1 :
名無しの笛の踊り:
2 :
名無しの笛の踊り:2007/11/29(木) 00:02:25 ID:3Ef80ogR
サン・ザーンス!
3 :
名無しの笛の踊り:2007/11/29(木) 00:06:12 ID:INLOCBS3
今年の前半頃ちょっとはまってフルートとピアノのためのソナタとかピアノ協奏曲第2番とかチェロ協奏曲第2番なんかも聴いてみた。
4 :
名無しの笛の踊り:2007/11/29(木) 00:44:30 ID:eEO2Svnz
前スレは2年かけて完走
今スレも頑張っていきましょう
5 :
名無しの笛の踊り:2007/11/29(木) 01:07:06 ID:rObiw9kt
6 :
名無しの笛の踊り:2007/11/29(木) 08:08:09 ID:kVIbEPdA
7 :
名無しの笛の踊り:2007/11/29(木) 08:40:54 ID:hSR9wOTk
うめ
8 :
名無しの笛の踊り:2007/11/29(木) 23:21:23 ID:TdZGJK3V
9 :
名無しの笛の踊り:2007/11/30(金) 02:19:35 ID:445JwLeb
>>1 乙
ピアノ四重奏曲のCDがほしい。
いいのあったら紹介してね。
1おつ
NHK杯フィギュアの安藤がバッカナールだった(´∀`*)
ニュースの練習風景でチラッと聞こえて気になっていたら。
白鳥もあったし明日はサン=サーンスのCDバカ売れか?!
リストの死の舞踏で踊ったのはスルツカヤだっけ?
サンサーンスの死の舞踏で踊る人はいないのかな
12 :
名無しの笛の踊り:2007/12/02(日) 22:22:10 ID:F9ll66km
死の舞踏で死ぬ人はいないのかな
13 :
名無しの笛の踊り:2007/12/02(日) 23:37:55 ID:gf2B9cSB
交響曲「オルガン付き」くだらんと思ってたが、スコア見ながら聴くと結構グラフィックで楽しい。
特にあのピアノの連弾がくるところはDNAのらせん模型のように美しい。
14 :
名無しの笛の踊り:2007/12/03(月) 00:29:15 ID:qQXcIC6H
安藤が使ったバッカナーるってどこの演奏?
もっと曲のよさが伝わる録音あると思うんだけど
15 :
名無しの笛の踊り:2007/12/03(月) 14:37:18 ID:k6L1U9TK
デパートのBGMでいきなり
クラリネット・ソナタが流れてきて
びっくりした。
16 :
名無しの笛の踊り:2007/12/03(月) 18:57:57 ID:3ujaudRE
>>15 ほう〜
「爆笑問題」の転職のオルガンCMとか、
最近もてもてじゃんか サンサーンス
17 :
名無しの笛の踊り:2007/12/06(木) 12:54:51 ID:HowRFb5+
>>14 「バッカナール」
曲の良さを味わいたいならオペラを観るのが一番いい。
この曲の、ちょっと俗悪な感じが納得できる。
「ああ ここなら、こんな音楽になるな」みたいな印象。
単独演奏では、そこがわからない。
ハニートラップの場面の曲だからなあ
>>3 フルートソナタなんてあったっけ?
しかしオデレットOp.162がなかなか取り上げられないのはどうしたことか。
フルート吹きも、タファネルやらゴーベールやらどうでもいい作曲家(好きだけど)
ばっかりやらないで、こういう方面にも目を向けてほしい。
ロマンスとタランテラだけじゃないんだ。
20 :
名無しの笛の踊り:2007/12/07(金) 18:23:23 ID:/mQAspGn
ほんと、「フルートソナタ」なんて聞いたことないな
作ってないんじゃね?
21 :
名無しの笛の踊り:2007/12/09(日) 05:12:18 ID:kbTiLc05
ただ単純にクラリネットソナタの記憶違いだった。すまそ。
22 :
名無しの笛の踊り:2007/12/09(日) 10:26:31 ID:t0PoSdJi
逝ってよし
イ`
京芸大のコンサート「オルガン付き」行ってきた。
指揮・秋山和慶、オルガン・三森尚子
生でこの曲聴くのは初めてだったけど、やっぱいい曲だねえ。
でもオルガンとピアノはCDで聴くほど目立たんのねえ。ちょい残念。
オルガン重低音の振動がトラックに乗ってアイドリングしてるみたいで面白かった。
演奏のほうはバッチリ決まってました。正確さも音量もメリハリもそこはさすが芸大。
指揮者もノリノリ・・・だったように思う
25 :
名無しの笛の踊り:2007/12/10(月) 17:18:15 ID:A34aP2+x
第3シンフォニー
1楽章が、いかにも”シンフォニー”という感じで好きだ。
建築で言えば建物に入る玄関口ホールに当るけど、そこが堂々としていると
どんどん引き込まれて行く・・・
そしてサーカスのように終わる
オルガン付ってそんなにいいか?
いいと思います
29 :
名無しの笛の踊り:2007/12/18(火) 21:03:11 ID:pMXI11cf
>>25 第2楽章の前半の冒頭が一番印象的。
ドドドドレ ミミミミレ ドドドドソー ドドドドレ ミミミミレ ドドドドソー
この曲おもろいなと思ったのも ここを聞いてからだった
31 :
名無しの笛の踊り:2007/12/19(水) 20:45:45 ID:a+8P2Kzw
クリヴィヌ&国立リヨン管の「オルガン付き」買ったけど、何気に良いな。
32 :
名無しの笛の踊り:2007/12/23(日) 23:08:04 ID:yEhDAQQB
んだ
33 :
名無しの笛の踊り:2007/12/30(日) 01:11:20 ID:6rZzcU5y
3番ってシューベルトの未完成パクってるだろw
34 :
名無しの笛の踊り:2007/12/30(日) 18:07:52 ID:ZatvSLN8
全然関係ないね。
パクられる程の「未完成」は価値がないと思うし・・
協奏曲でベーとヴェンとかパクったかと思うのはあるけど・・
35 :
名無しの笛の踊り:2007/12/31(月) 15:39:22 ID:2zuvUQnI
>>34 影響と言ってほしいな。
ピアニストとしてのデビュー演奏会(11歳)のときのプログラムにも
ベトの3番コンチェルトがあるし。
>>33 どのへんが?
36 :
名無しの笛の踊り:2007/12/31(月) 17:31:32 ID:OK73XOGu
いつものこと、アンチ登場
37 :
名無しの笛の踊り:2007/12/31(月) 21:12:12 ID:o3TcHrva
サンサーンスは3番で未完成パクってるし
シューベルトは4番で魔弾の射手パクってる
39 :
名無しの笛の踊り:2007/12/31(月) 21:36:54 ID:Rc03a0Li
じゃあウェーバーがパクってるんだな
40 :
名無しの笛の踊り:2007/12/31(月) 22:03:27 ID:FB7OHvDs
D417はヴェーバーが存命中には
公的に演奏されてもいなければ出版もされていない
パクるパクらない以前の問題
おまえらがフランツ、カールマリア、カミーユの三者について無知丸出しなのはよく分かった
42 :
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄:2007/12/31(月) 22:20:19 ID:FB7OHvDs
,, ‐  ̄ ̄Y⌒ヘ、
, イ 彡――v彡くヘ、
// / V}
// / 'l}
,',' ,イ _,ノ ,廴.〉
// ノミ イノひ> 〈ひト、
,',' ハミ `´ ', 〉;!
ト、 イ⌒ヽ) \ , rt_,r〉l.}.|
}} .|h、) _,_,{ } :|
川 川|lh、 ´ ̄⌒ .}从
川 ミ川l八 _ j_ノ | |
ヽハ ハ川リ、  ̄ 二入} }リ
リ川>'’ | \ / ハ、_
43 :
名無しの笛の踊り:2007/12/31(月) 22:34:22 ID:OrZUCmsE
44 :
【大吉】 【1009円】 :2008/01/01(火) 02:21:09 ID:FpT3S3QI
aaa
45 :
名無しの笛の踊り:2008/01/02(水) 12:33:01 ID:IbDQNI4n
46 :
名無しの笛の踊り:2008/01/02(水) 13:14:24 ID:czNDfgVm
>>42>>45 42のフランツはパクリの横綱みたいな人では?
ベト「運命」「田園」をピアノ編曲化。
シューベルトの歌曲もピアノ編曲。
自分の曲以外も、多くの有名曲を片っ端からピアノ用に編曲して悦に入って
いた。
中にはかえって台無しにしてしまうものもある。
「リゴレットパラフレーズ」などは、自前と言っていいが、多くはパクリ曲
と言える。
パクリと言う言葉の意味を考え直した方が良い。
48 :
名無しの笛の踊り:2008/01/02(水) 20:13:57 ID:bhFiZt0v
サン・サーンス交響曲第2番は明らかにシューマン4番の影響あり。
49 :
名無しの笛の踊り:2008/01/02(水) 20:28:22 ID:UOkAoXLa
もうあらゆる先人に学び身につけた人ということで終わりにしようぜ
50 :
名無しの笛の踊り:2008/01/02(水) 23:45:42 ID:QxGmhkWq
序奏とロンド・カプリチオーソ が素晴らしい。
マイケル・レビンによる演奏は、この世の音楽とは
思えない珠玉の音色。
>>50 これのこと?
Medeci Arts、MM-023(1CD)、¥2205
52 :
名無しの笛の踊り:2008/01/03(木) 23:54:05 ID:PcdBpcSv
>>51 多分、原盤は同じ。ただ、私が聴いたのは「魔法の楽弓」という
LPレコードです。後から買ったEMIのリマスタリングCDは、
耳を覆うほどひどかった。
最近はいいリマスタリングが出てるのかもしれない。
54 :
名無しの笛の踊り:2008/01/07(月) 19:10:17 ID:FQmkoKxV
>>49 サン=サーンスは折衷主義者だから、先人のスタイルを巧みに取り入れて
それを、時には意識的に表に出して曲を作った。
20世紀前半の新古典主義にも、そういう折衷的な音楽はあるでしょう?
パクリというのは、韓国の菓子メーカー、中国の電気メーカーみたいな製品
をいう。
55 :
名無しの笛の踊り:2008/01/10(木) 23:23:56 ID:20CE0pio
クラリネットソナタは良いですか?
57 :
名無しの笛の踊り:2008/01/11(金) 23:08:52 ID:UdnUFuqs
明日 1月12日(土)6:30 横浜みなとみらいホールで
第3シンフォニーやりますね。 日本フィル定期
<指揮>小林研一郎
<ピアノ>仲道郁代
<パイプオルガン>井上圭子
レハール:ワルツ《金と銀》
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番
サン=サーンス:交響曲第3番(オルガン)
58 :
名無しの笛の踊り:2008/01/12(土) 07:56:47 ID:nKo1I9CK
>57
俺のチケットには17:20開場,18:00開演と書いてあるぞ
横浜行ってきた。アンコールも3番にはワラタ。やるなコバケン。
終演後のミニコンサートも得した気分だった。
ビール貰えたし、ロビーで間近で見る難波(fl)がえらく美人だった。
おおむね満足。ただし3番オルガンは迫力不足。明日も池袋へ行ってくる。
スピーカーに慣れると生オルガンの威力不足は仕方ないんじゃないかなあ・・・オケも派手な曲だしさ
61 :
名無しの笛の踊り:2008/01/13(日) 12:59:28 ID:3iqabxE/
>>57 6時開演でしたね。 ま、最初は軽い曲だし、遅れてきた人もケッコウいた。
仲道さんは久しぶり聴いたけど、とても良かった。この人はモーツアルトがいい。
第三シンフォニーやっぱり生実演は迫力あるわ。アレ以上の音響のオルガンは必要?
私は十分に満足した。
それとあれためて感じたのは、オーケストラの華麗なこと。サンサーンスが
ベルリオーズを尊敬し彼の管弦楽法を学んだことがよくわかる。金管、木管とも
熱演で良く鳴っていた。
昨日はじめて気がついたのは、ハープが出ていたけど、あの楽器どの部分で
使われていたっけ?
62 :
名無しの笛の踊り:2008/01/13(日) 13:00:34 ID:yqHkZcU/
a
63 :
名無しの笛の踊り:2008/01/13(日) 14:32:03 ID:UlfUoRdz
サムソンとデリラの君が御声にわが心は開く、好きなんだけど、CDおすすめありますか
64 :
名無しの笛の踊り:2008/01/13(日) 15:02:19 ID:hpjMaV8p
>>63 最近、たまたまその歌をようつべで聞き比べたが、
その中では、オリガ・ボロディナ Olga Borodina
が良かった。DVDっぽいけど。
"Mon coeur s'ouvre a ta voix"で検索すると
いっぱい出てくるよ。
65 :
名無しの笛の踊り:2008/01/19(土) 22:50:46 ID:zBgXwQQ0
サン=サーンスか・・・ まぁな
66 :
名無しの笛の踊り:2008/01/21(月) 18:26:33 ID:D7RYKjnh
サムソンとデリラ はデリラのアリアが3曲
どれもとても美しいです
>>66 DVDでお勧めありますか?上半身露出しても、ドミンゴのように汚すぎない、
ブヨブヨしていない。デリラは、ファム・ファタールとして説得力充分な美人で。m(_ _)m
68 :
名無しの笛の踊り:2008/01/23(水) 10:39:10 ID:fRG6HdCT
>>67 容姿美人というのは、かなり厳しい。メゾソプラノの歌手は男っぽい人が多い。
”声の美人”で満足してもらうほかないかも。
このデリラという役は徹底した政治的闘士で、サムソンに対しては女の情け
のようなものが、一かけらもないキャラでしょう?
あるのは敵方への憎悪と復讐のみ。
有名なアリアも、あくまで誘惑の策として歌うので、サムソンへの愛情はない。
こういうゴツゴツ、かさかさした性格の女だから、あまり美人だとリアルでなく
なるのでは?
現実に政治運動している女性を見れば納得できるのでは? 女らしさなんて
微塵もない人が多いのでは?
逆にサムソンは、このオペラでは腕力が強いだけの愚かな若者。
だからドミンゴみたいな頭の良い、しかもオヤジの歌手がやると、これまた
ちょっと馬鹿力だけの闘士というイメージから遠くなる。
本当はデミル映画の「サムソンとデリラ」みたいに、デリラが超美人でサムソンへも
女としての優しさを見せるのならいいが、このオペラではそうなっていない。
サン=サーンスがそう書いてしまった。
>>68 67より
デリラについては納得しました!
>現実に政治運動している女性を見れば納得できるのでは? 女らしさなんて
>微塵もない人が多いのでは?
しかし、これについては時には例外あり。フランス大統領選で、サルコジ氏に敗戦した
ロワイヤル女史。彼女には同姓ながら、エレガンスを感じました。
70 :
名無しの笛の踊り:2008/01/24(木) 10:21:20 ID:CCjYuCP5
チェロ協奏曲第0番
71 :
名無しの笛の踊り:2008/01/25(金) 17:59:21 ID:hOMgvyNQ
>>68 バイブルではこの二人について多くは語られていない。デリラは復讐に燃えた
女という単純な記述。
このオペラではペリシテ人とヘブライ人、両民族主義の対立の中で、
デリラとサムソンはおのおのの民族を代表するリーダー役になっている。
2幕目は二人の政治的なかけ引きの場だ。
オレ、個人的にはアラブ人大嫌いなのだが、ユダヤ人て根性悪だなーと、最近の
ガザ地区の発展事項を見ていてつくづく思うよ。あいつら2,000年もの間、性格の悪さだけは
変わらなかったんだな。今でも選人思想でいるのかの。
73 :
名無しの笛の踊り:2008/01/28(月) 14:37:31 ID:2/d02pn9
第3番って交響曲としてかなり優れてると思うよ。
表面的とかいうやつは・・・
74 :
名無しの笛の踊り:2008/02/01(金) 20:56:43 ID:N7PnWcdW
>>73 あれがサンサーンスの偽らざる内面世界なんだろうね。
クレストのクリヴィヌのCDいいね
76 :
名無しの笛の踊り:2008/02/04(月) 14:21:13 ID:9cf2DStP
>>73 表面的って誰が言ったの?
意味がわかりにくい。オルガンとかピアノを使って華やかだから
表面的みたいに言われているみたい。
77 :
名無しの笛の踊り:2008/02/06(水) 13:34:17 ID:lW5/Mypf
今日のFMでパスカル・ロジェのピアノで「ピアノ協5番」やっていたな。
3楽章はやっぱりいいね。
78 :
名無しの笛の踊り:2008/02/06(水) 22:43:47 ID:EnA05rSe
5番の3楽章はロジェが最高だ。
79 :
名無しの笛の踊り:2008/02/06(水) 23:50:59 ID:DEvn4gL+
俺はピアノ協奏曲第3番の3楽章がいい。
1番の1楽章もやばいくらい綺麗だ。
ロジェ・コラール・チッコリーニ・ハウ 全ていい。
しかし、自分はピアノ弾けないから想像だけど
サン=サーンスのピアノ曲って、演奏する人たいへんそうだな
たたったたたって駆けあがって、ころころころっころって転げおちて
軽くノンシャランと流した感じでなきゃサーンスっぽくないし
そのあたりどうなのか、ピアノ弾く人に訊いてみたい
>>80 それらしくサン=サーンスを弾くだって?
とうの昔に諦めましたよ、ははは…
でもうまく弾く人は本当にうまいとおも
82 :
名無しの笛の踊り:2008/02/07(木) 23:53:25 ID:SiV5zTXk
>>80 練習曲のように弾きそうで、そう弾いてしまうと失敗する。
ひと言で言うと”センス”ということになりそう。
リストを弾くように弾くピアニストもいるけど、それも少し違う感じ。
オルガン付きのお薦め教えてください。オルガンが好きなのでオルガンの音色がいいやつで。
>>83 オーディオに凝ってないなら
アンセルメ&スイス・ロマンド管
超高級オーディオで、それに見合ったリスニングルームをお持ちなら
オーマンディ&フィラデルフィア管のテラーク盤
85 :
名無しの笛の踊り:2008/02/08(金) 03:48:22 ID:3luVwTxQ
オルガンが好きなら
チェクナヴォリアン/ロイヤル・リヴァプールpoだろ
巨大な聖堂で思いっきり鳴り響くオルガンの音。
Regisが復刻して入手しやすくなったし
86 :
名無しの笛の踊り:2008/02/08(金) 13:35:32 ID:Ar1movJu
オルガン付きのお薦め教えてください。
オルガンの音がオケに溶け合って芳醇な彩りを添えてるやつで。
87 :
名無しの笛の踊り:2008/02/08(金) 14:29:57 ID:3luVwTxQ
88 :
名無しの笛の踊り:2008/02/08(金) 21:17:23 ID:jqdPLpcs
晩年のクラリネットソナタいいね。味わい深い小品。
諦観というのか、力や欲から解放されて吹っ切れた自由な感じが
クラリネットの音色とよく合っている。ブラームス晩年の
クラリネットソナタとも少し通じるところがある。
アンセルメもオーマンディのテラークも、この曲の演奏としてはいまいちだけどな。
オーマンディならRCA盤。アンセルメは論外。もともとたいした指揮者じゃないし。
アンセルメ盤のオルガンの音はイイヨ
>>83は、演奏よりもオルガンの音色重視だから
>>84でいいんじゃない?
オーマンディのRCA盤は、ウーリッツァーの電子オルガンなので論外。
92 :
名無しの笛の踊り:2008/02/11(月) 00:53:00 ID:vrGXp1M8
オーマンディのRCA盤は、オケが抜群にうまくていい音してる。
オルガンはたいした問題じゃない。どうせほとんどの録音はバランスをいじってるからな。
実際この交響曲演奏したことあるけど、オケとオルガンのバランスをとるのが大変。
オルガンを聞かせようと思ったら、オケは不自然なぐらいに音量を落とさなければならない。
オケの響きも大切にするなら、ミキサーでバランスをいじるか、電子楽器の導入もアリ。
>>92 >オルガンが好きなのでオルガンの音色がいいやつで。
94 :
名無しの笛の踊り:2008/02/13(水) 11:21:01 ID:cj674NWN
>>88 「クラリネットソナタ」
ミーも好き
晩年の管楽器のソナタはどれもいいけど、クラリネットが特に好き。
カラヤンのオルガンの音色だけは慣れない
96 :
名無しの笛の踊り:2008/02/17(日) 21:33:54 ID:v3eJdr3n
>>88 室内楽はかなり書いていますね・・・
歌曲やオペラよりも室内楽や交響曲の方が得意な、ベートーベン型の
作曲家だったんでしょう。
>>96 同意ですが、つけ加えるとカミーユは協奏曲も得意♪
98 :
名無しの笛の踊り:2008/02/21(木) 21:51:25 ID:1MBsWEG7
>>97 協奏曲の分野が一番、傑作が多い。
その理由は、サン=サーンスがピアニスト、オルガニストとして、自ら
演奏する人だったからだろw。
独奏者の腕を奮えるツボを心得ている。
独奏は、ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、オルガン用、どれも
いくつかの飛びきりの傑作がある。
99 :
名無しの笛の踊り:2008/02/21(木) 22:30:26 ID:qpnvqQTI
にもかかわらずピアノソナタは1曲も残さなかった。
考えてみれば交響曲も第3番以後手をつけていない。まああれで一つの完成と
本人が思っていただろうからそれはわかるが。
多作家だがある種のこだわりがあったのか、ソナタに興味がなかったのだろうか。
作品リストを見ると不思議な矛盾を結構感じる。
100 :
名無しの笛の踊り:2008/02/21(木) 22:50:47 ID:7M1heNai
フランス人としての矜持じゃないか?
ピアノソナタはドイツ文化だろ
101 :
99:2008/02/21(木) 23:13:16 ID:qpnvqQTI
それは考えつかなかったなあ。
ドイツ音楽の積極的な紹介者だが自国音楽のレベル向上のためでも
あったらしいから民族意識はあったろうな。
前スレで出てた話なのでいささかうろ覚えなんだが
「なぜピアノソナタを書かないのですか?」と質問されたサンサーンスは
「ベートーベンのあとになぜ今さらピアノソナタを?」と返したらしい
103 :
名無しの笛の踊り:2008/02/22(金) 21:48:42 ID:AWspCr8W
会話にエスプリ利かせただけじゃないか?
交響曲は一応書いたのに。
104 :
名無しの笛の踊り:2008/02/22(金) 22:50:10 ID:+zhvnV5R
>>103 ちょっと違うと思うが、ピアノソナタというジャンルはね。
ベートーベンはピアノソナタを何曲書いたんだっけ?
9曲を超えているよねぇ?
ベートーヴェンのソナタは32番まであって、32番は楽章が2つしかない
最初は3楽章構成で考えていたんだけど、結局、急−緩の2楽章だけになった
弟子のシントラーが、「先生、なんで第3楽章を書き加えないの?」って訊いたら
「時間がなかったんだよ」とか答えたとか
しかしそれは本音ではなく、2楽章で完成されている作品に無理に第3楽章を加える
必然性はない、とベートーヴェンは判断したのではなかったのか……という解釈が
一般に広まっていて
サン=サーンスの返事は、それをパロッたんじゃないのかな
確かにピアノソナタはフランスのジャンルじゃない。
ラロ シャブリエ フランク フォ−レ 誰も書いてないが、この多作家が
食指を動かさなかったのは..。ドイツではあのワ−グナ−でもトライしたのに。
ベ−ト−ヴェン云々の話は聞いたことがあるが弦楽四重奏(それも面白くないやつ)
は残したんだし。やはりフランスの文化ではないのかな。
107 :
名無しの笛の踊り:2008/03/02(日) 23:57:15 ID:a1lLk8i+
そういえばフランス人でソナタを書いた人って少ないな。
ラヴェルやドビュッシーがヴァイオリンのを一曲ずつとか。
108 :
名無しの笛の踊り:2008/03/03(月) 00:14:14 ID:rWdNc8sI
しかし、循環ソナタ形式はフランスで栄えた。
>>107 ピアノでなくていいなら、フォーレもプーランクもサン=サーンスもあるよ
110 :
名無しの笛の踊り:2008/03/09(日) 18:00:03 ID:C6HZHRHn
素敵なのばかりじゃないか。
111 :
名無しの笛の踊り:2008/03/09(日) 20:08:29 ID:Zx1RkKMp
>>61 >ハープが出ていたけど、あの楽器どの部分で 使われていたっけ?
第3シンフォニー ハープは使われてないよ
オケに置いてあるだけだったでしょ?
あのオルガンと金管の音の洪水の中でハープは出る幕ないよ
>>111 ハープは、この後のアンコール曲「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲に使うため置いてあった。
113 :
名無しの笛の踊り:2008/03/15(土) 10:16:20 ID:TuxCYrmN
大編成のオケの中でのハープという楽器は”ぼかし”の効果というか、一種の
もやもや感を表現する効果で使われているでしょう?
だから標題音楽向きではあっても、明晰な形式で書かれるシンフォニーには
あまり重要でないですね?
シンフォニーでハープが活躍する曲は少ない。「幻想」なんかは標題音楽に
近いし。
サンサーンスだと「死の舞踏」でお化けの襲来を告げる夜の12時を打つ
時報で使われていて、やっぱり雰囲気音楽用。
114 :
名無しの笛の踊り:2008/03/18(火) 13:12:24 ID:4tQ/1u9o
最初の映画音楽age
春になったので、ピアノ協奏曲第1番を聴いた
サン=サーンスのピアノ協奏曲、どれもいいのに
なぜか演奏する人が少ないのね
アルゲリッチも「動物の謝肉祭」しかないし
116 :
名無しの笛の踊り:2008/03/18(火) 20:34:42 ID:csP6dNnE
>>115 私も、この人の協奏曲は形式良し、旋律良し、センス良し、Pfとオケの
バランスも良しで、もっと演奏されればいいと思います。が、・・・
もっと人気が出ないとコンサートで弾く人が出て来ないでしょう。
やはり演奏会は商売が先行しますから。
それと、もう一つの理由。
フォーレのピアノ曲や室内楽曲なんかにも言えるのですが、
本当のファンは、あまり多くの人に聞いてもらいたくない。自分だけ密かに
楽しもう、こういう料簡ではないでしょうか。
密教的楽しみも、音楽を楽しむ一つのファクターです。
売れっ子ピアニストは、ほとんど録音してないんですよね
アシュケナージとか、フランソワ、バレンボイム、グルダあたりが
録音していてもよさそうなのに
プレヴィンも指揮だけで、ピアノはコラールに弾かせてるし
かと言って、もしリヒテルのサン=サーンス録音があったとして
聴きたいかと言われると、ちょっと微妙
サン=サーンスは、フレッシュな若手に期待したいですね
118 :
◆svNakaSu3s :2008/03/19(水) 03:28:10 ID:41iRTtfr
リヒテルは録音あるよ。五番だったか二番だったか忘れたが
119 :
117:2008/03/19(水) 03:34:58 ID:u4tvrSMs
>>118 サンクス!
コンドラシン&モスクワ・ユース管弦楽団の5番「エジプト風」ですね
レタスがしゃきっとなるところで、オルガン付きが朗々と!
交響曲とヴァイオリン協奏曲は、それぞれ第3番が
ずば抜けて完成度が高いと思うけど
ピアノ協奏曲は、5曲それぞれに、みんないいな
122 :
名無しの笛の踊り:2008/03/20(木) 11:35:47 ID:5EWJswBn
初サン=サーンスのものです。
動物の謝肉祭聴いてみたいんだけど、最初はベームが振ってるやつでいいかね?
他お勧めあったら教えてちょ
123 :
名無しの笛の踊り:2008/03/20(木) 14:46:48 ID:ysfd7u6s
>>122 指揮者よりもむしろピアニストで選んだほうがいい。自分が聴いた範囲では、
第11曲「ピアニスト」を思いっきり下手そうに弾いている場合は、他の曲にも
工夫や遊びがあってよい演奏になっている。
プレートル/パリ音楽院管(チッコリーニ&ワイセンベルク)か、アルゲリッチが
参加してるの(2種類あるが、サン=サーンス入門者ならDGのほうが無難だろう)。
おれも、プレートル&パリ音楽院(EMI)か
アルゲリッチやクレーメルが参加してるPhilips盤が好きだけど
アルゲリッチにはDG録音もあるの?
