ハイドンの交響曲を聴き、感想&レヴューをうpしてください。
セットもの、単発もの、古楽演奏からヒストリカルまで、
詳細な分析から、普通の感想、ぶっ飛び電波系まで、
マターリしていればなんでもOKです。
基本的には初心者向けです。
2日に1曲、予定表に沿って、(日曜日はお休みで、次の週の予定発表です)
ゆっくり聴いていきます。
予定とは関係なしに、突然の選曲&レポートもかまいません。
ふうぅ…。前スレは、ハイドンの名前が入っていなかったのです。
荒らしは来ないけど、普通のお客さんも来ないということで(w、
スレタイ変えて再スタートです♪♪スレタイ変えても中身は変わりませんけどね。
現在のところ
後期の交響曲はロンドンセット、ドーニ、トストを経て、
■パリセットのはじめまで来ていますです。
初期の交響曲はヨーゼフハイドン研究所の推定作曲順に沿って
1-37-18-2-4-27-10-20-17-19-107-25-11-5-32-15-3-6-7-
まで来ています。
ですが、特に後期の交響曲は1回きりでなく、もう一巡はする予定ですので、
おいしいところが過ぎちゃった、なんて言わずに、お付き合いください♪
当面の予定は
後期 87-85-83-84-86-82-
初期 8-36-33-9-108-14-40-12-16-
です。ただし長期的な予定は未定です。(様子を見て決めます。)
後戻りしたり、別の企画でストップすることもあります。
スレ立て、お疲れ様です。じゃ、パリセット以降はこっちに書きます。
前スレは、dat落ちした時点でミラー作成をお願いしてみましょう。
その折に、URLを貼り付けます。
>>5 いつもありがとうございますです。。よろしくお願いします。
いちおう今までの様子からして、私自身は
予定の日に聴いて、うpは翌朝、という感じになっています。
ので、第8番の感想は明日の朝でしょうか。
明日の晩からは、■パリセットがはじまります。
■交響曲第87番イ長調から聴いていきます。
それから
>>4の予定にある日付は1週間ずれてます。ゴメソ。
11/6(wed)-11/7 交響曲第8番ト長調
11/8(fri)-11/9 交響曲第87番イ長調
“晩”
これまではなんだか本当にコンチェルトーネとか協奏ディヴェルティメント風だったのですが、
第8番は、全体にかなりまともな“交響曲”に近い感じがしました。これはかなりの名曲です。
私の意見としては、3部作の中でも、全体の出来としてはtopにあげたい気分です。
第1楽章はキレのいい楽章で、しかもずっしりと構えもしながら、木管の音色を織り交ぜて
いきます。しかもよくまとまっていて、名曲です。構成、展開が楽しい、楽しい、と感じさせて
くれます。
2楽章すばらしいですね。これも実のあるアンダンテ。積極的な音楽で、色々な内容が盛り
込んであります。骨のある楽章で、ちょっと長いですけど飽きないです。
3楽章これはいいです。充実した響きのメヌエット。本当にはまりのよい音楽です。ぴったり
きます。ソロ旋律によるトリオは“朝”のトリオとまでは到底いきませんが、ほんのりと印象に
のこり、個性的かつ上品なトリオです。聴いていて気持ちがいいです。
4楽章は唯一“嵐”という表題のついた楽章です。フィッシャーよくなかったです。なんだか軽くて、
描写しようとしていて。これはやっぱりドラティのようにあくまで音楽としてしっかり鳴らし、
その素材が描写的な手法であるのだと、そういうアプローチが良いのではないかと。
全体を通しても、ドラティのほうが冴えていたようにおもいます。
フィッシャーもそんなに悪くはなかったですけどね。ちょっと印象が弱い感じ。
今日と明日は
パリセットのいちばん初めに聴く曲、
■交響曲第87番イ長調 です。
初心者・中級者・神、どなた様も大歓迎です!
単品でお持ちの肩も、どうぞご参加ください。
それから、
>>1は、初心者、不感症、勘違い、という
前提のもとに成り立っているスレですので、
レヴューの内容については、あらかじめご了承を。。。
あげておきます。
>>12 おお、ありがたいです。ありがとうございますです。
新スレたて早々で申し訳ありませんが、昨晩急用で聴けませんでした。
今から帰って聴きますので、今日の夕方すぎにはカキコできると思います。
まあちょうど予備日(日曜日)ですし。
ごたごたしましたが、ROMさんついてきてますよね?
ただいま新規参加者募集中です!!
単発書き込みでもOKです。よろしくお願いしますです。
いつものもう一人ですが、しばらくこのスレ放置しようと思います(笑
いや、悪意からではないです。自分のカキコもワンパターン化してるし、
スレの雰囲気も少し変わった方がよいような。
パリセット聴きますので、まとめの時にでも、書くかも。んじゃ。
ふむふむ、そうですね。
レヴューのワンパターン化は私のほうも問題。
これから工夫していかなくてはなりませんね。
ともかく長いあいだ、ご協力&お相手どうもありがとうございました。
またいつでもご気軽にいらしてください。
それから、デイヴィスおしえてくれてありがとうございましたです。
あの盤、大好きです。はじめに93番と100番を聴きましたが
持っている中では1番好きです。あのしっかりとした小編成に萌え。
2週目には、総合スレで出てきたアバドと共に、
彼を中心にして聴いていきたいです。
87番実に名曲ですね。なにより、ぴちぴちとしていて活きのいい音楽です。全体としては
クイケンが私の好み。でも残念、今日は調子が悪く、集中して聴けなかったのでした。
出だしから第1主題激萌えですね!ああ、デコレーションケーキにクラッカーを打ち鳴らした
ときのにぎやかさ、謝肉祭の町の中の騒がしさですね。もちろんウイット感にも富んでいます。
ただ、私には第2主題が萎え。なんだかあんまり良いとは思いません。ともあれ、この
しっかりとした構成にはなるほど、というほかないですね。それからエステルハージのハイドン
に帰ってきたような気がします。たしかにロンドンセットへの影響・関連もありますが、
それよりもエステルハージの交響楽の香りがとても良い感じです。
2楽章は森のように深々とした音楽です。マターリ聴けます。ドラティが良いです。木管の
音色が良いですね。マタリだけでなく、きちんと色々考えてあり、内容たっぷりです。
でも集中力散漫で良く聴けなかったので、復習期間に期待。
バランスの良いメヌエットですね。こまずれで楽章間のバランスが、見事なものになります。
堂々とした感じと、ウイット感、のびやかさ、リズム、スケール、木管、金管、よくまとまった
曲だと思います。トリオはオーボエさんにがむばってもらいます。でも1本でよくここまで
語りますね。
4楽章は大好き。好きです、こういう活きがよくて大規模なソナタ・フィナーレ。各終止の
ところで浮き上がってくるホルンはイイ!全体に見られる対位法的展開にかなり萌え。後半の
浮き立つようなリズムも良いですね。長すぎもせず、全曲を締めくくる見事なフィナーレだと
思いました。
19 :
予定表:02/11/10 19:40 ID:???
う~ん、名実ともにジサクジエーンスレになったのですが
まあそれはいいとして、
今週は
11/11(mon)-11/12 交響曲第36番変ホ長調
11/13(wed)-11/14 交響曲第85番変ロ長調 “王妃”
11/15(fri)-11/26 交響曲第33番ハ長調
です。
30番代の初期交響曲って興味ありますです。
お相手してくださる方、募集中です。
ハイドンばかりで
商い?
21 :
名無しの笛の踊り:02/11/11 01:20 ID:mZE/efdV
ペーターザロモンの編曲した#104は取り上げますか?
>>20 いやぁ、このままじゃ、商売あがったりですね。
むしろ、読んでて飽きないかどうか心配。
飽きるだろうなぁ…。
>>21 うにゅ。何それ?さっそくさがしてきまーす。
つい2~3日前にブリリアントの全集を10日かけて聞き終わりますた。
貴重な体験だったと思います。
24 :
名無しの笛の踊り:02/11/11 23:25 ID:WFSI1LPj
普段音楽を聴く時、今日、明日、明後日にどの曲を聴かなくては
ならないなって言う聴き方は、絶対にしないはず。
このスレの危うさはこの辺にあるような気がしてます。
いくらハイドン好きでも、モーツァルトやバッハやベートーベンを聴いたりして
たまにハイドンを聴くからいいものだと思いますが。
ノルマで聴くのは今ひとつですかね。
25 :
名無しの笛の踊り:02/11/12 00:46 ID:GnyOKyS3
>>22 #100, #104番をホグウッド指揮のもので持っています。
>>24 なるほどそうですねぇ…。
でも私の場合は、ノルマで聴くというよりも、
聴こうという時間を確保している、という感じです。
こうでもして時間をつくらないと、忙しさにまぎれて、
多分聴かないのです。“ま、忙しいから今度でいいや、”って。
そういう風にしていると結局いつまでも聴かないんですね。
また、公開にしていないと、“今日は私的にいそがしかったから
例外ということで、”って言って結局聴かなくなる。
そういう
>>1のスレです
>>25 じゃ、私もお店で探してみるから、
もしよかったら、あなたも今度感想をアップしてね。
28 :
名無しの笛の踊り:02/11/13 13:39 ID:ZhzXDiIu
ザロモンの編曲は、編成を変えただけでなく、強弱、フレージングなど、
原曲とかなり違っており、同時代人でも曲に対するセンスはこうも違うことも
あるのだなと、大変興味深いものがあります。
参考までに。
偉大なるジュセッペ・ハイドン様、このような白い真珠のような傑曲を残してくださった
ことに心から感謝いたしますです。そんな傑作です。小規模で、宝石のような名曲です。
隠れた名曲とはまさにこんなもの。ちなみに演奏はフィッシャー。2001年の録音。
演奏、バランス、音色、テンポ、録音、素晴らしい限りです。一方のドラティは案外さえ
ません。悪くはないですけど、やっぱりフィッシャー。
まず1楽章のそよ風のような、柔らかで、さりげない、そして華麗で美しい出だしに心を
奪われます。さらりとつづぐ颯爽とした金管。色彩の鮮やかな陰影、突然のかげり。音楽は
つねに積極的でよどみのない進行。展開部では決してけばけばしくなく、静かに内容のある
展開をいくつかさらりと並べます。そして再現部のさわやかさ。あっという間に楽章は終わり。
2楽章は、ソロの美しい、まるで室内楽の名品のような曲です。ソロとトゥッティの低音の
おりなす音楽の綾。この低音は味わい深いです。弦の刻みってこんなに柔らかだったのですね!
それにしてもこのソロ、ソリの美しさは絶品。しかもはかないくらいすぐに終わってしまう。
このメヌエットの、まさに軽妙なリズムはいかがでしょう?この個性、この上品さ。
見事な主題が、素晴らしいバランスの伴奏に囲まれて、美しくときは過ぎ去ります。
そしてまた、奇をてらわない、上品でおとなしめで、ほんの少しだけ哀愁を誘うトリオ。
これは美しい。
そして以上をぴったりとまとめてしまうかのような、さわやかで、のびのびとしたアレグロ。
このテンポ感、弦の音色、スケール、トリル、バスとの対位、ほんのりあっさりと甘い
フルーツケーキを切り分けているかのような音楽です。ちょこちょこ、ところせましと
駆け回る弦の動きに萌え。締めくくりのちょっとした金管も大変よろしいです。
こんばんは第85番です。
ところが、今日聴けるかどうかは微妙な雲行き。
だめだったら日曜日に聴きます。
あーん、やっぱり聴けなかったぁ…。ゴメソ。
ということで、日曜日に聴きます。覚えとかなきゃ。
こういうとき誰か通りすがりの人が何か書いてくださると
うれしいです♪
33番、今聴いていますが、まあ、悪くない曲ですね。
景気がよくて、中の上という感じですか。
このところずっと忙しくてなかなか聴けず、大変。
ちょっとぉ、大丈夫かなぁ?と…。でも何とかがんばりますです。
34 :
名無しの笛の踊り:02/11/16 23:00 ID:gSVh8yWG
ビーチャムの後期ザロモンセットはぜひ聴いてみて下さい。
ある意味これほど魅力的なハイドン演奏もあまり無いんじゃないかと思います。
ハ長調でシンプルでスマートな傑曲です。実に親しみやすい音楽です。
この曲、ドラティとフィッシャーのテンポの取り方がぜんぜん違って、別の曲を
聴いているみたいです。全体にフィッシャーが機動力に富むぴちぴちの演奏で、
ドラティはしっかり鳴らしたマターリの演奏です。フィッシャーはとっても活きが
よくて良いのですが、ちょっと飛ばしすぎて、どんな音楽か分からなくなって
しまうところもあります。
1楽章。ここまで来ると、もう中期ですね。そういう充実した音楽です。しかし
残りの楽章も同様ですが、これといって奇をてらうところはないです。良い音楽
なので、だまって聴く、これがよいと思います。本当に、最初期と比べると格段の
進歩で、このあたりから、いわゆる“ハイドンの交響曲”の鑑賞が始まるといって
良いかもしれません。楽章にわたって色々な仕掛けが私たちを待っています。
2楽章はマターリした音楽です。中期の緩徐楽章の内容はまだありませんが、
最初期のともすれば退屈なものと違い、ゆっくり内容を味わえます。ドラティの
マターリは実に良いのですが、長さ的に曲のバランスを崩しています。
フィッシャーの鋭く切り込むアンダンテの方が曲には合っているのかもしれません。
フィッシャーもいいですよ。
3楽章はなんだかドラティとフィッシャーで同じ音楽に聞こえません。演奏は
それぞれ全体の流れに合ったもので、どうこう言うものじゃないと思いますが
ウイット感でドラティが好きです。彼のおとなしいトリオは優美でよいです。
4楽章は、なんだか劇音楽のノリですか?景気の良い音楽です。が、技術の方も
結構景気がよいと思います。中期の声楽作品の序奏みたいな感じで、良くとれた
構成で、よどみなく、一気にたたみ込みます。木管や転調のカラーリングも見事。
なるほど、ビーチャムですか。
そういえば、どこかで見たような気がします。どこだったかな。
探してみます!
今週は
11/17(sun) 交響曲第85番変ロ長調 “王妃”
11/18(mon)-11/19 交響曲第83番ト短調
11/20(wed)-11/21 交響曲第9番ハ長調
11/22(fri)-11/23 交響曲第84番変ホ長調
です。
王妃様がお好きとかいう噂だったみたいです(マリー・アントワネット)。とっても軽妙で
優雅でお洒落な交響曲です。分量も内容もほんの少しだけひかえめで上品です。
第1楽章は花丸の楽章です。のびのびとした序奏とキラキラしたカワユさ、ひかえめな第1
主題、合いの手をする弦と木管の楽しさ、急速なフォルテの勢い、なかなか good! です。
おやおや、いきなり“45番”の1楽章のような音型が降ってきたかと思えば、つづく
プリティな第2主題。なかなかカワユイ楽章なのです。展開部も、とんでもなく混ぜ繰り
返したりはせず、それでいて、聴き応えのある、よい展開部だと思います。上手に省略を
組み入れた再現部のフォームも萌えです♪
2楽章はのんびりとした主題をひたすら流しながら、色々なオブリガートや変奏を試して
みる変奏曲です。マターリとした感覚が良いです。比較的薄めな管弦楽法による、静けさと
透明感に注目。この透明感、イイですね。内容深いというよりは、お洒落なロマンスです。
第3楽章は前を受けて優雅ですが、フォルツァンドのシンコペーションが効いているメヌ
エットです。トリオは、マタリしていてイイです。木管のブリッジの和音と音色にも萌え。
フィナーレは94番のフィナーレみたいな、中規模で軽快なものです。小さめの音量が
特徴的、しばらく抑えつつ、肝心なところで、ハバザーっとやってきます。小気味はいい
ですが、ちょっと短すぎるような気もしますです。
久しぶりに私のホームページ、K.OKADAワールド
(URL;
http://www.geocities.co.jp/MusicHall/5933/)
のBBS復活して1日。
案の定、2チャンネラーが馬鹿げた攻撃をしてきて、
同じ書き込みのコピペによって、何人かの人たちの
の書き込みが抹消という犠牲が出ましたが、もとより、ぼくのホームページの
ご来客数は20万人を超えていますし、皆様とはいつも、メール、チャット、
郵送でやり取りしていますので、全く問題はありませんでした。
2チャンネラーがコンプレックスだけの非常にレヴェルの低い連中だと
いうことが再確認できました。ともかく、ホームページを立ち上げて、
一番の収穫はいろいろな楽器をやっている人達と出会えた事で、
このことは、ぼく自身の霊感を鼓舞することには大変役立っています。
2チャンの凡人連中には理解できない事のようですが、
彼らのあまりの低能さに、理解してもらいたいとも思ってません(笑)。
たまにほかの人のカキコがあると思えば、こんなんだもんなぁ…↑sage.
41 :
23:02/11/18 11:57 ID:???
>1さんへ
どういう基準で聴く順番を選んでるんですか?
42 :
名無しの笛の踊り:02/11/19 01:21 ID:zOwAKHkH
久しぶりに私のホームページ、K.OKADAワールド
(URL;
http://www.geocities.co.jp/MusicHall/5933/)
のBBS復活して1日。
案の定、2チャンネラーが馬鹿げた攻撃をしてきて、
同じ書き込みのコピペによって、何人かの人たちの
の書き込みが抹消という犠牲が出ましたが、もとより、ぼくのホームページの
ご来客数は1年半で20万人を超えていますし、皆様とはいつも、メール、
チャット、郵送でやり取りしていますので、全く問題はありませんでした。
2チャンネラーがコンプレックスだけの非常にレヴェルの低い連中だと
いうことが再確認できました。ともかく、ホームページを立ち上げて、
一番の収穫はいろいろな楽器をやっている人達と出会えた事で、
このことは、ぼく自身の霊感を鼓舞することには大変役立っています。
2チャンの凡人連中には理解できない事のようですが、
彼らのあまりの低能さに、理解してもらいたいとも思ってません(笑)。
パリセットらしい1曲です。唯一の短調曲でありながら、悲劇的な面影はなく、
むしろ明るい感じです。1楽章の素晴らしさと、2、3楽章のマターリ感がイイ!
私としてはこの曲、結構好きですねぇ。
とにかく第1楽章は圧巻。あれよあれよ、という音楽です。まずは印象深い第1主題。
ガーガー来るトゥッティもさることながら、やはりポイントは付点音符の連続ですね。
それから第1.5主題ともいうべき、変ロ長調の主題が良いです。そして、“めんどり”
の第2主題。これらがスマートな流線型にぴったり収まっているのが見事です。
展開部は第1.5主題が大活躍。シンプルにまとまった再現部も大好きです(特にト長調の)。
2楽章は、主題が魅力的ですね。どちらも。沈潜的なアンダンテに、時折フォルテの
トゥッティや、明るい高音域の音楽が光のように差し込む様が本当に美しいです。
フランス宮廷を思わせるような、優雅なメヌエット。これはなかなか良い線をいった
メヌエットですね。よくこんなに、いろんなメヌエットを書けるなと感心します。
トリオも優雅でほのぼのしていて良いじゃないですか。ロココですね。ロココ。
“報いられた純真”風の牧歌狩猟的音楽です。これも主題のリズムが好感持てます。
寄せては返すような波のような抑揚と、素直な明るい雰囲気が楽しいです。これもかなり
コンパクトで、もう終わり、という感じも受けますが、いえ、このくらいがよいのです。
奇特なお方じゃのう。
こんなとこにまじに感想書くとはのう。
ホームページでも作ってやった方がいいとおもうが。
>>41 基本的にはヨーゼフハイドン研究所による推定作曲順です。
(出典:中野なんとかさんの、“ハイドン交響曲”)
それで、
初期交響曲シリーズと後期交響曲シリーズにわけて
前者は頭から、後者はロンドン→トスト&ドーニ→パリと
それぞれ、作曲されたと思われる順番に聴いています。
>>46 なるほど!ホームページにしてもイイかも!
9番ちょっと聴いて見ましたけど、
シンプルで景気よくまとまっていて、
カナーリ良かったようです。これは楽しみ。
NAXOS盤にもいいのがあります
この上なく小規模でシンプルな曲です。3楽章の曲です。内容がどうこうという
よりも、小気味よくマターリと聴ければいいのではないでしょうか?個人的には
結構好きです。
第1楽章は初期交響曲風の出だしで、ところがその後の木管の扱いなんかに、多少の
熟達を感じさせます。見事な推進力があり、簡潔にまとまっているのがよいです。
本当に最初期の作品の可能性もありそう。演奏はドラティの方が勢いと色彩があって
よいと思いました。チェンバロの音色がたのしーい!
2楽章は静かにマターリという音楽です。ここでも最初期の香りがします。ですが
聴きやすい曲です。のんびり聴けます。短めなので退屈もしません。
3楽章はフィナーレ・メヌエットの大任をしっかりと果たす、優雅にして堂々たる
メヌエットです。しかもうるさくなく、地味でさえあります。このメヌエットは見事
だと思いました。そしてまたトリオが良いですね。やからかにほんのりと、幸せな
音楽が流れます。まさにこれをもって3部形式と言わんばかりです。
>>50 NAXOSって未開拓領域なんですが、
どんなのなのでしょう?
