1です
いきなり投下しますね
5 :
1です:2005/12/24(土) 18:35:56 ID:???
亜子 はっぴーたゆんたゆん
1/2
揺れる乳を揉みだしたら
君はきっと怒るね
いやらしい手つき はっぴー たゆん ごー!!
ゆらしたばかりの おっぱい弾けそう
胸ポケットを掴んで ちちを持ち上げた
下乳の行方を アキラとにらめっこ
鬼のような笑顔で 怒られちゃったよ
一回ごとたゆたゆ 吸い付くこの乳が
地獄絵図になる 高鳴る鼓動
揺れる乳を揉みだしたら
何が待っているのかな
揺れなくても平気 乳を吸うよ
ぷるぷる☆はっぴー☆たゆんたゆんGO!!
乳にきっと逢えるね
小さな乳首を 立たせよう
6 :
1です:2005/12/24(土) 18:36:52 ID:???
2/2
裕奈のおっぱい 上に持ち上げたら
叫び声がするよ 突きあげるアル!
裕奈のおっぱいは 重いよたゆんたゆん
乳はシーソーゲーム? 揉めないたゆん?
たゆたゆ舞う 背伸びじゃ届かないお乳も
君のなら揉める おっぱいパワー!
まき絵の乳をたゆんしたら
受け止めてくれるかな?
掴む前に揉める乳をたゆん!
ぷるぷる☆はっぴー☆たゆんたゆんGO!!
お揃いのおっぱい
乳に届けたい はっぴー たゆん ごー!!
揺れる乳を揉みだしたら
何が待っているのかな
揺れなくても平気 乳を吸うよ
ぷるぷる☆はっぴー☆たゆんたゆんGO!!
乳にきっと逢えるね
小さな乳首を 立たせよう
乳に届けたい はっぴー たゆん ごー!!
作詞、作曲、編曲、歌 和泉亜子
完
勢いにワロスw
9 :
マロン名無しさん:2005/12/24(土) 18:54:00 ID:u9TOIxjP
>1
乙
>6
ひそかに古老子がいる件についてwww
今更だがsage忘れすまないorz
苦屁さん!!wwwww
前スレ
>>911 最近の寒波で麻帆良もすっかり雪景色、生徒たちも里帰りせずに居残る者もいる
円、美砂、桜子もそんな生徒だった
「クッキとビッケもクリスマスー」
飼い猫にサンタとトナカイの衣装を着せる桜子を横目に、円は雪景色を見る。そんな時、円の携帯が鳴る
相手は美空だ、円は電話に出て話を聞く
「うん、大変だね・・・わかった、すぐ行くから」
携帯を切る円に桜子は怪訝な顔をする
「どーしたの、なんか美空ちゃんにあった?」
「明日のミサに来る予定の孤児院の子達がインフルエンザだって。それで昨日詰めたお菓子とプレゼントを持って行きたいから手伝って欲しいって
円は出かける準備をして出て行った
そのころ教会前では美空が荷物を抱えてシスターシャークティーと口論していた
「あなたの気持ちはわかりますが、一人では無理です。明日のミサもあるのですから」
「でもあの子達には楽しいクリスマスを・・・」
その時
「美空、お待たせ」
円が白い息を吐きながら雪振る中現れた。
「あなたは・・・」
「美空が一生懸命詰めたお菓子とイブのプレゼント、届けさせてください」
しばしの静寂の後、シスターシャークティーは承諾した。
走り出す二人を見送りながらシスターシャークティーは苦笑する
「いつもあのようならいいのですが」
孤児院までの道、美空は円に気持ちを話した
「あの孤児院の世話だけは真面目にやってたの、明るく振舞っても悲しさは隠せないから」
「やっぱ美空はシスターだね」
そして孤児院、寝込んでいる子達の枕元にプレゼントとクリスマスカード付のお菓子を置いていく
配り終わり、孤児院のシスターに挨拶する時には雪も止んでいた
「お疲れ様」
振り向くと美砂と桜子がいた
「さ、パーティーしよーカラオケカラオケ」
「デートキャンセルしたんだから、付き合ってもらうわよ。一応シスターシャークティーの許可も取ったし」
美空は俯いて「ありがとう」と言った
DISORGANIZED CRIME
昨日の完璧な作戦が失敗した事は完全に予想外だった。
しかし、私はあきらめない。
……実は昨日、作戦失敗して脱出した時……
二人の生徒に息子を見られて……何というか……その……
少し下品なんですが……勃起……してしまいましてね……
それから私は考えた。 偶然にもあの二人と長谷川、龍宮はそれぞれ深い関係にある。
……つまり、長谷川と龍宮を直接叩くのではなく、大河内とレニーディを通して間接的に復讐を行う。
正しく完璧な計画だ。
大河内たちには悪いが、これからもヨロシクさせてもらうぞ……フフフ
アキラー!!!ザジー!!!ニゲテニゲテーー!!!!!!!
MAN ON FIRE
……何故だ。
昨日の計画では、この体育倉庫の中で
ピンクのリボンでラッピングを施した私の裸体を見ているのは大河内とレニーディだけの筈だ。
しかし、今私の目の前に立っているのは……
無数の女子生徒たち。
一体誰が……あ、そういえば……
-三日前-
しずな 「あ、新田先生、三日後に年末の用具点検があるんですが…手伝ってもらえますか?」
新田 「ええ、いいですとも。」
しずな 「それじゃあ、体育倉庫の方の監督お願いできますか? 運動部の生徒みんなを任せる形になりますけど……」
-ここまで-
しまった……今日は用具点検で……運動部が……みんな……来るんだった……
-新田は当初の目的を果たせず、ほとんどの運動部にその醜態を晒した。
肝心のアキラとザジは新田の誘いを不審に感じて、その後も学校には現れなかった。
新田はただただ呆然とし、自らのいきり立った息子を鎮める事が出来ず……
……そのうち新田は考えるのをやめた。-
次の日、新田は体育倉庫で死体で発見された。
死体には数千発の弾丸が残されていた。
新田の麻帆良逃避行 第二部 勉強潮流 完
17 :
16:2005/12/24(土) 21:29:53 ID:???
一応、第二部終了です。
今までも全部携帯から投稿してますが……
いつも基本的に考えず、ノリだけで書いてるんで色々無茶がある……
何かもう、色々スミマセン。
P.S アキラ姉さんに恨みはありません。 むしろ大好きです。
GJだおwww俺もアキラ大好き
HE'LL BE BACK !!!
セルピコ「さすがは新田先生!僕たちにはできないようなことを
さらりとやってのける!そこにしびれるあこがれるぅ!!」
21 :
チラシの裏:2005/12/24(土) 22:48:53 ID:???
ラブひなヴォーカル・コンプリート・ボックスを買った
ついに貯金がマイナスにorz
美術館2号店もテンプレに入れといた方がいいんジャマイカ?
新田は滅びぬ!何度でも甦るさ!!
新田の力こそが人類の夢だからだ!!!
25 :
マロン名無しさん:2005/12/25(日) 00:22:03 ID:91rqHAl/
ttp://l.pic.to/ll0d サンタちう&トナカイザジのリース
クリスマスになったので投下
今までは一からピンを刺して形を作っていましたが
今回は使い勝手の良いデザインツールを導入したので
意外なほど早く作ることができました
少々ごちゃごちゃとしすぎてわかりづらいかもですが。
しかしどうにも写真写りが悪いというか暗いというか
次はまず照明を何とかしたい
正月にまた投下するつもりです
ageちった
>>25 GJ!うちの玄関にも是非一つ欲しいwwww
私の部屋に大きな箱がある。しかもご丁寧に包装までしてあって
千雨「ザジからのクリスマスプレゼントかな?それにしては大きいな。まさか・・・・」
中に人が入っている。いやザジがプレゼントだ。
中には裸の上にリボンでグルグル巻きにされてリボンの端を口に咥え首を傾げつつ「こんなドジなサンタでゴメンね千雨」(ry
こんな事を延々と考えながら箱の包装紙をすごい勢いで破り捨て箱を開けると中にはザジ・・・・・・ではなく
千雨「箱か、ベタだな。まぁまだザジが入れるサイズだし」
しかしそんな期待もむなしくまた中には箱
千雨「あれ?ちょっと小さすぎだな。」
以下略
千雨「か、関節とか外せばまだ入るはずだよ。だってザジだし」
千雨「そうか!この箱を開けたらザジの手足がどっかから飛んできて空中で合体するんだ!」
千雨「そ、そうか!ザジは手乗りザジになったんだ」
千雨「もうザジはあきらめよう。けどこれどこまで小さくなるかな」
さすがに次は赤い靴下が入っていた。
千雨「え〜っとこれは靴下?しかも1足かよ。ということはこの靴下を掛けとけって事かな?それじゃあ楽しみにしといてもう寝るかな」
〜次の日の朝〜
千雨「おっなんか靴下に入ってるよ。何故かザジがこっち見てるけど」
ザジ「|ω・)」
千雨「さて中身はなにかな〜?」
乳揉み券×10
千雨「え?肩たたき券ですらないの?しかもこれいつもやってんじゃん」
ザジ「(≧∇≦)<千雨ーおっぱいー」
千雨「ちょ、おまそのためにスタンバってたのかよ」
その後千雨は1日で乳揉み券をすべて使われましたとさ
>裸の上にリボンでグルグル巻きにされてリボンの端を口に咥え首を傾げつつ「こんなドジなサンタでゴメンね千雨」(ry
み、みてええええぇぇ(´Д`;)ハアハア
(;´Д`) 誰か描いちくり〜
桜子「兄さんよ・・・『慌てる乞食はもらいが少ない』『待てば海路の日より有り』『臥薪嘗胆』って言葉をご存知かい?
絵師さんが気に入ればいつか描いてくれるだろうよ。
コイツぁ麻雀もポーカーも同じこと。
だから・・・おとなしく待ってな」
釘宮「ねぇ・・・桜子どうしたの?」
柿崎「イヴを独りで過ごすのが寂しくて、ずっとハンゲームしてたって聴いたけど」
釘宮「ねぇ・・・やっぱり、三人の中で一人だけ
クリスマスを彼氏と過ごせなかった。ってのが響いてるんじゃない?」
柿崎「昨晩は燃えたわぁ〜(´Д`*)」
桜子「いつでも自分のしたい通りに物事が動くと思うなってことだよ!(`ω´#)(イライライライライラ)」
保守
では3レス投下します。いいですか?
「はぁ…」
夏美は部屋で一人、テレビを眺めながらため息をついていた。
クリスマスの夜だというのに、色気も素っ気もない時間を過ごしている。
ちなみに千鶴はあやかと共に、雪広家が主催するパーティーに出席している。
もちろん自分も誘われたが、思わず断ってしまった。
(だって私…可愛くないもんなぁ…)
そんな場所にのこのこ行って、一人浮くのがイヤだった。
自分に自信が持てないだけだと、分かってはいるけれど。
(今頃二人とも、パーティーで楽しんでるんだろうな…)
なんとなくシンデレラの気分だった。伊達に演劇部員はやっていない。
そう考えた時ふと鏡を見て、そこに映ったそばかすの目立つ顔に苦笑した。
(…こんな可愛くないシンデレラがいるわけないじゃん…)
ますます気分が陰鬱になる。とその時、部屋のドアがノックされた。
(…え?。こんな日に誰?)
「夏美、ただいま」
そこにいたのは千鶴だった。
>>30 うはwwwwまだ出先wwww
待ってwwww
「ち、ちづ姉!?。どうしたの、こんなに早く?」
「ふふ、夏美が気になって、抜け出して来たのよ」
「で、でも、せっかくのパーティーなのに…」
「いいのよ。夏美の方がずっと大事だから」
千鶴がにっこりと笑って言う。思わず鼻の奥がつーんとした。
「ちづ姉ぇ…」
夏美は千鶴にすがりつくように寄りかかった。
すると千鶴がぽんぽんと優しく背中を叩いてくれる。
「ちづ姉…、私、もっと積極的になった方がいいのかな…?」
「そうねえ…。その方がいいのかもしれないけど、私は今のままでもいいと思うわよ」
「…?。どうして?」
「だって、夏美を独り占めできるから」
「え!?えええっ!?」
顔が一瞬で真っ赤になる。
「夏美は私のお姫様なんだからね?」
お姫様……シンデレラ?
そこまで思って、ふっと微笑んだ。
(ちづ姉のお姫様でいられるなら、それでもいいや)
「ところで夏美」
「え?」
「あやかが帰って来るまで、だいぶ時間があるわよね?」
「うん、そうだと思うけど…。…って、な、何?。どういう意味?」
「だって、今日の夏美、すごく可愛いんだもの。もう我慢できないわ」
「えええぇぇ…」
(以下、自主規制)
そして二時間後。
「ただいま…あら?。どうしたんですの二人とも?」
帰ってきたあやかが見たものは、
妙に満ち足りた表情の千鶴と、頭から毛布をかぶっている夏美だった。
「うふふふ…」
(うう…ちづ姉がケモノになったよう…)
…end
すっげー久しぶりの投稿です。しかもつっこみどころ満載です。
>>37 うはwwwwすみませんwwww
携帯からだとリロードが…
GJですwwww
(;´Д`) メリークリスマーーース!!
>>40 メリクリ!
でも持ってるのは手綱だwww
誰もいない……9レス投下するならイマノウチ
一分後投下します。
今宵はクリスマス。
キリストの誕生日に恋人達は浮かれ、予定が無い者は世を呪う。
そして深夜、子供がサンタを待ち疲れて眠る頃。
麻帆良で一人のサンタが動き始めた。
「メリクリ良い子の皆!朝倉サンタの登場だ!」
寮の部屋で、サンタの格好をした朝倉が陽気に言った。
「……えっと、そんな格好して何する気なんです?」
後ろでふよふよ浮いているさよが若干呆れ気味に疑問の声を上げる。
「クラスの連中に夢をあげるのさ。衣装もちうちゃんの所から借りて本格的でしょ?」
クルクル回って衣装を見せつける朝倉。
コスプレ用なのでズボンを穿いてなく、ちょっと寒そうだ。
「つまり皆にプレゼントをしようと?よくそんなお金がありましたね」
「なーに、お金は超といいんちょが出してくれる」
クラスのお金持ち二人が挙げられ、さよは感心して言った。
「へー、気前がいいんですね」
「いや、勝手にツケといた」
「何をやらかしてるんですか!」
体があったら激しく突っ込みを入れていただろう勢いでさよが言った。
「大丈夫だって。二人にもプレゼントするから」
「その何倍もの金額負担してますけど」
「気にしないの。ほら行くよ」
朝倉はプレゼントが入った袋を担ぎ、部屋から出る。
「私も行くんですか?」
「さよちゃんいないと鍵開けられないじゃん」
部屋に侵入して鍵を開けろという事らしい。
正直さよはそんな泥棒のような事は嫌だったが、
「どうせ言っても聞かないんでしょうね……」
「ん?何か言った?」
「いえなんにも」
さよはこっそり嘆息した。
千雨とザジの部屋。
「衣装のお礼もあるし、まずはここかな」
「じゃあ開けますよ」
さよはドアを通り抜け、鍵を開ける。触れられないのでポルターガイストの応用だ。
「こんばんわーっと。よしよし、二人共寝てるな」
二人は別々に寝ていて、朝倉が心配していた『朝まで寝かせないよハニー』な状況にはなっていなかった。
「どんな心配してるんですか」
「何も言ってないよ。……お、これは」
枕元の『サンタへ』と書かれた手紙を拾う。
千雨の方は殴り書きしてあり、ザジの方はなかなか丁寧に書いてある。
恐らくザジが誘って千雨が仕方なく乗ったのだろう。
「ま、こっちとしては好都合だね。それで何が欲しいのかな?」
先にザジの手紙を開けると、書いてあったのは一言。
『千雨』
朝倉はしばらく沈黙し、今後は千雨の方を開けた。
『パパラッチのいない平穏な生活』
「……で、どうするんですか?これ」
さよが訊く。朝倉は肩を竦めた。
「そうだね、じゃあこうするか」
そう言って袋からリボンを取り出し、二段ベッドの上に登った。
そして千雨が熟睡してるのを確認し、手早く両手両足を縛る。ついでに頭に蝶々結びを一つ。
ラッピング完了した千雨を上から引きずり下ろし、ザジのベッドに放り込んだ。
「ほら、こうすればザジちゃんの願いは叶うでしょ?」
「人権を無視すればそうですけど……。千雨さんの願いは?」
朝倉はその問いに笑って答えた。
「却下」
朝倉サンタから騒動をプレゼントーなんて言いながら部屋から出て行く。
さよはどうしようか迷ったが、結局放って置いて、朝倉を追いかけた。
あやかと千鶴と夏美(+小太郎)の部屋。
「やっぱりお金出してくれた所にも回んないとね」
「無断じゃないですか」
「だから気にしないの。鍵、頼むよ」
さよは同じようにドアを通り抜け、鍵を開ける。
そろそろと中に入った朝倉は、思わず笑ってしまった。
あやか、千鶴、夏美に小太郎、全員居間のソファーや床で寝ている。
「クリスマスパーティでもやって疲れたのかな、こんな所で寝たら風邪引くって」
かと言って毛布も見つからないので放って置く。
「さーて、それじゃあプレゼントといきますか」
そして朝倉が袋から取り出したのは、細長い物体。
というか長ネギだった。
「……何でネギなんですか?というかこれ誰にあげるんです?」
「千鶴に決まってるじゃん。千鶴と言ったらネギ、これ最強」
「最強?」
困惑顔のさよを尻目に、テーブルにネギを置いた。
すると突然小太郎が呻き出した。
「うぅ、やめ、ちず姉、ネギだけは……!」
なにやら必死に訴えている。さよが若干引き気味に訊いた。
「な、なんか呻いてますけど」
「ネギが嫌いなんだよ」
「はぁ。好き嫌いですか」
良い方に誤解するさよ。知らない方が幸せなので、朝倉は否定しないでおいた。
次に朝倉は袋から小瓶を取り出す。
「それ、何ですか?」
「村上用にそばかす退治できるクリーム。裕奈がお昼のモン太さんも大絶賛!って言ってた」
「効くんですか?」
「モン太さんが言ってるんだから」
「踊らされてません?」
「……薄々感じてたさ」
それでも朝倉は勿体無いからと小瓶をプレゼントした。
そして最後に取り出したのは、
「あ、それバラの花束ですか?」
「うん、いいんちょにね。背中から花をよく出してるじゃん、あれ大変そうだなーって思ってさ」
「変な理由ですね……」
「でも、プレゼントとしては妥当な線でしょ?」
「まぁ確かに、朝倉さんにしては良い選択ですね」
「あはは、そう?」
朝倉は一頻り照れて、
「今のって褒めたの?」
「もちろんですよ。さぁ、早く次に行かないと朝になっちゃいますよ」
さよが目を逸らし、ついでに話題も逸らす。
「そっか、急がないとマズいよね」
まんまと誤魔化され、朝倉は急いで部屋から出て行った。
「次はどこですか?」
「超の所なんだけど、今日は葉加瀬と大学の研究室に泊まりらしいんだよね」
「行くんですか?」
「ま、金出してくれたんだし」
「だから無断」
「気にしないの!」
そして研究室。
警備員や防犯装置を潜り抜け、二人はなんとか超達が居る部屋に着いた。
「あー大変だった。かなり時間ロスしちゃったね」
「ここ、最後にしておけばよかったですね」
「ま、今更だよ。さよちゃん中覗いてきて」
「了解です」
さよが中に通り抜けると、そこには超と葉加瀬の二人が居た。
但し二人共寝ている。何しろ深夜だ、中学生が起きている時間ではない。
さよが朝倉に寝ていると伝えて、鍵を開けた。
「お邪魔しまーす。……さて、この二人には何をあげようか」
「考える必要はないみたいですよ。手紙があります」
さよが机の上を指差した。確かにそこには手紙があったが、一通のみだ。
「ハカセはサンタとか信じてなさそうだし、超かな?一体何を頼んだやら」
朝倉が手紙を開く。書いてあったのは、
『世界』
「……どうします?」
「あー、まぁ、世界地図でもあげよっか」
袋から筒に入った地図を取り出し、置く。
「ハカセさんの方はどうします?」
「じゃあ色気を付けろって意味で化粧品を」
本人が聞けば余計なお世話だと怒り出しそうな台詞を言って化粧品も置く。
「さーて、早く寮に戻んないとね」
そう言って部屋から一歩踏み出したその瞬間、麻帆良大学に激しい音が鳴り響いた。
「な、なに!?何の音?」
「朝倉さん、これ警報装置じゃ!」
「ちぃ、戻る時に鳴るなんて性格悪いな!さよちゃん逃げるよ!」
急いでその場から駆け出す朝倉。
警備員との深夜の鬼ごっこが始まった。
朝倉は逃げ切った。
数々の防犯装置を避け、警備員の死角を通り、時には罠にかけ、時にはさよの力を借り。
詳しい描写は割愛するが、とにかく逃げ切ったのだ。
「まったく、危うく朝まで鬼ごっこする所だったよ」
「留置所で朝を迎えなくて良かったですねー」
「それは最悪だけど……、とにかくこれであと二、三部屋しか回れないな」
「時間ないですもんね」
「ここから一番近そうなのは、……亜子とまき絵の部屋か」
亜子とまき絵の部屋。
他と同じくさよに鍵を開けてもらい、中に侵入した。
二段ベッドの上にまき絵、下に亜子がぐっすり寝ている。
そして机には、二通の手紙。
「亜子にはサッカーボール、まき絵にはリボン用意したけど」
「向こうも欲しい物あるみたいですね……」
「えっと、まき絵の方は……『新体操のリボン』。よし、被った!」
思わずガッツポーズ。続いて亜子の手紙を開いた。
『たゆんたゆ』
朝倉は全部見る事なく手紙を破り、丸めてゴミ箱に叩きつけた。
そして呆然としているさよに向かって素敵な笑顔で、
「サッカーボールって書いてあったよ」
「……たゆんたゆんって書いて」
「いやー、二人共被ってて良かった!」
話を強制的に打ち切って、朝倉は逃げるように立ち去った。
龍宮と刹那の部屋。
「いい?ここは危険だから心して侵入してね」
「は、はい」
さよが怯えながら入る。追い回された記憶が戻ってきたのだろうか。
しばらくして、鍵が回る音がした。
「大丈夫だった?」
朝倉がゆっくりと中に入ると、額に何か固い感触を得た。
視線を上にあげると、デザートイーグル。その先には龍宮がいてこっちを睨んでいた。
「あ、あはは……。龍宮、起きてたんだ」
「何をしに来た」
「え、えっとねー」
適当に言葉を濁しながら、目線だけで先に侵入した筈のさよを探す。
さよはちょうど龍宮の隣に居た。しかしどうやら龍宮の姿を見て気絶したようだ。
幸い龍宮は気付いていない。目を覚ますまで時間を稼がなければ。
「その、皆にプレゼントをあげようと思ってさ」
「プレゼント?」
「そ、そう。龍宮にもあげるよ」
袋を漁り、実は千雨にあげるつもりだった物を取り出した。
「そ、それは!」
「龍宮ってこういうのが好きなんだって?」
朝倉がそれ――犬耳をちらつかせて言った。
「ほらほら、尻尾もあるよ」
「く、くれるのか?」
「そりゃあげるけど……、どうせならさ、誰かに着けてみたいと思わない?」
朝倉がベッドの方へ目配せする。そこでは、刹那が寝ている筈だ。
「しかし、そんな無理に着ける訳には」
「大丈夫だって、こんな可愛いんだから。……桜咲だって気に入ってくれるよ」
そう囁くと、龍宮はしばらく考え込んで、刹那のベッドに歩き出した。
「……今の内、さよちゃん起きて!」
さよの体を揺すろうとして、スカる。が、目を覚ますきっかけにはなったようだ。
「あ、あれ?私?」
「よし、逃げるよ!」
「あ、待ってくださーい!」
急いで部屋から脱出する二人。その背後で、嬌声と悲鳴が響いた気がした。
明日菜と木乃香とネギの部屋。
「よーし、時間もないしこの部屋を最後にしますか」
「結局あまり回れませんでしたね」
さよが手際良く鍵を開ける。何回もやっていると手馴れるらしい。
「さーて、とっととするか」
まず周りを見渡し、手紙で欲しい物を書いてないか確認する。
何処にも手紙がなかったので、こっちで選ぶ事にした。
「アスナは新聞配達してるから運動靴で、木乃香は占いセットでいいかな」
「ネギ先生は何にしますか?」
「うーん、じゃあサンタさんからキスのプレゼン」
ゴスッ
時計が飛んできて朝倉の頭に当たった。角だったのでかなり痛い。
「あんまりふざけた事を言うと怒りますよ?」
「もう怒って……、はい何でもないです」
さよが睨んできたので真面目に、プレゼントのハーブティを置いた。
そして去り際に写真を一枚撮って、朝倉サンタはその活動を終わりにした。
「さーて、これで終了か」
「お疲れ様です」
部屋に戻って休む二人。ベッドに突っ伏しながら朝倉が軽くぼやいた。
「プレゼントしたの十四人か、半分も出来てないや」
「本物のサンタさんは大変でしょうねー」
「あ、そうだ。忘れてた」
唐突に朝倉が飛び起きて、さよに言った。
「さよちゃんは欲しい物ある?」
「え?」
目を丸くするさよ。朝倉は続けた。
「わざわざ手伝わせちゃったし、朝倉サンタから最後のプレゼント。何がいい?」
「そうですね……」
さよは少し考えて、笑顔で言った。
「明日、私とデートしてくれませんか?」
すると朝倉も笑って言った。
「そりゃいいや、私にとってもプレゼントだね」
今宵はクリスマス。
キリストの誕生日に恋人達は浮かれ、予定が無い者は世を呪う。
そして今、麻帆良で一人のサンタが役目を終え、恋人へと生まれ変わった。
次の日――。
「ごめんね、さよちゃん……」
「いえ、いいんですよ。止めなかった私も悪いんです」
二人は寮のロッカーに隠れていた。当然デートではなく、特殊なプレイという訳でもない。
では何故隠れているかというと、
「見つけましたよ……!」
鍵を掛けた筈のロッカーがこじ開けられた。
いつの間にかロッカーの周りには大勢が集まっている。その先頭に立った刹那が口を開いた。
「よくも、あんな物を渡してくれましたね……」
「ちょ、ちょっと待ってよ!桜咲には何も渡してないでしょ!?」
「龍宮に渡した物です!あれの御陰で私がどんなに恥ずかしい目に遭ったか!」
刹那の怒りに続いて、周りの人々も叫びだした。
「人を勝手にプレゼントにするな!」
千雨が言う。
「和美があんなプレゼントするから小太郎君がトラウマ抱えちゃったんだよ!」
夏美が訴える。
「ウチが欲しいって書いた物とちゃうやんか!」
亜子が文句を言う。
「勝手に代金を回さないでくださる!?」
「そうネ!」
超とあやかが怒る。
「どうして私にはプレゼントがないの!?」
他の人々が叫ぶ。
朝倉は色々言い訳したかったが、あえてしなかった。朝倉は賢明なのだ。
「まぁここじゃ話しにくいですから、表出ましょうか」
その賢明さを一日早く出すべきだったが。
「……に、逃げろー!」
僅かな隙間に飛び込み脱出する朝倉。
「待てー!」
全員がそれを追いかけて行き、さよもそれに続く。
「さよちゃん、このままデートと行きますか!?」
「いいですね、逃げ切ったらですけどね!」
「大丈夫だって、さよちゃんと一緒だもん!それに――」
それに、今日はクリスマスなんだから、奇跡の一つは起こるでしょ?
ザジちうスレの皆にも、ハッピークリスマス!
BROW OUT
この世から民衆の敵が去ってから一週間。
私たちは少しずつながら平和な生活を取り戻して行った。
いつものようにコスプレ写真を撮ったり、子犬を愛でたり、愛し合ったり、
夜は乳繰りあったり、間違えてミッキー・ロークの逃亡者を借りて来てしまったり……
そんな、普通の生活が、今、戻ろうとしている……はずだった。
ザジ 「フルフル…」
千雨 「……ザジ?」
ザジ 「フルフル…ブルブル……」
千雨 「ザ、ザジぃ?」
ザジ 「ガタガタガタガタガタ!!!!」
千雨 「ザジいいいぃぃぃ!!??」
ザジ 「ガタガタ……ヤツガクル……ヤツガクル……」
千雨 「え、何、ちょ、え?誰が来るって……」
ザジ 「ヤツガ……クル…キットクル……キットクル……(プスン)」
千雨 「ザジ……どうした……? 起きろよ……ザジ……
ザジいいいぃぃぃ!!!!
ザジ・レニーディ 気絶
…ほぼ同時刻に大河内アキラ 気絶
現在麻帆良学園病院で治療を続けるも、未だ昏睡状態は解けず
NIGHT OF LIVING NITTA
学園同時多発失神の10分前……
私はまた目覚めた。
私はきっと不死身に違いない。
あの時は本当に地獄を見た。
私が思考停止していると今度は遠くからヘリの音が聞こえて……
ピンポイントに私だけに数千発の弾丸を浴びせた。
あの時アパッチに乗っていたのは間違いなく……長谷川と龍宮だった。
あの世では怪しいドイツ人と仲良くなって、一緒に三途の川を渡ってこっちに戻った。
ドイツ人はその後すぐに連れ戻されたが、
私は息子から熱い飛沫を放ち、地獄からの追っ手を回避し、地獄からの脱出に成功した。
死体はすでに長谷川たちの手により東京湾に沈められていたが、どうにか蘇生に成功した。
私はすぐに決意した。
私から逃げようなどというのが間違いだ。
今度は……全ての女子生徒を膝間付かせるッ
新田 「地獄のサンタクロース HOOOOOOO!!!!!」
新田の麻帆良逃避行 第三部 -麻帆良・クルセイダース- スタート
変態の権化復活!!!
東京湾www次は沈没船あたりに癒着させとかないとなwww
>>52 ハッピークリスマス!!長編GJでした
>>54 殺しても死なない・・それが新田
GJです
投下〜
真名の苦悩 25 贈物
昨日は12月24日、クリスマスイブだ
サンタがよい子にプレゼントを贈るという日
信じているというわけではないがなんとなく試してみたくはなる
夢見る乙女・・なんて言葉は私には似合わないが、少しぐらいは夢見てもいいだろう
とりあえずは毛糸の靴下を用意してみた
飾り付け様なので結構大きい。実用性は皆無だ
枕もとにおいても良かったが、なんとなくテーブルの上においてみる
サンタだってこんな大きな女の子を見たらプレゼントしてくれないかも、なんて思ってしまったからだ
後はリビングの電気を消して自分の部屋に戻った。期待するわけではないが、朝が少し楽しみだ
翌朝、リビングにいってみるとテーブルの上の靴下が膨らんでいた
一瞬我が目を疑う、サンタがきたのかと思ってしまった
正直なところ、少しばかり怖くなった。膨らみ方が生々しいからだ
箱に入ったプレゼントなら四角くなる。しかし靴下は丸みを帯びていた
そして私はそっと靴下の入り口を開いてみた
靴下に入っていたのは・・
仔犬のアベルとカインだった
どうやら寝ているうちに寒くなった彼らは、この靴下を見つけそのまま中に入って寝ていたらしい
まったく・・驚いたではないか
キミたちがプレゼントというのなら・・・おいしく食べちゃうぞ
ちなみに彼らはこの靴下の布団がいたく気に入ったらしく、その後もその中で寝るようになってしまった
完
>>59 なんて乙女チックな真名なんだっ!
GJ!
突然でスマソだが、真名板に投下した
たつみーとのクリスマス
な話をここに落としてみてもいいだろうか?
皆の反応を見てみたい
ドゾー
感謝。
では2レスに分けて今から投下しまつ
1/2
たつみー「すまない、待たせたかな?
全く、せっかくのクリスマスにまで仕事に追われてしまったよ。
だが報酬も格段によかったんだがな(ニッ)
ん?どうした?
うわっ、な、何をする!?
確かにさっきまで森に居たから手は冷たくなっているが…
お前の手だって冷たいじゃないか?
分かったよ(フッ)二人の手が温まるまで繋いでいよう。あぁ、温かいな…
手?いや、手も温かいが…何より心が温かいんだ。
また私がこの温かさを味わう事が出来るとは…
お前のおかげだな(フフッ)
65 :
続き:2005/12/25(日) 19:33:55 ID:???
2/2
…?雪、か?
まさか降るとは思わなかったよ。
まるで雪が私達を祝福しているようだ…
あぁ、そういえばまだ言ってなかったよな?
神社の娘の私が言うのも変だが…
メリークリスマス(ニコッ)
今、此処に、お前が生てくれて、有難う。
私に再び幸せを、温かさを与えてくれて、有難う。
そして、これからもずっと、私の隣に生てくれ…
私も、未来永劫、お前の隣に生続ける…
この聖なる夜に、共に誓おう。」
こういうのは需要あるだろうか?
俎板GJ!!w
>65
読んでると何故か照れますねGJ(謎
何故か脳内ビジョンでは子犬が相手でしたw
さすがはたつみーだ
BIG BOSSのifシリーズを思い出した俺は病んでると思います
ちう 「ん?知らない奴から新着メールだ。
ナニナニ…ってマジかよ!HPが雑誌掲載された!ハハハすげー!さすがちう様のHPだっ!
ん!?このメールなんて芸能事務所からのスカウトじゃねーか!
アハハやったぁ!夢じゃないよなっ!コレ夢じゃないよな!!」
ちう 「夢でしたorz」
クリスマスに夢オチww
1分後に5レスぐらいの投下します
クリスマス
ハッキリ言って今までそんなもの意識したことは無かった
いつも仕事か普通に部屋に居た
学業と仕事の両立 それも普通のバイトなどとは負担が比べ物にならない仕事
恋愛に無関心だった訳では無かった
自分で言うのもなんだが人より少しばかり異性にモテるらしい
告白されることや誘われることも1度や2度ではない
雰囲気作りか知らないがクリスマスやら何かにつけて行事ごとに告白されたりもする
しかしその度に適当な理由をつけて断ってきた
『そんな暇は無い』 いつも心ではそう思っていた
別に常に張り詰めていた訳ではない
大好物、ん違ったか 大好きな仔犬達に癒されもした
あの騒がしいクラスだってそれなりに楽しんでいた
ただ単に、こういう日は特別な日に無関心だっただけ
周りは彼氏がどうとかパーティーを開く予定だとか友達同士でも盛り上がっていた
私と昔からまだ仲の良い方だった刹那・楓・古の3人
刹那は自分と同じく仕事か特に何もしていなかった
一緒に過ごしたこともあった べ、別に何もしていないぞ?
ただ愛しのお嬢様と仲直りしてしまった以上私と一緒に過ごすことはもう無いだろう ちょっと寂しい
楓はあの双子達といつも一緒だったか
ここもなぜか一緒に居たこともあるが、一日で虫歯になるかと思った
クリスマスの晩ご飯は全てデザート プリン・パフェ・ケーキetc. 奴らは普通じゃない
古は超一味と仕事の後にパーティーと毎年決まったパターンだ
次の日は必ず丸一日頭から布団をかぶって震えているのも毎年同じだ
思い出してみれば結構楽しんでいる気もするが…
まぁとりあえず恋愛は無かった、と言う事だ
なぜこんな走馬灯のようなことを言い出したかと言うと
今年は過去に例の無いことになったからだ
ハッキリいってどうしたらいいか軽く混乱している
私を混乱させるのは、奴だ
大河内アキラ
今の私の最愛の人の名
ある共通点で話すようになった彼女と恋人以上になったのは少し前のこと
そのときでさえ恥ずかしくて周りの人間を全て撃ち殺しそうになった
落ち着かせようとしてくれた彼女が私を取り押さえて体が密着したらもうダメだった
その場で気絶してしまった
その後気がつけば生まれたままの姿の彼女と同じベッドで寝ていたのには
もう死ぬかと思った
しかし同時に一つ疑問が
『そんな暇は無い』と言うのは嘘ではなかったが異性からの告白に問題だったのだろうか
私はこっち系だった、と言うことか? まぁ、いいか
そんなこんなでずっと付き合って今日がクリスマス
もうラブラブだ このせつなんて目じゃない
幾度と無く2人で夜を明かし
幾度と無く乳繰り合った
いや、流石にあの二人には負けるだろう
朝倉の情報では長谷川とザジは入学当初からの付き合いだとか
何回ヤッたんだろうな いや本当に
ピーンポーン
来たっ?!
「真名ー私、 入るよ?」
「あ、ああ い、いや待てちょっと待て!」
落ち着け私 大丈夫犬耳にさえ気をつければいいんだ
なんてことは無い 口元が緩むくらいだきっとそうだ
「真名ー?入るよ?」
「あと少し待ってく(ガチャ)」
「(゚Д゚)……」
「真名?どうしたの?」
「ウ、ウサ耳…(バタッ)」
「真名?!どうしたの?!真名ーーー!」
白々しいぞアキラ…
バニースーツで来るなんて…予想できるか…
せめて、犬にしてよ…仔犬
生殺し?Sですか? ああもう意識が………
「はっ?!」
何だ、夢か
バニースーツか、確かにアキラは背が高いしそのほうが似合うのかも
「あ、起きた?」
「アキラ?!いつの間に?」
くそっ、どこからだ。どこから夢なんだ…
「部屋にきたら真名が床で寝てたから」
「ベッドに移してくれたのか?」
「うん」
いつの間に寝てしまったんだろう私は
見たところアキラも普通だし まぁいいか
「そうだ、ケーキ食べる?」
「わざわざ買って来てくれたのか?」
「ううん、手作り」
「頂きます」
「なんと、あんみつケーキ〜」
「何ぃぃ?!」
餡蜜ケーキだと?そんな物どうやって作ったんだ
いや、嬉しい とても嬉しいが気になる…
「真名の好物をケーキにしてみたんだ どう?」
「う、美味い…」
「本当?良かった」
ああ、そんな笑顔を見せてくれるな
今きっと私の顔は緩みまくってるんだろうなぁ
「真名、口元についてるよ」
「ん、どこだ?」
「ここだよ(チュッ)」
「んぁっ?!」
アキラ…いつからそんな大胆に…
もうだめだ、我慢できない
「ア、アキラ!」
「えっ?何?」
「大好きだーーー!」
「ぁ、もう、大胆‥」
それはお前だろ… まさか作戦だったのか?
もういい、このまま朝まで寝かさないぞ絶対
終わりです
クリスマス用に急いで書きました
二人が壊れてるような暴走してるような気がする方はクリスマスだからです
ハッピークリスマス
たつみーやらしいよたつみー(´∀`*)
メリークリスマス♪
このせつ サンタさん
刹那 「なあ、このちゃん」
木乃香 「なんや?せっちゃん」
刹那 「クリスマスにプレゼントを配るのはわかる、そして格好も大事なのはわかる」
木乃香 「うんうん」
刹那 「せやけどなんでトナカイの格好が裸に首輪なん?どうしてウチが裸に首輪なん?」
木乃香 「あはは、トナカイさんは服を着いひんやろ。あと首輪は趣味」
刹那 「なんでやのん!」
木乃香 「ごちゃごちゃ言うとらんとプレゼント配るで!」
刹那 「プレゼント言うてもプレゼントなんか無いし、それにこの格好で・・」
木乃香 「とりあえず初めは・・せっちゃんや!!」
刹那 「ウチ!?」
木乃香 「そうや!せっちゃんには元気な赤ちゃんや!!この超さん特製の百合棒でな!!」
刹那 「な、なんやの・・・それ・・」
木乃香 「今夜はじっくりとプレゼントしたるからな。あ、そうや、名前はなにがええ?」
刹那 「ヒッ!!このちゃん・・サンタさんは服脱いだらアカンと思うけど・・」
木乃香 「アツいときはサンタさんでも服は脱ぐ。男の子がええか?女の子がええか?」
刹那 「た、龍宮ぁ〜!!!」
木乃香 「龍宮さんは仔犬地獄でもうメロメロや!!もうあそこから出てこれんかもしれん!!」
刹那 「やめて〜!!」
木乃香 「せっちゃん!しあわせにしたるからな〜!!」
クリスマスの夜、何も楽しい事ばかりとは限らない・・
完
78 :
亜子 サンタ:2005/12/25(日) 22:38:00 ID:???
亜子 サンタ
亜子 「じんぐるべる〜じんぐるべる〜、乳を揉む〜」
アキラ 「亜子・・」
亜子 「なあ、今日はクリスマスや。サンタさんが乳を揉みにくるんやで!」
アキラ 「あのね亜子・・」
亜子 「ブラを外してベッドに吊り下げとくんや!それが乳を揉んでのサインや!」
アキラ 「亜子・・」
亜子 「サンタさんに揉まれたら1cmはアップや!良い子なら3cmはアップや!」
アキラ 「亜子、戻ってきて・・」
亜子 「サンタさんはええな!良い娘の乳をたゆんたゆんや!」
アキラ 「・・男の子は?」
亜子 「あはははは!!股間をたゆんたゆんや!」
アキラ 「だめだよ、亜子」
亜子 「それがクリスマスや!たゆんたゆんの日や!」
アキラ 「うう・・不憫・・」
亜子 「ええな!もう一回言うで!クリスマスはな・・」
アキラ 「もう、15回もおんなじこと言って・・」
その日の夜、アキラのベッドにはブラがかけられていたという
暗闇の中、サンタ(?)に乳をもまれながら、アキラは哀れみの涙を流したと言う
完
ちう「なんだかんだ言って、もう25日も終わりだな」
ザジ「大晦日なんてすぐ来ちゃうね」
ちう「いい加減、この部屋も掃除しないと・・・」
ザジ「『一年分のすす払い』なんて悠長なこと言ってられないよね。
・・・ちうのエリアだけ」
ちう「ぅ、うるさい!こうなったらこうしてやる!」
ドンガラガッシャーン
ザジ「(゚Д゚;)ミギャー!」
ちう「へっへーん。これで、ザジもおなj
ザジ「ちうのバカー!(≧△≦#)」
ポカポカポカ
ちう「ちょwwww痛いwwwwwwwやめれwwwwwwwww」
ザジ「せっかく昨日お片ししたばっかなのに・・・(´・ω・`)」
ちう「はっはっは、過ぎたるは及ばざるが如し!
明日から一緒に掃除しような〜」
ザジ「あぷーヽ(`Д´)ノ」
ザジ「お片づけの基本は、
"要るもの"と"要らないもの"に分けること。
そうすると、物が整理しやすくなるよ」
ちう「なるほど」
ザジ「ちょっとやってみて」
ちう「ずっと前に買った、手を叩くと踊る人形か・・・」
ザジ「(☆∀☆)ジュルリ・・・」
ちう「要るもの・・・と」
サンタが来なかった腹いせに、クリスマス以外のネタ書いた
今は反省している
>>81 刹那サンタワロスwwwwwwwwwwww
それぞれの欲しいものに個性が現れていて楽しいよw
GJ!
77-78です
>>79 要るもの・・どう片付けられたんだろうか・・
>>80 レスdクス
>>81 GJ杉!!!
すごいよ、すごいよマサ●さん!!
っていうか新しいカップリングの匂いが・・
のどせつ?
77-78です
>>80 裸リボン絵GJ!!!
ちなみに裸リボンの犠牲者はいろいろ作れそう
刹那、ネギ、小太郎、夏美なんかも裸リボンOK!
71-75でつ
レスくれた人読んでくれた人dクス
>>77-81 皆GJ杉ww今日はいいクリスマスだww
>>81 これまでのネタの集大成って感じだwwww
SJ(SANTA JOB)!!
今日は皆さんすごいね。クリスマス万歳w
ちなみに私
>>34-37です。
遅くなりましたがレスありがとう。
>>39さん、お気になさらず。
ミスの箇所が分からない俺に三行で教えてくれ
亜qwsでrftgyふじkぉp;@
なんだこれは GJの嵐だ
今夜は寝れない…
>>92 右手が
左手だった
○| ̄|_
明日はサークルの忘年会だから師匠に稽古つけてもらうか・・・
95
当方♀なんで二人まとめてありがたくいただきます
GJですっ!!
>>95 当方♂ですが、超萌えます・・・・・・た?
ええい!顔なぞ妄想ぢからでカバーだ!
>81
素で感動しました
ありがとう。この胸の高鳴りをくれてありがとう
>>81 絵も上手いしネタも秀逸だ・・・いつも楽しみにしてます
どことなく雰囲気があずま漫画に似てる気がするな
「…アキラ、寒くはないか?」
「うん、真名がマフラー貸してくれたから、私は平気。それより真名は寒くないの?」
「私は職業柄、ガマン強いのでな。飲まず食わずで一週間、身動きせずに狙撃体勢を維持することも可能だ」
「そ、それはすごいね……って、今は仕事中じゃないんだから、寒いのならちゃんと暖かくしないとダメだよ」
「アキラが平気ならそれでいい。それにこうして腕を組んでいれば、十分暖かい」
「で、でも……………………じゃあ、暖かくなるおまじない…」
「ん?」
…ちゅっ
「!!?」
「…………ふふ、顔が真っ赤だよ。暖まった?」
「……ア、アキラ……ななななにを……ッ」
「まだ物足りない? ……じゃあ、もう一度…」
…ちゅ…くちゅ…
「…はむ…ん…むっ」
「…っ…はぁ…………今度は、どうかな?」
「はぁ……はぁ……す、少しは…あったまってきた…かな…」
「よかった……寮に着いたら、もっと暖めてあげるね…」
「………バカ…」
「…ふふっ」
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
>>81>>95 クリスマスプレゼントごちそう様でしたw
正月も期待してますw
アキラ積極てkハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア
スレが輝いている!
昨夜は祭りだったのか… リアルタイムで味わいたかったよ
>>96-97 うはwwwwどうもですwwww需要があったとわwwww
間に合えば書き直しますwwwwwwww
ハッピー☆スレッドはここでつか?
6対一という絶望的な状況の中、茶々丸はあえて勝率を計算しなかった。勝率などどうだっていい。なぜか
そう思うようになっている。難解な答えは捨て、ただひたすら答えに向かう。柿崎からそう教わった。
今は、彼女を信じてみよう。
敵の攻撃の手は増したものの、六対一である割には手数も少なく、チームワークも良いとは言い難い。
古菲、楓、刹那が主な前衛を務め、明日菜がサポート、龍宮はスナイパーライフルに持ち替え、援護射撃に
回っている。ハカセはとどめの主砲といったところだろう。総合的な火力に難はない。むしろ余りあると言っても
いいぐらいだ。しかしそれが、全体の行動力にムラを出す結果となってしまっている。恐らく皆が皆、他人の攻撃を
信じ切れていないためだろう。
ここから、如何にして彼女達を逃がすか。
注意すべきは、龍宮のスナイパーライフル、そしてハカセの、恐らくはビームキャノン。エンジン部分と思しき
場所から高エネルギー反応が出ている。あんなものを一般人に当てる気なのか。
龍宮のライフルはほぼかわせないと言ってもいいだろう。真っ先に破壊すべきはあれか……。
古菲の打撃を空中に逃げて回避しつつ、楓のクナイと刹那の斬撃を受け流す。人目を気にしてか、例の羽根を
出す気配は見受けられなかったが、ここに、油断をすれば龍宮の一撃が飛んでくる。地形を把握しながら、周りの
三人を盾代わりにして射角内から外れた。
しかしその時、レーダーが危険を告げている事に気が付く。
ダビデ像付近にいる亜子、柿崎、のどか、美空の元に誰かが近付いていた。
足の速い明日菜。マズい。
茶々丸はブースターを最大まで開き、明日菜に体当たりを喰らわせようとしたが、直前で見切られ、あっさりと
避けられてしまう。
茶々丸(しまった……!)
茶々丸がダビデ像付近でブレーキを掛けたことで、逃がすべき彼女達と密集してしまっていた。
刹那と楓がダビデ像を中心として、環を描くように展開する。後ろには明日菜、教会側には龍宮。
>>108 こんな所で止められると続きが気になって仕方がない
3、4分後、続き
>>108 ロックする時間が足りず、手動に切り替えて前面からレーザーを拡散させた。古菲と刹那は一旦退いたが、
楓は間をかいくぐって容赦なく巨大手裏剣を浴びせてくる。眼前1センチ手前で、白刃取りの体勢でそれを
受け止めると、金属同士がぶつかり合う低音が鳴り響いた。
楓を前蹴りで跳ね飛ばすと、すかさず左右から迫りくる斬撃と打撃。再びそれを片手ずつで受け止め、手放さずに
膝からミサイルを発射した。火薬の量は殆ど無いため、威力は低いが、ダメージは十分にある筈。
ところが、二人共見事にそれをかわしていた。
肩部、腕部にエラー。
気付くと、掴んでいた筈の刹那の刀と古菲の手が消えている。
茶々丸の両腕共、衝撃を掛けすぎたためか、本来の力を発揮していない。動かしてみると、ぎこちなくギシギシと
音をたてながら辛うじて機能している程度だった。刀を掴んだ左の手には、大きな亀裂まで入っている。
この一瞬の油断が隙を作り、左脛に龍宮の銃弾が入った。ここで確信できたのは、勝つ事が非常に困難になった
事と、頭を撃ち抜ける技量のある筈の龍宮は、手加減をしてくれているという事だけだった。
大きく後ろに下がった左足と、バランサーが無理に体勢を立て直そうとしたせいで、身体がぐらつく。
亜子「茶々丸さん、アカン!!」
波状攻撃が全身を襲う。4人に分身した楓を含め、敵総戦力は実質9人に膨れ上がった。
どうやら先に私を完全破壊するらしい。
ハカセの顔を見てみると、下唇を噛んで何かにじっと耐えている様子だった。きっと、実験道具である私が壊れて
しまうのが嫌なのだろう。
このかはそんなハカセの表情には目もくれず、ただ楽しそうにこちらの方を見て微笑んでいるだけだった。
私は後ろを振り返らずに、4人に謝った。守り切れず、約束を破ってしまった事と、ハカセに何も恩返しをしてやる
事ができないのを、少し残念に思った。
夕凪を鞘に収め、脇構えの姿勢に入った刹那が膝を落として最後の一撃の準備にかかる。
茶々丸「皆さん、ごめんなさい」
飛び散った火花は、薄暗くなった夕空には綺麗に映り込んだ。
で、10分もかかってるっていう……or-z
あ、そうだそうだ、今日はここまで……多分。うん、きっとそう。
ミラーさんのSSほど続きが気になるSSはない
携帯のまとめが更新されてないからイマイチ話の流れはわからんが………GJ!!!!!
真名 わがまま
私はアキラといっしょに赤いレンガの道を歩いていた
アキラは私との歩幅が合わないせいで、少し後ろを歩いている
実はこのようにアキラに合わせないで歩くのには訳があった
アキラに”待って”と言って欲しかったのである
私の単にいたずらなわがままなのだが、アキラにそう言って欲しかった
少し恨めしそうな顔をして、私を見つめるアキラの顔が見たかったのだ
やがてその時がやってきた
誰かが後ろから私のコートをそっと掴み、急がないでくれと意思表示をした
アキラ、コートを掴んで私を止まらせようとするなんて・・愛い奴め・・
うきうきしながら私は振り返り、アキラに意地悪く質問する
真名 「どうしたんだアキラ。疲れたの・・」
私のコートを掴んでいたのは新田であった
新田が裸で立ち、私のコートを掴んでいるのだ。それも満面の笑みを浮かべて
遠くアキラが見えた。アキラは和泉にたゆんたゆんされている
私はとりあえず新田を銃殺処分すると、急いで和泉を縛り上げ、アキラを救い出した
アキラ 「真名が先に行っちゃうから・・私、もう少しで・・うえぇぇぇん」
私は胸で泣くアキラの頭を撫で優しく慰めると、今度はゆっくりとアキラの歩調に合わせた
すまない、私が少しわがままなことを思ったばっかりに・・もう、目は離さないよ
完
>>118 GJ!
なんだか、かわいいなぁ真名
しかし、亜子がだんだん新田化してる気が・・・
刹那 「またやらなければならないのか… ちびせつな、お嬢様を頼む」
ちびせつな「はぁーい」
刹那 (果たして勝つことができるだろうか…)
楓 「真名、守ってばかりでは勝てぬでござるぞ?」
真名「フッ、そんな見え透いた挑発には乗らんぞ」
無言で見詰め合う両者。緊張した空気が流れる。
古菲「マギステル!(ロン) チアと運動部の萌え(ドラ)3! あがりアル〜♪」
楓 「ぬっ! 油断したでござる…」
真名「私の親が…」
刹那「…本当にこんな事が戦闘訓練になるのか?」
楓 「何を言ってるでござるか、これは立派な心理戦でござるよ」
真名「ウム、敵の手を読んで自分の勝利の道を探る。 戦闘において重要な事の一つだ」
刹那「この魔法先生ネギま!ドンジャラがか…」
古菲「さあ〜 私の親アルヨ〜」
楓 「そのこのか殿ポンでござる」
真名(この×せつつきものと言うからな、ここは刹那を抱いたまま様子をみるか…)
古菲「むう、ネギ坊主でおりるアルか…」
刹那「あ、マギステル…」
楓 「なんと! ショタ一色でござるか!!」
真名「刹那… やるな」
古菲「あううう、点棒がなくなるアル…」
刹那(役が多すぎてよくわかんないんだけど…)
楓 「ツンデレトイトイ!!」
古菲「百合一色 アーティファクト!!」
真名「フフフ、単騎は美空で待て空気待ちと言うからな…」
刹那(一体何種類の牌があるんだろう…?)
麻帆良の夜は更けていく…
麻雀知らん人スマン
ショタ一色とかツンデレトイトイとかギガワロスwwwwwwwwww
TRAXX
千雨 「なるほど……じゃあ、あの野郎はまだ……」
龍宮 「そう、生きている。 だが安心しろ。実はもう手を打ってある。」
-その頃、東京湾-
新田 「このトラックに乗れば……MUHOHOHOHOHO!!!!」
学園への交通手段として私が選んだのは学園行きの食品運搬トラックだ。
コレなら一気に学園に侵入できるし……何より財布に優しい。
そして今、私はそのトラックの荷台にいる。
私は勝利を確信した。 今度こそ復讐を果たし、学園の全女子生徒を私の支配下に……
おっと、涎が垂れてしまった。 ……それにしても、寒い。
一応冷蔵車だとは知っていたが……それでも寒い。 このままでは凍ってしまう……。
それに、荷物の食品が妙に少ないような気がする。
不気味だ。私の言える事ではないが。
125 :
亜子 叫び:2005/12/26(月) 22:50:55 ID:???
