僕はメイジだ。だから魔法で戦う。よもや文句はあるまいね?」
そんなもの想定済みだ。
「言い忘れたな。僕の二つ名は『青銅』。青銅のギーシュだ。従って、青銅のゴーレム『ワルキューレ』がお相手するよ」
それぐらいもう知っている。
ワルキューレがこちらに向かって突進してくる。それを間一髪で避ける。
予想より早いが修正の範囲内だ。殴りかかってくるがまた避ける。避ける。避ける。避ける。
それを何回か繰り返す。
「なんだよ。避けるばかりかい?」
ギーシュが呆れたように言ってくる。
ワルキューレの拳が顔に当たりそうになる。それを右腕で庇う。衝撃で地面を転がる。
右腕を押さえる。
「腕でも折れたかな?」
ギーシュがあざ笑う。気にしない。
「ギーシュ!」
ルイズの声がするが気にしない。
ワルキューレが近づいてくるが気にしない。
この位置だ。この位置が凄く良い!私とギーシュの間に何も無いこの位置が凄く良い!
距離なんて関係ない。懐から銃を取り出し撃つ。
728使い魔は静かに暮らしたい:2007/05/20(日) 20:20:01 ID:???
「うわああああああああああ!」
ギーシュが悲鳴を上げる。当然か。手を撃ち抜かれたんだから。
「痛い痛い痛い痛い!」
悲鳴を上げながら泣き叫ぶ。立ち上がり顔を蹴り飛ばす。今度はギーシュが地面に転がる。
撃ち抜いた手を踏みつけ杖を手にとりへし折る。今度は顔を思いっきり踏みつける。どうやら気絶したみたいだ。
袖から木の板を取り出す。来る前に厨房から失敬したまな板を切って入れておいた。これでガードすればダメージは抑えられる。
避けていたのだってワルキューレをギーシュの目の前からどかせるためだ。転がったのは一気に距離を稼ぐため。右腕を
押さえたの油断させるための演技だ。ギーシュは銃を安全に、そして確実に当てるための策にまんまと引っかかったのだ。
「私の勝ちだな」
周りが騒いでいる。どうやら私が勝ったのを驚いているようだ。
しかし拍子抜けだな。もっと苦戦するかと思って他にも用意はあったんだがね。
魔法使いと言っても油断していればこの程度か。ギーシュが『ドット』だったというのもあるが。
服から全ての木を取り出す。動きにくくていけない。
このナイフも厨房に返さないといけないな。
しかしさっきの感覚は何だ?銃を持った瞬間あんなに早く動いてあんな短い間に狙いを付けられるなんて。そういえば
使い魔のルーンが光っていたような気がするな。今度確かめてみよう。
とりあえず今は静かな場所に行きたいな。
729506:2007/05/20(日) 20:21:29 ID:???
もう限界を感じる……orz
730マロン名無しさん :2007/05/20(日) 20:31:02 ID:???
吉良が撃ち抜いた手を踏むあたり「これから君をなぶり殺すからな」って感じでグーよグー ヴェリィグー
731マロン名無しさん:2007/05/20(日) 20:33:10 ID:???
>>727-729
ディ・モールトベネッ!
732マロン名無しさん:2007/05/20(日) 20:45:49 ID:???
そうしているうちに、コルベールが戻ってきた。そして、その後ろに続く二つの人影。
『微熱』のキュルケと、『雪風』のタバサであった。
先程のパニックの折、混乱する生徒達の中で彼女達だけは自分を保っていたのをルイズは見ていた。
恐らく自分と同じくこの死体の奇妙さに気づいたのであろうその2人がこの場に来るのは不思議ではなかった。
内心そう思いながらも、キュルケが嫌いなルイズは、突っかからずにはいられなかった。

「ツェルプストー、何か用?」

宿命のライバルを前に、自然とルイズはいらだった口調になった。
そんなルイズの態度をうけながし、キュルケは飄々と答えた。

「べっつに〜。用なんか無いわよ、あんたには。あるとすれば、そこに転がってる身元不明の死体に、かしら?」

「なによ、ハッキリしなさいよ!」

キュルケの微妙に的を得ない回答に、ルイズの方が痺れを切らした形となった。
キュルケはいかにも『呆れた』といった表情を浮かべた。 タバサの方は、さっきからずっと黙って、杖を抱えたままだ。

「だから、契約よ!するの?その死体と」

「……あっ」

キュルケの言葉にルイズはハッとした。
733マロン名無しさん:2007/05/20(日) 20:47:00 ID:???
デッドマンズQの感じがよく出ててベネッ!
個人的に四部吉良よりデッドマンズ吉良の方が好きだから尚更いいッ!
734マロン名無しさん:2007/05/20(日) 21:08:34 ID:???
よくわからんが吉良が銃つかうのってデッドマンズQの話?
735マロン名無しさん:2007/05/20(日) 21:13:44 ID:???
さっきまでの、自分をどこかに置き去りにして来たような感覚は消えていた。
そうだった。
このバラバラ死体がどうしてこの場に呼び出されたのかルイズはすっかり忘れていた。
自分はこれから一生をともにする使い魔を呼び出すために、このサモン・サーヴァントに臨んだのだった。
万全を期して。
そうして呼び出されたのが目の前にデンと横たわる、身元不明の死体だったというわけだ。
つまり…………
ということは………
この理屈から言うと………
ルイズの思考が最悪の未来を脳裏に描き出した。
「こ、こ、これと契約しろっての〜!?無、無理よ!無理無理!ぜぇったいいや!」

ルイズは半狂乱になって無理無理無理と繰り返した。
契約するということはつまりキスをするということだ。
そこの死体と。
ルイズは、今初めて自分がとんでもない状況にあることに気がついた。
チラリと死体を見る。
割られたスイカと目があった気がした。
ぶるっと身震い。
シャレにならない…
ルイズはコルベールに助けを求めることにした。
736マロン名無しさん:2007/05/20(日) 21:35:06 ID:???
「ミスタ・コルベール!召喚のやり直しを希望します!」

割と切実なルイズの声が広場に響いた。
何が好きで死体にファーストキスを捧げなければならないのか……ルイズは最早半泣きだった。
己の不幸を強く呪うとともに、どうしてコルベールだけでなく、キュルケとタバサもこの場にきたのか、ルイズは悟った。
以前から、サモン・サーヴァントは伝統に基づく神聖な儀式であり、召喚のやり直し等は不可能である旨は、目の前にいるコルベールから耳にタコができるほど聞かされている。
今更彼が、自分の言葉を覆すとはとうてい思えなかった。
つまり、彼らは否が応でも私に契約をさせるつもりで、キュルケとタバサは、自分が契約を拒否した場合に、無理矢理ふんじばって契約させるためにいるのだ−−−ルイズは確信した。
確信した瞬間にルイズは三人に向かって杖を構えた。
737マロン名無しさん:2007/05/20(日) 21:43:25 ID:zpSfVYZG
DIO様が復活したら、とりあえず皆への復讐か・・

738マロン名無しさん:2007/05/20(日) 21:43:46 ID:???
死体に契約しなければいけないルイズに劇わら田wwwwwww
でもDIO様と契約できるのはある意味うらやましいぜ。
739マロン名無しさん:2007/05/20(日) 21:49:49 ID:???
確実に最強だな……ギーシュ死ぬんじゃね。
740マロン名無しさん:2007/05/20(日) 21:57:06 ID:???
やはり契約時の効果音はズギュゥゥゥゥンなのか
741マロン名無しさん:2007/05/20(日) 21:59:25 ID:???
>>739
運が良ければ上院議員部下のように腕一本で済むかもしれん
742マロン名無しさん:2007/05/20(日) 22:01:54 ID:???
>>741
投げられる運命だな
上院議員って歯じゃなかったっけ?
743マロン名無しさん:2007/05/20(日) 22:04:50 ID:???
護衛は腕をへし折られただけで済んだ。
でも議員は歯をへし折られ車の運転させられ最後は
人間弾丸にされて死んだな。
744マロン名無しさん:2007/05/20(日) 22:13:03 ID:MGg/V9vV
DIO様じゃあ主従関係逆転は避けられんなw
745マロン名無しさん:2007/05/20(日) 22:15:18 ID:???
いやDIO様は一部の時に英国貴族の元にいたからな
昔を懐かしんでルイズとは友人になれる・・・かも。
犬を焼いたり初対面で紳士君ぶちのめしていたがw
746マロン名無しさん:2007/05/20(日) 22:16:32 ID:???
食料とかどうするんだ?
輸血パック?
747マロン名無しさん:2007/05/20(日) 22:20:35 ID:???
「私に近寄るなぁあああ!!!!」

ルイズは腹の底から叫んだ。
親の仇でも見るかのような、鬼気迫る表情に、流石の三人も気圧された。いつも冷静なタバサすら、身を固くしてルイズを見守っていた。
−−−妙な誤解をしているようだ…と、三人は感じた。
そして、おそらくは誤解の原因であろうキュルケが、恐る恐る話しかけた。
「あのね、ルイズ。変な勘違いしてるみたいだけど、まったくの誤解よ。あんたをどうこうする気は…………」
「嘘だッ!!!!」

必死の弁明はしかしルイズの叫びに遮られた。
これは重症だ。
このままだと奇妙奇天烈な怪奇事件に発展しそうだったので、キュルケに変わってコルベールが説明に入った。

「ミス・ツェルプストーの言っていることは本当ですよ。ミス・ヴァリエール。私たちはあなたをどうこうしようというつもりは全くありません。落ち着いてください。」
「…………分かりました」

ルイズが杖を下ろす。
やはり亀の甲より年の功か、今度は説得が通じたようだ。
取りあえず惨劇は回避されたらしい。
748マロン名無しさん:2007/05/20(日) 22:21:12 ID:???
使い魔のルーンってどれくらい使い魔を押さえつけられるんだろな
fateみたいな感じなら死なない程度に吸血なら許す、とかできるだろうか
749マロン名無しさん:2007/05/20(日) 22:26:34 ID:???
主に逆らえないぐらいじゃないかな?
DIO様の場合 うまく主を操りそうだけどな
750マロン名無しさん:2007/05/20(日) 22:29:29 ID:???
ルーンでどれくらい押さえられるかは自由でいいだろ。
原作にはそんな設定無いんだから、そういう設定を付加するなら一番面白いようにすればいい。
751マロン名無しさん:2007/05/20(日) 22:30:28 ID:???
>>747
ちょwL5感染
752マロン名無しさん:2007/05/20(日) 22:31:06 ID:???
ボスになったりレナになったり忙しいなw
753マロン名無しさん :2007/05/20(日) 22:34:28 ID:???
DIO様の場合時止めるか肉の芽植えつけそうな気がするw
754マロン名無しさん:2007/05/20(日) 22:39:43 ID:???
ルイズ胸をみて貧弱 貧弱ゥというDIO様が脳内に浮かんだ。
755マロン名無しさん:2007/05/20(日) 22:45:59 ID:???
面白いけど書きまとめて投下してくれと言いたい
756マロン名無しさん:2007/05/20(日) 23:13:07 ID:???
三人は肩の力を抜いた。そのままの勢いでコルベールが話を続ける。

