>>821 「…4年前の失踪事件、か…。」
教師はぼんやりと過去を思い出しながら独り言をつぶやいた。
「それが何か?」
その独り言に答えた人物――『彼』が口を開いた。
「いや…そういえばそんな事件が3・4件あったなと思い出していただけだ。」
>>845 「七不思議の『開かずの地下室』、覚えているな?それがさっき開けられた
あそこは本当に『開かず』なんだ。六年…位前に鍵が紛失しそれ以降
開放されたことがないもともと全然使っていなかったから支障はなかったが…」
>>884 絵美「ここは…?まだあたしが行動できる時間じゃないはずなのに、
暗い……『地下室』!?」
>>908 夕日の差す美術室で静が、いや聶歌が言った
完全復活、Bフレッツ!
というわけで、SSを投稿します
人格入れ替え話を放り出したままですが、そちらはいずれリレーすると言うことで
一つだけ
今回の話に出てくるスタンドは、某スレで頂いたものです
その節はどうもありがとうございました>『男』
『大穴』――
ぶどうヶ丘高校東校舎の四階、廊下の突き当たりにそれはある。
『大穴』といっても洞穴のようなものではなく、むしろ窪みと言ったほうがいいかもしれない。
壁にできた、直径一mほどの窪み。
いつからあるのか、どのようにしてできたのか、なぜ修理されないのか……それら全てが謎に包まれている。
リーゼントをけなされた男子生徒が殴った跡だとも、
馬鹿にされてキレた生徒に「削られた」のだとも言われているが、定かではない。
個人的に、静は後者ではないかと思っている。
もし仮に仗助がやったのだとしたら、『C・ダイヤモンド』で直さないはずがない。
そもそも、仗助なら間違いなく『壁』ではなく『人』を殴るだろう。
まあ、それはさておき。
『大穴』にまつわる怪談は皆無と言ってもいい。七不思議にも入っていない。
所詮、『大穴』は『少し欠けた石像』とか『ひび割れた窓ガラス』などと同じ類のものだからだ。
それを見て『不気味』だと感じる者は、一人も居なかった。
「ところがだ!」
新聞部特捜班――静・聶歌・由紀子の三人を前にして、四田海は熱っぽく叫んだ。
「『大穴』について奇妙な情報があったんだよ」
久々の特ダネが嬉しいのか、表情は朗らかだ。
「仮に鈴木さんということにしておこう、その人からの情報なんだけどね……」
「なんで仮に、なんですか〜?」
静は教師に質問する時のように尋ねた。
四田が簡潔に答える。
「情報提供者のプライバシーは守る。ジャーナリストとして当然のことだよ」
「なるほど……」
「話を続けるよ。
鈴木さんが二日前の夜、忘れ物を取りに来た時におかしなものを見たそうなんだ。
本来なら『大穴』があるべきところに、『ドア』があったって……」
「ドア?」
「そう、『ドア』だ。不思議なことに、暗闇の中で光っていたそうだ。なかなか立派な造りだったらしい。
鈴木さんは怖くなって逃げ出そうとも思ったが、勇気を振り絞ってそのドアを少しだけ、開けた」
「わくわく。それで、どうなったの?」
「……豪華な部屋が見えた。とてもきらびやかで、高級そうな部屋だ。
そこには人間が二人居て――背中を向けていたので顔は見えなかったそうだ――なにか話している風だった。
鈴木さんは、今度こそ本当に恐ろしくなって、とうとう逃げ出した……」
「おお…怪奇現象ね」
「怪奇現象だよ。それに、もしかしたら……何らかのスタンド能力かもしれない」
四田は嬉しそうに微笑んだ。
「あのさ…僕は帰ってもいいかな?」
と聶歌。
「見たいテレビ番組があるんだ。たしか……えーと……」
ちらりと由紀子を見る聶歌。
それを受けて、由紀子が聶歌をフォローする。
「老人介護に関するドキュメンタリーよね! 今夜七時からの!」
「あ〜そうそう、それが見たいんだ……アハハハ」
「ドキュメンタリーは勉強になるもんね……ウフフフ」
二人とも、早く帰りたいがために嘘をついているのがバレバレだ。
「ダメよ! 二人とも、帰っちゃダメ!」
静の叫び。
それを聞いて、聶歌と由紀子が同時にため息をついた。
(遅かったか……)
こうなっては、どんなことを言っても帰れそうにない。
「これから真夜中の学校を探検よ! 新聞部特捜班として、『大穴』の謎を探るのよ!」
「……本当に?」
聶歌の祈るような声を無視して、静は元気よく叫んだ。
「行くわよ!」
「行ってらっしゃい。頑張ってねー」
のんびりとした声で、四田が言った。
「ちょ、ちょっと待て。おまえは? お前は行かないのか?」
聶歌が、四田に激しく詰め寄る。
その瞳には、憎悪に近い怒りが燃えあがっている。
「言い出しっぺだろ? おまえ、ジャーナリストだろ? まさか、このまま帰るつもりなのか?」
「うん、そのまさかだ」
四田はニヤリと笑った。
「ぼくもね、『衝撃ドキュメント! 老人介護の悲惨な実態!!』を見たいんだよ」
続く
由紀子の影が薄い…
ちょー寂れてるね
恋人にリンゴをあげよう 芯の無いリンゴを――イギリス民謡 『恋人にリンゴを』より
今日の辻マヤは――いや、今日も辻マヤはけだるい。
それは体質の所為でもあるし、仕事が忙しい故のけだるさもあるのだが、
一番の原因は『永遠の愛』を誓える恋人たちが未だに現れないからだった。
辻マヤは自分が姉ほど恋人たちを祝福しようなどという殊勝な性格をしているとは思っていない。
むしろ逆だと思っている。
姉が志したのは童話のシンデレラに出てくる良い魔法使いだ。
そして扱えたスタンド能力の名もまた『シンデレラ』である。
では、自分は?
