1 :
名無シネマ@上映中 :
04/01/29 21:46 ID:O8qVnsT2 華々しく本スレ復活。
2 :
名無シネマ@上映中 :04/01/29 21:47 ID:O8qVnsT2
3 :
名無シネマ@上映中 :04/01/29 21:48 ID:O8qVnsT2
4 :
名無シネマ@上映中 :04/01/29 21:53 ID:O8qVnsT2
山田・真田・宮沢のアカデミ−外国語賞受賞コメントは7から10くらい
5 :
名無シネマ@上映中 :04/01/29 22:03 ID:cVSArhll
猫舌!超先生!カムバーーーーック!!
>>1の偉業。
7 :
名無シネマ@上映中 :04/01/29 23:22 ID:LNybYRDt
たけしの「座頭市」より ずっと評価される 間違いない!
8 :
名無シネマ@上映中 :04/01/29 23:49 ID:9jB4Ukhe
何度観てもいい名作。 まさか赤が認めてくれるとは感激。
9 :
名無シネマ@上映中 :04/01/30 06:45 ID:49jno8Cz
age
10 :
名無シネマ@上映中 :04/01/30 06:52 ID:nAqTE2qx
悪くはないけど、そんなに面白いとも思わなかったけどなー でも応援してるよ、ぜひアカデミーとってほしい
おお、復活した。 夕べも、もう一度ビデオで見た。 改めて、いわゆるサムライじゃない、日本の映像がふんだんに映されて、楽しめた。 別な意味のエキゾティックさがあふれていて、雨でも受けるのがわかる。 真田のさかやきの汚れ具合が味を出している。
こんな糞映画がアカデミー外国映画賞にノミネート… 生きてりゃいいことあるなあ。>山田糞次
あ、思い出した。
「たそがれ」スレはもう一つあったはず。
>>1 このスレは正確には4つ目だと思うよ。
ざ とわいらいと さむらい
「たそがれ」のカメラワークが好きだな。 じっと写しこんでいるところとか、パンしているところとか。
16 :
名無シネマ@上映中 :04/01/30 15:15 ID:X2MxQcsp
たそがれた宮沢りえ が正確なタイトルです
17 :
名無シネマ@上映中 :04/01/30 15:20 ID:V+W5pkNK
しかし最後に真田が戻ってくるところ、りえが万感せまって涙を流すべきところ で見せないのは何故。もしそういう押さえた演出が日本的とすれば、ハリウッド では一番受けない所なのだが?「ある晴れた日で」エマ・トンプソンが今まで こらえていた涙をどっと流す所で一番貰い泣きしたものとしては。
18 :
名無シネマ@上映中 :04/01/30 15:35 ID:HJ+KXYzs
何より、最後のイトばあちゃんのシーンが興ざめです 今までの深みが台無し。あれで受賞は泡と消えました! ただのホームドラマみたい まあ、ノミネートされただけで大健闘というところでしょうか
いままで、アカデミー賞に出展した作品は? 毎年日本は1作出展してると思われ。 山田監督の作品も何度か出展したと思われるが? 山田監督の作品はキネマ旬報や日本アカデミー賞の最優秀作品賞を 何回の受賞してるし、それらが、日本の代表として出展してると思うが。
20 :
名無シネマ@上映中 :04/01/30 17:05 ID:geABiQ83
座頭市は割を食ったね アメリカ的には座頭市の方が受けたかも?
21 :
名無シネマ@上映中 :04/01/30 17:09 ID:V9iXNQbS
山田洋次の作品が日本代表になるのは三回目って言われていたよ。 他は・・学校、とかかなあ?
>>17 あの小津だって日本より海外でみとめられたことを考えると
あまり不思議でもないな
23 :
.名無シネマ@上映中 :04/01/30 19:29 ID:CIKxwvG6
料理に例えると精進料理かな? ノミネートなんて凄いね、肉食の人には、この映画は合わないと思ったけどね。 受賞は無理でも、ホントに良かった。
24 :
名無シネマ@上映中 :04/01/30 20:57 ID:49jno8Cz
いや多分受賞するよ
25 :
名無シネマ@上映中 :04/01/30 21:20 ID:UKzdgNjY
討ち入りの身支度するシーンが艶めかしくて好きです。
そう、受賞してもおかしくないと思う。 描写見事だし、リアルに徹している。
本作は時代考証をきっちりやったと評判ですが、清兵衛の言葉の中に「とんでもございません」の一言が。 これで、私は一気に冷めました。「とんでも」ときたら、続くは「ない」でなければ、おかしいはず。 それとも、この時代から日本語の乱れは始まっていたとでもいうのでしょうか? 私の知識の範囲では、これはおかしすぎます。スタッフ、キャスト全員からも異議が出なかったのだとすれば、 山田監督はこの言葉づかいが正しいという確固とした根拠をもっていらっしゃるのかなあ?
>>27 >「とんでもない」は語の一部として「ない」を含む形容詞ですので、
>「情けのうございます」「みっとものうございます」と同様に、
>「とんでもない」を連用形にして「ございます」を後接した
>「とんでものうございます」とすることになります。
>したがって、「とんでもございません」は、一語である「とんでもない」を
>「とんでも」+「ない」と捉えてしまったために生じた語形であるといえるでしょう。
>しかし、この形は普段耳にする機会も多く、
>慣用的に定着していると判断して差し支えないように思われます。
年寄り受けを狙った安い人情劇。 ま、いつもの山田映画だな。
たけしの「座頭市」の三倍は良い映画だから、 正当に評価されて良かったな。
31 :
名無シネマ@上映中 :04/01/31 01:25 ID:fgAPd6ZG
で、鬼の爪はどこで語ればよろしいんでしょうか。
32 :
名無シネマ@上映中 :04/01/31 02:05 ID:P+6FQEap
アカデミー賞が正当な評価だってさ。くだらねー。 いまだに紅白歌合戦ありがたがってる年寄りですか?
33 :
名無シネマ@上映中 :04/01/31 03:46 ID:G2mgM8BK
年寄り受けを狙った安い人情劇? 馬鹿にはそうみえるらしいよ。
34 :
名無シネマ@上映中 :04/01/31 04:09 ID:yyiP6/us
寅さんは全然興味ないし面白いと思わないけど、この映画はかなり良いと 思ったよ。
たけしの「座頭市」の三倍は良い映画。 そして「ラスト・サムライ」の七倍は良い映画だね。 アカデミー賞は、正当な評価をしてますね。
36 :
名無シネマ@上映中 :04/01/31 09:43 ID:GYIDXlxp
好きな映画。 でも宮沢りえのからみと、ラストの墓参りがあるから臭くなっている。 もっと原作に近い方が味があったと思う。
いい映画だと思いました。
38 :
名無シネマ@上映中 :04/01/31 10:13 ID:qpcdYmlg
アカデミーとったらおもしろいね これまでのサムライ観が変わるよ
39 :
名無シネマ@上映中 :04/01/31 10:17 ID:plDA8N6a
せめてちょんまげのてっぺんは綺麗に剃ってほしかったが・・・
41 :
名無シネマ@上映中 :04/01/31 11:38 ID:akn/2azR
あんまり取れる取れるなんて言わねーほうがいいぞたそがれオタw ベルリン映画祭の喜劇の二の舞になるぜw
42 :
名無シネマ@上映中 :04/01/31 11:41 ID:VnwbUCWc
たそがれがアカデミー獲って、謙さんが逃したら、またマスコミが騒ぐだろうね。 どうせなら、両方獲ってもらいてぇ しかし、見事に両極のサムライ。どちらに軍配が上がるか、作品的にはたそがれに軍配上がってるようなもの。 本選の助演は強敵ぞろいだから、難しそう。分らないけど考えるだけ面白い
オスカーは「みなさん、さようなら」が獲っておしまい。
44 :
名無シネマ@上映中 :04/01/31 12:41 ID:v5riuUGI
ベルリンでは評価が高かったが、 ヨーロッパや日本ではよくても アメリカではあの繊細さは絶対わからないだと思っていたから、 正直すごいびっくりした。 そうか、アメ公にもわかるのかあ。 どちらに軍配が上がるかって? オスカー的にはラストサムライは落ちてトワイライトサムライは選ばれた。 作品賞でラストのライバルは実際全米エポックとして7,8個だが、 トワイライトは世界55カ国から各国一番を推薦してきてるから この中で選ばれる5本はすごいと思う。 あくまでオスカー的にはという話だが。
もう既に結果は出てる気がするが…。
46 :
名無シネマ@上映中 :04/01/31 13:13 ID:BHPsrbY3
このノミネートは、ラストサムライで時代考証役をつとめた真田への功労賞です。 サムライの関係者が応援した結果に違いない。
トワイライトってたそがれっていうか夕日じゃん 夕日侍じゃん
48 :
名無シネマ@上映中 :04/01/31 13:27 ID:gahyZUup
>>47 Exciteより。
twi・light /twlt/→
1 (日の出前・日没後の)たそがれ(時), 薄明,薄暮.→
2 《文語》 (薄明に似た)微光.
3 《文語》 (全盛期・栄光・成功の後の)たそがれ(の状態).
《文語》 たそがれの,薄明の.→
中期英語 ‘light between day and night' の意
Yahoo!辞書によると たそがれ【黄昏】 〔「誰(た)そ彼(かれ)」の意で,人の姿が見分けにくいことから〕 夕方の薄暗いとき。夕暮れ。「―の町」 発想が似てるね。
50 :
名無シネマ@上映中 :04/01/31 17:39 ID:MEJZg1IO
この映画、暗すぎという批判はよく聞かれたね。批判側の意見も納得、 でもこの暗さもリアリティーという考えも納得。 電球のなかった時代、誰もがほんとに早く寝についたんだろうね。
51 :
名無シネマ@上映中 :04/01/31 17:43 ID:GssuRzWu
>>45 すでに受賞者が決定してから、穴埋めとして周りのノミネート者を数人、適当に見つくろってるって聞いたこと歩けど
52 :
.名無シネマ@上映中 :04/01/31 18:10 ID:zAtYq37x
>>51 そうだとしてもへたれな作品をノミネートは出来ない。
世界から集まった作品のなかのベスト5を選ぶんだから、水準は高いよ。
本命はカナダの映画らしいが、たそがれは候補になっただけでも金星じゃないか。
日本映画は22年ぶりだというし。
BS1でやってるよ
>>52 これほんとに水準の高い作品だと思う?
ノミネートされたとたん持ち上げる奴ってどこにでもいるんだな。
>>54 じゃあ、アンタのいう「水準の高い作品」ってなんだ?
具体的な作品名とその理由を言え。
たそがれについてはどう思っているんだ?
その理由も言え。
>>54 面白くなかったか?
俺は見る度に号泣してしまうのだが(笑)
57 :
名無シネマ@上映中 :04/01/31 18:41 ID:OytJhtP5
もう一度観直したけど、やっぱり真田さん光っている。 彼は一見硬派に見られるけど、こんなナイーブな役とっても上手いし、持ち味が良く出ている。 作品的にも深みがあって、文学的香りの高い原作を見事に映像化している。 山田監督が「プロが選んでくれたということが嬉しい」という意味のこと述べられているが、観れば観るほど味がアル技術の高さも評価された。 まあ、ノミネートは3月に米公開を控えて、はく付けの意味もあるのかもしれないが案外ひょうたんから駒かもね
58 :
名無シネマ@上映中 :04/01/31 20:06 ID:xci+CMco
14人の映画評論家が2週間くらいの期間で55本を観てきめるらしいから、 最初に観た映画と最後に観た映画では大分違ってくるって言っていたよ。 最後の方なんか、頭に入っていくのかなぁ。 順番で有利・不利があると思う。プロが選んだのは間違いないが、14人だからねぇ。
●宮崎駿 「千と千尋の神隠し」 ・ベルリン国際映画祭 金熊賞(前評判はアニメということであまり高くなかった) ・アカデミー賞 長編アニメーション賞(宮崎を尊敬している映画人が多く本命視) ●山田洋次:言行不一致の偽善者 「たそがれ清兵衛」 ・ベルリン国際映画祭 無冠(国内の脳内絶賛報道と正反対、当然の結果) ・アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート(題名のサムライにアホのアメ公が騙される) ●北野武 「座頭市」 ・ヴェネチア国際映画祭 銀獅子・監督賞(欧州の北野人気にサムライが見事乗っかる) ・アカデミー賞外国語映画賞 日本代表落選(国内の映画人にはアンチ北野は多い) ●森田芳光 「阿修羅のごとく」 ・モントリオール映画祭 無冠(国内の脳内絶賛報道にはウンザリ。当然の結果) ・来年のアカデミー賞外国語映画賞 日本代表有力候補(東京国際映画祭のオープニング作品を飾り、コネで有力)
ボクは
>>59 をそんな子に育てた覚えはありません(´ρ`)
61 :
59 :04/01/31 20:37 ID:eh9xoYdM
お前は誰や?ヴォケ!w>あらいぐま ◆9klrrr3OOI まあアカデミー賞外国語映画賞についてマジレスすると、 本命は カンヌ国際映画祭2冠、トロント国際映画祭カナダ映画賞、 欧州アカデミー賞非ヨーロッパ映画賞(キルビルや座頭市、ニモなどの 強豪を退けての受賞)を獲った、 ドゥニ・アルカン監督の「幸せな最期」。 「たそがれ清兵衛」みたいな駄作は、天変地異でも起こらない限り 受賞の可能性0%だよww だからヲタはこれ以上騒ぐなよ
62 :
:04/01/31 21:03 ID:03EaNqar
漏れが見たときは、年配客で劇場がイパーイだった。 その年配客ってのが曲者で、おばちゃん達は上映中もいちいちペチャクチャ批評しててうるさいし、 おっさんは隣でぐうぐういびきかくし、まったく困ったもんだった。 でも一番残念だったのは、映画が終わって陽水の「決められたリズム」が流れ出したら、 みんな一斉に席をたって帰りだしたこと。 「少年時代」もそうだけど、映画は駄作でも陽水の歌で一気に印象が変わるってこと もあるわけで、漏れとしては陽水の歌まで含めて一本の映画と思っていたわけだが、 なんか最後に気が散って、十分に映画を見た気になれなかったよ。
64 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 00:11 ID:2YhzLion
アカデミ−は政治状況を反映します。 生きたくないけどお上に仕置に行けと言われたしがない江戸時代のサラリーマン =清兵衛 どこかの国の軍隊に似てる。
65 :
猫舌 :04/02/01 00:24 ID:lUIG9k6O
ノミネートだけでも本当に嬉しいですね
66 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 00:31 ID:EjXDFBPV
大快挙です。 国内でその年一番評価された作品だけに、喜びもひとしお。
監督の思惑と外れて、セイベイも黄色いハンカチもアメリカの目に留まった。 一種の沙世狩りかもね。
69 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 01:18 ID:vsYfVL3V
たそがれっていつ向こうで公開されたの? 座頭市のほうが受けいいかと思ってたよ。真田が出てるからノミネートされたんだよね?
70 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 01:53 ID:FFn3ePhy
アカデミー賞ノミネート、にびっくりしてビデオ借りてきた。 監督が監督だから、さぞ退屈だろうとおもいきや、面白かったよ。 近頃のワイヤーワークでびゅんびゅんぶっ飛んだり、ありえねーアクションを CGでこれでもかと見せつけられてる人間には、あの抑えた演出と生身感のある 剣劇は新鮮だよね。うちの父親が山形出身で、よく子供のころ食べた「どんがら汁」 がウマかったって話をするんだけど、この映画みると貧乏人の食べ物みたいね。 父の話だとすごいゴチソウみたいに語られていたから、ふ〜んと思ったでがんす。
71 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 02:10 ID:DVBGE94E
屋敷のシーンは◎だな。 薄暗い屋敷で死闘、外はポカポカ陽気。この演出はいい! おまけにバックの音楽。せつねぇ〜!
72 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 02:11 ID:dVo/6pTs
>>64 なるほど(*^ー゚)b
今の日本の姿なんですね。
73 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 02:15 ID:SbCTPb77
日本版「許されざる者」。 時代劇修正主義。 アカデミー受けがいいのも納得。
75 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 03:41 ID:8VBCBCcE
山田監督お得意の、男純情にマドンナ路線。 それを藤沢文学に置き換えた。 日本では受けるがアメリカではどうかな。 特にマドンナりえは線が細すぎ。奥行がない。岸共々、実在感のない女性が山田好みか。 理想化され作られたマドンナ。せめて小雪が松ぐらいの健康さがないと持たない。 好みの問題かも知れんが欧米受けするタイプでないよ。女優の存在は絶大。
76 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 04:06 ID:DVBGE94E
りえはハーフなんだがな。
77 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 05:14 ID:QzCTH/ld
78 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 05:26 ID:rNtkCsBz
もう何度目か観てるけど、いいなあ。たそがれ。
79 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 05:38 ID:vLezhIto
しぇーばー切れねぇす
>>75 りえは結構、欧米受けしてるみたいだよ。
少なくとも「たそがれ」の役の上では。
「彼女が出てくるだけで、たそがれた主人公の生活に朝陽が射し込むようだった」
っていう感想が、海外のレビューにあったよ。
81 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 07:05 ID:keRFtGtG
山田洋次が原作まで担当した映画だったら、ここまで万人受けするものに ならなかっただろうなぁ。 山田の思想性があまり前面に出なかったのがよかった。 出しちゃったら「スパイ・ゾルゲ」のような大ハズシになる可能性もあった。
82 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 07:39 ID:2YhzLion
もし受賞したら日本最高作ですか? スレ違いだけど、ノーベル賞・グラミー賞・アカデミー賞の3冠を獲ること は理論上可能ですか
83 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 07:53 ID:PBg5AUj6
>>82 ノーベルで平和賞、グラミーで主題歌賞、オスカーで外国語映画賞・・・不可能じゃないけど、たそがれがこの全ての審査基準を満たしてるかどうかはw
84 :
猫舌 :04/02/01 08:12 ID:lUIG9k6O
ここで乱暴に米アカデミー賞を「普遍」だと仮定して、「たそがれ」の特殊が 通用し評価された事が、すなわち普遍性を勝ちえた事が面白いですね。 言語芸術としての演劇という面から見ても「庄内弁」で語られたというニュアンス は絶対翻訳できない事でしょうから。
>>75 それは「りえ」個人の話?「朋江」と「たか」ではよほど朋江のほうが実在感があったけど。
「たか」こそ理想化された武家の娘じゃん。
86 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 10:01 ID:MwbkqSAw
みんな、おもしろいなー (´-`)。OO
87 :
.名無シネマ@上映中 :04/02/01 11:54 ID:d1e3PglU
英語に翻訳しちゃうとあの暖かい方言の良さは消えてしまう。それでもノミネートされたから良かった! ! 外国では理解されないのかと残念だったから嬉しいですね。どこかで再上映されるでしょうか?
88 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 14:50 ID:LHlR78kL
りえの演技は軽い。やっぱたそがれは共演者や演出が良かったんだ。 その後のりえの出演作見れば分る事。初蕾なんて、完全すべってるもんな 何やっても変わらないのを大根役者って言うけど、いい大根と悪い大根があって、 りえはいい大根。吉永小百合や高倉健といっしょ。何やってもみやざわりえ それだけで、十分なのかもね
89 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 15:19 ID:20I071UX
りえちゃんのはんなりした魅力は朋江に会ってた。 はんなりした魅力を出せるのは時代劇では貴重だよ。
90 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 15:21 ID:OCaMUD8u
りえが、いいってよく言うけど、 あんなガリガリの色気のない女はいやだ。 泣いても涙でてないし、あれで演技か? 特に女に受けがいいが、あんなの目指して 欲しくない。
おれもりえあかん、でもラスサムの時真田が推薦したらしいね。 うーむ。
えー りえ、可愛いやん。(´ω`)
93 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 16:55 ID:OCaMUD8u
言い過ぎたかな。りえ演技。 女性陣が綺麗だ綺麗だっていうのをよく聞くので 男からすると、、ちょっとって言いたくなるのです。 好みはあるだろうけど、絶賛されすぎ。
94 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 17:02 ID:55gi4G5H
半分カナダ人なのに時代劇に出れるりえって凄い。 リサ・スディッグマイヤーが町娘だったら変でしょ。
りえのオヤジってオランダ人じゃなかった?
96 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 17:22 ID:IcXjS9y6
宮沢の女ファンってみたことないよ。 ウメズカズオの漫画でてきそうだよねーとかその程度。 ゲンダイ、山田美保子が必死で絶賛してるけど。
体ガリガリだし あんな女嫌だ
私もりえはちょっと・・・ あの喋り方てゆうか声が苦手
99 :
.名無シネマ@上映中 :04/02/01 17:44 ID:d1e3PglU
けど朋江はよかった。 はじめて朋江が清兵衛さんの家に来て子供達と唄をうたったりしたシーン、良かった。
上意討ちに出かける前の清兵衛が「生きて戻ったらケコーンして(゜д゜*)」と言ったのをフッた後、 清兵衛のママンに「どちらのお身内でした(´▽`)?」と訊かれてショック受けてる巴がせつなくて いい感じだった。
101 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 18:47 ID:jAuSNq2/
次女のいとが清兵衛に「おとはん」って甘えるとこが見ていてうらやましい。 内職のじゃましてもだまってひざの上にのっけてやる。こういうお父さんがほしい。
102 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 18:56 ID:agBMu3xc
自分の家族さえよければ上司の理不尽な命令も聞いてしまうし、 自分の五十石の為に餓え死したかもしれない農民が川に流れていても 気にしないんでしょ、清兵衛って…糞野郎だね、氏んで当然。
103 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 19:05 ID:lfdCfUPE
104 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 19:35 ID:rmX4g1OC
りえちゃんはクォーターだったはず。お父さんがオランダ人とのハーフ。
いや、ハーフだろ?
107 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 19:48 ID:rmX4g1OC
いや、本人が昔笑っていいともに出た時にいってた。クォーター。
オヤジ:独蘭ハーフ←未確認情報 ママン:純粋日本人 これなら確かにクォーターだな。
109 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 20:22 ID:LHlR78kL
どうでもいいけど、腰細すぎ、腕も首も小枝のよう。。ポキッて折れそう 儚げな様子がいいのかなぁ 真田さん どうしても、栄養失調の難民の子供思い出しちゃうんですけど
真田さんじゃなくてー清兵衛が朋江さんを好きなの(w
111 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 21:39 ID:bktiA9xA
映画の中で「果し合い」って言っているが、あれは上意討ちだよな。
112 :
猫舌 :04/02/01 23:26 ID:lUIG9k6O
戦前活躍した歌舞伎の名優15世市村羽左衛門はフランス人とのハーフでした それはさておき、酒乱の夫との結婚生活に破れたばかりの女性が健康そうではマズイでしょう
再上映の噂がありますが、 何時頃はっきりと分かるのでしょうか。 HPにある特報二の白黒でのシーンが気に入りました。
114 :
名無シネマ@上映中 :04/02/02 08:56 ID:Ax7LSaDK
>112 本当に殴る蹴る、虐待を受けた女のやつれ方じゃないよ ただ細い。顔や気持ちはお嬢さん。深みがなきゃね
115 :
名無シネマ@上映中 :04/02/02 09:36 ID:UemnBqZl
リアリテイーって写実主義のことか。 でもこの映画って、そういう感じとはちょっと違うんだな。 やさしさとか愛とかのフィルターを通して見るリアリテイー・・・、そんなのあるのか?(w)
あの、受賞は65%くらい無理なんですか?
65%って、なんの数字ですか?
「たそがれ」ではなく、ナントカという映画が最有力らしいとはよく聞きますが。>116
119 :
名無シネマ@上映中 :04/02/02 12:56 ID:eNip5S3O
なんでしょう?
120 :
名無シネマ@上映中 :04/02/02 13:04 ID:NZqG0/H1
授賞は100%無理と見るべきでしょう。候補にあがっただけでも。
うん、ナントカは素晴らしすぎた。 ナントカと比べちゃあ、たそがれも立つ瀬がないよな。 ちょっと今年は運が悪かったね。
で、ナントカってなんだっけ?
カナダ みなさん、さようなら そんなにいいの?
観てないから、どれくらい素晴らしいのか分からないけど、 助男といい、外国映画といい、もう少し…ってところで日本は惜しいねぇ・・・。
127 :
名無シネマ@上映中 :04/02/02 20:22 ID:1Skv9w8L
このスレ本線発表までもたせるあげ
128 :
名無シネマ@上映中 :04/02/02 20:33 ID:IF2UFFdo
カナダの映画って、フランス語なのか?
タイムマシンで本選見てきた。 「すばらしい映画だが、ナレーションとエピローグが統一感を崩している ことが難点。」 という理由で、無冠に終わりますた。
130 :
.名無シネマ@上映中 :04/02/02 22:07 ID:h4H0n2iY
>>115 やさしさとか愛とかのフィルターを通してみるリアリティーですか。 いいですね。そんな感じでした。受賞はしなくてもいいというかノミネートで充分です。 ただ外国の人にもたそがれの良さを分かる人がいて、嬉しいですね。 カナダはフランス語と英語が公用語でしたか?
131 :
名無シネマ@上映中 :04/02/02 22:12 ID:7wLfiRVi
カナダは両方が公用語ですが、西側ヴァンクーバーやロッキー周辺などは 英語が主としてつかわれ、東側ケべック、モントリオールなどはフランス 語が主。どこも表示は英仏両方です。しかし全土で英語は大体通じます。
132 :
.名無シネマ@上映中 :04/02/02 22:23 ID:h4H0n2iY
>>131 サンクス
外国語だからフランス語なんでしょうね。
ラストサムライといいなんかサムライブーム?ですか。自分は両方好きですが。
ラストのお陰でたそがれが注目されたって事ないですかね。対称的な侍映画で面白いですね。
133 :
名無シネマ@上映中 :04/02/03 02:33 ID:0uFDm8us
DVDを借りてきて今、見終わったところ。 ラストサムライよりも十分面白かった。 日本文化への新しい切り口が新鮮だ。 「これが本当のサムライの姿だ」と観客に思わせる 渋いリアリティを持つ映画でした。
134 :
.名無シネマ@上映中 :04/02/03 15:53 ID:0ajtM6oN
萱野ちゃん いとちゃんあの子たち大きくなったでしょうね。子供たちもほんとに可愛かった。 囲炉裏ばたでの内職とか食事のシーンのほのぼのした場面、迫力ある殺陣、いい映画だった。 正直 山田監督がこんな時代劇を撮るとは思わなかった。
135 :
名無シネマ@上映中 :04/02/03 16:00 ID:W6D340aD
最後のつけたしさなければねぇ(嘆息)
好みの問題じゃね?
