1 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :
2 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/24(木) 07:12:53.84
容量オーバーに気づかなかった!
前スレは書き込めないことを言っておく!
今日から新たなスレッドで再開する!(`・ω・´)
おお引退かと思った。見上げた根性ですなあ
5 :
名無し物書き@推敲中?:2011/02/24(木) 15:42:57.50
朝、目覚めるとぷぅぎゃああああああになっていた。
枕から頭をあげて勉強机の置き鏡を見た時には腰を抜かすかと思った。
腰を抜かさなかったのは、腰そのものがなかったからだろう。あったら本当に抜かしていたかもしれない。
俺は顔だけの存在になっていた。記号の集合体としての顔だ。
輪郭に()、眉に`´、目に・、そして極めつけは顔の中心部分のωである。
ωは今だに何だかよく分からない。鼻なのか口なのか尻なのか、はたまた金玉なのか何なのか……。
おそらく記号で顔を作るにあたって真ん中になにかしらないとそれらしく見えないので適当にバイオを当てはめたのだろう。
この顔文字(そう、もはや俺は人間じゃない!)を作った奴ですらきっと分かっていないに違いない。
ためしにバイオで花瓶の花の匂いを嗅いだら嗅覚は機能したし、ひとりごとを呟いたらそこがピクピク動いて発声もした。
尻と金玉の方はまだ試していない。が、その役割もじゅうぶん果たしそうな気がする。恐ろしい。
俺は暗澹としてかぶりを振った。そして思わず「40点!」と、意味もなく点数を叫んでしまう。
――馬鹿な。今の俺の気分はマイナス100点。ぷぅぎゃああああああになるくらいなら巨大な毒虫の方がはるかにマシだ。
世界中に毒を持った虫は数あれど、顔文字のみの生命体(?)は、俺しかいない。救いがない。
母が階段を上がってくる足音。部屋の戸をノックする音。俺はそれらを完全無視した。今日は会社へ行けるわけがない。行っても仕事にならない。
窓ガラスにべったり顔をくっつけて通りを眺める。時々、俺の視線を感じて二階を振りあおぐ人もいた。
が、首を捻ってふたたび歩き出す。誰も驚きはしない。
やっぱり、そうか。通りを行く人には窓ガラスに描かれた落書き程度にしか見えないのだろう。この俺は……。
注意すべきは雨が降り出したらクレセント錠をきっちり閉めることだけだ。顔文字は水に消えてしまう恐れがある。まだ、消えたくはない。
俺はぷぅぎゃああああああになって得体の知れない使命感に燃えていた。
記号の集合体の顔になっても、最悪な気分でも、それがあるから生きていけそうな気が。
いそいで無理やりオチをつけてすいません。反省はしていません。
評価よろ。
バイオ×→オメガ○
>>5 >朝、目覚めるとぷぅぎゃああああああになっていた。
敬称を付けろよ。ぷぅぎゃああああああじゃねぇよ、ぷぅぎゃああああああさんだろうが。
>そして思わず「40点!」と、意味もなく点数を叫んでしまう。
ぷぅぎゃああああああさんは合ってるか間違ってるかはともかく、意味なく点数を付けてないだろ。
小説にするなら、例えば、あらゆることに解説と点数を付けまくるコメディーにした方が素材をいかせた筈。
この小説が駄目なのは、ぷぅぎゃああああああさんをモデルにしながら
ぷぅぎゃああああああさんに対する愛が足りないことだ。全然理解出来てない。
相手の本質を見抜いてもないのに小説に書くなんてのは、驕り以外の何ものでもないよ。
俺ならこんな小説にならない。何故なら愛があるから。
100点! 神様は評価できない!と叫んで気を失って果てる、ぷぅぎゃああああああさんを
微笑みながら見つめてタバコに火をつけるシーンで終わるね。
8 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/24(木) 18:29:24.16
>>5 顔文字の生命体よりも毒虫が遥かにマシな理由が書かれていない!
不条理な話に常識を持ち込むのは無粋かもしれない!
題材に反して文章は真面目に書かれていた60点!(`・バイオ・´)
>>6 ξ
(`・ω・´)y―・`
10 :
名無し物書き@推敲中?:2011/02/24(木) 19:26:05.75
たまに笑かしてくれるの。あんたら
11 :
名無し物書き@推敲中?:2011/02/24(木) 20:56:52.97
>>8 評価ありがとうございます。
60点はマジですか?いや、自分でいうのもなんですが、高すぎるような気が……。
まぁ、くれるというのならありがたく貰っておきますw。
それとあと遅ればせながら新スレおめ(*^_^*)。もう6スレ目なんですね。
これからもがんばってください(o~-')b
新スレおめ!
このスレからプロが出たら、そいつは本のあとがきに、
「あのスレで修行した日々に比べれば、担当編集を喜ばすのなんてちょろいっスよ」
とか書けな。
立ち去るまでの十秒間
車道を見たら、芋虫が道路を横切ろうとしていた。体を折って折って一直線に向こう側に向かって進んでいた。
今は丁度車のタイヤが来る位置だ。このまま誰かの車で、誰にも気付かれずグシャンだろう。僕が芋虫なら引き返
す。交通量が多すぎる。このまま行ったら絶対死んでしまう。でも芋虫の脳みそではそんなこと考えられないだろう。
なんて馬鹿なんだ。もうちょっと賢ければな。もくもくと突き進む芋虫。
大体僕は虫の中でもこういう、うねうねくねくねしたやつが気持ち悪く、嫌いだ。見ているのも嫌だ。それでも見つめ
続けたくなった。命がもうちょっとで終わるというのが分かっているというのが、録画予約みたいで死とは不似合いで、
悲しくて、哀れで、それでいて遠足の前の日のウキウキして、早く明日になれと願う時みたいな気持ちで、目が離せ
なくなっていた。いや正確には芋虫はじっと見つめていない。だって気持ち悪いから、こうぼやっと芋虫の周りのほう
に重点を当て、見続けていた。芋虫を見続けて思った。早く死ねってのと、死なないで無事向こう側まで行ったくれっ
てのの二つ。後者がもし実現すれば嫌な気持ちに、満たされない気持ちに、すかしっぺをくらったみたいになっただろ
うから、こっちはそんなには望んでない。だから七対三の割合で望んでいた。それから、何も分からないで進んでい
る芋虫が、面白く、馬鹿に見え、僕はこんなのじゃなくて良かったと考えた。でも自分のことを棚に上げるのは良くな
いとすぐに考え直した。それからこの芋虫と自分を重ね合わせて、死が決まってるのは僕の方もそうだし、遅いか早
いかの違いくらいで、まあ似たようなもんだと思って同情したら、自分があの気持ちの悪い芋虫になった姿を想像し
て鳥肌が立った。
三度車のタイヤにギリギリで踏み潰されずに生き残った芋虫を見たら、興奮が萎えてきた。
僕は飽きっぽいんだ。代わって死ぬところを見ることへの恐怖が出てきた。また死ぬところを興奮して見る行為が、
自分のために良くないという利己心と良心が強くなった。それでもまだ怖いもの見たさで見続けたかったが、ここは
我慢して芋虫を見るのをやめ、帰路についた。利己心と良心(総じてかっこつけの心)が、臆病な心が勝っただけだ。
だから立ち去った後も振り向いて確かめたかった。でも我慢し、振り向かなかった。そのままあの芋虫はどうなったか知らない。
でもあの芋虫はきっと死んだ。僕が家に着くまでの間に、きっと死んだ。きっと死んでくれた。死んでないなら僕は
見続けてよかったことになる。そんなんじゃ何で見るのをやめたのかわからないじゃないか。
>>13-14 >だって気持ち悪いから、こうぼやっと芋虫の周りのほうに重点を当て、見続けていた。
(芋虫に興味が集中している! 周りは重要ではない! 重点は別の言葉に置き換えた方がよい!)
>早く死ねってのと、死なないで無事向こう側まで行ったくれってのの二つ。
(後半の文章がおかしいことになっている!)
意味の反復が多かった! 要点だけに絞って使用した方が効果的!
>利己心と良心
(対比になる部分! 個人的には『利己心』よりも『邪心』の方が頭に浮かぶ!)
主人公の素性によって拙い書き方が活きることもある55点!(`・ω・´)
16 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/27(日) 07:22:02.17
保守と宣伝を兼ねて浮上!(`・ω・´)
17 :
桃太郎の名が泣いている:2011/02/27(日) 11:23:11.48
どうだ、と言わんばかりの草色のドレスに身を包んだ、赤鬼の娘は、気恥ずかしそうにドアの隙間からこちらに、その厳つい赤ら顔をさらに赤めながら覗いている。
桃太郎にはその様が、大変不愉快であった。
「なんだい、鬼子」
彼女の父がその子の名を呼んだ。あまりにも適当なネーミングで、桃太郎はほほえましく思い、笑みを零しかけて、すぐにきっとした真顔を作った。作った後は、その真剣な表情に合わせて身も引き締まって行く。
彼は桃太郎だ。鬼と話を付けに来たのだ。
鬼子はドアの隙間から姿を消し、ドアを閉めた。
ほう、と赤鬼は息を吐く。その隣で同じソファに座っている青鬼は大層痩せていて、銀縁の眼鏡を掛けている。頭は金髪の天然パーマで、角は一本(赤鬼の方は二本)……まるでドリフのコントのようだ、と桃太郎は思わずにはいられなかった。
赤鬼は神妙な顔つきになって、背を丸め、こちらへじっと視線を向けて、こう尋ねた。
「桃太郎さんでしたかな。私どもを退治するとは、また一体どうして」
「桃太郎だからです」
と、桃太郎は答えた。あまりにも馬鹿げた質問で呆れてしまった。
絵本で、「桃太郎」の話を読んだこと無いのだろうか。
桃太郎は桃から生まれた以外、大した取り柄もない。おそらく今で言うニートみたいな存在になりかけたところを、鬼退治に出かけ、一躍伝説としてその名を残す活躍をしたのだ。
桃太郎が鬼退治しなくてどうする。俺を駄目人間に仕立て上げたいのか。鬼め。さすが鬼の考えることは違う。騙されてなるものか。俺は桃太郎だ。お前らを退治する宿命にある。
そう、たった一度、気まぐれに思いついた鬼退治を成功させたため、桃太郎は英雄となったのだ。腰からぶら下がる程度の量に過ぎない吉備団子のみを軍資金とし、その戦に勝ってしまった。
不意打ち。
18 :
桃太郎の名が泣いている:2011/02/27(日) 11:25:37.80
そう考えたら、今、鬼たちと話し合いなどするべきではなかったかもしれない。
しかし、今の世の中では、鬼にすら人権がある。むやみに殺したりは出来ない。だからとりあえず退治されて貰うためにお願いに来たのである。
「退治、とはいったい、どういったことを意味するのでしょう?」
鬼は慇懃な態度で桃太郎に質問を重ねた。薄々、退治の意味合いは気付いている。しかし、出来れば殺されたくない。それが、鬼どもの腹であろう。
「死んでくれればいいんですよ。桃太郎が来たせいで自殺したでも構いません。
もちろん、そんなのは言いがかりですから、私は逮捕されることは無いでしょう。
しかし、『桃太郎、現代に置いても尚、鬼を退治せり』、みたいな週刊誌の見出しなんかが印刷されれば満足です。自殺する前に、何か犯罪を犯してください。子供の頃、私をいじめていたクラスメイトがいいでしょう。殺して良い人物たちです。紹介します」
「ははは」赤鬼は乾いた笑いをはき出した。目はまったく笑っていない。「殺して良い人間なんていません。それに、私は人間を殺す気などさらさら無いし、ましてや自殺など……」
「それでも鬼か!」
桃太郎は突然大声を張り上げて恫喝した。
「ひっ」と、赤鬼と青鬼はびっくりして飛び上がって、またソファに沈み込んだ。青鬼の眼鏡は鼻の頭にまでずれ落ちた。
「俺は桃太郎だ。怒ると怖いぞ」
桃太郎がそう脅すと赤鬼と青鬼はぶるぶると身を震わせながら互いに顔を見合わせた。
この家は鬼ヶ島だ、と
とりあえずここまでで評価お願いします。
1万枚をこす大長編の予定です><
19 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/27(日) 13:33:29.46
>>17-18 絵本が基盤となった現代風の桃太郎の話!
それ以外は何もわからないので指摘する部分は少ない!
ワイが特に気になった点を挙げる!
@鬼と人間が共存している世界で『鬼退治』が必要なのか!
A桃太郎と自覚した理由が書かれていない! 異常者に因る虚妄の類なのか!
B作者は文章を神視点で書いているのか! 桃太郎、赤鬼、青鬼の心の声が書かれていた!
最初の設定を巧く読者に提示できれば、読み物としては成立するかもしれない63点!(`・ω・´)
20 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/03/01(火) 06:03:19.02
保守を兼ねた個人的な話!
『ルルルカップ』の結果は今月に発表される!
ワイは『ぷぅぎゃああああああ』の筆名で投稿した!
いよいよである!(`・ω・´)
入選してるといいね
だめだったら小説現代のショートショートに挑戦してほしい
>>21 以前は落ちの練習でショートショートを書いていた!
小説現代にも送っていて『ショートショートの広場』に
ワイの拙作が掲載されている!
筆名は別なので探し当てることは不可能!
ショートショートの落ちは突然に思いつく!
しかし、すぐには書き出さない!
しばらく頭の中で放置! 思い出せれば作品に仕上げる!
基本、ワイは備忘録を持たない! 記憶に残らないアイデアに未練はない!
ワイの考え!(`・ω・´)
学校に行く前に僕は寝転んで、彼女の顔を見つめる。元気が出るんだ。学校なんて行きたくないし、憂鬱だから
これを見て気分を明るくするんだ。彼女は絵だ。なのにドキドキする。すごく素敵なんだ。拾ってきた絵だけれど、
誰が描いたのだろうか。すごく綺麗だ。かわいい。髪は肩にかかるほどで、ピンで右耳のかかる髪と目にかかる前髪
を留めている。目は凛々しく、眉は右上がりになっていて凛々しく、口元は一番凛々しさ感じさせるのと、ついでに性格のきつそうな
、感情があるのに誰にも自分の感情を感じさせない、近寄りがたい形をしている。服はどこかの制服だろうか。白い
シャツの上に紺のブレザー、チェックの短いスカート。いやらしい太もも。目の高さにまで上げられた腕の肘のか弱さ。
ジャンプした姿だろうか、全体的に脈同感がある。丁度ジャンプしてその頂点に来た所の絵に見える。
その日は不思議と絵から目が離せなかった。見つめれば見つめるほどこの絵の魅惑から逃れられなくなった。
しかし母親の怒鳴り声がしたため(早く学校へ行け、いつまで寝てんだ。と)、さすがに視線がそちらに向いた。
でもそれは一瞬だった。おのずと、絵のほうに視線は戻った。すると、その一瞬の間に、彼女の姿が変わっているじゃないか。
ジャンプした姿でなく、着地した時の絵に見える。驚きと、あまりの恐怖でしばらく動けなかった。彼女の目は僕を見ていた、
今までの彼女は遠くどこかを見ている目で、僕は自分の目を彼女の目の前に持ってきても見つめ合ってるなんて気は起こらなかった。
でも今は違う。僕を見ている。どこに僕が動こうがこっちを見ている。
部屋から、家から飛び出した。冬の暖かい日差しと、凍りつくような空気が出迎え、早朝の町並みは活気に満ちた、
幸せな、安心のいつもと同じ場所であってくれて、僕を歓迎してくれた。早歩きで学校に向かっていた。絵のことが
頭から離れない、でも絵の事なんか考えたくない、その矛盾をどうすることもできず、ものすごい早歩きになっていっ
た。
文化会館前を通った時、その正門のところに人ごみができている。自分は自分の身に何も起こっていない、そう思
い込んで平然の姿の演技をしながら、矛盾の、恐怖の、動揺の気分を紛らわすためにそこにいってみた。女の子が
一人暴れている。驚きのあまりチビりそうになった。あの絵の女の子だとすぐに気付いたからだ。そこから逃げるよう
に去った。
夕方になり、夜になる。一日、何も考えれなかった。家路に付く僕はまだ動揺している。あの女が家の前に座っている。
目が合った。会いたくないと願っていたのに、ずっとそればかりを願っていたのに、会ってしまった。もうこうなった
らなんとか処理しようと、部屋に連れ込んで、処理といっても何をしていいかわからなかったが、これは
自分のせいだと思っていたから、何とかしなきゃと、考えるばかりで、でも部屋に連れ込んで彼女の目を見ると、その
目に釘付けになった。恋に落ちた、のが自分でもわかった。ずっと一緒に暮らそう、そう決心した。両親の反対やらな
ど知ったこっちゃない。
彼女は怜悧で、勘が鋭く隙がない。おまけに凶暴で、悪魔的なところがあった。でもそれを見るたび好きになった。
時々人間の目をすることがある。それを見ると逆に恐くなって目をそむけてしまう。性欲は強く、喘ぎ声は大きく、それ
を聴くたびにうれしくなった。両親は警察を呼んだこともあったが僕が守ってやった。この事件のせいでで高校にも行
けなくなった。みんなは狂ったと言った。恋とかじゃなく、ただ単に頭が。友達づきあいも無くなり。家からも出なくなっ
た、彼女が家から絶対に出たがらないからだ。ずっと彼女と一緒にいた。そして父親だけが気付いていたらしかった。
僕が彼女に触れる時、身震いし、顔が勝ち誇ったかのような、悪意に満ちて、歪んでいる事に。
ある日、彼女が外に出たがった。僕はうれしくて大喜びで出かけた。両親は心配したが、それから数時間後、家が手
のつけようもない猛火に包まれたため、注意が完全にそっちへそれた。初めて出火に気付いた時はすでに火はまわっ
ており、手の尽くしようがなかった。なす術もなく、両親、野次馬はたたずんだ。消防署の人たちは、周りに火が行かない
ようにだけに活動していた。だが新たに発見した対象が、全員の注意を燃えている家から変えさせた。
家へまっすぐ続く道を、あの女があの男の右足首を左手一本で掴んで引きずりながら、風神のごとく、猛然と、
疾走してくるのが見えたからだ。男はもはや何もできず体を引きずらせ、通った後には血のあとが付き、
それはどこからか延々と続いていた。意識はかろうじてあった、悪意の意思が。
噛み締めた唇は裂け、そこから悲鳴が一度だけ聞こえた。女はそのまま一直線に走ってきて、人ごみの上を
ジャンプして飛び越し、渦巻く炎の中に姿を消した。やがて静寂があたりを覆った。
あの絵のことだが、家もろとも燃えてしまっていなかった。あの男の父親が非難する時に一緒に持ってきたからだ。見つけた
のはたまたまだった。階段の下の所にポツンッと立てかけてあったので、一目見るとすぐに魅了されてしまい、そして気付けば預金通
帳やらなんやらと共に父親の横にあった。しかし絵の内容はあの女ではない。うんこの描かれた絵だった。
>>23-25 >目は凛々しく、眉は右上がりになっていて凛々しく、口元は一番凛々しさ感じさせるのと、ついでに性格のきつそうな
、感情があるのに誰にも自分の感情を感じさせない、近寄りがたい形をしている。
(凛々しいという表現が三回! 感情が二回! 『感情を感じさせない』の重複まである!
主人公の意見が一致しない! 絵に描かれた人物の感情を読み取って性格がきつそうに見えている!
それでいて感情を悟らせないくだりがある! 『近寄りがたい形』は顔の造形を意味しているのか!)
>ジャンプした姿だろうか、全体的に脈同感がある。
(脈同感は躍動感!)
>家路に付く僕はまだ動揺している。
(家路に就く!)
>両親の反対やらなど知ったこっちゃない。
(ぼかして言う必要性を感じない! 『やらなど』の使い方を初めて目にした!)
>時々人間の目をすることがある。
(普段はどのような目をしているのか!)
>ある日、彼女が外に出たがった。僕はうれしくて大喜びで出かけた。
(この文章から以降の視点がおかしくなった!
数時間後に家が猛火に包まれる! 誰の視点で語っているのか!
改行を挟まずに三人称にしたのか! あの女やあの男は誰を指しているのか!
あの女は絵画の彼女! あの男は一人称の時の主人公! 推測でしかわからない!)
非難は避難!
梗概のような文章の合間に描写が挟まっているように思える!
日本語として危うい表現が多くて読み難い!
個々の感情の流れや話の展開に納得がいかない!
最初に決めた人称に徹して読み易い文章を完成させることが課題28点!(`・ω・´)
27 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/01(火) 21:02:06.46
28 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/01(火) 21:19:56.09
28点はひどいなw。これまでの最低点だろ。
明らかにふざけて書かれたネタ的な文章以外では。
文章が下手だからしょうがないな。
下手っていうか、推敲を全くやってないな。
俺の隣にいる、こいつのことを知りたいか? 髪が黒くて長くて、眼鏡をかけたこいつのことを。
お前はこいつを女だと思うか? もし女だと思ったなら、お前はなんつーか、女好きだな。
髪の長い男だっている。眼鏡をかけて髪を生やした化物かもしれないぞ。女を真っ先に連想したお前は、相当に飢えているな。
まぁ、俺の隣にいるのは女なんだけどな。しかも巨乳だ。
待て、待てよ。まだ若いとも可愛いとも言ってないぜ? ババアの可能性だってあるんだぜ?
…………そうか。
そんなに若い女がいいか。若くて可愛いくて、巨乳で黒髪で眼鏡をかけた女がいいんだな? お前は。
とまぁ冗談はここまでにして、ご察しの通り、今俺の隣にはまさにそんな女がいる。
裸か? それは想像にお任せしよう。
俺がこいつと出会ったのは、昨晩のこと。特に目的もなく街を歩いていた時だ。
カラオケ屋の向かいのデパートがあるだろ? わからないか? ……まぁいいや。そのデパート入口横の壁のところに、男が4、5人固まってたんだ。全員で誰かを囲ってるって言った方が早いかな。
連中は見るからにガラが悪く、恐喝若しくはナンパだろうと一目で察しがついた。
俺は今じゃこんなだが、昔は不良にたかられたりしたこともあった。同情したんだろうな、その囲まれてる奴に。
止めに入ったかって? いいや。ボコしたさ。速攻な。
事情はよく知らなかったが、恐喝かナンパの二択だろ? まさか全員で取り囲んで、人助けをしようとしてたなんてことはあるまい? 迷う必要なんてないぞ、お前も同じ状況なら同じようにしろよ。
で、話の続きだ。バタバタと倒れた男達の中から出てきたのは、黒のセーラー服を着た眼鏡の女、つまりこいつだ。
身長は俺の胸ぐらいしかなく、大体目測で155センチだ。チビで巨乳で黒髪眼鏡、お前好みで良かったな。
こいつはその時、助けてやった俺に対して「ありがとう」の一言もなかった。目も合わせずに、スタスタとそこを立ち去ろうとした。
俺はブチ切れたかって? 当然、こいつの襟首を掴んで、元いたデパートの壁に叩きつけてやったさ。俺は不良だけじゃなく、常識のない奴は総じて嫌いだからな。
すると、どうしたか。こいつは「げふっ」なんて言ってゲップをしやがる。
女のゲップは可愛いか? お前は可愛いと思うか?
…………そうか、ありがとう。お前はむしろ好きか。だが一般的には少し好みを選ぶと思う。
で、話の続きはどうなったかって? 残念ながら、俺にはそこから先の記憶がない。
じゃあ今俺がどこにいるかって? その時のデパートから歩いてすぐのラブホテルの一室、ベッドの上だ。前に何回か利用したからわかる。
こいつは裸か? いや、こいつは昨日のセーラー服のままだ。
俺は、首だけの状態で今お前と話している。身体は全部、隣にいるこいつに喰われた。
驚いたか? 俺はこいつが女だとは言ったが、化物じゃないとは言ってないぜ?
ん? 驚かなかったか? なんだ、お前はこの話、知ってたのか?
……そうか。いや正直、途中から俺自身、一体誰に話しかけているんだろうとは思ってはいたが……ようやくわかった。あの不良達がこいつに問いただして探していたのは、お前だったんだな?
俺もこいつに頭まで喰われれば、お前みたいに空中を漂う思念みたいな存在になるのか? というか、俺は今何故首だけで生きていられる?
何? 頭は3時のデザート? すまん、今何時だ? さん……
>
何年にも渡り頭の中に積み重なったさまざまな不満、願望の断片には、灰色の塵が積もって最早それが何であったかも判然としない。
片付けちまおう片付けちまおうと思いながら、数年放置されたそれらのがらくたは、ただの重しとなって俺の頭を押さえつけていた。
薄暗いゴミ屋敷みたいな頭を抱えながら、雪の降る12月の木屋町通りをふらふらと歩く。すると自分の存在自体もそんなちっぽけながらくたどもの一つのように感じる。
安居酒屋やうるさい大学生、いやにぬらぬら光る高瀬川、それら全てに勝手な怒りを覚えながら、こんな本能的な衝動すらも、ゴミ屋敷の中では不燃のままくすぶり続けるのである。
冬、ホールデン・コールフィールドがニューヨークをさまよった季節。あちこちぶつかりながらも奴は叫び続けたのだ。喉を震わせ言葉を吐き続けたのだ。
取扱説明書を無くした俺の頭は、かすかにそんなようなことを考えながら、しかしだからといって自己に対する嫌悪感すらどこに置いたのか忘れているようであった。
俺はよれたコートからくしゃくしゃの煙草を取出し吹かしてみたが、京都の風にやられた喉が鈍く痛みを訴えただけであった。
目的の安居酒屋に着いた頃にはコートはだいぶ濡れていたし、喉も風邪にやられているようであった。最早自分のみじめさにも不干渉であったが、それでも、今にして思えばだが、
こんなちんけな安居酒屋でこれから自身の身に起こる事態を考えると、憐れみを覚えずにはいられない。
雑居ビルの3回に向かうエレベーターの中では、馬鹿な大学生が一人、ゲロと一緒に横たわっていたのだ。
放り込まれるにはいささかハードなシチュエーションが、こんな悲しくもチープな場所から始まって良いものなのであろうか。ただ、これも今になって思えばだが、
すべてはここから始まってしまったのだ。良きにしろ悪しきにしろ。?
よろしくお願いします。
改行がおかしいのと最後の?は気にしないでください。
>>31-32 読者に語りかける形式の二人称の文章だと思った!
読み進めていくと違っていた!
浮遊する思念に話しかける形の二人称の文章だった!
前者ならば違和感はなかった! しかし、後者の場合には大きな疑問が残る!
怪物の作用によるのか、頭だけの存在になっても男は生きていた!
その影響下にあると考えれば、思念の存在と会話も成り立つかもしれない!
ただし、思念は他が見えていない! この部分の理由が書かれていないのですっきりしない!
女を取り囲んだ男達と思念の関係、それに付随する内容は書かれていないが想像はできる!
臨場感のある文章は短いながらも小説を読んだ気分にさせた70点!(`・ω・´)
>>33 『12月』、『3回』、『一つ』『一人』と統一感がない!
>〜ゴミ屋敷の中では不燃のままくすぶり続けるのである。
(『不燃』と『くすぶり』が意味の重複!)
文中の時制がおかしいと感じる!
>最早自分のみじめさにも不干渉であったが、それでも、今にして思えばだが、
>こんなちんけな安居酒屋でこれから自身の身に起こる事態を考えると、憐れみを覚えずにはいられない。
(現在の話が過去を振り返るような書き方がされている!
自分のことに無関心の人物が、すぐに憐みを感じる点に違和感を覚える!)
>放り込まれるにはいささかハードなシチュエーションが、こんな悲しくもチープな場所から始まって良いものなのであろうか。
>ただ、これも今になって思えばだが、すべてはここから始まってしまったのだ。
(現在のように見える! 回想のようにも見える! 物語の流れがよくわからない!)
文中の時間の流れが読み難さを増長している56点!(`・ω・´)
久々に感動した
ありがとう
>>35 ありがとうございました。次もまたよろしくお願いします。
魚からあなたへ1通のメールが届いています。
「へぇ、開けてみよう」
それは魚雷。あなたは吹き飛びました。
身体は弧を描きながら山脈を越えた。景色が素早い。これが、鳥達が見ている世界というものか。
俺は次に、海面に突入した。世界は緩やかな青に変わった。
「やぁ」
誰かと思えば、魚だ。俺の唯一無二の親友。だが、よくも俺を吹き飛ばしてくれたな。
「何言ってんだい? ゴポゴポだけで聞こえないよ。わっ、やめてよ。殴ろうとしないで」
ウロコを全てはいでやる。この、この。
「あれはただの冗談じゃないかよう。そんなことより、上を見なよ。海面に太陽の光が透けて、とっても綺麗だよぉ」
馬鹿野郎、言う通りにしたら鼻に海水が入ったじゃないか。海面は確かに綺麗だったけど、お前はの心は汚いぞ!
「わざとじゃないよ! 君の体がそういう作りだなんて知らなかったんだよー!」
俺は苦しさのあまり、全力で水をかいて水面に顔を出した。
「畜生、お前の友達なんてもうやめてやる……」
しかし、そこで気づいた。魚が自由になれる海中で俺は喋れず、俺が喋れる水面に魚は居ることができない。俺たちはお互いの性質上、面と向かって会話することができないんだと。
今までよく友達でいられたな、と思った。
海中に視線を落とす。魚は俺の足元で泳ぎながら、ヒレで携帯を打っていた。
「魚からメールが届きました」
防水の携帯をポケットから取り出す。
『君が何を思ってるかぐらい、顔を見ればすぐわかっちゃうよ! 人間と魚じゃ言葉が届かないって思ってるんだろう? 馬鹿だな! だから僕らはメル友なんじゃないか!』
ばっ、馬鹿! そんなのわかってるよ。お前の方が馬鹿だな! そう返そうと思ったが、下を見れば魚と目が合って、笑いながら睨み返された。これはメールも必要ないようだ。
俺は、いい友達を海に持ったみたいだな!
魚雷が添付されていました。あなたは吹き飛びました。
>>39 >身体は弧を描きながら山脈を越えた。景色が素早い。
(景色は自発的に動かない!)
>俺は次に、海面に突入した。
(海面は外気に接した一部の名称! その皮膜のような部分に突入できるのか!
似たような言葉の『突進』を使った方がよい!)
>俺は苦しさのあまり、全力で水をかいて水面に顔を出した。
(真水とは違うので海面にした方がよい! 以降の『水面』の指摘は省略する!)
読み易い文章は大いに評価できる!
細かい設定の指摘は不要に思えた!
読者を楽しませようとする作者の意図は汲み取った!
ワイは65点と添付した魚雷で作者を吹き飛ばした!(`・ω・´)
夕食
いつものように自分の椅子にへたり込む。食卓に並べられた食事を見渡す。やっぱり同じだ。もう五年間もまったく
同じ夕食が続いている。僕の皿には右脚の膝から下が、僕の前の母の皿には左腕が、その隣の父の皿には右腕が、
僕の横の妹の皿には左脚の膝から下が、生のまま、何も手をつけられていない状態で載っている。
体のどの部位も恐ろしい白色で、所々薄く青紫の血管が浮き出ているのと所々陰になった所がなければ、僕はこれ
を食べ物とさえ思わないだろう。それはきらきら星変奏曲のような怖い夢を見た時のようにおぞましく、吐き気のする恐
ろしさで存在し、メルヘンさがるためにより1層、いやそれがあるからこそあんなにも死体は恐ろしい存在であり続けるの
だろう。でもその切り口は特別で、その赤色だけはいつ見ても綺麗だと思う。そういえば人を焼いたり煮たりする料理は
聞いたことがない。みんなこの赤を見たいのからなのかな。生のまま噛り付く食べ方だけで、切り身にして皿に一人分
ずつ配るという食べ方もついぞ聞いた事がない。人の食べ方はチキンナゲットのようにむしゃぼりつくアメリカンで野蛮な食べ方しかない。
僕はそろそろ食べようかと、脚を持ち、かじる。昔アクエリアスとオレンジジュースを混ぜたら美味しくなるだろうかと試し
てみたことがあるが、その混ぜた奴の味に似ている。おい、人がオレンジの味なんでする分けないだろうと言うかも知れないが、
丁度オレンジみたいな味が最初に来て、そして何より嫌な、あの後味が来る。それはしばらくは顔が歪んでしまうほど悪く。
かじってその味がした僕はとりあえず、皮のほうを剥きながら口に含んで、味を誤魔化し(皮の方はチキンナゲットよろしく人の方も美味しい)、一口目を終えた。
食卓に出されたのは大きい人だった。この大きいのがまた問題で、小さいのだとまだあの後味があまりなく、
食えたもんなんだけれど。そうだな、一メートルちょいの小さい人のが一番食える。でもこれは完全に一メートル
七十を超えた奴だ。また大きくても女性のなら(味の方は変わらないんだけれど)性欲がそそられる所があるため
に美味しく食べられる。が値段が高いために三度くらいしか食べたことがない。夕食には滅多な事がないかぎり出
ないだろう。二口目を口に入れる。
僕は人が嫌いだ。なんでこんな物食べるのだろうといつも思う。せっかくの楽しい夕食も嫌いな食べ物だと台無しだ。
でも人が出てくるたびに一つだけうれしいことがある。鉄分の匂いが強烈にあたりに漂っているせいで懐かしい気分
になるんだ。死んだ祖父が人屋で、いつも鉄分と人の腐った臭いとが体に染み付いていため、この臭いを嗅ぐとい
つも懐かしく感じてしまっている。そんなノスタルジーに浸っていたが、三口目を口に入れたせいで全て吹き飛んで
しまった。。
ふと台所の方を見る。母が何か作業しているその横に、まな板の上に目を半分開けたまま、口も半分開けたまま
の、人の頭部が置いてあった。僕はこの顔を見た時驚いた。生き物に見えなかったんだ。物のように(無生物のように)
感じてしまった。そこで僕は元々人自体が生き物以外の生命体なんじゃないのか。生き物以外の生命体なんて、もう言葉
自体が矛盾してるけれど、だからこの人を見た時生き物に見えなかったんじゃないのか。そんな事を考えながら四口目を口
に入れた。入れた途端、味のせいでそんな考えなんて何でもいいやと思った。
不味いもの無理やり食べてる不条理からか、人の不味いのが悪いのではなく、不味いと感じる僕の方が悪いのではないか
という考えを閃いた。しかし人を憎むより僕の方を何とかした方が良いと思ってもどうすれば良いか分からない。何でみんなは
食えるんだろう。僕もみんなみたいに人がうまく感じられたらこの夕食の時間もすばらしい時間になるだろうに。五口目をなんとか
飲み込むと、ついに我慢の限界が来た。
もう一口も食べたくない。助けを求めるように、歪んで俯いていた顔を起き上がらせ、あたりを見渡した。父と妹は
もくもくと食べている。こっちの方になど気付きそうもない(だいたいこの人らに助けを求めるのはプライドが許さない
からどうでもいい)。台所の方を見る。まな板の上の頭部の死んだ目を見た。そのまま僕は目を離さない。見つめ続
けた。もうお前を食べたくないんだ、もう嫌なんだと、そういう目をして見つめ続けた。驚いたことに僕は、この人に助
けを求めていた。じっとそのまま見つめ続けた。
「OH MY GOD!! めっちゃ見られてるやん。どうしよお、そんな見つめられたらどうしよお。どうしたら
ええねーん、どうしたらええねーん。勘弁してやー。ホンマやでー。」
もし見つめられてるまな板の上の人がそう考えてたとしたら面白いな。
ああもう嫌だ。何でこんなこと考えてるんだ。不味い、不味い、不味い。もう食べたくない。もう我慢できない。
突如として僕は、まな板の上に置いてある頭部をサッカーボールみたいに、思い切り蹴リ飛ばしたら面白いこと
になるんじゃないかと考えた。さぞ良い憂さ晴らしになるだろう。その考えが僕に取り付き、ただ頭部を見つめて、
やろうかやらまいかの決心に本気で迷っていた。母がいきなり蹴れ、蹴れと僕をせきたててきた。父も妹も蹴れ、蹴れと
僕をせきたてる。ついに僕の我慢は限界を超え、まな板の所まで走って行き、頭部をひっつかみ、床に置いて思い切り
蹴り飛ばした。蹴り飛ばされた頭部は壁を凹ませ、跳ね返りまたもとの位置に戻ってきた。なんと面白い光景だろう。思わず噴
き出してしまった。僕はもうやめられない。すごく面白い。何度も蹴り続けて壁を穴だらけにしてやるという目標を自分で作り、それに
向かって猛進し続けた。そうやってむきにになってる所で、あまりに興奮したためだろうか、目が覚めた。白い天上が見える。
覚めた僕を親は泣いてうれしがり、医者、看護婦さん達も喜んでくれていた。僕はしばらくして退院し、人より遅い高校受験をした。
46 :
野良夢1:2011/03/06(日) 05:52:56.65
「あの、センパイ、夢って見ます?」
「ドリームだろ? ドリームなら俺ぁ常に見てるぜ」
「……」
ええと、凄い誤解を招きそうだから言うけど、センパイはそういうキャラじゃないんだ。文字だけじゃわからないと思うけど、メガネで細くて、どう見てもオタクな外見だからね。
「センパイもっと知的な返しをお願いしますよ。いや、別に知的でなくてもいいからちゃんと答えて下さい」
「俺はゲームしてる夢をよく見るな」
流石はゲーマーのセンパイだ。夢の中でもゲームとは。
「お前はどんな夢見るんだ? アニオタだから、アニメ見てる夢か?」
アニメ、とか大声で言わないで下さい……。恥ずかしいでしょ……。
「えーと、それが、ボク夢見ないんですよ最近。思い返せば最期に見たのはいつだったか……もう何年も見てない気がします」
「フーン」
センパイは人のことにはマジで関心がない。まぁボクの話題が「だから何」って感じの話なのも悪いとは思うけど。
「それは、夢が脱走して野良夢になっている可能性があります」
「「うわ!」」
ボク達2人の間から顔を出した女の子! げ、激マブなんだけど!
「キミ1年? お住まいはどこ?」
「早速ナンパしないで下さいよセンパイ!」
何度も言うようだけど、センパイはナンパなんてできるようなキャラじゃないからね! 文字だけなのをいいことに態度がでかくなってるんだ!
「ふむふむ、この夢探知メガネによると、この先の角を曲がったところに凶悪な野良夢がいますね」
うわぁ……メガネかけるとまた一段と可愛いなぁ。ちょっと発言がおかしい子みたいだけど、ここは「さっきからなんなんだ、その野良夢ってのは!?」とか言って話に乗ってみようかな。
「なんなんだよォ!! わけわかんねえ! これは現実なのか!? 一体野良夢とは!? そして1年坊、お前は何者なんだァーッ!!」
「せっ、センパイ! ボクが思ったこと先にやらないで下さいよ!」
センパイはその掛け声と共に道角まで突進し、勢い良く左折した。
「だめです! 凶悪系です! 殺傷されますよ!」
女の子が叫んだけど、もう遅かった。ボク達の目の前で、センパイは道角から現れた花の化物のツタに絡められて、空中に持ち上げられてしまった。
「うわ、なんか俺、さっきあんなリアクションしちゃったから、今更驚けないっていうか……」
「センパイ逃げて下さい! 自力で!」
ボクからそう言われて、もがいて脱出しようとするけど、ツタの締め付けはどんどんきつくなり制服に食い込んでいく。
こりゃヤバいぞ。そのうちバキバキなんて音が、いやブチュブチュなんて音がして、センパイの四肢をグチャグチャに引き裂いて散らしそうな勢いだ。
センパイは死んでしまうのか! ボクの脳裏に、センパイから借りていたゲームソフトや漫画のことが浮かぶ。
「ところでさ、あれ、花の形をしてるけど、花の夢なんて見る人がいるってこと?」
「そ、そんな話をしてる場合では……! あの先輩、ツタで惨殺、若しくは捕食されてしまいますよ! あからさまに見殺しにしようとしてませんか!?
でも一応質問にお答えしますと、野良夢は夢で見たものがそのままの形で具現化されます。ですから、ゲームをする夢がもし脱走したのなら、ゲーム機とテレビとそれをプレイする先輩がその辺りを徘徊することになります!」
「そう……なら手出しは無用かな。何故なら、ボクがここ数年見ていたはずの夢は恐らく……」
そう言って見上げた夕暮れの空を一筋の流星が切り裂き、花の野良夢へと衝突した。
それは、スーツに身を包んだ変身ヒーローの急降下キックだった。茎をへし折られた野良夢は花冠からぎゃおおおと悲鳴を上げて、センパイに絡みついたツタはしゅるしゅると解けていった。
「あとは『彼』が勝手にやってくれるよ」
「か……かっこいいです……」
残念ながら女の子はヒーローの方にメロメロになってしまったみたいだ。
「おいっ、これっ、止めろよ! この戦闘を! わ……」
腰を抑えて逃げ出すセンパイの背後で、ヒーローの必殺技を浴びた野良夢は大爆発を起こした。
その後センパイがどうなったかは知らないけど、ボクから抜け出した野良夢のヒーローは今日もこの街を守ってくれている。
というかビリビリになるところだった。そしてドカバキとなって骨をメコメキャッとされてズタボロになるところだった。
>>42-44 >体のどの部位も恐ろしい白色で、所々薄く青紫の血管が浮き出ているのと所々陰になった所がなければ、
>僕はこれを食べ物とさえ思わないだろう。それはきらきら星変奏曲のような怖い夢を見た時のようにおぞましく〜
(青紫の血管と陰があれば食べ物に見えるのか! 『きらきら星変奏曲』は六分程の曲! 美しい旋律に悪い印象は受けなかった!
この部分は主観に左右されるので提示に留めておく!)
>〜メルヘンさがるためにより1層、
(『メルヘンさがあるためにより一層』のような気がする!)
>みんなこの赤を見たいのからなのかな。
(『の』がひとつ不要に思える!)
>人の食べ方はチキンナゲットのようにむしゃぼりつくアメリカンで野蛮な食べ方しかない。
(『むしゃぼりつく』は『しゃぶりつく』と『貪り食う』が混ざっているように見える!
ここでは『貪り食う』が適切に思える!)
>おい、人がオレンジの味なんでする分けないだろうと言うかも知れないが、
(打ちミスがある!)
>〜三口目を口に入れたせいで全て吹き飛んでしまった。。
(『。。』は『…』の意味なのか! 単純な打ちミスなのか!)
>〜やろうかやらまいかの決心に本気で迷っていた。
(『やらまいか』は方言で『やってみよう』になる! 従って意味の重複!)
>白い天上が見える。
(天井のような気がする!)
文章が荒い! 熱心に推敲したようには見えない!
内容で言えば、どのような経緯で主人公は眠りにつくことになったのか! 夢の中に原因の断片を織り込む必要がある!
最後の一行を活かすために意味のある夢を展開させた方がよい48点!(`・ω・´)
>>45 >そんなゴシップに揺れる宮廷で、一人、その噂に耳を傾けていた一人の少女がいる。
(一方の『一人』で構わない!)
>兄の書くフランス風のイタリア音楽は、そんな宮廷の情勢を反映してか、絶妙な具合で随所にイタリア風の華麗な音楽の趣味をとりいれ、
>フィリドール一族のケルト音楽の風味が濃厚に残る音楽を向こうに回し、堂々たる出来栄えだった。
(『音楽』の多用が目立つ一文!)
>ああそうだ、アリアヴォクスの新譜の捕り置きを頼んであるんだ。
(捕り置きは取り置き!)
>今回は「カタリ派の音楽」だもんな。
(会話文の中の強調なので「」よりも『』の方がよい!)
兄と妹は同じリュリ!
妹はジャンヌと名前で書かれていた!
兄がジャンと書かれていないことに違和感がある!
兄は国王付きの音楽家!
妹のジャンヌは駆け出し!
ジャンヌがソプラノ歌手を探す適任者には思えない!
文章の細かい疵よりも内容に問題が多い!
特に人間の思考がおかしいと感じる!
作者が作り上げた人物の視点で物語を進めた方がよい!
作者は今以上に人間を知る必要がある66点!(`・ω・´)
>>46-47 >「えーと、それが、ボク夢見ないんですよ最近。思い返せば最期に見たのはいつだったか……もう何年も見てない気がします」
(最期は最後!)
>「キミ1年? お住まいはどこ?」
(初対面の相手を1年生と判断した理由がわからない!)
>文字だけなのをいいことに態度がでかくなってるんだ!
(メタフィクションの作品なのか!)
野良夢の定義がわからない!
夢が具現化して脱走する経緯は構わない!
問題は他にある! 元になった人間が夢の内容をどこまで覚えているのか!
>「ところでさ、あれ、花の形をしてるけど、花の夢なんて見る人がいるってこと?」
(夢が具現化しているにもかかわらず、当事者は夢の内容を覚えていない!)
>「そう……なら手出しは無用かな。何故なら、ボクがここ数年見ていたはずの夢は恐らく……」
(そのあとでは夢の内容を覚えていた! 辻褄が合っていないように思える!)
作品の方向性に迷いがあるように見える53点(`・ω・´)
>>50 ご評価ありがとうございます。
なるほど。
人間観察ですか。
わかりやすいご指摘ありがとうございます。
今後の執筆に生かさせていただきます。
>>53 >「ジャンヌよ。これよりリヨンを目指すぞ」
>「お兄様、リヨンに名歌手がいるって本当ですの!?」
>「今は信じるしかあるまい」
(この会話文でジャンヌはリヨンに名歌手がいることを耳にした!)
間もなく、馬車で交わされた会話!
>「目指すはリヨン。そこに名歌手がいるらしい」
>「お兄様、本当に信じていいの?」
>「あの御人、吹っ飛んでいるようで、意外と知識はあると見た」
(同じ内容を繰り返している! 強調にしてもくどい!)
> 馬車を見送りながら、眼鏡の一団は、再び街路を歩きだした。
>「眼鏡、眼鏡、眼鏡の友よ。どうか一緒に来ておくれ。黒い眼鏡に紅眼鏡、青い眼鏡に緑色。そんな眼鏡を通して見れば、どれも偏見、ここにあり」
>「あれは、新手の異教徒でしょうか?」
>「わからん。だが知識は本物のようだがな」
(馬車が走り出したあとに眼鏡の一団の描写がある! 二つの位置関係がわからなくなった!
『知識はあると見た』と『知識は本物のようだ』は同じことの重複!)
>「あ、有馬君? なら寝ていると思うわよ。昨日またCDを漁ってきて、それを徹夜で聴いていたらしいから」
(イヤホンで曲を聴いているので音が漏れたとは考えられない! 隣人は情報をどこで手に入れたのか!
鍵を使って室内に入っていれば、『らしい』という表現にはならない!)
>そこでリュリの「王の病気快癒のためのモテット」を演奏するわ。
(会話文の中の「」は『』の方がよい!)
玄関の靴だけで外に出ていないと考えるのか!
航は靴を一足しか持っていなかったのか!
靴が履けない状況の拉致に思いが及ばないのか!
内容や文章が
>>45よりも荒くなった62点!(`・ω・´)
>>51 ありがとうこざいました。また頑張ります。
>>54 ご評価ありがとうございます。
確かにおっしゃるとおり。
引き続き改稿作業に取り組みます。
ありがとうございました。
透き通るような青空の下、僕ら国軍は雪を踏み砕きながら歩く。
左右は針葉樹が聳え立ち、道は雪で覆われていて、太陽からの光をプレゼントがお気に召さなかった駄々っ子のように突っぱねている。その一部が僕の目に飛びんでくるので、僕はただ自分の影を見つめながら黙々と歩いていた。
白い息を吐きながらライフルを握りなおし、背嚢の重さに心の中で悪態をつく。部隊の仲間達も皆僕と同じような表情で、僕と同じような姿勢であるいていた。
ただ一人分隊長だけが周囲への警戒を怠らず、前方を行く機甲部隊がつけた戦車のキャタピラの跡をたどって部隊を導いていた。
「もうすぐ小さな村に着く。今日はそこで一晩過ごす。久しぶりにベッドとシャワー、それに温かい飯が食えるぞ」
分隊長の言葉に僕達は歓声をあげる。もう2週間以上屋根のあるところで寝ていないのだ。
>>57の続き
少しだけ軽くなったような気がする背嚢を背負いなおし、僕は前を向いて歩く。機関銃を肩に担いだ仲間が隣の仲間に高揚した声で村に着いたときの予定を語り初めた。
「まずはシャワーを浴びてこの汚い体とおさらばするんだ! そして次は――」
僕もさっさとシャワーを浴びたい。きっとシャワーは小隊の兵士達が長い列を作ることだろう。
戦争が始まってもう15年。僕らの国で弾圧を受けていたという少数派の民族が、自分達の自由を求めて戦い始めたのがきっかけだ。
最初は国軍が圧倒し、すぐに鎮圧されるかに見えたが、他の民族・宗教等、国の方針で切り捨てられ、迫害されてきた人々が触発され、団結して立ち上がった。
この大きいとは言えない国は二分され、各地で戦闘が頻発しているのだ。
戦争が始まったとき、僕はまだ5歳だった。戦争と共に育ち、徴兵年齢に達し、僕は軍隊に入った。そうして僕はこの道を歩いていると言うわけだ。
道の左右にできていた針葉樹の壁はまばらになり、小さな小屋を見かけたりするようになり、やがて村に到着した。
村へと続く道にはアーチがかけられ、「WELCOME OUR ARMY」と書かれている。家々に国軍の端がなびき、人々が窓から手を振っていた。
「大歓迎だな」
対戦車ロケットを担いだ兵士がつぶやく。
夕陽が木にひっかかり、やがて落ちていった。
その晩僕達は温かい食事とシャワーにありついて、村のホテルのベッドで寝た。分隊長や小隊長達はそれぞれ女を連れて民家に消えていった。
銃弾が飛び交い、砲弾が降り注ぐ。僕はライフルを抱きしめ、塹壕に縮こまっていた。
「砲撃だ! 早く隠れろ!」
誰かが叫ぶのが聞こえたが、すぐに着弾音にかき消された。
「応戦だ! 応戦しろ! 砲撃が収まったら敵がくるぞ!」
僕は部隊の集合場所へと急ぐ。足元に誰かの腕が落ちていた。思わず吐きそうになり、足を止めてしまう。
「おい! どうした?」
一人の兵士が近づいてきた。
ヒュルルル
「またくるぞー!」
着弾。轟音。さっき声をかけてきた兵士が肉片となって飛び散った。
「あ……ぁ……」
うめき声を上げながら僕は部隊の元へと向かった。
死だ。死が降り注いでいるのだ。僕はそう思った。
>>59の続き
唐突に死の雨が止んだ。僕は部隊と合流し、塹壕からミラーを使って外の様子を見ていた。煙とえぐられた地面しか見えなかった。
「もうすぐ敵が突撃してくるはずだ。全員迎撃態勢を整えろ」
分隊長が泥だらけの顔で厳しい表情を作りながら言った。
「了解!」
慌てて機関銃の二脚を立てる兵士、弾倉をチェックする兵士、ライフルに銃剣を取り付ける兵士……皆一様に険しい顔をしている。
皆僕より古参で、これから何が起こるのかよく知っているのだ。
僕もライフルを構え、外の様子を伺った。何もない平地。向こうには森が見える。敵の塹壕はあの手前、敵の迫撃砲はあの森の中だろう。
不意に野太い喚声が上がる。敵が銃剣をつけたライフルや機関銃を持って突撃してきたのだ。
「まだ撃つな! もっとひきつけろ!」
僕らは引き金に指をかけ、狙いをつける。敵の銃弾が目の前の地面を抉った。
「まだだ……もう少し……いまだ! 撃てぇ!」
機関銃が一斉に火を噴き、掃射する。僕もライフルを撃つ。外れた。それでも他の味方の銃弾を浴びて敵がバタバタ倒れていく。それでも敵の波は止まらない。
すぐに塹壕の近くまでやってきた。僕は慌ててライフルに銃剣をとりつけた。
白兵戦だ! 突撃!」
僕らは喚声をあげながら塹壕から飛び出す。敵を突き、打ち倒してゆく。弾の切れたものは素手で殴りかかる。男達の喚声、悲鳴そして死体で辺りは埋め尽くされた。
僕も一人の男を刺した。男の顔が苦痛で、そして絶望でゆがみ、倒れていく。僕は戦った。平和のために、家族のために、自分のために、僕は戦った。
ふと見渡すと辺りは地獄となっていた。はらわたを抉り出されうめく者、体にいくつも銃弾をうけ這いずる者。死体もたくさんあった。撃たれている者、刺されたもの、またその両方。
それらを踏みつけながら、男達はそれを量産するべく戦っている。
もうなにも感じられなかった。ただ機械的に立ち向かってくる敵を倒した。何度も殺されそうになった。しかし、かろうじて生き延びた。
そして僕は手榴弾の爆風で吹き飛ばされた。
>>60の続き
「はぁっ! はぁ……はぁ……」
夢か。少し前のことだ。大きな戦いがあって大勢が死んだ。運よく僕は生き残った。そう、運が良かったのだ。
しばらく天井を睨みつけてから、起き上がった。もう朝だ。時計を見るとそろそろ集合時間である。あわてて着替え、ライフルを持って集合場所へ向かう。
集合場所で分隊長から今後の説明があった。大きな作戦があるらしい。これが成功すれば我が国軍は確実に勝利へと向かうことができるらしい。
同じことを聞いたのはもう6回目だ。期待はしていない。
そして朝食の時間となった。各々が食料をうけとり、適度にかたまりつつ好きな場所で食事をする。
パンをかじって牛乳を飲んでいると、村の子供たちがやってきた。初めて見る兵隊さんに興味津々のようだ。皆も穏やかな笑顔で対応していた。
「兵隊さんその銃見せて!」
「それは何に使うの?」
「それって手榴弾?」
子供たちがまるで僕らの機関銃のように質問をしてくる。
銃に触れたがる子、ぶかぶかのコンバットブーツを履かせてもらって転びそうになっている子、チョコレートやガムをもらって笑顔で頬張る子。
みんな朝陽に負けないくらいまぶしい笑顔をしている。
僕の仕事は彼らを、彼らの笑顔を守ることだ。そう思わせてくれるほど素敵な光景だった。
戦っている敵も、こういった気持ちを抱いているのだろうか。彼らもまた子供たちの平和を祈り、守るために戦っているのだろうか。
>>61の続き
「ねぇ、兵隊さん」
一人の少年が話しかけてきた。銃にも他の装備やお菓子にも興味を持たず、さっきから眺めていた子だった。
「なんだい?」
「どうして戦争はなくならないの?」
僕は返事に詰まった。そして考えた。どうしてなのだろうか。みんなが平和を願い、みんな殺し合いを嫌っている。それでも戦争は起きる。今までも、そしてこれからも。
ふと空を見上げた。例の大規模な作戦に参加するためだろうか。戦闘機が編隊を組んで飛んでいる。
綺麗な青空とそこに浮かぶ雲の間でそれは飛び去っていった。そんな飛行機をせっかちだと言わんばかりに、のんびりと雲が追いかける。僕は視線を戻し、少年に答えた。
「みんなが平和に、幸せに暮らしたいと願うからだよ」
「そっか……」
もうすぐ僕は死ぬだろう。きっと、戦場で。
こんな人生がたくさん繰り返されてゆくんだろう。そうやって失われていく人生を踏み台にして人々が手にすることができるのは本当に平和なのだろうか。
分らない。でもきっと僕は確かめることができないんだ。
僕は少年の頭を撫でた。彼はそれを見ることができるんだろうか。僕らの人生を踏み台にして。僕には分らない。それでも僕は彼の踏み台になろう。そう思った。
以上です
もしよろしければご評価お願いいたします
>>57-62 行数の関係で不自然な所で改行してしまっているところがあります
ご留意いただけたら幸いです
>>57-62 >太陽からの光をプレゼントがお気に召さなかった駄々っ子のように突っぱねている。
(雪に太陽光が反射している! 意味を捉え難い比喩!)
