1 :
マロン名無しさん:
ナチスドイツをテーマにした漫画では一、ニを争うほど
面白いんじゃないかと思うがどうか?
2 :
マロン名無しさん:02/05/12 03:53 ID:MuZ33b1k
2げと
ラストの直接対決は別に無くてもよかったような気がしないでもない
ナチスドイツをテーマにした漫画って例えば他にどんなのが?
俺は坂口尚の『石の花』も絶品だと思う
5 :
マロン名無しさん:02/05/13 15:07 ID:G0z1xTZU
御大以外に強間描写多いんだよね・・・
6 :
マロン名無しさん:02/05/13 16:05 ID:Bu3YhBTc
ヘンタイだからねー
7 :
マロン名無しさん:02/05/13 18:22 ID:TQKYHTsE
ランプはその後どうなったんだろう・・・
>4
JOJO
9 :
マロン名無しさん:02/05/14 00:04 ID:6jF2H3Tg
>>1 超駄作です。戦後サヨク思想が相当入ってます。あれをホントにおもてはならーん!!
大体ヒトラーって、実物はあれほどイカレテないよ。
実物はもっとクール、だから余計タチが悪いのだが・・・(藁)
もっとも悪党度ならスターリンや毛沢東の方がよっぽど上だって。
10 :
マロン名無しさん:02/05/14 00:05 ID:6jF2H3Tg
ついでだが、産経新聞社が出してる「スターリン秘録」読むと
ヒトラーが小物に見えて来る(藁
11 :
マロン名無しさん:02/05/14 00:23 ID:bDChKtuM
9は逝ってよし
13 :
マロン名無しさん:02/05/14 00:37 ID:dlW14hBI
サヨクウヨク言う人てホントキモイ。一番近寄りたくないタイプ。
私も最後のイスラエルのシーンはない方がよかった。
15 :
マロン名無しさん:02/05/14 03:43 ID:ABiIe5tQ
>>9 「アドルフ」を以って超駄作と言い放つなら、お前の言う超傑作は何さ?
まじめな質問やけど、史実にもとずいてないから駄作なの?
それともドラマとして駄作なの?それとどこらへんにサヨク感じたのかな?
僕は割とおもろかったけど。選民思想持ってた奴が選民思想持った奴に
殺されるというブラックな話やなって。
手塚信者こわい。
ウヨは自分に気に入らない反戦モノはなんでもかんでもサヨ呼ばわり。
ウヨサヨどうでもいいよカス!
20 :
マロン名無しさん:02/05/14 14:26 ID:UBtqS6Kc
>>9 同感。「アドルフ」は駄作もいいところ。
パクリまくりのストーリーは醜悪。
「麒麟も老いれば」の典型。
パクリ厨は市ね
22 :
マロン名無しさん:02/05/14 17:05 ID:wrTjICsQ
ランプのその後が見たい。
23 :
リンナイ:02/05/14 19:05 ID:4l23qKwo
>>20 あれがパクリにみえて、それが気になるってことは、それ以前にすでに楽しめてない、てことだね。
もったいないなぁ〜。
まぁあの手の話そのものが嫌いなひともいるから駄作にみえるひとがいても不思議じゃないが、
「麒麟も〜」というからには、手塚マンガ自体は認めてるんだね。
よかったら、キミが高く評価している手塚マンガを2,3あげてくれないか?
24 :
マロン名無しさん:02/05/14 19:08 ID:OVOQzv7s
>>14 あら、最後のイスラエルの話良かったと思うけどなあ。
主人公2人の立場がさらに逆転してるのも面白かったし
「アドルフに告ぐ!」ってビラとかも出てきたし。
手塚コーナーで古本探してもなかった・・・
このマンガ文庫版とかで今売られてないの?
26 :
マロン名無しさん:02/05/14 19:18 ID:rZo9iwCI
>>25 文春文庫で全5巻発売中。
容易に手に入るよ。
27 :
マロン名無しさん:02/05/14 19:51 ID:0MsM5FFM
親父が持ってるけど一度も読んだことがないなぁ。
今から読んでみるか。
28 :
マロン名無しさん:02/05/14 21:27 ID:ShLjrTuc
手塚マンガの中でも、五指に入る面白さだと漏れは思う。感動したね。
29 :
>>9:02/05/14 22:15 ID:???
ものを知ってるつもりになって、
馬鹿をさらしてるね。
「学びて思わざれば〜」
ってところかな。
30 :
9:02/05/15 02:29 ID:b31nXVg6
連載中は必ず編集(担当)の意向というのが入る。アトムの青騎士のように
社会的な嗜好や人気に影響される。あのラストの展開は手塚色が弱いように
感じる。あれほどの力作なら、トランクや今昔物語のようなエンディングの
詫び寂びというか、心にしみる展開を見せてくれる人だもの。
入院とかが関係してるのかな。
32 :
:02/05/15 11:48 ID:???
超傑作 BJ・アドルフ
超駄作 サンダーマスク
33 :
マロン名無しさん:02/05/15 17:03 ID:pgZSSsZ6
>>32 サンダーマスクは原作を見れば漫画版が超傑作に見えてきます。
超傑作 BJ・アドルフ 陽だまりの樹 火の鳥
超駄作 それ以外の手塚作品
35 :
マロン名無しさん:02/05/17 00:40 ID:c0Vk6Zqg
ナチスドイツを扱ったものなら、むしろ「水木しげる」の『ヒトラー』の方が好感が持てる。
御大独特の淡々としたタッチで、ヒトラーの一生を描いてる・・・秀作です。
36 :
9:02/05/17 00:42 ID:c0Vk6Zqg
手塚は後半生の方が,圧倒的に後世に残る傑作を書いているな。
B.J然り、未完で非常に残念であるが、ルードヴィッヒ・B然り・・・
アドルフは若干思想が気になる部分があるが、個人的に満足行く範疇に入るな。
38 :
マロン名無しさん:02/05/17 01:32 ID:xzodlkBw
>>35 手塚のアドルフに告ぐはヒットラーに敵意を感じてしまうが、
水木のはヒットラーに好感を持ってしまう。
39 :
9:02/05/17 05:26 ID:c0Vk6Zqg
手塚版ヒトラーだと単なる基地外にしか見えない(w
まぁあくまで漫画と割り切ればあれでもいいんだろうが・・・
なかには本気にするのもいるからね、注意。
40 :
マロン名無しさん:02/05/17 14:22 ID:iciNV2OE
なんで主人公がランプの娘をレイープする必要があったのか、いまだにわからん。
誰かおしえて。
41 :
マロン名無しさん:02/05/17 15:01 ID:JO6ftTU6
峠が馬鹿だから。
42 :
マロン名無しさん:02/05/17 16:56 ID:/kZ.wOSg
>>35 同意。
「つまりリンツまで行く金がないのであります。」
DQN時代のヒトラーっていい味だしてるよね。
43 :
マロン名無しさん:02/05/17 18:30 ID:UP4ju5ic
俺も水木のヒトラー好きだけど彼の行なったユダヤ虐殺を
最初の方だけチラと出してそれ以降はまったく無いってのはどうかと思った。
44 :
リンナイ:02/05/17 18:39 ID:502btN/M
>>9 キミ、ヒトラーについてはなかなか詳しそうだが、キミのイメージするヒトラー像と違うからって駄作扱いはどうかな?
歴史物を描くとよく「あのひとがあんな人物であるはずがない。あれはウソだ間違いだ!」と猛烈な抗議をしてくるひとが
いるそうだが、史実の人物の評価なんていろんな見方があって当然だし、「こんな解釈もありか」て具合に柔軟に読んでった
方が作品を楽しめるよ。
これほどの名作を楽しめなかったのはむしろ気の毒だが、だからといって「史実と違うから本気にしないように!」、なんて
訴えていけばみんなひくよ。せめて「自分とは合わなかった」くらいにしておけば?
45 :
:02/05/17 23:29 ID:pOIdoswo
本当は戦後の中東戦争のごたごたで、イスラエルの悪事を描きたかったのだ
ろうけれども、ユダヤ系勢力の出版社に対する圧力を恐れて編集がかかせ
なかったのだろうと思う。
ユダヤを悪く書いて潰された雑誌もあったし、ね。
46 :
マロン名無しさん:02/05/18 02:18 ID:9vBh2GTQ
手塚治虫は有害サヨク漫画家と思うんですが。
今まで何度も言われてきたことだが手塚治虫の漫画は
すべてサヨク思想が入っている。
アドルフに告ぐの反権力、ブラックジャックのニヒリズムなど。
あんなものを読んでいてはだめだ!!
勿論作品自体は面白いが思想的には3流。
どうでしょうか?
>勿論作品自体は面白いが思想的には3流。
かまわん。作品が面白いから。
一流の思想家が描いた三流漫画なんか無意味。
48 :
:02/05/18 02:39 ID:wSxMQOAA
49 :
マロン名無しさん:02/05/18 02:47 ID:Ry65Dv/E
>>46 君が言う『思想的に一流』の漫画ってなんだ?
ゴー宣とかか?
たしかに手塚は思想的に偏り過ぎだがな。
そんな事ばっか言ってたらビートルズとかも否定せにゃならん。
50 :
:02/05/18 02:53 ID:???
思想に1流や3流があると思ってる人のが怖い
ご時世にイデオロギーが有効だと思っている馬鹿がまだいることが一番恐ろしい。
52 :
マロン名無しさん:02/05/18 09:28 ID:sd3znxsU
手塚は確かにサヨだが最近出版される
腐れサヨ漫画よりは1000倍はマシなの描いてるだろ。
53 :
リンナイ:02/05/18 10:58 ID:GYvgmPeE
思想を気にしているひとがずいぶん多いけど、それって作品の評価をそんなに左右するものかな?
上の方で誰かがいってたように、ひとはその時代の背景から無縁ではいられない。
手塚さんの作品がサヨクがかってると云っているひとは、昨今の、いわゆる左翼思想が見直されている風潮から
みているからそうみえるだけで、その考え方自体も、いわば流行だよ。時代と共に考え方はまた変わってくるもんだ。
だから時代によってこき下ろされたり持ち上げられたり評価が一変する人物・作品なんてごろごろしてるよ。
そういうのを超えた、普遍性も手塚作品にはあふれていると思うんだが、思想を気にしすぎるとみえなくなるよ。
2chに来てウヨになったアフォどもだろ、サヨサヨ云ってる奴らは。
55 :
マロン名無しさん:02/05/18 16:09 ID:gB/2GNhU
ドキュソ左翼漫画!
56 :
マロン名無しさん:02/05/18 18:43 ID:LOtKiGgk
「僕は全ドイツの処女のためにコーフンするのです」
57 :
サヨクだからダメだというなら:02/05/18 19:08 ID:Z5cd/jn2
ならウヨクマンガの傑作を教えてくれ。
「覚悟のススメ」くらいしか思いつかんが、あれとてウヨク思想かどうかは疑わしいぞ。
雰囲気はあるが。
9はまあ手塚漫画を「ある程度」読んでて、ヒトラーにも詳しそうだけど
オレ的ヒトラー観に反してるからって「戦後サヨ」なんて言うゴー宣語を
使うの如何なものかと…44さんが既に指摘してる部分とダブってるが
あと、
>>46的発想についてどう思う?>9
>57
のらくろ(w
実際読んでみ、漫画的な面白さは備えていると思うよ
右翼思想とは言い難いけどね
ウヨ漫画の傑作?
スーパーマンとか初期のキャプテンアメリカとか。
60 :
マロン名無しさん:02/05/19 03:01 ID:UjJwaD8w
>>59 アメコミじゃ比較対象にならんだろ、ヴォケが!
61 :
マロン名無しさん:02/05/19 04:56 ID:fySxKMkc
おいおい右翼左翼って
真ん中が一番だ。
62 :
マロン名無しさん:02/05/19 06:58 ID:OS90aMuE
2ちゃんに来て右翼ではなく嫌韓になりますた
アナーキストを左翼と呼ぶ風潮が2chには
64 :
マロン名無しさん:02/05/19 16:20 ID:I.4VyCjY
>40
>主人公がランプの娘をレイ-プした理由がわからん。
俺もあれで峠の人物像があやふやになっていまいちだった。
好青年は犯っちゃいかんと思うんだが、手塚氏のリアリズムなのだろうか。
あと、最後の二人のアドルフの対決は必要不可欠だと思う。
亀レスでスマソ。
手塚が左翼思想と言うより、手塚の思想的な物(主にヒューマニズム)を
戦後左翼も多数取り入れていったので(両者は)似ている、と言うほうが
合ってると思う。
66 :
マロン名無しさん:02/05/19 17:23 ID:eMHQdp2k
ランプは峠の娘をレイ-プするべく日本にやってきます。
ここは、漫画系の板なんでね、思想なぞ関係なくストーリーで
漫画を語ってくれんものかね。
68 :
マロン名無しさん:02/05/20 11:50 ID:a0/NOIBc
ランプは後頭部のロウソクをたらして拷問します。
あぼーん
>>45 そんなこと言ったら日本の書店に蔓延するユダヤ陰謀本は何なのさ。
それこそ陰謀論。
マルコポーロの廃刊は
悪口じゃなくてホロコーストがなかったという妄言が掲載されたからだろ。
そりゃユダヤ人にとって我慢はならないだろうよ。
廃刊まで追い込んだのはやりすぎとは思うが。
71 :
マロン名無しさん:02/05/20 20:00 ID:4EZk9dMg
ヒトラーの自己宣伝とゲッペルスの演出に50年以上たっても、まだ引っかかってる馬鹿は相手にしない方が良いでしょう。
ヒトラーについての、エキセントリックなエピソードは「アドルフに告ぐ」に描かれていること以外にも、沢山残っています。
>>67 この漫画に思想がからんでくるのは仕方ないと思うけど。
74 :
:02/05/21 11:19 ID:iENfvjHc
川崎の手塚治虫ワールドには「アドルフに告ぐ」のパビリオンとか
アトラクションとかあったりするのかね?
ゴミ食わされたりすんのか
>75
何故神戸のパンとか独逸料理に行かずに(w
>74
宝塚にはなかったような気がする(覚えてないだけかも)
77 :
マロン名無しさん:02/05/21 22:27 ID:C.yIcK52
Adolf Kaufmannの金髪はおかしい。日本人のハーフでしょ。ありえん。
宮内レミィの金髪はおかしい。日本人のハーフでしょ。ありえん。
キダ・タローの頭髪はおかしい。浪花のモーツァルトでしょ。ありえん。
>>76 料理を食べてる間に「ナンジャモンジャ料理はやめて、うどんかそばを出しなさい」とか言いにくるヤシがいる、と。
81 :
マロン名無しさん:02/06/07 21:37 ID:8pbbUBVM
>>74 オパーイにタバコ押し付け拷問ショーとか。
>>79 本人はあれでヅラだとはバレてないと思ってるんだよ
85 :
.:02/06/13 00:11 ID:???
手塚的おなじみギャグが少なくて結構よみやすかった。
高校の図書室にあって面白くていっきに読んだ。
最後の対決があったからこそ名作になりえたんだと思う。
86 :
マロン名無しさん:02/06/13 03:59 ID:0cVDPBmM
少年時代のパン屋のアドルフに萌えましたが成長後は(泣
変わりにカウフマンがいい男になっていったな。>外見の話
エリザに恋して夢精してしまうエピソードが
あの年頃の普通の男の子らしくて良いです。
87 :
マロン名無しさん:02/06/13 23:55 ID:NtJVO4Gw
「毛沢東に告ぐ」「金正日に告ぐ」も売れそうだな
あのガスを噴出すつぎはぎのドクロみたいなのってなんなの?
