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5 :
名無し物書き@推敲中?:2008/06/29(日) 18:34:45
酷評よろしくお願いします
小説の冒頭部分です
あの日、僕は失ってはならないものを失ってしまった気がする。
気がするというだけで実際に失ったかどうかは解らない。
だが、確かに「失ってしまった」ような気がするのだ。
確率的に考えてもかなり高い。
少なくともカジノのルーレットで一人勝ちするよりずっと確率は高い。
ギャンブルは3ヶ月前に止めた。勝てたとしても大抵の場合、それは親側の思惑どおりなのだ。
そのことに気付いてから綺麗サッパリ、ダイスともメダルともチップとも縁を切った。
こんな僕でも最初のうちは勝っていた。ビギナーズラックというやつだ。
そして、勝てば勝つほど現実が見えなくなった。
そのうち気が付くと貯金をすべて失し、代わりに借金がたんまりと膨らんでいた。
夢の中で現実感のない数字がふわふわと増減する。
そして夢から覚めるとき、確かにその数字は現実的なものだと気付かされる。
自分の財産だったと理解する。驚くほど冷静に。
そんな僕ら客を見て、店員は即席の笑顔で「惜しかったね」と言う。おきまりの台詞だ。
言うときもあれば言わないときもある。でもだいたいは言う。
少なくとも僕には聞こえる。
そして、「また来るよ」と果たせもしない復讐を腹の中で企むんだ。
ギャンブル中毒なんてそんなもんさ。
おっと、話がそれてしまった。本題は飽くまで僕が何かを失ったという話。
三ヶ月間、僕はそこそこ名前の通ったホテルのカジノにいた。
「いた」と言ってもそこでギャンブルに明け暮れていたわけじゃない。
アルバイトで働いていたのだ。そのとき、僕は“おそらく”何かを失った。
そのことについて記していきたい。正確に記述することがたとえ不可能だとしても――
いるんだよな、こんな度し難い文章さらしておきながら自分は優れてるとか錯覚してるクズが。
自分の実力の無さに気付かないレベルなんだからお話にならない。
少なくとも「眼高手低」の状態ぐらいにはなってから来いよ。
「眼低手低」の能無しが意気揚々とやってきて酷評されたら逆ギレとか救いがなさ過ぎて失笑ものだろ。
能無しは自分が能無しだと認めるところから始めやがれ。
痛い目見るためにこの文章を出版社に持ち込みしてみろ。
鼻で笑われて大恥かくぞ。
二度と来るなって言われるよ、たわけが。
烏龍茶、吹いた(笑)
前スレの主役の二人かw
新しいスレになっても、まだやってるのか。どうしようもない馬鹿だな。
眼高手低つて まっすぐまえみておなぬぃ つてかんぢだある
まあ、スレも変わったことだし気持ちも前スレの流れも切り替えていこう。
「品があるほど下劣な夜」 の印象深い日本の昨今である
テンプレに「最低でも一度推敲した後」とか入って他方がいいんじゃね?
とはいえ、推敲もしないようなやつはテンプレも読まないだろうが。
ザ・さわやか乱交。
ようし、引き続き前スレ
>>640を馬鹿にしながら進んでいくぞー!
リアルな話しとくか。
「冗談と真面目の境界が無い椰子」には注意し解け。
語勢が常ににゅーとらる。
明石家さむまみたしなやつdeある。
日常と演技が一緒である。
ちなみに俺もそうなりつつある深淵を覗く者は。である。
でもたぶんだいじょーぶである。
つまらん。
お前の話はつまらん。
おそらくそういうやつは
もんおすごおく魅力的だかんな。
下手に障ったら火傷じゃ済まない昨今。
わかるね、である。 ★ アクセス規制中でも書ける板たち ★
奇抜な文体で個性出そうとする奴、ウゼェ
中身がないんだからしょうがない。
前スレ870だが、あんま酷評つかなかったな。
873、875の両氏に御礼いたす。ただ外来語控えたら本末転倒だぜw
かくいう俺も普段は酷評者サイドなんだ。気が向いたときだけだが。
最近スレの調子がおかしいからテコ入れのつもりで投下したんだけど、
もう酷評者自体あんまり数残ってないような気がするな。
しかしカムパネルラ知らないとか、この板住人としてどうよw
三語スレでもブッセに絡めて出題したらわからんちん言われるし、
もうなんかぬるぽ。
以後潜伏しま。このレスはご自由にお叩きくださいませ。
>>24 前スレの外来語控えろ書いたの俺だけど、それもネタだから気にスンナ
おまいらのくにでゎ
中身がないことを個性とゆうのか。
そんなだから、つぶれる
日本語でおk
クサマンほど男の臭いに 厳しい と、ニュー息+に規制くらったの こっちに。不当な規制くらう耽美に 毒舌度あげてくかんな、クサマンFOX ★。
870 名前:名無し物書き@推敲中? 投稿日:2008/06/28(土) 14:47:35
お願いします。
プアーなハズバンドとのハネムーンは、予想もしなかったスタートレイン。
ケンイチとアタシはレストランカーでスイーツを食べながら、ウィンドウの向こうを眺めていたわ。
素敵な夜空、ん、夜じゃなくても夜空なのよ。
「ギャラクシー」彼は言ったわ。「ギャラクシーだね。まったく」
シェード・インした彼のプロフィールはアンニュイなエアを振りまいて、恋に恋する恋に恋って
感じでアタシのハートをブロウしたわ。やだ、ブロウだなんて、乙女っぽくない。
「なんのこと?」にっこり笑ってアタシが聞くと、カレ、溜息をついてこう答えたの。
「宇宙はこんなに広いのに、俺たち二人が出合ってしまうなんてね。凄い偶然だな」
「ホントね。運命の女神ってきっといるんだわ」
「そういう、ゴッデス」
何のことか分からなかったけど、あたしはこの旅に満足だった。カレがお金を作ってくれたのも
意外だったし、ううん、愛をそんなことで測るワケじゃないけど、やっぱほら、素敵なものがないと
アタシ生きていけないし。朝から一六個目のエクレアも、ほのかにビターでエクセレンツ。
「カムパネルラーーーーー!!」
あら、子供がなにか叫びながら走っていったわ。お行儀の悪い子には首輪でもつけておいて
欲しいわね。
――次は、ヴィーナス、ヴィーナス、お降りのお客様は右側のドアを……
ヴィーナスだなんて素敵。と思ったら、彼が急にフェイクヴィトンのパースを取り出したわ。
「悪いけどハニー、駅弁を買ってきてくれないかな」もちろんいいわよ。エーゲ海のアコヤ弁当かしら。
――停車時間は30秒です。
あたしはホームに降りてお弁当屋さんを捜したの。でもいないのね。あれ? って思ったら、
スタートレインが走り出したわ。窓から彼が手を振ってる。やあね、なんの冗談かしら。
でもカレとはそれっきりなのよ。アタシはまたまた偶然のランデヴーを求めて、宇宙をふらふら
さまようことにしたの。次のスイートハートはどこかしら、素敵な人が、イ・イ・ナ♪
カタカナ使うとなんか面白くなるのか?
上品な時代というものは
「てめえのマンコはなもげるじゃ!!」
と いわれるおそれのある子女のためにある。
ルー語が流行ってるからだろ。
いろいろと、大変な時代だな。
である。
この独り言の人は同じ人なの?
まあクサマン地雷にゃきおつけろ。
ガッキー似?なおわるい。ともあれしばらく
黒髪にはごようじんである。
どーてーうるさい
みちのりの道程わ
きびすいものなのである。
おろろんぱいde r。
れんあいけいけんぜろうるさい
おまいらは頭悪いから考えなくていいが
上品な時代に上品なツラぶらさげた
クサマンにクリティカルヒットした折の
あびk
やめとこ。うんめーだとおもへ。である。
しこうがもてないくんのものだ
もてるくんが
くさまんめいかーde r。
>>29 一行目で読む気がなくなる文章は少なくないが、これもそうだ。
もてないくんがおんなをかたるなこっけいだから
現行スレ6を解読したが……主の思惑はこれでよかったのだろうか?
これだけ取り上げられてたから、眺めていてどうも納得がいかなかったので改変w
あの日、僕はかけがいのないものを失ってしまった気がする。
気がするというだけで真意は確かではない。 だが、確かに自分の中ではもう失っていた。
僕はそこそこ名前の通ったホテルのカジノにいた。 今では、ギャンブルに関係することは一切やっていない。
ギャンブルなんてものは勝てたとしても大抵の場合、それは親側の思惑どおりなのだ。
稼ぐものがいなければギャンブルなどは成り立つはずがない。1から10を生ませるためには、その1になる者が必要になる。
ただその1になっただけだ。 そのことに気付いてしまってから、綺麗サッパリ、縁を切った。
最初のうちは勝っていた。ビギナーズラックというやつだ。
そして、勝てば勝つほど現実が見えなくなった。
そのうち気が付くと貯金は底を尽き、代わりに借金という枷が苦しめる。
それからか夜寝付くことはできず、寝ることができても悪夢を見る。
夢の中で現実感のない数字がふわふわ浮かび増えたり、減ったりする。
まるで今までの自分を振り返るかのように、そしてその数字は一気に暴落していく。
そこで夢が覚め、その数字は現実的なものだと気付かされる。
そんな客達をみて店員はいつもの笑顔で「惜しかったですね」と憐れみの言葉をかける。
おきまりの台詞だ。毎回負けたときにそのような言葉を言われていたかわからないが
少なくとも僕にはどんな言葉もそう聞こえた。
そして「また来るよ」とお決まりのセリフを言い、果たせもしない復讐を腹の中で企む。
ギャンブルに溺れていく者などそんなものだ。
おや、話がそれてしまった。本題はあくまで「僕」が何かを失ったという話。
さっきも言った通り、三ヶ月間、ホテルのカジノにいた。
いたと言ってもそこでギャンブルに明け暮れていたわけじゃない。
さっき言ったようなやつらはたくさんみてきた。要は親の息子。いや息子のまた息子だろうか。アルバイトとして働いていたのだ。
そのとき、僕はおそらく何かを失った。
そのことについて記していきたい。正確に伝えることがたとえ不可能だとしても――
それは
高級娼婦の論理にはまりかけで ある。
ふーぞくにはおんなはいない
さておき
男女平等だというから女の言い分を
あれこれあれこれと聞き容れてきたが
恋は男女平等などでない。
女性優位から男性優位へ移行する為の
甘く狂おしいてつづきであるl。
こいw
いうにことかいてこいだとよ
もてないくんはかたおもいをこいとかんちがいする
ひどすぎるぼうげんを吐いたばかがおるが
俺の女だったら ちゃんと躾けときますんで何分何卒。である。
俺もリライトー::::::::
あの日、僕は失ってはいけないものが失ってしまったのだ。
ビギナーズラックが消えるころには、僕の財産はすべてなくなっていた。
ルーレットのルージュもダイスの眼も僕に微笑まなくなった。
ギャンブルの勝利の女神は、常にトラップを用意している。僕がそれに気がついた
のは、三ヶ月たって、すべてを失ってからだった。
最初は勝ち続けた。勝利の美酒に酔っている頃の僕は、酷く傲岸だった。それでも、
少なくとも、勝っている頃の僕は、まだまともだったのだ。
ギャンブルの魔力は、負け始めた頃から忍び寄ってくる。
勝っているうちならやめられたろう。しかし、負けはじめてからは、もう、やめら
れなくなっていた。
負けて帰るとき、店員が「惜しかったですね」と慰める。その言葉を辞めるきっか
けとすることはおろか、次への復讐へと変えてしまう。それが、相手の思うつぼでし
かないことに気がつきもしない。そんな生活が続いた。
それが、ごく最近の僕の昔話だ。
そして、今、僕はある名のあるカジノにいる。ただし客としてではなく、従業員と
してだ。
僕はギャンブルからは完全に足を洗った。
だが、一つだけ――
そう、あの日、僕は失ってはいけないものが失ってしまったのだ。
それを聞いて欲しい。
だっちわいふはさからわんわな
なーんだ。
俺の思い出で書いたことない言葉があるって
書いたことあるでそl
りpーと。である。
>>52 お前馬鹿か?
一行目を100回推敲して出直してこい。
きったねえなりすましがおるのぅ。
視点変えてリライトしてみた。
キャハハハ! あの人、ギャンブルで身を持ち崩したんだって。マジなの! マジなの。
なんかさー、まだ本当に落ちぶれたんだか分かんないとか言ってうだうだしてんだけど、
見りゃあ誰でもわかるわよォ、もうボロ切れ同然。あんたも気ィつけなよお、ああいう男って
困ったらヒモになろうとか考えて、都合のいい女探し歩いたりするからさ。女は馬鹿だと
思ってんのよ。馬鹿はお前だっちゅ〜の。
え? 何で持ち崩したかって? 聞いて驚くわよ、カジノだって。アハハハハハハハハ!
アハ、ヘァ、ごめん、涙出た。ちょっとまってね、アハ、拭くから。ふぁ〜、でもおかしくってさ。
あの作業着でカジノはないでしょおーーーーーー! 競馬かオートよ、絶対。バカラやるほど
根性なさそうだしさぁ。
でね、なんか最初すっごい勝っててそのうち運がなくなったとか言ってるけど、そんなん誰でも
ハマってる人はそーゆーのよね。バレバレだって気づかないのかしら。ホント最低(笑)
そのうち絶対ツケにしてとか言い出すから、チーもちょっと突き放しておいた方がいいわよ。
「惜しかったわねぇ」とか言わないこと。絶対甘え出すんだから。
流れをぶった切って投稿。第二の640になることをねがって〜。補足:速度がでないからではないです。
「落ち行く日々の末端にある夢の形」
僕は夕暮れの鉄橋の下の長い道を走る。自転車の速さはゆうに30キロほどでている。
「きもちいい」
すがすがしかった。 僕の頬に流れる水分を風がさらってくれる。
電車が隣を走っていく。通勤帰りの時間なのか人がたくさん乗っている。
それを追い越さんとばかりに僕は必死にこぐ。
自分の限界をしらない子供のように、ひたすらこぐ。
でも息が切れてくるには,そう時間がかからなかった。
速度とともに夕日も沈んでいく。
重力に逆らえず僕の頬は濡れていた。
家路につこうとまたこぐ。
でも足が動かない。
「なんでだよ」
行き場のない怒りがこみあげる。
「なんでなんだよ」
どうしようもないのに。
「うっうぁうっうっ…」
嗚咽がとまらない。
「お…おれはひっ…やるよ」
だれも聞いていないのに、意味のない決意をする。
自分への戒めと安心したいがための逃避。
それをわかっていながらも僕は顔をぐしゃぐしゃにしながらまっすぐ長い道をみた。
家まではまだまだだ。
もう一度こぎだす。
隣にはもう次の電車がとおりすぎていた。
周りでは虫がざわめきだす。だがその音はいつもより小さく
夏の終わりをそこに感じた。
おんなは
紅玉の様な頬を染め上げて不平を云う
「わたしにこの頬は不似合いな筈なのだ」と
言いたげに。「あー わかるわー」と、
俺は言えない。内面を読んだことを悟られて
びっくりさせていい段階でない。それは、
19、20のころである。ちょっとばか。
ン
ん〜。「りんごほっぺ」。
ちゃんと表現するならば、
それは もものほっぺ であったる。
このスレなげえあんたば なしてかわかるね である。
>>62の人生って
ふへいふまんでできている
んだろうね??
>>59 「うっうぁうっうっ…」
嗚咽がとまらない。
「お…おれはひっ…やるよ」
のところは、少し気もち悪い感じがするから整理した方がいいかも。
嗚咽の部分はせりふじゃなくて地の文だけで説明した方がいいと思う。
>>63 イミフ
なんか、変なのが湧いてるな。
>>640がキレたか?
>>65 ああ、ニュース今みてんのか。
此処は実況板じゃねえよ、何故
誤爆した。
>>59 基本的には書けている。だが、主人公の感情が逼迫して伝わってこないな。
描写が足りない。もっと五感に訴えた方がよいのでは?
例えば冒頭では、風の気持ちよさを感じているが、このあたりの快をもっと書き込めないだろうか。
苦痛のポイントも、もっと列挙した方がよい。
描写が五感を伴っていればいるほど、対比が鮮明になるし、読者にも肌で伝わる。
その奥に絶望感、焦燥感がにじみ出ていれば完璧。
(というか、にじみ出てないと文章の目的は果たせないわけだが)
電車が近くを通るのだから、音も聞こえるだろう。
夕暮れなら、赤く染まった景色がきれいに見えることもあろう。
匂いはどうか。オイルの焼け付くような匂い。草いきれ。
いずれにしても、主人公にとっては心地よい匂いだろう。
それらが、徐々に苦痛へと変わっていく。
息があがってくる。足はふるえ、脈は速くなり、手は痛くなるだろう。
匂いは鼻につき、音はうるさく、うっとおしく感じられるようになる。
ペダルはだんだん重くなってくる。
周りの景色も当然見え方が変わってくるはずだ。
おあつらえむきに、シーンは夜へと向かっている。
主人公が最後に焦燥感を覚え、夏の“終わり”を感じた、と落とすのだから、「夕方」と「夜」の視覚的対比があった方がおいしい。
例えば、通り過ぎる列車を想像してみよう。
暗くなったら当然見え方は違う。車体は黒い塊になり、窓の明かりだけがくっきり浮いている。
中にいる客の顔まではっきり見えるだろう。
それを見て主人公はいらっとする(さっきは普通に見送ったのに)。
「通り過ぎる列車」というシチュエーションが同じだけ、主人公の側の変化がくっきりと浮かび上がる。
その後での静寂。だんだんと聞こえてくる、小さな虫の声……というふうにすれば、電車の騒音と対比して、虫の声にも立体感が出る。
「夏の終わりを感じた」という感慨も、読者に伝わりやすいのではないか。
>>59を基本的に書けているとかいう馬鹿の意見なんて
しかもこんな馬鹿が図々しくもこれだけの長文で講釈垂れるとか痛々しいにも程がある
こういう鈍感なクズってつくづく幸せなんだろうなぁ
71 :
59:2008/06/30(月) 01:55:59
批評してくれた方に感謝を
なんか荒れてたので貼り付けてみたのですが
1レスにおさめたかったからやっぱ描写の
足りなさとかはすんません。
読点とかも2年前の日記からコピー貼り付け、削りだけだったもんですから酷いもんです…三点リーダーも2連になってないし。評価以前の問題ですね…
>>69 やっぱ燃えるぜその言葉w
酷評スレはこうでなくては。
今の文章力は進化してるかわからんけどいつか形にしたいですね。評価ども
>>59 三時間で返レスしちゃうとか早過ぎるにも程がある。
三点リーダとか行頭字下げとかその辺はどうでもいい。まあ本気で書くときは直せって程度。
シーンの切り取り方は悪くない。しかし水に薄い味をつけた程度の内容なので、地の文の巧拙が
モロに読み手の印象に影響を与えている。ぶっちゃけ表現力不足。
まず正確に書かないとまずいところは手を抜くな。
例えば本文5行目。追い越されてるのは主人公だわな。この書き方だと、読み手は主人公が
前方を走る列車に追いついて、追い越しかけて、でも敵わないという流れだと受け取ってしまう。
だがこれ違うよな。でないと上の行の「隣を走っていく」という表現とも合わないし、シーンとしても
不自然だし。
ほか各所表現関連拙いところ多し。全部は書けない。
・「速度とともに夕日も〜」疲れて失速するのと、夕日が落ちるのとではタイムスケールが違う。
何でも並べればいいってもんじゃないぞ。
・「重力に逆らえず〜」。逆らえずは自動詞だから主語は涙なんだろうけど、この擬人化は唐突すぎる。
・「それをわかっていながらも」この逆接はおかしい。「まっすぐ長い道をみた」に繋げたいんだろうけど
無理がある。「僕は〜」に繋げるならもっと無理がある。
・「だれも聞いていないのに〜逃避」のところ。これは主人公のモノローグのつもりなんだろうけど、どう見ても
作者による登場人物への入れ知恵になってる。マメマメしく漢字を開いて主人公の幼さを強調してきたのが
台無しだ。
・その他テニオハが何カ所かマズイ。
でまあ、この話の最大の問題点は、「なんでだよ」から「長い道をみた」までの展開が、その前後から
完全に浮いていることだな。これは致命的。自分でも気づいているんだろうけど。
普通はそこで「ああ駄作だ、ポイ」なんだが、そうせずに投下しちゃってる君にちょっと不安を感じるな。
万一「叙情的であって叙事的でないから」とか「詩的な作品だから」とか「ブンガク的だから」とか
心の中で言い訳して、ちょっとくらい無理してもイイヤとか思ってるなら、改めないとヤバイぞ。
前スレの「麻縄」で、批評を頂いた者です。
とても身になるご意見をありがとうございました。
よろしければ、もうひとつ酷評お願いします。
ショートショート(落ちネタ系)です。
以下のブログに載せていますが、本人です。念のため。
http://makinovel.blog95.fc2.com/ 1/1
題: コンパと酒と二人の汗
合コンが始まってから二時間。
最初はぎこちなかった会話も酒に溶け、今や親密な空気が居酒屋内に漂っていた。
男女五対五のコンパだったが、実質女性は一人しかいなかった。
こういっちゃあなんだが、他の四人は女性と言うより動物に近い。豚が二匹に、ロバが一匹、ウーパールーパーまでいる。
珍獣たちが生ビールをガブ飲みしている中で、たったひとりだけ、抜群の美女がいた。
彼女は本当に「抜群」だった。
一般男性の理想像を、そのまま具現化したような女性だった。僕を含めた男性参加者はみな、あからさまに彼女を狙っていた。
しかし世の中には、身分相応という言葉がある。
とびきりの彼女は、とびきりな男性と親密になった。
医学生でハンサム、それでいて落ち着いた物腰。こんな男にかなうほど、僕らのDNAは優秀じゃない。
ハンサム男は、一夜限りの恋を実らせるための術も熟知しているようだった。二人はあっという間に親密になった。
肩を寄せ合い、小声でささやき合っていたかと思うと、仕舞いには、ひとつのグラスを二人で飲み始めた。
1/2
「今夜はアイツに持って行かれそうだなあ」
僕は、となりに座っている根暗な友人に声をかけた。
「いつものことじゃないか。一番いい女を、一番いい男が持って帰る」
根暗な友人は、珍しく明るい声でそう言った。
「どうした? 今夜はいつもみたいに、ネチネチとグチをこぼさないじゃないか」
「根暗な僕なりに、今夜はある作戦を練ってきたんだ。ちょっとしたアクシデントはあったがね」
彼は自信に満ちた笑みを浮かべると、まあ見てろと言った。
数十分後、ハンサム男がトイレに立った。
今がチャンスと、すかさず二人の男が彼女に言い寄る。しかし、彼女は眉間に皺を寄せたかと思うと、その小さな唇をきつく閉ざした。笑顔のまま固まる男性陣。
ああなんと貧弱なDNA。彼らは彼女の態度を見るなり、途端に子孫繁栄をあきらめ、珍獣たちの群れにその笑顔を移した。
「私もちょっとお手洗いに……」
美女は彼らが去ると、そういって席を立ち、そのまま何十分経っても帰ってこなかった。先にトイレに立ったハンサム男も、行方不明のままだ。
「おい、二人とも帰ってこないってことは、こっそり抜け出して今頃しっぽりやってるんじゃないか」
「まあ、二人揃って悶絶の表情を浮かべているのは間違いないな」
僕は、じっとりと湿った二人の体が絡まり合う場面を想像した。
二人の流した汗は肌の上で合流し、一粒の滴となってベッドを濡らすのだ。
「……悲しきかな、我がDNA」
僕がぼそりと呟くと、根暗な友人は胸を張って言った。
「妬く必要はないよ。僕が仕込んだ作戦は見事に敵を射止めたのさ」
となりでほくそ笑む友人に、僕は怪訝な顔でどういうことだと聞いた。
「敵を排除しようと思ってね、ハンサム男の飲み物に下剤を入れたのさ。そうしたら、あろうことかその酒をあの子と回し飲みしやがった」
「……ってことは」
「そう、今頃二人して、額に汗を浮かべながらトイレに籠もってるだろうさ」
僕の妄想が生んだ汗の滴は、一瞬にしてトイレの濁流に飲まれた。
75 :
名無し物書き@推敲中?:2008/06/30(月) 07:46:38
初投稿です。
現在執筆中の短編の冒頭部を晒してみます。
オチも糞も無い文章ですが酷評お願いします。
1/2
悪いことが重なる一日だった。
起きて早々僕はずぶ濡れになっていた。
洪水に巻き込まれたわけではない。半径一キロの内に河川も用水路も無いからだ。
昨晩の天気予報で降水確率は10%だと言っていた。
僕は美人キャスターにまんまと騙され、土砂降りの朝に窓を全開にしたまま寝ていたわけだ。
学校に着いてからもそうだ。
僕は今日の三限までに提出しなければならないレポートを自宅に忘れてしまった。
気付いたのは二限も中盤に差し掛かったころである。
自宅から学校までの電車は片道約五十分だ。取りに戻る時間はない。
僕は出席カードも提出しないまま、二限の大教室を抜け出して購買へ向かった。
そこでレポート用紙を買い、二限の残り時間と昼休みをフルに使ってレポートの体裁を整えた。
駆け足で三限の教室へ向かったが、照明は点いておらず隅の方でカップルがいちゃついているだけだった。学生ポータルで確認すると「休講」となっていた。
教養科目の出席一回分とレポート用紙代210円が丸々無駄になってしまった。
76 :
名無し物書き@推敲中?:2008/06/30(月) 07:47:05
2/2
放課後のバイトの時間になっても悪い事は続いた。
僕は家の近所の居酒屋で働いているのだが、今日は平日にしては珍しく客が多かった。学生の団体が五組続けて押し寄せてきたためだ。
居酒屋でバイトを始めて二週間、僕は仕事に慣れたつもりだった。
しかし店が満席になるほどの客を一度に相手にしたことはなく、焦った僕は注文ミスを連発し、料理を床にぶちまけまくり、店長に蹴りを入れられた。
極め付けに、泥酔した学生の嘔吐物を胸部に受けた。
今日僕が店のエプロンの下に着ていたのはお気に入りのTシャツである。
イギリスのロックバンドのイラストがプリントされたヴィンテージ物で、古着屋を八軒はしごしてようやく見つけ、諭吉二枚をはたいて買った宝物だった。
腰から下しかカバーしていない居酒屋のエプロンでは、それを防げるはずもなく、ボーカルの雄々しい顔も星がデザインされたロゴもゲロに塗れた。
休憩時間になんどもおしぼりで拭ってみたが臭いは取れなかった。
帰りの電車での僕は、正直目がイッてしまっていたと思う。
立ったまま眠っているリーマン風のおっさんの肩が少し触れただけで、僕は反射的に跳び膝蹴りをかましそうになった。
駅に着いてもなかなか電車を降りられない年配の女性に対しても、罵詈雑言を浴びせてしまいそうになった。
いくら悪いことが続いたとはいえ、これはさすがに自分でも反省した。
苛立ちを理性と自己嫌悪で抑えつけながら、僕はなんとか帰宅することができた。
>>72 そういうこと言うと他の奴らが勘違いする
句読点とかは文章書く基礎だろう。そんなものさえできないやつに未来はない
まぁこんな所に載せてる時点であれだが
>>59 文章は分かりやすいが、内容がよく分からなかった。
人生などの寓話にしては、家までまだまだなのに、夕暮れや夏の終わりが余計だ。
また自転車をこいでいる描写とすると、決意、戒めや逃避の意味が分からない。
>>73 テンプレ
>>2の
>※※ 時々いたずら目的で本人を騙ってHPアドレスを載せる輩がいます。
>HP掲載の文章の批評を希望する人はそのページ、もしくは自BBSに<2ちゃんにて批評依頼中>
>と入れてください。クリックして見られる『隠し』でもかまいません。 無い場合は高確率でスルーされます。
>スレに直接貼る場合も、一言書いておいたほうがスルーされにくいです。
これは守ってくれ。君のBlogであることを確認できないと酷評できない。第三者を傷つけてしまう可能性があるから。
>>77 所謂原稿用紙の作法ってやつは規約的なもので、小説内容とは関わりがない。上梓する場所によって
変わりうるのだから、あまり煩く言っても仕様のないものだと思っている。
あと、俺は句読点に関しては何もいっていないよ。実際過不足を感じなかった。少ない方だとは思うが、
この程度のぬらぬらした文章は普通にあるだろ。
80 :
名無し物書き@推敲中?:2008/06/30(月) 11:29:06
「kerunnno一石」って
賽の河原の恋しつみやつたの屋根
理系 だけは この精神ガイストspiritsうしのうたらあかんそうる
>>75 >悪いことが重なる一日だった
ネタバレしない。この一文で始めるのなら、悪かったことを数行にまとめて、次の
展開へ移らないと、読者は飽きるだろう。
>起きて早々僕はずぶ濡れになっていた
ずぶ濡れになる前に、目が覚めるのではないかな。洪水うんぬんも同じ。
>教養科目の出席一回分
レポートをどこで書いたのか描写しないと、二限の内職と思わないかな。
>諭吉二枚をはたいて買った宝物だった
お気に入りだけならともかく、宝物をバイトで着るのは変だな。
>僕は家の近所の居酒屋で働いているのだが
>帰りの電車で
近所なのか?
82 :
名無し物書き@推敲中?:2008/06/30(月) 13:00:25
書けた!お願いします!
「真夏のサンクチュアリ」
<1/3>
高校2年目の夏休みも半分が過ぎていた。その日、僕は京太や瑠璃と一緒に『崖』に来
ていた。馬鹿みたいに天気のいい日で、空は空色よりも青に近く、太陽はガハハと笑って
世界を見下ろしていた。空の下には海があり、水平線から真っ白で巨大な雲が2つにょき
っと頭を出していた。セミはジャージャー鳴くし波はザザンと音を立て砕けた。全く、ア
ホみたいに「夏」だった。
『崖』は僕たち3人のお気に入りの場所だった。街の外れの森に入り、更にけもの道を
20分歩き回ってたどり着くことができる。僕が小学6年のときに探検ごっこをしていて
見つけ、それ以来ずっと秘密にしていたのを、高校1年のときにクラスメイトとして知り
合った2人に教えたのだった。森からこぶのようにテニスコート半面分ほどの平地が突き
出ていて、その名の通り、平地の下は何十メートルもの断崖となっている。平地には真ん
中に大きなケヤキの木が1本生えていて、それがなんとも『崖』を素晴らしい場所にして
いた。どうしてこんなに素晴らしい場所があるのかと考えた時期があったけれど、ちっと
も答えが見つからなかったので、多分ミステリーサークルの一種だろうと合点しておいた。
83 :
名無し物書き@推敲中?:2008/06/30(月) 13:00:58
<2/3>
3日前に草刈をしてあったあので、平地はとてもいい状態だった。僕たちはケヤキのし
たに敷かれている大分古くなったブルーシートの上にそれぞれの姿勢でそれぞれのことを
していた。京太はあぐらをかきながら漫画を読み、瑠璃はケヤキにもたれ足を伸ばして座
りながら海の方を眺めていた。僕は仰向けに寝転がり、木の葉とその隙間の空を見ながら
とりとめもない考え事をしていた。時々、ひゃはは、と京太が甲高い声で笑うのが聞こえ
た。
昼頃になっていた。僕は一方で『腹が減った』と思いながら、一方で『どっか遠くへ行
きたい』と考えていた。『腹が減った』の方では瑠璃が今日は何を作ってきたかを想像し、
『どっか遠くに行きたい』の方ではその行き先を想像していた。おにぎりかサンドウィッ
チか、からあげか魚のフライか、弁当の中身はいくらでも思い浮かんだけれど、行きたい
ところがどこなのかは分からなかった。ただどこでもいいから、すごく遠いところがよか
った。
「なあ、飯にしようぜ」
と京太が言い出し、考えは中断され、僕たちは飯を食べることになった。
84 :
名無し物書き@推敲中?:2008/06/30(月) 13:01:43
<3/3>
「じゃーん」
瑠璃はいつもそう言って弁当箱のふたを開ける。
「おお」
僕と京太はいつもそう言って中身を見る。3つあるのでそれが3回続く。僕はその馬鹿ら
しさが大好きだった。
その日はおにぎりだった。それからコロッケと、アスパラガスのベーコン巻きと、玉子
焼きと、ナスの漬物と、ポテトサラダと、キュウリの薄切りと、プチトマトと、レタスだ
った。おかずの量もさることながら、盛り付け方も見事だ。1つはおかずの量が少なく、
2つは多かった。僕たちは早速いただきますを言って、弁当を食べ始めた。
瑠璃は『崖』で昼を過ごすとき、いつも弁当を作ってきてくれた。以前「さすがに悪い
よ」と言ったことがあったが、そのとき瑠璃は「いいよ、だって楽しいから」と、笑って
答えたのだった。京太は「らしくねえ」と言って、ひゃはは、と笑った。
確かに瑠璃らしくないことだとは、僕も思った。1年生のときのことだが、教室での彼
女はいたって適当で、例えばロッカーの使い方の汚さは女子の中では飛びぬけてひどく、
ただ物を棚に積んだだけという状態だった。それから掃除の仕方も「四角い部屋を円く掃
く」やり方だった。彼女は整理整頓なんてしようとしなかったし、教室がホコリまみれで
も普通に生きていける女だった。だから彼女が弁当を毎回作るなんて面倒くさいことを楽
しんでやっているというのは不思議なことだった。僕がそんなことを彼女に言うと、「お弁
当は別物」なのだそうだった。よく分からなかったけど、そんなものかなと思った。毎回
弁当を作ってきてくれる彼女を、その点で僕は密かに尊敬していた。
「ねえ、ちょっと聞いてほしいことがあるの」
と瑠璃が言った。僕と京太は箸を止めずに、ん、と答える。
<mikan>
85 :
名無し物書き@推敲中?:2008/06/30(月) 13:04:30
「どーおきょうのあちしのはっそん ビシイツときまつてつぺ」
「嗚呼。躁種”。だが木毬杉駄毛供。背景の無い白いステゥーディオ」
「あほ?」
「まことのおしやれさむゎ
世界を味方にする。街を。鳥居を。風を。」
「余計 および ぱんてぃらindicate」
「フフフフ フフフフフフ 操作おれゎあいのかりうど」
しゅんかん かzえがふいた
コイーン
86 :
名無し物書き@推敲中?:2008/06/30(月) 14:02:12
平成二十年の暑い夏が、股くる。
広島、長崎 nuke to gook. 経済的戦争。返済平和的。それらはそれとして
「後半戦 いってみやう!!!」→
出羽拙速。
”こみゅにすと・めいやー・うぃんず・あげいん”
と、へらるど・とりびゅーん・うぇぶのみだしにある。
ablities;
1. i totally clacked upagain
2. americans \\
3. koreans(NORTH&SOUSH}\\
4. about 3 months delay
5. another any(2ちゃんによると”あなた騙されてますよ?”
ウム
騙されたよーなそでねよーな…
なしてぬほんでほうどうされねべね。
subtle.
AND
asahi editors enclear there their frustration,i thoughtted. でR。
ン?
へらるど・とりびゅーん で
英字報道されてることが 重要な キモス。る。
主人公は五十代前後の気の小さな男。
「高学歴」だが会社ではうだつが上がらず、「低学歴」の男に出世コースを奪われてしまう。
その鬱屈を晴らすべく、夜々、巨大掲示板でひたすら「低学歴」を罵倒し続ける。
そんな日々のなか、ある存在が彼の目の前に現れたのだった!
>>84 「世界が人間の存在を二人しかまで許されないっ!てなったら、私と京太どっちをとる?」
「つまらない冗談はよせよ」と、僕は答えたのだけど、瑠璃の表情はあくまで真剣だった。
僕はごくりとご飯を飲み込んだ。
こんな感じ?
92 :
名無し物書き@推敲中?:2008/06/30(月) 21:22:46
Gokuriとご飯はあわないと思うよんさむ。
93 :
91:2008/06/30(月) 21:42:00
>>92 うん。そうだろうね(普段「ごくり」とか使わないからよく分からない)。
彼がうまく「青春の終わり」を描けたらいいと思う。
かなりの枚数がいると思うけど。
94 :
名無し物書き@推敲中?:2008/06/30(月) 21:59:12
「海へゆくつもりじゃなかった」の十一曲めやね。
だが、その前に8〜10曲めのナンバーが未だ。
これはワープせえへんでである。
>>82-84 すごくいい。文章で二、三気になる点は、
> 森からこぶのようにテニスコート半面分ほどの平地が突き出ていて、
崖の上面が平らになっていることを言いたいんだろうけど、「平地」は全体的に平らな
土地のことで、崖には使えないと思う。
> 多分ミステリーサークルの一種だろうと合点しておいた。
まぁオカルト用語だけれど、ミステリーサークルは素晴らしい場所じゃない。
「パワースポット」とかじゃないか?
植生がなぎ倒されて禿げ地になっているという意味だったら、すまん。
> 3日前に草刈をしてあったので、平地はとてもいい状態だった。
草刈りをしたのが主人公たち自身ならば、「草刈りをしておいたので」かなぁ。
> 僕たちはケヤキのしたに敷かれている大分古くなったブルーシートの上にそれぞれの
姿勢でそれぞれのことをしていた。
て・に・を・は が変。
次の、『腹が減った』と『どっか行きたい』の対比は素晴らしいね。
んで、最後、弁当を食べ始めたあとの瑠璃についての説明文だけれど、説明より前に三人の
行動が見たいなぁ。このへんのタイミングで、はやく三人のからみが見たいと俺は焦れたのだ。
>>95 …すごく…いいか?
俺は 空は空色よりも青に近く っつーのでもう前スレ640の
あの日、僕は失ってはならないものを失ってしまった気がする。臭がして
読む気にもならなかったんだが、そうかそんなにいいのか。どれどれ
>>82 海辺なのか山の中なのか、舞台がよく分からない。ただでさえ、海と山ではベクトルが
逆なので、どちらかに統一した方が分かりやすいと思う。
小学生ならともかく、平地にケヤキの木では、高校生を惹きつける魅力には乏しいのでは
ないかな。平地から見える景色など別の魅力を加えよう。
>>82-84 は、オレも
>>640だと思う。
が、随分マシにはなってる。しかし相変わらず中二臭が凄い。
こりゃもう開き直るしかないね。もう遺伝子レベルで組み込まれてんだろうな。「何か書くと中二になる」ってのが。
「ミステリー」や「時代小説」「SF」とかいったジャンルに「中二」っていうのが加わるように精進しちくり。
100 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/01(火) 12:40:01
『…な、なぜ』男はそこで、こと切れた …
「一寸待って。」
「どうかしたかね。」
「本当に人は殺される時 問を発する者なのかしら?」
「成る程。刹那の当然合致は 感情としてリアルだね。」
「ただこれも言えるの。X遺伝子には 因果律解析能力が無い。
時代を開拓する鍬も。」
「あるとしたら?」
「そういうことよ。」
女は不敵に笑う。かわええ。水田のじっちゃばっちゃは
めーわぐそーにこっつをみていだ。モ〜。
101 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/01(火) 13:43:43
「すめらぎの邪呪げk
「よしなさい。さておき、俺はふたつの生命共通項を
発見したよ ンサム」
「ききたくない。」「なして」
「自慢するべ。」「嗚呼其んなことか。
・時間感得能力
・自律波発信機能 これらだ。」
「ぺすとだ。」「物理構造の最深部近傍に、これらをくゎいけつする仕組みがあるだらう。どったの。」
「夕陽が綺麗。」「一番星は可愛いと呼ぶに相応しい。」「わかってるって。」
102 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/01(火) 13:48:08
一次落ちを下読みのせいにしつつ
持ち込みでは無理とか言い出すバカが
作家になろうと思うことがおこがましいとは思わないか?
筋の通らない夢など見るなよ。
103 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/01(火) 13:52:31
自分はまだプロになれるレベルではないということは認めるが
他人がプロになれたということは認めないってか?
現にプロになっている奴は毎年いるだろうが。
バカか。現実を認めろよ。
お前ができないのではなく、他人ができるんだっつーことだ。
お前の能力の有無にかかわらず他人はプロになれる。
頭冷やせよくずどもが。
言いたくて言いたくて堪らなかったんだなw
すっきりしたか? 少年w
105 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/01(火) 13:58:08
すまん、誤爆^^
106 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/01(火) 13:58:46
釣り遊びが台無しだ^^
107 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/01(火) 13:59:48
>>104 図星で反応しましたか?
どんな気分でした?
悔しかった?
108 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/01(火) 14:02:03
>>104 わざわざ反応したということはプロになりたい人ですよね?
なぜぼくを少年だと思いました?
根拠を説明できます?
言いたくて言いたくてたまらなかったと思ったのはなぜですか?
勉強のために調べているんですよ。
109 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/01(火) 14:03:42
「マア… DNAってコイル状ダヨネ。磁場の中でコイルは電磁誘導を起こす。」
「いつかのこーこーせーくいずのゆうそうさのくゎいたう。」
「そう。仙台二高。」
「そいつあ豪鬼だね」
「たぶん 異なる。」
「わかんないよ?」
「時間感得はそれでいいとして、
問題は自律固有波発生発信増幅伝達構造だナ…
「ねえあなたァ だんぢよの
いとなみのぢかんよ…」
「さっきからしてるんだが
気が付かなかったとは残念無念」「じょうだんですう」「エツ おっ オレモダヨ。」
110 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/01(火) 14:04:11
>>104 あなたが言いたくて言いたくてたまらなかったという
のは「少年w」という部分でしょうか?
いわゆる自虐ギャグですよね?
>>104に粘着してる奴も相当頭悪そうだな。
どこのしょうもない低学歴クズなんだか。
挫折した人に言うのもなんだけど、あんたってホント語彙が少ないね。
それで小説書けるの?
書けるよ。
頭が良いからね。
君は親の頭の悪さを恨みたまえ。
はっきり言って、クズからはクズしか生まれてこないということなんだよ。
とりあえず、晒してみて。
とか言うと、「クズのオマエらに見せるのは時間の無駄」とか言って逃げるんだろうな(笑)
115 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/01(火) 20:02:01
小心者with誇大妄想って感じか。
116 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/01(火) 20:03:29
キチガイだから自分で何言っているのかわかっていないんだろうね。
117 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/01(火) 20:07:24
語彙なんかより論理を勉強した方がいいよ。
キチガイくん。
とてもまともに投下できる流れじゃないな
119 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/01(火) 20:13:27
112 :名無し物書き@推敲中?:2008/07/01(火) 18:16:37
挫折した人に言うのもなんだけど、あんたってホント語彙が少ないね。
それで小説書けるの?
これでほんとに人間と会話できるの?
サルと単語カードでも交換してるの?
120 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/01(火) 20:14:30
挫折した人とは具体的にどなたのことなの?
どうして語彙が少ないと判断できるの?
論理的に考えれば自分がいかにバカかわかるよね?
キチガイばっか
122 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/01(火) 20:19:14
112以降会話が成立していると思っているのは
お前だけだから。
自演も結構だが、もっと頭よくなってからにしてくれ。
123 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/01(火) 20:20:06
124 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/01(火) 20:21:39
いやおれは部外者だから640のことは知らない。
125 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/01(火) 20:21:54
彡川川川三三三ミ〜 プウゥ〜ン
川|川/ \|〜 ポワ〜ン ________
‖|‖ ◎---◎|〜 /
川川‖ 3 ヽ〜 < デブで多汗な奴が読んだら汚れるかもな(笑)
川川 ∴)д(∴)〜 \________
川川 〜 /〜 カタカタカタ
川川‖ 〜 /‖ _____
川川川川___/‖ | | ̄ ̄\ \
/ \__| | | ̄ ̄|
/ \砂糖命_ | | |__|
| \ |つ |__|__/ /
/ | ̄ ̄ ̄ ̄| 〔 ̄ ̄〕
126 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/01(火) 20:22:53
おれはデブじゃないしイケメンだが。
127 :
102:2008/07/01(火) 20:25:26
釣れてるなあwwwww
何もしてないのにwwwww
このスレのやつは頭悪いなwwwww
>>120 >>挫折した人とは具体的にどなたのことなの?
>>111 >>113 現に自分の小説の出だしすら晒せてないから。
>>どうして語彙が少ないと判断できるの?
「低学歴」とか「クズ」とかしか言わないから。
>>99 前スレ640だが
俺が書いたのは前スレの640だけだバカ
>>129 うん、俺はわかってたよ
お前のは力もないのに自信に満ちあふれた、もっと鬱陶しい文体なんだよ
>>130 それじゃ、力の溢れ出る、あなたの作品を読ませてください(><)
132 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/01(火) 21:30:09
>>93-99 ありがとうございます。まず、確かに自分は 640さんではないです。
失礼だけど確かに似てるかもしれないです。
>>93 言うように青春の終わりがモチーフです。確かに長くなってしまいそうです。
>>95 平地→草地に変えます。ミステリーサークルは削除しようと思います。
てにをは、ミスしました。
ほめて頂き、元気が出ました。
>>97 マシになるようあちこち変えます。
>>98 説明描写をちょっと変えます。
ちなみに彼らは何もないところに魅力を感じたという設定です。枯れちゃってます。
>>75-76 内容的にちょっと微妙というか、取って付けたようなエピソードばかりで作り物感が強い。
特に居酒屋のエピソード。ゲロ受けなくたって居酒屋のバイトなんて普段から汚れ仕事を含む。
一張羅を着ていくのは不自然だよ。あと、満席になったくらいで「忙しい」→「料理を床にぶちまけたり」
してしまうところとか、ちょっとコード化された表現に頼りすぎなんじゃないかという印象。このへんは
次の段落の「目がイッて」とか、「膝蹴り」云々もそうだな。
あとまあ、電車を使う距離にある居酒屋を「家の近所」と表現してしまうところも気になった。
でだ。内容はともかくとして書き方にかなり問題がある。特に二行目。
この二行目は、明らかに読者に対するある効果を狙って書かれている。情報を小出しにして
雨に濡れたことを強調しようとしているわけだ。しかしこの修辞効果は、誰が誰に対して意図した
ものなんだろう。この点よく考えてくれ。
これはね、読者を強く意識した書き方なんだ。また同時に話者の独立した「私」を際だたせる。
さらにこの効果は、一行目で話者が語りの内容を『現在』の外に掃きだしたことによって、
よりいっそう強調されているんだよ。
ところがこれはそれ以降の書き方とマッチしない。このあとはとりとめのないエピソードと乾いた
状況説明がだらだら続いて、まるで壁に向かって語っているような感じになる。読者がどこかに
消えてしまったんだな。一人称小説の多くがこのように書かれるのは確かだけど、先に指摘した
点との不整合をどうにかしないと、嘘くささばっかり目立ってしまうぞよ。
134 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/01(火) 22:21:47
マサ「所属を言ってみろよ。」
男「…」
マサ「聞こえないの。所属を言えと言っている。」
マサ、マルボロ赤に灯を点ける
マサ「赤マルはね。肺ガンに必ずなんの。でも俺の喫うのはならないの。選んでるから。他のひとが喫ってんの俺見過ごしてんの。どうせ信じないから。」
男「…」
マサ「カツ丼、喰う?」
男、黙ってうなずく。
マサ「んじゃなか卯いくべ。あそこ宗教団体運営だけど カツ丼だけは美味いから。な。」
男、うなずく。マサたちあがり、それに連れて男も立ち上がる。擦りガラスのはめこみのあるドアを開けながらマサ、ふりかえずに
「お前、調子いいな。」一寸考えて「やっぱよくないな。」ややあって「調子がだぞ。」こもった足音二人。止まる。
「言っとくけど 俺 金は、持ってっかんな。」
再び足音、二人。
135 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/01(火) 22:22:27
ツヨ「ねえ。」
男「…」
ツヨ「きっとね、もうすぐ戻れるから。」
男「…」
ツヨ「キムラくんとかもね、そう言ってる。」
男「…」
ツヨ「彼の言うことはよく当たるからね。」
男「…」
ツヨ「僕もさ。小型二輪の免許、とろうかなって思うんだ。」
男「…ホンダのXL125がいい。」
ツヨ「そうなの。ありがとう。そうする。」
136 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/01(火) 22:23:04
ゴロ「だからさ。どうしてわかってくれないの。僕はこんなにさ。君のことだけを考えている。」
××「××××××××」
ゴロ「それは何度も聞いたよ。だからちゃんとそれには対処したじゃないか。これ以上何を望むって言うんだよ。何がして欲しいの。ちゃんとそれを言葉にしてよ。」
××「××××××××」
ゴロ「あ、それは忘れて。いいね。僕の他の誰にも言っちゃいけない。いまどき、どこで誰が聞いてるかわからないし、君は賢い。」
××「××××××××」
ゴロ「えっ 僕臭う?嘘でしょ?…え?ほんとに?…え?それが嘘?なんだよ。臭う筈ないよね。御免、ちょっとバスルームいってくるよ。待っててね。」
××「×××」
ゴロ「え?なんか言った?」
137 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/01(火) 22:23:40
シン「ああ〜。」
シン「たりぃ。」
森永エスキモーから原液を都合してもらったソーダアイスを白いオールデイズなフリーザーから取り出す。
シン「あっちぃ〜。」うちわ。表には「赤西LOVE」裏には「亀zokkon」と赤と蛍光ピンクで書いてあり、金と銀のモール。
シン「ねえ〜。」
女「何。」
シン「TSUTAYAにAVP2のDVD返しといて 」
女「自分で行きなさいよ。」
シン「何ですって。驚きました 」
女「自分で行きなさいよ?」
シン「はい。」
138 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/01(火) 22:25:23
タク「…」
一心不乱に 腰まで浸かってルアーフィッシング。「剛、そっちどう。」
剛「…」茫洋な顔のみで返す。
タク、あ・はいはいな肯き。口を閉じたまま。
剛「キムラくん、これじゃ塩焼きとかできませんやん。」
タク「お前さ。あきらめんの早くない?」
剛「早い遅いの問題じゃなくて、できませんてことをボクは言いたいんですけど…」
ピカ「あ!いった〜〜〜〜〜〜!!」
タク・剛「!!」
ピカ「ようようやあおふたりさん!探しましたよ〜 俺の じ む に ー で!!
見てくださいよ俺のジムニー!昭和の箱ジムっすよ箱ジム!!この色探しまわったんすよ〜!!」
剛「洸一お前何つくってんねん。ふつうにせえひん。」
ピカ「いつもどおりにしたら会話が成り立たないと僕、思うなぁ〜」
タク「ま。そんくらいにしたら。」グラサンを胸のポケットから取り出してかける。今日の煙草はペルメル。
>>82-84 まずブルーシート『に』とかテニオハのおかしなところは自分で取り除こう。
冒頭の書き方が漫画的というか絵本的で、率直に言って受け取り方に悩むな。
高校生の微妙な心情を描こうとしているのに、「太陽がガハハ」ってのはどうよ。
「巨大な雲が2つにょきっと頭を出していた」ってのも漫画か写真を見るようだ。
平面に投射すれば巨大な雲でも「水平線から頭を出し」ていたように描けるが、
現実世界の「夏の海の巨大な雲」を見るときはそうじゃないだろ。きっと主人公は
顎をあげて雲を見、そのとき水平線は視界の外縁に押しやられる。隅々まで
いちどきに知覚したように書くには、入道雲の占める視野角は広すぎると思うがどうか。
ほか、「森からこぶのようにテニスコート半面分ほどの平地が突き出ていて」、
これもいただけない。第一に『こぶ』は立体的なイメージがあるから『平地』という
表現に適わない。第二に『突き出て』、これは崖とその向こうの空間を結ぶ関係であって、
森と平原の関係ではないわな。この一文の書き方は、森と平原と崖と空間に関して
いろいろ混乱しているよ。
あとはまあ、そういう場所はどうせ岩がちで草を刈ろうとか思わないんじゃね……
とかそういうのはいいやw お話だしね。
回想以降については省略。
140 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/01(火) 22:45:15
>いろいろ混乱しているよ。<
141 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/01(火) 23:43:34
>>ありがとうございます。やっべタメになります。
冒頭はバカバカしい雰囲気にしたかったので、ある意味では成功なのかな?
言葉も使っちゃってるけど。
語彙力や表現力のつたなさを痛感しますね。平面的というのは本当だと思いました。
想像力のなさも身に染みました。
それと断崖の上はやっぱり岩場になりますかね?もう色々とぶっ壊れそうなので
今回は細かいことは気にせず書きます。
142 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/01(火) 23:58:01
つたなさを痛感平面的というのは想像力のなさも
00:58:19
143 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/02(水) 00:00:12
づぁ
たがみ
わあるど
144 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/02(水) 00:15:47
人工知能は完成している
確度が高い。だが、そいつら?は
ジョークだけは編み出せない。ジョークは脳内で常温核融合が生じた折に生じる。
145 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/02(水) 00:16:21
爆笑は対消滅反応。
146 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/02(水) 00:44:41
こいつは危険な仮説だなあ。
どこまで作用してどこまで人間任せなのか、境界みさだめんのちょーたりいわ。である。
147 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/02(水) 00:52:50
「漫画の解析能力」にも 欠けるようである。
148 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/02(水) 01:15:57
>>147 あなたの視点はとても興味深い。
できればコテハンをつけてください。
149 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/02(水) 02:24:23
お前がhalなのかsalなのか表明してから、
話はそれからである。
日本のしきたりをしらんのかね。である。
ビビりだからコテハンになれないの
つーかこの板はID制にしてほしいよなぁ。多少は回避できる。いろいろと。
152 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/02(水) 10:25:07
◆コテなんか恥ずかしくてつけられないだろ普通
ヘタレ乙
154 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/02(水) 11:08:17
駅前で風俗の看板、頭からすっぽり被ってるおっさんと変わらないね
155 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/02(水) 11:09:07
バカまるだしw
156 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/03(木) 03:01:34
157 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/03(木) 17:18:25
梢、という名がインである。
りんたん。眞の名。サテオキ
木へんに肖。「こ(木)」の「すえ(末)」。
なればこずえとは樹の背景に融け行く末端とおもえる
ワキガだが
意識してた?俺して無い。子供に「ねえこずえって 何処?」と問われて
指をさせるか かんがーえーてみるといい。
肖とはほっそい線月と落着。
学 の字はなして改変さりたか。区の字ともども
厭がらせ上越度。である。
それは置いておいて なんてテレベに踊らされンナヨ 措いておけである。
奇をてらって書いてるつもりなら、止めた方が良いよ。
159 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/03(木) 22:56:52
「。である。」をNGワードにしておくと、ちょっとだけ幸せになれるかも。
ここに川上未映子の文章貼ったらポロクソ言われそうだな
読みづらいとか文法おかしいとか
161 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/03(木) 23:12:13
ミエコっぽいけどやっぱ素人の文だなとつくづく…
あんなもんボロクソ言われて当り前だろ
まともな文章書けない低学歴が奇を衒っただけの恥さらしみたいな文章だよ
あんなもんを世の中に出せるあの愚鈍な神経が信じられない
163 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/04(金) 00:06:17
>>162 「恥さらしみたいな文章を世の中に出せるあの愚鈍な神経」も才能のひとつだと思うよ。
164 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/04(金) 00:07:31
俺ァ
クブリックきょしょーも
こころのしだかんね
たたかれればたたかれるふぉどに。で・あーる。栗原土砂災害佐藤旅館。で・あーる。
165 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/04(金) 00:10:19
おまいらこそ
文化破壊者が
雄々しいのお
でえ・あーる
自分のやってることが、荒らしと一緒だということに、いい加減気づいて欲しい。
167 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/04(金) 05:37:01
お前だろ、日本のお笑いのレベル
下げたの。許さないぞオー
である。
>>162 素人の芥川賞作家批判ほど笑えるものはないな
>>168 だよなw
芥川賞作家だからって何でもかんでも良しとするど素人どもの盲目ぶりはすげー笑えるw
どんな馬鹿ばっかりの中で育つとあんな風になるんだかw
170 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/04(金) 08:05:33
そんなことよ田各
俺こう時代閉塞の現状しちゃって石川先輩みたしに
をんな漁る甲斐性モナく甲斐まり恵ちんにヒドヒことするまうさうは
アレに酷いとおもつて書棚ひさかたぶりに漁ったんすよ。
グレッグ・ベア「塵の下に金・戦」。
青髪の14歳かァッ とつつこみいれづにヲレナイキャラ&トーク。
「痛いでしょ」って
痛いのって だれ。
である♪
171 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/04(金) 08:08:01
あと、佐藤こずえちんは悪い男に
「彫り入れなよ」「整形しなよ」たらされたんだろ〜
さがしだしちゃるかんな、
地元だし。
デアル
172 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/04(金) 13:56:29
グレッグでくま。
どっかでキイタコトアルヨネである
173 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/05(土) 00:01:50
>>168 わかるわかる。文句言うまえにおまえが書けってね。
174 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/05(土) 00:15:19
普段本読まない無知識バカですが評価していい?
