まあ、語ってくれ
前のところじゃSSは受け入れがたい感じがしたけど
こっちではOKですよね?
いろいろ読んでみたいな。
私もSS楽しみにしてます。
スレタイにいろいろ突っ込んでいいですか?
立て直したい・・・
懐漫板に引っ越すためにとりあえずテンプラ
スレタイは過去スレとかぶらないように一ひねりしたの考えようYO!
これは何のスレだ?
カップリングなら、漫画サロンへ
総合キャラ萌えスレならありかな
作品のスレなら該当板へ
>>7 少女漫画板の竹宮スレで、各作品のファンが濃い話したいから独立するか?という動きが出たところ、
イズァローン派を早く追い出したい風木派(の中の過激派)が適当に立てやがりました。
スレタイとか意味不明なんで、たぶん懐漫板のほうに引っ越すと思います。
結局引越しはするんですよね?
誰かお願いします。
数字板は今は過疎ってるみたいだね。でも、前イズァローン話したら
ここで話す作品ではない!!って言われてしまったよ・・・。
で、本スレ500チョト手前みたいなエロ語りになったら数字板移動で、
イズァローンだけのスレは欲しくない?安住の地。
なんなら立てるし、スレタイとか勝手に決めちゃっていいのかな?
懐漫だと、新規住人も期待できるかと思うんだが。
賛成!801板竹宮板行ってイズァローン話しても盛り上がらなかったので、
801板にイズァローン専用のがほしい。
普通の竹宮板でもなんだか迷惑だった見たいだし。
どうぞどうぞ建ててくださいませ!
できればSS大歓迎のにしてくださいな。
14 :
13:2005/05/22(日) 15:21:14 ID:0JpVqcVW
つけたし:風木のファンサイトはよく見かけるがイズァローンのはないなぁ。
誰かやってないのだろうか?
15 :
12:2005/05/22(日) 17:47:18 ID:fEv/JKM7
すまん、説明変だったかも。
懐漫板に本拠地置いてエロネタになったら数字板の竹宮総合スレへ自主移動、
がいいかな?と思ったの。
普段の話題は801でないものが多いし、懐漫板だと昔読んだ人なんかが思い出して
新規参入してくるかもしれないしね。801板よりも懐漫板のほうが住人の層が厚いのでは?
もちろん801板のほうにも両方スレ立てちまえっていうのも歓迎。
前、イズァローンと処天のサイト見つけたけど、閉鎖してしまったよう。残念。
16 :
13:2005/05/22(日) 19:50:00 ID:nVzXINiF
わかりました。
わざわざもう一説明をありがとう。ごめんなさいね。
私が誤解してただけかも。
両方立てちゃえに一票。
だれかサイト作んないかなぁ。
両方立てるに一票入れます。
絶対に風木には負けるなよ
私も両方たてるに一票
スレタイとか考えてる人はいる?
作品名でたてればいいんじゃないかな?
チン☆⌒ 凵\(\・∀・) <スレタイまだぁ?
【 】イズァローン伝説【 】←適当な言葉を入れるか、
【【【イズァローン伝説】】】 作品名に飾り。
24 :
名無しかわいいよ名無し:2005/05/23(月) 21:21:44 ID:Beiv/N3J
ばばぁども、スレも立てらんないのかよ?wwwwwwwwww
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いままで2chのご利用 感謝します
香水な…ぁ…、
ちょっと前の少女板の舌戦の時にふらっと考えたんだが…
↓
1-総監になる前の夜に辺りに襲われる(引っ越したばかりの総監室)
2-風呂の用意は予めしてあった
(オーギュが帰ったら風呂入って寝る予定だったので)
3-ジュールに見られたがジュールはいい気味だ…と思って放置
(一応…愛情の裏返しなのだが…)
4-オーギュストは事の始末のつけ方を教えて(囁いて)退場w
5-一服盛られた体を引きずって体を洗う(頭の中が真っ白)
6-翌朝…ルスがオーギュからの贈り物を持ってくる。
総監就任式に身に付ける高価な服装一式とシオン・ノーレだった。
「総監にふさわしい装いでお式に臨むようにとのお言葉でございます」
ロスマリネは仕方なく服は身につけるが(憎しみで)香水は捨てる…
7-院長室に挨拶に行く…オーギュも居る。
「香水を忘れているね」その言葉に体が凍りつく新総監。
オーギュストがポケットから自分の香水を取り出し…
自らの手でロスマリネの首筋を撫でて…マーキングをするw
参謀があまり出てないが…そのうち考えようw
馬車を降りると、冷たい風が襟元を吹き抜けた。思わず首をすくめる。まだ秋の面影を残すマルセイユとは違い、この辺りはもうすっかり冬の装いとなっている。
前に来たのは…あの時。もう三か月も前になるか。ロスマリネの透けるように白い肢体が脳裏に蘇る。
「オーギュスト・ボウ!」
門の向こう側から、院長があたふたとした足取りで走ってくる。不様な格好だ。
「お待たせして申し訳ない。」
門が開かれる。ギィーと軋んだ音。まるで牢獄の扉のように。確かに、ここも一種の牢獄に違いない。
「お寒いでしょう。さぁ早く中にお入り下さい。」
庭には誰の姿も無い。この寒さでは無理もないが。そう言えば、いつもは迎えに出てくるロスマリネの姿も無い。オーギュストは前をせかせかと歩く院長に尋ねた。
「ロスマリネは?どうしていますか?」
「おぉロスマリネ。彼は非常に良くやっていますよ。まだAクラスに上がったばかりだというのに、立派に総監をつとめております。さすが貴方が推薦するだけのことはあります。」
「良くやっています、か。」
それはそうだろう。まるで自分の肉体と引換のようにして得た総監の座。そうそうドジは踏むまい。
「今日は…どうしました?姿が見えないようだが。」
「これは失礼を…。貴方がいらっしゃるとわかっているのに、どこへ行ったものか…。」
逃げたか…。迎えになど出たくはないだろう。オーギュストはほくそ笑んだ。
「いや結構。どうせ後で会うことでしょうから。」
どんな顔をして出てくるか見物だ。
あの時…この世に自分の恐れるものなど何一つ無いとでも言いたげな表情が、見る間に恐怖と怯えにと変わっていった。
本当の支配者が誰なのか、思い知ったに違いない。
「…私の人形…。」
「どうしました?オーギュスト・ボウ?」
「いや別に。」
客室の暖炉には火が入り、既に充分暖められていた。
なおも世話を焼こうとする院長に、ロスマリネを呼ぶように言いつけて追い出すと、オーギュストはホッと一息ついて椅子に腰掛けた。
静かな部屋だ。落ち着く。この静けさが落ち着かないという者もいるだろうが、オーギュストは静けさを好んでいた。
間もなくノックの音。ロスマリネか…。
「入りなさい。」
「失礼します。」
冷たく取り澄ました表情。きっちりと着込んだ制服が、清楚で禁欲的な雰囲気を漂わせていた。
「出迎えにも行かず失礼致しました。何かと忙しいものですから。」
「ここに来るのは久し振りだが…元気そうだな。」
「はい。3ヶ月ぶりになりますか?『あの時』以来ですね。」
オーギュストは思わずロスマリネの顔を見た。自分から『あの時』の事を言い出すとは…。
ロスマリネは、ただオーギュストを見つめていた。睨むわけでも無く、怯えるわけでも無い。ただまっすぐに。そして微笑んだ。
「どうなさいました?オーギュスト・ボウ。この前いついらしたかもお忘れですか?」
「…いや、覚えているさ。君にとっても忘れられないだろうが。」
「なかなか素敵でしたよ。」
ロスマリネは相変わらず笑みを浮かべている。しかしその瞳が笑っていないのに気付いて、オーギュストは少し安堵した。
「…香水を付けていないね。私の送ったシオン・ノーレだ。届いているのだろう?」
「はい。でも残念ながらうっかり落としてわってしまいました。」
「そうか。では新しいのをあげよう。…いや…。」
オーギュストはロスマリネを見据えて言った。
「…後で私のを付けてあげよう。…いいね?」
どういう意味か、分かるはずだ。
「はい。後で…ですね。夜の方がよろしいんでしょう?」
ロスマリネは澄ました顔で言った。
「良く分かっているようだね。」
「では消灯時間後にお伺い致します。」
部屋に沈黙が流れた。
「もう行ってよろしいですか?まだ仕事がありますので。」
「忙しくて結構なことだ。立派な総監だと院長も言っていたよ。」
「ありがとうございます。では後ほど。」
ロスマリネは丁重に一礼し、部屋を出ていった。
オーギュストは閉められた扉をしばらくの間、睨み付けていた。
「あいつ…何のつもりだ…?」
予想外だった。以前より更に、人を人とも思わぬ口をきく。これでは…。
オーギュストはそこで思考を止めた。
もう一度思い知らせてやるだけのことだ…今夜。楽しみが増えたと思えばいい。
夜が深まると共に、冷え込みが厳しくなってきた。
オーギュストは暖炉にまきをくべ直した。炎がいっそう強くなる。暗い部屋に炎だけが輝いていた。