126 :
122:2008/03/23(日) 22:03:10 ID:NsIaCHFp
>>126 >アルフォンスとコンタルスキー
それはちがうぞ。
アロイス& アルフォンス・コンタルスキーの兄弟だ。
はずかしや。
129 :
名無しの笛の踊り:2008/03/28(金) 17:33:56 ID:UuboH3Xd
フランスの交響曲では、フランクの交響曲がいい、いいというけど・・
どうもピンと来ない。
退屈する。くどい。どこがいいのかみたいな・・・・
ショーソンの方がずっといい。ビゼー、サンサーンス3番もいい。
ルーセルの3番もいい。
>>129 スレ違いだけど、パレー&デトロイト響のフランクは、爽快でカッコイイと思うよ
サン=サーンスの第3番に似たカタルシスが味わえる
131 :
名無しの笛の踊り:2008/04/02(水) 16:27:43 ID:q989Dnui
「動物の謝肉祭」は確かに上手い描写音楽だと思う。
サンサーンスみたいに、非常に若い頃から作曲をスタートした人は、何かこういう
才能は特別に出来あがってしまうような気がする。
自分はどんなものも音楽で表現できる、と豪語したのはR・シュトラウスだが、
彼も小さい頃から作曲ができた。
メンデルスゾーンも早熟だったが、あの人も描写音楽はすごく良い。
18歳のときに書いた「真夏の夜の夢」はシェークスピア戯曲の舞台背景の
天才的な音化。
メンデルスゾーンなんか、面白くもない交響曲を五つも書くより、標題音楽を
もっと多く書いてくれたらよかったのに、と思うよ。
真夏の夜の夢「序曲」がぬけてる。あと、17歳じゃなかったか?
序曲以外(op.61)はあとから書いてるよね。
ちなみにそのとき「序曲」の楽譜を紛失してて記憶で書き直したけど、
あとから見つかったオリジナルと比較したら音譜が4つしか違ってなかった
という逸話が残ってる(その4つも直したんじゃないかという説もあり)。
で、メンデルスゾーンの交響曲5つとも面白くないってことはないと思うんだが。
133 :
名無しの笛の踊り:2008/04/02(水) 22:05:52 ID:ycb29MS+
>>131 >メンデルスゾーンなんか、面白くもない交響曲を五つも書くより、
言いすぎだろ。
あなたにとって面白くもない、というのなら、誰も文句は言えないわけだが。
メンデルスゾーンとサン=サーンスは、俺の好きな作曲家No.1と2だから
仲良くやってくださいよ。二人とも交響曲は5曲残ってるしね。
135 :
名無しの笛の踊り:2008/04/03(木) 20:11:09 ID:G4TyP8AA
>>134 サンーサーンスの発表されなかった2曲は採るに足らないと作曲者が
考えていたんだろうよ。
だって、何でも発表したがる人が発表しなかったということはさ、よっぽど
出来が悪かったんじゃね?
>>135 いや、「ローマ」は確かローマ大賞に応募した作品だったんじゃなかったっけか。
彼はそれこそ、「動物の謝肉祭」ですら隠そうとしていたんだから、
「何でも発表したがる」というのは違うと思う。
137 :
名無しの笛の踊り:2008/04/04(金) 00:41:37 ID:IJNj7z8k
>>129 俺も交響曲はクドいと思う。フランクには他に名曲がたくさんあるのにとも思う。
けど交響曲のあのクドさ・モタモタ感が堪んないという人もいて、(お好み焼きを、マヨ&ウスターソース&ケチャップとで、グッチャグチャにする感じ?)、
俺も近頃、その味に嵌まり始めたところ。
138 :
名無しの笛の踊り:2008/04/04(金) 01:01:33 ID:IJNj7z8k
>>50-
>>51 マイケル・レービンは、
EMI6枚組ボックスで聴くといいよ。
同じEMIでもここまで変わるか!と驚き呆れる。
サン=サーンスのみならず、どの演奏も浮世離れした美しさ・完成度…。
なんで夭逝しちまったかね、彼は。100年に1人…半歩譲って50年に1人の逸材だったのに。
ややスレ違い。
139 :
名無しの笛の踊り:2008/04/05(土) 09:54:37 ID:FWE7smJE
>>134-136の続きだが
・変ロ長調 1848年(12歳)1楽章のみ完成
・イ長調 1850年(14歳)(パリ音楽院入学年の作品)
・第一番変ホ長調作品2 1853年(17歳)
(サント=セシル協会作曲コンクール入賞作「聖セシリア賛歌」後委嘱作品、「無名のドイツ作曲家作品」として
衝撃的に初演、グノーも絶賛、1855年出版)
・ヘ長調 <<首都ローマ>> 1856年(20歳)サント=セシル協会作曲コンクール一位、再演で指揮デビュー
・第二番イ短調作品55 1859年(23歳)
・第三ハ短調作品78 1886年(50歳)
室内楽的には、第二交響曲が書かれる1859年以前にはピアノ五重奏イ短調(1855)だけ。
協奏曲的には、ピアノ協奏曲第一番と、ヴァイオリン協奏曲の第一第二が
ほぼ同時期に書かれている。つまり、当初はカンタータや交響曲など大作を書き
ながら地歩を固めて、第二の頃にはプロとして定常状態に達していたと思われる。
ちなみに、ローマ大賞に応募したのは1852年(カンタータ「ヴィルジニの帰還」)、
二回目は1864年。
本当の習作っぽいのは変ロ長調だけ。イ長調は古典〜初期ロマン派の交響曲として
十分楽しめる。変ホ長調以降は、すっかり鑑賞されること前提の音楽。
第四くらいまではスコアだけ書き残して実演されなかったドヴォルザークや、
書いてるフシがあるのに隠してしまったブラームスなどと違って、10代から
正当に評価され演奏されていたサン=サーンスは幸福だなあ。
140 :
名無しの笛の踊り:2008/04/05(土) 10:34:28 ID:TKPNJnYN
>>139 >正当に評価され演奏されていたサン=サーンスは幸福だなあ。
ごく若い頃から出来上がってしまって変化がない人だったのでは?
だから、後世から見ると、堂々と古典の道を歩き続けた人になるのでしょう。
音楽的弟子と言ってよいフォーレやラヴェルもこの人のタイプに近いですね。
結果としてハイドン、モツ、ベトと続くクラシックをフランスで正統的に
受け継ぐ仕事をした人にもなるでしょうけど。
19〜20世紀のいろいろの実験的な作品も含めて聴いていると、伝統派と
言っていい人達の作品は危なげなく、私には長く愛聴できる作品が多いです。
141 :
名無しの笛の踊り:2008/04/05(土) 11:53:42 ID:FWE7smJE
>>140 難しい問題ですね。
「若い頃に出来上がった」というのは、そうなんだが、それは
「変化がない」とは同義ではないと思う。
1860年前後に、一定のレベルには達した。
交響曲は上に書いたとおりだし、室内楽としてはピアノ五重奏から
組曲(ソナタでも標題音楽でもなくフランス組曲を選んだことは
もう少し深く捉えてもいいかも)を経て、ピアノ三重奏で一旦完成している。
協奏曲としても、3つの協奏曲と1863年のロンカプで他の作曲家には
ありえない独自のレベルを示し、「フランスの協奏曲」というあり方を
提示している。
でも、この時点でオペラや交響詩には手を出していないし、
室内楽や交響曲にしても70年代80年代の代表作と比べると一皮むけてない
感じがして、つまりこれ以降も進歩・変化したのだということが判る。
ある年を境に突然、劇的に凄くなった作曲家の典型はフランクかなと
思う。分野は限定されるが、ラロやホルストなんかもそうかしらん。
独自の音楽語法を後年に見出したという例では、ドビュッシーや
シェーンベルク、アイヴス、なんかもそうかもしれない。
こういう人たちと比べたらサン=サーンスの歩みは単調かもしれないけれども、
そんなに単調かと言われると悩ましい。実際彼は彼の作品の系譜的には
どんどん新しいものを創造しつづけたのだから。
ただそれが、音楽史的な文脈における新しさを示さなかった
(あるいは本人曰く「最初から未来的であった」)だけなのじゃないかしらん。
142 :
名無しの笛の踊り:2008/04/05(土) 11:54:40 ID:FWE7smJE
音楽史に残っている人たちは、サン=サーンス的であれフランク的であれ
音楽に新しいものをもたらしたから残っているわけだが、サン=サーンスは
音楽の未来が見えていてそれを作品化する力を持っていた。
フランク的な人は見えていたのかもしれないが少なくとも形にする方法論を
当初は持っていなかった、ということだろうか。
143 :
名無しの笛の踊り:2008/04/06(日) 10:23:56 ID:hVsCRWCh
>>141 >でも、この時点でオペラや交響詩には手を出していないし、
> 室内楽や交響曲にしても70年代80年代の代表作と比べると一皮むけてない
この時点でオペラを書き出していればよかったのに。彼はオペラを13曲も
書いているのに、結局、上演されるようなオペラは当初オラトリオとして
企画された「サムソンとデリラ」のみ。(これはいいオペラだけど)
おそらく、彼のオペラに欠けているのは、劇的なものでしょう。激しい感情の
表現とか大げさな感情の振幅みたいなものは、得意でなかったんじゃない?
教養が邪魔をしたのかもしれない。イタリアオペラは表現が露骨だけど大衆には
受ける。
その辺のコツを若いうちに会得してしまえばよかった。
中年になると派手な恋愛劇なんか馬鹿馬鹿しくて書けなくなるでしょう。
才能的には、マスネーレベルの曲はもっと量産できた気がする。
>>143 私は「サムソン...」よりも「ヘンリー8世」に感激した。DVDはヘビロテーションの一つになっている。
感情の吐露や劇的な要素もたっぷり。特に法定シーンでのキャサリン王妃の演説のアリアは
イザベラ女王前後のスペインの歴史や、ヘンリーの兄の嫁としてイギリスに到着してからの
彼女の経緯とあわせて聞くと、ズシンとくるものがある。
145 :
名無しの笛の踊り:2008/04/11(金) 19:57:56 ID:J3Zkdrvg
>>144 歴史物のオペラは珍しいですね。
今度聞いてみますw
146 :
名無しの笛の踊り:2008/04/15(火) 13:46:40 ID:dY/RWTgN
管弦楽付きの大規模合唱曲なんかどうよ?
「レクイエム」とかオラトリオ「ノアの大洪水」とか「詩篇第18番」とか「竪琴とハープ」とか「鼓手の許婚」・「夜」
なんかはメロディも美しくて良いと思う。
マイナーだけどさ。
147 :
名無しの笛の踊り:2008/04/17(木) 08:37:09 ID:ni0PMKdV
「サムソンとデリラ」の三幕目のラスト、捕まって目をえぐられたサムソンを
前に勝利に酔いしれるペリシテ人達の合唱部分はなかなかいいです。
このオペラがもともとオラトリオで企画されたということがよくわかります。
あの曲を聞くと、他にも良い合唱曲はあるかと思います。
「レクイエム」は一度聴きました。部分的にはメロディーもきれいですが
もう少し聞いてみないと、なんとも言えません。
特徴がいまいち掴めない感じです。
148 :
名無しの笛の踊り:2008/04/20(日) 11:02:42 ID:y1+AxEsQ
チェロ協奏曲やフランス軍隊行進曲しか聞いたことがなかったが、最近EMIの日は枚組のピアノ協奏曲全集を買って聞いてみたら、これがいい演奏でびっくり。サン・サーンスを見直しました。
150 :
名無しの笛の踊り:2008/04/28(月) 11:33:41 ID:CKFsGFVf
>>143 サンサーンスのオペラ
>才能的には、マスネーレベルの曲はもっと量産できた気がする。
サン・サーンスはマスネーが大嫌いだった。
マスネーのオペラ作品の成功を妬んだのだろう。舞台作品は音楽の才能だけでは
うまく行かない。
演出、振付、台本の質で成功するか否かが決まる。つまり、他人との共同作業。
サン・サーンスはその面で少し失敗したのでは?(本当のところはわからないけど)
マスネーの方が商売上手だった。 プッチーニ、R・シュトラウスなど舞台作品で
成功作をものにした人たちは、その点がうまかった。
人間的にどうとか、となると際限ない話となるが。
マスネ−がやや過小評価されてるような..。後半生ややマンネリ気味だが
「ウェルテル」や「タイス」はサンサ−ンスには書けない曲でしょう。
それはどちらが上ということではなく、音楽の持つベクトルが違うというか..。
マスネ−は劇的(文字通り演劇的 かつドラマティック)かつリリックなセンスに
恵まれた作曲家でオペラという非合理的なジャンルでも聴かせてしまう能力があった。
サンサ−ンスのように合理的な感性の持ち主がそもそもあれだけオペラに
トライしたことが奇異に思える。
自身が文筆家でもあったから演劇としてのオペラには内心耐えられなかったような気がするが.。
サン・サーンスの音楽は芝居掛かっていて好きじゃない。
ご丁寧にいろんな作曲家にあわせてコピペ乙。
154 :
名無しの笛の踊り:2008/05/01(木) 21:26:25 ID:x59z6p3S
サンサーンスの存在感の薄さは異常。
BEST100CDとかに1枚くらい入れてやれよ。
サン=サーンス国内廉価盤(1)
DGパノラマシリーズ(2枚組1500円)
サン=サーンス作品集(交響曲第3番、Pf協奏曲第2番、動物の謝肉祭、他)
DGザ・ベスト100(1000円)
ヴァイオリン協奏曲第3番(パールマン&バレンボイム指揮パリ管弦楽団)
チェロ協奏曲第1番(シフ&マッケラス指揮ニューフィルハーモニア管弦楽団)
交響曲第3番、他(バレンボイム指揮シカゴ交響楽団)
交響詩「オンファールの糸車」(バーンスタイン指揮パリ国立管弦楽団)
バールマン ヴァイオリン名曲集(ハバネラ、序奏とロンド・カプリチオーソ収録)
Deccaベスト100(1000円)
ヴァイオリン協奏曲第3番(キョンファ&フォスター指揮ロンドン交響楽団)
交響曲第3番(アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団)
組曲「動物の謝肉祭」(ヘンダーソン指揮ロンドン交響楽団)
Deccaプラス・ベスト50(1000円)
交響曲第3番(メータ指揮ロサンゼルス・フィルハーモニー)
サン=サーンス国内廉価盤(2)
Philipsスーパー・ベスト100(1000円)
交響曲第3番(パレー指揮デトロイト交響楽団)
ヴァイオリン協奏曲第3番(グリュミオー&ロザンタール指揮コンセール・ラムルー管弦楽団)
ジョセフォヴィッツ ヴァイオリン名曲集(序奏とロンド・カプリチオーソ 収録)
ウェッバー チェロ名曲集(白鳥 収録)
RCAレッドシール・シリーズ(1680円)
組曲「動物の謝肉祭」(小澤征爾指揮ボストン交響楽団)
シャルル・ミュンシュの芸術(1050円)
交響曲第3番、他(ミュンシュ指揮ボストン交響楽団)
ワーナークラシック・ベスト100(1050円)
交響曲第3番(マルティノン指揮フランス国立放送管弦楽団)
EMIクラシック・ベスト100(1500円)
チェロ協奏曲第1番(デュ・プレ&バレンボイム指揮ニューフィルハーモニア管弦楽団)
クレスト1000シリーズ(1050円)
交響曲第3番、他(クリヴィヌ指揮国立リヨン管弦楽団)
ヴァイオリン協奏曲第3番(チー・ユン&ロペス=コボス指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団)
ヴァイオリン・ソナタ第1番&第2番(ジャック・カントロフ&ジャック・ルヴィエ)
157 :
名無しの笛の踊り:2008/05/01(木) 23:37:40 ID:PSQq4+sb
>>151 サン=サーンスは日本流に言えば文系にも、理系にも強いの人みたいなところ
あったしね。
天文学、植物学、骨相学、考古学に造詣深くて論文も書いている。
他方では、詩や戯曲を書き、自ら絵筆をとる人でもあった。
万能に才を発揮した百科全書派と言えるし、悪く言えば欲張りな知識人といえる。
この人の資質は、何にでも興味を持つ人だったようだが、いろいろな領域に
顔をつっこんでもアブ蜂採らずにならずに、ある程度のレベルの業績を上げて
いるのには感心する。
158 :
名無しの笛の踊り:2008/05/06(火) 09:08:25 ID:ACuV4tZ/
>>151 ヘンデルは「メサイア」を作曲中に、自分の曲に感動して涙を流したとかいう
話を聞いたことがある。
自分で自分の曲に酔ってしまうほどでないと、人を感動させる曲は作れないと
いうことになると、マスネーはひょっとすると、そんな風に作曲したかもしれない。
一種の自己暗示だ。 サン=サーンスは冷静だから、そんな自己暗示で創作する
ことなんかなかっただろ。
でも、そのためかマスネーってなんか、胡散臭いところがある。プッチーニが
そういうところがある。
あるある。特にプッチーニ。
160 :
名無しの笛の踊り:2008/05/06(火) 23:03:35 ID:iTj6Xijr
晩年の管楽器のための3つのソナタが好き。
3曲まとめて収録されたCDが入手しにくいのが残念。
(カリオペ、CALAから出ていたがどちらも廃盤?)
161 :
名無しの笛の踊り:2008/05/09(金) 01:40:36 ID:iNsENjJI
もう廃盤なのか?
去年買ったよ。
162 :
名無しの笛の踊り:2008/05/09(金) 02:24:20 ID:tiYgqpOb
>>160 MD+Gにもあるよ(Ensemble Villa Musica)。
演奏も高水準。Op.37とOp.79を併録。
164 :
名無しの笛の踊り:2008/05/10(土) 21:34:44 ID:2crOj5Z0
160
MD+G盤知らなかったです。情報感謝。
カリオペ盤、グノーの小交響曲とカップリングとは。
これはわかりにくいな。。。
>>164 kontrapunktからピアノと管楽器のための作品全集という2枚組が出ている。
演奏も良いし、珍しい曲も収められていて、お勧めです。
166 :
名無しの笛の踊り:2008/05/11(日) 22:45:10 ID:HbLH1F8T
>>151 マスネーの「タイスの瞑想曲」
黄泉の世界から流れてきたような曲 そしてまた遠い世界へ消えてゆく
こんな美しい曲を書ける人は天才
167 :
名無しの笛の踊り:2008/05/12(月) 23:18:04 ID:ddtC5u5w
ピアノ四重奏曲(Op.41の方)が好きな人はいませんか。
168 :
名無しの笛の踊り:2008/05/12(月) 23:33:22 ID:vpTj9KsR
>>167 好きですよ。
3楽章のVaのC線でCis,Dを12回くらい繰り返す所とか細かい部分がいいですね。
2楽章のPfの半音で駆け上がる所もいいですね。
Op.41以外にピアノ四重奏ありましたっけ?
169 :
名無しの笛の踊り:2008/05/12(月) 23:53:01 ID:ddtC5u5w
早々にレスありがとう。2楽章はこの作曲家にしては異例なほど
情熱的な曲で、私はフーガも入ってきたりして緻密な展開がなされた後、
楽章の最初のピアノが再現する場面が一番好きです。
もう1曲変ホ長調の作品番号のない曲(1853)があります。
CDはかつてELYSEEN QUARTET盤(ARION)がありました。
18歳と若書きの曲ため、Op.41とは比較にはなりませんが。
170 :
名無しの笛の踊り:2008/05/14(水) 02:42:49 ID:ZNtJBCir
>>169 変ホ長調は知らなかった。まだCD在庫あるのかな。
4楽章冒頭のフレーズは印象深いですね。
情熱的といえば、チェロソナタ2番の2楽章(特に前半部)もそれに当たると思います。
チェロ協奏曲の2番も情熱的な感じはしますね。
171 :
名無しの笛の踊り:2008/05/15(木) 15:09:17 ID:9gIa2M5g
>>170 チェロ協奏曲第2番は何故演奏されないのでしょう?なにか理由がありそう。
よく2番の方が良いと、いう批評を読むことが多いのですが、実際には
まったく聴いたことがありません。演奏されることがないからです。
>>171 難しいから、とはよく言われる。
とまれ、一旦マイナーになってしまった曲が再び浮かび上がるのは難しいもの。
>>170 ン十年前から第2番好きのオレが来ましたよ..。
1 第1番との比較で2番の方が音色的に地味な反面、独奏部は難しいのでソリストは割に合わない。
特に実演ではオケに埋もれると思われる。(この点1番はオケがすっきりしている)
2 VC VLソナタ P三重奏も共通しているが、1番と2番が対照的な曲で常に2番は古典的な
(VLソナタなどは擬古典的な)造りで一聴して耳目を引きつけるタイプの曲ではない。
(曲の質は決して劣っていない。)
3 VC協の2番については初演時から時代遅れと余り評判が良くなかったという。1900年代初めなんだが。
また当時フランスでは協奏曲はブ−ムではなかったらしい。
>>172氏の言う>一旦マイナ−になった 云々は当たっている。復権の機会は少ないものだ。
でもこの曲の録音がこんなにリリ−スされること自体、ちょっと前まで考えられなかった..。
174 :
173:2008/05/16(金) 00:59:19 ID:VYiIZMnq
アンカ−付け間違えた。
>>171ね。吊ってくる..orz
まとまった交響詩を聴くのに良いCDがありましたら教えて下さい。
9時から犬狂泡でオルガンやるよー
>>175 デルヴォー/パリ管。
四曲揃うし演奏も一流。少し古いけど問題になるほどではないだろう。
178 :
名無しの笛の踊り:2008/05/19(月) 08:32:51 ID:hNjlAtIN
>>176 駄目な演奏だったな。
指揮者が悪いのか、オケが悪いのか。
交響曲3番の映像でいま入手できるやつって無いですか?
180 :
名無しの笛の踊り:2008/05/20(火) 21:13:31 ID:sRZIiUTn
>>177 交響詩はサン=サーンスに最も向いた形式だと思うが多く作曲していない。
「オンファールの糸車」が面白い。
もっと書いてくれたらよかった。
彼の不思議 ↓
@交響詩が少ない (それも短い曲ばかり)
A独奏用ピアノ曲に傑作が少ない(ほとんど関心を示していない)
Bオペラをやたら作った。そしてほとんどが評判がよくなかった。
181 :
名無しの笛の踊り:2008/05/20(火) 21:15:48 ID:k+Dt7Ktt
うん、たしかに不思議だ。
183 :
名無しの笛の踊り:2008/05/22(木) 09:41:37 ID:FjUugnXa
サン=サーンの独奏用ピアノ曲で唯一、評価が高いのが練習曲の一群らしい。
1、ワルツ形式のエチュード (この曲は、ま、比較的演奏されてる・・)
2.エチュード(5番のピアノ協奏曲の終楽章になったものを編曲したもの。
これは、個人的にはいい思う)
3.左手用のエチュード (小曲群だけど魅力的。ラヴェルが高く評価した)
184 :
名無しの笛の踊り:2008/05/22(木) 14:00:02 ID:uQE3Uxs2
練習曲集のオススメ盤ありますか?
持っているCDがデュシャーブルのだけなので
気には入っているけど他のも聴いてみたくて‥
185 :
名無しの笛の踊り:2008/05/25(日) 21:15:25 ID:MiibQtT+
Dosse女史
186 :
名無しの笛の踊り:2008/05/26(月) 13:43:02 ID:nd0NFOwJ
>>183 「ワルツ形式の練習曲」
練習曲なのに演奏会で弾かれるそ映える曲ね。
名前忘れたけどイタリアから来たピアニストの演奏会の映像があったが
見事だった。
187 :
名無しの笛の踊り:2008/06/05(木) 08:20:43 ID:Zi1y5fCi
>>186 リベッタかな。彼の十八番らしい。
イザイ編のヴァイオリン版というのもあるけど少し悪趣味だね、あれは。
188 :
名無しの笛の踊り:2008/06/08(日) 23:58:02 ID:d+g+TnLp
Dosseの全集に入ってる「イタリアの思い出」が好き
189 :
名無しの笛の踊り:2008/06/11(水) 23:25:35 ID:LDONMDZJ
↑なんて読むの?
どっせい
まじっすか?
マジレスすると、ドースっぽいね。
193 :
189:2008/06/20(金) 23:34:19 ID:AIiWjuBg
194 :
名無しの笛の踊り:2008/06/20(金) 23:41:04 ID:UQFRrLue
>>187 リベッタ そう彼だ。ワルツ形式は巧い。
サンサーンスの独奏ピアノ曲は聞ける曲が少ないが、協奏曲と2台のピアノ用は
傑作が多い。協奏曲について、「サンサーンスはピアノの達人達にステージに
上がるきっかけを与え、初期の協奏曲が持っていた、あの社交界的性格への
復帰を果たしている」とはコルトーの言葉。
彼の協奏曲はモーツアルトが目指したものと同じだった。
195 :
名無しの笛の踊り:2008/06/21(土) 10:49:11 ID:xcF3GcCL
一気に書いたと伝えられる「ピアノ協奏曲2番」は、サンサーンスの最も魅力的な
作品だと思う。たとえ権威ある大批評家から悪口を言われようとも。
第2楽章のさわやかさはメンデルスゾーンの無言歌集の軽く清々しいいくつかの
曲、「春の歌」「つむぎ歌」「子供の小品」などを聴いているときの気分と一緒。
この曲に比べると、ショパン、リストなどの華やかな協奏曲ですら、重い深刻な
音楽に聞こえる。
才気煥発、彼が才能ある作曲家だと感じる瞬間。
>>195 他の作曲家と比較すると馬鹿が湧くからアレだけど。
重厚な印象の第一楽章と、情熱を発散する第三楽章の間の清涼剤になっているよね。
チェロコン一番のメヌエットも似た感触のもの。
ところで、この曲が「バッハからオッフェンバックまで」と評された、
その「オッフェンバック」の部分はここのことなのかしら? なんか違うような気もするけど。
197 :
名無しの笛の踊り:2008/06/22(日) 12:12:34 ID:QT+BQrYZ
どっかのオケがオールサンサーンスプロ組んでくれないかなあ。
ファエトン
ミューズと詩人
P協3番
オルガン付
とかやってくれたら絶対会員になるのに。
2005年の生誕70周年って何かあった?
198 :
名無しの笛の踊り:2008/07/01(火) 01:42:21 ID:3iMBlfl5
70周年って半端だもん。
百周年を待とう。
199 :
名無しの笛の踊り:2008/07/01(火) 21:06:47 ID:no5xPbZ+
>>196 サン=サーンスにしては、3楽章が珍しく破目を外す程度の情熱の片鱗を見せてるから
それを「オッフェンバッハ」に喩えてバッハ⇒オッフェンバッハを揶揄たんで
しょう。彼の折衷的な作風を皮肉くった悪意の評価ではないですか?
でも折衷主義こそサンサーンスの特徴の一つで、それに全体的にバラバラにならない
統一感を与える工夫をしている。
折衷的と思ったことはないなあ。むしろ...的という風に言えないところが
この作曲家のスタンスではないかと。スタイルとして保守的な部分はあるが
何かの流派や主義は本人には何の興味も無かったと思う。
何にも耽溺せず、どんな風にも書けて、全てに通じる融通無碍。ただ良く出来たものを残す。
折衷というより無に近い。
201 :
名無しの笛の踊り:2008/07/10(木) 21:16:29 ID:gJcu9EXx
この人の自筆譜見たけど、かなり読みやすいね。そのまま普通に演奏に使えると思う。
手紙も、こっちは非アルファベット圏の者には少し読みにくいけど、かなりの達筆だし。
202 :
名無しの笛の踊り:2008/07/11(金) 13:05:21 ID:BMUxf7np
ハイドン=モーツァルト的な意味での古典派音楽こそが意味があると思っていたんじゃないかな。
ロマン派の成果も取り込んだ上で最高の古典派的音楽を創ったとも言える。
203 :
名無しの笛の踊り:2008/07/11(金) 14:18:33 ID:B9zGh+wE
「そうとも、私は古典主義者だ。私はごく小さいうちから
モーツァルトとハイドンの精神で育ったのだ」
204 :
名無しの笛の踊り:2008/07/11(金) 21:41:09 ID:2/AtZOI9
サンサーンスの交響曲へ長調「ローマ」の編成を教えてください!
>>204 2222/4200/Timp, Strings
206 :
名無しの笛の踊り:2008/07/11(金) 23:07:44 ID:B9zGh+wE
>>205 フルート2、オーボエ2、クラリネット2、バスーン2、ホルン4、トランペット2、ティンパニ、弦五部
ありがとうございます!
歌曲聴いたが、何やってもすばらしい作曲家だな
薄っぺらいけどな
このスレ住人を一番刺激する言葉をw
>>209 そんなことないやい!ヽ(`Д´)ノウワァァァァァァン!!!