>〜隣の仲間に高揚した声で村に着いたときの予定を語り初めた。
(『語り初めた』は『語り始めた』の方がよい!)
>家々に国軍の端がなびき、人々が窓から手を振っていた。
(変換ミスがある!)
>機関銃が一斉に火を噴き、掃射する。僕もライフルを撃つ。外れた。それでも他の味方の銃弾を浴びて敵がバタバタ倒れていく。
(敵が波のように襲いかかる激しい銃撃戦! 主人公は自分で放った銃弾が外れたことを理解した!
時間的な間が描かれていないので違和感を覚えた!)
>白兵戦だ! 突撃!」
(『「』が抜けている!)
主人公と少年の遣り取りに引っ掛かる!
みんなが平和を望む限り、戦争はなくならない!
そのように考えると、少年が主人公を踏み台にした後、他の誰かの踏み台になることが予想できる!
平和を強く望む者が新たな踏み台を世に送り出す! 相反する思想の中で翻弄される主人公の成長の物語!
抜粋とは言え、そのような内容が個人的に頭に浮かんだ!
夢を夢と思わせない為には曖昧な比喩よりも正確な描写の方が相応しいように思う67点!(`・ω・´)
65 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/07(月) 07:58:57.56
先日、登校のために自転車に乗ったところ、いきなりガタガタと音が鳴りだすとともに、大きな震動が襲ってきた。
遅刻しかねないほどのギリギリな時間だったので、構わず学校へ向かおうとするが、なにしろ音が出るのである。
幸い朝ということもあり通行人はあまり多くなかったものの、僕は人目を憚りながら学校へ向かわねばならなかった。
その日は学校でも給食用のストローをぶちまけるなど、碌なことがなかった。
これがいわゆる厄日という奴なのだろうと思いながら、下校の時間を迎えた。
自転車置き場へ向かい、自転車を転がしてみて初めて、ぶっ壊れていたことを思い出す。
その時なら、原因を調べる時間は十分にあった。
前輪を握る。堅い。後輪も握ってみる……柔らかかった。
僕はため息をつきながらも、校門までさらに自転車を転がして行った。
学校内で自転車に乗ることは禁止されているのだ。
校門へ向かうと、当然ながら他にも多くの生徒が下校している最中であった。朝とはみられる人の数が段違いであるし、もちろん友達もいる。
ここで普通に乗って行ったら、その大きな振動音により、僕は注目の的となってしまうであろう。
そのため、僕は自転車を転がして行くことを決めた。
自転車を持ちながら、それを押して歩くという姿もまた奇妙であるということも僕は認識していたが、騒音をたてて走るよりはマシであろうと考えたのだ。
自転車をゆっくり転がして行くと、次第に僕は違和感に気付いた。
後輪から、ぶぅぶぅとまるで屁のような音が鳴っているではないか。
それは、空気の抜けたタイヤが後輪の骨組みとゆっくりと擦れることによって鳴る音に違いがなかった。
僕は軽く焦燥を覚えながらも、ゆっくり歩くから悪いのだ、走って人の多いところをさっさと抜けてしまえばいい、と考えた。
そうして、僕はものすごい勢いで生徒の多い校門付近を走り抜けていった。自転車を押しながら、である。
今度はガタガタと音が鳴った。もちろん、普通に乗った時と比べればまだ音は小さかった。
その滑稽な様子のせいで却って目立たなかったかと聞かれたら僕は否定できない。しかし、そのときはそのようなことを考えている余裕などなかったのだ。
>>65 ご評価ありがとうございました
とても参考になりました
初歩的なミスばかりですみません
>>65 冒頭の内容が読み辛い!
自転車に乗ったところ、ガタガタと音が鳴り出す! この時点では後輪のパンクは明かされていない!
直後の『震動』の使い方が微妙! 揺れの正体は振動なのか! 地震のことなのか!
音は周囲に原因があるのか! 自転車が発生源なのか! 文章だけでは、はっきりとしない!
地震で大地が揺れている! その状態で自転車がガタガタと鳴る! 仮定したとしても人目を憚る理由がどこにあるのか!
災害時に細かいことを気にする人が大勢いるとは思えない!
自転車がパンクしている状況を表したいのであれば、紛らわしい地震を発生させる必要はないように思う!
>その滑稽な様子のせいで却って目立たなかったかと聞かれたら僕は否定できない。
(『却って』は予想に反する場合に使われる! 一見すると、『目立たなかった』は否定にも読める!
『却って目立ったのではないか』と訊いた方がよい!)
文章に関して不自然に硬いところが散見される!
主人公や内容に適した文体が望ましい!
意味の薄い箇所は伏線にも使えないので削った方がよい49点!(`・ω・´)
風邪気味の為、残りは早朝に精読する!
ワイは寝る!(`・ω・´)
私は、よく周囲の人間から「几帳面な人間」だと評される。あるいは、真面目、まめ、四角四面。
いずれにせよ、他人からそういった類いの人間だと見られているわけだ。
思い当たる節がないわけではない。私が毎日、規則的な生活をしていることを言っているのだ。
寸分違わぬ時間に目覚ましの音で起き、ベッド上で軽い屈伸運動を行った後、背広に着替えて妻に挨拶をする。
洗顔後、妻が用意した朝食を胃の中に納める。トーストと目玉焼きとコップ一杯のホットミルクだ。食事を済ませた後は、新聞を読む。
一面から三面を隅々まで読んだ後、ほかは流し読みする。残りの時間は四コマ漫画のオチの意味を考えて過ごし、午前七時四十五分に家を出る。毎朝この繰り返しだ。
朝に限らず、昼も夜もこの調子で生活をしている。
そういったことを指して、私を先に述べた人間だと評しているのだろう。
しかし、と思う。一日を決められたサイクルで活動しているのは、なにも私に限ったことではない。学生であれ社会人であれ組織に属している人間なら、
毎日、時計の針に従って、変わり映えのないレール上を進んでいるはずだ。
たとえば、彼らがそうだ。視線だけで周囲を見回す。ホームで電車を待っている人の顔ぶれは、昨日とも一昨日ともその前の日とも変わらない。
私の記憶がたしかならば、立ち並ぶ顔はこの一週間ばかり変化がない。一週間、五番線を午前八時十二分に出発する電車の四号車に乗るという行動を繰り返している。
皆、私と同じように予定調和の生活をしているのだ。
私が几帳面な人間ならば、彼らも几帳面な人間ということになるだろう。彼らは、私とは無関係な人間だ。いわば、社会の中から無作為に抽出されたサンプルとも言い換えることが可能だ。
そのサンプル全員が几帳面な人間だということになれば、この世の大半の人が几帳面な人間だと言うことが出来るだろう。つまり、私は几帳面な人間かもしれないが、
それは特別でも特異なことでもない。みんなと同程度には几帳面というだけの話だ。
自分が平凡な人間であるという結論に達して満足していると、電車が到着した。
電車に乗り込み、毎日私が座している席へ向かうべく体の向きを変えると、異物が目に映った。
私の指定席と言ってもいいそこには、見知らぬ女子高生が座っていたのだ。異物の存在に気づいているのは、もちろん私だけではない。この車両に乗っているほぼ全ての人がその存在を認識し、訝しむような視線を浴びせている。
それだけ多数の視線をその身に受けながらも席を動かない図々しさ。これはただ者ではないと思い、闖入者の正体を見極めようと観察する。年の頃は十五、六。その瞳は、希望と不安が入り交じった奇妙な色をしていた。
少なくとも、図太い神経という私の見立てとは違うようだと考え、そして気づいた。
今日は四月七日。高校の始業式だ。
なるほど、彼女は今日から高校生となるわけか。それなら、電車の座席には暗黙の了解というものがあることを知らなくても不思議はないし、多数の視線も自分のことでいっぱいいっぱいで気づいていなかったのだろう。
私にもそんな時期があったな、と彼女の瞳を見ながら懐かしむ。しかし、その瞳も一年後には、私と同じようにくすんだ灰色になってしまうのだろう。喜び、怒り、驚き、悲しみ。
それらを見つけることが出来ない欠陥品になってしまうのだ。そんな彼女への同情からだろうか、今日は、彼女に私の席に座る権利を譲ることにした。
そして、私は、彼女の膝の上に腰掛けた。
どうしてこんなにもはっきりと覚えているのでしょうか?
あれはどう考えても二歳から三歳くらいの事なのに。
私は父方の祖父母の家へ遊びに行ったことが有りました。
父親は東北の、名のある旧家の出身で、その実家というのはそれはもう歴史のある大きなお家なのだそうです。
何分、私は都会生まれの都会育ちなもので、泥のような青臭い臭いを放つ田んぼやら、常に外へひらけていて、木と紙で出来た、
本当に家かと疑うような日本家屋やら、そこへ悪びれもなく堂々と侵入してきては、顔の周りを飛び回る忌まわしい羽虫などはまったくの未知数でした。
当然、子供の私はそんな人間が住めるとは思えない祖父母の実家などは大嫌いでした。
実家に着いてからというものは地獄の日々でした。
毎日は親戚やら、地元の有力者の元へ挨拶回りに駆り出されてはお行儀良くお辞儀などをしてました。
もちろん、私は一日と経たずに嫌となりましたが、私がぐずって泣いているのを見るといなや厳格な祖母が烈火の如く怒りだしては、自分の息子・・・つまり私の父親へ嫌味ったらしくお小言をいうのです。
当時の私には嫌味の言葉の意味などろくに分かりませんでしたが、都会のお家では私から見ると誰よりも怖くて威厳のあった父親が、私の祖母とかいう、頭二つ分も背の低い老婆に頭をへこへこと下げているのを見ることは、それはもう嫌な事でした。
しばらく経って、一通り挨拶回りは済んでも地獄からは出してもらえません。今度は退屈が待っていたのです。
実家にはテレビなどの、都会には当たり前のように置いてある「文化的な」物は何一つなく、あるのはだだっ広い沢山の和室と、大きな仏壇と、最低限生きるのに必要なものだけでした。
自然溢れる外へ遊びに行こうにも、蚊やら虻やらに体中を刺され、草木に腕や足を引っかかれて血を流しているとすぐ嫌になってしまいました。
仕方ないので、毎日畳の上でゴロゴロと寝そべっていました。そんなはしたない事をしているのを厳格な祖母に見つかると怒鳴られるのですが、幸い、この家には祖母から逃げ隠れることができる部屋がいくつもありました。
仰向けになって、すぅーっと息を吸います。太陽に照らされた、暖かくて独特な畳のイ草の匂いを嗅いでいるのです。あの香りは都会の家にはない、この家の唯一気にいった所でした。
ふと見上げると、なんでしょう?壁と天井の付け目に奇妙な飾り物がありました。後から聞くと、それは「欄間」というものだったのです。
この実家に来てからというもの、奇妙でないものは逆に少ないくらいでしたので、私はそれを何気なしに観察していました。
すると、隣りの部屋から父親と母親が、祖父母と話し合っている音が聞こえてきました。
都会の家では考えられないことです。部屋というものは完全に他の空間から密閉されていて、よほど大きな音でないと聞こえてこないのが普通でした。
しかし、この家では聞こえています。私は何でだろう?と思いながら、部屋を見渡します。すると、思わず「あっ」と声をあげてしまったのです。
思わず出てしまった私の声が、隣りにいる祖母に聞こえる事を危惧することよりも、大きなことを発見したのです。
壁の上にある奇妙な飾りと思っていたものに穴が開いていました。いや、穴が飾りとなっていたのです。そこから声が漏れていました。
部屋というものは、本当は密閉されているべきなのに、この実家の部屋はこっそりと、他の部屋へと繋がっているのでした。
一度、部屋と部屋が繋がっている。と意識してしまうと、色んな事に気づかされました。この家にはたくさんの風が、欄間や、壁の隙間から入ってくるのです。
朝には湿った、青草の匂いがします。昼を過ぎると、太陽に乾かされた土の匂いがします。陽が蔭ると豊かな森林の爽やかな風が入ってくるのです。
それまで密閉された家しか知らなかった私は、それとはま逆の開けている家を発見できて、嬉しくなりました。
大嫌いな祖父母の実家もちょっとだけ好きになれそうで、また嬉しくなったのでした。
iphoneからなので見辛くて所が多々あると思います。すいませんでした。
>>66 >「あなた達、もしかして、『王の病気快癒のためのモテット』を作曲しているのではないかな?」
(ジャンとジャンヌの二人は航に名前を明かしていない!
すぐに曲名を出した点に作者の意図が透けて見える!)
>あの太陽の昇るところさ」
(『「』が抜けている!)
>「うわ、凄い……。なんか、冬の陽の陽溜まりみたい……」
(『陽』は『日』のような気がする!)
>〜そうしているうちに、どこかこの世界とは別の次元の世界へと移ってしったのかも……」
(行の後半に打ちミスがあるように見える!)
ワイが引っ掛かった内容!
@ 航がフランスの地で平然と会話を交わしている! 大学でフランス語を専攻しているのか!
A 姉は異教徒なので隠れ住んでいる! 妹は初対面のジャンに姉の居所をすんなりと教えた!
文章に神経が行き届いていた! 内容には危うい点がある!
文章と内容が伴わなければ作品の質は向上しない!
作中に理解の早い人物が多いと『ご都合主義』の烙印を押される67点!(`・ω・´)
>>71-72 >思い当たる節がないわけではない。私が毎日、規則的な生活をしていることを言っているのだ。
(周囲に生真面目と評されて本人が思い当たる!
しかし、次の一文では周囲が指摘しているように書かれていた!)
>洗顔後、妻が用意した朝食を胃の中に納める。
(間違いとは言えない! 金品が絡む『納める』よりも『収める』の方が合っているように思う!)
>今日は、彼女に私の席に座る権利を譲ることにした。
(『彼女に私の席に座ることを許した』等の内容が適切!
権利を譲るとなれば、私が第三者から権利を譲渡されたように感じる!)
主人公は真面目ではあるが、どこかおかしい!
最後の落ちには笑いと狂気が含まれていた!
ショートショートとしては悪くない64点!(`・ω・´)
>>73-75 >その実家というのはそれはもう歴史のある大きなお家なのだそうです。
(この時点では主人公が家の大きさを知らないように見える!)
>何分、私は都会生まれの都会育ちなもので〜顔の周りを飛び回る忌まわしい羽虫などはまったくの未知数でした。
(主人公の田舎の印象が書かれているように思える!)
>当然、子供の私はそんな人間が住めるとは思えない祖父母の実家などは大嫌いでした。
(祖父母の実家と書かれていた! 未知数の意味がわからなくなった!)
>毎日は親戚やら〜
(意味はわかる! 『毎日のように』と書いた方がよい!)
>私がぐずって泣いているのを見るといなや厳格な祖母が烈火の如く怒りだしては〜
(早さを表す『いなや』であれば、『〜やいなや』と『〜がいなや』の形が一般的!)
>すると、隣りの部屋から父親と母親が、祖父母と話し合っている音が聞こえてきました。
(話し合っているので『音』は『声』のような気がする!)
二、三才の子供には見えない漢字の数々!
それでいて表現は年相応に幼いので、ちぐはぐな印象を受ける!
大人になった主人公の回想で統一されていれば違和感はなかったかもしれない49点!(`・ω・´)
>>76 ワイ様、病身であるにもかかわらず、懇篤なご指導、まことに感謝に堪えません。
本当にありがとうございます。
今日も精進してまいります。
お身体、大切になさってください。
ワイさん、風邪大丈夫?
余計忙しくしてごめんなさい。評価お願いします。
今日の昼休み、私は友達の優子と、机を向かい合わせにしてお弁当を食べていた。
母が作ってくれたお弁当だ。おかずはウインナー、玉子焼き、ピーマンと和えたちりめんじゃこ。彩りはそう良くないけど、栄養満点だ。
「栄養満点だよ」私がそう言うと優子は、
「しらすはねぇ、とくに栄養あるよ。なんせ、小さい命が一匹一匹だからね」
しらすじゃなくて、ちりめんじゃこでしょ? 私は思ったけど、どちらでも大差ないと思ったし、そんなことで優子と言い争うのも不毛なので、あっさり流すことにした。
「私のお母さんは、私の健康のこと考えてくれてるみたい」
「悪かったね、あたしはコンビニ弁当で」
私はお弁当を綺麗に、ちりめんじゃこの一匹も残さずに食べ尽くした。そして、お弁当の中に残ったおかずカップを捨てに、教室角に立つゴミ箱へ向かった。
ウインナーの入っていた黄色いカップを捨てて、ちりめんじゃこの入っていた赤のカップも捨てようとお箸でつまんだその時、私の手の動きは止まった。カップの裏に、まだ三匹のちりめんじゃこが残っていたのだ。
どうしようかと、私は一瞬迷った。これを捨てれば、私は三匹ぶんの栄養を取り逃がしてしまう。
「何もたついてんの?」
私の後ろから優子が言う。弁当殻を捨てるのを待ってるみたいだ。
細かいことを気にしていては、他の人に迷惑をかけることになる。そんな教訓が頭を過ぎった私は、ええい、と弁当箱の隅に残ったちりめんじゃこをお箸でかき出して廃棄した。
「あ……」
「何?」
「今捨てたちりめんじゃこって、何のために生まれてきたんだろう」
>>81 魚って人に食べられる為に生きてる訳じゃないから
ちりめんじゃこになって人に食べられたか、ちりめんじゃこになって捨てられたか、魚の主観では違いがないだろう。
アンタが化け物に食われる為に殺されたとして、その後どういう扱いをされるかで、アンタが生まれて来た意味は揺らぐのかね?
魚の主観で考えるべき魚が生まれて来た意味を、人間の主観で考えてどうするのか。
こんなんで小説書けるの?とまで思う。
ぷぅぎゃあさんがどう評価するか知らんが、この作品は俺が今年読んだ中で最低の駄作だわ。俺なら0点つけるよ。
よかったら読んでくださいな[link:novel_view?w=18107549]
いやだ。
エブリスタで細々と書いてます。「エブリスタ悪鬼夜行」で検索すれば出てきますので、評価いただけないでしょうか?
>>83 すごく不名誉なご評価……ごめんなさい。ありがとうございます。
主観で物を見がちな幼さを書いたつもりでした。主人公と友達の会話からも、そんな主人公の性格を表現した、つもりだったのです……。
今度はもっと高評価が頂けるものを目指してみます。ありがとうございました。
83の言ってることはおかしいから気にしなくていいよ
>>86 読んだよ。
体言止め多用がラップの歌詞を読んでる気にさせる。(韻を踏んでるところもあったような)
それが別段、悪いわけではなく、ケータイ小説らしさが出てる。
ただ、後半に行くにつれ、この体言止めは減ってる。何か狙いがあるのか、ないのか?
内容は、どっかの不良漫画そのものの筋。
主人公の高校生ハードボイルダーがチョークールすぎて血が通ってない印象。
あくまケータイ小説の範疇で見れば、文章は上手いほうだろう。
恋空とこの作品、どっちかを無人島に持っていけるとしたら、この作品を選ぶ。
>>81 女の子たちの日常の1コマとして、十分リアリティがあると思うよ。
こういったささやかな悲劇をたくさん並べていけば、いい感じの作品になると思う。
文章面に関しては、「ちりめんじゃこ」がやたら使われているのが気になった。
同じ言葉はあまり繰り返さず、ちょっと違う言い方にしたりすると味わい深くなるよ。
>>90 イメージしていたものが伝わっていて嬉しいです。
>ささやかな悲劇
適当的確な言葉をありがとうございます。
ちりめんじゃこの多用は、読み返したら確かに目につきました。文章下から二つ目の「ちりめんじゃこ」は「三匹」とかで代用でき、そう……? かも。
また頑張ります。ありがとうございました。
あなたのお名前はなんです?
「え?」
だって、どこにも書いてないでしょう? わかるように書いておいて下さいよ。
例えば今あなたが着てる服の名前なら、ロゴに書かれている社名で検索すればわかるでしょう? でもあなたのお名前を知りたい場合、ネットで調べたらそれは出てくるんですか?
「名前なんて聞いてどうするんだ……僕たちは今から殺し合うんだぞ」
あなたが今から殺し合う私に興味がないのと、私が何に興味を持つかは別です。
ほら、日がもう暮れかかっていますよ。あなたは私を倒して、一刻も早くお仲間の所へ急ぎたいのでは?
「そうだ。だから、下らない話してる暇はないんだよ!」
おっと、不意打ちのつもりですか? 残念ながら、私はあなたの戦い方や技に興味はありません。ただあなたのお名前が知れれば、すぐにでもあなたを殺して戦いを終わりにしますよ。
さぁ、何でもいいです。あなたの身分を証明するもの、免許証、保険証を提示して下さい。又は口頭で『僕は誰々だ!』と名乗られても構いませんよ。
「ダークフレイム!」
技名ではなく、あなたのお名前を教えて下さい。ほら、私はあなたの後ろに回りましたよ。
言っておきますが、私の攻撃はあなたのようなアタッカータイプなら一撃死させることが可能です。最期にお名前を言う気にはなりませんか?
……あなたは、敗れはしましたが優秀な使い手です。私はその名を記憶に留めておきたいんですよ。
「た、田中……ひろき……」
ブフッ! 田中! ひろき! 悲しい程に平凡ですね! それでは、用済みのあなたにはグサリ! 極上の痛みの中で逝かせてあげましょう。ほうら吐血! 出血! じきに意識もなくなりますよ!
「…………お前の名前も教えろ」
これから死にゆく身で、よくもまぁ、そんなしょうもないことが気になりますね。いいでしょう、教えますよ。私の名前は田中ひろきです。
どうです? 驚いていますね。鏡をみているみたいでしょう? これが私の能力です。
私はあなた──田中ひろきとして、先に行ったあなたのお仲間と接触させて頂きますよ。それでは。
>>89 拙作に目を通していただき、ありがとうございます。
文体が軽めなのは、携帯小説を意識してのことですが、キャラクターにイマイチ血が通っていないのは、私自身、悩みどころです。
もしよろしければ、どのように肉付けすればいいか、ご指導いただきたいのですが。
>>80 >ボロボロの麻の服をまとい、一見すると乞食にしか見えないその男は、
>ジャンを頭のはしからつま先まで、まざまざと眺めた。
(『まざまざ』ではなくて『まじまじ』のような気がする!)
>「はい、ありがとうございました。お客様、一点在庫がございます。いかがなさいますか_」
(語尾にアンダーライン! 奇を衒わずにダーシを使った方がよい!)
読み終えてワイは真っ先に思った!
真琴と七海がCDを買い漁った意味があったのか!
クラシック音楽のガイドとして作者が登場させたお飾りだったのか!
航の過去の行動が現実の世界で何も反映されていない!
主人公までもが観光ガイドのように思えた!
ワイなりの改良点!
@時間旅行に至る原因を明かす!
A物語の中の登場人物に意味を持たせる!
B音楽と国王の病状の因果関係を読者に納得させる形で提示する!
C過去の行いが反映した現代を作り上げる!
文章は向上した! 物語には言及しない! 点数は差し控える!
ワイの考え!(`・ω・´)
未評価の文章は晩に回す!
申し訳ない!!(`・ω・´)
96 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/09(水) 13:29:24.13
ルールー族は雌雄同体の体を持つ。
雌雄同体といっても、少し筋肉質でかなり背は高いが、大きく膨らんだ乳房や肌のきめ細かさ、また美しい髪以外の体毛の無さから全体的に判断して見た目は女性にしか見えない。
しかし、彼女らはもしくは彼らは、両足の間にヴァギナとペニスを両方持っているのだ。
また、ルールー族は類稀なる身体能力を持ち、日々実戦的な武術の訓練をしている戦闘部族でもある。
ルールー族は槍、剣、こん棒、弓矢など数多くの武器を扱うことができ、また、素手による格闘もキャッチレスリング
(関節技、絞め技ありのレスリング)のような格闘技をベースとした打撃技ありの総合格闘技を習得している。
その戦闘力の高さを買われ、一部族でありながら、ルールー族は広い国土を持つ王国と戦争や暴動が起こった際に特殊部隊として働く契約をしている。
その代わり、王国はルールー族に西の森の全面的な統治権を与えている。
文化的な面としては、ルールー族は14歳で一人立ちの儀式をしなければならない伝統的なしきたりがある。
それは、他民族の男を犯すことである。一人で他民族の領地へ忍び込み、捕縛してさらってくるのだ。
そして、自らのペニスで他民族の男のアナルを貫き通したものこそが大人として認められる。
また、戦争により捕虜として持ちかえられた他民族の男も縛りあげられ、勝利の宴とともに、
ルールー族全員に痛めつけられながら飽きるか、もしくは使いものにならなくなるまで輪姦される。
ルールー族は驚くほど性に関して寛容であり、時間、場所を問わず、また、相手の了承も度々取らぬまま、セックスに勤しむ。
その際、男役、女役はその場の雰囲気で決まる。あるときは、力の強いものや年齢の高いものが男役をやり、あるときには順番に交代で、
そしてまたあるときには争いで組伏せた方が男役をやる。
>>94 早速のご評価、ありがとうございます。
ご指摘いただいた点に留意し、改稿したいと思います。
ありがとうございました。
525 名前:515[] 投稿日:2011/03/09(水) 17:27:12.80
やっぱ推敲してみたいから517の意見を採用してテキスポにうpしてみました
プロットは作成済みでうpしたのは犯人の最後の独白部分です。
正直ストーリはかなり練れてきた自負があるのですが文体と小説の基本作法を見てもらいたいのでストーリーが展開する部分はあえて外しました
http://texpo.jp/texpo/disp/38813 何かご指摘お願いします
明日には消去します
補足
犯人はネットの世界で生きる内向的な人間なのでセリフを入れないで他者との関わりを描写していないないのは一応意図していますので突っ込みは無しで
作品全体はもう一人の主人公の目線で語るか第三者目線で会話部分も多くいれますのでうまくそれが表現できると思うので問題ないと思っています
99 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/03/09(水) 18:47:39.07
>>81 >しらすじゃなくて、ちりめんじゃこでしょ?
(食材は重なる! 乾燥の度合いで呼び名が変わる!
ピーマンに和えられている物の乾燥の程度がわからないので指摘はしない!
『しらす』、『しらす干し』、『ちりめんじゃこ』の順番で乾燥が進む!)
>〜私の手の動きは止まった。
(手が自発的に動きを止めた訳ではない! 三人称の表現が混ざっているように見える!)
話の流れがおかしい!
>「何もたついてんの?」
(優子が主人公を急かして、しらす(ちりめんじゃこ)を捨てさせたように思える!)
>「今捨てたちりめんじゃこって、何のために生まれてきたんだろう」
(『しらす』から『ちりめんじゃこ』に呼び名が変わっている! 主人公に注意されていないので奇妙に感じる!
自分のことを棚に上げた発言! 行動原理が一致していないように思えてならない!)
作者の主張したいことがわからない話だった48点!(`・ω・´)
>>92 >それでは、用済みのあなたにはグサリ!
(口でグサリと言っているように見える! 危うい表現!)
>しょうもない
(砕けた言い方!)
世界観が何もわからない!
描写を大雑把に語り、読者の想像力に丸投げしていた!
狂人の独り言にも見える!
評価する材料が少ないので点数は見送る!(`・ω・´)
>>98 あのーもともと
作者の行動ではないんですけど
というかまだストー的なものは一切書いてませんよ?聞きたいのは文体と小説の基本事項だけです
>>102 作者のオリジナルの作品や抜粋を受け付けている!
ワイのスレッドでは無断転載を認めていない!
基準を作ったワイが自ら破る訳にはいかない!(`・ω・´)
>>84 今日中には評価を終える!(`・ω・´)
104 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/09(水) 18:59:00.45
96ですが、間違いなく私のオリジナル作品です。直リンが上手く貼れなかったものですから。なので本人と証明する手段はありませんが、
なんとか評価してもらえないでしょうか?
108 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/09(水) 19:28:51.62
安価ぐらい付けろや
>>107 96じゃなくて86でした。
申し訳ありません。
進行が行き詰まってるので、客観的な意見が欲しいんです。
よろしくお願いします
>>86 >鼻歌まじりに人を傷つける悪鬼。
(傷は外傷なのか! 心的なことなのか!)
>連中に睨まれたら尻の毛まで抜かれ、人としての尊厳を奪われる。
(尻の毛のくだりは騙し取られる意味! 心的な傷を考慮に入れて頭脳戦を想像した!
読み進めていくと暴力の方だった!)
>自然と俺の顔も緩む。
(間違いとは言えない! 通常は頬が緩む! 顔が表情であれば問題はない!)
>〜眼下を見下ろしていた。
(意味の重複! 眼下に見るだけでよい!)
>昼下がりの日曜、通り魔に遭遇。これから半年は話題に困らないくらいにホットなネタだろ?
(読者に話を振っているように見える! メタフィクションなのか!)
>にっちもさっちも
(数字に関連した行き詰りに使われる! 借金やローンの返済等! 首が回らない状況を示す!)
脇腹を蹴って肋骨が砕けるのか! 位置関係で少し引っ掛かった!
>そんな男、好きになる奴いるかい?
(二度目なのでメタフィクションが混ざった一人称と理解した! これ以降、似たような箇所の指摘は控える!)
>雨嵐
(雨あられではないのか!)
>3面6臂、1員、1服、2の舞
(変換ミス!)
>1撃、第3者
(変換ミスに思われるかもしれない!)
>ひとりごち
(『た』や『る』が抜けているように見える! 紛らわしいので独り言でもいいかもしれない!)
>寡黙だし頭の回転も速い。
(間違いではない! 実際の速度ではないので『頭の回転も早い』の方がよい!)
>俺達は揃って箸を手に取りラーメンにかぶりついた。
(空腹の表現として理解は出来るが、少なからず引っ掛かった!)
>俺は龍膳の顔面に鉄槌を乱打した。
(この時点では攻撃の方法がわからない!
主人公の得意な頭突きかと思った! のちに拳と判明した!)
>〜跳びずさってかわした。
(飛び退るが一般的! 『跳び』に『退る』を付けたとしても読み仮名は『跳びすさる』になる!)
不良高校生が主人公の一人称!
『蛇蝎』、『窮鼠猫を噛む』、『南無三』、『争闘』等の漢字が年嵩を思わせる!
シリアスな場面にコミカルな文章を挟む! 人によっては興醒めするかもしれない!
ドトールでの作戦会議が回想とわかるまで時間を要した! 場面が唐突に飛んだように感じたので再考を促す!
主人公の回想や心の声が多い! 説明過多とは思わないが楽しめる要素は少ないと感じた!
主人公と龍膳以外の人物の影が薄い! 活躍の場が欲しいところ!
動的な場面の多さが読者サービスに繋がる66点!(`・ω・´)
>>100 すいません、最後の台詞は主人公のもののつもりでした。
またリベンジします。評価ありがとうございました。
>>112 わざわざ読んでいただけるどころか、大変わかりやすく欠点をご指摘いただけるなんて、感激です。
もう一度作品を見直し、修正していきたいと思います。
ありがとうございました。
彼は手の中で地球儀を弄んでいる。携帯ストラップの小さくて、粗雑なおもちゃだ。
日本はどう見ても韓国と地続きになっているし、インドネシアのあたりも島なのかゴミなのか
判別に困るような点がいくつか見えるだけ、アフリカにいたっては海に沈んでしまったようだ。
最近、自分の子供が地理に興味を持つようになった。海賊漫画の影響かもしれない。
テレビで外国のニュースをやっていると、「この国はどこにあるの」と無邪気に問いかけてくるのだ。
方角も分からないような小学校に入学前の子供がわかるように場所を説明するのはなかなか難しく、
「何言ってるのかわからない」などと父親の尊厳を打ち砕くことまで言われた。
地球儀を買おう、と彼が思ったのは昨日のことだ。我が子の尊敬のまなざしをあびている
自分を想像してにやけ顔になりながら、彼は通販サイトで品定めをした。
子供の頃に、父親からもらった地球儀は大きいものだった。最初は大喜びして一日中眺めていたが、
一週間もするとほこりをかぶっていたことを彼は思い出す。小さいものにしよう。
いつでも身につけられるように、携帯ストラップになっているやつなんか最高だ、と思い購入したのがこれだ。
彼は、ため息をついて手中の地球儀を眺める。こんないい加減なもの子供には渡せないな、と思う。
やはりこういったものは実物を見ないで買わないと駄目だな、と彼はゴミ箱に向かって地球を投げ捨てた。
三人称一元描写とやらの書き方がいまいちわからないので、その練習で書きました。
あえて、彼、自分という表現を混在させているのですが、これで三人称一元描写として成立しているのか、おかしな視点になっていないのか
について特に教えていただきたいです。
>>115 三人称一元描写(視点)を端的に言えば、一人の心の声を交えた三人称となる!
文中では父親と子供の二人が登場する! 終始、父親の視点で描かれていて子供の心の声は含まれていなかった!
判定としては三人称一元描写(視点)の文章と言える!
通常の評価に移行する!
>方角も分からないような小学校に入学前の子供がわかるように〜
(言葉の順番を間違えているように見える!)
>小学校に入学前の方角も分からないような子供がわかるように〜
(日本語の意味としても理解が容易!)
>やはりこういったものは実物を見ないで買わないと駄目だな〜
(通販サイトから購入しているので内容がおかしい!
『実物を見て買わないと駄目』とした方がよい!)
三人称の部分が曖昧で全体が一人称の文体に見える!
地の文が口語体で書かれているのが原因!
視点に拘泥して地の文への配慮が欠けた54点!(`・ω・´)
三月十二日、早朝六時三十分。俺は車で見知らぬ街に来ていた。特に意味はなく、ただの気まぐれだ。
ウインドウから見える──寒さにだろうか、体を膨らかした鳩が飛び去ったフェンスの向こう側には、細い川。向こう岸の家々と、俺が車を停めた有料駐車場との間に深い溝を作っている。
その間にかかる橋が斜め前方に見えた。とりあえず車を降りて、あそこに行ってみよう。腹も減った。朝飯を買う為、近くのコンビニも探そうと思った。俺は車外に出て、ドアを放るようにバタンと閉めた。
この時間に外を歩くのは久しぶりだ。この、白く霞んだような朝の空気感も懐かしいものだった。昼出勤の仕事になってから、確かに満足に寝れるが、朝に始まり夜に終わる世間の流れと同調する、そういう感覚はずっとなくなっていた。
ところで、駐車場から見えたあの橋……あの橋に、俺は行かなかった。何故なら、駐車場を出てすぐ、何気に橋と反対側の右手を見ると、他の商店と違いシャッターの開いた、この時間にも関わらず営業中らしいスーパーがあったからだ。
近づいていくと、店内に客らしい老人の姿、二十四時間営業を示す白文字がガラス窓に書かれているのも見えた。俺は納得して、すぐさま自動ドアから入店した。
店の規模は半端だ。八百屋紛いの店よりは大きく、本来二十四時間営業をやるようなスーパーよりは小さい。これは俺の主観だ。知る限り、二十四時間営業の店はある程度大きい。
恐らくここが、市の中心街からはそう遠くない、割と栄えた街中だからだろう。俺の家の近所のように大きく土地をとって馬鹿でかいショッピングモールを作ったりするのとは違う。地域差でそういった商業の基準の違いがあるというものを、俺はこの歳で初めて理解した。
店内に客は五、六人。皆、早起きの中年、又はそれ以上の老人だ。
メーカー品のパンコーナーで、商品を吟味するおばあさんがいる。菓子パンが好きなのだろうか。俺はこういった商品は、出勤前の朝食として世話になりすぎた為、一時期はもう目にするのも飽きた程だ。
そう思いつつも、久しぶりの菓子パン、惣菜パンに誘惑され、俺は手を伸ばす。
辛いものと甘いものを、俺は交互に食べたくなるタイプだ。いや、皆そうだろうか。
以前は意識していなかったのだが、同僚から「甘いものの後って辛いものが食べたいよね」と言われ、確かにそうだと思い、それ以来、一度の食事で買うパンや菓子は甘いもの辛いものを均等に揃えるようになった。
だが、それでも俺は甘党寄りなので、三種買った今回のパンは甘めのものが多い。ついでに買った菓子も、焼き菓子と飴、どちらも甘い。今日の朝食は甘々の比率だ。同僚は「うげえ、よく食えるな」と言うだろう。
会計を済ませ、また元の自動ドアから店外に出る。今更だが、軽装の俺にこの朝の気温は少し厳しい。
昼間起きて出勤する際にはこの格好でも問題ない。深夜車で帰宅するのにも、そう影響はない。つい今日まで忘れていたこと、一日で一番寒い時間帯が今ということだ。俺はブルブル震え出す体を縮こめて、早足で歩き出す。
さて、気になるのは駐車場から見えた橋だが、何故そんなに気になるのか自分でもわからない一方、何か暗示をかけられたように、意識が橋に向かおうとしない。
今この場所から歩いて、いや、走ってもいい、それであそこの角を左に曲がればもう着くというのに、ただそれだけのことができないのは何故か。
不気味なことかもしれない。だが俺は、その奇妙さに納得している。それも何故だ。
「ここから先が書けない」
行けないのは、知らないからなんだよ。俺が昨日、橋に行っておけば良かったんだ。三月十三日の俺は言った。
つまんね
何とかあいつの顔を大根おろしにかけたみたいにできないか、常日頃願ってきて、ついに今日、達成の日となった。
あいつは大変痛がっていた。顔の捲れた皮は鎖骨近くまで垂れた物もある。うまくおろせたやつだ。顔全体が人体
模型みたいになっていて馬鹿みたい。僕はその傷だらけの顔を見て気分が悪くなりながらも(グロテスクなもの、た
とえ血一滴とかでも苦手な僕だから、たとえそれが常日頃願っていたことだとしても顔を引きつらせてしまっていた)、
とんでもない事をしてしまった背徳感、やり遂げた事の歓喜とを体いっぱいに感じて、顔を抑えてうずくまる気持ちの
悪い、負け犬の、馬鹿の姿を悠然と眺めていた。
一段落が着いたので顔を上げ、ゆっくりと周りを見渡す。するとなぜだかみんなこちらを見ていない。偶然見てない
のではなく、意図的に目をそむけている。みんなこっちに注目してると思っていたのに、なぜだ。なぜ目をそむけるか
分からない。困惑する僕はみんなの中に、ふと黒い二つの目玉があるのに気付いた。こちらをじっと見つめている人
がいる。一人だけで、にやにやしながら、僕でもこのうずくまっている馬鹿でもない何かを、じっと見つめている人がいる。
この人だけが見ていることの大きな違和感。 この人だけの奇怪な行動。 超現実的な空間に迷い込んだ感覚があ
った。僕でもあの見つめている人でもない、あの人が見つめている何かを中心に世界が回りだして、痛がってるこの
馬鹿も、目をそむけてるみんなもいない空間を作り、その見つめているやつが、その見つめている何かを利用した圧
倒的な存在で、僕はその前に、無力にも打ちひしがれる。すぐに恐怖が僕の全てを持っていき、僕はこの場所とは
違うへ飛ばされていった。ただここの世界には僕の抜け殻がぽつんと置かれる羽目になった。
僕は宙を彷徨った。ものすごく遅く、でも体感速度はものすごく早く感じる。足もつかない真っ暗なところを、
視覚を奪られたままあてもなく、猛スピードで(実は遅いが)縦横無尽に生きる欲求に押し流され、彷徨った。
怖かった。こんなに怖い経験は今までなかった(多分)。生きる欲求は僕をただ一ヶ所に留めまいと、一所懸命に
右へ左へ、上へ下へ、猛スピードで(実は遅いが)運んだのだった。そのおかげか僕は死ぬことなく生きていられた。
もし留まっていたとしたら間違いなく恐怖で死んでいただろう。しかし生きているとしても、向こうの世界にあるのは抜
け殻だけなのに変わりなかった。
ここが怖い所というのだけはわかる。一刻も早く出たいとしか考えてないのもわかる。そういう考えを持っているこ
とさえ、僕自身が自覚しなければ分からなかった。そしてこここそ、そういう場所であった。
そして僕は考える。あの見つめていた人は僕だったのではないか。僕がこちらの方を見ていたのではないか。
宙を彷徨いながら推理した。あの人が僕だった根拠も何もない推理だから多分これは間違いだろう。もはや推理
とは呼べないが本人は完璧な、どこにも穴がない推理だと、信じた。信じたのは恐怖心が和らぐのでそうしようという、
なんともいたいけなものだった。
あの、こちらを向きニヤニヤ笑う僕は何を見ていたのか、真剣に、もはやあの人が僕なのは確実なこととして、
考えた。そして根拠なく、直感によって得た答えは、本当はあの僕は何も見てなかった、と言うより、本当にこちらを
見ていたのかさえ疑わしくもなり、全て僕の間違いだったんだと、もう何もかも勘違いだと、あんな人最初からいなか
ったのだと、ああ、きっとそう、全て僕の間違いだったんだ。というものであった。
その答えを得た途端、突然あたりに光が満ちて、この真っ暗闇を追い払い、僕を、あの人がみつめていない、うずくま
って痛がる馬鹿と目をそらすみんなしかいない場所に、帰らしてくれた。と僕は確信した。だってあの人は僕の間違いだっ
たのだから、そうでなくちゃおかしかった。
光に満たされた時、目の前には僕の抜け殻があった。中に入り、意識を取り戻すと、目の前には、やはりあの
人が、前と同じく、僕でも痛がってるこの馬鹿でもない、こちらのどこかをじっと見つめていた。僕はそれを見るとま
たもや恐怖に持っていかれ、五段落目以下を繰り返す。
これを永遠に繰り返していくのだ。でもこの繰り返してる間ずっとこの馬鹿はうずくまって痛がってる。このほって
きぼりで痛がリ続けてる馬鹿を想像すれば、すごく面白い。でもそう笑ってもいられない。この繰り返してる間にこ
の馬鹿の怪我が回復し、そしたら僕は抜け殻の状態だから、チャンスとばかりやり返してこないとも限らない。
そのことに恐怖を覚えれば、僕の生きる欲求が、僕をここへと(元の、つまりはこの話の最初の世界へと)連れて
来てくれて、今度はちゃんとこの元の世界で繰り返せる事になるんだろう。きっとうまくいく。ああ、きっとこうやって放浪
させられながら、僕は死ぬんだろう。
ホワイトデー、始まる。
埼玉在住の高校生、竜達也は、放課後の街中を疾走していた。
「畜生! 昨日あんだけ暇があるうち、買っときゃよかったんやが! 妹はともかく、母ちゃんが帰ってくるのは深夜じゃき、そいじゃもう日付けが変わってしもとる!」
おどはアホやあ! 達也は大声で叫びながら、人の大勢いる大宮駅の中を駆け抜ける。
「こうなりゃもう日付けのことはどうしょもない。母ちゃんにも妹にも目一杯ええもん選んでお返しせな!」
達也が自ら実況する為、彼が置かれている状況は傍目に見てとてもわかりやすく、「タカシマヤに色々あったわよ!」「そごう二階がいいよ!」という応援の声もあちこちから飛んだ。
「おばちゃん達あんがとっ!」
そして、達也と同じようにうっかりプレゼントを買い損ねていた会社帰りの男達も、その様子を見てハッと気付き、慌てて走り出す。巨大なホワイトデーの行列が達也の後に発生した。
「おおっ、なんやぁ!」
目ん玉ひん剥いて驚く達也の横に、スーツでメガネの真面目なサラリーマンが並んだ。
「しかしな! 休日の日本は地震や津波でごった返してそれどころじゃなかったんだ! 妻にもそう釈明するぞ、私は!」
「そうだそうだ!」
彼の言葉に賛同する後ろの勢。
「あんなぁ! あんたら、もう今更言い訳はよか! とにかく走んなっせ! 携帯持ってる人は他のお店調べんね! タカシマヤとそごうにこの人数で行ったらえらいこつなるで!」
「よし、では私はある程度の人数を引き連れてそごうに行こう」
「おう、頼んだおっさん!」
達也を筆頭にした大群は大きく三つに分かれ、一つは駅内デパートのルミネ大宮に、あとは駅を東口から出てタカシマヤとそごう方面に向かった。
「はぁ! はぁ! 流石に息が切れてきたわ! 全力ぶっちぎりでトップを走るのも疲れるわぁ……!」
「少年、どうした! 俺達をタカシマヤまで導いてくれるんじゃなかったのか!」
後ろの禿げた中年が心配そうに肩を揺すった。
目的地を目の前にして、達也の走りはだんだんとへろへろになっていた。無理もない。達也の通う高校から約三キロ、その間ずっと走りっぱなしなのだ。いい加減休ませてやれ。もう休みなさい、達也。
「ああ……よう考えたら、ホワイトデーのお返しにこんな走って意味あるんかいな……。単に質のええもんならもっと適当に選んだって手に入るんとちゃうんか……。だいたい日本がこんなんなっとる時にホワイトデーとか、おどらはアホちゃうか……」
うすのろ亀の歩みになっていく達也の後ろで、行列もその進行を停滞していく。
「少年! しっかりしろ!」
だが、その中年を含め誰も彼を追い越すことはできなかった。自分達を触発し、ここまで動かしてきた者への敬意があったのだ。遂にひざまずいてしまった彼をまた奮い立たせるにはどうしたらいいのか、誰もがその事を考えていた。
それを見返す達也の目には、
「なんや、この行列……。なんの意味があるんや……」
光はもうなかった。
「ただ、ホイって返しゃええんちゃうのん……。所詮、ただのアメやが……」
「達也ーっ!」
その時、駅出口方面から、途轍もなく野太い叫びが聞こえた。「達也ーっ!」「達也ーっ!」と、それは何度も繰り返しながら行列を真ん中から掻き分けて達也の元へ突進してくる。
「親父!」
ブルースウィリスのような髪型に、アメフトで豪快に鍛えたボディで、人を蹴散らすように走ってくるのは、達也の父、竜勝也だった。
「俺もホワイトデーを忘れていたぞ! はははは! 達也! お前が起こした騒ぎのお陰で思い出したんじゃ! おい、何を弱気になっとるか! へたり込んで休んでる暇はないぞ! このままタカシマヤに突入せい!」
「行きましょう、少年!」
中年が再度、肩を揺すった。
「おどが、親父も動かしたんかい……。何度タックルしてもビクともせんかった親父を……」
達也の顔に、みるみる間に生気と自信が戻ってきた。大勢の人、人。皆がおどを見ている。皆をここまで連れてきたのは、おどや……。
「よぉし! 皆、迷惑かけたな! タカシマヤはもう目の前や! こっからは奪い合いやが! 容赦せんでえ! 突っ込めー!」
達也が発端となったその現象は、通行人や普通に買い物をしていた客も巻き込み、その日、大宮駅周辺店舗のホワイトデーフェアは大盛況となった。
「おどはアメの詰め合わせや。二人にやる!」
「俺からは絹のハンカチーフだ。祥子、香澄、愛してるぞ!」
達也の母と妹は、何故かボロボロになって深夜帰宅した二人からそれを受け取った。それは、仕事で帰りの遅い母に合わせたものだった。
プレゼント獲得の為に何があったのかを知る由なんてなかったが、普段クールな妹が引き攣った顔で「あ、ありがと」とお礼を言って、母はよくわからないまま感動し、貰ったハンカチで早速涙を拭いた。
よろしくお願いします。
126 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/14(月) 17:49:28.04
ぷぅぎゃあいないねー
東北住みだからな
128 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/14(月) 19:00:50.33
死んだか
129 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/14(月) 19:05:34.70
130 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/14(月) 19:15:53.84
「ぷぅぎゃああああああ」って言いながら……
そうだ。まだ死んでない。
机にしがみついて漂流してまつ。
>>117-118 起伏のない文章で目に見える物を有り体に綴っている!
日記に書かれた内容を意識した文章なのかもしれない!
>「ここから先が書けない」
(肉声なのか! 心の中の強調文なのか! 判断ができない!)
>行けないのは、知らないからなんだよ。俺が昨日、橋に行っておけば良かったんだ。
(書けないと表記はある! 行けないとは書かれていない!)
>三月十三日の俺は言った。
(この部分で全文が日記のように見えた!)
作者が読者に伝えたかった内容がわからない!
書き方の工夫の意図もわからない!
.△
淡々とした文章は読者に伝わるが旨みは少ない63点!(`・ω・´)
>>120-122 >顔を抑えてうずくまる〜
(『抑えて』は『押さえて』の方がよい!)
>偶然見てないのではなく、意図的に目をそむけている。
(一人称の文章なので断定はしない方がよい!)
>僕でもあの見つめている人でもない、あの人が見つめている何かを中心に世界が回りだして、
>痛がってるこの馬鹿も、目をそむけてるみんなもいない空間を作り、その見つめているやつが、
>その見つめている何かを利用した圧倒的な存在で、僕はその前に、無力にも打ちひしがれる。
(あの人が見つめている何かを中心に世界が回り出し、僕は圧倒的な存在の前に無力にも打ちひしがれる!
それだけの内容を長々と書く理由がわからない! 冗漫な文章は誤読を誘発させる!)
>僕はこの場所とは違うへ飛ばされていった。
(脱字があるように見える!)
>僕はそれを見るとまたもや恐怖に持っていかれ、五段落目以下を繰り返す。
(この一文だけがメタフィクション!)
話の内容がわからない!
現場の状況がわからない!
主人公を見つめていた人物が憶測だけではっきりとしない!
飛ばされた先がわからない!
繰り返すことを示唆しているが原理の説明はない!
△
主人公の憶測だけで物語が進むので何も納得ができない47点(`・ω・´)
>>123-125 >彼の言葉に賛同する後ろの勢。
(脱字があるように見える!)
>達也の通う高校から約三キロ、その間ずっと走りっぱなしなのだ。いい加減休ませてやれ。もう休みなさい、達也。
(達也を励ましているのは自分の心の声なのか! 母親の声を想像しているのか! 判断がつかない!)
>プレゼント獲得の為に何があったのかを知る由なんてなかったが、
>普段クールな妹が引き攣った顔で「あ、ありがと」とお礼を言って、
>母はよくわからないまま感動し、貰ったハンカチで早速涙を拭いた。
(プレゼントを買った本人は経緯を知っている! 『プレゼント〜なかったが』は三人称の地の文にも見えない!
妹と母親の二人の声にも思える! その場合は神視点になる!)
動きのある中で程良い説明を加えているところに巧さを感じた!
方言に読み難さはなかった! 人物像と合っている!
.△
若干、視点に不安が残る64点!(`・ω・´)
136 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/14(月) 22:22:19.56
ぷぅぎゃあの生存が確認できてよかったw
地元の工業大学を出てからこの年になるまでずっと、実家の改装したガレージでロボット医なんてもんをやっている俺だが、今日は少し珍しい客が来た。
「ロボ太を治して下さい!」
近くの企業から請けた大量の修理依頼もひと段落し、昼時の暇な時間を一服していたところに現れたのは、お世辞にもあまりお洒落とは言えないオーバーオール姿の四、五歳の女の子だった。
小さな腕に抱えているのは、いかにもロボ、という感じの四角いお手伝いロボット。十年前に大量生産された型だな。
「ロボ太──ロボ太ね……。ちょっと見せてみな」
『ロボ太』というのも、この製品の商標だ。俺はしゃがんで、女の子がぐっと手を伸ばして差し出したロボ太を受け取った。
「う……」
ロボ太はずっしりと重たく、危うく床に落としかけた。この子、家はどこか知らないが、よくこれをここまで抱えてこれたな。
それに今の主流はもっと骸骨みたいにスマートだ。これはさぞかし場所をとるだろう。
「普通はこの時点で買い換えをお勧めするんだけどね……」
そう言って恐る恐る女の子の目を見るが、
「だめっ!」
全力で跳ね除けられた。この時期作られたロボットには、擬似的な物だが自我が備わっていて、人と簡単なコミュニケーションが取れる。時代が進むに連れて不要とされ撤廃されていった機能だが、愛着を持っているユーザーも少なくない。この子もその一人だろう。
中でもこの『ロボ太』は作業効率が良くないわ、メンテも大変だわ、そのくせこうして修理依頼に来るリピーターが多いもんだから、業界では嫌われ者の商品だ。
ネジ止めの後頭部蓋を開ける。ドライバーなんて久々に使ったぞ……。少し顔を上げてチラ見すると、女の子は我がことのように心配そうに見つめている。
「これ、君が生まれる前からの古いやつでしょ。今の新しいのがかっこいいとか思わないの?」
女の子にかっこいいという感覚を問うのもどうかと思うが、少なくともこのロボ太のデザインよりはセンスもあって、女の子向きなはずだ。
「骸骨ロボ……怖いもん。たまに道で見るけど、歩くの早くって、轢かれそうになった」
「あれは、ちゃんと人の前では止まるようにできてるよ」
無駄に多い内部コードの中を探っていく。この種の故障は単にコードの亀裂というのが七割で、後は内部精密機器の異常だ。
だが、どんなに丹念に調べても、コードに不具合はない。俺の中に少しずつ、焦りが広がっていった。まぁ、最悪の事態かもしれない。買い換えを望まないこの子にとっては。
「背部の電池パックを抜いて、中の重要な基板を調べる必要があるね。場合によっては総取り換え──それ自体はたいして問題ないんだけど、電池パックを外す際にメモリが全部消去される可能性が、ありますね」
「え……」
だから嫌なんだよな、ロボ太の修理は。ユーザーの落胆の顔をこうして直に目にしなきゃならないのは、俺だって苦痛だよ。全く、メーカーも罪な商品を作ってくれたもんだ。
「その修理を俺が勝手にやるわけにはいかないんで、お客さんには承諾書を書いて貰ってる。君じゃ駄目だから、親御さん呼んで来てくれる?」
「え、あの、ロボ太の記憶が消えちゃうんですか」
はっきり口にする訳にはいかないが、メモリが飛ぶ確率は経験上、半々。こればっかりはロボット医の腕じゃない、完全な運だ。
何事もなく成功して喜んで帰っていく家族もいれば、失敗して落胆のままに廃棄依頼、その足で今度は自我を持たない新商品を買いに行く客もいる。
そりゃあ、家族同然のロボットだ。直って戻って来た方が絶対いいだろうさ。でもただの医者である俺に、そこまで責任を持つことはできない。
それが五十パー五十パーの運命なら、受け入れるしかないだろう? 大体、その自我っていうのも高度だけど結局擬似的なものなんだ。嘘っこなんだよ。ならもういい加減、夢から覚めてもいいんじゃないか? と思うよ。
「とにかく、お母さんでもお父さんでもいいから、呼んで来て。歩いて来たってことは、家はこの近くなんだろ?