炎を見つめていると昔の傷が痛んだ。いや痛むわけは無い。もう十数年前の古傷。
オーギュストは右脇腹を押さえた。手に触れるザラザラとした感触。ガウンの前を開き、醜く引きつれた傷跡を見る。傷跡は表面だけのものではない。心の奥底にまで達している。
もう二度と支配されるのは御免だ。全てを支配してやる。自分自身の手で。
微かなノックの音と共に扉が開き、スルッと白いものが部屋に滑り込んだ。
「ロスマリネか?」
「はい。」
ロスマリネが暖炉の側まで近付いてきた。炎に照らされ、その姿が浮かび上がる。白い薄物のナイトガウン…その下は素裸だろう。
「…なかなか大胆な格好だな。」
「同じ学院棟内ですから見つかりはしませんよ。それに…」
「それに?」
「また服を破られてはかないませんから。」
ロスマリネは上目使いにオーギュストを見た。ゾクッとするような色っぽいまなざし。いつの間にこんな技を身に付けたものか…。
「来なさい。」
抱き寄せると、あっさりとオーギュストの腕の中に身を投げてきた。
首筋に口づけし、ガウンの中に手を這わせる。下半身をまさぐると、既に首をもたげ始めたペニスに指が触れた。強く握ってやる。
「あっ…。」
ロスマリネはピクッと身を震わせた。
「…下着を付けていないのか。」
「いらないと思って。」
ロスマリネが潤んだ瞳でオーギュストを見た。」
ロスマリネはうっとりしたような表情でオーギュストの胸元に頭を寄せ、ガウンの中へと手を差し入れてきた。徐々に下へと下がってくる。
その手が脇腹の傷跡に触れた途端、オーギュストはロスマリネを突き放した。
「なんで…?」
ロスマリネは当惑したようにオーギュストを見た。
それには答えず、椅子に座った。葉巻に火を付ける。手が震えていた。動揺している。
傷跡に触れられた途端、過去の思いが蘇った。こんな風に主導権を握られてしまうのも、あれ以来だろう。だからなのか…。
「座りなさい。乾杯しよう。」
つとめて冷静を装ってグラスを持った。
しかしロスマリネは従わなかった。
「薬入りの酒はご遠慮します。」
先程までの甘えたしぐさとは別人のような強い口調でロスマリネは答えた。
「薬は入っていない…と言っても、信用はしないだろうね。」
「ええ、しんようしません。前が前ですからね。」
今回は本当に薬は入れていなかった。抵抗するのを無理やり犯すのも楽しいと思ったからだ。
「こちらにしましょう。持ってきました。」ワインのボトルがゴトリと音を立ててテーブルに置かれた。
「これに薬が入っていないという保証はあるのかね?」
「ありますよ。…院長からの差し入れです。未開封ですよ。いかがです?」
ロスマリネは新しいグラスにワインを注いだ。
しかしそれでもオーギュストはグラスを取ろうとはしなかった。
調子が狂っている。ロスマリネのこの態度にどう対処すべきか、オーギュストはまだ決めかねていた。
「では僕が先に頂きます。」
ロスマリネはワイングラスをオーギュストの目の前に持ってきた。
「では、乾杯を。」
ロスマリネはワインを一気に飲み干した…かと思うと、いきなりオーギュストと膝に乗り、口づけしてきた。抵抗する間はなかった。ロスマリネの腕はしっかりとオーギュストの首に回されている。
オーギュストの口の中に豊潤な香りのワインが流れ込んできた。同時に入ってきたロスマリネの舌を強く吸った。
長い間、舌を絡ませあっていた。こんな口づけは久し振り…いや、初めてかもしれない。
ようやく唇を離した。クスッとロスマリネが笑った…そんな気がした。怒りが蘇る。
ロスマリネはそんなオーギュストの気持ちに構う事なく、自らガウンを脱いだ。薄暗い部屋に、白い裸身が浮かび上がる。
「私は単にお前を抱きたいというわけでは無い!」
オーギュストは立上がり、ロスマリネが脱ぎ捨てたガウンの紐を手に取った。
ロスマリネが身を躱すようにスルッと逃げた。
「縛る気ですか?」
「そうだ。私はお前を服従させる為に、支配する為に抱くのだ。」
ロスマリネが声を立てて笑い出した。
「何がおかしい!?」
「あまり馬鹿馬鹿しいから。」
「馬鹿馬鹿しいだと!?」
「そうですよ。それじゃあレイプ被害者はみんな、レイプ犯に服従して、支配されているとでも思ってるんですか?」
「レイプ犯と一緒にするな!」
「同じですよ。薬の次は縛ろうだなんて…。貴方は卑怯だ!」
掴まえようとして、また逃げられた。意外とすばしっこい。やはり薬を使うべきだった。
「貴方にはきっと、そんな経験がおありなんでしょうね?」
カッと顔が熱くなるのが自分で分かった。
「でも体を奪われたからって、それは支配されたことにはならない。」
「なぜだ?」
「だって心の中までは支配できないから。貴方はその相手に忠誠を誓った?心の底から服従した?」
まさか…。あんな奴に!
「ウワベでは服従しても憎まなかった?いつか復讐してやろうと思わなかった?それじゃ支配されたことにはならないよ。」
「しかし…」
「心は自由だから。」
ロスマリネが微笑みながら近付いてきた。そしてガウンを脱がされた。オーギュストは抵抗する気を失っていた。
「セックスは二人で楽しむものだよ。そんな事に使うのは勿体ない。」
抱き付いてきたロスマリネと共に、倒れ込むように椅子に座り込んだ。
ロスマリネが膝に乗る。お互いの怒張したペニスが触れ合う。戦っているかのように擦り合わされる。
もっと強く…。腰を抱え込むようにして、ロスマリネを抱き締めた。
アナルをまさぐる。指先で入口を刺激してやるとヒクヒクとうごめいた。
「…あんっ…。」
ロスマリネが堪え切れないかのような甘い吐息を漏らす。
指をアナルの中まで差し入れてみる。二本、一気に。
「あうっ…。」
ロスマリネの声が多角なり、しがみつく腕に力が入る。
指を抜き差しする。最初はゆっくりと、徐々に激しく。アナルがグチュグチュと音をたて、指を締め上げてくる。
中を指でかき回すと、アナルの内壁が波打つような動きをする。
この中に入れたい…。この感触を直に味わいたい…。しかし今入れたら、一溜まりもないだろう…。
「ねぇオーギュ、お願い…。ちょうだい、オーギュの…。」
ロスマリネが哀願するような表情で見上げている。熱い吐息が首筋にかかる。
「…まだ駄目だ。」
十代の若者じゃあるまいし、入れてすぐに発射するようなマネは断じて出来ない。
「駄目なの?ねぇ…。」
ロスマリネはオーギュストの首筋に顔をすり寄せてきた。プラチナブロンドの巻毛が揺れる。
オーギュストはその巻毛に顔を埋めた。フワリと甘い香りがする。
…シオン・ノーレを付けてやると言って呼んだんだったな…。移り香か…これで付けてやったことになるのか…。
オーギュストは冷静さを取り戻そうと、必死で別の事を考えようとした。
しかし指先だけは、まるで別の生き物のようにロスマリネのアナルの中でうごめいていた。
「もう…オーギュってばぁ…。」
すがりつくような潤んだ瞳。ほんのりと紅潮した頬。荒い息使い。
「…もう出ちゃう…。入れて、オーギュの…。」
「入れてるだろう、指を。充分感じてるじゃないか。」
「指じゃ駄目!」
イヤイヤをするようなしぐさでロスマリネが体を捩った。オーギュストの指がアナルから外れる。
「これが欲しいの…。」
ロスマリネはオーギュストの足下に膝まづいて、彼のペニスに頬擦りした。
「こんなになってるのに駄目なの?」
「駄目だ!触るんじゃない!」
オーギュストのペニスは、これ以上は無いという位、強く固くそそり立っていた。
触れられたらすぐにでも爆発してしまいそうだった。
「だって欲しいんだもん。…少し出てるよ、オーギュ。」
先走ったザーメンがペニスの先を濡らしていた。ロスマリネがピンク色の舌を出して、それを舐めとる。
「馬鹿!やめろ!」
ロスマリネは上目遣いにオーギュストを見て微笑んだ。そして…。
「食べちゃお!」
ロスマリネは口を大きく開けて、オーギュストのペニスにむしゃぶりついた。舌が絡み付き、強く吸いたてられる。
体中の血が逆流するようだ。…その一点に向けて。限界だった。
「うっ…。」オーギュストはロスマリネの口の中に全てを放出した。
チュパチュパと音をたてて、ロスマリネはオーギュストのザーメンを吸い出していた。喉元が動くのが分かる。
「…飲んだのか…?」
「うん。美味しかったよ。」
ロスマリネは舌をチロッと出して言った。
その舌先にザーメンがこびりついている。唇の端からも一筋流れ落ちる。
オーギュストは、そのこぼれ落ちたザーメンを指ですくい取り、ロスマリネの口元へと差し出した。舌を出し舐め取る。
その姿を見ていると、オーギュストはたった今放出したばかりだというのに、また下半身が高ぶってくるのを感じた。
「おいで。まだなんだろう。」
オーギュストはロスマリネを抱き上げベッドに運んだ。
枕を背にロスマリネを寝かせた。足を大きく押し広げM字形にさせる。
