吸血大殲第10章 戦鬼ヲ憐レム歌

このエントリーをはてなブックマークに追加
このスレは、吸血鬼や狩人、あるいはそれに類する者が闘争を繰り広げる場である。
無論、闘争だけではなく、名無しの諸君の質問も随時受け付けておる。
気軽に質問をして欲しい。
なお、ルール・闘争への参加方法に関しては>>2-20あたりを参照してもらいたい。
関連リンクもその中にある。
ルールはスレごとに改定が進んでいるので、常連の者も目は通しておくがよい。
2以上、自作自演でした。:02/01/30 08:34
2
3以上、自作自演でした。:02/01/30 08:34
げっそりちんちん
まずは、自分の所属する勢力を決めてもらう。
カテゴリA(狩人:人間)
カテゴリB(狩人:吸血殲鬼……吸血鬼でありながら、吸血鬼を狩る者の総称)
カテゴリC(吸血鬼、妖魔)
カテゴリD(その他、傍観者)
 
原則、自勢力と他勢力とで争うことになる。
ただし、相手方の了解があれば、他勢力とでも共闘は可能であるし、
同勢力の相手とも対戦可能だ。
初めて参加する者はこのスレでテンプレ(>>7)による自己紹介と戦闘スタイルの紹介をしてほしい。
出典を知らぬ者もおるのでな。
なお、これらの紹介文は左手が参加者データサイトに転載してくれるであろう。
紹介が終わったあとは、JBBSの雑談スレにも顔を出しておくがよかろう。
 
闘争相手の募集はJBBS・吸血大殲板の雑談スレ、
あるいは闘争打ち合わせ専用スレにて行うがよい。
雑談はJBBSの雑談・舞台裏スレで行うのが基本であるが、羽目を外さぬ限り、このスレでも多少のことは認める。
観戦しながらの応援・野次・結果予想・解説はキャラハン・名無し問わず歓迎しよう。
ただし、キャラハンは常に己のカテゴリー・立場を念頭において行動すること。
 
本スレは基本は吸血鬼と狩人の戦いであるが、
要は月夜の退廃、血塗れの狂気、そういうものに理解があるなら吸血鬼に縁が無くても歓迎する。
ただし、闘争のバランスを保つ為、あまりに雰囲気・桁の違うキャラクターの参加は遠慮してもらう。
(例、ドラゴンボールの孫悟空、孔雀王の後期の孔雀、ゴッドサイダーなど)
一応、強さの上限としては我やアルクェイド、アーカード、姫あたりを基準に、
常識的に考えて他キャラと闘争を保てるレベルを、参戦出来るキャラの強さの上限としよう。
又、本スレはあくまでも闘争という形を取ったクロスオーバーのやり取りを楽しむスレである。
勝ちに執着した戦い方は、好ましくない。
どう魅せる戦いをするかが、本義である。
・戦う前に自分の自己紹介のレスをハイパーリンクなどで明示しておくと相手も作戦もたてやすかろう。
・又、戦う前に参加者データサイトも参照すること。
・リアルタイムでやるか、じっくり数日に分けてやるかは自由である。
 最初にそのことを明示しておくと、相手に親切であるな。
 自分が何時まで闘争できるか、最初に明示すること、
・質問の回答はなるべくすること。ただし、答える時期は各人の裁量に任せる。
・メール欄に出展作品と所属する勢力を記入すること。闘争中の裏合わせ等もメール欄で行う。
 闘争中のものは、対戦相手のメール欄を常にチェックして置くようにせよ。
 必要に応じて、JBBSの会議室スレッドも使用するがよい。
・戦いの舞台を最初に設定すると、地形を生かしたトリッキーな戦いができよう。
・最初に通常の闘争か、選択肢を使うか、トリップを使って闘争(>>4参照)するかを決めよ。
・名無し諸君の飛び入り参加の為に『マリオネット』『ドッペルゲンガー』(>>4参照)がある。
 好きなキャラに化けさせ、ステハンとして参加するが良い。ただし、ルールは厳守のこと。
・自キャラだけでは勝てそうにない相手と対戦する場合、
 共闘者を募集・指名してバランス をとるのもありであろう。
・1対複数、複数対複数の戦闘では、タイミングを合わせるため、
 同じ相手と闘争している他キャラが全員レスを返してから自分のレスを書き込むようにせよ。
・自キャラが死んでも、蘇生能力を持ったキャラが復活させてくれる。遠慮は不要である。
・昼間にしか来られないキャラであっても、幾日かに分けてレスを返しながら闘争を進めていくことは可能。
 ただし、あらかじめ対戦者にそれを伝えておけ。
・闘争中はテンションを保つため、質問への回答が後回しになることもある。
 機を見て答えていくようにするので、質問者は了解してほしい。
・名無しの介入(野次・応援・解説・アドバイス・感想等)も推奨する。
 富樫・虎丸のような名無し歓迎しよう。
・参加者は常時募集しておる。気軽に参加するがよい。
・ルール討議・闘争の簡単な裏合わせは雑談スレで行うようにせよ。
・参加者・ROM共、効率よくログを追うため、かちゅ〜しゃの導入を推奨する。
・かちゅ〜しゃによる閲覧を容易にするため、闘争者は戦いが終わった後、レス番をまとめておくがよい。
  (例.>1>3>5>7>9>11>13>15>17>19>21
     >23>25>27>29>31>33>35>37>39>41>43)
・レス数が1000に近付く、もしくは容量が限界に近くなった時は一旦闘争を中止。 
 そのスレッドで行われた闘争をまとめるレスを書き込むこと
マリオネット及びドッペルゲンガーについて説明しよう。

 ・マリオネット
   任意のキャラ(大殲に参加・不参加を問わず)に変化する能力を持った人形である。
   変化したマリオネットの戦闘能力は元となったキャラをほぼ完璧に再現したもので、
   元のキャラが持っている能力は基本的に全て使用可能である。
   大殲未登録のキャラを一回限りで操作してみたい者のための人形であるが、知性・言動も
   コピーできるため、既に大殲登録済みのキャラを自分でも操作してみたい場合などにも使用
   は可能である。なお、大殲登録済みのキャラに変身させ、元キャラと戦わせるつもりなら、
   後述のドッペルゲンガーを使用せよ。

 ・ドッペルゲンガー
   大殲に参加している任意のキャラの一人に化ける能力を持った魔物である。
   闘争舞台のどこかにある鏡から出現し、元となったキャラを襲う。
   戦闘で倒すか、鏡を破壊すれば消滅する。
   なお、ドッペルゲンガーの能力はレベルに応じて異なる。

<LV1>力や能力は本人の一回り下の能力を有する。
       知能は極めて単純で、無口・無表情である。
   
<LV40>本人の能力を完全に出し切っている。
       知能はある程度有していて戦略性もあるが、完全ではない。
       無口・無表情。

<LV60>LV40の能力に加え、本人の知性・言動も完全に再現できる。
       能力的には、元となったキャラと完全に互角である。

ドッペルゲンガー、マリオネット共に名無しがステハンとして飛び入り参加するために用意
されているキャラである。これらのキャラを使いたいものは、まず雑スレにてどちらを使うか、
何に変身させるかを告知せよ(マリオネットの場合は出典も)。問題ないようであれば、打ち
合わせスレにて対戦相手を見つけて都合を合わせるがよい。マリオネットを大殲未参加のキャラ
に変化させる場合は、変身後のキャラの能力等の紹介を本スレに書き込むことを義務とする。

マリオネット・ドッペルゲンガーの使用は、名無しに限定されるものではない。
大殲スレのキャラハン、他スレのキャラハンでこれらを操作したいものがあれば、名無し同様に
名乗り出るがよかろう。 なお、いかなる場合であれ>>2のルールは厳守せよ。
マリオネットを使う場合、ルールに反するキャラへの変身は不可である
〜トリップ戦闘ルール〜 ※『トリップ戦闘』とは自分の名前欄の名前の後に半角で『#12345678(適当な8文字以内)』
  等と入力し、それによって出来たトリップの値で勝敗を
  決定しようというものである。 ・戦闘の例 GM(ゲームマスター):状況描写
 ↓
 ハンターA:トリップをランダム入力&行動描写
 ↓
 ハンターB:トリップをランダム入力&行動描写
 ↓
 GM:トリップの値を元に勝敗判定。
    勝利者にポイント追加。
    引き分けなら相打ちか相殺。
 ↓
 GM:状況描写
 ↓
 ・
 ・
 ・
 これを繰り返す者と思ってくれればよい。
 規定のポイントに達するか、ターン数を超えることで戦闘終了である。
 トリップは始めの桁で値が大きい方を勝ちとする。
(アルファベット大文字>アルファベット小文字>数字>記号) ・アルファベットはA、数字は1が最強
・記号は全部互角
・GMを入れるか入れないか、ターン制・ポイント制を採用するか特定の場面
 (トラップ・術の成功判定等)だけの採用にするか、は自由
8少佐:02/01/30 08:37
闘争とは、血の香りが漂うべきだ。
恍惚と屈辱に塗れるべきだ。互いの全存在をかけ、相手を粉砕する。
腕を引き千切り、足を圧し折り、はらわたを潰し、首をもぎ取る!!
そうあるべきだろう? 深く暗く美しい、
闇の奥底にて、血を浴びて輝く夜族(ミディアン)というものは。
 
さて、ここで僭越ながら、具体的に「闘争を演出する方法」について語りたい。
別に「こうしなさい」という命令ではない。あくまで「こうすると、いいかも」という程度の助言だ。
 
1)「闘争する理由」「闘争する場所の表現」に凝る。
   血と硝煙の匂いが薫る、そんなイメージを喚起する文章表現を加えてみる。
   これだけでも、相当雰囲気が出ると思うのだが、いかがかね?
2)「化物は化物らしく」する。まあ、要はただ「攻撃の応酬」をするのではなく、
   負った傷の描写や、内面的な昂ぶりを表現しつつ、
   闘争してはどうかという提案だ。例えば、我が憎き戦友アーカード君なら、
  「引き千切った相手の腕、その傷口に口づけをし、 真紅の鮮血を飲み干した」など、
   攻撃表現以外にもキャラ的な演出描写をいれてはどうだろう?
3)冗長にならないよう、気をつける。ただ闘争するのではなく、
 「このキャラならば、こうした方がらしい」という考えを意識して、
  クロスオーバーならではの「ドラマ」を展開しようではないか。
  読んでいるだけの者も楽しめる、世界にはまれるスレッド育成を心がけよう。
 
 くくく、私らしくないね。しかし、あえて提言しておきたいのだよ。  ここは、吸血鬼の闘争の場としてスタートした。
 畑外の闘争者も多くいるようだが、だからこそ、
「吸血鬼ならではの空気」を表現するよう努力しようじゃないか、ええ?
 血!
 肉!
 骨!
 殺戮!
 蹂躙!
 そして闘争!
 
 狂え狂え、狂って戦え! 血みどろでない闘争に、存在意義はない!
 狂気を! より狂おしい狂気を!
 諸君、私は期待しているよ。
 今夜が麗しき闘争の夜となることを・・・。
■関連リンク
 
■参加者データサイト『吸血大殲 Blood Lust』(左手作成・過去ログも全てこちらにあり)
http://members.tripod.co.jp/humituki5272/taisen/index.html
 
『闘争記録保管所』(緑川淳司作成・各闘争ごとに整理された記録)
http://members.tripod.co.jp/tajuunin/taisen.html
 
 
■吸血大殲本家サイト
 
From dusk till dawn
http://www.uranus.dti.ne.jp/~beaker/
  
■過去スレ
 
吸血大殲―もの凄い勢いで吸血鬼が闘争するスレ―
ttp://salad.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1006254260/
 
続・吸血大殲〜新たなる吸血鬼達の闘争の舞台〜
ttp://salad.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1007397067/
 
吸血大殲3〜血と肉と硝煙の円舞曲
ttp://salad.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1007821285/
 
吸血大殲 episode4〜ノスフェラトゥのゲーム
ttp://salad.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1008007040/
 
吸血大殲 第五章 闇に住まうモノ達の饗宴
ttp://salad.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1008445608/
 
吸血大殲 第六章 闘争者たちの饗宴
ttp://salad.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1008955227/
 
吸血大殲 第七章 大殲争・Vampirkrieg
ttp://salad.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1009488808/
 
吸血大殲 第8章 月赤の狂騒曲
ttp://salad.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1010428850/
 
吸血大殲 第9章 貴族達のサーカス
ttp://salad.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1011453047/
 
 
■太陽板の質問・雑談スレ
 
吸血大殲/陰 其の14〜神羅屋敷地下室 餌の時間〜
http://www.alfheim.jp/~narikiri/narikiri/test/read.cgi?bbs=TheSun&key=009742840
 
■専用JBBS(打ち合わせ・舞台裏などはこちら)
ttp://jbbs.shitaraba.com/game/163/vampirkrieg.html
自己紹介用テンプレートである。
 
出典 :
名前 :
年齢 :
性別 :
職業 :
趣味 :
恋人の有無 :
好きな異性のタイプ :
好きな食べ物 :
最近気になること :
一番苦手なもの :
得意な技 :
一番の決めゼリフ :
将来の夢 :
ここの住人として一言 :
ここの仲間たちに一言 :
ここの名無しに一言 :
特に理由も無い殲争
 
(とある深い森の中)
確かここら辺に来たと思うけど・・・あの小娘、意外に逃げ足が早いようね。
(足音を立てないように、ミアを探しながら進む)
(ミアを発見)
ふふ・・・見つけたわ・・・。
(逆手に持ったカトラス二本を握り締める)
逃げられると思わないことね、あしきゆめ!
(ミアに向かって走りかかる)
(某所、森の中)
・・・ああもう、何でこんな所にいるのよまったく!
ん? ・・・なんかムカつく! アンタ、殴られたい訳!?
13ロングファング:02/01/30 13:50
やれやれ、迷い込んじまったな。

(深い森の中、戦闘音)

・・・・・ま、行ってみるか。
(音源のほうへ移動中)
14左手 ◆LEFThZHw :02/01/30 13:51
>11 >12 名も無き闘争
(偶然見かけた)
クックック、魔女か。
迷い込んでみれば・・・おもしろそうなことをしてるではないか。
 
ワシも混ぜて貰おうかの。
(口からかまいたち発射。周囲の木々をぶった切りふみこ&ミアの方へと倒す)
理由なき殲争
>11
(森の中を散策中)
(首の下に大きな袋をぶら下げている)
(ミアに襲い掛かるふみこを発見)
 
(……よくわからないけど)
(見過ごすわけにはいかない!)
 
(横手からふみこを奇襲)
(攻撃肢で殴りかかる)
16ウルフ:02/01/30 13:51
深い森。
ウルフは巨大な木の幹に腰掛けていた。
親しい人間とのキャンプ。しかし、この地には化け物がたくさんいる。

人間はきづいていない。だから代わりにウルフが楽しむ。

ウルフは周囲の気配を感じながら立ち上がった。
17ユージン:02/01/30 13:52
勃発! 理不尽殲争
 
>11
ここはどこだろう。
暗い森の奥。気づけばぼくはここにいた。
草がかさかさと風にゆれる。
 
誰かの声がした。
そちらにいくと、中世の魔女のような服の女が、カトラス両手に女に襲い掛かっている。
ぼくは身を潜め、とりあえず様子を見る。
>12
はっ、小娘程度が、私に触れられるつもり?
(右のカトラスで切りかかる。腕を狙って)
 
(ロングファングには気付かない)
(森)
19ウルフ:02/01/30 13:53
さて、大きな音が聞こえ始めたな。
行ってみるぞ!!
20ロングファング:02/01/30 13:54
>12>18
お嬢さんがた、んなところで何やってんの?

(木立に身を預け、にやにや笑いで登場)
>11
誰があしきゆめよ、このババァ!!
(思いっきり殴りかかる)

>14
うわっと!!
(何とか回避)

>15
ゲゲツ!?
22ユージン:02/01/30 13:55
どこまでも意味不明に殺しあえ!
 
>19
気づくとすぐそばに巨大な獣。
ぼくは暗殺者の反射で、そいつに手刀を打ち込む。
23ウピエル ◆Upielb0Y :02/01/30 13:55
森の闘争 不条理編
 
・・・真っ直ぐ、森の中を走っている。
デスモドゥスUのエンジンをふかし、ただ、走る。
一向に抜ける気配の無い森の中の道を。
24ウルフ:02/01/30 13:56
>20
あれは・・・ニンゲンじゃないな。
面白い。人狼の血が騒ぐ。

食らえ!(木にマーキング、ふみこその他を巻き込む木の葉乱舞カッター)
25名無し吸血鬼:02/01/30 13:57
混沌とした闘争

木陰でヒソーリ
さて、どうしようか。
26ウピエル ◆Upielb0Y :02/01/30 13:58
森の中の不毛な闘争

>22 
戦闘の音が聞こえる!!
 
バイクを向け、道から外れ森の中へと突っ込む。

 
27ウルフ:02/01/30 13:58
>22 ユージン
甘いぞ!おまえがそこにいる事は「匂い」でわかってた。
おまえも木の葉乱舞を食らえ!!
28ロングファング:02/01/30 13:58
>14
(おもむろに左手発見)

・・・・・(無言で銃を連射)
>21
ふん、そんな大味な技程度で・・・
(かわそうとする)
(そこに>15)
何!?ちぃっ!
(妙な体勢でかわす) 
(さらに追い討ちのように>14)
って、なんなのよ!さっきから!
(前転で転がって交わす)
さっきから誰かしら・・・私の邪魔をしているのは・・・。殺すわ・・・。
(そこにあつらえたように出てくる>20)
さっきから邪魔しているのは・・・君!?
(カトラスで首筋を狙って切りかかる)

 
30ユージン:02/01/30 14:01
原因不明闘争

>27
くっ・・・!
軽くうめいて木の葉を片端から叩き落す。
そのまま距離をとる。獣の姿が視界から消える。
だが、そこに>25。
ぼくは迷わず手刀を叩き込む。
31ダイ・アモン:02/01/30 14:02
>26ウピエル 
(ウッピーのバイクを追いかける影) 
 
ウピィエルゥゥゥゥ !!! けりを付けるぞ!!! 
(周囲の木をなぎ倒し、ウピエルのバイクの方向に倒す)
 
32ロングファング:02/01/30 14:02
>24
(顔と心臓をかばって後退)

>29
(やっぱりにやにや笑いっぱなし)
(左の金属義手で受けて電撃発動)
33左手 ◆LEFThZHw :02/01/30 14:02
ボコスカウォーズ
  
>21 >29 
クク、なかなか良い反応じゃな。
もう一発・・・!?
  
>24 >28  
・・・!?新手か!
・・・やり過ごすとするか。
(土中に深く潜り込む)
>29
(よけた?) 
(なら、もう・・・)
 
>14 >24
(クッ、もしかしなくても、厄介ごとに巻き込まれた・・・)
(無理は出来ないのに)
 
(一旦距離をとる)
35名無し吸血鬼:02/01/30 14:03
>30 
手刀をあえて肩口で受ける。
衝撃であっけなく骨が砕けるが、代わりに相手の頭を掴んだ。
力を込めるっ!
>24
ああもううっとおしいっっての!
(突っ込んで周囲に拳銃乱射)

>29
アーハッハッハッ!
ブザマに転がってるね!
(蹴り!)

>32
アンタ邪魔!
37ウルフ:02/01/30 14:04
楽しいぞ。
強い奴だらけだ。

適当な木の上へ移動、しばらく傍観の構え。
38ウピエル ◆Upielb0Y :02/01/30 14:05
>31
 
正面から突っ込む!
森の中でスピードは出し切れないが、
チタンブレードを備えた巨大な弾丸が駆け抜ける!!
 
その程度の木は何の障害にもならねぇ!!
駆け抜ける刃が!!倒れ込む木を切断する!!
39ユージン:02/01/30 14:05
僕と君とのアンノウンな闘争

>35
――まるで遅いよ。
体内に侵入したリキッドが、その体を完膚なきまでに焼き尽くす。
ぽん、と、風船が破裂するような軽い音。
40名無し吸血鬼:02/01/30 14:07
>39 
体燃え尽きる……
「所詮、名無しなのかぁ〜!」
残るのは灰の山ばかり。

(なんだかとっても、最速の死)
>32
電撃っ!?洒落た真似を。
(右カトラスを放す。すばやく懐から銃を取り出し発砲。)
このニヤケ面。なにがおかしいのかしら?
(撃った撃った撃った撃った撃ったついでに>37あたりも撃った)
 
>36
小娘が。待っていなさい、こいつを殺したら次は君の番よ。
42ウピエル ◆Upielb0Y :02/01/30 14:08
>31ダイ・アモン
 
悪趣味なペインティング筋肉ダルマが!!
 
挽肉にしてやるぜ!!
 
対吸血鬼用銀製ホロウポイント弾の雨でくたばれェェェェェェェェァァァッァ!!
 
(フルオート狙撃)
43ウルフ:02/01/30 14:09
>41
適当にうった銃なんて当たらないな。
オマエはここで殺した方がよさそうだ。

これでも食らってろ!

木にマーキング、木の枝数本がふみこを捕縛しようと襲い掛かる!
>33
(地中に変な反応がある……)
 
(犬の習性からか、地下に潜っている左手を掘り出す)
 
(手?)
45ユージン:02/01/30 14:10
どこまでもかぎりなく未知なる闘争
 
>40
怪しい人影は片付けた。
――さて。
木上に上り、辺りを俯瞰。
ホルダーから取り出した拳銃を、>50に放つ。
46ダイ・アモン:02/01/30 14:11
>38ウピエル 
(前方を走り去るウッピーを追う。) 
 
ちぃ、小僧・・・逃げるのか!!! ・・・だったらぁ・・・!! 
(神速で森を走り抜ける。木から木へ飛び移る。) 
 
ハッハァ!! そぉこだぁ!!!(地面から出現) 
・・・フン!!(ウッピーのバイクのタイヤに手を突っ込む。) 
 
弾け飛べ!! 
 
 

47ダイ・アモン:02/01/30 14:12
>42 
ぐぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!! 
(タイヤに腕を突っ込みながら、蜂の巣になる。)
>34
イヌと餓鬼が何の用だってんのよ?
邪魔するならアンタも殴るぞ!?

>41
吠えたな、ババァ!?
お土産だぁ!
(拳銃一発!)
49ロングファング:02/01/30 14:12
>41
(心臓と頭だけ避けて撃たれるがまま)
チッチッチ!(指を振る)

(急激に間合いを詰め、銃を持った腕をつかみに行く)
白「おや、こんな所でも闘争が?」
 
黒「面白い、アルトルージュ様の騎士である我等が力を見せてやろう」
51左手 ◆LEFThZHw :02/01/30 14:15
真っ昼間から殺し愛
 
(土中にて)
・・・まさかこれ程の数がいたとはの。
・ 
・ 
・ 
一石二鳥といくかの。
(もの凄い勢いで土を喰い始める)
(結果、周囲の地面がすり鉢状に陥没を始める)
(対象、ふみこ、ミア、ロングファング、ルーク、ウルフ)
 
>44 
(見つかった)
・・・・・・カァ!!
(火球発射。同時に反動で吹っ飛んでいく)
52ユージン:02/01/30 14:16
>45>50
あらんかぎりの聖別ずみ、鯨すら一撃で殺す毒含有の弾丸が白黒に撃ち込まれる!
53ウルフ:02/01/30 14:17
>50
変な奴等がきたな。
馬鹿だな。こんな所にシニニくるなんて。

おまえらは焦げてろ!!

巨大なエネルギー波が二人を襲う!
>49
そんな・・・あれで死なない!?
(急激に間を詰められる、だが>43枝が邪魔)
天の助けという奴かしらね?
(枝ごと切る勢いでロングファングにカトラス乱舞)
(そこに>48の銃弾。だがかわす。弾丸はロングファングの方へ)
君の行動は知ろうとすぎるのよ、全部筒抜けだわ。
(にやりと笑う)
55ウピエル ◆Upielb0Y :02/01/30 14:17
>46>47
前輪をやられた・・・だが!!ウィリー走行で後輪に巻き込んで殺る!!
ブザマな轢死体になれ!!
>45
黒「ふん!」
(弾丸を魔剣ニアダークで叩き落す」
白「おや、早速、我等に戦いを挑む者が現れましたね」
 
黒「よかろう、受けて立つ! 来い!!」
(ユージンに接近中)
>51
こんの怪奇生物がぁぁぁっ!
(逆に突っ込んで掴みに行く)

>55
きぃぃっ! むかちゅくぅぅぅぅっ!!
(拳銃を投擲)
>48
(ひどいなぁ)
(ところで何でぼくが犬だってわかったんだろ)
 
>51 
(高エネルギー反応!?)
 
(とっさに左手を放り出す)
(火球を回避し、反動で逃げる左手を単分子フィラメントで攻撃)
59ユージン:02/01/30 14:20
>56

>53で姿勢をくずしたところに飛び込み、のどを狙って手刀。
60ロングファング:02/01/30 14:21
>54
ぐぁー、枝に邪魔された上に流れ弾かよーっ!
(カトラスの攻撃で腕に裂傷を作り、弾丸に吹き飛ばされて森の奥へ)
61ダイ・アモン:02/01/30 14:22
>55 
うぎゃぁぁぁおおおおおお!!! 
(前輪に手を突っ込んでいるため、引きずられながら背中を轢かれる) 
 
ぐぉぉぉぉぉぉぉ!!! (開いた片手でエンジンを掴み、持ち上げる) 
・・・・ぬぉりゃぁぁぁぁ!! (地面に叩き付ける) 
 
はぁはぁ、ぐぉぉぉぉぉ!!! (ガソリンタンクに一撃・・・爆発) 
 
ぐぉぉぉ!! 
>52
黒「むう!」
(剣で叩き落とすも、いくつかは喰らう)
白「リィゾ、そのまま盾、お願いします。どうせ、あなたは何を喰らっても死にませんから」
(固有結界パレード発動。黒騎士&白騎士&ユージンの周りは濃い霧で包まれ、無数の幽霊船の影が……)
白「全砲門、一斉射撃! 撃て!!」
(幽霊船団から、砲弾の雨がユージンに降り注ぐ)
63ウルフ:02/01/30 14:23
>51
なんだ?

ウルフの立っている木を急激な陥没が襲う。

くっ

どさっ

ウルフを木から落とすとは・・・後悔するぞ、手の化け物!!
おまえも焦げろ!!
(黒い電撃を纏い左手に殴り掛かる)
64ウピエル ◆Upielb0Y :02/01/30 14:24
>55
チタン・セラミック複合材質製装甲カウルに拳銃ごときが!!
 
ウィリーしたまま走行、木の根を使ってジャンプ!
 
チタンブレードの、重量300kgオーバーのギロチンが空中から突っ込む!!
65左手 ◆LEFThZHw :02/01/30 14:24
>57 >58 
・・・ふむ。
ならばこれじゃ。
(水のワイヤーでミアを拘束。)
(ミアを振り回して単分子フィラメントに対する盾にする)
 
腐った死体はグラムいくらになるのかのう・・クク。
>60
にがさないわ。私の任務を妨害した罪で殺す。
(森の奥にダッシュ。だが、そこに>57の拳銃が後頭部に)
(ガツーン)
・・・・いったーーーーー。
(ミアの方を振り返る)
何してるのよこの小娘!死んだらどうするつもり!?
(もう銃を乱射乱射乱射乱射乱射)
67ユージン:02/01/30 14:25
>62
ふん・・・この近接状態で、無謀な。
地を這うような軌道で白黒から離脱。砲撃はすべて白黒に。
>65 
(委細構わずミアごと左手を攻撃)

(ごめん! 知らない人)
69名無し吸血鬼:02/01/30 14:26
灰の山が燻る。徐々に名も無き吸血鬼が復活しようとしていた。
不死者は例え滅んでも、いずれ復活するように出来ているのだ。

と、そこへ>62の砲弾が。

――燻る灰は飛び散った。 

「ナナシを殺して、平気なの〜!」
70ウピエル ◆Upielb0Y :02/01/30 14:27
>61
クソッタレ!
装甲カウルの上からガソリンタンクに穴をあけるとは!
 
爆発より先にジャンプ!木々を蹴って高速モード発動!!
森の中にスクリーミングバンシーのエレキギターサウンドが響く!!
 
食らえ!
毎秒10発の狙撃!!
頭部と心臓に五発づつだ!!
71左手 ◆LEFThZHw :02/01/30 14:28
>68 
盾ごとか!
(ワイヤーを切り離して間一髪で避ける)
 
・・・これはしきり直しじゃな。
(そのまま森の奥へと撤退)
>65>66>68
にゃにゃにゃにゃにぃぃぃぃぃぃぃっ!?
(水芸で拘束、振り回される。おかげで>66の弾丸をかわすも、目の前には単分子鞭)
ばらばらですかぁぁぁあぁぁぁぁっ!!!
(直後、肉塊に)
>67
白「我々の攻撃を逆手に取りますか、やりますねえ。リィゾ、よろしくお願いします」
 
黒「むん!」
(必要最低限の砲弾のみ叩き落す)
白「結構、あなた、好みのタイプでしたが、これは許せませんねえ」
(霧がさらに濃くなる。完全に白騎士・黒騎士の姿が見えなくなる)
黒「我等を捉えることができるか? 我等はお前の動きは手にとるように分かるぞ」
74ダイ・アモン:02/01/30 14:31
>70 
おっしゃぁ!! ガチンコ大戦発動!! (微妙に身体を動かし、急所への攻撃を避ける。) 
ががががががががが・・・・ぬぉぉぉぉ!! (無数の銃弾を喰らい、火の海に突っ込む。) 
 
・・・くまかぁぁ!!! (その炎を纏い、復活) 
うぅぅぅぅぅぅぉぉぉぉおお!! エグ・ゾータス!!! (炎の塊となり、ウッピーに突っ込む) 
ふはははははは燃え尽きろ・・・いて!! (なおも銃弾を喰らい続ける。)
>72 
(盾だけか!)
(……逃げた……かな?)
(今のうちにぼくも……)

(森の奥に撤退、一時戦線離脱)
76ユージン:02/01/30 14:32
これぞ混沌

>73
御託を聞き流しつつ、撤退。森の奥に身を潜める。
77ウルフ:02/01/30 14:33
仕切り直しだな。
(アモンとウピエルの闘いを傍観)
・・・爆音がする。
・・・血の匂いがする。
ここでは、パーティーが行われている。
そして、自分を誘っている。
きっと、彼らとの遊戯(ゲゲル)は楽しいものになるだろう・・・

「僕も・・・混ぜてもらうよ。」

(変身後、森に堂々と侵入。)
>72
(なんだかあっという間に肉の塊に)
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
ま、気を取り直して。
(>73あたりの気配を感じる)
これは・・・かなりの力を持ったあしきゆめのようね。
面白いわ。
(黒&白VS天色に乱入)
・・・化け物どもが宴会とは・・・
狩るしかないようですな。
(>88を狙撃)
81ウピエル ◆Upielb0Y :02/01/30 14:35
>74
 
遅ぇェェェェェェェェェェェ!!!
 
クソ!!
かわしたのに全身が焼けていやがる!!
なんて熱量だ!
 
これでどうだ!!
(銃撃とともにグレネードサイズの液体窒素ボンベを投擲、ダイ・アモンの眼前で破裂させる)
氷漬けになりやがれ!!
82ユージン:02/01/30 14:36
大乱闘吸血ブラザーズ
 
>79
先ほど見かけた魔女だ。彼女と共闘するのも悪くない。
足をひるがえす。
「そこの女の人! あの白黒と闘うなら、協力しましょう!」
83ウルフ:02/01/30 14:38
へえ。
白と黒の味方はいないようだな。
じゃあそっちに味方だ。
>82
(天色を確認。)
「正直、私だけではきついかもしれないわ・・・
捨て駒程度になれば儲けものね(小声)」
 
「わかったわ、協力して頂戴。」
>76
白「逃げましたか? ところでリィゾ、傷は大丈夫ですか?」
 
黒「心配無用だ。もう、回復している。俺は死なんよ」
 
白「さて、どうしますかねえ? さし当たって、固有結界だけは継続しておきましょう」
(2人の周り、半径50メートルは濃い霧がかかったまま)
86ウルフ:02/01/30 14:41
(天色、ふみこらの出方を伺い中。白と黒にも注意をむける)
87ダイ・アモン:02/01/30 14:41
>81 
てめぇは四次元ポケットでも持ってんのかぁぁぁぁ!? 
(氷漬けになる寸前、纏っていた炎をウピエルに投げつける。) 
 
カキーン 
 
(その後、氷漬けに・・・。) 
 
 
 
 
 
 
グルァァ!!! (氷を突き破って巨大な蝙蝠出現) 
・・・さいなら!! (大空に羽ばたいていく。)
 
88ウピエル ◆Upielb0Y :02/01/30 14:42
>85
霧と砲撃の流れ弾が・・・邪魔だァァァァァ!!
 
(音を頼りにナパームグレネードを数個放り込む)
>82 >84
(結界を張りつつ移動)
白「おや、誰か、いますね……。パレード、突撃艇、突撃開始!」
(小型の船の先にアンカーをつけた幽霊船がふみことユージンに襲い掛かる)
90ユージン:02/01/30 14:43
もうなにがなんだかわからん闘争
 
>83
ちっ・・・さっきの獣、白黒につくらしい。させるか。
ぼくは銃で牽制、隙をついて獣に接近する。
91ン・ダグバ・ゼバ:02/01/30 14:44
(五つ巴を遠くで見つける)
「相手には、ちょうどいいかな。」
(何の警戒も無しに前進)
>89
霧が濃いわね・・・って、ちょっと、何!?
(思いっきり横に飛んでかわす)
93ロングファング:02/01/30 14:44
>78 ダグバ
(転がっていった先でばったり遭遇)

・・・どうしてここは人外ばかり集まるかね!
(飛び退きざまにEマグナムを乱射)
94黒沼&岬&長尾:02/01/30 14:44
黒沼:どういうこった?
岬:気軽にハイキングって訳には行かないって事じゃない?
長尾:ぼくに何かを期待しても無駄だぜ?
黒沼:てめえにゃハナから期待してねえよ・・・っと!
(シロクロのいる辺りに不可視の衝撃波!)
95ウピエル ◆Upielb0Y :02/01/30 14:45
>87
今回はデスモドゥスU付きだからグレネード類の予備兵装を持ってきてたんだ!!
 
って・・・避け切れない!!?
 
(肩から左腕が炭化)
 
くそ!!離脱する!!
 
火傷でスピードさえ落ちてなけりゃ!!
>88
黒「うおおお!?」
(爆発に巻き込まれる)
白「無粋なな真似を……。リィゾ、敵の位置を音と気配等で察知できますか?」
 
黒「左方向丁度40メートルぐらいだ」
 
白「我々に挑んだ代償は大きいですよ。パレード十字砲火、開始!」
(ウピエルに幽霊船団の集中砲火)
>88
(そこに迫る>80の魔弾!)
吹き飛ぶんですな!
(なんか衝撃波とかグレネードの爆風とかで霧が晴れた)
>黒白
見つけたわ・・・あしきゆめは残らず狩る。
(白に銃乱射。弾層が尽きたところで銃を捨てる)
(腰のカトラスを抜く。またもや二刀流)
死になさい、化物。
(黒に襲い掛かる)
99ウルフ:02/01/30 14:47
>90
くそっ

ユージンの銃撃を辛くもかわす。

強い!!

髪を炎とかし、反撃しようとした。その時、
巨大な船影が二人を襲う。

くそっ この白黒は見境がないぞ!!
体をひねり、船とユージンから距離をとる。
100ン・ダグバ・ゼバ:02/01/30 14:49
>93
(弾丸を何発かモロに受けるが、
気にせず品定めするように視線をロングファングに向ける。)
「・・・うん、いいね。君に決めた。さぁ・・・楽しもうよ!!」
拳を繰り出す!



>94 >96
白「何!? リィゾ、時間稼ぎを! パレードを再発動、させます!!」
 
黒「了……! いくぞ!!」
(魔剣ニアダークを抜いて、ふみこに突きの連射)
102ウピエル ◆Upielb0Y :02/01/30 14:50
>96
だから邪魔だ!!
クソ!火傷は再生が遅い!!
ガァァッァァ!!
(高速運動で回避)
 
>97
遅ェつってんだろうが!!
人間(虫ケラ)が!!
 
(炭化した腕に命中、崩れ落ちる)
103ユージン:02/01/30 14:50
そういやぼくたちはなんで戦っているんだ闘争

>99
獣は反撃しようとするが、それを船影が防いだ。
それに見限りをつけたか、獣は場を退く。
ぼくはとにかく厄介な白いほうに向かって突撃。手刀を繰り出す。
104ロングファング:02/01/30 14:52
>100
殺し愛ってかね・・・

(銃を落として身を捌き、右手で手首をつかんで引き込みながら
 左掌で肘を破壊に行く)
>101
(かわすかわすかわすかわす!)
力自慢のようだけれど、当たらなければ意味はないわね!
(最後の月をかわしつつ、懐に潜ってカトラスを振るう。)
(右は首を狙い、そのまま回転して左のカトラスは原に突き刺そうとする)
 
>天色
また霧を発動させるつもりよ!
そんな犬に構ってないで、あの白い方を牽制なさい!
>103
白「くっ! 邪魔をしますか!!」

白「パレードを使わなくとも、人間相手なら、これで十分です!!」
(剣を抜いて斬りかかる)
107ン・ダグバ・ゼバ:02/01/30 14:55
>104
「へぇ、リントとは少し違うみたいだね・・・でもね」
(掴まれた手を猛烈なパワーで薙ぎ払い、頭を狙う)
108ユージン:02/01/30 14:56
理由は忘却! 闘争のロンド
 
>105>106
ごちゃごちゃやかましい人だ。そんなことはあなたよりわかっている。
白は剣で反撃してくる。邪魔がいては霧はだせないらしい。
そして・・・こいつの動きは黒ほどでもない。
冷静に剣の軌道を見極め、手刀を振り上げ――
その脇から拳銃を撃つ。
109黒沼&岬&長尾:02/01/30 14:56
>101>106
黒沼:チ、はずしたか。
長尾:そんなこと言ってる場合かよ。
岬:いいじゃない、楽しいし。・・・マルコ、アイツ燃やしちゃいなさい!
(突然表れた黒い牝狼が白騎士を睨み付ける。直後、鎧に火が)
110ウピエル ◆Upielb0Y :02/01/30 14:56
クソ!!
仕方がねェ、離脱だ!!
>105
(首の方は防ぐが、腹に突き刺さる)
黒「……! ふん、やるではないか。だが、俺は死なん。何人たりとも、俺は滅ぼせぬ」
(ダメージを無視して、ふみこの首を掴む)
黒「まあ、頑張った方だな。殺す前に貴様の名を聞いておこうか?」
>110
クッ!
・・・逃がしましたか・・・
では今度は・・・
(>118を狙撃する)
113ロングファング:02/01/30 14:58
>107
馬鹿力が!
(左手で腕を上に逸らして潜り込む。
 ミスリルナイフを抜き出し、逆手に持って脇の下(装甲の継ぎ目?)
 に突き込む)
114ウルフ:02/01/30 14:58
>111
ーーーーーーーーーーーーー音もなく白黒の背後に接近

「そう簡単にゲームを終わらせないぞ」

ごぉぉぉぉぉぉぉ
ハックルによる突風が二人に襲いかかる!!
115ウピエル ◆Upielb0Y :02/01/30 14:59
離脱前に置き土産だ!!
 
>120に残りのマガジン全部からにするだけの
フェイントショット、トラップショット込みのフルオート予測狙撃だ!!
>111
(ギリギリギリ・・・と首を締め上げられる。折れそうだ。)
ク・・・私の・・・名前・・・。聞き・・・たい・・・の?
(にやりと笑う。魔導器、エチオピアの瞳を発動させる)
(黒をふっとばす)
私はふみこ・オゼット・ヴァンシュタイン。化物を狩る化物よ。
(髪をかきあげる)
それとね、君、レディの扱いがぜんぜんなってないわ。
長い間生きているうちにレディの扱いの一つも習わなかったの?
(ニヤリ、とまた口をゆがめた)
>109
白「ぐおおお!? これは一体!?」
(全身が燃える)
 
>108
(弾丸が眉間に直撃)
白「ぐふっ! ば、ばかな……。アルトルージュ様の騎士たる私が……。ありえないことです……」
(力を振り絞って、ユージンをタックルで押し倒す)
白「私は死ぬ訳にはいきません! あなたの血を頂きます!!」
(ユージンの首筋に牙を突きたてる!)
118左手 ◆LEFThZHw :02/01/30 15:03
暇人達の闘争喜劇
 
(森の奥にて)
・・・思いの外人数がいたのう。
どうするかのう。
・ 
・ 
・ 
土の次は火と行こうかの。
(収束させた炎をレーザー状にして発射)
(そのまま横なぎに払う。)
(>122-124の者は運悪く巻き込まれる。ついでに森が炎上し始める)
>116
黒「ほう、貴様があの……。面白い、だが貴様とて俺を滅ぼす事は出来ん。
俺を滅ぼすことができるのは、我が主アルトルージュ様のみ」
(剣を構える。そこに>114の突風が!)
黒「うおっ!?」
(体勢を崩す)
120ユージン:02/01/30 15:04
昼下がりの殺事

>117
反応は早かった。迷わず白の牙が食い込んだところごと、肉をごっそりと抉り取る。
そのまま、白の首筋に手刀を差し入れる。リキッドが体内を巡り、高熱を発した。
>118
(>112の弾丸が迫る!)
さようなら。
122ン・ダグバ・ゼバ:02/01/30 15:06
>113
銀光の刃が突き立てられる。
多少、痛みが走る。
だが、この痛みにすら快感を覚える。
そして、ナイフを突き立てた腕を掴む。
「・・・捕まえたよ。」
玩具の人形を壊すように、腕を引きちぎろうとする。
>!20
白「こ、これは!? うおおおおおおおおおおおおおお!! む、無念です……」
(炎に包まれ、そのまま倒れ伏す)
>119
なら、そのアルトルージュとやらも私が滅ぼしてあげるわ!っと、
(>114の突風が。体勢を崩したおかげで、運良く>118のレーザーはかわせる)
また!?一体何なのよ!
(ついでに森が燃え始める)
燃えようが何しようが私は化物を狩るだけよ!
(体勢を崩した黒に詰め寄る)
(サイドステップバックステップを駆使しながらカトラスで攻撃)
(エチオピアの瞳の効果で、それなりにダメージはある)
125ユージン:02/01/30 15:10
そして意味もなくひとりの少年が死ぬ戦い
 
>115>123
白は燃え上がって死んだ。
その体はぼくの上にのしかかってくる。
弾丸が風を切る音が聞こえるが、もう動けない。
 
   ――ごめん、みんな。もう帰れない――
 
弾丸が、狙いたがわずぼくの頭を砕いた。
  
 
                ユージン DEAD
126ロングファング:02/01/30 15:12
>122
チッ・・・
(自分から右腕を引き、ちぎられるに任せる。どうせ腕足は数秒で生えてくる)

(腕から迸る血を顔面付近に撒き散らして目潰し、
 左に回り込んで左腕の義手を突き立ったままのナイフに叩き付ける。
 同時に義手のギミック――高電圧の雷撃を解放)
127ウルフ:02/01/30 15:13
>120、124
「な、なんだ! 森が?
誰の仕業かわからないけど、これで隠れ場所はなくなった、って事だな。」

(リキットを出し、白を焼き払ったユージンに俊足で突進!)

「しゃあっ!!」 (鍵爪に電撃を纏わせ振りかぶる)

>124
黒「ぐふっ……。だが、俺を滅するには至らぬぞ。森に火が回ってきたな。決着をつけるか」
(剣を大上段にかまえ)
黒「我が名はリィゾ・シュトラウト……。アルトルージュ様の剣なり!!」
(圧倒的な威力を秘めた斬撃が繰り出される)
129左手 ◆LEFThZHw :02/01/30 15:14
闘争と言うか殲争
 
>121 
(火を噴いた直後に直撃)
グオッ!
(手に穴があく)
・ 
・ 
やってくれる。死にはしないとは言え流石に痛かったぞ。
これは返礼じゃ。
受け取れ!
(竜巻状の風を吐く。炎を巻き込み巨大化しつつラルフにせまる)
130ウルフ:02/01/30 15:15
(127はすまん、エンドを見る前に書いたぞ。なかった事にしてくれ)
131黒沼&岬&長尾:02/01/30 15:16
>123
長尾:燃え尽きたな。
黒沼:・・・逃げるか。
岬:どうやって、よ?
黒沼:こうする。
(PKで周りの木々を持ち上げる)
黒沼:岬、燃やせ。
岬:OK。で?
(火のついた木々を>135辺りにぶつける)
長尾:後はとんずらってことさ。
>118 
(やり過ごすわけには……くそ!)
 
(臭跡と音で左手を捕捉)
(単分子フィラメントで多重攻撃)
133ン・ダグバ・ゼバ:02/01/30 15:18
>126
割合、あっさりと玩具の腕はちぎれた。
どうやら自分で引きちぎったようだ。
あまりの嬉しさに、笑いがこみ上げる。
「アハハハ!!
いいね、いいね、もっと楽しもうよ!!」
(もう一度相手を捕らえようとしたその瞬間、>118のレーザーがヒット。)
「!?」
(体勢が崩れたところに、目潰しを食らう。)
・・・イライラする。
楽しいゲゲルに、邪魔が入ったらしい。
「ガ・・・ァァァァァァァッ!!」
怒りに任せ、周りのもの全てを自然発火させる!
>128
(ただならぬ気配に一瞬躊躇する)
(剛剣をカトラスで受ける)
く・・・・っ!!
(ビキィ!という音がしてカトラスが半ばから折れる)
そんな・・・『メイガスの剣』がっ!?
チィィィィ!
(凄い勢いで横に飛ぶ。かろうじて剛剣はかわしたが、受けた腕が折れてしまったようだ)
あんたは一体・・・なんなのよッ!
(銀の銃弾を乱射しつつ、森の奥へ)
>129
む!?
・・・気づかれたようですな!?
(迫り来る炎の嵐を飛び退いてかわす!?)
>135
(が、>131の攻撃を食らって吹っ飛ぶ)

ラルフDead
>125
生体反応が途絶える。ユージンは死んだようだ。
ひひひ・・・合成人間最強のやつもあっけないもんだ。
 
この統和機構の仕組んだお遊びも、そろそろ大詰め。
用のない役者には、とっとと消えてもらうとしますか。
 
おいらの能力・・・ひひひ、初めて使わせてもらうぜ! 

着火!
森林全域に硫酸の数百倍の威力を持つ液体の雨が降り注ぐ!

「ひひひ、死にまくれ」
138ロングファング:02/01/30 15:28
>133
・・・!
(反射的に縮地(瞬間移動)を発動しようとするが・・・間に合ったかは定かではない)

ともあれ、ロングファング、プラズマの閃光の中に消ゆ――リタイヤ
>134
黒「逃げたか……。フィナは……」
(フィナの死体の場所に行く)
黒「フィナ……、まさか、貴様がな……。良かろう、貴様の無念、俺が晴らす。
白騎士フィナ=ヴラドスヴェルテン ! これからの戦い、貴様の魂に捧げよう!」
(森の中の闘争の気配がする場所へと向かう) 

 

 
140ウルフ:02/01/30 15:33
>137
ざわわわわ・・・・・
来る!もの凄い力が!!


間一髪だった。
洞穴に飛び込んでマーキングでふたをしなければ今ごろ蒸し焼きだったであろう。

「一体誰がこんな事をした?」
キャプテンウォーカーを睨み付ける。
141???? ◆Mia/72D6 :02/01/30 15:35
・・・どいつもこいつも、いい度胸じゃない・・・
みんなまとめて潰してやるっ!!!!!

(ミア・フォーテー?復活!!)
>137
黒「これは……!? 貴様、神聖なる戦を汚すか!!」
(身体が溶けるのも気にせず、キャプテン・ウォーカーに突撃)
黒「その愚劣なる行為、我が剣によって断罪せん!)
(規格外の腕力による剣での一閃!)
143ン・ダグバ・ゼバ:02/01/30 15:37
楽しかった玩具は、消えてしまった。
燃えてしまったのだろうか?
・・・そんな事は、どうでもいい。
「ア、ハ・・・アハハハハハ!!」
代わりの玩具を探さないと。
出来るだけ、早く。
そうしなければ、落ち着かない。
今度は、僕の手でバラバラにするんだ――。
(笑い声を上げながら森を徘徊。)
(洞穴内)
ふー・・・やれやれ、身を隠していたらまさか犬に助けられるとはね。
さて、腕は固定したし・・・。そろそろ出ようかしら。
 
(洞窟から出る)
>143
ばらばらが好み?
じゃあ、アンタがなんなさい!!
(その辺の岩石を操って叩きつける!)
146左手 ◆LEFThZHw :02/01/30 15:40
>132 
まだ追ってきてたのか。
しつこいぞ!
(>136の死体を使って再び盾にしようとするが)
 
グオアアアア!
(指4本と平の一部が切り取られる)
 
ククク・・・こうもやられるとはのう。
機械も馬鹿にした物ではないな。
 
・・・流石に死にそうじゃが、黙って死ぬわけにも行かぬのう。
最後の土産じゃ受け取るがよい!!
 
(大きく口を開く。そして凄まじい勢いであらゆる物質が口に吸い込まれて行く)
(木も、土も、プラズマも、強酸も・・・)
>142
黒騎士の一撃が体を完全に両断する。
 
ひひひっ・・・まあ楽しかったぜ。おいらの能力も使えたし。
まあ・・・最後に、もう一発だ。食らえ。
 
前回を上回る量の液体が森全域に降り注ぐ。

(トリップ判定。キャプテンに敗北したものは即死亡)
148ン・ダグバ・ゼバ:02/01/30 15:41
>137
「・・・?」
体が、溶けている。
しかし、今は冷たいシャワーにしか過ぎない。
「早く、次の遊び相手を見つけたいな・・・。」
(若干フラフラになりつつも徘徊。)
>135
長尾:死んだみたいだ。
>147
黒沼:!何が起こってやがる!?
>145
岩石をまともに食らい、少しよろける。
だが笑い声は止まらない。
「アハハハ!さぁ、遊ぼうよ!!」
(飛び掛る)
>147
(変更。トリップ値マイナス10までは大ダメージ)
152ウルフ ◆miIYmkvg :02/01/30 15:45
>146
なに?吸い込まれるのか?
マイクロブラックホールの如く周囲の物質が根こそがれる。

左手・・・そう簡単に行くか!!!
オマエも、道連れだ。

「くだけろ、左手」
(左手にマーキング、破砕命令。WOLFの文字(大文字)がトリップに入って
いたら有効、なお>147は左手の吸引により無効とさせてもらうぞ)
>147
黒「下衆には相応しい末路よ。何、これは!?」
>147
ふん・・・小賢しい。
>147
「・・・?」
また、邪魔が入ったのだろうか。
156ウルフ ◆miIYmkvg :02/01/30 15:50
(>152はWOLFの内一文字、の意味だった。どっちにしても無駄だったけどな)

くぅぅぅ・・・
巨大な力によりカラダの自由を奪われ、ウルフの意識が遠のく。

ふふふふははあはははは
楽しい、楽しい楽しい。楽しい楽しいぞ・・・・

余りの恐怖が喚起へと変わり、苦痛と悦楽に歪んだ表情のままウルフのカラダは
すでに地上のものではなくなった。

ウルフ、死亡。
>147
(身体の殆どが焼け爛れる)
黒「ぐう…! だが、俺の呪われし身体はまだ動く……。フィナの魂の安息の為にも、休息は許されん」
(剣を杖代わりにしつつ、森を彷徨う。身体は再生中。トリップ大文字完全復活、小文字で中程度、数字・記号でちょっとだけ回復)
>147
じゃまだぁぁぁぁっ!!!!

>150
遊んでやるからそんなにあわてるな!
(空中を飛んでかわし、霊体状の『白い布をまとった女性』を召喚。当たった箇所を爆破)
159黒沼&岬&長尾:02/01/30 15:54
「「「・・・!・・・」」」

黒沼&岬&長尾、ゲームオーバー
>157
(満身創痍の黒を発見する)
あら?随分と弱ってるみたいね。
ふふ、腕を骨折した私と、満身創痍の君。
どちらが生き残るのかしら?
(逆手に持った左手のカトラスを構える)
さて、決着をつけましょう。殺すわ。
(黒に切りかかる)
>146 
(左手最後の吸引にルークは耐え切った)
(しかし・・・)
(首に下げていた大きな袋は・・・) 
 
(イィィィィィィヴァァァァァァァァ!)
 
(左手が空間に穿った穴に大きな袋は飲み込まれていく)
(音もなく、全てのプロテクトが外される)
(雷光を思わせる速度で左手を単分子フィラメントが襲う)
(予定切断面は1024)
 
(よくも、よくもよくもよくもよくもよくもイーヴァを!)
>158
(酸の雨で視界が悪くなった所に、『白い布をまとった女性』が当たる。)
「ガ、アァァァァァ!!」
ベルトが砕け、人間の姿に戻ってしまった。
蓄積してきたダメージも尋常ではない。
「まだゲゲルは、終わってないよ・・・」
血まみれになりながらも、フラフラと歩み寄って来る。
>160
黒「舐めるな……! たかだか、400年程度の魔女に殺られる程、間抜けではない……」
(剣抜いて応戦)
黒「行くぞ! むん!!」
(下方から斬り上げ、即座に剣が軌道を変え、再び、振り下ろされる。トリップで決着)
>162
アーハッハッハッハッハッ!!!
(衣服と髪が溶けているものの、まだまだ元気)
・・・死にな。
(頭を掴んで潰そうとする)
>163
決着を・・・つけるわ・・・ッ!
(首狙いの一撃)
166左手 ◆LEFThZHw :02/01/30 16:03
>161  
何かを考える暇はなかった。
 
かすかに何かが通り過ぎるのを感じた。
 
次の瞬間左手は文字通りの細切れになって地に落ちた。
 
(左手、死亡確認!)
>165
私の渾身の最後の一撃は、しかし、今一歩で黒騎士には届かなかった。
 
騎士の剛剣が私の体を両断する。
 
『ふふ・・・これで、契約も終わる・・・』
 
ふみこ・O・V 死亡
>165
黒「遅い!」
(直後、ふみこの上半身と下半身が別れをつげる)
黒「……何か、言い残すことはあるか? 聞いておこう」
白「ふふ、>168はなかったことに」
>164
・・・体が、動かない。
抵抗するすべはない。
「アはハはハはハ、アハハハハハ!!」
狂ったように、そして子供のように無垢に笑い―――
彼の遊戯は、終了した。

未確認生命体0号:ン・ダグバ・ゼバ
頭部を破壊され、死亡。
黒「……次の標的は誰だ。俺の剣はまだ折れてはいない……」
(新たな敵を求めて移動中)
>171
アーッハッハッハッハッハッ!!!!!!!!!!!!!
アンタもぶっ散らばりな!!!!
(不可視の衝撃波!!)
(………………つぎハドいつダ)

(>169)満身創痍の黒騎士を発見。

(…………アいつカ)
 
(黒騎士に音速をはるかに超える速度で襲い掛かる)
(すれ違いざまに頭部への一撃)
(位置を再計算しながら単分子フィラメントで更に攻撃)
(最後に振り返りざまに多弾頭フレシェットを発射)
174何となく罠:02/01/30 16:15
どこからともなくミサイル飛来。
>180
辺りで大爆発。
>173 >172
黒「……がはっ!?」
(頭部への一撃でよろめく)
黒「うおおおおおお!」
(単分子フィラメントで身体が切り刻まれ、多弾頭フレシェットで吹き飛ばされ、衝撃波で身体が粉々になる)
黒「結末はこんなものか……あっけないものだな……。フィナ、再生したら墓ぐらいは作ってやろう。
アルトルージュ様、不甲斐無い騎士で申し訳ありません……」
(黒騎士、肉体消滅)
残りはイヌ!!アンタだけだっ!!!
ブッ壊れろガラクタがぁぁぁぁっ!!
(無差別に衝撃波乱射!!トリップ勝負!!
>176
(失敗、トリップ勝負はこちらで)
>175
(……しンダか?)
(まダタりなイまルでタりなイマッたくタりなイ)
(いーヴぁガいなクなっタあなヲウメめるにはゼンぜタたリない)
 
>176 
(オまエがうメテくれルのカ?)
(いイだロう、やッてみセロ)

(単分子フィラメントで攻撃)
(トリップ勝負)
!!!!!!!!!!
(・・・二度も・・・バラバラに・・・されるとは・・・ね・・・)

ミア、リタイア
180イーヴァ&ルーク ◆sbfJuBAQ :02/01/30 16:36
>179
(やっパりタりナイろクニたりテなイそンナんじャまルデばつニならナイ)
(わルいこニハおしオき……)

(動かなくなったミアの身体に牙をつきたてる)
(噛み砕き、嚥下し、ミアの身体を貪り食う)

(空を見上げる)
(視界一杯のミサイル)
(閃光の中に飲みかまれる)
 
(これで死ねる……)
 
END?
そ   し   て   誰   も   い   な   く   な   っ   た
 
 
 
 
                    E  N  D
「クックックッ、見事に私の思惑通り……。化け物どもを集め、殺し合わせ、データを取る。こんなに上手くいくとは……」
 
ヴァンパイア三銃士の1人、ナハツェーラーは、森の外に止めてある装甲車の中でモニターを眺めて、1人、笑っていた。
 
『ナハツェーラー殿、見事ですな。我等ではこうもいきませぬ』
 
男の側に不気味に浮かぶ人影がそう語りかけた。
 
「おお、死神殿。貴公の協力があっての話です、感謝しますぞ」
 
不気味な人影、もとい死神は答える。
 
『ほほ、礼はいりませんぞ、私も多くの質のいい魂を手に入れることが出来ましたからな。ところで……』
 
「ところで? 何ですかな、私に出来ることなら何でも、ぐわあああああああ!」
 
『この件は、全て内密に済ませるよう、イノヴェルチの幹部の方から頼まれましてな、あなたも不要だということです』
 
「は、図ったな! お、おのれ……ぐふっ……」
 
『ほほ、実に質の悪い魂ですな。せむし男程度しかできませぬな、加工しても……』
 
装甲車の中にはただ愚者の死体が残るのみ……
183黒沼:02/01/30 17:26
まとめだぜ?

>11>12>13>14>15>16>17>18>19>20>21>22>23>24>25>26>27>28>29>30
>31>32>33>34>35>36>37>38>39>40>41>42>43>44>45>46>47>48>49>50
>51>52>53>54>55>56>57>58>59>60>61>62>63>64>65>66>67>68>69>70
>71>72>73>74>75>76>77>78>79>80>81>82>83>84>85>86>87>88>89>90
>91>92>93>94>95>96>97>89>99>100>101>102>103>104>105>106>107>108>109>110
>111>112>113>114>115>116>117>118>119>120>121>122>123>124>125>126>127>128>129>130
>131>132>133>134>135>136>137>138>139>140>141>142>143>144>145>146>147>148>149>150
>151>152>153>154>155>156>157>158>159>160>161>162>163>164>165>166>167>168>169>170
>171>172>173>174>175>176>177>178>179>180
>181

後で手を入れるかも知れん。
ttp://salad.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1011453047/617
対閑馬永空エピローグ

 俺は死ぬ。

 眼前の死体――いや、もはや躰ではないか、これは。
 どろどろの肉塊を前にして、唐突にそう実感した。
 俺もこうなるのだ。
 現に苦痛は先ほどからますます酷くなっている、毒が完全に
躰に回り果てたのだろう。
 歩こうと思って足を上げると、膝から先が崩れた。
 呻くのも面倒だ、どの道俺は死ぬ。
 膝では重心を取るのが難しかった、地面に転がる。
 死体の血の匂いにつられたのか、一匹の黒猫が近づいてくる。
 追い払おうといい加減に振った腕に、爪を突き立てられた。
「――ヒヒ」
 これが、最後だ。
 目を見開き、唯一動く片腕に全神経を集中させ、刀を振る。
 黒猫は悲鳴をあげる間もなく、その首を断ち斬られた。
(斬れた、斬れたぞ)
 肉塊ににんまりと笑いかけた。
「俺は、貴様を殺した後も一匹斬れた」
 そして、
 意識は、
 闇の彼方。
                                        <了>
185カノン ◆4X2AishA :02/01/30 21:50
【カノン&ルシエド】vs【リロイ&ラグナロク】vs【ドノヴァン&ダイレク】
『意志ある魔剣のぶつかり合い』
 
【前回までのあらすじ・・・】
ttp://salad.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1011453047/657
参照・・・
以下続行・・・
186閑馬永空:02/01/30 21:50
儂と荒木殿との闘争の記録である。 
 
荒木又右衛門VS閑馬永空  
 
第九章のレス番纏め  
>257 >258 >265 >372 >390 >404 >416 >423 >440 >535 >538 >603 >617
 
第十章のレス  
>184 
 
荒木殿には只々感謝するばかり。  
187嗤う悪霊(M):02/01/30 22:46
【食欲権化のデジモン○イマーナオミVS嗤うポケモンマ○ターΩ】

前スレよりの途中経過
ttp://salad.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1011453047/l50
 
只今続行中。

>479 >480 >484 >493 >503 >540 >548 >557
>580 >605 >615 >630 >647
188嗤う悪霊(M):02/01/30 22:48
>647
ナオミVSスレイマン
(新スレ真っ昼間から150って、なんじゃそりゃ、ゴルァ)
 
あの間抜けなかぶりもののせいで、脳髄ぶちまけてやることはできなかったが、
恐らくは虫の息。殺れる。女にさらに呪弾を圧唱、狙いは剥き出しの顔面。
ついで、どてっぱら目掛けて<切断>、これはおまけ。
しかし、さっきの出鱈目な復活をされる可能性もある。
一気に女を只の肉塊に変えるべく、呼吸器系に更なる身体施呪し、脳に大量に酸素を送り込む。
そして、呪弾を叩き込まんとした、その時。
 
ころりと、筒が女の懐から転げ落ち、光を放ち始めた。
 
ち、発動させちまったか。とはいえ【筒】の発動も心持ち遅い。
女に向けていたロッドを【筒】の方に向け呪弾を圧唱、圧唱、圧唱。
 
かん、きん、こん
 
小気味良い音を立てて【筒】が跳ねる。
発動を阻害することこそ出来なかったものの、十分に筒との距離を稼ぐことが出来た。
ハ、今度は何だ?氷結か?雷か?総て捌ききってやろう。
 
視覚を霊視眼に接続、今度現れたのは不ッ細工な魔女。
魔女は生意気にも俺を睨み付けると、空間に月らしきものを出現させ、光が満ちる。
さあ、それをどうするつもりだ?
 
……いや、それそのものが攻撃か!!
初め肌に感じたものは痒み。ついで鋼線で擦られる様な耐えがたい痛み。
徐々に霊圧を高くされたせいで、対応が遅れた。
糞、地味だが効果的だ。とにかく光を遮蔽せんと不味い。
とはいえ、身を隠せそうな物陰はない。
 
糞!
足元に<衝撃>を発動。砂塵が上がり光から体を覆い隠す。
糞糞!!
またも<衝撃>を発動。更なる砂塵に身を隠し、身体施呪しつつ移動。
糞糞糞!!!
さらに<衝撃>を発動。砂の嵐に紛れて走りこみ、岩陰に体を移す。
 
それから時間にしてほんの数秒。光の放射は止んだ。
先に呼吸器系を施呪してなきゃ間に合わなかっただろう。不幸中の幸いだ。
 
痒みに耐えかねて、爛れた顔面をガリガリと掻く。指が血に塗れるが知ったことか。
そして、血に塗れた手で顔を覆いつつ、指の隙間から女を睨みつける。
 
 
 
女は何事も無かったかのように立ち上がろうとしていた。
 
(ジブリール発動まで後4ターン)
189エレン ◆Elen1cxc :02/01/30 23:17
前スレ >644 黒蘭
 
「残念です。貴女の事は良い人だと思いましたのに。」
少女の言葉に、微かな違和感を感じる。
何かが……彼女と私の間では、何かが微妙にズレている。
 
しかし、考えを纏める時間は存在しなかった。
少女が、遂に刀を抜いた。
周囲の空気が凛と凍る。
同時に、私の手の中の小太刀が僅かに震えたような気がした。
 
……来る!
190黒蘭(M):02/01/30 23:34
>189 私と江漣さん
「覚悟っ!」
(横合いから江漣さんの方に手裏剣が飛ばされて来ます)
「黒蘭さま!」
「まあカズラマル。捜していたんですよ。」
(私のお友達、カズラマルが援護に来てくれました)
>185(前スレ>625)
カノンVSリロイ&ラグナロク
真の「魔剣」を決める闘争

私の本体は、辛うじて女の短剣を受けとめていた。
念のため<存在意思>を纏わせておいた事が、効を奏したらしい。
だが、その<存在意思>すらも、女の剣が発するエネルギーに押され
始めている。一体この力の源はーー?