「私もこんな事例は初めてで、少々面食らっています。このまま契約をあなたに強制するのも酷というものでしょう。よって私はあなたに選択肢を与えようと思います。

@覚悟を決めてこのまま契約を行う

A今回の召喚はなかったことにして、死体を内々に処理。一年間留年の後、再び再召喚

選ぶのはあなたです、ミス・ヴァリエール。あくまであなたの意志で選んでください」

意図せずして、責任をすべてルイズにまる投げする形になったことに、キュルケは不快感を感じたが、どうしようもなかったのでだんまりを決め込んだ。

ルイズは、コルベールのセリフに最初は期待したが、最後にあんまりな二択を突きつけられて目の前が真っ暗になった。
契約か、留年か…
おおよその貴族のご多分に漏れずプライドの高いルイズにとって、留年など、屈辱以外の何物でもなかった。
それならば我慢してこの死体と契約した方が……チラッと、死体を見る。こんどは、ちぎれた左腕が、自分に向かって手を振っているように見えた。
−−−留年もアリかな、とルイズは考え直した。
757マロン名無しさん:2007/05/20(日) 23:37:13 ID:???
微妙に黒いルイズが良い感じだ
758マロン名無しさん:2007/05/20(日) 23:39:25 ID:???
ここは三択じゃないとだめだろう
759マロン名無しさん:2007/05/20(日) 23:40:19 ID:???
B即刻退学、現実は非常である
760マロン名無しさん:2007/05/20(日) 23:48:19 ID:???
ギーシュ「こ・・・この僕の命はッ!この貴族の僕の命だけは助けてくれますよね〜〜〜〜〜」

DIO「だめだ」
761マロン名無しさん:2007/05/20(日) 23:50:11 ID:???
はまりすぎだなw
762マロン名無しさん:2007/05/21(月) 00:00:21 ID:???
しかし−−−ルイズの脳裏に、家族の顔、そして、大好きなカトレアの顔が浮かんだ。
これまで自分が魔法を使えないせいで、何度家族に迷惑を掛けてきたことか…
自分が留年することで、これ以上大好きな家族に迷惑をかけることは、とてもルイズには出来なかった。

それに、やはりこの死体は、ただものではない。その考えは、自分の中で確信にまでなっていた。何かとんでもない秘密があるに違いない……ならば、それに賭けてみるべきではないか……?

暫く考えた後、ルイズはとうとうハラを決めた。
「ミスタ・コルベール」
「決断しましたか…?」コルベールが自分の目を見て問う。

ルイズもまた、コルベールの目を正面から見返した。自分で出した結論に自信を持たなくて、何が貴族だろうか。
これから起こるすべてを受け止めてみせよう。

高らかに宣言する。

「私、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ドラ・ヴァリエールは、この物を使い魔と認め、契約します。」

一息で言い切る。
763マロン名無しさん:2007/05/21(月) 00:00:25 ID:???
DIO様は人を殺すことに何の躊躇いも無いからな〜
死人を出さないのは難しいかも
764マロン名無しさん:2007/05/21(月) 00:05:32 ID:???
DIO様復活は明日に持ち越しそうです…
パソコンが使えないのでこれまで携帯で思うままカツカツ打ってみました。迷惑掛けて御免なさい。後1話投下するかも
765マロン名無しさん:2007/05/21(月) 00:06:20 ID:???
携帯かよ。
にしては改行うまいね
766マロン名無しさん:2007/05/21(月) 00:12:32 ID:???
>>763
ボスみたいに改心するのが良いと思ったけど邪悪の化身であるDIO様には
それも難しいな
スピードワゴン曰く、根っからの悪党だからなぁ・・・・・
767マロン名無しさん:2007/05/21(月) 00:15:22 ID:???
いや、根っからの悪党って意味じゃボスも負けてねえぞ。
つか一応友人のいるDioと違ってボスは自分自身(ドッピオ)以外信用してねえしな。
768マロン名無しさん:2007/05/21(月) 00:19:50 ID:???
つーか、ディアボロの心の闇って何で生まれたんだっけ?
769マロン名無しさん:2007/05/21(月) 00:20:58 ID:???
死人ありでいいと思うよ
いっそのことゼロ魔の世界を支配するってのもいいと思う
770マロン名無しさん:2007/05/21(月) 00:22:24 ID:???
生まれ持ったものじゃないの?
771マロン名無しさん:2007/05/21(月) 00:27:10 ID:???
コルベールは一言「分かりました」とだけ言った。

タバサは黙ってルイズを見つめている。
何か思うところがあるのだろうか。
一方のキュルケは、予想外の展開に目を見開いた。
(ルイズ、あんた、決めるときは決めるじゃない)
自然と頬がゆるむ。
やはり彼女は私のライバルにふさわしい…感心しつつそう思いながらも
一方で不安も覚えた。
今ルイズが契約すると言ったアレ…
アレはまさに未確認生物だ。
今はおとなしく死んでいる(?)が、契約を交わした瞬間何が起きるか皆目分からない。
契約の瞬間は、メイジがもっとも無防備になる瞬間でもある。
−−ルイズの身に何か起こったときは自分が……そう心に決めつつ、キュルケは、堂々とした足取りで死体に近づくルイズを見守った。

ルイズはどうやらあの割られたスイカみたいな頭部の唇にキスをする事に決めたようだ。
案外ロマンチストなようだが、割られたスイカは唇部分もほぼ真っ二つになっているので、それに向かって少女が唇を近づける様は、第三者から見るとかなりシュールだった。
ぶっちゃけ気持ち悪い。ルイズは、スイカ頭を見ないように目を瞑ってその形の整った唇を近づけていく。

そして、運命の時−−−
772マロン名無しさん:2007/05/21(月) 00:34:15 ID:???
まとめサイトマダー?
773マロン名無しさん :2007/05/21(月) 00:40:55 ID:???
3部DIO様と6部DIO様だと性格結構違ってるしなぁ・・・
まぁハッスルして子供沢山作ってたから意外といけるかもしれんw
>>734
屋敷幽霊の調査に行った時に卵から生まれた魂の掃除屋に襲われた時軍人の部屋で銃を拾って撃った
屋敷幽霊にあるものだから弾も銃も当然幽霊
774マロン名無しさん:2007/05/21(月) 00:42:16 ID:???
DIO様だからダークなゼロの使い魔展開もありだと思う。
元々戦争あり謀略ありの物語だから奇麗事はいらないぜ。
仲良いふりをしてルイズの心の闇に付け込んで巧妙に操るとかな。

どう考えてもDIO様の改心はありそうにない というか想像できんww
775マロン名無しさん:2007/05/21(月) 00:43:46 ID:???
でも6部のスゲーリラックスした感じのDIO様もちょっとみてみたいな。
776マロン名無しさん:2007/05/21(月) 00:47:22 ID:???
DIO様が邪悪に歪んだのって80%ぐらいが親父のダリオのせいじゃね?
母親思いだったのにスピードワゴンから生まれついての悪だと中傷されるなんて・・・・・・
DIO様カワイソス・・・・・・
777マロン名無しさん:2007/05/21(月) 00:50:30 ID:???
>>776
父親がいなくてもあんなんになるのはディエゴで実証済みなわけだが
778マロン名無しさん:2007/05/21(月) 00:51:09 ID:???
でも吸血鬼にまでなってるし、素直に改心するのは似つかわしくないというか。
その辺が、あくまで人間であるボスとの違いか。
779マロン名無しさん:2007/05/21(月) 00:56:14 ID:???
DIO様が悪に転んだのは確かにダリオのせいだが、毒殺したんだから
お節介焼きに生まれついての悪って言われたってしょうがないと思う。

しかしなんでボスキャラがこんなにもプッシュされてるんだ?
誰か味方系も書いてくれ。
780マロン名無しさん:2007/05/21(月) 00:58:06 ID:???
吸血鬼になったのは人間の限界知ったからであるな。
DIO様は上昇志向が強い上勝利のためには手段を選ばんお方。
でもそこに しびれる あこがれるゥ
781マロン名無しさん:2007/05/21(月) 01:08:09 ID:???
ディエゴもなかなか酷い父親だったろ
782マロン名無しさん:2007/05/21(月) 01:10:56 ID:???
>>777
アレも酷すぎる環境だったじゃん
783マロン名無しさん:2007/05/21(月) 01:14:48 ID:???
生まれついての悪ってパーフェクトに吉良だよな
生まれは普通育ちも普通だったのに女の手を切り取りたくてしょうがない
DIOみたいに環境が邪悪に歪ませたなんて言い訳が使用できない
784マロン名無しさん:2007/05/21(月) 01:23:02 ID:???
吉良の場合 年寄りの親が問題な気がするなあ
過保護で甘やかしたからあんなに歪んだような気も。

一人に静かに暮らしたいのはその反動とも取れる。
785マロン名無しさん:2007/05/21(月) 01:27:54 ID:???
ああなったのは本人のせいじゃないとか、そういうのはJOJOのボスキャラ達には似合わないな。
786マロン名無しさん:2007/05/21(月) 01:42:29 ID:???
本人のせいじゃないのはカーズ様ぐらいだな
787マロン名無しさん:2007/05/21(月) 01:56:04 ID:???
>>786
あれも天才で自発的に究極生物になるため石仮面作って、一族に危険視されるも返り討ちにするトンでもない奴だぞ
788マロン名無しさん:2007/05/21(月) 01:59:42 ID:???
まあ、GERで永遠に死に続けた末のボスと承太郎のプッツン攻撃で倒された直後のDIO様じゃ反省度が違うしな。
789マロン名無しさん:2007/05/21(月) 02:09:27 ID:???
>>787
間違えた
環境のせいじゃないのはカーズ様ぐらいだな
って事よー!
790マロン名無しさん:2007/05/21(月) 02:17:55 ID:???
元の世界に比べてやっかいなスタンド能力使いもいないし
倒された直後のDIO様なら征服たくらむだろうな
時止め+吸血鬼としての身体能力なんてゼロ魔の住人じゃだれも敵いそうにない
791マロン名無しさん:2007/05/21(月) 02:21:21 ID:???
でも吸血鬼だから夜以外は外に出れないんじゃあないか…魔法で何とかできるのか?
792マロン名無しさん:2007/05/21(月) 02:23:05 ID:???
そういや、ゼロの世界って吸血鬼出てきたっけ?
793マロン名無しさん :2007/05/21(月) 02:37:10 ID:???
ドラゴンとかそのあたりのがいる世界ならその辺りが多少厄介になるんじゃなかろうか
まぁ屍生人でも浮輪投げただけで人殺せるパワー持つからDIO様なら普通に頭潰して終わりとかになりそうだけど
>>791
そこはやっぱプッチ神父の時のように太陽アレルギーってことでさw
794マロン名無しさん:2007/05/21(月) 02:46:24 ID:???
>>791
ザ・ワールドは時を止められるのに成長性Aだから・・・
格ゲー版JOJOのDIOエンドみたく「二度と朝は訪れなかった」みたいになるんじゃ('A`)
ややオーバースペックな気がするなぁ・・・
795マロン名無しさん:2007/05/21(月) 02:52:08 ID:???
なんて神々しいスレだ。楽しみでたまらないッ!!
796マロン名無しさん:2007/05/21(月) 02:55:27 ID:???
>>792
> そういや、ゼロの世界って吸血鬼出てきたっけ?
タバサの冒険で出てきてる。
797マロン名無しさん:2007/05/21(月) 02:57:08 ID:???
本体が人間ならディアボロと良い勝負なのに