ベッドサイドのランプで、その姿は明るく照らし出されている。そそり立ったペニスも、ひくつくアナルも、全て。
「素晴らしい眺めだよ。」
ロスマリネは頬を赤らめた。羞恥のためか、いや期待による興奮のためか。
「今度は私がしてあげよう。
ペニスの先に口づけする。先端を特に丹念に舐めてやる。
「駄目!オーギュ!出ちゃう!」
ロスマリネはオーギュストの頭を押し返すようにして避けようとする。
「それとも、こっちの方がいいのか?」
足を押さえ込みアナルに舌を滑り込ませる。わざとクチュクチュと音をたてながら、中まで舐め回した。
「あぅ…。入れて…早く!」
ロスマリネは体を波打たせるように喘いだ。
そろそろ許してやろう。オーギュストは再び固くなったペニスをアナルに押し当て、一気に奥まで突っ込んだ。
「あぁ…。」
ロスマリネは全身でオーギュストにしがみついてきた。
「これが欲しかったんだろう?」
「…うん。」
腰を打ち付けるようにして、幾度も幾度も奥まで突いた。
どんどん締まりが強くなってきた。オーギュストは動きを早める。
「…もう…駄目!」
ロスマリネが悲鳴のような声をあげた。
最後の一突き。オーギュストはロスマリネのアナルの奥底までペニスを突き入れた。同時に放出。アナルの内壁がピクピクと反応した。ザーメンを全て搾り取ろうとしているような動き。そしてオーギュストの胸元に、ロスマリネの熱いザーメンが飛び散った。
体を離すと、ロスマリネがオーギュストの脇にコロンと頭を寄せてきた。抱き寄せて、その頭をそっと撫でてやる。まだ息が荒い。
「…凄かった、オーギュ。こんなに大きいの初めて。」
「誰と比べてるんだ?」
「えっ?」
ロスマリネが舌をチロッと出した。子供のような表情。そう、この子はまだほんの子供だ。
「ねぇ…もう一度…駄目?」
甘えた口調。答えてはやりたいが、とても無理だった。
「また今度…。いい子にお休み。」
「今度っていつ?」
拗ねたような表情が、やけに幼く感じられる。
「そうだな…クリスマスにでも…」
「クリスマスだね。約束だよ!」
ロスマリネがオーギュストの顔に手を伸ばしてきた。
「ねぇ、キスして。約束のキスだよ。」
そっと唇を重ねた。軽く優しく。
「お休み、坊や。」
ノックの音で目が覚めた。いつの間にか夜が明けていた。
「お目覚めですか?オーギュスト・ボウ?」
院長の声だ。オーギュストは慌ててガウンを羽織って扉を開けた。
「…失礼。早朝ミサにお出でになると昨日おっしゃっていたので、お迎えに参ったのですが。」
「ああ行きますが、まだ支度ができていませんので、お先にどうぞ。」
扉を閉めると、オーギュストは部屋を見回した。ロスマリネの姿は無い。あれは夢か?
しかし体には確かにその痕跡が残っていた。ベッドの上にも、プラチナブロンドの巻毛が一本…。
「私としたことが…。」
オーギュストは思わず呟いた。溜息をつく。
自分でも信じられなかった。あんな子供に翻弄されるなんて…。しかし不思議と気分は悪くはなかった。
まあいい。先は長い。暴れ馬ほど調教のし甲斐があるというものだ。
聖堂に入ると既にミサは始まっていた。
壇上ではロスマリネが聖書を朗読している。
この世の汚れたものは一切受け付けない、存在すら許さないとでも言いたげな毅然とした雰囲気。昨夜の痴態とはまるで別人のようだ。
本当に同一人物なのか?
オーギュストは分かり切っていることを自問した。
ミサが終わった。学生達が聖堂を出ていく中、オーギュストはロスマリネが壇上から降りてくるのを待った。
「おやお早うございます、オーギュスト・ボウ。貴方がミサに出席なさっているとは存じませんでした。」
「君の姿を見に来た。」
オーギュストはそこで言葉を切り、声を低めた。
「昨夜の君も魅力的だが、聖檀に立っている君を犯してみたいと思ったよ。」
「光栄に思います。」
ロスマリネは全く動じた様子を見せない。
「次はクリスマスにいらっしゃるとか?」
「パリでパーティーがある。芸術家連中の集まりだ。君を招待しよう。」
猥雑なパーティーだ。オーギュストはその雰囲気を好かなかったが、ロスマリネを辱めてやるには絶好のチャンスだ。
「ありがとうございます。楽しみにしています。」
顔色一つ変えずにロスマリネは答えた。
「一つだけ聞きたい。…昨夜の君と今の君と、どちらが本当の君なんだ?」
そこで初めてロスマリネはクスッと笑った。
「どちらも僕自身です。」
「ロスマリネ!」
聖堂の入口から声がした。呼んでいるのは…確か『あの時』部屋に入ってきた学生だ。
「友人が呼んでいますので失礼します。もうお帰りでしたね?忙しいので見送りには出られませんが。」
「分かった。ではクリスマスに。」
楽しみにしているといい、どんな目に合うか…。
「ロスマリネ、あの男…」
『あの時』の…と続けようとしてジュールは言葉を飲み込んだ。
「OBだ。…寒いよ。早く部屋に帰ろう。暖かいものでも飲みたい。」
「お茶を入れるよ。」
しばらく無言で歩く。
ジュールには言いたいことがあった。…昨夜、ロスマリネは部屋にいなかった。どこに行っていたのか、あの男とはいったい…。
しかし決して口にすること無く、心の内にしまいこんだ。
「ジュール。本当の支配ってどういうことか分かるかい?」
「えっ?」
「相手の心を奪うことさ。」
ロスマリネは楽しげに声をたてて笑った。
「…そうだね。」
ジュールは先を歩くロスマリネの後ろ姿を見つめた。
(わかっている、わかっている。だからこそ、君は僕の支配者。これから先もずっと…)
end
マリネは政治家向いてると思うよ。
内面はどうあれ、威圧感もカリスマ性もあるし。何より腹芸が得意。
セルジュは潔癖すぎて政治家は無理。
例えばピアノ教師に「同棲してるのか?」問い詰められたときでも、
あれがマリネなら「まさか!単に同居してるだけですよ」
と顔色一つ変えずに言ってのけたことだろう。
324 :風と木の名無しさん:03/12/17 00:09 ID:bvm5F9i6
マリネって腹芸が得意かなぁ?
ジュールやオーギュの方が得意そうに見えるけど。
マリネはヒステリックで、
ジュールが影で支えていないと、不良どもにボコボコにやられてると思うが。
どっちかというと、嫌われ者。
325 :風と木の名無しさん:03/12/17 05:24 ID:L4XFj33G
あの見てくれなら婦人票はバッチシOK(♀選挙権あったかどうかは知らん)
あんがい政治家(ジュールが補佐)として活躍したのかも…
(↓SSとりあえずやる気のある方へ)
王子様…まな板の上の恋ですよねぇ、がんがってください。
煮ても焼いても生でもOKです。
326 :風と木の名無しさん:03/12/17 12:48 ID:6XnBlpdv
マリネ、うまく大物政治家に取り入れば、若いうちに当選も夢じゃないかも。
オーギュの件を教訓に、取り入るのに失敗しないようにしよう。
秘書官ジュールは欠かせませんね。
マリネは失言が多そうなので、しっかりフォローして欲しい。
それでも責任問題に発展してしまった場合は失脚か?
大物政治家さんが心の広い人で、マリネがゴロニャンすれば何でも聞いて、全て許してくれる人だったりすると嬉しい。
あっちょっと架空の人物萌えしてしまつた。
327 :風と木の名無しさん:03/12/17 12:54 ID:6XnBlpdv
セルジュは政治家より市民運動のリーダーっぽい気がする。
あの馬鹿正直さは政治家には向かないよ。
一度は人望で当選しても、陥れられて職を失うか、何も出来ない自分に鬱になって辞めちゃうとか、になりそうな気がする。
328 :風と木の名無しさん:03/12/17 19:14 ID:uZjHEYDQ
子供がちょうど昔の自分たちと同じくらいの年頃になった時分に、
学生時代に果たせなかった夢を、もう一度見るんだよ
ジュールは感無量で、自分の理想を眺めるというオチ…。
そういうの、ちょっといいじゃん…。(マリネは鳩辺りの人格)
セルジュは…パスカル兄妹辺りに感化されて、
(またもや)しなくてもいい苦労を買ってしまいそうだ罠w
「アリオーナ、立てるかい?」
「大丈夫!」
彼はそう言いながらも一向に立ち上がらない。立てないのだろう。
「…飲み過ぎだ。アリオーナ。」
「ジュール、昔もそう言ったよ。覚えてる?僕が総監を降ろされた時。」
彼は赤い顔でクスクス笑いながら言う。かなり酔っているようだ。菫色の瞳が赤みがかって見える。
「…覚えてるよ。4年位前になるのかな?」
学院時代のことだ。あれは僕からアリオーナへの最後の言葉。
卒業して3年。もう二度と会えないのかと思っていた。しかし僕達は再び出会った。
彼の姿を見つけた時、彼の笑顔を見た時、僕がどんな気持ちだったか。
今回ばかりはセルジュ・バトゥールに感謝すべきかもしれない。
「もう帰ろう。それとも君は残る?一人で帰れる?
