1 :
マロン名無しさん :
2006/12/30(土) 23:04:32 ID:qu0T6vz6 康一「あ…こ…こんにちは長門さん……」 長門「……」 康一「あのォ〜、今日はまだ僕達だけしか来てないんですか?」 長門「うん……」 康一「はあ……」 長門「……」 康一「あのォ〜……何の本読んでるんですか?」 長門「……」(本を見せる) 康一「はぁ…それ面白いんですかァ?」 長門「……わりと」 康一(まいったなぁ〜無口な人だから会話に困るよぉ〜 涼宮さんは『強引』だから怖いけど…長門さんは『沈黙』が 怖いよ〜、何か話題ないかな〜……早くキョン君や仗助君来ないかな……?) 康一「あ、ぼ、僕が読んでるこの本でも(ガチャ)」 仗助「ちぃーっす」 億泰「うっす」 キョン「よぉ」 康一「……」 こうなってる。
これには期待せざるを得ない
ハルヒがミキタカに惹かれそうな予感
そもそも全員「超能力者」だろw 古泉なんて目じゃないっスよ〜〜
キョン「なあ仗助」 仗助「なんだよ?」 キョン「お前のクレイジーなんとかって奴、どんな物でも治せるんだよな?」 仗助「ああー。何を治してほしいんだよ?」 キョン「実は(ヒソヒソ)ここだけの話なんだが、うっかりみくるちゃんの画像の一部を(ボソボソ)消してしまってな」 仗助「……」 キョン「……やっぱ無理か……?」 仗助「おめーよォ〜、そーいうくだらねえ事に俺の『クレイジー・D』を使わせるんじゃねえッ!」 億泰「(み、みくるさんの画像……。や、野郎〜、いつの間に……。お、俺もほしい……!)」
みくる「そこで何をしている〜〜〜〜ッ 見タナァ〜〜〜〜っ オマエッ! のぞき見に入ってきたというわけデスカァーッ ただじゃあおきませンッ! 覚悟してもらいマスッ!」
うん、これ良スレ♪
消失長門がキョンに対して由花子化か…… それもいいな
キョンは名前で呼ばないんじゃないか?「東方」とか「虹村」って苗字で呼ぶんじゃない? 仗助を「東方」と呼ぶのには凄く違和感があるが。 つーか、長門はスタンド能力に興味津々だろうな。解剖されそう。
>9 S…涼宮ハルヒ他が O…おもしろおかしく S…スタンド使いを解剖する 団
億泰「オメーらにどーしてもハッキリさせたい事があったんだ。『宇宙人』つうのはウソなんだよなァーっ?」 未起隆「……」 長門「……」 億泰「あいまいにしてねーでハッキリしろコラ!」 未起隆「最初カラハッキリシテイマス。ワタシハ宇宙人デスヨ」 億泰「何急にカタカナでしゃべってんだよ!てめー言い張るのか」 長門「……この銀河を統括する……」 ・・・・ 億泰「やかましいッ!テメーのその説明は訳解らねえんだよッ!俺の解る言葉で言え!」 長門「通俗的な用語を使用すると……」 億泰「宇宙人って言いたいんだろッ!だからそのしょーこを見せてみろコラァ!」 未起隆「もしもし宇宙船のコンピュータ?」 億泰「腕時計とお話するのもやめろ!テメーッ!」
承太郎「やれやれ・・・三十路前にもなって女子高生に『恋』をしちまうとはな・・・」
ハレハレを踊る仗助
14 :
マロン名無しさん :2006/12/31(日) 18:05:36 ID:bK6tKW45
これは期待
>>12 そんな承太郎見たくねえwww
でも、ハルヒのことはうっおとしいから嫌いだろうな。
どっちかつーと長門だろうな
朝倉も捨て難いんじゃね?
いや、みくるだろ。 ああ見えて承太郎は巨乳好きなんだぜ。
意外と面白いスレだw
なぜか承太郎が団員の顧問の先生となる。 みくる「いやあああああ〜」 キョン「うわああああ!(バタンッ!)」 億泰「ああっ!みくるさんが追いはぎされてるゥ!(ドキドキ)」 仗助「お、億泰〜!何スットロイことやってるんスかァ〜!早く部室を出るぞ!ほら、承太郎さんも!」 承太郎「……やれやれ」
承太郎「胸に星型のアザ・・・!!?ハァハァ」 みくる「それは黒子ですぅ〜〜」
ハレハレを踊る承太郎・・・
承太郎「……」 長門「……」 承太郎「……(パラ)」 長門「……(ペラ)」 承太郎「……お茶飲むか?」 長門「……うん」 承太郎「……(コポコポ)」 長門「……」 承太郎「……ん(トンッ)」 長門「……ありがとう」 承太郎「……」 長門「……」 承太郎「……(パラ)」 長門「……(ペラ)」
/::::::::::ヽ::::ヽ:::ヽ:::::ヽ::ヽヽヽ /|::::::::/⌒)::::::ヽヽヽヽヽ::::ヽヽヽ ./ /::::::(⌒//:::ヽヽヽヽヽヽ::::ヽ::::ヽ`/ ||/:::ヽ:::`-' '::、/入ヽヽヽヽ::::ヽヽ/. |:::; :: ヽ;//'/ヽ,| ::ヽヽヽ:ヽヽ/ アウグーリオ・ボナーノ!! |::: ::::ヽ/ :/|(`'ノ ::. ヽヽヽヽ/. ',::::: ヽ:' | ::::~:: ::: :::ヽヽヽ| (あけましておめでとうございます。涼宮ハルヒは俺の嫁♥) . ;;;;:::ヽ/:::: __ :: : : ヽ/. ヽ,‐,.v;',-,| ,,,,,,,,,、 .'---┐ . /7''' .);'''ソ : ,-i ,,,,,,,, ; ;;;;;| . / /:: l `~:::: ‐--┘;‐'' .) l;;;\. /‐,'./ .,| .`ヽヽ::::::::'-'、/:' |;;;;;;;;;\ /:::/,,/` l ヽヽ、::'''':::: ノ '''''''''''''' ̄
ハルヒ「ただの人間には興味ありません。 この中に、宇宙人、未来人、 異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」 康一 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 〜〜自己紹介後〜〜 康一 「あの〜」 ハルヒ「何?」 康一 「さっき超能力者がどうとか言ってましたよね」 ハルヒ「何よ、アンタ超能力者なの?」 康一 「いや・・・違いますけど・・・」 ハルヒ「だったら話し掛けないで!」 康一 「超能力者というか・・・『スタンド使い』です」 ハルヒ「え?行かんぞ歯科医?」 康一 「いえ、『スタンド使い』です」 ハルヒ「うるさいわね、歯医者のことなんか知らないわよ!」 康一 「・・・もういいです」
ハルヒ厨シネや ジョジョあやかってマロンで市民権得ようとするな蛆虫ども
やらないか
市民権(笑)
30 :
マロン名無しさん :2007/01/02(火) 00:06:24 ID:8/kjNMtA
期待と晒しが入りまじりあげ
うわ〜^ ^;
32 :
マロン名無しさん :2007/01/02(火) 00:56:43 ID:8/kjNMtA
吉良「激しい『喜び』はいらない…そのかわり、深い『絶望』もない… 『植物の心』のような人生を… そんな『平穏な生活』こそ、わたしの目標だったのに…………」 ハルヒ殺られる(´゜ω゜`)
なかなか良スレ
34 :
Y・K ◆um0vZ.wU6M :2007/01/02(火) 01:12:21 ID:HZKeIb88
これはワロタ
長門「涼宮ハルヒは自律進化の可能性を秘めている。 おそらく彼女には自分の都合の良いように周囲の環境情報を操作する力がある。 それが、わたしがここにいる理由。あなたがここにいる理由」 キョン「待ってくれ」 「正直言おう。お前が何を言っているのか、俺にはさっぱり解らない」 長門「信じて」 『信じて!』 『信じて!』 『信じて!』 『信じて!』 『信じて!』 『信じて!』 『信じて!』 『信じて!』 キョン「バーローwwwwwwwwwwwww」
由花子「康一君、どーいうことなの!?こんなわけのわからない部活に入って!」 康一「うわああああ!出たァァァァ!!」 ハルヒ「何?誰、あんた」 由花子「あんたね、康一君をたぶらかした泥棒猫はッ!」 ハルヒ「はぁ?」 康一「ゆ、由花子さん、落ち着いて!誤解だよぉ〜!(ゴーインにSOS団に入らされたのは事実だけど)」 由花子「まあいいわ、帰るわよ康一君!」 ハルヒ「ちょっと!広瀬君は我がSOS団の団員なのよ、簡単に渡すわけにはいかないわ」 由花子「何がSOS団よ、バカじゃないの?わけわかんねー団体作って康一君を困らしてるんじゃねーわよ、ボケッ!」 キョン(ハルヒ意外にもこーいうプッツンした女ってのはいるんだな……) 康一「由花子さん、落ち着いてってば〜!そ、そうだ!由花子さんもSOS団に入ればいいんですよっ!ねっ?」 (こういえばとりあえずこの状況からは抜け出せる……) 由花子「なんでこんなわけのわからない団体に入らなければいけないのよっ!でも……康一君が入ってほしいっていうなら……(ポッ)」 キョン「お、おい広瀬!(ヒソヒソ)こいつもスタンド使いなのか?(ボソボソ)ハルヒ一人でさえ苦労してるってのにこいつまで入ったら……」 康一「う、うん……でも大丈夫だよ。人に危害を加えることはないし…… たぶん」 キョン「た・ぶ・ん?お前今、たぶんって言わなかったか!?」 ハルヒ「ふむ……こういうキレキャラっていうのもいいかもしれないわねぇ〜。よーし、じゃあ決定!あんたも今日からSOS団の一員よ!」 キョン「なんだってー!?」 こうしてキョンはさらに苦悩を抱くことになるのだった。
晒しage
ハルヒがジョジョヲタなら必然的にこうなるなwww
39 :
マロン名無しさん :2007/01/02(火) 15:51:56 ID:8/kjNMtA
康一(どうして、ここから無事に帰れるのなら、 『下痢腹かかえて公衆トイレ捜しているほうが、ズッと幸せ』 って、願わなくっちゃならないんだ…………?)
キョン「実は俺、ポニーテール萌えなんだ」 ハルヒ「何ィ!?この髪型がサザエさんみてーだとォ!!」 キョン「違う!!!」
承太郎「人間は何かを破壊して生きているといってもいい生物だ。 その中で凉宮ハルヒの能力は、この世のどんなことよりもかなしい。 ワールド 『世界』が終わったものはもう戻らない どんなスタンドでも戻せない…」
ハルヒってスタンド使いっぽくない? なんか
44 :
マロン名無しさん :2007/01/03(水) 12:33:18 ID:rWem/tX3
>>36 由花子スゲー!
一瞬でハルヒが食われたw
やっぱジョジョキャラって・・個性強すぎ!
スタンドに女子のパンツを脱がす
冬厨酷いな
47 :
マロン名無しさん :2007/01/03(水) 13:33:49 ID:CeAfNxFe
冬だなぁ厨乙
露伴はSOS団に興味を持ちそうだ
キョンに矢がッ!! スタンド名↓
ジョン・スミス
ジョセフ「え?『ポッポ・ポッポ』?」
/l /' / ,.ヘ. / `丶. ク `! / ./ l.// ,.O--一''´○、 ト\ / l'′ l. ,O / ,// / l / l、` ' i′ !/ l // / ∠-─O ̄O、 i′ l O / ,. -‐○ / l l. i′ `l、l ヽ // / / l l i′ i| ,.○ / _,,.-○--─O‐'' {」. } ヾ l /,.-'´ l / l |.-7 ,..、\l ,..○ l / ,,.-O´l / }V{ ,i^i, }'i,{ }ニ! ,i^i, }V{ l ヽ′| l _,,○´ / O! _l \)ー--○-‐''´,/ ,.O ''´/,! ´_,,.. -一`-、.O‐--O-‐'' / ,/ィ __,,,...--─ヽ、.d.--o'‐ャ'ノ
>>35 バョン「キーローwwwwwwwwwwwww」
みんなで三部格ゲー 仗助「億安またアイスショップかよ〜」 億安「キョンだってマライアばっかじゃねーかよ」 そしてDIOを使う承太郎。
そしてハルヒ操るスタプラがザ・ワールドの止まった時の世界に入門すると「やれやれだぜ」を連呼し始める承太郎
承太郎、DIOでプレイしてハルヒの承太郎に負ける。
承太郎「よし…… このゲームのやりかたは… お ぼ え た」 仗助「何言ってんスか〜?w承太郎さん コレヒマな時さんざんやりこんでんじゃないスかwwwww」 億泰「まだ覚えてなかったんですか?ヤッベwwwww」 承太郎「いっいやその…そういう訳では………///」 ハルヒ「ふふふ…ふはははははははwwwww」 承太郎「(///)やっやかましい!うっとうしいぞッ!」
おもむろにF-MEGAを取り出す長門
キョン「もう あきたよ」
SOS団とジョジョチームで野球対決したらどっち勝つかな?
62 :
マロン名無しさん :2007/01/05(金) 18:30:15 ID:V4TA5NWX
>>61 スタンド使った豪速球だといくらホーミング機能が付いていてもタイミングが合わないからジョジョの勝ち。
でも野球ぐらいだったらいいんでない? 全身全霊でチンチロリンやらジャンケンやらに挑む話もあったことだしw
いやまぁ、要は荒れなきゃ良いんだけどねw 今のところマターリ進行だからダイジョブダイジョブかな
吉良吉影は静かに暮らしたい
吉良吉影によって爆弾に変えられる康一 そして幸一を再構成する長門
キョン「あの、承太郎さん……ちょっとお願いがあるんですが……ゴニョゴニョ」 承「……わかった、やってみよう」 承「『スタープラチナ』」 みくる「? 承太郎さん?」 キョン「どうです」 承「ああ……やはり君の言う通りみくるの胸には星型のホクロがあったぜ」
ハレハレだぜ
70 :
マロン名無しさん :2007/01/06(土) 03:07:45 ID:H76DyCjp
星型のホクロて
良スレage
オラオラ愉快
舞台設定はどうなってるんだ
ジョジョの奇妙な 冒険でしょでしょ
まあ丞たろは団に入るには場違いかもな。 丈すけの学校メンバーが団に入るとなかなかあう感じ
>>73 高台の高校からは、はるか遠くの独眼竜様を何とか視認可能
ハルヒから見れば承太郎は 団員の知り合いのおじさんと言った所か
おじさんじゃなくて甥だぜ・・・ 奇妙な気分だが・・・
長門(´―`)。○(・・・精神エネルギーの具象化・・・これも有機生命体の進化の可能性の一つ?) キョン(気のせいか、長門が興味津々の表情ように見える・・・やはりあの髪型は流石に・・・?)
ミキタカ大活躍だな。 でもハルヒはミキタカと意気投合しながらも本音では信じてなさそう……
ハルヒ→友情←みきたか ハルヒ→何かあるわね→ジョジョズ ハルヒ→死ねDQN→由花子 キョン→友情←仗助 キョン→DQNはもういい→由花子 由花子→泥棒猫のにおい→ハルヒ 由花子→泥棒猫のにおい→みくる 長門→奇妙な関係←みきたか 古泉→ハアハア→仗助 古泉→ハアハア→承太郎 古泉→ハアハア→康一 古泉→ハアハア→億泰 長門→友情←承太郎 承太郎→やれやれだぜ→ハルヒ SOS団→利用→重ちー みたいな感じですよね(><)
承太郎「ふー」 キョン「どうしたんですか承太郎さん?」 承太郎「最近仕事がこなくてな…最近出演したのはSBRの 単行本の最後のコマーシャルと10巻の書き下ろしくらいだよ」 キョン「でもみんな出演期間終わったらそうなるんじゃないんですか?」 承太郎「でもDIOの奴は一部のゲームと映画出てるし。 おまいらもアニメ第二期あるだろ 俺なんか宇宙一巡したら変なオッサンに仕事取られたり。」 キョン「……そうだ!今度のカードゲームがでますよね それはどうなんです?」 ハルヒ「売れないだろ……常識的に考えて…」
>>81 追加してみる
仗助→ハアハア→みくる
仗助→プッツン女→ハルヒ
億泰→ハアハア→ハルヒ
億泰→ハアハア→みくる
億泰→ハアハア→長門
康一→恐い→ハルヒ
ハルヒ→宇宙人→重ちー
古泉はよくて億泰はダメなのかよwww
億泰は女好きだっけ?
康一が由花子に告られたときの反応をみると 嫌いではないんじゃあないか? ゴゴゴ(゚言゜)ゴゴゴ
>>87 あの反応は、俺より先に康一がだとぉぉおおおッ!!だと思うけど
女好きとは思うが、それなら幽霊の女の写真を見たときの反応を挙げる
ちょっとSS書いてみた。 反応よければ続きかく。わるけりゃ引きこもる。
正月もすぎた1月に俺は転校することになったんだよォ。 それはまあ、置いとくとして……なんでこの高校はこんな高台におっ立ててあるんだぁ〜? 何が悲しくて朝からこんな『ハイキング気分』を味わわなきゃいけねーつーんだよッ! この学校を創立した責任者でてきやがれッ!一発ブンぶん殴るッ! ああ……ぶどうヶ丘高校へ向かう、あのゆったりとした道が恋しいぜぇ〜……。 そんな風に思いながらよォ〜、やっとこ高校についたわけだぜぇ〜。 俺の配属されたクラスは一年五組。まーこれはSPW財団の計らいによって決定事項だったんだけどなぁ〜。 「今日からこのクラスの仲間になる虹村億泰君だ。皆、仲良くしてやってくれよ」 「虹村億泰ス。杜王町のぶどうヶ丘高校から転校してきたんス。ヨロシクやってほしいスよ」 とまあ無難に自己紹介を終了させて、ある『女子生徒』をちらりと見る。 別にやましい心があるわけじゃあねーぞッ!(断言) で、なんで俺がこの高校に転校してきたかっつーとよォ〜……。 色々と訳があってよォ〜…まあ、話の発端は承太郎さんな訳よ。 俺達と吉良吉影の野郎との死闘から数ヶ月。 杜王町にもやっと平和な一時が流れてたわけよ。 俺はいつも通り仗助と一緒に下校してたんだけどよォ〜、 そこに承太郎さんが現れたんだ。んで一言。
「お前達に頼みがある。といっても今回主に動くのはお前だ、億泰」 といって承太郎さんは俺の肩にポンっと手を置いた。 俺が承太郎さんから頼みを受けるっつーのは珍しいんだよなぁ〜。 何せ承太郎さんがお供に誘うっつーなら、他でもねえ仗助なわけだからよォ〜。 当然、仗助と俺は質問をするわけだ。 「頼みってなんスか?」 「それよりよぉ〜、何で億泰の奴が主体なんすか〜?」 「……まずはこの写真を見てほしい」 そう言って、承太郎さんは俺に一枚の写真を渡したんだよォ。 横から覗き込む仗助と一緒にその写真を見るとよォ〜、 写真には一見すると可愛い女の子が写ってたんだ。 オレンジのカチューシャが印象的だったなぁ〜。ま、どうでもいいけどよ。 「…この『女の子』がどうかしたんすか?」 「ああ……SPW財団の調べでちょっと『厄介な能力』を持ってることが判明した」 『厄介な能力』? するってえと、この女はスタンド使いなんスか? 「いや…違う。スタンド使いではない。それは事前に調べてある」 「はぁ〜……?そんじゃ一体何モンなんスかぁ?こいつ」
仗助がツンツンと写真を叩きながら質問する。 「俺もまだ信じられねえが… どうやらこいつは『世界を自在にコントロールできる』…らしい」 「世界を自在にコントロールできるゥ〜ッ!?」 おめーら、こんなの信じられるかよォ? スタンド使いでもねーのに『世界を自在にコントロールできる』なんて信じられねえだろォ〜? いや…スタンド使いだとしても信じられねえぜぇ〜?そんなの反則じゃねえかッ! 物理法則も何もあったもんじゃねーぞッ! 「承太郎さん…いくらなんでもよォ〜、そんなの信じられねえぜぇ〜 なあ仗助?」 「ああ…大体よォ〜、そんな能力持ってたら既にそいつの都合のいいような世界になってんじゃないスかぁ?」 「その点についてなんだが……この女はまだ自分がこの『能力』を持っていることに気づいてないらしい」 気づいてないィ〜? なら尚更、そんな能力を持ってるか怪しいもんだぜぇ〜。 仗助の奴もずーっと疑いの目で承太郎さんを見てるしよォ〜。 「本当かどうかハッキリさせるにも、もっと深い『調査』が必要だ……そこでお前達に頼みたいことがある」 「はぁ〜?そりゃいいスけど、調査ならSPW財団の奴らにやらせればいいんじゃねえスかぁ〜?」 「確かになぁ〜…俺達フツーの高校生っスよ?それにSPW財団の奴らのほうが調査に関してはプロだと思うんスけど……」 俺達のもっともらしい質問に承太郎さんは軽く俯いた。 やべえ、怒らせちまったか?そんなつもりは毛頭ねえのによォ〜。 お願いだからスター・プラチナで攻撃しないでね。 「確かにお前達の言うことはもっともだ。だがな…相手は女子高生だ。これが何を意味するかわかるか?」 「はぁ〜……?」
どういう意味かわからないといった表情の俺達に承太郎さんは、 「やれやれ」と言いながら言葉を続けた。そんな落胆したような表情されてもなぁ〜……。 「つまりだ…下手な行動を取ることはできねーんだ。SPW財団のメンバーは生憎全員『大人』なんでな」 なんで大人だといけないスか? 「……いい年した『大人』が女子高生を高校まで付きまとったり、自宅まで付きまとってみろ……どーなるかわかるだろ」 「あ」 なるほどぉ〜!確かにいい年こいた大人がそんなことすりゃ通報されるぜぇ〜。 ましてや相手は『女子高生』なんだからよォ〜。高校にも侵入するってわけにいかねえってわけだ。 「そういうことだ。だからお前達に調査を頼みたいってわけなんだが……」 「そりゃ良いスけど、俺達だって女子高生を付きまとったら通報されると思うんスけど……?」 「そうだよなぁ〜…うわさになるぜぇ〜、女子高生を付きまとったストーカー野郎とか言われてよォ〜」 この歳でストーカーなんて噂された日にゃいよいよ青春っつーもんが消えうせるぜぇ〜。 クラスの女子から嫌われるだろーし、近所のガキに石とか投げられたらたまらねえよなぁ〜……。 「だろーな……。だから丁度いい方法を発見した。この女の通う高校に通えばいい」 「へッ!?」 「そーすれば都合がいいだろう。わざわざ付きまとうこともねーぜ」
あのォ〜……俺達すでにぶどうヶ丘高校に通ってるんスけど……。 「ああ、そうだな……。だから億泰、オメーには『転校』してもらうことにした。この女の通う高校にな」 ……はぁぁぁぃぃぃいいいいいいーッ!? 今なんて言ったんスか、承太郎さんッ!! 俺の肩に手を置いて平然と言わないでくださいよォ〜〜ッ! 「仗助や康一には家族がいるから無理だ。だがオメーはあの親父と二人暮しだろ?」 「そりゃ確かに俺は親父の世話をしてるくらいだけどよォ〜……あの親父を一人にするわけにはいかねーっスよォ!」 「何も親父を置いていけって言うんじゃあない。家ならとびきり広い家を用意する。そこに二人で住む形にすりゃあいい」 新しい家、おまけに広い家っつーのはちょっと興味もわくけどよォ……。 だけど、『転校』だぜぇ〜?さすがに仗助や康一と離れ離れになるのはさみしーぜぇ。 「調査が終われば戻ってこれるように手配はする。その間だけちょっぴり我慢してくれりゃあいい」 ……なんだか選択をせまられてるような気分だぜぇ〜。 俺って選ぶのは苦手なんだよなぁ〜……。兄貴がいてくれたらなぁ〜……。 俺はちょっと考えてよォ〜……。 「仗助ぇ〜 悪いけどよォ〜 ちょっとばかし寂しい思いするかもしれねえが泣くんじゃねーぞッ」 「安心しろ、億泰。オメーがいなくなったら康一に付き合ってもらうからよォ。思う存分行ってきてもらってかまわねーぜぇ」 こ…こいつッ!! 少しは『悲しい』だとか『寂しい』つぅ表情を見せろッ! くっそー!あったまにきたぜぇ〜!行ってやる!後で泣いてもしらんかんなッ!
「『行く』……ってことで良いんだな?」 「ああ、行きますともッ!仗助ッ!後で後悔しても戻ってきてやんねーかんなッ!」 「あーあ、わかったわかった。でも戻った時にはお土産忘れないでくれよォ〜?」 ぜってー買ってきてやるもんかッ! くっそー……仗助・億泰コンビはこんなにも脆い友情だったのかぁ〜……? なんだか涙が出てきそうだぜぇ〜……チクショー……おめーなんてもう友達じゃあねえッ! 「やれやれ、助かったぜ…。それと家の用意や転校手続きは俺がやらせてもらうから安心しておいてくれ」 「そーしてくれると助かるっス……。ところで、この女の名前はなんて言うんスか?」 「……『涼宮ハルヒ』だ」 こーして数日後、俺はぶどうヶ丘高校から転校することになった……。 由花子の奴なんて、「アホがいなくなって清々したわ」とか言いやがるしよォ〜! 仗助も涙一つ流さねーで、「お土産よろしくなー!」とか言いやがるッ! 康一だけだぜ……「億泰君が居ないと寂しくなるよぉ〜……」って弔いの言葉を掛けてくれたのはよォ〜……。 転校したその夜は涙で枕を濡らしたぜぇ〜……。悔しさと寂しさでな……。 で、話は冒頭に戻るわけだぜぇ〜……。 センコーの指示によって俺は席につく。 ちなみに制服はこの高校指定の制服だが、俺のトレードマークだけはキッチリ縫い付けておいたぜぇ〜。 校長にちょいと注意されたがそんなの俺には関係ねーぜッ! そんな風に考えてると、俺は隣の女子生徒に声を掛けられた。
「私は真中三月。よろしくね、虹村君」 そう言ってニコリと天使の微笑を俺に投げかける……。 ヒューン ドーンッ HAPPY! OKUYASU! ドーンッ ドーンッ! 俺の頭の中はHAPPYという言葉の花火でいっぱいになったぜぇ〜ッ! 今まで、ぶどうヶ丘高校で女子に話しかけられたのは掃除当番を言い渡される時や 「あんた、仗助君の邪魔だからあっち行きなさいよッ!」とかそんなんばかりだったぜ……。 それが今ッ!俺はニコリと微笑み掛けられただけじゃあなくッ!握手まで求められているッ! これが幸せと言わずになんと言うんだッ!幸せの繰り返しだよぉ〜〜ッ! 「ど…どどどど、どーもッ!俺、虹村億泰ッ!億泰って呼んでほしいス!よ…よろしくッ!」 差し出された手を両手で掴んでブンブン振って挨拶する。 転校してよかったッ!この学校に来て良かったッ!坂道なんてどうでもいいッ! 今、俺は新たなる恋の予感に目覚めたぜッ!仗助、先に彼女を作っちまってもうらむんじゃあねーぞッ! 本来の目的なんて完璧に忘れるほど俺は有頂天だったぜぇ〜〜ッ! だがよォ〜……。俺は忘れていたんだ…。『スタンド使いはスタンド使いと惹かれあう』という法則をこの時なぁ〜……。 虹村億泰の憂鬱2に続く。
張ったぞ。 あとは知らん(゚д゚)ぜ。
あえて言おう! 神であると
ナイス!
小泉の組織vsSPW財団とかならんかなぁ〜
若干、承太郎の言葉使いが気になるがなかなか面白いぞ! つーか、億泰にブレザーは似合わんだろうな・・・
やべっ。うまっ GJ!
そろそろアゲようか
105 :
マロン名無しさん :2007/01/10(水) 13:00:14 ID:SYXT2c22
そもそもJOJOキャラにブレザーが合うキャラがいるのかw 花京院とジョナサンと康一以外。
JOJOキャラのポリシーとして学ランは外せないだろ。 で、そこがハルヒに目を付けられる原因になる、と。 「キョン! あの転校生メチャメチャ怪しいわ! だって学ランよ学ラン! 学校指定のブレザーを無視して学ランよ!」 「新しい制服が届いてないだけかも知れんだろうが」 「いいえ、そんな訳ないわ! きっと超能力少年よ! そうよ、そうに違いないわよ! これはもう確定的ね!」 「……その分類法だと、朝比奈さんはどの辺りに位置付けられるんだ?」
岸辺露伴編がないぞ 露伴→天敵(似たもの同士)←ハルヒ 露伴→第二の康一君(ネタ元としても)→キョン 露伴→『ヘブンズドアー』が効かないッ!?「禁止事項ですから」→みくる キョン→第二のハルヒ(勘弁してくれ)→露伴 キョン→同じ苦労を背負う仲間←康一 長門→何故スタンド使いは皆奇妙な髪型なのか?→露伴、その他 小泉→ハァハァ→露伴 なんか康一君から無理やり露伴の家を聞きだしたハルヒが、嫌がるキョンを連れてに露伴邸 へ言って「漫画家のうちに遊びに行こう」みたいな目にあうキョンを想像した
>106 (゚д゚)おまい頭いーな! でも頭悪い俺はもうその設定有効にできなくなっちゃったヨン! 続き貼っちゃう!
俺は隣同士になった真中三月さんと色々と駄弁りながら授業を受けたんだけどよぉ〜。 いいもんだなぁ〜…女の子との淡色の会話ってよォ〜! しかも、三月さんは俺の超好みのタイプッ!完璧に『恋に落ちた』つう感じっスよぉ〜! 「そっか、億泰君はお父さんと二人暮しなんだ。大変ね……」 「そーでもないっすよォ〜」 「食事の用意とか、家事とかはどうしてるの?」 「こーみえても家事は得意なんスよォ!特に掃除は大得意!」 ま、もっとも邪魔なモンはザ・ハンドで削り取ってんだけどよォ〜。 「へえ〜。自分で家事をするなんて偉いわね、億泰君」 「そ、そーっすかァ〜?今度、三月さんに手料理をご馳走したいなぁ〜!なんつったりして……」 まあこんな感じで、昼が過ぎ…5時限目の授業…6時限目…と過ぎていってよォ〜… 気づけばもう帰りのHRになってるじゃあねーかッ! センコーの合図と共に、お決まりの礼をして今日の授業、終了ッ! クラスの奴らが帰り支度を始め、三月さんも俺に挨拶をして帰っちまった……。 くぅ〜……。話してたときはあんなに楽しかったのに今は心が寂しいぜ……。 昼休みの飯の時間にあんだけ話したのは幻かぁ……?
ま、落胆してても仕方ねえからよ、 俺は承太郎さんに紹介された『ある人物』に会うために会話を思い出しながら移動中よぉ〜。 「転校初日の放課後、『ある人物』に会ってもらうことにした」 「『ある人物』?」 「ああ、『古泉一樹』という奴だ。俺より涼宮ハルヒについて詳しく知っているそうだ」 「『古泉一樹』?そいつはスタンド使いなんスか?」 「いや、スタンド使いではない。だが、スタンドとは違った『超能力』のようなものを使うと聞いている」 「『超能力』?」 「どんな物かは俺も知らねえぜ。直接本人に見せてもらうんだな」 承太郎さんに渡された写真を見ながら目的地に移動してんだけどよォ〜。 こいつがまた、ムカツクくらいの美男子でよぉ〜。満面の笑みがハナに付くぜぇ〜! そして、この『満面の笑みがハナに付く美男子』が待っているって話の食堂に到着。 キョロキョロとあたりを見回すと、写真に写ってる美男子がいるじゃあねーか。 クソォ〜、写真と寸分狂いない美男子じゃねえかッ! 「あなたが虹村億泰君ですね?」 「あぁ〜。そういうオメーは古泉一樹だな?」 古泉と名乗る美男子は、「ええ」と言って俺に笑みを向けたままスタスタと歩み始めた。 一体どこへ行くつもりだ?テメー。 「屋外にあるテーブルで話しましょう。コーヒーをご馳走しますよ」
何ッ!?奢ってくれんのか!? 俺は貰えるモンなら風邪以外なんでも貰うぜぇ〜! 言っておくが、後でやっぱり金払えって言われてもビタ一文払わねーかんなッ! 「まさか。そんな意地悪はしませんよ」 あくまで笑みを崩さずに古泉のヤローは話を続ける。 こーいう、終始笑顔の奴ってどーも信用できねーんだよなぁ……。 まあ、顔は笑ってるが目は笑ってない奴よりマシだけどよォ〜。 俺と古泉は屋外のテーブルに腰を掛けコーヒーをちびちび啜りながら話を進めた。 「さて、いきなりですが質問をさせていただきます。あなたは涼宮ハルヒについてどの程度の知識をお持ちですか?」 「『世界を自在にコントロールできる』という能力を持ってるって話ぐらいしか聞いてねーなぁ〜」 古泉のヤローは「ふむ…」とまた笑顔のまま話を続ける。 「なら話は早いですね。ニュアンス的には大体それで合っています」 「……」 古泉のヤローはコーヒーを一口飲み、話を続けた。 「あまり詳しく話すと『機関』にうるさく言われてしまうので、手短に話します」 「『機関』?」 「涼宮さんを監視するために作られた組織です。僕もその組織の一員と言っておきましょうか」 一人の女を監視するためだけに組織を作るたぁ、世の中イカレタ奴が多いぜぇ……。 「それほど涼宮さんの存在が大きいというわけですよ」 んでぇ? 結局のところ、そのイカレタ『機関』に監視されてるっつー涼宮ハルヒって女は何モンなんだよォ?
仗助「オレの髪形が亀田ハンバーグみてーだとォーーー!?」 長門「・・・・・・ユニーク」
「そうですね、我々は涼宮さんのことを神。『世界の創造神』であると考えています」 「……」 さーて、帰るか。 どうやら相手にするヤローを間違えたようだぜ。 おかしな人間っつーのはミキタカのヤローだけかと思ったが、ここにもいるとはよォ〜。 ミキタカ、聞こえてっか?オメーのオトモダチになれそうなヤローがいるぜ、よかったな。 「今は信じて貰えなくても結構です。頭の片隅にでも入れておいて下さい」 そーやって笑顔をふりまきながら俺の前に立ち塞がるなァァァァッ! そこをどけッ!テメーわッ! 「僕に聞きたいことが、まだあるんじゃないんですか?」 「やかましいッ!1億歩譲って、その涼宮ハルヒっつー女がテメーがいう『世界の創造神』だとしたら その女が生まれる前の世界はどーやって作られたんだァ?俺の親父はどーやって生まれてきたっつーんだよッ! テメーのような『プッツン』と会話してる暇はねーんだッ!てめーイジめるぞ!コラァッ!」 俺のマシンガントークに臆する様子もなく、プッツン古泉は話を切り替えしやがる。 「もし、あなたを含める全人類が、それまでの記憶を持ったまま、 ある日突然世界に生まれてきたのではないということを、どうやって否定できるんですか?」 人の話を聞け!コラァッ! 「仮想現実空間を考えて見てください。あなたが脳に電極が埋め込まれ、 見ている映像や空気の匂いやテーブルを触った感覚などが、全部直接脳に与えられている情報なのだとしたら、 あなたはそれが本当の現実ではないと気づくことはないでしょう。現実とは、世界とは意外に脆いものなんです」 俺の言葉を無視して、意味わからねえことをブツブツと言いやがってッ! 一発ブン殴ってヤローか、コイツ!
「もう少し解りやすく説明いたしましょうか?」 「いるかッ!てめーわ結局何が言いてーんだ、さっさと結論を言えッ!」 古泉のヤローはコーヒーを一口飲んで、喉の渇きを癒してから話を続ける。 「涼宮さんは宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がこの世に存在すると考えています」 どうやら涼宮って女も相当のプッツン女らしいぜ……。 この先、接触して会話する時に宇宙人やら異世界人やらの話題を出されたらたまんねーよォ〜。 あーあ……、三月さんが調査対象なら喜んで会話しまくるのによォ〜……。 「そして、涼宮さんの周りには僕のような超能力者の他に、宇宙人、未来人が存在している。 これがどういうことがわかりますか?」 確かに俺や仗助、承太郎さんのような『スタンド使い』はいるし、ミキタカも自分が『宇宙人』だと言ってるなぁ〜。 でも、ミキタカの野郎は『宇宙人』じゃあなく、明らかに『スタンド使い』だ。 「おいおい、オメー本当にそんなことを信じてるのかァー? 常識的に考えて宇宙人や未来人が、そう簡単に人様の目の前に現れるわけがねーだろーがよォ〜」 「しかしあなたは現に、スタンドという能力を持ってるそうじゃありませんか。 超能力者やスタンド使いは存在するのに、宇宙人や未来人が居ないと何故言い切れるのです?」 うッ……! そう言われると確かに居ないと言い切れるわけじゃあねーなぁ〜。 だ、だがッ!仮に宇宙人や未来人が居たとしても、それでなんで涼宮が神様ってことになるんだよォッ! 「宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がなぜこの世に存在していると思います?涼宮さんがそう願ったからですよ」 つまり、涼宮が望んだから俺のような『スタンド使い』なんかが生まれたっていいてーのか?
「そういうことです。そして涼宮さんは、宇宙人、未来人、そしてこの僕、超能力者との出会いを果たしている。 さらにはあなたのような、スタンド使いをもこの学校に呼び寄せてしまった。 これはもう、明らかに人知を超えた力であると言えるでしょう。涼宮さんは無意識の内に神の力を行使しているのですよ」 なるほどなぁ〜。 結局のところ、こいつは意地でも涼宮を神様にしたいんだろーなぁ。 確かに、そいつがそーいう奴らを無意識的に集めてるんなら、 『世界を自在にコントロール』するという能力を持っていると言われても頷けねえことはねえなぁ〜。 だがよォー、やっぱり神っつーのは言いすぎだよなぁー?俺の考え間違ってねえよなぁ? 「先ほども言いましたが、今は信じられなくても結構です。いずれその目で確認することになりますから」 そう言って古泉のヤローはコーヒーを飲み干して、ゴミ箱にカップを捨てた。 「最後に一言。あなたがスタンド使いであることは、くれぐれも涼宮さんにバレないようにして下さい」 「バラすも何もスタンド使いなんて言われて、何の事か解る奴はスタンド使いくれーだぜ? それに、スタンドは一般人には見えねーからな。バレる心配はねーだろォ〜よ」 俺がそう答えると、古泉は満足したような顔をしてこの場を去ろうとした。 …って、ちょっと待て!まだ1つ『疑問』が残ったままだッ!このまま帰られちゃ俺が困るんだよ! 「これは失礼。その『疑問』とは一体何でしょう?」 古泉は再び席について俺の疑問に答える態勢を取った。
「オメーの超能力の正体だ!一体どんな超能力を使うんだ?」 古泉は俺を馬鹿にするような笑いを見せる。 ……ぶん殴られてーのか? 「それはご勘弁を。虹村さんを…おっと、あなたの場合は名前の方がしっくりときますね。 億泰さんを馬鹿にしたつもりはありませんよ」 そう言って、古泉は改めて笑みを浮かべ言葉を続ける。 「残念ながら、僕の超能力はこの場で見せることが出来るような代物ではないのです。いくつかの条件が必要でして」 随分とメンドクセー超能力だな。 「いずれお見せする機会はあると思います。その時まで楽しみに待っていて下さい」 別に楽しみにしてるつもりなんてねーけどな。まあいい、今回はその答えで勘弁してやるぜ。 そう言って、古泉は俺の元から去っていった。 …と思ったら、何かを思い出したかのように引き返してきやがった。 「そうそう。涼宮さんと、どうコンタクトを取ればいいか悩んでいるのなら心配はいりませんよ。明日にでも 涼宮さんの方からあなたに接近してくるでしょう。さっきも言いましたが、あなたを呼び寄せたのは涼宮さんですからね」 そういい残して今度こそ俺の元から去っていった……。 プッツン女の方から俺に接近してくるだぁ? そりゃ、そいつの方から接近してくれりゃこの上なく都合がいいが、そう都合よく相手から俺に接近してくかっつーのッ! こん時はこう思ってたんだがよォ〜……、古泉の予言は見事に的中しやがったんだよなぁ〜……。
乙乙でっす >明日にでも〜 ハルヒなら転校初日に押掛けると思っていただけに裏切られた気分!
続きマダー?
