コテハン至上主義!タケルたちの愉快な雑談スレ♪

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157獅子座のア伊織ア
なんだか最近、自分がどんどんイタい人間になっていってルキがします。
慣れていくのね・・・自分でもわかる。
しかも今回エロほとんどなし。鬱DEATH氏弐魔性
「伊織のハメハメアドベンチャー」
過去ログ>>35 EVO.8>>36
原案:八神ヒカり  作:火田伊織
EVOLUTION.8  サヨナラ、ヤマちゃん(山寺宏一)・・・

――――――翌朝。
僕はさわやかな、すっきりした気分で目がさめた(そういえば僕とヤマトさんは八神家にそのまま泊まってたんだ)。
腰とお尻が痛いけど、ゆうべは気持ちよかったなあ。クセになっちゃいそう。
洗面所で顔を洗って、歯を磨いていると、ヤマトさんも起きてきた。
「あっ、ヤマトさん、おはようございます♪」僕はありったけの笑顔であいさつした。
しかしヤマトさんは、げっそりした顔で「あ、ああ、おはよう・・・・」と弱々しく答えるだけだった。
どうしたんだろう?具合でも悪いのかな? ――――――そう思っていた瞬間、どさっ、とヤマトさんが倒れた。
「えっ?! ちょっ、ヤマトさん!? たっ、太一さ――――――――ん! やっ、ヤマトさんが――――――!」
すぐに飛び起きた太一さんは、急いでヤマトさんの具合を見て、応急処置を施した。あまりに正確で素早く、僕はビックリした。
これもデジタルワールドで冒険した時の経験がためになってるのかな。
ヤマトさんは布団の中から苦しそうに、あの独特の情けない声で言う。
「すまないなァ、太一。こんなコトお前にさせちまって」
「いいんだ。それよりお前、どうして突然倒れたりしたんだ?」
「どうも、ゆうべ伊織とヤりすぎたのがいけないみたいだ。体力、使い切っちまったんだ。もう、俺の命も限界さ」
どうしようもないショックと罪悪感に襲われた。僕のせいだ、僕がヤマトさんを止めなかったから・・・。
「ごめんなさい!ごめんなさいヤマトさん!僕のせいで・・・・っ!」
僕は涙をぼろぼろこぼしながら、布団を掴んでヤマトさんに謝った。
「いいんだ伊織。お前のせいじゃない」
そんな言葉が余計に痛い。こんないい人を、僕は・・・。
「あっ・・・、もう俺の命も終わりみたいだ。じゃあな、太一、ヒカリちゃん、伊織、ガブモン・・・」
ガブモンは何も言わなかった。ずっと一緒にいたパートナー。ヤマトさんが今、どういう状態か、わかっているんだ。
すると、太一さんが、悲しく、切ない声でヤマトさんにつぶやく。
「ヤマト・・・」
「太一・・・」
どちらからでもなく、二人の唇が自然に重なり合う。
そしてその時間は、二人には永遠と感じられるであろうほど、永かった。冷たい、死の匂いがする口づけ。
だけど、そんな二人だけの“永遠”にも終わりがやって来る。
158獅子座のア伊織ア:2001/08/07(火) 21:15
ヤマトさんの唇が、太一さんから離れたかと思うと、首が折れたように顔を横に向ける。
―――死、んだ・・・?―――
「ヤマトオオオオオオオオオッ!!」
太一さんが、悲しみを吐き出すかのように叫ぶと、僕の頭を掴んで引き寄せ、突然僕のアナルに自分の肉棒をぶち込んできた。
「なんで、ヤマトがっ・・・!俺が、俺が死ねばよかったんだ・・・っ!!」
泣きながら太一さんは肉棒を出し入れする。
痛かった。泣きそうなほど痛かった。
けど、拒否はしない。いや、出来ない。一番つらいのは太一さんだって、わかってたから。
そして太一さんが絶頂を迎えようとしたとき、空間が歪み始めたかと思うと、地獄の底から這い上がってきたような、どす黒い声が聞こえた。
「ニンゲン・・・・?人間の屍肉・・・?そうだ、こいつを喰らえば、ロードすれば、オレはさらに進化できる・・・」
声が聞こえ終わると同時に、その歪みからデジモンが出て来た。
その姿を見た僕とヒカリさんは、同時に驚嘆の声をあげた。
「キメラモン!!」
そう、一乗寺賢さんがまだデジモンカイザーだった頃。そのデジモンカイザーとの最終決戦で戦った完全体デジモン。それがキメラモンだ。
だけど、今度は少し顔が違っていた。カブテリモンのはずの頭部は、以前光子郎さんのデジモンアナライザーで見せてもらった“デビモン”だった。
ヤマトさんを除いて、今ここにいる選ばれし子供とそのデジモンの中でデビモンを実際に知っているのは太一さん、アグモン、それにガブモンだけだった。
その太一さんが、「そのデジモン」に質問する。
「おっ、お前・・・まさかデビモンなのか!?」
「なっ!お前、まさか、あの時の選ばれし子供・・・!ちょうどいい。オレを倒してくれた恨み、今ここで晴らしてくれるわ―――――!!」
デビモンが太一さんに襲い掛かろうとしたその時!
「危ない!レナモン、完全体に進化よ!」
―MATRIX EVOLUTION―
気の強そうな女の子の声と、機械のような声が聞こえてきた。
「レナモン、ワープ進化! タオモン!!」
レナモンというそのデジモンは、神社の巫女?のようなデジモンに進化した(後でわかったのだが、これは中国の陰陽師という術師の正装らしい)。
「邪悪なデジモンめ!この技を喰らうがいい!梵筆閃!!」
魔法のような技を繰り出した。それは強烈な威力で、デビモンもたじたじだった。というか、一撃で消し去られた。
「うおおおおおおおおっ!お、おのレエエエエエエエエ!!」
デビモンの体はみるみる内に粒子化していき、タオモンはその粒子を吸収した。
タオモンのパートナーらしき女の子(大輔さんやヒカリさん達と同じくらいの歳に見える、ポニーテールを結わえた美少女)は、僕たちの方を振り向いて言った。
「大丈夫? ったく、さっきから強力なデジモンがリアライズしてこようとして強力な波動が渦巻いてたのに、気付かなかったの?馬鹿ねえ」
とてもきつい言い方だけど、そんなに嫌な気はしない。多分本人も言い慣れていて、自然と人を傷つけないような言い方を掴んでいるんだろう。
「あの、助けていただいて、本当にありがとうございます。わたくし、お台場小学校3年の火田伊織といいます。あなたは・・・」
お世話になった人には、お礼をイッて名前を聞いておくのが僕の礼儀だ。
「ああ、私は留姫。牧野ルキ。10歳の5年生よ」

つづく 【現在の死亡者:1名:石田ヤマト】