かえって客観的意見できそう
175 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/05(土) 10:09:56
>>174 素人の客観的意見=個人の趣向に偏った根拠のない無価値な意見
177 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/05(土) 10:33:06
>>176 少なくともそれなりに読んでる人間じゃないと困る。
そうじゃない人間が多いのは認める。
178 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/05(土) 13:57:07
そんなことより、穴が開くほど尻を見てくれ
180 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/06(日) 11:41:07
181 :
さとうしお ◆2DyyeqyAyo :2008/07/06(日) 20:20:58
お前らなんぞ、どうでもいい。
おれにスレを立てさせろ。
なんでも立てなさいよ。
勃たないの!
>>162 川上さんのは一応ストーリーに成ってるけど。奇をてらっても
ストーリーとして通用しないと駄目なのでは?
つーかストーリーとして成立してないなんて論外中の論外だろ。
そっから始めないといけない次元なの、このスレって。
186 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/07(月) 12:43:24
ばすたアアアアアアァァァァ ましーいいいいいイイイィィィん ぜえろォ號オオオォ
キートン やまだ!!
「なんだまるこおまえまだそんなことやってんのか」
「いーえーいーえーわたくしはヮ いいとおもいますよゥ」
「で そういうあんたはだれなんだぃ」
「ロイド」
ちゃっぷりん でるかでないかもうでてる???
187 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/07(月) 12:44:34
とらーぶる ばすたー
188 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/07(月) 12:59:42
「このオレ様がバスターマシン666号だとオ… てめエ ふざけろよ」
「るーしぇクン…」
「いーんだヨーコさん おめえは
「そうじゃないよ なんでタイトル変わったんだろうって
「なアにィ…
ぶぉりぶぉり
「チっ… 80年代ならな。だがククク
>>180 >僕の持ってきたCDラジカセから、瑠璃の持ってきたヨーロッパの古い映画の音楽が
持ってきたは説明だから、繰り返してもリズムにならないな。
>時々、ひゃはは、と京太が甲高い声で笑うのが聞こえた
漫画と位置が離れてしまったので、突然笑いだしたみたいに感じた。
>『腹が減った』の方では瑠璃が今日は何を作ってきたかを想像し
より親切にするなら、昼飯にや弁当という言葉があった方がいい。
>僕と京太はいつもそう言って中身を見る。3つあるのでそれが3回続く。
>その日はおにぎりだった。瑠璃のは2つ、僕と京太のは4つずつ。
>1つはおかずの量が少なく、2つは多かった。僕たちは輪をつくり
より親切にするなら、弁当箱→おにぎり→弁当箱と分かるよう描写しよう。
>「なんか、平和だね」
>ぼくが二つ目のおにぎりを食べているときに、瑠璃が言った。視線は
瑠璃のセリフ→僕がおにぎりを食べている→瑠璃の視線と、描写が飛びまくっているので
僕がおにぎりを食べている→瑠璃のセリフ→瑠璃の視線の順番にしてはどうだろう?
>もうわたしたちが知り合ってから1年と4ヶ月になるんだよね
正確なんだけど、友だち相手に不自然ではないかな。いきなり「ねえ、覚えている?」で
いいと思う。
>「どうって……自然とさ。何となく話すようになって、遊ぶようにもなって」
>「で?」
>「そっか、それで一緒に帰るようになったんだっけ」
>「……そうだったかな、多分」
これは誰のセリフだろう?
190 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/07(月) 16:07:39
さて。
岩手には、「恋の相談を異性から引き受けたら」暗黙の了解が生じるふぶんりつがあdる。
それの齟齬だと思う。
「前はどーのこーの」etc.
「俺はもうおしまいだ」とくちばしったことから、
遺体遺棄人別人線。
これなんのスレ?
192 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/07(月) 17:32:56
「こずえが」わかれんk
わkz
わかd
別れの原因の線「責任tpれよ」ts え的¥
→「責任とってひさぶりに
拒否
「p 俺はもうおしまいだ」粗忽属性
とdk」
とどめ 他人線
193 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/07(月) 18:09:16
へんなの沸いてるよね。
ジョイスか高源か誰の信者かはわからんが目障りこの上ない。
コテハンないから誰がどれを書いてるのかわからないし、
酷評の対象にしてほしいのかどうか告げてこないから相手にもできない。
スレ違いだから出ていけ、と言えば、
利用規約からくる主張の正当性くらいは認めてくれるのだろうか。
194 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/07(月) 19:05:12
オレは一つひとつ透明あボーンしてる。
195 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/07(月) 19:23:29
い〜ぃ
はんのうである
196 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/07(月) 19:49:10
>>189 ありがとうございます。
何だか冒頭がヒドいことになってましたね;ミスです
視点の移動のこと、よく注意してみます。会話ももう少し自然と繋がるように考えます。
まずはもっと本を読むことでしょうね。
ありがとうございました。
「わたし、メリーさん」
楽毅は、陰鬱としたその声に、いささかの落胆をおぼえた。
話を太子から聞いた限りでは、稀代の賢者であると考えていたが、これは予想外の人物であったろう。
―――メリーとは、このような人であったか。
メリーは、姓を李、名を雌という。李雌は後に李景と改名するが、ここではメリーとする。
姓の起因は、斉より泗水を抜け、晋の国にさしかかりかけたところの
「李」
という邑にある。
さて、楽毅である。
闊達な気を纏う楽毅には、妖冶として狭隘な気のメリーは、もはや異な何かとして受け取らざるを得なかった。
―――この者は、賢者にほど遠い。
楽毅は、確信した。
「今、あなたのうしろにいるの」
一瞬であった。
内に意識を留め、外に蒙昧であった楽毅は、虚をつかれた恰好である。
「趙軍の間者か」
「わたし、メリーさん」
楽毅ははっとした。なるほどメリーは賢者ではないが、武勇に卓越したものがある。虚をつかれるのは人の心である。
その虚は万人に通じ、それは軍もまた然りである。楽毅はそこに、攻軍の智を感じた。
―――思わぬところに、学が落ちているものだ。
楽毅は考えた。
「失礼な応対にございました。あなたを、先生と呼ばせては下さらぬか。」
「わたし、メリーさん」
その言葉からは、光る何かがあった。少なくとも、楽毅はそう感じていた。
>>197 検索したら別のサイトに投稿された文章のようだね。
>鳴り響いた軽快な電子音が、読んでいた小説の世界から現実へと私を引き戻した。
>見上げれば壁の時計は三時を指している。
時計の時報だと、30分や1時間おきに鳴りそうだが、そのたびに現実へ戻っているのかな。
>さざ波の下で大海の血潮が大きくうねりを打った。
コーヒーの描写にしては大げさかと。
>堆く積みあがった鎖の欠片が
鎖はひも状のものなので、積み上げて使うことはない。
>小人たちはまたまあるい木枠の中へ帰ってしまったようだった
他の可能性はないので断定していい。
>視線を水槽から目の前のカップへと戻す。
いつの間に水槽を見ていたのだろう。また、いちいちあれを見た、これを見たと
説明しなくてもいいかも。
>ゆっくりと目を開く。
本当に目を閉じているとは思わなかった。
>一介の親としては正直気が気でない。もし万が一なにかあったら……。
幼稚園の仕組みが分からないので、心配しても共感できない。親が迎えに来ていなくても
園児一人で帰宅させるのかな。
>そう言って気持ちのいい笑顔を向けてくれる保母さんと二、三の言葉を交わす。
>私はそんな保母さんの隣に立つ大輝の手を差し伸べた。
>「帰ろうか」
なんだか保母さんとお話しながら、息子に手を伸ばしたみたい。声をかけてから手を
伸ばしてはどうだろう。
>>197 >そう私の手を握り返しながら返してくれるたったそれだけの言葉で
返すの表現がくどい。私の手を握り返して、答えてくれるだけで程度でいいのでは。
>「でね、しょうこちゃんがひけるっていったから
先にピアノの話をしていることを描写しよう。
>「ハイパマンがはじまっちゃう!」
なんで分かったのだろう。
>「も、もうおかあさん、ちょっと、疲れちゃった。大輝。先行ってて」
ネタバレしすぎと思ったが、最後まで読むと伏線にすらなっていないな。
>テレビはおろか電気すら点いなかった。
点いてかな。
>鎖樋に溜まった雨水は、静かに時を告げている。
排水の通路の鎖樋に水は溜まるのかな。また、なんで時間がわかるのだろう。
一読者としての感想だが、語り手を頭のおかしな人や酔っ払いにすると、ご都合主義が
まかり通るので夢オチと同じように好きではない。
201 :
1/2:2008/07/08(火) 17:49:05
>>
まぁ、ちょっと暇なんで少し丁寧にゆくか。
最初に。
文章スレなんで、あんまり内容には突っ込まないが、こういうのは一種の
夢オチであってもうちょっと工夫しないと陳腐の一言で蹴られちゃうぞ。
さて、全体を読んでの感想だが、無駄な描写と情景に直結しない形容が多
すぎて、読んでて辟易する。
また、短い(本人長いといっているが、たかが20枚だ)中でストーリー
に直結しない意味の無い描写があり、ますます読んでて混乱する。
端的に言えば、冒頭から1/4までのシーンが変わるまでが、全部無駄な
描写といっても過言でない。特に、小人は何のために出てきたのか。小人
が見える狂人の話か、それともファンタジーかと思ったが全然違うし。
ここら辺の突っ込みは多々あるが、ストーリー寄りになるのでこのくらいに
しておく。細かい文章面だと、
例えば、冒頭、
>鳴り響いた軽快な電子音が、読んでいた小説の世界から現実へと私を引
>き戻した。見上げれば壁の時計は三時を指している。箱から飛び出した
>小人たちは、それぞれがそれぞれに定められたコミカルな踊りを黙々と
>こなしていた。
「鳴り響いた軽快な電子音が」とあるが、いったい何の音だ?
壁を見上げると時計は3時だが、時計の音だと言いたいのか?
と、ああ、ここまで書いてようやく気がついた。もしかして、小人は時計
から出てきたのか? 箱って、時計か?
202 :
2/2:2008/07/08(火) 17:50:16
という風だ。読んでて何が何を言っているのかわからない。
「壁の時計が3時を告げた。時計から小人の仕掛けが現れ、電子音が部屋に
流れる。その音が、私を小説の世界から現実へと引き戻した」
というように、ごく単純な時系列現象を並べ、に主語と動詞をはっきりさせ
た文章の方がよっぽどましだ。
次の、
>薄暗いリビングに人形たちのワルツと、振動する水槽のモーター音が響い
>ている。その隙間を縫うようにして細い雨粒の音色が混ざり込んでいる。
だけど、そもそも、表現がおかしい。
「振動する水槽のモーター音」って何?
「水槽のポンプのモーター音」「モーターの振動音」とかならわかるが。
音は振動音であって、ポンプ(だと思うが)のモーターが振動している音なん
だろ? 下手すると、水槽が振動しているのかと思われるぞ。
また、「細い雨粒の音色」って何だ? 細い雨なら音もなく降りしきりそう
なもんだし、「雨音が細い」と言いたい? もしかして?
まぁ、言い回しも辺だが、それ以上に、いつから雨が降り始めたんだよ。
脳内で雨が降っているからって、場面にあって当たり前のように書かないよう
に。そりゃ、全部が全部いちいち書けとはいわんが、そもそも、「外は雨が
降っている」の一文を入れるべきかどうかって考えすらおらんだろ。
てな感じ。もっと、「凝らない文章」「わかりやすい文章」を書くことを
勧める。
>そもそも、「外は雨が降っている」の一文を入れるべきかどうかって考えすらおらんだろ。
上から目線でバシッと語るのかと思いきや最後の締めで意味不明な文章を書いてしまうあたり、駄目人間の臭いがプンプンする。
てな感じ。
もっと、「わかりやすい文章」を書くことを勧める。
204 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/08(火) 18:33:40
>>198 なんか、歴史物の重厚さを感じないが、まぁ、多分ラノベなんだろうと
納得して。
>話を太子から聞いた限りでは、稀代の賢者であると考えていたが、
>これは予想外の人物であったろう。
「あったろう」というのは、一種の視点のブレ。楽毅の視点で書いているの
だから、楽毅が思ったことは、断定しないと変。
>メリーは、姓を李、名を雌という。李雌は後に李景と改名するが、ここで
>はメリーとする。
>姓の起因は、斉より泗水を抜け、晋の国にさしかかりかけたところの
>「李」
>という邑にある。
読者の注意の中心がどこにあるか理解していない文章だな。
中国を舞台として、「メリー」って変な名前を持っていることが、読者の
注目していることだろ?
じゃあ、李雌だろうと李景だろうとどうでもよくって、「なんでメリーな
の」って疑問をなんとかしてやらんといかんだろ。「李」の姓の起源が
どうかなんて、読者は求めてないぞ。
後に回すんなら、「なぜメリーというかはおいおい語ってゆくだろう」
と、もったいぶっておけばいい。(こういうのを業界用語「引く」という。
やりすぎると、当然嫌われる)
>さて、楽毅である。
これ変だぞ。場面転換で、前段と後段が異なる場合に使うんであって、どこ
が「さて」なんだか、さっぱりわからん。とちょうど30行なので、ここまで。
205 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/08(火) 19:37:05
なんきんたますだれなんじゃない
206 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/09(水) 07:07:27
AVPのぶきっちょ感は好感は持てた。
でも、ワリワリゼネレイソンってりどりぃせんせいの わかきひのあしもとにも およんでないのねっと結論
美学的にはね。びゅーてぃーいずすきんでぃーぷである。なくていいとわゆっとらん。のである。
「男色」
男が二人、薄ぐらい倉庫で激しい接吻をしている。
二人とも悲しいぐらいに不細工だ。
とても不憫な二人が、けれどそんなことは関係なく愛し合っている。
顔は不細工なのに、そのKissをしている姿勢のなんと美しいことか!
見ていると、段々と自分もKissをしたくなる。
それぐらい二人のKissは幸せそうだ。
「愛してる?」
「愛してる」
二人は幸せそうだ。
一人の不細工がポケットから取り出した大福をかじった。
「おいしそう?」
「おいしそう」
やがて二人の唇が重なる。
大福がとてもおいしそうだ。
私は二人が好きだ。
視覚的イメージは最悪、というより二人の顔にモザイクかかっていて、それ
以上の想像を脳が拒否している。ここまでの嫌悪感を催したのは久しぶりだ。
全く以って意味不明だった。なぜ男色なのか、なぜブサイクなのか、なぜキスは
英語なのか。そしてなにより、なぜ大福なのか。
俺は全く異質のものに出会った気がした。そして、以前にも似たような経験
があったのを思い出した。
そう、あれはユングのタイプ論を学んだときだった。8つのタイプのうち、
自分のタイプとそれに近いものは理解できるのに、正反対のタイプが全く理解
できなかった。
本当にこんなタイプの性格を持った人間が居るのか? いや、居るはずはな
いと心の中で思った瞬間に、隣の席の知らない女生徒が、自分はそのタイプだ
なとつぶやいたときのような衝撃。
理解の範疇を超えた全く異質のものを示され、その存在を認めざるを得ない
状況だ。
だれか、誰か俺に教えてくれ。
>>207の意味を、
>>207を書いた奴の真意を。
いや、冗談だ。
男色という異色の題材を扱っているにもかかわらず、それを読者に理解させ
る努力を放棄している。論理性に乏しく、情景描写も甘い。
男たちの服装、体格、容姿、年齢そして声色……何も伝わってこない。
キスをする姿勢にしても、どのように美しいのか書くべきだ。それに見た目
の「姿勢」なのか、態度としての「姿勢」なのか、あるいは両方の意味を兼ね
備えての「姿勢」なのかもわからない。
「激しい接吻」というのも同じだ。どのように激しいのか。熱い吐息が漏れ
ていたり、歯がぶつかったり、上気していたりしているのか、そういう描写が
なければ意味は半減する。
全体的に説明が足りていない。
今の状態では小説でも詩でもない。思い浮かんで適当に要点だけならべたよ
うなメモだ。
209 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/10(木) 21:31:22
酷評お願いします
概要
真新しい落書きと喫茶店にいた老夫婦―――
ある雨の日に遭遇した二つの事物が思いがけないところでリンクする
全ての真相が明かされるそのとき、
想像を越えた恐怖にあなたは震撼する
210 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/10(木) 21:55:57
>>207 なんかかんどうした
このスレの奴の批判は気にしなくていいよ
>>207 薄暗い倉庫なんだよね?
どうして語り手である私はその二人の顔の造りが見えたのかな?
私も二人のそばに立っているのかな。
私がいる立ち位置を明確にすると、二人の接吻のシルエットが美しいのか、その行為そのものが美しいのかが判るような気がする。
212 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/10(木) 22:23:44
>>207 非常に良いですね。
「倉庫」「2人して不細工」「大福餅」
こんな悲しいキーワードを散りばめてるところに
その2人の愛の尊さ、輝きが際立っています。
ただ一言、苦言を呈せば
キーワードの効果が絶妙にハマッたことにあなた自身チョット満足してしまって
最後の締めを、おざなりにしてしまったような観があります。
最後まで、その2人だけの世界にしておいて欲しかった。
感想を述べるあなたの出現が私にはとても邪魔に感じました。
もうひと踏ん張り、2人を祝福するに相応しい表現はなかったものか
それを今後の課題要素として、2人の愛の推移を見守りたいと思います
>>207 不細工さがわかる程度には明るい薄暗さなのだろうか。
私と、二人の男の関係をもう少し明らかにして欲しいな。たまたま二人の行為を見た行きずりの人間なのか、それとも二人を良く知る理解者としての立場なのか。
後描写が少ない。読者に想像の幅を持たせたのかもしれないが、別の見方をすれば手を抜いたように見える。
そしてその足りない部分は読者が自分の想像力で補完することになる。その結果として
>>208のように悪い方向に妄想を膨らませたり、
>>212のように良い方向に妄想を膨らませたりして感想がバラバラになる。
>>209 キャッチコピーの酷評なんてやったことがないな。
>真新しい落書きと喫茶店にいた老夫婦―――
>ある雨の日に遭遇した二つの事物が思いがけないところでリンクする
その落書きを見たり、老夫婦に会ったりしたのは主人公だよね?
>想像を越えた恐怖にあなたは震撼する
あなたは震撼するだろうと予告すると、読者は覚悟して読むから難易度が一気に上がるよ。よほど自信がない限りはやめたほうがいいかも。
下手をすると読了後に肩透かしを受けた読者の反感をかって酷評されかねないからね。
214 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/11(金) 00:27:20
酷評されるのがそんなにいやなのかいあんた
いつの間にか、刊行数が減っていた。
しばらく前までは毎月三、四冊程度の新刊を出していたにもかかわらず、ここ最近はほとんど音沙汰が無かった。書店の棚にはいつもの顔ぶれが、いつまでも居座っていた。
売れてないのだろうか。
出版社のウェブサイトもめっきり更新されなくなり、気にかけていた作家の新刊情報はいつまでも刊行予定の一覧から動かなかった。
新刊情報をチェックするのは毎月の楽しみだった。最近ではマイナーになりつつある文庫であることは確かだったが、そこから刊行される小説がおもしろいのは以前と変わることも無い。
ウェブサイトが更新されていないのを不満に思いつつ、それでも、もしやと思い書店に足を運んで、代わり映えの無い棚を前に落胆することが何度もあった。
新刊しか置かないような地元の書店からは早々に無くなり、頼みの綱は都心の大型書店だった。
そうこうするうちにウェブサイトをチェックしなくなり、書店でもあまりその棚に近づくことはなくなっていった。
そして久しぶりに、おそらく一年以上見ていなかったウェブサイトを、ふとした時に思い出して見に行った。そしてそこに表示されたされた倒産の二文字は、半ば感づいていたが故のあきらめと、軽い失望をもたらした。
それからは、大型書店に足を運ぶたびに、その棚の前を通るようになった。
倒産する前と何も変わるところは無く、その文庫の本はいつもどおりそこにあった。
少し減ってるけど、まだある。
一応、まだある。
本棚の片隅で埃をかぶっているそれらを見るたびに物悲しい気分になるが、それでも「まだそこにある」ということを確認して、安心するのだった。
そして今日、二週間ぶりに訪れた書店で、とうとうその安心を得ることができなくなったことを知った。
棚は他社の人気な文庫シリーズが広げられ、まるではじめから何も無かったかのように、澄ました顔の文庫本が並んでいるのだった。
何も無かった……そんなはずは無い。自分が生まれる前からそのジャンルを牽引してきた大御所とも言える文庫だったのだ。流行りに置いていかれて首が回らなくなっている様子ではあったが、逆に保守的な読者にとっては歓迎すべきことだった。
この世に不変なものはない。そんな当たり前のことを、まさかこんなことで実感するとは思わなかった。
酷評よろしく
布団が吹っ飛んだ!
217 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/11(金) 05:47:15
>>207 なんとなく設定は好き。
関係性を詳しく表していないところが良い。
でも、「悲しいほど不細工」という表現の仕方がつまらない。
「悲しいほど不細工」をもっと汚ならしく、いやらしく、面白い言葉で簡潔に表現できれば、良いと思いました。
なぜ好意的な意見のヤツはそろってageてるんだ
投稿者と批評者が同一人物だからさ。
>>220 馬鹿じゃないならてめーで分析しろよ
できないから教えてよー、ってか
222 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/11(金) 18:50:56
私は
>>212ですが
>>207とは別人ですよ。
それと皆さん勘違いされてると思いますが
>>207の作品もそれほど賛否両論するほどの内容のものでもありません
それは書いた作者自身が一番分ってることだと思います
ただ、こんなタッチの情景を描きたかったから、なんとなく
そんな簡単な動機だけだと思います。
なので厳密な設定を求めたり、ましてや深く突っ込むこと自体
この手の作風と一番相反する批評なんですね
軽くやわらかく、それほど多くを求めずに、作品の醸しだす空気を楽しみましょう
223 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/11(金) 20:09:34
ある時、世界一の泥棒男と世界一の女詐欺師が道端でばったりと出くわした。
泥棒は詐欺師にあいさつをした。
「やあ詐欺師じゃないか、こんにちは」
そう言いながらも素晴らしい早業で詐欺師のポケットから財布を抜き取った。
目にも留まらぬとは正にこのことだ。
「こんにちは泥棒さん、ご機嫌はいかが?」
詐欺師がそう返事をする内に泥棒は後ろ手で財布の中身を探った。
かなり大量の札が入っていて、指先は47もの枚数を数えた。
しかし泥棒は数えながら違和感を感じていた。
何としたことだろう、財布の中に入った札は1枚目から終わりまで
全てが本物と微妙に違う手触りをしていた。
つまり、偽札だ。泥棒は心の内で苦笑した。
「詐欺師、これ落ちてたよ」
ニヤリと笑いながら詐欺師に財布を渡す。
「あら、これはどうも。とっても助かりましたわ」
詐欺師は穏やかに微笑みながら、
けれどしっかりと泥棒の目を見つめながら財布を受け取った。
そして泥棒と詐欺師はほんの一瞬、鋭いまなざしを相手の目に送り、それから小さく笑った。
恋だった。
2人は結婚し、泥棒や詐欺からも足を洗い、末永く幸せに暮しましたとさ。
何だか、寂しかったんだ。後悔はしていない
読み専だったわたくしが処女作投下
極短編
「ちっぽけな花火」
足取りの重い、朝の通学路。校門に着いたところで少し立ち止まった。
静まり返った校舎。時刻は9時30分。すでに一時間目の授業が始まっている。
ホコリくさい下駄箱で、僕は体についたしずくをはらい、ゆっくりと靴を履き替えた。
今日も真っ直ぐに保健室へ逃げ込む。いつものように。
「あら、中岡君おはよう。やっぱり、今日も来たのね」
そう言って迎えてくれたのは保健の後閑先生。この学校、いやこの世で唯一僕を理解してくれる人だ。
僕はイスに座る。外は雨がしとしと降っていて、薄暗い。
「今日も? 当たり前じゃないか。僕は人の気持ちに配慮しないヤツらと付き合うのは嫌なんだ。
ムリに自分をあいつらに合わせたら、自分がつぶれてしまうような気がして。
家にだって居場所は無いし……」
僕はせかせかと、しずくをタオルで拭きながら言う。
「――そう…。ならゆっくりしていきなさい」
先生のこの言葉を聞く度に、僕は安心する。なにか大きなものに包まれるような、そんな感覚に満ちる。
今から二ヶ月前の中学二年の春、僕は明日への希望をなくした。同級生への正体不明のコンプレックス、劣等感、
親や教師からの期待、重圧。それらが神経質な僕を追い詰めるのにそう時間はかからなかった。
僕は暗闇の中でもがいた。そしてその矢先に出会ったのが後閑先生だった。
先生だけは僕そのものを認め、受け入れてくれた。
だけど、この日の先生の言葉には、どこか棘があるような感じがした。
「でも、あなた、逃げていてばかりでは何も始まらないわ。なぜ周りとうまくいかないのか、
という風に考えたことがある? どうすればうまくやっていけるのか、と。あなたの中に原因があるとすれば、それは哀れなことだわ」
一瞬、空気が固まり、その後、僕は眉を寄せた。周りの人間は皆、自分本位で、
僕に身勝手な価値観を押し付けてくるようなヤツばかりで、その無神経さが嫌で嫌でたまらなくて…。
そして、それだけが僕を追い込む原因だとして信じて疑わなかったからだ。
「――先生までそんなことを言わないでよ…。僕自身は馴染もうと努力している。絶対に周りの奴らに原因があるんだ! 」
僕は立ち上がった。雨脚が速くなってくる。ベットで休んでいる生徒の視線を感じる。
「あなた、その若さで自分自身を完全に把握しているつもり? そんなに決め付けたりして。
自分で気付けない欠点の一つや二つ、あるでしょうに」
泣きたい気持ちになって、それからまた怒りがこみ上げてきた。
「僕に原因なんて無いよ! 周りのヤツらが悪いんだって言ってるだろ! 」
僕は声を荒げた。イスを蹴り飛ばして保健室を飛び出した。
傘もささずに校舎を飛び出した。腹の内側から、血が滲んでくるような感覚。
びしょ濡れの体に、徐々に迫ってくる後悔の念。僕は自分で自分の唯一の居場所を壊した。
後悔先に立たず。この言葉をこれほど痛感した日は無かった。
――後悔の日から、僕はずっと部屋で鬱鬱としていた。
三度の食事以外部屋を出ることが無い、所謂ひきこもりだ。
そして『あなたの中に原因があるとすれば、それは哀れなことだわ』という言葉を時々思い出し、
何度も咀嚼した。暗い雰囲気の部屋の中で、発言の意味を考える。
何度となく親や担任の教師が学校へ行くよう僕を説得しにきた。僕はその度に心を閉ざしていく。
僕を理解してくれない人に、将来のため、などとのたまわれても体が動くはずもなかった。生まれるのは不信感だけ。
心の壁が分厚くなっていくだけ。
そんな生活を始めてから一ヶ月して、突然に、後閑先生が訪問してきた。
僕は戸惑った。怒鳴って飛び出したことに、とてつもない罪悪感を感じていたから。
拒否など出来ない。逃げ出したい、消えたい、とさえ思った。
○投稿には「酷評お願いします」等、投稿であることがはっきりわかるように書き添えましょう。
「中岡君、後閑です…。入ってもいい? 」
先生の、柔らかく、丸みを帯びた声が懐かしい。
正直、会わせる顔など無かったが、先生の顔がみたいという一心が、部屋のドアを開けさせた。
「先生、僕……。本当にごめんなさい……」
僕は顔を引きつらせながら精一杯謝った。全身が汗ばむ。
「そんなことはもういいのよ。私も、あなたを見透かしたような事言ってごめんなさい」
先生は、僕が望む言葉を手に取るようにして分かっているようだった。
「あなた、今暇よね。」
「え…、あ…、勿論ですが…」
僕は急な話に少し戸惑った。
「ちょっと近くのかわらでお話しない? 」
出かける気など今までは毛頭もなかったが、僕は先生の不思議な引力に惹かれるままに家を出た。
子供たちが道端ではしゃいでいて、セミが力なく鳴いている、夏も終わりの夕暮れ時。
かわらに向う間、先生は一言もしゃべらなかった。なにか、決意をしたような顔をして凛と前を見て歩いていた。
僕も黙って先生についていく。
15分ほど歩き、かわらにつくと、大勢の人がシートを広げて集まっていた。
「何か始まるの?」
「今日はね、花火大会なの」
先生はそう言うと、人ごみから少し離れたところへ僕を連れていった。
ちょうど腰を下ろしたとき、ドン、と一発目の花火が打ちあがった。
「――豪快で、キレイね」
「―そうですね」
「でも、ちょっとキツイところがあるわ…」
僕は意味が分からず、黙った。
先生はおもむろに線香花火をバッグから取り出し、ライターで火をつけた。
美しく、繊細な動きで、僕は惹きつけられる。
「――繊細な線香花火は、打ち上げ花火の前に存在をかき消される。
打ち上げ花火はそんなことお構いなしで、どんどん打ちあがる。
繊細で、ちっぽけな線香花火の存在になんて気付かないものね。それはしょうがない事だわ」
僕は黙ってきいていた。
「小さくて、たとえ気付かれなくても、おれないで、凛と光っている必要が、線香花火にはあるのよ」
僕は、コクリと頷き、何度も打ち上げられる花火を、静かに眺めていた。
228 :
224:2008/07/11(金) 20:29:58
これが大学在学中の人間が書いた文…だと…
>>226 すみませんわすれてました…
酷評お願いします
>>228 > 足取りの重い、朝の通学路。校門に着いたところで少し立ち止まった。
>静まり返った校舎。時刻は9時30分。すでに一時間目の授業が始まっている。
>今日も真っ直ぐに保健室へ逃げ込む。いつものように。
>「あら、中岡君おはよう。やっぱり、今日も来たのね」
静まり返った校舎って文章呼んで校舎の外だと思う? 中だと思う?
中だと思った訳よ。校門で立ち止まったのと同一段落だし。ワープしてるように思った。
文章並べ直して、段落で分け、間を作るだけでずいぶん印象は変わるんだよね。下は一例。
足取りの重い、朝の通学路。校門に着いたところで少し立ち止まった。
時刻は9時30分。ホコリくさい下駄箱で、僕は体についたしずくをはらい、ゆっくりと靴を履き替えた。
すでに一時間目の授業が始まっている。いつものように。静まり返った校舎。
今日も真っ直ぐに保健室へ逃げ込む。
「あら、中岡君おはよう。やっぱり、今日も来たのね」
もちろん、埃くさいのに雫ってどういう事だよ、傘も畳まず体に付いた雫まみれの体って全裸か変人だな。
ここはさすがに文を変えなきゃ、手の打ちようがないけどな。
まず、書いた状況がおかしくないかしっかり点検して、足りないところを書こうな。後は推して知れ。
主人公の心理と作者との心理的な距離は違うと言って欲しい。たったこれだけ読んでコイツは駄目だ
死んでくれいと感情が喚起されたんで、そこはなかなか良いかも知れない。薄っぺら過ぎなんだがそこが
ある意味リアル。
だが、そもそも一人称小説の主人公に読み手から憎しみを湧かせてどうすんの? これで全く脈絡無く
綺麗目に落としてるし、不快感しか残らないだろ。
文章作法、役物がアバウト。とりあえず形から入ろう。頑張れ。
>>229 × 静まり返った校舎って文章呼んで
○ 静まり返った校舎って文章読んで
すまん。
>>230 気にすんなよ
なにも俺たちはそんなことでお前を咎めたりなんてしやしねーよ
もっとさ、フレンドリーに行こうぜ!
いやっほぉう!
>>229 即レスありがとうございます
憎しみを湧かせる気持ちで書いたわけではないのですが
読み返してみると確かに不快感しかないという…orz
もっとうまく幼さを書く必要があるみたいです
>主人公の心理と作者との心理的な距離は違うと言って欲しい。
これはどういう意味ですか?
あと下駄箱っていついかなる時もホコリ臭くないですか?まぁこれはどうでもいいか(笑)
>>232 ○返レスがあまりに早すぎると、そのあとの酷評が貰いづらくなります。
返レスは24時間以上あけて、酷評が出揃ったところでするようにしましょう。
まず、親切にもテンプレから引っ張ってこられて指摘されたにもかかわらずテンプレを
読み直していないって駄目駄目。
テンプレを読んでいたつもりなら、きちんと文章を読んで理解できていないのも駄目
駄目。
この理由は他人の文章を読んでも何が書いているのか分からないのなら、自分の
書いた文章も当たり前だけど、見直すことはできないから。
指摘でも批判でも一度、気持ちを落ち着けるために、時間を置くことは大切。
なにも自分の身にもならないってんじゃ叩かれ損だし、むしろ読んでレスを書いた
こっちも時間の損極まりない。
ホコリは湿度が多いときは舞わない。夕立は別な。強い日差しで乾燥した路面の
ホコリが激しい雨で舞い上がるから。
そんで大切なのは、仮に、雨の日に実際部屋がホコリ臭いとしても、雨の情報と
ホコリ臭いを当たり前のように同居させちゃ駄目。
読者はありのまま書いてる文章を信じない。だからしっかり信じ込ませるように書かないと。
それと、
>これはどういう意味ですか?
この主人公の思考・心理が、もし、この作者の等身大の自分自身を投影してい
たとするなら、大学生にもなっているのに痛々しすぎるだろ。到底こんな想像は信じ
られないし信じたくもないのだか、一応念押し。
234 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/12(土) 04:37:39
>>204 何で自分がオカ板にネタ投稿した文章がここに上げられてるのか非常に不思議だ・・・
>>198はオカルト板の怖い話改変スレに自分が書いたものの転載です。
この作品は宮城谷昌光という、古代中国史が専門分野の作家の作風のパロなので、その雰囲気作りを優先して書きました。
李という邑なんて存在しないし、戦国時代なのに春秋時代末に分裂したはずの晋の国が出てるあたり、ディテールは思いっきり適当です。
その代わり、意識したのは氏の作風を再現すること。いかにその作風と「メリーさん」の怪談を融和させるかが目的でした。
「さて、」という唐突な切り替えしや、歴史背景に傾倒して話の筋が少々脱線してしまう辺りも氏の特徴です。
今回は「さて」を上手く活かしきれていなかったか、とは指摘を受けて反省しました。
「何故メリーなのか」という点ですが、これは投稿したスレの流れがメリー怪談の改変に傾倒していたために流れに乗っかった故です。
ですから、流れから独立させて別スレに転載してしまうと、指摘されてる通り、話の目的が分からなくなるんですね。
話を組み立てる主旨としての目的は上に述べた通りですが、この物語単体として、何かを伝えようという目的は一切ありません。
あえて言うなら、メリー改変の嵐の中に一風変わった改変を投じることでした。そのギャップで誰かが笑ってくれればいいな、というものです。
今回は、たまたまその改変に氏の作風を利用したというわけです。
つまり、メリーという流れあってこそのこの文章なのでありまして、これを一つの個体としての作品として評価されると、不都合が生じるわけです。
単なる転載として流しておくべきかとも思ったのですが、やはり、自分の文章を他人が書いたものとして、
その上、作品の主旨と異なる評価をされることが自明であるスレに自分の文章が載せられているというのは、
趣味であっても筆を取る者として、少々遺憾だったために今回の言い訳をさせて頂きました。
ただ、「あったろう」のブレに関しては、言い訳のしようもなく完全に文章力足らずでした。参考にしたいと思います。
思いがけもしなかったことですが、評価してくれてありがとうございました。
>>234 なるほどw
酷評スレなんで、酷評したが、ベースが悪くねーなと思ったのはそういうことか。
ただ、唐突にメリーが出てくるんで、意図がつかめなかったが。「さて」の用法も基本NG
だが、あの後に何十行も重厚に説明加えられると、しっくりしちゃったりするからな。
まぁ、追加で批評しておくと、メリーの流れの中なんで、メリーの説明を省いたというが、
そういう場合は、むしろちゃんと説明と構成をした方がいい。他の流れに乗っかっている
だけのやつから、頭一つ出ることができるからな。新機軸は単にアイデアとして出した
だけでは、実はたいして目立ちはしない。
236 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/12(土) 11:15:52
「いくぜサンチン!」
「俺の名前そんなだっけ…?まあいいや、 一斉射撃!!!!」ばくんっばくんっ
237 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/12(土) 11:17:27
「あいつはどうしたんだよ」
「ガラって名前で別口に出てるから…」
「お前等やるきあんのか一体」
「そーおこるな原滝」
「原滝じゃないっ!!!!!」
238 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/12(土) 11:22:02
「だが我々の活動で不正試験が暴かれたのは内緒だぞ」
「そうよねもう50歳に手が届こうって面々じゃ、幻滅よ」
「俺は歳とっとらんが」
「サイボーグはだあっと
ばくん
…なんでもない。」
239 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/12(土) 11:24:16
「で、次はどうする?」
「そーだなーかっぱ寿司でも攻撃すっか。」
「どうやって?」
「ウン…レールに小石でも置いてこよう。」「セコッ」
「お前が言うな原滝ィ!」「原滝じゃないっっっ!!!」
240 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/12(土) 11:36:23
「あんたらもあれよね 結婚して苗字同じになったのにちゃんと旧姓で呼ぶのね」
「それはそのだな。けじめというものだ。」「そうだ。手は抜かんぞ。」
「これはこの…膠着状態と呼んでよいものなのか?」
ここで『平和とは膠着状態のことかもしれんな。』と〆るキャラが 居なかったのである…。
よって 話は続くのである。
241 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/12(土) 11:59:06
「よーしじゃっ次は iPhoneを使ってるやつらを生温かいニヤニヤ視線で見つめ
「ウィルコムプラザでD4を試験してあからさまに誉めちぎるぞ!! 「おー
「誉め殺しにならないようにね♪」「五十路女が言うと…味わい深いな。」「そうよ昭和の熟女はいいものよ?」
「お前等っ どーだiPhone欲しいだろう あーiPhoneは楽しいなぁ なっお前等」「バラタギさま正直D4のほうがかっこいいです」
「ばかものっ貴様それでも組織人かっ」「でもなあ。」「なあ。」「お前等相変わらずだなーなあ原滝」「原滝じゃ…あっもう
こんな時間、お前さん、帰って夕食の支度々々。」「おっもうそんな時間か。よーし今日はここまで!D4はもはや
『携帯』というひとつのカテゴリPCだからな。電話機能はおまけだ。」「お前さん仕事をぷらいべーとに持ち込まないで☆」
「うむ。」
「あ〜あ。」
「さて、女の子モードで宮崎にお出かけしようかなっと。」
「あんたはいいわねえ…。」
「博士に頼んでサイボーグにしてもらえばいいのに。」
「じょ、冗談じゃ…ない、ないわっ!!」
242 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/12(土) 12:08:25
『おい 我々ももう一遍立ち上がってみないか?』
『名前がよくなかったんじゃあないですかね?』
『どうすればいいんだ?』
『「都立地球防衛軍」でいいわけです。』
『アー…』
ろっくん
ろぉる
243 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/12(土) 12:21:32
『まぁ…ホンボシはiTRONなのだからな…。どうやって保護したものか。』
小麦色の肌のお姉系いでたちで、彼は熟慮を重ねた。
244 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/12(土) 12:31:07
向かう先には、県の樹フェニックスがうわっていたのである。
そろそろ芸風変えないと。
スルーしやすくなってるぞ。
246 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/13(日) 06:21:35
>>245 お前にスルーされることはむしろ慶事である。
あれじゃん。ことの深刻さがわかってないorそっち側表明 ってことじゃん。である。
247 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/13(日) 06:23:28
ちなみに岩手17歳殺人事件は
チョン侵入に呼応してお手伝いに仙台でデリ運営していた男(28)の犯行と判明。つまり
ババをひかされた男(28)ということである。盛岡にもわんさか居たぞう、タトゥーいれちゃった馬鹿世代。である。
248 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/13(日) 06:32:00
内腿を隠さなきゃになったから
ミニスカートでかわいこちゃんをまるきり威圧でシメています。である。
249 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/13(日) 06:34:51
女って動物に過ぎないのだなーと痛感しきりのなながつである。
250 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/13(日) 10:15:50
そこの浅さが滲み出てる書き込みである。
251 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/13(日) 23:36:19
そこが深すぎてにっちもさっちもだった癖によくいうぜ。のどもとすぎればである。
252 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/13(日) 23:42:11
海も山も
ひとに優しいのは 浅瀬 丘までである。
女は あさはか なので 自分が単独でそれ以上に朝鮮できるとおおいなるカンチガイをしている。
単独でしていないのならば それは 卑怯者だからである。
253 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/14(月) 00:23:20
海も山も ひとに優しいのは 浅瀬 丘までである。
この一文だけ際立ってる
貰いますね。名文だ
254 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/14(月) 00:32:24
モライマスネッテアータ
どうぞどうぞどうぞ。である
255 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/14(月) 00:38:23
これでをれも
からたにこーじんセンセのふんまんの一片おあじわえる
ノカナーである
256 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/14(月) 01:06:17
257 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/14(月) 20:36:03
三行でまいりました。
ごめんなさい。
258 :
256:2008/07/14(月) 22:57:55
次は4行まで読めるようなものにしたいです!
行人はあまり緊張しないタイプだった。
だから親の仕事の関係で学校を転々としてしてきたが、どれもそつなく自己紹介をこなし、そつなく周囲に溶け込んでいった。
慣れない場所は嫌いじゃなかった。自分の退屈な日常を新鮮に変えてくれる、そういう意味では転校を行人にとって都合がよかった。
しかし、今回のは行人にとって少し違った意味合いを持っていた。今まで新たな土地を巡り続けていたが、古巣に帰ってくるのは初めての経験だった。
そういう意味で行人は大変緊張していた。今までは知らない顔達に対し、決まりきった自己紹介をしてきたが今回は通用しない。
なんせ相手はほとんどが行人のことを知っているのだ。普通に自己紹介したってそんなの知ってるよですまされてしまう危険性がある。
「どうすりゃいいかねぇ」
川辺に咲いた桜を仰ぎみながら小さい声で呟いた。
文章の始めをさらっと書いてみました。酷評お願いします。
>どれもそつなく自己紹介をこなし
>都合がよかった。
>今回のは
この辺り、自分で読んでて違和感を覚えないのか?
259ではないが、都合が良い、そのものは間違ってないだろ。
間違ってるのはその前の部分のてにをはだろ。
いや、都合が良い、という表現はおかしい
この流れでは嫌いじゃなかった、という言葉とぶつかり合う
嫌いじゃないという言葉と都合が良いという言葉では、あまりにも本人にとって心地良い度合いが違う
容易に憶測出来るとしても、避けるべき
以下例
慣れない場所は嫌いじゃなかった。むしろ、自分の退屈な日常を新鮮に変えてくれる、という意味で、転向は行人にとって都合がよかった。
263 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/15(火) 22:49:48
再転向すればいーじゃない。
264 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/15(火) 22:51:59
>...だから親の仕事の関係で学校を転々としてしてきたが、
これだったら前の文章にかかってるかと思わせる。つまり、緊張しないから学校を...って意味ね。
>どれもそつなく自己紹介をこなし、そつなく周囲に溶け込んでいった。
>>260参考
>慣れない場所は嫌いじゃなかった...
>>262 参照
>川辺に咲いた桜を仰ぎみながら小さい声で呟いた。
大きい声で呟く奴などおらんよ。「小さく、小さく呟いた」ならありかもしれん
265 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/15(火) 23:07:59
なんかおかしいぞ。
緊張しないからさらりと自己紹介をできるのに
「決まりきった自己紹介」をできないから緊張するって意味になっちまう。
初対面にむかって何度も自己紹介していくうちに決まりきった文句がでてくる
わけで、それに慣れたから緊張しなくなったけど、今までとちがう状況におかれたら
緊張してるんじゃないの? でも緊張しない子なんだよね? 順序がばらばらだ、というか、
しっくりこない
266 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/15(火) 23:10:51
「既知のことを言ってしまうのはインテリにとって聴衆への羞恥」。
常識である。
>>259 その文は推敲の余地がない駄文
白紙から出直せ
268 :
1/3:2008/07/16(水) 03:29:25
酷評お願いします。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
家の離れにぽつんと佇む、廃屋と見紛う小屋の前。切り株の一つに座りこみ、
月明かりの下で剣を見る。
かつて『銀嶺の華』と称えられた、誉れ高き聖戦士の剣を。
脚ほどの長さの細身な刀身に柄の細工は猛る竜。装飾は精緻で美しくも、剣の
造りは戦場の強さを備え、月の光を鮮やかに返している。妖精の鍛えた銀の刃は
経てきた年月を思わせない、在りし日の鋭さを湛えていた。
もっとも、時おり私がこうやって手入れを行っているためでもあるのだが。
「あなた。またここにいたの」
「ん? ああ、つい、ね」
呼びかけに応えて振り返れば、妻のネロイが苦笑を浮かべて立っていた。眼差
しが「またやってるの」と呆れている。
物置を改造した所蔵庫を前に、集めてきた名品を愛でるこの瞬間が、私にとっ
て最も心安らぐ時なのだが、他の者達にはどうしても理解してもらえない。失礼
な近所の子供達はガラクタ置き場などと呼ぶ始末だ。親の顔を見てみたいが、ど
れもこれもよく知っているものであり、率先して言っているのが我が子達では不
満のぶつけどころがない。
彼女達の母親も、半ば諦めの息を吐いていた。
「ごはんできたわよ。今日はお母さんのキノコ汁なんだから。お父さんもお待ち
かねよ。ニコラなんてもう食べ始めてるかも……?」
少し疲れたその声が、不意に小さな驚きに変わる。
私の手にした銀の剣に同じ思いを見出したのだろう。
「その剣は……」
「ああ、君の剣だ。小屋の整理をしていたら思わず、ね」
「まぁ……」
日常に追われる主婦の目が、途端に輝きを取り戻していた。
若かりし日々、『銀嶺の華』と呼ばれていたころの輝きを。
冒険を、悲哀を、そして歓喜を思いだした表情に、過去を慕ぶ笑みが浮かぶ。
269 :
2/3:2008/07/16(水) 03:29:59
「懐かしい。あれからどれぐらい経つのかしら」
「イコラが今年で十三だから、もう十六年か。早いものだ」
「そんなにか。わたしも歳をとるわけね」
「いや、君は変わらないよ。初めて出会ったあの時となにも変わっていない」
夜空を見上げて思いだす。浮き立った心のまま若さに任せて暴れていたところ
を、彼女に投げ飛ばされたあの日を。
暗い石造りの街並みを背に、立っていたのは赤衣の騎士。
波打つ黒髪は夜より黒く、散りばめられた煌きは星のようで、
気の強そうな細面の中に燦然と輝く瞳と共に、必殺を厭わぬ意思をあまりには
っきりと伝えていた。
首筋に突きつけられた切先の冷たさと邂逅の夜の光景を、私は今でも鮮明に覚
えている。
夜空にはあの日と同じように、美しい三日月が輝いていた。
知らず口の端が上がる。
「まったく、あの日の恐怖と感動は一生忘れられないだろうな。ようやく街に辿
りついたその日に、いきなり騎士様に斬られそうになるとは思わなかった」
「あれは、ケンカしていたあなたが悪かったんじゃない。羽目を外してお酒を飲
みすぎたから、なんていう言い訳は通用しません」
「だからといって一般人相手にいきなり剣を突きつけるやり方はどうかと思うの
だが」
拗ねたような言い草に淡々とした言葉を返す。走馬灯は何度か見てきたが、最
初の衝撃は特別なものだった。街の怖ろしさをつくづく思い知らされた出来事で
あり、彼女の非常識を刻みこまれた事件でもある。
「あの後で上官さんにこっぴどく怒られたんだろう?」
「う……はいはい、そうです。どうせわたしはおっちょこちょいです。今も昔も
変わりませんよ」
そして、無邪気な性格も。
270 :
3/3:2008/07/16(水) 03:30:30
切欠は成り行きと勘違いからではあったが、それも今ではよい思い出だ。
ネロイと出会い、幾つの死地を潜り抜けただろう。数えきれぬほど直面してき
た生命の危機と、それを上回る感動が、心の奥には残っている。
宝石のような無数の記憶は集めてきた数々の奇品より美しく、
街を去り、村で生き、子らを生み育んでいる今も、彼女は輝き続けている。
私の、一番大切な宝物だ。
「いいじゃないか。変わる必要もないさ。君のそんなところに私は惹かれたんだ
から」
「え?」
「あ……」
思い出に浸りすぎていたせいか、つい口が滑っていた。
我ながら素直な言葉に年甲斐もなく頬に血がのぼる。変わっていないのは私も
同じらしい。いや、変わらないというよりは、成長していないというべきか。
そしてネロイも相変わらず、流して欲しい言葉ほど聞きただしてくる。
「なに、なに? よく聞こえなかったな」
「いや、その、別に、大したことでは……」
「ほら、もう一度はっきりと、心をこめて言ってみよう」
楽しげに囃してくる声も調子も、笑みの様も変わらない。
ならば、私も昔と同じように対応してもよいだろう。
「さ、さあ。夕飯ができたんだろう? 早いところ戻るとしよう」
「あ、こら、ちょっとっ」
「そろそろ小屋も改修しないといけないな。イコラたちがすぐに穴を開けるから
。まったく、あのお転婆は誰に似たのだか……」
「ごーまーかーすーなー!」
磨いていた剣を手早くしまい、小屋に置いて帰路に着く。
文句の声から逃げる様も昔と同じで、互いに悪い気はしない。
急げばすぐに着く道を少しだけゆっくりと戻っていく。
三日月はあの日と変わらぬまま、静かな光を落とし続けていた。
いいですねー。シモダカゲキの作風にちょっと似てるかな。
272 :
259:2008/07/16(水) 09:40:39
酷評ありがとうございます。
てにをはや日本語がおかしいなど基本的なことがダメそうですね。
みなさんの意見を参考にしながら推敲していきたいと思います。
ここで晒される一人称モノって、なんで全て厨二病くさいのかな(^^;
逆に、プロのそれで臭くないヤツとの決定的な違いって何だろ?
>>268 >親の顔を見てみたいが、どれもこれもよく知っているものであり
嫌味で言っているように描写しないと、ご近所顔なじみなのに、顔を見てみたいは
矛盾してしまう。
>彼女達の母親も、半ば諦めの息を吐いていた
彼女達って自分の娘だよね? 我が子達しか情報がないので、分かりにくい。
女の子なのにお転婆でみたいな描写をしてからの方がいいと思う。
>「ごはんできたわよ。今日はお母さんのキノコ汁なんだから。お父さんも
>お待ちかねよ。ニコラなんてもう食べ始めてるかも……?」
前の文章で妻のことを母親と描写しているので、自分の母親が突然出てくると
分かりにくい。ニコラって誰だろう?
>「イコラが今年で十三だから、もう十六年か。早いものだ」
イコラって誰だろう? たぶん、長女なんだろうけれど。
>「まったく、あの日の恐怖と感動は一生忘れられないだろうな
何に感動したんだろう?
>拗ねたような言い草に淡々とした言葉を返す
この段階では、わたしとネロイ、どちらが拗ねているとも取れそう。
>走馬灯は何度か見てきたが、最初の衝撃は特別なものだった
ネロイに剣を突きつけられた時点で、走馬灯を何度か見てきた、と思ったら
突然、視点が現在に戻っているのか。分かりにくい。
>切欠は成り行きと勘違いからではあったが
切欠は切っ掛け?