いや、好みの問題で片づけるのはちょっと。 たしかに、好き嫌いは個人のかってなんだけど…… ラスサムも座頭市も、たしかに良作だよ。俺も嫌いじゃない。 でも、たそがれは、少なくとも日本映画にとって名作の部類。 ラスサムや座頭市は、20年後、30年後には残らない。 いや、もちろんリアルタイムで見た人も生きているだろうから、 まったく残らないと言うことはないが、その頃に名作だという人は少ないだろう。 けれど、たそがれは、間違いなく何十年後でも名作として残っている作品。 もちろん未来のことは分からないが、少なくとも、 何十年も映画見ている人間の多くが、そう評価している映画。
ラスサムは残るよ。
座頭市も残るもん。
140 :
名無シネマ@上映中 :04/02/03 17:08 ID:W6D340aD
最後に岸恵子さえ出てなければ名作入りだったでしょう。映画の完成度からいえば やはり「ラスト・サムライ」が上かと。
>>135 のような意見について
DVDの特典映像の中で山田監督が話してましたね。
たそがれなんか残る訳ねーだろ。
助太刀屋助六の方が、アメリカ受けすると思う。 たそがれ清兵衛は、やっぱり欧州向き。 ありゃ〜サムライじゃないかw
145 :
名無シネマ@上映中 :04/02/03 19:45 ID:uBF9XFe2
岸恵子に言わせたかったのは、「世間は不運な男だと評しているけど、 私はそうは思わない、あれで父は幸せだったんです。」その一言でない かな。私はそこで始めてジンときたけど。
岸恵子のエピローグ、本当は監督もつけたくなかったんだと思うよ。 ノミネート時のインタビューで、「シリーズにできたら良かったんだ けど、あの人死んじゃってるからねぇ・・・」と悲しそうに話してた。 ところで、ミスティック・リバーを観たら、やってたよ。次回作の予告編! 待ってました!って思いで、ミスティック・リバーが頭に入らなかった。(w
147 :
名無シネマ@上映中 :04/02/03 23:21 ID:QciEcR60
次回作も海坂藩で幕末の話だね
合う人ごとに「年収いくら?」って訊かれて、正直に答えると 「安っ! 大変だなー」って言われるの、結構こたえると思う(w つーか、他人事とは思えない。 好きな人が居るのに、「年収低いから・・・・」と言って身を引いてしまうのって。 痛いくらいに気持ちわかる。
>>148 どこの誤爆でつか・゚・(ノД`)・゚・
>>148 おまけに、姑持ち、子持ちだからね。格上の家の幼馴染みに対する仄かな
恋慕。命を賭した仕事に出かける前に思い切って告白するも、アサーリと振られて
しまう。
・・・うぐ、マジで泣ける。(;´д⊂)
今回イラクに派遣された自衛隊員の中にも、同様の経験したヤシがいるん
だろうなあ・・・。
151 :
名無シネマ@上映中 :04/02/04 06:37 ID:wTZqB5Rc
いい映画とは思うけど、この監督の作品はどことなく匂う。 女性が弱々しいと言うか、男の頭の中で描いた理想像と言うか、 はっきり言えば偽善的と言うか...
152 :
名無シネマ@上映中 :04/02/04 07:03 ID:YXIZD8IJ
153 :
名無シネマ@上映中 :04/02/04 07:18 ID:k2EorUBs
>>151 事実女って弱々しいのだから、仕方ないじゃん。
女々しいって言うくらいで。
154 :
名無シネマ@上映中 :04/02/04 09:09 ID:bQnpY3dM
オスカーはカナダ映画で決まりだね!! はっきり言って、たそがれは素晴らしいサムライ映画だが、時々説明的なのがマイナス。 最後のエピローグもあってもいいが、内容が説明的で岸の演技に説得力がない 監督はベルリンでエピローグは映画の額縁のようなものだと答えたが、この時点で落選 一流の画家は額縁まで描いたりしない。額縁の柄がうるさくて目立たない無地にするくらいだから。 自ら、枠を決めて、世界を狭めているところがおしい。監督の限界か
>154 そんな意気揚々と「決まりだね!!」言われても・・・、 そんな事みんな解ってる事じゃないっすかね?
「どうせ無理さ」 「きっと駄目さ」 と思う気持ちは誰にもあろうけど、語尾に「!!」とか「w」とかついてると、 なんか卑屈な感じでヤ。 単に嘲笑してて、受賞逃すことを待ち望んでいる場合はちゃうだろうけど、 もしも獲れたらいいなと思っているにも関わらず、「!」とか「w」だと、 空威張りって感じでサムイ。
>>154 のような意見には、
これから映画を作るうえで大いに耳を傾けなければいけない意見だ
というようなことを監督も仰ってるし、
これからの山田監督の作品が楽しみな気がする。
でもあの終わり方もいかにも日本映画って感じでいいんじゃない?
158 :
名無シネマ@上映中 :04/02/04 11:40 ID:KRaSCSl0
「たそがれ」は、「てめえの身の丈に合った幸せで満足しる!」「家族が一番」 みたいな小市民的なつまらん価値観を全面的に肯定してれるから、ジジババどもは ジーンときちまうんだな。 不景気ですっかり自信をなくした日本人には御誂え向きな駄作。
159 :
名無シネマ@上映中 :04/02/04 11:43 ID:KxOYISFh
だからさアカデミー賞なんていわずに日本の土俵で戦ってればいいってこと。 監督も別に国際映画狙ってる訳じゃないんだし。ただ世界に通用する映画として みた場合に最後は不要。ナレーションや字幕で充分に説明つくこと。あれじゃ 余韻が台無しでがんす。
>>158 映画を見もしないで、内容を邪推するバカ。
もしくは映画をスローガンだと思っている知障。
二度とこの板にくるな。
あんたの人生に映画は不必要だよ。
161 :
名無シネマ@上映中 :04/02/04 11:47 ID:V9u3sdUS
>>159 しかしそういう説明的なところがあるからアメリカ人にも理解されて受け入れられたのかも
知れないぞ
162 :
名無シネマ@上映中 :04/02/04 11:50 ID:KRaSCSl0
>>160 俺は金を払って「たそがれ」を見たから、ここに書き込んでいるんだ。
この板に来るのは俺の自由だ。お前はこの板の管理人か?
お前こそ何様だよ、何の権限がお前にはあるんだ?
議論する気のない批判は放置しておけ そういえば、前スレでも粘着アンチがいたなw
164 :
名無シネマ@上映中 :04/02/04 11:54 ID:KRaSCSl0
>>160 更に言わせて貰えば、俺は前スレの
「たそがれはいい。今までの山田洋次の映画とは違う」という
書き込みを信じて映画館へ行ってしまったのだ。
もちろん、馬鹿なのは俺だが。w
だから入場料分はここで楽しませて貰うよ。w
165 :
名無シネマ@上映中 :04/02/04 12:04 ID:V9u3sdUS
158さんの意見は自分の個人的な感想をこえてこの映画を好きな人間に対する 攻撃になってるところが問題かと思う。 対する160さんも知障とか、絶対に使うべきではない差別語で、明らかに個人攻撃。 つまり、どっちもどっち。 自分と異なる感性の人間がいることをまず認め合いましょう。
166 :
名無シネマ@上映中 :04/02/04 12:15 ID:yDVvXjwC
やっと見ました。 エピローグは必要かもしれないけど 萎えてしまった。 他にいい見せ方なかったものだろうか・・・
167 :
名無シネマ@上映中 :04/02/04 12:21 ID:iYjrqgLO
オスカーはラストサムライは×、トワイライトサムライは○とした。 俺も同じ。 ただ、俺の場合前評判が影響したのも事実。 大傑作だと言われて期待したラストサムライは大仕掛けの遠山金さん映画に過ぎず。 じじばば映画だとバカにしたトワイライトサムライでは不覚にも感動した。
>>165 他人が「どっちもどっち」なんて仲裁の仕方するのは158にも160にも失礼じゃないかと。
>「たそがれはいい。今までの山田洋次の映画とは違う」という >書き込みを信じて映画館へ行ってしまったのだ。 >だから入場料分はここで楽しませて貰うよ。w 映画の面白さってのは人によるだろうね。 どんなに事前に調べても自分で実際に観なきゃ分からん。 当たり外れは人それぞれ。一般板にそういうスレあるから行けば? でも、大抵の人が「良い」と言ってる作品なら 共感出来なかった自分が仕方がないんじゃない? いくら駄作って吼えても、噛み付いても一般的な評価はもう付いてるし。
だから、ただ単に嫌いと言うことを声高に叫んで、 きちんと批判もできないような精神年齢の低い粘着アンチは放置汁 もし、彼に映画を見るための冷静な感覚があるなら そのうちにきちんと批判なり、自分の感じたつまらなさを、 書く気になるだろうよ。 それまでは、放置しておけ。 馬鹿の相手をしても無駄なだけ。 説得力が皆無な意見には、まともな人間は影響を受けないから安心しろ。
171 :
:04/02/04 15:33 ID:Lqq3+3WW
172 :
名無シネマ@上映中 :04/02/04 15:49 ID:zesotTFy
清兵衛が本当に斬らなければいけない相手は上役や腐った幕府だろ。 自分の半径数メートルさえ幸せならそれでいいのか? そういう奴を主人公にしてもいいが、問題なのは山田洋次が そういう生き方を肯定してる様に思える点だ。 社会の矛盾に気づいていても適当にやり過ごす、自分の家族さえ 幸せならそれでいい…でも、本当にそれでいいのか?
173 :
名無シネマ@上映中 :04/02/04 15:50 ID:zesotTFy
人は時には自分の身の丈以上の事をしなければいけない時も あるのだと思うぞ。
175 :
名無シネマ@上映中 :04/02/04 15:53 ID:yoRCJdoP
176 :
706 :04/02/04 15:55 ID:Bs61wTn6
>>172 > 清兵衛が本当に斬らなければいけない相手は上役や腐った幕府だろ。
> 自分の半径数メートルさえ幸せならそれでいいのか?
> そういう奴を主人公にしてもいいが、問題なのは山田洋次が
> そういう生き方を肯定してる様に思える点だ。
> 社会の矛盾に気づいていても適当にやり過ごす、自分の家族さえ
> 幸せならそれでいい…でも、本当にそれでいいのか?
>>173 > 人は時には自分の身の丈以上の事をしなければいけない時も
> あるのだと思うぞ。
177 :
名無シネマ@上映中 :04/02/04 16:11 ID:BGDbtogl
誤爆したw
>>172 社会の矛盾に気づいても適当にやり過ごす?
誰が? 清兵衛が? 山田洋次が?
何を誤解したらそういうふうに解釈できるのかよく分からないが、
「身の丈にあった生き方」と言うのは、そういう意味じゃない。
尊皇攘夷だ藩改革だと、それに夢中になることを否定しているわけではない。
むしろ山田洋次個人としては、若いときの正義感というのは大切に思っているだろう。
身の丈以上に背伸びをしてしまうことも、けして否定しないだろう。
適当にやり過ごすなんてことをできない人間だからこそ、
彼が思想的に左翼だと思われるところのはずだ。
そんなことが「たそがれ清兵衛」で描かれていることではない。
世の中の矛盾した秩序や、流行病のような一過性の騒ぎに流されることなく、
一人ひとりが、個人の価値観というモノを見つめ直す必要があることを
この映画では言っているのだろう。
そこにはまず、自分と、家族や身の回りの大切な人たちがいるのではないか?
それを「身の丈」という言葉を使って表現しているに過ぎない。
今の日本、あっちを見たり(見させられたり)、こっちを見たり(見させられたり)と、
いつの間にか、自分自信を見つめられずに、必要以上のことをして(させられて)やしないか?
そういうことが、「身の丈」という言葉に集約されているのだと思う。
この映画で言われている「身の丈」とは、けっして個人の可能性や将来性について、
枠をはめてしまおうというモノではない。
179 :
名無シネマ@上映中 :04/02/04 16:20 ID:BGDbtogl
>>178 この映画に対するガキの感想文読まされたあとで、
大人の評論読むとホッとするよ。
180 :
名無シネマ@上映中 :04/02/04 16:32 ID:yoRCJdoP
>>172 に対する
>>178 の態度が
実に「たそがれ清兵衛的」で好感を持てる。
身近な人に対する素朴な愛情がこの映画のテーマ。
だから普遍性を持っているんだろう。
アカデミーはエンターティメント性も重要視されるみたいだから、 悲観しすぎるのもどうかと思うけど、ライバルが強力なら期待しすぎて ガッカリってこともないね。ノミネートだけでも十分すごいことでしょ。
182 :
名無シネマ@上映中 :04/02/04 16:42 ID:zesotTFy
餓死した農民が川に流れているのに、流行病のような一過性の騒ぎに流されるな、では 困るよ。自分の五十石の為に死んだのかもしれないのに…。 いっそ「人生には諦念を持つことが必要だ。社会の矛盾なんてどうにもならん。 せいぜい、てめえの家族と仲良くやって氏ね。」とハッキリ言ってくれた方が 分かりやすいんだがw
183 :
名無シネマ@上映中 :04/02/04 16:45 ID:96KPa7i4
全然すれ違いだけど、今日シービスケットを観て来た。すごく感動した。 ラスサムやたそがれより泣いた。というより涙の質が違うのだ。嬉し涙だ。 実話を本にして書かれてあるから、説得力があるのは当り前だが大恐慌の真っ只中人々に勇気を与えたのは、政策でも公共施設でもなく「ハートを持ったお馬さん」だったというところに感銘を受けた。 良いハートを持った生き物にはいい人が集まる。ハイソな娯楽だった競馬がド貧民や失業者の喜びになった。 それがとても巧く描かれている。同じながす涙でもさわやかさが残った。 アメリカという国は元々こんな涙が好きじゃないのかな。感動に優劣があるわけじゃない。 映画を娯楽とするならば、どれほどの深遠な喜びを今の人々に与えたかが基準になるだろう。
184 :
名無シネマ@上映中 :04/02/04 17:01 ID:yoRCJdoP
>>182 空き缶をポイ捨てする人間が自然環境保護を叫んだり
家族すら愛せない人間が博愛を語るとか。
…そりゃおかしいだろって話なんだが
185 :
名無シネマ@上映中 :04/02/04 17:08 ID:iYjrqgLO
>>182 もう一度
>>178 を読めや。
わからなかったら、近くの大人に聞けや。
178みたいな大人の話を読むと本当に嬉しい。
サラリーマンの哀歌だと断じる向きもあるが、
どんな時代でも、どんな世代でも
帰るべき暖かい場所を持っているか、
何にもまして守るべき人を持っているかという
問いかけがすがすがしい映画だった。
186 :
名無シネマ@上映中 :04/02/04 17:45 ID:yfaFUmbI
>>168 双方の言い方がまずいと思って気になったのです
その後の172さんと178さんのようなやり取りなら議論になってると思うし
いいと思います
187 :
名無シネマ@上映中 :04/02/04 18:21 ID:96KPa7i4
ただ私も思ったんだけど、この映画の核は家族愛、夫婦愛。 でも世間、特に現代ではシングルの人も、不幸にも最愛の家族や伴侶を無くした人も一杯いる。 むしろ、そういう温かい愛にたまたま恵まれなかった人のほうが多いかもね。 それが色んな社会問題や歪みになって表れているのが現代。 文豪の言葉に「幸福な家庭はどれも似通っているが、不幸な家庭はそれぞれに不幸である」 貧しくても暖かい家族である井口家は幸福。理想的な家族。 ベルリン映画祭である批評家が、作品の価値を認めた上で、「しかし、こんな理想的な家族が今日存在するのだろうか」と疑問を投げかけていた。 映画祭やその賞のけったすべて判断するのは愚かだが、批評家の意見も納得するものがある。 現代は皆とりどりに問題を抱えている。表面そう見えなくとも。だから、懸命に表面を取り繕っているような気がする。 鋭い映画作家はそこに鋭いメスを入れて、問題を提示する。 リアルだといわれるたそがれも、彼らからすると幻想に見えるのかもしれない。
>>182 あの当時の飢饉について、かなり認識が足りないようだ。
人間や人間が作りだしたシステムでは、どうしても抗えない自然の力が存在している。
まず、一般的な教養として、それは理解しておこう。
さて、農民の死体が川に流されるシーンは2回ある。
最初のシーンは、冒頭から20数分、まだイントロと言ってもいいところで、
清兵衛が「たそがれ」と陰口をたたかれも、
丹波伯父に反論し「自分は農民として慎ましく暮らした方が身の丈にあっている」と吐露し、
子どもたちに、「学問を学んで、つまらない生き方はしないで欲しい」と言った後、
岸惠子のナレとともに、凶作続きで度々農民の死体が川に流されているという
時代背景を説明している。
次のシーンは、朋恵と子どもたちが祭りで穏やかな日常を過ごした後、
朋恵の兄から清兵衛が朋恵との演壇を持ち出されるシーン。
不安定な世情の中にいながらも、未だその切迫感が清兵衛には理解できず、
幕藩体制が覆ることなど思いも寄らない中で、
武士でいるよりも、農民として慎ましく暮らしたいと願う清兵衛は、
300石のお嬢様である朋恵に、
そんな苦労を味合わせることにリアリティーが感じられず、縁談を断る。
その直後、藩内クーデターが発覚する場面となるが、
その時代の緊迫感を出すために、清兵衛の考えとは反対に
幕藩体制が膠着していることを、農民の飢餓で著している。
これらのシーンで、清兵衛が何を考えたかは、個人で解釈するしかない。
ただし、それら時代の犠牲者であり、政治の犠牲者であり、
社会的な弱者として、もっとも自然の脅威にさらされている農民が
それらの被害にあっているという時代を説明することによって、
清兵衛の意志とは関係なく、時代の荒波に巻き込まれることを暗示しているというのは
素直に受け入れられる解釈だろう。
189 :
名無シネマ@上映中 :04/02/04 18:30 ID:thVZZg57
封建制の世であった時代、りえが亭主が酒乱だからって出戻ったり 再婚を簡単にドタキャンするなんて事が許されるのか? な訳はないと思うが。 しかも山田洋次がそんな事を知らなかったとは思えない。 要は客受けを狙ったインチキだろ。 リアルな時代劇を目指すなんて言ってたはずだが。w
>>188 のつづき
清兵衛は、自分の50石のために死んだとは考えていないだろう。
だからといって、社会に抗うことなく、諦念を持つことが必要だと考えているわけでもない。
むしろ、自分の考え方をしっかりと持つべきだと娘たちに教えようとしているし、
賊軍として死んでいったのも、強い意志で、時代や社会に抗った結果として考えるべきだろう。
(戊辰戦争で官軍が正義かどうかなどと、幼稚な議論をするつもりはない)
>いっそ「人生には諦念を持つことが必要だ。社会の矛盾なんてどうにもならん。
>せいぜい、てめえの家族と仲良くやって氏ね。」とハッキリ言ってくれた方が
>分かりやすいんだがw
こんなこと、微塵も言うつもりがないだろう。
清兵衛は、自分の家族と仲良くなって死んでいったのか?
もう少し、しっかりと映画を見てから批判をすべきだ。
>>187 アメリカン・ビューティーなんかが評価されているのが、
あなたの言うところの、「鋭いメスを入れて、問題を提示する」ということに近いと思うのだが、
そういう問題提起の手段は、もちろんあって良いし、評価されるべきだろう。
しかし、たそがれ〜のように、今日的にはあり得ないかもしれない理想的な家族像を
映画の中に著すことも必要だと思うし、少なくとも俺はそれを求めている。
ましてや、時代劇なら、その時代の幻想も含めて、それを求めるのは
決してマイナスの評価にはならないはずだと思う。
ラストサムライで、幻想の武士道を求めているようなもんだ。
>>189 出戻りは、幕末の時代ならそれほど希なことではなかった。
縁談のドタキャンに関しては、確かにあまりなかったことだろう。
現代だって、許されることとは言い難い。
まぁ、その辺は映画的に無理がないとは言えなくないが、
朋恵兄は、クーデター失敗で、その後に何らかの処罰がされる立場。
朋恵が望んだとしても、破談になった可能性もあるし、
別に、絶対に許されないことでない以上、多少強引でも
「客受けを狙ったインチキ」と中傷されるレベルではない。
> リアルな時代劇を目指すなんて言ってたはずだが。w
君は、映画に求めるリアルというモノを誤解しているようだ。
その時々によって、求められるリアルの形が違うし、
たそがれ〜で求められたリアル感とは、そんなところではない。
君のような態度は、重箱の隅をつついて難癖をつけていると言わざるを得ないので、
今後も同じようなレスなら放置させてもらうよ。
192 :
名無シネマ@上映中 :04/02/04 18:56 ID:XQAQ6ImP
>>189 の続き
月代の伸びなんぞにリアルにこだわる割に、肝心な所では
客を気持ちよく泣かせる為に平気でインチキをやる。
リアルな時代劇を目指すなら、封建制の世に、本当に好いた
男と一緒になれないりえの悲しみを描くべきだろ。
>>192 やはり、映画における「リアル」というものが、まったく分かっていないようだ。
「事実」を描くことがリアルではない。
朋恵が好きな男と一緒になれない恋愛悲劇をみたいなら、
そういう映画を見ればいい。
>>191 も合わせて読んで、
もともと、テーマがまったく違うということに気がつこう。
君のような意見を「頓珍漢」な意見と言うのだよ。
194 :
名無シネマ@上映中 :04/02/04 19:04 ID:XQAQ6ImP
>>191 スルーするのはあなたの自由なのでどうぞ、というしかないのだが、
俺は重箱の隅とは思わない。
藩の上役に何の恨みもない相手を斬れという過酷な命令を受けるが、
それに簡単に逆らう事が出来ない厳しい時代…そんな時代背景を舞台に
してるのに、りえの設定だけが恐ろしく今風でインチキなのは
やはり「たそがれ」の大きな欠点だと思うが。
>>194 なぜ、清兵衛は朋恵に好感を持ったんだろうか?
朋恵は「常識」にとらわれないで生きている女性として描かれている。
同じように常識的な行動だけで生きていきたくないと考え、
しかしながら、その常識にどうしても巻き込まれてしまう清兵衛が、
自分以上に、芯を持った女性に惚れるのは、素直に受け入れられる描写だろう。
君に聞きたいが、あの時代、
「自分の意志を貫いて、好きな男と結婚する女」が皆無だったと思っているのか?
もちろん、かなり珍しい(とくに田舎であれば)女性ではあるが、
皆無ではない以上、そういうヒロインを描くことは、
映画に限らず、物語を創造する上で当たり前の行為だ。
それを否定したら、ほとんどの物語が成り立たなくなる。
ほとんどの映画で、同じような重箱の隅をつつくような突っ込みは、いくらでも入れられるよw
>>194 同意。
時代劇で現代の視点をもった女が出てくるとすごい萎える・・・
なあ、清兵衛が死んだ後に残された子供達は不幸な人生を歩んだんだろうな等と思いたくならないか。 年の割に色っぽい岸恵子が最後に登場したからこそ、残された子供達は苦労はしたかもしれないけど、 今は幸せなんだろうな思えるんじゃないか。
198 :
名無シネマ@上映中 :04/02/04 19:25 ID:XQAQ6ImP
なら、朋恵の様な女性が何故、あの当時の田舎に存在しえたのかを少しでも 描くべきでは?俺には朋恵だけが現代からタイムスリップしてきた様に 見えてしまった。 「たそがれ」を評価する人達の間でも宮沢りえに関しては厳しい評価を聞くよ。 俺が思うに、りえの演技というより、朋恵の設定が嘘臭いので彼女が浮いて 見えてしまうのだろう。
>>198 なるほど、そこに違和感を感じ、それが君にとって決定的な不完全性だと感じたなら、
最初からそのことを書けばいい。
しかしながら、それは、「インチキ」と言えるほどのモノなのか?
時代劇に、現代の感覚を持ち合わせた人間が登場したら、
それは即ち、観客に対するインチキ行為だと?
君が
>>198 で書いていることは「説明不足」と言うことではないのか?