GJ!! なんだかんだで小泉を殴らなかった億泰偉いなww 次回ハルヒがどう絡んでくるかむちゃくちゃ気になるぜ。
作者グッジョブ これは名スレの予感
春、否、貼る。(゚д゚) ストック終わり。次から頻度下がると思われ。許せ。許して。
俺が転校して隣の三月さんに恋をしたり、古泉のプッツン話を聞いたりしたその翌日。 これから毎日この坂道を上らなきゃならねーと思うと、 『大学受験に落ちた学生が親に報告にいく気分』になってくるぜ……。 ザ・ハンドで空間を削り取り、『瞬間移動』しながらこの道を進めたら楽だろうな……。 なんてことを思いながらやっとこ高校にたどり着く。これも全て三月さんのためッ! まあ、本来の目的は『涼宮ハルヒの調査』なんだけどよォ〜。 学校に行く『喜び』がなけりゃあ、こんなことをやってられねーのも事実だろォ? これから毎日プッツン会話を聞く身になってみろ。 三月さんのような天使がいなけりゃ、半月程でこっちが『プッツン』するぜ〜? 俺が教室に向かうと、隣で先に学校に来ていた三月さんが、友達らしき女子達と談笑しているじゃあねーか。 三月さんは俺の姿を見るなりよぉ〜。 「おはよう、億泰君」 と言って、天使の微笑を俺に向けてくれんだよォッ! くぅ〜ッ!朝の挨拶ってもんがこんなに気持ちいいと感じたのは生まれて初めてだぜ〜! 「おはようスッ!三月さん!」 そう言って一礼をし、席に着く。 三月さんは「何も礼をしなくてもいいのに」とくすくすと笑っている。 その笑い、笑顔が見れるなら俺はいくらでも三月さんの笑いものになるっスよォ〜。
そんなことを思いつつ朝のHRが始まり、そして授業を受ける。 まぁ、教師のやってる授業の内容なんてもんは、大抵聞き流してたんだけどなぁ〜。 なんてたって、隣には三月さんがいるからそんなものを聞いてる暇はねえぜッ! 俺は真面目に授業を受ける三月さんをチラリと見ながら目線を戻す作業の繰り返しに忙しかったからよォ〜。 真面目な顔をしている三月さんもカワイイぜぇ〜……。 地獄の時が過ぎるのは長げーくせに、楽しい時が過ぎるのは早いもんだぜ……。 あの坂道を登る実際の時間はまあ、20分もねーだろーなぁ〜。だがッ!体感時間は軽く1時間を越えてるッ! それに比べ、三月さんを眺めている時の体感時間は『足の小指』くれーに短いぜ〜……。 そんな風に思い耽っていてら、HRもいつの間にか終わっていた。 一人だけ着席してないことに気づき、慌てて席を立つ。 で、帰りの決まり文句を言ってHRも終了。 クラスの奴等が帰り支度や、部活へ行く準備をする。ま、俺も帰るかぁ〜。 三月さんも帰り支度してるし、ここはいっちょ一緒に帰ろうと誘ってみるかなと思ったその時ッ! 何者かに後ろからガッと襟首を掴まれた。一体誰だぁッ!? 猫を掴むみてーに俺の襟首を掴むたぁいい度胸じゃあねーか! 三月さん以外の人物がそんなことをしているなら、一発ぶん殴ってやる! いや、まてまて。三月さんがそんなことをするはずがねえーッ! 決定!有無を言わさずぶん殴ってやるッ!と思って振り返ったら……。 「ちょっと私について来なさい」
……ま〜、大体予想は出来てたことなんだけどよォ〜。 考えてることがプッツンなヤローは性格までプッツンしてやがるな。 ていうか、コレはスデについて来る、来ないどころじゃあねーだろ!明らかに拉致じゃあねーかッ! ズルズルとこの俺を引きずる手を無理やり振り解き、俺は襟首を掴んだ人物、涼宮ハルヒに猛抗議ッ! 「いきなり何しやがるんだテメーッ!猫や子犬じゃあるめーし、いきなり襟首掴んで引きずる人間がいるかッ!」 「いいから黙って付いてきなさい」 そう言って、また襟首掴んで俺を引きずるプッツン女。 ちっくしょーっ!何で俺がこんな目に会うんだ! 三月さんと楽しく談笑でもしながら、あの長い坂道を下って帰ろーと思ってたのによォ〜ッ! 確かに、本来俺がやるべきことは涼宮ハルヒの調査だぜー? だけど…だけどよ〜っ!別に急いで調査することもねーだろーがよォ〜! 楽しい学園ライフを過ごしたっていいじゃあねーか!神はそれすら許さないっていうのかぁ!? 古泉の話じゃ、こいつが神って話だが今ならなんとなく信じられそうだぜ、ちくしょーッ! そのままズルズルと古クセー校舎まで連れてこられたかと思うと、ある部屋の前に到着。 そして、プッツン女が部屋の扉を開けて一言。 「へい、お待ち!ついに我がSOS団に6人目の団員がやってきたわよ!」 ……SOS団? なんだそりゃ?SPW財団の親戚じゃあねーよなぁー? 連れてこられた室内を見回すと、根暗そーな女。なぜかメイド服を着ている可愛い女の子。 ピンとこねーシケた面をした男。…そーいやこいつ、一年五組にいた気がするぜ。 名前は……えーと、ハテ?なんだったっけ?まあキョンキョン言われてた気がするぜー。 そして、昨日さんざプッツン会話を披露した古泉の姿があった。
「紹介するわ、キョンはもう知ってるわよね?昨日、一年五組やってきた転校生、その名も、虹村億泰君よ!」 ……勝手にSOS団と名乗る団体に入れられた挙句、自己紹介まで勝手にされてるぜぇ、俺。いーのか? よくねえッ!ていうか、ちょっと待てッ! 俺はこんなわけのわからねー所に入るなんて一言も言ってねーだろッ! 「団長命令よ、我がSOS団に入りなさい」 まだ入ってもいねーのに団長命令もクソもあるかッ! クソ、プッツンしてるとは思ったがここまでプッツンしてるとは思わなかったぜぇッ! 「ジョ、ジョーダンじゃあねえーっ!大体、このSOS団ってのは何なんだよッ!?」 「ふふん、いいわ、教えてあげる。SOS団の活動内容、それは、」 すうっと息を吸うプッツン女。大声でも出すつもりか? 「宇宙人や未来人や超能力者を探し出して一緒に遊ぶことよ!」 ……。 ま、こいつはプッツン女だからよ〜。 古泉の話を聞いてたからあんまり驚きはしねえよォ? だけどよ〜……そんなプッツンした胡散臭い団体に俺を巻き込むんじゃあねーッ! 一人でやってろ、テメーわッ!……と言えたらどんなに楽なことかァッ! 俺がここに来た本来の目的は『涼宮ハルヒの調査』をする事なんだよなぁ〜。 つまり!絶好のチャンス到来ッ!ごく自然な形で涼宮に接近できるってわけだ。 でも…でもよぉ〜……。 こんなプッツンした団体に入りたくねえ〜ッ!俺はマトモな人間なんだよっ! でも、もし承太郎さんがここシーンを見てたら『入れ』って言うだろーしなぁ〜……。 入るか、入らねーか、まさに究極の二択ッ!
ちくしょお〜、また『選択』かよ〜ォ! こんな時に兄貴がいてくれたらなぁ〜……。 えーと…どっちだ?どっちの方がいーんだ? ウゥ〜……ウダラァーッ!もう、どっちか考えるのは面倒くせえぇぇッ! こーなりゃ神頼みしかねえ!人差し指が『入る』!中指が『入らない』! ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な・て・ん・の・か・み・さ・ま・の・い・う・と・お……り。 ……『入る』になっちまったじゃあねーか、ダボガァァァァーッ! やっぱ涼宮の奴は『神様』なのかぁ……? ま、決まっちまったモンはしょうがねえな〜。 どーせこの高校にいるのだって、一時的なモンだろーしよぉ〜。 入っても特に問題ねーだろォ〜……たぶんな。 「決まっちまったモンは仕方ねーッ!入ればいーンだろ、入れば!」 本当は入りたくねー!クソォ…我ながら矛盾してるぜッ! これで三月さんと夢の『一緒に下校』がパーだしよぉ……。 くぅ〜ッ!せっかく俺にもチャンスが巡ってきったてのにこれかよ〜……。 枕を濡らしたあとは制服を濡らすのか、俺はッ! 「決定決定!それじゃあ我が団員を紹介してあげるわ」 そう言って、涼宮(プッツン女)はスタスタとメイド服を着た可愛い女の子の所まで歩いていく。 「この可愛いメイドさんが、朝比奈みくるちゃん」 「これからよろしくお願いします。虹村さん」
改めて見ると半端なくカワイイ……。 好みだ……。三月さんと同じくらいカワイイ……! だ、だがッ!俺には既に心に決めた女性がいるッ!浮気するわけにはいかねーッ! 「あ、あのォ〜。俺のことは億泰って呼んでほしいス」 「あ…はい。すみません。では億泰さん、改めてよろしくお願いします」 そーいって、ちょこんと礼をするみくるさん。 くぅ〜ッ!可愛いぜぇ〜!そばにいるプッツン女とは大違い! 『月とスッポン』たぁ、まさにこの事ッ!見習ってほしいもんだぜ。 「そっちの本を読んでる娘は長門有希」 「……」 この長門っつー奴はさっきからずーっと本を読んでやがる。ちょっと根暗すぎやしねーかぁ? 紹介されてもチラリとこちらを見てまたすぐ読書にもどりやがった。もっとアイソー良くしろ、コラッ! ……ま、どーでもいいけどよ〜。 「んで、あっちの冴えない男がキョン」 「……冴えない男で悪かったな」 なんでこいつだけアダ名なんだ?ま、別にどーでもいいけどよ〜。 しっかし、あのやる気があるのか、ねーのか良くわからねえ表情は何なんだぁ? ま、大方コイツもこのプッツン女に無理やり連れてこられたってところだろ。 「で、向かいの彼が……」 「古泉だろォ〜?」 涼宮の奴は俺と古泉の顔を見合わせ、「あれ?知り合い?」と言ってきた。 まあ知り合いといやあ、知り合いだな〜。あんま知り合いたくねーけどな。
「どうも」 と言って、片手を上げて俺に挨拶をする古泉。 昨日と同じように終始笑顔を振りまいてやがる。 よく疲れねーもんだぜ。もしかして一人でいる時もずーっと笑顔なのかぁ? だとしたら相当おかしなヤローだ。ああ、既に相当おかしかったな。 「しかし、お前にしては珍しいな」 「何が?」 「お前なら、転校初日に連れてきそうなもんだがな」 冗談じゃねーッ! 転校してきた初日なんかにこんな所に連れてこられて見ろ! 確実に頭が沸騰してブッ倒れてるぜ! ま〜、昨日は古泉とのプッツン会話で頭が沸騰しそうだったけどなぁ〜。 「それなんだけどさ、最初はあまり興味なかったのよ。この時期の転校生ってそこまで謎じゃないでしょ?」 そいつはありがてーなぁ〜。 できれば、そのまま永遠に興味なしでいてくれたら助かったのによぉ〜。 「でもね、一つだけ引っかかったことがあったの」 『引っかかったこと』?俺は自己紹介の時、特別変なことは言ってねーよなぁ〜? 「『杜王町』から来たって言ってたじゃない」
ああ〜、言ったよ〜ォ?だけどそれが何か問題でもあんのかよ? 「大有りよ!杜王町ってどこかで聞いたことがあるなって思ってさ、昨日ネットで調べてみたの。 そしたら大当たり!杜王町ってものすっごい町じゃない!」 ……まー確かになぁ〜。 あんだけスタンド使いが密集してる町も他にねーだろーよ。 「不気味な声を発するアンジェロ岩!投身自殺した女の人を弾き返したボヨヨン岬! いつも家が留守の漫画家の家!幽霊に出会える小道!人が住んでいる送電鉄塔!喋る本がある図書館! さらにさらに、行方不明者数が全国平均を遥かに上回っているっていうじゃない? これはもう、完全に怪しさ全開100%の町よねっ!あーもう、何で転校しちゃったの?勿体無いったらないわ!」 よく喋る奴だぜ……。そばにいたらツバが飛んできそーだな。 しかしまあ、自分が住んでるわけじゃねー町のことをそれだけ調べられるぜ〜。 コイツは宇宙人とか探すより探偵でもやって『浮気現場』とか『蒸発した親父の捜索』でも したほうがいいんじゃねーかぁ〜?そっちの方が遥かに世の中の為になるしよぉ〜。 こんな怪しい団体を作るより遥かに有意義じゃあねーか。 「でも、こっちに転校してきて暮れたおかげで素晴らしい町があるとわかったんだし、感謝しなきゃね」 おお、そりゃどもども。 できれば感謝のシルシとして退団許可がほしいところだぜ〜。
「で、あったの?」 ……何が? 「あーもう、鈍いわねっ!不思議な事があったかどーか聞いてんのよ!」 なら最初からそーいいやがれっ! ……まぁ、不思議な事どころか生死の境を彷徨ったことさえあるんだけどな。 だが、スタンド使いのことはコイツに話すわけにはいかねーしよぉ〜。 こういう時は何ていやあいーんだ? ま、適当にお茶を濁しておけばいいか……。 「あった気がすんだが、何せその時はガキん頃だったからなぁ〜……」 「あったのね!?」 ……気がするって言ったから、嘘にはならねーよな? 涼宮の奴はなにやら勝手に考えては勝手に頷いてやがる。 どーせロクでもねーことを考えてるンだろーけどな。 「よし、決定!次の不思議探索パトロールの場所は杜王町よ!」 ……ひょっとして、俺不味い事言っちゃった? キョンのヤローが俺に「余計な事を言いやがって」と言いそうな表情をしてやがるぜ……。 しょーがねーだろ!まさか杜王町に行くと言い出すたぁ思わなかったんだからよォ!
以上。(゚д゚) (゚д゚)
ところで突然だが
>>1-1000 さん
GJをしたことあるか?
オレはしたことがある
知ってるか?
SS執筆ってのはスレの上でGJを受けるほど
速くなるんだぜ
『GJ』だぜ!
SSの『GJ』ってのは……
作者の作品をワッフるためにあるんだ…
初めっからな!
GJ!
しかしよ〜〜本当にこの職人『GJ』だぜぇ〜〜 こんなうまいSSには生まれてこのかた出会ったことがね〜ぜ
ならばオレも言おう! GJッ!!!!
GJ!そして亀レスだが
>>110 の
>昼休みの飯の時間にあんだけ話したのは幻かぁ……?
に妙なリアルを感じたw
良スレage そして作者GJ
普通にスゲーな尊敬する このスレは繁栄するよ
不覚にも全部読んでしまった
ハ ル ヒ VS 神 父 最 終 形 態
>>142 もはや誰にも止められんww
そしてSSGJ!! 杜王町編待ってるぜ!!
面白すぎるぜ!SGJうぅぅ! しかしこういうのは最初は良いが後からぐだぐたになるの例を沢山見てきた。気を付けてくれ。そして期待してる やっぱハルヒや小泉の能力をスタンド使いで片付けることはできないか。ハルヒアニメしかみてんからよくわからんが なんか名前だけ妄想みた ハルヒ=ライブ ア ライブ 小泉=ベートーヴェン 長門=FLY ME TO THE MOON キョン=sleeping princess 鶴屋=スモークチーズ 朝倉=カノン
キョンと鶴屋さんは一般人だろw
>144 洋楽で考えてくれてたら賞讚してた
>>144 に便乗してみる。
ハルヒ=テイク・イット・トゥ・ザ・リミット
長門=メタル・グル
みくる=プッシー・コントロール
朝倉=マシーン・マン
他は思いつかぬ
誰か補完よろ
俺も便乗 ハルヒ=ゴッド・オンリー・ノウズ(ビーチボーイズ) 長門=サブタレニアン・ホームシック・エイリアン(レディオヘッド) みくる=トゥモロー・ネバー・ノウズ(ビートルズ、ミスチルじゃあない) 小泉=プライベート・アイズ 朝倉=ソフト・マシーン(バンド名) こんなとこか。適当だけど
みんなデトロイト・メタル・シティを忘れるな
>>148 長門がなんかかっこいい!スタンド名をブツブツ発しながら攻撃しそうだな。技名がレディオヘッドだったり
小泉もスタンド名を叫びながら、でいだらぼっちに攻撃しそうだな
>>148 ハルヒのが光ってるな。
ENOZのあれも意味に内包されてるみたいだし。
>>142 天国の手がかりを探しに神父がやってくるのか……
けどソフトマシーンはだめだぜ ズッケェロを忘れてやるな
うろ覚えだけど、ビーチボーイズもペッシだったっけ?プロシュートの兄貴ぃ スタンドの最近の傾向は洋楽じゃないんじゃないか? スケアリーモンスターズとかキャッチザレインボー、マンダム、ワイヤードって洋楽であるの? オー・ロンサム・ミーってなんだよww曲名っぽいけど
少なくとも、マンダムは相当有名な部類だ。
ようこそ男の世界へ 化粧品メーカーかと思ったよ
オー・ロンサム・ミー知らないのか、SBR8巻か9巻見てみるといいかも
アーティスト名か曲名かに拘らないなら俺も便乗 ハルヒ=ザ・ルーツ 長門=タン・トゥイスタ みくる=ミス・エデュケーション 小泉=アッシャー キョン=ギブ・イット・アップ 趣味が偏ってるモンでゲヘヘッ
>>157 元ネタは何だろ?ってこと。原作ではみたよ
イメージで ハルヒ ワン(メタリカ) キョン スターティング・オーバー(ジョン・レノン) 長門 スウィート・チャイルド・オブ・マイン(ガンズアンドローゼス) みくる ラヴ・ガン(KISS) 古泉 ブレイズオブグローリー(ジョン・ボンジョヴィ) メジャーなところでまとめてみた
……続きまだカナー(´A`)
ただキャラに似合いそうな曲を書いてるだけじゃねーか。そういうのはアニメ板でやってくれ。 億泰期待age
>>162 ならこんなのはどうよ?俺の勝手なイメージだけど
ハルヒ=手塚治虫
長門=諸星大二郎
小泉=萩尾望都
キョン=吉田戦車
やっべ、ジョジョ関係無くなっちゃったよ! ゴメンゴメン おとなしくSS待ちます
165 :
マロン名無しさん :2007/01/13(土) 19:27:45 ID:Pi8BB3h+
どうでもいいけどスタンド考えてるやつって何なの?精神病なの? 億泰のSS大人しく待てないとか犬なの?ゲロ以下?
下らない話題ででもレスがなきゃ人がいないと思ってやる気でねかもしれんだろ 流石にスタンド名は飽きたが あと犬は大人しく待てる
167 :
マロン名無しさん :2007/01/13(土) 20:03:04 ID:eAOoxRxF
まあまあ マターリ行こうぜ
やっぱりジョジョスレは荒れる運命にあるのか・・・・・・? これよりSS職人様の投下と職人グッジョブ!レス以外は控えた方が良いのでは
そろそろ動きでも見せるべきかな(゚д゚) そろそろトリップつけようか。つけるかな。でもまだつけない(゚д゚) 貼る。
『不思議探索パトロール』というわけのわからねーことを 企画するプッツン女のせいで、俺は休日だっつーのに朝から『お出かけ』よ〜。 ま〜、どうせ休みは杜王町に行く予定だったんだけどなぁ〜……。 俺は集合時間の1時間前に集合場所の杜王駅にいるわけよ〜。 何で集合の1時間も前にここに来たのかっつーと……。 「よっ!元気だったかぁ?億泰」 「会いたかったよぉ〜」 仗助と康一と会うためだぜ〜。 くぅ〜ッ!やっぱり心を通わせた『親友』っつーのはいいもんだぜぇ〜! とりあえずカフェドゥ・マゴに行って、俺の転校先のことについて色々と話すことにする。 ま、さすがに涼宮ハルヒが神の可能性があるという話については 仗助や康一も信じてる様子はなかったけどよぉ〜。 「しっかし、由花子以外にもプッツンした女っつーのは居るんだな〜」 「じょ、仗助くんっ!そりゃ確かに由花子は怖いけどさぁ……」 まー、涼宮と由花子のプッツン度合いを比較するのは難しいだろーな。 何せ二人ともよ〜、『大事な神経』っつーもんが文字通り『プッツン』してるからな〜。
「で、その『不思議探索パトロール』っつーのに俺と康一も同行してほしいのは何でだよ?」 古泉の話だとよお〜、涼宮の奴にスタンド使いのことを知られたら色々と不味いらしいんだよなぁ〜。 杜王町には色々なスタンド使いがいるしよお〜、ややこしい事になるかもしれねえからなぁ〜。 「つまりよォ〜、面倒事が起きねーように俺たちが涼宮の『監視役』になるってことか?」 そう!そのとーりッ! 俺一人じゃ到底、涼宮の奴を押さえ込むことはできねえだろうしなぁ〜。 ま、本心はあのイロモノ集団の中に一日中いたんじゃ頭がパンクするかもしれねーから 仗助達に一緒に来てほしいだけなんだけどよぉ〜。 「僕は暇だから同行してもいいけど、えーと…SOS団の人たちに迷惑じゃないかなぁ?」 その点についてのぬかりはねーぜ。 杜王町に関して熟知している奴が一人か二人ばかり増えてもいいかって聞いたらよ〜、 あっさりと許可がでたからなぁ〜。 もっとも、その会話の内容は 「そうね、あんただけじゃ頼りなさそうだし。案内人の一人や二人はほしいところだわ」 という会話だったんだけどな……。
んで、集合時間の20分前に仗助達と駅に行くと 既に涼宮、古泉、長門、プッツン団ただ一人の女神様である、みくるさんが来ていた。 ……なんでこいつらこんなに早く来てるんだ……? キョンのヤローだけはまだ来てねーみたいだけどよお〜。 「よぉ〜、随分と早いじゃあねーか」 挨拶する俺をシカトして、涼宮のヤローは仗助達の前にスタスタと歩み寄りやがった。 テメー!人が挨拶してんだから返事ぐれーしたらどーだッ! 「あんた達が案内人?なんだか頼りないわね」 仗助は「失礼な女だ……」と言わんばかりの表情をしてる。 わかるッ!ヒジョーにわかるよ、その気持ちひしひしとなあ〜。 「ま、いいわ。あんた達、名前は?」 「おれは東方仗助」 「僕は広瀬康一って言います」 涼宮の奴は、自分がSOS団の団長であることをエラソーに紹介した後、 団員を紹介したり、不思議な体験をしてないか仗助達に質問したり、 今後、そういう体験をしたらSOS団に報告しろと命令したりしてた。 朝からよくあれだけやかましく喋れるぜ、そのあつかましさを半分わけてもらいてーくらいだ。
「ところであんた、随分と変な髪形をしてるわね。それって何かの御呪い?」 ……俺と康一が一瞬で凍りつく。こいつ、今なんつった? 仗助に言ってはならねえことを言わなかったか……? 仗助は『ゴゴゴゴゴゴゴ……』という効果音が聞こえてきそうな表情をしていた。 や、やばいっ!この状況はかなりマズイッ! 「……テメー、今…俺の髪のこと…なんつった?」 まてまてまてまてまてッ! 奴が殴られようがどうなろうが知ったこっちゃねーが、 クレイジー・Dなんか使ったらどーなるかわかったもんじゃあねーっ! 色々と探られるようになったら面倒なことになるじゃあねーか! 「わぁぁぁぁああっ!だめだよ仗助くんっ!相手は女の子だし、抑えて!」 「どけっ、康一!テメー、もう一ペン言ってみろ、コラァ!!」 だめだ、あーなったら仗助は誰にも止められねえーっ! こうなったら、涼宮のヤローを安全な場所に避難させるしかねえっ! 「ねえ、あいつ何で怒ってんの?」 「仗助の奴は髪の事を言われるとキレちまうんだよっ!悪気があってもなくてもなぁ〜!」
涼宮のヤローをクレイジー・Dの射程距離外まで引っ張り、 康一のエコーズを使ったり、みくるさんに説得してもらったりしながら なんとか仗助を落ち着かせることができた。 エコーズのことがバレねえかヒヤヒヤしたがなぁ〜……。 ま、当然だが涼宮の奴にはスタンドが見えねーみてーだし、 康一も悟られないようにうまくエコーズを使ってたから大丈夫だったけどよおー。 しかし、よく仗助を落ち着かせることができたなあ〜。フツーはありえねえぜぇ〜? これも、涼宮の能力が関係してるのかぁ? そして色々なゴタゴタがあった後、キョンのヤローが到着して全員揃う。 とりあえず今日の予定を決めるために駅の近くにあるカフェドゥ・マゴに向かい、 2度目のモーニングコーヒーを飲みながら涼宮の提案を元に話し合いをする。 まー、ようは二手に分かれて不思議なことを探すってだけなんだけどなぁ〜。 ちなみに、このモーニングコーヒーは最後に来たキョンの驕りらしい。 ゴチになるぜぇ〜、キョン。後でコーヒー代返せとか言わないでね。 「じゃあクジ引きね」 席の右から順に、差し出された爪楊枝を引いていく。 康一、みくるさんが無印の爪楊枝を引き、古泉、キョンは印つき。 無印だっ!無印を引けば康一だけじゃあなく、みくるさんと同行できるっ! 神に祈るように楊枝を引いたが、俺が引いたのは印がついたやつだった。……チクショーッ!! その後、長門が無印、仗助が印つきを引いて涼宮のヤローは自動的に無印と決まる。 結局、メンバーは俺、仗助、古泉、キョンの4人と 康一、みくるさん、長門、涼宮の4人という組み合わせで決まった。 一見すると、康一のヤローはハーレム状態だが、涼宮がいるからプラマイゼロのよーなもんだ。 みくるさんと同行できるのはヒジョーに羨ましいけどなあ〜。 つーか、あの状態で由花子に見つかったらややこしい事になりそうだぜ。
「あたし達はボヨヨン岬に向かうから、キョン達はアンジェロ岩に向かって。 もし岩が喋りだすような事があったら必ず連絡するのよ!いいわね!」 そう言って、プッツン女は「案内しなさい」と康一に命令しながら ボヨヨン岬へ向かい、スタスタと立ち去る。 しかしまあ、さすがに男4人ってのはむさ苦しい感じがするぜ。 古泉のヤローは相変わらずハンバーガ店顔負けのスマイルしてるけどよおー。 「どうする」 「涼宮さんに言われたとおり、アンジェロ岩というものを見に行きますか?」 俺と仗助は何度も見て見飽きてるくれーだぜぇ。 探索なんてメンドクセーことしてねーで、仗助の家で適当に寛いでりゃいいじゃあねーか。 「それがよぉ〜、今日はお袋の友人だか親戚だかが家に来てっから無理なんだよなぁ〜」 なんつータイミングだ、クソッ! それじゃあ、俺の家……は、鍵が掛かってから無理じゃねえか! ああ〜、こんなことなら、ここの家の鍵を持ってくりゃよかったぜ〜……。 「適当にブラブラと町をあるくのもいいんじゃないか?」 「そうですね、ここは中々面白そうな町ですし」 そりゃ、キョンや古泉にとっちゃ珍しいかもしれねーけどよおー、 俺達にとっては歩きなれた町なんだぜ〜?その『公衆トイレの場所まで知ってる町』を 探索してどーすんだァ?この寒空の下、町の風景を楽しんでいる余裕なんてねーぞ。
「冬の景色というのも案外面白いですよ。 それに歩きなれた町だからこそ、新たな発見というものがあるものです」 結局、この古泉の言葉によって俺達はこの寒空の下でブラブラと町を歩くことに決定。 俺達にとっては庭石のよーに見慣れたアンジェロ岩を見た後、ブラブラとあてもなく歩く。 「ところで億泰。お前もハルヒのことで何かあるんだろ?」 そう言ってキョンのヤローは俺と仗助を見る。 古泉のヤローが俺について何か喋ったのか? 俺は古泉を睨み付けるが、古泉は手を振って否定の意を表す。 「そういうオメーはどーなんだ?古泉の話じゃ、涼宮の元には 宇宙人やら、未来人やら、暇人やら、超能力者が集まるらしいじゃあねーか」 「俺は『暇人』ってところだな。つまるところ、非常に残念なことだが俺は普通の人間らしい」 ま、確かになぁ〜。 こいつのツラはどーみても特別な人間にはみえねーぜ。 部室じゃ、いつもシケたツラして古泉や俺を交えてオセロやらトランプをやってるくれーだしよ。 どっからどーみてもフツーの高校生にしかみえねーな。
「この際です、お互いに色々と話しておきましょう」 古泉はキョンが涼宮にとっての特別な人間であることや、 みくるさんや、長門が古泉と同じような存在であることを話し始めた。 もっとも、何者かまでは話さなかったけどよお〜。 そこは自分で調べろだとよ。まあ、みくるさんの事ならどんなことでも知りたいけどよお〜。 そして、俺も仗助と一緒にスタンド使いについて話しておくことにした。 俺や仗助、康一の他にも色々なスタンド使いがこの町にいること、 スタンド使いには様々な能力があって、形態もスタンドによって違うこととかなぁ〜。 もっとも、こいつらにはスタンドは見えないから説明すんのに少し苦労したけどな。 「お前達は一体どんな能力を持ってんだ?」 ……こういう場合はどーすりゃいいんだ? 能力を見せるのは、まあそう難しいことじゃあねーけどよ。 仗助は何かを治せばいいし、俺は空間を削り取って『瞬間移動』してみせりゃいいからな。 だが、簡単に能力を教えちまったらマズイかもしれねーなぁ〜。 俺と仗助は顔を見合わせる。仗助は「完全に信用できるまで秘密にしとけ」という合図を俺に送る。
「悪いけどよォ〜、そう簡単に見せるわけにはいかねえぜ〜。なあ、億泰?」 「ああ〜。まあ、そのうち見せる機会もあるかもしんねーから今は秘密ってことにしておくぜ」 ま、スタンド使いに会わなきゃ滅多に使う事はねーけどよ。 そんな風に思いながらブラブラとしてたら、いつの間にやら昼近くになってやがった。 そーいや昼に一旦、ドゥ・マゴに集まるんだったな……。 「もうすぐお昼になりますから、一旦戻りましょう」 「ああ。遅くなったら4人揃って奢らされるハメになりそうだからな……」 そう言って、ドゥ・マゴに戻ることになった。 思えば、この時既に『小さな事件』が起こっていたんだよなぁ〜。 もっとも、それがわかったのはドゥ・マゴで軽いランチを取った後だったんだけどな……。
あんまマッタリモード続けるのもアレなので そろそろ色々と動きをつける予定(゚д゚) 感想ありがとう(゚д゚) お礼にいっぱい見つめる(゚д゚) (゚д゚) (゚д゚) (゚д゚)
GJだぜ!相変わらず面白かった 続きが気になるから早くかくんだ!!
いや、これはマジ面白いわ。 作者超GJ!
ディ・モールト良し!! トニオさんも出してあげてぇええ〜〜〜〜!!
期待
常にワクワクできる作品だ
>>180 …貴様のことは個人的には知らないが、SSにあえて言おう…
「GJ!」
>>180 俺にGJするなと命令しないでくれええぇぇぇぇ
GJ!!!! あんたスゲーよ
GJですな まさに 誰もジョジョとハルヒのコラボでSSを書こうなどと考えつきませんでしたから… どこの誰か知りませんがやるものですな
感動した 俺も書く
書いて下さい是非とも いて下さい是非とも書 て下さい是非とも書い 下さい是非とも書いて さい是非とも書いて下 い是非とも書いて下さ 是非とも書いて下さい 非とも書いて下さい是 とも書いて下さい是非 も書いて下さい是非と 書いて下さい是非とも
>康一、みくるさん、長門、涼宮の4人 見つかったら康一脂肪wwwwww
>>192 一体誰にだい?露伴?たまみ?
あ、わかった!康一のねーちゃんにだな!
つ由花子
康一より、他の3人が危ねーだろwww
長門がいれば無問題 髪の毛スタンドなら見えるだろうし不思議パワーで撃退
オレの髪がどうしたとこら! /二二二二) √ ・ω・)=つ≡つ (っ ≡つ=つ / ) ドラララァ ( / ̄∪
みくるやハルヒの『手』を狙いに来るキラ様に期待
思ったんだがよォ――― 『もし岸辺露伴が未来人や宇宙人や超能力者や神の素性を知ったらどういう行動に出るのか』 の方が吉良よりも怖いんじゃあねえのか〜〜〜っ?
露伴「味も見ておこう」 確かに…
続きまだー? (・∀・)マダー?
やっと杜王町探索中盤(゚д゚) どうも冗長になってしまう。まあ貼る。さろんぱす。
正午のカフェドゥ・マゴは人でごった返す。 特に土日は駅前に買い物に来た客の『ランチタイム』で混雑よお〜。 おかげでこの雑音の中で俺達は次に行く観光名所の話し合いをすることになったんだよなあ〜。 「どう、収穫は?アンジェロ岩は本当に喋るの?他のところにも行ってみた?」 いっぺんに質問するんじゃあねえーっ! 俺達は聖徳太子じゃあねーんだぞ!質問するなら一個ずつしやがれっ! 「特にこれといった収穫はなかったな。アンジェロ岩ってのも形が不気味なだけでいたって普通の岩だ」 キョンが代表して涼宮の質問に答えていく。 まー、こん中で涼宮の扱いが一番うまいのはキョンだろーなあー。 涼宮の奴は、「本当にちゃんと調べたの?」とか「男4人でサボってたんじゃないでしょうね」とか 鋭い突込みをしてきたが、キョンは淡々と質問に答えていく。 何の特徴もねえただのヤサ男だと思ったが、こーいう時は役にたつじゃあねーか。 「そういうお前達はどうだったんだ?」 「ふん、どうもこうもないわよっ!」 涼宮はいかにも不機嫌そうにアイスコーヒーを飲みながら、 お得意のマシンガントークを発動しやがった。こいつには疲れるという文字がねえのか?
「ボヨヨン岬に行ったんだけど、てんで収穫にならなかったわ。 本当に人を跳ね除けてくれるのか試そうとしたんだけど、誰も協力してくれないし」 あたりめーだっ!誰が好き好んで投身自殺しようとするんだよっ! そんなに真実をたしかめてーのなら、オメーが飛び込んでみりゃいいじゃねーかっ! 「とにかく、そんなことはどうでもいいの!」 だったら文句いうんじゃあねー! 「その後、喋る本があるって言われてる図書館に行ってみたのよ。 で、係員の人に聞いてみたんだけど、どこにあるのかわからないって言うのよ? 信じられる?係員なら、そんなすごい本の場所ぐらい把握しとけって感じよ! 結局、しばらく手分けして探したけど見つからないし、 有希なんてずーっと本を読んでて、ここまで連れてくるのに苦労したわ」 ふと康一を見ると心底疲れきった表情でちびちびとオレンジジュースを飲んでいた。 大方、お人好しの康一のこった。涼宮の文句や愚痴を馬鹿正直に聞いていたんだろーなあー。 なんだかムショーに可哀相になってきたぜ……。 「まあいいわ。お昼も済んだことだし、今度こそ何か収穫を得るわよ!」
そう言って再びクジを俺達に引かせる。 今度こそ…今度こそみくるさんと一緒に行動させてください!神様仏様ッ! そう願いながらクジを引くと……。今度は無印。みくるさんは印つき。 チクショーッ!やっぱりプッツン涼宮の奴が神だからかあ!?俺に対するイヤガラセなのかあ!? 結局、今回のメンバーは以下の通りになっちまったぜぇ……。 俺、康一、長門、キョンの4人。 そして、涼宮、みくるさん、仗助、古泉という組み合わせ。 くそっ!例え涼宮がいたとしてもみくるさんと一緒に行動できるのはヒジョーにうらやましいぜっ! 仗助、古泉のどっちでもいいから俺と変わってくんない? 「それじゃ四時になったら駅前に集合よ。遅れたら死刑よ!」 そう言って涼宮の奴は不機嫌そうにズカズカとが歩き、俺達の前から去っていった。 奴らの目的地は、幽霊に出会える小道。時間があれば漫画家の家にも行くらしい。 幽霊に出会える小道かあ〜。鈴美さんは今頃天国で愛犬と仲良くやってんのかな……。 露伴のヤローは今頃家で原稿書いてるか、取材でも行ってるんだろーな。 もし露伴が家にいたら問題おきそうだぜ〜。あの露伴と仗助は犬猿の仲だしなあ〜。 「億泰くん、どうしよう。僕達もいこっか」 「ああ〜、そうだなあ〜。たまには豊大んとこに行くのもいいかもしれねえしよお〜」 俺達の目的地は『人が住んでる送電鉄塔』。 ま、文字通り人が住んでるんだけどよお〜、俺達が行く事になってよかったぜぇ〜。 涼宮の奴があの送電鉄塔に行ったら豊大に根掘り葉掘り色々なことを質問するに違えねえからなあ〜。 しばらくスタスタと歩いてると、目的地の送電鉄塔にたどり着く。
「これが有名な、人が住んでるという送電鉄塔か?確かにヤカンやら布団やらが見えるな」 「ええ、新鮮な野菜とか用意してくれるんですよ。キョンくんもお裾分けしてもらったらどうです?」 それには直接、奴のフンニョーが掛かってるんだけどな……。 「お〜い、豊大ォ〜!久々に遊びにきてやったぜぇ〜」 ……。しばらく待ったが答えが返ってこない。 居眠りでもこいてんのかぁ?もう一度声を掛けるが反応は返ってこない。 「ねえ、億泰くん……。何か様子が変じゃない?」 「あ〜?ああ〜、確かに何の反応もねえのは変だよなぁ〜?それに豊大の姿がみえねえぞ」 「どこかに出かけてるんじゃないのか?」 キョンのヤローはそういうが、それはありえねえんだよなぁ〜。 話がややこしくなるけどよお〜、この送電鉄塔は普通の人間にも見えるくらい 巨大な『スタンド』で、鉄塔の中には必ず人間が一人残らなきゃいけない仕組みになってるからなあ〜。 「康一、ちょいとエコーズで様子を見てくんねーか?」 「うん、そうだね。『エコーズACT1』ッ!」 康一の『エコーズ』で送電鉄塔の上空まで様子を見に行く。 すると康一の表情がどんどんと強張っていく。何か怖いモンでも見たんかあ? 豊大のフンニョーが野菜に掛かっているシーンを間近でみたとかよお〜。 「いない……」 「……なんだって?」 「誰もいなんだッ!この送電鉄塔の中、『人っ子一人』いないよっ!」 「なぁにィ〜!?」
誰もいねーだとぉ!?ンなことがあるかっ! この送電鉄塔……『スーパーフライ』の中には最低でも一人はいるはずだっ! そもそも、豊大のヤローはこの送電鉄塔から出ようとはおもわねーはずだしよお〜。 鉄塔に取り込まれて、『鉄塔の一部』になったとは考えられねーしよお〜。 もっとよく探せっ!どーせ便所とかに行ってるに決まってるぜ! 「さっきからよく探してるよ〜!本当に居ないんだよ〜!」 ど、ど〜なんてんだあ……? まさか本当に豊大のヤローは鉄塔に取り込まれちまったっつーのか? それとも新手のスタンド使いが現れて、豊大の身に何かが起こったんか!? そう思ってキョロキョロと辺りを見回していると、今まで沈黙していた長門が口を開いた。 「この鉄塔を境に局地的非浸食性融合異時空間が単独発生している」 「……なんだって?」 こいつ今なんつったんだ……? えーと…この鉄塔を境に……局部的非日食層……ウダラーァ! そんな開いた事もねー、分厚い広辞苑から拾ってきた用語を使うんじゃあねーッ! もっとわかり易くいいやがれっ! 「……つまり、閉鎖空間のようなものが発生してるって言いたいんだろ」 「『閉鎖空間』っつーと、さっき古泉が言ってたやつか?」 古泉の話じゃ、閉鎖空間っつーのは涼宮の精神が不安定な時に発生する、 異次元空間のようなものらしいなあ〜。厄介なのはその閉鎖空間ってのはどんどん広がっていって、 最終的には世界を覆いつくすほどになるらしい。そうなったら世界の終わりが来るんだとよ。 ま、俺と仗助は半信半疑で聞いてたんだけどなあ〜。
「それで、その…ここに住んでいた人はどこに行っちゃったんでしょうか?」 「この空間の中」 つまり、豊大はその異常空間の中に閉じ込められているってとこか? 「そう」 鉄塔の次は謎の空間の中に閉じ込められるとはなあ〜。 ついてねえヤローだ……。 「そ、それじゃあ早く助けに行かなくちゃ!」 「まて、とりあえず古泉なんかも呼んだほうが良さそうだ」 「でも、早く行かないと豊大さんが危ないのかもしれないんだよッ!悠長なこと言ってられないよぉ〜!」 確かに今から古泉や仗助を呼んだとしても時間が掛かりそうだぜぇ〜……。 それに、今は涼宮のヤローがいるから色々とややこしいことになりそうだ。 ここは古泉や仗助を抜きにして、俺達で豊大を探しに行った方がいいかもしれねえなあ〜。 「……長門はどう思うんだ?」 「この二人から、他の有機生命体から類を見ない情報エネルギーを感じる」 情報エネルギー?つまり……スタンドのことか? 「二人を観測する必要があると判断」
そう言って、長門は片手を挙げて何もない空間を撫でる仕草をする。 次の瞬間、目の前の光景が一瞬にして変化しやがった。 ……ここはどこだ?俺は鉄塔の近くにいたはずだよなあ〜……? 何でこんなテーブルと椅子が並んでるレストランのようなところにいるんだ? 康一の奴も一瞬何が起こったのか理解できない様子でアタフタしてやがるぜぇ。 で、キョンと長門。何でオメーら二人はそんな落ち着いてやがるんだ? 「長門、この空間も前にコンピューター研の部長が閉じ込められた時の奴と同じものか?」 「涼宮ハルヒが発信元ではない。全くの別物」 「ど、どうなってんの??何で僕達、こんなところにいるの??」 アタフタする康一と俺にキョンが簡単な説明をする。 どうやら、ここがさっき長門が言ってた異常空間の中らしい。 なぜここがテーブルや椅子が並ぶレストランのような形をしているかは不明らしいがよお〜。 「しかし…ハルヒが原因じゃないとすると、これは一体誰が発生させたんだ?」 「この空間から、二人から感じた情報エネルギーに似たものを感じる」 えーと…つまり…どういうことだぁ? 「この空間を作ったのは、僕達の知らない…新手のスタンド使いってことかな……?」 異常空間を作り出すスタンドってことかあ〜? 確かに、今まで色々なスタンド使いを見てきたから可能性はあるかもなあ〜。
「そーとわかればよお〜、念のためいつでもスタンド攻撃できる準備はしておいたほうが良さそうだぜ〜」 「う、うん。そうだね。『エコーズACT3』!」 康一はエコーズを出していつでも敵スタンド攻撃から身を守れるような体勢をとる。 俺もザ・ハンドを出しながら、このレストランのような場所を徘徊することにした。 「ところで、肝心の豊大のヤローはどこにいったんだあ〜?」 「姿が見えないね…。この辺にはいないのかな〜?」 そしてしばらくスタスタと徘徊し、この異常空間の内部を一回りする。 豊大の行方は相変わらずわからずじまいだ。どーすりゃいいんだぁ? 「何も出てくる様子がないな…どうなってんだ?」 「……そうだ!億泰くん、『ザ・ハンド』でこのレストランの壁を削ってみたらどうかな?」 なるほどなあ〜、そりゃー冴えてるぜ康一〜! もしかしたらこの異常空間から脱出できる可能性はあるしよお〜。 やってみる価値はあるぜえ〜。そーと決まれば早速やるぜッ! 「いくぜッ!」 ガオンッ!とレストランの壁を削り取る。 そして削り取られた壁の外には……?な、何ィ〜ッ!? 「け、削れてないっ!『ザ・ハンド』で空間を削ったはずなのに、何事もなかったかのように!」
ど、どういうことだぁ〜!? ザ・ハンドで今まで削れなかったモンはねえッ! 例えブ厚い鉄だろーが、空中だろうが、水だろうが削り取れるはずっ! 一体どーなってやがンだあ!? 「はっ……!億泰君、後ろっ!」 康一に指摘され、後ろを振り返ると 俺に向かって椅子とテーブルを組み合わせたようなでたらめな物体がまさに攻撃を振り下ろす一歩手前っ! 「う、うおおおお!」 ドガオッ! 何とか攻撃をザ・ハンドで受け止める。あ、あぶねえッ! 「エコーズACT3・FREEZE!!」 康一がでたらめな物体にエコーズで攻撃をする。 ドンッ!っという音と共に地面にめり込む謎の物体。 「億泰君、今のうちに攻撃して!」 でかした!康一っ! 俺に不意打ちとはなめた真似をしてくれたじゃあねーかっ! くらいやがれ、このダボがぁ!