「お父さんもお母さんも、いない。あたし、ロボ太に育てられたんだもん」
俺は、何を言っているのか一瞬理解しかねたが、
「は……孤児……?」
女の子は強く頷いた。
機械産業の発展は、この世界に醜い国家間の争いをもたらしていた。主には無人兵器。兵士は不要になったが、人が死んで物が壊されることに変わりはない。この国の被害も決して笑えるレベルでは済まず、俺が大学に在学中、ここの隣町が焼け野原になったことがあった。
「まさか、隣町から歩いてきたのか?」
その問いにも、彼女はしっかりと頷いた。
恐らく、まだ復旧が済んでおらず瓦礫の山となっている区域だろう。この女の子はずっとそこでロボ太と二人で暮らしていたんだ。
「ロボ太、治せませんか……」
女の子の大きな瞳が涙で潤み始めた。今まで泣きたくても堪えていたのか。
「修理代金は、どうするつもりだったんだ?」
その質問に──やはり後ろめたい部分だったんだろう、彼女は少しだけ俯いた。
「ごめんなさい……働けるようになったら、ちゃんと払います」
もういい、こういうのは。
「無償でやってやる。但し、失敗しても俺を責めるなよ」
腕を捲って、慣れないドライバーを手に取った。ロボ太の背部、四箇所のネジを外して、カバーパーツを取り外す。
俺の目の前に露出したのは、問題となる電池パックだ。ここからメモリに微弱でも電力が供給されている間は、記憶データの持続も保証される。だが、これを外した瞬間にメモリが自動でバックアップを取るか否かは、完全な運任せだ。
俺はもう一度、女の子の顔を見る。無言で、ただその目は、これから行われる事を、俺を信じている。そんな目だった。
視線を戻し、深呼吸をして、手の震えを強く握って抑え込み、俺は意を決してロボ太の電池パックを掴んだ。
人には、寿命ってもんがある。機械にだって、いずれはそれが訪れる。本当の意味で永久のものなんてないんだ。
ロボ太を始め、人とコミュニケーションがとれるロボットは、その自我を司る機関がとにかく脆い。原因は不明だが、俺にはまるで、命は限りあるものでなきゃいけないって誰かが言ってるように思えるな。
「ロボ太!」
「ミサちゃん、今日の晩ごはんはお魚にしましょう」
「ええー、お魚……」
ガレージ前の通りを、女の子と四角いロボットが歩いていくのが見える。昼食を兼ねて休憩中の俺に気付いて、二人は手を振ってきた。
「あぁー、あの子。それにロボットも、元気になったんだねぇ」
「うっ! 母ちゃん!」
手を振り返した俺の背後に立っていたのは、どう見ても六十代なのに四十と言い張るばあさん。この歳になっても未だ頭の上がらない、俺の母親だ。
「なんだ、ほんとにあんたの隠し子じゃなかったんだね」
「当たり前だろ!」
「早いとこ結婚して、あんな孫を見せてくれると助かるんだけどね」
よく言いやがる。あの日仕事から帰って、修理が終わってガレージの中で俺に泣きつくあの子を見て、「あんた娘がいたんかい! どこで作ってきやがった!」っていきなり殴りかかってきた奴の言うことかよ。
一週間経ってもまだ頬はこの通り真っ赤でパンパンだ。生死が危うかったロボ太の方が先に完治するとはどういうことだ。
「孤児だっていうんなら引き取ってさ、ほんとにあんたの娘にしたら良かったのに。あのロボットも一緒にね。あたしは構わなかったよ」
道を歩く二人に、母ちゃんも軽く手を振った。
「寿命ってのがあるんだよ、やっぱ機械にも。もしまた不具合が発生したら、今度は助けられるかわからない。だから──」
親子だろ? あの二人は。残された時間は二人だけで過ごすのがいいって思ったんだ。
……そんなこと考えてるなんて、この母には口が裂けても言えないな。
「はん……」
大体悟られたみたいだが。
気恥ずかしくなった俺は、休憩用のパイプ椅子から立ち上がって、道の向こうに見えなくなっていく二人にもう一度大きく手を振った。
よろしくお願いします。
しかしいくら駄文とはいえよく2chに投稿する気出るよな
此処に晒したらもう新人賞に応募できなくなるのに
よっぽどエネルギー有り余っているんだな
>>143 そこまで自信ない。流石に書き込んで早々つまんねとかレスついてるのに新人賞とかw
145 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/03/15(火) 06:44:26.06
>>137-141 文章の隅々にまで神経が行き届いていた!
女の子はロボットの修理に『治す』の文字を当てる!
主人公はロボット医らしく『直す』の文字で徹していた!
文章に措いては疵がほとんど見られない!
その中で引っ掛かった部分は二つ!
@古いロボットに育てられた年端のいかない女の子!
主人公は大人に接するような口調なのに内容を全て理解している!
女の子の話し言葉は幼いままなので利発にも見えない!
A電池パックの交換後、女の子は再起動したロボットの名前を叫ぶ!
その流れを断ち切るかのようにロボットは晩の献立の話を始めた!
故障したのかと思いきや、直後に場面が転換したことに気が付いた!
予定調和の内容とは言え、読者を楽しませる要素が随所に盛り込まれていた!
登場人物も活き活きとしていて悪くない! 二点だけが惜しまれる!
今までに読んできた文章の中で全てが一定の高みにあるように思う79点!(`・ω・´)
どうみてもネットに落ちているドラえもんの最終回だなw
>>145 Aは自分でも危ういかなぁと思ってたけど、@に関しては指摘された今でもなんとなくしかピンとこない。まだまだ修行が必要なようです。
ラストで母親が登場するのもちょっと唐突で、それまでの流れと調和しないかもと思いながらも、上手く纏まった気がしたのでそのままGOしたのですが、問題なかったみたいで良かった。
流石に今回は自信作でした。自分のセンスが一般の感覚と大きくズレていないようで幸いです。
ご評価ありがとうございました。
>>146 でも単純にこういう話を書くのって難しかったよ。今までどうしてもホワイトデーに街を爆走するような話しか書けなかったしw
>>146 一緒に暮らしてたお世話ロボットが故障して動かなくなって、でも修理するとメモリが消えて、
今までの二人の思い出が消えてしまう、さぁどうするかって設定をまんまパクってるよね。
まともな描写もなく心理描写も出鱈目に放り込んでいる薄い文章を
>文章に措いては疵がほとんど見られない!
そりゃ踏み込んで書かなければ瑕疵も見つからないだろうよ。
何点与えるかはアンタの好きにすればいいさ。でも
>今までに読んできた文章の中で全てが一定の高みにあるように思う
こういうセリフは今までここに投稿してきた人たちに失礼だろ。全てってなんだ?
こんな盗作もどきのアイディアより駄作でもオリジナリティのある作品の方が上だし
こんな手抜きでペラペラ文章より下手でも高みを目指そうと必死に切磋琢磨してる作品の方が上だと思うよ。
いきなり母親が出てきて、お前の子供だろと不自然に殴って、主人公の内心を吐露させる流れとか
ご都合主義なだけの展開で終わって、物語の余韻に濁りが出ているって気付けないのか?
俺のぷぅぎゃああああああさんがこの程度とはガッカリだね。
最近何度か、誰も読み違えないような所で読み違いをしていて、でもそれは厳しい面での読み違えだったので
相手への影響はないと黙ってたけど、今回のこんなふざけた感想を書いてたら相手をスポイルするだけだっての
アンタの実力は今回の評で底が見えたよ。人様の作品に点数入れるほどの才能はない。
>>148 ぶっちゃけ確かにオリジナリティないとは思う。
で、やっぱり母親の辺りが目に付く人はいましたね。もう一話、母親を絡ませた話が続くなら、少しは不自然じゃなくなるかな。それもまたありがちな話になりそうだけど。
ワイさんへのレスだったけど、一部作品へのご評価と受け取ってお返事させて頂きました。ありがとうございました。
150 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/03/15(火) 20:29:03.95
>>148 ワイの判断がおかしいと思えば、見限ればよい!
ただし、ワイのスレッドに文章を寄せた作者に対して、
確固たる根拠も持たずに書き込んだ暴言は容認しない!
ワイの考え!(`・ω・´)
151 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/15(火) 21:09:44.65
まぁ、ここはぷぅぎゃあが作品を読んでどう思ったかだからな。
友達に自分の書いたやつを読んでもらうのは恥ずかしいだろ?
そんな時に利用すればいい。このスレ
活用の動機は問わない! 利用者の自由!
ワイは寄せられた文章を真摯に読んで、
自身に課した規則に従って点数をつける!
それだけ!(`・ω・´)
>>150 >ただし、ワイのスレッドに文章を寄せた作者に対して、
>確固たる根拠も持たずに書き込んだ暴言は容認しない!
何の話をしてんだ。お前、ひとの話を聞いてるのか?
お前の読み違えや、的外れな感想や、見当違いの点数なんかどうでもいい。
お前の好きに書けばいい。素晴らしかった。79点!(`・ω・´)
そう言ってれば誰も文句は言わない。
でもな、お前はドラえもん二次で有名な最終回の設定を模倣したような小説を
>今までに読んできた文章の中で全てが一定の高みにあるように思うと、評したんだよ。
なんでこんな盗作モドキを持ち上げるのに、今までこのスレに寄せられた作品の全てが引き合いに出され貶められなければならんのだ。
お前らはこの盗作モドキに劣ると暴言を吐いてるのと同じだろ。ふざけんなよ。
他人のことより、ちょっとは自分の過ちを認めろっての。
>ワイのスレッドに文章を寄せた作者に対して、確固たる根拠も持たずに書き込んだ暴言は容認しない!
お前のその言葉、そっくりそのままお返しするわ。
154 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/03/15(火) 22:12:46.95
>>148 >一緒に暮らしてたお世話ロボットが故障して動かなくなって、でも修理するとメモリが消えて、
>今までの二人の思い出が消えてしまう、さぁどうするかって設定をまんまパクってるよね。
(個人の思い込みの域を出ない! 非難中傷に見える文章に問題を感じる!)
>まともな描写もなく心理描写も出鱈目に放り込んでいる薄い文章〜
(同様の書き込みなので指摘はしない!)
>今までに読んできた文章の中で全てが一定の高みにあるように思う
(ワイの書き込んだ一文! 最高得点を与えた理由が書かれているに過ぎない!)
>こういうセリフは今までここに投稿してきた人たちに失礼だろ。
(失礼ではない! ワイは評価対象の全ての作品を読んできた! その中で一番に当たる点数を与えた!
ワイは作者に明確な順位を付けていない! しかし、点数は如実に優劣を語っている!
一方には40点台を付けて、他方には60点台を付ける!
この判定自体を失礼と思うのならば、ワイのスレッドの存在意義は無くなる!)
主人公と母親の遣り取りは不自然とまでは言えないので減点の対象にはならなかった!
ワイに限定して言えば過ちは認めている!
>人様の作品に点数入れるほどの才能はない。
(才能の有無が絶対評価ならば、一切の努力は無駄になる!)
>〜下手でも高みを目指そうと必死に切磋琢磨してる作品の方が上だと思うよ。
(この一文では努力を認めている!)
個人的な主張でさえ、一貫性が保てていないように見える!
他者を非難しても得られるものは少ない!
ワイの考え!(`・ω・´)
>>154 >一緒に暮らしてたお世話ロボットが故障して動かなくなって、でも修理するとメモリが消えて、
>今までの二人の思い出が消えてしまう、さぁどうするかって設定をまんまパクってるよね。
(個人の思い込みの域を出ない! 非難中傷に見える文章に問題を感じる!)
お前、ドラえもん最終回を読んだことが、あるのか、ないのか、どっち?
まさか、読んでないのに思い込みとか誹謗中傷とか言ってるんじゃないだろうな?
読んだことあるなら、なんで思い込みだと思う? 上で指摘してることは、事実だよ?
>最高得点を与えた理由が書かれているに過ぎない!
お前、全てにおいてって書いてるだろうがよ。
〜〜が素晴らしいから79点じゃなく。全てが高みにあるから79点。
理由になってないだろ。今まで出された作品を引き合いに出す以上、少なくとも具体的に理由を書けっての。
ドラえもん最終回の設定パクリがどう高みにあって、薄い逃げの文章がどう高みにあるのか、書いてみ?
>こういうセリフは今までここに投稿してきた人たちに失礼だろ。
おまえがいうなってやつだな。
一生懸命書いたであろう作品を盗作呼ばわりする人間に、失礼無礼を口にする資格はない。
これで盗作なら、世の中盗作の訴えであふれかえっとる。
ドラえもん最終回って、訴えられた同人誌漫画のことか? だとしたら、
ロボ封印、女の子が成長して復活させる←これくらいでないとドラ最終回のパクリとはいえないだろう。
>>154 >人様の作品に点数入れるほどの才能はない。
>(才能の有無が絶対評価ならば、一切の努力は無駄になる!)
お前、努力した結果がコレなんだろ? こんな出鱈目感想と評価点なんだろ?
努力すれば全てが報われると思ってる? 努力した人が皆、ルルルに入選するとでも?
努力なんてして当たり前だっての。そんなの。
>〜下手でも高みを目指そうと必死に切磋琢磨してる作品の方が上だと思うよ。
>(この一文では努力を認めている!)
当たり前だろ、才能あっても、努力して切磋琢磨しないと才能は開花しない。
>個人的な主張でさえ、一貫性が保てていないように見える!
>他者を非難しても得られるものは少ない!
一貫性というか、アンタの場合、絶対に過ちを認めないよね。
俺の指摘だって、いつの間にか俺への攻撃に切り替えてるし。
いちど冷静になって俺のレス読んでみ?
>>156 パクリってのは、完全な盗作だと非難してるわけじゃないよ。
評価に出す作品としては不適切だと思うし、それを高評価するのも不適切だと思う。それだけの話。
158 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/15(火) 22:45:51.17
じゃあ、パクリって言葉使うなよ
ストーリーは二の次で
文章力を評価するスレじゃないの?
ロボットの話、場面転換までは安定して読みやすかったよ
あと一息って感じ
>>157 「ショートショートの広場」とか読んだことある?
似たような設定や、「あれ、こんなの読んだことあるような」ってのが腐るほどある。
掌編だが、れっきとした入選作だよ。
あんたの基準なら何割か盗作になっちゃいそうだな。
>>158 完全な盗作でないというだけで、パクリはパクリでしょw
一緒に暮らしてたお世話ロボットが故障して動かなくなって、でも修理するとメモリが消えて、
今までの二人の思い出が消えてしまう、さぁどうするかって設定をそのまま模倣してるんだから。
ここは模倣品の評価を決めるスレなのか? 違うだろ。
パクリでなくどう言えばいいのか、酷似してると言えばいいのか?
そもそも書いてる本人が、ぶっちゃけ確かにオリジナリティないとは思うと認めてるのに。議論の余地あるの?
>>160 具体的に例をあげてくれ。どれがどう似てるのか、何のことを言ってるのか分からない。
ただ、なんにせよ、似たような内容より、新しい個性的な内容の方が上だと思うが。
163 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/03/15(火) 23:03:18.68
>>161 >ぶっちゃけ確かにオリジナリティないとは思うと認めてるのに。
(パクリを認めた言葉ではない!)
頭を冷やした方がよい!(`・ω・´)
要点は素晴らしい設定で書けば素晴らしい文章になるかだな
俺はなると思っている
いや、たとえどんなに良いアイデアを持っていたとしても
文章的な技術が無いと小説なんて絶対書けないよ
素晴らしい設定というのは稚拙な文章を充分カバーできるよ
主人公の心の動きや行動にすでに素晴らしいモデルがあるって事はどういうことか考えてごらんよ
一文だけのショートショートもあります
これぞまさしく、アイデアの賜物、文章力は要さない
↑aho
>>163 じゃあどういう風にオリジナリティがないと思ったんだろうね。
俺があのドラえもんの指摘をした感想返しでの言葉だってのに……。
前から思ってたけど、読み違いにしろ絶対にアンタ、自分の失態を認めようとしないよねw
都合が悪いとダンマリか、言い逃れしかしない。だから伸びないんだよ。
>>166 というか、そもそも文章力って色んな要素と絡み合った結果のものだから。
切り離しての評価は出来ないだろう。出来たとしても意味があるのかどうか。
なんか認識がずれているなw
人の心の移り変わりを表現することは難しい
でも素晴らしい設定やプロットがあるってことは無理が無い説得力のある展開が出来るって事
それは必然として文章は書きやすくなるよ
>>159 やっぱり場面転換からが歪な感じしますね。ありがとうございました。
あと、パクリについては、特に何かを意識したわけではなく、ただ、正統派の展開で勝負しようと思って書いただけです。
でも、実は確信的に既存の作品をパクってしまった部分もありましてw
「メカニックの男性と女の子」っていうキャラ配置の部分なんですけど、福島聡の「少年少女」って漫画(オススメです!)の一巻に収録されている話と酷似してて、そう思いつつも投下しちゃいました。
まぁ文章じゃあまり気にならないと思うけど。ごめんなさい。
>>166 もそも文章力って色んな要素と絡み合った結果のものだから。
切り離しての評価は出来ないだろう。出来たとしても意味があるのかどうか。
そそ、そういうこと
まあ、79点の評価に不満はないなあ
174 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/03/15(火) 23:29:12.69
>>169 憶測で断定しない方がよい!
>>171の言葉が答え!
待っていた結果が出たのでワイは寝る!(`・ω・´)
79点は明らかに問題があるだろw
そもそも点数の意味、
>60点〜、作品として出せる!
って書いてあるけど、いったいどこに出せるのか、気になる
投稿サイト? 同人誌? 世の中?
>>174 答え? 待っていた結果?
>実は確信的に既存の作品をパクってしまった部分もありましてw
こいつがパクリの常習ってことか?w
他人の創作物をバラバラにして再構成してるだけじゃねーか!と叱責するのが、文章評価のつとめなんじゃないの?
お前がそう言わないから、わざわざ俺が出てきてお前の尻拭いをしないと駄目になるんだよ。
自分の体裁を気にして、いったん下した評価を取り下げられないなら、他人の文章を評価する資格はないと思うよ。
どうしてもやるなら誤字脱字を指摘する程度にしとけ。その程度がお似合いだアンタは。もう俺も寝る。
一読して作者の高いマンガ創作能力にうならされる、
珠玉の短編が詰まった作品集。タイトルにあるとおり、
収録された作品は思春期前後の「少年少女」たちの姿を描いた青春物語がメインではあるが、
作品ごとにその味わいは大きく異なる。
たとえば冒頭の「触発」は、ふざけ合っている最中にはずみで男友達の兄を古井戸に突き飛ばし転落死させてしまった少女の物語。
子供ながらに一生懸命現実に向き合って、自分なりの決着をつけようとする、重い因果を背負いながらも前向きなエピソードとなっている。
ところが同じキャラクターを用いた「錯綜」では、男友達の側に視点を移し、ちょっと甘酸っぱい初恋の香りを漂わせつつ彼のほんのちょっぴりの成長を描くといった具合。
このほかにも、行き場のない男女の刹那(せつな)的な青春模様を描いた「OPEN THE DOOR」、
モダンホラー的な味付けの「美しい骨」、
自動車を改造してばかりいる変わり者の男と少女の間を流れる時間をゆったりと描いた「自動車、天空に。」など、
ストーリーの引き出しの多さには驚かされる。そして多様なストーリーを、実に鮮やかに料理している。まさに変幻自在である。
自動車を改造してばかりいる変わり者の男と少女の間を流れる時間をゆったりと描いた「自動車、天空に。」などwwこれか
>>174 パクリ議論、下手に口出さない方がいいかなぁ、酷似していることが問題であって作者が何を思って書いたかなんて別に問われてないよなぁ、と思ってレス渋ってましたが……待たせてしまってすいません。
おやすみなさい。
読み返して今思い出したんですが、「骸骨ロボ」というのも、同作者の別作品に出てくるロボットをイメージして書いてしまったものでした。相当影響受けてるようです。
ただ、「メカニックと女の子」の部分同様、他にとって変わる表現がない気がしたので、そのままGOしました。
>>178 わざわざありがとうございますw
こうして目にするとちょっと醒めますね。というか、その作品は「メカニックと女の子」という構図そのものが絶妙に魅力的で、そのエッセンスを丸々取り入れたってことで、これは立派なパクリですね。
今、凄いやっちゃった感でいっぱいです。
今度はこういうのにも頼らない作品で勝負したいです
>>177さん。おやすみなさい。
十点満点にすればいいのに
いやだ。
この板(サロン含む)で批評に難癖つけて暴れてる人見ると、全員嘉一朗の自演に思えてしまう
いやこのスレではおとなしいから、別人だよね、と希望を込めて思いはするが
全員が納得する評価なんてありえない。
あの小松左京氏だって、日本SF大賞の「かめくん」や「虐殺機関」を
自分とこの賞で落選させちゃったくらいだ。
だから、ぷぅぎゃあああ氏も妙な横レスなどは一切無視して、
ただただ投稿者の力になることだけをしてあげてればいいと思うん。
虐殺器官だった。
185 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/03/16(水) 06:12:50.39
仕切り直して作品募集中!(`・ω・´)
この男、岸部の興味は幼い頃から宇宙にあって、周りに話の合う人間はおらず、友人ができたことなど一度もない。
そんな彼は、ひたすら真っ直ぐに宇宙開発の道を突き進み、国立の宇宙研究機関に入社した。
馬鹿みたいな話だが、彼の仕事は宇宙との交信だ。
地球外生命体が存在する確率に併せて、仮にそれが存在したとして都合良く人類と交信する手段を持っているのか、と問えば、これがどんなに馬鹿げた職務かはおわかりだろう。
だが岸部は、その宇宙への並外れた強い興味から、あの暗い空へ向けて電波を発信する日々の中で、地球外生命体や宇宙研究の論文を大量に書き上げ、それは機関全体に絶大な功績をもたらした。
そしていつしか岸部は、この部所、宇宙交信施設のリーダーになっていた。
「宇宙人は外敵か? それは否! 知能のある者同士が、解り合えないはずはないのだよ!」
彼の口癖だ。キーボードを狂ったように叩きながら言う。
外敵と言うが、宇宙人よりも誰よりもこの機関で危険視されているのは彼だ。休憩もとらず、時には食事も抜いて、このおよそ意味のない職務に没頭。空いた時間はまた論文作成に費やす。
「岸部さん、もう四十ですよね」
「それがどうした!」
「いや、凄いなぁと思って……」
入社三年目の女助手は、彼の気迫に日々たじろぎっぱなしだ。
元々、“人類と”正常に交信ができない研究員の島流し場であったこの交信施設は、ここ数年の不景気の煽りを受け、予算を減らされ、活動規模は縮小、更に人員削減により、今は岸部と助手の二人だけとなっていた。
インテリ女子の代表のような眼鏡の助手は言う。
「ま、まっとうに宇宙開発してる部所に比べて、ここは存在意義が薄いと思うんです。それなのに、その、よく頑張れるなぁと思って……」
怒られることを覚悟しての発言だったが、岸部はむしろ笑って返した。
「だから私は論文も書いている。君も書くんだ。少しでも宇宙開発に貢献できるものを」
「で、でも、それじゃあ岸部さん自身が正当に評価されないです」
「……言っていることがよくわからないな。私がどこの部所にいたって、人類と宇宙が近づいていくのなら、それでいいだろう。それにだ……」
岸部は続けて言う。
「宇宙人ともし交信がとれたなら、これは宇宙開発に革命が起きる。意義はそこに、充分にあるのだよ」
「そう……ですか」
「そう、だよ!」
数日後、いつものように泊り込みで夜空に通信を試行していた岸部の通信機器に、僅かな反応が返ってきた。
「お……おおおっ!」
すぐさま、それを施設内の端末に移し、この時の為に用意した言語解析システムにかける。既存のあらゆる言語をその発祥からパターン解析し、岸部が独自に作り上げたものだ。
「……ぼ……“ぼくは……遠くの星のこども……宇宙をさまよって、います”」
表示されたそれを、岸部は震える声で読み上げていた。
「おお……良かった……良かった。諦めずにやってきた甲斐があったぞ!」
翌日、出勤してきた助手に、岸部はそのことを大喜びで伝えた。
「なんせ距離があるからな! 送受信にタイムラグがあるんだ! 一日二通しかやりとりができん!」
「へ、へぇ、良かったですね」
「宇宙人の子供だ! 小さな宇宙船で漂流している! 食料は問題ないのか? まだ返信がこない!」
いつも以上に興奮状態の岸部は、唾が飛ぶのも構わず、一人早口でまくしたて、助手を圧倒する。
「これで、この施設の待遇も良くなりますね」
主に暖房、空調不備、トイレは施設外まで歩かなきゃいけないし、自分はともかく岸部は一部所のリーダーだというのにとんでもなく薄給……それも改善される、と、彼女は言うが、
「いや、予算は尚一層、開発部に回してもらう。できるなら、ロケットを飛ばしてでもこの宇宙人の救助を……。電波の距離計測は衛星軌道と出た。きっと助けられる。
それが無理でも、まだまだこの子のような状況の地球外生命体がいるかもしれない。ならば人類は尚のこと、宇宙開発を推進すべきだ」
「え……その……」
彼の目には真っ直ぐな意思があった。何も言えなくなった助手を前に、彼は更に続ける。
「トイレ? 給料? 小さい、小さい! 我々は人類の明日を豊かにしていけるのだよ! それに代わる喜びがあるか!?」
だが、その三日後から、宇宙人との交信は途絶えた。漂流宇宙人の発見がニュースとなって世界を渡り、丁度、岸部の掛け合いで機関内に救助プロジェクトが発足しかけた、そのタイミングでだった。
「……どういうことだ。もう何日も返信がない。食料が尽きてしまったのか?」
「だって、宇宙ですよ。何かトラブルがあったら、一発で終わりです」
「馬鹿な。それでも、彼はこの地球と、私と交信ができていたんだ。……私にはわかる。少しの望みすら飲まれて消えてしまいそうな、真っ暗な宇宙に向かって、電波を飛ばし続ける、それは途方もないことなんだぞ。それを、宇宙人の子供が……!」
そう言って、大の大人が泣き出したのだ。助手は慌てた。彼を椅子に座らせて、背中をさすってやった。
お茶を注いで、飲ませて、だんだんと落ち着いてきた彼に、助手はゆっくりと話しかけた。
「あの……岸部さんは、結婚とか……しないんですか」
「……しないよ。相手もいない」
そういった色恋には全く触れずにここまできたというのが正しい。
「自分の幸せって、考えたことあります?」
「研究は幸せだよ」
一通り泣き腫らした彼の目にはもう、次へ進む意思が宿り始めていて、助手は、生じた焦りのままに、それを口にした。
「……わたしじゃ、駄目でしょうか」
眼鏡越しに真っ直ぐに見つめるその目は、どうにも冗談とは思えず、岸部は対応に困ったが、彼にとって慣れないその分野を一生懸命考えた後、
「……君が幸せならば、それでいいだろう」
そう返した。
きっと、それとは違う答えが返って来ると思っていたのだろう。彼女の瞳は急激に潤んで、そこからぼろぼろと涙が溢れ出していく。
あたふたする岸部に今度は肩を支えられながら、何度か、声にならない嗚咽を走らせた後、
「……岸部さん……、わたしなんです……宇宙人のフリをして、交信をしていたのは」
酷い涙声と鼻声で彼女は言った。
「言語解析システムで逆翻訳したメッセージを……衛星からの電波に偽装して送っていたんです……。ごめんなさい……ごめんなさい……」
それは、誰より宇宙を想っているのに不当な扱いしか受けられない、彼の為の行動だった。
「では、あの子供の宇宙人は、本当は……いなかったのか……?」
岸部は呆然と、数秒動きを止めたかと思えば、突如、あああ! と声を上げ、デスクの上の書類を散らかした。そして、頭を抱え、施設内を彷徨き回ったが、やがて落ち着いて、俯いたまま声もしなくなった彼女に言った。
「……良いシミュレーションになった」
「え……?」
「宇宙を漂流し、救助を求めている宇宙人、それが本当にいないと、誰が言い切れる!? 今回立ち上げた救助プロジェクトは全くの無駄だったか? それは否!」
これを、本気で言う男であった。そのまま気が済むまで考えを一通り言い散らした岸部は、息を切らして助手を見る。
「宇宙人と交信した数日間は、夢のようだった。ありがとう」
「その……わたしは……」
「論文を書いたらいい。まっとうに貢献したまえ! おっと、その前に、開発部や機関の上の者達に謝罪を入れなくてはな!」
宇宙人と交信が取れたことは既に全世界のニュースとなっている。それが嘘とわかれば、まず岸部の首が飛ぶことは間違いなかった。
それなのに、その態度はむしろ清々しかった。そう、彼という男は、きっとどこにいたって、何をしていたって、人類を宇宙に推し進めようとするのだろう。
そして助手が──涙を拭って立ち上がる彼女が、幾度後悔の念に苛まれたとして、それはその都度、彼の気迫によって吹き飛ばされてしまうのだろう。
「すまんが、君は散らかった書類を片付けてくれないか」
電話の受話器を片手に言う。
「は、はいっ……!」
強く返事をして、部屋中に散乱したレポートや、計測用紙を一枚一枚広い集めていく。彼女にとってはもう何もかもが今更であるが、それは二人で仕事をしていた日々の記録だった。
彼女はまた少し涙ぐむ。そして、床の書類を集め終わり、その手がデスクの上に伸びた時、それに気づいた。岸部愛用の通信機器が、書類の中で微かな点滅をしていることに。
「もしもし、所長ですか? 岸部です。えー、あのですな……」
「岸部さん! 岸部さんっ!」
彼女が慌てて持ってきたそれには、電波受信の表示。計測距離は、丁度金星までと同じ数字で出ている。それは正真正銘、宇宙からの通信だった。
「わたしは……わたしじゃないです、これ!」
「おっ、おお!?」
『おーい、岸部君ー?』
電話を放り出して、二人は端末に飛びかかった。解析システムを起動し、接続した通信機器から抽出されたデータがディスプレイに表示されていく。
遠く、果てしない宇宙。それより広大な人の夢。岸部と、人類の進歩は、まだ始まったばかりだ。
よろしくお願いします。
>>186-192 >だが岸部は〜それは機関全体に絶大な功績をもたらした。
(彼が宇宙に寄せる情熱のおかげで機関は潤った!)
>〜宇宙人よりも誰よりもこの機関で危険視されているのは彼だ。
(彼の体調を慮った文章には見えない!
危険視の意味がわからない! 辻褄が合っていないのではないか!)
主人公を俯瞰したような冒頭! 周囲の声や助手の思いが文中に書かれていた!
ワイは文章を神視点と判断した!
>怒られることを覚悟しての発言だったが、岸部はむしろ笑って返した。
(この一文では助手の心の声が書かれていた!)
>きっと、それとは違う答えが返って来ると思っていたのだろう。
(この一文では助手の心の声が書かれていない! 視点が危うい!)
岸部の立ち直りが早いのは不自然ではない!
それを目にした助手が岸部の今後を予想する! 自己正当化しているように見えなくもない!
>強く返事をして、部屋中に散乱したレポートや〜彼女はまた少し涙ぐむ。
(助手の捏造が騒動の発端になっているので感情移入が難しい!)
爽やかな終わり方をするので、もう少し、助手の心配りが見えるような書き方が望ましい!
短い文章で作者の主張が多いと中身は薄れる、ぎりぎりの70点!(`・ω・´)
危険視の意味だけどさ、岸辺と一緒に仕事をするのは嫌だってことじゃないの。
つまらなく退屈な作業を岸辺は、真面目にやる。
その横でさぼるわけにもいかないから、みんなは岸辺を地雷扱い。
そういう意味での危険視。
なんだか日本中が暗い中でこういう明るい話はいいね。
岸辺は、岸辺一徳のイメージで読んだ。
助手は、もっとセクシー系が良かった。
胸元の大きくあいたスーツ着てるとか。
>>194 真面目に働いた結果、機関に絶大な功績をもたらしたとある!
一部の人間が危険視するのであれば、その言い分も通る!
しかし、本文では『機関で危険視』されている!
ワイの判断としては辻褄が合っていないように見える!(`・ω・´)
>>193 だんだん自分の穴が見えてきました。
もう一回頑張ってみる! ありがとうございました。
そうだよね、自分の穴って自分じゃ見えないもんね
鼻の穴とか、口とか、尻の穴とか
だから、鏡(ワイ様)を使うと見えるんだね
穴は誰にでもあるものだから、恥ずかしがらずに広げてごらん
ほら、そこのきみも
作品募集中です。ワイ様に代わって宣伝しときました
86で悪鬼夜行を評価していたダブルと申しますがエブリスタで『SEE OFF』という小説も連載していますので、評価いただけますか?
>>194>>195 なんか色々お返事したいけど、長くなっちゃいそうだからとりあえずありがとうございました。
危険視の辺りや、視点と主張の分散、指摘された箇所は後でよく咀嚼しておきます。
>>197 そうですそんな感じです。
>>193 焦って超適当に返してしまった。視点よりなによりグラグラして、明確なスタンスが取れずにいるのは自分です。ごめんなさい。
視点のおかしさ、何度も指摘を頂いてようやく少しわかった気がします。完璧ただの勉強不足です。お手を煩わせてしまってすいません。
主張の分散と視点の分散は関連がありそうです。自由好き勝手に書きすぎっぽいです。
いつもいつもすいません。ありがとうございます。
>>194>>195 危険視は、過剰に仕事をする様が言動と相まって危ない人に見える、っていう意味のつもりでした。
元々、施設に五、六人の研究員がいるイメージで「ここで危険視されているのは」と書いていたものを、書き進めるうちに、
施設には助手と二人きりの流れに変わったため、「施設で」に修正……したらしたで、全体が矛盾する気がしたけど、構わず行ってしまって、とにかく詰めが甘かったです。
>>195さん、書いてない部分まで補完して頂いてありがとうございます。岸部と周囲の関係はまさにそんな感じだと思います。
岸部は一徳から思いついた適当ネーミングでした。ごめんなさいw
自分としては、視点や内容もアレですが、岸部の容姿描写が一つもなく、イメージが浮かばないのが一番にまずいかなと思っていました。名前がイメージ喚起に作用していれば幸いですw だが岸辺と書くと、岸辺露伴が思い浮かびますッ!
明るい話とのご評価、嬉しいです。内容は少し微妙かと思っていたから、好意的に伝わって本当に良かった。
被災地もそうですし、外国にも命が危ない状況が沢山まだ残ってます。それより小さい不幸を挙げていくなら、もうキリがないかもしれません。お金が欲しいです。
企業や有名人がとんでもないような額を寄付していますが、あれで別に自分達の明日の生活が削れてしまうわけではないと思います。それだけの余裕が欲しいです。小説でも何でもいいので、それだけできる能力が欲しいです。
眼鏡の助手は百パーこちらの趣味でした。すいませんw ありがとうございました。
>>197 あ、そんな感じです。
>>198 >命の色は、きっと赤だ。
>眩暈を引き起こすような濃厚な鉄の色。
>きっと神はこの色が好きなんだろう。
(命の色は赤と言い切っている! 鉄の色も赤なのか!
鉄が錆びているようには書かれていないので引っ掛かった!)
>1撃
(二箇所ある!)
>その美しさに魅入られる自分を俺はどこか他人事のように見つめている。
(一人称で自分を見つめる表現に違和感がある!)
>どういう理屈かはわからないが、俺はそれを他人事のように見つめている。
(似たような表現! こちらの使い方は正しいので対比として挙げておく!)
>芯が通った美しい鼻梁やつぶらなアーモンドアイも、
>凛とした眉も、少女の意志の強さを物語っているようだ。
(気を失っている少女の目が『つぶらなアーモンドアイ』とわかるのか!
眼球が迫り出して丸く見えていたとしても他人を魅了する美しさとは思えない!)
>瞼に当たる強い日差しにウンザリとしながら瞬きを繰り返していると、
>後頭部に微かな弾力を伴った柔らかな感触。
(主人公は瞬きを繰り返していながら膝枕をされている現状に気づいていない!
どのような姿勢の膝枕だとしても考え難い!)
不快な匂いは臭いの方がよい!
>俺の心の底で消えかかったまま燻っていた熾火が、強く燃え盛るのを感じた。
(消えかかっている状態が燻ぶる! 『消えかかったまま』は無くてもよい!)
メグミは早々と気を失っていた! 脇腹に傷を負った時に目は覚めたのか!
主人公の肉体が消滅したあと、自らの足で化け物に立ち向かって行ったのか!
状況がはっきりとしないまま、化け物に嬲り者にされていた!
回想の場面が蛇足に思える程にメグミの存在感が希薄に思える!
物語も主人公の魂に関係して動いていた!
メグミの役割が判然としないので22頁までの評価となる!
中学時代の生々しい遣り取りの方が異形の闘いよりも迫力を感じた64点!(`・ω・´)
物語の設定を読者に早く伝えたい作者の気持ちは理解できる!
それが高じて化け物の口を使って解説させる! 容易はであるが安易でもある!
作品の中で作者の意図が見えると途端に現実味が薄れる!
ワイの考え!(`・ω・´)
>>204 ×容易はであるが安易でもある!
○容易ではあるが安易でもある!
修正したので安心して出かけられる!(`・ω・´)ノ
>>205 前回に引き続き、自分では気付きにくいミスを指摘していただきありがとうございます。
主人公の存在感が突出し過ぎていて脇が薄くなってしまいがちなのは悩みどころです。
どうしたら脇役に存在感を持たせられますか?
>>206 冒頭にある中学時代の回想!
二人の出会いの場面は悪くない!
問題はその次にある!
二人が仲を深めたと想像できる期間が丸ごと省略されていた!
この描写が本文で描かれていない為、高校生の主人公が命を賭ける理由が希薄になった!
メグミの二度の気絶が影響を及ぼした! 自己紹介の人物像が全てであった!
主人公が、たったひとつしかない命を賭けるには理由がある!
その理由が事前に明かされていて読者が納得できれば、同時にメグミの存在感も増したと思う!
ワイの考え!(`・ω・´)
>>206 脇役に存在感を持たせる! 脇役の出番を増やす! 単純な比率の問題!
それだけでは当然のことながら不十分と言える!
作品の内容に多少は左右される! 汎用性があるものとして、主人公と脇役の関係が挙げられる!
どこまでの仲なのか! どのような因縁があるのか! 現在の関係はどうなのか!
それらを含んだ場面を作中に織り込んで主人公との絆の強さを読者に伝える!
その積み重ねが豊かな人物像を作り上げていく! 命を賭けるような場面で説得力をもたらす!
ワイの考え!(`・ω・´)
史実を調べずにノリで書いたものなので、事実と異なる部分があるとおもいますが、お願いします。
「秀吉様、大変で御座います」
「どうかしたか」
「の、信長様が、信長様が」
「殿がどうした」
「明智めが謀反を起こしまして、本能寺が焼けたとの知らせで御座います」
「なに、殿は無事なのか、あ?」
「そこまではわかりませぬが」
「ああ、あああ、信長様・・・明智がやりおったか・・・ああ。」
秀吉は唇にできた腫れ物をしきりに触りながら、眼前で風に揺れる旗をじっと見る。
「ちとわしは考える。そうじゃトウキチはどこにいる。すぐ来るよう伝えい」
「はっ」
「秀吉様、話は聞きました」
「トウキチ、いかがいたすか。このまま九州攻めを続けるか。京に戻るか」
「はっ、わたくしトウキチ、殿に進言いたします。是非。是非京へとお戻り下さいまし。
そして今、今こそが殿が天下をお取りになるまさに正念場」
「ぬかせー」
秀吉の蹴りによりわき腹を痛めたトウキチ。
「失礼しました。ですが、信長様なき今、誰が信長様の夢をおつぎになるのですか?
あと少し、あと少しで国がまとまりますのですぞ。これはわが家臣だけが望むものではありません。
戦がなくなれば他の者たちも喜びましょう。このままでは逆賊明智が天下を取ってしまいます。
それだけは、それだけは許されざることと存じます。ですので」
「うううううう。うおおおおおあああああ」
「すぐにムネキチ、シバキチ、キノキチを集めましてすぐにでも京へと戻る準備をいたします」
「まっ待て。まてトウキチ。ちとわしは風に当たってくるわい。とりあえず準備はすべてそちに任せる。
だが決めるのはわしじゃ。よいな」
「はっ。では早速準備へ取り掛かります。失礼」
秀吉は足元に生えていた草をぐっと抜き、それをなんども二つに千切りながらこれからのことを考えた。
と同時に身体の底からなにやら熱い血がわきたって、今にも走り出したい気持ちへと移り変わった。
「あああいくら考えてもだめじゃ。頭の中だけで明智は討てん」
秀吉は自身の身の丈と同じ長さの槍を手にする。
「今すぐこの槍で明智の血を見たい。今すぐにじゃ。決めた。わしは決めた。世はわしを選んでくれたのじゃ。
これだけはわしがいくらあがこうが変えようの無いことなのじゃ。
今から戻ればきっと奴めも油断しているに違いない。明日になってからではだめじゃ。
奴に休ませる時間をあたえてはならぬ。だよな」
と、近くにいた家臣に話しかける秀吉であった。
>>209-210 史実に似た別次元の話と受け止める!
>「ちとわしは考える。そうじゃトウキチはどこにいる。すぐ来るよう伝えい」
>「はっ」
>「秀吉様、話は聞きました」
(馳せ参じるのが早すぎる!)
>「うううううう。うおおおおおあああああ」
(誰の声で何が言いたいのか!)
それほど破天荒な話ではなかった!
登場人物と会話を現代風に弄った内容に肩透かしを食らった!
文章は読み易いので評価は内容次第!
路線を定めてじっくりと書いた方がよい60点!(`・ω・´)
>>211 なるほど
第三者からの視点は参考になるます
どうもです
昔見た漫画のネタを使って書いてみました、評価をお願いします
夏に行う殺人というのは、善良な公僕である我々警察に対しての嫌がらせなのだろうか。
ギラギラと照りつける日差しの中、私はとりとめのない事を考えていた。
「警部、こりゃあ事故ですよ、事故、もしくは自殺です、それしか考えられない」
エイリアンの体液みたいな色のハンカチで額の汗を拭って、部下の一人がそんな話をもちかけてくる。
「自分で自分の頭をミンチに出来る様な器用な奴が仏さんだったなら、私もそう結論付けただろうよ」
「ですよねえ……」
私と部下の目の前には、全共闘時代の学生位に赤く染め上げられた壁と床が広がっている、床面にチョークで描かれた人型がそこで殺人事件があった事を物語っている。
振り返れば我々がチェーンを切断したドア、前を向けば4畳半風呂トイレなしの哀しい貧乏学生の部屋が転がっている。唯一の窓は猫の出入口位の大きさだ。
「う〜む……しかし殺人事件にしては解らない所がある」
「おや、一体何がですか?」
「犯人は一体どうやってここから逃げおおせたか、だよ」
「ドアからじゃありませんね、チェーンはずっと付いていた様ですし」
降り注ぐ日光が熱い、私もセンスのいいワインレッドのハンカチで汗を拭う。
「犯人はどこから逃げたんだ……」
「だから事故って事にして署に帰りましょうよ、暑いですし」
「いーや帰らん、犯人の逃げ出した経路を探しだすぞ、それまで今日は帰らない!」
私は拳を突き出し、遙か上で地球温暖化に貢献する太陽を睨み、私はそう宣言した。
>>214 >嫌がらせなのだろうか。
「嫌がらせ」って思考がちょっとずれてね?
言いたいことは解るんだけど、言葉選びがいまいち。
>壁と床が広がっている、
壁と床が広がってるわけじゃなくて、血溜まりが広がってるんじゃね? あと、この後の「、」は「。」だよね。
>私は拳を突き出し、遙か上で地球温暖化に貢献する太陽を睨み、私はそう宣言した。
これは推敲してないのが丸分かりのミスだよね。
地の文が整理されておらず読みにくい。
また、どうでも良い描写(警官のハンカチの柄など)はするくせに、殺人現場の描写が薄い。
4畳半しか無い家なんだから、色々なものがそこにはあるはず。
チョークでものを書ける床ってことは、カーペットなどではないのかな?(カーペットなどの場合はロープだよね)
主人公がどこにいるのか、移動したのか?
さっぱりわからない
>>212 >警察の規制で建て看こそなくなったものの〜
(建て看は立て看!)
>あ、FFの最新作だ。
>あ、サクラ大戦の新シリーズだ。
>あ、ファイヤーエムブレムの復刻移植版だ。
(商標登録された物の実名は書かない方が無難! 内容によっては名誉棄損の対象に成り得る!)
>それに世界の電気街だ。ヲタクの聖地に身をおくと言えば聞こえはいいが、悪くない。
(文章がおかしい! この一文の場合、『聞こえはいいが』に続く流れは『良くない』にならなければいけない!)
>〜見事幕死したわけだ。
(変換ミス!)
>そう思って鷹人は、家路をさして歩いていた脚を変えて、そのチラシに書かれた店の法学へ歩きだした。
(変換ミスがある! 意味は理解できても『脚を変える』という表現に引っ掛かる!)
>ランチ千二百円。コーヒー、紅茶五百六十円。日替わりメニュー九百円より。
(高校生の主人公が『財布に軽い』と思うような値段に見えない! 資産家の息子の設定ならば問題ない!)
『財布に軽い』は『財布に優しい』という意味で捉えた!
>平日の、それもまだ早い時間のせいか、そんなに混んではいない、はず、なのだが、客は多かった。
(店内を見回した感想! 主人公の意識が朦朧として目に入っている人数を把握できていないのか!)
>これ、ローゼンメイデントロイメントのテーマソングだ。
(著作権のある物は出さない方がよい!)
>「はるなさんっていうんですか?」
> ミサイル発射。
>「はい、そうです」
> 機動に乗った。
(言葉をミサイルに例えているのならば、機動は軌道!)
メイド喫茶に入る前の主人公の特徴がよくわからない! 容姿に関した描写が一切なかった!
振られた相手と釣り合いが取れていない! そのような判断は両者を比べて(容姿と中身)初めてわかる!
平日、休日も不明! どのような状態で街中を歩いているのかわからない!
喫茶店では「学生さんですか?」と訊かれていたので制服は着用していないことは窺える!
通行人Aに等しい主人公の存在感をどうにかした方がよい59点!(`・ω・´)
>>214 >「警部、こりゃあ事故ですよ、事故、もしくは自殺です、それしか考えられない」
(大雑把な物言いで『それしか考えられない』の部分が目に付いた!)
> エイリアンの体液みたいな色のハンカチで額の汗を拭って、部下の一人がそんな話をもちかけてくる。
>「自分で自分の頭をミンチに出来る様な器用な奴が仏さんだったなら、私もそう結論付けただろうよ」
(警部は状況を踏まえて他殺と言っている! 部下が職務中に冗談を言ったのか!)
>「ですよねえ……」
(部下の発言が一変した!)
>「だから事故って事にして署に帰りましょうよ、暑いですし」
(最後の方で冗談だと判明!)
>降り注ぐ日光が熱い、私もセンスのいいワインレッドのハンカチで汗を拭う。
(二人はどこにいるのか! 部屋の外なのか! それとも中なのか!
目の前の床面に人型のチョークがあるので室内が濃厚!)
>私は拳を突き出し、遙か上で地球温暖化に貢献する太陽を睨み、私はそう宣言した。
(外にいた!)
最初の二人の立ち位置がわからない!
二人の仲がわからないので現場の言葉が冗談に見えない!
この二点のせいで全てがおかしいように思える!
日本語の意味はわかるが小説としては拙い38点!(`・ω・´)
>>217 >>218 早速のご評価ありがとうございます。
ご指摘の点、確かにそのとおりです。
改稿に生かさせていただきます。
ありがとうございました。
左足にぐるぐる巻きにされた包帯をさする。
この傷が癒えたらまた血生臭い戦いの日々の中に身を投じなければならないのは明白であり、それを考えると憂鬱で仕方なかった。
「失礼します」
ガチャ、とドアが開き、クレシーヌが朝食を盆に載せて部屋に入ってくる。
「やあ、おはよう」
俺はつとめて笑顔で明るいお兄さんを演じた。感情は伝染する。女子供を不安にさせてはいけない。
「おはようございます」
ニコ、と微笑みを返し、彼女はカチャカチャと慣れた手つきで食事をベッドの上のテーブルに並べた。
パン。スープ。チキンの香草焼きに野菜の付け合わせ。
「おおっ。今日もうまそうだ」
少し大げさに言うと、少女は恥ずかしげに身をもじもじさせた。
彼女の見守るなか、スープをひとくち。
「うん。本当に美味しい。この味なら一流レストランのシェフでも通用するんじゃないか。
クレシーヌ。この料理を作ってくれたコックさんに、いつも美味しい食事をありがとうって伝えてくれないか?」
盆を両手に抱えたまま、少女はこくこくと頷いた。
「は、はい。わかりました」
急ぐように部屋から出ていった少女の足取りは軽く見えた。
料理を作っているのがクレシーヌだということは知っていた。彼女の将来の夢が料理人だということも。
「……未来、か」
まだ未熟な味の料理を口に運びながら、俺はふとそんなことを呟いていた。
書いた後で気付いたけど朝からチキンの香草焼きって厳しいかな?w
国も時代も違うだろうから何とも言えないけど…体力造りのための特別メニューだとか言っておけば、感覚が読者と近づくんじゃない?朝から重いけど怪我が早く治るようにだろうか…とか
でもこれ抜粋だろうから、この世界の生活をちゃんと描けてるならこれでいいと思う
まあ実際は10分くらいで抜粋ぽく書いた適当なエピソードですw
最近ほっこり系の話を書きたいなーと思っているのでその走りみたいなもんですね
>>221 負傷した誰かが看護を受けている!
甲斐甲斐しく現れる彼女の名前はクレシーヌ!
彼女の心遣いを快く思いながらも国の行く末を憂慮する兵士!
内戦状態にある異国の話なのかもしれない!
指摘するところがない中、一点だけが気になった!
盆は日本の印象が強いのでトレイの方がよい!
やたら事情に明るい主人公の設定が気になる68点!(`・ω・´)
ああ確かに!
トレイの方が響きもいいですね!
ありがとうございました
正方形のガラスケースいっぱいにぎっしり詰まった、大量のまあるいキャンディー。
その中に本物の“力のオーブ”が隠されている、と賢者から知らされた勇者の絶望は半端ではなかった。
「さあ勇者よ。あの魔法の箱の中より見事オーブを探り当てるのだ」
デパート屋上のイベントステージからやや離れたベンチ。優雅に腰かけた賢者が白く華奢な指先で示すのは、ちいさな子供たちの群がるキャンディー掴み取り会場である。
箱の傍らではピエロに扮した着ぐるみのバイトが子供たち相手に奮闘している。
勇者はぶんぶん首を横に振る。
「いやいや待て待て。あのノスタルジックで楽しげな輪の中に突撃しろっていうのか?」
「うむ」
豊満な胸を強調するように腕を組んで、賢者がうなずく。
「それしかなかろう。これも試練だ。勇者たるもの、いかなる場面でも臆せず堂々としていなければならぬ。覚悟を決めるのだ」
「正気かよ……。小学校低学年以下限定のイベントなんだぜ……」
ぶつぶつ言いながらも、しぶしぶ勇者は歩き出した。うだうだ文句を垂れていると、また賢者の過激な魔法で“矯正”されてしまう。与えられた選択肢は常にひとつである。
「なんで俺がこんな目に……」
箱の手前まで近づくと、子供たちが不思議そうな顔でまじまじと“大きなお友達”を見つめてくる。
『――なんか文句あんのかゴルァ!』
ギロリ、と血走った眼で勇者が睨みつけると、子供たちは泣きわめきながら四散した。
「ちょっとお客さん、困りますよ」
着ぐるみの制止を無視してガラス箱の中に強引に腕を突っ込む。
飴玉群を素手でかき回すと、不思議な熱さを感じる何かに触れた。
「ん……これか!?」
それを掴んで引き抜くと、勇者の手の中で一閃の光が放たれる。
イチゴ味キャンディーの包み紙を剥がすと、ルビーのような深紅の玉が姿を現した。指で触ってもベトベトせず、舐めても無味無臭である。
そして触れていると微かに感じられる、得体の知れない何らかのエネルギーが体の中に流れこんでくる感覚。
ベンチを振り向くと、賢者は親指をグッと立ててにっこりした。
やけに古いガッツポーズだな、などと思う暇もなく、勇者は全速力でその場を逃げ出した。
>>227 文章が稚拙な典型的ラノベっぽくしようと下手くそに書いてるのは解るんだけど、もう少しちゃんと書いてもいいんじゃない?
あと、ガッツポーズ→ジェスチャー
サインとかジェスチャーだね
ガッツポーズは引っ掛かったけど面倒だからそのまま投稿しちゃった テヘ
>>227 >正方形のガラスケースいっぱいにぎっしり詰まった、大量のまあるいキャンディー。
(『いっぱい』、『ぎっしり詰まった』、『大量』等の重複がくどい!)
>ベンチを振り向くと、賢者は親指をグッと立ててにっこりした。
>やけに古いガッツポーズだな、などと思う暇もなく、勇者は全速力でその場を逃げ出した。
(ガッツポーズは微妙! 間違いと断定することができない!
ガッツ石松のポーズであれば間違っている! しかし、週刊ガッツボウルを起源とすれば決まった形はない!)
現代が舞台と思われる!
勇者と賢者が何者なのかわからない!
矯正の具体的な内容もわからない!
勇者が絶望する試練が簡単に遂行された!
二人の目的がまるでわからない!
今回は適当が過ぎた52点!(`・ω・´)
231 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/03/22(火) 17:20:18.07
ルルルカップで選から漏れて玉砕!(`・ω・´)
232 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/22(火) 17:47:39.71
砕ける玉があるだけマシさ。
233 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/22(火) 21:09:45.48
234 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/03/22(火) 21:29:27.75
>>233 書式が似ていて短編の枠内に収まる!
よって電撃大賞に流用する!
今日は不貞寝する!(`・ω・´)
236 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/03/23(水) 20:07:06.86
ぷぅぎゃああああああ氏なりの感想を聞いてみたい気がする。
>>237 各作品に特徴がある(長短を含む)!
長所の部分は創作の点で大いに参考になると考えた!
ワイが感想を述べる為に提示したのではない! 結果は読者の総意で決定する!
スレッドの趣旨にも反するので言葉は控える!
傾向として感想を言えば、舞台が現代で解決する物語は厳しいかもしれない!
第5回のお題が『とらわれヒロインの脱出』とある! ファンタジーが求められているように見える!
その点を参加者は留意して臨んだ方がよい!
時間的な余裕があれば、次回は王道のファンタジーで挑戦する!(`・ω・´)
>>238 答えてくれてありがとう。
次回がんばってください。
自分の作品はあくまで見せない屁タレか……。
別の作品でいいだろ。スレ主も自作を晒せ。俺らが詳しく評価してやるから。
何か受賞したらな
イヤ〜な質問でごめんなさい。ワイさんの作品、自己評価は何点でしたか?
100点!
>>244 今回の作品に限って言えば、誤字、脱字、誤用はワイの目で見つけられなかった!
人称は三人称一元視点! 文章の緩急に合わせて一人称を混ぜている!
内容に齟齬は見られない! 少ない枚数なので展開は意図的に早くした!
削る部分が多く、若干、描写の薄い場面がある!
面白味の部分に関しては送り先が決めることなので言い募る必要はない!
反省点としてはジャンルがファンタジーではなくて現代劇!
ワイが自作に付ける点数に意味はない!
ただし、ワイの判断で70点以下になる拙作は送らない!
見直すことも放棄して直ちに破棄する!
ワイの考え!(`・ω・´)
70点以下は拙作で見直すことも放棄して直ちに破棄するレベルだと思ってたのかw
自作が絡むと本音が出てくるなw
248 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/26(土) 00:55:22.04
すげー
249 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/03/26(土) 06:33:15.14
>>247 自作に厳しいのは当たり前!
自分を甘やかして良い事は何もない!
それはワイの考えであって他人に強要するものではない!
抜粋の点数が総合評価だとは思わない方がよい!
ワイの指摘で作品の質が向上すれば、過去の点数に意味は無い!
ワイが自作に厳しいのは経験によるところが大きい!
自己評価で普通と思っていた作品が入賞したことはある!
しかし、それ以下の作品を方々に出して成果を上げたものは皆無!
様々な経験が蓄積されて今のワイがいる!(`・ω・´)
250 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/26(土) 08:26:49.00
自己評価で普通と思っていた作品が入賞したことはある!