スタンドの名前は『スノー・ホワイト』――白雪姫だ。
その白雪姫に出てくる魔法使いは誰?
白雪姫の美しさに嫉妬し、他人を認めぬ狭量な王妃。
妬んで嫉んで、白雪姫に毒のリンゴを渡した魔女。
――この上なく悪い魔法使いだ。
『スノー・ホワイト』の能力は運勢の固定だ。
姉の場合は30分の時間制限つきだが、自分の場合は『試練』を乗り越える事によって運勢の固定を行う。
『試練』には幾つか種類があり、数日程度の運勢固定ならば割合簡単な『試練』になる。
一週間、一ヶ月、一年となるにつれ難しくなる。簡単にはクリアできない。
そう。『永遠の愛』が欲しくば、この悪い魔法使いに一矢報いれば良いだけの話。
しかし悲しいかな。一日二日程度の試練に打ち勝てた者は多く居れども――。
『永遠』を誓う者は残念ながらまだ現れない。
そして今日も噂を聞きつけた恋人たちが『永遠の愛』という触れ込みに惹かれて『試練』に挑戦するのだろう。
そして今日も辻マヤはその恋人たちに、白雪姫に毒のリンゴを渡した魔女のように『試練』を渡すのだろう。
いつか自分に一矢報いる恋人たちが現れることを願って。
「ふぅ〜……いらっしゃい。今日はいかがされますか?」
おしまい。
辻マヤって今までSSに出て来てないから
人となりとスタンドの細かな性能を軽く書いてみたんだが……。
もうね、アフォかとヴァカかと。
肝心なセリフが無いし静が微塵も出てきてないじゃねーかと小一時間(略
>>930 さ、寂れてるって言うな! マターリしてると言えッ!
……まぁ、言葉を繕っても意味ないですが。
この調子だったら950じゃなくて970で次スレでもいいような気がしてきました。
>>932 毒林檎を食べて死ぬ試練はどの程度の日数ですか
マヤの話は、カップルがいないと書きづらいですね
誰かをくっつけません?
934 :
930:03/10/01 00:34 ID:???
>>932 確かに、バキスレヤムスレなどの荒れ方を見れば、このスレはマターリだな
第935話『wooly colder parody』
元宮絵美はぶどうヶ丘高校の美術部員だった
彼女はこよなく芸術を愛する少女だった
テストでよい点数を取るとか、素敵な人と恋をすることも大切な事だとは解ってはいたが、
それ以上にそういった生活の中にある喜びを絵で表現したいという欲求のほうが遥かに強かった
自然、街角、人物、動物、植物あるいは思い…
目にとまり感動したものは一つ一つ描きとめた
スケッチブックは半月もしないうちに埋めつくされた
彼女にはあまり友人と呼べる人物がいなかった
むしろ友達と買い物をしたり、カラオケに行ったり、好きな男の子の話をしたりするのは苦手だった
もちろん友達と遊ぶのが嫌いだったわけではなかった
ただ、その欲求が他の人よりも少し小さかっただけだ
彼女の作品のほとんどが完成されることはなかった
美術室や、自屋は未完成の作品であふれていた
水彩、油彩、膠彩、美術室の作品は整理されていたが自室には散乱していると云う表現がぴったりだった
しかも惜しげもなくその作品を捨てていた
両親が、教師が、友人がどんなに言っても捨ててしまった
完成された作品に興味がなかった
自分の作品はもちろん他人の、いわゆる巨匠と呼ばれる先人達の、作品ですら
他人の作品を見るときその絵を見ていなかった
その絵で何を伝えたかったかなど興味がなかった
何故その絵を描いたのか?どの様な思いでそのモデルを見ていたのか?あるいは聞いていたのか?触れていたのか?感じていたのか?