まぁ、朋恵の設定に違和感を感じたならば、俺が別にどうこう言う問題ではない。
あくまでも君が自由に思うことで、俺はそれを否定する気もないし当然そんな権限もない。
俺自身、たそがれ〜の全ての描写に満足しているわけではない
(朋恵の設定が嘘臭いとは思ってないがね)。
だが、
>>189 で君が言いはじめた(最初のレスかどうかは不明)
「客受けを狙ったインチキ」という主張は、適切ではないと思ったまでだ。
200 :
名無シネマ@上映中 :04/02/04 20:27 ID:96KPa7i4
>190 もちろん、あって悪いなんていってるわけではないよ。 私はこの映画好きだし、真田さんはじめ、キャストすべて好演されているし、何より演出が素晴らしかった。 家族の幸福を願って、余呉が斬られた時はホッとた。 でも昨年のあるコラムで精神科医の河合隼人先生が心の病を患う人が年々相当増加してる話をされて、清兵衛家のような思いやりのある理想的な家族の枠にはまらない人が一杯いる。 だから患者が減らない。という意味のことを言われていて、そんな方々にたそがれを見て、身の丈を考えろなんて気の毒で残酷な話だなと思った。 人間あまりに孤独になると、心が健康でなくなる。余呉のように。たそがれでは地獄行き決定の悪人のようにされているのが腑に落ちない。 つまり枠からはみ出した人間に対して寛容でないなと思いました。
悪人としては描かれてないでしょ。 討ちに行ったのは藩命だったからだし。 家老のほうがよほど悪人として描かれてる。 切腹命じられたのは政治闘争の果てでしょ。 逃がしてくれ、と言われて苦労話聞かされて 逃がすつもりになったけど 剣士のプライドのために斬りつけられちゃ 斬るしかあるめえ。 仕方なく斬る、と言う感じをこれでもかと描かれてるじゃん。
>時代劇で現代の視点をもった女が出てくるとすごい萎える・・・ そうですか?漏れはお銀とか結構好きだけどなあ・・・。
お銀ってあんた・・・
204 :
猫舌 :04/02/04 22:40 ID:FJa9rZWd
山田氏の描く「人」なり「家族」なりには、何処にもありそうでやっぱり何処にも無い 細部は物凄くリアルなのに全体でみると作り物臭い、その薄気味悪さはあると思う 「男は辛いよ」シリーズをビデオでみてそう感じた 「たそがれ〜」にその臭みが薄いのは時代考証という「全体」のリアルを追求したから 細部のリアルに頼る割合が少なくなった(アクが薄まった?) そして真田氏が矛盾に満ちたキャラクターを統合しえる演技力を持ちえたからだと思う DVDにカットされた「朋絵さんを失って荒れてゆく清兵衛の家族」映像があったが これを使えないあたりが山田映画の限界かもです
夕餉の支度をする子供の手が赤かったね。 あれは、ある植物による反応か? リアルを感じたなー
206 :
名無シネマ@上映中 :04/02/04 22:57 ID:iYjrqgLO
>>187 最近話のできる人がこのスレに多くて正直嬉しい。
自分の好みからいうと、そういう社会を冷静に見つめて病巣にきちんと
向き合った映画の方が見応えがあって好きだ。
でも自分はこの映画があってよかったと思った。
複雑な現在社会の対極の理想像だからというのではない。
この映画は美しく静かで控えめだ。ただただ家族を必死で守る男の話にすぎない。
「幻想」は、ラストサムライのように押しつけがましく大袈裟であるよりも、
たそがれ清兵衛のように、静かに古い唱歌を口ずさむように、
時になつかしく味わいたいものだ。
>>206 日本の江戸時代は何時から幻想と言われるようになったのですか
藤沢周平の作品が好きで、映画化されたので嬉しかった。 元はごく短い短編で、どうするのかな?って思っていたけど その加えた分が、「余計なもの」じゃなくて、作品により深みを与えるように なっていた。 壬生義士伝も好きだけど、こっちも良かった。
209 :
名無シネマ@上映中 :04/02/05 02:21 ID:voLPplnX
>悪人としては描かれてないでしょ でも、メイクの加減で亡霊か、妖怪のように見える。「地獄のように真っ暗だ」とかいって息絶えるでしょ。 ベルリンでも(多分)山田監督が余呉について「清兵衛が正しく、余呉は間違ってたということだ」とおっしゃった事が心に引っかかった。 人間としての判断をある時、間違ったとしても、誰が余呉を責められるのでしょう。 彼が台詞で言った様に「今度こそ、しま殿に忠臣をを尽くそう。それが藩主に尽くす事と思い。。懸命に。。何故自分が切腹か」という下り、尤もだと思った。 不運なのは誰よりも余呉だった。彼が家族を大切にしなく、出世ばかり考えてた罰と考えるのは短絡的だ。 男なら誰でも人の役に立ち認められたいと思うだろ。特に腕の立つ男は。 たそがれで最も問題になるキーパーソンは余呉だ。今度は余呉を主人公にした映画を作ってもらいてぇ。
>>208 藤沢周平いいよね。
頭に来るのは、藤沢作品の有名どころを、NHKが糞みたいなクオリティ
でドラマ化してること。大河と言い、あの連中は時代劇を撮るセンスゼロ。
「よろず屋平四郎」なんて、すごく山田洋二向きだと思うのにな。NHK
は藤沢周平に敬意を表して、とっととすべての制作権を放棄して欲しいよ。
しかし藤沢作品は地味だから 民放では作らないだろうね。 「清左右衛門残日録」なんてNHKだからこそ できた気がするけどね。 映画化は今の邦画界を見るとほとんど無理そうだし、 次の山田作品も当たって、柳の下ねらいの企画が通れば別だけど
212 :
名無シネマ@上映中 :04/02/05 08:00 ID:JDPVUFsq
自分の意思を貫き通す朋恵。 いいねぇ〜え。いい女だね。 俺は気に入った。
213 :
猫舌 :04/02/05 08:30 ID:ESEe6gJZ
余呉の間違いは自分の人生を生きなかった(生きることが出来なかった)事だ。 清兵衛さえもサムライとしての「義」の為果し合い(上意討ち)をうけねばならなかった 近松以来連綿と描かれた「義」の悲劇をこの作品においても見落とす事は出来ない
214 :
名無シネマ@上映中 :04/02/05 08:40 ID:TAf+vZuh
>>200 余呉は全然悪人として描かれてないじゃん。
むしろ権力による犠牲者だよ。
そんなことも読みとれないで映画観てるってスゴイな。
215 :
名無シネマ@上映中 :04/02/05 08:46 ID:4EXm4lwi
目新しい事はまったく無かったし驚きも無かった。 みんなが感動するのは宮沢が家に居たとこ? あそこも感動なんてちっともしなかった。 ありきたりだし。 何かにノミネートされてたけど、外国人も物好きだなぁと思った。 僕はクレシンのほうが面白い。
216 :
名無シネマ@上映中 :04/02/05 08:48 ID:TAf+vZuh
>>215 確かにクレシン向きのアタマのようだね。
217 :
名無シネマ@上映中 :04/02/05 08:51 ID:4EXm4lwi
>>216 君みたいに煽り好きな人って議論にならないから嫌いなんだよなぁ。
考証も諦めて煽りになっちゃう人って見てて滑稽だよ。
不細工に多いよね。そういう人。
別にともえが家に居たから感動するんじゃないと思うけど。 せいべいに感情移入してしまっていた人は 自然と涙が出るんじゃないかな…。 でも何回か見てるうちに(監督の話とかも聞いてるうちに)、 ともえとの絡みより、もっと違う視点から この映画を見れてまた感動。
219 :
名無シネマ@上映中 :04/02/05 09:03 ID:g0nSKQfC
久しぶりに赤い時代劇を,見ますた。 どうせなら武士道残酷物語みたいに徹底的にやって欲しかったね。 残酷が賞を取ったように、海外にはそちらの方が受けただろう。 山田も世間に妥協しないで、ああ野麦峠の続編のような映画をどんどん撮って欲しいね。 太陽の無い町とか蟹工船とかセメント樽の中の手紙とか。
220 :
名無シネマ@上映中 :04/02/05 09:28 ID:YBKgyOKc
>余呉の間違いは自分の人生を生きなかった(生きることが出来なかった)事だ。 というより、不運だったんだ。あの時代、自分の人生を生きていた人いてるのかな。 清兵衛だって、貧しいために意にそぐわぬ嫁をもらって、優れた剣の腕前を隠し、母親にも「誰そかれ?」といわれる始末。 本当の自分を殺して生きている。可愛い娘の成長が彼のより所。子供をより所にする事だけが自分を生きたことにならないと思うよ。 子供には子供の人生がある。言わば紙一重で似たもの同士。その余呉の犠牲の上に自分の幸福があるとしたら、清兵衛こそ罪深く自分の人生を生きなかったことになる。 まあ、清兵衛もその後すぐに戦死し、今はすべてあの世だが。。
>>215 多分、君はまだ若いんだと思う(煽りじゃないよ)。
目新しいことがなくとも、ありきたりのストーリー展開でも、
いいモノはいいし、感動もできる。
俺は子どもがいるんで、クレしんも欠かさず観るんだけど、
頑張っている子ども向けアニメも、こういう映画の前では凡作に見えてしまう。
(ちなみに俺は、クレしんよりも初期映画版ポケモンの方が評価してる)
朋恵の待っていたシーンにはそれほど感動していない。
やはり、全編を通して清兵衛の生き様と真田広之の演技が一番感動できる。
さらに、久しぶりに山田洋次が本格的な監督であることを再認識させられた点かな。
俺は、オスカーなんてどうでもいいと思っているが、
本当の意味で大人の観賞に堪える映画というのは、
クレしんよりもたそがれである考えるのが、やはり一般的な評価なんだと
オスカーノミネートからも見られるのかもしれないね。
222 :
猫舌 :04/02/05 11:36 ID:ESEe6gJZ
>>220 不運といっても良いがこの世では間違いが栄達を呼ぶこともある
清兵衛は自分らしくあろうとして畸人と蔑ずまれた。
いつの世も人が自分の人生を生きることは難しい。まして封建の世では。
>>221 朋絵は待っていたのではないと思う
あのシーンの最初を思い出して欲しい。おつかいに出る下の娘。すなわち生活が
回り始めている。朋絵を中心として。
そして清兵衛を迎えた朋絵に「あなたは討たれたものと・・」と言わせている
つまり朋絵は死ぬと思った清兵衛の妻として思い定め、その家族を守る為に
あの家にあったのではないか
>>222 > そして清兵衛を迎えた朋絵に「あなたは討たれたものと・・」と言わせている
> つまり朋絵は死ぬと思った清兵衛の妻として思い定め、その家族を守る為に
> あの家にあったのではないか
そうなのかな。そうだとしたらいい子だなぁ、巴たん。
3年後に清兵衛があぼーんしても清兵衛の家族の面倒を見たというのは、
端から覚悟の上だったって感じだ。
俺は、巴は清兵衛のママンに「誰だっけ?」と言われたのが予想外にショックで、
自分はここに居たいんだと再確認して、その上、家に帰らなくちゃいけないのに
気持ち的に帰るに帰りたくなくて、居つづけたのかと思ってた。
安っぽい解釈してたんだなぁ。
>>222 失礼。書き方が雑でした。
朋江があの家にいたのは、妻となる決意だったかは別にして、
たしかに子どもたちを守りたいという意識からだったね。
それにしても、懐かしいコテ名だなw
225 :
名無シネマ@上映中 :04/02/05 13:33 ID:YBKgyOKc
多分この映画が名作になりえたのは、自分を見失いつつあるたそがれ武士たちを、バリバリ自分の人生を生きまくっている当代きっての役者真田さんや芸術家田中さんが演じたからだろう。 彼らの鬼気迫る真剣な斬り合いが無ければ映画史に残る事は無かったろう。 それはかの七人の侍すら、遠く及ばない迫力。 ラスサムで武士階級を美化しすぎていた矛盾がここでは別の形で説得力を持って描かれている。 大きく時代が変わろうとする時、今まで金色に輝いていたものが色あせた無意味なものに思われ、虚無的な武士たちがきっと横行していた事だろう。 当初あれほど誇り高かった武士道は、ここでは無力な権力者が単に武士を縛りつける為の道具に化している。 明治維新期というのは様々な過去の矛盾が膿のように吐き出た時でもあったのだろう。 文献によると、その中で一番柔軟冷静だったのは農民を含めた庶民だったそうな ラスサムを抑えてオスカーノミネートされた所以はこの辺りにあるのかも
226 :
名無シネマ@上映中 :04/02/05 13:39 ID:nXd8brVx
>その余呉の犠牲の上に自分の幸福があるとしたら、 >清兵衛こそ罪深く自分の人生を生きなかったことになる。 >まあ、清兵衛もその後すぐに戦死し、今はすべてあの世だが。 同じようなことを真田が言ってたよ。 結局どっちが悪でどっちが善じゃない。 お互いの立場を理解し合えるもの同士が 武士のしがらみで殺し合い、 生き残った一方が相手への罪を背負っている。 だから戊辰戦争で清兵衛が武士として死に赴くのは わかるとかいうこと言ってたと思う。
ところで余呉の今際の際の「たそがれ〜」て声、切なかったなぁ
228 :
.名無シネマ@上映中 :04/02/05 14:54 ID:KW/WQvnP
余呉はほんとに悲劇の人だった。人生の矛盾とか絶望をすべて背負った人。 清兵衛も上意打ちを断れば余呉の二の舞になってた。やむをえず戦ったけどそのために清兵衛は重荷を負ったと思う。 だから維新の戦いの時、死を覚悟して戦場に出たんだと思う。
ラストがなぁ・・・なんか一気に醒める 俺としては何度も出てくる仕事上がりのシーンをもう一度入れて、 でも今までと違って袴も洗ってて髷も剃ってて、でも定時に家に帰ると奥さん待ってて・・・ みたいなの、ベタだけどやってほしかった。 「結局上に使えてたら死んだんすけどね。本人がいいんならそれでいいかもね」 みたいな幕引きに山田監督の暗黒面を見た気がしたのだが。
230 :
名無シネマ@上映中 :04/02/05 15:43 ID:hThw1Myf
>>229 そうです!それです。禿同でがんす。その上にその後のナレーションを
かぶせればいいんでがんすよ。
>>229 まぁ山田洋次自身が、蛇足だったかもしれないと
若干自戒の念を込めて語っていますし、
今後の自分の作品作りにそういう意見を反映させたいと言っているので……。
ま、たしかにあのラストシーンはもう少し何とかして欲しかったんだけど、
それを補って余りあるほど、良い映画だと思いまつ。
岸恵子に気を遣ったのかね(笑) でも俺は「まとめ」があって良かったと思うよ。 ナレーション否定したら結構色々な映画が駄作になる。 ライフイズビューティフルとか 髪結いの亭主とかいい感じじゃん。
233 :
名無シネマ@上映中 :04/02/05 17:10 ID:hThw1Myf
だからその後の映像はいらね、ナレーションだけでええでがんすと言ってるでがんす。
固いこと言うなでがんす
235 :
名無シネマ@上映中 :04/02/05 18:15 ID:uUfb8cW3
これはセンスの問題かもしれん どうしても監督は岸をつかって、「まとめ」をしたかったようですが、 これ、自信の無さの表れかいな 二流画家はよく額縁で誤魔化すが。。この場合返って傑作が台無しになった。 額縁なら、他にも一杯あったろうに。。よりによって一番合わない額をはめたような心地悪さ 何とか、取替えできんものだろうか(w
井上用水の歌も激しく違和感あったでがんす
237 :
.名無シネマ@上映中 :04/02/05 18:28 ID:JqzD3w5H
やはりラストはいろんな意見がありますね。それでもこの映画の良さは損なわれないと思うけど。 朋江さんは清兵衛の弔いをし年老いた母や幼い子供を育てる覚悟だったのか。 今時の女性には出来ないね。清兵衛は幸せ者だ。
238 :
猫舌 :04/02/05 19:05 ID:ESEe6gJZ
監督は物語り全体を墓参のシーンから発想したと語っていた 実は俺も墓を見ることが好きで、壬生寺の新撰組隊士の墓など撫でながら この人はどう生きどう戦ったのだろうかと夢想する事がある 人は「死」で閉じて、その象徴が墓碑なんだろうけど歴史文化は連綿と続いて その延長に「私」がある。 あのシーンは閉じた人生に真正面から向かい合った。そしてその事が今日尚感動を 齎すんだという監督の宣言なのかな 観客にはもしかすると(シーンの存在が)興味が無い事なのだろうが 余白 として残すべきだったのかもしれませんね
239 :
名無シネマ@上映中 :04/02/05 20:55 ID:uUfb8cW3
誤解の無い様に言うけれど、岸さんが良くないわけでないのよ 行き交う人力車、墓碑をアップするのもいいんだけど、人はいらなかったんじゃないかな 凄く余韻があったんでナレーションだけでも十分だったと思う。 具体的に人が出てくると、イメージが限定されてしまうでしょ。想像力が働かなくなるしね。 どんな映画でもそうだけど、子役から大人の役に上手くイメージを繋げるの難しい。 例えば、イーモウ監督の名作「初恋のきた道」の可憐な18歳のツィイーが晩年の老婆に中々繋がらなかったように。 元々別人だから難しいのよ。 同じく5才のイトちゃんが老齢のイトに繋がらない。別の映画をみているような気がした。
おまいらの言う事はいちいちもっともだが 大人の事情ってやつも考慮してやらんとな ナレーションのみで起用するなんて話を依頼したところで いくら何でも岸サイドがウンと言わんだろう 個人的には単なる大根女優という印象しかないが>岸ババァ
朋恵はあの日、清兵衛の身支度を手伝い見送った後には帰ろうと思った。 既に縁談が進んでいるのであれば当然の事です。 しかし、清兵衛の母に声を掛けるとちょうどぼけた返事がかえってきた。 朋恵は清兵衛が帰らぬ人になったら幼い娘二人と母が弔いの準備が出来る のか、どうなってしまうのだろうかと思いを巡らせてしまった。 それは朋恵が既に清兵衛とその家族を愛してしまっていたからだ。 最悪の状況を支える為なら兄も兄嫁も今すぐ家に帰らなくても許してくれる。 そう思って清兵衛の帰りを待っていたのだと思う。
娘は可愛いし、母ちゃんは程よいボケ方だし、貧乏侍と言ったって当時の階級社会では 特権階級だ。農民みたいに餓死して川に流れることもない。 全然気の毒じゃありません。
>>242 現代でさえ餓死者がいるだろ。身分は関係ないよ。
農民の1日平均労働時間は5時間、
豪農は小作人全員を、年に数回自腹で慰安旅行に連れていけるほど金持ちだった。
ところが武士階級はというと……
大名家さえ、財政の火の車なところが多かったんだよ。
とにかく散財するのが参勤交代の義務。
これは徳川幕府が、各地の大名たちが小金を貯める事を許さず、
なるべく散財させる為に、という目的もあったんだ。
大名たちは多くの侍たちを抱えるのが困難で、
さりとてリストラするのも可哀想で不良債権を抱え続けた。
心を鬼にして余剰人員を整理した上杉鷹山は、
なんとか財政を立て直したけど、リストラされた武士達は恨んだろうね。
余呉みたいに、仕官先を失った侍は一杯いたんだよ。
昔は豪農が貧乏侍をご馳走してやったりしたもんだ。
殿様に大金を貸していた庄屋さんは一杯いるし。
名誉的には「侍>農民」 でも、
生活水準的には「農民>侍」である事など多々あった。
>現代でさえ餓死者がいるだろ。身分は関係ないよ。 困窮による餓死者は許容されないよ。現代では・・・ >農民の1日平均労働時間は5時間、・・・(中略) >・・・殿様に大金を貸していた庄屋さんは一杯いるし。 じゃ、なんで百姓一揆なんか起こすのだ。 君の説明だけ聞いてると、なんか当時の百姓は のんびり安穏と農作業やってりゃOKのような気がするのだが。 江戸期には2万件以上あったんだろう、一揆って・・・ >生活水準的には「農民>侍」である事など多々あった。 「多々」って、武士階級より百姓一般の方が平均所得高いってこと? それは、ちょっと無理があるような。
>>245 >江戸期には2万件以上あったんだろう、一揆って・・・
世界の水準で言えばものすごく少なかったよ。
君が考えている一揆って、多分小説や時代劇に出てくるような深刻なのだろうけど、
あんなのよほど特別な例であって、数には些細なものまで含まれているよ。
>「多々」って、武士階級より百姓一般の方が平均所得高いってこと?
家柄にも寄るだろうけどね。
>それは、ちょっと無理があるような。
むしろ、ペリーが来た時、
太平の眠りを覚ます上喜選 たった四杯で 夜も眠れず
という川柳が庶民の間で流行った事を思い出してほしい。
「太平」なんだよ。
247 :
名無シネマ@上映中 :04/02/06 00:43 ID:Y5FMRH21
TBSでたそがれちょっと触れてるぞー
>>245 下記コピペだけど、江戸時代を識るにはいい文章なので。
戦国時代には世界一の銃砲生産大国だった日本が、江戸時代に入ると、銃を捨て、平和な国造りに向かった。
その後に建設された社会がどのようなものだったのか。同時代のヨーロッパでは、内では30年戦争を行い、ドイツ
では人口が1/2とか、1/3になるような悲惨な状態だった。また外に対しては、植民地収奪に明け暮れて、
はやい話がスペイン人が現れる前には、中央アメリカの推定人口は7千万人から9千万人はいたとされているが、
スペイン人の侵入のわずか一世紀後には、350万人に激減している。またこれも推定であるが、3千万人から
6千万人に及ぶ黒人奴隷がアフリカからアメリカ大陸に連れ去られ、その三分の二が航海途上で死亡して、
大西洋に捨てられたといわれている。
西洋が内なる戦争と外への植民地化に血道をあげていた頃、江戸日本は260年余の長い平和と繁栄の時代に
あった。その差は教育水準に歴然とあらわれる。
専門家の推定では、幕末の嘉永年間(1850年頃)での江戸での就学率は、70〜86%。
これを以下のデータと比較してみよう。
・イギリス(1837年での大工業都市) 20〜25%
・フランス(1793年、フランス革命で初等教育を義務化・無料化したが) 1.4%
・ソ連(1920年、モスクワ)20%
江戸日本の教育水準がいかに群を抜いていたかが分かる。なぜこれだけの差がついたのか、単に物質的豊かさ
だけなら、産業革命に成功し、7つの海にまたがる広大な植民地を収奪したイギリスの方が、はるかに有利だった
はずである。
その秘密を探ってみよう。
19世紀前半の日本の就学率は80%程度あり、
江戸・大坂・京都・名古屋などは100%に近かった。
同時代のヨーロッパの就学率は20%程度であった。
つづき 今まで鎖国については、外国との交流によって文明が発達するチャンスを失くしてしまって、 無駄なことしたなぁくらいに思っていた。 ところが、鎖国時代の日本っていうのは、他国の文化技術はほんの少ししか入って こなかったにもかかわらず、独自の力で世界トップクラスを維持していたそうだ。 例えばオランダやポルトガルやスペインが出島に追いやられてしまい、 キリシタンが厳しい弾圧を受けて外国人宣教師も火あぶりにされたということは中学あたりで習うが、 よく考えてみれば欧州の大国が、自国の宣教師が異教徒に火あぶりにされて黙ってるなんて おかしいんだよね。インドやフィリピンはすでに植民地とされ、インカ帝国なんか歴史すら 残らないほど破壊されてるのに。 これがなぜかというと、日本の軍事力・技術というのは当時オランダやスペインでも簡単に手出し できるような相手ではなかったということで、スペインの艦隊の司令官宛てに本国から 「下手に日本に手を出して、王国の恥をさらすような事態にならぬように」 という指令も出されているんだそうだ。 日本はさすがに中国を侵略できるほどの軍事大国ではなかったけれども、少なくとも簡単には 手出しできない強国だったそうだ。 時代は鎖国以前にさかのぼるけれども文化の面でも、フィレンツェからやってきた商人が 「わが国の文化芸術を凌いでいるかもしれない」 と感嘆の手紙を書いている。 そして当時のフィレンツェはルネサンス真っ只中。 周りを海に囲まれた小さな島国に、どうしてこれだけの技術や文化が生まれ得たのだろう。
>>256 要するに江戸期の百姓一般ってのは
君の説明のように
ヌボーっとのほほん暮らしていたわけではなく、
些細なものまで含めれば
2万数千件にも及ぶ一揆を起こすほど
ムカついていた。
ということ?
殿様に高い年貢をブン取られるより
タチのいい土地持ちの豪商の小作になったほうが
マシでした。
なんて話もあるけど。
>「太平」なんだよ。
だからなんなのかと。
どんなに悲惨な境遇の奴らが居ようとも、
徳川の治世に影響なけりゃあ、それが当時の「太平」っしょ。
トホホ。 ただのコピペ厨でしたか。
ん〜、みんなちょっと、当時の経済的事情ってもんを整理した方がイイと思う。 まず、清兵衛の社会的地位だけど、特権階級なんかではない。 あくまでも末端の地方公務員。 しかも、今のように民主主義国家での権利の保護なんて全くなし。 生活レベルは、当時の中流階級を大きく下回る。 あくまでも武士なので、武士としての権利はあるが、 清兵衛には、権利に伴う社会的義務の方が重荷だったと思われる。 借金で首が回らなくなりつつある。 で、農民。 平均的な農民は、やっぱり貧しい。そりゃ、絶対に貧しい。 しかも、一部豪農以外、著しく虐げられている。被支配階級。 清兵衛に米を貸すような立場でも、基本的にタメ口不可。 でも、豪農は高級官僚並、場合によっては高級官僚以上の金持ち。 藩によっては、武士の階級を金で手に入れる。 でも、平均的には圧倒的に貧乏。 都市としての江戸は、世界的に見ても生活レベルが高水準。 江戸の景気がよかったって(太平だって)、地方都市の財政は火の車。 その分、地方都市の商人と豪農は、貿易黒字で大もうけしていた人が多数。 でも、平均的な農民と末端武士は貧乏のどん底。江戸日本の下層階級。 農民や武家の脱藩→勤王運動は、「江戸ドリーム」を夢見た一念発起が多数。 大名と上位武士=一部商人・豪農>>>>>>>>中流商人=やや金持ち農家>一般的武士→ →>>>>>>>>一般的町人=末端武士>>一般的農民 かなり雑な分け方だけど、こんな感じだろうね。
253 :
名無シネマ@上映中 :04/02/06 01:49 ID:JcXCSi8U
高校レベルの歴史的教養も無い人が この映画を批評できるかな?と疑問が。
254 :
名無シネマ@上映中 :04/02/06 01:51 ID:lgBuMx0b
>>252 同意。一般的農民は地方によっても、また同じ地方でもかなり状況に差が
あったと思う。小作の扱われ方も、地主や土地柄によって違いがあったろう。
当時の日本は経済的な格差による階層社会が出来つつある一方で、階級社会の
面影もまだ残していたと思う。
特に冷害の影響を受けやすい地方では、貧しい人々は相当に貧しかったんじゃ
ないかなあ。
経済的な面だけではなく、この時代、今からは想像し難い地方差があったんじゃ
なかろうか。
喪前ら本当に当時の社会制度わかってまつか? 当時の階級は「士農工商」って言って、お百姓さんは支配階級 である武士の次に尊ばれていたんだよ?社会科で習った。
>>255 釣りじゃないなら、
もう一度「士農工商」の位置づけの意味について、中学校で勉強してきてください。
特に、なぜ「農」が2番目に位置づけられているのかって辺りを。
257 :
名無シネマ@上映中 :04/02/06 02:17 ID:lgBuMx0b
参勤交代や、御蔭参りなどの江戸時代の旅行ブームは、国内の文化レベルを 一定のものとするのに役立った。日本が維新後、近代統一国家として船出する のを比較的容易にする一因でもあったわけだが、それにしても拭えない地方差は あったと思う。 会津藩は別格としても、わらわらと日本中の藩が官軍に付く中で、何故東北は あくまで官軍と戦おうとしたのだろうか。 そこに東北の、地方としての特異性を感じる。 それが何なのか、わかんないのがもどかしい。 東北の人に色々聞いてみたいよ。
>>257 > 会津藩は別格としても、わらわらと日本中の藩が官軍に付く中で、何故東北は
> あくまで官軍と戦おうとしたのだろうか。
もともと東北諸藩は、徳川幕府の恩恵を受けていた(少なくともそう感じていた)。
会津が薩長を中心とする西国諸藩から批判・攻撃の対象となりつつあるとき、
「会津に責任なし」と東北諸藩が西国に対して反旗を翻し、
奥羽越列藩同盟を結んだことが、結果賊軍扱いされる。
その結果、明治130年を経た今でも、
東北が経済的恩恵から遠ざけられることとなった。
大学の一般教養の試験なら、こんな感じで及第点のはずです。
259 :
猫舌 :04/02/06 08:34 ID:agSsLzXd
「江戸時代」の農民が塗炭の苦しみに喘ぎ武士が威張って飽食していたというのは 多分にサヨク史観による脚色ですね。 幕末における武士の家計経済については磯田道史「武士の家計簿」(新潮新書)が面白いです
260 :
名無シネマ@上映中 :04/02/06 09:15 ID:p1TNNgtE
社会科をお勉強しなさいなんて大人ぶって説教するくせに、 出戻り・再婚ドタキャンなんてウソ臭い設定には目をつぶり、 こんなぬるいだけの糞映画を絶賛する…ジジイになるって 嫌だねえ…w
江戸時代の農民が悲惨だったと思い込んでいる人は、 現代と江戸時代と比べているんだと思う。 そこが勘違いってもんだ。 現代と比べて過去の時代を悲惨と言うなら、全ての国と時代が悲惨だよ。 江戸時代は同時代の世界各国と比べた場合、豊かだったし平和だったし、法治国家だった。 現代でも、北朝鮮と江戸時代の日本のどちらかに生まれろと言われたら、 大抵の人は江戸時代を選ぶと思うね。
侍は日本国民全体中7%の特権階級だったと言うが、
じゃあはるかに数が多い筈の農工商が、何故その7%を駆逐し得なかったのか。
7%の敷く政治や規範に対し、
時たま起こる(世界的に見たら数の少ない)一揆以外で、
反乱がほとんど起きなかった理由を考えたらどうかと思う。
一揆を小革命が如くに考えている人は思い違いもいいところ。
ただのデモも「一揆」の数に入れられているし、
成功して農民側の言い分が通った一揆もけっこうあった。
>>260 みたいなのは、時代劇や漫画の江戸時代を鵜呑みにして、情けないヤツだ。
263 :
名無シネマ@上映中 :04/02/06 09:46 ID:p1TNNgtE
じゃあ、何故、山田はわざわざ2回も百姓が川に流れている シーンを作ったんだ? それこそサヨク史観だから? じゃあ君達が山田に正しい日本史を教えてやれよw
264 :
名無シネマ@上映中 :04/02/06 09:57 ID:p1TNNgtE
実際、モデルになった庄内藩はかなり豊かな土地だったらしいよ。 なのに何故、山田はわざわざ2回も餓死体を登場させたんだ? 少なくとも「たそがれ」の世界観では百姓が貧しいって事だろ。 自分の都合によって、史実を持ち出したり、映画のリアルとは 史実通りの事ではないと言ったり、ったく何なんだよw
>>258 山口や鹿児島って経済的恩恵受けてるか?
