135 :
133:02/10/20 14:43 ID:???
アントンくんキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
>>136 アントン公がいらしゃった、と書いてほしいのね、(w
138 :
135:02/10/20 17:40 ID:???
>>136 侯爵様のお名前は、パウル・アントン・エステルハージだったのか・・・
ガ━━━(゚Д゚;)━( ゚Д)━( ゚)━(; )━(゚; )━(Д゚; )━(゚Д゚;)━━━ン!
>>138 これは先代のほうね。ハイドンを副楽長として採用した人ですか。
次の代はニコラウス公。
その次も、アントン。楽団解散しちゃった人でしたか。この人は
アントンのほかに名前ついてないの?
ニコラウス公の肖像がなんだか好き。
今晩聴く予定です。
できれば今晩の内に書いときたいですが、どうなりますことやら。
第89番ヘ長調。ちょっと薄味ですね。モーツァルトの20番台〜30番台前半の、
霊感に欠けた交響曲を思わせる。「微笑みに満ちていて」明るいが、
強い印象がない。セレナーデかディヴェルティメントから4つの楽章を抽出した
ようでもある。クイケン盤では木管のソロが「立った」音で演奏されていて、
協奏交響曲風の感じもする。好きなのは、第1楽章第2主題部の後半のメロディです。
同展開部はそれまでの時代の作品の性格が続いているのかな、と思いました。
つまり、勢いはあるがロンドンセットのような巧緻がないと感じました。
クイケンの101番に夢中になっています。これはDHM盤ですが、こちらのほうが
ヴァージンよりも録音の仕方がいいです。チェンバロの音が気にならない。
フルトヴェングラー/ベルリンの1951年の88番を聴きました。当たり前ですが、
クイケンとは別世界。独墺系古典交響曲の系譜にぴったり納まる演奏。
その限りで案外素直な演奏ですが、第1楽章展開部の終わりにかけて微妙に
アッチェレランドをかけているように聞こえ、フルヴェン印が刻銘されています。
142 :
140:02/10/22 22:53 ID:???
>>141 確かに、クイケンの89番、面白くなかったですねぇ。
(ネタ振りでなく、ほんとに冴えないと思います。)
わたしは、今のところどうもこの曲の評価が安定していないので
これからもう少し聴いてから、明日カキコしようかなと思ってます。
なるほど、クイケンの101、私もひとまず買ってみよ〜っと。
フルヴェンとどきましたね。う〜ん、なかなか慎重なコメント。
私は、復習の週にお蔵出しする予定です。
今日は
>>1の20回目の誕生日でした♪
(まだまだ、カワユさの残るうら若き
>>1。)
誰もお祝いしてくれないので、一人でコソーリお祝いです。
…とこれは関係ないのでsage
143 :
141:02/10/22 23:09 ID:???
>>142 >今日は
>>1の20回目の誕生日でした♪
ガ━━━(゚Д゚;)━( ゚Д)━( ゚)━(; )━(゚; )━(Д゚; )━(゚Д゚;)━━━ン!
そんなにお歳だったんですか・・・私は、数ヶ月前に16回目の誕生日を一人で
祝いました♪♪(・∀・)
(協奏的)交響室内楽です。この曲。(実際に2・4はリラのための室内協奏曲の編曲)
とってもやさしい性格の曲です。
最初にドラティでこの曲を聴いたとき、正直に言って、心の底から感動し、これこそ、
全交響曲中のベストだと確信しました。ところが、つづけて聴いた、フィッシャーと
クイケンのつまらないことといったら!なんと書けばよいのか、分からなかったので、
もう一度聴きました。やはり、ドラティ、素晴らしいです。ところが、クイケンも、
実はかなりイイのですね。(フィッシャーは時間の関係で聴けませんでした。)
おそらく、もともと地味な曲ですから、そこを意気込んで何か凄いところを探し出して
やろうとしたので、とたんに、つまらない曲にきこえたのではないかと思っています。
まず、この曲、“鳴らない”曲です。他の曲のヴォリューム目盛りで鳴らしても、ぜん
ぜん、ちっちゃな音しか出ません。でも、そこでヴォリュームをあげるのは厳禁!