亜子 叫び
人には求めても得られぬものがあるという
努力をして、我慢をして、ほかのものを犠牲にしてでも得られない
それは学力であったり、財力であったり色々である
ここに一人の少女がいる
自分にはないものを求め、持つものにその欲望をぶつけているのである
亜子 「なんでウチはひんぬーなんや!せやから人の乳を揉まなアカンのや!!!」
さっきも裕奈に頭を殴られた。たゆんたゆんしたら怒られたのだ
亜子 「おっぱいー!たゆんたゆん!!美乳!!!」
少女の叫びは神には届かない
完
龍宮「人の乳見て我が乳直せ、とは昔の人もよく言ったものだよ」
SPEED
腹が減ってしまった。
何しろ、蘇生してからこの方何一つ口にしていないのだ。
その上この寒さだ。 腹が減らない奴は人間ではないだろう。
そういえば、これは食品運搬トラックだ。 何か食べられる物が入っている筈……
私は傍らの発泡スチロールを開けた。 そして中身は……
粘土。 いや、粘土にしては妙なオーラが漂っているような……
それに、普通粘土にはコードや、ましてタイマーなど付いている筈が……
ん……運転手の声が壁の向こうから聞こえる……
運転手 「荷物の運搬完了しました……今、広島です。
……はい、約束どおり……分かりました。 直ちに離脱します……学園長。」
あぁ、そうか……
新田 「プラスチック爆弾かあああぁぁぁッ!!!」
カチッ、ボフゥゥゥゥゥゥゥン………
-新田、広島に散る-
学園長 「勝った! 第三部完!」
龍宮 「学園長、ご協力感謝する。」
千雨 「さすがの変態も広島からは歩いて来れないな。」
龍宮 「その前にもう吹き飛んでるがな。」
-その頃、広島-
??? 「ゆ…許さんぞ……麻帆良学園………瀬流彦……聞こえるか…」
性欲をもてあます
ちょwww瀬流彦wwwwww
ニッタ ニッタ
黒禍が来るぞ 黒禍が来るぞ
こいつは素敵だ 全部台無しだ
IN&OUT
聞こえる……ご主人様の魂のシャウトが……
??? 「瀬流彦よ……お前は身も心も私に捧げる覚悟はあるか……?」
もちろんです。ご主人様。
私はご主人様のためならこの命も捧げる覚悟でございます。
??? 「よろしい……では、早速頂こうか……」
あ…あぁ……ご…ご主人様……私の…体を……
…
……
………
-麻帆良学園内-
しずな 「あ…瀬流彦先生、お話が……」
瀬流彦 「…」
しずな 「…先生?」
ブシュッ、ブチュッ、ドピュッ
しずな 「あ……は……(ドサッ)」
瀬流彦(新田) 「フゥ〜、馴染む、実に馴染むぞ! 穴兄弟の体はッ!
待ってろよ、龍宮! 長谷川! 学園長ッ! HOOOOOOOOOOO!!!!!!」
>>133 もはや新田ではない、もっとおぞましい何かだw
んーとね
高畑ちゅぱ衛門
格好良い新田が好きな俺は、拒否反応・・・
>>137 つまり新田と・・楓あたりの意識が入れ替わったようなSSがいいと・・
流れ無視でスマソ
葉加瀬 おっぱい4
1/2
アレはただの脂肪の塊
それなのに・・暖かさを含み、優しさが加わわるとおっぱいになってしまう
それはとっても不思議な物体です
葉加瀬聡美です
おっぱいについての研究も結構進みました。ということで実験対象を定めての人体実験です
狙いはクラスメート、せっかくなので巨乳を狙います。なので狙いは那波さんに決まりました
千鶴 「あら?葉加瀬さん。どうかしたの?」
優しそうな笑顔、そしてなんというボリュームでしょうか
アレはもう兵器です。おそらくは一撃で亜子さんを沈めてしまうでしょう
葉加瀬 「あのですね〜、実験に協力して欲しいんですけれども」
千鶴 「実験?私にできることかしら?」
頬に手を当てて、少し不思議そうな顔を那波さんはします
大丈夫です。必要なのはおっぱいだけですから
葉加瀬 「ええ、今、おっぱいの研究をしているんです。そこで那波さんなんです」
千鶴 「何か引っかかるけど・・いいわ。私はどうすればいいの?」
葉加瀬 「それはですね〜」
2/2
な、なんということでしょう
この暖かさ、柔らかさ、そして心地よさ。抱きしめられた胸の中で眠ってしまいそうです
以前測定したしずな先生と変わらない測定値ではありませんか
しずな先生はわかります。人生の経験値が私の倍以上ありますからあの包容力も納得です
でも那波さん、あなたは私と同い年なんですよ
千鶴 「あら?なにか言ったかしら?」
・・どうやらおっぱいは意思をも伝えるようです。少し先ほどとは雰囲気が変わってしまいましたが心地よさは健在です
葉加瀬 「ぷはぁ〜、ありがとうございます。那波さんおっぱいありがとうございました」
私は少し名残惜しさを感じつつも、二つの膨らみから顔を離しました
その暖かさがまだ頬に残っているようです
千鶴 「いいのよ、お役に立ててよかったわ」
その優しい笑顔、それもおっぱいのエッセンスなんですね。参考になりました
次のおっぱい、頑張ります
実験が終わり、測定結果をノートにまとめていると那波さんから声がかかりました
千鶴 「私のほうも少しお願いがあるんだけれども・・」
おや、なんでしょうか?那波さんの困ったことなら解決しますよ。私の科学力は世界一ですから
葉加瀬 「私でよろしければお手伝いします。なんですか〜」
千鶴 「それはね〜」
長ネギ?それをどうするんですか?
え!そこはお尻の・・い、いけません。そこは排出するところであって挿入するところでは・・あああ!!!!
長ネギの成分、アリシンはビタミンB1と結びついてアリチアミンになり冷え性に効果があります
腸管から吸収されますが、ビタミンB1結びつく前に腸から吸収してしまったようです
完
♪もう〜いくつ寝ると〜お正月〜♪
ちう「そうか、あと5回寝れば今年も終わりか」
ザジ「(ふるふる) 」
ちう「え、だってそうだろ?」
ザジ「夜は……寝かさない……」
ちう「ブハアッ!(大量出血) 」
長谷川千雨
ザジ・レニーデイの言霊で淫らな妄想を炸裂させ大量の鼻血により失血死
デスノートに狂いなし
>>140葉加瀬!!葉加瀬ーーッ!!w
最後のまとめ方にわろうたwww
誰もイナーイ!
ノシ
ノ
誰もいないのかな?投下
むか〜し、むかし 赤ずきんちゃん
1/2
むか〜し、むかし。あるところに赤ずきんと呼ばれる可愛い少女がおりました
ある日、赤ずきんちゃんはお母さんにおつかいを頼まれ、遠くにいるおばあさんのところに行くことになりました
ハルナ 「この本をエヴァちゃんのところに持っていってよ」
久々の遠くへのお出かけです。赤ずきんちゃんは喜んで引き受けました
刹那 「こんな本持ち歩いていて、捕まったらなんて言い訳すればいいのだ?」
おつかいに行く途中、赤ずきんちゃんは狼さんAに出会いました
狼さんAはこう言いました
木乃香 「かわいいなあ、せっちゃん。おつかいはええからウチと遊ぼうな・・」
刹那 「このちゃん、やめ・・あああん!!」
哀れにも赤ずきんちゃんは狼さんAにいたずらされてしまいました
それにもめげす赤ずきんちゃんはおばあさんのところをめざします
おつかいに行く途中、赤ずきんちゃんは狼さんBに出会いました
狼さんBはこう言いました
真名 「どこへいくんだい刹那?そうか、この先のホテルなんだな」
刹那 「龍宮、ちが・・あああん!!」
哀れにも赤ずきんちゃんは狼さんBにいたずらされてしまいました
それにもめげす赤ずきんちゃんはおばあさんのところをめざします
2/2
おつかいに行く途中、赤ずきんちゃんは狼さんCに出会いました
狼さんCはこう言いました
月詠 「センパイ、センパ〜イ!!!」
刹那 「貴様、まて・・あああん!!」
哀れにも赤ずきんちゃんは狼さんCにいたずらされてしまいました
それにもめげす赤ずきんちゃんはおばあさんのところをめざします
ぼろぼろになりながらも、赤ずきんちゃんはなんとかおばあさんのところに着きました
しかし、おばあさんのログハウスはなんだか様子が変です
木乃香 「ウチのせっちゃんにあんなことしよって〜!!!」
真名 「貴様こそ!!あんなもの入れたら刹那が壊れるだろうが!!!」
月詠 「センパイのお尻は渡しません〜!!」
エヴァ 「貴様ら!!争うなら他所でやれ!!!消し飛ばすぞ!!!」
狼さんA、B、Cとおばあさんが壮絶なバトルを繰り広げていました
その様子を見た赤ずきんちゃんはその場で力尽きてしまいましたとさ
刹那 「幸せってどこに売っているんだろう・・」
完
>>150 ハルナの本なんでエヴァに届けるんだwww
エヴァの役にワロスw
THE HIDDEN
やれやれ、広島の爆弾トラックの時にはどうなるかと思った。
私の肉体は粉々に吹き飛んでしまったが、幸い魂は運良く爆発の前に離脱できた。
やはり魂の方が移動速度は早かった。 学園にはものの30分で到着した。
その後は生前密かに調教していた瀬流彦の体を拝借した。 全ては、私の勝利のために……。
さて諸君、私は少女が好きだ。
少女に近付くためには、少女の姿となるのが一番。
今の体では女子生徒たちの聖域には立ち入る事すらままならない。
私は目の前を通り過ぎた生徒に標的を定めた。
瀬流彦(in新田) 「……和泉……亜子……」
亜子にゃ逃げてぇぇぇええええええwwwwwwww
DEADLY WEAPON
亜子 「…それでは、聞いてください。ウチの代表曲『信長の野望』のカップリング…『た・ゆ・ん Destiny』…」
和泉は奇妙な独り言を言いながら廊下を一人歩いている。
チャンスだ。 私の調べによれば、和泉は非常に私に似ている。
恐らく、魂と体の波長も合う筈だ。
私は早速和泉の前に立ち塞がる。
亜子 「揉みたい…たゆ たゆ たゆ たゆんたゆん……あ、先生。」
和泉は独り言を聞かれて恥ずかしそうに私を見た。
私は構わず和泉の唇から体内に侵入する……
亜子 「んむ゛っ!? ん……ん……」
ズキュウウゥゥン
私は勝ちを確信した。
>>155 待て!
誰が亜子の唇を奪って言いといった!!
しかも新田とは何事だァァァ!!!
セルピコの中の新田が亜子の・・・うああああああああああああああwwwwww
BEYOND
「私は勝ちを確信した。」
これが私の生きている間にまともに感じた最後の思考であった。
たった今、私は和泉亜子の体内に侵入……もとい、『吸収』された。
完全に予想外だった。 まさかここまで完全に飲み込まれてしまうとは……。
和泉は一度は私の侵入を許した。
しかし直後、和泉の魂は私の魂を吸収した。
まさか、和泉の「乳」に対する執念が私の「長谷川」「龍宮」達への執念を上回っているとは……
私は今、和泉の魂の片隅で全ての活動を停止し、残り滓となって浮いている……
亜子 「…ごちそうさん☆」
------------------
TV 「……次のニュースです。 数日前に突如失神した麻帆良学園の生徒2名が昨夜、意識を回復しました。
……友人のHさんは、「いつの間にか彼女の敵が完全に消え去ったのだろう」
と話していますが、未だ真相は不明です。
……次は、麻帆良学園内の連続痴女乳揉み被害のニュースです……」
新田の麻帆良逃避行 第三部 -麻帆良・クルセイダース- 完
160 :
159:2005/12/27(火) 19:04:15 ID:???
第三部完です。
いい加減、新田以外もやろう、やろうと思っているうちにここまで来てしまいました。
何か最近はこれ書くのが日課みたいになってますねw
とりあえず、以前「第六部まで書くッ」と言いましたが、
そろそろネタ切れ気味なので、新田シリーズは一回休止します。
作品は他のキャラでまだ書いて行きますので。
P.S 全シリーズ通してパロディーばかりだったが反省はしていない。
>>160 もうとにかく凄かったw
亜子が強かったり、新田が魂で活動したり…かなりGJだった!
すごい!wwwwwwww
亜子もスタンd(ry
163 :
あやか 夜:2005/12/27(火) 19:52:18 ID:???
>>160 じゃあ、僕はネギを汚そうか・・
あやか 夜
1/3
あやか 「ネギ先生を私のお屋敷に招待したのは・・それは償いのためなのです」
その突然のあやかの告白にネギは驚く
ネギ 「つ、償い?でもいいんちょさんは僕に何も悪いことしていませんよ?」
ネギにはあやかの真意がわからなかった
それも当然である。あやかの償いというのは・・クリスマスに一緒にいられなかったということなのだ
愛する人と一緒にいる時間、それは何より大切なのだ
あやか 「今夜は二人っきりの夜、思いを遂げさせていただきます」
あやかの決意は本物であった
ネギ 「思いって・・わあ!!なんで脱ぐんですか!!!」
しゅるり、しゅるりとあやかはネギの前で着ている服を一枚一枚脱ぎ捨ててゆく
ネギとの障害を、一つずつ超えてゆくように
164 :
あやか 夜:2005/12/27(火) 19:54:26 ID:???
2/3
あやかはネギをベッドに押し倒すと、にっこりと微笑みながらネギの唇を奪った
そっと白いYシャツの胸元に手をかけると、ゆっくりとそのボタンを外し始める
やがてYシャツは脱がされ、真っ白な肌着が現れた
あやかはその肌着を下からめくるように脱がすと、ネギの胸元には二つのちいさな乳首が顔を出す
その乳首を見れば、わずかに立っているようにも見えた
寒い外気に触れ、その刺激によって立ってしまったのか、あるいはこれからおこることを予想して立ってしまったのかはわからない
その二つの乳首を見てあやかは興奮を隠せなかった
吐く息は荒く、顔も紅潮している。全身が熱くなっていた
あやかはめくりあげた肌着を両手首のあたりで少しきつめに縛り上げると、左手でそのまま押さえつける
そして無防備になったネギの胸に、あやかは舌を這わせ始めた
ゆっくりと、そしてやさしく、あやかの舌はネギの乳首を愛撫する
ネギは全神経を乳首に集中しているらしく、あやかの舌が少しでも動くたびに淫猥な声をあげる
目を瞑り、その端に涙を浮かべてネギはあやかの愛撫を受け入れていた
そしてネギの体が、そして何より股間がたぎるように熱くなっている
ネギ 「や、やめてください・・先生と生徒がこんな関係になっちゃいけないってお姉ちゃんが・・」
あやか 「愛しております、ネギ先生・・あなたのためなら、この命失ってもいい!!」
もう、誰も止められない・・
165 :
あやか 夜:2005/12/27(火) 19:56:01 ID:???
3/3
あやかはネギを愛撫をしながら、その手でネギのズボンのベルトを握り締めた
するりとそのベルトをズボンから抜くと、少しばかりズボンを脱がす
ネギのトランクスの中心は痛いほどに盛り上がり、その存在を主張していた
あやか 「あら、ネギ先生。はしたないですわよ・・」
あやかはその膨らみを見て唾を飲む
今からこの膨らみを自分のものにできると思うと、下着の中が濡れるほど興奮してしまっていた
そして、あやかの手はネギのトランクスにかけられる
ハルナ 「さてと、だいぶんできたかな。後は後半をどうするかだけれども・・」
いつものようにハルナは部屋にこもり、創作系同人誌のネタを作っていた
前回、・・・なんだっけ?
ハルナ 「いいんちょって最近暴走気味だし・・爆発寸前なのかな?」
しかし、ハルナは気がつかなかった。背後に迫る虐殺者の影に・・
ハルナの聞いた最後の言葉はこうであった
あやか 「計画を知られた以上、生かしてはおけませんわ・・・まずはあなたで予行練習です」
完
やっぱりパルかwww
ディ・モールト グラッツエ!
いいんちょネタはあまり見ないから今日は最初のほうでわかっちまったw
でもGJwwww前回覚えてないとこがワロスwwwwwwwwwwwwwwww
あれ?俺も覚えて(ry
もう毎日パルを警戒してるから慣れっ子だぜ!!
でもやっぱりワロスwwwww
>>166 レスありがたう
>>167 もう残っているキャラって、ここの出番が少ないキャラばっかりだから
もう騙すようなことは・・できればしたいな。もう難しいけど
>>168 毎日警戒しなくても・・大丈夫、かな?
>>111 茶々丸さんが一人で闘ってるのに、私は何もできないなんて……
人がいなくなったダビデ像広場はとても静かで、辺りにはただ、銃声と金属音、かけ声と小さな悲鳴だけがあった。
柿崎は空を見上げ、瞳にその薄暗い曇り空を映した。
こんなにも広い場所があるのに、私はただ広場の中心で身を縮めて、事が済むのを待っている。
これが終わったら、私は何をする。どこへ行く。この、何もかもが今までとは違う世界を、どこで過ごせば
いいのだろうか。私は信じた。音楽で人が救えるって。亜子達とバンドを組んで、明るさをこの世界に
分け与えるって。頭の中にはずっと、大好きな音楽が流れていた。
お願い……。お願いします……。
新たに敵の数が増える。劣性が濃厚になる。
目を瞑り、心の中で歌を歌った。
光の方へ “それ”が作り出す影を恐れるな 逃げだすな 祈れ
猛烈な争いに、未熟な肉体を捨ててしまうか 奇跡の可能性 命の尊さ
祈りは、偶然と奇跡と、嘘と現実の境界を引き裂き、全てをつなげる。
お願いします……。刹那さんが、刀を収めてくれるって信じてるから……
しかし、引き裂かれたのは、その虚しい願いだった。
聴いてしまったその耳障りな金属音に、思わず耳を塞いだ。
ミラーさんいらっしゃいww
いつもGJです!!
>>170 亜子「のどか……お願いや!あの本使ったらちょっとは助けになるんとちゃうのん!?」
亜子の必死の頼みも虚しく、のどかはうなだれて、首を横に振った。
のどか「読んだところで、どうするの?私がそれを茶々丸さんに伝えて、何が変わるの?」
本も、大人も、諦めない事ばかりを声高に謳い、肝心な事は何一つ教えてくれない。
相手は6人。京都の小太郎の時とは訳が違う。
やっぱり自分は変われない。みんな、必死になって私を助けてくれたのに、私は何の期待にも応えることが
できない。
もう一度思い返してみる。今までのこと、そして、暗唱できるまで読んだ本。
一つだけ、気になる言葉が浮かんだ。
『願うことだって、立派な闘いさ』
こんな程度の言葉で変わろうなんて、虫が良すぎるのかもしれない。
でもその言葉は、心の中に妙な引っかかりを残した。
気付けば、隣で柿崎が空を仰ぎながら目を瞑っている。彼女も無力な自分を悔いているのだろうか。
のどかも同じ様に目を瞑り、空を仰いだ。不思議と心が落ち着き、心地よいざわめきが立ち上ってくる。
飛び散る火花。金属音。
>>172 『GROUND ZERO』
龍宮が舌打ちをしたのは、弾が当たらない事にではなく、茶々丸の機械的過ぎる戦略に対してだった。
龍宮(どうした……守りに入り過ぎだ……違う……)
昨日の記憶がどうもはっきりしない。茶々丸と闘った事は覚えている。勿論、それは奴が裏切ったからだ。
私が報酬を受け取った相手を裏切る筈がない。なのに……この胸騒ぎは何だ。
茶々丸が刹那の斬撃と、古菲の打撃を片手で受け止めている。二人を甘く見過ぎているようだ。
あれでは直撃と何も変わらない。龍宮は、隙ができた所に容赦なく銃弾を撃ち込んだ。
頭を撃ち抜かなかったのは、せめてもの情けだ。
龍宮(クソッ……もう終わりか……)
龍宮は、茶々丸の不甲斐なさにこれ以上期待するのを諦めて、ライフルを下ろした。
帰り支度をしようと立ち上がろうとした時、眼が遙か上空に妙な光を捉えて、そちらの方に目を向けた。
ダビデ像のほぼ真上に、小さな光点がある。遠すぎるためか、或いは攻撃に夢中になっているせいか、
他の誰も気付く様子はなく、ダビデ像から一番遠くにいる龍宮だけがその光点に気が付いた。
眼に力を込め、光点の正体を見定めると、唖然となった。
上空の光点は、関西呪術の術式で方陣が描かれている。しかも、全てが二重のラインで出来ていた。
龍宮(禁呪……だと……?)
方陣が中から何かを吐き出した。その物体は高速で落下してゆき、丁度戦闘が行われている場所まで
一直線に向かっている。魔眼はその正体をとっくに見定めていたが、頭ではそれを信じる事ができなかった。
金属音が耳に入ってきた直後、とうとう魔眼が狂ったかという錯覚を起こし、慌ててギターケースの中に置いた
デザートイーグルを拾い上げ、ダビデ像まで全力で走った。
確かめなければ。もっと近くで。この眼が狂っていない事を。
そして、羽根を広げた“もう一人”のその言葉を聴いて、思わず口元が綻んだ。
刹那「神鳴流 桜咲刹那……参る」
ここまで。
昨日レスくれた人達、d。
酔った勢いで書いた。反省はしqあwせdrftgyふjこ
うおおおおおぉおおぉぉおぉ
燃えるゥゥゥうぅううっぅ
GJ!!!!
せっちゃんキタきた北!!!
いつもながらGJですたwww
178 :
マロン名無しさん:2005/12/27(火) 23:22:15 ID:RR4psx3y
>>175 ちょ、生殺しはやめてwwwwwマジで気になるww
179 :
亜子 幻聴:2005/12/27(火) 23:52:05 ID:???
亜子 幻聴
なんやろ・・どこか遠くから声が聞こえるな・・
?? 「・・こ・・・こ」
こ?こってなんやろ・・
まあ、どうでもええか
それにしてもここはどこやろな・・
なんかとっても心地ええんやけどな
?? 「・・こ・・こ」
またや、またあの声が聞こえる
なんやろか、もう!
ここはとっても心地ええんや、誰か知らんけど邪魔せんといて欲しいわ
ここはまるでおっぱいの上の様やで
まき絵 「亜子!亜子ったら!!遅刻しちゃうよ!!」
現在、亜子の布団の中の温度は33℃
人間がもっとも快眠を得られるという温度である。しかも布団の外はとっても寒い
冬の朝に布団をはぐるというのは拷問である
亜子 「た・・ゆん」
よだれをたらし、間抜けな顔で心地よさそうに眠る亜子を起こすことはまき絵にはできなかった
まき絵 「もう行くね、ちゃんと学校くるのよ!」
見捨てられた亜子が学校にきたのはお昼を回った頃だったという
完
メアリー・スーの行動
1/3
千雨 「なー、ザジ。」
ザジ 「カタカタカタ……」
千雨 「パソコンやるなんて珍しいな、調べものか?」
ザジ 「カタカタ……サッ」
千雨 「あん、もう、隠すなよ。 私とザジの仲だろ?」
ザジ 「……恥ずかしい。」
千雨 「??? え? 一体何を調べて……」
ザジ 「いいから、ちょっと向こう見てて!」
千雨 「分かった、分かったって。 とりあえず先に風呂入ってくるから。」
ザジ 「…カタカタカタ……」
-草木も眠る丑三つ時-
千雨 「……と。 やっぱり気になるものは気になるっつーの。 えーと、履歴履歴っと。」
2/3
千雨 「えーと、最後に見たのは……2ch?」
-------------------
■ailove.net
L 日記帳
■2ch
L 姉歯のガイドライン
L 奴の実家が四畳半な件 Part24
L ネットアイドル妄想置き場 3
-------------------
千雨 「最後に見たのは『ネットアイドル妄想置き場』か……どれどれ?」
-------------------
514: 名無しの実家は四畳半 05/12/28 21:13
>>511 病院池
515: Eiza.Z 05/12/28 21:15
>>477 「あ……いや……」
千雨は自室の天井から全裸で片足を上げた状態で吊られている。
「口でそんな事言っても、下のお口は正直ね。 ほら。」
私が千雨の割れ目を指でそっとなぞると、まとわりつくように汁が溢れる。
「いや……うん……あ……」
「嘘つきな悪い子猫チャンにはお仕置が必要ね。」
私は傍らにある鞄から卑猥な形をした道具を取り出した。
ごめんなさい、今日はここまでです。
うはwwwww生殺しGJ!wwwwwww
3/3
千雨 「な…何これ……」
------------------
516: 名無しの実家は四畳半 05/12/28 21:19
>Eiza.Z様
どう見ても抜けました。
本当に(ry
--------------------
千雨 「抜かれた…私で抜かれた……何か知らないけどきっと不名誉だ……」
「……でも、コレを書いたのがザジなら……全部納得だなこりゃ。 だったら……」
-次の日-
ザジ 「ただいまー。」
ガサッ
ザジ 「ん?何これ……ロープと……(名前を言ってはいけないおもちゃ)?
あ、手紙も。」
[ちょっと遅いクリスマスプレゼント 今夜は楽しもう 奥で裸で待ってる 千雨]
ザジ 「……喜んで!」
その日の夜は激しく燃えたそうな。
>>183 GJ!!
おもちゃどこで買ったんだろう?
これは新感覚wwwww
186 :
183:2005/12/28(水) 07:19:01 ID:???
久しぶりに新田以外を書いたので結構楽しかったっす。
>>184サン
アレは茶々●からの借り物ですw
唐突に作品投下。
千雨「は〜ぁ、今日も終わった…あータリぃ…。」
千雨『俺の名前は長谷川千尋。フツーの中3.
…女っぽい名前とか言うな!コレでも立派に男子学生してんだよ!
部活には入ってない。めんどくせぇし。特技も特にねぇな。
とりあえず、このタリぃ中坊生活を送ってる。』
和美「おーい、千尋ー。」
千雨もとい千尋「(うげっ…ヤなヤツに見つかったっ!?)」
千尋『…俺に声をかけてきたコイツは朝倉和樹。
中1からずっと同じクラスだったヤツだ。
勉強もスポーツもなかなかできる優等生…なんだが。』
和美もとい和樹「ねね、今日は特ダネ的ニュースあった!?」
千尋「…んなもんあるわけねーだろうがっ!」
千尋『…一応新聞記者を目指してるらしいんだが、事あるごとに俺にネタを求めてくる。
これさえなけりゃ立派にやってけると思うんだがな…。』
和樹「えー、僕にネタわけてよー。」
千尋「他から探して来い!
あいにくこっちはお前のおかげでネタ切れ状態なんだよ!」
和樹「ちぇーっ、千尋のいけずー!」
千尋「うるせぇ!」
たったったった…
??「あーっ!探しましたよ和樹センパイ!」
和樹「ん?あぁ、ネギ君。どうしたの?」
ネギ「どうしたもこうしたもないですよ!
また記事捏造したって、部長がカンカンに怒ってるんですよ!」
千尋『コイツは和樹の後輩のネギ・スプリングフィールド。
両親がイギリス人なので、日本人とは違う顔つきである。
なんでも語学力が良く、日本語もほとんどカンペキに話せるらしい。』
和樹「げっ…やっばー…」
ネギ「千尋さん、毎度毎度センパイがご迷惑をおかけして申し訳ありません。」
千尋「あ、あぁ…まぁ気にするな。
…それより朝倉。まーたお前ゴシップ書いたのか」
和樹「う、うん……」
千尋「バカかおめーは!んなことプロでやったら犯罪モンだぞ!
スクープ欲しいのはわかるが、そこまでするな!」
和樹「……」
ネギ「あ、あの……」
千尋「ん?あぁ…早めにコイツ連れてってくれ。
朝倉、お前は部長にこってり絞られてくるんだな。」
和樹「……わかったよ…。」
ネギ「そ、それじゃあ失礼しますっ。」
千尋「…ったく朝倉のやつ…。」
ナレーション 『不機嫌な様子のまま自宅に戻った千尋は、その自宅前でうろつく人影を発見した。』
千尋「ん?誰だ……?まさか、泥棒か!?」
ナレーション『千尋は意を決して、その人影に言った。』
千尋「おい、お前!俺の家の前で何してる!」
??「!!」
スタスタスタ……
千尋「お、おい!待てッ!?」
ナレーション『しかし千尋はあいにく朝倉とのやり取りで疲れており、待てとは言ったが追う気にはならなかった。』
千尋「ったく、なんなんだよ…ん?」
ナレーション『よくみると、その人影がいたあたりに何か落ちていた。
それは千尋の通う中学の生徒手帳だった。』
以上。
次回に続く。
ネギまと無関係じゃね?
確かに。
まぁこういうのが駄目な人はスルーの方向で。
オリキャラキタコレ('A`)
最初性別反転系かと思ったが設定とか考えると確かにオリキャラに近いな
Evangeline playin' Taxi Driver
茶々丸 「マスター、昼食の時間です。」
エヴァ 「……」
茶々丸 「マスター?」
エヴァ 「私に何か用か?」
茶々丸 「いえ、昼食が出来たので呼びに……。」
エヴァ 「私か? 私に言ってるのか?」
茶々丸 「マ、マスター? どこか具合でも?」
エヴァ 「……私しかおらん。」
茶々丸 「マスター……」
エヴァ 「(カシャン!)やめとけ。 死んだぞ。」
茶々丸 「……はいはいデ・ニーロ、デ・ニーロ。」
エヴァ 「おぉ、分かってくれたか! さすがは私の茶々丸だ!」
昼食の後、マスターのレンタルビデオの会員証を解約してきました。
今日も一日平和です。
…
……
………
ザジ 「ブッ」
千雨 「な…ザジ、しっかりしろ!ザジ!」
ザジ 「ヒヒッ……214cm……若本……70本……ププッ…ヒヒヒッ」
千雨 「え?何?聞こえない……パソコンがどうかしたのか?」
-------------------
こんな女子中学生はイヤだ (麻帆良学園中等部調べ)
・身長214cmだ
・若本ボイスだ
・常時70本のビデオをストックしてる
・ネオナチだ
・学会員だ
・語尾に「なのら」って付ける
・実家が四畳半だ
--------------------
千雨 「ザジ……」
千雨はザジのツボが理解出来なかった。
俺の部屋のB級ビデオが70本に到達記念投下
>>196 いつもGJな作品をありがとうございます。
>>84さんじゃないけど、
>>81に感化されて本屋×刹那とか書きたくなってきちゃったな。
のどかって惚れっぽい性格してるとは思う
きっと葱以外にもアスナとかにどきどきしてたりするんじゃないだろうか
上の方でオリジナルキャラがどうとかって話があるが、考えてみりゃこのスレのザジもオリジナルキャラの域だよな
そんなこといったらほぼ全キャラ…!
新田とか新田とか新田とか亜子とか
>>120を見て思いついた
麻雀わかんない人ゴメン
ネギまーじゃん
基本はマージャンルール
萬子 さよ 裕奈 和美 夕映 亜子 アキラ 美砂 明日菜 美空(1〜9は前から順に)
筒子 茶々丸 円 木乃香 ハルナ 刹那 まき絵 桜子 真名 風香(1〜9は前から順に)
索子 史伽 千雨 エヴァ のどか 夏美 あやか ザジ ネギ タカミチ(1〜9は前から順に)
食牌 古 超 葉加瀬 五月
三乳牌 しずな 千鶴 楓
※桜子は常にドラ
役一覧
役満
大三乳 しずな 千鶴 楓を3刻子持つ
ネギ夢想 さよ 夕映 明日菜 茶々丸 木乃香 刹那 まき絵 風香 史加 千雨 エヴァ のどか あやかで国士無双の形
食四喜 古 超 葉加瀬 五月の4刻子+何かの1対子
バカ連宝燈 夕映 明日菜 古 楓 まき絵で4刻子+1対子
天和 通常の麻雀と同じ、あるいは一巡目で桜子が4枚ある(アガリの形になってなくても良い、つもった時点であがり)
地和 通常の麻雀と同じ、あるいは一巡目で桜子が4枚ある(アガリの形になってなくても良い、つもった時点であがり)
人和 通常の麻雀と同じ、あるいは一巡目で桜子が4枚あり親が捨てた牌が自分の持っている牌だった時(アガリの形になってなくても良い)
チア三元 円 桜子 美砂を3刻子持つ
武一色 楓 真名 古 刹那の4刻子+何かの1対子
人外魔境 茶々丸 刹那 エヴァを3刻子持つ
たゆんたゆん 亜子、アキラ、千雨を3刻子持つ
カプ対子 さよ和美 このせつ ザジちう タカミチしずな エヴァ茶々丸 千鶴夏美 風香史加を一枚ずつ
6翻役
清一色 通常の麻雀と同じ
乳一色 しずな 千鶴 楓 真名 和美 ハルナ アキラ 五月 あやかから4刻子と1対子、あるいは7対子
貧一色 風香 史加 夕映 エヴァ 刹那 まき絵 木乃香 夏美 葉加瀬から4刻子と1対子、あるいは7対子
運動頭 アキラ 亜子 裕奈 まき絵 美空 桜子 あやか 古 超から4刻子と1対子、あるいは7対子
3翻役
二盃口 通常の麻雀と同じ
混一色 通常の麻雀と同じ
桜槓子 桜子を槓子で持つ
ニ種盃口 図書盃口、チア盃口、さんぽ盃口のうち二つができている
カプ槓子 さよ和美 このせつ ザジちう タカミチしずな エヴァ茶々丸 千鶴夏美 風香史加の組み合わせのどれかを槓子で持つ
2翻役
ダブルリーチ 通常の麻雀と同じ
対々和 通常の麻雀と同じ
三暗刻 通常の麻雀と同じ
三色同刻 通常の麻雀と同じ
三色同順 通常の麻雀と同じ
七対子 通常の麻雀と同じ
一気通貫 通常の麻雀と同じ
一気貫通 ネギ暗刻とハルナ、あやか、タカミチのどれかの暗刻を持っている
桜暗刻 桜子を暗刻で持つ
カプ々和 さよ和美 このせつ ザジちう タカミチしずな エヴァ茶々丸 千鶴夏美 風香史加の組み合わせのどれかを刻子で持つ
ちづネギ 千鶴 ネギを暗刻で持つ
科学班 超 葉加瀬を暗刻で持つ
ショタンヤオ ハルナ あやかを暗刻で持つ
1翻役
リーチ 通常の麻雀と同じ
面前ツモ 通常の麻雀と同じ
タンヤオ 通常の麻雀と同じ
平和 通常の麻雀と同じ
一盃口 通常の麻雀と同じ
河底撈魚 通常の麻雀と同じ
海底撈月 通常の麻雀と同じ
嶺上開花 通常の麻雀と同じ
図書盃口 夕映 ハルナ のどかを2枚ずつで持つ、ただし面前で
チア盃口 円 桜子 美砂を2枚ずつで持つ、ただし面前で
さんぽ盃口 楓 風香 史加を2枚ずつで持つ、ただし面前で
たゆん 亜子を槓子で持つ
食牌 三乳牌は刻子の形で1翻
勢いでやった、桜子は優遇した、反省はしていない
207 :
120:2005/12/28(水) 18:55:07 ID:???
うはwww
ここまで考えてくれるとはwww
自分も何かネタを練ろう
>>205 スゴス!
でも、ドンジャラしかワカンネ・・・。
ショタンヤオwwwwwww
俺もドンジャラしか分からないw
212 :
120:2005/12/28(水) 19:30:36 ID:???
ドンジャラ方式にするなら各キャラ4枚ずつで
普通の顔、黒目顔、胸orシリアス顔、パンツ
でそれぞれの組み合わせを作れば誰でもできるものが作れるかな?
オールマイティは千マスとかな
一瞬でも新田とか考えた自分が憎い
214 :
205です:2005/12/28(水) 19:38:09 ID:???
205です
思ったより反響があって驚いています。
>>120さんネタありがd
今日の流れを破壊してスマソ
実はドンジャラは知らなかったりする罠
明日菜は三元牌のひとつに入れたほうがいいと思うな
だってパイパnくぁwせdrftgyふじこlp;@
216 :
真名 我慢:2005/12/28(水) 21:02:29 ID:???
>>205です
SS投下します
真名 我慢
何があったんだろう・・
今、アキラが私に抱きついてきた
私の胸の中に顔を埋め、眠るように目を瞑っている
真名 「ど、どうしたんだ!?いきなりだが・・私にも心の準備というものが・・」
だが、アキラは黙ったままだ。代わりに私の背中に回された手が服をぎゅっと掴む
アキラの漆黒の髪が艶やかに見える。光を放つ黒というのはこういう色を言うのであろうか
やがて芳しいシャンプーの香りが、私の欲望をくすぐり始めた
このまま私の好きなようにして良いのであろうか・・
真名 「アキラ・・食べちゃうぞ?」
鼻先で私の胸を弄んでいたアキラが、ここにきて初めて私の目を見た
お預けを食らったような子犬の瞳、そんな瞳のアキラはさらに私を萌え上がらせる
真名 「では・・」
意を決して私はアキラを襲おうとした
そのとき、アキラの口からこんな言葉が漏れた
アキラ 「きゅ〜ん」
この後、私がアキラに何をしてアキラがどうなったかは諸君らの想像に任せる
まあ、我慢は良くないといったところだ
完
217 :
199:2005/12/28(水) 21:03:45 ID:???
流れ壊してすいませんが、
かなり思いつきで2レス投下します。
218 :
のどせつ?:2005/12/28(水) 21:05:29 ID:???
「わ、私は、あなたの事がす、す…」
………10秒経過。
「うう…ダメです…。やっぱり言えない…」
のどかは昼休みに屋上で一人、告白の練習をしていた。
はた目にはかなり怪しい人だったが、幸い辺りには誰もいない。
「…桜咲さん」
のどかはぽつりと呟いた。
「私がどうかしましたか?」
「うひゃいっ!?」
突然背後から声をかけられ、のどかは思わず奇声を上げた。
振り返ると、刹那があっけにとられた顔で立っていた。
「さ、さ、桜咲ひゃんっ!?。い、いつからそこに!?」
「いえ、何やら声が聞こえたので、入ってみたのですが。驚かせてしまったようですみません」
「い、いえそんなっ……じゃなくて、き、聞いてましたか!?」
「私の名前を呼んだのは聞こえましたが…何か御用ですか?」
「な、何でもないですっ!」
のどかは慌てて首をぶんぶんと横に振った。
(あなたに告白する練習をしてました…なんて言えるわけないよぅ〜…)
「顔が赤いですよ、のどかさん。熱でもあるんですか?。…ちょっと失礼」
「…え?…ひゃっ!」
219 :
のどせつ?:2005/12/28(水) 21:06:32 ID:???
刹那がこつんと額を合わせてきた。のどかは病気かと思うくらいに赤面して硬直する。
「うーん、ちょっと熱いかもしれませんね」
のどかの心臓がものすごい事になっているのにも気付かず、刹那はのんきに言う。
(ひゃあああっ…!。さ、桜咲さんの顔がこんな近くに…。も、もうダメですぅ…)
のどかがそのまま卒倒しかけた時、
き〜んこ〜んか〜んこ〜ん…
「おっと、予鈴が鳴ってしまいましたね。私は行きます。のどかさんもそろそろ戻った方が…」
「は、は、はいっ!」
刹那は屋上の扉を開け、出て行ったが、のどかはしばし破裂しそうな鼓動を整えていた。
そして閉められた扉に向かって、小さく呟く。
「…好きです。桜咲さん…」
…end
>>81さんのあまりにもGJすぎる作品に魅せられて、書いちゃいました。
続く…かも。
>>205 桜子常時ドラって…凶悪すぎw桜子含んだ役の幅も広いし、やってみてぇw作ってくれ
マージャンじゃないけど、2chキャラでドンジャラやるゲームが
あった希ガス。
それをちょっといじればできそうな希ガス。って言ってみるテスト。
でも、マージャンできない漏れにはムリポ。
話豚切ってしまうが朝倉は千雨=ちうってこと知ってたんだな。
>>224 GJです!!!
もうこのふたりは犯られ役定着?
>>221 気になって探してみた
バロスwwwwww
>>224 うおおおお!
萌え死んだ!GJ!GJ!!
>>221 ここでその内容を分かり易く説明して、新しい流れを作るってのもアリなんじゃない?
>>224 もうね、流石としか言いようが無い
GJです!
>>204 一気貫通→一気姦通の方がいい希ガスwwwww
エヴァ×木乃香なまらキボン
道産子がまぎれこんだようですね
>>235に物申す。
足りないものがあるジャマイカ!
三人同室 あやか千鶴夏美x3枚、もしくは明日菜木乃香ネギx3枚
(3翻役・鳴くと2翻)
237 :
236:2005/12/29(木) 16:24:26 ID:???
239 :
円 休日:2005/12/29(木) 20:57:20 ID:???
円 休日
1/
円 「キミはどこから来たのかな?」
しゃがんだ私の視線の先には一匹の仔犬がいた
そっと手を仔犬の前に出してみると、その仔犬はよたよたと私のほうに近寄ってくる
円 「可愛いね・・」
その仔犬は私の手のひらに鼻先を近づけると、フンフン鼻を鳴らし手のひらの匂いを嗅ぎだした
そして私の手のひらが気に入ったのか、ぺろぺろと手のひらをなめ始めた
円 「まだ匂いがするのかな・・」
先ほど私はまつ屋の牛丼を食べた
その残り香が手のひらに残っているのだろうか、仔犬は結構必死に私の手のひらを舐めている
円 「お腹・・すいてるの?」
仔犬は答えない。あたりまえか・・
なんか・・ほっとけないな
円 「よし!お姉さんがおごってやろう」
私は仔犬を両手で抱き上げるとじっとその眼を見つめてやった
仔犬は不思議そうに私を見つめている。おごってやるんだ、もっと嬉しそうな顔をしろっての
240 :
円 休日:2005/12/29(木) 21:03:45 ID:???
2/3
私はその仔犬を抱えたまま公園にやってきた
週末になれば、ここにはおいしいクレープ屋がくるのだ
円 「ゴーヤクレープ一つ」
苦いけど美味い、私が好きなクレープの一つだ
注文してすぐにクレープの生地を焼く甘いか匂いがしてくる
仔犬もその匂いに反応しているらしく、私の足に両手を着くようにして立っている
その姿は”早くちょうだい”を言っているようだ
店員 「お待たせ、大盛りにしといたよ」
ここの店員さんとは顔なじみだ。ちょっとしたクレープのオリジナルトッピングとかもしてくれる
私はにっこりと笑顔を店員さんに返すと、子犬を引き連れて近くのベンチに座った
円 「ほーら、食べてみ」
クレープの切れ端に一切れのゴーヤを包んで仔犬の目の前においてみた
仔犬は一度匂いをかいだ後、一気にそれにかぶりつく
仔犬はしばらくもしゃもしゃと口を動かしていたが、気に入らなかったのか、あるいは苦かったのか吐き出してしまった
円 「コラ、残しちゃダメだろ」
そうは言ってみたが、こうなることはわかっていた
なんだかいじめてしまった。ゴメン
241 :
円 休日:2005/12/29(木) 21:16:58 ID:???
3/3
仔犬は恨めしそうに私を見つめていた
しかしそれでも私の食べているものには興味があるらしく、再度”早くちょうだい”のポーズをしてくる
円 「懲りないねえ・・」
今度は、ゴーヤ抜きでクレープの切れ端を仔犬の目の前に置いた
さっきのこともあってか、仔犬は警戒している
何度か匂いをかいだ後、恐る恐るそれを口の中に入れた
今、口の中に入れたのには甘いものだけだから・・うむ、やっぱり
思ったとおり仔犬はそれが気に入ったらしく、三度私に”早くちょうだい”のポーズでせがんでくる
あんまり食べたら太るぞ、なんてことを思いながら、仔犬にクレープをあげた
クレープを食べ終わり、一息ついていると誰か私たちに近づいてきた
真名 「こんなところにいたのか・・」
近寄ってきた人物、それはクラスメートであった
普段はあんまり話すこともない人物、龍宮さんだった
円 「あれ、龍宮さん。じゃあこの仔犬、龍宮さんの?」
真名 「ん?釘宮ではないか、キミがこの子を保護してくれいていたのか?」
龍宮さんは優しく仔犬の頭に手を置くと、仔犬は嬉しそうに吠えた
そんな仔犬を龍宮さんは胸に抱き、嬉しそうに仔犬に微笑む
仔犬と龍宮さん。この意外な組み合わせはゴーヤクレープみたいだ
初めてみた優しそうな龍宮さん、そんな龍宮さんが暖かく見える
休日は人を優しくするのかな?
完
242 :
マロン名無しさん:2005/12/29(木) 21:39:32 ID:VPq/gYWD
GJ!
何この名作w
GJ!
なんか胸がキュンとなった これが「萌え」というものなのですか?
ああ・・・
なんだか小春日和のような温かみを感じました
GJ!
241です
みなさんレストンクス
外が寒かったので書いてみました
↓すんごい面白い事言うなお前
もしも夕映の性格が悪かったら
「のどか」
「どしたの夕映
「お腹すきません?」
「ううん 全然」
「いえ 本当はすいてるハズです」
「いや、すいてないって」
「そこでジャンケンで負けたほうが買い出しにいきませんか?」
「なんでよ すいてないって言ってるのに」
「ださなきゃ負けです〜♪ジャンケンぽい」
「えっ ちょっと!」
「あ…」
「よかった 適当にグーだしたら勝てた…」
「…卑怯者」
「へ?」
「今のはのどかの遅だしでした 当然反則をしたのどかの負けです
負け犬は早く買い出しにいってくるです」
「何いってんの? 卑怯なのは夕映じゃん
私お腹なんてすいてないのにムリヤリジャンケンさせて…」
「言い訳は駄目です! そもそも反則をしたのどかは
いわば許されざる悪です 本来ならそれ相応の罰を受けなければなりません
ですが私はのどかの罪を許します 誰だって魔がさすことがありますからね…」
「いい加減にしてよ 夕映のバカっ!」
「…ふっ どうせ私はバカですよ なんせバカレンジャーですからね」
「え…」
「そりゃあ成績優秀本屋ちゃんとは頭のできも違いますよ
私みたいなクズが調子こいてすいませんでしたね ペッ」
「(ぶっ殺してぇ…)」
>248
ちょ、暖かい雰囲気が台無しやないかバーローwww
真のバーローは
>>247な気がしないでもないwwww
円 おやすみ
桜子が寝ている
ソファーに、肘掛を枕にして横になっている。まるでハンモックで寝ているようだ
そして、その桜子の上で寝ている不届きな奴がいる
クッキとビッケだ
桜子の飼い猫で、なかなかにいたずらものな奴らだ。その上、ふてぶてしい
猫はコタツで丸くなるというけど、こいつらは桜子の上で丸くなっている
ご主人様を何だと思っているのかな、こいつらは
桜子は桜子で能天気な寝顔だ。こいつらの重みは感じていないんだろうか?
そんなことを思っていたそのとき
美砂 「ただいま〜」
また騒がしくなるかな。でも今は・・
円 「しー」
人差し指を口の前で立て、静かにしなさいのゼスチャーを美砂に見せる
そのことを察してか、美砂はそーっとリビングに入ってきた
美砂もリビングの様子を一目見てその理由を察する
美砂 「ずいぶんと気持ちよさそうだね、こいつら・・」
円 「お腹でもいっぱいになったんでしょ、寝た子を起こすとうるさいからほっとこ」
まだ窓の外は寒い冬だけど桜子たちの夢の中は春なのかな・・
完
うはー癒される!GJ!
↓ すんごいこと思い付くなお前
アキラ×夕映
いいかも…
↑すんごいこと思い付くなお前
楓×夕映もちょっと見たいかも。
楓×アキラということか!
以前楓の家(山)にアキラが行く話があったがあれは神の領域だと思う
できればあんな感じなのが見たい
アキラ「んー(ウロウロ)」
ゆえ「おや、これは珍しい。どうしたんですか大河内さん」
アキラ「あ、綾瀬さん。ちょっと探してる本があるんだけど・・・いいかな?」
ゆえ「構いませんよ。今日は私の当番ですし、
ここで断ったら図書館探検部の名が廃ります。
で・・・タイトルや著者名は?」
アキラ「えっと、『The World swimers』って本。
あと・・・ついでに『世界の仔犬百選』と『総天然色図鑑"柴犬"』と『Cuticle baby dogs(1998)』と『Puppy!Puppy!!Puppy!!!』!」
ゆえ「あの、つかぬ事をお伺いしますがあくまでも"ついで"ですよね?」
アキラ「もももももっ、もちろんだよ!メインはもちろんワルスイだから!」
ゆえ「了解しました、少々お待ちください」
アキラ「綾瀬さん」
ゆえ「なんでしょう?(ゴソゴソ)」
アキラ「綾瀬さんは犬と猫、どっちが好き?」
ゆえ「そうですね・・・あえて言うなら猫でしょうか」
アキラ「へぇ」
ゆえ「アキラさんは、猫お嫌いですか?」
アキラ「そんなことないよ。猫も犬と同じくらい好き」
ゆえ「その割に、選択する本に偏りがあるような・・・」
アキラ「ちょっと・・・ね、ある人の趣味に合わせてるのもあるんだ」
ゆえ「ほぅ・・・"ある人"・・・ですか。なにやら妙に興味をそそる言葉ですね」
アキラ「ふわわっ!わ、忘れていいよ!大したことないし!」
ゆえ「そうですか。それなら・・・あー、あった。この本も追加しておきましょう。
1,2,3,4,5,6・・・と。これで全部ですね」
アキラ「どうも、ありがとう。恩に着るよ」
ゆえ「いえいえ。ある人によろしく伝えておいてください」
アキラ「綾瀬さん、なにを追加してくれたんだろ・・・?
『全国あんみつガイド〜大通りの名店から路地裏の老舗まで〜』って・・・ふわっ!?」
ゆえ「今日は、ハルナに感謝ですね(ニヤニヤ)」
うん、投下してから気づいたんだ。
ゆえきちは、ハルナをパルって呼んでるよね。
抹茶カルピス大好きですから許してください
PUSSY!PUSSY!PUSSY!に見えた そして萌えた
まだやってないカプって山ほどあるからなあ。
このスレも結構意外な組み合わせで萌えたりできてるし、
色々見てみたいな。
>>264にお答えして
パル「早乙女ハルナの、カップリング検証ぉぉぉーっ!!」
(ファンファーレ)
夕映「……いきなりなんですか…。」
パル「だぁぁ…ノリ悪いよ夕映ー。」
夕映「こういうことに私を連れ込まないで欲しいです。
結果的にハルナの暴走になってしまうのがミエミエです。」
パル「いーじゃないの…。
ゲーム版2時間目で明日菜のコスプレファッションショー以来のコンビじゃないの。」
夕映「…どこか納得がいきませんが…まぁいいでしょう。」
パル「で、今回はこの作品の作者が、
>>264の『まだ実現してないカップリングを見たい』って希望にお答えして、アタシを使って新しいカップリングを見つけてみようじゃないか!なんて思ったらしいんですって。」
夕映「自分の好きなキャラが人気投票で下位だから寂しいなんて話も聞きましたが…。」
パル「…あぁ、そういえばこの作者メガネッ娘好きだったっけ…。
ま、アタシが19位、長谷川が24位、ハカセが29位じゃヘコむのも当然よねー。」
(週刊少年マガジン第4回ネギま!人気投票より。)
夕映「つべこべ言わないでさっさと始めるです…。」
パル「あーそうね。さっさとすすめましょ。」
>>267 エントリーナンバー1
刹那 と ハカセ
夕映「……見事に大人気キャラと不人気キャラです…。」
パル「ホントよね…やっぱり『恥じらい』ってのがないとダメよね。」
夕映「ですが、神鳴流という剣術の鍛錬に、ハカセのメカを使うというシチュエーションが考えられます。」
パル「そうなのよー。…ハカセってホント、格闘系のキャラとは縁が深いのよね…。」
夕映「です。しかし『萌え』に繋げにくいのでは…?」
パル「その辺は大丈夫よ。ハカセのメカが桜咲の近くで爆発して…って言う展開に持っていければこっちのモノねっ。」
夕映「……ハルナ?つかぬ事を聞きますが…。」
パル「ん?桜咲はどう考えたって受けだけど?」
夕映「……次に行きましょう…。」
エントリーナンバー2
千雨 と 茶々丸(もしくはエヴァ)
夕映「…これまたアクの強…もとい、キャラの強いもの同士です……。」
パル「エヴァちゃんと迷ったんだけどね…作者が一度書いてたらしくて。」
夕映「なるほど、それでカッコづけなのですか…。」
パル「カラミなら3人でもいいけど…。」
夕映「それで、ストーリーはどんな感じに?」
パル「んー…難しいところね…。
私なら、茶々丸とエヴァちゃんで長谷川を取り合うのが理想かな?」
夕映「…いつぞやの昼ドラみたいです……。」
エントリーナンバー3
五月 と 亜子
夕映「…コレは展開が軽く読めそうなのは気のせいでしょうか…?」
パル「そうねぇ…。まぁ亜子は『たゆんたゆんキャラ』が定着しちゃってるしね。
豊胸のための料理を教えてもらうってのがオチじゃない?」
夕映「豊胸のための……(魅力的です…)ボソリ」
パル「…夕映?どうかした?」
夕映「ハッ!?い、いえ…なんでもないです…。」
パル「……胸はデカけりゃいいってもんじゃないのよ?」
夕映「……(//////)ばっちり聞かれていたです…。」
…続くと思ってください。
のどか「・・・。」
271 :
219:2005/12/30(金) 09:13:47 ID:???
>>265 GJです!ありがとう。
私もがんばります。
>269は一度やらなかったっけ?
豊胸料理はドラマCDにあったな…五月×ちうだけど。
ともあれ片っ端からミタスwwwww
>>275 ああ、前スレ862で五月がたゆられているな
277 :
円 教会:2005/12/30(金) 18:30:52 ID:???
円 教会
年の瀬にもなるとどこもかしも忙しい、師走とはよく言ったものだと思う
人々は忙しそうに動き回っている。どんなに準備しても、世間は忙しさからは逃れられないらしい
それは教会近くの広場を通りかかったときのことだった
何か教会から大声が聞こえてくるのに気が付いた
?? 「隠れてないででてきなさい!!」
私はその大声がする方向を見た。私だけではなく、その通りにいたもの全員がそちらを見つめる
?? 「どこに行ったのです!!ココネ、あなたどこに隠れているか知りませんか!」
声のする教会の入り口の前には二人の人影が見えた
遠くなので顔までははっきりとはわからないが、大人のシスターと子供のシスターがいた
小さなシスターのほうはココネと呼ばれている。であれば、おそらく大人のほうのシスターはシャークティさんであろう
となれば、逃亡者の名前が自然と浮かんでくるというものだ
まあ、あいつしかいないのだけども・・
今度は何をしたのであろうか?
あまり人にいたずらばかりしていると、いつかしっぺ返し食らうぞ
あ、今あいつに電話かけてやったらどうなるかな?隠れていたら見つかるかな?
なんか、試したくなってきた・・
完
放課後、教室に残っていた亜子、アキラ、裕奈、まき絵
この日は部活が無かったので、少し暇を持て余していたのだ
やがて話しているのにも飽きたまき絵が、伝言ゲームをしようと提案する
話にも飽きつつあった三人もこれを拒むこと無く賛成した
教室の四隅に散らばった四人
前の窓際にまき絵、前の廊下側に裕奈、後ろの窓際にアキラ、後ろの廊下側に亜子が立った
教室の前側窓際に立った言い出しっぺのまき絵が、まず伝言を始める
そしてアキラが、亜子が、裕奈がと何周も続けていった
>>279 おかしな答えに笑いあった後、アキラがあることに気付く
あまり言いたくなさそうなアキラを、まき絵が急かす
やがて先に折れたアキラが、重い口を開く
「四人だけだと、今みたいな伝言ゲームは出来ないんじゃ…」
窓際で微笑む少女、相坂さよ
終わり
麻帆良・フィクション
Case 1:Chisame & Zazie 14:16
TV 「甘い香りと口当たり、腹持ちのいい未来のお菓子〜『岩井のレーズン』」
千雨 「あ〜つまらん。どこもかしこも再放送ばっか。年末はこんな番組しかやってないのかよ? 」ザジ 「丸いぞ地球! 丸いぞ地球! そんなに丸いのか〜。」
千雨 「まぁ、ザジが楽しいならいいか。 私は今年最後の更新でもするかな。」
ザジ 「(クルッ)……ちう」
千雨 「え?」
ザジ 「……TV映らなくなった。」
千雨 「!? 嘘だろ!? あ、本当だ……こういう時は……叩けば直るッ。」
(ガンッ)
ザジ 「……映らないね。」
千雨 「まだまだ! この長谷川千雨、容赦せん!」
(ガンガンガンガンガツンッ)
千雨 「痛ってええぇぇ!!!!!!!!!」
ザジ 「あ、映った!映った!」
千雨 「ザ……ジ……指が……」
ザジ 「あっ!」
千雨&ザジ 「病院……行こっか……」
ガチャ…バタン
トゥルルルルル……
Case 2:A case of Ako 14:12
携帯 「but I never used phonebooth I never seen...(ピッ)」
アキラ 「もしもし…真名?」
亜子 「(つまらん……年末まで龍宮さんと電話でイチャついて……天罰や。)」
アキラ 「……うん、あの本ね。 届くのは明日……ひゃう!?」
亜子 「たゆん…たゆん……」
アキラ 「(ちょ…亜子!)うん、大丈夫。 何でもない。 で、届いたら…うんっ!? はぁっ!」
亜子 「たゆんたゆん……」
アキラ 「(あ……あ……)うん……一旦切るね……」
亜子 「たゆんたゆんたゆんたゆんたゆんたゆん……」
アキラ 「ちょっ……亜子!何をして……あんっ! はふぅ……」
亜子 「ふふふ……ハジケたウチはもう止められへん……止められへんのや!」
アキラ 「そんなぁ、あひっ! あはぁ……」
ガンガンガン……
イッテエエェェ!!!