ガオンッ!と音と共に物体を削り取る。 謎の物体のテーブルの部分にポッカリと穴が空き、 次の瞬間、空間が塞がる。テーブルは削られた部分からボキッと音と共に折れ曲がって崩れ落ちる。 「やったあ〜!」 「この虹村億泰をおちょくんなよっ!……しかし、奴は一体なんだったんだぁ?」 「スタンドにしては、随分とあっさり倒してしまったような気がするよね……っ!!」 ふと康一を見ると、化け物でも見たかのような顔をしていた。 「あン?どーした?」 「う、後ろにさっき倒したやつがッ!な、なんでっ!?」 後ろを振り向くと、さっき倒したはずの化け物が平然と立っていた。 何ィーッ!?ザ・ハンドで確かに削り取ったはずじゃあねえかッ! そう思ってさっき削り取ったテーブルを見てみると、確かに崩れ落ちたテーブルがある。 ……ってことはつまり、他にもまだこういう化け物がいるってことかよお! 「おい…あの化け物は何なんだ!?」 「俺が知るかっ!にしても…上等じゃあねーかっ!完全に出てこなくなるまでいくらでも削り取ってやるぜッ!」 そう言って俺と康一はスタンドを構える。しかし…こいつは一体何なんだよぉ? まさか、こんな間抜けな物体がスタンドだなんていわねーよなぁ? キョンの野郎にも見えてるみたいだしよお〜。 なんにしろ、簡単にここから出られそうにもねえなあ〜……。
以上。(゚д゚) 感想ありがとざます。(゚д゚) >190 書いてくれざます。(゚д゚)
GJと書いて『グッジョブ』と読む!!
作者 お前は死ね ただし普通に死ぬのは生ぬるい GJされて死ね。 SSは最低二作書いて死ね。 印税生活して死ね。 お前のGJの時 お前の魂が、周りの奴らの心に届くような そんなSS書いて死ね。
以前ダラダラした雰囲気もなく素直に面白いッ!!!GJだぜッ! まさかスーパーフライを持つてくるとは
>>214 これは伝説になるんじゃね? GJ!!!!!
レストランときいてトニオさん思い出したww
いかにもジョジョっぽい雰囲気が大好きだぜッ!!
これは濃い 逆のパターンもみたい
222 :
マロン名無しさん :2007/01/17(水) 12:21:27 ID:3/BhRoE1
>>220 谷口の顔にバッテン付ければいいだけじゃね?
>>219 後ろにいるのはフンガミユウヤだよね?
聞いてどうするよ…… あと、ボケた奴にとって一番辛いのは華麗にスルーされることなんだぜ 今夜も職人さんこないかな
しかし『ジョジョ画』かつ『美人画』(少なくとも俺はそう見える)
の二つを両立させてる
>>219 はすごいと思う
つまりGJ!!!!!!!!!
これで杜王町探索偏やっと終了。 次回は展開変化。とりっぷつけた( ゚д゚) ( ゚д゚ )
ガオンッ! もう何体目になるかわからねー、『謎の物体』をザ・ハンドで削り取る。 いい加減にしやがれ、このダボがッ!ザコが何体もしつこいんだよッ! 「くそっ、キリがねえ!」 ガラガラ…っつー音と共に、再び瓦礫の中から化け物が現れやがったっ! 畜生、一体どうなってやがんだぁ〜!?一体何体出てくるんだよぉ〜? そーいや、この化け物達は、さっきからだんだんと形が変わってきてるようにも思えるなあ〜……。 さっきは椅子とテーブルが合体したような感じだったが、 今は瓦礫が組み合わさったようなボロボロの化け物だ。馬鹿にしてんのかぁ? 「億泰くん、うしろっ!」 クソォ!今度は一体何だって……と振り返るとナイフとフォークの束が俺に向かって飛んでくる! 一体どっから飛ばしたんだってんだぁ!? 「この程度で俺を倒せると思ってんのかよォ、ダボがッ!」 ガオンッ!とナイフとフォークの束を削り取る。 なめられたモンだぜぇ〜!この程度の攻撃でこの虹村億泰がビビるとでも思ったのかあ〜? どーせ飛ばすなら、もっと交わしきれないくらい飛ばせってんだ。 と思ってたら、カシャッ カシャンという音が辺りから鳴り響いてきた。 ……?何の音だぁ〜?
「お…おい…この状況、かなりまずくないか……?」 キョンの向いてる方向を見ると、さっきとは比較にならねーくらいのナイフの束とフォークが空中に浮いて 今にも俺達に向かってきそうにこっちに刃を向けてやがるッ! さらに辺りを見回すと、大量のナイフとフォークの束が俺達4人をぐるりと囲むように刃を向けていた。 さ…さっきの発言取り消しッ!や、やっぱヤバァイーッ! 「ど、どーしよお〜!僕あんなに大量のナイフやフォークを叩き落せないよお〜!」 「お、お、落ち着けッ!こうなったらやるしかねえだろうがっ!ウダラァー!きやがれっ!!」 とは言ったものの、長門とキョンの二人を守りながら攻撃を全部交わしきれるかぁ〜……? キョンは普通の人間らしいから、あのナイフの束をどうにか出来るとは思えねえしよお〜。 長門の奴は何やらブツブツと呟いてるだけだしなあ〜……。 と、とにかくやるしかねえっ!この億泰さんならできるッ!やってみせるッ! 満を持したように、大量のナイフとフォークが俺達に向かって飛んでくる。 ウォォォオオオオラァァァアアア!どこのどいつが操作してんのかしらねえがナメんじゃねえッ! そう思ってナイフの束を削り取ろうと、右手を振り上げた瞬間、長門に思い切り足払いをされた。 そして同じように、康一とキョンも足払いをされて思いっきりスッ転んでいた……。 「テメーッ!何しやがるッ!」 そう言って立ち上がろうたち上がろーとするが……。
「そのまま」 と言って俺を制止しやがった。 文句言ってやろうかと思った次の瞬間、俺の頭上スレスレにナイフの束が通過していく。 ……アブッ…アブねえッ! 「そ、そうか!このくらい低い体勢なら、あの位置で直進してるナイフは当たらない!」 なるほどなあ〜。確かにこの位置ならいくらナイフが飛んできても当たらねえぜ。 しかしよォ〜、もーちょっとマシな助け方はできないわけ? 「ふせろッ!」と叫ぶとか、方法はいくらでもあんだろ〜? もっとも、承太郎さん以上に無口なこいつにそんな台詞を期待することが間違ってんだけどなあ〜……。 「でも、長門さんも早く伏せないと!ナイフが当たっちゃうよっ!」 康一の叫びを聞いてないかのように、長門は伏せようとも防御しようともせずに突っ立ってやがる。 「へいき」 その言葉を示すように、ナイフやフォークが長門に命中する寸前、 まるで長門の周りを滑るかのように方向転換をして明後日の方向へ飛んでいった。 こいつ……今、何をやったんだ? 「情報エネルギーの塊が混在してる。この空間の結合情報を改変するのは困難。 短い時間内では私の周囲だけで精一杯」 ……よくわかんねーが、コイツの能力で何かしたってことか? だとすると、こいつもスタンド使いかァ?だが、俺達のスタンドは見てねーようだしなぁ〜……。 ま、とにかくコイツが特殊な力を持ってるってことは確かのようだなあ〜。
しかし、今回はあの程度だったから避けられたけどよお〜。 さらに大量のナイフやフォークが、それこそ『蟻が這い出る隙間もない程』飛んできたら相当やばいぜぇ〜。 そうなる前に何とかしないとなぁ〜。でもどうすりゃいいんだ……? 「長門、なんとかこの空間を解除してここから出られないか?」 「不可能じゃない。でも時間が必要」 時間が掛かってもいいからよお〜、出来るンなら早いとこ解除してほしいぜ〜。 「あの化け物は俺と康一で何とかするからよぉ、オメーは解除に集中してくれ」 そう言うと、長門は静かに頷いてまたブツブツと呟き始めた。 あれが『何とか情報』解除の呪文か何かなのかあ〜? ま、気にしてるヒマはねえ。あのナメ真似してくれた化け物を削り取ってやらんとなあ〜! 「ガラクタの塊の癖にナメ真似してくれるじゃあねーか!覚悟しやがれ、テメーッ!」 そう言って、ナイフの束を飛ばしてきた化け物に直進ッ! ダボがぁ〜!調子こいてくれた分、いつもより3割り増しで削り取ってやるぜッ! 化け物は俺から距離を取る様に後方に下がる。逃がすかッ! 「億泰くん、気をつけてッ!またさっきの『音』が鳴ったよ!」 康一に言われて周りを見回すと、まさに俺に向かってナイフが飛んでくる手前だった。
さっきのよーに、俺の四方をグルリと囲むように構えてやがる。 「問題ねえなあ〜、さっきは取り乱したが……前方だけを削り取るッ!」 ガオン! 前方のナイフの束を削り取ってェ……『瞬間移動』するッ! 「こうすりゃあよォ〜、ほかのナイフは無視しても問題ねえからなぁ〜!」 カシャーンッ!という音と共に、残ったナイフの束同士が正面衝突し、地面に転がる。 二度もおちょくんなよッ!この虹村億泰をッ!そしてッ! ついに追い詰めたぜェ〜!後ろは壁に遮られているからなぁ〜!もう逃げられねえッ! 「空間を削り取って……引き寄せるッ!」 ドン! 化け物を『瞬間移動』で引き寄せ……そしてッ! ガオォォーン! 化け物を真ん中から引き裂くよーに削り取るッ! ガラガラと音を立てて、本物の『ガラクタ』になる化け物。 ざまあみやがれッ!と思った瞬間……。正面の『壁』から無数のナイフが飛んでくるッ! 「なあにぃぃいいい〜〜ッ!?」 か…『壁』の中からナイフが出てくるなんてアリかよォ!? ま、まずい!空間を削り取る暇がねえッ!つ、突き刺さるッ!
「エコーズACT2!!」 バシュォン!ビタァ! な…なんだ?何をしたんだ康一?なんで俺に『エコーズの音』を貼り付ける!? そ、それより……うわあああーっ!突き刺さるゥゥゥゥッ! カキィンッ!カキィィンッ! ……?何の『音』だァ? よく見ると……俺の体に『カキィィン』という文字が張り付いている。 「一か八か、億泰くんの体に貼り付けたんだ。成功したみたいでほっとしたよぉ……」 なるほど、そーいうことかあッ! つまり、この『カキィィン』という音は『金属を反射する音』だからよお〜、 俺に貼り付ければ、金属であるナイフ&フォークの大量攻撃から身を守れるってわけか! でかしたッ!恩に着るぜぇ〜。 「ところで、敵の攻撃が段々強力になってきてない?」 「ああ〜、さすがに『壁からナイフ』は反則だよなぁ〜……」 やっぱりこれはスタンド攻撃なのかァ? あの『化け物』も、スタンドが作り出したモンだと考えりゃ スタンド使いじゃあねえ、キョンや長門(こいつはちょっと怪しいが)に 見えているって点も合点がつくぜぇ〜。 しかし、本体もスタンドも全く姿を現さねえってのはどーいうことだぁ? 「おい長門ォ〜、早いとこ不気味空間を解除してほしいぜぇ〜」
そう言って、長門とキョンの所に行こうとした瞬間、今度はテーブルや椅子が空中浮遊し始めた! 「じょ…冗談じゃあねーぞォ〜〜ッ!」 一体、『どこから』攻撃してやがるんだあ〜!? 本体やスタンドはどこに隠れてやがるッ!卑怯なマネしてねーで出てきやがれッ! 「億泰君、来るよッ!」 ギューンっという音が聞こえてきそうな速度で、 俺達に向かって椅子やテーブルの『嵐』が襲ってくる。 クソッタレがあ〜っ!ナイフやフォークの次は椅子とテーブルかよォ〜! と…とにかく、何とか攻撃を防がないとヤベェッ! 康一は自分のことで精一杯だろうなァ〜。長門は相変わらずブツブツと言ってやがるし、 キョンに至っては、情けないくらい頼りなさそーな『壊れた椅子』を持って攻撃を凌ごうとしてる。 そして椅子の一撃が俺に向かってくる。 ザ・ハンドで削りとり、2つ目のテーブルも削り取る。 範囲が広いだけに、『瞬間移動』は有効じゃあなさそーだぜぇ……。 そう思って、どこか回避しやすい場所はねーか探してると……。 「う、うわああああああーっ!」 「なああああーッ!?」 キョンの持ってた『壊れた椅子』がこっちに向かって飛んでくる。 つーか、キョン!なんでテメーまでこっちに来るんだよッ!ボケッ! これじゃあ削り取ることができねえじゃあねーかッ!
「手を離せぇぇぇえええ!テメーまで削り取っちまうぞ、ダボがぁッ!」 「そそそそ、そう言われてもだなぁぁぁー!」 ウダラァー!チクショオーッ! ど、どうすりゃいい……!?ま…また『選択』かよッ! 3択−ひとつだけ選びなさい。 @ハンサムの億泰君は突如、『壊れた椅子』だけを削り取るアイデアをひらめく。 A康一か長門が助けてくれる。 Bキョンと共に激突。現実は非情である。 お…俺が○をつけてーのはAだが康一は自分の身を守るの必死。 長門に至っては空間破壊に集中してるからまず助太刀は不可能ッ! だとすると……@しかねえ!うおおおおッ!ザ・ハンドッ! ガオン! ……何ィ〜!?し…しまった……。 『読んでた』ように曲がりやがった……。 あの椅子は、正面から突っ込んでくるんじゃあなく、 最初から、孤を描くようにして、俺の横っ腹に命中してくるつもりだったんだ! しかも…俺が椅子を削るンじゃあなく、『瞬間移動』するのを読んでいやがったッ! 答え−B 答えB 答えB……
「終わった」 ああ〜…終わっちまったよォ〜、長門ォ〜……。 ん……?何がだぁ……? ピシッ……!バリッ!ゴゴゴゴゴゴ………! 「な、なんだあ!?」 目と鼻の先まで迫っていた『壊れた椅子』は突然、キョンと共に地面に落下。 他に空中に舞っていた椅子やテーブルも動きを止めて地面に落下した。 い、一体何が起こってんだぁ〜!? 「情報連結解除、開始」 次の瞬間、バリバリバリッとまるで地震で崩壊していくようにレストラン全体が崩れ始めた。 そして、天井、壁、テーブルなどがサラサラと砂のよーに細かくなっていき……。 うおっ……!ま、まぶしっ! 目を開けるとそこは、元の杜王町。 豊大が住んでいる、鉄塔の前に俺たちは立っていた。 「も…もどれたんだ。ハァ〜…よかったあ〜!」 康一が安堵の表情を見せる。た…助かった……っ! 危なかったぜぇ〜、あと少しでキョンと激突。 さらにその後、悲惨な末路を迎えていたかもしれなかったからなあ〜……。
「……あっ!豊大さん!」 鉄塔を見ると、豊大が鉄塔内部の地面横たわっていた。 あわてて俺と康一が駆けつけるが、命に別状はねえ。ただ気絶してるだけのようだなぁ〜。 ま、とにかく全員無事に帰ってこれてよかったぜぇ〜……。 「ありがとう、長門さん。おかげで助かったよぉ〜」 「これから先も、あなた達の調査・解析が必要であると判断した」 ……だから俺たちを助けたってことか? ま、理由はどーあれ助かったことには違いはねえからなぁ〜。 礼は言っておいてやるぜぇ〜。 「ところでよぉ、あのレストランの正体は何だったんだぁ?」 「ノイズが多く発生している。不明な点が多すぎる。今の時点では何とも言えない」 まぁ、もう襲ってくる様子はねえからスタンドだったとしても 逃げたか、スタンドが崩壊して死んだかのどっちかだろォ〜な。 「豊大さんが目を覚ましたら色々と話を聞いてみたほうが良さそうだよ。 なんか、僕すごくイヤな感じがするんだ……」 イヤな感じ? 「あの…『吉良吉影』と同じ…不気味な感じがするんだ……。うまく言えないんだけど……」 『吉良吉影』。忘れもしねえ、クソッタレ殺人鬼! それと同じ不気味な感じだとぉ〜……?不吉なこといってんじゃあねーぞ、康一〜……。
もっとも、この時の康一の『予感』っつーか、感じたモンは当たってたんだよなぁ〜。 背後に忍び寄る不気味な気配っつーのに気づかなかっただけでよォ〜……。 ゴゴゴゴゴ……。 「どういうことだぁ〜?俺の『キングダム・カム』の『実験』ジャマをしてくるとはよォ〜……。 あの『特殊空間』に入って来たと思ったら、絶対に破壊できねーと思ってたのに破壊されるしよォ〜。 俺と同じ『能力』を持ってる奴ら……。特にあの女……。奴らが何者か調べておく必要はありそうだなぁ〜……」 ちなみに…俺たちが死闘を繰り広げていた頃、仗助達はっつーと……。 「おい〜!俺達はドロボーにきたんじゃあねーだろぉ〜がよォ〜」 「うるさいわね、こんな機会は滅多に無いのよ。ついでに原稿の一つでも頂いて……」 「おい、お前ら!人の家で何してるんだッ!」 「ゲッ!露伴!」 「あらら、見つかってしまいましたね……」 「うっへ〜!ズラかるぜぇ〜っ!!」 「ままままま、待ってください〜ぃ……」 「おい待てッ!一体何なんだ!?泥棒か?何かのイヤガラセか!?」 こうして、仗助と露伴の中は余計に悪化したらしいなぁ〜……。
以上。( ゚д゚ )ちなみに今回のスタンドの設定などは↓。毎回感想アリガトウ( ゚д゚ ) スタンド名−キングダム・カム 本体名−??? パワー:? スピード:? 射程距離:? 持続力:? 精密動作性:? 成長性:A 指定した人間をキーにして、擬似的な『閉鎖空間』を作り出すスタンド。 キーにされた人間は『閉鎖空間』の具現化に利用され、スタンド能力が解除されるか、 空間が破壊されるか、自身が死亡しないかぎり『閉鎖空間』から開放されることはない。 なおこのスタンドはキーにした人間に取り付くことで、『閉鎖空間』内でのみ、 スタンド能力・スタンド像を具現化することができる。 また、キーにした人間によって『閉鎖空間』の射程、スタンド能力、スタンド像が全く異なる。 『閉鎖空間』で具現化されたスタンドは、『閉鎖空間』から現実世界に出ることは絶対に出来ないが どんな攻撃をしようとも倒す事はできず、『閉鎖空間』が存在する限り永遠に活動を続ける。 スタンド名−ラン・レスト(キングダム・カム) 本体名−???(キーとしての本体:鋼田一豊大) パワー:−(B)スピード:−(D) 射程距離:B(レストラン全体は約15M程) 持続力:A 精密動作性:D 成長性:A レストランと一体化した『閉鎖空間』内限定のスタンド。 『閉鎖空間』に入ってきた人間を自動的に攻撃する。(本体以外) レストランにある道具や家具などを自由に操る事ができ、 戦えば戦う程『学習』をし、攻撃方法や攻撃手段が多彩になる。 このスタンドは、鋼田一豊大の『スーパーフライ』との関係は全くないが、 スーパーフライの影響は少なからず受けている。 (限定された空間・建物自体がスタンド・一般人にも見える点など) ※()内の能力は、スタンドが作り出した化け物の能力。
GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
乙です職人さん、毎度クオリティ高いです! スタンド名は他の人に考えてもらった方だよさそうですね;
GGGGGGGG GJ!(グッジョブだ) 頭いいね >241まあ職人さんの勝手でよくね?
GJ! ところでおめぇ〜のトリすげぇ〜な OK、ALL、阿呆 ってなってるぜ〜〜
そろそろ仗助にも活躍の場を与えてやって下さい… でも仗助いると即死以外ならダメージ喰らっても大丈夫ってなっちゃうからな〜 やっぱ扱いづらいかな? 味方サイドにあそこまで強力な回復キャラがいるってのは難しい。
GJ&乙!! すばらしい職人だ。
仕事はえ〜な〜。それでいて手抜きの様子もなく、長いな。乙 吉良でてましたね。なんか話的にもデットマンズQ思い出したよ でも、あれは記憶無くしてる上全然吉良っぽくねーからなぁ まあ荒木の皮肉っぽい感じ描写もあってなかなか面白かったけど
デッドマンは面白いけど 主人公が吉良である必要性は無いよな
アブドゥルでも良いと申すか 俺もSS書いてみようかなぁ
フーゴでも良いと申すか
すげぇGJ!!!!! ちゃんとバトルもしっかり書けててすげぇぜ
場面転換ざます。 スタンド命名にセンスがなくても許せ。許して。( ゚д゚ )
俺たちは、目を覚ました豊大になぜあの空間に取り込まれたのか、 スタンド攻撃だとしたら、どんなスタンド使いだったのか聞いてみたんだけどよぉ〜、 豊大は取り込まれてた時の記憶は殆どないらしいんだよなぁ〜。 「ただ一つだけ……。脳裏にハッキリと『声』を記憶してます……。 『俺の世界を作るために協力してもらう』と。そう聞こえました……」 『俺の世界を作るため』……。 スタンド使いだろうと、スタンド使いじゃあなかろうと、 かなりアブナイ思考の持ち主である事だけはハッキリしたなあ〜。 ちなみにあの後、仗助達と合流したんだけどよぉ〜。 涼宮は不機嫌そうなツラをしてるわ、仗助は疲れ切った表情をしてるわ、 みくるさんは今にもブッ倒れそうになってるわ、古泉は相変わらずムカつく笑みを浮かべてるわ……。 ま〜、とにかくロクな事がなかったのは確かのようだったぜぇ〜。 涼宮達が帰った後に、仗助や古泉にも『異常空間』の話したが結局話は進まなかったなあ〜……。
そんで、何の音沙汰も無いまま2週間が過ぎた。 承太郎さんの話じゃ約2週間後には、まとまった仕事が終わって連絡が取れるっつー話だった。 つまり、そろそろ承太郎さんから連絡が入ってくるってことだ。 まー話すことと言っても、涼宮に関することといやあ『かなりプッツンした女』が 『SOS団』というわけのわからねー『イロモノ団体』を作ってるとしかいいようがねーがなあ〜。 むしろ2週間前に起きた、『異常空間事件』を伝える方が大事だぜ。 そんな事を考えながらキョンや古泉と一緒に『ババ抜き』をしてると、 みくるさんの愛情こもったお茶が運ばれてくる。 「はい、億泰さん。熱いので気をつけてください」 みくるさんの淹れてくれたお茶なら例えマグマのよーに煮えたぎってても飲むッスよォ〜! ズズッとお茶を一口。……ゥンまぁぁぁーいっ!こーいうのが『幸せの味』っつーんだろォ〜なあ〜。 そんな幸せ噛み締めながら、古泉のカードを一枚引く……うげッ! バ…ババ!チクショーッ!古泉のスマイルが余計にムカつきを覚えるぜ〜……。 結局、今回のババ抜きは俺が負けてジュースを2本奢らされるハメになっちまった。 ……今思えば、このババがこれから起こる『新たな危機』の予兆だったのかもしれねえなあ〜……。
翌日。 そろそろ二月に入るこの時期の、手が凍えるよーな寒さに耐えながら登校。 いつものよーに、愛しの三月さんに挨拶をして席につく。 さ〜て、今日も授業が終わるまで幸せの時間っつーのを堪能するぜぇ〜。 そー思って、三月さんに声をかけよーとすると……。 「ねえ億泰君、今日の放課後時間ある?」 ……えッ!? ……え〜と、これはどーいう意味だ? この『質問』の『意味』っつーのはえーと……。 放課後時間がある……?放課後……。なぬ!『放課後・時間が・ある?』だとッ! も…も…もしや……ッ!この言葉を意味するものはッ! も、もっちろんありますともッ! 三月さんの為なら、例え『原稿締め切り前』だったとしても、暇を作りますともッ! 「よかった。それじゃあ、えーと…旧館の『社会科準備室』に来てくれない? あそこなら誰も居ないから……ね?」 はい!行きますともッ!是非とも行きますとも! 例えプッツン女が邪魔してきたと行きますともッ! どんな事がおころーとも、最優先で行きますともッ!! そーいえば、最後に『誰も居ないから』って言ったよなあ〜?コレってどーいう意味だあ〜? ……誰も居ないっつーことは、誰にもジャマをされたくないってことかもしれね〜な。
……ん?『誰にもジャマをされたくない』? ま…まさかッ!まさかまさかッ! だ、誰にも聞かれたくないような『衝撃告白』ってのをするつもりかあ〜ッ!? くぅ〜ッ!い、いやッ!過度な期待は禁物だッ! もし勘違いだったとしたらショックが大きいからなあ〜……。 平常心だ、平常心ッ!平常心で今日一日過ごすことにするッ! そー思って授業を受けようと思ったんだけどよぉ〜……。 ……平常心でいられるかァー! さっきから期待と不安の『心臓バクバク音』が、俺の脳ミソを駆け巡って仕方ねえッ! 授業の内容なんて全然頭に入らねーッ!もともと聞いてねえけどよォ〜。 クソ〜ッ!早く放課後になってくれッ! この学校に来て、こんなに放課後が待ち遠しくなったのは今日が初めてだぜぇ〜。 『心臓バクバク音』で俺の頭がおかしくなっちまう前に早く放課後になりやがれッ! そして…『心臓バクバク音』が俺の脳ミソを焼き尽くす前に、なんとか放課後のチャイムが鳴り響く。 隣の三月さんは俺を見るなり、「それじゃあ……先に行ってるね」と言って行っちまったッ! よしッ!さっそく俺も……と言いてー所だが、その前にまずトイレだ! 髪を整えて、制服を整えて……。鼻毛出てねーよな?変なヒゲも出てねー……よしッ! 早速行こうとしたら……涼宮のヤローに見つかった……。 「あら、丁度いいわ。ちょっと手伝ってほしいことが……」 「やかましいーっ!今日、俺は忙しいンだよッ!ンなことしてられるか、ボケッ!」 そう言い放って涼宮のヤローから逃げるように猛ダッシュッ! どんな障害があろうとも、俺は三月さんの元へ辿り着いてやっからなッ!
涼宮のヤローは追ってこねーようだな。 しかし、『社会科準備室』がSOS団の部室と違う階で助かったぜ……。 もし同じ階だったら涼宮に見つかる恐れもあるからなあ〜……。 スタスタとボロい旧館の校舎を歩いて『社会科準備室』とかかれたプレートがある部屋に辿り着く。 もっとも、ここは倉庫みたいなモンらしいがなあ〜。 それはともかく!今もっとも重要なことは! この『社会科準備室』っていう狭い部屋でただ一人ッ!三月さんが俺を待ってるという事実ッ! 落ち着け…落ち着け虹村億泰ッ!これは希望への扉だ! 心臓のバクバク音を最大にしてガチャリと静かに準備室のドアを開く。 すると中には、三月さんが壁に寄りかかりながら俺の到着を待ってるようだった。 「よかった、来てくれて」 「も、もちろんスよォ〜!」 バタリとドアを閉めて、三月さんの前まで行く。 太陽の日差しが三月さんを明るく照らしていて、いつもより余計に眩しく見えるぜぇ〜。 「え…えっと……それで……」 「『何の用か』かな?」 「ハ、ハイッ! 一体何の用スかッ!?」 三月さんは、前にかかっていた髪をすっと撫でる仕草をする。 くぅ〜ッ!この三月さんの動作はまさに『美』っつー感じがするぜぇ〜。 「ちょっと億泰君に頼みたい事があるの」 『頼みたい事?』三月さんの頼みなら何でも引き受けるスよぉ〜! 「それじゃあ、単刀直入に言うね」
一体、どんな頼みごとを俺にしてくるんだろーなあ〜? ま…まさか、『付き合ってくれ』とかかあ!? い、いや…さすがにそりゃあね〜だろォ〜! で、でもちょっと期待してもいいよなッ!? クッソォ〜!考えれば考えるほど落ち着かなくなってくるよぉぉぉ〜! 「涼宮ハルヒを殺して」 そりゃあ、もちろん喜んで……。 …。 ……。 ……えッ!? あれ、あの、いま、その、一体、なんと、おっしゃい、ましたか……? 「億泰君、SOS団の一員なんでしょ?チャンスならいくらでもあるじゃない。ね?」 は…ははは……ッ!じょ、じょうだ…冗談スよねぇ〜……!? 三月さんが『人殺し』を頼むなんてよォ〜?ありえねえよなあ〜……? でもあんまり笑えねえスよォ〜?そんな真顔で言われるとよォ〜……。 「冗談?そうね。いきなりこんなことを言われたら冗談に聞こえるかな」 三月さんは、「それじゃあ…」と言って話を続けた。 ど…どういうことだあ…!?何のドッキリだァ!?
「私は涼宮ハルヒを監視するためにこの学校に来たの。 古泉一樹、長門有希、朝比奈みくる……そしてあなたと同じようにね」 ……ということは、三月さんは……。 「そうよ、私も『特別な人間』。あなたと同じようにね」 自分の頬を抓る。痛え……。クソッ!夢じゃあねーッ! まさか…まさか、あの三月さんが…涼宮ハルヒを監視する人だったとわッ! い、いや…まてッ!だったら目的は『涼宮ハルヒの監視』じゃあ……? 「億泰君、あなたはおかしいと思わない?」 『おかしい』…って何が? 「涼宮ハルヒは、私達の間では『神様』扱い。下手な刺激を与えてはダメ。 もし涼宮ハルヒに何かが起きたら、『世界が破滅する』とまで言われてるのよ。 これっておかしいと思わない?私は思うわ」 そ…そりゃあ確かに、俺も信じられないっつーか……。 そもそも涼宮の事は『プッツン女』と思ってるだけで『神様』なんて毛ほども思ってねーッスよォ〜。 「そう、億泰君は『まとも』でよかった。だからこうして頼んでるんだけどね」 ちょ、ちょっと待ったッ!それで何で涼宮を『殺す』って結論になるんスかぁ〜!? 「涼宮ハルヒを殺して世界が何の変化も示さなければ、『神様』ではないってことになるでしょ?」 そりゃまあ、確かにそうなるわなあ〜……。
「だから、私はそれを証明したいの。そして、『私は私』であることを証明したい。 だって、そうじゃない。まるで世界の全員が涼宮ハルヒに作られてる。 そんな風に言われてるのよ?私は我慢できない。私を作ったのは父さんと母さん。 他の誰でもない。『私自身』も『私の家族』も否定されるなんて、そんなの絶対にイヤ」 急にシリアスな表情を浮かべる三月さんを見てよォ〜、 俺は少し考えた。確かに三月さんの言いたいことはわかる。わかるよぉ〜? 俺だって、自分が『涼宮に作られてる』なんて思いたくはねえからなぁ〜……。 「私が直接殺してもいいんだけど、私だと取り巻きの連中に邪魔される。 特に長門有希は厄介でしょ?でも、あなたなら簡単に涼宮ハルヒに近づける。 だからお願い、あいつを殺して。あなただって我慢できないでしょ?イヤでしょ?」 「……言いたいことはわかるし……三月さんの気持ちはスゲーわかるッスよ」 俺は一呼吸置く。 「でも…、だからといって涼宮を殺すのは『間違ってる』ッスよ……。 俺も最初は…イヤなプッツン女だと思ってたッスよぉ〜。 でもよぉ〜、『悪い奴』じゃあねえ……。それだけはわかる……。 それに、何も証明なんかしなくたって…誇りをもって生きていればいいじゃあないスか!」 三月さんは落胆したような表情を見せる。 「……つまり、殺せないってこと?」 「そうなるッスね、俺の能力は、人を殺すためにあるわけじゃあねえッス……」 三月さんは、ハァ…っとため息をついて、一呼吸置く。 そして、何かを呟くような感じで俯いていた。 いくら三月さんが間違ってるとはいえ…あんな表情は見たくなかったなぁ〜……。
「そっか。それじゃあ、仕方ないなぁ…」 「今回のことは誰にも言うつもりはねえッス。だから考え直して下さいよォ〜、三月さん」 三月さんは、俺の言葉を無視するように言葉を続ける。 「億泰君、私ね…結構あなたのこと気にいってたのよ?でも…残念ね。ここでお別れになるなんて……」 三月さんがスッと俺に近寄る。 ……ま、まさか……ッ!何かやらかすつもりじゃあ……! 「ちょ…!ちょっと待ったッ!いくら三月さんでも……」 「何か手出しをすれば…『ザ・ハンド使って抵抗する』…かな?」 な…ッ!! なんでザ・ハンドのことを知ってるんだあ〜!? 「杜王町で調査をさせれば簡単に情報が手に入ったもの。 あなただけじゃなく、東方仗助、広瀬康一、空条承太郎、岸辺露伴のこともね」 杜王町で情報を手に入れたってことは……。 さらに、仗助や康一の情報も手に入れたってことは……ッ! 「ま…まさかッ!三月さん……」 「そう、その『まさか』」
そう言って、三月さんの背後から『スタンド』が現れる……ッ! 俺と同じ『人型』で、肩に三日月の模様がついている。 三月さんらしい…美しい形をした…紛れも無い、『スタンド』ッ! つまり…三月さんは俺と同じ『スタンド使い』……! 「言っておくけど、あなたのスタンドについてはもう調査済み。 これがどういうことかわかる?私に勝つ事は絶対に『不可能』ってこと。 もっとも、あなたの能力を知らなくても、私は負ける気はしないけどね。 おとなしく言う事を聞いてくれれば、今なら攻撃をやめてあげるけど?」 つまり…『削り取る』能力は既に判明済みってことか……! だがよォ〜、だからといって引き下がるほど、この虹村億泰は甘くねえぜぇ〜! 「そう、ならあなたは死ぬしかない」 「やってみろッ!いくら三月さんとは言え…手加減はしねえッ!」 とは言ったものの…クソッ! なんで世の中はこうもうまくいかねえんだよ……! 悪い夢なら早く覚めてくれッ!
以上。オリジナルでしかも女性キャラってことで 色々と苦戦。なるべく短くまとめる。( ゚д゚ ) >248 書いてくれると喜ぶ。喜んで見つめてあげる( ゚д゚ )
リアルタイム投下遭遇記念パピコ。 毎度乙ッ!
うはwwwwやっぱこんな展開かwwww そして敢えて言おう!こっちみんな!!
乙! どうしても三月さんが朝倉にしか映像化されないwww
ちょw 今までみたSSの中で最高にGJなんですけど
三月<そう、ならあなたは死ぬしかない ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド 億泰<やってみろッ!いくら三月さんとは言え…手加減はしねえッ!
GJ!!! がんばれオクヤス 影から応援してるぞっ
>……ゥンまぁぁぁーいっ! ,、,、,、 /^Yニニニヾヽ ! { {八{从)} ノ ,イリ;^ヮノリ 旦 さっ!料理を続けましょうか・・・・・・ ( ( {iつiつ==== </く_{__}>ヽ> . (_ハ_) ミ ,、,、,、 ダシャーン ミ /^Yニニニヾヽ ! { {八{从)} .,''.,':.',, ガッ (ヽィヘノ ,イリ*`дノリ .,':.',,:.',, /,,:' 凵@ ⊂〈_jk( ( {iつiつ /[]].,':',,:',
GJ
>>267 そうか!何か足りないと思ってたら効果音がないのか!
個人的には少しだけ最初の勢いとゆうか……ワクワク感が微妙になってきている気がするが、これからどっとくるか
SSでバトルを表現するのは難しいと思うけどけどがんばってくれ!期待!!
これまでの統計からそろそろ作者出現。 ではどうぞ。↓
今後の展開にマジで期待
ほす
続きはまだにょろ?
明日・・・・・・と、言うことは、 「24日」・・・で・・・よろしいのですね・・・・?<ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
俺はGJとは言わないぜ でも非常に面白いSSでした、続きを楽しみにしています。
手抜き妥協しなければ、時間はかかってもいい いい作品を期待してるぜ
今回はなんだかうまくいかないもんだなと何度も書き直すハメになった( ゚д゚ ) 次回はなんとかハルヒとジョジョのコラボっぽくする。します。 とりあえず後半はり( ゚д゚ )
冬の夕暮れが俺と三月さんを突き刺す。 狭い教室の中で三月さんと二人きりという、本来なら喜ぶべきシチュエーションなんだけどよぉ〜。 今回だけは喜んでるわけにはいかねえなあ〜……。 三月さんとなるべく距離を取り、三月さんの姿をじっと凝視する。 少しでも妙な動きを見せたらザ・ハンドで対処しねえとなあ〜。 「どうしたの?仕掛けてこないのかな?」 三月さんは俺を挑発するような格好でスタンドを構える。 チクショー……。仕掛けたいのはヤマヤマだけどよぉ〜。 相手は三月さんだからなあ……。それにスタンドの『能力』もハッキリしてねえ……。 迂闊に動くのは危険っつーもんだぜ。 それにこんな狭いところで戦おうってことは、『至近距離パワー型』である可能性が高いからなあ〜。 「もしかして、私の能力がわからないから『迂闊に手を出すのは危険』と思ってたりして?」 ギクッ!クッソォ〜!見透かされてるぜぇ〜……。 「それじゃあ……私から近づいてあげようか?」 そう言って、三月さんは俺との間合いを詰める。 俺の削り取る能力に恐れず平然と近づいてくるってことはほぼ決まりだなあ〜! 三月さんは『至近距離パワー型』のスタンドだ! こりゃいよいよ迂闊には近寄れねえ!