「無理だよ!ジュール、僕を一人で置いていく気か?」
「…どうすればいい?」
「ジュールのとこに泊めて貰う。今どこに住んでる?近く?」
王子をやめたと言っていたくせに、相変わらず彼は強引だ。しかしその強引さが懐かしく、なぜか嬉しかった。
「遠くはないよ。馬車を呼ぼう。」
足下がおぼつかないアリオーナを抱きかかえるようにして立たせ、サロンの入口まで連れていく。
昔はこうして側にいると甘いシオン・ノーレの香りがした。…あの男、オーギュスト・ボウと同じ。
その度に僕は複雑な思いに囚われた。あの時…僕はどうするべきだったのか。何年もの間、自問し続けた。
一方の僕は、踏みにじられている彼を見て快哉を叫んでいた。
しかし…。
あれから何度も彼を訪ねてくるオーギュスト・ボウを見る度に、身を裂かれるような気持ちにもなった。
「ジュール!ジュールってば!」
ハッと我に返った。何ごとかアリオーナが叫んでいる。
「何?」
「水!水が欲しい!」
「はいはい分かったよ、王子様。」
「王子じゃない!今は一人じゃ歩けないだけだよ!」
水を飲みながら彼は文句を言っている。あまり変わっていない様子を見るとなぜかほっとする。
「ジュール!寒いから早く馬車に乗ろう!」
まだフラフラしている彼を引っ張り込むように馬車に乗った。
「ジュール、暖かいね。それにいい匂いがする。」
「何も付けてないよ。」
「じゃあジュールの匂いだ。」
彼は僕の肩にもたれかかってきた。
「アリオーナ、シオン・ノーレ…付けてないんだね。」
「…え?あぁ、あの香りは嫌いだから。」
それっきり彼は黙ってしまった。寝たのか、それとも…。
嫌いな香りの香水をずっと付けていた彼の気持ちを、僕はどこまで分かっていたのだろう?
馬車が止まる。見慣れた僕のアパルトマン。なぜか今夜は違って見える。
「アリオーナ、着いたよ。起きて!」
ずっと僕の肩に頭を寄せて眠っていた彼。安らかな、子供のような寝顔。彼のこんな顔を見るのは何年ぶりか。見ているだけで、僕自身も心が安らいでいった。
「あまり広い所じゃないけどね。」
しかし上質な作り。場所もいい。あの男の金で得たものだ。
「なんか寮の部屋みたいだ。」
部屋に入るとすぐ、彼はベッドに寝転んだ。
「すぐに部屋を暖めるよ。コートは脱いだら?」
「面倒臭い。ジュール脱がせて。」
彼はベッドの上で両手を広げて待っている。
「じゃあ俯せになって。」
彼はコロンと向きを変えて、されるがままになっている。
「あ、上着もね。タイも苦しいからいらない。」
「はいはい。」
一つ一つ脱がせていくと、おかしな気分になってくる。僕は慌てて彼から離れた。
キッチンに行って紅茶を入れていると、ようやく気持ちが落ち着いてきた。
「アリオーナ、紅茶を入れたよ。他に何か欲しいものはあるかい?」
返事は無い。
「アリオーナ?」
近付くと、彼は目をつぶっていた。寝息だろうか?静かな息遣いが聞こえる。
「寝たのかな?」
ブランケットをかけ、乱れた髪を直してやる。
そして…そっと唇にキスした…。
「ジュール!」
いきなり彼は目を開けた。
「寝てたんだと思って…」
「目をつぶってただけだよ。何するんだ?寝てたらいいとでも思ってるのか?」
赤い顔をして怒っている。酔いのせいもあるのか?いや、酔っているのは僕の方だ。
しかし僕は彼をなだめる名案を思いついた。
「君の酔いが早く覚めるように、だよ。君だって昔、僕が具合が悪くて寝てた時にキスしたよね。覚えてる?」
「覚えてるけど…あれは違う!」
案の定、彼の声のトーンが少し下がった。
「あれは頬にするんだよ。唇じゃない。」
「唇の方が効くと思ったんだよ。酔いが覚めたんじゃないかい?」
「覚めたけど…ファーストキスだったのに…。」
「僕も君からのキスがファーストキスだったよ。」
「…ジュール、狡い。」
とりあえず、落ち着いてくれたようだ。
「紅茶をお飲みよ。冷めるよ。」
黙って紅茶を飲む。彼と二人だけの一時。またこうして過ごすことが出来るなんて夢のようだ。
「…女の子なら良かった。」
ふと思い出したように彼が言い出した。
「父さんがよく言ってたんだ。ウチは上二人男だから、僕が生まれた時、女のつもりでいたのに男でガッカリしたって。」
「そんな言い方って…」
「事実だよ。」
彼は自嘲的に笑った。
「それに…君が来た。」
「僕が?」
「父さんはね『お前が女だったらジュールに嫁にやるのに』って。すごく残念そうだった。」
「そんなこと…」
「君はどう思う?僕が女の方が良かった?」
彼の顔は真剣だった。そして悲しげだった。」
「いや君は男だ。男で良かったと思ってる。」
「僕を嫁に貰うのは嫌だってこと?」
「違う!僕は今の君が好きだから。だから君が男で良かったと思ってる。」
ようやく彼が笑った。「なら良かった。」
「君は父上にそんなこと言われて嫌じゃなかった?」
「嫌だったよ。でももし女の子に生まれてたらどうだっただろうって考えたりもしたよ。」
「僕の所に嫁に来て?」
「うん。どんな奥さんになったかな?」
「きっと僕は尻に敷かれてたよ。」
「そうだね。」
彼がニヤリと笑った。
まだ少し酔いが残っている。彼もだろう。一番、心地好い時だ。
「そろそろ寝ようか?」
「一緒に?」
彼がそんな軽口をたたくのは珍しい。
「君はベッドを使うといい。僕は長椅子に寝るから。」
彼はなかなかその場から動こうとしなかった。そして…。
「ジュール。キスしていいよ。」
「えっ?」
「生まれてこなかった、女の子の僕へ。」
「…目をつぶって。」目を閉じた彼を抱き寄せ、僕はそっと唇を重ねた。
END
351 :351:03/12/21 11:10 ID:4phcn6NS
(初めて書いたので…かなり変なのかも知れないが)
↓生意気盛りなBクラス時代、ラブコメ調です。
監督生の選抜を一月後に控えたある日、ロスマリネが冗談めかしてこう言った。
「選抜までにテストで僕に勝ったら、そいつにキスしてやるよ
でも、誰も僕に勝てなかったら僕を監督生として押してくれない?」
クラス全員がざわめいた。高飛車な王子を打ち負かすチャンスだった。
キス目当てで努力する者もいないではなかったが、それを公言する者は誰もいない。
それからというもの、テストの度にクラスの学力が妙にグングンと伸び始め…、
「すごいぞ、お前等…どういう風の吹き回しかわからんが、この調子でがんばれよ」
教師連中が口を揃えた。
しかし、ロスマリネが首席を譲る事など、当然のようになかった。
「出来が違うよなぁ…」「からかわれたんだよ」
「でも皆、成績上がったんじゃん…」「ムカツク!」
勉強に嫌気がさしだした連中が言い始めた。不良連中がジュールに声を掛けた。
「あんたが本気だせば、何とかなると思うんだが…」
「彼の口車に乗る気はない…敵にする気もない」
「言っとくが…クラスの半数があんたを監督生に押すだろう。根回し済みだ」
「僕は辞退する」
「もったいねえな…まぁ、こっちは王子様に恥をかかせりゃそれでもいいが…」
不良連中がジュールに肩入れしているのがわかって、ロスマリネも少し焦り出した。
「テストに勝ったらキスだなんて馬鹿なこというからだよ…
冷静にやれば反感も小さかったはずだ」
「深く考えてなかったなぁ…あの時はそう言えば盛り上がる気がしたっていうか…」
「コンプレックスを刺激しただけだ」
「そんなのは、もういいだろ、問題は監督生の椅子だけだし…」
王子様は欲しいものを素直に表現しすぎる…面白いほどだ。
「次のテストで君に勝ったら僕にキスしてくれる?」
ジュールが子供みたいにロスマリネのブロンドの髪を引っ張った。
ふざけてると思ったのか、王子が笑って答えた。
「僕に負けてくれたらしてもいいかな」
いつの間にか、テストに勝った方が監督生だという雰囲気がつくられていった。
かくして、運命のテストが終わった。
結果はどうせパーフェクトだろうと皆が思った。しかし、その予想は裏切られた。
「フェリィ98/100、ロスマリネ98/100!」
間違いは、全員が解けて当然の問題1の1番である。
「なんで、手を抜いた?」ロスマリネが笑った。
「キスして欲しかったからだよ…で、君はどうして?」ジュールも笑った。
「キスしたくなかったから」
「はっきり言うね…」
「監督生もあきらめたわけじゃないんだ」
何か、問いたげに…ロスマリネが真直ぐにジュールを見つめた。
…手を貸すことを承諾しろという事か…結局頷いた。
「連中を言い含めるのは半端じゃないが…君次第だ」
結局、その時はジュールのほっぺたに嬉しそうにキスをしただけだったけど、
いつか本気がもらえるなら…と…そう悪くない気分だった。 (おわり)
356 :351:03/12/21 18:00 ID:C2M7ggJp
354 の訂正↓
結果はどうせパーフェクト→結果はどうせ両者パーフェクト
テスト科目は数学っつー事で…
ロスマリネには白いドレスも似合いそうですね。
つい、ウエディングケーキ入刀など連想してしまいましたw
次回作も期待しております。
気が向けば、他の素材(風木キャラ推奨w)にも挑戦してみてね。
360 :333:03/12/22 21:33 ID:3hdf8GyW
359様
マリネのウェディングドレス…いいなあ。
ベールを被った姿はさぞや美しかろう。
そのベールを、ジュールが捲って誓いのキス…まで想像してしまったよ。
で、風木キャラの誰をご推奨でしょう?
