絶対音感を持っている人にお聞きしたい

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427 ◆x/ey2LxE
12音の範囲でなら音当てできる程度の絶対音感者です。カラオケはキーが違うと歌えないこともあります。

昔クラシック板にあった絶対音感スレで、絶対音感の本質を見事言い当てた(と思える)意見がありました。
「絶対音感とは、音の高さを脳内にストックできる能力のことである」
よって、私の場合は「半音単位の絶対音感」だし、「Aの音だけは分かる」というのは「1音だけの絶対音感」、
1Hzの違いが分かるなら「1Hz単位の絶対音感」になります。
絶対音感は「持つ/持たない」の1ビット分岐な能力ではなく、さまざまな程度のある能力です。

>>100
 >あと、純正3度が気色悪い、などと言う人もたまに居るけどこう言う人は絶対音感を持ってるのか?
これだけなら、絶対音感とはいえません。
「平均律の3度が強く焼きつきすぎた」とても鋭敏な相対音感者と思われます。

>>131
 >Aグループ:
 >1:ラベリングができる
 >2:平均律からのピッチのズレやトランスポーズに違和感を感じる
 >3:よって、移調が不得手だったり、譜面がないとできなかったりする
 >しかし、自分は保持者なので1,2,3,それで当然だと思っている人達。
 >Bグループ:
 >上の事に気づいた段階で、これではだめだと思い欠点を解消すべく練習を積み重ね、
 >ピアノ(平均律)による絶対音感を保持しつつ、上の欠点を克服しようと努力する人達。
 >Cグループ:
 >Bグループの中から、それを克服した人達。
「平均律」の語を「A=440」(435,441,442,etc.)に置き換えたほうが、「絶対音感」の議論には適切です。
平均律と純正律の違いは本来相対音感で判断するものであり、これを絶対音感でカバーできるほど
厳密な絶対音感者はごく稀かと思われます。

>>154
 >俺は相対音感しかないけど、ドの音は覚えてるから頭の中で考えて音程を当てることができる。
この「ド」の音が(少しの誤差はあるにしても)常に一定の周波数なら、
まさに冒頭で挙げた「1音だけの絶対音感」にあたることになります。

>>204
 >僕は中学で吹奏楽部に所属しています。僕は、絶対音感を持っていません。
 >でも、ある日何となく何の音かがわかるようになってきたんです。
これは絶対音感と思われます。絶対音感は後天的に身に付けることも不可能ではありません。
私自身、昔は「CDEFGAH」の7音絶対音感者(黒鍵の音ははっきりとしない)でしたが、
調号の多い曲を聴き込むうちに12音の感覚が身についてきました。
でもまだ完全な12音絶対音感にはなっていないところもあります。

>>269
 >しかしながら、例えば、ギターの弦を張り替えた時、チューニングメーターや他の楽器無しで「大体」の
 >音程にチューニングすることが出来ます。
 >普段はピアノなどで「この音何?」と言われてもさっぱりですが。。。。
これも絶対音感に属します。「普通の(俗にいう)絶対音感」=12音絶対音感よりは弱い感覚になりますが。

>>306
 >おれは、自分の相対音感に自信あるよ。
 >CとAの音は自然と覚えちゃってるから、メロディーも楽器なしで採譜できます。
これは相対音感に加え、「CとAの2音における絶対音感」があることになります。


一部、絶対音感を「極めて鋭敏な音程感覚」と誤解している方がいるように見受けられます。
絶対音感はあくまで、「1つの音の高さに関する感覚」であり、
「2つの音の間の隔たりに関する感覚」は相対音感に属するものです。
「平均律・純正律」論争は本来「絶対音感」とは無関係のものです。誤解なきよう。