>ネロイと出会い、幾つの死地を潜り抜けただろう。
最後に疑問符をつけた方がよくないかな。推量と間違えた。
(^^;
276 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/16(水) 12:34:36
分かりにくい(笑)
こんなつまらないことをいうのが、批評だと思っている奴の脳みそのほうが
よっぽど分かりにくい(笑)
277 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/16(水) 17:34:05
短いですが酷評お願いします。
死んだ褒美として与えられた雲の枕は妙に柔らかく、これで熟睡出来るのかと少々不安でもあった。
しかしこの珍品は私の頭を優しく抱きかかえ、深い安らぎを心の芯まで染み込ませてくれた。
「死ぬか、死ぬまいか」と七年以上に亘る慎重な選択をした末に、私はひょいと海に身を投げた。
一度行動を起こしてしまえば呆気ないもので、母なる海は私が望む結末を、日も暮れないうちに与えてくれた。
素人ですが酷評します
>しかしこの珍品は私の頭を優しく抱きかかえ、深い安らぎを心の芯まで染み込ませてくれた。
>「死ぬか、死ぬまいか」と七年以上に亘る慎重な選択をした末に、私はひょいと海に身を投げた。
ここの繋ぎが不自然に感じた。場面切り替えしてるつもりなんだろうが、「染み込ませてくれた」という言葉では
場面切り替えに持っていくほどの威力がない、と私は思う。あと、回想シーンに移るんなら段落変えたほうがいい。
以下、例
死んだ褒美として与えられた雲の枕は妙に柔らかく、これで熟睡出来るのかと少々不安でもあった。
しかしこの珍品は私の頭を優しく抱きかかえ、深い安らぎを心の芯まで染み込ませてくれた。
私の愚かな選択が全て正しいことのように思えたほどの、えも言われぬ快感であった……。
「死ぬか、死ぬまいか」と七年以上に亘る慎重な選択をした末に、私はひょいと海に身を投げた。
一度行動を起こしてしまえば呆気ないもので、母なる海は私が望む結末を、日も暮れないうちに与えてくれた。
あと
>日も暮れないうちに与えてくれた。
この部分。海に身を投げたらすぐ死ぬのが普通じゃない?呆気ない事を強調する表現だろうけど
スケースがでかすぎるように思う。もう少し、あっさり消え去った感じを出したい。
自分だったら
一度行動を起こしてしまえば呆気ないもので、大海原は、私の今までの苦悩を一瞬にして飲み込んだ。
こんな感じにする。
279 :
278:2008/07/16(水) 18:33:02
私の長年にわたる苦悩を、の方がいいかも
カギ括弧台詞は字下げしないのが習わしだろうから、字下げするなら別の記号を使えよ。
281 :
278:2008/07/16(水) 19:14:19
うっかりしてましたorz
読み直してみると「」いらないんじゃない?
死んだ褒美として与えられた雲の枕は妙に柔らかく、これで熟睡出来るのかと少々不安でもあった。
しかしこの珍品は私の頭を優しく抱きかかえ、深い安らぎを心の芯まで染み込ませてくれた。
私の愚かな選択が全て正しいことのように思えたほどの、えも言われぬ快感であった……。
死ぬか、死ぬまいかと七年以上に亘る慎重な選択をした末に、私はひょいと海に身を投げた。
一度行動を起こしてしまえば呆気ないもので、母なる海は私が望む結末を、日も暮れないうちに与えてくれた。
282 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/16(水) 19:17:56
うんこと呼ばれ続けて80年が過ぎたが、
よしおの心は一向に幼いまま抑圧されていた。
よしおはある日うんこをキバりながら
自分の肛門括約筋が弱っていくことにそのとき初めて気づいた。
「わ、わしはほんまのうんこになってしまう!
うんこまみれになって死んでしまうでぇ!」
よしおは混乱した。
いつの間にか自分がおじいちゃんになっていたことに涙が止まらなかった。
うんこも止まらなかった。
そのときすでに、括約筋はゆるみにゆるんでいたのである。
ただよしおの鈍感さがそれに気づかずにいただけのことだ。
すでによしおは歩くたびにうんこをもらし、
その次うんこを漏らすまでそれに気づかないほどになっていた。
だけどよしおはそれに今日まで気づかず、
今日、事態は最悪のところまでいっていた。
283 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/16(水) 19:19:43
よしおのうんこはいつの間にか脱腸に変わっていた。
生臭い臭いが狭い公衆便所を満たした。
小さな窓から臭気がもれて、狭い公園の中にある
よしおの家までそれは届いた。
よしおが自分の犬だと確信している、
しかし飼い主が近所の電柱のあちこちに
行方探しのポスターを貼ったために
汚いダンボールハウスのなかに閉じこめられているチワワは
その臭気で体中の穴からピンク色の泡を吹き出し死んだ。
被害はチワワだけに止まらなかった。犬は最初の犠牲者に過ぎない。
死の臭気は町を瞬く間に包み込んだ。
よしおが完全に脱腸し、
そのままの勢いで胃やらなにやら致命的ごちゃまぜ臓器定食を
尻穴から放りだしてしまったころ、
公衆便所の半径百万キロメートルのすべての生命体がチワワと同じように息耐えていた。
犬の本当の飼い主も愛犬に再会することなく、全く同じ死因で現世から退場した。
あとに残されたのは臭気だけで、どんな8×4でもそれを消すことはできなかった。
汚いし臭い
くさ…い?
恐ろしい才能の持ち主かもしれない
285 :
277:2008/07/16(水) 20:06:14
ありがとうございました。
とても参考になりました。
数ヵ月ぶりにのぞいてみたら例のかまってちゃんがまだはり付いててワロタ
神様は、なぜ、ヤコブのもものつがいを打たれたのでしょうか。
それは彼が頼っていたものを打たれ、彼が神様に頼るようにするためでした。
もものつがいは人の体を支えているところです。それがはずれたことは彼が
今まで頼って来たものが砕かれたことを意味します。すなわち、彼の才能や所有物、
彼の執念や誠実、彼の闘争心などが砕かれたのです。もものつがいを打たれたヤコブは、
自分と格闘した人が神様であることを知るようになりました。それで「私はあなたを去らせません。
私を祝福してくださらなければ。」と願いました。
彼は誰よりも多く祝福されたのにまたどんな祝福を願っているのでしょうか。
これを見ると、彼は今までの祝福に満足していないことがわかります。
彼が今まで求めて来たのは名誉と愛と富でした。彼はこのようなものをすべて
得たので幸せになるはずでした。しかし、このようなものは彼に真
の満足を与えることができず、むしろ煩悩と苦しみを与えました。
ですから、それは真の祝福ではありませんでした。所有は人間の罪の問題、
死の問題、不安と恐れ、虚無のような問題を解決してくれません。
彼の関心は所有から存在に、外面的なものから内面的なものに、
人間的なものから霊的なものに変わりました。彼は真の祝福を求めるようになりました。
288 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/16(水) 20:20:53
神様はヤコブに名前を聞きました。
「あなたの名は何というのか。」この質問は「あなたはどんな存在なのか。」という質問です。
神様は彼の存在に関心を持ち、彼の存在を変えてくださろうとされました。
神様はアダムが罪を犯した時にも彼の存在に関心を持ち、「あなたは、どこにいるのか」
と呼びかけられました。また、イエス様も汚れた霊につかれて自我を失った青年に「おまえの名は何か。」
と尋ねられました。神様はヤコブに名前を尋ねることによって自分がどんな存在であるかを悟らせようとされました。
するとヤコブは答えました。「ヤコブです。」ヤコブは、押しのける者という意味です。
確かにヤコブという人はその名前どおりに兄を押しのけ、ラバンを押しのけた狡猾な人物でした。
そして彼は、自分のためにすべてを押しのけ、今や多くの富を得ることができました。
ヤコブは神様の御前で自分がどれほど惨めな者であるかを悟り、「ヤコブです」と答えました。
これはイエス様がどんな方であるかを悟ったシモン・ペテロが「私は、罪深い人間です」と告白したことと同じです。
すると神様は彼に言われました。「あなたの名は、もうヤコブとは呼ばれない。
イスラエルだ。あなたは神と戦い、人と戦って、勝ったからだ。」ヤコブからイスラエルに変わったのは、
神様によって新しく変えられたことを意味します。彼は神様にしがみついて、
古い自分から解放され、神様にある新しい存在になりました。彼は神様をあがめる人となりました。
ここで見ると神様がヤコブに与えようとされた真の祝福は所有ではなく彼の存在が神様によって新しい
被造物として変えられることであることがわかります。Uコリント5:17には次のように記されています。
「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、
見よ、すべてが新しくなりました。」
289 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/16(水) 20:21:47
それでは神様に会った彼の内面はどのように変わりましたか。
「彼がペヌエルを通り過ぎたころ、太陽は彼の上に上ったが、彼はそのもものためにびっこをひいていた。」
この御言葉は新しく変えられたヤコブの内面の姿を文学的に表現した御言葉です。
彼はもものためにびっこをひいていましたが、彼の内面には太陽が上っていました。
苦しみと絶望の夜が過ぎ去り、喜びと希望に満ちた太陽が輝く朝を迎えました。
彼の内面に働いていたすべての不安、恐れ、虚無と罪意識は過ぎ去り、恵みと平安、
喜びに満たされるようになりました。ヤコブは神様に出会って罪の問題が解決されました。
ヤコブはエサウに会う前に神様に会いました。
すると、エサウとの問題はこれ以上問題ではありませんでした。
エサウはヤコブを迎えに走って来て、彼をいだき、首に抱きついて口づけし、
ふたりは泣きました。ヤコブはスコテへ移って行き、そこで自分のために家を建て、
家畜のためには小屋を作りました。彼はそこに祭壇を築き、
それをエル・エロヘ・イスラエルと名づけました。
それは「イスラエルの神様は神様である」という意味です。
彼はここでもう一度彼を愛し、祝福してくださると約束してくださった神様を思い出し、
その神様の側に立ったのです。彼は神様を自分の神様として受け入れました。
291 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/16(水) 20:45:03
そりゃ286のことだろ。
292 :
282-283:2008/07/16(水) 20:47:00
>>284 ありがとうございました
>>285は僕ではないです
次はもっと長いコメントをもらえるようにします!
293 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/16(水) 21:12:28
「永遠堕胎児」
精神病者奥村が最初にその発作に見舞われたのは
彼がまだ医大生のころ、とある妊婦の堕胎手術に立ち会った時だった。
特別な機器を握った医師が落ち着いた、
しかし荒っぽさの残る手つきで
赤ん坊なのか細胞集合体なのか判別に苦しむ
ぶつぎれの肉塊を膣からほじくり出した。
それが医師一流の堕胎だった。
(彼は手術前奥村に、
「堕胎とは赤ん坊との最初で最後のコミュニケーションさ。」
ともっともらしく講じていた。
今となって奥村はようやく、
それがジョークであることに気づいた。
どう考えても、この医師にそんな感受性は無さそうだった。)
こみ上げる吐き気を抑えながら
それを眺めていた奥村だったが
視線をずらそうとした途端、肉塊と目を合わせてしまった。
いや、眼窩らしい穴の中にある白玉のようなものが、
目にすっぽりハマってしまうかのように視界に突っ込んできた。
まるで二人の眼姦屋に両目へぶち込まれるときのように、
白玉は奥村の脳天現像所を爆撃した。
奥村はおぇえっとのけぞり、そのままぷはぁっと
あお向けに眠る妊婦の体の上に黄土色の
ビチクソのようなゲロを滝のように吐いた。
それで医大を退学になった。
294 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/16(水) 21:20:28
「永遠堕胎児A」
それからというもの、寝れない夜が続いた。
あの肉塊は奥村の心の奥深く、
灯油の海が広がるその深遠に落とした一本のマッチだった。
灯油はゆっくりじっくりと燃えていく。
そんなわけで奥村は発狂するまでの間に、
幾度も幻影に悩まされるはめになった。
それは最初は自分があの医師によって膣からひりだされ、
その姿のまま今日まで何不自由なく生き長らえるという妄想だった。
それから自分は本当に堕胎というかたちでひりだされたのが
ひょんな偶然で生き長らえてるのだと確信するようになった。
とうとう自分の現在はすべて堕胎児が膣から
ひりだされる間に見る最初で最後の夢でしかなく、
そしてまもなくばらばらの物言わぬ殺人犠牲者となって
焼却炉でぷすぷす焼かれるのだと自分を脅すようになった。
いつあの器具が首に突き刺さり、
その鉤状の先端が小脳を突き破って
後頭部から強烈に自己主張を始めるか、
考えただけで死にたくなって、その年の暮れに最初の自殺未遂をした。
295 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/16(水) 21:30:20
「永遠堕胎児B」
幸いだれかが非常停車ボタンを押したので
1両目の前輪に巻き込まれたのは腰から下だけで済んだ。
済んだ、というのは彼が瞬間的に一命を取り留めたという意味で、
搬送先の病院で翌日の夕方、今度は地面に墜落する彼の体が多くの人に目撃された。
目撃者の一人、名も無きおっさんがその場で心臓発作で死んだ。
彼は激しくのたうちまわりながら発狂し、
「自分は堕胎児だから堕胎児らしく
細切れにならなくては他の人たちに申し訳が立たない。」
という意味の主張を展開した。
ただちに彼は精神病院に送られ、幽閉された。
50年が経ち、つい先日遺体となって発見された。
遺体は全身が無数の傷とそのかさぶたで覆われており
それは彼が最後まで堕胎児たらんとしていた努力の証だった。
遺体を発見した医師はめんどくさいので死因は脳卒中と報告書に記載した。
>>293 文章自体になにか言ってもしかたがない気がするので関係ない話をすると、
> それで医大を退学になった。
> ただちに彼は精神病院に送られ、幽閉された。
こういうオチ臭いオチって、俺にとっては敵なんだ。
高橋名人の16連打が実は体に電流を流してインチキしていたことがバレて
「警察に捕まった」とかさ、一見オチっぽいオチをつけると小咄としてまとまったように
思えるけど、そんなことはないんだよね。
ゲロを吐いたくらいで医学生は退学にならないし、純粋にフィクションだとしても安っぽいし、
なにより、なにかやらかして「医学生が退学になる」オチはこの世にあり余っているのだ。
ゲロを吐いた縁で妊婦さんと恋仲になるほうがよっぽど話が盛り上がりそうじゃん。
小咄をするにしても、常に工夫を怠らないこと。頼む。
なんかすごい面白いんですけど。
強引なところもあるけど許せる。
酷評お願いします。
@
アパートに戻った今崎は、玄関のドアを開けたとたん全身を覆った熱気に顔をしかめ、顔に汗が噴き出すのを感じた。
買い物袋を置き、玄関横の換気扇を回し、キッチン、自室、と縦間を突っ切って真美の部屋の襖戸を開けた。
ピンク色のカーテン越しに西日が入った部屋はコタツの中のようだった。
真美は顔じゅうに汗の玉を乗せて硬直したように仰向いて天井の一点を見つめるようにベッドに横たわっていた。
「おい真美、大丈夫か」
横になっている真美に交差するようにしてベッドの向こう側に片腕をつきドアを開けようとすると、軽い腋臭のような臭いがした。
オレンジ色のカーテンと白いレースを乱暴に払うと、部屋を満たしていた赤い光が夕刻とはいえまだ白い光に取って代わり、
ドアを開けると換気扇まで一直線に風が抜け、真美は、あああ、と気持ちよさそうに声を上げた。
犬が鳴いている。下を見下ろすと狭い路地で買い物袋を提げた主婦と飼い犬の散歩をする中年男が立ち話をしている。
路地に沿って右から左へほとんど干からびた川が流れ、その向こうに巨大なコンクリートブロックのような
ひび割れた古い団地が何棟も並んでいる。太陽が団地に隠れるまではもうしばらくかかりそうだった。
梅雨時は川の水が多いせいか何本も蚊柱が見えたが、今日は大丈夫だろう。
どんどん、と左胸を叩かれて、見ると真美が笑っている。どこか焦点のあいまいな目はいつもの真美だった。
汗ばんで上気した顔は部活のあとの中学生のようだ。丸い鼻の周りに細かな汗が浮いて、額には髪の毛が脂っぽく張り付いている。
今崎は立ち上がって、スチールラックのコンテナからタオルを取り出し、真美の顔を拭った。首の肉のしわにも汗がはさまり、
白いTシャツの襟は重く濡れていた。ノド渇いたろ。真美はうんうんとうなづき、今崎はキッチンへ飲み物を取りに立った。
自分の部屋はまだ熱気が抜けきっておらず真美を拭いたタオルで顔を拭った。タオルが真美の汗で臭う。
A
冷蔵庫には牛乳しかなかった。何がボランティアだ、あの女。
今崎が留守にする間の気がかりは真美の世話だ。せっかいやきの隣のババアから、近所のNPOを紹介され、
たまの留守に頼んでみたが、対応は回を重ねるごとに悪くなった。今回は来さえしなかったのだろう。
乱暴に冷蔵庫を閉め、置きっぱなしの買い物袋からグレープフルーツジュースを取りだし、パックから直接飲んだ。
微妙にぬるい感じがして、なんだか腹が立った。冷凍庫から氷を三つグラスに入れジュースを注いだ。
あの紺野という仏間臭そうな女を罵倒するところを想像すると気が晴れてきた。あの女は声もなくこちらを睨泣くような気がする。
真美は起き上がって外を見ていた。真美は何か強くこだわりを持ってじっとしていることがある。
場合によっては脱水症状を起こしても動かないだろう。グラスを差し出してもしばらく外を見続けていた。肩を揺するとこちらを見て、
へへえ、と笑って飲み始めた。今崎はキッチンでタオルを濡らし固く絞った。
気持ち良いだろう、と首にタオルを当てると真美はわああ、とため息をついた。ジュースを注ぎなおしていると、
真美は両腕を万歳の格好であげた。シャツを替えて欲しいのだろう。
今崎はグラスと紙パックをテーブルに置き、真美に両足をおろすよう促し、ベッドに座らせた。シャツは今崎のもので大きめだったが、
汗で張り付き袖を持ち上げるようにしては脱げず、裾を持って裏返してめくりあげた。でっぷりとした三段腹に手が触れ、
ひんやりと汗で濡れていた。大きな胸が持ち上がって落ちたとき、ぴちゃと汗がはじける音がした。袖と襟が引っ掛かって脱げず、
真美はうんうんとうなった。長い腋毛が黒く張り付いて光っている。顔を寄せると臭った。
濡れタオルで首や腋を拭くと真美はまたため息をついた。濡れタオルの後を吹く風が気持ち良いのだろう。腋の下から持ち上げるように
大きな乳房の裏側を拭いていると、妙な気分になった。ときどきこういう気分になる。欺瞞という単語が浮かんだが正確な意味が分からない。
真美は女なのだろうか、妹なのだろうか。病人の世話をしているのだろうか、それ以外の意味があるのだろうか。
よくわからないので、全てなのだ、と思うことで考え事を打ち切った。
B
背中を拭いてやろうと真美の隣に腰掛けた。真美がぐらぐらと傾ぐので、今崎は左手で真美の右肩を支え、背中を拭き始めた。
真美がふう、と深い息を吐き今崎の左腕に当たった。今崎は鳥肌が立って、勃起が始まるのを感じた。自分に何か欲望があって、
しかもそれはどこか暗いものであるような気がして、外を見た。団地からはみ出した半分の太陽が、真っ直ぐに部屋を照らしている。
眩しくて瞳孔が閉じ、部屋に目を戻すと、先ほどまでよりずっと暗く見える。真美の背中の真ん中のくぼみに影が走っている。
手が単調になった今崎を真美が振り返った。いかにも白痴と言った感じの、真美のとろんとした視線。
この視線に言葉を当てはめてみようとしたことが何度もあった。
今崎は台所に行きタオルを濡らしなおし、風呂場の前で汗で固く張り付いたジーンズを剥がすように脱いだ。
性器は驚くほど硬く勃起していた。おさまる気配もなく、この恰好で真美の前に行くわけにもいかない。
今崎は下着の中に手を入れ性器を握り、自室のスチールラックから新しい下着とハーフパンツを取り、襖を軽く締めて着替えた。
真美は下着一枚でベッドに腰掛けている。太陽が真美の左肩から見える。水分をはらんだ肌が金色っぽく照らされ、右半身は逆光で暗い。
じっとして動かないので絵をみているようだった。時間を忘れて見入っていたつもりはないが、太陽は見る間に高度を落としていき、真美の体の影が増えていった。
今崎は真美を再び横にして、太ももを拭いた。あいかわらず真美はその度にため息をつく。
右足を持ち上げしぼんだ豆腐の表面のようなももの裏側を拭いていると、白いパンツからはみ出した陰毛が見えた。
両足を拭いて今崎は真美の下着を脱がせた。真美は外を見ている。
豊かな陰毛はちょうど下着と同じだけ性器を覆っている。下品な毛の生え方だと思った。
今崎は全身にびっしょりと汗をかいた。タオルは汗や尿や腋臭の臭いがする。
だいぶ日は落ちたが、気温はたいして変わらずむしろ湿度があがったように感じられる。真美も再び汗をかき始めたことが肌の様子でわかる。
何かドラマが欲しい、そんな気分になった。今崎は日々の思い通りにならないことや将来の不安や、安定した生活を送り始めた友人のことなどを思った。
真美が今崎を見ている
以上です。お願いします。
301 :
293:2008/07/17(木) 02:26:22
>>296 たしかに妊婦さんとゲロ交換とかしあった方がよいですね!
>>297 ありがとうございます!!
おはようございます。もしよければ、どなたか酷評お願いします。
【1】
「ちょっと今から、駅前まで来れない?」
ノブが何より憤慨した事は、こんな夜中に電話が来た事ではなく、
ちょっとだけ眠かった事でもなく、いま彼が風呂上がりである事だった。
彼にとって風呂とはやるべきことを全て終えた後に、一日の終わりに体
を綺麗にする儀式、いわば禊のような役目をもっていた。染み付いた心身
の垢を洗い流し、明日のために自分を磨く。暖かいお湯に浸かるだけで新
陳代謝が促され、血流は身体から老廃物を追い出す。ノブは頭頂から爪先
までお湯を被り、きっかり百秒お湯につかる。そして風呂上りのコーヒー
を飲んだ後、身も心もさっぱりした状態で床に就くのだ。
そんなわけで、ノブは激怒した。
「貴様は、俺が風呂上りであろうという想像もできないのか。想像力が
ないのか。このゆとりめ!」
「君もゆとりじゃないの。それより駅前まで来てよ。いいモノが見れるよ」
「それは風呂よりもステキな事か」
「うん、超ステキ。じゃあ、駅前のコンビニで待ってるからね」
まて、と答える前に電話はブツリと切れた。ノブは携帯をへし折り畳む
とパジャマのポケットにねじ込んだ。
パジャマの上に甚平を羽織ったノブは、夜の街をチャリで駆ける。ネオ
ンライトに照らされる繁華街は、大人の臭いで鼻が曲がりそうだった。く
せえ、と声に出したノブの横を高校生の集団が通り過ぎていく。
ノブは中学生だったが、若者の性の乱れに辟易していた。若者の恋は偲
ぶものだ。教師や友人、はては家族にばれないよう、ひっそりと楽しむべ
きだ。いかがわしい裏路地にもつれ込むグループ交際を見て、ノブは鼻息
を荒くした。
303 :
302:2008/07/17(木) 07:57:33
【2】
【2】
里中(雌)は駅前のコンビニで立ち読みをしていた。窓越しにノブに
気付くと、得意気にショートカットの髪を揺らし、指先ではさみを入れる。
ノブは自転車に跨った。
「あ、ちょっと! 帰らないで!」
そのまま去ろうとするノブに、急いでコンビニから出てきた里中が追い
ついた。
「ステキなものとは髪型を変えた貴様か」
「うん」
夜風は涼しいを通り越して寒くなろうとしていた。ノブは颯爽とチャリを
漕ぎ出した。
「うそうそ、待ってってば!」
ノブは二十メートル程進んでから、里中が追いつくのを待った。
「嘘はキライだ」
「ぜえぜえ、……漕ぐの速いよ」
里中は息を継ぐと、自転車の荷台に飛び乗った。
「おし、駅前のロータリーに向かって出発進行」
「そこに何があるんだ?」
里中はにひ、と笑う。
「行ってみてのお楽しみ」
ノブはちょっと汗をかいていた。そして、あと少しだけ汗をかけば、家に
帰った時に一番風呂ではないものの、もう一度風呂に入れることに気付いた。
「飛ばすぞ」
おおう、やる気だねえ!と里中は夜空に叫んだ。ノブは歯を食いしばって
チャリをこぎはじめた。速度がついた自転車は車の走らない車道を駆け抜ける。
ほどなくして駅前のロータリーが見えてきた。
304 :
302:2008/07/17(木) 07:59:59
【3】
深夜の駅前は閑散として いなかった。
終電を逃した酔っ払いや、乳繰り合うカップルで溢れかえっ
ている。それぞれが干渉しあい小さなコミュニティと化して
いる所もあった。嗚咽と喜悦、そして享楽と泥酔に嘔吐の交
じり合う広間はさしずめ、現代によみがえったソドムとゴモ
ラのようだ。
「うええ、げろとおっぱいだ」
里中はこちらまで立ち込めてくる酸っぱい匂いにげっそりと舌を出した。
「子供は見るな」ノブは鼻息を荒くして言った。
自転車を広間から離れた所に停めると、二人は駅へ向かった。眉をひそ
めるノブに、里中は手招きする。二人で駅の改札口への階段を上る。
里中は閉鎖された駅の改札をやすやすとくぐり抜けた。
「貴様、不法侵入は重罪だぞ!」
駅構内にノブの罵声が響いた。
「しっ」
「前々からモラルに欠ける奴だとは思っていたが、ここまでとは思わなんだ!」ノブは天を仰いだ。
「怒ってもいいからちょっとボリューム下げて」
「ええい、黙れ! お天道さまが許しても、俺だけは許さぬぞ!」
里中は改札を一旦戻ると、ノブの手を引いて再度、くぐり抜けた。ぐぬぬぬと引っ張ら
れるノブに里中は煽り立てた。
「あおげあおげ!」
「あおぐぞあおぐぞ! 待て、これでは共犯ではないか」
里中は頷く。「捕まる時は一緒です」
「あいや、なんてこったい」
ノブは悔しそうに自分の頭をぺしりと叩いた。
305 :
302:2008/07/17(木) 08:06:21
【4】 4つも使ってしまった…orz
プラットホームには二人だけだった。ここまで来ると駅前の喧騒も
聞こえない。電灯が忘れ物のように光を落としていた。
「夜中のプラットホームとは。貴様にしては上出来だ」
「へへー、ありがとーごぜーますだ」
里中は揉み手で答える。「ところが、これだけじゃないんでっせ、
お代官さま」
「ほう、まだあると申すか。どれ見せてみよ」
里中は線路に飛び降りた。
「おい」
「平気平気、見せたいモンはこっち」
里中は線路を新宿方面へ進んで行く。ノブは逡巡した挙句、「毒を喰
らわば…」と小声で呟いて飛び降りた。
線路は夜光に照らされ、視界の果てまでも続いていた。元いた駅が遠く
に見える所まで来ると、小さな踏切に出る。それも過ぎ、さらに進むと他
の路線と合流した。
「これ何線だろうね」
「知らん。私鉄じゃないのか」
何駅か通り過ぎると、線路はまた仲間を増やし、進むほどに幅を広めて
いった。やがて、大きく開けた場所に出る。星ひとつない夜空の端に、線
路の切れ目が見えていた。
〜〜〜
ここまでです。4つも使ってすいません。よろしくお願いします。
>>302-305 kimoi
彼女いない歴以下略がラブコメ書くなとは言わないけど
書くなら彼女いない歴以下略だとばれないように書いてね
>>298-300 他の投下作品見てるとシチュエーションによって言葉を使い分ける、
ってことができてない人が多いけど、あなたはそれができてると思う。
一文が長いけど支離滅裂にもなってないし書く能力はきっとあるのでは。
ただ、上手くても延々と描写ばっかりだとさすがに飽きてくる。
今崎と真美の会話の場面が一つや二つとか、長い心情吐露とか回想とかあってもいいと思うけど。
全体のふいんきとしては退廃的で素敵。
頑張ってほしいです。
>>298 文章は分かりやすく書けているので、今崎の年齢や職業など不明な点が多いのは
投稿されていない部分に描写されていると判断していいのかな。
>襖を軽く締めて着替えた。
>真美は下着一枚でベッドに腰掛けている。
場面の転換が唐突すぎる。真美の部屋へ戻る描写を加えよう。
>何かドラマが欲しい、そんな気分になった。
なんでだろう?
>>302 >ノブが何より憤慨した事は
ノブが憤慨してから説明した方がいい。
>パジャマの上に甚平を羽織ったノブは、夜の街をチャリで駆ける
読者にしてみると、誰だか分からない人からの電話の要求に応じるのは変だ。
>ネオンライトに照らされる繁華街は
ノブの家を出てすぐ繁華街ではないだろうから、省略したことを読者に示した方が
いい。
>ノブの横を高校生の集団が通り過ぎていく
これだけで性のみだれに話を持っていくのは強引だな。いかがわしい裏路地に
もつれ込むグループ交際を見る描写を先にした方がいい。
>里中(雌)は駅前のコンビニで立ち読みをしていた。
誰だろう。
>「ステキなものとは髪型を変えた貴様か」
読者は元の髪型を知らないので、変えたと言われても困る。
>夜風は涼しいを通り越して寒くなろうとしていた。ノブは颯爽とチャリを
>漕ぎ出した。
寒い→颯爽のつながりが分からない。
>「ぜえぜえ、……漕ぐの速いよ」
二十メートルで息が切れるのかな。
>ほどなくして駅前のロータリーが見えてきた
駅前のコンビニなら、コンビニからでも見えそうだ。
310 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/17(木) 18:31:48
>>302-305 コンビニのシーンとか「げろとおっぱいだ」とか微笑ましかったw
たまに読むにはいいかもしんない。
309が言うことには、自分は幾つか同意で幾つかはそのままでもいいと思う。
まあそこまで悪い文章ではないと思うということ。
でも、確実に最後の方で書くのが面倒臭くなってる感じがした。
何駅かを歩いてる場面を丸ごと省くとは……。
書かなかったのか書けなかったのか分からないけど、クライマックスシーン(?)として、
書くべきだと自分は思う。
311 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/17(木) 19:43:09
>>302 なんで男女の乳繰り合いを女の目から見て「おっぱいだ」って比喩に至るんだよ
女どもがみんな乳丸出しにして男にいじくりまわされてたってのか?
そうでもなきゃイチャついてる男女に出くわした女が乳に注目する理由が無い
里中って小僧なんじゃないの?
素直な文だと思った。
でも女のキャラがいかにもすぎて少々ひく。
>ネオンライトに照らされる繁華街は、大人の臭いで鼻が曲がりそうだった。
「大人の臭い」は主観的。
313 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/17(木) 21:29:44
全体的に無駄に長い。
心理描写や状況がやたら説明的で長すぎる。
だから読んでてダレる、キレもテンポもない。
>>309 君はずっと前からその調子だね、そろそろ
>>309は自分自身に読解力がなさすぎる
ことに気づくべきでは。しかし、
>パジャマの上に甚平を羽織ったノブは、夜の街をチャリで駆ける
読者にしてみると、誰だか分からない人からの電話の要求に応じるのは変だ。
>里中(雌)は駅前のコンビニで立ち読みをしていた。
誰だろう。
分かっていて嘘を指摘しているとしか思えない。
>「ステキなものとは髪型を変えた貴様か」
読者は元の髪型を知らないので、変えたと言われても困る。
君は髪型を変えるとき、髪を伸ばす方向に変えられるとでも思っているのか。
>>302 主人公の名前を繰り返し過ぎていてテンポが悪い。
複数の人物が登場しているシーンならまだ話は解るのだが、主人公一人だけの場面で
必要以上に名前を入れ過ぎている様に思う。
まずはそれを直すだけでずいぶん読みやすくなるのではと思う。
キャラクターは俺的にはそれなりに好きだ。
後は描写不足な部分が目立つな。
あえて描写を少なめにして読者の想像力にゆだねるみたいな事を考えてるなら、
「盛大な勘違い」なのでやめた方がいい。
そうではないのならもう少し読者の視点というものを考えた方がいい。
>>309の批評も酷いが
>>314も突っ込み所がおかしい
>>「ステキなものとは髪型を変えた貴様か」
>読者は元の髪型を知らないので、変えたと言われても困る。
302は登場人物の具体的な髪型の変化を表現するつもりではないぞ、明らかに
里中が“ステキなもの”をノブに伝える際に、相手を一時的に幻滅させるためのジョーク、つまり
他愛のない自然な日常会話の風景を表現するために、髪型を持ち出しているのだと思う
文の流れにも一役かっている事にも注目したい
>>298 引き込まれた。うまいと思う。
>西日が入った部屋はコタツの中のようだった。
流れからして「コタツの中」という表現が簡単すぎる。
>襖を軽く締めて着替えた。真美は下着一枚でベッドに腰掛けている。
場面がいつ変わったのか分からなかった。
>>308と同じ。
>水分をはらんだ肌が金色っぽく照らされ
「金色に」と言い切った方がいい。
>何かドラマが欲しい、そんな気分になった。
これは分かる!
319 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/18(金) 00:35:50
俺は俺の女のケツがくりくりしてかわゆいのでぺろんとニットのミニスカの上からなでてやった。
↑ ↑
「やあん。」
厭がったのでそれでやめた。俺の女は暫くしてまたくりくりを始めた。ぺろん。「やあん。」しーん。くりくり。ぺろん。「やあん。」しーん。くりくり…
84回目で俺はぶっとばされた。おおハニー、俺のどこがいけなかったというんだい。
↑ ↑
である俺。である。
↑
↑
320 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/18(金) 00:51:34
本人が読んでいることを考慮して是正
俺は俺の妻のお尻が
お尻なんてどうでも
お尻が…うーん…考えていると「ねぎ買ってきてくれる?」「しりさわさわさして」「買ってきたら。ちゅ。」
ちゅは口で言うだけではいやだなーと思いながら 夫 こんなところは見せられないから略
「買ってきたよー」「偉いねー よくできましたー」 … 「おい。」「何?」
ふむ。是正し過ぎたかな。あとはきゃつめの出方を探るもにじゃなくてのみである。
321 :
302:2008/07/18(金) 01:01:13
色々参考になるご意見を頂けたので、加筆修正してみます。
沢山の酷評、ありがとうございました。
322 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/18(金) 01:06:24
ガリ勉を差し挟んで更に改良
俺は 俺の スケの ケッツが だいすきだ ッ …。
だが…俺が触れることで…俺のスケの 清純さがはらはらはらりんこ するりんこと
儚くにんべんに夢のように
消えてはしまいかと それが こわい ッ
と てつもな くだ… くそッ どうすればッ
これくらい悩んだのだから黙って触ってもイイヨネと思って触ったら
手の甲に富士山を作られた。今夜のヤツは本気だ。みごとな
赤富士である。
酷評お願いします。
秋空が夕凪との境界を失う頃。妾は連れ添う傍らの娘を見やる。その愛らしい薄く透き通るべに色した頬は
尚あたたかみ増す錯誤事情、視覚は幻迷である。さく、さくと砂は鳴る。風は波紋、ゆるやかに更紗さら、
変貌未だ可視なりき、そも朱色に、にじあいに。
「どうだね。来たかったのだろう。」
「ええ。」
「さほど、面白そうな貌でもないね。」
「そんなこと。」
そこで会話は途絶した。妾は十四夜の刹那い月を眺める。ねえ。
「ねえ。」妾はハッとした。幻想の彼方よりの声は意識の外に流れた後であった。妾はそつと娘の臀部に手を添える。
見事な赤富士の完成のゆうべであった。娘は何事もなかった貌で涙を流した様に思えたのは それも幻だったので
あろうか。旧きを温めすぎかしらんと、俺は思ったのである。「そーだそーだ!」…次に進むのである。
酷評おねがいしま
最早理屈ではなかった。ぐぐぐぐグと尻私欲否そうはさせじならじならじとかいなかいなの責めぎあい
「さああああああわああああああらああああっせええええええろおおおおおおおおおおお
「ダメ。ぜったい ダメ。」
どたばた
くんずほぐれつ
をんなはここでなし崩しにえってぃいな肉弾戦になるを畏れたのであろう、奪と眞逆に後ろ飛びをなさしめ
怒濤を成して疾駆せらん 俺に遺されているのは風のみである。と
その時その折であった。太平洋の彼方より飛来するトルネードあり。をんなはぴゅうと舞い上がりひらひらと
いちご紋様のパンティをちらちらさせながら俺の腕の中へすとんと落ちた。俺は
同世代の通観を 思わなくはなかった。をんなはお姫様抱っこに満足してすやすやとねも 眠っている。
325 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/18(金) 02:21:13
糸冬 了
もうくんなよ。
尻は知り尽くした。そうかんがえる。
だが…そう、その通りである。
ギロッポンかあ。
何かに語感が似とるとおもたら
アレかあ。である。
小癪には小癪でかえしますぞう
百億光年彼方でも 半径3m以内にしてみせる。あと
ハイクジシュシテクダサイネ。デアル。
>>329 あんたホント気が小さいね。
無理やりキャラ作らないと書き込みもできないの?
>>307、
>>308、
>>318 ありがとうございます。たしかに、自分でもなんだか
ペターッとしているというか、単調さが気になり、文体の問題なのか
わからなかったんですが、
>>307さんのいうように回想などを入れて、
>>308さんの指摘する職業や年齢など二人の背景などを明らかに
すれば、盛り上がったり、飽きさせない文になるだろうと納得しました。
たしかに、
>>308、
>>318さんの指摘通り、ちくいち描写していた
流れが、今崎の着替えのところで途切れてしまっています。
気をつけます。
コタツ、という例えは自分でも安い感じがしました。鋭くありがとうございます。
>>308、
>>318さんの指摘してくれた、ドラマが欲しい、というところは
自分でも難しかったのですが、インモラルなセックスへの免罪符
としてのドラマを今崎が欲している、という意味でした。
二人のプロフィールやバックグラウンドを充実させたりすることで、
もう少しうまく書きたいと思います。
長くなってしまいすみません。
読んでくださったみなさん、ありがとうございました。
>>330 平凡くんに意見される筋合いゼロである。
333 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/18(金) 13:06:57
>>333 読み手に猫の特別さが何も伝わってこない。主人公の思い入れもわからないから、
興味の推移を描かれてもそこに何も読み取るものがない。
ストーリーにも特筆すべき点はなく、これといって光る技巧も見当たらない。
はっきりしないことを書けば文学っぽくなるかなぁという薄っぺらな意図だけでも
これくらいのものは出来上がる。そう考えて書いたわけじゃないというのはわかるけども、
もう少し読者を楽しませる工夫をするべきです。
>>334に補足
良いところがひとつ見つかった。少女の個性をほとんど描かず、顔の見えない存在のまま
話を終わらせたのは意義あるものとして機能していた。
「僕がひとりで勝手に思い悩んだだけの、たいして面白くもないお話でしたとさ」とでも
言うような空虚さを演出する要素にはなっていた。
とはいえ、それだけでは作品の魅力たりえないということは言うまでもない。
おいおまいら!WILLCOMの新製品D4はな!多分カメラがわかりにくい。
ブツがデカいからもちろん盗撮なんぞにゃ向かないが(すかあとのなかのな 街中のスナップショットなら
あたかも「ボカァこう見えてスマートフォンをたしなむヲトコでネ」といったしけた真面目面しながらしつつ
ぱしゃっとJKさつえい。うん。これはいい。買おう買おう買おうである。
> しながらしつつ
この手のミスがあるってことは、何度か読み直して推敲はしたけれど、その推敲の段階で間違えたってことか
それなりに頭絞ったのに出来上がってくるのがこの程度だってんじゃ見込み無いな
ただの消し忘れじゃないかな
340 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/18(金) 19:51:43
お初にお目にかかります。よろしくおねがいします。
@ 高史は一人旅に憧れていた。周りの高校生がバラエティ番組で盛り上がる中、
高史は旅番組が好きという趣ある男子高校生だった。いつか一人旅をしようと心に
決めていたものの、いつのまにか受験生になってしまい、一人旅できずにいた。
受験生になった高史は大学試験の勉強もそこそこできるようになってきた。そして、
高校最後の夏休みへ入った。受験生にとっての夏休みは合否を左右するといっても
過言ではない。ほとんど毎日が予備校の授業で埋まっていた。一人旅の事なんて考えても
いなかった。
「ハア〜」高史はある夜部屋で勉強に嫌気がさし、深いため息をついた。息抜きも必要だという
講師の言葉を思い出した。椅子に座りながら足の指でテレビの主電源を押した。
ちょうど高史の好きなテレビ番組が始まった。「今日はどこが舞台だろう」久々の
旅番組に少しわくわくしてきた。≪納涼求めて、秩父、長瀞の旅≫「なんだ埼玉かぁ」
東京に住む高史はあまり近場には興味がなかった。一人旅はまだない。しかし蒸し暑い
東京の夜、≪納涼≫という言葉に惹かれ少し眺めていた。
テレビでは女性リポーターが長瀞駅に着き、駅前で新鮮な野菜の浅漬けを食べている。
カリッ。キュウリがリポーターの口の中ではじけた。
「う、うまそうに食べるなぁ」ゴクン。高史は生唾を飲んだ。
次にメインの渓流ライン下りへ向かった。青天の空に緑の山々が萌えている。川
の水は透き通っている。テレビからもおいしい空気が伝わってくる。
あぁあそこで深呼吸をしたらどんなに気持ちいいだろうか。まさに秩父の空気は
体内の細胞を生まれ変わらせてくれる気がした。
>>333 全体的に文章がやぼったく、小学生の作文みたいになってる。
わざとかとも思ったが、後半をみてると地なんだろうなと感じた。
無駄な表現を削ってもっと簡潔に伝えたい事を表現できる様に考えてみたほうがいいんじゃないかな。
「むかし僕は子どもで、猫のことを不思議に思っていた」
↓
「子供の頃、猫という生き物が不思議だった」
みたいな感じで。
342 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/18(金) 20:20:11
A 高史はいつのまにか見入っていた。旅番組が終わった後、急いでバッグから予備校の
スケジュール表を取り出した。ここまで秩父は彼を魅了した。「ええっと、、、ここだ!」
八月三日が空いていた。明日だった。明後日には、予備校の第二タームが始まる。
「でも秩父なら日帰りで行ける」正にうってつけだった。さっそく準備にとりかかった。
人は忙しい方が充実した日々を送れるのではないか?荷物をまとめながらそんなことを考えていた。
翌朝6時にタイマーをセットして、初めての一人旅にウキウキしながら眠りに
ついた。
6時ぴったりにタイマーが鳴った。高史は真っ先にベランダへ行き、空を見上げた。快晴
であった。心躍り「やったー」と叫びたくなったが、親が起きてくると思い、心の
中で叫んだ。着替えを終え、歯を磨き、置手紙を書いた。昼飯は現地で食べる事に
した。そっと玄関のドアを開けた。「行ってきまぁす」朝日がまぶしかった。
秩父まで池袋から西武秩父線で一本だった。朝の電車内は空いていたのでずっと
座っていけた。車窓を流れる景色を見ながら将来の事や、夏休み明けの文化祭の
事などを考えていた。勉強の事は忘れるつもりだったが、少し古文単語帳を眺めた。
>>340,342
テンプレ読めボケカス1/2とか1/3とか書けカス死ねカス
カスは一回!
そこまでいわんでもという気もするが、投稿ペースが遅いのはリアルタイムで書いてるからか?
だとしたら、おまいさんが書いてる間他に書き込む人間が気遣うだろというのを理解して、
事前に書いておいてテンポよく投稿しような。
346 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/18(金) 20:42:47
B 秩父線に乗り換え、長瀞駅には10時頃ついた。駅を出て、めいっぱい秩父の空気を
吸った。「思った通りだ」空気がおいしかった。夏の匂いが東京よりも濃かった。子供の
頃に戻ったかんじがして、やっと本当の夏が始まった気がした。
見渡す限りの山々に囲まれた秩父が高史を受け入れてくれるようだった。「少し
お腹が減ったな」高史は駅前の通りを歩きながら昼食のためのお店を探していた。
どこも観光客でいっぱいだった。少し一人で入るのに引け目を感じ、駅近くの出店でおにぎりを、
昨日のテレビで女性リポーターが食べていた浅漬けを買った。
どうせなら景色のいいところで食べようと思い、長瀞の渓流へ向かった。
川の匂いが交じり、また気持のいい空気だった。昨日テレビでみた場所に自分がいる。
不思議な感じだった。
ライン下りは予約制だったのでできなかったが、川の石畳みの上で渓流を見ながら
おにぎりと浅漬けを食べた。格別だった。お腹も膨れ、少し夏の日差しを浴びていた。
「ん?」川の浅いところで誰かが泳いでいるのが見えた。女の子だった。
少し近くまで行ってみようと思い、立ち上がると「おーい」向こうから手を振ってきた。
びっくりして、自分じゃないと思い、周りを見回した。
347 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/18(金) 20:47:36
343 345
すいませんでした(>_<)
もうやめます
冒頭部分です。酷評お願いします。
蒸し返るような暑さと、息が詰まりそうな異臭。
どうやら地下室のようで、やたらと暗くて埃っぽい。
室内には家具と呼べるような物は無く、錆び付き色褪せた鉄扉がひとつだけ。
不意に頭に痛みを覚える。
どこかで打ちつけでもしたのか、ガンガンと音が鳴っている。
違う、これは扉を叩く音か。
いや、それともさっきからずっと聞こえている子供の泣き声?
頭痛はどんどん酷くなる。
割れるように痛い。
痛みが最高潮に達しようとした時、誰かの悲鳴が聞こえた。
これが私が覚えている中で一番最初の記憶。
あの場所はどこだったのか?
そしてあの泣き声と悲鳴の主は?
古い記憶にありがちな、不鮮明で意味を持たないパズルの欠片。
元々取り立てて思い出したいようなものでもなかった。
しかし、それぞれの欠片が鮮明で意味を持つものになった時。
この記憶は私の中で一番最初で、そして一番苦い記憶となった。
>>347 まあ、これだけ見れば十分だ。
おまえさんの文章はとにかくテンポが悪い。
具体的な改善策としては、一つの文章ごとに語尾を変化させてみるのが解りやすい。
「〜だった」「〜た」を繰り返さない様にって事だな。
まあいつもいつもそれが正解ってわけでもないんだが、
そういうことを考えるレベルではないと思うし。
後は簡潔な表現をこころがければぐっと読みやすくなるよ。
350 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/18(金) 21:01:20
349ありがとうございます
>>348 わりとシリアスでかっこよさげな事を書こうとしているので、余計に文章の稚拙さが目立つ。
文章力が伴えばそれなりに面白そうな冒頭ではあるんだけどな。
さしあたって、「どうやら」とか「やたらと」とか「不意に」とかの「どうでもいい表現」を極力そぎ落として
客観的な事実だけをたんたんと並べた方が不気味さが際立つと思うよ。
352 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/18(金) 22:11:12
>>334 残念。
ありがとうございました。特徴がないって本当ですね。
淡々とした文体、逆に言えばそれが自分の特徴となってしまっているようです。考えます。
少女の顔がないのはわざとです。お話ですから。それとあのシーンで終わりではないです。一応。
ちなみに335は補足ではなく蛇足ですよ。
>>341 ありがとうございます。
極力平易に書こうとしたらああなってしまいました。
しかし比喩を織り交ぜていない(できなかったからだけど…)ので、ひどく退屈でつまら
ない文になったのかも。そしてあなたの言うようにもう少しコンパクトに書いた方がいい
のでしょうかね。
どうにか他人に読ませられるようになりたいです。
>>352 いや、比喩がどうとかいうより、平易に書く為に語りかける様に書こうとした結果
「本当に口頭でしゃべってるみたいな文章」になっちゃってるのが一番マズイんだ。
だから結果的に平易かもしれないが、読みやすいわけではないし、何かやぼったくなってる
>>352 特徴が無いってんじゃなくて、内容が無いって言ったの。
個性や目新しさではなくて、味わうべきところが無いってね。
でも全然無いわけじゃなかったので、>335でゼロではなかったと補足しました。
355 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/18(金) 23:47:24
>>333 こんばんは。意図は伝わった。ナイスなテーマ選択だ。
少年の成長と、そのかわりに失ったものとを描きたいんだよね。
猫と子供心と、気になる女の子との組み合わせは非常によい。
この作品をしあげるのにたぶん必要なことは、エピソードを思いつくことだ。
少女と知り合っていいなと思ったのなら、主人公になにか一アクション。
猫を追いかけるのが面白くなくなったのなら、そのきっかけを一アクション。
宮沢さんとすこし話せるようになったなら、なぜ成長したかに一アクション。
主人公の心が変わるごとになにか動作を入れていけばいいと思う。
あと、勝手なことを言うが、当分書かずにいようかと思ったときが書きどきだ。
この板にきたのは最近なのでよくはしらんがあんたいい人だなw
>>354の者です。
>>355 屈辱をばねに書いてくれ。俺はあらさがししかできない人間なのでモチベーション下げるばかりですまない。
基本的に君の文章力はかなり下の方だ。これは自信を持って言ってしまっていいだろう。
しかし、それは「一瞬で数段レベルアップできる」という事でもある。
>>356が言っている様な点よりも基礎的な文章力をつける事が先決だと思うので、
俺としては書かないならかかないで、何がまずかったのか、これからどうするべきか、
じっくり考えてほしいと思う。
>>356は確かに正しい事を言ってるとは思うが、実際にプロの作品を読んでみて、
「読みやすい文章とは何か」を理解し、真似る事ができる様になることが、
現時点で一番
>>355を飛躍させる事になると思うのでここにかいておくよ
>>337 お前の日本語許容度がお前の度量のごとくかように 矮小 狭量 なだけだ。
素養がないと、だめだな。
>>339 人は 気 で生きない。お前は肺人間か。
>>334 おそらくこの人は本文書いた人よりも書けないと思うな。
猫の無個性を主人公のそれと照らして書いているわけでしょ。
逆にこの人の指摘どおりに書くとこれより子供じみた内容になるな。
これくらいのもの出来上がるならみせてもらいたい。
>>341 はっきりいって、作者の方がセンスある、と思うけど。
ああ、わかたわかった
ここで自分で文章投下もせずにああだこうだ日本文学素養も無しに無機質教科書文体をおしつけてくる香具師らは
エラ呼吸人間。
まさにお前みたいな感じかw
363 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/19(土) 08:15:49
>>356 これはうれしいです。
でも残念ながらあなたの言うような意図は全然なくて、本当に「お話」といった程度のス
トーリーなんです。桃から生まれた男の子が動物を仲間にして鬼を退治するといったよう
な、それくらいの話です。
あなたのようにポンとアイディアが出てくれば面白いのですが……
借りて頭の中で楽しんでみます。
ありがとうございました。
>>357 自分はいい人ではないと思いますよ。 355には多少の揶揄の思いが混じってるので。
でも何にせよ実際落ち込んだので「伸びる可能性がある」というのは何よりうれしいです。
まあ、もっと読ませられたらいいな。考えますよ。
ありがとうございました。
>>360 弁明ばっかですが、そんな意図はないのです。
上で言ったように「お話」としてふわふわした感じのを書きたかったのかもしれません。
文中の「ぷかぷかと水に浮かびながら」みたいな、子どもっぽい、少し不安で柔らかいやつを。
まあ、それも今思い付いただけです。
読んでくださり、ありがとうございました。
>>362 エラ呼吸人間の人間性がばれます。むきだしじゃ だめ!
>自分はいい人ではないと思いますよ。
そんなことはわかっている。
366 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/19(土) 11:00:16
お互いを褒め称えよ。
早よ次逝け
ほさなほさな
368 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/19(土) 12:13:04
>>351 酷評有難うございます。
文章力が無い、稚拙な文。
これに関しては自分でも常々感じているのですが、
どのように改善すればいいのか考えあぐねている次第でして。
単純に難しい語句を使用する。
難解な文、比喩を多用すればいいってものでもないでしょうし。
まあこれは自分の語彙が少ないことのいい訳ですが……
やっぱもっと本を読むしかないんですかね。
369 :
1/2:2008/07/19(土) 12:43:25
すみません。酷評お願いします
気になっている女がいた。曇りや、雨の日には教室にいるのだが、晴れの日になると決まって授業を休むのだ。
いつも、衣服の中に素肌を全て隠し、露出している顔面は、白く光っているようにさえ見える。
だが、それも外に出ると日傘の中に隠れて、見えなくなってしまう。
女の印象は、まさに黒だった。
皆は女を初めはその美しい容貌に心惹かれ、話しかけたりもしたが女は問われた応えに一言二言短く返すだけで、それ以上の会話を許さなかった。
女が皆になかったものとされるには、あまりにも条件がそろっていた。
だが、それでも彼女の容貌は人を惹きつける。本人は人と接することを望んでいないように見えたが、周囲はそれを許さなかった。
女の周りにはいつも知らない男が付き纏い、その度に男が変わっていた。
皆は彼女が淫らであるとか、変人であると噂をし、それを周囲に広げていった。
女の送り迎えが、車であったのもその噂を加速させるのに十分であったといえる。
たった一月で女の噂は学校中に知れ渡り、女を知らぬものはいない者などない、というまでに広がった。
370 :
2/2:2008/07/19(土) 12:44:37
俺が、女を知ったのも噂であったからだ。
ある時、体調が悪いと感じた俺は保健室を訪れた。
養護教諭にベッドで休むよう指示に従うと、隣のベッドに膝を抱えて座り込んでいる女がいた。
全身を衣服で覆っている姿を見て、すぐに噂の女であると理解し、軽く冗談のように声をかけた。
「君は、日に当たると溶けてしまうのか」
彼女は、今まさに他に人がいることが気がついたかのように、ゆっくりと俺に顔を向けると、意外としっかりとした眼差しで見つめた。
「溶けるならいいわ。私は、燃えてしまうもの」
そう言って彼女は全てのカーテンを閉め、自らの世界に篭ってしまった。
その会話を聞いていた養護教諭は俺の頭を叩くと、無理やりベッドに押し込んでカーテンを閉めた。
彼女とは、それ以来会っていない。
急な転校で再開は叶わなかったからだ。
今でも、彼女のことを思い出すことがある。燃えてしまうとは、何のことだったのだろう。その言葉が頭にずっと残っていた。
日差しが、日焼けした肌を更に焼かんとして降り注いでくる。
そういえば、不意に思い出す。彼女に会った日も、このように暑く、日差しの強い日であったと。
>>369-370 自分も若輩ですが簡単に。
まずもっとよく推敲した方がいいと思われ。
例えば
>>女を知らぬものはいない者などない
>>養護教諭にベッドで休むよう指示に従うと、
日本語でおk。
自分でもっと良く読み返した方がいいよ。
一文が長くなりがちだから二文に分けたりした方がいいと思う。
長い文章は読む方も分かりづらいし、書いた方もねじれが出やすい。
内容に関してはなんとも。
何が書きたいのかよく分からないし、
まずはちゃんと日本語で書けるように練習を。
>>371 ありがとうございます
質問なのですが
内容がわからないとありますが、どのような印象を受けましたか?
「で?」という形だったのでしょうか
それと、日本語でおkと指摘された部分以外はちゃんと理解できる文章でしたでしょうか
全体的におかしかったのでしょうか
それと推敲したほうがいいというのは「もっと改善点がある」とのことですよね
どのように足りないと感じましたか? 感覚的なものでしょうか
参考にしたいと思いますので、よろしくお願いします
374 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/19(土) 14:36:15
女って…
教室にいるんだからキャンパス?
二人とも学生?