レオ×マリネとかブロウ×マリネとかドレン×マリネとかw
どうも主人公の二人には創作意欲が湧かないんですが…
361 :359:03/12/23 08:01 ID:kS42Xsf3
>360昨今のキャラ萌え路線と違って、
綺麗どころが少ないのが風木の難点ですね…
相手は選ばない(選べない)です。
ジュールに辿り着くまでの過程の一つですからw
ジルの葬式といえば、ボナールはいつジルの急逝を知ったのだ?
セルジュは知らせなかったのか?…だとしたら、ちょっと気の毒。
387 :風と木の名無しさん:03/12/26 09:03 ID:u6/lQFQQ
その辺の話じゃ、ボナールは省略されてたな…お気の毒。
セルジュの心配ばっかりのパスカル兄妹に見送られるよりも、
ボナールに見送られた方がジルベールには好かった気はする。
388 :風と木の名無しさん:03/12/26 12:56 ID:g9PSxJuu
セルジュはボナールに知らせる余裕無いだろうね。
多分、かなり時間がたってから社交会の噂話で聞いたとかじゃないの?
葬式には出られる立場じゃないだろうけど、最後のお別れをさせてあげたかった。
マリネは葬式出たんだろうな。親戚だし。
コクトー家→ロスマリネ家ルートで聞いて、コクトー家では出なくていいと言うけど出ないわけにはいかないからと父の命令で出た気がする。
学院への連絡もマリネかな?
パスカルは友人には知らせても学院側には言わないだろうし、オーギュが今更知らせてくるとも思えない。
389 :風と木の名無しさん:03/12/26 13:59 ID:9LA04hoj
かなり時間がたってから、しかも他人の口からというのは、
もし自分がボナールだったら、やりきれない気がする。
オーギュ→ボナールに墓参り位させてあげてね…。
(ついでに茶飲み友達にでもなってくれ)
391 :風と木の名無しさん:03/12/26 15:59 ID:7e/ZNkXU
ジルベールの葬式って、あったんだ。知らなかった。
ということは、コクトー家は全員出たのかな?母親や弟も。
母親はほっとしたんだろうな、内心。
ジルかわいそ過ぎ。
392 :風と木の名無しさん:03/12/26 16:10 ID:qR/fp3oC
ボナールはジルがセルジュを追って自分の所から出て行った時点で、
ある程度ジルの死を覚悟・・っていうか予感してたんじゃないかな。
ルノーとこのままじゃジルは死ぬ、みたいな話をしてたし。
395 :風と木の名無しさん:03/12/26 20:56 ID:g9PSxJuu
393禿同!安易だ!
ジルみたいな子は生きていけないんだ、という結論に持っていくために、クスリだのレイープだのでジルを追い詰めてる気がする。
ルノーの言葉も、悪く言えばジルの死を読者に納得させるために作った?
ジルは生きていけるよ。
生きるために駆け落ちしたんじゃないの?
「パリの生活は悲惨だったけど、それで強さを身に付けて二人で生き抜いた」みたいにして欲しかったよ。
あれじゃ駆け落ちの意味無いじゃん。
396 :風と木の名無しさん:03/12/26 21:39 ID:Oxdk28wK
>>393 うんうん、わかるよ。
あのジルの死は納得いかないし、呆気にとられる展開だよ。
だいたい、自分をそうやって窮地に追いやってしまう危機に
ついて相棒(ジルの場合はセルジュ)に打ち明けないっていう
話が多すぎるよ!たとえ打ち明けることが何かを失う可能性を
秘めていても、「2人にとって」最悪の状況に進んでしまうことは
避けられたと思うのに。
うう、なんか巧く言えないけど・・・
とにかくもどかしい!そしてその結末としての死だもんな〜
ほんと、駆け落ちの意味ないよね。ジルだって本当はそのぐらいの自覚を持てたはずだ。
ジル、薬漬けにされて最後行くとこなくなったとき、
ボナールのとこ行けば良かったのに。
それに、オーギュと見間違えて、馬車に突っ込んでいくくらいなら、
オーギュんとこ、戻れば良かったのになぁーー、なんて言っても遅いんだけど。はぁー。
398 :風と木の名無しさん:03/12/27 03:24 ID:L0EMEvMW
ジルはセルジュと違って
人の世話になれるしたたかさも
あるからなんだかんだで長生きすると
おもーてますた…
399 :風と木の名無しさん:03/12/27 08:00 ID:oH36k3HX
だから、ジルはセルジュと一緒じゃなきゃ生きていけたんだよ
ボナさんのことでもいいし、他にも『ジルの』生きる術はあったはず
ジルの生きていく術を全て否定して自分の考えを押しつけた
セルジュが全ての元凶
400 :風と木の名無しさん:03/12/27 08:16 ID:uMsV42pj
学院にいた頃のセルジュはもっとジルの気持ちを考えてたのに、駆け落ち後は全然だよね。
で、セルジュの心配しかしないパスカル兄妹が絡んでくるから最悪!
一番ムカついたのは、セルジュが一人でボナール邸を出た時。
ジルのために我慢しろ!
ジルだってセルジュのために貧乏生活を我慢してたんだぞ!
401 :風と木の名無しさん:03/12/27 08:45 ID:966tLE2q
ジルベール(遺体)もオーギュに戻すべきじゃなかった
友達一同(含ボナール)呼んでで葬式やったっていいんじゃん…。
(↓パスカルからジルにこう逝って欲しかったよ)
「夜はいつも一緒なんだし、セルジュが働いてる昼間くらい
他の事がんばればいいじゃないか…同棲ってそういうもんだろ?」
パスカルも二人の逃亡を手助けしたんだし最後まで応援しろー!!!
402 :風と木の名無しさん:03/12/27 10:10 ID:uMsV42pj
あっさりと遺体を返したもんね。
なんでオーギュに連絡する?
まず近くにいるボナールに連絡するべきだよ。
あと気になったのが、駆け落ち以後のオーギュが全く描かれてないってこと。
学院内でどの程度騒ぎになったかも翌朝までしか描いてないし。
ちょっと片手落ちでは?
403 :風と木の名無しさん:03/12/27 12:05 ID:K/UECNuR
オーギュの話はもう少しいろいろ補完して欲しいな、光も、影も…
エピソード無さ杉が悲しい…。
ジルベールの死が、セルジュの人生に与えた影響もよく解らんのも悲しい。
404 :風と木の名無しさん:03/12/27 13:07 ID:uMsV42pj
あんまりオーギュについて描いてないから色々と勘ぐってしまったよ。
そんな簡単にセルジュ&ジルにしてやられるとは思えないから、もしかしてわざと逃がした?
オーギュの力をして探し出せないわけはない(パスカル妹ですら見つけた)からして、所在は分かってるのに、あえて放置した?
などなど。
セルジュは、初読の時、やけに立ち直りが早く感じられたので、「あんたにとってはジルってその程度?階段のワンステップ?」と思ってしまった。
そしてマリ姐としては、これじゃ、せっかく逃がしたマリネの気持ちはどうなる?とも思ったよ。
ボナールはセルジュ&ジルの所在知ってたはずだし、
もうちょっと二人の様子を心配してくれてもねぇ、はぁ…
学院の知り合いも、ジルの死はショックだったと思うな
ブロウなんかもジルの死を結構泣いてくれたんじゃないか?
406 :風と木の名無しさん:03/12/27 14:42 ID:Kk8natCE
しかし、セルジュを弁護、擁護する書き込みは少ないね(w
みんなジルを愛でてる〜。良い事だ。
正直、二人のパリ編は痛いな。胸も痛めるし、内容も痛い。
作者ははなから悲劇を想定して、ラストを設定してたんだろうな。
最後の方は、いかにジルは普通でないかをしらしめる話でしかない。
セルジュも生きるのに必死で、未熟さを思いしらされるだけの話だな。
愛はどこへ...
407 :風と木の名無しさん:03/12/27 15:15 ID:IlHfHbdA
うん、ジルがあぼーんしてセルジュが失敗するだけの話だな。
教訓が生かされたかどうかもさだかではない…
成長したのは結局、ロスマリネだけだ罠。
彼は王子様でも良かったんだがw
408 :風と木の名無しさん:03/12/27 15:56 ID:uMsV42pj
パリ編は痛いに禿同だ!