>>261 =262
だ〜か〜ら〜、基本的に農民は貧乏。貧しいかった。悲惨だった。
そんなのは左翼史観でもなんでもなくて、間違いなく最下層の人間だったのよ。
ただし、徳川幕府という政治体制がもたらした江戸日本の経済が、
おおよそ80%とも85%とも言われる農民と、その他階層との経済格差を
封建体制の中でも世界的に見れば、やや緩やかだったことは間違いない。
当時の日本人の生活レベルを、人口比率の三角形にしてみれば、
比較的正三角形に近い形になっただろう。
しかし、それでも上部から急に裾野に広がった長方形であることは間違いない。
いいかい?
当時の農民は、あくまでも貧しかったんだ。
幕末の50年間で、農民一揆が増えていくのは知ってるかい?
当時に農民一揆が、単純に政治的意図からではないことはそのとおりだ。
しかし、農民が最下層に位置するからこそ、デモンストレーションをする必要があったのであり、
被支配階級で、権利を持てない(あるいはごくわずかしか持っていない)からこそ、
農民が団結する必要があったんだよ。
>>252 はそういう意味。
世界的に見て、民衆のデモ=一揆が少なかったからといって、だからなんだ?
では、君が言うところの北朝鮮は、デモがないと言うことで、
民衆の不満はほとんどないと解釈して良いんだね?
違うだろ?
そんなのは、日本人の気質やアイデンティティの違い、徳川幕府という政治システムの結果であり、
一揆の数が少ないから、農民が貧しくなかったなんて根拠にはならない。
>>266 の続き
それと、どんなに当時の日本の政治システムが世界的に優秀だったとしても、
農民或いは第一次産業従事者は、もっとも自然の脅威にさらされ、
幕末に向かって若干の市場経済への参入があったとは言え、それでも保護政策で守られていない以上、
全体的に見れば、町人や商人などと同じ階層になることはあり得ない。
飢饉や凶作となれば、最初に死んでいくのは農民たちだ。
これを左翼思想または間違った史観というなら、君とは同じ土俵でこの映画を語ることはできない。
そもそも、基本的認識について隔たりがありすぎる。
>>263 >>264 あらいぐま氏の分析はハッキリ言って大きな間違いだ。
それを論拠に言われても意味がない。庄内藩が比較的裕福だとは言え、
それでも幕末の全国的な凶作時には、間違いなく死体が川に流れていたということはあったはずだ。
あとは、
>>188 =190=191=193=199を読んで、映画的効果を考えてから再度言ってくれ。
>>265 日本のインフラ整備がどういう風に展開したかについて調べてみてください。
それと、明治以降の政治勢力がどのように変化したか、薩長の影響を中心に調べてみてください。
そんな話し始めると、どんどんスレ違いになるので割愛させてもらいます。
268 :
名無シネマ@上映中 :04/02/06 11:17 ID:p1TNNgtE
あの年だけたまたま肥沃な庄内平野に飢饉があったとか?w そんな史実があるの?「たそがれ」信者の皆さん、無知な俺に教えて下さい。
269 :
名無シネマ@上映中 :04/02/06 11:26 ID:26viAZ/F
しかしこのスレ社会科(日本史)の勉強よりためになるね。皆様有難う。
270 :
名無シネマ@上映中 :04/02/06 11:31 ID:IHZjjv+U
>>269 教科書とか文献参考にしなよ。2ちゃんなんか参考にしちゃ駄目。
271 :
猫舌 :04/02/06 11:41 ID:agSsLzXd
私はサヨク史観による「脚色」と書きましたが「捏造」とは書いていないわけで それと江戸期ニッポンを一般化すること。もしくは農民一般というような乱暴な 論議は避けなければなりません 商品経済の発達した西国と、寒冷地にありながらコメという熱帯由来の作物に 依存しすぎた東国とは同一に論議できませんし農民といっても特に東国では 大地主としての豪農と小作では同じ「農民」として議論できません
訂正
×しかし、それでも上部から急に裾野に広がった長方形であることは間違いない。
→しかし、それでも上部から急に裾野が広がった三角形であることは間違いない。
そのほか誤字脱字が多いのはすまんね。
昨日から誤字脱字が多いので反省してます。
>>268 では言い換えよう。
幕末の東北地方には、必ずと言っていいほど、冬になれば農民の死体が川に流れていた。
江戸時代には、貧しさから死にいたって、民衆の死体が川に流れていることが、全国的に見受けられた。
これと
>>188 を読めば理解できるよね?
飢饉で苦しんだのは、ヤマセがある太平洋側。 海坂藩のモデルになった庄内藩は日本海側。 飢饉の際は備蓄米の放出によって被害を押さえ込んだ。 藩と領民の関係も良好で、領民が領地替えを阻止したり、戊申戦争で破れた際には 賠償金を供出したり会津への除封を阻止したり。。。
ごめん、話を読み違えていた。
>>267 1891年、上野〜青森間全通
1901年、山陽本線が下関まで開通
1909年、鹿児島本線が全通
鉄道だけ見ると優遇されているように見えないけど。
薩長藩閥政治と地元の利益優遇は別問題でしょ。
そんなの角栄以来の自民党政治の因習だし。
276 :
名無シネマ@上映中 :04/02/06 15:39 ID:26viAZ/F
う〜ん、ディープな議論でせっかくの涙もかわくでがんす。
277 :
.名無シネマ@上映中 :04/02/06 16:03 ID:5/h2V9aN
清兵衛さんのいた藩は架空の藩じゃないすか。実在した藩じゃないと思うけど。 右とか左とかは清兵衛さんに関係ないでがんす。
278 :
名無シネマ@上映中 :04/02/06 16:13 ID:FFF+et3+
>>277 年寄りが若者にいろいろ教えたいって感じがあてくしは好きでがんす。
現実と一緒で聞きながしちゃいますけど。しぇば
279 :
名無シネマ@上映中 :04/02/06 18:14 ID:XGyLjcVW
山口は関門海峡・鹿児島は地方交付税
地方交付税って戦後の話では? 沖縄とかも優遇されてるし。
沖縄と北海道の特別予算は優遇ではないんだよw
282 :
名無シネマ@上映中 :04/02/06 20:57 ID:ytAgQPDp
>>281 では何なのかという事をきちんと書いて頂きたい。
それをしないでおいて、「w」だけ付けるのは、ただ人を小馬鹿に
したいがためのレスにしか見えない。
>>282 スマンスマン。
スレ違いだと思ったんで短すぎた。
北海道と沖縄に関しては、スレの展開で言うところの「優遇」をされているから
予算がついているんではない、という意味だ。
後はググルなりして自分で調べてみな。すぐに意味は分かるよ。
正直、優遇の話はもういいよ。
284 :
名無シネマ@上映中 :04/02/06 21:56 ID:Ea/IhRFx
氏尾さまの漢っぷりに魅せられて見ました 清 兵 衛 し ょ ぼ い しょぼいぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉ
285 :
名無シネマ@上映中 :04/02/06 22:04 ID:tqxhQmde
真田広之の私服の趣味は凄いぞ。。。
286 :
:04/02/07 00:06 ID:cMUBUX/c
原作読んでから見ましたが ラストいらないですね ナレーションも無くていいかな ただ、原作の方が正直雰囲気あったのが悲しかったな
明治以降の正式領土だからだろ。 沖縄を例に出したのは地方交付税が優遇措置とは関係ない、という意味だと思うが。 で、山口や鹿児島の優遇措置って何?思わせぶりなこと書いてないで教えてください。
新宿ツタヤで、中古の初回版DVDが3380円だったので、衝動買いしました。
山口と鹿児島が優遇されている、と このスレのどこに書いてあるのか教えて欲しい。
290 :
名無シネマ@上映中 :04/02/07 01:48 ID:ZkhI6IGJ
わだすは映画になんぞ出たくなかったっでがんすが、、、、 監督がどうしてもって言うから仕方なく・・・・ 恥ずかしいだども、なんとでも言っていいでがんす。
岸恵子パートは、映画がほぼ完成してから強引にねじ込んだと思う理由。 1.原作3作、どれも娘の語りという形式ではない。 2.城中や上意討ち等、イトには知りようもないシーンが大部分。 3.清兵衛とイトとの交流は、物語上も映像でも重視されていない。 4.イトから清兵衛を見る視点でのカメラがない。 5.イトを重点的に写す画も無い。扱いはあくまで脇役である。 6.岸の口調には庄内弁の片鱗すらない。 7.エピローグの画だけ書き割り的で、他の丹念な描写から浮いている。 8.岸パートをそのままばっさり切り捨てても映画が問題なく成立する。 故に、岸パートは何らかの理由による後からの付け足しである。QED. というわけで、岸パートを削ったディレクターズ・カット(?)版DVDの 発売を激しくきぼん。
292 :
名無シネマ@上映中 :04/02/07 07:01 ID:ey/CKUFl
age
続編はダメかなぁー 死んじゃうまでの幸せな数年間が見たい
294 :
名無シネマ@上映中 :04/02/07 08:16 ID:DfZDvX+z
清兵衛は手柄により、どれくらい禄が増したのだろうか。 100石くらいにはなってないと暮らしも上向かんだらう。 どーでもいいことでスマソ。
士族の転封以外で露骨な東北冷遇ってあったの? 戊辰の恨みって怖いね。
296 :
猫舌 :04/02/07 10:39 ID:RUNO/jJS
明治政府は賊軍の「印」として県庁所在地を藩の城下町で無いところに移しましたね 会津なら会津県若松市というところを福島県福島市という具合に 戊辰戦争の官軍側戦死者が招魂社即ち靖国神社に祭られた事は有名ですが同じ戊辰 戦争の死者である清兵衛は野辺の墓に眠り遺族に守られている このあたりに監督の拘りを感じます
山口の県庁所在地も城下町じゃなかったような… たとえ明治の元勲でも賊軍の大将になれば 祭られませんからな、そういうもんです>靖国
298 :
名無シネマ@上映中 :04/02/07 12:42 ID:ebu/u4Gw
>296 考えすぎではないかな そこまで監督は史実に拘っていないのでは。 最後のナレーションで、「清兵衛の同僚が明治政府の高官になったが」とあったが、 賊軍側に付いた海坂藩の者が明治政府の高官になれるというのは、矛盾してないかな。
299 :
猫舌 :04/02/07 13:21 ID:RUNO/jJS
長州は幕末の文久三年(1863)に自ら山口に城を移しています 架空の海坂藩について考証しても意味が無いですが、奥羽列藩同盟に参加しながら すぐに官軍がわについた藩と考えると(清兵衛は初期の戦死者)矛盾しない 明治政府は貪欲に人材を吸収し賢才であれば旧幕臣からでも採用しています 「明治(維新)政府高官」とは云いがたいですが山川健次郎は会津藩出身 ながら東京帝国大学総長・貴族院議員です
300 :
名無シネマ@上映中 :04/02/07 13:36 ID:pLCg4A9B
【似た者同士】 清兵衛 「しぇば」 吉村貫一郎 「しぇば」 清兵衛 「同じ東北出身で、貧乏者同士でがんす」 吉村貫一郎 「そうでがんす」 清兵衛 「お互い家族を養うのに苦労したでがんす」 吉村貫一郎 「まったくでがんす」 清兵衛 「男はつらかでがんす」 吉村貫一郎 「さいでがんすな。 父はつらかでがんす」 清兵衛 「時代劇で東北が注目されて、嬉しかったでがんす」 吉村貫一郎 「全くでがんす。 近いうちにまた仲間が増えるようでがんすな」 清兵衛 「しぇば」 吉村貫一郎 「しぇば」 (東北弁よく知らないので、ゴメン)
なんかいい感じ(´ω`*)
302 :
名無シネマ@上映中 :04/02/07 14:30 ID:KH140KsS
岸辺に流れついた子供の死体を、棒で突っついて再び流す場面があるが あれはないと思うんだよな。 庄内の農民の先祖の名誉のために言うが、あんなことは絶対にないと思う。 いくら飢餓といえどもだよ、犬や豚の死骸ならいざ知らず、仏教の信仰心の厚い人間が、あんな非情なことはしない。 もちろん、電話もTVもラジオも、車もない時代だから、そりゃあ不便には違いないだろうが 多分、名主のところに連絡が行く→寺に安置される→上流の村々にリレー式に連絡が行く→やつれた母が3日もしてやってくる。 その頃には多分荼毘にふされているから、母は涙を流し、お礼を言って骨つぼを抱いて帰ってゆく。 加えて、ああクセクセといいながら、でも時期は雪解け。夏場の沼じゃないんだから、そんなに腐敗が進むか? 子供にしろ、網にかかった姉さんのどざえもんにしろ、そこに至る過程が俺には想像できんのよね。 どうですか?
>>302 なるほどー
そういわれてみればそうかも・・って観てるときはなんとも思わなかった
>仏教の信仰心の厚い人間が、あんな非情なことはしない。 ちょっと違うな。 時代はちと違うが、仏教思想が元で、死刑制度さえ廃止同然だった平安時代。 お屋敷で働いていた身よりのない人間が病気になった時、 まだ生きてる段階で鳥辺野に捨てられたし、そういう者の子供がまだ幼かったとしても、 誰も面倒を見る者はなく、数日後、野犬に食い殺された子供の頭部が 屋敷の門前に転がっていたなんて事もしょっちゅう。 下々の者だけじゃない。 高位の貴族の子供でも、幼児は人間と見なされず、もしも死んだ場合、 葬式どころか、遺骸は山に素のままで捨てるようにという法律があった時期もある。 また、平安初期の嵯峨天皇の皇后で、美貌で有名だった橘嘉智子は、 仏教思想を元にして自ら風葬になり、遺骸が朽ちてゆく様を庶民の前に晒して、 この世が空しいものである事を示した。
306 :
猫舌 :04/02/07 17:17 ID:YpPHqIqs
俺はまあ 一家全滅したんだなとおもたよ
307 :
名無シネマ@上映中 :04/02/07 17:27 ID:ey/CKUFl
真田の演技は高校教師でみががれた?尊氏?
>>302 昔の風習じゃないの?
水葬とか?
鳥葬よりはいいよね
309 :
.名無シネマ@上映中 :04/02/07 18:13 ID:Aw+OZU9b
東北は冷害なんかあると飢え死にする人も沢山いたんだね。今はほんとに有りがたい時代。 餓死者を見た清兵衛さんは無言だけど暗澹とした表情だった。自分にも幼い子がいるもんね。 背兵衛と氏尾同じ侍でも全く正反対だね。真田は演技上手いよ。
310 :
名無シネマ@上映中 :04/02/07 18:31 ID:MNXujEGr
この映画クソつまらないね。 だらだら屁理屈ばっかこめて マトリックスを見習えヤw
釣られたくても、餌が不味そうだと突っついてお終いでつ。ツンツン
312 :
名無シネマ@上映中 :04/02/07 19:03 ID:aPZ8lCXq
つまらないというと切れる山田オタwww
313 :
名無シネマ@上映中 :04/02/07 20:11 ID:/o3M34Qo
>>172 共産圏が崩壊し、行き場を失ったサヨクに何を期待しても無駄です。
自暴自棄になり、日本を無理やり自分の思想と心中させようとしないだけ他の反日サヨクよりまし。
山田がサヨクでも別に問題なし。 問題なのは「たそがれ」がつまらないって事。
つまらないなら、こんなスレ来なきゃ良いじゃんw って、まぁ誰が来ても俺がどうこう言う問題ではないんだけどね。 せっかくだから、どこがつまらないか言っておくれ。 切れないから安心してねん。
317 :
名無シネマ@上映中 :04/02/07 23:27 ID:N/cyYnie
>>305 >風葬になり、遺骸が朽ちてゆく様を庶民の前に晒して
凄みのある話しだね。
古くから、遺骸が流れ着いたり行き倒れのあった場所は、祟られるという迷信があった。
土地の古い地名で○○比丘尼なんて名の土地は、女性が行き倒れになった
場所だったりする。迷信深かったこの時代では死体そのものを忌み嫌ったんじゃ
ないだろうか。丁寧に弔ってやるほどの余力も無かったんじゃないかと。
>風葬になり、遺骸が朽ちてゆく様を庶民の前に晒して はた迷惑な話だ
319 :
名無シネマ@上映中 :04/02/08 09:16 ID:Xxv2rh1k
>302よ、多分こういうことだ。 その年はひどい飢饉で、一家離散や行き倒れがとても多く、雪解けとともに死骸がたくさん流れてきたんだよ。 最初は君の言うとおり、丁重に葬っていたのだが増えるにつけ、それもできないようになってしまった。 それに、少年の場面で臭いなんて言っていない、臭いといっているのは、網にかかった水死体のシーンだ。 あの網にかかった水死体の場面も、雪解け頃の死体が川底の木や水草にからまって腐敗したのだし とにかく、死という非日常的な事が、その年の大飢饉のおかげで日常的になっていたんだよ、多分。 清兵衛の世界で描かれたあのシーンも、長い歴史の中では、きっと起こりうる事なんだと思うよ。
まぁ>302は
>>188 を読んで映画的効果について考えて
それでも納得いかなければ、自分の周りにいる年寄りに
50年くらいの日本の文化について聞いてみることだな。
いちいち葬れないほどの数の死体がどうされたのか。
自分の周りの年寄りがどうしたかってだけじゃなく、
あのシーンのような扱われ方ってアリだったのかどうかもね。
321 :
名無シネマ@上映中 :04/02/08 10:50 ID:00qyo/Fj
ナレーションは長女の萱野の方が良かったんじゃない。 本編でも長女の方が子役の主な役割を演じていたし。 勉強好きで、父親を良く支えていた。論語の素読を懸命にしてた萱野チャンのその後は?嫁に行っただけ? 最後に物語で幼く可愛かっただけのイト御婆さんが出てきて、誇りに思うといっても説得力が今一、二
322 :
猫舌 :04/02/08 15:13 ID:S951VPTH
321 それについては長女に語らせると死んだ母の存在と朋絵の存在の心理的葛藤を 回避できないためと思われる 下の娘なら結核を患った母の記憶はほとんど無いと冒頭言わせている
323 :
名無シネマ@上映中 :04/02/09 23:39 ID:oCiqHAjo
>322 そんなの、可笑しいよ 末娘に語らせる必然性が生母を知らないからなんて発想が奇妙 そもそもあなたは劇的真実というものを知らない
324 :
名無シネマ@上映中 :04/02/10 00:18 ID:xGq6hzPj
末娘が語る方式を取ったのって、当然な感覚だと思う。 長女じゃ全然違うよ。
長女→岸恵子じゃいくらなんでも無理があると思ったんだろ。 イトなら年齢差を理由に、似ていなさをごまかせるからね。 そもそも、岸ありき、の語りなんだよ。
326 :
猫舌 :04/02/10 10:27 ID:tzLjdXAY
必然性でなくて蓋然性です
327 :
名無シネマ@上映中 :04/02/10 16:56 ID:irEfh8S9
都会育ちで昔からモダニズムの旗手みたいな岸恵子に農家育ちの娘をやらせる見識 には驚きますが、なんらかの政治的事情が働いたんでしょうね。もうちょっと若か ったら高峰秀子か、むしろ今だったら大竹しのぶか。まぁどっちゃにしても いらない場面でがんすね。
328 :
.名無シネマ@上映中 :04/02/10 17:10 ID:SXT6ypFt
八千草薫なら良かった。うーんけどお墓だけ写してナレーションだけで良かった。 ガイシュツかな。けどあのままでもいい余韻が残ったよ。
329 :
名無シネマ@上映中 :04/02/10 18:56 ID:UPxEwY6Q
age
330 :
名無シネマ@上映中 :04/02/10 19:44 ID:Gsa/ERfh
所々で映る空がとても新鮮でした。
>>327 同意。
ちなみに、岸がマドンナの『男はつらいよ 私の寅さん』は、
シリーズ初期最低最悪の駄作。
ビデオ屋に、パロディAV「たそがれ助兵衛」というのが並んでた。観た人 いるかね?これは借りかね!?
真田さんとリエちゃんの絡みなら観てみたいなあ。 朋江「ああ・・・清兵衛様の、おっきい・・・。はぁん・・・」 清兵衛「と、朋江殿、子どもが起きてしまうでがんす・・・」 イト(寝ぼけ顔で)「・・・おとはん、おかはん、裸でどうしたの?」 朋江「ぷ、プロレスしてるのよ」 清兵衛「そ、そう、プロレスだ。」
334 :
名無シネマ@上映中 :04/02/12 16:37 ID:z3S/d63m
受けたvvvv 幸せな清兵衛一家は見たいなあ。AVでもvv
335 :
名無シネマ@上映中 :04/02/12 16:43 ID:74vNu3Ue
タコ社長(襖の隙から覗きながら)「寅さん・・いや、清さん、精が出るねえw」 清兵衛「覗くな、このタコ!」
336 :
名無し :04/02/12 16:44 ID:9fyTMWRW
337 :
.名無シネマ@上映中 :04/02/12 19:19 ID:WK4d+SO2
アメリカでも公開されるってホント? なんか飴さんには会わない気がする。いい映画だけど地味な感じだし。 映画の中の空気まで違う時代劇で好きなんだけどね。殺陣も派手じゃないけど迫力あるし。 そういうとこ分かってくれるかな?
338 :
名無シネマ@上映中 :04/02/12 19:22 ID:/2Vr4rrf
ロスやニューヨークあたりの都市部で単館上映だと思う。 アメリカ人て本当に外国映画を観ないからねえ…。
339 :
名無シネマ@上映中 :04/02/12 20:01 ID:4Dsa6hbU
何より、物足りないかもね、中心がない竹輪みたいな映画だもん 映画としてはよくっても、アクティブな意義を求める欧米人には分りにくい
この映画ってハリウッドがリメイク権を買いに来てるんでそ? やっぱ西部劇になるのかな そしたらアメリカ人にも受けるかもね 七人の侍みたいにさ
>>340 松竹は新作よりそっちに力入れてるもんな。
342 :
名無シネマ@上映中 :04/02/12 23:09 ID:vC9iK5hi
アバウト・シュミットみたいに成るんじゃない 米公開っていっても、小規模でヒットの見込みなし。日本でもやっと15億ぐらいでしょ。 アカデミー賞でも受賞すれば、また話は別だが。単独で獲ることはまずない カナダのみなさんさようならとダブル受賞の可能性のみ。確率すくない〜
サラリーマン武士の悲哀を、西部劇で表現できるとは思えん。
344 :
名無シネマ@上映中 :04/02/12 23:47 ID:/2Vr4rrf
アメリカでリメイク…清兵衛がマッチョになっていそうで嫌だな。w
345 :
名無シネマ@上映中 :04/02/12 23:57 ID:Jo8xIqXr
347 :
名無シネマ@上映中 :04/02/13 00:57 ID:t65Hqec6
翻訳機ですが 視覚的に気絶させる構成あるいは新種の編集は全くありません。 すべては、ちょうど非常に平易で静かに見えます。 それは、文字の感情が常にけばけばしく示される、 典型的な香港あるいはハリウッド映画とは全く異なります。
山田洋次のトワイライトサムライは、恐らく日本映画史上、最も高い収益を上げたモノとは言えないだろう。 しかし、最も成功した作品であることは明らかである。 日本国内であらゆる賞を受賞し、(聞くところによれば)77作目の監督作品というこの作品は、一見の価値がある。 剣術による様々な戦闘シーンがあるような劇的な展開ではないが、カリスマ的であり情緒的である偉大な父親を見事に描き、見るモノの心をつかむ。 そこに描かれているのは、清兵衛(真田広之)と呼ばれる貧しい侍の現実的な描写である。 清兵衛の妻は、結婚して早くになくなったため(※訳者注。この辺は勘違いか?)、妻や母親の役割もこなさなければならなくなった。 彼は、二人の娘と年老いた自分の母親を、休みなく世話しなければならなくなったのだ。 ある日、清兵衛の幼なじみである朋江(宮沢りえ)が、離婚して彼の家の近くにある実家へと帰ってきた。 二人は、お互いに好意を寄せ合って(※訳者注。原文ではstill love)いるが、互いに受け身であるために、気持ちを確かめ合うことができずにいる。 そうこうしているうちに、清兵衛は危険な任務につくことになった。 彼は、任務に就く前に、朋江に気持ちを伝えることを決意するのだった……。 この話は、非常にストレートでシンプルに描かれている。 山田洋次監督は、清兵衛の日常生活を描き出すために、とても自然で直線的な映画のアプローチに頼っているのだ。 清兵衛と同僚との関係から彼の自宅での生活まで、また、侍の決闘シーンから清兵衛の告白まで、これらのシーンは、実にリアルである。 視覚的に驚くような構成や最新の編集方法などは、全くない。 すべてが、とても優しく静かに描かれているのだ。 それは、典型的なハリウッド映画や香港映画とはまったく異なっているのだ。 (つづく。しばらく待ってね。それほど英語に自信がないので、間違っていたら指摘してちょ)
>>348 のつづき
この作品の主人公=清兵衛は、見るモノの心を打つキャラクターである。
とても貧しく、妻にも先立たれるが、彼は現実に絶望せず、彼に起こる不運について、愚痴をこぼしたりしない。
商人から竹籠を高い値で買ってもらうことを断られても、再考してくれるように頼みながら、何事もなかったように彼は働き続ける。
一見すると、この人物は生活を向上させるための野心がないように見えるが、しかし、別の観点でみれば、彼の求めているモノが、物理的なモノではなく精神的なものであるということが、理解できるはずだ。
劇中の彼の振る舞いや会話からも、清兵衛にとってもっとも大切なモノが、彼の二人の娘であることが示されている。
この愛すべき家族が、彼の最も大事にしているものなのだ。
家族がそろっているシーンでは、彼らは互いに話しかけ、互いに助けあい、幸せそうに笑いあい、彼らはけして不幸には見えない。
貧しさに縛られることなく、実に楽しく美しい家族の姿がそこにある。
さらに、長く失われた母親の立場として、朋江が加わることによって、それらはさらに大きく、より完全なモノとなるのだ。
真田広之と宮沢りえという優れた役者が、この映画の質をとても高めている。
真田の落ち着いた演技が、彼の役に命を授ける。
重々しい父親像が、ゆっくりと一つひとつ、この映画に構築されている。
宮沢りえは、それほど多くの登場時間があるわけではないが、彼女のキャラクターは、非常に弱々しく魅力的であり、そこから観客の心を簡単に奪い取るのだ。
彼らの品性は、私には真実とは思えないほど、ある程度完璧と言えるのだ。
トワイライト・サムライで描かれている、家族と愛、という二つのテーマは、見る者にとって知らない世界でも何でもない。
山田洋次は、素直な方法で、人間の純粋で優雅な一場面を、単に提示したにすぎない。
私たちが心の中にこそ、この映画の愛すべき要素が存在しているのだ。
私たちはいつも、素晴らしき人間性という不安定な信念に対して、安心求め続けている。
この映画は、その安心を私たちにもたらせてくれるのである。
お疲れさまでした。じっくり読ませてもらいます。
とかく「サラリーマンの悲哀」がどうのこうのと片付けられることの 多かった日本の批評に比べても、実に的確なレビューだ。
金曜ロードショーでたそがれ清兵衛放送されますね。 画面はどのくらい暗いんだろ・・・
354 :
名無シネマ@上映中 :04/02/14 00:50 ID:5qJ1eamE
それは楽しみ。テレビ用の明るさに出来たらいいのにね。
>>354 おそらく無理では・・・暗いといっても同一画面内にハイライトの部分もあるし。
暗部の階調だけ持ち上げる白っちゃけた画面になるし、何より山田洋次が許可しない
と思われ・・・
ていうか、そんなに俺は気にならなかったけど・・・
356 :
猫舌 :04/02/14 10:36 ID:giLJ/rG9
ブラウン管でみると上意討ちシーンはまっくろくろすけですた テレビ局はカット毎に明度調節するかもしれませんね
359 :
名無シネマ@上映中 :04/02/14 11:57 ID:TcPy5nXW
>>358 自分の言葉で比較すると、どうしても偏ってしまい主観丸出しになるから、
まずは客観的な評価を事実ベースで提示したまでw
>>61 などにもレスされているが、各国の賞を総ナメしているカナダの
「みなさんさようなら」が受賞するでしょう。
アカデミー賞でも無冠に終わる「たそがれ清兵衛」w
山田は国内での評価と海外での評価が全く違うから藁える。
日本は映画批評が不得手な国だね。
>>359 主観でいいじゃん
「計測」ではないんだから
>>359 「みなさんさようなら」は未見なんで何とも言えないが、別にオスカー取らなくてもなぁ……
まぁ、自ら出品するわけではないので、ノミネートでも一定の評価ってことで良いんじゃない?