なんかバーにいるみたいだな。
>>373 スレ違いになってしまいましたが。
個人的に優れた文章を書ける人っていうのは、
すべからく優れた目を持ってると思います。
でないと自分で書いた文を直す時に、どこがおかしいか分からないから。
もちろん物書きには才能やセンスも必要かも知れません。
でも、推敲して手直しをするっていう部分に関しては努力だと思います。
沢山本を読むとか、国語の勉強をするとか。
誰でも勉強すればそういう編集者的な目を持つことは出来るはず。
質問に関してですけど
>>ちゃんと理解できる文章でしたか?
>>もっと改善点がありますか?
この部分なんかは完全に上記の部分なわけで。
回りくどくなりましたが、
まずはもっと本を読むなり国語の勉強をするなりした方がいいと思います。
一朝一夕でどうなるものでもないですけどね。
内容に関してはまさに「で?」って感じでしょうか。
この後にまだ続きがあるのか、
それともこの2ページで完成なのかもわかりません。
自分の力量を知りたく短文をここに晒したのならば上記で述べた通りだと。
>>368 本は読んだ方がいい。文体を工夫したいと考えるならば目標となるような文体をみつけて真似るところからだね。
後は口に出して読んでみると雰囲気がより理解しやすいよ。
基本的に俺が指摘したのは、自分が書いている言葉の雰囲気をイマイチつかめていないなと感じたって事だ。
重い場面にはより重みのある表現を、軽い場面にはより軽い表現をってのをもう少し心がけてがんばって
>>370 衣服で肌を隠しているのはごく普通の事なので、異常さがまるで伝わってこない。
どんな「異常な衣服」なのかをちゃんと書かなきゃつたわらないよ。
「顔以外肌を露出していない」のなら、女生徒なのにスカートじゃなくてズボンをはいて手袋をしているとかさ。
単に長いスカートはいて長袖の服をきているだけなら多少やぼったい服装の娘だなぁとは思われても、
一目で「コイツが例の」なんて思う程変とも思えないし
378 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/19(土) 17:54:45
すいません酷評お願いします。
別板の夏イベントに出す中編怪談の書き出し部分です。
まだ八月にもならないというのに、関東では昼過ぎには既に四十度を超すところもあったそうで。
都心部の最高気温は毎年記録を更新しているが、今年は特に暑さが身にこたえる。
先月、冷暖房完備の病院を退院したばかりの俺にとってはあたりまえか。
台所に行き、水道から生ぬるい水を汲むと、それを持ったまま誰もいない家の中を歩き回る。
家の者は皆、この炎天下を墓所の掃除に行った。
帰りに坊様を連れて帰ってくる。
この家の、御盆を迎える例年の行事だ。
病み上がりの俺は義母の勧めに従い家で一人留守番となったわけだ。
379 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/19(土) 17:58:23
>>378 この家は昔の造りの家屋だから、部屋と部屋とを結ぶ境の戸はついてないか開け放しだ。
従って冷房効率が悪い。
俺はこの家で一番涼しい部屋に入る、仏間だ。
この部屋はいつも薄暗くひんやりとしている。
プロペラ以外は全て鉄でできた薄緑色の扇風機、棚の上に飾られたたくさんの古い人形。
そして鴨居に飾られた遺影達、誰一人知った顔はいない。
俺が妻と結婚した時は、既に義母が一人でこの家に住まっていた。
まるで時が止まったようなこの部屋の中央に胡座をかくと扇風機をつけた。
いったいいつの時代のものなのか、多少音はうるさいものの、羽根はゆっくりと回り出した。
不思議とこの場所が好きだった。
黒檀とかの豪奢な仏壇ではないが、壁にはめ込まれた小さな仏壇は木目を生かした素朴なもので、この三畳足らず小さな部屋にあっている。
中にはもう線香と蝋燭が灯っている。
380 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/19(土) 18:01:18
>>379 ふと仏壇の下の戸棚が少し開いているのに気が付いた。
大抵は仏壇周りのものがしまわれているのだが、ヒマと昨今のお宝ブームも手伝って、改めて中を覗いて見る気になった。
しかし、腰を曲げて首を突っ込んで覗いてはみたものの、中にはやはり燭台やらマッチやらで、こちらの興味を引くものは何もない。
戸袋の中に入れた首を引き抜こうとしたときだった。
埃と一緒に何かが頭に落ちてきた。
頭と一緒に光の下に引き出してみると、それは一冊のアルバムだった。
中を開いてみると、シミがつき黄ばんだ台紙にはセピア色の写真が貼られてあった。
そして、そのどれもが鬘をかぶり、着物を着た人物が写った舞台の写真だった。
旅回りの芝居の写真だろうか、舞台で刀を振り回している女はこの家の者だろうか。
ふと飾られている遺影を見回す、がまったくわからない。
遺影達は皆無言で此方を見ている、俺をか写真をか。
心なしか部屋の空気の密度が濃くなったような気がした。
気怠い音を出して回っている扇風機の風が、寒い。
大した問題じゃないけど、プロペラがプラスチックで出来てる扇風機ならそう古いものじゃないのでは。
オール鉄製ならレトロな雰囲気だけど。
何か古いという事を強調しようとして書いてある様に思ったけど、普通の扇風機では?とか思った。
後、風は「寒い」のではなく「冷たい」ものなのではないかと。
「寒い」ってのは形容詞としてあんまり使う言葉じゃないと思う(寒いギャグとか寒い時代とか言う事もあるけど)
そんな感じで細かい言い回しとか表現とかで「微妙だな」って思うところはちょこちょこあるが、
読みやすい文章だし結構雰囲気も出てて悪くないと思う。ひきつづきがんばれ
>>357 「354の者です」って書き方だと「私は354です」と解釈されるぞ。ヤメテクレ。
>>360 別館にお返事書いてきました。できれば読んでくださいね。
>>378 書き出し、「〜あったそうで。」など、一人語りというか
口承文芸的な文体がちらほらしてるのは怪談として
味があって良いと思う。
ただ、文章のリズムに歯切れが悪い、独りよがりな
感覚があるので、まだ先が長い作品かもしれないが、
つかみが弱い。怪談ならなおさら、はったり利かせるよう
心がけるといいんじゃないか。
きみの文章もそうとう歯切れとリズムが悪いな。
ストンと腑に落ちなくて、何度も読み直した。
批評する方も、もうすこし緊張感を持って文章を書くように。
煽りでなく。
書くように、って、あんたね
386 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/19(土) 20:36:50
381〜
ありがとう、一々もっともです。
もっと色々な本読んで勉強します。
一夏かけて書き直す。
大変失礼。確かに意味が分からん文章になっている。
これでも仕事は出版関係です。笑ってくれ。
言いたかったことを出来るだけ丁寧に書きます。
例えば、
>ふと飾られている遺影を見回す、がまったくわからない。
>気怠い音を出して回っている扇風機の風が、寒い。
など、句読点でタメのリズムを作ったりしているところがあるけど、
ためるだけのおどろおどろしさや、世界観がかたまっていないので
空振りの印象があります。
改善策は自分で頑張って見つけてほしい。おれにそんな
アドバイスができるかはわからん。
あえて細かいところで言うと、「セピア」などという単語は安っぽさを
伴うので、せっかくの和風な舞台設定、盆という時期設定と相性が悪いのではないかな。
マッチやプロペラ、などは案外語感としていい味を出しているのでおしく感じた。
名詞選びなども気をつけてみては?
文体の改善はとても難しい問題なので、うまい作家を読み込めとしか言えない。
>>371 >まずはちゃんと日本語で書けるように練習を。
自分の書いた文章を読み返してみろアホ。
はじめまして、よろしくお願いします。
「あの廃坑、出るらしいわよ」
その一言を田坂博が思い出したのは廃坑に入ってから二十分ほどした頃だった。
浅井廃坑という名のこの廃坑は、入り口から止まらずに歩けば三十分もあれば
一番奥までたどり着ける浅い廃坑だ。元は笠井廃坑という名だったらしいが既に
その名前で呼ばれることは絶えて久しい。
廃坑の中ほどを越えたところに外の光が届くわけもなく、明かりは手にした懐中
電灯のみだった。田坂は白い光で水の溜まった坑道を照らして歩いていく。以前
にもこの坑道を『探検』したことがあり、そのとき靴がぐしょぐしょにぬれて困
った体験も忘れ、田坂はまたしても通常の靴できていた。田坂の黒いスニーカーに
多分汚れているであろう水が侵入する。
靴下と靴の中と田坂の足でシェイクされた水がぐちゅぐちゅと音を立てる、とても
気持ちが悪かった。
その時悲鳴のような鳴き声のような、はたまた金属をこするような甲高くてしかも
なんだか嫌な感じがする音を田坂は聞いた。もしかしたら声だったのかもしれない。
だが、それきり何も音はしない。
まるで耳が聞こえなくなったような静寂が辺りを包む。
田坂の身体は震え、首筋を汗が伝っていた。
何もない、何もいる訳がない。だってこの前きたじゃないか。と田坂は思う。
でも、
こんな所になら何がいても不思議じゃないじゃないか。とも思っていた。
その時廃坑の奥から水音が聞こえた。田坂の背筋は跳ね上がる。
――やばいやばいやばい、絶対に、何かがいる。引き返さなきゃ。
慌てて踵をかえして走り出そうと思った。だが、後ろを向く際に水に足をとらて
しまい、足首に鋭い痛みが走った。
このまま倒れたときぶつかる箇所にあたかも犬の糞がおいてあるような、そんな
絶望的な感情を抱いて田坂は廃坑の水溜りの中に倒れこんだ。
大きな水音を立てて転倒し、鼻を強く打ってしまった。痛いと思った瞬間、田坂
が先ほど跳ね上げた水が降って来る。痛みと水が服に染み込む嫌な感触がした。
もし何かいるならば、絶対に今の音は聞こえてしまったろう。田坂は足が痛くて
起き上がることができない。
また廃坑の奥から、今度は水の音が聞こえた。
どうでもいいけど、
>靴下と靴の中と田坂の足でシェイクされた水がぐちゅぐちゅと音を立てる、とても
>気持ちが悪かった。
の前文の主語は水。続けて主語、田中を省略した心理文、”とても気持ちが悪かった”。
このような主語省略かなり気持ちが悪くなるんだけど、気になってしまうのは少数派なのかな。
気にしない人が多いのなら、自分の感覚を改めなきゃならないなぁと思うところなんだけど。
あと、3人称ナレーターの語りに相当する地の説明文で、推測が入る文章。
>田坂の黒いスニーカーに多分汚れているであろう水が侵入する。
こういう文章読んでるとイライラする感覚っておかしいんだろうか?
立派な視点厨です。もっと沢山、本を読んで矯正してください。
>>393 俺としてはこの部分は主語省略してもいいと思うけど、その場合は「、」ではなく「。」で
文章くぎるべきだろうなと。
同じ文章のなかで主語省略するとなんか気持ち悪いのは同意
同じ文中で、二つ以上の主語があるとき略すのがダメってこと?
3人称なら主体を明確にしてるな。異なる文でも、主語を変えたら主語をきちんと書くようにしてる。
つっこみがうるさいから。意味は掴めるだろうこのアホウ共と思いながら。
>>397 うんまあ、そういう事がいいたかった
主語省略自体はやった方がすっきりするところも多いし
山田某の文章でもあれだけの読者を生み出したのだから、
教科書のような正確な文章よりも大切なことがあるってこと。
つまらない、たとえプロになっても売れないのなら、売文家としては低能ってこと。
401 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/20(日) 12:08:08
自分の文体が確立されているなら、ね
>>389 すいませんトリップを忘れていました。
酷評よろしくお願いします。
>>389,402
柳田国男「猿の尾はなぜ短い」
はじめから終わりまで未熟なところだらけなわりに、随分と初心者らしからぬ突飛な話を
題材に選んだものだなと思ってたら、人様の作品パクって改悪しただけのものかよ。
終わっちゃってんね、アンタ。
404 :
文才梨夫 ◆JRww2FJ4gI :2008/07/20(日) 14:41:30
1/1 酷評よろしく
「梨夫・昨日の心模様」
机からゆっくりと立ち上がり、体を伸ばして大きなアクビを一つ。
体中の骨がきしむ音がする。
「ある程度の量書いてから推敲に移るスタイルでやっていきたいなぁ……」
梨夫は心の中でそう呟くと、キンキンに冷えたビールを取り出し、すり減った心にサーっと流し込んだ。
「うまい! やはり苦心の後のビールは最高である! ああ!」 と、梨夫は心の中でほえてほえてほえまくった。
ふと目をやると、テレビでは青春モノのアニメ映画が放送されている。ショートヘアの制服女子が、何かを全力でさけんでいる。
その姿はあまりに清々しく、自分生きている場所とは全く違う領域なんだ、という思いが心を支配する。
「それで当然、当たり前のことなんだ……あぁ…」と、思わず口にする。しかし、抗えない。なんて情けない男なのだろう…。
梨夫は、己の青春時代の悲惨さを思い出し、薄暗い部屋で一人、涙を流すのであった…。
>>404 一読して、うまいと感じた。
初期の村上春樹を思わせる透明感のある文体が、読んでいて心地よい。
描写が巧みで、主人公の虚無感、孤独感がダイレクトに伝わってくる。
407 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/20(日) 18:23:51
>>404 たしかにうまいね。
一応酷評スレなんで、自分なりに推敲。
>「うまい! やはり苦心の後のビールは最高である! ああ!」
苦心の後の、だとリズムが悪い気が。苦心した後の、の方が俺好み。
>ふと目をやると、テレビでは青春モノのアニメ映画が放送されている。
ふとテレビに目をやると、青春モノのアニメ映画が放送されていた。
>自分生きている場所とは全く違う領域なんだ ←自分の、でしょ?しっかり読み直せ。
ちなみに俺なら、自分とは生きている領域が全く違うんなぁ…、にするね。
酷評お願いします。
1/2
夕暮れ時の街の中、冷たい風の吹く道の端に
一人の少年が座りこんでいる。
繁った草葉の陰に潜む、黒いさなぎを静かに見つめて。
後ろを人が通っても、自転車が音を鳴らしても、
車が勢いよく走り抜けても、少年が気にする様子はまるでない。
眉一つ動かさず、瞬きすら忘れ、微動だにしないまま、
ただたださなぎを見ているばかり。
日が落ち、月が昇り、星が瞬くころになり
ようやく小さな変化が生まれた。
さなぎの殻が破れ始めたのだ。
黒い背が小さく割れ、ゆっくりと開いていく。
対照的な白い体が徐々に姿を現していった。
苦しげに揺れながら少しずつ広がっていくものは
穢れのない白い羽。
星の輝きを映したそれは、薄い薄いガラスのよう。
さなぎからぶら下がったまま、蝶はしばし身を休めていた。
少年は動かない。外の世界に出てきた蝶を静かに眺めているばかり。
円らな瞳を揺らしもせず、ただまっすぐに見つめ続ける。
眼差しに応えるように、月の光を浴びていた蝶が
薄い羽を動かし始めた。
ゆっくりと、しっかりと、触れる空気を確かめるように
銀の羽を揺らめかせる。
2/2
時がきた。
広げた羽をふわりと浮かし、蝶はさなぎから脚を放した。
同時に柔らかく羽ばたいて、周囲の空気をわずかに乱す。
生まれて始めての飛翔の時は、優雅で、華麗で、そして一瞬。
二度目の羽ばたきは伸ばされた少年の小さな手に、
あえなく握りつぶされた。
見ている者は誰もおらず、咎める者ももちろんいない。
街の音は通り過ぎていくばかりで、少年を気にかけるものなど
なにもない。
彼の行動もまた同様に、知られることなく通り過ぎていくだけ。
顔色一つ変えることなく、少年は握った手をゆっくりと開いた。
生まれたばかりの蝶の羽、千切れ崩れたその骸を、
変わらぬ眼差しが静かに見る。
目を揺らすこともなく、眉をひそめることもなく、
ただ淡々と確認する。
ここまでの時に比べれば、それはごくごく一瞬の出来事。
ゆっくりと立ち上がるまでの、動作の中の短い挙動。
少年は命の残骸をその場に撒き、手の汚れを打ち払うと、
静かにその場を去っていった。
>キンキンに冷えたビールを取り出し、すり減った心にサーっと流し込んだ。
こそばゆくなった
411 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/20(日) 18:58:47
ほえてほえてほえまくった
>>408-409 人の好みかもしれないが、ナルシスっぽさが鼻につく。
描写にしては情景が浮かぶタイプの文章ではないので
歌ってるだけに感じる。
少年のキャラはそこそこ興味をひかせると思うので、
例えば、歌うような文体ではなく、孵化をもっと顕微鏡的
な描写にすると、少年の偏執的な凝視が表現で来たり
すると思う。
この手の文章は意外とすらすら書けてしまうと思う。
書くのが好きな人だと思うのでもっと自分が苦労する
文章にしてほしいかな。
そのためには自己批評の能力がないと難しいと思うが。
413 :
さとうしお ◆2DyyeqyAyo :2008/07/20(日) 21:09:18
414 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/20(日) 21:27:10
朝刊を小脇にかかえてエレベーターでマンションの13階まで昇りドアの連なりに沿って走る。2部新聞をドアポストに入れて非常階段を降りるときふと外の景色に目をやると、高さに対する恐怖が失われていることに気付いた。
カブが僕の停めた場所で待っている。
飛び降りたら早いだろうと思う。
初めまして、酷評お願いします
1/2
「昔、猫を飼っていたの」
彼女の視線の先に何があるのか、僕はわからない。その視線を追ってみても、その先に見えるものは何も無い。
ただ、広大な空が広がっているだけ。向こうで雲が生まれては消えて、また生まれて、そして消えて。
「猫?」
僕がそう訊ねると、彼女は何に向けていたのか判らなかったその視線の先を僕に向けて、小さく頷く。
「そ、猫。猫って、いいと思わない? ほら、尻尾とか」
「尻尾? んー、そりゃあれがあれば便利かなぁって思うけど」
「便利よね。遠くにあるリモコンを尻尾で取ったり、暇な時は尻尾で空に絵でも描いていられるでしょ?」
そう言って微笑んだ彼女は、さらさらと風に揺れる長い髪の毛をしなやかな指先でそっと押さえ、目を細めてまた遠くの空を眺める。
また僕は、彼女の視線を追った。
やっぱりその視線の先は、大きく薄い雲が生まれては消えて、生まれては消えて。もう梅雨も明けて、見上げるのも億劫になるほど大きな入道雲の一つくらいあってもいいのに。
「貴方のその身体だって、尻尾があったらもう少し自由が利く身体だったかもしれないのに。どうして人間には、尻尾がないのかしら」
「進化の過程で、尻尾はいらないって人間は皆思ったんだよ。ほら、ちょっと前に授業で習ったでしょ」
「でも、こうやって必要としている人が、今ここに居るじゃない」
彼女は相変わらず、僕がわからないところをじっと見つめていた。どこかその表情は、寂しげな色を含んでいる。
僕は彼女を抱きしめて、何かあったのかと問いかけたかった。
2/2
でも、この身体ではそれは叶わない。だから僕は彼女に身を寄せて、その肩に頭を乗せた。
髪の毛の柔らかな匂いがふわりと香り、少しだけ心臓の拍動が強まる。
「必要ないよ」
僕が言うと彼女は驚いたような表情を見せて、僕の顔を見た。真剣な目が。でも、やはり少し寂しげなそれが、僕を捉える。
「だって、傍に居てくれる人がいるんだから。こんな身体に生まれて、親からも見放されて、ずっと寂しかったけど、今は違うから」
僕に両手があったのなら、今この時、僕はどうしているだろう。彼女を抱きしめて、頭でも撫でていただろうか。それとも、背中を撫でていただろうか。
ボロボロと大粒の涙を流す彼女を見て、僕は何となくそんなことを考えていた。
「僕は、幸せだよ。両手が無くても、君が居てくれるから」
ふと気付いた。雲が生まれては消えていくその場所のずっと向こうに、一塊のとても大きな入道雲が浮かんでいることに。
きっと彼女は、あれを見ていたんだな、と。そう思った。
ああ、夏だなぁ。と。そう思いながら僕は、泣きじゃくる彼女の顔を見つめていた。
>>415-416 典型的なオナニー文で、しかも、本人はオナニーであるという自覚もなく、
「綺麗な作品」だと思っているのが滲み出ているウンコ作品。
まだ、自分のオナニー見せつけているんだって自覚のある確信犯は、それ
なりの文章であることがあるんだが、これは、オナニーレベルも低く、読んで
て中身の無さと上っ面だけなぞっているような文章なために、読んでてとても
ウザい。
>>415-416 ど素人だけど暇つぶしに酷評
多分自分が何を書きたいか、つまりどういうイメージを文章に書き起こしたいか・・・
そこは自分なりには掴んでいると思う。
当然その表現の仕方に問題があるわけだが・・・
つまりは、そのイメージを少しでも詳細に表現しようとして、言葉を詰めすぎている。
なので全体として、表現がしつこく、多いのでそれゆえ逆に文章の中の要点、核が見えづらくなっている。
そしてこの傾向は、日本語の性質と合わせて考えても芳しくない。
つまりは、あまり多くを語らず相手に解釈させるという、日本語的な感性の逆を行っていて、これは余り評価されにくい。
アドバイスとしては、自分のイメージと表現を近づける手法は、言葉を足すというものだけではないという事。
逆に言葉を削ってみる、あるいは言い換えてみる。 そういう手法もあるという事を常に頭に入れておく。
むしろそういう手法こそが、日本語で文章を書く上での醍醐味なのだが・・・
つまりは、彫像は削ったり磨いたりする事でその形を造っていく←うまい事いったつもり
それを文章においても実践してみたらどうかと・・・
>>415-416 主人公に両腕がない障害者というのが、二度読んでやっとわかった。
疑問だが、親から見離される重度障害者なんてあるだろうか。
更に、猫の尻尾と主人公の肉体に繋がりがないのはマイナスポイント。
雰囲気をよく確かめてから書き出すのがいいかもしれない。
>>419 さすがにコレはお前の読解力不足だと思うが
一回読めば両腕のない重度障害者なのはわかるし、尻尾があればってのは
「両腕がなくても尻尾があれば手の変わりになる」って事だろ。
まあ確かに若干まわりくどい表現をしてはいるけど
421 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/21(月) 00:09:24
まわりくどい表現ではなく拙劣な表現ね
422 :
文才梨夫 ◆JRww2FJ4gI :2008/07/21(月) 00:31:20
>>405 意図するところを的確に読み取ってもらえて嬉しいです。ありがとうございます。
できれば、あなたの批判を聞いてみたかった。まぁ短い文章なんで突っ込みづらい部分もありましたね。
また機会があればよろしくです。
>>407 ありがとうございます。
枚数報告の所に書いたものを一度推敲したものでしたので、大丈夫だと過信してました。
誤字脱字はいただけませんね、緊張感を持って書きこまなくてはいけない。
推敲の部分、ためになります。感謝。
>>410 全体的に大袈裟でださい表現にしてみたんですが、ここはやりすぎたかな、と自分でも思います。
ありがとうございました。
419だけんど、おお、なんか同じ感想者から噛みつかれている
しかも「お前」呼ばわりされとるw
珍しいこともあったもんだ。
二度読むというのは好意的に読んで二度読むという場合と
意味が分からなかったから読み直すという場合と
二通りあるんだわ。
そんで、おらには
>>415-416の文が恐らく作者本人が思うほどの
効果は表せとらんかったんではないかと思っただよ。
そんで、二度読んだんだ。そこで主人公に腕がないことに気がついただ。
表現が最初から最後まで平坦で、その中に肝心の情報が埋もれて
しまってるだ。両腕がないっていうのがわかりにくいってのは
その最大の泣き所だぁ。
424 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/21(月) 00:51:35
彼はハシタガネを探してこの街にきた三流建築士である。
え? 彼が誰かだって?
そりゃあもちろん彼は僕ですよ
平坦なのは筋ね。平坦というより何もない
泣きどころは筋ね。泣きどころというより何もない
426 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/21(月) 19:06:34
あげ
夏休みに入って気分の良い出版社勤務の私がきましたよ。
ちょっとロムって、思うところあったらなんか書き込むかも。
余計なお世話だったらすまんが。
428 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/21(月) 20:13:03
>夏休みに入って気分の良い出版社勤務の私がきましたよ。
学生は夏休みに入ったけどな。
いいよ書き込まなくても
一文みて不明瞭なのが伝わったから
430 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/21(月) 21:16:43
俺の作品貼っていいかな?
431 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/21(月) 21:20:23
晴れ
432 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/21(月) 21:21:50
晴れ
433 :
◆iYpdzeKy5k :2008/07/21(月) 21:44:10
みなさん貴重なご意見ありがとうございます。参考にさせていただきます
>>417 言われてその通りだと思いました
綺麗な話を書こうと意識した結果、結局自己満足になってしまっていたと思います
中身が無いというそれも、テーマをろくに決めることなくただ書き連ねた結果だと思います
>>418 文字を読んで情景が理解できるようにとしていた間に、そのような癖がついてしまっているのかもしれません
言葉を削る、言い換える。それを意識して書いてみようと思います
>>419 >>423 これも詰め込みすぎた結果でしょうか
話の一番大切とも言える部分が見え辛くなっているのは、文章として大問題です
肝に銘じます
本当は酷評をいただいた皆さんに返レスしたいですが、あんまり長くなるのもあれなので……
本当にありがたい言葉でした。感謝します
また今度リベンジしてもいいでしょうか?
434 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/21(月) 21:46:17
しね
435 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/21(月) 21:54:53
かわいい
ここ最近の流れを見てきたけど、あんまりくどい文章じゃなくて
なるべく短文で理解させる文を書いたほうがいい、そういうこと?
437 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/21(月) 22:14:10
二択にまわりくどい文と短文を選んだ基準が不明だな
438 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/21(月) 22:32:46
>>436 下手糞な文は酷評され、まぁまぁな文は褒められる
そういうこと
439 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/21(月) 22:43:17
褒められもせず酷評もされない文はなんなの?
酷評するのもめんどくさいくらい価値がない
441 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/21(月) 23:08:30
酷評する価値もない上に、このスレで酷評というより罵倒しているニート本人の作品
442 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/21(月) 23:13:25
理解できないものは評価できない。
理解できる人にはその価値を見い出すだろうが、そうでない人は己の理解力を棚に上げて作品の側に責任を押し付ける。
そのようにして、彼は読書から何も学ばず精神的に成長することがない。
頭のいい読者のためにせいぜい難しい小説を書けばいいよ
444 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/21(月) 23:19:03
>>442 >理解できる人"には"
おかしい
>そのようにして、彼は
前の文章のどちらなのかわからない
推察するに”後者”と代えるべき
全体的に論理の飛躍が見られる
低劣な作品を評価しないのは単に理解力不足なのか、また精神的成長との関連性が読み取れない
ああ、そういう流れだったら一言。
>>415-416は、べつに描写も内容もたくさんあるわけじゃないし(むしろどちらも少ない)、
表現がまわりくどいか直接的かでもないと思う。
伝えたいことそのままを会話文で言いすぎなんだよね。
>>224-227と同じ欠点に見える。
> 「貴方のその身体だって、尻尾があったらもう少し自由が利く身体だったかもしれないのに」
> 「必要ないよ。だって、傍に居てくれる人がいるんだから。こんな身体に生まれて、親からも見放されて、
>ずっと寂しかったけど、今は違うから」
>「僕は、幸せだよ。両手が無くても、君が居てくれるから」
これだけ聞けば、内容としては全て分かるじゃん。
自分の身の上話を「親からも見放されて」とさらっと言っちゃう人物って、本当にそうは思って
いないんじゃないだろうか。作者の考えが透けているだけじゃないかな?
ただ「作者の言い分を会話文で直接キャラに言わせるべきではない」という俺の主張は反論も多い。
>「僕は、幸せだよ。両手が無くても、君が居てくれるから」
みたいなずばりそのものの台詞が似合う小説もあるって意見があるだろうから。
俺の意見はこの文章限定のコメント、と思ってくれ。
ここって、ラノベみたいな内容でもOK?
>>447 いや、シナリオのジャンルがね。
剣とか魔法とかそういうものでも評価してもらえるのかなと。
>>448 読み物として評価のしどころのあるものならなんだってOKだ。
延々と舞台の説明や人物の紹介して、「これは作品の中の説明的箇所だけ
抜き出したものです。評価してください」とかやっちゃったら、それに付くレスは
つまんない揚げ足取りとか中二乙とか、そういう低次元のものだけだろうがね。
>>448 まあ、
>>449が言ってくれている内容とかぶるのだが、
ラノベっぽい文章はどうしても設定部分について書く割合が多くなるので、
あまり歓迎されないというか、自粛してる人が多いってだけだと思う。
設定を延々かたられてもアレだけど、設定解らないと意味不明ってこともまたあるからさ
ちゃんと評価できる様な内容であれば投下してもいいと思うよ
451 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/22(火) 22:44:25
俺の貼りたいんだけどいい?
絶対みんなを納得させる自信ある。
>>451 なら何も言わずに貼ればいいじゃん
評価は読む側が下すものだ
453 :
コネチョンヒラタン:2008/07/23(水) 00:22:23
よし、オレがみてやる。
だから審査賃くれ。
454 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/23(水) 00:50:21
リライトしてみてください。よろしく。
RPGでも王様の周囲に数人の取り巻きが整然と居るよな。
引き立て目当てにへばりつく取り巻きが居るから王様の値打ちが上がるわけだ。
そういった一見何も役に立ってないような人が実は重要なんだよな。
おまえら取り巻きも奴隷と一緒に働け。王様は一人でいい。とか言うような
貧乏性の肝っ玉の細かいアホが解ってないわけだ。貧乏性は一生貧乏。
>>454 ゲームだろうと王様には常に取り巻きが整然と付き従っている。
そういった従う者の存在があってこそ王という価値が生まれる。
一見存在意義が無いようでも実は重要な役割を担っているのだ。
王以外は奴隷のように働くべき、と主張する全体像を捉えられていない人間には
一生かかっても理解できないだろう。
>>455 うお。早速ありがとうございます。
コラム的で気に入りました。感謝。
>>454 今後の参考に書いておきますね。455とは別人。
>引き立て目当てに
意味がいまいち伝わりにくい気がします。
>王様は一人でいい。とか言うような
>貧乏性の肝っ玉の細かいアホが解ってないわけだ。貧乏性は一生貧乏。
肝っ玉の〜という表現ですが、度胸、胆力等を示しています。大きさを示す言葉を後ろにつけましょう。
細い(ほそい)、あるいは小さいと直すべきでは?
貧乏性というのは何かをもったいないと感じてしまう性のことですね。
貧乏、貧乏性、という言葉が数度出てきますが、ちょっと主張とそれていませんか?
>〜が解っていない
〜は解っていない、の方が、私は好きです(すみません、感覚的なものです)
酷評お願いします
鴇田は、目の前に色があるのを感じていた。
西日の色。薄黄色い光の色だ。それは視界いっぱいに広がっていて、
……空だな。
と、鴇田は思う。
今、自分は空を見ているのだと。
広い場所に寝ていれば、このような視界を得ることは簡単に出来る。
だが、と鴇田の無意識は危険信号を送ってきた。何かがおかしいと。
……ここはどこだ?
先ほどまでのことを思い出そうとして行き着くのは、森の中での記憶だ。変な鎧を着た連中に追われ、ユカを逃がそうとして打撃を食らった。
格好悪い話だ、と反省を得ながら、鴇田は思う。
……ここはどこなのだろうか。
空にはすじ雲が西から東に流れており、陽光は西から来ている。
そんな空を見上げながら、鴇田は更に三つのことに気付く。
今、自分が寝ているのは砂地の上であること。
今、自分の耳には水が飛沫(しぶ)いて砂を洗う音が聞こえていること。
今、自分の体の上には、誰かが乗っていること。
その三つ、全てを確かめるために、鴇田は身体を起こした。
ここは元居た森ではない。
ここは砂浜だった。
目の前、十メートルも行った所には海があった。
そして、自分の身体の上、覆いかぶさるように、
「……ユカ」
彼女は目を伏せ、浅い息を繰り返している。
身体の重なる所からは、衣服を通して体温が伝わり、生きているということをしっかりと教えてくれる。
鴇田は彼女の無事に安堵の吐息をついた。
とりあえずここまでです。
459 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/23(水) 02:45:57
>>458 >広い場所〜だが、
この2行は冗長
>先ほど〜格好
この2行も冗長、前の文章が割と短く形容詞も少ないのに唐突に来すぎている
>空には〜ここは元居た
この部分は全体的に描写を改善すべき
空の描写から入る構造はいいが、その後箇条書きに書かれるのは非常に退屈
全体的に@@は思った、@@は〜した、とこれではテンポが悪い
動く登場人物は一人なのだから省略して構わない
描写も無駄に熟語を挟まずに進めた方がこういう場合は合うでしょう
「とりあえず」
これがよくない、人目に晒して評価していただこうと思ったら態度を改めるべき
460 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/23(水) 02:53:28
>>458 ナンか弱いな。
アドヴァイスしてやる。審査賃はいらん。
>だが、と鴇田の無意識は危険信号を送ってきた。何かがおかしいと。
……ここはどこだ?
ここで謎のギタリストを登場させろ。ウケる。
なに? ウケるのはイヤだ?
生意気を云うな。そうしないと喰っていけネンダヨ。
それともなにか? アンタは審査員と対談で生活する気でいるのか?
息子になんて説明するんだ。
世の中そんなに甘くはないのだ。
>>459 どうもありがとうございました。
登場人物の名前を繰り返し使うことで、名前自体を印象付ける効果を狙いました。
しかし、テンポが悪く不自然なようですね。
ご指摘の冗長な部分は自分の中でうまくまとまっていない部分でした。
箇条書きは、「今、」と三つ並べることで詩的な形式(繰り返し表現のような)になり、より一層強調されると考えました。失敗だったようです。
「とりあえず」
ご指摘のとおり、手書きの原稿をケータイでやっとここまで打ち終わって、
「とりあえずここまででいいだろう……」
という気分でした。御免なさい。
以後気をつけます。
>>458 素人ながら酷評します。
まず、全体的に推敲が足らないと感じた。
>……空だな。
>と、鴇田は思う。
>今、自分は空を見ているのだと。
この表現に違和感を覚えた。気絶から復活して、周囲の状況を把握しようとしている人間、という
感じがしない。空を見ている、という事は大した事実じゃないよね。外だという事は瞬時に察知して
具体的な時間帯とかに気がいくと俺は思うし、そう書いたほうが説得力が出る。
この表現を使うなら、>今、自分は空を見ているのだと。 この部分が大袈裟感を出してしまうため、いらない。なければいける。
あと、主人公の頭が相当混乱してる場合とかね。後から海だと気付く描写はあるが、そこまで重度に混乱しているようには思えない。
>広い場所に寝ていれば、このような視界を得ることは簡単に出来る。
この部分もいまいち。広い場所という事を描写したい、という気持ちが直に伝わってきてしまっている。
狭くても外なら光が差すよね。逆に広くても陰ができている場合がある。もっと読む人側に立って推敲した方が良い。
>だが、と鴇田の無意識は危険信号を送ってきた。何かがおかしいと。
別におかしくは無いと感じる。打撃食らって気絶したんだよね? そしたらその後何が
起きたか分からないし、どこかに運ばれる可能性も十分ある。こんなに疑問を持つ必要はない。不自然。
自分が無事であった事への安堵感が描写されている方がいいと感じた。
この部分に、危険信号を送ってきた、とあるけど、この描写があった場合、読者はその後になにか
悪い事態に主人公が遭遇する事を予測すると思う。結果的に良い状況だったわけだし、この描写は×
>格好悪い話だ、と反省を得ながら
人をかばってやられたのなら、恥じる必要はないと思った。
あと、反省するほど思考回路が鮮明なのに、海に気付くのがそれより遅いのはどうかと思った。
>>462 どうもありがとうございました。文の違和感というのは書いている側には解りづらいので参考になります。
>……空だな〜だと。
空だね。
うん、空ですね。
という感じの漠然とした感じを出したかったんです。まだ覚醒しきっていなくて、周囲の状況をそのまま受け取っている、というような。
>だが、と鴇田の無意識は危険信号を送ってきた。何かがおかしいと。
ここでは自分のまわりの状況が前の森と違うことを感じています。しかし、まだ整理できてないんです。
>ここは砂浜だった。
ここが鴇田が鮮明に意識を取り戻した瞬間です。それまでの部分はまどろみに浸る自分の意識をゆっくりと取り戻してゆく状態でした。
しかし、鴇田視点で描いていたので、人物の状態を客観的に書くわけにもいかず。
主人公の心理描写をしながら状況を伝えていく、という手法を用いましたが、うまく描けてなかったようですね。
>>457 ありがとうございます。
>何も役に立ってないような人が実は重要
これはニートを応援する意味で視線を変えて表現してみました。
465 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/23(水) 08:54:19
完結させずに冒頭のみをリライトし続けてるのか
単に話をまとめられないだけなんじゃないの
おはようございます。
>>465 うまいとおもいました。テーマに青臭さがあるせいか軽く流して
しまいそうですが。特に書き出しの、現場を描写している文章は
緊張感が感じられ良かったです。ただ、その後、テーマや一人称
の影響か、文章自体のパワーが薄れている感じを受けました。
テーマからすると、
>>333の文体は一貫していむしろ雰囲気が出て
いましたが、今回は書き出しが張り詰めていた分、印象が割れた
感じがします。文体に内容がひきずられる、というのは楽しい現象
だと思うので、文体とテーマのリンクを意識してみてもいいのではないかと
思います。
僕は素人だし、好きな小説の傾向もあなたと相性がいいか分かりませんが、
印象として以上のように感じました。
>>465 一読して、文章はそつなく書けてるように
思ったが、どこか薄味。
まあ、おれも素人だけど酷評する。悪く思わないでくれ。
主人公の人生の行くあてのなさと、猫の自由さのイメージ
を組み合わせて書かれる作品だと解釈した。
普遍性があるが安っぽくなりがちなテーマで、正直
安っぽい感じがした。
たぶんだが、主人公の心内表現が多すぎるせいでは?
これはほとんどの投下作品に言えるかも。
心内語や会話に頼らないで書いてみると、文章の強さや
エピソードを思いつく必要性が生まれて、作品が磨かれる
と、なんかの本で読んだw
激しく亀レスだが
>>298がそういう意味では異常に上手いので
そう思った。最後のドラマ云々のくだりが言葉足らずっぽいが、
会話はなく、心内表現もポツポツとしかないのに雰囲気が伝わるのは
越えられない壁を一つ越えてる文だと思う。
>>465は三人称もやってみれば?三人称は文法や視点の感覚が優れてないと
破綻するらしいが、一人称の弊害を被ってる部分もあるから、修行の意味で。
>>298 は、「全体的に@@は思った、@@は〜した、とこれではテンポが悪い」の典型的な文章だろ
>>469 細部の技巧はそうかもしれないが、
描写で世界観をつくってる、という全体的な
印象でおれは推した。
三人称を完全にものにしてるようではないが、
微妙だけど決定的な実力の高さというかポテンシャル
があるんでないかと。
というのもおれは、作家側に立てる実力はないが、
下読みの手伝いをしてたことがあるもんで(あくまで補助で
決定権はなかったから安心してくれ)、なんとなく書き手に
とって困難な文章はわかるつもり。一人称で心内表現がんがん
使うのが主流っぽいが、三人称フェチなもので。
2/2 酷評よろしく
『梨夫・昨日の心模様A 1/2』
梨夫は執筆の息抜きに、近所の公園へと出かけていた。
公園とはいってもただの公園ではなく、規模がかなり大きな公園で
全体を森林が覆っており、人と会う事すら難しいような場所である。
薄暗く不気味な雰囲気で、地元の人間すらあまり寄り付かない場所だ。
しかし、梨夫は本当の意味で一人になれるこの空間を、気に入っていた。
つらい事ばかりである現実から逃げ出す手段に、この公園を利用していたのだ。
入口に差し掛かり、ふぅ、と溜息をつくと、梨夫は公園の敷地内に足を踏み入れた。
この瞬間は、彼にとって、なにか神聖な感じさえ覚える瞬間であった。
真夏の強烈な日ざしが、軟弱な梨夫の身体を容赦なく照りつける。
ジリジリと焼ける肌。部屋に篭っているだけでは味わえないこの独特な痛み。
この感覚は、普段から日陰に隠れて生きる梨夫の心に、生きているという事を鮮明にやきつかせた。
公園内は見事なほどに整備されておらず、植物が勝手放題に伸びている。
昆虫が、我が物顔で飛び回り、時折梨夫の顔にぶつかってくる。
無目的に公園を歩き回る梨夫。草木を、少し掻き分けながらひたすら歩く。
気味が悪いほどに人影が見えない。大量のセミの死骸が彼の恐怖の念を助長させる。
元来臆病である梨夫を動かすのは、心地よい非日常感と、彼の擦り切れそうな心の所為なのだろう。
雄ゼミが形振り構わず、雌へと必死に求愛している。その懸命さにすら劣等感を覚え、気おされる梨夫であった。
『梨夫・昨日の心模様A 2/2』
散策を開始してから三十分程たって、梨夫は疲れ、設置されている腐り果てたベンチに腰を下ろした。
汗ばんだ身体に、十数年前に買った古着のジーンズがへばり付く。それにベンチに付着した土が
染み込み、何ともいえない不快感だった。
身体全体をだらっ、と伸ばし、疲労を土に吸収させるような気持ちで、足を地に任せる。
のどの渇きがひどかったため、梨夫は途中で買ったペットボトルの飲料をすべて飲み干した。
梨夫は一息つくと、この大自然と一体になれたらどんなに素晴らしい事だろう、と思い始める。
人間、一人でいれば奇妙で突飛な考えを思い立つもので、普段から斜に構えた人間である梨夫さえも、例外ではなかった。
背筋をピンッと伸ばし、自然との調和を図ってみる。
葉が擦れる音、陽光の激しさ、セミの雄叫び。目を閉じて、それらをつぶさに感じ取ろうとする梨夫。
しかし、感傷だけで、自然との一体感は、一向に生まれない。
そうして、梨夫の中に、次第に生まれてくる恥じらいの念。こんな風に自分自身を監視しているような人間には、到底できない事であったのだ。
純粋で、素直な人間ならできるのだろうか、と梨夫は考える。しかし、すぐに諦めて、それから目を開いた。
この森林が私に与えてくれるのは、静かな孤独だけなのだ、と彼は解釈した。
もう一度試みて、再び諦めた後、彼は酷く後悔し、家に向い歩き始めた。
帰り道、無心で足を動かす梨夫。夕暮れが、彼の寂しげな背中を照らす。
無事に家へ到着させるための、最小限の注意力以外は、何もない。
心が折れないよう、ひたすらに、ひたすらに無心で歩き続ける。
玄関前に到着し、立ち尽くす梨夫。彼は鍵を、何処かに落とした。
このコテありきな文章なのに付け忘れた…
>>471 出かけていた。〜公園説明〜梨夫にとっての公園
の段落で彼は公園内にいるものだとばかり思ったのに、
実は彼はこれから公園に足を踏み入れようとしていたのだった。
雑だろ。受け身を使いすぎてる。
力が入りすぎのこなれない印象を与える。
読み手を無意味に疲れさせる。
>この瞬間は、
>この感覚は、
このあたりは体言止めがダサイ。短い間に”この”を立て続けにつかっちゃって
強調どころか鬱陶しい。
”気味が悪いほどに人影が見えない。大量のセミの死骸が彼の恐怖の念を助長させる。”
突然恐怖状態。心理が浮いてしまっている。っていうかここの段落は出来が悪いな。
>雄ゼミが形振り構わず、雌へと必死に求愛している。
なにを描写してるんだ?
>それにベンチに付着した土が染み込み、何ともいえない不快感だった。
>身体全体をだらっ、と伸ばし、疲労を土に吸収させるような気持ちで、足を地に任せる。
ここも。
>のどの渇きがひどかったため、梨夫は途中で買ったペットボトルの飲料をすべて飲み干した。
突然現れると共に飲み干された飲み物。
一人称を書くと説明臭いと言われたから、三人称を書いてみましたの文章に見える。
主人公を取り巻く空間も無い、あるいは主人公の視線に移る光景、こういった物が
均一に抜けている。だから描写する力がないのかな。と思わせる。
言葉でスケッチするような箇所がほしい。
475 :
474:2008/07/23(水) 15:14:34
それと読み返したら、最初の段落も酷いぞ。
>公園とはいってもただの公園ではなく、規模がかなり大きな公園で
>全体を森林が覆っており、人と会う事すら難しいような場所である。
ただの公園っつーのも雑な書き方だし、大体、人と会うことすら難しい場所
ってどんだけ秘境に公園があるんだよ。
大きいんだけど、いつも人気のない公園ってちゃんと説明しなよ。
>ただの公園っつーのも雑な書き方だし、大体、人と会うことすら難しい場所
>ってどんだけ秘境に公園があるんだよ。
>大きいんだけど、いつも人気のない公園ってちゃんと説明しなよ。
理解できてるんだから特に問題ないんじゃない?
「ここ、空いてる?」
優一が男にそう声をかけられたのは、電車が駅を出て五分くらいしてからだった。
ローカル線、しかも午後三時という中途半端な時間帯とあって乗客はまばらである。
(はあ?ほかにいくらでも席は空いてるだろ?)
『よそへ行け』の意を込めて優一は思いっきり胡散臭げに男を睨んでやる。
だが、男は一向に動じない。
それどころか、何がおかしいのかにこにこしながらもう一度繰り返した。
「ここ、空いてる?」
(な、何なんだよっ!)
優一は勢いよく立ち上がった。それまでぼんやりと外を眺めていた乗客が驚いたように振り返ったが、構わない。どうせ二度と会うこともないのだから。
「たった今空きましたので、どうぞ」
わざと馬鹿丁寧に言うと、優一は足早に車両を移動した。適当な席を探して腰を下ろす。右手は無意識にジーンズのポケットを探っていた。
(落としては……ないな)
安堵と、なぜか落胆のため息をつく。
「ここ、空いてる?」
「……」
先刻の男だった。
絶句している優一に頓着せず、滑り込むように男は優一の向かいに陣取った。
4人掛けのボックスシートなどに座ったことを優一は後悔したが、もう遅い。
(もしかして、ホ……ホ……うわ、たとえ想像でも言葉にしたくねええ)
真っ先に優一の頭をよぎった考えはソレだった。
だが、優一は別に取り立てて美形というわけではない。いくら田舎のローカル線とはいえ、もう少しましな獲物がいる筈だ。
(じゃあ、いったい……?)
どうにでもなれ。
優一の中に、相手を観察する余裕が生まれた。
478 :
文才梨夫 ◆JRww2FJ4gI :2008/07/23(水) 18:54:44
>>474俺のために長文をありがとうございます。
鋭い指摘の数々、痛み入ります。
では、お礼代わりの検証を。
>最初から〜疲れさせる
読み返してみると雑な印象で、自分でも腹が立ちました。
昨日の出来事を小説風に即興で書いたのですが、やはり日記とは違うのでしっかりとした推敲が必要だなと痛感する思いです。
>このあたりは体言止めがダサイ
体言止めというよりは句読点の打ち方ですね。確かに幼稚な印象になってしまっていると自分でも思います。
>突然恐怖状態。心理が浮いてしまっている。っていうかここの段落は出来が悪いな。
不気味な人気のない森林を、主人公が恐る恐る歩いているところを描写したかったのですが、あまりに唐突でしたね。
もう少しなだらかな文章にしなくては、読み手も混乱してしまうという。
>雄ゼミが形振り構わず、雌へと必死に求愛している。
これは次の文章を強調させる意図で描写しましたが、たしかにすこし浮いた印象ですね。
>それにベンチに付着した土が染み込み、何ともいえない不快感だった。
>のどの渇きがひどかったため、梨夫は途中で買ったペットボトルの飲料をすべて飲み干した。
この部分はまさに日記帳になってしまったかなと思います。完全に蛇足ですな。
少しの意図はありましたが、特に必要なかった。
>主人公を取り巻く空間も無い、〜
返す言葉もないです。ありがとうございます。
>>475 この部分もそうとられても仕方がないと思います。文が雑ですからね。
もっと丁寧に信じ込ませるような文章を書かなくては。
地道に精進して行きたいと思います。酷評感謝。
理解できるんだからべつにいいんじゃないの?
480 :
おねがいします:2008/07/23(水) 22:40:58
「僕は神になりたいんだ」と彼はしきりに言う。「聖書には『あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい』とあるんだ。僕はこの世のすべての人を受け入れられるようになりたいんだ。そうすれば神に近づけるような気がする」
月日がたって、彼は自殺をした。遺書には「僕にとって嫌いな人ができてしまった。これでは神になれない。死をもって償いたい」とあった。
彼は「すべての人を受け入れられない自分」を受け入れることができなかったのだ。
>>480 短すぎて酷評にも値せず
個人的にセリフ部分には口を出さない主義なので
482 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/23(水) 23:02:15
目を開けると、まだそこにはティラノサウルスがいた。
酷評のほうよろしく
ティラノサウルスが餌を目の前にして黙っているわけがない!
>>480 その程度の文章では、酷評する側の人に迷惑です。
基礎を学んでください。
鼻孔に充満する黴臭さが意識の底をかすめると
それまで平面に圧縮されていた感覚は膨張しはじめ、
徐々にその本来の形を取り戻していった。
同時に意識は現実と混じり合おうとするが、その実感が、肉体には届かない。
意識について言えば、僕は確かに覚醒していたのだろう。
しかし僕の眼が最初に捉えたのは、擦り切れた暗闇だった。
あるべき状態を取り戻す。その代償として、僕は時間の消費を余儀なくされる。
そして、肉体的な覚醒、それ相応の時間が奪われると、
肉体への連絡手段は復旧し、無意識のうちに僕の眼は開き、光を捉える。
刹那的な現象だった。
光は僕が認識する以前に、風景に浸みこんでいたようだった。
そう考えた途端、それまで僕を支配していた暗闇は薄れ、
後には黒い線が一筋のみ、網膜の隅に取り残された。
かと思うと、突然それは体をうねらせ、
弧を描くようにして視界の外へと消えていった。
後には残像すら残らなかった。
今ではそれが存在していたことすら疑わしい。
全てが、ある種の錯覚だったのかもしれない。
漠然とそう感じつつも、その動きやイメージは
意識にこびりついて、とても引きはがせそうになかった。
脳を這いまわる生物的なそれは、艶めかしく、まるで何かを啓示しているようにも思えた。
486 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/24(木) 01:25:03
>>485 >それまで平面に〜徐々に
この2行は表していることがわかりづらい、何をもって平面と例えているのか
>同時に〜しかし
意識と現実という対比はよくない、後の文章も対比された”意識”にこだわりすぎてわかりづらくしている
すり切れた暗闇という表現もやや硬い
>あるべき状態〜刹那的
やや物々しい表現が続くが、そういう効果を狙うにしてもテンポを悪くしてはいけない
また熟語を使いすぎてもいけない
>光は僕が〜後には
光が風景に染み込むのなら残像はむしろ残るような表現になってしまう
意識がはっきりとしているなら暗闇に支配された、というのは大仰
それで光の筋なら残像はやはり残る印象になる
>今では〜脳を
錯覚だったとは微塵も思えていないように感じる
こびりついて這い回るというのはやや違和感
艶めかしいとここだけで言うのでは不足、以前の部分でも少しそういった印象を与えるべし
啓示についても同じく
全体的に神秘的で重々しい雰囲気を出そうという意識が感じられる
しかしテンポの良さの両立を目指すべき、連続で来る熟語を減らしてみるといいでしょう
487 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/24(木) 01:34:10
>>486 ありがとうございました。これで諦めがついたような気がします。
それにしても才能って怖いですね…
>>486 ありがとうございました。これで諦めがついたような気がします。
それにしても才能って怖いですね…
才能?
>>486に才能があって、自分にはないってことが分かったんじゃない?
491 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/24(木) 09:35:35
>>466 それは確かにそうかも。
>>467 恐らく経緯の説明が長いので勢いが削がれたのだと思います。
とっととクラスメイトの家まで持っていければいいのですが……出来ませんでした。
文体も一応は意識しているのですが書けはしない。読むときによく注意します。
>>468 いえいえ、とてもありがたいです。
テーマについて、猫は重要ではあるけど主要なファクターにはならないと思います。
むしろ自分としては、何となくだけど、藤島(いじめられっ子)との絡みと
主人公の藤島に対する心境の変化を考えていました。安っぽさは同程度かもしれない。
心内表現が多すぎるって、本当ですね。それも野暮ったさの原因かな。
確かに壁のようです。
段々と自分の文章の悪い部分が見えてきた気がします。
どうもありがとうございました。
492 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/24(木) 10:52:53
熟語を使うなって、、、そんなこといったら三島ゆきお なんて熟語だらけなんだが
493 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/24(木) 10:53:37
所詮、酷評する側も素人
学がないのが丸分かり
>>490 そう言ったつもりはないです。評価するだけなら特別な才能は必要ないと思うので。ただ自分ではある程度納得できた文章なのに、あれだけ言われてしまうのならやはり駄目なんだな、と。
眼高手低ってやつね
>>486
テンポっていうのがよくワカンネ
499 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/24(木) 14:49:07
下記は石原慎太郎の『太陽の季節』の一節。これを酷評スレ的に見れば、
どんな評価になる?
風呂から出て体一杯に水を浴びながら竜哉は、この時始めて英子に対
する心を決めた。裸の上半身にタオルをかけ、離れに上ると彼は障子
の外から声を掛けた。
「英子さん」
部屋の英子がこちらを向いた気配に、彼は勃起した陰茎を外から障子に
突きたてた。障子は乾いた音をたてて破れ、それを見た英子は読んでいた
本を力一杯障子にぶつけたのだ。本は見事、的に当って畳に落ちた。
その瞬間、竜哉は体中が引き締まるような快感を感じた。彼は今、リング
で感じるあのギラギラした、抵抗される人間の喜びを味わったのだ。
彼はそのまま障子を明けて中に入った。
500 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/24(木) 16:22:04
>>499 まあ、これだけ見れば十分だ。
おまえさんの文章はとにかくテンポが悪い。
具体的な改善策としては、一つの文章ごとに語尾を変化させてみるのが解りやすい。
「〜た」「〜のだ」を繰り返さない様にって事だな。
まあいつもいつもそれが正解ってわけでもないんだが、
そういうことを考えるレベルではないと思うし。
501 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/24(木) 16:37:26
> 部屋の英子がこちらを向いた気配に、彼は勃起した陰茎を外から障子に
>突きたてた。障子は乾いた音をたてて破れ、それを見た英子は読んでいた
>本を力一杯障子にぶつけたのだ。本は見事、的に当って畳に落ちた。
>その瞬間、竜哉は体中が引き締まるような快感を感じた。
一文毎に障子を隔てて部屋の内と外の描写が入れ替わっている。
神視点でカメラがふらついていて、何が何だかわからない。
素人が神視点を使うとまず小説にならないので、人物視点で書き直したほうがいい。
502 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/24(木) 17:20:25
>>499には
>下記は石原慎太郎の『太陽の季節』の一節。これを酷評スレ的に見れば、どんな評価になる?