真二つにされても余裕って
798マロン名無しさん :2007/05/21(月) 03:06:25 ID:???
DIO様は昼動けないってわけじゃないし
紫外線に弱いってだけでやり方次第では活動可能になるんじゃなかろうか
>>796
石仮面の吸血鬼はSF系の吸血鬼と違って変身能力とかその手の類の能力は無いけど
身体能力がアホみたいに高いからそのあたりの兼ね合いも難しいな
ナチス曰く一般的な石仮面の吸血鬼で跳躍力5〜8m 拳の破壊力が瞬間最大2000kg/cm〜4000kg/cmで脚はその三倍
ってどんな化物かw
799使い魔は静かに暮らしたい:2007/05/21(月) 03:15:24 ID:???
「あの……すいません。あのとき、逃げ出してしまって」
決闘した日の晩にシエスタはルイズの部屋にやってきた。食堂で逃げ出したことを謝りにきたのだろう。
幸いそこにルイズはいなかった。
「いや、いいだ。あれは私が勝手にしたことだからな。それに魔法を使えない平民には貴族はとても恐ろしいものだろう」
そう返すとシエスタは安堵したようだ。
「でも、もう、そんなに怖くないです!私、ヨシカゲさんをみて感動したんです。平民でも貴族に勝てるんだって!」
「そ、そうか」
シエスタは目を輝かせながらそう言う。当然かも知れないな。
「なら明日一緒に厨房で謝ってくれないか?厨房からいくつか道具を失敬してね。一人じゃ心細いんだ」
「はい!もちろんです!」
「ありがとう」
実際心細くなんて無い。ただここで頼れば好感が上がるだろうと思ってだ。彼女は食事を保障してくれる。
それが途切れることはあってはならない。
明日また会うことを約束しシエスタは帰っていった。
それを確認してから銃を持ってみる。決闘のときに認識した感覚を確かめるためだ。
使い魔のルーンが光っている。それと同時に体が軽くな感覚。部屋でいろいろな物を狙ってみると速く、
そして的確に狙いが付けられる。
「すごいなこれ」
そう言いながら手の甲のルーンを見る。どうやらこれの影響らしい。便利だ。体の感覚からしたら
身体能力も上がっているに違いない。使い魔になってこれだけが1番うれしいことかもしれない。
これなら的確にターゲットを排除できるだろう。多分このルーンは武器に反応するんだろう。
でなければ他のものに触ったときにも反応するだろうからな。
ルイズにこの世界の兵器のことを聞いておかないとな。
800506:2007/05/21(月) 03:19:36 ID:???
小説3巻までしか持ってないから安易な行動させると
周りのキャラがどう対処できるのかわからんな……
801マロン名無しさん:2007/05/21(月) 03:56:57 ID:???
>>796
出てるんか
まあ、人間が脳を骨針で押された事により未知のパワーが引き出されて
日光に弱くなったが超パワーを得たジョジョ世界の吸血鬼とは種類が違うだろうけど
802マロン名無しさん:2007/05/21(月) 04:00:19 ID:???
あせることはないからまったり書けばいいと思うよ。
俺は楽しみにしてますよ
803マロン名無しさん:2007/05/21(月) 08:10:30 ID:???
ここの小説は面白すぎるぜ いつも楽しみだ
804マロン名無しさん:2007/05/21(月) 09:04:36 ID:???
DIO様の身体スぺックならばドラゴンでも殴り殺せそうな予感。
つーかスタンド使いがいた世界でも心技体で最強なのに いない世界だと無敵じゃん。
魔法つかいじゃ勝負にもならんな。
805マロン名無しさん:2007/05/21(月) 10:07:44 ID:???
厨房が近くにあるからナイフ補充もすぐにできるなw
問題はロードローラーやタンクローリーに替わるものか・・・ゼロ戦くらいしかないな
806マロン名無しさん:2007/05/21(月) 10:39:54 ID:???
ロードローラーが10t以上で零戦は2tも無いぞ。
オストラントあたりならなんとかまるかと。
807マロン名無しさん:2007/05/21(月) 10:57:45 ID:???
大岩なげればいいじゃん
または大木とか。
808マロン名無しさん:2007/05/21(月) 11:18:31 ID:???
DIO「アルビオンだ!!」
809マロン名無しさん:2007/05/21(月) 11:23:10 ID:???
ルイズとの関係はヘルシングのインテグラとアーカードみたいな関係になりそうだ。
マスターをあおり血の闘争にはげむDIO様はカコいいだろうな。
810マロン名無しさん:2007/05/21(月) 12:21:03 ID:???
こうして間近で見ると、やはりこの死体はただものではないとルイズは感じた。
死体の癖に何とも怪しい魅力を放っている。
それに……その…コレの近くにいると、おかしなことに、何と「心が安らぐ」のだ。
死体なんて、気持ち悪いだけのはずなのに………もっと近くにいたいと思ってしまう。
コレに自分の全てを委ねたくなる衝動を、ルイズは主としてのプライドで必死で抑えた。

−−−深呼吸。

「我が名は、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔と為せ。」

契約の呪文を唱え、目を瞑り、唇を重ねる。
その口付けはしかし、契約の儀式という形式的な物の割には、そして16歳の生娘が初めてする割には、些か情熱的に過ぎる物だったが………
不意に−−−


"ズキュウゥゥン!!!"

ヘンな音が聞こえた。
気のせいじゃない。
忘我状態で唇を重ね続けていたルイズだったがふと我にかえってあわてて顔を離す。
その時

「−−−ッ痛ゥ!」

ルイズは何かで唇を切ってしまった。
結構深く切ったようで唇から垂れた血がポタポタと数滴垂れたて死体の顔に掛かってしまった。
811マロン名無しさん:2007/05/21(月) 12:24:01 ID:???
ズキュウゥゥン!!!wwwwww
812マロン名無しさん:2007/05/21(月) 12:28:05 ID:???
まさか本当にズキュウゥゥンとやってしまうとは…
813マロン名無しさん:2007/05/21(月) 13:04:00 ID:???
ズキュウゥゥン!!!キターwwww
814マロン名無しさん:2007/05/21(月) 13:10:27 ID:???
>809そういえばアーカードもマスターの血で復活したよな
815マロン名無しさん:2007/05/21(月) 13:11:57 ID:???
>>810
コルベール「やっやったッ!!」

キュルケ「さすがルイズ!私たちにできない事を平然とやってのけるッ
そこにシビれる!あこがれるゥ!」
816マロン名無しさん:2007/05/21(月) 13:12:54 ID:???
DIO様復活キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!?
817マロン名無しさん:2007/05/21(月) 13:36:38 ID:???
痛みに顔をしかめながら見てみると、目を瞑っていたせいで分からなかったが、死体の開いた口元から、異常に発達した犬歯が覗いていた。
まるで牙のように。
これで唇を切ったのか……
唇を抑えて止血を試みていると、後ろからキュルケの声が聞こえた。

一方のキュルケ達は、危なげなしに契約を完了したルイズに胸をなで下ろしていたが、その安堵は、徐々に疑問に変わっていった。
キスの時間がやたらに長い……
契約の際のキスなど、それこそ小鳥の啄むようなソレで良いはず。
なのに、ルイズときたらあれではまるで………その……恋人にするようなキスではないか。
もう十分だろう−−そう判断したキュルケは、ライバルが道を踏み外さないうちに止めることにした。

「ルイズ!あんた大丈夫なの?何ともない?」

三人が自分に対して変態のレッテルを貼ろうとしていたのを知ってか知らずか、ルイズは内心の照れを誤魔化しつつ、疑問文に対して疑問文で答えた。

「ツ、ツェルプストー!今の聞いた!?」

キュルケは話が通じてないことに少しイライラしつつ意趣返しとばかりに、質問文に対して質問文で返した。

「聞いたって、何よ?
何も聞こえなかったわよ。ねえ、二人共?」
818マロン名無しさん :2007/05/21(月) 13:45:56 ID:???
爆散してもカリスマ大爆発のDIO様はスゴイなw
819マロン名無しさん:2007/05/21(月) 13:56:04 ID:???
コクリと、二人は肯定する。
−−−三人には聞こえなかったのか?
ルイズは混乱した。

「えぇッ!?だってさっき、"ズキュウゥゥン!"ってはっきり……」

1人思考に没し始めたルイズに対し三人は『話の通じないアホ』のレッテルを貼りかけた。
ほとんど完全にイタイ子扱いである。
そんな三人の視線に気づいたのか、ルイズはあわてた。
パラノイア扱いは御免だった。

「ちちちちょっと、ツェルプストー!変な勘違いしないでよ!私はただ…」


−−−そんなルイズの 手の中では。
死体の顔に掛かったルイズの血が、まるで乾いた土に水を垂らしたように、スゥッと死体の肌に吸い込まれていったのだがキュルケの方を向いていたルイズはそのことに気付かなかった。
そして、さっきまであらぬ方向を向いていた死体の目が、ギョロリと一点を見つめだしたことにも………
820マロン名無しさん:2007/05/21(月) 14:22:02 ID:???
ルイズにげて―――――!!!
821マロン名無しさん:2007/05/21(月) 14:27:57 ID:???
DIO様がついに復活をッ!
822マロン名無しさん:2007/05/21(月) 14:55:54 ID:???
ルイズの頭上に死兆星が見えるww
823マロン名無しさん:2007/05/21(月) 14:56:59 ID:???
"モゾッ"という感覚が、ルイズの手の中で起こり、ルイズはキュルケ達の方を向いたままビクリと凍りついた。
三人の訝しげな視線が突き刺さるが、ルイズはとてもじゃないが声なんかあげられなかった。