そして未だにプロデビュー出来ない
つまりぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs の評価は当てにならないって事だよね。
なんか絡みたい人がいるみたいね
嫌なことでもあったのか
252 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/03/26(土) 09:06:11.21
>>250 ワイを頼ってきた者に、ワイが全力で応える!
ワイの素性は関係ない! 受賞歴を語る必要もない!
利用者の判断で決めればよい!
引き続き作品募集中!(`・ω・´)
>>250 いやいや70点って基準が重要なんだろw
00点〜69点←拙作で見直すことも放棄して直ちに破棄(方々に出して成果を上げたものは皆無)
70点〜79点←普通(入賞することもある)
80点〜99点←良作(公募に出すレベルだが、ぷぅぎゃああああああの中では85点くらいはあったと思われる作品がルルルで落選w)
スレ主さんの批評が的外れ、どうしてもそれを主張したいって人は、
ここで低評価だった作品を応募して入選することを目指したらどうでしょう。
本人にとっても益になるし(少なくとも前向きだと思う)、仮に入選できたら納得する人は多いと思う。
実績を根拠に非難している人はなおさら。
ざまあみろ、見返してやりたいってのも、原動力たりえるんじゃないかな。
ぷぅぎゃあさんの作品も読んでみたいな
いつかどこかに載ったり、どこかのスレに投下したりすることがあったら
教えてくれな!
誰か一人を納得させられる作品を作るっていうのも、修行としてアリかと。
自分はもう80点台出すまで意地でも引き下がれん。
まあ皆ぷうぎゃああの評価を100%信用してる訳じゃないよ
ぷうぎゃあもワナビの一人な訳だから
いや、このスレに来る奴はみんな100%信じてるよ。
そもそも信じてない奴はこのスレには来ない。
自分では信用してないと思ってもこのスレに来ているうちは
無意識に信用している。だから腹も立つ。
あくまで一個人の評価だってことはみんな分かってると思うけれどなあ
一個人の評価でも差がある。
ためしに同じようにスレ立てしれみればわかるだろう。
>>260 そうだな。自分も100パー信じてるとかじゃないが
誰かに見てもらって感想や批評がもらえる場はありがたい
いつか投下するぜー!
指摘はわりとフラットだし的確
これで充分だと思うが
>>263 どこが的確なんだよ。
例えば、これ。具体例を出す。
>>214 >>219 書いた人が初心者なのは文を見れば分かる。その上で、作者が伝えたかったことを汲み取ってやってこそでしょ。
作品の解説です。
場所におかしさを感じさせるところがこの話の核です。
オチにつながってくる。
密室を真剣に論じる二人。だけど、天井がオープンになっているというオチです。
だから、二人はずっと部屋の中にいる。
この馬鹿馬鹿しさを笑ってくださいというスタンスです。
まあ、破綻してるけど。だって犯人、そんなところから逃げるわけないし、密室を作り出す必要がない。
漫画の馬鹿馬鹿しさをそのまま小説に持ってきちゃった感じ。
ワイ様が立ち位置の指摘をしてるけどまったくもってナンセンスです。
上のほうで議論されてたアイデアと文章力に関わってくる問題です。
オチを大半の人に伝えきれなかった。 文章力の向上が望まれる。
ワイ様に贈る言葉「木を見て森を見ず」
まあ、みんな、ワイ様には、剪定くらいしか期待してないのかもしれないけどね。
酷評されたからといってネチネチ文句言うくらいなら
最初から出さなきゃいいのに・・・
266 :
264:2011/03/26(土) 20:13:49.54
>>265 これは文句ではなく、意見なんだが。そんなことも分からないんですか?
作者と勘違いされてるようですけど、いかがなもんでしょう
どうせ信じないだろうから、もし良かったらアリの穴で「うさぎとかめ」って作品を読んでみてね
他にもあるけど、とりあえずこれ一作でいいでしょ
全部読むのがめんどくさいなら、冒頭とかだけでもいいですよ
読んだ上で作者と断ずるなら、勝手にしてください
少なくとも俺は、214のようなまずい文章は書かないから
嫉妬粘着乙
268 :
264:2011/03/26(土) 21:31:07.91
>>264さん
私には貴方がどうしたいのかわからないです
貴方の感想を書くのはもちろん良いと思います
でも、「ムカツク! 誰かをやりこめてやりたい!」なんて思ってる人の意見なんて誰も耳を貸さないのはわかりますよね?
まずは冷静になって、周りの理解を得られるような書き方をしてみては如何でしょうか?
少なくとも、貴方がそこまでこのスレに入れ込む理由が悪意だけではないと私は思っています
貴方なりの正義や善意があるなら、どうか冷静になって書きこんでみてください
>>268 俺のは硬いぜ
ってのはともかく、264は俺にも文句に見える
みんなが誤読せず意見として受け取れるように書き直してみてはどうだろうか?
271 :
264:2011/03/26(土) 22:05:38.09
ワイ様のことを不満に思う人がちらほらと出てくるのも分かるわけなんですよ
このスレでは、ワイ様に意見することは許されないんですか?
ワイ様は、ここに絶対君主制をしきたいんですか?
「ワイ様は神様や」と崇め奉る人しか認めないんですか?
不満なら来なけりゃいいじゃんという方もおられるかもしれませんが、
このスレが好きなんです
有意義だとも思います
ワイ様が真摯に感想を書いているというのも伝わってきます
だから、ワイ様には読み手としての能力を向上してほしいんです
民の意見は届きはしませぬか?
今のままでは、ワイ様は裸の王様になってしまいます
キャラなのかもしれませんが、虚勢をはりつづけてほしくないのです
>>269 >>270 すまん。嫌味っぽいのは普段からで治らない
気分を害する人がいるのも分かってる
けど、どうしようもない、こういう言い方しかできない、リアルでも
>>264 正直、ワイさんを逆に鍛えてやろうみたいな気概は凄いと思う。ただ、向こうは立場上、そういう荒っぽい指摘には尚更、素直にハイと言えないんじゃないか。
屈服させるような物言いはやめて、指摘のみに留めておくのがスマートかも。
273 :
264:2011/03/26(土) 22:41:39.28
この際だから言いたいことは全部言っておく
>>272 その立場を明確にしないから、みんな(僕を含めて何人か)不満に思ってるんです
立場を明確にするには、ワイ様が掌編の一つでも載せてくれればいいだけなのに
ということなんです
ワイ様は、逃げをうってるようにしか見えない
どうして、作品を出せないのか?
酷評されるのがこわい? 権威が地に落ちるのがこわい?
ちっぽけなプライドに守る価値はあるんですか?
別段、僕は自分の作品が酷評されようが全く気にしないし、
「クソ」という一言感想でも、ああクソだったんだなあと納得できるタイプです
ワイ様が何を恐れているか分からないから、もやもやしてるんです
ここら辺でやめときます。ワイ様、迷える子羊に光(回答)をお与えください
今の精神状態、そのままに書き込んだことを告白しておきます
失礼を致しました
嫌なら来なければいいのに
嫉妬乙
粘着乙
ワイの読みが今以上に向上したと仮定する!
誤読を誘発させるような文章にも迷わず、作者の意図を全て汲み取る!
作品の全容を把握して納得の点数で応える!
ワイは疑問に思う!
そこまでの域に達さないと読めない文章に意味があるのか!
そこまで難解な文章を書いていながら作者に反省点はないのか!
過剰な要求は自己の怠慢に繋がらないのか!
ワイは個人で点数を付ける!
以前にも書いた通り、絶対の評価ではない!
しかし、点数には意味がある!
個々の点数の開きには、それなりの理由が存在する!
世の読者は読みの達人ではない!
誰に読ませる為に作品を創作しているのか!
原点に返って考えるのもよい!
ワイの明らかな過失の場合は指摘に応じる!(`・ω・´)
>>273 察するところ、キミが批判してるスレ民以上にキミがワイさんに依存しようとしてるんじゃないかな?
個人に色々求め過ぎだよ
そういう人を望むなら、プロの作家がやってる講習に参加してみたら?
>>273 ワイに作品のストックはない!
評価されなかったものは全て破棄している!
アイデアを書き込む雑記帳の類も持ち合わせていない!
書き留めて置かないと忘れてしまうものに未練はない!
評価された作品は世に出ている! 再評価する必要はない!
ワイの手元にある作品は未完成! 完成すれば世に問う!
評価されなければ破棄して次の作品に打ち込む!
その繰り返しの中でワイは自身を鍛えてきた!
ワイの解説はここまでとする!(`・ω・´)
なんだこのスレ
気持ちわり〜wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
>ルルルカップで選から漏れて玉砕!(`・ω・´)
↓落ちた作品うp!
>書式が似ていて短編の枠内に収まる!
>よって電撃大賞に流用する!
↓ワイ様が掌編の一つでも載せてくれればいい
>評価されなければ破棄して次の作品に打ち込む!
>その繰り返しの中でワイは自身を鍛えてきた!
言ってることが矛盾してませんか?w
本当にストックがないなら、数レス分でいいからサッと書いてみなよ。
ちょっと詳しく評価してやるからさ。
おまえが出せ
糞だろうがなw
>>279 ルルルカップは全作品がファンタジーで占められていた!
自作は現代劇! 大幅な改稿を試み、それでも評価されない場合は破棄する!
今は改稿の途中で未完成! 完成すれば投稿して評価は下される!
頑張りは認めるが時間の浪費は感心しない!
スレッドの趣旨を理解するところから始めた方がよい
ワイの考え!(`・ω・´)
マジでどんなオッサンが中に入ってるんだろう。
顔を見たい俺やその他大勢の為にも、何か大きな賞取ってよワイさん。
さっきから”俺やみんな”みたいに、さも「俺の他にも俺と同意権の人間がいますよ」的な言葉を使う奴が湧いてるけど、コイツ一人だよね
嫉妬粘着だろうな
つうか皆、そこまで彼のことを絶対視していないだけ
葉緑素?ミジンコ
はっどうでもいいよみたいなスタンス
287 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/03/27(日) 07:18:16.03
春休み期間にはよくあること!
毎年恒例のことなので投稿者は気にしなくてもよい!
随時、作品募集中!(`・ω・´)
288 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/03/27(日) 08:31:22.74
春休みのサービスの一環として、ワイが即興で書いた掌編をのせておく!
夜の繁華街を嫌うかのように男は路地裏を足早に歩いた。実際に手持ちの金は少ない。ちゃんと働いてはいる。サービス業でサービス残業は笑えないが。
その男の足が看板の前で止まった。目は書かれている内容を何度も追う。見間違いではなかった。言葉通りに受け取れば、初回のビールが『0円』とある。
「まさかねぇ」
男はおどけた調子で言ったものの、なかなか立ち去ろうとはしない。内容を理解しても目は文字を追ってしまう。
男は緊張した面持ちで居酒屋風の店に入っていった。すぐに朗らかな若い店員にカウンター席に案内された。注文を訊かれたので、ビールを、と少し硬い声で返した。
ひとりになった男は店内に目を向けた。路地裏の店にしては人が入っている。カウンター席の対面が個室のような作りになっていて、賑やかな声が男の耳にも聞こえてきた。
「はい、生中になります」
ジョッキに入ったビールと突き出しの枝豆が男の前に置かれた。会計と見られる長方形の板は隅の方で裏返しにされた。
店員の姿が男の視界から消えた。そっと板に手が伸びる。喉仏が上下した。一気に板を引っ繰り返す。
男の緊張は解かれた。虚脱したような表情で、なんだよ、と呟いた。
ビールは『0円』と書かれていた。看板の文句に偽りはなかった。
しかし、突き出しの枝豆が『380円』であった。
文学少年ダリア
http://ncode.syosetu.com/n9513r/ 前スレの371で、恋愛シナリオという恋愛小説に感想をお願いしたものです。
今度は文学小説を書いてみたのですけれど、どうでしょうか?
僕自身は悪くはないと思うのですが
駄目なんでしょうか、そこそこ良いのでしょうか。
ぷぅぎゃあさんの感想が欲しいなと思いました。
全くフォローのない酷評でも良いので
正直なところどうなのか
お願いします。
>>288 あ、ぼく枝豆いりませんので(ニコ
文章はいたって平坦、読みやすいですね
サービス業でサービス残業?のくだりは敢えて挟んだキャッチかな
>>289 序盤だけ読んだ
動きのないままダラダラと自分語りが始まると萎える
尺を無制限に使った、たいした深い意味もない、「引き延ばし」みたいな語りがこれから先も何度も入るのだろうか、と思うと読む気が失せてしまった
>>284 悪い、283は悪意あったわけじゃない。ノリで書き込んじゃったんだ。ごめんね。
>>289 一人称の文章で客観と主観が混ざっている!
不安定な作りは少年の心の揺らぎを表現しているようにも見える!
冒頭の判断で細かい指摘は割愛する!
『波入る』の表現はいいとする! 波の程度はわからない!
プールに波がある状態で静寂と言えるのか! 少年が中に入る前なので少し引っ掛かった!
>この世は何時でも何処でも不快な熱が発生して〜
(不快な熱は自発的に発生しているように見える!)
>愛情、畏れ、執着、嫉妬、束縛、献身、干渉、強制……。
(これらは色のない糸らしく、単体で熱を帯びているように書かれていない!
主人公が糸にきつく絡まれることで熱を持つと思われる!
糸の比喩で熱の所在がわからなくなった!)
>僕は僕の理解者に全ての熱を捧げたい。
(この一文の『熱』が何を指しているのか判然としない!
主人公が相手に癒しを求めているのか!
複数の熱を理解者に押し付けているのか!
糸が電熱線の類で熱を放出していれば理解は早かったように思う!)
>あるところではシンナーの匂い。あるところでは金木犀の匂い。枯れ草を焼く匂い。にわか雨の匂い。肉屋のコロッケの匂い……。
(列挙した中に不快な臭いが含まれていなければ問題ない!)
>闇で顔がハッキリとは見えないが、声の感じからその表情はとても柔らかであると判った。
(空には星が出ている! 冒頭の水銀灯の光は消えたのか!)
宇宙史上最大のねずみ捕り装置の原理は追求しない!
ゲーデルの不完全性定理を仄めかしてあらゆる証明を否定したと理解する!
前半と後半で違う物語を読んだような気がした!
前半は学園物! 後半はSFファンタジー! 継ぎ目がはっきりしているので違和感がある! FFネタや実在名は挙げない方がよい!
夢のくだりの木偶人形は主人公の成れの果てなのか! 文学少年になった意味はどこにあるのか!
そもそも文学力の出来る範囲が書かれていないので緊張感や驚きに欠ける!
主役の二人は躁鬱の状態に見えて人物像の把握が難しい!
ワイの個人的な感想を言えば、バイクが走り出す手前で終わっていた方が良かったように思う!
小説の器に素材を詰め込むことに執着して肝心の出来は生煮えの状態だった65点!(`・ω・´)
294 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/27(日) 13:02:07.71
>>288 50点だな。
即興で書いたとかに手心を加えないで評価すれば。
この短さなら描写はほとんどいらない。頷ける。
オチがあまりに凡庸なのも、2ちゃんの書き込みなら当然。いいアイディアなら、捨てたくない。ごみ捨て場に。
ただ、珠に傷。珠でもないがw。
傷が目立つ。
295 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/27(日) 13:06:01.50
まぁ、フォローはしておこう。
書ける雰囲気はある。ぷぎゃああああああ。
真面目な文章も読んでみたい。全力の。
言い訳なしの。
>>289 少し補足!
後半で明らかにされる事実を前半に入れ込む必要がある!
主人公が委員長をプールで待ち伏せていた! その事実をそれとなく伏線で絡めた方がよい!
主人公は夜空に月が出ていないので死を諦める! 月が出ていれば任務を放棄して命を絶つのか!
辻褄が合っていないように思える!
後半でも月が登場する! それ以前に主人公は死を決意していた!
前半の流れを活かすのならば、委員長が月を出した時に死を選んだ方がよい!
前半に後半に繋がる伏線が、ほとんどないので話の展開が強引に見える!
ワイの考え!(`・ω・´)
脱出不可能で死は避けられない状況下、
委員長が出した月を目にして快く死を受け入れる!
多少は物語に繋がりを持たせることができると思う!
>>292-293 >一人称の文章で客観と主観が混ざっている!
>不安定な作りは少年の心の揺らぎを表現しているようにも見える!
気付くとは思わなかったので正直驚きました。確かに自分の心を覗くもう一人の自分という視点を入れています。一人称の他に、所謂、四人称視点を試しています。
仰る通り、心の揺らぎや狂気を表現しています。
またこれは某プロの有名な創作手法を真似ることでこの作品のテーマである、他者からの影響というものも表現していました。
>『波入る』の表現はいいとする! 波の程度はわからない!
>プールに波がある状態で静寂と言えるのか! 少年が中に入る前なので少し引っ掛かった!
海も静寂と書きますしプールの水が全く揺れないという状態はありえないと思って、波入ると書きましたが、言われてみれば確かにオカシイです。
書くにしても、例えば、緩やかに波入るなどと表現した方が適切だったと思います。
>この世は何時でも何処でも不快な熱が発生して〜
(不快な熱は自発的に発生しているように見える!)
熱は主人公自身から発します。
>愛情、畏れ、執着、嫉妬、束縛、献身、干渉、強制……。
>(これらは色のない糸らしく、単体で熱を帯びているように書かれていない!
> 主人公が糸にきつく絡まれることで熱を持つと思われる! 糸の比喩で熱の所在がわからなくなった!)
熱は主人公自身から発しますが、それは外的影響があってのことで糸は外的影響の象徴です。
>僕は僕の理解者に全ての熱を捧げたい。
>この一文の『熱』が何を指しているのか判然としない!
糸は熱を放出するのではなく、糸は人に触れて、人の熱の起因となります。熱とは後に出る文学力です。糸が切れて文学力が無くなったラストでは自分自身の情熱となります。
>列挙した中に不快な臭いが含まれていなければ問題ない!
これはぷぅぎゃあさんと意見が異なります。不快か快適かは個々の人物によって違うので明確に区分することが出来ませんので。
>闇で顔がハッキリとは見えないが、声の感じからその表情はとても柔らかであると判った。
>(空には星が出ている! 冒頭の水銀灯の光は消えたのか!)
顔がハッキリ見えない程度の微かな明かりということで、淡いひかりと書きましたが、どうかな。
>>292-293 >夢のくだりの木偶人形は主人公の成れの果てなのか! 文学少年になった意味はどこにあるのか!
>そもそも文学力の出来る範囲が書かれていないので緊張感や驚きに欠ける!
この作品に出てくる文学少年や文学少女は他人の影響を受けて創作をするものです。
神からの糸というのは影響の象徴です。少年が夢の中で出会った木偶人形は、文学少年や文学少女の成れの果てで未来の自分自身を暗示しているとも言えます。
他人の影響を受けるといっても、単に他人の創作物を完全に模倣するというものではなく、インスパイアであったりオマージュであったり、それは必ずしも悪くはない。
そもそも全く他人から影響を受けないで創作するというのは実際には不可能で、でもやり過ぎると自分の名を無くしてしまうということです。
その象徴が朽ちかけの人形という訳で、これが僕がお題からイメージした作品構造です。
作中で耳をすませばのネタを多用してるのも、最後に糸が切れて他人の創作の模倣を否定して捨てるのも、こうした流れの上にあります。
>主役の二人は躁鬱の状態に見えて人物像の把握が難しい!
これは確かにそうですね。もう少し落ち着いた人物描写にすべきだったと反省します。
>ワイの個人的な感想を言えば、バイクが走り出す手前で終わっていた方が良かったように思う!
>小説の器に素材を詰め込むことに執着して肝心の出来は生煮えの状態だった
バイクが走り出す手前ですか……。その中で特化させると、また違った作品になったかも知れませんが、でもそれは残念ながらもう完全に別の作品です。
>>296 >主人公が委員長をプールで待ち伏せていた! その事実をそれとなく伏線で絡めた方がよい!
そうですね。確かにそうすれば作品の完成度は上がると思います。
>前半の流れを活かすのならば、委員長が月を出した時に死を選んだ方がよい!
それが出来ればとても綺麗でベストだと僕も思いますけど、相当に難しいw
>脱出不可能で死は避けられない状況下、
>委員長が出した月を目にして快く死を受け入れる!
いいですね。綺麗です。
ぷぅぎゃあさんに一から書き直して貰いたいw
>>298 ×確かに自分の心を覗くもう一人の自分という視点を入れています。
○確かに自分の姿を覗くもう一人の自分という視点を入れています。
正直、最低でも80点は越えるだろう、100点取ったらどうしょうかと思ってましたが、65点ですかw
厳しいですが、だからこそ次作の励みになります。次は80点取りますので。
感想ありがとうございました。
>>289 これがかなり面白かった俺は、結局何が良くて何が悪いのかわからなくなってきた。
意味が通じて評価が貰えるものが即ち面白いと思い始めていて、その方向性で書いていた矢先だったので。
なんでもいいから作品として残すことが大事なのか?
いや面白いよ
でも相当ひねくれてる
一般的な評価は得難い
趣味でやっていくぶんには何も問題はない
>>289 なんか設定自体がチープだよな
やっぱ所詮素人が書き捨てるレベルの代物だよ
でも文章は普通に上手いと思う、これぐらい書ければテーマさえ良ければ何の問題も無いんじゃないか?
テーマがよければじゃなくて設定が良ければだな
でもエンタメで言うと設定やストーリーを上手く作るのが本当は一番難しいんだけどな
>>289 饒舌な小説という形式で書かれているからこそ成立する面白さであって、視覚化すると単なる突拍子のない馬鹿話となってしまう
こういうのが一番評価に困る
>>305 視覚化とか考えて評価するもんなの? 文面での面白さに特化するのが小説媒体では強くね?
いや、よく知らないけど。
要するに視覚化しても面白いのが最強ってこと? 連レスごめんね。
小説である必然性がない
視覚化?
アニメの脚本書いてる奴はラノベスレに帰ってくれ
小説は小説として面白ければいいだろ。
むろん視覚化しても面白いのであれば、なお良いが。
ちなみにノルウェーの森の映画は観てないが、小説を読んだ限りでは面白くなりそうになかった。
311 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/28(月) 17:04:25.59
おいおい、289自体が、アニメかラノベじゃないかw
312 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/28(月) 18:12:20.22
出来の良いオナニーだと思う。
誉められてるのに扱いが酷い上級さんw
S「おもしろくない」
まぁ、添削に見当違いなケチ付ける基地外はもう来ないで欲しいものだ
出だしにもうちょっと配慮が欲しいよね
中盤から面白くなるのに勿体ない
単なる鬱話かと思って序盤に読むのやめる人が多いと思う
落ちがつまらないな
最初の稚拙さを我慢したのに最後もアレだと時間泥棒に遭った気分になる
あら。まだ僕の作品について語ってくれていたのですか。ありがとうございます。
最初と最後がイマイチで、真ん中が面白いと。なるほど……。
バイクのシーン前後なのかな。次作の参考にします。
文章を褒めて貰ったのは意外でした。そんなに上手いとは思わないですが
推敲に時間を取ったのでそれで上手く見えたのかも知れません。
次は更に一段上の文章を目指し、80点を取ります。
ありがとうございます。感謝です。
じゃあ、こんな傑作の後に出しにくいかも知れませんが、次の方、どうぞ!
320 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/28(月) 22:26:00.41
NG確定か
322 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/28(月) 23:39:29.04
君は奇跡のアイドルAKB48を知っているだろうか。
あのオニャンコ倶楽部を手掛けた秋元康のプロデュースによるアイドルグループだ。
どこにでもいそでいて、実はどこにもいない、個性豊かな女の子たち。
そのダイヤの原石
評価お願いしますm(_ _)m
なめてんのかw
高度な暗号かもしれん。気を抜くでない
>>319 >普通の人は覚えていないであろう生まれてから三歳までの記憶がある。だが代わりに、それから六年間の記憶がない。
(四歳の記憶が全くないと仮定する! 学年で言えば三年生ないし四年生!)
>その後、中学三年間の記憶がまた飛んで一切なく〜
(飛んだ期間はきっちり三年間!)
>計九年間も勉強を飛ばしては、もう何から始めたらいいのかもわからない。
(勉強を観点に考えると、飛ばした期間は義務教育が占める六年間のような気がする!)
>先生が授業で言うことも、急に内容が大人びていてさっぱりだ。その辺りを察していて敢えて聞かない、というような雰囲気があった。
(主人公が授業を受けての感想! 事情を打ち明けられていない両親が察するとは思えない!)
>つまり和子は捨て身で、俺というミサイルを発射するということだ。
(捨て身で発射する物体がミサイルなのか! 新天地を求める! 救いを得る意味には別の例えが望ましい!)
>〜昨日の和子の感じでは、早とちりで曲解されて精神異常と思われる可能性もある。
(早とちりの単体で曲解されている! 因って意味の重複!)
>それに大体、そもそもこんな症状〜
(『大体』と『そもそも』が意味の重複!)
>地味なチェックのシャツにジーンズで、真面目に就職しようという服装では既にない。
(主人公を就職させようと躍起になっている和子が服装に気が付かなかったのか!
リクルートスーツさえ、持っていないような気がする!)
主人公の主観で完結するタイムスリップ作品!
数年単位で記憶が無くなる為、日常生活に支障をきたす!
そのような不安の日々を書き連ねていながら最後は人並みの家族の幸せで締め括られていた!
しかし、読後は良くなかった! 欠落した記憶のせいで手に入れた全てを失うという暗示に見えた!
作者の狙い通りであれば問題は無い!
数年単位の記憶が飛んだ時の主人公の対応が、ほぼ事後報告なので面白味に欠ける62点!(`・ω・´)
326 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/29(火) 08:39:08.73
暗号は評価の対象外ですか?
327 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/03/29(火) 08:43:07.21
>>322 この短さで脱字があるという奇跡!(`・ω・´)
>>325 上級さんの超アシストで80点を狙うつもりでしたが……
ごめんなさい。このノリがそもそもNGだったのかも。
これくらい読む人が許容してくれるだろう、なんて思って強行していたところが全て玉砕の結果でした。変に自信持って臨んだのに、本当はもっと遥か上から見下ろされてた、そんな気持ちです。
ご指摘して頂いた点は殆ど私の根本の不誠実な態度からきているもので、ちょっと弁解のしようがないです。自分自身を見つめ直すことから始めようと思います。
微妙な作品にほんとお手数おかけしました。今度はもっとワイさんの採点し甲斐のあるものを!
また宜しくお願いします。ありがとうございました。
ここ三作くらい連続でつまらないな
332 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/29(火) 18:31:29.35
神田久作は近江の出である。家は代々の庄屋で、祖父の時代に没落したのだが、
父の大作と母の美弥は一人息子に苦労はさせまいと懸命に働いた。そのおかげ
もあって、久作は京都の大学を出た後大津の会社に入り、そこで事務員をして
いた貞子を妻に迎えた。貞子は会社でも評判の美人で、為に若い社員からの誘い
が毎日の様にあったのだが、久作は彼らを抑えて果敢に猛攻した。
そんな久作が、ある晩、道端の猫を踏んでしまった。
333 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/29(火) 18:37:28.32
334 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/29(火) 18:49:38.02
ぷぅぎゃあああああも0点!!
本当に面白い話を2chで晒すわけないじゃないですか奥さん
マジレスオツ
本当にじゃなくても面白くない
っつーか面白いもの書けないんでしょ? 強がんなくて良いよ
煽られて顔真っ赤にして自信作を投下!
したら面白いのに
マジレス小僧が拳(自信作)で語り合うと聞いて
詩なら投下してもいいぞw
幸せな少女
少女は空を見上げた 真っ赤な太陽と目があった
遠くに見える家族で行った海 とても綺麗な青
大地には様々な草木が輝いてる 鮮やかな生命の緑
「あっカワイイ花嫁さん」少女は思わず声を上げる
汚れをしらない純白のドレス
手にはいつも持っているカサ お気に入りの黄色いカサ
早く帰らないと夜になっちゃう 暗い夜になっちゃう
少女はこの世界の全ての物を美しいと感じた
この世界に生まれて幸せを感じた
少女は家に帰るとカバンから絵の具を取り出す
「今日見たどんな色よりも、どんな物よりも美しい色を作るの」
この世界で一番美しい物を作ろうと全ての色を混ぜ合わせる
パレットの上には
今日、少女が見た全ての色がある 世界の色がある
これが世界の本当の色「灰色(グレイ)」だ
混沌の色だ
これが世界の真実だ
全てのロックスターへ
ビール箱の上で口ずさむ
汚いネルシャツに破れたジーンズ
小さい街灯の下 つまらない愚痴を
カスレル位の大きな声で叫んだ
人生に疲れた老人が冷やかす
「どうしたロックスター、そんな奇麗事を歌っても俺の胸には届かないぜ」
カートが死んだあの日から
「色あせていくより燃え尽きたほうがマシだって事を」
そんな遺言こそロックスターの生き方だと信じてきた
俺は27歳になった その年の4月5日早朝
カートの様にショットガンを口に詰め込む
引き金が引けない 恐怖じゃない
何かが違うんだ 彼の言葉は何かが、、、、決定的に
気付くと太陽が真上に昇っている
一人で毛布にくるまって震えている俺を見て
ママが熱いミルクを入れてきてくれた
「大丈夫よ、ロックスター今、胸の中に流し込んだ
ミルク(情熱)が冷めないうちにステージに立ちなさい
皆が待っているわ」
そうさ 今朝死ぬ間際に気付いたんだ
死んだ奴がロックスターじゃない
輝く明日があるものこそロックスター
歌ってこそ(生きてこそ)ロックスター
空には俺を照らす大きなスポットライト
口ずさむはあの頃の俺の歌
悲劇に彩られた永遠の青年へのレクイエム
代償 #1
広いだけが取り柄の原っぱでイモムシを見つけた
ノロノロともがく様が凄く僕に似てる気がした
「緑色の葉の穴から見える小さな世界に少し飽きてきたんだろ?」
「空ばかり見てもしょうがないだろ、君には翼もないしね」
自嘲気味に僕は呟いた
忙しく日々は過ぎるけど 何一つ僕は変われない
あのイモムシのような青い幻想なんて胸に抱いてさ
いつまでも飛べやしないさ
月日だけが流れた
自分自身をただ慰める為だけに
葉々の上のイモムシを探した
彼の指定席だった 大きな葉
そこに在ったのは無数の穴と
彼が残した 小さな抜け殻だけ
「やあ、何処を見てんだい?僕は空を飛んでいるんだよ
こんなに素敵な翼があるんだよ」
と空から 彼の声
「穴だらけの世界に何時までもいる訳にはいかないよね」
と僕も呟いた
原っぱからの帰り道 僕の心のイモムシを潰してやった
青臭い臭いがした
すると別れたはずのイモムシが下卑た笑いを浮かべ言ったんだ
「やあ これで君もはれて仲間入りだ
空を飛ぶのは辛いぜ 羽を死ぬまで動かさないと墜落しちまうぜ
羽を休める安全な場所なんて皆無に等しいんだ」
最後に彼は僕に叫んだ
「ようこそ自由の国へ!!」
ロングロングイエスタデイ
最初に一言といっておくが
これは昨日という日の話だ
天にも届く丘で男は今日も岩を削り続ける
自らの命をかけて求めるは「化石」
太古の昔に輝いていたはずの「生命のかけら」
だが
彼は自分の運命を知らない
夢を追いかけるあまり命を落とす
情熱に満ちた彼のヒストリー
永遠にも近い月日 それすらも私には一瞬だ
347 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/29(火) 19:50:17.80
規制回避中
348 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/29(火) 19:52:45.02
346は連続投稿規制で全部コピペできなかったのでなかったことに
/ ̄\
| ^o^ | 常識的、と君は言うがな?
\_/ 自分のいう常識が、必ずしも他人の常識と同じであるとはかぎらない。
/ 丶' ヽ::::: 常識とは人の数だけ存在するのだよ。
/ ヽ / /:::: これはどのような物事にもいえることだ。
/ /へ ヘ/ /::::: 例えば善悪。何が善で、なにが悪かなんてしょせんは人が決めたこと。
/ \ ヾミ /|::: 必ずしもそれが絶対とは限らない。
(__/| \___ノ/::::::: ニーチェも「一切は許されている」って言ってるしね。
/ /:::::::: 社会で言われている善悪はいわば相対的な善悪なんだよ、
/ y )::: 常識だってそうさ、社会で言われている常識は相対的な常識でしかない。
/ / /:::: ならば絶対的な「それら」はどこにあるのか?
/ /:::: それは個人の中に存在する、つまり人の数だけ「それら」はあるんだよ。
/ /::::: 突然こんなことを言われても理解できないかもしれないが、
( く:::::::: きっと君にもわかる日がやってくる。
|\ ヽ::::: 「真実は常に君と共に。」
| .|\ \ ::::: 自分を信じて生きるんだ。
\ .| .i::: \ ⌒i::
\ | /:::: ヽ 〈::
\ | i:::::: (__ノ:
__ノ ):::::
(_,,/\
(^o^ )
/ ヽ 現実は いつも私に選択を迫る
| | | | 私には それがたまらなく嫌なのだ
| | | | ならば逃げよう その先に何があろうとも
|| || その現実からも 逃げてみせよう
し| i |J 私には この生き方しかできない
.| ||
| ノ ノ
.| .| (
/ |\.\
し'  ̄
なんでコピペ祭りになっているんだよw
ちなみに詩投下したのはコピペじゃねーぞw
えっ……
いや違うな、詩はコピペだが自作の詩だ
10分で書いた詩なんか晒すなよ
ぷぅぎぃゃっはああああああさんの手を煩わすな
>>353 えっ? つまり
>>342の『幸せな少女』は他人の作品のコピペではなく自作なの?!
他の作品はともかく、これってショートショートでかなりの秀作だと思ったが、どうせ2chのコピペだろって安心してたのだが
ぷぅぎゃあさん何点入れるんだろ……。
いや十分じゃ書けんだろw
あれ、
>>355が見えない
もしかして紅茶来てる?
ただ、まぁ、落ち着いて読むと文章的にちょっと雑なところあるから80点はないか。
それ以下だったら何点でもいい。80点は僕が最初に取るから駄目だが。
詩は評価対象ですらない。
去れ。
あいつか串かもしれないぜ
きいちろうさんは受験騒動でしばらく来ないんじゃないかな
難解な言葉の全くない小学生でも読める平易な表現に終始しても大人が読むに値する作品は生み出せる
詩は守備範囲外だし細かい評価はできないけど、そんな感じで
あーなんだ串かd
詩と言えば詩だし、違うと言えば違うだろ。全部オチ付けてるし
自分で詩っつってんじゃんw
ちなみにこの詩たちは何年か前にポエム板で投稿した物だ。
今年からは長編書いているから文芸板にいる。
ちなみに詩はメッセージ性も考えると10分では書けないよ。
アイディアありきだったら書けるかもしれないがな。
確かに当時、詩として書いていたから詩だなw
すまんw
メッセージ性があるならそりゃ10分じゃ無理だろう当たり前だ
何が言いたい貴様w
ロングロングイエスタデイ
最初に一言といっておくが
これは昨日という日の話だ
天にも届く丘で男は今日も岩を削り続ける
自らの命をかけて求めるは「化石」
太古の昔に輝いていたはずの「生命のかけら」
だが
彼は自分の運命を知らない
夢を追いかけるあまり命を落とす
情熱に満ちた彼のヒストリー
永遠にも近い月日 それすらも私には一瞬だ
まあ時間かけたから良いものが出来るわけではない、ということを身体を張って教えてくれたとゆー云々
天にも届く丘で少年が走っている
ふと何かに気付き足を止める
拾い上げたのは「夢をもとめ続けた男のかけら」
少年は嬉しそうにポケットからハンカチを取り出すと
優しく「彼」を包みこんだ
「化石」は少年の宝物 「男」は少年の宝物
私はふと考える
私がいずれ滅びた後
「私が生きた証」を残すことができるのか
「私が生きた証」は誰かに必要とされるのか
今は「化石」となった「少年」を胸に抱きながら
私は一人
ただただ 自分自身が「カセキ」になるのを待つ
少年と彼が出会ったような奇跡が起こることを信じて
太陽が燃えはじめ 地球から月が生まれた事でさえ
ここでは昨日という月日の中に数えられている
370と372は一つの詩だが“”で囲っているのは全て一つの物だというコンセプトで作った
これも上手く出来たと当時満足した物だ
でもな詩では売り出す媒体が無いことに気づいた時には愕然としたもんだよw
囲っているのは「」だったな
酒はいりすぎたようだ、すまん。もう寝るわ
アルコール入りか
納得した
376 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/03/29(火) 21:41:38.25
>>332 文章におかしいところはなかった!
短いので梗概のようにも見える!
『為に』の使い方に古さを感じた!
読み物として楽しめる部分は少ない!
猫のくだりから本編が動き始める!
抜粋にも多少の物語性は必要!
評価の材料が少ないので点数は見送る!(`・ω・´)
あーあお前ら
ワイさんに気ぃ遣わせんなよー
詩は客寄せパンダなのかもしれない!
ワイの出番ではないのか!
スレッドの初期の頃は詩も評価していた!
懐古主義ではないが懐かしい!
眠気が勝るのでワイは寝る!(`・ω・´)
上手い作品来ると全力でスルーするくせにちょっと煽りやすい餌が来るとこの入れ食いだからな
ある意味客寄せパンダかもしれないがw
>>342 就寝前にお試しで一作品を評価する!
文字通りに少女が太陽と目があったとする! 太陽の目はどこになるのか!
海を綺麗な青とするだけでは不十分! 緑を生命の色に見立てた理由が書かれていない!
純白のドレスを持ち出した意味! 黄色いカサのどこを気に入っているのか!
詩の表現が何もされていない! 個々の存在に絶対の繋がりが見出せない!
>少女はこの世界の全ての物を美しいと感じた
(この一文は主題に近い! その肝心な部分が矛盾しているように思える!)
>早く帰らないと夜になっちゃう 暗い夜になっちゃう
(夜が嫌いなのではない! 暗い夜が嫌いと受け取れる! 暗さも色に入る!)
少女が目にした色を合わせると灰色になり、混沌の色となる!
世界の真実を少女は本当に受け入れているのか!
好きな色だけに執着する、一介の少女に過ぎないのか!
ワイには詩の深みが感じられなかった54点!(`・ω・´)
新参一か月の頃の俺より低いw
前スレ
>>199の光速のロングソード君と同レベルかやはりな
上手い作品てどれだよ
まあなんというか、ぷぎゃー氏の明らかに読解力というか感性が足りなのは分かったよ。
表面をなぞるだけのその解釈の仕方ならおそらく村上春樹すら駄文と評されるだろうな。
想像力を喚起する表現に歩み寄る意識すらなさそうだ。
いや、別に低い点数に怒っている訳じゃないよwただ溝は思ったよりも深いな。
よろしくお願いします
帰宅ラッシュが始まり、山手線の車内は徐々に混み合ってきていた。授業が終わったエースケは、急いで電車に飛び乗り、恋人のメグが
搬送された病院に向かっていた。
メグが車に轢かれたと彼女の母親から連絡があったのが、三十分ほど前だった。明日はエースケの誕生日で、メグはそんな彼のために
北海道への旅行を計画していた。
エースケの脳裏にメグが蘇る。彼女とは付き合い始めてから一年になる。整った顔に大きな目と口。そして肩まで伸びた美しい黒髪が魅力のメグ。
これ以上、人を好きになることがあるのか、というくらいにエースケはメグのことを愛していた。駅に停車する度に苛立つ。一秒でも早く彼女に会いたいと思った。
ポケットの中の携帯電話が震えた。エースケは吊革から手を離し、受信したメールをチェックする。それは彼女の母親からで、メグがかなり危険な状態にあるとの
内容だった。
不意に視界の隅に忙しなく動く腕を捉え、エースケは隣に目をやった。年は四十前後。小太りで、くたびれたスーツ姿の男がしきりに壁を指さし、
エースケを鋭く睨み付けている。男が指し示している壁には、『携帯電話使用禁止』と小さなステッカーが貼り付けてあった。小さく舌打ちする。
「すみません、緊急の用事なんです」
「緊急事態だろうが、ルールは守らないとだめだろ」男は声を荒げた。
「でもメールを確認しただけです。通話しているわけではないですよ」
「お前は日本語も読めないのか? 『携帯電話使用禁止』とあるだろう」
エースケは悔しさを滲ませながらも、相手にするだけ無駄だと思い軽く頭を下げた。
「まったく最近の若い奴ときたら」男は小馬鹿にしたように首を左右に振った。そんな男の態度に収めかけていたエースケの怒りが沸点に達した。
「俺以外にも、携帯いじってる人はいるでしょ? そういう人にも注意して下さいよ!」
目の前に座っている女が迷惑そうに顔をしかめた。女の隣の老人は深く俯き、その体は小刻みに震えている。二人の争いが恐ろしいのだろうか。
「お前は馬鹿か? 俺は鉄道会社の職員じゃない、ただの客だ。何故客である俺が全員に注意して回らなければいけないんだ? 俺の目の前でルールを破る
馬鹿者がいたから注意したまでの事だ!」男は目を吊り上げて激しく言い立てる。
その時エースケの携帯が震えた。液晶表示を見ると、彼女の母親からだった。今度は電話だ。彼は男を無視して通話ボタンを押した。
「エースケ君、今――」
突然横から伸びた手が携帯をもぎ取った。隣の男はエースケの携帯を手に口元を歪めた。
「お前はどうしようもないクズだな」男は携帯の電源を切り、それを彼に向かって放った。列車は新宿駅に滑り込み、男は何食わぬ顔で降りていく。
エースケが病院に着いたときには、メグは既に息を引き取っていた。彼はメグに縋り付くと、人目も憚らずに号泣した。
そして冷たくなった彼女の頬を手のひらに感じながら、何度も何度もキスをした。
メグは死ぬ直前、奇跡的に意識を取り戻していた。そして喉の奥から絞り出すようにエースケの名前を呼んだ。メグと最後の話が出来るようにと、彼女の母親は
すぐにエースケに電話をした。それこそが車内で鳴った彼女の母親からの電話だったのだ――
彼の中で激しい憎悪が芽生えた。あの男を殺さなければならない。
エースケは新宿駅のホームにあるベンチで来る日も来る日も待ち続けた。
そして一週間後、彼は遂に男を見つけた。昂る気持ちを押さえつけて足早に歩いた。乗客で溢れ返るホームで、波を掻き分けるように突き進む。
彼には男の背中しか見えなかった。男は混み合う場所を避けてホームの端を歩いている。徐々に距離を詰め、遂に男の背後にぴたりと張り付いた。
ポケットに手を突き入れて用意したバタフライナイフを握りしめる。
ナイフを持つ手を引き抜いた瞬間、エースケの横を歩く女が突然彼を突き飛ばした。ホームから飛ばされたエースケの体が宙を舞った。恐怖に見開いた目が女を見つめる。
硬いレールに体を打ち付けた彼を、目も眩むような光が包んだ。数えきれない程の視線が一斉に降り注ぐ。
悲鳴と怒声が入り交じり、あたりは騒然となった。直後にブレーキのきしる音が全てを飲み込み、エースケの意識は消し飛んだ。
「あなたのせいでペースメーカーを付けていたお祖父さんは亡くなったわ。死んで償いなさい」
女は鋭く言い放ち、くるりと身を翻した。
これは稚拙ながら高評価の予感
後半の描写が駆け足気味、初心者にありがちな傾向だな
だが作家志望歴3ヶ月の俺から見て二、三年みっちり修練を積めばこいつは伸びる
そもそも表現がお粗末すぎないか
台詞もなんかありきたりだし
読んでて欠伸出ちゃったよ
もっと喩えを使ってごらん
初心者の段階では下手に形容語や比喩に頼るよりも自分の言葉で描写した方がいい
北方謙三もそう言っているよ
ここ最近の作品がどや顔で修辞技法()盛る輩ばっかだったせいかこれぐらいのがすんなり読めていいな
ラノベ脳さんに台詞なんか語らせたら西尾漫才になっちゃうよ。
>>385-386 『エースケ』と『彼』の使い分けに規則性がないように見える!
複数の呼び方は誤読を誘発させる! 今回の作品では問題ない!
省ける主語を見つけることで文章は格段に読み易くなる!
短い中でよく練られた内容には目を見張るものがある!
前半の女と老人の伏線が効いていた! 最後の二段落ちを鮮やかに決めた! ワイの予想を超えた展開だった!
文章としてはぎこちない部分があるので一人称の方が適していたかもしれない!
>昂る気持ちを押さえつけて足早に歩いた。
(尋常ではない昂りは『抑え』ではなくて『押さえ』でもよいと思えた!)
巷間を賑わす凶悪犯罪の裏を考えさせられる物語であった!
被害者は知らない内に加害者に成り得る! その逆も然り!
今回は着眼点と内容を大いに評価する73点!(`・ω・´)
>>393 その感想は本気で書いてるの?
それとも寝ぼけてるの?
このスレに晒したあと、著作権てどーなるんすか
>>389 >そもそも表現がお粗末すぎないか
いや、この作品、一見そうみえるんですけど、リズムが完全に制御されてて独特の雰囲気を出しているんですよね。
分かりやすいのが、文章に緊張感やスピード感を出す必要のある終盤部分の段落の終わり方なんですけど
>それを彼に向かって放った。列車は新宿駅に滑り込み、男は何食わぬ顔で降りていく。
>それこそが車内で鳴った彼女の母親からの電話だったのだ――彼の中で激しい憎悪が芽生えた。あの男を殺さなければならない。
>遂に男の背後にぴたりと張り付いた。ポケットに手を突き入れて用意したバタフライナイフを握りしめる。
〜した。〜。と、素早くリズムを取って次の段落へ移り
>「あなたのせいでペースメーカーを付けていたお祖父さんは亡くなったわ。死んで償いなさい」女は鋭く言い放ち、くるりと身を翻した。
最後に、〜。〜した。と反転して〆てる。
初心者っぽく書いてるけど、これ初心者の作品じゃないよね……。
397 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/30(水) 01:13:12.40
創作文芸板らしからぬ珍しくまともな読み物じゃないか。
初心者呼ばわりの意味わからんが。
398 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/03/30(水) 06:32:25.81
>>342 即興でワイなりの詩を書いてみた!
「幸せな世界」
世界は剥き出しの色で溢れていて
幼い感性に好意を寄せた
美しいと感じる心が美しいのか
美しいと見せる色が美しいのか
幼い感性のパレットは無垢のまま
気の向くままに 色を広げて 色を重ねて
世界は真実の色 灰色を創り出す
灰色の褥に抱かれて眠る
無防備な姿で寝息を立てる
世界は一色に満たされた
399 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/03/30(水) 06:49:51.88
>>384 寝起きに
>>342を目にして数分で
>>398を書き上げた!
この程度の読解力と感性で良ければ他の詩も評価の対象に入れる!
作者の好きにすればよい!
ワイの考え!(`・ω・´)
>>399 評価しなくていいです。ポエムに関しては過去に散々論じているから自分なりに答えがある。
その答えを曲げたくないし、342の対詩だと思われる398をみるかぎり分かり合えそうにも無い。
たた、ずっとこのスレを読んで思ったことはプギャー氏は暗喩やメタファーに対して全体的に理解が無さ過ぎると思う
そこを本人が自覚するともっと素晴らしい評価人になれると思います
これからは黙って他人の作品をニパニパするおw
あと他人の作品を労を惜しまず評価してくれる。行為は尊敬に値します
ありがとうございました
他人の作品や評に横から口出しするのもどうかと思ったのですが、80点を目指す僕が解説してみましょう!
幸せな少女
>>342 >少女はこの世界の全ての物を美しいと感じた
『この世界の全ての物』をどうとるかで評が大きく変わると思うんですよね。
神の視点の言葉なのか、少女の視点の言葉なのか
神の言葉だと捉えると、ぷぅぎゃあさんがいっておられる矛盾に感じるでしょうし
少女の言葉だと捉えると、暗さを色に入ることを拒む、世界をまだ殆ど見てないし見えてない無垢な少女という流れに入る。
作者が言いたいのは後者だと思うのです。
あと小説は人間を描くもので、作者の思いをただぶつけるだけでは駄目というのがあるので
少女から視点を大きく外して、読み手の視点だけで収束する終盤に自己満足的な臭いが感じられて評価を下げられたのかもしれないなと。
あとこれは作者の為には言わない方がいいかなと思ったんですけど
正直、僕は「幸せな世界」より「幸せな少女」の方が好きなんですよ。
詳しくは書かないけど、「幸せな世界」は詩としては悪くはないけど良くもないのです。
ただ、ぷぅぎゃあさんのあの詩っていうのは、作品として良いか悪いかではなく
一度、自分の詩を見つめなおす切っ掛けを与えるものとして読まれた方がよいのではないかと。ぷぅぎゃあさんもその為に書かれたのだと思いますし。
足りない分が、もしかしたらそこにあるのかも知れない。例えば、少なくとも文章は見た目上、形が整っていて綺麗なのですから。
公募に出すには自己満足では駄目なこともあるよって戒めで。
他人の感想を全て受け入れろとは言いませんが、全て拒絶するのではなく
もし感想の中にステップアップする切っ掛けがあれば、それは良いことだとは思いませんか。
詩や小説に限らず文芸作品において
いかに生きた表現を使うか、探し出すかという事は
文芸を楽しむ一つの大きな要素だと個人的には思う
使い古され規定の表現で収まってしまった死んだ表現に縛られる事、それは
文学が文学である大前提を無くす事に近いのでは無いのか
それはまるで要約と結論を急ぐレポートや論文に近い代物になるのでは無いのか
一見、奇天烈なだけの言葉回しにも何か作者の意図がありそこには間違いなく作者の思いがある
無駄を楽しみ無駄に酔いしれよう。そこにもしかしたらそこに作品の本質があるかも知れない
>>385-386 これは久々に意欲的な掌編
ちょっとブラックながら、しっかりした構成
物語の全体像が作者の頭のなかに見えていて、オチから逆算して書いているのが窺えるのが良い
ノープランでだらだら書かれた駄文とは一線を画している
407 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/30(水) 11:58:25.47
>>385-386 文章は拙いが、構成やアイディアがいかに小説にとって大事かがわかる文章だな
いくら文章を上手く書けてもオチが付けられない奴は何時まで経っても読者を楽しませることは出来ないよ
気持ち悪い詩の作者も気持ち悪くてワロタw
410 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/30(水) 12:58:49.08
小説書く奴なんてみんな気持ち悪いに決まっている
ポエマーだから
掲示板でポエム晒す奴なんか本当に気持ち悪かった
でもおまえら美少女だったら全力でハァハァするんだろ
>>407 同意する。
気になる箇所は多いけど、久しぶりにこのスレで読み物らしい読み物を見た気がする。
けなしてる奴はもっとマシなものを晒してみればいい。
小手先の技術しかないから妬んでるとしか思えない。
貶してるの例のポエマーだけだろ?
416 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/30(水) 13:49:56.53
なんでポエマーが貶してるってわかるんだよwお前は病気かw
ていうか貶してる奴なんかいねーし
酷評を妬み呼ばわりってのも結構な被害妄想だろに。
>>418 こういう場合の酷評を妬み呼ばわりするのは大概作者の自演なんだけどさてどうなんだろw
文句あるのに他人のふりして言うのはチキンすぐるw
そういうの全部不毛だよ。立証できないし、疑うなら無限に疑えるもん。
>>420 >>414は自分だが、だんじて作者ではない。
こう書くとよけい疑われるのかもしれないが、面白がって煽るのはやめてほしい。
妬みというのは個人的に感じたことで、熱くなってしまったとはいえ作者への影響も考えず、軽率だった。
気に障ったのなら謝る。
自演を疑われことで
>>385には迷惑をかけた。
自分の欠点を思い知らされた(表現の技巧にばかり走る)こともあって、熱くなってしまった。
本当にすまなかった。
その必死さはわざとやってるのか?
こっちとしてはどうでもいいんだけどな
煽りに過剰反応して自爆するのは勝手だけどさ
いいからワイさんを待てよ
確かにどうでもいいw
普通よりもストーリー性があって読めるってだけだしなw
気持ち悪い作者ばっかりだな
>>393 ワイさん評価ありがとうございます
これは原稿用紙五枚以内と自分で設定して作ってみました
>『エースケ』と『彼』の使い分けに規則性がないように見える!
複数の呼び方は誤読を誘発させる! 今回の作品では問題ない!
省ける主語を見つけることで文章は格段に読み易くなる!
おっしゃるとおりです。削れる部分はいっぱいありましたね
指摘を頂いた部分は気をつけていきたいと思います
そして他の皆様もいろいろな意見をありがとうございました
とにかく書きまくって上手い文章を目指しがんばります
>>404 >そんな砂のように単調な毎日が過ぎていった。
(どのような砂の状態を指しているのか! 砂時計ではないのか!)
>衆主雑多
(種種雑多のような気がする!)
>これを開けたら、これを読んだら、人生観が変わるような幸せがあるのではないかと、彼はいつも想うのだった。
(以前にメールを貰ったことがあるのか! 友達は一人もいない設定ではないのか! 業者のメールのことなのか!)
>「あの、藤堂君!?」
> 桜貝のような可憐な声がした。
(目に見えない声を桜貝に例えている! 比喩と考えても日本語がおかしい!)
>ほほを撫でる優しい北風。
(『ほほ』は『ほお』と書いた方がよい!)
>「もしかして、僕の、「親友」?」
(「」の中に「」は使わない方がよい! これ以降、似たような箇所は省略する!)
>「都学院大学学海賊団。みんなでチームを組んで、そこいら中を荒らしまわるんだ〜
(打ちミスがあるような気がする!)
>「じゃあポスターはあたし達で作るから、かいっちゃんたちはビラ作りお願い。
(」が抜けている!)
>「じゃあ、会長さん、まずは我らの輝かしき第一回の活動の予定を決めよう!かいっちゃん、よろしく!」
(海賊団を名乗っているので会長の呼称には違和感がある!)
>〜自称「駄目人間」たちが集まるなんというか、自助集団である。
(自称とは言えど駄目人間! 自助集団の意味と合っていない!)
>その日は十時頃まで、一同の興奮はさめやらなかったあ。
(語尾の『あ』が気になる!)
>夜汽車
(間違いではないが似つかわしくない!)
>「いY,嫌なら無理に言わなくていいんだ。ただ少しだけ気になって…」
(『いY』は打ちミスのような気がする!)
>その光の中に浮かんだのは、齢七十にもなろうかという老紳士だった。
>黒の蝶ネクタイをし、燕尾服を着た、一人の紳士だった。
(老紳士と一言で表したあとに同じ内容の説明がある! 見栄えが悪いので手を入れた方がよい!)
>トラ吉が言った。その眼には昔の刃傷沙汰を想わせる傷跡がついていた。
(眼球に傷があるのか! 瞼の上を通過したような一線があるのか! 見た目の状態がわからない!
『想わせる』は『思わせる』の方がよい!)
>どこからともなく生臭い腐臭が匂って来た。
(臭いが三回も続く箇所なので『漂って来た』を使ってもよい!)
>同時にガルゥ、ガルゥっと喉を鳴らす声が聞こえた。
>浅姉は懐中電灯で今の床を照らした。
(声の出処が今の床なのか!)
>十二月のある日、親友が近いある日の午後、嘉一郎の住むアパートへやってきたきよちゃんが言った。
(日本語がおかしい!)
>そんな言葉がきよちゃんの口からでるとは、嘉一郎の生活の中で語られるとは思わなかった。
(ハッキングの一言だけで誰も語ってはいない!)
>そうして画面の向こうの偽のロシナンテとそれに群がる多くの名無しさんたちを憎悪していた。
(憎悪している場面で『名無しさんたち』の表現に引っ掛かる!