怖くて今日も眠れないんだけど
89 :
しばてん:02/06/14 06:45 ID:iE0WEdqg
エリザのカウフマンへの怒りはなんとも理不尽だと思ったな。
たしかに両親を強制連行したナチスの党員ではあるが、カウフマン自身は立場を悪くしてまでも彼ら親子を
逃そうとしていたのに。それを勝手に自分たちの判断でのこのこ戻って捕まったんだからある意味自業自得だよ。
まぁ、強制連行自体が理不尽なんだから無理もないんだが。それに報いも受けたし。
>>89 このマンガ自体、人間の理不尽がテーマといっても過言ではないので、良いのではないかな。
91 :
マロン名無しさん:02/06/14 12:16 ID:yjSLcTR2
アドルフに告る
92 :
マロン名無しさん:02/06/14 12:33 ID:yQbXUWKs
アドルフにチクる
93 :
マロン名無しさん:02/06/14 17:06 ID:7HElL7uM
アドルフにハメる
95 :
:02/06/23 08:11 ID:SIOLH5Go
本当は戦後の中東戦争でユダヤの暴虐を描くはずだったのだろうが、
出版界はユダヤひいきなもので、割愛せざるをえなかったようだとか(?)
なぜか英語版の漫画本が売られている。手塚の英語版の漫画は
(現地人が描いたアトム物を別とすれば)珍しいほうだろう。
原則的に、ユダヤ人は言論、出版、映画、科学、金融などを支配している
ので、かれらに媚をうったような作品をつくるとアカデミー賞やエミー賞
がもらいやすかったり、翻訳本が出しやすかったり、新聞や雑誌での
書評に好意的に取り上げてもらえるようだ。ユダヤ批判はほとんど
タブーとされていて、批判的なことを書くとすぐにナチスとの関連を
詮索されて、無関係でも潰される。ぜんぜん公正中立じゃない。
96 :
マロン名無しさん:02/06/23 08:46 ID:hoCepmEc
太平洋戦争(大東亜戦争)を、
日本の一部の人間の金儲けの為の戦争と、
1ページまるまる使って描いているのを読んで呆れた。
赤旗大好きおやじだから、・・・まぁしょうがねぇや。
思想的に公平な作品なんて在り得ないんだし、
手塚自身、受ければ良いって人だから。
それに手塚-永井位の時代の漫画家は、
どれだけデタラメが描けるかで腕を競った人達だからなぁ。
97 :
?@:02/06/23 11:38 ID:???
>>96 漫画なんて全部デタラメだろ?
なにいいてえんだくそやろ
98 :
96:02/06/23 15:42 ID:???
99 :
マロン名無しさん:02/06/23 17:49 ID:ZHxU53wg
手塚の思想うんぬんですが、赤塚不二男だったかが
「手塚に思想はない。おもしろそうなものを手当たりしだい書いてるだけだ」
なんていってた覚えが・・・・・・・
100 :
しばてん:02/06/23 19:55 ID:M6O0dVbA
>>95 でも自分としてはカウフマンの後日談だけで、ユダヤの暴虐ぶりも結構伝わってきたけどね。
っていうか、ラストのアドルフズの対決、あれって現代の中東状況の縮図って感じもした。
どちら側にももっともな言い分があるのだが、犠牲があまりにも多くなりすぎて、お互い被害者であり加害者であり、
もう「そもそもどちらが悪かったのか」なんて意味がない状態になってしまったあたりが。
本来は、アメリカやドイツ・イギリスなど大国のエゴに翻弄された犠牲者であったのだが、もう自ら手を汚しすぎて
「誰のせい」にもできず、本当に泥沼にはまりこんでしまっている。
ラストのカミルとカウフマンを和解させるようなものかもね。
>96
プッ
峠さんは早稲田
103 :
マロン名無しさん:02/06/24 10:18 ID:5zJekdVU
陽だまりの木とこれ読んだんだけど、やたらレイプ描写多いね。別にいいけど。
104 :
マロン名無しさん:02/06/24 11:20 ID:7wkXCIFE
天空の覇者Zもナチス漫画だよ。
ヒトラ―が…ややディオだがね…
105 :
マロン名無しさん:02/06/24 11:47 ID:OnuC2EFQ
スプリガンはナチス漫画
107 :
マロン名無しさん:02/06/25 19:02 ID:pobKPGTc
>96
ある財閥系の家系の人間の言葉。
「たとえ、日本が潰れても絶対に三○は潰れないんだよ。」
>>106 ボーとシュトロハイムは日本マンガでしか登場出来ないタイプのキャラだな
110 :
キャラと展開かな:02/06/28 04:19 ID:H06hYQ0I
>>85 大人向けに描いてる物は無理してないから好きだ。
きりひと讃歌、奇子、ガラス城、シュマリ・・・。
111 :
マロン名無しさん:02/06/28 18:09 ID:SNPyhy72
ランプ「あの記録書は必ず手に入れる、ついでにローザの怨みも晴らす」
・・・・ローザって一体。
112 :
マロン名無しさん:02/06/28 23:22 ID:aojo2uuE
ああ、そういえばねーw。仮にも娘だもんねー
あまり深くかんがえこまなくてもいいかも。
手塚さんは隣のドイツ人の一家の名前から
アルフマンをとったとあとがきにかいてあった。
週刊文春でリアルタイムでみていたから読み物としてみていたのかも。
峠の恩師の女の先生はもっと
棒目でなく美人な目のかきかたをしてほしかった。
作品中おちる。
>>113 >読み物としてみていたのかも。
あ、俺がってことね
115 :
マロン名無しさん:02/06/29 01:25 ID:xhutlUKs
116 :
しばてん:02/06/29 09:22 ID:rHWeBtco
>>113 アドルフ=アイヒマンがモデルなんじゃなかったのか。
>107
ま、言ってた奴もいるだろうな。
で、今も金持ちの中の何人かの気違いが、んなこと言ってるのかもしれない。
118 :
85:02/06/29 21:26 ID:???
>>110 「陽だまりの樹」も読んで面白かったです。
きりひと讃歌はいつか読みたいです。
重そうなのはあまりいまは読みたくないんで・・・。
>>116 アイヒマンがカウフマンの上司として出てきたシーンがあったような・・・。
120 :
110:02/06/30 00:06 ID:N87kEcwg
>>85 「陽だまりの樹」、実はまだ読んでないんですよー。死ぬ前に読まなきゃ。
高校の図書室で「火の鳥」と「ナウシカ」に出会った。感謝。
121 :
しばてん:02/07/01 07:43 ID:hhrelHJc
>>119 あれそんなシーンあったっけ?
記憶がうろ覚えだ。単行本で確認しよう。
122 :
:02/07/06 01:08 ID:xiNjF4RQ
今、ドイツに戦後生まれのアドルフという名前の男は少ないような
気がする。
123 :
85:02/07/06 01:29 ID:???
>>120 いい図書室だね
ブラックジャックだと前半のほうが好き。
死刑囚を治療後に刑が執行されるとわかってて治療する、
とかね。
エリザがカウフマンを憎んでもしょうがない。
結局、彼はナチでユダヤ人を虐殺してるし、
ユダヤ人である彼女に改宗するように言ったし、
戻った父親が馬鹿だったっていっても死に値するようなことを
してない普通の市民だったと思うぞ。
このまんがはどの国も国民も宗教も肩入れしてないからいいな。
125 :
:02/07/13 02:21 ID:cwYAIQSg
この本、ドイツでは決して売れない本ではないかと思う。
126 :
マロン名無しさん:02/07/13 02:34 ID:aJ4kyKe2
Aufruf an Adolf!
どうでもいいけど、35章でカミルが書く
中東語のポスター、変。
ブッダにも同じ手法(向こうの書体で日本語を書く)があるけど、
でも変。
遅レス過ぎだが・・・。
>>121 カウフマンが、ロンメルを殺す命令を拒否してポーランドの収容所の左遷されて、
その収容所に「アイヒマン少佐」という名前の人物が出てきた。
このアイヒマンが、アドルフ=アイヒマンかどうかは分らないが。
>>127
アイヒマンは事務方じゃあなかったか?
129 :
:02/07/27 01:59 ID:RXAkM9nk
この漫画は、いろいろな映画の要素をまぜているが、もっとも
類似性を感じるものは、「ベンハ―」だろう。
史実はメチャクチャなのは漫画なのだから大目に見るべき。
大体そんなことを言うなら主人公が親衛隊の黒服を着続けているのもそもそも変。
あれは戦時中、東欧諸国の現地人補助警官や西欧諸国のゲルマン系外国人、予備役非常勤SS隊員が着用するに留まっている。
あの主人公はそういうのじゃないんだろうし、まして強制収容所にいる将校が着てるわけがない。(列車をユダヤ人ごと焼くヤツ)
文体とか見ていると普通に疑問に思ってるから書いてるだけだと思う。
132 :
エゴ:02/08/02 15:09 ID:RjDMuubU
うちの学校にもあるけど読んでいないブラックジャックは読むけど。
133 :
:02/08/04 02:12 ID:pigegZ9I
本当は担当者が余計な注文をつけなければ、ファウスト物で生命工学へ
警鐘をならすSF物が先に描かれる筈だった。惜しい。
アドルフに告ぐは、背後に入知恵する影の人間がいたりして、
純粋に手塚ものの漫画とは少し違うという気がする。
134 :
マロン名無しさん:02/08/04 07:23 ID:nCpsx8CY
知り合いの強い勧めで「アドルフに告ぐ」読んだ。
「アドルフに告ぐ」悪くはなかった。
でも、どうしても手塚作品って人形劇を見ているような
気になってしょうがないんだよな。
その点、歴史物ではやっぱ安彦良和がいいぞぉ。
と、まあ私の主観でありました。
手塚治虫はナチスドイツをテーマにしたものを描いたのに
大日本帝国をテーマにした作品は描いてくれなかったな
136 :
マロン名無しさん:02/08/12 15:35 ID:i9oksGee
「一輝まんだら」は中断したまま、「火の鳥・大地編」は構想段階で逝去されてしまった。
残念無念。
もし御大存命なら、小林某も好き勝手な事が言えなかったろうに、なんて思うのは俺の希望的観測か。
日本の庶民がお上に逆らわない流される姿を書くのが
戦争への意思かも。
『グリンコ』だったか、未完なのが惜しいな。
勝ち組が出てきて面白かったのに。
「石の花」を読もうとしたら、読めなかった。
絵が駄目だったのか、ストーリーが駄目だったのか判らない。
139 :
:02/09/06 21:58 ID:IZ27AvFG
史実が違うと批判する人がいるけど、本当の歴史をある程度脚色し
それに巻き込まれた人々を描くのが手塚の一番うまいところだと思う
火の鳥とかアドルフとか
あぼーん
141 :
マロン名無しさん:02/09/06 22:32 ID:XoCFZVvg
オサムシセンセのマンガですら叩かれるのか・・・・
すべてをマンセーするのもキモイとは思うが、
世の中は広いな・・・
でもそういう香具師が烈火とかRAVEとか黒猫を愛読してたら笑えるねw
ってか図星だろ?
まあはっきり言って手塚は漫画家として神だと思う
俺は特別好きじゃあないが、面白いしあれだけ描けるのはすごいよ
143 :
マロン名無しさん:02/09/07 00:35 ID:x2tlbHxP
手塚の漫画ってそんなに面白い?
あの時代だから通用したんだよ。
あんまし、知ったかこかないほうがいいよ。
実際、生存中は天才なんて言われていなかったはず。
漫画家としてのスタンスはカッコいいけど
マンガじたいはそんなレベル高くない。
読者舐めきってるよ。
まずレイアウトと画力。
墓場のシーン。
あれ、幼稚園児の絵だよ。
魅力の無いキャラクター、テンポの悪い駒割り。
ネームも多いし、単調な駒割り。
下手くそな絵。
これのどこが天才なの。メディアに持ち上げられただけでしょ
結局は蟲プロの陰謀なんだよ、金儲けのための。
本当の手塚ファンなら、批判したほうがいい。
だって、手塚は最後まで純粋にマンガ書いていたんだから・・・。
144 :
マロン名無しさん:02/09/07 01:07 ID:LnRj5Uwh
145 :
くにぴー:02/09/07 01:59 ID:rvfYoorI
>>57の方
右翼漫画というより、愛国・保守思想漫画といった方がぴったりくる傑作劇画なら
あります。
「マーダーライセンス牙&ブラックエンジェルス」(著者:平松 伸二 「スーパージャンプ」に連載中)です。
この作品は一見すると世界平和を唱えるサヨク漫画に見えますが、実際はこの世の
あらゆる堕落した人間や日本の平和を脅かす悪人たちを現役の総理大臣の命令で
主人公が容赦なく抹殺する過激な右翼漫画!?です。
作者の平松氏の堕落した現代社会への怒りが滲み出ている作品です。
146 :
>145:02/09/07 04:08 ID:6QIKh9Ac
ドーベルマン刑事でも左翼過激派は容赦なく「ド外道がぁーッ」ってぶちころしてたもんな。
平松のマンガっていいよね!
147 :
マロン名無しさん:02/09/07 05:17 ID:hUJZdZWa
面白くは無い。
手塚さんらしく最後はやっぱりグダグダ。
彼の作品は、ほとんどが最後の方になるとグダグダ。
148 :
マロン名無しさん:02/09/07 07:08 ID:u/5aSlaN
グダグダをいうなら石ノ森だろう。
まともに完結した作品てあまりないのでは。
147が何を読んだかは知らんが、手塚の作品はストーリー重視なので
終わりがはっきりしているものが多いはずだが。
>>143 大して心にも無い批判意見をズラズラと並べて
最後の一行に逆説的な文章ロジックを組み込んで、人の注意を引こうとするのは
読んでるこちらが恥ずかしくなってくるのでカンベンしてくれ。プ
学校でちゃんと文章の書き方を習わなかったの?
もう一回素直に書き直してみれば?
アレだけ『物語』を作れるってのは凄いことなんですよ、実は。しかも、年取ってからも衰えてない。
年を取るごとに『シチュエーション考えて終わり』みたいな人たくさんいますから、昔凄くても。
151 :
マロン名無しさん:02/09/07 18:30 ID:UPQjZC10
結局R.W.ってなんだったの?
152 :
マロン名無しさん:02/09/07 19:08 ID:6oeKTGnf
>151
アサヒがサンゴに書いた文字
153 :
:02/09/08 15:17 ID:fX7eaNOm
リヒャエルト・ワーグナーだろうか
154 :
マロン名無しさん:02/09/08 15:41 ID:5sgS7Aa5
ワーグナーでしょうね。
でもたいして重要な言葉じゃなかったな。
ラムゼイとかも。
>150 ホントにそう思ってる。
オイラさ、昔専門学校通ってたのね。
そこの、講師の先生は昔手塚のアシスタントしてた人でね。
ストーリーは大体アシが考えたのをパクってたんだって。
あとさ、金払って企画や原作の以来とかしてたらしいし、
だから、読者は洗脳去れちゃうの、まっ洗脳される奴等が
いなきゃ、こっちは商売できなくなる事も確かだけど・・・。
手塚を愛するのは構わない、でもね盲目になったら
ただの偏見になってしまう。
オイラもさ、昔とある漫画家さんのアシスタント
やってたんだけど手津化のいい噂聞いたことない。
今はもう、マンガと離れたから守秘義務ないしね。
まっ、もうマンガには差ほど未練ないんで
どうでも委員だけど。
これだけは、言っとくここまで漫画を没落させたのは
間違いなく、手津化を持ち上げたメディアと
それに便乗した通気取ったファンや読者たちだということ。
あの人が死んでからおかしくなったんだよ漫画界。
手塚が漫画を衰退させたのは事実だけどね!