お・だ・ま・り!!
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一番の収穫はいろいろな楽器をやっている人達と出会えた事で、
このことは、ぼく自身の霊感を鼓舞することには大変役立っています。
2チャンの凡人連中には理解できない事のようですが、
彼らのあまりの低能さに、理解してもらいたいとも思ってません(笑)。
お・だ・ま・り!!
久しぶりに私のホームページ、K.OKADAワールド
(URL;
http://www.geocities.co.jp/MusicHall/5933/)
のBBS復活して1日。
案の定、2チャンネラーが馬鹿げた攻撃をしてきて、
同じ書き込みのコピペによって、何人かの人たちの
の書き込みが抹消という犠牲が出ましたが、もとより、ぼくのホームページの
ご来客数は1年半で20万人を超えていますし、皆様とはいつも、メール、
チャット、郵送でやり取りしていますので、全く問題はありませんでした。
2チャンネラーがコンプレックスだけの非常にレヴェルの低い連中だと
いうことが再確認できました。ともかく、ホームページを立ち上げて、
一番の収穫はいろいろな楽器をやっている人達と出会えた事で、
このことは、ぼく自身の霊感を鼓舞することには大変役立っています。
2チャンの凡人連中には理解できない事のようですが、
彼らのあまりの低能さに、理解してもらいたいとも思ってません(笑)。
お・だ・ま・り!!
久しぶりに私のホームページ、K.OKADAワールド
(URL;
http://www.geocities.co.jp/MusicHall/5933/)
のBBS復活して1日。
案の定、2チャンネラーが馬鹿げた攻撃をしてきて、
同じ書き込みのコピペによって、何人かの人たちの
の書き込みが抹消という犠牲が出ましたが、もとより、ぼくのホームページの
ご来客数は1年半で20万人を超えていますし、皆様とはいつも、メール、
チャット、郵送でやり取りしていますので、全く問題はありませんでした。
2チャンネラーがコンプレックスだけの非常にレヴェルの低い連中だと
いうことが再確認できました。ともかく、ホームページを立ち上げて、
一番の収穫はいろいろな楽器をやっている人達と出会えた事で、
このことは、ぼく自身の霊感を鼓舞することには大変役立っています。
2チャンの凡人連中には理解できない事のようですが、
彼らのあまりの低能さに、理解してもらいたいとも思ってません(笑)。
>>52 ワーズワース、ウォード、ドラフォシュ、ミュラー=ブリュールで分担して
全集が進行中。
初期中期はどれもそれなりになかなかの水準。フィッシャーよりいいのもあるよ。
>>64 ハイドンじゃないけどミュラー=ブリュールはよかったですね。確かに。
ドラフォシュなんて、お家芸じゃないですか!!
でも、全部そろえると\33,000か。。。
なんだかんだ言って、最近じゃ結構高い部類に入るもんね>>naxos
それから、最近ジサクジエーンスレになっていまして、
まあ、ここぞとばかりに、もっと自由にいろいろやろうと思いました。
そこで考えたのがハイドン・コンテンポラリー・シリーズです。
古典派のほかの作曲家の交響曲も聴いてみよう!というシリーズです。
早速来週からはじめようかなと思ってます。
ROMさんにも、単調さが薄れてよいのではないでしょうか?
そうですね、ディッタースドルフ、ヴァンハル、クラウス、ロゼッティ、
モーツァルト、カンナビヒ、クリスチャン・バッハ、シュターミッツなど、
もちろん
>>1が持ってる範囲でね。特にポリシーはなく、適当にそこら辺に
あったのから聴いていく予定です。
この前の歌曲や、ノットゥルノみたいに、ハイドンその他のジャンルを
聴いていくのもひとつの手ですが、それはまた時期を見計らって、
ということにしましょう。
ハイドソが好きな人
センスよさそう
>68
そうでもないよ
パリセットは、お洒落でスマートな曲が多いですね。84番もその典型。大きめの室内楽的な
雰囲気で、その中に、これぞといった、お洒落でかわいい音型が見事に表出されますです。
そういえば、最近クイケン箱のことを忘れていたので今回はクイケンを中心に。
第1楽章は、ゆったりマターリとした序奏にはじまるかと思えば、出てきた第1主題は、ちょ
こまかしていて、なんだかおっとり。途中の装飾音がこの上なくチャームポイントなのですね。
その次の弦のわき出すような音型も胸をムズムズさせてくれます。第2主題はちょっと弱くて
いわゆる単一主題楽章みたいな感じですね。展開部もおっとりした外見ですが、とっても頭の
回転が速く、あれよあれよという感じで音楽に引き込まれてしまいます。再現部の金管、イイ
ですねぇ。そして、いつもどおりの気味のよい終止。
第2楽章は静かでマターリしていて、おいしいです。低弦が魅力的。結構シリアスな音楽で、
それがなんと言っても綺麗なんですね。次のフォルテの静かな燃え立ちも哀愁を誘って素敵
です。おっと、その次の伸びやかな変奏も良いですね。終わりのほうの木管が主題を吹くとこ
もなんだかゆったりしていて良いですね。これでおしまい…と。
メヌエットはしゃきっとした音楽です。(これはクイケンの特徴なんですけどね。)いいじゃ
ありませんか、多少優雅さに欠いても、こういう、サクサク進むメヌエットは好きです。ほか
演奏だとひかえめに過ぎるように思います。トリオはフルートがポイント。
しっかりしたフィナーレは聴いていて、何より頼もしいですね。機動力に富みながら、実に
堂々とした響きです。主題のリズムに吸いこまれてしまいそうになるのは、う~ん、たぶん
僕だけか…。この楽章も、魅力的な音型が各所にちりばめてあります。それを拾い集めて行く
のが、何とも楽しいです。しかし構成もしっかりしていて、いいなあ、こういうフィナーレ。
72 :
予定表:02/11/24 16:50 ID:???
今週は
11/18(mon)-11/19 交響曲第108番ト短調“B”
11/20(wed)-11/21 レオポルト・モーツァルトの交響曲
11/22(fri)-11/23 交響曲第86番ニ長調
の予定です。
おお、モーツァルトのお父さんの登場です。
ロゼッティとどっちにしようか迷ったのですが、
ハイドンの最初期の時代、十数歳年上のモーツァルト氏は
なるほどこんなハイレヴェルな音楽を書いていたのかと、
こっちにしました。具体的にどの曲かは、当日に。
多分こういうCDではいちばんいいのを冒頭に収録するので、
やっぱりトップ収録の曲になるかと思います。
持ってるのはアルテ・ノヴァのやつです。
何か2チャンの人達は勘違いしてますね。
2チャンネラーはぼくのホームページのK.OKADAワールド
(URL;
http://www.geocities.co.jp/MusicHall/5933/)
出入禁止ということにぼくが決めたのですから
ぼくのホームページに来てはいけないのです。
逆に、ぼくが2チャンネルのスレッドに来るのは自由なんですよね。
なぜならば、ぼくの方が2チャンネラーよりも上だと神様がお決めになって
いるからです。その証拠に、2チャンネルのどこへ行っても、ぼくの
「朝の海」以上の作品を書ける人がいないからです。ハハハ・・・・・。
2チャンってこの程度のこともわかんない人達の集まりなんですか?
困ったものです。
名曲!すばらしい名曲!。単なるおまけ交響曲と考えずにじっくり向き合って聴くことから
すべては、はじまります!この10分ちょっとの小さな交響曲には、なんと見事な技と勢いが
書き込まれていることでしょう。まるでデコレーションケーキのようなおいしさです。
まずは1楽章の活きの良さと広がり、手の込んだ手法、トリル、刻み、木管の音色、そして
形式の簡潔さ、全てが素晴らしいです。細かなところにも、はっとさせられる響きがちりば
めてあります。展開部はちょっと縮こまってしまっていますが、そんなのは体勢には影響な
しです。
そしてマターリと軽快なメヌエットが続きます。飾らない狩猟的な響き、のんびり感、ソロ
のおもしろさ何をとっても、見事です。トリオがまた、素朴で、飾らなくて、ソロの響きが
魅力的で、本当に聴いていて楽しい音楽です。
そして続く、繊細なアンダンテはいかがでしょう、弦の線がおりなす綾、絹のような響き、
この音楽は美しいです。フィッシャーの早めのテンポが、本当に魅力的。後ろ髪を引かれる
ような、強い魅力です。
つづくのは、がーっと勢いのあるはじまりの、プレスト・フィナーレです。この楽章が勢い
だけでないのはお聴きになれば分かる通り、色々な技で音楽を聴かせてくれます。金管の
強奏、飛び跳ねる弦の動き、引き延ばす弦の響き、そして、ソロとの対比。簡潔な終止。
sage
ハイドン・コンテンポラリー・シリーズです。
整理番号Eisen D6 とあるレオポルト・モーツァルト氏のニ長調の交響曲です。1760と
ありますので、ハイドン最初期の中頃に相当する時代でしょうか。ハイドン最初期の
ぱっとしない交響曲よりはずっとよく、中期がかった傑作交響曲にはとうていおよばない
という感じでしょうか。まあ、想定された演奏機会も、演奏者の度量も違いますから何とも
言えませんが。
1楽章は気合いの入ったフォルテの後、実に幅広い豊かな旋律が走っていきます。この幅
広さは見事ですね。バスが主題を受け持つのも萌えですが、その間上声は刻んでるだけ
というのが、やや萎えです。展開部は結構おもしろいですよ。ホルンの音色や、シリアスな
場面など。再現部も変わったことしていておもしろい。ここから管楽器全開というのも
なかなか見事な構成です。
2楽章は、シリアスなユニゾンから。この楽章、なんだか不思議な音を作り出していて
good!です。こういうこの世のものではないような謎の音楽は新鮮です。でも、そんなゲテ
モノじゃないんですよ、ちゃんとした曲で、しかも、不思議な雰囲気を醸し出しているので
す。でも長く続くとちょっと退屈??。その点、この短めの引き際はちょうどよいです。
3楽章は現世的な平和なアレグロ。旋律がみずみずしいですね。親しみやすいです。ただ
あんまり書くことは見つからないです。いい曲ではあります。
全体的に、構成・管弦楽法、ともにかなりひかえめですね。ハイドンと比べると。ハイドン
の才能、技術の多彩さがよく分かります。ただし、それでつまんない、と決めつけてはいけ
ません。なかなか味わいのある曲です。もともと用途が別ですしね。
ジサクジエーンsage
どっかに59番のMIDIがあって聞いたけど、かなりよかった。
オススメのCDとか教えてもらえないでしょうか。
79 :
108?:02/11/29 00:48 ID:D0oe9xLw
>78
59番は火事ですね(笑)
私のお薦めはアルノンクール(古楽器、TELDEC)です。
タイトに引き締まった演奏が曲想のおもしろさを生かしてます。
長大な交響曲です。
3種聴きましたけど、なんだか評価定まりませんでした。いい曲なのか、そうでないのか。。
というか、何となく、ハイドン聴くって感じじゃないときに当たってしまったのですかね。
何となく気分が乗らなかったです。いちおう、フィッシャーがよかったですね。ラトルは今回は
聴きませんでした。復習期間に、残しておこうと。
1楽章は良いですよね。なんだか色々出てくる序奏に続いて、颯爽と現れる第1主題がカコイイ。
この主部は良いですね。展開部もあれよあれよという間に過ぎ去り、長大な楽章なのに長さを
感じさせません。この内容のほどは、パリセットのスタイルのまま、ロンドンセットの円熟に
達した、という感じでしょうか。
2楽章、いまひとつ謎です。カプリッチオ。雰囲気はよく出ていて、2つの主題も興味深いもの
です。形式はなんだかあまり明確ではないようで、幽玄に自由に展開、といった感じでしょうか。
ゆったり聴くと、味が出てくるのでしょう。でも、ちょっとその暇がないのでそわそわしてダメ
ですね。また今度聴きましょう。
3楽章は、この曲の規模に合うべく、堂々たる内容のメヌエットです。フィッシャーがいいです
ね。精妙な響きを出しているのが、実に魅力的です。こうしてこそ、長大なメヌエットが生きる
というものです。トリオはレントラー風ののんびりマターリとしたものです。いかにも、当時の
パリで受けそうな音楽ですね。それから、ダカーポするだけですけど、メヌエットの再現イイで
す。やっぱりこう締めてくれないと、という感じでしょうか。
4楽章は軽妙な主題を、がーっと展開して行く、聴いていて気味のよい楽章です。ひと休み的な
第2主題にも萌え。でも、やっぱり気分が乗らないので、今日はこのくらい。良い楽章ですよ、
それでも。それではまた。
ごめんなさい、時間がないのでレスはまた今度。
>>78 59番“火事”だと、アルテノヴァから1枚ものが出てましたねぇ。
その他ハイドンの交響曲一般だと、
セルの92.94.96を集めた1枚、
ブリュッヘン、ロンドンセット、
デイヴィス、ロンドンセットあたりがお勧めです。
>>79 アーノンクールは私はまだ聴いてないです。
興味はありますが、ちと高めな気がして。
その他、私の未聴ものでは、
アバドなんかいいらしいですね。
オクスフォド
イイ
84 :
予定表:02/12/02 10:40 ID:???
ちょっと遅れましたが、
今週は
12/2(mon)-12/3 交響曲第14番イ長調
12/4(wed)-12/5 レオポルト・モーツァルトの交響曲-2
12/6(fri)-12/6 交響曲第82番ハ長調“熊”
の予定です。
早速聴かなきゃ。
>>85 77番イイッ!
CD欲しい。
>>79 アーノンクールって59番録音してたっけ?
更新遅れましたです。スマソです。
中規模のちょっとした交響曲です。中にはいろんな仕掛けがしくんであるようですが、
見かけは何ともない曲で、それが、なんだかぱっとしない印象を与えます。
第1楽章は聴いていてなかなかおもしろい楽章です。まずは呈示部の構成。勢いのよい
出だしから、おもしろい楽想が次々と吹き出してきます。展開部は、それらの豊富な素
材をいいノリで裁いていくのですから、それはそれはエキサイティングです。再現部も
展開部みたいな感じで再現するので、さらにおもしろみが増します。
2楽章は、マターリ・カワイイ、ウオーキング・アンダンテです。すっきりとした
テンポと、主題旋律のちょっとした変奏に萌え。綺麗です。展開部みたいな変奏があっ
て、そこでは楽想がこんこんと湧き出てくるようで、壮観でさえあります。
標準的な目立たないメヌエット。悪いという意味ではありません。器楽メヌエットらし
いメヌエットです。ホルンの音色に萌え。一転、ただならぬ雰囲気をともしているのが
トリオ。ヴァイオリンとチェロが低音域で重なり、その上をオーボエが旋律を吹き鳴ら
すというおもしろい構成です。ダカーポメヌエットがまた魅力的。
室内楽風フィナーレ。はじめフーガになるかと思いきや、実は普通のフィナーレ。でも
その主題の心ゆきには拍手。流れゆくような楽章。この程度の交響曲にはちょうどよい
内容ではないでしょうか?
整理番号Eisen F5 とあるレオポルト・モーツァルト氏のヘ長調の交響曲です。1756/60と
ありますので、ハイドン以前~最初期の中頃に相当する時代でしょうか。いやはや、これが
結構良かったんですよ。ハイドンとは想定した奏者の質が違いますから、中期交響曲などと
比べてはいけませんが、エステルハージ以前の一般奏者向けのハイドンの交響曲と比べると
ずいぶん上を行っている名作だと思います。
1楽章は伸びやかな第1主題、何度も立ち止まるかのような風味、つかみどころのないよう
でさえあるさわやかさ、そして主題の展開と構築。弦楽だけの交響曲でも、こんなにカラ
フルなものが書けるという典型ですね。
2楽章は、これはマターリ系最右翼。上声のカワイイ刻みに乗って、低音の声部と音楽が
絡まっていくところが、とっても、美しいです。これは単純にして名曲だと思います。まる
で室内楽のような静けさ、妙なる変奏と、効果的な繰り返し。その素晴らしさに、他の楽章
の2倍近くある長さも全く気になりません。
3楽章は軽妙なしなやかさを持った、絶妙のメヌエット。その心地よさは、晴れがましさは
筆舌に尽くします。トリオのミノーレの効果的な用法も見事。簡潔なメヌエット再現もイイ
4楽章はなんだかこれまで以上にイタリア的な感じが強いような気も。コンチェルト・グロ
ッソのなかのマターリした楽章に出てきそうな音楽です。旋律の自然な展開が何とも心地よ
いです。終止もあっさり。これでおしまい。
全体を通して、おとといのハイドンの14番より好印象でした。次の交響曲も楽しみですね。
89 :
82:02/12/05 08:39 ID:???
>>86 その他の交響曲は、ということなのではないでしょうか?
いや、私も未確認ですけど。>アーノンクール
45番は持ってますが。
77番ですか、なるほど楽しみですね。
気づけば、もうこんな時間で、
ちょっと82番聴けそうにないです。
このままいくとカナーリ遅れるかも。
スマソです。。
最近忙しくて、もうだめぽ…。
82番のアップまだですが、今週の予定を…
今週は
12/9(mon)-12/15 トスト&ドーニ交響曲の復習
の予定です。
適当に1枚ずつ選んで聴いていく予定です。
>>86 77番、ハノーヴァー・バンドから1枚ものが出るみたいです。
ハノーヴァー・バンドって、評判よかったのかどうかは知りませんけど
- - - - - - 商品 No. 3 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
アーティスト: ハイドン
タイトル: Sym.76-78:Goodman/Hanover Band
カタログ No: CDH55122
フォーマット: CD Import
発売日: 01/25
価格: \1,549
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
96 :
名無しの笛の踊り:02/12/08 15:01 ID:xJ038GKi
>>95 これは、以前 Hyperion から出ていたものですね。
\1549 は、ちょっと高い。\1000前後で買えるはず。
誰か交響曲第31番「ホルン信号」の名盤を教えれ!
イヤだ!
ごめんなさい、忙しくて、まだ聴けてないです。>>82番
今日必ず聴き、明日にはアップする予定です。
この忙しさはしばらく続きそうで、
スレとしてはこの辺が踏ん張りどころですね。
ROMさんがまだいらっしゃれば、大変に申し訳ないです。
>>96 このシリーズ、地方のお店でも、\1,200くらいで買えているみたいです。
マイナーなナンバーを押さえていて、全集化が期待されますね。
いい演奏なのかは、別として。
>>97 31番は2~3ヶ月後の予定です。あだな付きは番号若くても、
後のほうの作曲ということが多いみたいです。26番なんかも。
単品ではあまり出てそうでないので、たぶん、ドラティ、なのでは?
との予想です。
101 :
名無しの笛の踊り:02/12/09 21:31 ID:R/1BvZFj
>97
ホルン信号はなぜかわかりませんが、個人的には好きな曲です。
いま入手しやすいものならHarnoncourtですかね。
独特のメリハリの効いたホルンの切れが心地よい演奏です。
ただ、ほんとの一押しは、Ristenpart(いまは入手難でしょうね)の1965の演奏。響きの美しい完璧な調和を感じる名演です。
もう一つといえばToscaniniも絶品です。
ほかにもたいていの演奏は聴いてますが、こんなところが私のお薦めでございます。
ハイドンでも、かなり雄大で気合いの入った作風だと思います。その心ゆきには若きベートー
ヴェンを感じさせるところもあります。もちろん、ハイドンはハイドンですけどね。
第1楽章、序奏なしに、すーっと出てくる第1主題が雄大でイイですね。木管伴奏で弦が1本
すうーっと行くところもイイ。全体的にリズムが特徴的で、力こぶが入っています。それに
マターリとした第2主題が、なんだか流線型な印象を与えているのがなおさら結構です。展開
部は何となく物足りなさが残りますが、再現部が結構手が込んでいて、かついい感じに盛り上
げられていて好印象。
2楽章、盛り上がった1楽章の終止の後に続くと、印象的ですね。素できれいな旋律です。
簡素な編成が、静けさを生み出していてよい感じです。ミノーレの第2主題の雰囲気が、これ
またよろしいですね。マッジョーレがの光がうっすらさすあたりも好きです。続いて、力強い
変奏です。颯爽としていてかっこいいです。中間部の木管の音色もイイ。
3楽章、壮大な雰囲気の堂々としたメヌエットです。感じのいい曲ですが、これといって書く
ことが見つからないのが難。トリオはいろんな楽器でマターリ回し弾きしてゆく爽快なトリオ
です。
熊のフィナーレです。曲全体に熊のイメージはありますが、これを聴くとやっぱり熊だなぁ
って感じですね。でも、曲は曲で素晴らしいのです。私はむしろ、熊の上で、ぐるぐる飛び跳
ねている第1主題のほうが好きですね。展開部での徹底的展開はまさに見事、の境地です。
続く再現部も、いろんな音が飛び出してきて見事です。
>>101 おお、詳しい方ご降臨でありがたいです。
そんなにいろいろあるんですね。なるほどふむふむ。
私にはRistenpartなんて初耳の指揮者です。
復習の週ということで、最初のアップは88番です。
話題になっていた、フルトヴェングラーで聴いてみました。
いや、前言撤回、これもハイドンですね。イメージよりもずいぶんモダンな演奏で
びっくりしました。そういえば50年代のフルヴェンって相当モダンだったんでし
たか?それから、ちゃんとハイドンはハイドン、として演奏してあるのが、印象に
残りました。結構ロマン性はばっさりと、という風に感じられました。それから、
印象に残ったのは仕事が本当に丁寧ですね。細やかな表情まで本当に良く仕込んで
ありました。カップリングのシューベルトとは全くの別世界、シャープでモダンで
良き古典音楽でした。
105 :
97:02/12/09 22:34 ID:???