興味はそこにあった
彼女の作風、又作品へ取り掛かる姿勢が変わったのは2年に進級した年の春だった
先ず自然を描かなくなった
更に風景全般を描かないようになり動物や植物も描かなくなった
抽象画も描かないようになり、終にはその題材は人物へと絞られた
周囲の人物はみな驚いた
又、作品を完成させるようになった
彩色することはなくなったが細部に亘り緻密に描くようになった
周囲はそれを歓迎した
ただ一人、それを否定した友人がいた
『面白くなくなった』
その友人の評価だ
その友人は最も仲のよかった親友だ
少し寂しくなったが、今思うと親友は最も絵美の絵を理解していた人間なのだろう
きっと、絵美自身よりも
誰も気付くことはなかったが、彼女の題材に他に比べて圧倒的の多く選ばれる人物がいた
鳥栖一、その年ぶどうヶ丘高校へ赴任して来た新人教師だ
『『ジョジョの奇妙な冒険』外伝.静・ジョースターの学園ラブコメ』外伝です
例によってラブコメにはなりませんが(鬱)ラブコメ風味にもなりません
今回はなるべく短く仕上げるんで…書いていい?
>>611 ◆YMXGRjSTq6氏
死んでも良いと思える程の覚悟を持っていて、
なおかつ相手の事をそれだけ思っているならば
それこそ『永遠の愛』と言ってもいい・か・も…
あとは試練に失敗したら七人の小人よろしくハイホーハイホーと働くとか。
魔法の鏡みたいに、エステに来た客を褒めなきゃならんとか。
ろくでもない考えしか浮かびません。
誰かをくっつける話なら、個人的には繭美でFAです。(誰が相手とかは思い浮かばないけど)
>>ジェスタ氏
書きこみを『許可』するッ!
というか、是非とも書いてください。お願いします。
しばらく来られなかったのですが…リレー全然進んでませんねw
とか言いつつ、私も内容的に全く進展させてませんが
聶歌は考える。
…『老人』の組織に潜入して、『狗』を紹介された時に
その事を報告した時に言われた通り、ポルナレフさんの派遣を要請するか…?
そういえばこの前定時連絡した時、ミスタさんがやたら日本に観光しに来たがってたからな、
兄さんの許可さえ降りれば、喜んで連れて来てくれるだろうが…
…いや、やはりダメだ。いくら僕自身の意志で組織を裏切った形になったとはいえ
まだ『老人』達にはパッショーネの『監視』を知られる訳にはいかないし、
何より来日を待ってたら時間がかかりすぎる。自力で解決した方が速い。
僕もそうだが、兄さんは僕以上に無駄を嫌うからな。
だが……『狗』の力から考えると、効果範囲や効力がちょっと強すぎるような気がする。
もしや、暴走してるのか?
聶歌「(静)ねえ、総合病院のマニッシュ先生に来てもらったらどうかしら。
『デス13』の『なんでもありの夢の世界』で、それぞれ自分の体を
そのまま元の体に変形させるのよ」
由紀子「(由美子)さすが静お姉様、冴えてるゥッ!ハロウィンは皆を眠らせるの得意だし」
由美子「(由紀子)ダメよ、それじゃ当のハロウィンと絵美さんは
そもそも体を持たないから戻れないじゃない。それに、そのやり方だと
体内まで変えなきゃならないから、スプラッタになっちゃうでしょ。
たとえ夢でも、そんなの見るの嫌だわ」
「さて、来てはみたものの――」
静は『大穴』の内側を撫でてみた。
すべすべしていて、まさに『削った』といった感じ。どうやら、あの噂は本当だったようだ。
(こんど、虹村さんに訊いてみよっと)
静は、義兄の親友の馬鹿面を思い浮かべた。
ともかく、それはどう見ても触っても見慣れた『大穴』で、『ドア』なんかではない。
それだけは確かだった。
一方、聶歌は大穴の周りをいろいろと調べていた。
触って、叩いて、耳を押し当てて……。
「異常はないな。壁の中が空洞になってるわけでもなさそうだ」
「じゃあやっぱり、スタンド?」
「うん、間違いないだろう。スタンド使いは引かれ合うって言うしな……問題は、そのスタンド使いは誰かということだ」
「誰でもいいわよ! 異常がないんだったら、今日のところはもう帰りましょう」
由紀子が提案…というより、強迫する。
ギラギラした双眸は、「うんって言わないとぶっ殺すわよ」と言っている。
「残念だったわね。七時まで待つわよ」
「なんでよ、静?」
由紀子が憮然とした表情を浮かべる。
「鈴木さんによると、『ドア』を見たのは七時頃だったらしいの。
今はだいたい六時……あと一時間、そこの教室で待機しましょう」
すぐそばの教室を指差す静。
歩み寄り、教室のドアに手をかける。が、すぐに手を離した。