この曲の何よりの特徴は“静けさ”です。2楽章の天上的な静けさ、3楽章の優雅な
静けさ、1・4楽章のヴィヴァーチェの中にひそむ静けさ、この静けさの中に、木管が
浮き沈みしたり、色とりどりの和声が花開いたり、情熱的な展開が現れたりするのです。
この曲の色彩は、青空の草原を、印象派風にカンバスに描いたように、実に豊かです。
“平和な”“牧歌的な”“けなげな”“色彩豊かな”シンフォニエッタ。
交響曲の中では、モーツァルト、ベートーヴェンを含めても、古典派最高の一作です。
各楽章の詳細については、復習の週間にアップしようかなと思っています。
マンセー・スレにするのはやめようと言っておきながらですので、
ちょっとずるいですが、非難覚悟で“あえて”書きました。私淑的カキコでした。
たぶん、書き過ぎだと思います。
(もしかして、
>>141さんは“あえて”低い評価ですか?)
146 :
145:02/10/23 10:22 ID:???
>>143 精神年齢です!ニヤリ。
> 16回目の誕生日を一人で
16回目を一人でっていうのはちょっと淋しすぎる気が…
大丈夫?
147 :
141:02/10/23 13:53 ID:???
>>144 >交響曲の中では、モーツァルト、ベートーヴェンを含めても、古典派最高の一作です。
それはちょっと褒めすぎでは・・・。まあ、これも古典派のスタイルの一つだと
いうことはわかります。その枠内で評価すべきなのでしょうが。第1・4楽章など
そう悪くはない。おそらくいわゆる「マンハイム楽派」風のスタイルなんでしょう。
モーツァルトにも一時期このスタイルの作品がありますね。FlとHpの協奏曲とか。
>>146 >16回目を一人でっていうのはちょっと淋しすぎる気が…大丈夫?
ほっとけ!(笑
148 :
144:02/10/23 16:32 ID:???
う〜ん。やっぱり誉めすぎですね!
今日明日は、3番です。
全集お持ちの方は、ぜひカキコどうぞ!
何の変哲もないエステルハージ風シンフォニアです。かなりおとなしめで、存在感は全く
薄いですが、エステルハージ風の基礎を確立しているような、安定した音楽です。
前古典派ファンにはおもしろい曲ですが、ロマン派ファンにはずいぶんと退屈にきこえる
かもしれません。一般には、たいしたことのない交響曲と言った方がよいでしょう。
ドラティは良くないと思いますです。最初期のディヴェルティメント風で実にさえません。
フィッシャーはかなり妥当な演奏をしていて、ひとまずどういう音楽かを、しっかり再現
しているように思います。室内楽的です。定位もよろしかったです。
1楽章は主題がやや印象的です。実に小規模で、地味なこときわまりないですが、
フィッシャーで聴くと、ちゃんと仕掛けがよく見えて、なかなか聴いていておもしろい
楽章です。第1主題を朗々と吹き鳴らすホルンに萌え。
2楽章はなんてことのない曲ですが、エステルハージの室内楽の魅力を知っていれば、
マターリ楽しめる曲です。単純ですが、味わい深い単純さです。
3楽章も少しだけおもしろいことを試みようとしているようですが、基本的には安定した
作曲を目指しているようです。案外飽きないメヌエットとトリオです。
4楽章は、他の楽章とつり合いのとれた、素朴で単純な曲です。余力を残しつつ作曲
という感じもします。
平均年齢 18才+α+β (α:
>>1のサバよみ分、β:ROMの人)の若々しいスレですが、
まあ、ちょっと書き込んでやろうかという方お待ちしています!
(αとβってちゃんと表示されるのかしら。)
ちょっとついでに聴いていたんですけど
やっぱり5番は名曲。それに比べて、3番は遜色の度が結構大きいと思います。
いつも見てます! ハイドンまったく興味の範疇に
なかったんですが、熱のこもったレヴューに
目醒めさせられつつある感じです。
こんな、つまらない反応でも励みにしていただければ。
>>1ですが、つまらぬことで、入院の可能性もあり?