ナニカが自分の中で蠢いている………
まさか。自分が手に持っているのは死体の、それも頭部だけだ。
頭だけで動くなんてありえない。ナンセンスだ。しかし相も変わらず自分の手からはナニカが動くモゾモゾとした感触がある。
ま さ か………"ゴクリ"とルイズは唾を飲み込んだ。
ルイズは今度ばかりは自分の最悪な未来像が正しいであろうことを感じた。
確認したくない。
このままこの頭を放り出してケツを捲ってしまいたい。
そう思ったが、確認しないわけにはいかない。
自分はこの使い魔の御主人様なのだ。
使い魔に怯える主人がどこにいる。

"ドドドドドド………"

意を決しておそるおそる振り返る。
果たしてルイズは死体と目と目を真っ正面からぶつけることになった。
死体がニヤリと笑った気がしたがルイズにはもはやそれが気のせいとは思えなかった。


"ドッギャァアァアン!"
824マロン名無しさん:2007/05/21(月) 15:01:58 ID:???
DIO様 復活キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!! キタ━━━━(゚∀゚)━━━━
でも怖いな その場面を想像するとw
825マロン名無しさん:2007/05/21(月) 15:03:10 ID:???
何と言う命令を聞きそうにない使い魔の復活、これはwktk
826マロン名無しさん:2007/05/21(月) 15:14:15 ID:???
ギーシュは花京院みたいにぶち殺されそうな予感
またはホルホースのように心底格の違いを思い知らされるか。

アンリエッタ王女はDIO様に血を吸われてしまいそうだぜっ!!!
827マロン名無しさん:2007/05/21(月) 15:17:46 ID:???
ホルホースとギーシュってキャラ的に似ているからなぁ
でもDIO様をちゃんと使い魔にできるのかこれから先ルイズが心配だ……
828マロン名無しさん:2007/05/21(月) 15:37:13 ID:???
取り敢えず復活させてくれた事に感謝するんじゃないか?
教会に隠れてた時にプッチに匿ってもらったら感謝したし

問題はその後だな……
829マロン名無しさん:2007/05/21(月) 15:38:45 ID:7z/Grn9e
DIOは生粋の悪だからなw改心なんてとてもとても・・・・
830マロン名無しさん:2007/05/21(月) 15:42:58 ID:???
そのホラーな展開に流石のルイズも悲鳴を上げ…
「キャ…んむ、ふぁ、ひゃ…む〜〜〜!?」

ようとしたのだが、突如今度は死体のほうから唇を塞がれて、声をあげるにはいたらなかった。

ニュル、と唇を割って何かが入ってくる。
それが舌である事に気づいたルイズは恐怖と羞恥で頭が真っ白になった。抵抗しようにも、ルイズは指一本動かせず、ただただされるがままだった。
クチュクチュ…とルイズの口から淫靡な音が漏れ出す。

「んぅ…は…ぁん…」

最初はただ恐怖と嫌悪しか感じなかったルイズはしかし、徐々に自分の体に生じ始めた異変を感じ始めていた。

−−−−キモチいい…

情熱的で、まるで略奪するかのようなキスに、ルイズはいつしか夢中になっていった。
死体の舌が自分の中を嵐のように陵辱してゆくたびに、ルイズはその刺激に体をビクンとさせた。自分の女の部分が次第に熱を帯びていくのを感じる……
−−−また、あの感覚。ルイズは、自分という存在を全て委ねたくなるような感覚に再び襲われていた。
しかし今回ルイズは、その感覚を拒絶する気にはならなかった。
今自分を襲う快楽の嵐をもっと感じたい。
いつしかルイズは、自ら舌を絡め始めていた。
831マロン名無しさん:2007/05/21(月) 15:43:20 ID:???
DIO様は未来永劫改心なんぞしません
だから悪のカリスマなんですよ。
832マロン名無しさん:2007/05/21(月) 15:53:44 ID:???
そういえばDIO様は以外に女好きだッたね
子供四人作っていたし一人は出世してギャングのボスになっていた。
異世界でハーレム作るDIO様もいいな。
833マロン名無しさん:2007/05/21(月) 16:09:51 ID:???
子供の血を吸ってジョナサンの身体をより馴染ませようとしてただけかもしれんがなw
834マロン名無しさん:2007/05/21(月) 16:25:13 ID:???
これなんて(ry
835マロン名無しさん:2007/05/21(月) 16:39:18 ID:???
実にけしからんなぁ。
836マロン名無しさん:2007/05/21(月) 16:40:25 ID:???
目の前で繰り広げられる背徳的な光景に、三人は呆然とした。
契約のキスをようやく終わらせたと思ったら、今度はいきなり目も眩むような情熱的なディープキスだ。
ルイズの体が邪魔になって見えないが二人の方から聞こえてくる淫靡な音が、イヤでも三人の妄想をかき立てた。

(な、何やってんのよ、ルイズ〜〜〜!?)

快楽に身を捩らせるルイズを見て、キュルケはドン引きだった。
自分のライバルであり、親友でもあるルイズに、まさか死体に欲情するような嗜好があったとは…ふと隣を見ると、コルベールは口を開けたまま固まっている。死体の召喚やらパニックやら、目前のディープキスやらで、とうとう限界が来たようだ。
タバサは見て見ぬ振りを決め込んでいる。やはりまだこういったことにはなれていないのだろう。……やはり自分がやるしかなさそうである。
この状況を収拾するのは。
深いため息をついた後、キュルケは未だにキスに没頭しているルイズに歩み寄り、肩に手を掛けた。

「ルイズ。お楽しみのところ悪いけど、その辺にしなさ……!!」

その時キュルケは確かに見た。
ルイズとキスをしている死体が、物言わぬはずの死体が、自分に"ニヤリ"と笑いかけたのを
837マロン名無しさん:2007/05/21(月) 16:46:40 ID:???
♪FIRST KISSから、始まる〜二人の恋のHISTORY〜♪
838マロン名無しさん:2007/05/21(月) 16:53:54 ID:???
>>837
DIO様じゃ無理wwwwwwww
839マロン名無しさん:2007/05/21(月) 17:13:36 ID:7z/Grn9e
なんかめっちゃ黒い話になってるww
840マロン名無しさん:2007/05/21(月) 17:23:37 ID:???
次の瞬間、キュルケは行動に出ていた。
ルイズを死体(もう死体じゃない。化け物だ、アレは)から無理矢理引き離し、死体を蹴り飛ばした。
ゴロンゴロン…と離れた場所で、ソレは止まった。
それを傍目に、キュルケはルイズに語り掛けた。
「大丈夫!?ルイズ!?」

「ふぇ…?あ…なぁに、キュルケ…?」

呆けた顔で、ルイズは答えた。
口元がだらしなく緩み、目に理性の光がまったくない。
それを見たキュルケは、間髪入れずにルイズの頬を打った。
"パァン"という乾いた音が響く。
「自分を保ちなさい!ヴァリエール!」

「へ…?あ、ツ、ツェルプストー!」

キュルケの喝に、ルイズの目に力が戻る。
どうやらこっちの世界に帰還してきたようだ。

(やれやれだわ…)と、キュルケは思った。

「構えなさい。何かやるつもりよ、あの化け物!」
言うが遅いか、死体の転がっていった方から、とてつもない威圧感が4人を襲った。
全員、油断なく杖を構えた。
一瞬でも気を抜けば、呑み込まれる−−−本能でそう感じた。

『KUAAAAAAAA…!!!!』

そして、背筋の凍り付くような唸り声が辺りに響いた。
841マロン名無しさん:2007/05/21(月) 17:25:51 ID:???
HISTORYYYYYYYYY!!!
842マロン名無しさん:2007/05/21(月) 18:23:19 ID:???
wktkゥ!wktkゥッ!
843マロン名無しさん:2007/05/21(月) 18:28:49 ID:???
なんという良スレ
これはのびる
844マロン名無しさん:2007/05/21(月) 19:03:20 ID:???
DIO様の人素晴らしいな。
なかなか展開が進まないだけやきもきするがw
845マロン名無しさん:2007/05/21(月) 19:18:24 ID:???
DIO様のダークさに惚れた。
でも首だけじゃ完全じゃないぜ。
まさか体をのっとるんじゃないだろうな! ! !
846マロン名無しさん:2007/05/21(月) 19:24:36 ID:???
次スレどうする?もうこの流れから言って
【ジョジョの】歴代ボスがルイズに召喚されたら【使い魔】
とかでいいんじゃないか?
847マロン名無しさん:2007/05/21(月) 19:25:56 ID:???
>845
>698 参照。ちゃんと全身ある。
848マロン名無しさん:2007/05/21(月) 19:28:35 ID:???
四人は目の前の出来事に我が目を疑った。
そこでは世にもおぞましい光景が広がっていた。ゴロリンと横に転がっている生首の切断面から、植物の蔓のような、しかし人間の肉を連想させる生々しい触手が、無数に生えてきたのだ。
それに伴う"ビュルビュル"という嫌な音も相まって、四人は嫌悪感も露わに身構えた。
何もかもが未確認な生物なのでソレが次に起こす行動が予測出来なかった。
−−−ドスドスドスッと触手の何本かが地面に突き刺さり、それを支えにした生首が宙に浮かび、四人を見下ろす形となった。

「GRRRRRR……」

低い唸り声に四人の産毛が逆立った。
どう考えてもこちらと友好的な関係を築くつもりはなさそうだ。
そもそも理性があるのだろうか。
−−考えている暇はなかった。
目の前の生首が、こちらに向かってすさまじい速度で無数の触手を伸ばしてきたからだ。
849マロン名無しさん:2007/05/21(月) 19:30:55 ID:???
>>846
俺は未だに承太郎が召還されるのを待ってるんだぜ?
850マロン名無しさん:2007/05/21(月) 19:32:13 ID:???
まさかDIO様とのバトルか?
となると王国の騎士団の総力あげても勝てんな。
魔法使いでも太刀打ちできんだろうから。