>>100-101 サンクスです。昔、マリナー指揮アカデミーの演奏をLPで聴いたことがあるのですが
CD化されてないようですね。また聴いてみたいですがどんな演奏だったか・・・
復習の週の第2回目、89番はやはり名曲だと思いました。比較的小規模ですが、これほど見事
な作品もそう多くはないのでは、ないでしょうか。
第1楽章はシンプルな主題呈示から、フルートが絡んだり、トゥッティが駆け出したりと、実に
スマートでカラフルな音楽だと思います。そしてしっかりとした性格を持った第2主題。簡潔な
呈示部でどこをとっても素晴らしいですね。そしてすかさず飛び込んでくるような展開部。マタ
ーリ和音を味わったり、トゥッティでドガーっときたり、とにかくおもしろみに富んだ曲です。
あとは、再現部にもうひと工夫あると良かったですね。
2楽章は、マターリ・ヒツジのような音楽です。それが色々な局面に色づいていく様を楽しむ楽
章です。シリアスな、カワイイ、気合いの入った、夢見るような、様々な音楽が目の前を通り
過ぎていきます。
出だしのホルンが特徴的なメヌエットは、早めのテンポでリズム良く弾くのが良いみたいですね。
ちょっとばかり力こぶの入った、壮大なメヌエットです。ひかえめで素朴なトリオも、しかし、
存在感が埋まったりせずにしていて良いです。
なかなか良いフィナーレですね。ご機嫌な主題が、いろんな方法で色々に変奏されていく様が
とってもおもしろいです。展開部のミノーレもカッコイイ!!ミノーレに限らず、この展開部は
良いですね。
それはそうと、2チャンのひろゆきは、中央大学の文学部で心理学勉強
してたとか、ぼくは、早稲田大学政経学部経済学科の卒業ですけど、
中大の文学部ねぇ、よっぽど勉強できなかったんだね。
ま、そのひろゆきがやってんだから、2チャンは低学歴のバカの集まりに
違いないですね。納得できました。ハハハハハ・・・。
保全sage
90番復習です。ラトルで聴きました。
これは名作の交響曲。前聴いたときよりもおもしろく感じました。
第1楽章序奏にはスローテンポの第1主題が頭をのぞかせるのがおもしろいところ。第1主題は
密やかに素朴に呈示されますが、何とも色彩が豊か。そして、色々と展開が続きますが、やはり
第1主題のリズム動機が展開のポイント。みずみずしくて幅広い第2主題も大変素敵です。展開
部では、様々な素材が贅沢に使われますが、一方でやや散漫な感じもあります。再現部も最も典
型的な再現部ですが、まずまずよろしいです。
注目すべきは第2楽章。ゆったり牧歌的な主部で、豊かなアンダンテを示した後は、ミノーレで
印象的な第2主題の呈示です。そして主部が回帰したときの静かな余韻、フルートの綺麗な変奏
そして再び、情熱的なミノーレ。その後に続く静けさの緊張感。このミノーレの変奏は大好きで
す。最後は低弦の柔らかな主部への回帰でこの楽章もゆっくりと終わりを迎えます。
堂々たるメヌエット、金管が特徴的ですね。うち寄せるようなリズムも印象的。しっかりした
構成を持つ展開が色彩に富んでいて、興味深いですね。トリオはオーボエのソロが中心ですが
なかなか味のある旋律で、情緒的な楽しみを与えてくれます。
フィナーレはちょこまか食いついてくるかのような、積極的な主題によってはじまり、その主題
をひたすらに展開していきます。おもしろいのは偽終止がたくさんでてくること。お、終わりか
な?と思ったら、すうっとpが入り込んできて、おや、と思わせるところが良いですね。曲自体
も堂々たる良い曲です。
>>106 89番て、しょ、しょ、しょじょじ、だべ。
91番、復習です。地味に良い曲ですね。
派手さは全くないですが、細やかな主題の絡みに惹かれる第1楽章です。まず主題から
旋律が絡み合っています。これが良いのですね。伴奏部で地味に序奏の楽想とリンクし
ているあたりも、なるほどという感じです。第2主題も深い味わいがあります。何より
展開部が素晴らしい。地味に積み上げてきた主題や楽想をめいいっぱい展開している感
じです。再現部もアイディアが自在にわき出していて、注目です。全体を通して内容
たっぷりの楽章です。
第2楽章はゆったりのんびりとした変奏曲です。やはりここでも冒頭から“絡み”が。
伴奏部が地味にいい味を出しています。第1変奏のファゴットの音色、第2変奏の対照
的な楽想の美しさ、第3変奏のトリルのデコレーションなるほど興味深いです。
メヌエットはしゃきっとしたメヌエットです。鋭角に食い込む感じが聴いていて心地よ
いです。結構短く簡潔にまとめました。トリオはなかなか歩みの早い流れるような感じ
です。
フィナーレも結構地味な、良くありがちなフィナーレです。なんだか比較的スリムな響
きで、トコトコ進んでいきます。主題の跳ね方がふっと魅力を残していきます。そうか
と思えば、いつの間にかいろんな楽想が次々と現れて、結構にぎやかなフィナーレです。
展開もスマートで鮮やかですね。そして再現部冒頭のあのさわやかさ。この楽章も比較
的簡潔に締めくくられます。
>>110 ごめんなさい、なんかわかりそうで、よくわからない…
92番復習です。
今回はマイ・ファースト・ハイドンであるセルの名演で聴きました。
聴き直してみると、それはそれは名演ですが、思っていたほどでもありません
でした(w。なるほど、こんな感じか、といったところで、ちょっと残念。でも
全曲にわたって、キリリとしたフォームが冴えていて、第2楽章など特に、良
い味を出していたように思います。でもやっぱり前のときに聴いた、クイケン
が良かったなぁ…と思う今日この頃でした。
地味なスレっすね。新参の俺も参加します!
とりあえず、疾風怒濤の前後辺りを適当に取り上げてみますです。
ところでフィッシャーの全集は今手に入らないですね。再プレス盤はいつ
上陸してくるんでしょうか・・・待ち遠しい。
115 :
予定表:02/12/15 11:00 ID:???
最近さらに忙しくなって、もうだめぽ…。
今週は
12/16(mon)-12/22 パリセットの復習
の予定です。
適当に1枚ずつ選んで聴いていく予定です。
パリセットはもう十分書いたので、
あまりカキコしないかもしれません。
マターリ聴いていく予定です。
忙しければ聞かなければいいだけ
>>116 た…確かに。う~ん、聴かないかもしれません。
sageでチマチマ保全して。
118 :
55番:02/12/16 15:21 ID:???
では、新参の私はまず55番を取り上げます。
いわゆる「校長先生」のあだ名の曲です。ディスクはホグウッド盤です。
これは名作です。あだ名が変だからといってバカにすべきではないでしょう。
あだ名の由来は第2楽章の付点リズムが学校の先生の指振りを思わせるからとか。
そんなことはどうでもいいです。この楽章全体的にまったりし過ぎて眠くなります。
気持ちよく聴けるのは第1楽章です。主部は軽快で、結びのコデッタが良いです。
展開部がけっこう凝っていて、長短織り交ぜながら、けっこう緊張感のある
展開部です。一旦主部が戻ってきたかと思わせておいて、また新たな展開を開始する
あたり心憎いです。
119 :
名無しの笛踊り:02/12/17 05:04 ID:dhXFFti9
アドレスの関係で書き込みができなかったので、ずっとROMしてました。
プロバイダ変えたので、やっと書き込みができるようになりました。
一応ニンバスの全集を持っているので、時たま参加するかも知れません。
全曲制覇を目指してがんばってください。
120 :
名無しの笛の踊り:02/12/17 12:07 ID:SMIl1f9U
ブックオフでドラティの全集¥8100にて
ゲットしますた。
ブリリアント(フィッシャー)とともに
これから聞き比べていこうと思っております。
おお、新規参入さんですね。お待ちしていました。
いっしょにマターリ聴いていきましょう♪
ところが私自身がいまカキコしにくい状況にあるのが
残念なのですが。わたしもがんばってカキコしますです。
122 :
雌鶏 ◆Haydn/Pbrg :02/12/17 12:55 ID:tLPs5P6G
トリップもハイドンです。ROMしてますた。
デイヴィス&コンセルトヘボウの熊・雌鶏を愛聴してます。
ほかのNoもgoodですよんw
>>118 校長先生ですね。なるほど。私はまだ未聴です。
名曲とは楽しみです。ただ、私の聴き順ではずっと後のほうのようです。
>>120 ブックオフ恐るべし…ですね。ドラティ、いいナンバーはかなりヨイです。
124 :
120:02/12/17 21:12 ID:lXYDQOAM
>>123 NAXOSも\950ですから
正に恐るべしです。(藁
>>1です。今週は一人でマターリ聴いてます。
書かずに聴くというのも、(というかそれが普通なんですが)
ゆったり聴けていいですね!
来週からまた頑張っていきたいですが、
年末ゆえにカキコ不定期になるやも知れません。
カキコできる人はキープ保全よろしくお願いします。
126 :
ハイドン党員:02/12/22 00:59 ID:Q0+k9lWu
最近は若い番号の曲ばかり聴いてます。24番はいいねえ。特に第1楽章は尋常ではない。
ホグウッド盤がお勧め。
127 :
44番:02/12/22 22:15 ID:???
55番に続いては44番を取り上げます。いわゆる「悲しみ」というあだ名のついた曲です。
ディスクはけっこうたくさん出てると思います。筆者はホグウッドかピノックを
よく聴きます。
いきなり本命ですね。この曲ハイドンの交響曲の中で最高傑作じゃないでしょうか?
ホ短調の曲です。数少ない短調の曲のひとつです。全楽章緊張度が高いです。
第3楽章はホ長調だけど、ミュートが使われているのでなんとなく物悲しい楽章です。
この楽章、ハイドン自身が自分の葬儀の時に流して欲しいとの遺言があって、事実
そのとおりに演奏されたと伝えられている楽章ですね。
終楽章は歯切れのよい緊張度の高い楽章で、第3楽章との対比が鮮やかです。
128 :
1:02/12/23 14:17 ID:???
>>1です。なんだかせっかく盛り上がってきたところなのに
本当に本当に申し訳なく、私としても悔しいのですが、
私の個人的な問題の発生により、パリセット終了をもって連載を
中止せざるを得ない状況に陥りました。大変申し訳ないです。
ごめんなさい。それではさようなら。急な話ですみませんです。
でもいつかきっと戻ってきたいです。その日まで。
クリスマスsage
保全
復帰・再開の日まで、保全sage。
来週には何とか復帰できるか、かなり微妙なところです。
もう少し保全でがんばってみましょう。
134 :
名無しの笛の踊り:02/12/29 19:03 ID:+4nZdOYO
1さんの復帰を待ちつつ保全あげ。
いやあ、見れなくて困ってました。ちょっと窮屈ですね。
>>1ですが、来週から暫定的に、復帰します。
ということでageておきます。
136 :
予定表:03/01/05 15:10 ID:???
皆さんお久しぶりです。あけましておめでとうございます。
ひさびさの予定表アップです。
今週は
1/6(mon)-1/7 交響曲第40番ヘ長調
1/8(wed)-1/9 レオポルト・モーツァルトの交響曲-3
1/10(fri)-1/11 交響曲第12番ホ長調
の予定です。
ただし、あくまで暫定的なものです。
連載がずっと続くかどうかはまだ未定です。
137 :
名無しの笛の踊り:03/01/05 15:18 ID:xYcMb9+R
以後の予定表です。(ハイドン研究所派による推定作曲順
(*は終了。
(sはシュトゥルム・ウント・ドランク交響曲集※ブリュッヘン参照
(hは
>>1が持っているホグウットのCD。
1*-37*-18*-2*-4*-27*-10*-20*-17*-
19*-107*-25*-11*-5*-32*-15*-
3*-6*-7*-8*-36*-33*-9*-108*-14*-
40-12-16-34-72-13-23-22(哲学者)-21-24-30-31(ホルン信号)-
39s-29-28-38s-58s-35s-59s-49s-26s-41s-
65s-48s-44s-43s-52s-42s-47s-45s-46s-51s-64-50sh-
55h-54h-56h-57h-60h-68h-66h-69h-67h-61h-53h-63h-
70h-75h-71h-62h-74h-73h-
76-77-78-79-80-81-
パリセット以降はいちおう終了。
中規模のおとなしめの交響曲です。できばえとしても普通くらいではないでしょうか?
悪くはない、良い曲ですが、とんでもなく名曲かというとう~んどうかな、と。とはい
え、特に後半2楽章は、なかなかの充実度です。フィッシャーが良かったです。
第1楽章はのびやかにマターリとはじまります。大空を望むような伸びやかさです。
ホルンの音色がその背景に色を加えます。提示部後半の勢いのある対照がまた見事です。
展開部も結構おとなしめで、なるほどなるほどと、順当に主題が展開されてゆきます。
2楽章は、ちょっと速めのアンダンテ。のんびりしていて楽しい主題はけっこうツボに
入った見事なものではあるのですが、をいをい、それだけ?と思えなくもありません。
ドラティのようにチェンバロの妙技を見せるのも1つの手かもしれませんね。ミノーレ
の変奏はキリリとしていて良いです。
なかなか良くできたメヌエット。標準的ながらも、聴き手を惹きつける魅力を持ってい
ます。内容があるというか、単純ながら聴き応えのあるメヌエットです。低音の充実が
ポイント?トリオも特徴的で、良いトリオです。幅広いホルンの音色、しっかりとした
音楽的内容。
フィナーレはフーガ。主題がハイドンらしくて良いですね。フーガ書法としては、やや
ぎこちない感じもあります。オブリガートの斬新な展開はさすがで、単なるフーガでは
なくフィナーレの任もしっかりと果たしています。低弦でオルゲルプンクトをぶっ放し
てユニゾンで終わるのも気味が良くて好きです。
>>1 祝復活。ということで、40番を聴いてみよう。
整理番号Eisen D24 とあるレオポルト・モーツァルト氏のニ長調の交響曲です。ハイドン
コンテンポラリーのシリーズです。1753とありますので、ハイドンの交響曲以前の作品で
す。多少なりとも聴きごたえのある、ちょっとした作品です。まあ、想定された演奏機会も、
想定された演奏者の度量も違いますから何とも言えませんが。
1楽章はゆっくりとしたユニゾンの序奏からはじまり、いきなり主部に突入します。はじけ
るように上昇する主題に、様々な印象的な素材が続いていきます。展開部はあるのかないの
か、展開部と再現部がくっついたような感じで、呈示部に大枠にそって展開しながら進んで
行きます。
2楽章は、晴れ晴れゆったりとしたアンダンテです。単純な主題ですが、微妙に少しずつ
ながら巧みに変奏されて終わります。
3楽章はかるく勢いのある小気味の良いフィナーレです。魅力的な楽章ですが、なんだか
素材を並べただけのような感じも受けます。全曲をかるく締めくくるという感じです。
短いレヴューですが、実際にこんな感じで実に小規模な曲です。
かなり地味な存在の交響曲です。特に1楽章、2楽章、楽想が地味なので構成がつかみ
づらかったです。フィッシャーはかなりもぞもぞしていて、なんだかなあ…という感じ。
ドラティは、メリハリ聴いているけど、まあそこそこ。今回は主として、ハルモニア・
ムンディの初期カンタータ集に並録されているクレーマーという人の演奏を聴きました。
第1楽章はこれまた地味でおとなしい主題からはじまります。そのあとトゥッティで
膨らみますが、いつもおとなしい、という域をでません。まあ、優雅で良いのでしょう
けれども、なんとなくぱっとしない感じ。展開部も霧に包まれたようなにぶい展開。
再現部はいっそうおとなしくなり、ゆったり展開・再現。でも全体を通して悪い出来で
はなく、よ~く聴き込めば、けっこう聴き所はあります。
2楽章は、静かで、深淵で、ややシリアスなアダージョ。暗黒の静寂の中に旋律の光が
キラリと走ります。古典派の様式内にありつつも、印象的なユニゾンの用法などから、
ハイドンの中期に見られる、この世ならぬ効果を生みだしていきます。全体を通して、
やや平坦ながら、聴いていて、飽きさせません。
やっと来ました。ハキハキとした明るいフィナーレです。でも優雅の域を出ない上品な
プレストです。でもさすがに中間部にもなると、熱っぽい展開も見せてくれます。盛り
上げも、引き際もなかなか見事で、気の利いたフィナーレです。
52番のカキコまだかなー
目立たないがケッサクと思われ
>>142 う~ん、52番を含め、シュトゥルム・ウント・ドランク交響曲集は
後1~2ヶ月くらい先になるのではないでしょうか?(順調に行けばの話。)
待ち遠しいですね。
>>127さんのようにスケジュールに沿わなくても、いろいろ感想を
アップしてみてくださいな。お待ちしてますです。
144 :
予定表:03/01/12 10:35 ID:???
さて今週は
1/13(mon)-1/14 交響曲第16番変ロ長調
1/15(wed)-1/16 レオポルト・モーツァルトの交響曲-4
1/17(fri)-1/18 交響曲第34番ニ短調
の予定です。
ただし、あくまで暫定的なものです。
連載がずっと続くかどうかはまだ未定です。
145 :
山崎渉:03/01/13 12:37 ID:???
(^^)
規模は小さめながら、中初期のハイドンらしく充実していて、ちょっと聴いてみるの
に、かなりおすすめな1曲です。室内楽的な感じが強くするので、それなりに腕利き
の人たち向けに書かれたものだと思います。みずみずしいフィッシャーも活きのいい
ドラティもどちらも良いです。
第1楽章はなんだかモダンな響きのする不思議な第1主題からはじまります。2声の
主題というのはいつも心惹かれます。第2主題がぐっときますが、全体としては不思
議なみずみずしくも透明な響きを保っています。展開部も、印象的な滑り出し。順当
ながら、充実した展開を見せてくれます。そしてその勢いで、再現部も。
2楽章は、室内楽的に暖かいアンダンテ。とても暖かい音色に惹かれます。その暖か
さは音楽が良くつまっているところからきます。充実した音楽です。これは展開され
ていっているのか変奏されているのか、良く判断が付きませんが、後半が味わいがあ
ってとても素敵です。
3楽章はまさに軽快に駆けてゆくかのようです。低弦が主題を引き継いでいくところ
に萌え。つづく後半部前半のマターリとした雰囲気もいいですね。細部まで充実して
良く書けたフィナーレだと思います。
整理番号Eisen D11 とあるレオポルト・モーツァルト氏のニ長調の交響曲です。ハイドン
コンテンポラリーのシリーズです。1750/51とありますので、ハイドンの交響曲以前の作
品です。相変わらず、良くも悪くもない出来です。けっこうおもしろいです。
1楽章はかるく前奏を弾いた後、主題がちょこまかとしたトリルを伴って現れます。ホル
ンのトリルの音色がおもしろいです。細かな刻みと鮮やかなスケールが特徴の楽章です。
展開部はやはり再現部が兼ねるような形になっているのか、提示部が色々と展開されなが
ら再現されていきます。
2楽章は、うるおいをたもったアダージョです。ちょっと長いですが、これは良い楽章で
す。とても良く演奏されています。繊細な高音弦、柔らかな和音、うるおいのあるホルン
が、ひかえめな美しさを持った音楽をゆったりと奏でていきます。構成は単純ながら、ハ
イドンにも見習ってほしいくらいですね。
3楽章は例によって勢いのある小気味の良いフィナーレです。鋭く食い込む高音弦と、高
音部をぷかぷか吹き鳴らすホルンが魅力的です。それから、それらを支える芯のある低弦。
構成的にはやはり弱いような気がしますが、個々の素材がとても魅力的です。
4曲聴いてきましたが、なにより1750-60という時代性と、ザルツブルクという土地性を
強く感じました。ああなるほど、こういう時代で、こういう土地柄なんだなと。
特徴は冒頭の緩徐楽章ですが、全曲まんべんなく名曲です。特に前半3楽章、かなり
見事な出来です。これは一聴の価値あり、です。ただし、できればフィッシャーで。
第1楽章は内容豊かな緩徐楽章です。第1主題の緊張感も、第2主題の優雅な流れも
大好きです。どうやらソナタ形式のようで、展開部は複声部の精緻な美しさが見事な
しぶい展開です。再現部は、第2主題が縮小されているのが残念ですが、確固たる内
容を持つ、みごとな作曲だと思います。フィッシャーがよいと思います。ドラティは
繊細さに欠く上に、反復をしていてあまりに長すぎるものになっています。
2楽章は元気の良いアレグロ。軽過ぎもせず重すぎもせずの響きがとても心地よいで
す。この展開部はかなり手が込んでいて聴いていても見事です。これは良いです。
再現部も見事に素材を締めくくっていて、見事です。この楽章はかなり良い出来だと
言って良いでしょう。
3楽章は実に心地の良いメヌエットです。時代様式をしっかりとふまえながら、実に
優雅で、しかも興味深い展開が聴き取れます。トリオもとても優雅で、魅力的です。
このマターリ感は何物にも代え難いでしょう。最後のピツィカートの伴奏が見事。ダ
カーポ・メヌエットもあっさりと。全体をとおして実に見事で愛すべきメヌエット&
トリオです。
4楽章は流れるような走句に引っ張られる、日が差すような明るい音楽です。一方で
中間部では陰陽でやや怪しげな雰囲気を灯した不思議な曲です。前3楽章に対して、
内容は薄目ですが、まあ、気の利いたフィナーレでしょう。
149 :
名無し笛の踊り :03/01/18 07:35 ID:VP/Hdafo
1さんの評を読みながら34番を聴きました。4楽章の講評は実に的を得ていますね。
フィッシャーのしか持ってませんが、2楽章が大好きです。特に途中に何回か出てくるティアー・ティアー・ティア・ティア・ティアっていうワイルドなボウイングが良い。
まさにパパ・ハイドンっていう感じで、思わず微笑んでしまいました。
150 :
1:03/01/18 17:30 ID:???