そう思って後方にじりじりと下がる。 下がる俺とは違い、じりじりと詰め寄ってくる三月さん……。 俺の体はついに壁際まで追いやられた。 「逃げてるだけじゃ勝てないわよ?」 そう言って、三月さんのスタンドが俺に向かって拳を振り下ろす。 ドガァッ! 寸前のところで回避、今まで俺がいた位置の壁が粉々に砕け散る。 ……じょ…冗談じゃあねー!あんなのが当たったら確実に俺の骨が砕けるッ! 三月さんは立て続けに、スタンドラッシュで攻撃する。 俺はなんとかそれを回避し続けてきたが……。 「フフ……いつまで持つかな?」 それも長くは続かない。 ついに三月さんの拳は、俺の体を捕らえた。 ……もっとも、攻撃を受ける寸前にザ・ハンドでキッチリガードしたがよお〜。 「ガードしたってことは……拳が当たったってことよね……フフ……」 そう言って、三月さんは突然後ろに下がり俺から距離をとった。 なんだあ…?てっきり、攻撃を仕掛けてくるもんだと思ってたのによお〜……。 「何でいきなり後退したのか……そう思ってるんでしょ? 私のスタンドは、相手に触れることが出来ればそれで充分なのよ…フフ……」 ……どーいうことだ?
「……『五感』がどういうものか、知ってるわよね?」 いきなり何を言い出すんだあ?『五感』? たしか…人間の感覚で『視覚』だとか『嗅覚』だとか、そういうのだよなあ〜? 「『視覚』、『聴覚』、『触覚』、『嗅覚』、『味覚』。 人間というのは、大きくわけるとこの五つの感覚を持っている」 確か、保健だか何だかの時間にそんなことを習ったような気もするぜ。 だが、一体それが何だってんだあ? 「人が持っている、この『五感』……。これが全て失われると、人間ってどうなると思う?」 ゴゴゴゴゴゴゴ……。 急に俺の視界が暗くなってきた。 窓から突き刺す夕空の光が。ボンヤリと遠ざかっていくような気がするぜ……。 一体どうなってんだあ?ゴシゴシと目を擦るが……俺の視界はさらに闇に閉ざされていくばかり。 ど…どうなってんだ?一体何が起こったっつーんだよ! 「まず『視覚』。人間の感覚で、これを失うと致命的よね…フフ……」 ドドドドドドドドド……。 ……『視覚』……。 み、三月さんのスタンド能力がわかりかけてきた……! 俺の視界が突然闇に閉ざされた原因は、『視覚』の欠如が原因……。 つまり三月さんのスタンド能力は、相手の『五感』を奪う能力……!まず間違いねえッ!
「そろそろ『聴覚』も失うかもよ?早く攻撃を仕掛けたほうがいいと思うけど?」 クソッ!『視覚』を奪われるだけでも致命的だってのに、『聴覚』まで失ったらさらに致命的だッ……! だからといってこのまま攻撃を仕掛けたら相手の思うつぼ……!ど…どーすりゃいい……! 「フフ…『聴覚』が無くなる前に面白い話をしてあげる」 三月さんのスタスタと歩く音が暗闇の中で響く。 「人間って…もし全ての感覚を失ったらどうなると思う?」 ゴゴゴゴゴ……。 「まず、間違いなく『狂う』。敵がどこから来て…どこから攻撃をしてくるのか? そして、自分の居場所さえも失う。平衡感覚が掴めなくなって、どっちが前でどっちが後ろか解らなくなる」 ドドドドドドド……。 狂う。その響きを聞いて思わずゾッとしたぜ……。 つまり…三月さんは、最終的に俺を『狂い殺そうとしている』ことがわかったからだ。 「あなたはいつまで正常でいられるかな?億泰く……」 そして、三月さんの声が聞こえなくなる。『聴覚』を失った証拠だ。 クソッ!狂いながら死んでたまるかよォ!そうなる前に三月さんを倒すしかねえッ!
どこだ…どこから攻撃が来る? 集中だ!集中しろッ!『五感』が失われるっていうなら、『第六感』で攻撃をブチ当ててやるッ! スタンドをじっと構えて集中していると、背後の『空気の流れ』が変わった感覚を受けた。 後ろか!?ウダラァーッ! ドガァッ! 命中はした……! したが…手ごたえがねえ!スタンドでガードされたか……? 「……ここまで的確に攻撃を当ててくるなんてね。でもその攻撃じゃあ私は倒せないわよ?」 どうなってんだ!? 何がどうなったのかさっぱりわからねえ……! クソッ!集中しろ…!もう一度、『空気の流れ』を感じ取ってやる 「そろそろ『触覚』も失う頃よ。もっとも貴方には聞こえてないでしょうけどね…フフ……」 ……クソッ!感じねえ…!どうなってやがるッ! さっきまで感じていた『空気』の感覚がつかめねえ……。 お、俺はどこまで感覚を失ったんだ……? い、いや…それ以前に…どっちが前でどっちが後ろなんだ……? ここは一体…ど、どこだ…!俺は一体どこにいるんだァァァ!? ウウ……ウォォアアアアー!ウダラァァァァッ!チクショォオオオーッ!!
ガオン! ガオンッ! ガォォーンッ! 「とうとうパニック状態になったようね。最後の悪あがき?そんなのが私に当たるわけないじゃない」 どーやら空振りっぽいなあ……。 だが……ハナから直接攻撃に期待はしてねえ……! ここがどこか、危うくパニクって見失うところだったぜえ〜……。 そう、ここは『社会科準備室』!ってことはよお〜…色々なモンがおいてあるってことだよなあ〜。 削り取った空間が閉じて……。 「それじゃあ楽にしてっ……!?」 キューン……ドカッ!ガコォ!ガギィン! 周りの『本』や『文房具』が『瞬間移動』するッ! 三月さんにとっちゃ、完全に『虚』を突かれた攻撃ってところだったようだなあ〜。 空間が閉じて『本』や『文房具』が飛んでくるなんて思いもよらなかっただろうしよぉ〜。 そして、俺の攻撃によってスタンド能力が解除された。 しかし、こーして現実の世界に戻ってくると気持ちがいいもんだぜえ〜。 たまには見慣れている景色に感謝するのもいいかもしれねえなあ〜。 大量の『本』や『文房具』に埋もれている三月さん。 必死だったとはいえ、ちょいとやりすぎたかなあ……? そう思って、三月さんの身を案じて近づいた瞬間……。
ブゥンッ! うわあああああッ! あ…危ねえっ……!ピンピンしてるじゃねえか! 「……油断したわ。やってくれるじゃないの」 ゴゴゴゴゴゴゴゴ……。 三月さんはスッと立ち上がり、前髪をかき上げる。 俺を見つめるその表情は、相変わらず余裕の笑みを浮かべていた。 が、目が笑ってねえ〜……。ゴクリ! 目元から、ゴゴゴゴゴゴゴ……という効果音が出てきそうなくらい怖い……! 「そして解った事が一つある。億泰君は戦い慣れをしている……」 そう言って、三月さんはスタンドを構えて……。 スタンドの拳で、自分の胸に触れた。 「だから、今度は全力で行くわ。最初からこうしておけばよかった……」 そう言いながら、三月さんは俺の視界から消えた。 今度は、三月さん『だけ』が俺の視界から消えた……。 どういうことだあ……?たしか三月さんは『スタンドの拳で自分自身に触れていた』。 ってことは……つまり……。 自分自身に触れて消えたってことは……『自分に触れて消える』……。 『自分自身の五感を消し去る』……?
こ…これだ!これしか考えられねえぜ! 三月さんは、自分自身の『五感』を消し去った。つまり…相手からまったく認識されない状態。 そこら辺に落ちている石コロを気に留めないのと同じように、自分自身の『気配』をゼロにしてるってわけか……! そんなのアリかあ〜!?クソッ、どっからくる? どっちから攻撃が来るんだ?さっきみたいに、本屋文房具などを飛ばしてみるかァ? いや、二度同じ手が通用するとは思えねえ!二十、三十に罠を張ってくる可能性はあるからなあ〜……。 かといって、ノンビリと構えてたらそれはそれで危険だぜえ〜。 ど…どーすりゃいいんだ……? ガシャーン! 突如、俺の後ろにあった窓ガラスが割れる。 俺に突き刺さるように飛んでくるガラスの破片を跳ね除けながら後ろに振り返……いや、待て! わざわざ俺に場所を知らせるようなハデな音を出すか? ましてや、こんな小細工したところで俺に通用しないってことはわかるはずだ! するってえと……ガラスは囮で、やっぱ正面かあ〜!? バキィ! パキィーン! ドガァ! 正面の机、天井の電灯、左の壁と順番に荒々しく破壊されていく。 破壊された物の破片が俺に飛んでくるが、全てスタンドではじき返す。 クソォ!さっきから小細工ばっかりしやがってえ〜! 三月さんとはいえ、ちょっと頭にきたぜえ〜。 しかしどっから攻撃をしてるのか見極めねえと、どうすることもできねえしなぁ〜……。 どっから攻撃が来てるんだ?正面か?後ろか?それとも左……。 もし外したら、次の瞬間に俺は三月さんのスタンドによって腹を貫かれている可能性大だ! 外すわけにはいかねえ……!クッソォ〜!また選択かよぉ〜! 何で最近、こういう選択が多いんだあ……?
えーと…ど、どれだ……? 後ろか?前か?左?それとも意表をついて天井とか……! ウウ〜ウガアア!こうなったら当てずっぽうで……! い、いやッ!待て!落ち着けッ! ガラス…。木材…。電灯の破片…。壁の破片…。これは全部俺に向かって飛んできた。 ってことは……もしその方向に三月さんがいたとすれば、三月さん自身にも破片が降り注ぐことになる。 つまり…後ろ…正面…天井…左…その内の、どれでもない…『右』か……? クソォ!もう悩んでる暇はねえ!右だッ!ウダラァァァアアア!! ガオンッ! 俺のザ・ハンドの右手が空を削る……つまり、空振り……! 次の瞬間、俺の背後から三月さんが姿を現す。 「やっぱりね……。『右』を攻撃すると思ったわ。これを待ってたの。決定的な『隙』……私の勝ちよ」 そして、三月さんが攻撃を仕掛けようとした瞬間、俺の体は右方向に『瞬間移動』する。 「なっ……!?」 「『空振り』つっても、空間削ってるんだぜえ〜。三月さんが右に居ないと確信したから削りとったんだよォ〜!」 俺が『瞬間移動』したことにより、三月さんの攻撃は不完全なものになる。 ドガッ! その隙に三月さんの背後に回り込み、俺はザ・ハンドの左手で三月さんの首筋を強打する。
「あぐっ……!」 「もうちょっと…俺のスタンドを『調査』しておくべきだったなあ〜!」 そのまま地面に突っ伏すように倒れこむ三月さんを掴む。 「これからは『瞬間移動』の億泰って呼んでほしいッスねえ〜!といっても、もう聞こえてないか……」 気絶した三月さんを両手で抱えるようにして、改めて『社会科準備室』の参上を目の当たりにする。 ぶっ壊れた机、所々崩れ、崩壊した壁。破壊された電灯。割れた窓ガラス。 これどーすりゃいいんだ……?お、俺のせいじゃあねーよなあ……? どうしようか考えてたその時、入り口のドアがガラッと開かれた。 「虹村ぁ〜!貴様か、窓ガラスを割ったのは!」 ゲッ!こいつは確か…だ、誰だっけ??とにかく、うるせえセンコーだったのは確かだ! 「おまけに…教室をこんなに荒らしやがって……!それに、その手に抱いてるのは誰だ!?」 ピクピクと体を震わせ、俺を睨み付ける。 ヤ、ヤッバァーイ!な、なんとかしてこの状況の言い訳を……。 「ア…アハハ……!勘弁してくださいよォ〜!お、俺が来た時には既に教室がこうなっててですね……」 「じゃあ一体誰がやったって言うんだ?」 「そ…それは… あー!あいつですよ、あいつ!」 そういって、明後日の方向に指を刺して教員の視線を誘導して……逃げるッ! 「あ…!に、虹村!待て、貴様ッ!」 ひぃぃぃぃ!何で俺がこんな目に会わなきゃならねえんだよォ〜! クソォ!俺が一体何をしたっつーんだ!教えろ、涼宮ッ!
ごめんね。スタンド名のセンスなくてごめんね。( ゚д゚ ) 今後増やす予定もあるから、センスある名前を思いついたら、 掲示板とかにお願い。します。しますぜ。( ゚д゚ ) ↓は三月のスタンド。 スタンド名−ナイトウィッシュ 本体名−真中三月 パワー:A スピード:B 射程距離:E(2M程) 持続力:A 精密動作性:D 成長性:C スタンドが触れた生物の『五感』を奪う。このスタンドの拳に少しでも触れられた者は、 『視覚』、『聴覚』、『触覚』、『嗅覚』、『味覚』の順に感覚が奪われていく。 この効果は、スタンド能力が解除されるまで永遠に持続する。 また、真中三月自身にこの能力を掛けた場合は、『五感』の情報を全て消し去り『ステルス状態』になる。 ただし『ステルス状態』になってる間は、相手から『五感』を奪う能力は使用できない。
GJでした 億泰の描かれ方が凄くいい この後の三月との関係が楽しみ
GJだぜ!明らかに原作より億泰の頭がいいwww スタンド名募集しだすと洋楽の知識ひけらかしたいだけの奴が出て来るから賛成できないな まあ職人の勝手だが それにスタンド名のセンスが悪いとは思わない
>>294 GJ!今後の展開に超期待。
>>297 同意。明らかにただ自分の好きな洋楽を挙げてるだけってのは寒いから勘弁してほしい。
洋楽好き=中二病とは言わんがそれをやけにアピールするのは恥ずかしい事なんだぜ?
まぁそんな寒い事するヤツはいないと期待してこのレスはなるべくスルーしてくれ。
GJ!かなりふいんき(なぜか(ry出てるんだぜ
>>297 狂おしく同意
感想ありがとざます。眠りつく前に
一応、これだけはレスさせていただきますでざますます。
>>297 反対意見が多いようなので独断と偏見でこれからも
つけることにするざます。ゴメンネ。( ゚д゚ )
やっと見れた……消えてるからどうなるかと思ったよ 乙です。何か今回はめちゃめちゃ苦労したってのが読んでて伝わってくる感じでした 自分を消す所がめちゃめちゃ理不尽で、いかにもジョジョっぽい感じでよかったww 効果音も出てましたねww 憶泰の戦闘はぶっちゃけ相手を削りとったら勝てるから使いにくいっすよね 一度も直接削り取られた奴はいないけど 三月あん……
302 :
マロン名無しさん :2007/01/25(木) 15:44:20 ID:omvGFPWY
面白かった GJ
>>301 ザ・ハンドで肉体削り取ったらえぐいからな・・・
つーか、億泰ってスタンド勝負で勝った事なくね?ラストバトルでは活躍したけど・・・
瞬間移動でサポートしたぐらいしか覚えてない つか攻撃が当たりさえすりゃ最強じゃね? 最初出た時、こいつやべぇ!!!って思ったし キャラ的にはポルナレフだけど………だから少し女好きって感じにみえるのか!?こういちへの嫉妬と合わせて
明らかにクリームの劣化版だけどな
クリームは亜空間の中に入れるけど、直接削りとるのは無理じゃね? 記憶あやふやだけど
ヒント:ガオン
>>298 そんなこと言い出したら、SS投下してるってのもそんな変わらん様な…
いやいや、ここの職人さん>( ゚д゚ )はとてもグッジョブですよ、是非続けてもらいたい!!
実際面白いですしね
ただまぁ、中二……ゲフンゲフンッ
落ち着け…素数を数えて職人さんを待つんだ… 1…
コンピ研部長<喰らわせろ!『デイ・オブ・サジタリウス』!! 2…
>>300 GJっす! 戦闘描写すげぇ!! オクヤス強ええ!!
その後の三月さんに期待!!!!
>>298 あ…危ねぇ…あやうく「テレビジョンってバンドの…」とかレスするところだったぜ
ああ…中二病orz
だからって邦楽しか聞かん俺も中2病orz
今夜こそ来て下さるだろう職人様・・・!明日までに投下が無ければ木になってしまうぞジャイロ
だいたいいつも夜中0時頃に降臨するよね
キョン「ば…ばかな!ア…アナルに指を入れただとォ………? 古泉がッ…!俺のにッ!俺がうんこをひりだす限界直後の時点で………!!」 ゴゴゴゴ ゴゴゴゴゴ ウホ泉「どんな気分だ?キョンたん……」 キョン「………………………」 ウホ泉「排便中なのにアナルに指を入れられる気分ってのはたとえると… 早漏で一分しか堀りあってられない男達が… 限界一分目にやっとエクスタシーを感じよううとした瞬間! グニニッ ……とさらにアナルで締めつけて肛門に注ぎ込まれる気分に似てるってえのは……どうかな?」 ググ グググ キョン「………………」 ウホ泉「しかし…てめーの場合全然 ウホッ!いい男とは思わん」 グアギイィッ(指に力を籠める) キョン「うぐう!」 ウホ泉「アナルはほぐれ始めた」
勢いで書いた 反省はしてない
>>318 __ __
/| |_____| |ヽ
| | |■■|■■| | |正直ウワアアァーーーーッ
| | ,.==、、_ ,__,,,..、、| | へ __
| |(゚ ;: ;j)了(y; ゚) | | \\ヽ\_
| | | !| |! | | | | | | |\\
<)| | . /u__,ゝ | |(> /) | |ノ / ノ ハ
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|.|_|ヽ ̄ ̄ ̄/|_|/ ∧__ \ | $ |/
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/ト、 :|. ゙l;: ,i' ,l' ノト、
/ .| \ゝ、゙l;: ,,/;;,ノ;r'" :| \
'" | `''-、`'ー--─'";;-'''" ,| \_
反省しろ
今日は来ないとわかっていても期待age
このあとの展開は難しそうだからな……想像もできんよ
念のため、近状報告をするざます……。 近状報告というか、風邪でしばし死んでいたざます。( ゚д゚lil) でも明日には復帰できると思うので許して。
すまねえな作者さん・・・俺ってやつぁ不器用でよ。ガキの頃からSSねだるしかできねえで、相棒のアンタにゃ世話かけっぱなしだった・・・ でもよ・・・( ゚Д゚ )の奴はGJと呼ばれて黙ってるような奴じゃあねえな。 俺が請合う。作者さんは来るぜ。ノロでもだ。 この荒野に、またSSの雨が降るってこった。 作者さん頑張リズム!
>>324 なによ?ただの風邪!?いつまでも来ないから心配したじゃないのっ!
べっ、別にアンタが心配だったんじゃなくてこのSSが心配だっただけよ!
勘違いしないでよねっ!!
327 :
マロン名無しさん :2007/01/30(火) 09:18:15 ID:OzyhbCI/
期待age
じゃあ俺も
復活。 とりあえず新展開に向け、今回はまったりむーど。 戦闘ばかりじゃきりきりしちゃうからね。胃と同じだね。 肉ばかりじゃきりきりしちゃうから野菜も食べよう。関係ない。はる。
え〜と……包帯の縛り方ってこれでいいだっけ……? 何か違う気もするなあ〜……え〜と……ウダラァァァ〜!メンドクセェェェー! ようは、患部の傷が治ればいいんだよ!これで良しッ!多分……。 これで安心して三月さんをベッドに寝かせられるなあ〜。 しっかし、保健室に誰もいなくて助かったぜ……。 もし、教師とかがいたらまた面倒なことになってたからなあ〜。 しかし疲れた……。今の時間は……えーと……4時ちょっと過ぎか……。 このまま少し仮眠をとりてーところだが、もし三月さんが目を覚ましたらやばそうだしよ……。 しかし睡魔っつーのは強力だぜえ〜……。再びオレを闇へ意識を持っていきやがる……。 もう…闇は…沢山……。そう思いながら…オレの意識は途絶えた……。 キーンコーンカーンコーン……。 「ほうわぁぁぁぁああああッ!?」 あ、あぶねえ!危うく眠るところだった……! こんなところでノン気こいて眠っていたら色んな意味で危ないッ! 目をゴシゴシと擦って顔でも洗おうと立ち上がると……。 「随分とお疲れだったみたいね。億泰君」 「どわぁぁぁああああっ!?」 お…起きてる……!三月さんが起きてる……! クソッ!いくらなんでも早すぎる……!まだ15分ほどしか経ってねえはず……。 そう思ってチラリと時計を見ると、時間は5時半を示していた。 な、なぁにィ〜!?い、いつの間にこんなに眠ってたんだ……!? い、いや、そんなことは問題じゃあねー!今の問題は……目の前にいる三月さんだぜ……!
「今日はもう億泰君を攻撃するつもりはないわ。だから安心して」 こ…攻撃しないだとぉ〜!? 信用していいか迷うが……もし、攻撃するつもりなら俺が寝てる時にとっくにやってるか……。 ここは信用しても、問題はなさそうだな……。 「ただ、一つだけ。一つだけ聞きたい事があるの。それを聞かせてもらうわ」 「聞きたいこと……?」 三月さんの聞きたいことってなんだ……? 涼宮のことは、俺より詳しい感じがするしよお〜。 まさか俺の恋人の有無を聞いたり……はしねえか……。 「なんで私に止めを刺さないの?私は敵なのよ。起きた瞬間にあなたを攻撃する可能性だってあったわ」 でも、三月さんは俺が寝ていても攻撃しなかったじゃあねーッスか。 「それは結果論じゃない!それに、この包帯……あなたが巻いてくれたんでしょ?」 俺が本屋文房具をぶつけたせいで、怪我をさせちまったからなぁ〜。 だからせめてもの詫びの印ッスよ……。ヘタクソな巻き方になっちまったけどなあ〜……。 「馬鹿じゃないの!?敵の私に何でそこまでお節介を焼くわけ?」 三月さんの言うとおり、俺は頭が悪いぜえ〜……。 だからよォ〜、心の中で思ったことをしただけっスよ……。 まあ、強いて言うなら……『放ってはおけなかった』それだけっスね……。
「……」 俺と仗助が敵として戦った後、あいつは俺の傷を治した……。 『なにも死ぬこたあねー』その理由だけで、あいつは俺の傷を治してくれた……。 きっと、ダブったんだろうな……。あの頃の俺と三月さんがよ……。 俺も相当荒れていたからよ……。理由や目的は違っても、三月さんの気持ちはなんとなく解るつもりだ……。 「億泰君、この借りは必ず返すわ……」 そういい残して、三月さんは保健室を出て行った。 これで少しは、落ち着いてくれると助かるんだけどな……。 そして翌日。軽いウツ状態でクソ長い上り坂をひーこらと登る。 この日ほど心からずる休みしたいと思った日はねえぜ……。 でも念のため登校しねえと何が起こるかわからねえからなあ〜。 下駄箱で上履きに履き替えて教室に行くと、昨日死闘を繰り広げた相手である三月さんが席に着いていた。 「おはよう、億泰君」 いつものように、ニコリと俺にスマイルで挨拶する三月さん。 その天使のスマイルに思わず心が奪われる……って待て待て待てッ! 昨日の出来事は現実だよなあ……?実際起こったことだよなあ〜? 何事もなかったかのようにスマイル振りまいてる三月さんを見ていると、 まるで昨日の出来事が悪い夢だったように思えてくる……。
「ちょ、ちょい!」 俺は三月さんの手を掴んで一目散に人気がないところに誘い込んだ。 つっても何もやましい理由からじゃあねーぞ!断じてッ! 昨日のことを確認しねえと、安心して授業が受けられねえからなあ〜。 「昨日のことは現実ッスよね〜!?何事もなかったかのようにリアクションしないで下さいよッ!」 三月さんは、『ああ、あれね』と言わんばかりの表情でクスリと笑い、一言。 「言ったでしょ、『この借りは返す』って。億泰君は、私を殺そうとしなかった。 だから私も、涼宮ハルヒを殺すことはやめることにしたの」 え〜と……あれ?つまりこれは……何ッ!? じゃあ、三月さんの問題はこれで解決ってこと……? ハッピーエンドってやつっスかァ〜!?つまり、これは大喜びしていいんだよなァ〜! や、やった!やった、やった!これでまたハッピーな学園生活がエンジョイできるッ! 「聞きたいことはそれだけ?」 「え……?えーと……ああ、いや!もう一つ!」 そう!狂喜乱舞してて、重要なことを忘れてぜ〜。 三月さんは『涼宮ハルヒを監視』のためにこの学校に気たんだから……。 他にもこの学校には、三月さんのようなスタンド使いがいるってことッスか?
「う〜ん……。まあいいかな……これくらいは。勿論いるわよ」 何ッ!じゃ、じゃあ……この学校には何人くらいスタンド使いがいるんスか!? 能力は?何年何組のなんて言う奴がスタンド使いなんスか!? 「悪いけど、それは言えないわ。規則に反するし。そもそも他のスタンド使いの情報は聞かされてないもの」 規則に反するってことは……やっぱり、三月さんも何か『組織』のようなものに入ってるんスか? 「そうね。でも詳しいことは話せないの……ごめんね」 三月さんは、俺にポンっと手を置いて教室に戻るよう促す。 そういや、そろそろHRが始まる時間か……。 「そうそう。今回のことは『組織』にはバレずに済んだみたいなの。 これも億泰君のおかげかな。何か色々と借りができちゃったけど、これからもよろしくね」 そう言って俺にウィンクをして、三月さんはスタスタと教室に向かっていった。 俺はそのウィンクにハートを削り取られ、しばしの間硬直していた……。 HR終了のチャイムの音で我に返り、遅刻扱いにされてしまった……。 でもいい!俺は今確実に幸せの道を歩んでるんだからなあ〜!
それにしても最近……一日が過ぎるのが早すぎるぜぇ〜……。 今日も一日中ずっと、三月さんを眺めていたからかなぁ……?。 楽しい時間はなぜか早く過ぎていくからなぁ〜……。 帰りのHRも終わりトイレにでも行こうとした途端、涼宮のヤローに腕を掴まれ部室へ強制連行された。 「ま、待て!トイレくらい行かせろ!テメーわ!」 「うるさいわね!昨日、団長命令を無視した罰よ」 そう言って、大量の荷物を俺に乗せる。 おおおお、重ッ!一体何が入ってるんだよ、これわッ! 「落としちゃだめよ。中にはみくるちゃんの撮影に使う小道具が入ってるんだから」 中を見ると、茶碗やらお盆やら注射器やらグラスやら看板やら……。 まあ、とにかく怪しいモンが一杯入ってやがる。 みくるさんの撮影っつーのはともかく、こん中の怪しい小道具を使ってどーすんだよッ! 「わかってないわね、萌えよ萌え」 へ……?燃えって……何が? この小道具に火をつけて燃やすのかあ……? 「キョン、萌えがなんたるかを教えてやりなさい」 「何で俺がそんなことを説明せねばならんのか、まずはそれを教えてくれないか?」
この後、散々この意味不明な言葉の講習を受ける事になった。 まあ……つまりは、俺が三月さんを見ている時のような感じってことだろ……多分なあ〜……。 結局、この日は後ずっと撮影の小道具持ちをさせられ続けることになった。 普段はキョンの役割らしいが、今回は昨日の団長命令を無視した俺がやるハメになっている。 クソッ!何が団長命令だッ!って言えずに素直に従ってる俺も自分が情けなくて泣けてくるぜえ〜……。 撮影が終わり、SOS団の活動終了時には俺はクタクタで机に突っ伏していた。 「はぁ〜……。もう何もやる気がおきねえェ〜……」 「お疲れ様です。ところであなたにお伝えしたいことがあるんですが……」 ぐったりと横たわってる俺に、古泉が話しかけてくる。 というか話しかけてくるな!俺は疲れてんだよッ! 「これは失礼。しかし、承太郎さんからの伝言を預かっているもので」 承太郎さんの伝言だとォ〜……? ……ガバッ! 体をハネ起こす。そーだよッ!何か忘れてると思ったら承太郎さんのからの連絡だッ! ついに来たか!で、承太郎さんは一体なんつってたんだ? 「『明日、直接会いに行く』だそうです」 ふ〜ん……。って!それだけかよッ! 「そうです。僕はあくまで連絡役ですからね。それに、承太郎さんと詳しく話をしてしまうと『機関』がうるさいんですよ」
なるほどなぁ〜。だからわざわざ俺を介して、涼宮についてのウンチクを垂れ流したってわけか。 冷静に考えりゃ、古泉が直接承太郎さんに涼宮についての話をしてもいいはずだからなあ〜。 だが、あいつの『機関』がウルセーことを言うからそれができねーってわけだ……。 しっかし、まあ……一体何から話せばいいんだあ〜? 涼宮のことに関しては、愚痴くらいしか思い浮かばねえが……。 そう……他のこと……!特にスタンド使いのことに関しては……色々とあるッ! まあ……順を追って説明していきゃいいかな……。 そして翌日。いつものように朝のHRが始まった。 担任の岡部のヤローがいつも通り出席簿を持って教室に入ってくる。 とまあ……ここまでは普通のHRだったんだよなあ〜。ここまではよぉ〜……。 「えー、HRをはじめる前に、皆に重要なお知らせがある。新しい講師となる先生の紹介だ」 新しい講師となる先生?この時期に新しい講師とは珍しいなあ〜……。 そんな風に教卓を眺めていた次の瞬間、俺は思わず席をガタッと立ち上がることになる。
「どうぞ入って下さい、空条さん」 「ああ……」 そこに入ってきたのは、身長190cmは超えるであろう長身の男。 白いイルカの帽子、白いシブめのコートを羽織った、他の誰でもない……。 「承太郎さんーッ!?」 はっ……! し、しまったッ!思わず驚いて席を立ち上がっただけじゃあなく、名前まで叫んでしまった……! うひぃぃぃ……注目度120%!って感じだぜぇ……。承太郎さんに怒られたらどうしよう……。 「ど、どうしたんだ虹村……?確かにこの方は空条承太郎さんだが……知り合いか?」 「えッ!?い、いや、ちょっと……ハハハ……」 承太郎さんは、口で小さく「やれやれ」と呟いていた。 そー言われても、講師で承太郎さんが来たとあっちゃ驚くに決まってるぜぇ〜……! 『明日、直接会いに行く』とは聞いてたが、まさか学校にくるとはなあ〜……。 しっかし、承太郎さんがこの学校に来たとなると、俺ってここにいる意味あんのか……? まあ……詳しい話は直接聞くしかねえなあ〜……。
貼ってる途中に誤字脱字を発見することってよくあるざます。 HPには修正版を改めて貼っておくざんす。 ちなみに気分転換や片手間に書いていた、ブツもUPしといたざんす。 暇で暇でどーっしょうもないときにどうぞ。
承太郎キタ―――(゚∀゚)―――ッ!!!!
GJです!
>>339 ( ゚д゚ )SS投下のご活躍の程、御喜び申し上げます
今後ともよろしくお願いします
乙です。今回は特に!!体調不良にかかわらずここまで書くとは… やっぱ俺はバトルよりもこのワクワクするような展開が好きっすね 三月さんがスタンド使いと判明してから朝倉イメージが、どんどんどんどん…………ゴゴゴゴゴゴゴゴ キャラとしてはジョジョにでてくるような変態変人も期待!!
>>339 GJ!!!!!!!!!111
てめーは俺をうならせた
345 :
マロン名無しさん :2007/01/31(水) 02:30:28 ID:vFaw11VN
GJすぎるwwwwww
GJ!!!
347 :
マロン名無しさん :2007/01/31(水) 13:26:50 ID:vFaw11VN
期待age
GJ!! これはアレか、三月とオクヤスのフラグかうわなにする… 承太郎はやっぱり海洋学の講師なのか!?やっぱモテるのかな… 期待すぎてねむれねぇwww
GJ!
>>348 科学とかじゃないか?
「このスプレーの中身は水素、つまりH2だ……
これを米粒代の白金に…高かったんだぜコレ…吹きかけてみると…
(ボッ)…ごく小規模の爆集圧が視認できる…吹きかけるだけでだ…
コレが触媒反応というやつだ…」
こんな感じでしゃべるんだぜ、きっと。てか授業受けてぇww
承太郎が化学?海洋学者だぞ? ヒトデについて延々と語るんじゃないか? 高校に海洋学なんてないけど… 地学とかそんなんが近いのかな。
海洋学ってのは…地理寄りなのか 生物とか環境とか理系の分野かとおもた
「海洋学」とひとくくりにしてしまうと、高校じゃどれ?になるけど 「イルカとかサメを研究している」という康一のモノローグと、 「ヒトデで博士号を取った」というのを信じるならば、承太郎の専門は 「生物海洋学」になる。 よって、海洋生物の育成環境を知る上で地学の知識も必要とされるが メインは生物学。
まあ作者が学ランを脱がせたくなかっただけの設定なんだろうけどな あれ?でも海洋学研究してても普通は学ランは着ないか? つーかあの白い服は学ランとは言わんか?何て言うんだ?
ラット戦を見る限り承太郎は動物の生態全般に通じていたから 生物の教師をやるんじゃないかな
海洋学的な生物のことしか教えない承太郎 →文系あぼん
承太郎って一応ハーフだし、嫁さんもアメリカ人なので英語の教師になるという線も無くは無いかもしれない
ユダヤ人の商人がどうのこうのとかも言ってたし、承太郎は雑学がすごいんだよ。 鼠の生態系とかに詳しいのもその一環。 色んなジャンルの本を読みあさるタイプだな。
保守
ほす
>>358 そのあらゆるジャンルの中で一番承太郎の興味をひいたものがヒトデだったのか…
星型が好きなのかな…
今日も来ないのかな…… 続きが待ち遠しい
363 :
マロン名無しさん :2007/02/03(土) 07:46:50 ID:a52inSn4
保守
唯一の楽しみのあるあるがなくなってしまったから今日来てほしいな
365 :
マロン名無しさん :2007/02/05(月) 11:57:39 ID:tGFP2r8v
保守
空条先生w 露伴だったら美術教師だな。生徒は蜘蛛の味を追及できるオプションが
367 :
マロン名無しさん :2007/02/06(火) 04:31:43 ID:hdZhgWXT
保守
もう一週間か…… このスレは見放されてしまったのかな……
え?もうそんなになるんだ 今までが早すぎただけでそんなに遅くは感じないが だいたい週間ペースでも話考えるのめちゃめちゃ大変だろ
まあ、気長に待とうぜ あと、承太郎はやっぱり謎の転任講師になんのかね?
作者はここまで書き溜めしてたってことでしょ まだ慌てるような時間じゃない(AA略
諸事情により、トリップ紛失。 うまくすれば復活する。それまで様子見。 とりあえず期間が開いてしまいましたが貼る。 今回もまったりムード。次回あたりまた動き出します。
承太郎さんの登場、そして俺の驚き。 そのせいで一時は教室が騒然としていたが、今はなんとか静まり返っている。 担任の岡部が承太郎さんのことを軽く紹介し、簡単な自己紹介を促すが……。 「さんざ紹介された後だ、わざわざ自己紹介するまでもねーぜ」 そう言って、承太郎さんは帽子を深く被る。 岡部のヤローは完全に固まっていた。どうすればいいのか困ってんだろーな……。 ま〜、俺も承太郎さんにドスの効いた声であんなこと言われたら固まるよォ〜? だけどよォ〜、岡部のヤローは仮にもセンコーなんだからよォ〜、少しくれー威厳ってモンを持つべきだよなあ〜。 ハンドボールの話をするときは生き生きとしてやがる癖に、こーいう時は『蛇に睨まれた蛙』のように縮こまりやがる。 そんなんだから生徒にもナメられるんだよォ〜。特に涼宮とかにな……。 ま、別にいっか……。おかげで俺も授業中にボーっとしていても、あまり文句を言われねーんだし。 そんなことを思い耽っていると、三月さんが嬉しそうに俺の方に振り向き、 「ねえ、億泰君が知ってるってことは、あの承太郎さん、『時を止める能力を持つ』承太郎さんだよね?ねッ!?」 と、まるで新品の玩具を見る子供のように目を輝かせながら言った。 その勢いに圧倒され、俺はただコクリと頷くしかなかったぜ……。 しかし、美人というか……可愛らしいというか……とにかく良い表情だ! 昨日とはまるで別人だぜぇ〜。やっぱこういう三月さんの方が良い!断然ッ!
「うわさには聞いてたけど……シブくてカッコイイなぁ……。はぁ〜……」 ……あれ?あ、あの……あの〜ォ〜……三月さん?もしもォ〜し? だ、駄目だ……!見えてねえッ!今、三月さんの瞳には承太郎さんしか映ってねーッ! ち、ちくしょおーッ!完全に『恋する乙女』の顔じゃあねーかッ! 折角いい感じに三月さんと仲良くなれたと思ったらこれかよォ〜……。 どうして神様っつーのはこうも残酷なんだあ?やっぱ神様が涼宮だからかあ? 悔しくて涙が出てきたぜ、ちくしょお〜ッ!相手がチャラチャラした男なら有無を言わさずブン殴るが……。 俺の『恋のライバル』はあの承太郎さん……。勝つ負ける以前に、殴ることなんて絶対できねえッ! 「え、えーと……。次は丁度、生物の時間なので……お願いします」 岡部のヤローは、承太郎さんに出席簿を渡して早々と教室を後にした。 おそらく居た堪れなくなったんだろうな……。なんだか少しカワイソーになってきた……。 いや、それより何よりカワイソーなのは俺だッ!くくくう〜……。 「授業は生物室で行う。用意しな……」 承太郎さんはそれだけ言って、さっさと生物室へ向かってしまった。 普通の言葉でも、承太郎さんが言うとシブく感じるぜ……。 し、しかし……それで何人かの女子が惚れたりするのは一向に知ったこっちゃねーが、 よりによって三月さんが惚れるこたぁ〜ねーだろッ!ウダラァァァッ! やり場のない怒りを地面にぶつけながら、俺は生物室に向かった……。
375 :
マロン名無しさん :2007/02/07(水) 21:31:34 ID:8TXorGZi
まってたぜ!!