某掲示板の常識を文章に安易に持ち込んではいけない!)
>「それはどうかな。確かにそう言われればそうだね」
(自分で疑問を口にして、自分で納得した!)
>家まで押し掛ける気はしない。そんなことをしたら親友同盟のことがばれてしまう。
(日本語が不安定! 親友同盟のことを自ら語らなければよい!)
>嘉一郎はある日の昼休み、偶然きよちゃんと別れて〜
(気軽な様子で偶然に別れる自体が想像できない!)
警察官が検挙した人物に関わる事柄を一般市民の問いで簡単に漏らした! 守秘義務は存在しないのか!
>口に入れたときに、「ザワっ」とした食感を下の上に感じる。
(変換ミスがある!)
車のクラクションで音を奏でるくだりに無理がある!
調律は誰が施したのか! 本作で車のチューニングができる人物は登場していない!
小島は登場しただけで本編で役割を与えられていなかった!
光輪会、老紳士、名前だけの登場人物が多すぎる!
>こうして二人の親友は終わった。
(この一文は言葉が足りない!
こうして二人の親友は終わり、新たな恋人が生まれた。
そのような内容で書かれていないと決め文句としては弱い!)
主人公と御手洗の二人だけの物語に見えた!
点数は付けないがダメとだけ言っておく!(`・ω・´)
残りの作品は今日中に評価をする!
遅れて申し訳ない!(`・ω・´)
まあ当然めった斬りだわなw
>桜貝のような可憐な声がした。
(目に見えない声を桜貝に例えている! 比喩と考えても日本語がおかしい!)
いやいや、面白い表現じゃないかwwww
俺は評価するわw
これが安心の嘉一郎クオリティか……
電撃スレに転載して荒らすのやめろカス共
サーセンw
新OS、シルバースネイルへに付属する基本アプリケーション、スネイルクラフト。
ヘッドセットを経由し、全感覚没入型の仮想空間を生み出すこのアプリの臨場感は、
他のアプリを追随を許さない。
広大な空間。空と大地と、太陽と月と、海と風。様々な特性を持つ物体。それらを司
る軽快な物理エンジン。必要最小限のコンパクトなデスクトップ。AIによってコンテキ
ストに合致するように展開されるウィンドウ。完璧な互換性と速度を兼ね備えたWEB
ブラウザ、オーバースネイル。アクセスした順にソートされる使いやすい電子図書館
〔ライブラリ〕。そして、世界観〔スキン〕と呼ばれる、ユーザ間で共有された無数の
仮想世界のテンプレート。もちろん、古い環境に慣れているユーザのために、オフィス
スイートも搭載されている。
その環境は、作業空間として、あまりにも完璧すぎた。完璧すぎるということ。
問題はそこだった。
シルバースネイルが生み出す仮想空間に過剰に没入するユーザの出現。一部のユーザ
は、自分たちを片瞑り(かたつむり)と名乗り、また、そう呼ばれていた。
日常の大半をシルバースネイルの中で過ごすユーザ、片瞑りの増殖は、単なるブーム
という枠組みを超えて、一種の社会現象にまでなっていた。
S級ハッカー藤王アキラは、自分の所有する無数のワールドのうちのいくつかを再構
築〔リビルド〕しながら、考察する。シルバースネイルには、バグが無い。そして、
イズマエルと呼ばれるこのシステムの開発者は、決して表に出てこない。それは何故か?
確かに、十分なテストさえあれば、バグの無いOS、シルバースネイルを創り出すこと
は不可能ではないだろう。そして、確かに膨大な量のテストケースは存在し、ソース
コードのチェックが成されている。どれだけの時間を注ぎ込んだのかは分からないが、
イズマエルは実際にそれをやってのけた。
だが、何かがひっかかっていた。スネイルクラフトの生み出す仮想空間には、物理
法則の異なった世界を具現化させようという、ある意味での執念のようなものが込め
られている。そのように思えてならない。
ノーデータ。一切の情報なし。藤王は改めてイズマエルの背景を洗いながら思う。
イズマエルは、ただの人間ではないのではないか、と。
IRCという古臭いチャットシステムにログインし、藤王はイズマエルの情報を聞き
出そうとする。ある者が言う。あいつは宇宙人だよ、と。ある者が言う。あいつは
未来から来た人工知能〔スカイネット〕なんだよ、と。おそらく、そのどちらの可能性
も有り得るのだろう。藤王の辿りつけない未知の領域に、イズマエルは居る。ユーザ
から上がってくる無数の要望を捌きながら、イズマエルは今何処で何を思っているの
だろう。
藤王は、かつて、直接質問したこともある。
「あなたは人間なのか?人間だというのなら、なぜ表に出てこないのか?」
「興味が無い」答えは単純だった。
そして、謎だけが深まっていった。
いずれにせよ、藤王のデスクトップはカスタマイズされ、充実していった。今では、
面倒なタイピングをせずとも、ただ思考するだけで、好きなマシンのセキュリティー
ホールを突き、支配権を握ることができるようになった。電子戦ならば負けることは
無い。
もっとも、バグの無いOS、シルバースネイルを搭載していないマシンが相手ならば、だが。
自分には到達できない高みに、イズマエルは居る。
しかしあるとき、藤王はシルバースネイルのソースコードの中にヒントを得る。
//for magic
そのコメントは、乱数生成器の中に、ひっそりと存在していた。
for magic(魔法のために)
藤王は確信する。イズマエルはジョークを言ったことが無いが、だからといって完璧
なリアリストではない。驚くべきことに、彼は魔法を信じている。そのコメントは、
乱数生成器の、先頭のあまりランダムではない領域の、読み飛ばしのために付けられて
いた。そして、そこには奇妙な数値が存在していた。
872518。なぜ872518なのだろうか。50000や100000ではいけないのだろうか。これは
記憶に留めておこう。そう藤王は判断する。
世界そのものを改変するOS、シルバースネイルの危険と可能性に、まだ藤王は気付い
ていない。
薙高シリーズの一編です。評価よろしくお願い致します。
>>429-431 大変長い作品をお読みいただき、まことに恐縮です。
ご指摘の点、ごもっともです。
ありがとうございました。
実は今回の作品はあまり自分でも自信がなかったんです。
本当に読みづらいものをお見せして申し訳ないです。
>小さな目で桜色のシヤケの切り身をむさぼり始めた。
(目でモノは食べない! 小さな目、はその前のビー玉みたいな目と矛盾したイメージ!)
>店長はそれを見て言葉も無かった
(驚きすぎ!)
>アパートに戻って夕刊を読む
(アパートに一人暮らしで新聞? ぴあでも立ち読みしろ!)
>二枚か?
(何故こういう結論になるのか? 怖すぎる!)
>いつも一人で行くのも何かな。
(先にチケットを買ってからの思考ではない!)
>「キャンペーンのカードになっておりまして、三枚集めて頂きますとチーズバーガーセットかお飲み物が無料になります。」
(なんの伏線でもないなら意味のないことを書くな!)
>今時、「急な用事で」等と昼のドラマでも使わない理由だ
(普通に使う! 予備校のテューター云々なんていわれたほうがひく!)
>彼女は僕より少し低いくらいだったがその男はそれより二十センチは高いだろうか
(身長の話らしいがそれなら先にそういえ!)
>もし僕があの男の立場にいたら、これ見よがしに戚張り腐っていたに違いない
(人格破綻者か!)
>二人は結婚を控えていて、中学時代からの知り合いたった
(中学時代からの知り合いで、結婚を控えていた。と逆にしろ! あとたったって!)
>式は〜話していた。
(長い! どっかで文を分けろ! あと何処で調べたんだ! ストーカーか! 怖すぎる!)
↑も
>>406 人学出東なかった
不忠議な程
秋の目を浴びて
のて言が
そうなんてすか。
混んでいる目
いつも同じメニューですれゴ
かけがい
誤字が多すぎる!
おまえは打ち終わった後一回でも読み返したのか?!
ぷぎゃさんは校正ソフトではない!
ただし「いつも同じメニューですれゴ」には笑った!
あまりに酷すぎて読めたのはここまで!
評価に値せず!
オイラの考え!(`・ω・´)
ワロタ
どうも手書きで書いてから、それをPC上の文字に変換するソフト使ってるっぽいね。
そう考えないとありえない誤字が多すぎる。
小説の最後もPC持ってるクセに手書きで書き始めてたし。
内容は同意だけど自演はどうかと思う
/'''''ヽ /ヽ |'''''''ヽ _
/ / | ヽ .| ィ \ '''''‐‐-────── ヽ
/ / \ ヽ l───┘ .└───‐ヽ \ _ .\
/ / \/ | ┌──────┐ )  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ /
|  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄'\ へ .|,,,.ノ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |/ / /
.| i‐‐‐───‐''''| | | \  ̄ ̄| | ̄ ̄ / /
| .| | .| \ ヽ | ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ヽ / /
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ノ | | ̄│ .| ̄ ̄| | / /
| .i‐‐‐───‐''''| | |  ̄ ̄  ̄ ̄ | / /
| .| .| .| /\ | | ̄│ .| ̄ ̄| .| ./ /
| . ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | / / .|  ̄ ̄  ̄ ̄ | / /
| .!‐‐‐‐───''''| .| ./ ./  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / / ./|
| .| .| .| ./ ./ /\ ( \ | | / |
.| . ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .| / / / / ヽ \ | ヽ───────┘ |
ゝ、______,,,,,,,,,.ノ ゝ、/ /_/ \_ \ \___________,,,.
いや最後まで読んでみてそう思ったから書き込んだんだけど
ぷぎゃさんのパロキャラ口調はやめたけど
わかりにくい
>>449 そうか
まぎらわしかったなスマン!(`・ω・´)
>>438-439 >新OS、シルバースネイルへに付属する〜
(『へ』は不要!)
>〜他のアプリを追随を許さない。
(最初の『を』は『の』がよい!)
>〜あまりにも完璧すぎた。
(地の文が口語体に見える!)
作者の癖なのか! 体言止めが多い!
一文を際立たせる効果は薄れて稚拙に見える!
作中のバグの扱いが気になる!
>電子戦ならば負けることは無い。
>もっとも、バグの無いOS、シルバースネイルを搭載していないマシンが相手ならば、だが。
(バグがないことを完璧と見なした文章に見える!)
限定された枠内の完璧は、更なる高度なシステムの完璧に凌駕される可能性はないのか!
文中で完璧を連呼していながら乱数等に遊び心が見られ、語られた完璧の定義に水をさしているように思える!
冒頭で設定の全てを語る必要はない! 主人公の特性を活かした行動で雄弁に語ることはできるはず!
説明書に目を通しただけでは面白さを実感できなかった55〜??点!(`・ω・´)
体言止めの乱発はチープだけど並列表記の延長上と思えなくもない
まあ全体的にチープなのは変わらないんだけど
453 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/03/31(木) 19:15:21.90
>>406 この状態でワイに見せた意味を知りたい!
作者の書き込みがないようであれば、残念ながら見送る!
ワイの考え!(`・ω・´)
まーた自演連弾か
水の入ったコップを手に取り一気に飲み干す。
まるで今あったことを洗い流すように。
前からおかしいと思っていたのだ。
嫌いな茄子を食べること、靴を揃えておくこと、私の腰にまわす腕の感触。
今、寝室の前を通ったら謎は解けた。
さて、なんて声をかけようか。
「あいうえお」
彼女は振り向いた。
予想通りだった。彼女の口からは液体が滴っている。赤い。
ベッドには丸い玉が転がっている。眼球だった。
昼間から弟の姿が見えないと思っていた。
またえらく短いな
有名作家の本の一文抜き出したとかじゃなきゃいいけど
その時、想像を絶する悲しみが風呂桶を襲った。
「おイィ? お前本当にそれで良いのか?」
構わないさ。
「本当に?」
もちろん。
「本当に?」
俺は立ち上がり、ジャケットのポケットを探った。そしてすぐにそれを取り出す。昨日のうちに中村から託された拳銃だった。
無造作にそれを彼女に向け、眉間に焦点を合わせる。
自分でも驚くほど無機質な声が喉から溢れ、部屋の中に響いた。
「何か言い残すことはあるか」
彼女は振り向いた時の無表情から、眉根を少し寄せてはっきりと言った。
「あなたは誰?」
俺は引き金を引いた。
腰を屈めて取りだし口から缶コーヒーを取りだした樋口はわざとらしく舌を鳴らした。
「どうした?」
「間違えた。コールド買っちまった」
筋張った親指と人差し指が缶の上だけを摘み、ゆらゆらと揺らす。
「飲むか?」
「いらねえよ。こんだけ糞寒いっつうのに」
樋口は脱力したようにひとつ溜息を吐いた――かと思うと、そのまま野球のワインドアップのフォームで振りかぶり始めた。
「おい」
「ピッチャー振りかぶって……投げた!」
実況がワンテンポずれている、と突っ込む間もなく、哀れ、つめた〜い缶コーヒーは底なしに暗い空へと溶けていった。
「おいおい、怪我人が出たらどうする」
俺は半ば呆れながら問い詰めたが、樋口は口笛などを吹いていてまったく気にする様子がない。
「構わねえよ。むしろあいつらの誰かの脳天にでも直撃してくれりゃあ香澄も浮かばれるってもんだ」
「お前なあ、式場にはまだ一般の人もいるし香澄の親父さんだっているんだぞ」
「だーいじょうぶだって。俺の肩だぜ? どうせ届かずにそこらへんの雪にでも埋もれてるって」
そういう問題じゃない、と言いかけて止めた。どうせ聞きやしない。こいつはこういう奴なんだ。でもこいつのこういう自由な所に香澄は――。
俺は自販機横の塀に寄りかかり、雪の塊を踏み散らした。心の内に浮かんだ考えを掻き消そうとしたのかもしれない。
そんな俺を眺めるように見て、樋口もごく自然に、塀の俺の隣に寄りかかる。手袋をはめ直してぽつり、と零した。
「俺さあ、香澄のこと好きだったんだけど」
言うと思った。
「おいおい、湿っぽい話はもうしないって病院で言ってただろ? いまさらお前の恋バナなんか聞きたかねえよ」
笑顔を引き攣らせ、早口でまくしたてた。駄目だ。もっと自然に言わなければ。
しかし樋口は俺の動揺にはまるで頓着せずに続けた。
「でもさ。あいつは……お前のことが好きだったんだよ」
胸の奥からぐわっと熱いものが噴き上がった気がした。それを抑えるように唾を飲み込む。
ふうっと息を吐き、深く吸い込んだ。冷たい、澄んだ空気が身体の内側を満たす。
けれどこの状況から逃げ出せるわけでもなく、おれの動揺は薄まるどころか静かな怒りに移り始めていた。
お前からは。お前の口からだけはそんな言葉を聞きたくなかったのに。
>>456-457 日本語の意味はわかる!
物語の背景は何もわからない!
抜粋の箇所が悪い!
>>459 >その時、想像を絶する悲しみが風呂桶を襲った。
(風呂桶に自意識があるのか!)
>「おイィ? お前本当にそれで良いのか?」 〜
>〜「本当に?」
(どのような状況の誰の遣り取りかわからない!)
この後の事情がまるでわからない!
全てに点数は不要と判断した!(`・ω・´)
>>460 >腰を屈めて取りだし口から缶コーヒーを取りだした樋口はわざとらしく舌を鳴らした。
(取りだし口から取りだしたくだりが拙い! 見栄えを考えた方がよい!)
口語体の文章は拙い! その拙さがはっきりとしない背景に合っていた!
『俺』が『おれ』の箇所もあるが、それも動揺の表現に受け取れる!
新婦を含めた俺と樋口の関係が、もう少し文中で語られていれば読み物としての評価は変わっていた!
惜しいと思わせるだけの物語性は評価に値する63点!(`・ω・´)
463 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/03/31(木) 21:45:24.71
>>406 熟読した!
ワイの前言を撤回して評価を下す!
今までにない酷評になることを宣言しておく!
464 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/03/31(木) 21:48:03.35
>>406 某掲示板の書き文字の指摘はしない! ひとつの表現とみなす!
>野良猫は最後が近づくと、人間の前に死骸を炳さないよう往む街を離れていく。
(炳の使い方を間違えている!)
>野良猫は最後が近づくと、人間の前に死骸を晒さないよう往む街を離れていく。
(最後の一行で確定した!)
>〜日本上流社会の閑閥の中枢に自らの名を連ねるという夢だった。
(閑閥の単語に引っ掛かった! 誤字の疑念を払拭できない!
1971年9月21日号に発行された『日本講演』の一箇所で使用を目にした!)
ワイが文字化けを疑った一群! 作者に思考の余地を与える!
>接続時間は一目一時間まで、こうすればIケ月三十時間で電話料金は約五千円〜
>高校二年生以来、六年を費やしても人学出東なかった東京大学だ。
>今年こそ、そう忠って受けた最後の年の試験結果〜
>何の根拠も無かったが、不忠議な程そう信じていた。
>大講堂は秋の目を浴びて〜
>弁当の中に視線を戻そうとした時、鈴のような声で鴫きながら〜
>桜色のシヤケ
>「フリーターです。」のて言がなぜ言えない。
>「そうなんてすか。」
>〜切れ長な二垂の目が印象に残った。
>僕が二、三言百えば〜
>食べ残しか魚の皮だけが石畳の上に残っている。
>目本に来るのか。
>交響曲「イクリアのハロルド」。
>〜晴れた目は必ず行った。
>彼女は広場が混んでいる目は私の隣にいつも一席おいて座り〜
>〜二枚のチケットを前に考える,
>あんなにしょっちゆう私の側に座るだろうか?
>僕は.一介のフリーターだ。
465 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/03/31(木) 21:49:19.07
>僕は足を遠めた。
>しかし彼は予備校のテューターの仕事が(認知されているのはチューター!)〜
>「予備校のテューター」というのがポイントだった(同様の理由!)。
>適当な廊に座ると〜
>「ほら、やっぱりいる1.」
>「いつもご苦労様です。あんまりしょっちゆういらっしやるんで〜
>「あ、あの、こちらの方は、」
>〜風は襟者を剌していく。
>男の方は県下有数の中高一貴校を出て〜
>〜ある木で読んだ事があった。
>[はい、四人ずつ組になって下さい。」
>先輩、後輩の関係を学ぶ(文脈で結ぶ!)
>かけがいの無い学生時代の想い出を作る
>〜湯気をたてる大禍を準備していた。
>〜大勢のミュージシャン連がいた。
>何かの博物館らしい建物の近くまで歩いた時たった。
>「どっから来だの?」
>そうしてあごで花やしきの入り目をさした。
>〜ものすごい勢いで襟首を掴まれ、僕は回まれた。
>乱れた目本語が連発された。
>「いや、あなたがさっき話した音楽家のピアノの話ね、あれを開いて思い出したんですよ。
>『ティン八二協奏曲』
>〜それで終わりというのもあるんですからね。、まさに一発屋ですね。」
>「音大時代にもね、」
>〜心揺さぶる旋律になるその目まで。
>空いている日は離れた場所に座ったが、そういう時は木立や校舎を眺める途中に、
>植え込みの向こうに見えるその顔をちらとうかがった。
(校舎の窓に映った女性の顔が見えるのか! 読者の想像力に頼り過ぎた一文!)
>「いつも同じメニューですれゴ
(全く意味がわからない!)
466 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/03/31(木) 21:49:59.81
>僕はもう一度二枚のチケットを眺めると、こう考えた。
>いつも一人で行くのも何かな。
>その日は風が強かった。
(突然に場面が変わった!)
>冬の昼下がり、街路樹は淡白な陽光の下に校を晒し〜
(日本語の意味がわからない!)
>〜舌に軽い蝉れが走る。
>〜その手を離せと誼った。
>血の滲むような研錯の末に身に付けた〜
(時代背景に合わない漢字!)
>〜一つを披に渡した。
(これ以降、彼と披の混同が甚だしいので省略する!)
作者が酒をかっ喰らいながら半睡状態で書き上げて一度も推敲をしていない!
そのように読者に厳しく断じられても反論の余地が無い!
満身創痍の文章は滑らかに読めない! 話に没入することを許さない! 話を理解しても得心がいかない!
彼女の態度がおかしい! 事情を明かされても納得ができない! 凄まじい悪意の持ち主!
交響楽団の演奏者がおかしい! 複数を相手にして物怖じしないで蹴散らす!
猫の関わった部分だけが辛うじて物語性を繋ぎ止めていた!
評価の域に達していない作品ではあるが、二回目なのでギロチン刑に処す!
てんでダメ21点!(`・言・´)
ぷぅぎゃあああああああは自分の価値観でよろしい。評価は。
0点でも100点でも。
その時点での文章評価なら。
これは
>>1にも書いてあった方がいいと思う。
0点の作者が、100点の文章の書き手になることだってあるのだから。
投稿者のスキルを上げるスレを目指してほしい。
現時点での巧い下手ではなく。
>>462 >新婦
病院とも書いてあるし、式場は葬式場じゃないかと思ったんだけど。違うかな。
まあそら酷評だわな
もうわざと誤字使ってるようにしか見えないレベルだし
>>469 普通に読めば葬式会場での話だよなw
あれを結婚式場と読み間違えるとなると、まったく話の筋が読めてないw
>>469 その意見は十分に考えられる!
ワイは一方に定めた!
惜しい文章に変わりはなかった!(`・ω・´)
>香澄も浮かばれる
>式場にはまだ一般の人もいるし香澄の親父さんだっている
>でもこいつのこういう自由な所に香澄は――。
>湿っぽい話はもうしないって病院で言ってただろ?
どう読んでも葬式会場。
476 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/03/31(木) 22:39:34.73
ワイは文章だけで評価をしたい!
作者の個人的な理由を考慮する訳にはいかない!
2chで『諦めたらそこで試合終了』という書き文字をたまに目にする!
ある一方では的を射ている! しかし、ワイにはもうひとつ意味があるように思える!
そこで持論を含めた言葉を創作者に贈る!
『思い立てばそこから試合再開』
ワイの考え!(`・ω・´)
こんなところで素人の駄文を添削するより
書写や推敲でもしていたほうが為になるだろうに
それともスレ主は文章を極めたとでも自惚れてるんかね
ちょっとこいつはディスるしかない
>>463-466 ご評価ありがとうございます。
実はこれはまだ駆け出しの頃にしたためた駄文です。
いかほどの価値があるかと思い、晒した次第です。
的確なご批評に感謝します。
評価してくれと文章あげていく人がいる以上、このスレに存在価値はある
>>478 あんな汚いままのもの人に読ませるなんて礼儀知らずにも程があるだろカス
ペロッ・・・これは自演に見せかけたなりすまし
483 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/03/31(木) 23:36:31.67
さすがにワイも目が疲れた!
>>478の作者が初期の作品を出した理由は想像できる!
電撃の締切が迫っている! 個人的な受験の内情もある!
どちらにしても時間が足りない! ワイに勉強を教わる訳にはいかない!
そこで手持ちの作品をワイに見せて一方の時間短縮を狙った!
今回に賭ける意欲は理解できる! ただし、玉石混交の作品を送った先の評価にまで思いが至っていない!
早く書ける利点が売りになるのは、一定の水準の作品を書ける作者に限定される!
完成度が不揃いであれば、早くても売りにはならないと肝に銘じておいた方がよい!
ワイの個人的な考え!(`・ω・´)
>>484 あれの執筆には何を使いました?
手打ちにしてはありえない誤字が多くて。
ぷぎゃさんの苦労も考えてくださいよ。
>>485 パソコンです。
ただワードのデータが無くなっちゃったんで、
以前公開したホームページからコピーして、それをテキストに
しました。
誤字が多いのはこのコピーの段階で字が乱れたのが原因かと。
487 :
評価お願いします:2011/04/01(金) 08:52:29.92
次郎はがん見していた。隣の席の女性を、だ。
特に大きく盛り上がった胸の辺りを凝視している。
まったく気づかれていないーー次郎はそう思っていた。
が、気づかれていないわけがない。女性は怖くて何も言えないのだ。次郎の方を見ることさえ出来ないでいる。
ガン見? って言葉を地の文で使った奴を初めて見た
489 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/01(金) 09:35:07.10
>>487 口語体の神視点!
二人の関係と場所が全くわからない!
『がん見』の出自は1990年の中頃! 現在では古さを感じる!
『ーー』は『――』のことなのか!
文章の模索は向上心の表れ!
心掛けとしては悪くない!
抜粋でも構わない!
中身のある文章を希望する!(`・ω・´)
>>490 チョコボをチョコポと間違えたアレと同じだろ
外人雇ってやらせてんだよ
思考を廃し
機械的に打ってればあり得るかも
でも ですれゴ は気づきそうなもんだが
これは邪推だが・・・
タ ッ チ ペ ン
>>494 モヤモヤした
モヤモヤ感を狙ったなら成功している
読んでいて引っ掛かる箇所はあったけど、文章は概ね問題ないと思う
ゴテゴテ飾る内容でもないしね
ちょっと気になったのは主人公が先輩の考えていることをわかりすぎているってとこかな
ぷぎゃあさん基準なら70点くらいじゃないかと
>>495 早速ありがとうございます。
モヤモヤ、大成功です。ごめんなさいw
今見て、主人公が先輩の内面を断定しちゃってる箇所、見つけました。これはマイナスです……。ワイさんに以前から指摘されまくってるところです。
依頼する前に一回通し読みしたのみだったのですが、誤字とかは見つからなかったし、それに、以前の作品に今の自分が手を入れることでニュアンスが変わってしまうことを恐れて(言い訳根性です……)念入りに見直そうとはしませんでした。
すいません。ワイさんにも先に謝ります。ごめんなさい。
速攻のご評価、驚きました。ありがとうございました。
花粉に眼球をやられて読めない
なかなか読めそうな文体だから明日まで残しといてくれると有難く
花粉症ってそんな酷いのか
なったことないから知らんが使えそうなネタだな
「あれ、〇〇ちゃんが本を読んでいないなんて珍しい」
「花粉症で目が……くしゅん!」
みたいな
>>494 良い悪い以前に、どこをどう評価したらいいのか、僕にはよく分からない作品だわ。
45〜55点が妥当か。ぷぎゃあさんが文章の中に何かを見出したら60点あるかも知れない。
ただ最近、ぷぎゃあさん厳しいから。無いだろうな。
>>494 読み始めて最初に思ったのは後輩と先輩の性別!
>先輩は美容院に行きたて〜
(この一文でワイは先輩を『男っぽい話し方をする女性』と判断した!
理容や散髪の文字があれば性別に迷うことはなかった!)
>先輩はテーブルに立てた手で顎髭を触りながら〜
(先輩には顎鬚が生えていた!)
後輩の性別がわからない状態で話が進む!
>「チョコパフェ? 一口もらってい?」
(末尾が『い?』なのか! 『いい?』ではないのか! 判断ができない!)
>いいよ、とは言ってないがあげるということに決まったらしい。
(決まったらしいと推測できるだけの描写が書かれていない!)
>先輩のその言葉に、あっさり折れてしまう。
(この一文のあとに後輩の考えが書き込まれていて、あっさりと折れたように見えない!)
>先輩はそこで、注文時の“約束”を思い出して、切り出したハンバーグを私の口に運ぶ。
>私も、パフェの中身をすくって、先輩の口に渡した。
(先輩の心を後輩が読んだ! この行為で後輩が女性のように思える!
しかし、BLの可能性もあるので断定はできない!)
>「……“する”時は、…………ゴム……を、つけて欲しいです」
(残り数行のところで後輩が女性と判明した! 先輩が後輩を『品の無い女』と指摘!)
今回の作品は性別が全て! 先輩は早めに男性と確定したが後輩は最後の方までわからない!
読者の想像していた話と大きく食い違う可能性がある! 今回の最大の分かれ目!
性別の違いによって物語の内容まで変わって見える60〜66点!(`・ω・´)
早い段階での断定って大切よね
あれ、こんなもんか
俺が30分で書いた奴と点数大して変わんないな
なんか自信出てきたぞ
俺が10分で書いたやつの方が点数上でわろた
批判はともかく、どこを評価しての66点なのか書いてないな。
僕には読みきれなかったので、ぷぅぎゃあさんの感想を参考にしたかったのだが…。
空想の中での勝利宣言はワイスレの空へと虚しく響いていくのだった……続く
>>507 点数に幅がある! どのようにも読める! 作者の主張が曖昧!
このような過程で決定されることが多い! 評価としては良くない!
>>494の平易な文章を評価した点数の上限が66点!
ワイの考え!(`・ω・´)
>テーブルに立てた手で顎髭を触りながら
立てるのは手じゃなくて肘の方が良さそう。
>先輩は、私に見えないものを、とても上手に可視化する。
でも、見えるようになった途端、それはプレッシャーだ。
わかりにくい。先輩には見えてるらしい。それは私にはプレッシャーになる。ってこと?
先輩の心情には「らしい」とか「のか」、「ように」等を付けて推察させたほうがいいと思う。
例:先輩は責めるような言い方をしかけたが、流石に無意味だと悟って〜
↓
先輩は責めるような言い方をしかけたが、流石に無意味だと悟ったのか、〜
性別を誤読させたいならもっと徹底的にやった方がいい。意図してないならちゃんと明かす。
タイトルも謎。大嫌いって言いたいけど言えないみたいな?だったらもっと葛藤を吐露させてもいいんじゃないかな。
酷評ごめんにゃミ・д・ミ
>>497 消さないので大丈夫です。酷い内容です。ほんとすいません。
>>上級読者さん
自分だけがわかればいい。共感する一部の人(いるのかわかりませんが)がわかればいい、みたいな話でした。すいません。
先輩は嫌〜な人で、それに精神的に支配されてる自分はもっと嫌、みたいな、愚痴のような内容です。ほんとどうでもいいです……。
いつかは上級さんにも伝わって褒められるような作品を書きたいです。ありがとうございました。
>>ワイさん
>性別
読み手側のことを全く考えていなかった為と思われます。
「性別わかんなくても、その方が何らかの効果狙えるかも。ていうか、二度読めばわかるでしょ」という気持ちでした。あぁ……
>もらってい?
口語のイメージをそのまま文にしたつもりでした。大勢の人には伝わらないですね……。
>チョコパフェをあげることに決まったと推測されるだけの描写
直後の『先輩は「じゃあ俺のハンバーグもやるよ」と言った』が、その描写になるだろうと思って書いたつもりでした。
>あっさりと折れたように見えない!
ほんとです……。すぐ台詞がこないとおかしいですね。
読んだ印象を考えずに、書きたいこと詰め込むのを優先させてしまった為だと思います。
やっぱり、当然ですが、読者にどう見えているのかが大事なようです。誰かに見せたい訳じゃなく、でも誰かに気付いて欲しい気持ちでひっそりと書いた作品なので、その考えとは対極の位置にあるんだと思います。
文章は見やすいみたいで安心しました。ありがとうございました。
>>503 うん。最低限、読んでて混乱させないものを目指します。ありがとうございます。
>>504-505 三ヶ月くらいかけてじっくり書きましたw
内容も内容だし、そんなもんですよね。
ありがとうございました。
続きます。
>>510 >肘の方が良さそう
ほんとです……。ありがとうございます。
>プレッシャー
先輩は、場の雰囲気を読むことを強要する人なんです。雰囲気は感じるものなので、「可視化」というのは行き過ぎた表現でした。
>推察させた方がいい
読み返せば読み返す程、後輩の読心術がやばいですね。しっかり後輩の目線で書けば、先輩に持つ印象もそこで詳しく書けそうでした。勿体無かったです。
タイトルの大嫌いは、自分に対してです。嫌な先輩を受け入れてる自分への嫌悪感を書きたかったです。
全てが曖昧、ぼかしまくり、描写不足、自己主張のできない恥ずかしがり屋な作品でした。
>酷評ごめんにゃ
むしろ優しかったです。ありがとうございました。
またもや、書きっぱなしで投下した自分より皆様の方が隅々まで作品を読んで下さっているという申し訳ない状況……。やっぱり、見直し書き直しして依頼した方が良かったと反省しました。
沢山のご評価、ありがとうございました。
黙々とミニミ軽機関銃を、撃ちまくりながら進む。
装甲車からは、M2ブローニング重機関銃を撃ちまくる。弾や燃料はいくらでもある。【巨大】昆虫達は次々死亡。 撃って、撃って、撃ちまくる。
ひたすら、南アフリカ製ラーテル装甲車で、この巨大昆虫に支配された狂った野蛮な大地を突き進む。
同車には、M2ブローニング重機関銃を二基搭載されている。12.7mmの弾が発射されるこの機関銃は、物凄い威力を誇り、
装甲車等の装甲も貫通させることが出来る。半径600〜700m内でこれに狙われたイキモノ達は残酷なまでに無機質な物体と化すだろう。
そしてミニミ軽機関銃で、細かく更にに接近してきた虫を撃ちまくるのだ。そうして永遠に進む。
どうやらこの世界は、異次元の世界みたいだ。
我々人間がいる世界と、異次元のこの狂気の世界が繋がってしまった。
弾や燃料が無くなれば、科学者が開発した『門』から通常世界に戻り補給するのだ。
ただひたすらこの異次元世界の、忌まわしきクリーチャーを倒し絶滅させるのが我々の使命なのだ。
そして異次元世界に繋がってしまったことにより、いくらかの人類が異次元世界に飛ばされてしまった。
その人々も生きていれば救出するのだ。しかし、何人かの人々を巨大昆虫の群と共に誤って皆殺しにしてしまった。
人々の人体は欠損しバラバラになり吹っ飛んでしまった。さすがM2ブローニングだ。女性のヴァギナに弾が命中したときは、
真ん中から胴体が真っ二つに引き裂かれた。処女では無さそうな風体だったが、貫通したヴァギナからは大量の血が吹き出ていた。
しかし、過ぎたことは仕方ない。ひたすら撃ちまくる。ステルス爆撃機と、F16戦闘機と、ヒューイコブラによる攻撃も同時に開始。
ひたすら無差別に、爆弾を投下。この異次元世界にに飛ばされたいくらかの人々も爆撃で巻き添えになった。
ナパーム弾を浴びた少女が、火だるまになり奇妙な音を立て走り回っていた。楽にさせてやるため、
ブローニングM2重機関銃で、その珍しい光景の少女を撃つ。弾着がやや下にそれる。少女の両足を吹き飛ばす。まだ生きている。
少女は奇妙な声をまたあげる。弾がちょうど切れたみたいだ。仕方ないので消火器で、少女がまとった黒い煙を上げる『赤いドレス』を消す。
昆虫の世界なだけに、少女は『虫の息』であった。4時間くらい虫のように蠢いていたが、死んだ。
もはや少女だった面影は無い。ぱっと見た感じ黒い炭の塊だ。
我々にはまだ任務がある。弾も補充された。昆虫を探してまたブローニングM2を握った。
ガシャガシャガシャ……。
前方からやってきた軍隊蟻を軍隊人間の我々が迎え撃つ。 ラーテル装甲車の一団が巨大蟻どもの進行方向正面に布陣する。
そしてブローニングM2重機関銃をきゃつらに向ける。12.7mm弾の威力は絶大だ。装甲車輛の分厚い装甲も簡単に貫通させてしまう。
その恐るべき破壊力をもった弾が、連続で発射されるのだ。 ラーテル装甲車には、迫撃砲も搭載している。
遠距離からそれらで攻撃を仕掛ける。大量の巨大蟻どもは大半がその容赦ない残虐な砲弾でやられてしまう。
幸運にもその『死の雨』を生き残ったきゃつらは、M2ブローニング重機関銃の餌食となる。さらに接近出来たきゃつらは、
ミニミ軽機関銃によって狩られる。 そして、火炎放射兵も散開して待ち構えている。生物達は炎を、本能的に怖がる性質を持っている。
太古の時代から備わってる危機意識だ。それらの圧倒的強大な火力を前に、蟻どもは無様に壊走していった。 すかさずラーテル装甲車で、
迫撃をしていく。一転きゃつらは恐怖で慄く。容赦ないミニミと、M2ブローニングと、迫撃砲の攻撃によりきゃつらは全滅した。
上空からはコブラ攻撃型ヘリの一団が、辺り一帯を散策している。コブラが、撃つまでも無く全滅させることが出来た。
敵はまだ湧き続けている、我々はヒタスラ進軍していった。
よろしくお願いします!!!(^ω^#)
515 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/02(土) 06:17:25.90
20XX年、人類は危機に瀕していた。資源の枯渇、食料の枯渇、人口増加、高齢化、自然災害。地球の表明はじょじょに砂漠と化し、海や空には濁った白濁色が浮かんでいた。
そして何より絶えることのない戦争や紛争。
もはや人の手には負えなかった。途方に暮れる人間たちはある日、古代遺跡の奥深くからどの史記にもない歴史の書かれた古文書を発見する。紀元前でもましてや紀元後でもない、そこには膨大な量の歴史が綴られていたのだった。
研究が進むうちに、どうやらこのもう一つの人類もまた、絶滅の危機にあったことが明らかになっていった。
人間たちは研究に力を入れた。もしかしたらこの歴史の人類は絶滅を回避したかもしれない。そうでなくても回避する何か良い方法が見つかるかもしれない。彼らの予想は思わぬ発見をもたらした。
そう、その古文書には人類を絶滅から救うスーパーコンピューターの製造方法が書かれていたのである。人類は歓喜した。もちろん訝しげな者たちもいたが、どのみちそのコンピューターに頼らなければ人類に未来はない。彼らは最後のエネルギーを振り絞って開発に従事した。
数年後、コンピューターは開発された。
その数年後、人類は絶滅した。
コンピューターによって選ばれた二人の男と女を残して。(完)
>>516 文章には文章だけど、これあらすじだよね
しかも全然面白そうじゃない上に作者の知識の無さが所々出ていて恥ずかしい罰ゲームみたいな文章
評価なしが妥当じゃないかと
>>516 >資源の枯渇、食料の枯渇
(資源や食料の枯渇!)
>濁った白濁色
(濁った白色! 白濁色の単独でもよい!)
>戦争や紛争。
(争いや諍いくらいに微妙!)
>古代遺跡の奥深くからどの史記にもない歴史の書かれた古文書
(史記には中国の歴史が書かれている! 素直に歴史書とした方がよい!)
>もう一つの人類
(未来の人類なのか! 次元の違う話なのか! 設定がわからない!)
>数年後、コンピューターは開発された。
>その数年後、人類は絶滅した。
>コンピューターによって選ばれた二人の男と女を残して。
(古文書の意味! 地球に優しくない人類を滅ぼして創世記に戻す!)
ショートショートのネタで引っ張り過ぎた48点!(`・ω・´)
>>517 ありがとうございます。
ショートショートとして作ったつもりでした。
オチはワイさんが拾ってくれた「地球に優しくない人類を滅ぼして〜」というものです。
あらすじとして受けとられてしまったのは俺の力不足です。精進します。
>>518 「引っ張りすぎた」というのは「内容がなかった」ということだと受けとりました。
読ませる文章でないことも痛感。「史記」は特にダメージ大きかったですかね。
ありがとうございました。悔しいのでまた何か持ってきます。
蓮レスすみません、回答忘れです。
>もう一つの人類
(未来の人類なのか! 次元の違う話なのか! 設定がわからない!)
「古文書」を書いた人類のことです。
人類が危機に瀕する→人類を救う機械を作る→アダムとイヴを残して人類死滅→人類が危機に瀕する
というループです。
はじめまして、よろしくお願い致します。
勉強しなければ。
頭のなかではそう思うものの、しかしなかなか机に向かうことができずにいた。志望の大学に落ちたら普通ならば、
次は絶対に合格してやる、と奮起するところなのだろうが、俺の場合はやる気がごっそりと削ぎ落とされてしまったらしい。
キリのいい時間から勉強しよう、日が暮れてしまったから明日やろう、そんな具合に誰にともなく、もしくは自分自身に
言い訳ばかりしては毎日のようにネットゲームに逃げていた。
まだ大丈夫、時間はある。
そんな堕落した日々を続けていたら、いつの間にか三浪。親ももう諦めているのか、なにも云ってこない代わりに
俺に接する態度が冷たくなっていた。悲しかったが、仕方がなかった。
気分転換と称して久しぶりに街へ出た。なにをするでもなく、ただ歩みを進めていると見覚えのある人物が視界に入った。
彼女もこちらに気付いたらしい、驚いたように見開かれた目と出逢う。どくりと胸が高鳴るようだった。
すると、彼女はいっしょにいた友だちと思われる
数人になにか告げると、俺のもとまで駆け寄ってきた。
「先輩」
ひどく懐かしい響きだった。歓喜が身体中をめぐり、流れる血液を熱くさせた。
「久しぶり、深山」
長いあいだ口にしていなかったその名前に声が震えた。彼女、深山は高校時代の後輩だ。歳はふたつ離れているため
付き合いは一年間と短かったが、化学部という狭い部活動のなかで共に過ごしてきた仲間のひとりだった。
そして、俺の好きなひとでもあった。
「髪、伸びたな。雰囲気も変わった」
「当たり前ですよ、三年も会わなければ」
「まあ、そうだな」
「先輩だって、髭なんて生えてなかったのに」
目を伏せ眉を寄せて、深山が不満げに云う。「私、怒ってるんですよ」
「怒ってる?」
「ようやく高校卒業して大学生になったのに、先輩、いないんですもん」
「え、大学って……」
「先輩と同じところに行きたかったんです。私、先輩が浪人しているだなんて、知りませんでした」
責め立てるような口調だった。当然だが、俺だって深山が俺と同じ難関大学を目指していただなんて知らなかった。
それも、いま現役で在学中だと云うではないか。ふつと沸き上がってきたのは、嬉しさではなく、どうしようもない後悔。
「なんで教えてくれなかったんですか」
「いや……落ちたとか情けなくて云えなかったんだよ」
ごめん、と小さく謝る。深山の表情があまりに悲しそうなものだから、罪悪感までが波のように押し寄せた。同時に、三年前の深山の笑顔が頭をよぎる。俺を先輩として慕ってくれていた彼女が、いまでは手の届かない場所にいるようだった。
「先輩、いま、なにしてるんですか?」
唐突に深山が訊いた。
「なにって、散歩だけど……」
「そうじゃなくて」
ぴたりと形のいい唇が真一文字に結ばれる。それだけで云いたいことは察することができた。いまの俺の風体を見て、
深山は薄々気付いているのではないだろうか。同じことを繰り返しても彼女を傷付けるだけだと思い、俺は正直に話すことにした。
「いま、三浪中なんだ」
「三浪……ですか」
「まったく、しょうもないよな」
いたたまれなくなって、へらりと笑ってごまかす。俺は一体、なにをしているのだろうか。好きな女の子の笑顔さえ奪ってしまう。指の隙間からぽろぽろ零れ落ちるように、大切だったものが失くなっていく。
「俺、本当はさ、大学合格したら云おうと思っていたんだ」
「……なんですか」
「深山が好きだって」
やる気が削ぎ落とされるように、親の期待が冷めるように、彼女の、俺に向けられていた尊敬の念が消えてしまう。
そう考えたら伝えずにはいられなかった。
高校時代も、ずっと云えずにいたのだ。受験でそれどころではなくて、大切にできる自信もなかったから。
それなのに大学にも落ちてしまって、結局タイミングを完全に逃していまに至るのだが。
深山は呆気にとられたのか、しばらく沈黙を保っていたが、ほどなくして静かに口を開いた。「……なに、云ってるんですか」
「なにって、だから、」
「私、もう彼氏いますから」
「え……」
「遅いんですよ、なにもかも」
呆気にとられたのは今度は俺のほうだった。俺は、深山は俺のことがいまでも好きなのだと信じていたのだ。
なにも返さない俺に彼女は、では、と短く告げると身を翻して去っていった。
遅い。なにもかも。
誰にも聴こえないように小さく呟いてみる。
もう遅い。
それは清々しいほどに核心をついていた。つかれたところに、ぽっかりと穴が空く。すきま風が痛く染みた。
夕暮れの街を背にぼんやりと帰路につく。もうなにをやっても無駄に思えた。それでもまだまだ時間は有り余るほどにあって、
そして驚くほどにそれらは空虚だった。帰ったらまたパソコンを立ち上げてしまうのだろう。
夕食も食べずネットゲームに明け暮れるのだろう。
きっと俺が守りたかったのは、頭のいい自分でもなく、親の期待でもなく、もちろんネットゲームでの俺の地位でもなかった。
(了)
524 :
評価お願いします:2011/04/02(土) 16:35:03.07
ひとりの中年がいた。名前は茂吉。
彼はリレー小説スレの面接を受けた。その結果を待っていると、ある日、そこのリーダー的存在の書き手が訪れてきた。
茂吉は驚き、不思議がりながら言った。
「これはこれは、どういうことなのでしょう。合格ならあのスレの書き込みで済むはずです。まさか、わざわざ不合格を知らせにおいでになったのですか?」
「いや、君は合格だ。最高の成績で。そこを見込んで、頼みたいことがある」
なにやら重大な要件らしい。茂吉は胸をおどらせながら聞いた。
「なんでしょうか?私に出来ることなら」
「実はあのスレ、マンネリ化している。君にそれを変えてほしい」
「なんですって。あのスレといえば、ヘイドレクさんのもの。しかも、パートスレにもなっている。無理な話でしょう……。今さら」
書き手はにっこりし、身を乗り出した。
続きを書きたい人は、どうぞ。
>>521-523 ネガティブで評価する気にもならないけど一応
まずリアリティがない
どんな別れ方であれ昔の恋人に会うのは気まずいものです
三浪中で自堕落な生活を送っているならなおさら
この主人公にはタイムマシンで三浪の未来にやってきたみたいな違和感がある
彼女の人物像もゲームやアニメのキャラクターをそのまま持ってきたかのような、そんな一種の気持ち悪さがあります
ラストもとってつけた感じ
文章は平坦すぎますね、表現力が乏しく思われます
途中あいまいな描写が多くすっきりしない部分もありました
ぷぎゃあさん基準だと50点台周辺と思われ
>>525 この二人は高校時代に好きあってただけで、恋人同士ではなかったんじゃないの?
>>521-523 >頭のなかではそう思うものの、しかしなかなか机に向かうことができずにいた。
(しかしは無くてもよい!)
>どくりと胸が高鳴るようだった。
(一人称なので引っ掛かる! 胸は、はっきりと高鳴った方がよい!)
>俺は、深山は俺のことがいまでも好きなのだと信じていたのだ。
(この思考はおかしい! 化学部の先輩と後輩の付き合いで仲間のひとりと本文に書かれていた!
しかも、主人公は後輩の彼女に心情を打ち明けていない! 好かれていると思うには材料が少ないと感じる!)
>「遅いんですよ、なにもかも」
(主人公が告白したあとで、それらしい反応があった!
ただし、告白のあとに判明するので『以前から好かれていた』という流れにはならない!)
主人公の感情の流れは一部を除いて、おかしいとは思わなかった!
しかし、一方の彼女の考えがわからない!
主人公を呼び止める必要がどこにあるのか!
今でも待っているということを伝えたいのであれば、彼氏と付き合っていることが矛盾しているように思える!
主人公から酷い仕打ちを受けたわけではないので恨みによる動機も考え難い!
主人公を貶める演出だけに使われたような気がする!
個々の立場から物事を考えると感情の流れを読み易いと思う52点!(`・ω・´)
>>525 読んで下さった上、評価までありがとうございます。
> まずリアリティがない
これはもう表現力がないというほかないです。もっと現実味のある表現ができるよう努力します。
> どんな別れ方であれ昔の恋人に会うのは気まずいものです
>>526さんの云うとおり、一応主人公と深山は恋人同士だったわけではないのですが、
「付き合い」という表現が誤読を誘ったのかもしれません。以降こういったことのないよう配慮します。
> この主人公にはタイムマシンで三浪の未来にやってきたみたいな違和感がある
> 彼女の人物像もゲームやアニメのキャラクターをそのまま持ってきたかのような、そんな一種の気持ち悪さがあります
実はいままで二次創作をやっていて、オリジナルというものを書いたことがありません。
次書くときは登場人物の自然な魅力やキャラ付けをもっと徹底していきたいです。
心理描写なども大切にしたく思います。
ラストについては簡単に云うと「主人公は深山に告白するための土台として難関大学を目指していた」
ということを表現したかったのですが、仰るとおりそれまでの文章力の乏しさで
まったく伝えきれていないようでした。精進致します。
他人に評価してもらうこと自体初めてでしたが、ここに投稿してよかったです。ありがとうございました。
正座しながらぷぅぎゃああああああさんを待とうと思います。
>>524 >彼はリレー小説スレの面接を受けた。
(どのような方式なのか! スレッドの書き込みのことなのか!)
>その結果を待っていると、ある日、そこのリーダー的存在の書き手が訪れてきた。
(どこに訪れたのか! そもそも茂吉はどこにいるのか!)
>続きを書きたい人は、どうぞ。
(この一文は本文なのか!)
がんばれ、の言葉を贈る!(`・ω・´)
>>527 時間差すみません、ご飯食べてました。評価ありがとうございます。
表現のおかしなところの指摘はごもっともでした。以後気を付けます。
> >俺は、深山は俺のことがいまでも好きなのだと信じていたのだ。
> (この思考はおかしい! 化学部の先輩と後輩の付き合いで仲間のひとりと本文に書かれていた!
> しかも、主人公は後輩の彼女に心情を打ち明けていない! 好かれていると思うには材料が少ないと感じる!)
ちゃんと読み返してみたらたしかにそうでした。書き手である自分だけが知っていることを
主人公に投影していたようです。彼女の思考についても然りです。
もっと登場人物を客観的に見られるよう精進致します。
彼女は志望大学へ行けば主人公がいて、またいっしょに過ごしたいという思いでいたので、
主人公が浪人していたことに一種の裏切りに近いようなものを感じているという設定でした。
そういったところももっと文中や科白で表現できるよう努力します。
ありがとうございました。またお世話になるかと思います、その時はよろしくお願い致します。
531 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/02(土) 20:05:46.61
>彼はリレー小説スレの面接を受けた。
(どのような方式なのか! スレッドの書き込みのことなのか!)
面接って言ってるだろ!面接の意味を調べてちょんまげ。
>その結果を待っていると、ある日、そこのリーダー的存在の書き手が訪れてきた。
(どこに訪れたのか! そもそも茂吉はどこにいるのか!)
家を想像するよ。読者は。
このあとその描写をしても(家にいる描写をしても)、違和感はない。
>続きを書きたい人は、どうぞ。
(この一文は本文なのか!)
これは違います。本文にあらず。
点数もくれよん。
> 家を想像するよ。読者は。
読んだけどしなかったよ
533 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/02(土) 21:49:45.92
>>531 評価の及第点に届いていない!
点数はあげないよん!(`・ω・´)
ワロタ
536 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/03(日) 06:59:15.00
春休みお遊び企画! 第一回ワイスレ杯の作品募集中!!
参加者は決められた設定を活かした作品を一レス内で仕上げる!
設定が守られていない作品は通常の点数の評価に移行する!
通常の評価も同時に受け付けている!
差別化を図る為、『第一回ワイスレ杯参加作品』と本文の前に明記しておくこと!
早々とお題を明示する!
場所は昼下がりのオフィス街!
スクランブル交差点の中央で激しく言い合う若い一組の男女!
一方は小ぎれいなスーツを着込み、他方はカジュアルな格好!
通行人がそれとなく視線を送る中、男女はある行動に出た!
その場に居合わせた者の目を釘付けにした!
ワイなりにお題に仕掛けを施した!
作者の読解力が試される! 作者の想像力が試される! 作者の実力の一端が垣間見える!
募集期間内であれば複数の投稿も認める! それもまた、ある種の実力と言える!
募集期間は開催の告知から来週の日曜日まで! スレッド内の時間を重視する!
結果発表は短評と共にワイが速やかに行う! 個々の作品に対して書き込まれた感想も取り入れる予定!
一作品の場合は無条件で一位となる! 誰もが嫌がる窮屈な設定を物ともせず、書き上げた力量は称賛に値する!
ワイの考え!(`・ω・´)ノ
仕掛け?
さっぱりわからないw
538 :
第一回ワイスレ杯参加作品:2011/04/03(日) 09:26:07.96
オフィス街のスクランブル交差点。若い男女が激しく言い合いをしている。
女性はキャリアウーマンらしいスーツ姿で、男性はジーンズにTシャツ。
「今度こそは、真面目に働くって約束したじゃない」
「働くつもりだったさ。だけど、こうなっちまたもんはしかたないだろ」
二人が付き合い始めて一年半。その間、彼は彼女に食わしてもらっていた。ヒモというやつだ。
そんな彼に彼女の方が痺れを切らし、今朝、一枚のチラシを差し出した。コンビニ店の募集広告だった。
「俺にコンビニの店員をやれってのかよ」
高校中退でロクな職歴もないのに、彼はプライドだけが高い。
「りっぱな仕事じゃない。今日、面接があるから行ってちょうだい」
この時点でも軽く言い合いになりかけた。
が、彼の財布は空っぽだ。彼女から金を借りる口実になると思った。
「電車賃もないんだぜ、俺」
「なら、貸してあげるわ」
その足で彼はパチンコへ向かい、三十分後には不機嫌になって店を出たのだ。
運悪く、彼女にも目撃された。
「パチンコになんか行かなければよかったのよ。私は面接のためにお金を貸したのよ」
539 :
第一回ワイスレ杯参加作品:2011/04/03(日) 09:27:49.33
「飯代だけのつもりだったんだ。電車賃は残すつもりで。それが隣のジジイにそそのかされた。もう間違いなく当たりがくる、って」
「人のせいになんかしないで。どう考えたって、ぜんぶあなたが悪いんじゃない。自分のせいでしょ」
彼女は情けないやら、腹立たしいやら何やら、いろんな感情がごっちゃになって泣き出した。
「お、おい泣くなよ」彼もさすがに狼狽える。
周りの視線が痛い。女を泣かす、最低の男。白眼視。
「謝るからさ。明日にでも、どっか面接に行ってくるからさ」
「嘘、嘘よ。そんなの。ただこの場が気まずいから、そう言ってるだけなんでしょ」
「嘘なんかじゃない」
「信じられない」
ちっ、と舌打ちしそうになるのを彼はこらえた。
確かにこっちが悪い。それは認める。しかし涙は卑怯だろう、と。
こんな大勢の人がいる場所で。
――って、こんな大勢の人がいる?
彼はあわてて周りを見渡した。近くに誰もいない。
歩行者信号は、赤。
そうだ、ここは交差点だったんだ!
「うわああああああ」
「きゃああああああ」
納期ギリギリの商品を荷台に積んだトラックが二人分の血に染まる。
【完】
携帯から長文の書き込みができなかったので、二回に分けました。
540 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/03(日) 09:41:49.32
>>538-539 >一レス内で仕上げる!
(携帯電話の仕様を考慮しても三十二行まで!
最初に書き上げた努力に免じて募集期間内の訂正を認める!
それまで判断は保留とする!)