212 :
209:2008/07/15(火) 03:53:29 ID:p51Xktxj
いや煽りじゃなくてそんなサンサーンスが大好きなんだゼw
213 :
名無しの笛の踊り:2008/07/15(火) 08:39:28 ID:MxIo2Ggd
>>209 薄っぺらいというのは言い方が下手なのだ。
「軽い」ということだ。何気ない、平気な顔している、そんな音楽である
サンサーンスの曲を、深刻好きな人は理解しない。
芭蕉が晩年に到達した俳諧の境地の「かるみ」に似ているかもしれない。
彼は何気なく書いた。
「白鳥」「水族館」「化石」等、「序奏とロンドカプリチオ」「ハバネラ」
「クラリネットソナタ」を、ちょちょと書いて無造作に出版してしまう。
それが名曲なんだが、名曲と認めない人は彼の音楽を理解できないだろう。
うん。かるい、の方がいいね。
ドイツものが好きな人は、「薄っぺら」という印象を
もつことも多いみたいだけど、美観が違うから仕方ない。
意味はそうなんだが他人に言われ過ぎて自虐的になってるのかもしれんw
>>215 やっぱり「薄っぺらい」ってのは褒め言葉じゃないだろ…
217 :
名無しの笛の踊り:2008/07/18(金) 13:53:58 ID:+Kwo2sVD
薄っぺらい・・・ これは極めて否定的な表現でしょ。
これを彼の曲に使うなら、こんどはドイツの某作曲家の作品は
くどい、汚い、大げさな、長すぎる、鈍重な、暗い、 と評される。
これも誉め言葉ではないだろw
218 :
名無しの笛の踊り:2008/07/18(金) 14:19:27 ID:K5Dv4Pfr
早くも浅はかな二項対立バカ発生
夏が来たぞー
221 :
名無しの笛の踊り:2008/07/19(土) 14:14:42 ID:yC+kCnpD
「薄っぺらい」は「酔っぱらい」と似たような語源でしょうか?
フランスだし、ノンシャランって表現が似合う感じ
224 :
名無しの笛の踊り:2008/07/20(日) 09:02:30 ID:tQ5bCakM
>>217 クラヲタは暗オタと陰口を言われる。 このコーナーにも「友達のいないクラヲタが
一人で、なんたら・・・」などというスレがある。
狭い暗い自室で「冬の旅」とか「ブル8」を聴いてる、暗い感じの独身男の
イメージがすぐ浮かぶ。
3B、ブルマラ、タコが聞こえてくる家には変人がいる、などと思われる。
サン=サーンスを聴く人には、そういうイメージがない。事実そういう人が好む。
彼の曲は、
あっさりした、きれいな、小粋な、しまりの良い、軽快な、明快な、洒落た・・
と評せられる。
225 :
名無しの笛の踊り:2008/07/20(日) 09:19:28 ID:tQ5bCakM
>>224 ついでに言うと、彼の曲の特徴は
古典的は、形の整った、明るい、ユーモラスな、華麗な・・・感じの
もので、ばら色の人生の曲である。
暗いトンネルを闇から闇へ、暗い宇宙を浮遊する感じのブルマラ系と
対照的である。
都合良くとらえ過ぎ
一般人から見たらタコもブルマラもサンサーンスもクラヲタ
休日に毒部屋で謝肉祭なんか聴いてる方がよっぽど変人
ワロタ
お前らの中に謝肉祭のナレーション役自演してる奴絶対いるだろw
本当に明るくて社交的でおしゃれで毎日を楽しんでる人は
2chの特定のスレに毎日のように書き込んだりしないよってひろゆきが言ってた
230 :
名無しの笛の踊り:2008/07/20(日) 16:55:48 ID:qjkG83fx
お前が言ってたんだろ。
231 :
名無しの笛の踊り:2008/07/25(金) 10:48:31 ID:ZBVaglED
>>229 ひろゆき君もよく観察してるな(笑)
ところでサン=サーンだが、活発な性格だったことは確かのようだ。
とにかく、あっちに、こっちに興味を示した人で、旅行中のアルジェリアで客死
した時も、最後にブリッジだか勝負ごとに夢中になり過ぎて急死したとか・・・。
「ハルサイ」の悪口を言ったのは有名だが、あの曲も既にピアノ演奏をどこかで聞いて、
その後にシャンゼリーゼ劇場で初演を聴いた時に、あのホルンの奏法は何だ?とか
文句を言って、途中で席を立った。
最初から、席を立って嫌がらせの意思表示をすることも予定していたらしい。
サン=サーンスは、フランクのピアノ五重奏曲初演のときも
演奏会場で似たような行動とってるし、皮肉っぽい性格だったのかな
233 :
名無しの笛の踊り:2008/07/25(金) 12:20:59 ID:u+wRwzBx
単に自分の気に食わないものには我慢できなかった、てことじゃ?
「現在の不協和音は明日の協和音になると言う。確かに人々は全てのことに慣れることができる。
しかし悪い慣れもあるのだ…」
プロコフィエフのロミジュリの不協和音を聴かせたらどう判断するかな。
これまで否定したらただの頑固おやじだな。
235 :
名無しの笛の踊り:2008/07/25(金) 13:59:35 ID:M/oV5jjv
>>228 お前もかw
俺やったことあるよ。女の子たちに動物のコスプレしてもらって。
まぁ、コルトーに「へー君ぐらいでピアニストになれるの」と言った人だからな。
237 :
名無しの笛の踊り:2008/07/25(金) 18:21:43 ID:u+wRwzBx
ピアノロールの録音も異常に上手いもんなあ。
他に(も)厳しい態度は自信の裏返しなのか。
>>231 >>229に書いてある「ひろゆき」とは、2ちゃん管理人のひろゆきではなく、
>>229の知り合いの、どこの馬の骨とも知れぬ「ひろゆき」のことと思われ。
ひろゆきといったら魁皇博之だ。
240 :
名無しの笛の踊り:2008/07/26(土) 22:39:27 ID:R4mTSUoH
>>236 コルトーの演奏をサン=サーンスはどう評価したか? 表現過多はサン=サーンスは
極度に批判的だった。 ピアノ演奏に対しても、そのことをはっきり述べている。
サン=サーンスはこう言っている。
「芸術は深遠の中に降りて行く権利、暗鬱で荒涼とした魂の奥底に忍び込んで
行く権利を持っている。しかし、これは義務ではない」
この言葉については、コルトーは「皮肉でなしにサン=サーンスに同意する」と
述べてはいる。
241 :
名無しの笛の踊り:2008/07/29(火) 08:40:39 ID:/HwEdZCL
, -‐ァ‐- 、
/>:<´ ..:ヽ
, -‐ヤ .:rt:ァ;゙´ ,」:\
` ̄`ヾ"`ヾ:::7 シ.: : :ヽ
ト-、 ` ツ:.: : : : :\
l _:、 : : : :.:.、\
', .: :ヾ、:.:.、:.:_ミゝ、
'、 ` ‐_ミミミミ、
ヽ. _,`''=ミミミミ:、
`7>- ニ..ミ三彡ヘヽ\ `
/´ / ヾ:\ヽ
、,/ / ヾ.:ヾ\
 ̄/ __/ ヾ:.ヽヾ、
/ ヽ
ヒョウロンカキドリ 山梨県 富士樹海
他の鳥が作った巣に難癖をつけ、攻撃する習性を持つ
しかし自分では巣を作らない
>>241 テレビメディアに出てくるやつは殆どその鳥だな。
変態新聞の従業員は全員そうだ。
243 :
名無しの笛の踊り:2008/08/01(金) 20:22:25 ID:aKAV+zzG
>>237 晩年、ピアニストとして演奏会で弾かなくなっても、毎日指の練習をしていた
そうだ。
コルトーは、サンサーンスにとってピアノはメロディーを奏でる楽器としては
捉えてないらしいなどと書いている。
とにかく、テンポルパートを非常に嫌がったと書いている。
コルトーの弾き方は、多分、批判的だっただろう。
244 :
名無しの笛の踊り:2008/08/03(日) 00:29:34 ID:sjet8NxT
ピアノロール聴くとけっこうヨタってるけどな
245 :
名無しの笛の踊り:2008/08/03(日) 15:09:01 ID:OJFVCdOF
ピアノ協奏曲の4番が好きなのだけれど
オススメを教えてくれないだろうか
できれば数種類、簡単なコメントも添えて
漏れはデュシャーブル、ジョルダン・スイスロマンド一択
247 :
名無しの笛の踊り:2008/08/08(金) 16:28:30 ID:job/RK4x
へぇー、もしかして派手な演奏ですか?
今は4枚組で出てるのかな。
248 :
名無しの笛の踊り:2008/08/12(火) 20:04:30 ID:TSq5Np22
>>232 サンサーンスは若い頃から天才児扱いされた。だから幸せだったかっていうと
そうでなくて、さんざんに虐められた。背が低いとか鷲鼻とか容姿を皮肉られたり
した。それで、ひどく攻撃的な性格になって、相手構わずこき下ろす癖ができて
しまった。
「攻撃は最良の防御なり」を実践したんだ。
その結果は、当然、誰も彼を良く言わなくなった。他人を辛らつに批判したが
他人からも容赦なく批判された。 彼の言葉は裏があるよ。
若い頃から散々ーす
250 :
名無しの笛の踊り:2008/08/20(水) 00:28:23 ID:3BwgXcsG
遅ればせながら 一票。
251 :
名無しの笛の踊り:2008/08/21(木) 08:27:11 ID:kJmNkunY
けど、サン=サーンスはフランス音楽界に貢献した。
古いフランス音楽の再評価(ラモーの研究)、ドイツ古典音楽のフランスへの移入、
ベルリオーズを学び、リストを尊敬し、ワグナーの音楽を積極的に紹介した。
ロシア5人組を評価してフランスに紹介した。実績を数え上げればきりがない。
「国民音楽協会」を設立して、フランスの若い音楽家の作品を演奏する機会を
作ったのは最大の功績だった。彼はダンディーやフォレのように、音楽学校の
校長にはならなかったが、結果として後進者の育成に多大に貢献した。
彼の葬儀が国葬になったのは当然。
サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲全集ってあるんですか?
Brilliantからも全集(未完の第4番第1楽章付き)が出てる
中学の時、吹奏楽部がこの作曲家の曲を演奏した記憶がある。
トランペットが主旋律を奏でていて、かなりテンポの早い曲だったのだけど、
ゆったりとしたパートもあって、緩急のつけかたが絶妙な曲だったと記憶している。
しかし、ネットでいろいろあたってみても、その記憶に残っている曲がなかなか見つからない・・・。
どなたか、そんなサン=サーンスの曲をご存知ないですか?
>>256 わざわざ探していただきもうしわけないです。
私が記憶しているのはもっと爆発力のある曲でした。
メロディを伝えられないのはなんとももどかしいです・・・。
259 :
名無しの笛の踊り:2008/08/31(日) 08:27:38 ID:U89ClnUE
>>257 「アルジェリア組曲」の第4曲 「フランス軍隊行進曲」というのもある。
これも勇壮な感じ。
>>258 >>259 ありがとうございます。
「月桂樹」、「フランス軍隊行進曲」どちらも聞き覚えのない曲でした。
なにぶんクラシックに疎い私の記憶に残っているぐらいですから、
強烈で激しい特徴的なメロディであることは間違いないと思うのですが・・・。
せめて曲名を思い出せればと記憶を探り当てているのですが、
肝心なところが思い出せません(サン=サーンスじゃなかったら申し訳ないです)。
思い出すのはトランペットのパートがとても特徴的で、
スタッカート(?)
「タタタタタタタタ タタタタタータンタタ」
というみたいな感じなのです。
なんとか表現するとこんな感じなんですが・・・(^^;>
メロディを文章で伝えるのはやっぱり無理がありますね。
うーん・・・。
まさか交響曲3番をエレクトーン付きで、ってオチじゃ無いよな
263 :
名無しの笛の踊り:2008/09/01(月) 02:02:43 ID:uBayQKaL
>>262 ありがとです。
そちらで尋ねてみます。
265 :
名無しの笛の踊り:2008/09/04(木) 23:25:52 ID:woVZHtWl
鰤で室内楽まとめて出してくれないかなあ
絶対買うのに
266 :
名無しの笛の踊り:2008/09/04(木) 23:33:24 ID:aHhdRCmO
鰤のメンデルスゾーンの室内楽箱があんなに売れたんだから、サン=サーンスのも
売れるだろうな。
音源集めるの大変かもしれないけど。
267 :
名無しの笛の踊り:2008/09/12(金) 16:42:33 ID:KJ4wECw8
鰤てなんですか?
クレヨンしんちゃん?
なんでクレヨンしんちゃんがここで出てくるのか
3行で簡潔に説明キボス
271 :
名無しの笛の踊り:2008/09/12(金) 23:27:13 ID:TZCIJ2jL
273 :
名無しの笛の踊り:2008/09/22(月) 14:56:42 ID:HCL1uUa+
アフリカ幻想曲って、どうよ?
274 :
名無しの笛の踊り:2008/09/22(月) 23:27:41 ID:fn2zdFaA
まあまあ
協奏曲5番を聴いて「どこがエジプト風なんだよ!」と思った人におすすめ
276 :
名無しの笛の踊り:2008/09/29(月) 23:01:43 ID:1csEBjId
サン様の地名入りの曲はタイトルから想像されるような
エキゾチシズムを期待すると肩透かしを食らう
灼熱の砂漠と思いきや爽やかな海風だからな
278 :
名無しの笛の踊り:2008/10/01(水) 11:51:17 ID:li2FchxH
>>275-277 サン=サーンスのアフリカはアルジェリアとエジプト、チェニジア、
モロッコに限定されるw
エジフト風は聴き手のイマジネーションによる。
イマジネーション力が鈍な人は、何も感じない。
280 :
名無しの笛の踊り:2008/10/09(木) 21:10:35 ID:19vTXOGP
281 :
名無しの笛の踊り:2008/10/09(木) 22:42:45 ID:t2y7WBd7
>>271 いいねーこれ。
でもなんで2人の演奏混ぜてんの?
282 :
名無しの笛の踊り:2008/10/10(金) 22:56:41 ID:52AMf4Yk
パイプオルガンの音色はどこか暗黒の世界から聞こえてくるような雰囲気が
あるんだ。
昔から洋画では、吸血鬼、お化け屋敷などを連想させる場面に使われていた。
283 :
名無しの笛の踊り:2008/10/12(日) 11:45:08 ID:As61/mM2
サン=サーンスの「死の舞踏」は彼流のカルカチュアされた知的な音楽
だが、同じ趣向のムソの「禿山の一夜」、あれをパイプオルガンでやったら
凄い曲になると思うのだが・・・
地底から湧き出てくる悪霊の気違いじみた饗宴風景がパイプの音を通して
繰り広げられる・・・
284 :
名無しの笛の踊り:2008/10/13(月) 20:00:49 ID:H21wqK7O
交響曲第3番俺的ベスト5
ミュンシュ&ボストン響
パレー&デトロイト響
アンセルメ&スイス・ロマンド管
メータ&ロス・フィル
マルティノン&フランス国立管
285 :
名無しの笛の踊り:2008/10/13(月) 23:45:50 ID:3l9Go/BE
>>284 あと代表的なものは、
デュトワ&モントリオール
レヴァイン&ベルリンフィル
オーマンディ&フィラデルフィア管(2種)
ぐらいかな?
バレンボイムがいいって言う人もいた。
ショルティってないの?
ワーストでは?
287 :
名無しの笛の踊り:2008/10/14(火) 00:41:56 ID:b6DykdNB
交響曲3番はカラヤン&ベルリンフィルが最高
288 :
名無しの笛の踊り:2008/10/14(火) 00:44:14 ID:b6DykdNB
次点は
バレンボイム&シカゴかな
最低では?
290 :
名無しの笛の踊り:2008/10/14(火) 00:48:58 ID:b6DykdNB
291 :
名無しの笛の踊り:2008/10/14(火) 00:51:03 ID:b6DykdNB
ミュンシュ&ボストンはモノラル録音なのが難点
オーマンディ&フィラデルフィアは3枚あるね。Sony、RCA、テラーク
マルティノンもフランス国立放送管(エラート)とフランス国立管(EMI)の2枚
バレンボイム&シカゴ響がいいって言ってたのは、たぶん俺かな
カラヤン&ベルリン・フィルは人気ないの?
なんだつんぼか
>>291 ジャケットにでっかく、ステレオ・スペクタキュラーって書かれてますけど
295 :
名無しの笛の踊り:2008/10/14(火) 08:32:54 ID:lOQ0uRuN
サンサンスレに珍しく荒れそうな空気なので記念パピコ
297 :
名無しの笛の踊り:2008/10/19(日) 13:54:55 ID:ekVQPkf8
オルガン付きで、録音の古さを無視していいなら、トスカニーニの52年盤かな。これこそXRCDで聴きたい。
299 :
名無しの笛の踊り:2008/10/19(日) 23:59:16 ID:xDYk6Ian
サムソンとデリラ、歌手は誰が良いのさ?
わしゃホセ・カレーラスとアグネス・バルツァが良いと
思ってるんじゃが…。
300 :
名無しの笛の踊り:2008/10/20(月) 00:27:22 ID:zzwRbAJT
>>299 デリラはバルツァは適役。
このオペラはデリラを誰がやるかで、非常に雰囲気が変わってしまう。
暗い情熱とパワーをもった憂国の闘士という役どころだけど、あまり
この役に合う人は多くはいないかもしれない。
「エレクトラ」のタイトルロールにも近い役柄かなと思う。
サムソンは誰でもいい。ドミンゴでもカレーラスでも。
301 :
名無しの笛の踊り:2008/10/21(火) 00:20:26 ID:GL/AV1YS
バルツァはデリラを聴いた限りでは、同じメゾ・ソプラノでも、
割りと声のトーンが高い。
ソプラノに近い声質のような気がする。
地の底から響いてくるような暗鬱な暗さがなくて良い。
一言で言って華麗なメゾ・ソプラノなんだよね。
他の歌手の歌うデリラの声の低さを聴いて吃驚した。
302 :
名無しの笛の踊り:2008/10/22(水) 10:37:55 ID:ecvdMDT8
衆目の一致するところと言うのはオーバーだけど、今のデリラ役はオリガ・ボロディナ
でしょ? 日本公演も彼女のデリラは絶賛された。
安定した声質。 悪女の感じはしないが、聴いていて心地がよい。
303 :
名無しの笛の踊り:2008/10/22(水) 23:44:37 ID:Lg9Y/pdb
まあそこは人様々と言うことでw。
304 :
名無しの笛の踊り:2008/10/24(金) 16:39:27 ID:N0VCu7Qy
地底から出てくるような暗いメゾソプラノのデリラの声を聞いてみたい。
憎悪と復讐というテーマであれば、そういう声でしょ
305 :
名無しの笛の踊り:2008/10/24(金) 23:05:21 ID:ht9EnZAg
>>229 > 本当に明るくて社交的でおしゃれで毎日を楽しんでる人は
> 2chの特定のスレに毎日のように書き込んだりしないよってひろゆきが言ってた
ひろゆき低学歴で世間知らずなんだからオタクの世界の人間の価値観で
物差し作ってるからな。我々の価値観など理解できまい
307 :
名無しの笛の踊り :2008/10/25(土) 00:16:40 ID:I8pXjw19
>>306 >>229の「ひろゆき」は2ちゃんの「ひろゆき」じゃないだろwww
ひろゆきはそんなこと言わないよ。
どこかの馬の骨の発言を真面目に受け取るな。
魁皇はそんなことを言わん!
309 :
名無しの笛の踊り:2008/10/26(日) 09:53:46 ID:xMppaA/v
310 :
名無しの笛の踊り:2008/11/01(土) 17:18:44 ID:zrF/EXil
>>277 灼熱の砂漠ではなくて、爽やかな風が吹く地中海性気候のエジプト。
ぬけるようような青空とか、ちょうど日本の五月晴れのようなイメージでしょう。
311 :
名無しの笛の踊り:2008/11/05(水) 22:43:43 ID:DtTcHQNq
ピアノ協奏曲は、2ちゃん見てるとプロコフィエフの方が良さそうだけど、
プロコよりサン=サーンスの方が絶対いいよ。
312 :
名無しの笛の踊り:2008/11/09(日) 10:56:16 ID:yRvt9XzE
>>311 近年の傾向としてテクニック至上主義というか、コンクールでばりばり弾ける
腕を持ったピアニストがのしている感じ。
若いピアニスト達はどうしてもラフマニノフ、プロコなどの豪快な曲を選択
しているようです。
モーツアルトの協奏曲も演奏される回数が減っているでしょう?
聴く歓びという点ではモツやサン=サーンスの方がいいが、時代の好みは違う
ようです。
大作曲家でありながら、サンサーンスって極端に軽視されてると思ってならない・・・
314 :
名無しの笛の踊り:2008/11/11(火) 12:47:44 ID:YUHF4PfX
正統派が軽視される風潮。
散々っす
テスト
お、書けるようになってる。
交響曲第3番で、クリュイタンスに近い感じのステレオ録音を紹介してくれないか?
318 :
名無しの笛の踊り:2008/11/21(金) 09:33:28 ID:shTRL5fz
オラトリオ「洪水」の前奏曲って有名ですか?
319 :
名無しの笛の踊り:2008/11/24(月) 09:16:50 ID:PEx+Ba3l
「洪水」は彼の人気のあったオラトリオです。最近はほとんど演られなくなった。
サンサーンにはそういう曲がいっぱいあるから、また復活するかもしれない。
最近出たクリスマス・オラトリオがすごく良かった。
「アフリカ幻想曲」カッコいい!
322 :
名無しの笛の踊り:2008/12/10(水) 22:46:43 ID:WF8FzfcK
>>321 協奏曲形式の作品の方が良いものが多い。
独奏楽器の演奏効果発揮を考えているからか。この人の場合、ベルリオーズ
に影響されたのだろう、管弦楽全体の外面的な効果に工夫がなされていて、
成功もしている。
323 :
名無しの笛の踊り:2008/12/10(水) 23:42:37 ID:39o8kosu
そういえば、サン=サーンスはベルリオーズを尊敬していたんだよね。
324 :
名無しの笛の踊り:2008/12/12(金) 19:57:47 ID:mjklVBdE
サン=サーンはドイツ音楽コンプレックスの人だったけれど、ラモーと
ベルリオーズは非常に尊敬していたようだ。
この人の先人作曲家に対する評価は実に的確で、分け隔てない眼で判断して
いたように思える。
325 :
名無しの笛の踊り:2008/12/15(月) 00:38:20 ID:GcqC20Xc
弦楽四重奏曲の手頃な録音がなかったけど、この度カリオペから発売されたので
早速飛びついた。
なかなか良かった。
ドイツ的重厚さとフランス的粋を併せたような、いつものサン=サーンス路線
だけどさ。
わりと気に入った。
326 :
名無しの笛の踊り:2008/12/15(月) 01:43:04 ID:BzWBtIF/
サンサンスってガン付きしか知らない。でも好き。
>>326 犬でデッカの5枚組が安売りされてるよ、他のも聴いてみたら?
ヴァイオリン協奏曲やピアノ協奏曲も、チャーミングな旋律に満ちてるよ
チェロ協奏曲もよろしく。
室内楽におしゃれな曲が多いんだよな
330 :
名無しの笛の踊り:2008/12/21(日) 22:33:11 ID:UZj1Vlny
こないだ地下鉄に乗ってたらすげぇ美人がサン=サーンスのチェロコン1の3楽章
をiポッドかなんかで聴いていた。音が思いっきり漏れてやんの。しかしサン=
サーンスの曲ってどれも情熱的だよね。
331 :
名無しの笛の踊り:2008/12/22(月) 01:12:31 ID:JNLYPzIl
Vn協のスレ900以上書き込みあるがサンサ−ンスの3番なんか1件触れているだけ
それも軽くスル−。
非の打ち所なく良くできた曲だと思うんだけど、所謂「ファン」は出来ない曲なんだろう。
シベリウスやメン・チャイなんか読んで恥ずかしくなるほど熱くなってるヤツがいるんだが。
ま そんな整いすぎたツンデレ系のサンサ−ンス3番がイイ。
>非の打ち所なく良くできた曲だと思うんだけど、所謂「ファン」は出来ない曲なんだろう。
どういう意図があって、「俺だけが分かってる」みたいな嫌味な態度をとっているのか知らんけど
2番の第3楽章もいいよ
前にも書いたけど、どうしてチャイコフスキーがあるなら
サン=サーンス国際音楽コンクールをやらないんだろう?
本選の協奏曲はピアノ、ヴァイオリン、チェロと全部名曲が揃っているし、
予選のソナタやソロ曲だってある。
フランキストたち(ダンディ、ショーソン、デュパルクなど)の弟子の世代が
いまのフランス楽壇を牛耳ってるからだろ
335 :
名無しの笛の踊り:2008/12/22(月) 19:24:50 ID:Kp/DX4W4
フランス人がサン=サーンスはドイツ音楽家の亜流と考えているからじゃないの?
当然、大作曲家が居並ぶドイツ古典派の伝統を担う巨匠たちと比べてしまうからね。
サン=サーンスを売り込めないフランス人のコンプレックスもある。
ピアノ協奏曲は無理でも、ヴァイオリン協奏曲とチェロ協奏曲で弦楽器の
国際コンクールはやれないでもないと思う。名曲だから。
それと、フランス人がサン=サーンスがあまり好かない、ということもあり
そう。
気の毒な作曲家・サン=サーンス。
336 :
名無しの笛の踊り:2008/12/22(月) 19:59:42 ID:fNzVOin5
サン・サーンス入門に適当な曲はなんでしょう?
ヒロちゃんて
チャーミングだよね藁
>>336 交響曲第3番
ピアノ協奏曲第4番
あるいは、クラリネットソナタ
そのあとはチェロ協奏曲(2曲)も、ヴァイオリン協奏曲(3曲)も
ヴァイオリンソナタもOK
交響曲第3番が気に入ったら、糸杉と月桂樹もよいはず。
で、そのへんをきいたあとで動物の謝肉祭というのでどうか。
「死の舞踏」「オンファールの糸車」「ファエトン」
アフリカ幻想曲
序奏とロンド・カプリツィオーソ
ウェディング・ケーキ
あるだけ並べてるみたいで嫌だが
チェロソナタ(2曲)
ピアノ三重奏曲(2曲)
白デッカの二枚組のやつから聴いたらいいと思うよ
とりあえず2枚組1500円
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1506977 交響曲第3番ハ短調op.78「オルガン付き」/ピアノ協奏曲第2番ト短調op.22
交響詩「死の舞踏」op.40/組曲「動物の謝肉祭」/ハバネラop.83
序奏とロンド・カプリチオーソop.28/ 「サムソンとデリラ」 バッカナール
「サムソンとデリラ」 あなたの声に心も開く/交響詩「オンファールの糸車」op.31
すみませんデッカじゃなくてグラモフォンでした
344 :
名無しの笛の踊り:2008/12/26(金) 23:57:56 ID:KpRVmxWw
「ピアノ協奏曲 第5番」(エジプト) これが一番。
ネットラジオ聴いてたらクリスマスということでサン・サーンスの
クリスマス・オラトリオやってた
とっても綺麗な曲で感動したよ
>>344 あの終楽章は、キラキラとした陽光の中をそよ風が吹きぬけるようだ。
347 :
名無しの笛の踊り:2008/12/27(土) 15:26:27 ID:yDJJTqXS
この人の三度のエチュードは鬼だなw
とても綺麗な曲だけど難し過ぎっす・・・
348 :
名無しの笛の踊り:2008/12/27(土) 16:55:59 ID:ZsLGGlz/
>346
いいねえ。そよ風というか、さわやかな風が吹き抜けるイメージは禿同だ。
4番も好きだが、5番は特に3楽章が格別。
349 :
名無しの笛の踊り:2008/12/27(土) 22:15:21 ID:K+83fs2h
フィギュアの安藤美姫はきっとサン=サーンス好きなのだろう。
オルガンを使っていた。たしかサムソン&デリラのバッカナールも以前
使っていたし・・・
>>349 ずーっと一楽章前半使って最後の最後コーダで締めるカットにウケタ
>>344 エジプト風、先週NHK教育の仙台フィル演奏会でやってたね。
ちょっぴり感傷的な第1楽章が好き。
>>350 2楽章前半-1楽章前半-2楽章コーダ だったね。
ジゼルよりも安藤には向いてるよなあ。
354 :
名無しの笛の踊り:2008/12/31(水) 09:26:56 ID:39TekmXb
フィギュア
音楽が他の人とかち合うので安藤はサン=サーンスに変えた。
慣れた音楽を変えると危ないと言われる。安藤もそれをわかっていて、頑張り
ますと励んだ。先日は惜しくも失敗したね。曲の選択は間違っていないが・・・・
メイエとル・サージュのクラリネットソナタを聴いてるが、とても良い曲だ。
明朗さとほどよいメランコリーがうまく混ざり合っているというか…
356 :
名無しの笛の踊り:2009/01/05(月) 13:04:29 ID:pDqEBixP
晩年の管楽器の室内楽は、どれも俗世間からふっきれたような自由な心境を
語っているようで、いいです。
このクラリネットソナタはサンサーンスの遺言でしょう。
357 :
(‥):2009/01/07(水) 18:56:22 ID:Q6u2m2UF
サン=サーンスのアレグロアパッショナートについて
内容の説明や、その時の時代背景など
わかることがあれば教えてほしいです!