蛙のホルマリン漬けや、蛇の標本など色々なモノがある生物室。 そこで承太郎さんが最初の授業で話した内容は『オニヒトデ』だとか『アカヒトデ』だとか、 まあ、とにかくヒトデに関することが殆どだった。 「……このオニヒトデはトゲに強い毒性を持つ。海で見かけたら触らないようにするんだな。そして……」 しかし、何でヒトデなんだ……? 承太郎さんの考えてることが俺にはさっぱりわからねえぜ……。 生物っていったらもっとこう、身近な生物について話すもんだと思ってたがなぁ〜? 蛇とかカエルとかよォ〜。まあ、承太郎さんがこんなに長く話すこと自体が珍しいから退屈はしねーけどな……。 そうこうしてる内に、授業が終わって中間休みに入る。 承太郎さんは俺の肩にポンっと手を置いて、 「昼休み、メシを食ったら職員室に来い」 それだけ言ってそのまま生物室を後にした。 心臓に悪いっつーか……あの声で『職員室に来い』って言われたら何も悪いことをしてなくても後ろめたくなるぜ……。 せめて、もう少しやわらかい言い方をして下さい……承太郎さん……。 「億泰君、承太郎さんは何て言ってたの?」 振り返ると、三月さんが興味津々な顔で俺と承太郎さんの会話の内容を聞いてくる。 そうやって目を輝かせながら聞いてこないで下さいよォ〜……三月さん……。 楽しいはずの学園ライフがどんどんと遠ざかっていく気がするぜ〜……。
俺は昼メシを食ったあと、三月さんと共に承太郎さんのいる職員室に向かった。 なぜ三月さんも一緒かというと、どうしても一緒に話が聞きたいと押し切られてしまったからだ。 どうでもいい奴なら、駄目と突っぱねるが他でもねえ三月さんの頼みだしなあ〜……。 それに、三月さんもスタンド使いだし、この間の事件も含めて色々と話し合っておいたほうが良いだろうしなあ〜。 ま、今後三月さんが敵になるようなことはないだろうしよォ〜、特に問題はないだろ……。 俺は職員室の扉を開け、承太郎さんがいるか近くにいたセンコーに聞いてみた。 センコーが指差した先を見ると、承太郎さんが弁当を頬張っていた。 弁当を頬張ってもシブイのは承太郎さんくらいだな……。 「承太郎さん、とりあえず来ましたけど……」 承太郎さんは弁当を食う手を止めて、スッと立ち上がる。 「ン……。ここじゃ場所が悪い……人気がない場所にいくぞ」 「あの、弁当食い終わってからでいいっスけど……」 「ン?……いや……大丈夫だ」 そう言って席を立ち職員室から出て行く承太郎さん。 俺と三月さんも慌てて後を追いかける。 外に出て、昼は人気がまったくない体育館裏で詳しい話をすることにした。
「ところで、真中三月……だったか?おめーも億泰と一緒についてくるってことは……」 「あ……。は、はい!『スタンド使い』です。『ナイトウィッシュ』っていう五感を奪うスタンドで……」 三月さんはスタンドを出して、一生懸命自己アピールしていた。 よく見ると顔が少し赤くなってるような気も……。 クゥ〜ッ!う…うらやましいッ!俺も三月さんにあんな表情されてみたいッ! 三月さんのあんなしおらしい表情を見れることはある意味幸せだけどよォ〜……。 今の俺の状況はある意味不幸だよなあ〜。いや、どう見ても不幸だよなあ〜? 「授業中ずっと俺のことを見ていると思ったらそういうことか……やれやれ……」 承太郎さん……俺は授業中、ずっと三月さんを見ているからハッキリと言えます……。 確かに同じ『スタンド使い』として、承太郎さんを見てたってのもあるだろーけどよ……。 でも、それだけが理由じゃあねーっスよッ!クソッタレッ! 「それにしても……『五感を奪う能力』……か……」 承太郎さんは深くタメ息をつく。厄介な能力だと思ったのか? ま、実際に三月さんと戦った時はかなりヤバイ能力だと思ったからなぁ〜……。 できれば、感覚が次々と消えていくあの能力は絶対にくらいたくはねーぜ。 今後、こういうスタンド使いが襲ってこなきゃいいんだけどな……。
「しかし、やはりこの学校にもスタンド使いがいたか……」 「やはり……ってことは、知ってたんスかァー?だったら先に行ってくださいよォ〜! 杜王町に行った時も変なスタンドに襲われるし、大変だったんスよォ〜!」 承太郎さんは少し肩をすくませ、タメ息混じり話を続けた。 「すまなかったな……。あの時はまだ情報が入っていなかった……」 承太郎さんはほんのすこし、すまなそうな顔をする。 つっても、よーく見なけりゃどこがどう変わってるのか見分けがつかねーけどな。 「とりあえず……おめーの話を聞かせてもらうぜ……色々とあるんだろ?」 そう言って承太郎さんは、催促するように帽子のツバをクイっと動かした。 俺は承太郎さんに今まで起きた事件についてのことを話した……。 特に、杜王町で起きた『異常空間事件』については詳しく話すことにした。 未だに本体がどこにいるのか……、ましてやどんな奴なのかもわからねえ。 ただ一つ分かてることは、『相当プッツンしたアブねえ奴』ってことぐらいだ。 『俺の世界を作るために協力してもらう』なんて台詞を言うくらいだからなぁ〜……。 このまま野放しにしてたらヤバイってことだけは確かだぜ……。 「なるほどな……。その『スタンド使い』についてはSPW財団の方で調査させることにする」 ま……、後は特に重要って程の話はねえが一応話しておいた。 『涼宮ハルヒ』についての事、三月さんについての事……。 もっとも、三月さんの事に関しては本人が目の前にいるから俺が詳しく話す必要もなかったけどよ。
「……大体の話はわかったぜ。億泰、色々とすまなかったな……。今度礼をさせてもらうことにする」 いやいや、別に大したことはしてねーっスよォ〜。 でもまあ、礼をして貰えるんなら、風邪以外なんでも貰いまっせ! 承太郎さんは一体どんな礼をしてくれるのかな……? トニオさんの料理をご馳走してくれるとかなら最高なんだけどよォ〜……。 「ところで億泰、これ以上の調査はおめーを危険な目に合わせるかもしれん……。 『涼宮ハルヒ』の情報についても、この学校にいれば自然と入ってくるだろうしな」 確かに、既に危険な目にあってるな……色々とよォ〜。 特に涼宮関係じゃ踏んだり蹴ったりだったぜ……。 昨日なんかは、団長命令を破った罰として荷物もちを永遠やらされたしよぉ〜……。 「だから……今後の調査については俺が引き受けることにした。おめーはぶどうヶ丘高校に戻れ」 えっ!? 戻れってことはつまり……また転校しろってことだよなあ〜……? 「ちょ、ちょっと待って下さいよ承太郎さん!せっかくこの学校にも馴染んできたんスよォ〜? いきなり戻れって言われても困るっスよ!それに、まだまだやり残したことが沢山あるしよォ〜!」 そう!沢山あるッ! そりゃ確かに仗助や康一と会いたいって気持ちもあるけどよォ〜……。 このまま中途半端に戻るわけにはいかねーぜ! この学校にはまだまだスタンド使いがいるし、そいつらが暴れださない保障なんてねえ。 三月さんのように暴走する可能性だってあるんだぜぇ〜! それにッ!何よりこのまま三月さんと別れるなんてぜってーできねえッ!
「やれやれ……。いいだろう、そこまで言うのならここに残れ……」 さすが承太郎さん!話がわかるぜ〜。 この柔軟さをどっかのプッツン女も見習えってんだ! 「だが……一つだけ忠告しておく。この学校にいる限りは、命の保障はないと思え……。 『涼宮ハルヒ』の周りで渦巻いてる組織はそう単純じゃあねーみたいだからな……。 俺もなるべく、おめーらを守ってやるつもりだが、毎日学校にいるわけじゃあねえ。 時には自分自身でどうにかしなきゃならねえ場面も出てくるだろうからな……」 確かに……承太郎さんが言うように、いつスタンド使いが襲っておかしくねえ。 三月さんや他の奴らが危険な目に会う可能性だってある……だからこそ、俺はこの学校に留まるッ! クゥーッ!三月さんの前でこんなカッコイイ台詞が言えたらどんなにいいことか……。 もっとも、今この場で言ったとしても、三月さんは承太郎さんに心が奪われてるから無駄だろうけどな……。 承太郎さんと分かれたあと、三月さんはずーっと浮かれっぱなしだった……。 まるで三月さんと沢山おしゃべりした後の俺のようだぜ……。 「はぁ〜……。クールで、知的で、カッコ良くて……まさに男の中の男って感じよね、承太郎さんって」 「そ、そうっスね……。確かにカッコイイなぁ〜承太郎さん……。まさに男の中の男……。はぁ〜……」 三月さん……あなたがそうやって喜ぶほど、なぜか俺の心は落ち込んでいくっス……。 本来ならば、三月さんが喜んでいるなら俺も喜ぶべきなのに……。 悲しいッ!無性にッ!しかも相手はあの承太郎さん……憎むことも怒ることもできねえッ! クソッタレッ!この怒りを一体どこにブツケりゃいいんだ、チクショーッ!
まったりし過ぎると、ぺらぺらしちゃうからね。 次はそろそろ ゴゴゴゴゴ……の音色をつけるつもりざます。 ゴゴゴ( ゚д゚ )ゴゴゴ 1,2,3,4,ゴゴゴゴゴ。
乙だッ
GJです
乙! もう来ないかと心配しちまったじゃねーか! しかし、あれだな。このSSはハルヒを中心に回ってたんだっけな。すっかり忘れてたぜ。
GJだけど・・・ 4部承太郎は女の子に「おめー」なんて言わないと思う。
乙リヌス菌!
言い忘れたざます。
諸事情により、HPは後ほどまとめて更新するざます。
>>386 ご意見感謝ざます。
参考にするざます。
うん!おもしろい! 次もよろしく頼むぜ!!
乙! 今後の展開に期待大なんだぜ!
毎度乙!! さすが( ゚д゚ )!!俺達にできないことを(ry そして億康……(´・ω・`)カワイソス
乙! 続きが楽しみだな。
>>386 四部一巻でジョウスケの取り巻きに怒鳴ったあたりをみると「おめー」って言ってもいい気がするが…
それはともかくGJ!!!! 不幸続きでも黄金の精神を持ち続けるオクヤスに惚れたッ!!
保守するッ
395 :
マロン名無しさん :2007/02/10(土) 20:24:48 ID:EBDzgtBy
保守だッ
396 :
マロン名無しさん :2007/02/11(日) 18:01:59 ID:sdJnlJgL
保守age
397 :
マロン名無しさん :2007/02/11(日) 20:43:09 ID:ysBl2PXf
あげる
最近SOS団が出てないぜ でもGJ
だがそれがいい
三月さんのスタンド見て思った 職人さん、聖闘士星矢好きだろ?
403 :
マロン名無しさん :2007/02/12(月) 18:24:56 ID:SEdG2i0e
だが断る
保守
展開変化。 話の都合上、今回は億泰じゃなく、キョン視点です。 ( ゚д゚ )キョンキョン。
どうしたものだろうね、本当。 SOS団発足以来、これ以上増えることがないだろうと思われていた団員がついに増えてしまった。 その名も虹村億泰。古泉は限定された場所でしか使えない超能力を持っているが、 こいつはその超能力の進化型とも言える、『スタンド』とかいうわけのわからん超能力を持っているらしい。 『スタンド』と言っても、物を固定させるために使用する物や、競技場にある階段状に設置されている観客席、 ましてやガソリンスタンドを略した言葉ではない。 億泰が持っている、超能力のようなものを総じて『スタンド』というらしい。 尤も、俺のような一般人の目には見えないとのことだ。見たくもないけどな。 こんな奇妙奇天烈な能力を持つ人間を、カール・ルイスも驚くスピードでSOS団に引き入れてしまうハルヒには、 毎回、驚かされるというか呆れさせるというか、正直言って俺の気苦労を増やす要因を連れてくるのは勘弁願いたいね。 まあ、億泰については、古泉のようにハルヒを神と崇めている奴でなければ、 長門のように、表情一つ変えず何を考えてるのかわからない奴でもない。比較的まともな高校生だ。 そう、その点については特に問題はない。 問題は『スタンド』を使う者同士の紛争に、なぜ俺まで巻き込まれなければならんのかと言う点だ。
毎日のように繰り返されているハルヒの迷惑な思いつきによって、杜王町探索することになり、 気づけばナイフやらフォークやら謎の化け物やらが暴れまわるレストランで、酷い目に遭ったあの日から約二週間。 いつものように、部室棟の一室で朝比奈さんが淹れてくれた緑茶を飲みながら、 俺は古泉とオセロをしていて、長門は分厚い辞典みたいな哲学書を読みふけっている。 ちなみに朝比奈さんはメイド衣装を着て盆を持ちながらちょこんと座っている。 そして、そんな平和な一時をぶち破るのは、ただ一人しかいない。 「遅れてごっめーん!色々と調べ事をしてたら遅れちゃったわ」 一体何を調べていたんだこいつは。 まあ、どうせロクでもない事であるのは想像できる。 ハルヒは、しばらく部屋をキョロキョロと見回して、 「あれ?億泰は?」 と聞いてきた。 億泰、どうやらお前に用があるようだぞ。どんな事を要求されるのか解らんが、ロクなことでないのは確かだ。 この場にいなくてよかったな。
ハルヒの湯飲みにお茶を入れていた朝比奈さんが、お茶を運びながら質問に答えた。 「まだ来てないみたいですけど……」 「来てない〜っ!?まったく、自分がSOS団であるという自覚がないんじゃないの!」 そりゃ無いだろうな。 無理やり連れてこられて、半ば強制的に入れさせられたんだ。 SOS団であるという自覚を持てという方に無理がある。 「ところで、お前は一体何を調べていたんだ?」 「それなんだけどさ」 ハルヒは水を得た魚のように活き活きとしながら話を続ける。 「今日、新しい講師がやってきたでしょ?」 ああ、あのやたらとヒトデについて詳しかった講師か。 それが一体どうしたんだ?ヒトデについての研究でもするのか? 「馬鹿ね、あんた朝の出来事覚えてないの?」 朝の出来事?はて。何か重大な事件でも起きたか? 「あーもう!億泰があの講師の名前を叫んでいたでしょ」 ああ、そういえばそうだったな。だからと言って、それがどうしたって言うんだ? 億泰とあの講師が知り合いだったとしても、別におかしくもなんともないじゃないか。
「おかしいわよ!つい数週間前に転校してきた生徒と、今日転任してきた講師が知り合いだなんて話が出来すぎているわ」 そうかい。 いちいち否定するのも面倒だ。ここはおとなしく頷いておいたほうがいいだろ。 それで、一体どうするんだ?今度はあの講師の調査でも行うつもりか? 「その通り!本当は、職員室に行って色々と調べようと思ったんだけど、他の教師に邪魔されちゃって」 そりゃそうだろう。 職員室で生徒が調べ物をしようと、講師の物をがさごそと漁っていたら誰だって止める。 ましてや、この学校の問題児なら尚更だ。もし俺が先生だったら、真っ先に止めるね。 「とにかく、今日はあの講師について何者であるか話し合うことにするわ」 話し合うも何も、億泰に聞けばいいだけのことじゃないか。 あの講師は一体何者なのかってな。 「その億泰が来てないじゃないの。それに、素直に本当のことを話すとは思えないわ」 確かに、本当のことを話すとは限らないな。 億泰の知り合いなら、あの講師もハルヒを調査しに来たのかもしれない。 しかし、仮にそうだとしたらこれほど皮肉なこともないな。 調査する側が、逆に調査されているわけだからな……。 そんな風に思っていると、 「よォ〜っス……はあぁぁぁあああ〜〜〜……」 これでもかという程のため息をつきながら億泰が部屋に入ってくる。 まるで好きな子に告白して、見事撃沈した後の男子学生のようだ。 こいつの身に一体何が起きたんだ?スタンド攻撃でも受けたのか?
「あら、丁度いい所に来たわね」 「アア〜ン……?」 億泰はガックリと項垂れながら、机に突っ伏している。 よほどショックな出来事でもあったんだろうな。可哀想に。 「知ってるんでしょ?」 「……。……何がァ?」 億泰はハルヒにまったく興味がない様子で聞いた。 興味がないというより、もう何も目が入ってない状態だ。 「まったく、キョン以上に頭がニブチンね」 「やかましーッ!一体、俺が、何を、知ってるのか、主語をいえ、主語を!」 億泰は、無罪を主張する犯人のように涙を流しながら叫ぶ。 何も泣くことはないだろ……。 「だから、今日来た講師のことについてよ!」 「……承太郎さんがどーかしたのかよォ?」 ハルヒは何かわかったような様子で『うんうん』と頷いている。 今の答えで一体、何がわかったというんだ?
「名前で呼ぶってことは、よっぽど親しい関係ってことよね。根掘り葉掘り聞かせてもらうわよ」 「やかましィィィィィーッ!知りたきゃ古泉に聞けッ!俺は帰るかんなッ!」 そう言って、乱暴にドアを開けて部屋を出て行く億泰。 「逃げるなコラーっ!みくるちゃん!古泉くん!有希!億泰を捕まえなさいっ!」 ……何かよくないことでもあったんだろ。 ほっといてやれよ。可哀想じゃないか。 「うるさいわね!あんたはここに残って億泰が戻って来ないか見張ってて!いいわねっ!」 そう言って、朝比奈さんの手を引っ張って億泰を追って外に出て行くハルヒ。 古泉と長門もその後に続いて出て行った。 哀れ億泰。だが、俺はお前の味方だぞ。もしここに戻ってきたらちゃんとかくまってやるからな。 「やれやれ……」 誰もいない部屋で呟いて、俺は机に突っ伏した。
……何分経っただろう。ふと目を覚ますと時は4の字を刻んでいた。 ハルヒ達はまだ戻ってきてないようだ。 顔でも洗おうかと立ち上がって、部屋を出ようとした所に聞きなれない声が飛び込んできた。 「よう、いい夢見れたかァ?寝起きのところ悪いが、ちょいと質問させてくれよォ」 ゴゴゴゴゴゴゴ……。 俺以外居ないはずの部室に、その声は聞こえてきた。 「この部室によォ〜、キョンって奴がいるよなあ?……写真忘れちまってよく覚えてねーんだよ」 声がした方向に振り返ると、一人の男が机の上に座って偉そうに踏ん反り返っていた。 行儀が悪いだとか、ちゃんと椅子に座れだとか、今はそんなのを問題にしている場合じゃない。 何だこいつは?一体何者だ?なんでこの部屋にいるんだ?いつからいるんだ? 「お前、知ってるだろ?えーと……そう、SOS団だったな。その一員なんだろ?ちょっと教えろよ」 訳が解らない。何を言ってるんだこいつは。 なぜ俺のことを探している?この俺に何の用があるっていうんだ。 「……何者なんだ、お前は。何でそんなことを聞いてくる?」 「あ、あ、あーあッ。待て待て。今質問してるのは俺だ。『キョンって奴を知ってるか?』って俺が聞いてるんだよッ!」 男は踏ん反り返っていた姿勢を戻し、立て続けに質問をしてくる。 『待て待て』と言いたいのは俺の方だ。俺はこんな奴と会ったこともないし話したこともないぞ。
「いいか、もう一度聞くぜ?キョンって奴を知ってるだろ?……ひょっとしてお前か?」 ……誰かの知り合いか?いや、それはありえん。 古泉や長門の知り合いだったら当然、俺の正体は知っているはずだ。 本人を目の前にして『キョンって奴を知っているか?』などと、まぬけな質問をするわけがない。 だとすれば、朝比奈さんか億泰の知り合いか? いや、それも有り得ない。それなら、二人に俺のことを聞いているはずだ。 いきなり部屋に現われて俺のことを聞いてくるなんて、非常識にも程がある。 何にしろ、危ない人間であることは確かのようだ。 「名前も知らない奴に、教えろと言われてもな。まずはお前が誰なのか教えてくれないか?」 「……テメー、何か勘違いしてねえか?それとも、耳にクソが詰まってて俺の声が聞こえてねえのかァ……?」 男は俺に向かって鬼のような形相を向けたかと思うと、部室中に響き渡りそうな大声で怒鳴りつけてきた。 「海に沈められてーのかァーッ!?今質問してるのは俺だァッ!!」 ……こいつが何者か知らないが、ひとつだけ解ったことがある。 ハッキリ言って、こいつは恐ろしく異常だ。 適当に誤魔化して、隙を見つけて逃げ出そう。それが一番安全だ。 「キョンって奴を知ってんだろォ〜?答えろッ!それともテメーがキョンかァーッ!?」 「そんな奴は知らん。他を当たってくれ」
そう言って、後ろ手で部室のドアを開けようとした途端、 「おいおい、嘘はよくねえなァー?嘘つきは泥棒の始まりだぜ?嘘つく奴は……お仕置きしなくちゃなァ――ッ!」 見えない何かが、俺の体を吹っ飛ばした。 俺の体は、机の上にあるパソコンを巻き添えにしながら壁に激突した。 「嘘をついた分のお仕置きだ。いいか?次に嘘をついたらこんなモンじゃあ済まさねーぜ……」 ……一体、何が起こったんだ? 触れられてもないのに、何で俺の体が吹っ飛ぶんだよ……? 「シラを切るって言うならよォ〜……探らせてもらうぜェー!テメーの体験をなァー!」 何を言ってるんだ、こいつ。 俺の体験を探るだって?どういうことだ? 「ん……?オメェ……なかなか面白い体験してるなあ〜?」 男は足を嬉しそうにバンバン叩きながら、俺を見下している。 面白い体験?もしかして俺が今まで体験したきたことを探っているってのか?そんな馬鹿な。 「オイオイオイッ!?ちょっと待てよ!こりゃひょっとして『ビンゴ』じゃねえか?え、オイ!? 何なんだよ、この体験はよォ〜!『閉鎖空間』に何度も入り込んでいるじゃあねーかよォ!」 ちょっと待て、なぜそんなことが解る? まさか、本当に俺の体験を探ったっていうのか? 冗談じゃない。これじゃあ、俺の正体だってすぐバレる。 もし俺の正体が解ったら、こいつは俺に何をする気なんだ? なんにしろまずい。逃げなきゃまずい。一刻も早くここから出ないとまずい。
「クソッ!」 「おおーとォーッ!」 逃げ出そうとドアに向かうが、見えない攻撃が再び俺を襲った。 体に何発ものパンチを浴びるような感触。勘弁してくれ。 幸い大きなダメージにはなってないが、体中に鈍い感触が走ったのは確かだ。 むせ返るような感覚を覚えながら、何とか体を立ち上がらせる。 ドアを開けて、外に出れば助けを呼べる。そう思って後ろを振り返る。 「駄目駄目駄目駄目〜ッ!逃げられちゃ困るんだよ。逃がさない。逃がさないぜェ〜ッ!」 ドアが無い。いや、それどころか窓もない。 いつの間にか、この部屋は一面ネズミ色の壁で覆われていた。 俺が以前、朝倉と対峙したときに発生した、あの空間のように。 「相当アワ食ってるようだなァ?まあ当然だ。何でこの空間が発生したと思う?ン?」 お前も朝倉と同じような能力を使えるってことかよ。 「あ、あ、あーあ。違う違う。ハズレだ。俺はえーと……ナントカ思念体か? 奴らのような宇宙人……つまり人外とは違う。純粋でまじりっ気なしの正統な地球人だ」 じゃあこの空間は一体何なんだ。 何でこの空間が発生している。朝倉が作った空間とまったく同じじゃないか。
「まったく同じだと?そりゃそうさ。テメーの体験を『リプレイ』したんだからなァ!」 意味が解らない。どういうことだ。 「『スタンド』が使えないテメーが理解できないのも無理はねえなァ、教えてやるよ」 また『スタンド』かよ。冗談じゃない。 何で『スタンド』を使えるわけでもない俺が、襲われなきゃならないんだ。 「この空間は、テメーが体験した『状況』や『環境』を『リプレイ』して発現させたんだよ」 じゃあ、この空間は俺が朝倉に襲われた時の環境を再現したってことか。 「そういうことだ、中々物分りが良いじゃあねーか」 勘弁してくれよ。できれば二度と体験したくないと思っていたんだ。 この不気味な空間を見るだけで背筋が凍る。何せ俺は二度も殺されかけたんだ。 「で、ここからが我ながらすごいと思うところなんだけどよ……」 俺の心情を無視して、この男は話を続ける。 「この空間を、俺は自由に支配できるんだよ。こんな感じになァッ!」 突如、椅子が宙に浮いて俺の向かって飛んできた。 俺は机を盾にして逃れようと机を掴むが、掴んだ瞬間に机が消えた。 驚く間も無く、椅子が俺の体に直撃する。
「……お前、アホかァ?この空間を自由に支配できると言っただろうがッ!」 立ち上がろうと、目の前にあった机に触れると、 その机も元からそこに無かったかのように、ふっと消え去った。 「椅子も机も自由に消せるし、増やすことだって出来る。つまり、何でも出来るんだよ。この空間ならなァッ!」 何だよそれ!反則じゃねえか。 まるで朝倉が俺を襲ってきた時と同じだ。冗談じゃない。 「まずは、テメーがキョンなのか、そうじゃあねーのか、答えてもらうぜ!」 どうすればいい。逃げ出そうにも、窓も壁も何もない。 脱出路は全て断たれている。何とかしてこの男を倒すしかない。 でもそんなことが可能なのか?俺はただの一般人だ。 「10数える内に答えろよ?言っておくが、嘘をついたら殺すッ!何も答えなくても殺すッ!いいか、これはマジだぞ?」 そう言って、男はカウントダウンを始める。 どうする、どうすればいい。油断している今しかチャンスはない。 隙を狙って不意打ちをすれば、あいつの体くらいは掴めるかもしれない。 残りは5秒を切っている。そうだ、考えてる暇なんてない。それ以外方法はない。
「クソッ!」 俺は思い切って、男に向かってもうダッシュした。 机や椅子が宙に浮いて襲ってくるが、そんなの関係ない。 奴を倒さなければ、俺が殺される。必死にならなきゃ、待っているのは死だ。 「特攻しようなんてことくらいよォ〜、予想つかなかったと思うか?」 地面から鉄の糸が現われ、俺の足を絡めとった。 いや、足だけじゃない。両手、そして俺の首にも糸が巻きついた。 完全に身動きが取れない状態になる。 「答える気は無いってことか。おとなしくしてりゃバラバラになって死ななくて済んだのによォ〜ッ!」 鉄の糸が、俺の体を締め上げる。 体中を引きちぎられそうな感覚が、俺の体を突き刺す。 くそっ……俺はここで死ぬのか……?悪夢なら早く覚めてくれ。 こんな意味もわからない内に死ぬなんて、まさに犬死だ。馬鹿げている……。 しかし、だめだ。段々と視界が暗くなっていく。 ―意識が、消失しそうだ。 ピシッ……バァン!! 俺の意識が途絶える前に、コンクリートの砕ける音がした。 それと同時に、俺を締め上げていた鉄の糸がパラリと解れ、俺の体は解放された。
「な……!?何だテメェェェッ!?」 「この空間は朝倉涼子が作った空間。進入するのは容易なこと」 むせ返りながら立ち上がると、俺の目の前に長門が立っていた。 そういえば、前にも朝倉に殺されそうになった瞬間に、長門に助けられたことがあった。 この空間が朝倉が作った空間のコピーなら、簡単に侵入が出来るというわけか。 何にしろ、助かったことには変わりない。 「そうか……テメー長門有希とかいう宇宙人だな?」 長門は無言で頷き、男をじっと見据える。 「サイボーグ如きが俺の邪魔をする気かァァァッ!?」 「あなたが危害を加えるつもりなら、攻撃を開始する」 「サイボーグの癖にほざくじゃあねーか……ならテメーも一緒に死んでもらうしかねえなァ〜ッ!」 長門は、ブツブツと何かを呟いている。攻撃態勢に入るつもりなんだろう。 それほど、この男は危険人物であることが伺える。 それにしても、何でこの男は俺を探しているんだ。誰か教えてくれ。
異常。 やっと典型的な悪役が登場。 キョン視点にするのは結構難しい( ゚д゚ )
乙&GJ! 気になる終わり方しやがってw 続編wktkして待ってます
超GJ
GJです。 キョン視点も違和感なしで、すげぇ。
最高!
GJ! やっぱあんた最高だぜ! 敵のスタンドはムーディブルースの環境変化版ってことでおk?
『スタンド』は『スタンド』でしか攻撃できない…果たして長門の攻撃は通用するのか!? まぁ、本体を攻撃すりゃいいだけか。
職人さん良い仕事有難う!今後もよろしく!
>>426 ザ・ワールドのような例がある
『時を止める』じゃなくて、『時の止まった世界に入り込む』であるように、
『(誰かの)体験を基にした、自在に操れる世界に入り込む』スタンド能力なんじゃないか?
<「この空間を、俺は自由に支配できるんだよ。こんな感じになァッ!」
額面どおりなら、世界に入り込んだ(スタンドの術中の落ちた)時点で長門の負けは決定
設定では、どうやら情報統合思念体にとってスタンド能力は『何か感じる』程度の知覚しか及ばないようだしね
あ、別にSSにケチつけてるわけじゃないからね!
今後の展開はマジで楽しみ
428 :
427 :2007/02/14(水) 01:00:51 ID:???
新手のスタンド使いの能力が全て判明したわけじゃないから飽くまで予想ですので・・・ 上の書き込みで気を悪くしてしまった方ごめんなさいorz
>>428 えらい低姿勢っすねww
謝る程では無いと思われ
まぁちょっと和んだわ
こういう風に、予想するのも楽しむ一つの手だし良いんじゃね?
そして作者さんGJ!
この板にある、承太郎とシャナがであったらというのと混ざっちゃうんだよなあ なんとなく それはそうとGJ!
>>430 ナカーマw
ていうか多分かなり層かぶってるよね
乙だッ
>>433 億泰は少し巧いと思った
ハルヒは無理して描くなくても良かったかと
>>433 PCで観れない...
チクショー(AA略
439 :
マロン名無しさん :2007/02/17(土) 00:14:40 ID:4ZpXOPBR
ここは俺がいっぱいいるスレですね
440 :
マロン名無しさん :2007/02/17(土) 00:21:45 ID:7Kmurnea
新手のスタンド使いの外見描写がまったく無いからどんな奴かわからねえ。
>>441 三月さんもな。
できれば、オリジナルキャラに
どんな外見かの描写が欲しいところだなぁ
と、言ってみる
スタンド使いは言葉遣いが億泰や承太郎とかぶってるから、余計分りづらいな。
そういや億安はもうブレザーに衣替えしてるのかな? 想像したらワロスw
>>444 一人だけ、服の上から大胸筋が見て判るのがクラスの混じってるのなww
マダー!!
1部・2部のキャラが絡んだらどうなるんだろう? 勿論、登場させて欲しいわけではないけど。
「ついに来たわよ!待望の留学生!その名も・・・」 「ジョセフ・ジョースター、ジョセフって呼んでくれ、ハッピーウレピーヨロピクネッ!」 真性のアホだこいつ しかしハルヒの奴が連れてきたってことはこいつも何かしらの曰くつきなんだろうな、どうせ・・・ 「あ、朝比奈みくるです、よろしくお願いします」 「イカすぜぇーッ、スカートめくりてぇ〜〜〜」 おいおい、もしそんな事をしでかしてみろ、即乱闘だ、乱闘パーティーだ 「ひえっ」 「いきなり何言ってんのよ、バカじゃないの?」 「あぁ〜〜〜んオメェー今俺の事バカっつったなぁーッ?」 やたらと身長の高い留学生は唇をひん曲げハルヒに食ってかかる そのうち理解するだろうが、傍若無人に足が生えたみたいなSOS団団長に歯向かう のは「コーラを飲んだらゲップが出るのと同じくらい確実に」無駄なことだ ニコニコ仮面の古泉がハルヒと留学生の間に入り仲裁しはじめた、7:3くらいでハルヒびいきの不公平な仲裁係りだ 朝比奈さんはオドオドしながら立ち尽くし、俺に弱弱しい視線を送ってきてくれている そしてそんな中、我関せず長門はいつも通り分厚いハードカバーを読みふけっていた こいつがいつも通りってことは、実はジョセフが異世界人でいきなり俺達を 謎の世界に引きずり込む、なんてことは起きないんだろう。起きないと信じたい 俺は嘆息し、お決まりの4文字の単語を吐き捨てようとした、がその瞬間 「おいお前」 俺のことか?なんだ 「次におまえは、やれやれ、と言う」 俺は額を押さえ溜息をつき、ええい何となく癪だな こころの中で存分に嘆くとするか、やれやれ 何となく書いてみたけど短くまとめようとしたら色々描写不足に、だめだこりゃ、駄作スマソ
いや、案外俺は気に入ったぜ 保守ネタにはいいんじゃないか?
450 :
マロン名無しさん :2007/02/21(水) 06:15:23 ID:3PU8lNhs
まってるお
ほす
454 :
448 :2007/02/22(木) 20:24:58 ID:???
思いついたネタをつぎはぎみたいにくっつけただけなのに意外な高評価で嬉しいです 続き、は・・・・難しいです。2部の敵はマジで人殺しチックなので、ハルヒ世界には合わない気がするし しかも今、手元に2部がちょうど無いんだぜぇ〜〜〜ッ、ジョセフどんな奴だっけ でもあくまで保守ネタ程度として喜んでもらえるならまた書くかもしれません
保守ネタでも期待してるよ。 ジョセフだったらブレザーが似合いそうだね。
ジョセフって何歳だっけ?
確か19歳だったと思う
今確認したら8巻で、ジョセフが18歳、シーザーが20歳だった。
あんまジョセフジョセフ言ってるとキモメールを送ろうの神を思い出すんだがw
書き込めるのなら投下するざます。 11話と12話は、長めになったため、少し量が増えるざます。 3話に分けようとも思ったけど、キリがいいので2話まとめ( ゚д゚ )
※11の続きにより、キョン視点です。 男は目をギラつかせながら、長門と俺を凝視している。 まるで、獲物を狙う蛇……いや、こいつの場合は鶏と言ったほうがよさそうだ。 というのも、この男の髪型がテレビに出てくるどっかのお笑い芸人の髪型に似ているからだ。 ハニワだったかイナワだったか……って、まてまて。 今はそんなくだらないことで頭を回してる場合じゃないだろ俺。 「対有機栽培……えーと……なんとかインターフォースだったか?テメーみたいなクソ機械に……」 有機栽培って何だ。野菜じゃあるまいし。 長門、訂正してやれ。 「違う。対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース」 「……やかましィィイイッ!コンタクトだか、コンパクトだか知らねーが、とにかく殺すッ!」 間違いを指摘されたからって逆切れするなよ。 普段ならそんな突っ込みを入れるところだが、相手が相手だ。 ここは自制しておこう。下手に刺激を与えたらまずいしな。
トサカ男は長門から体を一歩引いて、傍にあった机を掴んだ。 掴んだ机は宙に浮かび、魔法の絨毯のようにトサカ男を上に乗せた。 なんとも不可思議な光景だ。次はヤカンから大魔神でも召還する気か? 「さてと、ここでひとつお前に質問してやる」 宙に浮きながら、余裕の笑みを浮かべるトサカ男。 かっこつけているつもりだろうが、全然かっこ良くないぞ。 「この空間は俺が作り出したものだ。そしてこの空間では俺は何でも出来る」 「……」 「これがどういうことかわかるか?」 長門は何も答えず、ただブツブツと何かを呟いている。 この空間を解除するためのプログラムだか呪文だかを唱えてるのかもしれない。 なら、なるべく時間を稼ぐのが得策かもしれないな……。 「さあな、一体どういうことなんだ?」 無口な長門の変わりに俺が話を進めることにする。 このまま話を長引かせれば、この空間を元に戻すことができるかもしれない。
「クソ男が……テメーには質問してねーんだよォーッ!」 俺が変わりに答えたくらいでキレるのか、このトサカ野郎は。 カルシウムが足りてないんじゃないか? このまま血圧がどんどん上がっていって、倒れてくれるとありがたいんだが。 「そ、そう怒るなよ。俺が変わりに答えたっていいだろ?」 「……ふーっ……」 トサカ男は自分の髪の毛を触りながら、気だるそうにため息をついた。 そんなに俺が話し相手なのは嫌か。でもな、俺はもっと嫌だと言い切れる自信があるぞ。 できれば今すぐ会話を止めて、ここから出て行きたい気分だ。 「つまり、テメーらは絶対にどう足掻いても死ぬしか道がねえってことだよォッ!!」 トサカ男のイライラが頂点に達したのか、残っていた机と椅子を全て空中に浮遊させる。 まるでホラーハウスのように、回転しながら乱舞する。 「そのまま、その位置」 長門は、逃げ惑おうとアワをくっていた俺の体を静止してきた。 机と椅子が俺と長門に向かって飛んでくるが、そこに壁でもあるかのように全てはじき返す。
「ほお、それがインターフォ……インタフェースの力ってやつかあ? それじゃ、これはどうだ?」 トサカ男は机に乗っかりながら、クイっと右手を動かした。 立て続けに、左腕、再び右腕と、ボクサーのように両手を動かす。 すると、目の前にいた長門の体がトサカ男に触れられても無いのに吹き飛ばされた。 さっき、俺が見えない攻撃で吹っ飛ばされた時と同じだ。 「長門っ!」 「おおーっとォ!」 長門の元に駆け寄ろうとした瞬間、俺の足元に太い鉄パイプのようなものが絡まった。 俺の足は、セメントか鉛で固められたかのようにガチガチになって動かない。 クソッ!どうすりゃいいんだよ……。 「テメーはそこで大人しく見ていろっ!」 トサカ男は長門に近づき、さらに攻撃を浴びせようとしている。 クソ、どうすればいい? 何でもいい。何か時間を稼げるような……。 ええい、この、苦し紛れでも何でもいい!当たってくれっ! 近くに落下していた椅子をトサカ男に投げつけるが、 「テメー、何にも理解してねーようだなあ?」 椅子はトサカ男に命中する前に消滅する。 「この空間にあるモノは全て俺の支配下なんだよォォーッ!いい加減学習したらどうだあーっ?」 そう、トサカ男に命中する前に椅子だけが消滅した。 俺が苦し紛れに投げた、もうひとつの物を除いてはな。
「をあっ……ぷっ……!?」 椅子と一緒に投げた俺の制服は、トサカ男の顔面を見事に捕らえた。 突然の出来事に混乱したのか、トサカ男は両手足をバタつかせる。 「ぶがががが!デ、デメー……ふごももももごっ……」 本当、ありがたいよ。 お前が椅子を消してくれたおかげで、椅子に括りつけた制服が見事に命中したんだからな。 「……完了」 いつの間にか、俺の近くにいた長門がポツリと呟いた。 一体、何が完了したと言うんだ? いや、それ以前にお前は平気なのか? 物凄い勢いで吹っ飛ばされたんだぞ。 「へいき。それより、あなたが危険」 そう言って、俺の頭をガッと掴んで反省のポーズをさせられた。 次の瞬間、俺の頭上を椅子が猛スピードで駅を通過するかの如く通り過ぎていった。 長門、助けてくれたのは非常にありがたいが、もっとマシな助け方はできないのか? 俺は猿回しの猿じゃないんだぞ。 「ぷはあっ……クソッ……この十人並み男がぁぁぁあああ!やっぱりテメーからぶっ殺しっ」 顔にかかっていた制服を投げ捨てるトサカ男。 奴が次に見た光景は、目の前に飛んでくる椅子の光景だったに違いない。 さっき通過した椅子は、トサカ男に向かって一直線に飛んでいたのだ。
「……俺の視界を遮って、飛んでる椅子をブチ当てようと思ったのか?甘いんだよォォォオオオ!」 しかし、トサカ男に命中する前に椅子は弾き返されるように明後日の方向に飛んでいった。 だめだ。視界を奪ったところで椅子は奴には命中しない。 全てはあのトサカ野郎の支配下。つまるところ奴に危害を加えるようなことはありえないってことだ。 一体どうすりゃいいんだよ……。 「どんなに足掻こうが、お前らに勝ち目は無い……」 ボゴォッ!! …。 ……。 「だ……よ……ォォオオオ?」 俺も目を疑った。さっき、明後日の方向に飛ばされたはずの椅子がトサカ男の顔面にクリーンヒットしていたからだ。 跳ね返されたり、消されたりと一切命中しないはずの椅子は、見事というしか無い程に顔面ど真ん中にぶち当たっていた。 「おがっ……おおががっ……な……なんで……?」 俺の足元に絡み付いていた鉄パイプが砂粒のようになって消えていく。 同時に、周りの机と椅子もすべて砂粒のように消えていった。 「属性情報を変更。あなたの支配下にあったその椅子を私が操れるように変更した」 「き……きた……ねえ……ぞ……」 お前が言うな。
「ぶげっ……!」 綺麗に命中した椅子と共に、トサカ男は地面に倒れた。 もう二度と立ち上がらないことを祈りたい。心から祈りたい。 しかし、こういう祈りというのは大抵闇の中で虚しく響くものなんだよな。 顔面を強打されたにも関わらず、トサカ男は顔から血をダラダラと流しながら立ち上がった。 血に染まった顔は、まるで本物の鶏のようだ。いやいや、そんなことはどうでもいい。 「よ……くも……やりやがったなァァァアアア!」 トサカ男は鬼のような形相で鳴き声……否、叫び声を上げた。 完全にトサカに来ているようだ。目が2日間も寝てないくらい血走っている。 危なすぎる。極力目を合わせないようにしよう。 「そんなに苦しみながら死にたいのなら……望みどおりにしてやるよォー―――!!」 トサカ男がそう叫んだ瞬間、辺り一面は目が瞑れるほどの眩い光に包まれた。 なんというか、そう、四方八方からカメラのフラッシュで撮影されたような、そんな感じだ。 トサカ男のフラッシュ攻撃が止み、瞑っていた目を恐る恐る開いていくと、そこは森のような、山のような、そんな場所だった。 なんだ? どこだ、ここは? なぜこんなところに俺たちは居るんだ? 様々な疑問が俺の脳裏を駆け巡るが、その疑問はすぐに消し飛んだ。
―テメーの体験を『リプレイ』したんだからなァ― リプレイ。つまり俺が体験した場所をリプレイしなおしたというわけだ。 よく見るとここは、文化祭で出す映画の撮影のために行った森林公園じゃないか。 あの噴水といい、この安っぽい作りといい、できればあまり行きたいと思わないあの森林公園そのものだ。 まあ、当然といえば当然か。この俺の記憶を基にして作っているんだからな。 「フヒヒヒ……!最初からこの広いフィールドで甚振ってやればよかったぜ……」 トサカ男の声が何処からとも無くこだまして聞こえてくる。 どうやらどこかに隠れているようだ。卑怯で汚いのはどっちだよ。 「この広いフィールドじゃあ……俺を探すのは不可能だろォ?たっぷりと遊んでやるよォー―――!」 周りの木々が突風に煽られるように激しく揺れ動いている。 無論、突風が吹いてるわけじゃない。あのトサカ男が木を動かしているんだろう。 森林公園というだけあって、周りは木々に囲まれている。 つまり、辺り一面敵だらけという状態だ。おまけに奴はどこにいるかわからない。 これってかなりまずくないか……? 「……」 長門は、また呪文を唱えるようにブツブツと言っている。 俺もなんとか、トサカ男を見つけようと辺りを見回すが、人の気配は微塵も感じない。 周りの木々はさらに激しく揺れ動き、俺の近くにあった木の枝が俺に向かって伸びてきた。 って、ちょっと待てっ!