ぜんぜん無事なんですが。
もし、カキコできない状況になったらごめんなさいね。
とは言っても、最悪の場合でも数日で帰ってきますので、
カキコor保全をよろしくお願いしますです。
たぶん、85%以上の確率で普通どおり書き込めるとは思いますけれども。
なはは、ぜんぜん大丈夫でした♪すみませn。
今晩は第90番ハ長調です。
ハイドン総合スレもたったみたいだし、みんなハイドンを聴こう!
器楽曲もいいけど、声楽曲がまたいいですよ!
総合スレ過去ログから見つけました。
>ニンバスは独自の方式で録音していて、自社で開発したデコーダをつけた4チャンネルでの再生すねと最適なんですが、何しろそんなデコーダを
>持っている人はほとんどいないから、風呂場サウンドになっちゃうんですよね。
>技術者がホールに慣れたせいか、最近の録音はあまり気にならなくなりました。
そうだたーのね。謎のデコーダ。しかもニンバス倒産しちゃってるし。
第90番ハ長調。1788年。90〜92番はドーニ(d'Ogny)伯爵の依頼で作曲された
ために、「ドーニ交響曲」と呼ばれるそうです。パリで初演。
やはりハ長調のせいか、とてもストレートな感じの曲調。また、パリの嗜好に
合わせたのか、技法的にあまり凝ってはいません。モーツァルトの「パリ」とか
「ハフナー」を連想しました。第1楽章。序奏と第1主題はテンポと強弱が違う
だけで、同じテーマによっています。堂々とした序奏に続き、ヴァイオリンが
pianoでこっそりと第1主題の細かい音型を刻み始める。このへんがいかにも
ハイドンですね。続いてオーボエが別の旋律を3度でハモる。いいなあ。
第4楽章は、(リズムは割に複雑だけれど)景気よく客を送り出す、という感じの、
これもモーツァルトによくあるパターン。途中、休止で面白いことをやってます。
やはり、ロンドンセットとこのあたりの曲とでは、曲調・作りがまったく違う。
どちらがよい、とかではなく。このへんの曲のほうが旋律的には魅力があるのかも
しれません。それにしても、88番は、この文脈においてもかなり特異な曲です。
すみません、私のほうは、昨日聴いた分は今日の晩アップします。
だんだん遅め遅めになっていますが、
来週はなるべく早め早めにします。
いまラトル盤の90番を聴いていますが、これは凄い! 快演・怪演!
持っている方は必聴! クレシェンド・デクレシェンドの嵐、轟音を上げる
バス、木管ソロはアドリブやり放題! ウィーンとのベト5の感じに近いが、
もっとみずみずしい感性があふれている。基本は古楽オケ真似っ子路線
ですが、このオケ(バーミンガム)こんなに上手かったっけ?
90年録音で、場所がいつもと違うウォリックという町。EMIにしては鮮明。
ラトルも若かった。こういうのを聴かされたら、どのオケでも呼びたくなるだろう。
とにかく、いままでラトルはどうもよくわからなかったけれど、これは凄い。
102番の比ではないです。
ああ、ラトル忘れていました。今日帰って聴きます。
90番、今のところは、ぱっとしない曲でした。1楽章の音量調整がうまくいかない
のが最大の原因。聴くべきと思ったのは、第2楽章。やわらかなマッジョーレと、
彫刻みたいに風格があり、しかもノリノリなミノーレ。とくに後半の変奏が圧巻。
昔このミノーレを聴いて本当にはまってしまい、しばらく抜けなかったのですが、
今聴くと、まあそこそこですね。
3楽章は結構好きです。ちょっとだるい気もしますが、よいメロディーのメヌエット
だと思います。不思議なのはトリオ。都会っぽくてモダンな雰囲気のある曲です。
なんだかとってもカコイイ。ハイドンのトリオはいつも斬新な実験場と化してますよね。
4楽章のノリノリも大好きです。でも、主題の頭ばかり耳につき、なんだかじれったい
のがやや難。田舎の地方公演で壮大に客をだます演奏が聴いてみたいです。
演奏はフィッシャーがよろし。ちょっと記憶を頼りに書いているので、詳細は書けませんが。
クイケン、あんまりよくなかったように思います。ドラティもあんまりよくない。
問題のフィッシャーのプチプチは結構硬質な音でした。本当にスピーカから出た音かと
びっくりしました。いずれにせよ、ラトルがまだなので、印象は薄め。
私のほうのラトルはまだですが、今週の予定をageときます。
今週は
10/28(mon)-10/29 交響曲第6番ニ長調
10/30(wed)-10/31 交響曲第91番変ホ長調
11/1(fri)-11/2 交響曲第7番ハ長調
です。
ついに朝・昼・晩ですね。こんなに後の作品なんです!