本多親子かっこいいよな
手塚作品をすべてマンセーしてるわけではないよ。
159 :
マロン名無しさん:02/09/10 08:55 ID:7NAYvkma
>>155
その講師の名前は? 牧野圭一?
160 :
マロン名無しさん:02/09/10 12:30 ID:D5MSf/8u
手塚バッシングに励んでいる連中、彼らのルサンチマンの炎を
鑑賞しつつ、その屈折した逆恨みの源泉が何に由来するのかを
推測する快楽。Es stinkt nach ...
>155.
えーと。だから?
出来上がったもの、他人と触れたものだけがソレの価値を決めるんですよ?
『面白いんですよ。』これ以上の理由が必要でしょうか?
さて、そこで僕は思う。
君は何を作ったのですか?
誤字ばかりの文章からは、大したものも作れそうにない雰囲気しか見えません。
と、ね。ゴーストにもなれないのではないか?とね。
と、ストーリーを取られるのが嫌でアシを辞めた人も知ってる僕はそう思う。
また、
>あとさ、金払って企画や原作の以来とかしてたらしいし、
>だから、読者は洗脳去れちゃうの、まっ洗脳される奴等が
>いなきゃ、こっちは商売できなくなる事も確かだけど・・・。
の文章の意味が分からないので説明お願いします。
>160.
パクリですらも作る根性もなければ努力もしないのに、自分より上の人を見て感じる嫉妬を正面から捉える事が出来ないからバッシングするんでしょうね。
ドイツなら小林源文
紙も死ぬのかよゲラゲラ
161 鏡に向かって言えや
ごーすとって つかってたの手塚?
まあ、あえて言う161 鏡に向かってソレ言ってみろ、
歴史考証にやや何があるが、面白いのですべてよし。
しかし1よ、ナチスもので一番はヘルs…PAM!
宮崎駿のほうがおもろいよ
161 へ、あのさ、何で努力もしてないとか、簡単に言えるの?
キミはその人が努力してない姿見た事あるの?
随分と失礼な言い方だよね。まっキミよりは努力してると思って
ますけど。
それにね、誤字、脱字が多いって手言うけどさキミが何も知らなさすぎ。
作家や原作者だって誤字脱字はあるの、そのために校正がいるんでしょ。
特に手塚くらい売れっ子ならストーリーなんて書いてる暇ないはずだよ。
嫉妬なんかしてないよ。ただ正直に下手くそなものは下手くそと言ってる
だけ、わかったかい。
冷静に捉えてごらん。
そうすれば、漫画界を衰退させたのが誰だかわかるはずだから。
おはようでゴンス
朝からアドルフはサイコーでゴンス
169 :
マンヴァさん:02/09/11 07:58 ID:Kpw/NGpi
具体的に何をどう衰退させたのかという論証がないと説得力は無いにゃあ。
ストーリーなんて、人のを使うのなんて当たり前だろ。
さいとうたかをなんて、話も絵も、ほとんどスタッフが描いてるんだから。
あの人が描いてるのは、主人公のキャラクターぐらいだろ。
「手塚治虫の死が漫画界をおかしくさせた、衰退させた」というのは、なるほどと思うが。
(恐らくは)155と167の言いたいこととは違う意味で(笑)
>171.
ああ!!!そうか。僕の155=167の読みが(恐らくは)まずかったのか。
・・・しかし、そうすると『洗脳』の意味が分からないな???
つー事でですね。155さん。すいません、もうちょっと分かり易く説明願います。勘違いの元になります、これでは。
>164.
鏡に向かって(実際には見てないけど)自問自答しています。毎日の如く。当たり前じゃないですか。
>167.
『誰か特定の人物が努力していないところ』はあんまり見ていません。けど、『努力している人』なら幾らでも見た事あります。その人達をサンプルにして『努力している』『努力していない』を見極めてます。
何かうまく言えんけど
みんなほんとうに漫画好きなんだなとおもた。
174 :
マロン名無しさん:02/09/11 23:52 ID:D8J95S2k
漫画を描くって手法を思いついた誰かに感謝!
俺が言いたい事はさ、手塚が死んだ時に、こぞって手塚を持ち上げすぎた。
「第二の手塚は誰だ」とか、「手塚治の後継者は・・・」とか。
正直「はぁ〜」っ言う感じ。だってな、俺たちは手塚の「コピー」じゃないという事。
いわゆるよ、手塚と言う枠(カタチ)にはめ込もうとしすぎた事。
まっ、俺の「洗脳」や「衰退」という書き方が悪かったのかも知れんが、
気にせんでくれ。
ただな、あまりにも、手塚、手塚言い過ぎて 手塚=漫画 見たいな定義が
できてしまった事。
立ち止まるのは構わない、でもな、後戻りしてしまったら何にもならない。
枠にはめちまったら、漫画が窮屈になる。
漫画界を発展させる事が一番大切。
まっ、互いに漫画界の発展を希求しようや。
176 :
マンヴァさん:02/09/12 03:09 ID:1y3fpE2O
にゃる歩道。
手塚を神格化しすぎたことか。
神格化しすぎたことに反発した奴らが今度は手塚を地に落とそうとしている。
どっちも極端なんだよ。客観的に評価すれ
178 :
マンヴァさん:02/09/12 11:30 ID:1y3fpE2O
179 :
57:02/09/14 14:46 ID:Vrlvtn+D
>>145 >「マーダーライセンス牙&ブラックエンジェルス」
久しぶりにここ覗いたら、コメントがあったので一言(自分も忘れてた)。
スーパージャンプは狂四郎だけ読んでるよ。紹介してくれたの、前作のファンは読まない方がいいと
どっかのスレでコメントあったので読んでない。いずれまとめてマンガ喫茶かどこかで読もうかとは
思ってたがね。
平松作品は社会派っぽい内容描いてはいるんだが、そういう扱いされてないのはやっぱどこかズレてる
せいかな。アドルフと違い、まともに取り上げてはこっちが恥ずかしいというか‥‥‥。
でもブラックエンジェルスは好きだったな。
>>177 禿げ同
つか、生存中「天才」「漫画の神様」とあがめられてたのも事実なら
60年代の劇画ブーム以降「手塚はもう古い、終わった」と言われ続けたのも事実。
そう言われながら現代も版を重ねる作品を生み出し続けたのも事実。
手塚さんが亡くなってからは、持ち上げ過ぎというよりも、彼の人間的な負の面が公にかなり晒されたように思うがな。
182 :
:02/09/29 13:41 ID:DSekdgWz
もっと早く、バイアグラが発明されていれば、もっと活気のある作品を
どんどん作れたんだろうに、惜しいね。たたなくなると、やたらとイヤラシイ
感じのねちねちした作風になるものらしい。
その程度じゃ、釣られてやる気も起こらんなぁ(W
184 :
マロン名無しさん:02/10/02 21:34 ID:bHoc3mnN
話題がなくなると
アラシが出没し、つられるやつも多くなる。
まあ、いいけどね。
「アドルフ」なんて、つまんないもん。
手塚作品の中では。
185 :
桜井鏡多:02/10/02 21:37 ID:2qxT+wcL
有馬啓太のバカ
>178
>こっちですかね。話題としては。
>「人間手塚治虫」
胴衣。
そういう話題ならヨソでやれよ>場違いなやつら
187 :
しばてん:02/10/04 18:55 ID:ecNpJ3uM
>>186 ていうか、明らかにスレ止まってるじゃん(苦笑)。
このマンガおもしろかった、てひとにお勧めする他のマンガない?
自分はまず「虹色のトロツキー」安彦良和。
188 :
マロン名無しさん:02/10/05 13:13 ID:rollR0wK
歴史漫画だったら、「静粛に!天才只今勉強中!」倉田江美
フランス革命から王政復古まで政治家として活躍し、ナポレオンが持った唯一の名大臣と言われるジョゼフ・フーシェをモデルにした男の物語。
189 :
マンヴァさん:02/10/06 01:12 ID:cgbvcLNI
『石の花』 も一緒に読むと、描き方、アプローチの仕方の違いとかも愉しめる。
おれはスレッド違いの話は、あまりしたくないなー。
スレッドの書き込みが無いということは、役割を果たし終えたってことだもん。
191 :
マロン名無しさん:02/10/10 00:27 ID:0BYQU4fS
石の花の坂口氏(故人)は、虫プロのリボンの騎士のクレジットタイトルに
みられるように、かつてアニメーターもやっていた。絵コンテもとっても
いいぞ。早くなくなりすぎて残念だね。
192 :
マロン名無しさん:02/10/12 22:39 ID:DIEa1Alb
ゾルゲって誰ですか?
全然わかりませーん。
>>192 リヒャルト・ゾルゲといって、ソ連のスパイ。
実在の人物。
194 :
マロン名無しさん:02/10/12 22:47 ID:DIEa1Alb
ゾルゲがドイツ語で「わたしは国際共産主義者である。」と書いたのを読まれて
無くシーンがイマイチよくわからん。
195 :
マロン名無しさん:02/10/12 22:48 ID:DIEa1Alb
泣くね
私は学校関係者です。このマンガは時々学校図書館に入っていますが、高校生
に見せていいようなものなのか疑問に思うほどすさまじいマンガだと思います。
どっちかというと、学校の先生たちが隠れてこっそり読んでいるようです。
国語の先生が「やめられない」と恥ずかしそうに言っていました。日ごろマンガ
なんか見ないと自慢してる方で。でも私はあの絵柄がつらい。あの話、ブラック・ッジャック
や、ルードヴィヒ・Bの絵柄で描いてくれればよかったのに。どうでしょう。
あるていど知識や人生経験がないと面白みを理解できないのかもしれん、とも思います。
197 :
マロン名無しさん:02/10/17 00:36 ID:6R5pb4+8
所詮あかい朝日受けするように、歪んだ歴史観を某氏の受け売りでとりこんで、
ストーリーは手塚だけど、絵はほとんどアシにかかせたと見える。
手塚は大手新聞では朝日が大好きだった。毎年正月の元日の新聞には
特別の漫画を寄せていた手塚。賞ももらったし、漫画のなかでも
朝日新聞に間違ったことが載るはずないものな、などと主人公にいわせている
作品もあるぐらいだ。
>>196 高校の頃、新刊購入アンケートに書いたら、
すぐに入れてくれた。当時本当に新刊だったのに。
(年ばれるな、、、)まっ先に借りて読んだな。自分以外にも、アンケートで希望した人
多かったんだと思う。別に早すぎる内容じゃないと思うな、、、、。
無意味な脱線sage
199 :
マロン名無しさん:02/10/19 15:49 ID:fasAzsR7
>197
「アドルフに告ぐ」を連載したのは週刊文春だ。
訳のわからんことを書きこむんじゃねぇ、ヴォケ!
仮にあなたの言う「賞を貰った(どんな賞だ?)」ことが手塚治虫が「あかい朝日」を大好きだと言う証左の一つになるのなら、
朝日の様に年に一度どころか度々長期連載を重ね、イメージキャラをアトムにしたことさえあるフジサンケイグループとの関係は思想的にどう判断するべきなんだ?(W
200 :
マロン名無しさん:02/10/20 21:06 ID:MGa323qv
今だ!!!
200get
201 :
どーもどーも手塚です:02/10/20 21:49 ID:TD//5ilK
ルーズベルトが真珠湾奇襲の犠牲に艦隊を集めたってのは史実になってるんですか?
ベタな質問ですか?
202 :
マロン名無しさん:02/10/21 03:39 ID:haCcDjBB
すっかり亀レスだが、手塚治虫自身、自ら、右翼作家 三島由紀夫を終生のライバル
と認め、公言していた事は事実(何かの漫画のあとがきで読んだ)。
三島由紀夫にしても、対立した立場である全共闘の集会にゲストとして招待され、
驚くなかれ、のこのこ出席し、参加していた左翼学生達に、その勇気と柔軟性を
大絶賛される程の人物だったので、悪い気はしなかった筈。
203 :
マロン名無しさん:02/10/21 03:53 ID:haCcDjBB
ただ、この作品で気になる点が一つ。登場人物達が皆、不自然極まりない
位、色々なエピソードで知り合い(含:敵対関係)同士として、つなぎ過ぎ
ている所が鼻につく。話しに幅を持たせる為とはいえ、加減という物を知ら
ないのかと、あきれてしまう。古い例えだが、あれではツインピークス・・・
204 :
マロン名無しさん:02/10/21 04:55 ID:RimQ6Nkm
峠僧兵はレイパーでスナ
205 :
マロン名無しさん:02/10/21 13:06 ID:AbFqJ92W
>>203 本多親子(特に息子の方)が凄い。知り合いの知り合いは、皆、知り合いだ(古)。
昔、TVで観たドラマ『ひまわり』みたいだ。
( 法律事務所が舞台。弁護を依頼するクライアントが、必ず、主人公である雇用
者(宇津井 健)か被雇用者達のいずれかと知り合い。そんなに東京って狭い
のか。 )
206 :
マロン名無しさん:02/10/21 13:17 ID:AbFqJ92W
>>205 しかも仕事を頼みに訪れてから、知り合いがオフィスに居る事に気付く罠。
( トビスレ、スマソ。 )
207 :
マロン名無しさん:02/10/21 13:46 ID:Wnugrwye
>>203 そうかな。私は好きだな。数奇な人間関係はこのマンガの主題だし、
この作品では、そこに手塚の職人的な巧さが出てるし、おもしろさだとおもたよ。
登場人物の数を抑えながら(話の)密度が上がっていく感じがいい。
208 :
マロン名無しさん:02/10/21 13:48 ID:AbFqJ92W
>>194 漏れの勝手な推測だが、ゾルゲは、スターリンが標榜した一国社会主義により、片隅
に追いやられていた国際共産主義(トロツキー提唱。後、粛清、国外追放)の隠れ
信奉者で、下記が男泣きの要因かなと思っている。
@ 真意を隠し続けてでも、身を挺して旧ソビエトに尽くしてきた自分が、
あっさり見捨てられた(ソビエトが救済に乗り出せば、国外退去で済んでいた)。
A 国家という枠組みを取り払うという理想と行動組織が、いともあっさり、
ファシズムを政体とする日本の官憲に根絶やしにされた事の無念。
言うまでも無いが、スターリンはいい加減な気分屋で、国内のライバル政治家、
国外の(当面の)ライバル国家が一掃された時点で、直接、国境を接しない遠隔
国家への革命の輸出に手を染め始め、反対派であった筈の国際共産主義の都合の
良い所を持ち出し始める。
209 :
マロン名無しさん:02/10/21 18:03 ID:6iMk8KNx
>203
では、あなたにとってその種の不自然さを感じさせない漫画と云ったら何ですか?