541 :
第一回ワイスレ杯参加作品:2011/04/03(日) 10:01:27.24
オフィス街のスクランブル交差点。若い男女が激しく言い合いをしている。女性はキャリアウーマンらしいスーツ姿で、男性はジーンズにTシャツ。
「今度こそは、真面目に働くって約束したじゃない」
「働くつもりだったさ。だけど、こうなっちまたもんはしかたないだろ」
二人が付き合い始めて一年半。その間、彼は彼女に食わしてもらっていた。ヒモというやつだ。
そんな彼に彼女の方が痺れを切らし、今朝、一枚のチラシを差し出した。コンビニ店の募集広告だった。
「俺にコンビニの店員をやれってのかよ」高校中退でロクな職歴もないのに、彼はプライドだけが高い。
「りっぱな仕事じゃない。今日、面接があるから行ってちょうだい」
この時点でも軽く言い合いになりかけた。――が、彼の財布は空っぽだ。彼女から金を借りる口実になると思った。
「電車賃もないんだぜ、俺」
「なら、貸してあげるわ」
そしてその足で彼はパチンコへ向かい、三十分後には不機嫌になって店を出たのだ。運悪く、彼女にも目撃された。
「パチンコになんか行かなければよかったのよ。私は面接のためにお金を貸したのよ」
「飯代だけのつもりだったんだ。電車賃は残すつもりで。それが隣のジジイにそそのかされた。もう間違いなく当たりがくる、って」
「人のせいになんかしないで。どう考えたって、ぜんぶあなたが悪いんじゃない。自分のせいでしょ」彼女は情けないやら、腹立たしいやら何やら、いろんな感情がごっちゃになって泣き出した。
「お、おい泣くなよ」彼もさすがに狼狽える。周りの視線が痛い。女を泣かす、最低の男。白眼視。「謝るからさ。明日にでも、どっか面接に行ってくるからさ」
「嘘、嘘よ。そんなの。ただこの場が気まずいから、そう言ってるだけなんでしょ」
「嘘なんかじゃない」
「信じられない」
ちっ、と舌打ちしそうになるのを彼はこらえた。確かにこっちが悪い。それは認める。しかし涙は卑怯だろう、と。こんな大勢の人がいる場所で。
――って、こんな大勢の人がいる?彼はあわてて周りを見渡した。近くに誰もいない。歩行者信号は、赤。そうだ、ここは交差点だったんだ!
「うわああああああ」
「きゃああああああ」
納期ギリギリの商品を荷台に積んだトラックが二人分の血に染まる。
【完】
543 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/03(日) 10:16:35.76
>>542 >>541 大変によい!
まずは一位の権利を手に入れた!
期間内に短評は書き込まない!
ワイの考え!(`・ω・´)
544 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/03(日) 10:22:55.40
第一回ワイスレ杯参加作品(発表順)
@
>>541 独走はなるか!(`・ω・´)
終了
546 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/03(日) 15:05:13.69
>>543 >大変によい!
(即応した姿勢の話!)
>>545 気が早い!
ワイスレ杯の作品募集中!
通常の評価と同時進行!(`・ω・´)
547 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/03(日) 15:30:32.92
>>536 『第一回ワイスレ杯』の規則!
第一回ワイスレ杯参加作品(発表順)
@
>>541 応募期間中は適宜、このような形で告知をする!(`・ω・´)
第一回ワイスレ杯参加作品:「三角定規で世界征服する方法」
「だからお客さん、さっきから言ってるじゃないですか。これは買いです。絶対に損は差kセません!」
場所は渋谷のスクランブル交差点。人々がひしめき合う大通りの真ん中で、先ほどからスーツにばっちり実を包んだ男が、
ジーンズにワイシャツというラフないでたちの娘を捕まえて、しきりに話している。
「お客さま、ご存じでしたか?三角定規で世界征服する方法を!?」
「あのさあ、あたし美大生でさあ、そういうの興味ないんだけどね」
リンゴをもいだ後のリンゴの木のようなそっけなさで、娘は答えた。
「お客様!かの『バミューダ・トライアングル』をご存知ですか?そう。そこに入ると、
船はもうこの世界には戻ってこれなくなると言う伝説の海域です。あそこにも三角形があるでしょう?」
男はしきりに説明を続ける。
「さらに、エジプトのクフ王のピラミッド。あれも三角形です。そう、三角形とは、王者の証なのです」
「じゃあ訊くけどさ、あんた、三角関数って知ってる?」
「さ、三角関数ですか!?」
男は動揺した。東京理科大学理学科を卒業したこの男は、三角関数が大の苦手だったのだ。
「そ、それは私には……」
「じゃ、さよならね、知り合いに大学受験をする子がいるから、もしもと思ったんだけど」
そういって娘は足早にその場を立ち去った。
「絶対売れると思ったんだけどなあ……」
男はそういって、手にした一組の三角定規をスーツケースにしまい込んだ。そこにはただ一言、こう書かれていた。
「フリーメーソン御用達」と。
完
打ちミスあり。修正版
第一回ワイスレ杯参加作品:「三角定規で世界征服する方法」
「だからお客さん、さっきから言ってるじゃないですか。これは買いです。絶対に損はさせません!」
場所は渋谷のスクランブル交差点。人々がひしめき合う大通りの真ん中で、先ほどからスーツにばっちり身を包んだ男が、
ジーンズにワイシャツというラフないでたちの娘を捕まえて、しきりに話している。
「お客さま、ご存じでしたか?三角定規で世界征服する方法を!?」
「あのさあ、あたし美大生でさあ、そういうの興味ないんだけどね」
リンゴをもいだ後のリンゴの木のようなそっけなさで、娘は答えた。
「お客様!かの『バミューダ・トライアングル』をご存知ですか?そう。そこに入ると、
船はもうこの世界には戻ってこれなくなると言う伝説の海域です。あそこにも三角形があるでしょう?」
男はしきりに説明を続ける。
「さらに、エジプトのクフ王のピラミッド。あれも三角形です。そう、三角形とは、王者の証なのです」
「じゃあ訊くけどさ、あんた、三角関数って知ってる?」
「さ、三角関数ですか!?」
男は動揺した。東京理科大学理学科を卒業したこの男は、三角関数が大の苦手だったのだ。
「そ、それは私には……」
「じゃ、さよならね、知り合いに大学受験をする子がいるから、もしもと思ったんだけど」
そういって娘は足早にその場を立ち去った。
「絶対売れると思ったんだけどなあ……」
男はそういって、手にした一組の三角定規をスーツケースにしまい込んだ。そこにはただ一言、こう書かれていた。
「フリーメーソン御用達」と。
完
550 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/03(日) 17:36:15.17
>>536 『第一回ワイスレ杯』の規則!
第一回ワイスレ杯参加作品(発表順)
@
>>541 A
>>549 ワイが参加作品と認めた時点で自作の改稿は認めないものとする!(`・ω・´)
第一回ワイスレ杯参加作品:時計好きの彼女
彼女はいつだって時計が好きだ。
僕が白内障で入院していた時にも、その白い腕にはエルメスの時計が輝いていた。
僕の実家は外科医だ。
そう大きな病院ではないが、それでも僕と僕の彼女の経済的欲求を満たすには十分だった。
彼女とはよく一緒に銀ブラをした。
その日も、僕はお気にいりの背広にネクタイ、彼女はアーリーアメリカンテイストのラフな格好だった。
そして僕が慶応大学の医学部に合格した時、その記念にと、彼女はある時計を欲しがった。
エルメス、カルティエ、ブルガリ……。
もうかれこれ一億円分は買っているだろう。だが、君よ、それは駄目だ。
銀座の交差点で、彼女はわめいた。あたしは、あれが欲しいの。
君、それは駄目だ。だってそれは、和光ビルの時計台じゃないか。
552 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/03(日) 21:36:26.96
昼食時間も過ぎた昼下りのオフィス街は誰もが早足で歩く。このスクランブル交差点では尚更のことだ。よって、その中心で立ち止まり言い合う男女の姿は誰の目にも異様に映った。
「ざけんな! 無理、絶対無理!」
カジュアルな服装の若い男。通行人の殆どがスーツの黒で統一されたこの場では嫌でも浮く。更に対面する若い女の眼鏡とレディススーツの秘書風スタイルが、彼のみすぼらしさを一層際立たせている。
「理論上も動物での臨床結果からも問題ないわ。ただ人体で試すのはこれがぶっつけ本番になるけど」
「死ぬって! 百パー死ぬ!」
彼が小学校同級であった彼女と再会したのは数時間前のこと。「君、今無職なの? ならいい仕事あるわよ」よくある怪しいセールスだと思ったが、当時と見違える程美人になっていた彼女に、話だけならと思い同行したのが運の尽き。
真っ白な建物で白衣の男に謎の注射を打たれた彼は、実験と称されこの交差点に連れて来られたのだ。
「この国には警察の手に負えない凶悪犯罪が溢れている。仕方ないわ警察だって人だもの、限界がある。だからこそ今、人の限界を超えた能力の開発が急がれるのよ」
「だからってここでやる意味がわかんねーよ!」
「暴走車両による事故多発地帯、通称『死のスクランブル』、実験には打ってつけだと上が判断したわ」
「だ、だから! 車避けろとか無理──」彼はハッと周囲を見回した。通行人は皆交差点を渡り切り、信号は既に赤。取り残された彼、そして彼女……
「私はこの計画の責任を負ってる。君が“無理”なら私も死ぬわ」
激しいクラクションが鳴った。青信号と同時に飛び出したワゴン車。薬中患者の運転するそれは進行方向の二人などお構いなしに交差点をフルスピードで通過した。
「──!」
彼は驚いていた。眼下の景色に。そして、彼女を抱え一瞬で上空へと跳躍した自らの身体能力に。
彼の体に注入された薬品は『危機意識』を引き金として発動、筋力増加、瞬間視、様々な超人的作用をもたらすものだった。
腕の中の彼女が微笑む。眼鏡は地上に落としてきたらしい。その顔には昔の面影が見えた。
「小学校の頃、テレビの真似してよく遊んでた……。ヒーローになれるのは君しかいないと思ったわ」
道を行く誰もが顔を上げ、その光景に目を奪われた。世界を駆け悪を裁くスーパーヒーロー、その誕生の瞬間であった。
やった。何度目かの「本文が長すぎます」表示、試行錯誤の末、書き込むことができました。
制限文字数というのがあるようです。
>>541さんが空白改行入れて946文字。参考にさせて頂きました。ありがとうございました。
>>553は空白改行入れて981文字でいけました。
お題に沿って書くのは書きやすかったですが、文字制限、行制限がある中で削るのに苦戦しました。凄くいい勉強になった気がします。ありがとうございました。
評価よろしくお願いします。
555 :
555:2011/04/04(月) 02:32:24.38
第一回ワイスレ杯参加作品:「黒一色」
人々がごった返す昼下がりのオフィス街、その大通りの交差点の中心に異様な光景があった。
「なあ、いい加減目を覚ませよ!」
「それはこっちの台詞よ!」
男女が二人、言い争っている。オフィス街を黒一色で埋め尽くすスーツ姿の人々はみなあることに気づき、遠巻きに訝しげな視線を送っていた。そう、二人のうち、男はスーツを着ていない。
「ねえタカシ、お願いだから馬鹿なことはやめて! こんなことしたらあなたは……!」
男のカジュアルな服装をひきちぎらんばかりに掴みながら、女は懇願する。その目には必死さのあまり涙が浮かんでいた。
「僕が間違ってるだって? ばかばかしい! こんな社会こそ間違ってるんだ! なあジュンコ、目を覚ますのは君の方だ! 二人で外国へ逃げよう!」
そう言って男はパーカーのポケットから豪華な小箱を取り出した。見物していた通行人らがあっと声をあげる! 法令違反だ! と誰かが声をあげた。給料三ヶ月分じゃない!
男はそんな言葉には耳を貸さない。
「結婚しよう、ジュンコ。こんな国とはおさらばだ」
男の言葉に女は口元を抑える。たとえ深夜でもそうはならないだろうと思うほどにシンと静まりかえる交差点の中心、見物人たちが見守る中、ジュンコはこくりと男のプロポーズを受け入れた。目にはやはり涙がたまっている。
「でもタカシ……私、怖い」
「大丈夫、いくらやつらだってこんな昼下がりの交差点で手出しはしないさ」
男の言葉にもう一度こくりとうなずき、そうしてジュンコはおもむろにスーツを脱ぎはじめた。
見物人たちは目を見張った。街中が動揺にうねる。もしかして大丈夫なのか……? 誰ともなしに顔を見合わせたそのときだった。パン、パン、と渇いた音が静まりかえった交差点の空に響いた。
人々がみると一瞬前にそこに立っていたはずの男女は既に事切れて動かなくなっている。降り注ぐ温かな日差しに女の薬指の真新しい指輪がきらりと反射した。
見物人たちは一人、もう一人と何事もなかったようにその場を離れオフィス街を進んでいく。やはりダメか……そんなため息があちこちのスーツ姿から漏れる。黒一色で染まったこの街にもはや自由はなかった。
556 :
555:2011/04/04(月) 02:34:11.08
拙文ですが末席に加えてもらえれば。
他にも思いついたら投稿させてもらいます。よろしくお願いします。
557 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/04(月) 06:16:04.14
>>554 創作文芸板の現在の仕様を見てみた!
最大改行は32行! 最大文字数は2048バイト! 単純に換算して1024文字!
当然のことながら全角の空白等で文字数は変わる!
あまり重要ではないが名前欄は64バイト! メール欄も同じく64バイトだった!
>>536 『第一回ワイスレ杯』の規則!
第一回ワイスレ杯参加作品(発表順)
@
>>541 A
>>549 B
>>551 C
>>553 D
>>555 今週末が締め切り!(`・ω・´)
スクランブル交差点。人々は目を合わさず、お互いに心を覗き覗かれることを避け、行き交う。誰もが自分の心を捨て組織の中の歯車となる。
俺もそのひとりだ。濃紺のビジネススーツを着て、手にはズッシリ重いビジネスバッグを持って、この交差点を通り過ぎる者。
――その筈だった。
「ザーク!?」突然、そう声を掛けられた。ザーク。五年前捨てた俺の名だ。毬栗のような鎧を身に纏い、血まみれの斬馬刀を片手に魔獣サイモンに乗って戦場を駆けた魔獣機動師団長だった頃の名だ。
驚いて声の方を見ると、勇者によって魔王様が討たれ我々がこの世界へ追放される前、皆の憧れであった少女がいた。
「コーデリア殿下!」
「久しいな、ザーク」
戦前、殿下をサイモンの後ろにお乗せした時のはしゃいだお姿。決戦前夜、漆黒のドレスで我々に檄を飛ばした凛々しいお姿。忘れ掛けた記憶が蘇る。
「殿下にまたお目に掛かれるとは! 暗黒神ベダのお導きか!」
「元気そうでなりよりだ」と満面の笑顔で答えた殿下のお姿はユニクロのトレーナーとジーンズ。
俺の視線と戸惑いを感じ取ったのか「タルスが人材派遣業で成功してな。前の世界での奴隷管理業務が役立ったのだろう。わたしもビル清掃の仕事を紹介して貰って、その帰りだ」と殿下は、はにかんだ。
「なんということ! 畏れ多くも殿下に〜〜ッ!」
「いや有難いことさ。魔力と国を失った魔王の娘に何が残る。何の取り得もない女さ。この職につく前は身を売っていた……。お前も抱くか?」と言って目を伏せた殿下に俺は絶句した。
「気兼ねするな。もうお前は私の配下ではない。タルスもわたしを抱いた……」
「あいつ城で殿下を守る近衛だった癖に! 殺してやる!」
「やめろ! わたしはもう魔王の娘ではない。そのこと分かって欲しい」
「殿下……」
「じゃあな。頑張れ。わたしも頑張るから」
去ってしまう。
「待て! コーデリア!」
俺は信号待ちをしていたライダーにとび蹴りを食らわしバイクを分捕ると、ギヤアアと後輪を回転させてタイヤを軋ませ、交差点で呆然と立ち尽くすコーデリアに
「魔獣サイモンとはいかないが、これで家まで送る!」と叫んだ。
「……そうか」彼女が涙ぐむ。
交差点が赤に変わった。
人々の流れが止まり、俺達は前へ進み始める。
>>558 第一回ワイスレ杯参加作品です。よろしくお願いします。
文字数制限、物凄く厳しかったです。2048バイトの容量を使い切りました。
時間があれば、もう一作、投稿したいです。
560 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/04(月) 07:06:01.45
6作品も集まったか。
この時点で上出来だなw
創作文芸板のいちスレにしては。
561 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/04(月) 07:21:02.65
>>536 『第一回ワイスレ杯』の規則!
第一回ワイスレ杯参加作品(発表順)
@
>>541 A
>>549 B
>>551 C
>>553 D
>>555 E
>>558 厳しい制限の中で縦横無尽に物語を動かす! 作者の腕の見せ所!
今回は通常の点数評価に加え、作品の完成度が物を言う!
創作の能力が等しい時、
>>536の規則の捉え方で差が出る!
ただ一人の頂きに立つのは誰なのか! 名無しの読後の感想にも期待する!(`・ω・´)
自演コテいるんだから名無しの感想なんて期待できないけどな
t
>>557 >創作文芸板の現在の仕様を見てみた!
ありがとうございます。自分は単純な検索調べしかしてませんでした。
>単純に換算して1024文字!
ぴしゃり1024文字でいいと思っていたので、それが通らなくてあたふたしてました。
>当然のことながら全角の空白等で文字数は変わる!
小説家になろうのサイトで一応、空白込みの文字数と出ました。でも正確かはわかんないです。
多分、他板の話だけど「2048バイト以下でもあんまりギリギリだと書き込めない」というのも見つけました。
これが真相なのかわかりませんが、これから投稿する方、ご注意なさって下さい。
当方パソコンでなく、知識も半端でいい加減なこと言ってたら申し訳ないです。
感想もいいんですか? 明らかに投稿者の感想ですけど。
>>558が好みでした。
パクリオット
自演コテ参加してるからなあ
句読点、誤用、変換ミス、不自然な表現、擬音
相変わらずレベル低いな
不自然な表現と擬音は使い方次第なんだけどな
そこまでのレベルに到達してるやつですら稀なのか
そう
使い方の分かってない奴ばっか
571 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/04(月) 19:23:51.82
>>536 『第一回ワイスレ杯』の規則!
第一回ワイスレ杯参加作品(発表順)
@
>>541 A
>>549 B
>>551 C
>>553 D
>>555 E
>>558 ワイや名無しの目が光る中で自作自演をするのは簡単なことではない!
作者だけが知るような内容を書き込めば、すぐに特定される!
細心の注意を払いながら説得力のある文章が書けるのか!
作品に全力を傾けて一位になる方が容易に思える!
直球勝負で得た勝利は支えになる! 次の段階に自身を押し上げてくれる!
作品で存分に己を語れ!(`・ω・´)
相手がゴミばっかじゃやる気になりませんよ
ただでさえ賞金も賞品もないんですから
ここはワイさんが一つ手本を書いて晒してくださいよ
良作期待してますんで
573 :
ワイスレ杯参加作品:2011/04/05(火) 08:46:16.79
オフィス街のスクランブル交差点で男女が激しい言い合いをしている。女性の着ているスーツはぼろぼろに破けていてもはや裸に近い。
ストリート系のだぶだぶな格好をした若い男にそうされたのだ。
「なあ、謝れよ。私が悪かったです、って」
「私が悪かったです、ごめんなさい」女性は涙をながし、しゃくりあげながら頭をさげた。
「誠意がかんじられねえな」男は腕組みをして女性を見下す。
その様子を通行人たちはちらりと一瞥しただけでさっさと交差点を渡ってしまう。関わり合いになるのを、嫌がっているのだ。
まさに東京砂漠!
【完】
小ぎれいなスーツじゃないじゃん
曇天のスクランブル交差点を歩く彼女は、傘を忘れて雨に打たれている。
「お洒落な服が台無しだ」
「あなたが悪いんでしょ」
彼女は早歩きで僕を振り切ろうとしたけど、僕は気にせず後を追った。
人通りの目もあって、僕は持っている傘を彼女にかざしてやった。だというのに、やれやれ、人の親切をなんだと思っているのか。
彼女は乱暴にも傘を奪い取ると、交差点のど真ん中に叩き捨ててしまった。
「余計なことしないで」
「むしろ僕の台詞だ。僕の傘を捨てたのは、明らかに余計なことだろ? あーあ、折角のスーツが雨で駄目になっていく」
「自業自得でしょ」
「君に傘をかざした報いがこれじゃ、仏様だってきっと納得しない」
口悪な僕と意地悪な彼女。僕らの悪を足して二で割ると険悪になる。
「デートに遅れたのは悪かった。でも仕方ないだろ? 急な土砂降りのせいで、タクシーは拾えないし、電車は遅延してるし。これでも急いだんだ。せめて機嫌だけでも直してくれないか?」
「いやよ」
「そこをどうにかさ」
スクランブル交差点を渡り切ったあたりで、「分かった」と彼女はため息混じりに言った。そして、「でも、ただじゃ許さない」とすぐに付け加えた。
彼女は渡ったはずのスクランブル交差点に、向き直った。
僕も彼女の動きに従う。
「歩行者用の信号が赤になったわね。それじゃ、私が捨てた傘を一分以内に取ってきて。そしたら許す」
車が行き来している、この中を? 幸か不幸か、傘は車の通り道から少し外れた場所にあった。しかし、今の信号が変われば、それも怪しい。
行くなら今か……。意を決してスクランブル交差点に飛び出した。信号が青色から黄色に変わるのを無視して、走る。クラクションが鳴るが、関係ない! 傘を取って、近くの歩道まで全力で走る。久しぶりに走ったためか、極度の緊張のためか、息が完全に上がってしまった。
手にした傘を曇天の空に翳し、合図を送った。
彼女の姿が見当たらない。そりゃないよ。地面にへたり込むとポケットが揺れた。防水機能に命拾いをした携帯の振動だった。携帯を開くと、一通のメールが届いていた。
『合格!』
それだけ!? でもまあ、ちょっとした達成感もあり、僕自身かなり楽しめた。
僕と彼女のデートは、大概、こんな感じだ。
576 :
575:2011/04/05(火) 10:03:52.23
この厳しい文字制限の中、
起承転結を入れて、尚且つ内容もある程度しっかり書き込むには、一人称視点しかないと思った。
まあ、単に自分がそうでないと描ききれない未熟者なだけだが……
お題に沿えている自信がない、というのが本音。
それはそれで評価さえして頂ければと思う。
傘最初から拾っとけよとおもた
まあ終わらない大長編書くよりショートショート書く方が実になるよ
俺は時間ないから参加できないけどスキルアップと思って頑張ってくれたまえ
>>578 意味分からん
つーか例えが極端すぎ
お前はもうちょい文章練習しろよ
580 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/05(火) 15:25:48.70
参加作品ばかりで評価依頼がこないのなw
581 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/05(火) 23:05:45.81
>>582 不思議な名前のカードゲームの二人称!
ルールは類型的で笑い所は少ない!
実際にカードで遊びながら淡々と説明していく!
>それでは、お気をつけてお帰り下さい。ご機嫌よう。
(この最後の一行で場所が気になった!)
>……と、こんな感じです。少しは『パロリル・ポーポー』の世界を楽しんで頂けましたでしょうか。
(この一文で終われば余計な説明をしないで済む!)
最初は丁寧な口調で説明していく!
ルールを何も知らないはずの相手が次々に有効なカードを出してくる!
徐々に口調は荒くなり、とんでもない言葉遣いで一方的にゲームを終える!
我に返ったかのように口調を戻して、最後の一文の『……と、こんな感じです。少しは〜』で締める!
ワイなりの例を挙げておく!
それではゲームを始めましょう。大丈夫ですよ。初心者にも難なく理解できる、それがパロリル・ポーポなのです。
手持ちの十三枚のカードを一枚出して下さい。私は裏返しにしたこれを出します。それでは表に返してください。
私は農夫です。クワの一撃で相手を打ち倒し――そ、それはおまえ、領主のカード!? え、いえ、このカードはですね、
まあ、特別なものではありません。その、農夫に強いだけで。負けたので私の手持ちのカードを一枚年貢で差し出さないといけません。
ええ、好きなカードを選んでください。ちょ、ちょっと、それは皇帝のカードじゃないか。俺の切り札を取ってくんじゃねぇよ。
あ、ごめんなさい。口調が荒くなって、そう、ゲームじゃないですか。たかがカードゲームで熱くなるなんて大人としてどうかしていました。
次です。次のカードを出してください。二人とも用意が出来たようなので表に返します。
おい、ちょっと待て。それはさっき俺から取っていった皇帝のカードだろうが。おまえ、ふざけてんのかあああああああああああ!
もう少し読み物として楽しめるような工夫が欲しいところ67点!(`・ω・´)
>>582 面白い。けどこの短さだしもっと思い切っていいんじゃないかな。
例えば最後、
私はこのゲームを画期的なものと確信して紹介してるのですが、何故か皆その魅力をわかってくれないのです。
みたいな感じで締めるとかさ。
悪くないコメディになると思うにゃミ・д・ミ
自演
>>583 評価ありがとうございます! ひょっとして「意味がわからない!」と言われてバッサリされてしまうんじゃないかと思っていたので、ワイさんも
>>584さんも好感触のご評価で嬉しいです。
ワイさんの例文、ありがとうございます。短い中で凝縮したもの、凄く参考になります。
>最後の一行
上手く伝わらなかったかもしれません。『金』、『家』、『友人』と、「貴方」が現実に持つものが、ゲーム内で次々と失われていく。しかも括弧『』を外した形で宣言されていく。
その上での「お帰り下さい」という、「もしや、帰ったら金も家も友人も無くなってるんじゃないのか……」と、読者に思わせたかった一文でした。
でも、この理屈だと、ライフ(命)も失われてますw 目を瞑って下さい……w
>>584 >私はこのゲームを画期的なものと確信して紹介してるのですが、何故か皆その魅力をわかってくれないのです。
>みたいな感じで締めるとかさ。
それも良いです。なんだか、小さい頃の自分を思い出しました(泣)
作者の真意がちょっと不明瞭だったみたいです。
『あらすじ』の文を『前書き』に持ってきたら、少しは印象が変わるでしょうか。当方の環境での話ですが、『あらすじ』は『小説メニュー』ってところをわざわざ押さないと表示されないんですよね……。
>>585 もう、いい大人なので自演なんてしませんw
忘れてた、
>>584さんありがとうございました。
前回もお世話になりました。いつもありがとうございます。
何遍もごめんなさい。
>>585さんもありがとうございましたw
見て頂いた皆さん、どうもありがとうございました。
百七十センチの引き締まった体躯が颯爽と改札を抜け、目の前に広がるスクランブル交差点で足を止めた。夢で見た場所はここだ。剛田の夢は必ず現実となって翌日に起こる。
昨夜の夢を反芻した。それは一瞬のイメージ。スクランブル交差点で血溜まりの中に倒れている女、そして交差点から見える十三時を示す巨大なデジタル時計。
過程は分からないが、結果は分かる。十三時に女がここで死ぬ―― ちらりと時計を見た。十二時五十九分。
信号が青に変わり、堰を切ったように人が流れた。駅前通りに吹き付けるビル風に、剛田はスーツの胸元をしっかりとかき合わせ、周囲を窺いながら歩き始めた。
ちょうど交差点の中央に差し掛かった時、口論をする若い男女が目の端に飛び込んできた。スーツを着た男と、ジーンズにジャケットを羽織った女だ。
女の背中越しに見える男は、懐に手を入れると、ゆったりとした動作でナイフを取り出した。
ぎらりと鈍い光を放つブレードに剛田の背筋はヒヤリとする。一斉に悲鳴があがり、通行人は蜘蛛の子を散らしたように逃げ出した。
「この女だ」剛田は確信して駆け出し、なすすべもなく立ち尽くす女の前に踊り出た。
「どけ、お前には関係ない。別れようなんて言った事を後悔させてやる」
「そんな理由で彼女を殺すなんて身勝手すぎる」
「何とでも言え」男は慣れた手つきで素早くナイフを突き出した。身をよじって紙一重で躱す。
「早く逃げて」女に背を向けたまま叫んだ。
「す、すみません」恐怖に震えながら女は礼を言った。
その瞬間、うなじの産毛が逆立つ感覚にぎょっとして振り返り、女を見つめた。真っ白に塗られたファンデーションからうっすらと青い髭が見える。こいつは女じゃない、男だ。
「危ない」突然の叫び声に、びくりとして視線を戻すと、胸に鋭い痛みが走った。ナイフが胸に深々と突き刺さっている。
男の口元がぐにゃりと歪んだのを視界に捉えた直後、剛田は激痛に顔をしかめ、がっくりと崩れ落ちた。傷口からぬめりとした血が溢れて、フリルの付いた白いブラウスを真っ赤に染め上げる。だらりと投げ出された足下には脱げたハイヒールが転がった。
「あたしかよ……」
信号が明滅を始め、遠くでサイレンが聞こえた。乾いた風が剛田の頬をさらりと撫でる。
ビルの屋上で爛々と輝くデジタル時計は十三時を示していた。
>>589 ようやく見れる作品来たな
お前が一番できまり
591 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/07(木) 04:28:43.44
「おい……おい!」
よしおは早足で前を行く京香のスーツの裾を掴んで止めた。
「俺、ちゃんと言われた書類、持って来ただろ! 何で怒るんだよ!」
京香は振り向いて、それを厳しく睨む。
「あんたのその格好よ! 会社の人から、ヒモの彼氏がいるみたいに思われたじゃない! 実際そうだけど!」
よしおは言われて、自分の服装と周囲を見比べた。昼下がりのオフィス街をよしおのような軽い格好で歩く者など、他にいるはずがない。
酷く場違いなそれは、口論のせいもあって、尚更、周囲の目を引いていた。
「だって……」
よしおは悲しくなった。自分はとにかく何をやっても駄目で、全てが人より遅れていて、仕事にも就いていない。
「“だって”を言わないの! 情けない!」
でも、京香から困ってるとメールがきて、急いでここまでやってきたのだ。なのに、その京香からも怒られた。
「……ぅう……何で何で……うえええん……」
遂によしおは泣き出してしまった。二十歳なのに泣き出してしまった。
「おれ……がんばった……なのに……ふええぇん」
「あ……」
それを見て、京香のきつかった表情はみるみる間によしおの心配を始める。
「よ、よしお! ごめんね、言い過ぎたよ! よしおは私の為に頑張ってくれたもんね!」
京香が抱きしめ、よしよしをして、よしおは「おれもごめんなさい」を連呼しながらも、一先ず泣き止んだ。
だが、治まったかに見えたそれは、京香の胸の中で、物欲しげな目をして、口を尖らせ、ちゅぱちゅぱさせていた。
「うっ……」
京香は困った顔をして周囲を見回す。「ああ……しょうがないなぁ……」と言って、自身のブラウスのボタンを外し、更にブラを捲り上げ、片乳を露わにさせた。
「ほら……よしお……」
「うん」
ぺろちょっ、と舌が先端に触れ京香は僅かに喘いだ。よしおの口はそのまま頬張り、吸い付き、喉元をごっきゅごっきゅと鳴らせた。
その突然の行為により、交差点は一時騒然とした。思わず写メを撮る者も大勢いたが、そのいずれにも、よしおはカメラ目線で写っていたらしい。
593 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/07(木) 06:08:41.46
594 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/07(木) 07:06:00.51
>>589 >「この女だ」剛田は確信して
確信はしない方がいいんじゃないかな。そういう特殊能力を持った人の確信が外れるってのも、なんかそぐわない。
時間ギリギリだったから、あわてて助けに行った、とかでいいんじゃないか。
あと三人称で性別を女と決めて、あとからオカマと明かすのも卑怯な感じ。
でもまぁ、いちばんだな。今まで投稿された作品の中では。
面白さは。
凄いのが出て来たね……。
>>589 1レスで書いたとは思えないくらい頑張ってる作品だなと。
ただ、予知で人が死ぬのを知ってそれを回避とか、男だと思ってた主人公が女だったとか、ちょっと手垢の付いたというか
作品の独創性という点でちょっと残念かなと。
>>592 これは作品の完成度でズバ抜けてる気がする。
僕がぷぅぎゃあさんなら、満 点、神様は評価できない!ってなるだろうなと。
ただ、上手いんだけど、読後になにか余韻として心に強く残るかと言えばそうでもないので
例えばどれが好みの作品かと、このワイスレ杯を全部読んだ方に問えば、この作品が一番だとはならないのかも知れない。
そうなると、ちょっと可愛そうかなと思う。ハンデを背負って走る馬みたいな。
なんだ、このレベルの低いスレはw
こんなんで悦に入ってると、痛い目に遭うぞ
そうだよなあ、ちょっと語彙が増えてきたように思ってる奴がまず書くのが、
589か、592みたいな文章だ。
ここレベルでの、ショートショートならこの書き方でいいのかもしれないが、これを100枚も続けられると
読みにくくて仕方ないから、やめた方がいいよ。 味もへったくれも感じないのは、心理描写がなあ……。
読みやすさとは、短い文章を繋ぐことではないし、589か592みたいな文章ではないと肝に銘じておくといいよ
というか、まずここにあるような駄文どもを読むのをやめて、手本になるプロの小説でも筆写したほうが
役に立つよ。
それこそ放射能ではないが、どうも、この手の書きっぷりが汚染しているように思われる。>589は特にダメだ
語彙を増やすことや、文章を磨くことは、作家修行として必須だけれども、
あくまでも、「パレットの上に載せる絵の具の色を増やすこと」だと認識しておくといいと思うよ。
パレットの上から実際にどの言葉をチョイスして使うかは、ケースバイケース、小説のカラーなどによるけど。
自分の知ってる中で、難しい表現、文語的な言葉を繋ぐのが、高尚な?小説らしい文章になると思っているとすれば、大間違いだから
>>599 一人称目線なら地文なんてキャラクターしだいだからw
589はそういう気難しい人間や年配という設定なら別に問題ない
まあ確かに一つ一つの文体の短さはこのスレ特有の異様さはあるな
やはり1スレで書くとかそういう縛りが自分の文章に変な癖をつけたりとかする可能性は
十分にありえるな
レスでしょ?そんな縛りがあるの今回だけじゃない?
>>601 うん、俺も正直、そう思う。 ちゃんとした小説のストーリーが書ける人なのかは、この短文ではさすがに分かり得ないけど、文体はもっと読みやすさ、マイルドさを覚えた方がいいように感じた。。
というか小説に於いては、テーマを決められて、(ジャンルのことではないよ)書くってのは、スレ主に喧嘩売るわけじゃないけど、ほとんど意味のないことだよ。
小説というものはフリーテーマで、自身の想像力・創造力を頼りに自由に紡いでいくものなのだから。。
ここまでシーンを縛って書いても、何にも寄与しないよ。(もちろん、プロ志願者でなく、アマチュアで遊んで書いていければいいやって人は別だけど)
つか、お遊び企画だろ?
605 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/07(木) 12:05:56.46
自作を惜しむ書き込みを、たまに掲示板で目にする!
一レスならば惜しくはないはず! その程度の労力を惜しんで大成できることがあるのか!
全力で書かないと作者が恥をかく! 結果は過去ログや他サイトに残る!
たとえ名無しであったとしても本人にはわかっている!
いつもは自由に書けている! この縛りの難しさを理解しているのは書き上げた者のみ!
小説の蘊蓄を語る前に挑戦してみればいい! たった一人の頂きに立ってみればいい!
そこに至って見えるものもあるかもしれない! 何事も成し遂げることが肝要!
野心的な挑戦者を求む!(`・ω・´)
606 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/07(木) 12:08:43.98
>>605 一レスでも、もったいなだろ。いいアイディアなら。
ありきたりな話を巧い文章で書くのならアリだと思うけど。
>>605 ってか、あんたに見極めてもらうほど、落ちぶれていないし
592です。
>>595 上級さんから褒めて頂けるなんて、
>>589さんの直後で瀕死になりながらも投下して良かったです……。
可愛そうとか、ハンデなんて、そんなことないです。自分は何か一つにしか特化できないと思い、なるべくお題を守ろうと頑張ったのみです。
心に残るもの、いつか書けたら嬉しいですが、今は上級さんからのお言葉が頂けただけで満足です。ほんとに今起きてレス見るまで自信喪失で死にそうでしたw救われました。ありがとうございましたー!
>>597 自分の語彙は明らかに少ないと思ってたので、喜びと反省が半々で変な心境ですw
少ないなりにどうにか難しい言葉を使おうとする癖がある気がします。今度は心理描写も入れた長いものを書いて、その辺りをご教授頂きたいと思います。どうもありがとうございました。
>>598 自分は特に、プロの作品にもう少し触れるべきと感じていました。読書苦手で、なかなか本棚に手が向きませんが、頑張ります。ありがとうございました。
609 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/07(木) 12:46:39.48
第一回ワイスレ杯 たった今、書き上げたワイの参考作品!(携帯電話version)
『見えている』
三十の半ばを超えて能力が落ちてきた。いや、よく保てた方なのか。
通勤の合間に読んだ雑誌には大半が若い時に失うと書かれていた。
男女の差はわからないが、そんなものなのだろう、と僕は納得した。
そんな時なので久しぶりに驚いた。最初は全く気づかないで、おはようございます、と反射的に頭を下げた。
よくよく見ると、右の頭部が何かの衝撃で吹き飛んだように無くなっていた。
ああ、そっち方面の人だったのか。
心に思いながらマンションを出て、今は得意先に向かうスクランブル交差点にいる。
昼時の時間帯は関係ないのだろうか。一組の若い男女が目の前で声高に言い合っていた。どちらも凄まじいの一言に尽きる。
背広を着込んだ男性の右の眼球は垂れ下がり、怒鳴る度に頬の辺りで揺れた。
迎え撃つ女性はデニムのオーバーオールが愛らしい。右の脇腹から這い出た巨大な芋虫は腸のようだった。
今朝の食卓に出されたソーセージを思い起こさせる。
激しい舌戦のおかげで内容は聴き取ることができた。どこの世界でも責任の所在で紛糾するらしい。
「あんたの運転が下手だから、こんなことになったんでしょ」
「助手席でイビキをかいてたおまえが言うな。どれだけ俺をイラつかせたと思ってるんだ」
「あんたの会話がつまんないから眠くなったんだよ」
「運転に集中させろ。どこまで身勝手なんだよ、おまえは」
男女はトラックや普通車の往来を物ともせず、言い合いを続けた。目に優しくはないが見慣れてきた。
ようやく歩行者の信号が青に変わった。どっと押し寄せる人波が中央の男女を飲み込んでいく。
歩いている最中に一人の男性と目が合った。二人目は妙齢の女性だった。
性別や年齢に関係なく、誰も彼もが視線を合わせては目を見開いた。各々が驚きの表情を作った。
その一人に含まれている自分は口を半開きにしていた。交差点を渡り切る直前に慌てて閉めた。
幽霊と成り果てた男女を周囲の人々が見ていたのだった。
ぷぎゃーさん、残念ながら文書く才能は無いよなw
まじめに品評してくれる所は素晴らしいんだが
>>609 よくわかんない
5行目くらいで幽霊ネタってのは解るんだけど、それじゃあラストがオチないよな 幽霊ネタだって気づいちゃいけなかったのか?
612 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/07(木) 19:18:36.24
いける!
613 :
589:2011/04/07(木) 19:53:52.75
>>590 文字制限ばかりに気を取られて、きれいに改行しないで投稿しちゃったんでがっくりでした。
そんな時にいきなりお褒めの言葉を頂いて嬉しかったです。ありがとうございました。
>>594 >確信はしない方がいいんじゃないかな。そういう特殊能力を持った人の確信が外れるってのも、なんかそぐわない。
これは文字制限で書ききれなかったのですが、剛田は絶対的な能力者というわけではなく、凡人に毛が生えた程度で、
たまにぼんやりとしたイメージで予知夢を見てしまうという設定でした。
ですので、交差点でナイフが出たときに勘違いをしてしまった、という流れです。ちょっと説明不足でしたね。
>あと三人称で性別を女と決めて、あとからオカマと明かすのも卑怯な感じ。
ご指摘ありがとうございます。言われて気付きました。確かにこれはちょっと卑怯かも……。
>>595 このお題に、無い知恵を振り絞って捻り出した話でしたが、なかなか独創的な作品を作るというのは難しいですね。
この文字制限の中ではこれが限界でした。
逆に上級さんの話はなかなか面白い設定で楽しませてもらいました。
>>597 これに関しては意図的にやっています。これだけの内容を1レスで収める為に、心理描写を削ぎ落として、
短文で繋いでスピーディに話を進めました。ですので、普段この調子で百枚書くとかそういうことはないです。
マズイ文章と感じるのは自分の力量不足と話の詰め込みすぎかもしれませんね。
>>598 何が駄目なのか書いてないので、なんと答えて言いか分からないんですが……
597さんと同じ事をいってるのかな? とりあえず精進します。
614 :
589:2011/04/07(木) 19:54:53.58
>>599 仰るとおりです。分かっていてもついやってしまうんですよね。この言葉を使いたいな、とかこの表現を使いたいなとか。
気をつけなければいけませんね。
>>603 >文体はもっと読みやすさ、マイルドさを覚えた方がいいように感じた。。
自分の文は堅っくるしいのが多いので、この言葉にはハッとさせられました。
マイルドってのを常に意識しようと思います。 ホント胸に響きました。ありがとう!
皆さんありがとうございました。お褒めの言葉も厳しいご意見も肝に銘じて頑張ります!
>>609 最後らへんよくわからん…
そこにいた人たちはみんな、幽霊に対してではなくて幽霊に気付いているらしい周りの人を見て驚いたってこと?
つまり幽霊は見慣れてるけど幽霊を見える人は見慣れてない…元々霊感強い人がいっぱいいてびっくりって話?
>>609 自分も降参。
読解力がないのは認める。
>幽霊と成り果てた
最後の一文で「あっ」という類の掌編なのだとは思うけど、いまいち確信がもてない。
反則かもしれないけど、できれば解説をお願い。
わからないままだとモヤモヤする。
>>615 その通り!
タイトルはダブルミーニング!
冒頭のくだりが落ちの伏線になっている!
その読解力はよい!(`・ω・´)
>>617 なるほど。でも正直な所言わせてもらえれば…
幽霊が見えるって超現実的な設定があって、落ちがただの偶然、タイトルのダブルミーニングって弱いというか肩すかしな感じがする。
それから、どこで周りの人も幽霊が見えてるって気付いたのか。多分、顔合わせて目を見開く前に多少の表情の変化があってそこから察することが出来たんだろうけど、その多少の表情の変化の描写は必要じゃないかな。
最後の一文は三人称にしてるの?普通に"周囲の人々も"の方がわかりやすいと思うけど、意図が読めなかった。
これらのせいで最後らへん、ちょっと分かりにくくなってると思った。
見当違いなこと言ってたらごめんにゃミ,,゚Д゚彡
PCバージョンも考えてるならそっちに期待!
619 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/07(木) 22:36:41.28
620 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/07(木) 22:44:16.32
>>618 ワイは文中に最低限の読める要素を入れた!
このスレッドの趣旨は他者の文章を評価することにある!
作者の地力の底上げを旨としている!
ワイが自分の力を見せつけるところではない!
構成力、想像力、読解力の三本柱が作品の屋台骨とワイは考えている!
今回の参考作品の狙いは読解力! お遊び企画とは言え、それなりの時間はかけた!
スレ主としての役割!(`・ω・´)
えっと、読ませる作品でも立場でもないから評価いらないってこと、かな?
最近よく自分の作品載せてるからさ、他の住人と同じレベルで運営していきたいのかと勘違いして遠慮なく評価したんだ。
悪かったにゃミ,,゚Д゚彡
津波気をつけて!
小説ってだいたいどのくらいで「上達」が感じられるものなの?三年くらい書いてみないとわからない?
ぷぎゃー氏は平均的なワナビ文章力だから、ここの住人の人たちと同じ立場からスレ運営を心がけていけばいいと思うよ。
>>622 1作目より2作目、2作目より3作目って上達を感じたよ
10作目くらいから、伸びが止まった感があって
プロと比べてへこむんだけど
(アレくらいなら俺でもできるって思って馬鹿にしてたプロの上手さもわかるようになるし)
それでも5年前とかと比べると、やっぱ違うもんだなってかんじ
625 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/08(金) 01:21:52.36
>>622 人にもよる。
俺は停滞、成長の繰り返し。
たとえば、1、2、3作おなじレベル。4作目で成長。
それから10作目でまた成長、とか。
理由は分からない。停滞、成長の。
なぜか掴める。コツが。小説の。
627 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/08(金) 02:22:48.71
>>626 ぐだぐだ言ってねーで書けよ!お前の小説にかける情熱は、そんなちっぽけなものなのか?
刃牙を読め!熱い気持ちを取り戻せる!今から思い出したらつまらないようなことにも命がけでいられたあの頃をっ!
たとえばジャック。刃牙の登場人物。そいつは、毎日を一生懸命に杯生きていた。
1日24時間では足りないくらいに。
強くなる、その目的意識だけで。
感動する。人間の真っ直ぐな気持ちに。
本当に命がけ。すごい。
お前もみならえっっっ!
628 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/08(金) 02:27:13.07
「日に30時間の鍛練という矛盾。その拷問に堪えつづけ俺は今ステロイドを越えたっ!」
ジャックのセリフ。
お前もこれくらい熱い気持ちでいれっ!!
629 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/08(金) 02:33:14.82
夏はクーラーの効いた、冬は暖房の効いた、そんな部屋でお菓子とジュースを飲み食いしながら能天気にパソコンの前に座っている人間に何ができる!?
村上春木の小説にもあったけど、作品名は忘れたけど、正確な文章も忘れたけど、そんな人間にはしょせんその程度のものしかつくれないんだっ!
何こいつ
631 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/08(金) 02:41:55.64
おっしゃ書くぜええ!と思っていつもより一時間多めに書いてみたら何か掴めた気がする!ありがとうなぎ!
633 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/08(金) 03:08:11.29
あなたと喧嘩してしまった。
わたしは反省している、と何度もあやまっているに、ひどく怒っているのか、あなたはずっとわたしを無視したままだ。
どんなに声を掛けてもあなたは応えてはくれない。
ある休日、あなたは何処かへ出掛けて行った。わたしはついていきたかったが、嫌われたくなかったから我慢した。
夕方になってあなたは帰って来た。顔をひどく泣き腫らしている。どうしたの?と問いかけるが、あなたは何も言わずわたしの横を素通りしていった。開け放した和室に入り、わたしに背を向けて座った。
今日、お前の両親に会ってきたよ。
久し振りにあなたは声を発した。あなたの声が聞けてわたしは嬉しかった。どうして?とわたしは聞いた。少し間を開けて、あなたは答えた。
謝ってきたんだ。
あなたの声はなぜだか震えていた。泣いているの?謝らないで。あなたは悪くない。あんなに些細なことで家を飛び出したわたしが悪いの。感情的になったわたしは、周りを見ずに道路に飛び出してしまったーーー。
激しい嗚咽。
あなたはわたしの遺影を前に、泣き崩れた。
ぷぎゃあああああああが遂に壊れたか
>>621 居酒屋のショートショートは読み易い文章で書いた!
内容が難しいという書き込みは見られなかった!
詩は二通りの読み方が出来たので足りない一方を提示した!
お題付きの文章は読解力の一環! 正解者が出たので教えた!
それぞれ内容に合わせて作りを変えている!
ワイの文章に無反応は困る! 成果を目にすることができない!
作者の成長を見るのが評価スレッドを続ける原動力になっている!
名無しの感想にまとめて答えておく!
今回の『ワイスレ杯』に寄せられた作品は作者の実力の一端に過ぎない!
制限と工夫を強いられているので見た目が良くないものもある!
しかし、書き切ったことに意味がある! 日頃は行わない苦労に伸び代がある!
ワイの考え!(`・ω・´)
636 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/08(金) 06:24:48.18
>>633 >わたしは反省している、と何度もあやまっているに、
(反省している部分が口語体であれば謝ってはいない!
わたしは反省して何度も謝った方が読み易い!
脱字がある!)
主人公が家を飛び出して彼のところに身を寄せている!
現状を打開しようとした彼が主人公の実家に謝りにいく!
両親の承諾を得ないで籍を入れたのかもしれない!
感情的になった主人公は家を飛び出して事故死する!
最後は幽霊のような視点で彼の嗚咽を見つめていた!
内容としては悪くないが背景がはっきりとしない!
そのせいで感情に深みが出ない! 書き込み不足は否めない!
この長さで語れる話ではなかった56点!(`・ω・´)
637 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/08(金) 06:34:25.04
はい! とうとうやってきました、東京のスクランブル交差点。わたしの田舎にはこんなのありません! 広いです、大きいです、信号が青のうちに渡りきれるか心配です!
うわぁ、ビルがとっても高い! ビル壁に反射する太陽が眩しいです! きっと、あの中のどれかです。わたしが今回、漫画を持ち込みに行く出版社のビルは! 詳しい場所は知りませんが、誰かに聞けばきっとわかります。人見知りしない田舎者の強みです!
歩行者信号が青になり、わたしを含む各歩行者、一斉にスタート! オフィス街とあって皆さんスーツ姿で揃っています。遊びの入ったデザインのものを着ている方もいます。わたし一人だけ普段着で、変じゃないでしょうか。これでも精一杯お洒落してきたのですが……。
「ちょっと君、かわいいね。俺、芸能事務所のスカウトやってるんだけど」
おおっと! 交差点の真ん中にきたところでなんと、わたし、スーツの若い男性に声をかけられました!
「アイドルとか、やってみる気ない? 事務所はあっちなんだけど、ちょっと話聞くだけでもいいから、付いて来てもらっていい?」
マ、マジですかぁー! お洒落してきた甲斐がありました!
でもでも、わたしにはまず、漫画家になるという夢があるのです。
「なので、わたしがプロ漫画家デビューした後に、またお誘い下さい!」
出版社はそっちとは逆方向ですしね。
「漫画? 別にどっちが先だっていいじゃん。つーかとりあえず来てよ」
いたたっ、彼がわたしの手を強引に引っ張ります。わたし、何だか怖くなってきました。スカウトはスカウトでも、怪しいスカウトなのでは……。
「痛いです、離して下さい!」
「じゃあ来いって!」
「嫌です!」
ああ、交差点を渡る皆さんが見ています。信号が点滅を始めました。や、やばいです、早く渡らないと……。
「……そうだ! じゃんけんです!!」
「は?」
「わたしの田舎では、早急に何かを決める時、じゃんけんを用いるのです。貴方が勝ったら、わたしは貴方に付いて行きましょう! ですが、もしわたしが勝ったら、貴方はわたしを出版社へ案内して下さいね!」
「あああ、もう、それでいいよ!」
交差点を渡り終えた人達が皆、わたし達に注目しています。わたし、東京に来て早々、目立ってしまっています!
「では、いきますよ! じゃん! けん──」
639 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/08(金) 06:53:58.39
640 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/08(金) 06:57:02.45
>>640 ぷぎゃあ氏、矜持をかけるって書くなら、「懸ける」を使うよ。
>>641 賭ける意味で使用した!
多数の意見も踏まえている!
『矜持を賭ける』
『矜持を懸ける』
検索するのもよい!(`・ω・´)
>しかし、書き切ったことに意味がある! 日頃は行わない苦労に伸び代がある!
はっきり書くけど。 いや、こんな1枚?2枚?の分量のモノを「書ききったw」ことに何の意味もないよ。
意味のあるなしで言うなら、「全力を尽くして自作を応募出来た」時には使ってもいいと思うけど。(←結局モノになるか?ならないか?というオールオアナッシングの厳しい世界だから得なければ意味がないんだけどさ)
習作は何回書こうが、習作なんだよ。「仕上げた」感覚持ってるのは、何つーかやめた方がいいと思うよ。かわいそう。
あのなww 矜持(プライド)をかける時は、普通は「懸ける」なんだよww
前後文脈からしても、「賭ける」とするには無理があるぞw
ネットの使用例でそっちが多いのなら、ネットのバカが間違ってんだろ?
作家志望ならそれぐらい、気づけw
>>643 俺もそう思うからここは見る専門
それにプギャーさんの小説を書く能力にも懐疑的だから、あくまでレクとして見てる
草生やさないとレスできないカタワっているよね
プライド(矜持)を賭けて作品で戦う!
その意味で『矜持を賭ける』という表現を使用した!
この部分は主観になるので論争の材料にならない!
評価する側の人間が必ずしも書ける必要は無い!
問われるのは読み込みの深さと平易な説明文!
ワイは自作をネットに公開したことはない!
誰かと間違えているのではないか!
ワイは創作文芸板のワイであって、他の誰でもない!(`・ω・´)
四月八日。何もアイデアが浮かばない。頭の中がからっぽのような気がする。
彼女とは連絡が取れないままだ。プロバイダ代を引き落とせなくてネットが止まった
というのが僕の推理だ。それを裏付けるように、公衆電話から一度電話がかかってきて
いた。真夜中だったので電話に出られなかったが、たぶん彼女からだろう。
知り合いのニワトリは小説を書きあげたという。素直にうらやましい。僕には長編作
品が書けないからだ。どうしてもストーリーが頭の中に収まりきらない。レイアウト表
示ができるエディタを使えば書けるのだろうか。道具に頼らねば書けぬのだとすれば、
僕の才能というのがあるとして、それは専ら人工的なものに違いあるまい。
小説と言うものは、頭の中に何かあるから書けるものだと思う。ならば、頭の中がか
らっぽでは、何も書けるはずがない。
けれど夢は見る。リアリティを持った夢だ。
自分が目を覚まして、ノートパソコンのブラウザで夢の内容を検索するくらいに、リ
アルだ。だが、検索結果の文字が読めない。何かがおかしいと気付いて、目を開けると、
なるほどそれが本当の目覚めで、さっきまでの目覚めもブラウザでの検索も、全て夢
だったのだと分かる。現実よりもリアリティが高い夢。いっそ小説を書くためのネタに
なる夢を見てくれればいいものを。だが、それは過ぎたる願いか。
こうしてテキストエディタを起動し、思いつくままに文章を打ち込んでいると、いく
らか気が晴れる。どうせ何も起こらない。とあるニートの退屈な日常。いつ終わるわけ
でもなく、いつ始まったかも、もう思い出せない。
昨日、作曲を試してみた。昔はいくらでも鼻歌で作れたメロディーが、全く思い浮か
ばず、唖然とした。創作能力の減退。クリエイター魂の欠損。僕は病に侵されている。
僕の脳はかつてのように活発ではなくなってしまっているのだ。
それでも、小説を書かねばならぬ。何もせずに腐っていくのだけは我慢ならないから
だ。くだらない小説を。つまらない小説を。誰の得にもならぬ小説を。自分のためだけ
に書き殴る。それは自殺によく似ている。どうせ終わりは一緒なのだ。死のためにから
りからりと紡がれる糸。永遠にタペストリになることはない、哀れで可哀想な絹糸。
僕の日常はそんなふうにして始まって終わる。これが夢だったなら、ある日唐突に終
わるのならば、どんなにいいことだろうか。そんな甘美な妄想に浸りながら、僕は今日
も今日とて、小説未満の小説を紡いでいる。
『第一回ワイスレ杯参加作品』です。
広松町のスクランブル交差点は、広島と岡山の県境にあった。町の人口は1万人に満たない程度の過疎
の町にあるスクランブル交差点である。スクランブル交差点といっても、渋谷にあるものとは、まったく異な
り、人々が行きかうものでもないのだが、私、いや私以外の町の住人はスクランブル交差点と呼んでいる。
というのも実際、この交差点を中心に東西南北、四方八方に道が重なりあっているのであって、少なくとも、
町の住人が車を使うときなどは、この場所を通過せざると得ないという事情もあり、都会の人混みに湧く交差
点とは、異なる規模だが、この町の人口から考えると密度は高いのであって、スクランブル交差点と言っても
許されよう。 そんな広松町のスクランブル交差点に着いた時には、時計は12時を回っていた。昼下がりの
太陽はアスファルトを溶かすように激しく照らしていた。路面からは、湯気が立ち昇っているかのような、そう、
蜃気楼と言うべきか、ともかく7月の太陽が起した化学変化は、額の汗をさらに加速させた。
ところで私は、叔母の家に行く途中であった。叔母の介護に行くのではない。叔母の営むブラジリアン柔術
道場へと稽古に行くためにだった。 ところが広松の交差点に差し掛かった時、小ぎれいというべきか、この
町ではあまりお目に係れない外見をしたスーツを華麗に着こなす男に出会った。私は、こんな車も行き交わ
ない交差点で行儀よく、信号が変わるを待っているのだろうか、と思いながら、彼を横目に交差点を渡った。
渡りきったあたりで、再び彼の方へと目をやると、彼の隣には、カジュアルな、いやこれもまたこの町では稀な
服装をした彼女がいて二人になっていた。この道路の幅で考えると、少なくとも6歩7歩もあれば渡りきれる
交差点で、その数秒くらいの間で、彼女、いや女が出現したことに、僅かだが驚いた。が、私が彼女に気付か
なかっただけであろうと思い、気にも止めずまた歩く、がその瞬間、背後から凄まじい爆音と共に、爆風が
襲って来た。私は飛ばされ、転び、また転び、這いつくばって、爆心地であろう方向へと目をやった。
天まで昇ろうとする黒い煙は、業火と共にキノコ雲を作り、やがて太陽の日差しを浴びていた交差点は影と
なって、二人の姿は消えていた。
651 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/08(金) 17:49:46.36
そんな細かいこと言うなってぷぎゃーが言ってるだろ
書き上げたことに意味があるんだと
653 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/08(金) 18:26:22.38
>>650は参加作品と認めても、言い合いが抜けているぶん減点だな。
広松町のスクランブル交差点は、広島と岡山の県境にあった。町の人口は1万人に満たない程度の過疎
の町にあるスクランブル交差点である。スクランブル交差点といっても、渋谷にあるものとは、まったく異な
り、人々が行きかうものでもないのだが、私、いや私以外の町の住人はスクランブル交差点と呼んでいる。
というのも実際、この交差点を中心に東西南北、四方八方に道が重なりあっているのであって、少なくとも、
町の住人が車を使うときなどは、この場所を通過せざるを得ないという事情もあり、都会の人混みに湧く交差
点とは、異なる規模だが、この町の人口から考えると密度は高いのであって、スクランブル交差点と言っても
許されよう。そんな広松町のスクランブル交差点に着いた時には、時計は12時を回っていた。昼下がりの
太陽はアスファルトを溶かすように激しく照らしていた。路面からは、湯気が立ち昇っているかのような、そう、
蜃気楼と言うべきか、ともかく7月の太陽が起した化学変化は、額の汗をさらに加速させた。
ところで私は、叔母の家に行く途中であった。叔母の介護に行くのではない。叔母の営むブラジリアン柔術
道場へと稽古に行くためにだった。 ところが広松の交差点に差し掛かった時、小ぎれいというべきか、この
町ではあまりお目に係れない外見をしたスーツを華麗に着こなす男に出会った。私は、こんな車も行き交わ
ない交差点で行儀よく、信号が変わるを待っているのだろうか、と思いながら、彼を横目に交差点を渡った。
渡りきったあたりで、再び彼の方へと目をやると、彼の隣には、カジュアルな、いやこれもまたこの町では稀な
服装をした彼女がいて、二人は口論を何やらしていた。この道路の幅で考えると、少なくとも6歩7歩もあれば
渡りきれる交差点で、その数秒くらいの間で、彼女、いや女が出現したことに、僅かだが驚いた。が、私が
彼女に気付かなかっただけであろうと思い、気にも止めずまた歩く、がその瞬間、背後から凄まじい爆音と
共に、爆風が襲って来た。私は飛ばされ、転び、また転び、這いつくばって、爆心地であろう方向へと目を
やった。
天まで昇ろうとする黒い煙は、業火と共にキノコ雲を作り、やがて太陽の日差しを浴びていた交差点は影
となって、二人の姿は消えていた。
>>651-653 良く規定を読んでなったので、微妙に変えたが、『言い合い』とは会話文ですか?