亜子 「……何や騒がしいな……まぁええ。後でたゆんたゆんしたる……」
Case 3:Call Mana Call 14:14
龍宮 「ハァ……ハァ……早く届かないのか! 最新犬写真集『DOG's DIGEST』は!」
龍宮 「荷物はアキラ宛てになってるから……アキラに聞いてみるか。」
トゥルルルルル...
龍宮 「あぁ私だ。 あの本は……そうか……年末?次の年になるな……」
龍宮 「どうした?変な声出して……いや、大丈夫じゃ……熱でもあるのか?」
龍宮 「……とりあえず、用件は済んだ。 体に気をつけてな……」
ガチャ
龍宮 「……様子が変だ。 近くの部屋は……長谷川か。」
トゥルルルルル...
龍宮 「出ない……外出中か?」
龍宮 「仕方ない、見舞いにでも行ってやるか。」
>>280 朝「ん〜さよちゃんどしたの?何か良い事でもあった?」
さ「エヘへ、そうなんですよ朝倉さん。昨日調子良かったので頑張ってみたら、
佐々木さん達と一緒に遊んでもらえたんです〜」
朝「へー、そうなんだ…何して遊んだの?」
さ「伝言ゲームです。もーみんな途中からキャーキャーって騒いで
盛り上がって…すっごく楽しかったんですよ〜」
朝「……でも、みんながキャーキャー騒いだのは楽しくてじゃありませんから!残念!
(アイツら「また出た」って半泣きで調査依頼して来たからなあ…案の定か)」
まあ、あれだ。GJ!
Case 4:In Road to Hospital 14:24
千雨 「うぅ……痛い……」
ザジ 「大丈夫! 傷は浅いよ!」
千雨 「あ……ありがとよ……でも、確実に折れてるな……」
ドドドドド……
千雨 「ん?誰だ、今ものすごい勢いで走り去ったのは……あ、コケた。」
ザジ 「他の人の事はいいから! ちうは早く病院に行くのっ!」
-----------------
亜子 「おじゃましまーす。 3Pに来たで……ウチの部屋までうるさくした天罰や……」
アキラ 「(む゙ー! む゙ー!)」
Case 5:The Intruder 14:23
龍宮 「あの電話のアキラの様子……やはりただごとではない!」
龍宮 「とにかく急がなくては……うわっと!?」
ビッターン!!!!!!!!
龍宮 「うぅ……私とした事が……焦りすぎたか。 えぇい、見るなー!そこの二人!」
--------5分後--------
龍宮 「ここか……鍵が開いてる!? アキラ!」
龍宮 「……いないッ!?」
ギャー!!!!!!
今の声は……長谷川の部屋からか!?
Case 6:Luckless Girl 14:28
朝倉 「さて、年末クラスアポなし写真でも撮りますかー。」
さよ 「要は盗撮じゃないですか。」
朝倉 「カタいこと言わないで〜。 まずはちうちゃん達から行きますかね。おじゃましまーす!」
亜子 「あ……」
アキラ 「ん……」
朝倉 「な……」
さよ 「きゃ……」
朝倉 「ギャーーーーーー!!!!!!!!!」
亜子 「アホ!大きな声出したら……ええ乳やな……朝倉さん……」
朝倉 「え……ちょ、何この手……あっ!」
さよ 「朝倉さん!?」
アキラ 「む゙ぅ゙〜! (逃げてー!朝倉さん!)」
龍宮 「待てええぇぇい!!!」
Case 7:Rumble 14:31
龍宮 「な…お前たち、他人の部屋で何を……」
亜子 「あ……龍宮さん、ウチは文句を言いに来て……成り行きでみんなでナニを……」
龍宮 「問 答 無 用 ッ」
アキラ 「んー! んん゙ー!」
龍宮 「アキラ! 今助けに……」
朝倉 「……うーん」
龍宮 「あ、バカ、いきなり頭を上げたら…おうわっ!」
ビッターン!!!!!!!!
龍宮 「うぅ……またしても……ハッ」
亜子 「……ロックオン☆」
龍宮 「な…何を……ああっ!」
アキラ 「む……!(真名!)」
亜子 「たゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆ………」
龍宮 「ああっ! あひぃ……うはぁっ!」
余計なことかもしれんが、台詞と効果音だけじゃ何が起こってるのか想像しにくい
だがそれがいい
とは言え程度にもよるな。
説明臭いセリフがあってもいいかもにゃ
Case 8: Catch Fire 14:33
千雨 「うぅ……年末はどこも休みかよ……」
ザジ 「ちう……大丈夫?」
千雨 「少しはマシになったけど、まだ痛いな……でも、折れてはいないみたいだな。」
ザジ 「ただいまー!」
ガチャ ギィィィィ
朝倉&亜子&さよ&アキラ&龍宮 「あ…………」
千雨&ザジ 「な…………」
亜子 「ち……ちゃうねん! これにはちゃんとした理由が……」
千雨 「……全員上半身裸で、朝倉は気絶、龍宮は揉まれ、大河内は縛られて……」
龍宮 「分かってくれ!私はこんな事は望んで……」
千雨 「ここは地獄の何番街交差点デスカ?」
プツン
意見感想苦情は終わってからにしろ
連投中はやめとけ
Epilogue:Flying High 22:10
ザジ 「…今日は大変だったね。」
朝倉 「私はただ写真撮りに行っただけなのに……」
亜子 「鬼や! 長谷川さんは鬼や!」
龍宮 「私を含めて部屋にいた全員を30秒で病院送りにするとは……」
アキラ 「そして自分も手のケガで入院……」
千雨 「うるさいうるさいうるさーい! 元はと言えば、和泉たちが私の部屋に入ってナニをしてたのが悪いんだろ!」
亜子 「それは、長谷川さんがうるさくしたから文句を言いに……!」
龍宮 「なぁ、一体あの電話の時何が……」
アキラ 「……言えない……(。 。*)」
ザジ 「?」
さよ 「(いつもなら全て把握してますが……今回ばかりは何が起きたのかさっぱりです……)」
こうして7人は病院のベッドで新年を迎えた。
事件の全容は今も誰も分からない……。
>>295 あんまりよく内容がわからなかった
たゆんたゆんはわかったけど
>>295 俺もあまり把握できなかったw
ただ、同時系列で進んでいくって手法新鮮でいいかも
GJ!
299 :
円 肉まん:2005/12/30(金) 22:26:29 ID:???
円 肉まん
この冬、いや、別に冬でなくても人気があるのだけど・・
超包子の肉まんが今、人気になっている
味もさることながら、その計算し尽くされたカロリーがダイエット中の少女たちの心を掴んだらしい
その上この寒さだ。寒い日に肉まんを手にもってみればわかる
その心地よさが・・
超 「で、これというわけネ」
私が超に渡したマル秘レシピ、それはゴーヤまんのレシピである
超 「栄養価も高い、カロリーも問題無し。しかし味がどうなるかネ」
円 「苦味ってのが癖になるんだってば!」
超 「まあ、ものは試しネ。やってみるヨ」
こうして円ブランドのゴーヤまんが発売されました
大ヒット、とまではいかずとも中ヒットぐらいだ
狙いどおり、苦味が癖になっている中毒者が出ている
右手に肉まん、左手にゴーヤまん、その暖かさと柔らかさはたまらないな。この感触はまるで・・
?? 「まんじゅう、たゆんたゆんみたいやー!!!」
何?今の・・
完
300 :
295:2005/12/30(金) 22:33:40 ID:???
携帯から完全アドリブで投下したので、かなり無理のある部分もありましたね……orz
作品としては、「パルプ・フィクション」を参考にして作りました。
今までも試験的に映画を元にした構成の作品は書いてましたが、
今回は特に書いてて疲れましたね。
厳しい感想ありがとうございました。
>>295氏
どちらかっつうと24(トゥウェンティフォー)っぽかったな。
けどまあなんだ、GJ。普通に楽しめた。
303 :
円 お話:2005/12/30(金) 23:10:38 ID:???
円 お話
1/3
円 「あれ?茶々丸さん、どうしたのそんなに本を抱えて」
学校からの帰り道、ふと前方に人影が見えた
ロボットなので人影というかどうかはわからないけど、その姿に見覚えがあったので声をかけてみた
後ろから走りよって、横から茶々丸さんの顔をのぞいてみる。ちょっと無機質にも見えるがそれは仕方ないかな
茶々丸 「釘宮さん、こんにちは。この本は寝る前にマスターのために読む本です」
寝る前に読む?なんで?
円 「マスターってエヴァちゃんのことよね?なんで寝る前に本を読むの?」
茶々丸 「マスターは寝る前に本を読まないと眠れないのです」
思わずベッドの中で茶々丸さんのお話を聞きながら眠るエヴァちゃんを想像してしまった
なんか・・エヴァちゃん可愛いなぁ
円 「クールそうに見えるけど・・まだ子供っぽいところもあるもんだね」
茶々丸 「マスターは見た目よりずっと子供っぽいんですよ」
円 「見た目って・・それじゃあ5歳ぐらいじゃない」
思わず笑ってしまった・・エヴァちゃんには悪いけど
そんな私を見ていた茶々丸さんが突然変なことを言いだした
茶々丸 「ちょっとお願いがあるのですが・・」
304 :
円 お話:2005/12/30(金) 23:13:15 ID:???
2/3
茶々丸さんは私にエヴァちゃんと一緒に寝て欲しいと言い出した
なんでも、エヴァちゃんは人に添い寝されながらお話を聞いて眠るのがとっても好きらしい
特に予定もなかったので、私はその提案を受け入れることにしたみた
円 「こんばんわ〜」
エヴァちゃんのログハウスのドアをノックする。なんかいい雰囲気、この家いいなぁ
開いたドアから、オレンジ色の優しい光が漏れてくる。その光に包まれた人影が私を出迎えてくれた
茶々丸 「お待ちしておりました。さあ、中にお入りください」
1歩家の中に入ってその雰囲気は日本のものではないことに気が付く
ログハウスの中は人形でいっぱいだった。なんだかおとぎの国みたいだ
円 「エヴァちゃんは?」
茶々丸 「待ちきれないようで、もうベッドの中で待っておられます」
円 「ふふ、ますますお子様だね」
エヴァちゃんに添い寝しながら茶々丸さんのお話を聞くのか・・
なんかくせになりそうな気がするな
多分、私も一緒に寝ちゃうだろうな、エヴァちゃんを抱きしめながら
コンコン
優しくドアをノックをする音が響いた
茶々丸 「失礼いたします、マスター」
木のドアが少しばかりきしむ音を立てて開いていった
305 :
円 お話:2005/12/30(金) 23:17:36 ID:???
3/3
円 「なに、コレ・・」
寝室に入った私を出迎えてくれたのは、床に手足を縛られて口にさるぐつわを噛まされて転がされているエヴァちゃんだった
円 「ちょ・・これどういうこと!!」
茶々丸さんは私のそんな様子を気にすることもなく、エヴァちゃんに近寄っていった
茶々丸 「今日のお話は桃太郎ですよ、マスター。釘宮さんも一緒ですよ、良かったですね」
エヴァちゃんに向けられたにっこりと、それでいて感情のないその顔に、私はぞっとしてしまう
そのままエヴァちゃんを床に寝かせたまま、茶々丸さんは本を開いてお話を聞かせ始めた
茶々丸 「むか〜し、むかし。あるところに・・」
茶々丸さんがエヴァちゃんに物語を話し始める。床に転がされたエヴァちゃんが実に異様に見えた
ここだけ、いや、このログハウス自体が異様な空間に感じられてきた
茶々丸 「・・・おじいさんとおばあさんは、その大きな桃を真っ二つに割りました」
茶々丸さんは、エヴァちゃんの寝巻きを無理やり左右に引き裂く。まるで桃を二つに割るように
そしてて淡々と茶々丸さんのお話は続いてゆく、エヴァちゃんの体をいやらしく弄びながら・・
茶々丸 「桃太郎さんは鬼退治に行くことになりました。でも一人ではできないので犬と猿と雉をお供にすることにしました」
そういった茶々丸さんは、エヴァちゃんのとろんとした顔を無理やり私のほうに向けました
茶々丸 「さあ、マスター。犬さんをお供にするのですよ。このきび団子でお願いするのですよ・・」
犬さんとは私のことらしい。茶々丸さんの指には、うずらの卵くらいの小さな震えるボールがはさまれていた
ハルナ 「さてと、だいぶんできたかな。後は後半をどうするかだけれども・・」
いつものようにハルナは部屋にこもり、創作系同人誌のネタを作っていた
前回、あやかにネギ愛撫体操を仕込まれた。ネタになりそうだったので覚えてみた
ハルナ 「円って貧乏くじ体質?そんな役回りだね〜」
しかし、ハルナは気がつかなかった。背後に迫る虐殺者の影に・・
ハルナの聞いた最後の言葉はこうであった
円 「お話読んであげるね。そうね、今日はとっても不幸な少女のお話を体験させてあげるね・・」
完
また騙された!
GJ!
真名の苦悩 26 別れ
出会いがあれば別れがある、それが人生というものだ
名前も知らないような者との別れもあれば・・身を引き裂かれるような別れもある
明日の私にはそんな別れが待っていた、身を引き裂かれるような別れが
キミとであったのはちょうど一年前ぐらいだ。その笑顔がたまらなかった
一目見て私はキミの虜になった
つぶらな瞳で見つめるキミ、水面に写った自分の姿を少し不思議そうに見つめるキミ
お預けを食らってうるうるしているキミ、寝顔が最高に可愛いキミ
どれを思い出しても、キミは私の心を虜にして離さなかったね
そんなキミとも明日でお別れだ
明日が過ぎたらキミは私の前からいなくなる
そう思ったら一粒の涙がこぼれてきた
私はそっと、決定版!!仔犬の日めくりカレンダーの12月30日をちぎる
最後のキミは、バイバイをしている姿だった
さよなら、私の仔犬日めくりカレンダー
明後日からは2006年度版だ
さて、ちぎったやつは保存してあるし保存用の未開封のやつも持ってる
来年度版も期待してるぞ
完
>>295氏
GJー!
同時系列進行は、各エピソードが絡んでいく感じが伝わるかどうかが難しいんだと思う。俺も以前やったけど、上手くいかなかった記憶が…。
>>299 ゴーヤの苦味が癖にならない人には、ゴーヤは食べづらい食べ物なのです>中ヒット
>>303-305 うはwww完全に騙されたww
>>307 真名の苦悩シリーズを読むようになって、真名が可愛く思えるようになった。
というか、たゆんたゆんがスレを侵蝕してる?
309 :
マロン名無しさん:2005/12/31(土) 00:09:04 ID:ijt3vZjx
まほら武道会直後。
美空「コタロー君、元気ないね」
コタロー「ほっといてくれ」
美空「いいわ、シスターとしてありがたい言葉を教えてあげる」
コタロー「え?」
美空「右の頬を殴られたら、左の頬を差し出しなさい」
コタロー「……」
美空「歯を食いしばっていれば大丈夫」
コタロー「オレ、殴られること前提かよ!?」
310 :
大晦日小話:2005/12/31(土) 01:12:35 ID:???
「マスター、夕食の用意ができました」
「うむ。今日のメニューは何だ」
「カツ丼です」
「おお、味噌か」
気がついたらもう31日だった
来年も良いザジちうでありますように。
311 :
290:2005/12/31(土) 01:39:47 ID:???
>>295 なんだか文句みたいなことで口挟んじゃってすいませんでした。
真名がたゆんたゆんされる図がエロい…
つーか、アドリブスゴスwwwwwwwww
流れぎりスマソ。
少し前に長編のアポ取った人間っす。
走りだけ出来たのでちょっと投下します。需要があったら続き書きます。
では投下。
いつもよりも簡単な仕事の、はずだった。
「終わったな……」
「あぁ。それじゃあ帰ろうか」
学園長から依頼された仕事。麻帆良学園付近に最近になってできた、低級妖魔のごく小さな共同体の抹消。
共同体の長は熊に取り憑いた怨霊でそれなりのものだったが、所詮は知能の低い低級妖魔、私と龍宮のコンビに敵うはずも無く。
突入してからものの十分で片づいた。
あまりにも簡単だったので拍子抜けしたぐらいだった。
しかし今思えば、あそこで気を抜かなければ私はまた今とは違った道を歩んでいただろう。
私の頭にこの時充満していた思考。それは敵の事でもなければ、後片付けの事でもなく。
早く帰りたい。
それに尽きる。
何故って?それはもちろん木乃香お嬢様の顔が見たいから。
この時の私は、どうしようもなく油断していた。
エヴァンジェリンさんに幸せと力を両方求めると誓ったにも関わらず、相変わらず私は幸せに浸って弛んでいた。
頭の中がお嬢様の事でいっぱいで、自分の後ろに急速に膨れ上がる妖気に気付けなかった。
「刹那ァッ!!」
龍宮の声で振り向けば、最後の力を振り絞り、大きく腕を振り上げる魔物の姿。
蝋燭は消える時に一際激しく燃えると言う。魂もまたしかり。
消えゆく怨霊の魂が、憑り代の限界を超えた力を引き出したのだろう。気の弛んでいた私には到底避けられる一撃では無かった。
回避が間に合わない
魔物の爪が私の脇腹に迫るのが、スローモーションで見えた。
――死ぬ。
確信した。
とりあえずこんだけ。
批判、文句等大絶賛受付中。
ではでは。
んじゃ遠慮無くひとこと。
長編のさわりの部分、しかもテストで批判も文句も出せない。
何レス使ってもいいから、文章として区切りをつけた分で投下よろ。
掴みは興味を引くに十分だから、早く続きを読ませてくれ〜(´Д`=)
作者が書きたいように書けばいいと思うんだが
長編だろうが短編だろうがさ
需要って後から付いてくるもんだと思うが
出だしが面白い=良作ってわけじゃないんだし
ちう「今年もあと数時間で終わりか」
ザジ「(´・ωゞ」
ちう「カウントダウンしよう?いいけど、そんなに眠そうで12時までもつのか」
ザジ「(`・ω・´)…………コクッ」
ちう「こりゃ駄目だ。時間になったら起こしてやるから、それまで寝てな」
ザジ「(´-ω-`)zzZ」
ザジ「…………Σ(・д・)」
ちう「ん、起きたのか」
ザジ「12:43……」
ちう「あ、いや……その」
ザジ「。・゜゜(>д<)゜゜・。」
ちう「な、泣くなって。なんか凄く気持ち良さそうに寝てたし、その…ザジの寝顔があんまりか…かわいかったから……」
ザジ「(´・ω・`)」
ちう「起こすのがもったいなくて、み…見とれてたんだよ////」
ザジ「(*´д`*)」
4レス投下します。一応
>>219の続き…と言えるかも。
「さ、桜咲さん、今日の放課後、何か予定はありますか?」
刹那への想いがつのるある日、のどかは思い切って尋ねてみた。が…
「あ、すみません。今日はお嬢様と一緒にエヴァンジェリンさんの所へ行く予定で…」
「そ、そうですか…」
のどかがうつむいて立ち去ろうとすると、
「もしよければ、のどかさんも一緒に来ますか?」
(えっ…)
思わず心臓が跳ねた。
「い、いいんですかっ!?」
「ええ。魔法の話などを聞く予定ですし、のどかさんも来て損はないかと…」
「行きますっ!」
色気の無い理由だったが、それでも刹那からの誘いに胸を躍らせるのどかだった。
そして木乃香と3人でエヴァの自宅を訪れ、彼女のレクチャーを聞いた後、
お礼代わりにと夕食を作る事になった。
手際良く料理をする木乃香を横目に見ながら、のどかは思う。
(そう言えば桜咲さんと木乃香さんはどういう関係なんだろう…。親友?。主人と従者?
それとももしかして恋人…とか……)
「ん?どうかしたん、のどか?」
「い、いえ何でもっ…」
突然こちらを向かれて慌てて目をそらす。しかしその想像は頭から離れなかった。
そして思いのほか豪華になった食事が始まる。しかし…。
「せっちゃん、あ〜ん♪」
「お、お嬢様、そんな…」
「せっちゃん…嫌なん…?」
「そ、そんなわけないですよっ」
「じゃあ、あ〜ん♪」
「は、はい…」
…先程からこの調子だ。もしかしてこの二人はいつもこんな感じなのだろうか?。
(む〜…)
当然ながら面白くないのどか。しかしもっと不愉快そうな顔をした人物が隣にいた。
(…エヴァンジェリンさん?)
エヴァは何やら敵意とすら言える表情で木乃香をにらんでいる。
(もしかして…エヴァンジェリンさんも桜咲さんの事を…?)
そんなまさか…とも思ったが、どう見てもエヴァは嫉妬しているようにしか見えない。
(うう…桜咲さんが、こんなに競争率が高かったなんて…)
「ふんふんふ〜ん♪」
食事が終わり、木乃香が鼻歌など歌いながら、上機嫌で洗い物をしている。
そんな様子を遠目に見つつ、エヴァが唐突に言った。
「刹那、お前、私と木乃香のどっちが大切なんだ?」
『え、ええぇぇぇっ!?』
のどかと刹那の声がハモる。
「ど、どっちって、そんな事…」
しどろもどろになる刹那。
「フフッ、なら思い知らせてやろう。お前が誰のものなのか…」
言いながらエヴァがゆっくりと刹那を押し倒していく。
「ちょ、ちょっと待って下さい!。のどかさんが見てますよっ!?」
「私は一向に構わんぞ?」
「構いますよ私はっ!」
「…問答無用だ」
(きゃーきゃーきゃーっ!。ど、どうしたらいいのっ!?)
のどかはあまりの自体に混乱して動けない。
そうこうするうちに、エヴァの唇が刹那のそれに重なり…
「……うっ!?」
エヴァが突然うめいてうずくまった。
「ど、どうしたんですエヴァさん?」
「な、か、身体が痺れる…。これは、まさか…」
「うふふふ〜。ようやく効いてきたみたいやな〜」
満面の笑みを浮かべた木乃香が現れた。
「さっきの料理に、ニンニクとネギのエキスをたっぷり入れといたんよ」
(い、いつの間に…。私も側にいたのに…)
「お、お前…」
エヴァが床に這いつくばった情けない格好のままうめく。
木乃香に詰め寄ろうとしているようだが、身体がついていかない。
「さ〜て、行こか。せっちゃん」
「え、お、お嬢様っ?」
強引に刹那の腕を引っ張っていく木乃香。
そして入り口付近でこちらを振り返ると、にやっと黒い笑みを浮かべる。
「せっちゃんは、譲らへんからな?」
(えっ?えっ?。も、もしかして私にも言ってる!?)
「お、おのれ木乃香…」
あっけに取られるのどかと恨み言を残すエヴァを尻目に、二人は出て行った。
「………」
あまりと言えばあまりの展開に、のどかはその場に呆然と座り込んだままだった。
「…前途は、多難のようですね」
いつの間にやら隣にいた茶々丸がぽつりと呟いたが、それに答える気力は残っていなかった。
…end
…いろんな意味ですいません。どう見ても総受けでs(ry
そこで例のアーティファクトの出番ですよ
黒のどかVS黒このかになること必至ですが
木乃香が黒いwww
そういえば今年の年賀状の切手部分てたつみー萌え死ぬな。
その前に年賀状を送れるかどうかが心配だな。
刹那「どうした?今年は年賀状を送らないのか?」
龍宮「送れない……私にはこんなかわいい子達を手放す事はできない…」
刹那「………あほくさ」
みたいな。
公式設定だと
刹那≒鳥
このスレ設定だと
龍宮→(LOVE)→犬
刹那に危機が・・・・・・
犬耳を付けた鳥がいてもいいじゃないか
刹那≒鳥
ザジ→(LOVE)→鳥
ラブじゃなくてライクかな
>>331 鳥→(love)→ザジという設定もなくはないので
鳥≒刹那、よって
刹那→(love)→ザジ
という図式に…
何この流れww
アキラの場合はむしろ可愛い奴を送りそうだな
たつみーはこのスレ設定だとマジで送れなさそうw
リアルたつみーなら年賀状受け取ってほくそ笑んでるぐらいかな?
今までの報酬で買い占めていくたつみー
たつみー「十二年に一度ッ!!ようやくこの年がやったきたッ!!今こそ、今こそ蓄えに蓄えてきた私の財力(ちから)を使う時ッ!!」
ちょwwwwwwwたつみー年齢いくつだよwwwwwwwwwwwwwww
一瞬カイジの帝愛の会長とアカギの鷲巣様が頭によぎったwwwww
流れ切って大晦日用SS、一分後に投下します。
12月31日。
年が終わるその日、日本人ならやるであろう事がある。
年賀状?すでに遅い。
来年を考える?鬼に笑われたいのか。
年越し蕎麦?そんないい物じゃない。
じゃあ何か。面倒で、しかしそれをしないと年を越せない。それは何か。
新年への垢落とし、大掃除だ。
「あー、ザジそれはこっちだな」
ここ、私の部屋でも大掃除は行われていた。
私とザジの二人部屋だが、ザジはあまり私物を持っていない。
つまりザジは掃除と言うほどの事をしなくていいのだが、助かる事に私の手伝いをしてくれる。
してくれるのだが――。
「ザジ、それは捨てるな!多分使う!」
とにかく捨てようとするのは困る。
「……多分?」
ザジが聞き返してくる。
『多分だったら捨てる』という意味だ。
「いや、多分じゃない。使う。たとえ私が半年間見向きもしなくて埃被っていたとしても来年に一回位は――あぁ!?」
必死の弁明むなしくゴミ袋行き。
こんな調子で掃除されるので、ちょっと困る。
本の場合。
「待った、それは縛るな」
積まれたシリーズ本を縛ろうとするザジを押し止める。
「……もう読んでない」
「いや、暇な時にまた読むだろうし」
確かに最近はネット小説ばかり読んでるが、せっかく集めたのに捨てるのは忍びない。
しかしザジは首を横に振り、ビニール紐を取り出す。
私は思わず縋り付いて訴えた。
「待った、せめてもう一回読ませてくれ!」
するとザジは本を一瞥し、総冊数――約30冊を確認すると、問答無用で縛り付けた。
私はその場に崩れ落ち、涙した。
パソコン関係のCDの場合。
「……これは?」
ザジが引き出しから大量のパソコン用CDを引っ張り出してきた。
「あーこれか。一応取っとくよ」
万が一パソコンがクラッシュした時にでも使うだろ。
そう伝えると、ザジはCDの一部を指差し、
「……これはいらない」
見るとそれはパソコンゲームだった。
確かにクリアしたのはもう遊ばないだろうが、なんとなく捨てるのは忍びな
「って捨てるな!」
ザジはやっぱりゴミ袋に入れようとしていた。
ザジ、お前ゲームになんか恨みでもあるのか?
「いいか、これはゴミじゃない。売れるんだ」
「……売れる?」
「そうだ。しかも中には希少価値が付くのもあってな、取って置けば置くほど高くなるんだ」
「……つまり?」
「捨てないで取って置こう、な?」
「……」
「な?」
「…………」
「……」
「………………」
「……売ってきます」
とまぁこんな風に部屋は掃除され、二時間後にはとてもスッキリした部屋となった。
ただ一つを除いて。
「……クローゼット」
「衣装、か」
クローゼットの中にはネットアイドルの衣装が数え切れないほど入っている。
さてこれの処分をどうするか。
取って置くのは駄目だ。これからを考えるとクローゼットがいくつあっても足りない。
かと言って捨てるのは論外だ。こんなの捨てたら目立って仕方ないし、私の趣味がバレたら困る。
どうした物かと考えていると、
「こんにちわー、お困りかな?」
何故か朝倉が現れた。
しかも何か企んでるときの笑みをしている。
私は身構えながら訊いた。
「いきなり何しに来たんだ?」
「大掃除の手伝いかな。いらない物回収するよ」
本当のゴミはいらないけど、と笑う朝倉。
つまり廃品回収の真似事か。
「お前一々そんな事して回ってるのか?」
「全部じゃないよ。主に衣装の処分に困ってるネットアイドルの所に回ってるけど」
そりゃ私の状況によく似てるな。
と言うか私だ。
「と言う訳で、困ってるなら処分するよ」
笑みを崩さず朝倉が言った。その真意は未だに読めない。
だが、この渡りに船の申し出に、私は心動かされていた。
「……分かった。持ってけ」
「流石、話が分かるね。分け前は5:5でどう?」
は?分け前って……お前まさか。
「売り上げの配分に決まってるじゃん」
「売る気かよ!」
怒鳴ると朝倉は何を今更という顔をした。
「そりゃ売るさ。リサイクルって奴だね」
「何がリサイクルだ、大体売れる訳ないだろ!」
「何言ってんの、しっかり作ってあるから売れるよ」
「どっちにしろ私が着た服を赤の他人が着るってのが嫌だ!」
結構本気の訴えに、朝倉も考えを改めたようだ。
「んー、そりゃそうかもね」
「だろ?分かったら衣装を返せ」
「ちょっと待って、私が使うなら問題ない?」
今度は何を言い出すんだコイツ。
「使うってお前、何する気だ?」
「そりゃあナニを」
瞬間、朝倉の顔に時計が激突した。
ゆっくり倒れる朝倉。振り向くとザジが投球ポーズを取っていた。
そして朝倉は、どこからか現れたさよが引っ張って行った。
ご迷惑お掛けしましたと言われたので、大変だなと言ってやった。
まったくです、と笑って返された。
さて、結局衣装は案外皺が無かったので、バラして布として再利用する事にした。
つまりまたクローゼット行きで、結局片付いていない。
まぁいい、他は全部綺麗になった。
「て事で大掃除も終わった!」
「……お蕎麦も食べた」
「ついでに紅白も見たし、後は新年を待つだけだな」
時間は既に残り数分、私は改まって言った。
「なぁ、ザジ」
カチッカチッ
時計の音が鳴っている。
「……なに?」
カチッカチッ
「この一年、ありがとうございました」
カチッカチッ
ザジも姿勢を正した。
「……こちらこそ」
カチッカチッカチッカチッ
カチッ
『今年も、宜しくお願いします』
>>345 よろしく
盛り上がりに欠け、ヤマも落ちも弱い。
何を書きたかったのか解らない。
ハピマテ意外と順位たけぇなw
ザジ「もう〜いくつ寝ると〜お正月〜♪」
ちう「何言ってんだ、もう後5時間位だぞ」
ザジ「5時間もあればあと3回はイケるよ♥」
ちう「その寝るかよ!って……ブハァ(大量出血)」
>>346 読んでクスリと来るSSを狙いました。
山は特に意識しませんでした。つまりちょっとでも顔がニヤけたらそれでおkです。
>>345 GJ!
コスプレする人って、衣装はなるべく保存してそうな気がしてたけど、本当のところどうなんだろ。
351 :
マロン名無しさん:2005/12/31(土) 18:57:11 ID:3cPG1m8J
本人は良かれと思ってんだろうが、やる気が萎える。
駄作駄文はゆとり教育の賜だし、どうしようもないわな
亜子 乗り物
亜子 「なあ、ウチにはどんな乗り物が似合うと思う」
まき絵 「補助輪付の自転車とか初心者マークのついた傷だらけの軽四とかかな。とにかく近寄りたくないやつ」
亜子 「なんでやのん!!」
まき絵 「だって亜子って見た目はとろそうだよ」
亜子 「うあー!!」
まき絵 「あはは、ゴメンゴメン」
亜子 「・・・でも格好ええ人ってええな」
まき絵 「そうだね、アキラとかならバイクにライダースーツとか似合いそうだし」
亜子 「龍宮さんとかもそうやな、スポーツカーとかも似合うな」
まき絵 「裕奈とかはマウンテンバイクかな、スケボーとかもありかも」
亜子 「葉加瀬ちゃんはセグウェイやね、て言うか乗ってるし」
まき絵 「いいんちょは高級車かな、後双子は三輪車」
亜子 「納得や、でウチは?」
まき絵 「溝に車輪がはまって助けを呼んでいる姿が見えた」
亜子 「うあーん!!」
完
困った子が現れたお(;^ω^)
正直困るお(^ω^;)
遅くなりましたが、レスくれた方&読んでくれた方、どうもありがとう。
皆さん良いお年を。
刹那 「エンヤードット、エンヤードット、」
はい、深い意味はありません。
<エヴァのログハウスで>
エヴァ「ハァ〜、大掃除も終ったなー…」
茶々丸「マスターはずっとTVゲームしてただけでしたね」
エヴァ「Σ(=Д= ) いや…いくつかクリアしておかないとだな、その…ゲームソフトの整理が…」
ゼロ「サボッテタダケダロ」
エヴァ「くっ…役立たずのクセに、こういう事にだけは舌が滑らかだな」
茶々丸「つまり、マスターは今年"も"大掃除なんてしてなかったわけですね」
エヴァ「うぅ…(=ω=;)」
茶々丸「面倒なことは全て私にやらせて…」
エヴァ「…あ〜、そういえば、明日は新年を祝う"餅つき会"があったはずだな(-∀-;)」
茶々丸「マスター、話を反らさないでください」
エヴァ「朝一で行くぞ!龍宮神社で初詣の後は、"餅つき会"に参加だ!(`∀´;)」
茶々丸「…マスターの体格では、"こども会・親子ふれあい餅つき"に参加するのが適当かと」
ゼロ「ケケケ…ソリャ見物ダナ、オレニモ見サセロヤ」
エヴァ「ぬぬぬ…(怒」
茶々丸「そういえば、マスター。今年中に姉さんの新しい服を縫うとか言ってませんでしたか?」
エヴァ「げっ!…Σ(=Д=;)」
ゼロ「ア…」
茶々丸「私の計算では、もう間に合いません」
ゼロ「今年モ、残リ数時間ダカラナ…」
エヴァ「チャチャゼロ…来年早々に作ってやる。それまで待て」
茶々丸:『こうして、姉さんの服作りが正月早々から始まることになりました。まさに、アリとキリギリスですね』
エヴァ「茶々丸、何処に向かって話している」
茶々●「何でもありませんよ、マスターw」
【『Conjunctions』以外のSSへの接続】
SS『lic lac la lac lilac』(来年投下予定)
TV「ヒョードル!ミルコ!桜庭!」
ザジ「(ワクワク)」
ちう「大晦日の格闘技も恒例だな」
TV「ハイキック決まったーー!」
ちう「おっ」
ザジ「キヤッ(/△\)」
ちう「おいおい、怖がるくらいなら見るなよ。つーか、変えていい?(本当はTVタックル見たいんだよな)」
ザジ「(フルフル)」
ちう「……」
TV「腕ひしぎはいった?はいった!」
ザジ「(((>_<)))イタタタ」
ちう「だから、変えて――」
ザジ「(「・ω・「)ガオー」
ちう「わ、分かったよ」
TV「失神KO!!」
ザジ「(´∩ω∩`)キヤッ…………(´・ω∩`)チラッ」
ちう「なぁ・・・」
ザジ「んー」
ちう「大晦日特番つまんねぇなー」
ザジ「そだねぇ」
ちう「ラジオ聴くか?」
ザジ「アニスパー?」
ちう「質問を質問で返すなー」
ザジ「うぎゃぁー」
ちう「みかん食うか?」
ザジ「食う食うー」
ちう「暇だなぁ」
ザジ「暇だねぇ」
ちう「ザジさー」
ザジ「なぁに?」
ちう「今年一年楽しかったか」
ザジ「・・・今年は特に楽しかったよ」
ちう「・・・そうか・・・」
ザジ「う、うん・・・」
ちう「・・・その・・・な。・・・・・・私もだよ」
ザジ「・・・みかん美味しいね」
ちう「そうだな」
ザジ「コタツって暖かいよね」
ちう「そうか?」
ザジ「でも、体寄せ合うともっと暖かくなるよ」
ちう「そうなのか。どれ」
ザジ「ほら、あったかいでしょ?」
ちう「ん・・・ああ・・・」
ちう「来年も、いい年にしような」
ザジ「うん」
ちうザジ「「ザジちうスレの諸君、良いお年を!」」
362 :
マロン名無しさん:2005/12/31(土) 22:38:10 ID:PHc/xS2f
やる気が萎えるよ
<麻帆良学園 理工学部大学院 研究室>
超「もう今年も、おしまいネ」
葉加瀬「研究室で年越しなんて、面白みがないですねー」
超「でも、私達らしいヨ」
葉加瀬「そういえば、年越しそばの出前を頼んだって…」
超「四葉サンに頼んだヨ。快くオーケーしてくれたネ」
葉加瀬「それは楽しみですー」
超「でも、ちょっと遅いネ。そろそろ来てもいいはずヨ…」
<龍宮神社>
桜子「うわぁ〜、大行列だ」
円「もう、だから紅白歌合戦はあそこまでにしよう、って言ったんだよ」
美砂「ごめんごめんw」
円「で、桜子はやっぱり今年もおみくじは大吉なわけ?私なんか小吉と中吉、吉以外は見たことないよ」
美砂「桜子、大吉以外を引いたことあるの?」
桜子「ないwww」
<龍宮神社、舞台裏>
巫女A「今年もすごい行列ね〜」
巫女B「今年もお布施が凄い金額集まるわw」
巫女A「そういえば、お布施から500円だけが全て消える事件の犯人、捕まったの?」
巫女B「まだだったと思うわ。怖いわよね、龍宮さん?……龍宮さん??…どうしたの?ぶつぶつと呟いて…」
龍宮「ぶつぶつ…(もうすぐ戌年…もうすぐ戌年…)」
<学園内の、どこか屋外>
古菲「…(五月に"これ"を研究室まで届けるよう頼まれたアルが、ひとりで研究室に行って無事に済んだ例しがないアル…)」
??『……ば…』
古菲「ん!?だっ、誰かいるアルか!?」
??『…そば……』
古菲「へ?」
??『…そば…食べたい…ぁ』
古菲「ぎゃー!お化けが出たアルーっ!」
ダバダバダバダー…(古菲、全力逃亡)
さよ「おそば、食べたいなぁ…」
タッタッタッタッ(遠くから誰かが走って来る足音)
朝倉「ハァ、ハァ…ちょっと、さよちゃん?急にいなくなったと思ったら…何してたの?」
さよ「あ、すいません。おそばの美味しそうな匂いがしたので、つい…」
朝倉「あー、もう!寄り道なんかしてないで、さっさと龍宮神社に行くよ!初詣の取材を任されちゃったんだから」
さよ「はい!」
<研究室>
葉加瀬「あれ?今、廊下で物音しませんでした?」
超「したネ!出前が来たかもしれないヨ。ちょっと見てくるネ」
<廊下>
超「お!出前、ご苦労さんネ。ん?青ざめた顔で、どうしたカ?」
古菲「あうぁ…おばけ…"お化け"が…」バタッ(古菲、失神)
超「うん?…あぁ、"おまけ"?じゃあ、代金はいらないカ。ご馳走になるネ。ハカセ〜、そば届いたヨ〜」
<龍宮神社>
朝倉「うわぁ〜、みんな並んでるー!」
さよ「やっぱり凄い人数ですねー」
朝倉「じゃあ、早速、取材はじめるよ!」
さよ「はい!…あれ?あれは…」
朝倉「お!チア三人組じゃん!お〜い、柿崎〜」
<行列、最後尾の辺り>
円「誰か、美砂のこと呼んでる?」
美砂「あ!朝倉、今年はアンタが初詣の取材?」
朝倉「うん、今年はついに任されちゃってさ〜」
円「それで、私たちから何を聞くつもり?」
朝倉「いや、用があるのは、そこの食券長者さんねw」
桜子「え、私?何なに、何に答えればいいの?」
円「桜子、アンタはしゃぎすぎ…」
朝倉「え〜、椎名さん。来年も強運は衰えませんか?」
桜子「ふふふ…それは来年が始まってみなきゃわからないよー」
朝倉「はい。こんなもんでOKっしょ。こんな取材、テキトーにやっておけばいいのよw」
美砂「いい加減だな〜w」
朝倉「スクープ以外は興味ないのっ!あ、そういえば、ウチのクラスの奴ら、他に見なかった?」
円「確か、大河内たちが列のもう少し前の方にいたよ」
朝倉「さんきゅー!じゃ、これで失礼しまっす!良いお年を〜」
チア三人「「良いお年を〜」」
<龍宮神社、初詣行列の真ん中らへん>
裕奈「来年こそは、バスケ部が強くなって…」
まき絵「あれ?あそこにいるの、朝倉じゃない?」
亜子「あ、ほんまや」
(朝倉、接近…)
朝倉「初詣の取材なんだけど、色々と質問していい?」
裕奈「いやぁ〜、アポなしはちょっと困…」
まき絵「いいよいいよー!」
裕奈「ちょっとwまき絵wwさっきからwww」
朝倉「じゃあ、取材いくよ!来年の抱負は?…ぇ〜と、まずは、まき絵」
まき絵「やっぱり、新体操の大会で優勝したいなー」
朝倉「次、大河内」
アキラ「…水泳をがんばる……」
朝倉「えーっと、次、亜子」
亜子「来年もたゆんたゆんや━━━━!!」
…シーン。
朝倉「…却下。おっ、あんな所に、ネギ先生が!(棒読み)…、来年も良いお年を〜」
まき絵「良いお年を〜!」
裕奈「ちょっと、朝倉!私は!?おーい、朝倉ー!」
<行列、もう少し前の方>
ネギ「初詣って凄いですね〜こんなに混むなんて」
明日菜「いい?ネギ。お賽銭を箱に投げたら、手を合わせてお祈りするのよ?」
木乃香「そんな何度も説明せんでも、ネギ君、よう分かってるもんなー」
ネギ「木乃香さんは、何をお祈りするんですか?」
木乃香「ウチは…せやな。せっちゃんと…○○○で○○○な○○になれるよう…」
刹那「こっ、このちゃん!(////)」
明日菜「ちょっw木乃香、ネギの前でそんな言葉www」
朝倉「はーい!ラブラブなお二人さん!」
明日菜「あ!、朝倉!今年の初詣当番はアンタなの?」
朝倉「まぁね」
刹那「あっ…朝倉さん。すいません、お借りした傘を返すのすっかり忘れてしまっていて…」
朝倉「傘?あーぁ、"あの傘"ねw」
刹那「あの傘です(////)」
木乃香「傘って、あの大雨の日に借りた…」
朝倉「うん。別に返すのなんて、来年でいいよ」
刹那「すいません…(////)」
朝倉「それじゃあ、私は神社の巫女さん達に"謎の500円玉蒸発事件"について取材してくるから…ぇ〜と、良いお年を〜!」
ネギ、明日菜、木乃香、刹那「「良いお年を〜」」
刹那「"500円"って…まさか…」
【『Conjunctions』以外のSSへの接続】
SS『大雨、時々、晴れ』(まとめサイト参照)
>>269 パル「どーもー、早乙女ハルナでーすっ!
年末Fooooooooooooooooo!!」
夕映「……どうもこんばんわ。保護者の綾瀬夕映です……。
そしてハルナは気にしないでください。
何かお笑いの番組を見て、例の男に感化されたようです…。」
パル「まぁそれはいいんだけど、前に言ってたさっちゃんと亜子、アレ実現してたんだねぇ〜。」
夕映「ですね。作者のアホさ加減が暴露されてます。」
パル「まぁいいんじゃない?他にも考えてるらしいし…。」
夕映「では、そのマイナーなカップリングを見るです。」
エントリーナンバー4
夕映(・風香・史伽・エヴァ) と 真名(・アキラ・ザジ)
夕映「…私…ですか…。」
パル「ま、寝ぼけて小動物と勘違いするネタだね。
でも、龍宮と夕映ってほんっとミスマッチよね〜。」
夕映「それもそうです。龍宮さんは運動系ですから。」
パル「あんたも運動やってみたらどうなのよ?」
夕映「ムリですね。」
パル「あらら…じゃ、次いってみようか。」
エントリーナンバー5
和美 と 鈴音
夕映「……謎が謎を呼ぶコンビですね…。」
パル「でも、深いシリアスネタが書けそう……(うずうず)」
夕映「確かに、そう言う方向性で考えればいい作品は書けそうですね…。」
パル「おっと!もう時間ないじゃん!
ハピマテ聞きながら年越そうっと!」
夕映「あ、もうそんな時間ですか。
それではみなさん、良いお年を。」
皆さん明けましておめでとう!!
明けました。おめでとうです。
<千雨の寮部屋>
ゴーン…(除夜の鐘)
ザジ「ちーうー(`・ω・´)」
ちう「なんだよ、初詣は二日か三日にするって言ったろ?あんな人混みに行くなんて…」
ザジ「(´・ω・`)」
ちう「ったく、そんな顔するなよ。あー、もう、わかったよ。行けばいいんだろ、行けば。わかったよ。だから、もう少し待ってくれ。この画像をアップしてから…(カチッとクリック)…っと」
ザジ「初詣だー(`・∀・´)初詣だー」
ちう「ちゃんと厚着しろよ。この前みたいに、凍えられたら困るからな」
ザジ「ちうと一緒なら、大丈夫〜(`・ω・´)行こう行こう」(ちうを無理矢理、引っ張る)
ちう「わー、ちょっと待て、まだ犬耳が…」
<画像>
にア
http://www.uploda.org/file/uporg275502.jpg.html <携帯電話用>
にア
http://j.pic.to/30v69 【『Conjunctions』以外のSSへの接続】
SS『Beyond the window』(まとめサイト参照)
携帯からおめでと〜
あけおめ〜
今年もちうザジ板が繁栄することを祈ります
374 :
【豚】 :2006/01/01(日) 01:52:58 ID:???
今年もよろしくううう
この豚野郎!
謹賀新年
皆さん、新年あけましておめでとうございます
380 :
マロン名無しさん:2006/01/01(日) 11:24:54 ID:u88xbgS/
正月なのに人いないな
正月だからじゃないのか
うんうんたしかに正月だから人いないなしかも寒いし
<麻帆良・餅つき会、会場>
茶々丸「マスター、寒いですか?」
エヴァ「平気だ。それにしても餅はまだ出来んのか…」
ゼロ(結局、餅ツキニハ参加シナイデ、餅食ベルダケカヨ…チェッ…)
茶々丸「子供会主催の親子ふれあい餅つきなら、マスターも参加できたのですが…」
エヴァ「茶々丸…お前、いい加減に…」
ちづ姉「あら…茶々丸さんに、エヴァンジェリンさん?」
エヴァ「ん?」
茶々丸「那波さん、あけましておめでとうございます」
那波「こちらこそ、あけましておめでとうございます。まだ、こっちは、お餅できてないのかしら…」
茶々丸「はい。まだまだ食べられないようで、マスターがもうじき駄駄をこねはじめる頃です」
エヴァ「こら、茶々丸」
ちづ姉「お餅を?だったら、"親子ふれあい餅つき"が今終わったばかりだから、少し残ったのを差し上げましょうか?」
茶々丸「お願いします。良かったですね、マスター」
エヴァ「おい、茶々丸、私の話を聞け!」
<麻帆良・餅つき会、会場>
ちづ姉「はい、エヴァンジェリンさん。どうぞ」
エヴァ「すまないな、那波」
ちづ姉「熱いので気を付けてくださいね」
エヴァ「うむ…」
茶々丸「あっ!マスター、そんなに一気に食べては喉に詰まります!」
エヴァ「…ぐふっ(;OxO)」
ゼロ(ア…コリャ、喉ニ詰マラセタナ…)
エヴァ「…!!!!!(;;OxO)」
ちづ姉「あら、いけない!喉に詰まらせてしまったみたい」
茶々丸「マスター!吐き出してください!マスター!」
ちづ姉「まかせて!こういう時は…」
エヴァ「…!?!?(;;;OxO)」
ちづ姉「足を持って、逆にして…」
エヴァ「…?!?!( oДo)」
ちづ姉「喉に指を突っ込む!」
エヴァ「!!!!!…ぐへぼぁ」
ちづ姉「…ほら、吐き出せたわ」
エヴァ「ゼェゼェ…(;OДO)」
茶々丸「マスター、大丈夫ですか?」
ちづ姉「無事で良かったわ。さっきも、"親子ふれあい餅つき"で餅を喉に詰まらせた子がいたのよ」
茶々●「…マスター、やはり"親子ふれあい餅つき"に参加するべきだったのでは?」
エヴァ「…(…ダメだ…もう完全に反論できない…)」(´`;
(; ゚д゚)………
(; ゚д゚)……
(; ゚д゚)…
(;゚д゚ )
387 :
お餅:2006/01/01(日) 19:45:30 ID:???
お餅
アキラ 「む、むううう!!!」
真名 「あ、アキラ!!どうしたんだ、餅がのどに詰まったのか!?」
アキラ (コクコク・・・)
真名 「待ってろ!!今、吸い出してやるからな!!」
アキラ 「むぐ・・ぬううう」
真名 「んーちゅるちゅる・・じゅる」
アキラ 「ハァハァ・・・ありがと、真名」
真名 「ふぅぅ・・よかった。でもまだ餅が残ってるかもしれないから、もう少し調べるぞ」
アキラ 「あ・・んっ」
真名 「ん・・むああ・・(れろれろ)」
>>384 を見て妄想した
小太郎 友情
小太郎 「なあ、ネギ。俺と逢えて嬉しかったか?」
ネギ 「うん」
小太郎 「イギリスには友達いたんか?」
ネギ 「うん。でもどっちかというとアーニャは小うるさいお姉ちゃん見たい感じだった」
小太郎 「家族みたいなもんか?」
ネギ 「それに近いと思う。血が繋がっていないというだけだと思う」
小太郎 「そうか・・ええな」
ネギ 「小太郎君は?」
小太郎 「おらんかった。家族もな」
ネギ 「ゴメン・・」
小太郎 「別にええ、今は違うからな」
ネギ 「那波さんとかいるから?」
小太郎 「そうやな。でも、ちづ姉はおっかないときもあるからな」
ネギ 「・・なにされたの?」
小太郎 「エヴァがお前にやった地獄の特訓みたいな感じや。テレビとかでは放送でけへん」
ネギ 「・・僕たち生きててよかったね」
小太郎 「俺ら友達なのかな」
ネギ 「友達だよ」
小太郎 「そっか・・」
ネギ 「そうだよ」
完
389 :
希望:2006/01/01(日) 21:26:52 ID:???
希望
1/4
私のいた世界はもう誰もいなかった
どうやら私が最後の人間だったらしい
生きている最後の人間らしい
大きな建物は崩壊して風景の一部となっていた
水位は大きく上昇して、多くの陸地を飲み込んだ
光は真っ黒な雲に遮られ、めったに地上に差し込んでくることはなかった
大地は凍え、そこに命はなかった
風は吹き止むことはなく、すべてを吹き飛ばさん勢いで吹いていた
私より少し前に生きていた人間はすべて地下にいたらしい
地下にいた人間もやがては食料が尽き、お互いに争いあって死んでいったらしい
そんな中、その地下都市に大地震が起こった
屋根になっている地盤が崩れ、多くがそこに埋まった
390 :
希望:2006/01/01(日) 21:28:20 ID:???
2/4
私に親はいない
生きているかどうかという意味ではない
細胞から生まれた私には、親という存在がいないといえるだろう
私の最初の記憶は培養液の中の記憶だ
ガラス越しに見える世界はとても狭かった
そして私が始めてみた人間は、写真立てに入っていた笑顔の少年だった
やがて私は外で生きることを許された
外でも生きていけると判断されてのことである
初めて触った床はとても冷たかった
私には知識がなかった。生きてゆける力がなかった
そんな世界で私を育ててくれたのは一体のロボットだった
名を茶々丸といった
私には知的障害があった
自分の名前も覚えられないほど、脳に欠陥があったのだ
最後の人間が苦しみを理解できないというのは神の慈悲であろうか
だが機械は私に知恵を与えてしまった
神の慈悲を無視してしまったのである
それが幸か不幸かはわからない
391 :
希望:2006/01/01(日) 21:29:15 ID:???
3/4
私の知恵は脳に直結された二つのユニットから送られる
そのうちに髪が伸びた私はそのユニットを髪の毛で覆い隠した
過去のデータによればお団子という髪形になるらしい
二つのユニットは私に知恵を与えると同時に脳を修復した
やがて私には感情が生まれ、気持ちが芽生えてきた
死にたくないという気持ちと、寂しさだ
だが機械に死はない
バックアップと機体さえあればそれは永遠に続く
それがあればの話しだが
茶々丸に限界が訪れていることがわかった
私を作るためにバックアップユニットを使用してしまったらしい
データを保持する機械も故障を直さずに、私のために使用したらしい
茶々丸と最後の会話をすることとなった
茶々丸はもう動かない
駆動部分はすでに朽ち果ていた
392 :
希望:2006/01/01(日) 21:32:05 ID:???
4/4
茶々丸 「ワタシガ・・残スモノガ二ツアリマス」
表情は動かず、ただ口にあるスピーカーから抑揚のない声が流れた
茶々丸 「ボウダイナ魔力ト・・タイムマシンデス」
それでどうしろと?
茶々丸 「ココハ、アナタノイルベキセカイデハアリマセン・・タノシイ時代ガ・・アッタノデス」
その時代に?
茶々丸 「アノトキニ・・ネギセンセイトクラスノデス」
私が行くと?
茶々丸 「ソノ時代ニハワタシモイマス・・アナタニツクラレタワタシガ・・」
私が、あなたを作った?
茶々丸 「イキナサイ、チャオ・・アナタノイルベキ時代ニ・・」
茶々丸から渡されたタイムマシンには一枚のメモ用紙がついていた
それにはあるものの制作方法が作られてあった
・・肉まんってなんだろう?
ハルナ 「さてと、だいぶんできたかな。後は後半をどうするかだけれども・・」
いつものようにハルナは部屋にこもり、創作系同人誌のネタを作っていた
前回、円にお話を体験させてもらった。桃太郎は鬼ヶ島で圧倒的な戦力差に絶望したんだなと思った
ハルナ 「超さんにもこのくらいの設定がないとね〜、でないとただの腹黒キャラ?」
しかし、ハルナは気がつかなかった。背後に迫る虐殺者の影に・・
ハルナの聞いた最後の言葉はこうであった
超 「脳に直結するユニット作ったネ。いろんな幻覚を見せてくれるネ。穴をあけて差し込むだけの簡単装着ネ・・」
完
今回は冒頭でパルを見抜いたし、超の話だと分かった。
おかげで何だか良い年になりそうな気がして来たな。
あけおめGJ!
また騙されたー!w
本当にさりげなくやってきやがってw
GJ!
いい年になりそうな気がしているが大凶を引いた
>>393に萌えたw
>>392 GJ!!後ハルナネタ終わってない生徒何人ぐらいだろ。
396 :
392です:2006/01/01(日) 21:50:26 ID:???
392です
>>393 あけおめ〜、大凶なんて問題ないさ
>>394 今回は騙すというよりもちょっとまじめにやってみたかった
>>395 朝倉
まき絵
夏美です
あんまりここでは出番のない(朝倉は多目かな)キャラだからもう騙せないなww
>>395 ハルナ本人を除けば3人(看破防止のため名前は挙げないでおきます)
…3-A以外の連中が出てきたりして…(ボソ
って、書こうとしているうちに作者キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
398 :
392です:2006/01/01(日) 22:05:54 ID:???