それに、まだ決まっていないモノを語ってもしょうがない。
まぁ、それはどうでもいいや。
そんなことより、海外に評価されないと駄作なのか?
んじゃ、歴代のオスカー受賞で海外の大きな賞をとってないアメリカ映画は
みんな糞ってことか?
海外でも評価されればそれはそれでいいんだけど、
国内だけで評価されていても、素晴らしい作品はたくさんある。
で、カンヌを取った楢山節考のように、
国内評価は(俺の個人的評価も)まったく高くないモノもある。
北野作品でいえば、「あの夏〜」なんて俺的にはかなり評価高いが、
海外で大きな賞を取ったわけではない。
で、ここは山田スレではないので(俺も山田オタではない)、監督論じゃなくて、
この作品を単体として、座頭市と比較してくれれば話も進むが、
>>359 みたいな話では、話の進みようがない。
映画批評の不得手な國にあって、自分の映画批評はそれなりに自身があるのだろうから、
(ないなら、他人の評価でしか語れないってことになるけど、そうじゃないんだろ?)
自分の言葉で、座頭市との比較論を展開してくれることをキボン。
アカデミー賞といえば今年の外国映画部門の日本代表作品は「たそがれ清兵衛」だった。 日本はここ20年この部門でノミネートされていない。 なぜなら、「うなぎ」「HANA-BI」「ワンダフル・ライフ」など、 出品すればノミネート確実の作品をことごとく選考からはずしているからだ。 特にここ数年の出品作品の選考の酷さは目に余る。 「平成狸合戦ぽんぽこ」「学校・」「愛を乞うひと」「鉄道員(ぽっぽや)」「GO」「OUT」といった作品群は、 いくら国内で評価が高くても、とてもアメリカで注目される作品とは思えない。 今年の「たそがれ清兵衛」にしても、「座頭市」という真打ちがありながら、なんではずしたのか。 ベルリン映画祭で受賞を逃した作品とベルリンより格上のベネチア映画祭で賞を総なめにした 「座頭市」では比較にならないと思うのだが……。現在まで「たそがれ…」はシカゴ映画祭でも賞を逃し、 「座頭市」はマラケシュ映画祭で監督賞、シチェス映画祭でグランプリを受賞。 ヨーロッパ・アカデミー賞の外国映画賞にノミネートされた。 選考委員から世間知らずの評論家をはずして、もっとアメリカの事情に詳しい国際人を加えた方がよろしい。 今まで日本側のアカデミー外国語映画部門へのエントリー選考がずさんであり、 それが22年も同賞にノミネートされなかった原因だと散々書いてきた。 今でも「たそがれ清兵衛」が「座頭市」より適作だったかというと、そうは思わない。 でも、世界の中の5本に入ったのは並大抵のことではなく、それは賞賛に値する。 「たそがれ清兵衛」にしても、各国で賞を総なめにした「座頭市」と対照的に、 ベルリンやシカゴ映画祭にコンペに出品したが全く賞を取っていない。 「たそがれ」は偶然の産物であったと言うべきだろう。
「座頭市」、そんなに評価高いんだ(w いや、これについては本当に人によって色々だなと言うしかない。
364 :
名無シネマ@上映中 :04/02/14 13:26 ID:TcPy5nXW
>>361 山田の場合はベタ過ぎ。今までの映像作家が行ってきた手法を
そのままなぞっているだけ。全然進歩ナシ。
山田の撮り方なんて、UCLAで習うような教科書的な撮り方に過ぎん。
はっきり言えば、誰でもできる手法なんだよ。
そのレビューが
>>348-349 の
>視覚的に驚くような構成や最新の編集方法などは、全くない。
だよw
対する北野の場合は撮影や編集などが、他の映像作家が今までに行わなかった、
いやむしろ否定してきた手法を積極的に取り入れ、
代表的な「キタノブルー」初め新しい手法を確立した。
「たそがれ清兵衛」も「座頭市」も、それぞれの監督のカラーが
見事に反映されている。その結果が海外の評価の差さ。
日本の場合は大半の馬鹿な批評家は撮影や編集手法などを無視して、
内容(しかもセンチメンタルなヤツほど受けがいいw)でしか
批評しないから。
>>362 にもレスされているが、「鉄道員(ぽっぽや)」や
「OUT」なんかが今までアカデミー賞の外国語映画部門に日本代表として
選出されてきたのが、その証拠さ。
まあ蓮實重彦や浅田彰などは、そんな日本の現状を痛烈に批判しているが。
去年の4月にJALの機内で観たけど、 真っ暗でなにも見えなかった。 個人用モニターのちっさい画面だったので、殺陣もこじんまり。
366 :
.名無シネマ@上映中 :04/02/14 15:57 ID:HpEO6pAR
たそがれは映画館でみるべき作品。 北野作品は海外で受けてるね。たそがれは邦画の良さが凝縮した作品だから海外でも評価されて嬉しい。 348 349の評価を読むとよくこの作品の良さを理解してると思う。 座頭市の奇抜さよりたそがれの静けさのほうが自分は好み。アカデミーはノミネートだけで良いと思う。
>>364 あのさ、別に斬新な編集方法や撮影技術なんてなくとも、
その作品の完成度とは、まったく関係がないんだよ。
もう少し、映画全体を見て論じて欲しいんだけどなぁ。
俺はいちいち本とか読んでまで研究はしていないが、
「キタノブルー」とは、映像技術などよりも、北野武の世界観を含めた全体的なモノだろ?
それに、黒澤じゃあるまいし、北野武が今現在評価されているからと言って、
その北野武に多大なる影響を受けた映像作家たちが、世界中で活躍しない限り、
歴史に中に埋もれてしまうだけ。
そういう人が「今まで誰も行わなかった手法を、映画の世界に持ち込んだ」
って評価を受ける人だよ。
北野武に影響を受けた世界的な映像作家なんて、今のところはいないと言って等しい。
(別に北野批判じゃないので、勘違いしないように。俺も一定程度は評価している)
ちなみに、煽りじゃないので、
「他の映像作家が今までに行わなかった、 いやむしろ否定してきた手法」
って、どの映画ノドのシーンだか、代表的なモノを5つくらい教えてくれ。
で、もう一度言うが、
たそがれ〜と座頭市について、もっと具体的に比較論を展開してください。
そうじゃなければ、話が進まない。
後半の論評に関しては、あなたの言葉でも何でもないので、
何もいう気がありません。
山田VS北野なんて他でスレ立ててやりゃいいのに 自分は山田の他の映画好きじゃないけど、これはいいと思うよ
369 :
名無シネマ@上映中 :04/02/14 18:32 ID:8HUXALB1
>視覚的に驚くような構成や最新の編集方法などは、全くない。 >すべてが、とても優しく静かに描かれているのだ。 >それは、典型的なハリウッド映画や香港映画とはまったく異なっているのだ。 奇抜な構成や目新しさを狙った編集方法を取らずに、正面からリアルに描く手法が良しとしてるんだよ。 続く文章が、「典型的なハリウッド映画や香港映画とはまったく違う」と評価してるからね。 外国映画賞だもの、海外で受けるだろうな作品ではなく、自国の自信作を出品するのは別におかしかないよ。 選ぶのは向こうのセンス。たそがれはアカデミー賞にノミネートされた。 各国一押し55本中の5本に選ばれたんだよ。素直に嬉しいよ。 ノミネートだけでも快挙だと思うよ。 当然
370 :
名無シネマ@上映中 :04/02/14 21:51 ID:TcPy5nXW
>>367 は馬鹿だねw
>あのさ、別に斬新な編集方法や撮影技術なんてなくとも、
>その作品の完成度とは、まったく関係がないんだよ。
>もう少し、映画全体を見て論じて欲しいんだけどなぁ。
関係ない理由はなんなんだ?wお前の妄想は凄いな〜。
映画は総合芸術と呼ばれているし、映画の内容だけで論じられるのか?ヴォケ。
お前こそ映画全体を観て論じろよ
>「キタノブルー」とは、映像技術などよりも、北野武の世界観を含めた全体的なモノだろ?
勘違い君は氏んで下さい。
>北野武に影響を受けた世界的な映像作家なんて、今のところはいないと言って等しい。
日本だけみても青山真治や黒沢清。海外ではタランティーノやジョニー・トゥ、
ヤンクーネン、ソダーバーグなどたくさんいますが何か?w
北野の映画が好きという監督は巨匠チャン・イーモウ監督とかいますね。
何を持って影響を受けていないと言えるのだ?お前は痴呆症か
371 :
370 :04/02/14 21:53 ID:TcPy5nXW
>>370 の続き
>って、どの映画ノドのシーンだか、代表的なモノを5つくらい教えてくれ。
座頭市一つ見ても、殺陣の速さ。(カット割りで速く観せたり、
剣と剣を交わらせずいきなり体を斬る事で秒数をちぢめる)
省略の技法。いろいろありますが。。
まあ「キタノブルー」について勘違いしている素人にはわからないかw
また5つ出せとか言って、なに命令しているんだ。お前何様なの?
>たそがれ〜と座頭市について、もっと具体的に比較論を展開してください。
監督を通じて、作品を語るのはそんなに駄目なの?
お前、ゴーマン過ぎるよな。自分勝手にも程がある。
>後半の論評に関しては、あなたの言葉でも何でもないので、
>何もいう気がありません。
逃げるなよ。別に自分の言葉で論じていますが何か?
どこ読んで判断しているの?ボクちゃんw
372 :
名無シネマ@上映中 :04/02/14 22:15 ID:J0WZk+eY
殺陣を誤魔化す技術は進歩したが、肉眼で観るより迫力のある撮り方は衰退した。 山田監督はリアルで迫力のある殺陣を撮ったんだよ。
373 :
猫舌 :04/02/14 22:57 ID:6dBp81eU
山田監督の「娯楽」という「用」(松竹の台所事情によるものにせよ)に徹した 職人技が遂に美に通じたのではないでしょうか その意味で北野監督作品が芸術的評価の割りに多く興行的に成功していない事と 好対照ですね
374 :
名無シネマ@上映中 :04/02/15 00:02 ID:K8CZmWpV
>>372 >山田監督はリアルで迫力のある殺陣を撮ったんだよ。
(゜Д゜)ハァ?
三隅研次監督作品や黒澤明監督の「用心棒」「椿三十郎」等を観て
言ってますかぁ〜?
たそがれ清兵衛の殺陣なんて全然大したことないじゃん。
どこがリアルで迫力のある殺陣なんだよ!
( ´,_ゝ`)プッ、笑わせるなっつーの。
375 :
名無シネマ@上映中 :04/02/15 00:04 ID:s2iYc08m
公式サイト復活してました。それに21日から劇場でも かかるとか。はじめてスクリーンで見ます。
千円です。
377 :
名無シネマ@上映中 :04/02/15 04:51 ID:7McsKoEu
殺陣も物語の内。写実の殺陣。 剣豪同士、生身の人間が斬り合う怖さを思いましたよ。
378 :
名無シネマ@上映中 :04/02/15 05:00 ID:wsAIA0Z0
山田洋次を好きな映画ヲタが目の敵にする映画作家 昔なら大島渚、今なら北野武 ってとこだな。
山田なんて好きじゃないけど、大島も北野も好きなたそがれ好きの
>>367 です。
>関係ない理由はなんなんだ?wお前の妄想は凄いな〜。
映画の完成度を語る上で、「斬新なモノ」がないからと言って
完成度の低さになるわけではない。
お前が言うように、「総合芸術」であるからこそ、
何か一点にのみ評価の対象を絞り込み、
それが出来ていないからと言って、「完成度が低い」とはならない。
(もちろん逆に、一点に絞って、それが出来ているがために、
「完成度が高い」と言うことはある)
だれが、いつ、「映画の内容“だけ”」で論じろと言ったんだ?
>キタノブルー
お前こそ、北野ブルーについて理解してるのか?
お前は
>>364 で
>代表的な「キタノブルー」初め新しい手法を確立した。
と書いてるが、キタノブルーとはいつから「新しい手法」になったんだ?w
そのこと指摘してるんだよ。
>青山真治や黒沢清。海外ではタランティーノやジョニー・トゥ、ヤンクーネン、ソダーバーグ
おいおい、北野武が好きだという監督は、そりゃいるだろw
で、この監督たちのどの作品が「北野に影響をされた作品」なのか、“具体的に”教えてくれよw
どの監督のどのへんに「影響」が見られるんだ?
「好き」「影響を受ける」「刺激的だ」なんて、誰でも言える罠
> 座頭市一つ見ても、殺陣の速さ。(カット割りで速く観せたり、 >剣と剣を交わらせずいきなり体を斬る事で秒数をちぢめる) これを称して「新しい手法」と言ってるのか……? それとも「否定してきた手法」か? どっちを指してるの? 他にも教えてくれよ。一つのことじゃ、サパーリだw ちなみに俺、元北野オタなんで、そのこと踏まえてくよ。 >監督を通じて、作品を語るのはそんなに駄目なの? 監督を通じて、作品を語ることは悪くない。 が、お前は、全くと言っていいほど作品を語っていない。 ここは山田スレじゃないだろ? あくまでもたそがれ〜について語れってことだ。 監督論を引き合いに出すななんて、一言も言ってない。自分のレスをよく嫁 もう少し中味あることを早く言って楽しませてくれ。 あと、スマンが、影響を受けたの話、青山真治は数見ていないんで、俺が知らないだけかもしれん。 ユリイカ見逃してるし……。そうならそれで教えてくれ。
381 :
名無シネマ@上映中 :04/02/15 08:51 ID:xPogYV5B
>>348 >>349 この批評を見てからもう一度たそがれをみたら結構面白かった。
アカが時代劇なんて取るなよ。はあー、現代にも通じるサラリーマンの悲哀だぁ。
とか思ってみてたんで所々(ドザエモンのシーンとかね)引っかかって
前回見たときは,あまりいい印象をもてなかった。
382 :
名無シネマ@上映中 :04/02/15 10:33 ID:K8CZmWpV
いくら山田ヲタが屁理屈つけて清兵衛を擁護しようと、 ベルリン映画祭やシカゴ映画祭のコンペで無残な結果に 終わった事実は消えないと思われ。たしか外国からの 版権買い付けも0だったという記事を読んだことがある。 アカデミー賞も所詮はノミネート止まりに終わると思われ。 しかし海外に対していい宣伝にはなったね。
(´-`).。oO(アンチのレスって、どうして長文なんだろう)
>>382 さんざん既出だが、その年の大きな賞を獲っていない名作はたくさんある。
逆に大きな賞を受賞しても、今では全く評価されていない作品もたくさんある。
つまり、賞を獲った=名作ではないし、賞を獲らなかった=駄作・凡作ではない。
さらにこれも既出だが、この映画は国際的な評価がなくとも、
日本人にとって充分に評価に値する映画だってこと。
他人や外国人の評価だけで映画を判断するなんて、
子どもがすることか自分に自信のない人間のすること。
385 :
名無シネマ@上映中 :04/02/15 12:08 ID:K8CZmWpV
>>384 >他人や外国人の評価だけで映画を判断するなんて、
>子どもがすることか自分に自信のない人間のすること。
じゃあ聞くけど、なぜベルリン映画祭やシカゴ映画祭に出品したり
アカデミー賞外国語映画賞の日本代表選考に出品したりするのですか?
海外の評価が欲しいからではないですか?
海外で好評により更にマーケットが広がるという、銭儲けのためではないのですか?
矛盾なこと言うんじゃないよ!
つーか信者も山田と同じ偽善者なんですねw
>>385 評価が欲しいのは、製作者や興行関係者。
表現者である製作者が他人の評価を求めるのは当然だし、
興行関係者にとって、国内外の賞獲得は恰好の宣伝ネタ。
その作品を見て評価を下す人間が、「他人が評価しているから」ってことで
その作品をさらに評価するのは、基本的におかしいってことだよ。
受賞のそものの是非については、それを考察する場合はあるけどね。
例えば、アカデミーの会員たちが、「カンヌでグランプリを獲ったから」と理由で
作品賞に一票を投じてるとしてら、当然、その投票者の投票基準・動機に疑問を持つ罠。
逆のケースも同じだ(事実がどうであるかは別問題)。
何が偽善だよw
お前、自分の頭やセンスで映画見られないのか?
もしお前が北野武を好きなら、北野武自身がお前みたいな奴に対してこう言っているよ。
「ウケた映画に賞をあげるのは当然だけど、エンターテーメントなのに、
なんでヴェネチアなのかよく分からない」
「ミスは少ないと思うから、平均的には良い映画だと思う」
「貰えるに越したことはない。でも、アート的には……」
「賞をもらったのは結果的にはよかったと思う。この映画は生命保険みたいなもの。」
「これでまたしばらくは好きな映画が撮れる」
お前みたいに受賞したしないで大騒ぎする奴ばかりだから、
生命保険をかけないと映画を撮れないような環境になってるんだと、
北野武自身が言ってるんだと思うよ。
387 :
名無シネマ@上映中 :04/02/15 12:53 ID:K8CZmWpV
>>386 被害妄想がかってるね!
言っていることがたんだん支離滅裂になってきてるよ
これだから山田信者を弄るのは面白い
>>387 いや、俺こそガキを相手にしてると、いいストレス発散になる。
どうせ、たそがれも見てなきゃ、北野映画すら自分の言葉で評価できないんだろw
頑張って成長しろよ〜
389 :
名無シネマ@上映中 :04/02/15 13:01 ID:K8CZmWpV
>>388 あはは、北野と言っている時点でテメエ、頭が逝かれてるね〜w
早く精神科の救急病院に行って診てもらえよ!
そもそも俺、北野なんて一言も言ってねえ〜し。うひょ。
否こりゃ失礼。 昨日の馬鹿と一緒にしちゃった。 頭の悪い別のガキだったんだな。 ま、どっちにしても 他人の評価でしか映画の話できないんだから頑張れよ!
391 :
名無シネマ@上映中 :04/02/15 13:12 ID:K8CZmWpV
>>390 しかし他人の評価が気になって気になって仕方がない
山田とその信者w
憂鬱病臭せえーから、さっさと病院に逝けよ!
あれ? お前こそ俺は山田オタなんて書いてない (昨日は山田オタじゃないって書いてる)のに、 妄想しまくって、文字も読めない消防未満ですか? ま、映画の評価も満足にできない奴の相手はそろそろ飽きたんで、 後は好きにいっててくれ。 出かけるんで、じゃぁね〜
393 :
名無シネマ@上映中 :04/02/15 13:23 ID:K8CZmWpV
>>392 ヲタや信者は必死で否定するが書込みでバレバレ
病院いってら〜w
害だから戻ってくるなよww
394 :
名無シネマ :04/02/15 15:46 ID:ZC3SuJDm
個々は書きこんだ人の悪口スレ界? その人間の下品さまるだし。
作品は上品なのにねぇ。アカデミーにノミネートされて頭にきた火とがいるみたい。
396 :
名無シネマ@上映中 :04/02/15 19:56 ID:mzcj/VFn
しかし、素直にたそがれは何で外国人に分りにくいんだろうと思う この映画が、日本人による日本人のために(主に中高年層)造られた映画だからかな とても質のいい映画だと言う事は誰にでも分る。しかし、何かが足りない。今日的なインパクトが物足りない それは、日本人同士でもよく耳にする言葉で、私も同意。ましてや世界中の映画人か競うコンペになると如実に明確になる。 感動に優劣はないし、競うものでもないかもしれないが、リアルな時代劇と言う部分を除けば、案外平凡なテーマの掘り起こし。
こういう、ぼ〜〜〜っと観られる映画好きです。 疲れてる時に清兵衛の顔を見るとホッとします。
白井晃、キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
大河実況の誤爆ハケーン
401 :
名無シネマ@上映中 :04/02/15 23:27 ID:lu6SAeAi
5000人いる会員のうち400人ぐらいしか投票しないらしいね>外国語映画賞 宣伝しまくって知名度あげた作品が勝ちって感じなのかも
402 :
名無シネマ@上映中 :04/02/16 00:10 ID:OyDOvk07
3大映画祭で賞を取った映画をアカデミー賞に出す必要はない。 アカデミー賞はヨーロッパの3大とは違うものだろ。
403 :
名無シネマ@上映中 :04/02/16 00:19 ID:ubzUd14a
アカデミー賞はアメリカの映画祭で、三大は国際映画祭だから、どちらかと言うと三大の方が意味がある。 でも、宣伝効果はアカデミーの方が上かも(特に日本では)。
オスカーでも3大映画祭でも、 受賞作品の1/3は「ハァ?」、1/3は「フーン」、 残りの1/3が「なるほどオモロイ!」って感じだし、 歴代受賞作のなかには、今では酷評されてるモノもあるしね。 ま、日本アカデミーが何の価値もないのは定説ですが・・・
405 :
名無シネマ@上映中 :04/02/16 00:30 ID:W/BzrGwv
欲張ってベルリン映画祭やシカゴ映画祭に出品したり、 本家アカデミー賞の日本代表候補にエントリーしたりせず、 映画のテーマ通りに、身の丈に合った、細々と慎ましくしておけば ここまで叩かれなかったと思われw
406 :
名無シネマ@上映中 :04/02/16 00:37 ID:HVgydUZf
ベルリンよりベネチアの方がレベル高いの? 誰が決めたんだろう。(w 個人的にはベルリンの方が政治色が強いように見えるが。。 アカデミーは選者が多いから結果が楽しみ。 たそがれは元々国際映画祭のコンペ向きじゃない。 しかし、質の高さはノミネートで実証された。それで十分。 家族愛がテーマといっても、亡くなった先妻は立つ瀬がない。 散々苦労して、娘二人生んで、結核になって寝たきり。 長患いで亡くなると夫は幼馴染の別の女に真実の愛を告白。 私の人生は何だったんだろう。と一人ぼっちの草場の陰からため息が聞こえそう。 ああ、先妻は家族のうちに入ってなかったのか。。娘を立派に育ててもらえばいいか。 この映画ね。まともに考えれば考えるほど袋小路に嵌る様に不可解な事がおおい。 温かいようで実際疎外されて、ないがしろにされている人が多い。
407 :
名無シネマ@上映中 :04/02/16 00:46 ID:O9Ps+/rU
オスカーは同業者が選ぶのが面白いんだよ。後の出演作への影響なんかもあるしね。(外国語映画賞は投票率悪いから番外だけど)
おまいらアホだな 「座頭市」は来年のアカデミー賞の有力候補だから ミラマックスが外語部門への出品なんて許すわけないじゃん
409 :
名無シネマ@上映中 :04/02/16 08:33 ID:bIVAA6EV
座頭市ってそんなに良かった? 自分も見たけど、正直、生き残りの二人姉弟悲話と最後の下駄タップしか印象なかった 構成もだれた所や役者の演技力不足でも一つ盛り上がりにかけたしね。 天才女形、野菜売りのおばちゃん(大楠さん)子役の姉弟、タップのお兄さんたちの上手さで持ってる映画
>>409 好きだというやつに向かって「あんなの糞」というレベルではないな。
佳作もしくは最大に評価して良作程度だな。
だが、キタニストなる盲目信者の一部に、やたらと他の作品と比べたがる大馬鹿者がいるようだ。
>>408 有力とは言っても、外国語映画賞以外に何が?
外国語映画は作品賞他主要部門でのノミネート自体が難しいし、されてもほとんどが欧州だ。
アジア映画の作品賞ノミネートはグリーンディスティニーしかないが、
これは1億ドル越えの大ヒット作、異例中の異例。
万が一ノミネートされても、受賞はまずありえないけど。
どうして座頭市と比較したがるのか分らないな。座頭市のUS公開は今年の春すぎなんだろ? 次年度の候補じゃないんじゃないのか?