「魔剣ルシエドの持つ【惑星に存在する意志】の力の一部【欲望】の力だ・・・
 人間であろうとする貴様の力など及ばない程のな・・・!」
 
女が語る。
…何ということだ。この「魔剣」とやらは<存在意思>の中でも
最も強固なる力「惑星の意思」を力として使っているというのか。
私の<存在意思>とは比べるべくも無い力だ。
…このままでは、まずい。

「リロイ!! 正面から打ち合っては駄目だ!」

私は思わず、そう叫んでいた。
だがその忠告は、少々遅かったらしい。
女の身体が、更なるエネルギーを発し、赤熱していく。
この力の大きさは……

「これが・・・わたしの・・・闘いの答えだ・・・!」

静かな女の声と共に、強大な衝撃が走った。
全身にエネルギーを纏わせての、全力での突撃。
その威力、速度共に、リロイの回避する手段は無かった。

強大なエネルギーと衝撃の奔流に飲み込まれ、冗談のように
吹き飛んでいくリロイ。

数百メートルを滑空し、電柱を何本か薙ぎ倒しながら停止する。
巨大な血塊を吐き出し、リロイはうめいた。
全身は裂傷に包まれ、内臓にも深刻なダメージを受けているらしい。
むしろ、生きているのが不思議な程だ。

……その時、リロイに変化が起こった。
全身を血に染めていた原因である裂傷が瞬く間に治癒し、
代わりに黒き文様が浮かぶ。
流れる黒き血を内包した、血管だ。

同時に、リロイが右手をゆっくりと掲げた。
まるで壊れた人形を動かすかのような、たどたどしい動き。
そこに、リロイ自身の意志は存在していなかった。
「か・・・身体、ガ、言う・・・事、ヲ」
女に向けられた右手が、何かを掴むように突然閉じられる。
同時に、女の周囲の空間が歪み、その中にあるもの全てを
食らいつくさんと圧縮する。
192タバサ ◆Xmzw5k4M :02/01/30 23:44
ハインケル&由美江VSタバサ&タバサ(LV60D)
前スレ纏めです。
>92>93>94>98>99>101>103>105>108>112>114>116>123>130>154>178>357>366>384>410>411>421>432>437>445>491>541>567>588>639
193ウピエル ◆Upielb0Y :02/01/30 23:49
御神苗VSウピエル
導入1
 
 
燦月製薬八王子工場。深夜の静寂に銃声と叫びが響き渡る。
誰か、武装した人間が侵入したのだ。
この工場では、効果の高い革新的な新薬が精製されていた。その情報を狙った者が侵入したのか?
企業の警備にしては装備の行き届いた、ほとんど軍隊のような装備の警備員達が続々と配置される。
だが、侵入者はその警備を次々と突破してゆく。しかも、一人の死者も出さずに、だ。
監視カメラが捕らえた一瞬の映像がその正体を突き止める。
 
「侵入者は一人!アーカムの・・・スプリガンの御神苗優!!」
 
その知らせは警備員達を尻込みさせるのは充分な物だった。
彼は、莫大な利益をもたらす革新的な免疫抑制剤の製造法を狙うコソドロなどではない。
スプリガン。世界でも有数の単独戦闘力を誇るトップエージェント。
それがこの工場に。
ならば、侵入者たる御神苗優の目的は、
研究施設の奥に捕らわれたロードヴァンパイア、「夜魔の森の女王」リァノーンと、
彼女を使って製作されている生物兵器、キメラヴァンプ研究の阻止。
 
ありったけの警備員が駆り出されるが、それでも次々と突破され、研究施設に通じる大ホールの正面扉が突破される。
そこに、異形がいた。
一列に銃を構えて並んだ警備員達の真中で、ひときわ大きく、禍禍しい存在。
人間の出来そこない。
昆虫と人間のどちらでもない、奇妙なカリカチュア。
銃器で武装したクワガタムシ。
これこそが、生物兵器キメラヴァンプ。吸血鬼と動物を融合させた怪物だ。

 
ギチギチと無気味な音を立て、甲殻に包まれた怪物が身構える。
警備兵達の銃口が一斉に侵入者の方へ向く。
 
だが、御神苗優が行動を取るより先に、警備員とキメラヴァンプの銃が火を吹くより先に、
エレキギターの音が響いた。
力強く、暴力的でなおかつ様式美に溢れるサウンド。
ジャーマンメタルだ。だが、メタルに詳しくない者でも、そのテクニックが尋常な物でないことは感じ取れるだろう。
御神苗優が、警備員達が、キメラヴァンプが音の方を向いた瞬間、
銃声が響き、電光が走った。
 
一瞬の射撃で、一人残らず頭部を撃ち砕かれ射殺された警備員。
破裂するように血と脳漿を撒き散らし、床に奇妙な模様を作る。
そして、キメラヴァンプは、心臓を串刺にされ、引き千切られ、放り投げられた。
 
まだ煙を吐くステァーAUGと一体化した奇妙なエレキギター。
そのエレキギターをかき鳴らし、死体を踏み躙り、血の匂いに陶酔し、
その暴力的なオーラを全身から発しながら、吸血鬼が、人間大のハリケーンが姿を見せた。
 
「スプリガンの御神苗優か・・・イイねぇ、最高だ。こんな出来そこない相手じゃもったいねぇだろ!」
 
30年前に失踪したロックスター。
裏の世界ではその名を知られた戦闘狂。
最悪の吸血鬼、ジグムンド・ウピエル。
 
「殺しあおうぜ!!憎みあい、怒り狂い、エキサイティングに、派手に殺ろうぜ、妖精(スプリガン)!!」
 
戦闘開始のサウンドが、広いホールに響き渡った。
194御神苗優:02/01/30 23:51
御神苗優VSウピエル
導入2
 
「ったく、話が違うぜ、山本さん・・・・・・警備は厳重とは聞いてたけど、
軍隊並の装備してるたぁ聞いてないぜ!」
俺は一人愚痴りながら、深夜の工場内を疾駆していた。
俺の今回の任務は燦月製薬八王子工場に潜入して
奴らが開発している生物兵器のデータを抹消すること。
そしてその開発の源になっている「夜魔の森の女王」と呼ばれるロードヴァンパイアの確保だった。
燦月製薬の命綱ともいえるこの研究所の護衛のため、警護も厳しいとは聞いてはいたが、
ここまで重装備だったのは、正直いって予想外だった。
 
なんとか厳しい警護の網を突破した俺は、ようやく中央研究棟にたどり着いた。
外の警護をしていた奴らは、その大半を無力化させた以上、外からの脅威はない。
俺は正面玄関から研究棟に足を踏み入れた。
「・・・なんとも素晴らしいお迎えだこと・・・」
そこには一列横隊で銃を構える警備員たちが待っていた。
そして中央には黒コートの男がいた。
「スプリガン、これ以上は先には進ませぬぞ!お前を殺したとあれば、
我らキメラヴァンプの価値もいっそう上がるというものだ!」
男はそういうと奇声を発した。その声とともに、体が膨れ始める。
そこに現れたのは、異形の存在であった。
昆虫と人間のどちらでもない、奇妙なカリカチュア。
銃器で武装したクワガタムシ。
「カ〜ッカッカ!ここが貴様の墓場になる!」
ギチギチと無気味な音を立て、甲殻に包まれた怪物が身構える。
警備兵達の銃口が一斉に侵入者の方へ向く。
 
だが、俺が動き出そうとした瞬間、ホールの奥からエレキギターの音が響いてきた。
その音は力強く、暴力的で、それでいて様式美に溢れるサウンドだった。
何処かで聞いたことのある音。そうだ、これはジャーマンメタルの・・・・・
しかし、この曲はあのギタリストにしか出せないとまで言われていた楽曲のはず。
まさか、まさか・・・・・・
その場にいた全員がが音の方を向いた瞬間、銃声が響き、電光が走った。
一瞬の射撃で、一人残らず頭部を撃ち砕かれ射殺された警備員。
破裂するように血と脳漿を撒き散らし、床に奇妙な模様を作る。
そして、異形は、心臓を串刺にされ、引き千切られ、放り投げられた
 
「スプリガンの御神苗優か・・・イイねぇ、最高だ。こんな出来そこない相手じゃもったいねぇだろ!」
俺の目の前にいたのは30年前に失踪したロックスター。ジグムンド・ウピエル、まさにその人だった。
だが、その目は紅く爛々と光り、狂気を有している
 
「殺しあおうぜ!!憎みあい、怒り狂い、エキサイティングに、派手に殺ろうぜ、妖精(スプリガン)!!」
「手前・・・そんなことで味方を殺したってのか!地獄に行ってあいつらに詫びいれてこいや!」
俺はAMスーツを展開させた。
 
殲闘開始!
195エレン ◆Elen1cxc :02/01/31 00:06
>190 黒蘭
 
『援軍!?』
小太刀を咄嗟に左腕に持ち替える。
右袖に仕込んだCopポリスを取り出し、狙いも付けず少女に向け放つ。
その反動に乗るように体を翻すと、援護に向かい飛び掛かった。
196ウピエル ◆Upielb0Y :02/01/31 00:06
御神苗VSウピエル
>194
 
こいつは甘い。裏の世界に流れる噂に違わず、とんだ甘さだ。
俺が警備員やキメラヴァンプを殺した事に怒っている。
だが・・・その怒りは、激しく、強い。俺が戦うに相応しい相手だ。
 
やる気が無さそうにギターをかき鳴らし、激しいフレーズを奏でる。
ギターの音を途切れさせる事無く、エレキギターと一体化したアサルトライフル、
スクリーミング・バンシーが火を吹いた。
狙いは心臓。ただの一発も狙いを逸れることなく、6発の弾丸が空を走る!
197タバサ ◆Xmzw5k4M :02/01/31 00:08
ハインケル&由美江VSタバサ&タバサ(LV60D)
〜魔女狩りVS魔女狩り狩り〜
(前スレ>567修正。最後の四行を削除)

前スレ>588
下方で銃声が聞こえた。
とっさに障壁を張るが、僅かに間に合わない。
乱射された銃弾の一発が、私(1)の二の腕を掠めた。
「くっ・・・!」
灼けるような痛みに、一瞬体勢が崩れかける。
(大丈夫、傷は浅い・・・)
自分に言い聞かせるように心の中で呟き、着地する。
「トラップにトラップを重ねる・・・見事な手際です」
賞賛の言葉を投げかける。
傷口から流れる血が腕を伝い、白い雪の上に赤い点を作り出していた。

前スレ>639
「ご心配なく。仮に私が死んでも、その遺志は何処かの誰かが引き継ぎます。・・・貴殿、引き継いでみる気はありませんか?」
(構えを・・・解いた?)
降伏の意志・・・のはずはない。
誘っている。誰の目にも明らかな事実。
「ご心配なく。仮に私が死んでも、その遺志は何処かの誰かが引き継ぎます。・・・貴殿、引き継いでみる気はありませんか?」
警戒の意味を込めたバックステップを踏みつつ、軽い冗談を口にする。
(ここで誘いに乗るのも、また一興・・・)
微笑と共に、足を一歩踏み出す。
(ですが・・・この好機、逃す訳には行きません!)
私(2)はシスターに背を向け、走り出した。

(・・・二人の内、厄介なのは遠距離攻撃に長けた者)
(ならば、封じるべきは・・・)
((・・・ハインケル・ウーフー、ただ一人・・・!))
私達は走りながら、懐から取り出した二つのフラスコを、ハインケルの動線上に投げつけた。
「「それっ!」」
私達のかけ声と共にフラスコが砕け散り、中の液体が溢れ出した。
198カノン ◆4X2AishA :02/01/31 00:12
カノン&ルシエドvsリロイ&ラグナロク
『意志ある魔剣のぶつかり合い』
>191
 
 空間が圧縮されている
 全てのリミッターを解除して放った
 【ビートイングラム】でほとんど身体が動かない・・・
 僅かに動ける身体で空間の歪みから脱出しようとする
 
「グァ・・・!」
 
 僅かだった・・・僅かの差で左腕が空間へと喰われている
 『もうダメjか・・・』とその時だった・・・
 眩い光と共に魔剣ルシエドが黒い炎を思わせる狼の形をした
 欲望を司るガーディアン【ルシエド】として
 リロイの前へ立ちはだかる・・・その大きさは普通の獣の倍、
 獣化したリロイの数倍の大きさにも見える
 
「ルシエド!?」
 
 姿を現した巨大な魔狼・ルシエドが吠えると
 獣化途中のリロイ動きも止まり、周囲の空間の歪みも
 消え失せている・・・ルシエドはリロイを凝視したまま動かない・・・
 ルシエドから放たれる光がリロイの中(精神)へと入っていく
199御神苗優:02/01/31 00:18
御神苗優VSウピエル
>196
奴は俺の怒った顔をみて、蔑むような笑いを浮かべた。
「お前、甘い。甘すぎるぜ?だが、手前のその怒りはいい。実にいいぜ!」
奴はそう言い放つと、やる気無さげにギターをかき鳴らした。
その途端、彼女は激しくも美しいいフレーズを奏でる。
ギターと呼ぶにはあまににも禍々しいその姿態をしたそれは音を途切れさせること無く、
俺に向かって火を吐き出した。
「甘いぜ!狙いが見え見えなんだよ!」
俺は横にステップして銃撃を避けた。5.56mmの衝撃は俺の後ろの壁に穴をうがつ。
俺はすぐさま手にしたH&K G3A3/A4で反撃した。
7.76mmの弾丸は多少のばらつきはあるものの、一直線にウピエルに向かって疾走していく。

200ナオミ ◆Might.Go :02/01/31 00:24
>188
飽食のデビルサマナーVS悪意のアヴァタール
 
三日月を背に、知られざる異形の神が現出する。
観世音菩薩ともヘカーテとも異なる柔らかな光が私を包み込む。
左肩に空いた大穴は瞬く間に縮小し、ちぎれ落ちた左手は再生中の手首の元へ。
骨、肉、肌と刻み込まれた呪紋、ブラウス、そしてスーツが、瞬く間に元の姿へと戻って行く。
傷が癒え、失った血を取り戻している間に、
消耗していた魔力も完全に回復し、身体を戒めていた術法の効果も消え去っていた。
 
【満月の女王】ですら防がれた場合もう打つ手は残っていなかったが、流石にこれは効いた様子だ。
男の反応が思いの外早く、遮蔽物に入られた為に決定的なダメージこそ与えられなかったが、
少なくとも、あれを完全に防げる様な出鱈目な防御手段だけは持っていないと判った。
  
立ち上がり様、回収したばかりの【満月の女王】を右手に持ったまま、左手で【戦の魔王】を放つ。
更に、今回使用していない唯一のカプセルを左手に持ち、今度は左へと走り始めた。
前とは違い、速度に緩急を付け、直線の動きにならない様気を付けながら。
201吾妻玲二 ◆REIJI2xI :02/01/31 00:31
>195 エレン  玲二乱入!
 
俺は迷ったカズラマルと出会い、共にパートナーを探しているところだった。
林が開けたところで突如カズラマルが血相を変え、飛び出したと思うと手裏剣を投げつけた
その相手はエレン!?
 
「よせっ!」
 
俺はとっさにカズラマルの腕を極める押さえ込む、そこに小太刀を構えたエレンが!!
止まらない!?
俺はイチかバチかそのまま地面に転がって身をかわす、そのエレンの後ろから矢の様な
勢いで迫る影が!
 
「エレン!後ろだっ!!」
202ウピエル ◆Upielb0Y :02/01/31 00:36
御神苗VSウピエル
>199
 
真っ正直に撃った弾丸は、やはり避けられた。
反射速度は人間の限界に近いか、それを超えているだろう。
ひとまずの合格ライン。
対するヤツの反撃はドイツ製HK−G3の射撃、こちらのより一回り大口径の弾丸が俺を襲う。
だが、遅い。
ヤツの目には、弾丸が俺に向かって飛んで行ったように見えただろうが、
俺はヤツが発砲した瞬間には、既にその場所にはいなかった。
視認すら難しいスピードで、だが、リズミカルにステップを踏み、
自らの奏でるメロディにあわせて踊る様に動き回り、弾丸を回避する。
その間、音楽には一切途切れる事は無く、僅かの乱れも無い。
 
脳内が加速し始めた。
興奮が肉体を満たし、激しい殺戮への欲求が脳を支配する。
 
「イヤァアッァァァァァッハッハッハハハハハハハァァァァ!!!」
 
狂ったような嗤い声を上げて、スクリーミングバンシーのトリガーを引く。
狙いは頭部。三発の弾丸を叩き込み、真っ赤な花火を破裂させよう!
微妙にトリッキーなリズムで放たれた弾丸が三発、御神苗優を襲う!
203黒蘭(M):02/01/31 00:37
>201 私とカズラマルと江漣さんと玲二さん
「ああ玲二さん、何をするんですか!? 黒蘭さまが危ないんですよ!
って、江漣? 」
(肩の関節を外して技から逃げようとするカズラマル)
「貴方も精鋭なんですか。」
(江漣さんに斬り掛かりながら玲二さんに向かって言います)
204エレン ◆Elen1cxc :02/01/31 00:46
>203 黒蘭&カズラマル
 
「エレン!後ろだっ!!」

!?
振り返った私の眼前に、少女の白刃が迫っていた。
『速い!!』
なんとか手にした小太刀で受け止める。
 
一合
   二合
      三合
 
いけない。剣技では相手の方が上。このままでは……

「貴方も精鋭なんですか。」

その声を聞いた瞬間、先程感じた違和感が再び私の中で大きくなる。
205御神苗優:02/01/31 00:47
御神苗優VSウピエル
>202
俺の撃った弾丸は奴に向けて放たれた。
いや、はずだった。しかし、その時すでに奴はそこにはいなかった。
ヤツの目には、弾丸が俺に向かって飛んで行ったように見えただろうが、
俺はヤツが発砲した瞬間には、既にその場所にはいなかった。
視認すら難しいスピードで、だが、リズミカルにステップを踏み、
自らの奏でるメロディにあわせて踊る様に動き回り、弾丸を回避する。
その間、音楽には一切途切れる事は無く、僅かの乱れも無い。
 
「イヤァアッァァァァァッハッハッハハハハハハハァァァァ!!!」
 
狂ったような嗤い声を上げて、奴のギターが火を噴いた。
トリッキーなリズムに乗って、弾丸が俺の頭を目指し飛んでくる。
俺はとっさに腕を交差させてそれを防ぐ。
弾はスーツにめり込み、やがて下へポトポトと落ちる。
「そんなもんが効くかよ!A・Mスーツを甘く見るんじゃねぇ!」
俺は叫ぶと俺は7.62mm弾を奴に向けて今回は多少弾を散らばせるように撃ちこむ。


>197 ハインケル&由美江VSタバサ*2

「そりゃどうも」
コレだけ小細工を弄してようやくかすり傷か……。
正直、この魔女相手にはどうしても攻めあぐねてしまう。
タダの人間や吸血鬼なら、真正面からで何とでもなるのだが。
さて、次の手はどうするかと、魔女の腕から流れ出る血を眺めながら考える。

と、由美江に当たっていたはずのもう一体がこちらに向かってきた。
まずい、由美江よりも私を封じようと各個撃破に切り替えてきたか?
慌てて片手ずつを、それぞれに向けようとした瞬間、二人同時にフラスコを投げてきた。
それを見るや、すぐに後方へと飛ぶ。
ハインケルの手前辺りでフラスコが割れ、中の液体が辺りにぶちまけられた。
液体から漂う鼻を突く匂いを嗅ぎ、それが何なのかを理解して呟く。
「ガソリンか?」
 
一体、魔女が何を意図しようとしているのか、咄嗟には計りかねた。
手榴弾を封じる? だがそれにしてはあまりにお粗末だ。
下手をすると、向こうの方が大被害を被りかねない。
 
考えても結論は出そうになかった。
ならば、まずは魔女に神罰の味を教えるのみ。
両手の銃を、それぞれの魔女にポイント、引き金を引きながら慎重に距離を測る。
207吾妻玲二 ◆REIJI2xI :02/01/31 00:57
>204 エレン
 
「黒蘭?あれが。」

俺は互いのパートナーが戦っている事に気づいた、
今のエレンが護身以外のことで戦う事はまず無い筈だ。
そしてカズラマルが話した黒蘭と言う少女も、無意味に戦う娘では無かった筈だ。

「カズラマル、この戦いはおかしい二人が戦うべきじゃない。」
「二人を止めてくれ。」

俺はカズラマルを開放するとエレンに向かって叫ぶ。

「エレン!!その娘はこの子のパートナーだ、誤解が有る様だが俺達の敵じゃ無い!」
>198
カノン&ルシエドVSリロイ&ラグナロク
真の「魔剣」を決める闘争
 
リロイの手によって圧縮された空間は、
女の左腕を丸ごと時空の彼方へと持っていった。
本来なら避けられる筈の無いタイミングで、腕一本を
犠牲に逃げおおせた女の力量には、感服せざるを得ないだろう。
 
リロイの右腕が、圧縮した空間を解放しようと、握った
右手を開きかけた、その時だった。

突如、女の持つ漆黒の短剣が光を放ち、そこから
巨大なる狼のような黒き獣を実体化させた。
突然の事態に、目を見張る私とリロイ。

「グオオオオオオオォォォォォォォォォォォ!!」
巨大な黒き狼が吠える。
同時に、圧縮されていた空間が突如平静を取り戻し、
リロイの動きはまるで金縛りにでもあったかのように停止していた。
そのまま、巨大な狼はリロイの方へと向き直り、じっと
こちらを凝視している。
その眼球から放たれた光が、リロイへと優しく降り注ぐ。
この光は………私は、いいようも知れぬ不安を感じていた。
209黒蘭(M):02/01/31 01:06
>204 >207 私とカズラマルと江漣さんと玲二さん
(声を掛けられて意識が逸らされた江漣さんの後ろへ回り込んで、カズラマルの
そばに寄り、玲二さんの首に銀蘭を突き付けます)
「どういう事です?」
「ちょ、ちょっと待って下さい黒蘭さま! この人はボクを助けてくれたんですよ!」
「え、そうなのですか?」
「そっちの女の人も、この人のお知り合いだそうです。」
「...そうなんですか?お二人とも」
(刀を鞘に収めます)
210ウピエル ◆Upielb0Y :02/01/31 01:17
御神苗VSウピエル
>205
 
 
俺の弾丸は頭部を庇ったヤツのスーツを貫通出来ず、その表面であっさりと止められる。
アーカムの技術がつくりあげたご自慢の防弾筋肉増強服だ。
弾丸をはじいた御神苗優が反撃に移る。
ヤツは今度は掃射をしてきた。バラけるように撃たれた弾丸が俺に向かって襲いかかる。
今まではギリギリで弾丸を見切りかわして来たが・・・これは流石に無理だ。
地面を蹴る足に力をこめ、少々本気で跳躍する。
俺は一瞬で、本当に瞬きする間も無かったに違いない僅かな時間で、10m以上の距離を移動して見せた。
それでも、弾丸がすぐ後ろを掠める気配がする。相当なレベルの予測だ。
 
「それが、アーカムご自慢のAMスーツか。だが・・・そんな玩具に頼ってるようじゃアな!!」
 
ステップが激しくなり、曲のリズムもさらにアップテンポに変えた。
ギターを爪弾く指先は最早視認する事が出来ないほど加速している。
 
「ちょっと本気を出すぜ!!もう少し粘って見せろ!!俺を、失望させるなァァッッハッハハハハハハ!!」
 
スクリーミング・バンシーがフルオートで火を吹く。
泣き女の絶叫が空を裂き、5.56mmホロウポイントの弾丸が唸りを上げ、フルオートのビートを刻んで行った。
一発一発が微妙に照準を変更され、執拗なまでに頭部へと弾丸を叩き込む。
0.1秒ごとに補正される、それは正に狙撃。
避けようとする体の動きどころか、頭部をガードをする腕の動きすら照準の補正の対象となる。
0.1秒ごとに、頭部をかばう腕の隙間めがけて弾丸が叩き込まれる!!
カノン&ルシエドvsリロイ&ラグナロク
『意志ある魔剣のぶつかり合い』
>208 
 (リロイの精神内)
 
 強く輝く光の存在が
 暗き闇の中でうずくまるリロイ本人の存在に
 徐々にゆっくりと近づいていく
 
『おまえがリロイ・シュバルツァーだな・・・?』
 
 リロイ本人の精神へと語りかける・・・
 
『おまえは人間で在りたいか?化け物の存在に怯えながらも人間で在りたいか?』
 
 暗闇の精神の中深く威厳のある声が響く
 その光は黒い炎のようにも見えてくる・・・
212エレン ◆Elen1cxc :02/01/31 01:29
>207 >209 黒蘭&カズラマル
 
拍子抜けするほどあっさりと少女は刀を収めた。
私は玲二の目を見る。
玲二が頷くのを確認して、刃を収める。
「ええ。彼は私の………兄貴よ」
私は、黒蘭と呼ばれた少女に向き直ると、素直に頭を下げた。
「御免なさい。貴方をあの辻斬り男の仲間だと勘違いしていたの」
213タバサ ◆Xmzw5k4M :02/01/31 01:34
ハインケル&由美江VSタバサ&タバサ(LV60D)
〜烈火の聖女VS氷華の魔女〜
>206
「貴殿の動線を予測して投げたつもりでしたが、それすらも避けるとは・・・」
「どうやら、私の勘も鈍ってきたようですね」
ハインケルが私達に銃を向けている。
その状況においてさえ、口調は変わらない。
「面倒だから、素直に渡してしまったらどうです?」
私(1)は私(2)の方を向き、そう言った。
「・・・ふむ。一応その提案は考慮しておきましょう」
私(2)は、何処からともなく取り出した煙草に火を点け、煙と共に言葉を吐き出した。

「ところで、私にも一本頂けませんか?」
私(2)が何度目かの煙を吐き出したところで、私(1)がおもむろに口を開いた。
「お断りします。誰かに差し上げる位なら・・・」
私(2)は、火の点いた煙草を、フラスコから溢れ出した液体がぶちまけられた場所に向かって、指で弾いた。

大きく弧を描いて、煙草が落ちていく。
煙草が落ちる寸前、私達は同時に跳躍した。

私(2)は後方へ。
私(1)はハインケルの背後へ向けて。

爆発。

周囲を揺さぶるほどの威力の爆風と爆音。
それに紛れるように、私(1)は再びハインケルの身体に先ほどと同じ液体をぶちまけた。
214黒蘭(M):02/01/31 01:36
>212 私とカズラマルと江漣さんと玲二さん
「ええ! 何て事でしょう。」
(カズラマルが江漣さんの傷の手当てをしました)
「ケガは大した事ありませんね。しばらく顎が痛むかも知れませんが。」
「本っ当に、申し訳ありません〜! 何とお詫び申し上げたらいいのかも分かりません!
私ったら、何て事を...」
215吾妻玲二 ◆REIJI2xI :02/01/31 01:44
>209 >212 エレンvs黒蘭

俺の喉に突きつけられていた刀が鞘に収まる。
全く、子供の外見で何ていう奴だ、あのまま斬り付けられていたら防げただろうか?
自分に問い掛けても答えは出なかった。

「エレン、良かった無事で……。」

近づいてエレンの姿を確認した俺は、首筋から流れる血を見て蒼白になる。
致命傷ではない、しかし……。
また俺は大事な時にそばにいてやれなかったのか……。
俺は無言でエレンを引き寄せ、抱きしめた。
>211
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
漆黒よりもさらに深き闇の中。
リロイ・シュヴァルツァーの精神は佇んでいた。

・・・またか。
また俺は此処にいる。
今までもそうだった。
俺が死に直面する度、この場所へと来る。
気がついた時には、辺りには破壊しか残っていない。
「死」ぬことすら出来ない、この身体。
 
『おまえがリロイ・シュヴァルツァーだな・・・?』
ふと、声が聞こえた。
強大な意志を持った、威厳溢れる声。

『おまえは人間で在りたいか?化け物の存在に怯えながらも人間で在りたいか?』

声はそう続けた。リロイはその言葉の意味を、ゆっくりとしたペースで
考える。

彼自身、この「力」に恐怖しなかったと言えば、嘘になる。
何時、自分の身体が自分の物ではなくなるか。
何時、自分がこの手で「守るべき物」を手にかけてしまうのか。
何よりも怖いのは、自分を「失う」事。

だが、彼はそんな弱音を吐くつもりは無かった。
自分に「負ける」事は彼にとっての最大の屈辱。

だから、彼はこう答えた。

「人間でいたい・・・いや、俺は人間だ。そしてこれからも
人間でい続ける。俺の中の「何か」になんぞ負けない」
(HMX−12(贄)VS鋼線のベック)
(バトルステージ〜夜の学校)
 
「ふん、まあ、それなりズラね」
 
男はそう呟きつつ、足元の女子高生たちの遺体を眺めた。
元はそれなりに美しかったのであろうが、全身をズタズタにされ、今ではみる影もない。
 
「さて、どうするズラ? この時間帯、まだ獲物が残っているかもしれんズラ……」
 
男は校舎の中に足を踏み入れた。
 
「さて、美人の姉ちゃんはいるズラか?」
 
獲物を探して、男は校舎の中を彷徨う。
 
「誰もいないズラね。何かの気配は感じるズラが……」
 
男は図書室のドアを開けた。
中にいた少女と眼があった。
 
「案外、いるものズラね。……お前、俺の昔、絞め殺した妻にそっくりズラ。
気に食わんズラ。たっぷり、痛めつけて殺すズラ!」
 
男、ベックは右手の鋼線を伸ばして、目の前の少女を串刺しにせんとした!
218御神苗優:02/01/31 01:51
今回の射撃も、奴にかわされた。しかし、今回のは前回ほど、奴の動きに余裕が見られなかった。
多少、奴の顔つきが変わってきた。

「それが、アーカムご自慢のAMスーツか。だが・・・そんな玩具に頼ってるようじゃアな!!」
 
ステップが激しくなり、曲のリズムもさらにアップテンポに変えた。
ギターを爪弾く指先は最早視認する事が出来ないほど加速している。
 
「ちょっと本気を出すぜ!!もう少し粘って見せろ!!俺を、失望させるなァァッッハッハハハハハハ!!」
 
奴のギターがフルオートで火を吹く。
泣き女の絶叫が空を裂き、5.56mmホロウポイントの弾丸が唸りを上げ、
ギターの音色にあわせフルオートのビートを刻んでいる。
 
俺は執拗に頭部を狙ってくるその射撃に冷やりとした。
避けたところにすぐまた弾丸が、防ごうとした手を邪魔するように弾丸が、
まるで狙撃したように飛んでくる。俺は回避に全集中を傾けた。
それでもいくつかは避けきれず、髪の弾が宙に舞い、頬に衝撃とともに傷を残していく。
なんとか避けきったものの、ちと精神を消耗しすぎた。
少し間合いを取って回復しねぇとヤバい。
俺は残弾をフルオートで撃ちっ放し、奴に向かって爆裂手榴弾をあるだけ投げつけた。
効果はあまり期待は出来ないが、少なくとも時間稼ぎにはなる。俺はホールの通路の陰に隠れ、
爆発を待った。やがて起きる爆発音。
さぁ、どうなる?
219御神苗優:02/01/31 01:52
すまん、218は
御神苗優VSウピエルで
>210だ。
????とリロイの対話
>216
 
 「人間でいたい・・・いや、俺は人間だ。そしてこれからも
 人間でい続ける。俺の中の「何か」になんぞ負けない」
 その言葉を聞いた黒き炎は揺らぎ出す・・・
 そして何かの形に形成されていく・・・
 
『その内なる魔にも負けぬ意志・・・』
『人間で在りたいというその欲望・・・・』
 
 次第に揺らぎ出す黒き炎は狼の形へとなっていく
 
『良かろう・・・おまえに力を貸そう・・・魔を一時抑え込む力を・・・』
 
 しっかりとした形になる黒き狼がリロイに最後の問いを出す
 
『我の名を示せ・・・さすれば魔を祓う力とならん!』
221エレン ◆Elen1cxc :02/01/31 01:57
>215 >214 黒蘭&カズラマル
 
>215 玲二
暖かい手に抱き寄せられる。
「大丈夫、大した怪我じゃないわ」
なにより、その温もりがわたしを癒してくれた。
 
>214 黒蘭
「気にしないで。私も勘違いとはいえ、随分とひどい事をしてしまったわ」
懸命に私の傷の手当てをする黒蘭に、私は出来る限り優しく応えた。
「でも、貴方にとってこの刀にはどんな意味があるの?」

そう、全てはこの刀から始まったのだ。
222黒蘭(M):02/01/31 02:05
>221 私とカズラマルと江漣さんと玲二さん
「はっ、はい。その短刀は特殊な金属で出来ております。
それは、何と申しましょうか私の一部とも言うべき物なのです。」
(魂鋼について説明します)
「そこで貴女が抜けたという事から、追っ手の一人なのではないかと思ったんです...。
本当に、申し訳、ありませんでしたっ〜!」 
223HMX-12(贄) ◆SLaVEnwg :02/01/31 02:05
>217
(HMX−12(贄)VS鋼線のベック)
(バトルステージ〜夜の学校:図書室)

・・・・・・
主がいない夜は、精気を集める必要は無い。
ただぼんやりと図書室で時間をつぶし、帰りを待つだけ…
何となく本棚から出した本をひろげ、目を落としたその時、
侵入者は突然現れた。

「…たっぷり、痛めつけて殺すズラ!」

入り口からの怒声にびくりと反応し、
とっさに本棚の陰に身を隠す! 

一瞬おいて机の上の事典が宙を舞う。

「…ひっ!………御主人様ッ……!!」

叫びかけて蒼ざめる。今夜の主は巣の外。
ここからでは子蜘蛛も届かない。

(…なんとか…しなくちゃ…)

本棚を背に考える。侵入者の足音に怯えながら…
224エレン ◆Elen1cxc :02/01/31 02:09
>222 黒蘭

「そう」
魂鋼の説明は、俄には信じ難いものだった。
しかし、実際に金属が崩れる瞬間を見ている以上、それを否定する根拠は無かった。
「じゃあ、これは貴方に返さないとね」
私は、小太刀の柄を黒蘭に向けて差し出した。
>223
(HMX−12(贄)VS鋼線のベック)
(バトルステージ〜夜の学校:図書室)
 
「隠れても無駄ズラ!」
 
ベックはそのまま、少女の方へ足早に近づいてくる。
 
「そこズラか!」
 
本棚に隠れる少女に向かって鋼線を伸ばす!
>220
深層意識の奥・謎の声との対話
 
彼の言葉に対応し、眼前で揺らめいていた黒き炎が
突如意志を持ったかのようにうねり、何らかの形を
形成していく。

『その内なる魔にも負けぬ意志・・・』
『人間で在りたいというその欲望・・・・』

黒き炎は次第に明確な形を得て、
巨大な狼の姿へと変わって行く。それは、
つい先程、見た形のようだった。

『良かろう・・・おまえに力を貸そう・・・魔を一時抑え込む力を・・・』
完全に狼の形に変化した「それ」は最後にこう言った。

『我の名を示せ・・・さすれば魔を祓う力とならん!』
リロイは思い出していた・・・。先程、闘いの中で女が叫んでいた名前。
いや・・・それ以前に、答えは、彼の意識の奥底に既に存在していたのだ。
ゆっくりと、リロイはその名を告げる・・・。

「ルシ・・・エド」

闇が突如開けた。
227黒蘭(M):02/01/31 02:21
>224 私とカズラマルと江漣さんと玲二さん
(慌てて受け止めます)
「あ、っとと。本当によろしいのですか...?」
(髪飾りに入れようとしますがうまく入りません)
「あら... これは...」
「どうかなさったんですか黒蘭さま?」
「あの...江漣さま、この短刀をお納めいただけませんでしょうか?」
「ええ〜っ! 何言い出すんですか黒蘭さまっ!?」 
「恥の上塗りになりますが、こちらの刀は私とは無関係の物のようです...。『戻って』きません。
本当に申し訳ありません、これでもしもの事が有ったなら取り返しのつかない事になる所でした...。
 ですから、物一つで謝罪の意を現したつもりになっていると取られても構いません。
どうかもらって下さい。」
「そんな〜、あの人だって反撃したんだし、黒蘭さまの物じゃなくても
魂鋼はすっごく値打ち物なんですよ〜。」
「そんな事言っちゃいけません。カズラマル、あなたからもお願いして下さい。」
228HMX-12(贄) ◆SLaVEnwg :02/01/31 02:24
>225
本棚の陰から覗き見る。
侵入者は見逃してはくれないらしい。
伸ばした腕から鋼線が襲いかかる。

「……来ないで…ください…っ…!!」
 
本棚を強引に押し倒し、本を目くらまし代わりに落としながら、
図書室から飛び出す。

(…どこへ…逃げれば……?)

(図書室→廊下)
229ナオミ ◆JE7fWuEs :02/01/31 02:24
>200
飽食のデビルサマナーVS悪意のアヴァタール 続き
 
今回もまた、男はあの奇妙なステップを踏み始めるが、私は構わず走り続ける。
そして、前回男が転移を行ったタイミングより一拍だけ早く、
突然急制動を掛けて立ち止まり、左手のカプセルを頭上へと放り上げた。
 
(トリップ勝負。
 こちらが勝てばスレイマンはフェイクに引っ掛かり、その場に留まる。
 スレイマンが勝てばナオミの意図を見抜き、縮地実行)
>228

「があああ! 逃がさんズラ!! ごわっ!」
 
本棚の百科事典がベックの後頭部に直撃した。
 
「ゆ、許さんズラよ! その身体、バラバラに引き裂いてやるズラ!!」
 
怒りに頭の血が上ったベックは図書室を飛び出て、少女を追跡する!
 
(図書室>廊下)
231エレン ◆Elen1cxc :02/01/31 02:33
>227 黒蘭&カズラマル
 
言い争う二人を横目に見ながら、私は黒蘭へと歩み寄った。
「私の方こそ。勘違いとはいえ貴方を攻撃してしまっているのよ」
言いながら黒欄の瞳を真っ直ぐに見つめる。
「それでも良いの?」
 
その瞳の意志を感じ取った時、私は小太刀へと手を伸ばした。
「もし、この刀の力が必要になった時は」
私は、出会って以来始めて黒蘭に向かって微笑みかけた。
 
「いつでも私を呼んでね」
232黒蘭(M):02/01/31 02:43
>231 私とカズラマルと江漣さんと玲二さん
「はい、ありがとうございます。
やっぱり江漣さんはおやさしい方ですね。
        
         ...あの、それともう一つだけお願いがあるんです。
                    ここは一体どこなんでしょうか?」
「黒蘭さま・・・。それはさっきボクが聞きましたよ・・・。」

おしまい
233HMX-12(贄) ◆SLaVEnwg :02/01/31 02:47
>230

「…その身体、バラバラに引き裂いてやるズラ!!」

背後の声に怯え、廊下を駆ける。
床に残った侵入者の赤い足跡が、
捕らえられた者の運命を語っている。

(…なんとか…なんとか…外へ…っ!…)

階段を駆け下り、外−玄関へと向かう。

(階段に粘糸網を張る)

「(…これで…少しは…時間を稼げるはず…)」

(廊下→階段→1階:玄関)
>230
 
「ちょこまか、ちょこまか、全く騎士道精神に欠ける奴ズラ。そんなんだから、俺の妻は不貞を働いたズラよ!」
 
支離滅裂なことをほざきながら、男は廊下を疾走する。
そして、階段を一気に飛び降りる……!
 
「うっがあああああああ! 粘糸ズラか!? 誰に断って糸を使っているズラか!」
 
もろに網の引っかかり、逆上するベック。
 
「ムカツク、ムカツクズラ!」
 
手をブレードに変え、網を切断。
ふと見ると、玄関から少女が出て行くのが見える。
 
「があああ! 逃がさんズラよ!」
 
再び、ベックは追跡を開始する。
235エレン ◆Elen1cxc :02/01/31 03:01
黒蘭vsエレン  感情を奪われた少女達の邂逅

レス番纏めよ。
黒蘭ちゃん、また何時か会いましょうね。

前スレ >655 にレス纏め
>189>190>195>201>203>204>207>209>212>215>214>221>222>224>227>231>232
236HMX-12(贄) ◆SLaVEnwg :02/01/31 03:07
>234
玄関から校舎外にでて気づく。
校庭に散らばる死体。

(…外へ…外なら……朝まで逃げれば……)

敷地の金網に手をかける。
手に電気が流れるような衝撃。
”贄は…巣の外には出られない”
忘れていた事実に愕然とする。

「…どこか…隠れなきゃ……!」

校庭片隅の古ぼけた体育倉庫。
転がる死体から目を背け、中に隠れる。

(玄関→校庭:体育倉庫)
>236
 
「逃がさんズラよ!」
 
ベックはそのまま、体育倉庫へと駆け込んだ。
 
「どこに隠れたズラ〜?」
 
不気味な声を上げつつ、倉庫を見回す。
238HMX-12(贄) ◆SLaVEnwg :02/01/31 03:24
>237

体育用具の陰で身を潜める。

「どこに隠れたズラ〜?」

侵入者が背を向けた一瞬。
身に宿る蜘蛛の力を解放する!

粘糸と硬糸を放ち、用具室の壁に侵入者を張りつける。

「この…小娘ェ〜 何をするズラァ〜? こんなもの…」

答えず、斬糸を手当たりしだいに巻きつけ、力の限り引き絞る!

「……この……下司ゥッ……!!……」

・・・
>238
 
「うっぎゃあああああああああ!」
 
ベックの身体が斬糸により、バラバラになるその瞬間!
 
「許さんズラ! 俺を舐めるなズラ!!」
 
ベックの顔の体毛が鋼線に変化し、少女の右上半身を貫く。
だが……
 
「うっがあああああああああああああああああああああああ!」
 
一瞬、遅かった。
そのまま、ベックはバラバラになった。
 
「ぐう、この小娘〜! 今は逃げるズラ!!」
 
首だけ転がって無様にもベックは逃走を試みる……
>213 ハインケル&由美江VSタバサ*2

「しまったっ!?」
ようやく敵の狙いが分かった、がこのままではマズイ。
とにかく、爆発から距離を取らなければ……。
だがしかし、一体どうする?
ガソリンを被ったこの状態では、銃など使えるワケがない。
銃ナシで渡り合えるほど、目の前の魔女は楽な相手ではない。
 
仕掛けてみるか。
 
半ばヤケクソ気味に二人と炎に背を向けて、一目散に研究室の入り口へと走る。
入り口に辿り着いた後、懐から一発の手榴弾を取り出した。
それを研究室内へと向けながら魔女達へと言い放つ。
「こうなったら仕方ない。次善の策だけど、この研究室内のモノを跡形もなく吹っ飛ばしてやる」
出来るだけ凄惨な表情を作り、声にも悲壮感を漂わせながら。
「指向性の対戦車手榴弾だ。この中くらいなら万遍なく吹っ飛ばせる」
手榴弾を持つ手を、いかにも危なげにゆらゆらさせる。
突っかかって来い……! ハインケルは心の中でそう願った。
241HMX-12(贄) ◆SLaVEnwg :02/01/31 03:44
>239

「ぐう、この小娘〜! 今は逃げるズラ!!」

叫びながら転がる侵入者に、静かな声で答える。
 
「…すみません…お帰しするわけには…いかないんです…」

生首を踏みつけ、辺りに子蜘蛛をばら撒く。

「な、何をするズラ? 小娘〜! 放すズラ〜!!」

蜘蛛の群れが首に集り、牙を突き立て、ゆっくりと食らい尽くす。


……叫び声が聞こえなくなるのに、そう時間はかからなかった…

242HMX-12(贄) ◆SLaVEnwg :02/01/31 04:04
>241

翌朝。
いつもの様に校内を掃除する。

結界内の死体も、侵入者の身体も
全て子蜘蛛が食らってしまった。
あとは主の力で事無きを得るだろう。

ふと足元に目を留める。
小指ほどの白い牙。

「…食べ残し…?…ですね……」

ゴミ箱に牙を放り、何事も無かったように、掃除を続ける。

「……これで…お掃除は…完了……」

贄はそっと呟いた。
243HMX-12(贄) ◆SLaVEnwg :02/01/31 04:09
(HMX−12(贄)VS鋼線のベック)
レス番まとめです…
拙い文章ですみません…
鋼線のベック様…ありがとうございました…

>217 >223 >225 >228 >230 >234
>236 >237 >238 >239 >241 >242
244軋間紅摩:02/01/31 04:31
……参戦する。
 
出典 :…月姫
名前 :……軋間紅摩
年齢 :……知らん、30才前後だな……
性別 :……男だ
職業 :知らん……
趣味 :ない……
恋人の有無 :……
好きな異性のタイプ :……
好きな食べ物 :……
最近気になること :あいつとはいずれ決着をつける……
一番苦手なもの :七夜
得意な技 :握撃、灼熱
一番の決めゼリフ :「おまえは、七夜か」「いずれ会える」
将来の夢 :……
ここの住人として一言 :……
ここの仲間たちに一言 :俺の前に立ちふさがるなら、死ぬのみだ……
ここの名無しに一言 :……
245黒沼:02/01/31 13:28
・即興殲場音楽『無名』
>183のまとめの改訂版だ。

>11>12>13>14>15>16>17>18>19>20>21>22>23>24>25>26>27>28>29>30
>31>32>33>34>35>36>37>38>39>40>41>42>43>44>45>46>47>48>49>50
>51>52>53>54>55>56>57>58>59>60>61>62>63>64>65>66>67>68>69>70
>71>72>73>74>75>76>77>78>79>80>81>82>83>84>85>86>87>88>89>90
>91>92>93>94>95>96>97>89>99>100>101>102>103>104>105>106>107>108>109>110
>111>112>113>114>115>116>117>118>119>120>121>122>123>124>125>126>128>129
>131>132>133>134>135>136>137>138>139>140>141>142>143>144>145>146>147>148>149>150
>151>152>153>154>155>156>157>158>159>160>161>162>163>164>165>166>167>170
>171>172>173>174>175>176>177>178>179>180
>181

続くぜ?
246黒沼:02/01/31 13:29
>245の続きだ。

各自の登場&退場シーンだ。

ふみこ・O・V
>11
>167にて、黒騎士の一撃により、両断される。
ミア・フォーテー
>12
>72にて、左手操る水柱に拘束された後、ルークの単分子フィラメントへの盾にされ肉塊に。
>141にて、復活
>179にて、暴走ルークの単分子フィラメントに再び切り刻まれた後、>180で食われる。
ロングファング
>13
>138にて、ン・ダグバ・ゼバのプラズマ攻撃の中に消える。
左手
>14
>166にて、暴走ルークの単分子フィラメントにより1024分割
イーヴァ&ルーク
>15
>161にて、イーヴァ、左手の攻撃により圧潰。ルーク暴走
>180にて、ボロボロに所に>174のミサイルを食らい、閃光の中に消える。
ウルフ
>16
>156にて、左手に吸い込まれる。
ユージン
>17
>125にて、燃え尽きる白騎士の身体に挟まれた後、ウピエルの置き土産に頭を砕かれる。
ウピエル
>23
>115にて、銃弾の置き土産をした後、離脱。
名無し吸血鬼
>25
>44でユージンに爆破された後、>66で復活中に白騎士の幽霊船団による砲撃を受け四散。
ダイ・アモン
>31
>87にて、ウピエルの投げ付けた液体窒素ボンベにより氷漬けになった後、蝙蝠に変身して離脱。
黒騎士(リィゾ)
>50
>175にて、暴走ルークとミア?の双方の攻撃により、肉体消滅。
白騎士(フィナ)
>50
>123にて、左手の吐く火炎に包まれ燃え尽きる。
ン・ダグバ・ゼバ
>78
>171にて、ミア?に頭部を握り潰される。
ラルフ・グルト
>80
>136にて、黒沼&岬&長尾に炎付きの樹木をぶつけられ、死亡。
黒沼&岬&長尾
>94
>159にて、キャプテンウォーカーのぶちまけた強酸の雨に溶かされる。
キャプテンウォーカー
>137
>147にて、黒騎士の剣により真っ二つに。

以上だ。総勢15組、18人による乱闘劇だったな。
昼間っからの参加、お疲れさん。
私が、突如、街中で襲ってきたトラフィムの手先を返り討ちにして、一息ついている時だった。
私の前に幽鬼のような女が現れた。
 
「殺気!?」
 
とっさにそこを飛び退くと、私のいた場所は大きくえぐれていた。
 
「……誰だか知らないけど、いい度胸してるわね。私に挑む以上、覚悟は出来ているんでしょうね!」
(無数の真空の刃を空想具現化)
>247

「・・・うるさいよアンタ。って言うか邪魔・・・」
(真空の刃を高速飛行で回避中)
>248
(R>b、回避失敗)

「チッ・・・ムカつく。これでも食らいな吸血生物」
(瓦礫の雨を飛ばす)
>249
「こんなん、喰らう訳ないでしょ!」
 
私は、大きく後ろに飛び退いて、回避を試みる。
>250
(s>i、回避成功)
「プライミッツマーダ―、行くわよ!」
 
私は、プライミッツマーダ―と連携攻撃を試みる。
プライミッツマーダ―は跳躍して上方から……
私は地面を滑るように走り、下方から……
 
「覚悟しなさい!」
>251

「・・・するか馬鹿」
(間をすり抜けるように・・・)
>252
(c>i、回避失敗)

「・・・いい加減殺すぞババァ!!」
(虚空より『白い布を纏った女性』の群れを召喚)
「いっけぇぇぇぇぇぇっ!!」
(突撃させる)
>253
「……くっ!? なめるんじゃないわよ!」
 
私は空想具現化による衝撃波で、女性の群れを迎撃する。
>254
(N<G 回避失敗)
「ああっ!」
 
間に合わなかった。
女性の群れが私を吹き飛ばす。
 
「……殺すわ」
 
私は立ち上がった後、そう呟くと……
 
「プライミッツマーダ―、遠慮は無用よ、全力でいきなさい」
 
『グアアアアアアアア!』
 
プライミッツマーダ―が毛を逆立てて、神速で突撃。
私は……
 
「……灰になりなさい!」
 
巨大な火球を空想具現化で女に放つ!
>255

「アーッハッハッハッハッハッ!!!」
(念動力で防御幕を張る)
>256
(C>i、回避失敗。決着)

「・・・・・・!!?」
(炎に巻かれ燃え尽きる)
>257
私の前に現れた謎の女は灰になった。
 
「結局、何だったの?」
 
驚異的な力ではあった。
死徒や魔術の類でもなかった。
 
「まあ、もうすんだことね」
 
私は深く考えず、城への帰路へとつくことにした。
 
「今夜の食事は何かな?」
 
割とどうでもいいことを考えつつ……
>258
城についた。
今夜の食事は、この前、死徒にしたレイオットに作らせることになっている。
聞けば、料理は趣味とか……
どのようなものを食べさせてくれるか、楽しみだ。



「……このオオボケレイオット! ピーマン、入ってるじゃないのよ!!」
 
その夜、レイオットは私の攻撃を喰らい、宙を舞った。
ようやく私も参戦できるようになった、まずは挨拶からだな。
名はハインリヒ=フォン=キンケル。人間として変わり者のキンケル伯爵という顔もあるがね。
正体はもちろん吸血鬼だ。
だが、私は光の屈折を操る事ができる。
それにより自分の周囲に好きな像を結ぶ事も出来るし、太陽の光にも晒されずに活動できる。
そこから日中蠢く者(デイ・ウォーカー)という異名を持っているのだよ。
 
カテゴリーはCだが、私はお嬢様の行方を求めて参戦したにすぎん。
よって、どのような形で関わってくるかはまだ分からんな。
出典 :月詠
名前 :ハインリヒ=フォン=キンケル
年齢 :900歳以上
性別 :男
職業 :貴族
趣味 :オカルト・宗教画
恋人の有無 :さてね
好きな異性のタイプ :芯の強い女の心を手折るのは楽しいね
好きな食べ物 :血
最近気になること :お嬢様の行方
一番苦手なもの :浴びてしまえば太陽の光
得意な技 :光操作、魔術
一番の決めゼリフ :絶対的な差を知らぬからそのようなことが言えるのだ
将来の夢 :特にない
ここの住人として一言 :せいぜいよろしく願おう
ここの仲間たちに一言 :お嬢様を見掛けなかったか?
ここの名無しに一言 :お嬢様を見掛けなかったか?
262サウジーネ:02/01/31 18:12
お久しぶりです。
レス番をまとめておきます。
 
>247 >248 >249 >250 >251 >252 >253 >254 >255 >256 >257 >258 >259
>229
ナオミVSスレイマン
(総てを食らい尽くす者の闘い)
 
糞。皮膚を突き破り、骨を露出させ、寸詰まりにしてやった手足はどうした?
 
糞。大穴を開け、肉を引き裂き、でろりと中身をはみ出させてやった腹はどうした?
 
糞。下顎を弾き、目鼻を潰し、誰が誰やら判らなくなるまで半壊させてやった顔はどうした?
 
何故生きてる何故立ってる何故俺を睨む!
非常識も大概にしろ!ふざけるな!いいかげん死ね!
 
「ク」
「ク、ハ」
「ク、クハハハハハハハハハハハッ!」
煮えくり返ったハラワタに触発されたのか、笑いの衝動が込み上げてくる。
いいだろう、あのプレゼントで満足出来んと言うのなら、
この俺様の思いつく限り最高の贈り物をしてやろう。とびっきりの奴をだ。
 
待ってろ、今そっちに行ってやる。
 
立ち上がった女が【筒】を放ってくる。霊気のパターンからすると牛頭の方か。
さすがにもう飽きた。わざわざ遊んでやるほど俺も物好きじゃない。
 
既に馬鹿歩きのステップは踏み始めている。
なら、筒を充分に引き付けて・・・
 
 
……女の動きがおかしい。何か狙っていやがる。
 
(ナオミの意図気づくかトリップ判定)
(最初のジブリール起動まで後3ターン)
264嗤う悪霊@特捜官:02/01/31 20:20
>263
(ナオミVSスレイマン263の続き)(J>Vで俺の負け)
 
女は急に立ち止まると、更に【筒】を頭上に投げやった。
2柱の魔神の同時発動だと?!
 
糞、挟撃してくる可能性もある。まずは牛頭を抑えなきゃならんようだ。
 
筒の発動の瞬間を狙って<悪魔罠>を圧唱。牛頭を地面に縛り付ける。
……ク、このクラスの魔神だと流石に一瞬で介入は出来んか。
 
それどころか、牛頭は呪法の網の中で暴れ、食い破ろうとする。
ち、俺の消耗も激しい。とりあえずは押さえ付けるだけで手一杯か。
 
そして、女が先ほど投げた筒に対応すべく、そちらの方を見やると、
 
筒が放物線を描き、自由落下して再び女の手元に落ちるのが見えた。
265導入:02/01/31 21:54
天魔の魔女vs秋月 
 
時は深夜。 
人で溢れる繁華街。秋月は夜を歩く。 
思いで溢れる繁華街。秋月は夜を歩く。 
 
歩き続けるその先には、なにも無い。 
だが、別に目的が無くても歩くぐらいはしても良いと秋月は思う。 
 
途中、女性と肩がぶつかった。 
秋月は、できるだけ丁寧に「失礼」と言い放つと、また夜を歩き始めた。 
 
歩き続けたら、大きな公園に出てしまった。引き返そう。 
秋月はそう思った。そう思い、地面にキスをした。 
 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−あれ?  
 
顔を上げるが、誰もいない。 ・・・いや、いた。 
街頭のてっぺんに立ち尽くす女・・・。 
街頭の逆光で顔がよく分からないが、彼女の表情はよく分かる。 
  
優しく微笑んでいる。間違いない無い。 
そう・・・・あの表情は人間に出せる表情では無い。 

「化け物」の表情だ。 
 
秋月は唾を呑んだ。彼女は微笑み続ける。 
魔女が今、狙いを定めて歩き出した。 
 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−もう、誰にも止められない。 
 
266タバサ ◆Xmzw5k4M :02/01/31 22:12
ハインケル&由美江VSタバサ&タバサ(LV60D)
〜死を恐れぬ心也〜
>240
一瞬、息を飲む。
予想できなかった行動ではないが、彼女が研究所の重大性に気付くと断定できるわけではなかった。
判断力が失われそうな感覚を覚える。
それでも、私達は冷静に状況分析を行ってみた。

(・・・今の彼女の行動は、こちらを誘っていると言い切れる・・・)
(ここで挑発を返し、彼女の反応を見るのが定石か)
(しかし、あえて渦中に身を投じ、活路を見いだすという手もありますね・・・)

心は決まった。

「そんなこと、させると思いますかっ!」
冷静さを欠いたように叫びつつ、私(1)は彼女に向かって走った。
叫びの内に、剣を召還する呪文を折り込みながら。

万が一に備え、私(2)は懐に手を差し入れ、見守った。
手には、オーブの冷たい感触。
267秋月(M):02/01/31 22:25
>265 VSアザリー
 
 こいつは相当まずい。女から漂う気配は尋常じゃなかった。
 油断無く女の方を見据え、手首のベルトを気にかけた。
 
「ちょっと肩がぶつかっただけだろう、そんなに怒らないでくれ」
 
 言うだけ言ってみた。言うだけならタダだ。
 もちろんこの女はそんな軽口になんて取り合っちゃくれねえ。
 相手の意図も相手が誰なのかも全然分からない、一体どう対処したものか。
 
「少し話し合わねえか、何か誤解しているような気がするんだが」
 
 しつこく軽口を叩いてみた。
 少しは話を聞いてくれるとありがたいんだが。
 そう思いながら、手の中に鋲を落として相手の出方に注目することにした。
268アザリー:02/01/31 22:38
>267 vs秋月 
 
魔女は微笑む。微笑みながら、街頭から飛び降りる。 
スタッ と、体勢を崩さず着地すると、秋月に歩み寄る。  
魔女が一歩、秋月に近寄るたびに、魔女の微笑みは優しくなる。 
 
一歩、また一歩、近寄る。歩み寄る。 
 
秋月と魔女の間に距離はもう無い。 
秋月の目の前に魔女はいる。 
魔女は微笑む。優しく。 そして、魔女は優しく言う。 
 
 
「さっき、肩をぶつけたとき、バックを落としたの。」 
−−−−−−−−−−−−−−−ドムっ 秋月の腹に魔女の拳がめり込む。 
 
「そのバック、とても高いの。」 
−−−−−−−−−−−−−−−ヒュン 秋月の顎に魔女の膝が迫る。 
 
「それに私、いま気分がとっても悪いの。」 
−−−−−−−−−−−−−−ゴキィ 彼女の膝が顎を蹴り飛ばす。 
 
「・・・で、どういう話をしましょうか?」 
  
魔女はにっこりと微笑み続ける。



269秋月(M):02/01/31 22:51
>268 VSアザリー
 
 おい、ここまで容赦のない女には出会った事がないぞ。
 口を切って血を流し、胃が裏返ったかのような吐き気を覚えて膝を突いた。
 この野郎。ずいぶんとんでもない女だな。
 
 女の顔を、膝を突いたまま見上げて血混じりの唾を吐きかける。
 同時に一瞬で3メートルも後ろに飛び去り、ついでに手の中の鋲をメジャーリーガーなんて
話にならない速度で、膝めがけて投げつけた。
 当たれば膝を破壊して動けなくなるはずだ。それが狙いだった。
 どんな形であれ、女を殺すのは気が引けるからな。
270ナオミ ◆Might.Go :02/01/31 23:09
>264
カプセル一錠VS馳せる疫病
 
こちらの動きを見た男がステップを止め、その場に留まり戦の魔王を押さえ込みに掛かった。
 
…上手く行った。
蚩尤とアンリ・マンユという主神級の魔王2柱の封印を、
一時的にとはいえ同時に解放するなどという自殺行為を行う程、
私は無謀でも愚かでも、ましてや身の程知らずでも無い。
フェイクとして使った未発動の【二億四千万の悪】を再び左手に収めると、
細心の注意を払いつつ男の方へと向かい駆け出した。
 
一再ならず黄帝をも退けた戦神を、
高々人間が事前の準備も無しに、完全に制する事など出来る筈が無い。
だが、一時的にせよその蚩尤を押さえ込む事に成功したという事は、
即ち男の実力が神々に限り無く近いという事。少なくとも私よりも。
ここで仕留めなければ、恐らくこれ以上の好機が巡ってくる事はもう無い。
 
先ず、未だ地面に押さえ付けられたままの蚩尤を無理矢理カプセルへと再封印する。
かなりの魔力を消耗したが、
【ソーマ神権現】で回復したばかりであり、さほど気にする程の物ではない。
続いて【満月の女王】を頭上のやや前方へと放つ。
二人の頭上に再び満月が現出した。
 
発動中も相手より目を離さぬまま距離を詰め、
私があの魔力弾を避けられると判断した距離まで近付いた所で足を止める。
既に左手の中では、【二億四千万の悪】より持ち替えた【倶利伽羅の黒龍】が、
解き放たれる時を待ち構えていた。
271アザリー:02/01/31 23:09
>269 vs秋月 
 
魔女の顔が汚れる。その美しい顔が汚れる。 
一瞬、魔女の視界が・・・。 
 
バシィ 
 
鋲を手で掴む。あり得ない。人間技では無い。 
だが、魔女からすれば・・・・・・・。 
 
「あなた、人間じゃないわね?」 
 
鋲を掴んだ手は、すり切れ、血が流れている。 
 
ふふふ、と魔女は笑う。 

次はこうはいかない。今、掴めたのは偶然だ。彼に「遠慮」があったから掴めた。 
魔女は腰を低く屈め跳ぶ。 ・・・ように走り抜ける。 
 
ふっ と息を吸うと、男の目の前で地面に手をつく。 
加速した身体は、急には止まれない。・・・そのまま逆立ちする。そして・・・。 
 
男に向かって踵を落とす。 
派手な技・・・隙だらけだ。だが、意表はつける。 
そう魔女は信じた。 
 

272秋月(M):02/01/31 23:19
>271 VSアザリー
 
 おい、あれを素手で掴むのか?
 どっちが人間じゃないんだか分かったもンじゃない。
 などと考えている内に、女がとんでもなくトリッキーな動きで迫ってきていた。
 
 だが、さすがに隙だらけだ。その足を、両腕を交差して受け止めて、両腕を開きはじき飛ばす。
 体勢の崩れたところへ、背骨をヘシ折ってやるくらいのつもりで背中へ掌底を放った。
 人間なら一撃で終わるくらいのをだ。手加減する余裕のある相手ではない。
273導入1:02/01/31 23:22
〜忠義の騎士、リィゾ&フィナVSアルトルージュ様を付け狙う不届き者たち〜
 
「はあ、はあ……」
 
私はただ、アレから逃げていた。
それはもう必死に……
 
迂闊だった。
街にフィナとリィゾの眼を抜けて、遊びに来たのはいいが、
まさか、あのようなものに出くわすとは……
 
事の起こりはとある喫茶店に私が入ったことから始まった。
割と洒落た感じの喫茶店……
少し、休憩するにはいい所だ。
 
店の中はまあ時間帯が時間帯で私1人……
店の人も人形のような丹精な顔立ちをした人が一人。
 
私は、オレンジジュースとサンドイッチを頼んだ。
少し小腹が空いていたのだ。
店員の人がオレンジジュースとサンドイッチを運んでくる。
私はサンドイッチを何気なく一口、かじった……
274導入2:02/01/31 23:22
「○×◇☆!」
 
この世のモノとは思えない味。
慌てて、オレンジジュースを飲む。
 
「〜〜〜〜!?」
 
違う!
これはオレンジジュースの形をした劇物だ。
 
「……………」
 
どうにか飲み込むと、ふと店の人がこちらの方をジッと見ていることに気づく。
いやな予感……、私は慌てて、
 
「ご、ごちそう様! もう、私、行かないと!! お、おつりはいいから!!!」
 
札束をテーブルに置き、逃走を図る。
そこに店員が立ち上がる。
 
『お客様、当店では食べ残しは禁忌です、お代は結構ですので、是非とも完食なさってください』
 
「じょ、冗談じゃないわ! プライミッツマーダ―、逃げるわよ!!」
  
私はプライミッツマーダ―と共に店から逃げ出した。



という訳で今、私は必死に逃げている。
何なの、アレは?
死徒を殺せる料理なんて……
 
「ふう、どうやら、逃げ切ったようね」
 
私がようやく一息ついた時……
 
『いいえ、お客様、私はここにいます!』
 
「〜〜〜!」
 
『何としても、食べていただきます。暗黒翡翠拳奥義 人・面・獣・心!』
 
店の人の繰り出す謎の技とともに、私の口の中に例の劇物が詰め込まれ……
 
そこで、私の意識は暗転した。
275導入3:02/01/31 23:23
 導入(レイオット側)
 
「――どうした?」
 
いきなり動きを止めたカペルテータに向かい、レイオットは声をかけた。 
同時に、一瞬だが、いやな予感がよぎる。この少女が町中でこういう動きを取ると、
どういうわけか、厄介ごとに遭遇する可能性が高いのだ。
僅かにうんざりした表情を浮かべながら、彼はカペルテータの顔をのぞき込む。
 
 彼女の紅い双眸は、どうやら――すぐ先にある路地の奥に注がれているようだった。
 つられて、視線を移す――と。
 
「…………ん?」
 
 路地の奥に、なにやら黒い塊があった。確か、昨日まではなかったように思う。一瞬、
ゴミかとも思ったが。それが、痙攣するように身じろぎするのを見て。
 
「……いや。あれは、人間か?」
 
 呟きながら、傍らまで近づく。しゃがみ込んで観察すると――「……女の子?」
 
 倒れているのは、整った顔立ちの少女だった。年の頃は、カペルテータとさほど変わら
ないだろう。だが、彼女はかわいらしい表情を苦悶にゆがめて、ぶつぶつとなにかを呻い
ている。耳を澄ますと――
 
『ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい――――』
「…………? なにがあったんだ?」
 
 とりあえず、事態を推測するのは困難のようだった。周囲を見回してみる。当然のごとく、
誰もいない。
 
「……このまま、置いていくわけにもいかんか」
 
 ひとりごちる。しばし黙考。
 ややあって、レイオットは大きくため息をついた。
 
「まったく――勘弁してくれよ」
 
 うんざりとした口調で呻きながら、レイオットは少女を担ぎ上げ、歩き始める。
 とりあえず、病院にでも放り込んでおけばいいか、などと思いながら。
276導入4:02/01/31 23:24
導入(リィゾ&フィナ側)
 
<アルトルージュの城>
  
黒「何だと! 又、アルトルージュ様が城を抜け出されただと!!」
 
死徒『ひっ、 も、申し訳ありません! 見張りの者を魅了の魔眼で魅了してそのまま……』
 
白「困りましたねえ。結局、あなた方の不始末は我等が行うのですよ? もういいです、下がりなさい」
 
死徒A『はっ!』(大体、あんた等がアパラパーだから姫様も……。ブツブツ……)
 
白「聞こえていますよ。全く……」
(何かのスイッチを押す)
死徒A『お〜ゆ〜る〜し〜を〜!』
(突如、開いた落とし穴に転落)
黒「どうするのだ?」
 
白「我々が直接、アルトルージュ様を迎えに行きましょう。嫌な予感がします」
 
黒「分かった。ああ、そこのお前、『頑張れ、ドレイク』のアニメはきちんと録画しておくように」
 
死徒B「は、はあ……」
 
白「あと、ハーレムの拡張工事も急いでください。最近、手狭になってきて困ります」
 
死徒B「わ、分かりました……」
 
白・黒「「では、いくか」」
(白・黒、退室)
死徒B「おい、死徒A、生きてるか〜?」
 
死徒A「上から来るぞ! 気をつけろ〜!!」
 
死徒B「駄目だ、こりゃ」
277導入5:02/01/31 23:25
<街中>
白「フフ、久々に来ると色々、目移りして困りますね」
 
黒「おい、我々の目的を忘れるなよ」
 
白「分かっていますよ、フフ……。あっ、そこの君、名前は? へえ、クリスっていうですか? どうですか。私と……おぶすっ!」
(黒の右ストレートが炸裂)
黒「やめんか! 時と場所をわきまえろ」



黒「おい、アレは……」
 
白「アルトルージュ様ですね。しかし、何故、見知らぬ男と一緒に?」
 
黒「おのれ、あの男、アルトルージュ様の美貌に目が眩んで、あんなことやこんなことをするつもりだな!
なんて、うらやま……不埒な奴だ!! 許せん、騎士として成敗してくれる!!!」
 
白「リィゾ! 落ち着いて……もう、手遅れですね」
(黒騎士、レイオットの前に踊り出る)
黒「この不届き者めっ! 成敗してくれるわっ!!」
(問答無用で魔剣ニアダークを抜く)
278アザリー:02/01/31 23:28
>272 vs秋月 
 
「ぐえ」 
 
頭から地面に突っ込む魔女。痛い。 
だが、泣いている場合では無い。逃げなければ。 
魔女は人間だ。死ぬときは死ぬ。だから逃げる。 
 
地面と向かい合わせの魔女。後ろには変な男。 
魔女はひれ伏したまま神速で振り返る。もちろんおまけ付きで。 
自分が放った裏拳が彼の顔にめり込んだ。激痛。 
  
裏拳を放った肩が・・・・肩が折れている!?   
この魔女が・・・天馬の魔女が攻撃を喰らった!? 

「く!!」 
 
彼の腹を蹴り飛ばし、間合いを取る。 
だが、起きあがるとすぐに間合いを詰める。 
 
ケリケリケリケリケリケリケリケリ 
 
無数の蹴りを男に飛ばす。こいつは・・・強い!?
279カノン ◆4X2AishA :02/01/31 23:33
カノン&ルシエドvsリロイ&ラグナロク
『意志ある魔剣のぶつかり合い』
>226
 (現実世界)
 突如現れた魔狼ルシエドがリロイと共に光に包まれる
 僅かな時間だった、光に包まれたリロイが
 魔を感じさせず、元に戻っていたのである
 リロイの手には黒い刃を持った大剣があった
 
「ルシエドに認められたか・・・知っていたのだなルシエド・・・」
「このことを知ってわたしに着いて来たのか・・・・」
 
 そしてリロイの手にあった黒い大剣は霧のように消えていく
 リロイは意識を取り戻していた
 
「立てるか・・・?」
 
 そして、リロイに手を差しのべる・・・・・・
280秋月(M):02/01/31 23:36
>278 VSアザリー
 
 その無数の蹴りを、両腕で何とか捌いていく。
 この野郎。並大抵の吸血鬼でもここまでの体術は持ち合わせていないぞ。
 ふと、蹴りの速度がわずかに遅れた。そこに脛を狙って肘を突き立てた。
 化物でも何でもこれは痛いはずだ。
 ミシリ、と骨が鳴った。こっちの肘もだ。痛え。
>279
カノン&ルシエドVSリロイ&ラグナロク
真の「魔剣」を決める闘争
 
私には、何が起こったのか全く理解が出来なかった。
巨大な狼と共にリロイが光に包まれた。
そして次の瞬間には、平静を取り戻したリロイの左手に、
女が持っていた短剣と同じーただし、大きさが大剣サイズにまで
巨大化しているーー黒い刃が握られていたのだから。
しかも、今リロイの中に<闇の種族>の気配は微塵も
感じられないのだ。私でなくとも、何が起こったか把握は出来ないという物
だろう。

「ルシエドに認められたか・・・知っていたのだなルシエド・・・
このことを知ってわたしに着いて来たのか・・・・」
全てを悟ったかのような表情で、女は呟いた。
その口調からは、既に殺意は消えている。

同時に、リロイの手に握られていた大剣はまるで幻のように消え去る。
そして、リロイの瞳がゆっくりと開かれた。
「リロイ……? 一体何があった」
「・・・夢を、見ていた」
「何だと?」
「・・・・・・どうやら俺は、あの狼に認められちまったらしい」
良くは分からないが、どうやらあの狼ーーなのか剣なのかーー
は、女ではなく、リロイを持ち主として選んだらしい。
 
「立てるか・・・?」

女が手を差し伸べてきた。だがリロイとて、先程まで生命を賭けた
打ち合いをしていた相手に対し、遠慮なく手を貸してもらうほど
甘くは無い。
自分で身を起こし、ゆっくりと立ち上がる。

「・・・あの狼は何だ」
リロイは、女に問い掛けた。
282アザリー:02/01/31 23:49
>280 vs秋月 
  
今のは痛い。思わず叫ぶ。  「つぅ・・・!!」 
 
重心を前にずらし、肘を突き出している男の横面を殴り飛ばす。 
体術では勝てない。魔女はそう察する。 
「身体の限界」が違う。・・・化け物め。 
 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−本気を出すわ。 
 
後ろに跳び、距離を取る。 
ふと、魔女の立つ地面からなにかが生えてくる。 
それは・・・派手な・・・派手な剣だった。 
 
「私、もうあなたにアタックするの、疲れちゃったわ。」 
 
剣を抜き放ち、前に構える。 
 
「次は、あなたが来て。」 
 
魔女は微笑み続ける。
283秋月(M):02/01/31 23:58
>282 VSアザリー
 
 今度は剣か。ホントに何をやらかすか分からん女だ。
 だが、ああいわれて遠くから鋲を投げるなんて卑怯者みたいな真似はできないよなあ。
 渋々、ベルトに挟んである石のナイフを抜いた。
 二、三度素振りして感触を確かめた後、一気に距離を詰めて懐へ飛び込もうとした。
 剣の間合いで戦っては拙いだろう。
>277 レイオット&ロング・ファング&アドルフ・ヒトラー&十六夜京也VS白騎士&黒騎士
アルトルージュ争奪戦?
 