単品でお持ちの方も多いのでは?
すいません、90番について引き続き書かせてください。
これはいい曲ですよ! どうして
>>1さんお気に召さないのかわかりませんね。
第1・4楽章が特にいいけど、第1楽章の(タタタタタタ)のリズム核。
展開部に入ってすぐの軽い不協和音、再現部第1主題部でのヴィオラ・チェロ
の半音階的伴奏。全部この核が使われていて、要所要所でピタリと決まっている。
私はブルヲタではないけれど、こういうのを聴いていると思わず指揮真似してしまう。
クイケン盤、88番からこっち、ちょっと箱庭的で冴えないか?
啓蒙時代オケとのパリセットに期待というところでしょうか。
ラトルの90番聴きました。うまいっ!って、あれこれいじってもいるんですけど
なにより、素でうまいですね。こう、実に細部までニュアンスがしっかりつけられていて
“1音符たりとも無意味には鳴らさせない”という気合いを感じます。(しかもそれが
パート全体に実になじんでいてきっちりとそろっています。)それからパートのバランス。
他の演奏だとやかましいのと、きこえないのとで、悩まされましたが、ラトルは全体を
聴きやすく保ちながら、それでいてしっかりと強弱をたきこんでいます。それから音色が
豊かですね。ほんとうに。ぜんぜん硬直していません。
とにかくこの演奏で、この曲がどんな曲なのかがようやく理解できた感じです。彼の録音
としては102番よりもずっと自然でまったくハイドンという感じです。
この演奏でなら、1楽章の良さは、よくわかります。その後の楽章はもともとよかったと
思ってます。
こうして聴くと、パリセットよりも限りなく第1期ロンドンセットに近い作品だと感じら
れました。
ただ、どうなんでしょう?ラトルはうまいのですけど、なんというか、やっぱり曲自体には
ほんの少しだけ限界があるかな、というのはここでも感じました。
162 :
161:02/10/29 16:15 ID:???
>>160 そうね、じゃ、もう少し注意して聴いてみます!
それから、デイヴィスのロンドンセット、犬で入荷しました。
数日で届くかと思われます。(今年は、やらなかったですね>>犬)
“朝”。
ハイドンがエステルハージ侯爵家の副楽長に就任した年、パウル・アントン候の命により
1日の時間を題材に作曲された3部作の第1曲目です。全集の中でも“2枚目”な曲たち
です(収録が)。交響曲に取り組み始めて4年、見事な作曲です。(とは言っても、この曲は
協奏ディヴェルティメント/コンチェルトーネ風で、“交響曲”とは微妙に異なります。)
個人的にはこの3部作、なんだかごつごつしていて、あまり好きではないのですが、
聴いてみると、やはりその素晴らしさには、感服せざるを得ないですね。ドラティの演奏が
実に優れていて、フィッシャーは比べるべくもありません。
1楽章は、いやはや豪勢な曲ですね。初期的な雰囲気を漂わせながら、はっとさせられる
工夫が仕込まれています。それから、題材が、本当に豊か。主題だけでなく、魅力的な
エピソードが山のように出てきます。
2楽章はドラティの演奏が、本当に自然な音楽で、魅力的です。序奏での緩やかさと
引き締まった質感、アンダンテの充実。飽きない曲であり演奏です。
3楽章は、トリオの個性には度肝を抜かれますが、その奇抜さだけでなく、メヌエットが
自然で、実に魅力的。このメヌエットがあって、その対比としてトリオが引き立つわけです。
4楽章は、第1主題をフルートが吹く部分が少しベンダ風??で萎えですが、そんな細かな
ところを挙げなくてはならないくらい、見事な曲です。とにかくソロが舞って、低音はゴリゴリ
押し上げてきて、って、なんだかこのレヴューって駄作ですね。すみません。出直してきます。
しばらく忙しくてこれなくて、なくなっちゃっていたかと思ったら
あったのね。
タイトルにハイドンと入っていなかったので気づきませんでした(涙)
前スレからROMっていました。
前から話題になっているのですが、
ハイドンの名前が入っていないのは、確かに痛いです。
スレ立て後に気付きました。スマソです
>>164。
166 :
終了:02/10/30 12:41 ID:???