これで参加作品になれますか?
>>648-649 『知り合いのニワトリ』とはネットの友人のことなのか!
>けれど夢は見る。リアリティを持った夢だ。
(ここでは現実と同等の扱いに見える!)
>現実よりもリアリティが高い夢。
(現実を夢が凌駕した! 同質でいいような気がする!
現実では頭の中がからっぽで書けないとしても、突然にアイデアが思い付くことは考えられる!)
>それは自殺によく似ている。
(自殺は行為によって生命を絶つ! 直接的で簡単に結末を迎える!)
>どうせ終わりは一緒なのだ。
>死のためにからりからりと紡がれる糸。永遠にタペストリになることはない、哀れで可哀想な絹糸。
(短命、長命に関わらず、平等に死が訪れる!
漫然と生きるだけで成果がないままに終わる人生を儚んでいるように見える!
誰もが辿る人生と自殺が同等ではないので例えとしてはおかしい!)
>これが夢だったなら、ある日唐突に終わるのならば、どんなにいいことだろうか。
(なにが終わるのか! 夢から醒めれば書けない現実が待ち受けている!
小説を書いていた時間までが夢で、醒めれば創作の苦しみから抜け出せる!
そのような意味であったとしても言葉が足りない!)
前半のリアリティが後半でぼやけてしまった57点!(`・ω・´)
657 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/08(金) 20:22:34.27
いや別に参加させてくれると思うよ
つか書き直しは認めない!って言ってなかったっけ
確認する前ならおkって上に書いてある
いや悪い被っただけ
私が目指していた大黒堂は、板橋区の成増にあった。高島平から徒歩でここまで歩いて来たのだが、急で
短い坂道と、だらだらと長い下り坂は、交互に訪れ、両足は少し悲鳴を上げていた。関東平野に存在する町に
も拘わらず、この坂道はいかがなものかと、少々不満をこの町にこぼしながらも、ただただ、大黒堂を目指して
歩き続けた。
ところで、3月始めだろうか、いや中頃だろうか、東北沖で起こった大地震は、強烈な大津波を発生させて福
島の発電所を破壊してしまった。よって現在、東京は電気不足という状況であり、私も例外なく、節電に努めて
いるのだが、昨夜の余震で、大黒堂で購入した『よくわかる放射性物質の秘密』に大量のオレンジジュースを
零してしまい、勿論読むことは可能なのだが、いかんせん、オレンジジュースの匂いがフルーティとは程遠い
悪臭と化したために、再度購入しようと決めたのだ。
成増の交差点、もっとも私はスクランブル交差点と呼んでいるのだが、その場所に着いた頃には、時計は昼
下がりを主張していた。交差点はいつもと変わらず、人々は行き交っている。そんな中で二人の男女が目に
入った。というか、私の隣で口論をしていた。男は小ぎれいなスーツを着ておりサラリーマンだろうか、女はや
や小柄でカジュアルな服がよく似合っていた。
「だから、プルトニウムは半減期が2億年なんだって――」と男は喚き、女は「ちがう! 絶対! 違う!」と
否定する。この状況が私にはもどかしかった。昨晩読んだ箇所であり、今はっきりと答える自信があった。
だが、ここで出しゃばるわけにはいくまいと、グッと我慢する。が、その瞬間、男はかんしゃくを起こして「もう
いいよ! この分からず屋!」と言うと赤信号にも拘わらず、飛び出した。そして引かれた。男は飛ばされ、
転がり、また転がり、滑りながら、うつ伏せで止まった。女は涙を流しながら叫び、無論私も驚いたのだが、
一方で大黒堂へと、放射性物質の本を買う事で心配事を払拭しようとしていた自分が悲しくなった。
662 :
661:2011/04/08(金) 21:21:59.06
暇つぶしに2本目書いたよ!
663 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/08(金) 21:33:44.90
どうでもいい
スクランブル交差点の横断歩道を渡り終えたところ、背後から女の怒声が響いて僕は振り返った。
「ふざけんじゃないわよ、この痴漢野郎!」
交差点の中央で若い女がスーツの男に怒鳴り散らしている。タイトなミニスカートから突き出た白い脚が陽の光を浴びて眩しい。
「ちょっと待って下さいよ! 何かの間違いですって……」
スーツの男がうろたえながら弁明している。周りの人々も歩を遅めて成り行きを窺う。
「何が間違いよ、すれ違い様に私のお尻触ったわ!」
すれ違い様に? 本当ならばなかなか大胆な犯行だ。観衆の目に一層好奇の色が帯び始めた。俺、見ましたよ! 誰かが言い、低いざわめきが起こる。すげえな、去勢させればいいんだ、女の敵よ、警察呼ぼう。
「この変態!」
「そんな、何かの……間違い……」
男の膝が崩れた。
僕はむしろ感傷的な気持ちになって呟いてしまう。「馬鹿な奴……」
「確かに馬鹿だ」隣で年配の男が訳知り顔で言った。「ありゃはめられたんだ。女歩かせて仲間が嘘の証言。痴漢屋だよ」
「えっ、そんな、一体どうしてです?」思わず尋ねた。
「偉いさんの恨みでも買ったんだろ。あるいは出過ぎたか……君も気をつけな」
男の濁った眼に捉えられ、きっとこいつもその仲間なのだろうと思った。こいつだけじゃない? いつもどこかに、群集に紛れて、潜んでいる……?
どこからかパトカーのサイレンが響き、僕の体は震えたがそれは怒りのせいではなかった。いつか僕の為に鳴らされるかもしれないと思ったのだ。
オフィス街のスクランブル交差点、その中央で男はすれ違い様に声を掛けてしまっていた。相手は若い女だ。鮮やかに靡くロングスカートはスーツ姿の会社員の群れの中では異質かも知れない。しかし、理屈ではないのだ。ほとんど無意識だったのだから。
「あの、どこかでお会いしたことはありませんか」
出任せだった。とにかくお近づきになりたい。だが、相手の表情に浮かんだ警戒と嫌悪の色に自らの期待が儚く打ち砕かれたことは男にも容易に悟られた。
「何かの間違いでは……」
しかしそれでも、男には諦めがつかないのだ。会って数秒、しかし直感で惹きつけられているという事実……男はむしろ自分自身の思考に対して陶酔していたのだが、もはやそこに気付く程には冷静ではなくなっていた。
「いや、確かに会ったんですよ!」男が強引に腕を引っ張ったので、女は叫声を上げた。「助けて!」
それが何かの合図だったのだろうか。白く輝いていたはずの女の腕はみるみるうちに青黒く変色し、強く掴まれた部分は脆くも腐り落ちてしまった。顔面蒼白の男はそれをはねのけ、逃げ出そうとするが行く手を阻まれる。今や蠢く腐肉と化した観衆達だった。
男の同僚もいたはずだが、誰も彼も腐臭を撒き散らすばかり、時々何か言っているらしいのだが、わからない。ただの呻き声なのだ。揺らめくような無数の黒い手に捉えられ、男はたちまち昏倒した。
男が目を覚ましたのは鉄の檻の中だった。
「おう、落ち着いたか、暴行犯」
檻の外から声を掛けてくる紺色の制服……生身の人間だった。男の口元に微笑の影が落とされた。やっと安心したのだ。
>>666 タイトルミスった…
第一回ワイスレ杯参加作品『娑婆』
で
Cross Road〜愛の交差点〜
昼下がりのスクランブル交差点、中央で口論する若い男女。私たち通行人は、それぞれの歩みの合間でそれに目をやっていた。
男女の服装から、大体の事情は察しがつく。
小柄な体を黒のスーツで包んだ女、その体積の倍は仕事をしそうな威勢がある。反対に、男は体が大きいだけの木偶の坊といった感じだ。このオフィス街に不釣り合いのカジュアル服からも、それが伺える。
互い恋人同士であり、将来も考えているのかもしれない。不出来な彼は責められているようだ。言い訳じみた反論が聞こえるが、すぐに叩き伏せられている。
無職、それか、夢追いフリーターか。限られたパターンの中で、私たちの予想は大方一致した。
しかし、次の瞬間、誰の目にも意外な事が起こった。
男女は突然に抱き合い、濃厚なキスを始めたのだ。
つい数秒前までは喧嘩をしていた。収まる気配のまるでなかったそれが一転、人目はばからぬ路上愛だ。そのあまりの変貌に、私たち通行人は皆、驚かされた。
喧嘩の後のセックスは燃えるとよく言う。今の彼らはセックスとまではいかないが、喧嘩の直後のキスだ。いや、喧嘩をしながらのキスだったのかもしれない。
殺伐の中でこそ激しさを増す愛。この男女は、その究極の形を、私たちの前で実現していた。
「はい、カットぉ!」
「シーン七と、シーン四十八の連撮りオッケーです」
「撤収ー!」
「森沢、なんとしてもバエルを認めさせるのよ!」
「ええ」と俺は素っ気無く答えた。貴女に言われるまでもない。必ず俺のプレゼンで認めさせる。その為に今、霞ヶ関に向かっているのだ。
「癌で絶望の淵にいる人たちに……」携帯の向こうで主任がコンコン咳き込んだ。
どんなに仕事が出来ても過労で入院してたら世話が無い。
「病人は静かに寝てて下さい。後は私がやります」
俺が電話を切ると同時、信号が青に変わった。
笑いが止まらない。流れは俺にある。研究成果は全て俺が頂く。抗癌剤バエルは莫大な利益を生む。上手く行けば一気に課長へ昇進だ。
夢心地でスクランブル交差点を渡っていると、後ろから肩を叩かれた。吃驚して振り返ると主任がいた。
「実は抜け出して見送りに来てたのさ。驚いたろ?」と無邪気に笑った。
あぁ驚いたよ。言葉も出ない。お前は子供か。
「君にエールを送ろう。手を!」
俺が右手を出すと、両手で握られた。
「ガンバレー! 森沢! 官僚なんかに絶対負けるな!」
主任が人目を憚らず絶叫する。俺は恥ずかしいを通り越して爆笑してしまった。
「元気ですね。本当に病気なんですか?」
「このまま森沢とデートしたいくらい元気だぞ、だが君も私も時間がない。残念だろ?」と、おどけた。
デートか。白衣姿の凛々しい主任しか知らなかったが、普段着姿も悪くない。
「そうですね。じゃあデートはまた今度。急ぎますのでこれで」
だが主任は俺の手を離さなかった。
「一日でも早く認可されればそれだけ多くの命が助かる」
真っ直ぐな目で俺を見つめてくる。
「そうですね。末期でも治癒率40%ですから」
「本来なら80%以上なんだ。残念だよ。だが現状でも多くの人を救える」
頼む、と声を震わせ、ようやく手を離してくれた。
交差点で主任と別れて庁舎のロビーまで来ると、研究室の面々が暗い顔で俺を待っていた。
「主任、昨夜亡くなられたそうです」
プレゼンは成功した。俺は課長どころか役員に推薦された。だが断った。現役でやらねばならぬことが出来た。バエルの改良だ。
人を救うなんて俺の柄じゃない。偉人でも何でもない。30年前のあの交差点で主任の澄んだ瞳に囚われてしまっただけだ。
主任の面影に背を押され、俺はノーベル医学賞の壇上へと上がった。
>>669 第一回ワイスレ杯参加作品です。二作目ですが、よろしくお願いします。
文字数は何とか慣れて来たけど今度は設定縛りが……。
その場に居合わせた者の目を(30年後)釘付けにした、ということで……。
671 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/09(土) 05:23:09.14
672 :
551:2011/04/09(土) 07:14:48.07
ワイスレ杯参加作品「迷子」
昼下がりのオフィス街は夏も盛りということもあってまるで熱帯のような蒸し暑さを感じさせた。乱立するビルディングはまるでジャングルに群生する熱帯雨林さながらだ。
暑い……ハンカチで額に浮かぶ汗を拭うが、吸収できる水分の限界はもうとっくにすぎているようで、私の頬をむなしく汗の玉が伝っていった。
大通りの交差点にさしかかったときに私は二人の男女に目が止まった。もうろうとする頭が必死に思考をはじめようとするがかなわず、私の耳はただ彼らの会話へと傾き、脳で理解する前にぼとぼとと融解してこぼれ落ちていった。
「なあ頼むよ! こんなところで座り込まないで! ねえ!」
スーツ姿の男がそう言った。男の顔はどこか青ざめているように見えた。その男に手を引かれている女――彼女か、それとも妹だろうか――は、いやいやと首をふって動こうとしない。
「もういや……さっきからずっとこの交差点通ってるじゃない……!」
嗚咽をもらしながら女が言う。道に迷ったのだろうか。私はその光景を見てなぜか沸々と腹が立ってきた。なぜ今日は朝からこんな不愉快なものばかり見るんだ。まったくとんでもない日だ。
信号が青になる。私は歩きはじめた。交差点の途中で件の男女とすれちがった。男が私に声をかけようとしたが私はそれを拒むように早足で立ち去った。
それにしても暑い。男は腋を冷たい汗をハンカチで拭った。ハンカチがべたりと肌にくっついてさらに不快感をもよおした。
照りつける太陽、ゆらめく高層ビル、もうろうとする視界、私はずっと前から頭の中をぐるぐると徘徊する考えを――それはまったく馬鹿げた考えなのだが――認めようとしなかった。
ただひたすらに会社への道を這いずるように進み、しかしその先に大きな交差点が見えたとき、私は汗で飽和したハンカチを投げ出して頭をかかえてうずくまるしかなかった。
ああ! もうたくさんだ!
その交差点の真ん中には、やはりさっきの男女がうずくまっているのだった。
673 :
551:2011/04/09(土) 07:17:18.38
674 :
555:2011/04/09(土) 07:19:25.32
675 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/09(土) 08:47:36.71
676 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/09(土) 08:52:59.38
五位は五位以内の解釈!(`・ω・´)
677 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/09(土) 08:59:30.91
現在のところ、ワイスレ杯の作品は流し読み程度!
締め切りを過ぎてから全作品を一気に読み込む!
同じ状態で読んだ方がブレは少ないと判断した!
ワイの考え!(`・ω・´)
678 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/09(土) 09:01:18.21
福島原発が東日本にもたらす3つの破滅的な危機とは?
防災上の観点からも、最悪のシナリオを三つ上げる
まずは注水または放水か途絶えた場合であるが、制御棒があろうが炉が発火する
使用済燃料棒も捲き込み、数十メートルはあろう巨大な火柱が炉ごと何本も出現する
これは米国の新聞が報道した内容で、そうなれば東日本のような狭い範囲ではなく
日本列島を含む北半球が汚染され、人類滅亡の序章にある
二つ目は再臨界等の爆発であり、プルトニウムの半減期は二万四千年である
中性子に加えこれが検出された以上、核分裂反応は確実である
臨界に至れば圧力容器が破損して底が抜け、水蒸気爆発が発生し格納容器も吹き飛ぶ
誰も近付けない程汚染され、他の原子炉も順次暴走して爆発、東日本は終了となる
これは、格納容器に溜まった水素が突然爆発しても同様の結果になる
風向きにもよるが、半径三十キロ〜八十キロ程度のあらゆる生命体は死滅
以後、二万四千年は立ち入り禁止区域になる
三つ目が溜まった汚染水であり、現時点で既に学校のプール五十杯分以上の水量となる
暑さで気化して蒸発する事と、春先から夏場の海から陸地に吹くの風向きを考えて
東日本は広範囲に汚染され、徐々に付近の生命体の生命力を奪っていく
通常、日本人が受ける年間の自然放射線量は平均1.5ミリシーベルトであるが
早ければ二十四時間以内に、遅い場合も数年〜数十年の期間を経て確実に死を迎える
これは、半径三百キロ程度でも被曝自体は免れない
679 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/09(土) 09:30:59.71
>>678 同様の文章を他の板にも載せている!
文章の評価が目的ではなく、警告文としての意図が読み取れる!
ワイが目を通したことで役割は終えた!
文章の点数は見送る!(`・ω・´)
ガイロウ街スクランブルに設置されたカメラは見ていた。アスカとヒルナリの口論を。
昼下がりの止まることない街の流れは、しかし、二人を避けた。鬼気迫る二人の形相。それは最早、周囲に狂気を放っていたのだ。
社会人のヒルナリは、アスカのようなガキとはもう別れたかった。それに、非処女となったアスカには、あの頃の可愛い後輩の面影もない。ヒルナリにとっての、アスカの唯一の魅力はとうに失われていた。もっとも、奪ったのは彼自身だが。
「ヤダ! 別れたくない! 捨てないでよ! 捨てないで!!」
「チッ」
ヒルナリは舌打ちをして、この埒のあかない状況を切り開く、一振りの拳を放った。それはアスカの前歯を路上へと飛ばした。
アスカの悲鳴に、交差点を過ぎ去ろうとしていた通行人が一斉に振り返った。攻撃の一部始終を見ていた者達は言うまでもなく、釘付けになった。
泣き出したアスカを、更に二度、三度とヒルナリは殴りつける。誰もが目を覆った。アスカの子供のような泣き声と、横断リミットを伝える音が、混ざり合って、交差点に鳴り響く。
不快の調和、幾人かの通行人が吐き気をもよおしたそれは、一台の大型トレーラーの通過で突然に止んだ。
交差点の中央には、グシャグシャに潰れた二人が残った。
681 :
評価お願いします:2011/04/09(土) 15:59:41.59
俺はスパイだ。任務の重大さを感じながらある国に到着した。
子供の頃から憧れていた職業。失敗は許されない。これが初めての仕事である。
決意は炎の如く燃え、神経は緊張でぴりぴりしていた。
だが、それを表に出すわけにはいかない。スパイが目立ってしまうのは、それだけで失格。
服装も地味なものを選んだ。職業はサラリーマンということになっている。
俺はその足で質屋に向かった。仲間と合うために。表向きは質屋でも、そこがアジトなのだ。
小さな店。入り口の横にガラス張りの棚がある。中には貴金属、宝石、時計といったものからゲームソフトや古着まで並んでいた。あまりいいセンスの品揃えとはいえない。
入り口のドアを押す。すぐ正面がカウンター。好好爺然とした男性が新聞から顔をあげた。七十歳くらい。
「いらっしゃいませ」
「ジッポライターはあるかな」
「どのようなものですか」
「日本風なものがいい。富士の絵が描かれたようなやつが」
「では、奥へ」
俺は老人に続いて奥の部屋に入った。ただ椅子と机があるだけの殺風景な部屋。ここに仲間がくる。
先ほどの老人とのやりとりは、暗号のようなもの。山といえば、川。
俺は鞄から書類を取り出し、今回の任務の確認をする。もう何十回となく読んだものだ。
これも暗号になっているので、それを知らない人が読んでも問題はない。普通の会社の書類にしか見えない。
683 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/09(土) 17:19:47.11
>>682 抜けていた!
急いで修正したものを発表する!
忠告に感謝する!(`・ω・´)
>>681 >仲間と合うために。
(変換ミス!)
導入部分としては悪くない!
主人公の容姿がわからないので国籍も不明!
早めにそれとわかる描写を入れた方がよい!
>入り口の横にガラス張りの棚がある。
(このような小道具に顔を映す! 顎の剃り具合を気にした主人公が心の中で呟く!
アメリカ製のシェーバーより、やはり日本人はカミソリがいい、等の説明を入れれば、
読者がすんなりと物語に浸れる!)
軽い文体が物語の内容に合っているのかが気になった68点!(`・ω・´)
686 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/09(土) 17:25:55.45
第一回ワイスレ杯参加作品:「蜃気楼」
「だからさあ、お願いっ!お願いですお姫様!もう一度やり直したいんです。
うんと言ってください。この通り!」
「三流私大の分際でこの私を口説くなんて……」
ここは池袋のとある交差点。
歩行者用信号が青になったとなるや、四方から押し寄せた人群れの中で、先ほどから
ボロけたチノパンにTシャツという典型的な「三流私大生」の三浦が、
リクルートスーツにばっちりと身を固めた若い娘、春子に赦しを乞うていた。
「あんたみたいな非人間を好きになるやつなんていると思う?まず鏡を御覧なさい。そしてアタマの中も。
煮詰まったシチューみたいにとろとろの脳みその持ち主さんね」
三浦の携帯が鳴った。すかさず通話する三浦。
「なに!?文Tの掲示板に!?マジか! やったー。やったぞー。俺は勝ったぞー」
都学院大学文学部に籍を置きながら、今年の春に受けた東大文科T類(法学部)への合格が決まった瞬間だった。
「あなた★。あたしともう一度……」
「ああ、もう一度……ってなるわけねーだろーがあっ」
三浦は春子にモンゴリアンチョップをいれると、周囲でざわめく通行人をおしのけて、
エリートへの階段をのぼりはじめた。
完
「昼下がりの日差しさんさんと降り注ぐ中、我々、政府のパワースポット調査隊は、ここ丸の内のスクランブル交差点にやってきたわけだが!? 山崎君!」
「丸の内にスクランブル交差点とかあるんですか!? っていうか、もう『昼下がり』とか『オフィス街』とか、いい加減聞き飽きましたよ!」
「何だ、気に入らないのか!? じゃあ、君のそのライトオンで買ってきたような服は一体何だ!? こうして言い合いをして周囲の目を引いている私達は一体何だ!?」
「知りませんよ! それより、僕らどっちが男ですか女ですか! これは早めに明らかにするべきでしょう!」
「今、明らかになったろう! それとも君は『僕っ娘』なのかい!?」
「口調がなんか変ですよ!」
「変じゃねえよ!」
「な、何でキレるんですか!」
「キレてねえよ!」
「浅井さん、ほんとに女性ですか……? まぁいいけど、早いとこパワースポットの調査やっちゃいましょうよ」
「よし」
「よし……ってそれ、ダウジングの棒じゃないですか! パワースポット舐めてるんですか!」
「いや、舐めてるのは君だろ。今『ダウジング パワースポット』でググったら、普通にヒットしたよ?」
「えっ、そうなんですか……やっぱ調べないで書くのってどうかと思うなぁ……ってか、急に語尾を女の子ぶられても!」
「君も律儀だなぁ。普通、語尾とか気にしないよ。私の一語一句に漏れなく全レスか? そんな風に生きてて疲れない? 何ていうかさぁ、もっと笑えよ」
「いやもう! もうもうもうね、凄い脱線してますよ、僕ら! 文字数そろそろヤバいですって!」
「いいよそんなの。はみ出せよ。二レスに分けろよ」
「ちょっ──」
「自由な表現、失われシまぅ。それはじんけん、自由をや奪う!」
「浅井さん、誤字、脱字ー!!」
「」え? 何?
「いやいやいや、マジで笑えないですから!!」
「私が女の子っぽくなったところで、ここはプリティ女の子パワーでパワースポットをダウジングなう!」
「女の子っぽくなったの何セリフ前ですか! 遅いですよ!」
「ウルセエ!! てめー、歳は幾つだよ! 役職は私の方が上だけど、年齢は……」
「僕、二十五ですけど。浅井さんは二十六ですよね」
「そ、そうだよ! だからさ! に、にじゅうろくでも女の子なんだからさ! 可愛がってよ! 女の
あちゃー。今になって何箇所か納得いかない。
やっぱ、寝かせるのって大事ですね。
今のうちに書き直せ!
チャレンジしてはみたが、文字数が手強くて上手く書き直せなかったぜ。
>>691ありがとう!
693 :
ワイスレ杯参加作品:2011/04/10(日) 04:17:23.26
「ちょっと重くなったんじゃない?」
「そう? でもあんまり喜べることでもないわね」
姉さんをおぶったのは半年ぶりにもなる。実際は以前よりもずっと軽いと感じていた。
もう二年も前のことになる。高校生だった僕。親のいない姉弟ふたりだけの生活。基本的に家事当番だった僕は学校から帰るとスーパーへ買い出しに行くのが日課になっていた。
その日も学校から真っ直ぐ帰宅した僕は冷蔵庫を開いて牛乳やら卵やらの残りを確認していた、まさにその時だった。
姉さんが倒れた。アルバイトをしている居酒屋で、休憩に入ろうとしたその矢先だったという。
過労だった。医者の話では内臓もかなり弱っていて、さらに栄養失調気味でもあることから入院を勧めた。
しかし、姉さん自身が強く反対し、また保険に入ってない僕らには入院費用なんて到底払えるはずもなかった。
僕は姉さんのアルバイト先に電話を掛け、当分働くことができない旨を伝えた。居酒屋以外にもスーパー、ピザ屋、新聞社。
どこに掛けても姉の評判は良く誰もが姉の身体を心配してくれたが、僕はやるせない気持ちでいっぱいだった。
寝たきりになった姉さんの代わりに僕はアルバイトを始めた。以前から姉さんは僕に働かせたがらなかったが、その理由は分かっていた。
僕は以前よりも一層勉強に身を入れるようにもなった。今までの姉さんの頑張りを無駄にしないためにも。
姉さんが僕のために貯めていてくれたお金もあって、生活もなんとか今日まで続けて来れた。
「いい天気だね」
ぽかぽか陽気な空にはわずかに真っ白な雲がかかっている。僕らのために日差しを遮ってくれているようだった。念のために姉さんには帽子を被せてきたけれど必要なかったかもしれない。
「そうね、絶好の散歩日和ね」
歩くたびにしがみつくように首にまわされた姉さんの腕が触れた。その腕が通されたシャツはつい先日僕が初任給で買ってきたものだった。
サイズが分からなかったために洋服ダンスから拝借した姉さんの服を参考にしたんだけど、それでも少しぶかぶかだった。
姉さんは二年前から外出用の服を買っていない。いや、もしかしたらそのずっと前から買っていなかったのかもしれない。
それでも服はぶかぶかだった。背筋から冷たい感じが拡がる。僕は虚勢を張って大きな声を絞り出した。
694 :
693続き:2011/04/10(日) 04:19:08.23
「ほら、もうすぐだよ、あれ」
「どこ?」
「あそこの向こう」
僕が指し示した方向にあるオフィス街のわりと小さなビル、その一角に居を構える広告代理店でこの春から働くことになっていた。まあほとんど雑用係みたいなものなんだけど。
自宅からそう離れていないその職場を一目見せようと、姉さんをおぶってここまで連れてきたのである。ぱりぱりのスーツまで着込んじゃったりして。
「これでも一社会人になるんだぜ」
言って僕は足を止めた。スクランブル交差点は信号が変わるまで長い。じっとりと濡れた背筋に心地良い春風が吹いた。
「姉さんのおかげなんだよ、僕がこうして立派な大人になれたのはさ」
「ふふ」
なんだかこそばゆいものを感じながら、一方的に喋った。周りの視線は気にならなかった。怪訝な顔で露骨に距離を取られようと知ったことか。
信号が変わる。まだ喋りながら僕は横断歩道を歩き始めた。
「これからは楽させてあげるからね」
「これからは、って。やっぱり今までは辛かったのね」
「そんなことないさ。何言ってんだよ」
「いいわよ。隠さなくて私のことが負担だったんでしょう?」
僕は中ほどまで歩いたところで足を止めた。やはり怪訝な表情で、人々は遠巻きにこちらを睥睨した。
「姉さん、どうかしたの。なんかおかしいぜ」
声が震えていた。空は晴れている。暗い部屋の中とは比べ物にならないほど僕らを照らし出していた。
「あなたはずっと私のためっていう大義名分をもって頑張って来れたんでしょう。私がいるから頑張らなきゃいけないって。姉さんがいるせいで俺は頑張らなきゃいけない――」
「違う!!」
はっとした。周りの人達が痛いほどの視線を向けてきている。顔が熱くなった。慌てて歩を進める。するといきなり肩を掴まれた。
「おい、君」
「……なんですか」
年配のサラリーマン風の男だった。恰幅が良く、顔にやたらと脂が浮いている。
「大丈夫かね。なにやら顔色が悪いようだが」
「平気です……」
僕は一刻も早くこの場を去りたかった。人の注目を受けるのは好きではなかったし、姉さんをあまり人目に晒したくなかった。
「そうかね。そうは見えんがね。それになんだか変なにおいが――」
「用がないなら失礼します」
695 :
694続き:2011/04/10(日) 04:20:03.85
無駄な話を続ける気はない。僕は足早に歩き去ろうとした。しかし、男は何か言いながら再び腕を伸ばしてきた。視界の端にその手が姉さんの身体に触れるのが――。
「触るなっ!!」
振り向きざまに男の手を振り払った、その瞬間。
あっと思った時にはもう遅かった。背中がふっと軽くなる。僕は、姉さんを、落としてしまった。
世界が反転したようだった。
背後でどちゃっという水気たっぷりの泥だんごを叩きつけたような音がした。同時に周囲の人々の悲鳴と驚愕の叫びが交錯した。
僕はすぐに振り向いて姉さんを拾い始めた。
帽子は横に転がっていて、落ちた拍子に半分潰れた頭に点々とした禿げが覗いていた。右腕は関節から千切れてぶら下がっている。
脚の擦りむいた所から色の変わった肉と白いものが見えている。スカートはめくれあがって緑だか黄だかの色の液体で染まった下着が露わになっている。
姉さんを掻き集めながら僕はまるで流れに漂う水草のような、夢の世界に迷い込んだような気分でどこか遠い呟きを聴いていた。
「……大丈夫だよ姉さん俺が直してあげるから……金なら作れるんだから……病院にだって連れていけるんだから……」
その呟きはやかましく鳴り響くクラクションよりもはっきりと聞こえていた。
696 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/10(日) 04:21:52.49
まあ長さ諸々色々とアウトだと思いますがその時はその時でお願いします
697 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/10(日) 06:31:40.75
698 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/10(日) 06:33:16.66
>>693-695 見た目に明らかなので通常の点数評価に移行する!
>〜姉さんの服を参考にしたんだけど、それでも少しぶかぶかだった。
(『それでも』の使い方は適切!)
>〜ずっと前から買っていなかったのかもしれない。それでも服はぶかぶかだった。
(服を二年以上前から買っていないことが『それでも』の意味に繋がらない!)
亡くなった姉を背負った弟が一人で喋り続けている!
就職の話は妄想の類なのかもしれない!
>「あなたはずっと私のためっていう〜姉さんがいるせいで俺は頑張らなきゃいけない――」
(この一文で姉を演じていた弟をそれとなく明かしている! いい意味で目に留まった!)
一レスに収める技術があれば上位を狙えたかもしれない!
惜しいと思わせる作りを見せることには成功した!
文章に荒さはあるが読ませる内容ではあった71点!(`・ω・´)
おはよう
おっさんいつも早起きだな
締め切りが何時で読みがいつからいつまでで発表は何日の何時ってスケジュール教えて
700 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/10(日) 06:53:31.14
>>699 おっさんではないが伝えておく!
締め切りは今日の日付が変わるまで!
読み始めるのはそれ以降! 全作品、一気に目を通す!
発表は早くて月曜日の20時以降と予想! 最終日で送られてくる作品の数にもよる!
発表の仕方は五位から順に上位を発表していく! 全作品の短評は後に回す!
誰もが上位の可能性を秘めていた方が盛り上がると考えた!
以上がワイスレ杯の今後の予定!(`・ω・´)
>>700 ありがとお兄ちゃん
お兄ちゃんもこれだけのもの預かっちゃったんだからきちんとな
頑張れよ
702 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/10(日) 09:08:53.91
>>685 評価ありがとうございます。
>(このような小道具に顔を映す! 顎の剃り具合を気にした主人公が心の中で呟く!
アメリカ製のシェーバーより、やはり日本人はカミソリがいい、等の説明を入れれば、
読者がすんなりと物語に浸れる!)
なるほど。よいご指摘だと思います。
ただ言い訳をさせてもらえるのであれば、これは20枚以内の小説(少し長めのショートショート小説)を意識して書いたものであり、主人公の容姿に関する描写は最初から頭にありませんでした。
まぁ、ぷぅぎゃああああああさんにしてみれば、小説の断片だけを投稿されてもこれがどの程度の長さになるのか判然としかねるのでしょう。当たり前ですが。
次は70点を目指してがんばります。m(_ _)m
704 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/10(日) 10:54:19.72
>>698 評価どうもです
書き出したら止まらなくなってしまいまして
また機会があったら晒させてもらおうと思います
ありがとうございました
706 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/10(日) 15:05:29.50
707 :
旧友:2011/04/10(日) 15:59:45.97
>>705 ()の使い方が気になる箇所!
>汎用性(はんようせい)飛行装置
>鋼(こう)鉄(てつ)製のランドセル
>軽いグロッサ鋼(こう)使用
>すでに実用化されていた空中(スカイ)自動車(カー)
>第一部隊指揮官である秋山(あきやま)空(くう)
>凪(なぎ)川(かわ)聡(さとし)です。
>『凱(がい)覇(は)の雷(いかずち)』
空中自動車とワルキューレの実用化を2095年までに果たした!
2101年頃には空中警察や空中病院が登場した!
建物を空中に浮かせているとすれば、進歩の過程が早すぎるように思えてならない!
>「上賀茂六四部隊」からの非難勧告が告げられている。
(変換ミス!)
>出力は『通常』『準堅』、『堅』、と言う風に四段階に分けられる。
>今少年はその最高出力である『最堅』にセットしていた。
(説明がおかしい!)
>海賊団は旗色が悪いと思ったのか、四散した。そしてぐっと減速し、やがて空から消えた。
(離脱の為に加速するのではないのか!)
>「我らアルミードは卑怯な真似はしない!大勢で少数を襲うようなことはしない。
>我らの願いは死でも殺戮でもない。ファルナーチェだ!」
>「ファルナーチェ!?お前もそれを狙っているのか!?」
>「もう用はない。せいぜい雑魚を相手に踊るがいい」
>「待て!人間よ。ここで去ったらあんたの負けだぞ!?
(負けの意味がわからない!)
>〜『夕張作戦』があった。あの事件の時、私は外務省の大臣官房付の官僚でした」
>私はあの『夕張事件』の時、外務省の事務次官でした。
(凪川老人の経歴がおかしいように見える!)
>「諸君!本日が最期の戦いになることだろう〜
(最期の文字が気になる!)
>秋山は、遠のいていく意識の最期でこう言った。
(この後、気絶するだけなので最期の文字が気になる!)
>「ファルナーチェをあげるから、わかって、上賀茂ちゃん……」
(窮地に立たされて口から出まかせを言っているのか!)
>「私……、母が『ヨリワラ』になった気がするんですが……」
(依り代の間違い!)
短編に属する枚数に要素を過剰に詰め込んでいる!
人物が多すぎる! 造語が多すぎる! 場面の切り替えが多すぎる! 話自体が大き過ぎる!
物語に関係ないと思える人物がいる! 小道具が出されたままで活かされていない!
アルミードは雷神と化した一人の人物が動かしていた! 人を殺していないと主張! 実は大量虐殺を行っていた!
彗星の名前が命名される前に『ファルナーチェ』を知っている人物がいる!
彗星の役割がわからない! 世界をどのような形で支配できるのか!
とにかく理屈に納得ができない! 偶然が重なり過ぎる!
文章の評価では悪くない! しかし、作品の完成度が低過ぎる! 点数は断固として見送る!
ストライク・ムーンがワイを照らしても心が穏やかにならない!(`・ω・´)
710 :
旧友:2011/04/10(日) 16:08:40.82
>>707 スマン…本人が載せないとだめなのね。
だがなぁ本人は出版社に売り込むといってきかず、
最高傑作だと思い込んでるからなあ。
711 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/10(日) 16:08:50.78
>>707 本人が自作を持ち込むスレッドなのでワイは見送る!
他の名無しの感想を待つのもよい!
712 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/10(日) 16:17:14.82
>>710 ざっと目を通した!
作者と主人公が似ている!
どちらも作られた人格に見える!
出版社の話は閲覧数を増やす手段のように思える!
もしくはマンガの活字化を狙っているのかもしれない!
今時では斬新とは言えない!
ワイの素読み!(`・ω・´)
>>710 そのまま出版社に行かせれば現実が見えるかと
>>707 7年修行してこれwww
>かつて世界は闇に支配され、光も無い。
冒頭から日本語がオカシイ!
>世界はアイゼンガルドの支配により、暦が無い世界に世界初の帝国暦と名付けた。
世界は英雄という正義は存在しない。
「世界」って使いすぎ。作家的な美しい文章感覚も無いし日本語ができていなさすぎ
読んでると頭痛くなる
まず小学校で「てにをは」からやり直したら?
何歳だか知らないけどこの方が書いたもので利益が生まれることは生涯ないでしょう
>>708-709 ご評価ありがとうございました。
うーん、まだまだ修行が必要ですね。
お言葉を真摯に受け止めたいと存じます。
ありがとうございました。
>>714 >冒頭から日本語がオカシイ!
どこが?
>716
ワイが代弁しておく!
>かつて世界は闇に支配され、光も無い。
(闇に支配された時点で光は無い! 間違いではないが、くどい表現ではある!)
ワイは出かける!(`・ω・´)
え、「かつて」の使い方間違ってるでしょ
間違ってないよ。
>>718 『かつて』が平仮名なので作者の真意はわからない!
昔の意味で使っていれば間違いとは言えない!
>>714 >日本語ができていなさすぎ
頭痛くなってきたw
>>714 >何歳だか知らないけどこの方が書いたもので利益が生まれることは生涯ないでしょう
これの、日本語としておかしい点は、どこでしょう?
723 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/10(日) 17:30:58.44
>>717 ついでに俺のパンとジュースも買ってこいよ!
>>723 (`・ω・´)
( ミ ジョボジョボ
ξ
(`・ω・´)d甘 生搾りホットレモンティー!
725 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/10(日) 19:00:35.83
726 :
『第一回ワイスレ杯』「私は見た」:2011/04/10(日) 19:24:24.57
私はスクランブル交差点の傍にある喫茶店の二階で、止めどなく行き交う人々を眺めるのが日課であった。
一般人に交じって奇妙な連中がいるからである。
昨日は裸の女性が警察に連れて行かれ、一昨日は武士集団が大名行列のように通っていった。
しかし交差点を通行する一般人も猛者揃いで、その程度では立ち止まらない。
慣れているのだろう。みんな素通りに近いのである。
ただ、今日の昼下がりであった、多くの人々が立ち止まった。奇妙だった。
交差点の真ん中で、何やら騒いでいる男女がいる。
少し年のいったサラリーマン風の男と、大学生っぽい女の子である。
ここからでは会話が聞こえないから、何を喋っているのか分からないが、
大袈裟な手振りで女の子が騒いでいて、男がそれをなだめている、という風に見えた。
なんだ、大したことじゃない。私は失望を露わに、溜息を一つした。
すると突然、男も大袈裟に動き出して、手を上にかかげた。
気づいた時には女も同じ格好で、なぜか二人は交差点の真ん中でくるくると回りはじめた。
私は何が何やら分からなかった。喧嘩をしていたわけではないのか。
それに、周囲の人々も立ち止まったまま、かかしのように突っ立っているのだ。
喫茶店からこの交差点を見下ろして一年以上経つが、交差点全体の流れが止まったのははじめて見た。
まるでみんな、電池が切れたように動かない。交差点の真ん中で、男女だけがくるくると回っている。
私は怖くなって喫茶店を見渡したが、ジャズの音楽と共に、若いOLがおしゃべりに夢中になっているだけだった。
ウェイトレスもカウンターで眠そうに欠伸をしている。誰も、気づいていないのか。
私は再び視線を戻す。止まっていた人々が、大きくスクランブル交差点を回りはじめている。
誰もこの交差点を渡ろうとしていない。大きな円形の流れに身をゆだねて、流れにそって歩いている。
次第にそれは速くなっていく。みんな走っている。その間にも次第に中央の男女が光に包まれていた。
そしてゆっくりと空へ昇っていくのを、私は呆然と見た。上空に、円形の影がある。ああ、UFOなんだ。
と奇妙なほど納得しつつ、視線を交差点に戻すと、相変わらずの、いつもの交差点に戻っていた。
普段通り行き交い、流れは止まることを知らなかった。
もう一個書きたいけど何も浮かばねー
幽霊ネタぱくっていい?
しかし男と女の関係って、他にもあるだろ。たとえば親子とか。
発想が貧弱だ……。みんな。
>>728 若い男女だからな一応。親子はちょっと外れるだろ。
これ思ったんだけど、口論していた男女が急に一致して何かをやりだすって流れなんだよな。その辺り考えると内容は結構限定されちゃう気がする。
仕掛けってこういうこと?結局何なのか気になる。
730 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/10(日) 21:57:12.54
731 :
『第一回ワイスレ杯参加作品』:2011/04/10(日) 22:46:52.36
後ろから突然手首をつかまれ、驚いて朋子は立ち止まり振り返る。
「無視すんなよ、何回も声掛けてんのに」
一樹だった。
膝に穴の開いたジーンズに黄色のTシャツ。肩まである髪は後ろで束ねられている。
「なんでこんなところにいるの」
朋子は驚いて一樹を見詰めたまま呟くように言った。
朋子は遅いランチを終えて、オフィスへ戻ろうとスクランブル交差点の横断歩道を渡っていたところだった。
オフィスビルが林立するこの辺りでは、朋子も、立ち止まった朋子達二人に目をやりながら通り過ぎていく人々も皆スーツ姿で、一樹の服装は明らかに場違いで目立っている。
朋子が一樹の部屋を出てから約一カ月が経っていた。
「おまえなんで戻ってこねえんだよ」
「はあ? あたし達もう終わったんだよ。あの女とよろしくやってれば。離してよ、手」
朋子は一樹を睨みながら、一樹の手を振り払い、早足に歩きだした。
「戻ってきてくれ、朋子」
背後で一樹が叫んだ。朋子が立ち止まり振り返ると、一樹は横断歩道の中ほどの所から叫んでいた。歩行者用青信号の点滅が始まっている。
「戻ってくるって言うまで動かねえぞ」
歩行者用青信号の点滅が止まり、赤信号になった。
歩行者は皆横断歩道を渡りきり、一樹だけが取り残されていた。横断歩道の端には人だかりが出来、ぶしつけに朋子と一樹のやり取りを見ている。
朋子は顔を真っ赤にして一樹の元に一気に走る。
「分かった、戻る、戻るからもうやめて」
朋子が一樹の腕を取って言うと、一樹はいきなり強く朋子を抱きしめた。それまで抑えていた感情が湧きあがり、朋子は目をつむる。
無視なんてしてないよ。あんたのことばっかり考えながら歩いてて、呼ばれても気付かなかっただけ。
車のクラクションがあちこちからけたたましく鳴り、朋子ははっと顔を上げる。車両用の信号が青になっていた。
「さ、やばいやばい、行こう」
朋子は一樹と手を繋いで、一樹を引っ張りながらクラクションの騒音の中を走り抜けて行った。
火曜日の昼下がり、彼はオフィス街をうつむきながら歩いている。
まだ板に付ききっていないスーツに鞄を持ったその姿は、まぎれもない帰社の様子であった。
本来ならばそれは5、6時間ほど後になるはずだった。
しかし、先日の震災による計画停電のため、彼の会社も急遽早めの解散となったのだった。
明日は計画停電はない、と部長が話しているのを聞いた彼は、明日の長引くであろう残業を思いつつ、陰鬱な気持ちで歩を運んでいく。
アパートにいつもより早く帰ったところで、
住んでいるアパートのスクランブル交差点を3割程歩いたところで、彼は唐突に足を止めた。
男女が激しく何か揉めているのだ。
そのスクランブル交差点の、それもわざわざ中央で。
「×◎※△◆Ωθ★!」
「▽〒§¶&×〜¥@*#$!」
何を言っているのかはよく聞き取れない。しかし、彼の気にかかったのは話している内容ではなく、その揉めている男の方であった。
その男は、彼の同僚である。会社ではいつも無口で感情の起伏に乏しい奴であり、こんなように激昂しているのを彼は見たことがなかった。
不意に、ぼそぼそとした声が周りから聞こえてくる。
これを聞いた彼はふと我に返った。彼はいままで驚愕のあまり気付かなかったが、男女の周りにはまばらながら人だかりができていて、
彼も気づかないうちにそれを構成する一員となっていた。
周りの噂によると、どうやら男の浮気が原因のようである、ということを彼は理解した。
それからまもなくして、突然バンと音が響いた。
揉めていた女の方が鞄を地面に力いっぱい叩きつけたのだ。
周りの噂話も急に止まり、辺りは静寂に包まれた。周囲の視線が女に釘付けになる。
すると女は気まずくなったのか、人だかりを押しのけて交差点を去って行った。
「酷い、信じてたのにっ!」と、一際大きな捨て台詞を残して。
男は――いや、同僚は、それを見てしばらくしてから、黙って人だかりをかき分けて去って行った。悪びれた様子はなかった。
***
彼もその後まもなくアパートに帰った。迎えてくれるものなどいない。
彼は黙ってソファーに腰掛けると、ひとつ、大きな溜息をした。
あのような男でさえ二股かけられるほどモテているっていうのに、俺ってやつは――
彼は独りだった。
733 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/10(日) 23:02:46.46
スクランブル交差点の横断歩道を渡る途中、後ろから不意に腕を掴まれた。
「なっ、何ですか?」
オフィス街に似つかわしくない、派手なスカジャンを羽織った若い男だった。その視線が私の身体の上を舐めまわすように這う。
「石田薫さんですね」男は小さく呟いた。小柄で私より背の低い男だったが口元の不敵な微笑がどこか威圧的で、私は警戒して顔を強ばらせる。
「あなたの勤め先、住所、突き止めました。それでですね、これ……」
男は早口で言い、ポケットから一枚の写真を取り出した。それは上半身だけだったが、紛れもなく私自身の、私がまだ完全に男を捨てる前の、性行中に撮られた写真だった。愕然とした。身体を売った相手の誰かに撮られていたのだ。
「お金ですか、どっちにしろこんなところじゃ……」
私は耳打ちするように声をひそめて言った。男の不自然な服装のせいで既に注目を浴びているのだ。
「いえ……僕はあなたが欲しい。何故か惹かれてしまうんです。こんなところだからいい……今僕の鞄にですね、焼き増ししたもの、たくさん入ってます。イエスならこれから時間ください。ノーならここでばらまきます」
私は迷わず男の手を取り、足早に交差点を後にした。背中に視線が痛いが、写真をばらまかれるよりはましだ。
ラッキー、と男が呟いた。
*
石田薫は内心それほど悪い気はしていなかった。むしろ相手に対して、どこか親近感のようなものを覚えていたのだ。その理由はワイスレの住人には既知のこと。
735 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/10(日) 23:51:56.37
736 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/11(月) 00:01:02.97
受付はここまで!
選考に入る前に今回の規則の説明をする!
普段の文章評価と合わせて順位の指針となる!
参加者は一読した方がよい!(`・ω・´)
737 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/11(月) 00:02:09.15
>>536 お題の詳しい解説!(`・ω・´)
>場所は昼下がりのオフィス街!
(平日、休日を使い分けることが可能! 作中でオフィス街と思わせることができれば僻地でもよい!)
>一方は小ぎれいなスーツを着込み、他方はカジュアルな格好!
(男女の服装の違いで話の内容が変わる! 年老いた人物の視点で『若い男女』を語ってもよい!)
>その場に居合わせた者の目を釘付けにした!
(どのような状態で目が離せなくなったのか! 作者の感性が問われるところ!)
>決められた設定を活かした作品(重要)
(設定の通りではなく、活かしていれば話をどのように膨らませてもよい!
その反面、必然性に乏しいお題の消化は減点の対象になる!
この隠れた意図を読み切った者は作品の幅が広がって創作で有利に働く!
口語体の説明には意味がある! お題を分散させる為に意図して書いた!
しっかり全体を読み込まないと理解は難しい!)
順位発表から行こうぜ
すげー参加数だな
今から読むとかぷぎゃー大変だw
でも全部一レス内だから、単純文字数で言ったら紀一郎の短編一本弱ぐらいだ
741 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/11(月) 08:27:22.70
順位が低くても怒らないから投稿作品ぜんぶに順位をつけろよ。ぷぅぎャああああああ。
自分の実力が知りたいからさ。
実力なんてこんなので分かる訳ないじゃんw
なんかここって741みたいなずれた奴がいるんだよな
743 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/11(月) 08:37:03.72
比較対象の作品がこれだけあるんだから、ある程度は分かるだろ!
ああ、俺の作品はあれより上なのか、下なのか、って。
明らかにダメなのはわかるんじゃないの
>>743 うるさい名無しはどれ書いたのよ
俺は下らないのばっか六作投下した
746 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/11(月) 12:37:27.02
上位の五作品を選出するには全作品に目を通さなければいけない! 優劣があるから順位が決まる!
しかし、発表は五作品までとする! 上位と自作を比べて各自で判断して欲しい!
選から漏れた理由がわからなければ、同じ過ちを繰り返すことになる! 回避する為には見抜く力も必要!
作品の評価が作者の実力とは思わない方がよい! 作品ごとの評価であり、絶対的な評価ではない!
既に上位の五作品は決定した! 文章の見直しを含めて今日の21時から順位の発表を行う!
最後に残った作品の短評を載せて第一回ワイスレ杯を終了する!
ワイの考え!(`・ω・´)
>>744 確かに明らかなダメなのはわかる
というか、どれが上だの下だのを決める要素があいまいすぎる
それこそ個人の感性だけ、しかも此処の主にそれを見極める力が絶対的にあるとは思えない
>>747 決める基準はわかりやすいかと。
>>737によると、お題を活かせているかどうかが大きいんでしょ。
個人的には、やっぱ、剛田の作品が一番活かして飛躍させた感じがする。単に消化するんじゃなく、一つ一つ面白さに組み込んでいったと思う。
とりあえず昼下がりって書いた俺は死亡ってこった。
ここのスレに投下した時点で、見極められるかどうかは関係なく
スレ主の主観で順位付けされることは決定事項なんだよボケ
嫌ならゴミ投下すんな。まあどうせ、投下すらしてないカスなんだろうがな
ぷぅはリアルでぷぅなのか
ちゃんとオチてたし文章も違和感ないし一位は剛田が順当かあ……
つうか
>>742-749まで、俺含めて全部外野の会話だわ。
グダグダ言ってないで、一発でスレ主黙らせるやつを書けばいいんだよな。剛田以上のを書けばいいんだろ。俺は修行するよ。
すまん、
>>749は関係ないw
巻き込んですまんw
754 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/11(月) 16:47:26.39
剛田とか最下層だろ……
節穴なのか?
755 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/11(月) 16:56:47.49
お察し下さい
756 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/11(月) 17:12:26.77
まぁ、マジレスするとぷぅぎゃああああああの自演投稿作と他の投稿作との兼ね合いで悩む部分もあるのだろう。
自分の作品の順位をこのへんにして、あの作品はこのへんにして、と。
ぷぅぎゃああああああの自演投稿作がどれくらいで、それ以外の投稿作がどのくらいかは分からないが……w
とにかく集まり過ぎな感がある。
参加作品数に対し、参加人数は少ないと見た!
5〜6人くらい?
>>756 よく憶測だけでそこまで書けるwそんなにプギャーは胡散臭いか?
大量投稿してる奴もいるし、この数は妥当と思うが
個人的には、
>>589,665,726,731,592,573あたりがよさげだと思った。
俺も忙しくなければ書きたかったんだがな
第二回を待つ
俺のが一番かな
頭二つは抜けてる
どれ?
762 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/11(月) 19:06:52.50
俺のこうして読んでみると荒いな
深夜のテンションか推敲ぐらいすべきだった
763 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/11(月) 19:38:59.33
764 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/11(月) 20:05:01.02
0人じゃわい!
765 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/11(月) 21:02:39.30
(`・ω・´)
あぁ!?
767 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/11(月) 21:09:41.13
時間なので上位五作品を発表する!
ぉ…おう
769 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/11(月) 21:11:17.24
>>672 一箇所、主人公を『男』と書き間違えていた!
男女を迷子に思わせて実は主人公が迷っていた!
頭が朦朧とする描写のおかげで違和感はない!
ただし、主人公は傍目に迷子に見えないので誰にも注目されない! 交差点の意味も薄い!
設定が活かされていない部分をアイデアが助けて五位、おめでとう!(`・ω・´)
770 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/11(月) 21:16:38.70
>>558 主要人物の二人と関係のあるタルスは前の世界で奴隷管理をしていた!