うわ~い。
>>149さんみたいなカキコ、とってもうれしいです。
これからも、何とか続けていけるように頑張ります!
151 :
予定表:03/01/20 08:44 ID:???
さて今週は
1/20(mon)-1/21 交響曲第72番ニ長調
1/22(wed)-1/23 エマヌエル・バッハの交響曲-1
1/24(fri)-1/25 交響曲第13番ニ長調
の予定です。
ただし、あくまで暫定的なものです。
連載がずっと続くかどうかはまだ未定です。
なんかヘン。そんな思いを起こさせる交響曲です。ほんとにヘンな曲。ちょっとつま
らないです。フィッシャーもドラティもいまいち。
第1楽章はドカンとトゥッティをかましながら、へんな主題を奏でていきます。そし
てムズカシソ~ウなホルンのパッセージ。フィッシャーなんかまともに鳴ってません。
このホルンは何のためにあるんだか。呈示部後半もなんか適当に流れていっているよ
うな、そんな気が。展開部以降も、う~ん、とは言って、結構見事なんですが、いか
んせん何となく意味不明。
2楽章は癖になりそうな心地よいアンダンテ。弦とフルートの単純な交代なのに、
こんなに人を惹きつけるものかと不思議な気持ちです。バロック風の装飾にもやや惹
かれ気味。
3楽章は漠然とした良くないメヌエット。なんだかぜんぜん私の好みではないです。
ぼそぼそ言っているかと思えば、いきなりがさがさ弾き出したりして、嫌です。トリ
オは管楽器の攻勢が結構魅力的。これは良いトリオ。
4楽章は変奏曲+α。まあまあ普通のアンダンテの変奏曲ですが、何でこんなところ
に…。サクサク進むフィッシャーに、マターリ進むドラティ。私は何を書けばいいの
でしょう。チェロの第2変奏、惹かれますね。細かな装飾音に見事なニュアンスが、
込められています。第4変奏のコントラバス独奏も独創的。ぼそぼそ言っているのが
ユーモラスです。管楽器の第5変奏も結構ぺけぺけ鳴っていて魅力的。まとめ的第6
変奏が終わると、いきなりプレストに突入。どがががとトゥッティをかまして強引に
終了します。
153 :
山崎渉:03/01/21 07:41 ID:???
(^^)
整理番号Wq.182、ハイドンの尊敬する大先輩、エマヌエル・バッハ氏の“ハンブルク交
響曲集”から1番です。ハイドン・コンテンポラリー・シリーズです。ソースは適当にそ
こら辺にあったナクソスです。“ベンダ”っていう指揮者が振ってるです。1773。弦だ
けと編成こそ地味なものの、革新的で、内容のある作品集です。
第1楽章は、形式不明で何ともとらえにくい楽章です。でも、デコレーションケーキのよ
うに色々な楽想が次から次に出てきて、特に新鮮な音色がいっぱい詰まっています。感じ
としては、イメージ通り、ベルリン・バロックを前古典派風に展開したといった風です。
良く聴き込めば、色々な発見があっておもしろいです。終止もディミヌエンドで、珍しい。
第1楽章のさりげない絶妙の終止に導かれて、第2楽章です。忍び寄るようにはじまり、
不思議な静けさをともします。威厳あるのあるユニゾンと、涼しげなメロディーの交代が
魅力的です。これもさりげなく次の楽章を導きます。
第3楽章は、バロックソナタのフィナーレを古典派風に拡大したような雰囲気です。決し
てフィナーレを軽視しない、充実した作法がうれしいです。のびやかでシリアス、という
決して油断のならぬ音楽が展開されていきます。バロック風の細かな音符の動きも魅力的
です。
祝祭的で豪華で晴れやかな交響曲です。内容もこれは、と思わせる、なかなかの充実度で
(しかしもう少し何かほしいなぁと思いつつも)花丸で推薦してしまう、そういう曲でした。
第1楽章は晴れやかな雰囲気の中、第1主題を踏みしめていきます。なかなか充実したも
のですが、なんだか響きの勢いで攻めている感じもなくはないかもしれません。まあ、結果
として、聴きごたえがあるのだから良しとしましょう。展開部~再現部は実際に結構手が込
んでいて技法的にも、満足のできる出来です。
2楽章は、チェロ・コンチェルト。弦楽の柔らかな伴奏に乗ってチェロ独奏が朗々と歌って
いきます。とても静かな曲ですが、その静けさの中に、キリリと冴えた知性、祝祭的なリッ
チ感が姿を現します。かなり上等で高級な曲です。聴いていてカッコイイです。
3楽章は祝祭的で威勢のよいメヌエット。良く溶け合うトゥッティの間に、素朴な生の素材
を置いていくところが、またいい味を出しています。そして、トリオが、またいい!フルー
トのソロの清涼感は、きわめて単純な使い方ながら、いったい他の誰が考え得たのでしょう
か。合いの手の弦の鋭さが、また清涼感を際だたせています。
4楽章、良いですね、この楽章!フーガを思わせる胸をすくような主題に、良く響く木管の
合いの手が絶妙。楽想を良くねって、山盛りに器に乗せたような、豪華さが何よりも見事で
す。なんと贅沢な音楽でしょう。特に展開部の、怒濤の展開。
156 :
予定表:03/01/25 18:42 ID:???
突然ですが
1/27(mon)-2/1 お休みをいただきます。
次の週には復帰したいです。
(…そのまま復帰せず終わってしまう可能性も?)
すみません。不安定な情勢ですので。
ということは、今週は復習ですね。
突然メジャーな100番「軍隊」を聴いてみました。フィッシャーとカラヤンで。
楽譜をみながら聴いてみると、2楽章ではどちらも打楽器を楽譜通りには
やってませんね。
158 :
1:03/01/27 10:08 ID:???
“軍隊”ですね。いやぁ、懐かしいです。
打楽器は楽譜どおりでないと。うう、気づきませんでした…。
私もスコアくらい買ったほうがよいのでしょうか。
159 :
sage:03/01/29 12:51 ID:cAnw3cBu
保全
最近「告別」の入ってるCD見かけないよねえ・・・ 昔はハイドンの交響曲と来たらびっくり、時計、そして告別だったような気がする。
フィルハルモニア・フンガリカの記憶が強くてねえ。最後のヴァイオリンが消えゆくろうそくの炎のよな・・・
昔「告別」をライブで聴いたとき、最終楽章は奏者が一人一人退場した。演奏会慣れ
していない友人は、「最初の人が退場したとき、てっきり病気かと思った。」と言ってた。
age
163 :
予定表:03/02/03 10:48 ID:???
さて今週は
2/3(mon)-2/4 交響曲第23番ト長調
2/5(wed)-2/6 エマヌエル・バッハの交響曲-2
2/7(fri)-2/8 交響曲第22番変ホ長調 「哲学者」
の予定です。
ただし、あくまで暫定的なものです。
連載がずっと続くかどうかはまだ未定です。
72*-13*-23-22哲学者-21-24-30アレルヤ-31ホルン信号-
(*は終了。
test
test
中期の余裕を感じさせる、熟達した作曲法による一曲です。安心して名曲と呼べる出来です。
初期の間はなんとなく??という曲も多かったですけど、このあたりから、ハイドンの作曲
も次なる段階へ進みつつあるのではと、期待を感じます。この次も名曲でありますように。
第1楽章はフィッシャーは和声の豊かさと、流線型のシェイプ、ドラティは、青空のような
すがすがしさと、ガッチリとしたシェイプを基本としていて、印象はずいぶん異なります。
曲自体がとてもしっかりしているので、どちらのアプローチも成功しています。局地的な見
事さよりも、全編の充実が見事です。
2楽章は地味で、美しいのとも少し違う、けなげな曲ですが、しっかりとした古典派様式と
充実した作曲が、親近感と好感を生み出しています。一見単純に見えて、しっかりと十分に
聴き手を楽しませてくれる、アットホームで嫌味のない曲です。
3楽章のメヌエットはシンプルで嫌味のないカノンです。室内楽的な響きがとても好ましい
です(フィッシャー)。トリオもカノン。でもちょっと存在感薄です。フィッシャーのメヌ
エット再現部のホルン補強は、にじゅうまるですね。
4楽章、楽しくざっくばらんにフィナーレしつつも、かなり精緻な音色でも勝負するという
不思議な楽章。息絶え絶えのような静かな終止も摩訶不思議。
全体としてはフィッシャーが2000年の録音だけに、私たちに近いコンセプトで、聴きやすい
です。このフィッシャーはおすすめ。
整理番号Wq.182、ハイドンの尊敬する大先輩、エマヌエル・バッハ氏の“ハンブルク交
響曲集”から2番です。ハイドン・コンテンポラリー・シリーズです。
第1楽章は、一見、ありがちなBGM系の音楽のような表情をしていながら、絶妙な音使い
と、のびのびとして、さりげないまでの自然さが、聴き込むほどに魅力を増大させてゆく
曲です。過飾を廃した簡素な音の中に、音楽の骨組みが、みごとにかみ合っています。
第2楽章は古典派の到来を告げるかのような、新しい感覚のアダージョです。その音の静
けさと精緻さは、一輪の青い花を間近でゆっくり眺め鑑賞するときの、美しさと緊張感と
同じものがあります。
第3楽章は、マニアの境地に至る絶妙なリズムが聴きものです。バロックでも古典派でも
ない、もう一つの深い世界。低音の妙なる進行が、“通”を感じさせます。筆者小人ゆえ
言葉になりませぬ。
ネタは無いけど上げときます。
次の22番はドラティは複数バージョン録音しているという話を聞いたけど、本当?
持ってないのでご意見よろしく。
169 :
1:03/02/07 10:47 ID:???
なぬ、そうだったのですか。調べてまた聴いてきます。
ひとまず通常ヴァージョンで聴いた分をあげときます。
哲学者。案外つまらなかったです。いや悪い出来ではないのですけど、何か“えっと、それ
だけ?”という感じがどうしてもしてしまいます。今回はラトルも聴いてみましたが、これ
も、案外普通の演奏に聞こえました。フィッシャーでいいのではないでしょうか。
第1楽章はまさに哲学者らしく、ゆっくりと意味深長に歩んでゆくアダージョです。幅の広
いホルンの吹奏とイングリッシュ・ホルンの掛け合いによる主題、背景の弦の刻み、ひらひ
らと舞い降りてくる第2主題などがポイントです。展開部も安定した出来。
2楽章は少しばかり気合いの入ったプレスト。これも平均的な出来なのではないでしょうか。
第1第2主題ほか素材がうまく組み合わせられていて、なかなか絶妙で、聴いていて飽きま
せん。ただ、何度も聴きたいかというと、疑問符。
3楽章のメヌエットはこれもシンプルで、良くありがちなものです。しかしそれなりに充実。
トリオはホルンが活躍する牧歌的な音楽です。まあ悪くはない出来でしょう。
4楽章、これも普通のフィナーレといえば普通のフィナーレ。しかし決してマンネリ化とか、
そういう感じをさせないところが、凄いところ。いや十分に充実していて楽しめます。
今週の分では、タイトル付きの22番よりも、表題なしの23番の方が楽しめたです。
171 :
金玉:03/02/09 00:23 ID:???
35番名曲だよなぁ~
あと24番も好きだなぁ~
もえ~
172 :
予定表:03/02/09 17:42 ID:???
さてさて今週は
2/10(mon)-2/11 交響曲第22番変ホ長調 「哲学者」-異稿
2/12(Wed)-2/13 エマヌエル・バッハの交響曲-3
2/14(fri)-2/15 交響曲第21番イ長調
の予定です。
ただし、あくまで暫定的なものです。
連載がずっと続くかどうかはまだ未定です。
173 :
名無しの笛の踊り:03/02/11 10:34 ID:ahdvjTQD
デレック・ソロモンス&レストロアルモニコの「交響曲集Ⅱ」No.26を聴いてます。
今聴くと技術的に拙くやや微温的な感じも受けますが、リリース当時は各声部が明瞭
に聞き取れキレのよい弦楽器に目を見張ったものでした。
当時の解説書(故佐々木節夫先生)には「オリジナル楽器による全曲録音」を目指
したという記載がありますが国内では「疾風怒濤期」のⅠ~Ⅲ集で終わってしまった
模様。此の辺の事情を御存じの方はいらっしゃいますか?まだあまり話題にならなか
ったのでしょうか。未だにオリジナル楽器による全集は出現してませんし。
174 :
1:03/02/12 12:01 ID:???
すみません、事情により、アップが遅れています。すみません。
そろそろ本当に駄目(掲載打ち切り)になるかもしれません。
いろいろな人が、気ままに順不同で聴いてアップできたらしましょう。
ハイドンの交響曲は、宝の山です。
176 :
1:03/02/13 11:03 ID:???
そうですね私ももちろんがんばりますけど、
皆さんも、感想をアップしてくださると助かりますし、
スレが楽しくなります。
哲学者。an alternative versionです。Venierという出版社(?)が出した版に含まれてい
るそうです。第1楽章カット、2,4楽章がそのままでイングリッシュ・ホルンをフルート
に持ち替えたものです。中間にAndante graziosoの緩徐楽章が挿入されています。ドラ
ティの全集に含まれるものですが、結構楽しめました。何よりみずみずしいフルートの音色
と、全体の構成の小気味の良さが、むしろ通常ヴァージョンより好ましい感じです。2,4楽
章にはフルートの音色の方が絶対に合っていると私は思います。
1楽章を丸ごとカットというのはちょっと寂しい気もしますが…。
それから緩徐楽章が短いながらも、結構な名曲です。暖かでアットホームで、ちょこっとだけ
ロココ。すぐ終わってしまうのがちょっともったいなく思えるです。
整理番号Wq.182、ハイドンの尊敬する大先輩、エマヌエル・バッハ氏の“ハンブルク交
響曲集”から3番です。ハイドン・コンテンポラリー・シリーズです。
第1楽章は、普通の出来の楽章。この曲集に占める位置としては、かなり存在感の薄いよ
うな気がします。スケールの効果的な使用がポイントでしょうか。第1主題を用いた展開
部にも惹かれます。
第2楽章はアタッカでいきなり入るのでびっくりします。重く深いトゥッティが鳴り響い
た後、静かで清涼なアダージョが展開されます。この曲の中では最良の楽章かと思われま
す。ゆっくり楽しみましょう。
第3楽章は、ちょっと規模の大きめな楽章。優しく暖かい音楽です。展開部以降も地味で
なんとなく寂しいですが、まあ、悪い音楽ではないでしょう。
う~ん、どうもこの曲、平凡で仕上がりとしてもあまりおもしろくなかったです。
それなりによい、平均的な出来の交響曲。でも飽きの来ない音楽でもあります。個人的には
結構好きになれる作品でした。
第1楽章はゆーったりとしたアダージョ。なんだかすがすがしい気分にさせてくれます。細
やかな弦の表情がとても素敵です。マターリ・リラックスの前半に対して、後半は堂々たる
トゥッティや木管の活躍などで、なかなか聴かせてくれます。
2楽章はこれまたノリのよいプレスト。この快速感は結構爽快です。充実度は平均的ですが
このノリの良さには感服。展開部も平凡ながら、良い出来のように感じます。
3楽章は普通のメヌエット。(ピアノで弾いた方がいいのでは、というメヌエットもある中
で、)オーケストラ音楽によく似合うメヌエットでもあります。しかし、よーく聴いている
と、結構楽しめる充実したメヌエットです。短調で忍び寄るトリオには感服。
4楽章、出だしは“なんだこれは”という不安定な出だしですが、全体の内容としては、内
容豊富なフィナーレなのではないでしょうか? でてくる素材も、その使い方もかなり当を得
たとおもえる良い作品です。途中のゴリゴリのシンコペーションが楽しい。
180 :
予定表:03/02/16 09:46 ID:???
さてさて今週は
2/17(mon)-2/18 交響曲第24番ニ長調
2/19(Wed)-2/20 エマヌエル・バッハの交響曲-4
2/21(fri)-2/22 交響曲第30番ハ長調「アレルヤ」
の予定です。
ただし、あくまで暫定的なものです。
連載がずっと続くかどうかはまだ未定です。
なかなかの名曲と聴きました。なかなか気の利いた交響曲として、おすすめできます。
第1楽章はなんと第1主題を管楽器が担当。マターリ系です。かなりイイです。マイペース
の第2主題も魅力的です。とにかく呈示部を構成する素材1つ1つが魅力的ですね。展開部
は単純にしかし怒濤のごとく押し寄せてきます。再現部はなんと短調で開始。なかなか見事
で骨のある楽章でした。
2楽章はフルート協奏曲。前古典派風。聴いていて楽しいですが、何となく、平凡でありが
ちなフルート協奏曲のような気もします。ここはマターリ独奏を楽しみましょう。
3楽章はなかなか思い切った野趣のあるメヌエット。踊るにはちょっと恥ずかしいですが、
聴きごたえは満点です。しっかりした低音とヴァイオリンの鋭い食い込みがポイント。トリ
オはのんびりしていて楽しいです。管楽器中心。
4楽章、いきなり弱音ではじまり、その上を主題が流れていきます。その後は実に威勢の良
いフィナーレ。呈示部も充実していますが、展開部はなかなかの聴きもの。色々な作曲の名
妓が怒濤のごとく押し寄せます。いい曲でした。
整理番号Wq.182、ハイドンの尊敬する大先輩、エマヌエル・バッハ氏の“ハンブルク交
響曲集”から4番です。ハイドン・コンテンポラリー・シリーズです。
第1楽章は、噴水の水のようなキラキラとした短い序奏に導かれ第1主題が現れます。つ
づいて哀愁ある印象的な第2主題がつづきます。展開部は短くあっという間に終わります。
再現部後半には第1主題が比較的大きく展開され、2楽章につづいていきます。
第2楽章はゆったりとした流れの中に、遠いバロックへの哀愁が感じられる緩徐楽章です。
とは言っても完全な前古典派スタイルですが。マターリしていて悪い曲ではないのですが
1,3楽章に見られる音使いの微妙さ巧妙さはあまり聴かれません。
第3楽章は、名曲です。絶妙に第1主題を展開した後に、見事なのが第2主題。この素晴
らしさは、筆舌に尽くしがたいですね。高音の持続音に対して見事な低音の動き。展開部
なしで、再現部につづき、再現部も繰り返しです。
全体を通して結構良い曲でした。
183 :
名無しの笛の踊り:03/02/21 01:55 ID:ipTQioeJ
ここのスレ見て参加しようとタワーやHMV探しましたがノイズ混入クレームの影響か
フィッシャーの全集見当たりませんね。結局渋谷タワーでドラティ全集を購入して聴き
始めましたが1番以降の初期の交響曲も木管のニュアンスが豊だったりイイ曲が結構あ
り、先が楽しみです。
おやおや、私の地方では結構たくさんありますけど。>>フィッシャー
ドラティは平均点高め、フィッシャーは録音年代が後半が見事です。
感想のアップお待ちしてますです。
アレルヤ。なかなかの名曲です。個人的にはかなり好きです。
第1楽章はフィッシャーは元気はつらつ、ドラティはゆったり、双方捨てがたい名演です。
個人的にはトランペットの効いたフィッシャーの方が好きです。冒頭から古いアレルヤの旋
律を奏でていきます。オーボエの持続音に導かれる第2主題も好きです。展開部から再現部
の展開もいつものごとく充実していて、ハイドンの調子も好調といったところでしょう。
2楽章はゆったりとしたアンダンテ。フルート独奏が大活躍します。静かな、味わいのある
小気味のよい楽章です。ミノーレからはじまる小さな展開部も魅力的です。
3楽章はフィナーレ用に作られた特製の5部形式のメヌエット&トリオです。トリオが2つ
でてきて、それがメヌエットにはさまれます。まずは節が実に魅力的なメヌエットから。特
にフィッシャー、素晴らしいです。第1トリオはヴァイオリンとフルートのユニゾンで流れ
るように音符が連なっていきます。メヌエットをはさんで、何とも異様な特徴ある第2トリ
オが続き、メヌエット、コーダという風になっています。
186 :
名無しの笛の踊り:03/02/24 01:42 ID:tnt9+9Cs
どうも183です。
ドラティで24番&30番聴きました。
自分で聴いてから181&185のコメントを拝見するとコメントの適切さに
唸ってしまいますね。
自分としては24番・30番とも第2楽章のフルートソロが美しく理屈
抜きに楽しめました。このあたり曲そのものの魅力か、ドラティ盤の美
点なのかフィッシャーやホグウッドの演奏と聴き比べて確認してみたい
ものです。24番のメヌエットもリズムのキレが良く楽しめました。
本題から外れた余談で恐縮ですが・・・先日ハイドン・シンフォニエッ
タ・トウキョウという音大関係者のアマチュアオケの演奏会を聴きまし
たが同時代ウィーンで活躍したというヴァンハルとハイドンの作品を取
り上げていましたが、ハイドン作品に比べて特に「嵐」の終楽章の「嵐
」の表現はドラマティックで「田園」の嵐の描写の先駆けかとも思われ
なかなか楽しめました。
(参項)当日のプログラム
2003年 2月15日(土)
ウ゛ァンハル:変ホ長調第1番「嵐」、変イ長調第1番
ハイドン:第22番変ホ長調「哲学者」、第58番ヘ長調
※ハイドン・シンフォニエッタ・トウキョウ
http://www.h5.dion.ne.jp/~haydn/
187 :
1:03/02/24 15:46 ID:???