210 :
マロン名無しさん:02/10/22 00:31 ID:m0eZRO6l
もうちょっと面白い議論をしてくれよー。手塚治虫がどうたらっちゅう議論ははどこでもやってるんだからさー。
あと、プロレスファンにおけるジャイアント馬場的立場でいいのではないかと思うんですが手塚先生は。
作品批評は大いにすべきだが、死者への個人攻撃なんて最悪だ。
締切に間にあわなかったという理由で手塚先生の原稿を
先生の前で破いた編集がいたそうだ
ブラックジャックが終わったのはそいつのせいらしい
>>210 まだ生々しい実話が関係者の口から聞けるもんね。
代替わりして伝説で語られるようになったらまた変わるさ。
213 :
マロン名無しさん:02/10/26 12:58 ID:NRng8alk
手塚を権威の象徴のように勘違いしているバカがいて
手塚攻撃=反骨精神 に酔ってるパラノイア。
いつの時代にもいるよ、そんなやつらは。
手塚人気が下火になれば自然と霧散するのでほっときましょう。
214 :
マロン名無しさん:02/10/27 03:41 ID:A7CKP2p6
何で草平はランプの娘が自殺したこと知ってたんだ?
飛び降りたのは、草平が出発した後だったのに。
あと、やっぱりランプとの決着はつけとくべきだったな。ライバルだったんだし。
ワーグナーの5体の像をめぐる争いとか芸者の殺人事件みたいなのを
もっとつきつめてやっても良かったのでは?
作中の恋愛が一目ぼればっかだったのも物足りない。
216 :
マロン名無しさん:02/10/27 04:27 ID:G4hpCqJ0
独裁者が全部悪い、といわんばかりの姿勢に不満。
独裁者を選んだのは大衆。
217 :
マロン名無しさん:02/10/27 12:10 ID:YyCI3G20
「アドルフに告ぐ」を単行本で初めて読んだとき
まず仰々しい装丁に辟易。
中身を読んで、今頃(80年代)こんなモン書くか?と思った。
使い古されてテーマでの、ありきたりのストーリー。
どこかで見たような話であり、何の新味も何もなかった。
時代遅れの絵柄に、時代遅れの演出。とってもイタかったです。
麒麟も老いれば・・・の典型。
「石の花」の足元にも及ばない駄作。
218 :
マロン名無しさん:02/10/27 12:21 ID:qlSingp5
>>201 日本軍が奇襲をしかけてくる、というのはうすうす察知していたようだが、
日本軍が来るならフィリピン、というのが当時の普通の考え方。
戦前の日米の戦争計画では、日本に攻撃されたフィリピンを救援するために出撃した
アメリカ艦隊を、日本艦隊が太平洋上で向かえ撃つ展開になると考えられていた。
今でこそ、第2次大戦において戦艦が時代おくれになり空母が主力になったと、はっきり判っているが、
当時はビスマルク追撃戦やタラント奇襲における活躍で、
空母は補助戦力として十分使えると判った段階に過ぎず、
航空機が航行している戦艦を沈めることができるのを証明し、
航空兵力こそが海戦の主役となる事が判明するのはマレー沖海戦以後のことである。
したがって、旧式とは言え戦艦を囮にするルーズベルトの考えは時代を先取りしすぎている。
219 :
マロン名無しさん:02/10/28 01:54 ID:RDxoRqAv
手塚の漫画全般に言えることだが、恋愛は演出上のご都合主義でも
あるんだけど、ぽっと観の一目ぼれパターンが極めて多いのだ。
(昔の漫画はページ数が少なかったことも関係しているかもしれないが、
視覚的な芸術である漫画においては、小説のようにうだうだと内心の
いいわけのような独白を延々とやるわけにはいかないし、仮にやれば、
実に下手な演出になるのが普通だ。台詞なしで絵をみせることで登場人物
の心情を読者に読み取らせるのがエレガントなわけだが、そうすると、
どうしてもご都合主義の一目ぼれというBoy meets Girl あるいは
その逆ということになりやすい。)
220 :
マロン名無しさん:02/10/28 02:16 ID:fyOfPajT
>>216 その前に、ドイツに『死ね』と言ったフランスが悪い
WW1の時に、売国行為、利敵行為しまくりのユダヤ人も悪い
>「石の花」の足元にも及ばない駄作。
禿ドゥ
221 :
マロン名無しさん:02/10/28 02:19 ID:fyOfPajT
手塚狂信者に煽られる前に言っとくけど
俺、他の手塚漫画は大体好きなんだな。
ゾルゲ事件がどういうものだったのかこの漫画ではじめて知った。
223 :
マロン名無しさん:02/10/28 02:45 ID:DtQb/9Py
医師の鼻は青くていまいち。
224 :
マロン名無しさん:02/10/28 03:03 ID:fyOfPajT
>>223 まあな。
あの漫画に出てくるの、バカばっかなんだよな。
225 :
マロン名無しさん:02/10/28 03:55 ID:BcfT8sfo
>>219 この作品の頃なら「昔」というほどでもないからページに余裕が
なかったわけじゃないと思うけど、手塚が昔の人だからそういう
「愛を育む」みたいな描写を描く訓練ができなかったってのは
あるかも。
226 :
マロン名無しさん:02/10/28 18:06 ID:MUJ2prJ+
一回会っただけでその子のことが頭から離れず夢精しちまう
一回ちらっと会っただけでもう一度会いたいという気がしてたまらない
初めて会った途端に顔が真っ赤になってしまう etc.
そんな相手になんか出会ってみたいもんだ。私は女だから夢精はできんが。
「アドルフ‥」作品自体は好きなんだけどね。
草平夫婦の場合はゆきえさんからアタックしたのかなあ。
最初に惚れたのはゆきえさんの方だったっぽいし。
>>225 そもそもこの作品の主題が恋愛じゃないしねえ。
「三つ目‥」の主役二人の、微妙な関係はすごくよく描けてると
思うのは私だけ?
飲み屋のおかみの「渡さないよ。この人は私のもんだ」発言で、
恋愛バトルがくりひろげられるかと思いきや、結局後日談まで
ほったらかしでしたね、おかみ。そもそも死んだ恋人の帰りを待って
あの地にとどまっているという設定なのに、そんなに簡単に峠に惚れて
いいのか?と疑問だった。てか、峠モテすぎ。
228 :
マロン名無しさん:02/10/28 19:31 ID:8NTMb62N
>>204 あのシーンがレープに見えなかったのって俺だけ?相手の方も
受け入れてる感じがしたんだが。
>>227 おかみさんが、タクシーの行き先を草平達の乗ってる電車
が止まる駅に変更したと思うんだけど、あれって結局何だったんだろ。
てっきり先回りして神戸までついてくのかと思ったのに。
>>226 あれは夢精っつーか精通だろうけどな
どうでもいいけど
>>228 ちがうよ。
タクシーに乗って、最初は次の駅までやってくれと運ちゃんに頼むが、
結局自分の住んでるところに帰るようにした・・・と。
231 :
228:02/10/28 20:00 ID:8NTMb62N
あれ、そうだっけ?
運ちゃんが「○○行きの電車は今ので最後だよ」って言って、
おかみが「いえ、神戸まで」で、その後「やっぱり○○まで」
って言ってた気がするんだけど。確認せねば。
(\_/)ノ⌒ヽ、
(´Д` )_人__) ))
233 :
マロン名無しさん:02/10/29 00:12 ID:NFtuprDw
>あれは夢精っつーか精通だろうけどな
またやってしまった、とかいうてました。
>峠モテすぎ。
週刊誌の読者むけだったから。ある種ギャルゲー。
234 :
マロン名無しさん:02/10/29 12:16 ID:k2vwL6kG
「アドルフに告ぐ」は「石の花」の足元にも及ばない?。
坂口尚がもし生きていたら驚愕するような発言だ。
もっとも俺個人はアドルフについては手塚治虫の作品としてみると、世間様ほど大した評価はしてないが。
>218
>したがって、旧式とは言え戦艦を囮にするルーズベルトの考えは時代を先取りしすぎている
戦前に既に海軍の大増強を図って、太平洋向けに空母の大量配備の計画を承認したのは誰だっけかな。
235 :
マロン名無しさん:02/10/29 13:57 ID:+uIwXufa
>「アドルフに告ぐ」は「石の花」の足元にも及ばない?。
>坂口尚がもし生きていたら驚愕するような発言だ。
作品として比べたら、動かしがたい事実だと思う。
あの当時としては、ユーゴに焦点を当てただけでも十分評価できる。
「石の花」のおかげでユーゴ紛争も理解しやすかった。
236 :
マロン名無しさん:02/10/29 14:13 ID:k2vwL6kG
あなたが好きなのは分かるけれど「足元に及ばない」というのはチトオーバーなんでないの。
「あの当時としては」っていうけれど、「ユーゴパルチザン」並びに「チトー」のことは連載当時の80年代の方が今よりも有名だったような気がするけれどな。
237 :
マロン名無しさん:02/10/29 18:19 ID:vaK5uhKI
>234
おっしゃる通り軍縮条約失効から日米開戦までの間にアメリカはヨークタウン級ホーネット
+エセックス級11隻、合わせて12隻もの空母の建造が決定されていました。
たしかに大量配備と言えましょう。
で、同時期の戦艦なんですが
ノースカロライナ級2隻・サウスダコタ級4隻・アイオワ級6隻・モンタナ級5隻
の計17隻の建造計画が決定されていたりするんですね。
更に、巡洋戦艦(厳密には大型巡洋艦だが・・・)のアラスカ級6隻も加えると23隻の建造計画があったりします。
ま、開戦後は戦艦の建造は後回しになって、
アイオワ級2隻・アラスカ級4隻・モンタナ級全部が建造中止になりますが。
238 :
マロン名無しさん:02/11/03 02:21 ID:KcJFyo5f
日本に投下された原子爆弾を作ったマンハッタン計画の総予算は当時のドルで
20億ドルだった。今の金額にすれば軽く2兆円を越える額である。
だが、その当時のあめりか太平洋艦隊の建造費とほぼ同じであったという。
そのため、秘密にされているが巨額の予算の運用に対する疑惑が再三議会で
問題になり、マンハッタン計画の指揮者グローブス大佐は、克明な記録を作り、
後日会計上の不正がないことを証明すべく膨大な資料を残したし、また爆弾
投下の記録も録音録画している。(搭乗員に会話などはすべて記録されて
残ると注意を喚起している。)そういう状況でもあり、本人たちは別の日に、
もしもマンハッタン計画が失敗して爆弾が実現できなかったり、あるいは
役に立たないしろものであったら、われわれは刑務所行きも覚悟しておいた
ほうがいいかもしれないな、などと話したこともあったという。
よって、なんとかして、「戦争の役に立った」あるいは「早期終結の
とどめを刺した」という成果を出したかったので、可能な限り使わないこと
などは考えたくなかったというのが実情。トルーマンは大統領になる前は、
マンハッタン計画も含めた軍需の会計検査をしていた時期もあるので、
ある意味、グルだったといえる。
>237,238
知識披瀝ご苦労さん。
で、それがマンガと何の関係が?
240 :
マンヴァさん:02/11/03 22:22 ID:6zLy2x+E
その漫画が描いている時代背景なんか全く関係無いと言い切れるのは、暴言と言っても良いでしょう。
というか過去ログの流れくらいヨモウヨ。
241 :
マロン名無しさん:02/11/04 18:05 ID:b/y5LGaw
いくらWWUの漫画だからといっても、漫画の中でまったく触れられていない「マンハッタン計画実行の際の裏話」とか「戦前のアメリカで建造が計画されていた戦艦のクラス名とその艦数」を詳細に語りだすのは明らかに軍オタの知識披瀝による自己満足でしかないと思うな。
242 :
マンヴァさん:02/11/05 20:47 ID:fCEz3wAF
少なくとも
>>237 までの流れは、
>>201 に対するレスの流れだべ。
ようはその程度の事でいちいち煽りなさんなってことっスよ。
>99
それだよな
244 :
マロン名無しさん:02/11/11 20:52 ID:J56yy9a2
>241
同意。
歴史板じゃ相手にされない程度の知識だからって、
ここで薀蓄を垂れ流されてもなあ・・。
せめてマンガに関係あることで披露してくれれば
感心のしがいもあるというもんだが。
age
せっかく知識披露してくれてる人をただの無知が煽っても意味が無い。
漫画だからといって無知や出鱈目が許されていいわけじゃないし。
歴史漫画において設定の間違いが恥ずかしいのは常識。
247 :
246:02/11/30 21:08 ID:???
誤解の無いように付け加えると、
別にあの漫画の設定に誤りがあるという話ではなく、
歴史漫画を語る上で、その時代背景を知っておくのは大事だということ。
あぼーん
>>201 今のところは「ルーズヴェルトは対日参戦を望んでいた」らしい、くらいなもんで
真珠湾攻撃そのものは予想外だったってとこみたいすな
>246
仮に歴史板に「アドルフ」スレがあるなら、そこで歴史知識の披瀝しても誰も文句は言わんよ。
ここは漫画板だっつーの。
>歴史漫画において設定の間違いが恥ずかしいのは常識。
じゃ、設定が全く間違いのない歴史漫画と言えば何?
251 :
マロン名無しさん:02/12/01 15:38 ID:0WCcgZJz
蘊蓄自体はむしろありがたいんだよ。
ただ
>>237-238がいくらなんでもやりすぎだったってだけで。
ゴブリン男爵の続きがよみてぇ(w
>>251 これのどこがやり過ぎ?この程度でやり過ぎと言えるのか?
ほんの序論程度しか語られてないのに。本題はこの比じゃないよ。
これでもわざわざ気を遣ってギリギリまで分量を絞ってくれてると思うけど。
なのに、やりすぎとはひどい。
>>250 漫画板だから専門的な薀蓄が要らないって?
素人の甘えにしか聞こえないが。
医者の漫画には医学の知識が必要だし、歴史漫画には
歴史の知識が必要なのは当たり前。むしろ漫画板だからこそ、
全ての分野にわたる専門的な話題が不可欠であり、
そのためには必要なだけ薀蓄を垂れ流すべきなの。
いくら漫画を沢山読み込んでいて、漫画の読み方に精通していても、
内容についての理解が無ければ、それは読んでないのと一緒だから。
特に、このスレで語られてる漫画は第二次大戦中の日本とドイツを
中心とした歴史漫画だから、その時代背景をよく知っておいた方が、
よりこの漫画を理解できるし、日本と戦争したアメリカ、ドイツと戦争した
イギリスとソ連の事情についての説明は、このスレの目的に適ってる
と言える。なぜなら、この漫画を読んだ時点で解っている事だけを
話題にしても、結論は解りきっているし、大した話題にもならないから
である。ヒトラーの人間像にしたって、彼のやった事に変わりは無いわけで、
矮小な問題に過ぎず、話題の発展性に欠けるが、その時代のドイツの状況は
どうであったかとか、アメリカ参戦の鍵を握る同盟国の日本はどうであったか、
また、日本とアメリカの戦争はどのようにして始まったかを話題にするほうが、
話題の発展性がすこぶる大きいし、このスレにも活気が出る。
それに日本は主人公の活躍の舞台だし。
>>255 苦労して書いたと思ってるのか・・・
まあ、一行レスしか出来ない文盲にはやたらと長い文章に見えるのかも。
「私は漫画を描いているのであって医学の教科書を書いているのではありません。」by手塚治虫(ブラックジャックの科学的批判に対して)
>254
あんたは漫画より歴史群像だけ読んでる方がお似合いさ。自分の楽しみ方を人に押し付けようとして反論されたら相手を「無知な素人」扱いかよ。
そういうことは他の板でやれっていってんの。
例えば美術鑑賞板に「ゲルニカ」を語るスレがあったとして、そこで芸術論そっちのけで延々スペイン戦争の顛末を軍オタに長文で語られても住人にうざがられるだけだぜ。
>>237-238程度でやりすぎと言われるのも息苦しいと思うがな。
端から見ていて不安になるよ。
自分の楽しみ方を押し付けようとしているわけでもないのに
押し付けてるように取られて「やりすぎ」と言われてウザがられる
なんて、自由の無い雰囲気は嫌だ。もっと大らかに行こうぜ。
興味ないなら反応しなけりゃいいじゃん。あんまり板違いとか言って
せっかく興味を持ってる人を締め出すような真似するなよ。
漫画論中心に語る人と歴史中心に語る人が両方いたっていいだろうに。
>>257 無知な素人の方がマシに思えるが・・・無知なだけなら罪は無い。
むしろ「漫画だから」と言って甘えている素人を指しているわけだし。
なんか表現を微妙に摩り替えて素人イジメしているように匂わせてるが、
そんな事したくは無いし、自分の考えを押し付けるつもりも無い。
何か、歴史オタクは去れみたいな雰囲気があったから、こういう
考えもあるんだよ。みたいに説明して、それが認められる理由と
メリットを示したつもりなのだが。
それと、手塚御大の言葉を歴史の偉人の言葉として錦の御旗の如く
掲げて見せてるが、それだけで歴史で語っちゃいけないと言うつもり?