とりあえず細かくよろしく!
359 :
名無しの笛の踊り:2009/01/10(土) 17:20:47 ID:DUj2E8KX
「ミューズと詩人たち」も美しいね。
オーボエとクラリネットの両ソナタいいね。ただ晩年の心境とかはあんまり感じられない。
むしろ若い頃とほとんど変わっていないのに驚かされる。
361 :
名無しの笛の踊り:2009/01/11(日) 18:55:46 ID:o3DWv9HT
オペラ「ヘンリー8世」・「黄色い姫君」聴いたことある奴いる?
「ヘンリー8世」なら、DVD買ってしばらくは何度も聴きました。キャサリン・オブ・
アラゴンに思い入れがあるもんで。
音楽的には、私は圧倒されました。特に法定シーンなどの大合唱の場面。
ストーリー的には、史実とは離れた人物(アンの婚約者がスペイン人になってる)
が登場するけど、ヘンリーのぶっ飛び嫌な性格が最後の幕で十分出ていいて良かった。
国内版は、とんでもない誤訳の箇所が2・3あるので、輸入盤の英語字幕がオススメ。
フランス語の台詞に合わせた古い英語が付いている。また、国内版は
画質、音質共にひどい。
363 :
名無しの笛の踊り:2009/01/12(月) 16:56:07 ID:HTvVMJPT
「黄色い姫君」は日本が舞台。
例によって勘違いジャポニズムが痛々しいオペラらしい。
CDはあるけど、腹立つんで買ってないw。
365 :
名無しの笛の踊り:2009/01/12(月) 21:33:58 ID:w98/UWio
>>363 別に勘違いと大げさに怒ることない。19世紀半ばのフランスだ。
中国、日本は遠いよ。 プッチーニ、マスカーニの時代になって、初めて
日本と中国の違いが認識できるようになった。パリの万国博覧会あたりからで
ないの? オペラ「褐色の姫君」が書かれたのはそれよりかなり前だろう。
チャイナ風の旋律が面白い。
366 :
名無しの笛の踊り:2009/01/14(水) 12:47:22 ID:RdWD3aG3
>>365 プッチーニの「蝶々夫人」も中国風。
プッチーニは日本を研究をしているけど、少しチャイナの味を混ぜていた。
無意識に混じるのではないか?
マデトヤの「オコン・フオコ」とどっちがマシ?
368 :
名無しの笛の踊り:2009/01/15(木) 15:18:59 ID:M2nHgvSZ
369 :
名無しの笛の踊り:2009/01/15(木) 21:44:36 ID:CU5lufNA
多分良い曲あるんだろうな、と思わせるのが彼の合唱曲。
幾つか知られた曲があるにはあるが、殆どが未知数。
奇特なレコード会社に、是非主要な曲のリリースをして欲しいと思う今日この頃。
軽妙で洒脱で旋律の美しい曲が沢山あると期待している。
来月京都でオルガン付きをやるね
アマオケだけど演奏機会の多い曲じゃないし行けたら行ってこよう
371 :
名無しの笛の踊り:2009/01/20(火) 20:17:24 ID:7hwbD7mn
>>369 サン=サーンスの合唱曲でよく唄われるのは『サムソンとデリラ』のペリシテ人の
乙女達が歌う合唱でしょう。
團伊玖磨の「花の街」に雰囲気が似ている。
372 :
名無しの笛の踊り:2009/01/28(水) 11:10:32 ID:J516s/zQ
>>360 サンサーンスは最初から完成した作曲家。生涯を通じてあまり変化はない。
というより、伝統志向派として自分の座標を確立してしまって動かなかった人。
変化=進歩で、進歩が人間的な成長などと勝手に妄想を押し広げ、絶えず変化して
いる音楽家を持ち上げる一方で、変化しない人を同じ理由で低く評価するの人が
いるが、随分おかしなことだ。
>>372 天才=変化しない
バカ=変化しない
大きな違いがあるわな
374 :
名無しの笛の踊り:2009/01/28(水) 14:27:51 ID:J516s/zQ
>>373 サンサーンスは神童でした. 「バカ」には分類されないでしょう。
375 :
名無しの笛の踊り:2009/01/28(水) 23:41:31 ID:BTopDhSM
サン=サーンスをバカに分類?
どんだけなんだよ。w
バッカナール
なんか話がかみ合ってないぞ
378 :
名無しの笛の踊り:2009/01/31(土) 23:19:47 ID:GmYre3ho
バカと天才は紙一重の方に近いのか?
とにかく、何の分野にでも首を突っ込みたがった人だったから。
379 :
名無しの笛の踊り:2009/02/02(月) 23:33:35 ID:aLoTp1uJ
話がかみ合ってない。
ってか、晩年の木管ソナタは十分枯れてるでしょう。
元気まんまんな頃のヴァイオリンソナタ1番やチェロソナタ1番の
規模の大きさ、劇的さ、勢い、に対して木管ソナタはどれも
小規模で、断片的で、ノスタルジックで、箱庭のような盆栽のような音楽。
381 :
名無しの笛の踊り:2009/02/07(土) 21:59:15 ID:4fV1VbWq
乙
382 :
名無しの笛の踊り:2009/02/07(土) 23:37:42 ID:v3lkgWpT
>>380 晩年は少し枯れて、その味が出てきた。良趣味の淡彩のスケッチみたいな曲。
いろいろ書いたけど、最後にここに到達したという感じ。
比較的若い頃の作品、例えばピアノトリオNo.1でも、晩年の作品と同様の
よく言えば透明感のある、悪く言えば空虚な響きが聴かれる。
譜面づらもどっちもみごとにスカスカw
筆力が落ちてスカスカなのか、狙ってスカスカなのか。
自分は最近クリスマス・オラトリオが好きだ。
385 :
名無しの笛の踊り:2009/02/09(月) 13:34:10 ID:dDeBntJb
スカスカという意味がわかりにくい。
音符密度が少ないという意味なら、わかるが、イメージ的にスカスカって、
例えばスイカがスカスカみたいな意味なのか。
386 :
名無しの笛の踊り:2009/02/10(火) 20:48:31 ID:KJz2W63S
汁物に喩えると、あっさりとした吸い物みたいな上品な音楽。
石狩鍋みたいに、魚だ野菜だ、さらにいろいろなものを入れて濃厚なミソ仕立ての
具沢山の鍋料理でないっつうことだ。
好みのレベルだね。しつっこいのが好きな奴はスカスカ感が物足りないのかも。
387 :
名無しの笛の踊り:2009/02/11(水) 14:19:54 ID:Gn0hl6IB
世の中には具沢山の曲が好きな人もいる。
マーラーの交響曲なんかはチャンコ鍋だ。
サンサーンスとかフォーレ、ラヴェルのような作曲家には、とんでもない
料理だろう。
アンサンブル・ヴィラ・ムジカの管楽ソナタ集買った。
サン=サーンスの室内楽は要チェックして損はないと確信した。
389 :
名無しの笛の踊り:2009/02/13(金) 16:27:09 ID:8Sn0rxqd
けっこう室内楽は沢山 書いてますね。
390 :
名無しの笛の踊り:2009/02/13(金) 17:58:40 ID:oiUTQxe6
クラリネット・ソナタ、オーボエ・ソナタと同レベルの曲ってありますか?
この2曲は好きなんですが…
>>390 「同じレベル」というのがよく分からないな。
それらは確かにものすごく良い曲だけど、他と隔絶した高みにいるという気もしない。
サン=サーンスには出来の悪い曲は基本的にないし。
同じような曲が聴きたいなら、晩年の室内楽関連を漁ればいいと思うよ。
ファゴットのソナタとかフルートの「オデレット」とかチェロの「祈り」とか。
ロマンス周辺とかも。
連投ごめん
とにかくアベレージが非常に高いうえに、大きな作風のブレもないから、
何を評価して何を評価しないかというのは、個人的な好き嫌いの要素がかなり大きくなってくる。 だから、
>>390がどの曲を気に食わないかが分かれば、もしかしたら何か薦められるかもしれない。
とりあえず自分に言えるのはこのくらいか。
393 :
名無しの笛の踊り:2009/02/14(土) 13:05:29 ID:3UfXeqdn
>>119 リヒテルのピアノ、コンドラシン&モスクワ・ユース管弦楽団の5番「エジプト風」は、
チャイコフスキーもラフマニノフもグリーグも知らなかった俺が初めて「ああ、ピアノ協奏曲っていいな」と思った演奏です。
たしか、NHKのFMでやってて、それをカセットテープで録音したんだと思う。
リヒテルは俺、あんまり好きじゃないんだけど、この曲とかドヴォルザークのコンチェルトとか、
それほど大メジャーじゃない曲に、いい録音があって、そういう点は好きです。
この第5は、それからも大好きで、出れば買ってる。
1番好きなのは、やっぱりルプーかな。
>>391-392 390です。気に食わない曲があるわけではないです。
単にクラリネットとオーボエの2曲しか知らなかったので。
391に挙げられた曲を聴いてみますね。どうもありがとう。
>>394 他にもいい曲は沢山あるから、過去レスとか読んでいろいろ聴いてみて。
とりあえず協奏曲とか室内楽あたりから。
396 :
名無しの笛の踊り:2009/02/14(土) 22:36:01 ID:jPCFm2Ul
>>390 同じく、クラリネットソナタにはまって、
晩年ソナタ三作をあさりました。(バイオリンソナタも少しかじる)
似たような曲ないかなーって思いつつ、放置。
時が過ぎサン=サーンスもあんまり聞かなくなって2年後
チェロソナタ、ピアノ三重奏に出会いました。
そして再び、いや今度は前回以上に強烈にサン=サーンスにはまりまくり。
特に室内楽に。
チェロソナタや、ピアノ三重奏は
380さんや383さんの言う(?)ように晩年木管ソナタ3作に
近いものがあるかもしれません。
あとチェロやバイオリンの小品(ロマンス、エレジーとか)
にも近いものがあると感じます。
397 :
名無しの笛の踊り:2009/02/14(土) 23:23:24 ID:+IxoRPbs
木管のソナタは
>>382で書いてあるように枯れた良さがあるから。
特に胸を打つクラリネットソナタの緩徐楽章は他に例がない。
ただこれらのソナタ集のもつ古典(ロココ風)への回帰はチェロソナタ
ヴァイオリンソナタ ピアノトリオ 弦楽四重奏の各2番(結局全て
晩年の作品)に顕著ではないかな。
その意味では「エジプト」にも同じ洒脱さがあるね。
すみません。オルガン付き交響曲の循環主題について疑問があります。
「イングリッシュ・ホルンが奏する循環主題」
とデュトワ盤の解説に書かれているんですが、
あの循環主題をイングリッシュ・ホルンが奏することは無いと思うんですが…
フランクと勘違いしたんだろ
400 :
名無しの笛の踊り:2009/02/18(水) 20:07:42 ID:WGBif8tH
循環主題って何ですか?
循環形式とどう違いますか?
「あの主題」って全音版の山口博史解説でいう循環主題Aのこと?
同じ解説では第一楽章55小節からコールアングレで出る第一副主題は「循環主題
BをC-durへ移調したもの」だって指摘されてるけどね。
調べりゃ簡単にわかることなんで詳しく答えるのも野暮だから簡単にいうと、
循環形式は形式、循環主題は主題。
みんなサンクス。
>>401 解説書いたのは出谷啓だけど、そこまで考えてるだろうか?
この人、第2楽章第1部のピアノを「連弾ピアノ」とか言っちゃってるしw
(ちなみにこのピアノに関する勘違いをしている評論家は数多い。)
>>399の言うとおり、出谷の勘違いの線が濃厚かな。
404 :
名無しの笛の踊り:2009/02/19(木) 19:55:42 ID:a8ZHOhWz
でーやんでもできるのが音楽評論家
おれもそんな楽な仕事をしてみたい。w
405 :
名無しの笛の踊り:2009/02/19(木) 20:30:50 ID:rN4rS7CG
>>403 「連弾ピアノ」じゃないの? 私はコンサートでは連弾ピアノしか聴いた
ことないよ。
>>405 細かいことかもしれないけど、第二楽章第一部のトリオはふつう一人で弾く。
連弾になるのは第二部。
>>406 そうそう。第2楽章第2部の中の、
たった8小節のためにピアニストをもう一人使うw
「名曲解説全集」ではイングリッシュホルンのメロディーも含めて「循環主題群」として
扱ってる。結局
>>398が、循環主題はこれだけって思いこんで他のが間違い。
でーやんを腐してもこの点は変わらんよw
第1主題群とかならありだろうが、全体が循環してるわけじゃないのに「循環主題群」は日本語的におかしいだろ。
410 :
名無しの笛の踊り:2009/02/20(金) 10:27:38 ID:VMsxsPRu
「いくつかの循環主題」で循環主題群。それらが全曲の至る所に配置され、組み合わされている。
どこがおかしいの?
411 :
名無しの笛の踊り:2009/02/20(金) 10:56:53 ID:ee7h9hQs
>>407 でも、あの連弾の効果は抜群に素晴らしい。一瞬に通り過ぎる まばゆい光。
>>408 全曲に渡る循環主題はEs-D-Es-C-D-Es-G-Fis-F-Es-…
だけだって言いたいんじゃ?
確かに他は分かりにくいけどさ。
>>410 Es-D-Es-C-D-Es以外のフレーズは循環主題とは言えない。
414 :
名無しの笛の踊り:2009/02/22(日) 18:28:21 ID:tSA9O7wC
第3交響曲
Es−D が基本。この2音を発展させsて壮大な大建築を造り上げた
第3交響曲
全曲がEs一音の上に築かれている。ここまで簡潔な循環主題は前代未聞。
でーやんはそのことがわかっていない。
でーやんに深い分析は無理
どうも必死なのがいる気がする
まったくわかりませんが抱擁します
420 :
名無しの笛の踊り:2009/02/27(金) 23:13:41 ID:VLIwWGXY
サン=サーンスがオルガニストを勤めたマドレーヌ寺院みたいな曲ですね。
とりあえず全音版ポケスコの山口解説読むだけでも感動できると思う。
422 :
名無しの笛の踊り:2009/03/01(日) 11:29:43 ID:zFXNhcE1
サン=サーンスに、第3シンフォニーと同様な曲はありますか?
423 :
名無しの笛の踊り:2009/03/01(日) 13:34:07 ID:v+djxZfm
どのように同様か書かないと、だれも答えられませんよ。
>>422 ピアノ協奏曲第4番
全2楽章で構成されていますが、それぞれの楽章が前半と後半に分かれ
交響曲第3番と同様、全体が4楽章形式ともとれる内容
循環主題も用いられている
但し、オルガンは使われていません
シュプレとローリエ
>>425 「糸杉と月桂樹」?
ラジオで聴いたんだけど。
427 :
名無しの笛の踊り:2009/03/04(水) 16:41:12 ID:AqHyq8uL
第3交響曲はオルガンを使ったというだけで、価値の高い曲だ。
1楽章後半の神秘的な静かなオルガンの音もいいが、やっぱり2楽章後半の
圧倒的な音量のパイプオルガンの存在感は何度聴いてもいいな。
428 :
名無しの笛の踊り:2009/03/05(木) 00:13:52 ID:NQFcLcLv
どうしてオルガン協奏曲は書かなかったんだろう?
糸杉と月桂樹があるじゃないか
430 :
名無しの笛の踊り:2009/03/05(木) 09:14:03 ID:yxm//l5e
「糸杉・・・」は表題音楽か?
431 :
名無しの笛の踊り:2009/03/09(月) 00:12:31 ID:IYm5hnrI
「糸杉と月桂樹」ってプラッソンのしかないの?
吉田秀和『名曲300選』ではひどい書かれ方をしてる。
だが、私は、この人の器楽は、もうやりきれない気がする。一体、これは本当の
芸術家の仕事なのだろうか。彼の旋律−−有名な『交響曲第三番』『ヴァイオリン
協奏曲第三番』『ピアノ協奏曲』第二、四、五番などの主題をきいでみたまえ。
なんという安っぽさ、俗っぽさだろう!そのうえ、あとに出てくる発展は、もう
常套手段ばかり。ただ、気持ちよく響く音が器用にならべられてあるというだけの
音楽は、ほかの芸術なら、本当の音楽とは別に、大衆的な何かというふうに、
わけておかれ、画だったら、お菓子屋か百貨店の包み紙かチョコレートの箱、
または少年少女雑誌の巻頭に印刷され、やがてそれがはがされて、女子学生の
寄宿舎の壁にはられる−−つまり、応用ないし娯楽美術に分類されるのだろう。
ところが、サン=ーンスは、今日でも大家で通っている。
初出は1961年。そういう時代だったんだろうねえ。
まだ生前のサン・サーンスを毛嫌ってた評論家・芸術家の目が黒い時代だからねぇ。
434 :
名無しの笛の踊り:2009/03/09(月) 23:01:39 ID:39YRg3yd
>>432 わはっはっは・・・
なんか・・・、
サン=サーンス・ファンとしては、怒るというより笑っちゃうよ!
>>432 一言でいうと「キッチュ」ですな。
至高のドイツ音楽に比べるとフランス音楽はキッチュだと言ってた時代ですね。
当時の彼はショパンの評価さえ低かったからな(歳を取ってきて--あるいは
時代が変わって---、ずいぶん評価が変わってる)
出典は覚えてないけどもっと後年の文章で、「フランス軍隊行進曲」を取り上げて、
あの器楽不毛の時代のフランスでこれだけ立派なものを書けたのは凄い才能だと誉めてた。
ただし続きがある。いわく、この人は作曲するに際して何一つ困難を見いださなかったに
違いない。だが新の芸術家は困難を自ら発見し、克服することによって作品を完成させるのだ。
確かフランクとの対比での話だったと思う。
サン=サーンスはむしろ意識的にそのような芸術館から距離を取って、バロックや古典に回帰
しようとしたのではないか。
>>431 ジョン・ヴィクトリン・ユウ指揮フィルハーモニア管の録音がある。
438 :
名無しの笛の踊り:2009/03/11(水) 21:53:02 ID:XadL2Jc+
>>432 吉田翁の御宅のステレオで「交響曲第3番(オルガン)」は、ちゃんと聴けた
のかしら?
439 :
名無しの笛の踊り:2009/03/13(金) 18:38:30 ID:RKkknyi9
440 :
名無しの笛の踊り:2009/03/20(金) 10:59:13 ID:oIfTQa+L
ラモーとバッハへの傾倒が強い人だった。
形式重視というのもサンサーンスの美学で信念だし、外野が批判しても彼は
聞き入れなかった。
442 :
名無しの笛の踊り:2009/03/22(日) 19:48:27 ID:1qkodjVk
オルガン交響曲は嫌というほど録音出てるけど
オルガン作品の録音はかなり少ないよなぁ
もっと注目されてもいいと思ったりしてる
443 :
名無しの笛の踊り:2009/03/22(日) 19:51:20 ID:2+/8VQdS
序奏とロンド・カプリチオーソのオヌヌメCDとかある?
グリュミオーとパールマンを持ってるんだけど、ちょっと物足りないんだ
445 :
名無しの笛の踊り:2009/03/22(日) 20:29:12 ID:OVfgBD+g
オルガン交響曲は、冒頭の弦と木管がぴったり合っている演奏は聴いたことないです。
一番めちゃめちゃなのがアンセルメです。
ミュンシュのズレ具合もすごいですね。
446 :
名無しの笛の踊り:2009/03/22(日) 22:25:10 ID:JTdkvT5Y
>>445 弦と木管。
スイスロマンドはストラヴィンスキーなどバレー曲はいいけど、この曲は・・
アンセルメの指揮でないと出来栄えが変わるという話をよく聞いた。
第3はトスカニーニのものが定評があったが、聴いたことはない。
ドースのピアノ曲よいね。
448 :
名無しの笛の踊り:2009/03/24(火) 22:25:52 ID:kLis/aCv
449 :
名無しの笛の踊り:2009/03/27(金) 02:00:29 ID:ORWOW+9/
携帯から失礼します。
少し疑問に思ったので質問させてください。
「死の舞踏」では、ソロバイオリンがE線を半音下げたチューニングで
演奏しますが、ソロの人は、ソロパートの無い部分はバイオリンファーストのパートを弾くのでしょうか?
E線を使わないと弾けない部分がバイオリンファーストには沢山あるので、
ソロの人がもし弾くならば、頭で全ての音とポジションを変換しなければならないので
とても大変だと思うのですが…
450 :
名無しの笛の踊り:2009/03/28(土) 07:19:10 ID:vaTPXY1j
>ソロの人は、ソロパートの無い部分はバイオリンファーストのパートを弾くのでしょうか?
スコアにはそんな指定はないね。その疑問はどこから来たんだろうか。君が実演でそう弾かれているのを
見たことあるとか?単なる思いつきなら議論するだけムダ。
まあ仮に君が言うとおりにするとしても、脳内変換するよりA線使うほうが合理的だろうな。
>>446 多少古い録音でも我慢ができる方なら無問題
1952年当時としては優秀録音なんだが(つд`)
452 :
名無しの笛の踊り:2009/03/30(月) 09:55:35 ID:VxUBDDGA
>>449 ソロは普通コンマス(ミス)が弾きますが、1stも弾くのが普通です。
対処法としては、
・通常調弦の楽器と持ち替えて使う
・解放のEsの出番が終わったら演奏中に調弦を直す
のどちらかが多いと思います。
454 :
名無しの笛の踊り:2009/04/03(金) 07:43:05 ID:te4vw/e3
>>442 オルガン曲
かなりの量があるでしょうねぇ・・
レス少なくなってきてるけど誰かいたら聞いてくれ。
フィギュアスケートのキム・ヨナが今年使ってる死の舞踏
なんか普通のと違う気が…(最後は当たり前だけど)
みんな盛り上がっていって最後の主題に入るとこで、弦楽(チェロかビオラ?)が短調系の半音階
をはっきりと奏でていてすげーかっこいいんだが、これフィギュア用にアレンジしたのかな?
他の楽団の演奏聴いてもこれとは違う… どこの楽団か知ってるor似たような演奏あったら
教えてくだされ。ちなみにこれ↓2:40ぐらいからのとこ
ttp://www.youtube.com/watch?v=UOHh77x1feI 分かりにくくてスマソ 一応吹奏やってるんだが楽典ほとんど知らなくて…
誰かお願いします
>>455 スケート板の使用曲スレでもキムヨナの「死の舞踏」の質問きてたけど
スルーされてるっぽい。てかスケート板ではキムヨナ不人気だからかなw
ちなみに普通はオケだと思うけど
ヴァイオリンとピアノのバージョンだったよね。
自分もテレビ見てて初めて聴きました。
>>456 ホントだ… よく聴いたらピアノじゃねぇか
おれ耳腐ってるな…
ちなみににキムはおれも嫌いだ
ありがとう
458 :
名無しの笛の踊り:2009/04/08(水) 15:07:19 ID:V+QLwG0l
リストがピアノ編曲した「死の舞踏」もあるよ もしかしたらそれかも
459 :
名無しの笛の踊り:2009/04/18(土) 03:13:30 ID:uNPMel26
>>450 >>453 ありがとうございます。
学生オケの候補曲目に死の舞踏が入っていて、
コンサートマスターなので、一応調べてみたのですがわからず…
不愉快にさせてしまったならすみません。
A線だけで弾く事は不可能だと思いますし、演奏中に調弦するのは大変そうですので、
持ち替えにしようと思います。
貴重な情報をありがとうございました。
460 :
名無しの笛の踊り:2009/04/18(土) 03:19:22 ID:HKVD/3Nj
酸サーン酢
散々っス
462 :
名無しの笛の踊り:2009/04/18(土) 13:18:48 ID:JLk8yRkz
I 燦々す
B算数
464 :
名無しの笛の踊り:2009/04/18(土) 23:22:21 ID:HKVD/3Nj
ビビアンスー
465 :
名無しの笛の踊り:2009/04/19(日) 17:02:55 ID:ybao5KZ6
サンスーシ
サザンっす
467 :
名無しの笛の踊り:2009/04/19(日) 18:16:58 ID:k0IYLXvk
燦燦っス!
468 :
名無しの笛の踊り:2009/04/19(日) 19:01:15 ID:qzqRpSjE
三、三、四(スー)
さっ算数?
スーザン・サランドン
471 :
名無しの笛の踊り:2009/04/20(月) 00:47:15 ID:ZvGa9FDy
スーザンの皿うどん
髪結いさんザンス
473 :
名無しの笛の踊り:2009/04/20(月) 01:19:12 ID:ZvGa9FDy
髪痒い!惨々っす
仮眠、仮眠言う、サンダース軍曹
475 :
名無しの笛の踊り:2009/04/20(月) 17:05:12 ID:ZvGa9FDy
仮面、仮面言う、タイガーマスク
カム・カム・エブリバディ言う、マリリン・モンロー
神言う、アウンサン=スーチさん
478 :
名無しの笛の踊り:2009/04/20(月) 23:00:25 ID:4iDIUoB2
479 :
名無しの笛の踊り:2009/04/21(火) 07:11:04 ID:AwbD6Fyv
動物の舎内くさい!
480 :
名無しの笛の踊り:2009/04/21(火) 08:49:03 ID:yDBx2WEq
師の武道
481 :
名無しの笛の踊り:2009/04/21(火) 09:02:09 ID:yDBx2WEq
寒そうなゲリラ
482 :
名無しの笛の踊り:2009/04/21(火) 09:03:06 ID:AwbD6Fyv
死の武闘
こう今日聴く?難波さ、おるかー!
484 :
名無しの笛の踊り:2009/04/21(火) 15:34:33 ID:yDBx2WEq
「功、今日行く?サンバ」
「俺が?」
485 :
名無しの笛の踊り:2009/04/21(火) 15:57:53 ID:yDBx2WEq
動物のヤギ臭い
動物のヤギ9歳
動物のヤギ救済
486 :
名無しの笛の踊り:2009/04/21(火) 16:05:28 ID:0+j1bx34
偲ぶ塔
487 :
名無しの笛の踊り:2009/04/21(火) 16:06:52 ID:yDBx2WEq
工業国の産婆、おるか?
高教育の産婆、おるか?
どう?ブツのヤニ臭い
489 :
名無しの笛の踊り:2009/04/21(火) 16:39:09 ID:yDBx2WEq
氏の布団
市の部長
490 :
名無しの笛の踊り:2009/04/21(火) 16:44:47 ID:yDBx2WEq
トーク中のジャニうざい
491 :
名無しの笛の踊り:2009/04/21(火) 16:52:36 ID:0+j1bx34
動物のカーニバル
492 :
名無しの笛の踊り:2009/04/21(火) 17:51:03 ID:AwbD6Fyv
私(シ)の葡萄
紫(シ)の葡萄
光鏡曲 大燦伴 「大流ガ〜ン」
493 :
名無しの笛の踊り:2009/04/21(火) 17:54:56 ID:AwbD6Fyv
寒村(サムソン)奴ゲリラ
サンサンス
シンガンス
495 :
名無しの笛の踊り:2009/04/21(火) 21:09:15 ID:yDBx2WEq
忍・・・・・・どう?
この馬鹿いつまでやってるんだ
酷いスレになったな
497 :
名無しの笛の踊り:2009/04/22(水) 09:06:42 ID:2VF1WxW7
今朝、FMクラシックでPf協奏曲5番「エジプト風」。
ジャン・フィリップ・コラールの演奏がいい。爽快だが節度がある。
まず、この曲が好きでないと、あぁいう良い演奏にならないだろう、みたいに
聴いた。
伴奏はアンドレ・プレヴィン指揮のロイヤルフィル。おそらく最上の競演。
演奏全体が趣味がいいのだ。
Pf協奏曲を全曲録音してるピアニストって
アントルモン、チッコリーニ、ロジェ、J=P・コラールの4人だけ?
>>498 ハフ(hyparion)がある。しかも演奏最高。
ダルレのもあるよ
鰤でタッキーノもある
502 :
名無しの笛の踊り:2009/04/24(金) 00:02:59 ID:SVHOZQJY
ピアノ協奏曲の全集に「糸杉と月桂樹」を加えたセットがあったんだが、
最近はそういうの見かけない。
503 :
名無しの笛の踊り:2009/04/26(日) 15:04:34 ID:XMxWuoP3
ヴァイオリン協奏曲の全集ってヘルシャーとリッチだけ?