「鍵がかかってる……。どうしよう、廊下で待つ?」
「考え無しだな。後先考えないからそうなる……」
そう言って、聶歌は『DJT』を発動させた。
「ピッキングの才能を向上させた……ほら、針金だ」
聶歌が投げた針金を受け取り、それを南京錠に突っ込む。
《カチャカチャ……ピン!》
所要時間十秒。
「あんた、いつも針金を持ち歩いてるの?」
「偶然だよ」
「どんな偶然よ……」
などと軽口を叩きつつ、三人は教室に入った。
なんつーか、グダグダな文章……とっとと本題に入りたいよ
>>ジェスタ氏
続きキボンヌ
正直、次スレいらない
ぶどうヶ丘高校美術部は廃れているが部員だけはかなりの数がいる
なんでも絵美の入学する以前に超美人な先輩がいたらしい
まじめに美術に取り組んでいるのは絵美を含めて5〜6人ほどしかいない
そんなわけで、新任の教師鳥栖一が美術部の顧問となることになった
かしゅかしゅと紙の上を木炭が滑る、その音だけが美術室に響いている
「どう?」
モデルが話しかけてきた
「うん…」
絵美は生返事を返す
再びその場を支配するのは木炭と紙の摩擦音のみとなった
「ふぅ…」
絵美が顔をあげる
目の前のモデルと話をしようとしたが…いない
「また、そんな描き方をしている」
隣から声が聞こえた
「茉莉ちゃん…」
「久しぶりに人間以外のものも描いたらいいじゃないか」
相変わらずこの友人の言うことには遠慮はない
「ん…」
茉莉が何を言いたいかは分かっている
絵美がうつむくと同時にチャイムが鳴った
「それじゃぁ私は帰るよ、愛しの先生にもよろしく」
顔が赤くなったのが自分でも分かった
「何言ってるの、茉莉ちゃんッ!」
「あぁ、違った?それは悪かった、でも見ていれば誰でもそう思うと思うけどね
で、違うの?」
絵美は耳まで赤くしてうつむいてしまった
そしてそれは茉莉が最後に確認された姿だった
一学期最後の日…茉莉は失踪した
『wooly colder parody』が
Cut,Shuffle...OPEN THE GAME!につながるかも
947 :
マロン名無しさん:03/10/05 23:24 ID:MYb88g2A
もうすぐ950でーすね
どうする?
>>932 の言う通り970で次にする?
今だ先の見えないリレーは仕方無いにしても
ジェスタ氏と611◆YMXGRjSTq6氏の現行SSはこのスレ内で完結して欲しいなと思ってるのだが
949 :
ハーツ:03/10/06 21:36 ID:???
申し訳ねぇですぅ・・・、パソコンが壊れちまいまして、2,3日中どころか2週間以上も
空けてしまいましたぁぁ・・・。データ全部飛んじゃったよう。今大急ぎで再執筆中です。
よろしければ次スレに乗せさせてください・・・。
この流れなら、970でもよさそうですね、次スレ。
テンプレは
>>901のでいいのかな?
夏休みに入ってからも絵美はよく学校に来ていた
美術部の集まりだから…と云うわけではない
まぁようするに…
「どうだい?うまく描けた?」
絵美が顔を上げたところへ鳥栖が声を掛けた
「はい…」
久しぶりに納得のいく作品になったと思う
鳥栖が絵美の後ろへ回り作品を見ている
少し前までは自分作品を見られることに特に感情は抱かなかった
だけど今は、なんだか恥ずかしい気分だ
何故だろう?鳥栖が相手だからか?
「どうですか?」
沈黙に耐えられなくなったので聞いてみた
「うん…よく分からないな」
正直過ぎるのもどうかと思う
沈黙が場を支配した
今美術室にいるのは鳥栖と絵美の二人だけだ
二人は互いに見つめ合う
二人には、声には出さずとも、互いの気持ちが分かっていた
多分、自分の気持ちを声に出せば、受け入れられる
だけど、今は…
絵美は、目を閉じて、あごを上げる
(きっと先生はキスしてはくれない…)
鳥栖は、絵美の頭に手をやる
(きっと絵美は待っていてくれる…)
絵美は、鳥栖の胸に顔をうずめる
(だけど、約束を…)
鳥栖は、絵美を引き寄せる
(誓いを…)
絵美が眼を開ける
鳥栖の声は、暖かい
「君が卒業したら、ずっと一緒にいよう」
そろそろ日も沈む
絵美は軽い足取りで昇降口へ向かっていた
自然と笑みがこぼれる
あんな風に心が通じるなんて
自分は今、人生で最高に幸せなのかもしれない
いや、ずっと先生といられたなら、その時が
先生がお茶に誘ってくれた
早く靴に履き替えて駐車場まで行かなくては
でもあんあところをもし、誰かに見られていたら
そう思ったら顔が熱くなった
今日の作品はきちんと色を塗って仕上げよう
完成したら先生にプレゼントしようか?