やっぱり、漫画だからという甘えはいけないし、手塚漫画が漫画である
ことに甘えてるとも思えないんだが、どうだろうか。
軍オタは漫画板の住民じゃないのか・・・
歴史オタは漫画読んじゃいけないらしいし
医学オタは手塚御大のセリフで門前払いか。
どうなってんの?
包容力ねーな。
このぶんだと、漫画の事以外何も知ろうとしない奴しか
残らねーぞマジで。ぷんぷん。
261 :
マロン名無しさん:02/12/07 13:34 ID:YS1cLrvp
>>251で「やりすぎ」と書いたのは自分です(それ以後は今回が初めて)。
気に障ったようなので一応謝るが、作品の話ともうちょっと絡ませてくれたらありがたかった。
作品を理解する時代背景としてそういった知識は有益だと思うんだが、周囲のひとを置いて
あまりにもひとりで突っ走った感がしたんでね。
実際、自分だけじゃなく他のひとも反感もつか戸惑ってる。まともなコメントないだろう?
アドルフの話ならともかく、多少わき道にそれるならある程度反応をみて書き込んだ方が
キミも嫌な思いをしなくてすむよ。対話の中でそれとなく披露してくれるならいいけど、
いきなり長文をずらっと書き込まれたら‥‥‥やっぱ面食らうって。
この漫画って「ふぃくしょん」じゃなかったっけ?
時代考証とかは正確な方がいいけどそのせいで漫画のストーリーの面白さを
さまたげるような事があれば変えちゃう事もあるんじゃないの?
そのためのフィクションだゴルァ!ってかいてあるんじゃないの?
まぁ、純粋な人は信じちゃうんだけどね。
ジャイアンツの槙原は「巨人の星」みてジャイアンツ入るまで2軍の選手は
移動中のバスの中で爪先立ちしてるって信じてたし(w
MMRみたいに「事実を元にしたフィクション」でも結局「フィクション」だしなぁ。
正直つまらん
ドラえもん>>>DB>>>∞>BJ>あどるふ
だよな。
信者は本気で手塚漫画を面白いと思ってるのか?
本気だったら知障だなw
上記の4つの作品は普通の人間なら比較して順位を付けようとは思わないんじゃないの。
こんなところでクダ巻いてないでさっさと冬休みの宿題を終わらせたらどうだ、アンチのフリしたカマッテちゃん(w
なんでマロンに来るんだ?
>>265 >上記の4つの作品は普通の人間なら比較して順位を付けようとは思わないんじゃないの。
信者が言っても説得力0なわけだが。
>>266 手塚信者のオナニースレは要らないよな。
266はあんたのような厨房アンチのことを指して言ってるんだよ。
最近涌き出たばかりの「自称」アンチはその程度の読解力しかもたないんだから困るよ、全く。
269 :
267:02/12/29 19:45 ID:???
>>268 俺は理由を指してるんだが。
手塚信者は読解力0のくせしてインテリ電波飛ばしてるから
キモがられるんだろ。分かってるのかね?
アンチがそこまで執着する理由が分からん。
信者も手塚作品は駄作が多いって認めてるだろ。
結局どうしてほしいんだ?
BJは糞漫画です、と言って欲しいのか?
>269
理由を述べたいのだったら文末は「要らないよな」じゃなくて、例えば「要らないから」だろ。
「要らないよな」って、自分に文句言っている相手に同意求めてどうすんだよ(w
>>270 ワンピース叩いてる奴と同じだ。
別にワンピースは好きじゃないけど。
俺にとってはワンピースもBJも同じくらい糞って事。
それだけ書いたら気が済んだか?
結局ただのおっさん手塚信者のオナニースレだなw
>>273 手塚信者の布教活動はいつになったら終了するんですか?
アンチの扇動活動はいつになったら終了するんですか?
test
あぼーん
test
test
282 :
マロン名無しさん:03/01/06 00:48 ID:2eebUoqY
どうしようもなく遅レスでしかも何の役にも立たないけど
当時カウフマンという男はナチスに本当にいたよ。ゲッペルスの日記に出てくるの。
その人がアドルフのパパンのモデルなんだと思っていたよ…
test
漏れは手塚治虫は神だと思っている。
が、だからといって誰彼かまわずに「手塚作品マンセーしろ!」とは普通は言わない。
これはアンチも一緒。
掲示板という、顔の見えない会話だからといって、
議論のできそうのない只の誹謗中傷はやめようや。
今の話題より手塚はウヨかサヨかの話のほうがまだよかった。
んで、アドルフについてだけど、既にガイシュツなので省略。
大体言いたいこと言ってくれた。
285 :
マロン名無しさん:03/01/09 17:52 ID:TocIFDZY
何かで読んだけど、カウフマンって「商人」を意味するユダヤ系の名前らしい。
そして、ナチスは名前をユダヤ人かどうか判断する材料の一つにしていたらしい。
そしたら話が成立しなくなっちゃう。
286 :
マロン名無しさん:03/01/18 11:40 ID:U6yBLfnI
確か、ナチのユダヤ人の定義は最終的には「その者から家系を3世代まで遡った一族の中にユダヤ教徒がいること」ということになったんじゃなかったっけ。
ちなみに最初は「3世代まで」ではなく「5世代まで」だったが、それだとあまりに該当者が多過ぎて(笑)収拾つかなかったらしい。
アドルフ・ アイヒマンと言うナチスの処刑人は実在したよ。多分彼がカウフマンのモデルになったんじゃないかな
余談だけど、ドイツや欧州では子どもに「アドルフ」と名付ける親は
もういないらしい。
289 :
山崎渉:03/01/28 19:51 ID:???
(^^)
ご時世にイデオロギーが有効だと思っている馬鹿がまだいることが一番恐ろしい。
291 :
マロン名無しさん:03/02/15 18:24 ID:2Kq4cnOW
結局カウフマンが一番かわいそうだ
292 :
マロン名無しさん:03/02/19 00:55 ID:EFJaf+1x
デュッセルドルフとか、「ドルフ」ってどういういみ?
☆。:.+: ∧_∧
.. :. ( ´д`) ♪ 駄スレなのに
/ ̄ヽ/,― 、\ o。。。 こんなに上がるの
.:☆ | ||三∪●)三mΕ∃.
.:* \_.へ--イ\ ゚ ゚ ゚
+:..♪.:。゚*.:.. (_)(_) ☆。:.+:
☆。:.+::.. ☆:.°+ .. :
。*.:☆゚x*+゚。::.☆ο::.+。 *ρ
「なんでだろ〜♪」 「なんでだろ〜♪」
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
( ´Д`) ( ´Д`) ( ´Д`)
⊂ つ⊂ つ⊂ つ
.人 Y 人 Y 人 Y
し'(_) し'(_) し'(_)
QわZSDXFCTHこPTれL;、後PTSDM−0Jう゛ぃ4Qう゛ぉおJRFP:WんぎPDFJ:うJンB0CっぶおVんしJLKMSDふぃいKLKJmYんVLK
あぼーん
作者は戦争マンセー主義(っていうか帝国主義)だったのに
焼け野原を見て掌をコロッとかえた人
いずれ君にも
「テロへの報復マンセー主義(っていうか軍国主義)だったのに
テロで日本の大都会がめちゃくちゃになったのを見て掌をコロッとかえる人」がみられるよ。
あぼーん
あぼーん
301 :
マロン名無しさん:03/03/27 02:04 ID:1Hhw5GXW
>>297 当時の学校で作文の文章にたとえば
今次戦争はその作戦及び戦争の目的が間違っており、
速やかに軍を大陸や亜細亜から撤収することが必要だと思ひます。
大元師様の御聖断はよくないところがあらされますように
おもはれますので、、、、
などと書ける度胸のある奴ばかりじゃなかったんだよ。
302 :
マロン名無しさん:03/03/27 03:03 ID:mnT89ytx
確か編集者の都合でランプやあの刑事のその後、
イスラエル兵士となって彼がなぜあのようにならざるを得なかったか、
とかが書けなかったんだっけ。
是非とも見たかった。
304 :
マロン名無しさん:03/03/28 01:53 ID:4xJLAnJ4
ユダヤ人の悪業、特に中東におけるその暴虐残虐非道ぶりを、正面から描かせる
語らせる度胸のある雑誌やテレビの編集は、まずいませんぜ。
それほど、メディアや金融、国際政治においてユダヤ系の力は強い。
いつも、ナチスにやられて無残な虐殺をされたひ弱で無抵抗の苦難の歴史で
一方的な被害者弱者という神話ばかりが語られております。そういう宣伝を
派手に行う理由は、今現在裏側でやっていることを覆い隠すためです。
中国がチベットなどを迫害している現在には言及しないで日中戦争の被害者
2000万人といいつづけているのと同じです。
305 :
マロン名無しさん:03/03/28 10:03 ID:z9nLjsZo
あの漫画で一つ疑問だったのは例の文書を手に入れた峠のもとに各国のスパイが
訪れるシーン。文書を買い取るというスパイに対して峠は頑なに拒否するんだが、
それがどうも解せない。
そのスパイはアメリカやイギリスのスパイであったわけだけど、それらはすべて
ドイツの敵対国である。ドイツを、ヒットラーを破滅においこむという点では
共通の目的を持っているわけである。
すると、彼らに文書を手渡すことこそむしろ最善の手であったんじゃないかと思
えてならない。なのに彼はなぜ渡さなかったのか?
306 :
o ◆9ySIznTsmg :03/03/28 11:25 ID:IC8+QgLz
このマンガおもろかったで?
307 :
マンヴァさん:03/03/28 12:59 ID:tj7mURi0
>>305 私怨というか、弟がそれで死んだということに対する意識が強かったからじゃないのかな。
それになんのかんの言って投じの日本人の感覚からすれば、イギリスやアメリカは敵対国だから、今の我々の感覚よりも胡散臭く信用ならない存在だったんじゃないかな。
峠としては、弟の仇討ち的な意味で公にしたかったのだし、それを某国の情報機関に渡したとして、裏取引や何かに使われて闇に葬られないと言う保証は無いわけだし。
308 :
マロン名無しさん:03/03/28 23:12 ID:z9nLjsZo
>>307 峠の性格から言って、彼がイギリスやアメリカに敵愾心を抱いていたとは
考えにくいんだよなぁ。
また仮に彼がイギリス、アメリカのスパイを信用していなかったとしても
その彼がソビエトのスパイであるゾルゲに渡そうとするんだからおかしな話だ。
峠自身は渡す相手がゾルゲだと言うことを知らなかったとは言え、本多含め
あの先生もソビエトのスパイは信頼してたわけだ。
それもおかしな話だ。
まあ手塚漫画の不自然な点を言い出したら切りがないのだが・・・。
まぁ直感で「胡散臭い」と思ったんだろうな。
実際、あのへんのスパイに渡したところでうまくとは限らない。
むしろ口封じのために自分が殺される可能性すらある。
ゾルゲにしても、無条件で信用していたわけではなさそうだ。
ある程度確信を得られるまでは容易に渡さないつもりだったのでは?
カムイ伝に似てると思った
いきなり双子の弟が現れるところなんか特に
312 :
マンヴァさん:03/03/29 01:45 ID:o2ce4RlW
んー、ゾルゲかー。
手塚治虫って、基本的にキャラを描くときに、あンまりこう、行動に整合性や客観性とか持たせない方だからねぇ。
最近古本屋で、『人間共集まれ!』 買って、特にそう感じた。
どっちかっつうと感情主体でキャラを動かす。
だから勢いがあるときはもの凄いテンションなんだけどね。
313 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:03/03/29 04:40 ID:quEErtLh
初カキコでつ。
アドルフに告ぐは、消防の頃家にハードカバーの本があったので、
「あ、BJの人のマンガだ」と思って何気なく読んだ。
結果、見事にはまった。
事前にアンネ=フランクの日記などでナチスとJUDEに関する知識を
消防なりに知っていたおかげか、自分が恐れ多き「世界情勢」に絡む
人々のストーリーを覗けたような気がして、ものすごくドキドキした。
そして、何度も何度も、本当に何度も繰り返し読んだ。
おかげで、20代半ばを過ぎた今でもストーリーをソラで言えるくらいだ。
でも、大人になってからアドルフに告ぐを読んだ人が、当時のおれと
同じ興奮を味わえるかどうかは、疑問かも。
312さんもいってるとおり、あんまり1人の人物を深く掘り下げた描写は
得意じゃないみたいだし。人によっては「薄っぺらい」
という印象を持つのもむべなるかな。
得意というか、ひとりの人物を深く掘り下げるつもりの作品じゃないからなぁ。
あの時代の、異様な流れに身をおいたものたちを描いているわけだし。
ストーリー展開がポンポン進むので、変に掘り下げなくてよかったと思う。
峠とカウフマンの母親の結婚を、あっさり流したのもよい。
ネオ・ファウストも、展開急ぎすぎなところもあるが、勢いで読ませる話だから入念に描いていたら
かえってつまらなくなっていたと思う。
315 :
マロン名無しさん:03/03/30 01:30 ID:8f/EaI+a
アドルフに告ぐは、最初の出だしのパターンは、白黒映画時代の
ヒッチコック映画のパターンをそっくりいただいたサスペンスミステリー
仕立てだからね。
1から10まで説明されないと理解「しない」人にとっては
浅く感じるのかもしれないが…
また「読み手の理解力」とか言い出すバカが出てきたか・・・。
318 :
マロン名無しさん:03/03/30 09:57 ID:F0aVUiI7
これ描いていたころ、特に最後のほうは手塚さん病気で
弱っていたんじゃないの?!