1番は10分ほどのコンパクトで聴きやすい曲。2番は技巧が華やかで楽しいし、
第2楽章でハープのポロンポロンをバックに独奏が歌う哀愁の調べも捨てがたい。
もっと全集作っておくんなまし。
ハフと鰤、聴き比べたけどハフの圧勝でした。
506 :
名無しの笛の踊り:2009/05/04(月) 14:41:17 ID:O6PzjKpQ
>>503 2番 1番の協奏曲は聴いてないが、サンサーンスはヴァイオリン曲は、だいたい
確率高いね。チェロとヴァイオリン曲は駄作がない。
13曲書いたオペラが、一番確率悪い。いまのところ2曲だけ。
507 :
名無しの笛の踊り:2009/05/18(月) 15:25:41 ID:sYpYG2cM
オペラ
『サムソンとデリラ』『ヘンリー8世』以外に良いオペラがあるかもしれないが、
上演されなければわからない。
この2曲を除いて、あとは全部駄作とは言えないだろう。
生誕何年祭とか死後何年祭とか、特別の行事で出ればいいが。
ヴァイオリン協奏曲1番は佳作だと思うけど、2番は駄作だと思った。
509 :
名無しの笛の踊り:2009/06/02(火) 22:22:20 ID:eentPbN4
V協、1番は聴いていない、佳作なら、聴いてみたい
>>508 まあ確かに傑作とは言えないが、この作曲家の常として破綻無くまとまっているからね>2番
マイナ−作曲家でもこれより聴き応えのあるものは多いのも事実だけど。
ただ駄作とまで言うとグラズノフやシベリウスあたりも凡作と呼ばねばならないので
ちょっとね...。
むしろ1番が(単一楽章だし)やや物足りなくないか?
Pfコンは全曲よく聴くが、Vnコンは3番だけだな、積極的に聴きたくなるの
交響曲も3番だけ突出して聴く
ヴァイオリンコンチェルト三番の完成度は本当に何度聴いてもため息が出る
素晴らしすぎて何と言ったらいいか分からない
513 :
名無しの笛の踊り:2009/06/03(水) 22:23:52 ID:UIDE6i87
>>512 独奏パ−トは華があるし、主題はどれも堂々としているし、管弦楽パ−トも
しっかりしていて、その割に人気がない。第2楽章なんか絶品なんだが。
思うに皆がこの時代のVn協に求める官能性みたいなものが乏しいのではないかと。
この人の旋律って概してそう。
ホモセクシャル的なところが影響しているのかな。
たとえば「サムソン」の有名なデリラのアリアも美しいことこの上ないんだけど
色気は感じないんだよなあ。
514 :
名無しの笛の踊り:2009/06/05(金) 13:13:16 ID:bcUm3VI1
この人いい曲いっぱい書いてるね。どれを聴いても楽しめる。逆に、驚きがない、突出した
個性がないとも言えるかもしれないけど。
最近はまってるのはベートーヴェンの主題による変奏曲。よりによって変な主題を
選んでるって気もするが、多彩な変奏を締めくくる精気あるフーガは本当にみごと。
聴いててワクワクする。
その曲知らなかった。いま調べたら、ほんとにおもしろいところか主題を
選んでるんですね。たしかに変奏の主題には使えそうな感じではありますが
アフリカ幻想曲は何度聴いても鼻血が出るほど
かっこいい
517 :
名無しの笛の踊り:2009/06/11(木) 09:18:31 ID:mMctZtFZ
>>513 [ベートーヴェンの主題による変奏曲]
多くの変奏曲のなかでも傑作の一つ。コルトーもこの曲を褒めてます。
ピアノ独奏でないので演奏の機会が少ない。
519 :
名無しの笛の踊り:2009/06/16(火) 08:59:34 ID:SvpCjMoE
サムソンとデリラ、大好きなオペラなんですけど、
他におすすめのオペラありますか?
520 :
名無しの笛の踊り:2009/06/20(土) 20:38:12 ID:fbCBMW63
他のオペラは隠れた傑作、でなきゃ 隠れた駄作。
521 :
名無しの笛の踊り:2009/06/20(土) 21:41:32 ID:ExQxchbP
クラシカジャパンでユリア・フィッシヤーのコンチェルト3番やっとたけどあれDVDで出とるんかいな?この曲の名盤ってやっぱパールマンとバレンボイム・パリ管?ジョシュア・ベル盤イマイチやったし…
グリュミオー&ロザンタール指揮コンセール・ラムルー管
キョンファ&フォスター指揮 ロンドン響
パールマン&バレンボイム指揮 パリ管
この3枚を気分によってローテーションしてる
先々週の「夜光の階段」結婚式のシーンで
交響曲第3番第2部後半の少年合唱バージョン?みたいのが使われてた。
オルガン伴奏に乗って「ミレミドレミソラソーーー」みたいな。
賛美歌っぽく聴こえて、一瞬これ何だっけ、って思っちゃった。
524 :
名無しの笛の踊り:2009/06/23(火) 08:32:01 ID:YoiUVFSB
勝手に改作するなよ、ってとこだけど。 それはそうと合唱入りと言えば、
昨日、NHK・FMで「禿山の一夜」原曲版を聴いた。 これがいいんだね。
コルサコフがきれいにまとめた普通版も迫力がある曲だが、合唱入りの原曲は
もっと作曲家の想念に近いものだったと思われ。
オドロオドロしい化けものの世界が迫ってくる。 合唱入り版>従来版と思った。
525 :
名無しの笛の踊り:2009/06/28(日) 10:59:28 ID:KaplQjcz
合唱を想定してパイプオルガンの音響を使ったのが第三交響曲だ
526 :
名無しの笛の踊り:2009/06/28(日) 11:11:08 ID:2BTvzmza
一部の有名な曲しかレコード店に出てこないのが難点
個人的には交響詩や管弦楽曲をもっと出してほしい
アルジェリア組曲なんかは事実上は交響曲だし
527 :
名無しの笛の踊り:2009/07/07(火) 15:48:51 ID:v3RmDFvz
日本フィルが9月12日にサントリーホールで
第3交響曲(オルガン) 指揮は梅田俊明 午後6時開演
どうかなw
528 :
名無しの笛の踊り:2009/07/19(日) 00:38:55 ID:2hTTL0yK
イラネ
529 :
名無しの笛の踊り:2009/07/19(日) 18:05:03 ID:UCROJlJM
>>526 「アルジェリア組曲」のフランス軍隊行進曲はマーチとしては優れた曲だね。
前3曲と異質なことと、植民地主義礼賛みたいな感じで、今の時代感覚では演奏され
難いのもわかるが、曲自体は良い。
前3曲はどれもポエジーがある。後期の傑作なのに演奏されないのが惜しい。
530 :
名無しの笛の踊り:2009/07/28(火) 20:53:43 ID:R6Z3x+nT
英雄行進曲、デュトワしかないのか?
531 :
名無しの笛の踊り:2009/08/02(日) 20:08:33 ID:i9+ASlo+
いい曲だよ。
532 :
サムソン:2009/08/03(月) 20:55:12 ID:DygmgOhn
533 :
名無しの笛の踊り:2009/08/04(火) 13:21:18 ID:gl+8/TnK
>>532 このYOUTUBEのことは、さておいて、
日本のマスコミは中国、北朝鮮の報道は「・・・・・・・・」だから、この二国は
日本国民は完全な情報めくら。
特に中国は、日本の報道機関が中国に不利な情報を流すと、即、関係者は北京から追い出さ
れることになっている。
>>156に挙げられた、
カントロフのヴァイオリンソナタを、移動中、駅ビルでみつけて購入した。
十分、満足できた、というか、他のが要らなくなりそう。
これを明らかに凌駕する録音ってある?
535 :
名無しの笛の踊り:2009/08/21(金) 20:42:25 ID:L+eT+S9Z
蒸し暑い夏の夜に聴くアルジェリア組曲
538 :
名無しの笛の踊り:2009/08/26(水) 09:31:29 ID:+BVvJ+LQ
>>534 日本への3度目の演奏旅行へ来る途中に、飛行機事故で亡くなったジャック・ティボーの
演奏するサン=サーンスのソナタがあるかなと捜したが、なかった。
演奏の録音という面では、名手と言えどもそう多くのレコードは残せなかったのだろう。
539 :
名無しの笛の踊り:2009/09/01(火) 10:23:34 ID:IlOUP6IC
動物の皮肉祭
動物の肉祭
541 :
名無しの笛の踊り:2009/09/13(日) 17:54:32 ID:18nzmvsz
動物の裸祭
542 :
名無しの笛の踊り:2009/09/15(火) 09:16:55 ID:lt9JwUKv
Dosse女史のピアノ曲全集聞いてるけどいいね
544 :
名無しの笛の踊り:2009/09/26(土) 01:12:15 ID:N0WTaMnp
サン・サーンスの3番のCDてフランクの二短調がおまけでついてるけど
サン・サーンスの方がおまけに感じる今日この頃
545 :
名無しの笛の踊り:2009/09/26(土) 10:48:54 ID:raNqgThg
それだけサン=サーンスの音楽が体に沁み込んだんだね。
546 :
名無しの笛の踊り:2009/09/26(土) 17:54:41 ID:R0njkbm1
>>534 ない。カントロフ&ルヴィエはほぼ決定版と言える。
ところでピアノ四重奏曲の録音は極端に少ないけどいいのある?
549 :
名無しの笛の踊り:2009/10/04(日) 10:21:54 ID:05jVHa5y
フランス国立リヨン歌劇場管弦楽団 (指揮:大野和土)
サンサーンスNo3(オルガン)・・・ 日本公演、フランス系オケで初めてだろう。
11月5日、ハーモニーホール福井 19:00〜
11月9日、東京オペラシティーコンサートホール
550 :
名無しの笛の踊り:2009/10/07(水) 23:31:41 ID:ZL5jkEkh
>>549 これとショーソンをやるから、聞きたいが遠くて聴けない。
551 :
名無しの笛の踊り:2009/10/23(金) 11:33:37 ID:HSzG2BH3
>>549 大野和士が黒柳の「徹子の部屋」に出ていたが、オペラ劇場専門の指揮者だね。
今回はオペラをやらないようだ。
ドース女史の弾いたバガテルを聴いてる。
…美しいぬ。
553 :
名無しの笛の踊り:2009/10/28(水) 15:34:24 ID:AlWVBMGP
554 :
名無しの笛の踊り:2009/11/05(木) 14:06:02 ID:qCh4JALo
>>554 マジで上手い。
並みのピアニストじゃこうはならない。
556 :
名無しの笛の踊り:2009/11/10(火) 20:53:45 ID:KtIr7WUG
色々な作曲家が書いたアヴェ・マリアを聞き比べてみたが、サンサーンスのメロディーが一番荘厳に思った。
まだ聞き始めたばかりだけど、サンサーンスは「白鳥」をはじめとして音の組み立て方がすばらしいね。
対位法を用いた曲が好みなら、フーガop.161やop.52-3、同5などが素晴らしいですお。
楽譜を読んで、演奏を聞いて、自分で演奏して、これらを繰り返しているうちに、
音楽は情緒ではなく理性が生み出すものだと思えてくる。
カミーユさんは天才。
交響曲全集、ピアノ協奏曲全集、ピアノ作品全集、オルガン作品全集、
管楽器作品集あたりは、差当り安価に揃います。
良い録音に会えたら是非教えて下さい。
きのうのフギャースケート男子で
サンサン3で滑ってた人、構成が滅茶苦茶だったねw
560 :
名無しの笛の踊り:2009/12/01(火) 13:39:17 ID:7eoOeP9s
暖炉のそばで寛ぎながらハバネラを聴く
ここで聞いていいのかわからないですが、良かったら教えてください。
サン=サーンスのオルガン付きを生で聞きたいと思って調べたら、自分が
行ける範囲では、以下の2つがヒットしました。どちらの方がお勧めとかありますか?
フィルハーモニックアンサンブル管弦楽団 芸術劇場
新日本フィルハーモニー交響楽団 トリフォニーホール
それか他にお勧めがあったら教えてください。宜しくお願いします。
>>562 ハイドンの驚愕より驚愕するハズだから、御覚悟をw
564 :
名無しの笛の踊り:2009/12/20(日) 11:34:12 ID:s6SjfO16
>>563 どっちのホールがどう覚悟すればいいのかね?
>>563 それは、どっちもお勧めしないということですか?
566 :
名無しの笛の踊り:2009/12/21(月) 10:10:21 ID:9h04n6wA
単純にオルガンの音量にびっくりしたということだろw
専門的なこと言うはずがない。初心者へのアドバイスではないか?
中古屋で「黄色い女王」が980円で売ってた。
500円だったら買ったんだけどなあ〜
ピアコン5番を初めて聴いたんだけど何これ素敵
しゃれてるね。
>>568 ついでに「アフリカ」幻想曲も聴いてくれ。
ピアノ協奏曲はロジェとコラール、どっちが良い?
ロジェ→サッパリ
コラール→コッテリ
タッキーノ→ガッカリ
ハフ→ガッツリ
575 :
名無しの笛の踊り:2009/12/28(月) 22:03:42 ID:RPPHeC6B
サンサーンスのピアノ協はもっと演奏されてよいな。
ラヴェルのト長調が演奏会に上る回数に比べて少なすぎるw
>>568 自分はP協では5番より4番の方が深みがあると思うが、
「エジプト風」という名前がある5番の方が
初心者にはとっつき易いからなのか、
演奏会でもCDでも5番の方が多い。
特に演奏会になると、
中間楽章が「エジプト風」にふさわしくエキゾチックで、
両端楽章は軽快なヘ長調である5番に比べて、
暗くて重い感じのハ短調で始まる4番は
滅多にプログラムに挙がらない。
>>576 自分は四番の方を先に体験して、エジプト風は大人になってから知った。
昔のレコード雑誌の名盤投票では2番と4番だったから、そこから入門した。
そんなおれも、今は5番が一番好きだが。
ラヴェルはエジプト風を高評価してたよね
580 :
名無しの笛の踊り:2010/01/05(火) 20:33:23 ID:wBOHUcBc
ピアノ協奏曲の最高峰ぐらいにひそかに思っていたのではないか?
Pコン5番の楽譜を座右においていたそうだから。
581 :
名無しの笛の踊り:2010/01/14(木) 19:41:19 ID:kHp7OLUY
>>576 「エジプト風」は最終楽章で豪快に弾きまくれば、聴きばえは4番より華やか。
ラヴェル、ラフマ、チャイコ、ショパンのそればかりが日本では有名になってしまってるが、
少なくともメンデルスゾーン、リスト、サン=サーンスはそれら以上に評価されていい。
フランクの交響的変奏曲も素晴らしい。
サン=サーンスはかなり広く知られて来たけど。
やはり録音の流通量で人気に差が出たのかね。
それとも実演の数なんだろうか。
いや、そのメンツの人気の差は"日本では"じゃなくて世界的傾向でしょ。
最近の再評価の流れも一緒。
日本の業界の方々は欧米に張り付いて追随しているので遅れようがない。
ベートーヴェンも有名だよ。ブラームスは下のグループ?
ロマン派以降のピアコンが対象と思われるが、モツ・ベトは問答無用に有名だね。
グリーグもコンチェルトだけはw
ブラームスはそういや微妙。
録音は有名な人のはたくさんあるけど。
まあ、メンデルスゾーンとリストよりはファンが多そうだね。
586 :
名無しの笛の踊り:2010/01/18(月) 19:28:14 ID:/Rla6edK
ピリオド楽器で演奏されたCDありますか?
587 :
名無しの笛の踊り:2010/01/20(水) 16:30:27 ID:cZk+vElG
表題つきの曲にも傑作ある
リストの「死の舞踏」とか
>>534 シャルリエ/ユボーお勧め。俺の中ではカントロフと双璧。
あとは、ジェイムズ・エーネス (James Ehnes)というカナダの人もいいよ。
情熱的な演奏が好きならお勧め。とても上手です。
サン=サーンスのvlソナタはあまり録音ないよねぇ。
8枚くらいしか見つけられてない。
ちなみに俺は1番のアレグロ・モルトしか聴きませんが・・・苦笑
589 :
名無しの笛の踊り:2010/01/30(土) 20:38:11 ID:gocKqOHp
1番のがとっつきやすいことはとっつきやすい
のっけからの変拍子とか変わったこともやってるけど
591 :
名無しの笛の踊り:2010/02/07(日) 14:39:53 ID:gZWt/prW
5日の夜の教育TVで、フランス国立リヨン歌劇場管弦楽団 (指揮:大野和土)
の第3シンフォニー聴いた。
テンポが速めだ。後半の始めの部分なかなり速い。そのかわりに終結部分を
テンポを落としている感じ。
良かった。 生演奏を聴きたかったけどね。
寒い冬の夜にアンダルシア奇想曲
エジプト、アフリカ、アラビア、アルジェリア、リスボンとかもあったかそうだな。
594 :
名無しの笛の踊り:2010/02/22(月) 11:51:20 ID:z5Qx/cKS
ヴァイオリン協奏曲全集はヘルシャーとリッチ、
どっちがいいですか?
596 :
名無しの笛の踊り:2010/03/07(日) 23:02:58 ID:IgY3r03/
597 :
名無しの笛の踊り:2010/03/08(月) 17:59:20 ID:qrLS2ke2
サンーサーンスは太陽が好きで、老人になってからは地中海沿岸を旅した人
でしょ?
話、変わりますが、
新聞で知ったけど、ミモザの花がニースの近くでは2月に真っ盛りだって?
なんで、日本より寒いところで、あんな花がと思ったけど、意外にあの辺りは
暖かいのかもしれない・・・
598 :
名無しの笛の踊り:2010/03/09(火) 21:59:02 ID:KtuJPYBo
カントロフの全集あるの?
600 :
名無しの笛の踊り:2010/03/14(日) 22:28:56 ID:3uTPDSuy
BISから出ているよ
601 :
名無しの笛の踊り:2010/03/14(日) 23:30:05 ID:JzKsdP6H
ピアノ協奏曲第5番が大好きです。
ところで、この第2楽章で、ピアノが不思議な音を出すところがある。
楽譜見ると3倍音と5倍音をppでそっと押さえているようだけど、それだけでこんな音になるのかな。
自分もグランドピアノで試してみたけど、とてもCDから聞こえてくるような音にはならないのだが。
まあ、単に自分が下手なだけなんだろうけど。
録音(自分のはロジェ/デュトワのだけど)では何かもう少し何かしかけがあるのかな。
たしかにロジェ/デュトワの第5番はいい音してるね。
貼っとく
89 名前: 名無しの笛の踊り Mail: sage 投稿日: 2005/10/17(月) 20:31:33 ID: 5ScDSMHo
>>86 誰の演奏聴いても5番の2楽章は妙な音が混じってるから
サンサーンスの指示じゃないかな。
楽譜みたことないからハッキリいえんけど。
90 名前: 名無しの笛の踊り Mail: 投稿日: 2005/10/17(月) 23:52:03 ID: 0ljlzf0M
ネットで探せば無料楽譜があるはず。
91 名前: 名無しの笛の踊り Mail: sage 投稿日: 2005/10/18(火) 22:06:57 ID: rC3l4T+t
>89
それって2楽章のレシタティーヴォ風のところ?
あそこは確か第三倍音と第五倍音に相当する音を右手で弾いているから、ああいう独特の響きが生まれている。
ラヴェルがボレロで同様のことを試みているが、ここからヒントを得たのかもしれない。
92 名前: 名無しの笛の踊り Mail: 投稿日: 2005/10/18(火) 23:01:16 ID: hVa+mK30
>>84>>86>>89-91 ラヴェルは弟子との会話で、この5番のピアノ協奏曲について、こんなことを
言ってますが、この部分のことでしょうか。
「ピアノがどんな風に書かれているかを見てごらん。指を2本しか使わ
ないのに、こんなに響くんだ。
こんな風にピアノで弾いて、こういう響きが作れるなんてすごい。
うまくできているよ。
オーケストラの方も ソロを邪魔せずに、さまざまな創意工夫を凝らして
いる・・・・」
904 名前: 名無しの笛の踊り Mail: sage 投稿日: 2007/11/06(火) 22:02:43 ID: BDSA474b
#初めてお邪魔します。自称サン・サーンスヲタです。
>>47,84,86
2年以上前のレスにマジレス(ワラ
5番の2楽章で音色が変わる件だょ。
レの音を基音として、オクターブと5度上のラ、その6度上の#ファを重ねる。
全く同じ音程で音を重ねて、基音でドリア調の旋律を弾くとああなる。
和声学的には、完全5度進行の連続だから、
古典の流れを汲む人にあるまじき行為だょ。
しかし、実はパイプオルガンのレジストレーションの発想なんだょ。
パイプオルガンは、音色のつけかたによって、1つの鍵盤(基音)を押せば、
基音(8')・1オクターブ上(4')・1オクターブと5度上(2と3/5')の笛が同時になる
(倍音列に属するもっと沢山の音を混ぜることもできる)。
基音以外に同時になる笛はその音量が小さくなるようにつくられている。
だから、和声ではなく、違う音色の1つの音に聞こえる。
サン・サーンスさんは、オルガンの音色の為のそのしくみを、
ピアノの楽譜にしちゃったのね。
和声ではなく、音色を変えるために音を重ねたんだょ。
で、ピアノでは基音のオクターブ上の音があると
音色が変わったとは聞こえ難いんだけど、
彼はこの点もきちんと解かって、基音のオクターブ上の音を抜いてるんだ。
このことを解からない無能・無知なピアニストは和声の進行みたいに
弾くけど、そう弾くと、とってもグロイ…。
909 名前: 91 Mail: sage 投稿日: 2007/11/08(木) 21:54:09 ID: WyBj80VR
>904
おれが二年以上も前に書いた事を、何を自慢げに語ってるんだ?
606 :
名無しの笛の踊り:2010/03/15(月) 22:31:09 ID:Sup95WtT
>>603-605 601です。前スレをよく見なかったものですみませんでした。
でも、大変勉強になりました。ありがとうございました。
自分でももっと練習してみます。
ダムパーペダルをいっぱいいっぱい踏むんだょ。
ウナコルダをほんの少し踏んで、ハンマーに出来てる凹凸の凸の角で弦が一瞬
擦れるように弾くともっと変わる。
ツィンバロンみたいな音がするんだょ(ワラ
でも音を聴き分ける力のトレーニングが一番大事だょ。
609 :
名無しの笛の踊り:2010/03/25(木) 13:42:16 ID:ejBuh3S1
610 :
名無しの笛の踊り:2010/04/11(日) 14:52:10 ID:rzR1Ujo9
わからんな ↑
>>586 ピアノ連弾版の死の舞踏をインマゼールとシュヴァリエがやってるのはある。
あとクリオラもDHMから出てたかな。買ってないけど。
ドビュッシーなんかに較べると冷遇されてるよね。
サン=サーンス: ピアノ協奏曲全集, 七重奏曲 - TOWER RECORDS ONLINE
http://tower.jp/item/2708761/ 今では聴かれなくなった純正フランス調サン=サーンス
仏パテ原盤。ラヴェル、フォーレ、そしてサン=サーンスにも直接学んだ往年の名ピアニスト、ダルレの真価が確認できる貴重な記録です。
リストやショパンも得意としたダルレですが、十八番はなんといってもサン=サーンス。
端正でありながら臈長けたそのピアニズムは、指揮のフレスティエともども、まさに古き良き時代のフランスのエスプリ。
今ではなかなか味わえない種類の洗練を感じることのできる全集です。
七重奏曲がおまけで付いてくるのがちょっとユニークだね。
614 :
名無しの笛の踊り:2010/04/25(日) 00:08:40 ID:sPYumGz0
615 :
名無しの笛の踊り:2010/05/18(火) 06:04:45 ID:lIfVL+Y+
>>612 ダルレは良かった、というか、彼女の演奏でサンサーンスの曲を初めて聴いた。
弾き慣れた演奏で、録音のできさえ気にしなければ、この人の演奏が最高かもしれない。
味わいがあるんだ。
616 :
名無しの笛の踊り:2010/05/23(日) 10:05:02 ID:bXVSaCmD
>>601-607 サン=サーンスは様式を重んじたけど規則を頑なに守れとは考えなかったのね
サン=サーンスファンの皆さんこんにちは。
サンサンが亡くなった年の、木管ソナタ三部作を最近初めて知ったのですが、
大変気に入りました。
次は何を聴けばいいでしょうか?
ピアノ・コンチェルト?
618 :
名無しの笛の踊り:2010/06/05(土) 12:33:42 ID:U3iYzqIS
ヴァイオリン協奏曲#3番は名曲。ヴァイオリン曲は小曲でも佳曲が多い。
ピアノ協奏曲なら2番が親しみやすい。 でも・・・やっぱり5番だろw
619 :
617:2010/06/05(土) 16:47:37 ID:2gzH3ru2
ありがとん。ピアノ協が素敵だという意見が多いね。まずピアノとヴァイオリン曲聴いてみるね。ピアノ協はダルレ行ってみようかな。
透明な後期の室内楽だったら、チェロソナタの第二番。
第一番は普通の名曲だけど、第二番も素晴らしい。
作曲年代が30年早ければ、もっと演奏される機会があっただろう。
621 :
617:2010/06/06(日) 18:48:21 ID:Bq35mUKR
>>620 今、アンサンブル・ヴィラ・ムジカの室内楽集を注文中だけどチェロ・ソナタは入ってないなぁ。ちょうどチェロのいい曲を探していた所なので、聴いてみるね。ありがとう。
チェロソナタならユボーたちが弾いてるCDなかったっけ?
ワーナーの2枚組
VcソナタNo.1,2で入手しやすいのはNaxosのマリア・クリーゲルだろう。
ただしこの人泥臭い熱演タイプなのでサン=サーンスには向かない気がする。
ナヴァラ/ダルコの国内盤もあったな。演奏はよいが付け合わせが「日本の
メロディ」なのは脱力。
イッサ−リスに、Vc協とソナタのそれぞれ2番をカップリングした、凝った
アルバムがある(RCA)。サン=サーンスヲタのイッサ−リスだけに演奏には
気合いが入っている。
624 :
617:2010/06/07(月) 12:26:32 ID:xX91QKQ+
HMVのサイトでチェロ・ソナタを調べてみたら、
あまりなかったです(5種類程度?)
皆様が挙げてくださった中では、イッサーリスしかなかったので、
これをお買い上げしようと思います。
色々とありがとう、サンサンのファンって、いい方ばかりだね!
うざがられるかもしれないので、これにて退場いたしたします。
少し勉強してから、また来ますお。
626 :
名無しの笛の踊り:2010/06/08(火) 21:09:59 ID:O/tmXSe/
627 :
名無しの笛の踊り:2010/06/25(金) 23:07:27 ID:9js7yeIz
たしかにチェロの扱いがうまいけど、チェロコン1番はヒステリックな感じでいやだ。
628 :
名無しの笛の踊り:2010/07/02(金) 12:58:04 ID:jKzOtEZo
チェロ協1番はよくまとまっていて、さすが大家の曲だと思う。
2番が演奏されないのが残念だ。
昔は、二番のソナタも協奏曲もデュランの糞高い楽譜しかなかったのだが、
最近はeverynote.comに安い楽譜があるし、さらにIMSLPにも載ってる。
良い時代になった。
630 :
名無しの笛の踊り:2010/07/19(月) 21:23:25 ID:pNRSTAgD
>>629 いまデュランの楽譜のことを読んで思ったんだけど、あぁいう高い楽譜のために
演奏家が、例えば、あまり有名でないサンサーンスのある曲を演奏しようと思って
いても、諦めてしまうなんてことはあるんですかね?
>>630 楽譜の価格の問題ではなくて、
入手の困難さによるかと思われ。
632 :
名無しの笛の踊り:2010/08/04(水) 11:06:06 ID:oW93H+Ad
昔のデュランの楽譜はやたらに大きくて(B3?)で、ピアノの楽譜置きに
置くと、ばさっとくずれたりする。
でも、とても読みやすくフランスものは、この楽譜に限るなんて思いながら
使った。
製本が頼りないのが魅力だった。「あばたも笑くぼ」みたいなものだった。
交響曲第3番の皆さんのお気に入りの演奏を教えてください
アンセルメですな
パレー、ミュンシュ、アンセルメ、ステレオ初期の録音ばかり
636 :
名無しの笛の踊り:2010/08/07(土) 09:36:14 ID:Vw9Ngw7u
最新の録音はどこ?
東欧とかアメリカの地方オケでいいのがないのか?