と書いてあるんだけど。。。というか
>>500は誰と会話してるの?
503 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/24(木) 17:26:43
別に皮肉になってないよなぁ、俺もその通りだと思うし。
石原の古臭い文体なんて今更学ぶべきところないだろ
三人称ならば文末「た。」が連続しても問題ない。
一人称小説の読み過ぎだろ。
体言止めの子だろう。いちいち相手にするな
>>499 >風呂から〜の外から
一行目は一文でまとめず行動と心理の描写に分け二文にすべき
水を浴びながらの決心より、タオルを上半身に掛けたときに決心という話のがいいでしょう
>部屋の〜突き立てた
気配に〜突き立てたというのは調子が悪い、二文で表現するなら途中で「気配を感じ」のように
動詞をはさんだほうがいいでしょう
>障子は〜ぶつけたのだ
「〜たのだ」ではやや違和感、「投げつけた」のがいいでしょう
>本は〜落ちた。
「見事、」と読点をここにいれると「見事」が強調されすぎてコミカルで軽い感じになってしまっている
>彼は〜入った。
陰茎を突き立てたまま障子を明けるのは無理がある、どこかに引っこ抜くかする描写を挟むべき
”そのまま”というが何がそのままなのか、行動だけならば前述で
心理がそのままということであれば、この行を独立させてまで書くなら改めて心理描写を強調した方がいいでしょう
508 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/24(木) 19:52:10
つーかそもそも、本って文庫本だよな?
ハードカバーが縦にHitしたらと思うとガクガク
509 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/24(木) 19:53:23
しかし一部分の文章ぬきだして、よくもまあ偉そうに言うもんだな。
石原は一流の小説家ではないかも知れないが、少なくともある程度の厚みのある物語を書くことはできるよ。
図書館に行って他の作品でも読んでみたほうがいいよ。
そりゃ素人だって2〜3行の文章をうまく表現したってことはできるだろうけど、
それをつなげて小説をトータルとして機能できるかってえとそうできる人はなかなかいない。
だからここで偉そうにしてるやつらがいるんだろ。
何も出来ないくせに、あげあし取るなら誰にだってできるもんな。いい気なもんだ。
510 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/24(木) 19:55:46
>>509 全くもって同意するけどスレタイ見ろよ
批評する側だってそういうのわかってて書き込んでるんだから、たぶん
511 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/24(木) 19:58:36
「二人が向かった先は地元で有名なスーパーに足を踏み入れた」
「騒々しく騒いでいる」
「最後の大きな大会では見事全国大会に優勝」
「十四年間の間」
「ランニング状態で足を止めた」
「遠く離れると横浜の巨大な遊園地ができた」
「いざ、着地してみるとそこは森の様な草むらに二人は降り立っていた」
「永遠と続く赤いじゅうたん」
「この話は人々の間とともに長く受け継がれていく」
おっしゃるとおりだと思います。
512 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/24(木) 20:01:22
山田の豪華三昧の表現はちょっとアリかなと思ってしまう。
文章がおかしくても、おもしろければいい。
構成が破綻していても、おもしろければいい。
これはプロだから許されることだと思うけどね。
プロの文章なのだから、文章がおかしくても、これからおもしろくなるはずだ。
プロの文章なのだから、構成が破綻していても、これからおもしろくなるはずだ。
プロの文章なら期待から読者は我慢して読み続けてくれるが、素人の文章は途中で
投げ出されておしまいだ。
素人の文章だから、文章がおかしければ、読み続けるのは時間の無駄だ。
素人の文章だから、構成が破綻していれば、読み続けるのは時間の無駄だ。
読者は素人の文章には冷たいよ。どんなにおもしろい物語を書けたとしても
あげあしを取られないような文章で書かないと読んでさえもらえない。
514 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/24(木) 20:45:06
>>477 まだ批評レスついてないな。
>それどころか、何がおかしいのかにこにこしながらもう一度繰り返した。
・ひらがなが続いて、見栄えが悪い。
>適当な席を探して腰を下ろす。
「ここ、空いてる」と話しかけた男が何をしようとしているのか分かりやすくなるんで
この時点でボックスシートに座ったこと書いた方が良いだろう。
(心理)と優一は思った
の「と優一は思った」を略した部分が()の中に入ってくるのが基本。たとえば
>どうにでもなれ。
は上の書き方では()の中に来るべきだけど、この文体なら()取っちゃった方が良いかもよ。
読みやすいのは良い。ストーリーを追うのを妨げない。
ホモ疑念へとミスリードしながら、その直前に伏線を置いてるところ
>右手は無意識にジーンズのポケットを探っていた。
こういうのは工夫してると思う。
516 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/24(木) 20:52:31
>>513 よくわかんないけど、そうゆうのって目的ありきの屁理屈って言わないのかな。
読者に読んでもらう以外の目的があるなら 好きにすればいいだろ
518 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/24(木) 20:58:45
>>507 >風呂から〜の外から
これ、浴びてるの冷水だろうから、決心は水を浴びる方が相応しい表現だろ。
>部屋の〜突き立てた
間髪置かない様子が出てるから一文の方が良い。
考えてしたというより、障子をチンポで突き破る破天荒で衝動的な勢いがある。
後の2つは同意したい。
>>513 いや、プロでも面白くなきゃ読まないだろ……
学生みたいに時間がとれるならまだしも、取れない場合は、
そんな僅かな時間をつまらない小説に金まで払って使いたくないんだが
だったらまだ金のかからない素人の小説がマシだよ
520 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/24(木) 21:04:55
>>519 ブクオフの100円小説でも買えよ。昔のベストセラーなら大体ある。
521 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/24(木) 21:05:49
うるせーニート。ひきこもってろ
>>519 時間を惜しんでいるようにみせて、実は金を惜しんでいるのですね。わかります。
523 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/24(木) 21:07:35
>いや、プロでも面白くなきゃ読まないだろ……
>だったらまだ金のかからない素人の小説がマシだよ
ネタ吸い取る立場の見方じゃねえか?
526 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/24(木) 21:17:40
妖怪ネタスイここにもいたーw
本は買って読め。家は借りて住め。
528 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/24(木) 21:24:53
ここってラノベ専門なの?
529 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/24(木) 21:28:21
>>528 ■投稿する人へ
・あなたが書いた文章を真面目に読み、感想・添削・批評を行ないます。基本的な投稿は
小説ですが、論説文やエッセイなどもOKです。
論説文やエッセイは、ラノベだなと思ったんだろ?
ならば、ラノベじゃない文章は止めとけ
>>507 >>518 浴びながら決心よりも個人的には浴び終わってから一気によしっという流れのが印象強いという考えからです
また決心の後に不必要な行動は排したいというのもあります
浴びながらの決心であればその後のタオルの話はない方が
すみません誤字です、「一文で」でした
驚かせてやろうという企みがあってやったことなら「気配を感じて」からのが、という考えです
>>530 日本語が捻れてない文章ならば、あとは個人的な感覚だからな。
前者は歯を食いしばって、ざっぱんざっぱんと水被ってる中でこそ
「心を決める」もんだろと個人的に思うだけだし、後者は声を掛けて
英子を振り向かせてから即座にチンポをこんにちわさせる能動的な
思考がストレートに出るから、「気配を感じ」の様子を伺うよりも合うと
個人的に思うだけ。他人と意見が違っても気にすることは無いだろ。
532 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/24(木) 21:48:08
やっぱこういう複数の人間の文学論っていうほどでないにしろ意見はためになるな
>>499 文章的に見れば、このスレにアップする連中の90%が共通してもっている
欠点はちゃんとクリアされているな。
書く事や描写することに本筋に対して忠実でフラフラしていない。
必要な事は書き、余計なことに脱線もしてない。
後はストーリー次第だな。
血濡れた小指の先で君子は私の唇を撫ぜた。
微かな鉄の味がした。
柔らかな髪が私の頬にかかる。
「約束よ」
と、君子が微かに笑った。
窓の外に夏の月が浮かんでいた。壊れかけたクーラーが雨音のような動作音を
立てながら、冷え切らない風を吐き出している。部屋の明かりを慕った蛾が、窓
に当たっては弾かれている。
「わたしを殺してくれるんでしょ?」
私の上で君子が優しく笑った。怯えるように君子の中にある私が力を失った。
居場所を失うかのように私と君子の結合が切れた。身体はまだ興奮を維持してい
る。だが、肝心の部分は放出もせずに萎えたままでいる。
君子だけの体液で濡れた私の陰茎を君子は柔らかく握った。
そして、君子の顔は母親のような笑みに変わった。
「変わらないのね。恐がりなんだから」
抱き寄せられた頬に、君子の乳房の感触が広がった。
君子の鼓動と、クーラーの音が混ざった。
「わたしを殺せない?」
囁きが伝わってくる。
私は乳房に歯を立てて肯く。
「なら――あの人をね――」
君子の白い肌の向こうに夏の月が浮かんでいた。
>>533 本編の一部からとってるんだから、そもそもの話の流れがあるんだし
普通はズレないんじゃないの?
このスレに上がってるのは皆、話をどっかから抜粋して持ってきてるんじゃなくてワザワザ一場面書いてもってきてんじゃない?
>>535 小説の全編にわたって、499に抜粋された文章レベルの「わかりやすさ」がないと、
よほど文章が綺麗じゃないと読めないぞ。
このスレに投稿する連中も、もっと言えば小説サイトのワナビー連中もそういうのが
多いが、文章はまず相手に意図がストレートに伝わってかないと、どうしようもないの
であるからして。わかりやすく、相手に理解できて、さらに何か+αをもってているのが
普通のプロの文章力だよ。まぁ、その他にそれなり面白いストーリーを作れるってのも
必要だけどね。
537 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/25(金) 03:02:57
>>533 >書く事や描写することに本筋に対して忠実でフラフラしていない。
「に」「に」と読みづらい
538 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/25(金) 03:09:31
>>536 批評の文章も、499に抜粋された文章レベルの「わかりやすさ」がないと、
読めないぞ。
539 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/25(金) 03:39:53
>必要な事は書き、余計なことに脱線もしてない。
これって作者本人じゃないとわからない事じゃない
必要な事と余計なことの選り分け基準は作者本人じゃないの?
542 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/25(金) 11:06:29
珍太郎の文章の良さって「分かりやすさ」しかないのかw
石原本人のイメージが悪いから、素直に批評できそうにないわ……
酷評お願いします。頭空っぽにして書いてみました
題「もけっとパラダイス2008」
私がこの世に生まれて今日で三十年になる。私がこの世に生まれて今日で三十年になる。私がこの世に生まれて今日で三十年になる。私が……私が死ぬ。今日はその記念の日。
「すみません。私が悪かったんです」
そう言うと青年は私の目の前からふっ、と消えた。下に落ちた。下に。落ちたのだ。ここでいう下、というのはすなわち私が住むマンションの底である。彼は、いやあれはマンションの屋上から飛び降りたのだ。
そしてあれは肉の塊になって地面に散らばった。
吐いた。
「私が悪かったんです。人生をやり直したい」
そう言うと少女は私の目の前で煙に包まれた。そしてその煙が晴れたとき……少女は死んでいた。人形、ドール。そういった表現がぴったりの。美しい姿になっていた。しかし数日が過ぎると、
少女は異臭を発する肉となって、蛆が涌いた。
吐いた。
こんな社会はもうイヤだ。実際に接触できるものはあまりに少なすぎる。実際に観察できる実験物はあまりに愚か過ぎる。
「どうせ皆死ぬんだ」
そのとおりだ。
「どうせ生きていても仕方がない」
確かに。あなたの言葉は正しい。しかし。
「しかし、世界は変わらない。自分の死が世界にもたらす影響はあまりに少ない」
私は発狂した。
もけっともけっともけっとパラダイス。世界にちっぽけな存在がある。もけっとしてたらハッピーだ。もけっともけっともけっと。
もけっとしてたらいいパラダイス。血の色に染まった薔薇は、空気抵抗を直接受けて数学的に冷静に考えられなくなる。ブロック体で書かれたABCは崩れ落ちてポップコーンになった。
情緒不安定な子リスはアヘンを吸って空に飛び立った。水飛沫が画面を覆い、それが消えたときそこには雷鳴が轟く。海の音は口から入り、腕先からやんわりと出て行った。
それでいいではないか。それが人間の最も求めているものである。アンバランスが空虚な世の中を包み込み、漆黒の闇が我々を食い殺すのだった。常識不明。安定不明。
完
545 :
1/2:2008/07/25(金) 15:47:08
こちらも酷評お願いします
題「道化師の仮面」
道行く人々の顔には奇妙にねじれた仮面が付けられている。その仮面をちらりと横目に見て、私は奇妙な好奇心を抱いた。
道化師のようでありながら、その瞳の奥には一切陽気さが感じられない。いや、道化師も孤独で哀しい存在であるとも考えられるのだが、なんとなく胸騒ぎがするのだ。口の奥が酸っぱくなるのだ。目の前が暗転するのだ……。
気がつくと私はサーカスの見世物芸人になっていた。ライオンの檻の前に、動物の肉を巻きつけただけの滑稽な姿で立つ。そして踊り狂うのだ。彼らの尋常でない食欲を満たすために、
私は必死になって扇情的に踊るのだ。たとえこの身が引きちぎられようとも全く気に留めない様子で、息絶えるまで踊り続けなければならないのだ。それが私の使命なのだから。
私が興奮して目をぎらぎらさせながら両腕を振り回しているとき、檻の向こうに道化師が見えた。道化師は赤と青、そして白が混じったスーツを身にまとい、私に合わせて踊り狂っていた。
滑稽だ、これは滑稽だ。私が笑い転げると同時にライオンは、体をばねのように曲げると檻から弾け飛び、私の首筋に噛み付いた。私は目線の先に未だ残り続ける道化師をじっと見つめながら、息絶えた。
気がつくと私はとある大金持ちの屋敷で働く貧しい召使になっていた。大金持ちは何千万枚もの金貨を朝な夕な数え続けている。
彼の目は金貨の輝きによってぎらぎら光っていた。時折彼は金貨を口に含むと一気に飲み込む、という奇行を行った。
それが彼にとっては神聖な儀式であり、自らを金と一体化させたいという人間としては至極当然な欲望であると私は重々承知していたので、黙って見つめていた。
私の仕事はそんな彼の数えた金貨を再び数えることだ。決して数え間違ってはならないのだ。なぜなら間違ったら、彼が再び最初から数え直すことになるからだ。
そう、彼が金貨を数え続けるのは私が数え間違うからなのだ。ああ、なんと可哀想な大金持ちだろう。私はすすり泣きながら再び金貨の枚数を数え始めた。
546 :
2/2:2008/07/25(金) 15:49:49
三百五十九万七千十五、三百五十九万七千十七……また間違ってしまった。私が大金持ちに頭を下げて謝罪をすると、大金持ちは眉間にしわを寄せ、しかしその直後にだらしなく口を開けてにやけると、嬉々としながら金貨の枚数を再び数え始めた。
これが彼の趣味だからこれでいいのだろう。私は金貨を見つめた。
そこには道化師が満面の笑みで立っていた。
気がつくと私はある町の路地に立っていた。私は乞食である。人が私に金を恵んでくれることを祈っているが、誰も私に恵もうとはしない。皆貧しいのだ。金を持っているという点では豊かなのだろうが、他人に恵むような余裕がないということは
彼らの貧しさを顕著に示している。貧しく卑しい人間たちの中央に私が立っている。
私は自分が聖人であるような気がしてきた。哀れな人間たちを硝子越しに鑑賞し、優しく語りかけるような動物園の園長になったような気分。
いや、そんなことは偽善だ。園長もそんなことはしない。きっとそうである。今の私の状況を最も的確に表す単語は何であろう。そんな風に思案していると、
眼前に一人の人間が立ったのが分かった。いや、これは人の形をしているが、明らかに人ではない。
奇妙な道化師の仮面をつけた物が、揺れ動きながら私の方を眺めている。私は、この物こそが世界で最も尊いものだと感じた。その物は手を差し出した。
私は、初めて恵みをくれる物がいた、これはまさに神だと悟った。私は両手を出し、彼の恵みを受けた。
それは蜘蛛の巣と、それに張り付いた虫の死骸であった。私の意識は遠のいた。
気がつくと、私は元いた場所に戻っていた。歪んでいたであろう目は元に戻り、すっかり暗くなった周囲を見渡せた。私はゆっくりと歩き出した。そのとき、私は気づいた。
幾つもの道化師が歩き回っているのを。そして私の顔にも、ねじれた道化師の仮面が張り付いていて、もう外れないということを。
愉快な道化師の目には、微かな哀しみが隠れている。
完
読みづらい文章になってしまってすみません
>>545,546
>読みづらい文章になってしまってすみません
謝る必要はないと思う。所詮、読み手の読解力の問題だから。
ただ、プルーストが
「作家にとっての文体は、画家にとっての色彩と同様、テクニックの問題ではなくて、ヴィジョンの問題なのだ」
と言ってるの引用すると、あなたが文体を「テクニックの問題」にしてるのがマズいと思う。
これはこのスレに投稿する人のほとんどに言えることだけど……。
一度自分の文章をバラバラにして散文化する、というか暗喩的な評言を少なめにするといいんじゃないかと思います。
これもこのスレに投稿する人のほとんどに言えると思います。
548 :
547:2008/07/25(金) 17:19:56
×評言
○表現
一度自分の文章をバラバラにして散文化する、ってどういう意味?
きのこみたいな文章書けってことだろ
骨だけにするっていうか、ト書きみたいに無味乾燥にしてみるっていうか。
たとえば
>>499を例にとると、
竜哉は風呂から出た。水を浴びながら英子に対する心を決めた。裸の上半身に
タオルをかけた。離れに上った。障子の外から声を掛けた。
「英子さん」
勃起した陰茎を障子に突きたてた。障子は音をたてて破れた。英子は本を障子に
ぶつけた。
こんな感じになる。で、これだけだとスカスカなので、いろいろくっつけたり、ひねった
りするわけだが、少なくとも、原文には内容があることがわかる。
で、
>>545を例にとると、
原文
>道行く人々の顔には奇妙にねじれた仮面が付けられている。その仮面をちらりと
>横目に見て、私は奇妙な好奇心を抱いた。
>道化師のようでありながら、その瞳の奥には一切陽気さが感じられない。いや、道
>化師も孤独で哀しい存在であるとも考えられるのだが、なんとなく胸騒ぎがするのだ。
>口の奥が酸っぱくなるのだ。目の前が暗転するのだ……。
人々の顔に仮面が付いている。私は好奇心を抱いた。
これくらいしか内容がないんだよね。
>>551 あなたはレスしない方がいいと思う。
あまりにも短絡的過ぎる。
>>551 背景描写と内面描写を一緒くたにしているわけですね。
>>551 545です。ありがとうございます
主人公の心理描写に力入れてみたつもりだったんですが微妙でしたか?
以前このスレに来たときに描写をしろ、って言われたんで、それから描写に力入れてるんですが……
>>547もありがとうございます
文体を「テクニックの問題」にしている、っていう言葉の意味がよく分からないので教えていただきたいのですが。
変に凝った文体にしすぎて駄目だってことでしょうか
酷評側が雑魚だと流石に萎えるな
酷評する以外に自分の文学論語っているやつはろくなのがいねえな
絵って言うのはそのまま現実にあるものを写し取ればいいって訳じゃないよね。
完璧に現実を再現できる絵描きっていうのがテクニックの絵描きだね。
でもそれだけじゃ写真を撮ることと変わりない。
絵描き自身のヴィジョン(日本語にうまく変換できない言葉だよね)によって、描かれるものは全然違ってくるんだよ。
写真だって、プロと素人の違いというのは機材の違いじゃない。むしろ素人の方がいい機材を使っていることだってあるし。
抽象論で精神論で良く分かりません。
560 :
558:2008/07/26(土) 00:10:06
>>599 この言葉、すごい好きなんだ。かといってこの言葉の本当の意味をちゃんと理解してるわけじゃないんだけど。
こんな授業があったんだ。
机の上に置いたりんごをカメラで撮る。ただそれだけ。
どこにおいてもいいし、光源を当てたっていい。切ってもいいし、くり抜いてもいい(おれはそこまでしなかったけどね)。
ただし、撮った写真は加工しない。そのまま提出。
これだけでどれだけ面白い写真が作れるか。
同じカメラで撮ったんだから絵や小説で言う技術は同じだね。でもつまらない写真もあれば、面白い写真もある。
さて、どうしてでしょう?
>>560 精神論止まりって話わかんないのかなぁ。
写真の話でもいいけど、抽象的な言葉でもいいけど、できるなら文学に関することで例えてくれない?
俺写真撮らないからよく意味分からないんだ
>>562 春樹文体を真似ても春樹にはなれない。
漢字検定一級取れる者が豊かな表現を書けるわけではない。
ハリウッド的シナリオを学んでも、小説HOWTO学校に通っても
面白い物がかけるようにはならない。
持って生まれたセンスが無い奴は小手先だけ器用になったところで
壁にぶち当たる。
564 :
558:2008/07/26(土) 00:35:30
うーん。
ごめんね。ちょっとわかりにくいよね。
ちょっと話しずれるけど。
風景描写って言うのは、ただ登場人物に見えているもの書けばいいって訳じゃないよね。
詳しい風景描写を描くときは、何らかの意図があるよね?
仕方ないよ。脳たりんだもの
>>545 せっかくなので内容の骨子をまとめてみると、
人間には、道化師の仮面のような偽りの見かけをまとう性質がある。
本質は苦難を受けていないのに、苦しみを味わうふりをする人間がいる。
偽りの悦楽なのに、本物のように楽しいと感じている人間がいる。
しかし他人の生に仮面を見いだしてそれで己を納得させるという思考さえも、
己の人生を仮面に委ねるということではないのか。
私もまた、仮面をまとう人間のひとりでしかないのだ。
……よりによって
>>545が、このスレの投稿のなかでも内容がある(オチもある)
話だってのは、なにかの策略なのか?
568 :
1/2:2008/07/26(土) 02:22:14
前、ラノベみたいな内容でも大丈夫かなと質問したものです。
文体の酷評をお願いします。
二つの輝きが乱舞する。
それぞれの異なる光がうねり、混ざり合い、狂い合う。
光が弾け、連続する爆音。
「くっ……」
一人の少女が荒廃した大地を駆ける。
他には何もない。
少女の命を奪おうとする存在とそこら中に転がる無数の死体を除けば。
「ははぁ! ジュエルもそろそろ底が尽きてきたか!?」
少女の背中から下品な笑い声が聞こえてくる。
(くそ……今は一刻も早くここから脱出しなければ)
足を踏みしめ、さらに速度を上げようとする。
ころんと頭を飛び越えて少女の目の前に何かが転がる。それは赤く輝く宝石。
「な――っ!」
少女が驚きの表情を浮かべ、脳裏に爆破のイメージが襲ってきた。
駆け出そうとした足を踏ん張り、腰にぶら下げた革製のポーチから地面に転がったものとは違う白い宝石を取り出し、目の前にかざす。
地面に転がった宝石が眩しいほどの光を放ち、一瞬遅れて少女がかざした宝石も光を放つ。
爆音。次の瞬間に少女の体は空を飛んでいた。
「くそっ! あくまでも逃げ続ける気か!」
忌々しそうな声が聞こえてくる。当たり前だ。今の私には逃げることしか出来ないのだから。
赤く染まった空を翔る少女。その背中には透明に透き通った翼が生えてはためいている。
(あと少しだ。あと少しで)
「逃がしてたまるかよ! お前は死ななければならないんだよ! 俺のためによぉ! ひゃははははっはぁ!」
569 :
2/2:2008/07/26(土) 02:23:08
少女の背後から何かが迫ってくる。
それは、少女を追う者が手にしている銃から放たれた、宝石の弾丸。
「ぬ……宝石弾丸か。だが、間に合う!」
背中の翼が一際強く輝き、さらに速度を増す。
風を切り裂く限界を超えたスピード。周りの景色が溶けていく。
だが、そんなスピードをあざ笑うかのように、背後から無数の宝石弾丸が迫ってくる。
体を捻り、急上昇、急降下を繰り返して初弾をかわす。
途切れそうになる意識を必死に繋ぎとめ、さらにかわす。宝石弾丸が頬をかすめる。
前方に空間の歪みを見つける。
「見えた!」
あの歪みこそがここから脱出出来る唯一の出口。
体を翻す。後ろが一瞬見える。
無数の宝石弾丸の中に一つ大きなものがあった。
今までのが銃の弾丸なら、あれはロケット弾だ。自動追尾らしく、螺旋を描きながらこっちに向かってくる。
考えるより先に体が動く。再び前を向いて歪みに手を伸ばす。
「逃がすかよぉぉぉぉぉぉぉ!」
背中に衝撃。意識が一瞬途切れる。宝石弾丸が胸を貫いたのだ。
「が……っぁ」
後を追うように無数の宝石弾丸が体を貫く。
空に血にまみれた羽根が舞う。
「あ……あと少し……」
それでもなお、少女は手を伸ばし、
空を舞う赤い羽根を無慈悲に切り裂いてロケット弾が迫ってくる。
爆音。
なんつーかよくわからないけど
オチをつけろだの、内容をハッキリさせろだの……
それってつまり短編書けってことだろ? それじゃ文章を見るんじゃなくて話見てるだけじゃないか
571 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/26(土) 03:29:17
酷「評」だからいんじゃないの
文章はもちろんのこと内容にまで触れて「評」じゃないの
内容は関係ないよ
対象は文章であって小説ではないんだから
おいおい・・・小学生みたいな屁理屈だな
あえて文章としているのは、このスレに投下するネタを小説に限ってないからだろうに
内容抜きに文章のなにをどうやって評価するんだよ。バカじゃねーの
内容を度外視して文章を評価するのは可能だろう。
保険のパンフレットだろうがスーパーのチラシだろうが酷評してみせるのがこのスレです
>>568 俺がラノベあまり読まないからかもしれないけど、ラノベってこういう風に書くの?
なんか正直少し幼稚な印象を受けた
「逃がしてたまるかよ! お前は死ななければならないんだよ! 俺のためによぉ! ひゃははははっはぁ!」とか
「逃がすかよぉぉぉぉぉぉぉ!」とか
キャラは誇張されていいかもしれないけど、「ぉぉぉぉぉぉぉ」とかそういうのって漫画的じゃない?
まぁ、ラノベがそういう漫画的な書き方のものなら、俺の指摘は俺自身の勉強不足ってことになるし申し訳ないけど
地の文に関してはあまり問題ないかと
>>568 これ読んだ記憶があるなあ。
内容はともかく、文章は力不足。好きな作家の文体まねて練習したらいいと思う。
578 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/26(土) 08:57:18
次まだー?
653 名前:名無し物書き@推敲中?[sage] 投稿日:2007/09/02(日) 14:45:10
>>645 > 一人の少女が荒廃した大地を駆ける。→「一人の」は不要。
>ころんと頭を飛び越えて少女の目の前に何かが転がる。それは赤く輝く宝石。
この宝石はどこから出てきたのだろう?
>その背中には透明に透き通った翼が生えてはためいている。
翼は最初から生えていたのか、それとも宝石が光を放つというイベントによって
新たに生じたのか分かりにくい。
イベント発生時までに「大地を駆ける」「足を踏みしめ」との表現があるので
恐らくそれまでは、空は飛べない=翼はない と想像できるが、冒頭の「乱舞」は
飛べそうなニュアンスもある。
>爆音。次の瞬間に少女の体は空を飛んでいた。
ここで、爆発で宙に投げ出されたのか、翼を獲得して飛べるようになったのか明確にすべし。
以上を含めて、全体に登場人物の動きが見えにくい。(その点では
>>646のほうが明快)
さらに戦闘時にもう少し主人公の肉体的な感覚の描写があるとよいと思う。
具体的に何をどう感じて 「くっ……」や「あ……あと少し……」なのか。
654 名前:名無し物書き@推敲中?[sage] 投稿日:2007/09/02(日) 14:45:42
>>645 ラノベというか、漫画じゃん。やるなら激戦っぽさを出そうぜ。
中空を、二つの輝きが乱舞する――!!
異なる光はうねり、混ざり合い、荒れ狂う。
瞬間、光が弾け、周囲に連続した爆音が轟いた。
「くっ……」
一人の少女が、荒廃した大地を走り抜ける。
ここには、少女の命を奪おうとする存在と、そこいら中に転がる無数の死体(それも五体満足ではない)を除けば、辺りは草一本生えてはいない。
「ひゃはぁ! ジュエルもそろそろ底が尽きてきたか!?」
駆ける彼女の後方から、追う者の下品な笑い声が、風に乗って聞こえてくる。
彼女の名前は、ジュエルらしい。
ジュエルは顔を歪め、地を蹴り、さらに速度を上げようとする。
しかしその時、ころん、とポニーテールを飛び越えて、彼女の目の前に赤い宝石が転がってきた。
「な――っ!」
ジュエルは足を止め、腰にぶら下げた革製のポーチから、別の透明な宝石を取り出し、目の前にかざす。
落ちた赤い宝石が眩い光を放ち、大気を震わす大爆発を起こした。
追う者が眼を凝らすと、爆煙の中から、透明の翼を生やした彼女が、不死鳥のように羽ばたいた。
煙幕が散り、追う者は拳を握り締め忌々しそうに声を上げる。
「あくまでも、あくまでも逃げ続ける気か!」
彼女の翼は、赤く染まった空を透かし、力強く羽ばたき飛翔する。
(あと少しだ。あと少しで)
「逃がしてたまるかよ! お前は死ななければならないんだよ! 俺のためによぉ! ひゃははははっはぁ!」
658 名前:名無し物書き@推敲中?[sage] 投稿日:2007/09/02(日) 15:33:41
>>645-646 神視点なんだけどね、書いてる本人以外は状況が理解できないと思う。
>一人の少女が荒廃した大地を駆ける。
>他には何もない。
>少女の命を奪おうとする存在とそこら中に転がる無数の死体を除けば。
この書き方だと、少女も場所も初登場だと思うんだけど、少女の服装も装備も
外見・服装も全然わからない。それで「皮製のポーチ」とか言われてもイメージが
わかない。
場所もそう。荒廃した大地だけでは何がなんだか。
砂漠みたいなとこ? グランドキャニオンみたいな岩場? それとも廃墟になった都市?
だとしたら建物の様子は? 道路の状態は?
無数の死体の様子は?
少女を狙う存在とは?
主人公を動かしながら、そういう部分を描写していかないと小説にもシナリオにもならない。
アクションの書き方も下手。
携帯からなんで安価なしで失礼。
ラノベのやつは意味伝わるからいいと思うよ。
細かい動きとかの描写は、その場面をどれだけ際立たせたいかだと思うから
その濃度でいいならいいんじゃないかな?
あんまゴテゴテかいてもよみづらいし。
多分三人称少女視点だと思うから、
もっとピンチな感じ煽って、読者にやべぇ。って思わせりゃいんじゃね?
あとはキャラがどんなのか判らないから、
本人から見えて、もしくは本人が考えても
不自然じゃない描写か思考でイメージ伝えたいね
>>582 コピペされたレスの日付も見落とす節穴がなんか言ってる
げぇっ!コピペ!?
582 583はなかったことにしてください
586 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/26(土) 15:33:47
ラノベって装丁のキャラが命じゃないの?
寧ろ作家にとっては不幸かも。
587 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/26(土) 19:21:59
「これはラノベかな」
大型書店で目に止まった平積みの文庫は、表紙に美少女を描こうとした痕跡が印刷されていた。
手に取って表紙を捲るとカバーの隅にイラストを描いた人の名が記されている。著者と同じであった。
小説家が頑張って描いた萌絵。それはアートに違いなかった。
588 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/26(土) 20:16:36
>>588 一言でいえば、大した内容でもない内容を賢そうに見せようとしてまわりくどい説明をくりかえしてる
なんちゃってエッセイって感じ
表現やテンポは悪くないから、特別文章が下手だってことはないけど、
何も考えずにタイプしたとかいう回で自分で言ってるけども、オナニー丸出しって感じ
>>588 他もざっと読んでみた
まず、ブログが合わないんじゃない?
ブログとしてアップしているせいで、内容が中途半端になってると思う
上から三つめのとか、ショートショートを意識してるんだろうけどブログだからか中身がちぐはぐな気がする
だけど、全体的に好きな感じかな
短編マンガにありそうな感じで
あと上の人も言ってるけど文章へたってことはないと思う
このペースでこれだ量産できるなんて、むしろうらやましい
>>588 俺も少しだけよんでみた。
つまんねー。
日記の方がまだましじゃねーのかね。
文章は、そこらへんの一般的なアマチュアレベルでひと纏めにされちゃうレベル。
だが、他人に文章を読ませるって感覚においては、だいぶ低いので、そこら辺の意識が
抜本的に改革されないなら、書かないほうがいいね。
>>568 あー、まぁ、シーンを見せようとしているんで、評価したいところだが。
いまいち、情景が読んでて見えてこないな。
ちょっと、酒入っているんで、細かい指摘ができんが。
冒頭。
> 二つの輝きが乱舞する。
まぁ、これはいいだろう。
> それぞれの異なる光がうねり、混ざり合い、狂い合う。
> 光が弾け、連続する爆音。
ここで、読者が見えなくなりかけるな。もっと、具体的に書かないか?
光の色、動き、形状。放った連中の性質が出ているはずだろ。
言うなれば、描写が足りないな。
>「くっ……」
> 一人の少女が荒廃した大地を駆ける。
> 他には何もない。
> 少女の命を奪おうとする存在とそこら中に転がる無数の死体を除けば。
いっそ、少女の視点にして見たほうがわかりやすいと思うが、これは視点厨扱いされるかやめとくか。
ただ、追い詰められている情景が見えないな。本来、前段の段階で、何らかの劣勢の描写がいる
ところだが。
あとは、めんどくさくなったのおしまい。
全体みると、体言止めがウザイので見直したほうがいい。
>だが、他人に文章を読ませるって感覚においては、だいぶ低いので
ここ激しく同意。
他の普通の記事の方が、読んでもらおうって意識が感じられて読みやすかった。
対して小説っぽいのは全部オナニーって感じ
自分でもわかってやってるみたいだから、余計なお世話かもしれないけど
文章自体は特別上手くもないけど、下手でもない、普通のレベル
ただ上でも言われてるけど、適当に打ってるだけでこれだけ書けるならうらやましい
あとはどれだけそこから読み手を意識して、改善できるかだと思う
>>567 ありがとうございます。褒めてもらえた……のかな?
内容もオチもあるなんて言われて嬉しいです。ありがとう
ところで、悪い部分はどこでしょうか。単刀直入に言っていただけたらありがたいのですが
自分で読み返してみると、文章がおかしいというか正しくない部分が見受けられましたが……。
あと、専ブラ使ったせいで2chで見たときに見づらい改行になっていました。すみません
花火の弾ける音が地響きのように窓を揺らすのです。
ヘッドホンを越しでもその震えが伝わってきて、僕は堪らず逃げ出したくなり、
部屋中をうろうろしてはどこか隠れる場所を探すのですが、
その跫音はどこまでも付きまといトイレや布団の中にまで易々と入ってきては
何か正義やら道徳やらを審判じみた声で語りかけてきます。
不思議と耳を塞ぐことは躊躇われました。
僕はその声をじっと静かに聞いていなければならないような気がして、
目を伏せ、布団の上で正座を組み、すっかり冷たくなった両手でぐっと拳を握り膝の上に載せ、
そうして口を縫われたように聞き入っていると自分が全く度し難い悪であるような気がして、
何もかもに頭を地面にこすりつけて許しを乞いたい気持ちになりました。
でもそれが何なのかは皆目検討つかず唯々申し訳ないやら悲しいやらで、
気分はますます沈み、酒なんかに手を伸ばしてから初めて、
腹を暴かれたように青黒い魂に気づかされどうしようもない罪の意識を感じるのです。
酷評よろしくお願いします。
596 :
おねがいします’92:2008/07/27(日) 03:24:28
悪夢のような一週間が過ぎた。
佳奈は鉄格子のようなベッドの柵に細い手首を鎖で繋がれている。
冷たいピータイルにへたり込むように座っているその尻は、赤く腫れている。
足元に置かれた500ミリリットル入りの緑茶のパックは倒れ、残りわずかだった中身はまるで滲んだ血のように汚い床に広がっている。
「私はこのまま、どうなっちゃうの・・・」
この日初めて、搾り出すようにその口をついて出てきた言葉に、佳奈はふいに現実に引き戻された気がした。枯れていたと思っていた涙が頬を伝い落ち、全裸の白い太腿にぱたぱたと痕をつけていった。
手の届かない窓からわずかに見える茜色の空を見て、佳奈は意識が朦朧とするなかでその美しさに微笑んでいた。
あのきらきらした景色の下で、家族や友人と笑い合う日常はもう、私の人生には訪れないんだろうという諦めと、ただその美しさを湛える空に素直に感動した自分自身を見つめているようだった。
東京近郊、もう使用されなくなった総合病院の一室に佳奈が監禁されたのは、一週間前のことだった。
高校1年生として初めてのゴールデンウィークに、佳奈は秋田市からひとり東京に旅行に出てきたのだった。中学3年のとき学校のみんなと一緒に行った修学旅行とは全く印象の違う東京に興奮していた。
見るものすべてが新鮮で、特に自分と同じ年の頃の女子高生が本当に同じ時代を生きる存在に思えず戸惑っていた。
もちろん日ごろからテレビや雑誌で触れてきた、東京の女子高生というものへの憧れは大きく、この連休を使って東京に来た目的の大半はその同年代の女性に少しでも近づきたいという欲求を満たすためだった。
今まで貯めてきたお年玉を切り崩し、高校入学祝いの中からもらえた2万円を合わせて、何とか旅費と買い物の資金を準備した佳奈は、4月半ばからそわそわした高揚を味わい続けていた。
連休初日、3時間以上も新幹線に乗りながらファッション雑誌を広げながらあれこれ想像していた佳奈の前に、運命の出会いは待っていた。
>>595 >何もかもに頭を地面にこすりつけて許しを乞いたい気持ちになりました。
→頭を地面にこすりつけて何もかもに許しを乞いたい気持ちになりました。
こっちのほうがわかりやすいよね。
もちろんわかりやすさが全てではないけど、
述部が来る前に二つも「に」が来ると読んでるほうは混乱する。
一文が長いのは結構なことだけど、その場合は読みやすさとテンポが大事になるのを忘れないでください。
個人的にはすごい好き。
上で批評したところ以外は読みやすくてテンポもいいし、
罪悪感を体感的なものとしてうまく描けてると思う。
>>597 だね。何もかもに……っていう文章だと、いろんなものに頭をこすりつけているようにも取れるし。
あと、恥ずかしながら跫音って単語が読めなかった
きょうおん、ってよむのかな? こうおん?
足音のことらしいけど、それなら足音、とかそういう表現にしたほうが良かったんじゃないの? って思った
なんとなく意味は推測できるからいいけど、この字を見た時点で読む人の読むリズムが止まっちゃうから
599 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/27(日) 19:27:14
「童女マリアよ、目覚めなさい」
「…なんスか今ちょっと眠ったとこだったんスけど…えええええええっ」
「そうですマリア。私の名はガブリエル、汝に福音を伝えに来ました」
「ハァ?マジっスか。ガブリエルさんッスか?天使?マジ?やっべ、チョーウケるんすけど!」
「…かいつまんで伝えると、お前は選ばれた童女なのだから、言動に注意するように。願いがかなうのだから」
「ほんとスか。やっべ、チョー嬉しいッス!自分エリートっすね!?」
「…まあな。」
「ガブリエルさんってふたなりって噂ホントっスか?」
「うるさい。私は去る。くれぐれもゆめゆめ疑うことなかれ」
「りょーかいッス!!」
翌日
「てっめ、ヨセフ、聖書ヲタのてめーくっせんだよ!!近寄んな観られるだけで妊娠するっつーの!!」
601 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/27(日) 19:40:55
願いは見事に崩れた去った。
授業の間にぽつぽつと降り始めた小降りの雨は、帰る頃にはバケツを引っくり返したような豪雨になって地を叩きつけていた。
留三郎は一人下駄箱の前で雨を眺めている。
靴を履き替えた生徒たちが自分を追い越していき、傘を差して歩いていった。
「なんでみんな持ってんだよ…」
「お前は忘れたのか?」
後ろを見やると、文次郎が靴を履き替えて下駄箱のロッカーを音を立てて閉じたところだった。
その手に黒くて大きめの傘が握られているのが目に入り、留三郎は「あ。」と言った。
「入れさせてくれないか」
「嫌だ。お前と一緒に傘に入るなんて気持ちが悪い。」
即答。そこまで言うかと苛ついたが、玄関の外の激しい雨音をきいたら苛つきは焦りに変わった。音がさらに激しくなっている気がした。
文次郎はバツの悪そうな顔をすると、「やっぱ入ってけ」と言った。
「お前も人の子だったのか」
「ブン殴るぞ」
BLじゃないです。酷評お願いします。
602 :
おねがいします’92:2008/07/27(日) 19:48:36
好きな女の子が、
彼氏のちんぽを生で見ている、素手で触れている、しっかり握っている、
唇をそっと近づけている、口の中に入れている、しっかり咥え込んでいる、
しごきながら亀頭を舌で刺激している。
おっぱいを生で見られている、そっと触れられている、しっかり揉まれている、
舌先で乳首を転がされている、顔を両胸で挟ませている、乳首をかまれている、
乳首を亀頭でいじられてよがっている。
お尻を生で見られている、お尻をそっと触られている、料理中もちんこで尻なでられている、
四つん這いで尻の穴舐められている、開脚して尻の穴に舐めて濡らした指で刺激されている、
第一関節まで指入れられている、お尻の肉を鷲掴みにされて恥ずかしがっている。
まんこを生で見られている、まんこを指で触られている、クリトリスを歯で軽くつままれている、
クリトリスを舌先で舐め続けられている、ひだに触れられている、
大きく開いた股に顔をうずめられている、まんこに指を奥まで入れられている、
ちんこを奥まで入れられている。
激しく突かれ、揉まれ、音を立てて愛し合い、誰にも見せたことのない表情、声を上げて、
お互いの体は汗と体液が絡まり、舌は絡まり、むさぼるように互いの体におぼれ、
精液は彼女の顔、口の中、おっぱい、髪、膣、おへそのあたり、お尻、太もも、手のひらにほとばしり、
セックスを求めるために卑猥な言葉の限りを強要され、 でも好きって頬染めてる。
それが幸せだと感じている。
女はたいへんなのである
男はへんたいなのである
>>601 まず、根本的な文章作法から覚えましょう。
お願いします。
三人称単視点で秋子から見えるものを書いてみたつもりです。
出来るだけ場所と秋子の心情を理解できるように書いたつもりですが、
如何でしょうか。
真っ暗な空が頭上に広がっている。左右には黒い樹木が並び立ち、進むべき道が限定されている。
秋子が選択できるのは進むか戻るかの二択だ。
こんな夜中に出かけなければよかったと若干の後悔をしながらも山道を歩いて進んでゆく。
秋子の実家は田舎にあり家々は離れた場所に立っていて、夜ともなれば地面を照らす物が星明り
しかないような所だった。
昔なら夜の山道なら慣れっこで気にも止めないのに、都会の感覚が身についてしまったのだろうかと
思った。
去年から東京で働きはじめ、実家に戻るのは正月と盆くらいだ。正月はともかく、盆のこの場所は
何かが『違う』と吸い込んだ空気や、肌を刺す感覚、目に見える景色、全ての物が自分に告げてくる
ように思えてならない。
だが、多分自分の気のせいだろうと秋子は結論付けた。夏なのに肌寒い風が秋子の頬を撫でてゆく。
秋子の背後の、黒い木々の隙間でがさりと音がした気がする。しかし、そちらを見ても動く物は何
もない。これも気のせいだろう。
606 :
2/2 ◆fdy.s5zlIs :2008/07/27(日) 22:11:11
――でも、気のせいならここまで続くのは、何か変だよね……?
先ほどから何度も葉がこすれるような音が聞こえている。それも決まって秋子の背後から。その事に
気付いた秋子は背筋が寒くなった。そして、でも……と思い直す。背後からばかり聞こえるのは多分、
秋子自身が背後を気にしているためだろう。意識が集中しているのだ。きっと同じような音はそこかしこ
から聞こえ、背後の音のみが強調されているだけに過ぎない。
じゃあ、先ほどから音がだんだん近づいてきているのも気のせい……だよね。
秋子のすぐ後ろから葉がこすれる音が聞こえた。この距離で聞き間違えるはずがない。絶対に何か
音の発生源があるはずだ。
そう思って、秋子は振り返った。
607 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/28(月) 00:12:28
読めるでしょうか。お願いします
<1/3>
「あっ、裕ちゃん。おはよう」
そう言って玄関で突っ立っている裕太を迎えてくれたのは、藍子だった。
藍子は裕太の初めて見るような淡い水色のワンピースを着ている。
裕太はなるべくムスッとした顔を作りながら「澄子は?」と聞いた。
「いるよ。ちょっと待ってて」
藍子はそう言うとパタパタとスリッパの音を立てながら奥の部屋へ向かった。
それを見送りながら、ワンピースがすごくよく似合っていたと裕太は思う。
自分はどんな顔に見えただろうか。
やがて奥の和室に通された。襖を開けて部屋に入ると、
澄子は大きな木の机の上で裕太の知らないキャラクターのジグゾーパズルをしていた。
こっちはもう見慣れた、袖なしに半ズボンという服装だ。
澄子の隣りでは扇風機が低い音を立てながら回転し、パズルのピースがその風によって小刻みに震えている。
「宿題手伝って」
裕太はそう言って、持っていた鞄から宿題の閉じられた冊子やノートを何冊も取り出す。
長い夏休みの間にやりそびれた宿題たちだ。
「しょうがないなあ」
と澄子は言った。
608 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/28(月) 00:14:24
<2/3>
ジグゾーパズルを片付けると裕太と澄子は向かい合って座りそれぞれ国語と算数の冊子を取る。
「藍子は宿題終わったのかな」
せかせかと漢字の書き取りをしながら裕太は聞いてみた。
「さあ、終わったんじゃない。今日だってカレシとどっか遊びに行くみたいだし」
「えっ」
裕太は思わず変な高い声を出してしまった。澄子は裕太の方を見て怪訝そうな顔をする。
裕太は二度大きくせき払いをしてからふーんと言った。
「どんなやつ?」
「写真見せてもらったんだけど、まあヤサオトコね、言ってみれば。でもわりかし優しそうな人」
こういう話をする時だけ、澄子は何故か妙にませた言葉遣いをする。
でもヤサオトコって優しい男って意味じゃなかったかな。
裕太はそう思いながら、またふーんと返事をする。
「映画部で知り合ったって言ってた。別の学校の人だって」
「いつから?」
「極々最近。一週間くらいかな」
「それで今日はどこに行くの?」
「水族館。それから映画も観るって言ってた。夜はちょっといいレストランで食事だって。頑張って貯めたバイト代をはたいて。定番ね」
「ふーん」
それだけ聞くと、裕太はそれ以上質問するのを止した。どっちから告白したのか、
その男のどこが好きなのか、そういうのは本当に知りたいことだったけど、
やっぱり知るのが怖かった。裕太はちょっとトイレと言って席を立った。
609 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/28(月) 00:16:14
トイレから戻るとそこには藍子がいた。机の上に麦茶のコップと、
ポテトチップスや煎餅なんかが盛られた器が置いてある。
澄子は扇風機の前に座って自分の分の麦茶を飲んでいた。
「裕ちゃん、勉強はかどってる?」
と藍子は言った。
「うん」
裕太はムスッとしながらそう答えた。聞きたいことがたくさんあったけど、
どういう風に聞けばいいのか分からなかった。
「藍子は宿題終わったの?」と、そんなに知りたくもないことを尋ねた。
「うん終わったよ。裕ちゃんもこれからラストスパートだね」
藍子はうふふと笑った。裕太は藍子も手伝ってよと言おうかと思ったけど、
きっと用事があるからと断られそうなので止めておいた。
「裕太よりわたしよ」
澄子がそう言ったのを聞いて藍子はまた笑った。
俺はこのあいだまで「内容主義者」と名乗っていたくらいなので、内容にからめた
コメントも残す。「この内容は好きだ、嫌いだ」みたいな批評はしないけれど。
>>595 >>596 >>601 >>607 激ウマ。いったいどうしたんだ、このスレは。夏休みか? 強いて言えば
>>595 統合失調症の症状をよく描けている。誤字「皆目検討つかず」→「見当つかず」
ちなみに俺なら「何もかもに頭を地面にこすりつけて」はこの語順で行く。「何もかも」は直後の
> でも『それ』が何なのかは皆目検討つかず で指している特別な「何」なもんで。
もし訂正するなら、後の文も直してほしい。
>>596 うーん、表現と内容が平凡、ってコメントくらいしかない。このあと目を引く描写があるかもしれないしな。
>>601 > 黒くて大きめの傘
> BLじゃないです
ご冗談をwww
>>607 三分割されているからかもしれないが、初読で
「あれ? 藍子ってカレシと遊びに行ったんじゃないの?」と思ってしまった。
読み直して、出かける前だと分かった。
>>600もほんとはうまいんじゃないの?
あ、
>>611 の最後のURLは哲学的なエンタメの参考文献なのだ。
んで、
>>605。心情を書いたと言うからには、この「秋子」の心情になっていないといけない。
しかし一読して、各文の示す心情がばらばらでまとまりがないと思った。
> 背後からばかり聞こえるのは多分、秋子自身が背後を気にしているためだろう。
> 意識が集中しているのだ。
他の部分も、秋子の意識がなにかに集中していると読ませたいっぽいんだけれど、だったら
> 去年から東京で働きはじめ、実家に戻るのは正月と盆くらいだ。
などとのんきに過去を振り返ってはいけない。真っ暗で情報を絶たれた道を歩いているのに
> 目に見える景色、全ての物が自分に告げてくる
にぎやかそうだな。闇夜でなにかが見えちゃいけないって言っているんじゃないよ。
星明かりのした目をこらしたならば、具体的になにが見えてくるよ。
この文章で俺が大事にしたい部分って
> 左右には黒い樹木が並び立ち、進むべき道が限定されている。
>秋子が選択できるのは進むか戻るかの二択だ。
これなんだが。一本道で分岐がないのが不安になる場合って、もっとこう、他になにかないかな?
答えはいくつかあると思うので、本当に夜の山道を歩くのを実感して確かめてほしい。
このままだと秋子は一歩目で蹴つまずいてしまうぞ。
>>605 三人称秋子視点は問題ないんじゃね
山道(場所)
進むべき道が限定されている。
まわりくどい言い方じゃね、要は一本道なんじゃね
左右には黒い樹木が並び立ち
変なところはくどく言い回し、肝心要のところは軽く書き流しなんじゃね
秋子(心情)
実家があり幼い頃から慣れ親しんだ道だし、この先に樫の木があるとか知ってるはずだし、たかだか一年東京に行っていただけだし、はじめて通る道の心理状態みたいじゃね
出来るだけ場所と秋子の心情を理解できるように書いたつもりですが
いつもは通らない裏路地を夜中に歩いてみました状態になっちゃてね
実家の山道という設定を活かしきれてないんじゃね、山道(場所)をうまく演出できれば
よくなるんじゃね、文章自体うまいし
内容主義者は袈裟に騙されるタイプだな。名前を変えるだけのことはある。
俺はとある自治寮が廃寮攻勢されていた折、寮籍がもう無くなっていたのに出入りしていて寮委員とも
緊張関係にあったことがある。早々に見切りをつけて出て行った者ら、学部とてんびんにかけていずれにも
対応できるよう荷物は置いて幽霊寮生になる者ら、実際に日常は変化していた。その空白を狡賢く利用する
者、つまり俺である。しかし、俺が居ることの効果はある。それは俺のルックスにある。俺のルックスは、寮生としての
袈裟に相当するからだ。そのことは決して語られることは無い。
さて、俺はその日も空き部屋にうち捨てられていった布団にくるまって、四角四面な寮委員に見つからないか
若干怯えつつ夜を過ごしていた。5年前、どうにもこうにも機能不全だった寮委員会を俺も立て直しの一助を
担ったのだから皮肉なものだ。寮風呂を掃除した時の、人脂にまみれた貞子もびつくりのどろりとした髪の毛塊を
俺は生涯忘れることが無い、さておきその夜、誰かが二階でドッレドッシ♭ラッシ♭ラッ ラッシ♭ラッソファッソファッ
ラッシ♭ラッソファッソファッソラッシ♭ラッシ♭ソ というメロを繰り返していたのだが、一方ナンミョー連中が朗々と
題目を唱えていた。ナンミョー連中は例のあの政治団体にチョクで直結しており、一般寮生に疎んじられていた、が、
一般寮生も一般学生に疎んじられていたのだからさして問題ではなかっただろう。
その刻、俺はナンミョーの唱える題目と、不思議なことにシンクロした感覚を覚えた(二重表現。題目は研ぎ澄まされ、
意味は当然判らないのだが、詠唱が斉唱の度合いを清めてゆきまさに俺を媒介にしておんは一体となっていったのだ。
と、俺は、『誰かの怯え』を、おんに見出した。一体になることに躊躇い、それを直覚されたを狼狽したおんがあったのだ。
それは、内容主義者にはとても見出せる差異ではなかった。俺は『あ、とういづか…』と悟った。そして、またひとつ、
ナンミョー連中、創価学会公明党に希望を見出す東大生という者らへの視線を異にすることになったのである。
私信:ドラゴン先生!岡田センセのいつまでも〜をお読みになったんれすか!!ご自愛くらさい。。。
616 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/28(月) 04:12:14
内容があるようで内容な文章を内容主義者はどう斬るのか。
「斬りようが無いよう」
などと言わせないほどの迫力が内容にあるようにも無いようにも。
ぜひとも袈裟懸けに一刀両断希望。酷評するーも、ためされる大地。
スルーするーと怯えます。
ちなみに南無妙法蓮華経 とは、「ほうれんげきょうよりすばらしいものわないよう」という意味である。
そのくらいは知っている。
大地て。
バサロかよ!
である。
大地て。
パール・バックかよ!
である。
コレハフツウダナ。デアル。
大地て。
FIRE!FIRE!かよ!