「君、ちょっといいかい?」
そんな声が取り留めのない絵美の思考を止めた
アレは、中等部の時の瀬戸先生…
夏休み最後の日…絵美は失踪した
(改行)
そして鳥栖は、25年間慣れ親しんだ名を捨て『狗』と呼ばれることを選んだ
ただ、絵美のために
to be continued
↑を追加
とりあえず終わらせたが、はしょりすぎだなぁ
次スレは970かな
ぶどうヶ丘高校図書委員長ドミノ工場氏へ
これは『wooly colder parody』の続きなのだが蛇足なので図書館へは入荷しないで頂きたい
もうどれくらい経っただろう
この部屋へ案内されてから30分は経った気がする
その間鳥栖は『老人』と名乗る老人と一言も声に出さず向き合っている
襖が開いて、スーツ姿の人物が入ってきた
この部屋へ案内した人物とは違っていた
その男は懐からディスクを取り出し『老人』に渡した
不思議なディスクだ、プラスチックの様な気もするが、生物の様でもある
男が『老人』にディスクを渡した時、ぐにゃりと曲がった様な気もする
「鳥栖一…といったな?」
『老人』が声を掛けてきた
「お前の望む力…幽霊に身体を与えること…
このディスクに込められた能力ならば…或いは可能かもしれない」
自然と手を伸ばしていた
『老人』が見せ付けていたディスクを引っ込める
そこで我に返る
「本当に、そんなディスクで…」
「そんなことは知らん」
鳥栖の問いかけとも独白ともつかない言葉を『老人』が一蹴した
「お前の精神力が強ければ、強く望めば、願いは叶うかもしれない
我我はそのきっかけを与える、そしてその代償を受け取る、それだけだ
お前が得た力を個人的にどう使おうと、失敗しようと、我我の知ったことではない」
僕には、失敗したらどうするとかそんなことを考える余裕はない
ただ、もう一度絵美をこの手に抱けるなら
否、もう二度と絵美をこの手に抱けないのなら…どうなろうと構わない
955 :
ハーツ:03/10/07 18:44 ID:???
>>940 突然、平良(中身は吉良)が立ち上がった。
瀬戸(大柳)「? どうした?」
平良(吉良)「いえ、ちょっと・・・」
と、静(聶歌)と四田(黒尾)に目配せをすると、教室を出て行った。
1分後、廊下にて。
静(聶歌)「どうした? 目立つのは嫌いじゃなかったのか?」
平良(吉良)「皮肉ならあとでいくらでも聞いてやるさ。
それより、僕はこれから『狗』を始末しに行く」
びしり、と言い放つ平良(吉良)。
四田(黒尾)「らしくないわね」
平良(吉良)「なりふりかまってられる状況じゃないだろう。
君たちだって、そうすべきだと思ってるんだろう?」
静(聶歌)「・・・まあ、確かにそれはあるな。能力が『暴走』している感じがする。
ほうっておくと取り返しのつかないことになりそうだ」
平良(吉良)「だろう? 協力してくれ」
二人を交互に見つめる平良(吉良)。
四田(黒尾)「・・・ますますらしくないわね。
いったい何をたくらんでるの?」
956 :
ハーツ:03/10/07 19:06 ID:???
>>955 平良(吉良)「たくらむとは人聞きが悪いな・・・。僕はただ事件を解決したいだけさ。
それも円満に・・・ね」
四田(黒尾)「・・・」
平良(吉良)「そんな顔で見ないでほしいな。僕はそれほど信用がないのかい?」
四田(黒尾)「ないわ」
びしり、と言い返す黒尾。さすがの吉良もむっとする。
四田(黒尾)「私は反対よ。暴走してるんだったら、本体に罪はないじゃない?
それに、また尾行される日々に逆戻りするのなんてお断りだわ」
以前、『彼』から聶歌を救い出したことで、黒尾は組織にマークされ、しばらく監視されていたのだ。
四六時中監視されている聶歌にとっては、なにをいまさら、ともいえるせりふではあるが。
静(聶歌)「僕も反対。静や平良だけなら騙してこっそり抜け出せすこともできるだろうけど、数が多い。
先生もいるしな。今後活動しにくくなるぞ。目立つのは嫌いなんだろ?」
平良(吉良)「・・・そうか。じゃあ頼まないよ。『アイアン・メイデン』!!」
突然、平良(中身は吉良)が立ち上がった。
瀬戸(大柳)「? どうした?」
平良(吉良)「いえ、ちょっと・・・トイレに」
瀬戸(大柳)「そうか。まだ何か異変が起こるかも知れないから、気をつけろよ」
教室を出て行く平良(吉良)。誰一人としてその行動を疑うものはいない。
吉良(異変が学校内だけで起こっているということは、『狗』は学校の中にいるということだ・・・。
異変が起こったのは今朝。限界まで巻き戻せば、大体事件の1時間前ぐらいまでいけるはずだ。
あと30分以内に、なんとしても『狗』を見つけ出し、原因を聞き出してやる!)
957 :
ハーツ:03/10/07 19:20 ID:???