 周囲から投げかけられる無遠慮な視線に、レイオットは辟易としていた。
 まあ、無理もあるまい。自分のような見るからにうさんくさい男が、子供とは言え身なりの整った
女性を抱えて移動していれば、こういった、好奇の視線にさらされるのも仕方ないのだろう。
 
 だからといって、それが許容できるかと言えば、別問題ではあるのだが。
 
「……まったく。勘弁してくれ」
 
 表情をしかめて、呻く。視線を後ろにやると、僅かに遅れてフードで顔を覆った少女――
カペルテータが居る。
 彼女が付いてきていることを確認して、レイオットはとりあえず先を急いでいた。こういう面倒なことは、
そうそうに終わらせるに限る。

 ―――と。
 更なる面倒ごとは、風のごとく、彼の前に現れた。
 
「この不届き者め! 成敗してくれるわっ!!」
「…………あ?」
 
 声の主を確認する間もなく。鼻先には、冗談じみた大きさの剣。
 そして、それをこちらに突きつけているのは――――
 
「…………なん、だと?」
 
 鎧だった。いや、正確に言うなら、鎧を着込んだ誰かなのだが。漆黒の鎧騎士。それが全身から怒気を
撒き散らしながら、こちらに剣を突きつけている。
 
 一瞬、その出鱈目な光景に呆然となったが――――
 
「――て、おい! なんのつもりだ!?」
 
 正気に戻ったレイオットは、数歩後ずさりながら、黒い鎧に向けて誰何の声を発した。
285アザリー:02/02/01 00:05
>283 vs秋月 
「ごめんね、この剣で、あなたと斬り合う気は無いの。」 
 
魔女はそう言うと、地面に剣を突き刺した。 
 
『竜の紋章の剣(バルトアンデルスの剣)』 
ぶっちゃけて言うと、斬りつけたものを 
自分の望むものに変えてしまう剣である。  
 
秋月の目の前の地面が盛り上がる。 
大きな土に壁が、秋月の前に・・・立ちふさがった。 
 
そして、その壁の向こうで、魔女は静かに目閉じる・・・。
>284
黒「なんのつもりだと!? 貴様、アルトルージュ様に不埒を働こうとしておきながら、ぬけぬけと!」
 
白「リィゾ……少し、先走りですよ。しかし、その男の後ろにいる少女の事も考えるとその男は幼女趣味の外道でしょうね」
(フィナも剣を抜く)
黒「き、貴様ああああ〜! 自分の手持ちの少女だけならず、我等がアルトルージュ様に手を出すとは!! この吸血鬼の敵め!!!」
(魔剣ニアダークで一閃、レイオット、辛くもかわすも、レイオットの後ろにあった街灯が両断される)
白「全く、人として、いや、吸血鬼として許せませんね。覚悟していただきます」
(リィゾ&フィナがゆっくりレイオットに近づいてくる)
287カノン ◆4X2AishA :02/02/01 00:16
カノン&ルシエドvsリロイ&ラグナロク
『意志ある魔剣のぶつかり合い』
>281
 
 手を差しのべたがリロイは自力で立ち上がった
 心配無用と言うことらしい・・・
 『あの狼は何だ』の問いにゆっくりと答える
 
「ルシエドか?あれは人間の本質【欲望】を強く持つ者に
 力を貸すガーディアン・・・おまえの【人間として生きる】と言う
 欲望を認めたのだろう・・・」
 
「これでわたしの凶祓いとしての役目は無くなった・・・最後に・・・」
 
 この一言のあと・・・・唯一残っている右腕で思い切り
 リロイの頬を拳でぶん殴る!
 吹っ飛ばされたリロイはキョトンとしている・・・
 
「左腕の借りだ・・・確かに返したぞ・・・・」
 
「おまえの内なる魔はルシエドに委ねられた・・・
 また会うときは敵ではないと良いがな・・・」
 
そして、振り向き様に言い放つとマントを翻し
左腕を隠すかのようにその場を立ち去って行った・・・
288秋月(M):02/02/01 00:17
>285 VSアザリー
 
 懐に飛び込もうとした瞬間、目の前に壁がせり上がった。

「おっと」
 
 急ブレーキを掛け、壁ぎりぎりのところで立ち止まった。
 変わった事ができるんだな。壁の向こうで何をしているんだ?
 それを確認するため、地面を蹴って壁の頂点へと跳躍した。
 軽く10m以上はあったが、夜の一族で、しかも夜なんだからそれほど大した高さではない。
 一瞬で壁の上に立ち、手の中に鋲を落とす。
 そして、眼下で目を閉じている女を認めた。
 何だありゃ? 一体何をしようとしているんだ?
>284 アルトルージュ争奪戦?
 
 ……なにやらえらいことを言われている気がするが、とりあえず、それを指摘している暇はない。
 黒い鎧の他に、さらに白い鎧があらわれる。両者はお互いに獲物――剣をこちらに突きつけ、
怒気ならぬ殺気を放ちながら、こちらに迫っている。
 
 叩き切られた街灯に視線をやりながら、レイオットは時期つった笑みを浮かべて、再び騎士達に視線を移す。

(アルトルージュ? この子供のことか?)

 だが、確認を取っている暇は――限りなく、無さそうではあった。
 周囲を見回すと、騒ぎに気付いた住民が遠巻きにこちらに注視している。
 もうしばらくすれば、警察が駆けつけるのだろうが。

「……さて。どうする?」

 そんなことを呟いた瞬間、再び黒騎士の剣が踊った。反射的に回避行動。
 その一撃で、決断する。レイオットはそのまま方向を変えると、二人の騎士に背を向けて。
 待機していたカペルテータを左腕に抱きかかえて、一気にその場から、逃走を開始した。
290アザリー:02/02/01 00:26
>288 vs秋月 
 
目をつぶれば、無数の構成が頭に浮かぶ。 
壁の向こうにいる化け物の顔も浮かぶ。 
あとは・・・・イメージを・・・声を・・・放つだけ・・・!! 
 
手を前に突き出し、さぁ言おう、それで全ては終わる。 
(魅せてあげるわ。ヒトの力を) 
 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−光よ−−−−−− 
 
 
 
 
             我 は 放 つ 光 の 白 刃 
 
 
 
 
白い衝撃波が、土の壁を粉砕し、その向こうにいる化け物を飲み込む。  
消し飛んだ。そう彼女は思った。 
 
ぼてっ 
 
「あれ?」 
 
崩れる土砂と共に、化け物も落ちてきた。 上から
>289
黒「おのれ、逃げるか! 卑怯者!!」
 
白「大変ですよ、リィゾ。アルトルージュ様を連れ、あの男はホテルに駆け込むに違いありません! 寧ろ、私ならそうします!」
 
黒「〜〜! 絶対にそれだけは許さん!!」
 
白「そのまま、アルトルージュ様は1000年間守りつづけた純潔をあわれ……」
 
黒「うおおおおお! この黒騎士リィゾ=バールシュトラウトの名に賭け、阻止する!!」
(レイオット追跡中)
292嗤う悪霊(M):02/02/01 00:32
>270
ナオミVSスレイマン
(神話の矛と盾をぶつける実験。)

ハッタリか!!
糞、何てザマだ。そもそもそんな大技使えるなら、女もあれほど苦戦しない筈。
 
「……くっ・そっ・オンナァァーーッ!!」
吼える。大空洞を揺るがすほどに。
 
突然、<悪魔罠>に強制介入が入る。女が牛頭を回収しようとしてるらしい。
させるか、阿呆!!
さっきのハッタリは、逆にいえば貴様は2柱同時に魔神を操れんと言うこと。
じきにジブリールも解放される。
そうなったらミキサーにかけた様に血と肉のジュースにしてくれる。天然馬鹿100%のな! 
それまで、コイツは戻させん!
 
俺が呪法で牛頭をねじ伏せ、女もまた必死に退去信号を送り込んでくる。いわば呪力の綱引きだ。
……待て、おかしい。何故俺が押されている?
俺が消耗してることや、女が魔神の飼い主であることを差っぴいても、
今までの動きを見れば女の魔力容量は俺よりは一回り近く小さい筈だ。それで何故押し負ける?
……あまり、愉快な答えではないが恐らく魔力までも回復してるらしい、やってくれる。
 
…結果、筒は女の手の元へ。回収すると同時に女はまた筒を投擲。
とはいえ牛頭が引っ込んだせいでロッドが開いた。
ロッドの先を女に向け、呪弾を圧唱圧唱圧唱圧唱圧唱!!
 
結果を呑気に眺めてる場合でもない、筒からはあの不ッ細工な魔女が現れ、
またもやあの月を生み出そうとしている。
とっさに<悪魔罠>を再度展開……いや、遠い!
ならば、さっきの様に足元に<衝撃>を圧唱。……糞!砂のすぐ下が岩盤か!
薄い砂塵に紛れながら、<衝撃>、<衝撃>、<衝撃>……
 
ようやく光を遮蔽できる窪みに辿り着いた時には、
剥き出しになっていた左手の皮膚がずるりと剥け落ち、口腔内には血反吐が溢れた。
 
糞、内臓を灼かれたか。
そして、失った器官を補う為、俺は体内をいじり始めた。
 
(最初のジブリール起動まであと2ターン)
293秋月(M):02/02/01 00:36
>290 VSアザリー
 
 いきなり、足元の壁が崩れだした。
 なんてことしやがる、この女。
 空中でバランスを取って、何とか足から着地する。
 
「あれ?」
 
 目の前の女が間抜けな声を出した。あれ? じゃないっての。
 ともあれ、油断しているなら好都合だ。
 女を地面に組み敷こうと腰の辺りにタックルを仕掛けた。
>291 アルトルージュ争奪戦

「…………速いっ!」

 追ってくるとは思っていたが、それにしても尋常ではない速度だ。
どう考えても、モールド以上に重量のある鎧を身に纏いながら出せる速度ではない。
 
「なんなんだ、あいつらは!?」

 悲鳴を上げる。子供とは言え、人間を二人抱えながら全力で走るのは、かなり骨が折れる。
 総重量60キロ以上のモールドを身に纏って戦う戦術魔法士ならかろうじて可能だったが、
それもそう長く続きそうもない。

「……どこか、隠れる場所は――」

 細い路地を駆け抜けながら、視線を巡らせる。

 ―――と。
 視界に、唐突にどこか古ぼけた、一棟の貸しビルが目に入った。

「――――!」
 
 反射的に、ビルに駆け込む。
 ……レイオットはまったく気付いていなかったが、そのミルの前にぽつんと置かれた看板には。
 デフォルメされた龍のキャラクターと共に、「ビリー・龍探偵事務所」の文字があった。
>287
カノン&ルシエドVSリロイ&ラグナロク
真の「魔剣」を決める闘争
 
「ルシエドか?あれは人間の本質【欲望】を強く持つ者に
 力を貸すガーディアン・・・おまえの【人間として生きる】と言う
 欲望を認めたのだろう・・・」
女は、そんな事を私達に語った。やはり、あの狼は
リロイを主として認めたのだ。
 
「そういえば、あの狼、俺の中の魔を抑え込むとか何とか・・・」
「何だと?」
私は驚愕した。あの狼ーガーディアンとやらは、リロイの内に巣食う
闇を、封印したというのか。
正に、驚くべき力だ。
 
「これでわたしの凶祓いとしての役目は無くなった・・・最後に・・・」
言って女は、残った右腕を振りかぶる。
容赦ない勢いの拳が、リロイの顔面に叩き付けられた。
突然の不意打ちに、なす術も無く吹き飛ばされるリロイ。
頬を押さえ、呆然とする
未だ状況が掴めていないらしい。
 
「左腕の借りだ・・・確かに返したぞ・・・・。
おまえの内なる魔はルシエドに委ねられた・・・
また会うときは敵ではないと良いがな・・・」
 
言いたい事を言って、女はマントを翻し立ち去っていった。

「・・・・・・・・・・・。」
暫し呆然としていたリロイだったが、事態を把握していく内に、
みるみる顔面が怒りの色へと染まっていく。

「あの女・・・!!」
「止めておけ。もうこれ以上は無意味だ」
立ち上がり、後を追おうとするリロイを、私は鋭く制した。

「……それに、身体は大丈夫なのか」
「・・・・・・」
リロイは答えない。急に奴の中の<闇の種族>の遺伝子を封印された
所為だろう。身体が適応していないらしい。先程の拳を避けることが
出来なかったのも、そのせいか。

「・・・あの女。次はベットの中で相手してやる」
「…お前は。もう少し他に言う事は無いのか」

私は少し呆れながらも、今回起こった事態について考え始めていた。
例のガーディアンとか言う存在によって、リロイの中の<闇の種族>は
封印された。だが、その<闇>は、そんなに簡単に封じ込める事が
可能な存在なのか。もし次にその封印が破られたら、リロイは一体ーー
安堵すべきはずのこの状況で、私の思考はどんどんと悪い方向へと
進行しつつあったーーー
 
THE END・・・・・・?
>294
白「リィゾ、この古ぼけたラブホテルに逃げ込んだようですよ」
 
黒「くううううう! おのれ、人間、どこまで我等を愚弄するか!」
 
白「ああ、今ごろアルトルージュ様はベッドに寝かされ、異常性欲者の餌食に……」
 
黒「フィナ! 突入するぞ!!」
(リィゾ&フィナ、ビルに突入)
297アザリー:02/02/01 00:45
>293 vs秋月 
 
あ、腰に・・・ちょっとまずいかも。 
今度、倒されたら・・・ちょっとまずいわね。 
 
しょうがない−−−−−−−−−−−−−−−−コロすわ。 
 
ナイフを服の裏から取り出し、抱きついてきた男の背中に突き立てる。 
だが、止まらない。私は倒れる。 ・・・・が、寸前で手をつく。 
そのまま、男の足を魔女の足で薙ぎ払う。 相手は転ぶ。 
 
(同時に立ち上がる) 
 
目の前には化け物・・・・いや、よく考えたら、わけの分からない男だ。 
私、どうして闘ってるんだっけ? そうだ、それが一番の疑問だ。  
 
えぇと・・・もしかして、私のせい?  

 

 
298ビリー・ロン:02/02/01 00:48
>296
アルト争奪戦

 日暮れ時である。
 事務机に両足を投げ出し、椅子にふんぞり返ってビリーは午睡を貪っていた。
 さぼっている・・・ようにも見えるが、単に彼の活動時間が夜がメインというだけである。
・・・いや、ホントに。

 バタム、と事務所のドアが開け放たれ、ビリーは飛び起きた。
 否、バランスを崩して椅子ごと床に倒れ込んだ。
 ゴキィ、とかやばげな音が響く。というか、実際、頚骨がずれている。
 こっそり首の骨をはめ直しながら起き上がった。

「なんだ、あんたは」
 面識はないが、見覚えはあった。フリーの魔法士・・・それなりに物騒な男だ。
 確か、レイオット・スタインバーグとかいったか。
299カノン ◆4X2AishA :02/02/01 00:49
カノンvsリロイ&ラグナロクvsドノヴァン
『意志ある魔剣のぶつかり合い』
闘争記録だ・・・
前スレ
ttp://salad.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1011453047/657 内
>353>362>380>389>395>403>408>414>427>434>443>450
>453>454>457>473>475>478>482>485>486>490>495>505
>537>539>543>545>547>553>560(>561)>565>571(ドノヴァン死亡)
>602>604>606>609>614>621>625 参照
カノン&ルシエドvsリロイ&ラグナロク
>185>191>198>208>211>216>220>226>279>281>287>295
 
で・・・結局誰が勝った事になるのだ・・・?
>296 アルトルージュ争奪戦

 階段を駆け上がる。正直、そろそろ限界だ。
 どこかに、逃げ込まないと――

「……ここだ!」

 何も考えずに、最初に視界に入った扉を選ぶ。少なくとも、誰かが入っているようだが知ったことではない。
 ドアノブに手をかけようとするが――

 二人を抱えている為両手がふさがっている。意を決して、レイオットは渾身の力で、古ぼけた扉を蹴り飛ばした。
 安普請の扉は、その一撃であっさりと開く。
 転がるように中に飛び込んで、少女二人を床へ。

 反射的に扉を叩きつけるように締めて、腰のホスルタから銃を引き抜き――
 ようやく、息を付いた。
 
 ……レイオットが、ここがどこなのかと疑問に思ったのは、数秒後のことだった。
301アドルフ ◆AdoLfKkE :02/02/01 00:56
>300 アルトルージュ争奪戦
 
「では、こう行きますけど・・・」
「むぅ・・・」
 
日暮れ時。ビリー・ロン探偵事務所。
応接室でアドルフと京也は将棋を指していた。
主のビリーは相変わらず昼寝中だ。
 
「では、王手・・・っと」
 
そのとき、不意に事務所の扉が開け放たれた。
 
「お客さん・・・?」
 
だが、息せき切って扉を蹴破り、
飛び込んできたのはフリーの戦術魔法士・・・レイオットだった。
小脇に、二人の少女を担いでいる。
 
飛び込むと同時に、彼女らを床に。
扉を乱暴に閉め、銃を抜く。
誰かに追われているようだ。
 
「・・・誘拐?」
 
思わず問いかけてしまった。
302秋月(M):02/02/01 01:01
>297 VSアザリー
 
 マウントを取ろうとしたところを、あっさりとあしらわれてしまった。
 ついでに刺された背中からの出血は既に止まっていた。
 心臓に達しない傷なら、夜はすぐにふさがる。
 うむ、しかしこいつは困った。
 本当に殺さざるを得ないか? 手の中の鋲を意識する。
 
 意識するよりも早く体が動いた。
 鋲を女の足元へと放った。土が弾けた。
 女の意識をそちらへと引きつけ、同時に女へと跳びかかった。
 やはり、殺しちまうと後々厄介だ。
 ふと、リリスに頼る事も思い付いたが、それはできるだけ最後の手段にしておきたい。
303十六夜京也 ◆NENv99.A :02/02/01 01:07
>301 アルトルージュ争奪戦
「くっ・・・」
 
待ったはもう何度したか分からない。
京也は必死に策を巡らせるが、ロクな手は浮かばない。
 
傍らの湯飲みに手を伸ばし、寝こけているビリーをちらっと見つめる。
 
(・・・もともとは吸血鬼の見張りのはずだったんだがなあ。
所長さんは全然血ぃ吸う気配がねぇし)
 
その時、勢いよく扉が開かれた。
少女を抱えたその男が意外に優しく彼女らを床におろした後に
銃を抜いたのを見て京也は思った。
 
(よし、どさくさでこの一番は無かったことにしてやるぜ!)
 
もっとも、この後に王将ではなく王女を奪い合うことになるのだが・・・
304アザリー:02/02/01 01:13
>302 
土が跳ぶ。その土をくぐり抜け、魔女も男へ飛びかかる。 
そっと男の腹に拳を置く。優しく・・・優しく。 
男は、それを無視して迫り来る。 
 
 
チャイルドマン教室最秘奧 『寸打』 
 
 
渾身の力を込めて、足を踏み込む。筋肉が踊る。 
自分の拳が男の腹に抉り込む。 
 
勝った−−−−−−−−−−−−−−−−そう確信した。 
 
>298 >300 >301 >303
白「さて、何処に隠れたのでしょうね?」
 
黒「………向こうから強い力を感じるな」
 
白「相変わらず、勘は鋭いですね」
 
黒「フィナ、貴様が固有結界に頼りすぎるからだ。少し、剣技も磨け」
 
白「私は剣技より、ベッドでの技を磨く方がいいですねえ」
 
黒「……やれやれだ。……ここかっ!」
(ドアを蹴破る)
白「アルトルージュ様の騎士フィナ=ヴラドスヴェルテン見参! アルトルージュ様を返して頂きます!」
(剣を構える)
黒「我が名はリィゾ=バールシュトラウト! アルトルージュ様に不埒を働く輩に天誅を下す!!」
(魔剣ニアダークが不気味に輝く)
306ナオミ ◆Might.Go :02/02/01 01:32
>292
復讐の食欲魔人VS殺戮の狂詩人
 
…まだこれだけの余力を残していたとは。
辛うじて5発の魔力弾中3発まではかすり傷程度で躱したが、
残る2発を腹、そして顔と首を庇った右腕にまともに食らう。
幸い急所は外れていたので、出血と痛みによるショックを慣れで乗り切る事で即死は免れた。
内臓から込み上がって来た血を吐き出し、その場に膝を突く。
 
男の方もヘカーテの魔力に身を焦がされながら、近くの窪地へと逃げ込んでいた。
追撃するには絶好の機会だが、私自身も深手を負っている。
仕方無く倶利伽羅の黒龍を右脇に挟み、空いた左手で再びソーマ神を召喚した。
癒しの光が血にまみれた内臓を覗かせた腹の穴を塞ぎ、
骨まで砕け散り、辛うじて筋肉の一部と皮膚で繋がっている右腕を繋ぎ治した。
先程消耗した魔力も満たされる。
 
それではもう一度。
倶利伽羅の黒龍を再び左手に持ち直し、男の潜む窪地へ向けて投擲。
左方向へと回り込みながら、今度は転移術に備えて右腕を捨てる防御態勢を取り、
今一度満月の女王を左手に構えた。
>305 アルトルージュ争奪戦

「……違う」

 疲れ切った表情で、少年の「……誘拐?」という台詞をうち消した。
 ……まあ、勢いはなかったかも知れないが。

 しかし、この少女はなんなんだ? 様、などと呼ばれていたところを見ると、どこかのご令嬢なのだろうか。
 どのみち、誤解をとかなければならない。

 カペルテータは、相変わらず無感情な表情をこちらに向けている。あまりのマイペースに、レイオットは思い
切りため息を付いた。

 一息ついたところで、ようやく思考が正常に戻る。

「……そういや、ここはどこなんだ?」

 勝手に入り込んで失礼極まりない発現ではあったが、とりあえず訊いてみる。
だが、答えが返ってくる前に、騒動は到達したようだった。

 ドアを蹴り破った彼らは、なにやら名乗りを上げていたが、不気味に輝く冗談じみた剣が、
言葉を右から左へと素通りさせている。
 とりあえずやるべき事は――

「……あんた等がなに考えてるかは大体わかるが、思いっきり誤解だ」
 
 一歩足を引く。いつでも動ける体勢。右手には、<ハード・フレア>が握られている。

「……道ばたに倒れてた彼女を保護しただけだ。やましいことは何も――」

 そこまで言った瞬間。言葉が終わる前に、大剣がうなりを上げる。
 それに反応して、こちらも反射的に発砲していた。
308秋月(M):02/02/01 01:40
>304 VSアザリー
 
 何をされたのか分からなかった。
 分かったのは、内臓がずたずたになったということだけだ。
 胃と腸がごちゃごちゃになったかの様な痛みが鳩尾の辺りにわだかまっている。
 ――だが、おれは吸血鬼だ。人間なら動けないだろうがそんなのとはわけが違う。
 
 運動する事を拒絶したがる体を叱咤激励して、女の背後へと回り込む。
 首に手を回して締め上げた。
 完全に頸動脈に入っている。数瞬と待たずに女は気絶していた。
 だが、おれも限界だ。女を地面に放り投げてへたり込んだ。
309ビリー・ロン:02/02/01 01:40
>307
 アルト争奪戦

「手前ら人の事務所で何おっぱじめる気だーーー!」

 大喝は銃声の前に空しく響いた。つーより、誰も聞いてない・・・

 頭に来た俺は机の上に出しっぱなしだったウイスキーの瓶を、
 白い服を着た闖入者に力いっぱい投げつけた。

 白いのを狙った理由は・・・勘だ。一番やばそうに見えた(いろんな意味で)。
310HMX-13 serio ◆CEriOo46 :02/02/01 01:44
(導入1) 
セリオvs火途馬 衛星軌道戦 

人類が宇宙に進出するようになってから半世紀… 
人類はついに宇宙での定住が可能なレベルとなった。 
しかし人間の長期間滞在は一年が限度…そこで目を付けられたのが…来栖川のアンドロイドだ。 
人間よりも遙かに強靱なボディ…睡眠を必要としない…宇宙服無しでの宇宙空間での活動が可能。 
などと有利な点が多数有ったからである。 
そしてセリオシリーズのPRにもなる… 
と言うわけで初めてのアンドロイド宇宙飛行士にセリオが選ばれたと言うわけだ… 
 
(衛星軌道上、国際宇宙ステーションNASDAモジュール) 
ここは国際宇宙ステーションの日本の管轄下… 
そこに本日何度目下の金属音が響いた。 
ぶつけた頭をさすりながらセリオが浮いている。
「…無重力では流石に勝手が違いますね…」 
「当然だよ…AMBACを使わないと…」 
技術者だろうか若い男だ。 
「了解しました…そう言えば…今回の宇宙派遣は例の装備のテストも兼ねている…とのことですが?」 
「ああ……そうだ…宇宙用兵装…男のロマンだ…」 
男はそちら系なのか恍惚とした顔で答えた。 
「運用試験の方は後10分ほどで始まるそうですが?」 
「ああ…そうだったね…そろそろ準備してくるよ。」 
「了解しました…エアロックに向かいます…」

セリオはエアロックの前の端末を操作しカードを通した… 
金庫のような扉が開き、セリオが中に入ると同時に閉まる。 
そして次の瞬間セリオのいる空間は真空に限りなく近くなった。 
(行きます…)
重い扉が開かれた…宇宙(そら)に二足歩行アンドロイドが、初めて出た。 

(あそこに有るのが例の装備ですか…)
自分よりも遙かに大きい「装備」に近付く…そして一つとなる 
(脚部ドッキングブースター接続、肩部装甲接続、胸部装甲板下ろせ) 
(各部チェック開始、バーニア、スラスターともに可動域正常)  
(メインジェネレーター…稼働率94%) 
(火器管制…オールグリーン)(各部マニピュレター…異常なし) 
(…セリオ、宇宙装備、行きます!) 
 
…人型兵器が…ついに進宙した。 
311火途馬(M):02/02/01 01:48
(導入2)
>310 セリオvs火途馬 衛星軌道戦

 日本。○○山系幾谷―― 
 スペースシャトルサンダウナーズ号不時着地点。 
 海兵隊キャンプにて。 
 
『……来栖川財団の協力の下、国際宇宙ステーションにて……』  
「冗談じゃねー! 冗談じゃねーゾ!」 
 ギャーギャー吼えるラジオを蹴っ飛ばし、俺は内心青くなっていた。 
「どうしました」 
「国際宇宙ステーションで日本のロボットをテストだとよ! しかもビーム砲付きらしい」 
 今度は軍用無線に耳をやる。日本のラジオ以上にうるせぇ。
「まさか、トム・ガン以外のビーム兵器が」  
「クソッ、俺の計画が台無しじゃねーか!」 
 アメリカが新世紀の切り札として作り出した、核を利用したビーム兵器『トム・ガン』。 
 俺はこれを持ってロシアに亡命し、ミリタリーバランスを裏から操ろうとしていた。 
 落ち目のロシアなら、これ以上に欲しい物はないハズだ。 
 俺は英雄になれるはずだった!  
 
 しかも日本人……俺の頭には共食い野郎『紅丸』の姿がちらついた。 
 チィイ、おもしろくねー。 
「紅丸、ここでも俺の邪魔をするのか?」 
 クルスガワがなんだかわからねーが、それと紅丸が重なってムカツク。 
 俺の発明を越えるのが特に気に入らなかった。 
  
「T.J.! トム・ガンの調整は終わったか?」 
「はい。ですが、あの紅丸は」 
「共食い野郎なんか放っておけよ。どうせここまでこれねーって」 
 不時着したスペースシャトルに乗り込む。 
 収容スペースに横たわる、ミサイルにも似た巨大な装置を俺は手にした。 
「ぶっ壊せば良いんだよな、簡単じゃねーか」 
 ありったけのライフルとロケット砲を抱えて、俺はトム・ガンと共に変身した。 
 俺たちがもっとも力を使いやすい形に。 
 
 シロアリの女王っぽい姿に、俺は変身する。 
 
「行って来るぜ、T.J. 紅丸は適当にあしらっとけ」 
「……わかりました」 
 虫に操られた連中が何処まで出来るかわからねーけど。 
 紅丸なんぞ、いつでも始末できる。 
 この『トム・ガン』さえあれば――! 
 
 俺は宇宙目指して飛び上がった。 
 その宇宙ステーションを、 
 クルスガワの人形をぶっ潰すために。 
312アドルフ ◆AdoLfKkE :02/02/01 01:48
>309 アルトルージュ争奪戦

怒号。剣風。銃声。

レイオットが入ってきたのを追って、白いのと黒いのが来る。
なにやら名乗って、黒がレイオットに斬りかかる。
それを辛くも躱し、発砲。

剣は、容赦なく事務所の壁を抉り裂いた。

(家賃滞納に加えて、破損まで・・・来月まで持つかなぁ・・・?)

後ろからウイスキーの瓶、先生だ・・・
そろそろ溜息をつくのも面倒くさくなってきたな・・・

(とりあえず、騒ぎを静めて弁償して貰おう・・・)

懐のルガーの感触を確かめる。
弾は・・・一発だけだけど。
 
「貧乏って・・・やだな」
313アザリー:02/02/01 01:57
>308 vs秋月 
 
気を抜いた一瞬でやられた・・・・。 
意識が消える。消える前に、これだけでは約束するわ・・・。 
あなたはまだ、私の怖さを知らない・・・。 
 
私が目覚めて、あなたがいたら・・・。 
地獄を魅せてあげるわ・・・。 
 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−そこで彼女の意識は途切れる。
314十六夜京也 ◆NENv99.A :02/02/01 01:58
>312 アルトルージュ争奪戦
騎士と名乗った白いのと黒いのを見据える。
・・・どう見てもまともではない。色々な意味で。
しかし、その殺気。特に黒い方の身のこなし、持っている魔剣は本物だ。
 
事務所を解体しそうな勢いの(自称)騎士を尻目に
傍らに置いてあった阿修羅に手を掛けて構えを取り・・・ふと気付く。
 
「なあ、アルトルージュって誰だ?」
315名無し吸血鬼:02/02/01 02:00
>207 
エレン! 後ろ後ろ!
316名無し吸血鬼:02/02/01 02:01
>315 
うわっ、誤爆です。
317HMX-13 serio ◆CEriOo46 :02/02/01 02:02
>311
セリオvs火途馬 衛星軌道戦  

私はステーションから十分離れた事を確認すると後方のバーニアを全開にした。 
刹那…私に信じがたいGが加わった。
(くぅっ…流石…人間の方での運用を考えていないだけの物はあります。)
どんどん地球から遠ざかっていく私…そしてある一定の所で私は減速、停止した… 
そしてやってきた方向を振り返る。
(地球は…こんなにも…美しかったのですね…)
ただ…私は母星の美しさに見とれていた。

すると突然レーダーに高速で接近する物体があります。
(??…高速接近する物体を確認…しかしスペースデブリにしては早すます…)
決戦が、近付く。
318火途馬(M):02/02/01 02:14
>317
セリオvs火途馬 衛星軌道戦  

 俺の体は簡単に重力圏を抜け、宇宙空間にまで至る。

 そして宇宙へ出た途端、レーダーは俺に狩りの獲物を教えた。
 
 距離……五百キロメートル。
 スコープ内に場違いな人影が映った。
 見たことがある、ありゃメイドロボだ。
 クルスガワのロボットってのは、あれか。
 まさか戦争まであれでやる気とは、恐れ入るぜ。
 
「……フ キョロついてやがるのか。なら――」
(ロック・オン)
 右腕のトム・ガンが駆動を始める。
(装填)
 背中の薬室で核反応が起こる。
(爆発、膨張)
「消えろ 人形」
(発射!)
 秒速三十万キロのビームがメイドロボに向かった。
319秋月(M):02/02/01 02:14
>313 VSアザリー エピローグ
 
 ああ、もう動けねえ。再生が終わるまで数分はかかる。
 それまでにこの女の意識が覚醒したら、また厄介なことになりそうだ。
 
「お見事な手並みですね」
 
 そこへ、まるで月が発したかのような声が頭の上からした。
 見上げると、そこには予想通りの美貌が存在していた。
 思わず溶けそうになる精神を踏みとどまらせながら声を掛けた。
 
「ずっと見てたのか?」
「いえ、土の壁が崩れた辺りからです」
 
 だったら、手を貸してくれてもいいだろうが、という言葉を飲み込んだ。
 
「これも、あんたのとばっちりか?」
「私には何の事かさっぱり」
 
 この野郎、と腹立たしくなってもおかしくないのだが、そうはならないのが人徳か。
 夜の一族に人徳も何もないだろうが。
 
「歩けますか?」
「無理だ。肩を貸せ」
「どうぞ」
 
 そう言っておれの手を肩に回して起こし、歩き出した。
 何だか悔しいような気もしたが、背に腹は替えられねえ。
 素直に借りておくとしよう。
 
 去り際に、ちらと女の方を見た。
 一体、何だったんだ? 何もかも分からないまま、おれはその場を後にした。
>307 >309 >312 >314
黒「愚か者がっ!」
(弾丸を叩き落す)
白「ぐわっ!?」
(ウイスキーの瓶、直撃)
黒「おのれ! アルトルージュ様に指一本触れさせん!」
(京也に斬りかかる)
白「美少年!? ハアハア……」
(アドルフに襲い掛かる)
321HMX-13 serio ◆CEriOo46 :02/02/01 02:22
>318
(な…核爆発クラスの高エネルギー反応!)
私は直感的に危険な物を感じ、すぐさま回避行動を取る。 
次の瞬間私のすぐ左を大出力のレーザーが通り過ぎていった。
(…っ、宇宙空間まで敵が?!)
すぐさま右のレドームが敵を関知する。
(ターゲットロック、距離50万、発射!)
再び宇宙に一陣の光が走った。
そして発射と同時にセリオは敵の方角に向けて飛び出した。
>320 アルト争奪戦
 
「ちっ!」

 舌打ち。あっさりと、銃弾がたたき落とされる。予想していたとは言え、とんでもない反射能力だ。
 見た目とは裏腹に、こいつ等はやばい。そうそうに逃げるなりなんなりしなければ――少なくとも、
モールドを着装しなければ――命に関わる。
 
 白と黒、両者が動く。即座に対応できるように身構え――

「…………あ?」
 
 後ろから、いきなり瓶――一瞬見えた銘柄からすると、ウイスキーだろうか――が投げつけられた。
 会ったりと、白い方に直撃。

 同時に、黒い方が、自分の後ろで妙な武器を構えている青年の方へ突進する。
 さらに瓶の直撃を受けた白い方は、いきなり呼吸を荒げて、懐に手を突っ込んでいる少年に襲いかかる。

「…………えーと」

 いきなり置き去りにされたような心境で、手の中の銃をもてあそびながら、レイオットは途方に暮れていた。
323エピローグ:02/02/01 02:30
>319vs秋月 
 
じゃり と公園の地面を踏みしめる靴の音。 
地面を踏みしめるだけで足りない。 
あいつを殺して、アザリーの前に引き吊りだなさければ−−−−−−−−−− 
 
「止めろ、キリランシェロ。大した怪我じゃない。綺麗に落とされただけだ。」 
 
俺を止めるのか? ハーティア・・・あいつはアザリーに暴力を振るった。 
それはとても許せる事じゃない。だから−−−−−−−−−−− 
 
「先にその暴力を振るったのはアザリーだろ。」 
 
あ。そうだった・・・。あの人もまた、「被害者」だったんだ・・・。 
でも、被害者さん・・・どうせなら・・・とどめを刺して欲しかった・・・。 
 
「あぁ、それは俺も同感だ。」 
 
被害者さん、アザリーが起きたら、ボクはどうすれば良いんですか? 
あなたは、この怪物の怒りが見えないのですか?
あぁ・・・さようなら、ボクの人生・・・。 
 
「さようなら、俺の人生。」 
 
そこで、天魔の魔女は目を覚ました。遠慮はもう止めた。 
取りあえず、自分が知っている限り最凶の魔術を唱えた。  
そのあと、赤毛の男を死ぬほど殴った。それで終了。 
 
「さ、キリランシェロ。帰るわよ。」
 
魔女は連れ合いとともに消えた。闇に。 
 
これはいつもと同じ毎日。 
天魔の魔女は明日も他の誰かと闘うだろう。 
暇つぶしに。 
 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−終了
 
324火途馬(M):02/02/01 02:37
>321
セリオvs火途馬 衛星軌道戦  

「はずした!! まさか!」
 拡大したスコープ内からメイドロボが消える。 
 気付かれていないからには、必中のハズだ。
 ……なら、向こうもそれなりの電子装備をしてる、ってことか。
 チクショーが!

 撃ち返してきたビームを見ると、ついでに気付かれてもいる。
 揚げ句にレーダーの反応はどんどんと近づいてきていた。
 体をかするようにビームの束が走り抜ける。
 高速移動して攻撃の目標地点から逃げると、
 慌てて左手に同化したM16のセーフティを外す。 

 弾丸が装填され、うねうねと動く。
 あとはばらまけばいい。
 レーダーの反応だけに合わせて、フルオートでぶっ放した! 
325ビリー・ロン:02/02/01 02:38
>320>322 アルト争奪戦

 さっき投げつけたウイスキーの値段を思い出して、俺は思わず慨嘆した・・・
(瓶は割れて床にウイスキーの染みを作っている)

 机の上にあった3キロはありそうな鉄製の文鎮を、今度は黒いほうに投げつけておいて、
 俺は手が空いたらしい最初の闖入者に問うた。

「おい、あんたちょっと説明しろ。うちの事務所に何の用だ? 殴り込みじゃあるまい?」

 ついでに、白いのが脇を摺り抜けようとしたので足を引っかけてやる。
326アドルフ ◆AdoLfKkE :02/02/01 02:47
アルトルージュ争奪戦
>320>322>325
 
目が。目が、本気でヤバイ。
逝っちゃっている、というか・・・欲情しているかのような目つき。
 
身の危険を感じ、懐からルガーを出す。
狙いは眉間。というか、頭部の鎧の隙間を狙う。

向かってくる、白いヤツ。が、先生が足を引っかける。
しかし、それをジャンプして躱し、こちらに向かって飛び込んでくる。

「美少年〜!!」

思わず、横にす、と避ける。

重力の法則は無慈悲にも白いヤツにも働いたらしい。
頭からつっこむ。・・・ロッカーに。そしてその上の金庫に。

「あぁぁぁぁ!!!!!!!」

どんがらがっしゃんっしゃん!!
派手な音を立てて、ロッカーが、そして金庫が、ついでに白いヤツが一体になってひっくり返る。

「・・・経費で落ちるかな、こういうのって・・・」
327HMX-13 serio ◆CEriOo46 :02/02/01 02:51
>324
セリオvs火途馬 衛星軌道戦  

(敵さんも感づいたようですね)
敵も私が動き始めるのと殆ど同時に先ほどの地点から離れる。
(…なかなか早い…しかし負けるわけには!)
 
私は方向を変え回り込むように敵との距離を詰める。 
距離が10キロを切った時だろうか? 
突如私の右肩の燃料タンクが爆発した。
(!?…何が…起こったのですか?)
どうやら彼は実弾兵器も持っているらしい…
(やっかいです…実弾は流石に検知出来ませんからね…レーダーに頼らねば…)

(…しかしこの距離なら私も!)
(肩部マニピュレター展開、パンツァーファスト発射用意)
肩の六本隠し腕が後ろのパンツァーファースト…手持ち式ロケットランチャーを同じ数だけ掴む。
(目標、距離一〇万…ファイエル!)
六本の糸が宇宙を彩った…
328十六夜京也 ◆NENv99.A :02/02/01 02:53
>326 アルトルージュ争奪戦
黒い方の騎士と鍔迫り合いになった京也。
圧倒的な膂力にじりじりと押されている。
かろうじて耐えているのは念法の後押しによるものか。
 
(こいつ・・・吸血鬼ってヤツか?)
 
そしてふと気付いた。
赤い瞳(カペル)青い外套(レイオット)黄金の髪(アルト)
そして白(フィナ)と黒(リィゾ)の騎士。
 
「戦隊モノの仲間割れかよ・・・」
 
京也がつまらない感慨をもらすのと
ビリーが投げた鉄製の文鎮が黒騎士に命中したのはほぼ同時だった。
329秋月(M):02/02/01 02:58
今回の闘争のまとめだ。
 
>265 >267 >268 >269 >271 >272 >278 >280 >282 >283
>285 >288 >290 >293> 297 >302 >304 >308 >313 >319 >323

いきなりで、しかも思い付きの闘争だったからな。
意見とかあったら聞かせてくれ。
>322 >325 >326 >328
黒「ふん、人間にしてはやるな! ……ぐはっ!?」
(文鎮が命中)
白「あいたたた、全く、そこの美少年、つれないですねえ。私、少し怒りましたよ?お仕置きです」
(部屋に霧が充満する。いくつかの船の影が現れる)
黒「おい、馬鹿、やめろ!」
 
白「撃て!」
(直後、事務所大爆発)
331火途馬(M):02/02/01 03:14
>327
セリオvs火途馬 衛星軌道戦  
 
 生きた弾丸どもはあり得ない軌道を描いてメイドロボを翻弄していた。 
 燃料でも焼いたのか、上手いことに小さな爆発まで起こる。
 爆発の火でくっきりと、メイドロボ――確かセリオとか言ったか――が浮かび上がる。 
 絶好のロケーションだ。

 トム・ガンを構える。
 ロック・オン! …………だがその、矢先。

 何故か、セリオから六筋の煙が立った。

 その、各々の先端にロケット弾を乗せて。
 しかもどういう原理なのか、俺をしっかりトレースしてついて来やがる! 
「チッイ!」
 トム・ガンの発射を急遽取りやめて、ライフルの弾をばらまいた。
 同化し、肉体の一部となった弾丸が俺の意志に従い、歪な軌道を描く。
 絡み合う、煙の軌跡と銃弾の躍動。

 一つ、また一つと迎撃していく――だが、トム・ガンのでかさが俺の足を引っ張った。
 迎撃し損ねた一発が至近距離で炸裂する! 
「あぎゃーっ!」 
 熱が皮膚を焼き、衝撃が体を引き裂く。胸の辺りを抉られて、体液が飛び散った。
 その体液が真空に晒され、たちまち凍てついて氷の破片になる。
 煙と氷、ずれたコントラストが虚空を彩る。
 
 そんな衝撃をまともに受けた俺の体は、くるくる回りながらステーション方面へ流された。
>442
……そう言えば、全員珍化した連中だな。
(周囲を見回す)
 
>443
……別に、希望もないな。
まあ、好きに呼んでくれ。
……常識の範囲でな?
 
>444
……やけくそだな、志貴。
 
>446
ああ、そうしてくれ。
>332
……しまった。誤爆!
>325 >330 アルトルージュ争奪戦
 
 所在なさげに立ちつくしているこちらに向かい、サングラスをかけた体格のいい男が迫ってくる。
 全身から、言いようのない怒りを発散させているのが、傍目にもわかった。
 
「おい、あんたちょっと説明しろ。うちの事務所に何の用だ? 殴り込みじゃあるまい?」

 男はこめかみに青筋を浮かべながら、こちらに向かい問いだたしてくる。
 しかし、なんの用だと言われても。

「……いや。正直、俺にも事情がよく――」

 とりあえず、経過ぐらいは話さなければならないだろう。そう思って、口を開いた、その瞬間――
 部屋の中に、霧が充満し始めた。その霧の中に、いくつもの船影があらわれる。 

「……なんだ?」
 
 猛烈に、いやな予感がする。と、黒騎士のせっぱ詰まった叫びが聞こえた。
 反射的に、カペルと床に寝かした少女を抱え、蹴破られた扉の向こうに飛び出そうとする!

 背後から、「撃て!」という声が聞こえた。
 瞬間――――

「んな―――!?」

 部屋が、大爆発を起こした。レイオットは少女二人をかばうように抱え込む――!

 ……気が付いたときには、外にいた。事務所は、跡形もなく吹き飛んでいた。
335秋月:02/02/01 05:30
さっきはマリオネットだったけど、改めて参戦表明だ。
 
おれは秋月。大学に通う学生でありながら、常識はずれの事件を専門とする解決屋だ。
そんな常識外れの事件を解決するおれも、もちろん吸血鬼だ。
使用する武器は、芯に鉛を入れた木の鋲がメイン。
これを吸血鬼の膂力で投擲すれば鉄の板くらいは軽くぶち抜ける。
他にも石のナイフや、セントエルモの火発生装置とかもあるが、それの説明はまたの機会と言う事で。
 
カテゴリはB、もっとも吸血殲鬼なんて格好いいもンじゃねえけどな。
ま、適当によろしくしてくれ。
336秋月:02/02/01 05:30
出典 :蒼き影のリリス
名前 :秋月
年齢 :5000歳以上
性別 :男
職業 :大学生兼解決屋
趣味 :特にないな
恋人の有無 :いねえよ
好きな異性のタイプ :あまり選り好みはしねえ
好きな食べ物 :吸血鬼だったらお約束だよな?
最近気になること :未だ完全に甦っていない記憶
一番苦手なもの :十字、十字架、雨等の流れ水
得意な技 :鋲の投擲
一番の決めゼリフ :特にない
将来の夢 :人間に……何でもねえよ
ここの住人として一言 :お手柔らかによろしくな
ここの仲間たちに一言 :前々から思ってたが、これって上と何か違うのか?
ここの名無しに一言 :困った事があったらおれに依頼してみな
今更だけど、テンプレートを作り忘れていたわ。
これで正式参戦ね。
 
出典 :月姫
名前 :ナルバレック
年齢 :知りたいの?
性別 :女
職業 :埋葬機関局長
趣味 :殺人
恋人の有無 :いると思う?
好きな異性のタイプ :殺しがいがある人
好きな食べ物 :特に好みはないわ
最近気になること :私を失脚させようとする愚か者たちの行動
一番苦手なもの :秩序、平和
得意な技 :特になし
一番の決めゼリフ :泣き喚いて、足掻きなさい。派手に殺してあげるわ。
将来の夢 :殺戮美学の完成
ここの住人として一言 :闘争の狂気、お見せするわ
ここの仲間たちに一言 :せいぜい後ろに気をつけなさい
ここの名無しに一言 :下らないことは言わないことね。命に関わるわ。
(結城小夜VSエリザベス・バートリー+????)
 
全てが終わったはずの東京……
しかし……
 
「クスクス、これからが本番ですわ」
 
○月△日、東京都心にて、突如、大量の死食鬼が発生。
被害が恐るべき速度で蔓延していった。
 
「80年かけて蘇ることができましたもの。伯爵様復活の為にはまだ、魂が大量に必要ですわ」
 
すでに異界化した都庁の屋上に立つ女性は、そう楽しげにつぶやいた。
女性の名はエリザベス・バートリー。
かつて、伯爵復活の為に第1次世界大戦を引き起こした女性であり、伯爵の姪でもある。
 
「しかし、脆いものですわ。この国の退魔師もたかが知れていますわね……」
 
彼女の足元には無残に転がる退魔師の屍が無数に転がっていた。
 
「あら、又、1人、生贄が来たようですわね?」
 
エリザベスの目に高速で都庁に向かう一つの影が目に入った。
対エリザベス・バートリー+????
>338
都庁についた私を出迎えたのは、強力な瘴気を放つ一人の女性だった。
 
「あなたですね。この東京を取り巻く瘴気の原因は。
大量の鬼を召喚し、多くの人を苦しめ、そこまでして果たそうとするあなたの目的が、
なんなのかは知りません。」
 
そこでいったん言葉を切る。
こうしている今も、悲しみの、絶望の声は私の耳に届いていた。
 
「ですが、それをさせるわけにはいかない。あしきゆめ、あなたの目論見もここまでです。
私は、あなたという闇を払う一条の光。明日という日を作るため、ここであなたを倒します!」
(結城小夜VSエリザベス・バートリー+悪美代子)
 
>339
「クスクス、勇ましいお嬢さんですこと。でも、私、もう雑魚の相手は飽きましたの」
 
エリザベスは、そう言うと右手を高く掲げた。
 
「この地にはまだ、多くの怨念が渦巻いていますわ。ソレにお嬢さんの相手をさせますわ」
 
黒い瘴気が集まり、人の形を成していく……
 
『蘇れたのね……。再び、現世に戻れた以上、あの人の為に私は殺すだけよ!』
  
現れたのは、悪美代子……
先の混乱で猛威を振るったあしきゆめの1人である。
人間の時は工藤美代子なる名でアイドルとして、活躍していた。
が、恋人を殺された為に魔に落ちてしまった悲しき少女でもある。
 
「クスクス、見た所、そこのお嬢さんは処女のようね。悪美代子、死体だけは残しておいてね。
お嬢さんを仕留めることが出来れば、あなたには更に大きな力を差し上げるわ」
 
『あの人の為にも、今度は絶対に殺す!』
 
悪美代子がそう叫ぶと同時に、巨大な熊のぬいぐるみが出現。
小夜に向かって、その腕を振るった!
ぷろろーぐ?

「だああああっ!! いい加減白状しろぉぉぉっ!!」
「んな簡単に教えられるかいボケェェェェッ!!」

夜の市街地、半ばスラム化したその地で、非常識な銃撃戦が行われていた。
撃ち合ってるのは二人の女。
片方は拳銃を、もう片方はブレード付きの機関銃を乱射している。

「チッ! 弾切れ!?」
「アハッ! 間抜けじゃなぁっ!!」
「うっさい! これでも食らえぇぇっ!!」

拳銃を撃ってた方が、どうやら弾切れになったらしい。
自棄になって拳銃を投げつけた。

その時・・・
対エリザベス・バートリー+悪美代子
 
>340
その女性が手をあげて呼び出したものは、
あの時確かに滅ぼしたはずのあしきゆめ・・・。美代子といったか。
あの後で、アイドルとして名を馳せたその少女の名前を知った。
あの時は『取り憑かれていた』。だが、今は・・・。
 
「聞こえる・・・あなたからも絶望の声が。その悲しみ、今度こそ私が祓います!」
 
私は巨大な熊の腕を引きつけてかわすと、手に持った薙刀で熊を一閃。
両断された熊には目もくれず、そのまま悪美代子のほうに詰め寄った。
343ワルキューレ:02/02/01 16:28
>341 vsミア  
 
夜。寝間着姿で外へ出る。理由? 
外が騒がしいからよ。こんな夜中に、怒鳴り合うのは非常識だわ。 
だから注意するの。安宿だから、少しくらい五月蠅いのは我慢できるけど・・・。 
とにかく、注意するの。こっちは少ないお金を払って泊まっているのですから。  
 
一階に下り、ドアを開ける。 −−−−−−−−−−−ドアが弾ける。 
 
え? 
 
開いたドアが、銃撃戦の軌道上にあるみたいで、機関銃の銃弾を受け止めたらしい。 
で、その反対側には・・・。 
 
えぇ!? 
 
女の子が私に拳銃を向けている。いや、正確には私の奧で機関銃を撃っている者を・・・。 
どっちにしろ、引き金はもう絞られている。 
  
ドララララララ 
 
私は宿の中に飛び込む。直後、ドアは完全に粉みじんとなり、その役目を終える。  
私は、二階の自分の部屋へと走る。銃撃戦はまだ続いている。 
取りあえず、あの二人を黙らせなければ、周囲に被害が及ぶ。 
 
ワルキューレは自分の部屋のドアを開け放つと、着替え始めた。 
いや−−−−−−−−−−−−−武装と言った方が正しいだろう。
(結城小夜VSエリザベス・バートリー+悪美代子)
 
『殺してやる! みんな、殺してやる!!』
 
悪美代子がそう叫ぶと同時に、悪美代子の背後に12体の西洋人形が現れた。
 
『行きなさい、ドール達! 今度こそ、あいつを引き裂くのよ!!』
 
12体の西洋人形が奇声をあげつつ、小夜へと殺到する!
>343 vsワルキューレ(承前)

ガツン!!

「きゅぅぅ・・・」

投げ付けられた拳銃を頭に食らい、機関銃女が気絶する。
倒れた相手に近寄り、思いっきり揺さぶる拳銃女。

「起きろぉぉぉぉぉっ!! 気絶するのは変態ドクターの居場所を教えてからだぁぁぁぁっ!!」
「あうおうあうおうあうおうあうおう・・・・・・」

がくがく揺さぶるが、当然目が覚めるはずもない。

「何とか言えぇぇぇぇぇっ!!」
対エリザベス・バートリー+悪美代子
>344
12人の人形達。だが、それらの攻撃を、私は一度『見ている』。
絢爛たる舞踏に同じ攻撃は通用しない。
 
攻撃をかわしつつ、私は懐から札を数枚取り出し、空にばら撒いた。
ばら撒かれた符は空中で鴉の形を取り、人形たちに襲い掛かる。
 
あるものは鴉に貫かれ、あるものは薙刀に両断され、
人形達はその数を減らす。
 
そうして、とうとう12体全てが破壊された頃、私は少女を射程に捉えていた。
347ワルキューレ:02/02/01 16:46
>345vsミア 
 
夜。そう、今は夜だ。 
だが、雲の隙間から漏れるのあの光は・・・・。 
太陽の光よりも神々しく、月の光よりも優しいあの光は・・・。 
そして、その光と共に降り立つ戦乙女。 
 
金髪を三つ編みにし、羽兜をかぶり、文様の入った緑の鎧をまとった女戦士。 
右手には肉の厚い剣を持ち、左手には木製の盾。 
 
光が消え、またも辺りは闇に包まれるが、 
女はなぜか「夜」を感じさせない。存在自体が「太陽」なのだ。 
 
女神は、優しく言い放つ・・・。 
 
「そういうのは、昼間にやりましょうね♪」 
 
空が一瞬光る。女二人に・・・雷が落ちる。 
激音ととともにコンクリートの道が弾ける。 
辺りは・・・・・・・・・・煙に包まれる。 
 
「よし、天罰完了。」 
>347 vsワルキューレ

「だぁぁぁぁぁっ!!?」
「ぐぇぇぇぇぇっ!!?」

突然の落雷によって吹っ飛ぶ二人。
機関銃女は完全に止めを刺されたようだ・・・いや、死んではいないが。

「いきなり何すんのよ!? 非常識だぞぉっ!」

生き残った方が、目の前の女戦士に食って掛かる。
夜中に銃撃戦をしていたことを棚上げにして。

「変な格好してるからって、許さないんだから!!」
(結城小夜VSエリザベス・バートリー+悪美代子)
  
『くっ!? ま、まだ終わった訳じゃないわ!』
 
悪美代子の両手が青白く光りだす。
 
「もう、結構ですわ。所詮、出来そこない、退場してくださいな」
 
観戦していたエリザベスがそう呟くと同時に、悪美代子の周囲に無数のナイフが出現、
直後、悪美代子が無数のナイフが突き刺さった。
 
『ぎゃああああああああああああ!』
 
悪美代子が絶叫し、その場に倒れ伏した。
 
『又、私、死ぬの? 死にたくないよ……、あの人の……ああっ!』
 
直後、悪美代子の身体は炎に包まれ、灰になった。
エリザベスは冷笑をたたえてその様子を見ていた。
炎が消え去るとエリザベスは小夜の方に向き直り、
 
「見くびっていたこと、素直にお詫びしますわ。まさか、あなたが絢爛舞踏とは思いませんでしたので……。
では、次は不肖、私、エリザベス・バートリー、自らがお相手しますわ」
 
エリザベスはそう言い放つと、右手を掲げた。
瞬間、5つの火球が生み出され、小夜へ独特の軌道で向かっていく。
350ワルキューレ:02/02/01 17:04
>348 vsミア 
 
「反省・・・してないの?」 
 
困ったわ。取りあえず、反省させるために殴りましょう。 
つかつかと歩み寄り、盾で女性の・・・というか少女の頭を殴り飛ばす。 
 
「あなた、夜は寝る時間だって知ってる?」 
 
倒れている少女の襟を掴みあげ、顔を私の顔に近づける。 
もちろん、笑顔は絶やさない。 
 


>350 vsワルキューレ

「・・・いったぁぁぁっ!! またやったなぁぁぁっ!!」

掴んだその手を振り払い、恨めしそうな目で見上げる。

「起きてるのはアンタも一緒でしょうが!・・・ってゆーか怒った! ぶん殴る!」

勝手に逆ギレ。一歩下がった後、顔面めがけて大振りパンチ!
対エリザベス・バートリー
>349
私の薙刀が少女の射程に入ったその瞬間。
その体に無数の刃物が突き刺さり、美代子は怨嗟の声を上げて崩れ落ちた。
 
「また、無念を残して散ってしまった・・・。」
 
私の瞳は今、どんな表情をしているだろう?
 
襲い掛かる火球を何とかかわす。
でも、その独特の軌道をかわし切る事ができず、最後の一つが私を真正面に捉えた。
私は懐から、一枚の符を取り出し、火球に向かって投げつける。
その符は火球に触れるやいなや大量の水となり、瞬く間に火の塊を消し去った。 
 
私は凶相の女を睨みつけた。
 
「死者を無理やりに起こした上に、自分勝手にまた殺す。
あなたのような人を、明日へ残すわけにはいかない!」
 
私は、懐から何枚か符を取り出し彼女に投げつけると同時に、
薙刀で斬りつけようと接近する。
353ワルキューレ:02/02/01 17:23
>351 vsミア 
 
バァン  
 
少女の繰り出したパンチを紙一重で受け止める。もちろん、盾で。 
それは良い。だが、問題は−−−−−−−−−−−−−− 
 
「あなた・・・人間・・・?」 
 
盾で防いだ方の腕は、衝撃で弾け。かなり痺れている。 
人間じゃぁ無理だ。手が折れてしまう。  
 
人間じゃ・・・無いの? 
 
ち 舌打ちをすると、私は剣を構える。 
問答などは無用。夜族はすべて・・・切り倒す
 
「はぁぁぁぁぁ・・・!!」 
 
片手で構えた剣を力任せに降りおろす。 剣技などは無い。 
とにかく、少女目掛けて剣を振り下ろし続ける。 
 
ひゅんひゅん と風を斬る音は、剣のスピードを物語っていた。
(結城小夜VSエリザベス・バートリー)
 
>352
「クスクス、その表情、なかなかいいですわ」
 
エリザベスはナイフを召還し、符を迎撃しながら、楽しげにそう呟く。
そこに…… 
 
「あら……?」
 
小夜の薙刀が一閃!
エリザベスから血しぶきが飛び散る。
 
「あらあら、流石は絢爛舞踏。私の予想を上回る動きですわ」
 
直後、小夜から離れた場所に空間転移。
 
「では、次はあなたに死の舞踏を舞っていただきますわ」
 
エリザベスが左手を掲げると、地面から無数の死食鬼、そして、虚空から無数のコウモリが現れた。
 
「次は苦悶の表情を見せてくださいな」
 
同時にエリザベスの右手から、電撃が放たれる!
>353 vsワルキューレ

「私だって人間のままでいたかったわぁぁっ!!」

相手の疑問に答えつつ、もう一発入れようと腕を振り回す。

ヒュン!

・・・はらり

「・・・へ?」

相手の振り下ろす剣の一撃によって前髪が切れ、風に舞う。

「・・・やったなこんちくしょぉぉぉっ! 刃物振り回す女が常識語るんじゃないっ!!」

剣の間合いを警戒して回り込むように移動しながら、相手の顎めがけて拳を突き出す。
356ワルキューレ:02/02/01 17:40
>355  vsミア 
 
クロスカウンター そんな言葉を何処かで聞いたことがある。 
意味は知らないけど、きっとこういうときに使う言葉だと・・・私は思うわ。 
 
私の剣を紙一重で避ける人外の少女。 
うまく避わし、私の体勢がくずれたところを・・・パンチ 
 
だが、私はそんなに甘くは無い。左手の盾が少女の顔面を殴り飛ばす。 
でもって、私の顔にも・・・正確には顎だけど・・・拳が・・・。 
 
「ぐえ・・・。」 
 
一瞬、空が回ったような気がした。 
 
(もしかして・・・顔を・・・殴られたの?)
対エリザベス・バートリー
 
>354
殺到する悪鬼共を私だけで完全に殺しきるのは、
物理的に不可能に近かった。
私は目を閉じると、私の式神に呼びかける。
 
「ヤタ、お願い・・・」
 
光る鴉が私を護るように出現し、迫る悪鬼を次々と切り刻む。
私はヤタの逃した鬼を祓い、とうとう最後の一匹を両断しようとしたその時。
その鬼の胸板を貫いて、一筋の雷撃が私に向かって伸びてきた。
 
「くっ・・・・・・・・・」
 
思わず、片膝をつく。目の前の鬼を貫いたことで、
いくらかは威力が減少はしていたものの、やはり人の身には堪える。
 
「でも・・・やられはしない。私が死ぬとしたら、その時はあなたが滅びる時よ」
 
再度ヤタを呼び出し、エリザベスに駆け寄った。
>356 vsワルキューレ

「アーッハッハッ・・・へぶっ!?」

右の拳に確かな手応え。
そう思った次の瞬間、相手の突き出した盾によって顔面を強打する。
当然吹っ飛びその場に倒れる(元)拳銃女。

「・・・っくっそぉぉぉっ! 痛みを感じないからって何されても許されるとは限んないんだぞっ!!」

許すも何も、最初っから切れっ放し。
理不尽な台詞とともに起き上がった彼女の顔には盾の模様が写っていて・・・

何と言うかマヌケだ。
359導入:02/02/01 17:54
アーノルド・ラスキンVSベイ将軍(M) 
 
 静かな光が降り注いでいた。蒼く、冷たい光。
 まだ大部分が眠りについていない筈なのに、水底のような街は奇妙に寂莫としている。立ち込める狭霧の所為かもしれない。
 白い闇を纏った月下の街の片隅で、その二つの影は一つに重なり合っていた。
 一人は若い女のものらしい影、もう一つはその喉元に顔を埋めた巨漢。女の両手は、男の太い首をかき抱いていた。
 小刻みに震えながら。 
 男は知っている。女の身体が、発狂寸前の苦痛と、それに倍する快楽にわなないている事を。
 女が幽かに呻いた。途方もなく淫らな声で。 
 女を抱く手に掛けた力が増す。ぴしり、と背骨にひびが入る音。 
 後一吸い。数秒経るだけで、女の身体に蓄えられた全ての生命の流れは奪い取られる。
 そうはならなかった。 
 男は女から顔を離し、ゆっくりと後ろを向いた。 
 一人の人物が立っている。白い霧の中に落とされた墨汁の様な影が一人。
 黒のシルクハットにインバネス、片眼鏡に品の良い顎鬚の老紳士。洗練、という文字を形にしたようであった。
 只の、という形容詞は、しかし付く事はない。男――吸血魔王カズィクル・ベイにその接近の察知を許さなかった人間を、常人とは呼べまい。
 女が街路に崩れ落ちる。金糸銀糸をふんだんに使ったベイ将軍の装束が風に揺れた。
 倣岸そのものの壮年の顔面で口が開いた。朱に染まった歯は全て尖っていた。
 槍の穂先のごとく。

「久方振りの喉しめしと思っておれば――何者だ、貴様。邪魔だてでもするつもりか?」 
(結城小夜VSエリザベス・バートリー)
 
>357
「クスクス、私を滅ぼす? 面白い冗談ですわね」
 
エリザベスはそう小馬鹿にしたように笑うと、右手を掲げた。
 
「私、割と残酷ですの。まあ、悪美代子と違って血は全部いただきますから、安心して死んでくださいな」
 
小夜の周囲に無数のナイフが出現する!
361ワルキューレ:02/02/01 17:58
>358 vsミア 
 
はぁはぁ・・・息が切れる。 
頭がぐらぐらする。世界が・・・揺れる。 
顔を殴られたのかしら・・・? 
  
この女の子・・・強いわ。強いけど・・・。 
 
「女の子の顔を殴るなんて、最低だわ!!」 
 
ふらふらする足を無理矢理歩かせ、剣の柄で少女の頭を思いっきり叩き落とす。 
地面にすっ飛ぶはずの少女だが、眼前には私の膝。 
 
べきぃ 
 
と、痛そうな音を立てて私の膝にめり込む少女。  
その足で・・・少女の腹を蹴り飛ばす。  
 
「あなた、しかも・・・痛みが無いなんて・・・ずるいわ。」 
 
頭が揺れる。地面に膝をつく。そろそろ、こっちがまずい。 
顎を殴られたのはまずかった。剣を握る手が自然と強くなる。 
 
もう、目がぼやけて、彼女の顔がよく見えない。
>360
私の周囲に突如現れた無数のナイフは、私の体を貫いた・・・。
だが、貫かれた体は薄く光ったかと思うと、紙の人形に姿を変え、はらりと宙に舞った。
貫いたのは私の式、紙の人形。私の体は・・・
  
「ここです!」
 
エリザベスの背後、斜め上の空から、薙刀を振るって落下する。
>361 vsワルキューレ

ドカッ! ベキッ!

「・・・だぁぁっ!!」

剣の柄と膝のダブルコンボ!
そして・・・腹への蹴り!
確かに痛みはない。痛みはないが・・・

(・・・ダメージはきっちり残ってるんだよね・・・)

ふらつく体を起こしながら、目の前の相手に向かって・・・

「ぶっ飛べ鎧女ァァァァッ!!!」

渾身の正拳突き!!
364メデゥーサ ◆XuBLOODo :02/02/01 18:14
(結城小夜VSエリザベス・バートリー)
 
>362
「…………!?」
 
小夜の薙刀は寸分の狂いもなく、エリザベスの身体を両断した。
ぐしゃと鈍い音がして、そのままエリザベスの身体は床に崩れ落ちる。
……が、エリザベスの身体が黒い瘴気に包まれ、そして……
 
「人間風情が! その五体、ズタズタに引き裂いて差し上げますわ!!」
 
新たに現れたのは大剣と盾を持った醜悪で巨大なメドゥーサだった。
 
「死ねっ!」
 
メドゥーサの口から小夜を焼きつくさんとファイアーブレスが!
- アーノルド・ラスキンVSベイ将軍(M) -
 
>359
「久方振りの喉しめしと思っておれば――何者だ、貴様。邪魔だてでもするつもりか?」 
 
絢爛豪華を絵に描いたような時代錯誤も甚だしき装いの偉丈夫が、大袈裟な身振りで振
り返り老紳士――ラスキンを非難する。その背後には虚ろな瞳に夜空を映し、首筋を掻
き毟りながら声無き絶叫を上げ震える女。異様、いや滑稽。さながら三文芝居。
 
「そうかい、済まんね」
 
男の剃刀のような歯を並べた口を目にしてもラスキンの歩みは止まらない。手にした歩
行用杖の柄を払い捨てる。刃を突き出し、口腔から頸椎へと刺し貫く。男の後頭部から
刃が生えるのと、杖の柄が床に乾いた音を立てて落ちるのは同時だった。
 
「私にはこちらの女性が大変難儀をしているように見えたものでね」
 
ラスキンは男の頭部を串刺しにした仕込み杖から手を離し、女の首筋へと屈み込む。
古紙のように白けた首筋に咬み傷、保って四半刻、それを過ぎれば間違いなく”転化”
は免れまい。女の顔に手をかざし二、三言小声で呟き、震えが止まったのを確かめてか
ら男へと向き直る。
 
「私には君を打ち倒さねばならない理由が二つ出来た。一つは医者として」
 
ラスキンの手には何処から取り出したのか鞘に収まった刀が握られている。そして音も
無く抜き放ち、正眼にて構える。
 
「一つは紳士として」
 
366ワルキューレ:02/02/01 18:19
>363 vsミア 
 
「あぁぁぁ・・・・・!!」 
 
起き上がり様にパンチを繰り出す少女。 
そんな攻撃−−−−−−−−−−−−−−−−全部読めていたわ!! 
 