1です。せっかくすばらしい旅の道連れがあらわれたところですが、
また、例によって、わたくしのほうの状況が苦しくなってきました。
>>186さんにはこの上なく申し訳ないですが、しばらくの間
お休みさせていただきます。ごめんなさい、みなさん。
188 :
186:03/02/25 07:42 ID:4TeZXA2U
>>1 ご苦労様です。
1さんが復帰するまで(途中参加ですので)「復習タイム」にしては如何でしょう。
小生も可能な範囲内で感想をかいてみたいと思います。
良スレあげ
190 :
186:03/02/26 01:03 ID:0Ds2eI8Q
初期の交響曲から初っ端の1・2番を聴きました。
1番はドラティの演奏では特に1楽章が弦楽主体の推進力のある曲で確かに後期とはまた違った魅力を持った曲ですね。
今思い出しましたがケント・ナガノが以前来日公演のプログラムで1番を取り上げていた筈です。
2番は終楽章で工夫がみられるものの1番に比べると今一つ魅力に欠ける気がします。
次は37・18・4番を聴こうと思います。V
191 :
1:03/02/26 12:09 ID:???
ああ、懐かしいですね1番、2番。1番は魅力ある曲でした。
私のほうは残念ながら3月半ば過ぎまで、アップできないかもしれません。
スレの維持のためにちょこちょこコメントをカキコはしていきますが。
いちおう現在の私の状況を再掲しておきます。
1*-37*-18*-2*-4*-27*-10*-20*-17*-
19*-107*-25*-11*-5*-32*-15*-
3*-6*-7*-8*-36*-33*-9*-108*-14*-
40*-12*-16*-34*-72*-13*-23*-22*-21*-24*-30*-31-
39s-29-28-38s-58s-35s-59s-49s-26s-41s-
65s-48s-44s-43s-52s-42s-47s-45s-46s-51s-64-50sh-
55h-54h-56h-57h-60h-68h-66h-69h-67h-61h-53h-63h-
70h-75h-71h-62h-74h-73h-
76-77-78-79-80-81-
193 :
186:03/02/27 07:02 ID:3J585cY+
37番ドラティで聴きました。
「ティンパニ・トランペット無し」バージョンの方です。
派手バージョン(笑)もその内聴きたいですね。
朝聞くとすっきりさわやか(笑)って感じの曲ですね。
終楽章が比較的短いため「・・・えっ終わったの?」とい
う印象です。以前聴いたマンハイム楽派の交響曲あたりに
通づる印象が。C.P.E.バッハより素直な曲調かな?
194 :
名無しの笛の踊り:03/02/28 09:58 ID:rMaJIFpP
保守age
195 :
名無しの笛の踊り:03/03/01 12:51 ID:sppLI1Ch
ドラティで18番聴きました。
アンダンテ-アレグローメヌエットと「3楽章の交響曲=急-緩-急」の裏返しの
ような構成。全体にあまり交響曲っぽくない印象です。
1楽章は「まったり系」何だか曲の途中から聴き出したような印象が。
全体に流れがイイので聴き飽きないですね。
2楽章、イキの良い楽章ですが、先の37番と比べると若干推進力が弱め?
他の指揮者の演奏でもこうなのでしょうか。
フィッシャーの全集、バークシャーのHPを見ると$65.57で有る模様。
発注してみましょうか。
3楽章は宮廷風?な印象イメージ。「ホルンを伴い恰幅のよい」Aと「しっとり&ちょっと憂いを含んだ」B
から再びAに戻る分かりやすい3部形式。
この楽章結構良く出来ているのでは?小生結構気に入りました。
196 :
名無しの笛の踊り:03/03/02 23:23 ID:mYpq5Cle
4番聴きました、ドラティです。
まだ5番目、1さんが復活するまでに追い着けるか微妙です(苦笑)
3楽章形式で1楽章は勢いとキレがあり聴かせます。チェンバロが随分ハッキリ聞こえますね(笑)
2楽章は明け方の人気のない道を歩いている雰囲気に似たちょっと不思議な曲想。
3楽章はホルンが活躍する親しみ易いメヌエット。
短いけれどなかなかチャーミングな曲ですね。
一人で下手な感想書き連ねてすいません。
同じ番号の曲でなくても皆さん良かったら書き込んで下さい。
197 :
名無しの笛の踊り:03/03/04 07:45 ID:z/GtBViM
27番を聴きました。
イキの良い1楽章、躍動感のある3楽章、楽しめました。
全体的に明るく親しみの持てそうな曲です。
どうしてもコレって感じでもないですが(笑)
ハイドンの交響曲じゃないんですが、
ハイドンの「テレジア・ミサ」の“Agnus Dei”の出だしのところと
モーツァルトの交響曲第25番の第1楽章の出だしのところってとても
似ていると思うんですが、これってパク(以下略)
199 :
名無しの笛の踊り:03/03/05 07:40 ID:p0k5ODW6
10番聴きました(ドラティで)。
1楽章イイですね~アイディアが豊富で主題も魅力的。
チャンバロパートの反復も聴いています。
2楽章は4番ほどでは有りませんが静謐で「初期の作品」
で片付けられない深みもありますがやや単調?
3楽章は2楽章のイメージも適度に取り込みつつ手堅く
全曲を纏めています。
小粒ですが、特に1楽章は何度か聴きたくなるようなナカ
ナカの出来と感じました。
200 :
名無しの笛の踊り:03/03/05 07:45 ID:p0k5ODW6
>>198 25番冒頭って映画「アマデウス」で印象的に使われたアレですよね?
「テレジア・ミサ」は生憎手許に有りませんが今度聴いてみたいです。
作曲はどちらが先なんでしょうね。
201 :
名無しの笛の踊り:03/03/06 07:43 ID:Ygyvy7du
20番はアレグロ-アンダンテ-メヌエット-プレストの4楽章の交響曲。
1楽章は先の10番と比べると曲想がシンプルですが快調。
2楽章は時折チェンバロのソロが優雅なアクセントをつける上品なごみ系。
3楽章も2楽章に似た控えめなメヌエット。
4楽章手堅く全曲を締め括っています。
曲全体が職人的といいますか、バランス良く構成されている印象です。
202 :
名無しの笛の踊り:03/03/07 07:11 ID:W9irKiTg
17番聴きました。
1楽章、いくらか余裕?が感じられるせかせかしないアレグロ。
時折木管が効果的に弦楽器群を支えています。
2楽章はまったり、曲が進むにつれ徐々にセンチメンタルな表情が。
3楽章もゆったりしたメヌエット。
曲全体として(演奏のアプローチも影響?)以前の曲より作品のグレ
ードがあがったような印象を受けました。
203 :
名無しの笛の踊り:03/03/08 11:25 ID:Ljl0CZmv
ハイドンの交響曲を取り上げた演奏会で日程が近いものを紹介します。
CDで聴く演奏と比較すると面白いかもしれません。
(1)ハイドンシンフォニエッタ東京
http://www.h5.dion.ne.jp/~haydn/index.html ※音大のOBの団体で2月の公演は総勢20名弱?楽器はモダンの模様。
2003年 4月19日(土)ウ゛ァンハル:ニ短調第1番、ニ短調第2番
ハイドン:第51番変ロ長調、第52番ハ短調
*開演19時20分(開場19時)
会場:ルーテル市ヶ谷センター・ホール
(営団地下鉄有楽町線、南北線「市ヶ谷駅」5,6番出口より北へ徒歩1分)
http://www.the-lutheran.co.jp/03itigaya.html 全席自由 3,000円 オペラツアーズ・オルフェウス 03-5701-1611
(2)オーケストラ リベラ クラシカ
http://www.hdm-olc.com/olc/index.html バロックチェロの名手鈴木秀美が組織した古楽器オケで3枚のCDをTDKコアから発売。
2003年5月1日(木) 名古屋 しらかわホール 2/14より一般発売
2003年5月2日(金) 東京浜離宮朝日ホール 午後7時開演 2/20より一般発売
ハイドン 交響曲第14番
モーツァルト フルート・コンチェルト第2番ニ長調K.314(ソロ:菅きよみ)
ハイドン 交響曲第53番「帝国」
5/1 全席指定・税込み S席:6,000円,A席:4,500円/2 月20日より一般発売
学生券はS・A席共に半額(しらかわホールチケットセンター窓口取扱のみ)
しらかわホールチケットセンター 052(222)7117
5/2 全席指定・税込み S席:5,500円,A席:4,500円/2 月14日より一般発売
学生当日券:1,500円(会場へ学生証を持参)
朝日ホールチケットセンター 03(3267)9990
204 :
名無しの笛の踊り:03/03/09 20:56 ID:PPS75CC4
19番聴きました。
アレグロ-アンダンテ-プレストの3楽章形式。
1楽章は馴染みやすい主題を巧みに展開しリズムも歯切れ良く快調。
ホルンの合いの手も良し。
2楽章は少々メランコリックなでも湿っぽくならない上品な音楽。
3楽章はこれまたリズムの良いメリハリの利いた終曲。
各楽章の性格が明快で特に1楽章・3楽章は聴いていてとても快適ですね。
205 :
奈々氏の笛の踊り:03/03/10 22:50 ID:tBGv9yFF
ロンドン交響楽団による「ロンドン」交響曲
・・・・・のプログラムって、ないかなあ?
206 :
名無しの笛の踊り:03/03/11 00:24 ID:gjY0tj0s
>>205 現首席のC・デイヴィスがハイドンを得意としているのでそのうちロンドン響自主製作盤
でリリースされても不思議は無いかも。
ヨッフム=ロンドン・フィルハーモニーではご不満ですか?
208 :
名無しの笛の踊り:03/03/11 02:56 ID:5Vc/m+z+
スレ違い(?)でしょうが、ヨッフム=LPOの96番は、
夢のような音です。
209 :
名無しの笛の踊り:03/03/12 07:35 ID:m75n2aD5
ちょっと間をとばしてドラティとラトルで22番聴きました。
アダージョープレストーメヌエットープレストの4楽章。
1楽章、まったり系でイイ音楽なのですが単調になる恐れが。
ドラティはビミョーなメリハリで上手く聴かせています。
1楽章から2楽章に移るところが結構いいのですが、後半2楽
章が(曲そのものが)比較的あっさりしているせいか曲全体と
して押し出しが強くないかもしれません。
ラトルは1楽章は意外と普通?ですが2楽章になると色々小
技を繰り出してきますが、これは人によって好みが分かれるか
もしれません。
210 :
名無しの笛の踊り:03/03/13 00:28 ID:SzW4aHHE
Hob.I:107&25を聴きました。
Hob.I:107はアレグローアンダンテーアレグロモルトの3楽章。
1楽章は「これもアレグロ?」と思うような地に足の着いたテンポ。
残りの楽章も含めて派手さはありませんが聴き込むほどに味が出てくる
タイプの曲でした。
Hob.I:25はアダージョ&アレグロ-メヌエット-プレストと一見3楽章形式、序奏のアダージョが
長いため感覚的には「アダージョで始まる4楽章」そうそう、先に聴いた22番に近いんですね。
演奏はドラティですが一楽章のアレグロの部分と言い、メヌエットから終曲のプレストに至るまで
実にイキの良い演奏&曲でした。
直近の作品が構成は優れているものの「控えめ」な曲が続いていたのですが25番はそこから「1
頭抜けた」名品だと思います。
212 :
名無しの笛の踊り:03/03/14 07:29 ID:aDli8neZ
Hob.I:11を聴きました。
アダージョ・カンタービレ-アレグロ-メヌエット-フィナーレ:プレストの
4楽章でドラティ盤で19分弱。
1楽章は弦楽主体でしみじみと聴かせます。なかなか深みもあり、
7分超ありますがダレるところも無くなかなかの秀作ではないでしょうか。
2楽章以下も勢いに任せない構成力を感じます。
バランス・構成力に優れた曲ですね。
このところの作品になると「初期作品」の一言で済ませない
安定感が出てきてますね。
213 :
名無しの笛の踊り:03/03/15 07:34 ID:WV8nGgrw
あぼーん
あぼーん
あぼーん
217 :
名無しの笛の踊り:03/03/16 10:49 ID:M3lWPv4K
Hob.I-5をドラティで聴きました。
アダージョ-アレグロ-メヌエット-フィナーレ:プレストと先のHob.I:11と続けてアダージョ
で始まる4楽章の構成。
1楽章、ホルンと弦楽の掛合いも印象深い典雅な楽章。一本調子に陥らない巧みな構成に感服
しつつ音楽に身を浸すことが出来ます。
2楽章は弦楽器群同志の掛合いも面白く、多彩な展開が聴き手を飽きさせません。
3楽章、シンプルな展開ながら華のあるメヌエット。トリオでのホルンとオーボエの遣り取りが○。
4楽章、かなり短めですが活気に溢れ立派に全曲を締め括っています。
ホルンが全曲で効果的に扱われていますね。
曲の構成が巧みな上に全楽章を通して活気と華やかさが備わった名品かと思います。
218 :
1:03/03/16 14:25 ID:???
お久しぶりの1でございますです。
>>217 第5番はなかなかの名品でしたね。いやいや懐かしいです。
来週辺りから復帰できるかな?と考えているところです。
でも先行き不透明なので、あまり期待しないで下さいね。
ちょっと自信なさめです。
219 :
名無しの笛の踊り:03/03/16 23:49 ID:M3lWPv4K
>>218 1さん、お久し振りです!お仕事の方頑張って下さい。
毎回赤面モノのコメントを重ねておりますが、もうちょっと皆さんに我慢して頂きます(ペコリ)
このスレがなかったら初期~中期作品群にこうして接する機会はなかったであろうと思うと感謝
感謝であります。フィッシャーの全集はまだ聴いておりませんがここまで聴いて感じるのはたっ
た3年ほどで録音されたドラティ盤の完成度の高さ、驚異的です。
連続あぼーんになってるけど一体何をやらかしたの?
221 :
名無しの笛の踊り:03/03/18 02:58 ID:XYZyZ7sR
>>220 アラシ系の書き込みが削除対象になったようです。
私はハイドンピアノソナタ集をマターリきいてます。
223 :
h:03/03/20 03:00 ID:9MEI5wi+
dr
224 :
186:03/03/22 18:12 ID:NbQyrNkw
懲りずに復習シリーズです(笑)
Hob.I-32
アレグローメヌエットーアンダンテ-プレストと中間2楽章が入れ替わったような構成です。
第1楽章 トランペットが加わりティンパニも活躍、軍楽的な結構ハデな曲です。
第2楽章 金管とティンパニが豪壮な響きを演出するAが印象的なABAの三部構成。
1楽章の余韻を引きずっている感じ。
第3楽章 チェンバロパートが雅なアクセント添え、しめやかで深みがあり心に染み入り
ます。
第4楽章 「プレスト:終曲」というより「メヌエットがもう一回来た」感じ。
ゆったりとしたテンポですが、ホルン・トランペット・ティンパニが重々しい
アクセントをつけるので不足感はありません。
おひょ。このスレッド、まだ続いていたのですね。
以前、「校長先生」と「悲しみ」を紹介したものです。
「哲学者」、私は好きですけどね。ラトル盤の他にサロネンも録音してますね。
そろそろ順番で出てくると思いますが、26番「ラメンタチオーネ」なんてのも
いいですよ。
226 :
186:03/03/23 01:07 ID:fk/WeZdn
Hob.I-15
これもHob.I-32に続いて中間2楽章が入れ替わったような構成。
第1楽章 ホルンも加わる2分余りのまったりとした序奏の後に飛び跳ねるが如く
活発な主部が展開されますがそのうちまた最初の序奏に戻るというお茶
目(笑)な構成。
第2楽章 3部形式のメヌエットで、ホルンも加わるAとチェロ、バイオリンソロ
の対話が印象的なBが交互に演奏される。
第3楽章 チェンバロと弦楽器よるしめやかな曲。雰囲気も良いがちょっと単調に
なり勝ち
第4楽章 ゆったりした舞曲風な第2テーマが美しい終曲。
227 :
予定表:03/03/23 20:22 ID:???