851マロン名無しさん:2007/05/21(月) 19:32:46 ID:???
>>846
ブチャラティで書こうとしてる俺の立場が無くなるじゃないか
852マロン名無しさん:2007/05/21(月) 19:42:10 ID:???
>>846
俺もブチャラティで書こうとしてるのに立場が無くなるじゃないか
853マロン名無しさん:2007/05/21(月) 19:42:39 ID:???
ジョジョの使い魔でいいだろ
854マロン名無しさん:2007/05/21(月) 19:43:51 ID:???
>>851それは流れぶった切ってでも書いてくれ
855852:2007/05/21(月) 19:45:45 ID:???
俺はどうしよう・・。
856マロン名無しさん:2007/05/21(月) 19:47:39 ID:???
>>855
『書く』と心の中で思ったならッ! その時スデに行動は終わっているんだッ!
857マロン名無しさん:2007/05/21(月) 19:47:52 ID:???
>>855「かまわん、書け」
858マロン名無しさん:2007/05/21(月) 20:09:51 ID:???
859使い魔は静かに暮らしたい:2007/05/21(月) 20:11:36 ID:???
私とルイズは城下町を歩いていた。剣を買いにきたのだ。ルイズに自分は剣士だから剣を買ってくれといったのだ。ルイズは
疑ったがそこは言いくるめておいた。
もちろん剣なんて使ったこともないが、嘘も方便だ。実際は使い魔のルーンの実験にきただけだ。
使い魔のルーンの実験のためこの世界の武器のことを聞いたが、ルイズの話を聞く限り武器は剣や槍、それに銃らしい。
銃といっても聞く限り私の世界よりも技術が下で使い物にならない。弾の補充になるかと思ったんだがな。
だから剣で実験してみようと思いこう言ったわけだ。武器に反応するという自分の憶測が外れても
剣を手に入れればそれなりに使い道はある。
そんなことを思いながら武器屋に向かっていった。
武器屋に着き中に入る。昼間なのに薄暗い。壁や棚に乱雑に剣や槍が置いてあった。
見ているうちにルイズが店の店主であろう男と話し出した。それを聞きながら剣を一つ取り握ってみる。
やっぱりだ。このルーンは武器に反応する。体が軽い。これなら剣も簡単に使えそうだな。
そんなことを考えていると、
「さっさと家に帰りな!貴族の娘っ子!てめぇもだ!ひょろっちい青二才!」
そんな声が聞こえた。ルイズの声でも店主の声でもない。低い男の声だ。
「やい!デル公!お客様に失礼なことを言うんじゃねぇ!」
よく見ると声を出しているのは剣らしい。長さは1,5m程の薄手の長剣だ。もうそれ位で驚いたりはしない。
どうやらインテリジェンスソードといい意思を持つ魔剣らしい。この剣は口が悪く客に悪口を言うため困っているらしい。
珍しいものなので近くで観察してみる。……剣の表面に錆が浮いている。あまり切れそうにないな。
すると剣が小声で喋り始めた。
「おでれーた。見損なってたぜ。てめ、『使い手』か」
使い手?ああ。
「これのことか?」
そう言ってルーンを見せてみる。
「てめ、俺を買え」
無視して一方的にって来る。だがこれの事知っているとなると案外便利かもしれないな。知識がありそうだ。
磨けば使えるかも知れないしな。
「ルイズ、これを買ってくれ」
860マロン名無しさん:2007/05/21(月) 20:11:39 ID:???
ヌケサクで(ry
861506:2007/05/21(月) 20:13:05 ID:???
忙しくなるから少しずつ投下
862マロン名無しさん:2007/05/21(月) 20:37:20 ID:???
予想以上の触手の多さに、キュルケは内心舌打ちをした。
−−−さっきよりも増えてるんじゃない…?
苛立ちながら炎の魔法で応戦する。
しかし…

(〜〜〜〜ッ!!的が小さすぎる!)

真正面から向かってくる無数の触手は、対象から見れば点にしか見えない。
狙いが絞れないのだ。
そのうえ、うまく狙いをつけても、触手はヒョイヒョイとそれをかわしてしまう。
驚異的な反射神経だった。
ならばと、キュルケは後退しながら生首に向かって火+火のフレイムボールを放った。
完璧に捉えたそれはしかし、触手が身代わりになることによって防がれてしまった。
どうやら、あの生首が本体のようだ。
そう判断したキュルケは後ろの二人に呼びかける。
「二人とも!あの生首よ!」

それだけでキュルケの意図を汲み取ったタバサとコルベールは、魔法を生首めがけて掃射した。

後のことは二の次にした、全力攻撃だった。

しかしタバサとコルベールの魔法は、先ほどキュルケが焼き払ったと思われた触手に悉く払われ、防がれ、無力化されてしまった。
呆然とする二人。
一瞬攻撃の手を緩めてしまった。
それがまずかった。

『KUOOOOOOO!』

次の瞬間、コルベールが地に伏した。
863マロン名無しさん:2007/05/21(月) 20:37:41 ID:???
『使い魔は〜』が凄く上手く感じるのは元となるデッドマンズQが語り口調だからか?
それとも職人さんが神なのか?
864マロン名無しさん:2007/05/21(月) 20:45:26 ID:???
ここの職人さん達はアラキー先生が憑依したのではないかと思うほど神だぜ。
ルートが同じはずのそれぞれの物語がすべて別の展開で最高だ。
865マロン名無しさん:2007/05/21(月) 20:53:59 ID:???
しかしボスが投下されてから埋まるの早いな
866マロン名無しさん:2007/05/21(月) 20:58:15 ID:???
ボスにはそれだけの『魅力』がある!
867マロン名無しさん:2007/05/21(月) 21:03:06 ID:???
ボスの人の作風も好きだから頑張って欲しいな
868マロン名無しさん:2007/05/21(月) 21:06:37 ID:???
帝王+殺人鬼+ボス

このトリオは最高だ。
869マロン名無しさん:2007/05/21(月) 21:14:07 ID:???
ふと思ったんだが…ガンダールヴが「弓と矢」を手にしたら一足飛びにレクイエムのことまで頭ではなく魂で理解できるのだろうか…?
870マロン名無しさん:2007/05/21(月) 21:18:41 ID:???
さすがにそれは「何か新しい能力が手に入る」程度の認識になるだろ
871マロン名無しさん:2007/05/21(月) 21:21:17 ID:???
左足から夥しい出血をしつつ、コルベールはドサリと倒れた。
タバサは呆然とそれを見る。
−−何も見えなかった……。
ただ、あの生首の目がギラリと光ったように見えただけだった。
ふとみると、コルベールの足下の近くの地面に、ピンボールほどの大きさの円形の穴が開いていた。
それと同じ傷が、コルベールの左足にも刻まれているのだろう。
恐らくは何か銃弾のようなものを発射したのだ。あの目が。
そうとしか考えられなかった。
全く常識の範囲外だった。
すでにこの状況そのものが非常識の極みだが。
−−−もういちどさっきのをやられたら………
タバサは戦況の不利を悟りし、一旦退却すべきだと決断した。
指笛を吹き、自分の使い魔である風竜のシルフィードを呼び出す。
その間にコルベールを引きずって出来るだけその場を離れるとともに、前でルイズとともに触手の相手をしているキュルケに呼びかける。
「ミスタ・コルベールがやられた。一旦退く。キュルケも早く」

「えぇ!?……わかったわ。ルイズ、聞こえたわね!」

ルイズは何もいわず、ただ頷いた。
872852:2007/05/21(月) 21:26:48 ID:???
投下してもかまいませんねっ!?
873マロン名無しさん:2007/05/21(月) 21:31:32 ID:???
>>872
『書く』と心の中で思ったならッ! その時スデに行動は終わっているんだッ!
874852:2007/05/21(月) 21:43:57 ID:???
では、落ち着いて投稿しますったい。
875852:2007/05/21(月) 21:48:10 ID:???

この世界と全くかけ離れた魔法使いたちの存在する世界。ハルケギニア。
その中で4つに分かれた国の一つ、トリステイン。
そして魔法使いたちの学校、トリステイン魔法学院。
そこは魔法使い、メイジを育成する教育機関である。
青空の下生徒たちはマントを羽織い、杖を振るい魔法を使う。
そして、今っ!まさにっ!この大観衆の中でっ!
2年生から持つ事を許される使い魔の召喚の儀式が行われていたっ!!
そして大観衆の真っ只中に出てくる少女。
彼女の名は、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
この物語は彼女が使い魔を召喚することによって始まる・・・・。
一人の青年を呼び出すことによって始まる「二人の恋のHISTORY」と言う名の伝説であるっ!


「宇宙の果てのどこかにいる私のシモベよ…
 神聖で美しく、そして、強力な使い魔よッ
 私は心より求め、訴えるわ
 我が導きに…答えなさいッ!!」

ドッグォオォン!!!

彼女が行ったはずの召喚。
だがその時におこったのは爆発だったっ!
「ケホッケホッ…またやってくれたな!『ゼロのルイズ』!!」
生徒の一人が煙にむせながら言う。そう。『また』なのである。
彼女のあだ名は『ゼロのルイズ』。魔法の成功率がゼロと言うところから来ていた。
というのも、彼女が杖を振って魔法を行った時に起こるのは、蚊に刺されたのに我慢し続けたらしばらくするとのた打ち回るのと同じ確率で爆発が起き、望みの魔法が発動したためしがないからであった。
「う・・ウソ・・・また失敗なの・・・?」
絶望に押しつぶされる可憐な少女。この日だけは。この日だけはと念を押し、一週間も前から呪文の反復詠唱、イメージトレーニングを積んでかなお果たせなかったのだっ!悲しみの感情はあって当然っ!!
876マロン名無しさん:2007/05/21(月) 21:51:06 ID:???
次スレのタイトルは ゼロの奇妙な使い魔 でいいんじゃないか?
877852:2007/05/21(月) 21:53:00 ID:???

(そんな・・・なんて事なの!使い魔すら・・成功率はほぼ100%とまで言われた使い魔召喚すら
しくじるようなマネを・・。私はやっぱり『ゼロ』なの?何一つ満足にできない半人前なの・・・?)
苛立ちと絶望と、とめどなく溢れる自己嫌悪でとうとう目に涙を浮かべた時だった。
「・・・お、おいっ!!『あれ』を見てくれっ!!なにかいるぞっ!そこの煙の向こうになにかがいるんだ!!」
そこには確かに何かがいた。そして煙が晴れた時に彼らを一瞬奇妙なプレッシャーが襲った。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・。

声を聞き顔を上げたルイズ。もしやと希望にまかせて目を見開いたのと、笑い声を上げるのはほぼ同時!!
「プッ」
「クックックックックックッ」
「クックッ ウヒヒヒ」
「フッフッフッホハハハ」
「あっはっはっはっはっは」
「ぶーっはっはっはっはァ――――ッ」
「プッ、ちょ、ちょっと、まさか、こう来るなんてっ!!アッハッハッハ!!!」
「流石『ゼロ』!!やってくれたぜぇーーーーっ!!ウヒヒヒハハハ!!!」

笑い声が上がるのは無理もなかった。ルイズがこの後赤面するのも無理もなかった。
彼女は召喚そのものは成功していた!だが彼女の呼び出したのは高温の火を噴くサラマンダーでもなければ、華麗に空を舞う空を舞うウインドラドンでもないっ!
彼女は呼び出したのは『人間』だった!!それもその場にいた他の人間のような貴族ですらない、
そう、彼らが『平民』と呼んでいる魔法の使えないただの『人間』だったのだっ!!