m ドッカン
━━━━━) )= ☆ゴガギーン
∧_∧ | | / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( )| |_____ ∧_∧ < おらっ!出てこい、
>>1。自作自演用スレ立てるな、ヴォケ!
「 ⌒ ̄ | | || (`∀´ ) \___________
| / | |/ / \
| | | | || | | /\\
| | | | | へ//| | | |
| | | ロ|ロ |/,へ \| | | |
| ∧ | | | |/ \ / ( )
| | | | > | | | |
/ / / / | | 〈| | |
/ / / / | | || | |
/ / / / └──┴──┘ | |
おお、知名度があがって、ついにあらしが来るように!!
っていうか、
>>166なんかカワユーイ。
第91番変ホ長調。全体として抒情的な曲。第1楽章が面白い。主部は、90番と
同じようにpで始まる。第1主題が、半音ずつ上昇していく3音からなる音型を
3回重ねたVnのモティーフを中心としている。こういう半音階的な主題は、
ここまでの後半の交響曲にはめずらしい。もう少し音程の広い、大胆な主題が
通例だったように思う。第1主題部の終わり近くにはシンコペーションを用いた
はっきりした部分があるが、その後、もう一度最初のモティーフが、今度は
低弦にffで現われる。ここ、(・∀・)イイ! 第2主題は、打って変わって
華奢な感じ。しかしこちらも(名目的には変ロ長調だろうが)Durとmollの間を
たゆたうように揺れ動く。この第1楽章は(明確な箇所も多いのだが)曖昧さが
基調になっていて面白い。
第4楽章は、90番に似て、景気よく締めるタイプの終楽章。主題そのものが前の
作品の終楽章に酷似している。とはいえ、やはり総じてどこか優しげ。
(というか、クイケン盤がそう演ってるだけか? ヴィヴァーチェに聴こえない。)
91番、これは傑作なのでしょうね、きっと。そう感じました。しかも大作です。規模もかなり
大きめの交響曲。ところが、私はと言えば、よく理解していません。いつものメンバーで1回
ずつ聞いたのですが、聴く側の調子の悪いのもあって、なんだか金太郎飴のような印象。
今のところよくない点を述べるとすれば、少ない素材だけで、大きく展開しすぎたことと、
各部分のカラフルさにかけて、淡色気味(楽章内でも楽章間でも)、ということでしょうか?
しかも、結局昨晩は聴けなかったので、その前の晩を思い出しつつカキコ。うん、これは
復習期間に期待ですね!やっぱり。
1楽章、おおこれは凄い、と思いつつも、途中で曲を見失い、結局なんだか曖昧な印象。
2楽章、これは本当に凄い。出だしから、その通な旋律運びと、掛け合いが見事。
ただし、その後の詳細はというと、う〜ん、よく思い出せない。だめだあ、こんなレヴュー。
このメヌエットはイイ!。本当に優雅で、繊細で、萌え萌え。でもね、ちょっとトリオが
普通過ぎるのね。別にそれで悪くはないんですけど。
4楽章は、少ない素材で、がんばりすぎの感じ。もう少し、いろいろあってもよかったの
では?と、その少ない素材の徹底的な展開をよく検討もせずに、適当にコメント(汗。
でした。どうもこのところ、忙しい上に、調子が悪いです。ごめんなさいね!