である。
コレハワカリニクイナ。デアル。
ちなみに、最後の大地くんは今年やっとこハタチだそうである。十日間以内に新聞で散見した。
AKINAはグラビア。俺はNATSUが好きなのやが。爆裂お父さんでジャイアントスイングされたコである。
622 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/28(月) 07:12:06
623 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/28(月) 07:27:32
>>601 >靴を履き替えた生徒たちが自分を追い越していき、傘を差して歩いていった。
視点の揺らぎ
俺も酷評してみよう。
さっそく
>>605-606から。
>じゃあ、先ほどから音がだんだん近づいてきているのも気のせい……だよね。
この部分、三人称じゃないんじゃないの? まあ、このぐらいは別にいいとは思うけど、わざわざ三人称単視点て宣言するんだから、もう少し注意してほしいと思う。
>秋子が選択できるのは進むか戻るかの二択だ。
とりあえず秋子は今、人生の岐路に立っているのだろうと自分は解釈した。
けれど、その後の文を読んでも秋子が何かに悩んでいるようには見えず、
現状では凄く浮いた文章にしかなっていない。
なので、この文章が浮いてしまわないよう、もう少し
秋子の心情や現在の立ち位置を掘り下げたほうがいいんじゃないかなと思う。
>秋子の実家は田舎にあり家々は離れた場所に立っていて、夜ともなれば地面を照らす物が星明り
>しかないような所だった。
唐突な一文。しかもこの文章は厳密には秋子の田舎の説明であって、
今、秋子が実家にいるという状況をまったく示していない。
この文の前に秋子が実家に帰っていることを示す説明を入れないと変。
>正月はともかく、盆のこの場所は何かが『違う』と吸い込んだ空気や、肌を刺す感覚、
>目に見える景色、全ての物が自分に告げてくるように思えてならない。
読みづらいかな。自分だったら「正月に帰った時にここを通ったときは●●だった。
けれど、今は〜」みたいに書き直すかな。
とりあえず、全体的にもう少し表現を練るべきなんじゃないかなと思う。
書くべきものが書かれていなかったり、意味のない文章が多かったりで、
なんていうか、小説としての密度が薄い印象を受けた。
>>607-609 これはキャラクターの心情がよく描けていてイイと思った。
個人的には「藍子は宿題終わったの?」と祐太が藍子に聞く時のニュアンスが、
一度目の時とはより対照的になるよう工夫したらもっとよくなるのでは、と思う。
それと澄子の「裕太よりわたしよ」の意味がまったくわからないので、
もう少しわかるように文章を付け足してほしいかな。(ただの読解力不足なら申し訳ない)
まあ、自分だったらこう直すなという個所はいくつかあるけど、個人の趣味の違いかな。
>>615 面白そうな文章。独特のリズムがあって、個人的にはこういう文章は結構好きだな。
けど、内輪ネタなのかな?ちょっと独りよがりがすぎると思う。読者が読んでわからないだろうなと思われる単語には、
その単語がどういう意味なのか理解できるよう文章中で工夫したほうがいいのでは?
>その空白を狡賢く利用する 者、つまり俺である。しかし、俺が居ることの効果はある。
>それは俺のルックスにある。俺のルックスは、寮生としての 袈裟に相当するからだ。
「しかし」と書いている以上は前の文と逆になる内容書かなきゃいけないんじゃないかな。
勢いはあるけど、その後の文も全部つながっていなくて意味不明だな。
だからルックス→袈裟→題目→創価学会となっていくのも無理があるように思う。
>チョクで直結
頭痛がイタイみたい。でもチョクを抜かすとリズムが悪いから別の修飾語を入れるといいと思う。
いわゆるいい文章ではないと思うけど、味があるのはいいことじゃないかな。
>>624 >自分だったら「正月に帰った時にここを通ったときは●●だった。 けれど、今は〜」みたいに書き直すかな
時がかぶってしまった。修正しといて自分で間違うとは世話ないね。失敬。
628 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/28(月) 12:18:38
629 :
588:2008/07/28(月) 14:26:55
レスありがとうございました。
文章を読ませる意識がないというのは、全くご指摘の通りです。
意識して推敲しても上手く行かないので、その辺は諦めました。
誰かに読んで貰うためというより、書いて吐き出してスッキリしている感じです。
文章上手くはないとのことで、自分の意見と同じで安心しました。
本当は具体的に直すべき点なども伺いたかったのですが、URL貼ったところとは関係ないところで、若干火がついてしまったようなので、とりあえず
>>588は取り下げさせてください。
ご意見ありがとうございました。
是非もっと酷評して貰いたいので、今度また貼るかもしれませんが、その時はよろしくお願いします。
ぽまひらナンノはなしヲシている??
きょうきょういく22:25から
「名作探偵 ロリータを読みとく」がある。
絶対観るな。おれのみみる。
>>626 省略を読む前;だまれコンニャロー
読んだ後;だ、だまれコンニャロー
と、なる。
よく意味の分からない短文をたくさん出してる人は何なんだろう
>>611 ありがとう
確かに使い古されている分野ですね
頑張ってもう一ひねりしてみたいです
>>632 >よく意味の分からない短文をたくさん出してる人は何なんだろう
彼の脳内では天才らしいけど、まあ相手にしなさんなw
634 :
◆fdy.s5zlIs :2008/07/28(月) 20:59:48
酷評ありがとうございました。
>>612 酷評ありがとうございます。
確かに秋子になりきれてなかったかもしれません。
もう少しどんな場面か想像力膨らませて見たいと思います。
>>613 ありがとうございます。
周りの風景を伝えられてない感じなんですよね。
何処を描写したらいいか、何処を簡単に説明したらいいかなどが中々掴めませんorz
褒めていただいて嬉しかったです。ありがとうございましたっ。
>>624 ありがとうございます。
なるほどー……。表現が甘いんですよね。
書くべきものとか、あまり書かなくていいものってよく判らないですけれど、
物語にあまり関係ない説明は省くとして、どの辺りを詳しく書いたらいいでしょうか?
もしよろしければご教授ください
ああいうくだらない「批評」をする奴の自作が読んでみたい。
チキン過ぎてダメかw
ああいうって何?
637 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/29(火) 00:13:50
恋空の文の問題点を、こと細かく指摘出来る奴が酷評をやるべき
今の段階だと「何だこの文章wwスイーツ(笑)www」と大して変わらない
639 :
624:2008/07/29(火) 02:30:07
>>634 正直なところ、634の小説が何を書きたいのかわからないので、何を詳しく書けばいいのかは自分にはよくわからん。
なので教授なんてできないし、そもそも自分は人に教授するほど偉くないがそれでも指摘するなら、
まず、秋子が何者なのかを説明したらいいんじゃないかな、と思う。
とりあえず秋子が社会人2(1?)年生というのはわかるけど、それ以上の人となりがわからないので、物語に入りづらい。
(小説のテーマにもよるけど)社会人の秋子にとって、今回の帰郷がどういった意味を持つのかとかも書いたらいいんじゃないかな。
あとは、何で夜道を歩いているのかとか、どこからどこへ向かっているのかとか、それに対して秋子は何を思っているのかとか、基本的な状況の説明かな。
そういった現状をしっかり読者に把握させた上で、秋子に何かが起こって、そしてどう変わったのかというのが書けるんじゃないのかな、と思う。
そもそも、634の小説は現時点じゃジャンルも分からないんだよね。もしかしたらホラー小説なのかな、これ。
とりあえず、ホラー小説じゃないだろうと思って文章を書いているけど……。
まあ、読者が疑問に思うかもしれないところは、その疑問が解決するよう説明文を書いて、
読者が「?」と思わないような文章にするようにしたらいいと思うよ。
640 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/29(火) 04:41:07
>>610、
>>625 ありがとうございます。
>>625 推敲が足らずに分かり辛い部分や余計な言葉が多かったようです。
「裕太よりわたしよ」は「わたし」の方が裕太より頑張っているというニュアンスです。
言葉足らずで(もしくは余りで)。改稿します。
ありがとうございました。
朝の情景を書いてみました。情景描写としてどうでしょうか。
窓の外の黒が空高く吸い込まれ薄れ始めた。重く佇んだままの灰色の雲が姿を現す。
近くの国道を運送用なのであろう、トラックが大きな音を立てて走り去っていった。
束の間破られた静寂は、やがてまた綿布に染み込む水のようにしっとりと辺りに広が
った。そんな閉じた音の繰り返し。
空にカラスの鳴き声が響いた。朝一番に目を覚ます鳥の高らかな目覚めの合図だ。声
はまだ明けない空のきりりと冷えた大気を一気に駆け巡る。他の鳥たちを目覚まさせ
るのだ。
ほらね、小鳥が目覚めた。
始まった新しい今日を祝福するかのように澄み切った囀りを繰り返し始める。次第に
大きく重なっていく音色に、寝ぼけ眼のヒグラシが返事をしてしまった。つられてか
他の蝉たちも起きてしまったみたいだ。
そんな朝の音色を開けたままの窓から流れ込んでくる空気が私に届けてくれる。アパ
ートの床に寝転んだまま、閉じたままのレースのカーテン越しに空を見ている私の肌
を、気持ちのいい冷たさで撫でていく。
私は目を閉じて、そんな空気を大きく吸い込んだ。淀んでいた体内が引き締まってい
くような気がした。
聞こえてくる鳥たちの声や蝉の声はどうやらかなり空気に馴染んできたみたいだ。ま
た様々な音に包まれた夏の暑い一日が始まる。
目を開く。窓の外に、紅く仄かな朝焼けが広がり始めていた。
こんな絶え間ない変化を続け、今日も日は昇るのだなと妙に感慨深く思った。
私は再び目を閉じた。ずっと忍んでいた睡魔が思い出したかのように訪れる。黄金色
に輝く太陽に光を瞼に感じながら、私は深い眠りに沈んでいった。
すごい酷評だから、覚悟してな。
ポエムとしては良いが、小説として読むなら非常に分かりにくい。
メインがおろそかになっている。
何が一番言いたいんだ?「私」が気持ち良く眠れるに至る過程を書きたいのか?
>私は再び目を閉じた
>ずっと忍んでいた睡魔が
徹夜明けなのか、二度寝なのか分からない。
>重く佇んだままの灰色の雲
>黄金色 に輝く太陽に光を
結局曇っているのか、晴れているのか分からない。
>ほらね、小鳥が目覚めた
唐突過ぎる。私が言っているのなら、すぐ後に「私」を出してやるべし。
もったいつけて私を最後に出したいなら、全文を見直すべし。
>トラック
これを持ってくる必要性は特に感じない。
あと全体的に、こそあどの使いどころを間違っている気がする。
辺りが少し明るくなる→トラックの音→静寂→カラス→小鳥→ヒグラシ→他の蝉
「私」が朝らしい音と空気を感じる→日が昇り明るくなる→寝る(徹夜明けで眠い)
きっとこういうことなんだろうと予想して直してみた。
窓の外の闇が徐々に姿を消して、代わりに薄く佇んだ雲が空一面にその本来の色を見せ始めた。
突然、けたたましい音が一瞬辺りを支配した。
ハッと心臓に響くその音は、近くの国道から聞こえてきたようで、
私はあまりの不快さに瞑っていた目を開かずにおれなかったが、
その怒りを持っていく間もなく、トラックは当たり前のように通り過ぎていった。
「ああ、もうそんな時間か。」
今一度訪れた静寂を感じようと耳を澄ましてみると、
どこか遠くで一匹のカラスが鳴いたような気がした。
それに呼応するかのように、他の鳥たちも次々と朝一番の歓声をを上げ、
まだ肌寒い大気の隅々までその美声を溶け込ませる。
ごめん、めんどくさくなってきた。
なにがめんどくさくなってきた、だよ
途中でやめるくらいなら最初から書き込むな
批評してもらうんだから誠意を見せろよ、クズ
646 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/29(火) 11:29:00
またリライト厨のカスか。
647 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/29(火) 11:48:01
・窓の外の闇
・突然、けたたましい音が一瞬辺りを支配
・心臓に響くその音
・私はあまりの不快さに瞑っていた目を開かずにおれなかった
・その怒りを持っていく間もなく、トラックは当たり前のように通り過ぎていった。
・「ああ、もうそんな時間か。」
・今一度訪れた静寂を感じようと耳を澄まして
・どこか遠くで一匹のカラスが鳴いたような気がした。
・それに呼応するかのように、他の鳥たちも次々と朝一番の歓声をを上げ、
・まだ肌寒い大気の隅々までその美声を溶け込ませる。
うわあああ、日頃ラノベばかり読んでるって丸分かりの作文だな。
これで直してやってると得意げなんだから、恥知らずもいいとこ。
648 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/29(火) 12:08:03
で、そのラノベ程度の文章も書けないお前は何?
やたらリライトしたがる奴って、視野も識見も狭すぎて、リライトなんて
おいそれとできないもんだってことを分かってないんだろうな。
それはそうと、
>>647で指摘されてるようなありきたりの文例をいかにも仰々しく
使ってしまうのは、ひとえに文体意識が低い証拠。これじゃ滑稽文だ。
美文名文を書く必要はないが、ステロタイプに従属して『自分は書けている』なんて
幻想するのは恥だぞ。
650 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/29(火) 12:30:54
仰々しく書いたつもりは一向にないが、
そんなに高尚な奴らがこのスレにいるとは思えん。
晒しもせず、リライトもせず、
結局酷評受けるのがイヤだって事を
さも、高みを目指してるかのように言うなよ。だせっ
651 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/29(火) 12:33:38
ちなみに俺は書けてるなんて思っちゃいねーよ。
小説書き始めて今日で2週目だしな。
思える訳がねーだろ。
陰媒に陰媒返しされたからって
てめーが清純なお肉体に戻るわけじゃねーことを
観念しやがれー
大野も大物気分味わうわ股間は気持ちいいわで
言うこと茹子だったわけだ 支那。
挿れる挿れないを決めるのが男。
採配誤ったのは坊やだったからと言う他無い,
のであ る。
なんか荒れてるなぁ
正直、酷評する人に、酷評するだけのレベルがあるかってのが気になる
スレチだけど、どうやって相手を批評したらいいの?
今度いろんな人の文章を批評しないといけないことになったんだけど、正直そんなにいいと思えない文章も多い
(ラノベっぽいのが嫌いだから、そういう文章を嫌っているってのもあるかもしれないけど)
で、あまり酷評したら相手が悲しむだろうし、でもその人の文章の悪い点についてははっきりと言いたい。
どんな風に批評したらいいのかな
>酷評するだけのレベルがあるかってのが気になる
それはオレもオモタ
要するに酷評スレ住人は全員資格なしってこったな
いや、資格がある人ってのもいるだろうけど、意味不明な酷評されたらがっかりするというか、酷評にもなっていないというか……
658 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/29(火) 15:27:44
匿名掲示板にそんな高レベルを求めるのがどうかしてる
酷評する側も素人と言う事を理解した上で投稿するべき
まともな批評をもらったらラッキー、位に考えるたらどうだろう
それと、自ら望んで酷評スレにレスしたんだから文句自重
ちょっと「チョリーッス!」とか
カキコ醜くなったわ。
竹島を巡る日本の← ロビー活動スレを
観て来たもんでなである。俺ってやっぱり素直である。
660 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/29(火) 15:48:00
勘違い批評も酷評の対象だろ。
自分は好き勝手酷評して、いざ自分の批評文が酷評されたら逆ギレる。
見苦しい。
他人の文章を斬るならば、同等に別の人間からも斬られる覚悟は持て臨めよ。
俺ってやっぱりつまらないのであーる。
以てな。
>>660 よく逆ギレするおっさんがいるね。
「酷評してやったんだから、ありがたく思え」とか、コーヒー吹きそうになったw
目指す文章が違うのだろうけれど、このスレで温度差を感じるのはこんなときだな。
ある小説家は作品を書きあげると、最初に無学の妻に読んで聞かせて、お話が分かるか、
難しいところがないか、確認したそうだ。妻がつかえたり、理解できなかった部分は修正した。
酷評者にレベルを求める人だと、「そんなことも読んで分からないのか」と、つっこみ
そうだなw
665 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/29(火) 17:11:24
>>664 一例を持ち出して一般論化するところが分かりづらい。
無料でお手軽にハイレベルな批評を求める奴は、どんだけ図々しいのかと。
それなりの批評が欲しい人は、教室なり講座なりで妥当な対価を払えばよろしい。
確かに誰にでもよく分かる文章にするのは前提として当然あると思うけど、この板に来る人って、そんなに無学なの?
わざわざこんな掲示板のこんな板に来るような人が?
668 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/29(火) 17:24:14
つか、批評求めてる人間が文句言ってると思ってないか?
普段批評してる他のスレ住人が、これは酷いと思う批評に文句言ってるんだが。
>>668 匿名の上に、この板はIDさえ出ない板だからな。
>>668の主張が真実かどうかも立証できない。
670 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/29(火) 17:36:54
671 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/29(火) 18:15:18
なるほど、だから
酷評者にレベルを求める人だと、「そんなことも読んで分からないのか」と、つっこみ
”そうだな”w
ってのは断言してないから別にナンセンスではないってことかぁ
てかある程度の信頼を置くのはダメなの? きっといい酷評がもらえる、って思っていたのにやる気のないものだったらへこまない?
673 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/29(火) 18:25:02
自分の文章を省みてみれば?
674 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/29(火) 19:01:17
酷評したくなる文に巡り合えない。
なら、自分で投稿して自作を酷評しろ
676 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/29(火) 19:06:01
なーにを言ってんだか
適当に書いてUPして、逆ぎれ装ったらレスがつくつく200レス
678 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/29(火) 19:22:37
679 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/29(火) 19:32:27
>>678 俺w
期待していないんだ、酷評なんてものに、場があるということに感謝
680 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/29(火) 20:00:23
>>646=
>>647=
>>660=
>>668は俺だ。
物語に関わらない情景描写は、無意味。だが必要な時に情景描写を書けないと駄目。
練習文章だって本人言ってるだろ。その文章に『何が一番言いたいんだ?』は、全く馬鹿の指摘。
自分の力量の程度は知れてるから、人の文章を弄ることは恐れ多くてやらないけれど
原文の特徴を殺したクソなリライトを見みせられるとさすがに腹が立つ。
>>643の文章は
酷すぎ、いいかげんスルーされすぎ。直させろ。
窓の外の黒が薄れていって、空に重く佇んだままの灰色の雲が現れてくる。
めずらしくこんな時間に夢から覚めて、わたしはアパートの床に寝転んだまま、微睡み
の中で、レースのカーテン越しに空をながめていた。
開けたままの窓から、気持ちのよい冷たさが肌を透っていく。
目を閉じて、耳を澄ますと、トラックが近くの国道を通る、大きな音。
束の間破られた静寂は、やがて綿布に染み込む水のようにしっとりと広がり、そしてま
た閉じていく。
ようやくカラスの声が、明けきらない空の、きりりと冷えた大気を抜けて響いてきた。
朝一番の鳥達の高らかな目覚めの合図だ。ほらね、始まった新しい今日を祝福するよう
に澄み切った囀りを小鳥が繰り返し始めた。
次第に大きく重なっていく音色に、寝ぼけ眼のヒグラシも返事をしてしまったみたい。
それに釣られて他の蝉たちも起き出した。
流れ込む窓からの空気が、そんな朝の音色をわたしに届けてくれる。
一つ、大きく空気を吸い込んだ。淀んでいた体の中が引き締まっていくような気がした。
聞こえてくる鳥たちや蝉たちの声はどうやらかなり、空気に馴染んできたみたいだ。夏
の音に包まれて、暑い一日がもうすぐ始まろうとしている。
薄く目を開けると、窓の外に紅く仄かな朝焼けが広がり始めていた。
こんな絶え間のない変化を続けながら、今日も日は昇るんだ、と妙に感慨深くなった。
体を少し伸ばしてから軽く目をつむると、どこかに忍んでいた睡魔がまた訪れてきた。
黄金色に輝く太陽に光を瞼に感じながら、わたしは深い眠りに沈んでいった。
・5W1Hを明確に出す。
・置かれた状況を分かりやすくする。
・同じ言い回しを立て続けにつかわない。
・何遍も読み直す。
681 :
◆fdy.s5zlIs :2008/07/29(火) 20:28:21
>>639 重ね重ねありがとうございます。
主人公の背景ですね。意識して見ます。
もう少し上手く内面を書けるように頑張りたいと思います。
今回書いた文章では、情景と怖がっている心理、
そして場所自体を印象付けようと思って書いてました。
急にほらね、とかそういう口語使う手法はどうなんだろ
そこだけ、他の部分との調和が取れていないような感覚があるけど
>>680 あんまり
>>643と変わらんよ。
ただ、テンプレみたいなもんだけど。
>・5W1Hを明確に出す。
>・置かれた状況を分かりやすくする。
>・同じ言い回しを立て続けにつかわない。
>・何遍も読み直す。
これをふまえた上であなたの文章を読んでみたい。
>物語に関わらない情景描写は、無意味。だが必要な時に情景描写を書けないと駄目。
>・5W1Hを明確に出す。
>・置かれた状況を分かりやすくする。
>・同じ言い回しを立て続けにつかわない。
>・何遍も読み直す。
ここら辺は基本的な文章作法だから覚えておくといい。
でも、この酷評スレって何でも投稿していいのか?
個人的な意見だけど、書きたてほやほやとか、30分で書きました、とかはよくない気がするな。
もちろんリライト側もな。
特にリライトは投稿者が望まない限りはするべきじゃないと思うな。
685 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/29(火) 20:36:23
>>682 自由間接話法の類。単調な文末に変化を入れると同時に
口語的一人称に近づけ、主人公の色を出す方法。
さすがに、「ほらね、」は痒いが、
「今日を祝福するように澄み切った囀り」
「寝ぼけ眼のヒグラシも返事をしてしまった」
「それに釣られて他の蝉たちも起き出した」
のもっと素面で読むと痒くなるような文章から
目を反らさせる(調子を合わせる)きっかけには
なかなか有効だと思えたので、残した。
>物語に関わらない情景描写は、無意味。だが必要な時に情景描写を書けないと駄目。
>・5W1Hを明確に出す。
>・置かれた状況を分かりやすくする。
>・同じ言い回しを立て続けにつかわない。
>・何遍も読み直す。
幼児用の絵本でも読んでろよw
687 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/29(火) 20:54:05
680はかなりうまいと思うけど。
多分、状況描写としては原文にかなり忠実だし(必要な付け足しはあるけど)、
文章はなかなか滑らかになっている。
683はどうか知らないけど、とりあえず643は釣りじゃないの?
>>686 誰に向けてか書いておかないと、余計な火の粉を浴びるぞ。
俺はリライト厨なので、こういう展開になれば、書かせて貰おう。
>>643をリライトだ!
コンセプトは、「無駄な描写をばっさり切る」ってことで。
夜の闇が明け、灰色の雲に光りが差し始めた。
近くの国道をトラックが通り過ぎる音が聞こえる。
つかの間の静寂が破られる。
カラスの鳴き声が、朝の冷えた気行くに駆けめぐる。それが他の鳥たちの目さまさせてゆく。気温が上がるつれ、
蝉の声がまばらに起こってくる。
私は、アパートの床に寝ころんだまま、それらの音を聞いていた。まだ冷たい風が私の頬をなでる。それが心地
よい。
目を開くと、窓の外に紅く仄かな朝焼けが広がり始めていた。
今日も日は昇るのだな、とおぼろげに私は思った。
もう一度目を閉じる。私は再び眠りに落ちた。
しかし、空の風景が見えているのに、途中で目を開くっても変だな。
>>686 現代文学派ですね。いわゆる
>>653 >>659 こういう文章。けど、これ自動筆記と何が違うんでしょう?
哲学ならば哲学の本を読む方がマシですし、
言葉そのものの味を追求するなら詩でも読みたいと思うのが
普通だと思いますが。
>>689見ると返答する側も問題ありって事が良くわかる
>>691 ダメだなw
そういう時は、「俺のリライトの方が上だ! 貴様など、ラディッシュレベル!」と言って、
自分のリライトをださんと。
文字数を超えたので2分割しました。
酷評お願いします。(1/2)
うだるような暑さが続き、連日続く煩わしい蝉の合唱は年々音量が減少の一途をたどっている、気がする。
アブラゼミか、クマゼミか。
名前は変われど、耳に響く五月蝿い鳴き声であることに変わりはない。
こう暑いとニュースの中では熱中症の対策を競って特集。
症状を訴える人の数は、蝉の鳴き声とは対照的に年々増加だそうだ。
そんな暑い日差しの中、スーツを着て作業をする俺達は
言ってみれば熱中症予備軍ではなかろうか。
暑さに拍車をかけるように、青いビニールシートが俺たちの頭上と周囲を取り囲みまるでサウナの中にいる様だ。
その中で男共が固まって作業してれば、夏でなくとも不快指数はたちまち上昇。
それに独特の異臭も手伝い、いい具合で不快指数メーターは数値を振り切らんばかり。
そのまま熱中症になってニュースの統計にカウントされないことを願いたいものだ。
「新入り!」
この声が一番の不快指数の原因だと思いながらも返事をする。呼ばれた「目的」は最初から分かっている。
「見るのは、初めてか?」
「はい」
「今のうちに見慣れておけ、これは酷ぇ方だから見慣れるには丁度いいだろうよ」
見ろ、と急かされるわけはない。
ただ、見なければならない立場にある以上、見なければならない。
続き(2/2)
「…………うっ」
視線の先に横たわっていたのは少女の死体。
顔が半壊しており、顔だけでは性別の確認が難しいほど。
鼻から下が後頭部に向け陥没しており、口の辺りを鈍器で強打したようだった。
また顔の左半分は火傷のように皮膚が爛れ、右目はかっと見開いたままだった。
「ほれ、見てみろ」
上司から差し出されたのは死体の右手。
右手には小指が「無かった」
ただ「無い」のではない。引き千切られたように抜け落ちているのだ。
小指の付け根が酷く捻じれており、回して千切り取ったのではないかと推測できた。皮膚が不揃いに並んでおり、引っ張られた為か指の付け根から骨が飛び出している。
「後頭部の下にある土がへこんどるだろ、地面に寝かせてから重いもんで顔面を一撃、だ。酷ぇことしやがるもんだ」
俺の吐き気はもう限界だった。
トドメは上司のその一言で俺の頭が想像した場面だろう。
俺は青いサウナから外へと飛び出した。
「やっぱ、こいつぁ新人にはキツイかぁ」
そんな上司の言葉が聞こえた気がしたが気にする余裕は俺にはなかった。
695 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/29(火) 21:45:39
重なっていたものが消えるとき、それらを呼び出した文字たちは責任を問われない。後悔もなく私はぽつりとある一点に存在する。
携帯を閉じる。部屋を出、マンションの通路で午前0時の街の景色を眺める。
そこには人があるのだった? 私には判らない。
チョコレートを買おうと思って24時間営業のスーパーへ向かう。
メイドが頭に被るようなやつがマンションの生け垣に引っ掛かっている。
手に取って臭いをかぐ。良い匂いだったのでポケットにしまう。
後で気付いた事なのだがその匂いは先ほど頭を洗った自分の手の匂いだった。メイドのやつは捨てられた。
696 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/29(火) 22:17:23
近所の子が変身した。アニメ化はされていない。
なんでもコンビニのゴミ箱をあさっていたらジャングルを抜けて王国に辿り着いたらしい。彼女はまだ中学二年生だった。世界史は習っていただろうか。
僕はバイトを探していた。彼女は名前はなつみという。なつみは失踪した16歳の王女を探していた。
「おおお嬢様ー!?お嬢様?お嬢様ー!」
「王女様をおさがしかな」
かぶと虫みたいな人がなつみに問掛けました。
「違います!わたしが探しているのはお嬢様です!」なつみは決然として言い放ちました。
「嘘おっしゃい!王女様だろう!」
「ちがうもん!お嬢様を探して下さいって言われたんだもん!」
「お前の聞き間違えだろうが!」
「聞き間違い!?」なつみは考え込みました「聞き間違いですって」なつみは顔を上げてこう言いました。「聞き間違いってそれどういうことよ!?」
かぶと虫みたいな人は答えました。「聞き間違いというのはな、聞いたことを間違えたことを言うんだよ。」あっはっはっはっとかぶと虫みたいな人は高らかに笑いました。
「ご親切に教えて頂いてどうもありがとうございました。おかげで助かりました」なつみはぺこりとお辞儀をしました。
「どういたしまして」とかぶと虫みたいな人は言いました。
なつみはかぶと虫みたいな人と別れてまた探し物をはじめました。
「おおお嬢様ー!?お嬢様?お嬢様ー!」
おしまい
まあ、リライトするってーのは自分に批評能力がないっていってるようなもんだからな。
どこがどうよくてどこがどう悪いか説明できないから「俺ならこう書く」って言ってるわけだし。
少なくとも「評価」してないんだからリライトはスレチと言ってもいいように思うが
本当にいつも思うんだけど、普通の文章とラノベの文章って違うものなのかな?
俺ラノベ嫌いになっちゃって、全然読まなくなったんだけど、これはラノベの影響なのかな? って文章もあるし
もしラノベ作家を目指している人で、ラノベの書き方を勉強している人に対してラノベを知らない俺みたいなのが
物知り顔で批評するのもまずい気がしてくる……
ツッコミどころが多すぎるというケースもあり得る
>>693-694 >暑さが続き、連日続く煩わしい蝉の合唱は年々音量が減少の一途をたどっている
一般的な表現では暑くなる程、蝉の声がうるさくなる
>耳に響く五月蝿い鳴き声
うるさいのは頭に響く。耳に響くは聞こえるだけ
>青いビニールシートが俺たちの頭上と周囲を取り囲みまるでサウナの中にいる様だ。
これは逆に涼しくなる
文体のうんぬんかんぬんは面白いと思うから、このまま行ってみれば?
>>607-609 >「あっ、裕ちゃん。おはよう」
>そう言って玄関で突っ立っている裕太を迎えてくれたのは、藍子だった。
こういう出だしって、ここ数年多いな
なんかえらいことになってんな。
俺は
>>680より
>>643のほうが面白いと思うが。
読み手をを惹きつけるという意味でな。
702 :
700:2008/07/29(火) 22:47:47
>こういう出だしって、ここ数年多いな
>>607の一行目と二行目の組合せって意味ね
>>693>>694 長文批評失礼します。(1/2)
>うだるような暑さが続き、連日続く煩わしい蝉の合唱は年々音量が減少の一途をたどっている、気がする。
>蝉の鳴き声とは対照的に年々増加だそうだ。
一行目で詰め込みすぎではないかと思います。
増加するものと減少するものを対照的にと、そういう意図だと思いますが、「煩わしい」「五月蠅い」という表現と
「年々音量が減少の一途をたどっている、」という表現は主張が少しすれ違ってませんか?
この部分が示しているのは何なのか。
最終的にはどれくらい暑いのか、ということなのですよね?
もう少し整理してみてはどうでしょう。
>顔が半壊しており、顔だけでは性別の確認が難しいほど。
顔が、顔だけでは、と2回繰り返されていますね。「顔だけでは」の部分だけで十分ではないですか?
「半壊」だけでは具体的ではないので「性別の確認が難しい」と付け足すのはいいと思います。
ただ、言葉の位置を工夫してみてはいかがですか?
(「性別の確認が難しいほど顔が半壊している。」等)
>>693>>694 長文批評失礼します。(2/2)
>鼻から下が後頭部に向け陥没しており、口の辺りを鈍器で強打したようだった。
ちょっと想像しにくいです。
「後頭部に向けて」という部分が少し余計な気がします。
「鼻から下」と「口の辺り」というのは大体同じ場所を指してますよね。
これもどちらかはいらないのではないでしょうか?
>俺の吐き気はもう限界だった。
この部分に至るまでに主人公の感情描写をした方がいいと思います。
状況は書いてありますが、それに対する主人公の感想が無いです。
これを書くと主人公への感情移入がしやすいです。
>「後頭部の下にある土がへこんどるだろ、地面に寝かせてから重いもんで顔面を一撃、だ。酷ぇことしやがるもんだ」
>俺の吐き気〜
>トドメは上司のその一言で俺の頭が想像した場面だろう。
「」内と、[トドメは〜場面だろう。]の部分はすぐ後に無いとわかりにくいです。
[俺の吐き気〜]の部分を>トドメは〜場面だろう。]を入れ替えてはどうでしょう。
>>693-694 冒頭の文章が聴覚に頼るのはあまりオススメできないかなぁ。
音がどこから聞こえてくるのかという方向性がわからないので、
読み手には頭の中で絵が描きにくいのです。
冒頭はやはり視覚に訴える文章のほうがいいかなと思います。
あと主人公は新入り君なんですが、『新入り!』と呼ばれるまでの描写に
いまいち若さが感じられない気がします。暑いんだけど頑張ってます!
みたいな勢いというか張り切った感じが欲しいです。
もう一つ気になったのは、後半部分の仏さんの描写。
新入り君による仏さんの観察描写がリアルすぎます。
新入り君が気持ち悪さを堪えて仏さんを見てるのなら、
新入り君による仏さんの描写はもう少し断片的にして、
ベテラン上司の冷静な台詞を織り交ぜたほうが臨場感が出ると思います。
もっと言えば、新入り君には仏さんの死因をあえて想像させないほうが
仕事の厳しさや新入り君の初々しさが出るんじゃないでしょうか?
なんか、荒れてるね。でも、ま、気にせずまた酷評しよっかな。
とりあえず、
>>641から。
正直、「私」にとって、この朝の情景が何なのかがいまいち伝わってこないかな、と思う。
黒色→灰色→紅→黄金色と夜から朝になっていく様子がプラス方向(だよね?)に描写されているのに、なんで最後、「私」は眠ってしまうのだろう? 朝の情景描写とそれを受取る私の心理がちぐはぐな印象を受けた。
ただ、単に朝の景色をスケッチしただけでというなら、まあ、これでも別にいいのかなとは思う。
でもその場合、もう少し簡潔な描写でもいいんじゃないかな、とも思う。
まあ、そこは人それぞれだろうけど。
>そんな朝の音色を開けたままの窓から流れ込んでくる空気が私に届けてくれる。アパ
>ートの床に寝転んだまま、閉じたままのレースのカーテン越しに空を見ている私の肌
>を、気持ちのいい冷たさで撫でていく。
これは主語が後ろに来ているからわかりにくい文章になっている。頭が重い文。
もしかしたら、外の音→窓→内の私、と風の動きで
視点移動の効果とか狙っているのかなとも思うけれど、
それ以上に読みにくさが勝ってい気がするので、直したほうがいいんじゃないだろうか。
あとは、朝の景色としてはありきたりな描写だなっていうのが個人的に気になった。
「私」だからこそ見える(聞こえる)特別な朝の情景というのを入れたらいいんじゃないかな。
そういうのがあると、「おっ」て人を引き込ませる気がする。
>>693-694 >うだるような暑さが続き、連日続く煩わしい蝉の合唱は年々音量が
>減少の一途をたどっている、気がする。アブラゼミか、クマゼミか。
文章が変で、面白いと思う。
ただ、後半は普通の文章になっていて、最初に提示した面白い文体が徹底されていないのはいただけない。
>トドメは上司のその一言で俺の頭が想像した場面だろう。
「想像した場面」がなんなのかわかりづらいので、直したらいいんじゃないかな。
こんな回りくどい表現を使わず、上司の一言を聞いて、
殺害風景を想像して、吐き気をもよおしたって
わかりやすく書いたらいいんじゃないかな、と思う。
あと、ところどころ「てにをは」とか文法など気になる部分がある。
そういった部分も直したらいいと思う。
708 :
1/3:2008/07/30(水) 02:02:17
右斜め後ろからの右ストレートが私の少し右を掠めたから。
振り向いた。
驚いて。
何も言えずにいる私に向って彼は言った。
「おまえ、絶対に許さないからな!」
それが彼と私の出会いで。
劇的と言えば、劇的だけれど、
今ではただの笑い話でしかなくて。
その話をすると、彼はどうしようもなく、苦笑いをするのだった。
「おまえが遠坂だな。勝負しろ!」
これが彼の二言目で。
「遠坂?」
これが私の一言目だった。
709 :
2/3:2008/07/30(水) 02:03:09
結局勝負は彼の間違いで。
遠坂っていうのは、当時、その辺りの中学をシメていた、女番のことらしい。
なんでも、彼の友達がその遠坂って子にやられたとかで。
そして、その遠坂さんと私を何故か彼が誤認して、
果し合いを挑んできた、ということである。
そのあと、彼が遠坂さんとの果し合いに成功したかは知らないことになっているけれど、
ほんとは知っていて。
そのことを彼が知ったら、彼は悲しむかもしれないから、
知らないことにしている。
彼は、幼少のころはすごく勝気で、
それで度々何か問題を起こしていたけれど、
そういうところが好きだった
だって、彼はいつも誰かのために動いていたから。
710 :
3/3:2008/07/30(水) 02:04:06
ほんと、あなたのことを思い出すと切りがないよ。
もう、出来ないって分かっているけれど。
無理だって分かっているけれど。
戻ってきて。
いつでもいいから。
いつだっていいから。
私、あなたを待ち続けるから。
いくつになっても。
「ねえ、ママー結局パパはどんなパパだったのー?」
「……それはね」
---
タイトルは遠坂です。
よろしくお願いします。
『幼少のころ』、イコール中学校に通う年頃と認識して使っているのか?
歳は関係なく、精神的に、おさない、子供という意味で使っているのか?
>彼は、幼少のころはすごく勝気で、
彼は結婚して、幼い子と妻になった語り部を残し逝ってしまった。
>「ねえ、ママー結局パパはどんなパパだったのー?」
この台詞に対比させる為に、わざわざ『幼少のころ』を使ったのかもしれない。
もしくは、無意識に対比させるような語句を選んでしまったのかもしれない。
四歳(仮に)の幼子は勝気な面があり、
逝ってしまった彼の面影を幼子に重ねるエピソードとして、導入部を活かすつもりなら
わかるが。単に『幼少のころ』と読まされても、目が躓くだけ、だと思う。
骨組みだけの短い文章だけど、きちんと書けばいい話になるのでは。
しかし、四歳(仮に)の幼子が、『結局』なんて語彙を持ち合わせてるかね。
残された子供が何歳なのか謎。
712 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/30(水) 04:50:59
深読みキモスw勝手にコロスなよw黄泉の国から戻ってくんのかよw
待ってるんだせw離婚じゃね
いや、未婚の母。十四歳のときできた子。
「ねえ、ママー結局パパはどんなパパだったのー?」
「……それはね」
>>708 長文批評失礼します(1/2)
>右斜め後ろからの右ストレートが私の少し右を掠めたから。
>振り向いた。
右斜め後ろ、右ストレート等、描写が具体的過ぎますね。
後ろを向いているなら見えない位置ではないでしょうか?
ここまで具体的に書く必要は無いとおもいます。
>結局勝負は彼の間違いで。
勝負は間違い。これで合っていますか?
人違い等なら理解できますが、この部分の意味が少し違う気がします。
詩的な文章で回想を表現する。
そういう手法は漫画、ゲーム等に多く見られると思います。
改行や句読点を使ってリズムを創り、独特の演出をする。
他の文より際立つのでシーンを簡単に印象付けられます。
しかし独特のリズム、というのは作家自体の特徴、悪く言えば「あく」です。
語感というのは人それぞれなので、かなり洗練されないと読みにくくなります。
読者を逃がさぬようによーく推敲しましょう。
>>708 長文批評失礼します(2/2)
(ここからは私の感覚なので無視していただいてかまいません)
終わりにかけての部分。
>いつでもいいから。
>いつだっていいから。
>私、あなたを待ち続けるから。
>いくつになっても。
最後に「いくつになっても」となるのは尻すぼみな気がします。
倒置法だと思いますが、強調したいのは「待ち続ける」という部分ではないでしょうか?
いつでもいいから。
いつだっていいから。
いくつになっても、
私、あなたを待ち続けるから。
という方が(あくまでも私はですが)良い気がします。
後から気づいたのですが、字下げは原文では行われていますか?
このようなタイプの特徴的な文は、あるのと無いのとでは若干印象が変わります。
ネット小説等、紙にとらわれないカタチの媒体が登場したあと、
若干文章作法が無視される傾向にあると思います。
見易さを考えた上での事なので悪いというわけではないです。
しかし、少なくとも「」後には字下げを。明確な意図があるのであれば別ですが。
目を覚ました。
スタンドライトの明かりは点いたまま、辺りを照らしている。
羽毛布団を下に寝転がり、文庫本を読んでるうちに、眠っていたようだ。
薄暗い壁に掛かった時計に目を向けると針は2時を示していた。
安堵する。
「朝まで、まだまだ…夜はまだ終わらない」
起き上がり、窓から黒い空を見上げながら、布団にくるまり空想する。寝る前まで読んでいた文庫本のこと、神様について…
夜明けが近付いたら、また寝よう、夜になるまでずっとずっと。
>>716 これは批評してくださいということでしょうか?
(言われなくてもわかりますが、せめて一言あって欲しいです。勝手に批評してると痛い子に見られます。)
字下げ、…の数。小説なのですからきちんとしましょう。
>羽毛布団を下に寝転がり、文庫本を読んでるうちに、眠っていたようだ。
「羽毛布団を下に寝転がり、」このくだりがわかりません。要りますか?
>薄暗い壁に掛かった時計に
情景を詰め込みすぎではないでしょうか?
薄暗い〜(薄暗い部屋など)、壁にかかった時計〜、と整理すると良いかと思います。
2行に分けて描写を細かくしてはどうでしょう?
また、薄暗い、というのは空間を指す言葉です。
薄暗い壁でも意味は伝わりますが、まず部屋が暗いことを明らかにするほうが先ですね。
>起き上がり、窓から黒い空を見上げながら、布団にくるまり空想する。
ここも詰め込みすぎではないでしょうか?
>夜明けが近付いたら、また寝よう、夜になるまでずっとずっと。
読点を多く使う手法でここまで書いてきたので、
夜明けが近付いたら、また寝よう。夜になるまで、ずっとずっと。
こうした方が良いと思います。
明確なルールを作っておくとわかりやすくなりますので、参考にしてください。
夜中に目覚めた主人公ですが、まだ2時だったのを思って、何故安堵したのか。
ここに主人公の置かれた状況を絡めて書くと物語が膨らみます。
>>716 追記です。
失礼しました。
>また、薄暗い、というのは空間を指す言葉です。
>薄暗い壁でも意味は伝わりますが、まず部屋が暗いことを明らかにするほうが先ですね。
どうやら辞書の別な項目を見ていたようです。この部分は忘れてください。
>>716 冒頭の「目を覚ました」だと、なんだか目覚まし時計など使って
意識して起きた感じがするから、「目が覚めた」のほうが自然でいいね。
「スタンドライトの明かりは点いたまま、辺りを照らしている」も冗長。
点けっぱなしの照明器具は「辺りを照らす」に決まってるんだから。
あと『羽毛布団を下に寝転がり』は不自然。
『羽毛布団の上に寝転がり』が妥当な表現。
もっと言えば、後半部分に語る『布団にくるまり』と動作をあわせて
継続性を印象付けるために、この時点で『羽毛布団にくるまって』いても良かったような。
ちょっと言葉の使い方がまずい気がする。
主語をはしょってリズムを作るのも大事だけど、
言わなくてもいいことや無駄な二重語りのないように
言葉の一つ一つに意識を持ってもらいたい。
>>716 何か伝えたいわけでもない。
なにか起きるでもない。伝えたいのなら、なんというか作者の頭の中で補完されてしまっていているのか知らんが描写不足。
駄作。
>>720 何か伝えたいわけでもない。ただ単に否定するだけの批評にはもう飽きました。
説明不足。
帰れ。
私は神の呼ぶ声が聞こえる。そんな風に学校の友達に言ったら、皆笑った。それでも私が、神の声が聞こえると言ったら、皆気持ち悪がって私のことをいじめた。
私は先生に相談しに行った。最近頭が禿げ始めた先生は私がいじめられていることを知っていた。そして、何か原因があるのかと尋ねてきた。
知っていたのにどうして私を助けてくれなかったのか、ということについては面倒だったから質問しなかった。
「私、神様が呼んでいるのが聞こえるんです」
私がそう呟くと、先生は目を大きく見開き、数秒後に笑い出した。
「面白い冗談だね。でもあんまり変なことを皆の前で言っちゃいけないよ」
全く信じていない。私は悲しかった。そして、すこし意固地になって強い口調で言った。
「本当に、神様の声が聞こえるんです。朝も、夜も、ずっと」
そう言った瞬間、先生の顔が険しくなったのが分かった。まずい。
「下らない! 人を馬鹿にするのもいい加減にしろ!」
そして先生は、早く教室に戻るように言ってから、傍らのお茶を飲み干した。
どうして誰も信じてくれないのだろう。神の声が聞こえる私は異常なのか。
不安で胸がいっぱいになる。神の声が聞こえるなんて非現実的なこと、私も信じたくない。
でも聞こえてしまうのだから仕方ないのに。
私が教室に戻ってきたとき、クラス中のざわめきが一瞬止まり、再びひそひそ声が聞こえ始めた。
私を馬鹿にする、もしくは怖がる言葉なんだろうな。私は自分の椅子に座り、机に突っ伏して眠りについた。
その間も、神の声はずっと頭の中に巡り続けていた。
見切り発車でとりあえず書いてみた文章なんで、支離滅裂ですが酷評お願いします
>>641です。酷評ありがとうございました。
指摘いただいたところをよく見直してみます。
神の呼ぶ声が聞こえる。それは誰に聞こえるのですか?
答え。私は
1文目から日本語がねじれている。読む気が失せた。
>>724 読む気うせたならわざわざ書くな。
消えろ。
>>722 とりあえず書いてみた、とか、支離滅裂ですが、なんていうのは言い訳ですか?
別に自分の本気じゃないですよ、という思考が見え隠れしている気がするのは私だけでしょうか?
人に批評してもらうなら自分で納得のいく文を載せるべき。
自分でダメだとわかっているならちゃんと書いてください。
>>724 ちゃんと書いたつもりだったのですがおかしいでしょうか。
私は神の呼ぶ声が聞こえる。
って普通の文だと思ってたんですが
>>726 別に言い訳書いたつもりじゃないんですが。ただ、気楽な気分で書いてみた文章なんでこれを磨きたいって思ったんですが
駄目なんですか?
自分としては満足しているのですが、こんな文章で満足しちゃいけませんか
>>723 680だが、勝手に手を入れてしまってすまなかった。
表現にポテンシャルを感じたので、磨いて伸ばして欲しい。
悪文になっていないかに気を付けながら丁寧に、
漢字とかなの意図的な使い分け、五感の感覚。
そうした部分を大切にしてほしいと思う。
手慰みに書いた文章には、手慰みに書かれた批評しか期待しちゃ駄目だろ
730 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/30(水) 16:35:03
>>641なんて低学歴が書いた頭高手低の典型的なクソ文だろーが
評価お願いします。
冬によって街や森、草むら、空気に凍て付いた冷気が季節の変わり目を告げる春の陽光によって、溶かされていく。
やがて、花びらを満開にさかせた桜の木が自然を彩る。
人々は花見を始める。
幸せそうな家族。
今年から、小学生に入る女の子は散りゆく桜を見てはしゃいでいる。2才の男の子は、母親に抱かれながら、落ちる桜を、おぼつかない手で受け止めようとする。父親が花びらを受け取り、男の子に渡す。
少し離れた場所で、一見して上流家庭のような親子が花見をしている。
15才になる自尊心が多感な長男は、花見には参加せず、部屋の中でパソコンに夢中だ。12才の次男は、行儀よく弁当を食べている。横には、上品に着飾った母親が微笑を絶やさない。
「これがないと花見は始まらん」背が高く、精悍そうな顔を微笑ませ、父親がビールを紙コップに注ぐ。
「ピピピビ」携帯の電子音がなり、父親のとっさに崩した顔が厳しい表情に変わる。
携帯を咄嗟に取る。「株価が下がった?
よしわかった、会社へ向かう。」
ぽかんとする次男と、寂しそうな妻に言い放つ。「急用だ、今から仕事へ向かう」
一人、落ちる桜の花びらをじっと凝視している。そして瞑想に耽る。
何か閃いたかのように、目を見開いて、厳かに呟く。
「物体は落下する…つまり地球と物体には引力が…」
なにかを発見する男もいる。
>>727 なんで批評してもらう側がキレてんの?
じゃあとりあえず酷評しますね?
全体をみて
「た。」で終わる文章が多いですね。これはあえてやっているのですか?
「てにをは」、合ってないんじゃないかと思われる文があります。ちゃんと推敲しましたか?
主人公にはには本当に神の声が聞こえているのか、それともただの妄言なのか。
その違いで主人公に対する読者の印象がだいぶ変わります。
よく考えてください。主人公が好きになれない小説は面白いですか?
おそらく今後の展開で明らかにしていく方向だと思いますが、捉えようによっては主人公がただのキチガイです。
神の声を思わせる描写をもってくるといいのでは?
>そして先生は、早く教室に戻るように言ってから、傍らのお茶を飲み干した。
風景描写は物語に絡ませないと意味が無いです。この一行は無くてもいいんじゃないでしょうか?
まず、推敲してから投稿してください。ご自分で気がつける部分が多いです。
次に、この小説を読む読者の存在を忘れずに。独りよがりの文章ほど見るに耐えないものはありません。
>>732です。冷静さを失って基地外になってしまいました。すみませんでした
もう少し冷静に文章書きます。さようなら
>>731 最後のってニュートンをパロったの?
携帯ある時代に引力発見って矛盾してるしwwwww
論外
基本的な教養を身につけて来い。
>>735 これは教養うんぬんじゃなくて、単にこの男が引力を発見したってことじゃないの?
もしくはある種異様な空間を表しているのかもしれない
「ピピピピ」っていう表現はどうなのかと思った。その後の父親の言葉も、実際こういう仕事をしている人はこんなしゃべり方するのか?
という感じもするし
>>731 >冬によって街や森、草むら、空気に凍て付いた冷気が季節の変わり目を告げる春の陽光によって、溶かされていく。
何度も読み返してしまいました。意味が伝わりにくいです。
文章を分ける。言葉を変える。
とりあえず春だって事を言いたいわけですよね?
箇条書きですね。これは3人称の文章ですか?
無駄な描写が多いです。ここで何を伝えたいのかわかりません。
春、花見、家族。これぐらいでしょうか?
小説を書き始めたばかりの人は単なる風景描写をしがちですが、全く意味がありません。
>>731 >冬によって街や森、草むら、空気に凍て付いた冷気が季節の変わり目を告げる春の陽光によって、溶かされていく。
日本語でおk。人に見せる前に自分の書いた文章を音読しなさい。互いのためです。
739 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/30(水) 17:04:46
>>732 ひでぇ酷「酷評」だな。
文尾を変えることで大幅に文章が変わることもまったく理解してない
>風景描写は物語に絡ませないと意味が無いです。
そんなこと誰が決めた?
>まず、推敲してから投稿してください。ご自分で気がつける部分が多いです。
>次に、この小説を読む読者の存在を忘れずに。独りよがりの文章ほど見るに耐えないものはありません。
おまえの「酷評」がそうだよ
740 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/30(水) 17:09:30
また文末がするいる体言止めのラノベバカか。
741 :
731:2008/07/30(水) 17:15:27
たった何行かのショート・ショートを脱字、違和感なく、書き表すのが、これ程難しいとは……!己の力量不足!!
井戸の中の蛙!!!
これは批評を甘んじて受けるしかなかろう!
この流れだからこそ言っておこう
741は執筆者の鏡だな
>>739 たまに酷評に酷評する馬鹿が要るよな。
>文尾を変えることで大幅に文章が変わることもまったく理解してない
だから何? 文章が変わって何がいけないのかわからない。
より読みやすくなるならするべき。
>そんなこと誰が決めた?
決まってません。好きに書いたらいいじゃないですか。
ただ、風景描写を書く意味を考えたことはありますか?
時計の針や、夕暮れの風景を描くのは「今は何時です。」という言葉を抜きにして時間を伝えるためですよ。
風景描写で文字数を稼ごうとは思わないでください。
意味が無い文章は、読む意味が無いんです。
>おまえの「酷評」がそうだよ
どこが、「そう」なのかおしえてください。
744 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/30(水) 17:30:29
>>732はまじめに酷評している方だと思うんだけどな。何が不満なんだ?わからんw
とりあえず筆者と酷評主のやりとりは関係ない人間がかかわるべきじゃないと思うなw
あと、晒したあと何も返信してこない筆者は何なんだ? といいたい。
746 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/30(水) 17:34:59
感謝してほしいのかよ。ラノベバカ
いや、晒すだけ晒してあとは放置っておかしいだろ?
一方通行? みたいなw
別に感謝して無くてもとりあえず書いとけwww
まじめな話、晒したら終わりーって流れだと誰も批評しなくなるぞ。
人を馬鹿にしたい馬鹿が多すぎ。
>>743 >>文尾を変えることで大幅に文章が変わることもまったく理解してない
>だから何? 文章が変わって何がいけないのかわからない。
語尾の変化による、世界観と著者と主人公との距離に変化がに気づかない?
もしそうだったら、小説を書くどころか、小説読むの止めたら?