637 :
名無しの笛の踊り:2010/08/07(土) 12:36:54 ID:TFPj5Yxw
638 :
名無しの笛の踊り:2010/08/08(日) 16:51:13 ID:THdWHVmB
録音技術が悪い
>>637 当時のオーディオ評論家たちはウーハーの前に
タオルを垂らせて、ペダル音で揺れるのみて喜んでたらしい。
640 :
名無しの笛の踊り:2010/08/22(日) 16:29:10 ID:mqGK/GJy
第3シンフォニーの2楽章のスケルッツォは太鼓が魅力だからな。
あれがボヤけていては、あそこの部分はちょっと興ざめになるな。
641 :
名無しの笛の踊り:2010/08/24(火) 00:16:25 ID:6vILU1/K
サンサーンスの曲って聴いたあと、何も残らないけどどうして?ただ心地よいだけ。
それはあなたの心の問題なので答えようがないな
>>641の心が狭すぎて、何か残すようなキャパシティがもう無いんでしょう
644 :
名無しの笛の踊り:2010/08/24(火) 23:57:22 ID:hMOVOV7y
サン=サーンスの充実した楽曲一覧はウィキペディアだけかな?
645 :
名無しの笛の踊り:2010/08/25(水) 01:38:43 ID:Q0tVQYNJ
でも吉田秀和も641と同じような事を書いてた記憶があるよ。
で?ていう
>>645 それは吉田秀和もサン=サーンスを理解できていないということ。
彼の音楽は、格調高いしカッコイイと思います。
649 :
名無しの笛の踊り:2010/08/27(金) 23:34:53 ID:yU5HDmgx
>>644 他にもいいサイトがあるが、基本ウィキペだけと思うよ。作品番号順に並んでいるからこちらとしては見やすい。
作成者に感謝。
650 :
名無しの笛の踊り:2010/09/03(金) 22:21:52 ID:zoYjYM09
>>645>>647 吉田秀和なんてじいさんを正統的な鑑賞者と思うな。
彼はどうしようもない音楽音痴だ。
651 :
名無しの笛の踊り:2010/09/04(土) 01:42:25 ID:v1uZC/qm
ナッシュ・アンサンブルによる室内楽曲集はどうですか?
作曲家になるのを挫折したナディア・ブーランジェの
サン=サーンス評が面白い
要約すると、「私たちの毒にも薬にもならなかった
サン=サーンスをこきおろすのはもうやめましょう。
彼は自分の仕事を知り尽くしていた優秀な音楽家です。
でも、なにか欠けてたのね」
一応、コレ、バッハとの比較での言葉。随分、高いレベルの話ですね
653 :
名無しの笛の踊り:2010/09/04(土) 08:50:28 ID:8dJ+VtsU
>>652 挫折した無能女・ブーランジェの言葉に耳を傾けても無意味だ。
まったく、低レベルの非難的言辞だよ。
何かがあるとかないとか、そういう評はお腹いっぱい
抽象的ってのを通り越して、何を言ったことにもならない万能貶し文句
ま、最初に言ったんなら誉めてやるけどな
655 :
名無しの笛の踊り:2010/09/05(日) 10:30:41 ID:hcUmLDsW
>>647>>650 吉田秀和は音楽の多様性を理解できない男。器がものすごく狭いんだな。
感性が乏しい。
別に自分と好みが違うだけの人間をそこまで貶すこともあるまい
657 :
名無しの笛の踊り:2010/09/06(月) 08:33:25 ID:t1t8hoLd
てか吉田翁が同様なことをやったから、仕返しされてるのでは
658 :
名無しの笛の踊り:2010/09/07(火) 22:06:12 ID:0VXatFX8
『偉大な芸術家をあるがままの姿でとらえ、その気質と本性を研究することが、
批評において公正である最善の方法であろう。』(サン=サーンス)
まったく、その通りですよ。
・・・で、吉田秀和の批評はどうだろうか? ? ?
659 :
名無しの笛の踊り:2010/09/12(日) 08:41:31 ID:NTr9tQFs
バッハ様には及びも無いが、せめて成りたやサンサーンス
戦前の音大生の間でそんな小唄が流行ってたとか
661 :
名無しの笛の踊り:2010/09/12(日) 13:26:04 ID:NTr9tQFs
ふむ、今でも通用する小唄だな。
今はサンサンースを超えたと思っている不遜な買いかぶりが多いだな。
サンサマほどの豊かなメロディー掛ける奴はいないし、センスもない。
>>660 >バッハ様には及びも無いが、せめて成りたやサンサーンス
今も昔もセンスの足りない粗忽者が多いってことですな。
663 :
名無しの笛の踊り:2010/09/12(日) 18:14:47 ID:hkz+duCr
「動物の謝肉祭」 だけとってもセンスはいいな。
晩年のソナタ群もいい。
沢山書いたから、玉石混淆とかいう人もいる。けど、玉のほうが多いよ。
>>663 白鳥が有名だけど、私はそれでも化石がすきだ
>>664 アンパンマンのホラーマンが踊っているのを想像してしまう。
666 :
名無しの笛の踊り:2010/09/13(月) 10:43:12 ID:PrPm7+59
戦前の音大生;
團伊玖磨も、サンサーンスの冷徹で抑制された作風を評価していた。
大げさな表現、過度な感情の露出を嫌う傾向は日本人が好む美学でもある。
667 :
名無しの笛の踊り:2010/09/13(月) 11:31:39 ID:lXtg4cXw
サンサーンスを作曲家としてどう評価するかはともかく、彼は同時代の他人の
ことをかなり悪し様に批評してたのがどうもいただけない。
それも、「交響曲にイングリッシュホルンを使うなんて(フランクの交響曲
に対して)」とか、今から見るとずいぶん保守的に凝り固まっていたように
思える。和声進行が許せない、なんて批評も相当してたらしい。
彼は自分のことを大作曲家だと思って多少他の人を見下していたような
ところがあるように思う。
>>667 >彼は自分のことを大作曲家だと思って多少他の人を見下していたような
性格に難ありだけど、実際大作曲家だと思う。
俺の中ではサン=サーンスより明らかに格上の作曲家は数えるほどしかいない。
669 :
名無しの笛の踊り:2010/09/13(月) 16:28:15 ID:lXtg4cXw
>>668 個人的にはだいたい同時代のフランス系統作曲家の中では、ドビュッシー、
フォーレ、フランクよりは下に見ちゃうなあ、どうしても。
器用貧乏というかなんというか、フランクみたいにずっと鳴かず飛ばずで
最後に大化けして深刻無比な傑作を次々残す、みたいな山場があるわけじゃ
なし。ただ、この人ピアニストとしてはものすごく達者だったし、教育者
としての顔も考えると、あれだけの量と技量の一定のアベレージの作品を
残してるし、音楽家としては一流の人だったんだと思う。
670 :
名無しの笛の踊り:2010/09/13(月) 16:32:09 ID:OJkqNaZ7
そういう意味では、グノー、マスネー、シャブリエ、ショーソンあたりより
は評価されてもいいかもしれない。
うーん・・・
サン=サーンスの優れた個性は、マニアックに拘泥しない趣味の良さだと思うわけ。
取り立てて独自性を主張しなくても十分魅力的な作品を産む才能があるというか。
要は曲にのめり込める取っ掛かりの無さが、器用貧乏的な印象に繋がるんじゃないかなと。
フォーレの魅力が“憂愁”ドビュッシーが“センス”とすれば、
サン=サーンスは“澄明”とか“気品”とか“聡明”になるのかもしれない。
ここで興味本位でプチアンケート
サン=サーンスの交響詩の中で一番好きなのはどれ?
できれば理由も聞きたいのだ。
つか、何曲くらいあるの?wikiでは4曲掲載だけど。
>669
黛より千住とかいっちゃうタイプかw
わたし男だけど
ほぼ好みの問題と言える範囲の話で人を馬鹿にする男の人って……。
わたし女学生だけど、このお菓子の包装紙が好きなの
677 :
名無しの笛の踊り:2010/09/14(火) 11:36:57 ID:Yj7bY3Be
>>672 『オンファールの糸車』
糸車、オンファール(女王)、ヘラクレスの書くテーマの絡みが良く出来ているし、
テーマの展開も明快だ。
演奏時間はわずか10分弱、簡潔で要を得ているしオケも見事。
>>672 ベタだけど死の舞踏。小さいころから好きだったし。
それ以外だとおれもオンファールの糸車かな。メロディがきれいだよね。
679 :
名無しの笛の踊り:2010/09/16(木) 08:16:29 ID:Xjmrn+eP
サン=サーンスが、この分野でもっと量産してくれると、結構、良い作品ができた
のではないかな。
やっぱりフランス人で、絵画的な、今なら”アニメ的”な発想で曲を作るのは得意では
ないだろうか?
傑作の「アルゼリア組曲」なども風景的な印象だ。
680 :
名無しの笛の踊り:2010/09/17(金) 19:21:58 ID:5EwM+RQK
いい曲がたくさんあるんですがね。
ただ、CDが少ない。
性格悪かったから人気ないのか、ドビュッシーに批判されて人気ないのか?
それとも、吉田翁に嫌われて人気ないのか、なんてことはワールドワイドでは
あり得ない。
>>680 独墺系こそが真のクラシックだ!と思い込んでいる人が未だに多いに一票w
真のクラシックは古典派だけです。
サン=サーンスと同時代のフランス作曲家、フランクやドリーブはもっと少ない
ラヴェル、ドビュッシー、フォーレの人気のほうが異常
>>679 ほかならぬ映画音楽を書いた最初の人物でもあるしね。
685 :
名無しの笛の踊り:2010/09/19(日) 16:57:50 ID:GwuaKLKU
サンサーンスは偉大な業績を残した人だと思うね。
「フランス国民音楽協会」の設立もその一つ。ここでは彼が音頭取りだったそうだ。
ここを通して、どれだけすぐれた作品が世に出たか。
作曲家、演奏家の留まらず、もっと広い範囲で文化活動に貢献した。
一言で言うと百科全書的な人。
>>685 古楽復興(ピリオド演奏じゃなく、バロック以前の音楽という意味)初期の功労者でもあるんだよね。
687 :
名無しの笛の踊り:2010/09/20(月) 06:24:41 ID:RDXDyu99
>>685 >百科全書的な人
良くも悪くもここにつきる。
688 :
名無しの笛の踊り:2010/09/20(月) 11:05:43 ID:sbUvvZ8c
『サン=サーンスは何でも知っている』 (C・ドビュッシー)
クリスマス・オラトリオをこの前初めて聴いたんだけど、凄いね。
冒頭なんか映画のオープニングみたいだし、
これだけきれいなメロディーを次々に繰り出せる作曲家もそうそういない。
大衆受けを狙ってるとか、深みがないと言われればそうかもしれんけど、
ここまで徹底されると脱帽だわ。
690 :
名無しの笛の踊り:2010/10/01(金) 22:59:21 ID:qvFiHhct
オペラは「サムソンとデリラ」以外は上演されていないが、意外にいいものがあるのではないかな?
691 :
名無しの笛の踊り:2010/10/02(土) 06:55:03 ID:/eii52SO
>>690 「黄色い姫君」とか笑ってしまうな。
全曲をきいたことはないけど、序曲だけでもうたくさん。
692 :
名無しの笛の踊り:2010/10/02(土) 15:04:18 ID:xXy8m43t
>>691 「黄色の姫君」は日本を題材にしたオペラらしい。褐色の姫君ということらしい。
東アジアの女性だね。
序曲はシナ風で日本人が聞くと安っぽいが、一部を聴いただけで全体を評価はできないからな。
東アジアが安っぽいから、旋律も安っぽく聞こえるんだよ。そこがリアルで面白い。
案外、面白いオペラかもしれない。プッチーニだって相当、俗悪なテーマを
ふんだんに使用している。
「序曲」を聴いて全体が聴きたくなった! きっと素晴らしいオペラに違いない。
「ヘンリー8世」のDVDを視なさい
> 一部を聴いただけで全体を評価はできないからな。
「何もないと誰かが言ってた」を繰り返していた御仁がイタズラでもしかけてるのかね
696 :
名無しの笛の踊り:2010/10/08(金) 18:02:40 ID:PkuJqa6R
「ヘンリー八世」はシェークスピアのやつか?
今日は誕生日 という書き込みがあると思ったらなかったのでしておく。
698 :
名無しの笛の踊り:2010/10/09(土) 23:54:46 ID:IhETOM6b
175年前のね。
改めて考えるとえらい昔の人だな。
日本なら江戸時代か。
699 :
名無しの笛の踊り:2010/10/10(日) 13:46:22 ID:A2CYT1+L
でも映画音楽は書いている。
1920年代まで生きていたんだから、長生きだ、というより活動期間が
長い。
その点ではR・シュトラウス同じ。
700 :
名無しの笛の踊り:2010/10/10(日) 14:49:20 ID:yXbQQwHu
天才だから、かなり若いときから作曲していて、
亡くなるちょっと前まで曲残しているらしいね。
活動期間は50年は超えてそう。60年くらい??
映画も録音もできる時代まで生きていたというのがすごいよね。
自作自演の録音もあるはず。ピアノロールで微妙だった気もするが。
ショパンやリストと違って技術の恩恵も多少ある時代の人だよね。
もう少し下の世代だとレコードも残せていると思うけど。
短命だったサティ、ドビュッシーの少し先輩くらいか。
モーツァルトがサン=サーンスと同じだけ生きたら1842年に死んだことになる。
ショパンの時代まで生きてたモーツァルトはやっぱりつらかったろうなあ。
>>702 ケルビーニ(1760〜1842)がちょうどそんな感じだな
ゴセック(1734~1829)のことも忘れないで。
ブーレーズも85か。この人も老いて尚盛んだよな。
ケルビーニも30年代の作品聴いても衰えは感じないが、古いと言えば言える。
モツもこんな風に年取ったかなあ。
サン=サーンスは、本質的に不変だったように思えてその辺がネガティブな
評価をされがちなんだけど、国葬で送られたのだし実際には最後まで大立者の
扱いだったのだろう。
706 :
名無しの笛の踊り:2010/10/11(月) 14:29:09 ID:/LMSI53S
逆に長生きした作曲家が、その時代の最先端にあわせて作風を変えていった例と
いうのはどれくらいあるんだろうね。
フォーレも相当に長生きしたけれど、やはりあまり作風は変化してないね。
ただ、全音音階を取り入れた作品なんかはあるね。
そういう意味ではスクリャービンやデュカスなんかは時代の流れに合わせて
無調に近い作風にかわっていってるといえるかな。
見識と知恵に裏打ちされた到達点は変える必要がないんだよ。
美しさは聴く人の感覚や、まして多数決で左右されるものじゃないから。
そういう美しさは、ロマン派以降なら、リスト、サンサーンス、
ケクランぐらいしか持ち合わせてないと思うけどね。
>>706 ストラヴィンスキーは逆に変節漢扱いされて評判が良くない。
変わらなきゃ反動と呼ばれ変われば節操なし。常に先頭に立つ以外ないのだよ。
710 :
名無しの笛の踊り:2010/10/11(月) 21:28:24 ID:/LMSI53S
>>709 じゃ、ヴァレーズとか、松平頼則みたいな生き方しかないのかな。
>>706 モンテヴェルディは、随分と作風が変わっていくよね。
彼の場合は、本人がまさしく最先端だった訳だけど。
712 :
名無しの笛の踊り:2010/10/14(木) 19:27:29 ID:hrlmI3nc
サンサーンスは頑なに自らを形式主義者たらんとしたところがある。
気が強いというか、嫉妬心が強いというか、自分より後輩の才能を見抜く
力はあったようにも思うが、それを素直に認めたがらなかったのではない?
ストラヴィンスキーについても、彼の才能が気になってなければ「春の祭典」の
初演なんかにわざわざ脚を運ばなかっただろう。
713 :
名無しの笛の踊り:2010/10/14(木) 20:35:49 ID:hDEF4qcV
>>712 交響曲にイングリッシュホルンを使っただけで断罪したり、管弦楽曲が
嬰ヘ長調というだけで評価しなかったような人だよ。毒舌を吐くためだけに
行っただけじゃないか、という気もする。
日本で言うと、高木東六なんかがそんな感じだね。そういえば高木氏はダンディ
の弟子だ。
>>707 まあサン=サーンスに関してはその通りだと思うけどね。
その一方でテレマンのような化け物もいたわけで。
どうみても嫉妬深い。
716 :
名無しの笛の踊り:2010/10/16(土) 20:05:47 ID:HgjwsKq9
一般人はもちろん、他の作曲家も到達できないほどの才能に恵まれた天才なのに
結構嫉妬と思われるような皮肉やイヤミを言っていたみたいね。
フォーレとは友好的で才能を認め、伸ばしあっていただったみたいだけど、
他の人には辛らつだった逸話もあるね。
古今東西、性格の良い作曲家なんてハイドンくらいなものだろう。
芸術家とか天才ってのは何かしら理解しがたい部分があるから
純粋に作品だけを楽しめば良いんじゃないかと思う。
フォーレとの友好関係はどっちかというとフォーレのボーっとしたところ
とかわりといい加減だったりするところが良かったのかもしれないね。
上下関係だけで遠慮して保っていた関係で決してない感じがする。
(初期の弟子との訣別なんてよくある話しだし)相性が良かったのだろう。
フォーレもロベスピエールと呼ばれるような逸話があるくらいだから
完全に性格が良いというわけではなさそうだが、
すくなくともサン=サーンスみたいなイヤミな感じとかはなさそうに思う。
わりに人格者の部類に入るのでは?
719 :
名無しの笛の踊り:2010/10/17(日) 19:27:20 ID:JOUg79Ll
>性格の良い作曲家
天真爛漫、鉄オタのドヴォルザークを忘れないでください><
720 :
名無しの笛の踊り:2010/10/17(日) 20:43:40 ID:rgr7xkSk
あと、大物ではメンデルスゾーンはいかにも人柄がよさそうではないか。
ああ、あのシスコンね。
722 :
名無しの笛の踊り:2010/10/17(日) 22:40:03 ID:zkH5zohn
>>720 メンデルスゾーンは金持だったし、まぁ喧嘩はしない人だよ。
金持喧嘩せず。
人格者とか言われるのはセザール・フランクか・・・ フランクのお弟子には
割りに良い人が集まったようだ。
723 :
名無しの笛の踊り:2010/10/18(月) 06:47:50 ID:pF79sbvE
>>722 でも、最晩年まで鳴かず飛ばずのフランクに、よく弟子が集まったものだ
と感心する。
一方人が悪そうな代表人物といえばサティ。そういえば、サティとサン=サーンス
の関係って、どうだったんだろう。あまり噂を聞かないが。
>>723 サティは人が悪いというより変わり者。
他者の才能を認めるドビュッシーとは友情が続いたとか
サティはカフェや場末の劇場などでサンサーンスとは住んだ世界が違いすぎかと。
>>720 ベルリオーズには嫉妬心あったんじゃなかったか?
彼の交響曲と幻想交響曲では近寄りがたい隔たりが。
725 :
名無しの笛の踊り:2010/10/18(月) 17:46:52 ID:RNEqfSdi
>>720 メンデルスゾーンは幻想交響曲のような音楽は認めがたかったと思うが、
個人攻撃はしなかったんじゃないかな。嫉妬心を起こすようなことはあまり
考えられないように思う。
メンデルスゾーンが同時代のやや革新的な作品を評する場合には、たとえば
しばしばメンデルスゾーンの無言歌的と評されるショパンのプレリュード
からの1曲について、「この曲は私にはとても書けそうもない曲だが、私は
この曲が好きだ」と書いている。
見事な性格の良さではないか。
726 :
名無しの笛の踊り:2010/10/18(月) 20:09:10 ID:Y8KiRtOG
>>724 そういえばサティとの話ってあまり聴かないなぁ。
音楽的に問題ありのものの批判が大好きそうなサン=サーンスが
目をつけていないなんて、なんか不思議だ。
いかにも正統派の立場にしかいなさそうな人だから、眼中になかったのかな?
音楽的には伝統主義の人だし、他の学問にも精通していたっていうから、
自分から異端なものに近づいていく感じはなさそう。
でも人間としてはサン=サーンスもサティとはジャンルが違うが十分変わり者
のような気がする。
727 :
名無しの笛の踊り:2010/10/18(月) 20:20:28 ID:Y8KiRtOG
サティみたいにぶっとんだ感覚とか、
ドビュッシーのような風変わりっていうのはサン=サーンスにはない。
でも生き方に変わったものを感じる。
上にでているフランク、フォーレ、メンデルスゾーンあたりは
音楽的に面白いけど、風変わりな音楽っていう感じはないし、
生き方についてもあまり変わり者って印象は持たない。
サン=サーンスはこういう人たちとなにか違うものを感じてしまう。
音楽的には風変わりではないけど、人間として変わっているような印象をうけてしまう。
(私の気のせいかな)
728 :
名無しの笛の踊り:2010/10/18(月) 22:05:27 ID:pF79sbvE
まあ、サン=サーンスのような伝統主義者は、フランクあたりの、伝統を
重んじながらも革新的な和声を用いる程度の人(すなわちサン=サーンスが
考えるフランス楽壇の中の人たち)でしかも(自分以上に)有能な人に対しては
多いに攻撃するが、サティのようにはなっからの異端児については、眼中に
ない(批判するにあたらない)とでも考えていたんじゃないかな。
あるいはサティなんててんで能無しだと思って洟も引っ掛けなかったのかもしれない。
729 :
名無しの笛の踊り:2010/10/19(火) 03:38:35 ID:Pq70K+Vd
サン=サーンスのヴァイオリン・ソナタ2番にはフォーレか?と思わせる
一節がある。ヴァイオリン・ソナタは2曲とも素晴らしい。
730 :
名無しの笛の踊り:2010/10/19(火) 09:07:04 ID:8ngoPotI
>>727 サン=サーンスは変わり者だというか、ユニークな生き方をした人でしょう。
モーツアルトに比べられるような神童と言われた時から彼の「人生」が始まった。
結婚しても家庭的には子供が早く亡くなるなど不幸だった。子供が死んだのは奥さんの
せいだ、と妻を非難した。
結局、晩年は大好きなアフリカや南フランスを旅することが多い生活。作曲も旅先で
行った。
時よりパリ楽壇のニュースを知って、辛らつに批判をする。
変わってるよね〜
731 :
名無しの笛の踊り:2010/10/19(火) 10:20:24 ID:8ngoPotI
732 :
名無しの笛の踊り:2010/10/19(火) 13:12:00 ID:Xgk577Ww
結婚していたのが意外と思われるような、
生涯独身の人に近い雰囲気を感じる。(ラヴェルみたいに)
恋愛沙汰も聞かないし、愛人なんて無縁。
「動物の謝肉祭」の諧謔性、水族館の神秘的な感じ
終曲の場末のフレンチカンカン的な世俗風味は
サティやミヨーに受け継がれて発展されたようにも思える。
734 :
名無しの笛の踊り:2010/10/20(水) 14:38:19 ID:G/kTm0d/
面白い人だな
735 :
名無しの笛の踊り:2010/10/29(金) 19:47:17 ID:sj42DAWD
冗談音楽は音楽ではないと感じる人には、まったく受けないがね。
でも、バレーの付属音楽は音楽でないとか、オペラは音楽ではないとか
真面目に言う人もいるな。それと似ている。
奇妙なのは、オラトリオは音楽なのにオペラは音楽でないなんて言う人
がいるんだよ。ありゃ、どういうことかね?
>>735 そんな人いるのか?
オペラは総合芸術だから、音楽のみで語れないってことなら、まあ納得出来るが。
冗談音楽とはホフナング祭とかクレージーキャッツとかケンブリッジバスカーズのような
今日、絶滅危惧種。
音楽にユーモアやアイロニーは必要不可欠なもの。
738 :
名無しの笛の踊り:2010/10/30(土) 18:30:09 ID:Z2qQ/0QP
サンサーンスだけじゃない。ドビュッシーもラヴェルもパロディー、アイロニー、
ユーモアを彼らの作品に盛り込んだ。
そのことで作品の質を下げたとも思えない。
どんな芸術にも、先人のパロディーはある。それを煩く感じさせないようなセンスが
あれば、むしろプラスになる。
サティには何時も、プーランクにしばしば、サン=サーンスに時おり聴かれるキッチュさは、
多分、リストが最初。
リストの高貴なところと、悪趣味なところ、
旧い音楽を後生大事に温めてると思いきや、
既存の形式をぶち壊すところ、
いずれもかなり影響力があった筈だ。
サン=サーンスもそういうところがあるし。
740 :
名無しの笛の踊り:2010/11/06(土) 17:09:33 ID:LGHzyUaH
『清濁合わせ飲む』という作風は大作曲家であることの条件ね。
モーツアルトが典型的だけど。
濁的要素が強いのがワグナー、R・シュトラウス、プッチーニ、チャイコフスキ、
マーラー等々。
清的要素が濃いのが、バッハ、ハイドン、メンデルスゾーン、ショパン、フォーレ、
そこにショパンとフォーレが入ったことで、
無知であることが大変強く推認されます。
742 :
名無しの笛の踊り:2010/11/06(土) 19:09:36 ID:CuHnTHh2
たしかにショパンは無いわ・・・
サン=サーンスの作風は音楽に情熱とか感情があまりないような
あっさり感を私は感じるので、清濁混合っていわれてもピンとこないな。
人間、サン=サーンスは清濁混合のイメージあるけど。
無知だったらごめんなさい。
まあモツ信者だし他の作曲家のことは殆ど知らないんだろう。
745 :
名無しの笛の踊り:2010/11/08(月) 14:10:54 ID:09S02tdK
辛辣で強い矜恃を持っていたのと、むしろ世事に疎かったので不用意な
発言や言動で敵を作ったにしても、記録に残っているサン=サーンスには
濁の部分も少ないんだよね。
フランクのようにスポ−クスマンがいないので不利なことのみ書かれているが
演奏妨害や誹謗などフランク派のやったことの方が余程えげつなかった。
音楽については清の部分だけで創作することを意図した感もある。
パトスに欠けると言われる所以だろうけど、優れた創作はそのようなものを必要としない
という信念と、それを具現化する能力があったのだからそれで良しだろうね。
746 :
名無しの笛の踊り:2010/11/09(火) 08:57:20 ID:QtmBcxp7
>>745 フランク「派」はそうかもしれないけれど、フランク自身にはどうしても
高潔、わが道を行く、というイメージがあるなあ。
もっとも晩年矢継ぎ早に傑作を出してブレークする以前の彼がどうだったのか、
よく知らないけれどね。
「清」とか「濁」とか、そういう価値判断から離れた、
価値中立的なものが絶対音楽なんじゃね?
>>747 価値中立って、それこそ主観の世界じゃないかw
749 :
名無しの笛の踊り:2010/11/10(水) 22:16:20 ID:r+bqw2fo
絶対音楽が「没価値」だというのなら、それは骨組だけのものだ。
作曲とは その骨組に肉付けして、化粧して、さらに衣装をつけて出来上がりだ。
サン=サーンスはね
ショーソンのコンセールの初演でピアノをドタキャンしたんですよ
だから嫌いになりましたよ
酷い人です
来年没後90年か?
サン・サーンスづくしの演奏会とか頼むわ。
ひとつ派手なやつな。
>>750 嫌いなら何でこんなところにいるの?
まさかその程度のことでサン=サーンスの音楽を好きな人たちが
あっさりアンチに転じるとでも思ってるの?
作曲家には偏屈屋や基地外がたくさんいるって知らないの?
753 :
名無しの笛の踊り:2010/11/11(木) 09:44:27 ID:rGI81gOt
>>751 お国のフランスとかでなんかやってくれるといいな。
新録とかさ。もともとサン=サーンスは有名曲以外録音がすくないので、
没後90年記念にいろいろ録音してくれると嬉しい。
BOX発売とかさ。
日本国内のイベントはあんまり期待できないかな。
チェロ曲が面白いもの多いと思っているので、
せめて室内楽の演奏会くらいは増えてほしい。
>>751 まあ一言文句のスレ汚しでショーソンの仇討ちな
要はサン=サーンスなんて根性の小汚い俗人だったってことだよ
じゃあな
755 :
名無しの笛の踊り:2010/11/11(木) 23:35:05 ID:mR1lyCC4
フランクの五重奏曲の初演で献呈を受けたピアノ譜をほったらかして
演奏が終わったらさっさと帰って行ったという逸話もあるね。
ただショーソンの件も含めてネガティブキャンペーンは全部フランキストから
のもので
>>745 にあるように一対多で攻撃されていて、サン=サーンス側の
資料がほとんど無い。
ワーグナーの受容やフランス音楽の独立の理念など、フランキストの主張は
サン=サーンスが過去にやったことを追認し、それを自分たちの理念として
称揚している訳で実際は主導権争いに近いものがある。
>>755 そういえば6人組も実はラヴェル好きだったけど、
自分たちの理念のために攻撃したって話だよな。
めんどくさい世界だわw
757 :
名無しの笛の踊り:2010/11/12(金) 09:41:42 ID:va/2I9/k
神童と言われた時代が長いし、若い頃からピアニスト、オルガニスト、作曲家としての
名声も十分に受けた。 ちやほやされてきて、普通の人が経験するような苦労もなかった。
その点が性格の偏りになった。
しかし、音楽文化全般にわたって、彼のフランス楽壇への貢献はりっぱなものだった。
当然、それに値する賞賛や尊敬が受けられるはずなのに、それほどでもなかった。
人望がなかったということだろう。
758 :
名無しの笛の踊り:2010/11/13(土) 09:39:50 ID:23siGBd8
お弟子っているのかな?