金は無い、愛は無い、救いは無い。
ジルの死というラストに向けて、これでもかって程にジルを痛めつけてるだけ。
最終的に、幸せになったのはジュールだけだしな。
マリネも幸せかな?
なんだ、あの二人が主人公だったのかw
409 :風と木の名無しさん:03/12/27 17:08 ID:Kk8natCE
まるで、「愛だけでは生きていけない」とゆー、夢も希望もない現実を
つきつけられた話だな。ラストがない方が締まる気もする。
セルジュのパパ、アスランはまだ貧乏でも病気でも
幸福だったよと、死んでるのに対し、息子はよ〜
セルジュは本当にジルを愛してたんか?
肉体をも越えた精神部分ではないよな。
まともな人間にしてやろうとゆう、使命感みたいなものの上で
愛してるなんてほざいてたなら、ジルが可哀相だよ〜
一番理解してたのは、ボナールだな。オーギュにすら「嫉妬だ!」と怒ったからな。
出会いがまずかったか。(w
風木は二人が学校出た時点で終わった方がいいとゆう人もいるよね
パリ編って主人公セルジュや、元凶オーギュ的に、
ジルの死の意味が、彼らなりにはあったんだみたいな後日談があれば、
あの、救いの無い悲惨さもまだ、解るんだがな…はぁ〜
411 :風と木の名無しさん:03/12/27 21:42 ID:EOIqkiRY
パリ編って打ち切りなんでしょ?
作者の頭の中には、もっと長いストーリーがあったって
どっかで読んだことがある。
物語を終わらせるためにジルを殺したのかなぁ。
打ち切りって( ;∀;) カナシイナー
412 :風と木の名無しさん:03/12/28 03:46 ID:CkA9l150
もっと長いストーリーがあったって話は聞いたことあるけど、ジルの死後の話が続くってことだったよーな。
風木って打ち切りだったの?
でもパリ編って最初っからジルの死を目的に描かれてるよね?悲惨だし。
あれで引いちゃった人がカナーリいるんでない?
終わるんなら駆け落ちで終わりが良かったのに。
その方が希望が持てる。
413 :風と木の名無しさん:03/12/28 06:00 ID:402XGRzh
風木、打ち切りだったんか?
漏れは今世紀に入ってから読んだが、
けっこう名作だよ、今の漫画家にゃ絶対描けねーよ
パリ編はカミーユがシャンソン歌う所なんか好きだ。
あの娘には幸せになってほしいな…
きっと“未完”だから気になるんだ罠
作者様…新作より風木を再開してください〜!
415 :風と木の名無しさん:03/12/28 14:16 ID:gMjXcf1Q
続編が「子羊」なんだよ
延々電話で風木のストーリー
話して聞かせた相手が「子羊」の作者で、
「続き書かないのか?」
「書く気がない」
「じゃあ、私が続き書いていいか?」
「いいよ」
てな流れで「子羊」が書かれた、はず。(記憶が確かなら)
子羊の作者は他人のキャラを動かすことに無理を感じて
自分のキャラで風木の続編を追うと言う形で
書いた、とあとがきだったかに書いてた
416 :風と木の名無しさん:03/12/28 14:44 ID:s2/clJTD
その本って、読んだ人があまりオススメでない感じで、期待してない
竹宮の風木の補完になりうるのか?
ジュールは大学を卒業したその足で、援助の礼を言うために、
海の天使城へとオーギュストを訪ねた。
―ジルベールはこんな場所で育ち、オーギュストとの蜜月を過ごしたのか―
おとぎ話のような城を、ジュールは呆然と眺めた。
出迎えた執事が、オーギュストは昼間を眠って過ごすのが常で、
目覚めるまでの明るい時間は城内を案内してまわるように指示されている、と告げた。
「よろしくお願いします」ジュールは執事の後ろに付いて行った。
432 :429:03/12/31 11:52 ID:rpPUM6AL
豪奢なジルベールの部屋に通されると、さすがに目頭が熱くなる。
―彼は、なぜ死ななくてはならなかったのだ?―
「ジルベールの墓はどちらですか?」ジュールは執事に言った。執事は静かに頷いた。
「あまり長い時間はお見せするわけにはまいりませんが…」
地下墓所へと続く暗く冷たい石段を、蝋燭の灯で二人は進んだ。
辿り着いた石室に炬火が煌々と灯される。
真っ先に目に飛び込んできたのは、大理石のジルの彫像。
天使のように微笑む唇、指先には飛び立とうとする鳩が止まっている。
ジュールは、その像の作者を既に知っていた。―JPボナール―
重い布を掛けられた棺が安置されている。それを剥ぐと、
ガラスの棺の中にはあの頃の姿のままに、防腐処理がほどこされた亡骸があった。
ジュールはジルベールに微笑んだ。
「やあ、相変わらず綺麗だね」
433 :429:03/12/31 11:53 ID:rpPUM6AL
陽が落ちて、夕食に呼ばれると、そこにオーギュストも居た。
「久しぶりだね」とオーギュスト。
ジュールは無事に大学を卒業した事をオーギュストに報告し、感謝を述べた。
食事が終わると、二人は、かがり火がともされた庭を歩いた。
「綺麗な城ですね」とジュール。
「この城を綺麗だなどと思った事はない」
オーギュストは答えた。ジュールはコクトー家の内情はよく知らなかったが、
彼がコクトー家に養子として入った人間である事は知っていた。
アリオーナが自分を同等の者としては扱わなかったのと同じ…彼もまた、
人間として扱われる事がなかった人間…なのかも知れないとジュールは思った。
434 :429:03/12/31 11:54 ID:rpPUM6AL
「ロスマリネは元気でやっているか?」オーギュストは聞いた。
「アリオーナは元気ですよ…それよりも、貴方の口から彼の名が出るのが不思議です。
気になりますか?」ジュールが微笑んだ。
「元気ならいいさ…君たちが仲違いしたままでは気の毒だ」
「…いろいろありましたがね、結果はご存知なのでしょう?」
ロスマリネは自分の力で立ち直った。まるで、"昔のセルジュ"のように…
オーギュストは静かに笑った。
「総監になりたがる者は他にも居たが…君を総監にしたのは…
君たちの関係、立場を逆転させてみたくなったからだ」
「恨んでいましたからね、確かに…」ジュールが笑った。
「恨んで…?違うね。君が彼を愛していたからさ」
ジュールは赤面した…オーギュストはジュールの心を見抜いていた。
「結局は報われぬ恋だったようだね?」
オーギュストはロスマリネの事をそれ以上は問い詰めなかったが、一言だけ云った。
「君のように人を愛せていたら、と思う…今更だが」
ジュールはオーギュストの言葉に、ふと本音をもらした。
「正直、僕も貴方のように、彼を翻弄したかった…今でもそうだ」
オーギュストは、そんな事はとうに察していたのだろう。
「同病相憐れむといった感じだが…君に援助できた事を心から嬉しく思うよ、
あの綺麗なお人形には、私が謝っていたと…必ず伝えて欲しい」
半年後のパリ。オーギュストがボナールを訪ねる。
「どういう風の吹き回しかわからんが、貴様が俺を訪ねてくるなんて奇跡だな」
お茶を出しながらボナールが笑った。オーギュストは茶を飲みながら話はじめる…。
「某国へ行く事になった」と、オーギュストは言った。
「そりゃ、いきなりだな。兄貴の手伝いか?」
「向こうの経営を任せていた責任者が、現地のはやり病で亡くなってね。
混乱している。兄は家族に縛られてここを動けん…遠隔操作では、
どうしようもないらしい。そこで、身内の私に白羽の矢が立ったわけだ」
「ジルベールが寂しがるなぁ…さっさと帰って来いよ」
「もしも…私の不在が長くなるなら、君が例の青い薔薇でも供えてやってくれ、あれも喜ぶだろう…」
「承知した。安心して行って来い」そうして、二人は、固い握手を交わし、別れた…。
436 :429:03/12/31 11:55 ID:rpPUM6AL
兄夫婦の拠点である植民地に着任したオーギュストは、その仕事のかたわら、
異国の珍奇な人々の貧しさを横目に、現地の少年達を相手に放逸の生活をはじめた。
しかし、その現実離れした…不摂生な生活のあげくに彼は風土病に冒される…。
オーギュストは高熱にうなされ、血を吐いた。
「やっと、来たか…」
彼は、それを覚悟していた。緩慢な自殺であった。
437 :429:03/12/31 11:56 ID:rpPUM6AL
パリの新聞の片隅に、オーギュストの訃報が載った。
当初の世間の反応は―かつて社交界にそういう人もいた―程度だったが、
やがて…それはとんでもない事態へと発展した。
コクトー家所有の植民地の権利が、すべて現地住民の所有に書き換えられていたのである。
それを知ったコクトー家当主ペールが拳銃自殺…。
「やりおった…オーギュストめ!」が最後の言葉だったらしい。
それが発覚すると社交界にセンセーションが巻き起こった。
「弟君のオーギュスト氏は素晴らしい詩を書かれる芸術家だったが…
まったく、頭が切れ過ぎて変になったとしか思えないねぇ