お久しぶりの予定表ですが、今週は
3/24(mon)-3/25 交響曲第31番ニ長調 「ホルン信号」
3/26(Wed)-3/27 エマヌエル・バッハの交響曲-5
3/28(fri)-3/29 交響曲第39番ト短調
の予定です。
ただし、
>>1の健康上の理由から、
連載がずっと続くかどうかはまだ未定です。
229 :
186:03/03/24 00:15 ID:uviJVHG8
明日以降の予定もでましたが、復習シリーズ最後に3曲アップしておきます(笑)
Hob.I-3
第1楽章は序奏無く、弦楽器主体でホルンや木管がそれに絡むもシンプルな展開。
第2楽章、やや憂いを含んだテーマが弦楽器群によって提示されモーツァルトの短
調の交響曲/協奏曲の緩徐楽章を思わせる感傷的な旋律が切々と流れます
第3楽章ホルン・オーボエが弦楽器に絡むトリオがチャーミングなメヌエット。
第4楽章イキのよい音楽。対位法的な技法がふんだんに用いられ、短くも充実した
終曲。
第2楽章の感情に訴える音楽、終楽章の主題が積み重なって行く様は見事
ですが全体的にちょっと地味?(笑)
230 :
186:03/03/24 00:17 ID:uviJVHG8
復習編ラストです(笑)
Hob.I-6
第1楽章 湧き上がってくる様に登場する序奏の後、木管も主題を分担する主部が。
弦楽器・木管群・金管群の対比も鮮やか、時折用いられるピチカートも
効果的です。
第2楽章 「靄」の描写?かと思われる弦楽器群をバックにヴァイオリンソロが切
々と歌い上げる印象深い楽章。ほとんど「ヴァイオリン協奏曲」の緩徐
楽章。
第3・4楽章 フルートのソロが効果的に用いられ締め括られます。
これまでの曲に対して木管・金管等の効果的な使用によって色彩感豊な
作品となり、聴いていて面白い。初期の交響曲の中で6・7・8番は録
音も突出して多い(小生の知る限りでもマリナー盤、クレー盤、ピノッ
ク盤、アーノンクール盤等々)のですが、それもむべなるかなと思わせ
る名作と思います。
Hob.I-7
第1楽章 木管と弦楽器の遣り取りも印象的な序奏部からヴァイオリン+チェロの
ソロパートの扱いに上手さを感じる主部へ。
第2楽章 バロックの協奏曲風な明暗のコントラストが明快な前半から古典派チッ
クにヴァイオリンのソロにフルートソロが効果的に絡む。
第3楽章 チェロパートの活躍が印象的なトリオを含むメヌエット。
第4楽章 フルート・ヴァイオリンのソロが活躍する活気溢れる終曲。
こちらも6番同様ソロの見どころも多く多彩な秀作かと思
われます
ホルン信号にはじまる第1楽章。ホルン信号の主題につづく移行部の充実は見事です。一方
第2主題はフルートソロがスケールを舞っていきます。ホルン一本調子ではないですね。
展開部の充実もなかなか見事。再現部は小気味良く短縮されていて、もたれません。
2楽章はマターリとしたアダージョ。かなり良い楽章です。ヴァイオリンがゆったりと弾き
始めた後、ホルンの音色が曲を美しく飾っていきます。呈示部終わりの彼岸のような雰囲気
や、締めのチェロ独奏がまた美しいです。この楽章も展開部が凄いです。ゆったりとした
ホルンの吹奏からはじまり、弦楽器を中心に主題が絶妙に展開されていきます。
3楽章は勢いの良い結構普通のメヌエット。少しばかり野趣があり、優雅とはまた少し違う
感じです。トリオは、ノリの良いメロディにいろんな楽器のソロが乗ってとても愉快な音楽
です。
第4楽章はハイドンお得意の変奏曲です。モデラートでマターリと主題が呈示され、変奏さ
れていきます。ただ私の個人的な意見としては、フィナーレで変奏曲というのは、あまり好
きではないですね。コントラバスの変奏にたどり着くと移行部が奏され、プレストのコーダ
に突入し、最後の最後でホルンの主題が現れ、全曲を締めくくります。
>>186 ついでだから、8番まで行くのはどうでしょう。
233 :
186:03/03/26 07:39 ID:NEe8xgCQ
ついに再開ですね。
Hob.I:31、なかなか聴き応えのある作品ですね。
1楽章は一見ホルン主体に見えて実はフルートも同じぐらい活躍し「ホルンとフルート
の為の協奏交響曲」といった趣も。2楽章もホルンと共にヴァイオリンソロがイイですね。
第3楽章もハイドンらしい温かみのある良いメヌエット。4楽章の変奏曲も8番迄の作品
の短い終楽章と比べると格段の充実の方を強く感じます。
整理番号Wq.182、ハイドンの尊敬する大先輩、エマヌエル・バッハ氏の“ハンブルク交
響曲集”から5番です。ハイドン・コンテンポラリー・シリーズです。
第1楽章の忍び寄るような出だし、見事です。それに答えるトゥッティ、経過部へと実に
自由に充実した技法で隙なく構築されています。エステルハージ宮廷のハイドンに比べて
やはり都会(ベルリン、ハンブルク)の洗練された書法が素晴らしいです。
第2楽章はひっそりと咲く小花のような感じ?何より音色がデリケートで、楽想が弛んで
ふわふわと浮かんでいるような感じです。
第3楽章は、これがまた名曲です。勢いよく力強いトゥッティからはじまり、それに鋭い
楽想、流れるような楽想が我先にと飛び出してきます。ハイドンを上回る才気です。
全体を通して結構な傑作でした。特に洗練度、これが言葉に尽くしがたい素晴らしさを
秘めています。
235 :
名無しの笛の踊り:03/03/27 05:47 ID:0hjiKz0K
エマヌエル・バッハのWq.182はどの演奏で聴かれていますか?
小生のエマヌエル・バッハ作品の手持ちはレオンハルト(VIRGIN)&コープマン(ERATO)共に
Wq.183なのですが、Wq.182は余り見掛けないように思いますが現在入手出来るのでしょうか。
236 :
186:03/03/28 07:42 ID:fVmASyfs
エマヌエル・バッハのWq.182のCDが手許にないので(>235は小生です)ヴァンハル
(VANHAL 1739-1813)の交響曲集第2集(NAXOS 8.554138)から交響曲ニ短調(Bryan d2)
を聴きました。ホントは第1集から聴きたかったのですが入手出来ませんでした(苦笑)
復習シリーズで聴いてきたハイドンの初期交響曲に雰囲気似ていますね(笑)2楽章での
オーボエのソロなどなかなか聴かせます。展開部がハイドンよりちょっとシンプルにも思わ
れ、3楽章も突然ふっと終わるところが物足りないかとも思われますが、他の団体の演奏を
聴くと印象が変わるかもしれません。
演奏会でもう少し取り上げられても良い作曲家ではないかと思います。
>Wq.182
ホグウッドが6曲ともやってたんでは?
選集ではAAMBとヘンゲルブロック&FBOがある。
238 :
1:03/03/28 16:39 ID:???
この曲、大傑作です。シュトゥルム・ウント・ドランク時代の幕開けを声高く宣言する曲だ
と私は思います。調性はg-mollですが、有名なモーツァルトのそれを越える充実感を持っ
ているのではないでしょうか。
第1楽章は静かに主題がうごめいているところから始まります。そしてトゥッティになった
ときのエネルギー、短調と長調の鮮やかな交代、スケールを駆け下りる音符の勢いが、美し
さと魅力を出しています。そして展開部の充実。これは並のものではありません。筆舌に尽
くし難い、とはこの様なときに使う言葉なのでしょう。
2楽章は変ホ長調のマターリとしたアンダンテ。のんびりとしていて、結構愛らしい曲です。
実に有機的で、単純な曲なのに全く飽きがきません。小規模な展開部も結構魅力的です。
3楽章は憂いのある上品なメヌエットです。このメヌエットの渋みはたまりません。一角一
角が、きちんと描かれています。トリオにはいると、一転、明るく牧歌的で、管楽器が活躍
します。聴いているとなんだかカワイイ曲でもあります。
第4楽章は大作で、比較的軽いフィナーレで終わるこれまでの交響曲とはひと味違います。
堂々たる威容、パッションの激しさ、その勢い、その規模。全曲を締めくくるのにこれほど
力を注いだのはかなり革新的なものなのではないでしょうか。
240 :
1:03/03/28 16:44 ID:???
>>236 ヴァンハルもいいですね。また今度聴いてみることにしましょう。
241 :
186:03/03/28 21:12 ID:fVmASyfs
早速のレス感謝です。
>>237 ホグウッドですか、まだ現役ですかね。ヘンゲルブロックは勢いがあって面白そうですね。
ところでAAMBって何処の団体ですか?
>>238 失礼、見逃していました。NOXOSだったのですね。今度ヴァンハルの第1集と一緒に探して
みます。
242 :
186:03/03/29 10:47 ID:4f390056
昨晩といいますか早朝3時半からNHK-BSでハイドンのパリ交響曲のライブ映像
を放送していました。
3:38.30 ハイドンの“パリ交響曲集”
「交響曲 第82番 ハ長調 “くま”」
「交響曲 第87番 イ長調」 ハイドン作曲
(管弦楽)カメラータ・ザルツブルク
(指揮)ロジャー・ノリントン
ハイドンの交響曲で映像付きというのも珍しいですがノリントンの個性的な指揮姿
&演奏コンセプト(モダン楽器+古楽奏法)もあいまって楽しめました。
243 :
186:03/03/30 18:20 ID:4qwyMgR/
>>198 今日近所のHMV覗いたらガーディナーのテレジアミサ(+ネルソンミサ、テ・デウム)
を購入(2CDで\1,680)、早速Agnus Deiを聴いてみました・・・まんまモーツァルト
の交響曲25番冒頭でした。偶然の一致か年若い天才に敬意を表してのパロディか判断付き
かねます(笑)。
それはさて置きハイドンのミサ曲はハルモニーミサ(クイケン指揮)しか聴いたこと無
かったのですが、曲も演奏も良さそうなのでネルソンミサ共々これからじっくり聴かせて
頂きます。
244 :
186:03/03/30 20:30 ID:4qwyMgR/
Hob.I-39を聴きました。疾風怒濤期に入ったということでこれまでのドラティ盤
に加えて(1)D・ソロモンス&レストロアルモニコ(2)ブリュヘン&啓蒙オケ
(共にオリジナル楽器使用)と聴き比べられるようになりました。今回はソロモン
ス盤からの感想です。
1楽章 弦楽器主体で序奏なし、短調ということでもこれまでにないドラマを秘め
た主題に引きつけられます。古楽奏法を導入した所為か強弱の幅も広く、
曲中の休止が長めに?とられ効果を上げています。
2楽章 一転、穏やかな&伸びやかなアンダンテ。イイですね、和みます。
小生この言葉はあまり好きではないのですが「癒される」感じ(笑)
3楽章 幾分やるせなさも感じさせる主題とトリオ部分の和やかさ(ホルン&弦楽
器の絡みが微笑ましい)のコントラストがイイですね。
4楽章 再び1楽章同様の彫りの深い音楽。目まぐるしく駆け回り、ふっと沈み込
んだかと思うと急に音量を上げまた駆け回る・・・といった風情。短調のま
ま結ばれ、従来の曲では感じられなかったズシリと思い感触が残ります。
ドラティも相変わらず高打率ですが、この曲に関しては古楽演奏組の方が強
弱の振幅が大きい所為かやや分が悪いかも。
Hob.I:39そのものについてですが、1さんと同様、これまで作品ン群とは一線
を画すなかなかかの秀作と思われます。この後の曲が楽しみになってきました。
245 :
名無しの笛の踊り:03/04/01 07:33 ID:YPHlGHoU
何だか一人で調子に乗って書き込んでいるようで申し訳ありません。
1さん体調がすぐれないそうですが大丈夫でしょうか?
場合によっては一度中断した方が良いかもしれませんね。
「予定表」は出ていませんが次に取り上げると思われる曲の感想を書かせて頂きます。
Hob.I:29は(28と共に疾風怒濤期集に含まれないため)再びドラティで聴きました。
第1楽章、何処かのどかさと親しみやすさを感じさせる曲調。Hob.I:39とは随分
違うキャラです。
第2楽章、アンダンテ。チャンバロのチャーミングな合いの手も効果的でこういって
はナンですがメルヘンチックな印象すら受けます。
第3楽章、派切れの良いリズムに乗ったメヌエット。トリオではふっと音量を落とし
ホルンが彼方でで角笛を吹いているような表現。
第4楽章、弦楽器主体に滑らかに流れ行くような曲調。バロック音楽にも似た雰囲
気がありますが、途中でふっと音量を落とし憂いを帯びた表情を見せるところが印
象的でした。
以前の作風に戻ったような曲調ですね。
悪い出来ではありませんが今後続く疾風怒濤期の作品群と比べると印象薄いかも。
>>243 テレジアミサのアニュスデイはどうしてもモーツァルトにしか聞こえませんよ
ねぇ。でもいきなり短調のアカペラになるので感動的ではあります。
個人的にはマリアツェルミサが好きです。いきなりキリエがソナタ形式 ^^;
疾風怒涛もいいですが、ピアノ協奏曲(Hob.18-11)とかを書いていたころの軽
めで自在な曲想が気に入っています。
247 :
予定表:03/04/01 11:00 ID:???
大変遅れまして申し訳ありません。
予定表です。今週は
3/31(Mon)-4/1 交響曲第29番ホ長調
4/2(Wed)-4/3 エマヌエル・バッハの交響曲-6
4/4(Fri)-4/5 交響曲第28番イ長調
の予定です。
ただし、
>>1の健康上の理由から、
連載がずっと続くかどうかはまだ未定です。
でも今のところはまだ大丈夫です。
>>245
悪くない、まずまずの一曲です。ドラティよりフィッシャーを取ります。全体を通して室内
楽風のマニアックさが心地よいです。
第1楽章は快速楽章ながら、ゆったりとした第1主題に始まります。小規模のソナタです。
この主題、室内楽風でとってもいい感じです。ようやく高音域にヴァイオリンが入るときの
爽快感は空を仰ぐような感じです。展開部も気の利いた室内楽風の展開で充実感を残します。
ただ逆になんだかあまりぱっとしない楽章といえば、そうかもしれません。
2楽章はちょっと鼻歌気取りの(?)アンダンテ。なんだかいろんなことをしているので、
聴いていて愉快な楽章です。緩徐にしては、展開部も充実。おたのしみあれ。さらに(善し
悪しは別として)ドラティはチェンバロのおまけ付きです。
3楽章はひらりと流れるようなメヌエットです。実に優雅です。対主題のホルンの音色も綺
麗です。トリオは雰囲気一転、薄暗い伴奏のみの音楽です。一説によると、フルート独奏だ
ったのがフルート奏者が解雇になり、ハイドンが自分でソロをやったのだとか。
第4楽章はハイドン中期の勢いの良さが出た、ノリの良い楽章です。第1主題は何となくス
ムーズ出ないような気もしますが、かまわずプレストで突っ走ります。第2主題(?)の
上昇スケールは聴いていて爽快です。
整理番号Wq.182、ハイドンの尊敬する大先輩、エマヌエル・バッハ氏の“ハンブルク交
響曲集”から6番です。ハイドン・コンテンポラリー・シリーズです。
第1楽章の明るくのびやかにはじまります。つづくのは刻みをモティーフにした楽想です
こちらの方がより展開されます。いつも通り展開が実に多彩で、この楽章は何より華やか
です。しかし、南方の華やかさとは違い、いつも型にはまっているという感じがします。
第2楽章は重い低弦によって始められ、ヴァイオリンがその上を歌っていきます。低弦と
高音弦の対話のような感じを灯しています。
第3楽章は、角々したゴツイ主題を用いています。それを通走低音のリズムが刻みます。
ゆったりとした楽想も現れますが、やはりゴツイ主題が主調になっているようです。
それほど良いとは思えないですが、まあ、まずまずの出来の曲ではないでしょうか。
250 :
186:03/04/04 07:43 ID:ptlYCi3n
フィッシャーのハイドン全集が再び店頭に並び始めましたね。
昨晩タワーレコードで購入し(\9,990)29番を聴いてみましたがカッチリ&キビキビ
したドラティよりもっと自在で軽やかな印象を受けました。
28番以降は双方を聴き比べて行こうと思います。
>>250 全集、やっと手に入れました。
39番イイ!、44番「悲しみ」ちょっと期待はずれ・・・、53番「帝国」ちょっと
まったりすぎかも、60番「うかつもの」まずまず、73番「狩」これもけっこう
いいかも・・・
さすがに演奏の質にけっこうばらつきがありますね。録音日で1999年
以降の一番新しいやつが演奏録音ともいいみたい。
252 :
186:03/04/04 22:25 ID:ptlYCi3n
>>251 おお、同志(笑)
個人的にはHob.I:59「火事」とHob.I:87がまぁまぁだったので良いのではないかと。
ノリントンが全集作ってくれたら言う事ないんですがねぇ。
2000年以降の録音ということでHob.I:38から聴き始めましたがそれ以前の録音に比べて
ナンか吹っ切れてますね。ひょっとしてジンマンのはちゃめちゃなベートーヴェン全集
を聴いて肩の力が抜けたとか(笑)。
>>252 確かに録音年代によってスタイルが違うのは謎。
後、紙ケースに誤表記がいくつかあるのはまぁご愛嬌か?(奇跡が間違ってる)
254 :
名無しの笛の踊り:03/04/05 22:51 ID:Fvz4fzC+
はじめまして。全集はまだ揃ってないんで、ずっとロムだけしてました。
中古でニンバスのを3箱買ってしまったので、全集はドラティを買いまつ。
>>253 ニンバスの頃から、102番が「奇跡」になってますね。
ブリリアントになっても直ってないんでしょうか?
255 :
186:03/04/05 22:58 ID:VVwc1v3v
>>254 どうもはじめまして。
>ニンバスの頃から、102番が「奇跡」になってますね。
>ブリリアントになっても直ってないんでしょうか?
その通り。
で、96番には「奇跡」の表示がない・・・う~む何だかなぁ。
256 :
1:03/04/06 13:21 ID:???
今週末と来週はすこしばかりとりこんでおりますので
28番を次回に回しつつ、1週間ほどお休みをいただきます。
どうもすみませんです。
257 :
186:03/04/07 01:34 ID:SBY+A4kr
1さん、復帰をおまちしています。
それまではハイドン交響曲ネタでフリートークでしょうか?
小生は8番~23番までの「復習」+αに充てさせて頂きますです。
258 :
1:03/04/07 08:44 ID:???
>>253>>255 これは先代のスレあたりでてきたのですが、
シャンデリアが落ちてきたのは本当は102番の演奏会だったから
だそうです。
259 :
186:03/04/07 08:47 ID:SBY+A4kr
>>258 なるほど~ってかその話題見逃してました。
ちゃんと理由があっての措置だったんですねぇ、失礼しました!
260 :
186:03/04/08 07:15 ID:qw9Vu8if
age
1さんじゃ無いけど、健康を害して5週間ほど入院してました。入院前は査察の話題
ばかりだったのに、戻って来たらバグダットが陥落しててびっくり。でもこのスレが残ってて
うれしいです。
>>253 去年の9月にアイゼンシュタットのハイドンターゲに行った時、フィッシャーの公開
インタビューがあって、全集の演奏スタイルの違いについて説明してました。
オーケストラの創立された頃はハンガリーはまだ共産主義で、オーストリアとハンガリーの
両国のメンバーが一緒に演奏する事自体が珍しかった。だからオーストリア=ハンガリーの
伝統的な演奏スタイルを目指していた。
96年以降はアーノンクールに刺激されて、ハイドンの演奏スタイルを重視するようになった。
それ以前の演奏は悪いとは思わないが、今の自分のスタイルではない。だから演奏会に
過去の演奏を期待するとびっくりするかもしれない、ということでした。
フィッシャーとハイドンフィルは3月7日にウイーンの楽友協会で「時計」と88番を
演奏しました。地元紙でも「こんな生き生きとした楽しいハイドンは、楽友協会でも初めて聴いた。」
と、かなり好評だったようです。ORFが中継したらしいので、日本でも放送してくれないかな。
263 :
あげ:03/04/11 09:58 ID:???
良スレage
264 :
186:03/04/11 23:26 ID:hu2j5pSM
>>262 貴重な情報有難うございます。
全集録音の過程で意識的にスタイルの変換があった訳ですね。
録音開始から終了まで期間が長かった(13~4年以上)ことが結果的に古楽ムーブメント?
の洗礼を受けることになったのでしょうね。有る意味「時代の証人」みたいな。
個人的には現在のスタイルで全曲録音して欲しかったが・・・無理ですね(笑)
ホグウッドの全集が完成すれば面白そうなんですが何だかリリースが止まって
いるようで完結が危ぶまれますね。
>>264 ホグウッドの完成はもうないでしょう。DECCA自体元気ないし。
なんだかんだいって、ホグウッド盤は重宝しています。自分は結局ホグウッド
を聴くことが多いですね。
個人的にはラトルが大量に録音してくれたらうれしいんだけど。「うかつもの」
のあのノリで。
266 :
186:03/04/13 17:06 ID:l98ZyrXX
>>265 ホグウッドの全集無理ですか。
古楽器による全集がないので期待してたのですが。
>>個人的にはラトルが大量に録音してくれたらうれしいんだけど。「うかつもの」
>>のあのノリで。
最終楽章の途中で演奏者が調律を始めたのを指揮棒叩いてカツ入れるところ
面白い演出でしたね。「うかつもの」自体が「音楽の冗談」的曲なのですが
その面を生かした演奏だと思いました。
ベルリンフィルよりは啓蒙オケ(以前FMでハイドン・プロでの共演を放送
)あたりと中期の交響曲を録音してくれると面白いと思います。
267 :
予定表:03/04/13 17:29 ID:???
お話も盛り上がってきたところで
今週の予定表です。
4/14(Mon)-4/15 交響曲第28番イ長調
4/16(Wed)-4/17 バプティスト・ヴァンハルの交響曲1
4/18(Fri)-4/19 交響曲第38番ハ長調
の予定です。
ただし、
>>1の健康上の理由から、
連載がずっと続くかどうかはまだ未定です。
しかも、なんだかレヴューがなんだかマンネリ化していないか
と悩める今日この頃です。
>>267 読んでますので、続けてください。
私は、パワーアンプが逝ってしまったので(ヒューズ?)しばらく音楽が
聴けません・・・せっかく全集買ったばかりだというのに。
まずまずの出来の交響曲です。ドラティとフィッシャーではドラティが自然で良かったので
そちらを採用して書きました。
第1楽章は静かなのソロからゆっくりとのんびりと始まります。トゥッティが間合いをとり、
もう1度主題を呈示した後、主題の展開に入ります。そして第2主題も。展開部は結構短く
素材を少しだけ展開した後、壮麗な再現部に入っていきます。
2楽章は静かなポーコ・アダージョ。ゆったりとした曲で、お疲れのときに聴くと良さそう
です。本当に良く“静けさ”というのを出しています。
3楽章はヴァイオリンの2本の弦を同じ高さにとり演奏するという新機軸を持っています。
効果は結構気に入っています。もちろん音楽自体も前向きで好きです。しかも飽きが来ない
様にはやめにぱっと終わる引き際も見事です。トリオは一転、弱音でなんだか暗い美しい
ながらも不気味な音楽です。
第4楽章はフィナーレらしい1楽章。最初にフーガもどきが現れつつもすぐにトゥッティに
解消します。いろんな技法を組み入れて、それを大きな鍋で料理している感じです。
また~り
てか、プレヴィソで全集つくってくんねえか。
途中で放置は嫌だよ。せめてロンドン・セットだけでも。
な、完成してくれ頼む。
整理番号Bryan A9とあるヨハン・バプティスト・ヴァンハル氏の交響曲です。
ソースはまたまたそこら辺にあったナクソスのヴァンハル第1集です。
ニコラウス・エステルハージ・シンフォニアが演奏しているです。
初っぱなから実に晴れ晴れしい1曲です。しかもファースト・ヴァイオリンの
マターリ甘いメロディーがそれにつづきます。ただヴァイオリン1本調子とい
うイメージが強く残ってしまうのも事実かもしれません。展開部は聴いていて
結構楽しいです。この楽章を通して結構お気に入りです。
ヴァンハルも第2楽章へはアタッカです。この時代アタッカが多いのでしょう
か?一変して低弦や木管の音色を良く活かした充実の音楽です。メロディーが
甘いのは1楽章と同じで、なるほどそういう作曲家なのかな?と。
3楽章へもアタッカ。出だしは少し弱く、単調な感じですが、その後は金管を
含めた大きな編成を十分に駆使した、なかなかのフィナーレです。最後の最後
で1楽章を回想するのもなかなかカワイイです。
また~り
275 :
山崎渉:03/04/17 15:47 ID:???