「うがっ!」 まるで強力な鞭で引っ叩かれたような感覚が俺の体に走った。 幸い血は出ていないが、ハッキリ言って物凄く痛い。くそっ! 「ひゃはははは!ほらほら、たっぷりと可愛がってやりなァー――!」 2、3回と俺の体に木の鞭がぶち当たる。 ハッキリ言おう、めちゃくちゃ痛いなんてもんじゃない! 気絶できたらそのまま気絶してしまいたいほどの痛みだ。冗談じゃない。 「こっち」 長門が俺の手を掴み、足元に転がすようにして引き寄せてきた。 木の鞭は、標的を変えて長門を攻撃し始める。 鞭に引っ叩かれながらも、長門は顔色一つ変えずに呪文を呟き続けていた。 「ちっ……!」 トサカ男の舌打ちと共に、周りにあった木々は、鞭攻撃を止めた。 顔色一つ変えない長門では面白みに掛けるとでも思ったのか? どっちにしろ、悪趣味な野郎だ。それにしても引っ叩かれたところがジンジンと痛む。 ちくしょう。頭にくる。殴ってやりたい。 「インタフェースッ!テメーは真っ先に殺すことに決めたぜ。じっくりと弄ぶのは……」 周りの木々が、俺に向かって指を刺すように枝を向けた。
「テメーにしてやるよ!ギヒヒヒッ!SMプレーを楽しませてやるぜ」 丁重にお断りする。 生憎、俺にはそんな趣味はないし、ましてや性癖もない。 「さてと、まずは……縛り付けるッ!」 だから俺にはそんな趣味は無いと言ってるだろ。 トサカ男の声と共に、しばらく静寂していた木々が再び激しく揺れ動く。 物凄く嫌な予感がするのは気のせいであると願いたい。 周りの木々は、物凄い勢いで枝を伸ばし、俺と長門を取り囲んだ。 まさか、木の枝で俺たちを縛りつけようってわけじゃないだろうな。 「ピンポォーンッ!大正解!でも縛り付けるのはテメーだけだ……」 俺の全身を、木の枝が絡みつく。 長門の周りで蠢いていた木の枝は、枝先を長門の体に向けていた。 「そっちのインターフェースは枝で串刺しにしてやるぜッ!」 木の枝先が長門の体に向かって突出した。 長門は小刻みに動き、長門に突き刺さろうとする枝をかわしていく。 しかし、段々と木の枝は長門を追い詰め、左腕、右腕、右足とギリギリのところを掠めていく。
「チョロチョロと動き回って回避するなんざ、無駄なことなんだよッ!」 長門の後ろに位置していた木が、長門の体を羽交い絞めするように太い枝で掴み上げた。 木の枝は、長門の心臓や頭を狙うようにピタリと止まった。 「……見つけた」 長門は、俯いていた顔を上げてポツリと言う。 「はぁ〜? 何言ってんだテメー?」 「……」 枝をじっと見つめる長門。 羽交い絞めされた体を脱出させようと抵抗する様子もない。 「訳の解らねーことを言いやがって……。どうなろうとテメーは死ぬ運命なん……」 ドゴォオッ! プロ野球のピッチャーが、バッターに剛速球をブチ当てたような音が響き渡った。 「……ゴボッ……な……なァァァアアアアアッ……?」 トサカ男の絶叫が、公園中に響き渡った。 なんか知らんが手痛い一発を浴びたらしい。 俺は他人の不幸を喜ぶ人間ではないが、この時ばかりは大変喜んだ。 是非とも目の前で仁王立ちをして、「ざまあみろ!」と言ってやりたいね。
「情報エネルギーの元を辿れば、本体を見つけることは難しいことじゃない」 バラバラと木の枝が俺と長門の体からはがれていく。 噴水から水しぶきが上がり、中からトサカ男が血だらけで出てきた。 なんていうところに隠れてるんだよ、あのトサカ野郎は。 周りをいくら見回しても見つからないはずだ。本当に何でもアリなんだな。 「ごほっ……おぐ……おぐぐっ……!」 トサカ男の顔には、弾丸で顔を貫かれたような痕が3つ程ついていた。 長門は一体、何をしたんだ? 「それ」 長門は俺の制服を指差しながら言った。 ふと見ると、俺の制服のボタンが全部無くなっていた。 いつの間にボタンを取ったんだ? 無くなったボタンはどこに行ったんだ? これじゃ、前を閉めることができないだろ。って、まてまて、そうじゃない。 制服のボタンを使って何をしたっていうんだ?
「属性情報をブースト変更」 どっかで聞いたような台詞だな。 よくわからんが、ようは俺の制服についていたボタンで何かしたってことか? 長門はこくりと頷いて、 「あの男にそれが覆いかぶさった時に解った。あの男は自分の空間外の物を操ることが出来ない」 そう言って、スタスタとトサカ男に向かって歩いていく。 確かに、俺の制服を消したり、跳ね返したりすることはできなかったな。 しかし、制服のボタンで攻撃しようなんて随分と大胆なことを思いつくもんだ。 トサカ男は長門の姿を見るなり、おびえるような仕草をする。 「ま、待てよ!俺をどうするつもりだよ〜っ!?」 「何もしない。そのまま無抵抗でいるのなら、あなたは助かる」 トサカ男は両手を上げて、命乞いをするように何度も何度も土下座をした。 さっきまで余裕をかましていた時とはえらい違いだ。情けなさ過ぎるぞ。 「わ、わかったっ!わかりましたっ!何もしない、しません、やりませんっ! あなた方を襲った理由もちゃんときちんと明確にお話します!だから命ばかりはァァァアアア!!」
長門はしばらくトサカ男をじっと見下ろし、そのまま俺の方へ振り返った。 トサカ男は、後ずさりしながら長門の後姿を目で追っている。 そして、長門との距離がある程度離れた瞬間、トサカ男はニヤリと笑みを浮かべた。 「馬鹿がァァァァアアッ!この空間はまだ俺のフィールドなんだぜェー――ッ! テメーが油断してる間に木の根を足元に仕込んでおいたんだよォッ!」 ドガッ ボゴォッ! 荒々しい轟音と共に、無数の木の根が長門の体に絡みついた。 何もしないんじゃなかったのか? 「形勢逆転ってやつさあッ!このまま首をカッ切るッ!最後に勝つのはやっぱり俺だァァァアアッ!」 ガボォッ! ベギィッ! 卑怯だと声を上げる間も無かった。 いや、声を上げる必要は無かったと言った方が正しいかもしれん。 長門に絡み付いていた木の根は、全て体から離れ、トサカ男の顔面を引っ叩いていたからだ。 「うげ……ごッ……え……?」 トサカ男の方も訳が解らなかったらしく、顔を歪ませながら驚いていた。 「な……なん……で……?」 「あなたの能力が弱っていたおかげで、周りにある物の属性変更は全て終わっていた」 どうやら、椅子を奴に向かって飛ばしたように、周りにある木々の情報を全部捻じ曲げたらしい。 トサカ男の制御下にあった木々を、全て長門の制御下にしたということだろう。たぶん。 「言ったはず、何もしなければ助かると」
長門は無表情ながらも、『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……』という効果音が聞こえてきそうな迫力で立っていた。 いかん、ちょっと怖いかもしれん。あの男がどうなろうと知ったことではないが一応祈りだけは奉げておいてやろう。 アーメン、南無阿弥陀仏、南無妙法蓮華経。 「ま……待って……ほ……ほんの……冗談なんですよ……へへっ……」 「そう」 ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴォッ! 言い訳する間もなく、トサカ男は、木の根によって顔面を何発も強打された。 まるで鞭を使って何度も引っ叩くように何度も何度も顔面を強打されている。 あれは相当痛い。いや、相当どころではない。俺ならいっそ殺せと願うね。 「ぷぎぃやぁぁぁあああああああっー――――――――っ!!」 いかん、凝視できん。トサカ男に殺されかけたにもかかわらず、少し哀れに思えてきてしまった。 何十発、いや、何百発もの打撃音が公園全体に響き渡った後、やっとあたり一面は静寂に包まれた。 「ぷげっ……ぶがっ……」 弱々しい声を上げながら、トサカ男は地に伏せた。 気絶したのか、はたまた最悪な事態に陥ってしまったのか、ピクリも動かない。 トサカ男が動かなくなったのをきっかけにするように、 今まで静寂に包まれていた空間が渦を巻くようにグニャリと歪んでいく。 木々、噴水、地面が全部混じっていくような感じで、ぐにゃぐにゃと歪む。 まるで船酔いに襲われたような感覚だ。正直、かなり気持ち悪い。 やっと空間の歪みが治まったと思ったら、俺たちは元いた部室に戻っていた。
後ろにあったドアのノブを回してドアを開けようとする。普通に開いた。 当たり前のことだが、部室のドアがちゃんと開くというのはこの上なくありがたいことだ。 どうやら元の世界に戻ってこれたようだ。助かった……。 「ところで、こいつはどうすればいいんだ?」 顔面を何度も強打されたせいか、トサカ男の顔面はバイクのレース場のような凹凸ができていた。 見ていて痛々しい。あまり凝視したくないので視線はあくまで長門に向いたままだ。 「……」 長門は何も答えず、黙々と傷ついた体や荒れた部室を修復していた。 まあいいさ、答えが返ってくるなんて期待しちゃいない。 それにしても、なぜこいつは、俺の命を狙ってきたんだろうか?
厄介な能力だけどザコっぽいキャラって結構いるよね。 今回、トサカ君には悪いがそんなキャラになってもらった。ごめんね。 スタンドなどは↓( ゚д゚ ) スタンド名−トラフィック 本体名−トサカ男(本名不明) パワー:C スピード:D 射程距離:具現化したシーンによって変化 持続力:A 精密動作性:A 成長性:C スタンドが指定した対象の体験を読み取り、そのシーンを具現化するスタンド。 再現できるのは周りの環境のみで、人間などを具現化することはできないが、 一度体験したことなら船といった限定された場所や森や草原といった広大な場所まで自由に具現化できる。 空間自体を捻じ曲げて作るため、スタンド能力を解除しない限り、空間から脱出することはほぼ不可能である。
GJ! トサカのヘタレ具合がなんともジョジョっぽいなw それはそうとトサカの格好はどんなんなんだ? 北斗の拳のザコしか思いつかない……
追記させていただきます。 トサカ君については深く容姿に追求しないつもりで書いてしまいましたが 三月さんはいまさらながら考えたものを次回か欄外に書かせていただくざます。 それと、皆さん、毎回、色々な意見本当にありがとうございます。 色々とためになったりするのでありがたいです。 お礼に2回みつめて( ゚д゚ )( ゚д゚ )あげる。
GJです。 登場するジョジョキャラは基本的に4部キャラなのかな?
やっと来たーー! 長門はやっぱり強いな
483 :
441 :2007/02/23(金) 23:34:07 ID:???
>>480 GJ!!
しかし長門は強いな
三月さんの設定wktkしてまってるぜ!
スレ違いは承知だけど、「もしバキがSOS団に入ったら」なSSってあるの?
>>484 SSじゃないが、範馬バキの憂鬱ってスレは50レスいかずに落ちた。
信者の相性が悪いんじゃね?
「ただの人間には興味ありませんッ。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさいッ。以上ッッ」 「〜〜〜〜〜ッッッ」 「老師ッジーフィーをッ私にSOS団のジーフィーをッ!」 勢いで書いた。今は反省している。
gj!戦闘の描写とか素晴らしいです 「相手が勝ち誇った時、すでにそいつは敗北している」ってのが非常にジョジョっぽい
これはすごいわ GJ
すげー、どっちの要素も入っててGJ! ジョジョって文章化難しいと思うんだがガンガレ!!
長門が強い、というか、長門しか戦える人間がいないからなあ。 だからこそ、キョンが役に立ってるのがGJ!
>490 そういう点では、今回の敵は、できれば通常空間では役立たずの古泉に倒して欲しかったかな。 机の属性情報変更はあまりにも出来すぎというか、つまらない展開だったし。
スタンドの「能力」は絶対であってほしかったかな。 エニグマの紙からクレイジー・ダイヤモンドが脱出できなかったように。 チープトリックをエコーズが引き剥がせなかったように。 でもまあ、キョンの上着はGJさ!
非常にGJですよ!! "ボタン飛ばし"は、「それはテメェのスタンドじゃぁねーぜ」ですよね! やっぱり、長門最強か・・・・・ 『スタンドは見えないが、その情報エネルギーの存在を確認できれば干渉可能』 て言うスタンス?だと、敵スタンド使いの肝は"暗殺"になるのかなぁ 何とかして、最強のスタンド使い空条承太郎氏を長門嬢にぶつけてくれんかな・・・
ハルヒの原作でもそうだけど、先手を取って一撃で殺さないと 長門を仕留めることってできないよな
対長門ならコンピューターウィルスを使うスタンド使いが良いかな
無敵の『スタープラチナ』でなんとかしてくださいよォ〜〜〜〜〜ッ!!
なんらかの手段で思念体とアクセス不可にすれば 何とかバランスがよくなりそうなんだけどな そんなことできそうなスタンドってなんだろ
>>497 ザ・ワールドやマン・イン・ザ・ミラーの様な、概念を世界化する能力とか
マン・イン・ザ・ミラーの場合、
「○○を許可しない」という風に、先に思念体について把握しておく必要があるが
デス13も良い線行きそうなんだが、
長門がレム睡眠ノンレム睡眠繰り返すような脳味噌してるかどうか疑問
ヘブンズドアーやホワイトスネイクでも何とかなりそう ヘブンズドアーの場合は波長さえ合えば行動不能にして能力全て把握出来る上 「統合思念体にアクセスしない」と書き込めば良いだけだけど そんなことするより「岸辺露伴に攻撃できない」とかけば良いだけだし ホワイトスネイクにいたってはディスクを取り出せば倒せるしな 攻撃が当たればだけど 思念体の存在を知る方法は 原作に出てきた中河のような能力を持つか、 そいつとコンビ組んで、不意打ちをかけるとか
ぶっちゃけ時を止められたらどうしようもないんですけどね。
結局、長門を戦闘から排除するには不意打ちしかないのなw しかも最初の一撃で排除できなければ終わり、と。 スタンドはスタンドでなければ攻撃できない、というルールを破っている以上、しかたがないが。
長門ならアブドゥルさんを助けられたかな?
あとはダービー兄弟のパターンか。 うかつなキョンかみくるを人質にとって、能力無視のバトルをするとか。
トーキングヘッド潜り込ませれば勝てるんじゃない?本体が不利になることは喋れなくなりそうだし 呪文唱えられなければ思念体パワーも使えないと思うんだけどどうだろ スタンドが見えないならすれ違いざまにでもアッサリ張り付けそうでもあるし どんどん古泉の立場が危うくなってきてるなw
舌ごと引きちぎって、その後肉体の再構成をされたら終わりやん。 串刺しになっても死なないんだし、そのくらいは平気でやるだろ。 結局のところ、スタンド同士では絶対的な能力を 宇宙人パワーでゴリ押しされると詰まんない、ってことなんだよな。
おいらはキョンが一人で必死に戦うのも見てみたいなぁ。 他のSOSメンバの誰にも気づかれず、終わってみれば 「え?さっきまでたたかってたの?それは乙w」って感じのノリでw
>>501 >>505 GEの『対象物への攻撃をそのまま相手に返す』は長門のような超攻撃力の天敵に成り得る
あと、名前忘れたけど『物体を固定』する奴とか、ハングドマンも充分戦えると思う
でもやっぱり、迂闊に攻撃できない、駆け引きできる相手がやっぱり欲しいよな
>>506 それじゃお前、"トイレでの災難"も漏れなく付いてくるぞww
レクイエムは反則として、ポコロコのスタンドとか。 しかし吸血鬼や柱の男の出番は無さそうだな。
椅子に干渉できたんだから、固定化された物にも干渉できるだろう。 ハングドマンはスタンドの秘密を解明できなければ、不意打ちで倒せそうだな。
>>名前忘れたけど『物体を固定』する奴とか クラフトワークか、サーレーさんの でも長門だと「なんとか情報を変換」とかいって固定解除してしまいそうなんだよな ここまで殺し合いで負ける姿が想像出来ないキャラは本気で初めてだw
億泰は親父も連れてきてるんだよね 原作だと街中を連れ回してたよね…
>>510 ハルヒの能力ですら、使おうと思えば使えるキャラだしな
逆に敵に回ったら恐ろしいかも
>>507 ポルナレフかよw彼はソロ活動が多かったな。
長門はバニラアイスがアブドゥル倒したときみたいにやらないと厳しいかな。
暗殺系以外だと、禁止事項みたいなのを設定しても
親玉の思念体か自分自身で禁止事項自体を書き換えそうだ。
現に先の戦闘では書き換えられてコントロール奪われてたし。
どっかに時空の離れた場所にでも閉じ込めるか飛ばすかして
戦闘から強制的に取り除くか、解除に時間のかかる能力とかじゃないと
つらいな。
そして結局は不意打ちと暗殺の流れにw
暗殺と言えば五部の暗殺チーム。 あいつ等を総動員すれば長門を倒せないかな? でも律儀に一人ずつ順番に暗殺に向かっていくような奴らだから無理か… そういや長門にプロシュート兄貴のスタンドの直触りを くらわせたらどうなるんだろう?変化なしか?
マンインザミラーで能力封じれば勝てると思ったが 長門自身のスペックが高いんだよな
なんで長門を殺害する方法を考えるスレになってんだよw
それでも先生なら・・・ 露伴先生ならきっと何とかしてくれる
>518露伴「露伴には攻撃出来ない」それと「明るくなる」と書き込んでおこう
>>517 『ジョジョ的バトル』が見たいんだよぉおおおおお!!
あと、能力がバレても、長門が処理するまでのタイムラグがある
仮に20秒ほどと考えて、長門と戦えるスタンドを自分なりに纏めてみた↓
・ザ・ワールド>説明不要ォォオオオ!!
・キングクリムゾン>コレも説明不要
・クラフトワーク>取敢えず致命傷は回避可能
・ハングドマン>正体は光だと気付かれても、スタンドがない長門には直接攻撃は不可能
・クレイジーダイヤモンド>ドララァアアーッ!! 『変換された情報』を"直す"!!
・ザ・ハンド>実際、『空間を削り取る能力』は脅威の筈
今後のバトル展開の参考になれば・・・余計なお世話だったらスイマセン
まぁ、長門の知らんところでバトルのが一番良いんだろうが、
それだと只のスタンドバトルになってハルヒ関係無くなっちまうw
閉鎖空間でvs小泉はさすがに無理あるかな
閉鎖空間内だと古泉って空飛べたよな? 遠距離からの攻撃も出来るし殆どのスタンド使いに勝てるんじゃね
古泉の赤い球にどの程度の威力があるのかがポイントじゃない? 弾丸を余裕で弾き飛ばせるようなパワー型のスタンドには よほどのスピードと威力がないと通用しないような気がする でもマンインザミラーみたいに独自のフィールドを生み出すけど スタンド本体には人並みのパワーしかない奴なら能力を持ち込めれば勝てそう
523 :
マロン名無しさん :2007/02/27(火) 13:00:44 ID:RagiEEyy
長門は異時間同位体(未来の自分)と同期することで 未来の情報を知ることができるんじゃなかったっけ これをやられたらどんな能力を持ってても無駄だし暗殺すらできないんじゃないか
本体は死に続けてるけど、キングクリムゾンも未来予知できなかったか? 確か、そんな感じの能力だったような気がする。
>>523 『涼宮ハルヒの消失』以降、長門の同期機能は封印済み。
同期がいつでも使えたらたしかにボスより強いかもしれないけど
同期によって得られる情報が戦闘に活かせるような詳細なものか
詳しくは不明
同期戦闘に使えるなら朝倉の時あんなに苦労しないだろうし
長門ならスタンドと本体のエネルギーの流れを感じて本体を探し出せそうで嫌だな。 暗殺型のスタンドでも本体を見つけられると終わりだし。 やっぱ、椅子の属性変更は拙かったな。
敵スタンド強すぎたからちょっとインフレ気味になっちゃった感は否めないな でも楽しみにしてるぜ職人さん
もしかしてラバーズいけんじゃね? キョンのなかに侵入、人質(長門ならキョンを100%見捨てない) あとはこんな展開あり得ないけど でっかいハンマーでも持ってきて頭プレスしちまえば機能停止だろう まぁこれでもキョンをフリーズして本体を叩かれれば終わりになったりすんだろうがw もう億康がいきなりガオン!するしかないな
アンジェロのアクアネックレスだったらかなり戦えると思うな。 長門でも息はしないといけないし、体内に入られるとかなり危険だろう。 キョンの体に浸入して操る、という手もあるし。
つまり人質か
人質もしくは体内侵入系なら確かに長門でも苦戦しそうだな
相手が一匹狼の悪人でない限り人質作戦は大概通用する件
ちょっとスタンドの案出しても良いかい? ・・・・と思ったけど、仮に出してもそれじゃネタバレやねorz
ぼくの考えたスタンドスレになってしまう悪寒
ぼくの考えたスタンドスレになってしまう悪寒
ぼくの考えたスタンドスレになってしまう悪寒
スタンドスレの考えた悪寒になってしまうぼく
vs長門よりも、他のハルヒキャラをどう生かすかが職人さんの腕の見せ所だろう 勝手に期待してるぜ!
せっかく
>>275 があるんだから感想・雑談はそこにしてもいいのではありますまいか
みくるとか使えねえよな
仗助の恩人のエピソードに使えるかも。
ホ・・・古泉を活躍させてやって下さい
>>541 仗助を救ったのが過去に行った仗助だったていう展開か?
面白そうだけど仗助が過去にいく理由が思い浮かばん…
vs露伴戦直後の俺(仗助(笑)どうせ時間操作系スタンド能力で過去行って自分を助けたんだろw) これはみんな思ったよな? 俺だけじゃないよな?
思った というか何でなくなったのかな はじめはやろうとしてたようにしか思えない
荒木曰く、「ああ、そんなのあったね」だっけ?
荒木は設定を無駄に変える能力があるから
そんなの、丈助本人じゃないからいいんじゃないか。
ところで億康の憂鬱マダー?
たぶんはじめのうちに四部のラスボスも「時間」をなんかするスタンドって考えてたんじゃないのか で、「過去に飛ばす」みたいなもんにしようと思っていたけど、忘れたみたいな 俺はそうゆう風に思ってるけど
俺は普通に別人だと思ってたけどな。 あの街にそういうカッコイイ男がいた、って事のほうが素敵だとおもう。
荒木が設定返しなんて珍しくもない
なにせ女キャラを男キャラに変更するという荒業をやってのけたからな
アナスイ?
ほかに誰が居ると
エルm
少しぼくの話をしよう ぼく……キョンこと………本名ジョナサン・ジョースターは……
アレこそ設定無視の極みだ
アナスイの性転換よりはマシだよ
560 :
マロン名無しさん :2007/03/06(火) 03:59:18 ID:KAdb1Kap
561 :
マロン名無しさん :2007/03/07(水) 08:18:49 ID:9nL3dktO
『キョン』…………? それは叔母が勝手に聞き間違えて呼んだ名前 直訳は「サウンドマン」俺の学校の言葉で「音」をかなでる者と呼ばれている
最近全く投下がないな
さっそく新刊ネタか、便乗してミステリックサイン そんなアホな、10`バイトもなかったはずだ 「いかなる尺度にも当てはめる事が出来ない」 「たまたま描いたシンボルマークが黄金長方形による無限の回転 にそっくりそのまま該当したのですから。まさに、涼宮さんですね。 僕達に出来ないことを平然とやってのける」 古泉のセリフの続きが何となく予想できてしまう俺は 某奇妙な冒険の読みすぎなのだろうか。やれやれ
ジョルノ・ジョバァーナ…? 「キョン」 …キョ…ン… 「キョ」…「ン」 ……ジョルノ ハハ…似てるような気もするけど… 空港に着いていきなりなんて… まさかな
似てねぇwww
つーか、『しおばなはるな』自体似てない
>>566 同意。康一君が気づいたとき、それは無理あるだろって思った。
「はるの」だけどね。
「汐華 初流乃」 ↓ 「初」をなぜか音読みする ↓ シオバナ ショルノ ↓ ショルノ シオバナ ↓ ジョルノ ジョバァーナ
569 :
マロン名無しさん :2007/03/08(木) 13:17:29 ID:2+R0XSFu
そういや29巻で仗助をジョジョって呼んだ不良も相当無理矢理だったなw 仗(じょう)と助(じょ)が続くからジョジョって、普通の不良の発想ではないよ
それをいうなら3部から既におかしいんだけど
そもそも奇妙な冒険だからな
投下。 これでやっと序盤が終わったくらいざます。 頻度が落ちてしまいまことに申し訳ありません。 でも途中でやめたり断念したりは絶対いないので許して。 そして、皆さん様々な意見ありがとうございます。 おかげで色々と参考になるました。今後に活かせるよう努力するざます。
三月さんの一件で、憂鬱になっている俺に気を使うこともなく喧しく質問してくるプッツン女。 その魔の手から逃れようと、学校中を彷徨っていたらいつの間にやら日が暮れていやがったぜ……。 学校から脱出しようにも、正門前には俺のもっとも出会いたくない奴が待ち構えてやがる。 他でもねえ、涼宮の奴だ。テロ集団アジトの門番のように、仁王立ちしながら不機嫌そうにつっ立ってやがる。 クソ……。 正門はマズイ、正門はパスッ! 裏からこっそりと行くしかねえ。 そう思って裏門の方に回ると、今度は古泉のヤローが待ち構えていた。 得意のニヤケ面を……否、何か様子がおかしい。目が笑ってねーぞコイツ。 とにかく、いつもとは少し違った笑みを浮かべながら俺に近づいてきた。 まさかコイツ、あのプッツン女の命令通り、俺を捕まえにきたんじゃねーだろーな……。 「億泰さん、お話があります。どうやら異常事態が発生したようです」 異常事態? 涼宮の奴がまた面倒事でも起こしたのかあ? 「いえ、どうやら違うようです。とにかく、僕に付いてきて下さい」 普段、殴りたくなるくらいニヤケているヤローが珍しく真面目な顔をしてやがる。 どうやら、本当に只事じゃあなさそうだぜ。乗り気はしねーが付いて行ってやるとすっか……。
俺は旧校舎の廊下を走りながら、古泉の話を聞いていた。 「我々の部室から閉鎖空間に近い感覚の異常空間が発生しているようなんです」 異常空間……っていやあ、前に杜王町で発生したあのレストランのことか? 「それと同じものかはわかりませんが、近いものであることは確かでしょう」 とすると、杜王町で『異常空間事件』を引き起こした奴かもしれねえなあ〜。 もしそうなら、本体を捕まえることが出来る最大のチャンスが到来したってことだぜぇ〜! 俄然やる気が沸いてきたッ!必ず本体を見つけ出して前の借りをたっぷりと返してやるぜぇ〜。 部室を目指して走りながらも、キョロキョロと辺りを見回して怪しい奴がいねーか確認する。 しかし、それらしき人物は見当たらねえ。吹奏楽の人間がいたり、他の文化部の奴らがいるだけだ。 俺と古泉は部室の前に着き、警戒しながらドアノブを握り締めて静かに回した。 木の擦れるような情けない音を立てながら、扉が開いていく。 隙間から部室を覗くと、机や椅子が荒れ放題になっており、団長机の上にあったパソコンがぶっ壊れていた。 しかし、部室内が荒れ果てているだけで、人間がいる気配はまったくねえ……どーなってやがんだあ?
「どうやら、ここで何かあったようですね」 古泉は、壊れた椅子やら机やらを触ったり持ち上げたりしながら辺りの様子を調べている。 急なスタンド攻撃に備え、『ザ・ハンド』を構えながら辺りを見回すが、やはり俺たち以外は誰もいねえ。 一体どうなってやがんだ? ここで何があったっつーうンだよ? 「この部室を中心に、異常空間が発生しているようです」 あの鉄塔で発生したやつのよーにか? 「おそらくは。 僕はあの場に居たわけではないので断定はできませんが、似たようなものでしょう」 それじゃあ、今回も誰かが閉じ込められてるってことかよぉ? 一体誰なんだ? 今回、その空間に閉じ込められているマヌケはよォ〜。 涼宮の奴は正門に居たからパス。長門も閉じ込められるような奴じゃあねーからパスだ。 そうなると、閉じ込められた可能性があるのは、みくるさんってことになる。 もし、みくるさんだったとしたら助けないわけにはいかねえぜッ! 「朝比奈さんは、さっき昇降口で見かけたので無事だと思いますよ」 あん? みくるさんじゃあねーのかよォ? それじゃあ、一体誰なんだ? この部室を訪ねてくる物好きな奴なんて誰かいるのかよォ〜……? 涼宮でも、長門でも、みくるさんでもねぇ。俺でも古泉でもキョンでも……。
ん? 『キョン』? そーいやキョンの奴はどこにいったんだ? 俺を追ってくる気配はなかったから、部室に残っていそうなもんだったが……。 ここに居ないとなると、帰ったか、もしくは…… 「異常空間に閉じ込められたか」 古泉が、俺の言葉を遮るようにつぶやいた。 確かにあのヤローなら、閉じ込められるようなマヌケ素質は充分あるな……。 そうなると、閉じ込められたマヌケはやっぱり…… 「彼で間違いないでしょう」 俺と似て不運なヤローだ……。 「僕の思うに、この部室で何者かに襲われたのでしょう。 そして、そのまま異常空間に閉じ込められた。椅子や机が破壊されてるのが何よりの証拠です。 早く助けに向かいたいところですが、この異常空間に侵入するのはかなり難しいですね。 僕は閉鎖空間に入り込むことはできますが、異常空間に入り込める能力があるわけではないので……」 得意のマシンガン推理トークを言いながら、困ったような顔をする小泉。 肝心な時に役に立たねー野郎だな、テメーわ。 「申し訳ない」 古泉はほんの少しだけ眉をひそめ、苦笑いをした。 少しは怒るとかムッとするとかしたらどうなんだ、コラ。 嫌味や皮肉を言っても『営業スマイル』を持続しやがって、逆に俺がムカついてきたぜ、チクショーッ!
「とにかく、助けに行く方法を考えましょう。 億泰さんのスタンド能力で何とかできませんか?」 俺のスタンドでどうにかなるならとっくに救出に向かってんよォ! 杜王町で異常空間に閉じ込められたときは、俺の『ザ・ハンド』で空間を削り取っても意味がなかったからなあ〜。 ここら一帯の空間を削り取っても無駄なことだろォ〜よ。 「なるほど。 となると、長門さんに頼んでみるしかなさそうですね」 そーしたい所だが、肝心の長門がいねーからなあ〜。 探そーにも、どこに居るのか解らねえしよォ〜。古泉、オメー知らねえか? 「残念ながら、僕もどこに居るのかまでは……」 フツー、こういう解きは超能力者が活躍するモンだぜぇ〜? 神経を集中して誰がどこにいるのか探ったり、テレパシー送ったり、そいつの元までテレポートするとかよぉ〜。 オメー、そーいう超能力はねーのかよ? 超能力者なんだろ? 「残念ながらありません。 前にも言いましたが、僕の超能力はこの場でお見せできる代物ではないので……」 古泉は垂れた前髪をすっと触りながら答えた。いちいち動作がムカつく野郎だ……。 しかし、そーなると長門を探すのは相当面倒なことになりそうだぜ……。 ン!? 待てよ……『探す』?
「そうだ、探せばいいんじゃあねーか!『本体』を探し出してぶっ潰せばスタンドも自動的に解除されるぜェ〜!」 俺って冴えてるぜぇ!そう思わねーか? 「なるほど。僕はスタンドについてそこまで詳しくありませんが、本体を探し出す方法などはあるのでしょうか?」 「あー……?えーと、そ、それは……それはだな……」 そんな方法がありゃ苦労するわけねーだろーがッ! しかし、ただ闇雲に探すってのもメンドクセーしな……。なんかいい方法ねーかな? え〜と……えっと……。 ……。 だぁぁあああああ!俺は考えるのが苦手なんだよォー―――ッ! 「ウダラァァアアー!と、とにかく、校内にいる怪しい奴を片っ端からブン殴ればいいんだよッ! 校内の隅々まで探して怪しい奴はとにかくブン殴れッ!間違いだったとしてもどーにかなる……はずッ!」 我ながらよくこんなムチャを言うぜ……。 古泉も半ば呆れてたかもしれねえな……クソッ!
俺と古泉は二手に分かれて、本体らしき人物を探すことにした。 キョロキョロ辺りを見回して怪しい奴を探すが、廊下には人っ子一人いねえ。 こーなったら、近場にある部室や教室から徹底的に本体を探し出してやるぜェ〜! まずは二軒隣にある、コンピューター研究部っつぅところからはじめることにした。 ガラリとドアを乱暴に開けて部室を見回す。 部室には突然の侵入者に驚いているのか、目をキョトンとしている怪しげな部員が数人いた。 どいつもこいつも、隠し事が多そうな奴らばかりだぜぇ。こりゃビンゴかもしれねえなあ〜。 「テメーらにちょいと聞きたい事がある。いいか、全員その場を動くんじゃあねーぞッ!」 この問いかけに口を挟んできたのは、いかにも体力がなさそうなヤサ男だった。 「な、なんだイキナリ! キミは一体誰だ?」 オレが何者かなんてどーでもいいこったろーが! 四の五の言わずにそこに座ってろ。逃げたらただじゃおかねーかンなッ! 「ぶ、部長! こいつ、最近SOS団に入った虹村億泰って奴ですよ!」 入りたくて入ったわけじゃあねー! 「SOS団だって! 今度は一体何の用があるんだ!? 僕たちは散々、キミ達にひどい目に合わされてきたんだぞ! もう放っておいてくれ!」
ヤサ男は泣きそうな顔をしながら、必死に懇願してきやがった。 「あのプッツン女が過去に何をしたかなんて俺には関係ねーんだよ! テメーらはただ俺の質問に答えりゃいいだけだ! 分かったら座ってろ!」 そう捲くし立てると、部長らしき男はふらつきながら椅子に身を投げた。 「うう……僕が何をしたと言うんだ……僕は無実だ……僕は何もやってない……」 頭を抱えながら体を震わせてブツブツと独り言をしゃべってやがる。ますます怪しくなってきやがったぜ。 ん? まて、『何もやってない』……? 「オイ! 俺はまだ何も言ってねーのに何で『何もやってない』って言い訳すんだあ〜?」 部長の胸倉を掴んで質問をする。 言っておくが、決してカツアゲをしてるわけじゃあねーぞ。 「うわああああっ! な、なんなんだよぉ〜っ! 僕が何をしたて言うんだぁ〜!」 必死に弁解するところがますます怪しいぜ。 とりあえず、こいつを部室に連れて行って尋問すっか。 俺は部長のネクタイを掴んで、ずるずると引きずる。 「ひぃぃぃっ! な、何をするだァーッ!!」 「いいからついて来やがれ! 逃げたらただじゃおかねーぞっ!」
顔面蒼白の部長を連れて、部室に戻ろうと思った瞬間、部室の方から物音がした。 ガタガタと物音を動かすような、そんな音がこだましてやがる。 「オイ、コラァッ! 今、一体何をしやがった!」 「な、なんのことだよぉ〜っ!」 「しらばっくれてんじゃあねーっ!」 部長の胸倉を掴んでガクガクと揺さぶるが、泣きながらアワアワとするだけで何の反応もありゃしねえ。 ……やっぱりコイツじゃあねーのか?スタンド使いにしちゃあ、ひ弱すぎるぜ……。 「おい、テメー『スタンド使い』か?」 「すすす、スタンド!? な、なんのことだよぉ〜!」 やっぱり間違えたかなあ……? もしコイツが本体ならとっくに俺を攻撃してそうだしな……。 なんか、こいつに構ってるよりも、さっきの物音の確認をしにいったほうが良い気がしてきたなあ……。 「オイ! 俺はちょいと部室にもどるが、その間に逃げるような真似をするんじゃあねーぞ! 分かったな!」 物音の確認をするため、再び部室に戻ることにした。 「ううう、何でこんな目に……」 「部長!」 「しっかりして下さい!」
部室に戻ると、さっきまで荒れ果てていた部室が元に戻っていた。 長門とキョン……そして謎のトサカ頭が顔面ボコボコになりながらブッ倒れていた。 この状況を見ると、どーやら既に事が終わった後のようだなあ〜。 長門の奴も一緒に、中に閉じ込められてたってわけか。どーりで見かけないわけだぜ。 「おい、一体何があったんだよォ?」 「あれ、お前まだ学校にいたのか?」 居ちゃ悪いのか? そんで、一体何があったんだ? こいつがオメーを異常空間に閉じ込めた犯人なのは間違いなさそーだけどよ。 「そんなことは俺が聞きたいくらいだ。 いきなり俺を襲ってきたんだよ、このトサカが」 と言ってトサカ男を指差すキョン。 顔面がボコボコになっていて、素顔がどんなものかわかりゃしねえ。 キョンがこんなことをする奴には思えねえから、長門がやったんだろーな……。 無表情な無感情女の癖して、エゲツねえことをしやがるぜ……。 「なぁ、こいつどうしたら良いと思う?」 「ああ〜ん? そんなこと俺に言われてもなぁ〜……」
そう言って、俺がトサカ男に手を伸ばした瞬間、奴に手を捕まれた。 「テ、テメーラァァァ!動くなッ!」 俺の手を掴んだまま、トサカ男は俺の背後に回りこんできた。 「少しでも動いたらこいつの喉をカッ斬るからなァー―!いいか!動くんじゃあねーぞォー――――ッ!!」 そう言いながら、トサカ男は俺の喉元にスタンドの手を伸ばしてきた。 ニワトリみてーな貧弱そうなスタンドの癖に俺に喧嘩売るとは、いい度胸してやがるじゃあねーか。 「キヒヒヒヒッ!オメーのような間抜けな奴がそばに寄ってきてくれて助かったぜ……! オメーには人質になってもらうぜッ!まずは一旦この場を離れるッ!ついてきやが……」 ボゴォ!! 「れ……ぇ?」 ダボがッ! いつまでもクセー手で俺に触ってんじゃあねー、タコがッ! この俺を人質に取ろうと考えてるなら、もっと気合いれんかい、コラァッ!! 「え……?も…もしかして……ス……スタンド……」
俺を人質にしようするとは、いい度胸してるじゃねえか? その度胸に免じて、二つだけアドバイスしといてやるぜぇ〜。 一つは、人質を取るときはもっと相手を見てから取ることを覚えろ。 そして!もう一つは……今日の俺はイラついてるからよォ〜……。 「必要以上にタコ殴りにするかもしれねーから、腕の良い医者を呼んでおくこったなぁー―――ッ!」 「う……うひぃぃぃぃいいいいいいいいッ!!」 ドガッ! バギッ! ボゴォ!! ボコボコになってる顔面をより一層ボコボコにしてやった。 しかし、こん時はまだ気づいてなかったんだよなあ〜……。 こいつの存在が、後の大事件を知らせている『警告』だったことによォ〜……。 トサカ男→この後、承太郎によってSPW財団へと送られた。 TO BE CONTINUED……
異常。 キョンサイドのまま話を次へ行こうか散々迷った挙句、 一度、億泰サイドにもどし、序盤偏の話をまとめることにしました。 そろそろ展開を大きくしていく予定です。
gj!