413 :
名無シネマ@上映中 :04/02/16 21:00 ID:4lMSoGFA
age
414 :
名無シネマ@上映中 :04/02/16 21:57 ID:skSo92+N
>406 家族愛がテーマといっても〜〜温かいようで実際疎外されて、ないがしろにされている人が多い そういう見方もあるのか、 先妻は清兵衛がうだつが上がらないので、出世しろとばかり言っていた、となっていたから 清兵衛の方も理解されないことで、愛情は醒めていたと理解していた。 しかしまあ、人の心としてそういう、どうすることも出来ない部分もある、と描いたとは考えられないかな 山田監督は愛情がテーマというより、正しい理念を振りかざすのではなく、極力ヒロイズムを押さえて等身大 の人間の姿から、人の生き様を描こうとしたのだと思うのだが。
415 :
猫舌 :04/02/16 22:52 ID:vktloYV0
亡妻についてはその療養に家計を傾けるほど尽くした。ということなのかな。 妻の夢を遂に叶えることが出来なかった(出世)辛さに深く傷ついて新しい 愛を受け入れる事に臆病になった経緯は、大人でないとわからないよ
先妻に対して「誠実」であったことは、作品の中で説明済みでしょ。 先妻に対しては当時の結婚観からくる家族としての愛情なり 朋江に対しては本当の意味での恋愛感情。 丹波伯父からの強制的な結婚を考えれば、そんなに違和感ないけどなぁ。
誰そ、彼。 現代の自分から見て、静兵衛の生活が理解できるね。 この映画は、そういうつくりだ。
>>417 ちゃんと言葉を尽くして説明してこそ、高校生としては及第点をもらえると思うよ。
>>418 ちゃんと言葉を尽くして説明してほしいって、聞きたきゃ普通に聞けばいいんだよ。
そんな嫌み言ったところで利口そうには見えないモンなんだぞ。
420 :
名無シネマ@上映中 :04/02/18 00:23 ID:aafJDv28
朋江に愛の告白をする時、「私がずうっと想っていたのは貴女でした。私が妻を娶っても貴方が嫁いでもそれは変わらない」という下りがね、どうもそれはないだろと思った。 藤沢文学ではこんな設定はなかった。あくまで山田監督のフィクション。寅さんのように高嶺の花のお人形さんマドンナに憧れる純情男清兵衛。 元々、市井の慎ましやかな夫婦愛の文学のはずが激しい初恋ドラマに豹変した瞬間。
「あなたの兄上のお申し出(朋江との縁談)を断ったあの日から、 私はあなたを思うようになりました。」 あこがれの対象から、現実的な愛になったと思われるが。。
422 :
名無シネマ@上映中 :04/02/18 14:39 ID:oYHAB3ex
だからね、藤沢文学の話をしてるの! 長患いをしようが、金がかかろうが、主人公は妻との生活、思い出を大切にして生きた。 それが映画じゃ、マドンナから申し出があった途端心が揺らぐどころか、生涯で一番好きと告白。 となれば夫婦愛なんで屁みたいなもんだ。 先妻を深く愛していたなら、とても言えない言葉だと思った。
>>422 原作の一本「祝い人助八」では、長患いの妻が死んで晴れ晴れとしてるぞ(w
424 :
名無シネマ@上映中 :04/02/18 15:32 ID:0WOl37r7
>>422 君の倫理観では男女の機微は分かるまい。
前妻には借金してまで尽くしたんだから夫婦の情はあったんでしょう。それと初恋の人へのあこがれは違う。 けど餓死者や余呉の話は重いですね。優しく穏やかな語り口で非常に残酷な運命や人生の矛盾をリアルに描いてますよ。 清兵衛もやむをえず上意打ちを受けながら余呉と話して逃げろと言ってしまう。でもその気持ちはよく分かる。 傷ついた清兵衛に役人たちはそっけない。ちいさな娘は一瞬後ずさってってしまう。 だから朋江さんが待っていてホッとしました。
男女の機微云々以前に、原作の藤沢周平が書いた作品にだって
妻帯しつつも他の女性に惹かれたり、
結婚後も過去に惚れてた女の思い出を抱えてたり
ってな話はいくらでもある。
>>423 に書いた「祝い人助八」は映画版「たそがれ清兵衛」の原作の
ひとつとして名前もあがってるが、これなんざ病床に臥せってた
女房が亡くなって「解放感を感じた」とまで書かれているよ。
原作の「助八」では「悪妻」と書かれているけど、映画ではその辺は
多少柔らかく、むしろ亡妻に対して優しい描写になっているね。
だから
>>422 みたいな反感を感じる人間も出て来てしまうのだろう。
タイトル元の「たそがれ清兵衛」の方が、病気の妻をひたすら愛し
面倒を見た男の話だから、それと混同してしまうというのもあるかも知れない。
しかし、仕官に励み出世なさいと言い暮らしたという亡妻の描写は、
まぎれもなく「助八」の設定を引き継いでいる。
この時代の武士階級の婚姻は、単純に本人たちの惚れたはれただけ
では成立しないわけで、そういう社会契約上の婚姻を結んだ相手に
対して、清兵衛は可能な限りの誠意を尽くした。
その後に再会した相手が、たまたま幼い頃からの想い人だったと言う
だけの話なわけで、清兵衛の気持ちの流れには特に不義理は感じないな。
427 :
猫舌 :04/02/18 19:00 ID:H6Z9wDuu
悪妻からの開放感で「埒外」の人になり容儀を構わなくなった、という設定と 貧故に弊衣であるというのでは大きな差がありますね。 奇人の可笑しさを描く という原作の味を表現するのには必ずしも成功していない とおもいます
>>427 「助八」の映画化と考えると確かにね。
俺は亡妻の扱い云々より、蔵での匂いの騒動云々の方が
むしろ違和感を感じた。
身なりは粗末でも不潔ではないという方が清兵衛のイメージには
合ってると思うんだけどね。
429 :
名無シネマ@上映中 :04/02/18 22:58 ID:SRByL6AY
山田監督また時代劇を撮っているようだけれども 柳の下にそんなに泥鰌はいないとおもうけど。
430 :
名無シネマ@上映中 :04/02/18 23:04 ID:wD6NgSif
もう一匹くらいはいるんじゃないか。 穏やかぶってるジジババが老体に鞭打って映画館に逝くと 思われ。 そしたら映画板でまた叩いてやってくれよ。w
431 :
名無シネマ@上映中 :04/02/18 23:06 ID:wD6NgSif
しかし、貧乏と不精は違うよな。 娘どもは寺小屋で臭いなんて言われてなかったぞ。 風呂くらいは入ってそうだったが。 清兵衛は単なる不精男なのか?
>>429 でもそのどじょうって天然じゃないし、、
何匹でもいるんじゃないの?
原作なかったら山田に時代劇は無理だと思う。
433 :
名無シネマ@上映中 :04/02/19 02:15 ID:bCbBLE4v
>>431 まだ小さい娘さん達、呆けている老いた母、日々の仕事と雑事。清兵衛は決して不精だったわけではないと思うよ。
434 :
名無シネマ@上映中 :04/02/19 02:29 ID:yT0vD9nN
ありゃ不精としか言い様がないだろ。 貧乏でも月代くらい剃れるっての。 ま、山田が馬鹿な客の同情をひこうとして考えた設定だろ。
単に毛深くて体臭がきついだけじゃないの?
436 :
名無シネマ@上映中 :04/02/19 11:10 ID:HN5Fcndm
やっぱり、文学の方が人間考察に深みがある。 まあ、時間の制約があるが映画には映画のよさがあって 殺陣なんか、映画でしか表わせない
子供たちは行水させても自分のみなりはかまわなかった。けど殿様の前に出る時はお風呂にはいるよ普通。 ま 生活が大変だというエピソードでしょ。怖いおじさんや上司に怒られるとこ面白かった。 レンタルがみんな貸し出しだって知り合いが言ってた。アカデミの効果かな?
438 :
猫舌 :04/02/19 13:10 ID:xyDqpoK3
殿様は案内構わず蔵に入ってきてますね。改革派で意欲に満ちていたのか(笑 清兵衛は殿様にマミエル心積りは無かったのかも。 虫篭の労賃値上げ交渉で「湯銭」を値上げ理由に挙げていましたが、反省して 風呂には通っていたのでしょうか。
439 :
名無シネマ@上映中 :04/02/19 13:16 ID:+6+6G5Jw
で、アカデミー賞は取れそうなの?
440 :
名無シネマ@上映中 :04/02/19 13:51 ID:Wj+N6cvZ
外国語映画賞は投票率低いので開けてみるまでわからないという感じ
>>438 なるほど、殿さまがくるとは思わなかったんですね。
上司の慌て振りとか清兵衛の恐縮振りとか、ほんとは情けないシーンなのに、ちょっとユーモラスで面白かった。
この作品は泣ける映画だっていわれたけど、けっこうユーモアもありました。
国際映画祭とかでは斬新さとかメッセージ性が強い作品が有利みたい。
たそがれのおさえた演出は不利なんでしょうね。アカデミーでは五本のうちの一つに選ばれて良かった。
まあドメスティックな映画だよな。 良くも悪くも山田洋次という作家は、日本の観客しか相手にする つもりはない人だと思う。 アカデミーなんてのは、本当に棚ボタくらいの気分じゃないのかい。 せっかくあの年で時代劇映画に開眼したことでもあるし、長生きして コンスタントなクオリティの「邦画」時代劇を作り続けて欲しいものだ。
443 :
猫舌 :04/02/19 16:29 ID:xyDqpoK3
ドメスティックをいんふぉしーくじしょでヒイタら ドメスティック [domestic] (形動) (1)家庭的であるさま。家族的であるさま。 「―な雰囲気」 だそーで なるほど(笑 そもそも私は映画なんてローカルなもので、世界市場を意識した瞬間に 媚びが出て嫌らしいとおもいます
>443 ドメスティックには 国内の、という意味もあるよ。
うむ。ついでに、ドメスティックバイオレンスは「内乱」って意味。
ドメスティックバイオレンスには「家庭内暴力」っていう意味もあるね。 「家庭内暴力」と言えば朋江の元ダンナ。 っつーことで、ぐるっと回って映画本編に。 おあとがよろしいようで・・。
あー、
>>445 は嘘なので、受験生の皆さんは間違って覚えないように(汗
この秋にやるやつも、やっぱり数編の短編をミックスした話になるのかな。
藤沢周平の描く剣豪って、剣の腕が立つ以外は普通の人であることが多い
から、日常生活のシーンと剣戟のシーンのコントラストが際だつんだよね。
たそがれは2番勝負だったから、次は3番勝負くらいしてほしいな。
2番勝負目の、室内殺陣。 ぜんえもん(だっけ?)が、「ばーん」って飛ばされるところ。 飛ばされてお勝手の戸が倒れて、外の景色がスクリーンに飛び込んでくるところ。 あそこのバックの黄色い花が印象的だな。 映画的効果の美しさだな。
>ぜんえもん 誰だそいつは?w あの室内でのどたばた感が、ああ、実際斬り合いなんてこんなもんだった んだろうなって思わせてよいよね。 でも最後の、鴨居に太刀がひっかかる部分はX。急に大上段に振りかぶる のが不自然だし、テンポも悪い。(わざと、って意見もあったが・・・) 清兵衛の捨て身の必殺技に、つい室内ということを忘れて、みたいな流れだっ たらもっと良かったと思う。
期間限定公開みにいったら客がほとんど年配の人で驚いた。 そこそこ埋まっておりました
452 :
名無シネマ@上映中 :04/02/21 18:53 ID:XgB4ywun
さっき渋谷のTSUTAYAを覗いてきたんですわ。 たそがれ〜のビデオ、DVD、あわして50本はあったと思うが、 すべて全滅 たそがれがノミネートしてから慌てて借りてる奴は全て負け組み! ノミネ以前に見てた奴は勝ち組み!!
勝ち組も負け組もない。 強いて言えば、映画を楽しめて元を取れた人間が勝ち組さ。
454 :
名無シネマ@上映中 :04/02/21 19:42 ID:evCOX7Dg
「たそがれ」を観てしまった俺は負け組…。 でも、このスレで散々叩いて元を取った俺は今、勝ち組w
455 :
名無シネマ@上映中 :04/02/21 19:47 ID:evCOX7Dg
>>451 あれは本当は「この世の外へ」が大コケしたので
「たそがれ」で穴埋めしたのだ。
ま、そこそこ入ってるなら安心したろ<松竹
話は変わるが、昨日、日本バカデミー賞を獲った「壬生義士伝」て
ゴミだったなあ。「たそがれ」以下だろ、ありゃ。
山田洋次に見切りを付けて たそがれを小規模公開(たしか3週間くらいでハリポタ)にし、 壬生を東京国際映画祭のクロージング(だったよな?)に持っていった松竹。 たそがれはロングランにするヒットとなり、壬生はまったくヒットせず。 松竹内では、たそがれの予想外のヒットは素直に喜んだが、、 けして壬生の方に力を入れていたことを口にしなくなった。 試写やラッシュ見た段階で、たそがれ>壬生と認識できないところに 今の松竹のダメさ加減があるわけだが
457 :
名無シネマ@上映中 :04/02/21 20:18 ID:33Fy6beW
新撰組ものとしては異色中の異色作「御法度」ですら10億越えの ヒットになったので、浅田次郎の「壬生義士伝」ならもっと行けると 読んだのだろうが・・甘いな。 結局、今も松竹を支えてるのは大船出身のジイさん監督達なのだと 再確認した。
458 :
名無シネマ@上映中 :04/02/21 21:22 ID:yURjnCoj
『壬生』のラストの長さに中井貴一のわざとらしい演技。原作も ちょっと臭かったが、それ以上になんとも言えないいやらしさが あった。
459 :
名無シネマ@上映中 :04/02/21 21:45 ID:CFfo9c1j
「壬生義士伝」は言う程悪くないけど、ごく平凡な映画。
「たそがれ清兵衛」も同様。
別に目新しいところ無し。
このクラスの映画は世界でも腐るほど製作されている。
●世界における日本人監督の評価
★Aクラス(世界三大映画祭でVIP待遇)
北野武、今村昌平
★Bクラス(注目されているものの、コンペ無条件ではない)
大島渚、鈴木清順、宮崎駿
★Cクラス(世界三大映画祭のどこかの部門には参加できる)
塚本晋也、黒沢清、青山真治、三池崇史
★Dクラス(井の中の蛙レベル。門前払いされる可能性あり)
山田洋次(本家アカデミー賞外国語映画賞ノミネート)、竹中直人(処女作でヴェネチア国際映画祭国際批評家連盟賞受賞)、森田芳光
>>456 >壬生を東京国際映画祭のクロージング(だったよな?)
そうだよ。森田の「阿修羅のごとく」同様、国内メジャーのコネ枠で
国際的に三流と酷評される映画祭のクロージングに選定されましたよ。
460 :
名無シネマ@上映中 :04/02/22 00:09 ID:vWgVzrv2
山田は偽善者でありオポチュニストとして 業界では有名だぞw アイツ、世間には散々「最近、欲深い香具師が多過ぎる。 清兵衛みたいに身の丈に合った、慎ましい生活をしないと駄目!」 とほざいておきながら、身の丈に合わず見栄ばかり張って ベルリンやシカゴの映画祭に出品しては無冠で赤っ恥掻きまくるし。 またアメリカについても、イラク侵略で痛烈に批判して おきながら、ノミネートされたらすぐ尻尾を振る無神経さ。 同じアカでも、アカデミー賞最有力候補にもかかわらず、 賞狙いで制作したのではないと言って、米のイラク侵略に対する抗議と 次回作に取り組んでいることを口実に、堂々と欠席したオスカー受賞者の 宮崎駿とは大違い・・・。 山田洋次は日本映画界最大のインチキ野郎だよ!
>460 山田監督のアメリカ外交政策痛烈批判インタビュー記事は イラク戦争開戦前に読んだことがある。 ノミネート後に見解変えたの? 俺聞いてない、ソースおせーてくれるとありがたい。
462 :
名無シネマ@上映中 :04/02/22 00:19 ID:oi4mWvyC
463 :
名無シネマ@上映中 :04/02/22 00:19 ID:vWgVzrv2
>>461 ノミネート時の記者会見の記事を読めよ。
映画の本場はアメリカだから、そこに選ばれるのは
映画人として光栄とかほざいてましたよ。
その記事読んで、首尾一貫していた宮崎との格の違いもわかったし
(比較するのは宮崎に対して失礼かw)、
コイツ、口先だけアカの権威主義者というのがわかったよ。。
464 :
名無シネマ@上映中 :04/02/22 00:30 ID:vWgVzrv2
>>463 あの〜、せっかくエキサイトしているところを済まないが、
前から、アメリカ映画については、認めるところは認めてたよ。
米国の政治思想とアメリカ映画界にとでは、最初からスタンス違うんだから、
今さらシッポを振ると言ってもねぇ。
山田洋次は左翼(アカ)だけど、宮崎ハヤオは左翼じゃないし……
466 :
名無シネマ@上映中 :04/02/22 00:36 ID:ZSqvUiJo
>>463 少し違う。
自分は賞には無縁だが、今回思いもかけず
映画のプロが選んでくれたのが嬉しいとほざいたのだ。
(アカデミーは日本もあっちも映画関係者の投票によってきまる)
原田直人監督も「突撃せよ!浅間山荘」で、他の賞では相手にされず
日アカが取り上げてくれたときに同じことをほざいていた。
映画監督とはそのように子供のようなものだ。
467 :
名無シネマ@上映中 :04/02/22 00:37 ID:vWgVzrv2
>>465 宮崎は立派な左翼だよ。
宮崎が学習院の学生の頃、学生運動に参加してたし。
山田は過去にも映画祭に出品しても門前払いされ続けて、
たそがれ清兵衛でやっとベルリンのコンペに認められたんだよ。
言行不一致がひど過ぎるのが山田洋次さ。
やれやれ。
な〜んだ、また子どもが騒いでるだけかよ。 宮崎ハヤオは左翼じゃないよ。 何が学生運動に参加だよ。そんなのは、当時では普通。当たり前。 後の右翼でも、当時学生運動やってた奴は腐るほどいる罠 ちなみに、正確に言えば山田洋次だって心情左翼って程度。 日アカスレでも頑張ってるようだが、まぁ一所懸命勉強してくれ。
470 :
名無シネマ@上映中 :04/02/22 01:10 ID:vWgVzrv2
>>469 ID:4WclSNHqは何者だ?w
このスレに巣食っている山田ヲタかぁ?ww
スレ監視ご苦労さんwww
>>470 いや2ちゃんには巣くっているんだが
お前がいちいちageるから目に付くんだよw
472 :
名無シネマ@上映中 :04/02/22 01:29 ID:vWgVzrv2
お前らウザイ。 自衛隊の派兵に疑問を投げかけた程度でサヨ扱いかよ。 (ま、確かに山田は代々木系の人だがw) 大体、派兵に反対してる奴なんて世の中には沢山いるだろ。 派兵反対=サヨなんて、発想が短絡的過ぎる。世の中はもっと複雑なんだよ。 簡単にウヨサヨ言うな。ホント、2ちゃんねらーの悪いクセだ。 俺は「たそがれ」を糞だと思うし、山田の映画は嫌いだが、 これは映画とは別の話だ。
474 :
名無シネマ@上映中 :04/02/22 05:07 ID:vWgVzrv2
>>473 (´,_ゝ`)プッ
確かにたそがれも山田もどうしようもない糞だけど、
山田の事ロクに知らないくせして、偉そうに講釈垂れるなヴォケ!
475 :
名無シネマ@上映中 :04/02/22 05:20 ID:vWgVzrv2
話は変わるが、アカデミー賞といえば今年の外国映画部門の日本代表作品は
「たそがれ清兵衛」だった。この外国映画部門は、各国の製作者連盟が代表作品
を選考し、1本をアメリカのアカデミー協会に出品。それら各国の作品から協会が
最終的に5本のノミネート作品として選考するというシステムになっている。
よって日本から何を出すかはとても重要になってくる。日本はここ20年この部門で
ノミネートされていない。なぜなら、「うなぎ」「HANA-BI」「ワンダフル・ライフ」など、
出品すればノミネート確実の作品をことごとく選考からはずしているからだ。
特にここ数年の出品作品の選考の酷さは目に余る。「平成狸合戦ぽんぽこ」「学校」
「愛を乞うひと」「鉄道員(ぽっぽや)」「GO」「OUT」といった作品群は、いくら国内で
評価が高くても、とてもアメリカで注目される作品とは思えない。
今年の「たそがれ清兵衛」にしても、「座頭市」という真打ちがありながら、なんではずしたのか。
ベルリン映画祭で受賞を逃した作品とベルリンより格上のベネチア映画祭で賞を総なめにした
「座頭市」では比較にならないと思うのだが……。
現在まで「たそがれ…」はシカゴ映画祭でも賞を逃し、「座頭市」はマラケシュ映画祭で監督賞、
シチェス映画祭でグランプリを受賞。ヨーロッパ・アカデミー賞の外国映画賞にノミネートされた。
選考委員から世間知らずの評論家をはずして、もっとアメリカの事情に詳しい国際人を加えた方が
よろしい。
http://www.youmaga.com/event/movie/cinema/cinema_27.html
476 :
名無シネマ@上映中 :04/02/22 05:32 ID:Pv7y2HQx
小夜でも、鵜よでも良いじゃん。 いい映画さえ作れば、 だたいここの奴(2ch)ウヨとサヨのどっちかで、 昔なら不敬罪の奴ばっかりジャン
477 :
海外の評価<追加で :04/02/22 05:53 ID:vWgVzrv2
478 :
◆GacHaPR1Us :04/02/22 06:38 ID:x+UFJEKt
アカデミー賞というものとは別にアメリカには映画批評家賞というものがある。 ここで評価を受ける映画はじつはアカデミー賞とかなりダブルわけだが、 その受け得る作品はかなりアカデミーとは異なっているのだ。これはそれぞれの 賞の存在が『 違う 』という事実に拠る。 たそがれは自分が見てもアカデミー受けるすると思うよ。
賞によってそれぞれ特色があるって事だね。たそがれはほとんどPR無しだったらしいけど、ノミネートされたのはそれだけ評価されたって事かな。 こういう邦画らしい映画が選ばれたのは嬉しいね。山田監督はハリウッドには興味が無い、松竹でやっていくと言いきってる。 良くも悪くも日本だけが対象で外国受けは考えてない。まあそういう人もいてイイかも。
討手は野生に帰った精神が必要だから1ヶ月時間をくれと清兵衛 わかりました・・・。と渋々無茶苦茶な命令をされる清兵衛 刀磨く時の清兵衛・・・・・ りえに打ち明ける時のテレた清兵衛 最期に帰ってきたときにりえを見て一安心する清兵衛 幕末期に見る貧乏侍の苦悩が現代社会のサラリーマンにリンク
481 :
名無シネマ@上映中 :04/02/22 11:46 ID:ZSqvUiJo
てか、真田広之に腰砕けたので良し。逝ってきます。
482 :
名無シネマ@上映中 :04/02/22 12:17 ID:+GeLROOR
ラスト近くでの余呉の、「鬼−人−鬼−人」と形相ふくめて変わり行く様は圧巻であった。 へたなホラーよりよっぽど生々しく恐怖が伝わった。
483 :
名無シネマ@上映中 :04/02/22 15:39 ID:6UnynmdJ
日本アカデミー賞 最優秀主演男優賞の受賞式で、司会の宮沢りえちゃんが 中井にトロフィーを渡して、立ち去る真田に、 「プレゼンターの清兵衛さんも、ありがとうございました。」 と言ってた、かわいい人だね。
484 :
名無シネマ@上映中 :04/02/22 16:44 ID:0BE6tNE2
oe-
>>472 や
>>477 では山田がいかにも海外では通用しない悲観的なデータだけど、
「たそがれ清兵衛」が第76回アカデミー賞の外国語映画賞にノミネート
という事実について、その裏話。
そもそもノミネート選考段階における各国代表の作品の顔ぶれが凄い。
欧州アカデミー賞6部門受賞した「グッバイ、レーニン!」や、
ヴェネチア国際映画祭金獅子賞の「The Return」、
カンヌ国際映画祭審査員特別賞の「Distant(UZAK)」、
ゴールデングローブ賞外国語映画賞の「Osama」などの
強豪を退けてのノミネートだから。
http://home.catv.ne.jp/nn/oscar/News/NW_main.htm しかし本命はカンヌ国際映画祭2冠、トロント国際映画祭カナダ映画賞、
欧州アカデミー賞非ヨーロッパ映画賞(キルビルや座頭市、ニモ、
ミスティック・リバーなどの強豪を退けての受賞)など、
各賞を総ナメしたドゥニ・アルカン監督の「みなさんさようなら(幸せな最期)」。
せめてノミネートしただけでも健闘したといえる。>「たそがれ清兵衛」
まあ取れたらメッケもんって感じだね。 ノミネート自体、寝耳に水だから、オスカーまでは誰も期待してないんじゃないかね。
もっとも気にしているのはアンチだったりしてw
たそがれはオスカー獲るよ。俺にはわかる。山田監督おめ!
ノミネートだけでもいい。
490 :
名無シネマ@上映中 :04/02/22 23:58 ID:oi4mWvyC
木更津とゼルラーマンを場所を変えて連続で見てきました。しあわせ。
491 :
名無シネマ@上映中 :04/02/23 00:16 ID:RYxMf6Z/
>>485 「グッバイ、レーニン!」、「インファナル・アフェア」、
「Osama」、ジャン・ポール・ラプノー監督「Bon Vouage」、
ガブリエーレ・サルヴァトーレ監督「ぼくは怖くない」、
キム・キドク監督「Spring, Summer, Fall, Winter ... and Sprin」、
ツァイ・ミンリャン監督「Goodbye, Dragon Inn」、
中井貴一主演の「ヘブン・アンド・アース」・・・。
これらの映画が全て落選か。。。
いったいどんな基準で外国語映画賞のノミネートを選んでいるんだ?
みなさんやたそがれ以外の他3作品、「Zelay」、「Evil」、
「Twin Sisters」なんて全然知らないし・・・・・。
「グッバイ、レーニン!」がまさかノミネートに漏れるのが意外だったよ。
492 :
名無シネマ@上映中 :04/02/23 19:33 ID:6B/INO7w
3月5日に日テレ系でノーカット放映らしい
493 :
名無シネマ@上映中 :04/02/24 05:48 ID:nwHS6fYN
最初 たそがれを見たときは 凡庸な映画と思ったが ラストサムライのていたらくさ加減にその後たそがれを思うと 思えば(ラスサムに比べて)かなりキチンとした作品だな〜〜〜と感じた 凡庸な映画を 良作に変えてしまう ラストサムライの魔法
495 :
名無シネマ@上映中 :04/02/24 18:54 ID:ZCU1N4FF
496 :
名無シネマ@上映中 :04/02/24 19:33 ID:EehVd60S
>>495 のURL削除される前に転載
米アカデミー外国語映画賞、ノミネート作品に偏向との批判
[ロサンゼルス 23日 ロイター]
今年の米アカデミー賞の授賞式が29日に迫るなか、外国語映画賞のノミネート作
5本が高齢者好みの無難な作品に偏っており、先鋭的な映画が無視されたとの批判
の声が上がっている。
特に、世界各地で高く評価されている「アフガン零年」(セディク・バルマク監督、
アフガニスタン)「グッバイ、レーニン!」(ヴォルフガング・ベッカー監督、ドイツ)
「ザ・リターン」(アンドレイ・ズヴァギンツェフ監督、ロシア)の3本が選から漏れた
点が、問題として指摘されている。
外国語映画賞のノミネート選考をめぐっては、昨年も「シティ・オブ・ゴッド」
(フェルナンド・メイレレス監督、ブラジル)が選ばれなかったことが大きな論議を呼んだ。
同作品は今年、監督賞を含む主要4部門にノミネートされ、外国語映画賞の選考に一石を投じた。
外国語映画賞の審査には推定500人近くの委員が携わっているが、年齢層が高めで無難な作品を
選びがちだとして批判にさらされている。
今年のノミネート5作品のうち、現代の物語は、下馬評で受賞最有力とみられている
「みなさん、さようなら」(ドゥニ・アルカン監督、カナダ)のみ。残り4本の時代設定は、
全て1950年代以前となっている。
(ロイター)[2月24日17時35分更新]
497 :
名無シネマ@上映中 :04/02/24 19:42 ID:EehVd60S
>>495-496 を踏まえた上でレス。
まあアカデミー賞だからいいんじゃないですか。
そもそもアカデミー賞は形式面は軽視しがちで内容面重視だから。
起承転結がよくまとまっている、オーソドックスな内容が評価されがち。
たそがれの場合、芸術的・映像的視点による評価では凡作なわけで(
>>472 や
>>477 を参照)。
もしも「座頭市」が日本代表に選ばれたとしても、このラインアップじゃ
ノミネート選出された可能性は低いのじゃないかな?
「みなさん、さようなら」が受賞するに決まっているから、
所詮、ノミネート止まりだと思うよ。>たそがれ清兵衛
499 :
名無シネマ@上映中 :04/02/24 19:50 ID:HEU66zcv
「シティ・オブ・ゴッド」が落ちて 「たそがれ」が選ばれる映画賞なんて…。 アカデミーも糞だって事でつね。
たそがれ見てないんだけど、ぶっちゃけ宮沢りえの演技ってどうなの? 他の時代劇では大根のような・・・。 先日の日本アカデミーの司会でとどめを刺された気分。 真田はたか役にりえを推していたようだが。
>真田はたか役にりえを推していたようだが。 ソースは?