>>397 3−A以外か・・やらないと思う
もう騙すのは難しいよ、これで騙せるのはルパンぐらいかな
それにもう騙す気なんて あ ん ま り ありませんからww
399 :
マロン名無しさん:2006/01/01(日) 22:25:00 ID:bndWk7tT
| \
|Д`) ダレモイナイ・・投稿スルナライマノウチ…
|⊂
|
しばらくSS書いていなかったので、出来については大目に見てください。
話の展開の為に、原作の建物構造を無視しています。御理解下さい。
400 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 22:28:34 ID:???
NGワード ID:bndWk7tT
「ねむい……。茶々丸何か面白いことはないか?」
ログハウスの窓からは冬の陽光が差し込んでいた。
暖房が効いているので、部屋の中は冷たさとは無縁。
ゆっくりとした時間が流れている。それは朝だからと云うだけでなく、
学校が冬休みに突入している事も一役買っていただろう。
思わず眠くなってしまうそうな空気に、ログハウスの主にして最強最悪の吸血鬼
エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルは染まりきっていた。寝間着姿のまま、
ソファーに外見年齢10歳の幼い身体を投げ出している。
敵と対峙した時は永久氷河の凍てつきを煌く蒼い瞳も、どこか焦点を失って、
凪いだ春先の海のように穏やかだ。彼女はふとリモコンを持ち上げ、スイッチを入れた。
タレントやCMの音声が入るよりも早くチャンネルを廻した。
全部のチャンネルをチェックすると、溜息を一つついてスイッチを切った。
リモコンを放り出す。エヴァンジェリンはニュース番組を見るのが好きだが、
この時間帯は既につまらないバラエティーか料理番組に取ってかわられている。
暗いTV画面に映るのは、うとうととしかけたエヴァンジェリンの幼い顔だけ。
腰まで伸びた金髪をなんとなくいじくる外見だけ最高級フランス人形のような少女は、
この退屈を紛らわすべく、自らの忠実な従者に声をかけることにしたのだ。
401 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 22:30:17 ID:bndWk7tT
「茶々丸、眠気が吹っ飛ぶようなイベントはないのか?」
「……マスター。言葉の定義が曖昧な為に返答できません。
質問の意図を限定して下さい」
エヴァンジェリンによって命を吹き込まれた女性型ロボット、
茶々丸は感情の籠もらぬ無機質な声で答えた。
エヴァンジェリンはムッと頬を膨らませたが、茶々丸は気にするそぶりもしない。
それは茶々丸が人間の感情など理解できないロボットだから……ではない。
彼女(?)はメイド服を着用し、両脇に洗濯籠を抱えていた。
それにはエヴァンジェリンの下着や洋服が山のように詰っている。
茶々丸は庭に出ると、物干し竿に手際良く洗濯物をかけていった。
数分後、家の中に戻ると今度は窓拭きをはじめる。
「茶々丸、答えろ。お前は私の従者を何年務めているんだ。
お前は私の命令に従う従者であろうが。
主人が退屈を紛らわす『面白いこと』を私に提供しろ、と云っているんだ。
命をかけても全うしろ」
「マスター。私は家の掃除で忙しいのです。
これは現時点におけるあなたの要求より優先事項であると認識しています。
それに退屈ならば、素晴らしい解決手段を提案致します。私を手伝ってくれませんか?」
「うっ……」
エヴァンジェリンは呻いた。窓拭きを終えた茶々丸は掃除機を剣のように構えて仁王立ちだ。
要するに「ソファーにマスターがいると掃除機がかけられません。
さっさとどいてください」と遠まわしに云っているのだ。
402 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 22:32:26 ID:bndWk7tT
「お、覚えてろ茶々丸」
「何をですか?」
「うるさい!」
最後の捨て台詞は掃除機の騒音に掻き消されてしまった。
エヴァンジェリンは2階の寝室に行くと、寝間着を脱ぎ捨て普段着に着替える。
今日はベルトのアクセサリーがついたワンピースだ。
大人向けの商品を特注してエヴァンジェリンサイズに仕立てたものだ。
気替えを終えたエヴァンジェリン。全身鏡の前でプレイボーイにのるようなポーズを取った。
だが、エヴァンジェリンの外観は所詮10歳であり、
子供のモデルが子供服を着ている姿にしか見えない。
「どうして私はこんなに子供っぽいんだ!」
そりゃ貴女が10歳で吸血鬼になったからでしょう、と云うのが正解なのだが、
500年近い時間を10歳の姿で過ごしてきたエヴァンジェリンの怒りが
理性の箍でおさまるわけがない。突っ込みと共に鏡にパンチを入れた。
重量50トン以上の重戦車を軽いジャブで100mも吹っ飛ばすような彼女のパンチに
単なる鏡は耐えられない。大音響と共に粉々になって砕け散る。
403 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 22:33:12 ID:bndWk7tT
「マスター、どうかなされましたか?」
「な、なんでもない」
階下から茶々丸が声をかけてきた。
心から心配している素振りなど欠片もない。
それどころかエヴァンジェリンが如何にして鏡を割ったかをシュミレートして
笑っているようなニュアンスさえある。こんな姿、茶々丸には見せられない。
エヴァンジェリンは慌てて魔法を唱え、鏡を元通りにした。
「くそっ、ナギの奴がかけた呪いがなければなぁ。
幻術を使って大人の姿を取れるのに」
「ダケドヨ、20歳ノ姿ニ成ルノモ不都合アルゼ」
エヴァンジェリンの嘆息に答えた者がいる。
エヴァンジェリンは顔を上げた。天井の梁に赤ん坊よりも大きい人形が腰掛けていた。
人形用メイド服から突き出た手足は、陶器ともプラスチックとも違う白い肌に包まれている。
一方で、人形特有の丸型関節剥き出しだった。顔のつくりは整っているが、
ガラス玉のように人工的で冷たい目玉がキョロキョロと向きをかえる。
声は、その人形の喉から発せられたものだった。
404 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 22:34:40 ID:bndWk7tT
「チャチャゼロ、なんで私が大人になると問題があるのだ」
チャチャゼロ。
魔法使いであるエヴァンジェリンを守護する生きた人形だ。
日常生活のサポートも可能な茶々丸と違って、チャチャゼロは戦闘に特化している。
既に200年以上エヴァンジェリンと共に在り、歴史の裏側で、
主人エヴァンジェリンと共に返り血を浴びてきた仲でもある。
チャチャゼロはケタケタと笑うと、ふらりと立ち上がった。
だが、糸の切れた操り人形のようにバランスを失ってふらつくと、ガ
シャリとまっさかさまに天井から落ちる。やれやれとエヴァンジェリンは溜息をつき、
床からチャチャゼロを拾い上げた。人形のメイド服から埃を払うエヴァンジェリンの顔を、
チャチャゼロの無機質な瞳が追う。
「マスタートなぎトジャ体格ガ違イ過ギルゼ。
ソレヨリ、ナギノ子供トナラピッタシジャネェカ。背丈モ体格モ。
組ミ敷カレテモ乗ッテモオ互イ重クナイコト請ケ合イダ」
「な、なんだと」
エヴァンジェリンの脳裏に、チャチャゼロが指摘した光景が浮かぶ。
405 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 22:36:18 ID:bndWk7tT
ナギの子供、ネギ・スプリングフィールドが振り向き、
エヴァンジェリンに微笑みかける。彼は父親ナギそっくりの10歳の少年だ。
だが、いい加減で気まぐれな父親よりもずっと誠実で、ひたむきで、
そしてエヴァンジェリンの心に近い所にいる。エヴァンジェリンの胸が高鳴った。
ネギがゆっくりと手をのばし、彼女の頬に触れる、
触れると思いきや長い金髪に矛先を向け、最高級の絹を扱うように梳く。
その動きにエヴァンジェリンはうっとりと目を閉じ、気がつけばネギの腕にの中だ。
「まて、ぼーや」と拘束から脱出しようとするが、少年の力は思った以上に強くて引き離せない。
「だめだ、ぼーや! 離せっ、私を……」エヴァンジェリンの言葉はそこで途切れた。
ネギが少女の唇に自らの唇を重ねたからだ。
唇から直接感じる自分以外の人間の温かさにエヴァンジェリンの動きが鈍くなり、そして……。
「ヤッパリ自分デモ満更ジャネェカ」
「はっ、わ、私は!?」
エヴァンジェリンは自分を冷静に観察する視線に気がつき、我に返った。
視線の主など捜すまでもない。腕の中でチャチャゼロがケタケタと笑っている。
主人に命を吹き込まれた生きた人形は、抱き上げられていなければ、
主人を指差して腹を抱えて笑っていただろう。
「この馬鹿!!」
406 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 22:38:08 ID:bndWk7tT
エヴァンジェリンの額に血管が浮かびあがり、心臓の音がドクドクと響く。
階下の茶々丸は主人の怒りの波動を感じ取り、
掃除機をかける手を休めて2階をちょっと見上げたが、
彼女は主人と姉にあたる人形が繰り広げるこの手の喧嘩には慣れている。
たいして気にすべき事項でないと判断し、
2秒後には再びスイッチを入れて掃除を続行した。
暫くすると、エヴァンジェリンが長い金髪をマントのようにたなびかせて
2階から降りてきた。肩をいからせ、顔が興奮によって上気している。
「茶々丸、私は地下のアトリエにいる」
「お手伝いしますか?」
「いや、いい。一人で出来る。ぼーやが来たら知らせてくれ。
そうだ。寝室でチャチャゼロがバラバラになっているから直しておけ」
「わかりました」
茶々丸に云い残すと、エヴァンジェリンは地下室への扉を開いた。
コンクリート剥き出しの壁と階段が少女の前に広がる。
温かくほんわかとした1階・2階とはうってかわり、
冷気がエヴァンジェリンの頬に吹き寄せた。
それをものともせずに地下へと下る。
30段降りると、裸電球に照らされたドアがあった。
何の変哲もない市販のドアだが、周りがコンクリート壁なだけに、
ドアまでが殺風景の中に沈んでいる。
エヴァンジェリンは扉を開けた。
小さな廊下があり、地下室の扉と同じ仕様のドアが4つ並んでいる。
エヴァンジェリンはその一つをくぐった。真っ暗な空間が広がる。
吸血鬼の少女は迷い無く電気のスイッチを捻った。馴れた手つきだ。
407 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 22:40:00 ID:bndWk7tT
「さて、魔法薬を造って溜めておくか」
エヴァンジェリンは引き出しから何種類か魔法薬の材料となる石を取り出した。
薬品棚からも薬瓶を取り、小脇に抱えてテーブルの上に置く。
関係の無いメモや本を片付け、今から調合しようとする薬品の構成を書いたページを開く。
今、エヴァンジェリンが調合しようとしているのは、魔法詠唱の時に使う触媒液だ。
さらに、投げつけるだけで魔法が発動するタイプの、
攻撃魔法を封じたフラスコもつくるつもりだ。これら補助魔法薬は、
強大な魔力を持つエヴァンジェリンにとって絶対必要と云う物ではないが、
魔力の節約になる。長期戦では戦闘の行方を決めかねない重要な要素だ。
「ぼーやの周りには危険が一杯だからな。
私がフォローしてやらないと、危なっかしくてみておれん。
ふん、神楽坂明日菜や桜崎刹那がいくら保護者面しようが、私には適うまい。
だが、その為には色々と準備をしなくてはな。
ぼーやを護るのは、この私だ」
鉱石の量を計り、薬草を乳鉢ですりつぶしながら、エヴァンジェリンは呟いた。
退屈は何時の間にか忘れていた。
408 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 22:41:06 ID:bndWk7tT
「師匠、遅れてすみませんでした!」
エヴァンジェリン家の玄関が勢い良く開いた。
拭き掃除を終え、ソファーに腰掛けてくつろぎながら
昼の健康バラエティ番組を見ていた茶々丸は、
予期せぬ訪問客の存在に慌てて立ち上がった。
いや、訪問客が来ることは判っていた。
これほど早く来るとは思っていなかっただけだ。
「ネギ先生!」
茶々丸の視線の先に、背広を着た少年の姿があった。
やや癖のある、ミルクをたっぷりといれた紅茶色の髪。
小柄な身体を特注のスーツで包んでいる。
肉体はまだ大人への階段を登りかけた少年のものだが、小さなメガネの奥にある瞳には、
内面に蓄えられたエネルギーが弾けて溢れださんばかりだ。
ネギ・スプリングフィールド。
魔大戦の英雄サウザンドマスターことナギ・スプリングフィールドの1人息子にして、
麻帆良学園英語教師、クラス3A担任、そしてエヴァンジェリンの1番弟子である。
ネギは、彼など足元にも及ばない程強い魔法使いであるエヴァンジェリンに乞い、
彼女に鍛えて貰っているのだ。今日も教師としての仕事を午前中で済ますと(どうせ冬休みだ)、
一刻もはやく彼女と修行をすべく、脇目もふらずエヴァンジェリン宅に飛び込んだのである。
409 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 22:42:49 ID:bndWk7tT
「ネギ先生、約束の時間には遅れていませんよ。むしろ早いぐらいです」
「あれ? 腕時計を見たら遅刻するって焦ったのですが……。
僕の時計狂っているのかな……」
ネギは顔を赤くして腕時計を指先で軽く叩いた。
彼の額に浮かぶ汗からその意味を見抜いた茶々丸は
(嘆息とはこう云う時に用いるのですね)と新たな発見をしていた。
残念ながら茶々丸に肺に溜めた空気を吐き出す行為は出来ないので、
茶々丸は軽く首を振る動作で代用した。
「師匠は?」
「地下のアトリエにいます。お呼びしましょう」
「いえ、僕がいきます」
ネギがエヴァンジェリンに弟子入りしてから半年が過ぎた。
毎日のようにこの家を訪れたので、ネギが知らない場所はもはや無い。
ネギは茶々丸を制すると、我が家のように気楽に地下室へと降りた。
ネギは見なかったが、またしても茶々丸は首を振っていた。
今度は首をちぎれそうな程深く、長く。
「えっと、これは別荘がある倉庫に繋がっている扉だ。
これが別の物置で、そうそう、こっちがアトリエだった。
エヴァンジェリンさん、何しているのかな?」
ネギはドアノブに手を伸ばした。
410 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 22:44:28 ID:bndWk7tT
エヴァンジェリンは魔法薬の調合を終えてアトリエから出ようとしていた。
彼女の様子はいつもと違っていた。頬が僅かに上気している。
いつもはキリリと一文字に結んだ唇が、幽かな笑みを形作っているではないか。
実は、吸血鬼の少女は調合を終えてからアトリエを出ようとするまでに葛藤を経験していた。
遡ること、5分と30秒。
「忘れ物はないな、よし」
エヴァンジェリンは調合した魔法薬を試験管に入れ、手際良く冷蔵保管場所に収める。
これはいつものこと。完成した魔法薬をいとおしげに眺め、扉を閉めようとして、
彼女の眉がひそめられた。冷蔵庫の一番下段、その更に奥に、
大きな丸底フラスコが静かに眠っているのを見つけたのだ。
丸底フラスコには青に近い紫色の液体が満ちていた。
しゃがみ込んだエヴァンジェリンはしばらく無言でフラスコを見下ろしたた。
「なんだ、この薬品は。見た事がないぞ」
エヴァンジェリンはフラスコを顔の前に持ってくると、中身を見据えた。
傾けると液体はしばらく傾きを維持した。粘度が高い
。コルク栓を抜き、薬液の臭いを慎重に嗅いだ。
甘く、だが後を引かない心地よい香りが漂う。
「このアトリエに他人が侵入したら私にわからないはずがない。
よしんば侵入者があったとしても、蔵書も材料も盗まず、
薬を化合して帰っていくなんて事があるわけがない。
では茶々丸か? いや、あいつが私に無断で薬を作るなどと、それも無いな。
太陽が西から登るなら別だが」
411 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 22:46:59 ID:bndWk7tT
エヴァンジェリンは細い指を桜色の小さな唇に当てて思案した。
心当たりが無かった。ふぅと溜息をつき、フラスコを保管庫に戻し、扉をしめる。
「あっっ!!」
電気を流されたようにエヴァンジェリンは背中をそらして固まった。
記憶の検索結果がようやく出たのだ。
彼女はフラスコが冷蔵庫に置かれた理由、そして中味の正体を悟った。
「ふーむ、そういえば2ヶ月ぐらい熟成させなければならないんだったな。
すっかり忘れていた。いかんいかん、歳を取ると忘れっぽくなって困る」
実年齢500歳、外見年齢+精神年齢10代前半の吸血鬼は軽く自分の頭を叩いた。
エヴァンジェリンは再び思考に没頭した。細い指先を顎に当て、左手は腰に当て、
人差し指でトントンとリズムを取った。彼女は悩んでいた。
(果物からこんな物が出来るとはな、我ながら驚きだ。だが、あくまで理論だ。
実際に試してみないことには効果を証明できない。しかし、これを使うと大変なことになる。
私が実験台になる? だが相手は……ぼーやに? ぼーやか。それもいい。
ふふっ、ぼーやの奴、驚くぞ。ぼーやだけでなく、神楽坂や近衛、ことによったら刹那も……。
い、いや待て待て。これを使ってぼーやとなんて、その、違う!
やっぱりぼーやと神楽坂や近衛で試すか。そうしたら相部屋のことだ、さぞや……。
い、いやだ! そんなのは絶対に嫌!
うっ、私は今なんて。なんで、ぼーやと神楽坂の姿を想像すると、心が痛いのだ……)
結局エヴァンジェリンは、丸底フラスコを冷蔵庫から再び取り出してしまった。
紫色の液体は、保管庫に放置して忘れるには存在が大きすぎ、
さりとてネギに使うには躊躇されるべき性質を(理論上は)持っていた。
エヴァンジェリンは何かに取り付かれたようにフラスコを胸に抱えると、
アトリエを後にしようとした。
そして、無邪気に扉を開けたネギ・スプリングフィールドと正面衝突することになる。
412 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 22:48:15 ID:bndWk7tT
「うわっっ!!」
「あっっっ!!」
アトリエに入ろうとしたネギ・スプリングフィールド。
アトリエから出ようとしたエヴァンジェリン・A・K・マクダウェル。
物理的運動エネルギーは前者の方が大きかった。
エヴァンジェリンが先にドアノブを捻り、扉を手前に開けてしまったので、
ネギはつんのめるようにしてアトリエに入った。
そこにはフラスコを抱えたエヴァンジェリンがいる。
衝突を避けようとしても遅い。
咄嗟に壁に手をつきささようとしたネギの左手は虚しく空を切った。
少年は少女の胸に飛び込む格好となった。ネギの視界に、
蒼い瞳を見開いたエヴァンジェリンの幼いながら端整な顔立ちが一杯に広がる。
ネギの理性とは関係ない場所が叫んでいる。これから起こることを決して忘れるなと。
雲一つ無い夏空の青。澄みきった青に間抜け顔のネギが映りこんだ。
倒れ込むネギとエヴァンジェリン。
(このままではエヴァンジェリンさんを下敷きにしてしまう!)
ネギは迫る地面を睨みながら、エヴァンジェリンの両脇に手をつくべく腕を突き出した。
ダンッ、とタイルにエヴァンジェリンの身体が打ちつけられる。
それでも、少女の身体の上に激突する筈だったネギの身体は
かろうじて衝突を免れた。ネギの反応が効を奏したのだ。
413 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 22:50:25 ID:bndWk7tT
だが……
倒れこんだネギの身体は、地球の重力に引き寄せられていた。
体重そのものがエヴァンジェリンの華奢な身体にかかることはなかったが、
ネギは彼女の上に覆いかぶさった。世界から音が消える。
身体の感覚が無くなる。手足の動かし方も忘れた。
そもそも手足があったかどうかさえ覚えていない。
今、ネギの感覚は一つ。
重なった粘膜から伝わる、エヴァンジェリンの鼓動。
「エヴァンジェリンさん……」
ネギは少しだけ身をおこした。エヴァンジェリンは無言だ。
ピクリとも動かない。偶然にも、ネギのそれぞれの腕が
エヴァンジェリンの肢体を拘束していたから。
何より、ネギが自分の唇を奪ったことに。
吸血鬼の少女の蒼い瞳が困惑に揺れている。
状況把握が出来なかったのは少年も少女も一緒だったが、
先に理解したのは上にいるネギの方だった。彼は気が付いた。
自分がエヴァンジェリンを組み敷き、そしてキスをしてしまったことに。
414 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 22:51:13 ID:bndWk7tT
「う、うわああぁぁぁあ」
ネギは悲鳴を上げてエヴァンジェリンの上から飛びのいた。
勢いで後に転がり、尻もちをついて止まる。
汗がだらだらと額を、頬を伝わり、指はタイルでも剥がそうというのか、
意味も無く床を這い回っていた。
「ごめんなさい、エヴァンジェリンさん!!」
ネギは平謝りをした。冷静に考えれば、これが事故だと云うことはわかる。
だからといって事実を覆すことは出来ない。
ネギは既に姉やイギリス時代の同級生や幾人かの生徒とキスを経験しているが、
挨拶程度の軽いキスとは意味が違う。エヴァンジェリン。
異性として認識し、その上でネギがのどかや刹那と並んで好意を抱いている相手だ。
そんなエヴァンジェリンとの予期せぬ接触。動揺の桁が違う。
ネギはエヴァンジェリンが烈火の如く怒るかと思った。
或いは虫けらをに肌を汚されたような嫌悪をぶつけてくるのか。
いずれにせよ、よくない傾向だろう。
恐る恐る、ネギは視線を向けた。
415 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 22:52:51 ID:bndWk7tT
エヴァンジェリンは怒っていなかった。
軽蔑も嫌悪もなく、さりとて歓喜も羞恥もない。
無表情、無感情だ。魂が抜けたように虚脱している。
気のせいか、身体全体の色彩まで薄くなったようにネギには見えた。
地下のアトリエに、時間だけが流れる。
物音はネギの心臓の鼓動だけ。(もう耐えられない)、
とネギが口を開きかけた瞬間、エヴァンジェリンが蒼眼をネギに向けた。
「ぼーや」
ネギは吸血鬼の少女の口からどんな言葉が飛び出してくるのか身構えた。
それに対し、エヴァンジェリンは呼びかけ以外の言葉を紡がない。
コミュニケーションを取ろうとする意志はあるのだろうが、
次の単語が出て来ないようだ。
「こ、これ……」エヴァンジェリンの視線が下がり、つられてネギの目も追いかける。
横倒しになった丸底フラスコ。
コルク栓が開き、中味が流れ出していた。
残る紫の液体は1/3に満たない。
「え、エヴァンジェリンさん、この液体って……ああ!」
ネギは悲鳴を上げた。
液体が、エヴァンジェリンの左腕から胸にかけてかかっていた。
服にもかかり、大きな染みを縁取っている。
ネギの顔から音を立てて血の気が引いた。
危険な液体をエヴァンジェリンにかけてしまったのかと思った。
416 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 22:54:35 ID:bndWk7tT
「大丈夫ですか、エヴァンジェリンさん!!」
広いアトリエに幾重にもネギの声が木霊した。
ネギはエヴァンジェリンの傍に瞬間移動すると、
彼女の腕を掴むようにして引き寄せ、薬液がかかった部分を見た。
紫色の液体はゲル状の粘膜となって陶器のような肌に張り付いている。
ネギの額に恐怖と焦りの汗が浮かぶ。ネギは無我夢中で薬液を剥ぎ取った。
エヴァンジェリンが自分の失敗で怪我をすることに耐えられなかった。
これほど真剣に何かを作業するなど、ネギの短い人生の中でも始めての事だ。
額からしたたり落ちる汗を拭いもせず薬液を剥がすと、
エヴァンジェリンの肌は多少赤くなっている程度で、火傷やかぶれも無かった。
吸血鬼の少女の無事をとりあえず悟り、ネギの身体から一気に力が抜けた。
へなへなと崩れ落ちる。
エヴァンジェリンが「あっ」と小さな叫びを漏らした時には、
ネギの指先は既に薬液で濡れていた。
「ぼーや、それを早く拭え!!」
「えっ、どうしてですか?」
「いいから!」
今度はエヴァンジェリンがネギの腕を引き寄せる番だった。
彼女はネギの手を穴が開くほど観察する。
ネギは自分の頬に血が上るのを感じた。無意味にどぎまぎしてしまう。
だが、エヴァンジェリンはネギの肌の状態を真剣に観察し続けた。
医者が患者を診察する時の態度そのもの。ネギの思いなど何処吹く風だ。
ネギは体内に溜まった熱が急速に冷まされていくのを感じ、
ネギのリアクションを見た先程の茶々丸同様、深い溜息をついた。
417 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 22:56:45 ID:bndWk7tT
「エヴァンジェリンさん。この薬にはどんな効果があるんですか?
まさか毒薬とか。でも肌にかかっても大丈夫な所を見ると、毒薬じゃあないですよね」
「私に毒が効くと思うか? 私は吸血鬼だ。たとえ青酸カリを飲まされても、
河豚の毒を喰らおうと、毒に犯された肉体を捨て、
新たに健康な肉体を再構成すれば済むだけのこと。
だが、ぼーやは人間だ」
エヴァンジェリンはネギの腕から手を離すと、顔を伏せた。
ネギは我が耳を疑った。氷水につき落とされたように体温が奪われていく。
心臓を死神の冷たい手が力強く握り締めた。
下半身の力が抜け、ネギは仰向けにひっくり返った。
ネギ・スプリングフィールド。
イギリスに生まれ、6歳のとき魔族の襲撃により家族と故郷を喪い、
10歳にして教師として訪日。かの地で世界最強無敵の真祖吸血鬼と遭遇し、
仲良くなれたものの、不慮の事故により死亡。
我ながら波乱万丈の人生だと、ネギは遠ざかりつつある意識の中で述懐した。
「エヴァンジェリンさん……。なんだか、眠くなってきました。
手足の感覚もない。冷たさも感じられない。むしろ気持ち良くなってきました……
。ああ、天使がやってきて、僕の手を包みこんでくれているのですね。
師匠、今までありがとうございました。
最期のお願いです。僕のお墓は、ネカネ姉さんのいる所に……」
418 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 22:58:24 ID:bndWk7tT
「馬鹿」
エヴァンジェリンはポカリとネギの頭を引っぱたき、
「勘違いするな」とネギを嗜めた。相変らず俯いたままだ。
ネギと視線を合わせようとしない。
彼女は「寝たままでは話が出来ない」とネギを起き上がらせた。
ネギは目を白黒させながら正座し、話を聞く体勢を作った。
エヴァンジェリンを注視する。彼女は小刻みに震えていた。
身体も、そして声も。ネギは思わず息を飲み込む。
「この薬は……」
横倒しになった丸底フラスコ。
床に広がる紫色の薬液。
汚れた服や肌を見ながらエヴァンジェリンは呟いた。
「惚れ薬なんだ」
「えっ」
時間が、止まった。
ピントがずれたように薄くなってく意識が一瞬にして精度を取り戻した。
脳細胞が活動を再開するや否や、エヴァンジェリンの言葉を分析し、
そこから事実と過程と結果を導き出す。つまり、エヴァンジェリンは「惚れ薬」を作り、
ネギとぶつかった為に、「薬」が双方にかかってしまった……と。
419 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 22:59:50 ID:bndWk7tT
「冗談ですよね、師匠」
やっとのことで喉から搾り出したネギの声はかすれていた。
ネギは解答を期待してエヴァンジェリンの顔を見た。
ペタンと座り込んだ吸血鬼の少女はネギと顔を合わせようともしなかった。
俯き、顔どころか身体全体をネギに対して背けている。
アトリエの蛍光灯の影に入った彼女の頬は、暗さの中でも、
内側から熱を持つように赤く輝いていた。言葉はいらない。
ネギは解答を得た。少年が望んでいたのとは180度違う現実を。
(まさか、エヴァンジェリンさんは僕のことを?)
ネギは信じ難い推論を一笑に伏そうとした。
「惚れ薬」云々はエヴァンジェリンがネギをからかおうとしているのだと思った。
正確には思いこもうとした。根拠はある。エヴァンジェリンは真っ赤になっているが、
自分にはさしたる変化が起こっていない。
「師匠、いつまでもここにいても仕方がありません。
アトリエを閉めて家に上がりましょう。
薬で汚れた服をいつまでも着ているのも身体に良く無いですよ。
早く着替えないと……着替える!!?」
ネギは自分の言葉に飛び上がって驚いた。
420 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 23:01:05 ID:bndWk7tT
着替える、それはエヴァンジェリンの裸体が露になると云うこと。
クローゼットは彼女の寝室にある。ネギ自身はベッドに座っている。
自分の前でエヴァンジェリンが背を向けつつ服を脱ぎ捨てる。
華奢な背中がネギの前に晒される。長い金髪の間から透けて見える肌は
雪よりも白い。彼女は俯き、良く観察すれば肩が震えている。
もちろんネギは気付いている。でも態度には出さない。
「ぼーや、私は……怖い……。
なんだか私が変わってしまいそうな気がして……」
「大丈夫ですよ、エヴァンジェリンさん。
どんなことがあろうと、僕が受け止めます。さあ」
ネギはベッドから立ち上がり、吸血鬼の少女の肩にそっと手を置く。
エヴァンジェリンが肩越しに振り返る。
いつも凍てつくような冷たさをたたえる瞳は、今は熱く潤んでいた。
ネギは深く頷くと、彼女の胸にゆっくりと手を伸ばし……。
「僕は教師なんだああぁぁぁぁぁぁ!!」
ネギは弾道ミサイルもかくやの勢いで立ち上がると、
アトリエの壁に激しく頭を打ちつけ始めた。
衝撃で漆喰がパラパラと床にこぼれ落ちる。
振動は薬品棚も襲った。薬液にさざ波が起こっていたほどだ。
ザジちうスレができてもう半年か・・・長かったな
422 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 23:02:56 ID:bndWk7tT
「教師ともあろう者が」ゴン!
「教え子に淫らな」ゴン!
「想像をするなんて」ゴン!
「僕は、僕は」ゴン!
音節ごとに額を打ちつける音がアトリエに重なった。
「僕は最低だぁ!
ニュースで見る最低鬼畜教師の仲間入りだぁぁ!!」」
一際大きく振りかぶったネギは頭蓋骨も砕けよと自分の額を壁に叩きつけようとした。
だが、音は鳴らなかった。エヴァンジェリンが、後からネギの首筋に抱きついて、
少年の動きを止めているからである。
「止めないでください、師匠! これは僕のケジメなんです。
教師として教壇に立つからには、一人一人の生徒を公平に扱わなくてはならないんです。
誰か一人を愛してしまったら、その人だけが特別になってしまう。
生徒に懸想するなんて許されることではないんです。だから僕はこうして責任を取って」
「ぼーや」
尚も喚こうとしたネギの言葉は途切れた。
推薦通ったし、そろそろ卒業するか・・・
424 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 23:04:21 ID:bndWk7tT
エヴァンジェリンの冷たい手が……心地良い冷たさの指先が、
ネギの頬に触れるや否や力が籠められた。ネギは身体ごと裏返しにされ、
漆喰の壁に背中を預ける格好になった。
そんな彼の目の前には膝をついたエヴァンジェリン。
ネギは彼女と向き合う格好となる。
「エヴァンジェリンさん、僕は」
ネギが吸血鬼の少女の決意を秘めた表情を確認する間も無く、
彼の唇を柔らかい衝撃が襲った。偶然は重ならない。
ネギは自らの視覚を疑った。エヴァンジェリンの閉じられた瞳が目の前にある。
長い睫毛が艶やかに輝く。彼女の前髪がネギの鼻先をくすぐり、
ネギは思わず鼻から空気を取り込んだ。
甘い。
舌先で溶けてしまう砂糖菓子のように淡く柔らかい香りがネギの鼻腔一杯に広がり、
それは唇の感触と絡まって、目の前にあるエヴァンジェリンと云う存在を再確認する鍵となる。
ネギは人形の腕のようにダラリと垂らしていた腕に血を通わせた。
最初はおずおずと、右手をエヴァンジェリンの背に回した。
そこからは躊躇無かった。両腕で思いきり彼女を抱き寄せる。
吸血鬼の少女は抵抗せず、ネギに身を預けた。
ネギは少女の柔らかい唇の感触を味わいつくした。
唇と唇が離される。2人の唾液が名残惜しそうに糸を引いた。
425 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 23:05:39 ID:bndWk7tT
ネギは、未だ自分の腕の中にエヴァンジェリンがいることが信じられなかった。
しかし、唇と唇が触れ合っている間は確かにエヴァンジェリンそのものと
触れていたと云う実感があった。今知ったばかりの感覚を失いたくない。
ネギは再びエヴァンジェリンの唇を求めた。
ところが、エヴァンジェリンはネギの求めを拒み、ネギから身を引き離した。
振り解かれたネギの腕が虚しく宙を掴む。
エヴァンジェリンは追いすがるネギの視線を振り払うようにして立った。
「私は、こんなことでお前とキスしたくなかった」
自嘲するような笑みを吸血鬼の少女は浮かべた。
少なくともネギはそう思ったし、それは的外れではなかった。
エヴァンジェリンは肩を落すと、ネギに顔を背けてうつむいた。
ネギは壁際にもたれたまま、言葉の裏にひそむものを捉え損ねて戸惑っていた。
エヴァンジェリンが急に態度を変えた理由が全くわからない。納得出来無い。
ネギは壁に手をつきながらゆっくりと立ち上がると、エヴァンジェリンに詰め寄る。
426 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 23:07:19 ID:bndWk7tT
「僕にキスをしたのは、同情からですか?」
「違う! ぼーやはこの音が聞こえないのか!?」
エヴァンジェリンはネギの右腕をひっつかむと、
有無を言わさず自分の胸に引き寄せた。
ネギの皮膚は、少女の膨らみかけた胸の下で高鳴る鼓動を確かに聴き取った。
ネギは目を見開いて顔を上げた。エヴァンジェリンの美しい顔が眼前にある。
苦しげに寄せられた金色の細い眉。血がめぐり、薔薇のように上気した頬。
閉じられた瞳に、長い睫毛が風もないのに揺れた。
ネギが何度も夢見た光景であり、決して触れる事の出来ない幻想でもあった。
一つ違う所があるとすれば、それは掌から伝わるエヴァンジェリンの鼓動。
早鐘のように打ち鳴らされているではないか。
ネギは左手をエヴァンジェリンの頬に伸ばした。
触れるだけで壊れそうな宝石細工を扱うように、
ネギはエヴァンジェリンとの間の僅か数十cmの空間を数分かけて縮めた。
当人達にとってみれば、永劫の長さでもあり、同時に一瞬であった。
ネギの指先がエヴァンジェリンの肌に触れる。
エヴァンジェリンの肌は陶器のようにすべやかで、
冷たく、それでいて芯に温かみがあった。
夢や幻想では掴むことの出来ない絶対的触感にネギの脳は沸騰する。
喉は乾き、言葉が出ない。手足の筋肉も硬直して何も動かせない。
ネギは蜘蛛の巣にがんじがらめにされた獲物のように指先一つ動かせず、
呼吸すら忘れてエヴァンジェリンの鼓動を聞き続けた。
427 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 23:09:28 ID:bndWk7tT
「ぼーや」
エヴァンジェリンは瞳を開いた。
艶やかに濡れた蒼い瞳に、ネギの強張った顔が映る。
ネギは吸血鬼の少女の瞳に映る自分の姿を見つけ、
その自分の中にさらに小さく映る彼女の姿を見つけた。
鏡だけの世界に閉じ込められたようだ。
もちろん1人だけではない。自分と、エヴァンジェリンの2人だけで。
「ぼーやの心臓も高鳴っているな」
ふとネギが気がつけば、
エヴァンジェリンの右手がネギの心臓の上にあてがわれていた。
2人とも、抱きあいながらお互いが互いの心臓の上に手をあてている格好だ。
「ぼーや」
エヴァンジェリンが口を開いた。
「この鼓動が誰からも強いられることなく、
自らの行動の積み重ねの結果こうなったのならば、
私は天地天命にかけて恥じることはない。私は全力でお前を求める。
だが、私も、お前も、こうなったのは外部的な要因、私が作った薬によるものだ。
そんなものは、偽りの感情に過ぎない」
「違います、僕は」
「違わない」
428 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 23:11:33 ID:bndWk7tT
エヴァンジェリンは秋風に身をすくませる立ち木のように小さく笑うと、ネギの傍から離れた。
「ぼーやは【惚れ薬】の効果による興奮を、自分の感情だと勘違いしているだけだ。
恥じることはない。この私でさえ、気を強くしなければ薬によってもたらされた効果を
思わず本物だと信じそうになっているんだ。
歳若いぼーやがこの手の薬の効果に誤魔化されるのも無理はない」
「…エヴァンジェリンさんも、本物だと信じかけているんですね」
ネギは、先ほどまで為す術無く固まっていたのが信じられぬ程素早く
エヴァンジェリンの腕を取った。音速を超える銃弾さえ片手で掴み上げる
反射神経を持つエヴァンジェリンが反応出来無いほどの速さだった。
エヴァンジェリンが抗議の声を上げたが、ネギは気にしない。
「例えきっかけが偶然であったとしても、意図せざるものだったとしても、
利用できるものは利用すれば良いのです。
この薬の効果は一時的なものなのでしょう? いずれ効果は切れる。
その時こそ本当の始まりです。そこから確かな関係を築いていけば良いのです」
「だからって今から関係を始めることはないだろう!
こういうのはもっとお互いをわかりあってから行うものだ」
「じゃあ、あとからなら良いんですね」
ネギが満面の笑みでエヴァンジェリンを見つめている。
「ち、ちがうぞぼーや!!」
「どう違うのですか?」
その瞬間、エヴァンジェリンは自分が犯した致命的失敗に気付いた。
429 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 23:14:09 ID:bndWk7tT
「今だとか、後だとかは関係ない! ええとだな、男と女と云うものは
まずお互いがどういう存在なのかを確かめあって、
それでお互い身も心も預けられるとわかったのならば次の段階へ進むわけだ」
「じゃあ、次の段階に進みましょう」
「どうしてそう云う結論が出るんだ!」
「思い出してください、エヴァンジェリンさん。
僕とあなたが寝起きを共にするようになってもう半年ですよ。
一週間のうち、6日は朝から夜までずっと一緒。
相性が悪かったり気に入らなかったのなら、
どちらかが厭になって関係は終わっています。そうならず続いているのは、
僕もエヴァンジェリンさんも、少なくともエヴァンジェリンさんは僕と一緒にいて
『嫌』ではないと云うことでしょう? だってエヴァンジェリンさんは吸血鬼の真祖。
あなたは世界を相手にして『NO』を云える人ですから、修行のためとはいえ、
僕ごときに気をつかうはずがない」
「ま、まあ、ぼーやの云う通りだな。
私は好きじゃないことは嫌だと云う。云えるだけの力がある。
うん、まぁ、ぼーやの言葉は間違っていない。ぼーやが私の傍にいても、
その、なんだ、嫌じゃない」
「僕はあなたのことが嫌いじゃない。
いえ、嫌いだなんてマイナスのベクトルじゃない。
僕はあなたのことが好きです。あなたと一緒にいたい。
確かにこの鼓動の高まりは【惚れ薬】のせいかもしれません。
けれど、僕がエヴァンジェリンさんを好きだと云う気持ちは本物です」
430 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 23:15:37 ID:bndWk7tT
「ぼーや……」
エヴァンジェリンは蒼い目を見開いてネギを見ていた。
喉が震え、彼女は言葉を喋ることが出来ない。
ただネギの名前をうわ言のように呟くだけだ。
ネギは小さな溜息を一つすると、哀しげに目を伏せ、寂し気に尋ねた。
「エヴァンジェリンさんは違うのですか?
僕のことが嫌いですか?」
「違う! 私だってぼーやのことが……!!」
エヴァンジェリンの声は中途で途切れた。
断ち切られた声が地下室に虚しく響き渡る。
エヴァンジェリンはすがるようにネギを見た。
言葉の端から察してくれ、そう全身で訴えていた。
これ以上は私の口から云わせないでくれ、と。
表情から、切羽詰った態度から察してくれ、と。
しかし、ネギはエヴァンジェリンの願いを無情にも聞き届けない。
「僕のことが、何ですか?」
ネギは教壇で生徒達を教える時のような朗らかな笑顔で
エヴァンジェリンに優しく声をかけた。エヴァンジェリンは
奈落の底につき落とされるような気分に捕らわれた。
もしかしたら、自分は最悪の相手に入れ込んでしまったのではないかと。
エヴァンジェリンを包み込むネギの笑み、
それは勝利を確信した狩人が浮かべる会心の笑みだった。
431 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 23:16:39 ID:bndWk7tT
「お、お前は残酷な奴だ!」
「うーん、そう云われるのは初めてですね」
ネギは軽く受け流す。
「腹黒くて、性格が悪くて、悪戯好きで」
「うんうん」
「ナギそっくりじゃないか!!」
「最高の褒め言葉です、エヴァンジェリンさん」
ネギは満面の笑みを浮かべた。
獲物が傷つき弱っても全力で狩りだすのがイギリス人クオリティ。
そう云えばドイツの戦艦ビスマルクも舵が壊れて航行不能になった所を
イギリス戦艦に追いつめられて袋叩きにされたっけ……。
エヴァンジェリンが無駄に記憶を掘り出している間にも、
ネギはエヴァンジェリンに顔を近づけていた。
「一言云ってください。そうしたら、今は何もしませんよ」
「ほんとう、だな?」
吸血鬼の少女は弱々しく聞き返した。
ネギは深く頷く。エヴァンジェリンは深呼吸を一つすると、
ネギの瞳を正面から見据えた。
せめてsageてくれ
433 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 23:17:57 ID:bndWk7tT
「わ、私も……、お前のことが好きだ」
「エヴァンジェリンさん……」
「ぼーや……」
今度こそ、2人は同時に前に進み出た。
どちらかが受身になるのではなく、双方がお互いを求めて。
飽きる程に相手の唇をむさぼる。ネギがエヴァンジェリンの服に手をかけた時も、
エヴァンジェリンは僅かに身を震わせただけで、黙って少年の行動を許した。
肩かけが外され、少女の白い肌が露になる。ネギは唇を離すと、
エヴァンジェリンの肩筋に顔を埋めた。
吸血鬼の少女は、ネギの手が肩甲骨を触れる感触に小さな声を上げつつ、
自分もネギの背中に手を回した。
「何をしているのですか、マスター。ネギ先生」
ネギは動きを止めた。
エヴァンジェリンも、声の方に顔を向けた。
太陽の光を背景に、エヴァンジェリンの忠実なる執事にしてパートナー、
女性二足歩行御茶酌みロボット『絡繰茶々丸』が仁王立ちになっていた。
右手にデッキブラシを持ち、左手は腰の位置にある。
茶々丸の獲物が薙刀であったとしてもなんの違和感もない迫力であった。
「うわぁ、ちゃ、茶々丸さん!」
「茶々丸!!」
外見だけは幼い2人は慌てて距離を取った。
434 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 23:19:52 ID:???
エヴァンジェリンは胸をはだけてしまっていたので、
服を手でたくしあげて押さえている状態。白い背中は剥き出しだ。
ネギは目のやり場に困り、かといって正面の茶々丸は怖くて見上げられず、
壁ばかりを見つめることにした。
茶々丸は刑を云い渡す裁判官のように静かに語りかける。
「先程から妙な臭いが居間に漂っていたので原因を探してみたのです」
「臭いだと!? なんだ、それは」
エヴァンジェリンが指摘すると、茶々丸は肌も露な主人を鼻先で笑った。
「先日から早乙女ハルナ様が、私に対して直々に教育を施してくださっています。
その過程で『ラブ臭』なる概念があることを知り、既にその探知装置を装備しました。
センサーを作動させた瞬間、当家の数値は異常値に達していました」
「なぜお前の主人たる私に黙っていたんだ!」
「ラブ臭の発生源を捜索した所、マスター自身であるとの結果が出ました。
しかし原因がわからず、なぜマスターが発生源になっているか、
理由をつき止めるまでは告げないことを選択したのです」
「……」
「しかし、まさかこのような原因があったとは驚きです。
マスター。ここまで私を出し抜いたあなたの手腕は評価します。
ですが、あなたはやりすぎました。やってくれましたね。
私の主人とはいえ、到底許し得る行為ではありません」
435 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 23:21:32 ID:???
茶々丸はデッキブラシを投げ捨てた。
茶々丸の長い緑の髪が重力の制約を解かれてフワリと舞った。
彼女の髪は放熱板を兼ねている。つまり、今の茶々丸の体内では
膨大な熱量が産み出されていると云うことだ。一体何に使われているのか?
「エヴァンジェリンさん。あの、茶々丸さんの腕が細長く変形して、
先端がフォークみたいに割れたと見えるのですが、僕の気のせいでしょうか」
「魔力を利用して空気中の荷電粒子を加速させるビーム砲だ。
この間暇を見つけて改造してみたんだが、どうだろう。
試し撃ちはさせていないが、私の計算では、フルパワーで撃てば
麻帆良学園が丸ごと吹き飛ぶだろうな」
「なんて改造するんですかぁぁ!!」
ネギの悲鳴をBGMにエヴァンジェリンは従僕の叛逆を何としても収めようと試みた。
エヴァンジェリンの頭脳は素早く回転する。落ち着いて話さなくては駄目だ。
こちらがパニックになると、それが伝染する可能性は極めて高い。
だが茶々丸が狂った原因はなんだろう。
エヴァンジェリンは思案し、すぐに「そうか!」と思い当たった。
(茶々丸もぼーやに惚れていたのか!
ロボットで、かつ私の下僕の癖に生意気な……)
ネギとキスをして、エヴァンジェリンの女の部分が研ぎ澄まされていたからだろう。
女の直感によってエヴァンジェリンは茶々丸反乱事件の真相を悟った。
となれば、対処方法もおのずと定まってくる。はらわたが煮えくり返るが、
今回のネギとのキスは事件だと説得すれば良い。
436 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 23:23:08 ID:???
(荷電粒子砲は危険すぎる。今度外しておこう)と内心決意しつつ、
エヴァンジェリンは茶々丸を説得にかかった。
冷静に、ゆっくりと、事件の顛末を説明する。惚れ薬を作ってしまったこと、
それが事故によってエヴァンジェリンとネギ双方にかかり、
両者一時的な興奮状態になってしまったこと。
「なるほど、そんな理由があったのですね」
茶々丸は、弁護士・検察双方の言い分を静かに聞き届ける裁判官よろしくゆったりと頷いた。
「では早速解毒薬を作って頂きましょう。
薬の残りはどこにありますか? 私が成分分析します」
茶々丸は床から丸底フラスコを取り上げると、ゼリー状になった薬液を舌先に乗せた。
目を閉じ、味わうように成分を吟味する。 暫くして、茶々丸は目を開いた。
エヴァンジェリンもネギも見た事が無いほど爽やかな笑みを浮かべていた。
「マスター」
茶々丸は云った。
「これ、ブドウゼリーです」
『えっ』
「マスター。2ヶ月程前、ワインで酔っ払ったマスターは
『ワインだって惚れ薬の一種だ。私が相手と一緒にワインを飲んで語らえば、
どんな奴だって落せるさ。よし、惚れ薬を作ってぼーや相手に試してみよう』と仰って、
ゼリーの作り方の本とブドウをアトリエに持ち込みました。もちろん、私に手伝わせて」
「エヴァンジェリンさん……」
「当時のマスターの行動を記録したファイルを再生します」
437 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 23:24:18 ID:???
茶々丸の目が光ると、コンクリートの壁にエヴァンジェリンが映し出された。
テーブルの上には空のワインボトルが10本並んでいる
。ビール缶も転がっている。ソファーの上にはチャチャゼロがひっくり返っている。
『なあ茶々丸』と酔っ払いエヴァンジェリンは云った。
顔は猿のように真っ赤だ。
蒼い瞳は焦点を無くして据わっている。
『ワインをぼーやに飲ませたらどうなるかなぁ』
『ネギ先生は未成年です。お酒を飲ませて良い年頃ではありません』
『なにを〜! おい茶々丸。20歳からしか酒を飲めないなんて、
人類の歴史の中では異常極まりない。例外だ、例外。
10歳になったら酒を飲み、契る。別に問題はなかろう』
『ですからマスター』
『ぼーやにその気がないなら、その気にさせてしまえばいいんだ。
決めた、茶々丸! 私の特性惚れ薬でぼーやと、うふふ、うはははは!!
材料は何が良いかな、ワインか、原材料はブドウ…。そうか、ブドウでいいや!
確か冷蔵庫に入っていたな。しかしあれでは足りないか。近くのスーパーで買ってこい』
『この時間帯、既にスーパーは閉まっています』
『なら叩き起せ。外壁を破壊してでも手に入れるんだ』
438 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 23:25:48 ID:???
「そう云えば、麻帆良スーパーが夜間強盗の被害にあったって
ニュースがありましたね。なぜか果物だけ盗まれたとか……。
あれ、エヴァンジェリンさんの仕業だったんですか」
ネギが憐れみを含んだ視線をエヴァンジェリンに向けた。
「違うぞ、ぼーや! 襲ったのは茶々丸」
「私に命令を下したのはマスターですが」
茶々丸はピシャリと云った。
「ですが、【惚れ薬】の製作は失敗しました。
泥酔状態でつくってロクなものが出来るわけがなく、
そもそも果物から【惚れ薬】を作るなんて如何なる賢者も成功しておりません。
そうです、ネギ先生。これは【惚れ薬】ではなく、出来損ないの【ブドウゼリー】です。
心拍数を上げることも、フェロモンを出すことも、
相手が気になって仕方が無くなるなんて効果は、ブドウゼリーにはありません」
「と云うことは」
「僕達は勘違いしていただけで」
「胸の高まりも、キスも、みんな、私の意志?」
エヴァンジェリンとネギは顔を見合わせ、相手の顔をまじましと見た。
洪水に川の水位が急上昇するように、エヴァンジェリンは真紅に染まった。
439 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 23:28:04 ID:???
「ぼ、ぼーや、これは、その」
「エヴァンジェリンさん」
ネギはエヴァンジェリンの釈明を遮った。
一言一言を噛みしめるように語る。
「誰に憚ることも、誰かの強制でもなく、僕は自分の意志で云います。
僕は、エヴァンジェリンさんが好きです」
エヴァンジェリンは答えられない。
そのかわり「こくん」と頷き、自分の身体をネギに預けた。
ネギがエヴァンジェリンの身体に腕を回す。
エヴァンジェリンは小さく「ぼーや」と呟いた。
「続きはマスターの寝室でして下さいね。
おふたりとも、ここで脱ぐと風邪を引きますよ」
茶々丸は深い溜息をつくと、かがんでデッキブラシを拾った。
そして処置無しと云った風に首を振りながら出ていった。
「さあ、続きをしましょうか」
「続きってなんのこと……うわっ」
エヴァンジェリンは小さな悲鳴をあげた。
ネギに抱きかかえられていたからである。いわゆる「お姫様だっこ」だ。
急に重力が消失し、落ちる不安から思わずネギの首筋に抱きつく格好となり、
すぐに自分が他者から見てどのような状況になっているかを思って赤面する。
440 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 23:29:02 ID:???
「だって何の問題もないですよ。
僕はあなたのことが好き。あなたも僕のことが好き。
お互いをもっと知り合うのに何の障害もありません。
それにエヴァンジェリンさんだって望んでくれているではないですか。
だって、あんなにも僕のことを求めてくれたのですからね」
「そ、それは……」
エヴァンジェリンは否定しようとしたが、ネギを見ているうちに、
拒絶の心が薄らいでいくのを止めることは出来なかった。
ネギの顔はエヴァンジェリンに求められたことに心からの喜びを表わしていた。
恥ずかしさに泣き笑いともつかず顔をゆがめるエヴァンジェリンの唇を、
再びネギの温もりが包み込む。
麻帆良学園に降り注ぐ冬の陽射しのように、やさしく、ほのかに、だがしっかりと。
fin
441 :
プラセーボ:2006/01/01(日) 23:30:47 ID:???
以上です。
連投投下、失礼しました。
題名はあえてバレバレでいってみました。
ではでは
長編乙!
携帯だからまだ全部は読んでないが…
お前はもしかして…
この文章の上手さは、例のスレの…お前なのか?
長編お疲れ
GJです
GJです。正月からクオリティ高いな…
正月からいいもん見せてモラタ
GJ!
す、凄……www
久々にノーマルで萌えますた(*´Д`)
エヴァかわいいよエヴァ(´Д`;)ハアハア
でも力が封印されてるのに鏡を粉々にしたり瞬時に直す場面が気になった俺は負け組
>>443 誰? エロパロの人? もしくは亜子スレの奴?
厨な質問でスマンが マロンの行数制限ってどんだけ?
教えてエロい人
マロンの行数制限が32行ってことぐらい専ブラ入れたらすぐわかることじゃない。
まったく冬休みの厨房ときたらうっとおしくてかなわないわ。
ちなみに容量は2048byteだけど別にアンタのために教えたわけじゃないからね。
かっ、勘違いするんじゃないわよ。
長編GJ!
…あと、ツンデレもまあGJだな。
>>449 いじ(ry
まとめサイトの「夢終わる時」
の人なんじゃないかと俺は踏んでいる
>>441 ちょwすげぇwww
でも題名バレバレってのが分かんねえwww
どうも、作者です。
皆様の推論通り、亜子スレの人です。
ご声援ありがとうございます。本当に励みになります_(--)_
>>448 本編の魔法が攻撃魔法ばかりになったので、
日常生活で気軽に使うタイプの魔法を出してみました。
パンチは御愛嬌と云うことで。
>>454 思いこみと勘違いは怖いものだな、と。
>>455 亜子スレ覗いたことないorz
どっかにまとめない?
亜子スレの人か…
ザ・勘違いorz
プラセボ効果か…
レベル高いよ…
むか〜し、むかし 因幡の白うさぎ
1/2
むか〜し、むかし。因幡の国に白うさぎさんがおりましたとさ
ある夜、大洪水が起き、白うさぎ沖の島へ流されてしまい困っていました
そんな時、ワニザメさんと出会いました
刹那 「このちゃん。向こう岸まで送ってくれへん?」
白うさぎさんはワニザメさんを騙すことなく素直に頼んでみました
木乃香 「・・ええで、向こう岸まで送ればええんやな?」
このとき、ワニザメさんがにやりと笑ったのに白うさぎさんは気が付きませんでした
白うさぎさんはワニザメさんの背に乗って河を渡っていました
後ちょっとで対岸に着くときのことです
木乃香 「せっちゃん、ただ乗りはアカン。わかっとるやろな?」
白うさぎさんはびっくりして聞き返します
刹那 「な、何をすれば・・」
木乃香 「今度はウチが乗る番やで!!」
白うさぎさんはワニザメさんに押し倒されました
そして無残にも白うさぎさんの衣服は毟り取られます
木乃香 「いたたきま〜す!!」
・・その二時間後、対岸では白うさぎさんが半裸で泣き崩れていました
ワニザメさんは満足そうに河に帰っていきます
木乃香 「またのご利用をお待ちしてるで〜」
2/2
半裸の白うさぎさんが河原で泣いていると、たぬきさんが通りかかりました
ハルナ 「ウホッ!いいネタ女!!」
哀れにも白うさぎさんはたぬきさんに色々と調べ上げられ、スケッチブックに書き込まれていきました
ハルナ 「ここがこうなって・・・うわ!こんなに入っちゃった!」
何かの考察もされています。他人が見たらなんというでしょうか?