ひゅっ と盾を投げる。少女の正拳突きの軌道上に浮かぶ盾。 
これで少女の攻撃は封じた。 次は私の攻撃。 

両手で剣を持ち。大きく構え、片足をあげて・・・少女の頭を狙う。 
 
「こんどこそ・・・天罰ぅぅ!!」 
 
べきぃ −−−−−−−−−−−−ごふ

盾に腹を殴れる私。いや、少女のパンチが盾ごと私を貫いたのだ。 
これは痛い。超痛い。意識が遠のく。 
ぴしっと音を立てて盾が真っ二つに割れる。 
残るのは・・・私の腹にめり込んだ少女の拳。
 
そこで、ワルキューレの意識は消えた。 
覚えているのは、ワルキューレの剣が、 
少女の頭をフルスイングで殴り飛ばした事だけだった。 
対エリザベス・バートリー
>364
「ヤタ、お願い・・・私を護って!」
醜くその姿を変貌させた悪鬼の口から吐き出された炎の奔流を、ヤタで遮った。
だがその熱量は容赦なく私の体力を奪っていく。
 
熱に耐えながら、私は鴉の符を四枚取り出し、蛇女に放り投げる。
そのうち二枚は鴉になる前に焼け落ち、一枚は鴉になってから焼き尽くされた。
だが、最後の一枚は、何とか炎を抜け出し、メドゥーサの顔に迫った。
>366 vsワルキューレ

「甘いわぁぁぁっ!!」

投げ付けられた盾ごと、拳を叩きつける(元)拳銃女。
その拳は相手の腹に綺麗にメリ込んだ。

「う゛ぃくとりぃ!! ・・・ごばぁぁっ!!?」

勝ち鬨を上げたと思うな否や、相手のフルスイングした剣の腹にドタマを打ち抜かれて・・・


ごーーーーーん


・・・ぶっ倒れた。
369メデゥーサ ◆XuBLOODo :02/02/01 18:32
(結城小夜VSエリザベス・バートリー)
 
>367
「な…!? こ、小娘ええええ!」
 
符の鴉がメドゥーサの顔を抉る。
だが、それだけではまだこの邪悪を倒すには至らなかった。
 
「貴様の五体を引き裂いた後、しかとその魂、喰らってやるわ!」
 
小夜に雷の雨が降り注ぐ。
同時にメデゥーサの大剣がうなりをあげて小夜を襲う。
370ワルキューレ:02/02/01 18:34
そして、辺りには静寂が戻った−−−−−−−−−−−−− 

 
こんがりと焦げた女が一人 
なんかやかましいけど、やっと黙ってくれた少女が一人。 
緑の聖鎧を着た戦乙女が一人。 
 
スラムの裏路地で倒れている−−−−−−−−−−そう、それだけだ。 
 
(私、慈愛に満ちたヴァルキュリアなのに・・・。) 
 
戦乙女は、これから地上に使役されるとき、 
自分の待遇が変わらないように祈る。夢のなかで・・・。 
 
>368vsミア エピローグ   
−−−−−−−−−−−−−−−−−−ワルキューレ  KO
371ワルキューレ:02/02/01 18:39
あぁ、体中が痛いわ。頭もぐらぐらするし。 
私、もっと人当たりが良いキャラなのに・・・・。 
みんなから愛されているのにぃぃ・・・。 
あの女の子は一体、なんなのよぅ・・・。 
 
あ、レス番ね。 
 
>341>343>345>347-348>350-351>353>355-356>358>361>363>366>368>370 
対エリザベス・バートリー
>369
所構わず降り注ぐ雷の雨は、何とか回避することに成功した。
けれど、それに合わせる様に薙がれた大剣の一撃はかわしきれない。
何とか薙刀で受けはしたものの、体勢を崩して大きく吹き飛ばされた。
薙刀も今の一撃で中ほどから折れてしまい、使い物にはならない。
 
私は薙刀を捨てると、腰に下げていた祓い串を右手に握る。
左手で懐を漁り、爆発呪符を投げつけ、ついで、蛇女の前方の地面に二枚の札を投げた。
そのまま、走り寄る。
 
「私は、人の希望。人の希望を食い尽くすことは、あなたにはできません!」
373メデゥーサ ◆XuBLOODo :02/02/01 18:59
(結城小夜VSエリザベス・バートリー)
 
>372
「無駄! 大人しく、喰われなさい!」
 
メドゥーサは盾で符を防ぐ。
小夜とメデゥーサの距離がせまる。
しかし、メドゥーサにとってはそれは好都合だった。
メドゥーサの眼が怪しく光る。
 
「石像にした後、砕いてやるわ!」
 
必殺の石化光線が小夜に向かって放たれる。
対エリザベス・バートリー
>373
放たれた光条をかわそうと横に飛んだが、
近距離の為にかわしきれず、左腕がその光に晒された。
一瞬後、めきめきと言う音を立てて、左手が石に変化した。
 
だけど、そんなことには構っていられない。
右手の祓い串を口にくわえ、空いた右手で懐を漁り、
先ほど地面に貼り付けた物と同じ呪符を二枚取り出す。
そのまま地面を強く蹴り、蛇女の盾を蹴って頭上に飛び上がった。
 
空中で悪鬼の背後に符を投げつける。
符は丁度、蛇女を囲むように四角形を作った。
 
エリザベスの背後に着地、と同時に振り返り、念を込めて祓い串で地面を強く突く。
 
「悪鬼退散!」
(結城小夜VSエリザベス・バートリー)
>374
「あぎゃあああああああああああああ!」
 
結界に包まれ、メドゥーサは絶叫をあげる。
光がメドゥーサを包んでいく……



異界と化した都庁の屋上は光に包まれた。



光が消えた後、元の姿に戻ったエリザベスと小夜が屋上に対峙していた。
 
「み、見事ですわ……。わ、私が3度、滅びることになるとは思いませんでしたわ……」
 
が、既に戦闘能力はエリザベスにない。
 
「ですが、今回、集めた魂で伯爵様の復活は確実に早まったはず……。それだけで良しとしますわ……」
 
エリザベスの身体が灰になって、崩れ落ちていく。
 
「死ぬ前にあなただけは道連れですわ! あなたの存在は闇の眷属にとって驚異ですわ!!」
 
エリザベスがそう叫ぶと同時に異界化した都庁が崩壊を始める。
同時にエリザベスの身体は完全に灰になって、消滅した。
対エリザベス・バートリー エピローグ
>375
電話の呼び出し音がした。
あの事件のあと、光太郎に「電話くらい持っておけ!」と
半ば無理やり渡されたものである。
使い方は一通り光太郎から説明を受けたが、結局よくわからなかった。
ただ、なんとなく嬉しくていつも持ち歩いている。
小夜は説明を思い出しながら、少しの間携帯電話と格闘して、
なんとか電話に出ることに成功した。
 
「小夜です。光太郎さんですか?」
 
小夜は、必死に走っていた。
 
「今日の約束、守れませんでした。・・・すいません。
・・・え?うるさいって?・・・それはそうです。
今、崩れ落ちる都庁の中で電話をお受けしていますから。
無事だったら、またお手紙出しますね。
・・・光太郎さん。私、少し考えたのですが・・・。
・・・いえ、やっぱりいいです。何でもありません。
・・・気になるから言えって?ふふ、秘密です。
生きてたら、いつか話す日が来るかもしれません。それでは、また。」
 
結城 小夜は笑うと、全力で走り出した。
377サウジーネ:02/02/01 20:06
何気に出現!
レス番まとめです。
 
>338 >339 >340 >342 >344 >346 >349 >352 >354 >357
>360 >362 >364 >367 >369 >372 >373 >374 >375 >376
>266 ハインケル&由美江VSタバサ*2
 
かかった、向こうがどう思おうと魔女はこちらへと向かってきた。
もっとだ、もっと近づいてこい……!
ギリギリのラインを見切ってピンを抜き数秒保持、後に手元の手榴弾を「手前に」転がす。
ハインケルは、ニヤリと笑ったまま動かない。
 
次の瞬間、日中の光すらモノともしない閃光が弾けた。
身構えていた上に、サングラスをしているハインケルには大した影響はないが。
手榴弾の上げた成果を確認もせずに、横の入り口へと飛び込んだ。
379タバサ ◆Xmzw5k4M :02/02/01 20:40
ハインケル&由美江VSタバサ&タバサ(LV60D)
〜裏ノ裏ハ、表ニ非ズ〜
>378
閃光が弾けた。
「な、何と・・・っ!」
私(1)は、ほぼ直視に近い状況。
目がくらむなどと言う、甘いものではない。

ー目の中に、熱を持たない太陽を放り込まれた。

分かりやすくいえば、そんな感じだ。
とにかく目の前が真っ白で、何も見えない。

私(2)は離れた位置で見ていたお蔭で、幸いにも完全に視力を奪われずに済んだ。

数秒の後、光が晴れる。
ハインケルの姿はなかった。
「・・・中に入りましたか!」
私(2)は視力を奪われた私(1)の手を掴み、夢中で研究所に転がり込んだ。
>379 ハインケル&由美江VSタバサ*2
 
魔女二人が研究所へと入ってきた。
だが、二人の視界にハインケルはいない。
しんと静まりかえった研究所内。
 
そこに、カンッという地面に何かが跳ね返った音。
振り向いた魔女が見たモノは、ピンの抜かれた手榴弾。
381HMX-13 serio ◆CEriOo46 :02/02/01 21:16
>331
セリオvs火途馬 衛星軌道戦
 
私の放った六発のランチャーの内1発、敵に直撃した。 
(撃破した?…いや…まだ!) 
トドメを刺そうと私は再び目標に向けてスマートガンを向ける。 
しかしそこで私は有ることに気がついた。 
(…斜線上に宇宙ステーションが?) 
(まずい!…宇宙ステーションに近付いてる!?…近づけては駄目!) 
私は男に向け、再び飛んだ。
382タバサ ◆Xmzw5k4M :02/02/01 21:25
ハインケル&由美江VSタバサ&タバサ(LV60D)
〜SPYvsSPY〜
>380
私(2)はとっさにそれを掴み、外に放り投げた。
どんな効果かは知らないが、とにかくこの場に残しておきたくはない。

「・・・完敗、ですね・・・」
私(2)は、溜め息と共に呟いた。
>382 ハインケル&由美江VSタバサ*2
 
外に放り投げた手榴弾から、モクモクと煙が上がっている。
どうやら煙幕だったようだ。
それにほっとする間もなく、今度は部屋の各所から煙の手が上がりはじめる。
数分と待たずに、辺りは煙だらけになった。
384火途馬(M):02/02/01 21:40
>327
セリオvs火途馬 衛星軌道戦  
 
「ち……ちくしょーッ!」
 抉られた体がヒシヒシと痛みやがる。
 おまけに衝撃でだいぶ流されちまった。 
 
 セリオは――セリオは何処だっ! 

 首を巡らすと、割合簡単に見つかった。
 バーニアの光が漆黒の宇宙空間で、やたらと目を引く。 
 俺は攻撃を警戒して、高速移動を開始した。 
 が、すぐに足を止める。
 
 ……狙撃してこねぇ。なんでこの位置で撃ってこねぇんだ? 
 ……例のビーム砲ははったりだったのか?
 
 その原因は、簡単にわかった。
 俺の背にしているモノ――宇宙ステーション。
 こいつがよっぽど大切らしい。

「ヒャ、ヒャハハハハハハハ!」
 笑いが止まらねー! 
 こいつを背にしてる限り、あいつは撃てねぇ。
 人間を守るためにチャンスをフイにするなんて、なんつーバカだ! 

「いいぜぇ、ならお返ししねぇとなー」 
 同化したM72が背中から生えてくる。 
 使い捨ての”生きた”ロケットが四つ、肩に並んだ。 
「吹っ飛べ、ロボット!」
 四つのロケット弾が煙を吐いて宇宙を翔る。

 飛んでいったロケット弾の煙に隠れ、俺はトム・ガンを構え直した。
385タバサ ◆Xmzw5k4M :02/02/01 21:55
ハインケル&由美江VSタバサ&タバサ(LV60D)
>383
(今の彼女に、火を使うことはできないはず・・・)
(ならば!)
私(2)は懐に手を差し入れ、オーブを取り出した。
「風守ラファールよ! 我が求めに応じ、闇を消し去る力となれ!」
風のオーブを掲げる。オーブから溢れ出した風が、研究所内に充満した煙を跡形もなく吹き飛ばした。

「・・・そろそろ出てきてはもらえませんか? でなければ・・・私は貴殿を葬らなければなりません」
はったりでも何でもない、真実の言葉だ。
それだけの芸当ができる力が、私達の手の中にある。
>382 ハインケル&由美江VSタバサ*2
 
……ピキッ。
音を立てて青筋が浮かび上がったのを自覚する。
……この、魔女が!
物陰から全力投球ストレートで、大口叩いた魔女の側頭部めがけてパイナップルを投げつける。
それと同時にすぐさま物陰に伏せた。
今度のは正真正銘爆発する一品だ。
火薬量も手加減も何もない。
 
魔女も、魔女の所業も全て消し飛べ!
心の中でそう絶叫した。
先ほどから、こんな回りくどい事しかできなくて欲求不満が溜まっていたのだ。
半ばヤケに近い行動だった。
387HMX-13 serio ◆CEriOo46 :02/02/01 22:22
>384
セリオvs火途馬 衛星軌道戦 
 
私が目標にに向かうと突如レーダーから目標から4個、何か発射されたアラートが送信される。 
その物体はどうやら液体推進ロケットのらしいのですが…明らかに様子がおかしい。
(…わたしに誘導されいる…何故!?緊急回避!) 

体中のバーニアが有機的に動き、地球上ではあり得ない動きで私は回避する。
一つ…二つ…三つ…四つ。
正面からのロケットをきりもみ等を用いてギリギリの所で回避する。 
 
そして回避行動が終わると同時に私はサーベルを抜刀する。
(遠距離兵器はステーションを巻き添えにしてしまう…しかしこれなら!)
男との距離はすでに10キロを切っていた。
388ベイ将軍(M):02/02/01 22:24
>365 アーノルド・ラスキンVSベイ将軍(M)
 
 将軍は無言で口中に突き立った刃を引き抜いた。
 
「さかしくも聖別してあるようだな。だが、この程度の祈りでは、わしを傷付ける事は出来ん」 
 
 発声に支障は感じられない。ラスキンの付けた傷は既に跡形もなかった。 
 
「その女はわしの獲物だ。それを奪わんとする貴様は盗っ人ということになる。かつて、わしの国では黄金の水呑みを放置しても持ち去るものはいなかった。わしが許さなかったからだ。異国の地でも、それは変わらん」
 
 ぶん、と刀が鳴った。将軍の腕の一振りで、刀身にこびり付いた血糊は綺麗に飛び散っていた。 
 
「名乗れ。ルシフェルの獄に繋ぐ間だけは憶えておいてやる」 
「ラスキン。アーノルド・ラスキンだ」
「ほう――どこぞで聞いた名だぞ、魔術師よ」
「それは光栄だな、カズィクル・ベイ」
「これはこれは。我が名を知りおるか」
「塩漬けにされた君の首はコンスタンティノープルの宮廷に送られたと聞いたが。何故戻ったね、現世に?」
「知れたこと。悪徳、血、そして闘争。ここには全てが満ちておる」 
 
 将軍の双眸が赤光を放ち始める。 
 
「知っておるならそれでよい。カズィクル・ベイの名を叫びながら冥府へ行け」 
  
 白光が走った。 
389タバサ ◆Xmzw5k4M :02/02/01 22:26
ハインケル&由美江VSタバサ&タバサ(LV60D)
>386
「・・・っの、分からず屋! 人の気も知らずに!」
素直に出てくれば、望みのネクロノミコンどころか、この研究所自体を明け渡すつもりだった。
だが、応じないならば、仕方がない。
「氷のオーブを! 視力が奪われていようと、オーブを使うことはできるでしょう!?」
私(2)は私(1)を促した。
「・・・承知! 氷華スルフニルよ! 我が求めに応じ、万物を凍らせる凍気を!」
私(1)は氷のオーブを掲げた。オーブから溢れ出した凍気が、手榴弾
を氷塊に変える。

私(2)は炎のオーブを掲げる。
「・・・炎龍ゴランダよ、我が求めに応じ、我が敵を追い求める、炎となれ・・・!」
静かな怒りと共に言葉を紡いだ。
オーブから溢れ出した炎が龍の姿を取り、どこかに隠れているハインケルに向かって飛んだ。
390名無し吸血鬼 :02/02/01 22:30
バルトアンデルスは「月の紋章の剣」ではなかったかと…
>389 ハインケル&由美江VSタバサ*2
 
「何なのよそれはっ!」
やっぱり魔女だ! 魔女は異端審問磔火炙りっ!!
などと心の中で喚き散らしつつ、迫り来る炎の龍から逃げまどう。
机をひっくり返し、何だか分からない研究機材らしきモノを蹴飛ばしながら。
それでも、飽くことなくそれは追いかけてくる。
逃げても逃げても。
 
あれ? そう言えば由美江は?
ふと、思い出した。
 
…………。
 
「いつまでさぼってんのよ由美江ェ!」
戸口へ向けてそう絶叫した。
自分だけが二人を引き受けて何とかなるはずがないのだ、そもそも。
>387
セリオvs火途馬 衛星軌道戦  
 
「おーおーおーおー!」
 上にしたに右に左。出鱈目な高機動でセリオはロケット弾を避ける。
 あの動き、俺や紅丸を越えてるかもな。
 ま、避けてくれていいんだけどよ。 
 
 スコープがセリオを補足する。
 チェンバーに次弾が装填される。
 薬室内で核爆発が起こる。

 トム・ガンの砲身にエネルギーが伝わり始めた時、
 おあつらえ向きにもセリオはこっちに突っ込んで来やがった。
 光る剣――あれがなんだかわからねーが、これで終わりだ。

 ピッ!
 ロックオン。頭に張り付いたスコープいっぱいにセリオの面が拡大される。

 く た ば れ !

 (トリップ判定 勝った方の攻撃が命中) 
393HMX-13 serio ◆Kls1nzwU :02/02/01 22:53
>392
セリオvs火途馬 衛星軌道戦  

私は目標の姿を目視で確認すると光剣を振りかぶった。
それと同時に目標より高エネルギー反応を感知する。
(あなたの発射か…私の斬撃…どちらが早いか…)

私は限界までバーニアの出力を上げる…
(…届いてください!)

 (トリップ判定 勝った方の攻撃が命中) 
394由美江 ◆Yumie3Lc :02/02/01 23:01
>389, >391ハインケル&由美江VSタバサ*2

「やっぱりさあ、敵を追い詰めるとか狩り出すなんて役は下っ端に
やらせといて、真打ちはここぞって時に登場よね」

ハインケルの窮状に全く心を動かされてない様子で由美江はつぶやく。
そして、すり足で忍び寄ると、炎を操作するのに気を取られているように見える
オーブをかかげた魔女に、居合いの一撃を浴びせる。
395アドルフ ◆AdoLfKkE :02/02/01 23:07
アルトルージュ争奪戦
>328>330>334
 
不意に、部屋に白い霧が充満する。
そして、いくつかの・・・舟影?
 
(これは・・・固有結界?白い霧と言うことは『パレード』!?)
(つまり・・・)
 
床に伏す少女を見、白いのと黒いのを確認する。
 
「ショタ白騎士とロリ黒騎士かぁっ!!」
 
叫びと同時に、砲声、そして轟音。
幽霊船団が砲弾をばらまいた。
 
咄嗟に、空間制御で防御、同時に無理矢理に結界空間を開き、転移する。
 
どさり、と地面に投げ出される。
事務所の入っていたビルから少し離れた路上だ。
 
ビルからは黒煙が立ち上っている。
 
少女たちと戦術魔法士、京也はなんとか間にあったらしく、同様に地面に転がっている。
しかし・・・
 
「間に、合わなかった・・・?」
 
そう、そこにはビリー・ロンの姿は、無かった。
 
「嘘、でしょ・・・」
 
いくら辺りを見回しても、ビリーの姿はない。
・・・転移の一瞬に見えた光景。
ビリーの身体が砲弾に引き裂かれる光景。
 
「・・・そんな・・・」
 
悲しみが、身体を満たしていく。
押さえきれない激情が、絶叫となって響き渡る。
 
「給料まだ出てないのに〜〜〜〜〜っ!!!」
 
心からの叫びだった。
396火途馬(M):02/02/01 23:23
>393
セリオvs火途馬 衛星軌道戦  
(G>K 火途馬の勝ち)
 
 予想以上に早え! 
 スコープに映る姿が一気にでかくなって、ロックがぶれる。

 ――肉薄されたら、殺される――

「がぁーっ!」
 それでも構わず、俺はトリガーを絞った。
 右手と同化したトム・ガンからビームが吐き出される。
 秒速三十万キロのビームがセリオを…… 
 
 捉えきれなかった。
 
 微かにずれて、ビームが横を通り抜ける。
 僅か数センチのズレで。
 収束しきらないビームの余波が、セリオの体を吹き飛ばした。 

「は、ははは、はははははは……」
 吹っ飛ばされるロボットを見て、俺は笑い声を上げる。

 勝った、勝ったぜ!
 何がクルスガワの最新機だ!
 アメリカの兵器に適うわけがねー! 

「ヒャハハハハハハハハハハハハハ!」 

 また、俺は大声で笑い出した。
397十六夜京也 ◆NENv99.A :02/02/01 23:24
>395 アルトルージュ争奪戦
室内に霧が充満する。
尋常でない気配が満ちる。
 
「やばっ・・・」
 
黒騎士が体勢を崩した隙に手近な誰かを抱えて外に飛び出ようとするが、
その前に空間が歪んだ。
どうやら誰かが空間転移させてくれたらしい。
 
・・・いや、念法使いの京也には誰がやったかぐらいはわかるのだが
ここはあえて黙って置くことにした。
 
そしてアドルフの身も蓋もない言葉でビリーがいない事に気付く。
さすがに吸血鬼でもあの爆発では・・・
京也は言うべき言葉を探した。
幸い、すぐに見つかる。
 
「Amen」
 
一度言って見たかったというのはアドルフには内緒にしておこう。
不遜な祈りはビリーに届いただろうか?
398HMX-13 serio ◆Kls1nzwU :02/02/01 23:46
>396
セリオvs火途馬 衛星軌道戦  

私は…一歩及ばなかった…光が、私を包んだ、そう思った。
(マスターッ!!)
しかし…直撃は免れたらしく次の瞬間、私は衝撃により吹き飛ばされた。

(っ…右部損傷!!)
私は残されたバーニアで何とか体勢を立て直す。 
そして再び男の元へ飛ぶ。
目標はまだ私が活動出来ていることに気がついていない。
(…やれる!)
私は光剣を目標に振りかざした。
399タバサ ◆Xmzw5k4M :02/02/01 23:47
ハインケル&由美江VSタバサ&タバサ(LV60D)
>391>394
私(1)はうっすらと目を開けた。
まだぼやけてはいるが、それなりに視力は回復したようだ。
(あれは・・・)
私(2)の背後から、静かに歩み寄る影が見えた。
(・・・あのシスターの方か!)
私(1)は二人の間に向け、走り出した。

「やらせは、しないっ!!」
私(2)の背中を背負い、即座に<究極防御>を発動させる。
私(1)の前に出現した「壁」が、シスターの刀を受け止めた。
「一つのことに集中しすぎるところ、それが貴方の長所でもあり、短所でもありますよ・・・」
私(1)の言葉に、私(2)は思わず苦笑した。
「・・・貴殿の言う通りですね。・・・これで終わりにしましょう」
私(2)は懐に手を差し入れ、最後のオーブを取り出した。
「・・・氷華スルフニルよ! 我が求めに応じ、万物を凍らせる凍気を放て!」
氷のオーブを掲げる。
オーブから溢れ出した凍気が、二人に襲いかかった。

「・・・神の奇跡があるのなら、抵抗してご覧なさい・・・」
「壁」を維持しながら、私(1)は氷のような言葉を口にした。
>395 >334 >397
(瓦礫の山の中から、2人が現れる)
黒「ぐっ……、フィナ、あんな状態で固有結界を使う馬鹿がいるか……」
 
白「ふっ、私としたことが……」
 
黒「貴様! アルトルージュ様に何かあったらどうするつもりだっ!?」
(フィナに右ストレート)
白「ぐはっ!? ナ、ナイスパンチ……」
 
黒「もう、いい。さっさとあの不埒者ども追うぞ! どこかに消えるのが最後に見えた」
 
白「ええ、私もあの美少年の一挙一動を追ってましたから……、ぐわっ?」
(フィナに左アッパー炸裂)
黒「そんな注意力があるなら、固有結界を使うな!」



(ビリーのいる場所へ、ビリーと遭遇)
白「リィゾ、あの方は確か……」
 
黒「貴様っ! アルトルージュ様をどこにやった!?」
(殺気十分でビリーの喉元に魔剣ニアダークを突きつける)
>388
-アーノルド・ラスキンvsベイ将軍(M)-
 
 欲の深さが化生たる者の格を決めると言うのならば、目の前の男――カズィクル・ベ
イ将軍はまさに欲の権化と言える。世界中の富、女を全てその手にしようとも、ベル将軍
の欲深き心は更に多くを求めるのがたやすく予想出来る。
元はラスキンの得物だった仕込み杖も易々と使いこなし、それがまるで五百年の昔より
己の手にあったと言わんばかりに自在に突き、凪ぎ、振り下ろす。
 
「楽しんでいるか、魔術師よ」
 
 同じ武器を同じ技量で扱えるならば、差を作るのは化生が化生たる膂力と底知らずの
持久力。傲岸そのものの顔に更なる闘争の狂気が彩られる様は、ベイ将軍が数々の戦場
で見せたそれに等しい。
 
「君程ではない。御婦人を待たせるのは本意ではないのでね」
 
 しかし受けに徹するラスキンもただ耐えている訳ではない。己が使い、その癖も知り尽くし
慣れ親しんだ武器ならばこそ太刀筋も容易に見切ることが出来る。上段より片手で振り下
ろされる斬撃を刀の峰に手を添えて受け流し、大きく体勢を崩したベイ将軍へと突きを放つ。
 
狙うのは首。突き刺し切り落とせば、いかに不死の化生であろうとも無事には済まない。
 
402導入:02/02/02 00:04
デミトリ・マキシモフ(M)vsドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ

デミトリ・マキシモフ。
元A級魔界貴族、吸血鬼にして別名「闇の貴公子」。
彼は100年ほど前に魔界での戦いに敗れ、
居城もろともここ人間界に追放されていた。
 
だが・・・100年の眠りの後、かつての、いやそれ以上の力を得た彼は
地球外生命体パイロンの来襲を契機として闘争を開始した。
「闇の貴公子」の復活である。
 
人間界の闇を次々と征服していく中で、彼はある噂を聞いていた。
この人間界には、百年に一度蘇る魔王がいるという。
そして、今がちょうどその復活の時期なのだと。
 
その名は、ドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ。
彼の故郷でも、一部の者にはその名を知られた吸血鬼。
異界の魔王にして神祖。
 
その名はデミトリも聞いたことはあった。
「フン、まったく・・・ベリオールだけかと思えば。
 どこの世界にも私の行く手に立ちはだかる愚か者は尽きんな」
どうせ海千山千の類であろうと、最初は気にもとめなかった。
 
だが。
改めて思うに、復活したばかりで久しく骨のある相手と戦っていない。
しかし仮にも人間界で「魔王」と呼ばれる者だ。
ここ人間界にはびこる雑魚どもよりは、手ごたえがあるに違いない。
丁度いい娯楽になるのではないか?
加えて言うなら、そやつを倒せば
人間界は完全に自分の手中に入ったという証にもなるだろう。
何より、自分の力も誇示できるというもの。
その考えは、彼の野心を確実に捕らえたのである。
 
そして今、一匹のコウモリが月明かりの下、夜空を飛んでいく。
目指すは復活した悪魔城・・・ドラキュラ城。
「ククク…待っていろドラキュラとやら。
 さぞ私の名声を高めてくれるものと、期待しているぞ…!」
>394>399 ハインケル&由美江VSタバサ*2
 
凄まじい量の冷気が襲ってくる。
駄目だ、かわす事など不可能に近い。
仕方なく、身を屈めて必死に冷気に耐える事にした。
404ウピエル ◆Upielb0Y :02/02/02 00:06
御神苗VSウピエル
>218
 
ヤツがホールの通路に逃げ込む。
同時に、弾倉が空になった。
 
手榴弾のピンを抜く音がはっきりと聞こえる。
 
弾倉止め(マガジンキャッチ)を操作し、重力に引かれ弾倉が落ちる。
腰の後ろのマガジンホルダーから予備弾倉を引きぬくと、そのままスクリーミングバンシーにさし込んだ。
残りの弾倉は二つ。
ボルト・レバーを引き遊底をスライドさせ、薬室(チャンバー)に初弾を装填する。
再びスクリーミング・バンシーを構えると、ピンを抜かれた手榴弾が宙を舞っていた。
 
爆発。
爆炎と轟音と飛び散る破片が周囲を満たす。まだ地面に落ちていなかった空の弾倉が吹き飛ばされる。
 
ヤツが通路から様子をうかがう。
どうやら、集中力が限界に来たので少し休憩の時間らしい。
俺は、飛び散った破片をかわし切れずに多少の傷を負った。だが、ほんのかすり傷に過ぎない。
俺は再びスクリーミング・バンシーを奏でる。
「魔女の鉄槌」のメロディが再び静寂の訪れたホールに響く。
 
俺は待っている。
ヤツの呼吸はギターのサウンドにかき消されているようだが、俺の耳には届いている。
ただ、演奏だけが響く時間が過ぎ、待っていた瞬間が来た。
ヤツの呼吸が整った。
 
その瞬間、俺は走り出した。
ギターのサウンドは凄まじいまでの早弾き、そのサウンドに合わせるように翔ける。
地を這うように駆け、天井を走り、柱を蹴り、壁を跳ねる。最早人間の知覚出来る領域ではない。
速く、速く、速く、速く、もっと速く、ただ速く!!
 
「ひゃァァッァッははハハハはっァァァァァァァァ!!!」
 
笑いとも叫びともつかない声を喉から吐きだし、ヤツの死角から銃撃を放つ。
頭の中が真っ白になって、全身に熱い衝動が駆け巡る。
そうだ、これだ。エキサイティングに、最高にハイになって殺し合おう!!
 
床擦れ擦れから、真上から、背後から、弾倉の中身を全て叩きつける。
ただ一点。頭部のみを狙って!
>398 
セリオvs火途馬 衛星軌道戦  

 「え”?」
 
 光る剣が俺の体をあっけなく切り裂いた。
 ロボット野郎が……動いてやがる? 
 バカな、トム・ガンの衝撃は戦闘機すら刻むってのに!

 光る剣は俺を逃さず、切り刻む。
 まず腹が断たれた。
 熱で焼き切られ体液こそ吹き出ねーが、全身が沸騰するような痛みが走る。
 次に脊髄。
 音もなく背骨が切られて、体のバランスが崩れる。
 そして最後に斬られたのは――トム・ガンの薬室。
 薬室が叩ききられ、トム・ガンの全機能が停止した。

 ……俺の、俺のトム・ガンが……破壊された?
 お、俺の夢が、野望が消えた? 

「みと、めねー! ぜってー認めねーッ!!」

 崩れかけた体のまま、俺は変身を解く。
 ぶった切られた人間が何秒生きられるか、なんて関係ねー。
 真空中で何秒生きられるか、も。 

 半分になった体で俺は、セリオを掴んだ。

「変身ッ!」
 
 ありったけの力をつかって、セリオと同化する……! 

(トリップ判定。俺が勝ったらセリオと同化、支配する)
>400 アルトルージュ争奪戦

「…………なんなんだ、一体」

 呆然としながら、呻く。爆発に巻き込まれたと思ったら、いきなり外にたたき出されている。
 なにか、妙な違和感を感じたような気がするが、それがなんなのかはわからない。

 状況を確認する。半壊した事務所が見るが、爆圧で吹き飛ばされたにしては、少々遠すぎる距離だ。
周囲には、カペルと問題の少女。そして、なにやら悲壮な叫びを上げている少年と、なにやら祈りの言葉
を呟いている青年。
 
「……一人、足りないな」
 
 おそらく、あの爆発に巻き込まれたのだろう。正直、罪悪感を抱くが……
 
「……とりあえず、後だ」
 
 気絶したままの少女を抱え直して、レイオットは現在位置を確認。
 と――
 
「……これは――!」
 
 すぐ目の前に、モールドキャリアがあった。逃げ回っていた為に気付かなかったが、どうやらキャリアの
停車位置にまで戻ってきていたらしい。
 
「……運がいいのか、これは?」
 
 そんなことを呟いて立ち上がる。逃げるにせよ戦うにせよ、武器は必要だ。
 少女を座席に放り込むと、レイオットはカペルテータを伴い、荷台に入り込む。
 ――モールドを着装しなければならない。
 
 背中に、彼らの怒声を感じ手はいたのだが、それはまた後で、だ。 
>402
「我に挑む愚か者は貴様か? その風貌、確か、闇の貴公子・デミトリとやらか?」
 
神祖・ドラキュラは大広間の玉座から唐突に現れた男を見下ろしてそう言った。
 
「我には衰退の一途を辿る魔界なぞは興味はない。ただ、人間を滅ぼす事だけが我が望み……」
 
そう、ドラキュラは言うと同時に右手に持ったワイングラスを投げ捨てる。
ワイングラスが地面に落ちた時、既にドラキュラの姿は玉座になかった。
 
「だが、降りかかる火の粉は払わねばならんな!」
 
玉座より、空間転移したドラキュラは黒い火球をデミトリに対して放つ!
408由美江 ◆E4ocAfjU :02/02/02 00:15
>399>403 ハインケル&由美江VSタバサ*2

「ちっ」

見えない壁に刃を阻まれた由美江は小さく舌打ちする。これだから、魔女だの
魔道師だのといった連中は嫌なのだ。

その上、今度は冷気が襲いかかって来る。それについて罰当たりな感想を漏らす
間もなく由美江は冷気に包まれた。咄嗟の判断で身を小さく縮める。
トレス・イクスVSン・ダグバ・ゼバ
    
深夜の工場
ここで、吸血鬼結社の会合が行われるはずだった
しかし・・・今ここに存在するのは炭化した死体のみだ
「アイアンメイデン、不測の事態が発生した、検証を行った後帰頭する」
トレスは平板な声で連絡を済ませると、工場の捜索を始める
やがて、彼のセンサーに異常な生物反応が検出された
人間の物でも、吸血鬼の物でもない・・・・・トレスはその場所に迷わず銃弾を撃ちこむ
   
「あれ?見つかっちゃったのかな・・・・なかなか鋭いね」
そこから姿を現したのは、少年だった、トレスは銃を構えたまま少年に質問する。
「ここの吸血鬼どもを全滅させたのは貴様か」
少年は笑顔で答える。
「うん、でもすぐ終わっちゃったよ・・・・ねえ君は僕を楽しませてくれるのかな?」
事実を知ってもトレスの表情は変わらない。だた冷厳と告げるのみだ
「否定、常駐戦術思考を索敵仕様から殲滅戦仕様に書換え・・・・・戦闘開始」
        
宣告が終わるや否や20ミリバルカンキャノンが唸りを上げて少年の身体へと弾丸を浴びせた。
>395>334>397>400>406 アルト争奪戦

 マズった。
 砲弾がまともにこっちに飛び、後ろに男と少女二人がいた。
 躊躇した瞬間には腹に砲弾が直撃し、気がついたときには下半身と泣き別れで瓦礫に埋もれていた。
 それでも瓦礫に頭を潰されてないで済んだのは、まあ、なんというか。

 ぶは、などと声を上げつつどうにかこうにか瓦礫を押しのけ、全身を再生する。
 表に出ると、霧の残滓が色濃く漂っていた。

(あんにゃろうら・・・)

 事務所は見る影も無い。
 物は諦めがつくが、それなりに気に入っていた今の生活をぶっ壊してくれたことは許せん。
 何が何でも落とし前をつけさせてやらにゃなるまい、
 などと復讐を誓ってるところに声がかかった。

「貴様っ! アルトルージュ様をどこにやった!?」
 ぶち、などと切れた音がした。マクスウェルの抑制が外れてたのが災いした。
 連中に。
 
 喉が半ば切り裂かれるのもかまわず間合いに入り、黒いのの股間を蹴り上げる。
 ついで、本命――白いのに目を向けた。
 突き出された剣を躱して、顔面に一撃、腹に一撃、金的に一撃、とどめに足を刈って倒す。
 顔面に足をのせ、ぐりぐりと踏みにじった、かかとで。

「手前ら俺に何か恨みでもあるのか、ああ! 事務所弁償しろ!」
411御神苗優:02/02/02 00:23
御神苗優VSウピエル
>404
凄まじい爆音とともに焔がヤツの周囲を舐めている。
まぁ、多少の時間稼ぎにはなった。
俺の呼吸もだいぶ収まった。

しかし。俺の心臓を凍りつかせる音が、ホールに鳴り響いた。
「魔女の鉄槌」のフレーズだった。
その音ともに、黒い影が俺の横を通過していく。
そんな気配がしたと思った瞬間。
 
「ひゃァァッァッははハハハはっァァァァァァァァ!!!」
 
笑いとも叫びともつかない声とともに、無数の銃弾が俺めがけて飛んできた!
床擦れ擦れから、真上から、背後から。
俺は戦慄を覚える暇もなく、すぐさま回避行動に移った。
しかし、反応が少し遅れたのは痛かった。
何発かは俺の頭をかすめ、頬をえぐっていく。
回避自体には何とか成功したが、唯一の生身の部分である俺の顔は、
すでに血で紅に染まっていた。
 
「やってくれるじゃねぇかよ!この落とし前、きっちりつけさせてもらうぜ!」
俺は叫ぶと奴に向かって7.62mmを乱射した。
(奴の動きを目で追うな!肌で感じろ!ボウマン先生の教えを思い出せ!)
そう、心の中で呟きながら。
412ベイ将軍(M):02/02/02 00:25
>401 
アーノルド・ラスキンVSベイ将軍 
 
 将軍の首を狙った渾身の突き。かざした左の掌を難なく貫いた勢いはは、急に停止した。
 将軍が拳を握り締めたのである。
 そのまま左手を後方めがけ振る。一刀はあっけなくもぎ取られながら、ラスキンは軽く姿勢を泳がせただけである。
 にやり、と牙の生えた口が笑った。

「いい剣だ」
 
 軽く左手を払った。ただそれだけの動きで、突き刺さった刀は冗談のようにくるくると回転しながら宙に舞う。落ちて来た剣は新たな主の手元に収まった。
 
「これなら五百の首を刈っても刃毀れ一つすまい。だが、今宵はただ一つで十分よ」 
 
 両手を左右に広げる。二刀を、魔空へ羽ばたかんとする妖鳥のごとく構えた将軍は地を蹴った。
 蒼月を背に放物線を描きつつ将軍は落下する。天空から地上に迸らんとする瀑布の一撃。
 否、二撃。
413HMX-13 serio ◆Id/28J.M :02/02/02 00:30
>405
セリオvs火途馬 衛星軌道戦  
 
私の剣は男の体を一文字に凪いだ。 
男の体は二つに分かれそれぞれ明後日の方向に飛んでいった… 
(目標の破壊を確認…)
私は帰還しようときびすを返そうとした。

しかし次の瞬間私の肩が掴まれ、何かの思念が進入してきました。

(!!?!?!?!??!???!…な…)

(トリップ判定 負けたら取り込まれます)
414タバサ ◆Xmzw5k4M :02/02/02 00:32
ハインケル&由美江VSタバサ&タバサ(LV60D)
>403>408
・・・彼女達の四肢は、オーブから解放された凍気によって、凍り付いていた。
「・・・神の奇跡は、起こりませんでしたね」
私(1)は、静かに呟いた。
>409
ゲゲルは案外つまらないものだった。
リントとは似ているが、違うリント。
期待していたのに、全く面白くなかった。
そう思っていると、銃声が鳴り響いた。
現れた男は、全くの無表情で告げる。
「ここの吸血鬼どもを全滅させたのは貴様か」
・・・楽しそうだ。
そう、直感した。
これもリントとは違うリントだ。
笑顔を浮かべ、答える。
「うん、でもすぐ終わっちゃったよ・・・・ねえ君は僕を楽しませてくれるのかな?」
答えは更に僕にとって刺激的だった。
「否定、常駐戦術思考を索敵仕様から殲滅戦仕様に書換え・・・・・戦闘開始」
20ミリバルカンの銃弾が撃ちこまれる。
僕がリントだったなら、ただの肉片になっている所だろう。
でも、僕は違う。僕は――
白い異形に変身した僕の体から、ポトポトと銃弾が落ちた。
そして、硝煙の中から歩み出る。
「・・・君は面白そうだね。さぁ、ゲゲルを始めようか!!」
(ゆっくりとトレスに歩み寄る)
416アドルフ ◆AdoLfKkE :02/02/02 00:37
アルトルージュ争奪戦
>334>397>400>406>410

叫んだあと。
件の戦術魔法士が、赤い方の少女を連れて、近くのトラックに向かっていく。
 
「ちょっと・・・!」
 
よく見ると、そのトラックはモールドキャリアだった。
(ふぅん。逃げる気か、それとも・・・)
 
意識を事務所に向ける。
相変わらず黒煙は立ち上り、もはやビルの形すら残っていない。
 
「お礼はしなきゃね・・・どうする、京也お兄ちゃん?」
 
にっこりと、微笑みながら問いかけた。そして、言葉を続ける。
 
「ボクは、行くけどね」
 
それと同時に、宙に浮かび上がり、事務所の方に向かう。
−復讐するは、我にあり。
417ウピエル ◆Upielb0Y :02/02/02 00:41
御神苗VSウピエル
>411
 
 
ヤツの目は俺を捉えていない。
ヤツの耳は俺を追いきれない。
ヤツの手足は俺の動きに追いつけない。
そのハズだった。
ヤツは人間だ。俺の動きについて来れるはずが無い。
だが、ヤツが撃つ弾丸は確実にこちらを追ってくる。
追いつきはしない。だが追ってきている。
ヤツは、俺の動きを捉えているのだ。
 
一瞬で弾倉を交換する。もう随分派手に撃ち合った。
これが最後の弾倉だ。
一瞬でやつの背後に回り込み、後頭部を狙いフルオートで狙撃する。
秒速995mでこの距離で射出されるスクリーミングバンシーのホロウポイント弾は、発射されてからの回避は不可能だ。
 
「いい加減潰れろォォ!!」
 
418火途馬(M):02/02/02 00:45
>413 
セリオvs火途馬 衛星軌道戦  
(s<I セリオの勝ち)

 弾かれる感覚。
 俺の手は、確かにセリオを掴んでいた。
 だが、セリオの意志に阻まれ、俺の霊魂は機械の体から排除される。
 ――それに変身しきるには、俺の体は壊れすぎていた。

 真空に、破損に、耐えきれず……ゲラルドの体は、爆ぜた。

「がぁ! こ、こんなところで、霊魂になったら……成仏しちまう!」

 体を失った俺は霊魂に戻っちまった。
 霊魂だけじゃ霊気を喰えねぇ、このままじゃ死んじまう! 
 ち、近くに生き物は…………
 クソッ、宇宙にいるはずがねー!
 こ、こんなメイドロボ風情に――ッ!

「ち、チクショォォォォォーッ!!」
 霊魂の形で必至にセリオに手を伸ばすが、もう、ヤツには届かない。
 俺にはこの宇宙で果てるしか、道は残っていなかった。

 火途馬……死亡。
トレス・イクスVSン・ダグバ・ゼバ
>415
トレスは少年の正体を見ても相変わらず表情は変えない
ただ、効果が無いあるいは薄いと悟ったかバルカンをあっさりと床に放置し
肩にぶら下げたパンツァーファウストを構え、ダグバの正面からそれを撃ちこんだ。
420デミトリ(M):02/02/02 00:47
「ほう・・・田舎の三下でも、私の名ぐらいは知っているのだな。」

全く怯む様子もなく、デミトリは放たれた火球をひらりとかわす。

「人間を滅ぼすことだけが望み・・・フッ、井の中の蛙には相応の、小さな欲だ」

床を滑るように移動し、距離を取るデミトリ。
いつの間に現れたのか、右手に一匹のコウモリを留めながら。

「降りかかる火の粉・・・クックッ、そうかそうか、君は火を見るのが好きなのか。
 奇遇だな、私も炎は大好きなのだよ」

デミトリが立ち止まると、さらにそのコウモリが真っ赤な炎に包まれる。
右手を掲げると、コウモリがドラキュラに向けて飛び立った。
最初はゆっくりと・・・しかしだんだん加速しながら。

「そんな君に面白いものを見せてやろう・・・なに、ちょっとした手品だ」

そして、ドラキュラの手前少しのところで一匹だったコウモリが数十匹に分裂した!
数十匹のコウモリが、一人の相手に向けて一気に加速し襲いかかる!

「見物料はお前の命だ!!」
421嗤う悪霊(M):02/02/02 00:50
>306
ナオミVSスレイマン
(千日手無限回廊)
 
「死の味」がする。意識容量の配分を無視して呪力を使い続けた結果だ。
灼き切れ、壊死を起こしつつある脳組織が正確な情報伝達を阻害、錯覚させ
幻味を舌に感じさせている。それは苦く辛く塩辛く酸っぱく、そして甘い。
 
既にほぼ全身が身体施呪の影響下にある。
意識の途絶えた瞬間一歩も動けなくなるのは間違いないだろう。
応急ではあるが修理が必要だ。
 
血反吐を吐きつつ、単純な使い魔を起動し、体内を走査させ、0.13秒後に走査完了。
 
使い魔はなかなか愉快な結果を報告してくれる。
多重に身体施呪され、人間離れした動きをさせ続けた上肢と下肢は、筋繊維があちらこちらで
断裂し、関節は軋み、骨格は捻れ歪みを見せている。
循環器を酷使し尽くした結果、文字通り心臓は破裂する寸前。
血圧を急上昇させた各部で毛細管の破裂が見られる、損傷箇所は数える気にもならない。
女に焼かれた皮膚はボロボロと剥げ落ち、焦げ付いた内臓は内出血を繰り返し、
口腔に血反吐を供給し続け呼吸を阻害する。
 
ハ、屍体同然か。
他人の体ならこんな肉塊、頼まれたって修理するか。
 
とはいえ、道具もない、部品もない。ありものから持ってくるしか無さそうだ。
胃はどうだ?
不必要。呑気に飯食ってる場合じゃねぇ。
同じく小腸、大腸、十二指腸、今は使わん不必要。
体内の治癒プロセスを調整し、細胞に還元して破損箇所に貼り付ける。
肋骨は?
それが守るべき臓腑は今しがた使ってしまった。なら2,3本なら構わんか。
声帯は?
嗤えないのはつまらんが、唱呪するならロッドで十分。
さらに、死んだ細胞を血膿として毛穴から噴出させ軽量化。これで身体施呪の負担も軽減。
 
こっちが作業を進める間、この穴倉の中にまであの光が差し込んで来るのが見えた。
ち、難儀してる間にあっちも回復中か。女の回復は一瞬。ハ、全く妬ましい話だ。
 
ならば、次に女がとるべき行動は・・・
ハ、やっぱり予想通りか、穴倉の中に筒を放り込んできやがった。
 
毎度毎度飽きないもんだ。こっちはとっくにうんざりしてる。
筒の軌道と女の足音から現在座標をおおむね予測できた、
血膿を撒き散らしながら馬鹿歩きのステップを踏み、転移。
 
ビンゴ!!
こちらに回り込もうとしている女の正面に出現。

女との距離を狭めつつ、力を増した腕で血膿に塗れた外套を引き千切り、
引き千切る勢いもそのままに女に叩き付け、
血肉に濡れたボロ切れが吸い付くのを利用して一気に地面に引きずり倒す。
さて、どう料理してやるか思案していると、【卵】から応答があった。
ク、クク。丁度良い。ならば幕引きはこいつで決めてやろう。

ハ、俺のペットを紹介しよう、ジブリールと呼んでやってくれ!

(次ターン、ジブリール一体が起動)
422御神苗優:02/02/02 00:52
御神苗優VSウピエル
>417
俺の反応は、奴をかなり動揺させているようだ。
当初の余裕がかなり無くなってきた。
俺の放つ弾丸は、確実に奴を捕らえ始めた。
それが、奴をいらだたせる原因になっているようだ。
 
奴は俺の後ろに回りこんだようだ。
どうやら、俺の死角から一気にかたをつけるつもりだろう。
俺はすぐさま後ろを向き、弾丸のコースを予測した。
発射されてからでは回避はまず不能だ。
俺はすぐさま行動に移した。
 
「いい加減潰れろォォ!!」
奴の射撃が始ったとき、俺はすでにそこにはいない。
人間を確実に凌駕する速さで、俺は回避を完了し、奴に向かって7.62mmの弾丸を発射した。
「いつまでも後手後手に回るほど、俺は遅くはねぇんだよ!!」
423十六夜京也 ◆NENv99.A :02/02/02 00:53
>416 アルトルージュ争奪戦
「あ、おい!」
 
アドルフが宙に舞うのを見つめる。
表情からは分からないが結構頭に来ているらしい。
もっともビリーの事よりも給料が未払いになる事に
腹を立てているのは間違いないところだ。
 
振り返るとさっきの青い外套の男はトラックの荷台でなにかしているらしい。
しかし逃げる準備ではないように思える。
 
「さて、どうしたもんかな」
 
少し悩んだが、アドルフの後を追うことにした。
これ以上は死人を出したくない。
 
それにあの黒騎士の剣技は本物だ。
性格も二人そろって「本物」のようだが。
>420
「見物料は我の命だと……? 大風呂敷を広げたな……」
 
ドラキュラは迫る蝙蝠の群れに対してひるんだ様子もなく、そう言い放った。
 
「これしきの事は、ある程度の貴族なら誰しもが出来ること……。手品の域にも入らぬ」
 
ドラキュラは自分のマントを大きく広げた。
 
「蝙蝠を使役するなら、せめてこれぐらいはせよ!」
 
ドラキュラのマントの中から、炎、氷、雷に包まれた無数の蝙蝠が放たれた!
>408>414 ハインケル&由美江VSタバサ*2
 
「……クソッ糞ッくそっ!!」
凄まじい冷気にやられた四肢は、全く動きそうになかった。
腕の一本も動けば、最後のあがきもできたのに!
「仕方ない、好きにしろ魔女。けどな……」
一際大きく顔を歪めて、絶叫する。
「これは我らの敗北であって、神の敗北ではない! せいぜい、永劫に続くヴァチカンとの戦いに
その身を投じるんだな!」
 
イスカリオテの、神罰の地上代行者が帰ってこなかったとなると、追求の手は更に強くなるだろう。
聖堂騎士、首切り判事、天使の塵。
弓、殺人狂。
クルースニク、ガンスリンガー、ダンディライオン。
きっと、誰かがこの許しがたい魔女を断罪するに違いない。
ならば、それは我らヴァチカンの勝利だ。悔いはない。
「さぁ、殺せ」
>419
銃弾はくすぐったい程度だ。さぁ、すぐに捕まえて・・・?
(パンツァーファウストを正面から喰らい、吹っ飛び仰向けになる)
「フ・・・フフフ・・・・・・」
楽しい。楽しい。楽しい。楽しすぎる。
素晴らしいゲゲルだ!!
「いいね、君は楽しい奴だ。
僕のゲゲルの相手に相応しい!!」
(今度は真正面から猛ダッシュで接近、拳を繰り出す)
>410 >406 >416 >423
白「痛い、痛い、暴力反対です! ラブアンドピースですよ!!」
(ビリーにぼこられる)
黒「……………」
 
白「リィゾ、こいつを何とかしてください!」
 
黒「言われなくても、アルトルージュ様を不貞を働く輩は俺が許さぬ!」
(魔剣ニアダークが規格外の腕力でうなりをあげて、ビリーを襲う!)
>38
なかなかいい感じだ
次も無駄な抵抗をして卿を本気で怒らせてみるか・・・・・

429ウピエル ◆Upielb0Y :02/02/02 01:12
御神苗VSウピエル
>422
 
 
「なんの冗談だ!?」
 
0.1秒ごとに補正される弾丸の照準が回避される。
ヤツの反射速度は俺より遅い。だが、人間の限界を遥かに超えて俺に近付いている。
もはや、吸血鬼でも御神苗より速い奴は滅多にいないだろう。
そして、ヤツはこちらの動きを読んでいる。
殺気を感じているのか、それとも予知能力の一種か、とにかくそれ以外に説明がつかない。
 
ヤツの弾丸が俺の肩を抉る。
派手な傷に見えるが吸血鬼にとっては大した事は無い。すぐに再生する傷だ。
だが、俺は怒り狂っていた。
こんなヤツに、人間ごときに遅れを取っただと?
 
許せない、許さない、真っ二つに引き裂いて、腸を全て引きずり出して、手足を引き千切って・・・
 
「ブッ殺す!!」
 
怒りと憎悪が脳を焼き、肉体に絶頂にも似た興奮が駆け巡る。
最高だ。全てを賭け、最高にエキサイティングに殺しあえる相手。
全身を焼き、真っ白な灰にするような高揚感。
脳内が更に加速し、全身が悲鳴を上げる。周囲は最早スローモーション。
0.1秒が永遠に感じられる。
 
マガジンの残弾を叩き込むと、さらに加速する俺の動きに驚愕する御神苗の眼前に銃剣で突っ込む。
さあ、殴り合いの時間だ!!
トレス・イクスVSン・ダグバ・ゼバ
>426
「0.57秒遅い」
トレスはパンツァーファウストの砲身でダグバの拳を受けとめるが
ダグバの力は凄まじい・・・みるみるうちに砲身にひびが入ってゆく
トレスは砲身を手放すと同時に愛銃ジェリコM13をダグバの即頭部に突きつけ
引き金を引いた。
431由美江 ◆Yumie3Lc :02/02/02 01:14
>414>425 ハインケル&由美江VSタバサ*2

ハインケルが何か叫んでいるらしいが、耳には何も入ってこない。もって
あと10分というところか。

まあいい。わたしが倒れても、次の神の使いがわたしにとって代わる。そいつが
倒れても、また新しい使いが現れるだろう。あの忌まわしい埋葬機関が動き出す
かもしれない。

わたしが死んだところで戦いは終わらない。そして、最後には神が復活したすべての
死者を裁くだろう。

そのときに神に選ばれればそれでいい。
>427 アルトルージュ争奪戦
 
 数分後――
 
 ばじっ!
 発条が解放され、重たい音を立てて人型の物体が床に降り立った。
 タクティカル・モールドに身を包んだレイオットだ。
 
 カペルと共に荷台を降りて――事務所後の方から聞こえる攻撃的な音に嘆息。そのまま運転席へ。
 正直、気は進まない――むしろ、逃げた方が賢明だと言える――が、こちらから蒔いたトラブルだ。
 逃げるのは正直、気が引ける。
 
「……仕方ない。行くか」
 
 嘆息と共に呻いて、車を発進。もともと、人の足でも数分の距離だ。さほど時間もかからずに現場に到着。
 タイミングとしては、丁度――
 
 少年と青年が、戦闘を開始した瞬間だった。
ン・ダグバ・ゼバVSトレス・イクス
>430
・・・僕の拳を受け止めた。
恐いくらいに、期待通りだ。
さぁ次はどうしようか・・・。
そう思った瞬間、側頭部に銃撃が叩き込まれる。
「どこまでも楽しませてくれるね、君は―――」
頭が少々揺れた程度だ。全く問題にならない。
「さぁ、もっともっと楽しもうか!!」
(狙いもつけずに腕で薙ぎ払う)
>427>432 アルト争奪戦

「うおら〜〜〜〜〜〜〜!」
 白いのの頭にのせた足を軸に振り返り(ぐりり)、全身で右ストレートを叩き付ける。
 絵に描いたようなクロス?カウンターが成立した。

 ただし、剣と拳で。

 黒騎士の剣が胴をなぎ払い、再び上半身と下半身が泣き別れになった。
 臓物をぶっ散らばし、べちゃり、と音を立てて落下する。
 が、むっくり起き上がった。5秒で下半身が再生。

(この野郎、どうやって泣かしちゃろか・・・)
 とはいえ、さすがに今の一撃で目が覚めた。とりあえず・・・
 瓦礫の下からズボンを引っ張り出してそそくさはき始める。
トレス・イクスVSン・ダグバ・ゼバ
>433
「0.34秒遅い」
ダグバの力任せの薙き払いを最小限の動きで回避
その瞬間、トレスの手首ががくんと折れ曲がり、そこから火炎放射器が姿を現す
そして数千度にも及ぶ豪火がダグバの全身を包む
そのスキに、トレスは後退し、戦術シミュレーションを構築しなおす
(通常の弾丸ではこの相手は倒せない・・・・・・ならばどうするか・・・)
436デミトリ(M):02/02/02 01:34
>424
「むっ・・・!?」

ドラキュラのマントから放たれた無数の蝙蝠がデミトリめがけて飛んでくる。
炎に包まれた蝙蝠たちを左手で、氷に包まれた蝙蝠たちを右手で払い落とし、
雷に包まれた蝙蝠たちを連続蹴りで次々に叩き落す。

「ふむ・・・バラエティに富んでいて面白い、実に面白い見世物だ。」

叩き落した蝙蝠が床で煙になって消えていく中、
僅かに驚いたような表情を見せつつ、優しい口調で語りかける。
目に宿る殺気は故意のものか、それとも・・・?

「だが・・・いかんせん魔力不足だ。
 三流の目はごまかせるだろうが、一流の目にはかなうべくもない。
 だが君は幸運だ・・・超一流たるこの私の、直々の講義を受けられるのだから。
 しっかりとその身で学びたまえ、私は愚かな者は嫌いなのだ」

両腕を大きく開き、手に魔力を集中させる。
光の宿った両手を一気に眼前に突き出すと、手と手の間に炎が生まれた。同時に

「FIRE!!」

叫び声とともに、炎の塊がドラキュラに向けて高速で飛んでいく。
左手が痛んだような気がするが、気にもかけない。
437アドルフ ◆AdoLfKkE :02/02/02 01:35
そこは完全に瓦礫の山と化していた。
見事なまでの完全破壊だ。
 
そして・・・事務所あとでは、戦闘が始まっていた。
 
ビリー先生と白黒だ。
あの、ぐーたらで、女に弱く、金遣いも無茶苦茶で、もう立派な社会不適合者のビリー・ロンが白黒と闘っていた。
 
・・・下半身裸で。
 
(変態が増えた・・・)
 
しかし、変態でも使い方次第だろう。
黒はとりあえず任せ、白へ・・・って危険じゃないか?
 
「とりあえず、ウチのティーセットの敵だ!」
お気に入りのウェッジウッドのティーセットは、既に瓦礫と化しているだろう。
 
今までにない怒りが、全身を貫く。
この恨みはらさでおくものか。
438御神苗優:02/02/02 01:37
御神苗優VSウピエル
>429
「なんの冗談だ!?」
奴は驚きの表情を浮かべている。
そりゃそうだろう。すでに奴の動きについていってるのだ、ただの人間が。
その驚きの顔が苦痛に歪む。
俺の撃った弾が肩に当たったのだ。
だが、それも一瞬だった。
奴の顔が怒りに燃えていた。
 
「ブッ殺す!」
 
その声が聞こえたと思った瞬間、奴の姿は一瞬着え、代わりに弾丸が飛んできた。
俺は奴を確認する間もなく回避に移った。
更に動きが速くなってやがる!だが、驚く間も奴はくれなかった。
奴は弾丸を回避した俺の眼前に突然現れ、銃剣を振るう!
俺は咄嗟に手にしたH&K G3A3/A4でそれを防ぐ。
が。俺のライフルはその銃剣を防ぐどころか、音を立てて真っ二つに分断される。
「トンでもねぇ代物もってやがるなぁ!!」
俺はライフルの残骸を投げ捨てると、腰に挿してあるナイフを引き抜いた。
モース硬度27度以上を誇る、現代最強のナイフ。
「さぁ、第二ラウンド始めようか!!」
>436
「どちらが3流だ? 我にこの程度で挑みに来たならすぐに退場することになるぞ」
 
ドラキュラは不快気にそうつぶやくと、再び黒い火球を放つ。
デミトリの放った火球とドラキュラの放った黒い火球がぶつかり……
相殺される。
 
「ふむ、流石に芸がないな。もう、少し、色々、見せてやろう」
 
ドラキュラの眼が赤く不気味に光る。
 
「この程度で退場してくれるなよ、魔界の貴公子よ」
 
直後、無数の雷が大広間に降り注いだ。
外から見れば、悪魔城の最上階が激しく光ったように見えたことだろう。
440十六夜京也 ◆NENv99.A :02/02/02 01:49
>437 アルトルージュ争奪戦
階段(の残骸)を駆け上り、事務所(だった所)にたどり着く。
・・・ビリーが真っ二つになるシーンには何とか間に合った。
 
「何つーか・・・思ったよりタフだったんだな、所長さん」
瞬く間に再生していくビリーを横目に黒騎士の前に立ちはだかる。
下半身の方には目を向けない。
 
「おい、お前らが誰で何をしに来たかはしらねえが、
礼儀ってもんを教えてやるぜ!」
 
だが真っ正面から勝てる相手かどうか?
その考えを頭の隅においやり、京也は阿修羅で斬りかかった。
441タバサ ◆Xmzw5k4M :02/02/02 01:49
ハインケル&由美江VSタバサ&タバサ(LV60D)
>425>431
私(2)は、剣を召喚した。
「・・・さようなら、ハインケル殿、そして、由美江殿」

苦しまずに逝けるように、二人の首をはねた。

重い音を立てて、その首が床に落ちる。

「・・・さあ、貴殿の役目は終わりました。虚無に帰りなさい・・・」
私は分身の方へ向き直った。
分身が、何故か私に抱きついてくる。
「な、何を・・・。ーー!?」
背中に、違和感を感じた。鋭い痛みが全身を駆け抜ける。
目を向けると、そこには剣が生えていた。
「・・・貴方、ドッペルゲンガーがどういうものか、ご存じないのですか?」
分身が、冷たい声で言い放つ。
「そ、そうか・・・そういう、ことですか・・・ふ、ふふ・・・良いでしょう・・・ならば・・・あとのことは、貴殿に、託します・・・よろしく、お願いしますよ・・・これからの私・・・」
私は静かに微笑み、分身の体を伝って崩れ落ちた。

「お疲れ様、かつての私」
私は口元に氷の如き微笑を浮かべ、床に転がる死体を眺めた。
銃弾の掠った腕が痛むが、大きな問題ではない。
「人を殺す以外の事ができない狩猟者が、この私に勝てると思っていたのか。・・・これは、当然の結果です。ふふふ・・・ははは・・・はははははっ!」
この研究所に一番相応しくない匂いーー血の匂いが充満する中で、新たな私は高らかに笑った。
>435
「アハハハ・・・そうか、君はリントの武器だったのか。
面白いね、リントも狩りをするようになったみたいだ。」
炎を出したのには少々驚いたが、『武器』だと割り切ってしまえば納得できる。
「・・・さっきのはちょっと熱かったな。
君が熱がるかどうかは知らないけど・・・燃やしてあげるよ。」
(手をかざし、目標物を自然発火の標的に定める)
>432 >434> 437> >440
黒「ぐっ!?」
(ビリーの拳をまともに喰らう)
白「ああ、酷い目に会いました……」
(むっくり起き上がる)
黒「……ちいっ!」
(京也の剣を受ける)
白「ああ、美少年、私に会いに戻ってきてくれたんですね!」
(アドルフに両手を広げて駆け寄る)
黒「どうした、人間! 貴様の力を見せてみろ!!」
(激しい剣撃の応酬は繰り広げられる。火花が飛び散っているようだ)
444ナオミ ◆Might.Go :02/02/02 01:58
>421
食べる兎耳召喚師VS踊る死人占い師
 
今回は必ず転移して来ると私は確信していた。
これ程の痛い目に遭ってまで張った仕掛けに引っ掛からない訳が無い。
…と言うか、引っ掛からないとこちらが馬鹿みたいだ。
今度の満月の女王は至近距離で発動する。
手近な遮蔽物へと逃れる前に致命傷を与えられる筈。
そうで無ければ、そろそろ最後の一手を打つ。
 
予想通り転移して来た…今度は正面か。やはり二度目の方が精度が高い。
かなり身体は傷んでいる様子だが、その眼光には未だ翳りの欠片すら見受けられない。
予定通り倶利伽羅の黒龍の発動を強引にキャンセルしている間に、
男は魔術ではなく、血塗れの外套をちぎり、それを叩き付けて来た。
…そう来るか!
至近距離で何らかの術を仕掛けてくると思っていた私にとって、
それは限りなく不意打ちに近い物であった。
巻き付いた外套に両手を封じられ、為す術も無く引きずり倒される。
 
しまった!これでは反撃が出来ない!
 
無我夢中で張り付いた布を振り解きに掛かる。
男は直ぐに仕掛けて来ない。何故?今なら反撃も無いのに…
その疑問の答えは、私がボロ切れと化した外套をどうにか振り解き、
満月の女王を右手に持ち替えた時に目撃する事となった。
 
塚の上空、地脈のエナジーが最も集中しているポイントにおいて、大きく膨れ上がる気が一つ。
最初に男を目撃した時に投入していた【卵】の一つが金色に輝き、激しく脈動していた。
 
まさか…この男も悪魔を使うのか!?
アレが目覚める時を待っていたのか!
 
(次ターン、ジブリール起動)
>443 アルトルージュ争奪戦

「…………」
 
 その光景が視界に入った瞬間に感じたのは、とりあえず――目眩だった。
 半分に断ち切られて再生する男に、なにやら所帯じみた叫びと共に突撃する少年。
 例外として、雄々しい叫びと共に黒騎士と斬り結ぶ青年が居たが。
 
「……どうしたもんかね、これは」
 
 本気で、このまま逃げ出そうかとも思う。だが、そうなるとこの少女をどうするかが問題になるわけだ。
 やるべき事は、ひとつ。
 
「……そうそうに誤解といて、引き取って貰おう」
 
 呟きながら運転席から降り立つ。
 
 とりあえず。
 斬り結んでいる青年を援護する為に、レイオットは走り出す。
 右手携えたスタッフを操作。無音詠唱。
 
「――イグジスト!」
 
 <インパクト>発動。
 黒騎士の至近距離で、小規模な衝撃破が発生!
 