うーん、カッコが読みづらいなぁ・・・。もうちょっとうまい表記方法はないものか。
狗との絡みのほうはジェスタ氏におまかせします。あと解決案も。
んじゃ、俺もうぷろうかな
最近規制がきついし、
>>948ということもあるしね
でも、完結は難しいかな・・・今日中になんとか・・・
>>ハーツ氏
個人的には、中身を前に、体の方を()で括ってもらえた方が読み易い
『吉良(体は平良)』みたいな感じで
「そろそろ日も暮れたわね…」
静の声に、マンガ(ちなみに『ピンクダークの少年』)を読んでいた由紀子が顔を上げた。
「ホント、いつのまにやら真っ暗ね…。まるで私の心を映したかのよう……とっとと帰りたいわ」
「由紀子ぉ〜、今度何かおごるからさぁ、機嫌直して?」
「トラサルディーのイタリアンジェラートね」
「う……わかったわよ。あれ、高いんだけどなぁ……」
「静さぁ、いい加減こういうことに首突っ込むの止めたら? いつか取り返しのつかないことになるかもよ?」
「だって――」
『静かに!』
静の抗議は、小さくも鋭い聶歌の声に制された。
「な、なによ?」
(窓だ、見ろ)
静が窓を見ると、ライトの光が写っていた。
ゆっくりと左右に揺れ動きながら、徐々にその照度を増していく。
(なに、あれ?)
(用務員が見回りにきたんだろう)
耳を澄ませば、二人分の靴音が聞こえた。
この学校の用務員も、確かに二人だ。
静も何度か会ったことがある。なかなか頑固な性格の人たちだ。
靴音が近づいてくる。音の大きさからして、今は教室から数十mといったところだろう。
(なるほど、用務員…考えてなかったわ。あの人たちに見つかったら、結構うるさいかも……)
(こういうときに限って……!)
靴音が止んだ。
(ヤバイ、立ち止まったぞ)
ドアが開いた。
あ、しまった 名前欄が
「ありゃ? 話し声が聞こえたような気がしたんじゃがのう」
「誰もおらんぞ。ウメさん、ボケとりゃせんか?」
「いやいや、確かに聞いたんじゃよ、シゲさん。少年の声と、少女の声……」
「風の音じゃろ。気にせんでもいいわい」
「そうじゃろうか……」
「そうじゃ、そうじゃ。ほれ、さっさと用務員室へ行かんかい」
「……おかしいのう」
「行ったか」
ドアが閉まったのを確認して、聶歌が呟いた。
「ふふ、私に感謝しなさいね。とっさの判断、見事だったでしょ?」
『アクトン・ベイビー』を解除して、静は言った。
三人の姿が現れる。
「いや、当然だろ? むしろ君が姿を消してくれるのは当たり前だと思ってたけど」
「なにさ! たまには誉めてくれてもいいじゃないの……」
聶歌の言葉に、むくれる静。
由紀子が時計を見上げる。
「いつのまにやら七時だわ。時間の経つのは本当に早いわね」
「そうか…なら、ここを出ようか。ウメさんとシゲさんには見つからないように慎重に行動してくれ、静」
「何で私だけに言うのよ?」
「君が一番ヘマをやらかしそうだからだ」
「ふん! あんたが失敗したら、思いっきり笑ってやるから!」
「あり得ないね」
「いーえ、あり得るわ」
「あり得ない!」
「あり得る!」
「静かにしなさい! いい加減にしてよ、なんでいっつも私が仲裁しなくちゃならないの?
あんたたちの口喧嘩を聞いて、また用務員さんが来るかも…………あれ? おかしいわ…消えた!?」
「どうしたんだ?」
と聶歌。
「用務員さんよ! 髪を植え付けておいたんだけど、教室を出てすぐに…消えちゃったのよ。思考が感じられない……」
「……どういうことよ、聶歌?」
「……用務員室に行くって言ってたな……『大穴』にドア…中に部屋…人影…まさか!」
聶歌は教室を飛び出した。
「聶歌?」
静と由紀子もその後を追う。
聶歌は廊下に立ち尽くしていた。
「やっぱり……!」
視線の先には『大穴』……そこには、『ドア』が出現していた。
「やはり間違いなさそうだね」
聶歌の呟きに、「そうね」と由紀子も同意する。
「なにがよ? ていうか、いつまにあんなの…さっき見た時は無かったのに……」
いつも通りと言うかなんと言うか、静だけは状況を理解していない。
「……説明が面倒」
「なんでわからないんだ?」
由紀子と聶歌の辛辣な言葉。これもいつも通り?