502 :
名無シネマ@上映中 :04/02/24 21:12 ID:D87aMHei
だからノミネートだけでいいってば。 「みなさん、さようなら」が受賞してください。
いーや、受賞もあり得るって。近年の邦画時代物の中では出色の出来 だからね。メリケン人にだってそれは分かるはず。期待しませう。
なんで期待する必要がある? 自分だけで期待するのは構わないが強要は勘弁。 別にオスカーを獲っても獲らなくても、 俺の中でこの映画の評価が変わることはない。 賞なんて、獲れれば獲れたでおまけのようなモノ。
いや、次回作の励みになるかと。 まあ変に味をしめて北野武みたいになっても困るんだけどね。 当然、漏れの中でもたそがれは金字塔でつ。
オマケを期待しています。
508 :
名無シネマ@上映中 :04/02/25 23:53 ID:6/P/lNZu
509 :
名無シネマ@上映中 :04/02/26 00:20 ID:LYm/EVdg
いや、外国人に受けてたよ。私の回りのことだけど。 夫(外国人)にこの映画、派手では無いけどしみじみ良いから 是非観て、と言われて観ました。 ってもJALの機内で去年の4月頃のことだけど。 私的には、、、?hーーん、普通。 夫はこの映画とリングシリーズで真田さんのファンになったらしいです。 リングシリーズってヨーロッパでは数ユーロで叩き売りしているので DVDの売り上げベスト5に入ってたりするし。 でも真田さんがリングやたそがれ、ラスサムに出ているとは 身近にいちいちこの人あの俳優だよ、って教えないと気付けないかも。
510 :
猫舌 :04/02/26 10:22 ID:BLUkOsQj
ガイジンつてもイロイロありますけど 案外旧教圏で受けが良いかもですね。スペイン・ポルトガルあたりで ヒットしそう
そういえば丹波哲郎が出てたっけ、この映画。 丹波哲郎って007に出たことあったよね? アカデミーの人たち、気が付いてるかなぁ。
512 :
名無シネマ@上映中 :04/02/27 07:18 ID:QsAER0NG
この映画、もうテレビでやるんだね。 ちょうど、もう一度観たかったからウレスイ。
513 :
名無シネマ@上映中 :04/02/27 11:01 ID:Tq9nC7Wv
良く出来た映画だと思うけど、絶賛とか感動とかは似合わないな。ちょうど作品賞 の穴馬である「シー・ビスケット」と似てる。そこそこ優等生の感動作を作って みました。文部省推薦でがんす、みたいな。りえの稚拙演技とラストの無駄が 足をチョッコシひっぱってるなぁ。見て決して損した気分にはならんけど。 でも「たそがれ」といい「ラスサム」といい、いざというときは女性が髪を くしけずったり着物着せたりする。妙な所で日本女性を勘違いしないといいが。
あの〜、外国で上映するときは「がんす」はその国の訛りに翻訳するのでしょうか?
米第76回米アカデミー賞の外国語映画賞に日本から22年ぶりにノミネート された「たそがれ清兵衛」の山田洋次監督(72)と主演俳優の真田広之 (43)がロサンゼルスのコダックシアターで開催される同賞授賞式に出席 するため26日夕、成田空港から渡米した。 山田監督は13日から京都で次回作「隠し剣鬼の爪」(今秋公開)の撮影 を約1週間一時中断しての渡米。(「本物の」映画作家なら仕事のことで 頭がいっぱいだから途中で放り出さねぇよなぁ…)同作のスタッフの大半が 「―清兵衛」と同じだけに「できることならばオスカーを持って帰りたい。 大変スリリングでワクワクしている。まあ頑張ってきますよ」(ずうずう しいね…)と受け答えした。
「本物の映画作家」のイメージが、ずいぶん陳腐だね(w
中断しただけで、放り出したことにされては気の毒。 世界の中から選ばれたのに欠席する方が傲慢でしょ。 選ばれなかった映画に対しても失礼だし。
518 :
名無シネマ@上映中 :04/02/28 03:15 ID:2cqz4PtJ
>>517 馬鹿じゃん。
映画の質を測る基準がいつからアカデミー賞になったんだい?
アメリカ文化をもっと批判的に取り入れにゃーニャー
519 :
名無シネマ@上映中 :04/02/28 04:57 ID:5An3jtf6
洋題「トワイライトサムライ」ということだが、 余呉の死ぬ間際の言葉「たそがれぇ〜」のところは 「トワイライト〜」となるのだろうか。それならカナーリ変だが。 つまらんことが気になった。
ビートたけしが1週間おきにTVと映画の仕事をしてるのは、全て自己責任で やりたい映画のためにカネを稼いでいたわけだし、黒沢明が撮影を1週間延ばし たのは、自分の追求する画面のために天気待ちをしたからなんだよな。 ところが山田はヒトのカネで映画を撮らせてもらってるというのに、仕事を 投げ出して、「トロフィーくれ〜っ!!!」って飛行機乗ってアメリカまで 行っちゃうってんだから…あさましいね(苦笑 どうせぬかよろこびで、「ノミネートされたことだけで名誉なことですから」 と涙目で会見するんだろうがな。(W
521 :
名無シネマ@上映中 :04/02/28 08:51 ID:O/hxJh2g
賞をとれば、それを売りにして現在撮影中の作品にも 人を呼べる。結果的にはプラスだ。 また、次回作から金が集めやすくなるってこともあるよ。 個人的にはどうでもいいことでも、仕事として必要なこともある。
監督の人格を攻撃しても無駄でないか? 心血注ぎ、魂を塗り込む気迫で三年かけて描いた絵でも、駄作は駄作。 努力賞さえもらえはしない。 屁をこきながら鼻の穴に筆を挿し、30分で大急ぎで描きあげた絵でも、 それが芸術なら芸術なわけだし。 映画に対する姿勢が真摯だからって、才能なき者がある者を凌駕出来る わけもなく。 努力や態度でなんとかなるほど甘い世界じゃなかろう。 例えば私生活がどれほど乱れていようと、いい映画を撮ればいい監督であり、 私生活がどれほど良識的であろうとも、クソ映画しか撮れないならクソ監督なわけで。
人の金って松竹のことか? 武がテレビでキタノオフィスの金を稼いでいるように 山田洋次は、様々な映画で松竹の金を稼いでいるぞ。 授賞式に出るから撮影に入らないことは普通のこと。 田中さんがノーベル賞の受賞のために会社を休んで、 その間に仕事が中断されたからと言って、島津製作所の誰が文句を言うのか? むしろ、そういうケースで快く送り出せない人の方が、人間性に問題がある。 本当に、ここのアンチはレベルが低いなw
>>518 馬鹿じゃん。
だれが映画の質を測る基準がアカデミー賞などといった?
どこの映画祭でも選ばれたら感謝の気持ちを現すのは礼儀。
525 :
名無シネマ@上映中 :04/02/28 14:31 ID:I2Zwcc6s
526 :
名無シネマ@上映中 :04/02/28 19:48 ID:5An3jtf6
作品批判なら、どんな下らなくても荒らしだとは思わんが、 実に下らない揚げ足取りするアフォもいたものだね。 山田の思想性は俺もキライだが、ノミネートに対する対応は 常識的な大人のものだよ。 つまらんからこき下ろすにしても別ネタ探してくれ。
527 :
名無シネマ@上映中 :04/02/28 20:57 ID:4P58y53B
外国語映画賞は「みなさん、さようなら」で決りでしょう。 タダでさえ、トワイライトその他が「ジジイ向けの映画」 扱いされてるしw こんな映画に受賞の期待かけてる馬鹿な日本人が哀れでならない。
そんなに期待かけてるのかなあ。 みんな、謙さんの方に夢中なんじゃない?(w
だから、ここの住人のほとんどは期待してないよ むしろ、アンチが必死w
530 :
名無シネマ@上映中 :04/02/28 21:03 ID:ejaK1pjb
>>527 あなたにはたぶん、
負けてばかりでちっとも強くないハルウララを応援する日本人の心は
一生理解することができないでしょう。
おまえ、いちいちID変えてジサクジエンかよ。(苦笑 なんでそんなに必死なんだ?(プゲラ
532 :
名無シネマ@上映中 :04/02/29 00:15 ID:ZOqMmp+/
私は渡辺謙もトワイライトも受賞すると思ってるよ 日本人だからね
533 :
名無シネマ@上映中 :04/02/29 00:15 ID:M07Lu77W
いい映画だったなあ。 オスカーのことはよく知らないけれど、 アメリカ人でも何人でもわかるんだなあと思って うれしいでがんす。
sageなのに全て違うIDで速レス連投、なのに全部そっくりな文体・・・ フシギだよな(苦笑
すっげぇー 受賞しちゃったよ・・・
>>535 本当ですか!?まだニュースサイト確かめてないけど、とりあえず
山田監督、受賞おめ!\(・∀・)/
>>536 これこれ、授賞式は日本時間3/1(月)の午前10時半からでつよ・・
なんだよ、焦ってあちこちニュースサイト探したのに・・・_| ̄|○
539 :
名無シネマ@上映中 :04/02/29 02:34 ID:hQ5f/gEM
正直、期待してるなんて言って、受賞出来なかったら
アンチにさんざん揚げ足取られるからなあ…。
謙虚にな。w
>>532 別に日本人だからって、謙とトワイライトを応援しなきゃ
いけないなんて事はないぞ。
540 :
名無シネマ@上映中 :04/02/29 02:44 ID:pxK0Tm2M
541 :
名無シネマ@上映中 :04/02/29 04:25 ID:M07Lu77W
あの、謙さんの場合と違って、 ヲタもアンチもだれも受賞するとは思っていないような気がします。 そこんところがたそがれ清兵衛みたいでいいと思うでがんす。
この時期になると、異常な宣伝合戦やら批判記事やら出てきますが いつものことです。 「たそがれ」は日本人でなくても評価する人はたくさんいます。 受賞は別としても、アンチはノミネートだけでも悔しいみたいですねw
543 :
名無シネマ@上映中 :04/02/29 08:55 ID:4vZJZFh4
昨日「たそがれ」を初めて見た。 中村信二郎と中村梅雀、嵐圭史が出てたんだね。 知っていたらもっと早く見たのに。 「ラストサムライ」も中村七之助が出るというので見た。 歌舞伎役者を脇で使うといい味出すよ。 特に時代劇では。 歌舞伎ヲタでスマン。
>>543 嵐圭史は今ひとつだったが、梅雀は良かったよ。
この映画、脇の活躍によるところも大きい。
梅雀なんて、もっと映画に出て欲しいね。
_| ̄|○ _| ̄|○ _| ̄|○ ≡ ∧_∧ _| ̄|○ ≡ ( ´・ω・)__ _| ̄|○ ≡ / つ_つ|| _| ̄|○ ≡ 人 Y || _| ̄|○ ≡し'ー(_)  ̄◎ ̄◎ ̄
生産が間に合わないよ・・・ . ∧_∧ _| ̄|○ _| ̄|○ _| ̄|○ _| ̄|○ (;´Д`) _| ̄|○ _| ̄|○ _| ̄|○ _| ̄|○ -=≡ / ヽ _| ̄|○ _| ̄|○ _| ̄|○ _| ̄|○ . /| | |. | _| ̄|○ _| ̄|○ _| ̄|○ _| ̄|○ _| ̄|○ -=≡ /. \ヽ/\\_ _| ̄|○ _| ̄|○ _| ̄|○ _| ̄|○ _| ̄|○ / ヽ⌒)==ヽ_)=_| ̄|○ _| ̄|○ _| ̄|○ _| ̄|○ ∧__∧ _| ̄|○ -= / /⌒\.\ || || ._| ̄|○ _| ̄|○ _| ̄|○ _| ̄|○-=≡ ( ´・ω・) _| ̄|○ / / > )| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| /ヽ○==○_| ̄|○ / / / / .|______________| -=≡ / ||_ ||_ト, ̄|○ し' (_つ  ̄(_)) ̄ (.)) ̄ ̄ ̄ ̄ (_)) ̄(.)) ̄ し' ̄(_)) ̄(_)) ̄(_))
そういえば【山田洋次ベルリン映画祭金熊賞受賞スレ】のリンクがねぇなぁ。 なんでかぁ?
549 :
名無シネマ@上映中 :04/02/29 11:25 ID:uwvBM/Ts
ベルリンの次はアメリカでも恥をかくんだね。 いや、アメリカ人はドイツ人よりもバカっぽいからまだわからんかな 期待してる日本人が一番バカなんだけどさ
>549 で、賢いあなたさまは何人?w
551 :
名無シネマ@上映中 :04/02/29 15:40 ID:oSiYmQ2c
>>551 気になってしょうがないからここに来てるんでしょ
お祭りなんだから楽しめばいいのに
必死になってるのが一番バカみたいよ
ラストサムライを見た後に見ると、良さがすごくわかる。 ノミネートだけでも素直に嬉しいよ。
555 :
名無シネマ@上映中 :04/02/29 18:57 ID:wYCQSBGt
>>554 >山田監督は「日本では侍の映画がたくさん作られているが、うそが多いので不満が多かった。
>私はこの映画で、人が死ぬことの本当の怖さを表現したかった」と語った。
偽善者の山田が言うな
反吐が出るわ・・・
>554 正直、映画見て斬り合いの怖さを実感。 アメリカ人も、怖さを感じたのではないか。
557 :
名無シネマ@上映中 :04/03/01 00:14 ID:bny1QbBA
山田は自分の映画についてコメントしない方がいいな。 作品の価値を自ら貶めていることに気付かんタイプらしい。
558 :
名無シネマ@上映中 :04/03/01 01:21 ID:GUeMXPC1
たけし座頭市の方がいいよ。 作品の出来も、興行成績も。
たけし座頭市大好きだけど、 たそがれはたそがれでかなり好き。
別に期待してる訳じゃないが、結果は気になるな。 ネットで速報または実況、どこかいいとこある?
アカデミー外国賞ノミネーション作品のIMDbでの評価 8.3/10 (483 votes) 「Twin Sisters」 8.3/10 (219 votes)「Tasogare seibei(たそがれ清兵衛)」 8.0/10 (1,282 votes)「Les Invasions Barbares(みなさん、さよなら)」 7.8/10 (600 votes) 「Evil」 6.1/10 (46 votes)「Zelary」 見た人間が少ないが、外国映画としての評価はかなり高い。 ちなみに 7.8/10 (684 votes) 「Zat冓chi(座頭市)」
これまで外国映画部門にノミネートされた日本映画は、 サンダカン八番娼館、どですかでん、智恵子抄、怪談、砂の女、 永遠の人、ビルマの竪琴、宮本武蔵、地獄門、羅生門だが、 今では完全に忘れ去られている映画も何本かあるし、 必ずしもその年のベストの作品が出品されてるわけでもない。 又、たとえば1972年にこの部門にノミネートされた以下の作品 を1本でも知ってるやつがどれだけいるだろうか? I Love You Rosa、My Dearest Senorita、朝焼けは静か なれど、The New Land そもそも僅か14人の選考委員が選んだだけで(しかも「高齢者 好みの無難な作品に偏って」いる)、一般公開すらされていない 映画にどれだけの価値があるというのか?
阿寒買った
予想通りダメだったな。 まぁ、ノミネーションだけでも良かったじゃないか。
565 :
名無シネマ@上映中 :04/03/01 13:25 ID:bny1QbBA
結局どれだったの?
外国語映画賞:「みなさん、さようなら」カナダ
このまま米でも一般公開されないで終わりかな。
ベルリン金熊、アカデミー外国語映画賞2冠おめ!
569 :
名無シネマ@上映中 :04/03/01 14:36 ID:jgNgUoR4
CM明けに(かな?)ジャストで会見はじまるぞぅ
570 :
名無シネマ@上映中 :04/03/01 14:42 ID:ym3PvdnK
>>568 嫌な事を思い出させるねえ…w
今回は前スレみたいなマヌケなスレタイ付けなくて良かったなw
571 :
名無シネマ@上映中 :04/03/01 14:44 ID:jCIPfB8b
>567 公開は決まってるよ
572 :
名無シネマ@上映中 :04/03/01 14:46 ID:jgNgUoR4
会見放送ないみたい ごめん・・・
573 :
名無シネマ@上映中 :04/03/01 14:46 ID:ym3PvdnK
都市部だけで地味〜にな。
>573 つうか外国映画は基本的に主要都市単館が基本だし>米国
劇場で3回も観たほどたそがれが好きなのだが、 山田幼児が大嫌いな俺は喜んでいいのか悲しんでいいのか。。。
山田豚次はとっとと京都に戻って、小市民糞映画の続きを 撮りなさい。このスレの馬鹿どもが楽しみに待ってるから。
あうあう〜密かにちょびっとだけ期待してたのに...(´;ω;`) でもこのノミネートで弾みがついて、次の「鬼の爪」で山田監督が 更なる飛躍を遂げることを期待しまつ。
俺はオスカーも期待していなかったが、「隠し剣 鬼の爪」にも期待してない。 期待すると、ろくなことがないから。 隠し〜で期待するのは、唯一、岸ナレ失敗を繰り返さないだろうってことだけ。
579 :
名無シネマ@上映中 :04/03/01 15:34 ID:MFPhKoTk
ね、密かにちょびっとだけ期待してたよね・・。
とにかくおつかれさまです、と伝えたい・・。
>>575 監督を個人的に嫌っていても、作品は作品で別物として
きちんと観賞、判断できるあなたのスタンスは非常に冷静だし尊敬できる。
昨日見たけど、そんなに面白くなかったなこれ なんでノミネートしたんだろ
582 :
名無シネマ@上映中 :04/03/01 17:29 ID:MinSJA8T
興行成績12億の作品を出品するのは、米アカデミーらしくないな。 どーせ駄目なのは判っているから、いっそ踊るを出した方がすっきりした。
583 :
名無シネマ@上映中 :04/03/01 17:43 ID:8wZWlKR7
ベルリンと言う欧州最大の見本市に出品して 買い付け0だったて言う話の方がミットモナイと思う。 三池のように癖が強くて興行的にはどーかと思う作品はちゃんと買われているのに…
584 :
名無シネマ@上映中 :04/03/01 17:45 ID:8wZWlKR7
結局興収は12億だったの? 松竹は水増し発表するし、信者はそれを信じて大ヒットて言うしで???
>>583 山田はキタノやオーシマじゃありません。そんなもんでしょ。
>>584 ムーブオーバーしたから14億くらいだと思うよ。
水増しじゃなくて。
586 :
名無シネマ@上映中 :04/03/01 17:51 ID:RMXdjkwM
公式資料で12億。 当初は16億〜18億とか言っていたが。
587 :
名無シネマ@上映中 :04/03/01 17:54 ID:RMXdjkwM
ムーブオーバーして12億円 BOX−OFFICEでは7億止まり
> 2002年11月に公開、動員130万人興行収入16億円のヒットを記録。 >その年の映画賞を独占゛たそがれ旋風″をおこした山田洋次監督初の時代劇『たそがれ清兵衛』が >「外国語映画賞」にノミネートされました。 IR情報で、監査も入る可能性ある場での「公称」だから、 実数に近いんじゃないの?
589 :
名無シネマ@上映中 :04/03/01 17:57 ID:RMXdjkwM
590 :
名無シネマ@上映中 :04/03/01 17:58 ID:RMXdjkwM
>>589-590 それって、去年の1月現在の情報だよね?
それから4億プラスか……。
どうなんだろう?
以降は東京でしか小規模公開してなかったから、どー考えても無理でしょ?
ぶっちゃけ、たそがれより座頭市の方が面白かった
>>592 IR情報で水増しするか?
たそがれ〜は好きだが、松茸は嫌いなので訴えれれても構わないんだけどねw
米映画のの”NO.1”宣伝と一緒? パンフ売店収入も込みで言い訳が利くw
ま、いくらでもいい罠。 アカデミー獲れなかった事実は変わらんし。w
>>595 > 米映画のの”NO.1”宣伝と一緒?
あれは、一週間でも興行成績が1位にならないと使えない。
> パンフ売店収入も込みで言い訳が利くw
パンフの収入は、興行会社の収入なので、興行成績には含まれない。
DVDとかも興行成績に入れないはずだけど、どうなんだろう?
>あれは、一週間でも興行成績が1位にならないと使えない そうだったの? 初回一番とかNY一番と昔見た記憶が‥
>>598 > 初回一番とかNY一番と昔見た記憶が‥
あぁスマン。「全米NO.1」と間違えた。
次も時代劇なのね。 二匹目のどじょう狙い?何か嫌な感じ。
きっと時代劇がマイブームなんだよ(*^д゚)b
寅さんを48作も撮ったマンネリ監督だからな。 よほどドジョウが好きなんだろ。w 映画作家としては如何なもんかと思うが。
サムライ映画はこの監督の守備範囲外だよ アクション撮影が稚拙すぎるし、燃える展開が作れない 全編渡ってしんみりすぎ
IMDbにおけるたそがれ清兵衛と座頭市の評価 8.3「Tasogare seibei」 7.8「Zatochi」
606 :
名無シネマ@上映中 :04/03/01 22:03 ID:6u6Hmpjy
落選した今となっては何もかもがネタだねw 座頭市=カンヌ監督賞、トロント観客賞その他 トワイライトセンベー=日本バカデミー賞
607 :
名無シネマ@上映中 :04/03/01 22:04 ID:1+l3Eowr
まぁベルリンで買い付けされなかった時点で終わってたな
608 :
名無シネマ@上映中 :04/03/01 22:09 ID:Y79FijnU
最近韓国で公開してたよ もちろんヒットせずだけど
609 :
604 :04/03/01 22:11 ID:lueUsWzk
わざわざ糞次回作の撮影を中断してまで、アメリカに渡ってこの醜態かよ!w ったく、ミーハーな山田洋次にはつくづく藁けてしまうよw 他方、宮崎駿なんて、アカデミー賞の本命と謳われていたにも関わらず、 次回作の製作を優先して行かなかったのに。 アメリカに行ったということは、まさか受賞できるとでも勘違いしたのか? そもそも下馬評も低かったし、受賞なんて信者や関係者以外は 誰もがありえないと思っていたのにさ。 ノミネートでさえたいぶ調子乗ってたから、落選して本当に良かったよww 才能無いのだから、外国から高評価を貰おうという嫌らしい魂胆は捨てろよ。
次作の製作真っ最中なのにお祭り騒ぎ出席を優先させるってこと自体、 山田が片手間に映画を作ってる証拠だし、そんなものを金とって人に 見せようってんだから失礼なハナシだよな。商品価値が低いのも 当然。
611 :
604 :04/03/01 22:15 ID:lueUsWzk
>>605 ( ´,_ゝ`)プッ
おいおい200かそこらの投票数で自慢するなよw
大部分が日本人(それも信者や関係者)の投票だろww
外国人はたそがれのことほとんど知らないよ。
612 :
名無シネマ@上映中 :04/03/01 22:22 ID:P7kxlNhT
>座頭市=カンヌ監督賞、トロント観客賞その他 >トワイライトセンベー=日本バカデミー賞 ベネチアだし…荒らしているのは誰のファンだろう?
いきなりアンチの大量発生だなw ま、山田洋次をどう貶そうと構わないが、 この映画の批判をするなら、この映画の中味について言ってくれ。 さんざん言ってるのに、まだ分からないのか?w
614 :
604 :04/03/01 22:24 ID:lueUsWzk
>>612 異常たそがれアンチは、あらゆるスレに604をコピペしまくってるよw
武を引き合いに出してるくせに、武の話もまともに出来ないようだし、
ただの子どもだろう。
>>614 我慢も何も、俺はお前より前からいるが?
大島渚がよく言ってるように、映画の中で語ってる思想なんてどうでも いいんだよ。そんなものはウソ八百なんだから。肝心なのはいかに作品を 作るかという姿勢なんだよな。やまだは基本的にサラリーマンで、 作家じゃないんだから、分相応に振る舞えと言ってるんだよ(W
日本から出品した限り、ノミネートされたらスケジュールを調整して行くのが礼儀でしょ。 どうしても調整出来ないなら仕方ないけれど。
アカデミー賞に出席した多くの映画人たちが、 現在、何一つ製作中ではないと思っているのだろうか? サラリーマンだからこそ、松茸を代表させられたとも言えるんだが……
少なくとも宮崎駿は自分の作品を優先させたよな。
620 :
604 :04/03/01 22:37 ID:lueUsWzk
>>616 >大島渚がよく言ってるように、映画の中で語ってる思想なんてどうでも
>いいんだよ。そんなものはウソ八百なんだから。
山田洋次の場合は
>>554 のURLにも書かれているが、
>山田監督は「日本では侍の映画がたくさん作られているが、うそが多いので不満が多かった。
>私はこの映画で、人が死ぬことの本当の怖さを表現したかった」と語った。
と抜かしてましたよw
だから偽善者と罵られるww
受賞を逃した後のインタビューでの、真田さんのコメントが熱かった でつね。役者にここまで言わせる映画ってのは凄い、って思いますた。 漏れも一ファンとして、ちょっとうるっときますた。
622 :
名無シネマ@上映中 :04/03/01 22:57 ID:gJ+DwjBy
山田洋次、最近、甘すぎだものね…目に余り丸くなっちゃったというか… ラストの本物同士の決闘に黒澤級(羅生門あたり)の気迫とリアルさが有れば たぶんアカデミー取れただろうな。(無理な注文なのでしょうが) そして、遠巻きに見ていたへタレ武士が「おみごとッ!」間抜けた一言 無言で立ち去る正真正銘の鬼気迫る本物の武士の顔と姿の真田清兵衛… 武士という事を通り抜けて「本物」を描く傑作になり得たのに残念でなりません。
>>622 漏れは最後の殺陣、鴨居にひっかかるとこ以外はまあ許せるけど、そういう
のも良かったかもしれませんね。
でも監督のカラーってあるから、山田監督が黒澤映画の殺陣を取り入れても、
違和感が出そうな気もします。
いろんな意味で、「鬼の爪」に対する期待が一層膨らみますた。
624 :
名無シネマ@上映中 :04/03/01 23:38 ID:sJ6M9TMn
5日に日テレでノーカットで放送するね。初めて観ることになりそう。 私は、宮沢りえって激しく大根のようにかんじるんだけど、この映画ではどうかな? それに、なんでハーフの女性(男性は眠り狂四郎とかいるけど)を時代劇に起用するんだろう。不思議だ。
ハーフとはいえ和顔だからではないかと。 梅宮アンナじゃさすがに無理だよね。
ノミネートだけでも十分すごいよね。 「鬼の爪」は主演が浅野かオダギリだったら良かったな。
627 :
名無シネマ@上映中 :04/03/01 23:44 ID:gJ+DwjBy
もう一つ 山田監督の甘さでしょう… 宮沢りえと真田広之の表情が予定調和で最初から妙に出来上がってしまってて。 「報われなくても幸福」の負の部分のリアルさが足りなくて感情移入しきれない。 「腕が立つが認められない」という挫折感が表情に微塵もなくてただ幸福そうで。 りえにしてもしかり。報われきった監督は挫折や苦境の重さを忘却したのか…。 かつての山田洋次は本当に「リアル」だったのになあ…。
>>627 そこまで意地悪く捉えるつもりはないが、山田洋次に甘さがあるのは同意。
でもって、以前にあった鋭さが甘えになってるのも確か。
でも歳をとると、その甘さが許せるというのも、この映画で感じる部分なんだよね。
629 :
名無シネマ@上映中 :04/03/02 00:03 ID:GQCjKVrn
生ぬるい中産階級の幸福よ 貧乏って言っても別に餓死するわけじゃなし。流れ着いた農民のボディを見て、釣場を変えようと無頓着 出世はしなくても、内職すれば何とかやっていける家庭の幸福を守るのみに生きる?けったルイ! たそがれって悪口言われるくらいが何だ!