聞いたことがないので。
フォーレは教え子で友人ではあるが、弟子とは違う気がする。
フォーレの師匠といわれることはあっても。
人望の問題かどうかはわかんないけど、
世界を旅し、放浪するような変わりもんだから
一か所にとどまって、弟子の面倒をみつつ
音楽に関わるという生き方をしていない気がする。
759 :
名無しの笛の踊り:2010/11/13(土) 11:25:47 ID:uqAIVsPX
>>758 >>757 の「甘やかされて性格の歪んだ天才」みたいな一般受けする俗説には与しないが
他人との関係作りは苦手だったらしい。教育活動もこの時代の作曲家には珍しく
数年間のみだったのはその辺はあるだろうね。
あと容易に何でも出来た人だから、物わかりの悪い連中にじっくり教えるのは
苦痛だっただろう。フォーレやメサジェといった教え子の音楽的な素養を育んだ部分では
大きな役割を果たしたけど、自分の持っているものを伝えるといった形ではなかったし。
後年の挑発的な言動で反感を買ったが、孤独な彼なりの外界へのコミュニケート手段とも
思える。不要な国粋主義を振り回さなければ、国外には敵を作らなかったろうにと思うが
普仏戦争で従軍した世代だと思えば納得もいくよ。
楽壇から無視されていたと言われるが発言や文章が常に反響を巻き起こしていたことから
わかるように実際には最後まで良くも悪くも大きな存在だったようだ。
760 :
名無しの笛の踊り:2010/11/13(土) 11:44:16 ID:23siGBd8
サン=サーンスらしい、ことなのかもしれないが、
これだけ有能で、天才なのに
弟子がいないことや直系の子孫がいないっていうのは
すごく残念。
>>749 それは違う。
骨と肉に分けること自体、価値中立的でない。
で、価値中立って何なの?
およそサンサーンススレらしからぬ議論だな。
ここはバッカナールに合わせて踊ってればいいんだ。
骸骨踊りでもよい。死して絶対中立の存在に!
単なるに明るい曲・暗い曲っていう印象で考えても
サン=サーンスの曲って「どっちだろう??どっちでもないかも」って感じる。
中立かどうかはわからんけど、そういう部分はあると思う。
それはユーモアと言うんじゃないかな。
767 :
名無しの笛の踊り:2010/11/14(日) 10:22:46 ID:qw3fLFGB
>>760 突然変異的な天才だから遺伝子が続いたかなあ。
偶々音楽に進んだから音楽家として大成したので、数学の道に入ったら
一廉の数学者になったかも知れない。何しろ音は空気の振動で、音楽は
その造形で数理関係に過ぎないと喝破した人だから。
768 :
名無しの笛の踊り:2010/11/14(日) 14:50:54 ID:nBs8kfMZ
769 :
名無しの笛の踊り:2010/11/14(日) 21:11:24 ID:u1xC5sO1
頭は切れる人だったからね。
そういう人にありがちなニヒルな性格、皮肉な言動。
それでも、それなりの仕事をしてきた。
まともに彼の著作などを読んだら、いろんな発見があるだろう。
興味深い人ではある。
770 :
名無しの笛の踊り:2010/11/14(日) 21:20:21 ID:u1xC5sO1
>>761 絶対音楽のことを言ってるのか?
それとも骨と肉のことを言ってのか? どっち?
骸骨踊りのことを言ってるんだよ
>>768 ウーン、折角サンサーンスの記念演奏会にするなら
ブラームスのピアノコンチェルトはないわ。
ここはサンサーンスの五番でしょ。
それと、デュメイはバイオリンはもう駄目なの?
三番なり一番なり、ロンドカプリチオーソなり弾いて欲しいわ。
死の舞踏の弾き振りでもいいぜ。
で、最後にバッカナールで盛り上がって、
アンコールにフランス軍隊行進曲とかさ。
773 :
名無しの笛の踊り:2010/11/16(火) 10:07:25 ID:OJYmL4Fc
あ、サン=サーンスというか、カミーユは一人っ子だったみたいだから、
傍系の子孫も居ないかもしれないんだ。
この家系の遺伝子が残っている可能性が低いのは本当残念。
>>773 そんなに世代離れてないんだから、親戚の家系くらい残ってそうだけどね。
数学は得意だった様ですね。
Op.52-5のフーガで、50小節だけがなぜ2/4拍子なのか、理解出来る人は、
近現代の作曲家や楽理やさんには余りいないでしょうね。
ブクステフーデや大バッハなら理解できそう。
ブラームスやマーラーは理解できなさそう。
ケクランさんは理解していたはず。
776 :
名無しの笛の踊り:2010/11/16(火) 23:37:25 ID:TBncPnJG
Op52−5のフーガってどういう曲ですか?
楽理屋って数学は得意じゃないんですか?
777 :
名無しの笛の踊り:2010/11/19(金) 13:46:26 ID:v7wVB3oH
OP52−6が「ワルツ形式の練習曲」
数学のほかにも天文学にも造詣が深かったらしいね。
うろ覚えで間違っていたら悪いが、
フォーレとの往復書簡のなかで、
サン=サーンスがフォーレの息子に(天体?)望遠鏡を送って、
息子は大喜び。フォーレが丁重にお礼し、一家で星観察する話が好き。
なんかほほえましくて。
そのすぐ後くらいにサン=サーンスはまたどっかに旅しているようだ。
「またあなたは旅ですか」って感じのフォーレの言葉があったような…
なんかサン=サーンスらしいや。
サン=サーンスと天文学がちょっとだけ感じられる逸話。
サン=サーンスについては、このフォーレとの往復書簡集以外に
日本語で読める伝記が1冊(現在廃版)しかないみたい。
音楽家としてのサン=サーンスがもちろん重要だし、研究対象だろう
から他の学問についての言及がなくても不思議じゃないが、
サン=サーンスヲタは、人間・サン=サーンスについても気になるから、
数学や天文学(ほかにもあったはず)についての記述が欲しいとこだな。
779 :
名無しの笛の踊り:2010/11/21(日) 20:17:13 ID:pt5sC0L8
考古学、生物学にも関心があったそうだ。
780 :
名無しの笛の踊り:2010/11/26(金) 18:47:09 ID:azyVtrcx
交響曲3番オルガンのお勧めを教えて下さい。
美しい3番としてはミュンシュの62年のとエドデワールトの76年のを持ってます。
今回教えて欲しいのはオーオタ御用達の壮絶派手な演奏の奴とか、
最低音階16hzがふんだんに入っているCDです。
第3番オルガンの美しさ皆無な多分下品な作品なんだろうなと想像はしてるのですが、
一方で怖いもの見たさで聴いてみたいって気もしてて・・・。
781 :
名無しの笛の踊り:2010/11/26(金) 19:55:10 ID:wosgXeGj
>>780 オーマンディの米TELARC盤。
アンセルメとマルティノンははバスドラが聴こえないのでアウト。
とりあえず世評高いミュンシュでいいんじゃね
安いしさ
俺はアンセルメが好きだけどダメ出しが入ったようだ
>>780 カラヤン、レヴァイン、バレンボイムをどうぞ。
784 :
名無しの笛の踊り:2010/11/27(土) 11:12:03 ID:pE5r3xEa
図書館で借りてきた江口玲のCDにサン=サーンス編曲
「マスネのオペラによるパラフレーズ、タイスの死」
という曲が入っていましたがファンには知られた曲なのでしょうか
>>780 なんかミュンシュのXRCD盤で十分なんじゃねえか?
ミュンシュのは16ヘルツ入ってるか?
16ヘルツなんて聴こえないだろ
>>788 スピーカーがフルスイングが見れる。
非常に重要な音だよwww
それは冗談として16Hzの有無で音の気密感というか圧力というか圧迫感が変わる。
聞こえないから最低音階を32Hzにしてるソフトが多いけどね。
聞こえるのと感じるのでは違うんですよ。
どう足掻いても生の威圧感はスピーカーからは出ないけど、
それに近づける為には16Hzは絶対必要な音階。
実際、生のオルガンでも聴こえてるのは倍音なんだけどね。
確かに圧迫感はあるかな。あまり気持ちが良いもんではないけどw
デジタル録音は20Hz以下はカットされてるしCDプレーヤーもそうだろうから
やっぱりアナログ録音なんかな。
昔、LPレコードの低域ノイズによるスピーカーのフルスイングは
スピーカーを傷めるってんで
サブソニックフィルターという機能がアンプについてたっけ。
スレチだがシュトックハウゼンの『コンタクテ』(独DGG)
超低音をボリューム上げるとスピーカーか家屋のどっちかが崩壊する
と、長岡鉄男が言ってたな。
家屋が壊れるって超音波怪獣かw
ボリューム上げすぎても可聴範囲外って聴こえないから
スピーカーがぶっこわれるだけなんだよね
例えばテストトーンの周波数をどんどん上(下)げていくと
だんだん音が小さくなっていくように感じるけど
単に聴こえなくなってるだけという。スレチですまんw
KONTAKTE
DGGではないが、wergo盤が日尼に出てて意外に高評価だよ。
スレチすまそ。
最低音を鳴らすと確かに音程には聴こえにくいんだょ
椅子か床か窓枠かがあちこち共振してることもあるw
これも倍音w
ただ、間違いなく空気も聴こえも変わるんだょ
残念ながら64'のフルーは鳴らしたことはないょ…
795 :
名無しの笛の踊り:2010/12/17(金) 19:40:04 ID:vJhGAMP4
第三シンフォニーは、コンサート会場のどこで聞くかで聞こえ方が
まったく違ってくるの? そこが知りたい。
クラシックのコンサートといえど
聴いている席で音がおかしくならないように
コンサートホールには目立たないように遅延装置などのPAは仕込まれている。
>>795 熊襲会館でオルガン入りならP席一択
法悦の詩ではまさに法悦した。
798 :
名無しの笛の踊り:2010/12/17(金) 22:14:07 ID:vJhGAMP4
熊襲会館とは? どこのホールですか?
799 :
名無しの笛の踊り:2010/12/18(土) 06:35:49 ID:aHzGaK4Q
800 :
名無しの笛の踊り:2010/12/18(土) 19:52:11 ID:j3/rjheN
「法悦の詩」の金管軍の強音の洪水を満喫するには、良いホールは絶対の
条件でしょう。音響の良し悪しが全てと言ってもいいきうらいです。
サンサーンスの『オルガン』も、最初の楽章の瞑想的なオルガンも魅力的ですが、
やはり最終に入ってオルガンがガーンと鳴り出しときの興奮は何回聞いても
いいです。
801 :
名無しの笛の踊り:2010/12/24(金) 15:41:41 ID:DBNje0Xw
熊襲会館は存在しない
802 :
名無しの笛の踊り:2010/12/24(金) 15:57:08 ID:dnzG2BXa
熊襲と蝦夷は縄文人
ドレドレドレドレドレミファソファミレ
ド ジャン♪
レミレミレミレミレミファソラソファミ
805 :
名無しの笛の踊り:2010/12/30(木) 10:12:35 ID:vWtKUMMT
コルトーをからかったんだそうだ
EMIだかの復刻版でショパンのプレリュード集を持ってるけど、
コルトーは本当に猿みたいだし、演奏も酷いしw
ただ、リストが編曲したショパンの歌曲はどういうわけか聴けた。
田舎臭いのは得意なんだろうね。
807 :
名無しの笛の踊り:2010/12/30(木) 18:47:44 ID:vWtKUMMT
戦前の日本ではコルトーは神様だったのではないか?
野村光一さんなど多くの批評家も熱烈なファンだったとか。
ただ、吉田秀和さんは、座談会でのお話の印象だけだが、あまり
お好きでなかったようだ。
808 :
名無しの笛の踊り:2010/12/31(金) 01:48:39 ID:svBUlv3Y
サン=サーンスが理想としたピアニスト像ってあるのかな。
ゴドフスキのことはひどく気に入って養子にしても良いとまで言ったそうだが。
この二人は一応師弟関係だよね。ゴドフスキも最後まで昔の師匠をリスペクト
していたようだし。
809 :
名無しの笛の踊り:2011/01/04(火) 21:01:49 ID:7JOaF57U
サンサーンスのピアノ曲は協奏曲と2台のピアノ曲が主要な作品で、独奏用の
曲が少ない。 そのあたりが彼のピアノ音楽に対する志向が想像できる。
彼はシューマンやショパンのピアノ曲のように、独奏者がピアノを歌うように
弾くことより、ピアノを他の楽器と合奏させて弾くほうに関心があったんじゃない
だろうか?
810 :
名無しの笛の踊り:2011/01/07(金) 10:03:07 ID:EbpByQJh
サン=サーンスはオルガンの音を好み、オルガン独奏に才能を発揮した。
オルガンを好むあまり、ピアノのディジタルな音に情は官能、情緒に
不足感でも持っていたのだろうか。
811 :
名無しの笛の踊り:2011/01/09(日) 13:09:54 ID:Ah8fHwDV
19世紀、ショパン、リストの頃のピアノは現代のグランドピアノみたいにペダルの
機能で音が伸びるような感覚は得られなかったんじゃないか?
今のように単一的に伸びるというよりやけに響くような感じで伸びるのが19世紀のピアノ。
>官能、情緒に不足感
彼がそんなもの要求するはずがない。
814 :
名無しの笛の踊り:2011/01/11(火) 18:06:29 ID:N1UA1e3g
>>813 オペラ「サムソンとデリラ」は、十分に官能的であり情緒的な傑作ですよ。
他の作家と比べると、
プッチーニの、胸をえぐられる悲痛な表現はないし、よい意味の通俗性はない。
ヴェルディの誇り高い貴族性や尊厳の風もない。
また、R.シュトラウスの目を背けたくなるような異常や憎悪表現の卓越した
力はないし、ビゼーの鋭さや機敏さもない。
じゃぁ、凡庸なオペラかというとそうではなく、やはり独特の華麗さがあり
力強さもあり、面白さもある。万遍なくよく出来ているように思える。
この人の音楽は、そんな作風だと思う。
サムソンとデリラはいい意味でエロい
トリスタンやサロメのそれとはちょっと違うけど、しっかりした個性がちゃんとあるね
エロイカ?
いや色気というかエロさが決定的に欠けていると思うが。
それさえあればもっと人気が出たろうに。
カミーユ本人に色気とか、エロさが欠けているので、
なかなか音楽にそれが入ることがないのでしょう。
不思議なくらい、恋愛沙汰とか女性についてのネタがないよなー。
本人が女性に熱をあげた話もないし、リストみたいに女性にモテモテでもなさそうだし。
恋愛熱に乗じて、愛を歌うために作曲なんてこの人についてはありえないのかも。
楽器を歌わせるために、音楽を作るために、作曲ってタイプなんだろうな。
だから、恋愛がテーマの曲を作曲しても、色気とか、エロさが足りないのかも。
音楽の音色の官能性はあると思うけどね。
だから、音楽に色気とかエロさとか官能性なんか必要ないんだよ。
聴いてる猿が勝手に感じてるだけ。
819 :
名無しの笛の踊り:2011/01/20(木) 08:55:49 ID:Dw1ZsT8B
この人についてはなさそうだけど、
愛を語るために歌う人は山ほどいるでしょ。
J-POP、洋楽とかそういう曲多いじゃん。
そうやって、色気のある音楽ができることもある。
まぁ、ちゃんと音楽に色気とか、芸術的な面白さ含むこと
ができるかは別問題だけど。
愛を歌っても駄作の可能性が普通は高いだろう。
音楽に愛とか、恋愛感情とか、色気とかエロさとか
作る側が意図することはあるんじゃない。
サン=サーンスはそんなことしそうにないけど。
820 :
名無しの笛の踊り:2011/01/21(金) 18:51:47 ID:XLxkZJyT
>>818 「サムソンとデリラ」は悪女デリラのほうが音楽的には魅力的。
劇中の3曲のデリラのアリアはどれも美しく官能的。
「君が御声にわが心は開く」が有名になりすぎているが、他の2曲も魅力が
ある。
ただデリラの性格、役割をもっとも鮮やかに表現しているのが「君が・・」
だろう。
821 :
名無しの笛の踊り:2011/01/23(日) 17:50:48 ID:mLIiQlpU
たしかに音楽家には女性関係の話題が多い。作曲家も例外ではない。
女性にだらしないというより、美しい曲に女性は敏感で自然に演奏家や作曲家に
引き寄せられるからか?
でも例外の人はいる。サン=サーンスはそういった例外の人。
ドボルザークとかシェーンベルク、ストラヴィンスキーも、あまり女性関係
の話は聞かない。
結局・・・・・どうでもいいことだ。
ホモも多いぞ。
チャイコフスキーなんざ命がけでホモってた。
823 :
名無しの笛の踊り:2011/01/24(月) 09:38:04 ID:XrVyZbaE
チャイコはコレラによる病死だった。だが、
実は不名誉なスキャンダルを隠すため友人たちが暗殺したという話。
帝政ロシア時代の考え方はわからないが、今から観ると信じられない話。
殺したってウワサは消えないだろうし、何でコレラにしたのだろう?
全くわからない話。
824 :
名無しの笛の踊り:2011/01/25(火) 18:49:04 ID:4ziieV5m
女性の話題が多いのはロマン派だね。 女性関係のことについて、
バッハ、ハイドン、ヴィヴァルディなんか聞いたことないもん。
>>824 いや、ハイドンやヴィヴァルディの愛人の存在は有名だろう
826 :
名無しの笛の踊り:2011/01/26(水) 13:10:54 ID:ux4S9tvm
Hはエッチだったかもしれないが、Vは坊主だろ? 根拠ないウワサ話じゃね。
派手な女性関係の揚げ句刺殺されたストラデッラや、間男を夫人もろとも惨殺した
ジェズアルドなどロマン派に限らず女性ネタは多いぞ。
ただ近代以後の方が記録が残りやすいだけだ。
坊主だからこそ今でいう性犯罪し放題だったの鴨
そもそものキリストの出生自体がローマ軍に従軍した僧侶にレイプされて孕んだ子だからな。
サン=サーンスは、男色趣味などの話もないし、
一応結婚もしたから、
基本的にノーマルで、異性に興味の薄いだけの
単なる禁欲主義者なのかもしれない。
てことは、アフリカで男を探してたってのは単なるデマなんだなw
>>831 あれは部族音楽とか民俗音楽を聞く為だよ。
そういう活動が謝肉祭とかの面白い音楽に発展していく。
彼のクソ真面目な音楽と少しふざけた感じの音楽の二つの流れはそのあたりにある。
833 :
名無しの笛の踊り:2011/02/04(金) 18:35:39 ID:GpfE+lqK
>>829 キリストの出生に関して、あまり過激なこと書くと暗殺されるぞ・・・
>>830 このスレでも頻出しているけどホモセクシャルの説は最初からある。
徹底して女性を近づけず身の回りの世話はすべて男性が行っていた。
音楽 特に歌曲の詩も色恋のネタが非常に少なく、歌劇も世話物的な題材に
関心がない。一種の性的未成熟という説もある。
ちなみに唯一身近にいた女性は飼っていた雌犬。
歌曲といえば文才があるのに同時代の詩人 特にヴェルレーヌなどにはほとんど
興味を示さなかったり、調べるほど面白い。
835 :
名無しの笛の踊り:2011/02/05(土) 08:10:53 ID:U2WkjOu9
836 :
名無しの笛の踊り:2011/02/05(土) 17:42:50 ID:QjeOctnN
数学、天文学、考古学、古生物学などへの学問的関心が高かったということ
だから、人間万般への興味は薄かったのかも。
女性にも男性にも一定の距離を置いていた人じゃないのか。
音楽から受ける感じだが。
価値が高いものである程、ただの形式になる。
>>834 ずっとお母さんと一緒に暮らしていたような…
生まれてすぐに父親を亡くして、大叔母と母親に育てられて
結婚するまで実家暮らしで、
妻と別居した後も実家に戻っていたような…
年少の頃、母親、大叔母と女に囲まれた暮らししてたから、
「女」に対してのロマンスが少ないのかもね。
壮年からは確かに女の影がない。
839 :
名無しの笛の踊り:2011/02/08(火) 19:09:21 ID:a+kY97ZK
母親がステージママみたいだったの?
自身は5歳で神童と言われた人。
母親は美空ひばりのおっかさんみたいな人じゃないの?
840 :
名無しの笛の踊り:2011/02/27(日) 13:45:58.26 ID:AZadvYbq
サン=サーンスの形式尊重主義は、時代に逆らっても頑固に古典的形式を
墨守しようとする意識的なものだったと思う。
自分には才能があるという自負と、にもかかわらず時代に取り残されたという
焦燥感、それに反発する感情だ。
だから、新しい才能にはやたらに攻撃を仕掛けている。
新しい才能と言えば、ドビュッシーとかラヴェルとかが
いたのだろうけど、どう見ていたのかな?
>>841 ドビュッシーがこの世で一番嫌いな人だったらしいよ
でも、ミュンシュはサンサーンスやるときはドビュッシーも一緒によくやった。
結果的にサンサーンスの人気の後押しされて名が売れた。
皮肉な話だねww
英雄行進曲、つまらなすぎてあたまがくらくらした。
なんのひねりも深みもない。
まるで水槽の曲じゃん、と思ってたら
水槽の定番曲なのかよ!w
サンサーンスはいい曲も多いけど駄作も多そうだね
行進曲を捻りすぎると行進できません><
行進する側の立場にたつとこれぐらいの方が歩き易いのよ。
実際、表面だけ聞いてると途中でスキップいれないとテンポ取れない行進曲とかある。
太鼓のテンポは変わってないのにメロディラインのテンポが変わってるように聞こえる曲とかね。
行進曲は演奏だけを楽しむ行進曲の体だけを為してる曲と
演奏を楽しむのではなく実用性を考えて作られた行進曲に分かれるんだわ。
ただ、英雄行進曲の割には威風堂々というか凱旋感少ないとは思うけどね。
847 :
名無しの笛の踊り:2011/03/08(火) 20:23:20.53 ID:6SdYyV5V
アルゼリア組曲中の「フランス軍隊行進曲」は良いでしょう。
848 :
名無しの笛の踊り:2011/03/09(水) 09:29:39.60 ID:QgmwyXGM
アノ吉田秀和翁も褒めたという曲ですね
849 :
名無しの笛の踊り:2011/03/11(金) 04:04:34.06 ID:tu6UvfBd
サン=サーンスは折衷主義者と評される。 どういう意味か?
音楽のスタイルの面でラモー、バッハ、ベートーヴェンからベルリオーズ
リストまで取り入れた。基本的には古典派に倣っているが、多様でもあった。
一方内容的には何でもとり入れた。俗謡もOKだったが、玉と石とを折衷した。
玉は佳作となり、石は駄作と評された。
850 :
名無しの笛の踊り:2011/04/05(火) 10:27:31.79 ID:pQRcxkXV
佳作が沢山あるのに話題んされない。 ちょっと不運な作家。
851 :
名無しの笛の踊り:2011/04/05(火) 10:32:42.41 ID:kdDn1vWM
>>845 管楽器が嫌いなら
行進曲なんてタイトルの曲
聴くなよ。バカなんだろうな。
852 :
名無しの笛の踊り:2011/04/18(月) 17:55:52.73 ID:oVoYcDXg
フランス人はマーチを書くと傑作になる。 これ定評。
853 :
名無しの笛の踊り:2011/04/18(月) 22:23:26.66 ID:+sIDeHf9
モーツァルトのピアコン24のカデンツァがなにげに良いよ。あっさり、すっきり。カサドジュ・セルで聴けます。
ちょっと前からOp4のミサ曲のCDを聴いてるんだけど、これ素晴らしい曲
パイプオルガンと合唱だけの演奏だけれど、荘厳な感じと壮麗な感じが
混ざり合って、聴いていると別世界に引き込まれる
M・コルボの指揮とアランのオルガンが又素晴らしい
こんな凄い曲を二十歳くらいで作っちゃうんだから本当に彼は天才
オーディオ的にも、特に最後のピアニシモの重低音に痺れる
カップリングされているグノーのコラール・ミサも美しい
>>851 聴きたくなくても聴かされたり、弾きたくなくても弾かされるなんて日常茶飯事ですよね?
馬鹿?
>>855 そういう世界に身を投じてるお前の全責任。
お前が今から取るべき道は二つ。
嫌ならやめる
若しくはお前の全意見が通る位のレベルになる。
それだけだ。
平日日中に偉そうにのたまえるニートはいいなあw
858 :
名無しの笛の踊り:2011/04/26(火) 20:19:44.82 ID:/g7McbVt
>>854 この分野もサン=サーンスはけっこう量産しているんでしょ?
859 :
854:2011/04/27(水) 11:33:37.21 ID:ka/yNAhA
サンサーンス作品表や楽曲一覧で検索すると、それぞれの曲の
規模は判らないけれど、宗教曲だけで50曲近くありますね
私たちの周りは情報にあふれていると言われているけど
こうやって見るとほんの一部しか聴く事が出来ない だから
需要も無い 悪循環を感じますね 第三交響曲や「謝肉祭」は
カタログを埋め尽くすほどあるんだけど・・・…
それ言い出したらヴィヴァルディなんて500とも600とも言われる曲があるが。
(ヴィヴァルディ自身が実際には何曲書いたかは把握し切れていない。)
そのとうりだね テレマンもひどい状態か
「四季」「トッカータとフーガ」「運命」「未完成」「新世界」
といった人気曲の録音の半分を日の当らない所にあてたら
メーカーがつぶれちゃうか・・・…
862 :
名無しの笛の踊り:2011/04/28(木) 15:26:49.72 ID:iKBhxFiG
>>860 ヴィヴァルディは同じ内容の曲を50も100ものスタイルで書いたと批評
する人もいた。
サン=サーンスの作曲法はそこまでは行かなかったでしょう?
オペラ、ミサ曲、交響曲、協奏曲、室内楽曲、オルガン独奏、ピアノ独奏、
歌曲、交響詩等々、多彩なジャンル。
映画音楽も書いている。
ヴェルディはTKって事ですね!!
864 :
名無しの笛の踊り:2011/04/29(金) 09:38:08.96 ID:AVtGuV46
>>862 ヴィヴァルディのVn協を300(か500と言ったかは不確か)の変奏曲と
ダラピッコラが言ったがそれはマンネリの意味の批判だったな。20世紀の
終わりころまでは一般的にそう思われていたけど、今は大分ポジティブな評価だよね。
テレマンもミュージックプロモーターとしての役割とか、いろんな面で位置づけが
変化してるし、サン=サーンスもそう言った意味からもっと見直されるべき点は
多いと思うけど。
ただ流派をつくらなかったからフランクなんかと比べて分が悪い。
ある意味音楽以外の視座に立った評価って近代の音楽家は、まだされていないから。
>>854 宗教曲は50もあったっけ。無神論者でもあったが、それ以前に神とか聖人から
インスパイアされる人ではなかったけど。
教会のオルガニストだったことを考えると、宗教曲が沢山あるのは
普通だと思ってたけど。
それはともかく、ヴァイオリニストとかチェリストの間では
サン=サーンスはフランス随一の作曲家だと普通に認識されている罠。
>>864 859で書いたとおり「サンサーンス作品表」で検索した結果です
ちょっと無責任な書き込みでごめんなさい
作品表の交響曲第三番の所で、余白に「自筆譜=第5番」
と書いてあるのを見て、これはほぼ同じ時期に書かれた
ブラームスの四番を意識しての事なのかな等と
想像するのも楽しいね 実際その数からいっても
同時代随一の交響曲作曲家(BEEの後継者)としての
自負も在ったのではないかと・・・…
867 :
名無しの笛の踊り:2011/04/29(金) 14:48:46.17 ID:3K9eV1XL
>>862 フランス語も分からないし楽器演奏一つできないのに
フランス音楽を愛するアテクシは高貴でエスプリに満ちていると妄想を爆発させているようですね
生活保護で大嫌いな日本人に生かしてもらってる
統合失調症で乞食で三国人の醜い豚ばあさん
そろそろ豚は豚らしく母国へ帰ったらどう?