ハルナ 「いいネタもらったわ。完成したら一部あげるね〜」
白うさぎさんの瞳からは涙がとめどなくあふれています
刹那 「汚れちゃった・・」
悲しみに打ちひしがれる白うさぎさんに、今度は優しそうなねこさんが声をかけました
のどか 「だ、大丈夫ですか?」
白うさぎさんは返事をしませんでした
のどか 「そんな格好で寝ていたら・・ごにょごにょ・・されちゃいますよ。うちに来てください」
白うさぎさんは思いました。もう遅いと・・
結局、白うさぎさんはねこさんの家に連れられていきました
白うさぎさんは今度はどんな酷いことをされるんだろうと考えていました
でもねこさんは優しかったのです
白うさぎさんの傷を手当てして、暖かい服を着せて、おいしい料理をふるまいました
白うさぎさんはちょっぴり嬉しくなりました
夜、ねこさんの家で寝ていた白うさぎさんは大声をあげて目を覚ましました。とっても怖い夢を見たようです
そんな様子を見たねこさんが白うさぎさんの布団に入り、そっと白うさぎさんを抱きしめました
のどか 「私がそばにいますから・・怖くないですよ・・」
刹那 「のどかさん・・」
白うさぎさんはねこさんの胸に抱かれ、ゆっくりと目を閉じました。母に抱かれて眠る赤子のように・・
めでたしめでたし
完
ハッピーエンドかよww
刹那 安らぎ
最近安らぎが欲しいと思う
お嬢様は色に狂い、私を襲う
龍宮は私をいやらしい目でしか見ない
後の者は、気が向いたときに私に変なことをする
最近安らぎが欲しいと思う
黄昏ている時間が好きだ
誰も私に干渉しないから
黄昏ている時間が好きだ
そんな私に最近、安らぎができた
優しい人は好きだ。暖かい人は好きだ。いい匂いがする人が好きだ
それがのどかさんだ
のどか 「どうしたんですか?手、冷えてますよ」
のどかさんの手は暖かい。そして冷えた私の手を温めるために自分の頬に当てる優しさが好きだ
刹那 「暖かいですね。のどかさんは」
のどか「そ、そんなことは・・」
前髪からちらりと見える瞳は優しさが溢れ出ている
私はのどかさんと一緒にいるときが好きになった
優しい時間が好きになった
完
せっちゃんの「汚れちゃった…」を何度耳にしたことだろうw
もうパルなんかも狼さんか
464 :
マロン名無しさん:2006/01/02(月) 22:31:30 ID:9lOuar0a
パルはどこにでもよくいる至極普通の愛の探求者です
襲われ続けた刹那も本屋ちゃんという安住の地をついに見付けたかw
>むかしむかしの人
毎回楽しく読ませていただいてます。最近、思うのですよ、よく昔話のネタが尽きないなぁ って。
459 460 462です
>>461 結末間違えちゃったかも
>>463 やっぱり刹那は汚すほうがいいのか・・
>>464 至極普通の愛・・それは言葉の響だけ
>>465 安住?汚すのはこれからですよ・・ごめんなさいウソですorz
いっぱいある昔話のネタをパクるわけですからww
原作者さんが素敵です
>お嬢様は色に狂い、私を襲う
龍宮は私をいやらしい目でしか見ない
後の者は、気が向いたときに私に変なことをする
このくだりに糞ワロタwwwwwwwwww
>>174 二人目は、絶叫マシンにでも乗っているかのような悲鳴で発狂しつつ手足をばたつかせ、仰向けで落ちている。
先に地面に激突したのは、猿の形をした人形、そして、それをクッションにするように後から落ちてきた人影は、
明日菜、このかの見知った顔だった。
千草「ぐあっふぅ!!」
巨大人形の潰れる凄まじい音と共に、目の前に落ちた人間を眺めながら、柿崎達は呆然となった。
人が……降ってきた。
一人は、自分の知っているクラスメートと全く同じ顔をしている。唯一違う事といえば、背中に羽根が生えている
事ぐらいだろうか。
このか「せっちゃんが……二人……?」
目を開けた刹那は、鬼の様な厳しい目つきで辺りを見回し、一言、成る程、と呟いた。背後では、思い切り腰を
打ち付けた千草が、痛む箇所をさすりつつ、「ちょっとぐらい気にしてくれても」だの、「死ぬかと思った」だの、
二言三言愚痴をこぼして、苦笑いのまま、後ろで呆然としている4人と挨拶を交わした。
千草「イタタタ……。どうも、おはつに〜」
初めて顔を合わせた4人は何と返してよいか分からず、「あぁ」とも「はぁ」ともとれる、気の抜けた返事を返した。
縁のない丸メガネの位置を片手で直しながら、やや歳の離れた中学生に何と言ってこの奇妙な空気を
乗り切ろうかと千草は考えたが、結局答えが見つからず、黙って刹那の言葉を待った。
その場に居合わせた殆どの人間が呆然とする中で、斬撃を受け止められた、こちら側の刹那が辛うじて声を
出した。
「天ヶ崎……千草……?何故、お前がここに……それに、私が……もう一人?」
千草は、不意に自分に向けられた質問に意表を突かれ、答えを見失った。今は、言葉など意味を持たないのでは
ないか、そう思わせてしまう程、異質な空気が辺りを支配している。
龍宮「状況は後で聞こう。どうせ説明する気もないんだろう?」
しびれを切らした龍宮が、早く闘わせろ、とでも言わんばかりに刹那を睨み付け、挑発している。
刹那「そうだな……それに……」
一呼吸置いた時には、緊張のためか、誰かがごくり、と唾を飲み込む音が聞こえた。
刹那「記憶がはっきりと残る程、無事にここから帰れるとは思うな」
>>468 3対6
余りの気迫に、構えたままの古菲が一歩後退する。
刹那「柿崎さん」
柿崎がはっとして我に返り、刹那が自分の名前を呼んでくれた事で、改めてクラスメートであった事を実感した。
柿崎「な、何……?」
刹那「手に怪我を負っているようですが、大丈夫ですか?」
柿崎「う、うん……」
刹那「よく、ここまで耐え忍びましたね」
優しい声で、しかし、しっかりと自分の背負った役目を忘れていない。そんな力強い声が、胸の中に染み込んだ。
刹那「柿崎さん……今、私のすべき事を教えてください」
柿崎が深呼吸をして、意識を整えた。願いは届いたのだ。見ているだけなのは辛いけど、私が刹那さんにお願い
しなければいけない、それだけで、ちょっとだけ嬉しかった。
柿崎「のどかを……のどかを、守って」
戦闘装束に身を包んだ刹那が夕凪を脇に構え、完全戦闘態勢に入った。右足を前に出し、柄に手を掛ける。
刹那「承知しました」
刹那は柿崎の一言があるまで、のどかが敵であると認識していた。しかし、のどかを守る、という矛盾した
クラスメートの頼みを、何も聞かずに受け入れた。
説明はいらない。ただ、目の前にあるものを信じて、刹那は闘う。茶々丸は、もう少しだけ柿崎を、自分を、
信じてみることにした。
故障した個所に応急処置を施す。
バランスを辛うじて保っている、ボロボロの身体でふらつきながら立ち上がり、千草、刹那と並んだ。
信じる事とは何か。この戦闘の後に、ほんの少しだけ、その謎が解けるのではないか、そんな予測があった。
三人と六人が改めて見合うと、凄まじい程の気と感情が、黒雲の下の広場を支配し始めた。
以上ッス。
エヴァ長編文章ウマー( ゚д゚ )
俺もこんぐらいでまとめて投下してぇ……
>>462 新たな 可 能 性
462です
>>467 そこがミソだったんです。ありがd
>>470 ミラーさん、いつもGJです
のどせつは
>>320-324氏に刺激を受けたものです
もっと発展させられるといいとおもっています
エヴァ長編文章凄すぎですね
こんな神にはなれそうにはない・・
だから自分は人のまま頑張ろうと思う
ネギが好きなのどかにはレズっ気がなさそうなんだがなぁ・・・
刹那とくっつけて不具合はないか?
>>472 確かに。
のどかが刹那の気持ちに気付いてない、とかなら違和感は薄れるかも。
>>472-474へ
誰にでも優しいのどか
↓
最近不幸続きな刹那はそこに惚れる(勘違い)
↓
断れないのどか
↓
溺れてゆく二人(ここからウソ、ていうか全部ウソ)
↓
木乃香、真名、ネギたちが修羅場
↓
喧嘩はやめて、みんなを止めて
↓
木乃香を撃とうとした真名は、誤って止めようとした刹那を撃ってしまう
↓
命の灯火が消えそうな刹那
↓
悲観にくれる真名が自殺
↓
木乃香の癒しも間に合わず・・
↓
ここでハルナの同人だった
これでOK?
まあ合わない人はスルーすればいいんじゃないかな。
俺は萌えるか萌えないかでしか判断してないが
やっぱり少しは原作に乗っ取ってないとダメなのか?
オリキャラはたしかに嫌だけど話の設定云々は多少不自然でもそんなに気にならんぞ
皆、肝心な事を忘れているぞ
萌 え れ ば い い ん だ よ
みんな〜
>>478がいいこと言ったよ〜wwwwww!
萌えれば原作設定無視してオリキャラ出まくりで新田が雄叫びをあげても良いのか?
設定無視は今まで散々出て来てただろ。オリキャラは流石に厳しいが
イメージが変わって、新しいキャラに萌えるようになった事とかもあるしな。
気にしすぎ。
>>480 俺はオリキャラ出てても萌えればおk
100l あ り え な い が な
萌えれば、あるいは面白ければ何でもありだと思う
ただ、ここに投下する以上は、このスレの住人達が萌えたり、面白いと思うものでなければ
だめなんじゃないかなと考えてる
「自分が面白いと思うものを他の人も面白いと思ってくれるか」
それを知りたいから、あるいは面白い、萌えると言ってくれる人がいるから投下したり
また、そんなSSを読んで自分も書きたくなったり
そうやってこのスレは続いてきたんじゃないかなぁ
試行錯誤は必要かも
けど、人格を持ったオリキャラが必要な話ってのはあんま萌えないと思う 個人的に
自分の考えでは
SSを投下するということは、自分のセンスが問われるということなのではないだろうか
センスってのは、アイデアや文章力とか客観視だったりもするけど
ここではやっぱり、キャラに対する愛情ではないかな
萌えれる作品には愛情が感じれる
と思っている
そこまで深入りする程の流れでもないので
以下、超りん萌えSS↓
__ _ _. |
( ,'´ `ヽ) |
.§ ノl」l」リ|§ |
§ヘi*゚ー゚ノ.§ |
⊂)〜 iつ |
lL__」. |
しソ |
__ _ _. |
( ,'´ `ヽ) |
.§ ノl」l」リ|§ |
§ヘi゚д゚ ノ.§. |
⊂)〜 iつ |
lL__」. |
しソ ↓
続きが書けたので投下しまつ。
ちょっと展開が急すぎる気がしないでもないけどそこはご愛嬌ってことでヨロ。
では投下。
スマン、接続が不安定なんでまた昼過ぎに投下する。
お騒がせしますた。
>>320-323です。
>>462さん、とってもGJです。頑張ってください。
なんかのどせつが思わぬ議論に発展してて、ちょっと驚いてます。
好みじゃないという方は気にしないで頂ければ幸いです。
313です。ようやく接続が安定してきたようなので投下をば。
ではでは。
>>313 ザシュウッ!!
音と共に、文字通り身を引き裂くような痛みが私を襲う。
痛い、痛い、痛い。
何年ぶりかに味わう激烈な痛み。強すぎる刺激が脳神経を焦がす。私の視界が、真紅に染まる。
目に映るのは流れ出す血のような紅のみ。そこには頼りになる戦友の姿も、私に強烈な一撃をくれた魔物の姿も無く、あるのはただただ紅い平面。
その時、決定的な何かが私の体から奪われたように感じた。
程なく、私は意識を手放した。
気づいたときには、白い部屋の中に居た。
ベッドから起き上がり視線を落とせば、お嬢様の姿。私の上に突っ伏すようにして寝ている。そして視線を上げれば、壁に寄りかかるようにして眠るネギ先生と明日菜さん。
「起きたのか」
不意に背後から声を受け、体が強張る。
「何もそんなに警戒せんでも良いだろう。分からないのか?私だ」
少し寂しさの含まれた声の主は、龍宮。見知った者である事を確認して、ふっ、と緊張が取れた。
「痛みは無いか?」
「あぁ」
「そうか」
ごく短い会話。まだ私の頭が完全に覚醒しきっていない故の、淡白なもの。
そしてその後訪れたのはしばらくの沈黙と静寂。龍宮は私が今どういう状態なのかわかっているようで、黙っている。
………ようやく頭が回ってきた。とにかく、現状の確認をしないと。
「ここは?」
「学園内の病院だ。学園長の息がかかった病院だから、お前と私の素性の事は心配しなくてもいい」
「……そうか。すまない。迷惑をかけた」
「礼ならそこのお姫様に言うんだな」
「え………?」
>>491 一瞬面食らったがすぐに言葉の意味が理解できた。
よくよく考えてみればおかしな話だ。死を覚悟するくらいのダメージを受けておきながら、痛みが少しも残っていないなんて。
現代医学ではそんな事はまず無理。治癒魔法でも使わない限りまずありえない。
それが現実に起きている。つまり誰かが私に治癒魔法を使ったということだ。
「お嬢様が…」
無性に自分が情けなく思えた。本来ならば私がお嬢様を守らねばならない立場なのに。それなのに私は今、お嬢様に助けられた。
自分の弱さに絶望すら覚える。
「ん………………あ?せ、せっちゃん!?」
「あ………木乃香お嬢様……」
「せっちゃーん!!!」
お嬢様が目を覚ました。私の顔を見るなり目を潤ませて飛びついてくる。
「……せっちゃん……無事で良かった…ウチ………せっちゃんが…ひぐっ…死んでしもたらどうしようかと……えぐっ」
「お嬢様…」
「グスン……ひっぐ…えぐっ…」
私の元気な姿を見て安心したのだろう、私に抱きついて、泣きじゃくるお嬢様。
その姿を見るとますます自分が情けなく思える。お嬢様に泣いて貰うだけの価値は私には無いから。
心配してもらって嬉しくない、と言えばそれは嘘になるが、今は嬉しさよりも申し訳なさの方が大きい。
自分のミスで大怪我をして、それを守るべき人に治してもらって、その上泣かせてしまう。
何処の世界にそんなナイトが居るというのだろう。
その上、今私はお嬢様に泣くのを止めてもらいたいと思っている。私の事を本当に心配して泣いているのに、お嬢様の泣いている姿を見ていると、自分の弱さが露呈している様に感じてしまうから。
私の、汚いエゴ。
私には、強烈な自己嫌悪にさいなまれながら、泣きじゃくる木乃香お嬢様の姿をただぼうっと見ていることしか出来なかった。
結局あの後、お嬢様の泣き声でネギ先生と明日菜さんが目を覚まし、お嬢様をどうにかこうにかなだめてくれたので、とりあえずその場は収まった。
既に夜も深く更けていたため、その後すぐに皆帰っていった。最も、お嬢様は何か名残惜しそうな顔をしていたけれど。
そして夜が明けて、一日がかりで精密検査を受け、今に至る。
>>492 私の前に今座っているのは、初老の男性医師。時折診察カルテに目をやり、深く刻まれたしわを顔を歪ませてますます深くしながら何事か一人でぶつぶつと言っている。
しばらくの居心地の悪い沈黙の後、ようやくその重い口が開かれた。
「桜咲………刹那さんでよろしいでしょうか?」
「はい」
「失礼ですが後ろの方々は?」
「!?……あぁ。友人です」
「そうですか」
授業が終わってすぐに駆けつけてくれたのだろう、いつの間にやら私の後ろには息を切らしたお嬢様と、明日菜さんと……簡単に言うと昨日の四人が立っていた。
医師はちらりとそちらに目をやると、苦々しげな顔をしてすぐに私に視線を戻した。なんだかひどく感じの悪い医者だ。
「……一応確認しておきますが、一般の方では無いですね?」
「?……はい」
何故私の検査結果を聞くのにそんなことを確認する必要があるのだろう。嫌な予感がする。
「分かりました。それなら問題ないですね」
「あの……何か一般の人間に知られるとまずいことでもあるのですか?」
「………それでは率直に申し上げましょう。昨夜貴女が魔物との戦闘で負った身体的損傷は、完治しています」
なんだ、人騒がせな。大丈夫じゃないか。
後ろで聞いていた皆も安心したようで、ほっ、と息をつく音が聞こえた。
「しかし、今後貴女が気や魔力といった魔術的な力を行使することはできないでしょう。……原因は恐らく、霊的攻撃による二次的精神・肉体エネルギーコントロール機関の死滅。簡単に言うと気や魔力の制御機関が壊れてしまったということです」
頭を後ろからハンマーで一発殴られたような衝撃。私の思考が止まり、目の前の視界がブレ始める。
コイツハイマナニヲイッタ?
「日常生活を営む上では問題はありませんが、今後は退魔士としての活動は絶対にしないで下さい。今の貴女の身体能力は、一般の女生徒のそれと何ら変わりはありません」
医師の口から紡がれる言葉を理解する度、急速に頭に血が上って行くのが分かる。同時に、視界が段々と黒に染まってゆくのも。
「治す……方法は…?」
「今のところわかっていません」
決定打。私の意識を暗い暗い絶望の底へと突き落とすのに十分過ぎる程の。
その時私は、私が信じて疑わなかった自分の存在価値が、この世から消えて失せた事を知った。
とりあえず今日はここまで。
話のキリがいいところまで大急ぎで仕上げたんでチト文が荒いかもしれんが勘弁してくれい。
それでは。
刹那……
せっちゃん(ノ_・。)
作者さんGJなのに素直に喜べない俺ガイル
うは、自分はこういうのも好きだ!
作者さんGJ!
500 :
マロン名無しさん:2006/01/03(火) 16:36:23 ID:5R7Sqe20
>494
GJ!先が木になる木になる(´Д`;)ハアハア
でも、せっちゃんが自虐的?杉な気がした俺ガイル
最近、猫耳エヴァの人が来ないな
みんなレスサンクス。
>>501 まぁ気にしないで、仕様だからw
ネギバトロワで感動して泣いた俺が来ましたよ。
俺もww
バトロワ読んできた。クオリティ高い〜(`・ω・´)
3分後、長いSS投下します。スレ汚しにならなければいいのですが…
題名)『lic lac la lac lilac』
【注意】残酷な、または、痛々しい描写があります。苦手な方はスルーをお願いします。
また、都合により、原作にまだ登場していないキャラが出てきます。オリジナルキャラと見なして構いません。嫌な方はスルーをお願いします。
最近ずいぶん書き込みが減ったな
いつもだったらレス読むのに大忙しなのにさ
陽は薄まり、世界は夜に晒された。漆黒の覆いに散った輝く涙の数々は、一回りも二回りも過ぎ去った思い出にあるのと同じ顔をしている。
世界樹の太き御身を支える足に重みを預け、私は時を感じる。束の間にして永遠。不死者の、あるいは永久を手にした者の、避けられぬ宿命を想い、感傷に浸る。
ゼロ「御主人〜、何時マデ、コウシテルンダヨ?」
エヴァ「うるさいな…折角の黙だというのに…」
根元から見上げた世界樹の幹は、星空も貫く柱で、幾百年の我が昨日さえ易々と支えてくれる。ここ学園で私が頼れるものは、この世界樹くらいなものだろう。
風に囁く葉々は、月光に舞う蝶のように表裏を瞬かせる。しかし、幹は風を裂き、揺れず歪まずの真っ直ぐを徹した。
葉と葉の隙間を漏れる月明かりが、私の肌に触れる。冷たく、高貴で、鋭いその光は本能に通じ、呪いの籠に閉じ込められた今の私にさえ語りかけてきた。
疼く犬歯を噛み締めながら、瞳を閉じる。そして、初恋の人に思いを馳せる。初めて呪文を唱えたその時から、きっと私はナギ…お前を知っていたのだ。
風の唸りが少し大きくなったように感じられる。その中に、遠い記憶に眠るナギとの思い出を見い出そうと、耳を澄ます。
泉が騒がしく流れ、ナギの声が聞こえてこない。欲しい記憶が甦らない。既にベルザンディは煩く叫び、無限を抱えたスクルドが迫る。
ナギのことを忘れてしまうのではないか、という恐怖に私の心が戦く。次々と枯れ落ちる葉に、ナギが埋まってしまうのではないか、と。
ナギの声を求めて、泉に耳を澄ます。やがて私は過去に紛れて、気付けば今日を失っていた。夢という架空の時が、私に語り始めたからだ。
脳髄が夢を織り始め、眩暈と似た感覚に堕ちていく。そこは生温かく、しかし、何度訪れても懐かしくはない。
深く沈んだ記憶が、今日もまた、波打ち際に打ち寄せられた。私はそれを手にとって、苦い日々をまた目にする…。意識は時空を越え、"あの時"に堕ちた。
陽射しの下、大衆に晒された私。ここは領主の屋敷に作られた処刑台。鍬が似合う愚か者共が私を囲み、恐怖と興味を握り締め、残酷の対象に舌舐めずりをする。
彼等の声は喧騒の爆発で、それを束ねる男の声が私の罪を叫ぶまで止まなかった。その男は片手に炎を掴み、丸太の幹に身を繋がれた私に近付く。
寸前で男は立ち止まる。そして、恨みを込めた眼差しのまま、一歩だけ踏み出した。人間共の昂奮が徐々に高まる。炬を掴んだ手の指を、男は私の足元で開いた。
放たれた炎は足元の藁を走り、すぐに私の体に巻き付いた。これが、火あぶりの刑。
皮を剥がされるような痛み。髪も燃え、視界が煙に覆われる。私は叫ぶ。この痛みは堪えがたい。
分厚い暴風の向こうから、農夫共の罵りが聴こえる。不思議と自分の叫びは耳に届かない。喉も焼かれているからだろうか。
やがて煤が全身を黒く埋め、火は尽きた。
灰となった藁の床から煙が細く伸びる中、人々はざわめき怯え始めた。私が焼け死ななかったからだ。
両手を繋ぐ拘束具は焙られ身を捩らせ、丸太は白い粉を散蒔き脆くなっていた、か弱い私でも崩せる程に。
衣服は全て煙となってしまった。だから、黒く焦げてはいるが、私の裸体の輪郭を人間共は見てとることができただろう。
自由を得た私は、体の煤を払いながら深く息を吸った。吐いた息にも、やはり煤が混じっていた。煤を全て吐き出すと、再び私は息をした。
そして辺りを見渡し、様々な感情に縁取られた瞳たちが、瞬きもせず私にただ見入っていることに気付く。
素肌の身の私は、焦げても凍える寒さに耐えきれず、燻った藁の盛りに倒れた。我が身を焼いた炎の温もりに、自ら身を埋めるとは…。
処刑台を囲む人々は、藁の寝台に横たわる私を凝視していた。しかし、私に為す術はない。まだ私には魔法は使えず、人形は作れたが操れはしなかった。しかも今は昼間だ。まだ、吸血鬼の力は眠っている。
炎を放った手の主は、やはり怯えて私を見ている。台の縁から覗く面々も、そのまま恐怖の色に染まっていった。
悪魔は刑に処され、刑を経ても生き延び、今や自由を得た。しかし、何の為の自由か。私が掴んだのは無意味な自由だ。
髪に霜が生え始めたようだ。肩に垂れた金の流れは、粗雑な麻布のように肌を摩った。じりじりと体を焼く藁の残り火に目が覚める。
一度死んだ不死鳥の気持ちがよくわかった。
屋敷の大卓は、主人の身で拵えた灰の山を並べる処刑台となり、それが置かれた庭は、自由を得た農夫たちに踏み躙られ、花は皆、土に花弁を汚している。今や、全ての美徳は失われた。
私がゆっくり起き上がると、静まり返った屋敷の周りを吹き抜ける微風が、私の髪と煤が覆う体を優しく撫でた。
私より先に刑を受けた、処刑台の脇に横たわる十人近くの亡骸。それらは、私を匿ってくれていた領主とその家族の無惨に焼け焦げた抜け殻だった。
処刑台から降りると、人々は足の下をよける蟲のように私から遠退いていく。その中を、煤をぱらぱらと撒きながら亡骸に近付き、隣にしゃがんだ。
良い人だった…。吸血鬼だと知りながら、私を一年もここに置いてくれた。私が悪いのだ。私が吸血鬼なんかでなければ、彼等がこんなに苦しんで息絶えることもなかっただろうに…。
人間味のある生活を思い出し始めたばかりだった。しかし、それも、もう終わったのだ。
必死に泣こうとしたが、何故か涙が出てこない。口数の減った男衆の囁き合いが空気を擦る中、庭には涙の渇れた嗚咽が響いた。
私の踏み出す足の先々、人の群れが避けていく。吸う息さえ足らなくなるほどの衆の中、私は難無く屋敷まで至った。
背で屋敷の打ち割れた扉が閉まると、水を打ったように静まり返った庭から、血の気が再び通い始める音が追って来た。それでも、後ろに振り返ることなく、私は玄関から屋敷の廊下を見つめた。
屋敷の中はかつての様子を留めていなかった。農具で顔を削がれた血も出ぬ名画、脚の足らないピアノ、床に垂れた純潔の紅涙。
我が家を離れる時がまた来たのだ。刻まれずに残った布は少ない。温もりが残る褥を見付け、身に纏い、私は流離いの心を取り戻す。そして、持ち物を集め、この地を去る支度を始める。
とは言っても、物など無いに等しかった。ここの屋敷主が与えてくれた装飾の数々は庭に群れる奴らが持ち去っただろうし、そもそも、私には唯一無二の親友だけだからだ。
親友と聞けば、何か伝わらないかもしれない。それは不恰好な人形で、大き過ぎる頭を支えきれず、
平に切り揃えた前髪を傾けながら、だらしなく両腕を重力に委せている。文句も返さず、ただ居場所を共にしてきた友。
エヴァ「また、私は人を不幸にしてしまったよ…」
人形「…」
私には友の声が、確かに聞こえていた。
まだ真上から傾き始めたばかりの陽の下。裏口から屋敷を抜け出て、ただただ走る。遠退く賑わいも気に留めず、葡萄の生った木々が列を成す畑を過ぎ、屋敷の敷地を裏から囲む暗い森に入っていった。
冬子守り歌が動物の寝息を指揮する寒さの中、獣の足跡をなぞって、凍る土の上に積もった枯れ葉の柔らかな坂を登り続ける。心は空っぽで、瞳は渇き、残るは深い深い虚しさだけ…。
どれくらい走っただろう。鼻や耳が赤らんで、痒さを伴うほどに熱を奪われた頃、左右に深く広がる森に恐怖を植え付けられた。
彼方から呼び掛る遠吠え。茂みに体を潜めた野獣の息遣い。眼を白く灯らせた鳥の飛び去る羽音。久しく触れていなかった孤独に、情けなくも私は翻弄されてしまった。
まるで夜のように光を奪われたこの地は、鬱蒼たる森林の繁茂するままにあらゆるものの存在を隠している。今、何かが私を見つめ、涎に顎を湿らせているとしても不思議ではないのだ。
焚き付けられた恐怖を私は抑えられず、行き先構わず足を早めた。辺りを見回しながら、髪を忙しく揺らし、荒くなる息と脈に余裕を奪われた。
自然と私は安心を求む心に導かれ、樹々の狭間からちらついた光に気付くと、それが何の光であるかさえ気にせず、それがある方向に爪先を向けた。
昼も夜も違わぬ森の下から、草木の禿げた土の床に迷い込んで気付く。そこには、大きく開かれた樹海の穴があった。
煌々と囁き合う星々と何処で目にしたよりも大きな満月が、私とその後ろ、森山の麓で賑わうあの村を照らしていた。
月の指す方に振り返る。昨日まで、いや、今朝まで穏やかだった日々の痕跡が、そこにはあった。
涙が溢れて溢れて止まらない…。
どうしていいか、わからない…。
ただ、ただ、流れる涙に戸惑うばかり…。
でも、わかっている。泣くしかないのだ。再び涙が渇れるまで、泣き続けるしかないのだ。
情の込められた人形も、いつの間にか訪れたこの夜だけは、一言も語りかけてくれなかった。
エヴァ「んん…ん?…ここは?」
茶々丸「あ…マスター、目を覚まされたのですね?」
見慣れた、そして懐かしい木製の天井が広がっていた。私の両手足、この体を支える寝台はやわらかで温かい。私の家、ここは私の寝室。
茶々丸「世界樹に寄り掛ったまま熟睡されていたようなので、私がおぶって来ました。あのままでは風邪をひいてしまいます」
エヴァ「あぁ、そうか…世話をかけたな…」
茶々丸「いいえ、マスター。それでは、私は夕飯の支度がありますので」
わずかな音も立てずに、茶々丸は優しくドアを閉じた。
それから、時計の針が一度か二度、分を刻む軋みを響かせた。調理台のある部屋から、食欲を誘う香りが早くも漂ってくる…。
窓を通して、夜の帳を尚も照らす学園都市の照明を眺め、世界樹を仰ぎながら目にした静かな夜景を懐かしむ。そして、あの哀しき夢も…。
そう何度も見る夢じゃない。数年に一度、断片的に思い出すくらいだ。
魔女狩りという恐怖の暴走が、政治に操られ始める少し前。私がこの身になって、ほんの二十年も過ぎてない頃だ。
魔法も使えず、人形も操れず、の生き延びるのに困難だった時期。まだ、人間に戻れる日が来るのではないか、という淡い希望を捨てきってはいなかった。
いつか、この呪いが解け、苦痛を伴わずに陽の下を歩けるようになるのだと信じていた。
今からすれば、馬鹿馬鹿しい幻想だが、それが当時の自分の生きる意味だった。その希望だけを手に、生き延びていたのだ。唯一の友と共に…。
エヴァ「そうか…あの頃から、一緒だったのか…」
夢を見て思い出すこともある。今の私に、ナギの夢を見ることはできるだろうか…。
鮮明な記憶となった哀しき夢の夜に見た夜空は、やはり、この星空と同じ。寄せる思いの無力さを知った、あの夜の星空と同じ。
樹々の狭間を抜ける風もなく、露垂れる葉も揺れることなく、北の精が森に居座ってしまったかのよう。冬将軍の剣は鋭く、容赦ない。
踏まれた草が音を立てて折れる。土すらも軋む。頭を振れば、髪からは霜が砕け落ちる。肌と身が離れてしまったかのような寒さだ。加えて、この身を包むものは屋敷からの褥だけ。
吐く息はもう白くもない。腹も空いた。森を何日も歩き続けた素足は、小石を踏んでも痛まない。全てが虚ろになりつつある。吸血鬼とはいえ、死なないだろうが、辛い。
赤く部屋を照らす暖炉、食卓に並べられた湯気を引くスープ、綿毛で肌を掻く冬着、幾重にも枚数を増した夜着…
ほんの数日前まで続いていた幸せの残像が、憎たらしいほどの再現をもって私の心を弄ぶ。今思えば、有り得てはいけないほどの幸せだった。そして、もう終ったのだ、その日々は…。
気付けば、星たちが音を立てて落ち始めていた。欠けた月は、もう満月とは程遠い有り様だ……フン、それはつまり私のことか?
そろそろ町か村かを見付けて、食べる物を探そう。それに着るものも欲しい。褥の他に私の素肌を隠すものは何もないのだから。
夜に潜む我が儕たちと同様、夜は私の刻だ。ここに私を射る陽はいない。私は身を隠す布を自ら脱ぎ、蝙蝠共に命じた。
"敬意を払え、我が儕にして衣を織る糸よ"
けたたましい羽音と無数の黒に包まれ、私は漆黒の衣纏う吸血鬼になった。
友を腕に抱いて、私の両足は地面を離れる。落葉をも舞い上げて、枝葉の天井を突き破る。螺旋を描いて宙に浮いた私は、周りの光景を知って息を呑んだ。
そこから見えた眺めは、この世には自分ひとりしかいないのではないかとさえ思わせる果てしないものだった。
彼方まで広がる樹木が眼下を埋め、頭上には恐ろしいほどの迫力を持って星空が覆いを成していた。月の何と明るいことだろう…。
蝠蝙譲りの羽をそのまま鋭く尖らせて、遠ざかるばかりの月に向かって、私は森の上を走ることにした。
どれも似通った森の屋根が足の下を延々と過ぎていく。夜を作る森なだけあって、土が覗く箇所はなかなか見当たらない。この限りなく続く屋根の下だからこそ、陽の眼を避けて私は宛てのない旅を続けられたのだ。
エヴァ「町に付いたら針と縫い糸を手に入れよう。お前の服も少し綻びてきたみたいだからな」
人形「…」
北訛りの風が吹き付けてきた。しかし、私は速度を緩めない。前方の森と空の境目に、人の灯りを見たからだ。
町中に敷き詰められた石畳は潤っているように見え、それぞれが月明かりを溜め込んでいる。
行き交う人々が靴か車輪かで磨いたその人気のない路に、私は素足で舞い降りた。ひんやり冷たい石の鼓動が伝わってくる…。それすらも暖かいと感じる私は、まさに溶けない雪だ。
その雪さえ溶かすほどの温もりが、路の両脇の蔀窓から洩れている。人の点した煉瓦色の灯りが、蔀窓の隙間から路に人の気配を映し出す。
私にもこの幸せの影が触れた。温かい…。この温もりが懐かしく恐ろしい。それは私に、安息と狂気の葛藤を与えるからだ。
私が純粋な人間ならば、この葛藤はないのだろうし、逆に完全な化け物になれてしまえば、これもまた同じことだ。
人間でありたい、しかし、私は紛うことなき化け物。
私はこの町に来た。本能が愛する月よりも、彼方に見えたこの町の灯りの方が、どこか少しだけ自分に近く感じられたからだ。
人の手によって汚され、それでも触れていたいと思う心は、正しいのだろうか…。何故、私はこの町に来たのかわからない。
人の温もりを求めて来たのか、それとも、群れる羊に潜んだ狼になったのか…。
この町の表層は、あの村と同じくどれも笑顔だ。怖れても仕方ない。私は黒衣を身に巻いたまま、町の中を調べることにした。
腹も鳴っているし、服も欲しい。特に、服は今夜の内に手に入れなけねばなるまい。朝陽と共に素肌を晒す気はさらさらない。
とはいえ、この時刻に子供の私が町を歩き回るのは、少し具合の悪い話だ。私は蝙蝠羽を広げ、人目を気にしながら、再び舞い上がった。
この町を囲む森が見えたが、それはもう嫌というほど見てきた。見たいのは町中だ。私は静かに、密やかに、並ぶ家々の屋根に降りた。こういう時、軽い体は便利だといえる。
息を忍ばせながら、屋根に足を這わす。屋根は煉瓦質な板の重なりで、誤って瓦を動かせば色々と厄介なことになる。だから、慎重を要する仕事だった。
実に少ないが、一応、道を行く人は見掛ける。艶やかに光を返す湖面のような石畳に、眼が焦点を失っていたが、徐々に眼が慣れてきた。そして、通りを見張る吸血鬼の眼は"あるもの"を捕えた。
他と異なる貴族風な屋敷の門から人が何人か、それぞれに黒い外套を着込み、囁きながら玄関先の馬車まで歩いている。その馬車も黒い。
囁き合う影たちの中に、その"あるもの"はいた。夜よりも黒い外套に栄える白い肌。そんな美貌を備えた若い女の姿を、屋根上の吸血鬼は見た。
口元を滴る体液は温く、鼻孔を擽るはチカラの匂い。満悦に歪む頬は紅く血塗られ、女の柔肌を貫いた二本の剣は上唇の下で月に応えた。
気付くと、周りで黒い外套の人間たちが、慌て乱れ叫び逃げ狂っていた。私は素足で血溜まりに立ち、傍らには例の若い女が首の辺りを噛みきられ言絶えていた。
やったのか…
本能が再び眠りについた今、私は事態を把握しながらも、高揚する肉体を悦んでいた。吸血の儀を終えた今は気持ちが良い。
しかし、人の心が完全に戻った時、それは罪悪感と恐怖に変わる。罪悪感は命を奪うという捕食行為に。恐怖は、これで自分がまた一歩、人間から遠退き、化け物に近付いたという感覚に、だ。
女と共にいた人間共の無駄に張り上げる声で、町が目を覚まし始めた。静かだった蔀の向こうはざわめき、扉や窓の開く軋みがあちこちから聞こえてくる。
このままだとマズイ。私は逃げる為、黒衣の羽を広げ、灰色雲の渦巻いた夜空を見上げた。暗雲の彼方に潜む月は、雲を透かし、まだ私に訴え続けている。"もっとやれ"と。
しかし、私はそれを拒んだ。躊躇いはわずかで、私はすぐに体重を風に委ねた。町のどの建物よりも高い位置にまで舞い上がり、目下の様子を眺めた。
通りに人が流れ出始め、数人が灯を手にし、口々に「殺しだ、殺しだ」と声を大にしている。
私と共に黒衣で包まれた人形は、瞼を持たず、事の経過を懐で見守っていた。生きていないかのように無口な友は、私の全てを受け入れてくれている。この、化け物である私の全てを…。
ん!?
ここで、自らの心に語りかける声は途絶えた。魔力の作動を感じる。何処だ?…足元…町の中!?
真下を見下ろして、そこに全ての集中を注ぐ。何処だ?魔法使いか?この町に魔法使いがいる!?
宙に浮いたままでは、格好の的になる。追尾型の光矢でも射たれたら逃げ切れない。通りを行き交う野次馬たちを観察し、魔法使いを探す。見当たらない。
通りから屋根の上を狙うことは、まず無理だ。屋根の上に隠れて難を逃れるしかない。それでも、魔法使いが屋根まで来れば無意味だが…。蝙蝠羽を三角に伸ばし、足下の屋根の上を目指して空中を突進する。
近付く屋根に手を伸ばす。次の瞬間には、屋根に着地しているだろう。しかし、不意に寄せた視線の先に、私は不吉な光を見た。焦茶色の外套を着込んだひとりの男が通りに立ち、短めの杖の先端をこちらに向けていた。
『FLANS EXARMATIO!』
ちっ!武装解除か!
道端の男は呪文を唱え、杖射す先の私には荒風が巻き起こった。風は私から翼を奪ってゆく…まだ羽無しでは飛べない私から…。
蝙蝠共が黒い雲になり散っていく。通り上空から屋根に急降下していた私は重力を思い出し、屋根上の代わりに、屋根端の下の硝子窓に突っ込んだ。幸運なことに壁じゃない。
蝋燭の揺れる炎が夕陽色に染める壁を目にしながら、節々が傷む体を起こす。飛び込んだ部屋の中を見渡し、ここが書斎であると確信する。
さぁ、ここからどう逃げようか。逃げ道になりそうなのは、備え付けのドアと、私が作った閉じない窓だ。窓は駄目だろう。魔法使いが迫っているはずだ。だからといって、ドアの向こうは更なる檻の中。
痛む頭を抱えながら動物的本能で生きる道を探す。どうすれば逃げられる?眩暈が邪魔だ。ドアが二つに見える。頭を強く打ったらしい。
二つのドアが同時に開く。向こうから、一人づつ同じ姿格好の子供が覗いた。残念だ。やはり、ドアはひとつらしい。怯える様子もない妙な子供を眺めつつ、無駄に悔しがる。小僧、何をするつもりだ?
子供「Evangeline.A.K.McDowell……呼ぶときは"エヴァ"でいい?」
は?
考える間もなく後ろの窓を人影が塞ぐ。魔法使いだ。しかし、魔法使いの男はなかなか私を襲う素振りを見せない。これじゃあ、歪む視界に悶える私が馬鹿みたいじゃないか。
男「よりによって私の部屋に墜ちたか…私がそこに行くまで、シャントト、お前はそいつに触れずに待っていなさい。Evangeline、君には少しの間、眠っていてもらうよ」
魔法使いは再び杖を構え、聞き覚えのない言葉を唱えた。眠りの呪文か何かだろう…。無地の壁に宿った蝋燭の灯りを前に、私の意識は遠くなっていった。
>『lic lac la lac lilac』
長いので、とりあえず今日はここまで(´・ω・`)
続きは明日、投下します。
>>520 乙乙。いつも楽しみにしてますよ〜
でもエヴァ様は女子供は殺らないはずでは……
>>521 相変わらず絵うまいっすね
つーかネタがバロスwwwwwwwwww
バトロワとかイジメとか一度に
読み杉て頭割れそう…ハハハ
>520
GJです。魔法使いは味方かな?
どっちに転んでも面白そうですが
続きが非常に気になります
>521
癒されました。目頭が熱いです
ただ声高に叫びたい。GJ!!
エヴァ長編一気に読んだから頭がフラフラする・・・
>>520 GJ!
こういう、過去の話は創作でも非常に興味がある
>>521 ダメだ。おまえさんの絵はどうもダメだ。
なんでもこうも癒されちまうんだ?
>>520 こりゃ凄いな。
てかそりゃエラーでるだろwww事実長いってwwww
>>521 木乃香の台詞に吹いたwww
>>494>>520 長編の神同時降臨キターー――(゜∀°)―――――!!!
どっちも続きが気になる…神が増えるのはいいことですなぁ。
>>521 なんでアンタの絵は毎回俺のツボに入るんだwwww
うひゃー!長編・絵師GJ!
漏れも長編っていうよりただ長い話書いてるが、
クオリティが違いすぎる。 ホントGJデス>orz
それにしても人減ったな…
>>529 よし、何か書いてみようぜ。
新刊を買い漁りに行ったと予想。
>529
社会人は今日から仕事なんだよ…
>>469 瞬動……常人にの目にはとても捉えられない速さで動くその移動が、戦闘の口火を切った。
戦闘状態となった刹那は、個人戦であれば他の四天王よりも圧倒的に戦闘力は高い。チームワークとも言えない
相手の闘い方は、最早個人戦と言ってもいい程だった。刹那はたった一人で四天王を相手取り、戦局を押し
始めている。元より四天王の中ではbPの実力を持つ刹那にとって、それはいとも容易い事だった。
全方位の攻撃を受け流し、あっさりと背後を取っては、一撃ずつ決めてゆく。しかし、一見余裕そうに見えるその
動きに焦りを感じ取っていたのは、龍宮だった。
やはり、いくら刹那といえど、全員に本気を出されたらたまったものではないだろう。ましてや、こっちにも“刹那”は
いる。こちらにとっては本物である木乃香が見ているのでは、刹那がいつ、本気に近い状態に入り込んでもおかしく
ない。そうなる前に勝負を決しようとしているのだろう。
龍宮「刹那」
一歩距離を取り、制服姿の方の刹那に声を掛けた。
龍宮「お前も羽根を出せ」
「な……し、しかし……」
龍宮「どうせ一般人に見られている。ならお前も解放しろ。引き延ばした方が有利だ」
刹那は苦い顔で躊躇っていたが、木乃香の方を横目でちらと見ると、決意を固め、背中を天井に突き出した。
白い羽根が露わになる。相手の刹那が一瞬、しまった、という顔をしたが、すぐに元の厳しい目つきに戻った。
向こうにも、この程度で怯んではいけない理由があるのだろう。
龍宮「楓、古、後は任せたぞ。私は……あっちへ行く」
龍宮が千草の方を向き、歩みを進めた。
最近、龍宮神社に入り込んだ新人。そして、刹那の呼び掛けた『千草』という言葉。
龍宮「こんにちは。天ヶ崎千草さん」
千草「……ぎくッ!!」
柿崎達の周りに結界を張っていた千草が、びくりと肩を震わせ、龍宮の方を一瞬だけ、チラリと見た。
龍宮「この間、修学旅行があったんですよ。この学校。そこで、ちょっとしたいざこざがあってね……」
符に結界の印を書きながら、龍宮と目を合わせまいと、必死で目を逸らしている。
龍宮「どうやら、その事件の犯人は関西呪術協会からの刺客だったらしく……」
額に冷や汗を浮かべながら、小刻みにふるふると震えた顔が、龍宮の方へと動いた。
>>531 え?早くね?三が日明けたらもう仕事なの?
官公庁は今日からだしね
>>532 龍宮「それで、刹那から聞いた話によると、確か名前が……天ヶ崎千草、とかなんとか……」
完全に龍宮と顔を向き合わせた。弁明の余地がない。
いやしかし、ここにいる龍宮は偽物……バレても何ら問題はない筈……。
龍宮が銃口をダビデ像の真上へと向けた。それは、ついさっきまで方陣のあった場所を指している。
龍宮「確かあれは、禁呪だったな……。刹那もとうとうそんなものに手を出したか……」
千草「せ、刹那はんは関係ありまへん!ウチが勝手にやった事……それに巻き込んだだけですえ」
自分の事情を唯一理解してくれた刹那の事を悪く言われ、同罪にしたくない一心で慌ててそれを否定した。
龍宮「そうか……フフ……随分深い事情がありそうだな。だが……」
二つの銃口が千草の方を向く。結界は張り終わったが、一歩でも動いたら撃ち抜かれる、そんな気迫が銃口から
溢れ出ていた。
龍宮「そんなものは知らないね」
銃声に驚いた亜子達が、口から小さな悲鳴を漏らし、目を覆った。恐る恐る手をどけて前を見ると、そこに千草の
姿はない。あるのは、穴の空いた一枚の紙切れだけだった。
千草「フフフ……甘いどすなぁ。お嬢様を奪われた刹那はんの目の方が、20倍は恐ろしかったえ。ここにいる
他の子ぉと違て、アンタにはまだ余裕があるみたいやなぁ。」
背後に立った千草が、唇に当てた符越しに龍宮を挑発した。そのまま投げ捨てる様に背中に符を放つと、熊型の
新たな式神が出現し、猿鬼と共に龍宮を挟んだ。
龍宮「ほう……これがあなたの式神か……」
耐久力だけはバカに強い猿鬼と熊鬼が龍宮の相手をしている隙に、千草は広場を覆う壁に向かって走り出した。
そこに予め用意しておいた無印の符を張り付けていく。
通常、符には“目眩”などの攻撃手段が書いてあるが、同業者や、文字の意味を理解する敵には、その文字を見た
だけで対策を講じられてしまうため、符に更に呪を掛け、無印に見せる事ができる。龍宮がその文字を理解する事を
刹那から聞いていなければ、この戦法は破られていただろう。
次の張り付け場所へと向かうために向きを変えた瞬間、目に入ったのは、穴の空いた熊鬼と猿鬼の姿だった。
千草「そっ、それは速過ぎるやろ……」
口元を緩めた龍宮の顔が、銃口と同時に再びこちらを向いた。
ここまで。
なんかどんどんクォリティの高い長編が投下されていってる……
バランスとるために久々に短い奴でも書いてみようかな……
>>502 すんません
なにぶん携帯からなもんで文章が短くなりがちなのでどうにかしようと奮闘しているのです
長けりゃいいってもんじゃない
いい文章は、短くても読み手の想像力を喚起して内容を補完させてくれるもんだ
ダラダラ長いだけより遙かにマシ
539 :
520:2006/01/04(水) 19:50:21 ID:???
みんなレスd (`・∀・´)
>>521 牛タン!牛タン!で思わず頬がにやけたw
>>523 女子供を殺る気はないが、意思に関係なく本能的にやっちゃった…という感じ。勿論、エヴァの意志に反した行為です。
>ミラーさん
千草が微妙にカッコイイ!
お札さんの設定とか、こういう細かな部分がしっかりしてるから凄いと思う(`・ω・´)GJです!
>>538 長編書きさんが不安になるだけだし、最後の一行は余計だろ
お前が長編嫌いなのは分かったから、嫌なら黙ってスルーぐらい覚えろ
>>536ミラーさんお疲れさまです!
自分は早く続きが読みたいです
>>540 何を必死になってるのか知らんが、さんざスルーしてるよ
GJな作品には素直にGJとレスしてる
長編が嫌いじゃなく、ダラダラ長いだけのものが嫌い、だ
そこんとこ間違えるな
まぁ、結局は長かろうが短かろうが
GJならおkってことでいいんじゃね?
真名「刹那は学園長に呼ばれて遅くなるそうだ」
楓 「それならば3人でやってるでござるか?」
古菲「誰か代わりに人呼ぶアルよ」
刹那「ふう、すっかり遅くなってしまった。 みんな怒ってるかな? まあ、どーせドンジャラだが」
部屋に戻った刹那が見たものは真っ白に燃え尽きた武道四天王の姿であった。
刹那「なっ! こ、これはどうしたんだ?!」
真名「…か、勝てない… 何故だ…」
楓 「まるで手の内で踊らされているようでござるよ…」
古菲「食券がもう無いアル〜 明日から学食が食べれないアルよ…」
刹那「一体誰の仕業なんだ…?」
美砂「あれ桜子どうしたの? その食券」
桜子「んふふ〜 儲かったにゃ〜」
円 「桜子と賭けをやる命知らずがまだいたんだ…」
ドンジャラキタ(゚∀゚)コレ !!!!!
1/2
朝倉「おおっと、吉田の心は折れない! 下から攻める!!」
ザジ「( ・ω・)?」
朝倉「おわっ、ザジちゃんいつの間に?!」
ザジ「(・ω・ )プライドノビデオ?」
朝倉「あー、これは実況の練習にちょっちね。 ザジちゃんプライド好きなの?」
ザジ「ヽ(´ー`)ノスキー」
朝倉「! じゃあ、ちょっと教えてあげるよ」
ちう「ザジ寝ようかー」
ザジ「三( ゚∀゚)」
ガシッ
ちう(なっ、アルティメットタックル!?)
ちう「プライドごっこか? ふふ、この程度じゃあ倒れないよ」
ザジ「(`・ω・´)マダマダ!!」
ちう(かっ、担ぎ上げ!?)
ザジ「(ノ≧□≦)ノ テヤッ」
2/2
朝倉「おおっと、ザジ選手ベッドにちう選手を叩きつけた! そしてそのまま流れるように寝技に突入!!」
さよ「す、すごいですね」
朝倉「ザジ選手マウントの位置から服を脱がしにかかる! ちう選手は下からそれを防いでいます」
さよ「なんだか必死ですね…」
朝倉「ああっと、ちう選手の上着は脱がされました! そしてそこからザジ選手横四方に移行!」
さよ「朝倉さんの教えを守ってますね」
朝倉「ザジ選手、ちう選手の胸をあごで抑えながら、ズボンに手がかかる!! ちう選手太ももを閉じて防戦!
しかしこれは苦しいか!?」
さよ「ひゃあ〜」
朝倉「脱がされた〜!! これでちう選手は下着のみ!! あっ、ザジ選手脱がした勢いをそのまま
縦四方に移行!! 胸でちう選手の顔を押さえ込む!!」
さよ「…ゴクリ」
朝倉「さあ、通常の縦四方とは違う! より深く重なり、これは正にシッk…」
さよ「あ、朝倉さん…」
朝倉「な〜に、さよちゃん、今いいトコ…」
ちう「あ・さ・く・ら・さぁ〜ん、何で昨日の事がビデオになってて、あなたがアフレコしているのかな!?」
朝倉「あっ、いや、ちうちゃんこれはね…」
ちう「ザジにプライド教えたんだって? ちょうど良かった私もコマンドサンボに興味があったんだ… 付き合ってもらうよ」
朝倉「は、話せばわかる…」
ちう「問答無用!!」
ドガッ!!
さよ「見事なロシアンフックです…」
完
ボブ・イゴーリ−キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
3分後に、二日目投下します。一日目と比べて、話がダルくなります。すいません(´・ω・`)三日目で盛り返しますんで、ご勘弁を
題名)『lic lac la lac lilac』二日目(>>508-
>>519の続き)
【注意】残酷な、または、痛々しい描写があります。苦手な方はスルーをお願いします。
また、都合により、原作にまだ登場していないキャラが出てきます。オリジナルキャラと見なして構いません。嫌な方はスルーをお願いします。
耳傍を擽る従者の囁き。ここは…?
茶々丸「マスター、起きてください。夕飯の支度ができました」
趣味に合った木目の天井に茶々丸の顔が覗き出ている。私は寝台で上半身を起こすと、額に滲んだ汗を手で拭った。ゆっくりとした瞬きの合間に呼び起こされる記憶。私は何の夢を見ていたか…。
茶々丸「マスター?大丈夫ですか?悪い夢でも見ていたようなので…」
エヴァ「大丈夫だ…いや、ちょっと待ってくれ」
荒くなった息を整える。気付けば、肩で息をしていた。下着が汗で湿っているのがわかる。
茶々丸「マスター、私は着替えを用意してきます」
エヴァ「ああ、そうしてくれ」
濡れて鋭く固まった髪が重くなって揺れている。紅潮しているだろう頬を撫でながら、夢について、つまり、思い起こされる過去について考える。
エヴァ「あの後、目覚めたときもこんな風だったな…あそこは落ち着きがなかったが」
木の香を籠める天井に再び目をやりながら、深呼吸を二度三度と繰り返した。窓から外のただ真っ黒な空間を眺める。
唾を呑むと、ごくりと大きな音が耳に響いた。鼻息さえも耳に煩い。それでも静かだと感じる、もちろん、あの場所と比べて、という意味だが…。
着替えを手にした茶々丸が戻ってきた。
エヴァ「何の夢を見ていたか、訊かないのか?」
茶々丸「はい」
エヴァ「興味ないか…」
茶々丸「いいえ、違います」
エヴァ「ん?…どういう意味だ?」
茶々丸「悪い夢なら、思い出して欲しくないので」
エヴァ「あぁ、そうか。いや、違うんだ。悪夢じゃないんだ、結局はな。むしろ、良い夢でもある。苦悩を伴うが…」
そう言いながら私はやはり数百年の時を遡り、あの時、あの場所の、夢の続きと戯れた。
それは悩ましく、しかし未熟の薫りを秘めた若き日々。
突如にして起きた農奴の反乱。安住の崩壊。その場で殺されるもの、後で殺されるもの。持ち出される家財。相次ぐ略奪。
自室の窓から奮起する農奴共を見ていて、こうなることは確信していたけれど…。乱暴に扉を開け、男達が部屋に入ってきた。その内のひとり、白髪混じりの皺の深い男が、力一杯に私の腕を掴んだ。
男は下劣な訛りに声を張り上げ、他の農奴もそれに声を合わせた。奴らは私を悪魔と罵り捕え、虐殺の材料に喜んでいる。
無抵抗に従っていると、逆に懐疑心を刺激したのか、奴らから畏怖の念の卵を感じた。
そのまま連れられ、鮮やかな草花が淫らに肌を染める領主御自慢の庭園まで来る。しかし、そこにかつての華やかな庭はない。花粉撒く娼婦たちは泥に塗れて、足元に伏していた。
美しい皿が並ぶはずだった大食卓が庭の中央に置かれ、支配者を灰にする祭壇と化している。屋敷の者たちがその脇に自由を奪われ、死ぬ順番を待っていた。
今朝まで笑顔で世話をしてくれていた顔は、今や絶望に殴られ青褪めている。そして、その中に領主の姿を見付け、私も青褪めた。
藁が積まれ、胴を括る丸太木の杭が付いた台が卓に乗せられた。これから皆、灰になる。恐らく、私だけを残して…。
次々と焼かれていく新しい家族。そして、私と領主の番が来た。反乱の頭が炎の揺れる炬を片手に、私達の前を行き来し、いやらしい目つきで私の体を舐めた後、大衆に向き返って雄叫びを揚げた。
男の持つ炬は火の粉を散らしながら、ゆらりゆらりと遊ぶように領主に近付き、男の小言と同時に藁に沈んだ。
うわぁああああ!!
炎の中の領主に私は叫ぶ。声が渇れるほどに。
ハッ………
悪夢から逃げるように眼を醒ますと、そこには見慣れない天井を背景に子供の顔が覗き出ていた。寝台で横になっている私の手足は、奇妙な疲労感を帯びて思うようにいかない。
乱れた息を整える。気付けば、肩で息をしていた。下着が汗で湿っているのがわかる。
唾を呑むと、ごくりと大きな音が耳に響いた。鼻息さえも耳に煩い。それでも静かな音に感じる。それ程に、窓の向こうは騒々しい。
側では、安物のブランケットに顔をうずめながら、あの魔法使いが寝ていた。手に杖を掴んだままだ。夢の中でも盗み見られたか…。
私の顔を覗く子供の顔は悲しそうで、同情に満ちていた。そういえば、何故、この子供は私の名前を知っていたのだろうか?