750 :
2/3:2008/07/30(水) 17:50:09
「これで、買えるだけちょうだい」
「おや、ずいぶんと剛気だな。ちょっとまってな」
幸久のおじさんは、レジの下に置いてある金庫に鍵を差し込んだ。暗証
番号を入力すると、カチリと音がして鋼鉄の扉が開く。その中から、小さ
な箱を取り出した。
「1個150円だから、12発だな。一発おまけしておくよ」
「ありがとう、おじさん」
そう言って、隆は箱を受け取った。蓋を開けて確認する。
中には指先ほどの32口径の銃弾が詰まっている。
「あれぇ、何これフルメタルジャケットじゃん。ホーローポイントじゃな
いの?」
「ああ、それね。なんか、動物愛護団体がうるさいみたいでさ。今週から、
フルメタルじゃないとダメらしいんだ」
「冗談でしょ。これじゃあ、身体がいくつあっても足りないよ。ったく、
アイゴの連中って何考えてのさ」
「すまんねえ。おじさんじゃ、どうにもできんでな。どうする?」
「どうするって言ったって、やめるわけにいかないもん。弾がなきゃ、家
にも帰れないじゃない」
「そりゃ、そうだななぁ。まぁ、口径を上げるって手もあることはあるが」
「ダメ。今のでさえ、反動が大きいんだから。撃ったって当たらないよ」
「うーん。困ったもんだな」
751 :
3/3:2008/07/30(水) 17:51:51
幸久のおじさんが、腕を組んだ。
店の前に誰かが立った。広島カープの野球帽。見ると浩二だった。
「おじさん、弾が欲しいんだけど」
浩二が言った。
「浩二〜、今日からメタルじゃないとダメだってさ」
「えー! なんだよそれ! メタルじゃ、チワワも殺れないじゃんかよ」
「アイゴのせいだってよ」
「くそー、またアイゴかよ」
口々にアイゴを罵っていると、幸久のおじさんが別の金庫から何かを取り
出した。
「まぁ、しょうがない。それより、これを持ってきな」
そう言って幸久のおじさんは隆達に一発のづつ銃弾を渡した。
「これってなに」
「マグナム弾だ」
「マグナム!」
「ああ、内緒だぞ。子供に売ったら、こっちも怒られるからな。いざっていう
時に使うんだ。それから、反動が強いから、気をつけろよ」
「ありがと、おじさん!」
「いいさ、それより、気をつけてお帰り。今日はチワワが多いっていうからな」
隆達は幸久のおじさんにお辞儀をして橋へと向かった。
752 :
1/3:2008/07/30(水) 17:54:08
済みません。1/3のアップに失敗してしまいました
この後、750,751を読んでください。
よろしくお願いします。
----------------------
駄菓子屋の店先からラムネを取り出してから、隆は店の中に入った。
麩菓子の匂いがした。レジの横に畳が敷かれている。いつもなら、そこに
幸久のおじさんが座っているのだが、今はいない。
「おじさーん、いるー?」
隆は店の奥に声を掛けた。「おお」と返事がして、細い身体を団扇であお
ぎながら幸久のおじさんが現れた。
「お、隆君かい。小学校は終わったんか?」
「うん、明日から夏休み」
80円を受け取ると、幸久のおじさんはラムネを開けてくれた。
飲むとようやく乾いた喉が楽になる。
「でも、毎日くるけどね」
「まぁ、しょうがないわなぁ。それが仕事だもんな」
「ところで、もう入っている?」
「ああ、あるよ。いくつだい?」
隆は財布の中を確認した。五百円玉を三つある。それ全部取り出してレジの
横に並べた。
753 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/30(水) 17:55:20
すごい活気wwwwwwwwwwwwww
>>693-694です。酷評ありがとうございました。
まだまだ表現方法と、読み手に対する理解力が足りないと感じました。
「てにをは」が足りないのは推敲できてない証拠です。
推敲を重ねてみます。
>>745、
>>747 私のことを仰っているのでしたら申し訳ありません。
酷評はある程度出揃ってから返レスしろとテンプレにあるものでしたので。
差し出がましいのですが、私の文章の続きを読みたくなった方はいますか?
>>751-753 よくある日常的な光景かと思いきやバイオレンスな香りがw
ギャップが面白いです。チワワはモンスター扱いですかw
「」ばかりの文なので批評しようとしてもする場所が無いのが正直なところです。
(「」内は矛盾する事を言わなければ基本的に何を言わせても自由ですもんね)
続きを読みたくなりました。
>>751 ホーローポイントじゃなくて、ホローポイントだよね?
メタファーを上手く使っていると思います。
物語の序盤として十分魅力があります。
>>755 批評した者ですが、実は設定は面白いと感じていました。
まだまだ物語の先っぽのようですが、どんな事件が起こるのか、どう主人公は絡んでいくのか気になりますね。
文章も実際のところ、あきらかに間違っている部分は無いようなので、よく推敲すれば大丈夫ではないでしょうか?
続きが完成したらぜひ見せてください。もちろんここに投稿しなくても構いません。そのときはアドレスをコピっと。
>>750 独特だな…
こういうのをセンスというのだろうか?
761 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/30(水) 19:12:30
世界観と著者と主人公の距離だってよwww言ってて恥ずかしくねーのかな?
>>755 707だけど、ごめん。読み返したら「てにをは」はそんなに変じゃないね。
でも自分が編集だったらアカを入れるだろうなっていう個所はあるので、
時間をおいて見直すのといいと思うよ。きっと自分で気づけると思うし、
出版されるときには編集者も気づいてアカを入れたり、勝手に直してくれると思う。
で、続きを読みたいかという質問だけど、
現時点では自分には引っかかるものがないかな。
まあ、文章が短いからフックを作るのは難しいと思うし、
趣味の問題もあるからね。気にしないでほしい。
763 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/30(水) 19:20:17
>>761 きわめて普通のことだと感じますが……。
センス皆無な人間が、こうしなさいと安全な場所から一方的に言えるスレだからな。
>私は神の呼ぶ声が聞こえる。
で、これ間違ってるのか?気になる。
>>708-710 >右斜め後ろからの右ストレートが私の少し右を掠めたから。
これだけ、やけに具体的で違和感。
>「おまえが遠坂だな。勝負しろ!」
>これが彼の二言目で。
>「遠坂?」
>これが私の一言目だった。
イイと思う。ただ、それぞれの一言目と二言目が
もう少し、インパクトがあるというか心に響くものだったら
もっと良くなるんじゃないかな、と思う。
あと、なぜか後半で「彼」が「あなた」になるので戸惑う。
もしかしたら「あなた」は「you」じゃなく「husband」という
意味で使っているのかな?でも紛らわしい。
あと一番直したほうがいいと思うのはタイトル。
全然キャッチーじゃないし、内容的にも首をかしげる。
全てを話し終えたのだろう父さんは、おもむろに僕たちの目の前に無地の茶色い封筒を投げて寄した。
「当面の生活費だ。そこに百万円ある。お前たちの好きなように使いなさい。とりたてて私は何も咎めはしない」
締め切った蒸し暑い部屋の中には、いやに大きく外の音が聞こえてきていた。蝉たちは短い命をすり減らすか
のようにけたたましく鳴いていて、夏休みに入ったばかりの子供たちの笑い声が無邪気に響いていた。
汗が頬を伝うのを感じた僕は、静かに立ち上がった父さんの何の感情も浮かんでない顔を見上げた。
「もう父さんのことを父さんと呼ばなくていいから。私は二度とこの家に戻ってこないだろうからね。もしどこ
かで顔を合わせるようなことがあっても、父さんなんて呼び方はしないでほしい」
椅子の背もたれにかけておいた上着を身にまとい、父さんは淡々と話した。僕は会社の業務連絡ってこんな感
じなのかなって思った。ふと、隣の恵美が僕の服の袖を握っていることに気が付いた。見ればまだ小学生の恵美
は瞳にいっぱいの涙を浮かべながらじっとテーブルの一点を見つめ続けている。
ズキリと、心臓に刻まれたまだ新しい傷が疼いたような気がした。ほんの数日前に突然家を飛び出した母さん
と、いきなり父さんを止めて家を出て行くと言い出した父さん。その唐突過ぎる変化に困惑し、涙した恵美の表
情が僕の心臓に大きな傷をつけていたのだ。
僕はぎゅっと固くなった恵美の左手をそっと包んだ。びくりと恵美の肩が跳ねる。その瞳が大きく見開かれて
いる。出来ることなら今すぐにその小さな背中を抱きしめてあげたいと思った。やがて恵美は目を閉じ一層小さ
く、戸惑いと悲しみの渦の中に落ちていってしまった。傷から鮮血が流れだしたような気がした。
「ねえ父さん。何がいけなかったのかな。僕たちが何か悪いとこしたのかな」
そんな僕の声は霞のように弱々しく、蒸し暑い部屋の中へと消えていった。恵美の嗚咽が微かに響いている。
睨みつけた父さんの背中は、ただじっと立ち尽くしていた。発せられる重々しい威圧感が僕たちに降り注いでい
るみたいだった。
「何もお前たちが悪いわけではないよ。もちろん妻も、そして私もね。ただ時期が来てしまったんだ。こんな風
に僕たちが出て行かねばならない時期がね」
「そんなの意味分かんないよ」
椅子から立ち上がった僕は、思わず叫んでいた。汗がまた頬を伝っていくのが分かる。テーブルの上に無造作
に放り出された百万円が入った封筒が、とてもとても憎らしく思えた。
「こんなもの」
掴みあげて、目の前の黒くて大きい背中に思いっきり投げつける。少しだけ重い音を残して、封筒は床に落ちた。
「いらないよ」
父さんはしばらくじっとそこに立っていた。でも、何か思い出したのか、それとも踏ん切りがついたのか、この
家を出ると言い出した時のような唐突さで部屋のドアへと向かって歩き出し始めた。
ドアが開く。一層うるさく夏の空気が部屋の中に流れ込んでくるような気がする。黒い大きな背中を持つ人はそ
こでもう一度だけ立ち止まった。
「もしお金が足りなくなったら、教えたように銀行でお金をおろしなさい。くれぐれも計画的に生活するように。
じゃあお前たち、元気で」
振り向くこともせず、その人は扉の向こう側に消えていってしまった。僕は取り残された部屋の中でただじっと
扉を睨むことしか出来なかった。恵美はしとしとと、まるで再び訪れた梅雨のように鳴き続けていた。
>>716 >「朝まで、まだまだ…夜はまだ終わらない」
一文の中に「まだ」がいっぱい出るのが気になるぐらいかな。
実を言えば、あまり酷評するものがない。
ただ、文章が短いせいで瑕疵が見えづらいだけなのかもしれない。
でも加点もほとんどないけどね。
今度は少し長めの文章か、何か一つのテーマについて過不足なく語った
文章を投稿してくれたらいいと思う。
>>722 >私は神の呼ぶ声が聞こえる。
普通は、私には神の呼ぶ声が聞こえる、とかだね。でも間違いじゃないと思うよ。読みにくいけど。
あと、「てにをは」が少し変なところあるね。後で見直したらいいと思う。
>そんな風に学校の友達に言ったら、皆笑った。それでも私が、神の声が聞こえると言ったら、
「言ったら」がかぶるのでできればどちらかを別の表現に直すといいと思う。
>知っていたのにどうして私を助けてくれなかったのか、
「いじめを」と補足したほうがいいかな?なくても考えれば分かるけど。
ただ、知るに対応する文が二つ前なので、省略するには間が空いている、と感じる。
いちいち読者に考えさせる必要や、二つ前の文まで読み返させる必要はないと思うので、
個人的には修正をすすめる。
あと、神の呼ぶ声が何なのかを最初に具体的に提示したほうがいいかもね。
呼ぶ声がという話の中心になっているものが空洞のまま話が進むので、
自分は読んでいてモヤモヤした感情を抱いた。
>>731 地の文が台本のト書きみたい。
そう見えないように工夫したらいいと思う。
>冬によって街や森、草むら、空気に凍て付いた冷気が
>季節の変わり目を告げる春の陽光によって、溶かされていく。
わかりづらい。文章を二つに分けたほうがいい。
最後がよく分からんなあ。
地球に重力があるように、株も落ちるし、人生も転落するという話なのか、これ?
う〜ん、よくわからん。
755です。
>>758>>762 レスありがとうございます。
内容に対しお二方のような意見があるということを聞けただけでも十分です。
表現方法や読み手からの視点などの意見を頂けるのがこのスレの良さですね。
以後、十分に推敲を重ね、分かりやすく伝わりやすい作品を目指し執筆していきます。
まだUPできるかどうかは分かりませんが、必ず形にしたいと思います。
貴重なご意見ありがとうございました。
>>770 自己レス。
>呼ぶ声がという話の中心になっているものが空洞のまま話が進むので、
文章変だね。まあ、とにかく、話の中心となっている「神の呼ぶ声」が何なのか
曖昧すぎるので、(自分は「神の呼ぶ声」を聞いたことないのでそもそも想像もできない)
曖昧なものを土台とか軸にしたまま話を展開しない方がいいな、と思ったいうことです。
>>750-752 会話によってどんどんその世界の異質さが出てくるのは面白いと思った。
ただ、会話ばかりで話が進みすぎるのは、小説として少し安易すぎるかも。
それと、別に言う必要はないかもしれないけど、
15000円じゃ150円の弾丸は10発しか買えないんじゃないかな。
その世界の常識がわからないけど疑問に感じた。
あと個人的に、カープの帽子をかぶっている少年の名前が
浩二というのが面白かった。
>>774 15000円×
1500円○
また間違ってしまった。スマン。
>>741 >これは批評を甘んじて受けるしかなかろう!
がまんして受け入れてた、ように取れるが。
どんな罰ゲームだよ。
>>731 最初の3行と最後の4行は削除しましょう。どうも神視点のマズい臭いがします。
『今年から、小学生に入る女の子』という描写があるのに、
その後に続く登場人物が年齢だけで表記されると手抜き感が否めません。
ここは何か登場人物のイメージが膨らむ描写が欲しいところです。
『自尊心が多感な』は『自尊心が強く多感な』とか『自立心の強い』とかのほうがいいです。
また父親は会社でそれなりの役職に就いているであろうと思われますが、
株価がただ下がっただけで家族団らんをなげうって会社に戻るには理由が弱すぎます。
ここは一つ『ストップ安』という言葉を使いましょう。
また、電話の相手も父親もその原因を把握していないということが会話の端々から分かればなお良しです。
あと電話の着信音を擬音表記すると文章の格が下がってしまいます。
ライトノベル以上を目指すならば、違う表現を採用しましょう。
よろしくお願いします。
――空から舞い落ちる少女――
空から女でも降ってこないかなー、と考えていた道端。
にへらにへらしながら灰色の雲の切れ間を見ていると、小さい影が見えた。
切れ間からの光に照らされ、キレイな羽のようにも思えた。
だんだんと近づいてくる。落ちるスピードは遅くはなく、落下点も遠くはない。
距離が近くになるに連れ、それが透き通るような白い肌の美少女だとわかった。
気づけば走っていた。彼女は僕に向けて手を伸ばしている。
まるでどこかの童話のようだ。彼女は姫、僕は騎士。騎士が姫を救う。
駆ける騎士が姫を抱きとめようと腕を差し出すと、その手が触れ合った。
その瞬間、騎士の腕は折れ、凄まじい音とともに姫は地面と衝突し潰れた。
潰れた。血なまぐさくて、少し人間味のある茶色い臭い。
茶色い? 白い? いや、赤い。
白いのは腕から覗く僕の骨。騎士なんていない。姫なんて形もなく地面に消えた。
僕は頭を抱えようとした。でも腕が折れていた。
とてもこっけいだ。ゆかいだ。とんだ童話だ。おかしくてしかたがない。
見上げると雲間があった。しかし閉じていった。空は一面、灰色にまみれた。
雨が降ればと望んだが、降ることはなく、血なまぐささは辺りに充満していた。
>>765 俺なら「私には神の〜」とするが、その文が間違ってるかどうかはしらん。
>>722 文末に「た」が多い件は、作者は「た」をわざと多く使った文章にしようとは思って
いないんじゃないかな。
> そう言った瞬間、先生の顔が険しくなったのが分かった。まずい。
> どうして誰も信じてくれないのだろう。
現在形の末尾も、効果的な(むしろ、普通でも使う)場所でちゃんと使えているから。
で、文章は「見切り発車でとりあえず書いてみた」らしいから自己修正してもらうとして、
俺が聞きたいのは日本人読者が 「私は神の呼ぶ声が聞こえる」
という言葉を聞いたとき、あまり気分に訴えないんじゃないかな?ってことだ。
キリスト教国で「神の声が聞こえる」と口走れば馬鹿な冗談を言うなと反応してもらえるけど、
日本では神様なんて話題にものぼらない存在だから、主人公が預言者を気どっても気持ち
悪がってもらえないんじゃないだろうか。
日本だと「電波が聞こえる」「リカちゃんの声が聞こえる」と言えば馬鹿にしてもらえそう
じゃない? ああいう感じはどうか。
もしくは神の声を具体的に気持ち悪く描写することだと思う。バモイドオキ神とか。
神の声は統合失調症ではメジャーだろ。
ペルソナについて熱く語った割には、偏ってるなぁ知識が。
727です。
>>732に返信します。ありがとうございました
「た」で終わらせる文はそんなに使わなかった気でしたが、やっぱり多かったですね
てにをはに関しては、俺が無能なので気づきませんでした。サーセン
主人公に関しては、あえてキチガイっぽい感じにしてインパクトを強めたのですが、あんまりよくなかったみたいですね
風景描写に関しては、やはり必ず作品の展開に関連のある内容でないと駄目なのでしょうか。その辺はよく分からないので
教えていただきたいのですが
推敲はちゃんとやってから書くようにしますね。
以上です
>>770もありがとうございました
なるほど。対応する文が前にありすぎると確かにつながりが分かりにくくなってしまいますね。
ちゃんと読者のこと考えないとだめだなぁorz
難しい漢字とか表現を使わないようにして読みやすくはしてみたんですが、肝心なところが抜けてました
>>771 あのですね…冬から春の変わり目をこういう風に描写したらどかな、と前々温めてた表現だったので、そこ一番つっこまれたのは、ややショック。でも実際失敗でした。
>>785 >冬によって街や森、草むら、空気に凍て付いた冷気が季節の変わり目を告げる春の陽光によって、溶かされていく。
>やがて、花びらを満開にさかせた桜の木が自然を彩る。
>人々は花見を始める。
え? これが?
何にも考えてないのかと思ったが。
まぁ、明らかに考えすぎだな。
っていうか、平易な表現ができないうちに凝った表現をやらんほうがいいよ。
読んでる方に負担かかるだけだから。
787 :
ニートとして軸がぶれている:2008/07/31(木) 00:45:02
批評おながいします。ラノベ用です。
特にご批評いただきたい部分が、後半の括弧内に書いた解説めいた説明口調なんですが、無ければ無いで、怪電波を受信した文にしか見えないという罠。help me 営林
プロローグ
その日も、まっくらだった。
『お母さんがいいというまで絶対に出ちゃいけない』
怖い顔。いつもの言付け。おかあさんはきらいだ。いっつも怖い顔してるから。
ぼくは知ってるんだ、ぼくらが寒いさむい、ベランダの物置にいるあいだ、部屋に知らないおじさんがきてること。
あいつ、きらいだ。すごくきらい。勝手に家にあがりこんでさ、ドロボーネコみたい。
ぼくらが部屋にもどったら、いつも嫌なにおいがするもん。ぜったいイヤなやつだ。
だからこの前、あいつの顔、こっそり窓から見てやった。やっぱりイヤなやつだった!
気持ちのわるい、ヘンな顔してた。おかあさんもヘンな顔だった。(あんまりびっくりしたので、
お花の鉢植えを倒しちゃった。またおこられるのかな)
……きらいだ。すごくきらいだ。ぼくらにはいつも怖い顔なのに。
そのあと、ベランダに出たのがばれちゃって、いっぱい叱られた。いっぱい叩かれた。
関係のないとーこまで、何も悪くないのに叩かれた。『あんたたちなんか生まなきゃよかった』って言われた。
さいごまで、とーこは泣かなかった。
だけど、とーこのほっぺたは、赤くはれていて、ぼくは泣いてしまった。
お兄ちゃんなのにみっともないよね。
おかあさんはぼくらが邪魔なんだ。ぼくもとーこもいらないんだ。
だから、ぼくが、とーこを守らなくちゃ。おにいちゃんなんだから。
>>777 凄い細かい指摘、ありがとう。
これは、すごく考えさせられました。
789 :
ニートとして軸がぶれている:2008/07/31(木) 00:47:19
続き
次の日も、まっくらだった。
ぼくらは、まっている。おかあさんが開けてくれるまでまっている。
扉にはカギがかかってて、外に出られない。かかってなくても、おなじことだけど。
いつまでまっても扉が開かない。
いつまでも、暗い物置の中で、いつまでまっても開かない。ぼくらは、抱きあって寒さをこらえる。
……とーこは、また眠っちゃったらしい。ときどき、ちいさな寝息を首に感じるから。
なにもなくて、死んだような時間。とーこが安心して眠れるように、ぼくが、とーこを守らなきゃ。
さむくて、おなかが減りすぎて、なんだかぼんやりしてきた。朝かな、昼かな、夜かもしれない。
目に見えるものは、まっくろだけ。全てがぼんやりしてきた。
……いつのまにか、ぼくの腕が、ねりアメみたいにとーこの背中へくっついてる。
はなれない。
とーこのおでこが、ぼくのほっぺたのなかに、ずぶずぶと埋もれていく。
はなれない。
このままいったら、なにかのアニメでみた、どろどろの固まりみたいになりそう。
どろどろになったら、もうもどれないのかな。
790 :
ニートとして軸がぶれている:2008/07/31(木) 00:49:28
続・続き
「……んぁ…。 ……おにいちゃん? どぉしたの?」
なんだかとっても怖くなってきた。よかった、まだぼくの首と口がうごく。
だから、目のまえの暗がりにキスした。
ここはおでこかな。ほっぺた、はな、あご、くちびる。
好きな子とキスすれば、とってもしあわせな気分になるって、テレビで誰かが
言ってたんだ。ぼくはとーこが好きだから、怖いのもぼんやりしたのも吹き飛ぶにちがいないさ。
何度もなんども、キスしたんだ。……でも、それでも。
ぼくらのからだが、ゆっくりと、ゆっくりと、少しずつ、溶けていく。
もう、顔も手もからだの感覚もはっきりしない。ただのどろどろなのかな。
からだを動かしたかったけど、どうやって動かしていたのかわからなくなっちゃった。
もう元にもどれないのかな。
まざりあって溶けていくのが、だんだんきもちよくなってくる。
だけど、怖くてこわくて、しかたがなかった。ぼくらはどうなるんだろう。
だから、もっとふしぎなものをみても、あんまりびっくりしなかったよ。
暗闇から空間を切り取ったように黒が透明に透き通り、波紋が収縮して、
てのひらほどの淡い光が生まれたのをみても、つまんないテレビをながめているときのように、ぼんやりとしか感じなかったんだ。
光が拡散し、人のような輪郭を形成する。ぼくの視覚器官は、もう溶けて失くなってしまったから、みえなかったけど。
791 :
ニートとして軸がぶれている:2008/07/31(木) 00:51:54
続・続・続き(というか、長文すぎてスマヌ)
ああ、よかった。もう溶けきってしまったんだ。ぼくにはなぜか理解できてしまった。
飽和状態まで溶けても、ひとつのどろどろのかたまりにはならなかったんだ。あとは
わかれるだけ。これ以上は溶けない。混ざらない。冬子(とうこ)と僕は同一の存在にはなれなかったのだ。
頷くように、薄い光彩を放つ光が、確かに微笑むのがみえた。
その微笑みの暖かな色彩に包まれて、僕は圧倒的な安らぎに満たされる。
心の片隅に僅かな切なさが滲んで、それもやがて小さく消えていった。
いま、全てと一体化している。全ての象徴的直接的知識と智慧、生命の
始まりと行く末、全から個が別れた理由。それら、宇宙の全てをあらわ
した膨大な情報が、刹那の瞬間に爆発的に流れ込み、有にして無の、空(くう)に還る。
僕も情報の一片になって、一瞬で空に還る。(永遠の相のもとで、この一瞬の僕という
情報は永遠に存在し、同時に空に還った『元は僕だった存在』も永遠である。言語で説
明なんてできない。なぜならもともと言語化できないものを言語化した瞬間に、それは
真理から離れてしまうからだ。だから、僕の今の直観も既に真理とは異なるものに変質しているだろう)
いつしか僕は、恒河沙の空間から切り離された。
たった一瞬の時間だったようにも思えるし、宇宙の始まりから現在までずっと観続けてきて、長い長い
時間が経過したようにも感じる。……とてもたくさんの大事な事を知っていたような気がするのに、な
にもおもいだせない。なんだか淋しいな。さびしいな。なにがさびしいのかもわからないよ。
ぼくは泣いていた。
792 :
ニートとして軸がぶれている:2008/07/31(木) 00:54:12
最後(言い訳になるけど、3レスぐらいで終わるかと思ったらこんなに長くなった。2ch舐めてた。すまん)
(2行余白)
……光が差しこんだので、まぶたがびっくりして、ぼくは目をあけた。
あれっ、ぼく、いつのまにか寝てたのかな……。夢?
とーこも眩しさにおどろいて顔を上げたので、頭がぼくのあごに当たっ
てとっても痛かった。おもわず、声がでちゃったくらい。
物置の扉は開いていて、知らないおねえさんが二人、ぼくらとぼくをのぞいてた。
長いながい、これまで生きてきた時間よりもながかったような、二日間をすごしたあとで。
おかあさんが、あいつと一緒にいなくなって、とーことぼくを捨てたことを、聞かされた。
793 :
ニートとして軸がぶれている:2008/07/31(木) 01:00:18
>>790の最後の行、「みえなかったけど」ですが、原文には拡張書式で文字横の点線がつけてあります。
794 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/31(木) 01:46:36
>>787-793 前半の簡潔な文体はいいね。
>暗闇から空間を切り取ったように黒が透明に透き通り、波紋が収縮して、
から、
>だから、僕の今の直観も既に真理とは異なるものに変質しているだろう)
まで、意味がわからない。
存在がどうのこうのと言ってるけど、子どもの「ぼく」がどうして突然難しい言葉で難しい存在の話を語り出すの?
同じような内容でも、もっと子どもなりの感じ方があるはずでは?
確かにちょっと違和感を感じるところはあるね
「ぼく」はどんな子なんだろう。子供っぽいことを言っているところも多いし、そういう口調の部分も多いのにいきなり
>暗闇から空間を切り取ったように黒が透明に透き通り、波紋が収縮して、
って言われても、って思った
もっと子供っぽく言うんじゃないのかな? あえてそういう手法にしているのかもしれないけど、やっぱり疑問を感じる
>>787-793 基礎は出来てると思う。子供の使う単語選択とかも、読みやすさまで考えるとまあこんなもんかな。
とりあえず気になるのは三点。
まず主人公に情報が流れ込んでからの言葉遣い。無限の情報に接して語彙が増え、認識力が
強化されたとしてもちょっとどうかなあ。「波紋が収縮」とか「飽和状態まで溶けて」とかこのへんは
サイエンスというよりイメージ類推による疑似科学的表現だよね。この手の言葉を重ねて書いても、
結局隠喩的にしか作者の意図は伝わらない。評価要望のある括弧部分にしても同様だから、
あまり力を入れて「読者よ、わかれ」と力んでも、読む方としてはクドく感じてしまうな。
次に内容選択。ぱっと見でああ、あれとあれとあれを繋げてるなーというイメージが湧いてしまう。
ひとつは独り者の母が新しい男と逃げ、子供は虐待されているというモチーフ。さすがに古くさい。
もうひとつはハルヒの長門風トーク。俺はラノベは読まないけどニコ動は見るんで、ある程度把握
してるつもりで指摘するんだけど(違ったらスマン)、ひとつのトレンドとしてああいう
『口語的でない説明のラッシュ』てのは確かに今読み手に受け入れられる素地がある。ただやっぱ
語りとしては相当特殊だから、二番煎じ三番煎じと思われる危険性は高いんじゃないだろうか。
で最後にもうひとつ、セカイ系の影響ね。
この三つを鑑みると、どうしても流行のネタをパッチワークして作った話に見えてしまう。
で、最後に物語の構造的矛盾を指摘したい。主人公の宇宙的体験を表現するために、語彙のセットを
切り替えるのは確かに有効。だけど、その手法とモノローグ+回想という形式が馴染むだろうか。
『主人公=語り手』の現在が物語と同時進行でないと、語彙切り替えの手法は無効だよね。ところが
文全体を通してみると、全編現在時であると断じるには苦しい。とくに導入部の「次の日」とかね。
で、仮に無理やり全編現在だと判断したとしても、今度は『語り手が誰に向かって、なぜ語っているのか』
という部分がぽっかり抜け落ちてることになるんだ。そういう点を全然気にしない小説もあるけど、
モノローグだとやっぱり不自然さが残るよ。
797 :
ニートとして軸がぶれている:2008/07/31(木) 02:24:24
>>794,795
むむむ、やっぱり訳がわからんですか。
説明が伝わりにくい題材ではあるんですが。
幼い兄弟、姉妹というものは、お互いの境界が未分化だったりするんですね。それがヒントに。
物置のなかで、「ぼく」と冬子のくびきが曖昧になっていき、それを触媒に至高体験をするさまを「ぼく」の主観で描いたのです。
「空間から〜」の部分から、普遍的無意識(哲学用語)と「ぼく」の精神がリンクしていき、宇宙への合一感に充たされるわけです。
だから、自分を「僕」と言う状態では、知恵の泉の水を飲んでいるような聡明さを手にしているのです。
トランスパーソナル心理学をかじった方なら、もうちょいわかりやすいかと思いますが、専門書ではないので、本編で軽くネタばれさせる程度のつもりでした。
この段階では、「うぉーい、ヤベえ電波拾ってんなー」ぐらいの理解で構わないと言えば構わないのですが、やっぱり読者を置き去りにしすぎましたかね。素直に腕不足です。
798 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/31(木) 02:26:07
まだまだ未熟です。
ご指摘よろしくお願いします。
「手紙」
傘を差す一寸手間さえ惜しむ、憂鬱な日だった。
AM4:00、遂に肉塊が悲鳴をあげ、私は肌蹴た服を直しもせず家を出た。
残酷な現実を見ないように荷物は持たない。私の部屋はココナッツのお香を絶えず焚いていたから、それが全てに染みついていて気持ちが悪いし。
心配いらない、すぐもどってくる。
ただ、少し休みたいだけ。
雨の中を走る。
田舎の国道沿いの疎らなオレンジのライトに雨のシルエットを見ながら。
もちろん裸足だった。私に自由はない、とそう告げられたから。
途中で吐瀉物や錆びたガラスを踏んだが、本人そのものが様々な人間の垢で汚れていたから特に気にせず走った。
雨で誰も居ない田舎道を走りながら、未来も、今この瞬間も、過去も全て絶望で虚無だと赤子のように泣いた。
こんな自分なんか居なくなればいい。
[1/2]
799 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/31(木) 02:29:09
>>798の続きです。
気付くと朝で海にいた。時計台を見上げるとAM7:00きっかり。
いつの間にか上った太陽におはようございます、と呟いて失笑。馬鹿か私は。
海にはサーファーとどこかのバンドマン、それと犬を連れたジャージ姿の男性が数人だけ。とても静かで蒼いボヤがとても綺麗で私はそれを侵す程の汚れではないことに安堵をした。
起き上がると血だらけの足を引きずるように砂浜を歩き、春の冷たい海に足を踏み入れると足を伝って電撃のような痛みが少し。
寒気がして右を見ると去年自殺があったロープだけを残した木が風でしなっていた。
ぼーっとして、ワンピースをたくしあげたまま、目を離せないでいるとそれは、低いノイズで遮られた。
「大丈夫?海、血で真っ赤だけど。」
幸せ?望み?希望?
そんなものを見る権利などアリカはその今まで持ち合わせていなかった。
[2/2]
800 :
ニートとして軸がぶれている:2008/07/31(木) 02:38:53
>>796 批評ありがとうございます。
>ひとつは独り者の母が新しい男と逃げ、子供は虐待されているというモチーフ。さすがに古くさい。
本編で「冬子」と「ぼく」の、他人との関わりを希薄にさせたかったのですが。
古いと言われればそうかも知れないです。
>もうひとつはハルヒの長門風トーク。俺はラノベは読まないけどニコ動は見るんで、ある程度把握
>してるつもりで指摘するんだけど(違ったらスマン)、ひとつのトレンドとしてああいう
>『口語的でない説明のラッシュ』てのは確かに今読み手に受け入れられる素地がある。ただやっぱ
>語りとしては相当特殊だから、二番煎じ三番煎じと思われる危険性は高いんじゃないだろうか。
>で最後にもうひとつ、セカイ系の影響ね。
セカイ系の本は恥ずかしながら読んだ事がないのですが、「長門」の影響はあると思います。
「全編現在時〜」は確かに見落としていました。おっしゃるとおりです。
801 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/31(木) 02:45:24
>>797 794だけど、なるほどね。書きたいことはなんとなくわかった。
本編でどうなるのか知らないけど、プロローグではその至高体験の中身まで書こうと思わない方がいいと思うよ。常識的には突飛すぎる話ですぐには受け入れられないから。
とりあえずすごい体験をしたってことだけ思わせぶりに書いておくのはどうかね?
>>783 風景描写についてはこのスレで2,3回くらい言っている人がいるね。
私も前に某小説サイトに出したらそのあたりを指摘されたことがある。
確かに言われてみればそうなんだよ。意味が無いっちゃあ無いね。
風景描写のときは何か意図がないといけないんじゃないかな?
うおぉ、よかったら
>>778も評価していただけると嬉しいですううぅぅ
805 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/31(木) 03:53:30
806 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/31(木) 04:11:34
酷評期待します。書き上げてない短編の冒頭。
「猫が好き」
俺は猫が嫌いだ。猫は卑屈で臭くてばっちい。毛を撒き散らすのが一番厄介だ。そして図太くて何をするかわからない。まだ警戒心のなかった頃に牙を剥いて威嚇され、大泣きしたことを覚えている。
それなのに、美沙は俺の前でも「猫が好き」と言って憚らず、あまつさえ俺を連れて猫に近寄ろうとする。今も、下校途中に他人の家の前にしゃがみ込んでとら猫に手を伸ばしている。「ちゅっちゅっ」とか舌を鳴らして。
さわりたいとも思わないが、そもそも俺は猫アレルギーがあって触れられない。抜けた体毛が飛んでくるだけで体中が痒くなるので、俺は猫が近くにいるだけでストレスだ。
「いつまでやってんだよ。先に帰るぞ」
歩き出すと、後方で美沙は「じゃあね」と猫に手を振り、駆け足で隣に追いついて、肩がぎりぎり触れ合わない距離に並ぶ。
俺は歩みを緩め、カラスが電信柱の上でカァと鳴いた。肌寒くて、美沙も制服の中にカーデガンを着込んでいる。そっと表情を伺うと、美沙の横顔は意外と上機嫌のようだった。
車の来ない赤信号を律儀に止まると、美沙が「ねえ」と話しかけてきた。
「雪兎は、猫に触ったことある?」
美沙の方をみると、ぴたりと目が合ってしまい、俺はすぐに道路の先や制限時速40キロの標識に目線を動かす。
「一度だけ。手が真っ赤になった」
真っ直ぐな美沙の視線が自分に向けられることに、未だ慣れない。
「猫は嫌い?」
「すごく」
悪い癖で簡潔に答えると、美沙が肩でやんわりと俺の腕を押すようにした。
「博愛の精神が足りないんだぞ」
美沙の頬は冷たい空気とたたかって赤みを灯している。
「撫で回すのが博愛かよ」
美沙は信号機や空気を掻き分けて進む自動車に目を向けた。
美沙は好きなものなら触りたくなるのが当然だと思っている。付き合い始めてすぐ手を繋ごうとしてきた。俺には恥ずかしいばかりで手をひっこめたが、諦めさせるのに骨が折れた。
807 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/31(木) 04:12:54
信号が変わると歩き出す。縦になって自転車を避けたりしながら、五〇メートルも進めばまた赤信号だ。
信号で止まると、美沙がまた尋ねてくる。
「雪兎は、猫を大切にしてる?」
「……してるよ」
さっきの「博愛」のことだなと考えてから答えた。
「どんな風に?」
「蹴り飛ばさない」
美沙とはよくこんな一問一答の会話になる。ぶっきらぼうな応答をしてしまうが、美沙はどんな答えにもそこそこ満足げな表情を見せる。その心は、俺にはいまいちわからない。
「そういえば、雪兎の家は動物飼ってないの?」
「ん……今、金糸雀がいるよ」
「本当っ!?」
美沙が一段驚いた声を上げた。
まで。
まあ本人だという証拠もないんで……
タイミング悪かったんでしょうね。
>>806 >俺は歩みを緩め、カラスが電信柱の上でカァと鳴いた。
主語は俺? カラス? 言語として変。一文にまとめないでちゃんと分けましょう。
>肌寒くて、美沙も制服の中にカーデガンを着込んでいる。
ここで「くて」を使うのは違和感。「肌寒くて」を違う表現にするか、後の文章を合うように変えるか。
>意外と上機嫌のようだった。
何故、「意外と」なのか描写されてない。
>俺はすぐに道路の先や制限時速40キロの標識に目線を動かす。
「目線をそらした」という描写な訳ですが、「see」なのか「watch」なのか判る様にして欲しいですね。
つまり、「目線を逸らしたらその景色が見えた」のか、「目線を逸らすためにその景色を見ようとして見た」のか。
この文では後者なようですが、それだと少し違和感を感じます。
「see」見えた、のほうがいいのでは?
>悪い癖で簡潔に答えると
簡潔に答える、というのが主人公は悪い癖だと思っていて、このときもそうしてしまった。ということですよね。
わかりにくいです。一文で説明しようとはしない方ががいいのでは?
>美沙は信号機や空気を掻き分けて進む自動車に目を向けた。
「自動車に目を向けた。」だけだと文章として寂しかったから、つい過剰な描写をしてしまったのですね。
語感に従うのはいいことだと思いますが、「信号や空気を掻き分けて」という文の意図はなんでしょう?
「撫で回すのが博愛かよ」と主人公に言われて、プイっとよそを向く。
そんな感じだと思いますが、ただ行動を描写しただけでは読者に伝わりません。
もちろん女の子の心理をここで描くことは主人公の視点があるのでできませんが、主人公に推測させることは出来ると思います。
778は本当にさくっと読んでふーんてなおもしろさがありますよ。
特に変な部分はないし(強いて言えば「茶色い臭い」とか?)、アイデア一発という感じなので煮詰めるようなものでもないかなと思うんですが。
811 :
806:2008/07/31(木) 04:57:39
>>809 ありがとうございます。
表現のおかしい部分、参考になります。
>>810 あ、マジですか。ありがとうございます。
ショートショートは力入れてるので嬉しいです。多謝。
>>641です。
>>723では素っ気ないお礼しか出来なくてすみませんでした。
>>642 流れとしては予想していただいた通りです。ポエムチックな文章にしようと意気込んだわけではなかったので、
感想が新鮮でありまた自分の文章の特徴を垣間見たような気がしました。
唐突過ぎると指摘いただいた文章は、実はある狙いがありました。何といいましょうか、読者をこちらの世界に
近づけさせるというか。結果としてうまく機能しなかったみたいなのでまたいろいろと試してみたいです。
リライトの方、主人公である『私』が男性っぽく映りました。書いていてこの主人公の性別があいまいだったの
で、やっぱり性別を念頭に置いて書くべきだと思いました。
>>680 下部に書かれた四点、しっかりと胸に刻んで書きたいと思います。まだまだ甘いみたいですので。
リライトいただいた文章からは優しいすがすがしさが感じ取れました。上記の方とは違って女性の視点の
ような気がします。こういった地の文章からも性別が見て取れる文章というのも書いてみたいなと思いました。
>>685も貴方でしょうか? 痒くなるとの感想に驚きました。やっぱり誰かから意見をもらうのって新し
い発見が出来ていいなとしみじみ感じます。特徴と取ってもいいのかもしれませんが、この他にもいろんな文章
を書いてみたいと思うのでこれからの参考にしようと思います。
>>706 情景についてですが、目覚めた時に目にした窓の外が綺麗だったので書いてみようと思っただけで、取り立てて
伝えようというものはありませんでした。すみません。あえて言うならその景色そのものということになります。
簡潔な描写とありましたが、最近市販の小説を読みながら思っていたことなので直してみようかなと思いました。
また主語の場所なども考察してもらったみたいで恐縮です。読む人を「おっ」っと引き込ませる文が書けるよう
頑張りたいと思います。
皆さん、ありがとうございました。あと
>>767-768を書いてみたんですが、誰か酷評いただければ幸いです。
墜落、退廃、憂鬱、無常。
重力に背中を引かれて起き上がる意志もくじかれて、俺は呆けて中空を見つめる。
別に逃げ場がないわけじゃないんだ、と思ってみた。何とかなると、それは残された最後のプライドのような、微かな希望。
暇に飽かせて万年ゴタツの上に散らばっていたスロットのコインを指で思いっきり弾く。
ぐるぐると回っている。ぐるぐる。この地球のように。回る世界と人と地球とリール。コイン一つに表象せらるる世界のすべてに思考を逃避させ、
あぁ、俺はや@@ぱり大天才池沼だ、と一人ごちって悦入り後、力を失ったコインが地に這いつくばったあと訪れた、無音。
別に自分がいなくても世界はあり続けるというどうしようもない事実。
俺である必然性があるわけじゃないという現実。
鶏が先か卵が先か。現実が先か真実が先か。そんなことはよくわからない。よくわからないけれども、
自分がいなくても世界は成立するのならば。
「意味ないじゃん、俺」
俺はやたら重たい腰を上げ、押入れにあったわずかな音楽盤やら娯楽機やらを中古換金所でいくばくかの金に換えると、
心惹かれるままに鶏の南蛮揚げと包丁を買った。
家に帰り、鶏肉を食べながら包丁をプラスチックのケースから出して蛍光灯の光にあてる。
手についた脂が刃についてギラギラと映り変わる光。その手になじむ重たい質感。
力。
不思議と漏れる笑み。
『理由』はいくらでもみつけられる。
回るコインから世界のすべてを夢想することができるように。
……心の出口を、見つけた気がした。
実は旧約聖書の冒頭の創世記には最後の一日が抜けている。
8日目、神は不死なる特性を生かして、自分の肉を切り取り、二ヒリンをつくった。
人間の中の神性に作用する。神性とは虚構原理である。
つまり人間は、誰しもが虚構原理によって生きていけるのだ。
詩人ニーチェは初の二非リン研究者であり、永劫回帰という無限に作用する二ヒリンの発明中、失敗し発狂してしまった。ニヒリンの精製材料には多量のルサンチマンが含まれていることがわかった。
ニヒリンは人間を自殺から遠ざける起爆剤の役割を果たす。常なる跳躍を維持するため二ヒリンの投与は必要不可欠である。そして、宗教というものは最も質の良いニヒリンである。
二ヒリンを克服した人間はロシア人キリーロフ一人だけとされている。
歴史が進むにつれ、二ヒリンは枯渇していくらしく。年々、自殺する人間が多くなってきている事がそれを表している。
817 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/31(木) 12:52:47
何か伝えたいわけでもない。
なにか起きるでもない。ただ設定が書いてあるだけ。
これで満足してるのなら、完全に頭高低手。
もったいぶった書き方をしているだけで、典型的な低学歴の駄作。
>>817 あのさぁ、酷評ってけなせばいいわけじゃないんだよ?
他人を馬鹿にしたいだけにしか見えない。
>これで満足してるのなら、完全に頭高低手。
>もったいぶった書き方をしているだけで、典型的な低学歴の駄作。
ヨーロッパに渡米したってコピペの面白さを10とすれば1ぐらいの文章。
ウケたからって繰り返されてもなぁ。
意外と投稿文章が多いなぁ。
酷評がなかなか追いつかない。
>>767-768 文章は、そんなに変なところはないんじゃないかな。
>とりたてて私は何も咎めはしない
咎めるって言葉の使い方が変かな。
>汗が頬を伝うのを感じた僕は、静かに立ち上がった父さんの何の感情も浮かんでない顔を見上げた。
文章が微妙にくどいかな。文を二つにわけてもいいんじゃないかな、と思う。
>見ればまだ小学生の恵美
>は瞳にいっぱいの涙を浮かべながらじっとテーブルの一点を見つめ続けている。
恵美がまだ小学生と説明することはいいと思う。
でも、この説明の仕方はうまくないと感じた。
いったん恵美は小学生と語って、それから小学生の
恵美は父の話をどう受け止めたのか見ると、
涙を浮かべながら〜みたいに説明してもいいと思う。
あと、前後の流れがよく分からないので
この場面の何が面白いのかが
自分にはいまいちわからなかった。
両親に捨てられたあとの兄妹の生活の話の方が
面白いんじゃないかと思っちゃうんだけど。
>>778 なかなかいいんじゃなかろうか。
>落ちるスピードは遅くはなく、
速くはなくの間違い?
内容とはあまり関係ないから自分はそんなに気にしないけど、
少女がどんな風に落ちているのかとか状況がいまいち分かりにくいな、とは思う。
>見上げると雲間があった。しかし閉じていった。
なんか変かな。
>血なまぐささは辺りに充満していた。
もう少し余韻があるといいな、と思った。
自分なら、「充満したままだった」とかにするかな。
まあ、これは趣味の問題なのでどうでもいいけど。
>>816 哲学用語の無意味に羅列して「オレって教養あるんだぜ?」とか思っちゃってる?
逆に筆者のレベルを低さを露呈しちゃってるようなものだよ?
最近難しい本を読み出して「オレ純文とか哲学にしか読まないんだよね」と悦に入ってる中高生ってとこかな。
お前の確かな実力による裏打ちのない無意味な自信からするとある程度の賞賛を期待して投稿したんだろうがここは酷評されるところだというのを忘れるなよ?
これくらいで心が折れるなら二度とくんな。
はい酷評終わり
823 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/31(木) 13:44:53
スレタイが文章真面目に酷評なんだから、
ストーリーとかテーマとか無視して文章作法の指摘だけすりゃいい
でも文章作法のミスとかは自分で見つけなきゃ小説なんて書けないと同じ
つまりこのスレいらない
いらないと思うならさっさと消えればいい。
>>819 どこが笑えるポイントなのかわからない俺
>>787-792 これも文章がわりとしっかりしていると思った。
自分の酷評も前にほかの人が書いている酷評とたいしてかわらないな。
途中が本当に意味不明。まあプロローグだから別にいいのかな。
何で突然宇宙との合一感を感じだすのか、現時点では唐突で
意味不明なままだから、掴みとしていいのかは疑問。
>なぜならもともと言語化…〜…変質しているだろう)
ちょっと唐突に感じた。()の説明をさらに()で説明している感じで
あんまりいいとは思えない。
あとは仏教用語が説明なくポンと出てくるのはどうなのだろう?
ライトノベルの読者には意味が分からないと思うし(自分もよくわからん)、
現時点ではそれらしい言葉で煙に巻いているだけにしか見えない。
知識を持っていない中高生にもわかるように書けたらいいと思う。
>>817 >>819 >>822 評価ありがとうございます。つまり「駄作、質の悪いコピぺ文」という事か。
投稿しておいて、このような事を言うのは、失礼だろうけど、私自身もタイプを打ちながらも「くだらないな」と思っていた。
どう頭をひねりにじっても「くだらなくない」文章をおもいつけなかった。しかし、内容はくだらなくても、自分の技量を最大限に出し切って仕上げた、つもりです。
私の限界が、その文だと思っていい。そのような評価を頂いたということは、私の文は他人の心に与えうるものなにもなかった、それだけ。私が本当に素晴らしい文章なら酷評されるようなことはないから。
他人に影響を与える、せめて、心の琴線をわずかにでも触れられるような文を目指します。
ありがとうございました!
次に投稿は、良作と呼ばれ得る作品を用意します!
>>798 文章がいまいちこなれていない感じ。
>傘を差す一寸手間さえ惜しむ、憂鬱な日だった。
惜しみたくなる?
>残酷な現実を見ないように荷物は持たない。
見ないようにするため、とか書かないとダメかな。それでもまだ意味が伝わりにくい。
「自分の荷物=残酷な現実」とわかるよう前文で書いた方がいい。
>もちろん裸足だった。私に自由はない、とそう告げられたから。
自由がないことと裸足が結びつかないので意味不明になっている。
>未来も、今この瞬間も、過去も全て絶望で虚無だと
絶望の使い方とか、変かな。未来に希望がないから絶望するので
過去に絶望は、この場合はちょっと使い方としてどうだろう。
>寒気がして右を見ると去年自殺があったロープだけを残した木が風でしなっていた。
いろいろ変なんだけど、とりあえず「去年自殺があったロープだけを残した木」
「去年自殺があった」が「ロープ」にかかっているように見えるので、
句点を入れたり、文章を分けたりして直したほうがいい。
>目を離せないでいるとそれは、低いノイズで遮られた。
「それは」が何を指しているかまったく分からない。
もしかしたら、「私が首つり自殺をしようとしていること」なのかなと自分は一応解釈したけど、
基本的に「それ」というのは、前文にでていることを指す指示語なので、
前文に指示する具体的な言葉が書かれていないと、ダメ。
ほかにもいろいろと直したほうがいいと思うけど、とりあえず
自分が特に気になったのはそんなところ。
ポエムっぽい感じはいい味になっているんじゃないかな。
>>806-807 こういう、男女の会話で成り立っている話は嫌いじゃない。
この後、主人公の家のカナリヤが猫に食べられたりするのだろうかと、
ちょっと興味がわいた。
>さわりたいとも思わないが、そもそも俺は猫アレルギーがあって触れられない。
「思わないし」の方がいいと思う。
>美沙が肩でやんわりと俺の腕を押すようにした。
言いたいことはわかるんだけど、肩で腕を押すのは変かな。
普通に「の腕を」をトルツメしたらいいと思う。
>信号機や空気を掻き分けて進む自動車
「信号機や空気を」掻き分けるのか
「信号機」や「空気を掻き分けて進む自動車」なのか
どこで文章が区切れるのかいまいち分かりづらい。
あと、空気を掻き分けてという修飾はいまいち妥当じゃないと思う。
風を切り裂くように進む、とか? よく分からないけど。
>縦になって自転車を避けたりしながら、五〇メートルも進めばまた赤信号だ
言いたいことはわかるけれど、もう少し表現を補足したりした方がいいかな。
そもそも書く必要がない文だと個人的には思うけど。
>>814 >重力に背中を引かれて起き上がる意志もくじかれて,
修飾語が多すぎかな。文章がスマートじゃない印象。
>暇に飽かせて万年ゴタツの上に散らばっていたスロットのコインを指で思いっきり弾く。
「暇に飽かせて」と「弾く」が離れすぎているのが個人的に気になる。
>と一人ごちって悦入り後、力を失ったコインが地に這いつくばったあと訪れた、無音。
変な文章。二つに分けるといいのでは。
自分の読解力のせいか分からないけど、
「回るコイン」から世界のすべてを夢想できることと
包丁で何かする(通り魔殺人?)ことの
結びつきがいまいちな感じを受ける。
うまく説明できないんだけど、回るコインを出さなくても
結局成り立っちゃう話なんじゃないの、って思えちゃう。
回るコインのモチーフが面白いと思えただけに、
回るコインだからこそ、このオチになるという、
あとひとひねりがあればいいのにと、思った。
>>815-816 これはもう酷評しなくてもいいのかな?
とりあえず、最初の一文は読者の興味を引き付けるイイ一文だと思った。
ただ、その後はちょっとどうなのだろう。
言葉遊びが過ぎるかな。
ニヒリンがなくなると自殺するのか
ニヒリンを克服すると自殺するのか
論がなっていないような気がする。
833 :
750:2008/07/31(木) 16:51:43
指摘ありがとうございました。
やっぱ、会話が多かったですか。
書いてて多いなとは思ったんですが、下手に地の文を入れると
テンポが崩れそうで、それが怖くって会話ばっかになってしまい
ました。まだまだですね。
834 :
ニートとして軸がぶれている:2008/07/31(木) 17:23:00
>>801>>826 ありがとうございます。初めて文章らしいものを書くので正直不安で、
目の肥えた方々から「ハナシにならない」などと言われても仕方が無いと思ってました。
多謝、多謝。
>あとは仏教用語が説明なくポンと出てくるのはどうなのだろう?
『全ての象徴的直接的知識と智慧』
多分、ここかと思います。「知恵」にしちゃうと、死生観、宇宙観といった
「悟り」のニュアンスが薄れて伝わるかと思ったので。
浅はかな考えかも知れないのですが、(エヴァの人類補完計画を更にグレードアップさせて、
宇宙まで繋がっちゃったZE♪みたいなものをイメージしてください)
宗教学や哲学、数学なども、たどりつく究極的な場所は一緒だと思うのです。
だから、それら学問をイメージさせるキーワードを入れてみたんですが……数学は残念ながらチンプンカンプンなので断念しました。
いまどきのゆとり世代で、本を読むような子達は、結構背伸びしたいんじゃないか、なんて、僕も未だにそうですね。
腕不足により、細かく説明しちゃうとリズムが悪くなってしまったので(括弧内の文がそうですね)
「それっぽい」雰囲気だけでも掴んでくれるような物に仕上げたかったのですが……。
一言で言ってしまうと、僕が学歴コンプなんで、ぺダントリーひけらしたかっただけです。 てへっ☆
あ、ちなみに本編はラブコメです(マジ)。
835 :
ニートとして軸がぶれている:2008/07/31(木) 17:29:51
すみません。
×ひけらしたかった
〇ひけらかしたかった
でした。
ペダントリーって単語分からない俺はどうすりゃいいんだ……
まぁ、本文自体は単純な表現ばかりだし問題ないんだけど、いちいち辞書繰らないと分からない単語とか言い回しがある
作品は不親切だよね
最近読んだ作品も、単に使ってみたいだけじゃないのか? っていう、場面に合ってない表現があった。そういうのは気になる
内容と描写のギャップに触れてはいけません。内容抜きに文章だけを酷評してください
>>837 触れてはいけないって事はないだろ。特に内容に触れないでください、なんて書いてあるわけじゃないし。
ただどうでもいいことをつらつらと攻撃してくる酷評者はウザイが。
どうでも良いことってアバウトだとわからん。
具体的にどれよ?むかついたんだろうからそれ引用したら?
内容は関係ないよ
対象は文章であって小説ではないんだから
いや、今まで見た中でそういう酷評者はいなかったよ。
内容に触れるのにも限度はあるよね?ってことを示唆した言葉だったんだけど。
とりあえず内容に対する感想みたいなものはあってもいいんじゃないかと思う。
文体の選択は内容と不可分だろ。
843 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/31(木) 18:13:28
>>842 内容と文章がマッチしているか、内容に即した文章が書かれているか、
そういうのはある。そこら辺が全部出来ていて面白くないんなら、作品
の内容がダメで文章は別だと言い切れるんだけどね。
844 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/31(木) 18:14:22
>>839 こういう奴のことだろ
>aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa
bbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbb
>ccccccccccccccccccccccccccccccccccccccccccccccc
ddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddd
>eeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee
fffffffffffffffffffffffffffffffffffffffffffffffffffffffffffffffffffffffff
こんな感じ。
書いてる本人は、批評してるつもりだろうけど、まったく読む気になれないって奴。
>>836 辞書を引けよw pedantry=衒学的ってことやね。
『無駄にペダンティックな小説』とかそういう文脈でも出てくる単語だから、
覚えておいて損はないぞ。
内容に触れるべきかの議論は定期的に繰り返されるな。
いつも賛否両論あって、結局それぞれ好きにやれって感じで有耶無耶になってるのが実情。
「こういう内容は俺の好みじゃない」みたいな評価は論外としても、テキストと内容は
もともと不可分なので、ある程度内容に踏み込んだ議論が出てくるのは致し方ないことだと
個人的に思っている。
>>844 何を言いたいのか分からない
作品の一部を切り取ったんだから内容とかは関係ない、ってことなのかもしれないけど、やっぱりぱっと見たときに
違和感を感じるような文体だったら気持ち悪くない?