(^^)
277 :
186:03/04/18 07:51 ID:/jCM7kn5
>>269 Hob.I:28聴きました。
私もメリハリのあるドラティの方が聴きやすかったのですが、
チェンバロの音がハッキリ聞こえて来るのがなんとも(笑)
1・4楽章は主題がそんなにイイと思わなかったので今一つ
入り込めなかったのですが2楽章は良いですね!
この楽章だけ疲れた時に聴き返すかもしれません(笑)
良い出来の交響曲です。ドラティとフィッシャーとブリュッヘンではあえてドラティを選び
たいと思います。2楽章から“エコー”というあだ名が付いてますです。
第1楽章はこれまた豪勢なトゥッティからはじまります。この時代としてはハイドン特有の
豊かなオーケストレーションです。確固たる立場を維持する第2主題、素材豊かな展開部、
と、かなり質の高いソナタを聴かせていただけます。ちなみにフィッシャーは展開部以降を
繰り返しているです。
2楽章は静かで平和なアンダンテ。エコーの手法が豊富に多用されていて、それでいて、あ
まりしつこさを感じさせないところがいいところです。あまりあれこれ書き連ねぬのが良い
でしょう。
3楽章は結構普通のメヌエット。トリオがオーボエのソロで優雅なのがいいところです。
第4楽章はひょいひょいとヴァイオリンが飛び跳ねるところからはじまります。出だしは?
と思わせておいて、気がつくと見事なフィナーレが展開されていると、なんだかそんな感じ
です。第2主題のそして展開部の、オーボエソロにはかなり惹かれます。
>>278 「アプラウスス」の CD を聞いたら、序曲として38番の先頭2楽章が使われていて
それがなかなかいい演奏でした。ただアプラウスス本体はあんまり感心せず‥‥ ^^;
そういえば、あのCDに入ってましたね。Opus111。
これは聴いて見なければ。
でもアプラウススは名曲ですよ。ちょっと冗長だけど。
>>279 KOCH Schwan の方が演奏荒いけど、魅力的。
(^^)
282 :
山崎渉:03/04/20 03:16 ID:???
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
283 :
山崎渉:03/04/20 07:02 ID:???
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
284 :
予定表:03/04/20 08:02 ID:???
今週の予定表です。
4/21(Mon)-4/22 交響曲第58番へ長調
4/23(Wed)-4/24 バプティスト・ヴァンハルの交響曲2
4/25(Fri)-4/26 交響曲第35番変ロ長調
の予定です。
ただし、
>>1の健康上の理由から、
連載がずっと続くかどうかはまだ未定です。
1*-37*-18*-2*-4*-27*-10*-20*-17*-
19*-107*-25*-11*-5*-32*-15*-
3*-6*-7*-8*-36*-33*-9*-108*-14*-
40*-12*-16*-34*-72*-13*-23*-22*-21*-24*-30*-31*-
39s*-29*-28*-38s*-58s-35s-59s-49s-26s-41s-
65s-48s-44s-43s-52s-42s-47s-45s-46s-51s-64-50sh-
55h-54h-56h-57h-60h-68h-66h-69h-67h-61h-53h-63h-
70h-75h-71h-62h-74h-73h-
76-77-78-79-80-81-
パリセット以降はいちおう終了。
285 :
bloom:03/04/20 08:02 ID:kZ2hiNK6
息の長いスレだね。
マタ~~~~リ
>>279 Opus111のapplausus付属の38番、確かに名演でした。
音がスマートでいいですね。チェンバロの音もイイ!
ただ本編に入ってからはこのチェンバロがあだ花になっちゃうのですけど。
平凡な出来の地味な交響曲ですが、なぜかブリュッヘンで“聴き込んで”しまったため、こ
の曲の良い点しか述べられなくなってしまいました。なんだかベタほめですが、ごめんなさ
い。
第1楽章は静かなに何の変哲もなくはじまりますが、この第1主題部には、魅力というか、
小さな感動的な瞬間がちりばめられています。心を得た変奏、スケールのなだれ、みずみず
しくて大好きです。短いながらの展開部、さらに展開される再現部、集結直前の切り返しな
どとっても魅力的です。
2楽章は静かなアンダンテ。出だしの主題にはまってしまいました。低音のスケールがツボ
を得てます。その後はといえば、ふっくら柔らかい展開で、とっても美しい仕上がりになっ
ています。刻みの上を乗降するスケール、美しいです。エコーのように進んでいく後半も、
前半の魅力をたっぷり伝えてくれます。
3楽章は身も軽げなメヌエットです。弱拍の強調がチャームポイントです。ホルンの豊かな
伴奏が良いです。変わってトリオは、静寂を極めた不思議な歌が歌われます。
第4楽章は飛び跳ねたり、引っかけたスケールがズダーっと降りてきたりでおもしろい1曲
です。木管とホルンの伴奏が豊かなのがポイントです。展開部は結構ふつう。最後は展開部
以降を繰り返して、飛び跳ねて終わります。
289 :
186:03/04/22 07:40 ID:hSAKHuOy
Hob.I:58、ブリュッヘン&啓蒙とソロモンス&レストロアルモニコで聴きました。
今ちゃんとした感想を書ける状況にないのですが、エキセントリックなところが無
い落ち着いた印象の曲ですね。ソロモンス盤の解説によるとこの曲の3楽章はバリ
トンという弦楽器(エステルハージー侯のお気に入りの楽器とか)の為の3重奏曲
Hob.Ⅳ:52の3楽章に転用されているそうです。
291 :
279:03/04/22 18:05 ID:???
>>287 すばやい! そうです Opus111 のです。この時期の祝祭向け交響曲はごちゃご
ちゃした印象の演奏になりがちで不満があったのですが、こんなにさわやかな
演奏もできるんだと知って見直しました。
58番はいきなり緩徐楽章から始まったかと思って驚きました。これでもアレグ
ロなんですね。この第一楽章、なんとなくアリアっぽいし、個性があっていい
んじゃないでしょうか。
292 :
186:03/04/23 06:40 ID:DW3JC50j
順番は前後しますがブリュッヘンで38番聴きました。
曲のレビューは1さんにお任せするとして(笑)
他の演奏に比べると重心が低い感じ、もっと後期の作品のような印象を受けます。
少し立派過ぎ?&渋く聞こえますが、聴くほどに例えばオーボエのニュアンスの深さ
とか味わい深いなかなかいい演奏ですね。
OPUS111のCDも今日帰宅時に探してみましょう。
293 :
(σ・∀・)σ:03/04/23 06:48 ID:Y4skyJj5
緊急浮上
整理番号Bryan C3とあるヨハン・バプティスト・ヴァンハル氏の交響曲です。
ソースはまたまたそこら辺にあったナクソスのヴァンハル第1集です。
ニコラウス・エステルハージ・シンフォニアが演奏しているです。
この作品、はっきり言って駄作だと思いますです。なんだかつまらないです。
今がレヴューを書く最後のチャンスなのですが、少しばかり精神的に追い詰め
られているのも起因して、ちょっと何も書く気が起きないです。本当にごめん
なさいです。長い道のり、まあこんなこともあろうかと…。
浮上
>>1です。いま、心身ともに死んでいるです。。。
レヴューのアップはしばらくおやすみします。
まったくすみません。
緊急浮上
299 :
名無しの笛の踊り:03/04/28 23:48 ID:nsXDCyc9
浮上
>>1です。
お休みは長引くかもしれません。
全集の途中で打ち切るのはあまりにもったいないので、
がんばって早く再開したいとは思っていますが…
ところで、“報いられた誠”の新譜は買いですか?
お買いになった方がいらっしゃれば、感想をおしえてください。
301 :
186:03/05/01 01:23 ID:6FKzRsBQ
1さん、お大事に・・・
Hob.I:35ブリュッヘンで聴きました。
1楽章:ずいぶんゆったりしたテンポ、主題は取りたてて個性的でもないですが音楽が立派に聞こえます。
ただハイドンが意図した演奏はこんな立派なものだったのかやや違和感がありますが
2楽章:割りにシンプルな曲調、やや暗い感じもしますがしみじみとした「慰め」に満ちた音楽。
3楽章:ホルンを伴いやや恰幅の良い主題とさらさらと流れる小川のようなトリオの対比が印象的。
4楽章:小さい音で蠢き→急に音量を上げ快速テンポ(弦楽器群の切り込みも快適)で盛り上る最後はフ
ッとストップモーションで終わります。
ヨッフムのロンドンセット聴いてるやつは参加不可?
この前、ブダペスト行ったときに、アダム・フィッシャーのハイドンオケの
演奏会を聞いた。実は、CDで聞いたこともなかったのだけど、
良い演奏会でした。曲は、ロンドン、Tp協奏曲、ベートーベン「運命」。
こんなに良いなら全集のCD買おうかなという気になりました。
305 :
186:03/05/03 00:27 ID:O75yil/d
今日「生ハイドン」聴いてきました。
演奏は鈴木秀美指揮オーケストラ・リベラ・クラシカ(オリジナル楽器使用)。
ハイドンの交響曲は13番&53番を演奏(他にモーツァルトのfl協奏曲)。
弦楽器の弱音が美しく、53番ではバロックティンパニの鋭い打ち込みが演奏を極めて彫りの深い
ものに。鈴木氏の指揮は時にはテンポ&音量を落とすなどサラサラ系とは一線を画すもの。
終演後チェンバロの通奏低音について質問したところ、「最近の研究ではハイドンは劇場用作品
のみチェンバロの通奏低音を使ってたらしい、自分のオーケストラではチェンバロ無しでいく」
とのことでした(ひょっとしたら衆知の話?だったらすいません・・・)。
この団体の演奏会、なかなか仕事と日程が折り合わず今回初めて聴きましたがまた聴いてみたい
と思います。
306 :
186:03/05/03 00:30 ID:O75yil/d
>>303 少なくとも1さんお休みの間はフリートークってことでスケジュール以外の作品の話も
OKではないかと。
307 :
186:03/05/03 00:33 ID:O75yil/d
308 :
186:03/05/03 00:40 ID:O75yil/d
>>305 事故レスです(苦笑)
×13番→○14番に訂正します。
またfl協奏曲は第2番の方でした~!
すいません。
309 :
304:03/05/03 00:42 ID:???
310 :
1:03/05/03 13:49 ID:???
sage
>>303 ヨッフム買おうか迷っているので、レビューしてくだされ。
>>304 うらやましい。ところでTP協奏曲のソリスト誰でした?
313 :
名無しの笛の踊り:03/05/07 03:24 ID:0eze6Mv0
AGE
314 :
__:03/05/07 03:26 ID:???
フィッシャー買いですか?
317 :
名無しの笛の踊り:03/05/12 03:30 ID:fCxrzRtF
age
318 :
名無しの笛の踊り:03/05/16 04:36 ID:KyH/fdEN
浮上
ホグウッドのハイドン、8巻がどこにもないようん。。。
320 :
名無しの笛の踊り:03/05/18 06:59 ID:YLD45swb
>>319 つーと8巻以外は全部持っていると・・・羨ましいっす
321 :
319:03/05/18 09:27 ID:???
全部っていっても、10巻までしか出てないけどね。
あのBOX、カラーリングが綺麗で妻にも好評。
ホグウッド盤は箱がいいねw
おいらは2巻から5巻が無い・・・中古屋にもほとんど出回ってない・・・
3巻、4巻あたりだったら、昨日神保町のユニオンで見たよ。
うぐ、東京か・・・
いいじゃないですか、8巻持ってるんなら。
328 :
山崎渉:03/05/22 04:42 ID:???
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
>>327 金山のサウンドベイにあったはず。ゲットしたら報告してくれ。
330 :
名無しの笛の踊り:03/05/24 18:12 ID:BDm83tIU
浮上
今日は67番と68番を聴きますた。
332 :
山崎渉:03/05/28 13:03 ID:???
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
どれが最高傑作かわかんない。
49番"La passione"の邦訳は、「熱情」or「受難」のどっち?
それとも、ほかにありまつか?
336 :
334:03/05/31 23:54 ID:???
337 :
名無しの笛の踊り:03/06/01 23:47 ID:hfwS2tY7
うかつもの、ヘンだけど面白い
8巻まだあったな(-。-) ボソッ
339 :
名無しの笛の踊り:03/06/04 00:56 ID:xFPsjuI8
取り敢えずVIRGINのクイケン指揮「ハイドン交響曲BOX」はお薦め。
340 :
名無しの笛の踊り:03/06/04 02:48 ID:eaQxnXdk
そうだね。ただ、26、52、53番という選択は、どれも傑作だけれども、
なにか、特別の理由があるのだろうか?
342 :
名無しの笛の踊り:03/06/04 23:17 ID:1ZM0wC7f
>>340 どうだろう、英文の解説が読めないのでその辺り不明(笑)
343 :
名無しの笛の踊り:03/06/08 01:08 ID:lwr+/ybD
以前マリナーの”20 NAME SYMPHONY”LPで良く聴いていました。
今聴くとどうだろうか・・・
>>343 懐かしいね。俺はFMエアチェックだったけど「火事」とかにぎやかで
楽しかったな。CDは出てるのかな?
ホグウッドの8巻をユニオンでゲット。
これで1から10まで揃ったわけだが、さて。
346 :
名無しの笛の踊り:03/06/08 23:46 ID:cJKfisQR
>>346 あ,そうなんだ。有難う。探してみます。
348 :
名無しの笛の踊り:03/06/13 00:01 ID:GGcoeBar
保守age
保守
350 :
名無しの笛の踊り:03/06/15 19:54 ID:rc/S81w9
保守
ハイドンの交響曲brilliantで買ったけど、
まだ一枚も聴いていない、というえおう。
では、さらに。
一日一枚。
ハイドンの交響曲brilliantで買い70番まで来ました。
食後の音楽にはなかなか良いでしゅね。
after ターフェルムジークって感じでしょうか。
o(・"・)o へぇー。
356 :
名無しの笛の踊り:03/06/15 23:13 ID:qkBSs7/v
他スレのコピペだが、単発物だが安価かつ秀演だそうな。
>安かったのでグローヴス指揮イングランド響演奏のハイドン Oxford, London,
>Paris の交響曲を収めたものを買ってみました。戴そうなことにジャケット
>には PENGUIN CD GUIDE TOP RECOMMENDATION のタグが貼りつけてありました。
>ともあれ、演奏は優美で良かったよ。
今日、音友のハイドン交響曲全集全12巻買ってきた。
いやぁ、これスゴク良いわぁ。解説はちょっと古いが最新情報は中野博詞の「ハイドンの交響曲」
で補完、と。スコア見ながらまた最初から聴き直すとするか。
>>357 また聞き直すのですか・・・・・
根性あるなあ。
いや本当にお好きなんですね。
359 :
名無しの笛の踊り:03/06/21 01:41 ID:PdU1Vlx6
浮上
>357
そのスコア、虫メガネいりませんか?
大版スコアほしー
102番ってニックネームなしですよね?
鰤の全集には「ミラクル」って入っとります。
>>361 鰤のスレ辺りでガイシュツだったと思うけど、シャンデリアが落ちたのは96番じゃなくて
本当はこっちだったという最近有力な説を採用したみたい。だからといって以前からの
ニックネームを変えて良いかという議論はあるけどね
364 :
名無しの笛の踊り:03/06/23 23:50 ID:Ci+o9BLi
>>362 それでなくてもハイドンの作品番号わかりにくいのに
買えないで欲しいよ~
方々軒番号で覚えておけば問題なし。
そういや弦楽四重奏曲の楽譜で「そよかぜ」とか「チェロ」とか勝手に仇名を
こしらえてるのがあったな。
368 :
名無しの笛の踊り:03/06/27 16:38 ID:KINkiyml
エラートから出てる
㌧コープマン指揮・アムステルダムバロック管弦楽団の
「疾風怒濤期の交響曲集」イイ!
哀悼、告別、受難の3曲組。
特に「受難」が出色。
マターリとしつつ泣けまつ。
鰤のフィッシャーはあらかた聴いたので、このボックスで音や演奏にやや不満が残った
初期録音のものから手始めに、別の演奏を集めていこうかと思いまつ
>>367 ならば交響曲全部に名前をつけてみる・・・なんてな。
このスレが落ちると悲しいのでage.
ところで先日ブリリアントの全集を44.99ユーロで売ってるのを見つけたよ。
でも送料含めると結構高くなるか。
372 :
名無しの笛の踊り:03/07/07 13:02 ID:ISE+6a2H
鰤。ハイドン全集購入しました。
age
373 :
名無しの笛の踊り:03/07/07 13:40 ID:jRTom8UC
進行中のナクソスをバラでコツコツ揃えてみようかと思ったり。
割高なのは分かってるんですけどね。どんなもんでしょ。
ドラホシュはベト全ではいい仕事してたけど。
374 :
名無しの笛の踊り:03/07/11 02:29 ID:1gNIPztF
age
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
378 :
名無しの笛の踊り:03/07/17 05:25 ID:4EPGdRcg
age
全集を聴くとどんな効用が現れそうですか?
夏休みもマターリいこう。
スレ主さんの音楽仲間ですが、
スレ主さんはご病気のためお亡くなりになったそうです。
ご冥福をお祈りいたします。
382 :
名無しの笛の踊り:03/07/20 10:43 ID:UzYVHf43
ハイドンの後期の交響曲って、ホント巧みなメロディーとハーモニーだね。
地味だけど、飽きない気持ちよさ。
横浜もわーずの塔にあったドラティの全集、この間見たときは
1万9,000円くらいの値札が付いてて絶対買いだ!と思ってたのに。
おととい行ってみたら、その上に2万4千うん百円の値札が貼ってあった…。
やっぱり間違いだったか…。
鰤の全集、ようやく今日90番でしゅ。やはりハイドン初心者には
50番くらいからが面白いでしゅね。
>>381 そうでしたか。
ここはハイドン初心者のわたしのよい道案内でした。
ありがとうございました。ご冥福をお祈りします。
>>381 久し振りにこのスレを覗き、絶句致しました。
ハイドンのシンフォニーと共に生を終える。
あまりに突然で悲しいことではありますが、素晴らしい締めくくりと思います。
1さん、安らかに。
>>387 同感。
1さんの遺志を継いで、ハイドンの交響曲について語るスレにしよう。
ところで、今度「軍隊」でトライアングルをやるんだけど、打楽器群がかっこいい「軍隊」
の録音教えて。参考にしたい。
>>388 これはもう、ブリュッヘンに止めを刺す。
情け容赦の無い叩かせ方だが、極限の美を生み出している。
1さんが最期に聴いた曲は、やっぱり「告別」だったのだろうか…。
ご冥福お祈りいたします。
ハイドン同様、44番「悲しみ」の第3楽章でも聴きながら。
394 :
名無しの笛の踊り:03/07/28 18:20 ID:ug5kVDZZ
だいぶん前にNHKのBSでやってたドホナーニ指揮の88番、見た人いる?
すごく良かった。
メンデルスゾーンの演奏でドホナーニには悪いイメージを持ってたけど、見直した。
それに、「モーツァルトよりもハイドンが上だ」っていう発言にも満足。
>>389,390,392
どうもありがと。
これらを参考に、しっかり練習します。
>>394 ドホナーニは88番ばっかり振ってるような気がする。もっと他のを振るべし。
397 :
名無しの笛の踊り:03/07/29 12:56 ID:gMj7wOU8
>>396 あ、そうなんだ。
好きでやってるから、いい演奏だったのかな。
ちなみに88番でお薦めの演奏ってある?