だから、ベルリンオリンピックで始まるゆっくりした話の展開は
ぞくぞくする期待感をつのらせるけど、
最後の戦後の話の部分になると病気で体力・気力が減退したため
随分と雑になってしまったんじゃないかな。アシスタントの
絵が多くなったような気がするし。
ネオ・ファウストなんて病気によってヴォルテージが全く下がっていった
過程がもろ見えるよ。
ネオ・ファウストがボルテージ下がってた?
いやまぁ、ひとによって見方はそれぞれだろうが、(死期を悟っていたのか、悟ってなくても焦っていたのか)
むしろテンションあがりすぎて早く進めようと詰め込みすぎたと思っているが。
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
327 :
マロン名無しさん:03/03/31 03:20 ID:eHk1vvq0
アドルフに告ぐ
ヒトラーの出生の秘密 → 実はユダヤ人
カムイ伝
家康の出生の秘密 → 実は賤民
328 :
:03/03/31 06:27 ID:syAp2JrD
小坊の頃、オヤジが買ってた週刊文春の連載を
リアルタイムで読んで以来、20年近く読んでないのであいまいだけど、
二人のアドルフの因縁よりも
ヒトラーの出生の秘密を掘り下げた方がおもしろかったのに
と子供ながらに思った記憶がある。
俺はヒトラーの出生の秘密よりもそして2人のアドルフの因縁よりも
語り部の峠草平の出番をもっと増やして欲しかった。
あの人カコイイすよ
331 :
マロン名無しさん:03/04/06 23:32 ID:1xtVyAnU
確かに晩年、主人公の出自にこだわる作品がカムイ伝の真似なのか、おおかったな。
陽だまりの木もそうだしさ。
>>331 陽だまりの樹が?
蘭学医師にしても武士にしても、出自のこだわりとはちと違うと思うが。
ともに歴史の主役になれそうな立場にありながら、体制というか思想に殉じた武士(名前忘れた)と、
医師という立場を貫徹し福沢のようにはならなかった良庵と。
333 :
328:03/04/13 02:07 ID:???
>>329 >峠草平
ああ、かっこいいっすよね。早稲田出のスポーツマン(選手をやってたんだっけ)
はじめて読んだ回が律儀にドイツ人の奥さんに1円を借りて返しに来たところが。
奥さんが「いやだわ私人妻なのに、なにをときめいてしまったのかしら」と思った顔が色っぽかった。
のちに二人は再婚するのだけれど。
峠タソのレイープには萎えた
>>333 1936年当時の1円の価値って、いまの貨幣価値に直すといくら位なんでしょう?
336 :
マロン名無しさん:03/04/15 10:06 ID:GFHVoeqN
戦前かぁ。戦争直前では為替相場は1ドルが3〜4円ぐらいだったはずで、
当時の1ドルは今の価値の10倍〜20倍だとかいうから、
今の価値で300円ぐらいかな???
337 :
マロン名無しさん:03/04/15 10:11 ID:ovXJ1u+k
338 :
マロン名無しさん:03/04/15 11:57 ID:8E47mUFi
>>336 ドルだって戦前に比ると現在はかなり価値が下落しているのだから、その計算は単純過ぎるだろ。
ちなみに昭和初期の東京の中心部ではタクシーは短距離ならどこでも1円だったらしい。
渋谷の一戸建ての相場が2、3千円ぐらい。
零戦の建造費が数万円。
ここはオタクなインターネットですね。
340 :
マロン名無しさん:03/04/16 01:24 ID:d4DGspWC
だからさ、戦前のドルは今のドルの価値の10倍〜20倍だと書いている
のだが。。。
341 :
山崎渉:03/04/20 00:06 ID:???
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
アセチレンランプのおっさんが娘さんが峠に犯された事を知ってたのは
やはり解剖とかしたからでせうか
343 :
マロン名無しさん:03/05/18 01:22 ID:vOO+Qrqp
昭和一桁だと少年倶楽部一冊が一円五十践くらいのはず。
おもろいよ
345 :
犬将軍:03/05/18 19:07 ID:gewrjrPX
偉そうなことは言えないけど、
「正義というものについて考えてもらえたら……」
っていうのが手塚の願いだったんじゃないかな。
スレ読んできたけど、みんなの批評は有益なものではないと思う。
信者がどうのこうのとかさ、もういいじゃん。
よい印象を受けようが、批判的な感想を持とうが、読者が何かを考えるのは事実。
それだけでもこの漫画の存在意義はあったと思うよ。
人の感想に左右されず、自分自身が読んで考えたことを大事にしてほしいもんだ。
別に自分のレスが有益なものだとは思っちゃいないが。
たんに感想述べてるだけで。
347 :
マロン名無しさん:03/05/24 18:49 ID:xBN9yLTi
>>15 もちろんコヴァか椰子よしのん痢「戦争論」でしょ!
bb
349 :
山崎渉:03/05/28 10:16 ID:???
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
今コンビニで売ってるよ!
351 :
マロン名無しさん:03/06/02 22:00 ID:KwH5CGkI
俺としては主人公が超DQNに思えてならない。
しょっぱなから、弟との約束の時間を守っていれば弟は死なずに済んだ。
その後例の「秘密文書」を大事に保管したがそれに一体なんの意味がある?
さっさとスパイに渡してしまえば戦争も早く終えていた気がする。
後生大事に隠して結局あのラストじゃ・・・
なんの意味もなかったってのが意味があるんじゃない?
峠は弟の仇もさほどこだわる様子もなく(そんな余裕もなかったが)、あの書類もただ保管していた
だけだったが、それにこだわったひとたちが右往左往してさんざん引っかき回したあげく、最後に
陽の目をみたときはヒトラーはすでに死亡、なんの意味もなかったという皮肉。
353 :
マロン名無しさん:03/06/07 12:13 ID:vnYEn5zg
最後に出てくるアドルフの息子は
カミルかカウフマンか
どっちの息子だ?
カミルでしょ。
カウフマンの妻子はカミルに殺されてるんだから。
>>309 亀レスだがアレがドイツのスパイである確証が無いからでしょ
357 :
マロン名無しさん:03/06/09 18:47 ID:w7iN8Vni
コンビにで購入して、昨夜読み通したが、このスレの前半に書かれているような
右左的な思想はそれほど感じなかった。そもそもこの作品のテーマが己の正義に従うという
ところであって、その正義の曖昧さ不安定さがこの作品の売りだろうから、右翼だけでなく
左翼の描写もはたからみてオカシイと思う部分もあった。ユダヤ人の傲慢さもイスラエル関連で
それなりに書かれているし面白かった。
後、外人が書いたかのように徹底的に日本人は出っ歯だったり目が細かったり醜いところを
強調して外人を人形の様に書いているのは、ちょっと笑えた。
358 :
マロン名無しさん:03/06/09 18:49 ID:XAr3N4ye
主役の容姿がカッコ悪いんだよな。
手塚治虫は自身の容貌にコンプレックスを強く持ってるから
なんつーか容姿的にちょっとてのが多い。
話は面白いのに。
カウフマンかっこいいじゃん
360 :
マロン名無しさん:03/06/09 19:08 ID:XAr3N4ye
語り手の記者はカウフマンよりさらにかっこいいじゃん。
峠、かっこいいと思うがね。
カウフマンに対して毅然と父親の姿を見せていたし。
義理とはいえ、息子と正面から殴り合える親父ってのはかっこいい!
363 :
マロン名無しさん:03/06/09 21:50 ID:XAr3N4ye
>>361-362 いや性格のことじゃなくw
性格はかっこいいの当たり前じゃん、手塚の願望なんだから。
容貌が手塚作品によく出てくるしょぼい脇役顔だなんだよ。
そりゃ主人公は三人のアドルフ、自分は狂言回しだと最初にいってるからね。
進行役があまり目立っちゃまずいでしょ。
でも峠は周りの人から男前って言われてるよ
366 :
マロン名無しさん:03/06/09 22:31 ID:lB8tYDlZ
自虐史観に染まりきった糞漫画
皆が言うほど、名作ではないな。
具体的にどうぞ
漏れの中では名作だから別にいいよ
370 :
マロン名無しさん:03/06/10 10:55 ID:DjYVkq3f
>その後例の「秘密文書」を大事に保管したがそれに一体なんの意味がある?
>さっさとスパイに渡してしまえば戦争も早く終えていた気がする。
>
史実では開戦前にガセということで決着済みだ。
いくら漫画でもそんな無茶苦茶な設定にはできんよw
ツマンネ
372 :
マロン名無しさん:03/06/11 19:14 ID:PDIZ2fhh
>>366 小林の戦争論にかぶれきったヤツはあれと反対の立場の作品は
すべて糞になるんだよね。自分の頭で考えることができなくなるんだよ。
ただ煽られているだけ。何が自虐史観なんだかバカが勝手に作りだした言葉
じゃないか。
戦争論もアドルフも傑作だよ。
あんまり過剰反応するとかえってバカに見えてしまうぞ。
太平洋戦争はアメリカの仕掛けに乗って開戦した事になってるぞ。
どこが自虐なんだか。
浅はかではあったかもね。
パレスチナで虐殺しまくったユダヤ人アドルフがのうのうと生き延びたのがむかつく
最後は全員まともな死に方はしてないじゃん。アドルフ3人は。
交通事故はまともじゃないのか?
380 :
マロン名無しさん:03/06/13 20:30 ID:kclF+K4m
俺にとってはかなりの名作
381 :
353:03/06/13 21:05 ID:+Iwcc+0Z
>>354 いや、俺が言いたいのはそういうことじゃなくて。
カウフマンがレイプしたときに、妊娠して出来た子供かどうかってこと。
あぼーん
>381
すぐに出来た子のようには見えなかったけどな。
勝手な思い込みですが。
384 :
マロン名無しさん:03/06/13 22:48 ID:juQp2t2X
>>374 本当はコヴァカや死けなされて悔しいんじゃないなの?
>>381 あの調子じゃすぐに結婚したわけじゃないようだし、カウフマンの子供ってことはないと思う。
もし出来てたとしても産まないだろうし。
作中にそれをにおわせる伏線がなかった以上、
エルザの子≠カウフマンとの子
と解釈するのが妥当なんじゃないかと。
あぼーん
『アドルフ』は好きな漫画だけど、もろ手をあげて称賛する気にはなれません。
独裁者をおちょくるのはいいとして、その独裁者をうんだのはほかならぬ大衆なのだという
肝心なところがあやふやにされていることや、日本の戦争責任うんぬんについてろくに
扱われていないこと等、手塚の歴史観の限界を感じてしまうのです。
結局、人種偏見・差別反対といういつものテーマ以上のところには到達できなかった作品だと
思っております。
そんなテーマだったの
この…ユダヤ人…め
なんでそういった視点から読むのかね〜
普通に漫画として読めよ。
まぁ受け取り方はひとそれぞれってことで。
ハイールッ!!!ヒットラーッ!!!!!
>なんでそういった視点から読むのかね〜
なぜって、そういう漫画なんだもん。
396 :
マロン名無しさん:03/06/14 18:30 ID:V4L9FLtr
歴史物として、はアメリカのテレビ番組のルーツのような黒人迫害史ものを
漫画で描こうとしたら原理的には可能なんだが、関西の汚らわしい黒人を
絵として見たくないという動機から黒人が出てくるとなんでもかんでも
因縁をつける団体がいるので、そういう作品は作れない。
アドルフも、「ユダヤ人差別に反対する会」とか称する団体が関西に
でも現れれば、封印されることになる。
おれも偉くなって
「パンと水だけの罰をあたえる!!」って言ってみたい
398 :
マロン名無しさん:03/06/14 19:52 ID:3KXTV6Tv
最近読んだ
最高だよ、すげー面白かった
ヒトラーの扱いとか手塚の考えは興味無いから、漫画として読んだ感想だけど
親友同士だったのに、最後には殺し合うなんて……(つД`)
現実にも元ナチがパレスチナに回るってのはあるものなの?
>>399 あの対決シーン、どちらにももっともな言い分があるのが哀しいね。
もう「そもそもどちらが悪かったか」なんて次元を越えてしまっている。犠牲者が多すぎて。
402 :
マロン名無しさん:03/06/14 23:16 ID:4vIeRFiT
>401
それが現在のパレスチナとイスラエルなわけで
ラストはちょっと不要な気がする。
あそこまで「その後」を書かないほうが
読み手に想像の余地があったと思う。
404 :
マロン名無しさん:03/06/14 23:51 ID:jkbey7tS
レイプシーンの描写がすごい。
こんなに単純かつ明快、それでいて深いレイプ描写は
手塚以外にはできないと思った。
405 :
マロン名無しさん:03/06/14 23:59 ID:CwJeE09o
>>409 でもカミルを勝たせたのを考えると手塚はカミルの言い分を優先した
のだと思う。ホロコーストの悲惨さは全体を通じて訴えられてたし、
決戦の時、カミルに父親殺しのことを言われてもカウフマンは反論しなかった
ことからも考えられるけどな
406 :
405:03/06/15 00:00 ID:tiq0h1tq
>>409を>>401に訂正
>>405 でもカミルも結局天寿を全うできなかったからね。
自分はあの勝敗に特に意味はなかったと思う。
結局こんなことしてちゃどっちも滅びるという意味で決戦前のカウフマンの独白が作者の本音だった
のかも。
戦争とはなにかという主題を扱おうという意欲は立派なれど、それを人種差別という切り口「のみ」で
描こうというその姿勢にはいろいろ言いたいこともある。
ユダヤ人が嫌いだからというだけで大衆は反ユダヤの男を総統として支持したとでもいうのだろうか。
独裁者はそんな単純な構造で現れるものではない。
そもそも反ユダヤのためにヒトラーはあちこちで戦争をしかけたわけではない。
日本が中国や東南アジア侵略を行なったのだって、人種偏見にもとづくもの(だけ)
ではあるまい。
この漫画はすべてを単純化しすぎている。
>>404 あの娘(ただし少女時代)、生々しくてとっつきにくい宮崎ヒロインという気がしないでもない。
>>408 それは読み方がちょっと単純すぎないかな?
ユダヤ人への嫌悪感があの戦争の大きな動力源だったとは描いていないはず。
ただ不景気が続いて、裕福な層が多いユダヤ人への嫌悪感が、排斥運動そして人種差別へと
つながっていったのは事実だろうし、描いてもいるがそれがすべてとは読めないな。
そんな台詞あったっけ?