それから、演奏のほうは、それぞれ、名演ぞろいだったと思います。クイケンはやや落ち?
あげておきます。
“昼”
3部作の中でも最大規模のコンチェルトーネ。しっかりした技術と才気で聴かせてくれます。
しかし、やっぱり、朝昼晩、って、有名なわりに、なんだか出来は今ひとつのような気がします。
それはそれは、とっても凄い、作品なんですけど、どうも私には合わない、というかなんだか
ハイドンの交響曲っぽくないように思えてしまうのですね。ハイドンならもっと色々できそうな
気がしてくるのです。
第1楽章は序奏良し、主部良し、ボリューム満点のコンチェルト・グロッソです。大規模で
バロック風味もふんだんに取り入れつつ、実に豊かに楽想が取り扱われます。あんまり好きでは
ないのですが、すごさは認めざるを得ないという、そういう楽章。
でもなんだかバロック風味が入っているのはいいのだけれども、ややかびくさい感じ。
2楽章はレチタティーヴォの部分と、アダージョの部分からなっています。レチタティーヴォの
実に濃い雰囲気(しかも器楽レチタティーヴォにしてはかなり自然な感じで良い、)もさること
ながら、やはり圧巻は、アダージョのみずみずしい音色でしょうか。合いの手の弦、木管、共に
実に洗練されていて、たおやか、さわやか。この楽章はイイ!
3楽章は要所をまとめたメヌエット。かなりおとなしいが、とても良くまとまった出来。トリオが
ちょっと弱いのが残念。
4楽章も比較的コンパクトなソナタ。しかしその中で、コンチェルティーノが暴れまくるという、
結構凄い楽章。主題の恰幅の良さが萌え。1楽章に対峙して、きっちり全曲をしめる役割に足る
見事な楽章でだと思います。最後の方で、金管が主題を吹くところにかなり萌え。
172 :
予定表:02/11/03 20:46 ID:???
今週は
10/28(mon)-10/29 交響曲第92番ト長調
10/30(wed)-10/31 交響曲第8番ト長調
11/1(fri)-11/2 交響曲第87番イ長調
です。
おお、“オックスフォード”です!
“晩”です。
それから“パリセット”もはじまります。
豪華な1週間。
おっとぉ!ついに来ましたね!って何が来たのかわかりませんが(w
それにしても他の人が参入しませんなあ。どうして?
やっぱりいっぺん落として、スレタイをわかりやすくしたほうがいいかも?
174 :
予定表:02/11/03 21:01 ID:???
まあ、
>>1さんがこのままでいいんなら、いいんですけどね。
一つの考え方としては、パリセットが終了した時点でこのスレも終了して
新スレを立てる。で、このスレのミラーサイトを即時作ってもらい、
新スレにリンクを貼り付ける。新スレの最初は、そこまでの復習総集編
みたいにして、新規参入を募る、とか?
でも、
>>1さんにお任せします。
176 :
予定表:02/11/03 21:25 ID:???
パリセット終了はひとつの区切りですね。
私の考えたところによると、パリセットを1,2曲残して、新スレに移行し、
そのパリセットのレヴューを参考に、パリセットの復習、ないし
ロンドンセットまで含めた復習期間、にしてはどうかな?というところです。
それから、通常の聴き進めを1週間はさんで、今度は初期ものを復習しようかな
と思っています。
178 :
1:02/11/04 16:57 ID:???
でも、なんとなく善は急げ、という気もしてきました…。
ひとまず、パリセットから入ってもらって、その後、
全体的に復習というのもいいかもしれませんね。
もしくは、思い切って、パリセット以降は聴き込みが肝心、ということで
後半の交響曲はもう1周くらいしましょうか?
ネタ尽きの危険性もありますが、うまくいけば、いろいろな角度から
ハイドンの作品に迫れてイイかも…。
ちなみに新スレ名は何が良いのでしょうか?
最初の
“2日に1曲、ハイドン交響曲全集を聴いてゆくスレ”?
もしくは単に
“ハイドン交響曲全集を聴いてゆくスレ”??