「まあとりあえず入ってみよう」
提案をしたものの二人の返答は待たず、聶歌は『ドア』に歩み寄った。
「ふむ、やっぱり『スタンド』のようだな。ただ、普通の人にも見えるようだけど」
『ドア』は不思議な雰囲気を纏っている。その存在感は希薄で、だがそれは確実に『在った』。
この世のものとは思えぬモノ。
「開けるぞ」
聶歌はドアノブをひねる。
その先にあるのは天国か、地獄か――。
とりあえず休憩
今日は一気に進めます
まさにそこは天国だった。
壮麗な内装、豪奢な絨毯、天井から吊り下げられたシャンデリア、
部屋の中心に置かれたテーブルはいかにも値が張りそうで、
その隣にある小型のワインセラーの中にはたっぷりとワインが詰まっている。
さらにその傍ら、これまた高価そうなソファに座っている『老人』――それはまさしく、ウメとシゲだった。
突然踏み込んできた三人に驚くウメとシゲ。
「あ、あんたら……ななな何者じゃあ!? せせ生徒か? わしらをどうする気じゃあ……グブッ!」
見ていてかわいそうなほど狼狽したウメが、まくしたてた挙句ワインにむせてしまった。
「ウ、ウメさんッ!!」
「お花畑が見える…あ、あれは…死んだばあさんじゃあ…おーい……」
「ウメさん、死ぬんじゃねぇぞぉ! ウメさぁん!」
聶歌がその光景を見て一言、呟いた。
「……なんだこれ?」
「助けなきゃ!」
静が持ち前の人の良さを発揮し、ウメに駆け寄ろうとする。
「あ、ちょっと待て! 何か変だ、この部屋はどこかおかしいッ! 下手に動くんじゃあないッ!」
聶歌が叫ぶ。だが、静はその声が聞こえていないかのようにウメのそばに行ってしまった。
「人の話を………えッ?」
急に、聶歌の体がひっくり返った。
誰かに何をされたわけでもない、勝手に体が後ろを向いて……いや、由紀子の手が見えた。
由紀子が聶歌の肩を掴み、後ろを『向かせて』いるのだ。
(な、なんだ……、一体どうなって……?)
「ちょっと汐華君! さっきから喋ってるのに、聞こえてないの!?」
それはまさに唐突だった。
たった今耳栓を外されたかのように、突然由紀子の大声が聶歌の耳に飛び込んできたのだ。
聶歌は何がなんだかわからず、だが冷静に頭を働かせ……そして気付いた。
先ほどからの違和感の正体。
……音が『半分』聞こえないのだ。
この場合、『半分』というのは自分の前半分…正確には『視界』の中の音、それしか聞こえない。
自分の『視界』の外の音は、何一つとして聞こえない。
それは奇妙な感覚だった。
音だけでなく、まるで全てが……
「ああッ!」
由紀子が驚愕の表情を浮かべ、聶歌の後ろを指差す。
(まさか……)
聶歌は慌てて振り向いた。
予想は当たっていた。
「こんな芝居に騙されるとはのう。まだまだ青いわ! のう、シゲさん」
「本当じゃのう、ウメさん。フォッフォッフォッ」
静が茫然と立っていた。その白く細い首には、シゲのしわくちゃの腕が巻き付いている。
「な、なにこれ? どうして体が動かないの?」
「ちょっと静! あんた、首に……」
「無駄だ」
聶歌は由紀子を視界に捉えつつ、由紀子からも自分が見え、
さらに静と老人たちも見える、そんな位置に体を滑り込ませながら言った。
「この『部屋』のスタンド…この中では、視界外の出来事を認識できないようだ……
自分の後ろでは、大声で叫ばれようが肩を叩かれようが気付かない……そんな能力らしい」
それが、聶歌が辿りついた結論だった。
だから聶歌は由紀子の呼びかけに気付かなかったし、由紀子がこちらを振り向かせようとしたのにも気付かなかった。
もしかしたら、振り向かされる前に肩を叩かれていたのかもしれない。
そして、首に回された腕に静が気付かないのも、この能力のせいだ。
聶歌の言葉を聞いて、ウメが笑みを浮かべる。
「よく分かったのう。最近の若者もなかなかどうして、大したもんじゃ……のう、シゲさん」
「そうじゃのう……『ケイヴ・イン』の能力に気付くとは…やるもんじゃのう」
「それはともかく、君…シオバナとか呼ばれとったの…シオバナ君、ここは見逃してもらえんじゃろうか」
「ここは、わしら二人の唯一の憩いの場なんじゃ…正式な用務員室はボロくてのう……」
「ここなら冷暖房完備で、酒も尽きることはなく、電気も水道も使い放題、ふかふかベッドもあるんじゃよ」
「食べ物はつまみ程度しかないんが玉に瑕じゃが」
「それを除けば、まさにここは『天国』なんじゃあ……!」
「だけども、校長(オサ)にここのことがバレたら……わしらはきっと怒られてしまう……」
「それだけは、それだけは……あいつ老人をいたわらんのじゃあ……」
交互に訴えかける老人たち。
聶歌は考える。
(別にいいんじゃあないか?)
このまま見逃しても害はあるまい。むしろ用務員としての仕事の効率が上がるんじゃないか?
