コテハン至上主義!タケルたちの愉快な雑談スレ♪

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173伊織
「伊織のハメハメアドベンチャー」
過去ログ>>35 EVO.7>>36 EVO.8>>157-158 EVO.9>>167-168
原案:八神ヒカり  作:火田伊織
EVOLUTION.10  賢と京の秘密のデート

「ああん・・・賢くゥん、くすぐったい・・・はん・・・」
快感の吐息を漏らしているのは京さんだ。
そう、今日は一乗寺さんと京さんの不定期デートの日だ。
二人はその締めくくりとして、いつもラブホテルで汗を流す。
もちろん、僕がそんなことを知っていたらどんな手を使ってでも妨害するんだけれど、内緒で、しかも決まった日に行くわけではないから妨害しようが無い。
そして今、京さんは、一乗寺さんにその、まだ大して大きくもない、けど確実に膨らみ始めてる胸を愛撫され、舐められて、官能を高めていた。
一乗寺さんはと言うと、京さんのプロ顔負けの「口撃」ですでに一度イッた後だった。
「ふふっ、京さん、僕に感じてくれてるんだね。下の方はどうかな?・・・ワッ、凄いなあ、もうこんなにビチョビチョじゃないか」
一乗寺さんが、なぶるような言葉で京さんをじらす。意外とサドッ気が強いのだろうか?
「やん、賢君のエッチィ・・・」
「はは、ごめんごめん。・・・それじゃあ、入れるよ」
一乗寺さんは京さんの秘部に肉棒を当てがうと、ゆっくりと挿入していく。
もう何度も体を重ねているのでコツは掴みきってるようだ。
「はああ・・・賢君、好きィ・・・・」
「僕も、好きだよ、京さん・・・」
軽いキスをした後、ゆっくりと腰使いを始める。
そう、言うならばそのリズムは引く時はす――っ、突く時はパン!だ。
そのす――っ、パンのリズムを繰り返しているうちに、京さんも、一乗寺さんもたまらなくなって来たようで
「賢君、もっと強く・・・」
「わかったよ・・・」
たとえ気分が乗っていなかったとしても、京さんの、その潤んだ瞳で頼まれたら、誰だって言うことを聞いてしまうだろう。もちろん、僕も。
京さんの頼みを受けて、一乗寺さんの腰の動きが次第に激しくなる。
その激しさと言ったら、さっきまでは猫が砂場に用を足しに行く程度の速度だったのに、今度はネズミを追う程のスピードだ。
「あああっ・・・賢・・・クゥ・・・ン!」
猛スピードで落下するような感覚を覚え、思わず京さんは一乗寺さんの頭にしがみつく。
だけど一乗寺さんは別に驚かない。これはいつもの京さんの癖なんだそうだ。
京さんの胸の中に顔をうずめるような体勢で一乗寺さんはピストン運動を続ける。
そしてとうとう、お互い絶頂を迎え、
「ひゃうう・・・んっ!賢君、大好き!来てェェェェ!」
「僕も、愛してるよ、京さん・・・・っ! うっ!イクよっ!!」
二人同時に(一乗寺さんは京さんの中で)果てた。
しかし彼の射精量といったらすさまじく、肉棒を引き出してもまだどくどくと出てくる。
その量を利用して、一乗寺さんは京さんの顔に精液をかける。顔射だ。
「いっぱい出たね♪」
京さんは顔にかかった精液を舌で舐め取り、無邪気な笑顔で言う。
彼女の眼鏡は精液で塗り尽くされ、片目は見えない。
一乗寺さんは京さんの隣に来て横になり、京さんの髪を撫でる。
「賢君、好き・・・これからも、ずっと一緒にいて。ね?」
涙目で口の端から精液をこぼしながら、京さんは一乗寺さんを抱きしめる。
「僕も・・・、大好きだよ。また今度、しよう?」
一乗寺さんがそう言った瞬間、京さんは体を離し、甘えるように言う。
「今度なんて言わずに、今しようって、そう言って?」
一乗寺さんは京さんのその姿が愛しくてたまらなかった。
先ほどイッたばかりだというのに、彼の一物は早くも硬度を取り戻している。
「じゃあ、お言葉に甘えて〜〜〜♪」
京さんをがばっと押し倒す。
「いや〜〜〜〜〜ん♪」
こうして二人はまた、行為を始めるのだった。
174伊織:2001/08/09(木) 21:10
―――――数十分後。
二人はホテルから出てきた。
お互いに満面の笑顔で、他愛の無い世間話なんかをしている。
しかし結局最後に行き着くところは、お互いもう何度も示し合っている、愛の確認なのだ。
「賢君、大好き・・・」
「僕も・・・・好きだよ。京さん。大好きだ、愛してる」
一乗寺さんが京さんの肩を抱き、お互いに薄く目を瞑り、唇を重ねる。
一方僕は、剣道の稽古が長引いてしまい、おじい様に「あんまり遅くなるとふみ子さんも心配するじゃろう。道場の片付けはわしがしておくから、さ、先に帰りなさい」と言われ、帰途についている途中だった。
そういうことは今まで何度かあったのだけれど、このホテル街を通るのだけは本当に恥ずかしい。
けれど今日は、恥ずかしいだけでなく、最悪なものまで見てしまった。
あれ?あそこにいるのは、京さんに、一乗寺さん・・・?
! あ、あそこ、ラブホテル前じゃないか!それに、キ、キスまでして・・・。
きっとあの中では、舌が激しく絡まりあってるに違いない!ちくしょう!―本当はただ長い、触れ合うだけの軽い口付けだったのだが―
二人は僕にも気付かず、キスに夢中だ。
京さん達が付き合っていることは知っていたけど、もうここまで進んでるなんて・・・・。
ガラス製の灰皿で頭を殴られたようなショックを受けた僕は、全身の力が抜けて、剣道の道具を落としてしまった。
その音に気付いた京さんは、急いでお互いの体を引き離す。
「やっ、いっ、伊織!?」「伊織君!?」二人とも、口々に驚く。
なんだよ、そんなに僕に見られるのが驚きなのかよ。イヤなのかよ。
そう思うと自分が情けなくて、涙が出てきた。
だけど泣き顔を見られるのが嫌で、僕はその場から消えようと思って走り出した。
「ちょっと、待って伊織!」
京さんが僕を追ってくる。
一乗寺さんは、京さんを止めず、ただ見ているだけだった。

つづく