 この瞬間、レイオットは市内魔法行使条例に違反していたが、とりあえず脳裏にそんなことはなかった。
トレス・イクスVSン・ダグバ・ゼバ
>442
ダグバが手をかざした瞬間、トレスの全身が燃えあがる
が・・・・それでもトレスは平然とダグバへとM13の照準を合わせる
M13には新たに神経断裂弾が装填されている
試験段階のものだが、これならばダグバの肉体を粉砕できる・・・トレスの結論だった
しかし凄まじい超高温だ、火炎魔人の物などとは比べ物にならない
いかにトレスが頑丈とはいえ、これでは時間の問題
これが、最後のチャンスだろう
全身を炎に包まれながら、トレスはダグバへと発砲した。
   
(トリップ勝負)
>412
アーノルド・ラスキンvsベイ将軍
 
 武器を奪われ、瞬きをする間にも殺されようというにも関わらず、ラスキンはその事
を意にも介さぬかのように空の得物で居合いの型を取り、将軍を迎え撃つ。無謀か、否。
短い、呪詛にも似た言葉を口の中で転がした後で後でかちり、と手元より音がすると白
鞘の三振り目は左より打ち下ろされる斬撃を打ち返し、右の一撃は突き出すように前に
出た右腕より押し出すように出た大剣で叩き返し、ラスキンと将軍、互いに跳ぶ。
 
「やれやれ、強欲にも程があるな」
 
 両の手にある得物を握り直すと、中段に構える。刀はすぐにでも返して貰わねばなる
まい、しかしまずは将軍の首級だ。
 
448タバサ ◆Xmzw5k4M :02/02/02 02:25
ハインケル&由美江VSタバサ&タバサ(LV60D)
〜終幕〜
>441

ハインケルと高木由美子が禁書回収に向かった数日後、ヴァチカンに大きな荷物が届けられた。差出人の名前はない。
慎重に慎重を重ね、箱は開かれた。
中を見たある者は驚愕し、またある者は口元を押さえ、トイレへと駆け込んだ。

箱の中には、何者かの首と、夥しい量の禁書が詰まっていた。

あらゆる手段を使って情報を集めた結果、それは禁書を所持していた魔女、タバサのものであることが判明した。
しかし、その送り主と、回収に向かった二人の消息に関しては、結局分かず終いのままだった。

「ラテン語版を教会に送りつけたのは、ちょっと勿体なかったかも知れませんね・・・」
別の場所に新たに構えた研究所で、私はぽつりと呟いた。
「・・・まあいいでしょう。原典を手に入れたのですから・・・ね。ふふふ・・・」
めくるだけで崩れてしまいそうな本を読みながら、声を殺して笑う。
ネクロノミコンの原典ーーアル・アジフ。
あの時実際に入手していた物。

禁断の知識を手に入れた私は、また一歩真理に近づいたのかも知れない。
「私がこの知識をどうするかは・・・まさに『神のみぞ知る』、ですね・・・ふふふ・・・」

The END ・・・?
449デミトリ(M):02/02/02 02:25
>439
大広間の床を埋め尽くすほどの量をもって雨あられと落ちてくる雷。
デミトリの顔に、はっきりと驚きの色が見てとれる。
自分めがけて降り注いだ幾重もの雷を間一髪、マントで防ぐと

「・・・クッ!
 田舎者の分際で!」

そうつぶやいたデミトリはさらに襲いくる雷をかわし、
またもや床を滑るように動くと、姿を消す。

かと思うと一拍間を置いて、ドラキュラの目の前に突如出現した!
だがその姿はさきほどまでのマントを羽織った若い男ではなく、
蝙蝠の翼、手足には鋭い爪、真っ赤に輝く目と鋭い牙・・・
人型をとってはいるが・・・悪魔そのもの。

「・・・遊びは終わりだ・・・!!」

デミトリの体が一瞬にして炎に包まれる。
その炎の中に小さな影がひとつ、ふたつ・・・次々に現れ、
数十にも増えた後、それぞれが小さな炎の球となる。
そしてすべての影・・・蝙蝠が一斉に牙をむく。

「ぼろ布のように切り刻まれた無様な姿を私の前にさらせ!!」

炎を纏った大量の蝙蝠がドラキュラに襲いかかった。
>443>445 アルト争奪戦

 ズボンをはき、懐のミスリルナイフを確認する。
 唇を嘗めた。状況を確認する。

 クロよりもシロだ、やばいのは。それは分かっていた。
 だが、京也は明らかに圧されている。
 俺は、戦術判断よりも京也のほうを優先した。
 理由はない。あるとすれば、そのほうが人間らしいだろう、という判断か。

 京也の真後ろから接近する。黒からはブラインドになる位置を保った。
 まったく気づかれないとは思っていないが、反応を遅らせることはできるだろう。

 不意に黒騎士がよろめき、京也がそこを狙って切り込んだ。黒騎士が受ける。
 その瞬間を狙って跳躍した。

「京也、肩借りるぞ!」
 京也の肩を踏み台に更に跳躍、黒の頭上を逆さで越える。
 左手を黒の肩につき、黒の後頭部――脳肝の位置を狙ってナイフを突き込んだ。
>446
燃え上がりながらも彼は炎の向こうからの照準をつけてくる。
『武器』は通用しないはずの銃弾を放とうとしている。
だが・・・彼からは発せられる気は、僕を痺れさせた。
「・・・いいね、ゾクゾクするよ。
面白い! こんな面白いゲゲル生まれて初めてだよ!!」
(より一層精神を集中し、プラズマ化するまで温度を上昇させる!!)
452タバサ ◆Xmzw5k4M :02/02/02 02:31
>ハインケル&由美江VSタバサ&タバサ(LV60D)
レス纏めは後日あげます。
>452
分かった、それじゃ任せる。
お疲れさん。
>449
「むうっ!?」
  
無数の蝙蝠が、炎がドラキュラを包んでいく。
 
「うおおおっ!」
 
凶悪にて獰猛な死の弾丸がドラキュラに確実にダメージを負わせていた。
そして、数秒後に勝ち誇った顔でドラキュラを見下ろすデミトリと床に膝をつくドラキュラの姿があった。 

「……フッフッフッ、なかなかやるではないか。それでは我も本気を出して戦う事にしよう!」
 
ドラキュラはそう言い放つと、玉座へ空間転移をした。
ドラキュラの背後に大きな影のようなものが現れ始める。
 
「デミトリよ、ひとつ、言っておこう。我はその気になれば、いつでも魔界を制することができる。
ただ興味がないし、必要がないだけだ。我は世界の邪悪な意思の代行者としての責務を果たすだけであるからな」
 
ドラキュラの背後の影が実体化し始める。
そして……ドラキュラの背後に現れたのは翼と巨大な両腕を有する悪魔の像!
 
「これが我の真の力のひとつだ。では、舞台の続きを始めるとしよう。観客はおらぬがな」
 
背後の巨大な悪魔がその腕を振り上げ、デミトリを叩き潰さんとその腕を振り下ろす!
>446
(j<g トレスの勝ち)
「!?」
銃弾が、精神集中を妨げる。
・・・こんな物、すぐに再生するから無意味だって言うのに・・・
だが、弾丸は体の内側で「弾けた」。それも、何度も。
「グ・・・ガァァァァァッ!?」
腹部に腸を引っ掻き回すような痛みが走る。
再生が阻害される。肺からせり上がってきた血を、抑える事が出来ない。
「ゴフッ!!
フ、フフフ・・・リントの武器が僕を狩る時が来るなんてね・・・」
断続的に続く痛み。恐怖は感じない。
感じるのは・・・喜びだけだ。
「アハハハハ! 楽しいゲゲルだったよ!!
・・・次は・・・・君の番だ!!」
彼なら、きっと僕よりも多くの標的を仕留める事が出来るだろう。
その光景が見れないことだけが、心残りだ・・・。

(人間体に戻り、血まみれで倒れる。)

ン・ダグバ・ゼバ―――Ax派遣執行官”ガンスリンガー”と交戦。
腹部神経断裂により、死亡。
>455
トレス・イクスVSン・ダグバ・ゼバ

ダグバが倒れると共に、トレスの全身を包んだ炎も消えた
だが・・・・彼もまた傷ついていた。
「消去完了・・・・・ただしアイアンメイデンへの自力帰頭は不可能、救援を要請する」
〈ど・・どうしたんですの!トレス神父・・・今すぐ救援に・・・ってアベル神父、一体ブリッジで何を!!〉
イヤホン越しに聞こえる混乱の中、トレスは身体中から煙を吐き・・・・がくり、と床に膝をついた。
 
(戦闘終了)
レスまとめだ
トレス・イクスVSン・ダグバ・ゼバ

>409>415>419>426>430>433>435>442>446
>451>455>456
458デミトリ(M):02/02/02 03:48
>454
無数の蝙蝠でドラキュラを打ち伏せたデミトリは、
完全に勝者の悦に浸っていた。その証拠に姿を人のそれに戻している。
だがたった数秒ののち――

「うおおおおおおっ!!」

いつの間にやら形成は逆転。
デミトリは、振り下ろされた巨大な腕をかろうじてかわしていた。
・・・そして一瞬、自分が呆然としていたことに気づく。
悪魔の腕と首の中心で、そんなデミトリを悠然と見下ろすドラキュラ。

「き・・・」

怒りが込み上げる。
誰に?

「貴様・・・ァアアッ!!」

自分に一瞬でも失態を演じさせた相手に。

完全にタガの外れたデミトリ。もはや本性を隠そうともしない。
悪魔の姿を晒し・・・さらに顔を怒りに歪ませ・・・
その顔はまさしく人のものではない。らんらんと光る目玉に、
耳元まで裂けた口とそこから飛び出た何本もの長い牙・・・
・・・そう、一匹の巨大なコウモリの化け物と言ったほうがよりしっくりくる。

「下衆が!!
 闇の主たるべきこの私を傷つけるとは!! 許さんぞ!!
 貴様のように耄碌したゴミなど、私の足もとで無様に這いずり回るのが相応!!」

翼をはためかせて跳躍。すかさずドラキュラの周りにある両の腕が
彼をはたき落とそうと向かってきた。
だが怒り狂うデミトリの力は凄まじく、
襲いくる腕や首を次々にかわし、あるいは振り払っていく。

「負け惜しみもたいがいにするがいい!!」

爪をかざし牙をぎらつかせて玉座のドラキュラにむけて飛びかかる。
459サウジーネ:02/02/02 03:50
あはは〜、タバサさん×2VSクロスファイアコンビの闘争記録です。
前スレの闘争記録と合わせて、閲覧、お願いします。
 
ttp://salad.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1011453047/の部分
 
>92>93>94>98>99>101>103>105>108>112
>114>116>123>130>154>178>357>366>384>410
>411>421>432>437>445>541

本スレの奴です。
 
>197>206>213>240>266>378>379>380>382>386
>389>391>394>399>403>408>414>425>431>441
>448
 
それでは失礼します。
(箒に乗って飛び去る)
>458
「それが貴様の本性か……」
 
ドラキュラは玉座から、見下す形でそう呟いた。
 
「分かるか? ただ単純に闇の悦楽に溺れる貴族と世界に破滅をもたらす者の差を……」
 
ドラキュラ本人の両手に魔力が集中する。
 
「今から、それを教えてやろう。 身を以って味わうがいい!」
 
ドラキュラの前にマイクロブラックホールが形成された。
 
「さあ、重力の渦に飲まれるがよい」
 
全てを飲み込む黒い渦がデミトリを飲み込まんとデミトリの方へと飛来する!
461リキトアの魔女:02/02/02 04:38
魔女vs魔女  導入
 
 
人口六百人程度のごく小さな村落がある。
なかば森に飲み込まれるような、そんな小さな村落。
宵闇に包まれて明かりも絶え、地を照らすは月の輝きのみ。
それを照り返すのは、刃の切っ先である。
 
月光すら拒絶する森の闇から膨れ上がるのは、異常なまでの瘴気と腐臭。
 
無数の骨が、腐りかけの死肉が、獣の無念が、末期の憎悪が、
遺品の剣が、忘れ去られた盾が、邪悪な念が、永遠の怨嗟が、
 
群れを成して森から出てくる。
 
あるものは自らの母の首を刎ね
あるものは己の血肉を食らった猟師を貪り
あるものは自分を殺した男を槍で串刺しにし
あるものはとりあえず老婆を射る。
 
死者の行進は、まったく静かに血の絨毯の上を進む。
 
声は、ただひとつ。
 
「くふっ、うふふっ……」
 
笑い声が、ただひとつ。
 
「うふふ、あはははは……いいわ、最高よ」
 
声は口付ける。村一番の美女の生首に。
耳を食み、唇をもてあそび、眼球を舐めて舌の上で転がし、首の断面から血を飲む。
 
「もっと、もっと、もっともっともっと殺しましょう、愛しい死霊たち……
 そうすれば、お仲間も増えるのだから」
 
殺された村人も、また立ち上がり、死者の列に加わってかつての同胞を襲う。
 
「あーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
 
リキトアの魔女――アイザティアーズ=トゥクルースは高らかに笑い続ける。
462デミトリ(M):02/02/02 04:57
>460
ドラキュラを見据えて飛びかかる途中で、
デミトリのまさしく真正面に発生したマイクロブラックホールは
ついさきほど砕けた床のかけらや、かつての大広間の装飾品など・・・
辺りの物体もろとも、デミトリを吸い込もうとする。
彼はそれを見て急停止、全力で重力に抵抗する。

だが・・・じりじりとブラックホールの中心に引き込まれていく。

「うおおあああ!! 私は最強の魔族・・・王者だ!!
 闇の支配者たるこの私に・・・私に刃向かう者は
 断じて許さん!! 許さん!!
 ひざまづかせ、這いずり回らせ、許しを請うまで嬲りまわして殺してくれる!!」

叫ぶデミトリ。その顔に浮かぶのは地獄の業火のごとく燃え盛る怒りと憎しみ。

・・・と、意地。

ブラックホールに半身が吸い込まれる寸前、
デミトリの姿が無数の蝙蝠に変わる。
蝙蝠たちはブラックホールの重力圏から逃れると、
再び集まり―――もとの悪魔の姿を形成した。

「弱者よひれ伏せ!!
 私を恐れ畏怖し、服従しろ!!
 無様に泣き叫ぶ姿を私に見せろおぉッ!!」

デミトリの周りに漆黒のオーラが現れ、凄まじい勢いで集束していく。
驚くべきことに、悪魔城の外からも、いくらかの闇の筋が引き寄せられていく。
瘴気と邪気、あるいは黒き魂と呼ばれるものだ。
並みの人間なら近寄っただけで死ぬか発狂するだろう。
それがデミトリの両手に満ちていく。

手の周りの闇が狂ったような濃さになり、
あたかもデミトリがまた一つのブラックホールのようになった時。

「Get My Rage!!」

デミトリが両腕を前に突き出す。
手の間の闇から、人間数人分ほどの体積がある巨大な火球が吐き出された。
燃え盛る炎の中に、うっすらと憎しみに満ちた悪鬼のごとき顔が見える。
デミトリの最大魔力をこめた一撃―――混沌の炎。
>461
今まさに生きる側から死せる側にまわり、
かつての同胞に今まさに襲い掛かろうとした元村人の首が、どさりと・・・落ちた。
 
「夜中にそんな耳障りな声で笑うものではないわ。煩くて眠れやしない。」
 
一見して魔女とわかる服装に身を包んだその女は、
逆手に持ったカトラスを軽く振り回した。
一瞬後、彼女の側面から襲いかかろうと歩を進めていた死人がスライスされて飛び散る。
 
「この程度の死者を作ったくらいでいい気になって高笑い?おめでたいわね。」
 
挑発するように言って、またカトラスを振るう。
背後から襲いかかろうとしたなり損ないが、頭を貫かれて地面に倒れた。
 
「アイザティアーズ=トゥクルース。君は、やりすぎた。
クルダ王「鷹の目(ホーク・アイ)」イバ・ストラの命により、
私、ふみこ・オゼット・ヴァンシュタインが、君を狩るわ。」
 
言って。魔女はカトラスを持ち上げた。
その瞳は、氷のように、青い。
 
「死になさい。」
464リキトアの魔女:02/02/02 05:24
激突! ミリタリー魔女vsスイレーム
 
>463
クルダ。
その名を聞いてリキトアの魔女の片眉がぴくりと上がる。
そこの呪符魔術師と修練闘士に苦汁を飲まされたことは忘れていない。
 
だが――
リキトアの魔女は笑う。こんな女ひとりに何ができようか。
 
「死になさい、ですって! あーっはっは! いいわ、最高よ。
 今際の際に道化を演じるなんて……愉快だわ。
 でぇも、さよなら……アイザティアーズ=トゥクルースが符に問う。
 答えよ、其は何ぞ」
 
     我 は 死 魂   暗 き 死 魂 
      土 食 い て 立 ち 上 が り
   貴 公 の 敵 を 滅 殺 す る 者 な り
 
呪符の禍々しい応答とともに、無数の死者が大地より立ち上がり、
ふみこを囲んで武器を振り上げる。
 
「さようなら、名も知らないひと。最後に見た私の顔を呪いなさい」
>464
武器を携えた死者達。だが、連携などまるでなっちゃあいない。
こんな雑魚どもでどうにかできるほど、クルダの戦士は甘くはない。
 
両の手に持ったカトラスで、あるものは受け止め、
あるものは切り裂き、あるものは蹴り飛ばして間合いを広げ、
常に相手にするのは二体か三体に絞り、死者の相手をしつづけた。
 
5分後・・・二十体はいたであろう死者の群れは、
その最後の一体を切り伏せられていた。
 
「君の顔を呪う?逆よ。君がその胸に刻むの。
私の顔を。クルダの力を。恐怖を。」
 
月明かりを反射して、眼鏡がきらりと光った。
 導入 VSルチエラ・シンクラヴィス(魔族)
 
 薄闇を切り裂くように、漆黒の鎧を纏った人影がある。モールドに身を包んだ、レイオット・スタインバーグである。
 ローゼンストック化学社の第二工場。
 
 そこに、彼は居た。
 視界は恐ろしく悪い。壁や機械の間を、血管のように這い回るパイプや、あちこちに置かれたコンテナのせいだ。
 まだ昼過ぎとは言え、証明の落とされた構内は、恐ろしく暗い。
 所々に存在する蒸気式の開閉装置が、鈍い轟音を立てて駆動している。
 それらを横目で見ながら、レイオットは身長に、闇の中を移動していた。
 と――――
 
「――――ん?」
 
 右横にあった隔壁に視線を移す。物資搬入用の隔壁なのだろう。トラックも出入りできるほどの大きさがある。
その入り口を塞いでいた障壁が、蒸気に包まれながらゆっくりと上昇していた。
 
 光が、隙間から漏れだしてくる。
 もうもうと立ちこめる蒸気と、幾筋もの光帯の軌跡。その中から、ゆっくりとこちらに移動してくるものがある。
 球体。3メートルほどはある。
 それは、開いた隔壁の向こうから、ごろごろと転がってくる。
 
「――――魔族」
 
 そう、魔族だ。人類の天敵にして、魔法という絶対の武器を扱う暴君。
 それを目の前にして、レイオットは手にしたスタッフを握り直した。
 表情には、いつものなにかを失ったようなそれをうち消すような。
 
 獰猛な笑みが浮かんでいた。
対レイオット・スタインバーグ
>466
ごろごろと転がってきたそれ・・・肉の塊の表面には、平凡な中年女性の顔が、
まるで最初からそこに生えていたかのように自然に球面に溶け込んでいた。
 
その顔が、にやり、と笑みを作る。
純粋で、だが、それゆえに反吐が出るような笑顔。
そして・・・ 
 
ろぉぉぉぉぉぉぉ・・・・
 
口笛のような、歌詞の無い歌のような、不可解な旋律。
レイオットからは見えづらいが、球体の上部付近にあるもう一つの小さな顔、
詠唱用複顔、通称”謡うもの”が放つ奇妙な旋律が、その体を包んでいた。
 
その異形・・・元ルチエラ・クロウヴィスだった「物」は、
黒いモールド・・・レイオット・スタインバーグを見つけると、
遊び相手を見つけた子供のように大きく口を歪めて、笑った。
VSルチエラ・シンクラヴィス(魔族)
>467

 ちらり、と左腕についた魔力計に目をやる。<C>を通り越して<M>を指しているそれを見て、
レイオットは舌打ちした。

「<侯爵(マークウィス)>級――!」

 瞬間、弾かれるように走り出す。左手に握った散弾銃を投げ捨てながら、スタッフを操作。
呪文を選択し、即座に無音詠唱する。 
 
 中級以上の魔族である場合、その身を守る魔法に切れ目がない。恒常魔力圏と呼ばれる
力によって、銃弾などは肉体に到達する前に容易にとらわれてしまうのだ。
 
 総重量60kg以上のモールドとスタッフ。それを纏っているとは思えないような軽快な動きで、
レイオットは移動。スタッフを構え――
 
「――イグジスト!」
 
 <ブラスト>――「第一の業火」が発動。
 小型爆弾並みの破壊力を持った爆炎が、魔族に向けて炸裂する!
469リキトアの魔女:02/02/02 08:08
>465
あれだけの死霊の群れを薙ぎ払う。確かにその強さ、驚嘆に値する。
 
それが何だというのか。リキトアの魔女は笑う。
亡者が何人いると思っている?
今、リキトアの魔女の制御には、一千の死霊が従っているのだ。
 
「ふふっ……よく見たら、あなた美人ねえ。
 あなたの首をもぎ取ってキスしたら、一体どんな味がするのかしら?」
 
亡霊が蠢き、練り合わさり、大きな形状を作っていく。
出来上がるのは、身の丈5mもある巨大な首の無い騎士。
 
「クルダの闘士は一騎当千――
 やれるものならやってみせて頂戴な」
 
人骨で組まれた棍棒。
それが圧倒的質量のままにふみこを叩き潰さんとする。
対レイオット・スタインバーグ
>468
ブラストの魔法は、中級以下の魔族ならば、それだけで勝負を決する場合もある。
事実、レイオットの放ったブラストは球体の左側を吹き飛ばした。
 
「いいィィィィヒィヒィひいヒィひいいいたあたあああァァィィィのおおオォォぉぉ!」
 
魔族は、さも嬉しそうに、辺りに血と肉片をばら撒きつつくるくると回った。
そして、ひときわ大きな謡声を発しながら、ぐるりと白目を剥いて、叫ぶ。
 
「いィィたぁーァイノはあぁぁ、いやィヤィやいやぁァァぁーなぁーのよぉぉぉぉ!」
 
その叫びと同時に、抉り飛ばされたはずの左側は、
まるでゴムボールを戻すかのようにべこんと再生した。
 
「おホ、オホホホ、オホホ、おホ、オホホほほほほほほ!」
 
魔族はもう絶頂でも迎えんばかりに小刻みにぽんぽんと跳ねている。
その姿は、もうルチエラ・シンクラヴィスが
人間では無いということを再確認させるには十分だった。
 
「いぐ、イグイぐぃぐイグジすとぉォぉぉ!!」
 
その叫びと同時に、魔族の周囲が見境も無く破裂し始めた。
インパクト・・・その呪文が、目標も定めずに工場内を跳ね回る。
>469
首無しの騎士・・・デュラハンというのだったか、
それが、巨大な棍棒を圧倒的スピードで振り下ろす。
 
それが、どうした。圧倒的に見えるのは、その大きさ故だ。
実際は、ひどく大味で緩慢な動きに過ぎない。
その程度で捉えられるほど、甘い鍛え方はしていない。
 
棍棒を避けると、そのまま騎士の懐に潜り込む。
この巨体にあの武器では、懐に潜り込まれればどうすることもできないだろう。
 
私はそのまま、騎士に向かって切りつけた。
VSルチエラ・シンクラヴィス(魔族)
>470

「ちっ――!」

 <インパクト>。かなり初期に開発された魔法だ。比較的、呪文書式の記述が簡単な割には、
威力が大きい。欠点としては、必ずしも威力が均一でないこと、射程距離が短いこと、そして
指向する方向も制御できないことだ。
 
 だが、この閉鎖された空間では、無作為に衝撃波が跳ね返り、返って状況を危険にしている。
直撃すれば、いくら防御性能を高めてあるモールドでも、一撃で粉砕される。
 その場から大きく飛び退きながら、レイオットは即座にスタッフ操作。
 
「――イグジストッ!」

 <デフィレイド>発動。瞬間、正面奥宇冠に、レイオットを包むように力場障壁が展開。
ただ攻撃を遮るのではなく、あらゆるエネルギーを拡散させる性質を持つ。
 よって、正面方向から叩きつけられたインパクトの衝撃は、全てレイオットに到達することなく
消滅する。
 
 瞬間、<デフィレイド>の効果が消失。
 間髪入れずにスタッフ操作。
 
「顕<イグジスト>!」
 
 あちこちにあるコンテナに身を潜めつつ、連続して魔法発動。

「顕っ!」

 さらにコンテナの影を移動。発動!

「イグジストッッ!!」
 
 時間をおいた散髪のブラストが、連続で魔族に殺到!
473リキトアの魔女:02/02/02 08:36
>471
滑るように騎士の懐に潜り込んだふみこ。
酷薄に輝く白刃がきらめき、虚空に軌跡を残す。
 
(――馬鹿ねえ)
 
騎士の肋骨が展開。
それが再び閉じられるとき、肋骨は――骨で出来た槍は
ふみこの退路を完全に断つ牢になる。
さらに、騎士の胸には、肺ではなく剣を構えた無数の亡霊騎士――
 
行けば剣先が身を貫き、退けば肋骨に串刺しにされる。
まさしく愚かな獣を捕らえる罠。
前後から、死を意味する切っ先が迫る。
対レイオット・スタインバーグ
>472
「おほほたのしたのシィたのシィいいいいいいぃぃィ!!!」
 
元ルチエラは、自分に向かって殺到するブラストをむしろ楽しんでいるようだった。
この物体にとって、レイオットとの戦いは、鬼ごっこに過ぎない。
向こうにとっては命がけでも、魔族にとってはピクニック気分だ。
 
ぼよんぼよんと上下左右を跳ね回りながら、ルチエラは哄笑をあげる。
ブラストがその身を削るが、その都度、一瞬にして回復していった。
 
「どこどこどこどこどこニィィィィィかァくれェたァァァァのぉぉォぉぉ?」
 
レイオットを見失ったルチエラは、ぼよんぼよんと跳ねながら
工場内を徘徊する。ゴムマリが荒れた工場内を哄笑をあげながら
徘徊する光景は、非常にシュールだった。
 
「まぁっくろぉぉくぅろすぅけでてェおォいでェェェェでなでナでなィィィいいとめだむぅぁをほじ、ほじ、ほじくる、おほ、おほほほほほほおおおおう!」
 
>473
「ちっ・・・」
 
この程度の小物にというのが癪でならないが、
どうやら、罠にはまったことは認めなければならないようだった。
 
肋骨を回避することは難しい。だからといって、
このまま進めば亡霊騎士の剣の錆になってしまうことは疑いようも無い。
なら、どうするか。
  
私は、エチオピアの瞳を起動させると同時に、敵が最も少ないルートを分析。
エチオピアの瞳が発する青い光は、魔を払う。
青い光を纏わせたカトラスを振るい、最短ルートを疾走した。
 
二、三体の亡霊騎士を切り捨てると、
そのままの勢いでデュラハンの背中をぶち破った。
VSルチエラ・シンクラヴィス(魔族)
>474

 破壊が浅い。魔族の損傷は、全て一瞬で回復する。

「ちっ――やっぱりブラストじゃ駄目か」

 止めどなく動き回りながら、そんな悪態を付く。即座に再生する魔族を視界に、彼の脳裏には、
ある当たり前の言葉が浮かぶ。
 
 対魔族戦闘の基本は、一撃一殺(ワンショット・ワンキル)。機会は唯一にして無二。
迅速な一撃にて、脳を構成する肉体組織の五割以上を破壊すべし――

 侯爵級の魔族を一撃で倒せるような魔法ともなれば、補助呪文詠唱の必要な上位魔法しかない。
 しかし、魔族の魔力圏反応を考えれば、そんな時間はない。

「くそ――ぶくぶくと太りやがって。ダイエットに協力してやってるんだから、大人しくしてろってんだ」

 3メートル超の巨大な肉球に向かい悪態を付く。
 さて、どうする――?
 何はともあれ、時間を稼がなければならない。残りの拘束度は9。
 これで、ほぼ無傷の侯爵級魔族を倒さなければならない――

 闇に慣れた視界に、魔族の後部にある薬品貯蔵タンクが目に入った。
 可燃性の薬品も多く使用している化学工場では、そう言った役人には、必ず注意書きを伴ったマークが
貼り付けられている。

「……あれをつかうか」

 スタッフ操作。無音詠唱。魔族の正面に躍り出て―― 

「イグジスト!」

 <フラッシュ>発動。瞬間、激しく撒き散らされる光と音、そして魔力が、一斉に空間に撒き散らされた。
 一瞬とは言え、魔族の感覚を攪乱することが出来る。

 その僅かな一瞬の隙に、レイオットは再びスタッフを操作。呪文書式を<ブラスト>に再設定。無音詠唱。

「顕っ!」
 
 派生した爆炎は、今度は魔族を素通りし、背後の薬品タンクに直撃。瞬間、爆炎は可燃性の薬品に引火し――
 大音声と共に爆発した。
477リキトアの魔女:02/02/02 09:25
>475
ふみこは騎士をぶち抜いてこちらに向かってくる。
 
「ふふふ……いいわアナタ。最高よ。
 その勇気、その決意、その自信――
 それが崩れ去るのは、どんなに楽しいことでしょうねえ……」
 
リキトアの魔女は笑って、懐から一枚の符を取り出す。
 
「アイザティアーズ=トゥクルースが符に問う。答えよ、其は何ぞ」
 
      我 は 氷   青 き 氷 
  大 地 に 浸 み 入 る 氷 を 従 え
  冷 た い 刃 に 変 わ る 者 な り
 
呪符に込められた魔力が起動し、周囲の気温が一気に下がる。
大地から生える幾本もの巨大な氷の剣が、ふみこを串刺しにするべく襲い掛かる。
対レイオット・スタインバーグ
>476
「まぶ、まぶまぶママまぶシィィィィィィオオ!」
 
フラッシュによる撹乱。それは、魔族の恒常魔力圏すら誤魔化しえる。
その一瞬に、背後の薬品を爆破させ、魔族の脳の五割以上を破壊しようという目論見。
それ自体は悪くは無かった。
 
背後から吹き上げた爆炎が、魔族の体に後一歩まで迫る。
だが、紙一重の差で元ルチエラはフラッシュの余韻から立ち直り、
恒常魔力圏を復活させると、迫る爆炎をまるで玩具のように千切っては投げた。
 
「おふぉウふぉウアツアツあつゥィィィいいイ、イイ!」
 
千切り取られでたらめに投げつけられた炎は、瞬く間に工場内に広がっていく。
 
「イひいひいヒィヒヒヒヒひみつみツゥゥみつゥゥけェたァァあはははあは」
 
魔族はレイオットを確認。そのまま、謡声をひときわ高く上げ、
でたらめにブラストを放った。
>477
一瞬の違和感、それがなんなのかはわからなかったが、
とりあえずその場から飛びのいた。
同時に、地面から無数の氷剣がせりあがった。 
 
これだから、呪符魔術師というものは性質が悪い。
迂闊に攻めようと思えば、こんな小技で応戦してくる。
 
私は次々にせり出す氷剣をかわすことに、
一時意識を集中させなければならなかった。
480リキトアの魔女:02/02/02 10:08
>479
「あら……本当にアナタ、逃げるのが上手いわね。でも」
 
ちょんちょんと、ふみこの方を指差すリキトアの魔女。
 
「それにばかり気をとられてていいの?」
 
ふみこの背後から、デュラハンの一撃が振り下ろされる。
VSルチエラ・シンクラヴィス
>478

(――――しまった!)

 紙くずのようにちぎられ、放り投げられた炎は、周囲の薬品タンクに燃え移り、
可燃性の薬品を次々と爆発させる。

 爆発で倒せるとは、到底思っては居ない。ただ、背後に派生した火炎に、魔族
が気を取られている間に、呪文詠唱を完了させようと思ったのだが――
 
 侯爵級の魔力圏反応を甘く見たつもりはなかったが、結果的にはそうなってし
まった。さて、どうする――――?

 そのとき。
 爆砕した薬品タンクの外郭が、音を立ててレイオットのモールドを叩く。同時に
こぼれ落ちた薬品が、雨のようにレイオットに襲いかかった。

「………………!!」
 
 モールドの隙間から侵入した薬品が皮膚を焼く。これは……強酸――!

「が―――あああああああ!」

 瞬間、こちらの悲鳴に反応して、魔族が<ブラスト>を発動。ろくに狙いを絞っていない
のか、出鱈目に発動している。だが、この状況下であれば、どこに命中してもろくな事に
はならない。
 
「ぐ――イグジスト!」

 <ジャミング>発動。展開したレイオットの魔力圏が、ブラストを構成している魔力そのものを攪乱。
爆炎は霧散する。

「……この――――!」

 レイオットはスタッフ操作。<ブラスト>に再設定。無音詠唱。

「……これで、終わらせる――」

 さらに、補助呪文の口頭詠唱を開始――――
対レイオット・スタインバーグ
>481
「おほほ、おほおおほ、なななぁぁにぃぃぃおををしてるゥゥゥのかなァァァァァァ!」
 
元ルチエラは強酸を浴びて転げまわるレイオットを愉快そうに眺めた。
愉しい、目の前の男は愉しい、その男が何かをやっている。
次は何をしてくれるのか、そんな期待に胸を膨らます。
だから、目の前のくろすけが何かするのを、ただずっと待っていた。
 
だけど、もう我慢できない。待つのは飽きてしまった。
 
ねぇ、遊ぼうよ。 
 
「いひ、イヒ、いヒィ、ィひ、いぐ、イグイぐジスとぉぉォォぉぉぉぉ!!」
 
元ルチエラだった物体は、今まで以上に小刻みに跳ね回りながら、
白目を剥いて絶叫した。
VSルチエラ・シンクラヴィス
>482


「我・法を破り・理を越え・破軍の力・ここに得んとする者なり――!」

 補助呪文詠唱を、口頭詠唱にて追加(プラグイン)。
 瞬間、スタッフの先端に、四重の巨大な魔法陣が出現する。

「爆炎よ・猛煙よ・荒ぶる火炎よ・焼却し・滅却し・駆逐せよ・我の戦意を持って・敵に等しく滅びを与えよ――
 我求めるは完璧なる殲滅ッッ!!」

 詠唱完了と同時、魔族の正面にも真紅に輝く魔法陣。お互いに寄り添うように
出現しているそれは相互に回転しあいながら、解放の時を待っている。

「<マキシ・ブラスト>―――」
 
 一息。

「いひ、イヒ、いヒィ、ィひ、いぐ、イグイぐジスとぉぉォォぉぉぉぉ!!」
「――――イイイイイグジストオオオォォォォォォォォォォ!!」

 同時に撃発音声。
 瞬間、お互いの魔法が事象界面に顕現――――!
VSルチエラ・シンクラヴィス
>483
(トリップ判定 9<b 勝利)

 顕現した二つの魔法が正面からぶつかり合う。周囲に熱や衝撃を撒き散らしながら、ガラスや周囲に
散らばった残骸を吹き飛ばしていく。
 
 これは事象誘導機関同士が相互干渉を起こし、物理界面への優先順位を争っている為に起こっている、
ただの余波に過ぎないのだが、それでも周囲の空間は、無惨間までに破壊し尽くされていく。

 だが、次の瞬間。
 魔族の魔法陣が歪み、そのまま音もなく消滅した。
 瞬間、レイオットの放った<マキシ・ブラスト>が発動する。魔族の存在する半径五メートルといった極狭い
空間に炸裂した爆炎は、周囲の気流までを完璧に制御し、内部に存在する魔族を完璧に滅却した。
 
 魔族の、鋭い断末魔が轟き――――
 やがて、爆炎と共にそれは消失した。

「――これで――どうだ」
 
 息を荒げながら、破壊後を見つめる。
 魔族が存在していたその場所は、消し炭すらも残らず、完璧に蒸発していた。
 ただ、黒々としたすすが残るだけ――――

 その光景をしばし眺めて。
 レイオットは、疲れ切った身体を引きずるように、ゆっくりともと来た道を引き返し始めた。
闘争のまとめ。
久々の本業だ。

>>466 >>467 >>468 >>470 >>472 >>475
>>476 >>478 >>481 >>482 >>483 >>484
 
オチがなんというか、原作そのままって気もするが――
まあいいさ。お疲れさん。
レス番のミスを発見。
こっちが正しい。

>>466 >>467 >>468 >>470 >>472 >>474
>>476 >>478 >>481 >>482 >>483 >>484
>480
振り向いている暇は無かった。後ろも見ずにそのまま横に飛ぶ。
一瞬後に、それは盛大な地響きを伴って振り下ろされた。
 
驚くべきは背中に大きな穴を穿ちてなお活動できるデュラハンのしぶとさか。
だが、あえて無視して走りぬける。こんなでかぶつをいちいち相手にはしていられない。
まずは術者を倒すのが先決だ。
 
私は表情も無く呪符魔術師に詰め寄った。
488リキトアの魔女:02/02/02 15:37
>487
(ちっ……なんて逃げ足の速い女だい!)

索敵呪符に反応するのは、素早く接近してくるふみこ。
間合いを詰められすぎた。大掛かりな呪符は使えない。
やむなく懐から高速呪符を取り出す。
威力は劣るが、扱いやすい魔力がお伺い無しで発動し、呪符は氷のナイフになった。
カトラスと打ち合って済んだ音を闇に響かせる。
489灰色の魔女:02/02/02 15:47
>487-488 乱入
 
二人の魔女の戦い。
その戦いを上空から見つめる影があった。
術士風の女性である。
 
「片方はクルダの闘士か・・・使えるな」
 
灰色の魔女。
女性はそう呼ばれていた。
世界が一つの勢力に傾くことを良しとせず、
その為に暗躍を続ける存在である。
 
そんな彼女にとってクルダ、いや聖王国は到底放置できる存在ではなかった。
四天の国々を配下に置き、魔導士(ラザレーム)を従える最強の国家。
それはまさしく世界の均衡を崩す存在である。
 
「カインを使った時は失敗したが今度こそは・・・クルダの魔女よ、楔になって貰うぞ」
 
そう呟くと女性・・・カーラは呪文を唱え始めた。
 
『万物の根源たるマナよ。全てを焼きつくす破壊の炎となれ!』
 
そして眼下の村に無数の火球が降り注ぐ。
 
 
そんなカーラの額には禍々しい気配を放つサークレットがあった・・・
>462
デミトリの放った最大級の一撃がドラキュラを飲み込む。
混沌の業火がドラキュラの身を焼き尽くす!
 
「………………」
 
もう、ドラキュラはしゃべる気力もないのだろうか?
背後の悪魔の実像は消えうせ、ドラキュラの身体が焼け崩れていく……



そして、ドラキュラの座っていた玉座の周囲は完全に焼失した……。
デミトリは、己の勝利を確信しただろう。
しかし……
 
「まさか、我を滅ぼしたと思っているのではないのだろうな?」
 
どこからともなく、ドラキュラの声が聞こえる。
 
「デミトリよ。お前が如何に矮小な存在かを特と実感させてやろう」
 
辺りが突如、朱い空の荒地に突如、切り替わる。
空間そのものがドラキュラの支配する空間にシフトしたのだ。
そして、そこに悠然と立つ者は……
 
「これが我の真の姿だ!」
 
デミトリの優に10倍はあろうかという翼の生えた巨大な蒼い悪魔だった。
真の暗黒の頂点に立つ魔王がそこにいた。
 
「我にこの姿をとらせた以上、お前は我を命がけで楽しませる義務がある! さあ、お前も真の力を見せてみよ!!」
 
ドラキュラの2本の尻尾の口から猛毒の泡が無数に生み出され、大地を侵食していく。
同時に両肩の口から大地を焼き尽くす光線がデミトリに向かって、放たれる!
491遠野四季:02/02/02 17:45
秋葉!! 兄さんだ、お前の実の兄さんだよ!!! 
俺の中の誰がか五月蠅くて、来るのが遅れたが・・・やっとおまえに会いに来れたんだ、秋葉!! 
 
どこだ? どこなんだ? 秋葉ぁ!! 
なに? JBBSだと? ここにはいないのか?   
ち、無駄骨を・・・なに? 自己紹介だと? えぇい、これで満足か!!! 
 
出典 :月姫 
名前 :遠野四季 
年齢 :17 ・・・少なくとも俺はな。  
性別 :男 
職業 :秋葉の実の兄 
趣味 :秋葉を監視すること 
恋人の有無 :いない・・・少なくとも俺にはな。 
好きな異性のタイプ :俺の中の誰かが 『頭がお天気な奴』と言っている。 
好きな食べ物 :血
最近気になること :秋葉につきまとう俺の偽物 
一番苦手なもの :俺を追い回す女。 
得意な技 :自身の血を利用することはある。 『魔眼』に関しては・・・よく分からない。 
一番の決めゼリフ :秋葉ぁ!! 
将来の夢 :秋葉と仲良くなること 
ここの住人として秋葉に一言 :秋葉、おまえに会いに来たぞ!! 
ここの仲間たちに一言 :うちの妹をよろしく 
ここの名無しに一言 :七夜志貴には気を付けろ。黒の姫君は雑魚だ。相手にするな。 
 
これで良いのか!? 良いのだな!? よし、秋葉、待っていろ!!! 
>489
リトキアの魔女を名乗る女の首筋に、カトラスを当てたその瞬間。
上空に集約される巨大な魔力を察知した。
 
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・っ」
 
リキトアの魔女には目もくれず、そのまま走る。
この場に留まればまず間違いなく犠牲になってしまうだろう。
 
崩れかけた廃屋の影に前転で飛び込んだ瞬間。
巨大な火球が至る所で炸裂した。
それは村の家屋を次々と爆破し、死人の群れを灰燼に帰した。
493リキトアの魔女:02/02/02 20:19
>489>492
ふみこの剣術はリキトアの魔女の予想をはるかに凌いでいた。
冷たい剣先は呪符と削れ合うたびに速さを増し、蛇のようなしつこさで食らいついてくる。
もとより体術に優れてはいないリキトアの魔女に勝ち目は無い。
酷薄な鋭さで、カトラスが喉を裂こうとした。
 
魔力察知の呪符が、最大の危機を呪力の波動で伝える。
 
ふみこはいち早く身を翻し、廃屋に逃げ込む。
リキトアの魔女は逃げても間に合わないことを悟り、先ほどのデュラハンの残骸を
盾に上空からの一撃を防ぐ。
 
大地が激震した。
 
炎の中でリキトアの魔女は身を起こす。
体中が煤けて黒い。
村中が赤く燃え上がっている。
 
(――なんてこと! 一千の死霊の半分が、たった一撃で――)
 
リキトアの魔女の顔が引きつる。
驚愕よりも――赫怒に。
 
天空にたたずむひとりの女を見つけ、声の限りに絶叫する。
 
「な……にしてくれてんのさ馬鹿野郎!!」
 
骸骨を組み上げて作られた鎌がうなりを上げて灰色の魔女に迫る。
494嵯峨明彦(M) ◆umOZMNlg :02/02/02 20:36
【黒vs黒 剣者勝負】
 
リロイの前に、一人の男が現れた。
全身黒ずくめの五分刈りの男。
何処か、禍々しい剣気を持った、眼鏡の男。
「これも仕事でしてね・・・しかし・・・」
リロイを見やって、ニヤリと笑う。
「おまえさん、面白いですねェ。斬られたい癖に、そんな素振りを見せない・・・」
言いつつ、どこからともなく刀を抜く。
四尺四寸(1.3m)の太刀だ。
「でもねぇ、当代流の俺っちの目は誤魔化せませんぜ」
 
剣閃が、奔る!!
495リロイ・シュヴァルツァー ◆AJ7N4GvY :02/02/02 20:41
>494
目の前に突然現れた男は、
唐突に剣を抜き放ち、こちらに向かって一閃を放ってきた。

「!!」
リロイは尋常ならざる反射神経で相手の攻撃を悟り、
長剣を抜いて交差させるように斬撃を放つ。
496嵯峨明彦(M) ◆JgJnJd8. :02/02/02 20:46
完全な不意打ち。
そのはずが、尋常ならざる反応速度で返される。
剣閃と剣閃が交差し、相殺される。
否。
僅かに打ち負けたか、嵯峨の頬が裂ける。

「くっ、往生際が悪いですぜ」
一跳びで距離を詰め、太刀を下から掬い上げるように斬りつける。
497嵯峨明彦(M):02/02/02 20:47
>496
すいやせん。
レス指定を忘れていやした。
>495ですな。
498HMX-13 serio ◆Id/28J.M :02/02/02 20:51
>418
セリオvs火途馬 衛星軌道戦  

私は進入してくる思念を振り払った… 
それと同時に沸騰し、バラバラになる目標…

(はぁ…ハァ…今のは一体…) 
しかし…宇宙を機密服も着ないで活動出来る生命が居るとは…想像も出来ませんでした… 

(目標の殲滅を確認…これより帰投します。)
(損害は帰還後説明します…)
私はAMBACでステーションの方角を向くとバーニアをふかし戦いの場を後にした…

(セリオ勝利)
>496
こちらの膂力に負けたか、男はこちらの剣戟を相殺しきれず、
剣が相手の頬を浅く抉る。
 
更に男は間合いを詰め、掬い上げるような一撃を繰り出した。
「人に喧嘩売っといて、往生際もクソもあるか」
リロイはそれに合わせ、上段から袈裟懸けに剣を振り下ろす。
500嵯峨明彦(M) ◆MlHOdr92 :02/02/02 21:00
【黒vs黒 剣者勝負】
>499
「遅いですぜ!そして・・・甘い!」
リロイの袈裟懸けの一撃を掬い上げの一撃で弾き、そのまま斬りつける。

「浅いですかねェ・・・ですが当代流、これだけじゃございませんぜ?」
言いつつ、振り上げた刀を無理矢理に止め、一気に振り下ろす。
501HMX-13 serio ◆Id/28J.M :02/02/02 21:03
セリオvs火途馬 衛星軌道戦 
まとめです…今後もこういう戦いはやってみたい物です…
>310>311>317>318>321>324>327>331>381>384>387>392
>393>396>398>405>413>418>498
>500
こちらの攻撃は、男の太刀に阻まれ、
さらに縦割りの一撃がリロイを襲った。
咄嗟に身をかわしたお陰で、傷は浅いようだが、
油断は出来ない。
 
男はさらに、振り上げた刀を一瞬止め、一気に振り下ろした。
巧妙なフェイントだ。リロイは素早くそれを見切り、
躊躇無く間合いを0にして踏み込み、男の脇腹を狙った
横薙ぎの攻撃を繰り出した。
503嵯峨明彦(M) ◆HsgPaVI6 :02/02/02 21:21
【黒vs黒 剣者勝負】
>502
「ははっ!ダメですな、ダメダメ!」
リロイの踏み込みよりも早く、太刀が振り下ろされる。
そして、横薙ぎの一撃を軽く後ろにステップして躱す。

「ほら、なんのかんのと言っても、おまえさんは斬られたいんでしょう?
だから、そんなに甘い剣閃なんですよ・・・疎ましいんでしょう?己の身体が」

言いつつ、身体を右に降り、刀を後ろに回す。
そして、踏み込みと同時に突きを打ち込む!
504灰色の魔女:02/02/02 21:25
>492−493  魔女っ子うぉ〜ず
 
眼下に広がる村。
無数の死霊が溢れるその村は火の海と化していた。
――それはさながら煉獄の如く。
 
「避けたか・・・まあ、当然だな」
 
元々仕留める気は無かった。
単に有象無象の死霊共を鬱陶しく思っただけである。
 
クルダの魔女は廃屋の一つに逃げ込み、
もう一人の魔女はデュラハンの残骸を盾にしたようである。
 
そのもう一人の魔女がこちらに向かってきた。
紅潮した顔、恐らくは憤怒のためであろう。
魔女はその辺りの骸骨を組み上げて作った巨大な鎌を振り上げた。
まあまあの力量である――現代の術者にしてはだが。
 
「怒りに我を忘れ力の差も弁えずに向かってくる・・・愚かな」
 
カーラは再び呪文を紡ぎ上げる。
『源たるマナより生まれし存在よ、再び原初の塵に還れ・・・ディスインテグレート!』
一瞬、光を放ったかと思うと大鎌は物質の最小単位まで分解され消滅した。
 
カーラはゆっくりと炎が溢れる大地へと降り立った。
そして静かに言葉を放つ。
 
「我が名はカーラ、世界の調和を望む者」
>503
振り下ろされた太刀は、的確にリロイの肩口を狙ってきた。
根元から斬りおとされる左腕。

凄まじい痛みを感じながらも、繰り出した横薙ぎの剣は、
軽くかわされた。

「・・・御託は充分だよ。サムライ」
傷口から噴出す鮮血は意に介せず、
あいての突きと交差させるように、心臓を狙った突きを打ち込む。
>504
カーラ・・・?その名にどこか引っかかりを覚えた。
聞いたことはあるのだが、記憶の海からその名を引き上げることはできない。
だが、今一瞬にしてリトキアの魔女が放った大鎌を分解したあの魔法を見るに、
魔導士級の実力の持ち主であることは疑いようも得ない。
 
現在、カーラと名乗った魔女の注意は、リトキアの魔女に向いている。
あの女には、そのままカーラの注意を引いていてもらおう。
さしもの私とて、魔導士級の実力者を相手に正面きって戦うことなど、できない。
 
私は軽くカトラスを握りなおすと、廃屋の陰に隠れながらカーラの背後に回った。
507ベイ将軍(M):02/02/02 21:48
>447 
アーノルド・ラスキンVSベイ将軍(M) 
 
 銀蛇を一閃が跳ね返し、剣撃と斬撃が文字通り鎬を削る。
 乱れ相打つ刃と刃。四本の剣を噛み合わせながら、二人の魔人はより高みへと昇って行く。
 一際大きな火花が散った後、剣を操るものたちは掻き消えた。
 その姿はすぐに見出せる。向かい合ってそびえ立つビルの屋上、それぞれの手すりの上に対峙して。
 転瞬の後――。
 
 跳躍。
 
 たばしる将軍の二刀を左剣のみで捌いたラスキンは、返す右剣で虚空に一文字を描いていた。
 二人はまたも飛び違った。
 そのまま跳んだラスキンは、重力の法則を無視するかのように宙空を漂っている。
 その視線が見下ろす先に将軍はいた。最上階よりやや下のビルの壁面に、大地と水平に直立して。
 物理の大前提など何処吹く風と言わんばかりに、片や自在に天空を駆け、こなた垂直の壁に妖々と立つ魔人たち。正しくこれは魔界の闘争であった。
 突如、将軍の頭頂から股間にかけて一本の朱線が走った。見る見る太さを増すそれに沿って、将軍の体は上下にずれる。
 恐るべし――魔術師ラスキンの烈剣よ。 
 二つに分断されかけた巨躯は、だが刀を握った両拳が頭部を挟み込む事で一つに繋がる。右手が朱線をなぞると、それも消えた。
 闇は逃げ出した。将軍が哄笑しただけで。
 あまねく伝説が教える通り、地の底に悪鬼妖魔の跳梁する地獄があるのなら――そこの住人はこんな風に笑うに違いない。
 
「言ったであろう。それしきの祈りや呪いごときでは、我が定命を絶つ事など及びもつかぬわ」 
 
 嘲笑には、数世紀の死せる生を閲した夜族の誇りが込められていた。
 
「とはいえ無礼の数々、最早許さん。貴様の一族郎党ことごとく誅戮し尽くし、汚らわしい血筋の最後の一滴まで地上から滅ぼしてくれる。歓べ、死出の旅路は淋しいものにはならんぞ」
 
 再び地を、ではなく壁面を蹴った将軍はラスキンに迫る。凄絶な唸りとともに振り上げられた一刀は、防ぐ二刀ごとラスキンの身体を夜空へ押し上げた。
 体勢を崩しながら吹っ飛ぶラスキンへ、魔刃と妖刃が肉薄する。
508嵯峨明彦(M):02/02/02 21:50
【黒vs黒 剣者勝負】
>505
一瞬の交錯。
 
嵯峨の突きは、リロイの身体を貫き、
リロイの突きは、嵯峨の胸の脇を抜くにとどまっていた。
 
「はっはあ!・・・・・・いやあ、突きなんて、何年ぶりですかねえ!お師匠に知れたら大目玉ですよ、まったく!
当代流の使い手が、何をトチ狂ったか、突き技をかましちまうなんて、ええ!」
 
言いつつ、太刀に捻りを加える。
途端にリロイの口から、鮮血が吹き出す。
その様子に、ニヤリと笑みを浮かべる嵯峨。
 
太刀をずるり、と引き抜く。
 
一振り。
リロイの首が、胴から離れた。
 
もう一振り。
太刀から、血糊が消えた。
 
最後に一振り。
太刀が、魔法のように消えた。
 
嵯峨は、いつの間にか手にしたゴルフバッグを肩に担ぎ、振り返りもせず歩き出した。
口元に、満足げな微笑を浮かべつつ。
 
【終劇】
>508
線と線が、交錯した。
 
リロイの身体が、長い太刀に貫かれた。
 
引き抜かれた太刀が、一閃する。

次の瞬間、リロイの首は、胴体から離れていた。

・・・・・・・・・・・・・・沈黙。

だが、リロイの身体は、未だ死んではいなかった。
彼の中の「闇」が、彼を殺す事を許さない。
切断面からどろりとした液体が流れ出し、首と胴体を繋げる。
同時に、肉体の変革も始まっている。
リロイの全身は、幾許の時間もたたず異形の姿へと変化した。
 
ゆっくりと身を起こす。

男が異変を感じ、振り向いた時には既に、尋常ならざる
力の篭った腕が、振るわれているーーーーー

破壊の宴が今、始まる。


BAD END?
510嵯峨明彦(M):02/02/02 22:13
【黒vs黒 剣者勝負】
レス番纏めです。
 
>494>495>496>499>500
>502>503>505>508>509
 
なかなかにいい感じでやらせていただきやした。
しかし、俺っちはしょせん悪役ですねェ。
>504>506
「カーラ……聞かない名前だねえ」
 
灰色の魔女を前に、リキトアの魔女は震えている。
大鎌を一瞬で分解した圧倒的なまでの意思力を前に――
 
「知ったことじゃないけどね……アンタはここで死んじゃうんだから」
 
眦を吊り上げ、唇をわななかせ――
ただただ、怒りのためだけに。
 
「アイザティアーズ・トゥクルースが符に問う! 答えよ! 其は何ぞ!!」
 
      我 は 使 者   暗 黒 の 使 い
      漆 黒 の 魂 を 呼 び 起 こ し
      貴 公 の 敵 を 殲 滅 す る 者
 
死者の魂がこねくりあわされ、混じりあい、溶け合ってひとつの塊になる。
凶悪なまでの負の想念が、ひとつの強靭な怨念の元に収束される。
冥い瘴気の闇から腕を突き出すのは――夜の覇者。
「月の王」と呼ばれる獣魔の亡霊。
 
「三百の亡者の収束よ! 砕けるものなら砕いてみろクソアマ!!」
 
亡霊が腕に力を込めると、禍々しい呪詛が蓄積される。
限界を超えるほどに蓄えられた呪いが、一気に腕を食い破って放出――血刀攻撃。
膨大な瘴気が灰色の魔女を直撃する。
 
 
(トリップ判定;GOUMAの文字のうち、大文字小文字を含めたどれかが
        このレスに入っていれば攻撃がヒットする)
512アドルフ ◆AdoLfKkE :02/02/02 22:45
>アルトルージュ争奪戦
>443
 
何を勘違いしたのか、こちらに両手を広げて向かってくる白騎士。
背筋に寒いものを感じつつ、ティーセットの仇とばかりに、懐に飛び込む。
 
そして、腕を取り、間接を極めると同時に、全体重を載せて倒れ込む。
無論遠心力を加えて、だ。
これであれば、ウェイト差はさほど問題にならない。
 
倒れ込む白騎士。
しかし、寝技での追い打ちは避けた。
捕まると、なんだか違う世界に連れて行かれそうな、そんな気がしたからだ。
根拠ない、しかしとても正しいイヤな予感を感じつつ、距離を取る。
 
そして、両掌に『虚無』を創り出す。
 
「無駄、無駄、無駄、無駄、無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!!!」
叫びながら、『虚無』を連撃。
513十六夜京也 ◆NENv99.A :02/02/02 23:06
>512 アルトルージュ争奪戦
 
「京也、肩借りるぞ!」
ビリーの気配は感じていたが踏みつけられるとは思わなかった。
 
(踏んづけてったあ!?)
 
なぜかそんな言葉が思い浮かぶが胸にしまうことにしておく。
あの黒騎士も吸血鬼らしいが、さすがにミスリルナイフを
脳天に刺し込まれては・・・
 
「なに!?」
 
甘かった。黒騎士はビリーを上回る勢いで再生していく。
なんらかの特殊な能力か、あるいは強力な術か。
どちらにしても厄介なことだ。
 
京也は術そのものを破るために念を集中し始める。
だが・・・
 
(なんでここまでして闘ってるんだっけ?)
その考えもなんとか胸にしまうことができた。
514灰色の魔女:02/02/02 23:14
>511 >506 
月の王。
最強と呼ばれる獣魔の亡霊。
全てを畏怖させるその姿を前にしてもカーラは微動だにしない。
 
「・・・だからお前は愚かだというのだ」
  
瘴気を纏った血刀が飛来する。
それでもカーラは動かない。
「怒りにとらわれ冷静さを失う・・・魔術師としてもっとも恥ずべき事」
 
必中の筈の血刀は・・・カーラに当たることなく後方へ過ぎていった。
「そのような状態で喚びだした亡霊などおそるるに足りぬ」
 
矢継ぎ早に生み出した火球で月の王を焼き尽くし素早く次の呪を紡ぐ。
そして・・・
「お前に用はない。消え失せろ・・・『アシッドクラウド!』」
リキトアの魔女の周囲の大気が瞬時にして強酸へと変わった。
 
酸の雲に包まれたリキトアの魔女には一瞥もくれずにカーラは声を上げる。
「出てくるがいい。クルダの魔女よ。」
>445 >450 >512 >513
黒「うぐっ!」
(脳天にナイフが突き刺さる)
白「あいたたたたたたたたたた! いたいです!!」
(アドルフにぼこぼこ)
黒「フフ、ハハハハハ、貴様等、やるではないか! 騎士としての血が騒ぐぞ!!」
(ビリーを後ろ回し蹴りで吹き飛ばす。そして、ナイフを抜き取る)
白「ああ、もう、怒りましたよ!」
(ブリッジの要領で跳ね起き、アドルフから逃れる)
黒「人間! 貴様が1番、骨がありそうだ!! さあ、続きといこうか!!!」
(甲冑を脱ぎさる。先ほどより段違いの速度の斬撃が京也に向かって放たれる!)
白「悪い子にはお仕置きです!」
(固有結界パレードを発動。半径50メートルが霧に包まれる)
白「全砲門 2時の方向へ一斉掃射!!」
(アドルフとレイオットの方へ砲弾の雨)
>514
灰色の魔女がなにやら叫んでいる。出て来い?わかった、出て行ってやろうではないか。
私は、魔女の背後の物陰から踊り出ると、カーラに向けて切りかかった。
  
リキトアの魔女の隠し玉は、どうやらあの女には通用しなかったらしい。
月夜に月の王を焼き尽くすその魔力・・・「シルバーソード」といえど、
こう見事にはいかないだろう。
そんな危険な相手に、不意打ちなどためらうべくも無い。
まさか、卑怯などとは言わないわよね?
 
右のカトラスを右斜め下から左肩に向けて振り上げる。
ついで、左のカトラスを真一文字に。
そのままの勢いで回転し、右腹部へ向けての回し蹴り。
517嗤う悪霊(M):02/02/02 23:35
>444
ナオミVSスレイマン
(勝つまで戦い続ける男と死ぬまで戦い続ける女)

ハ、俺のペットを紹介しよう、ジブリールと呼んでやってくれ!
 
と、告げようとしたが、さっき声帯を使ったことを思い出し、止めた。

―――ジブリール
それは堅牢にして精緻な人造の魔神、そして狂信者のスラーン共の守護天使。
ただし、そいつは昔の話。今じゃそっくり八体とも俺の忠実な狗だ。
 
襤褸切れに絡まりもがく女を尻目に、充分に霊気を吸い込んだ【卵】に起動信号を打ち込むと、
【卵】の結界は破れ、解放された魔神が歌い出す。
 
『スレイマンは偉大なり!!』
      『スレイマンのほかにスレイマン無し!!』
            『ジブリールはスレイマンの下僕なり!!』
 
と、まあ起動音が多少五月蝿い事を除けばそれなりに役に立つ。
そして、ジブリールは恭順の意を示すかのように滞空し、
『何なりと命令を!!』と指示を待つ。
 
どうしたものかと思案して、ふと、女を観察すると、
目線だけで俺とジブリールを交互に見やってくる。その表情はなかなかに愉快だ。
そして、恐らくは半ば無意識的な行動だったのだろう、
ふわり、といった感じで筒を投げやり、女も月の魔女を解放しようとする。
 
ハ、阿呆の考え休むに似たりとは良く言ったものだ、
呆れて口も利けねぇ――声帯は無くしちまったから元々だがな、クハハハハハハッ!
 
ならば・・・ジブリールに命令をくれてやろう!願いは三つ!!
     あの魔女を引き摺り下ろせ!
     あの魔女を噛み千切れ!
     あの魔女を磨り潰せ!
失った声帯の代わりに、ロッドによる高速発語で指示を出す。
『スレイマンの意のままに!』
と叫ぶや否や、ジブリールは空中に顕現せんとする忌々しい魔女に向かって殺到した。
 
(これより4ターン後、次のジブリールが起動)
518リキトアの魔女:02/02/02 23:47
>514>516
肌を焼く風。
身を焦がす大気。
骨の髄まで染みる強酸。
 
リキトアの魔女は声をあげる間もなく、その肉の一片まで溶解し尽くされる。
 
舞い踊る、月の王を制御していた呪符。
力を失い、地に落ちる。
 
その符のひとつが、蒼い光を放つ。
 
  一回のお伺いで発動する呪符が、ひとつであるとは限らない――
 
月の王に仕込まれていた罠。
リキトアの魔女の最後の策。
 
呪符が光り、極北の冷気が大地を舐める。
澄み切った色に輝く氷の檻が、灰色の魔女の足を捉えた。
>515 アルトルージュ争奪戦

 いきなり、周囲が霧に包まれた。先ほどの事務所と、まったく同じ現象が発生している。
 霧の中に船影が出現し、そして白騎士が、声を上げた。

「全砲門 2時の方向へ一斉掃射!!」

「ちっ――!」

 その声と同時に、間髪入れずにスタッフ操作。呪文書式を<デフィレイド>へ。
 無音詠唱、撃発――

 と、視界の片隅に。先ほど、白騎士と殴り合っていた少年の姿が見える。まずい、このままでは――

(直撃する!?)

 もうひとつ舌打ち。着弾まで、およそ数秒。全力で少年の元へ。
 走る走る走る走る――――!

「イグジスト!」

 撃発音声と共に<デフィレイド>発動。少年をも覆うように、一定面積の力場平面が展開。
 飛来する砲弾を、次々と受け止めていく。

 だが、砲弾はさらに飛来。

「くっ――――!」
 
 苦悶のうめき。
 本来の<デフィレイド>の効果時間以上に魔法を維持している為に、術者に反動が襲いかかっているためだ。
 正直、後どの程度維持していられるか、レイオット自身にもよくわからない。

 胸の拘束端子が、音を立てて余分にひとつ弾け飛び、地面に転がって乾いた音を奏でる。

「くそっ――どうすりゃいいんだ!?」
>515>519 アルト争奪戦

 空中にいる間に蹴り飛ばされた。
 脳肝にナイフ突っ込まれて運動に支障をきたさないってのはどういう事だ?
 奴は脊髄反射で動いてるのか?
・・・それが正解という気がしないでもないが、考えても仕方が無い。
 なんとか受け身を取っておきあがる。

 黒は京也に切りかかっている。
 が、いかに手ぶらとはいえ、後ろに回った俺を無視するのは考えが無さ過ぎだ。

 幸い素足だ、音を殺し、空気を乱さず、その背後に接近する。
 おまけに霧まで出てきた、元々気配に乏しい俺をこれで察知できたら大したもんだ。

 脳裏に浮かんだ「脊髄いただきっ!」という叫びを押し殺し、右手を手刀の形に構える。
521”蒼い殺戮者”(M):02/02/03 00:19
セリオvsブルー・ブレイカー
 
コォォォォォォォォォ・・・・・
夜気を切り裂き、
大気をその圧倒的な力で捻じ伏せながら彼は飛んでいった。
 
つまらない一日だった。
<T・T>(テクノス・タブー)に抵触するレベルの
強化動甲冑を複数所持していた砂上戦車のキャラバンを強襲。
遮蔽装置(ステルス・コート)に身を包み、
敵のあたらない射線をかわし、引き金を引いて一発で終わり。
簡単だった。簡単すぎる。実に。
 
査察軍の誇る自動歩兵の中でも彼に比肩しうる物は僅か、
いや、いないといっていいほどの実力を持った彼にとって
簡単すぎる仕事だった。
 
―――足りない。あまりに脆すぎる。
 
耐えがたき渇望。強力な敵を捻じ伏せ、撃ち壊すときの快感。
半ば突然変異体として生まれた彼自身である培養脳が生まれつき持っている
殺戮衝動。
 
もっと、もっと壊したかった。殺し尽くしたかった。
 
機種を傾け、そのまま基地への帰還ルートへ向かう。
その闇の中ですら光を放つような期待は、深い深い蒼色だった。
522デミトリ(M):02/02/03 00:20
>490
ドラキュラの体が崩れゆくのを見ている時、
デミトリは体を動かすことすらできなかった。

彼がようやく『自分の勝利を悟り』、
歓喜の笑みが顔に現れ、そして口をついて出ようとした瞬間
 
「まさか、我を滅ぼしたと思っているのではないのだろうな?」

どこからともなく聞こえる声。
半笑いのまま、デミトリの表情は凍りついた。
さらに声は続く。

「デミトリよ。お前が如何に矮小な存在かを特と実感させてやろう」
「これが我の真の姿だ!」
「我にこの姿をとらせた以上、お前は我を命がけで楽しませる義務がある!
 さあ、お前も真の力を見せてみよ!!」

耳に入り込んでくるドラキュラの声。
目に飛び込んでくる風景の変化。
だが、体は全く動かない。頭が全く働かない。

『矮小』『命がけで楽しませる義務』『真の力』
彼の中で響き渡るドラキュラの言葉。

神祖の尻尾から毒の泡が吐き出された時、
彼の体は攻撃に反応した。闘争の本能だけで。

だが息をつくひまもなく、ドラキュラが放った2本の光線のうち1本が、
デミトリの左足を焼き、切り落とした。
片足を奪い取られ、激痛が走る。

その時彼はやっと我にかえった。

「おおおおおあああ!!」

デミトリは咆哮した。
負けてはならない。
無様な姿を晒してはならない。
私は支配者たるべき存在、負けることは許されんのだ!!

翼を羽ばたかせ、無我夢中でデミトリはドラキュラの懐に突っ込む。
両腕を交差させ、頭から魔王の体を貫かんと、飛び込んでいく。
デミトリの体の周りで、螺旋状に炎が駆け上がる。
523HMX-13 serio ◆Id/28J.M :02/02/03 00:21
>521 
(導入2) 
セリオvs”蒼い殺戮者” 
 
夜半過ぎ…来栖川電工第七研究所。 
そこから爆音を立てて飛び立つ飛行体があった。 
 
HMX−13型通称セリオ、一般にはメイドロボットと認知されている機体だ。 
…しかしそのフォルムはどう見てもメイドロボには見えない。 
戦闘機、と言った方がいいだろうか。 
 
研究所の男がセリオに通信を送る。 
「セリオ…新型飛行ユニットの調子はどうだい?」  
セリオは冷静に報告する…
 
「…イイ動きですね……データ通りの出力も出ています。」 
「そうかい…僕たちも頑張ったかいもあるよ… 
それとセリオ、今セリオの居る空域ではオーバーテクノロジー狩りが頻繁に起こっている、注意してくれ。」
 
「了解しました…だから私に武器を…」 
「そう言うこと…見つかったら…最悪撃破しても良い…」 
男は冷酷にセリオに言い放った。 
 
「…了解しました…」 セリオはそう言うとバーニアの炎を一層長くした… 
524アドルフ ◆AdoLfKkE :02/02/03 00:25
>アルトルージュ争奪戦
>515>519

固有結界の発動。
そして砲撃。
あれだけの攻撃の連発のあと、さすがに反応が遅れてしまった。

(喰らう−−−−!!)