クイケンとフィッシャーのCDを持ってるけど、あまり気に入っていないので・・・。
さっきたまたま聴いたトスカニーニが良かった>88番
1938年録音
第2楽章のとてもゆったりした歌にびっくり
88番は俺もあまり聴いていないんだな。有名曲なので録音はいっぱいあるけどね。
だいぶ前にヴァイル盤(SONY)を聴いたことがあったど、けっこう良かった
ような。。。
88番は昔のエラーイ指揮者時代からよく演奏(っていうか、録音)
されていたというけど。
そういうエラーイ指揮者やブリュッヘン大好きの漏れだが、
この曲に関してはヴァイル/ターフェルムジークが最高だと思ってるよ。
第4楽章で頭クラクラ。
401 :
名無しの笛の踊り:03/07/30 21:00 ID:LRFj4mQ6
88番の3楽章から4楽章への流れを聴いていると、
ハイドンの音楽に対する純粋な気持ちが感じ取れる気がする。
個人的には激しいコンチェルト・ケルンの4楽章を一度聴いてみたい!
(単に暴力的な演奏になるかもしんないけど。。)
88番と言えばムラヴィンスキーが好き。
最近入手しやすくなったから、是非どうぞ。
ホグウッドのCD(1巻から5巻)どっかに売ってないですかね...
(^^)
朝昼晩!
ヴァイルの演奏ってどんな感じなんでしょ?けっこうたくさん録音でてる
みたいなんだけど。穏健派ですかね?
407 :
名無しの笛の踊り:03/08/07 09:02 ID:87mi5yn4
∩(゚∀゚∩)アゲ
408 :
独断:03/08/07 23:21 ID:DYWmMPO1
>>406 ヴァイルはアクセントの効いた強い音出しをするけど、アクセントが多すぎてリズミカルな感じが損なわれてる。
ただ、その欠点は打楽器やテンポやフレーズ感によって補われている。
その結果、「刺激的&重厚&そこそこ躍動的」という独特な演奏を生み出していると思う。
傑出した古楽器のハイドン演奏がない現状ではヴァイルはお薦めの部類だと思う。
ちなみに、ヴァイルの「王宮の花火」はかなりお薦め(ヘンデルだけど)。
409 :
名無しの笛の踊り:03/08/11 15:40 ID:kNnofRCm
よいしょ
>>399 88番はアーベントロートがダントツといえよう!
これさえあれば他はいらないくらいだ。
411 :
名無しの笛の踊り:03/08/11 16:11 ID:10NRfhDg
ハイドンの曲って日本人の完成には合わないんですかね?
CDの種類とか、顕著に少ないよね!
なぜなんだろう?
ロンドンでもパリでもハイドンはCDの種類が少なかったな。
ひょっとすると、人間の完成に合わないんか?
知性がない人の感性には合わないのではないかと。
414 :
名無しの笛の踊り:03/08/12 09:46 ID:VBAY+Z85
俺的には、少なくともザロモンセットなんかは、モーツァルトの
どの交響曲よりも優れてると思うのになー。
ハイドン、評価低杉。
後期の弦楽四重奏なんかも最高レベルの作品だと思うのに。
最近ドラティの全集が店頭に並ぶようになったね。再プレスされたのかな。
416 :
名無しの笛の踊り:03/08/12 14:03 ID:DSz6Id76
417 :
名無しの笛の踊り:03/08/12 20:12 ID:AwwM4OHg
全曲を通奏低音つき(というよりチェンバロ付き)で聞いてみたいな。
2チャソで話題になったヴェルディケの演奏を聴いてみたいのだが
どこにも売ってないんだな。
419 :
名無しの笛の踊り:03/08/14 00:51 ID:qDH43sZt
>>414 古典派の特徴が強い80番台もモーツァルトには及びのつかない領域のような気がする。
とくにメンドリは素晴らしい!
(ちなみに、ここで話題になってるヴァイルのメンドリはイマイチと思う)
初期の交響曲においても、「朝」はもちろんのこと、モーツァルトの初期作品なんかとは別格の作品が多い。
本当のクラシックとはサリエリであり、ハイドンであると、非難の嵐を覚悟で断言したい!
モーツァルトやベトに天才的な作曲技術や革新性があるのは認めるが、なにか不純なものを感じる。
ハイドン万歳!
全集など持ってないのだが、95番は短調の曲で素敵だ。
ハイドンにおけるモツ25と言っていいくらいにすばらしい。
しかも終楽章はなんと長調なんですよね。これをアンセルメ
の指揮で聴いて感動した。
>>419 おお、結構話のわかる人もいるもんですね。(ただ書かないほうがよかったかと)
いちおうレスすると、やはりこの時代は
サリエリ、ハイドン、チマローザ、パイジェルロなどのオペラ。その後、ロッシーニ。
モツ&ベト的凄さを書けない、のではなく
そもそも“書く気がない”というか、そんなの書いたら下品じゃん。
そういう古典派のスタンダードを知っておくと、モーツァルトのオペラが、タモリの
「世にも奇妙な物語」に見えてくる。(ま、だからこそおれはモツマンセーでもあるのだが、)
まあ王道というか精髄はサリエリ、ハイドンだと。
(おれもほんとうは書かないほうがよかった。)
104曲もあると途中で終わって後聴かなくなるので
52番~1番へ 53番~104番と交互に聴くことにしました
今50番聴いたので、55番聴きます。
>>421 俺は音楽史も知らないからそういう当時の気分はわからないが、
言われてみると納得してしまうな。まあ、進歩というのは異端から
生ずるのだろうが、当時の主流、王道はサリエリ、ハイドンだというのは
うなずかされる。教会音楽でもモーツァルトの後期作品ともなると、
魂の叫びがあまりに生々しすぎるのだ。
>>415 前に横浜塔で1万8,000円くらいの値札ついてたけど、
しばらくしてその上に2万5,000円くらいの値札が張り直されてた。
で、つい最近新宿塔で見たら、やっぱり1万8,000円ぐらいだった。
一体どういうことなんだろう?
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
426 :
名無しの笛の踊り:03/08/17 02:24 ID:qHulKBYI
最近ホグウッドの交響曲集聴きました。
なかなかイイ!!
「うかつもの」の終楽章は指揮棒を叩くところはラトルの演奏と同じでした。
こんな録音史に残るプロジェクトを「不況云々」で中断するユニバーサル、
「男」を見せて下さい。
age
>>420 ハイドンにおけるモツ25っていえば、39番ト短調!だと思われます。
ひとつ教えていただきたいのですが、デレック・ソロモンスとレストロ・アルモニコ
の録音はいくつ出ているのでしょうか?
話によると、全集録音計画だったらしいのですが、完成してないですよね?
431 :
名無しの笛の踊り:03/08/20 23:25 ID:PrEkzm6r
海外事情は分かりませんが国内盤では疾風怒濤期のアルバムが3セット
(2+3+3=8枚)しか見かけませんね。
あまり馴染みのない団体かつ古楽器のハイドンってことでやや時期尚早
の感もあり・・・イイ演奏だと思いますが。
今でも中古屋(ディスクユニオン)で良く見かけますが。
>>431 サンクスです。やっぱあまり出てないですね。いい演奏なのに残念です。
僕ちゃん思ったんだけど
ヤッパはいどんだけを無理して聴き続けるのは
おまり有意義とは思えんなー
時間がもったいないしー
ハイドン嫌いじゃないが取り敢えずリタイアする
まぁ確かに無理して聴く必用は全くないですな。もったいないけど。
毎日毎日ハイドン漬けで、漏れも本音を言えば、
正直飽きてきている。今日も、昼間は仕事しながら、
フィッシャーの1~5番を延々繰り返し聴いていた。
今はドラティの54~56番をヘッドフォンで聴きながら、
キーを叩いている。…そんな毎日…。
>>434 ore ha 1maimo kiite inai.
syourai kiku
437 :
名無しの笛の踊り:03/08/21 22:38 ID:u8Kivws1
皆さん、なんでハイドン「だけ」聴くんですか?
ここは「ハイドンだけ聴く人のスレ」ではなかった筈だが。
色々聞き比べてこそハイドンの個性も良さも分かるとおもうのだが。
1さんもわざわざ同時代の作曲家のレビューを書いていたではないで
すか。
フィッシャーのは演奏にばらつきがあってどうもなーって思います。
個人的には39番ト短調は最高だと思うが。
439 :
名無しの笛の踊り:03/08/21 23:08 ID:tmDFXtmU
>>437 あなたはすべてのジャンル、すべての作曲家の音楽を聴くんですか?
いずれにしろ、ある範囲に限定しているでしょ?
五十歩百歩です。
漏れは中世から現代まで、19世紀イタリアオペラを除けば殆ど偏りなく
聴いてるつもりだが、ハイドンに於ける知性と感性の絶妙の調和は、
音楽史上、類例がないレベルに達していると思う。
441 :
名無しの笛の踊り:03/08/21 23:47 ID:tmDFXtmU
一生のうちに聴ける曲数なんて高々知れてるよね。
>>441 そうでつね。
漏れはLP、CD合わせて高々8000枚位しか持ってないし、一通り聴いただけで
全てを聴き取ったとはとても思えないから、大きなことは言えないが、
乏しいこれまでの聴取体験からは、ハイドンの作品は平均的にかなりの高水準に
あるという印象が強かった。
モーツァルト、ボッケリーニ、J.C.バッハ、M.ハイドンなどの同時代の交響曲全集と
聴き比べると、特にそう思う。
これから、ミヤスコフスキー、ミヨー、シンプソン、フランケルとかの全集とも聴き
比べてみまつ。
死ぬまでどれだけ聴けるかなあ。
443 :
名無しの笛の踊り:03/08/22 00:16 ID:Zm8/OmVq
たくさんの種類を聴けば、必然的にひとつの曲を聞き込む回数は減るしね。
1日は24時間しかないし、1週間は7日しかない。
一生は100年もない。
難しい所ですね。
ベト全は42組聴いたけど、他の作曲家ではそんなことやってられないし。
時間を捻出するため、仕事をやめるしかないなと思ってる今日この頃です。
今日はドラティで57~61番まで聴いた。
デイヴィス=フィリプス版の軍隊で 足音聞こえるんですが?? 私だけ?!
今日はドラティの62~65番を聴いた。
>>446 こんせるとへぼう?
ハイドンに造詣が深い人、あるいは研究家って中野博詞氏と飯森豊水氏以外に
誰かいますか?(安田和信も?)
受難で癒され中
とりあえず鈴木秀美のシリーズは今一つですね
何枚か買いましたが、凡庸な感じがします。
ブリュッヘンの迫力、ワイルの機知、ホグウッドの華麗、グッドマンの緊張など
とくれべると、指揮者の個性があまり感じられず、ワンランク下な感じです。
プロダクションはいいのに惜しいところです。
もう一つ剥けないとね、、、
>>450 自己レス
くれべてはいけませんね(笑)
>>450 おいらも気になって「帝国」を買ったのですが、若干失望しました。クイケンっぽい
なぁ~って。ライヴというハンデもあるけどね。
古楽器では、前ここで誰かが推薦していたソロモンスかヴァイルが好きです。ホグウッド
もピノックもブリュッヘンもいいけど。
453 :
450:03/08/27 23:03 ID:???
>>452 そうですね。私もワイルが好きです。
なんというか、楽譜を演奏してるだけで、旋律をきちんと噛砕いてないというか
未消化というか、乗りが悪いというか、、、
おそらく指揮者の腕力不足が原因でしょう。
ライブはハンデというよりメリットの場合の方が多いと思うんですが。
この演奏の質であれだけ広告したり、プロダクションに手間をかけるのが
いまいち腑に落ちないところです。
今どき売りたいのなら、いい演奏を取上げるという大切なところを押えないと、、、
個人的には期待してたのに、肝心の演奏が期待外れだったので、あえて辛めの意見を
>452
クイケンはもう少しきびきびしてるじゃあないか?
>453
たしかに指揮者がいる必然性を感じる演奏ではない
古楽器の録音がいろいろあるなか、地味で普通の演奏だけでは注目されんと思う
99番の2楽章が好きです。
どなたか、おすすめ盤のご教示を。
456 :
名無しの笛の踊り:03/08/28 13:48 ID:Vv5iaV1U
>>450 鈴木秀美はダメぽ。
モンテベルディの演奏なんかはダメダメ。
一瞬「これ日本人の演奏?いいんじゃない?」って思うけど、すぐにサルマネだってことが分かる。
(モンテベルディに関してはアンサンブル・エリマあたりのパクリっぽい)
サルマネの演奏には、音楽の自然な力がない。
それは最近評判の長岡京室内アンサンブルにもいえるかも。
いつになったら日本人によるホンモノの演奏を聴けるのだろうか・・・。
知っている人は教えてください(マジで)。
457 :
450:03/08/29 21:23 ID:???
>>455 99番だったら、意外なところでベルグルンドなんかがおすすめです。
今手に入るかどうかはわかりませんが、ONDINEから出ている黄色いジャケットの
ものです。
92年の録音でオケはFinnish Chamber Orchestra。
響きの純度が高く、特に第2楽章のテクスチャーの変化が感動的です。
入手できたら、どうぞ。
秀美のモンテヴェルディ・・・
459 :
名無しの笛の踊り:03/08/30 00:41 ID:55WVn1Gs
雅明の勘違いだと思われ
モツやベトでは
ヴァイル=ヘタレが定説。
漏れもいろいろ買って痛い目にあったが
ハイドンだけは違うのか??
ヴァイルのハイドンは悪くない。
ケチをつけにくいが、+αがないなあ。
鈴木秀美のハイドンは、初期の曲においてもそれなりにインパクトあり、
今後に期待できる。
>>461 >鈴木秀美のハイドンは、初期の曲においてもそれなりにインパクトあり、
>今後に期待できる。
ちなみにどの曲聞いてそういわれてるんでしょう?
3枚ほど買いましたがいまいちだったので、最近の数枚は買ってません。
その最近のがよいというなら、買ってみようかとかと思いますが、、、
私自身は古楽器否定派ではありませんが、古楽器の演奏の中でも
インパクト不足の方だと思いますがね~
特にそうゆう思いを強く感じたのがチェロ協奏曲です
3楽章など慌てふためくような演奏で、速いテンポ
をとる余裕がないのに、無理やり速く弾いているような感じで
全く楽しめません。
人に勧めるにはそれなりに確信がないとすすめられません。
特に輸入盤が安く手に入るなか、わざわざ高い国内盤なわけですからね。
ヴァイルのハイドンは速くて生き生きとしているところがポイントか。逆に
それが欠点でもある。もう少し余裕と遊び心が欲しいところ。例えば、
ラトル、ブリュッヘン、アバドがそれぞれのやり方で面白いことをやっている。
>>462 おや、チェロ協奏曲DHMは名盤だが、と思っていたら、
リベラ・クラシカでも出してるのね。
ここはいいスレですね。
とりあえず、1さんのようなスタイルを続けるのは難しい
と思いますので、おすすめ盤の紹介などを通して、
情報交換をするのがいいんじゃないでしょうかね。
ちなみに、時計は好きな曲のとつですが
皆さんのおすすめは何でしょう?
私のおすすめは古楽器ではクイケン、現代楽器では、ヨッフム、デイヴィスあたりでしょうか。
ちょっとアバドに期待してたんですが、この前中古を手に入れたら、2楽章が
変ったテンポ感でちょっとなじめませんでした。
>>462 個人的には、43、44、53番は、ブリュッヘンの次、ピノック、ソロモンズより上、ヴァイルとはいい勝負、
13、14、15、31番は、これまでの最良と評価。
これは、ソロモンズは編成が小さ過ぎ、ピノックはチェンバロが邪魔、という個人的な好みもありますが。
清潔感があっていい演奏だと思いますよ。
これから何枚出るかわからないが、大いに支持したいですね。
467 :
名無しの笛の踊り:03/08/30 23:25 ID:sasAzcGx
>>460 ベトやモツの演奏は競争が激しいから、ヴァイルが相対的にダメに聴こえるのでは?
それに比べてハイドンの録音は少ないので、その中ではヴァイルは良い部類かと。
至高の演奏だと思ってる人は少ないと思う。
ちなみに、ヴァイルのハイドンで私がお薦めするのは47番です。
47番の曲調とターフェルムジークの機械的な響きが凄くマッチしていてカッコいいです。
>>467 偶然ですが、俺も47番はヴァイルが最高だと思ってます。特に終楽章ですね。
ブリュッヘンの疾風怒涛を好んでる方もいるのですね。自分的には重すぎて
ちょっと好きになれないです。「受難」の終楽章の突進だけは好きですが。
469 :
462:03/08/31 00:10 ID:???
>>466 なるほど、結構全般的に評価されてるんですね。
久し振りに、いろいろ取出して聴いてみました。鈴木秀美のもってるなかで
43番を中心に、ピノック、ホグウッド、ヴァイル、ブリュッヘン、グッドマンなどを
とっかえひっかえ聴いてあらためて、やはり鈴木秀美はワンランク下だと思いました。
ピノックは小気味よくきびきびした演奏で、特にこの時期のハイドンの演奏の
音色、影の部分に独特の魅力が、ヴァイルは古楽器としてはかなり力感の
表現が明確で、曲の構造が明確なものの、録音が乾き気味。
ブリュッヘンは力強く線の太い演奏、ホグウッドは華麗な音色で旋律の歌わせかた
が丁寧、グッドマンは中庸を得た中でも結構インテンポでたたみかける
迫力のある演奏などとそれぞれ特徴のある演奏です。
個人的には意外とホグウッドが好みです。(ヴァイルがいいと思ってた)
ホグウッドも結構ムラがあるので、いまいちの曲は結構いまいちだと思います(笑)
それにくらべると、鈴木秀美はテンポがべたっとしてて、遅めなのと
メリハリも弱く聞えます。
一番感じるのは、指揮者がどんな演奏をしたいかがあまり伝わってこないこと。
あとは、基本的に弦楽器の切れが悪く、全体に緩慢な印象があります。
というわけで、私はやはり、ちょっと評価できないという立場です。
>>467,468
たしかに、47番はヴァイルの良さが引立ってますね。
1楽章の出だしから、テンションかかって、最後まで乱れず、快演ですね。
470 :
名無しの笛の踊り:03/08/31 11:09 ID:K+SNQ+3U
ヴァイルの47番は、しょっぱなから情熱に満ちてるよね。
「ああ、こいつら、やる気満々だなあ。」と感じられる。
鈴木秀美やカラヤンのハイドンに欠如している要素と言ってもいいかも。
ヴァイルでも番号によっては事務的にこなしている感じのもあるけど。
※カラヤンのハイドンには別の意味で凄みがあり、けなしているわけではない
で、おまえらはヒコックスのハイドンは聴かないのですか?
うへ、ヒコックスは最近見かけないぞ。
ヒコックスはV=ウィリアムズのロンドン交響曲が最高っすね(脱線)
ヴァイルということでは、「パリセット」の中の86番がゴキゲンな演奏で
楽しいですね。曲自体かなりの名作だと思いますが。
474 :
名無しの笛の踊り:03/08/31 21:11 ID:V9EkXcha
agedou
age
477 :
名無しの笛の踊り:03/09/07 18:38 ID:5WscFQgg
ヴァイルの「王妃」(85番)を毎日聴いて、一週間後、カラヤン・ベルリンの同曲を聴く。
ぜひ、試してみて。
きっと衝撃的だと思う。
そして、カラヤンの凄さが分かると思う。
基本的にカラヤンのハイドンは失格だと思うんだけど、他の追随を許さぬ凄さがある。
王妃っていまいち好きになれない曲の一つだな。
479 :
名無しの笛の踊り:03/09/09 18:59 ID:CY7gi4yi
ARTE・NOVAのロンドン・フェスティバル・オーケストラのハイドン交響曲集は買ったらだめだよ。
あんな酷い演奏をCDにして売るなんて、詐欺に近い行為。
hosyu
またーり
482 :
名無しの笛の踊り:03/09/15 19:59 ID:CDdC0RCY
hoshu
agesage
netagire?
さるべーじ
あげのついでに質問。
今年金沢でハイドン音楽祭が開かれるらしいけど、詳しい事教えて。
488 :
名無しの笛の踊り:03/09/25 14:31 ID:lMzaKrTQ
デイヴィス=フィリプス版の弦て、なんか書道でいう穂先が揃っているようで、抜群にいいのだけど、感じるのは俺だけか?ちなみに80年代後半くらいの録音で桶はコンセルトヘボウですよネェ。もっとも94・96・100のCD1枚しか聞いていないけど。
ああ~クリップスがモツと同時にヘボウでハイドンを録音しておいてくれたら
490 :
名無しの笛の踊り:03/10/02 00:51 ID:bT+3t2MC
デイヴィス・コンセルトヘボウはモダン楽器では屈指の演奏。
フィリップスのロンドンセットが廉価BOXになればかなり
お勧めなんですが。
491 :
名無しの笛の踊り:
>488 訂正 正:80年代前半の録音、X100、正:92OR93、CDが手元に無いところで入力しているので、すまん。