>ユダヤ人への嫌悪感があの戦争の大きな動力源だったとは描いていないはず。
ユダヤ人排斥・虐殺はヒトラーの悪行のうちのひとつでしかない。でも、手塚さんのあの描き方
では、反ユダヤ主義の理念がまずあって、そこからすべての悪行が演繹・実行されたかのように
読まれかねない。そもそもどうしてドイツ国民がユダヤ人をあそこまで憎むようになったのか、
そこが十分には描かれていないように思う。
つけくわえると、アドルフ・カウフマン少年が反ユダヤに染まるに至る過程(ヒトラーの秘書見習いの頃)が
早急な感じを受ける。ユダヤ人の親友の父親を銃殺せざるをえず罪悪にさいなまれたり、ほれたユダヤ人美少女を
国外脱出させるために駆け回ったりしていた純情少年が、どうしてああもあっさりハイル・ヒトラーしてしまう
のか。普通、葛藤をおこすと思うのだが。
>>411 そのへんに触れようと思えば第1次世界大戦後からの欧州情勢を描かなければならなくなるから
ある程度は端折ってるんだろうね。
そもそもカウフマンも当初は日本に在駐してたんだし。
主人公視点になるのは多少は仕方ないかと。
自分は特に偏った描き方をしたとは思わなかったな。そのへん触れたらどうしてもテンポが悪くなるだろうし、
まぁ気になるひとには気になるのかな。
>>412 全体的にテンポは早い気がした。
カウフマンの変貌ぶりの他にも、峠の結婚話なんて全然端折ってたからね。
ネオファウストもそうだったが、手塚さんの晩年の作品は急展開なのが結構多い。
ただないならないでかまわないとは思ったけど。
カウフマンはそもそも混血であることを気にしていたし、ひとつの旗の元で自分の存在をはっきり
させたがっていた。だからあの変貌ぶりも急ではあっても、意外な感じはしなかったね。
>そのへんに触れようと思えば第1次世界大戦後からの欧州情勢を描かなければならなくなるから
それを抜かしていきなり人種問題から描いてしまっている。人種偏見だけで独裁者それにファシズムが
うまれるとでもいうのだろうか。なんでも男性優位社会制度のせいだと言い続ける一部のフェミニズム系
言論と同じようなロジックのすり替えをこの漫画に感じるのは私だけではないだろう。
>カウフマンはそもそも混血であることを気にしていたし、ひとつの旗の元で自分の存在をはっきり
>させたがっていた。
ならばよけいアーリア人種優等説にたいして葛藤をおこすものだと思うんだけど。
日本の戦争責任、侵略責任について非常にあいまいなことも気になる。
戦争反対が終生のテーマであるというのは立派。でも、「戦争反対」はイコール「すべては戦争が悪い」ではない。
悪いのは、戦争をしかけた「人間」である。空襲の描写をとおして、戦争の恐ろしさがこの作品では強調されるが、
その恐ろしい 戦争を起こしたのはそもそも誰なのか。ほかならぬ日本である。
自らの原体験でもあるあの戦争を描こうという気持ちは理解できるし、立派でもある。ほんとうに
正面から描くとなれば、どうしたって加害者としての日本という主題が避けられない。 でも御大は、
それを「戦争反対」にくわえ「人種差別反対」という観点を強調することで、たくみに (あるいは
無意識な計算のうえ)回避しているように思えてならない。
そういう手塚の限界を『アドルフ』に感じました。
>>415 おそらく自分の中にある日本人の血はなかったことにしてたんじゃないかな。
ナチスの中でも純粋なドイツ人てことで通していたっぽいし。
(それでも一部にはバレていたようだが)
だからカミルや峠のように、隠し通せない相手から混血のことを指摘されると、葛藤というか
猛烈に嫌な顔をする。
日本人は2流だが、模倣等には優れたところもある、などと峠に言った台詞で自分自身を
なんとか納得させていたんだと思う。
まぁそのへん描いてもよかったけど、話の展開上飛ばしちゃったんだろうね。
正直、ランプは悪くない。
悪いのは峠だろ?
と思ってます。
職務と私怨がごっちゃになってる。>ランプ
弟を殺されたんだから峠の行動もわからんではないが、結局はラストの対決と同じく
「どっちが悪いか」はもう意味がない関係かな。
>>408みたいな読み方はどうかと。
アドルフに限らず手塚マンガってのは皆単なるエンターテインメントだろ。
例えば初期の代表長編のジャングル大帝も一見温かい印象の作品ながら
民族主義にも近代主義にも向けられた不信感が漂っている。
これを民族主義と近代主義の調和を訴えた作品と読むのは
作品の中に安易に教訓とスローガンを求めるようなもんだ。
ここが問題。
アドルフも教訓もスローガンも引き出しようがない、単なる人間ドラマとしての作品。
テーマがあるから素晴らしい、教訓やスローガンがあるから素晴らしい、
ってのは中学生の時に誰もが陥るような余りに短絡的な思考だね。
アドルフにそういったものを求める輩には、
ねじ式に哲学的テーマを求めた某評論家を彷彿させるものがあるよ。
>アドルフに限らず手塚マンガってのは皆単なるエンターテインメントだろ。
>
>例えば初期の代表長編のジャングル大帝も一見温かい印象の作品ながら
>民族主義にも近代主義にも向けられた不信感が漂っている。
一番最後の行には首を傾げてしまうんだけど、もしそうだとすれば、『大帝』は単なるエンタメでは
なかったということになりませんか。
>アドルフも教訓もスローガンも引き出しようがない、単なる人間ドラマとしての作品。
ああ手塚さんも浮かばれない。
>>417 >ナチスの中でも純粋なドイツ人てことで通していたっぽいし。
別に秘密でもなんでもなかったと思われ。
この作品で最も違和をおぼえたのは、陥落後のパリから帰ってきたアドルフが、ベッドで
ドイツ人万歳とか思っている2コマの場面。あれいらないと思う。
繰り返すけど、この漫画はすべてを人種問題に還元してしまっている。そのおかげで物語がわかりやすくなった反面、
御大が自画自賛していたほど正義や国家という主題を掘り下げた作品とはどうしても思えなかった。
なんでこんなに難しく考えてる奴が多いの?
漫画として面白いんだからそれでいいじゃん
”大目に見るべき”漫画と
”大目に見るべきでない”漫画の二種類があるだろ。
ジャンプ漫画や馬鹿漫画に野暮な突っ込みは厳禁。
手塚漫画はどちらかってと二時間ドラマみたいなエンタメを目指して描かれたものだろ。
綿密な時代考証(w)に基づき高尚な(w)テーマなどを描くのを目指して描かれたものでは少なくともない。
哀しきことに手塚にとって漫画とはアニメを作るための金作りの道具に過ぎなかったんだしね。
>御大が自画自賛していたほど正義や国家という主題を掘り下げた作品とはどうしても思えなかった。
いいんじゃない? 読み方はひとそれぞれだし。
手塚さんがこの作品についてなんと語っていたかは興味あるな。
でも、峠みたいな人物は、当時は、現実に1万人に1人位しかいなかったんだろ?
やはり手塚の戦後史観から描かれたものだってのは素人の俺にもわかった。
でもアレはかなりの名作だと思う。
>綿密な時代考証(w)に基づき高尚な(w)テーマなどを描くのを目指して描かれたものでは少なくともない。
↑シャレだよねこれ。
>でも、峠みたいな人物は、当時は、現実に1万人に1人位しかいなかったんだろ?
ホントかよw
早稲田卒、もと長距離走選手、ドイツ語堪能、英語もできるドンファン。
100万人にひとりとか。
さらに弟をナチスに殺されて怪しげな秘密文書を託された人物となると‥‥‥
1億人に1人・・・・という事だな。
あ、当時の人口は300万人位かw。
ちょっと待て、300万人は少なすぎだろ
436 :
:03/06/17 07:57 ID:???
戦争の原理はつきつめればイデオロギーや人種的な偏見からのものではない。
純然たる経済的なものなのだ。
ただ、大破壊をするうえでの産出というパンピーにはわかりづらい経済活動なので
パンピーにはもっとわかりやすく高揚力に満ちたお題目が必要なのだ。
それがユダヤ人迫害や大東亜共栄圏思想だよ。
まぁユダヤ人迫害はなにもヒトラーが最初に言い出したことではないのだがな。
何しろ人種的な事で戦争が簡単に起こり得るのならアメリカなんぞ内紛だらけだ。
経済的な側面が大きいのは事実だが、「純然たる」というとどうかな?
それこそ純然たるイデオロギー戦争、人種差別戦争がありえないのと同様、経済面にしても
それのみってことはない。
経済のほうが要因としては大きい。圧倒的に大きい。
経済だけじゃ、とうに終わっているはずの戦争がだらだらと果てしなく続いている例もある。
愉快犯のあほにしクソが潜伏してるらしいから、マジレスする時は彼のことを思い返してみてね。
日本が戦争をやめた(降伏した)のは、資材がつきたから。つまり、経済が破綻したから。
だらだら続くということは、まだ経済は破綻していないということなのです。
大手塚先生が人種問題になぜあれほどこだわったのかその訳が知りたい。
シュマリでアイヌ問題をやろうとして尻切れとんぼに終わった代償行為か。
でも国内にまだ琉球民族や在日韓国・朝鮮人問題があるんだけど。
443 :
マロン名無しさん:03/06/18 15:30 ID:hy4nB/Tl
歴史ロマンをヒューマニズムで描こうとしたからでしょ。
>>442 学生時代、米軍人にわけもなくぶん殴られたことがあるそうです。
445 :
442:03/06/18 22:11 ID:???
答えになってますか?
446 :
マロン名無しさん:03/06/18 23:36 ID:lLc4TUAI
ヒトラーじゃなくてヒットラーといえ
ドイツに行きたくないから家出までしてたカウフマン坊やが
どうしてあそこまで変わってしまったかっていう掘り下げがちょっと足りない気がする
最後の台詞は「この・・・ユダヤ人め」なのにね。あんな仲良かったのに
家出はまだ小さい頃だし、ドイツのことをよく知って嫌ってたというより住み慣れた土地・友人と
離れたくないからってのも大きかったと思う。
ナチスの中で変わっていく過程はたしかにもう少し見たかった気もするが、あのようになったのは
ごく自然な感じもする。少女の逃亡事件が人間不信にさせたとすれば、あとは一直線だったろう。
450 :
442:03/06/19 14:46 ID:???
ヒットラー総統ォォォォ!!!!
>>450 だから答えじゃなくて問いなんでしょ442って。
453 :
442:03/06/19 17:31 ID:???
>452
馬鹿ですか?
ていうか、
>>442が力説するほど、手塚漫画が人種問題にこだわっているとは思えないが。
人種問題を扱った作品も描いてはいるが、その程度でしょ。
アドルフの中においても、狂った時代のひとつのスパイスとして扱われているくらいで。
そこまでひっかかるひとがいるんだ、ということの方が意外。
>手塚漫画が人種問題にこだわっているとは思えない
全般的には確かに。
ただこの作品に関してはメインテーマでしょう。
なぜこの作品で人種問題をとりあげたのかということ。
443、444では傍証にはなっても決定打ではないでしょう。
物事に決定打なんて無いよ
たんに描きたかったからでは?
手塚さんの作品量を思えば、人種問題をテーマにした作品のひとつやふたつ、あっても不思議じゃないけど。
どういう会話の展開を期待しているのかよくわからないな。
>>455 >443、444では傍証にはなっても決定打ではないでしょう。
作者そのひとがよく口にしていましたが。昭和リメイクのアトムの企画書をみると、ほえまくってます御大。
あと、本人はどう思っていたのか知らんがどこかゲテモノ趣味があるぞ手塚。
459 :
マロン名無しさん:03/06/21 08:50 ID:9nIhWpe8
この作品を見て、ナチスに傾倒したり、人種差別に目覚めた少年が少なくないと
私は思う。いまや祖国日本は欧米による巧妙な罠に落ちて不況と失業に苦しんで
居るが、その理由は、売国奴の政治家や国内に多数居る、、、、
ゾルゲの映画見てきたんだが、
あとがきに手塚さんが
キャラクターの名前はお隣に住んでいるドイツ人のお名前を借りた
とかあって、ナチスまでだすんだから、そんな安直な名前のつけかたすんなよ。
と子供心に思ってがっかりした。
レイプシーン多い
ヒットラーがユダヤ人って本当なの?
>>463 20年位前、その説は隆盛だったけど
現在ではその可能性は無くなったらしい。
歴史の週刊誌に書いてあった。
この漫画、主人公がレイプマンなのがどうもw
466 :
マロン名無しさん:03/06/22 14:34 ID:1MFr7lRz
レイプシーンが蛇に飲み込まれて溶かされる表現だったね
〜ご想像にお任せします〜よりリアルだけど
あぼーん
>>464 自分も聞いたことはあったんですが、真偽は知りませんでした。解答ありがとうございます。
>>466 うん、あれ気持ちわるかった。目がつぶれてたりして残酷さがひきたってた。
一人さ処女で掘られた後飛び降りて死んだ女いたじゃんよ。
可愛そうだったな。
>>468 デアゴスティーニの『週刊100人』の第2号はヒトラーについてだから
読めば?
ユダヤ人説についても触れてるし、ヒトラーの少年時代についても
触れてるから、結構初心者にはイイ!
>>470 でも自分から峠タンを誘ってるんだよね。
峠タフすぎ矢吹ジョー並
474 :
手塚眞:03/06/25 15:54 ID:???
y(。T 。)y
峠はもてるなあ
水木しげるのヒトラーとどちら面白い?
水木のはヒトラーを主人公にした伝記っぽい。個人的には傑作と思うけど。
アドルフはヒトラー出てくるけど本筋じゃないし‥‥‥。
たんにその時代を代表する人物としてしか描かれてない。
あの棒線目のブサイコ先生がタバコ拷問されてるときに
ちょっと綺麗に見えた漏れは逝ってよしですか?
>>475 週刊文春の読者層はオッサン。
願望充足マンガか。
481 :
マロン名無しさん:03/06/29 06:18 ID:uvBCUOEd
>>1 ナチスドイツが不良アメリカ人と一緒に 5000年ぶりに復活した究極生物と戦う漫画の方が 面白いYO!
やはり手塚治虫は神だった。
JOJOってイギリス人だろ。
2部のジョセフはアメ公
っていうか新米のアメ公
つうことでアメ公
488 :
マロン名無しさん:03/07/02 06:27 ID:DXq7DQcD
ヒットラーはユダヤ人だったという話は、手塚自身が「何かの本で読んだ」と
「アドルフに告ぐ」のあとがきに書かれていた。
それを読んで「考証もとらずに描きはじめたのかコイツは・・・」と怒りを覚えたが、
同時に「よくユダヤ人団体から抗議がこなかったな」と感心?した。
>>464のいうとおり当時はそれが定説だったとしても、無事に連載を終えられたのは
奇跡的じゃないか?