‐※‐

目の前が明るい。
『彼』は奇妙な気分に襲われていた。
(妙だ・・・。なんだか暖かい。オレはもう死んだはずなのに・・・。)
『彼』は目をあける。
そこにいたのは大勢のマントを着た集団だった。
878852:2007/05/21(月) 21:55:58 ID:???

(ああ・・・。こいつらがあの世の使いか・・・。人間は本当に死んだらあの世に行くんだな・・。
オレはやっぱり地獄かな・・・。任務とはいえ、オレは少し人を殺めすぎた・・。
いや、ギャングが天国なんてそもそもありえるはずがなかったんだよな・・・。)
『彼』が目を見開くと、そこには苦笑いを浮かべた少女がいた。
(こいつは・・・?)
その時だった

ギュウウウウ!!!!

(ぐ、ぐあああああああああああああああ!!!!!)
突如、『彼』を襲う胸の痛み。そいつは鉄拳をモロに喰らったなんて生易しいもんじゃあないっ!!
それこそ、心臓麻痺を起こしたような苦しみだった!!
それに加え、あるはずのない銃痕の痛み。血すら出ていないのだからあるはずがないのに、その
『痛み』は確かにあったっ!!
                    ・ ・ ・ ・ ・
(バカな・・!痛みだとっ!?もう死んだはずのオレに痛みなんて、あるはずがないのにっ!!)
このままでは、本当に死んでしまう。いや、死んでいるのだからありえないのだが他にたとえ様のない事だった!!
だが、その苦しみを他所に彼女は近づいてくる。どこか恥ずかしそうにモジモジしているのは気のせいだろうか?
「あ、あんた、感謝しなさいよね・・。貴族にこんな事されるなんて・・。普通は一生ないんだからっ!!」
(な、なんだ!?何を喋っているっ!?)
疑問だらけの『彼』をよそに彼女、ルイズは目を瞑り手に持った杖を振って言った。
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」
「(な、何をする気だ・・・!!)」
「いいから!!ちょっと黙ってなさいっ!!」
彼が反論しようとするその前に・・・・。
ルイズは彼と唇を重ねた。
879852:2007/05/21(月) 22:00:05 ID:???

その次の瞬間だった
「う、ぐあああああああ!!!!!」
突如、彼の左手に熱されたハンダゴテを押し当てられたような暑さが襲ったっ!!
そして、文字が。『使い魔のルーン』が付けられていたのだったっ!!

‐※‐

「終わりました」
顔を赤くしながらそう言った。無理もない。ルイズにとってのそれは、ファースト・キスに他ならないものだった。そう、彼女は使い魔と『契約』するために、ファースト・キスを捧げてしまったのだったっ!
そして、『彼』もまた、ファースト・キスかはわからないが、恥ずかしさと言う点では同じだった!!
「お、おまえ・・。いきなり何を・・・。」
「うるさいわねっ!!私、ファースト・キスだったんだからねっ!!もうアンタは使い魔なのっ!!
ご主人様に対して口答えは許さないわよっ!!」
そんなこと・・。『彼』自身だって恥ずかしく、先ほどから鼓動が全然収まらなかった。









「え・・・・・?」





880852:2007/05/21(月) 22:01:33 ID:???

『彼』は自分の五感を疑った。死んだはずの自分の鼓動が、最後に感じたのが皮肉にも倒すべき敵のものだった『鼓動』が、今まさに自分のなかで再び蘇っていたのだっ!!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・!!!!!

「バカなっ!『鼓動』だとっ!?オレの中で、再び心臓が鼓動を刻んでいるだとっ!?
そんなこと・・・ありえない!!!」
「・・・?『鼓動』が、どうしてそんなに不自然なの?」
「お前・・何者だ・・・?『スタンド使い』・・なのか・・?」
「ご主人様に対してお前なんてどういうつもりよっ!口を慎みなさい!!」
「ミス・ヴァリエール!そこまでです!みなさん。今日はここでおしまいです。解散!!」
髪の剥げた中年の男性が(後に『彼』はその名をコルベールと知る。)そう言って一時お開きになった。
「・・・さ、帰るわよ。」
ルイズが不機嫌そうに言う。
「待ってくれ!おまえ、オレに何をしたのか、『説明』がまだおわっていないっ!!」
「お前じゃないって言ってるでしょ!?私はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール!!これからアンタのご主人様となる誇り高きヴァリエール家のメイジよっ!!アンタの名前は!?」
「え・・?」
「アンタの名前は何って聞いているのっ!!」
『彼』は戸惑いながらも口を開いた。
「ブチャラティ・・・。ブローノ・ブチャラティだ。」

To Be Continued…
881マロン名無しさん:2007/05/21(月) 22:04:30 ID:???
黄金の意志を持つ漢がキターーー!!!。
ブチャラティは俺も好きなキャラなんでガンバレ。
882マロン名無しさん:2007/05/21(月) 22:12:33 ID:???
とりあえずブチャラティに失礼な口を利くルイズを殴りたい
883予定は未定:2007/05/21(月) 22:14:53 ID:???
本の質を保護するために、日の光があまり入らないように設計されているトリステイン学院の図書室のさらに奥の、人目に付かぬ一角で、タバサは1人DIOと机を挟んで向かい合っていた。
ハルケギニアの文字を習得するために、しばしば図書室に出入りしていたDIOと、何度か会ったことのあるタバサだったが、人とつきあうのが嫌いな彼女はそのたびに一言二言言葉を交わすくらいだった。
今日もたまたま、図書室で本を読んでいるDIOと鉢合わせをしたタバサだったが、今日に限ってDIOの方から話があると持ちかけられたのだ。
ルイズの使い魔のルーンに御せられたDIOは、人に危害を加えることが出来なくなっていたので、その点についてはタバサは安心していた。
それに自分もこの平民の使い魔には興味があったので、話を聞くことにしたのだった。

「話って、何?」

内心の期待を抑えつつ、タバサは素っ気なく聞いた。
DIOはそれに答えずに、懐から小さな水晶玉を取り出し、机の上に置いた。
「……?」

DIOの意図が読めず、困惑するタバサ。

"ズズズ…"

すると、DIOの左手から、シダ植物のような茨が浮き出てきた。
884マロン名無しさん:2007/05/21(月) 22:18:26 ID:???
言っちゃあ悪いが、作中で死んでるキャラはゼロの使い魔のパロでは使いやすいよな
しかもブチャラティは昇天するシーンまで明確に描かれてるから、なおさら本編開始につなげやすいし
885マロン名無しさん:2007/05/21(月) 22:23:23 ID:???
883は871の数話後と解釈してOK?
多分投下順番を間違えたと思うが。
886マロン名無しさん:2007/05/21(月) 22:24:12 ID:???
今の所のキャラは全員死んでいるからなw
ボスにいたっては何回死んだかわからんほどだ。
887マロン名無しさん:2007/05/21(月) 22:28:18 ID:???
死んだっていうか、繋げやすいのは
DIO様→吸血鬼体質
吉良→デッドマンズQ
ディアボロ→終わりがない終わり
だからじゃね?ブチャは微妙な気もする。
888マロン名無しさん:2007/05/21(月) 22:29:49 ID:???
カーズも繋げられるな
無理やりだが
889マロン名無しさん:2007/05/21(月) 22:30:27 ID:???
いいんだよ虚無の力のせいでなんでもありにすれば。
ブチャの誇り高い精神が異世界復活の奇跡を起こしたということで
890506:2007/05/21(月) 22:40:09 ID:???
死人じゃないとどうすればいいか思い浮かばない……orz
891マロン名無しさん:2007/05/21(月) 22:45:51 ID:???
生者は原作終了後の日常生活中に召還されたことにすればいいじゃない。
アニメのがま口みたいなのに吸い込まれる感じで。
892予定は未定:2007/05/21(月) 23:12:10 ID:???
とっさに身構えたタバサだったが、そんな彼女を置き去りにして、DIOはゆっくりと茨を纏った左手を水晶玉にかざした。
"バシィイーン"

すると、それまで透明だった水晶玉に、黒い乱雲のような靄がかかった。やがて靄が晴れてゆき、水晶玉の中に一人の人影がほんやりと映り始めた。
身を固くしていたタバサは、自分に危害を加えようとしているのではないことに気づき肩の力を抜きながらその様子を眺めていたが、水晶玉に映るがハッキリするにつれて、驚愕で目を見開いた。
はたしてそこに映っていたのは虚ろな目をして人形を胸に抱き、イスに座っている女性であった。
「−−−母様…!」

見まがおうはずがない。それはまさしく、タバサの母親であった。

食い入るように水晶玉の中の母親を眺めていると、闇の向こうでDIOが説明した。

「幻想像(ヴィジョン)だ…。私のではない…。君…自身の心の中を、私の『能力』を通じて念射させているのだ…」
なにせ、相手は目からビームをだすような人物だ。
こんなことも出来るのだろうと、タバサは1人納得した。
それとともに怒りが沸いてきた。
自分が傷を抱える所に土足で踏み込まれた気分だった。
鋭い視線をDIOに向けるタバサ。
893マロン名無しさん:2007/05/21(月) 23:15:07 ID:???
DIOならこの世界を良く知るまでは1部や6部のように心に仮面をかぶるかもな
894マロン名無しさん:2007/05/21(月) 23:20:24 ID:???
六部では被ってないだろ
895マロン名無しさん:2007/05/21(月) 23:29:46 ID:???
三部では百年の眠りから覚めた後 三年かけて部下を集めたみたいだからな。
異世界でも情報収集して組織作りの後 行動を起こしそうな予感。
896マロン名無しさん:2007/05/21(月) 23:30:39 ID:???
むしろジョジョでゼロ魔世界に呼べない奴って居るのか?
存命してる奴でも才人方式で余裕だよな
ああ、暗黒空間で粉みじんになったブ男とか無理か
後使い魔がイギー見てぇ
897マロン名無しさん:2007/05/21(月) 23:33:55 ID:???
>>896
亜空間の向こう側がゼロ世界とすれば(ry
まあ両腕を置いてきてるんですけどね…
898マロン名無しさん:2007/05/21(月) 23:36:19 ID:???
イギーわらたwww
使い魔が変な犬になったら平民召喚どころの屈辱じゃないな。
899マロン名無しさん:2007/05/21(月) 23:36:47 ID:???
>>897
両腕が無くても戦えるよ!
つか上の方にアブドゥルあゼロ世界に居るの書いてあるな
900マロン名無しさん:2007/05/21(月) 23:38:52 ID:???
ペットショップなんて正に使い魔だよな?
主の命に忠実で容赦無く外敵をぶち殺す
これで虫食いや3部の猿とか出てくるの見てぇな
901マロン名無しさん:2007/05/21(月) 23:42:34 ID:???
もはや承太郎が付け入る余地も無い件
902予定は未定:2007/05/21(月) 23:44:01 ID:???
こんなものを見せ付けて、自分の心を抉ってどうしようというのだ。
目でそう非難する。
闇に隠れて顔は見えなかったが、DIOはいかにも悲しそうな声色でタバサに語り掛けた。