その瞬間、戦術魔法士がこちらに走り込んで来、力場を展開した。

(ナイス!)

呼吸を整え、再度空間制御を行う。
明らかに無理をしている戦術魔法士に声をかける。

「もう大丈夫」

言葉と同時に、空間が歪み、砲弾が全て逸れていく。

「固有結界を張ったところで、ボクの空間干渉力を以てすれば!」

白い霧が割れ、上空に巨大な影が姿を現す。
ミレニアム。
半重力にて大空を行く、天空の覇王。

「さぁて、お仕置きの時間だ」

ミレニアムの火砲が、白騎士に集中砲火を浴びせる。
525”蒼い殺戮者”(M):02/02/03 00:31
>523 セリオvsブルー・ブレイカー
 
脳髄(もっとも、あってないようなものだが)に電流が走る。
索敵系に警告。
超高速で飛行する物体を捕らえた。
 
「何者だ?」
 
<T・T>(テクノス・タブー)に抵触か?恐らく肯定。
 
この速度で移動する物体。査察軍のファイターにも匹敵しかねる。
急速旋回。機首を思い切り捻り敵の座標へ。
今の彼の武装は超長銃身の知性ライフル。
短銃身の機関銃は先の戦闘で既に残弾がない。
エア・ファイトをするにはいささか心もとない装備ではある。
が、そんな事は関係ない。
 
いいぞ。さあ、逃げろ。この俺から。狩り尽くす。狩り尽くしてやる。
俺を感じさせろ。俺に生きる実感をくれ!
 
彼は、音をも超えかねる勢いでその未確認飛行物体に迫っていった。
>507
-アーノルド・ラスキンvsベイ将軍(M)-
 
  絶対的に埋められぬ彼我の差。即ちいかに魔術を呼吸するが如く我が物とし、
 鬼神に等しき技量を持ってしても、人である、つまり肉体は確実に疲れ、精神は摩耗する 
 という事実そのものがラスキンと将軍を大きく隔てている。
 
 既に四半刻の半ばは過ぎ、己が身体と心を緩める事無く動かしているラスキンの手に
 伝わる違える事無き確かな手応えと出来た僅かな隙。瞬く間に何事も無かったと言わん
 ばかりに迫る将軍の裂刃。
 壱発
 弐発
 参発
 未だ崩れた体勢を立て直すことも出来ぬまま受け流す。紙一重の遅れすら致命的。
 肆発
 伍発
 陸発
 大剣で真正面から将軍の斬撃を受ける。左腕が痺れる。
 漆発
 捌発
 下段より掬い上げる刀。左の大剣は大きく跳ね上げられる。
 玖発
 受け止めることもままならないまま、烈風を伴う突きが左肩を掠め、痛みにラスキンの
 顔が歪む。
  
「こいつはおまけだ、受け取れぃ!」
 
 更に蹴り。ラスキンは胸の前で腕を合わせてこれを受け、叩き落とされる。骨が軋み、
 背中より石畳に叩き付けられた衝撃で肺の空気が絞り出される。確りと意識定まらぬま
 ま立ち上がるラスキンの前に、勝者の余裕を漂わす将軍が悠然と降り立ち、迫る。
 しかしラスキンの目はまだ死んでいない。そのまま両の手にある得物を十字に構え、
 息吹を吐き高らかに唱える。
 
「我が信念、未だ此処に有り」
 
527灰色の魔女:02/02/03 00:39
>516 >518 
クルダの魔女が背後から躍りかかる。
だがカーラは素早く後ろを振り返る。

この魔女が逃げる事はないと確信していた。
正面からでは勝てぬのだから死角を突くことも予測していた。
 
ただ一つの誤算は一蹴したはずのもう一人の魔女の悪あがき。
それに気づいたのは地を這う氷が足下を捉えたときだった。
 
「!?」
 
表情は変わらない。
だがわずかに生じた一瞬の間は動揺の証。
そして相手はその隙を逃すような間抜けではなかった。
 
2本の剣が体を切り裂く。
激しく血が流れる。
そして、腹への蹴り。
カーラの表情が歪んだ。もし身につけていたのがただのローブなら致命傷だっただろう。
だが苦痛の声は上げない。その代わりに響くは詠唱の声。
 
『万物の根源たるマナよ、我の掲げし手に集い、稲妻となりて疾れ・・・ライトニング!』
 
閃光が走った。
向かうは目の前の魔女。

>522
「命をかけた大野暮か、ふっ、悪くない。己の役所をわきまえているではないか」
 
デミトリの特攻は確かに、ドラキュラの右胸を貫いた。
 
「まあ、『柱の角に頭をぶつけた』程度には効いたがな」
 
右胸に開けられた大穴に無数の蝙蝠が集まり、瞬く間に胸の穴が塞がって行く。
 
「我を滅するには、この程度では到底無理だ。見せてやろう、暗黒の頂点たる神祖の力を!」
 
ドラキュラの周囲の空間が歪んだかと思うと、直後、全方位に不可視の衝撃波が放たれた。
 
「まだ終わりではないぞ!」
 
更に、ドラキュラの周りに無数の悪霊が召還される。
 
「こやつ等は、貪欲でな、肉体だけでなく、魂をも食い尽くすのだ。さあ、どうする?」
 
無数の悪霊がデミトリを喰らいつくさんと不気味な声をあげて、デミトリに殺到する!
529十六夜京也 ◆NENv99.A :02/02/03 00:45
>524 泥沼のアルトルージュ争奪戦
 
「ぐっ・・・」
黒騎士の神速ともいえる一撃をかろうじて受け止める。
何年も、いや何百年も修行を重ねてきている相手だ。
京也がその攻撃をかわせたのは天賦の才能か、たんなる悪運か?
 
珍しく冷や汗をかく。
視界の悪さはお互い様だが、技巧は圧倒的に相手が上。
打開策を求める京也の目にビリーの動きが見えた。
卑怯な気もするが、相手も似たようなもんだ。
 
(鎧を脱いだのが運の尽きってとこだな。
どーせ死ねねえんだし、しばらくおとなしくしてやがれ!)
 
そんな考えを咎めるかのように京也の後ろから流れ弾が飛んできていた。
ちょうど交わした剣と剣の間に着弾する。
 
天 罰 覿 面 。
530HMX-13 serio ◆CEriOo46 :02/02/03 00:51
>525 セリオvsブルー・ブレイカー

セリオがレーダーをかわすように山間部を順調に亜音速航行を行っている時レーダーに反応が有った…
「…?この時間帯にのこの座標航空機は居ないはずですが…まさか?」
所員の方がおっしゃっていた…オーバーテクノロジー狩り?
 
疑問に思っていると…次の瞬間、レーダーの光点は自分に向けて方向を変えた… 
「shit!しまった、感づかれた?」
…私がその方角を「見る」と…人型兵器がこちらに近付いてくるのが視認出来た。
 
「…どうやら当たってしまったようですね…緊急回避!」
私はその物体から逃げきるため…急旋回を行った… 

次の瞬間、私は音を越えた。
531ナオミ ◆PdgPy78w :02/02/03 01:00
>517
イカれるヒーラーVSイカれるジョーカー
 
金の卵より生まれた悪魔…極論すれば霊力の塊ともでも言うべきそれは、
 
『スレイマンは偉大なり!!』
      『スレイマンのほかにスレイマン無し!!』
            『ジブリールはスレイマンの下僕なり!!』
 
と高らかに歌い上げる。
何という霊圧…これがあと7体も目覚めを待っているというのか。
悪魔の内包する力に驚愕している間にも身体は自然と動く。【満月の女王】起動。
ヘカーテが姿を表した直後、男(スレイマンとはこの男の名であろう)の指令を受けたらしい輝く悪魔は、
 
『スレイマンの意のままに!』
 
と叫ぶや否や、魔界の女王へと向かい突撃を敢行した。
 
三度現出した満月の輝きをも物ともせず、金色に輝く悪魔はヘカーテに対し正面より激突する。
強大なる魔力と霊力とが互いに眩い金色の光を発し、激しくせめぎ合う。
暫し拮抗状態が続いた後…何と悪魔の方がヘカーテを撃破してしまった。
敗れ去った魔界の女王は力を失い、カプセルは地に落ちた。
 
この様な形で私の術を無力化されたのは、無論初めての事である。
当分…少なくともこの戦いにおいて、もうヘカーテの力に頼る事は出来なくなってしまった。
流石に著しく力を減じた悪魔ではあったが、少なくとも私一人を葬るには十分足り得る霊力を保持したまま、
大きく旋回しながら矛先をこちらへと向けようとしている。
 
再検討する迄も無く、状況は最悪。
一体が目覚めたという事は、次の一体が目覚めるのも時間の問題。
今は傍観している男だが、今までの言動から察するに極めて粗暴且つ凶暴な人格の持ち主。
このまま傍観している可能性については微塵も期待出来ない。
男の魔術を凌ぎながら、あの悪魔の突撃を躱し続ける自信は全く無い。
 
解りきっていた事だが…結論。短期決戦以外に活路は無い。
私は最後の隠し球(切り札ではない)を投入する事をあっさりと決め、
あの悪魔よりはまだ与しやすいと判断した男の方へと向かい駆け出した。
 
投入するのは、最も威力と信頼性のバランスに優れた【戦の魔王】。
【満月の女王】を放つ直前、密かにベルトラインの隠しスリットより左の袖へと移し替えていた隠し球
…チャイカムTNTを掌とカプセルの間に握り込む。
【戦の魔王】の発動する半秒前に男の目の前で爆発する様タイミングを計り、投擲する直前に発火装置を作動。
これ程切羽詰まった場面に於いて用いるのは初めてだが、
同時に2種類以上の解放が出来ないという私の召喚術の欠点を補う手段として、
かつて実戦において何度も試し、身体で覚えたタイミングである。誤差は無い。
 
更に確実性を上げる為に、駆けながら右手で囮の【二億四千万の悪】を先に、直後に本命を投擲。
と同時に、迫り来る悪魔より逃れるべく右方向へサイドステップ。
これで悪魔の突撃を躱す事さえ出来れば、止めに銃弾もその悪党面にぶち込んでやる!
 
(トリップ勝負。
スレイマンが勝った場合、スレイマンは攻撃を凌ぎ切り、ナオミは致命傷を受ける
10未満の差でナオミが勝った場合、互いに攻撃をまともに食らい相討ち
10以上の差でナオミが勝った場合、スレイマンは【戦の魔王】を食らい戦闘不能。ナオミは致命傷を免れる)
>519 >520 >524 >529
白「フフ、『ごめんなさい、今日からリィゾ様のハーレムに入らせていただきます』と言えば助けてって……何ですか、これは!?」
(フィナにミレニアムの砲撃が始まる)
黒「どうした! どうした! どうした! 腰をふんばり、力を入れろ!! それが貴様の限界かあ!……何だと!?」
(砲弾が着弾、爆発)
白「パレード、前衛に横一列に隊列変更! 防御陣形!! 迎撃せよ!!!」
(ミレニアムの砲撃に応戦)
黒「ぐはっ!?」
(さらにビリーの一撃がヒット)
白「フフ、パレードの陣形次第ではこの程度、いくらでも対応できます」
(フィナ、パレードの操作で本人自身は隙だらけ)
黒「舐めるな、若造!」
(ビリーの腕を右手で力任せにへし折り、投げ飛ばす)
黒「はあ、はあ、貴様等にちょうどいいハンデよ! さあ、来い!!」
(脊髄損傷。剣を杖代わりにして立ち上がる)
>527
至近距離から放たれた雷撃が、私の胸を撃った。
いくらエチオピアの瞳を展開しているとはいえ、全てを相殺しきることはできない。
私は派手にふっ飛び、廃屋の壁にしたたかに背を打ちつけた。
 
目の前の魔女の注意は、いまや完全にこちらを向いている。
大きな痛手を与えているとはいっても、何の策も無しに正面から突っ込むだけでは、
返り討ちは必定だろう。ならば、目隠しを作る。
 
「我、契約により、ここに灼熱の業火呼び出さん。発現せよ、地獄の業火!」
 
右腕を突き出して、叫ぶ。直接は狙わない。直接に狙ったのでは、
あの魔女のことだ、何らかの防御手段を講じてくるだろう。
 
魔力がカーラを取り囲むように展開し、世界を変換させ、
周囲を巻き込んで一気に爆発する。
 
私は、その一瞬の爆炎を隠れ蓑に、カーラにすばやく走り寄る。
前か、後か、左か、右か・・・。否。
地面を強く踏みしめると、一気に跳躍。襲撃経路は、上空。
534”蒼い殺戮者”(M):02/02/03 01:17
>530 セリオvsブルー・ブレイカー
 
完全に光学センサに捕らえた。
半ば航空機に近い外観。だが、あくまで
人型の物体が主となっているようだ。
 
人類のデバイスか?―――おそらく肯定。
 
明らかに〈テクノス・タブー〉に抵触する事態だ。
場合によっては―――もっとも、彼は始めからそのつもりだが
あれを破壊する権限が自動的に生まれる。
しかし、彼を驚愕させるほどの速度。
速い。彼ですら追いつけない可能性がある。
突然変異で生まれた彼の培養脳は、他のそれと比べて
遥かに優れた能力を持っている。他の機体と比べ、
”蒼い殺戮者”が優れているというのはその点だ。
どのようなデバイスでも、完全に掌握し、制御できうる類まれなる戦闘センス。
例えば、彼の飛行ユニットがそうだ。他の、同機種等とは比べ物にならない出力。
それでも彼は見事に扱う。他機種の培養脳では数十秒と持たない
高出力のスラスタでも、彼の演算能力ならば確実な安定翼の動作をする。
535”蒼い殺戮者”(M):02/02/03 01:17
>534 続き
―――リミッタ解除。
急激に速度が上がる。今、彼の引くユニットは全推力を搾り出している。
ソニック・ブームがとてつもない音を立てた。今、彼もまた音速を超えた。
このような高速の移動は、本来戦闘機の役目である。
人型兵器に出せる速度など、たかが知れている。
だが、彼もまたその常識を打ち破ったのだ。
 
さあ、もっと早く逃げろ。俺を楽しませてくれ。
もっと早く。早く早く早く早く!!!!
 
ジェネレータが焼け付きそうだ。だが、そこに快楽がある。自由がある。
設定限界を優に超える過負荷の中。彼は喜びに打ち震えていた。
 
 
そして―――その姿が消えた。
536ベイ将軍(M):02/02/03 01:20
>526 
アーノルド・ラスキンVSベイ将軍(M) 
 
 将軍は双刀を取り落とした。同時にまばゆい光を帯びた絶叫が上がる。 
 洋の東西を問わず根源的な聖なるシンボル――魔将軍の動きを封じたのはあまりにも単純な十文形だった。
 単なる十字架ですらこの大吸血鬼を金縛りに出来る。加うるにラスキンが十字に組んだのは祝福儀礼を施した、いわば聖剣。
 複合的に組み合わさった聖なる力。この魔王とて何でたまろうか。
 両眼が火を噴く。忌まわしき虹彩が硝子体が網膜が、白い聖光に灼かれていく。
 荒れ狂う光の渦は、出口を求めて将軍の顔中の穴から噴出した。それでも足りずに後頭部をぶち抜く。  

「――よ!」 
 
 将軍の最後の叫びは人の名前のようだった。生前この男が愛し失った女の名と、ラスキンには知る由もなかったであろうが。
>531
ナオミVSスレイマン
(魔人達と魔神達の舞踏)

霊気の飛沫を撒き散らしながら半壊したジブリールが帰ってくる。
女を引き千切る為に。
女を噛み砕く為に。
女を磨り潰す為に。
 
次の攻撃に備える為、女の放った筒を霊視する。
初めて見るパターン、霊基構造の大きい存在だとしか判らない。
……まだ、切り札がありやがったか。
構わん、それなら俺様が直々に相手してやろう。万一アレが壊れてもまだ7体ある。
俺が筒の魔人を抑えてる間に、ジブリールに女を破壊させれば済むだけの話だ。
 
その時、女が放ってきたものが在った。直感的に霊視眼で走査…できない。
少なくとも霊基的な存在ではない。なんだ?いまさらただの石片でもあるまい。
いや、待てあの色あの形………爆弾か!
とっさに左手の自在護符を<防壁>に設定。直後、爆裂。
爆風を受け<防壁>ごと、ずるずると押し下がらされる。
そして、一拍置いて爆風と砂塵が晴れたその向こう側には、
見慣れた牛頭野郎がニタリと言った笑みを浮かべて豪拳の嵐を吹かせようとしていた。
 
(トリップ判定)
>532 アルトルージュ争奪戦

 いきなり天空から降りそそがれた砲撃をを完全に無視して、レイオットはスタッフ操作。
 呪文書式を<ブラスト>に。操桿を引き、濁った音共に無音詠唱。

 相手を説得して、なんとか場を収めると言った考えは、すでに脳裏から消滅していた。
 脊髄を損傷させながらも経っている黒騎士に、妙な能力を使う白騎士。
 
 こいつ等はやばい。下手をすれば――魔族以上に!

 とりあえず、上空からの砲撃に意識を奪われ、完全に隙だらけの白騎士を目標に設定。

「……イグジストッ!」

 <アサルト>発動。拘束端子が二つ、乾いた音を経って地面に弾け飛ぶ。
 言ってみれば不可視の砲弾とも言えるそれは、まっすぐに白騎士に襲いかかる。
 
 直撃すれば、着弾と同時、力場に封じ込められた衝撃波が解放され、目標を粉砕する――!
539プロローグ:02/02/03 01:32
弓塚さつきVSウルフ プロローグ  
  
月が蒼く新円を描く夜12:00の公園。  
ウルフは大学受験の用意で忙しい彼の友人---世間一般で言う飼い主--- 
と散歩に繰り出していた。「丁度いい息抜きだから」と言うまで勉強の 
妨害をし続けるウルフの性質を見越した上での諦めの色が彼の主人、 
タカハシの顔には如実に現われている。 
  
「タカハシ、先に帰れ。ウルフ、きゅーよーを思い出したぞ」  
突然。  
公園の外れ、ホームレス達がテントを張っている横をウルフは主人を置い 
て駆け出した。姿を狼から人型へと変えて。ウルフは気付いたのだ。テント 
の周囲から漂う血の匂い。  
それが公園を抜けた住宅地の端、袋小路へと続いている事を。  
 
「血の匂い」を手繰り辿り着いたその小路でウルフが見たもの。 
  
それは、生きる事をやめさせられた二つの体。  
一つは先ほどのテント群の持ち主の、もう一つはきっとちょっと長めの 
髪の女の子。そして。  
  
「オマエ。ウルフ覚えてるぞ。確か・・・弓塚、だろ。確か、あそこの学校 
の2年生。」  
  
口元をどんなルージュよりも赤黒く染めた、どう見てもこの燦然たる状況 
を創り上げた女の子はタカハシのクラスメート、弓塚さつきその人だった。 
 
ウルフの言葉に驚いた表情を浮かべる弓塚。  
そう。人型でウルフは彼女に会った事はなかった。ただ、ウルフが良く遊び 
に出ているレンタル動物ショップに部活帰り、彼女はよく顔を出していた。 
そして動物たちと遊んたり、手伝いを彼女はその度にしていた。  
つまり、ウルフはその内の聞き分けの悪い動物という客体として彼女と出 
会っていたのだ。 
  
「これはどういう事だ?オマエはこんな事をするヤツじゃなかったハズだ」 
   
そのウルフの問と共に弓塚の瞳が紅玉のように輝き、彼を射抜く。  
空気が急に彼を締め付けるような感触をウルフは覚えた。  
吸血種のもつ魔眼の力にウルフの人狼の血が本能レベルで反応し−−−−  
  
彼は無意識に側面の壁の上を俊足で駆け、弓塚の体目掛けて爪を振り下ろ 
した。   
  
周囲は静まり返っている。  
宙に浮かぶ球体が二人のシルエットを写し出す中、この闘争ははじまって 
しまったのだ。 
540導入:02/02/03 01:34
バイロンVSネロ・カオス
 
今回バイロンが受けた依頼は
吸血鬼の最高峰たる27祖の10位、ネロ・カオスを滅ぼす事だった。
 
依頼人は世界有数の金持ちであるJ・スチュアート。
理由は復讐。娘をネロ・カオスに喰われたらしい。
もっともネロ・カオスはそんな事は覚えていないだろうが。
 
バイロンとしても、依頼主の動機には、さほどの興味もなかった。
戦場と強い敵。彼に必要なものは、ただそれだけだった。
 
 
ネロ・カオスを補足したのは今夜10時。今から丁度1時間前。
場所は日本の中規模都市。つまりこの街。
 
真祖の姫が先日来日したことから見て、どうやらそれを追ってきたらしい。
まあ、バイロンは、そんなことに興味はなかったが。
 
J・スチュアートから預かった兵隊の様子を見る。
十分な練度に十分な装備。そして何より彼らは吸血鬼を憎んでいた。
何故なら、J・スチュアートと同様に、
全員が吸血鬼に身内を殺された者たちだったのだから。
541デミトリ(M):02/02/03 01:35
>528
デミトリの突進はドラキュラの右胸を貫き、大穴をあけた。
ドラキュラの背後。どこか憔悴した表情で振り向くデミトリ。

(効いた。効いた。効いた効いた効いた効いた!!)

心の中で何度も何度も呟く
――だが無情にも、ドラキュラはあっさりとその傷を塞いでみせた――

一瞬、目まいを覚える。

「我を滅するには、この程度では到底無理だ。見せてやろう、暗黒の頂点たる神祖の力を!」

空間が歪み、不可視の衝撃波が放たれた。
全く抵抗できないままそれを喰らい、口から真っ赤な液体を大量に吐き出して
デミトリは空中から墜落していく。

「まだ終わりではないぞ!」

ドラキュラの言葉が終わるが早いか、無数の悪霊がデミトリに殺到してくる。
デミトリは空中で最初の悪霊に捕まった。

悪霊が放つ強烈な殺意がデミトリの意識を再び――強引に――覚醒させた。

(抵抗しなければ)

次から次へと襲いくる悪霊たち。
見る見るうちにデミトリの周囲は怨念で埋め尽くされた。
憎しみを剥き出しにして、自分を喰らい尽くそうとする魂。

「うぐあああアァ!! やめろおおおおっ!! 離せえええぇッ!!
 私を抑えつけるかァァ!! この王者たる私をおおおおぉ!!」

デミトリは魔力を込めた爪で暴れまわり、
悪霊たちを引き裂き、振りほどこうとする。
血反吐を撒き散らしながら・・・

「貴様らなど・・・貴様らなど・・・ゴミクズだああぁぁァ!!」

魔力を全開放し、悪霊たちを吹き飛ばす。
体中に負った裂傷が開き、悪霊たちと共に体液が飛び散った。

「死ね!! 死ね!! 死ね死ね死ねエエエエェェ!!
 私を嘲る者は死ねええェエェェェェ!!」」

デミトリの手から炎が発射される。
何発も、何発も、何発も。
バイロンVSネロ・カオス
>540
 
「ブルー。フォワードからブルーへ、配置に付きました。」
通信機から声が流れ出す。
バイロンはそれを聞くと、すぐさま狙撃手に命令を下す。
 
「狙撃手。ブルーから狙撃手へ、目標の状況を報告せよ。」
その通信を聞き、ネロ・カオスから
500mほど離れた場所に待機していた狙撃手が返答を返す。
  
「ブルー。狙撃手からブルーへ、目視で確認。中央道路を歩行中。5分前と同じです。」
予想通りの報告。問題は無い。
 
「狙撃手。ブルーから狙撃手へ、そのまま待機せよ。」
 
「ブルー。狙撃手からブルーへ、了解。」
 
「フォワード。ブルーからフォワードへ、
砲手が行動した後に攻撃命令を出す。それまでそのまま待機せよ。」
 
「ブルー。フォワードからブルーへ、了解。」
バイロンVSネロ・カオス
>542
 
ミラン対戦車ミサイルを持った砲兵が配置につく。
口径103mmの対戦車ミサイルを砲身にセット。
「ブルー。砲手からブルーへ、発射準備完了」

すぐさま応答を返す。
「砲手。ブルーから砲手へ、砲撃は2315。それまで待機せよ。」

「ブルー。砲手からブルーへ、了解」

緊張に満たされた数分が過ぎる。

「砲手。ブルーから砲手へ、カウントを開始する。
10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 撃て!」

低くくぐもった音と軽い振動を残して、ミサイルが発射された。
白い噴射煙が真っすぐネロ・カオスに向かって伸びてゆく。
 
照準どおりの地点で、真っ赤な炎が吹き上がった。
 
「フォワード。ブルーからフォワードへ、攻撃を開始せよ。」
 
命令と同時に、銀の銃弾を込めたアサルトライフルや散弾銃を持ち、
戦闘服を身につけた10人の男が物陰から姿を現した。
 
そして男達は、
いまだ炎に包まれたネロ・カオスに向けて銃撃を加えた。
>538>532 アルト争奪戦

 無理矢理引き抜いたか・・・まだやる気らしい。タフな野郎だ。
 となると、奥の手しかないのだが・・・気が進まん。

(京也に華持たせるか)
 京也に目配せしておいて、無造作に間合いに入った。
 策は簡単だ。俺が筋肉と骨とで剣を受け止めて、その隙に京也が止めを刺す。

 少々痛いのが難だが、むさい男に噛み付くよりはマシだろう。
 身体で止めるのは、切り付けられた瞬間にうまく身を捻るのがコツだ。
 あとは心臓と首に来たときに急所を外せばいい。
545HMX-13 serio ◆CEriOo46 :02/02/03 01:44
>534>535 セリオvsブルー・ブレイカー


私は人型兵器が私と同程度の速度を出せるわけがない…そう思っていました…
…かつての私も亜音速が限界だったのですから。 
しかし彼はそれを覆してしまったようです… 
ソニックブーム、それが山間部に響き渡った…

「な…そんな…人型兵器で音速を超えるとは…」 
それと同時に…彼の姿が補足出来なくなりました…
「??………空中分解?……いえ…違います…爆発音がしない…」 
「まさか!?…ステルス迷彩?!」 
私はまた一段、警戒を強めた。
 
「彼」が…着々と近付く…
>538の修正版。
>532 アルトルージュ争奪戦

 いきなり天空から降りそそがれた砲撃をを完全に無視して、レイオットはスタッフ操作。
 呪文書式を<アサルト>に。操桿を引き、濁った音共に無音詠唱。

 相手を説得して、なんとか場を収めると言った考えは、すでに脳裏から消滅していた。
 脊髄を損傷させながらも経っている黒騎士に、妙な能力を使う白騎士。
 
 こいつ等はやばい。下手をすれば――魔族以上に!

 とりあえず、上空からの砲撃に意識を奪われ、完全に隙だらけの白騎士を目標に設定。

「……イグジストッ!」

 <アサルト>発動。拘束端子が二つ、乾いた音を経って地面に弾け飛ぶ。
 言ってみれば不可視の砲弾とも言えるそれは、まっすぐに白騎士に襲いかかる。
 
 直撃すれば、着弾と同時、力場に封じ込められた衝撃波が解放され、目標を粉砕する――!
==================ここまで読んだ======================
                              (山 専用)  
548アドルフ ◆AdoLfKkE :02/02/03 01:52
>アルトルージュ争奪戦
>532>546
指を指揮棒に見立て、ミレニアムを操る。
「♪〜♪〜」
その指揮にしたがい、ミレニアムが砲弾を回避し、反撃を行う。
しかし、防御陣形を取った幽霊船団にはなかなか致命打を与えられない。

「ふふ。じゃあ、これでどう?」
 
ミレニアムの船首が開口、そこから黒い球体が姿を覗かせる。
半重力弾。
半重力ガスを圧縮した、ミレニアム最強の兵器。
触れたものの分子間力をも消滅させ、原子の塵に帰す、悪魔の兵器。
 
狙いは幽霊船団の一角、そしてその後ろの白騎士。
 
「灰は灰に、塵は塵に帰るがいい!発射!!」
549灰色の魔女 ◆Y5CESUIk :02/02/03 01:56
>533 
クルダの魔女は派手に吹き飛んだ。
下級の呪文だ、対して効いていないのは解っている。
むしろここで死なれては困る。
 
呪文の詠唱の声が響きわたる。
次の刹那、爆炎が辺りを覆った。
直撃していないところを見ると目眩ましのつもりなのだろう。

カーラも呪文の詠唱を始めた。
『風の咆哮、光の疾走、始源の巨人の大いなる息吹き・・・』
 
詠唱を続けながら周囲に気を配る。
何処から来る?
右、左、前、後ろ・・・・・・上!
 
見つけた。
クルダの魔女は上空からこちらに落ちてくる。
落下の勢いでもって攻撃するつもりか。
だがカーラの呪文もほぼ完成している。
タイミングはほぼ同時。
 
『……万物の根源たるマナよ、稲妻の綱となりて束縛せよ』
 
『ライトニングバインド!!』
 
(トリップ判定)
>541
「……無様だな」
 
ドラキュラは最後を抵抗を続けるデミトリを見ながら、そう呟いた。
 
「トドメを刺す前に、教えてやろう。貴様がベリオールに昔、最後の1歩で勝てなかった訳を……」
 
ドラキュラはただ、デミトリの放つ炎を無造作に受ける。
若干のダメージはあるのだろうが、すぐさま、傷が塞がって行く。
放たれる炎とドラキュラの巨体はあまりにつりあっていないせいか?
 
「結局、貴様は強さを得る為の代償を払う事を怠ったのだ。ベリオールの時も仮初めの力だったのだろう?」
 
ドラキュラの肩が怪しく光り始める。
 
「我はこうなるまでに幾多の犠牲を払ったか分からぬ。ここにいるこのドラキュラ自体が既に、世界の邪悪の意思の権化であるからな」
 
ドラキュラの上空の空間が歪む。
 
「話はここまでだ。終幕としよう」
 
上空が無数の赤熱した隕石が降り注ぐ。
魔界の貴公子、デミトリ・マキシモフをただ消滅させるために……
551”蒼い殺戮者”(M):02/02/03 02:00
>545 セリオvsブルー・ブレイカー
 
脳髄に警告、の二文字が跳ね回る。
ただでさえ限界を超えた起動の上、
ステルス・コートを起動したのだ。
無事で済む筈がない。
過負荷に、眩暈がする。いい。
いいぞ。堪らなくいい。
こいつは、俺の獲物だ。俺が獲物と認めたモノダ。
殴り倒し、銃弾ヲ撃チコム。何度モ、何発モ。
外装ヲ引キ剥ガシ、中ノ回路ヲブチマケテヤル。
 
妄想が現実のように彼を包む。妄想の虚像に、引き金を引きそうになる。
そのまま、我を忘れた状態でセリオに突進した。
 
お互い直撃は免れるが、その風圧による衝撃は凄まじい。
巻き込まれたセリオは、安定を失い失速気味になる。
彼はとっさに推進出力を絞り減速、機首を起こし振り返りざまに銃撃を放った。
フルオートで放つわけにはいかない。残弾の事も考えなくては。
そもそも、反動で墜落しかねる。
そのため、ただの一発。空中戦では絶対に当たるはずのない一発。
だが、彼は違う。査察軍最強の自動歩兵。
 
セリオに銃弾が掠める。
 
外したか。それもいい。さあ、来い。俺を感じさせてくれ!人工知性体!
552ナオミ ◆Might.Go :02/02/03 02:10
>537
神に殺された女VS神をも畏れぬ男
(P<Cでスレイマンの勝ち)
 
流石に男もここで爆弾が来るとは予想すら出来なかった様だ。
慌てて左手を翳し、魔法障壁らしき物を展開させるが、爆風に押されずるずると後退。
そこへ狙い澄ましたタイミングで、待ちに待っていたとばかりに蚩尤が拳を振りかざした。
…と、私が見届ける事が出来たのは此処まで。
 
突然首元より胃の辺りに掛けて、熱い物が通り抜ける感覚が生じる。
かつて片手で数えられる程度のみ体験した、激痛を超えた激痛。
過去は四肢や腹で感じた物だったが、今回は致命的な部分で起こっている。
金色の悪魔の後ろ姿と焼け爛れて飛び散る肉や内臓が、急速に暗くなっていく視界に映った。
 
…これは駄目だわ…でも、このまま死ねるだけまだましかもね。
…少なくとも、碌でも無い死に方を強制させられるよりは。
  
(ナオミ死亡)
>549
こちらの襲撃経路に気付いた魔女が、呪文の詠唱を開始する。
私がこのカトラスを振るうのが早いか、
それともあの魔女の詠唱の完了が早いか。
 
勝負は一瞬。狙いは、首。
どんな魔導士といえど首を刎ねられて生きてはいられない。
554十六夜京也 ◆NENv99.A :02/02/03 02:16
>548 アルトルージュ争奪戦
なぜ生きているか自分でもわからない。
よっぽど神様に嫌われているヤツでも仲間にいるのだろうか?

黒騎士はビリーの攻撃でうまく動けないらしい。
なんとなく罪悪感がわきおこる。
 
「あー、なんつーか・・・
このままなぶってお前に勝ったとしても後味悪いよな。
その傷が治るまで何秒かかる?
治った途端に阿修羅を叩き込んでやるぜ。
どっちの太刀筋が早いか勝負ってヤツだな」
 
そして京也はゆっくりと阿修羅を構える。
今度こそ邪念は無い。同時に京也の耳からすべての雑音が消え去った・・・
555天からの声:02/02/03 02:17
伯爵・・・早まるな!! 自害しなさい!! 
556HMX-13 serio ◆CEriOo46 :02/02/03 02:23
>551 セリオvsブルー・ブレイカー

「なっ…」
私は突如原因不明の乱気流に巻き込まれた…
機体のコントロールが一瞬失われる… 
そして次の瞬間先方からの弾丸が私の主翼をかすめた。

「回り込まれましたか…」
私は足と手をのみを展開し戦闘機とロボットの中間の形態になる。 
そして足のバーニアを全開し急制動をかける。

爆音とともに速度は瞬時に半分以下になった。
わたしは牽制のためビームスマートガンで向かってきた方向に一発攻撃を仕掛けた。
「…弾丸の飛来位置から敵位置をエミュレート……距離500、発射!」

独特の発射音とともに光が放たれた。
>546>548>554
白「ぬわあああああああ!不味い、不味いですよ、これは!」
(レイオットのマキシ・ブラスト&反重力砲を見て、慌てふためく)
黒「ふっ、立派なモノだ。少年、いや、若きサムライよ!」
(リィゾが魔剣ニアダークを構える)
白「ええい、私を舐めてもらっては困ります!」
(パレードの小型突撃艇が、リィゾをフィナの所まで弾き飛ばす)
黒「なっ、何をする!」
 
白「知れたこと! 私は死ぬけど、あなたは死なない!! その違いです!!!」
(リィゾを盾にして、パレードの砲撃で空いた地面の穴に飛び込む)
黒「ぬがああああああああああああああああ!」
(マキシ・ブラスト&反重力砲、大炸裂)



白「ふう、リィゾ、助かりましたよ。流石、私と双璧をなすアルトルージュ様の騎士」
(穴からひょっこり出てくる)
黒「貴様……。それでも、1000年以上つきそった同志か……」
(首だけになって地面に転がっている)
558導入1:02/02/03 02:32
タバサ&ダイ・アモンvsアルクェイド 
  
トラフィム・オーテンロッゼは夜の公園を歩く。一人で。 
明かりは月の光しか無い所だが、トラフィムは迷わず歩く。 
 
「起きろ。」 
 
トラフィムは静かに言う。だが、「彼」を起こすのはそれで充分だった。 
がさがさと目の前の木が騒ぐ。 
トラフィムは、目を細め、彼が出てくるのを待った。 
 
「あぁ、何ですか? もう夜も明けると言いますのに・・・。」 
 
トラフィムの真後ろのある噴水。 
その脇にあるダンボールの塊から、人が出てきた。 
 
「あれ? どこを向いているのですか?」 
「・・・・。」 
 
トラフィムは少し頭痛を感じた。だが、彼とコントをやる時間は無い。  
用件を伝え、自分の城にさっさと帰りたいのが本音だった。  
 
「あなたは・・・トラフィム・オーテンロッゼ?」 
「あぁ、久しぶりだな。ダイ・アモン。」 
 
死徒を束ねる者が単身でダイ・アモンに会いに来る・・・。 
トラフィムらしく無い行動だ。ダイ・アモンはそう思った。  
だが、そんなことはどうでも良いとも思った。 
 
「・・・いつから、あなと私は仲良く挨拶をできる仲になったのでしょうな? トラフィム様。」 
「・・・そうだな、挨拶は終わりだ。貴様に話したいことあってここに来た。」 
「ほぅ? この私に? あなたが?」 
 
トラフィムは静かに息を吸い込むと、言葉を放つ。 
 
「ネロ・カオスとアカシャの蛇が 『完全』に殺された。貴様の力を借りたい。」 
「!?」 
 
空の果ては、すでに明るくなっていた・・・。 
そんな時間、夜の眷属二人は、静かにそれぞれの考えを巡らす。



559導入2:02/02/03 02:33
 
ダイ・アモンは玄関を叩いた。 
田舎とすら言えない辺境の地にある一軒家の玄関をだ。 
 
数秒後、反応が来る。 
 
「タバサ様ハ、オ休ミナラレタ。マタ、明日来テクダ・・・げぇ!!」 
 
玄関のドアを蹴破ると、やかましい声が止んだ。 
ドアに下敷きにされたカラスが見えたが、そんなことはどうでも良かった。 
 
大きな足音を立てながら、家を爆進するダイ・アモン。 
・・・大きな部屋に出た。居間では無い。 
ここにそんな気の利いた部屋を持つ者はいない。  
 
「・・・研究室?」 
「その通りです、ダイ・アモン卿。」  
  
「!?」 
 
部屋の中央の椅子に腰掛け、本を読む少女が一人。 
こちらを見向きもせず、言葉を掛けてきた。 
 
「あなたが・・・ 『不世出の天才魔導学者』タバサ嬢・・・?」 
「・・・天才かどうかは、自分では評価しかねますが、確かに私がタバサです、アモン卿」
 
タバサと呼ばれた少女は、ぱたんと本を閉じると初めてこちらを向いた。 
 
「用件は手短にお願いします。私はあなたと違い、永遠の時を過ごす者ではありません。」  

タバサは静かにそう言うと、席を立った。  
 
「私に託された時間は、非常に少ないのです。」
>553
「ライトニングバイ・・・」
 
そこまでだった。私のカトラスが発する光が宵闇に煌き、
カーラの首を跳ね飛ばす。着地。
そのまま、刹那の間も置かずに左回転、左手に持ったカトラスを
閃かせ、止めとばかりに心の臓を貫いた。
 
背後でごろりと首が地面に落ち、ついで生暖かいシャワーが
スプリンクラーから噴出した。
 
私は、ちらり、と転がった首を見遣る。
世界の調停者、といったか、随分と大仰なことを言って出てきた割には、
あっさりと死んだものだ。結局、この女は何者だったのだろう?
 
そのとき、転がった首にはめられたサークレットの飾りが、
ギョロリ、と動いた気がした。
 
なんだろう?
 
私は、それがなんだか気になった。
一度起こった好奇心は、なぜか抑える事もできず、
その額からサークレットを抜き取る。
 
そのまま、額に、はめた。

(トリップ勝負)
561”蒼い殺戮者”(M):02/02/03 02:37
>556 セリオvsブルー・ブレイカー
 
やつはその姿を変形させ、殆ど停止したように減速する。
そして閃光が彼の機体を襲った。
ジェネレータに負荷をかけすぎたために
即座に行動が取れない。
まったくの不覚。
慌てて気体を傾けるが、閃光はちょうど左肩の辺りをえぐっていた。
銃弾程度では傷一つつかない積層装甲が蒸散する。
 
・・・・・!
この俺に傷を?流石だ!いい。いいぞ。今日は・・・・・・存分に殺せる!
 
ステルス・コートが点滅する。何度も起動、停止を繰り返し、
やがてその像は一つの人影に収斂していく。
見ているだけで吐き気を誘うその歪みは、深い蒼色の機体に変わった。
 
ゴォ!スラスタが再度吼える。
小さく半円を描きながら彼は超長銃身の知性ライフルを構えた。
複合センサと銃本体の照準システムが同期をとる。
 
バズン!バズン!分厚く鈍い風船を割ったような音が空一面に響く。
その銃口は正確にヤツを狙っていた。
562灰色の魔女 ◆faboc6CI :02/02/03 02:45
>560 
カーラの呪文は間に合わなかった。
クルダの魔女の剣が首を刎ねる。
 
別にどうと言うことはない。
こうして敗れることも何度かあった。
 
だが『私』は此処にいる。
人が人である限り『私』が滅びることなどあり得ないのだ。
 
そう・・・好奇心に釣られ『私』を手に取ったこの魔女のような人間がいる限り。
563琥珀 ◆Amber97g :02/02/03 02:46
>557 アルトルージュ争奪戦

ずずずずずずずずずずずずずず………

突然ビルの残骸、その地の底から妙な響きが聞こえ始める。
………そして…。


   どっかーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!


突然、地面が揺れた!
轟音と共に!!
上で無我夢中好き勝手やりたい放題闘争を楽しんでいた連中をスコイ勢いで跳ね飛ばすほどに!!!

………。
……。
…。

暫し呆然とする、五人。
そこにやってきたのは…。

「皆さん人んちのビルで、なに破壊活動行ってるんですか!
 こんな事も有ろうかと地下に爆薬仕込んでおいてよかったですよ」

ビリー・ロン探偵事務所が『有った』ビルのオーナー、琥珀その人であった。
そしておもむろに、ビリー・ロンの前に立つ。

「さあて、事の顛末、一から話してもらえますかあ?」

にっこり、笑う。
見る人が見れば、天使もかくやの穢れなき純真な笑顔。
>563 アルト争奪戦

 ビリーはオーナーにもちろん頭が上がらない。
 支払いを待ってもらうことなど日常茶飯事なのでまあ、当たり前だ。
 この際、彼が吸血鬼であることなど微塵も関係が無い、と言っておこう。

「いや、あの、その」
 白黒コンビはすでに目に入らない。
 もっかのところ、目前の狩人から逃げねばならぬ草食獣である。

「つまり、そのー、あいつらが・・・」
 どうにかこうにか、矛先を逸らそうと努力。
 指先は力無く、明後日の方向(一応、白黒がいると思しき)を指してふらふら。

・・・情けないと言うなかれ。
>536
アーノルド・ラスキンvsベイ将軍(M):終章
 
  突然目の前で起こった変化にラスキンは唖然とする。突如全身より眩いばかりの光、
 いや熱無き炎と呼ぶに相応しい奔流が将軍の全身より吹き出し、余すこと無く灼き尽
 くす。そして十字の構えより凪払う左の一閃が将軍の首を跳ね飛ばし、振り下ろした
 右の刀は今度こそ頭を失った喉笛から股間迄を両断する。
 糸が切れたように膝を折る将軍だったものは、一片の例外もなく灼き尽くされ後には
 一握の灰と二振りの刀が残るのみであった。
 かちり、とラスキンは手にした得物を重ね、十字に構える。そして合点がいったとい
 う表情で呟く。
 
「信心が深過ぎるというのも考え物だな、将軍」
 
 畏れるが故に避けられず、更に深みに填る。正に将軍の信心こそがラスキンを救い、
 将軍自身を滅ぼしたと言えるだろう。ならば己こそを信心の対象とする自分はいずれ
 己に滅ぼされるということだろうか。
 ――否。つまらぬ考えだとそれを一蹴してラスキンは落ちている刀を拾い、助けを求
 める女性の許へと急いだ。既に時は四半刻に迫り、助かるかどうか危ういところだ。
 
 
 
 病院の前で世話になった医師へと頭を下げる女性。その身体は些かやつれは
 しているものの、歩くに不自由しない程度には健康そうに見える。
 心からの感謝の言葉を何度も述べる女性に、ラスキンはいつものように言う。
 
「私は難儀している女性を捨て置くほど、浅ましい人間では無いつもりだよ」
 
                                             <完>
566タバサ ◆Xmzw5k4M :02/02/03 02:55
>559
「話を伺う前に・・・まず、貴殿が壊した扉の修復をお願いします」
私は微笑とともにそう言った。
ただし、目は笑っていない。
567琥珀 ◆Amber97g :02/02/03 02:59
>564 アルトルージュ争奪戦

「もう、埒があきませんねえ…、そこの不恰好な鎧みたいなの着た人!」

ビシッ! とレイオットを指差す。
実は琥珀は見ていたのだ、事の発端を。
そう、レイオットがビルに駆け込む所を、向かいのビルの自室から。

…何故ビリー・ロンに問い質したのか。
単なる嫌がらせである。
いい加減、何度も何度も何度も何度も何度も何度も家賃を溜められてお冠だった事も、
彼に災いしたようだ。
ついでに知らん振りしていれば100%被害者として損害賠償、慰謝料、その他諸々で
儲かるかも、と思ったのも秘密である。

ふんっ、と鼻を鳴らして次にレイオットの前に歩み寄る。

「さてさて、どうしてこんな事になっているのかお話して頂けますかぁ?」

にこにこ。
568ベイ将軍(M):02/02/03 03:05
わしと魔術師殿との闘争、そのレス番纏めだ。 
 
アーノルド・ラスキンVSベイ将軍(M) 
 
>359 >365 >388 >401 >412 >447 >507 >526 >536 >565 
569HMX-13 serio ◆CEriOo46 :02/02/03 03:05
>561 セリオvsブルー・ブレイカー

私の放ったビームはどうやら彼に命中したらしく予想地点で四散した。 
…するとその周辺の空間が歪み出した…どうやら今の着弾でステルス迷彩が不調になったらしい。

「彼」が再び姿を現す…それと同時に「彼」は飛翔しつつ私に向けライフルを二発放った… 
とっさに左手の盾で防ぐ…金属音とともに弾が弾かれていった。 
しかし反動は以外に強い。

「っ!…相当大口径の弾丸を使っているようですね……」
私は右に旋回しつつ彼に照準を合わせる。

「…距離425…ターゲットロック…ファイア!」
再び独特の発射音が今度は二発、空に響いた…
>567 アルトルージュ争奪戦

 やばい。
 その笑顔を見た瞬間に感じたのは、そんな一言だった。
 一見すれば、それこそひまわりのような暖かな笑みにしか見えないのだが。そこから感じられる「危険」は、
今まで感じた中でも群を抜いている。それこそ、伯爵級魔族と相対した方がまだましだと言えるような。
 
「なんでって――――」

 猛烈な危機感に襲われて、とりあえず言葉を紡ぐ。
 そして――そのまま、言葉を失った。

 買い物の帰り。
 少女を拾い。
 白黒に襲われ。
 事務所に逃げ込み。
 何故か大爆発。
 そのまま戦闘。

(なんというか――――)

 自分でも、訳がわからない。
 自分でもわからないものを、人に話して納得してもらえるのか。

 とりあえず、いつも以上に必死になりながら。
 身振り手振りで、必死に事情を説明していた――――
571ダイ・アモン:02/02/03 03:08
>566 
vsアルクェイド導入 
 
タバサの言葉は無視する。ダイ・アモンは紳士だ。 
だが、時間が無い。今から日本に発たねばいけないのだ。この魔女を連れて。 
 
「タバサ嬢、時間がありません」 
 
つかつかと前に歩み寄る。 
 
「私は、27祖の頼みを受け、これから真祖の姫君を滅ぼしに行きます」 
 
そこで・・・そこで、あなたに協力を頼みたい。 
私とともにアルクェイドと闘って欲しいのです。 
 
あなたは興味がありませんか? 
あなたの研究課題である「不老不死」にもっとも近いと言われた二人・・・。 
「アカシャの蛇」と「混沌」が同時期に完全に死に絶えました。 
あのアルクェイドとの接触が理由だと思われます。 
 
・・・どうです。ともの「日本」にいきますか? それとも否? 
572タバサ ◆Xmzw5k4M :02/02/03 03:24
>571
「・・・ふむ」
彼の言葉を受け、私はしばし考えを巡らせた。
不老不死は置くとしても、27祖を二人も滅した存在を確かめてみたい。
危険ではあるが、それに見合うだけの価値はある。

「・・・良いでしょう、アモン卿。貴殿に協力しましょう」
私は彼に背を向け、即座に旅支度を始めた。
573琥珀 ◆Amber97g :02/02/03 03:26
>570 アルトルージュ争奪戦

「………」

無言の圧力を加えつつ、顔には笑顔を貼り付けたまま話を聞き終える琥珀。

「…解りました、取り敢えずその少女の容態を診てみましょうかね」

とことこと、その少女の元へ向かう。
瓦礫の隅でガタガタ震えている二人の少年には一瞥も加える事なく。



確かに不恰好な車モドキの中に、意識を無くした少女が居る。
取り敢えず様子を見てみる。
脈拍正常、体温正常、呼吸………、呼吸?
改めて少女の口許に顔を近づけてみる。

くん…。

…この、臭い、は。

(…翡翠ちゃん、またやっちゃいましたね…)

声には出さずに呟く。
『食事』の内容が解らない。それを確かめないと、『解毒剤』の種類が掴めない。

琥珀はそっと少女の頬を両手で挟み、深く口付けた。
………くちゅ、くちゅ…。
端から見ても、口内で舌が蠢いているのが判る。
………。
ぷはっ、と口を離し…。

(…D型サンドウィッチ、特殊調味料は棚の上から二段、左から五列目…)

周囲の呆気に取られている視線には全く気付いた風も無く、懐から注射器を取り出す。
そして躊躇う事なく、少女の腕に注射針を落とした………。



待つこと、1秒足らず。
少女の睫毛がピクン、と震える。
そして長き蕾の時期を過ごした花が開花するが如く、ゆっくりと目を開けた。
574”蒼い殺戮者”(M):02/02/03 03:31
>569 セリオvsブルー・ブレイカー
 
独特の発射音。閃光がまたも迸る。
1度、2度。どちらもかわせるかどうかすら分からない。
 
いい照準だ。素晴らしい。もっとくれ。お前の力を見せてくれ!
 
閃光がまたも左肩を引き裂く。
これで完全に肩から指の先までが消え失せた。
・・・・・だが、遅い!
 
やつは盾を持っている。だが、至近距離で撃たれる徹甲弾は防げまい。
さあ、悲鳴を上げろ!人間のように。
無抵抗の軌道車両に引き金を引いたときの、
立ち入り禁止地域に無断で迷い込んだキャラバンを問答無用で撃ち殺したときの、
『T・T』破りの常習犯の技術屋を無警告で強襲、射殺したときの、
あのときの声だ!泣き叫ぶがいい。壊れてしまえ。俺の手で!
 
スラスタが悲鳴をあげた。再度リミッタ解除。アフター・バーナー点火。
最早、焼け死のうともかまわない。
やつをこの手で引き裂き、その主回路に引き金を引くことが出来るのなら・・・・・
 
機体が螺旋を描いて飛ぶ。およそ完成を無視した飛び方は、
小回りの効く人型兵器でなければなしえない。
お互い、照準が合わない。あまりに高速すぎる移動。それは舞闘だった。
踊りではいつもリードするのは男の役目だ。
徐々に、しかし確実にヤツに近づいていく。
 
引き金を引いた。照準を合わせることもない。彼の有機培養脳は
そこまで正確な目標の移動地点の”予知”と”狙撃”を可能にした。
 
小気味よい反動とともに、死を司る傷痍鉄鋼弾が、セリオのほんの50m手前から発射された。
575灰色の魔女:02/02/03 03:32
>562 終章
 
全てが灰燼と化した村。
そこに一人の女性が立っていた。
腰には剣を下げ、全身が炭にまみれている。
 
一陣の風が流れ、それに導かれるかのように男がやってきた。
威風堂々と言う言葉が似合う男である。
 
「・・・ラスカーンか」 
女性が姿を見もせずに語りかける。
 
「どうやら楔は手に入ったようだな・・・ずいぶんと苦労したようだが」
男もそれを気にすることなく語りかける。
 
「まだ足りない。聖王国という巨岩を割るには更なる楔が必要だ。私の力と貴方の陰流、
 そして全ての楔が揃った時・・・初めて傾いた天秤を元に戻すことが出来るのだ」
 
女性・・・かつて、風渡りの魔女であった存在はそう語ると呪文を唱え始めた。
 
「・・・何故、そこまで均衡を求める」
男・・・クルダ流交殺法陰流の総帥は疑問に思っていたことを聞いた。
 
「・・・身を以て知ったからだ。天秤が傾くことの悲劇を」
 
そう呟くと女性・・・灰色の魔女カーラは何処かへと消えた。
そして・・・その額では異形のサークレットが鈍い輝きを放っていた。
 
(完)
>552
ナオミVSスレイマン(C>P)

ク、やはり、な。
爆薬投げ込んできたときは一瞬どうしようかと思ったもんだが、アレンジはそれだけ。
最初に効果のわかりづらい筒を放ってから、すでに効果の割れている本命の筒を投げ込む。
さっきのハッタリと全く変わらん。
 
そこまで読めてりゃ後は簡単。
あのうざったい魔女を消してやった今、女の手元にゃもうあの牛頭か、炎の鬼神しか残
されていない筈。後はそいつへの対応に待ち構えてやれば良い。
 
なお幸運だったことに女が今回使ったのは牛頭の方。
牛頭はさっき<悪魔罠>で捕らえたときにちょっとした介入を施すことができた。
 
なに、視覚で俺を発見できてもそれが俺であることが判らん様にしてやっただけだ。
だから、こうやって半歩引いてやるだけで。
 
びゅおっっ   ごぉっ
  ひゅうぃっ   がつん 
 
と、まるで見当違いのところを殴り続け、拳は宙を切る。
 
そして、ゆっくりと女の方に向き直ると
ジブリールに巻き込まれた女がふわりと浮き上がり、
体の一部を次々に失いながら落下していくのが見えた。
577ダイ・アモン:02/02/03 03:51
>572 vsアルクェイド導入 
 
意外にあっさりと返事が・・・・。 
ふむ、どうやら物分かりが良い御仁のようですな。 
私は、背を向けてがさがさとやっている魔女に話しかける。 
 
「礼の 『アレ』も持ってきてもらたい」 
 
言葉はそれだけで充分。タバサの動きが一瞬止まるが、 
またがそごそと大きな箱を漁り始める。返事は無い。 
 
まぁ、詳しいことは道中お話します。取りあえず・・・日本へ!!  
 
狙うは真祖の姫君只一人。策はある。 
この勝負・・・もらった!!
  
 
>573
(夢の中)
「うーん、お願い、やめて、私が悪かったわ……」
 
私はただ、ひたすらに怯えていた。
目の前の怪しい腕の動きした女性が無限に私の口に毒物を詰め込む。
私は成す術もなく、それを飲み込む羽目になる。
 
「うううううううううう〜!」
 
目の前が極彩色に変化する。
そして、この悪夢は繰り返される。
気が触れるかと思った瞬間、光が私を包み……
そして、私は目覚めた。
 
(現実世界〜モールドキャリアの中)
「……はっ!? こ、ここは一体? 私は確か……」
 
目の前には見知らぬ温和そうな女性がいた。
 
「あ、あの、すいません。私は一体?」
 
とりあえず、目の前の女性に話を聞くことにした。
>577 VSダイ・アモン&タバサ
 
そこにホテルがあった。
かつて人の血に塗れ、肉を散らし、骨をバラ撒かれ、立ち込める死臭に胃液までも
吐き出してまだ吐き気が止らない程濃密な『死』に纏わり付かれた忌まわしき建物。
…そして、また今夜も『死』の匂いが漂い始めていた…。
 
そこはつい先日、『混沌』の具現者ネロ・カオスの狩り場となり、凄惨な殺戮―――いや、
食事が行われた場所だった。
そう、『混沌』にとって人は人とは見なされない。それは単なる自身の『滋養』という認識
しか持っていないのだ。
…そして百人以上の人間が『混沌』に呑まれた。
だが公式には『行方不明』となった。
行方不明とせざるを得まい。
それは常軌を逸した出来事であるが故に。

未だ帰還者はいないと言われている。
いや、帰還者はいた。
今、ここに二人。
『殺人貴』遠野志貴と『真祖の姫君』アルクェイド・ブリュンスタッド。
そして、狩人であったネロ・カオスを消滅させたのもまたこの二人だった。
 
「ここに来るのも久しぶりだねー」
 
部屋の中を見回しながら、アルクェイドは言った。
 
「そうだな。あまりいい想い出は無いけどな」
 
苦笑しつつ志貴が返す。
あの時、この部屋、いや、このホテル全体におびただしい量の血とその匂いが染みついていた。
血と肉に塗り込められて、そこはまるで地獄の様相を呈していた。
だが、今となってはそんな面影は残っていない。
時と人の手が、おぞましい地獄の風景を拭い去り、ごく当り前の日常に戻していた。
 
だが、アルクェイドは拭いがたい血の匂いを確かに感じ取っていた。
彼女は真の吸血種であるが故に。
それと同時に自分の中でうずく衝動も自覚する。
生まれながらにして内包しているたった一つの間違いを。
それを無理矢理意識の深遠へと押し込んだ。
せっかく、久しぶりに何もかもを忘れて志貴と遊びに来たのだ。
こんな時くらいは狩りの事を忘れてもいいだろう。
 
忘れる事は許されないのに。
それが、『真祖の姫君』アルクェイド・ブリュンスタッドなのに。
580遠野志貴:02/02/03 03:57
>579 vsダイ・アモン&タバサ 

アルクェイドが少し辛そうな顔をしている。
…何年も一緒に居たのだ、微妙な変化が手にとるように解った。
重くなり掛けた空気を変えようと、立ち上がる。
 
「俺、少し顔を洗ってくるよ」
 
そうアルクェイドに言い残すと、志貴は洗面所へと向かった。
洗面所は部屋の玄関の脇にある。そこまで歩き、ドアを開け、閉める。
蛇口を捻り、水で顔を濡らし、洗う。
 
―――――ぞくん
 
なにかがおかしい。目の前の鏡にはおかしなモノは写っていない。
だが、嫌な感じがする…。
背骨を下から這いずって来るような、とてもイヤな気配……。
 
   ポタリ… ポタリ…
 
水滴が落ちる音がする。鏡には自分以外、誰も写っていない。
 
ポタリ… ポタリ…
 
蛇口は完全に閉めている。水は垂れていない。
 
      ポタリ… ポタリ…
 
浴槽から聞こえてくる…、ワケでも無い。
 
自分の背後から、そう自分の背後から音が…!!
 
遠野志貴は振り返る。………いや、振り返ろうとする。
だが、気付いた時には、既に遅かった。
志貴が行動を終えるよりも早く、彼は後頭部を掴まれ、鏡にその顔面を叩き込まれる事となった。
 
鏡が砕ける。音は小さい、これでは………アルクェイドは気付かない。
何故、いつの間に、敵の存在を知らせなければ…!
 
そう思いながら、遠野志貴は意識を闇に落としていった。
…無数の鏡の欠片に、自らの血で赤く染めた顔を最後に眺めながら―――――
纏めね。
 
>461>463>464>465>469>471>473>475>477>479
>480>487>488>489>492>493>504>506>511>514
>516>518>527>533>549>553>560>562>575
 
私の名前がころころと変わって申し訳なかったわ。
>578
『あははー、えーとですね……』
 
目の前の女性から、事情を聞いて、私は青くなる。
当たり前だろう、馬鹿騎士2人の勘違いのせいで、こんなことになったのだから。
 
「え、えと、とりあえず、これはビルの弁償として受け取ってください!」
 
自分の首にかけている純金のネックレスと財布を渡す。
かなりの金額とはいえ、ビル一つだ。
全然、足りないだろう。
 
「フィナ、リィゾ、あなたたち、なんてことしたの!?」
 
白「(リィゾの首を抱えつつ)アルトルージュ様が勝手に外出するから、いけないんですよ」
 
黒「うむ。我等はどれほど、心配したことか……」
 
「え、えっと……」
 
白「大体、アルトルージュ様は常識がないんです」
 
黒「うむ、全くだ」
 
「……………」
 
白「私は常日頃、言っていますよ。我々のようにエレガント且つ常識人を目指すようにと」
 
黒「全くだな」
 
こいつらは……
この馬鹿騎士2人にだけは、常識云々は言われたくなかった。
 
白・黒「「はあ、困ったものです、やれやれ……」」
 
その時、私の中で何かがキレた。
 
「あ、あんたたちーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」




その後、周りの建物を5つ倒壊させる大破壊劇が行われた。
583ダイ・アモン:02/02/03 04:09
>580 vsアルクェイド 
 
真祖の姫君はベットに腰掛け、その美しい足をぶらぶらと揺らしていた。 
退屈そうだった。まだ志貴が洗面所に向かってから、一分と経っていないのに…… 
 
「志貴遅い……志貴遅い!!」 
 
ふくれる姫君。これが……これがあのアルクェイド・ブリュンスタッドなのか!? 
だが、残酷な時は、真祖の姫君を「仕事」の顔に戻す。 
 
洗面所のドアが開き、出てくる。人影。 
服は着ていない。バスタオルを腰に巻いているだけだ。 
 
「ふーむ、さっぱり、さっぱり! 風呂は良いですね、アルクェイド嬢!!」 
 
風呂上がりの紳士は優しくアルクェイドに微笑みかけた。
584HMX-13 serio ◆CEriOo46 :02/02/03 04:13
>>574 セリオvsブルー・ブレイカー
 
 
再び私のビームが彼を捉えた。
今度は左肩を直撃…彼の腕は蒸発し。四散した。

しかし彼は怯むことなく再びとてつもない速さで私を翻弄しだした… 
「っ!早い…流石にこの形態では…!」 
私も必死に起動するが彼の高機動に次第に翻弄され始める。 
 
幾ら人型状態とは言えこれほど圧倒されるとは……
そう思った矢先…男のライフルのマズルフラッシュが見えた。 
「…っ!!!回避…不能!」 
私はとっさにシールで防御する。
一発、私の体が後ろに吹っ飛ばされる。
二発、シールドが強度の限界を超え吹き飛ばされる。 

…私は一瞬何も考えられ無くなった…
なんとか復帰し…体勢を立て直す。

「はぁっ……はぁっ……強い…」
私は…間違いなく彼よりも速さで劣っていた…
585タバサ ◆Xmzw5k4M :02/02/03 04:28
>583
「血の匂いに満ちていますね・・・少し、空気を入れ換えましょう」
血の匂いの残る部屋の窓が、開け放たれた。

そして、一陣の風。

「貴殿が、真祖の姫君・・・アルクェイド殿ですか」
風に乗って窓から部屋に進入した私は、帽子を押さえながら、目の前の女性に声をかけた。
「初めまして。魔学者のタバサと申します。お見知り置きを」
静かに一礼。
586”蒼い殺戮者”(M):02/02/03 04:30
>584 セリオvsブルー・ブレイカー
 
間髪いれずに推力増加。
機首を立て直し、複雑な翼形状を持つ飛行ユニットを鞭打った。
 
――――今ならやれる!
 
ヤツの武装は光学兵器。自分の積層装甲ですら瞬時に焼き尽くす。
だが、それはこちらも同じ事だ。シールドを失い、こちらの
特殊傷痍徹甲弾に耐えられる程にヤツは丈夫には出来てはいまい。
と、彼は考えた。
条件は、強引だが互角。
ならば、こちらの勝ちだ。こちらの方が明らかに素早い。
やつの様な大型の飛行ユニットを装備していては
こちらにはついてこれまい。
上からか?下からか?どこからでも攻められる。
奴の額へ引き金を引く妄想。なんという恍惚感。自分にはそれができる!
 
 
だが、銃身を奴へ構えつつ、背面スラスタに再度点火したときにそれは起こった。
けたたましく頭の中に鳴り響く警報。戦闘に夢中で気がつかなかった。
出力を限界まで上げたまま戦闘起動をし続け、挙句には長時間のステルス・コートの起動。
ジェネレータは、既に限界を超えていた。
スラスタの制御ができない。
予備電源で起動したが、復旧に時間がかかる。あと、5秒か?10秒か?
――――焦燥。
周りの気色が歪み、時間がゆっくり流れていくような。不快感。
 
・・・・・・・まさか・・・・・・・・・・
アルトルージュ争奪戦
ビリー龍&アドルフ@少年(助手)&十六夜京也 VS 白騎士黒騎士コンビ
(特別ゲスト 琥珀オーナー)

>273>274>275>276>277>284>289>291>294>296>298>300>301
>303>305>307>309>312>314>320>322>325>330>334>395>397
>400>406>410>406>416>423>427>432>434>437>440>443>445
>450>512>513>515>519>520>524>529>532>546(>544)>548
>554>557>563>564>567>570>573>578>582

その後、ウィリアム・龍探偵事務所が再建されたかどうかは定かではない・・・
>583>585 VSダイ・アモン&タバサ
 
突然の闖入者達に、油断無く目を配る。
しかし、一体こいつらは?
 
志貴は、まだ帰ってくる様子がない。
何かあったとしたら、それは間違いなくこいつ等が関わっているだろう。
 
「いきなり現れて、随分と失礼な奴らね」
 
冗談としか思えないペイントを施した筋肉達磨の吸血種。
――一体、いつの間に風呂場に入っていたのか?
そして、少々風変わりな魔女。
まず、この取り合わせが分からない。
分からないが、だからといってどうにかなるワケでもない。
 
「一体、何の用かしら?」
 
だから、まずはベッドに腰掛けたまま尋ねてみる事にした。
どうせ、どう動いても対処できないなどと言う事はないだろう。
 
そして……。
 
「あなた達……志貴をどうしたの?」
 
何となく、聞いてしまう事が恐かった。
志貴なのだから、何があったとしても切り抜けると信じている。
でも、それでも恐かった。
589HMX-13 serio ◆CEriOo46 :02/02/03 04:56
>>586 セリオvsブルー・ブレイカー

私は再び飛翔を開始したが再び彼の動きに翻弄され始めた… 
「…っ…機動性の次元が…違いすぎる!」 
 
ついに真上を取られた…駄目だ…やられる…
私は「死」を覚悟した… 

…しかし様子がおかしい…いつまでも攻撃を仕掛けてこない… 
それどころか…全く動いてすら居ない…
……やるなら今しかない! 

ガチャリという音とともに私は彼にスマートガンを向ける…
弾数も残り少ない…これで決める!
ピピピピピ…という電子音とともに二つの円が彼の中心を捉える。
「ターゲットロック…距離100…発射!」
私は静かにトリガーを引いた。
590ダイ・アモン:02/02/03 05:05
>588 vs アルクェイド
 
「志貴……?」 
 
髪の毛を拭きながら、アルクェイドが腰掛けるベットに近づく。 
相棒格の魔女は……まだ、動いてはいない。 
 
「あの顔を洗っていた男のことですか?」 
  
解せませんな。このダイ・アモンを前にして、第一声がそれとは。 
真祖の姫君……。まずは、私の名前を聞くのが先でしょう!! 
 
ばっ と腰に巻いたタオルを脱ぎ放つ。が、裸になどはなりはしない。 
タオルを完全に脱いだときには、すでにいつものコスチュームに身を包んでいる。 
 
まさにマジック。理屈などはありません。 
D・S様の直伝の登場方法の一つ。まさに「美」の極地……… 
 
「いや、それはどうでも良いのです」 
 
私の名前はダイ・アモン!! 元辺境最大の領主!! 今は…… 
……アルクェイド・ブリュンスタッド!! 
死徒27祖に依頼され、私はあなたの命を頂戴する執行人として参上した!! 
 