傍らの魔法使いが目を覚まし、納得したような優しい眼つきで語りかけてきた。気に入らない眼だ。
男「悪いが、夢を透して記憶を見させてもらった」
エヴァ「そのようだな」
男「前もって言うが、そもそも私には、君をどうこうするつもりはない。不死者の恨みを買うのは御免だからな」
エヴァ「そうか、なら今すぐ逃がしてくれ」
男「そう望むのなら、そうしよう。しかし、約束して欲しい。この町には二度と近付くな」
エヴァ「……約束などできんな。したとしても、明日には破ってやる」
男「…困ったな。それなら、自衛の手段として、やることはやらせてもらうぞ」
エヴァ「何をする気だ?」
男「君を人間にする」
今、何と言った?
男「君をどうこうすることが私の目的ではない。しかし、敵に同情を寄せる余裕も私にはない」
溜め息を吐いた魔法使いは、軽く瞼を閉じ杖をこっちに向けた。
エヴァ「ちょっと待て、どうやる気だ?」
男「吸血鬼の力を奪う。それだけだ」
エヴァ「お前は真祖の吸血鬼を人間に戻す方法を知っているのか?」
男「今やろうとしている」
エヴァ「本当に戻せるんだな?」
杖を握ったまま、男は閉じかけていた瞼を上げた。見開いた眼は、若干驚いたようにも見えたが、しかし、どこか芝居染みている。
男「君は人間に戻りたいのか?」
エヴァ「……ぁあ、そうだ」
魔法使いは嘆息に老けた顔を若返らせ、下手な芝居を続けた。
男「ならば止めよう。本物の人間に戻す方法は、まだ知られていない」
魔法使いが次にどんな言葉を続けるか、無表情のまま私は詮索する。
男「君自身で探すしかないな。この部屋の向こうに、君が飛び込んだ書斎がある。そこに吸血鬼の秘術に関する書籍がある。自由に読んで構わない」
エヴァ「それで、お前は私をどうもしないのか?」
男「さっき、言っただろう?それに、私が君を捕えた理由は、何よりも保身だよ。この町で魔法が悪く作用することは避けたい。私まで町を追われかねないからな」
こういう脚本だったか、と鼻で笑うところだ。それを止めて良かったと思わせる真実の台詞が後に続くまで、私も無表情の芝居を続けた。
男「それに、あの村の一揆で生き延びたお姫様と知れば、悪くはできないさ。実は、君が世話になっていた領主に私も恩があってね」
そういうことか。
それからのわずかな会話の後、魔法使いと子供は部屋を出て行った。賑やかな外から遮断されたここに、私はひとり残してもらえた。
この両手足の倦怠感が魔法の仕業でないとすれば、魔法使いは本当に私を拘束するつもりがないらしい。今にでも、私は蔀を破って通りに出ることができる。
しかし、逃げ出す気が不思議と起きない。理由はわからない。でも、何とも言えない安堵感が付き纏うのだ。前の村の屋敷を訪れた時のように…。
ん?
今更、思い出して、ブランケットの中を確認する。ぉぃぉぃ…服着てないじゃないか…。
脳を無駄に高速回転させ、色々と恥ずかしい光景を想像する。過去も何もかも見られた…。あ〜、もう死にたい…。くそぅ…。
そんな憐れな私をからかう視線が感じられる。視線を蜘蛛の糸のように手繰り寄せ、蔀間から洩れる直線の陽光を浴びた我が人形を、家具の上に見付けた。眼が笑っている。鋭い眼で睨みつけたが、友の眼は笑い続けた。
寝台から這い出て、友の肩を揺らしてみるか、または顔を背けさせるかしようとしたが、扉を越えて響いてくる足音に阻まれた。
私はより深くブランケットに潜り、目から上だけ顔を出して、扉に視線を注いだ。
扉は激しく軋みながら開き、忙しい雑音が流れ込んでくる。例の魔法使いが子供と一緒に顔を見せ、両手に持った衣類を大袈裟に見せびらかした。
男「着るものを持って来てやったぞ。生憎、男のものしかないが………」
エヴァ「な…なんだよ…」
魔法使いはブランケットを透視するかのように私の胸元に軽く目を落とし、溜め息を吐いたことを誤魔化しながら、笑顔で言葉を続けた。
男「…男の服でも平気だろう」
エヴァ「うるさい」
からかっているつもりか?どいつもこいつも…
男「まさか、何も着ないままでいる気か?」
エヴァ「とりあえず、今はそれで我慢してやる」
魔法使いの男は別として、傍らの子供が特に気に入らない。無垢だからこそ隠さないのか、気味が悪いほどにニタニタしている。私と魔法使いのやり取りを楽しんでるみたいだ。
そういえば、この小僧、私の名前を知っていたはずだ。この家に墜ちた時、悶える私に向かって名前の呼び方を訊いてきたのを覚えている。
エヴァ「おい、魔法使い」
男「なんだい?」
いい加減、その堪えた笑いを止めてくれ…
エヴァ「このガキは何だ?」
ついに魔法使いは、笑いを堪えるのさえ諦めたらしい。男にしては高い声で、魔法使いは女々しく笑った。
男「君の言いたいことは、いや、訊きたいことはよくわかる」
エヴァ「だったら早く答えろ」
男「シャントト、来なさい」
魔法使いは子供を自分と私の狭間に立たせると、笑いで乱れた呼吸を整え、端の震える唇を開いた。
男「さて、エヴァンジェリン。何か言葉を思い浮かべてくれ」
"裸"
ぉうあ〜!従ってしまった!
子供「"裸"…だって」
男「合ってるか?」
エヴァ「違うな、思い浮かべたのは"月"だ」
子供「うん、合ってるって」
エヴァ「ぅおおい!違うって言ってるだろ!」
子供「"ごまかすしかない"だって」
男「それは、お父さんにもわかるぞ」
ぎゃ〜〜〜〜!!
厄介なシャントト坊やの読心術披露は数十分に渡り続けられ、魔法使いの親子が飽きた頃には、私は心労でぐったりしていた。
エヴァ「つまり、常に心を読むことで、私を完全に監視していたというわけか」
親子揃って、首を縦に振る。嗚呼、憎たらしい…。話を聞けば、このシャントトとかいうガキは他人の心が読めるらしい。なんて迷惑な才能だろうか。
エヴァ「心を読むなと言っても無駄だろう……」
こら、頷くな。
エヴァ「……しかし、着替えの時はひとりにさせてくれ」
頷け。よし、良い子だ。
二人を部屋から追い出すと、私は着替えを始めた。雑多な綿で織られた服をブランケットの上に展げ、色々と感想(むしろ文句)を述べる。何よりもまず、真祖に相応しくない。
しかし、何も着ないわけにはいかず、渋々、着替える。あのシャントトとかいうガキの服か?微妙に私の方が体は大きいようだ。例えば、袖が足らない。それに加え、あぁ…、やっぱりだ。
扉を少し開け、わずかな隙間に顔を突っ込み、廊下で待機する二人に注文をつけた。
エヴァ「服が小さくて腹が出る。もう少し大きいのを頼む」
男「シャントトの服だと、それ以上の大きさは無いぞ」
エヴァ「あ〜、じゃあ、お前ので構わんから持ってこい」
男「シャントト、見張ってろよ」
魔法使いは何処かの部屋に服を取りに行ったようだ。フン、なかなか従順じゃないか。戻ってきた魔法使いから服を受け取り、再び部屋に閉じ籠る。
うぁ…、大きい…。鏡の前で大き過ぎて着れない服と悪戦苦闘する。私が着ると、まるでワンピースのようだ。ふと思いついて、再び注文しに扉を開けた。
子供「はい、これでしょ?」
シャントトが手渡してきたものは細めの帯。そういうことか、やられた。
エヴァ「心を読んだのか?」
シャントトは自慢げに頷いた。
茶色を脚に穿き、胴続きの草色のワンピースを黒い革紐で腰に結び付け、とりあえずの間に合わせとする。
質問攻めにしてやるつもりで二人を部屋に招き入れたが、親の魔法使いが訊いてもいない問いに勝手に答え始めた。
男「まず、人間に戻りたいという君の願いには協力しよう。さっきも言ったが、書斎にある魔法関連の本は好きに読んで構わない」
エヴァ「見返りには何を望む?」
男「家事全般だな。飯作れ、部屋掃除しろ、洗濯もだ」
真祖の私が雑用係?こいつらは、そんなことをやらせるために私を保護したのか?思わず不機嫌が顔に出る。
男「居候の上に書斎を貸してやるんだ。そのくらいの条件は呑め」
そんな使用人の役目は私の自尊心が許さない。第一、何不自由なく育ってきた私に、家事などできるはずもない。自信を持って誇れるのは、好きでやっていた針仕事くらいなものだ。
エヴァ「飯作るのも掃除も洗濯もやったことはないが、それでもいいなら…」
男「シャントト、教えてやれ」
子供「うん」
苦し紛れの言い訳も通用しない。初めからそうだが、こいつらは強引なんだ。しかも、やけに子供っぽい。
エヴァ「なんて奴らだ…腹立たしい」
子供「あ、本音を隠さなくなったね」
エヴァ「お前が筒抜けにするからだ」
確かに、書斎を自由に使えるということは、私にとってこの上なくありがたい話だった。人間に戻れるかもしれないという淡い希望については勿論だが、
この機会に魔法についての知識も得ておいて損はないだろうからだ。魔法関連の本に触れられる機会は極めて少ない。これは好機だ、魔法を学ぶための…。
魔法使いは思い出したように表情を改めて、外界から陽射しを受ける蔀を指でつついた。
男「今は昼間だが、なんでこんなに外が賑やかだか、わかるかい?」
エヴァ「私のせいか…」
男「さっき、外を見てきた。悪魔が現れたと騒ぎになってる。しばらく外には出ない方がいい」
エヴァ「そうか…すまないな。迷惑をかける」
男「好きでやってる人助けだ。迷惑なんて思ってないさ」
魔法使いはシャントトの肩に手をそっと置き、目は遠い彼方にはたたく彼なりの悲愴に落ち着いていた。私はその目に心惹かれた。自分と同じ寂しさが籠められているように思えたからだ。
詰る所、これは傷の舐め合い。忌み嫌われる宿命を背負った者同士、一本の傘の下に隠れているだけ。
魔法、魔力といった類のものは、大概、禁忌とされる。人間は自分らを脅かす存在に容赦しないものだ。
しかし、"人間"は望んでもいる。強大な力や永遠という驚異を貪欲に、そして無差別に求める。それがどんな不幸であったとしても、構わず自分のものにしたがる。
そして今の私は、"吸血鬼"から"人間"に戻ることを望んだ。
エヴァ「…いや、やはり話すのは止めよう」
恥ずかしいからな…。
茶々丸の持って来た服に着替えながら言葉を続ける。唇は曖昧な単語を刻み、何とも意味を持たない一続きの言葉を綴り終わると、私は茶々丸に向き直った。
エヴァ「言うなれば、私が最弱最小の吸血鬼だった頃の話だ」
茶々丸は黙って私の全体を眼球のレンズに映している。レンズの中の着替える自分を意識の外で確認し、その姿を意識の内に引きずり込んだ。
夢を経た体がまだ微かに残る感覚で、シャントトの服の小ささを訴える。あれ以来、私は自分が他よりも大きい体なのだと感じることは稀だ。
成長のしない肉体が時の経過を忘れさせる。毎年と変わらぬ年齢の身体は衣服の寿命より長くそのままで、足らぬ袖に憤りを感じることもない。
エヴァ「茶々丸」
茶々丸「はい、マスター」
エヴァ「明日、適当な店で服を買うぞ」
茶々丸「服を?」
従者は電算の入り組んだ心で意図を汲み取ろうとしている。服は手作りと決めているのに何故?と習慣に反する事態に困惑を隠さない、そんな正直なお前が好きだ。
エヴァ「ああ、服だ。今回ばかりは手作りでは面白みがない」
茶々丸「わかりました。では、後で学園内から適当な店をいくつか探しておきます」
エヴァ「頼む。私より少し小さいサイズの服が欲しいんだ。着れなくはないが、着るには小さい服が…」
言い終わる寸前に、自らの異常に気付く。小さい服で何をしようというのだ。きっと、あんな夢を見たからだろう。どうかしていた。
エヴァ「…っあ〜、すまないな茶々丸。やっぱり今のは無しだ」
茶々丸「服は探さなくてよろしいのですか?」
エヴァ「ああ。探さなくていい。ほんの気まぐれに惑わされただけだ」
汗に湿った服を茶々丸に手渡し、私は食卓に向かう。木の質感をしっかりと足裏で踏み、あの町に初めて舞い降りた時の石畳と比べる。
そして、食卓に向かう自分の像は夢に流れる時に呼び掛け、また異なる過去の情景で私を覆う。
別れを悲しむと知りながらも尚、出会いを喜び求む、時の経過を知る心の一時の慰めが思い出されてならないのだ。
人形片手に木目の軋む階段を降り、食卓に並ぶ暖かい食事の匂いを想像して鼻を利かせる。
そこには、あの村の屋敷にある大卓と異なり、小さな小部屋に小さな小卓が置かれていて、三つの小さな小椅子がその周りを囲っていた。何もかもが小さいので、自らも含め、全ての他の家具が大きく見える。
魔法使い、シャントト坊や、私の順に席に腰を下ろした。疑問と決めつけに満ちた沈黙が、布擦れの音まで大きく感じられるほどに気まずく流れる。
理由は実に簡単だ。食卓には何も並んでいない。
エヴァ「…何も出ないのか?」
男「君が作るんだろう」
子供「料理、掃除、洗濯…の中の料理」
エヴァ「今日から…なのか?」
男「君は昨夜から居候してるんだが」
子供「最初は手伝うよ。ほら、立って」
強制的に料理をさせられる羽目に陥った私を、代わりに椅子に座した友なる人形が、やはり馬鹿にする目でこちらを見ていた。癪に障る。
私の心を読んでか、側のシャントトが芋を洗いながら言った。
子供「友達の"チャチャゼロ"に笑われてるよ。ほら、ちゃんと洗って」
その一言で、シャントトが差し出した芋を受けとる余裕などなくなった。
エヴァ「チャチャ…ゼロ?」
目を丸くして小僧は驚く。そして、また心を読んだのか、問いを先取りして答えていく。
子供「君の友達の"あの人形"には名前があってね、あぁ、自分で付けた名前らしいけど、"チャチャゼロ"っていうんだって。うん、え?、読めるのは人の心だけじゃないよ。人形だって、草木だって、心があれば読めるんだ」
エヴァ「お前…」
子供「チャチャゼロの言葉を代弁しようか?"シッカリシロヨ"だってさ。ほら、芋洗って」
冷水を抱えた盥で芋の泥を洗い流しながら考える。全てシャントトに読まれているだろうが、もう構ってはいられない。
私が旅に連れていたのは単なる人形ではなく、本当に、語らぬ親友だったのだから。
>『lic lac la lac lilac』
今日はとりあえずここまで(´・ω・`)
投下してても「長いなぁ〜」とか思いました。これで、全体の2/3を投下したことになります。つまり、次回で話は終わります。
一日目(確か『lic lac la lac lilac』5かな?)にある通り、エヴァが30歳に達してない頃の話なので、言うなればエヴァの成長物語に位置します。なので、徐々に原作のエヴァに近付いていくのが演出できたらな…と思っています。
ちなみに、シャントトは原作の世界にも、ちゃんと存在している人物です。完全なオリジナルではないです。
続きが気になるw
乙&GJですwww
シャントトなんて居たっけ?
何巻?
ナギの写真に写ってるガキorフェイトじゃないか?
まあ憶測に過ぎんけど。
正解は教えて、作者さん!ってことでFA。
俺もわかんね。
1巻から読み返してみるノシ
中世生まれのエヴァたんが30歳未満の頃、だったら
ナギはまだお父ちゃんの玉の中にもいないんじゃないかと
そのお父ちゃんも玉の中にすらいないな
シャントトってのは、のどかのアーティファクトの説明書にちらっと出てくるひと?とマジレス
流れを無視するようでスマソ
真名の苦悩 27 脂肪
お正月、私たちはゆっくりとした時間を共に暮らしていた
朝、目がさめれば隣に居る二匹の子犬
お寝坊さんな彼らは、朝食の香りがするまで起きてくることは無い
仰向けになって大の字になって気持ちよさそうに寝ているのだ
警戒心といったものはまったく無い
カワイイ・・
お昼にもなれば彼らは昼食をせがんでくる、ご飯しかないか?キミたちは
だがそんな彼らと一緒に食べるご飯がたまらなく好きだ
一生懸命食べるその姿は見ていて微笑ましい
たまにご飯の取り合いをしている姿も見られるのもたまらない
ご飯を食べればお昼寝の時間だ
やっぱり警戒心は無い、大の字で寝転んでいる
カワイイ・・
というような感じで彼らは立派な寝正月をすごした
横で寝ている彼らをつついてみる。ぷにぷにと柔らかい感触が気持ちいい
だがしかし・・
寝正月は彼らを太らせてしまったようだ
お腹の丸みが、かわいい様で危険な感じだ
明日から外で特訓だな。ボール遊びがいいかな・・
完
>>571 嗚呼、可愛いよ真名可愛いよ
GJ!!!
ハルナ いたずら
ハルナ 「ほほう・・なかなか男前じゃない!」
ハルナの目の前には仔犬がいる。ハルナは近くで寝ていた仔犬を捕まえて、ちょっとしたいたずらしていた
手にもった黒マジック、ハルナは仔犬に眉毛を書く
仔犬は自分が何をされたのかはわかっていない。きょとんとした顔でハルナを見つめている
少しばかり首をかしげながら、舌を出しておすわりをしていた
ハルナ 「バカ殿みたいでなかなかいいね!!」
ご満悦のハルナであったが、迫りくる危険な気配に気が付かなかった
真名 「貴様、私の仔犬に何をしている・・」
ハルナが振り返ればそこには人鬼が立っていた
明らかに殺意と憎悪に満ちた目で鬼はハルナを見つめている
ハルナ 「こ、こんにちは・・この子、真名さんの?」
真名から放たれる殺意はハルナに向けられている。もうじき修羅場になるなとハルナは感じた
でも・・こんな修羅場は・・好きじゃないなァ、と思う
真名 「かわいいだろう・・私の仔犬は。眉毛が無いほうがもっと可愛いんだろうがな」
ハルナ 「私は、眉ありのほうがいいかな・・」
死はもうすぐそこまで迫っているような気がした
ゆらり・・と鬼は動いた。いや、ゆっくりと動いたように見えた
交通事故のときなんかに世界がスローモーションで見えるような感じだろう
ハルナの最後に見た映像は、眉間に突きつけられようとしている銃口であった
ハルナ 「うきゃあああああ!!!!」
痛いってよりも熱いな・・額はそんな感じであった
完
さてと、だいぶんできたかな。後は後半をどうするかだけれども・・
あ、あれ?ちがったか…(;´Д`)
578 :
563:2006/01/05(木) 10:52:02 ID:???
レスdです∩(・ω・)
シャントトをよく見付けましたねwその通りです。
"シャントト"はのどかの読心絵日記『DIARIUM EJUS』の取扱説明文に記載されている名前の人物です(5巻参照)。その中にある情報、つまり、生存していただろう時代、読心本の存在に関係するだろう資質を考えた結果、『lic lac la lac lilac』のシャントトになりました。
エヴァの若い未熟な頃をSSにする場合、エヴァの年齢の関係で登場させられるキャラが不足してしまい、最後の手段としてシャントトを創作、登場させました。そういった事情も理解していただけたら、嬉しいです。
>>571 ほのぼの温まる〜ヽ(=´∀`=)ノ
癒されますた〜
>>573 眉毛wwwハルナの言い訳にワロスwwwww
まったく分かりませんでした>シャントト
俺には読む資格無いな…
わかるわけねーww
ウォーリーを捜せみたいだ。
何故か公開オナニーという言葉が頭に浮かんだ。
>>581 ウォーリーを捜せみたいな感じで『美空を捜せ』ってあったら面白いなと思った。
ついでに何故か美空の公開オナニーも思い浮かんだ。
>>535 突如、銃声が止んだ。回られたかと思い、慌てて周辺を確認すると、茶々丸が龍宮に向かって体当たりを仕掛けて
いるのが目に飛び込んできた。龍宮はすれすれで身体を捻って回避してはいたが、警戒を誘うには十分な
牽制になっただろう。
すると今度は、今まで茶々丸の相手をしていた明日菜と葉加瀬が、千草の方に狙いを定めてくる。明日菜の
手持ち武器が、こちらの式神を一瞬で消してしまう事は知っていた。ここまで猿鬼と熊鬼の耐久力が役に立たな
かったのは、前回の失敗以来だと、改めてこの学園の人間の恐ろしさと、この闘いに勝つ事の難しさを実感した。
千草「あっ、アンタ何でそんなに足が速いんや!!」
木乃香「明日菜はクラスで2番目に速いんやよ。もっと速く走らな、追いつかれてしまうえ」
遠くの方から聞こえてきた木乃香のその声は、以前に会った時よりも、明らかに質を異にしていた。
あれではまるで……
しかし、そんな事を考えている暇はない。バカに足の速い明日菜と、何やら宙に浮いている巨大な機械からの
光線を回避するのに全神経を集中させなければ。あれを喰らっては、怪我どころの話ではない。
>>583 茶々丸の空中からの援護が入り、何とか2枚目を張り終える。2枚目の符を張るのにさえ、ここまで苦労するとは。
千草「そこの飛んでる娘ぉ、ちょっとこっち来てや!!」
茶々丸を呼んだつもりで言ったが、葉加瀬と偽者の刹那が何か用か、と言いいそうなキョトンとした顔でこちらを
向き、飛んでいく茶々丸の姿を見て、ああ、自分じゃないのか、と妙に納得したような恥ずかしそうな顔で元に
戻った。千草は間違えて呼んでしまった事に変な責任感を感じ、何か言わなければいけない様な気がしたが、
茶々丸が到着してそのままうやむやになってしまった。
その妙な空気で趣味の川柳ができそうだったが、やめておいた。相手に隙ができたから、まぁいいか。
千草「お札張るの手伝ぅてや。あの二枚を一辺にして、正八角形を作っておくれやす」
茶々丸はこくりと頷き、再び飛ぶ姿勢に入る。しかし、千草が何か思い出したように、茶々丸を呼び止めた。
茶々丸「なんでしょうか?」
千草「アンタ、名前は?」
茶々丸「絡繰茶々丸と言います。それが何か?」
千草「ほうか、ほなら頼みますえ、茶々丸はん」
千草が茶々丸の背中に符を張り付け、その勢いで宙へと後押しするように、押し出した。
>>582 統合して、
『美空の公開オナニーを探せ』でどうだ。
麻帆良学園各地のカット。そのどこかにさりげなくオナニーしている美空がいます。
ヒントは【テロップ】です。
さあ頑張って見つけ出そ…………
探せになってねえ。
>ミラーさん
毎日読めて最高です!
振り向く二人がお茶目だw
ハルナ いたずら2
とある昼下がりの公園
二人の幼い兄弟たちが人目もはばからず戯れていた
兄 「もう我慢できないんだ!!お前のこと・・好きだ!!」
弟を押し倒した兄は、押し倒した弟の瞳をじっと見つめる
弟 「ダメだよ兄ちゃん!僕たち・・兄弟なんだよ!」
しかし弟は頬を赤らめながら、プイっとそっぽを向いてしまう
だがその表情には何かの期待が込められている様にも見える
兄 「もう一度言う、好きだ」
横を向いていた弟であったが、普段とは違う兄の真剣な言葉に顔を正面に向け、お互いに見つめう
弟 「兄ちゃん・・」
ハルナ 「くは〜!たまらないな。お姉さんこのシチュエーション大好き!!」
暇だったハルナは、そのあたりで寝ていた仔犬を二匹捕まえて”兄と弟 禁断の愛”ごっこを繰り広げていた
ハルナ 「ふふ・・では、クライマックスへ・・いきましょうか!」
そのときである。後頭部に何か硬くて冷たい物が押し付けられた
真名 「貴様、私の仔犬たちに何をしている。前回、殺したくらいでは懲りていなかったということか・・」
ハルナは仔犬を掴んでいた手を離し、両手を上げて”抵抗しません”のポーズをとった
真名 「ん?どうした、続きはしないのか?」
ハルナ 「この後は・・意外と弟は激しく兄を求めてきたってプレイなんだけど・・見る?」
真名 「貴様にかける慈悲はいらないようだな・・」
ガアアアアアン!!!
ハルナ 「うきゃあああああ!!!!」
後で鏡を見てわかったが、撃たれた跡が禿げになっていた
完
>>589 一体何がハルナを駆り立てているんだろう?www
GJ!!
撃たれた後に目がきくハルナスゴスwww
3分後、『lic lac la lac lilac』三日目(
>>551-562の続き)を投下します(`・ω・´)
今回で完結です。
舟から見た陸地のように濃紫色の雨雲は流れ、川を下る桴の如く町は為れるままに時を過ごしていた。
石畳に溜った雨水に、次なる雨が波紋を重ねる。屋根から垂れる雨水は過去の涙の跡を辿り、石の窪みを更に深いものにする。
雨降る毎に繰り返されてきた風景が、今日もまた何ひとつ変わらず繰り返される。初めの雨はいつの事だか、私がこの町に来たのもいつの事だか…。
一際暗い雨降りが数日と続き、一向に晴れる気配はまだない。しかし、それも私には関係のないことだった。揺らぐ灯に蝋を融かしながら、難解な書物と格闘しているだけの毎日だからだ。
傍らには何時も離れずチャチャゼロがいる。何もかもが充実していく。本当の友、新しい家族、ついに終わる苦渋の日々…。
説き明かされていく吸血鬼の秘術。思うに、実体験が大分の助けになったはずだ。十日の誕生日にされた儀式の記憶が、断片的で蒙昧に見える秘術の記述を確信的なものに変えていく。
そして、その複雑な糸の絡まりを解いた時、吸血鬼の永遠は絶えるだろう。
男「なぁ、エヴァンジェリン。あまり無理するなよ」
エヴァ「吸血鬼を見縊るな、…フフン」
魔法に対する知識も増えた。始動キーの存在、呪文詠唱と精霊の関係、体内から発する力と体外から取り込む力…しかし、全ては後回し。吸血鬼の呪いが解けるのなら、私は魔法などに頼りたくない。
シャントトのお陰で家事も得意になった。人間に戻った後で役に立つだろう。他にもシャントトには感謝することが山ほどある。シャントトは私とチャチャゼロの文字通り架け橋だった。
チャチャゼロの声、それが空想の域を越え、現実の触れられるものとしてある、それが何よりも心強かった。今までの長い人生、ずっと一緒だったからだ。
芽生えた絆は奈落よりも深い。死ぬまで、そして、死んでも続く絆だろう。
私の用意した食卓の席は、今や自慢になっていた。
エヴァ「美味いだろ、ははは、美味いだろっ!」
男「美味いから、そろそろ君も食べたらどうだ」
エヴァ「…いや、その…」
子供「味見でお腹いっぱいで、焦がしたやつも証拠隠滅したから無理だよ、お父さん」
エヴァ「ぇえい!だから、その力を秘密暴露に使うんじゃない!」
この賑やかさが大好きだ。妙な話だが、シャントトの迷惑な力のお陰で私は遠慮なく全てを話すことができたし、まずこの家には隠し事がないのだ。相手を疑う必要のないことが、こんなにも平和だとは…。
雨が止んだこの日。夕飯の後、私は久しぶりに外に出ることにした。勿論、チャチャゼロを抱いて。
私がこの町に来てから、何度か月が満ち欠けを繰り返してきた。そろそろ吸血の一件も世間から薄れている頃だろう。
とはいえ、通りに身を晒すと、魔法使いやシャントトに迷惑を掛ける事態になりかねない。手始めとばかりに、代わりに屋根に這い上がった。
屋根から見下ろした通りは以前のままだ。漆のように月明かりに応える石畳、煉瓦色の灯りを洩らす蔀の並び、夜空を圧倒的に支配する月…。
屋根の端から両足をだらしなく垂らし振り子のようにしていると、その脇からシャントトの声が聞こえた。
子供「外に出たんだ」
エヴァ「ああ、久しぶりにな」
子供「そっち、行ってもいい?」
このガキは知ってるクセに、敢えて尋ねたりする。いつも通りに返事を先取りしたらどうだ?え?
子供「ねぇ?そっち、行ってもいい?」
エヴァ「ほら、掴まれ」
そう言って差し出した手を、何の遠慮もなくシャントトは握り返した。吸血鬼の力で屋根上まで持ち上げると、坊やは満足げに微笑み隣に腰掛けた。
子供「人間に戻れそう?」
エヴァ「なんとかな。皮肉なことに、吸血鬼化の儀式の記憶が一番の手掛りだ」
子供「でも、戻れるなら…良かったね」
エヴァ「あぁ。もしかしたら、明日にも方法がわかるかもしれない」
子供「え!?すごい」
エヴァ「本気にするな。そんな気がしただけだ」
坊やとの会話の間、私はチャチャゼロに関心を寄せていた。念願叶う私に、チャチャゼロはどのような祝福の言葉を投げ掛けてくれるだろう。
子供「実はさ、渡したいものがあるんだ」
シャントト坊やは遠慮がちに分厚い本を一冊、懐から取り出した。
子供「心を読める本だよ。これはその試作品」
エヴァ「お前が作ったのか?」
子供「うん。あまり詳しくは教えられないけど」
その本は月光に禍々しく栄えたように思えた。それくらいに魔術的な趣に満ちていたのだ。ラテン語の表紙に魔力を秘めた紋様を飾り、しかも無駄に重く厚みがあるのだから。
子供「これが必要になると思うんだ。それはもうエヴァの物。返さないでいいよ」
私は黙って受け取った。自ら親友の言葉に触れられる、その思いが心を支配していく…。
子供「僕はもう戻るね」
シャントト坊やは勝手に屋根を降り、窓から部屋に滑り込んで行った。構うものか、私とチャチャゼロの間にもう小僧は不要なのだ。
月が妖しく掲げられている。雲は白く淀んでも見え、透明な明かりに漂っていた。彼処に行きたい。
もしかしたら、本当に人間に戻れるかもしれない。そして、その日は明日かもしれない。そうなれば、宵の空を舞えるのは今で最後かもしれない。
月の光を透さぬ黒い雲を、私は森の彼方から招いた。その黒い雲は目前で羽音と共に木の葉の如く散り、蝙蝠の羽と姿を変え私を包んだ。
私は吸血鬼。
チャチャゼロと本を抱え、空に向かって足を放した。この無重力な自由、私は忘れていた。今更だが恋しい。一度得た力は、手放すに惜しいものだ。しかし、心は揺るがない。
私は人間に戻る。所詮、これは最後の舞い。吸血鬼への月の誘惑は無駄に終わったようだ。私の決心は固く揺るがない、縦しんばそれが満月であっても。
月夜を游ぐ私は片手で易々と本を支え、風向くままに頁を捲った。最初の頁には使い方が書かれていた。シャントトの字だろう。面倒なので適当に読み飛ばす。
使い方の説明通りに"相手の名前"を唱え、声で心に語り掛ける。
人形の面が頁の上半分に浮かび上がり、下半分には文字が並び始めた。
ゼロ:"ケケケ…、久シブリダナ…"
エヴァ「最初の言葉がそれか?」
ゼロ:"最初ノ言葉?オイオイ…忘レチマッタノカ?アノガキニ会ウ前ハ、心デ言葉ガ通ジテタハズダゼ…"
エヴァ「どういう…」
ゼロ:"コンナ本ナンカ使ワナクテモ、心デ会話デキテタハズダ…"
私の中で何かが音を立てて壊れた。
ゼロ:"トリアエズ、ソノ本ニ頼ラズ話ソウゼ…"
私は雲の影の狭間を漂いながら、チャチャゼロとの交換日記的な会話を止めにした。自分の中に眠っていた何かが思考を埋め尽していく恐怖に脅えながらも、魔法の本を閉じた。
エヴァ「…本は閉じたぞ」
ゼロ「…」
エヴァ「人間に戻る念願を叶えられそうな友に、捧げる言葉さえないのか?」
ゼロ「…」
エヴァ「…話をする気がないのか?」
慎重に、そして徐に本の表紙を掴んだ。チャチャゼロの顔色を伺いながら、ゆっくりと本を開く。開きながら、頭の片隅で懐かしい声が響いた気がする。"ヤメロ"と。
エヴァ「なっ…」
後悔した。本を開くべきではなかった。友は悩んでいただけなのだ。私に捧げる言葉と、自分の正直な気持ちと葛藤していただけなのだ。
ゼロ「ダカラ、"ヤメロ"ッテ言ッタンダ」
手の震えを抑えながらも瞼を閉じる。シャントトの力、そして魔法の本の意味を今、やっと知った。
シャントトの力は、相手の心を知れる力じゃない。知らされる力だ。魔法の本は、会話のための道具じゃない。心を盗み見る道具だ。
魔法の本に綴られたチャチャゼロの心は、私にとって残酷であり、しかし対等なものだった。チャチャゼロは友として、常に私と対等だったのだ。その関係を侵したのは、私。
拭う涙を月明かりに誤魔化して、チャチャゼロの言葉を待っていた。しかし、沈黙が続くだけ。耳に入るのは、私のすすり泣く声だけ。
エヴァ「悪かったな。私は自分の事しか考えてなかったみたいだ」
ゼロ「…」
私が覗いてしまったチャチャゼロの心。閉じ忘れていた本には、それが深々と刻み込まれていた。
ゼロ:"人間ニナッタ、オ前ガ死ンデモ……オレハ死ネナイ"
束の間にして永遠。不死者の、あるいは永久を手にした者の、避けられぬ宿命。
ゼロ「何時マデ、コウシテルンダヨ?」
エヴァ「うるさいな…折角の黙だというのに…」
月の支配する今宵の空は、絶えぬ涙の無数を知って、共に瞬く星々を撒いた。
私は本を静かに閉じ、永遠に開かぬと誓った。涙に滲んだ星月夜は、私とチャチャゼロだけのもの。私は人間に戻らない。所詮、これは永遠の舞い。友を残して逝けるものか。
芽生えた絆は生死よりも深い。死ぬまで、そして、それは永遠と続く絆だろう。
私を嘲笑う月は高らかにあり、寝静まる寸前の町を遥か天井から観賞していた。月は満月と新月に揺れる奴隷の舞台に興じているかのようにも思える。
隠れる気は既にない。堂々と夜空に舞い、町の細い空を覆うばかりに羽を広げた。
満月とも新月とも呼べぬ欠けた月は、私の腹を空かせる。牙は痒く、喉は生命の紅酒に渇いていた。まだ冷静な脳が理由を探す。
エヴァ「私はこの町から出ようと思う。また流浪の者となるだろう…」
ゼロ「…」
エヴァ「あの魔法使いや坊やには悪いことをしたな…」
ゼロ「…」
エヴァ「私は悪い奴だ」
ゼロ「イインジャネーカ?」
エヴァ「?」
ゼロ「別ニ、悪デモ、イインジャネーカ?」
エヴァ「そうか、悪か…。だとすれば、誰一人として善など誇れぬな…」
ゼロ「ケケケ…」
高貴な町一番の屋敷を眼で捉えると、一直線に屋敷の窓を目掛け飛ぶ。風を切り、黒衣をはためかせ、誰の目にも留まらず屋敷の窓縁に張り付いた。
頬を窓硝子に寄せ、吸血鬼の耳は女の吐息を数える。九人は確かだ。
エヴァ「旅立つ前に、少しは腹を膨らませておこうか」
いとも簡単に窓は破られ、寝具に身を埋めた幼い女を部屋で見付けた。まだ子供だ。これを手に掛ける気はさすがにない。自分の肉体と然程違わぬ娘を見て羨ましく思った。
そんな人の心も束の間、家政婦が部屋の戸を開け、私の姿に声も出せないでいる。私は家政婦に飛び掛り、首元に吸血鬼の接吻を施した。
死なない程度に血を吸うと、私は食べ残しを床に突っ撥ね、勢いに乗せて廊下に飛び出した。
他の家政婦たちが私の姿を目にし、様々な反応を見せる。やはり声も出ぬ者、情けなく地に伏せる者、声を張り上げ助けを乞う者、手を合わせ届かぬ思いを天に捧げる者、皆々が私の餌食となった。
敢えて言おう、私は誰も殺していない。死なない程度の吸血だ。懐に隠れたチャチャゼロが呆れたようにケタケタと笑っていたが、やはり私に殺す気はない。
廊下の騒ぎを聞いて、愚かにも部屋から顔を出した女がいた。女の瞳が私を映したか知らないが、素早く近付き、首に印を残してやった。
貧血で倒れたその女を貴族の娘と判断し、私の食欲は急速に萎んでいった。満足したのだろう。廊下の離れた場所から足音が響く、そこから足音より早く男の臭いが漂ってきた。男に用はない。最も近い部屋に入り、そのまま窓を破って外に出た。
夜の翼は空を包む。今の私に残された仕事は、本の返品と別れの言葉だけだった。
魔法使いとシャントト坊やが住む家の扉は他と違い、どこか近寄り難い風を帯びていた。しかし、やらねばならない。
ゼロ「ケケケ…別レヲ告ゲルノガ嫌カ?」
からかうチャチャゼロを無視し、戸に付いた小さな鐘に触れる。これを鳴らせば、全てが止まることなく終わりに向かうだろう。
いや、違うな。この町に訪れたときから、全てが止まることなく終わりに向っていたのだ、きっと。
私は戸の鐘を鳴らした。
扉の中で物音がする。その物音がぴたりと消えた後、蝶番に支えられた戸が軋みながら開いた。あの魔法使いが顔を覗かせるとばかり想像していたが、顔を見せたのはシャントトだった。
子供「行くんだね?」
やはり、こうなると踏んで本を渡したのか…。口を閉じたまま、私は魔法の本をシャントトに渡した。シャントトは何も語らぬまま本を受け取ると、軽く頷き、私の瞳を覗き込んだ。
子供「わかった。さようなら」
エヴァ「あぁ、お別れだ」
子供「チャチャゼロを大切にね」
エヴァ「…」
子供「最後に、ひとつだけ頼んでもいいかな?」
なんだろう?想像もつかない。数ヶ月、世話になった相手だ。頼まれてやってもいいだろう。私は軽く首を縦に振った。
子供「嫌だろうけど、最後にもう一度だけ、この本を使って欲しいんだ」
エヴァ「誰に使えばいいんだ?」
子供「僕だよ」
エヴァ「…いいだろう。本を貸せ。…"シャントト"」
何千行の文字を目にしたか知れない。他人の醜い心を知り尽くした無邪気な子供の悲鳴を全て、本は暴露した。
子供「…これでお互い様だね」
私から本を受け取り爽やかにそう言うと、シャントトは戸を閉めた。しっかりと閉ざされた戸に、震える声で私は呟いた。
エヴァ「私なんかより自分を大切にしろ、バカが…」
そして、返事のない扉に背を向けた。
ゼロ「ケケケ…頼ミナンカ拒否スレバ良カッタンジャネーカ?」
エヴァ「…」
ゼロ「ソウスリャ、ソンナニ泣カズニ済ンダゼ」
エヴァ「…」
ゼロ「ソレトモ、アノガキト別レタ事ガ辛イノカ?」
エヴァ「…」
ゼロ「シッカリシロヨ」
エヴァ「お前と二人っきりの旅を嘆いてるだけだ」
ゼロ「ケケケ…」
不幸なのは自分だけだと思っていた。それは違った。私は人を不幸にしてしまうばかりか、幸せにしてやることすらできない。もう少し早く、理解してやればよかっただけなのに…。
町を去る今は、自分を囲むこの町の灯りよりも、本能が愛する月の方が、どこか少しだけ自分に近く感じた。
だから、きっとこの町に来たのだ。
眠り子の欠伸も今宵の何度目か、泪粒は枕の代わりに頬を濡らした。挫けた人間の心は、儚くもまだ幾分か温もりを残した胸に居場所を据えている。人間じゃないと認めることが、こんなにも寂しいとは。
空っぽの胸を掻きながら、心臓の鼓動があることを確かめる。まだ、温かい。
チャチャゼロはまた無口な頃のように黙り、一言も交わすことなく私達はこの地を踏み締めた。振り返ると、動かぬ過去の事実としてか、あの町の灯りが見える。あれは人の灯り、私はそこを越えてしまった。
雲が千切れ棚引くそよ風に、囁く木々が耳に優しい。孤独感を紛らわしてくれるようで、目を瞑ると、小河のせせらぎにも思えて。これは過去の泉の音。ウルズの声。
きっと永遠の中の一瞬先にあるだろう遠い未来、天井支える木の根下も恐れぬ自分が瞼を閉じ、葉音に耳を傾けて、今日の日々を杯に汲むだろう。
これは死なない者の小賢しい戯言に過ぎない。しかし、そうなる時が必ず来る。そう信じたい。その日の私は、もっと利口になっているだろうから。
エヴァ「さて、吸血鬼の私には魔法の知識が活きてくる訳だが…」
何の樹か、とても太い幹に身を預け、私は明日について考える。もう焼かれたりするのは御免だ。力が欲しい。誰にも傷付けられぬように、誰も傷付けぬように…。
魔法使いの書斎で荒読みした本の中身が、地下の水脈の如く湧き出てくる。
エヴァ「始動キーを決めなければならなかったな…」
何も思い浮かばない。当然だ。今の私にはチャチャゼロの他、何もない。しかし、過去を思えば、全てがそこにあった。幸、不幸、愛情、軽蔑、生、死…。
それらも所詮は過ぎたこと。人間であった自分はもう返って来ない。何も知らなかった無垢な少女時代を羨んで、遠くを見据え、何度目か数えるも無益な溜め息を吐いた。
ゼロ「何カ、ヤリタイ事トカ、ネェノカヨ?」
エヴァ「やりたい事?」
ゼロ「ソウダ。魔法ヲ使ウ度ニ、毎回トクチニスル言葉ダカラナ」
エヴァ「…」
ゼロ「名誉ヲ求メルナラ"名誉"ヲ、富ヲ求メルナラ"富"ヲ、ソレゾレノ願イヲ、呪文ニ織リ込ムモンジャネェノカ?」
エヴァ「願い…か。できることなら、失った少女時代を取り戻したいところだ。しかし、突然と饒舌になったな」
ゼロ「…」
もし、口遊んだ魔法が願いを叶えてくれるなら、私は少女の頃に戻りたい。そして、初恋に頬を染めよう。恋人が私をただの少女だと分かってくれるように。
結局、ナギとの思い出を探し当てられぬまま、食事の部屋に来てしまった。その理由を"まだ終わっていないことだから"として励ます。我ながら憐れだ。
そして、食卓に着いた私を迎えたのは、やはり孤独な晩餐だった。茶々丸の用意した皿は、簡素な木造りの卓を鮮やかな彩りで飾り立てている。しかし、孤独は全てを灰色にする。
茶々丸「どうぞ、マスター」
エヴァ「…ぅん」
下ろす腰に茶々丸が椅子を滑り込ませる。私が両手を食卓に置いたとき、意図せず深い溜め息が出た。
茶々丸「マスター、やはり具合が?」
エヴァ「体は何ともない。少し、退屈しただけだ。いや、お前の仕事に不満はない。ただ、人恋しく……」
茶々丸の無表情の中に悲しみを覚え、咳で段落を区切る。さぁ、夕食だ。
静寂に掻き疵を作るように、皿とフォークが触れ合う。どこか、この静けさはぎすぎすしている。慣れたはずの居心地の悪さに、やはり苛立つ。
そしてそのまま、私は自分の心の醜い、あるいは、卑しい部分を押し隠し、食事を終えた。
夜は更けるだけで、遂に私の孤独は闌けた。晩餐の後に始めた針仕事の続きも終わってしまった。退屈が再び時を埋め尽していく。
エヴァ「チャチャゼロ、新しい服が出来たぞ」
ゼロ「オ!ヤット、デキタカ!」
エヴァ「"もう"出来た、だ」
その言葉を置き手紙宛ら残して、私は玄関を出た。身に染み入る寒さに体を震わす。やはり冬だ。凍えるとまでは言えないが、やはり冷える。
口煩い保護者のように茶々丸が後を追って来て、私の肩にカーディガンを着せた。
茶々丸「マスター、そのままでは風邪をひきます」
茶々丸の思いやりを軽く無視し、都市の明るさに遠慮している星空を見上げた。
エヴァ「六年前の雪の夜、ぼーやの前に現れたそうじゃないか…」
茶々丸「…マスター?」
エヴァ「雪の夜なら会いに来てくれるのか?」
そうだ、と言うなら今宵を雪の夜にしてやろう。散った天使の羽のように、はらはらと雪を踊らせてやろう。
紫の『初恋』織り込んだ言葉を、ナギ、お前に残した唇で紡ぐ。
エヴァ『lic lac la lac lilac…
<<終わり>>
>>605 大作乙でありました
やはり、エヴァ様の過去は寂しさや悲しさを感じさせますね
GJでした!
607 :
605:2006/01/05(木) 19:44:40 ID:???
>『lic lac la lac lilac』
慌てて補足。
紫のライラック(lilac)の花言葉は『初恋』など。
『以上で猛獣の芸を終わります!』
ちう(ザジが手品やるってから来たけどまだかよ…サーカスなんて今更見てもな。)
『次の演目はザジさんによるマジックショーです!皆様盛大な拍手を!!』
ちう「おっ始まった!なかなか大掛かりじゃねーか。」
ザジ「…今から切断マジックをやります。特別にゲストとして入場券の番号が84956の方はステージに上がってきてください。」
ちう「へぇー。こりゃあ楽しそうだな…って84956って私じゃねーかよ!」
・・・・・・・・・
ザジ「…ゲストのちうです!拍手を!」
ちう「ば、バカ!CN出すなって!…で私は何すりゃいいんだ?」
ザジ「ちうはこの箱の中に入ってればいいよ。」
ちう「へぇー意外に単純なんだな。じゃあ手品頑張れよ。」
ザジ「ではこれより人体切断マジックを始めます!種も仕掛けもありません!この箱に入ってるちうをこの鉄板で真っ二つにします!」
ちう(安全って分かっててもなんか不安だな…)
ザジ「じゃあカウントダウンスタートです!」
『3!』『2!』『1!』
ザジ「えい!」
ちう「痛い痛い痛い!!!???ストップ!ストップ!」
ザジ「どうしたの?」
ちう「な、なんでマジックなのに痛いんだよ!!?」
ザジ「種も仕掛けもないからだよ。ちう真っ二つになって?観客が見てるよ?」
ちう「なれるかよ!!?」
ザジ「っていう初夢を見たよ…?」
ちう「絶対正夢にすんなよ!」
という初夢を見た俺ガイル
大作お疲れ様でした
引き込まれるような作品でした
612 :
マロン名無しさん:2006/01/05(木) 21:12:56 ID:sVHeZM/2
乙!
楓さん犯人にナッチャウヨー
古畑かw
>>605 俺こういうの弱くて…
レンズ洗浄液が止まらねぇよ
GJ!
(´・ω・`)おっきしたお
むか〜し、むかし 貧乏神
むか〜し、むかし。あるところにとっても働き者がおりました
しかし、いくら働いてもお金はたまりませんでした
なぜならその家には貧乏神様が住んでいたからです
そんなある日、この家にお嫁さんがくることになりました
このお嫁さんは大変な働き者と評判でした
皆、この二人が夫婦になればお金持ちになると思っていました
しかし・・
刹那 「このちゃん・・」
木乃香 「せっちゃん・・」
なんと二人は運命の出会いであったらしく、働くどころか朝っぱらからまぐわって働かなくなりました
お互いに肌を求め、その指と舌が触れ合っていないところが無いくらいのエロっぷりです
そんな様子を見た貧乏神様は心配になって二人にこう言いました
ハルナ 「同人誌のネタに事欠かないのはいいんだけど・・働こうよ」
ですが、二人から帰ってきたのは冷たい視線でした
刹那 「あなたが働いてください。私たちは忙しいんです」
木乃香 「そうや、アンタが同人誌作って売ればいい稼ぎなんや。ウチらのために働きや」
こうして貧乏神様は地下に監禁され、同人誌を作らされることとなりました
ハルナ 「だ、誰か!たすけて〜」
こうして二人は同人誌を売り、ラブラブで末永く暮らしましたとさ
めでたしめでたし
完
(゚д゚) どっちが嫁に来たんだろう…
>お互いに肌を求め、その指と舌が触れ合っていないところが無いくらいのエロっぷりです
(´д`)ハァハァ
>>617です
刹那の家に木乃香が嫁入りかな・・
でまた投下します
むか〜し、むかし 一休さん
1/2
むか〜し、むかし。あるお寺に一休という者がおりました
この一休はとても頭がよく、いろいろなとんちで皆を助けていました
そんな一休にいつも無理難題をふっかけてくる者がいました
時の将軍様です
いつも意地悪な問題を出してはこう言います
木乃香 「でけへんかったら・・わかっとるやろうな?」
将軍様はいつもいやらしい目で一休さんを見ます。どうやら手篭めにしたいらしいです
ある日のこと、いつものように一休さんは将軍様に呼び出されました
木乃香 「最近この絵からうめき声が聞こえるんや。何とかしてくれへんか?」
将軍様のいる大広間には屏風が一双が置かれていました
その屏風には少女とピエロが絡み合っている絵がかかれています
刹那 「え・・この絵ですか?」
一休は少し恥ずかしがっています。それもそうでしょう、屏風の絵は明らかにピエロが少女を犯っています
木乃香 「夜中になるとうるさいんや。頼んだで」
仕方が無いので一休さんはその大広間に泊まることになりました
いろんな意味で不安で仕方が無いです
2/2
そして時はいよいよ草木も眠る丑三つ時(午前3時過ぎ)
ガタガタと問題の屏風が動き始めました。しばらくして屏風から二人の少女が出てきます
千雨 「きょ、今日もするのか?」
ザジ (コクコク・・)
千雨 「無茶・・するなよ」
ザジ (コクコク・・)
ピエロは少しニヤリとしたように見えました
刹那 「あのう・・」
一休は少し困ったように二人に話しかけました
千雨 「な、なんだ!!」
ザジ (じー)
刹那 「あのう、この夜中になるとあなたたちが騒いでうるさいということなので、何とかならないかと相談を受けたんですが・・」
千雨 「ほらみろ。騒ぎすぎだぞ。すまないな、今度から騒がないように・・」
ザジ (ごにょごにょ・・)
千雨 「え?でもな・・そんなことしたら・・」
ザジ (じー)
千雨 「わかったよ・・すまねえ、アンタ運が悪かったと思ってくれ!!」
二人は一休に襲い掛かります。やがて三つの影は一つとなり、大広間を性の楽園に変えていきました
大広間に響き渡る一休の女の叫びが、闇に吸いこまれていくようです
翌朝、一休があられもない姿で大広間に転がっている姿が発見されました。一休はただ一言こう言います
刹那 「汚れちゃった・・」
完
ワロスwwwwwwwwwwwwGJwwww
ザジが少し黒くなったようなwww
GJ!!
エロスwww だがそれがいい
622です
>>618-619-623-624-625
レスdクス
で、調子に乗ってもひとつ投下
むか〜し、むかし 雪女
1/4
むか〜し、むかし。ある雪深い山奥に雪女が住んでいました
ふもとの村のうわさではその雪女は人間の肝を食べてしまうということでした
ですがそれは間違いです。雪女は特に普通の人間と変わらないのです
ただ寒さに強く、雪が操れるというだけでした
雪女の村には何人かの雪女が居ましたが、やがて一人消え、二人消えて、雪女は最後の一人になってしまいました
仲間はみんな消えてしまいました。何故消えてしまったのかはわかりません。存在が否定されるように粉雪となっていったのです
最後の雪女は一人で暮していたのですが、毎日が寂しくて泣いてばかりいました
そして雪女はその寂しさに耐えられなくなり、山を下りてしまいました
刹那 「だれか・・」
突然、村に現れた雪女を見た村人たちは大騒ぎしました
和美 「き、肝を食べられる〜」
裕奈 「こわいよ〜」
美砂 「た、助けて!!」
そして皆、家の扉を閉めて家に篭ってしまいました
村人の言葉を聞いた雪女は悲しみます
そして村人の怖がる姿は雪女の心を深く傷つけました
雪女は誰もいなくなった村の道をとぼとぼと歩いていました
硬く閉じられた家の扉からは、光一つ漏れていません
皆、怖くて仕方がないということが伝わってきます
雪女の悲しみは誰もわかってはくれませんでした
2/4
雪女は涙を流しながら村はずれまでやって来ました
すると、村はずれの一軒の家から光が漏れています
雪女は思わずその光の漏れている格子を覗き込みました
中では暖かな囲炉裏の前で、天井からのらんぷの明かりで本を読んでいる少女がいました
とても優しそうな少女です。うらやましそうに雪女はその光景を見つめました
やがてその少女は格子から覗き込んでいる雪女に気がつきました
少女はびくりと体を震わせると、怯えた目で雪女を見つめました
雪女はその少女の瞳を見て、また悲しそうな表情になります
そして格子を覗くのを止めて、その場を立ち去ろうとしました
少女はそんな雪女の様子を見て、かわいそうだな思い声をかけました
のどか 「あ、あの・・あなたはだれですか?」
自分にかけられた声に驚き、思わず雪女は振り返りました
刹那 「わ、わたしは雪女の刹那です。一人で寂しかったのでこの村にきたのですが、みんな怖がって話もしてくれません」
雪女は悲しそうにそう語りました
その雪女の悲壮な姿を見た少女は、家の中に入れることにしました
それからしばらく二人は話をしました
自分のこと、仲間のこと、村のことなどいろいろ二人は話します
そんな二人が仲良くなるのに、それほど時間はかかりませんでした
3/4
こうして月日は進み、雪女は毎日村に現れるようになりました
はじめは怖がっていた村人たちでしたが、仲のよい二人の姿を見てだんだんと雪女に対する恐怖心はなくなっていきました
皆で食事をして、お祭では一緒に踊り、子供たちと一緒に遊びました
こうして雪女は村人たちと仲良くなり楽しい時間を過ごしてゆきました
ですが、村人には一つ気になることがありました
雪女の髪の毛がだんだんと白くなっていくのです
村人たちはそのことを気にしていましたが、雪女の様子が変わらなかったので特に何も言いませんでした
ある日のことです。いつも来るはずの雪女が姿を見せませんでした
村人は不思議に思いましたが、一日ぐらいはそんな日もあるだろうと思っていました
ですが何日過ぎても雪女は来ません
不安になった少女は、山奥の雪女の家を訪ねることにしました
探すのはとても大変でしたが、何とか見つけることができました
雪女の家はぼろぼろでした
わらぶきの屋根には穴があき、壁も崩れ落ちていました
そして家のそばにはいくつかの石が置かれています
その前には、枯れてはいますがお花が添えられていました。どうやらお墓のようです
少女がそっとぼろぼろの家の中に入ると、ひんやりとした空気が家の中にたまっていました
薄暗い中、雪女はわずかな光の差し込む居間の布団の中で眠っていました
真っ白で透き通った髪が、光を受けきらきらと輝いていました
4/4
のどか 「せ、せつなさん!!」
あわてて少女は雪女の寝ている布団に近寄ります
刹那 「の・・どか・・さん・・」
息も絶え絶えの声で雪女は答えました
のどか 「どうしたんですか!!大丈夫ですか!?」
そっと少女は雪女を抱き起こしました。そして少女は驚きます。雪女の体からは重さというものが感じられなかったのです
まるで、さらさらの雪を両手ですくったときのような感じでした
刹那 「私の一族は・・もう消える運命なのかも・・しれません。仲間もこうして・・髪が白くなり・・消えていきました」
のどか 「そ・・んな・・」
雪女の視線が定まりまっていません。おそらくは少女のことは見えてはいないのでしょう
刹那 「あなたに・・逢えて・・みんなに・・逢えて・・」
かすれたような声で
のどか 「ダメ、消えちゃダメです!!!」
瞳からこぼれ落ちた涙が雪女の頬に落ちます
刹那 「うれし・・かった・・」
きらきらと、きらきらと、粉雪が舞いました
きらきらと、きらきらと、雪女は粉雪になっていきました
きらきらと、きらきらと、少女の腕の中で雪女は消えていきました
のどか 「せつなさああん!!!」
少女の叫びはいつまでもいつまでも山にこだましました
ある雪深い山奥に一つの祠があります
中に祭られている御神体には誰かの名前がかかれているようでした
今ではその由来を知るものもいなくなりました
その祠のそばには真っ白なうさぎと茶色の二羽のうさぎがいます。その二羽は楽しそうにその祠のそばで遊んでいました
完
。・゚・(ノД`)・゚・。 うえええん
なんだいい話じゃねぇか コラ!!! GJだ 感動したぜコンチクショウ
なんて感動話なんだ…
感動しちゃったよ。・゚・(ノД`)・゚・。
なんだこれ(´;ω;`)涙が止まらない…
刹那・゚・(ノД`)・゚・。
またせっちゃん輪姦かとおもいきやのどせつユートピアだと!