もしくはまったく新しいのでもいいかもしれませんね。
ご意見お待ちしてますです。
第92番ト長調。「オックスフォード」。1791年、標題の街で初演とか。
これは名曲です。感じはロンドンセットに近いかな? 全4楽章とも充実
している。第2楽章の息の長い旋律。第3楽章トリオ部の実験的な響き。
第4楽章プレストの常動曲のような勢い。第1楽章も二つの主題ともすばらしい。
展開部の対位法も最高。随所に木管楽器の絡み合いがあって楽しめる。
クイケン盤は、この曲はなかなかよい。特に第4楽章にはブリオがあって
よろしい。ただ、録音があまりよくないのかもしれない。ところどころ
隙間風が吹くような。ホルンがうるさかったりもする。ヴァージン盤では、
録音のせいで損しているのかも、と思った。演奏も、少し硬い感じが残る。
木管アンサンブルなど、アバドにやらせたら綺麗なレガートになったろうに・・・
>>178 なるほど、もう一回後期の曲を復習というのもいいかもしれませんね。
スレタイは、わかりやすければいいんじゃないですか? スレ主の
>>1さんにお任せ!
180 :
名無しの笛の踊り:02/11/04 22:34 ID:Pgj0Aryq
↑だめですね。若い子に変なこと吹き込んじゃ…。
オックスフォードです。個人的には、この曲、大好きです。たぶん、全曲の中で一番好きです。
実にスマートで洗練されていて、その洗練度の高さは、作曲技法が前面に出てこないほどです。
優雅な旋律を連ねた、ドキドキするような見事な進行が聴きものです。1箇所たりとも、今ひ
とつというところがありません。全曲にわたってまさに名曲で、エステルハージ時代の最後を
飾るにふさわしい曲です。
第1楽章の序奏の雰囲気は見事。第1主題の旋律法の見事な切り返し。続くトゥッティでの、
颯爽たる伴奏、つづくオーボエのそそるような対旋律。素晴らしい滑り出しです。その後も
欠けるところなく進み、圧巻は展開部。対位法的で実に凝った作りの見事な展開の連続です。
しかもまったく技巧臭くなく、流麗に、お洒落に曲は進んでいきます。少しも冗長でない引き
締まったシェイプがポイント。
2楽章の冒頭のこの雰囲気はいかがでしょう?悠然とした幅広い空間が現出してそれにゆったり
沈み込んでゆくような、雰囲気。そして、音楽にしのび寄る静寂。なんと静かな音楽でしょう。
そして、それに明確に対比して、静かに燃えるトゥッティが続きますが、それはそれまでの
雰囲気を少しも壊しはしません。そして主題が戻ってきたときのホルン!!この再現部は本当に
音楽の粋をあつめたと言って差し支えないと思います。
そして軽妙で魅力的なメヌエット。流麗で軽妙でつかみどころがないくらいです。そして妙なる
和声。これほど内容のあるメヌエットも少ないのではないでしょうか?トリオは決してどぎつく
なく、それでいて、深いホルンの音色、木管の音色により、個性と存在感を出しています。
4楽章は駆け出すような、機動力のある楽章ですが、内容の豊富さと、堂々たる響きにより、
全曲をうまくまとめると同時に、前3楽章の内容に対峙し、みごとに曲を締めくくっています。
何よりも音楽自体、音素材自体の自然な進行に逆らわない、本当にすわりの良い音楽です。
まず、フィッシャー。雰囲気抜群の序奏と第2楽章の幽玄な広がりが素晴らしいです。それから
このフィッシャーは、他の快速楽章が実にイイです。めずらしく、すっきりしたキレのある音で
テクスチュアを美しく再現しています。1楽章のオーボエの対旋律にはカナーリ萌え。
ドラティはキリリと引き締まった名演だったのですが、彼について書く気が失せるほど、クイ
ケンが、素晴らしかったです。素晴らしすぎました。1楽章の序奏から1フレーズ1フレーズに
気合いが入りまくっています。編成の大きさも私の好みにぴったりで、音色もバランスも良く、
申し分もありません。
184 :
1: