1 :
名無しの笛の踊り:
2 :
名無しの笛の踊り:02/03/19 12:33
死と変容 はやっぱりフルヴェンだよね。
3 :
名無しの笛の踊り:02/03/19 12:35
>>1 これからイロイロ聴けて楽しみだね。
しかし、AUの生涯聴いた事ないのかな?
単なる記入漏れかな?
4 :
名無しの笛の踊り:02/03/19 12:45
>>1 スレ立てるなら、オーボエ協奏曲くらい聴いとけやゴルァ!
5 :
名無しの笛の踊り:02/03/19 12:48
日本祝典序曲はCD出てます?
6 :
名無しの笛の踊り:02/03/19 12:56
>>5 自作自演がDGから出てる。(廃盤かも)
しかしこの曲、結構話題に上るがひょっとして有名曲なのか?
7 :
名無しの笛の踊り:02/03/19 13:05
>>6 まあ、有名曲ではないだろうけどね。
それにしてもなんで日本のオケはやらないんだ?
紀元2500年記念で直接軍国主義とは関係ないはず。
8 :
名無しの笛の踊り:02/03/19 13:06
マーラー熱が醒めると、実はシュトラウスの方が凄いのでは?
と感じるようになる。(経験)
9 :
名無しの笛の踊り:02/03/19 13:07
10 :
名無しの笛の踊り:02/03/19 15:28
>>5-7 皇紀2600年を記念しての委嘱作だから、要らぬ批判を浴びるのを
怖れて演奏されないんだろう。
シュトラウスは妻の親戚筋にユダヤ人がいたので、彼らを助けてもらうよう
同盟国の日本が仲介してくれることを期待して、委嘱を受けたのだそうだ
(結局それは叶わず、親戚達はナチの犠牲となった)。
作品自体もなかなかの佳作だと思ふが。少なくともヴァーグナーの
アメリカ建国200年祝典曲よりは演奏される価値があるだろう。
11 :
名無しの笛の踊り:02/03/19 15:30
建国100年祝典行進曲だった。
12 :
名無しの笛の踊り:02/03/19 15:34
「皇紀2600年」、ウワサのティーレマンが
日本でも演奏したことが話題になったとか。
13 :
名無しの笛の踊り:02/03/19 16:25
>>10 歌舞伎座で初演されるときは、近所中の寺から鐘を集め回り、
盛大に鳴らしたそうな。そこまでするか。
14 :
名無しの笛の踊り:02/03/19 16:34
>シュトラウスは妻の親戚筋にユダヤ人がいたので、彼らを助けてもらうよう
>同盟国の日本が仲介してくれることを期待して、委嘱を受けたのだそうだ
>(結局それは叶わず、親戚達はナチの犠牲となった)。
息子の嫁がユダヤ系。
彼女を擁護するために意にそわぬ作曲を強いられた。
>作品自体もなかなかの佳作だと思ふが。
これは主観の問題だがはっきり言って駄作と言う他ないクズだろう。
作曲家がシュトラウスでなければ蘇演される事もなかったはず。
オーケストレーションが面白い部分があるがそれだけが取り柄。
15 :
名無しの笛の踊り:02/03/19 20:10
>>14 自作自演の劣悪録音しか聴いたことないので良く分からないんだな。
アルテ・ノヴァあたりで録音してくれたら買うのだが。
いい加減な標題と全く日本的じゃない(藁)ところがシュトラウスらしい。
16 :
名無しの笛の踊り:02/03/20 09:04
>>8 たしかにマーラーの哲学的なストーリー仕立ては1見深淵だが
音楽自体は以外と素朴で外面的ということになると、徹底的に
外面的なR.シュトラウスの方が潔い感じはする。
ただし、1連の交響詩はそれほど一所懸命付き合う気は起こらない。
その後、クラヲタとしてすれてきた頃「サロメ」「エレクトラ」
なんかを聴いて「すっすげえ!こんなすごい奴だったのか!」てな
ことになることが多いよね。
17 :
名無しの笛の踊り:02/03/20 09:10
マーラーの交響曲も、シュトラウスの交響詩も
天才的なのは純音楽的な発想や構成であって、
標題は稚拙、俗っぽいというのが定説。
>>16さんとは逆の意見だけど。
18 :
名無しの笛の踊り:02/03/20 09:24
>13
お仏壇に置いてある大小さまざまなおりんを使った演奏を
サントリーホールで聴きました。
19 :
名無しの笛の踊り:02/03/20 09:36
>>17 最初は交響詩しか聴かないからね。
俺の場合は晩年の2作品(変容、最後の歌)と
「ばらの騎士」で心底、この作曲家の才能に驚いて
考えを改めた。
20 :
名無しの笛の踊り:02/03/20 09:41
晩年の曲が見直されてるのはうれしいけど
(グールドやE.サイードとかの影響?)
初期の曲に比べてそんなに進んでいるとは
思わないけどね。
4つの最後の歌なんか、これまでにない
しみじみとした情緒が日本人好みで
受けてるんだろうね。
21 :
名無しの笛の踊り:02/03/20 10:33
シュトラウスの曲にはどれも虚構のはかなさというものが付きまとう。
それが大きな魅力でもあるのだが、果たしてこれはシュトラウスが意図したものなのか
或いは、曲と、それが成立した時代状況とのギャップを、聴く者が知らず知らずの内に
考え合わせてそう感じてしまうものなのかは分からない。
22 :
名無しの笛の踊り:02/03/20 10:49
>晩年の曲が見直されてるのはうれしいけど
>(グールドやE.サイードとかの影響?)
見直されてるも何も「4つの最後の歌」なんて初演からずっと好評だ。
初演はフルベンとフラグスタート、廃盤かもしれないがCD有り。
シュバルツコップを初めとして歴代の名ソプラノがレパートリーにして来た。
メタモルフォーゼンももっとありふれた編成ならしばしば演奏されていたはず。
なぜグールドやサイードが出てくるのか理解不能(w
23 :
名無しの笛の踊り:02/03/20 10:58
>>22 グールドがシュトラウスの崇拝者なのは有名な
話。シュトラウスといえば初期の作品が頂点だ
という評価に反発している。(ヒンデミット
のソナタのレコードのライナーノート等)
それを逆読みすれば、当時の一般的な風潮が
推し量られるというもの。
昔の百科事典でも、「アラベラやダフネ以外は
重要な作品はない」という記述もあったんだよ。
サイードについては、『音楽のエラボレーション』
という著書(邦訳みすず書房)の最後に、晩年の
シュトラウスを賞賛した記述があるという程度。
24 :
名無しの笛の踊り:02/03/20 11:27
>>23 グールドが最高の評価を与えていたのは確か
「カプリツィオ」だったはず。
25 :
名無しの笛の踊り:02/03/20 11:57
晩年の曲というと、クラとファゴとハープと
弦楽のためのデュエット・コンチェルティーノ
というのも面白い。オーボエ協奏曲をさらに自在に
崩し、凝縮した感じ。夢見るような第1楽章、
擬モーツァルト趣味(?)のフィナーレ。
もっと演奏されていい曲だと思う。
26 :
名無しの笛の踊り:02/03/20 12:14
聴けば聴くほど面白いね。この人。
うまいな〜とおもわせることしきり。
ばらの騎士、クライバーは旧盤と新盤どちらがお勧めでしょうか?
>>27 演奏の勢いは旧盤。でもウィーンフィルの響きを味わうのであれば新盤。
歌手は甲乙つけがたいが個人的には見た目で選んで新盤。
サロメですが、ベーム、カラヤン、シノーポリ以外でお勧めありますか?
30 :
名無しの笛の踊り:02/03/22 15:40 ID:quZwgau8
>>27 カルロス・クライバーの「ばらの騎士」新旧比較
旧 新
指揮 ◎ > ○
オケ バイエルン国立歌劇場O < ウィーン国立歌劇場O
演出 オットー・シェンク > オットー・シェンク
歌手
マルシャリン グィネス・ジョーンズ < フェリシティ・ロット
オクタヴィアン ファスベンダー < フォン・オッター
オックス ユングヴィルト < クルト・モル
ゾフィー ルチア・ポップ > バーバラ・ボニー
音響 ◎(デジタル) >○(アナログ)
映像 ◎(ハイビジョン収録) >○or△(PAL)
結局総合評価は、やはり新盤>旧盤かな。
でも金があれば両方買え、三倍楽しめる。
31 :
名無しの笛の踊り:02/03/22 15:47 ID:quZwgau8
>>30 の音響と映像についてが逆だった!
正しくは、
音響 ○(アナログ) >◎(デジタル)
映像 ○or△(PAL) >◎(ハイビジョン収録
32 :
名無しの笛の踊り:02/03/22 15:49 ID:quZwgau8
また間違えた今度は不等式が逆だった(もはやどうでいいが)。
正しいのは以下…
音響 ○(アナログ) <◎(デジタル)
映像 ○or△(PAL) <◎(ハイビジョン収録
33 :
名無しの笛の踊り:02/03/22 16:00 ID:mKCRkJKH
歌曲に可憐な花多し。交響詩は何度も聞いてると飽きてくるが、
いい歌は何度聞いてもいい。短いのもいい。
セレナーデは有名だが、明日には!(Morgen!)とかマルフェン
(Malven)は秀逸。ピアノ伴奏とおけ編曲と両方楽しめるのもある。
34 :
名無しの笛の踊り:02/03/22 16:08 ID:a1uxcvoM
室内楽も。有名なメタモルフォーゼン(23重奏)
のほかにも、チェロソナタ、ヴァイオリンソナタ、
ピアノ四重奏曲がある。
35 :
名無しの笛の踊り:02/03/22 16:28 ID:EDHf8Qut
ブルレスケはちょっとなあ。
グールドが弾いてる映像見たけど。
36 :
名無しの笛の踊り:02/03/22 23:44 ID:WNuEVIaK
先生! R.シュトラウス入門としてカラヤン=ベルリンフィルの
「死と浄化」「メタモルフォーゼン」「4つの最後の歌」
が入ってるやつを買ってきました(゚∀゚)
age
37 :
名無しの笛の踊り:02/03/22 23:49 ID:xjwK8/Bc
メタモルフォーゼンはガット弦による演奏が出ている。スミソニアン・
チェンバー・オーケストラの演奏。一度、聴いてみ。目からチョトだけ
鱗が落ちるかもよ。
38 :
名無しの笛の踊り:02/03/23 00:02 ID:PEZ5lwbS
>>36 「メタモルフォーゼン」「四つの最後の歌」は素晴らしい演奏だが、
「死と変容」は前者にある繊細さがどこにもない糞演奏。
39 :
名無しの笛の踊り:02/03/23 00:03 ID:s4AcVOT8
あ、あのー。サロメは・・・・
40 :
36:02/03/23 00:15 ID:q5yA4oFy
>>38 ほうほう、そうなのですか。レスどうもです。
とりあえずメタモルフォーゼンにもう一度浸ってから寝ることにします。
41 :
名無しの笛の踊り:02/03/23 00:46 ID:hJhokuF0
>>39 記憶に残る「サロメ」のCDを挙げるなら、
〇ショルティ/ウィーン・フィル盤
ショルティは曖昧さ皆無のドラティック一本槍なスタイル。
ビルギット・ニルソンの非常に大造りな声と演技がいささか古臭くないでも
ないが、かつてはこのオペラの代表的な名盤だった。
〇小澤/シュターツカペレ・ドレスデン
ジェシー・ノーマンの題名役が聞き物。
非常に抑えた語りに近い部分から感情をフル・ヴォイスで爆発させるところまで
振幅の激しい熱演が素晴らしい。
小澤とシュターツカペレは音響的には最高だが、より鋭い部分もあれば文句なし。
ただし「エレクトラ」と同様過激過ぎないのが小澤の持ち味か。
ジャイムズ・モリスのヨカナーンは楽天的なあっけらかんとした声で予言者
の内面性は全く感じられない、ミス・キャスト。
個人的には、しかしCDのシノポリ盤が最高と思う。
シノポリはカラヤンの繊細さショルティの激しさを併せ持ったような素晴らしさ。
キャストも今はすっかりダメになってしまったステューダーの美声を初めとして
理想的。
ベームのハンブルク・ライブ(にしてはノイズが少ない?)もグィネス・ジョーンズ
とてもいいけど、ベームの表現は今となると何となく骨董品という感じ。
43 :
27:02/03/23 13:43 ID:fZIIetgg
本日BS2 0:45-3:12
歌劇「ナクソス島のアリアドネ」
−クラシック・ロイヤルシート−
リヒャルト・シュトラウス作曲
− ザルツブルク音楽祭2001 −
デボラ・ポラスキ
ナタリー・デッセイ
ジョン・ヴィラーズ
ほか
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮)クリストフ・フォン・ドホナーニ
〜ザルツブルク祝祭大劇場で録画〜
NHK衛星第2
3月24日(日)午前0:45〜3:21(約156分)
2001ザルツブルク音楽祭「ナクソス島のアリアドネ」
アリアドネ/デボラ・ポラスキー
ツェルビネッタ/ナタリー・デッセイ
バッカス/ジョン・ヴィラーズ 、などなど
指揮/クリストフ・フォン・ドホナーニ
ウィーン・フィル
ツェルビネッタを歌うナタリー・デッセイが
“スカートめくり”をされたりと、過激な演出もあり枡。
が、もちろん聴き所はデッセイちゃんのアリア!!
今すぐヴィデオテープ(標準160分)の購入に走れ!
46 :
45:02/03/23 13:56 ID:???
あやっ!ダブってしまった、失礼。
47 :
45:02/03/23 13:59 ID:???
おまけに時間も間違っていた
【正】3月24日(日)午前0:45〜3:12(約147分)に訂正
鬱・・・逝ってくる。
昨年知人が亡くなった際、
リヒャルトの「メタモルフォーゼン」とヒンデミットの「葬送音楽」のCDを
かけっぱなしでいました…
49 :
名無しの笛の踊り:02/03/23 14:49 ID:07/qCjso
>>41 レスありがとうございます。
>シノポリはカラヤンの繊細さショルティの激しさを併せ持ったような素晴らしさ。
私も全く同感です。ダイナミックスレンジの幅広さは傑出しています。
50 :
名無しの笛の踊り:02/03/23 14:52 ID:TyUnVUCI
細かい事はともかく、
好きなのは歌曲、ヴァイオリンソナタです。
歌曲は何が良いですかねえ。四つの最後の歌は別格として、
私は「献呈」が好きですが、あまりシュトラウスの歌曲は詳しくないので
誰か教えてください。
リヒャルト・シュトラウス歌曲集のCDとしては、
ルチア・ポップ&W・サヴァリッシュのEMI盤を。
『万霊節』をどうぞ
53 :
:02/03/23 22:52 ID:???
カラヤンのサロメの評価はどんなもんなんでしょうか?
54 :
名無しの笛の踊り:02/03/24 10:52 ID:/D.xMniY
>51 私の歌曲ベスト3は『Zueignung』、『 Winternacht』そして『 Lob des Leidens』
です。B・ファスベンダーの染み入るようなアルトと、ゲージの控えめながら存在感のある
ピアノが絶妙です。(グラモフォン版)
55 :
名無しの笛の踊り:02/03/24 11:28 ID:iHDqyt5k
ジンマン&チューリッヒトーンハレの録音ってどうでしょうか?
56 :
名無しの笛の踊り:02/03/24 13:26 ID:pyTFJ4X.
>>55 ベートーヴェンのときほどのインパクトはなく、むしろ大人しい。
漏れ的には可もなく不可もなく、という印象だった。
57 :
名無しの笛の踊り:02/03/25 13:45 ID:t95x.AhQ
歌曲では「子守歌」「あした」もいいですね。
58 :
名無しの笛の踊り:02/03/25 20:55 ID:4Zy4z/fs
ピアノソナタも隠れた名作
59 :
名無しの笛の踊り:02/03/25 20:56 ID:jH0x4Toc
>53
ベーレンスが良いよ
60 :
名無しの笛の踊り:02/03/28 02:04 ID:W/7baEZQ
エレクトラのおすすめ教えてキボンヌ
「エレクトラ」はなかなかいいCDがない。
特に肝心の主役のエレクトラが極めつけの難役だけになかなかいい歌手がいない。
比較的音のいいここ30年ほどの録音を評価すると、
〇ショルティ盤は効果だけを狙ったような演奏でデッカの録音も含めてド迫力!
ニルソンはさすがに素晴らしい、ただオレストとの再会以降の叙情性が不足気味。
〇シノポリ盤は主役のマルクが弱く、指揮も意外にもも冴えない。
△小澤盤はあっさりまったりの薄味、ベーレンスがイマイチ調子悪い。
△サバリッシュ盤、指揮が凡庸、歌手陣も今ひとつ。
結局、
◎バレンボイム盤が一応推薦出来る。
主役のポラスキも強靭な声で聴かせるし他の歌手もおおむね良い。
映像付きだと、
◎アバド盤(LD)も個人的にはいいと思う。
今までの「エレクトラ」のイメージを一新させた室内楽的プローチ。
演出のクプファーも奇を衒わず正攻法。
ただしアバドがカーテンコールで盛大なブーイングを受けている、好悪が分れそう。
×ベーム盤(LD、DVD)は正直晩節を汚している。
演出抜きではとても聴いてられない、リザネックもヒドイ。
>>61 罵倒文句を書くのは大嫌いだけど、
「この人何聞いてるの?」としか言えない。
同意できるところが小澤くらいしかない。
>>62 自分のチョイスはこうだ、とか具体的な意見も書かずに
その調子のカキコでは、荒らしと解釈されても仕方ないね
>>63 まあまあ、気持ちはわかりますけど落ち着いて。
>>62さんのお勧めも教えてくださいな。
65 :
名無しの笛の踊り:02/03/28 11:14 ID:p5PGmq5.
>>64 大人の対応で素晴らしいね。尊敬する。
>>62 俺もあなたの具体的な評価をぜひ拝見したいです。
ミトプーのエレクトラってどうよ?
67 :
61:02/03/28 12:21 ID:qyHBDppI
ちょっとトゲトゲしかったかな。悪意はないのでごめんね。
でも、サヴァリッシュの指揮が「凡庸」、あの強力な歌手陣が「イマイチ」、
クプファーの演出が「正攻法」、ベームが「晩節を汚した」、リザネクが「ヒドイ」
などなど……
根拠がホントにホントにわからなかったのよ。ぜひご教授ください。
マニアなことを言ったらきりがないけど、一般にオススメできるのは、
サヴァリッシュ、シノーポリではないだろうか。
両方とも、61さんと正反対の評価をしています。
68 :
名無しの笛の踊り:02/03/28 20:17 ID:m.IoXYjg
67=62でしょ?俺の方が61なんだけど(w
62の神経を逆なでするかもしれないが、一応返答する。
サバリッシュはあれが好きな人ってチョット理解出来ないな。
「影のない女」「アラベラ」もそうなだけどCDになると途端に小じんまり
まとまっちゃうんだよね、欠点はない代わりに面白みが全くない。
「エレクトラ」は特に激しさが必用だから、元々サバリッシュに向いてない。
クプファーは彼お得意の現代化・読み替えがないという点で正攻法と書いた訳。
まさか今時ギリシャ風の衣装でやらせるわけにもいかんだろうし、
白塗り位なら許容範囲だと思う。
アガメムノンの巨像が崩壊しているセット・デザインもすごく良かったしね。
オペラには登場しない前王の怨念が支配するという構図を視覚的にも分り易く
表現してた。
ベームに関しては、試しにTV切って音だけ聴いてみ。
まあ彼が入院先から出てきて指揮したらしいからあげつらうのは気の毒だが、
芸術家はやはり引き際も大事と思うよ。
リザネックは長くクリソテミスを歌って来た人だから全然エレクトラ歌いではない。
声自体は悪くないがドラマティックなパワーはない人だから。
シノポリは来日公演の時の演奏は凄く良かったけどCDはイマイチだね。
以上。
69 :
名無しの笛の踊り:02/03/28 21:10 ID:v4fmUifk
結論
人に訊くんじゃない。
自分で聴いて、見つけるものだ。
70 :
62:02/03/28 23:01 ID:pnzVZ9m6
69さんにはほぼ同意です。特にシュトラウスは、驚くほど人それぞれの聞き方をしています。
68さんとはそもそも、「エレクトラは激しさが必要」という前提からして違う。
サヴァリッシュは、ホーフマンスタールの繊細な言葉を見事に汲み取った指揮だと思うよ。
68さんのいう「面白み」はないかもしれないけど、むしろ作品本来の性質に合致してるのでは
ないだろうか?
リザネクは、70年代にはブリュンヒルデやエレクトラを歌える声を持っていたと思う。
ベームは、むしろ同時期にヴィーラントの舞台で残して欲しかった。
テンポは遅いけど、弛緩しているとはいえないと思うしね。
71 :
:02/03/29 15:50 ID:HYEMgNAc
オリンピック賛歌はCD化されていませんか?
自作自演でも、新しいのでも、どちらでもいいですから。
72 :
名無しの笛の踊り:02/03/29 17:39 ID:Mh2MZAK6
>>71 ARETE NOVAのシュトラウス合唱曲集に収録されている。
ミュンヘン交響楽団
ミュンヘンモテット合唱団
指揮ハイコ・ジーメンス
曲はかなりナチス色が強いヒロイックなもので
それはそれで面白い。
73 :
名無しの笛の踊り:02/03/30 17:58 ID:i0s9c/2s
そうか...彼にとって祝典音楽は糞扱いだったのか
日本に関する音楽なのに、安易に胡散臭くないという
のがすきだったんだけどな。
自演のポリドール盤は鐘の代用の電気楽器のせいで変な感じが
するけど、録音も悪くないし...
あ、日本の鐘を使用という部分で十分変だわ..
74 :
:02/03/31 00:25 ID:2Grf1Svw
>>72 どうも、ありがとうございます。
合唱が入るとは知りませんでした。
オリンピック記録映画でしか聴いたことがなかったのもで。
75 :
出光逝ってよし:02/03/31 00:30 ID:y9SY9bhc
始めまして♪ 20世紀の名曲を回顧する ♪なるスレを運営しています。
最初のほうは書き込みが活発だったのですが、需要が一巡したらしく、200レス以降停滞気味です。そこで、他スレのヲタの皆様方にも是非投票していただきたくお願いに参りました。
http://music.2ch.net/test/read.cgi/classical/1016527248/l50 一応20世紀に作曲されたクラ音楽を対象にしていますが、19世紀枠、18,17,21いずれでもかまいません。(ただし作曲世紀枠は記入お願いします)
ルールは以下のとおり
・ 原則5曲あげるがそれ以上でも可
・ 番号つきのときは5点~1点とポイントに重みをつけるが、番号なしの羅列は全部3点
・ 作曲者の名前も記入する。
・ 偏食ヲタを叩かないこと
みなさま、お気軽に御投稿ください。マルチポスト失礼。
ちなみに、レス200までのベスト20(20世紀枠)は以下のとおりです。
順位 作曲家 作品名 投票数 ポイント数
1 ストラヴィン春の祭典 5 19
2 マーラー 交響曲第9番 5 16
3 シェーンベルモーゼとアロン 4 13.5
4 ベルク ヴォツェック 4 12
5 ショスタコー鼻 3 12
6 マーラー 交響曲第6番 3 11
7 ガーシュインポーギーとベス 2 8
8 クセナキス アナクトリア 2 8
9 バルトーク 弦チェレ 2 8
10 シベリウス 交響曲第4番 2 7.5
11 ショスタコー交響曲第13番 2 7
12 バルトーク SQ第1番 2 7
13 バルトーク SQ第3番 2 7
14 ラヴェル SQ 2 7
15 クセナキス シナファイ 2 6.5
16 ホルスト 惑星 2 6.5
17 シュトラウス薔薇の騎士 2 6
18 バルトーク SQ第4番 2 6
19 バルトーク ピアノ協第2番 2 6
20 ベリオ シンフォニア 2 6
>>73 「祝典曲」はかなりの大作だよね。
当然、日本政府も相当なお礼をしたのだろうが。
他にブリテンみたいな当時、新進気鋭の作曲家にも委嘱したから、
かなり意欲的な取り組みだったことが窺える。
ブリテンは承知の通り「レクイエム」という縁起の悪い曲を書いて寄越したから、
政府もお礼だけ渡して受け取らなかったが。
77 :
名無しの笛の踊り:02/04/02 00:18 ID:EJDFOwSQ
下がってるから・・・・
じゃあ「ツァラツストラ」の名盤教えてくれ。
>>77 ライナー&シカゴ響
ブロムシュテット&サンフランシスコ響
カラヤン&ベルリンフィル(1973)
カラヤン&ウィーンフィル(1977)
ケンペ&シュターツカペレドレスデン
79 :
古い録音中心で:02/04/02 03:02 ID:sCbt3V/I
べームの『エレクトラ』の演出はなんか好き。なんか楳図マンガの世界覗いてる
みたいな舞台作り(フリードリヒは多分知らんやろうけど)が面白かった。何一つ
正常なものの存在しない世界でエレクトラの情念の歪みを表現してみましたみたいな。
リザネクのエレクトラは年のせいか確かに高音の鋭さにやや不足があった…けど、
映像込みなら大した問題ではなかったしね。ひたすら怖いヴァルナイのクリテムネストラと
声もリリックな雰囲気も不足ないリゲンツァのクリソテミスがとにかくよかったし。
なにより演出のパワーで圧倒されてました。ニブニブのべームの指揮も我慢の範囲かな?
80 :
古い録音中心で:02/04/02 03:04 ID:sCbt3V/I
音だけならベストチョイスはR.クラウスの53年ケルン放送録音かな。とにかく厳しい指揮と
ヴァルナイの迫力満点のエレクトラがアゲ。音もいいし。クリテムネストラが弱いけど。
ミトプーのウィーンのもええね。クラウスよりマイルドやけど作りこまれてるし。デラ・カーザの
クリソテミスがややリリック過ぎるか?でもあんまり強い声で歌われたくもない役やし。
特に出のエレクトラとの対話の部分なんてよく張り合って歌ってる人いるけどなんか
どっちがエレクトラやねんって突っ込みたくなるくらい歌がくどくなるとねえ…。
ショルティ盤の二ルソン姐さんの歌はあれはあれでいいと思う。所詮エレクトラって
自分の情念の世界で自己完結しちゃう人だし。リリック面はクリソテミスの担当って事で。
あれくらい最初っから最後までアクセル吹かしたまんまだと却って痛快ですわい。
ワーグナー作品じゃそれが裏目に出る時もあるけどこの役じゃ成功してると思う。
あ、ショルティ?あれって指揮してるってゆーのかしらん?『リング』の時もそう思ったけど
効果音が主役ってカンジでどーでもいいこと甚だしかった。
シノーポリ、サヴァリッシュ、バレンボイムのは聴いた事ないなあ。いいの?
81 :
名無しの笛の踊り:02/04/05 21:37 ID:GTsUNKdw
英雄の生涯にはまっていた時期があった。CDもいろいろ買い漁って聞き比べをした。
メータ・NYPOがトランペットなど金管最高だったなあ
こういう曲だとアメリカのオケの方が断然上手いんだけど、そんな中で
マゼール・バイエルンは欧州オケの中では突出した上手さでした
もうカラヤンBPOは聴けないね
82 :
名無しの笛の踊り:02/04/05 21:41 ID:jZngzZWU
最高傑作は『死と変容』かな?
おれにとってはそう思う
83 :
名無しの笛の踊り:02/04/05 21:43 ID:d5N6iCh2
>>81 録音は古いけどライナー/CSOが最高。録音も当時のベスト(1954年のオリジナルステレオ)。
欧州オケだとショルティ/WPとか(同じWPでもベームのはかなりタイプが違う)。
モノでもいいんだったらベーム/SKDなんてのもあるけど(ただし録音はライナーの方が古い)。
84 :
名無しの笛の踊り:02/04/05 23:46 ID:7chxVYaU
彼の指揮する自作以外の録音は、どうですか?
モーツァルトの交響曲や、ワーグナーとか。
私は今のところ、ベートーベンしか持っていません。
85 :
名無しの笛の踊り:02/04/05 23:59 ID:2jByjcKY
最高傑作か。オペラしか浮かばんなあ…
シュトラウス自身もオペラを選ぶんじゃないかな。
影のない女、エレクトラ、ばらの騎士ってところか。
86 :
名無しの笛の踊り:02/04/06 13:10 ID:mKA0F7zs
>>83 もち、ライナーも聴いたよ。確かに上手くてカッコイイが、もう少し味が欲しい
要は個人の好みなのだが
ショルティは低弦とホルンが素晴らしいと思う
しかしラッパはやはりドキュソだった。
英雄の戦場入って間もないソロの裏で最後High-Cの伸ばしの外しを聴いて一気に萎え
(449小節目;練習番号51番の1小節前)
VPOの金管群にはやはり機能美など毛頭期待できない
せめてレコードだったら最低限の体裁を整えるべく録り直しをして欲しかった
つーかショルティならCSOと収録して欲しかった
ベームはステレオのVPOを所持
こちらの方がVPOらしい武骨な演奏に思えた
>>86 ベームVPOのヘルデンレーベンってアンダンテのやつですか?
88 :
名無しの笛の踊り:02/04/07 17:37 ID:JPVoMO3M
>>87 DGのRESONANCEシリーズだYO
c/wでVier OrchesterliederとFestliches Praludiumがはいってるよ
こっちの方はあんま聴いてないけど
89 :
名無しの笛の踊り:02/04/07 23:15 ID:fTRI4xdw
ピアノソナタロ短調が最高です。
ピアノ曲なら、作品3でしょ。
上で皇紀2600年祝典序曲がサントリーホールで演奏したのを聴いた人がいますが、
指揮者とオーケストラを教えて。いつの演奏会なの?
当然ながら日本のオーケストラじゃないよな、イスラエルpo.でも無い・・・
アメリカかドイツのオーケストラなのか?
>>92 読響。アツモンとロジェヴェンの2回やってます。
94 :
92:02/04/14 21:52 ID:???
>93
マジっすか?2回も演奏するなんて気でも狂ったか?
2回ともお寺からおりん借りてきたのでしょうかね。
家庭交響曲のサックスってどういう意味があるの?
ソロもないし、木管の補助的でしかないような気がする
だれか、ブーシーの全集(楽譜ね)持ってるひといる。?
劇場編と桶編で30巻くらいのやつ。
シュトラウスファンなら是非一家に一揃えほしいね。
ウワサのティーレマンも日本で演奏したらしい。
みすず書房のPR誌『みすず』に出ていた。
その記事は、「この曲の政治的意味について何も
触れない」日本の音楽評論のあり方に難癖つけて
いたね。
98 :
97:02/04/15 12:20 ID:???
上のカキコは『皇紀2600年祝典音楽』の
話。
ついでにいうと、『みすず』の記事は、ティーレマン
が『パレストリーナ』を取り上げたことを問題に
しているけど、この曲は、1910年代の曲で、ワルター
が初演していて、ナチとは何の関係も無いし、批難
がましくとりあげるのはどんなものかと思ったね。
99 :
名無しの笛の踊り:02/04/15 13:04 ID:iQjipS/c
カプリッチョが一番好きだな。クラウスとベームがすばらしかった。
シュトラウスのある意味極めつけのような気がする。
それとは違うけれど,“映画のためのバラの騎士”の自作自演がマンセーだなあ。
シュトラウスは究極の俗物で、それでなければあんなに
人情の機微に触れたオペラは書けなかったろう。
ド天才で俗物という珍しい例。
おっと、100!
101 :
名無しの笛の踊り:02/04/16 08:50 ID:dXaA2z0w
“ド天才で俗物”
うまいねえ。確かにそういう側面があるし,本人もそれをあえて狙っていたような気がする。
100おめでとう。
日本の「天才」観の特殊さを象徴しているカキコ
だね。天才は珍しいけど、俗物と天才の両立など
珍しくも何とも無い。
103 :
名無しの笛の踊り:02/04/16 09:27 ID:dXaA2z0w
確かに天才と俗物が同居するのは確かに珍しくもない。
ロッシーニ、ワグナー、プッチーニ、ストラビンスキー、ドビュッシーは
その代表だろう。
モーツァルト(スカトロ趣味)やベートーベン(どケチで傲岸不遜)も実際は
相当変なやつだった。
バッハも宗教曲を量産する傍ら子供を30人以上作りまくってたしさ。
ヴォルフやシューマンみたいな基地外もいるし、ブルックナーは神経衰弱。
マーラーは偏屈で激情家、スクリャービンはセックス狂で神秘家。
ベルリオーズはストーカー。
普通の人間には普通の音楽しか書けないという事かな?
友達にしたいようなヤツはメンデルスゾーン位か(w
>>104 こいつらに比べりゃ、シュトラウスはまっとうな
ブルジョワ。音楽も同様。吉田秀和が「無様式、
悪趣味の天才」(コレ決して批難ではない。吉田
氏は大のシュトラウスファン)といってるけど、
無様式や悪趣味はブルジョワにはつきもの。
俗物というより凡人と言った方がいいんじゃないの?
ブルックナーもそうだけど、音楽の才能とは全く関係ない。
音楽家は皆が皆、ベルリオーズやワーグナーみたいな生涯を送らねば
ならぬというわけじゃない。
>>106 シュトラウスが凡人????!!!!
それなら、私やあなたは糞ころがしの糞みたいなものでしょう。
>>107 生活面での話しだろ。まあ超一流の指揮者でもあったわけだから
一般人とは比較にならんが、激動の人生だったか?と言われれば
そうじゃないし。