マントを翻し、真祖の姫に一差し指を突き立てる。 
 
「さぁ、自己紹介は終わりましたよ! いざ、尋常に……勝負!!」 
 
その掛け声とともに、姫の頭に向かって回し蹴りを飛ばす。 
びゅん と軽快な音を立てて、美しい肢体から繰り出される蹴り。  
 
それは戦の始まりを知らせる突撃のラッパ音だった。
591”蒼い殺戮者”(M):02/02/03 05:09
>589 セリオvsブルー・ブレイカー
 
完全にロッキングされたのがわかる。
次か、次か、次の瞬間か?
0.00001秒単位で状況が近く出来るこの反応速度が憎らしい。
いつ撃たれるか、じりじりとにじり寄る処刑の時。
そして―――
綺麗に半身を切り取られた。最早、培養脳の生命活動を
継続させる事すらできない。機密保持のための焼却機能が働き始めた。
ボディが焼ける。
 
クククク・・・・・・・
クククククク・・・・・・・・
 
彼は笑っていた。愉快で堪らない。
最強の名を持った自動歩兵。その自分が一介の人工知性体に破られた。
そして、最強の名を持つものは、常に1人でいい。
 
『殺せるだけ殺し、負ければ自ら死ぬ』
 
持てる力を全て用い、体を地面へとバーニアで叩きつけた。
何よりも深く蒼い装甲は拉げ、叩き潰され飛び散る。
だが、その培養脳は、死ぬまで笑い続けていた。
 
”蒼い殺戮者”――――敗北 完全に活動停止
592エピローグ:02/02/03 05:13
>576 ナオミVSスレイマン(決着)

エピローグ、あるいは更なる事件の発端
 
 
自分以外に動くものの無くなった空間で、男は震えていた。
上半身を大きく揺すり、全速力で走った犬のように舌をだらりと出しながら。 
その表情は歪み、口元からは、はぁはぁと熱病に冒されたかのように激しい呼吸を
繰り返している。
 
―――嗤っているのだ。
声無き男の声無き哄笑が、空間全体に響き渡る。
その哄笑の意味するところは倒した者への嘲り、侮蔑。
 
たっぷり十分ほども大気を震わせ、哄笑が止む。死者を侮辱するのに飽きたらしい。
男はその青い左目をぎょろりと動かし、空間を睨みつける。
見つけたものはヘルメット。兎か何かの動物の耳の形をした飾りがついていたようだが、
今はもう、その飾りは折れ、曲がり、しかも片方は取れてしまっている。
 
男はそのヘルメットを拾い上げ、逆さに向けてとんとんと軽く叩いた後、
周囲に散らばった肉片をヘルメットの中に拾い集め始めた。
細長い腱のような物をつまむとビョンと伸び、
顔面を構成していたらしき軟骨は、鼻なのか耳なのかもうわからない。
ひときわ大きい肉片を持ち上げると、
ずるりと内容物が落ちてきて、あわててメットで拾い上げる。
外側に興味は無かったらしく、中身を移すと皮はその場に捨て置いた。
 
ひとしきり肉片を集め終えると、男はぐちゃぐちゃとそれを両手で引っ掻き回し、
何かを探し始めた。
 
数分後、男の左手がなにか薄い皮膜のようなものを、メットから取り出した。
そしてそのままそれを口に持っていくと
 
ごくり、とそれを嚥下する音が、静かな空洞内にやけに大きな音を立てた。
 
「これで良し、と」
と、唐突に女性の声が聞こえる。
いや、声を出したのはこの男だ。男は他人の声帯を奪い我が物としたのだ。
 
「ハ、いつまでボケっとしてやがる、いいかげん起きやがれ!」
と、塚に向かって声を上げると今まで滞空していた【卵】が一斉に光を放ち始める。
 
男は女の声を奪っただけではなく、その言霊のパターンを真似ることによって
塚の支配権を掌握したのだ。もはや、彼を止めるものは何も無い。
 
卵の小結界が解け、さらに7体の魔人が解放される。
そうして8体のジブリールがお互いの翼をくわえた輪になり、
合わせて4800枚の翼を羽ばたかせて、ぐるぐると回転し始めた。
 
8体のジブリールは高速で回転しながら岩盤を削り、遂には地脈にぶち当たった。
そうして男は甲高い女性の声で「ク、クハハハハハハハッ!」
と高笑いすると、穴に飛び込みどこへやらと消えてしまった。
593タバサ ◆Xmzw5k4M :02/02/03 05:14
>590
「そういうことです、真祖の姫君」
微笑とともに、バックステップ。
「貴殿に恨みはありませんが・・・滅んでいただきます。よろしいかしら?」
帽子のつばに手をかけた後、身構える。
594黒杖特捜官:02/02/03 05:20
『スレイマンが消えてしまったので、私がレス番まとめをさせてもらう』
 
ナオミVSスレイマン(嗤う悪霊)
 
前スレ分
導入 
>479 >480 >484
本編
>493 >503 >540 >548 >557 >580 >605 >615 >630 >647
 
今スレ分
本編続き
>188 >200 >229 >263 >264 >292 >306 >421 >444 >517 >531 >537 >552 >576
エピローグ
>592

『以上だ、長期に渡り、スレイマンの撃滅に挑戦してくれたナオミ氏に感謝を』
>590>593 VSダイ・アモン&タバサ
 
やはり、こいつは志貴の事を知っている。
ならば、志貴がどうなったかも知っているはずだ。
 
――先ほどから心の片隅を占める最悪の想像を、軽く首を振って追い払う。
 
と同時に、回し蹴りが飛んできた。
 
 
――――遅い。
 
 
人間や死徒ならともかく、真祖にとっては大した運動能力ではない。
充分に視認できるスピードで飛んでくる足を睨み付け、まずは脛へと一撃。
次に膝をヘシ折ろうと一撃を加える。
ついでに足首を取って捻り上げながら投げ飛ばしてやった。
 
「志貴をどうしたの?」
 
聞かなければならない。
だからこそ殺さなかった。
 
言葉は吸血種に向けながら、決して視線を魔女からは外さない。
魔術というルール外のルールには、どれだけ警戒してもしすぎると言う事はないのだから。
596HMX-13 serio ◆CEriOo46 :02/02/03 05:36
>591 セリオvsブルー・ブレイカー
 
私がトリガーを引いた数瞬後、彼の半身は左腕と同じように蒸発四散した…

「目標の撃破を確認……いえ…まだ!?」 
彼は全身が炎に包まれると突撃してきた… 
 
「っ!…」 
とっさに防御の姿勢を取るが、彼は私の横をすり抜けるとそのまま地面に向かっていった… 
グチャ、という何か潰れた音が後ろから聞こえた。 
 
「…目標完全に沈黙…これより帰還します」 
私は再び戦闘機の姿となる…バーニアが火を噴き、亜音速まで加速する。 
 
「こちらセリオ…あと30分でそちらに帰還します。」 
「損害はシールド一ヶと左マニピュレター内カム…申し訳有りませんがメンテよろしくお願いします。」 
 
私は単純な報告を済ませるとロールし、研究所の方角に体を向けた。 
「…もうすぐ夜が明けます…早くしないと…」 
 
朝は、もうすぐそこまで来ていた。
 
 
                                             (了)
597ダイ・アモン:02/02/03 05:52
>595 vsアルクェイド 
 
ぐは 
 
痛みが全身を駆けめぐる。格が……違う。 
やはり、一介の吸血鬼如きでは相手になりませんか……。 
真祖のお姫様……さすがですね。 
 
だが、彼女は油断をしています。 (折れた足を再生) 
タバサ嬢を見ていると言うことは、 (テレビに突っ込んだ図体を起きあがらせる) 
私よりも、タバサ嬢を危険視しているということですか!! (DASH) 
 
ベッドの脇を走り抜けながら、呪文を詠唱する。 
その時間、僅か二秒。目的地に到着。 
 
タバサ嬢の直線上にいる私。 
もちろん、その間には………アルクェイド・ブリュンスタッド!! 
 
「タバサ! 行きますよ……爆裂(ダムド)!!」 
 
小規模の爆裂呪文が、アルクェイド目掛けて炸裂。 
対面するタバサも…………
598タバサ ◆Xmzw5k4M :02/02/03 05:58
>597
「ふむ・・・爆裂の法ですか。ならば・・・」
私は杖を手にとり、大きく振った。
床に魔法陣が敷かれ、光とともに大砲が現れる。
「フィアンマ・シェリング!」
彼の放った爆裂の呪に合わせ、炎の精霊を真祖の姫君目掛け、射出した。
>597>598 VSダイ・アモン&タバサ
 
「……っ!」
 
油断、だった。
魔女に気を取られてしまっていた。
それが魔女であるが故に、魔術を警戒していた。
吸血種が魔術を使わないというルールは存在しないのに。
 
ルール外のルール、アルクェイドはコレに対する耐性が高くない。
ゼルレッチに頭が上がらないのもそれが原因だ。
そして、その魔術が今自分の身に降りかかろうとしていた。
 
 
――――なんて、無様。
 
 
アルクェイドに取り得たのは、とにかく両手で身を守るだけ。
 
 
爆煙が、炎がアルクェイドの身を包む。
辺りに、轟音と炎と煙が満ちた。
 
それが晴れた時、アルクェイドは片腕を失っていた。
もう片方の腕も損傷が酷い。
だが、再生は既に始まっている。
数分と待たずに再生は完了するだろう。
 
それまでの間、腕なしで何処まで凌げるか?
 
まず、目前の吸血種の腹部めがけて前蹴りを放つ。
その反動を利用して魔女の方へと瞬時に跳躍。
そのまま肩から体当たりを仕掛けた。
600黒衣の男クエス(M):02/02/03 12:56
粉々に砕け散り、自動機密保持機構により
内部を焼かれた”蒼い殺戮者”。
 
 ぱん、ぱん、ぱん。
 
乾いた音が響く。誰かが手を叩いている。
そして、その残骸の上に、一つの影が落ちる。
月は、影さえ見えるほどに明るく、しかし優しく辺りを照らしていたのだ。
 
影の主。黒い衣装。黒い頭髪。
ただ、酸素欠乏症と思わせるほどにひどく白い肌が、浮きだって見える。
言い表せば、黒と白。
 
 「ふん」
 
何の感情もない、感心とも侮蔑ともとりようのない吐息を漏らす。
 
 「”蒼い殺戮者”でさえ壊すのか。来栖川の力は。
  ・・・・・・・・・・・・・凄いね。」
 
それまで何の感情も示さなかった顔、唇の端を僅かに上げる。
ただ、上げただけ。笑顔でもなんでもない”何か”。
 
 「壊そうと思えばいつでも壊せるんだ。いつでもね。
  ――――ただ、今はその時じゃない。」
 
ふいに、顔を上げ移動する。するするとまるで滑るかのように。
そして、消えた。はじめから誰もいなかったかのように。
ただ、月の光が”青い殺戮者”の残骸を優しく包んでいた。
601黒衣の男クエス(M):02/02/03 12:58
>セリオvsブルー・ブレイカー
 
>521 >523 >525 >530 >534 >535
>545 >551 >556 >561 >569 >574
>584 >586 >589 >591 >596 >600
 
なかなか面白いものを見せてもらったよ。
HMX-13 serio、君の動きは見事だったな。
また魅せて欲しいよ。
602ダイ・アモン:02/02/03 15:19
>599 vsアルクェイド 
 
爆炎のあと、部屋は濃い煙で充満する。 視界は利かない。 
姫は−−−−−−−−どこから来る? 

煙を引き裂いて、真っ正面から姫が現れた。 
姫が、自分の腹に蹴りをくれる。 
玄関の方へすっ飛ぶ私。姫は一瞬で眼前から消える。 
 
「くぅ……タバサ嬢、行きましたよ!!」  
 
後方にすっ飛びながら、叫ぶ私。 
ついでに、支援の魔術も唱える。 
 
−−−−−−−−光弾よ、敵を撃て(タイ・ト・ロ−) 
 
複数の光の矢が、両腕に浮かぶ。 
殺傷能力は低いが、足止めには充分だ。 
 
『鋼雷破弾(アンセム)!!』 
 
無数の光の矢が、煙を突き抜け、自分の正面方向に向けて乱射。 
機関銃のように乱射させる光の矢は、対象者を選ばない。 
 
ただ、前面に存在する遮蔽物を貫かんとしながら射出されていった。 
さっくりと中間まとめ。
探偵業は地味な仕事が大事・・・

>245>246 即興殲場音楽『無名』 (名も無き大戦争)
>186 荒木又右衛門VS閑馬永空  
>235 黒蘭vsエレン 
>243 HMX−12(贄)VS鋼線のベック
>262 アルトルージュ VS ミア・フォーテー(レイオット争奪戦?)
>299 カノンvsリロイ&ラグナロクvsドノヴァン『意志ある魔剣のぶつかり合い』
>329 秋月 VS アザリー
>371 ワルキューレ VS ミア・フォーテー
>377 結城小夜VSエリザベス・バートリー+悪美代子
>457 トレス・イクスVSン・ダグバ・ゼバ
>459 タバサさん×2VSクロスファイアコンビ
>486 レイオット・スタインバーグ VS ルチエラ・シンクラヴィス
>501 セリオvs火途馬 衛星軌道戦 
>510 リロイ・シュバルツァー VS 嵯峨明彦【黒vs黒 剣者勝負】
>568 アーノルド・ラスキンVSベイ将軍
>581 ふみこ・O・V VS リキトアの魔女 VS 灰色の魔女 「魔女決戦」
>587 アルトルージュ争奪戦
ビリー龍&アドルフ@少年(助手)&十六夜京也 VS 白騎士黒騎士コンビ(特別ゲスト 琥珀オーナー)
>594 ナオミ VS スレイマン
>601 セリオvsブルー・ブレイカー

間違い、抜け等あったらご一報の程。
604弓塚さつき ◆QSaTUkiE :02/02/03 17:52
人狼vs吸血鬼
>539
 
ふと気づくと、袋小路の入り口に人影があった。 同い年か、少し上くらいの、男。
・・・・・・どうやら、“食事”の現場を見られたらしい。 そのことはまあ―――どうとでもなる。
気になったのは、男がわたしを知っているような言動をしたこと。 ・・・気にはなる―――が
・・・面倒くさいので、とっとと黙らせよう。 そう短絡し、実行しようとした。
 
瞬間。
 
「・・・・・・っ!」
男が、人間離れした動きで壁で壁の上を駆け、そのままの勢いで飛び掛ってきた。
速い。 わたしは回避もままならず、とっさに自分の腕を振るい爪を打ち合わせた。
 
鈍く、金属の擦れ合う音が響き、互いの凶器が文字どうり交差。 肩に重い衝撃。
そのまま、指を絡めるように一撃を受け止めた。 傍から見れば、掌を握り合う形。
吐く息が触れ合うような距離で、男と睨み合う。
 
「・・・どこの誰だか知らないけど―――ずいぶんな挨拶なんじゃない・・・・・・?」
わたしは、その赤い瞳で、にっこりと笑いかけてやる。 ・・・笑みが堪えられなかった。
この一瞬の会敵で、わたしは確信していた。 この男も―――人間では、ない。 
ざわり、と全身の血が疼いた。 そして、同じだけ心が悲鳴を上げた。
 
――――――ああ、でも、
 
「―――でも、まあ・・・・・・たまにはこういうのも、いいかもね・・・っ!!」
言い放ち、握りこんだ手に力を込めた。 
腕を引いて男の体を崩し、そこへ反対側の腕を叩きつける!
605ラルヴァ:02/02/03 18:17
 闘争中に失礼するわ。長い間黒歴史扱いされて出づらかったけれど、
 単行本2巻発売を記念して正式参戦するわ。
 
 出典 :吸血殲鬼ヴェドゴニア(漫画版)
 名前 :ラルヴァ
 年齢 :20才位かしら?
 性別 :女よ
 職業 :ヴェドゴニア、って職業になるのかしら?
 趣味 :特にないわ。
 恋人の有無 :いないわ。とりあえず。
 好きな異性のタイプ :化け物になっても、人の心を失わない人。
 好きな食べ物 :食べられれば、特に好き嫌いはないわね。
 最近気になること :私はここでもやっぱりナハツェーラーに従っているのかしら?
 一番苦手なもの :ヴェドゴニアの時の顔を見られること。
 得意な技 :特にないけど…。格闘技全般かな、やっぱり。
 一番の決めゼリフ :「灰は灰に、塵は塵に」 ヴェドと言ったらこれしかないわね。
 将来の夢 :人間に戻る事。
 ここの住人として一言 :闘うのは好きじゃないけど、楽しんでもらえるようにがんばるわ。
 ここの仲間たちに一言 :確かに漫画は黒歴史だけど、私は負けないから。
 ここの名無しに一言 :私はここにいてもいいわよね? 漫画は黒歴史でもいいから。
 
 自己紹介って、こんな感じでいいのかしら。
 それじゃ皆さん、これからよろしくね。
 あ、カテゴリはBよ。
606ラルヴァ:02/02/03 18:21
ごめんなさい、sage忘れたわ。
バイロンVSネロ・カオス
>543
   
突然の攻撃、炎に包まれながら何事も無かったかの様に混沌は呟く。
   
「・・・妙だ、埋葬者ではないのか?」
 
最初から、私に対する襲撃は予想されていた。
私の獲物たる真祖の姫は、埋葬機関にとって形の上では協力者であるが、実際には真祖こそが
埋葬者の究極の敵である。
当然、真祖の姫の目覚めは確実に察知され、それを追う私の存在も知られるのは当然である。
  
だがここは極東の地、埋葬機関の影響力が最も薄い地域である。
加えて装備が貧弱過ぎる、銀の銃弾などは確かに死徒を滅ぼす法ではある、だがその程度の
概念武装が私にとって意味が無い事は、当然承知の筈。
・・・埋葬者では無いのなら、いったい何処の組織の仕業か?
  
「直接聞くとしようか」
  
銃弾に曝されながら、炎の中から歩みでる。
身体は無傷、正確には銃弾が命中した瞬間に完全に復元している。
無表情な眼を襲撃者の向けながら、私は『混沌』を開放した。
バイロンVSネロ・カオス 
>607
   
襲撃者、混沌、火焔、銃撃、ケモノ、反撃、抵抗、捕食、死、捕縛、融合、狂気。
   
混沌の思考が終了し、それが実現するまで十秒は必要無かった。
  
襲撃者達は、屍を晒す事さえ出来ずケモノ達に咀嚼され、一人を除き全て死に絶えた。
  
最後の一人は私の手の内のある、四肢をもがれ臓物をぶちまけながらも生きている、
いや、活動しいると言うべきか。
完全に即死状態の襲撃者の体内に『混沌』を送り込み強制的に活かす、既に精神は崩壊し
生命としては終わっている、だが情報源としては十分だ。
   
「貴様等は何者だ、まさかこの程度で終わりとは言うまいな」  
 
全身を痙攣させ血の涙を流しながら、それは自分の意志を無関係に答える。
  
「・・・ス、スチュ・・アートの復讐、ギィァ・・が・・バイロン!!」
  
瞬間、音も無くそれの頭部が弾けとび、僅かに銃声が響く。
それが意味するものは、正確無比な遠距離射撃。
  
「バイロン、それが敵の名か・・・」
  
既に唯の肉隗と化した襲撃者を握りつぶし、敵の存在するであろう方角を睨む。
敵は如何なる被害も恐れてはいない、私を相手にするなら当然の覚悟だろう。
最大の獲物、アルクェイド・ブリュンスタッドを追いながら私も引く気は無い。
   
「認識するもの全て、皆殺しだ」   
  
存在するであろう、敵の第二陣、第三陣を迎えつため『混沌』よりケモノを開放する。
大型肉食獣を中心とした五十体余りを先行させ、飛翔能力を有するケモノ二十体は
予想させた狙撃点に向かわせる。
私は、残りの三十体の灰色熊、像、一角獣、など強力なケモノと共に目に付くもの全てを
破壊し殺し尽くしながら進撃した。
   
(先行したケモノは玉石混合、だが雑魚ではない)
609ルーク ◆ROOKcjD6 :02/02/03 20:43
……その女の子の身体はぼくが見つけた時には、既にこの狂った城の一室で冷たくなっていた。
依頼主の言葉を思い出す。
「連れ去られた娘を取り返してください」
「万が一、娘がもう殺されていたら、そのときは……」
「そのときは、あの悪魔を殺してください」
 
天井を見上げる。
はるか階上、凄まじいエネルギーを隠そうともしない存在が一つ。
 
……あれか。

ぼくは静かに移動を開始した。
吸血伯 ドラキュラ・ヴラド・ツェペシュを殺すために。
 
作戦名「伯爵をシバクのはベルモンドの鞭じゃなくてぼくの鞭」 状況開始
(ドラキュラVSルーク)
 
「ふむ、何やら、階下が騒がしいようだな」
 
ドラキュラは、右手のワイングラスを傾けつつ、そう呟いた。
大広間にある鏡にドラキュラは、階下の様子を映し出す。
 
「ほう……」
 
そこに一つの修羅がいた。
並の人間なら腕をふっただけで肉塊にできるミノタウロスやヴィクトリーアーマーを瞬く間に、
もの言わぬ骸に変えていく凶悪な昆虫型の機械……
 
「人の技術も進歩したものよな……。我が魔王となった時代は、せいぜい、火縄銃が関の山であったわ」
 
眷属が瞬殺される姿を見ても、ドラキュラは動じない。
彼にとっては眷属はただの駒であり、彼の意思一つでいくらでも生み出されるからだ。
 
「ふむ、どうやら、客人が此処に近づいてきたようだな……」
 
ドラキュラはそう呟くと同時に、右手のワイングラスを地面に投げ捨てた。
カシャンとワイングラスが地面に落ち、割れて、乾いた音を立てた瞬間、大広間の扉は開かれた。
 
「来たか……」
 
ドラキュラはその機械を玉座から見下ろした。
その機械の思考がドラキュラに流れこんでくる。
 
「ふん、そんなにあの小娘が死んだ事に憤りを覚えたのか? 下らん、どの道、人間は遅かれ、早かれ、滅亡する。
我はそれを少々、早めてやっただけだ。我の血肉となりえただけでも光栄に思って欲しいものだな」
 
機械が更に激怒するのが、ドラキュラには手にとるように分かった。
 
「お喋りはここまでだ。貴様もあの娘の後を追うが良い!」
 
玉座から、ドラキュラの姿が掻き消える。
直後、大広間の向こう側にドラキュラが出現。
数発の黒い火球がドラキュラのマントの中からルークに放たれる!
611ルーク ◆ROOKcjD6 :02/02/03 21:11
>610

ドラキュラvsルーク 作戦名「伯爵をシバクのはベルモンドの鞭じゃなくてぼくの鞭」 

辿りついた先は、大広間だった。
玉座に座る一人の男がこの城の主。
壮年を過ぎたあたりの、人間ならば威風堂々と表現するであろうその男。
吸血伯 ドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ。
 
「ふん、そんなにあの小娘が死んだ事に憤りを覚えたのか? 下らん、どの道、人間は遅かれ、早かれ、滅亡する。
我はそれを少々、早めてやっただけだ。我の血肉となりえただけでも光栄に思って欲しいものだな」
 
念線接続? ポーンを全て失ってから久しく使っていない。
発信源はおそらく目の前の吸血鬼。
あの子の死に顔を思い出す。
ぼくの身体が戦闘色に染まるのが自分でもよくわかった。

「お喋りはここまでだ。貴様もあの娘の後を追うが良い!」

死ぬのはお前だよ、伯爵。
 
玉座から大広間に瞬間移動した伯爵の攻撃――数発の黒い火の玉――をぼくは避けようともしかった。
命中、しかし、ダメージはない。
爆炎の中で伯爵の位置を再計算。
計算しつくされた単分子フィラメントの一撃が伯爵の頸部に迫る。 
>611
 
ドラキュラvsルーク 作戦名「伯爵をシバクのはベルモンドの鞭じゃなくてぼくの鞭」 
 
「むっ……」
 
ドラキュラの首から血しぶきが飛び散る。
そのまま、ドラキュラは空間転移。
再び、ルークに対して、間合いを取る。
首の傷を再生させながら、ドラキュラは笑う。
 
「ふっ……、なるほどな。何でも切り裂けるのか、それは……。しかも、その装甲、それなりに厄介であるな」
 
ドラキュラは再び、マントを広げる。
炎、氷、雷をまとった無数の蝙蝠がルークに襲い掛かる。
 
「まあ、この程度では通用せぬだろうな」
 
同時に、ルークの頭上に肉球が落下する。
 
「ソレは何でも喰うぞ。人間でも鉄でもな。無論、お前のご自慢の装甲もだ」
 
ドラキュラは不敵に笑みを浮かべたまま、ルークの様子を見ていた。
依然として、その姿からは余裕以外感じられない。
613ルーク ◆ROOKcjD6 :02/02/03 21:52
>612 

ドラキュラvsルーク 作戦名「伯爵をシバクのはベルモンドの鞭じゃなくてぼくの鞭」 
 
単分子フィラメントで切り裂いたはずの伯爵の首はあっさりと再生したようだ。
 
なるほどね、伊達に高位の吸血鬼じゃないわけだ。

そんなことを考えている間にも、
正面からは蝙蝠が、頭上からは肉球としか形容のしようがない何かが迫る。
さっきの一撃で、伯爵もこちらの装甲の厚さは承知しているだろう。
ならば、どちらにも馬鹿正直に当たってやるわけにはいかない。

後脚に力を込める。
 
傷一つなかった大広間の床が後脚の下で砕ける感触。
音速に迫る勢いの右回り左向き。
速度を殺さず、左攻撃肢で伯爵の胴体を貫く。
更に右攻撃肢から引き出された単分子フィラメントが伯爵を一瞬で肉片に変えた。
>613
 
ドラキュラvsルーク 作戦名「伯爵をシバクのはベルモンドの鞭じゃなくてぼくの鞭」
 
ドラキュラは肉塊になって、大広間の床に飛び散った。
だが、依然として、大広間を包む邪気は変わらない。
そして……
 
「……まあ、余興はここまでにしておくか」
 
そう、ドラキュラの声がしたかと思うと、伯爵の肉片が禍々しい光に包まれ……
 
「では、続きと行こうか?」
 
そこには2足歩行の優にルークの3〜4倍はあろうかという巨大な獣が立っていた。
 
「お前のスピードは厄介なのでな、少し、小細工をさせてもらうぞ」
 
途端にルークの動きが重くなる。
 
「ここの重力を操作した。これで、先程ののようには動けまい。では、いくぞ!」
 
そのまま、ドラキュラの豪腕がうなりをあげて、ルークを襲う!
615ルーク ◆ROOKcjD6 :02/02/03 22:32
>614 

ドラキュラvsルーク 作戦名「伯爵をシバクのはベルモンドの鞭じゃなくてぼくの鞭」 

……終わった……か?

「……まあ、余興はここまでにしておくか」

ここまでしてもまだ死なない……?
いや、あの身体は仮の……。

「では、続きと行こうか?」

ま、考えるのは生きて帰ってからにするか。
 
「お前のスピードは厄介なのでな、少し、小細工をさせてもらうぞ」
「ここの重力を操作した。これで、先程ののようには動けまい。では、いくぞ!」

く、吸血伯を名乗る割にはせこい真似を!

躊躇うことなく全てのプロテクトを外した。
光が粘度を帯び、時間が引き延ばされる。
まるっきりスローモーションの動きで伯爵の豪腕がぼくに迫る。

避けられないな。

一発は食らう覚悟を決めた。
インパクトの瞬間、凄まじい衝撃を装甲表面に感じ、足が床にめり込んだ。
フレームが歪むことにも構わず、伯爵の懐にもぐりこみ、膝関節を破壊すべく思い切り攻撃肢で殴りつけた。
・・・・・本スレだが、何のつもりだ神祖!!!!
タイマンで勝つのはいい、一万歩程譲れば納得もできる。
  
だが、悪魔城強化プランにおける、最重要メンバーを怒らせてどうする!!!
ルーク勧誘の献策が全て灰燼に帰したぞ。
  
いっその事「伯爵をシバクのはベルモンドの鞭じゃなくてぼくの鞭」作戦を
応援したい気分だ。
617ウルフ:02/02/03 22:37
>604 弓塚さつきVSウルフ  
  
打ちかかったウルフの爪を弓塚は打ち払い、力と力がその中心で交錯した。 
  
  
--------弓塚の手は。ちからづよくて。いっけん別人みたいだったけど。  
    変わらずきれいであったかかったから。 
たとえ、血で穢れていても、笑顔でどうぶつ達に接していたその手だから。 
  
  
ウルフが気を抜いた瞬間。弓塚が力を増し、彼は体制を崩す。  

ー刹那。ウルフの体は弓塚の手によって路地奥の塀に強かに打ちつけられた。
ブロック塀の上下に稲妻の様な亀裂が走る。  
  
バブル期に乱造された住宅群なので人が不在の家が多く、轟音にも住民から 
のリアクションはない。  
  
軋む体の上半身のみを起こしたウルフが見た彼女の顔は、少し前の彼女とは 
全く違う、修羅のほほえみだった。  
  
「弓塚・・・。」  
崩れ落ちたまま、ウルフは彼女の名を呆然と呟いた。  
               (塀に生命力照射。)
>616
誤爆だ・・・・・言い訳もできん、よりによって。
>615
 
ドラキュラvsルーク 作戦名「伯爵をシバクのはベルモンドの鞭じゃなくてぼくの鞭」
 
グシャ!という鈍い音がして、ドラキュラの膝関節が破壊された。
が……
 
「ふん、この肉体にはそのような攻撃など意味がないぞ!」
 
そのまま、ドラキュラはもう崩れた体勢のまま、もう片方の手でルークを殴り飛ばす。
規格外の腕力は、例え崩れた姿勢でもルークを吹き飛ばすに足る威力を秘めていた。
そのまま、ルークは大広間の向かいの壁まで吹き飛ぶ。
 
「我を誰だと思っている? 暗黒の頂点たる神祖に機械風情が勝ち目があると思ったか?」
 
すでに破壊されたはずの膝関節は再生し、ドラキュラは立ち上がる。
 
「灰になるがいい!」
 
ドラキュラはそのまま、最初に放った火球とは桁違いの炎をその口から吐き出した。
大広間が灼熱の炎に包まれる!
バイロンVSネロ・カオス
>608

フォワードの全滅と、100体以上の獣の出現の報告を受けると
バイロンはすぐさま命令を飛ばす。
 
「アパッチ。ブルーからアパッチへ、攻撃を開始せよ。
制空権を目標に与えるな。」
 
その命令を聞き、街の各地に隠れていた
戦闘ヘリ、AH-64Dロングボウ・アパッチが大空へと飛び上がる。
 
「81式。ブルーから81式へ、攻撃を開始せよ。
制空権を目標に与えるな。」
 
同様に、81式短距離地対空誘導弾発射機にも命令を下す。
 
「デコイ。ブルーからデコイへ、
目標を殲滅しつつ、セントラルタワーまで引き寄せよ。」
  
その命令を聞くと待機していたデコイが姿を現す。
重機関銃を搭載した装甲車と歩兵の混合部隊。
 
大型肉食獣を中心とした五十体余りの獣に銃撃を加える。
そして戦いながらも少しづつ撤退を始める。
 
「通信士、爆撃機の出動も要請しておけ。後の処理は上に任せておけばいい。」
621弓塚さつき ◆QSaTUkiE :02/02/03 23:23
>617
人狼vsウルフ
 
急に、男が力を抜いたような感触があった。
訝しむ間もなく、大して力も入れていないわたしの一撃に男はあっさりと吹き飛ばされた。
轟音と共に、成すすべなく堀に叩き付けられ崩れ落ちる男。 それを冷ややかに見つめた。
男は呆然としたまま、わたしの名を呟く。 ―――成る程・・・そういうことか。
何故か、腹が立った。 
 
「・・・・・・あなたねえ。 自分から仕掛けておいて、どういうつもり・・・!?」
八つ辺り気味に怒鳴りつけながら、男の身体をなんども壁に打ちつける。
その度に、壁の亀裂が深くなる。 ―――だが、男には攻撃の意志が見られない。
わたしは、失望したように継げた。
 
「・・・もう、いいよ・・・。 ―――さよなら」
わたしは、身体を弓の様に引き絞り、必殺の爪を叩き込む―――!
 
 (生命力照射には気づかず)
622ウピエル ◆Upielb0Y :02/02/03 23:28
御神苗VSウピエル
>438
 
ヤツがナイフを抜いた。
裏の世界の名だたる猛者達を仕留めてきたナイフ。
超金属オリハルコン製でこの世でもっとも硬く鋭い刃だ。
目の前にあるこの刃はまさに死の具現だ。
 
歓喜で頬が緩む。
ヤツの目にどのような表情が映っているだろう。
ヤツの目に映る俺の顔は、例え様も無く凄惨な修羅の笑みを浮かべているだろう。
娯楽にしろ快楽にしろ、極めつけはやっぱり死ぬことだ。その死が目の前に形をとっている。
まさに、最高の娯楽、最高の快楽。
これを、全身で味わい尽くそう!!
 
「シャァァァァァッ!!!」
 
叫ぶように呼気を漏らし、軽く左へステップ。体を回転させるように振ると、
その勢いでスクリーミングバンシーの銃剣を突き込む。
そのまま更に体をひねり渾身の力をこめた左回し蹴りをヤツの頭部に見舞う。
大型マグナムライフル弾に勝る破壊力を秘めた蹴りがヤツに襲いかかる!!
623デミトリ(M):02/02/03 23:46
>550
デミトリの炎は当たったそばから、次々に消滅していく。
ダメージにすらなっているかどうか怪しい。

絶望だった。

「結局、貴様は強さを得る為の代償を払う事を怠ったのだ。
 ベリオールの時も仮初めの力だったのだろう?」
「我はこうなるまでに幾多の犠牲を払ったか分からぬ。ここにいるこのドラキュラ自体が既に、
 世界の邪悪の意思の権化であるからな」

暗転したデミトリの思考に鞭打つように、ドラキュラの言葉が響き渡る。

「話はここまでだ。終幕としよう」

その言葉と共に、動けぬ彼めがけて灼熱の塊が飛んできた。
何発も、何発も、何発も何発も何発も何発も何発も。
彼の命を消し炭にするまで、止まることはない。
圧倒的な『力』が、彼を押し潰し、これでもかというほど降り注ぐ・・・

「ダメだ・・・ダメだダメだダメ・・・認めんぞおおおオォォォォ!!!

 ・・・う、うごおおおおああアアァァー!!」

周囲の大気が焼けつき、轟音が辺りを埋め尽くす中―――
―――絶叫しながら、闇の貴公子は、炎の中に消えていった・・・・・・
624御神苗優:02/02/03 23:47
俺がナイフを抜いたのを見て、奴は凄惨な笑みを浮かべた。
それはまるで、その死の寸前まで戦闘の歓喜に酔いしれる修羅の様だった。
 
「シャァァァァァッ!!!」
 
奴は叫ぶように呼気を漏らし、軽く左へステップし、体を回転させるように振り、
ギターの先にある銃剣を叩き込んできた。
俺はそれを体を逸らすことで避けようとした。
が、奴はさらに体をひねると渾身の力をこめて廻し蹴りを頭めがけて見舞った。
体を後ろに飛ばし、両手でガードするも、衝撃を完全に消し去ることは出来ない。
俺は背後の壁に激突した。その衝撃で壁は壊れる。
畜生、やるじゃねぇか!俺は起き上がると、再び戦闘態勢を調える。
 
「やってくれるじゃねぇか!次はこっちの番だ!」
625御神苗優:02/02/03 23:50
たびたびすまねぇ。
624は
御神苗優VSウピエル
>622
だ。
626ルーク ◆ROOKcjD6 :02/02/03 23:52
>619  

ドラキュラvsルーク 作戦名「伯爵をシバクのはベルモンドの鞭じゃなくてぼくの鞭」

膝を砕いた次の瞬間、ぼくは姿勢を崩したはずの伯爵のパンチを食らった。
恐るべき膂力。
250kgはあるぼくの身体は広間の壁にノンバウンドで叩きつけられ、壁にのめりこむ。

身体が浮いて助かった。
だけど、あれを何発も食らったら流石に持たない。
何か策を……。

「我を誰だと思っている? 暗黒の頂点たる神祖に機械風情が勝ち目があると思ったか?」
「灰になるがいい!」

伯爵の口から火炎が吐き出される。
最初に食らったものとは比べ物にならない熱量……だが。
ぼくは巡航ミサイルを食らったこともある、焦点温度数万度のレーザーに全身を焼かれたこともある。
音といえば爆音を、光といえば焔の照り返しを意味する時代を最前線にいながらも生き延びたのだ。
それに比べればこんなもの、炎のうちにも入らない。

誇らしげにちんけな力を振りかざす伯爵に妙に苛立った。
あれだけの巨体しかも高重力化では高速移動もできないだろう。

フレシェットランチャーを照準、弾頭は多弾頭。
一瞬の後、伯爵の身体は数百を数えるフレシェットによって針山のようになった。
627ウルフ ◆wolf8zuU :02/02/03 23:52
>621  吸血鬼VS人狼  
  
ウルフの体を散々に壁に打ちつけた弓塚。一瞬手を休めたのを見て 
ウルフは安堵した。でも、その後に続いた彼女の言葉は   
  
「・・・もう、いいよ・・・。 ―――さよなら」  
どうしてだろう。ウルフの頭に一週間前までの彼女の顔が思い出される。 
ただただ、彼女がこんな風に存在している事がかなしくなった。  
  
静かな宵闇の中。  
顔を凶器と愉悦で歪ませて弓塚がウルフに手を振り下ろす。  
ウルフを敵として消し去る為に。  
  
ー----ばかばかしい。どうしてこんな小娘を守ろうとするんだ?  
ウルフの脳にワイルドハーフの邪悪な部分が働きかける。  
----ああ、そうだな。もう、弓塚はいないんだ。こんなヤツは弓塚じゃない 
。ウルフが好きだった弓塚はもう・・・。  
  
負の感情がウルフを乗っ取る。眼前の吸血鬼のメスを肉塊へと化す為に。 
  
「ああ、さようならだな、化け物のメス。」  
  
弓塚の手がウルフを引き裂く零コンマ数秒前に。  
彼女の体に向かって先端が鋭利な刃と化した無数のコンクリート片が 
襲い掛かった。
>623
「終わったか……」
 
異空間が閉じ、ドラキュラも人の形に戻っていく。
すでに廃墟と化した悪魔城最上部もドラキュラが手をあげただけで何事もなかったように修復されていく。
整然とした大広間に残ったのはドラキュラと目の前の灰のみ……
ドラキュラは灰を一瞥した後、呟く。
 
「デミトリよ、貴様は死ねるだけ幸福だ。我は死ぬことすら叶わぬからな……」
 
ドラキュラはどこからともなく、ワイングラスを取り出し、中身を灰に傾ける。
 
「せめての手向けだ。受け取るが良い」



悪魔城の上には今宵も月が血のように赤く輝いていた。 
629ウピエル ◆Upielb0Y :02/02/04 00:05
御神苗VSウピエル
>624
 
ヤツがなにか言っているが、言葉はもはや俺の耳には届かない。
俺の耳に入るのは戦闘が奏でる音楽。
 
「ハッ・・・ハハハッ・・・ハァァッハハハハハッハッハッハハハアァァァァァ!!」
 
俺の口からはもはや意味のある言葉は出ない。
ただ、狂ったような笑い声と怒りに満ちた叫び声が入り混じった声だけが吐き出される。
 
蹴りをガードして吹き飛ばされた御神苗を追い、跳ぶ。
回し蹴りの姿勢から回転の勢いを殺さず、そのままギター部分のネックを逆手に持ち替え、
振りかぶり、さらに体ごと回転して横薙ぎに殴りつける。
チタン・セラミック複合材フレーム入りのエレキギターの重量は15kg近い。
この一撃はハンマーで殴りつけるのとなんの違いも無いのだ。
 
さぁ、その頭を綺麗な花火に変えてやる!!
真っ赤に潰れて綺麗に飛び散れ!!
>626
 
ドラキュラvsルーク 作戦名「伯爵をシバクのはベルモンドの鞭じゃなくてぼくの鞭」
 
「うおっ!?」
 
ハリネズミのようになったドラキュラの巨体が崩れ落ちる。
多数のフレシェットは次々にドラキュラの身体から抜け落ち、身体が再生していく。
しかし、頭部に刺さったフレシェットの抜ける速度が明らかに遅い。
ドラキュラは頭部のフレシェットを手で無理矢理引き抜き抜いた後、
 
「小賢しいわ! この程度で我を倒せると思ったか!!」
 
そう一喝するとともに、ドラキュラの腕から、無数の真空の刃が放たれた。
631御神苗優:02/02/04 00:22
御神苗優VSウピエル
>629
「ハッ・・・ハハハッ・・・ハァァッハハハハハッハッハッハハハアァァァァァ!!」
 
奴はただ、狂ったような笑い声と怒りに満ちた叫び声が入り混じった声だけを吐き出している。
もはや、戦闘という麻薬にどっぷりと浸かっている様だ。
その目には狂気しか映っていない。
 
奴は立ち上がった俺を確認するや、文字通り跳んできた。
回し蹴りの姿勢から回転の勢いを殺さずに、ギター部分のネックを逆手に持ち替えて振りかぶり、
さらに体ごと回転して横薙ぎに殴りつけてきた。
さすがにさっきよりモーションが大きい分、今回は避けることが出来た。

さぁ、今度はこっちの番だ!
俺はカウンター気味に左のフックを奴のあばらに叩き込み、
そして奴の足めがけて鋭い蹴りを叩き込む。
奴の人外のスピードを殺すことが出来れば、勝機はある!

ドラキュラVSデミトリのレス番まとめだ。
……我が勝っては不味いのか?
 
>402>407>420>424>436>439>449>454>460>462
>490>522>528>541>550>623>628
>620
バイロンVSネロ・カオス
  
あきらかに戦闘用のヘリが飛び上がる。
それは、敵意を持っていた。
  
それの装備する重機関銃が、空のケモノの襲いかかる。
いかに強力な力であろうと、それが純物理的な力である以上ケモノを滅ぼす事は不可能である
だが、一時的に殺す事は出来る飛翔能力は在っても、対空攻撃力を持たないケモノ達に対しての
奴等の選択は間違ってはいない。
  
だが・・・認識が甘い。
二十体のケモノが通常の生物では有り得ない速度で三機のヘリの上部へ回り込む。
おそらく、戦闘ヘリが開発されてから一度も想定されていない攻撃、いや常識では有り得ない
攻撃だ。
  
ケモノが全てヘリのローターの中心に突撃した。
ことごとく砕け、切り刻まれ死に絶える、だが『混沌』は滅びない。
黒い粘液と化した、ケモノがヘリの内部に侵入し稼動部分を破壊する。
それで、十分だ。
私を滅ぼす筈の力は、人間の街を滅ぼす力に変わる。   
   
先行させた肉食獣のケモノが、敵の歩兵部隊と交戦に入る。
特に、指示を出すわけで無く、力ずくの突破を図る。
半数が打ち倒され混沌に帰るが残りが、それでこちらの
手数が減るわけでもない。
私を共に在る、三十体の力在るケモノを突撃させ一気に押り壊滅をはかる。
予想どうり、敵の最大の攻撃力であろう大型車両と相打ちになり、巨大な爆発が
起こる。 
あたり一面が吹き飛び人の残骸がころがる。 

「・・・・妙だな」
  
人間達が撤退を開始する様子に、乱れがない。
それ以上に、私と相対しているにも係わらず人間達の恐怖が薄い。
自らの繰り出した部隊が尽く殺し尽くされて何故恐れない?
何がある、何が支える、弱き人の心を。
  
理不尽な状況、僅かな不安それが我が最高のケモノを開放させた。
原生種でも幻想種でも無い『混沌』の内で誕生し、たただ殺す為だけの生物
・・・その姿は蟹のような蜘蛛、死の具現。
たった五体のそれは、今までの百体に勝る力をもつケモノである。
   
(混沌に帰った、ケモノを引き戻しそのまま進軍する)
634ルーク ◆ROOKcjD6 :02/02/04 00:36
>630 

ドラキュラvsルーク 作戦名「伯爵をシバクのはベルモンドの鞭じゃなくてぼくの鞭」

当てずっぽう、というかほとんど八つ当たりのような攻撃だったのだが……意外な収穫があった。

なるほどね。
弱点は頭部……か。

装甲表面を真空の刃――カマイタチ――が撫でるが意に介さない。
無造作に右攻撃肢を振り上げた……引き出された単分子フィラメントと共に。
伯爵の頭部が真っ二つに割れる。
635ウピエル ◆Upielb0Y :02/02/04 00:39
御神苗VSウピエル
>631
 
カウンター気味に放たれたフックが肋骨に叩き込まれる。
AMスーツのパワーで叩き込まれた拳は俺の肋骨を容赦無くへし折った。
しかし、折れてはいるが砕けてはいない。そのように食らったのだから当然だ。
ヤツの蹴りが俺の足を狙う。
機動力を奪うつもりだろう。
だが、俺はあえてこのために一撃をもらったのだ。避ける用意は出来ている。
蹴りを片手でいなし、蹴り足を支点にするように軽く跳躍。
空中で一回転すると、ヤツの背後に着地した。
 
振り向くヤツの目の前で大きく息を吸う。
膨らんだ肺がめり込んだ肋骨を押しだし、ずれた骨折面が繋がる。
再生が始まる。骨細胞が異常な勢いで増殖し、瞬く間に骨折が治癒して行った。
脇に出来た拳大の陥没があっという間に元通りになる。
これが、吸血鬼の力なのだ。
 
トラップの用意は出来た。
再び銃剣としてスクリーミングバンシーを構え、ヤツの追撃に備える。
さあ、かかって来い!!
>634
 
ドラキュラvsルーク 作戦名「伯爵をシバクのはベルモンドの鞭じゃなくてぼくの鞭」
 
ドラキュラの頭部が両断されると共に、ドラキュラの全身が禍々しく光り、消滅した。
そして、そこに再び、人の形に戻ったドラキュラが現れた。
 
「……まさか、機械風情がここまで我を追い詰めるとな。ふっ……」
 
直後、ルークの前から、ドラキュラの姿が掻き消える。
ルークの背後、即ち、玉座の方からドラキュラの声が聞こえる。
 
「これが我の真の力だ。暗黒の頂点に立つ神祖の力、思い知るが良い」
 
玉座に座るドラキュラの背後に巨大な悪魔の実像が浮かび上がっていた。
そして何時の間やら、辺りは異空間に変わっている。
 
「さて、どれだけ我を楽しませてくれるかな?」
 
巨大な悪魔の両腕がルークを捻り潰そうと向かってくる!
同時にドラキュラ自身が右手を挙げるとルークに雷が落ちる!!
637御神苗優:02/02/04 00:50
御神苗優VSウピエル
>635
カウンター気味に打ち込んだフックは、奴のあばらに見事にきまった。
肋骨が何本か折れる感触。しかし、それにも拘らず、奴は俺の蹴りを片手でいなすと、
蹴り足を支点にするように軽く跳躍し、俺の背後に着地した。
 
俺は急いで後ろを振り向く。奴のあばらは俺の拳のあとがくっきりと残っていた。
だが、奴が大きく息を吸った途端、その後は無くなってしまった。
膨らんだ肺で骨を押し戻したようだ。
さすがは人外。長期戦になれば、俺のほうが圧倒的に不利だ。
ここは、短期決戦でいくしかねぇ。
 
俺が覚悟を決めて飛びかかろうとしたのと、やつが銃剣を構えるのは、
ほぼ同時だった。
「うぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」
俺は一気に間合いを詰めると、ナイフを喉元めがけて突く。
それをフェイントにして、本命の左掌底を奴の頭に叩き込み、
サイコブローで噴き飛ばしてやる!
 
638眉間尺(M):02/02/04 00:50
黄昏時の殺人者 〜クロウディアvs眉間尺(M)



「・・・・・・アイアイアイ、我が青剣、血を望む! 我掲げるは首ひとつ。為に屠るは百の首! アイアイアイ・・・・・・」



夕暮れの街、人気の無くなった廃ビルの森を駆け抜けながら、『ソレ』は獲物を捜し求めていた。
温かい血を流す、美しい首の持ち主を。

大きく目を見開いたまま固まってしまったかのような表情で睨み付ける、
右手に血まみれの剣、左手に不気味な首をぶら下げた『ソレ』の名は、眉間尺と言う。

その眉間尺が何かを見つけたようだ。
首をクルリ、と動かして路地裏の方を覗き込む。

そこには二つの人影があった。
倒れている男と、その首筋に口を寄せている女。


・・・・・・美しい。


眉間尺は獲物を狙い定めたようだ。
人外のスピードで近づくと、手に持った剣を一閃させる。

左手の生首が、ニタリと笑った・・・。


Fight!
バイロンVSネロ・カオス
>633
 
蟹のような蜘蛛。それらたった五体にこちらの兵士は半分以上殺された。
それほどの犠牲を払ってもそのケモノ2体を倒すに止まった。
しかし、無駄死にではなかった。
彼らはネロ・カオスをセントラルタワー前の広場までおびき出すことに成功した。
 
サッカーコートが4つは十分に取れる広さの広場。
そこでネロ・カオスを出迎えたのは、
20人の兵士と、それの構える20機の20mm口径バルカン砲。
 
その場にいる兵士達が皮肉げに口元を歪める。
それは恐怖を押し隠す役目もあったのかもしれないが。
 
そして、
 
「撃て!!!!」
 
焼夷徹甲弾を込めた20mm口径バルカン砲による
毎秒20発のシャワーがネロ・カオスとケモノに向けて浴びせられた。
640弓塚さつき ◆QSaTUkiE :02/02/04 00:51
人狼vs吸血鬼
>627
 
全身のバネを解放して放ったわたしの一撃は、確実に男の身体を貫くはずだった。
しかし、その爪が届く直前、男の気配が変わった。 ―――殺気。 
身震いするような殺意だった。 吸血鬼の血が歓喜に震え、心をさらに締め付ける。
だが、遅すぎた。 わたしの爪はもう、男の胸の肉を抉りしんぞうへむかって―――
 
「―――え?」
わたしの目の前で、信じられないことが起こった。
男の背後の壁のコンクリートが、鋭利な刃となってわたしの身体に襲いかかる!

「・・・・・・きゃ・・・?! あ、あああああ・・・っ!!?」
避ける暇も無かった。 我知らず、無様な悲鳴が漏れる。 
折角の一撃も、狙いが逸れて男の肩を抉っただけだった。
大雑把に被害確認。 左上腕、左太腿に深い裂傷。 右胸、右脇腹にはまだ刺さったまま。  
その他、小さな切り傷多数―――。 血が、ざわざわと騒ぎ出す。
だが、男との距離が近すぎたためか、身体の中心・・・致命傷となる傷は無い。
わたしは胸と脇腹のコンクリート片を引き抜きながら、男に笑いかけた。 
 
「―――あは。 そうでなくちゃ、楽しくないよね・・・・・・!」
まだ血の滴る石のナイフを男に投げつけ、その隙に再接近。
今度は下手を打たない。 男の行動に細心の注意を払いながら、左右の爪を繰り出す!
>638 
私は食事中だった、体をちらつかせれば若い男は簡単に引っかかる。
とはいえこの男は童貞では無かった様だ。
血は外見から、想像する程の味では無い、少々物足りない。
 
その得物の体が突然切断される!
「何!?」
私には予測もできなかった、
あわてて飛びすさるが私も左腕に刀傷を負い、獲物の男は事切れた。
「邪魔をしないでよ!」
私は死体を突然現れた敵に投げつけると、爪を伸ばし、男に向かって
突き出した!!
642ウピエル ◆Upielb0Y :02/02/04 01:07
御神苗VSウピエル
>631
 
喉を狙って突き込まれたナイフを、弾くように銃剣で跳ね上げる。
それはフェイントだ。顔面に向かってやつの掌底が飛んで来た。
再びネックを掴み、左手だけでギターを半回転させ、ギターの胴を盾にするように構える。
一瞬だけ頭部を隠し、右手で頭部をガード。
そのまま体をのけぞらせ、カウンターの蹴りを放ちながら後方宙返りを打つ。
 
顔面が弾けた。
ヤツの掌底は何か衝撃波のような物を発して俺の顔面を叩いたのだ。
顔の右半分が裂け、夥しい血を流している。
流れ出す血が俺の怒りをさらに加速させ、激しい痛みが俺をさらに興奮させる。
戦闘の恍惚がもっと激しい戦いを求めているのだ。
 
ヤツの追撃に合わせ、再びギターを振るう。
さっきと同様にハンマーのように。さっきと違い、片手で。
 
さぁ、トラップに引っ掛かるか!?
643ウピエル ◆Upielb0Y :02/02/04 01:08
>642
レス番指定間違い。
>631じゃなくて>637だ。
バイロンVSネロ・カオス
>639
  
破壊的な力が襲いかかかる。
神速で襲いかかった、死のケモノが為すすべなく混沌に帰る。
  
「ふむ、これが目的か・・・・・愚かな!!」
   
まがいなりにも警戒した結果がこれでは余りにもつまらない。
  
「何故私が、ネロ・カオスと呼ばれるか教えてやろう」
  
毎秒400発の焼夷徹甲弾に曝され、身体を砕かれながら呟く。
そして、砕けた身体が行き成り膨れ上がると、闇の波をなって
勝ち誇る兵士達に襲いかかる。
  
『創世の土』如何なるの物も飲みこむ、破壊不可能の絶対の結界である。
645御神苗優:02/02/04 01:17
御神苗優VSウピエル
>642
喉を狙って突き入れた一撃は銃剣で弾かれた。
だが、本命の掌底は奴に叩き込まれたかに思えた。
が、奴はネックを掴み、左手だけでギターを半回転させ、
ギターの胴を盾にするように構え、一瞬だけ頭部を隠し、右手で頭部をガードした。
そのまま体をのけぞらせ、間合いを取るためだろう蹴りを放ちながら後方宙返りを打つ。
だが、俺のサイコブローは完全には防ぎきれなかったようだ。
やつの右半分は裂け、夥しい血が奴の体を濡らしていく。
 
俺は一気に勝負を決めるべく、間合いを詰めた。
奴は先ほどと同じように、ギターをハンマーのごとく振る!
しかし、さっきと違うのは、それが片手であることだ。
・・・・・・片手?
一瞬、俺の頭に疑念がよぎる。だが、俺はその疑念を振り払うと、
宙へ飛んだ。そのままギターの一撃を避け、
奴の頭へ双龍脚を叩き込まんと体をひねった。
これで終わりだ!!
646眉間尺(M):02/02/04 01:17
黄昏時の殺人者 〜クロウディアvs眉間尺(M)
>641

不意打ちは失敗に終わったようだ。
醜い方を斬ってしまったのだから。

・・・まあ、いい。

眉間尺はその場でクルリ、と回転して身体を入れ替えると、
再び斬りつけるため剣を振り上げる――

ドン!!

投げ付けられた半欠けの死体を食らって吹っ飛ぶ眉間尺。
そして、追い討ちをかけるように繰り出された爪によって死体ごと腹を貫かれる――

眉間尺はどう、とその場に倒れ伏した。
バイロンVSネロ・カオス
>644
  
『創世の土』により20名いた射手の大半が飲み込まれる。 
 
「逃げるな。総崩れになるぞ!」
バイロンの命令が飛ぶ。
 
「機械化小隊、前へ。」
簡易型の装甲服をまとい、
白木の杭と銀メッキされた杭を装着した2連式パイルバンカーや
聖別済みの高周波刀を持った兵隊が前衛へ出る。
 
「全軍、着剣及び抜刀せよ。」
物理的/電子的にパイルバンカーのセーフティーを外す。
高周波刀を抜刀。白兵電圧を刀身にチャージ。
入れ替わりに後方に下がった生き残りの射手は、
背負っていたライフルを降ろし、聖別された銃剣を着剣する。
  
準備が整ったのを確認。
  
「全軍突撃。最後の一人まで戦ってことごとく死ね。」
そこで一呼吸おき、大声で命令を下す。
  
「突貫!!」
総勢25余りの兵士が、波状攻撃でネロ・カオスに襲い掛かった。
648ルーク ◆ROOKcjD6 :02/02/04 01:25
>636

ドラキュラvsルーク 作戦名「伯爵をシバクのはベルモンドの鞭じゃなくてぼくの鞭」


電撃が体中を走るのを感じ、ぼくの意識は一瞬途絶えた。
だが、あくまでも一瞬。
次の瞬間には、迫る巨大な悪魔の両腕をミンチにしてのける。
 
多分、弱点は本体。

最も高いエネルギーを玉座に座る伯爵自身が有している。
それは各種センサーから得られる情報から見ても間違いはない。
では、どうやって攻撃をする?
恐らくフレシェットランチャーは決め手にはならない。

……何もしないよりはましか。

玉座の伯爵に向けてフレシェットを発射。
弾頭は神経毒。
黄昏時の殺人者 〜クロウディアvs眉間尺(M)
>646 
たわいも無い……。
「私の食事を邪魔するからよ。」
「代わりに貴方の血をすってあげるわ。」
死体ごと眉間尺を蹴り転がして、初めてその異様な風体に気づく。
「これは!?」
首を切り離した覚え等無い、敵は人では無かったのだ!
「しまった!!」

650ウルフ ◆wolf8zuU :02/02/04 01:31
>640 吸血鬼VS人狼  
  
肩口を抉る吸血鬼の爪。  
血液がとろとろそこから流出する。  
  
「生暖かい。こんな夜には相応しい感触だな。」  
そんな感想をウルフは持った。  
  
コンクリート片が体中に生えている吸血鬼のメスも多分、同じような感想 
なのだろう。大きな破片を体から抜き出すと、にやにや笑って  
  
「―――あは。 そうでなくちゃ、楽しくないよね・・・・・・!」 
なんて、口から漏らしてる。  
  
−−−そう。そのとおりだ。こんなもので終わったら只の豚だぞ。  
弓塚は石のナイフを投げつける。そして俊敏に、且つ、正確にウルフに 
向かって殴りかかってきている。  
  
ウルフの左手が丑三つ時の暗闇を漆黒に照らし出した。  
彼の体が変化する。  
ワイルドハーフ種の最凶・最悪の種、破壊欲で固められた人狼がそこには 
あった。  
  
音をたてて飛び来る鋭利な石塊は彼が発するエネルギーで細かに分離し、 
彼に突き刺さるものの、それは全て子どもの喧嘩のかすり傷程度のもので 
しかなくなっていた。  
  
それでも躊躇わずに左右の爪を奮い立たせる吸血鬼。  
「ふーん。意外と速いぞ」  
彼女の爪をウルフは黒い稲妻を纏わせた両手で受け止める。  
  
吸血鬼の全身を漆黒の電流が貫きにいく!!
651眉間尺(M):02/02/04 01:40
黄昏時の殺人者 〜クロウディアvs眉間尺(M)
>649

ゆっくりと無警戒に歩み寄ってくる獲物。

3歩。

2歩。

1歩――


ビクン!


突然発条仕掛けの人形のように跳ね起きる眉間尺。
無表情なその顔を真っ赤な血で染めたまま獲物を睨み付けると、
相手の首めがけて剣を振り回す。

・・・左手に首を掴んだままで。
652ウピエル ◆Upielb0Y :02/02/04 01:41
御神苗VSウピエル
>645
 
ヤツは、案の定横薙ぎに振るわれるギターを避けると、そのまま体をひねって蹴りの体勢に入った。
罠にかけるための左手には、剃刀のように鋭い鉤爪が生え揃っている。
ギターを握った右手に力をこめ、ガードのために引き戻す。
その反動を発条に、鉤爪を生やした、指をそろえた左手が弾丸のような速度で繰り出された!
 
ガードに戻すギターが微妙に間に合わない。右の回し蹴りを受け流すはずがまともに受け止める事になった。
ギターのフレームが音を立てて歪む。
 
ヤツの蹴りは右だけではない。左右の回し蹴りをほぼ同時に放つ高等技術だ。
俺の貫手とヤツの左の蹴りが交差する。
>648

ドラキュラvsルーク 作戦名「伯爵をシバクのはベルモンドの鞭じゃなくてぼくの鞭」
 
「無駄だ」
 
ドラキュラの周囲の獣の首が伸び、フレシェットを叩き落す。
そして、ルークにミンチにされた悪魔の両腕が瞬く間に再生する。
 
「こやつ等は我が感知せずとも、我に危害を成すものは全て感知し、迎撃する。故に我に死角は存在せぬ」
 
ドラキュラの背後の悪魔の翼がはためき、ドラキュラは空中へと浮かび上がる。
 
「まだ、これで終わりではなかろう? さあ、もっと足掻いて見せよ!」
 
ドラキュラの右手から、3発の禍々しく輝く光弾が放たれる。
ルークが回避しても、しつこくルークを追尾してくる。
その時に再生した悪魔の豪腕がルークに振り下ろされた!
黄昏時の殺人者 〜クロウディアvs眉間尺(M)
>651 
「ぎゃあああ!」
眉間尺の剣を受けて首から鮮血が噴出す、が、今の私にとっては致命傷では無い。
「許さない!許さない!許さない!!」
剣の更なる追撃を反射的に爪で受け止めるともう片手の爪で眉間尺本体の首に
攻撃をしかける。
655ルーク ◆ROOKcjD6 :02/02/04 02:08
>653 

ドラキュラvsルーク 作戦名「伯爵をシバクのはベルモンドの鞭じゃなくてぼくの鞭」

くっ、追尾性が高い。
今の状態じゃ逃げ切れないか!
腕が復活した……予想より早い……だけど。
むしろ、都合がいいか。
 
たしかに高速機動はできないものの、思考速度まで落ちたわけではない。
光球の軌道を予測。
襲い掛かる豪腕の軌道と重なり合うようにこちらのステップを調整する。
 
回避成功。
 
まだだ、まだ粘れる。
粘れるだけ粘り、そして伯爵の隙を決して逃すな……。
656眉間尺(M):02/02/04 02:10
黄昏時の殺人者 〜クロウディアvs眉間尺(M)
>654

浅かったか。
だが、もう少しだ。
あと一撃。それで獲物の首が手に入る。

「アイアイアイ、我が青剣。血を望む!」

歌いながら剣を振りかぶり、

「我求めるは首一つ。為に屠るは・・・・・・」

獲物めがけて―――

「――汝の首!!!」

振り下ろす。が・・・

必殺の一撃は、獲物の爪によって弾かれた。
それどころか、掴んでいる生首ごと左腕を切り落とされる。

ギリ・・・。

地面に落ちた生首は、悔しそうに獲物を睨んだ。
657御神苗優:02/02/04 02:10
御神苗優VSウピエル
>652
 
俺は横薙ぎに振るわれるギターを避けると、そのまま体をひねって蹴りの体勢に入った。
奴はギターを握った右手に力をこめ、ガードのために引き戻すと、
発条仕掛けのように鉤爪を生やした、指をそろえた左手を弾丸のように繰り出してきた!
 
だが、俺の蹴りのほうが奴が引き戻す速さより若干勝った。
右の回し蹴りを受け流そうとしていたギターにまともにぶち当たった。
ギターのフレームが音を立てて歪む。
 
すぐさま俺は左回し蹴りを叩き込む。双龍脚。
かって空手の天才と呼ばれた男が生み出した、高度な技。
奴の貫手と俺の左の蹴りが交差する。
ガードで体のバランスを失った奴の一撃は、
俺の顔を少しかすっただけに終わった。
俺の一撃も、奴の肩口をかすっただけだった。
両者、有効なダメージを与えられないまま、再び間合いをとる。
 
奴のギターは、これで使い物にはならねぇだろう。
このまま一気に決める!これで俺のほうが若干有利になったんだ!
俺は一気に奴の懐に飛び込み、ナイフを一閃させる!
そしてそのままの勢いで左フックから右ストレート、
そして止めの膝蹴りを奴の頭にぶちこんでやる!

比良坂初音VSリロイ&ラグナロク
狩る者・狩られる者 悲しき宿命の闘争

序章 1
「では、ラグナロク先生、お願いします」
隣の中年風の男性に紹介され、私は三十数名の男女が注目する中、
教壇へと上がった。
 
「今日よりこの二年B組で数学の授業を受け持つ事になった、
ラグナロク=シュヴァルツァーだ。言い難ければ、簡潔に『ラグ先生』
と読んでくれて構わない。2週間と言う短い間だが、皆、宜しく頼む」
型通りの挨拶を済ませ、教壇を拍手に迎えられながら降りる。
 
全く、仕事とは言え、何故私がこんな教師の真似事など
せねばならんのだ。私は内心、そんな気持ちで一杯だった。
 
 
事の起こりは、4日ほど前。
弥都ーーこちらでは「ニホン」と呼ぶらしいがーーに、
私とリロイは呼ばれていた。
 
腕利きの傭兵である元S級傭兵の「疾風迅雷のリロイ」に、
是非頼みたい仕事があると。しかもそこまでの旅費は、全て
依頼側が受け持つとの、破格の条件だった。
リロイも、当然怪しまなかった訳ではない。「ヴァルハラ」の裏工作から、
<闇の種族>の陰謀まで、様々な考えが頭を去来した。
だが、それをどうこう言っていられるほど、リロイの財布の中身は
重くなかったのである。かくして、今回の弥都行きとなったのだ。
 
港に到着した私とリロイを待っていたのは、ぴっしりとした黒いスーツに
身を包み、サングラスをかけた、典型的な「黒服の男」だった。
「お待ちしていました、リロイ・シュヴァルツァー様、そしてその相棒、
ラグナロク様」
「・・・・・・・・・・」
余りにも典型的な歓迎に、暫し呆気に取られる私とリロイだった。
>658 続き
序章 2
「さて、早速本題に入りましょう」
街の喫茶店で、私とリロイをテーブルの向こう側に挟み、
黒服の男は語りだした。
「依頼と言うのは、とある物の怪の退治です。いや、そちらの言葉では
<闇の種族>と呼ぶのでしたかな?」
 
男の話というのはこうだ。この喫茶店の近くに存在する学園、
「県立八重坂学園」。かの場所に、恐るべき力を持つ
<闇の種族>が巣食っているというのだ。
突然と言えば突然の話に、リロイも私も愕然とした。
男の話はさらに続く。
 
その<闇の種族>は、巧妙に学園の生徒の中に紛れ込んではいるが、
その正体は、人間を主食とし、さらに男女問わず交わる事によって
次々と自らの眷属を増やしていく、異形の化物なのだと言う。
その化物の正体をを調査しようと、男の属する組織は何人もの
観察員を送り込んだらしいが、誰一人帰ってきたものはいないらしい。
 
「・・・で、俺達の出番って訳だ。だが、そいつが何処の誰だか
わからねえようじゃ、こっちも手の出しようがねえぜ」
「分かっています。それに関しては、既に対策は考えてあるのです。
唐突ですが、これからお二人のどちらかに、県立八重坂学園に
教育実習生として潜入してもらうのです」
私とリロイは、同時に目を見張った。
 
・・・その後の相談の末、リロイが教師では余りにも拙い、との理由から
(ある意味当然の事だが)、私が潜入する事となったのだ。
その後の展開は、驚くほど滞り無かった。私の偽造の身分証明書から、
学園への手続きまで、殆どを男がこなしたのである。どうやら彼の背後の
組織は、相当に規模が大きい様子だ。
 
……かくして、現在に至る。
 
私が教壇を降り、再び生徒のほうへ向き直った、その時だった。
私の回路を、衝撃が走り抜けた。
何十名と言う生徒の中で、一人だけこちらに向けて、微笑を送る女子生徒が
いた。透き通るような白い肌をし、美しく輝く長い黒髪を持つ、
生徒の中でも一際目を引く美人。私には、彼女に、見覚えがあったのだ。
 
数ヶ月前に、どこかの島で起こった、殺戮の宴。
何者かの陰謀により引き起こされたこの凄惨な戦いの中で、出会った少女。
 
その彼女が、どうして此処に。
 
私の脳裏によぎった考えは、頭の中をくるくると回る。
「・・・ラグナロク先生? どうかなさいましたか?」
突如、横合いから声をかけてくる、中年の男性。このクラスを受け持つ、
担任だ。
「いえ……何でも」
辛うじて言葉を返す。だが、私の意識は既に別の所にあった。
<闇の種族>が住まうと言う学校。其処で、
あの島で出会った少女と再会する。果たしてこれは偶然と言えるだろうか?
私の中で、あの少女に対する疑念が、どんどんと膨らんでいったーー。
>655
 
ドラキュラvsルーク 作戦名「伯爵をシバクのはベルモンドの鞭じゃなくてぼくの鞭」
 
光弾を悪魔の腕がぶつかり……
結果、悪魔の腕は吹き飛んだ。
 
「フッ……、なかなかやるな」
 
悪魔の腕はすぐさま、再生するものの、ドラキュラは仕掛けない。
 
「さて、ではそろそろ我が魔力の真髄を見せてやろう」
 
ドラキュラの両手に黒い渦が生成され始める。
 
「重力の井戸に飲まれて、果てるが良い!」
 
全てを飲み込む黒き渦、マイクロブラックホールがルークに向かって、発射された!
(トリップ判定)
661ルーク ◆5mqmFglk :02/02/04 02:22
>660
(トリップ判定用)
662比良坂初音 ◆HatuTxGA :02/02/04 02:25
>659
序章、初音側
  
この感覚・・・なんだろう?
何処かで会ったような気がする・・・・・・
初音もまた、この実習生に対して疑念を抱き始めていた
新手の刺客か・・・・・
だが、これまで多くの刺客たちと戦ってきたが、そのいずれもが
多かれ少なかれ、血と戦いの匂いを漂わせていた
しかし、この男は違う、何か異質なものを感じるのだ。
(準備はしておいた方がいいわね・・・)
黄昏時の殺人者 〜クロウディアvs眉間尺(M)
>656 

剣を受け止め、左腕を切り落とした。
そのまま眉間尺の体を爪でズタズタに引き裂くが、
全くダメージを受けている様には見えない。
 
「一体、何なの!?」
 
吸血鬼以上の不死性を持っていると言うのか?
無理な体勢から眉間尺の本体の首を跳ね飛ばす!
しかしその時剣を受け止めていた爪がすべり、眉間尺の剣が
大きく私の体を切り裂いた。
 
「ぎゃあああぁぁぁぁ!!」
 
転がった二つの首、その二つの首のうちの一つがニヤリと笑ったのを
私は視界の隅で捕らえていた。
>662
比良坂初音VSリロイ&ラグナロク
狩る者・狩られる者 悲しき宿命の闘争

序章 3
 
簡単な自己紹介の後、私の担当する数学の授業が始まった。
与えられた教科書に沿って、淡々と授業をこなしていく。
先程見た女子生徒の座席と、教壇上の座席票を照らし合わせた所、
「比良坂」という名前がそこにはあった。
比良坂初音。それが彼女の名前らしい。
 
授業の終了後、私は個人的に彼女と接触を図ることにした。
教科書を机にしまい込んでいる彼女に向かって、声をかける。
 
「比良坂君………だったね」
彼女はその呼びかけを待っていたかのように、こちらに視線を
合わせ、人なつっこい笑顔でこちらに対応した。
「そうですけど。何が御用ですか、ラグナロク先生?」
「………少し、話があるのだ」
言って私は、廊下に出ることを促した。
 
「それで・・・お話って、何でしょう?」
彼女は相変わらずの表情で、こちらの顔を覗き込んでいる。
見れば見るほど、彼女の顔立ちは美しい。まるで全ての人間を、
魅了するかのような、魔性の美しさだ。
そんな事を考えながら、私は彼女に聞いた。
「……そうだな。この学校に関する妙な噂について、
君は何か知っているか?」
私は突然に、核心部分を突いてみる事にした。
直ぐに反応が出るとは、期待していない。
だが、彼女が黒だとして、その注意がこちらに向いてくれれば、
成功だ。自ずと、彼女は動き出す事だろう。
665ルーク ◆ROOKcjD6 :02/02/04 02:29
>660 >661 
トリップ判定(G>5) ルークの負け
 
ドラキュラvsルーク 作戦名「伯爵をシバクのはベルモンドの鞭じゃなくてぼくの鞭」
 
なんて質量!
まさか、こんな奥の手があったなんて!
 