「タバサ君。
君は悩みを抱えている……苦しみを抱いている…。
私は君のような優秀な人が苦しむのを見るのは忍びないんだ……。
今の水晶の像が、君の『苦しみ』なんだね?
力を貸そうじゃないか……。
私にも苦しみがあって、私の可愛いマスターのせいで自由に動けない体なのだ……。
だから、私にも力を貸しておくれ。
君の母親を治す術を探してやるよ…。
私と付き合えばきっと君の心から『苦しみ』を取り除けると思うんだ。」
タバサはDIOからの思わぬ提案に怒りを忘れた。そして、不思議な…実に不思議なことに、タバサはDIOの言葉がすうっと心に染み込んでゆくのを感じた。
目の前の男は、本当に自分の力になってくれる……なんとなくそんな気分になった。

「どうだねひとつ…私と友だちにならないかい…?」

タバサの心は揺れた。
目の前の男は、不老不死の吸血鬼だ。
いかにさっきのような能力を持っているからと言って信用に足る相手ではないことは、タバサは十分理解していた。
903マロン名無しさん:2007/05/21(月) 23:46:49 ID:???
花京院のときと同じ手口か
904マロン名無しさん:2007/05/21(月) 23:48:20 ID:???
タバサはそういえば悲惨な境遇だったな
ンドゥルーみたいにこの人にだけは死んでも見捨てられたくない
となりそうな感じだ。
905マロン名無しさん:2007/05/21(月) 23:51:38 ID:???
>>904
ンドゥルーって誰だ。オンドゥルかクトゥルフの仲間か
906マロン名無しさん:2007/05/21(月) 23:52:18 ID:???
ってか考えるとアブドゥルってかなり精神がタフいな
DIO様の甘言に引っかからないとは
907マロン名無しさん:2007/05/21(月) 23:53:29 ID:???
>>905
ちょゲブ神
イギーが初登場した回で出てきた敵じゃねーかーよー
908マロン名無しさん:2007/05/21(月) 23:54:25 ID:Q5pW77pa
>>907
ンドゥルーじゃなくてンドゥールな。
909マロン名無しさん:2007/05/21(月) 23:55:17 ID:7z/Grn9e
>>905
貴様、見てないな?
910マロン名無しさん:2007/05/21(月) 23:55:30 ID:???
ンドゥルーじゃなくてンドゥールだろ
911マロン名無しさん:2007/05/21(月) 23:56:49 ID:???
ンドゥルーンドゥールうるせぇ
ゼロ魔世界にクトゥルー召喚しちまうぞ
912マロン名無しさん:2007/05/21(月) 23:58:48 ID:???
>>905
失礼な。DIO様の部下の中でも、エンヤ婆、ヴァニラアイスに並ぶ、鉄の忠誠心の持ち主だぞ。
水のスタンド『ゲブ神』を操り、アブドゥルに競り勝ち、花京院を旅から一時脱落させ、承太郎を追い詰めた強力な戦士だ。
ちなみに名前の元ネタは、セネガルの歌手、ユッスー・ンドゥール。
913マロン名無しさん:2007/05/21(月) 23:59:20 ID:???
>>907
ゲブ神ってのはこれの事か?

ンドゥール

ゴゴゴゴゴゴゴゴ
914マロン名無しさん:2007/05/21(月) 23:59:52 ID:???
ルイズがダービーを召喚したようです
915マロン名無しさん:2007/05/21(月) 23:59:53 ID:???
承太郎のSSは・・・・・もう来ないのか・・・・・?
916マロン名無しさん:2007/05/22(火) 00:00:09 ID:???
>912
豆知識をありがとう
917マロン名無しさん:2007/05/22(火) 00:02:59 ID:???
承太郎verだと才人の強化版みたいな展開になりそうだ。
元々騎士みたいな性格だし完璧超人な人だから。
918マロン名無しさん:2007/05/22(火) 00:05:32 ID:???
こう言っては何だが
承太郎先生の動かし辛さは異常じゃねぇかしら
919予定は未定:2007/05/22(火) 00:12:30 ID:???
−−−しかし。

(………母様…)
タバサの脳裏に浮かんだのは、自らの身代わりとなって心を壊された母の姿だった。
タバサは、どんな手段を使おうとも母を治す決意をした。
母を治すため、そして復讐をするために、タバサはこれまで知識と実力を蓄え続け、若くしてシュバリエの称号をも手に入れた。
しかし、いつまでたっても解決の糸口さえ見つからぬ毎日に、タバサは焦りを感じ始めていた。
そんなときに現れたのがDIOだった。
これも何かの縁だ、彼と関われば道が開けるかもしれない…
それに、誓ったではないか。
母を治すためなら悪魔にだって身を捧げると。

タバサは迷いを振り切った。

「………わかったわ。」
承諾の意を伝える。
タバサは踏み出してはならぬ一歩を自ら踏み出した。
闇の向こうで、DIOがニヤリと笑った気がしたが、タバサは最早どうでもよかった。

「うれしいよ…タバサ君。この友情は、きっとお互いの為になるよ。」

DIOは甘ったるい口調でそういった。
しかし内心DIOは黒い微笑みを押さえられなかった。
相手の承諾さえ得れば、そこから先はルイズの縛りの範囲外だ。
DIOは自分の計画の起点がうまくいったことに喜んだ。
後は……
920マロン名無しさん:2007/05/22(火) 00:17:41 ID:???
タバサがダークサイドにっ?
さすがDIO様だぜ アクドイことも平気でやれる! !
921マロン名無しさん:2007/05/22(火) 00:18:37 ID:???
肉の芽と言う便利な方法か
100年海底で眠ってる間に冷凍と眼からビームは忘れたけどな!
いやまあ、忘れてなくてもスタンドで殴り合いするんだから使う必要が無いんですけどね
922マロン名無しさん:2007/05/22(火) 00:19:36 ID:???
携帯で投下する場合は、メール作成で長文をある程度書き溜めてからコピペするとベネ
923マロン名無しさん:2007/05/22(火) 00:30:50 ID:???
>>921
てっきり肉体がジョナサンの肉体だからそういう技が使えなくなったのかと脳内変換しちまってたぜ
924予定は未定:2007/05/22(火) 00:36:09 ID:???
「タバサ君。友人である君の顔を改めて見たい…。私の側に来てくれないか…?」

その言葉に、タバサは何かに操られたようにゆっくり椅子から立ち上がり、机をまわってDIOの横まで歩み寄った。

「…………」

タバサの心に恐怖はなかった。
あるのはこれから自分にされるのだろう『何か』への期待だけだった。

DIOがそっとタバサの頬に手を添える。
タバサは抵抗しなかった。

「美しいよ、タバサ。君はやはり私の友人にふさわしい……」

甘い言葉を囁きながら自分の頬を優しく撫でるDIOに、タバサは目を瞑って身を委ねた。
ふいにその手がピタリと止まった。
タバサは目を瞑ったままだ。

「可愛いタバサ。これから少しおまじないをするよ………。些か難しいものだから、しばらくじっとしていておくれ」

タバサはコクンと頷いた。


"ズギャルン……!!!!!!!!"

−−−この瞬間、タバサは確かに悪魔にその身を捧げた。
925マロン名無しさん:2007/05/22(火) 00:51:31 ID:???
ついにタバサが堕ちた・・・!!
926マロン名無しさん:2007/05/22(火) 00:54:13 ID:???
タバサが・・・・でもDIO様なんで許すぜ
バニラやエンヤ婆みたいに忠誠の塊にはならんと思うが。
927マロン名無しさん:2007/05/22(火) 00:55:15 ID:???
ワムウまだー
928マロン名無しさん:2007/05/22(火) 00:58:01 ID:???
改心ディアボロの熱いストーリー、デッドマンズ吉良の奇妙な非日常、そして悪の化身DIOのダークな物語か…
次スレも用意しなきゃ駄目かな?
929マロン名無しさん:2007/05/22(火) 01:05:19 ID:???
タバサがダークサイドに堕ちるのはいいとして、いやよくないけど、
問題はそこからどうやって戻ってくるかだな…
930マロン名無しさん:2007/05/22(火) 01:05:34 ID:???
次スレも用意せにゃな
カーズ様の愉快なギャグ漫画日和まだ?
931マロン名無しさん:2007/05/22(火) 01:07:27 ID:???
属性でいうと

ディアボロ=やや善
デッドマンズ吉良=中立
DIO=悪

こんな漢字化
932マロン名無しさん:2007/05/22(火) 01:08:51 ID:???
たまにはプッチも思い出してください…

>>930
カーズ様がギャグってどんなのになるんだよwwwwww
933マロン名無しさん:2007/05/22(火) 01:12:34 ID:???
究極生物として、格好良い所を見せ付けようとするが
トコトン滑ってギャグ化するカーズ様
勿論、決めるべき所では決めるぜ!ギャグでだけどな!
934マロン名無しさん:2007/05/22(火) 01:15:22 ID:???
ブチャは「答えろよ…[質問]はスデに[拷問]に変わっているんだぜ…!」を希望したいw
935マロン名無しさん:2007/05/22(火) 01:17:32 ID:???
女子供に大人げ無いなブチャさん
936マロン名無しさん:2007/05/22(火) 01:19:38 ID:???
すっかり悪役スレだな承太郎哀れwww
937マロン名無しさん:2007/05/22(火) 01:20:28 ID:???
>>934
ブチャで書いてる人にギーシュ戦でそれをやって欲しい俺ガイル
938マロン名無しさん:2007/05/22(火) 01:35:48 ID:???
悪役の流れの中、投下。