テラモエスだよ!
そういう落とし方か…なるほど
>>621-622です
>>642氏
一休さん、ナイスですwwGJ!!
絵にしてもらえるなんて嬉しいです
>多分今テンションおかしいんだ
そんなことは無いです。ていうかそのテンションで頑張ってください
>>642 GJ!!
いい絵だwww 歌まで思い浮かぶぜwww
>>544 古菲「ムムム、負けっぱなしは悔しいアル」
楓 「しかし、桜子殿はかなりの腕前でござる。 残念ながら我々では…」
真名「…不本意だが、助っ人を頼むか」
刹那(たかがドンジャラに、そこまで燃えるほどのことはないのでは…)
桜子 「またドンジャラ? いいよ〜♪」
真名 「…今日は他にも人を招いていてな。まあ、親睦を深めようということだ」
茶々丸「お相手します」
桜子 「…ふ〜ん、面白くなってきたにゃ」
楓 (流石にこれならば…)
古菲 「これなら負けは無いアルな。 私たちは見学してるアルよ」
刹那 「だと、いいんだが…」
刹那 (3対1の状況をむしろ、楽しむような桜子さんの表情… あの余裕は何処から?)
茶々丸「ラステル(リーチ)」
桜子 「…マギステル(ツモ) 一般人3色」
茶々丸「なっ、私のラステル牌でもあがり… 何故見逃しを?」
桜子 「それだと安いからにゃ〜」
茶々丸「しかしセオリーでは…」
桜子 「フフフ、セオリー? それは誰が決めたことなのかな?」
楓 「!?(今、桜子殿の表情が…?)」
真名 「くっ、このままでは済まさん!!」
刹那 (龍宮の指先やや熱いか… これでは…)
古菲 「な、なんだかまずい雲行きアル」
>>645 真名 「くっ、読めない… わが魔眼をもってしても…」
楓 「なにをしても、すべて桜子殿のいいように事が運ぶでござる…」
桜子 「やった〜 また勝ち〜♪」
茶々丸「…桜子さん、何故セオリーを無視した戦術を?」
桜子 「ククク、勿論勝つため… それ以外の何物でもない…」
楓 (ま、また!?)
刹那 (あの表情!? 普段の桜子さんが決して見せない…)
超 「フフフ、茶々丸には荷が重すぎたかネ」
刹那 「ちゃ、超さん!」
超 「確率よりも心理、特にこういったゲームではネ。 桜子サン私ともお手合わせ願うヨ」
桜子 「あはは、ちゃおりん怖いにゃ〜」
超 「私はパートナーにせつなサンを選ぶネ。 桜子サンも誰か連れてきて2対2で勝負ヨ」
刹那 「わ、私!?」
桜子 「わかったにゃ、後日改めて勝負するにゃん」
刹那 (え? 続くの?)
続けるに決まってるじゃないですか刹那さん!
GJです!
>>647 レスアリがトン
続きにはちょいとお時間をくだせえ
なんか桜子はアカギよりも鷲巣のほうが近いんじゃないかと思う俺が居る。
『二者択一の命題』
その光景を目の当たりにした瞬間、夕映の脳裏には複数の疑問符が飛んだ。
(この二人が何故、此処に居るのでしょうか――)
夕映の視線の先。休日で人気の無い図書室の一角で、ネギとクラスメイトである明石裕奈が眠っていたのだ。
ネギは兎も角、裕奈はおよそ図書室とは縁の無い人物である。この意外な組み合わせに夕映は
一瞬、思考停止してしまう。だがそれは哲学を信奉する夕映にとって恥ずべき愚行であった。
(ネギ先生の隣が明日菜さんやエヴァンジェリンさん等の魔法関係者であったなら、或いは私達図書館探険部の
者ならば、私もここまで動揺しなかったでしょう。何故裕奈さんなのか。この一点が問題なのです。
休日の図書室に二人きり……。これは怪し過ぎます。この二人は私の預かり知らぬ処で何やら秘密の関係を
持っているのでょうか。そうだとしたら迂闊でした。彼女は完全にノーマークでしたから。――いやしかし、
状況証拠だけで結論を出すのは些か性急です。そもそも彼女がネギ先生に特別な感情を抱いているとは思えません。
この場合は片方を起こし、事情聴取を行なうのが妥当でしょう。後でのどかが合流する予定ですから
状況を黙認する事は出来ません。あの子の事ですから混乱の極みに陥ってしまうでしょう。
そうなるとどちらを起こした方が得策なのでしょうか――)
夕映が高速思考を展開していると、裕奈はむくりと身体を起こした。どうやら目覚めた様子である。
この時点で事情聴取の対象は確定した。
「――裕奈さん」
夕映の呼び掛けに裕奈は暫く焦点の合わない目でこちらを見つめていたが、やがて意識が覚醒したのか、
普段と変わらぬ笑顔を見せた。
「やっほー。図書館組が来るのを待ってたんだ」
この発言で裕奈はシロである、と夕映は判断した。起き抜けに嘘を吐ける人などそういない。
「私達に用事ですか?」
「あたしじゃなくてネギ君の方だけどね。――ありゃ、ネギ君も寝ちゃってたんだ」
「裕奈さんは付き添いですか?」
「うん。アスナもこのかもいないみたいでさー、ネギ君図書館組を探してたらしくって」
「それで偶然裕奈さんと遭遇したのですね」
「そーゆーコト。そんであたしが図書室で待ってりゃいーじゃん、って提案したんだけどさー、
やっぱりココにいると眠くなっちゃって……」
裕奈が苦笑すると、満足のいく回答を手にして安堵したのか、夕映は微かに表情を綻ばせる。この二人の関係に
深い意味なんて存在しなかったのだ。それでも勘操ってしまったのは、理性よりも感情が働いたのだろう。
ここ最近の夕映を悩ませるモノ。理性では制御し切れない感情――
(この程度で動揺してしまうとは……。今日も猛省するです……)
「――げっ、もう3時じゃん! 部活始まっちゃってるよ〜っ!」
己の未熟さに落ち込む夕映に気付かず、裕奈は現時刻を確認すると慌てて飛び出した。
「じゃあ夕映、ネギ君のコトよろしく〜!」
そう言って裕奈は猛ダッシュで図書室を後にした。そして、夕映と未だ夢の中にいるネギの二人だけが残される。
(……ネギ先生)
夕映はしばしネギを観察する。その安らかな寝顔は歳相応のものであった。
(――さて、どうしたものでしょうか)
選択肢は二つ。ネギを起こすか起こさないか、である。
起こさない方が無難なのは明白である。何故ならば、のどかがやって来るのが確定事項なのだから。
ネギを起こし、話し込んでしまっては、のどかに目撃された時にあらぬ誤解を招くかも知れない。でも……
「――もったいねえなあ。今が絶好のチャンスじゃねーか」
「――!!」
瞬間、夕映はびくりと硬直してしまう。そして、すぐさま声の主を睨み付けた。
「カモさん、居たのですか……」
「ま、兄貴の行く処、俺っち在りだかんな」
そう言ってオコジョ妖精はしゅたっ、と机に移動する。
「居たのでしたら最初に状況説明して下さっても……」
「いや〜、あの姉さん中々の代物だったから検査に忙し……、いや、げふんげふん」
(全く、アホの極みです……)
うっかり口を滑らせたカモに対し、夕映の視線は真冬の猛吹雪の如く凍て付いていた。
「――まあ、立証が困難なので一先ず不問としましょう。そんな事よりカモさん、ネギ先生の用件とは?」
「なあに大したコトじゃねーよ。授業で使う資料が必要だっただけさ。つーコトで、ここはゆえっちが……」
「もうじきのどかが来ますので、いい機会だと思います」
カモのアドバイスを端折り、夕映はきっぱりと言い放った。しかし、この程度で引き下がるカモではない。
「よくゆーぜ。さっきまで乙女心丸出しでぐらぐら揺れてたクセによお。只でさえのどか嬢ちゃんには
大きく水を開けられてるんだぜ? ここらで一発ポイント稼いどけって!」
早速、カモの猛攻が口火を切る。だが、今回夕映は全く取り乱していない。至って冷静に対応すれば
カモなど所詮は夕映の相手ではない。夕映は瞬時に思考を疾らせた後、対処方法を決めた。
「――ではカモさんはどういったアプローチが有効だとお考えですか?」
「ん? そうだなあ折角の見せ場だが、じきにのどか嬢ちゃんが来る、ってんなら手早く兄貴の要望に答えて
出来る女をアピールする、ってトコが基本じゃね?」
カモの案を夕映は一笑する。
「その程度ですか。私なら図書館島に行けばより高度な内容の書がある、と虚偽の申し出を立てて二人きりの時間を
確保するのが第一だと考えますね」
「おおっ、さすがはゆえっち!」
「ですが、問題はそこからのアプローチです。二人きりになった後に用いる策を用意しないと……」
「ま、イキナリがっつかずにそのままデートに持ち込んじゃえよ。食事に誘うなりよお」
「む、そこまで器用に立ち回れるか不安です……」
「おいおいゆえっちならイケるだろ? 自然に振る舞ってりゃいいんだよ。兄貴の手伝いをしてる間に和やかな
ムード作って、そのまんまの流れで軽〜く誘えばいーじゃんか」
「――そうですね」
夕映は表情を緩ませる。だが、その双眸には決意の火が宿っていた。夕映の決意。それは……
と、その時。とてとて、と聞き慣れたリズムの足音が近付いてきた。
「ベストタイミングですよ、のどか」
がしっ。
「ふぎゃっ!?」
不意を突いてカモを捕獲すると、夕映は何食わぬ顔で親友を迎えた。
「ゆえお待たせ〜。……あ、あれっ、ネギせんせー?」
「のどか。これから作戦を伝えます。頑張るのですよ」
ネギの存在にきょとんとするのどかに、夕映は先程までカモと企てていた作戦を授けた。その間、カモは夕映に
口元を押さえ付けられ、発言を封じられている。
(し、しまった俺っちとしたコトが、まんまと一杯食わされちまった……!)
何の事はない。夕映はカモの企みを逆利用したのだ。淡々と語る夕映の表情には最早一切の迷いは無かった。
「では、私は席を外しますので……」
「う、うん……。ありがと、ゆえ……」
親友の粋な計らいにのどかは小さくこぶしを作る。その重たそうな前髪の隙間からは強い意志を秘めた瞳があった。
そんなのどかの様子に、夕映はもう一度声を掛ける。夕映にしては珍しく、にこりと目を細めたままで。
「頑張って下さい、のどか」
夕映は清々しい表情で図書室を後にした。
コツコツ、と心地良い靴音を奏でながら、夕映は感慨深い表情をする。
(のどかには幸せになってほしいものです。私の分まで――)
ほのかな想いを胸に仕舞い、夕映は心の中で呟いた。未練を断ち切るように。
と、その時。夕映の手の中でカモが暴れだした。
「ああ忘れてました。手荒な真似をして申し訳在りませんです」
言葉とは裏腹に、夕映は涼しい顔でカモの拘束を解いてやる。
「ぷはあっ! やれやれ、結局いつも通りかよ……」
不服そうにしていたカモであったが、やがてその表情をふっ、と緩ませた。
「ま、今日はゆえっちの友情に乾杯だな。――けどよ、後悔してねーか?」
カモの問いに、夕映は淡々と語り出す。
「私はただ、ネギ先生の笑顔をずっと見ていたいのです。それだけで満たされるのですよ。
――ですから先生とのどかが一緒になれば私も傍に居られますから。――でも」
夕映は穏やかな笑顔を見せる。そして、偽りのない素直な気持ちを打ち明けた。
「今日は先生の素敵な寝顔を拝見しましたから、もう充分です――」
(了)
えと、ちうザジスレの皆様にこの場をお借りした事をお詫び致します
このSS本来夕映スレに投下するものでしたが 私のニセモノ様がやっちゃったんでw
こちらに貼らせて戴きました 事後承諾のような形になってしまい 本当に済みません
>>夕映スレ住人の方々へ
いやもう、何やら私めの発言から素敵過ぎる人を招いてしまい 本当に申し訳ない
一応、リクもちらほらあったんでお蔵入りは止めました けど私の力量なぞ所詮はこの程度です
原作の設定が強い夕映ではこれが精一杯…… もっと精進します
(それに比べて此処の職人さんの発想は凄い……)
個人的には夕映の魅力は高速思考ですね だがSSに使うとみるみる行数を消費する諸刃の剣(ry
序盤にゆーな使ってますが深く考えないで下さいw 図書館組以外でネギスキーでないなら誰でもよかったんでw
この作品のご批判をお待ちしてます それでは長々とスレ汚し失礼しました
夕映スレは夕映=糞になってるからな
っつーか歌うたいさん…あのスレはもうヤバいからこのスレの正式SS職人に
なって下さいよ 今回のSSマジ感動しましたから
夕映スレのスカ厨どもは氏ねばいいのに
夕映スレの事は知らんが、このSSがGJだって事は分かる。
おみごと。追っかけてきてよかった。
ミラー氏に次ぎ、歌うたい氏まで加わったらすごいことになるな
いやもうなってるかw
恐ろしいスレになっちまったなw
歌うたいさんGJです
………但し、向こうに報告してここの名前と場所も出したのは、いただけなかったかも。
キャラSS読みたい人は大体このスレ知ってて来てる筈だから、報告もしなくて良かったと思う。
あまり効果は期待できないけど向こうに細工しときましたお。
今このスレには何人の職人さんがいるんだろ?
かなりいるよな
数えてみるか?
職人ってほどじゃないけど、漏れ。ノシ
>>655 GJなんだがコテは外そうな。
一応このスレのルールだから。
アキラアキラアキラGET
ついでに俺も
ノ
吊ってくるorz
正月で人減ってもうこのスレだめぽとか思ってたが杞憂にすぎなかったみたいだ
>>666 キャラ板にあった時にいざこざがあって、そういう事になった。
人が呼ぶ分には構わないかと。
パル同人キタキタキタ━━━(゚∀゚≡゚∀゚)━━━!!!
点呼って職人が見てないと意味ないだろって思ったけど、結構いるんだなwww
俺もノ
パル神キタwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ちなみに一回も見破ったことないお( ^ω^)
678 :
664:2006/01/06(金) 14:47:08 ID:???
結構いるな、おまいらたまには外に出てるか?
まさか一日中パソコンに向かってんじゃないだろなw
パルの人キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
漏れも、今書いてるの仕上げなきゃな。
小ネタ入れすぎて長くなりすぎてるけどw orz
ノシ
そういえば皆書いたSSは手元に残してる?
俺は長編以外しばらくしたら消してしまうんだが。
ノシ
自分もたまに書いてます。楓真名とかエヴァせつとか書きました。
白河ことり=のどか
朝倉純一=新田
ってのをたった今思いついた
文章かけない俺のかわりに誰か書いてくれないか?
ノシ
残してる。
長編なら投下した後も推敲してどっかに落とすなり自サに上げるなりすりゃあいいし、短編なら新しいss作る時にネタが発見できる事もあるし。
684 :
マロン名無しさん:2006/01/06(金) 16:20:43 ID:EXr6ngms
>>663 ノシ
新田シリーズで皆さんをドン引きさせました
新田シリーズだけを楽しみに、このスレを見ていると言っても過言ではない俺ガイル
686 :
684:2006/01/06(金) 16:32:10 ID:EXr6ngms
>>685 「新田 信念」ではなく新田が千雨とたつみーに狙われる方のヤツです……
他は麻帆良・フィクションなど数本のみ。
最近書いてないので久々に書こうかな
>>663 ノ
長編はアキラの春夏秋冬とか
未だに秋だけ完成してませんけどねorz
その他短編多数
SSは残してますよ〜
>>679 全部残してるお
>>684、685
「新田 信念」のほう書いてるお。684さん、どうもだお
にやにやしながら見てたが、俺もだったw
ノ
だいたい『花畑』から始まって『lic lac la lac lilac』まで。絵もたまに描く。
SSは長編と気に入ったものだけ保存してる。
俺は去年の夏からだが、今になっても勢いが衰えないこのスレは凄いよ
なんか久し振りにカッコイイ新田が見たくなってきた
職人さん頼んます
>>679 サイトにのっけてます。
多少修正していますけれど。
職人さん多いなwww
自分は客だがいつも楽しく読ませてもらってます。
俺は久々に変態新田に会いたいよw
こうして見てみると実にとんでもない数の職人が居る事が分かりますな。
やっぱり(いい意味で)異常だよこのスレ。
こんだけ職人が居てほとんど荒れないスレなんて他に無いんじゃないか?
>>690 了解。書いてみる。鬱な話になるかもだけど良い?
ノ
円と美空ネタは俺ですよー
クリスマス以来最近書いてないなー、書かないと・・・
ノ
猫耳エヴァを書いて、引かれました
696 :
マロン名無しさん:2006/01/06(金) 17:37:38 ID:EXr6ngms
>>695 いつもディ・モールト素晴らしいエヴァをありがとうございます
あなたが俺がSS書き始めたきっかけの人です。
697 :
664:2006/01/06(金) 17:39:10 ID:???
漏れいれて10数人くらいか。
ちなみに漏れは「科学研究所」と「THEシリーズ」とかです。
いま書いてる長編は、ネタ満載の野球ものだけど需要ある?
野球ものだけど、野球暦が数年(本格的にやった年数)の漏れw
ノ
前夜祭前日やら麻雀ネタやら手の記憶とか書きました
他にも小ネタを少々
書きたいネタはいくつかありますが時間が欲しい…
書いたSSは一応とってありますね
699 :
698:2006/01/06(金) 17:42:14 ID:???
あ、ちうとザジもだ
ノ
絵描いてたけど最近サボり気味やわwwww
新刊買いあさったりしてないよ。
701 :
684:2006/01/06(金) 17:49:11 ID:EXr6ngms
俺は一応残してあります。>SS
過去にあり得ないカップリングを試したり、(ちう×ちう など)
このスレはある種楽しい実験場ですね。
俺もいつか皆さんを萌死させたいな……
702 :
マロン名無しさん:2006/01/06(金) 18:09:07 ID:Nzb0OSwe
私、春日美空!
美空の空は空気の空とまで言われるような扱いだけど…
今日こそ2chにその名を刻んでやる!
まほらちゃんねる
1:ちうとザジに萌(ry PART7921(942)
2:いっそのことザジ新田に萌えようぜ?(82)
3:【手本】くー部長のおへそ観察スレッド【見せるアル】(811)
4:村上夏美はストレイボウカワイイ(129)
5:刹那とこのちゃんでエロパロ第十回(384)
6:【乳】最近噂の揉乳女って誰よ。【揉むで】(32)
7:【新作】早乙女ファクトリー総合スレ151【発売】(982)
8:皆さん茶々●を忘れてませんか…?(955)
9:【鬼畜】アンチ新田スレ【変態】(221)
「よし!今日はアノ有名なスレでSS投下してやる!」
ザジとちうに萌(ry
939:名無し生徒
以上で投下終わります。長編失礼しました。
940:名無し生徒
ちょwwwせっちゃんカワイソスwww
941:茶々●◆EvaWaGEb0KU
だ が そ れ が い い
942:名無し生徒
まさかせっちゃんが…w GJでした!
「私が書いた力作(私が主役の)で知名度を上げてやる!」
950:名無シスター◆M1S0La09
KAgEuSUi31
以上で投下終わります。結構良作だと思いますVv
「っとこれで良し!…でももし感想レス無かったらショックだよなー。確かここID出ない板らしいし自演しちゃうか!」951:名無し生徒
KAgEuSUi31
全米が泣いた。
951:名無し生徒
KAgEuSUi31
GJです!美空萌え!952:茶々●◇EvaWaGEb0KU
KAgEuSUi31
私も美空さんを見習いたいですね。
「こんなものかな?イタズラは慣れてるしね!さぁて、明日が楽しみだ!」
―――次の日―――
「早速レスをチェックしなきゃっと…」
953:名無し生徒
KAgEuSUi31痛すぎるんだが。
954:名無し生徒
SSに自演感想ワロスwww
955:茶々●◆EvaWaGEb0KU
私の名前を騙るとは…月夜ばかりとは思わないことですね。
「あ、ageてるとID出るんだ…ど、どうしよう…!」
956:茶々●◆EvaWaGEb0KU
あ、後ついでなので。名前欄にfushianasanと入れれば自演し放題ですよ。今までにした自演のIDも自動変更されます。
「ちゃ、茶々丸さんて本当は優しいんだ…!ふしあなさんっと!
……………アレ?
……………IP抜かれたorz」
―完?―
茶々●「クスクスっ」
師匠「どうしたんだ?茶々丸。」
茶々●「いえ、また厨が釣れたものですから。」
師匠「???」
―完―
>>703-705 GJww
それと似た光景をライブで何度も見てるから困るw
あと「削除依頼は削除依頼スレで本名と電話番号が必要」とかかな
美空wwwwww
710 :
書初め:2006/01/06(金) 19:18:40 ID:???
書初め
1/2
ネギです。日本には年始に一年の抱負を書くという書初めという行事があると聞きました
そういうわけなので書初めを書いてもらいます
人選は・・適当です
まず・・亜子さんです
”たゆ・・”
いきなりですか。破廉恥はいけません、破廉恥は
次は・・茶々●さんです
”マスターの下着をゆっくりとずらし、溢れ出る蜜を指先で・・”
茶々丸さんもですか。破廉恥はいけません、破廉恥は
次は・・木乃香さんです
”せっちゃんと結婚する”
・・頑張ってください
次は・・ハルナさんです
”小太郎はゆっくりとつなぎのファスナーをおろすと、ネギに熱い視線を向けこう言った。「やらないか」”
いけません。パクリはいけません。っていうか、何で僕と小太郎君なんですか?
711 :
書初め:2006/01/06(金) 19:19:43 ID:???
2/2
次は・・龍宮さんです
”仔犬てんこ盛り”
食べませんよね?
次は・・超さんです
”世界征服”
やめてください・・
次は・・いいんちょさんです
”愛、二人きりの愛”
素晴らしいです。でも相手は誰なんでしょうか?
最後は・・ザジさんです
”ちう”
何のことでしょうか?ちうって
色々目標あるようですが、今年一年皆さん頑張ってください
応援しています
完
てんこもりってwwww
713 :
697:2006/01/06(金) 20:52:48 ID:???
>>702 レス、トンクス。
あまり期待しないで待っててくださいw
>>705 さすがにスレ終わり間際に来て短期間でこれだけ(自演、sage忘れ、なりすまし、
fusianasan引っ掛かり)やらかしてくれたら、もう空気扱いはされないだろな。
ある意味、目標達成じゃないか美空。
>>714 あと950を踏んでるのに新スレ立ててないな。
ノシ
乗り遅れましたが
いわゆる「たゆんたゆんの種」を蒔きました
古くは「千雨がネギに縦蹴りをカマす話」とかとかレゲーネタ、
最近では圧死マーとか落語ネタとか
投下された作品はそれについたレスも含めてテキストに保存してます
あとで読み返すとそのときの雰囲気がよみがえって楽しい
>>584 のどか「あ……ぁ、アデ、アデアット……」
喉の奥から絞り出すようにして、やっとの事でアーティファクトを手元に出現させた。
何かやらなければ。
期待に答えなければ。
幼い頃から培ってきた向上心。誉められるために、叱られないために行ってきた努力。
自分は今、守られている。これだけの人達に。だから、期待に答えなければ。
一枚ずつゆっくりとページを捲る指は、これ以上ない程に震えていた。もう少しで、あの恐ろしい場所に辿り着く。
私の運命を変えてしまった、悪魔のページ。
バクバクと肋骨を打ち付ける心臓の鼓動にさえ、拷問を受けているような痛みを感じた。
刻みつけられてしまった、あのページ。今まで散々悪用してきた、どのページよりも恐ろしい。
いたずらに人の心を読み、木乃香に伝える。その人間が一番恐れている事を平気で実行してきた。
この運命はきっと、私への罰なのだ。目を覆いたくなるような愚かしい行為。私は今まで、完全な悪人だった。
次だ。この次のページ。鼓動が高鳴り、捲る途中のページと同じように、奥歯ががたがたと震える。
恐る恐る瞼を開け、ページを広げた。
>>717 しかし、そこに書かれていたのは、楓の心の中だった。『いつか必ず復讐してやるでござる』、そう書いてある。
あぁ、そうだ。楓が私達に逆らえないようにするアイデアを出したのは、私だ。何て事を。
なら、次のページだ。
しかし、そこもまた例のページではなかった。古菲の寂しさが切々と綴られている。『一人は嫌アル』
心臓が締め付けられる。最早その本に書かれている内容の半数以上が、全て私に向けられた言葉だった。
『あんな事考えてたなんて』
『私だけは見逃して』
『助けて、お願い』
『ごめんなさいごめんなさい』
『ウチならどうなってもええから……まき絵だけは』
『ごめんね、亜子』
『いつまでこんな事、続けるの?』
『私の番が終われば』
私が表層を剥ぎ、無理矢理むき出しにさせた本心。知ってはいけない、人の本音。
出し切ったと思った涙が、再び頬を伝い、地に滴り落ちた。胸を突き破ってしまいそうな鼓動と、
割れそうな程の頭痛に叫び声を上げ、頭を抱えて地面に縮こまった。
私にはできない……。
これ以上、人の本心を覗きたくない。人間の中身を見たくない。
この期に及んで、何と都合のいい言い訳だろうか。自分でもそう思う。だけど……。
あぁ……
みんな、私を守ってくれているのに……。
また私は、人を裏切ってしまう……。
いっそ、もう一度私が標的になれば。
私が虐められれば、どんなに楽だろうか。
>>718 茶々丸の正確な計測により、完璧な正八角形が出来つつある。しかしそれと同時に、
相手にもこの陣の性格が知れる事になる。残り2枚を張る作業が急がれた。
楓「あれは……」
最初は、壁を利用した、ただのトラップかと思っていたが、どうやらそうではないらしい。
試しに符のある場所にクナイを放ってみると、符の周りに施された障壁に弾かれてしまった。普通のトラップには
ここまで防御策はしない。では、あの符は一体何か。
思い当たる八角形の陣を高速で頭に浮かべる。移動陣2種、破戒陣4種、捕縛陣3種。そして、
茶々丸の背に張られていた符。そこから絞り出せる答えは一つしかない。
楓は瞬動で符に近づき、結界破戒で符の周りの障壁を砕いた。急いで符を切断しなければ。
そう思った瞬間、視界一杯が炎に包まれる。焼かれた上着を脱ぎ捨て、ぎりぎりで変わり身に助けられた。
何が起こったかと前方を向き直ると、焼き切れた二枚の符が地面に落ちていた。
楓「なっ……!三枚重ねでござるか……」
捕縛符の上に更に張り付けたトラップ用炎術攻撃符と、障壁符。無印であるがために見抜く事は困難だった。
千草「茶々丸はん!破られた符、守ってや!!」
残り一枚。茶々丸が楓の元へ向かい、丸裸になった符の前に立ち塞がった。
このままここにいては危険だと判断し、フィールドの外に逃げようとした楓を、茶々丸のワイヤーが捕獲する。
結界破戒を使う事ができるのは、楓と龍宮、そして刹那。
装束に身を包んだ刹那が、その三人のみに的を絞り、茶々丸と並んで符の前に立ち塞がった。
龍宮が向きを変え、別の方向にある符に向かって走り出す。
時間がない。
丸裸になった符に新たに障壁符を張り、刹那が龍宮の後を追った。
刹那「させるか……」
一気に龍宮の正面まで飛び、斬撃で龍宮の動きを止める。
龍宮「クソッ!葉加瀬!!メガネの女を撃て!!」
その怒号を聞いた葉加瀬が慌てて照準を千草に合わせる。千草の手には最後の符。
強烈な赤い光が、雲に覆われて暗くなった広場を一瞬で明るくした。
今日はここまで、かも
珍しくレスが三桁も延びてるかと思ったらww
でかい新参だなおいwwww
たゆんたゆん亜子の元になったちうとのSSってどのスレにあったっけ?読みたい
722 :
690:2006/01/06(金) 23:15:08 ID:???
>>721 ザジちうWikiのSSまとめ12/03、12-389からです
ザジ「ハァ・・・」
ちう「どうしたんだよ、カレンダー見てはため息ばっかつきやがって」
ザジ「冬休みがもう終わる・・・(´・ω・`)」
ちう「はっはっはw
なんだ、そんなことかよw」
ザジ「だって・・・ちうと二人っきりになれる時間が減っちゃうんだよ!?」
ちう「・・・お前、それ夏休みの終わりごろにも言ってたろ」
ザジ「Σ(゚∀゚*)」
ちう「けど、2学期はつまらなかったか?
相変わらず私にベッタリしてなかったか?
つまり、そういうことだ」
ザジ「いつもいつでも、ちうと一緒に居られる・・・」
ちう「そういうことだ。
学校が始まったら始まったで、また楽しく過ごしていけるって」
ザジ「けど・・・やっぱり不安だお・・・(´・ω・`)」
ちう「・・・そうだなぁ・・・
じゃぁ、おまじないを教えてやるよ。
3学期からの生活が、不安どころかとびっきり楽しくなるようなおまじないをな」
ザジ「((o(´∀`)o))ワクワク」
-3学期初日-
まき絵「おはよ!元気にしてたかい!?諸君!」
和泉「おー、おはよーさん。学期明けからテンション高くてよろしなー」
ガラガラッ
ザジ「みんなぁーっ!オーッハローッ!ヽ(≧▽≦*)ノ」
一同「!?(ざわざわ・・・)」
ちう「(ザジのバカ・・・)///」
実に幸せそうな笑みを振りまく色黒の少女と
照れているのか、うつむき加減になっている少女が
おそろいのメガネをかけて、手をつないで教室に入ってきましたとさ。
(*´Д`)ハァ〜ン
>>720
うっひょうもりあがってくるぅううう
>>724
嗚呼、やはりちう×ザジはいいなぁ
おふたかともGJ!!です
ゼロ 「マア飲メヤ」
カモ 「おとと… うめぇ、いいワインだなこりゃ」
ゼロ 「アルベールノ日本酒モナカナカイケルナ」
カモ 「秘蔵っ子だからよ」
ゼロ 「コノわいんモ御主人ノこれくしょんダカラナ」
カモ 「ぶっ、大丈夫なのかよ!?」
ゼロ 「気ヅキャシネーヨ。 …シカシアレハナントカナランノカヨ?」
ちびせつな「うははは、もっとおしゃけを持ってくるです〜 コラッ、カモおしゃけを注ぐです〜」
カモ 「…刹那の姐さんも、酔うとあーなんのかな…」
>>727 やはり酒乱か‥‥w
亀レスで済みません
>>656>>660 いいんスか? 俺が入ったらたゆんたゆんとか無視した
ゆるゆるなゆーな×亜子ワールドを展開しちゃいますよw
>>662 まずは小細工に感謝します そしてご忠告に従い、今後は名無しで行きます
レスして下さった方 ありがとうございます
ちなみに俺は夕映SSが初ですので この前長編やってた亜子スレの方は別人です
あれはGJでしたね
また時間が出来たら 投下します ラブラブキッスの時のゆーな×ちう、ってやった人いるかな・・?
>>728 ここは萌えれば勝ち
さまざまな可能性と世界を広げましょうや
730 :
GTN:2006/01/07(土) 01:06:21 ID:???
GTN〜Great Teacher Nitta〜 伝説の教師
新田「お前たち! 席につけぇ!」 3ーAに一人の偉大な教師の怒声が響き渡った
アスナ「なんで新田がいんのよ…」
新田「このクラスの担任はこの私、新田に変更になった! というわけで皆夜露死苦ぅ!!」
その他一同「なにーー!?」 クラス全員が即座に反応した こういうときだけ団結するである
桜子「ネギくんは? ネギくんはどうしたの?」
新田「労働基準法違反で学園長がつくまり、ネギ先生は故郷に強制送還されました」
その他全員「………」 全員が心の中で納得した
続く(かも)
GTNキタコレ 続き!続き!
ぐあ、コテ外しを教えてくれた人は665氏でした
665ごめんよ665
732 :
GTN:2006/01/07(土) 01:42:25 ID:???
早朝、アスナは新聞配達をしていた 彼女は親がいないのでアルバイトをしているのだ
アスナ「次の家で終わりか…」 何年もやっているので道も完全に把握している
ぽすっ ポストに新聞をいれた 彼女の今日の仕事は終わったのだ
アスナ「帰って寝よーっと あと2時間は寝れるな…」
そうしてアスナが寮に帰ろうとしているそのとき、
新田「神楽坂… 性が…いや精がでるな」
アスナ「げ……」
二人は公園に移動した ベンチに並んで座っている
アスナ「先生は何してたんですか?」 アスナの質問に新田は改まった顔をして答える
新田「ちょっと尻を触ってみろ」 アスナはそう言われて自分の尻に手をあてる
すぐに違和感に気づいた ズボンが破れて中のパンツと生尻が丸見え状態だったのだ
新田「そのことを君に伝えようと思ってね 寮から出てくる時気付いたんだ」
するとアスナは小声で何か唱え、それと同時にハリセンが出現した
アスナ「早く言えよ変態!!」
バキィィィィィ!!!
薄れゆく意識の中で新田は思った
(なんてことだ 朝から女の子の青い尻を拝見し
思いっきりハリセンで殴られ、おまけに変態と罵られる始末
最高だ 最高のプレイだ)
やはり新田はどこでも変態だった
続
>GTN
ちょwww続くのかよwww楽しみが増えたww
GJ!
新田ワロスw( ´艸`)ムププ
新田は、本当はかっこいいんだぞ!
生徒たちを優しく見守るちゃんとした教師なんだぞ!
変態なのは新田に恨みを持っている何者かが忍ばせた偽者だ!
・・・とか、妄想をしている自分が好きです。GJ
>>735自分かよw
ちょw変態GJ!!
しかし今回はまともな変態だwwwと思うのは俺だけだなwww
変態にマトモもヘッタクレもあるかい!www
まあ、なんだ…GJ!
738 :
GTN:2006/01/07(土) 11:00:25 ID:???
新田「お前たちぃ! 今から風紀指導をする」
その他一同「ええ〜〜?」 生徒たちは突然のイベントに大ブーイングである
新田「やかましい! もし風紀を乱すような者がいれば放課後このわしが直々に調きょ…指導してくれるわ!」
新田は興奮していた なぜなら普段生意気な生徒たちを痛めつけることのできる大義名分
を得たからである
新田「まずは神楽坂 髪を染めるとは何事だ!」 アスナ「あたしだけ!?」
新田「鳴滝姉妹とマクダエル! ロリ度を下げろ」 鳴滝姉妹・エヴァ「ロリ度!?」
新田「那波!胸がでかすぎる 下着ももっと地味なのに変えろ!」 那波「なんで知ってるんですか!」
新田「宮崎!……かわいいぞ」 のどか「おえぇえ!!」
新田「四葉!…痩せろ」 さつき「('A`)ヒドイ」
新田「おらあ 神楽坂! 性格なおせ」 アスナ「なんで2回もあたしに言うのよ! しかもひどいし」
そんな調子で時は過ぎていった
新田「え〜 これで全員の風紀指導は終わりました もう最悪ですね
クラス全員放課後指導室逝きですね 全く…」
その他大勢「死ね! 変態教師」
ボクシャーー
新田はリンチにあいました しかし彼は満足そうです
美空「私、忘れられてる…」
続
>>738 久しぶりに空気www
やっぱり美空はこうでないとwwww
>>738、美空を忘れないとはなかなかナイツだな!www
亜子ナニワ金融道
休み時間
「よっ、美空」
教会の雪かきで疲れ、うつらうつらしていた美空は突然声を掛けられ跳ね起きる
「うわわ!って、なんだみさきちか…」
相手は美砂、あまり話さない相手に美空はポカンとする
「みさきちって言うな、暇そうねー」
「まーね、美砂こそ円と桜子は?」
「円は部活の仕事、桜子は食券の賭け」
暇つぶしの相手かと思った美空はふてくされる、そこに美砂が耳打ちする
「うちのクラスってさ、あれなカップル多いよね」
「は?、ああ…そうだね」
目の前では木乃香が刹那にベタベタしている
「あとはザジさんと長谷川かな」
美砂はカップルを並べて行く、美空は呆れていたが相手する
「美砂…ここだけの話近衛さんと刹那さんは近々修羅場になりそうだよ」
「え、なんで?」
「ほら」
美空が目配せする方向には真名が嫉妬の眼差し、さらにはのどかもじっと見ている
「うわ…」
「泥沼ってやつ」
「流石はクラス一番の空気、よく見てるー」
( ‘д‘)ゴラァ
⊂彡☆))`Д)←美砂
>>742 美空www
個人的に刹那はエヴァともあり。
美空の空気ネタ復活してきたなwwwww
俺の場合刹那は楓ともアリ
あすせつ…は微妙だな
ゆえせつ
まきせつ
くーせつ
とかは?
ゆーなと亜子とアキラが出てきてくれれば余は満足じゃ
カモゼロキボン
というかチャチャゼロは男か女か。
おにゃのこ
アニョキ
752 :
742:2006/01/07(土) 23:04:42 ID:???
レスありがとです
修羅場SSはやりたいが泥沼はスレ違いかなと
ザジちう的キャラ相関図とか作ったら面白そうだな
むか〜し、むかし 一休さん2
むか〜し、むかし。あるお寺に一休という者がおりました
ある日のこと、和尚様が出かけようとしたときのことでした
真名 「刹那、お堂にある壺の蜜を舐めてはいけないぞ。あれは毒だからな」
和尚様は一休にそう言いつけると、どこかへ出かけてしまいました
和尚様が出かけた後、一休はお堂に行きます
刹那 「これがその蜜か・・蜂蜜かな?」
なんということでしょうか!!
一休は和尚様の言いつけを守らずに毒の蜜を舐めてしまったのです
刹那 「うん。蜂蜜だな、それも上等の・・」
その蜜の味をしめてしまった一休はしばらくその蜜を舐めていました
すると・・
刹那 「うっ!」
しばらくその蜜を舐めていた一休でしたが、そのうちに体が痺れてきました
刹那 「こ・・これは・・いったい・・」
夜、和尚様はお寺に帰ってきて一休がいないのに気が付きました
真名 「愚かな・・」
和尚様はお堂へ行くと思ったとおり、一休が倒れていました
真名 「言いつけを守らんからだ・・それは毒と言っただろう。言いつけを守らなかった罰を与えないとな」
和尚様は袈裟を脱ぐと、ゆっくりと一休に覆い被さりました
このとき一休に与えられた罰は、それはそれは淫らなものであったといわれています
翌朝、一休があられもない姿でお堂に転がっている姿が発見されました。一休はただ一言こう言います
刹那 「汚れちゃった・・」
完
刹那何回汚れちゃうんだwwwwww
ほんと何回見てもワロスwGJですww
>>753 GJ!!痺れ薬じゃなくて媚薬だったらなお良かったwwwww
媚薬飲まされる
↓
くそ、薬を飲まされなければこんなことには!
↓
くやしい!感じちゃう!
↓
完全降伏
こうですかわかりません><
753です
>>754-757 レスdクスです
媚薬だと表現がエロくなりそうなので・・
わざとやりませんでした
あんまりエロすぎても・・ねぇ
761 :
GTN:2006/01/08(日) 00:19:40 ID:???
<私は死ぬ> 龍宮真名はそう確信していた
それは丁度10分ほど前のことだった 部活を終えて寮に帰る途中、
4匹の魔物が襲いかかってきたのである
彼女はすぐさま人気のない所に魔物を誘導した
一般人を巻き込むわけにはいかないからである
しかし今考えればそんな冷静な行動がとれたのは敵を過小評価していたからかもしれない
魔物を誘導したのはいいものの、自分の銃を破壊されてしまった
そして今に至るのだ あきらめるなど自分らしくないとは思ってはいるがこの状況ではどうしようもない
真名「みんな…」 龍宮は目をつぶった
ズキュン!
しかし何やら銃声のような音がしたので彼女は目を開けた
真名「な…にぃ!」 龍宮を囲んでいた魔物が倒れているのである
新田「こんな雑魚共に手こずってんじゃないよ」 龍宮の背後には新田が立っていた
真名「新田だと? 貴様…何故」 新田「はっ 自分の生徒を助けるのが私の役目だ」
龍宮は新田に抱きつく 本当は怖かったのだ
真名「しかし一体どうやって…」 すると新田は龍宮の手に何か棒状のモノを持たせた
新田「なあに 私の44マグナム(完全態)が火をふいただけさ」
次の日、学園の広場で傷だらけの全裸の男が発見されました
続
ちょwwwwwwダンディーすぎるwwwwwwwwwwwwww
>>763 ぎゃぁぁぁあああアキラかわいいよアキラ
GJです!
誰か愛の逃避行的なSSが書けるかたいらっしゃいませんか?
学校サボって二人で旅にでるみたいな感じの…
761
噴いたwwwwww
うはwwwww
亜子からたゆんたゆんしか出てねえwwwww
>>767GJ!刹那は総受けかw
亜子=たゆんたゆん
刹那=レズ磁石、総受け、汚れちゃった
茶々丸=茶々●、主人で遊ぶ従者
木乃香=せっちゃん狂、わがままお嬢様
ハルナ=同人ネタ求めて三千里、不死身
真名=犬にメロメロ、せっちゃんに片思い
のどか=癒し空間、刹那の心休まる場所?
ちう=ザジLOVE、最近は(慣れたのか?)恥ずかしがらなくなりつつある
ザジ=ちうLOVE、本能の赴くままにちうを襲ったり
朝倉=プライバシー無視の報道記者、ちうを重点的に監視?、さよとの友情あり
さよ=素直だったが朝倉の影響で毒が出来てきた、朝倉にツッコミ可、幽霊の力を朝倉に利用されることも
ちづ姉=世話好き、子供を扱う知識は最強、逆らえる人いるの?
美空= 、 、 、
新田=ほとばしる漢汁、稀に教室の鑑
ってのが最近のイメージだな。
皆さん超GJです!
相関図ワロスw
せっちゃんがタコ足配線だwww
美空に好きな人はいないのかな(´・ω・`)
さすが本編で出番が多いとザジちうスレでも人気だな
改めて思った
そういや
美空←→円の関係もあったなぁ。しかしラブは…どうだろう
美空とさよって繋がりありそうじゃないか?
美空×ココネ
ココネを喋らせるのか
ココネ「………ザジお姉ちゃん…」
ココネ「真名お母さん……」
おいw
美空×エヴァって結構よかったけどな
ココネ「古菲父さん…!」
いい加減にしろw
10レスに満たないレスで家族結成しちゃってるよおい
ココネ「シャークティお祖母ちゃん…」
ボグシャー
美空「何で私を殴るんですか!」
シャークティ「お黙りなさい!」
ココネ「おい茶々丸」
茶々●「(#^ω^)ビキビキ」
なんかココネが茶々●に並ぶ黒いキャラになりつつあるんだが。
まぁ肌は黒いな。
ちょww
茶々●やココネがいくら黒かろうと、千鶴姉にはかなうまい。
千鶴「さてと。今日は2本ネギ必要のようね。うふふふ」
>>719 上半身がサラシのみになった楓の体は、刹那の斬撃と茶々丸のワイヤーによって、糸状の赤い生傷がその
肌をびっしりと埋め尽くしていた。
このかに約束を果たしてもらうため、この闘いにだけは勝利しなければならない。刹那のように、言いなりに
なってはならない。龍宮のように、プライドを捨ててはならない。自分はただ、救うために従う。あの悪魔に。
そして、いつか必ず復讐を果たす。果たさなければならない。
しかし、その思いが今、無惨にも尽きようとしている。
葉加瀬の手元を狂わせたのは、茶々丸の放った一対のミサイルだった。人体に大きな被害が出ないために
威力を抑えてあるので、機体に大きな傷は付けられなかったが、弾道をほんの少しずらすには十分な威力だった。
楓を縛っていたワイヤーを解き、八角形の中心で千草と合流した茶々丸が、千草を肩に乗せて垂直に飛んで行く。
龍宮の放った銃弾は、間に入った刹那が全て切り落としていた。向かってきたもう一人の刹那は斬岩剣で牽制して
いる。技の隙は大きかったが、相手の焦りを視野に入れた攻撃手段としては、的を射ていた。
一定箇所まで飛んだ千草が、最後の符を持って始まりのかけ声を叫ぶと、茶々丸から飛び降りて降下を開始
した。心なしか、楓には、千草の顔が少し嬉しそうな表情に見えた。彼女は今、自分の心の焦りとは正反対の
場所にいる。あの女には、守るべき者がいないのか。そんなふざけた顔で、自分の、叶えなければならない望みを
うち砕こうというのか。
>>796 しかし、そんな憎しみに反して、上空の千草を見上げていると、何故だか少しずつ心が落ち着いていくのを感じた。
闘いのさなかにおける、冷静さ。冷静さを欠いた者は、全ての道を踏み誤る。そういえば、そんなような言葉を
いつか聞いた気がする。
印を結んだ千草の持つ最後の符に、光りが集まり始めた。広場の壁と地面に張り付けた八箇所の符が、それに
反応するように、共鳴し出した。
千草「行きますえ!京都名物、捕縛型巨大八陣!修羅・弁天・幕の内!!」
突き出した手の先の符から、鉛筆状に光の筋が発射される。
千草「はんなりしっとり、捕まりぃや!!」
光の筋が檻となり、広場上の全員を閉じ込めた。その中から、装束下の直肌に符を張り付けている刹那と、先程
千草に張り付けられた茶々丸、そして防護陣に守られている柿崎達4人を除き、このかを含む全員が捕縛され、
身体の自由を奪われた。
ここまで。
>>793 しかし茶々丸にはネギを挿す場所がなかった
という哀しいお話plz(嘘
>>798 「あらあら、こんなところに丁度いい挿入口があるじゃない」
「千鶴さん違います、そこはゼンマイの差し込みグちwせdrftgyふじこl!」
(ピー、エラー発生。緊急停止します)
新田「やぁ!」
ココネ「…パパ」
悲劇
ミラーさんGJ!!!相変わらずすごい文章力ですね…脱帽。
>>800 さすがにそれはまずいんじゃないかと小一時間問い詰(ry
美空×双子のどちらかもいいな
新田VS美空
エヴァ様x美空とかどうよ?
>>805 これらが全部sage忘れ&同一IDだったら良かったのにw
私、春日美空!
普段は空気扱いなのにIP抜かれて別の意味で目立った可哀想な中学生!
今日こそ2chで空気という汚名を返上してや………え??
1:【ついに】ザジちうPART10000【五桁!!】(83)
2:茶々丸はぱんつはいてない(124)
3:PARをパルと読んでしまった人(+8000)(801)
4:レス番801ハンターパル対策本部9(721)
『5:【自演】アンチ美空スレ【空気】(4)』
「ついにアンチスレが立つ程有名に!アハハハ嬉しいなー」
ココネ「可哀想な人…」
―完―
美空「………私もみんなの輪に入りたいなぁ…いや! 行動あるのみよ 自分から仲間に入らなきゃ!」
アスナ・木乃香・刹那・エヴァ「ワイワイ」
美空「よし! 行くのよ 美空!」
エヴァ「それで茶々丸が爆発したんだよ」
アスナ「あははは! 何よそれ」
美空「ねぇ 何の話して…」
刹那「あぁっ! しまった」
木乃香「どうしたん せっちゃん 何かあったん?」
刹那「そういえば3時から部活だったんですよ もういかなきゃ」
木乃香「そか… じゃあ頑張ってな いってらしゃい」
エヴァ・アスナ「いってらしゃーい」
木乃香「せっちゃんいってしもうたし、アタシらどうする?」
美空「だっ…だったら今からみんなでカラオケいか…」
アスナ「そういえばなんかさっきから臭くない?」
エヴァ「そういえば臭うな これは屁というよりもワキガっぽい感じの臭さだが」
アスナ「誰かしら ほんと臭いわね」
木乃香「でもここにはあたしら3人しかおらんし
さっきから30分くらい一緒におるから違うやろ?」
アスナ「それもそうね ここには今3人しかいないし きっと気のせいよ」
エヴァ「じゃあ、帰るか 3人で」
木乃香「帰ろ 帰ろ 3人で」
美空「………」
ウッ・・・(´;ω;`)
Smells Like Nirvana
私は悟った……!
この世界に私の居るべき場所はない……!
ならばせめて……せめて私は私だけの世界をッ!
極楽!聖域!フォビドゥン・ゾーン!サンクチュアリ!ニルヴァーナ!
今こそ私の…私自身の完璧な世界を造り上げるッ!
君達には触れる事さえ適わぬ「世界」だ!
さぁ……「世界」の少女達よ……私を導いてくれ……
千雨 「言いたい事はそれだけか?」
龍宮 「女子専用浴場に全裸で侵入……」
刹那 「ビデオカメラを回し……」
明日菜 「腰を振って双子に威嚇を……」
新田 「フ……フ……」
4人 「「「「ボラーレ・ヴィーアッ!(飛んで行きな)」」」」
新田 「フォーーーーーーーーー!!!!!!!」
年が明けても相変わらずの新田であった
>>809 ぱんつはいてないてwwwwこつえーキタコレwwwwwwwwwww
ボラーレ・ビーアって何語? それとも何かから引用したの?
>>814 イタリア語
正確にはジョジョからの引用だったり……
すまない、これからはジョジョネタ自粛する
美空…゚・(ノд`)。・
よし!!俺が修業していつか壮大なSSをかいてやる!!美空のためにッ!!
円「あのさぁ、私思ったんだけど」
美砂「なになに?」
円「実は長谷川って、ネットアイドルのちうさんなんじゃないの?」
千雨「なっ…!(コイツ、いきなり何を言い出すんだ!?)」
美砂「あ、確かに似てる!」
桜子「うんうん、「千雨」の読み方を変えると「ちう」になるし!」
円「それが関係あるかはわからないけど、髪質とかスタイルとか似てない?」
桜子「そーそー、背も同じくらいだしね」
千雨「な、何言ってんだ!私がそんなことするわけ…(まずい!何て言い返せばいいんだ…考えろ、千雨!)」
美砂「そうかなー、そっくりだと思うんだけど」
千雨「似てない似てない似てない!私はちうなんて奴は知らねーよ!!」
桜子「じゃあ証明してよー」
千雨「証明って…何すりゃいいんだよ」
円「そうね…身ぐるみ剥がして徹底調査とか」
千雨「は!?何言って…(いや待てよ、サイトで公開してるちうの3サイズと違うことが分かれば疑いは晴れるはず…)……分かったよ、気のすむまでやってくれ」
桜子「ホント!?じゃあさっそく。いただきまーす」
がばっ
千雨「は!?何飛び掛かってんだ…ってかそこはマジでシャレに(ry」
その後、千雨の疑いは晴れましたが、代わりに何か大切なものを無くしたそうです。
完璧に自己満足で書きました。反省はする予定です
いいえ 反省する必要はありません
私も満足しましたからww
819 :
温泉:2006/01/09(月) 00:34:57 ID:???
温泉
ひらりと一片の雪が、私たちの入っている温泉の水面に落ちた
空を見ればほとんど雲は無いのだが、一体この雪はどこから落ちてきたのであろうか
暖かい湯気はすぐに冷たい大気になじみ、風が吹けば水面を舐めるように走って消えていった
ちゃぷり、と手を湯の中から出せばそこにはオーラのように湯気がまとわりついて面白い
刹那 「心地よいな・・」
仕事のパートナー、共同生活をする友人、そして・・私が密かに思いを寄せる唯一の人だ
真名 「湯の温かさと、外気の寒さがなかなかに心地よいな・・」
少し白みがかった湯は少しばかり硫黄の匂いがした
ふと視線を落とすと胸より下は、白濁して見ることはできない
当然、刹那もそうだ。私の刹那の裸を見てみたいという目論見は簡単に崩れ去る。残念だ
刹那 「相変わらず・・」
気が付けば刹那が私のことをじっと見つめていた
真名 「何だ?」
刹那 「胸が大きい」
ふふ・・これは自慢以外の何者でもないが、胸が大きいことが私の自慢だ
身長が大きいのはご愛嬌ということで
真名 「触ってみるか?」
すこし、ためらいの時間があったあと、刹那は私の申し出を断った
刹那 「和泉さんではないんだ。癖になっても困る」
お前になら・・揉まれてもいいのだが・・というか、揉まれたら揉み返してやろうと思っていたのだがな
思いっきり抱きしめて、私の胸でお前の胸をもんでやろうと思っていたのだがな
その後はキスして・・岩の上に押し倒して・・のぼせるまで可愛がってやろうと・・
いけない・・鼻血が出てきた
完
いけない・・読んでたこっちも鼻血が出てきた
漏れは股間からなんかでてきた
3レス連続で投下しま〜す(`・ω・´)
『ここは、青が支配している。』
プールで泳いでいるとき、私はこう思う。
波紋が白で砂丘を描き。空気のガラス玉は、散って、溺れて、息継ぎに急ぐ。私は全身で青を掴み、さらに青と混ざっていく…。今の自分は、しっかり水に成れてる。
どこまでも広がる青の中。音は曇っていて、お母さんのお腹の中にいるみたい。あ…、息が足りない…。
「はーい、もうおしまい!大河内、頑張りたいのは分かるけど、根詰め過ぎるのは体に毒よ」
「あ…コーチ…」
水面から顔を出すと、プールサイドに立った男勝りなコーチの優しく強い声が響いた。
「はい、コーチ。もう、あがります」
疲れて筋力の緩まった両腕を支えにしてプールサイドに上がり、軽く頭を振って、湿った鼓膜を掌で乱暴に刺激する。
そのまま右手の怠さに委せて水泳帽を払うように脱ぐと、今まで押さえつけられていた髪が、濡れて束になったままばらけた。
「あ、大河内…」
コーチの声がプール全体に広がる。大人しく揺れるプールの水面が微かな波音を立てている。
「はい…」
「外で友達がアンタのこと待ってるみたいだったよ。今夜は冷えるから、早く行ってあげなさいね」
「はい」
友達?…誰だろう…
髪を結んだゴムを解きながら、熱った頬を手の甲で撫でる。私の手、冷たいな…。
私が更衣室に入ったと同時に、プールの照明が落とされた。
シャワーを浴びてから屋内プールの出口まで来ると、もう夕方を過ぎていた。遅すぎる放課後にオレンジ色の灯りが並ぶ。手前から二番目の街灯が弱々しく点滅を繰り返していた。寒いな…。
街の灯りに照らされて、誰かの影がアスファルトを移る。頬がオレンジに栄えて、その顔がおぼろに覗き出た。あの娘は…いつも気弱なイメージのある後輩の…。
「大河内先輩!」
「どうしたの?…」
「あの、先輩、こっ、これ!」
その娘は両手でマフラーを差し出す。でも、その立ち位置、渡すには少し遠すぎない?