よけきれない!
ごめん、イーヴァもう会えない……。
 
(マイクロブラックホールに飲み込まれ、ルーク死亡)
666比良坂初音 ◆HatuTxGA :02/02/04 02:29
>664
比良坂初音VSリロイ&ラグナロク
異形たちの宴
    
初音側 序章2 
「妙な噂ですか・・・・そうですわね」
どうやら、疑惑は確信だったらしい
初音はそんな考えは一切表に出さず、ぬけぬけと答えてみせる
「私は特に、それにこの手のお話は何処の学校にも存在するもの」
微笑を浮かべながら、初音は続ける。
「先生は学生のころ興味はなかったのかしら?ひとりでに鳴るピアノ、一段多くなる階段とか」
「ふふっ・・・つまりはその程度の他愛無いものですわ」
ラグナロクが苦笑し、何かを言いかけた時、教室のドアが開く
「あのっ・・・姉・・いえ先輩、そろそろ時間なので・・でもお邪魔でしたか」
初音は、最愛の少女に微笑む、その笑みはラグナロクに向けた物とは違う
真に愛する者にのみ向ける笑顔だ。
「いえ、もう終わったわ・・・行きましょう」
初音はラグナロクに軽く一礼すると、かなこの手を引き、教室を去った。
667ウピエル ◆Upielb0Y :02/02/04 02:30
御神苗VSウピエル
>657
 
一閃するナイフを左腕で防ぐ。
流し切れない刃が前腕部を骨まで裂いた。
 
「ハ」
 
壊れたスクリーミングバンシーを右手で操作する。
 
「ハ」
 
左フックを歪んだギターで防ぐ。
スクリーミングバンシーはもう使い物にならないだろう。
 
「ハ」
 
その間に、右腕だけで器用にギターヘッドの金具を外す。
 
「ハ」
 
右ストレートはスウェーバック。
カウンター気味に壊れたスクリーミングバンシーを投げ付ける。
 
「ハ」
 
俺の右手には、銃剣部分だけがナイフとして残った。
 
「ハ」
 
膝蹴りは避けずに軸足を払う。
これだけで、ヤツの膝は微妙に俺まで届かない。
 
「ハ」
 
もう、痛みも何も感じない。
戦闘の興奮と血の匂いに酔った俺は、衝動のままに戦う狂気の具現なのだ。
 
「ハハハハハハッハッハァァァッハハハハァァッハハハ!!」
 
次の瞬間、電光もスローモーションと思える速度でナイフが閃いた。
片手で3回、凄まじい速度の突きがうねる様に御神苗の頭部を襲う!!
>666
比良坂初音VSリロイ&ラグナロク
 
序章 4
 
…どうやら、上手く話をはぐらかされてしまったらしい。
だが、私の、彼女に対する疑念は、晴れるどころか
ますます強くなっている。
彼女が教室から出てきた女生徒に微笑みかけた一瞬、
微かに<闇の種族>の気配を感じた気がしたのだ。
 
………彼女の行動は、どうしてもマークする必要がありそうだ。
そう私は考えながら、職員室へと足を向けた。
 
 
私が彼女に対する疑念を持ち始めてから一週間、
日々は何事もなく過ぎ去った。
だが、丁度私が赴任してきてから一週間後の放課後、
事態は大きく動く事となる。
いつものように、私が放課後の比良坂初音の行動を、
陰から監視していた時の事だった。
彼女は、突如その本性の片鱗を表わしたのである。
669比良坂初音 ◆HatuTxGA :02/02/04 02:36
>668
比良坂初音VSリロイ&ラグナロク
  
初音側 序章3
  
今は・・・危険だ、そんなことは百も承知だ。
だが・・・渇く・・・・・・渇くのだ
いかに初音が人として生きる事を望もうとも、その精神は、その肉体は
蜘蛛である事を貪欲に主張し、殺戮に走らせようとする。
もちろん、普段は抑える事など造作も無い事だ
しかし、抗えない・・・度重なる戦いで傷ついた身体が人の命を求めている。
結界を張り巡らせた放課後の教室、その中で初音は獣欲を剥き出しにし
少女・・・・名前も知らない、ただ廊下ですれ違っただけだ、の身体を引き裂き
その血肉をむさぼり食らっていた。
>669
比良坂初音VSリロイ&ラグナロク

序章 5
 
彼女は、私の監視下にいながら、突如すれ違った女生徒を拉致し、
教室の中へとその姿を消したのだ。
 
余りにも突然な、彼女の変貌。予測できていたとは言え、
私は驚きを隠せないでいた。
だが、呆然と状況を見守っている訳にもいかない。
私は急いで、学校に程近いマンションで暇を持て余している、
我が相棒・リロイの元へと走り出した。
 
 
……数十分後、私とリロイは、問題の教室の目の前に来ていた。
勿論、リロイの格好はいつもの黒づくめ姿に私の本体を携帯、
私も、教師時のスーツ姿からいつものローブへと着替えている。
「・・・・・・随分と唐突に動きやがったな。だが、・・・本当にあの女の子なのか?」
「……間違いない。お前もも顔を見れば、直ぐに分かるはずだ」
言って私とリロイは、教室のドアの窓から、その内部を覗き込むーー
671死神(DEATH) ◆DEATHfNw :02/02/04 02:48
>665
 
ドラキュラvsルーク
作戦名「伯爵をシバクのはベルモンドの鞭じゃなくてぼくの鞭 エピローグ」
 
悪魔城の地下牢への扉が開けられた。
滑るように地下室へとソレは降りていく。



悪魔城地下牢……
周囲の街や村、果てには異国からの『素質』ある少年・少女たちがドラキュラの『食料』として、
ここに捉えられいる。
 
『ほほ、今夜の伯爵様の食事はどなたにしましょうかな?』
 
ドラキュラの腹心―死神(DEATH)……
ドラキュラの忠実な部下にして、恐るべき力を持つ魔物である。
 
死神の眼が地下牢の少年・少女たちを見回す。
ただ、ドラキュラの『食料』としての品定めをするために……
 
『ほほ、あなたにしましょうかな』
 
死神の眼が一人の少女に止まる。
褐色の肌をした愛くるしい少女である。
 
「い、いや……。お願い、助けて……」
 
少女はただ、ガタガタ震えるのみ……
 
『ほほ、そう怖がらずに……。痛くしませんぞ』
 
死神は少女のいる地下牢に入り、その大鎌を迷い無く振り下ろす!
少女の悲鳴が地下室に響き渡り、鮮血が飛び散った……
 
END
672弓塚さつき ◆QSaTUkiE :02/02/04 02:47
人狼vs吸血鬼
>650

目の前で、男の身体に変化が起こった。 頭の上にピンと立った耳。 ぐるり、と動く尻尾。
そして身体を覆う獣毛・・・。 そいつは呆れるくらい分かりやすい―――狼男だった。 
 
常識を疑う事態は、それだけではなかった。
わたしの投げつけたコンクリートのナイフが、男に触れることなく細かく砕けた。
破片は、男の皮膚を浅く傷つけただけ。 ・・・またか、と呆れる。
あまりの理不尽に舌打ちしながら、それでも爪を振るった。
―――しかし、
 
「・・・・・・!? しまっ・・・!」
毛むくじゃらの腕に、容易く受け止められた。 迂闊、さっきの手品に気を取られすぎた・・・!
強引に振り解こうとした、その時。 男の手が、黒く放電している事に気づく。
吸血鬼の本能的な恐怖に、全身の皮膚が粟立つ。 
  
「・・・う、あああ・・・っ!!!」
わたしは、無我夢中で右足を振り上げ、全力の蹴りを男の鳩尾に叩きこんだ。
その反動で拘束を外し、後方に跳ぶ。 二転三転と転がり、体勢を整える。
距離が離れた。 わたしにとっては一足の間合いだが、それは相手も同じ。
なにか、一手ないか・・・・・・。 男から注意をそらさず、周囲を確認。 なにか、なにか・・・。
 
―――あった。 それも、自分の足元に。
 
わたしは、足を振りかぶると、地面を思い切り踏み抜いた。 砕かれた地面が跳ねる。
コンクリートの破片。 金属製のフレーム。 そして、くるくると旋回する鋼鉄の円盤。
マンホールの蓋だ。 わたしはそれを空中で引っ掴むと、踊るようにターン・ステップ。 
投げた。 吸血鬼の腕力に遠心力を上乗せした鋼鉄の円盤は、十二分に凶器となる。
そして、唸りを上げる円盤を追ってわたしも地面を蹴る。 再接近。 
わたしは、男の回避軌道を予測しながら、爪を振りかざす。 ・・・今度こそ、一撃を加える! 
673眉間尺(M):02/02/04 02:48
黄昏時の殺人者 〜クロウディアvs眉間尺(M)
>663

眉間尺の身体が、獲物の振るった爪によってバラバラにされた。
それだけではない。
首を狩りとるはずの獲物に、逆に首を落とされるとは!

「・・・・・・・・・!・・・」

首も左腕もなく、全身傷だらけの眉間尺は
それを感じさせないかのようなスピードで近づくと、剣を閃かせる。


――――斬!!!


目測を誤ったのか、首を狩るはずの一撃は、獲物の胸の辺りを浅く切り裂いたにとどまった。

相手の恐怖に歪んだ美しい表情に、『生首』がまた、ニタリと笑った。
674御神苗優 ◆CMAm480. :02/02/04 02:52
御神苗優VSウピエル
>667
 
俺の一閃するナイフを、奴は左腕で防いだ。
だが、勢いを全部は流しきれず刃は前腕部を骨まで裂いた。
その後奴はギターを右腕に持ち替え、左フックを歪んだギターで防ぐ。
ギターは俺の一撃で完全に使い物にならい状態にまで歪んだ。
奴は連打の間の一瞬の間で、右腕だけで器用にギターヘッドの金具を外す。
右ストレートを奴はスウェーバックしてかわした。
カウンター気味に壊れたスクリーミングバンシーを俺に投げ付ける。
俺はそれを体を捻って避けると、奴の頭めがけて膝蹴りを叩き込んだ。
奴は膝蹴りは避けずに軸足を払った。
俺の膝は微妙に奴まで届かず、宙を舞う。

奴は、完全に戦闘の興奮と血の匂いに酔っっている。
もはや、完全な戦闘マシーンと化していた。
 
「ハハハハハハッハッハァァァッハハハハァァッハハハ!!」
 
次の瞬間、奴は電光もスローモーションと思える速度で銃剣を閃かせた。
凄まじい速度の突きがうねる様に俺の頭部めがけて襲ってきた!!
 
一回。
俺はスウェーでそれをかわす。
 
二回。首を捻ることで辛くもかわす。しかし、さすがにかわしきれず、
刃は首をかすめる。動脈まではいってないが、ひきつる感じだ。
もはや首を捻って回避は出来そうに無い。
 
三回。
奴の攻撃を辛うじて左手を前に差し出して防ぐ。
掌を奴の銃剣が刺し貫いた。
激痛が手から頭に駆け巡る。
 
「ぐぁぁぁぁぁっっ!!」
俺は一気に後ろに跳び、間合いを取る。
これで、奴とイーブンになったわけだ。
面白ぇ。面白ぇじゃねぇか!
さぁ、決着をつけようぜ、死を奏でる楽士さんよぉ!
俺はナイフを握りなおすと、
奴に向かって駆け出した。
そして、奴にむかってナイフを振り下ろす!!
(トリップ判定)
レス番まとめである。
我が勝ったからには、バッドエンドとさせてもらった。
 
>609>610>611>612>613>614>615>619>626>630
>634>636>648>653>655>660>661>665>671
676比良坂初音 ◆HatuTxGA :02/02/04 02:54
>670
比良坂初音VSリロイ&ラグナロク

(来たわね・・・・)
深夜の教室、初音は自分の領域に踏み込もうとする侵入者の気配を感じ取った
夕刻、食事の最中に一瞬だけ結界に立ち入りそして消えた気配と同じ
2人か・・・・・・だがその内1人は予想通り、例の実習生だ。
しかし・・・残りの1人、何なのだこれは?実習生も確かに異質な存在だったが
こいつはそれを遥かに上回っている。
自分の隣で安らかな寝息を立てるかなこを横目で見る・・・ここでの戦いは避けたほうがよさそうだ。
初音は教室を出ると、そのまま深夜の街へと疾駆する。
2つの気配もまた、初音を追う。
初音はやがて、全高数十メートルにも及ぶ巨大高層ビル
しかし、工事途中で放棄され、ただ無残な鉄骨をさらすのみだ・・・・・の前に辿り着く。
(いい感じね・・・・・ここにしようかしら)
そして、そこで初めて初音は、彼女を追跡してきた刺客へと相対すべく
ゆっくりと振り向いた。
黄昏時の殺人者 〜クロウディアvs眉間尺(M)
>673 
 
「がぁっ!!」
 
眉間尺の剣が私の胸元を切り裂く!
さっきから敵は全くダメージを受けてはいない、
その時視界の隅で生首がまたニタリと笑ったのが目に入った。
そして突然気づく!
 
「あれが本体なの!?」
 
離れた生首に向かってAMTバックアップ2で発砲!

(剣のスピードとトリップ勝負)
678ウピエル ◆BtLsFwX6 :02/02/04 03:04
御神苗VSウピエル
>674
 
「ヒャァァッハッハハッハッハッハッハハハハッハァァァ」
 
絶頂に至りそうな興奮と異常な熱狂が、肉体を限界以上にまで駆り立てる。
渾身の力を振るい、ナイフを繰り出す。
速く、速く、速く、ただ速く。
突出す切っ先は空を裂き、紫電の閃きと化して走る。
 
互いのナイフが交差し、永遠にも等しい一瞬が非常にゆっくりと過ぎてゆく。
神速に等しい動きすら最早もどかしいくらいに遅い。
 
これで、全てが終る!!
遺跡を守る妖精よ、地獄に落ちて朽ち果てろ!!

(トリップ判定)
679眉間尺(M) ◆vCc8gT/M :02/02/04 03:12
黄昏時の殺人者 〜クロウディアvs眉間尺(M)
>677

――見つかった!?

どうやら眉間尺のカラクリに気付いたらしい。
そう、動いている体はただの人形。
眉間尺の本体は左手にぶら下げていた『生首』の方なのだ。

自分に向けられた銃口を目にし、おびえの表情を見せる『眉間尺』。
させじと全力を振り絞り、先程までのどの一撃よりも速く、剣を一閃させる!!

銃声がビルの壁に反響し――――


(トリップ判定)
>676
比良坂初音VSリロイ&ラグナロク
狩る者・狩られる者 悲しき宿命の闘争
 
その中は、まるで別の世界のようだった。
教室の至る所に糸のようなものが張り巡らされ、
さながら蜘蛛の巣のようだ。
そしてその中央には、無残に引き裂かれた女生徒の遺体が
ぶら下がっており、そこから流れる血が、床に水溜りを作っている。
その遺体の前には、口の周りを真赤に染めた、比良坂初音の姿ーー
最早決定的だった。
 
そう思った時、私と初音の視線が激突する。

気付かれたか、まずい!
後悔しても遅かった。彼女は直ぐに教室の窓ガラスを
突き破り、すっかり日も落ちた夜の街へとその身を躍らせる。
 
「・・・・・・気付かれやがって。急いで追うぞ」
「……済まない」
言いながら、私とリロイは彼女を追って学校を飛び出した。
 
どれ程の距離を移動しただろうか。それすら分からなくなってきた、
その頃に、初音は唐突に動きを止めた。
到着したのは、工事の途中で計画が中止し、建設が放棄された
巨大な高層ビルの前。何とも閑散とした、人気の全く無い場所だ。
そこで初めて、彼女は私達に向き直った。
 
「比良坂 初音君・・・やはり、君だったのか」
「教えてくれないか。君が何者で、何故こんな事を繰り返すのか」
我ながら馬鹿らしい事を聞いているとは分かっていても、
私には、聞かずにはいられなかった。学校生活での彼女の笑顔、あれは
作り物ではなかったはずだ。彼女自身、平和な生活を望んでいる。
一週間彼女の行動を見た結果、私はそう言う結論にたどり着いていたのだ。
681眉間尺(M):02/02/04 03:32
黄昏時の殺人者 〜クロウディアvs眉間尺(M)
>679 (L>v クロウディアwin)

――――そして辺りに静寂が戻った。

振りかぶられた青剣は、相手の首を落とす直前で止まり・・・

カラン、と音を立てて地面に落ちた。
気が付くと、眉間尺の身体が消えてなくなっていた。
この場には『ソレ』の握っていた一本の剣が転がっているのみ。

いやらしげな『生首』の笑みがまだ、目蓋の裏に残っている。

ふと気が付くと、既に日は落ちていた。
682ウピエル ◆Upielb0Y :02/02/04 03:33
御神苗VSウピエル
>678 エピローグ
 
俺のナイフが御神苗の首を裂く。派手な傷だが完全に致命傷とは行かない。
 
御神苗のナイフが俺の頭部を抉る。
冷たい刃が脳髄の中に刺し込まれる奇怪な感覚。
痛みは最早感じない。
 
俺の、負けか?
そう思った瞬間、ほとんど完全に再生していた左腕が動いた。
 
御神苗のナイフが引き抜かれて、俺の頭部は半壊し、そこで意識は途切れた。
 
 
意識が戻る。
 
脳の再生には随分と時間がかかったらしい。
もう夜明けが近い。
身を起こすと、周りには惨劇の跡があった。
殺戮と暴力をその本性とする人間大のハリケーンと、
世界でも最強の戦闘妖精がその全てを尽くして戦いきったのだ。
肉片と乾いた血の跡で覆われた部屋の中央に、AMスーツを着た頭部の破裂した死体があった。
 
だが、俺は気付いていた。
警備員の死体が一つ足りない事に。
 
俺は、とても愉快だった。
また、ああ言うヤツと戦いたい。
そう思うと、腹の底から笑い声が出た。
 
夜明けまで、狂ったように笑い続けた。
 
End
683比良坂初音 ◆HatuTxGA :02/02/04 03:42
>680
比良坂初音VSリロイ&ラグナロク
魔獣大乱闘?
   
初音はラグナロクの言葉を聞き・・・・皮肉な笑みを浮かべる。
「命を繋ぐためよ・・・・それを咎めたいなら咎めればいいわ・・でもね」
そこで言葉を切り、ラグナロク、そしてリロイを鋭く睨みつける
「私が欲しいのはかなこだけ、他の人間はすべて・・・私の糧よ!!」
そう言い放つや否や、初音の姿はすでに遥か上空だ。
そしてそれからわずかに遅れて、鋼鉄すら両断する斬糸が2人を襲った。
684御神苗優 ◆CMAm480. :02/02/04 03:50
御神苗優VSウピエル
レス番まとめだぜ。
ウピエル導入
>193
御神苗導入
>194
戦闘ログ
>196、>199、>202、>205、>210、>218、
>404、>411、>417、>422、>429、>438、
>622、>624、>629、>631、>635、>637、
>642、>645、>652、>657、>667、>674、>678
エピローグ
>682
>683
比良坂初音VSリロイ&ラグナロク
 
命を繋ぐ為……結局は、そうなのか。
所詮彼女は、人間とは相容れない存在だったのか。
そう思いながら、私はリロイの力となるべく、
立体映像を解除して、意識を本体の方へと移す。
 
瞬間、初音は遥か上空まで跳躍する。
同時に、闇夜に浮かぶ小さな煌めきが、リロイの周囲を襲う。
だが、リロイも既にそれを殺気として感じ取っていたのか、
剣を抜き放ち、振りかざしながら続けて跳躍する。

ぎぃん、という金属音が響き渡る。この攻撃はーー
「糸、だ」
「……誰かを思い出すな」
リロイの剣に弾かれた斬糸は、周囲のコンクリートや電柱を
まるで紙細工のように切り裂いていく。
さらに数度剣を振るって自らに迫る糸を弾きながら、リロイは
初音へと肉迫する。
黄昏時の殺人者 〜クロウディアvs眉間尺(M)
>681 エピローグ 

「ふう、助かったのかしら……酷い目に逢ったわ……。」
 
吸血鬼化した体の傷は既に塞がりかけていた。
 
「なんだかよく判らない奴だったわね、
でも私の射撃の腕も捨てたもんじゃ無いって判ったわ。」
「今度玲二に会ったら自慢してやろ♥」
 
クロウディアは気づいていなかった、
命中したのが生首の下に偶々有ったマンホールに一度当って
弾かれた跳弾であった事を……。
687ユージン ◆STigmaWw :02/02/04 03:58
七夜強襲 導入篇
 
 
たとえば、鬱蒼と茂る草叢。
膝を埋めるような緑に隠れて張られたごく細い糸を踏みつければ、針が三方向から
音も無く飛来してくる。
たとえば、無造作に生えている樹林。
ある方向から通ることで、連鎖的な倒木が踏み入るものを根こそぎ薙ぎ倒す。
たとえば、見回りをする一族の者。
例外なくMPLSである七夜の血族は、五感を超越した索敵で蟻一匹たりとも
招かれざる訪問者を赦すことがない。
 
合成人間ユージンは、それらを全て、高みから把握している。
 
――七夜。
最高の暗殺者の家系。忌憚すべき方法を当然のように繰り返し、
その能力を後継してきた系統。
その特性はMPLSと呼ばれる異能にある。それを暗殺にのみ特化させた伝統にある。
故に、その名は統和機構の初期段階――いつを初期と呼ぶかによるが、
少なくとも記録上では――からリストに銘記されている。
これまでは魔に寄った混血を狩り、今も狩り、そしてこれからも狩り続ける。
それが七夜の存在意義。七夜の存在理由。七夜の存在許可。
つまり――七夜が暗殺をやめたならば、それは七夜の潰える時。
 
ユージンは樹上から駆け下りた。
見回りの男が反応する。得物を取り出し、ユージンめがけて振る。
声をあげるより早く殺人を実行する――それが七夜。
 
だが――
 
その瞬間には、ユージンの抜き手は彼の背中を裂いていた。
 
男が風船のように破裂して燃え尽きるまで一瞬。
瞬きひとつの間に、ユージンは三の罠をかいくぐり、七夜の森をさらに進む。
 
離反者に容赦をしない。それが統和機構。
暗殺者の眼が捉えるはただひとつ。七夜の当主、黄理の首。
黄昏時の殺人者 〜クロウディアvs眉間尺(M)

レス番纏めよ、
 
>638>641>646>649>651>654>656>663>673>677>679>681>686
 
最後に一つ説明しておくわ、私が吸血鬼なのは本家吸血大殲で
ウピエルに血を吸われたからよ。
ころころ入れ替わるのはご都合主義だと思うけど許して欲しいわ。

それじゃあ、またね……。
689比良坂初音 ◆HatuTxGA :02/02/04 04:09
>685
比良坂初音VSリロイ&ラグナロク
   
ズタズタの肉片と化す、とまではいかないものの、かなりの手傷を負わせたであろう
そう考え着地した初音だが、無傷の剣士を見て驚きを隠せない。
あの剣士はかなりの手練のようだ・・・ここまで見事に糸を見切った者は覚えが無い
それに、嫌な予感がする。早く手を打たねば・・・・・・
しかし、策を考える余裕などすでに無く、疾風と化したリロイが初音へと迫っていた。
690七夜黄理(M):02/02/04 04:17
>687 七夜黄理VSユージン
 
「統和機構、あいつらか……」
 
 自分たちで造り上げた混ざりモノを手足としながら、混ざりモノを狩らんとする者達。
 本来ならば、互いに殺し合っても何らおかしくない両者。
 目的が一緒であるからこその共存と容認。
 
 
 だが、その危うい均衡は七夜が殺人者であることを止めた時にあっさりと瓦解する。
 
 
 今、罠と罠で埋め尽くされた七夜の森をたった一人で進軍するモノがいるという報せ。
 ならば、ソレが人間でない事は至極当然であろう。
 ソレが、統和機構の手のモノである事も至極当然だ。
 
 既に、見回りの者達はその多数が刺客の前に散っていった。
 動揺が、一族の者達に広がっていた。
 
 七夜黄理は人の思念を視る。
 思念とは波であり、たいていは濁った透明色をしており、その流れの緩急で感情がかろうじて読みとれる。
 今視えているソレは、流れがあまりにも安定していなかった。
 こんな様では、例え相手が何者であっても立ち向かえまい。
 
 七夜黄理は、その無様に耐え難いモノを感じていた。
 そして、見回りの者達へと一つの通達を行った。
 
「見回りは全て撤退、俺が出る」
 
 七夜黄理は先行して襲撃者を打つ。
 もともと単独で暗殺をこなしてきた黄理にとって、集団での連携など調子を乱す厄介事だ。
 黄理は知り尽くした夜の森を駆けていく。
 
 久しぶりの狩りだ、と黄理は目を細めた。
691ユージン ◆STigmaWw :02/02/04 04:50
>690 七夜激震
 
七夜が弱いわけではない。
ただ、人間の暗殺者と、そうでないものの暗殺者。その違いだ。
 
七人目を屠ると、ユージンは停滞無く森を駆ける。
 
罠は依然として数多く、執拗に、巧妙に設置されている。
だが――狩人である彼らは、結局のところ、罠を対人用として張っている。
ただの人間ではないものに攻められることを想定していないのだ。
ただの人間ではないユージンは、ことごとく罠を看破し、踏破し、無視し、飛び越し、
どこまでも単調に迅速に冷静に突き進む。
そもそも、統和機構の管轄下にあった七夜。
その庭を、調査されていないとでも思っているのなら――ひどく無様な話だ。
 
唐突に、見回りとの遭遇率が減衰し、すぐに零になる。
ユージンは微かに乾いた唇を湿した。
 
七夜当主、黄理に関する確認事項は三つ。
一つ、比肩する者無き殺人技能者であること。
一つ、人の感情を見るMPLSであること。
一つ、彼が行動するときは、必ず独りであること――
 
昼日中でありながら、なお薄暗い木々の奥から、和服の男が浮かび上がる。
――七夜黄理。
その確認だけすると、ユージンは樹木の陰から疾風のように飛び出した。
不意打ちは不可。ならば、先制し、速攻で勝負をつける。
何の言葉も無く。何の物音も無く。
その殺し合いは、全くの静寂で幕を開けた。
692タバサ ◆Xmzw5k4M :02/02/04 06:45
ダイ・アモン&タバサVSアルクェイド
>599>602
真祖の姫君が、こちらに向かって突っ込んでくる。
私はとっさに障壁を張った。
がーー
「く、くぅっ!」
障壁ごと、吹っ飛ばされ、壁にぶち当たった。

「流石に、27祖の二柱を滅した方・・・」
口の中に溜まった唾と、僅かな血を飲み下す。

(彼の方に意識を集中させてくれれば、一応の策はあるのですが・・・)
私は床に片膝をつきながら、こちらにも気を配っているであろう彼女を見ていた。
693七夜黄理(M):02/02/04 07:23
>691 七夜黄理VSユージン
 
 七夜黄理は七夜の森を、勝手知ったる自分の庭を疾走する。
 襲撃者の位置は、おぼろげな思念の流れる方向から察知していた。
 
 だが、その思念の色は透明ではない。
 そういった者達は決まって"人間"と呼ぶのもおこがましい化物だ。
 もっとも、ソレは今回に限って言えば分かり切っていた事だが。
 
 その色は、ひどく透明に近い青。
 だが、それに手を突っ込んでかき回せばとても澱んだ手応えを返す、そんな青。
 
 思念の波が近くなってきた。
 その発生源である場所は、樹木の向こう側。
 真逆、不意打ちを狙っているワケでもあるまいに。
 統和機構が黄理の能力を知らぬ道理はないのだから。
 
 
 思念の波がさざめいた。
 ――動く!
 
 
 全くの無音を伴って刺客が飛び出してきた。
 なるほどとにかく先手を取る、それが敵の結論か。
 だが、果たしてそれは七夜黄理を相手取った時に正道と言えるか?
 人間として必要なものを全て削ぎ落として、ただ一つの事だけを研磨してきた人間に?
 敵がそこにどれだけの勝機を見いだしたのかは分からない。
 
 地面を蹴り、樹木を蹴り樹木を蹴って、刺客の背後へと回り込んだ。
 右手のバチを、首を潰そうと突き出した。
 
 黄理の手にしている物は鉄製のバチにすぎない。
 彼は好んでその朴訥な武器を使い、人体の急所を穿った。
 それは優れた暗殺手段には程遠い、凄惨な殺し方だ。
 細くはないが太くもないバチの先端で、肉ではなく骨を潰す。
 
 今も、首の骨を砕くつもりでその一撃を繰り出していた。
694 ◆fV.LordA :02/02/04 09:25
【召喚】

ぐつぐつと地面が沸く。
焼けただれ荒野と化した土壌が、何故か泡立っていた。
ふと、そこに人の頭が浮かぶ。
頭の次は肩、そして腕。
気付けば、それは一人の男になっていた。

「……解せんな」

放った眷属どもは皆、滅ぼされた。
我の映し身でさえ一度は灰に還った。
一端の不死者が人などには遅れはとるまい。
ならば結論は一つ。
この地の不死者共は、間違いなく力を持っている。

なのに、この惨劇はなんだ?
何故、人はここまで蔓延っている?
夜の脅威は忘れ去れてしまったのか?

「まだ、調べてみる必要があるな」

男はそう言い捨てると、漆黒の外套を翻した。
幸い、同じ夜の一族の臭いが近くから漂っている。
そいつらを訪ねれば、少しはわかろう。
……滅ぼす方が早そうではあるが。

「エセルナートの次はこの星、まったく苦労は尽きんな」

不死王は、たった今、この地に降り立った。
色々、この地も騒がしくなってきたようだな。
改めて、私も参戦を表明しよう。

出典 : ウィザードリィ「漫画版」+α
名前 : アルカード、と名乗った時期もあったな。
年齢 : さて、数千だか数万だか。
性別 : 男だ。
職業 : エセルナートの夜を統べる者。
趣味 :人間の監視、かもしれんな。
恋人の有無 : ない。
好きな異性のタイプ :さて、な。
好きな食べ物 : 血か。久しく口にしていないが。
最近気になること : 人間の増長。
一番苦手なもの : 神の関与。
得意な技 : エナジードレイン、とでも言って欲しいのか?
一番の決めゼリフ :「人」の脅威であれ
将来の夢 : 願わくば、この地に第二第三のトレボーが生まれぬ事。
ここの住人として一言 : 夜の一族を教えてやろう。
ここの仲間たちに一言 : 久しぶり、とでも言っておこうか。
ここの名無しに一言 : よろしく頼もう、人間よ。

私についての詳細が知りたければ、このページに訪れるのが良いだろう。 
ttp://www.fsinet.or.jp/~emonoya/top.html
モンスターとしてのデータ、魔法のデータ、アイテムのデータと盛りだくさんだ。
……言っておくが、外伝2に私は出ていない。出ていないのだ。妙なモノに気付かぬように。
696ウルフ ◆wolf8zuU :02/02/04 11:51
>672 吸血鬼VS人狼   
  
放電する手を振り払い、吸血鬼のメスは蹴りを繰り出した。  
二転三転し、鉄の円盤を繰り出す様は一種の演舞の如き美しさを魅せる。  
ウルフは円盤を髪を炎と化して、弧を描く熱風で絡め落とした。  
  
しかし、それは彼女の囮。  
宵闇の静寂を旋律として吸血鬼は無粋な輩を誅する騎士のように気高く 
ウルフを切り裂いた。  
ふかぶかと。ちいさいこどもの泥遊びみたいにゆっくりと。  
  
          ず ぶ ず ぶ ず ぶ  
  
筋肉の繊維、脂肪分の細かな襞、泥臭いいきてるしょうこの 
彼の血液が弓塚のしろくて細い手に伝わり行く。  
  
「・・・それで・・・ウルフをタオシタツモリカ?」  
ウルフの顔は間違いなく死相に覆われていて、口元は泡と胃の内容物で 
濁りきっている。それでもウルフは闘争を止めない。  
なぜならこんなに最高の獲物は他にないから。好きで止まなかった存在を 
この手にかける事は闇の存在である人狼には至高の快楽。  
  
深々と突き刺さる弓塚の手には気にも止めず、消えてしまいそうな細い 
うなじに人狼は牙を突き立てた。  
  
きっと、彼女が憎いから。絶対、彼女が嫌いじゃないから。  
−−−−−それなのに夜が余りに深くて、世界を瞬時に変えてしまったから。
697ユージン ◆STigmaWw :02/02/04 13:04
>693 七夜死闘
 
黄理の動きは常人を超越している。それは寧ろ合成人間に近い。
跳躍し、樹皮に張り付き、跳躍し、樹皮に張り付き、跳躍する。
人間には不可能とも言える軌道と速度で、黄理は背後をとる。
 
――ただし、それを追いきれていないと考えるなら、それは大きな間違いだ。
 
突き出される鉄のバチ。
なんとも単純で強力な「潰す」という行為を行う武器。
一撃もらえば骨まで砕けるその具現化された破壊に
ユージンは躊躇も無く手を伸ばす。
 
バチを、払いのける。
力の流れが素直な分、抵抗することが難しくとも、受け流すことは容易い。
バチはわずかに軌道をそれ、
ズレは肉に達する前に必要分を越え、
サキは喉を掠めて抜けていく。
 
一撃を加えた後の空隙。
必ず出来るその隙間に、ユージンは真っ直ぐに手を伸ばす。
指先が掛かれば勝利。
抜き手は黄理の胸を狙っている。
698七夜黄理(M):02/02/04 18:04
>697 七夜黄理VSユージン
 
 受け流された。
 骨を、命を砕くはずだったその先端は、肉すら潰す前に軌道をそらされていた。
 なるほどさすがは合成人間といったところか。
 かつてない手段を以て自らの
 
 体が流れているそこへ、刺客の腕が伸びてきていた。
 だが、この程度の一撃ならば致命傷になる前に先んじる事はできる。
 左手のバチで胸を、心臓を潰せばそれで事足りる。
 刺客の抜き手は、薄皮一枚を貫いて止まるはずだ。
 
 
 取った、と黄理は思考し、引け、と黄理は判断した。
 
 黄理は判断を優先した。
 地面を蹴って、木の枝に手を掛け手を掛けて高みへと退避した。
 
 
 
 
 刺客は、人ではない人でなしだ。
 心臓を潰してとどめになるという保障は何処にもない。
 
 そして、薄皮一枚を貫く刺客の抜き手が致命傷にならないという保障もまた何処にもないのだ。
699七夜黄理(M):02/02/04 18:08
>698を修正
 
>697 七夜黄理VSユージン
 
 受け流された。
 骨を、命を砕くはずだったその先端は、肉すら潰す前に軌道をそらされていた。
 なるほどさすがは合成人間といったところか。
 かつてない手段を以て自らの一撃を受け流された事に、我知らず口元がつりあがっていた。
 
 体が流れているそこへ、刺客の腕が伸びてきていた。
 だが、この程度の一撃ならば致命傷になる前に先んじる事はできる。
 左手のバチで胸を、心臓を潰せばそれで事足りる。
 刺客の抜き手は、薄皮一枚を貫いて止まるはずだ。
 
 
 取った、と黄理は思考し、引け、と黄理は判断した。
 
 黄理は判断を優先した。
 地面を蹴って、木の枝に手を掛け手を掛けて高みへと退避した。
 
 
 
 
 刺客は、人ではない人でなしだ。
 心臓を潰してとどめになるという保障は何処にもない。
 
 そして、薄皮一枚を貫く刺客の抜き手が致命傷にならないという保障もまた何処にもないのだ。
700ユージン ◆STigmaWw :02/02/04 19:06
>699 七夜殺戮
 
影が伝い移ろうように、黄理は樹上へと滑っていく。
縫うように差し込む陽光と、それと対比する漆黒の闇に溶けて、その姿が消えた。
ユージンは機会を逃したことを惜しみ、安堵した。
指一本、一関節分の攻撃で七夜黄理は死んだはずだ。
その攻撃の隙に打ち込まれる一撃で自分は息絶えたはずだ。
掠めただけの喉が、浅く抉れ、流血しているのがわかる。
全くの互角――か――どうか。
 
とにかく、七夜黄理は逃げた。
 
気配の死に方が完璧だった。
あの男は逃げるときですら、草を散らす音も立てずに逃げた。
恐らく、黄理の気配を感じ取ることが出来るのであらば、
――それはこちらが死ぬときだ。
五感にしか索敵を頼れないユージンと、それ以外をもつ黄理。
互いを同格の暗殺者として、それは圧倒的にユージンに不利だ。
まして、ここは七夜の森。
いわば闇に眩んだ眼で夜目の効く猛獣を相手取るのと同じだ。
 
何かが必要だ。狩人の眼を眩ませる何かが。
 
ユージンは一足で樹林が織り成す闇に消えた。
そちらには、七夜の屋敷――黄理の息子がいる七夜の屋敷がある。
701七夜黄理(M):02/02/04 19:53
>700 七夜黄理VSユージン
 
 突如、刺客が動き出した。
 その向かう先にあるモノを思い出し、そして同時に敵の狙いも悟った。
 
 阿呆が。
 誰を相手にしているのか分かっているのか?
 殺人だけを限界まで昇華させた七夜の一族に、そんな情けがあるとでも?
 
 
 黄理は、ここから七夜の屋敷に至る道のりにある全てのトラップを起動していた。
 そして自身は、七夜の屋敷へと全速で木々の間を駆け抜ける。
 息子を、志貴を守る為に。
 
 ずいぶん憑き物が落ちたものだと、自分に皮肉の一つも言ってやりたかった。
>602>692 VSダイ・アモン&タバサ
 
後ろの吸血種が更なる魔術を放った、アルクェイド目がけて。
 
ならば、それは好機。
 
次瞬、アルクェイドの姿がかき消えた。
必然、魔術の目標はその延長線上にいた人物――魔女へと変更せざるを得ない。
光の矢は、無慈悲に直進を続ける。
 
 
そしてまた次瞬、アルクェイドの姿は吸血種の背後に現れていた。
七割方再生の完了した左腕で髪の毛を掴み、次の瞬間には顔面を床に叩きつける。
その顔をつま先で持ち上げ、蹴り上げる。
僅かに浮いた体を今度は上から踵で蹴り落とす。
 
うつぶせの吸血種の右腕を踏み折った。
 
「次は左腕よ。志貴をどうしたの?」
 
いっそ、ひと思いに殺して自分で探しに行こうかという思考も頭をかすめた。
だが、下手をすると手掛かりが途切れる事にもなりかねない。
ジレンマを抱えながら、アルクェイドは尋問を続けた。
 
「その次は目玉。その次は肋骨を一本一本開封した後に心臓よ」
703ユージン ◆STigmaWw :02/02/04 20:41
>701 七夜疾走
 
樹が倒壊し、刃物が飛び交う。
行程にある全ての罠が掛かりもしないのに起動し、ユージンの足を阻む。
――成程、そういう仕掛けもあるらしい。
 
そこまでして足止めを図る。
殺人者の代名詞とすら言われた男の、突然の翻意の理由が窺えた。
 
充分な効果はあったと見える。
 
罠に使われていた糸と倒木を拾い、樹上に跳躍。
木片を危ういバランスで引っ掛けると、今度は下に降り、樹木を駆け巡って
糸を張る。
非常に簡単なトラップだ。『七夜』に通じるとはとても思えない。
だが、今ならば――
 
七夜黄理が林中を駆け抜ける。
その面貌は無にして鬼神。
守るために己の持てる全ての暗殺技能を駆使する姿。
 
――だが、それでは七夜ではない――
 
冷静さを欠けば、目も曇る。
草叢に隠れた糸を踏み切り、罠が作動する。
振り子の原理で後頭部を殴打するように落下する木片。
無論、それにすら気づかぬ黄理ではない。
バチは違わず木片を砕き――粉々になった木屑が風に乗る中で、
黄理は愕然と振り返った。
 
  
  それすらも、外れだ。
 
 
誰もいない方向を振り向いた黄理の背後に、
ユージンは黄理の能力の完全なる死角――頭上から舞い降りる。
羽毛が落ちるほどの音も立てていない自信があった。
なんとも無防備な黄理の腋に、ユージンは手刀を放った。
704ダイ・アモン:02/02/04 21:07
>702 vsアルクェイド 
 
ポタリ… ポタリ… 
 
ククククククククク……痛い。痛すぎます。 
これが真祖、の力ですか。素晴らしい。格が違いますね。 
 
血を吐き、地面に叩きふせられながら、ダイ・アモンは思う。 
やはり、私では勝てませんか−−−−−−と、思う。 
 
   ポタリ… ポタリ… 
 
「真祖の姫君よ、耳をすませなさい。……ぐぅ!」 
 
質問を無視したのが気に入らないのか、 
真祖の姫は私の頭を足で押さえつけ、少しづつ力を入れてきた。 
ミシ… と頭から音が響く。 
 
            ポタリ… ポタリ… 
 
だが、私は無視した。 
 
「聞こえませんか。絶望の歌がっ……!!」  
 
絶望の歌。人がその命を賭けて奏でる歌。 
叫びが、嘆きが、祈りが、この建物を覆い尽くしていることに姫は気付いていない。 
 
ポタリ… ポタリ… 
 
笑いが、笑いが止まらない。私は叫ぶ、死に神の名を 
−−−−−−−−−姫よ、前座はこれまでだ。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
         あ゛ ぁ゛ぁ゛ぁ゛ か ぁ゛ぁ゛ぁ゛ ど ぉ゛ぉ゛ぉ゛ っっ    
 
 
 
 
ポタリ… ポタリ… バサバサバサバサ……!!!!  
 
絶望を魅してあげましょう、姫−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  
705アーカード(M):02/02/04 21:39
>704 アルクェイドVSダイ・アモン&タバサ&アーカード(M)
 
 
 
 ――一方、少し時間を遡ったホテルフロア内
 
 
 
「拘束制御術式、第1号、第2号、第3号、解放」
 
 ジャッカルの銃弾が、人間の心臓を粉砕した。
 派手に血をまき散らしながら、力無くその体が地面にくずおれる。
 
「状況A、『クロムウェル』による承認認識」
 
 手近な人間をひっつかまえ、引き寄せる。
 恐慌状態で何を言っているのか分からないので聞かない。
 そのまま首へと噛みついて皮膚と肉を食い破り、血を吸う。
 だが、一気には吸わない。
 殺戮の間、口元が寂しいを紛らわせておきたいからだ。
 口の下で、人間が虚ろな視線を宙に向けながら痙攣し、何事か意味を為さない呟きを漏らしていた。
 
 どうでもいいが。
 
 人間をくわえたまま、腰を抜かして股間を濡らしている人間の首を切り裂いた。
 頸動脈から血の噴水が上がった。
 なかなかの景気のよさだ。
 
「当該地域完全鏖殺までの間、能力使用限定解除開始」
 
 闇の色をした犬が犬が犬が犬がただただ犬が、ホテルの中に放たれた。
 ただただ、死をまき散らすために。
706アーカード(M):02/02/04 21:40
 気付けば口の中の人間が死んでいた。
 味もなくなっていた。
 邪魔だった。
 吐き捨てた。
  
 何となく、454カスール改造銃の引き金を引いてみた。
 人が、二人ほど死んだ。
 どちらも、胴体と下半身が離れて腸がはみ出していた。
 
 視線をとある部屋の中に向けてみた。
 犬が、人間の内臓をむさぼり食っていた。
 腸を引きずり出して、必死に食いちぎろうとしている。
 
 ぴちゃ、ぐちゃ、ぶぢっ、ぐじゅっ。
 
 人間の方を見ると、かすかな呻きと痙攣が見て取れた。
 どうやら、食われている人間はまだ息があるらしい。
 ショック死していればまだしも楽だったモノを。
 まぁ、どちらにしろ時間の問題か。
 
 他の犬も、それぞれの獲物を捕らえて食事を楽しんでいるようだ。
 犬達の狂喜の感情が、嗅いでいる血の匂いが、口にしている血と肉と内臓の味が流れ込んでくる。
 肉を食い破り、内臓を引きちぎり、血がしたたる音が心地よい。
 
 ふと視線を転じると、エレベーターの前、狂乱状態でボタンを乱打する人間を見つけた。
 ――逃がすワケにはいかない。
 一瞬で人間の背後に立ち、首筋を掴む。
 ひっと喉の奥で声がしたかと思った瞬間、壁に凄まじい力で叩きつけた。
 原型を留めないほどにグシャグシャになったそれを投げ捨てる。
 叩きつけられた跡には、ひどくいびつな血の人拓が出来上がっていた。
 
「クハッ、ハハッ、ハハハッ、ハハハハハハハハ、ハ――ハッハッハッハッ!!」
 
 狂笑。
 そこにいるのは吸血鬼で殺人鬼で戦争狂唯一人。
 いや、その一人さえも死んでいた。
 彼は不死の王(ノーライフキング)、アーカードだから。
 
「鏖殺完了、次なる任務へと移る」
 
 次の瞬間、アーカードの姿は忽然と消えていた。
 いや、影の中へと沈み込んでいったのだった。
 新たなる殺戮を求めて――。
707アーカード(M):02/02/04 21:40
>705>706続き
 
「あ゛ ぁ゛ぁ゛ぁ゛ か ぁ゛ぁ゛ぁ゛ ど ぉ゛ぉ゛ぉ゛ っっ」
 
 その叫びと同時に、室内には忽然と羽音と蝙蝠が現れていた。
 一体何処から?
 その答えは、部屋の中、無数に存在する影――物陰、姫君の影、魔女の影、ダイ・アモンの影から。
 そこからにじみ出てきた「何か」が無数の蝙蝠の姿をとっているのだ。
 
 少しずつ羽音が小さくなり、
 
 ――早く。
 
 それに伴って部屋の中に新たな人影がカタチをなし、
 
 ――早く、早く、早く。
 
 それは血に塗れた笑顔を隠そうともせず、
 
 ――早く、早く、早く、早く、早く。
 
 新たな殺戮の期待に全身を歓喜に震わせて。
 
 早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く
 早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く
 早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く!!
 
 殺意を、部屋の中に振りまいていた。
708七夜黄理(M):02/02/04 22:27
>703 七夜黄理VSユージン
 
 無様だ、何とも言えず無様だ。
 これでは、他の者と変わらないではないか。
 七夜黄理は、自分の無様に唾を吐きかけたくなった。
 
 だが、状況は決して悪くはない。
 七夜の殺人技術は、使い捨てである事を拒絶したが故の力。
 つまりは、生き残る事を主眼においている。
 
 
 そして、こと生き残るという事に関してならば、今の黄理は誰よりも強いだろう。
 そうしなければならないだけの理由がある故に。
 
 
 腋を狙って繰り出された手刀目がけて、同じく腋の下をくぐり抜けたバチで迎え撃つ。
 指を真っ正面からぐちゃぐちゃに叩き潰してやるつもりだった。
(御神苗優VSナルバレック)
 
それは、数日前のことだった。
私の所に軍産複合体の『トライデント』から、コンタクトがあった。
中身は平たく言うと、協力要請。
 
最近、ピレネー山脈で発見された遺跡が実は吸血種のライカンスロープの量産施設で、
遺跡を守る吸血種により発掘作業が出来ないので、埋葬機関の手を借りたいという。
 
話を聞いた時、私は一笑にふした。
だが、少し、冷静になって考えてみる。
おそらく、遺跡封印を行う偽善者のアーカムもしゃしゃり出てくるだろう。
久々に虐殺を行うチャンスかもしれない。
ここ最近、マクスウェルが私を失脚させようとしていることの対応に苦慮していて、
正直、ストレスがたまっていたところだ。
私、自ら出向くのもいいかもしれない。



結果、『トライデント』の要請を受け入れた私は今、例のピレネー山脈の遺跡にいる。
今の所、吸血種とは遭遇していない。
だが既に、私の持つ概念武装・ペテロの福音書―外見は赤い刃をした大鎌―がポタリ、ポタリと血をたらしていた。
ここに来る途中に遭遇したアーカムのA級工作員たちの血によるものだが……
まあ、それなりに楽しめた。数だけは、それなりにいたのだ、まあ、数だけは……。
 
ふと、無数の異質な気配を感じる。
どうやら、メインデイッシュのお出ましのようだ。
ようやく本業開始という訳だ。
私は、そのまま大鎌を手にして、遺跡の奥へと突き進んでいった。



吸血種の殲滅はものの30分もかからなかった。
当然だろう、私にとっては只の吸血種の殲滅など赤子の手を捻るようなものだ。
 
殺し足りない……、まだまだ……
どうせ、しばらく待てば、アーカムの増援が来るだろう。
彼らを虐殺して、溜飲を下げることにするか。
私はそのまま近くの石段に腰掛け、獲物を待つことにした。
710御神苗優 ◆CMAm480. :02/02/04 23:02
御神苗優VSナルバレック
導入2
>709
「Hey, this is "Fairy"! Red company! Answer me! Repeat. Red company! Answer me!
ちっ、やっぱり駄目か・・・・・・仲間はみんな、トライデントのアタッカーズにやられちまったか・・・・・・
結局、また俺一人かよ・・・・・・」
 
俺は何度目になるかわからない送信を送った後、一人愚痴った。
ここはフランスとスペインの国境に位置するピレネー山脈。
ほんの数日前、ここで古代遺跡が発掘された。
それは吸血種のライカンスロープの製造工場であったようだ。
が、そこで問題になったのは、遺跡内に護衛の吸血ライカンスロープが居たことだった。
本来ならA級工作員だけで済む仕事なのだが、やはりというべきなのかなんなのか、
トライデントが絡んできた。そんなわけで、スプリガンの出動と相成ったわけだ。
本来ならヨーロッパ周辺はティアやジャンの受け持ちなんだが、
生憎ティアもジャンも出動中。ドクターも朧もソーマの後始末で手が離せないとあって、
俺のお鉢が回ってきたというわけだ。
しかし、なんちゅうタイミングで来るンだよ、まったく。
期末試験まであと3日しかねぇってのに・・・・・・
これ落としたら留年になっちまう。
試験開始まで、あと60時間。それまでにトライデントのアタッカーズの防衛線を突破して、
遺跡内の吸血ライカンスロ−プ退治して、遺跡を封印しなきゃなんねぇのかよ・・・・・・
 
「こりゃあ、思ってたよりシビアだぜ・・・・・・」
 
俺は用心しながら集合場所である地点に着いた。
そこはまさに血の池と呼ぶに相応しい惨状が広がっていた。
アーカムのA級工作員の一個中隊をここまでボロ雑巾のようにする奴らたぁ一体・・・・・・
 
「うぅ・・・・・・ス、スプリガンか・・・・・・?」
木の幹にもたれかかる様にして倒れていた一人が、意識を取り戻したようだ。
「す、すまない・・・・・・何も援護できなくて・・・・・・」
「もういい、何も話すな!」
俺は男の状態を確認した。すでに四肢を失ってる。出血も酷い。
もって後10分てところか・・・・・・
「い、遺跡を頼むぞ・・・・・・」
「あぁ、まかせとけ・・・・・」
そして俺は一瞬ためらったが、こう言った。
「・・・・・・とどめが欲しいか・・・・・・?」
男はにっこりと微笑んでだ。頷く力も、もはや彼には残っていなかった。
俺はSIG SAUER P226を抜くと、引き金をひいた。
銃声。
「・・・・・・誰がやったかしらねぇが、この落とし前はつけてもらうぜ!」
 
俺は遺跡へと急いだ。やがて、あたりに血臭が漂ってきた。
かなり近い・・・・・・?俺はそこへ向かって走った。
やがて石段にぶつかった。上を見ると、そこには一人の女が座っていた。
こんな場所に似合わない、シスターの服を着た女は、
俺の姿を見ると凄惨な笑みを浮かべて立ち上がった。
こいつが・・・・・トライデントのアタッカーなのか?
「お前が、やったのか!」
俺の問いにも奴は笑みを浮かべるのみで、ゆっくりと石段を降りてくる。
「・・・・・・問答無用ってわけか・・・・・・面白ぇじゃねぇか。
見せてやるぜ、スプリガンの力って奴をな!」
俺はA.M.スーツを展開させた。

殲闘開始!
711ユージン ◆STigmaWw :02/02/04 23:09
>708 七夜殲滅
 
これだけ不意を突いてもまだ足りない――
突きつけられた事実に舌打ちしそうになる。
本来なら、四十人は殺していてしかるべき交戦時間。
間違いなく――認めざるをえない。眼前の相手は、最強の標的だ。
 
繰り出した右手の軌道を逸らす。
手刀は黄理の服を掛けて引きちぎっただけで
バチはユージンの服の袖を抜けるようにして腕を殴打した。
 
  ぐちっ、と肉の削げる音。
 
骨までは至らない。だが、明らかに酷い損傷だ。
恐らく、腕の肉がごっそりとめくれ上がっていることだろう。
――だが。
ユージンは右腕を無理矢理に捻って返し、思い切り引く。
袖に仕込まれていた強靭なバンドがバチを絡め取り、黄理の手から奪い取る。
わずかに上体が泳いだ瞬間、左手が銃弾のごとく疾る。
 
 
間違いなく――認めざるをえない。眼前の相手は、最強の標的だ。
だが、それでも勝たねばならない。
そうしなければならないだけの理由がある故に。
御神苗優VSナルバレック
>710
「まさか、S級工作員(スプリガン)のお出ましとはね……」
 
私は、ニヤリと笑って立ち上がる。
獲物としては、上々だろう。
さあ、どの程度、私を楽しませてくれるかしら?
そのようなことを考えつつ、石段から一気にスプリガンに向かって跳躍。
そのまま、大鎌を振り下ろした! 
【アドルフ・ヒトラー VS バンパイアロード:導入】
 
−−A.M.0:00 独逸第三帝国 アドルフ・ヒトラー邸

アトリエの中で、カンバスに向かう一人の青年・・・アドルフ・ヒトラー。
窓から漏れ入ってくる月の光が、彼の後ろに長い影を描き出している。
 
ふと。
影が揺れた。
 
平面の筈の影が、ぼこり、と盛り上がり、人の姿を為す。
白皙の美貌の青年。
どこかうそ寒くなるような、冷気じみた気配を纏った青年は、アドルフに目を向ける。
真紅の瞳を。
 
「現れたか、古のもの」
 
青年に背を向けたまま、アドルフは声をかけた。
 
「何故、それがそこにある」
 
そして、それに答えるように、青年。
否、答えではない。一方的な問いかけ。
 
その言葉に、アドルフは青年に向き直る。
胸元に、複雑な意匠の『何か』が見えた。
 
「この魔除けのことか・・・拾った、といえば信じるか?」
 
「戯れ言を。それに何故貴様がそれを持てるのだ」
 
「素質があるのだろうさ、世界を統べる、な」
 
表情を険しくした青年には構わず、アドルフはカンバスに目をやる。
そこには、吐き気のするような様々な色彩が舞っていた。
赤。青。気。緑。紫。橙。
もはや名前すらないような色、色、色。
まさに「混沌」ともいうべき代物であった。
 
「今の世界は、つまりはこういう事だ」
「もはや何が美であり、醜であるかすらはっきりしない混沌」
「だから、私は考えたのだ」
「世界を再び創造しようと」
「この私の手によって」
 
ぼん。
カンバスが燃え上がる。
 
「そのために、これを使おうと思ったが・・・やめだ」
 
魔除けを青年に向かって投げる。
 
「そのような玩具に頼らずとも、人の進化を極めた我が身があれば、充分だということだ」
 
右手に、いつの間にか取り出したのか、剣の柄を握っている。
柄から、光が溢れ出し、刃となる。
 
「それを・・・証明してやろう。古のものの王、夜の支配者たる貴様を屠ってな!」
 
燃え上がるカンバスを背に、アドルフは青年に向かって飛びかかった!
714御神苗優:02/02/04 23:26
御神苗優VSナルバレック
>712
奴はニヤリと笑うと石段から跳躍した。
血に塗れた大鎌を俺に向かって振り下ろしてくる!
俺はそれをスウェーでかわす。
何だ、この違和感は?
今まで対峙してきた奴らと、どこか違う・・・・・
それにこの女の顔、何処かで見たような・・・・・・
!!
そして俺はある事を思い出した。
俺が対峙する相手の名前を。
たしか、こいつの名前はナルバレック。
ヴァチカン第十三課の埋葬機関の局長だったか?
そいつがなんでトライデントに?
「おい、埋葬機関の局長のあんたがなんでこんなとこに居るんだ!
十三課もトライデントを支持してるってのか?」
俺は奴に向かって怒鳴りつけた。
>713
 アドルフ・ヒトラー VS バンパイアロード

 ……何故、ここに魔よけがあるのか。 
 あれは一度、ある男の手によって破壊されたはずだ。
 しかもエセルナートを遠く離れたこの地に、だと。 
 あげく、その魔よけを扱う素質がある、と嘯く男まで居る。 
 
 何一つ納得できることはない。 

 ――だが、事実はこの手にある魔よけが示している。 
 ――だが、事実はこの男の存在が示している。

「増長した、人間か」 

 青年――アドルフ・ヒトラー。
 容貌は似ても似つかぬが、その獰猛なまでの欲望はかのトレボーを思い起こさせる。

「……ならば屠ってみせろ」

 そう囁くとバンパイア・ロードは群青の軌跡を残し、飛び掛かってきた青年を避ける。
 自然と位置は入れ替わり、ヒトラーの背後をロードが取る形になった。
 
 剣を振るった直後の、無防備な背中。
 ロードはその冷たき掌をその背に重ねようとする――。
716弓塚さつき ◆qi1mY9gk :02/02/04 23:31
狼vs鬼
>696
 
わたしの爪が、男の胸に深深と埋まる。 
肉を裂き、血管を引き千切る感触、そして濃密な血の匂いに、頭の芯が痺れる。
それは、一瞬の油断。 顔に死相を張りつけた男の眼に、意志の炎が灯った。
 
次の瞬間、男は、わたしの首に噛み付いてきた。
強靭な顎と鋭い犬歯が、肉と骨を蹂躙する。 絶叫。 振りほどこうと、もがく。 
しかし。
目の前に、男の首筋が、あった。 どくどくと、血の流れる音と、鼻腔をくすぐる、匂い。
一瞬の後、わたしは、男の首に噛み付いていた。
長く伸びた牙が、男の首に突き刺さる。 口一杯に広がる、甘い液体。 それを啜るために。
そして―――
 
 
男が、わたしの首筋を食いちぎった。 
 
わたしは、男の首筋を噛み砕いた。
 
 
狼と鬼が、互いの首を喰らい合った。(トリップ判定)
>715
アドルフ・ヒトラー VS バンパイアロード
 
ぞくり。
光の軌跡が、群青の残像を斬る。
その瞬間、背後に冷たい殺気を感じた。
 
背後を見ることもせず、前方に身体を投げ出す。
空中で身体を捻りながら、左手で背後に向かって指弾を放つ。
 
一見見当違いの処へ飛ぶ指弾。
 
しかし、その指弾は確実にバンパイアロードの身体を抉ろうと迫る。
未来を青い影(ゲシュタルト)として認識する、超常能力。
その能力を用いつつ放つ指弾は、不可避。
 
着地と同時に、地を蹴り、予測された位置へ叩きつけるように斬撃を放つ!
718ウルフ  ◆sXRzq9YU :02/02/04 23:42
>716 ウルフVS弓塚さつき  
  
互いに互いの首を貪り合う二匹。  
血液の漏れるおと。  
かわがすりきれるおと。  
きりきりとした音が非日常的に空間を蹂躙する。  
  
安心感と恐怖。 
悦楽と苦痛。  
相反する幾つかの感情を見ないフリをしてより強く歯を立てた。  
 
御神苗優VSナルバレック
>714
スプリガンは私の一撃をかわすとそのまま、私に何やら問い詰めて来た。
それに対する答えは…… 
 
「さあ? ここに本来、私達が狩る吸血鬼がいたから、只、狩っただけよ」
 
話しつつ、右手に魔力を集中する。
 
「ただ、ついでに『ほんの少し人間を30人ばかり』、殺っちゃったけれど……」
 
一瞬、スプリガンが私の言葉に硬直する。
もちろん、私はその隙を見逃さない。
右手から作り出した黒鍵をスプリガンに投擲。
そのまま、投擲した黒鍵を追うようにスプリガンに接近、大鎌を横に薙ぐ!
720七夜黄理(M):02/02/04 23:52
>711 七夜黄理VSユージン
 
 まずい、これはまずい。
 頼みの武器を、片方奪われてしまった。
 そして、泳いだ上体へと迫る刺客の手刀。
 
 黄理は、既に確信していた。
 まず間違いなく、あの手に触れられたらお終いだ、と。
 敵の動きがそれを狙っている、根拠はそれだけだ。
 
 だから、とにかく腕を潰す。
 こちらの武器も一つ奪われた。相手の武器も潰しておかなければ。
 
 泳ぐ体を泳ぐがままに任せ、手元に残ったバチを振り子のように肘を狙ってかちあげる。
 肘を壊しながら、手刀の軌道を変える。そして、体勢を立て直す。
 手刀の間合いでない、バチの間合い。これで戦うべきだと黄理は結論付けた。
>717 
 アドルフ・ヒトラー VS バンパイアロード

 ロードの手がヒトラーを捉えるよりも早く、その冷気から青年は逃れた。
 それだけなら、まだわかる。 

 放たれる指弾、迫り来る斬撃。
 
 意気のあったコンビネーションのように、それぞれがロードの動きを縛り、回避を許さない。
 無理に身を引けば、より致命的な連撃が襲い掛かる、か。 

 ――成る程、言うだけはあるな。 
 
 バンパイア・ロードの体が重力を忘れたかのようにふわりと持ち上がる。 
 指弾の軌跡が丁度、その身を抉るのを見越して。

 ヒトラーの斬撃がアトリエの床を深く抉り取った時、
 指弾がロードの胸を撃ち抜いた。 

 だが、それだけだ。
 真の不死者たるバンパイア・ロードに、その一撃では致命傷に程遠かった。 
 
 胸に穴を穿ちながら、ロードはゆっくりと「真の言葉」を紡ぐ。
 この地にはない、魔法と呼ばれる力を行使するために。

 飛び散る床の破片にまみれながら、ロードはその力を解き放った。

 「マダルト!」
 
 一言の呪文。それが響いただけで、アトリエの様子が一変した。
 吹雪が巻き起こり、大気が白く凍てつく。
 その部屋すべてが、厳冬の雪原に叩き込まれたようだった。
722御神苗優:02/02/04 23:59
御神苗優VSナルバレック
>719
俺の問いに、奴はにやりと凄惨ながらも艶やかな笑みを浮かべ、こう言った。
 
「さあ? ここに本来、私達が狩る吸血鬼がいたから、只、狩っただけよ」
そこで一息いれ、さらにこう続けた。
「ただ、ついでに『ほんの少し人間を30人ばかり』、殺っちゃったけれど……」
 
俺はそれを聞いて一瞬硬直した。ほんの30人ばかり、だと?
・・・・・・人の命をなんだと思ったやがる!
だが、奴は俺が一瞬見せた隙を見逃さなかった。
右手に剣のような物を出現させ俺に投擲してきた。
俺はその間隙を縫うように避ける。
が、奴はその剣の後を追うように間合いを一気に詰めると、
その大鎌を横薙ぎに振り払った!
俺は手にしたライフルを鎌を受ける。
女性の腕が振るったとは思えない衝撃が腕にかかる。
俺は鎌をはじきかえすとライフルを撃ちながら石段横に飛び込む。
鬱蒼と茂る森の中なら、鎌は振るえねぇ!
俺は木々の間を縫うように走りながら、遺跡を目指す。
畜生、しかし、俺の相手はどうしてこう、
精神回路が逝っちまってる奴ばっかなんだよ!
 
>721
アドルフ・ヒトラー VS バンパイアロード
 
呪文と共に、身を裂くような冷気と吹雪が巻いた。
凄まじいばかりの冷気は、アトリエ中を凍てつかせる。
 
無論、アドルフの身体とて例外ではない。
全身が白く染まり、一瞬にして白い氷柱と化す。
 
冷気が収まったあと、アトリエの様子は一変していた。
まるで極地ででもあるかの如く、あらゆるものは凍てつき、白く染まっていた。
 
ぴしり。
白く染まったアトリエに、その音は大きく響いた。
 
そして、氷柱が内側から破裂した。
そこに立つのは、無論、アドルフ・ヒトラー。
 
「なるほど、これが魔法か」
「だが、無駄だ。そのような冷気などでは私の皮一枚を凍らせるのがやっとだぞ」
 
先程までと全く変わらぬ様子で揶揄の声をかける。
 
「では、次はこちらの番だな?」
「重力支配・・・解除。超四倍加速!」
 
言葉と同時に、目にも止まらぬほどの速さで、バンパイアロードに迫る。
重力のくびきを解き放たれたその速度は、まさに神速!
アドルフ・ヒトラー VS バンパイアロード
>713>715>717>721>723
 
途中経過だ。
725御神苗優
御神苗優VSナルバレック
中間レス纏め
ナルバレック導入
>709
御神苗導入
>710
戦闘レス
>712、>714、>719、>722