588 :
マロン名無しさん :2007/03/09(金) 22:05:59 ID:xNJ14Eha
GJ!イイヨイイヨー ゆっくりで構わんよ みんな大切なのは完結に向かう意志だと思っている
やべ、このスレつぼった JOJOオタでよかった
GJッッ!! 次も楽しみにしてるぜ しかし部長さんカワイソス(´・ω・`)
GJ!新展開楽しみにしてます
トサカ男ヘタレすぎワロタ
オマエは俺を唸らせたッ
はじめてSSで面白いと思った 次も楽しみにしてます
ガチャ キョン「あれ、長門、お前だけか・・・・・・」 パラッ<本を捲る音 長門「・・・・・・・・・」 キョン(ン?長戸の読んでる本、今日はずいぶん小さい・・・・・・漫画じゃねぇか!?しかも・・・ あの絵はまさか・・・・・・ジョジョの奇妙な冒険?凄いぜ荒木先生、宇宙レベルに到達なされたッツ) パラッ キョン(皆はまだか・・・そうだ、明日提出期限のプリントがあったんだ、やっとくか・・・) パラッ 長門「・・・・・・・・・」 パラッ ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ キョン(・・・!?なんだ!?この音は・・・・・・?) ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 長門「・・・・・・・・・」 キョン(まさか、・・・長戸!お前か!?)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ キョン「おい、長門!」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・ 長門「・・・・・・」 キョン「あの、その、・・・ゴゴゴゴゴっての、止めてくんないか?」 長門「・・・・・・わかった」 キョン(ふぅ〜〜、どんな影響の受け方だよ全く、しかもちょっと残念そうに見えたし・・・ しかしどっから音出してたんだ?) パラッ パラッ ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド キョン「おい長門」
ちょっとワロタ
ハルヒ「今日こそは宇宙人(他)を見つけるのよ!」 長門「無駄無駄」 キョン「ッ!!?」
600 :
マロン名無しさん :2007/03/14(水) 03:42:33 ID:LU9h7dJL
・・・・・保守
閉鎖空間に入る時、ジッパーを使いそうだな
古泉「ふぅんむふッ!!」 <バギィィイイ!! 古泉「早く正直に話して頂きたいですね、質問は既に"拷問"に変わってはいますので・・・悪しからず」 ニコッ
マダー!
ミスター◆ok7AllAHOU…スグに続きを書いてくれッッスグにだッ
>>605 職人さんを急かして微妙なクオリティを連投させるというのは『最悪』だッ!
ここはこういうもんだぜ。『職人さん、急がずじっくり高クオリティなの仕上げてね。』
608 :
マロン名無しさん :2007/03/18(日) 17:01:27 ID:IA4EFa8A
ハルヒ「キョン!あんたは私の好みのタイプだから心苦しいわね・・・ 私のスタンド「神人」で消去しなくっちゃあならないなんて!」 古泉「ヒソ ヒソヒソ」 キョン「ヤレヤレ言うのか」 古泉「言って下さい・・・いいから早く言って下さい」 キョン「もう一度 おまえの顔を見てみたいもんだな おれの好みのタイプだったかもしれねーしよ 恋に おちる か も」 ハルヒ「・・・・・・・・・・・・・・・?・・・・・・・・・」 古泉「ぼ・・・ぼくは ステキな美人だと思いますよ もう声でわかるんですよ ぼくは」 多丸 圭一「うむ なにか高貴な印象を うける」 多丸 裕「女優のA(アマネ)・ミサの声に似てませんか?」 新川さん「わたしも30歳 若ければなあ」 ハルヒ「きっさまら――ッ 心から言っとらんなあああ――ぶっ殺すッ!」 キョン「ヒィー」 新川さん「HoLY SHIIIT!(やっばぁーいッ)」
なんでレス番飛んでるの?
ジョナサンが入ったらどうなる?
ありえなーい!
ジョナサン→キョンと同じかそれ以上 ジョセフ→億秦と同じかそれ以上 ジョルノ→なんだかんだいってやりきる 徐倫→やれやれだわ ジョニィ→ヤリ○ン
さすがにそろそろっスか?
ジョニィが入ったら間違いなく古泉とデキる わけないか
ジョナサンとジョルノが全く想像できん
ジョルノはSOS団の誰よりも年下なんだよなあ…。
ハルヒ「ちょっとあんた、 汐華初流乃なんて名前普通じゃないわ。SOS団に入りなさい!!(グイッ)」 ジョルノ「(パシッ)嫌です」 ハルヒ「えっ?」 ジョルノ「ハルヒさん……二度同じこと言わせないでくださいよ…… 一度でいいことを二度言わなけりゃあいけないってことは…… そいつが頭が悪いってことだからです」
名前よりまず金色に変色した髪とコロネに突っ込むべきだ
ジョルノ「僕は未来人です」 キョン(未来では皆こんな髪型と服装をしてるのか? それともこいつの手の込んだ冗談か?しかしこの髪型を 現代の技術で作れるとは思えない…それにこの服装もなんだか未来っぽいぞ… やはりこいつは本物の未来人か…知りたくもない事実を知ってしまった。 未来の若者は皆こんな格好をしているなんて… …まさか朝比奈さんも未来ではこんな格好をしているんだろうか… だからハルヒが持ってくる衣装を大した抵抗もなく着ることができるのか? なんてこった金髪で頭にコロネを付けた朝比奈なんて想像したくもないぞ…) ジョルノ「嫌だな、本気にしないでください。ほんの冗談ですよ、 未来人なんているわけないじゃあないですか」 キョン(こいつこの冗談のためにわざわざこんな格好をしてきたのか? それともこいつは普段からこの格好でこいつとしては 軽い冗談を言ったつもりなのか? 素でこの身なりだとするとこいつはただの変態じゃないか…) スマン、話に矛盾があるしジョルノはこんな冗談なんて言わんよな
ジョルノ(妙にあっけなさ過ぎる奴(キョン)だ…!!まるで倒されに来たみたいだ…)
こうしてみるとネタ要素満載だなジョルノ イタリア旅行に行ったSOS団がジョルノにパスポート盗られる話とか面白い……かな?
ブチャラティチームがSOS団に入ったらエラいことになりそうな世界だ。
624 :
マロン名無しさん :2007/03/20(火) 23:15:09 ID:EfAHD/cm
ブチャラティチームがSOS団イタリア支部になってしまうわけだな
イタリアマフィアは古泉の組織と敵対してるんじゃあないか?
喋る猫と喋る亀
>>623 朝比奈さんがお茶汲みする必要がなくなるな
つアバ茶
皆、SSの続きが読みたい世界です・・・・そろそろ待ちくたびれる頃合の世界だからな・・・・
保守ってセカイ
631 :
マロン名無しさん :2007/03/25(日) 09:32:34 ID:xl4lXAtr
まあこのあとの展開難しいからな
632 :
マロン名無しさん :2007/03/27(火) 00:56:53 ID:W2ZcZjXy
ほーしゅ
ほす
つかれたー
保守
せめてたまには顔だしてくれ
続き期待
どんなにちひつでも ほしゅしていればいつかはみれるよ!(AAry みれるよ!
保守
長門が強すぎるからいかに出さないor力を制限するかだな
スタープラチナ並に使い所が難しいよな
時を止めたのにプッチは動けたよね?
時を止められる時間が短くなっただけ 実際には止まってる
644 :
マロン名無しさん :2007/04/01(日) 22:53:42 ID:BSCNtL+8
あ、そうゆうことか。加速してるからってことか。 つーかほっといたら落ちそうだな
今更1から読んでるけど億泰SS師さんGJ. なんか4部読み返したくなって来た
デイ・オブ・サジタリウス 遠距離型スタンド 宇宙船艦隊のスタンド、待ち伏せや奇襲などさまざまな形で使える 旗艦意外を攻撃しても本体にはダメージは無い
涼宮ハルヒのスタンド”ゴッド・マン(神人)” 近接パワー型スタンド 次元断層中にしか存在できないため使用用途は限られるが、一般人にも見えるほど巨大なエネルギーとパワーを持つ 理性では動かず欲望によってのみ制御できる なんて設定はどうだろう
叩かれるか叩かれないかくらい考えてレスした方がいい
スタンド名は洋楽の曲かアーティストから取る位しろ
>>628 ニコニコ登録制じゃん。見れねぇよorz
652 :
646 :2007/04/02(月) 16:15:52 ID:???
>>646 これは思わずプッwとなってしまうネタだったよ、俺にとっては
バッドカンパニーっぽいけどさ
654 :
マロン名無しさん :2007/04/02(月) 21:39:41 ID:IySX7392
ハルヒのスタンド名はクラプトンのチェンジ・ザ・ワールドでいんじゃね?
過疎ってるな・・
ガッタ キングダムカム!
>>650 洋楽じゃないスタンド名もあるんだし別に洋楽にこだわる必要はないんじゃね?
ほす
ハルヒ達にスタンドはいらんよ
CCサクラ板にも職人がいたがサクラ達がスタンド使い出した頃からおかしな事に…
あれ?そろそろ一ヶ月か?
>>665 映画版?ディオ役合ってて吹いた(みんなゆっくり喋ってるのが違和感あったけど
吹いた
ゲーム版か>< ってわかもとwww
保守
ガッタキングダムカム!!
まだかなぁ〜
ガッタキングダムカム!!
ほ
し
に
な
っ
た
ハ
ゲ
と
職人さ〜ん!!
職人さんが星になっただとッ!?(ついでにハゲ)
保守
いつまで保ー守るーの いつでも保ー守るーよ くりかーえし 無駄なこーとさーえー やめない俺達 遅筆な職人 保ー守ーらーれーたーこーのースーレー見ーない
686 :
マロン名無しさん :2007/04/11(水) 18:55:17 ID:4N3x+Dwf
1ヶ月くらい来てないから死んでたりして
せめて生存報告を!
まさかあんなことになるなんて… お悔やみ申し上げます
ええい、不吉なことを!
不吉なことを言うヤツは銃殺だぞ
大丈夫生きているさ 皆の胸の中で
ガッタキングダムカム!
職人さんは就職なり異動なり入学なり 忙しい時期だから投下が滞っているに違いない こんな時こそネタだ ROM達の力みせる時!
/´〉,、 | ̄|rヘ l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/(^ーヵ L__」L/ ∧ /~7 /) 二コ ,| r三'_」 r--、 (/ /二~|/_/∠/ /__」 _,,,ニコ〈 〈〉 / ̄ 」 /^ヽ、 /〉 '´ (__,,,-ー'' ~~ ̄ ャー-、フ /´く//> `ー-、__,| ''
どうもーROMですー
こんにちは、偽職人です
こんにちわ、本物ざます。 長い期間、連絡や作品投下が出来ずじまいで申し訳ありませんでした。 実は、使ってたノーパソが逝ってしまい、ネットも何もできずじまいでした……。 幸い、バックアップは取ってあったため、今回はあらかじめ書いておいた1話を入れて 2話まとめて投下しようと思います。 今まで保守してくれた皆様、本当にありがとうございます。 また、心配を掛けてしまった皆様、申し訳ありませんでした……。
キョンや俺を襲ってきたトサカ男は、承太郎さんに引渡し、SPW財団へと連行された。 なぜキョンを襲ったのか? 何が目的なのか? 何の組織なのか? それはまだわからねー。 口も堅いみたいだから時間が掛かるって話だったしなあ〜。 ま、トサカ男のことも気になるが……。 今、最も、俺が気にしなければならない問題は、部室の黒板にでかでかと書かれたこの文字だ! 『ヒトデ教師の謎を調査』 黒板にはこう書かれていた。 ヒトデ教師なんて名前をつけられる教師はこの日本でおそらく一人しかいねー……。 昨日、涼宮のヤローが俺に承太郎さんのことを質問してきた時から、 こういう事が起きるだろーと思っていたが、いくらなんでも早すぎるぜ……。 さすが行動力だけは無駄にある奴だ。そのおかげで俺はメタクソに迷惑してんだけどよぉ〜。 ため息をつきながらいつものよーにボロ椅子に座った途端、乱暴にドアが開かれ騒がしいアホが一人登場ォ〜。 「全員そろってるわね!早速調査するわよっ!」 何の調査をするつもりだ、このオトボケ女は。 わざわざ止めるのもメンドーだが、このまま野放しにしていたらもっとメンドーな事になりそうだぜ……。 ここは止めて置いたほうが懸命だ。ていうか、誰か止めろコラッ!
「待てコラ!承太郎さんの何を調査するつもりだ、テメーわ!」 「ハァン? そんなの決まってるでしょ、あの胡散臭いヒトデ教師の謎を調査するのよ!」 この世で最も胡散臭い奴に、胡散臭いと言われた承太郎さんがカワイソーだぜ。 大体、謎って何の謎なんだよ。 俺からすりゃオメーの私的生活の方がよっぽど謎に満ち溢れてるぜ。 「わかってないわね、あんたアホじゃないの? これから『アホの億泰』って呼ぶわよ」 やかましい! テメーにだきゃあアホって言われたくねーンだよッ! 「いい? 耳をかっぽじってよーく聞きなさい! あのヒトデ教師は3年生が卒業を迎えようっていうこの時期に転校してきたのよ」 ……それがどーした。 「あーもう、細胞レベルまでアホね! どう考えてもおかしいでしょ!」 俺はオメーの方がよっぽどおかしな人間だと思うがな。 「とにかく、あの教師は絶対になにか裏があるわ! わけわかんないヒトデの授業をしていたのも怪しいし、もう全てが怪しいわ!」 ……俺はオメーの方がよっぽど怪しい人間だと思うがな。
「とにかく、今日はあの教師について徹底的に調査するわよ! 億泰! あんた、あの教師の知り合いなんでしょ? 知ってること全て吐きなさい!」 オメー、この世のホーリツで、勝手に他人の情報を教えちゃいけないの知ってっか? プライムレートだかリバーシブルだか、何だか忘れたけどよー、 そーいうのは他人に教えちゃなんねーってテレビでやってたぜぇ〜。 大体、吐けと言われて素直にペラペラと喋るアホがどこにいんだよ。俺はこう見えても口は堅いんだよッ! 「あくまで何を言わないつもりね。上等じゃない、それならこっちにも『考え』があるわよ」 こういう場合の、こいつの『考え』は大抵、ロクなもんじゃあねー……。 やっぱ、メンドーなことに巻き込まれない内に逃げた方がいいかなあ……? そーいう風に考えていると、涼宮の奴は、 「ふふん、これが何か分かる?」 と言って、一枚の『写真』を俺の前で見せびらかすようにピラピラと振った。 一体何の写真だ……? 何か見覚えがあるな……て、こここここ、これわぁぁぁああああッ!!
「何の写真か分かったようね。この娘誰だっけ? ま、誰でもいいわ。 大事に机の中に入れてるところを見ると、とっても大事なものなんじゃない?」 と言って、悪魔の笑みを浮かべながら涼宮の奴は俺の宝物の一つ、『三月さんの隠し撮り写真』を見せびらかす。 お、俺の大事な宝物に何をしやがるッ!返しやがれ、コラァ!! 「返せと言われて素直に返す馬鹿がいると思う? 返してほしければヒトデ教師の秘密を話しなさーい!」 グググ……! ザ・ハンドを使えばすぐにでも取り返せるが、相手は涼宮だから使えねえ。 しかし素手で取り返そーとしても、簡単に身を翻しやがる……。いい運動神経しやがって! こーなりゃ、他の奴に協力してもらうしかなさそーだ。しかし、協力といっても長門、古泉、みくるさんは論外ッ! 古泉の野郎は涼宮の味方をしそうだし、みくるさんは必死に合図を送っても、気付くことは永遠になさそーだからなあ。 仮に気づいたとしても、みくるさんの運動神経じゃあ写真を取ろうとしてズッこけそうだぜ……。 長門は論外だ。どんな合図を送ってもノーリアクションに決まってるからなあ〜。 だとすれば、俺が協力を要請できそうなのは一人しかいねえ! キョンだ! 俺はキョンに向かって必死に合図を送った。 (しゃ・し・ん・を・と・り・か・え・せ) 「……?」 キョンの野郎は馬鹿面してるだけで、俺が何を伝えたいのか分かってやしねー。 (だ・か・ら・しゃ・し・ん・を・と・り・か・え・せ) 口パクで何とか伝えようとするが、キョンの野郎は頭に?マークを浮かべたような面をしてやがる。 この状況で俺が伝えようとしてる言葉は一つしかねーだろ! 気づけこのダボがァ!!
「ちょっと、さっきから何やってんのよ! 早く言わないと、この写真燃やすわよ!」 ゲッ! フツーなら冗談で済ますが、こいつはフツーじゃあねー。 この女なら本気でやりかねんぜ……。 涼宮の奴はやるといったらやるという『スゴ味』があるからなあ……。 こーなりゃ、騙して取り上げるしかなさそうだぜ……『騙し討ち』だ! 「ああーッ!承太郎さん!」 「え! どこ!? どこにいるの、あのヒトデ教師」 かかったな、アホが! その写真返せ、スッタコがッ! 「あっ! 騙したわね、このトンチキっ! 写真を返しなさーい!」 「元々は俺のモンだろーが! この写真だけは絶対に渡さねーぞ!」 また面倒なことになる前にさっさとここを出るしかねー。 机に置いてあるカバンをひったくって、急いで部室を後にした。 背後から、「また逃げたわね! 明日、重刑を下すから覚悟しときなさい!」という声が聞こえてきたが、 俺には何も聞こえねー。明日のことなんて、知ったことか! 今、大事なのは『三月さんの写真』だ!
「まったく! SOS団の問題児ね、あいつ!」 「……それで、調査の方はどうするんだ? 中止にするのか?」 「するわけないでしょ! こーなったらアホの億泰なんかアテにしないわ!」 ……ゾクッ! な、なんだあ? 今、悪寒が走ったぜ……。 俺、風邪でも引いたのかなあ……? 今日はさっさと帰って家で温まるか……。 そして翌日。 いつものよーに、ハイキングコースそのものの通学路にウンザリしながら登校。 隣の席の三月さんに挨拶をして席につく。 三月さん、昨日はなんとか涼宮の魔の手からあなたを守りぬきましたぜぇ〜。 しかし、やっぱ本物の三月さんは写真よりも何倍も魅力的だぜ……。 整ったロングヘア……潤った唇……少しつり気味の大きな瞳……そして微かな甘い香り。 どっかのクソッタレ女と比べると月とスッポンだ。 ああ〜、思わずウットリしちまうぜぇ〜……。 「……? 私の顔に何かついてる?」 「え。 いっ いやっ 何でもないッス!」 見とれすぎたせいで三月さんに気づかれちまったぜ……。 しかし、今思ったら、俺って授業中三月さんだけしか見てないような気がするなあ……。 少しは授業に集中した方がいいかな……? そう思いながらも結局、授業中はずっと三月さんばかり見てたぜ……。
そして放課後。 三月さんの写真を大事にポケットにしまい込み、部室に向かう。 そういえば、何で俺って毎日律儀に部室に向かってるんだろ……? 何も毎日行くことは無いんだよなあ……。 でも、行かねーとみくるさんのお茶が飲めねーしな……。 そう思いながら、部室のドアを開けると涼宮以外全員そろっていた。 こいつらも、よくまあ律儀にここに来るもんだぜ……。 昨日と同じく机にカバンを置いて、ボロ椅子に座る。 ふと横を見るとキョンと古泉がボードゲームをやっていた。 「やあ、億泰さんも一緒にどうです? このゲームは3人でもできますし」 今日は気分が乗らねえからやめとくぜ……。 この後、涼宮が来たらメンドクセーことを押し付けられるんだろーしなあ。 とてもゲームをやる気分にはならねーぜ。 「そういえば、重刑を処されていたんですね」 「そうだったな。がんばれ、億泰」 ケッ! まったく、関係のねー奴らは気楽でいいぜ。 「億泰さん、お茶をどうぞ」 ありがたいッス! このお茶のために俺は部室に来てるようなモンだぜ……。 「昨日、重刑って言われてましたよね……。 あの、もし何か手伝えることがあったら言ってください。 私、手伝いますから」
そう言って、ニコリと天使のような笑顔を俺に向けた。 ……うおおおおっ! 嘘でもありがたいっ! ヒジョーにありがたい言葉だぜぇ〜! だが、しかしっ! みくるさんを巻き込むわけにはいかねーぜ! どんなことを言われても、俺一人で解決してみせるから、大丈夫ッスよ! そんな風に思いながら、幸せ気分を満喫していたら、それを簡単にぶち壊す悪魔が一人やってきやがった。 「やっほーっ! 皆そろってるわね?」 昨日以上に、乱暴にドアを開けて現れやがった。 そのうち、ぶっ壊れるんじゃあねーのか? 「やったわよ! やっぱり私に不可能はないわ!」 ……一体、何の話だ。 「ふふん、最初からこうすれば手間取ることはなかったのよねぇ」 だから、一体、何の話だって聞いてんだろーがッ! 「聞いて驚きなさい! 我がSOS団、7人目の団員、兼、顧問教師の……」 ……俺はこの時、やっと昨日の悪寒の原因が解った。
「その名も、空条承太郎よ!ささ、入って入って!」 バー--z___ン。 なんだ、承太郎さんかよ……。 ……って、はあああああああぁぁんッ!? 「……やれやれ」 部室に入ってきたのは、紛れも無く承太郎さんそのものだった。 あんたは何やってんスか空条承太郎ーっ! 来たのはともかく、訳を言えーッ! 「団員が7人に増えて、おまけに顧問教師にもなるんだから一石二鳥よね!」 ……承太郎さんを物見たいに扱うな。 い、いや、そんなことはこの際どーでもいいっ! 問題は、この場に承太郎さんがいることだ! 何考えてんスか、あんた! 「……で、このSOS団ってえのは一体何なんだ?」 「ふふん、聞いて驚くがいいわ、SOS団の活動内容、それは」
わっふるわっふる
……プッツンな台詞はもう聞き飽きたぜ。耳が腐らないように塞いでおくか……。 「宇宙人や未来人や超能力者を探し出して一緒に遊ぶことよ!」 「……」 さすがの承太郎さんも、呆れ顔だぜ。 何か一言、ビシっと言ってやって下さいよ、承太郎さん! 「……なるほど」 ……って、それだけッスかぁああああ!? つーか、何納得してるんスか、アンタ! そこは納得するところじゃあねーだろッ! 「……いいだろう。 丁度、暇な時期だからな……。 この学校にいる間だけなら……付き合ってやってもいいぜ」 「決定ね。 それじゃあ自己紹介といくわね……」 ……承太郎さん、絶対に入ったことを後悔するッスよ。
( ゚д゚)……。『やはり貴方は投稿しすぎです。バイバイさるさん。合言葉=一番上は長男 』 ( ゚д゚ ) ……もう一話いきます。
なぜか、俺たちSOS団の顧問教師となった承太郎さん。 涼宮の奴は、意気揚々とした面持ちで、 「これで団員が7人、そして顧問教師が1人よ! SOS団が正式にこの学園の名物となる日も近いわ」 ……とっくに、違う意味で、名物になってんだろーよ。 特にオメーがな。 とまあ、そんなことを気にしてる場合じゃあねー。 なんで承太郎さんが、こんなトンデモ団に入ったのか聞かねえと、夜も眠れないぜ。 俺は、承太郎さんのそばに近寄り、小声で話しかけた。 「承太郎さん、なんでこんな訳の解らねー団体に入ることにしたんスかあ? まさか、あんたまで涼宮の気迫に負けたとか言うんじゃあないっスよね〜!」 承太郎さんは、「やれやれ……」とつぶやき、 「ここにいりゃあ、いくらでも涼宮ハルヒについての情報が得られるからな……」 と、当たり前の回答が返ってきた。 そりゃそうかもしれねーっスけど、もしメンドクセー事になったらどうするんスかァ! 古泉の『組織』ってのも、承太郎さんのこと、快く思ってないみたいだしよォ〜。
「相手が勝手に快く思ってねーだけだ。俺には関係ねーぜ。 それに、少々まずいことが判明したからな……」 まずいこと? なんか問題でも起きたんスか? 「ああ、大問題だ。オメーがよこしたあの『トサカ男』なんだがな……」 『トサカ男』! ついこの前、キョンを襲ったあの野郎か! 何か分かったんスか!? 「昨日の……」 「こらぁ〜っ! 私語は慎みなさい! あんたそれでも教師!?」 承太郎さんがそう言いかけた瞬間、だらしない生徒を叱るかの如く話を遮ってきやがった。 なにも重要な話をしている時に、割り込んでこなくてもいいだろーがッ! もっとも、コイツにそんな事を言っても『こっちの話の方がもっと重要なの!』とか言って強引に話を進めてくるだけか……。 「まさか生徒から説教されるとはな……やれやれ……」 俺と承太郎さんは、仕方なく涼宮の話を聞くことにした。 「いい? 明日の土曜日、新人研修を兼ねて不思議探索パトロールをするわ」 またあの時間を無駄にするだけのウォーキングをするつもりか、こいつは……。 せめて、みくるさんと一緒なら気分も晴れ晴れとするだがなァ〜。 今回は一緒になれるかなぁ?
「朝の9時に集合よ! あんたも、先生だからって特別扱いはしないわよ! 遅れたら全員に奢りだからね!」 「やれやれ……」 承太郎さんは、面倒なことになったとばかりに帽子のツバを弄った。 さすがの承太郎さんも、この団体に入ったことに後悔してんだろーな……。 この日のSOS団の活動は、新人紹介と、自己紹介と、不思議探索パトロールについての説明だけで終わった。 俺の重刑ってのはどうやらなかったことになったらしい。助かったぜ……。 「それじゃあ、明日、9時に駅前集合よ。遅れちゃだめよ!」 そう言って、涼宮の奴は部室を出て行った。 やっとメンドクセーのが居なくなったぜ……。 これで心置きなく、承太郎さんと話が出来るってもんだ。 「そいで、承太郎さん、さっきの話なんスけど……」 「その話、僕も参加させていただけるとありがたいのですが」 ……今度は古泉のヤローが邪魔をしてきやがった。 つーか、さっきの話聞いてたのか? よっぽど良い耳をしてんだな。 しかし、こいつを軽々と話に参加させていいのか……? そんな風に思っていると、 「一体何の話だ?」 ……キョンのヤローまで話に混じってきやがった。 なんでこいつらは人の話に首を突っ込みたがるんだあ?
「トサカ男について……ですよね、承太郎さん」 「ああ」 教室には、涼宮以外はまだ全員残っている。もっとも、長門の奴は帰り支度を始めてるけどな。 しかし、古泉のヤローに話すのはともかく、みくるさんやキョンに話しても大丈夫なのか? 関係のねえ連中まで巻き込むことはあまりしたくねーしよォ〜……。 「どっちみち、全員が知っておかなくちゃならねーことだ……。 ただし、涼宮本人には内密にしておかなくちゃあなんねーがな……」 全員ってことは、SOS団全体に関わる問題なのか? 「その点については、全員心得ていますので、大丈夫ですよ」 承太郎さんは、それを聞くと帽子をグイっと押さえて話を始めた。 「昨日の夜、トサカ男の正体がわかった。 トサカ男の名前は狩野重文。 元々は、涼宮ハルヒを監視するために派遣された工作員らしい……」 はあ〜……? それじゃあ、あのトサカ野郎は俺たちと同じ目的でここにきたんスか? 「元々はな……。 だが、今回は違う目的で……キョンとか言ったな? オメーに近づいたらしい」 承太郎さんと目があったキョンは意図的に目を逸らした。 気迫に押されて、目を逸らしたのか? まあ、気持ちはわかるけどよ。 「それで、一体何の目的でキョンに近づいたんスか?」 「キョン自身の『拉致』もしくは『抹殺』……だ」 「……え、俺……!?」
キョンが驚愕した表情で、自分を指差した。 無理もねえ、自分が『拉致』または『抹殺』される目的で近づかれたと聞けば誰だって驚くぜ……。 「なぜかは知らねーが、オメーは涼宮ハルヒにとって特別な存在らしいな……。 オメーが居なくなったら、涼宮ハルヒは必ず何かしらの行動に出るはずだ……」 つまり、涼宮の奴の動向を図るためにキョンを襲ったってわけスか? 「恐らくは……な。 まだ全てを白状させたわけじゃあねえ。 誰かに命令をされたことは確実らしいが、それが何者かまでは分かっていねえ。 なかなか強情な奴でな。 自白剤を何本か投与したがまったく口を割らないそうだ……」 ま、話したら命令した奴に殺されるかもしんねーからな……。 しかし、命令する奴がいたとすりゃあ、やっぱ何かの組織が関わってるんスかね? 「だろうな……。涼宮の存在が気に食わねー『ならず者集団』か……もしくは」 「……なりふり構わなくなった、『強行派』の集まり……といったところでしょうか? どちらにしても、我々は注意しなくてはなりませんね。いつ何時、襲われるかわかりませんから」 『強行派』か……。 そういや、最初は三月さんも同じようなことを考えていたなあ〜……。 「そういうことだ。今回はキョンをターゲットにしていたが、次は標的を変えるかもしれねえ。 奴らにとって、俺たちは邪魔な存在でしかねーからな。いつ襲われても対処できるように気を張ってろ、いいな……」
できるなら、この部室以外では気を張りたくねーんスけどね……。 それに、あの涼宮ヤローに振り回された日は、気を張りたくても張れねーかもしれんねーしなァ……。 「話は以上だ……」 そう言って、承太郎さんは部室を出ようとする。 「ところで、最後に一つ聞きたいんスけど」 承太郎さんは、視線だけ俺の方に向ける。 「なんだ?」 「明日、来るんスか……?」 承太郎さんは、ふうっとため息をついて一言。 「カッタルイが、敵がいつ襲ってくるかわからねーからな……。 やれやれ、まさかこの歳でガキの遊びに付き合う羽目になるとはな……」 それだけを言い残して、承太郎さんは部室から出て行った。 つまり、承太郎さんも参加するってことでいいのか? まー、俺もかったりーが、確かに敵がいつ襲ってくるかわからねーからなあ……。 みくるさんがスタンド使いに襲われたときはこの俺が守ってやらねえといけねえしよォ〜。 「気を張ってろと言われても、俺はどうすることも出来ないんだがな……」 そう言って、キョンがため息をつきながら肩を落とす。 そーいや、長門や古泉はともかく、こいつはただの人間だったな……。
「だだ、大丈夫です! 悪い人たちが襲ってきたら私が懲らしめてあげます!」 「いえ、さすがの俺もみくるさんに守ってもらうわけにはいきませんよ」 そりゃそうだ。むしろ女を守ってやるのが男ってもんだぜぇ〜。 「僕も閉鎖空間内であれば、ある程度応戦できる自身はありますが…… 普段は対処できそうもありませんね。 襲われたときは、億泰さんに守ってもらうことにします」 ざっけんじゃあねー! 誰がテメーなんて守るか。 テメーも超能力者なら一人で何とかしやがれ。 俺に頼るなッ! 「まいったな、冗談のつもりだったんですが……」 オメーの冗談は冗談に聞こえねえんだよ。 「とにかく、自分自身の身を守る手段は考えておかないとな……やれやれ」 そう言って、困ったように頭を抱えるキョン。 その様子を不安そうにオロオロとして眺めてるみくるさん。 ジャンクフード屋顔負けのスッとぼけスマイルでニヤニヤとしている古泉。 その様子をまったく気にも留めずにスタスタと部屋から出て行く長門……。 ちったあ関心をしめせよ、オメーは……。相変わらず何を考えてるか分からねー奴だ。 「とにかく、明日は『敵スタンド』が襲ってこねーか注意しねーとなあ〜。 もし、トラブルが発生した場合はケータイ電話とかに連絡しろよォ〜。俺はもってねーけど」 そう言って、この日の本当のSOS団会議は終了した。 また前回のようなことが起こらなきゃいいんだけどよォ〜……。
超GJ!
HPの更新は明日になりそです。 ノーパソの修理代に( ゚д゚ ) 今後はトラブル起きないように気をつけます……。
GJとしか言えねぇ
キタ─wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─!!
何故かハルヒがオクヤスを呼び捨てにしてる姿が想像できない>< ともかく待ってましたァン!GJ
ぃよっしゃ キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!! GJ!
WUUURYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!!!! 待ってましたぁ!!GJ!
凄くGJだぁ〜
キョン→億泰 は虹村、承り太郎→キョン は君 のほうがしっくりくるような・・・ なにはともあれGJ
職人さん信じてたよ!!! 最高にGJ!!
ハルヒ→億泰はやっぱ「億泰君」の方が自然な予感。 億泰不良だから(´・ω・`) 駄目だしばかりスマンorz 待ってたぜwww 続きが気になる展開ですなwwwwwGJ
「いえ、さすがの俺もみくるさんに守ってもらうわけにはいきませんよ」 ↑これってキョンのセリフ?
うおっGJ!だぜっ それにしてもやっぱ丞太郎は違和感あるな… 億泰と古泉はまんまだが
>あんたは何やってんスか空条承太郎ーっ! 来たのはともかく、訳を言えーッ! 俺が言いたい事を完璧に代弁してくれたw
死亡説もちらほらささやかれてたが僕は信じてた。乙です。
真に今更ながら、キョンと承太郎の 口癖が同じだ・・。
>>732 !!?
ハルヒの注文に呆れた二人が同時に「やれやれ・・・」とかあったら感動するがな(´・ω・`)(さりげなくね。さりげなk(ガオン
「やれやれ……」 「やれやれだぜ……」 ちょー見てー
職人さん生きていたんだな 一日遅れだが とにかくGJ! 三月さんにもっと活躍を…とか…言ったりして…ハハ…
三月は朝倉のイメージが強いからイラストにして見てみたい
分裂の新キャラsも絡ませて欲しい……というのはさすがに贅沢か
三月は何故かプリキュア5の緑で再生されてたオレ
能力がイマイチ分からないしな、無理だろ
ほ
保守
新キャラの佐々木さんだしてほすぃな
佐々木「ギャース!!」 ゴゴゴゴゴゴ…
744 :
マロン名無しさん :2007/04/16(月) 22:40:47 ID:pRNmro92
正直逃げたとおもた…… 待った分めちゃめちゃおもしろかったよ
>>744 長門強すぎ批判も多かった後だからな・・・w
でも帰ってきてくれて安心したぁ(´・ω・`)
・・・待ってます・・・続き・・・orzバタッ
そういや、一時は長門をスタンドで暗殺するスレになってたなw
まああの時は敵の能力が「閉鎖空間を云々だったから長門が操作できた」ってことにすれば、今後もずっと長門のターンって事は避けれそうだしいい別にんじゃね?wと思った。 さて、後は職人さんの投下を待つか。待ってます・・・投下・・・orz
承太郎と戦うことになる敵は、スタープラチナに匹敵する ほどのスタンドかな?時間系統の敵スタンド出てくるかも ともあれ、投下楽しみにしてます
無理にバトルは入れる必要は無いと思うがな 元々ハルヒはバトルがメインの作品では無いし日常でもスタンドを生かす演出は出来るだろうし
それ考えたら4部は日常とスタンドの融合が上手かったよな 他の部は基本的にスタンドはバトルだけだし
754 :
gh ◆ZAf1mXSGL6 :2007/04/17(火) 18:36:31 ID:6IDpEfLR
z
ヘブンズドア−が強すぎるけど、露伴出ないかな〜 未起隆も、そろそろ出て欲しいな ハルヒ「何なのよアンタ!普通の人間には用は無いわよ!」 未起隆「よくぞ聞いてくれました・・・実は私、宇宙人なんです。」
保守
ミキタカと長門が会ったら、二人だけにしか分からないような宇宙話とかしたりしてな
ミキタカが武器になり長門が使えば最強コンビになるか
つアレルギー
そもそもミキタカが本当に宇宙人だということすらうわなにをするやめあqwせdrftgyふじこlpp
ジョセフが健在ならトサカ男に自白剤をうたなくてすんだろうに・・・・・・不幸な奴だな
つーか露伴に「自白する」と書き込ませればいいんじゃね?
そういえば長門にヘブンズドア−効くの? 俺は、何故か効かないような気がする
長門にはソースコードに数行プログラムを書き込むがごとく 相性抜群に作用する希ガス
半端じゃない情報量を本にするんだろ・・・・・・体積が倍増しそうだな
スタンド名―ザ・ハンド 本体名―虹村億泰 パワー:A スピード:C 射程距離:E 持続力:C 精密動作性:E 成長性:B 4部のスタンドってステータス書いてないから自分なりに考えてみたけどこれ位かな?
>>767 持続力もEでよくないか?
長く持つ能力じゃないし
769 :
767 :2007/04/18(水) 21:53:02 ID:???
>>768 持続力って、スタンドを出していられる時間?
それとも、スタンド能力の効果を持続できる時間?
俺、今だにどっちか分かってないから、良かったら教えてくれます?
>>767 ジョジョアゴには書いてるよ
破壊力:B
スピード:B
射程距離:D
持続力:C
精密動作性:C
成長性:C
>>770 あんだけ際立った能力なのに
こう見ると掴み所が無いな
>>770 空間削り取りはどう考えても、破壊力―A
じゃない?スタンドの基礎能力の事なのかな?
>>773 能力込みじゃない? なステータスは5部からだな
長門とか露伴にとってはネタの宝庫じゃね?
正体を知ったのならな
職人さんはマダか!? 次の展開が気になってしょうがないぜ
急かすなじき来る
ガッタキングダムカムッ!!
保守
ほす
783 :
マロン名無しさん :2007/04/24(火) 00:46:04 ID:pS2EIZ8L
保守
ほ
客にアバ茶を振舞うみくる
喜んで飲む輩とかいそう……
>>786 しかし客に出すのはみくるだが、「出す」のは古泉
>>787 / ヽ
/ : な ・ い ・ そ・ |
| : い ・ い ・ れ・ |
{ : か ・ ん ・ が・ |
゙i : じ ・ }
`ヽ : ゃ ・ /
,-='"´ヾ\ : あ ・ /
⌒T^ヽヾミリr‐-、,_ ,-='⌒\
ヾ、 ! iミ、ヽ、゙" /ノノ_/|// _ノ´ノヽ
ヘ,=、,,_ヽ、 ^ト、,_二=、,, /‐|
"^___,,,ノ` `ヾ-=、ノ 彡 ,ィ
(彡‐'´ ,、==、、 } -彡'
,、r==、 !"r‐、ヽ `i",ィ'
ゝ ソ r' 。i ヽ゚,シ }_シ
{ 、`ーノ /⌒ヽ  ̄ レ⌒ヽ
ノ  ̄ _,,ィァ //^} }
ヽ、 ト─=ニニ‐ノ iヽ / ノ
、{、i, ``'ー─‐‐'´, i-‐'/
、`ー-i, `ー‐ /ー'´
`'ー‐'ヘ /
r'~`!`'、,ー、,,___,/-/-v'⌒ヽ,r-、
-‐'^, -'ヽ `'=---┬''~´/‐-リ r==、|
'´ \ □] i| □ノ /ヽ,ー‐' |
゙──┴‐'~ / `ーイヽ
康一自重しろw
気長に待つさ
ほしゅ
何度見てもこの康一の顔はムカツクw
この康一何の時の?
ジョセフ上陸 億「イ丈助バカだな杖直せばいいのに」 康「バカはお前だ」 このやり取り
スマートに行こうぜ
,、==、、 } ,、r==、 !"r‐、ヽ `i ゝ ソ r' 。i ヽ゚,シ } { 、`ーノ /⌒ヽ  ̄ レ⌒ヽ ノ  ̄ _,,ィァ //^} } ヽ、 ト─=ニニ‐ノ iヽ / ノ 、{、i, ``'ー─‐‐'´, i-‐'/ 、`ー-i, `ー‐ /ー'´ `'ー‐'ヘ / `'、,ー、,,___,/
SSマダー? 保守
801 :
マロン名無しさん :2007/05/03(木) 11:00:03 ID:Sp4FkOwo
「ハルヒ」も「ジョジョ」もスレタイに入ってないから検索で掛かりづらいんだよなこのスレ
ここのSSでは、仗助を「ジョジョ」と呼ばせてあげたら?
もしジョジョの仗助達がハルヒのSOS団に入ったら2
【ジョジョ】もし仗助達がSOS団に入ったら【ハルヒ】
流れぶった切るけど、ジョジョ4部とハルヒって、お互いに日常(の中の非日常)で話が展開して行ってるから、こうやってSSにして話をつなげても原作のパラレルにならないんだよな。 原作で描かれてない時間帯での話だと思えば、『原作のストーリーを崩した(別世界だと割り切った)上で読む』という事をしなくていいからストレスフリー。 その点ではこの作品の組み合わせは上手いと思う。 でも、寂しいよぉ・・・(゚д゚)師、いつものように続きを下さい・・・。待ってます・・・続・・・き・・・orz
まあ待つだけなのもなんだしネタ書こうぜ ネタ出しまくって加速させて次スレを作ってスレタイ変更すれば検索で来る人も増えるさ 仗助は髪をバカにされたら女も殴るんだろうか? ハルヒ「変な髪形ね。センス0! まるで鳥の巣みたい」 仗助「てめー今、俺の髪型をなんつった?」 長門「面白い人」 仗助「てめー今、俺の髪型をなんつった?」 俺の目の前に現れたのは、昔の不良風のリーゼントの大男だ。 いったいこの杜王町の学生の流行はどうなっているのだろうか。 仗助「てめー今、俺の髪型をなんつった?」
やめてイ丈助が池沼みたい
人少ない方が静かでいい
>>810 脱線はしてないと思うんだが・・・。そんなに他の人のレスがうるさいなら職人さんのサイトの更新待ってればいいんじゃあね?