いつの間にか、気が狂っていたんだよ…コクトー氏もお気の毒に」
人々が囁く中…妻アンヌ=マリーと継嗣マルスは債権者の目を逃れ、行方不明となった。
膨大な負債を抱え、コクトー家は一気に崩壊した。
438 :429:03/12/31 11:59 ID:PkB27uoD
数年後…パリで、ピアニストとして活躍中のセルジュのもとへ不思議な小包が届けられた。
シオン=ノーレの香りがする…。差出人は表記されていない。
その中味で真っ先に目に付いたのは、沢山の写真…しかもジルベールだ。
彼が学院に入る以前のもので、オーギュストも写っている。
「一体これは?」
他にもいくつかのノートが入っていた。それにはいくつもの詩が書かれていた。
オーギュスト・ボウの未発表の詩…セルジュは息を呑んだ。
やがて、ひとつのリサイタルが行われた。セルジュがピアノを弾くと共に、
かつての娼館の娘カミイユが、シャンソンを歌うイベントである。
セルジュは、彼女を女として扱う事はなかったが、相変わらずのお節介で、
下町に出向きながら彼女に音楽を教えた。
今やカミイユは、シャンソン歌手として脚光を浴びる新進の歌姫なのだった。
パットは念願の新聞記者としてセルジュとカミーユの取材に訪れていたが、
セルジュとは一友人の枠を超える事はできなかった…。
セルジュの伴奏に伴われて、美しく唄いあげられたその歌詞は、
まさしくオーギュストのものであった…。
439 :429:03/12/31 11:59 ID:PkB27uoD
セルジュの演奏会には、学院の同窓生達も自然と集まって来た。
ジルベールの死の責任はセルジュにあると高言して、セルジュを責める声もあるが、
ここでは誰もその事には触れない。
常連ロスマリネとジュールの薬指にはそれぞれのリングが嵌められていた。
「白い王子を唄った詩があったね…僕は良かった気がしたけど?」とジュール。
「びっくりしたな、何を今更って感じだよ」ロスマリネが照れて笑った。
「今でも君は王子様の方が似合っている気がするけどね」
「退屈はしない職業だな…実は父が、僕に地元の地方議会の候補になる事を薦めて来てね…。
…勝てる戦だし、親孝行だからと兄達もうるさいんだ…自分の駒にしたいだけのくせに!」
「野望があるなら手伝おうか?」ジュールの眼が光った。
「野望かぁ…そういえば、オーギュストの最後は面白かったな」ロスマリネが話をそらした。
ジュールは彼の両肩をひっ掴んで、真面目な顔で言った。ロスマリネに出馬させたかった。
「勝てる戦にしり込みするなんて詰まらない!」
「勝ってもやっぱり、敵だらけだよ?」ジュールに押さえつけられて、ロスマリネが答えた。
「いくらでも戦うさ…それが運命なら」
ロスマリネは…ジュールの言葉を確認するように呟きを返した。
「ねぇ参謀…。野望の果てで、死ぬ時も僕たちは一緒かな?」
その言葉には、さりげないけれど、永遠の誓いのようなものが込められていた。
「お供する覚悟はしているさ…」ジュールがロスマリネの頬にキスをした。
ジュールの方からキスするのは滅多にないことだった。
「やっぱり、死にたくないなぁ」ロスマリネがジュールの頬にキスを返す…続けて、
「父に承諾の連絡をするよ」耳元で嬉しそうに囁いた。
440 :429:03/12/31 12:00 ID:PkB27uoD
海の天使城は人手に渡ったが、学院で青春を共に過ごした有志達の計らいによって、
ジルベールの棺が安置された空間はそのままに残された。
彼らは、時折その墓を訪ねる。
―自らの、青春の在りし日を思い出すために… おわり
54 :
あらすじ:2005/07/07(木) 15:15:14 ID:3H6bmDAl
http://f30.aaa.livedoor.jp/~malon/kazeki.htm しょっぱなから少年同士のベッドシーンから始まります。
ラコンブラード学院に転校してきた半ジプシーの少年セルジュ・バトゥール子爵。
亡き父の母校に転校してきた彼は、学院の有名人ジルベール・コクトーと同室になる。
彼は娼婦・小悪魔・問題児と呼ばれており、学院内に多くの愛人を抱えていた。
先入観がなく真っ直ぐな性格のセルジュはジルベールとうち解けようとするが、
エロスの体現の如きジルは連日のように学生と関係をもち、次々とトラブルを引き起こす。
彼に誘惑され、未知の領域に戸惑う健全なセルジュ。
激しく相手を求め抱かれることで孤独を埋め、体で相手を推し量るジルベールであったが実は
その心は一人の人間に縛られていた。その相手から連絡が来ない、と鬱状態になり不安定なジルベールを
セルジュは体を張って癒し、彼に日々不可解な感情を抱くようになる。
そんな時、学院に一人の男が尋ねてくる。
彼こそがジルベールの叔父であり待ち続けていた相手、オーギュスト・ボウであった。
ジルベールはオーギュストにのみ普段見せない笑顔を見せた。つまり本命である。
しかしひたすらオーギュストを求めるジルベールの前で、オーギュはわざとセルジュを構ったり
ジルを無視したりと感情を逆撫でする行動をとり続ける。ジルはセルジュを憎悪し、二人の戦いが始まった。
→過去編へ。
738 :風と木の詩 2 過去編 :04/02/12 13:15 ID:???
貿易商・コクトー家の息子の稚児目的で養子として引き取られたオーギュスト・ボウ。
荒んだ大人になり久々にマルセイユの家に帰ってきた彼は、
全く野生のまま育ち人間らしい教育を受けていない5歳の子供と出会う。
自分が義兄の嫁と不倫した際生まれた子供、それがジルベールであった。
親の愛情を知らず無垢なまま育ったジルを、オーギュは自分の言いなりになる生き物として実験的に育てようとする。
極めて不道徳な環境の中、動物的な本能のまま美しさを極めて育つジルベール。
しかしある日、オーギュストの友人でソドミアンのボナールに目をつけられレイープされてしまう。
相手の力・支配を受け、無垢さを失ったことに憤るオーギュは、己のより強い支配でもってジルを捕らえた。
その後ジルはオーギュを求めてやまなくなるが、満足な愛を返されず欲求不満のループに陥る。
そんな中二人はパリに移り、ジルベールはパリの社交界で大いに花開かせるがそこでかのボナールと再会する。
オーギュの愛を得られず苦しむジルは家出しなんとボナールに身売り。
ボナールの家で暮らし始めたジルは思いがけない優しい時間を手に入れるが、
オーギュへの恋の激情からは逃れられず自殺未遂する。
憤ったボナールはジルを焦らすオーギュの冷酷さを責めたて、二人はヴァセンヌの森で決闘する。
ボナールの元で癒されたジルベールだったが、土壇場でオーギュを選び彼の元へ戻った。
ジルベールを世間から守り自分の支配下に置くために、ラコンブラード学院へと強制的に入寮させられジルはオーギュの元を去った。
55 :
あらすじ:2005/07/07(木) 15:16:02 ID:3H6bmDAl
739 :風と木の詩 3 過去編 :04/02/12 13:16 ID:???
貴族の御曹司アスラン・バトゥール。
ピアノを極め、優れた人柄でラコンブラード学院で青春を謳歌していたアスランは、結核に倒れスイスへ療養に行く。
療養後学院に戻ってきた彼は愛するピアノを断念し、父の期待に沿うべく大学入試を受け合格。
病だが順風満帆な人生を送っていた。
しかしある日、オペラ座の会場で出会ったジプシーの高級娼婦・パイヴァと出会いその運命は大きく変わる。
侯爵をパトロンに持つパイヴァに恋すれば身の破滅であるが、アスランは貴族の称号も親友、両親も全て捨てパイヴァとかけおちした。
スイスで幸せに暮らすアスランとパイヴァ、セルジュであったが、アスランの病は再発しその生活は終わりを告げた。
アスランは息を引き取り、パイヴァも同じ病に冒される。
バトゥール家の祖父はセルジュを家に引き取りたいと願い、セルジュはパイヴァと離れ子爵邸へと一人向かった。
そしてパイヴァもアスランの後を追う。
子爵邸に引き取られたセルジュは素直な性格で周りに幸せをもたらすが、ジプシーとのかけおちで出来た子供に一部の目は冷たく、
特に叔母に迫害を受ける。張りつめた生活の中セルジュが見つけたのは、父が愛し自分に教えたピアノであった。
世間の好奇の目や迫害に負けず真っ直ぐに育つセルジュは、ある日叔母の娘で従姉妹のアンジェリンに会う。
天使のようで気性の激しいアンジェリンとセルジュは供に育つが、アンジェリンはセルジュに恋をしセルジュはそれを拒んだ。
事故で自分をかばい顔に大火傷を負ったアンジェにセルジュは応えようとするが、誇り高いアンジェはそんなセルジュを責め立てる。
邸にいられなくなったセルジュは家を出てラコンブラード学院へと向かった。
そしてジルベールと出会うのである。
→本編・最初に続く。
741 :風と木の詩 4 :04/02/12 16:52 ID:???