聶歌は、そう結論付けた。
「よし、わかっ…」
「だめだめ! 内緒にするなんて!」
聶歌の声は、静のさらに大きな声にかき消された。
「おじいちゃんたちさ、私たちが何のクラブか知らないの?」
「知らんわい」
「知らんのう」
「あのね、私たちは! 泣く子も黙る『新聞部特捜班』! なのよ!!」
静は首を絞められている状態で、器用に胸を逸らした。
ウメとシゲの顔に動揺が広がっていく。
「新聞部…じゃと?」
「確かに…それじゃあ、黙っていることはできないのう…」
「残念じゃ…」
「残念じゃ…」
「残念じゃが……君たちにはここで死んでもらうことになる」
「ウメさん、そりゃ言い過ぎじゃ。ちょっと気絶してもらうだけじゃよ」
シゲの傍らの空間が歪み、徐々にスタンドとして発現していく。
それは奇怪なシルエットだった。
たくさんの小さな何かが、くるくると宙を舞っている。
よく見ると、それは箒であることに気付く。
さらによく見ると、箒の柄の部分は金属のようで、かなり厚くなっていることにも気付く。
「『ダスト・マイ・ブルーム』…私の『スタンド』じゃよ……当たると痛いんじゃ…これが」
シゲは凶悪な笑みを浮かべた。
ちょっと端折り
戦いは困難を極めた。視界外からの攻撃には為す術がない。
聶歌と由紀子はお互いにフォローし合うが、それでもかわすのが精一杯といったところだった。
それもひとえに、由紀子の『トゥー・マッチ・ラブ・ウィル・キル・ユー』 のおかげだった。
相手の思考を読むその能力がなかったら、とっくに仕留められていただろう。
「く……せめて静さえいなかったら……」
由紀子が苦々しげにうめき、素早く後ろに跳び退る。
一瞬の後、凶器と化した箒が由紀子のいた場所を通過する。
何回かその攻撃を食らったが、見た目のバカバカしさとは裏腹にかなりの破壊力を持っている。
『認識』しないので痛みは感じることはなかったが、それでも触ってみれば骨が折れていることがわかる。
「静! そのジジイを殴るなり投げるなりして、とっとと逃げ出しなさい!」
「え〜。でも、お年寄りには優しくしなさいっておじいちゃん…ジョセフおじいちゃんね…が言ってたのよ……」
「緊急事態だ! 早く振り払え!」
「うう…ウメさん、ごめんなさい!」
シゲの脇腹にアクトンベイビーの強烈な一撃が入った。
「グホァッ! ……か、川が…大きな川が……」
「シゲさんッ! しっかりするんじゃ、傷は浅いぞ!」
浅いなんてもんじゃない。
見たところ骨は何本か砕けているし、内臓はちょっとヤバイことになっているだろう。
「見える…見えるよ…向こう岸でお母さんが呼んでる……」
「シゲさん、目を覚ますんじゃ! がんばれ、がんばるんじゃあ〜〜!!」
今度は演技ではない、本当に苦しそうにのた打ち回っている。
「ご、ごめんなさぁい!」
自由を取り戻した静が可愛らしく謝るが、シゲの耳には届かない。
「静をけしかけといてなんだけど、やっぱり老人には優しくしなきゃね……」
「容赦なしだな……かわいそうに」
聶歌が『JDT』を発動する。
聶歌は一瞬苦しそうな顔をしたが、すぐに平静な顔に戻る。無論、やせ我慢だ。
聶歌の頭の中では、帰りに仗助に会いに行くのは決定事項となっている。
怪我の2割ほどはシゲに残っているが、先に手を出してきたのは向こうだ、少しくらいはお仕置きしてもいいだろう。
エピローグ
「さて……帰るか……。
シゲさんも…ウメさんも、こちらが何もしなければ……襲ってくることもないだろう……」
「え!取材は?」
「もう……いいだろう。謎は謎のままに…しておいたほうが良い……」
「スクープが……」
「まぁまぁ、スクープはまた今度でいいじゃない…私は眠くて眠くて……ホント、とっとと帰りたいわ」
「帰りに……仗助さんの所へ寄るからな……」
「お義兄ちゃん、寝てる所を起こされるの嫌がるんだけど……」
「妹の帰りが遅いんで心配してるだろうさ……夜も眠れんだろう」
「そうか……謝らなきゃいけないわね……」
そうして、三人は帰路についた……。
「痛むか、シゲさん……」
「だいぶ良くなってきた……ううッ!!」
「ど、どうしたんじゃあ?」
「ぎ、ぎっくり…ぎっくり腰……」
「シゲさん、死ぬなぁぁぁ!」
叫びはいつまでも校内にこだましていた……。
終わったぁ!
一気に書き込んじゃってスミマセンでした
気が付けば、もう970目前ですよ
次スレどうしますか?
次スレいりません
>>971 ジェスタ氏、乙カレードゾー( ゚д゚)ノ●
>>954はサイトに載せないという旨、了解しました。