コテハン至上主義!タケルたちの愉快な雑談スレ♪

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204伊織
「伊織のハメハメアドベンチャー」
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原案:八神ヒカり  作:火田伊織
EVOLUTION.12  太一と空!初めての野外○○○

「でね、その子ったらさあ・・・」
楽しそうに話しているのは空さんだ。
いや、正確には楽しそうに振る舞っている、と言った方が正しいか。
今日は休日を利用して、太一さんと空さんはデートしていた。今、居るのは夜の公園だ。
いつもは太一さんの方から誘うのだが、今日は珍しく空さんから誘ってきた。というか、太一さんの方はデートに誘ったり出来るような気分ではなかった。
「・・・太一?ちょっと太ァいィち、聞いてるの?」
「ん?・・・ああ」太一さんはどことなく、上の空だ。
しかし、空さんは、太一さんが元気の無い理由を、とうに気付いていた。
「ねえ、ひょっとして、ヤマトの事・・・まだ、落ち込んでるの?」
空さんが、恐るおそる、申し訳なさそうに尋ねる。
「そんなんじゃねえよっ!!」突然、蜂の巣をつついたように激怒する太一さん。「あっ・・・」
すぐに落ち着いて、しゅんとする。
「ごめん、空。怒ったりして・・・。でも大丈夫だよ!俺そんなに落ち込んでないからさ!うんっ」
明るく振る舞うものの、その瞳にうっすらと涙が溜まっているのを、空さんは見逃さなかった。
(私が何とか元気付けてあげなくちゃ・・・)そう思った空さんは、すでに体が動いていた。
太一さんの首に両手を回し、少し背伸びをして、ゆっくりとキスする。
「あっ・・・・」すぐに唇が離れる。「空・・・」
「どう?元気出た?」空さんは両手を後ろで組んで、出来る限りの笑顔で言う。
「ああ、出たよ・・・」しかしその言い方は、とても元気な人の言い方ではなかった。
「なーによ、その言い方!せっかく私のほうから・・・その・・・してあげたのよ!もっと嬉しそうにしなさいよ!」
小さな子供のように、空さんが冗談でムキになる。
はは・・・。みんなの前じゃ、あんなに大人っぽくしてるのに。俺と一緒に居る時だけだよな。こうして、ありのままでいてくれるの。
そう思うと急に太一さんは空さんがいとおしくてたまらなくなり、溢れる想いを抑えきれずに空さんを抱きしめていた。
あまりにきつく抱きしめるので、空さんはびっくりする。しかし、嫌ではない。
「ちょッ・・・太一?」
太一さんはいつもこんな感じだ。人目もはばからず突然抱きついてきたり、キスしてきたり、胸やお尻を揉んできたりする。太一さんのそんな強引なところが、空さんは好きだった。
「空・・・ありがとな・・・俺を精一杯元気付けてくれようとしてたんだよな・・・空の愛情、いっぱい伝わったよ」
その台詞は、ピヨモンがガルダモンに進化した時と同じモノだった。―太一さんは意識したわけではないが―
なんだか急におかしくなり、空さんはくすくすと笑う。
「な、なんだよお?俺なんかおかしい事言ったか?」太一さんが困った顔で、自分を指差す。
「ふふ、違うのよ。ありがとう、私も太一のこと、好きよ・・・」
「えっ・・・」
太一さんは、少し驚いた。
空さんの方からこうしてはっきりと好き、と言ってくれるのは、付き合ってくれ、と告白した時、そして体を重ねている時くらいだった。
な、なんか、今日の空、いつもより可愛いような・・・・。
一度考え出すと気になって仕方なく、太一さんの股間が段々熱く、固くなる。
「空・・・空・・・!」また、太一さんは空さんを抱き締める。
そして、太一さんのその股間の異常なまでの固さと熱さに、空さんが気付かないはずもなかった。確信犯!?そういうしたたかさを太一さんは持っている。
「太一・・・したいの・・・?」抱き締め返しながら、空さんが聞く。
「うん、俺今、空としたくてたまんない」太一さんは、いつもこういう事は、はっきり言う方だ。
「いいよ・・・しよ?」実は空さんも、気分がすごく高まっていた。
やだ・・・今日は、なんでこんなに、太一のこと、好きって・・・したい、って思えるんだろ。私、今なら、太一に何されてもいい・・・
「ありがと・・・空・・・好きだ・・・」言いながら、太一さんは空さんと唇を重ねる。
太一さんは上半身だけ服を脱いだ。いつも空さんには最初は服を着てもらっている。彼は服を脱がしていくのが大好きだった。
「空・・・」
「太一・・・」
二人の胸の鼓動が、どんどん早まる。
普通にするのは、もう何度と言えない程したが、野外でする、いわゆる青姦は初めてだった。

つづく