相変わらず同室だがうち解けないセルジュとジルベール。
セルジュの元にはジルの感情をわざと逆なでするように、オーギュからの手紙が届き続ける。
しかし実は、オーギュはセルジュに近づくふりをして彼を学院から追い出すことを企んでいた。
そんな企みが分かるはずもなく、ジルはオーギュのセルジュに近づくという振る舞いに苦しみ、
セルジュはそんなジルの激情に心惹かれ、彼に恋していることを自覚する。
またセルジュを憎み殺意まで抱いていたジルは、自分から目をそらさず真正面から向かうセルジュを徐々に受け入れ
いつしかふれ合うようになっていく。
学院が休暇に入り二人きりになると、今まで以上に親睦を深めジルは魔性から少年らしく変わっていくように見えた。
しかしオーギュストに招かれ二人でマルセイユに向かうとジルは元に戻ってしまい、
セルジュは二人の間には入り込めず疎外感と嫉妬心を覚える。
オーギュはジルを惹きつける相手が初めて現れたことに危機感を覚え、セルジュに釘を刺すために呼んだのだ。
動じないセルジュにダメージを与えるため、オーギュはセルジュをレイープし相手を支配することの意味を示す。
しかしセルジュはそれを乗り越える。
オーギュがジルを裏切り自分を抱いたことをセルジュは明かし、ジルは初めて自分の意志でオーギュの元を離れ学院へと戻る。
56 :
あらすじ:2005/07/07(木) 15:17:08 ID:3H6bmDAl
742 :風と木の詩 5 :04/02/12 16:55 ID:???
しかし相手を己の体で測るジルに肉体関係を恐れるセルジュはそれ以上近づけず、ジルの孤独感はやがて募っていく。
そしてオーギュとアンジェリンの婚約や、友人パスカルの妹でセルジュに恋する少女パットの出現で
不安定に陥ったジルはセルジュと大モメに揉める。
セルジュはとうとうジルベールを受け入れ(肉体関係を、ということですな)、
ジルは自分に真剣に応えるものを得て満たされた日々を送るが、生憎オーギュは黙っていなかった。
ジルをマルセイユに戻すべく脅迫しろと学院総監督に指示し、総監督は不良を使いジルを脅迫する。
セルジュを盾に脅されたジルは相手の言いなりになり、それを誤解したセルジュと派手に仲違いしたりと
相変わらず波乱だらけの二人の道である。
最終的にはオーギュが直接学院に乗り込んでくることになり、逃れられないことを悟ったジルは自殺を図る。
追いつめられた二人はとうとう学院をおんでてかけおちするが、その前途は多難であった。
パリに落ち着いた二人だが、地に足付けた生活を送ろうとするセルジュに比べ、
夢想に生きるジルベールは貧しい生活に違和感を覚え、二人は理想と現実とのギャップに追い込まれていく。
バイトして生活費を稼ぐセルジュは日々の生活に疲れ、ジルはそんなセルジュとのスキンシップの希薄さに不満を抱く。
さらにジルはその美貌と雰囲気で、バイト先の街の有力者で売春組織の元締めの変態サドに目をつけられてしまう。
そんなお互いの不満をぶつけ合う二人の前に現れたのは、友人パスカルとその妹のパットであった。
パットに一時の安らぎを見いだすセルジュにジルは更に苛立ちを募らせ、二人の仲はますますこじれていく。
さらに変態を怒らせた二人には仕事がなくなってしまった。
窮地に追い込まれた二人を救ったのは、パリに未だ住んでいたボナールであった。
ボナールの元で再び優雅な暮らしを取り戻した二人だが、現実主義のセルジュにはその状態は耐え難く家を出ていく。
ジルベールは元に戻ると分かっていながらもセルジュの後を追い、ボナールはその破滅を予感した。
そして物語は悲劇へと突入する。
743 :風と木の詩 6 ラスト :04/02/12 16:59 ID:???
ジルはセルジュの元に戻り再び二人の生活が始まったが、変態親分に目をつけられたジルは阿片漬けにされてしまう。
生活に追われるセルジュはなかなかそれに気づかず、さらにパスカルのジルと別れるべきだという忠告に
色々と思い悩むうちに、ジルは売春組織に薬で心まで囚われてしまっていた。
パスカルとセルジュに薬をやっていることを気づかれたジルは、止められることを恐れ家を逃げ出す。
売春組織の下っ端男はジルを金持ちに売るため、ヴァセンヌの森へジルを連れて向かった。
待ち合わせの場所に着いたが、親分の追っ手に下っ端男は殺され、引き渡しの相手はジルを諦めて馬車を出す。
既に正気を失ったジルベールは、その相手にオーギュストをだぶらせ馬車の前へと躍り出る。そして・・・。アボン
ジルベールは死んでセルジュの元へと戻った。
セルジュはジルベールに何もしてやれなかったことを悔やみ、罪悪感と喪失感で抜け殻となってしまう。
パットやパスカルが懸命に支えるが、立ち直れず想いを馳せてばかり。
見かねたパットはバトゥール家に連絡をとり、セルジュは子爵として館へ連れ戻された。
懐かしい我が家へと戻ったセルジュは、父の記憶とジルベールの想いを胸に抱き、静かに己を取り戻す。
外に佇むセルジュの元に、ジルベールの魂が優しく舞い降りた。
<完>
57 :
神の子羊:2005/07/08(金) 22:37:29 ID:jSLDWAFa
原作でジルベールと見間違えた程に、ジルと似ているイレーネに再開したセルジュは、
20歳の若さで彼女と結婚し、ジルベールにそっくりな息子をもうける。
しかし、息子を溺愛するあまり、妻には無関心になるセルジュ。二人は十年後に別居。
セルジュはやがて放浪の生活を送るようになる。
やがて母校の院長になっていたカールと再開し、音楽教授として迎えられ、47歳で没する。
11 名前: 名無しかわいいよ名無し [sage] 投稿日: 2005/05/22(日) 08:04:26 ID:CaCfrRuv
【竹宮恵子】名作で801++第6章++
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1090530678/ とりあえず、ここでルキシュ受けの話でもしないか?
じきに新スレだし、次スレは竹宮エロ総合(他板で)…に1票。
12 名前: 名無しかわいいよ名無し [sage] 投稿日: 2005/05/22(日) 14:28:22 ID:fEv/JKM7
数字板は今は過疎ってるみたいだね。でも、前イズァローン話したら
ここで話す作品ではない!!って言われてしまったよ・・・。
で、本スレ500チョト手前みたいなエロ語りになったら数字板移動で、
イズァローンだけのスレは欲しくない?安住の地。
なんなら立てるし、スレタイとか勝手に決めちゃっていいのかな?
懐漫だと、新規住人も期待できるかと思うんだが。
13 名前: 名無しかわいいよ名無し [sage] 投稿日: 2005/05/22(日) 15:18:19 ID:0JpVqcVW
賛成!801板竹宮板行ってイズァローン話しても盛り上がらなかったので、
801板にイズァローン専用のがほしい。
普通の竹宮板でもなんだか迷惑だった見たいだし。
どうぞどうぞ建ててくださいませ!
できればSS大歓迎のにしてくださいな。
904 名前: 花と名無しさん [sage] 投稿日: 2005/07/10(日) 12:46:21 ID:???0
【イズァローン】ルキシェ×カウスなど【伝説】 (漫画キャラ板)
これは明らかに風木萌えヲタが勝手に嫌がらせで作ったスレ。
消えたかと思ったら、どこかの馬鹿がズラズラと
風木ネタを書き込んでるじゃん。こう馬鹿な事するから嫌われるんだよ。
まったく。わかっててやってるからタチが悪い。
926 名前: 花と名無しさん [sage] 投稿日: 2005/07/11(月) 12:53:04 ID:???O
>904
今そのスレ見てきたが、あれは風木厨が風木話を書き込んでるのではなく、
どこかのヴァカが801板の過去ログを貼り付けてるようだ。
ここにもたまに出てくる荒らしの仕業かも?
風木厨、反風木厨、どちらの書き込みにしろ、
引っ掻き回すのが趣味の無関係な荒らしかもしれないからスルーして!
929 名前: 花と名無しさん [sage] 投稿日: 2005/07/11(月) 17:29:15 ID:???0
>>926 そーゆー書き方は荒らしを呼ぶ
930 名前: 花と名無しさん [sage] 投稿日: 2005/07/11(月) 19:27:29 ID:???0
926<ラジャー!(´∀`)
小説面白かった。
オーギュの鬼畜なくせに詰めが甘いところとか、
ジュールの、オーギュに似ているといわれつつもいまひとつ弱気なところとか
よくキャラクターが出ていると思いました。
でも、ロスマリネのキャラクターは私の持っているイメージとは
ずいぶん違う。奴はもっと・・・・・・馬鹿だと思う。
ジルベールの方に雰囲気が近い気がするよ。
とりあえず乙カレー。
宇都打四農
あ
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いままで2chのご利用 感謝します
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これを見ると今年の受験に落ちます。
これを今から1時間以内に3回他スレにコピペすれば100%、受かります。
貼らないと 落 ち ま す
今年の受験はもう終わってるんじゃない?
うーむ
73 :
名無しかわいいよ名無し:2005/09/18(日) 19:50:40 ID:ulHEwPYU
しかししぶといなぁこのスレw
風木っておもしろい?
面白いとも
78 :
名無しかわいいよ名無し:2005/10/12(水) 15:40:07 ID:bng1uTF2
うーん
つまらない