あんまり人増えると空気読めないのが増えそうだ 何度かそれで駄目になったスレ見てるからな
人多すぎて荒れるのを某キャラスレで嫌というほど味わった俺としては ここは静かに( ゚д゚ ) ◆ok7AllAHOU 氏の作品+αのジョジョハルのネタを 楽しむスレであってほしい それだけよ… それだけが満足感よ!
「激しい『ネタ』はいらない…それでいて深い『荒らし』もない…『植物の心』のような人生を…そんな『平穏なスレ』こそわたしの目標だったのに…」
>>812-814 別に荒れてるようには見えなかったけど、お前らの悲しみが言葉ではなく『心』で『理解』できた。
『住人は増やす』『厨も繁栄させない』 「両方」やらなくっちゃあならないってのが 「原住民」のつらいところだな 覚悟はいいか?
818 :
マロン名無しさん :2007/05/05(土) 18:43:30 ID:ceFAcFTn
オレはできてない
でも、荒れたときに自警団気取りが煽ってるとしか思えない文章書くのもアレだな SS職人さんが来れば一気に鎮まるけど。そしてグッジョブの嵐、正に小宇宙の状態
820 :
ジョジョ5部×ハルヒ :2007/05/05(土) 20:56:47 ID:iz5qdiw4
・・・ったくブチャラティも人使いが荒いぜぇ〜・・涼宮ハルヒを調査しろって言われても あんな女の子に一体どんな能力があるんだろうか? だってそうだろ?俺が夢にまで見てた学校に行けるんだからよぉ〜そりゃ任務だからといっても 多少の浮かれてもいいのにさぁ〜・・・ブチャラティが「涼宮ハルヒの方から出向いてくれる。」 っていわれても俺は2年生、涼宮ハルヒは1年生どうあがいても向こうからやってくる 事なんてあるんだろうか? まっ!いいや!調査できなかったらそれはそれでしょうがねぇって事で報告・・ 「うげっ!」 いきなり首元を掴まれた後ろからだし誰かわかんねぇ! てめぇ!このやろっ!どこのどいつだっ! 「黙ってついてらっしゃい。」 声は女の子だよなぁ〜、でもこの力は一体何なんだよ! もしかして俺が『パッショーネ』からきたって事がわかったのかよ! 上等だっ!受けて立つぞこの野郎! 「ついたわ。」 無理矢理放り込まれたのは部室だ、あと4人の男女がいる!てめぇら!俺はそう簡単には 口は割らねぇからな! 「何一人で熱くなってんのよ?」 はっ?じゃあお前等って裏切り者のチームじゃねぇの? 「ここはSOS団の部室よ。」
821 :
ジョジョ5部×ハルヒ :2007/05/05(土) 21:02:35 ID:iz5qdiw4
SOS団?パッショーネなら知ってるがそんな団聞いた事もねぇ〜ぞ? 「これから有名になるの!さっ!自己紹介!」 うん・・・そうか・・自己紹介・・って俺が誰か知らねぇ〜のに無理矢理連れて来たのかよ! 「転入生が来たって事しかしらないんだもん!文句なら後で受け付けるから自己紹介!」 こいつ・・顔に似合わず相当性格悪いな・・・速く自己紹介して帰らせてもらうぜ 俺はフーゴを見返したいんだからよ! 「ナランチャ・・・ギルガ。」 失敗したか?ナランチャはこんな事言わないよな?
822 :
マロン名無しさん :2007/05/05(土) 21:10:51 ID:J0OARism
叙述トリックとみても構いませんかねッ!
学校・・・( ゚д゚)ハッ!ナランチャがいたか!!!!
>>820 の発想力にS・H・I・T
おお、これがあったか、面白いな こういう一人称形式だとキャラの人格を把握してないといけないから、 億泰の人のときにも思ったけど、面白みがでる代わりに難しそうだ しかしエアロスミスは精密動作性Eで飛行機タイプ、 主な技が機銃掃射に爆雷投下にプロペラ突撃と、「手加減」ができないのが展開的に辛そうだな… ハルヒの世界、つまり日常の中の話なのに敵をぶち殺しすぎるぜ…
825 :
ジョジョ5部×ハルヒ :2007/05/05(土) 21:37:16 ID:iz5qdiw4
「おいブチャラティ!あいつ一体何者なんだよ!」 俺はありのまま今日起こった出来事をぶちまけたぜ!俺が先輩だってぇ〜のにあの命令 口調!相手の意見を聞かないわがままな性格!そしてあの強引さ!そこらのギャング よりたち悪いぜ! 「まぁそう怒るな、前に話した通りだろ。」 いや、そうなんだけど・・・あまりに俺の想像力超えたもんだからさぁ〜・・。 「それで・・SOS団とやらには入ったのか?」 「それがさぁ〜宇宙人やら未来人やらどーのこーの言って訳わかんない事いってさぁ〜 俺が頭がよくなりたいから邪魔すんなって言ったら涼宮が我がSOS団に入ったら 頭がよくなるわよって言われて・・・。」 「ようするに上手い事いいくるめられて入った訳だな。」 「うん・・。」 今ブチャラティが俺を馬鹿にしたような笑いが聞こえたが俺の気のせい?
ナランチャ哀れwwwwww
ブチャラティとアバッキオって20歳だったよね? 年齢詐称すれば高校生で通じるんでない?
>>827 書きたいけどSS経験無しの素人なんで涙を飲んでる奴は俺だけではないはず。
829 :
ジョジョ5部×ハルヒ :2007/05/05(土) 22:50:40 ID:iz5qdiw4
「さて本題に入るぞ。」 そういや俺は詳しい話は知らないんだよねぇ〜何せボスの娘の護衛中にいきなり 俺だけ任務が来たんだからよぉ〜。 「涼宮ハルヒは世界を創造する能力を持っている。」 ・・・・・いきなり爆弾発言かよ、え?もしかして組織から俺はアリーヴェデルチって訳? 「信じられない気持ちもわかるが本当の事なんだ、信じてくれないか?」 「ちょ・・・ちょっと待ってよブチャラティ!信じろって事はブチャラティは信じてるわけ?」 「俺も最初はそう思ったが現に涼宮ハルヒの周りには宇宙人、未来人等がいるそうなんだ。」 もしかして俺だけのドッキリ何て事は無いよね? 「ただのドッキリだったらボスの娘の護衛中に優先されるわけないだろ?」 た・・確かに・・・涼宮ハルヒが世界を創造する能力があるんだったら納得するぜぇ〜。
アリーヴェデルチwww
831 :
ジョジョ5部×ハルヒ :2007/05/06(日) 00:03:12 ID:iz5qdiw4
「もし涼宮ハルヒが世界を創造する能力に気付いたら後々大変な事になる。」 俺がどうして?って答えるとブチャラティがわざと大きな溜息をついた、 俺何か気に触る事でも言った? 「涼宮ハルヒが仮に世界を創造する能力を知った状態で警官になったとするぞ?」 はぁ〜?あいつが警官なんて地球がひっくり返ってもありえないと思うよ? 「あくまで仮にだよ、警官は悪者を捕まえるのが仕事だよな?そして涼宮ハルヒ は世界を創造する能力つまり自分の願いを叶える能力を持っている・・・」 ブチャラティは続けて 「俺達はギャングだ、言ってる意味がわかるか?」 ・・・・・・ブチャラティこれってとんでもない任務なんじゃ・・・。 「警官にならないにしてもテレビの犯罪特集でもありえる事もある、それだけじゃない 金が欲しい、国を支配したいなど思ったら・・・この世の中はどうなると思う?」 確かにあの破天荒娘ならそんな事考えるかもなぁ〜 ・・・っておいおい・・事が大きくなりすぎてねぇか!そんな女をどうして今まで放置していたんだよ! 「涼宮ハルヒにその能力に気が付く前に何とかするのは至難の技だ、それに機関の存在が あるからな。」 「機関?」
>>55 今更ながら
何で誰もアイスショップに突っ込まないのかと。
833 :
ジョジョ5部×ハルヒ :2007/05/06(日) 08:48:06 ID:lX/Qn6Sq
「涼宮ハルヒを監視する団体の事だ、そいつらは涼宮ハルヒが世界の神だと思ってる 奴等で穏健派、強硬派様々な団体がいる、同じSOS団にいる古泉一樹や インターフェイスとやらの長門有紀が中々激しい動きをさせてくれなかったんだ。」 いんたーふぇいす?世界を創造する能力?・・・・うだぁ〜〜〜〜! もう訳わかんないよ!今の今まで俺は能力といったらスタンドとしか知らないんだぜ! そんな俺にいきなり信じろって言われてもよぉ〜100点満点のテストを1000点取ること くらい難しいぜぇ〜! 「その内自分の眼で確かめる事なるだろう、これで涼宮ハルヒ大まかな事情はわかったか?」 えぇ?・・まぁ・・20%くらいは・・・ 「ナランチャ、お前の任務は涼宮ハルヒの世界を創造する能力を佐々木という人間に 入れ替える事だ、方法は周防九曜という人間が知っているらしいもし長門有紀や 古泉一樹が邪魔をするようならば・・」 次のブチャラティの一言で場の空気が一気に静まり返った。 「殺せ。」
GJ! だけどブチャはそんな人じゃない(´;ω;`) ここでウェザーが一言↓
>「殺せ。」 いや、了解なんかできない ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 死ぬのはお前だからだ!
836 :
ジョジョ5部×ハルヒ :2007/05/06(日) 10:40:41 ID:lX/Qn6Sq
ブチャラティの報告を聞いた翌日俺は放課後にSOS団の部室に足を運んだ。 随分生真面目だよねぇ〜別にぐうたら過ごすだけなのにさぁ〜。 それにしてもブチャラティが殺せだなんて・・・どうも様子がおかしいぜぇ〜・・。 そんな事を思ってると部室の前に一人の男がいた、え〜っと・・・古泉一樹だっけ? どうしたの?部室には入らねぇ〜の? 「実は貴方だけに話しておきたい事があるんです。」 古泉に連れて来られてのは中庭だ、妙なにやけ面と共にこいつはコーヒーを持ってきた。 俺に奢ってくれんの?ラッキー、でもションベンとか入ってないよね? 「そんな新人いじめのような真似はしませんよ。」 相変わらずにやけ面が気に食わねぇ〜な〜!それ何とかなんない?俺にやにやしてる 奴あんま信用できないんだよね!フーゴもきれやすい性格だって知らなかったし。 「すいません、これが僕の仕事ですから。」 「さて・・・」と前置きして古泉が話した。 まぁ・・・大丈夫だよね?邪魔するとと言っただけで確実に殺せってブチャラティは 言ってなかったわけだしそれに周りには生徒がいるしそう目立つ真似はしないだろうしさ。
837 :
ジョジョ5部×ハルヒ :2007/05/06(日) 11:07:35 ID:lX/Qn6Sq
「貴方は涼宮さんに関してどれくらい知っていますか?」 え〜っと・・世界を創造する力があるのと・・・あんた等が組織の人間であって・・ んで色々な意見を持つ団体があるって事くらいかな? 「何だそれならばほとんど話す必要はありませんね?」 あるある!山ほどあるよ! 「あんたの超能力ってのを見せてくれよ!さっきから聞いたばっかで信用できない 情報ばっかなんだよ!ほらよく言うじゃん!言葉より証拠って!」 「論より証拠の間違いでは?」 ・・・・・・・だぁ〜!もう何でもいじゃん!見せくれよ! 俺がそう言うとにやけ面を更ににやけた・・・お前喧嘩売ってんのか! 「すいません、想像していた通りに貴方が質問してきたものですから。」 「そんでできんの超能力?」 「無理ですね、僕の能力は限られた空間でしか発動できません。」 ・・・・・何かさっきから聞いた情報ばっかで今ひとつ信用できねぇ〜ばっかだぜ! だけどよぉ〜ブチャラティの事といいこの古泉の事といいど〜も騙してるには 大仕掛け過ぎんだよねぇ〜・・。 「とりあえず信じるさ、半信半疑だけど。」 「そうですか、僕としても嬉しい限りです。」 さて・・もう部室に戻ろうぜ、あのわがまま娘がまた訳の分かんない事言ってとばっちり 受けたらたまったもんじゃないからさぁ〜。 「待って下さい。」 古泉が俺を引き止めた、あくまでこれは俺だけの主観だが古泉の表情が微かに変わってる ような気がする、どう言ったらわかんねぇ〜けどちょっと怒ってるような・・。 「話はまだ終わっていません、これから僕の話は貴方を疑うような話になるかも しれませんがよろしいですか?」
GJ!
続きマダー?
840 :
ジョジョ5部×ハルヒ :2007/05/06(日) 16:28:21 ID:lX/Qn6Sq
疑うねぇ〜・・・何かはわからないけど部室の遅刻として俺のせいにしないって 約束するならいいよ? 「いいですよ、では話しましょう。」 古泉は椅子から立ち上がったんだ、何のつもりだよ? 「実は機関の方から僕の方に連絡が来たんですよ、我が機関の他に巨大なる組織 が涼宮さんを付狙ってるとね。」 「他って強行派とかの事じゃねぇ〜の?」 「そんな小さいなものではありません、言葉で言い表すならもうひとつの機関が存在 したと言ったほうがいいでしょうか?」 なめられてるような気がするけど・・まぁ今はこいつの話に集中しよう。 「その組織は僕とは別の超能力・・確かスタンドという能力を使う者と聞いています。」 俺の体中に緊張感が伝わった、まるで戦闘中みたいだ・・。 「そしてその組織の名はパッショーネだという事です。」 聞き覚えのあり過ぎる言葉に俺は反論どころか古泉の顔を見る事もできなかった・・。 「ナランチャ・ギルガさん貴方には聞きたい事があります。」 古泉は俺の顔に接近して 「貴方はパッショーネから来たんですか?」
いきなり核心wwwwwこえええwwwwwGJ
842 :
マロン名無しさん :2007/05/06(日) 16:56:36 ID:q6AG3fAl
ナランチャがエアロスミス出して発砲すれば長門にも勝てるだろうか?
ガッツのGッJッ!!!
>>842 顔を知っていれば『暗殺』することが可能だ、だが2度目のチャンスは無い
よく考えればハルヒの能力はレクイエムより、危険じゃない? その気になれば、一瞬で世界が消滅するんだからな・・・
845 :
ジョジョ5部×ハルヒ :2007/05/06(日) 22:29:48 ID:lX/Qn6Sq
俺は言葉を失った、すげぇやばい状況だぜ!本当の事を言うか? って何言ってんだよ俺!そんな事したら殺されちまう! けど嘘を言ったら言ったで後でブチャラティを裏切るかもしれねぇ〜し・・。 「ふふ、すいませんもういいですよ。」 古泉は微妙なスマイルから完全スマイルに戻った。 「貴方がパッショーネから来たのはもう知ってるんですよ。」 はぁ〜!何それ?肩透かしもいい所だぜ!つーかこのごに及んでまだふざけてんのか! 「すいませんこれは機関からの命令だったんですよ。」 また機関かよ!お前さぁ〜都合悪かったら何でもかんでも機関って言ってねぇ〜か? 「パッショーネは機関の協力者だったのですよ、しかし強行派か穏健派かどちらにも属さない スタンド使いという能力者の団体でしかなかったのです。」 何だそりゃ?そんなの初耳だぜ? 「貴方達はギャングですからね信頼を得るには時間が掛かったのです、そう考えた機関が出した 条件はこうです、涼宮ハルヒの世界を創造する能力を取り出せと。」 どういうこった? 「もしその任務を乱暴にやるなら強行派、しなかったら穏健派・・とね、それで どちらに属するかの判断は僕に任された訳です。」 「・・で俺達ってどっち?」 「穏健派ですよ、よかった貴方達とは戦わないですみそうです。」 「随分あっけなく決めるんだな?」 「もし強行派だったらスタンドで今すぐ襲ってるはずです違いますか?」 なるほどなぁ〜そういう事だったのか!このナランチャ・ギルガ理解したぜぇ〜。 付け加えるように古泉は言った。 「貴方はもう涼宮さんの影響を受けてますよ。」 受けてるたって俺の体には特にこれといって変化はねぇ〜ぞ? もしかして頭が良くなったとか! 「貴方は日本語をわかってないのに何故喋れるんです?」 ・・・・・・・・・あ・・・・。 数々疑問はあるが後の話で書く予定だ。
GJ!!期待してます!
GJ。 ナランチャwww日本語喋ってるの気付けよw
848 :
マロン名無しさん :2007/05/07(月) 00:59:08 ID:1GuZUR9w
1からここまで読んでみた。 最初は面白いとおもったんだけど、このスレのSSがジョジョじゃ無いのだけは確かだね。 特に「属性情報を変更。あなたの支配下にあったその椅子を私が操れるように変更した」で海よりも深い失望を味わったよ。 後、戦いが単調な気がする。 敵が攻撃する→主人公たち応戦する→敵がさらに強い攻撃をする→主人公たちさらに強く応戦するっていう、このパターンはジョジョにはない。 出来ればもうちょっとテンポよく逆転が起こるようにしてくれるといいんだが。 全然関係ないが、長門とその眷属たちはバイツァダストで一撃じゃないか?
時間干渉や未来も予知できるような奴ら相手にはあんまり意味ないだろ でもそれを食らって解除するために過去に飛んでキョンとかが頑張るとかは面白そうだが 後批判についてはどうにも的外れすぎる 情報属性変更についてはクロスものだからこれぐらいできないと 長門の見せ場がないし 敵の攻撃パターンについてはこれはジョジョにも普通にある というかバトル系の黄金パターンだろ
>>848 長門を倒せるのは恐らく
MIH・キラークイーンバイツァ・世界・白金・真紅かな
ヘブンズドアも行けるか
ラスボスばっかだなぁ…
長門の能力 ・足がすごい速い ・レーザーもマイクロブラックホールも防げる ・心臓貫かれても死なない(修復にちょっと時間はかかる) ・すごく頭がいい 情報処理能力に制限を課すジェイルハウスロックがたぶん一番相性いい気がする あとはキョン人質作戦(サバイバーやラバーズつけるとか)かな
>>850 マン・イン・ザ・ミラーもいけるかと思ったけど
長門本人が強すぎで、鏡の中に引きずり込んでもマン・イン・ザ・ミラー
そのものの戦闘力は平均以下だから、本体のイルーゾォが長門にボコされる気がする
ジェイルハウスロックでアホの子になった長門とキョンを観察してニヤニヤしたい
そもそもジャンケンに勝てるとは思えないけど、 ボーイ・II・メンで長門の能力を奪い取れたらジャンケン小僧がとんでもないことになるな
>>854 逆にハッキングされてアボンしそう。コエエ
奪い取られる寸前、能力にウィルスを仕込むとか長門は普通にしそうだ
長門が強いのは情報を変換うんたら〜だからじゃないのか マンインザミラーは通用すると思うが あと、初期のGEの、成功率100%のカウンター能力も忘れてはいけない 強すぎるせいか、康一がいなくなってから以降は全く出なくなったがw
858 :
マロン名無しさん :2007/05/07(月) 20:45:05 ID:IPtrgDTg
セト神やグレイトフルデッドはどうですか
長門が凄いことできるのは高速言語があるからだろ? ダークブルームーンで水中に引きずりこんでしまえばいいんじゃね?
アクアネックレスで体内を無茶苦茶にすれば楽勝だろ。
イエローテンパランスで服だけ溶かしてスライムプレイすればいい予感
あ、ありのまま起こったことを話すぜ……。 俺は投稿しようと思ったら規制を食らった。 何を言ってるか和からねーと思うが俺も何をされたのかわからなかった……。
やっと規制が解除されたみたいなので投下するざます……。
投下が来るっ!!
休日出勤をさせられるサラリーマンっつーのは、今必死に駅に向かってる俺の気分と一緒なんだろーなぁ……。 などと思いながら、俺は北口駅へダッシュで向かっている。 これも、あのプッツン女が『一番最後に来た奴は罰金として全員に奢り』という、クソッタレルールを作ったからだッ! チクショー、朝ちゃんと目覚ましセットしたのに何でこーいう時に電池切れになるわけ? やっとこ北口駅についたと思ったら、時刻は既に9時を回っていやがった。 当然、俺以外の団員は全員揃っている。チクショー……。 「9時までに集合って言ったのに何やってんのよ、このドアホっ!!」 朝から反論する気力もなく、俺はただ涼宮の文句を聞き流していた。 今日の朝メシのおごりはこの俺に決定だな、チクショー……。 朝食会は、ロータリー近くの喫茶店で行われることになった。 俺の金を使って団員全員が好き勝手に食い物や飲み物を頼んでいやがる。 ちったあ、遠慮するとか気を使うとかしねーのか、テメーらわ。 「いつものように、クジでメンバーを決めるわよ。まずはキョンから引きなさい」 涼宮の奴がトーストを口に含みながら爪楊枝を握り締める。 どーでもいいが、食い物を口に入れたまま喋るんじゃあねえ。 キョンが無印の爪楊枝を引き、みくるさんが印入りの爪楊枝を引く。 そして次は俺の番だッ!印入りが来ますよーに……。と祈りながら爪楊枝を引くが結果は無印。 どーして毎回、俺はみくるさんと一緒に行動できねーンだ? ここまで来ると誰かが裏工作でもしてるんじゃあねーかと思えてくるぜ……。 そして承太郎さんが印入りの爪楊枝を引き、結果は次のようになった。 キョン、俺、古泉、長門が無印。承太郎さん、みくるさん、涼宮が印入り。 みくるさん、涼宮と共に行動することになった承太郎さんは何やら困ったような顔をしていた。 ま、なんとなく気持ちは分かるけどよ……。みくるさんと行動できる点においてはヒジョーにうらやましいぜぇ〜。
他の人が途中に投稿すると規制が解除されると聞くぜ… 支援
>>849 >というかバトル系の黄金パターンだろ
ジョジョにバトル系の黄金パターンなんて出てたか?
>>867 黄金パターンが出てないかはともかく、パワーアップ合戦は出てないよな。
基本的にパワーアップするのは主人公か敵のどっちか一方で、
パワーアップした方がされた方に負けることはない。カーズも吉良も神父も「主人公に」負けたわけじゃない。
唯一引っかかりそうなのが承太郎VSDIOだが…どうだろな、別にDIO新しい能力ゲットしたわけじゃないし、
パワーアップと言えるほどのものかってのは疑問かもしれない。
職人さんお帰りなさい。 しかしこんな時に規制かよ・・・
>>869 DIO戦はパワーアップしているだろDIOが
DIOが攻撃、主人公側が応戦、
最高にハイになったDIOがさらに激しい攻撃、
プッツンした主人公が激しく応戦して撃破って感じだな
途中までお互い策や小細工を多用してるが
パターン自体は王道な黄金パターン
この黄金パターンを多用せずにあえてラスボス戦までとっといたとこに荒木のセンスを感じる
職人さん乙 みくると条太郎ほど似合わない組み合わせはないなw 条太郎が困るのもわかるわ
873 :
ジョジョ5部×ハルヒ :2007/05/07(月) 22:46:20 ID:6Oj46rXv
・・・・・・・・まぁ色々な疑問はあるだろーけどよ一つずつ話しておくぜ? まず第一にパッショーネは穏健派に行きたかったのか強行派に行きたかったのか つー問題だけどよぉ〜これは別にどっちに入ってもリスクはないってんで俺個人 の判断だったらしいんだ。この事に関してブチャラティも知らなかったみてぇだ。 ちくしょ〜!随分意地悪臭い団体なんだな!機関っていうのはよぉ〜! 第2に俺の任務だがこれはまじであるらしいぜ!完全に消滅ではなく半分に分ける んだってさ!何か神人とやらの出現が減るっていうんで機関の中での非協力者 も協力的になったんだってさ! んで第3何だけど俺の今の状態だけど今授業の前半が終わって昼休み。 授業なんて宇宙人語を喋ってるようなもんだからさっぱりだったぜ! 言っとくけど俺の頭の悪さを馬鹿にするんじゃねぇ〜ぞ!悪いのは上手く説明 できてねぇ〜教師だぜ! 俺は購買部で焼きそばパンを買ってプレゼントを開ける子供さながらに 俺はラップを広げ様としたんだ、正にその時だったぜ。
874 :
B :2007/05/07(月) 22:47:16 ID:R3tGxXio
875 :
マロン名無しさん :2007/05/07(月) 22:51:29 ID:IPtrgDTg
ヤバイ長門がIN!
>>871 DIOはパワーアップしているけど、
承太郎がDIOを追い詰めたのはパワーアップしたからじゃないよな。
一回目は死んだフリだし、二回目は止め返しだし。
なあおまいら… 長門がエンドレスエイトの時間ループで記憶を留めていたり キョンとみくるを部屋に寝かせたあと三年間その部屋の時を止め続けた ということを考慮に入れると、 とても時系の能力が長門に素直に効くとは思えないんだが…
素直にはきかんだろうが、 「記憶をとどめてはいても、ループ自体を解消することはできない」 「時間をとめても、その中で動くことはできない」 わけだからある程度は効果あるだろ。
つまり、 見えている事が逆に恐怖だろう?状態なわけですか。
881 :
ジョジョ5部×ハルヒ :2007/05/07(月) 23:24:48 ID:6Oj46rXv
「にょろっ!一人で昼食何て寂しくないのかいっ?」 にょろ?・・・・理解するのに100時間掛かっても無理な単語を使うあんたは 何者だ? 「あぁ!ひどいなぁ〜自己紹介なら最初にしたよ?」 悪い!でもいくら俺だって30人の名前全部無理な注文だぜぇ〜? 「あはっ!いいよいいよ!あたしの名は鶴屋さっ!改めてよろしく頼むさ〜!」 涼宮とは違う意味でのやんちゃ娘が現れやがったぜぇ〜・・・なぁ朝比奈ぁ〜 こいつ大丈夫なのか? 「この人は私の友達です、乱暴な真似はしませんから安心して下さい。」 無理矢理SOS団に連れて来られてすげぇ〜気が弱いあんたそう言うからには 大丈夫だな!・・・そんで何の用?って俺が言うとほっぺを膨らました。 「も〜!わかんないかなっ!一緒にお昼ご飯を食べる為に決まってるにょろ!」 なるほどねぇ〜でも何で俺? 「あのさぁ〜さっきから難癖ばっかだけど一緒に食べたくないの!」 「ええ!・・・いや・・そんな訳じゃねぇ〜よ・・ただいきなりだ・・」 「はいはい!続きはSOS団の部室で聞くっさ!」 何だかんだで俺は魔王君臨するSOS団の部室に行く事なったわけだ、何か調子 狂うぜぇ〜・・ったく涼宮といい鶴屋といい何で俺の身の回りの女ってこんな はっちゃけってんだぁ〜?身近にいた女ってトリッシュだけだしよくわかんねぇ〜・・。
>>876 ……お前な
DBみたいに変身とかしないとパワーアップじゃないと言いたい訳か?
確かに正確に言えばそうかも知れんが
本気を出す、とかぶち切れるってのも漫画的には充分パワーアップだぞ
しかもこの場合のパターンは全体的な流れであって
力量で相手を上回って力任せに敵を倒すって意味じゃないし
>>876 というか止まった時の中で一瞬しか動けなかったのに
プッツンしたことにより五秒まで動けるようになったのは立派なパワーアップだぞ
>>878 少なくともバイツァは時を吹っ飛ばした時間になるまでに本体を見つけて叩けばいいから
(そのときキラークイーンは自身を守るために戻すだろうし)
記憶を残せれば、かなり効きにくいと思う
あと素直に効かないって言ったのは太郎と神父が戦ったときに
一瞬目が動いたことを考えると、時系の能力を操る者同士の戦いだと
力の干渉みたいなのが起こって完全に能力が効かないんじゃないか
と思ったからなんだ
>>882 俺は
>>876 じゃあないけど、
ダメとかそういうんじゃあなくて単にパワーアップと言うより機転と思うって言いたいだけなんじゃね?
これ以上続けると荒れるかもしれないし、まあ落ち着いて・・・お茶でも飲もうや。
>>885 そうだな
どうもパワーアップ合戦と全体的な流れである黄金パターンをごっちゃにしてたようだ
ただジョジョはスタンドが複雑になったり多様化してきた四部からはともかく
三部までは黄金パターンを結構使ってる
もちろん主人公側のパワーアップは機転とか策にうまく置き換えられてるけどね
職人さんGJ!! 相手のスタンド能力が気になってしかたがないです。 続き期待してます。
議論の元は何だっけ、長門強すぎ、って話か。 まあ、強すぎる奴を上手いこと制限かけて転がすのは基本だよな。露伴とか。 確かに「空間を支配する能力」なんて、まさしく長門の能力を問答無用で封じるいい機会だったんで、 これでもどうにもならない、としてしまうと後が厳しいかもなあ。 まあ、日常の描写を中心に描きたいなら戦闘要素はそんなんでもいいんだが。 戦闘を濃く描きたいなら、長門の役割は、 「強いがために、敵から真っ先に狙われて戦えなくなる」やられ役、通称アブドゥルポジションとか、 「強いけど、本人が何らかの事情で戦えなくなってフェードアウト」の通称フーゴポジションとか、 そういうのに落ち着けるしかないかもなー。
職人衆に感謝! GJ! しかしスレタイトルに反して何故か ダイレクトに仗助が入団するお話はないのね。
書き込めたら一言書いておきます。 中途半端な投稿の形になってしまって申し訳ありませんです。 しばらく、規制の様子を見て、問題なさそうであれば、 再びこちらに投稿しようと思ってます。 尚、HPを更新し、16話をUPしたので見やすい形にはなってると思います……。
>>888 しかしSOS団側の戦闘員がほぼ長門しかいないので、そうするとジョジョ側オンリーになってしまう罠。
そして長門の能力の底が見えない以上、このクロスではジョジョ的戦闘は難しいだろ。
まあ強いてやるとしたら、戦闘不能にならない程度に長門の能力を制限する(スタンドバトル風にしたいのなら1能力くらいに)とか、長門+スタンド使いでようやっと勝てるような能力を出すしかないな
雪山症候群みたいに思念体との接続を絶てば長門の能力はかなり落ちるだろ そうするとやっぱ異空間作ってどうのこうのするのが一番よさそうだ
>>884 >記憶を残せれば、かなり効きにくいと思う
いや、バイツァの記憶がある時点で死ぬだろ。
所で属性情報を変更した件だけど、
あのスタンドの能力が『優先的にその場の物を支配できる』と考えて、
長門がやったのは「気づかれないようにイスを掴んで投げなおした」様な事と解釈すればいいんじゃないかな?
キョンもイスを操作(投げて)している訳だしね。
ジョジョ風に書くとすれば
長門「てめー油断すると思ったぜ。飛んできたイスを弾いたらよ〜、そのイスの事を忘れるってな
だから属性情報を変更出来たぜ」
この解釈なら、今後長戸をフーゴorアヴドゥルとして扱う必要は無いんじゃないかと。
なんか、訳わからん議論厨がわいてんな…… 恐れてた通りになった
自作自演じゃねぇの?
>>894 別に穏便に進んでるみたいだし一々煽るようなレスしなくていいと思うんだぜ?
大した奴だ
ナランチャはのいぢ絵にギリギリ合いそうだな
ナランチャは女だと思ったのは俺だけではないはずだ
ブチャラティを女だと思ったのは俺だけでいい
みくるんるん
ほす
ジョリーンって何歳だっけ
ミスタ、ナランチャ、フーゴで晴れハレ踊ってほしいな
グイングイン
あげ
拷問している後ろでハレ晴れユカイかw 怖っwww
ミスタが、「聞いてんだよぉおお」とか言ってる時のBGMがハレ晴れユカイだって?
サイダーかけられてミスタに壊されたナランチャのラジカセに入ってたのもハレ晴レだったんだなw
いっそブチャラティチーム全員で踊れ
リゾット、兄貴、ペッシ、ギアッチョ、イルーゾォの暗殺チームバージョンも見たい
スレタイ的には仗助、億泰、康一、承太郎、露伴で踊るのを考えた
5人といえば3部チームだろう
>>915 承太郎、花京院、ポルナレフ、ジョセフ、アレッシーか?
アレッシーじゃねえよw 確か魔術師の赤っていうスタンドを使う奴で…えーと… 中河?
イギーだろ?
ウルムドだろ。 まだ早いが、次回のスレタイ変える? イ丈助あんま関係ないし
アレッシーじゃあないならDIOでいいじゃい 【ジョジョ】ジョジョキャラ×SOS団【ハルヒ】 ???
921 :
マロン名無しさん :2007/05/11(金) 22:23:47 ID:x287+s5a
仗助ってか4部である必要もない感じだよな、流れ的に。 シンプルに『ジョジョの奇妙な涼宮ハルヒ』とかでいーんじゃん?
>>923 個人的にはSOS団がスレタイに入っていて欲しい
925 :
ジョジョ5部×ハルヒ :2007/05/11(金) 23:14:20 ID:rRniAWg9
痛ててててて!涼宮ほどにはないにせよ随分強引な奴だぜ!いいのか?あそこに無断に入ったらあの 涼宮の野郎が何言い出すかわかんねぇ〜ぞ?! 「大丈夫!」 多分鶴屋は満面の笑みだと思う。 「私はSOS団の特別名誉顧問だからね!」 がちゃっとドアを開けて現れたのは涼宮じゃなかったのはよかったと思う。 でもよぉ〜古泉以上に厄介な奴がそこに居たんだ、古泉みたいにべらべら喋る奴だったら まだ救いがいあっかもなぁ〜、誰がいたと思う?それは・・・ 「・・・・・・。」 人形のように無表情で読書を続けている長門だった、まぁとりあえず話してみるか折角 の仲間だからなぁ〜。 「昼飯は終わったの?」 長門は黙って首をちょっとだけ下にした。 「うまかった?」 相変わらず首を下にした。 ・・・・・・・・あのさぁ〜俺ってそんなに嫌われてんの? 「長門さんはいつもこんな調子なんです気にする必要ありませんよ。」 真冬の南極の海に放り出されたようなどん引きした空気のなか俺に助け舟を出して くれたのは朝比奈だった、助かったぜ!流石はSOS団のマスコットやらのだけのことはあるぜぇ〜。
ハルヒの居ない杜王町には スタンド使い約25人 波紋使い一人 幽霊二人と一匹 殺人鬼二人 宇宙人一人 不死身の怪物一人 新生物一匹 人間を超えた漫画家が一人集まっている… そうなると、ハルヒの能力は閉鎖空間を作る程度の認識になってしまわないか? ハルヒの周りに集まった面子も、ジョジョキャラからすれば「これぐらいなら偶然集まっても不思議じゃない」って程度だと。
確かにw つーかSPW財団が興味を持つならハルヒよりどっちかというと宇宙人の方にじゃないか?
ハルヒの元にスタンド使いや殺人鬼や漫画家も杜王町から来るんだよ。 何故か急に行きたくなったとこの理由で
吉良…SOS団の女子の手 露判…ネタ目当て だろうな
吉良は綺麗な手を得るために危険を犯すようなやつじゃねえよw
>>930 んじゃ、SOS団が杜王町に来て、吉良のスタンドがSOS団周辺のだれかにバレて、暗殺しようとする
って感じかな
むしろハルヒが 「あいつ怪しくない?なんか殺人おかしてそう」 って、さりげなく呟いたら吉良に聞こえて ごめん無理あるわ
>>931 いやそれじゃ明らかに引き付けられたのはハルヒ側になるじゃん。
クラメートの誰かが吉良の殺人目撃してSOS団に相談 それにハルヒが興味もち 嫌が上でもメンバー達が巻き込まれるという パターンじゃね?
吉良が逃すわけないだろう
よしッ!谷口に重ちー役をやってもらおう!!
谷口に氏ねと申すか。
谷口「ういーす WAWAWA忘れ物〜…うおあ!」 吉良「………」 谷口「…すまん ごゆっく『キラー・クイーン!』」 …駄目だなこれは
適当なクラスメートが犠牲者となる。 事件のにおいをかぎつけたハルヒにより巻き込まれるんだな。
誤爆すいませェん
942 :
929 :2007/05/13(日) 20:55:47 ID:???
まさか吉良の話がここまで膨らむとは思わなかった
静かに平凡に暮らしたいという部分において 吉良とキョンは意外に共通している。
校内でポニーテールを切り取られる事件が多発。
キョンは吉良と出会い仲良くなるが吉良の殺人鬼な側面を 知らないとかになりそうだ。
キョン「吉良は俺の友人にしては良くできた人格者だ」
吉良の事だから、付かず離れず友人関係を保ちそうだな。
で、ハルヒと古泉に怪しまれて 長門とバトルわけだな
キラークイーンは既にハイペリオンに触っている」 ドグォーンという訳だな。
ほ
佐々木と吉良は平穏に暮らしたいという 願望を持っている点で以外に共通している。
キラークイーンは既に割り箸に触っているッ!!
キラークイーンは既に朝比奈みくるがいれたお茶に触っているッ!!
>>953 ド モ ン ッ (爆発で膨れるキョンのおなか)
お茶に指突っ込んで熱がるキラークイーン想像して吹いたww
保守
なぜかSОS団に入ッてしまう吉良 静かな暮らしからやはり遠ざかるはめに。
吉良「実話私、手首萌えなんだ」
キラークイーンは既に朝比奈みくるの胸を触っているッ!!
スタンド使いってスカートめくりし放題だよな
それどころか覗き放題の奴等もいる。 例:花京院典明くん
アレッシーなんか覗きやすそうなスタンドだよな。 ・・・・実際やってそうだけど。
アレッシーのスタンドで街中の女をようじょにして回りたい
むしろ生ハム兄貴のスタンドで熟女を…
>>912 >>913 マジで見て〜!!!
後、歴代ボスが踊ってるとこも見たいwww
以外とカーズノリノリw
968 :
マロン名無しさん :2007/05/20(日) 17:26:50 ID:HBGRkgj+
確かに吉良は 普通じゃない超能力者だが SOS団に入れて大丈夫だろうか? たまに手首を求めて消えそうな感じだw
ハルヒ「またヨッシーは来てないの?まったくあいつ、いつもどこ行ってるのかしら!?見つけたらグラウンド100周走らせt(ry こうですか?わかりません><
推理では吉良の能力が光りそうだな 本を読む長門と静かにお茶する吉良が目に浮かんだ。
ハルヒはなんだかんだ言って結果的に良い人間と悪い人間を 見分けそうだから、吉良が仲間ってのはちょっとなさそうな。 キョンだってそういう鼻はききそうだし、ああいう異常なオーラを出した人間は 組織抗争で鍛えられた古泉の観察眼にも引っかかるのでは。
長門が生の手首を作って吉良に渡せば万事解決。 ……吉良って殺人狂でもあったっけ?
>>972 「人を殺さずにはいられないサガを持っている」って言ってるから殺人狂でもあるんじゃね。狂と言うより趣味と言うかなんというか。オソロシス
その前に、長門の手首はお目にかなうのだろうか。 結構こだわり持ってなかったか?
975 :
マロン名無しさん :2007/05/20(日) 18:42:58 ID:SWDpjgoV
「紹介するわ!グイード・ミスタ君よ!」 「駄目だぁぁ〜〜〜!!」 「何でよ?」 「俺は4番目の団員じゃねぇ〜か〜!縁起悪いんだよ!」 「いいから入りなさい!」 「嫌だね!」
>>975 「(古泉君。こいつどうして引き込もうかしら?)」
「じゃあ僕が一時的に退部します。そうすれば3人目になる。これでいいでしょう?」
「(゚д゚)」
>>972 しのぶの首を絞めたいって衝動にも駆られてたから、やっぱり殺人も目的の一つだね。
爪伸びなくすれば大丈夫だぜ
自分の指を切断するぐらいなら、他人の手首を切断するだろうな。
981 :
マロン名無しさん :2007/05/21(月) 17:07:25 ID:luv0vFaX
次スレマダー?
吉良はハルヒみたいな女性が苦手そうだな そもそも「植物のように穏やかに暮らしたい」吉良にとってSOS団は天敵みたいなものだしw
1000だったら吉良編を書く職人登場
吉良とハルヒはあらゆる意味で対極だからなw 参謀にはなれそうだが SOS団の策略担当で。
吉良編やったら死人がでそうで怖い。
●<あなたの手・・・とても綺麗ですね・・・ キョン(こ・・・こいつ・・・) ドドドドドドドド
ksk
次スレを?
デッドマンズ吉良ならどうだ?幽霊で他と属性もかぶらない。
たててくる
乙
ウメ
うっめーる!
いいや限界だッ 埋めるねッ!
996 :
マロン名無しさん :2007/05/23(水) 01:53:42 ID:F1CnwcEq
sageでどこまで埋まるのか試してるのか?
メイド・イン・ヘヴン!
SOSって言われるとSwingOutSistersの方を思い出す。
東雲太郎かYO!そして999
いやミュージシャンの方だけど。
1001 :
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