「あ…ありがとう」
受け取らないわけにもいかない。それに、もう慣れてしまった。
「しっ、失礼します!」
そして後輩の後ろ姿は街灯の列をくぐって、すぐに影と見分けがつかなくなった。ところで、背中に視線を感じる…誰かはわかってるんだけど…。
「本当にモテモテだね〜、うらやましいにゃ〜」
「ゆーな、見てたの?…」
「ここでアキラ待ってたら、あのコも手に何か持ってアキラ待ってるみたいだったからさ。これでも気を利かせたつもりなんだけどな?」
悪戯好きな仔猫のように、上目使いで甘えながら見つめてきた。ううん…返事はひとつしかない。
「別に怒ってないよ…」
「うん、知ってる(キッパリ)。それにしても、今シーズンはマフラーいくつ?私の計算だと大体3か4なんだけど」
「5だよ…」
「5!?最高記録樹立してない?」
「うん…」
急に沸いた話題は冷めるのも早く、時刻に似合った沈黙が一時的に流れた。
「そっか。じゃあ、帰る?」
「うん…」
あれ?何で裕奈は私を待ってたんだろう?
「あ、ゆーな」
「ん、何?」
「何で待っててくれたの?」
「ぇ、え〜と、なんとなく…かな」
"なんとなく"か、裕奈らしいよ。
「本当に、"なんとなく"?」
「そ!…あ、そういえば前から訊きたかったんだけど、水泳してるのにアキラの黒髪がキレイなのなんで?」
「………ヒミツ…ふふっ」
裕奈の活発な顔を見てたら、なんだかイジワルしてみたくなっちゃった。それは裕奈もわかってたみたいで、作った膨れっ面はいつもの笑顔にすぐ移り変わった。
825 :
新田:2006/01/09(月) 01:05:47 ID:???
それにしても寒いなぁ…、息の白さがしばらく残る。
「寒いんだから、もらったマフラー使えばいいんじゃないの?」
ゆーな、それは鋭い意見だね。
「ぅ…ん」
「使わないの?」
答えづらい質問だって、わかってて訊いてる?イジワル……あ、さっきのお返しのつもりか。
「使わないんだ…。だったら………、それっ!」
背丈に合わせて軽くジャンプした裕奈は、私にマフラーを巻き付けた。強引に巻き付けたものだから当然かもしれないけど、マフラーは口まで塞ぐ。
「ふむぅ!」
「バスケ部のジャンプ力を甘く見てもらっちゃ困るよw」
「ぶはぁ…!」
思わず息継ぎ。マフラーに溺れたのは初めて。マフラーを脱ぎながら、裕奈を睨みつける。してやったりとばかりに裕奈は笑ってる……ん?…あれ?このマフラー、私のじゃない?
「それ、アキラにあげる」
え?
「記録更新だね。6つ目のマフラーだよ」
微笑む裕奈、戸惑う私。だって、このマフラー、手編み?
「ゆーな、これ…」
「大事に使ってよ〜、手編みで愛情が篭ってるんだからさ」
「ゆーな……ありがとう」
「へへっ、"ついで"だよ、"ついで"!お父さんのマフラー編んでたら、毛糸が余っちゃってさ〜」
はにかみながら照れ隠しに外方を向いて話す裕奈の後ろ姿は、いつも目にしてた友達の背中と少し違って見えた。見えない顔を想像しながら尋ねる。照れ隠しに。
「どうしたら、こんなに毛糸が余るのかな…?」
「クックック……ヒミツ!」
小学校以来かな、久しぶりに私達は手を繋いで帰った。普段でも話の多い裕奈が、今夜はより一層賑やかだった。でも、私があまり喋らない方だから、丁度良いのかもしれない。
延々と寮まで続く道の途中、何故か点滅する街灯を思い出し、立ち止まって振り返った。
「アキラ?…どうかした?」
室内プールのある建物まで、全ての灯は消えることなく光っていた。
「ううん、何でもない…」
前に向き直って、私はまた裕奈と一緒に歩き出した。
GJ!!ゆーにゃかわいいよゆーにゃ
つーか新田氏ねwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
いいふいんき(←何故かry)なのに
>>825で吹いたwwwwwwwwwwwwwwwwww
>>818 レス、サンクスです。どうも私はちう相手だと誰でも攻めにしてしまうらしい…
>>823 表現が綺麗でイイです!GJ
以前から思っていたが、赤松が描かない3-Aの素晴らしさが味わえるスレだよな。
大河内とかザジとか、このスレで好きになった(´∀`*)
このスレを見て亜子が好きになった漏れは邪道ですか?
レスありがd(`・ω・´)
って、おーい、新田ァァァァァァアアアア!!!!!!!
新田の人気に嫉妬
美空「新田先生……なんてオイシイ役!」
「うー、寒い・・・」
美空は余りの寒さに早く目が覚め眠れなかった、仕方なくココアを啜りながら窓の外を見る
一面雪景色、道路も埋まっている
「こりゃ大変だなあ・・・朝から雪かきだな。はぁ・・・」
大雪は麻帆良も例外ではなく、美空もココネと毎日教会周りの雪かきでうんざりしていた
ただひとつラッキーなのは、道路がなぜか歩ける程度に除雪されていることである
除雪車が来るまでの間歩行者にそれは重宝されていた
「道路はまだかぁ、うん?」
ドドドドドドドドドドドド!!!
轟音と共に雪煙が向かってくる、その先頭にいるのは・・・
「うおらっしゃああああああ!」
新聞を抱えた少女、明日菜だった
美空は暫しその勢いに呆然となる、明日菜は道路の雪を吹き飛ばしながら新聞を正確に投げ込んでいく
「あ、明日菜だったのかあ・・・まさに人間除雪機」
明日菜の通った跡は例の道路の道が出来ていた
いつも美空と体育の短距離で争う明日菜、まさかこれほどの健脚とは美空もびっくりだ
「これじゃ次負けちゃうなー、せっかく控えめにしてる私が目立つ機会なのに」
美空はココアを飲みため息。
「あ、そうだ!くひひ」
美空はおもむろに携帯を取り出して誰かに電話する。
そして数日後
「ちょっと朝倉、なにあの記事!」
「おっ人間除雪機あすなっち、いい事してんだからいいじゃん」
言い争う明日菜と朝倉
そう、明日菜の走る姿がまほら新聞のトップを飾ったのだ
「で、誰から聞いたのよ?。情報はクラスの人って書いてあったけど」
「はいはい、えーと・・・あれ?」
「どうしたのよ?」
「いや・・・あれ誰だっけ?」
朝倉は本当に分らないようだ、確かに名前は聞いていたはずなのに
「くくくっ・・・」
それを見て笑うのをこらえるのに必死の美空がいた
美空…寂しい奴w
美空、幽霊以下の存在か
人間除雪機ワロタ
841 :
GTN:2006/01/09(月) 12:06:45 ID:???
美空「あ〜 退屈だな〜」
美空は学校を無断欠席するようになっていた もう何日休んだだろうか
彼女はそれ程自分の存在感の無さにウンザリしていた
彼女は学校を休んでいる間様々な悪事に手を染めた
万引き(気づかれなかった)、キセル(気づかれなかった)、放火(監視カメラに映ってたのに気づかれなかった)etc…
しかし美空は退屈でだった あまりにも上手くいきすぎるからである
彼女は自分という存在を誰かに気づいて欲しくて悪事をした筈だった
だがそれもただのヒマつぶしになってしまっていたのだ
美空「学校… 行ってみようかな 何日も休んじゃったし」
美空は学校に向かった 流石にみんなもこれだけ欠席したのだから心配してくれると思ったからである
美空「おはよう」 美空は教室に着いて挨拶をした しかし誰も気づかない
彼女は落胆したがチャンスすぐはめぐってきた
新田「お前ら 席に着け 出席とるぞ」 彼女は心の中でガッツポーズをとった
流石に出席をとる時には気づかれるだろうと思ったからである
新田「今日も全員きてるな 感心 感心」 しかし気づかれなかった…
疑問と絶望が頭の中に飛び交う中、美空は一つの結論にたどり着いた
宇宙は私に興味がない
続
842 :
841:2006/01/09(月) 12:10:55 ID:???
すいませんでした ただの悲しい話になってしまいました めっちゃ美空書きたかったんですよ
でも美空といったら空気しかないと思って… やりすぎました マジすいませんでした
宇宙レベルワロスwww
宇宙規模ワロスw
美空が活躍してきたなwww
845 :
837:2006/01/09(月) 12:58:13 ID:???
地下水道。高畑の救出にやって来たが田中の大群と新たなロボ兵器の前に、為す術をなくした明日菜達。
絶望にうちひしがれる彼女達の背後に立った大小二つの影。
美空「明日菜……」
明日菜「え…美空ちゃん!アンタいつの間に!?」
美空「下でね、奴らをまとめて倒せるモノ、見つけたよ」
そこに倒れてる高音と愛衣程ではないがボロボロな姿の美空とココネは、大きな金属製の円柱を二つ、
各々抱えていた。
明日菜「何よ、ソレ」
美空「百m四方を吹き飛ばせる爆弾。爆発時に電磁波を発生させるから、全壊免れた奴も機能停止するって」
明日菜「でも、ロケットとかついてないじゃない。どうやって奴らにぶつけるの?私だって無理よ、
ソレ向こうまでブン投げるのは」
美空「ロケットなんかいらないよ。前と後ろで私とココネが持って行くんだから」
ココネ「……(コク)」
明日菜「なっ…ダメよそんなのっ!」
美空「いいの。それが私達の役目だから。明日菜は高畑先生の所へ行ってあげて。そして……
全て終わったら、シスターシャークティーに私達の記憶、消してもらってね。これからの明日菜には
必要のないものだから」
明日菜の脳裏を遠く悲しい記憶が一瞬横切る。
明日菜「嫌…嫌よ!ねえ美空ちゃん、他の方法考えよ?一緒に高畑先生助けて…一緒に帰ろうよ
私バカだけどさ、きっといい方法が見つ」
美空「明日菜とこんなに沢山喋ったの初めてかもしれないけど…楽しかったよ」
明日菜「ダメ、美空ちゃん、ココネちゃん、やめてーーっ!」
爆弾を抱えたまま前後の田中達へと突進して行く美空とココネ。
数秒後、二つの大爆発があり、煙の晴れた後に動いてるロボ兵器は存在しなかった。
明日菜「何で…何で…ぐすっ、うう、バカ…」
泣き続けている明日菜。目を覚ました高音達はカモから事情を聞いた。
しばらく明日菜を黙って見つめていた高音は思い切って彼女に言った。
高音「失態晒した私に言えた事ではありませんが…明日菜さん、泣くのはもうやめにしましょう
私達がここで立ち止まっては、彼女の心が無駄になってしまいます」
明日菜は顔を上げてぼんやりと高音を見つめた。
カモ「裸姉さんの言う通りだぜ。あのチビ助だって姐さんに前へ進んで欲しかった筈だ」
…あれ?
高音「誰が裸姉さんですかっ。ココネちゃんの事で涙するのは、高畑先生を救出してからです」
美空は?
明日菜「そうね…ごめんなさい高音さん」
明日菜は涙を拭った。強い決意の心を目に浮かべて。
明日菜「そして、ココネちゃん。私がココネちゃんの分までしっかりしなくちゃ申し訳ないよね。
私、頑張るよ。だから見守っていてね、ココネちゃん」
…ねえ、美空は?
美空「――なあんて事になっちゃいそうだからさ、生き残っとかないとダメよねー?
そんな訳でやっぱりお先っ!」
かそくそーち!
明日菜「待てこらあああああああっ!覚えとくからねーーっ!」
851 :
新田:2006/01/09(月) 16:47:36 ID:???
美空?…そんな生徒の名前は聞いたこともない…
そういえば美空は119話で見つかったとき下すっぽんぽんになってたのかな?
ロボに襲われたみたいだし、あのあとローブ着てたし・・・
ハァハァ
>>852身空もついにそんな役回りに…いや出番が増えるならいいんだ…
……
力の限りカットされてたが…
855 :
GTN:2006/01/09(月) 18:28:23 ID:???
水泳部更衣室の裏に朝倉和美は潜んでいた
和美「うへ 今日も水泳部の皆さんの美しい姿を撮りますか」しかし隣には窓から中を覗きをしている新田がいた
和美「な…なにやってるんですか」
新田「なあに 覗きや盗撮をしているヤシがいないか監視しているのさ」
新田は毅然とした態度で言い放った
新田「そういう君こそ、盗撮なんてしてるんじゃないのか?」
朝倉の表情は氷ついた だが何か思いついたかのように内ポケットから何かを出す
和美「これいりませんか」
新田「な! これは女子高等部の生徒が×××している写真」
朝倉「ふふ それあげるから新田先生… このことは内密に」
新田「ふふ わかっとるわ それに君は取材の一貫として撮ってるだけだろう?」
和美「新田先生ものわかりがいいねぇ
しかし背後にはアキラが立っていた
アキラ「何してるんですか…」 彼女がそう言った瞬間
朝倉はアキラに抱きついた
和美「新田に襲われそうになったの!」 アキラの中で何かがキレた
アキラ「変態教師が…」アキラは怒りに満ちていた しかし新田は動揺すらしていない
むしろこの状況を楽しんでいるようだ
アキラの拳が顔面に入り、意識が薄れていく中で新田は思った
大河内の拳は気持ちいい
続
新田、もういい歳なんだから落ち着けよ
新田「どれだけ歳を重ねても、決して無くしてはいけないものがある。
これを無くしたら、一生後悔する、そういうものだ。
この事を生徒たちに伝えるのは私の義務なのだよ」
千雨「いいからとっととパンツをはけ」
やべぇwww新田面白すぎwwwww
どこまでキモイんだよwww
「新田・信念」投下キボン
新田で美空な空気を読まずに長編の続きを投下してみる。
相変わらず暗いので苦手な人はスルーでよろ。チトスランプ気味なので読みづらいかも。
では投下。
>>493 「そ……んな…」
「辛いかもしれませんが、受け止めて下さい。私が今言ったのは紛れもない事実です」
信じられない。嘘に決まっている。
そう思って気を集中させようとしてみたが、少しも手ごたえが無い。
半妖態への変化も試してみたが、結果は同じだった。私を構成していた『力』の部分だけが完全に抜け落ちていた。
言葉を失う、というのはまさにこういう事を言うのだろう。何も考えられなかった。眼前が真っ暗になり、頭の中は真っ白になった。
「……桜咲さん?どうなさいました?」
「オイ!!刹那!!!」
「……せっちゃん?せっちゃん?」
「刹那さん!」
遠くで誰かが何かを言っている。私の名前を呼んでいるような気もするがもうどうでもいい。
そうだ、これはきっと悪い夢なんだ。起きればいつものように部屋の中で、布団の中にいるんだ―――
そこからどうやって部屋まで帰ったかは記憶に無い。
今は、ソファの上に腰掛けている。
「ほら……白湯だ。とりあえず飲め。落ち着くぞ?」
「………飲みたくない」
「好き嫌いはイカンアルよ刹那〜」
茶化すようにクーがおどける。
クーが私の事を元気づけようとしてくれているのは分かったが、正直鬱陶しかった。
「………クー、少し外へ出よう…今は一人にしてやれ」
こういう時、龍宮は頼りになる。私の心情を察して、一番いい対応をしてくれる。
今の私は何を言うか分からない。下手をしたらクーの心に修復不可能な傷をつけてしまうかもしれない。
それを私が発する雰囲気から読み取って、クーを私から遠ざけてくれた。
>>861 「むぅ……分かったアル…」
「いい子だ。……刹那、落ち着いたら電話をくれ」
「……わかった」
それじゃあ、と言って龍宮がクーを連れて行った。バタン、と扉の閉まる音がして部屋の中に居るのは私だけになった。
部屋の中に響くのは、時計の針が動く音だけ。
………まだ、なにもする気が起きない。できる事といったら、カップから立ち昇る湯気を見つめる事くらい。
実感が湧かなかった。頭だけでなく、体でも分かっているはずなのに。
心で受け止められていなかった。
気が使えない。それが何を意味するのかは知っている。
純粋な体術に関してはあまり影響は無いが、その他の攻撃や防御に関しては致命傷だ。
殴られれば傷を負い、銃で撃たれれば死ぬ。何ら一般人と変わりが無い。
それは同時に、人に害為す魔に対して対抗する手段が全く無いということも意味している。
そして、私にはもうお嬢様を守る力が無いということも。
あぁ、どうして私はあそこで気を抜いてしまったのだろう。もっと周りを見ていれば、こんな事にはならなかった。
お嬢様とまた仲良くできるようになって、明日菜さんという友達もできて――――
私の人生で今まで無いくらいに上手くいっていたのに。それなのに。
「後悔先に立たず、か……」
悔やんでも悔やんでも、悔やみきれない。
自分で自分が情けなさすぎて、エヴァンジェリンさんに会わせる顔が無い。
私の事を心配して忠告してくれたのに、大口叩いて分かったように振舞った挙句がこのざまだ。
笑い話にもなりはしない。
>>862 「……っくそ…」
口を開けば、漏れ出す後悔の念。
そして、胸を満たすどうしようもない悔しさと、無力感。
今更ながら泣けてきた。あぁどうしよう。涙が止まらない。
「……ひぅう……なんで…っ………くそぉっ…」
なぜ?どうしてこんなに涙が出てくるんだ?
「うぁあ……くそぉ………」
悔しいからか。泣くことしか出来ない自分の無力さが。
「…っ……くそぉ……」
情けないからか。泣くことすら我慢できない自分の心の弱さが。
「………くっそぉぉぉぉおぉおおおお!!!!」
血が出るほど拳を硬く握り締めて、叫んだ。
部屋に響くのは、悔しさと、情けなさと、無力感が全てないまぜになった、絶望の雄叫び。
涙はカーペットに落ちて染みを作り、窓は声に反応してビリビリと震えた。
ひとしきり泣いて少し心が落ち着いた時、私の目にあるものが写った。
私の愛刀、夕凪。
いままで多くの魔物を屠り、その血を啜ってきた私のパートナー。
おもむろに鞘から抜き放ち、青白く光るその刀身を見つめる。
これから先、私がこの刀を振るって戦う事は無い。そう思うと、ますます気が重くなる。
『いっそのこと死んでしまえたら楽だったのに』
そんな思考がよぎる程に。
――――簡単な話じゃないか。この刀を使えばいい
頭の中にそんな声が響いた。
何を馬鹿な。
――――お前だってさっき思ったろ?死ねば楽になれる。まさにその通りだ
……確かにそうかも知れない。
>>863 ――――そうさ。死んじまえ
死ねば、楽になれる。頭の中からする魔性の響きに身を委ねれば、この苦しみから解放される。
一旦そう思ってしまったら人間弱いものだ。いつの間にか私は夕凪を手に取っていた。
――――ほら、一思いに
頭の中からする指示に従って思い切り夕凪を振り上げて――
コンコン
胸をめがけて振り下ろそうとしたその瞬間、誰かが部屋の扉を叩いた。
「…刹那さん、居る?」
音の主は明日菜さんだった。
「……居る…よね?」
返事が出来ない。
と、いうよりもしたくなかった。自分が今しようとしていた事を声から気取られそうで。
「出てきたくなければそのままで良いから、聞いて?ネギと木乃香から伝言預かってきたから」
お嬢様とネギ先生が私に?
「まずネギからね。『これから大変かもしれないけど、諦めないで頑張って下さい!!!』だって」
ネギ先生らしい……それでも、心の奥がほのかに温まる言葉だった。
「で、木乃香が…『例えどんな風になってもせっちゃんはせっちゃんやから、気にせんと今まで通り仲良うしてや。早まったらあかんで』って」
あぁ、お嬢様は分かっていたんだ。私がどういう風に思って、どういう行動に出るのかも。お嬢様が直接来たら、私が辛くなるだけだって事も全部。
「最後に私から。負けちゃだめだよ、刹那さん。苦しくたって、生きてれば必ず良い事あるから。力が無くたって、幸せになれるから。ね?」
胸の奥に響く、重い、重い言葉。
なによりも私が欲しかった言葉だった。
「……………あり、がとう…」
悔しさからでは無く、本当に嬉しかったから。
ネギ先生と木乃香お嬢様と、明日菜さんの優しさが、温かかったから。
いつの間にか、また泣いていた。
そしてもう、私の中の闇は、消えていた。
今日はこんだけ。
次回からは力を失ったせっちゃんの日常を書いてみようかと思ってまつ。
言うだけ言っといて書けなかったらゴメソ。
ではでは
ネ申降臨!!(゚∀゚)GJ!!!!!!
エロスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
>>859 新田・信念 待っててくれる人がいるなら作って投下すろお
今日中に投下できるかな・・
とにかくありがとう
レンズ洗浄液が…… ・゚・(ノД`)・゚・
明日菜良い奴だ。・゜・(ノД`)・゜・。
VIPからコッチに移ってたんだ
知らなかったww
>>856 くそう!!
いつも自分なんて刹那に「汚れちゃった」なんて台詞を言わせてるのに・・
レンズ洗浄液が…… ・゚・(ノД`)・゚・ GJです
>>870 塗り絵?
何がしたいのかいまいち分からん、説明してくれ
力の無い刹那ですか。面白いですねwww
雑魚魔物を相手に何もできない刹那とか、
明日菜に護って貰う刹那とか、
せっちゃん…
>>874 モノクロ画像をカラー化するソフトの記事みてつい・・・・・・ね。
扉絵カラー化したら破壊力上がるんじゃないだろうかって下心込み・・・・・・
4巻の夏美と千鶴とちうとあと二人写ってる風呂の扉絵ってザジいたんだね・・・
気づかなかった
これは感動超大作の予感!
(´;ω;`)ウウ・・・せっちゃん・・・・
>>877 たしかにアンカーの先は泣ける一言だが…
相手が新田じゃなければ
873です
ごめん・・アンカー865の間違いだった・・
ゴバーク
ザジちうカプの出所ってどこだろ?
楽天ワンクリ祭りの勝ち組は複垢でもポイント引かれない美空?
シネマ村?
シネマ村の会話じゃないかな?
887 :
865:2006/01/09(月) 22:37:53 ID:???
みんなレスd。
頑張って書くので生暖かい目で見守ってちょーだい。
>>875 それも考えてるけどしばらくは日常のこまごました変化とかに重点置いとこうかなーと。力失ってすぐ襲われたら可哀想だしwww
弱くなったせっちゃんが龍宮やエヴァに陵辱されているところを妄想している漏れは変態ですか?
>>888 弱体化しなくても普通に龍宮やエヴァにレイプされてますが、何か?
>>885-886 あー百鬼夜行召喚の次のページの2コマ目とか、いいんちょあぼーんの次のページの2コマ目か。
5レス投下します。ほぼ全部ネタですが
ちゃんと形になっているかどうか心配……
9 JAN., 2006
NEAR A DISPUTED BORDER
「あいつのことか。ああ、知っている。
話せば長い……そう、古い話だ。
……知ってるか? 戦士は五つに分けられる
目標に突っ走ってく奴、
只管に強さを求める奴、
プライドに生きる奴、
楽しいからやってる奴、
何かや誰かを護る奴、
……この五つだ。
あいつは――――」
* ***., 2003
MAHORA HIGH SCOOL
「龍宮、桜咲。撤退は許可出来ない。迎撃せよ」
「だろうな。報酬上乗せだ」
MAGISTER NEGI MAGI
THE MAHORA WAR
三年前――――
世界を巻き込んだ戦争があった A RECOD OF
THE MAHORA WAR
「『エリアTHZR』で大規模な戦闘!
上も下もバケモノだらけだ!」
「龍宮、刹那、援護に向かえ!」
「よう相棒。私たちにはお似合いの任務だ」
彼女は『黒肌の妖精』と呼ばれた傭兵 A SISTER IN ARMS
『彼女』の相棒だった女
「東洋魔術師多数接近。
全員撃破し、橋頭堡を確保しろ」
WAR AREA-THZR "THE MAHORA GARDEN"
「大橋でお出迎えだ」 エリアTHZR――――通称『麻帆良の庭』
A GRAND STAGE FOR MASTER OF THE MAGIC
私は『彼女』を追っている 魔術師たちに与えられた舞台
A KNIGHT THAT LIVES BY FRIEND
「今までの奴らより強い!」
THE STRATEGIST
「マレブランケだ! 油断すんな!」 A WOMAN WHO UPHOLDS HONOR
THE PRIDER
「黒肌の銃使いがいる。
噂に聞いた奴か」 THE BRINGER OF TRICK
ファンギー A WOMAN WHO LIVED FOR MONEY
「牙持ちどもには贅沢な墓場だ」
THE REBORN VAMPIRE
A WOMAN OF UNDYING LOVE
「ここは『麻帆良』
死人に口なし」 A REVOLUTIONARY
THEY CALLED THEM "THE KNIGHTS OF THE SPRINGFIELD"
人は彼女らを『スプリングフィールドの騎士』と呼んだ
CHANGING ENCONTERS
変化する出会い
そして――――
TWISTING FATE
変わる運命
『黒肌』の言葉で
AN UNCHANGEABLE WORLD
変われない世界
物語の幕は上がる
TOLD FROM THE HEART OF A KNIGHTS
彼女らが語る――――
THE LIFE OF SETSUNA
刹那の生き様
「あれは雪の降る寒い日だった……」
MAGISTER NEGI MAGI
THE MAHORA WAR
THERE IS ONLY ONE ULTIMATE RULE IN WAR――――
交 戦 規 定 は 唯 一 つ
生き残るぞ! 刹那!
S U R V I V E
"生 き 残 れ"
2006
TAKING TO WAR GARDEN
"再び戦火の学園へ"
エヴァ「……と言う夢を見たんだ」
茶々丸「ゲームのやりすぎです、マスター」
楽天ポイント祭りwwwwwwwワロスwwwwwww
>>859 なんか訳のわからないものになっちまった・・スマソ
新田 信念7
1/3
私は変態ではない。崇高な理念に基づき行動しているに過ぎない
それをなんだ!!まるで私を汚物や外道のように扱いおってからに・・
こうなれば私の信念をじっくりと理解してもらわねばなるまい
だがあるとき気が付いた。ペニスばかり出していてはいけないと
わかったのだ。私のあまりに素晴らしいこのペニスに皆、嫉妬していることに気がついたのだ
考えてみればそうだ。皆、私のペニスと見たとたんに憎悪の顔を向けてきた
否!!
憎悪ではなくそれは嫉妬であったのだ!!
あまりにも素晴らしいそのペニスに、皆嫉妬したからあのような行動に走ったのだと
そうであればこれからどうすればいいのか?
残念ではあるが少しばかり私の出方も変えなくてはならない
ちょっとだけ私を皆の基準にすればいいのだ
そして、皆の基準が上がった頃に私の崇高な理念を叩きつける
仕方が無いが、それしかあるまいて・・
隠すのはペニスだけだ。やはり後は隠さない
装備したのは・・靴と靴下、ネクタイだな
では問題だ。なにをもってペニスを隠すか・・
ここは男らしく・・褌か
2/3
白褌を締め、私はきりりとした男の姿となった
以外にも褌は私のペニスを優しく、そして力強く包み込んでいる
そして褌は私の心の底を揺さぶり始めたのだ
揉め・・と、漢となれ・・と
おっぱい、玉袋、尻肉・・何でもよい
とにかく私は思うが侭に揉みたくなった
和泉君がたゆんたゆんといって乳を揉んで回っているのが・・わかる
始めのお相手は誰がよいだろうか・・
そういえば3−Aの生徒の中に褌を愛するの者がいたな
あの者に・・我が心を尽くしてみようか
楓 「き、貴公は・・」
私の高貴なる姿に驚きを隠せないようだ
普段からは想像できないほど、目を大きく見開いて長瀬くんは私を見つめていた
喜びからくる震えなのだろうか?長瀬くんはその長身を震わせた
新田 「褌の友・・だろう。私たちは・・」
腰を振ってその存在感をアピールしながらしゃしゃり出る姿は、レイザー●モンHGという漢の姿とダブるであろう
だんだん腰の動きが速くなってくると同時に、私の鼓動も早くなってきた
3/3
楓 「ち、違うでござる!!友ではないでござる!!」
そんなに恥ずかしがらなくてもよいのに
新田 「さあ、語り合おうではないか。揉みあおうではないか。私は胸を、キミは玉袋を!!褌に栄光あれ!!!」
だが、楓くんから帰ってきたのは衝撃の事実であった
楓 「せ、拙者は穿いていないでござるよ、褌。というか今何も穿いていないでござる」
な、なんと!!そのスカートの下は穿いていないというのであるか!!
それでは・・いつもの私と一緒ではないかァァァ!!!
いけない。いつもの自分を思い出して・・おっきしちゃった
もう止められない。いくら褌とはいえ私のおっきしたペニスを覆い尽くせるほどの布面積と、強度はない
しだいに、しだいに、褌の前が膨らんでいき、それは今にも噴火しそうなくらいに張り詰めた
新田 「穿いていないですとぉぉぉぉぉ!!!」
開放を求め、私の愛するペニスはその怒張をさらに大きくしてゆく。私は腰を突き出すと長瀬くんのほうにそれを向けた
やがて・・びり、という音がしてペニスは褌を突き破る
楓 「き、消えるでござる!!滅殺!!!」
愚かな・・今の私のペニスには、いかなる攻撃も通用・・
はうッ!!
こ、こんにゃく・・・ですと!?
私の斬鉄剣はこんにゃくだけは切れない・・そんなことを言ったサムライがいたな・・
そんなことを考えながら私は、ペニスから白濁を噴出させた
いつもならそんなことは無いのだが、興奮しきり、そのくにゅりとした感触の以外性に私は敗北してしまった
こんにゃく、癖に・・なりそうである
完
楓wwwwwwwwwwwwwwww糞ワロタwww
リアルタイムですごいのに遭遇しちゃった><
新田最高だ!!!!!
こらwwwwwwwwww
新田あああぁぁぁっ!
てめえに明日を生きる資格はNEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!!!!!!!
ハゲワロスwwwww
そして作者GJ!
次スレは
新田に全力で萌えれば
嫌すぎるw
[信念 Faith]
浮き世に絶対などというものは
無く、理不尽な思いを胸にして
途方にくれる時もある。
それを乗り越える為には、確固
たる信念と洞察、そして幾分か
の行動力を持つ必要がある。
ロリたつみーの過去とか勝手に書いたら駄目だろうか
長編で、コウキ視点で、判らないトコは全部想像で・・・・
何かオリジナルの要素が濃くなる気がするが・・・・駄目かな?かな?
/ \
、 ヽ\ ヽ
. / , / ! ∨丁ヽ い | /二フ”
/ ! | ィ 「\ | ハ l | ,′ /
l ! | / /j/ '. ノ, =、!// /j/ ヽ/
l い/ ,, =x j/ ′ 〈j/ /ヽ
ト ._ \_〃 :.:.:.:.} /二フ”
l l { 下 ̄ .:.:.:.: -‐1 ∧ /
l l T ‐个 ._ ー' イ l| ニニ!
l/ /| l l//下二千ヽ_l い ─┘
' / .′ l,ノ\/// 小、|、\ヽ\ 「〉
Ul / / \/ U` \ヽl i r_|
Ul l i ! ト ヽ |
そんな聞き方したらこれしか返せねえよw
いや、俺はいいと思うけど
,._.,
最近の新田ラッシュに毒され過ぎて自分の作品に手がつかない俺w
アキ×ゆなSSの時の割り込みが決定打だったよw
折角の良作がああなったせいで改めて新田の恐ろしさを思い知らされたよ・・・
そういやドンジャラの続きはまだかな〜
「新田先生はどうして部の先生になったんですか?」
「女子中学生とか好きだから!」
…この絵がみたいなぁと呟いてみる
木村wwww
>>916 ゲフンゲフン
Sir!鋭意構想を創作中でありますSir!
桜子と超のキャラタイプをどうするか悩み中です
頑張りますのでお楽しみを…
920 :
919:2006/01/10(火) 01:34:18 ID:???
うお! 名前欄は見なかったことにしてください
>>917 それの明石教授で描いたことあるけど、去年PCが壊れた時に消えた(´・ω・`)
>>916 あれはショックだったよw
『lic lac la lac lilac』(エヴァ過去SS)の時みたいに大量レスのSSなら諦められるが、たった3レスのSSで、しかも最後の部分の寸前で新田登場はツライw
そのシリーズ(アキラ×ゆーなSSは第1弾になる)の第2弾を書いてるんだが、今から新田にガタブルよ(゚д゚;)
>>922 パル同人な自分には新田はむしろ歓迎ww
924 :
新田:2006/01/10(火) 01:57:21 ID:???
>922
(・∀・) ミテルヨー ニヤニヤ
>>922 wktkしながらまってるwww
マフラーのゆーにゃとアキラかわいすぎ
817
>>927 いつも早業GJです
真名の苦悩を書いている時は、いつも、書き始めたときから真名は榊さんを
想像して書いていました
>>927 バロスwwwwwwwwwwwwwwGJwwwwwwww
刹那は神楽かwww榊=龍宮すげー合ってるw
エヴァ様テラモエス(*´∀`)ハァハァ
>927
たつみーが可愛過ぎる…GJうおおおおお!!!!
>928
新田「あー、君君ィ。次からは真っ先に此所に投下しなさい。
GJだb」
新田「あー、すまんすまん。
>927は私のおいなりさ…ではなくて
>930の間違いだ
いやー、うっかりうっかりハハハハハ」
>>930 キタコレ(*´∀`)
ツボです。もっともっと〜
うはっwwwwwwwレスありですwwwwwww
これで・・・後期残り・・・がんば・・・れr
938 :
猫耳エヴァ:2006/01/10(火) 08:48:04 ID:???
前スレ
>>836 EVA SIDE
ボーヤは抵抗しない。もとい抵抗する気力がない。
足はガクガク奮えて、腰は抜けている。立つことも出来ない。
菊門が差し込まれた白い尻尾のせいで赤く腫れ上がり痛々しい。
「ボーヤ…諦めろ。そして事実を受け入れるんだ」
「いやぁう!」
もう遅いんだ、と私は言いながらボーヤのまだ成長途中の性器を口に含む。
「ひゃうぅ!?っ汚!汚いですよぉ!」
「まはまはらな(まだまだだな)」
「喋っちゃらめぇえ!!」私の頭を弱々しく押し返そうとするが、カリッと先端を甘噛みしてやれば大人しくなる。
新田人気タカスwwww
940 :
917:2006/01/10(火) 09:49:24 ID:???
>>927 うはwwwwwマジで書いてもらえるとはwwwww
携帯蛾物故割れましたwwwww
「さあ、おばあさん」
「いつもありがとう・・・茶々丸さんや」
(ふむふむ、やっぱ優しいなぁ。噂は嘘か・・・)
横断歩道で茶々丸を見つめる美空、最近エヴァから頼みごとを受けていた
数日前、教室
「おい、シスター」
「え、エヴァンジェリンさん!。な、何か?」
いきなりの声に美空は固まる、なにせ吸血鬼の真祖でシャークティからも気をつけるよう言われていたからだ
「怯えるな、ちょっと頼みがある」
「頼み、ですか?」
頼みは最近の茶々丸がエヴァをマスターと思ってないようだとの事だった
「噂には聞いてますけど、なぜ私なんですか?」
「お前は存在感が薄いからだ、まぁ私には関係ないが」
「それだけ、ですか・・・」
少し凹んだが美空は茶々丸に調べる事となったのだ
そして場面は再度横断歩道に
「春日さん」
「うわっ!」
物陰で老人の手を引いていた茶々丸が知らないうちに美空の後ろにいた
「私を見張っているようですが、何か?」
「いや、あの・・・えーと」
しどろもどろの美空に茶々丸はにこりと笑い
「センサーで全てお見通しです、マスターから頼まれましたね?」
その言葉と笑顔に激しいプレッシャーが込められていて美空は首を縦に振るしかなかった
「春日さん、世の中には知らないほうがいいこともあるんです。おわかりいただけますか?」
「は、はい!(め、めっさ怖ええええ)」
茶々丸はニヤリと笑うと去っていった、美空はようやく息をつく
それから数日エヴァは学校を休んだそうな。
「知らなくて良かった・・・」
美空は心から痛感した
世の中には知らないほうがいいこともあると言うことを
茶々●コワス((((;゜Д゜)))
茶々●テラコワスwwwwwwwwww
肝心な部分が・・・
同じことを思ったが、入れる技量がないよ・・・
そろそろ次スレの事を考えないとな……
>>1のテンプレにはage、sageについて書いてないけど
基本的にはsage進行なのかな?
まぁ、漫画サロンですから、基本的にはsageでしょうよ
>>950乙。けどちょっと早かったかな。あと五十レスあるし。
950でもいいと思うけど。次スレから980にするか?
その時々によるだろ。レスの伸びがゆったりしてるなら980でいいし、早いなら950で。
まぁ結論としては
>>950乙
かえまなで書こうと頑張ってたら突然真っ暗に
どう見ても停電です
本当にありがとうございましたorz
>>954 ガンガレ。俺は何時までも待ってる。全裸で。
>>797 鉛筆型の結界の天辺の部分が消え、広場には八本の光の柱だけが残った。
千草「……こないに疲れたんも久々やなぁ。しかも相手が中学生いうんやから、恐ろしいもんどすなぁ」
一仕事終えた千草が、戦闘終了早々ダビデ像に寄りかかって溜息を吐いた。行動不能になり、操舵手を失った
葉加瀬の兵器はゆっくりと落下を始め、茶々丸の背中にキャッチされた後は、ただ静かに地面に下ろされた。
人の身長の二倍程の高さにある操縦席まで飛び上がり、葉加瀬の目の前まで来た茶々丸が尋ねる。
茶々丸「お怪我はありませんか、葉加瀬……」
茶々丸の問いかけには答えず、葉加瀬は気まずそうに目を逸らしながら、質問で返した。
葉加瀬「どうして……。どうして逆らったりしたの……?私の命令には絶対服従だってプログラムされてるのに」
茶々丸「さぁ……。今朝方のエラーが何か関係しているのかもしれませんが、詳しい事は、私にも……」
葉加瀬「それに……。それに、私はあなたに酷い事をしたのに、そこまで人間の思考に基づいて行動して
いるのなら、どうしてそんな平気な顔で私と顔を合わせられるの……」
何を考えているのか、茶々丸はいつも通りの無表情な顔つきで視線を右下に逸らすと、再び葉加瀬と向き合った。
茶々丸「それについては、簡単です。……本で読んだ、『反抗期』というものに、なぞらえてみたんです」
葉加瀬「反抗期……?」
>>957 そんなプログラムを茶々丸に組み込んだ覚えはなかった。“なぞらえた”と言っているように、ただ単にそう捉えて
いるだけなのかも知れない。
茶々丸「ヒトの脳にも、時期が来れば『反抗期』というプログラムそのもの発動する訳ではなく、一人で行いたい、
という欲求や、“自分の方が正しい”という自己顕示欲の表れが複雑に重なり、行動に出る、とありました。
つまり私は、昔の優しい葉加瀬に戻って欲しい、という欲求を通そうとしたんです」
葉加瀬「でも、そんな事したらプログラムがバグを起こす筈よ。そう簡単には私には逆らえないようになってる
のに……」
茶々丸が少し悲しそうに目を伏せた。人間であるならばその説明で事足りる。しかし、機械である自分はそこから
もう一回りしなければならない。
茶々丸「ええ……ですから、非常に悩みました。葉加瀬の行動は、本来自分に与えられている“人のためにあれ”
という命令に反しているものでした。しかし、私は葉加瀬に逆らってはいけない。そして、従えば従う程、
私が葉加瀬から聞いた、機械としての理想の姿からかけ離れていく。私は、プログラムに従えば良いのか、
命令に従えばいいのか、それとも、それとは別の、私の中にあるプログラム外の“心”の部分に従えば良い
のか、解りませんでした」
>>958 茶々丸「今朝方、ネコが溺れていたんです」
唐突に切り替わった話題に、葉加瀬が一瞬驚いた顔をして、先の話を待った。
茶々丸「いつもの川でネコが溺れていて、私は最初、それを無視しました。歩道橋を昇れずにいた老人も、風船が
木に引っ掛かって泣いている子供も、餌を欲しがっているネコ達も、全て無視しました。いっそこのまま、
人の心の部分を無くしてしまえば、命令による矛盾も、エラーによる苦しみも、人を傷付ける苦しみも、
全てが消え、解放されると思ったんです。しかし、そんな事は全くありませんでした。いつまで経っても、
人や動物を救えない苦しみは消えず、命令の起こす矛盾よりも、何倍もの苦しみが襲ってきたんです。
何故、機械である私がこんなにも悩み、苦しみ、足掻かなければならないのか……」
昨日までの茶々丸とは決定的に違うものがあった。瞳に輝きが増し、とても優しい目をしている。
茶々丸「私は一通りいつもの行動を終わらせた後、学園まで来ました。結局、何も変わる事はできなかったと、
機械ながらに落ち込みました。でも……何か、“満足感”はあったんです。そして柿崎さんに会い、相談を
聞いてもらいました」
茶々丸の視線に誘われて、葉加瀬も柿崎の方を見た。柿崎は意表を突かれ、突然紹介された友達のように、
頭の後ろに手を当てて、あ、どうも、といった顔で頭を下げた。
>>959 茶々丸「簡単だったのは、柿崎さんの答えでした。『忘れてしまえ』と……今、目の前にある自分のやりたい事を
やれ、とも言われました。私は、こんな複雑な感情がその程度で解決を導き出す筈がない、と思って
いたんです。でも……」
茶々丸が葉加瀬の髪に手を延ばし、髪留めを解いた。艶のある、太くて質の良い髪が、統制を失ってさらさらと
肩にこぼれ落ちた。
茶々丸「私は今、幸せです」
微笑みかけたその表情はまだぎこちなかったが、茶々丸の気持ちを表現するには、最高の笑顔と言えた。
こんなに嬉しそうな茶々丸の顔は、見たことがない。
茶々丸「葉加瀬……今度は、あなたが答えを出す番です。もし、木乃香さんに逆らえない事情があるのであれば、
今すぐに変わって欲しいとは言いません。ただ、頭の中では常に考えておいて欲しいのです。本当に、
この行いは正しいのか。科学につき物の犠牲は、この様な形であってもいいのか。この歪んだ道の先に、
本当に求めた成果があるのかを」
ミラー氏イイヨー
うはwwwww猫耳の人キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
待ってましたwwww
>>941 いいなあ茶々●黒ッwwwwww
>>957-960 ミラーさんGJです!wwwww
966 :
偽者:2006/01/10(火) 22:47:40 ID:???
偽者
1/6
超 「本当にやるのかネ?」
?? 「自分の実力・・試したいんです」
超 「・・わかったネ。ではこれを・・」
そう言って、超は一つのアタッシュケースを差し出した
?? 「完璧ですね・・さすが超さんです」
中身を確認しながら少女は満足そうに頷く
超 「頑張るネ・・」
二人の背後では、怪しげな機械がゴウンゴウンとうなりをあげて命令された作業を続けていた
亜子 「ア、アキラ・・」
亜子は背後からおどおどしながら、親友である少女に声をかけた
アキラ 「あ、亜子。何持ってるの?」
その声に振り向き、近づいてくる親友に少しばかり警戒しながらアキラは答えた
亜子 「あ、あんなぁ・・これ食べてや」
亜子はピンクのリボンでラッピングされた小さ包みを差し出した
アキラ 「何これ?」
亜子は少しはにかみながらアキラに包みをプレゼントする
亜子 「クッキーや。あんまり上手にでけへんかったけど・・」
突然のプレゼントにアキラは戸惑っていた
最近の亜子の行動を考えればそれも当然であろう
顔を合わせればたゆんたゆんなのである
そんな亜子が、たゆんたゆんもせずに昔の亜子に戻っていたのだから
967 :
偽者:2006/01/10(火) 22:48:48 ID:???
2/6
アキラ 「亜子・・どうしたの?」
きょとんとした顔で亜子は親友の問いに質問で返した
亜子 「どうしたのって・・なにが?」
アキラ 「だって、いつもだったら・・たゆんたゆんって言って襲ってくる・・のに」
亜子 「実は我慢しとるんや。でもな、アキラが好きだから我慢しとるんや」
アキラ 「亜子・・」
少しばかり涙ぐみながらアキラは親友を抱きしめた
亜子 「あ、アキラ・・」
アキラ 「亜子・・かわいい・・」
久しぶりの抱擁、亜子はしばらくその感触を味わっていたが、そのうちに照れくさそうにしはじめた
亜子 「せっかく我慢しとるんに・・またたゆんたゆんしたくなるやないか」
アキラ 「ゴメンゴメン」
抱擁するのを止め、アキラは亜子の顔をじっと見つめた
亜子 「ゴメンな、裕奈にもクッキーあげなアカンからもう行くで」
もう一つ小さな包みを取り出した亜子は、アキラにそう言うと、手をひらひらさせてその場を後にした
アキラ 「亜子・・うれしいよ」
親友のだがその5分後のことであった
968 :
偽者:2006/01/10(火) 22:49:38 ID:???
3/6
亜子 「たーゆんたゆん!!!」
いきなりアキラの背後から、亜子が胸を襲ったのである
手のひらでカップをしっかりと包み、上下左右にぶるんぶるんと揉みしだいたのである
アキラ 「ひゃあ!!」
背後からの突然の襲撃にアキラはショックを受ける
先ほどの決意はどこ吹く風で亜子はたゆんたゆんを実行している
アキラ 「さっきの・・ウソだったんだね」
親友の裏切りの涙を見せて、襲撃者を見つめたアキラ
その姿を見てすら亜子はたゆんたゆんをやめようとはしなかった
亜子 「もうーたまらん!!今日は無礼講や!!!」
興奮しきった亜子は一物こそはないが、その興奮と快感をさらに大きくするべく自分の股間をアキラのお尻に押し付ける
亜子 「おっちゃんなぁ、おっちゃんなぁ・・中出ししてええか?」
最悪の台詞を親友に叩きつけ、亜子はその欲望をヒートアップさせいく
親友の裏切りにアキラは何も言えなくなった
拳を握り締め、それを亜子に振り下ろそうとした
そのときであった
969 :
偽者:2006/01/10(火) 22:50:32 ID:???
4/6
裕奈 「へ?亜子?」
声のした先を見てみれば裕奈がいた。いやそれだけではない。まき絵と・・亜子がいた
アキラ 「亜子?」
アキラは混乱した。自分の乳を揉んでいるのは亜子、そして向こうに見えるのも亜子
なんで二人も亜子がいるの?
皆の目の前には亜子が二人並べられている
さっきまでアキラを襲っていた亜子が亜子A、裕奈たちが連れてきた亜子が亜子Bとした
亜子A 「アンタ誰や!?まさかウチのおっぱい横取りしようちゅうんやないやろな!」
亜子B 「アンタこそ誰や!!変なことばっかりやって、ウチのおっぱい・・違うた、アキラ襲いおって!!」
傍から見れば、銭形警部に変装したルパン3世と本物の銭形警部が押し問答しているように見える
裕奈 「どうする・・」
まき絵 「どうするって言っても・・ねぇ」
アキラ 「どっちかが偽者ってこと?」
3人は困っていた。こんなことは初めてだし、誰に相談していいかわから無くなった
まだ、亜子たちは言い争いをしている
結論としては、今ここでこれ以上何をしてよいのかわからなかった
970 :
偽者:2006/01/10(火) 22:51:33 ID:???
5/6
超 「ふふ、やってるネ」
突然の来訪者に三人は驚く
まき絵 「超さん!!何か知っているの?」
超 「片方は偽者ネ、私が作った変装用マスクと変声器で変装した偽者ネ」
裕奈 「誰なの!!その迷惑なのは!!」
超 「まあまあ・・それよりも偽者見破って欲しいネ。実は私にもどっちが偽者かわからなくなったネ」
アキラ 「迷惑・・」
言い争いをする二人を静め、三人は二人の亜子に質問して本物を見つけることにした
裕奈 「これはなに?」
そう言った裕奈は自分の乳を軽く揺らした
亜子A 「たゆんたゆんや!!」
亜子B 「た・・裕奈の胸や」
まき絵 「アキラの一番好きなところは?」
亜子A 「乳」
亜子B 「ち・・優しさ」
アキラ 「お風呂ではどこから洗う?」
亜子A 「乳」
亜子B 「ち・・髪から」
971 :
偽者:2006/01/10(火) 22:53:27 ID:???
6/6
まき絵 「A・・だよね」
アキラ 「Bであって欲しいけど・・Aだよね」
裕奈 「本当にどっちか偽者なの、超さん?」
超 「本当ネ、どっちかが変装した偽者ネ」
悩む三人、そして結論はこうだした
裕奈 「Aか・・」
まき絵 「そうだね・・Aが亜子だよね」
アキラ 「Bであって欲しいけど・・A」
その言葉を聞いた亜子Aが、興奮して亜子Bにこう叫んだ
亜子A 「ほら見い、このパチモンが!!」
亜子B 「なんでやのん!!ウチが本物の亜子や!!」
再び亜子たちの言い争いが始まる。もう収拾がつかなくなっていた
だが、そこを通りかかった一人の一言がすべてを解決してしまったのだ
千鶴 「あら?夏美ちゃん、もうじき夕飯よ。早く帰ってくるのよ」
夏見の姉のような存在である千鶴、その千鶴が変装すら気にせず声をかけたのは・・
> 亜子Aであった
亜子Bであった
ハルナ 「さてと、だいぶんできたかな。後は後半をどうするかだけれども・・」
いつものようにハルナは部屋にこもり、創作系同人誌のネタを作っていた
前回、超に改造された。いろいろな幻覚はそれはそれでネタ作りのいい刺激になった
ハルナ 「夏美ちゃんこういった出番でも無いとね・・一般人過ぎるし」
しかし、ハルナは気がつかなかった。背後に迫る虐殺者の影に・・
ハルナの聞いた最後の言葉はこうであった
夏美 「演技って難しいのよ・・拷問に耐えるっていう演技、してみようね」
完
亜子「3-Aをたゆんたゆん」
美砂・桜子・円「しってしまえ!!」
亜子「ウチに乳をもませろ! ウチはいつでも形にこだわるでぇ」
美砂・桜子・円「そうさ!!」
亜子「ウチに乳をもませろ! ウチはいつでも形にこだわるでぇ」
亜子「バスルームで見た〜 裕奈の乳よ〜 ウチをいざなえ〜 たゆんの世界に〜」
亜子「ラナウェイインザフィーバー! ナチュライハイトリップ!!
ラナウェイインザフィーバー! ナチュライハイ 揉みます揉みます!!
3-Aをたゆんたゆん」
美砂・桜子・円「しってしまえ!!」
亜子「ウチに乳をもませろ! ゆれる乳房がウチをハイにするでぇ」
美砂・桜子・円「レッツ・kiss!!」
亜子「ウチに乳をもませろ! ゆれる乳房がウチをハイにするでぇ」
亜子「更衣室で見たアキラの乳が〜 ヨガの秘術で〜 ウチを呼んだ〜!」
亜子「ラナウェイインザフィーバー! ナチュライハイトリップ!!
ラナウェイインザフィーバー! ナチュライハイ 揉みます揉みます!!
3-Aをたゆんたゆん」
美砂・桜子・円「しってしまえ!!」
間奏
亜子「ウチに乳をもませろ! ウチはいつでも心のままに〜」
美砂・桜子・円「そうさ!!」
亜子「ウチに乳をもませろ! ウチはいつでも心のままに〜」
亜子「大浴場でぶつかった刹那のっ 最後の言葉は〜『龍宮はなんて巨乳なんだ〜』」
亜子「エキサイトオォー!! ナチュラルハイトリップ!!
エキサイトオォ―!! ナチュラルハイ!! 揉みます揉みます揉みます揉みます揉みます揉みます」
美砂・亜子「揉みます揉みます揉みます揉みます」
円・美砂・桜子・亜子「揉みます揉みます揉みます揉みます」
亜子「3-Aをたゆんたゆん」
美砂・桜子・円「しってしまえ!!」
亜子「貧乳もあるでよ〜」
何のネタか知らんがワロスw
ガマンしてたけど刹那の最後の言葉で吹いたw
975 :
973:2006/01/10(火) 23:09:08 ID:???
>>974 レストンクス
元ネタは筋肉少女帯の日本印度化計画でした
古すぎて知ってる人がおらんかったか、反省OTL
梅
まとめの人はOKなのだろうか?
978 :
GTN:2006/01/10(火) 23:31:11 ID:???
桜子、円、美砂は今日は街にでていた
桜子「あ〜 やっぱ都会っていいねぇ 毎日来たいなー」
円「ほぼ毎週来てるじゃない… おかげでお小遣いが…」
美砂「まあまあ せっかくだし息抜きしようじゃん」
そうやってはしゃいで彼女たちに学ランを着た2人の不良が近づいてきた
不良A「ねぇちゃん 俺らといいことしないか?」
3人の顔は一気に青ざめた せっかくの休日に不良にからまれるなんて…
彼女たちの表情がその心境を物語っていた
不良B「うへへ 優しくしてあげるからさぁ」
不良たちは彼女たちに対し下品な笑顔を浮かべている
円「きゃあ! 離してよ!」 円が1人の不良に腕を引っ張られたその時であった
新田「何をしとるか 貴様らぁ!」 最凶の教師・新田があらわれた
美砂「新田先生! 助けて下さい こいつらが無理矢理…」
新田「この糞餓鬼共 薄汚い手を離せ!」 新田は全く怯まず不良達に言い続ける
新田「貴様ら さっきから頭が高いぞ」
B「はあ? てめぇ わけわかんねぇよ」
すると何故か新田はパンツを脱ぎ始めた
A「な…何する気だ おっさん」 そう言った瞬間、新田は不良達に尻を向けた
新田「この肛門が目にはいらぬかぁ!!!」
捕まりました
続
パルネタの人マジGJ!!今週で一番笑ったwww
せっちゃんwwwww
ダメだ眠れねぇwwwwwww
>>978 ちょwwwwwww新田wwwwww
釘男さんもヨワスwwwwwwww
>>966-971 GJw今回は最後までわからんかったwwwwwwwwwww
俺のアキラに股間こすり付けやがってwwwwww
たまには朝さよのことも思い出してやって下さい
971です
>>983 次か次の次は朝さよですがな・・
>>966-971 パルかwww残りわずかだと言うのに見抜けんかったよ。
偽者扱いされた本亜子が今まで以上の狂暴さでたゆんたゆんしてたり、
アキラ達がちづ姉の指導の下で夏美をネギ制裁してたりするだろう後半も
見たいなと激しく思った。
>>973 オッサンだからメロ付けて歌っちまった。
……小声で。
学祭ライブで本当にこれやったら赤松ネ申だな。
973です
>>986 おぉ、わかってくれる人がいて嬉しいw
歌いながら書いていましたwww
973です
いつもいつもお見事でしたwww
レスありがとん
ところでAとB、どちらが本物なんだろうな…
いや、念のためだ
971です
ヒント
Aならバッドエンド
Bならエロエンド
新田って…………………………………………憐れ
とりあえずみなさんGJ
995ゲット
埋めちまえ埋めちまえ
やべ、屁したら身が出た
あ
今回のスレでのMVPは新田先生です
先生一言どうぞ↓
1000 :
新田:2006/01/11(水) 01:14:25 ID:???
うむ、では
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。