489 :
マロン名無しさん:03/07/02 09:27 ID:LTL0YCsy
4巻まで揃えたが5巻が本屋に無ーい!5巻の内容をサラッと教えてちょ。
ただの読み手側の人間が
どう批評しようとそれは自由だが、
手塚様と同じ、作り手側の人間が
手塚様の作品をこきおろすのは許せん。
それはいわば、
やたらとハリウッド映画をつまらんと批判する、
井筒監督のようなものだ。
でもやっぱり、つまんねぇ映画はつまんねぇ。
>>488 ヒトラー本人も気にしていたらしくて、極秘に調査もさせていたという記録があるそうです。
そもそも東欧から中欧にかけては、昔からユダヤ人の往来や定住が多かったところです。
その中でも、ヒトラー出生地の南ドイツなどは特に様々な民族が定住していた。
だから、ヒトラー自身もどの民族か特定できない顔立ちをしている。
そもそも、彼が画家を目指していた若い頃の友人にはユダヤ系が多かった(近代以降のヨーロッパの芸術家にはユダヤ系が少なくない)。ちなみにヒトラーが初めて付き合った女性もユダヤ系だ。
後々、これら友人達の運命は総統になったヒトラーの政策のお陰で暗転するのだが、少なくとも若い頃のヒトラーには反ユダヤ的感情とは無縁だったのだろう。
>>493 オーストリア併合が決まった後、ドイツは真っ先にSSの分遣隊をヒトラーの故郷の役場に急行させて、彼の出生証明書(日本の戸籍に相当)を没収したそうですが。
果たして彼の出自の真相はいかに。(戦後の調査は政治的な臭いがプンプンしますし。)
495 :
マロン名無しさん:03/07/03 17:53 ID:lNMMRqIV
大阪弁の奴好きだったのに、久しぶりに登場したら不細工になってて
ショックだった。
大人になったアドルフカミル、のことか。
イスラエルに移住してからは、随分と手を汚したらしいからな。
当初はそこら辺の経緯をかなり書き込むつもりだったのだが、
途中から週刊文春の編集長が変わってあえなく打ち切りの羽目に。
JOJOで思い出したけど
この漫画のナチスとJOJOのナチスは
同じ組織とは思えないよね
>>497 あれほどの科学力あったら、ドイツ勝ってるって。
カウフマンって、ほんとはユダヤ系に多い名前なんだよなあ・・・
マンとかシュタインとか、ベルクとかつく名前はたいていそうなんだ。
御大、ご存知なかったのかしらん。
手塚の鉄腕アトムは、原子力のイメージアップで国の原子力政策に
多大な貢献してるから、手塚を思想的に左とは一概に言い切れないね。
若い頃は左翼思想にかぶれていた時期があったみたいだけど、それは
右翼的発言で有名な保守系政治家たちにもよくある話だし。。。
>>499 自称国際ジャーナリストの落合信彦が本に書いてたが、
「20歳になってもアカくならない奴はバカだ。20歳過ぎてもアカい奴もバカだ」
つまり手塚はバカではなかったのだろう。
原発反対を公言していました。
「20歳過ぎてから共産主義に興味のない者は心が無い。しかし30歳過ぎても共産主義者なのは頭が無い。」
確か20世紀前半のイギリスの保守政治家の言葉だったと思います。
大ボラ吹きの「狼中年」落合信彦にバカ判定されても、今更誰も聞く耳持ちませんよ。
503 :
マロン名無しさん:03/07/12 03:23 ID:eGafOVxW
スパイ・ゾルゲという映画が作られました。
それと関連する書物を読むともっと面白くなります。
504 :
マロン名無しさん:03/07/12 04:06 ID:eAS9+uXn
芸術を愛する俺は、最近、資本主義に疑問を感じつつある…
現実にヒムラーやメンゲレのやった事を思うと身の毛がよだつ。
あぼーん
507 :
マロン名無しさん:03/07/12 10:43 ID:5I7ib76b
>>502 「確か20世紀前半のイギリスの保守政治家」ってチャーチルね
508 :
マロン名無しさん:03/07/13 02:38 ID:OVCXoB64
御前会議などの内容はソ連だけでなくアメリカ側にも漏れていたことが
分かっている。尾崎が各国に漏らしていたのか、あるいはゾルゲは
必ずしもソ連向けだけのスパイではなかったのかもしれない。
日本にも戦争反対(特に対米戦争には)を願うものは政府首脳だけでなく
軍の内部にもいたが、とにかくそういった声は軍の強行派によって
封じられ弾圧され、場合によっては特高によって捕らえられ留置、
拷問や獄死させられた。吉田茂も、戦争の末期にイギリスとの和平交渉を
願う方面から頼まれて潜水艦で秘密に国外に出る計画であったが、漏れて
逮捕され留置されて終戦間際まで閉じ込められて居たぐらいだ。
509 :
:03/07/13 05:59 ID:E/lLCm2T
ヒットラーはユダヤ人というのはニュルンベルク裁判でもそれが議題に
あがったそうです。叔父さんがユダヤ系でそれを知ったため
ヒトラーがあんな風になったのでは、と推測されたそうです。
結局、裁判では実証出来なかったそうです。
歴史群像のアドルフヒトラー権力編(多分)に書いてありました。
510 :
マロン名無しさん:03/07/15 01:07 ID:qrBAoSUN
ベートーベンの障害を描いた作品をぜひとも完成して欲しかった。
それは内容の傾向から言ってもアドルフに次ぐ作品になったはずだから。
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
512 :
マロン名無しさん:03/07/16 11:59 ID:GSSAIKbC
>>510 どの辺が・・?
あれはありえないだろ。
絶筆で言えば漏れはゴブリン男爵の続きが見たい。
>>510 共和制、そしてナポレオンへの期待と失望まで描かれていけばまだ評価もできたけど
あの段階じゃまだなんとも。
しかし手塚漫画っていきなり年をとるよね。ブッダもそうだけど、あのベートーベンも年齢不詳。
「スパイ・ゾルゲ」を観たんだけど、「昭和○○年」とテロップが出る度に
「アドルフ(カウ)がドイツへ行った年だ…」とか
「今ごろパン屋アドルフが本多を探して走り回ってるんだな」とか
そんなことばっか考えてシマタ。
516 :
マロン名無しさん:03/07/17 13:54 ID:ckiEIdD/
「ルードビッヒB」はリアルで読んでいましたが、傑作の予感がしていましたよ。途中で終わったのが本当に残念。
>>508 吉田茂も(中略)逮捕され留置されて終戦間際まで閉じ込められて居たぐらいだ。
これ、吉田茂が戦後首相となるときに「東条に睨まれた和平派」というイメージを作るために流した自己宣伝という噂がありますが。
終戦前の2,3日間なぜか自分から留置場に入っていったそうで、東条は全くあずかり知らぬことだったそうですが。
真相はどうなんでしょうかね。
私は個人的には外務省の英米派というのは色々な面で非常に「臭い」と思っております。
517 :
マロン名無しさん:03/07/22 14:29 ID:S3lOIHjK
何よりバンパイヤの続きが見たい。
そして火の鳥大地編の続きも見たい。
518 :
マロン名無しさん:03/07/22 14:35 ID:1DhRvgYF
これ昔読んだんだが5年以上前に読んだからイマイチ内容をハッキリ覚えてない・・・
誰かおおまかな詳細キボン
あぼーん
あぼーん
>>518 日本で行方不明になったヒトラー=ユダヤの出生の秘密文書を巡って
ゲシュタポと日本人記者のトーゲ、ゾルゲの与する共産主義組織が争奪戦を繰り広げる。
一方で在日ユダヤのアドルフ・カミルと日本人の母親とゲルマン系の父親を持つ
ヒットラーユーゲント所属のアドルフ・カウフマンの皮肉な運命を描く。
最後はカミルとカウフマンが一騎打ちしてカウフマンがあぼーん。
522 :
マロン名無しさん:03/07/24 06:57 ID:byXxKnrd
「どろろ」おもろい
誰かが描き直せば今でも通用する
中途半端に終わったから
523 :
マロン名無しさん:03/07/24 11:55 ID:yOmY4jlD
>>522 しかしあの終わり方から見ると、当時は人気が無かったのだろうか?
>>523 当時は劇画ブームの真っ最中だからね
手塚が一番沈んでた時期
>>524 そっか、どろろは出てくるのが早すぎたのか
526 :
マロン名無しさん:03/07/25 10:55 ID:RX8+zZdI
>>524 「アドルフに告ぐ」が描かれていたのは80年代だぞ。
その頃は確かラブコメの全盛期じゃなかったか。劇画ブームはとうの昔。
しかも掲載誌は週刊文春だから、手塚治虫が70年代初めのほんの一時期少年誌で連載が途絶えたこととは全然関連性がない。
「アドルフに告ぐ」のあっけない終わり方は週刊文春の新編集長に一方的に打ち切られたから。
当初の構想では戦後編も詳しく描くつもりであったそうな。
ちなみに「アドルフに告ぐ」の単行本は当時漫画としては珍しくベストセラー入りした。大抵の本屋では一般書籍の棚で結構長い間平積みされていたっけ。
このマンガのせいで「ヒトラーはユダヤの混血」って本気で信じてるヤシがいるからイヤだ。
ドイツ第三帝國なら小林源文。これ定説。
「どついたれ」も最後まで見たかったなぁ。とか言ってみる
>>528 このボケ!誰が史実だと言った、アレはマンガだ、歯を食いしばれ!
源文いいよな。
「アドルフに告ぐ」で薀蓄たれてる素人にはオススメできないが。
スレ違いのことをいっている源文オタは、パソコンに向かわずプロテイン飲んで鏡の前で自分の肉体にウットリしてろ。
その後迷彩服着てエアガン担いで野山駆け巡り、そのまま二度と帰ってこなくていいぞ。
536 :
マロン名無しさん:03/07/29 22:14 ID:yQrZvhc6
test
アドルフについて充分な解釈も示さずに自分が上だとでも言わんばかりのヤシには
「これだから知恵も教養もねえ奴は」って言葉を贈ろう。
538 :
マロン名無しさん:03/07/29 22:41 ID:XVEpa/oe
由季江ってエロい・・・
ゾル毛もエロい
540 :
マロン名無しさん:03/07/30 02:15 ID:5mtkM62+
ドイツ語で、ADOLFという単語が本来持っている語感、意味はどういった
ものなんだろうか?
権造
543 :
マロン名無しさん:03/07/31 02:40 ID:Vh3b0h9L
では、ついでに、ヒットラーという単語が本来持っている語感、意味は?
>>534 源文マンガの目的は戦争物としてのカタルシスを与えるコトだろう、
アドルフは人間ドラマだからな、ジャンルがそもそも違うワケだ。
ソレ考えた上で、源文はいいよなに全面的に同意なんだけどな。
昨日の「その時歴史」でぞるげの顔写真を初めて見たけど、
御大の描いたぞるげ激しく似てる。
御大もやっぱ絵描きなんだなー (w
無知脱線sage
(^^)
547 :
マロン名無しさん:03/08/02 14:44 ID:05IKs5ET
まじめな歴史的ヒットラーを知りたいが漫画しか読めない諸君の為には、
水木しげるがヒットラーを描いた漫画があるから、ぜひ読みなさい。
如何に彼とその側近が、きっかけを得て権力に登りつめていって、
国を破滅させたかが、比較的良くかけている。
ハリウッド版の映画もあるよ。(マリーネ・デートリッヒがナレーションを
していたな。BLACK FOXとかいうような題だったとおもう。)
今ごろいってるよ‥‥‥。
549 :
マロン名無しさん:03/08/04 02:49 ID:+cyJ/3Lm
残念ながら未完に終わった藤子不二男の漫画で「ひっとらあ叔父さん」
という作品がある。本物のヒットラーの伝記じゃないけども、なかなか
なぞらえた雰囲気が鬼気迫るものがあったよな。最終的にどういう話の
運びにして終わりにする予定だったのかが知りたいと思う惜しい作品。
(たしか掲載誌の休刊で打ち切りになったはず)
あれは連載ものじゃないぞ…。
>>549 「ひっとらぁ叔父サン」は、単行本では完成した短編としてきちんと収録されていますが。
それともこの作品は当初の構想では長編のつもりだったの?。
だとしたら初耳。(どちらにしてもこのスレには全然関係ない話題だが。)
ラストでカウフマンが自分の人生を回想するのが、
まさにこの作品の面白さだと思ったが、
どうでもいいことに拘っている香具師がいるんだな・・・。
553 :
マロン名無しさん:03/08/10 01:11 ID:DcJAKVh5
>>551 君の読んだ「ひっとらあ叔父さん」のラストはどういう展開だったかね?
僕の読んだ単行本では、どうかんがえても、あれで結末だとは信じられない
ものだったが。(もしかしたら、最近ラストを付け加えたのか???)
>>552 俺は面白さを特定の人物に絞ることは出来ないけどな。
草平とかカミルとかカウフマンとかの主役クラス以外でも
それぞれの人間ドラマが面白くてどれかってのは難しい。
藤子Aの漫画、特に短編は
オチがオチじゃないようなものがいっぱいあります。
ひっとらあ叔父さんも例外に非ず。
>>553 読んだのは随分前だから、うろ覚えだが。
「ひっとらぁ叔父さん」は下宿先の主人にトランプ賭博を教え、二人は毎夜これに熱中。その内主人は会社の金に手をつけるまでに深みにはまり、とうとう最後には家の権利書まで「叔父さん」に取られた。
その後主人は頭がおかしくなり、家主となった叔父さんはヒトラーユーゲントを模したような町内の子供団体を率いて町の中心人物気取りで意気揚揚。
と言う感じだったかな。
平凡で善良な人間が悪意の訪問者によって破滅させられ、かつ彼の巧妙なイメージ操作と日常の実績作りで町全体が彼中心の雰囲気になってしまう、ブラックな後味の藤子Aの面目躍如な短編・・・・だと思ったが。
その後続編として短編をもう一つ描いてたね
でもそっちは余り面白くなかった
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
手塚スレあげ
>559
あぶねーあぶねー
その一言がなければ、てっきり藤子Aスレだと思った所だ
苦笑。
もう大体語り尽くされてしまいましたかね。
会う女ほとんどほれられてるよね!峠!
今四巻まで読んだけどあの女教師以外みんなだ…
男でも惚れるほどなのでしかたない
男でも掘られるほどなのでしかたない
頭が良くて運動神経もある若い男は、どんどん戦争に取られてしまう時代でしたからなぁ。
従って「いい女」ほど欲求不満になっていたかと愚考する。
エロい漫画だ
手塚はなんでもかけるんだな
さすが神
手塚のオナニー漫画だろ
この漫画で抜ける猛者がいたのか‥‥‥
ヤオイ好きには少年時代のアドルフ・カウフマンはたまらんものがあるようですな(笑)
手塚漫画のなかでまともな方だろ
573 :
マロン名無しさん:03/09/20 16:56 ID:qpdOc61R
実写にするなら峠は照英がいいと思う。
ナチスを扱った漫画の中では最高だが、
名作ぞろいの手塚作品中ではそれほどでもない
ナチスを扱った漫画をかいた手塚は神
劇画調の絵柄になってもランプやハムエッグを出してくれたのがうれしい。
ランプはアドルフに告ぐのが一番かっこいいよ。
577 :
マロン名無しさん:03/09/23 13:12 ID:wGuNAgi3
小城先生=リイコ
アドルフってマジつまらんじゃん。
手塚は何を言いたかったわけ?
ただのオナニーだろw
しかも絵は下手糞すぎる
>>578 オナニーであれだけの部数売れたなら、最早それは立派なAVだ!
誰も見てくれないし見ようともしない俺やお前のオナニーと一緒にするな!
つーかアドルフって誰なのよ?
あげ
手塚スレなのにあまり荒れないな。
もっと頑張れよあほにしのボケ。
分かったZE
僕はスレを荒らしたくなんてないんですよ、本当は。
小心者でうるさいのは嫌いなんですから。
カウフマンの幼少期から青年期の変遷が一つの見所だと思うのだが、
ユダヤに対して親近感をもっていた少年が、なぜ強烈な反ユダヤになっていったのかについて
描き方が少し雑な気がした。
587 :
マロン名無しさん:03/10/11 13:05 ID:fZjJWqeC
ユダヤに対して親近感を持っていたと言っても所詮幼少期の思い出だし。
親友と思っていたのがたまたまユダヤ人だったというだけ、という方が大きかったじゃないの。
>>543 ヒットラーという姓は、「異教徒の守護者」という意味だったと思う。
589 :
マロン名無しさん:03/10/13 16:55 ID:JFBQR3DP
アドルフ=高貴な狼
ヒトラー=異教徒の守護者
だとしたら、「アドルフ・ヒトラー」という名のドイツ語の語感をあえて日本語に表せば、
「異守貴雄(いもりたかお)」というところか?(笑)
この作品「カラテ地獄編」とイメージがかぶる。
それはたまたま君が両作品を同時期に読んでいたから、でしょ?。