【タルコフスキーの】サクリファイス【白鳥の歌】

タルコフスキースレはいくつかありますが、
彼の最後となった『サクリファイス』は『惑星ソラリス』と
並んで、深く掘り下げて論じるべき作品だと思う。

あの冒頭に流れるJ.S.バッハの「マタイ受難曲」中の
Erbarme mich。
これを数秒聴いただけで、サクリファイスのイメージで一気に
胸中が満たされませんか？

『サクリファイス』について語りましょう。

関連スレは2から。

2get

アンドレイ・タルコフスキー　第2部
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/cinema/1046489883/l50
【過去スレ】
タルコフスキースレッド
http://cocoa.2ch.net/movie/kako/986/986847148.html
タルコフスキー、好き？
http://tv.2ch.net/movie/kako/1011/10111/1011187253.html
タルコフスキーの映画
http://cocoa.2ch.net/movie/kako/971/971089134.html
12月29日タルコフスキーの番組やります。
http://cocoa.2ch.net/movie/kako/977/977992483.html
タルコフスキーについて知りたい
http://cocoa.2ch.net/movie/kako/1001/10015/1001577768.html

関連スレ
【惑星】ソラリス【リメイク決定】
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/cinema/1038593728/

う〜む、この作品でスレ立てたのか…
>>1の受難が想像されるよ…

木が出るやつ？

柳田邦男の息子。。。。

テレビ放映されるんですか？

ま、タルコフスキーの映画は全部好きだから、いくつ立てても俺は歓迎なんだけどさ、
個人的には
ノスタルジア＝鏡＝ストーカー＞ソラリス＞僕の村は戦場だった＞ルブリョフ＞サクリファイス＞ローラーとバイオリン
て感じで、それほど好きな方ではないなあ。

ラストシーン、救急車と自転車の動きなんかはおそろしく見事なんだけどね。

>>8
漏れはサクリファイスが一番好き。
あれほど絵画的に美しく、脚本が素晴らしい映画は（漏れの経験の上だけの
ことだから、大きなことは言えないけど）観たことがないっす。

絵画的美といえば、レオス・カラックスの汚れた血も思い浮かぶ。

あの彼の自己犠牲、人身御供。あれだけ、観念的に苦しめるなら、
かえって人生は、“人間として”充実していると言っても過言ではないと思う。

>9だけど書き忘れ。

>>8は、ノスタルジアと鏡、ストーカーがイチバンなんだね。
漏れはストーカーはかなり上位になるけど、その他二つは
漏れの脳内ランキングでは、かなり落ちるかも・・・。

同じタルコフスキー好きでも色々な人がいるから、
メイン（？）のタルコフスキースレだけじゃなくて、もっと
話を聞きたいな。

>>9-10
ノスタルジアと鏡とストーカーだと、鏡が一番かな。
頭の中の「記憶」をそのまま映像化したものに近いような気がする。

記憶とか、過去とか、そういうのが絡んでるのがやっぱりタルちゃんらしい、
というのが俺の考え。

映像の美しさではやっぱしノスタルジアが一番綺麗だと思うけど、
ノスタルジアとサクリファイスはストーリーそのものがすこし頭でっかちになりすぎだと思う。

>>6
意味がわからんのでおしえて下さい。

郵便配達夫が大学教授のパーティーで
ヨーロッパの古い地図をプレゼントするシーンが好き。
というかこのシーンしか覚えていない。

　惜しいと思うようなものでなければどうしてそれがプレゼントになるんですか？

とかなんとか言うんだよね。
うろ覚えスマソ。訂正があればよろぴこ。

>>8

＞ノスタルジアと鏡とストーカーだと、鏡が一番かな。
＞頭の中の「記憶」をそのまま映像化したものに近いような気がする。

おっしゃる通りです。
でもサクリファイスは頭でっかちだと思うんですよね？
確かに、好みのレベルではなくて客観的に考えると、それもそうです。
なるほど。あなたのランキングで、ソラリスやルブリョフが
サクリファイスより上だというのも、それを聞くと肯けます。
うーむ・・・元々漏れは自分で詩と小説を書くし、絵も描く。
だから、一番人気なのがサクリファイスなのかなぁ・・・と、
ぼんやり思いました。

色々考えさせてくれて、サンクス。
またこのスレに書きこみして、漏れの前頭葉を刺激してください。

>>13
そのシーンはほぼその通りだよ。
ただ「惜しいものでなければプレゼントにはならない」ではなくて、
「無理をしなければ・・・」かな。正確に言うと。

主人公の彼：「・・無理をしてはいないだろうけど」
郵便配達夫：「もちろん無理をしてますよ」

（その続き。確かに良いシーンだね）
　　　　　・
　　　　　・
　　　　　・
主人公の彼：「世界がこんな風なんだと、考えていた頃はよかった。
この地図のヨーロッパ世界は、まるで火星のようだね。
事実とは全く異なっている。」

郵便配達夫「でも人間が住んでいました。しかも幸せに。」

漏れは、ソ連・ロシア映画のためにロシア語をやりました・・・。
サクリファイスは一部始終、全ての台詞を記憶してまつ。

サクリファイス…

映画の序盤で、草原で何人かの人間がそこに居るシーンが、
なんか宇宙空間に存在している幾つかの惑星みたいな存在に思えて
とても印象的。

あぁ地表に居てもやっぱりココも宇宙空間なんだなぁなどと実感できる瞬間。

映像的にはストーカー（次点ノスタルジア）が一番良かったが、
ストーリーの楽しみ方が自分なりにできたのはサクリファイスのおかげだったな。
タル作品って、どことなくコメディ視点なんだよね。

>>17
コメディー視点・・・もっと具体的に説明きぼんぬ。
漏れにはない感覚を、あんたは持ってると思うから。

ラストシーンがあれほど美しい映画は、他に無いと思われ。

DVD持ってるんだが、ジャケットを見ただけでもうお腹一杯。
切ないよ。

画像は何処が１番いいの？

×画像
○画質

>18
奇跡の映画だけど、客観的には悪夢を見ちゃった惚け爺ちゃんが、
家に放火で家族大慌て、てところが。

奇跡に対して、完全に肯定してないというのかな。