>>866 面白いですね。
19世紀のフランスの作曲家で、交響曲を5曲以上書いてる人って
他にいるんですか?もちろんマイナーな人でいいんだけど。
オーボエソナタがすき。
あと「ノアの洪水」
サンサーンス50枚BOXとか出ないかな。
吉田秀和が『LP300選』でサン=サーンスをひどく貶してたけど
今はサン=サーンスの評価って世界的にはどうなの?
吉田の阿呆に感化されてサンサーンスはベトのパクリだの何だの言ってる俺の親父。
サン=サーンスがベトのパクリだとしたら、何と素敵なベートーヴェンだろう!w
873 :
866:2011/05/01(日) 15:13:01.71 ID:BL2p/uBM
>>868 サンサーンスより沢山交響曲を書いたフランス人作曲家
ダリウス・ミヨー(1892-1974)番無しを入れて13曲 室内交響曲が6曲
ちょっとスレチだけど、Sの先輩のグノー(1818生)も交響曲を2曲書いています
その第一番(1854)はビゼー(1838生)の交響曲(1855)の出だしに似てなくもない
ビゼーが影響を受けたのか時代が求めた様式だったのか ビゼーファン必聴
Sの一番(1853)、二番(1858)より傑作かも
今更でさらにスレチなんだけど、
ベートーヴェンが交響曲の父とか産みの親とか言われてるけど、
それ以前にも・・例えばモーツアルトは交響曲を通し番号無し入れて55曲書いてる。
確かにメヌエットとか舞踏曲としたものがが多かった時代でもあるけど。
これって何で?
交響曲の父はハイドンじゃないの?
それをさらに鍛えて、思想の音楽的表現形式として確立したのがベートーヴェンだろ。
スレチだけど「交響曲(楽)」と日本語に訳したのが森鴎外。これ豆な。
>>873 20世紀のミヨーは出てくると思ってたけど、ってことは
やっぱりサン=サーンスが19世紀フランス最大のシンフォニストということで
いいのでしょうな。弦楽四重奏も10曲くらい書いておけば良かったのにw
いかにも正統派なシンフォニストという意味では、ロパルツの方がしっくり
来るんだけど、今ググってみたら5曲ですな。
878 :
名無しの笛の踊り:2011/05/06(金) 04:02:44.42 ID:17/6lPrM
>>865 それは「序奏とロンド・カプリチオーソ」と「白鳥」があるから?
>>868 8曲の交響曲を書いたシャルル・トゥルヌミール'(1870-1939)がいます。
880 :
名無しの笛の踊り:2011/05/07(土) 12:40:34.96 ID:qlhrF7ni
>>878 バイオリン、チェロに関する室内楽、ソナタ、協奏曲が充実しているからでは?
佳作がたくさんある。
その2曲はもちろん有名だけど。
881 :
名無しの笛の踊り:2011/05/07(土) 17:04:25.17 ID:qlhrF7ni
特にチェロは充実しているかも。
本人がチェロ弾きだったというくらいだそうで。
オルガンもピアノもチェロも弾けたのか すごいな
883 :
名無しの笛の踊り:2011/05/12(木) 17:58:44.26 ID:CEPrQwPu
>>873 グノーの交響曲2曲は昔、聞いていい曲だと思った。モーツアルトに影響
されているみたいな印象。
グノーの小交響曲という曲も室内楽の分類になるけど、いい曲。
すんすんすーん
>>874 交響曲というよりも、言うなればロマン派の父。
それを交響曲の生みの親と言い張るのは、その方がドイツに都合が良かったから。
ドイツという統一された国の歴史と、ちょうど良く被るんだよ。ベトベンからだと。
人をハイにさせる音楽という点でも、ハイドンより愛国心を煽るのに都合が良かったし。
>>882 もう少し前の時代だと、作曲家が色々な楽器を演奏できるのが普通だったんだけどなぁ。
887 :
名無しの笛の踊り:2011/05/20(金) 16:45:57.79 ID:ByhxKM+Z
演奏レベルは低くてもいろんな楽器が演奏できる、ということですか?
>>887 バッハはオルガンの大家で、同時に各種鍵盤にヴァイオリンやヴィオラも弾きこなしたというね。
バロック時代は珍しくないことで、ハイドンやモーツァルトもそんな感じ。
それがロマン派に入ると、逆に殆ど楽器を演奏出来なかったベルリオーズとか、
そういうのが普通になっていくんだけど。
まあバロックの最後を盛大に飾ったヴィヴァルディが居るわけで。
特にヴィヴァルディの四季はヴィヴァルディ死後は一度死んだ音楽だったり。
ヴィヴァルディ死後から最速とも言われるカルミニョーラですら元譜通りではない。
四季は他者による命名だけど春夏秋冬はヴィヴァルディによる命名とされている。
が、その春夏秋冬自身がヴィヴァルディにる命名ではない可能性も未だ高い。
(ヴィヴァルディ以外に弾けないからテンポを落としたり譜面変更の口実を作った。)
891 :
名無しの笛の踊り:2011/05/23(月) 12:41:08.11 ID:bZ23hHte
絵描きやコックは自分で作りながら工夫、発案するけど、作曲家は違う?!
「犬小屋も建てられない建築家」みたいな作曲家もいるのか?
892 :
名無しの笛の踊り:2011/05/23(月) 22:34:13.80 ID:4AuJBJs7
864さんは「彼は無神論者だった」と書いていらっしゃったが、
特定の宗派に属さないものの、彼独自の宗教観みたいな物が
感じられる曲も有るような気がする 随分あいまいな文章に
なっちゃったけれど、ふとあのドンチャン騒ぎ交響曲の
第一楽章後半だけピックアップして聴いているうちに感じた
894 :
名無しの笛の踊り:2011/05/28(土) 18:31:16.03 ID:fEhTkrB0
>>892 パリの演奏会か? 自国産のシンフォニーは好きなんだろうね。
お客は歓んで聴いている様子。 チョンさんも載っているし。
895 :
名無しの笛の踊り:2011/06/03(金) 13:38:57.30 ID:+rte1HzY
フランス人による交響曲はこの人のとフランク、ショーソンぐらいしか聴く
機会がなかった。
ミヨーとオネゲルは聴く気がしないし・・・
>>895 ゴベールは結構好き。1曲というか録音自体1つしか知らんが。
フランセも良い。交響曲っぽくないけどw
サン=サーンスと同系統の作曲家の交響曲はヴィエルヌ、トゥルミヌールと多彩なんだな。
>>895 ルーセルの交響曲を忘れてはいけない。
>>896 フェルーもあるでよ。
なんとなくサンサーンス以降のクラシックは歌曲にもならない劇中曲→現在の映画音楽になっちゃった感がある。
若しくは自己満足でしかないような協奏詩の名手などなど。
>>897 そうだった。ルーセルで思い出したけど、有名どころだとダンディもいたなぁ。
>>895 おいおい ベルリオーズは聴いてるだろ なんぼなんでも。
>>897 でもダンディやヴィエルヌ デュカなんかも結構正統派交響曲だが
サン=サーンスは格段に伝統的というか古典的だと痛感する。第3であっても。
901 :
名無しの笛の踊り:2011/06/04(土) 07:10:08.85 ID:3WfapZj5
みんな、フランスの交響曲で大物を忘れてないかい?
メシアンだよ、メシアン。
ま、とても正統的じゃないけど、第2次大戦後の交響曲じゃ一番知られてる
んじゃない?
フランセがメシアンより年下というのが未だに信じられない。
903 :
名無しの笛の踊り:2011/06/04(土) 17:17:23.77 ID:oAR9TQh+
904 :
名無しの笛の踊り:2011/06/07(火) 17:21:29.31 ID:C2EPq2qs
>>901 メシアンの。
あの、何とか言うタイトルの曲は退屈で、さっぱり良さがわからなかったです。
色彩的で、ステンドグラスを通した光の空間にいるような雰囲気の曲が、なんか
延々と続きうようなやつですね。
トラガリ交響曲
906 :
名無しの笛の踊り:2011/06/08(水) 10:03:24.55 ID:bEDtCTVW
907 :
名無しの笛の踊り:2011/06/08(水) 10:40:14.05 ID:reUkHDMJ
最大なんだから仕方がない!
テーマからしてよく分からんし、2ちゃんだし、不毛になって当然だわw
909 :
名無しの笛の踊り:2011/06/08(水) 20:38:56.23 ID:f9smqzr6
ふう、もう疲れたよ
910 :
名無しの笛の踊り:2011/06/09(木) 09:05:39.12 ID:TpcqXRt2
2ちゃんに限らず日本の掲示板の論争レスは結局、相手の人格攻撃かアホ呼ばわり
することで自然消滅する。
ディベートのルールがわかってない、と言う人もいる。 多分、そうなんで
しょう。
理屈じゃなく思い込みで同じ主張を繰り返したりな。
しかしサン=サーンスがロマン派最大って言われると違和感あるなぁ。
俺の好きな作品が室内楽だからってのもあるかもしれんが、
最大とか最高とか、そういう称号が似合わない気がする。
比較できる人が居ない
芸術家って仙人みたいな人が多い
913 :
名無しの笛の踊り:2011/06/10(金) 11:19:37.15 ID:u90+OF7D
サン・サーンスをわりと聴いてきた。
一愛好家としては、彼がロマン派最大の人みたいな評価を得てほしくはない。
あり得ないし、そんなことはどうでもいい。
多才で、そこそこの成果を上げた人ぐらいの評価レベルでいい。
偉大な作曲家でも作品が親しめない人もいるし、聴く機会がない人も多い。
>>912 むしろドロドロしてて、悟りとは対極な人の方が多くないか?
サン=サーンスだって同業者への批判は結構なものがあるし。
人間だもの。
仙人系といえばフォーレかな
916 :
名無しの笛の躍り:2011/06/10(金) 18:30:58.42 ID:NCsu+G14
はじめての書き込みに付き、今更ながらということで申し訳ない。
オルガン付き で派手だけど、キレや乱暴ではないCDを教えてください。
917 :
912:2011/06/10(金) 22:52:28.62 ID:5g85M5Ip
>>914 俺はあまり芸術家の人となりには興味が無いので
あくまで作品から得た印象を書いたまでです
サン=サーンスの作品は仙人ってより
しかつめらしいがその実ふざけるのが好きで、お洒落なおじさんという感じが。
でも相手がふざけると怒るの。
>>916 エドデワールトのとかどう?
そういえば、昔のレコード時代に16Hzが盛大に入ってるといわれて、
オーオタのテストレコードにされてた奴ってどの3番だっけ?
921 :
名無しの笛の踊り:2011/06/11(土) 15:34:47.86 ID:DhVIU7Y/
>>920 LP時代にc/wにウェディングケーキが付いてたやつだろ?
オルガンって短いから、1枚にピンで入っていると損した気分になった。
922 :
名無しの笛の踊り:2011/06/11(土) 15:52:12.15 ID:ffi8qn9C
>>921 「オルガン」は演奏時間が40分ぐらいだね。
でも、シンフォニーで1時間以上も演奏に時間がかかるのは多くないだろう。
>>921 そう。
CDでも再販されたしCDでもカップリングはウェディングケーキ。
俺はウェディングケーキが欲しくて買った口。
(3番はミュンシュのが好きなので。)
924 :
名無しの笛の踊り:2011/06/12(日) 06:58:17.36 ID:3a9ezo9o
925 :
名無しの笛の踊り:2011/06/12(日) 07:03:22.15 ID:7s0/makS
ウェディングケーキは佳作だよな。
「16Hzが盛大に」ってアンセルメか?
確かにスーパーウーファーに仕事をさせてた
927 :
名無しの笛の踊り:2011/06/12(日) 14:06:20.29 ID:K2A0jaKf
>>918 初耳です。ウソ情報では?
ドビュッシーは有名ですよね。
>>927 複数の愛人がいたとか。ウィキにも書かれてるし
そのへんは典型的なフランス人だなw
929 :
名無しの笛の踊り:2011/06/13(月) 17:32:38.14 ID:9Rewl8UP
フォーレは結婚したら変わったんでしょうね?
フランクのへんな髭よりまし
若いころのフォーレは享楽的な傾向を持ち、1883年に彫刻家
エマニュエル・フルミエの娘、マリーと結婚した後も、
90年代前半はのちにドビュッシー夫人となったエンマ・バルダックと、
後半はイギリスの楽譜出版社の夫人のアディーラ・マディソンと関係を持ち
、そして1900年『プロメテ』初演時にアルフォンス・アッセルマン
(ハーピスト・作曲家)の娘、マルグリット・アッセルマンと出逢い、
そののち彼女を生涯旅行などに付き添わせるといった愛人たちとの交際を続けた。
932 :
名無しの笛の踊り:2011/06/13(月) 22:33:49.20 ID:9Rewl8UP
>>931 なんと・・・・
でも、ドビュッシーのように非難されなかったんでは? 二、三の本を読むと
ドビュッシーの女癖の悪さは批判的に書かれていますが、フォーレについては
そんな文を読んだことがない。
音楽院の院長さんになった人で、レクイエムなどを書いているから、熱心な
カトリック教徒で、家庭的で地味な人かと思っていました。
>>932 むしろフォーレは信仰心の薄い人間だったらしい。
あのレクイエムの宗教性の薄さからして、そんな感じはする。
ドビュッシーはダブル不倫の上に駆け落ちだからw
フォーレは離婚しなかったんじゃないか?
離婚しないなら愛人はカトリック的に子供を作らなきゃOKだし
935 :
名無しの笛の踊り:2011/06/14(火) 20:45:03.08 ID:+XwITDCl
日本で言うところのオメカケですね。
当時は避妊とかできたんですか?
ブタだったか羊だったかの腸をコンドームにしてたはず。
ソーセージやウインナーの材料に使う薄皮な。
ソーセージが先かコンドームが先か忘れたけど、どちらかがどちらかを見てヒントを得たんだわ。
ソーセージやウインナー見てペニスだっていうのはあながち間違いではない。
外出しは女性の技術だったけど世界最初の職業(売春婦)が出来た頃にはあったと思われるみたいな文献もある。
938 :
名無しの笛の踊り:2011/06/15(水) 13:03:32.25 ID:LkiZHTgm
下ネタが出てきました。 もう元へ戻りましょう。
>>906 そのスレでは、誰もサンサーンスが最大であるとは主張していないですよ。
無用に貶す人が批判されただけで。
>>936 批判してた方もたいがいな感じだったけどなw
比較したり、ランクを付けるのが大好きなのは
若い証拠だよ いいなぁ、そんな事で喧嘩ができるって
942 :
名無しの笛の踊り:2011/06/16(木) 13:52:19.79 ID:CYuEIb21
>>925 ウェディングケーキ、タイトルが面白い。
この人は何気なく作った風の小曲のほうが面白いし、良い曲が多い。
結局、ユキチカとたいして変わらないね
944 :
名無しの笛の踊り:2011/06/17(金) 10:54:33.67 ID:A/HD5+OV
>>933 >あのレクイエムの宗教性の薄さからして・・・
でも、東洋の非キリスト教国に生まれた異教徒が「レクイエム」を書くより
自然ですよ。
日本人の作曲家が「レクイエム」とタイトルをつけている曲は、全部ニセモノ
ですよ。
945 :
名無しの笛の踊り:2011/06/17(金) 12:11:25.95 ID:hq2An3Dd
>>944 そりゃいいすぎだよ。
日本の作曲家にも、大中寅二や権代敦彦のようなキリスト教者もいるのだし。
946 :
名無しの笛の踊り:2011/06/17(金) 12:15:37.95 ID:hq2An3Dd
それに、日本を非キリスト教国と言い切ってしまう鈍感さ。
500年近い信仰と迫害の歴史、そして迫害にもめげずに守り通したものがある
ことに思いをいたさねば。
少なくともアメリカ合衆国のキリスト教の歴史より古いんだからね。
てかアメリカ合衆国の歴史自体がry
>>944 いや、そうじゃなくて、俺も素人だから上手く言えないんだけど、
とりあえず、いわゆる3大レクイエムを聞き比べれば、
時代の差以上にフォーレが浮いて聞こえるというか、
全体的に穏やかすぎるくらいに穏やかでしょ?
信仰に必要な厳しさをすっぽり抜き取ってしまっていて、
そこが、少なくとも真っ当なキリスト教ではないな、と感じる。
彼なりの信仰というものはあったのだろうけど。
あ、サン=サーンスのレクイエムも良いよね。
彼こそ自分は無信仰だと公言していた訳だが、
そんな人物だからこそ、あれだけ美しい音楽を書けたんじゃないかと思う。
>>948 フィガロやドンジョヴァンニを作ったモツだってまっとうなキリスト教徒とは言えないw
950 :
名無しの笛の踊り:2011/06/18(土) 13:36:38.96 ID:eGHkZb4B
>>946 キリシタンの文化と言ったって、九州の一部のローカルな文化だ。
951 :
名無しの笛の踊り:2011/07/13(水) 12:58:34.46 ID:YlHOIzJs
>>948 「クリスマスオラトリオ」を聴いたことがあるが、「レクイエム」はまだ。
cdは沢山、出ていますか?
芸術家は結局コミンテルンだから。
バッハですらどうなんでしょう?と思う節はある。
953 :
名無しの笛の踊り:2011/07/14(木) 09:49:15.79 ID:uHE2wYqr
サン=サーンスは母親がカソリック教徒。当時のフランスでは普通の信仰心の篤い
家庭。
954 :
名無しの笛の踊り:2011/07/14(木) 13:49:09.28 ID:/zZyTXt4
>>953 神父やら牧師、あるいは貴族の子弟がコミュニストになる例も多いが
>>952 コミンテルンって何だらほいw
>>954 マルクスレーニン主義=左翼。
バーンスタインが芸術家は皆ホミンテルン(ホモ+コミンテルン)なんだぜって言ったらしいが、
俺は必ずしもホモである事はないから普通にコミンテルンって書いた。
956 :
名無しの笛の踊り:2011/07/14(木) 17:47:40.87 ID:/zZyTXt4
あんたそりゃ間違いだよ
コミンテルンは共産主義の国際組織だよ
ホモ+共産主義者ならホミュニストだろーがw
芸術家が皆ホミュニストならホミンテルンができるだろw
958 :
名無しの笛の踊り:2011/07/15(金) 09:52:42.76 ID:rm6roQAV
バーンスタインは若い指揮者を随分面倒見ているが、彼の性癖もあったという
ことですか?
日本人の指揮者も何人かお世話になっていた。 でも、あくまで音楽的才能の
良し悪しで判断していたのではないの?
いい加減スレ違いじゃ
岡田克彦スレでやれ
若い指揮者の面倒を見たからホモにされたんじゃ、カラヤンやモントゥーはたまったもんじゃなかろうて
962 :
名無しの笛の踊り:2011/07/16(土) 00:00:11.78 ID:nO24pBJT
いづこも同じ、スキャンダルめいた裏話。
恐らく欧米でも、楽界だけでなく、文学、絵画、映画、あらゆる芸術の分野で、
仲間同士の足の引っ張り合いの手段として、悪いウワサを流すことはあった。
ホモや浮気、金銭に関するトラブルなどは、最も安直に風評に上る。
本当のところ、真偽の程はわからない。
963 :
名無しの笛の踊り:2011/07/18(月) 10:15:22.84 ID:3s/mWtcp
イデオロギー (コミンテルンでもホモ主義でも、何たらかんたらでも)に
奉仕するような音楽はニセモノ。
当然、それに随う演奏家もニセモノ。
ソ連時代に書かれた多くのソ連の作品、ナチ時代に書かれたドイツの作品、
いま聴くとろくなのがない。
それってどーやって見わけるの?
(奉仕するつもりがあったかどうか)
いい加減サン=サーンスの話をしなさい!
サン=セーデス
967 :
名無しの笛の踊り:2011/07/18(月) 16:53:24.59 ID:M0j7fcNc
上の方にサン=サーンスやフォーレが信仰心が薄めだったなんて書いてあるけど、
この2人そんな中で教会のオルガニスト勤めていたっていうから不思議なもんだな。
それもマドレーヌ聖堂のオルガニストってかなりの名誉職でしょ。
オルガンの腕>信仰心 だったのか?
普通の信仰心くらいは持っていそうだけど。
フォーレの合唱曲を聴けば当時の修道院に於ける変態チックな空気が嗅ぎ取れよう
内部にいたからこそ書けるあの妙な臭いを音に出来たのはやはり才能といわざるをえない
ところでサンサーンスはあまり興味がないのでどうだか知らんのだがw
969 :
名無しの笛の踊り:2011/07/18(月) 17:06:29.75 ID:M0j7fcNc
>>当時の修道院に於ける変態チックな空気って?
フォーレのレクイエムのボーイソプラノのイメージから
そういう世界を勝手にイメージしてしまうのですが…
違いますよね?
サン=サーンスの宗教曲はCDに出会えず、未聴なのでよくわかりません。
>>969 違う違うww
和声とか転調とかその辺の妖しさですな
971 :
名無しの笛の踊り:2011/07/18(月) 19:12:55.22 ID:M0j7fcNc
あ、音楽的なことでしたか。
失礼しました。
(自分でも大笑いしてしまった。)
あれだけ権威のある聖堂だし、(変なことできないよな)
サン=サーンスやフォーレに全くそういうイメージが湧かないので、
「変態チック」って何のことだろう??って思いました。
音楽的な知識が乏しいので、和声とか転調がどうなっているのか
よくわかりませんが、音の響きや流れになんとなく宗教曲なのに
厳格な感じが薄いとかは感じます。
(フォーレの曲しか知らないけど)
972 :
名無しの笛の踊り:2011/07/21(木) 11:01:13.29 ID:bLotyYwk
フォーレにオルガン曲が少ないのと同じくらい
サン=サーンスにピアノ独奏曲が少ないのはすごい不思議だ。
得意分野っぽそうなのに
CD5枚分あるけど少ない?
974 :
名無しの笛の踊り:2011/07/22(金) 08:26:29.06 ID:e727c1gS
>>973 それくらいはあるんだ。
普及していないのかな?
2枚組CD1つ分しか見つけられなかった。
大ピアニストなのにピアノ独奏曲より
室内楽や協奏曲の方が多いのは不思議だよな。
サンサーンスのPコンて5曲とも個性豊かでおもしろいねぇ
色分けがシッカリされてるので飽きないわ
でもその所為かサンサーンスの実体がまだ俺には見えてこない
>>974 そういえば、フランスにおける形式音楽(特に交響曲)の復権ってことをやった人
なのに、ピアノソナタは1曲も書かなかったですね。
977 :
名無しの笛の踊り:2011/07/22(金) 14:39:16.34 ID:FOaZ/jLu
>>976 そもそもフランス人でまともなピアノソナタ作った人が少なすぎ。
フランス人の血が半分はいったショパンは別格として、
フランクもラヴェルもドビュッシーもフォーレも作ってない。
デュカくらいか。
979 :
名無しの笛の踊り:2011/07/23(土) 08:50:07.41 ID:BZtz27Fo
>>978 サンクスです。聴いてみたいです。
どんな曲が入っているか、楽しみ。
この5枚でコンプリートって多いか少ないかよくわかんないですね。
他の形態の曲がいろいろあることや
ピアノ独奏曲があまり表にでてこないから目立たないせいもあるかもしれない。
980 :
名無しの笛の踊り:2011/07/23(土) 14:17:12.62 ID:JFZ4M0nT
そろそろ次スレの用意ですよ
982 :
名無しの笛の踊り:2011/07/24(日) 19:57:28.40 ID:H+NSQ0mc
>>972 >>976 なぜピアノソナタを書かなかったか?
>>102 にも書かれていたが、サン=サーンスの返事は、
「ベートーヴェンのソナタの後に、どうして?」 だったらしい。
ピアノソナタに関してはベートヴェンが完成してしまったから、後は誰が
書いても意味がない、みたいなことを言う人は多い。
それはよくわかるんですが、ベートーヴェンが同じくらい完成させた弦楽四重奏曲は
それ以降もそれなりに作られてるんですよね。
作曲家から見ると、ピアノソナタはもっと完成度が高いのかなあ。
ピアノソナタ=小室って捉えてご覧。
小室の曲を誰が歌っても結局小室だったろ?
小室の曲を真似ても結局小室にしかならない。
ベトのピアノソナタってある意味ではそれだけの完成度なんだよ。
だからといって小室の曲にレゲエとかJAZZとか混ぜたらまったく新しいジャンルになっちゃうわけだ。
小室を知らんおれには、なに言ってんのかサッパリ分からん
六文銭の人だ
988 :
名無しの笛の踊り:2011/07/25(月) 17:08:34.79 ID:awR/2yQg
確かに前期ロマン派の巨匠たちもピアノソナタに関しては皆
ベートーヴェンの影に悩んだ形跡がありますからね。
シューマンは色々形式面その他試行錯誤しながらも3曲を完成。
しかし彼の他のピアノ曲に比べると、いささか窮屈さを感じる。
ショパンは1番ではあろうことかバッハを引用したり、5拍子の
楽章を試みるもあえなく撃沈。その10年後の再挑戦では、徹底的に
前衛のよろいをまといシューマンはじめ聴衆を煙にまくという作戦。
そしてやっと3度目の挑戦で真っ向勝負して成果をたげた。
リストは長い生涯にたった一度、一世一代の大勝負をしかけ、賛否両論。
しかし、ともかくもこの3人はベートーヴェンに果敢に挑戦して成果は残した。
サン=サーンスは卑怯だなあ。
989 :
名無しの笛の踊り:2011/07/25(月) 19:09:58.23 ID:Gm+McGY7
シューマンは2番。とっても良い曲で、昔を思い出すために、時々、聴きます。
ショパンは3番。頭から足の先までショパン的なソナタという点で、べトの
ソナタの大群に、自己主張できそうな曲。 2番は大嫌い。
リストはご立派な曲。 積極的に聴くほうではないけれど・・・。
ブラームスは退屈なソナタを3曲も書いた。
正直、彼の間奏曲や見事な変奏曲の数々と比べると、聴くのも弾くとも
嫌になりそう。
フランスでは唯一のデュカスのソナタ。これも私には退屈な曲。この曲に比べると
「ラモーのテーマによる変奏曲」の方が好き。
みんなベートーヴェンの影に悩んだけどシューベルトの影に悩んだ形跡がないw
彼だって20曲以上作ったのにw
991 :
名無しの笛の踊り:2011/07/25(月) 23:23:08.01 ID:6F08fC+8
>>989 リストのソナタはご立派なんていう言葉で片付けられたらかわいそうですよ。
考えに考え抜かれた上に書かれたロマン派ピアノソナタの金字塔。
ブラームスの3曲はいずれも彼の20歳前後の作品だからね。
習作といってもよいくらいのもの。ただし、それをシューマンは見てたちどころ
に評価し、リストとの面会にもブラームスが携えて行った若き彼の自信作では
あった。リストはたちどころに初見で立派に演奏したという。
デュカスのソナタこそ、ベートーヴェンの深い影響の中にある作品ですね。
暗から明へ、というベートーヴェンが「運命」などで示した方向をそのまま
引き継いでいる。
ショパンの第2ソナタが大嫌いとおっしゃるが、どのへんですかね?
第1楽章冒頭はベートーヴェンの32番の冒頭の影響がもろに出てるとも
言われているし、葬送行進曲はもちろんベートーヴェンの12番のソナタの
影響。ちなみにピアニストショパンはこの12番のソナタがことのほかお気に入り
で、よく知人の前で弾いたという。素晴らしい演奏だったそうだ。
992 :
名無しの笛の踊り:2011/07/26(火) 20:58:58.59 ID:sgZmFG5C
シューベルトはベートヴェンのソナタを全部は聴かなかったもしれない。
直接、大きな影響を受けたのだろうか?
>>980の人は次スレ立てないのかな。
たてられるようならたてますね。
995 :
名無しの笛の踊り:2011/07/27(水) 10:08:11.41 ID:5KLIrSNL
サンサーンスは音楽活動期間もえらい長い人だったから、やっぱ、長生きした
から話題も多いだ。
世に言う「憎まれっ子世にはばかる」の方だ。
梅
梅ついでに白鳥を弾こう。鳥だけに飛行
999 :
名無しの笛の踊り:2011/07/28(木) 08:26:35.25 ID:kD7tbhMv
999
救急休
梅ついでにチェロコンチェルトを弾こう。先生に習ってないだけに非行
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。