三人は以前、この世界に住んでいなかったことを意味する!
魔力は消失したので特殊な能力は使えないものと考える!
そうなると、三人の容姿がとても気になる! 世間に騒がれる事態に発展しないのか!
読み物としては楽しめた点を評価して四位、おめでとう!(`・ω・´)
771 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/11(月) 21:19:30.43
>>665 感傷的になって「馬鹿な奴」と呟くのか! 感情的のような気がする!
文章はぎこちないが内容は悪くない! 短い文章の中で設定も活きている!
現代で起こり得る事態に、ある種の怖さも感じられた!
シリアスな展開が巧いと思わせたので三位、おめでとう!(`・ω・´)
772 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/11(月) 21:22:15.12
>>689 メタフィクションは粗を隠す!
年齢のくだりは作者の都合で『人物に言わせた』ようにも見える!
最後はブツ切り! 容量が足りなくなったのか!
畳み掛けるギャグは悪くない!
拙いことを逆手に取ったアイデアが活きていた!
着眼点を最大限に評価して二位、おめでとう!(`・ω・´)
773 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/11(月) 21:24:52.52
>>589 文章は三人称一元視点!
剛田はナイフで刺された女性を夢で見て現場に駆け付ける!
その時に問題になるのが女性の倒れている姿勢! 仰向けなのか! うつ伏せなのか!
>だらりと投げ出された足下には脱げたハイヒール
>ビルの屋上で爛々と輝くデジタル時計
(この二つの要素で仰向けと判断した!)
服装だけで判断は難しい! しかし、自分の顔を他人と間違えることは考え難い!
夢が一瞬で鮮明ではない! 仮定すると新たな矛盾が生じる! デジタル時計の数字が十三時と克明に見えていた!
かなりの疵はあるものの、一レスの中に設定と伏線を織り込んで見事に補った!
堂々の一位、おめでとう!(`・ω・´)
774 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/11(月) 21:30:33.40
以上で上位五作品の発表を終わる!
ここで遅めの晩御飯!
775 :
旧友:2011/04/11(月) 21:56:16.37
あら1日たったら、評価してもらってる。
>>710 です
みなさん評価ありがとうございました。
あした大学で授業が一緒なのでみなさんからの評価を
ぜひ見せてやろうと思います。
読んでいると頭が痛くなるというのが同感すぎて…
そうか、やっぱりそういう感想ですよね。
日本語がおかしいというのが、内容うんぬん以前に致命的だと
口をすっぱくしていっているのですがね。
>>772 ありがとう! 次はメタやギャグじゃなく、練習してマジ作品で戦いたいよ!
777 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/11(月) 22:01:57.33
>>541 文章は神視点! 規則に忠実な作りになっていた!
歩行者信号が赤の状態で車道にいる男女! 車のクラクションが鳴らされていない!
人々の目は事故後に集まったと解釈しても展開に無理がある!
>>549 美大生が三角関数を持ち出したくだりはこじ付けに見える!
フリーメーソンで三角定規を売り込むのならば、同じ意味でコンパスを勧めることもできる!
どちらでもいい部分が設定の甘さを感じる!
>>551 彼女の常識を疑う!
医学部に入学した者からプレゼントをせがむ! 和光ビルを欲しがる!
彼女が悪質な集りにしか見えない!
固有名詞に頼った文章は描写の手抜きに見える!
周囲の人間が描かれていないのでお題を無視しているようにも思える!
>>553 文章は三人称!
一箇所、句点が抜けている!
ワゴン車を運転している人物が薬中患者と書かれていた!
>眼鏡は地上に落としてきたらしい
(この部分だけが推測になっているので引っ掛かった!)
>>555 小箱が豪華に見えても中身まではわからない! 給料三カ月分ではないと言い切ることはできない!
息苦しい社会からの脱却とは言え、女にスーツまで脱がせる必要はないように思う!
公然猥褻に当たる行為をさせると、話の趣旨と合わなくなる!
>>573 女性が謝っている理由がわからない!
男が完全な悪と決め付ける要素が少ないので最後の落ちが弱い!
778 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/11(月) 22:03:20.15
>>575 雨に濡れるスーツを気にする男が傘を女に捨てられ、拾わないで歩くことがあるのか!
男に危ない行為をさせて女はいなくなる! 見限った感のある中で『合格!』のメールが不自然に思える!
>>592 職場で些細なことを気にする女が往来では胸をはだけて吸わせる!
よしおは周囲にカメラ目線で応える! 画策した様子も窺えないので強引な展開に見える!
>>638 心の中の声で『!』を使う必要があるのか! 多用は表現に手を抜いているように見える!
ジャンケンの結果が出ない内に終わる話も釈然としない! 全体的に設定が活かされていないように感じる!
>>654 現在ではなくて戦時下の日本の話に見えた!
交差点の男女の意味はわからない! 爆発の原因は何だったのか! 戦闘機が爆撃したとしても音がない!
男女は消えたのか! 消し飛んだのか! 雰囲気だけの作品に思えた!
>>661 内容が軽い! 主人公の自己嫌悪に重みがない! 作品に作者の主張がないように見える!
一文は短くないものの、読み難くはなかった!
>>666 大半が夢の中の話なので設定を活かしたとは言い切れない!
暴行犯として収監されている人物の直接の行為がわからない!
夢のように曖昧な内容だった!
>>668 『私たち』という通行人の意見が完全に一致! 通行人の一人である、私の視点ではないのか!
映画のワンシーンなのでカメラ目線の三人称の方が適切に思える!
779 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/11(月) 22:04:08.05
>>669 最初から主任は生きていなかった! 交差点の役割は活かされていない!
後半の時間経過が途轍もなく早い! 他と釣り合いが取れていないように見える!
>>680 身勝手な男の仕打ちを受ける女! 周囲は不快で吐き気を催す!
その二人を大型トレーラーが轢く! グチャグチャになって事態は収まった!
とても強引な落ちに思える!
>>687 男は容姿と頭で女に嫌われている! 頭だけが認められたとしても半分!
女の態度の軟化に納得がいかない!
>>726 UFOと男女の関係! 周囲の人々の反応! よくわからない!
時間の経過はどうなっているのか! 信号機は止まっているのか!
不思議な経緯を語るにしても何かしらの結果は目にしたい!
>>731 大した波乱もなく成り行きに任せて終わる!
車のクラクションを何かに例える等の演出が欲しいところ!
>>732 揺れるような日本語と漢字の使い方に難がある!
設定は取り入れていたが効果があまり感じられなかった!
>>734 主人公が女性に性転換する前の写真で肉体的な行為を迫る!
傍目には仕方なく男の言いなりになる! だが、内心では好みの容姿なので喜んでいた!
そのようにはっきりと書かれていれば、上位に食い込めたかもしれない! 惜しい作品だった!
780 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/11(月) 22:06:44.21
ワイスレ杯、これにて終了!(`・ω・´)
781 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/11(月) 22:11:48.00
/ニYニヽ
/ (0)(0)ヽ
/ ⌒`´⌒ \
| ,-) (-、.| 俺のは失格で残念だったが、しかし剛田は上手いな
/ l __ |
/ ∩ノ ⊃ | トリックの使い方も参考にしたいわ
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
|\ /___ /|
| ノ
ヽ y /
\ / /
/ /
(___)_)
782 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/11(月) 22:22:02.27
かろうじて読めるのは二位までだな
それ以降のはおっと誰か来たようだ
六作投下、六作目だけ上位!内容がアレだけに自分で成長したとは思えないw
でも、以前五作が全く面白くないことはわかった!いらない自分を捨てる基準になったよ!
ワイ、ありがとう!
784 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/11(月) 22:27:50.58
ジャイアンのイメージを上手く使ってくるとはな
おおっ! 僕の作品が4位に入ってるじゃないですかw ありがとうございます。
ていうかエールじゃなくて、魔獣機動師団長ザークの方だったかw
僕は個人的に今回の競作の中では
>>592さんの作品が飛び抜けてたように感じたが
ぷぅぎゃあさんの競作会ですので、どう決められても皆さん納得されてると思うし
僕も参加出来て良かったです。次回あったらまた参加してみたいですね。
面白かったです。
786 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/11(月) 22:53:04.64
うん、
>>592良かったですね。
最後カメラ目線で締めるのがもう…
一番印象に残ってます。
三つも書いて三位かー…
思った以上に難しかった
・スクランブル交差点
・服装
個人的にはこのあたり厳しくて活かせなかったにゃミ・д・ミ
つか、もう一回やろ、もう一回!次は夏休みあたり?
まあ実際問題、剛田のだって別にスクランブル交差点じゃなくてもいいもんな
模範例がみたいよぷぎゃー
ガチガチの設定と文字制限の中で考えるのはなかなか難しかったです。
一位になれて嬉しかったけど、今回はいろいろと課題も見えて、とてもいい経験になりました。
またやりたいですね。ワイさんありがとうございました&お疲れ様でした。
あ、お礼忘れてた
お疲れ様にゃミ・д・ミ
791 :
555:2011/04/12(火) 01:46:50.56
五位、感無量です。これを糧に一層励みます。
ぷぅぎゃああさんお疲れさまです。ありがとうございました。
ラストソング
1
七色のライトが、ステージで踊る女を照らした。ひどく、だらしない顔だった。半開きの口から垂れる涎、ここではない何処かを見る目。
とろとろ、くちゃくちゃ、ざらざらと、女は女自身の愛液が取り憑いたように踊っていた。
「うふあ……はあ〜」
ガバガバの全身から漏らしたような吐息に、遂に顔を顰めた俺の同僚が言う。
「なんだよ、この店」
俺は横目で見て、また女に視線を戻す。
「俺、あの女と今夜ヤるわ」
そう言ってグラスを回し、中の酒を口に注ぐ。同僚は絶句していた。
「汚い女って妙に惹かれることないか?」
「ない……」
同僚は立ち上がり、自分の酒代を俺に渡して店から出て行った。
別にあいつに理解されようなんて俺は思ってない。それはむしろ逆で、俺が特異な趣味であることを、他人の反応で確認したかったんだろう。
俺は、女の身体より、中に詰まった糞の方に興味があるような人間だ。服を着ながらにして穴を総開きで、その臭いを周囲に振りまくようなあの女は、俺のヴィーナスと言っていい。
女が演じていた淫らな曲が終わった。俺はテーブルから立ち上がり、ステージから下りた女に声をかける。
「なぁ、今夜どうだよ」
俺のそれは酒の勢いじゃなかった。このバーに来て、この女を見るのは三度目になるが、最初と二度目は、女の顔と踊りに興奮を覚えながらも冷静でいた。上玉中の上玉だった。俺の中でそれは既に、気軽に手を出せる存在じゃなかったのだ。
俺は今まで、何人もの淫らな女と寝てきた。だが、どの女も、どこかに“淫らな自分に酔っている”節があって、その度に俺は醒めた。ガッカリするんだ。俺の理想は、この世の何処にもないと。
「プェッ!」
俺の頬に、粘着質の液体が貼り付けられた。女の、痰混じりの唾だった。
女は、眉間に皺を寄せて、「死ねっ!」と言った。それは、極上の汚さだった。
2
店裏の、三十センチもない隙間に入り込んで、俺と女はキスをした。
「んっ、んゔ〜」
俺は、女の歯の裏の歯垢を舌で削り取るように、たっぷりの愛撫をした。
口を離すと同時に、女は蛙のような面をして、嘔吐した。
「アタシ、妊娠してるのよ」
最高だった。
「お金、くれるんでしょ。これ、堕すのに費用が」
女は乞食の顔をした。
俺は迷った。子供を堕して、この女は更に下衆になる。それもいい。だが……
「産めよ。育てる金は俺が出す」
糞のような女が子供を産んで育てる画は、俺の中でモナリザを超えた。
女の目の下が、一瞬ヒクついた。こいつは、人に指図されるのが嫌いだ。最初に声をかけて三秒でわかった。
小さく舌打ちが聞こえた。女は俺の腕をするりと抜け、ゲロの上を踏み越えて、店前の広い通りに出て行ってしまった。
数日後、バーのマスターから、あの女が余命あと三ヶ月だと聞かされた。その瞬間、俺の中で、あいつの全てが納得のものとなった。
俺が惹かれたあいつは、あいつが抱えていた死、そのものだった。
今日もステージから下りてきたあの女に、俺は声をかけた。
「お前、もうすぐ死ぬんだろ。それじゃあ」
俺の開けた口に、女の指が突っ込まれた。女は俺の前歯を摘まんで、折った。
「あがっ! あーー!」
俺は涙を流して絶叫した。
3
三ヶ月後、女はまだ生きていた。
半年後も、まだ生きていた。
一年後、俺はもう会っていないが、マスターから生きていると聞いた。
余命三ヶ月は、女のホラだったらしい。
今、女は店を辞めて、産んだ子供を育てているそうだ。
毎回お世話になってます。お願いします。
>>792-793 >女は女自身の愛液が取り憑いたように〜
(愛液は思考しないので例えとしても引っ掛かった!)
>口を離すと同時に、女は蛙のような面をして、嘔吐した。
(嫌悪感を露わにする場面! 表情に乏しい蛙で例えている!)
>俺が惹かれたあいつは、あいつが抱えていた死、そのものだった。
>余命三ヶ月は、女のホラだったらしい。
(惹かれた理由は死ではなかった!)
男の想像を超えた、広い意味で汚い異性を好む!
そのような性癖を前半で明かした方が読者の理解を得易い!
『死をもたぶらかすあいつは最高に汚い』等の台詞や描写で締め括るのもよい!
じっくりと書けば背徳的な短編に仕上がるかもしれない67点!(`・ω・´)
>>795 早朝からありがとうございます。
ご指摘非常に助かります。
>(惹かれた理由は死ではなかった!)
すいません、ホラ吹きは俺です。
>『死をもたぶらかすあいつは最高に汚い』
やられました。しかし、俺は上手いこと言うより読者を置いてけぼりにしたかった。
この作風がどんな印象を与えるのか知りたいな。
また利用させて頂きます。ありがとうございました。
>女は女自身の愛液が取り憑いたように〜
(愛液は思考しないので例えとしても引っ掛かった!)
愛液は思考しない(キリッ
こんなこというからなあ、ここの批評者はw例えや比喩をそんな風に切り捨てる奴が文章を愛しているとは思えない
>女は女自身の愛液が取り憑いたように〜
ここで作者が言いたかったのはこの女の淫らさだろ
それを思考するしないとか言い出すのは意味が無さ過ぎる
はっきりいってこういうのは揚げ足取りだし、実際どんなプロの素晴らしい表現すらも切り捨てられるいいぐさだよ
こんなのがこのスレでまかり通っているのは異様すぐる
七色のライトが、ステージで踊る女を照らした。ひどく、だらしない顔だった。半開きの口から垂れる涎、ここではない何処かを見る目。
とろとろ、くちゃくちゃ、ざらざらと、女は女自身の愛液が取り憑いたように踊っていた。
テクニック的に言うと意味を近い言葉を変化球で最後に重ねた訳だ。前半の捕捉もある為文章としては充分成り立っている
プギャーさんのこういうのを切り捨てる論調は危険すぐる
引っ掛かった、って言ってるだけで切り捨ててはいないだろ
引っ掛かるのを狙ったのなら成功してるってところだ
読む側の感性・趣味嗜好が十人十色である以上は作家の意図がどうであれ100%は無いんだよ
「愛液が取りつく? この作者日本語大丈夫か?」って思う奴だって少なからずいるんだよ残念ながら
801 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/12(火) 08:32:54.30
ぷぅぎゃあああああああおつ!俺の作品は入っていないなwwww
引っかかったてのは良くはないという事だろ
そしてその理由が愛液は思考しないなんて解説じゃ全ての比喩表現は死ぬって事だろ
そもそも比喩なんてあえて思考しない物に例えることが多いし、そういうのを感情の動きになぞらえることを言うんだし
この一文に限っては、凝った比喩使わなくても掴みには成功してると思うんだよね
小説を読みこんでる人なら簡単に突破できる壁かもしれないけど、人によってはつっ掛かって止まるかもしれない
冒頭はなるべくすんなり入って行きたいでしょ
これが「愛液のように」だったなら引っかかりもなかったんじゃない?
ところで指で摘まんで前歯って折れるのか……こえぇ。
アメリカ人には折れなさそうな人多いけどな
日本人は間違ったケアで前歯薄くなっちゃってる人多いし簡単に折れそう
>>792-793 省略された文章が多い! 不安定な作りになっていた!
そもそも踊り子は服を着ているのか! どのような格好なのか! 姿によって比喩の見方は変わる!
2では主人公が女を孕ませていた! 経緯が丸ごと省略されていて女の汚さを強調する機会を失ったように感じた!
蛙のような面は顔色のことなのか! 頬を膨らませたことを指しているのか!
男が喋っている時に女が口の中に指を入れて前歯を摘まんで折る! 速度で可能とは思えない!
女は人に指図されるのが嫌いだとあるが、結局は男の言う通りに子供を産んでいる!
人の考えは不条理で時に突拍子もないことを仕出かす!
とは言え、読者を納得させるには、それなりの経緯や伏線は必要!
ワイは比喩を認めない訳ではない! 巧い、下手があるということ!
『ガバガバの全身から漏らしたような吐息』は良い表現だと思った!
ワイの考え!(`・ω・´)
机上で組み立てることの難しさだね
808 :
忍法帖【Lv=9,xxxP】 :2011/04/12(火) 14:12:54.36
ほう
809 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/12(火) 15:54:03.10
>>541です。
ぷぅぎゃああああああさん、評価ありがとうございましたm(_ _)m
五位以内に入っていないぃぃぃw
しかたありませんが……w
>>806 ん?主人公が孕ませたというのは深読みのしすぎじゃないすか?
女が子どもを生んで育てている、というところに意味を出せるかが作者と読者の力の見せどころじゃないんかな?その点では今回の話の量じゃ意味を取りづらいと思った。一読者の意見として流してくださいな。
>>806
それなら愛液は思考しないなんて切り捨て方は止めろよな
物や動物は全部思考しないんだからさw
>>810 1と2の女の態度を比べて判断した!
>>811 容姿がわからない状態で適切な比喩と言えるのか!
ワイはそれよりも『取り憑く』の使い方が気になった!
愛液が自発的に何かをするようには見えない!
辞書を引いてわかることもある!
ワイの考え!(`・ω・´)
全身が汗みどろでねっとりした愛液に塗れた、という比喩ならば理解できる!
814 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/12(火) 22:24:41.44
どのような表現方法も作者の自由!
どのように反応するかは読者の自由!
ワイは中立の立場の意見を心掛けている!
漢字の使い方が自由では困る!
決まり事に沿った自由の模索は悪くない!
広い範囲で通用する文章が書ければ、それだけ挑戦する場所は広がる!
随時、作品募集中!(`・ω・´)
作者の自演かってくらい話題が長引いてるな。と、作者の俺が言ってみる。
思いつきの表現を並べて行っただけなので、ワイ氏の指摘はどれも的確な気がする。
2は1の直後の出来事で、女は最初から妊娠してたんだけど、誤読されちゃった。多分数字ふったのがよくないね。ある程度時間が経過してると思われたんだろう。
“愛液取り憑いた”は、“愛液のように”がありきたりな気がして、回避してそんな表現になった。“愛液のようなエロスに取り憑かれたように”みたいな意味を書きたかった。
否定意見はどれも的確と思う。ありがとうございました。
816 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/12(火) 23:04:10.33
自演キモす
金守図書館は利用者の利便性を無視した場所に鎮座している。
唯一ともいえる交通機関の市バスは、多いときで一時間に一本。少ないときは二時間で
一本。二十時を過ぎれば最終バスが通る。
そんな辺鄙な場所にあるためか、僕は自転車で二十分ほどかけて通っていた。
「家から出ても、学校から出てもほぼ同じ距離っていうのはちょっとした嫌がらせだよね」
同意を求める相手がいるわけではないが、額に滲んだ汗を拭いながら嘆息してしまう。
僕はガラガラの自転車置き場に自転車を止めてから、図書館の裏口から入る。
漂ってくるのはインクと紙と埃の臭い。どちらかと言えば悪い香りなのだろうが、かき
なれた僕には落ち着く香りだった。
「こんにちはー」
挨拶をしながら控え室に入る。人の温かみが微塵も感じられない室内は、息が白くなっ
てしまいそうなほど寒く感じた。
「ん? 少年、今日は早いではないか」
高く積み上げられた本の壁から声が聞こえてくる。僕はそこら中に積み上げられた本を
よけながら、本の壁に歩み寄る。
本の壁の向こう側には二十歳くらいの女性の姿があった。翡翠色の瞳に鼻筋のすっきり
とした顔立ち。白磁のような肌と肩口で切りそろえた銀髪。シンプルなデザインのビジネ
ススーツに白衣を羽織った姿は、本の山に妙にマッチしていた。
女性は禁煙パイポを口に咥えて揺らしながら、ロッキングチェアーに座って本を読み続
けていた。
本が変わっている以外、服装も容姿も全く変わっていない女性。初めは酷く違和感を覚
えたが、今では変化のない姿に安堵してしまう。
>>817 の続き
僕はポケットから携帯電話を取り出しながら再度、声をかける。
「もう四時過ぎてますよ、師匠」
「そんな戯れ言を――四時五分」
突きつけられた携帯電話のディスプレイに表示された時刻を確認し、女性――師匠はわ
ずかに眉を寄せる。
「ちなみにわざわざ時間を変更してないですよ」
「ふむ、道理で腹が鳴るはずだ」
「またご飯食べていないんですか……」
「今日は、和食の気分だ。少年、任せた」
ぱたん、と本を閉じながら師匠は僕を見上げてくる。
少女のように瞳をキラキラと輝かせる姿に僕は不覚にもドキッ、としてしまう。
「ぼ、僕は師匠のご飯を作るためにバイトしているんじゃないですよ」
「大丈夫だ。問題はない。諸々の雑務を含む、と業務内容に書いていたからな」
師匠はロッキングチェアーから立ち上がるとえっへん、と胸を張る。自己主張をする豊
な双丘が僕の反論する気力がごっそり奪っていく。僕は視線を逸らしてから大げさに肩を
落としてみせる。
「……インスタントで良いんですよね?」
「米も汁もインスタントで構わん。ただし甘い厚焼き卵を所望する。無論、材料は補充し
てあるので買い出しの必要はない」
なら自分で作ってくださいよ、と僕は呟く代わりにため息をこぼした。
***
初めて書き込みさせていただいております。
一人称の練習をしながら書いてます。
描写の過不足など問題点が大量にあると思いますが、
お目通ししていただければ幸いです。
819 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/12(火) 23:53:24.77
ざっと見で語彙がうざったいぐらいしか疵はないように見えるけど笑い出したくなるくらいに面白くない
820 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/12(火) 23:57:40.82
語彙が気持ち悪い
漢字禁止令を発令する
久々にひどいな
このありがちな寒い女キャラが見所だと思って書いたのかな
まあ内容は無視したとして文章もわざわざ伝わりにくい言葉を選んで稚拙
60点いかないと思う
822 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/13(水) 00:20:19.58
馬鹿野郎、安心院さんだよ。親しみを込めて呼べよ
823 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/13(水) 00:22:37.97
なに半纏くんてパシリだったの? 道理でいつも見切れてるわけだぜ
824 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/13(水) 00:31:04.75
ところで無効剄ってそげぶだろ
826 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/13(水) 00:40:15.23
そういうのいいから
っていうと認定粘着されるんだろうけどな
827 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/13(水) 00:44:08.41
作者の八つ当たり
828 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/13(水) 00:48:51.85
だいたい深夜晒しなんか面白かったらスルーでウンコだったら総叩きだからな
良いことねーよ
今うんこをしたら、便器の水面に油が浮いていた。これはどういうことだろう。摂取した油分が浮き出ているのだろうか。それしか考えられないのだが。
とりあえず焼いてみた。割り箸でうんこを摘まんで、以前焦がしてしまったフライパンに乗せ、台所で火にかけた。
油を引いていないにも関わらず、フライパンにはパチパチ音が立った。油便なのだから当然か。
数秒も経たずに、すごい勢いでうんこを焼いた臭いが台所に充満し始めた。俺は迷わず換気扇を回して、屋外に臭いを逃がす。
と、ここで玄関のドアが開く音が聞こえた。女子高生の妹が帰ってきたらしい。しかも男友達と一緒のようだ。「なんかお前んち、うんこ臭くね」「き、きっとお兄ちゃんの臭いだよ」と会話が聞こえる。
俺はそれを聞いて悲しくなった。親が年甲斐もなく盛り上がったせいでできた、十五も年の離れた妹。その後すぐに親父が死んだ為、俺はあいつの父親のつもりで接してきた。まるで娘のように思って、たっぷりの愛情を注いできた。
なのに俺は、あいつにうんこ臭いイメージを持たれていたらしい。そんなのあんまりだ。関係ないが、死んだ親父も浮かばれない。
俺は悲しみの中で、焼きうんこに最後の仕上げをした。皿に移し、とろけるチーズを乗せて、事前に作っておいたデミグラスソースを冷蔵庫から取り出し、上からかけた。
その時丁度、台所のドアが開き、妹が入ってきた。翡翠色の瞳に鼻筋のすっきりした顔立ち。白磁のような肌と、肩口で切りそろえた黒髪。妹は第一声で「くさっ!」と言った。
「ごめんな。お兄ちゃんさっきうんこしたばっかりなんだ。うんこすると、臭いが体に染み付くだろ」
俺は笑顔で応対する。すると、妹の後ろから台所に入ってきた男友達が、「わかります」と言って、フォローしてくれた。非常に頼もしい美少年だ。弟にしたいと思った。
「いや、この皿の上のハンバーグが臭いんだけど」
妹が言った。換気扇に加え、空気清浄機をガンガンにかけていたのだが、流石にうんこそのものが存在している部屋を誤魔化すには無理があったらしい。
「インドの香辛料で、何て言ったかな〜、名前忘れたけど、うんこみたいな臭いの香辛料を使ってみたんだ」
俺は出任せを言って、それがハンバーグであると主張した。
「お兄ちゃん一人で食べるつもりだったけど、君達も少し食べてみる?」
「じゃあ頂きます」
美少年が即答した為、妹は疑いの視線をうんこに向けながらも「じゃあ、私も」と、その流れに従った。
俺は皿のうんこにナイフを入れた。油で焼かれた表面は、ゴリッと音を立て割れるように切れたが、中身は上質の生ケーキのようにスッとナイフが通った。
一切れずつ小皿に取り分け、テーブルに並べる。各人用のフォークとナイフも用意し、俺は既に着席した二人と向かい合って座った。
フォークを持ったまま皿を凝視する妹を前に、俺は頂きますと言って、いち早くうんこを食し始めた。歯に当たる表面の堅い食感は悪くない。中身は僅かに繊維質だ。
気になるのは、デミグラスソースやチーズでも正直誤魔化しきれていないその味だが、とりあえず食べ物のような味質は存在していない。食べ物じゃないから当然だ。しかし、とにかく濃い。凝縮された味が舌先を執拗に刺激する。
そして、やはりというべきか、コーンのようなものが歯で押し潰れ、口の中に弾けた。これは紛れもなく俺のうんこだ。
俺は夢中になって貪った。それを見て、妹は恐る恐る箸で摘まんだうんこを前歯で噛んだ。瞬間、その顔がひょっとこのように崩れたのを俺は見たが、最年長であり兄である俺が動揺を見せてはいけないと思い、気づかない振りをした。
「……これ、うんこだと思うんだけど」うんこを口に入れたまま妹は言った。
「ああ、うんこじゃないけど、明日とか口がうんこ臭くなるかもね。お兄ちゃんは無職だからいいけど、君達は学校あるし、出しといてなんだけど、やっぱ下げるよ。ごめんね」
まだ手を付けていなかった美少年は「そうですか」と言って、フォークを置いた。
一人のいたいけな少年を汚さずに済んだことに安堵しながら、俺は残ったうんこを生ゴミ入れに捨て、流しで茶色の食器を洗うのだった。背後では、飲み込んだうんこを吐き出そうと指を突っ込む妹の嗚咽が聞こえていた。
よろしくお願いします。
>>817-818 >そんな辺鄙な場所にあるためか、僕は自転車で二十分ほどかけて通っていた。
(主人公が自転車で通っている理由を、自分でよくわかっていないような一文に見える!)
>〜かきなれた僕には落ち着く香りだった。
(打ちミスがある!)
>人の温かみが微塵も感じられない室内は、息が白くなってしまいそうなほど寒く感じた。
(一文に『感じる』が二箇所あるので最初の部分を削った方が見栄えはよくなる!
人の温かみが微塵もない室内は〜にすれば同じ意味で感じていることにもなる!)
この文章では現在の時間がわからない!
携帯電話で四時五分とあるが、午前と午後の区別がつかない! 以下に理由を列挙していく!
@外の描写がない! 真っ暗なのか! 夕日が出ているのか! どのような状態で自転車を走らせていたのか!
A主人公の服装がわからない! 制服ならば夕方の四時が確定する! 私服の場合は判断ができない!
B図書館の裏口から入っている! 館内の利用者の有無で閉館を見極めることができない!
C室内の寒さの強調は季節がわからないので、午前と午後のどちらにも受け取れる!
時間を明らかにすれば、主人公と師匠の関係の深さを語ることができる62点!(`・ω・´)
>>829-830 >とりあえず焼いてみた。割り箸でうんこを摘まんで、以前焦がしてしまったフライパンに乗せ、台所で火にかけた。
(時系列がおかしいように見える!)
>翡翠色の瞳に鼻筋のすっきりした顔立ち。白磁のような肌と、肩口で切りそろえた黒髪。
(意図は理解した!)
>背後では、飲み込んだうんこを吐き出そうと指を突っ込む妹の嗚咽が聞こえていた。
(嗚咽は聞こえても仕草まではわからない!)
読者を選ぶ内容ではあるが文章として悪くない!
軽い文体が生々しさを和らげていて笑える部分もあった!
ただし、ある種の揶揄は程々にした方がよい!
不条理に見えてギリギリの線で意味は繋がっていた70点!(`・ω・´)
>>832 >ただし、ある種の揶揄は程々にした方がよい!
はい。
ありがとうございました。
文章力はかなり低いよ
わからん人間にはわからん
836 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/13(水) 13:02:15.23
自演
>>829です。
最近、自演指摘の誤爆を多く感じます。明らかに怪しい時以外は控えたらどうです? これは滑稽な貴方の為の忠告です。
自演乙
841 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/13(水) 15:39:57.88
>>839 このスレに投稿される作品のなかでは、読める部類だよ。
作者が楽しんで書いているのが伝わる。
まぁまぁ面白い。
作者Aなみに臭い
読まないほうがいいよ
読んでないけどw
843 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/13(水) 20:08:17.00
宇宙戦争が始まってかれこれ半年になろうか。そろそろ休戦してほしいと私は願っていた。
私が戦闘ロボット『ヒャクセン』のパイロットになった理由は、他でもない強制的に徴兵されたからだ。
ところで平和主義を胸に、共産主義を唱えている私には、ロボットのパイロットはあまりにも荷が重すぎた。
というのは、まさに最前線に立っていることを意味しているからである。しかも『最強人型格闘ロボット‐タイプ
100型』、通称『ヒャクセン』は言わずと知れた我が軍のエースだった。一方で敵軍からは『ワンハンドレット
ファイター』と呼ばれて恐れられた。ヒャクセンに捕まると最後、その運動性能は圧倒的だったからだ。
「大佐、もうすぐ戦域に近づきます。体の震えが止まりません。あたしは戦争になんか行きたくなかった。家に
帰りたい」と声を震わせながら、吉田はいった。
「大丈夫だよ。私がついている。君が思うがまま、戦えばいい」と私は、優しくいった。
「はい。大佐! あたし大佐のためにがんばります」と、やや元気になったのか、モニターに映る吉田の顔には
いくぶんか笑顔が戻ったようだ。
「あたしは吉田さんよりもがんばります」と山本の声が聞こえた。そしてモニターに山本が映った。
「ああ、期待しているよ」と山本にもやさしくいった。
「山本さん! ぬけがけはやめてよ。大佐の気を引こうとしても無駄、あたしが一番の戦果をあげるの!
ね! 大佐!」と今度は白石の顔が映った。
「ああ、分かっている。白石は賢い子だ。期待しているよ」と私がいった途端に――、
「私も」「私も」「私も」私も」と鈴木、佐々木、小林、佐藤も同じようなことを私にいった。
そう――私の部隊は、私以外、選りすぐりの15才美少女で固めたヒャクセン部隊だった。
私は戦争よりも平和。ロボットよりも美少女を愛した。部下を愛するがゆえに、今この現場から逃げ出すこと
はできなかった。
――銀河系の覇権をめぐる宇宙戦争は、もうすぐ始まろうとしていた。
(レーベルに持ち込もうとしている渾身の力作の冒頭です。評価お願いします)
845 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/13(水) 21:16:13.00
キチガイの匂いがするおw
鼻糞をほれ。
>>817-817です。
お目通しありがとうございました。
>>819 >>820 >>821 語彙については自分の知識不足、経験不足で適切な表現を使用できていないことが
原因だと思います。
今後、課題として取り組んでいきます。
展開などについては言い訳がましくなってしまいますが、特に何も考えずに書いたため
淡々とした日常描写になってしまっています。
つまらない時間を使わせることになってしまい、申し訳ございません。
>>831 @〜C
ご指摘で書いてる最中に脳内補完してしまい、描写していない部分が
多いことに改めて気づくことが出来ました。
服装や時間には気が回っていませんでした。
自分では30〜40点ぐらいだろうと思っていたので
点数には少々驚きました。
848 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/13(水) 22:28:12.54
ワナビ歴四ヶ月が70点取れるスレだからな
ていうか疵のない文書くだけならいわゆるラノベ文章の方が向いてるんじゃないの
読みやすくするために極力描写減らしてるわけだし
849 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/13(水) 22:45:39.88
850 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/13(水) 22:53:47.82
望遠鏡のレンズ。数100m先は軽く見渡すであろう代物。そこから、またいつものように覗いていると、おぞましい光景が見えた。
それは私の見たいものじゃない!やめろ、と私がいくら叫んでも奴らはやめない。
まるで、私を挑発するようにひたすらそれを続ける。
どんなに私が壁を殴っても汚い言葉で罵ってもやつらは顔色一つ変えず、ただ黙々とおぞましきことを続けている。
私が見たいのはそんなものではないのに
(私はおまえら等を見たいのではない。私が見たいのは…園児のおぱんちゅだ!)
ここはあるマンション。6階立てのコンクリートで出来た白いマンション。
そこのある部屋のベランダに、一人のひげおやじがしゃがみこんでいた。不細工でしかも素っ裸で更に腹にだらしない肉がしがみついているひげおやじはベランダに設置された黄色い望遠鏡を通して何かを覗こうとしている。
体を乗り出し、手すりをバンバン叩き、歯ぎしりさせながら眼球をレンズに押しつけるその姿はとても知性ある動物とは言いがたかったが、それでも彼は人間であり、誰も止めることは出来なかった。
今、彼の眼球は高性能レンズを通して一つの光景を捕えていた。
やっぱ書きます。すいません
851 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/13(水) 22:56:16.59
巨大なアサリがぱかぱかと開いて白い体液を出している。隣には若い男もいる。男は水が入っているのだろう湯沸しポットの中に両手を入れて一心不乱にごしごしとこすっている。
しかしそんなものには興味が無いのでレンズを動かす。視界はゆらゆらと動き、園内をくまなく探し始める。
どこだ…どこだ…ひげおやじは腰を振りながらぶつぶつと呟く。少しして、視界が園内の隅に来た時にあるものがうつった。
「うわっ!わわっ!あぁ…うわぁ!」
ひげおやじは突然ビクッとして跳ね上がるとM字開脚して倒れ、口に貯めながら少しずつ飲んでいた白濁としたあんかけを自分の股関にこぼしてしまった。こうしてひげおやじはまるでレイプされたような姿にされてしまったのであった。
(許さない!)
怒りの炎を煮えたぎらせたひげおやじはベランダから部屋に戻った。ドスン!!!
無事帰還に成功したひげおやじは視線を部屋の中央に移す。
8畳の部屋、その中央にはちゃぶ台が無言で佇んでいた。ちゃぶ台の上にはガスコンロが鎮座しており、ガスコンロには鉄鍋が騎乗位でまたがっており、鉄鍋は白濁としたあんかけにおかされていた。
そんないつもの日常を静かに見下ろすひげおやじ。彼の目は血走って尋常じゃないほどに勃起していた。ビクンビクン!!
「きさまはぁ…処刑決定だがぁ!」突然、ひげおやじの声が部屋にひびく。
当然部屋にはひげおやじ1人だけなので返事は無かった。が、ひげおやじは突然顔を引きつらせた。眼球は泳ぎだし、額からは冷や汗が吹き出した。
そして、ひげおやじは不細工な面を更に歪めると、ビンビンに勃起した目ん玉を鉄鍋にぶっ刺したのだ。
「あぁ!!?あ…アチュイよぉ〜!アチュイよぉ〜!!」
熱々の白濁あんかけがひげおやじの極太勃起目ん玉に入った!
あまりの熱さと痛みにまたもやひげおやじは大開脚してケツの穴を広げながら無様にのた打ち回った
852 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/13(水) 22:58:17.53
「ひぃぃい〜水〜水〜」
熱さと痛みで泣きそうになりながらひげおやじはチンポの感触を頼りに歩いた。ぷにゅ…ぷにゅ…ぷにゅ…がばぁ!
「!?」
「あひぃ!」
突然、チンポが何かに当たった。ひげおやじは見えにくい目でそれを見た。
「あひぃぃぃ!あひぃぃぃ!あひぃぃぃ!抜いてぇ!抜いてぇ!」
それは、頭に風呂敷を巻いた美人すぎる女泥棒だった。
視線を股間に移すと、女の尻がある。どうやらチンポが偶然あったケツ穴に入ってしまったようだ。
「おい泥棒!どうしてここにいるんだ!」
怒気を持って尋ねるひげおやじ。目を抑えてはいるが血走っているに違いない。
「あ、ひぃ!あひぃ!ここからスピリチュアルな気を感じて」
「でぇ?」
「ここでおまんこボリボリ掻いたら運気上がりそうな気がしたのよぉ!ほら言ったでしょう。だから早く抜いてぇ!チンポ抜いてぇ!」
確かに美人すぎる女泥棒はケツ穴にチンポをぶっさされながらも、ちゃんとおまんこをボリボリと掻いていた。
掻きすぎたのかおまんこは赤くなっていて、下の床には数本の美人すぎるマン毛と、マンコふけがぱらぱらと落ちている。
「分かったでしょう!早く抜いてよぉ!これ以上チンポ刺されたら便秘になっちゃうよぉ!」
「…許さん!」
「えっ?」
「よくも潔癖症のワシの家に汚いマン毛を散らかしてくれたな。」
「ひぎぃ!ごめんなさいぃぃぃぃ!」
「ダメだ。処刑決定!」
バゴン!
「ギャー!」
こうして、美人すぎる女泥棒はボリボリとマンコを掻いてる最中に、ケツ穴に偶然チンポぶっ刺されて、挙げ句の果てに頭突きをされて撲殺されたのでした。
「たく、最近の若者は…ていや」ひげおやじはやれやれといった感じで、美人すぎる女泥棒の死体を持ち上げるとベランダの外に投げ捨てた。
ヒューン…ベチャ!
「あひぃ!死んだふりしてたのにぃぃぃ!ガクッ…」
「あらまー残念、残念。あれほどマンコはパイパンにしろっていったのにねー」「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!」
外から話し声が聞こえる。どうやらとうとう、美人すぎる女泥棒は本当に死んだようだ。ひげおやじは女泥棒のマンコが真っ青になってるのをチンポレーダーな感覚で確認すると、窓を閉めて、またチンポを頼りに歩きだした。
853 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/14(木) 04:59:37.17
>>843 以前に読んだ話の続きのような気がする!
ロボットの説明は大雑把ではあるが概要はわかる!
改行から先は完全に描写の手抜き!
大佐はモニター越しとは言え、どこにいて少女達と話をしているのか!
>と私は、優しくいった。
>と山本にもやさしくいった。
>と私がいった途端に――、
(大佐が相手を平等に扱うにしても他に言い方はないのか!)
会話文の少女には特徴が無い! 人物の書き分けをしていない!
全員が自分のことを『あたし』と呼んでいる!
容姿に関しては『15才美少女』という部分のみ!
文章は読み易くなった!
物語の内容に関しては要領を得ない! ギャグなのか! シリアスなのか!
大佐の性別も気になるところ! ワイは同性愛を想像した!
軽い文体を活かした内容を希望する64点!(`・ω・´)
854 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/14(木) 05:01:50.97
>>849 URLの先がライブドアのニュースなので評価はできない!
855 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/14(木) 05:02:55.87
>>850-852 >私が見たいのはそんなものではないのに
(句点がない!)
>やっぱ書きます。すいません
(本文ではないのかもしれない!)
>巨大なアサリがぱかぱかと開いて白い体液を出している。隣には若い男もいる。男は水が入っているのだろう湯沸しポットの中に両手を入れて一心不乱にごしごしとこすっている。
(意味がわからない! アサリは何がしたいのか! 若い男の行為にどのような意味があるのか!)
>彼の目は血走って尋常じゃないほどに勃起していた。
(目が迫り出しているのか!)
>眼球は泳ぎだし、額からは冷や汗が吹き出した。
(目が泳ぐことなのか! 眼球と具体的なので動くような気がする!)
>〜頭突きをされて撲殺されたのでした。
>美人すぎる女泥棒の死体〜
(地の文で書いていながら女は生きていた!)
>「あらまー残念、残念。あれほどマンコはパイパンにしろっていったのにねー」
(そのような描写はなかった!)
適当が過ぎて話になっていない!
読み易いと思った文章は具体性に欠ける描写で頻繁に詰まった!
作者の言いたいことがわからなかった48点!(`・ω・´)
856 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/14(木) 08:28:53.59
西暦2111年10月。私が率いる美少女編隊『ファンタジア』は、地球帝国と火星人民解放軍の間で
つばぜり合いの続く戦域へとはいった。
私を先頭に正三角形を形づくった編隊は、威風堂々と今か今かと帝国部隊の出現を待つ。
ところで私達火星人民は、もともとは地球人であって、つまり同胞である。だが、政府のあまりにも不
平等な扱い、また祖国へ帰れないというストレスは反旗をひるがえしてしまった。
私達は地球では『日本人』と呼ばれていた。ところがほぼ100年前に突然起こった天災で、原子力
発電所が次々と爆発し、それは地震が発端であったのだが、次から次へと事故やテロが起こって住め
ない地域になってしまったのだ。とくに核分裂から生まれたプルトニウムという元素は、普遍に放射線
を撒き続ける性質があって、現在も人が生活することはできない。話によると最低3万年は、故郷に
帰ることはできないらしい。
「大佐! 左舷前方に敵を発見しました』と白石がいった。白石は私の部下の中でもっとも賢く、ショ
ートカットがよく似合う。一方で、負けず嫌いな性格が少々うっとうしくなることもあるが、信頼は厚い。
「白石は目がいいな。みんなプランBでいくよ」と指示した。
「大佐の声、シブいですよね。あたしとろけそうです」と山本がいった。
「褒め言葉はあとにしてくれよ。山本。これから戦いなんだぞ」と山本を叱った。
「すみません。大佐!」と山本はすまなそうにいった。
やれやれと思いつつも、彼女達を戦域から生還させる気持ちは揺らぐことはない。勝ち負けなんて
どうでもよかった。彼女達を守る決意の表れは、モニターに徐々とはっきり確認できる敵と共に、うっ
すらと私の仮面を映した。白い仮面の中身は、――白い悪魔、――白い彗星、――白い弾丸などと
呼ばれて恐れられた私だった。
857 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/14(木) 08:37:29.79
>>843の続き
>>856です
社会風刺をしたためたライトノベルです。
タイトルは『宇宙戦記――戦うよ日本人』です。
なろうで連載したらそれなりに人気になるかも。
原発より白石さんのことをもっと書いて欲しかったが。
860 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/14(木) 12:42:20.91
854
評価ありがとうございますm(●q●)m。これを機にもっと頑張ります。
ちなみに、勃起眼球は迫りだしてる感じでギンギンになったちん○ぽみたいな形になってます。あと、アサリと若者の行為の意味は物語の後編で分かるのでまだ今はかけません。評価ありがとうございましたm(●q●__)m
861 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/14(木) 16:53:21.36
>>843,856のつづきです
私が仮面を被る理由。それは赤裸々な過去を引きずっているからでも、皇帝の子孫だからでもない。
ただ単に、男前だからだ。いやイケメンと呼ぶべきだろうか。自他共に認める甘いマスクは、誰もが舌
を巻く。2年ほど前の火星人民軍のイケメン投票でもみごと1位になった。2位の高橋さんから8票差も
付けて圧倒したのだ。
ところがこのイケメンというのが、通常の大佐業務に支障をきたしてきた。女性達は事あるごとに、私
に接近してきた。あまりのイケメンさに失神する者までいた。そして上司に仮面を被れと命令されたの
だ。よって風呂に入るとき以外は、仮面を被ることにしている。
「大佐! あぶない!」と白石の声が聞こえた。私の横をまっすぐな真白い稲妻がはしった。敵軍の
中性子ビームだ。あわや死ぬところだったが、白石の声で、私は間一髪で回避した。
「白石。ありがとう」と礼をいった。山本を叱咤した手前でなんたる不注意だと猛省する。そして気を取り直し、
「プランB!」といった。
「ラジャ!」と美少女達は一斉に叫んだ。
862 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/14(木) 16:53:39.48
プランBとは、私を中心に扇型に点々と広がるフォーメーションである。真っ白い私の『ヒャクセン』は、
とにかく目立つので的にされやすい。しかも『白い悪魔』と呼ばれているこのヒャクセンを撃ち落したい、
という野望を抱くロボット乗りは数知れない。そして私に迫りくる敵ロボットを囲んで美少女達がハチの巣
にする。これがプランB作戦だった。
戦局は予想通りだった。敵ロボットは私へと集中攻撃をしてくる。ゆっくりと私は後退しながら、おびき
寄せる。一斉攻撃するタイミングは、白石に任せている。彼女ならばうまくやってくれるという確かな信頼
があったからだ。
だがその時だった。激しい閃光が見えた。不安が過る。撃墜された――。あの方向にいるはずの部下
は、白石――。そしてすぐだった。佐々木の声だった。
「大佐! 白石さんが……。白石さんが……。やられました……」
私は通信を切った。もはや誰の声も聞きたくなかった。部下がやられたという現実から逃げたかった。
しかも白石はこの作戦には欠かせない美少女だった。いや平等に皆愛していたが、特にひいきにして
しまうほど愛していた部下だからだった。
私はまさに鬼神となった。こうなるとまったく記憶はない。気がつくと、破壊した敵ロボットの残骸は、
銀河をゆらゆらと漂っていた。
863 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/14(木) 21:12:43.42
>>856 プルトニウムの放射能は現在で半減期が二万四千年! 無効化までは五万年と言われている!
>話によると最低3万年は、故郷に帰ることはできないらしい。
(すでに一世紀が経過している! 3万年の期間の信憑性が疑わしい!)
>「大佐! 左舷前方に敵を発見しました』
(括弧の種類が違う!)
>「白石は目がいいな。みんなプランBでいくよ」と指示した。
(目視で敵を見つけるのか! 索敵の機器類はないのか!)
>モニターに徐々とはっきり確認できる敵〜
(大佐の機体には索敵のシステムがある!)
>うっすらと私の仮面を映した。
(表情のない白い顔の比喩だと思った!)
>>861-862 >私が仮面を被る理由〜ただ単に、男前だからだ。
(本当に仮面を被っていた!)
>気がつくと、破壊した敵ロボットの残骸は、銀河をゆらゆらと漂っていた。
(宇宙空間の戦いだった! 場所が明示されていなかったので惑星の戦いも視野に入れて読み進めていた!)
やはり、物語の路線がはっきりとしない!
仮面のくだりはギャグのように思えた!
白石の撃墜はシリアスなのか!
よくわからない状態で読み終わった66点!(`・ω・´)
もしかして書き込みの限界が近いのか
そろそろ容量オーバーではないのか!
866 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/15(金) 09:36:08.18
第2章
>>843,856,861,862
火星。私の第2の故郷。奇跡の星ともいわれている。というのはおよそ100年前、つまり私達の故郷に
天罰なのかと勘繰りたくなる巨大地震が発生した年の暮に劇的な出来事は起こった。
数光年彼方からやって来た彗星が、突如火星に衝突したのだ。その彗星は周期表のすべての元素、
地球上にある必要な元素というべきか、すべてを含んでいた。
火星に衝突すると、瞬く間に火星は厚い雲に包まれて数年間雨が降り続いたと聞く。そして雨はやがて
海となり、天文学者達の通説は根底から覆されてゆく。地球誕生は、ゆっくりと青い星になったのではなく
ある日突然青い星になった、という有力説が浮上してきたのだ。
アメリカ、ロシア、中国などが、ただちに調査へと行くと、地球とほぼ変わらない環境は、新たな国同士
の骨肉の争いを予感させた。
その頃日本人は、世界各地で非難生活をしていた。国土の99%は放射性物質で汚染されており、沖ノ鳥
島以外はとても住める環境ではなかった。よって国連は、1億2千万人という被災者を各国で受け入れる
採択をした。ちなみに朝鮮半島も汚染されたので、被災者は2億人に達する。
隣国にさえ迷惑をかけた私達は、国を失い、後ろめたく世界中に散らばり生活していた。そんなおりに火
星に住めば、という提案を国連がしたのだ。私達が非難生活を始めて20年経過していた――。
世界に散らばった日本人のほとんどは、科学者になった。もっとも原子力学者を目指した者が多かった。
それは一途に故郷を取り戻したいがための選択だったのだろう。
「大佐。今回も大活躍だったらしいね」と閣下は顔をほころばせていった。
「部下を殺しました――。やめてください」とぼそっと私は返答する。
867 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/15(金) 09:37:47.45
「白石君か、仕方ないのは君も分かっているだろう。戦争なんだよ。少なくとも誰か死ぬのは必然なんだ。
敵軍は数十人の死者を出したんだ。」と閣下はいった。
「それはわかっています。ただ人が死んだ数の問題じゃない。部下を殺してしまった私の気持ちがわかり
ますか? 白石は大切な部下だった」
といい、唇を噛みしめる。
「悪かった。大佐」と閣下はすまなそうにいい、
「大佐。白石君の代わりというのもなんだが、補充人員を準備したんのだが、これから面接してもらい
たい。どうだろう?」と閣下は話題を変えた。
「断ります。白石の変わりは、山本でも佐々木でもできます。もう懲り懲りだ!」
「そんな声を荒げることはないだろう。大佐。冷静になりたまえ。実際問題、白石君を失ったことで君は
悩んでいるはずだよ。今後の戦術的な話でね」
「私一人で十分です。もう部下は全員。部隊から外す気でいます」
「支離滅裂だよ。冷静になりたまえ。大佐。とりあえず面接してくれ。これは命令だ!」
「15才美少女じゃなきゃ嫌ですよ。14才でも16才でも、不細工でもだめです」と私は傍から見ると非常
識といえる規定を伝える。しかしそれは、私が女好きであるからでも、ロリコンだからでもない。無茶な規定
を作ることによって、少しでも部下を作りたくなかったからである。目の前で死にゆく者をみたくなかったの
である。
火星人民軍本部の応接間から閣下が立ち去った後、すぐだった。コンコンとノックがされた。
「どうぞ」と私が言うと、15才美少女が入って来た。美しかった。黒髪は肩ほどで、日本人特有の黒目は
大きく、あどけなさを漂わせる美少女だった。美少女慣れしている私でさえ、少し圧倒された。
「お初にお目にかかります。花咲夢子です。このほど、大佐率いる『ファンタジア』に配属されました。必
ずや戦果をあげて見せます」
と、花咲夢子と名乗る彼女は、はっきりとした声でいった。
868 :
1/2:2011/04/15(金) 10:24:40.35
救世主《メシア》が降り立った。
空の切れ端、雲間から一本の細長い光線が槍のように森へとのびた。瞬く間の出来事だった。
(あれは、《妖精の泉》の近くだ)
森と村を隔てる川ぞいで、飼い犬の散歩をしていたスコット・ローランドは、いち早く異変に気付くと、いつものルートを変更して森を目指した。
《ほうき蜘蛛(ブルーム・ウィドウ)の森》。娯楽に乏しいリクセンの農村では、こどもたちの主な遊び場になっていた。
彼も小さい頃には仲間と共に木登りや小動物狩りに明け暮れたものだ。畑仕事の手伝いをするようになったここ数年は、すっかりご無沙汰になってしまったが。
869 :
2/2:2011/04/15(金) 10:25:19.49
だが足は覚えているものだ。道なき道を迷うことなくすいすい進んでいった。
やがてうっそうとした木々の世界は晴れて、開けた空間に出た。
森の奥には花畑に囲まれた美しい湧き泉があり、《妖精の泉》と呼ばれていた。
咲き乱れる色とりどりの花――吹き抜ける風に花びらが舞い上がる。
瞳が合った。
それは、人気女性お笑いコンビ《ハリセンボン》の痩せている方であった。
――完
槍のようにのび、森へと吸い込まれていった。
の方が良かったか
推敲不足で申し訳ない
煽りでもなんでもなく、ぷぎゃを含め、ガチでレベル低い、低すぎる。
お前ら、どっか別のサイトでも行ってろ
まず「まともに読める文章を書ける」って最低条件だけで、10人のワナビがいたら8、9人は落ちるからな
875 :
名無し物書き@推敲中?:
続き
>>843,856,861,862,866,867
しばらく花咲夢子の瞳を見ていた。そこには彼女の覚悟が窺えた。頭も良さそうだ。閣下から渡された
履歴書にも目を向ける。小学生時代の成績は首席、中学では量子力学、原子工学、ロボット運転技術
1級など、まさに優等生だった。
「配属は決まってないよ。花咲君。私が決めている。で、悪いが不採用だ」と彼女へ静かに告げた。
「な、なんでですか? 理由を教えてください」と彼女は顔を必要に近づけてきた。あまりに近づいて来
るので大きく身体を後ろへと反らす。そして不採用の最たる理由を探すが見当たらないので、
「私の好みではない。君のルックスは規定を満たしていないのだよ」と嘘の心象ではあるが、伝えた。
「あたし小学校時代も中学校時代もモテましたよ。毎日携帯の受信メールも下駄箱も告白文でパンパン
でしたよ」と彼女は鋭く睨みいった。
「それはお山の大将っていうやつでね。全国には君なんかより美少女は山ほどいるんだよ。私の部隊は
本物の美少女で売っている。悪いが不採用だよ」と再び彼女へ告げた。
しばらく間、彼女とにらみ合った。
「へんな仮面被ってさ。カッコいいと思ってんの! あんた不細工なんでしょ。美少女だけ採用する大佐とか。
ロリコン変態だよね。あんたの部隊に配属されたいなんて、これぽっちもないの! 上司だからと少し下手
に出ればさ。まさか変態とはね。あはっは――」と彼女は突如急変して私を侮辱しながら、笑い始めた。
「君の上司に対する侮辱発言は、報告はしない。不採用は告げた。早く退出してくれ!」とらしくない怒り声
でいった。
「大佐! 仮面を外してほしいな。そしたらあたし出て行きます。不採用にされた手前、不採用にした人物
の不細工な顔くらいみたいです」と彼女はややおどけてバカにしたようにいった。