 空は晴天、風は微風。
 そんな中、トリステイン魔法学院の2年生たちは各々が召喚・契約した使い魔たちと戯れていた。
 ……ただひとり、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールを除いて。

「大見得を切った以上、この子よりすごいのを召喚できるのよね、ルイズ?」
 ルイズを囲む生徒の輪の中、キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストーは、
 その豊満なボディを揺らしながら挑発的な言葉をルイズに投げかけた。
 傍には先程彼女が召喚したサラマンダーがいる。彼女の言うこの子というのはこのサラマンダーのことだ。
「当然でしょ」
 ルイズはそんなこと簡単だわ、と鼻をフンと鳴らす。本当に自信があるのか単なる強がりなのか。
 彼女を見守る他の生徒たちはみな顔を寄せ合い、
 「本当にできるのか?」「また爆発するのがオチよ」「ゼロのルイズだもんな」などと好き勝手に喋っている。

 周囲がざわつく中、ルイズは呪文を唱えはじめた。
「宇宙の果てのどこかにいるわたしのシモベよッ。神聖で美しく、そして、強力な使い魔よッ!
 わたしは心より求め、訴えるわ……我が導きに、答えなさいッ!!」
 言い終わると同時に杖は振り下ろされた。すると、とてつもない音とともに煙が舞った。

ドゴォォォオオオオン

 辺り一面が煙に巻かれ、何も見えない状態になった。
 生徒たちは皆煙に喉をやられ咳き込んでいる。
 しかしただひとり、モンモランシー・マルガリタ・ラ・フェール・ド・モンモランシだけはある一点を見つめていた。
「大丈夫かい? モンモランシー」
 傍にいたギーシュ・ド・グラモンが彼女に声をかけた。
「あ、あれ……」
 煙が段々と晴れてゆく。モンモランシーの指さすその先にはルイズが立っていた。
 そして、そのルイズの傍には――召喚されたのであろう、ひとりの男が倒れていた。
939マロン名無しさん:2007/05/22(火) 01:37:03 ID:???
「にッ、人間?」
「ねえあの格好は……平民?」
「ああ、平民だね」
「プッ……クスクス」
「アハハハハハハ」
 生徒たちの間に、ドッと笑いの渦が巻き起こる。
 一方、笑いの種になっている平民を召喚してしまったルイズは、顔をしかめている。
「ハァ……あんた、誰?」
『あん?』
 ルイズは溜息混じりに倒れている男に向かって話しかけた。
 男はキョロキョロとあたりを見回しながら上半身だけ起き上がる。随分と体格のいい男だ。
「あんた、どこの平民よ」
『何言ってンだ?』
「……もしかして、言葉が通じないの?」
 ルイズの眉がひそめられ、また溜息が出た。先が思いやられる、そんな表情をしている。
「あはははは、ルイズ、あれだけ大見得切っておいて……平民だなんて……あは、あははは」
 生徒の群れをかき分けて、キュルケがルイズの元にやってきた。
 笑いすぎたのだろう、目には涙が浮かんでいた。
「ちょっと間違えただけよッ!!」
 ルイズは頬をふくらませてキュルケにかみつく。しかし、内心焦っているのも確かだ。
 何せ、魔法の力も何もない、ただの平民を召喚してしまったのだから。
940マロン名無しさん:2007/05/22(火) 01:38:17 ID:???
「あははははははは!」
 笑い声はなおも続く。「流石ゼロのルイズ!」「馬鹿みたい!」などの馬鹿にした声も聞こえた。
『うおッ! ナイスバディなカワイコちゃん!』
 召喚された男の目は、キュルケの胸に釘付けになった。無理もない、彼女のバストは94もあるのだ。 
「ッ、うるさい!!」
 声を出した途端、男はルイズに一喝されてしまった。その声の大きさに驚き、男はもう一度コロリとひっくり返る。
 彼女はかなりいらついていた。
「ミスター・コルベール、もう一度召喚させてください!」
 ルイズは先生であるコルベールにそう言った。
 しかし、コルベールの返答は「NO」。召喚は神聖なもの、一度しか行えないことになっているからだ。
「そんなあ〜……」
『何を喋ってるんだ。それにオレは見せもんじゃあねーぞッ』
 頭を振りながら、また上半身だけ起き上がる男。
『って、あれ? 何でオレ生きて……若返ってるんだ?』
 キョロキョロと自分の手を見たり身体を見たりと挙動不審な動きをする。
 それを見て、また周りからクスクスと笑い声が聞こえてくる。
『さっき見事に大往生したっていうのによーッ。……もしかして、ここ、天国とか?』
「あんた、何ブツブツ言ってんのよ! ちゃんと言葉喋りなさいよね! この平民!」
 ルイズはまたも男を叱りとばす。しかもペシンと杖を鞭のように額に当てるおまけ付きでだ。これは痛い。
『ッ! てめえ、何しやがる! 女の子だからといって手加減するほど、この……!』
 喋っている途中だが、ルイズの両手により顔をつかまれる。
『ッて! いきなり首を引っ張るんじゃあねーぞ! 痛いだろうが!』
「黙りなさい! ……か、感謝しなさいよね! 平民が貴族にこんなことされるなんて、普通はありえないんだから!
 あんたをわたしの使い魔にしなきゃならないから、仕方なく……そう、仕方なくよ! 仕方ないんだからね!!」
『は?』
 ルイズは顔を真っ赤にさせ、照れ隠しなのか随分と早口でまくし立てるように喋る。
 一方、男は「何だ?」とばかりに頭にクエスチョンマークを浮かべている。
941マロン名無しさん:2007/05/22(火) 01:39:53 ID:???
「……我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ……」
 一度深呼吸して落ち着いてから、ルイズは何かしらの言葉を口にする。
 そして彼女はぐいと男の顔を引き寄せ、男の唇に自分のそれを重ねた。
『ッ!?』
 唇を離しルイズが離れた途端、男の体から蒸気が溢れる。
『ぐっ、何を……てめえオレに何をしやがった!』
 男は苦しそうに左手を押さえる。その左手にはとてつもない熱が集まっていく。
 そして同時に光る文字――ルーンが手の甲に浮かび上がった。
 気絶しそうなほどの熱さ、痛み、衝撃。しかしそれらは全てしばらく我慢していると治まった。


『あー……』
「終わりましたね、ミス・ヴァリエール。さあさあみなさん、学院内に戻りましょう」
 男が熱の余韻でボーッとしていると、コルベールは生徒たちを建物の中へと移動させる。
 わいわいがやがや、生徒たちは次々と建物の中へと入っていった。
「ルイズ、お疲れ様」
「ま、頑張りなさい」
 去り際にキュルケとモンモランシーがルイズへと声をかけてきた。
「……」
 ルイズはそれをそっぽ向くことで無視をした。クスクスとふたりが笑う。

「ミス・ヴァリエール、あなたも早く中にお入りなさい」
「あ、はい」
 入り口近くからコルベールが声をかけた。外に残っているのはルイズと男だけ。
「ねえ、わたしの声が聞こえる? 言葉通じる?」
『おいお嬢ちゃん、ここはどこだ?』
「……駄目ね。全ッ然通じないわ。とりあえず、このうるさい口を黙らせなきゃ……」
 ルイズは手に持っていた杖を振り、何かしらの呪文を唱える。
942マロン名無しさん:2007/05/22(火) 01:40:54 ID:???

ボフン

「きゃっ!」
「うおっ!」
 ふたりの間で小さい爆発が起こった。またあたりが煙に巻かれる。ゴホゴホと咳き込むルイズと男。
「っ……てめえさっきから何をしやがる!」
「うるさいわね! あんたはわたしの使い魔なんだから、主人に逆らうんじゃないわよ!」
「使い魔だぁ? 何ふざけたコト言ってるんだてめえ、頭脳が間抜けか?」
「間抜けですって!? 使い魔の分際でなんて口を……ッ!?」
 しばらく口論した後、ルイズは気づいた。会話が成立していることに。
 呪文は失敗したが結果オーライ、言葉が通じるようになったのだ。
 それは男も気づいたらしく、目をパチクリとさせている。
「ま、いいわ。さあ、部屋に戻るわよ。ついてきなさい」
 そう言ってルイズは立ち上がり、さっさと建物内へ向かおうとした。
「おい、待てって……」
「いいからこのわたしがついてきなさいって言っているんだからついてきなさい!!」
 男はその大声に驚くように、その場から飛び上がる。
 そしてそのまま渋々とルイズの後についていく。大きな体格をしょぼんとさせ、なんとも情けない。


「そういえばあんた、名前は? 平民でも名前くらいあるんでしょう?」
 途中、入り口の前で振り向きルイズが尋ねる。相手はとても背が高いので必然的に上目遣いになってしまう。
 何だか見下ろされるのはいい気分じゃあない。ルイズはちょっぴり機嫌が悪くなった。
 男は背筋を伸ばし、堂々とした態度で言い放つ。

「ジョースター。オレの名前はジョセフ・ジョースターだ」
943マロン名無しさん:2007/05/22(火) 01:43:16 ID:???
とりあえず今回はこれで終わり。
後はクールに去るぜ。

じゃ、みんなおやすみ。 ノシ
944マロン名無しさん :2007/05/22(火) 01:44:04 ID:???
>>935
しかしジョルノだって15歳なわけでだ
>>942
この話し方だと2部ジョセフか・・・カーズ戦前か後かどっちだろうか

ぶっちゃけゼロ魔詳しく知らないがプロシュート兄貴編書いてみたくなったな・・・
945マロン名無しさん:2007/05/22(火) 01:44:17 ID:???
まさか往生後のジョセフとは思わんかったぜ
姿は第二部時でOK?
946マロン名無しさん:2007/05/22(火) 01:45:31 ID:???
>>944
年老いちゃうのか。うーん。
947マロン名無しさん:2007/05/22(火) 01:47:44 ID:???
>>944
そういやジョルノって15歳なんだな
貫禄がありすぎだよぉぉ
948マロン名無しさん:2007/05/22(火) 01:48:11 ID:???
若返ったってことは隠者は使用可能なのか?
949マロン名無しさん:2007/05/22(火) 01:52:32 ID:???
精神も若返ったわけだから、そいつは無理だろう
950マロン名無しさん:2007/05/22(火) 01:56:02 ID:???
でもスタンド使えた方が楽しそうではある
若ジョセフにスタンドは強力だ
951マロン名無しさん:2007/05/22(火) 01:57:22 ID:???
若返った承太郎スタンド使えなかったしな
952マロン名無しさん
格ゲー版ジョジョに出てきた若返ったジョセフの戦闘方法は波紋メインだったね
ハーミットパープルは波紋と組み合わせて使う事が出来るから使えてもいいんじゃね?