普段のマイホームパパが悪鬼のごとき人斬りに変貌、ってのも確かに 捨てがたいんだけど、たそがれ〜の清兵衛は、修羅場でも人の心を失 わない優しいキャラクターとして描かれていると思います。 で、貧乏で周囲に軽んじられていても、その人なりに幸せに暮らして いる、って人も実際いるわけで、それをもってリアルじゃない、とは 言えないんじゃないかな? 藤沢周平の原作、って部分も大きいと思います。
>>629 >流れ着いた農民のボディを見て、釣場を変えようと無頓着
かわいいなお前w
若々しいな。
30年前はお前みたいのいっぱいいたなー。
いやー、かわいい。
なんか最後までダラダラしてたな なんで決闘があんなに迫力ないんだろ
座頭市を出せば間違いなく取れてたのに。 所詮日テレアカデミー賞ですね。
635 :
名無シネマ@上映中 :04/03/02 00:46 ID:sklxB7Je
最初から最後まで甘ったるいんだ。じつは渋くもなんともない。 「本物」ゆえの苦渋というものが今イチ分かっちゃいないのさ。
636 :
名無シネマ@上映中 :04/03/02 00:55 ID:sklxB7Je
渋くもなんともない… 「ライフイズビューティフル」の主人公の挫折感の爪の垢でも…ry 「本物の真髄」というものを「たそがれ清兵衛」に脳内で幻影重ねて見ていたよ。
惨敗したことの言い訳にすらなってないね。 所詮買い手がつかない無冠作品だったってことだ。 もう”「座頭市」出した方が、受賞する確率は「たそがれ」よりもあった” というのは事実になってしまったからねw
639 :
名無シネマ@上映中 :04/03/02 01:27 ID:sklxB7Je
男の渋さの例として 「ライフイズビューティフル」のグイドの挫折感はピンと来ませんか。 確かにジャンル全然違うけど、あの男の挫折感は本当にリアルだったからね。 特に収容所での医師との再会シーンで期待が外れて愕然とし落胆する様子のリアル。 不器用な男の健気な生き様の讃歌は負の部分を描けてナンボというものの良い例と。
>>638 だから、海外の映画賞で評価されなかったことについて、
何の言い訳もしてないわけだが?
っていうか、前スレ立てたバカではないので、たいした期待もかけられてないだろ?
ラスサム信者や武信者ほど、このスレの住人が騒いでいたとでも言うのか?w
馬鹿馬鹿しい。
>>627 みたいのなら分かるが、
>>638 みたいなことでしか
映画を語ることが出来ないのか?
少年よ、がんばれ!
せめて最後の決闘がダラダラしてなかったら良作だったが やっぱり座頭市よりレベルが低いと言わざるをえないな
642 :
名無シネマ@上映中 :04/03/02 01:35 ID:c+0taE85
>>604 の惨敗歴をみて「井の中の蛙、大海を知らず」とはまさにこのことw
なぜこんな駄作をよくもまあ、各映画祭に出品する気になったのか小1時間問いつめ・・(ry
>>639 ごめんごめん。いきなりライフ〜の話だったから、話は背負っちゃった。
ライフ〜は嫌いじゃないよ。
挫折感がリアル云々より、子どもを最後まで思う親の気持ちは、痛々しいほど感じられたよ。
ただ、俺的には、決して評価が高くない。それは、かえって痛々し過ぎたから。
たそがれ〜に比べて、どうとか言う問題じゃなくて、
あそこまで痛々しく描くのは、俺には返って悪趣味だと感じる。
まぁ、そこはそれこそ好みの問題だとか、世代の違いもあると思うよ。
挫折感という点について言えば、
清兵衛が余呉征伐の藩命を受けざる追えなくなるシーンは
俺的には清兵衛の挫折感が受け取れて好きだよ。
どっちがどっちと比べるべきだと思わないけどね。
>>643 > 話は背負っちゃった。
→話し端折っちゃった。
> 受けざる追えなくなるシーンは
→受けざるを得なくなるシーンは
ついでに、親が子供を思うことについてだけど、
たそがれ〜の素晴らしいと思うところは、
子どものあどけない表情の後に、大人の愛情に満ちた顔を入れるところ。
べつに対した手法ではないけども、
その大人たちの表情がすごくいい顔してるから、そこから感情が伝わってきて、
「本当に子どもが可愛いなぁ」と感じられた。
これは、近年の山田洋次を評価していなかった俺としては、驚きだった。
たそがれも座頭市も好きなんだが、このスレ読んでると座頭市嫌いになりそうだ・・・
646 :
名無シネマ@上映中 :04/03/02 06:00 ID:XPbjE7Ak
山田監督は「オスカーは映画人が選ぶ賞だから特別。」って何度も言ってて、 まるでオスカー以外の賞は映画人じゃなくて素人が与えてる価値の少ない賞 というような言い方で他の外国の映画賞を取った人達に失礼な事言うなぁと 思っていたから今回受賞しなくてよかったよ。
647 :
名無シネマ@上映中 :04/03/02 09:44 ID:YzUIHMyR
以下のレスは語尾に「がんす」を入れるでがんす。 しぇば・・・
しかしなんつーか日本人だなーと思うレスの山でがんすね。 日本人て自分に辛すぎで、 「一番以外は全部同じ」的な考え方があるんだよな。 二番になったのは、落ち度があったからではなく、 一番になった作品がより素晴らしかっただけだという考え方が、 なかなかでけんのでがんす。 そしてそういう精神が、 日本の「一番になるまでまだまだがんがるぞ」という精神を培った事を思えば、 責めるに責められもせず。
ちなみに「二番〜」は比喩で、たそがれが外国映画の二番だったという意味ではないでがんす。
650 :
名無シネマ@上映中 :04/03/02 11:25 ID:0YC0OtCV
>>650 まあ、リップサービスの可能性も高いから
話半分に考えるのが妥当。<接戦
誰も見てないのに「接戦」のわけねーだろ?(苦笑
たそがれ〜は好きだし、さんざんアンチの相手をしてるが、 接戦だというのは見苦しい。 山田洋次や松茸もそうだし、日本のマスコミのこういう取り上げ方も嫌い。 接戦じゃなくても、ノミネーションされたということは十分に名誉だし、 他のノミネーション作品や、「みなさん、さようなら」も含めて どれも素晴らしい作品だったと捉えるべきだ。
たそがれだけが接戦だったと書いてないよ。ノミネートされた5本の作品が優れているのは当然のこと。 リップサービスにしても接戦だったんだと励みにすればいいじゃない。
俺もそう思う。 健闘した者達には心から拍手を送るよ。 山田も真田もこれからもがんばれ。 山田はどうせそう変わらないだろうから、老後自分の好きな映画とれ。 真田はまだまだ化けそうだから期待してるぜ。
656 :
名無シネマ@上映中 :04/03/02 13:26 ID:HWurPMvJ
山田チェンチェイは受賞したら真田に舞台上で自分のコメントを通訳してもらう つもりだったらしいねw もう受賞する気満々w アカデミー逃した連中に対する慰めの常套句、「接戦だった」を真に受けて 必死に吼える見苦しさw ミラマックスで配給が決まり、世界中で高い評価を受けた座頭市とは偉い違いだね
禄が少なく貧乏暮らしだが、剣の腕は良い。 幼なじみの娘にかなわぬ恋心。 お家騒動に巻き込まれて云々。 エピローグはいらんから第二弾として「蝉しぐれ」を映画化してくれ。
656の文章を打ち込んでる時の656自身の顔を想像すると愉快だな(*^д゚)b
659 :
名無シネマ@上映中 :04/03/02 13:40 ID:HWurPMvJ
っていうかさ、ずっと座頭市と比べてる人は何がしたいの?
武座頭市も大好きな身としては、なんかこうすごく辛い(´ω`)。
662 :
名無シネマ@上映中 :04/03/02 14:07 ID:4VQIXGak
どっちも面白い作品だと俺は思う。
663 :
名無シネマ@上映中 :04/03/02 14:21 ID:YztMdQG1
真田が演じてる役はなんで前頭部が髪の毛が薄いっていうか禿げてるの?
>>660 宮崎ヲタ必死だな!と言う事で…
カンヌとベネチアを間違えてたり、
実写にはあまり詳しくない方のようです。
665 :
名無シネマ@上映中 :04/03/02 14:42 ID:HWurPMvJ
↑受賞を確信していた負け犬たそがれ信者のレスw
だから〜、具体的に内容の批判せいっちゅーの!
座頭市ネタはもう飽きた。
北野スレの武擁護派からも嫌われている武信者。
あらゆるスレに
>>659 をコピペして「たそがれアンチウザイ」と言われる哀れな子。
自分の力で作品評価ができないために、
勘違いの山田攻撃を繰り返すだけでなく、肝心の座頭市の良さも語れない始末。
っていうか、座頭市とたそがれ〜を比較することの無意味さすら理解できない。
2ちゃんは嫌いじゃないが、こういうガキを生産する一助になっているのかと思うと、
ここは素敵なインターネッツでつね、とも言えなくなってしまうよ。
日テレでたそがれのロケ地角館がでてまつ。 ロケ当時の真田さんインタブーも流れた
日テレ 角館町商工会:最初反対もあった。 街には映画館2つあったが、2つも駄目。いまさら映画、という声があった。 が、ロケ以降ドラマCM依頼が舞い込むようになった。 「隠し剣」ロケもほぼ決まってる
669 :
名無シネマ@上映中 :04/03/02 15:17 ID:qkwznMHC
>659か... 確か俺も、昔はこんな感じだったな。 年とると、頭の構造が変わるんだよ(多分な)。 激質の人間は嫌われるし、お前もじじいになるまで死ぬなよ。 気がつくと、おまえの大嫌いなジジイになってんだよ、わはっ。
>>666 たそがれ好きから見ても、あんたも十分にウザイよ。荒らしに一々反応するなよ。
無視出来ないならもう来るな、
>>670 彼はファンを装った燃料投下役
こういう展開には良くある
で、どっちの人も、たそがれと座頭市のファンでは無い。
ありゃ? こりゃ失礼しますた。 んじゃ、アンチにはもう反応しまへん。
674 :
猫舌 :04/03/02 17:24 ID:PTmy2gBM
私は座頭市の何が良いのか正直ワカリマセンでした 荒い演出やセット 個人芸の切り貼りなどまさにテレビのバラエティー 正月のスターかくし芸大会を見ているようでした ここで書く事ではありませんが
そうでがんすそうでがんす。(´`)
とりあえず今回のノミネート、「たそがれ」および山田監督は、得る物 非常に多くして、失う物は何一つ無い、とてもいいイベントでがんしたね。 これで、自分たちが真摯に作った物は世界に通用する、という自信を制作陣 は得られただろうし、「鬼の爪」は少なくとも封切り時点では「たそがれ」 より恵まれた状態で公開できる。 あとは、これに浮き足立ったり変な色気を出したりすることなく、最良の 仕事をしていただくことを、強く願うものでがんす。
このスレ、怪物くんのオオカミ男がいっぱいいるでがんす。
680 :
名無シネマ@上映中 :04/03/02 19:15 ID:ToxCxSyx
たそがれも座頭市も観てないけど、 実績からみれば、たそがれの観客評価は座頭市に惨敗ってとこですか。 所詮リストラされた段階の世代とか、地元マンセーな東北田舎民だけですかね、喜んでるのは。 世界の観客レベルからすれば、座頭市とか用心棒とか、カラッとした痛快そうなものが 世代を超えて評価されるんでしょうね。 今度出品するなら、リストラ負け犬とか、老人とか、田舎者が審査員に多く入ってそうな映画祭に出すべきですね。
う〜ん、前スレではアンチはアンチなりに、結構うがった、中身のある意見 もあったように思うんでがんすが・・・。
そうでがんすかねえ・・・。 同じアンチでも芸のあるアンチなら、スレの肥やしになると思うのだが。 無理な要求なのかな。 しぇば。
684 :
名無シネマ@上映中 :04/03/02 22:43 ID:Krlg4gDN
今日見たけど正直おもしろくない。何これ?
想像し、期待していたモンとは違ってたって事でねぇの。 それか、単純に趣味が合わなかったか。
686 :
名無シネマ@上映中 :04/03/02 23:19 ID:qkwznMHC
刺激の強いものが好きなら、そっち方面へ行けばいいし ここは「たそがれ清兵衛」なんだから。 嫌いとかいわれても、何がどう嫌いなのか、ちゃんと説明してくれないとね。 いたずらに自分の論理だけを主張しにくるのはやめよネ。 それはそうと、余呉が切られてから少しの間、「死の舞」?を演ずるけど、実際 切られてから、倒れるまであんな余裕って持てるものなのですかね。
687 :
684 :04/03/02 23:28 ID:Krlg4gDN
最後に戦う所はたそがれじゃ無くてもいいんでは? 人質も居ないのになぜ藩主は死体の近くすら行かないのか? 説明して下さい。納得すればもう一回見ます。
688 :
名無シネマ@上映中 :04/03/03 00:02 ID:dhXnLCW5
藩主? 藩主と言えば殿様だ。そんな場所に行く訳がない。誰かと間違えてるのか。 俺も相手が剣の達人でも、鉄砲隊を突入させれば済むなと思ったが。 でもまあ一応、当時のしきたりで(武士道)で相手の名誉を考えたのか、と脳内補完しました。 たそがれは、いい映画だと思うよ。 ただ外へ打って出るような力強さや、ダイナミズムはない。それが物足りないと思う人がいるのは理解は出来るが。
>>687 藩主では無く表で何人かいたでしょ、その人たちと間違いました。
>でもまあ一応、当時のしきたりで(武士道)で相手の名誉を考えたのか、と脳内補完しました。
なるほど、そういう見方もあるな。
カメラワーク、俳優、女優と質は凄くいいのに監督が全くダメで作品が死んでる
上意討ちは一対一でなきゃいけなかったんだ確か。
691 :
名無シネマ@上映中 :04/03/03 00:21 ID:GI086YT7
山田がドル箱マンネリ寅さんシリーズを粗製濫造していた70年代に 黒澤明は、うちひしがれながら「デルス・ウザーラ」のメガホンを取ってたんだね。 売らんがためのバカ映画乱造国家から追いやられた極寒の地で、 あの映画を撮っていた姿を想像すると涙が出ます。 1975年アカデミー外国語映画賞「デルス・ウザーラ」 黒澤映画では凡作との評価もありますが、その栄光は色あせることは無いでしょう。
692 :
名無シネマ@上映中 :04/03/03 00:25 ID:lRX297Lw
派手な(いまは死にそうな)大島監督や、女を踏み台に のし上がる篠田監督を横目に、山田監督はシコシコと 松竹のためにプログラムピクチュアを作っていたんだよ トラさんが死んでくれたので開放されたんだよ こういう芸当は凡人にはできない
その渥美清は皮肉にも「寅さん」を嫌ってたらしいね。
694 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/03/03 01:17 ID:mhImJ+2t
>「オスカーは映画人が選ぶ賞だから特別。」 それでロード〜が作品賞かよ アカデミーなんか屁だよ ベネチア、トロント獲った北野は凄いぜ 浅草芸人の感性を舐めるなよ
>>691 黒澤なんて他人より金かけなきゃ映画を取れない無能監督の典型。
696 :
名無シネマ@上映中 :04/03/03 05:15 ID:sFwQbHxt
「身の丈に合った幸せが一番」 山田洋次の身の丈に合った仕事は、穏やかぶったジジババに向けて 糞みたいな小市民礼賛映画を作る事だ。 今回は身の丈以上の評価を受けたので、こういう結果になってしまったと。w
697 :
名無シネマ@上映中 :04/03/03 05:23 ID:sFwQbHxt
>>692 山田は単に撮影所にしがみついて映画を撮るしか道が
なかっただけ。大島みたいに独立プロでやっていけるタイプでは
ないから。それはそれで立派が、別に偉かないよ。
それから「座頭市」ファンのアンチ君。
俺も「座頭市」の方が面白いと思うが、君があまり「座頭市」ばかり
引き合いに出すと、かえって「座頭市」の評判を落とすばかりだ。
(確信犯なら仕方ないが)
「たそがれは糞」「山田は無能」だけでいいじゃないか。
698 :
名無シネマ@上映中 :04/03/03 05:50 ID:753fYhSr
荒らしている化石黒澤信者の人ウザイです。
たそがれが受賞したからと言って先輩の「デルス・ウザーラ」の価値が下がる訳でも無いのに…
701 :
名無シネマ@上映中 :04/03/03 19:31 ID:YyOfob7c
黒澤=化石・・・長きにわたって人々の鑑賞に堪えます、 山田=生肉・・・食われてウンコになるか、腐敗して焼却場へ
702 :
名無シネマ@上映中 :04/03/03 19:47 ID:VCp/ViSg
>>695 美意識が強すぎたんだよ。それが好を相した時はいいが
失敗した時は借金地獄になったから映画会社にとっては
いいとは言えないが、あそこまで独特の美学がなければ
世界のクロサワにはならなかったと思うよ。
ファンではないが、「野良犬」が好きです。
703 :
名無シネマ@上映中 :04/03/03 20:01 ID:bMlFUY/p
確かに作品賞のロードはツマランかった、11部門も賞取った割りに凡作 ベンハーやタイタニックと並ぶ最多受賞!!なんて大げさな見出し付けても、こっちはシラケル 作品の質的に前二作に遠く及ばない!これで賞の数と出来が比例しない事が良く分った。 吾はシービスケットが今年一番の収穫だと思ったが。。無冠?
704 :
名無シネマ@上映中 :04/03/03 21:53 ID:cpxGPZl2
今日(3/3)発売の東スポで、井筒監督が「たそがれ清兵衛」と山田洋次、アカデミー賞を罵倒してたね
>>704 禿げしく醜い。
せめて監督辞めてから言え。
706 :
名無シネマ@上映中 :04/03/03 23:33 ID:o9b2gQfv
井筒って人の映画はボロクソ言うけど、自分の映画はどうなん? 99が出てる奴は面白いと思ったけど、ゲロッパとかヒットしたんかね? たそがれは少ないアクションでもしっかり真田の殺陣の凄さが解ったし、 全体的にしみじみと暖かい魅力があった。 しみじみは決して退屈でつまらないものではないんだなと思わせる映画だった。 時代劇で凄く引き込まれたのは初めてだな。
707 :
名無シネマ@上映中 :04/03/04 00:24 ID:14EW6s0D
「ゲロッパ」は下手糞な映画で呆れた。新人だってもう少しは上手いぞw が、「たそがれ」の方がつまらない。
708 :
名無シネマ@上映中 :04/03/04 00:45 ID:0GR+FQ1Z
>>706 興行成績はゲロッパは7億程度のはず。
トントンといったところでヒットとは云えない罠。
709 :
名無シネマ@上映中 :04/03/04 00:46 ID:eubtxAXp
井筒って、たけしに関しては口をつぐんでるんだっけ?
710 :
名無シネマ@上映中 :04/03/04 02:28 ID:SgqK80qj
井筒って、醜い 他人を貶す前に、自分の作品の反省しろ! 監督の風上にも置けない馬鹿な奴。 自分の作品が認められないから、負け犬の遠声
「たそがれ」4月からアメリカでも 公開されるって聞きましたが、 詳細ご存じの方いますか? ワシントンDCの友人が見たがっているので、 そこでも見られるようなら 教えてあげたいのです。
712 :
名無シネマ@上映中 :04/03/04 20:31 ID:DcS4eZtI
山田は井筒以下の糞監督
明日のTV放送、裏がサカーだ(´・ω・`)
714 :
名無シネマ@上映中 :04/03/04 23:18 ID:9DjyZopI
>>711 北米公開は、アート系シアターで6館で上映予定。
どこなのかは、現地の人間のほうが詳しいのでは?
ウエスト・サイド物語 03/05(金) 後07:55 >> 後10:30 NHK衛星第2 夏目雅子スペシャル いま甦る伝説の女優…母と娘の感動秘話 03/05(金) 後09:00 >> 後09:54 テレビ朝日 開局45周年記念番組サッカー・アテネ五輪アジア地区最終予選 日本×UAE 03/05(金) 後10:33 >> 深00:40 テレビ朝日 にんげんドキュメント 映画届けます 03/05(金) 後11:00 >> 後11:50 NHK総合
>>522 お前、たそがれスレでアンチしてるだろ。
座頭市と必死で比べて、しかも中味ないこと言うから
たそがれスレの座頭市好き住人から
「お前のせいで座頭市が嫌いになりそう」まで言われて・・・
アンチするのは構わないが、武の名を汚すなよw
718 :
717 :04/03/05 09:34 ID:gk7McsL8
誤爆った。スマソw
↑黒◯ヲタの自作自演?
スレの冒頭から「たそがれ」好きって言ってんのに…… どういう誤解のされ方だ(´ω`)
あ、717は誤爆先のスレの522に宛てるのか。こっちが誤解してた。ゴメン (´▽`)
意図的に誤爆してるんだから何を言っても意味無し、放置ヨロ。
え、そうだったのか……
井筒発言要旨 「バカデミー賞欲しかったですか?貧乏根性のサムライやな」 ・ノミネートはアメリカに釣られてるだけ、喜ぶな ・アカデミー賞は労使問題がらみで生まれたその場しのぎ、権威なんかない ・アカデミーが欲しいならアメリカに逆らわないと誓わないとダメ、いわば踏絵のようなもの ・オレはアカデミーなんかいらない
725 :
名無シネマ@上映中 :04/03/05 14:09 ID:qtptkIhL
上にまいりまーす TV放映日age
>>724 漏れもアカデミー賞なんかいらないよ!
ついでに紫綬褒章もいらないし、内閣総理大臣賞もいらない!
漏れの方が井筒より謙虚だろw
727 :
名無シネマ@上映中 :04/03/05 14:28 ID:Kesb49lU
どう見ても清兵衛に渋さが足りない。真田というより山田洋次の甘さのせいかと。 「男はつらいよ」の終盤と同じで予定調和に甘えた雰囲気が否めないというところ。 その辺に着目して今日の放映で是非とも確かめてみてくださいな。
自分の好みの映画じゃないからって、自分の「好みでないところ」を、他人にあえて 着目させようとする理由が判らない。 渋み100%をヨシとする人間がいて、その人は渋み60%の映画をヨシとは思わない だろう事は判るけど、監督は最初から渋み60%くらいのを作りたかったのかもしれないし、 世の中にはそのくらいの塩梅を好きな人もいるわけでさ。 そういう人らに、「渋みが100%じゃないからこれは駄目」と言っても詮無いことだよ。 最初っから「渋みの足りなさ加減」を気に入ってるんだから。 極端なことを言えば、適度なコメディ映画を好きな人に対して、「ギャグ要素が足りない から駄目。ぜんぜん爆笑出来ない。今度はギャグのセンスにに着目して見てみなさい」と 言ってるも同然のような気が致す。
729 :
名無シネマ@上映中 :04/03/05 15:33 ID:Kesb49lU
どう見ても、と言ってるでしょ。とにかく足りないのよ。 「渋みが100%じゃないからこれは駄目」なんて言ってないし。
730 :
名無シネマ@上映中 :04/03/05 15:36 ID:Kesb49lU
「渋さが足りない=リアルさが足りない」ということなんだけどね。
731 :
名無シネマ@上映中 :04/03/05 15:39 ID:Kesb49lU
渋さの塩梅がリアルではない、と言えば分かり易いでしょうか。
732 :
名無シネマ@上映中 :04/03/05 15:49 ID:h5Cq5qgl
まだみてないんだけど今夜の放送ビデオに撮るべきでしょうか?
>>731 「リアル」を追求したいなら、「ノンフィクション」や「ドキュメント」を見ていたらいいんでないかな。
間違ってたらスマンが、「たそがれ」って、幕末の侍の描写がリアルだとかいう辺りで評判よくて、
君はその辺りの世評に対して「リアルじゃない」と反発してらっさるのかな?
しかし「世間の評判」と照らし合わせて作品を批判するのはお門違いではないだろうか。
「世間の評判」を基準にして、その評判に満たない作品だから駄目というのはかなりおかしい。
「リアル」さは作品を評価する上での一因にはなるだろうが、人はけして「リアルだ」という理由だけで
「イイ」と言ってるわけじゃないんだしさ。
自分の目で見て、面白いか面白くないかってだけの問題で、面白くないと思った人が、
面白かったと思った人を説き伏せるなんて無理だよ。逆も無理だけど。単に趣味の相違。
関係ないけど、俺にとってはたそがれは、元禄時代に実在した朝日文左衛門という御畳奉行の
リアル日記の雰囲気を彷彿とさせました。
734 :
名無シネマ@上映中 :04/03/05 16:09 ID:MXjeDs3a
今週の週刊新潮読んだ 山田カントク、撮影ほったらかしてアメリカ行っちゃったせいで 2000万円の損害だってね。松竹 ほんと、欲ボケじじいのやることは愚かだね。 所詮、山田なんてただのマンネリ監督なのに 脳みそふやけたジジイやババアにしか受けない映画しか作れないもんな。 たそがれマンセーしてる奴ってみんなおっさんやおばさんだろ?w
まぁひどい(´ω`)
>たそがれマンセーしてる奴ってみんなおっさんやおばさんだろ? でも、そういうのってあるだろうなぁ。 ジジババじゃないと判らない滋味が確実にある気がする。 10代の頃に見たら、俺も退屈に感じたかも。 「となりのトトロ」をつまらんと思いがちな世代が10代後半〜20代だってのと同じメカニズムかも。 淡々とした感傷に反発を感じるお年頃なんだよな。
737 :
名無シネマ@上映中 :04/03/05 16:22 ID:vb+fXEdd
ふ〜ん。あっしはおば(あ)さんだけど「清兵衛」にはちいともマンセー できなかった。(気が若い? 笑)いや単に宮沢りえの、監督さんに言われ た通りやりました、みたいな気が入ってない演技にがっくししただけだけど。
確かに再公開の劇場に行ったらおじさんおばさんばかりだったなあ。 若造の自分がちょっと浮いてたよ。
739 :
名無シネマ@上映中 :04/03/05 17:07 ID:Kesb49lU
真田のにやけた表情あれは何なんだ。渋みが足りないどころかまったく無い。 山田のせいじゃなかったら、真田の役不足ということになるがそれでいいかい?
740 :
名無シネマ@上映中 :04/03/05 17:12 ID:Kesb49lU
やはり予定調和に甘んじた山田の演出ボケですよ。 晩年の寅次郎を見れば分かるというもの。あれと同じ。 かつての山田洋次のリアリズムが全く無くなってる事に気付かないかな。
741 :
猫舌 :04/03/05 17:34 ID:qUJVv7NY
役不足(笑
ウエスト・サイド物語 03/05(金) 後07:55 >> 後10:30 NHK衛星第2 夏目雅子スペシャル いま甦る伝説の女優…母と娘の感動秘話 03/05(金) 後09:00 >> 後09:54 テレビ朝日 開局45周年記念番組サッカー・アテネ五輪アジア地区最終予選 日本×UAE 03/05(金) 後10:33 >> 深00:40 テレビ朝日 にんげんドキュメント 映画届けます 03/05(金) 後11:00 >> 後11:50 NHK総合
743 :
名無シネマ@上映中 :04/03/05 17:36 ID:Kesb49lU
貧しく寂れて出世と縁が無くても腕の立つ本物の武士としてのプライドと 本当の幸福の価値を知る男の幸福感というものではないですよ。あの表情は。
744 :
猫舌 :
04/03/05 17:49 ID:qUJVv7NY じゃあ 真田氏は「清兵衛」なんてつまらない仕事は自分には役不足だから 腐っていいかげんな仕事をしたんですね>Kesb49lU