保険のパンフレットだろうがスーパーのチラシだろうが酷評してみせるのがこのスレです
一番重要なのは筆者がどれだけを望んでるかって事だからな。
内容触れられたくなかったら「内容には触れないでください」って書いておけばいいと思う。
最近筆者とのやり取りにちゃちゃを入れてくる外野が多すぎる。
自分は酷評すらしないんだから黙ってればいいのに。
内容は関係ないよ
対象は文章であって小説ではないんだから
851 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/31(木) 18:25:37
>>849 まぁ、このスレも特定粘着が棲み着いているからな。
無視するしかなかろ。
>>850 作者によるんじゃね? ストーリーに関しても酷評ほしい人もいるだろうし
俺もそう思って晒したこともあるし
やっぱり、晒す側もどの程度のものを求めるか書いたらいいのかな。多角的な視点で批評もらえる方がいいと思うけど
853 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/31(木) 18:27:28
自己紹介乙
なんつーかよくわからないけど
オチをつけろだの、内容をハッキリさせろだの……
それってつまり短編書けってことだろ? それじゃ文章を見るんじゃなくて話見てるだけじゃないか
>>854 そういうのは論外だろ。
読めてない奴が文句言ってるに過ぎん。
オチをつけろ、ってのは確かにおかしいけど、内容をはっきりさせろ、ってのは長編を書く気の人でも重要なんじゃないの?
凡庸なシーンがずっと続くのは退屈なものだし
オチをつけろとか、内容をはっきりさせろ、なんて俺は一言も書いたことないが。
他の酷評者も見たところ書いてなさそうだ。
内容は好みの問題だから、批評ではなく感想になるな。
感想が批評にはなりえないの?
このスレは単に、かぎ括弧の最後の部分は句点をつけないんですよ、とかかぎ括弧の後は一字下げしましょう、とか
そういうことを言うスレなの?
風景描写とか心理描写とかに関して言っている人もいるけど、それも個人の好みじゃないのかな
無能の空論超ウケるんですけど
内容を把握した上で、その書き方は内容を十分に伝えてるのか伝えていないのか
を問題にすればいいんだよ
内容自体は評価の対象にはならない
まあ、結局投稿した人がどう思うか次第じゃないの。
外野がとやかく言うことじゃない。
そんなことより投稿した文章を
スルーされる方が辛いと思うぞ。
感想でも何でもレスしてあげる方が、
酷評の内容を言い合うよりずっと建設的だ。
必死すぎるぞ常駐
他にこういう感じのスレってないの?
感想を述べるスレとかなんとか
そういう奴と住み分けしてやればいいんじゃない?
>>861 >その書き方は内容を十分に伝えてるのか伝えていないのか、を問題にすればいいんだよ
ということは、内容を十分に伝えられてるのが「名作」ってこと?
自分で考えろ
なにをいってるんだ
ここはあくまで技術論を議論するスレだろ
名作かどうかは内容を含む作品全体で決まるんだし
文章自体は完璧だし、ストーリーや人物の設定とも完全に合致した文体
それでも、残酷に人が殺されまくって最後には主人公も発狂して死んでしまう、という救いようのない内容は
果たして名作と言えるだろうか
まぁ、それは読んだ人の完成によるんだろうけど。バッドエンド好きな人もいるしね
869 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/31(木) 19:22:06
>>867 ちょっと横からすみませんが、その「技術論」というのを読ませてください。
過去スレにいくらでもあるだろ
内容を問題にしてないのはすべて技術論だ
>>870 それではあなたの「技術論」というのを読ませてください。
まあ、内容を抜きにして文章が語れるわけがないわな
そらそうだ。添削眼、批評眼、マシンガン(口から弾丸)三つ必要。
内容にも掠るだろ。
だから 内容を問題にするなら文章の批評じゃなくて小説の批評になるだろうが
わかってのかおまえら
>>875 批評と添削の違いを教えてください
又、酷評と批評の違いもお願いします
保険のパンフレットに対しても、この保険の説明は表現が悪い、とか、内容に関する批評はあるじゃん
何言ってるんだろう
878 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/31(木) 20:14:57
小説が書けない現実から逃避したいんだよ
まだわかってないな
内容を理解した上で、その文章は作者のいわんとするところを効果的に
伝えているのかどうかが問題なんだよ
抽象的な話してないで、どのレスのこの批評が気に入らない等の
具体的な事柄扱って欲しいんだけれど。
いくらなんでも何が問題なのか不明確であーだこーだは、非生産的過ぎるだろ。
例を示すと、
>>870 >過去スレにいくらでもあるだろ
>内容を問題にしてないのはすべて技術論だ
「いくらでもある」と述べた側が、その一例を示してくれないと
確かにこれは技術的な指摘で、沢山あるなと同意することもできません。
意見を正しく述べる際には説明責任が伴います。
何が現状で問題があるのか、問題提起としてはなってないです。
現状の問題点も設定しきれていないのでは、それを踏まえての意見を
伝えようとする文章として不適です。
>>879 効果的に伝わる文章になるかもしれないけれど、
画一的、没個性な添削指導に陥ってしまう。という弊害も考慮しないとな。
地球人が考えれば、内容を抜きにした酷評に、内容への理解は不要だわな
あ、中途半端で書き込んでしまった。
まずね、議論ってのは論点を明確にしないと。
思うに、批評の姿勢がどうこうってのは実は漠然とした
不満じゃないはずなんだよね。
コイツのこの批評はオカシイって批評文を見て思ったことなんだろ?
じゃ、ソイツに文句言えよと思うけどね。反論なんだから。
内容を問題にすると画一的、没個性な添削指導にならないのか?
残酷に人が殺されまくって最後には主人公も発狂して死んでしまう話はけしからん
というのが批評なわけないだろ。単に価値観の押し付けにすぎない
885 :
881:2008/07/31(木) 20:30:34
>>884 また極端な例を出す。それは感想だから。
同じことだよ。どんだけ難しい言葉つかっても結局は「内容が気に入らない」って
ことになりかねない。直木賞の選者にかつて「自分の目の黒いうちはSFにだけは
賞をとらせない」と公言してたひとがいた。
だから議論はよそでやれって
ここでやったら投稿する側も酷評する側もどんびきだから
小説として書いたつもりのものを小説として批評するなと駄々をこねてる常駐が1匹
889 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/31(木) 20:40:55
>>879 効果的に伝えているのかどうかって、どうやって確かめるのよ?
で、具体的に内容を抜きにした酷評って、具体的にどれだよ?
まずそこから始めろっつーの。
そもそも文章内の記述された内容と辻褄が合わない表現があれば指摘するだろ?
朝だったのに夜になってるとか、あるいは個性出してないキャラなはずなのに
ステレオタイプから激しく逸脱したような台詞回しとか。
時代物なはずなのに現代とか、
つかね、ワードか一太郎の校正ツールのチェックも通らない悪文を書いて
自分で読み直してみたけれど、間違いに気づかないような初心者がここきて、
酷評を受けても、ただただ自信を失ってしまうだけだよな。
残念だけどそういう投稿文章が大半なのが、これまた辛い。
>>889 内容を吟味して確かめるに決まってんだろう
892 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/31(木) 20:50:16
>>891 伝わったかどうかだよ?
あなたが書いた文章を、私が読んで、私に効果的に伝わったかどうか。
どうやって確かめるの?
内容について触れない酷評って具体的にどういうものを指すの? 文法事項が間違ってるって言うの?
それは、よくある指摘、っていうのとしてまとめwikiに書いてあるじゃん
そこにある、よくある指摘以外の部分をいかに酷評するかってのが大切なんじゃないの?
>>892 ちょっと前にジュエルがどうとかってのがうpされてただろ
内容は戦闘シーンなんだがぜんぜんおもしろくない
もっと面白くするにはどうすればいいかというスタンスだな
895 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/31(木) 21:04:58
>>894 あなたが考える最も効果的であろうと思われる文に改善?改悪?するだけで、
それは、押しつけじゃないの?
この議論している人間の中で、実際の投稿者は何人いるだろうか・・・・・・
比較の問題だよ。その表現が効果的かどうかという尺度は客観的な評価をしやすい。
作者が書きたかってであろう「内容」にケチつけられるよりマシだ。
まぁオマエら二人でやっとけっつーの。いい加減飽きた。
どれか一個にレスでも書くか。よし
>>778 なかなか悪い出来じゃない。
国民的アニメと言っても過言じゃないラピュタのパロだから導入ラクチンだよね。
文体そのものがギャクってわけじゃなくて、淡々と進めて理解できない状況との
ギャップ、シュール的な面白さを狙って書いたのならなかなか。
ただ、シュール物とした前提で話を進めさせて貰うと
主人公に「こっけいだ、おかしくてしかたない」ってのはどうだろ?
客観的な読者から「こっけいだ」と思わせてなんぼじゃないのか、大変蛇足。
情景描写で余韻締めが来たのも却って興ざめ。
>>821 > 速くはなくの間違い?
> 内容とはあまり関係ないから自分はそんなに気にしないけど、
> 少女がどんな風に落ちているのかとか状況がいまいち分かりにくいな、とは思う。
ここは意図的に書いたのなら評価したい。綺麗な羽根、だんだん近づく、落下点も遠くない。
距離が近くなるにつれて、とか、透き通るような白い肌(まぁ見えるのは肌よりも服だろw)で
クローズアップな描写を入れて、スピード感をミスリードさせて、彼女は姫で僕は騎士と
主人公にゆったりとした雰囲気もつ妄想心理分入れた後に、ぐちゃっと一瞬がくる落差。
潰れた。とかの事態の飲み込めない文章は良い。
まぁありのまま書けというスタンスなら、スピード感があるはずの場面でそう書いてないとか
普通とんでもないスピードなら、気づいて焦るだろとか、つっこむこともできるから、
作者の演出意図が評価の分かれ目。
やれやれ。
>>897を傷つけたレスは具体的にどれなの?
めんどうだからテキトーに謝ってやれよ。あー。ごめんごめん。ごめーんね。
「『内容』(笑)」にケチをつけちゃいました。
900 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/31(木) 21:26:49
>>897 もっと面白くするにはどうすればいいかというスタンスだな
これは主観じゃないの?
主観だよ。だから何?
だから比較の問題だってば。
宇宙人がでてくるからこんな小説はだめだっていわれたらどうする。
そんなの批評でもなんでもないだろ。
「ひとりの美女が立っていた」という「内容」を表現する方法はいくらでもある。
効果的な表現がなされているかどうかを評価するのは意義があると思わないかね。
903 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/31(木) 21:33:17
やっぱり架空の話かよ
>>902 あんたが思っている効果的な表現が押しつけにならないか?
って話だろ。
他人が価値観を押し付けることは我慢ならないが、自分が押しつけるぶんには構わない。
そう取られてもしかたない言い分に聞こえるが。
その通りだけど、だから何?
まだわかってないな。
内容を問題にすることは主観の押し付けにならないのか?
最低限内容に触れざるおえないくらいでいいんでね
「内容」にケチつけるのは論外だ
>>906がこのスレのガン細胞だってことはよくわかった
議論で勝てなくて悪口いい始めるのは詭弁のガイドラインの何番だったかな
このまま次スレでも議論が続くと迷惑だな。自分たちでスレ作ってそこでやってくれ。
傍で見てると滑稽だな。いかに粘着厨がこのスレをよりどころにしているのかわかる。
913 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/31(木) 21:57:36
議論なんてしてねーよ虫けら
>>767-768 ついでにもう一つ。YOUには愛着感じてるから酷評しちゃう。今回リライトで弄った方が早いとは思わなかったよ。
>>820の
> >とりたてて私は何も咎めはしない
> 咎めるって言葉の使い方が変かな。
咎めるは、変だとは思わない。「好きに使え。何に使っても取り立てて咎めはしない。」はOK。
そうではなくて、”とりたてて”と”何も”の修飾がバッティングする。”何も咎めない”か”取り立てて咎めない”
> >汗が頬を伝うのを感じた僕は、静かに立ち上がった父さんの何の感情も浮かんでない顔を見上げた。
> 文章が微妙にくどいかな。文を二つにわけてもいいんじゃないかな、と思う。
同意
> >見ればまだ小学生の恵美
の件同意。不自然な説明。要工夫。
> あと、前後の流れがよく分からないので
> 面白いんじゃないかと思っちゃうんだけど。
不同意。物語の一部(多分回想あるいは導入部)で判断できるわけがない。
>夏休みに入ったばかりの子供たちの笑い声が無邪気に響いていた。
夏は蝉は問題ないが、子供はいつも外にいるわけではない。風物的なものだろうか?
もちろん、この世界設定と一致しているなら問題なし。
「響く」便利な表現だけどチープって問題が一つ。情景漂う描写文で出くわすとゲンナリ。
もう一つ。辞書を引いてほしい。これは空間への反響を連想させる言葉。
”どこに”響いたのか明確に。
>傷から鮮血が流れだしたような気がした。
"僕の心臓に大きな傷をつけていた"から離れ過ぎてなんのことかピンとこなかった。
>睨みつけた父さんの背中は、ただじっと立ち尽くしていた。
"背中は立ちつくす"ってのは比喩としてギリギリ。それと、父の立ち位置の情報をこの前に。
>ただ時期が来てしまったんだ。こんな風に僕たちが出て行かねばならない時期がね
で、分かんないのは、普通は両親が未成年者、特に小学生の子供を残していなくなるって
あり得ない状況なんだよね。で、父の台詞の通り、時期が来たら親がいなくなる異世界物なら、主人公と妹の
動揺は深刻すぎるし、逆にこの家庭に降りかかった特殊な状況なら、背景の説得力が無いってこと。
二人の悲壮感は良い感じ。最後の「鳴き」は「泣き」でいいんじゃないかな。
915 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/31(木) 22:09:41
うるせークズ
批評者の個々でどういう見方してるかも参考になるかもしれんから、
一応伝えとくと
>>914は
>>680,685を書いた人間だよ。
内容を気にするが内容自体を問題にしない批評のやりかた 俺の場合
>> 902
「ひとりの美女が立っていた」は、実は内容じゃないんだ。 分かる?
1.具体的な表現:「雑踏のなかで、僕は一輪の可憐な花を見つけた」
2.修辞を除いた要約:「ひとりの美女が立っていた」
3.内容:「これから主人公の身に起こる恋物語のきっかけ」
あるいは「スリリングな事件を予感させる、危険な女との出会い」
あるいは「主人公を哲学的思考に浸らせる、ある風景」
あるいは「大人の美女萌え。大人の美女を出すこと自体が目的」……
3.は、専門用語でいうなら「モチーフ」でいいや。作家はまず3.が心のなかにあり、
つぎに3.にふさわしい2.=「プロット」を考え、1.の具体的な表現を書くんだ。
従って3.を満たすかぎりにおいて2.は他のものにどんどん変えてもいいんだ。
「主人公を哲学的思考に浸らせる、ある風景」なら美女じゃなくて老婆でもいいかな、とか
「スリリングな事件を予感させる、危険な女との出会い」はやっぱりファム・ファタルっぽい
美女が出てこなきゃだめだよなとか、
ちゃんと2.がその形であるべき理由を考える。
これは批評するときだけじゃなくて、自分自身が小説を組み立てるときにも常に行うべきことなんだ。
ところが投稿者やリライトさんのなかには、2.にこだわって
「ひとりの美女じゃなきゃだめなんだ。美女がふたりだったりしたら内容に忠実じゃなくなるんだ」
と考えてひたすら「ひとりの美女」の描き方を考えちゃうわけ。
これが間違い。
>>782 うわ、そうだったのか。知識がなくて、すまん。
ののの、の批評はときに深読みし過ぎて独善的に見えるからなぁ。
読み方なんつーのは多様なんだから、読み手の個別性が高いものだし。
ののの、のカウンターパートの人でもいりゃいいんだろうけど
それが投稿者に客観的な受けとられ方の全てに思われてないかと
危うさを覚えたり。
> これが間違い。
こういうところね。独善性のあるところ。一般化しすぎ。
665 名前:名無し物書き@推敲中?[] 投稿日:2008/07/29(火) 17:11:24
>>664 一例を持ち出して一般論化するところが分かりづらい。
これもおまえだな。いちいち他人につっかかる。
だれが誰だかわからん。
とりあえず、落ち着こう。他人の酷評に直接レスすると火種の元だ。
個々の批評の反論はアリだろ。野放し良くねぇし。
漠然としたイチャモンがウザイ。
>>914 温かいお言葉ありがとうございます。文章の誤字や修飾の重複など見落としていた部分がよく分かりました。
>>820さんにも指摘いただいた小学生という属性を説明する部分を重点的に見直したいと思います。
あと、この話はこの家族にだけ降りかかった特殊なケースのものでした。
あまり世界観を考えていなかったので、その状況における背景の重さというのも伝えられるようになればいいなと思います。
>>708-710です。評価ありがとうございました。
>>714-715 最初の一文は、うーん、この文章はこの一文の思いつきからはじまったので、出来れば、これでいきたいです。
ただ、それが変じゃないようにしないといけないのですね。
文章のリズム感は一番大切にしているところなので、そこは頑張りたいです。嫌なあくにならないように。
>いつでもいいから。
>いつだっていいから。
>いくつになっても、
>私、あなたを待ち続けるから。
こっちの方が良いですね。
字下げは、するときもあるのですが、今回はしていません。
手を抜いた訳では無いのですが……
明確な意図がある訳では無いので、ルールを守るところは守るようにした方が良さそうですね。
>>766 図星です。
>あと、なぜか後半で「彼」が「あなた」になるので戸惑う。
>もしかしたら「あなた」は「you」じゃなく「husband」という
>意味で使っているのかな?でも紛らわしい。
良くやってしまいます。
読み返した時に気が付くときもあるのですが。
気を付けます。
>あと一番直したほうがいいと思うのはタイトル。
>全然キャッチーじゃないし、内容的にも首をかしげる。
タイトルを付けるセンスがイマイチ……
出来るだけ、キャッチャーなのが良いんですが。
>>918 作品を楽しむのが目的の読者なら多様に読んでいいだろう。だが批評者ならば、
他人に言い聞かせられるだけの読み方をしないといけないんじゃないか。
俺の読み方が100%正しいとは言わない、ただ批評として成り立つ読み方は何でも
アリじゃなくて、アリとナシに分かれると思う。だからこそ俺も正しいと思う反論に対して
「俺が別の感じかたをしたんだから勝手だろ!」と言い返さずに「間違っていました」って
謝れるわけだし。
そういう意味では俺もカウンターパートの人が欲しい。
批評の客観性について。俺は 「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
だと思っている。つまり客観的に理由が分からないけれど成功する作品ってのは存在す
るが、失敗した作品ならば、客観的に指摘できる欠点があるってことだ。
>>919 理由もなくある場面が心のなかに浮かぶせいで、作者がその場面を追い求めるように
小説を書くやり方のことか? そういう場合はモチーフなしに、詳細にこだわって書きそうだが。
>>926 >批評の客観性について。俺は 「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
>だと思っている。つまり客観的に理由が分からないけれど成功する作品ってのは存在す
>るが、失敗した作品ならば、客観的に指摘できる欠点があるってことだ。
プロの一般作品について論じているのかもはっきりしないし、
このスレに書いているのだから、
スレ内の文章(作品)ついての客観性云々かもしれないけど。
作品を批評するのか、文章を批評するのか、
作品ありきで論じても、この場に合わないんじゃないの。
ここにあがってくる文章は丸々一本の作品じゃないよ。
のののはさぁ、たまに「ここはこういう展開の方がウケる」みたいな評をすることがあるだろ。
あれは流石にお節介というかやりすぎだと思うぞ。君ひとりにウケでもしょうがないんだから。
>>929 横レスすまないが、
否定をするなら対策を提示すべき、という考え方もある。
単純に否定するだけなら誰でもできるからな。たとえば「くだらない」だけでも否定にはなる。
それに批評をどう受け取るからは作者に委ねられるんだし、
いわれたまんま甘受するならその程度だと思ってしまうが。
自分なりに噛み砕いていい意見、関係ない意見を見分けられないと。
横レスの上にのののについてはよく知らんから適当に流してくれておk。
仮にこのスレに投下された作品から一作、
『第63回あなたの文章真面目に酷評します賞』受賞作
を決めるとかは無謀すぎる?それとも評価軸が安定する?
柔軟さがなくなってだめか。
まあ、ある程度の優秀作を挙げる程度が限界だろ
審査委員が決まってるわけでもなし、収拾つかなくなって
しまうだけだろな
きちんと統治されてるスレでもないし、
gdgdが関の山だろうとおもお。
IDないから、誰がどんなこと言っている人なのかわからなくて謎だ
多分よく分からないこと言ってるのは数名だろうけど
なんか晒す気失せたわ。あ、お呼びじゃないですか、サーセン
935 :
1/2:2008/08/01(金) 08:00:17
よろしくお願いします
ミケは猫だ。メスの三毛猫だ。まるまると太っているというわけでもなく、かといって
がりがりにやせているわけでもない、いたって健康な猫だ。
そんなミケは今私の隣でぴくりとも動かず丸まっている。ソファーに置いてあった
クッションを枕に、安らかな寝息を立てているのだ。触ったって起きやしない。時折身体を
震わせたり、髭をぴくぴくと動かすことはあるけれど、ぽかぽかと暖かい春の陽気に
ずっぷりと浸かってしまっているのだ。
気楽でいいなと思った。目を閉じて、周りで起きている様々なことを全部無視して、
好きなだけ眠りの中に落ちていく。暗闇の中で、爽やかな風の音と香る緑の匂いとを感じ
ながら深く底へと沈んでいく。羨ましくて、少し妬ましくなった。
開けていた窓から風が吹き込む。カーテンがさわさわと揺れる音がした。目を向けると
カーテンの隙間から覗いた庭で、緑が優しく萌え出していた。降り注ぐ穏やかな太陽の恵みを、
目覚めたばかりの身体で目一杯浴びている。思わず目を細めてしまった。
こんな近くでも力強く生きている命があったのかと、思い知らされた気分になった。
毎年のように種を蒔き、水をやり、育ててきていたプランターの花々にもそれぞれの命が
あったのだ。出来上がった花だけを見ては満足していた自分が少しだけ恥ずかしく思えた。
936 :
2/2:2008/08/01(金) 08:01:44
ミケの身体の上に添えていた掌が、もぞもぞと動くミケを感じた。振り返れば、寝返り
を打ったばかりのミケが伸びをしているところだった。
「ミケ」
呼ぶと、少しだけこちらの世界に浮かび上がってきていたミケは薄っすらと目を明けて、
細く一度だけ返事をくれた。身体を収まりがいいように調整すると、また幸せそうな表情
で夢の中へと潜っていった。羨ましくて、妬ましく思うミケの寝顔だけれど、その滲み出
てくる愛くるしさにはどうしても敵わない。自然と頬が緩んでしまうのだ。小さな額を優
しく撫でてやる。もごもごと口を動かすと、ミケは満足そうに微笑んだようだった。
目の前の、ガラスのテーブルに置いた時計を見る。アナログ時計の秒針は迷うことなど
なく、こちこちと正確に時を進めていた。
死神が私の元にやってくるまであと三十分。
春風が再び部屋の中に吹き込んでくる。穏やかさに私までまどろみの中に溶けていきそう
になる。瞼が重くなるのを感じながら、その時が来るまで寝てもいいかもしれないなと思った。
ミケの邪魔にならないようにそっと隣に身体を滑り込ませると、鼻の先にミケの毛が当た
ってくすぐったかった。鼻腔に広がるミケの匂いと春の空気。どこかで鳥が鳴いたようだった。
私はゆっくりと目を閉じると、深い暗闇の底まで潜っていった。
描写の仕方が平易すぎる気がしますがどうでしょうか?
>>935 文章はきどらないように気を配られた感じがして好感が持てました。
主語がない一人称文体のようですが、ここに善し悪しを感じました。
主語がうるさくないので、スムースでまったり感に一役買っている
と思います。いちいち「私は」とか「だれだれは」と書かれると、おそらく
その度に力が入りなおしてこのような雰囲気は出ないと思います。
一人称的な文体、たとえば「〜けれど」などが口語的で、穏やかさが感じられ
そのため、死神、という設定が活き、穏やかさがうっすら悲しみをたたえているような
逆転につながる感じがしました。
描写という点で言うと、画が浮かぶタイプのような文章ではないと感じました。
あなたが狙っているのは映像喚起力ではないかもしれませんが、
映像が喚起されないので、風景描写的な文章が、紋切り型の表現になって
しまっているように思います。
例えば、
>目を向けるとカーテンの隙間から覗いた庭で、緑が優しく萌え出していた。
>降り注ぐ穏やかな太陽の恵みを、目覚めたばかりの身体で目一杯浴びている。
などです。
目を向けて見ているのに、「緑」が公園なのか雑木林なのか盆栽なのかわからない
表現なので、その影響か、二文目、「降り注ぐ太陽の恵み」がこれ以上ないような
紋切型に読めてしまいます。
あなたの狙いとはそれるかもしれませんが、仮に緑を盆栽として描写すれば、
例えば「〜の葉に乗っていた朝露はすでに乾いている」と無機的に書いたとしても
老人だろうか、時間は昼だろうか、庭を見るのが好きなのだろうか、など情報量や
読者の操作といったことができるのではないでしょうか。
盆栽と観葉植物では主人公の設定が変わるでしょうし、公園と雑木林でも
聞こえる音が違うでしょうし、雰囲気も変わると思います。
やりすぎると、一人称的な口語っぽい柔らかさが損なわれるかもしれませんが、
何パターンかリライトして実験してみてもいいと思います。
文章にはならない部分でも、自分の中で風景なり設定なりを強くイメージして
書くべきだと思いました。
長くなっちゃった。
938 :
937:2008/08/01(金) 09:18:52
補足。
必ずしも風景描写に意図を持たせろ、とかメタファーとして書け、
という意味じゃないです。
保坂和志みたいにそれ以上でも以下でもなく書いて面白い作家もいるし
三島みたいに小道具が筋立てに直結してる作家もいるし。
>>935-936(1/2)
描写は平易すぎるとは思わなかった。こういう女性一人称(だよね?)の擬態語多めでゆるやかな文
章は、好きな人は好きだし、嫌いな人は嫌いに思うものだろうから、そこは割り切って開き直らなく
てはならないところかと。
死神が出てくるような話のジャンルが、この文体で良いか悪いかは知らない。公募目指すなら傾向と
対策も考えて欲しいのだけれど、それはともかく最後まで書きって欲しい。
描写の指摘は「目を向けると」からの下り、窓の外の描写について
>>937 の指摘にほぼ同意。庭の様子が絵に浮かばない。
ググればたとえば
http://www.pechi3.com/garden/haru-natu.htmlとか出てきたし、
利用できそうなページを活用して、季節と辻褄、あるいは季節感がある花から、場面、心理に合うだ
ろう形や色、他にも花言葉とかで選んでみたりして、固有名詞を持ち出しても良いと思う。
所々に具体的な描写があると、他の部分も締まるんじゃないかと。
ただししつこく無い程度にしないと、流れを断つ事にもなるので加減も必要。
猫、私、ソファー、窓、そうした空間の位置関係は見えないんで私から見て右左後ろ、距離感の空間
を感じさせる描写があっても良いかもね。
>呼ぶと、少しだけこちらの世界に浮かび上がってきていたミケは薄っすらと目を明けて、
これは一瞬なんのことかと思った。こちらの世界があるならあちらの世界は?
なんで、死を考える場面で現れた表現としても、ちょっと上手くない気が。
>>935-936(2/2)
主人公の心理を良く投影している描写順で、死の運命を開示されたのは、読んでいて驚きを感じた。
いい掴みだと思う。
それが嘘って訳でもなくて、死への受容に到っている主人公は穏やかで優しい性格だと感じ取れるし
持ったの心の動きとしても納得できるというか、受け入れられる自然な流れで上手いと思う。
怒り、否認・怒り・取引・うつ・受容の5段階を経るらしいガン告知の人の心理の話をふと思い出し
てしまった。
十分に溜めを作った後のサプライズは良いよね。続きが気になる。
このサプライズのしかけも良かったのだけれど、それを支えたのは
猫は当たり前に寝てる。いいよなお前。草木。各々みんな命があるんだ。
猫。私のことは知らないだろう。やっぱり可愛い。時計。もうあと30分。
春は心地よい。その時まで寝てもいいか。
このように心理の流れに合わせて、対応した描写になって無意味なところが無いところ。
心理のフリとしてつかわれる描写で変に遊んでない。
草木を入れた描写の出来はともかく、死を前にしてこれまで目も向けなかった物が生きているのだ
と思う心理のために、猫から離れたところはポイント。猫だけではきっとダラダラしただろう。
こういう感覚が良い感じ。心理表現も読み直して深さが出るの控えめがあって良いよね。
あ、そうだね。個人的には「私」に好感を持ったし、良い掴みの文章だと思う。
941 :
814:2008/08/01(金) 22:10:12
>>831 丁寧に読んでくださいましてありがとうございます。
自分は自分の文章作成能力に甚だならぬ不安を覚えておりまして、
いったいそれが何が故のものかと、常々悩んでいるのでおじゃるまるす。
大変参考になりました。
えーと、自分としては、
「回ってるコイン」から飛躍して「世界の全て」をイメージすることができるように、
世間の人が「通り魔殺人」から飛躍して「派遣労働者の悲哀」を勝手にイメージしてくれるんじゃまいかと、
悦に入りこんで包丁と戯れている俺って感じなのです。フヒひひ。
942 :
一行小説:2008/08/02(土) 00:03:39
ただ、乳房だけは、ちょっと惜しかった。
よろしくおねがいします
944 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/02(土) 00:33:32
いちいち釣られるな
シニフィエとシニフィアン
946 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/02(土) 06:26:46
しったかの虚栄心
947 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/02(土) 12:16:09
出会い頭の事故みたいなもの。頭同士がかち合うんじゃなく、車とチャリンコの衝突みたいな。
>>929 >>296みたいな評のことか。個人的な好みを言っているんじゃなくて、なにかひとつの概念
っていうか小説理論に基づいて指摘しているんだって、分かってもらえないといけないんだ
けどな、批評者としては。
>>301を見るに、作者にも分かってもらえなかったかもしれないしな。
俺が考えた展開のほうが具体的に良いって言っているんじゃないよ? 考え方の方向性、
「
>>293みたいなインパクト勝負の話の場合、展開やオチにも安易にまとまったものを使うべきでない」
ってことが言いたいのよ。そのうえでならば、別にゲロを吐いて主人公がどうなろうが、自由
で構わない。むしろ俺にも想像できない展開がほしいのだ。
例えば俺のやり方で
>>935-936に因縁をつけるならば、
「主人公が死に際して猫や植物の新鮮な良さに気づいたってことだけど、じゃあ猫や植物の
良さっていうものはそもそも、死に際じゃないと分からないものなのか? そりゃ死に際なら
なんだって新鮮に見えるだろうよ。そんな安易な視点に寄らないで、もっと今生きるあなたの
瞬間瞬間でもって猫や植物を見つめたら、もっとすごい発見があるんじゃないか?」
って言っちゃうんだけど、これも
「死にオチよりそうじゃないオチのほうが好みだ」みたいに思われちゃうのかな。ああ畜生。
死に際で新鮮に見えるシーンなんてチープすぎて価値無いよ。
なんて好みの押しつけじゃねーの?
950 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/02(土) 12:56:35
それは恥ずかしくて書けない
>>948 なら直接
>「
>>293みたいなインパクト勝負の話の場合、展開やオチにも安易にまとまったものを使うべきでない」
このように書けばいい。これにも俺は賛成しないけど。
各々のシーンは読み手が思うほどには交換可能ではない。どの部分も作者の必然から産まれるからだ。
結果的に拙い展開になっているなら、作者の実力が不足しているんだろう。しかしそれは一見して
拙い展開を避けることでなく、よりよい展開を生めるように考え努力することで解決しなければ意味がない。
ところが
>>296はどうだ? 小説を産む生理に関して、評者は作者となにも共有していない。
これは部分リライトとかにも通じる問題だが、こんな「代案」、君は一例に過ぎないというかも知れないが、
こんなものになんの価値がある。
のののはな、内容主義者と謳っていた割には内容に対する敬意が足らんと思うぞ。
たかが知れたものを書くたかが知れた作者は消えていくしかないだろうが、それでも本人が書いたことに
意味があるんだよ。そんなことを書いてどうする、ってのは余計なお世話さ。
作者はこの文章で死に際で物が新鮮に見えるシーンを描きたかったのか、
ってのも作者しかしらん事だし、ホントは闇の中だけどね。
思ったように文章に落とすっての? 精密にコントロールして書けないから
誤字脱字、日本語のねじれといった悪文化に到るわけで、
落とし込まれた文章が、作者のある狙いがあるように読みとれるのは、
”たまたま”そうなっているだけの事の方が多いだろ。
のののは『小説理論』とかなんとも漠然とした言葉を使っているように
どうもテクスト論とか熟知している文学通には思えないんだよな。
オレ的にのののは信頼できない自信家って思ってる。
正直、のののは感想書きとしてはなかなか面白い視点持ってると思う。
だから、小説の切れ端しか投下されないこのスレよりも、
小説全体が投稿される場所で感想書いた方が良いと思うんだが。
有り難がられると思うぞ。
内容は正解が一つではないから、感想はともかく批評をしだすときりがない。
目玉焼きにソースか醤油かというのと一緒だ。
ソースか醤油かならまだいい
ここはガソリンとか砂をかけるやつがいるから問題なんだよ
956 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/02(土) 14:21:56
>>828 おっしゃる通り、小説を書くのはこれが初めてで慣れていません。
一応、心的な監禁を描いた話なので、私の中でそれを煽らせる為に、靴がない=自由がない、と考えながら書いていたんですが、背景を書かずにいたらそんなの分からないですよね。
これからは、背景の詳細を書く事、文法の誤りを中心に、今回ご指摘して下さった箇所の改善に努めたいです。
良い経験をさせて頂きありがとうございました!
また機会がありましたら、次はもう一段階成長したものを見てもらいたいです。
957 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/02(土) 18:33:48
うるせークズ。ののののののうるせーんだよ。のののが嫌ならオメーが消えろやクズ
958 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/02(土) 18:39:01
ののの乙
>>937 ご指摘ありがとうございます。庭の描写に関してですが、漠然とした小さな庭ということだけを
念頭に書いてましたのではっきりとした像を見ていなかったきらいがありました。
もう少し書き込んで、庭の外枠を作るようにしたいと思います。
また一人称についてのコメントありがとうございました。
>>939 >>937さんと同様に庭へのご指摘ありがとうございます。具体的な描写があると他の部分も締まるというのに
納得しました。模索してみたいと思います。
眠りと覚醒の対比をこちらとあちらの世界としたのは確かに不味かった気がしてきました。重複しない言葉を
選びたいと思います。
後半に温かいお言葉ありがとうございます。頑張りたいと思います。
連続して酷評依頼をしてしまったわけですが、たくさんのことを学ぶことができたと思います。
みなさん、ありがとうございました。
960 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/02(土) 18:56:24
おいクズ消えろクズ
961 :
‡夜華笆‡:2008/08/02(土) 19:05:25
そういうのは放っておけよ・・・
それはそうと、次スレは立ってんのか?
964 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/02(土) 19:19:13
上げ
965 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/02(土) 21:58:34
クズの自己PRキモイ
長い間わたしたちは見つめあっていた。
まだお互いに触れ合ってもいないのにあの人はしっとりと汗をかいていた。
あの人の吸い込まれるような青い目に見つめられると、
自分がほとんど裸でいることがひどく無防備に思われてくる。
あの人の故郷のあのヨーロッパの小さな国では、男の人はみなこんなにたくましいのだろうか、そんな思いに心を漂わせていると、ふいに彼がこちらに手を伸ばし、気がつくとわたしはそのがっしりした腕の中に抱きすくめられていた。
彼はわたしの耳元で激しくあえぎながら、いつもの性急さでわたしの体を覆うたった一枚残された布切れに手を伸ばしてくる。
いけない。またいつものように彼に主導権を握られてしまう。
わたしは必死で抵抗するが、もう手遅れだった。
彼は腰を打ち付けるようにしてがぶり寄ると、わたしを土俵の外に押し出したのだった。
私は運び屋。
こんな日陰の仕事を選んだのは私自身。
あの男達のようになりたいとは思ってもいない。
ただ運ぶだけ。
ただそれだけ。
私に指示を出せるのはあの男だけだった。
そいつも今は此処にはいない。
まあいい。今はただ与えられた仕事をこなす。
誰の下でも動いてやる。
それだけだ。
哀れな男達が必死でほざいてやがる。
仲間を蹴落とし汚い顔で。
そんなにこれが欲しいのか?
こんなただの座布団が。
婚約していた彼は余命3ヶ月と宣告された。
彼女は毎日の様に見舞いに訪れ、残り少ない彼との日々を過ごしていた。
『何かこんな事になっちゃって悪いな…好きな人が出来たら、俺の事なんか
気にしないで結婚して幸せになってくれよな』
『そうだ、もし結婚したい男が出来たら、いつも待ち合わせに使ってた喫茶店に
連れて来いよ。俺が背後霊になってそいつの事調べてやるから(笑)
それで、お前を幸せにしてやれそうな男だったら、なんつったけなあの曲…
ほら、いつもあの喫茶店で流れてたお前の好きだったやつ…
それが流れたら合格の合図な(笑)』
彼が亡くなってから数年が経ち、彼女には新しい恋人が出来ていた。
結婚も考えていたが、亡くなった婚約者の事が気になっていた。
彼女は、婚約者と待ち合わせに使ってた喫茶店に恋人と入り、あの曲が流れれば
この人と結婚しようと決めていた。
恋人『そろそろ行こうか?』
彼女『え?…あ、そうね…』
二人の思い出の曲は流れなかった。彼女は悲しい反面、何かほっとした様な複雑な心境だった。
恋人の車に乗り、走り出すとラジオから思い出の曲のイントロが流れてきた。
びっくりした彼女はボリュームをあげる。
『え〜、それでは次のリクエストは〜、ラジオネーム天国より愛を込めてさんから。
メッセージ読みま〜す。今日は遅くなってゴメン。曲の名前が分かんなくってさぁ〜。
大丈夫、絶対幸せになれるよ。俺は遠くから見守ってあげる事しか出来ないけど。
目の前にいる人を信じて頑張るんだよ、お幸せに』
本当にクズばっかだな
ホントにな。
でも969も自分のことをそんなに卑下するものじゃないぜ?
972 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/03(日) 15:46:05
>7 名前:名無し物書き@推敲中?[sage] 投稿日:2008/06/29(日) 18:38:31
>いるんだよな、こんな度し難い文章さらしておきながら自分は優れてるとか錯覚してるクズが。
>自分の実力の無さに気付かないレベルなんだからお話にならない。
>少なくとも「眼高手低」の状態ぐらいにはなってから来いよ。
>「眼低手低」の能無しが意気揚々とやってきて酷評されたら逆ギレとか救いがなさ過ぎて失笑ものだろ。
>能無しは自分が能無しだと認めるところから始めやがれ。
>痛い目見るためにこの文章を出版社に持ち込みしてみろ。
>鼻で笑われて大恥かくぞ。
>二度と来るなって言われるよ、たわけが。
「クズ」で抽出したら12レスあった。
973 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/03(日) 15:58:13
>>968 (笑)、二重かぎ括弧、台詞の前の名前、余計な空白は論外だろう。
975 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/04(月) 00:00:28
お願いします。
<1/3>
その鳥がやってきたとき、わたしはキッチンでカステラを作っていた。
鳥は開いていた窓の枠にとまると、ツーツーと高い声で鳴き、それから羽繕いを始めた。
わたしは卵と砂糖を泡立てているところで大分大きな音を立てていたのだけど、
鳥は少しも逃げる気配を見せなかった。
羽繕いをして、時々ボールとわたしの手元をじっと見つめ、また羽繕いにもどった。
わたしも手を動かしながら鳥を観察した。大きさは雀と同じ程だ。
頭部は頬だけ特徴的に白く、他は目とくちばしも含めて黒。黒は首の辺りからラインとなり股の辺りまで延びている。
ラインを除く腹の側は頬と同じ白をしていた。その白と黒はどちらもとても鮮明で絵の具のそれを思わせる。
脚は灰に茶を混ぜ合わせたような色で、非常に細く、前三本と後ろ一本の指で器用に窓枠を掴んでいた。
さっきから念入りに手入れをしている背中の羽も同じく灰と茶で、尾まですらりと伸びている。
わたしが見ているのに気付くと鳥は真っ黒な瞳でこちらの顔を見つめ、やはりまた羽繕いにもどった。
奇妙なほど警戒心がない。
泡立ての作業はすぐにルーティンワークとなる。退屈なのだ。
だからわたしは手を動かしながらそれだけのことを観察することができた。
鳥を見ている内に、卵と砂糖は段々と泡立ってきて、わたしの腕は疲れていった。
やっぱりハンドミキサーを使うべきなのだな、と思った。しかしキッチンにハンドミキサーは置いてなかった。
インターネットで調べたレシピによると、この工程はハンドミキサーで10分となっていた。
まだわたしがこの作業を始めてからようやく5分程だろう。これはかなりの重労働だ。
976 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/04(月) 00:05:21
<2/3>
鳥は相変わらず羽繕いを続ける。中々きれい好きな鳥らしい。
わたしはその鳥を見た覚えがあるのだが、名前を思い出すことはできなかった。
子どもの頃に見たのかも知れないし、学生のときに見たのかも知れない。
今住んでいる土地にほとんど野鳥は見られないので、何にせよ幾分むかしの記憶だと思われた。
鳥はわたしの腕が疲れていることを知っているだろうか。そもそも普段わたしは菓子作りなどをすることはない。
今日は自分に取っての特別な日で、わたしはふと何かに気付いたように、菓子作りを思い立ったのだ。
今日は妻と離婚をした日だった。もう5年も前のことになる。離婚の原因はわたしの行なった不倫だった。
会社で同じ部署に勤めていた女。相手にも夫がいた。仕事の打ち上げのあと、酔っ払った彼女が言い寄ってきて、
わたしはその誘いを受け、そしてホテルで寝た。わたしたちは普段よく話す方ではなく、
向こうも特別にわたしを想っている様子はなかった。悪い気まぐれだ。わたしは罪の意識を感じたが、平気だと思った。
平気だ、きっと妻には知れない、と。しかし結果はそうではなかった。相手の女の方が夫に知られたのだ。
彼女はわたし以外にも何度も様々な男と関係を持っており、それまでは何とか夫の追及を逃れていた。
だが今度夫は探偵を雇い、彼女の動向を調べさせた。そしてその調査で明らかになった不倫相手がわたしというわけだ。
探偵はわたしの住所まで調べたらしい。彼女の夫は不倫をした日の3日後にわたしの家にやってきた。
977 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/04(月) 00:07:07
<3/3>
「田宮さんですね。お邪魔しますよ」
その男はそう言ってこの家に上がってきた。今日みたいにとても気持ち良く晴れた、
外に出かけるには絶好といったような日曜日の午後だった。
男の服装も、焦げ茶色のカーディガンにグレイのパンツで、これから散歩か映画にでも行きそうな雰囲気だった。
わたしはそのときは男が誰なのか知らなかったが、予想はついた。
バレた、と思った。しかしわたしは状況に対して敏感な反応をしなかった。
ざらついた嫌な感覚が胸にあるのだけど、脳みそは言葉や行動を生まなかった。
何となくドラマでも見ているような感覚だったのだ。
「あなた、この方はどちら様?」
と妻が言った。彼はすでにリビングまで入り込んでいた。「橋本です。初めまして」
と、男はそこで初めて名を名乗った。わたしはやっぱりそうかと思い、その瞬間、どっと頭に血が流れた気がした。
978 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/04(月) 00:22:59
お願い酷評様
要するに、僕は空き缶みたいな人間だってことだ。
もう一つため息をつき、チューハイのプルタブを引く。チューハイが勢い良く噴出する。よおく振っておいたのだ。
マンゴーの芳香が鼻腔を満たし、ベトベトの汁が僕の手を上塗りした。ふう。少し口をつけてみたが、もう僕にはそんなに染み込まないらしい。先ほどまではあんなに乾いていたのにな。
右ポケットを弄りタバコを探してみたがなかった。そうか。カレに近寄り、カレのポケットに無理矢理手を突っ込んで潰れかけのタバコを引きずり出す。
れき砂漠のようなテーブルの上から百円ライターをつまみ上げ、椅子に座り火をつける。タバコに火をつける時の変な仕草は、彼の真似をしているうちに勝手に体に染み込んだ。
初めは指を焦がしたりだってした。彼の真似をして吸えないタバコも吸えるようにしたし、コーヒーを飲んだ後にキスをしたがる彼の意地悪も許容した。
結局、僕は炭酸ジュースみたいな人間だったってことさ。
僕は立ち上がり、次の缶を手に取る。次はコーラか。カレのそばまで来て、思いっきり缶を振る。気が違ったように振る。いや、既に気は違っているのかしら?
無性に笑いがこみ上げる。いいやもう、どっちでも、どっちでもいいんだ、別に。内圧でガチガチに膨らんだ缶のプルタブにはなかなか指がかからない。もう。
僕は少しイライラして、何度も爪で掻いた。微痛が走る。どうやら、切ったばかりの人差し指の爪の肉が少し剥がれたようだ。痛い、本当に痛いだなあ。思わず缶をフローリングに叩きつける。
ゴッ。あの時の音に似てるなあ。
ガチガチに膨らんだ缶はその衝撃に耐えられなくて、一生懸命抱え込んでた黒い汁全部吐き出して、全部カレにブッカケテ、地面のたうちまわって、そして空き缶になるのだ。
そう、結局僕は空き缶みたいなにんげんだってことさ。
酷評お願いします。
1/2
八月の太陽が照り付けて、拭っても拭っても身体のいたるところに汗が浮く。
色褪せた緑のコンクリートは焼けるような熱をもって裸になった足裏を刺した。
反射的に声をあげたのち、顔をしかめ小走りになりながら進む。
プールにたどり着き梢の姿を確認すると、制服のスカートのひだを整えてから
飛び込み台に腰かけ、両足を水にひたした。きもちいい。しばらくのあいだ水の中の
足をゆっくりかき回したり交互にばたつかせたりしていると、わたしに気づいたらしい
梢が泳ぎをとめ、水平線から顔を出した。
「濡れるよ。そんなとこ座ってると」
表情は黒いゴーグルに隠れていてわからないけれど、口調からしてどうやら
あきれているようだ。わたしも彼女のほうへ首を向ける。
「だってプールサイドめちゃくちゃあついんだもん、シンデレラのお妃気分味わっ
ちゃった。あれたぶんずっと立ってたら足の裏焼けるよ、焼ける」
「そうじゃなくて。なんでわざわざ人が泳いでるすぐそばにくるかな、もっとはなれた
とこにいなよ」
「やだ」
「なんで」
そう尋ねられて、わたしは黙りこんでしまった。梢から目をそらし、下を向いて
また足を動かす。
梢は小さくためいきをつくと、まあいいけど、とつぶやいて再び潜水した。
2/2
プールいっぱいに溜められた水の中、梢が白い四肢を動かして進んでいくさまは
とても機械的なのに、その動きには感動を呼びおこすというか心をふるわすというか、
とにかくそんな類の筆舌に尽くしがたいなにかが秘められていた。わたしは自分自身が
泳げないせいか、水飛沫をあげて優雅に泳ぐ彼女がときおり自分とは別な生き物の
ように見えてしまうことがある。
憧憬、羨望、劣等感。ほかにもいろいろな単語が頭の中に浮かんではぐるぐると
駆けめぐるけれど、わたしが梢に抱いているこの感情は、そんな簡単な言葉達で
片付けられるようなものではない気がする。
様々な想いが混じりあい、濁りに濁ったこの感情。けれどそんな醜い胸のうちを
もってしても、わたしはまだ梢を追いかけ続けている。わたしは、梢の泳ぎがすきなのだ。
梢が泳ぐというのならどんな場所へでもついていって、そしてできる限り近くでその姿を
目に焼きつけたい。今日だって彼女が学校のプールに忍びこんでいるというから、
補習を抜け出してきたのだ。
こんな習慣がついたのは、一体いつからだっただろうか。梢はなにも言わず、自分が
泳ぐときは必ずわたしに知らせてくれる。どうしていつもついてこようとするのかも、
きかれたことは一度もない。彼女は相手が自ら進んで話してくるまで、疑問に思うことが
あっても絶対に問いつめたりしないのだ。ついさっきのやりとりだってそうだ。わたしが
話したがっていないのを察すると、もうそれ以上尋ねようとしなかった。さきほどのように
それが助かるときもあるけれど、自分から答えることを躊躇したくせに彼女がそれっきり
なにもきいてこないと、いつも肩透かしをくらったような気分になる。
わたしは梢にどうしてほしいのだろうか。自分に興味をもってほしいのか。構ってほしいのか。
考えれば考えるほど幼い子供がこねる駄々のような欲望がつぎつぎとあらわになっていくのが
わかり、背筋がひどくぞっとした。
>>975-977 ・一人称『わたし』は通常女性。『私』は女性or中年より上の男性を想像。
仮に『私』だったとしても菓子作りから入るこの場面だけ読むと、男性だとは想像できなかったろう。
・キッチンと窓の位置関係が分からない。鳥がどこにいるかもイメージが付かないので
鳥の描写が頭に入ってこない。それと鳥の細かい描写が密度が高く集中すぎている。
そもそも言葉だけでは細かいところを絵にさせるのは難しい。読み飛ばされる部分だ。
・回想が全く鳥や菓子作りとは無関係に入るのでプロット、ストーリー設計を感じなく問題だが、
この抜粋以外の部分、もっと大枠では関連性があるかもしれないために保留。
回想も箇条書きに毛の生えた簡素な説明なが長いのと塊になりすぎている。
きちんと書けば3倍以上にはなるだろう。読者としては主人公の核心に迫っていく
情報なのだから重要だと思う。
それと、「のだけれど」は女性的な接続詞。
台詞の後は段落作った方がいい。
パッと読んだ中では悪文らしい悪文は無いのは良い。
設定も固まっていると推測できる。
だから、目に付くのは上に書いたような部分になった。
文の完成度を磨くよりも、物語を進めていく上での各々の場面の文章量配分の加減を
細部ストーリー構成に合わせていく事を大切にしてもらいたい。
>>978 これも文章はパッと見問題ないように思えた。で、あとは主に内容に付いてしか言えるところがない。
半分以上は感想になるので、一人の読者からどう見えたかの参考にしてもらいたい。
>ベトベトの汁
『汁』んんー、汁かぁ、どうだろなぁ、チューハイは汁って感じかなぁ。微妙だよなぁ。
・彼とカレが統一されてない場所があり。要注意。カレの様子は、すり寄る前に欲しい。
まるで不出来な叙述トリックのような文章に思える。例えば、寝ていたとか、横でテレビを見ていたとか、
簡単なもので良いので(って正に叙述だったみたいだねと後から)
>結局、僕は炭酸ジュース
黒い液体のコーラに移すフリの文章だとは思うけれど、チューハイ飲んでた『僕』が炭酸ジュース
ちょっと思考の流れが追えなかった。
>ゴッ。あの時の音に似てるなあ。
うーん。あの時の音か。分かんなかった。二人はゲイのカップル。っとか色々書いているうちにようやくなんとなく分かったけれど、
『僕』はカレを殺したのかな。考えオチか。だけど、伏せすぎに思えるなぁ。オチが分からないまま読んだら、これなんだ?になるのでは。
それと投影された気持ちが指す物が読みとれない苦しさがある。
黒い汁を一生懸命ため込んだガチガチに膨らんだ缶は、憎悪かなにかを抑圧しつづけていた『僕』かもしれないし
あるいは、カレに出会う前までの『僕』の抱えていたカミングアウトできない苦悩なのかもしれない。
それを全部吐き出してカレにぶっかける、というのはもしかすると、耐えきれずに殺した行為を指すのかもしれないし
あるいは、ゲイである自分をただ一方的に受け止め理解してくれたカレへの後悔かもしれない。
地面にのたうち回って、そして空き缶になる、は自暴自棄と自虐が混ざったような心理を指すのかもしれない。
それと今考えてみたのだけれど、彼とカレは別人で浮気の関係がバレてもつれか。
とも思ったけれど、それなら『僕』が空っぽになった気持ちとは一致し難い。
ゲイのカップルにしても恋愛の末の刃傷沙汰には変わりないだろうから、
愛憎重なる極限状態の心理を下手っぴに描くよりも、叙述的に誤魔化すことで粗を隠せる効果あるかも。
だけど、一方で雰囲気物でもあるわけだから、共感を誘導するように書いて出せる一番の良さが欠けているような。
>>979-980 うーん、雰囲気出てるし、たぶん結構な速度で書ける人のような。
自分で見直せると思うけれどね。気になった点。
>裸になった足裏を
素直に素足あたりで良いような。ちょっと首を捻った。これからプールに入るのかな?とか思ったけれど制服だったから。
>反射的に声をあげたのち、
プールサイドのコンクリートに踏み入れた瞬間、の表現だったのだと思うけれど、ここまで踏み入れた
ことを明確にしてなかったせいで、あまりパッとはわからない。
加えて最初だけでなくて、小走りの最中でも、あ、あちちと声を出してもいいような気もするけれど、思うとおりでどぞ。
>水平線
んーんーんー。ちょっと厳しい比喩な気も。言葉を知らないんじゃないのというツッコミリスク有り。
>わたしも彼女のほうへ首を向ける。
台詞前の誘導なんだけれど、梢が自分に気づいて水面から顔を出した様子を見ていたわけで。
下向きながら、目だけで、あるいは視界の端で、梢の様子を追っていた行動描写が欲しい。
>あれたぶんずっと
荒れた分ずっと、と読んでしまった。あれ、たぶんずっと。だね、句点欲しい。
>表情は黒いゴーグルに隠れていてわからないけれど、
表情が隠れというのは、顔全体がよく見えない様子が思い浮かぶのだけれど、
目元がわからないだけで表情が隠れるのかな。
後半の心理描写、内省がいきなりクライマックス感。一文節二文節、一文二文、
ともかく削っちゃった方が、鮮烈で読者の想像の幅を持たせられると思う。
前半の梢を見ていた描写の文章量に比べると、内省の心理描写の文章量が過剰。
ピタリと作中時間も止まってしまっているように見える不自然さも生じていると思う。
>>978 追記。自分には文才無いかもしれないと思いつつ、けれど小説を書くって素晴らしいよね。
なにもおこらないのに、なんだかわからないけど心に響く。こういうのは
一人の人間の人生の一部を切り取るように、人をきちんと描くことも
必要かも知れない。でないと一歩間違えばただのワンシーンの雰囲気に
なってしまうので、やっぱりある程度の尺が必要なんじゃないか、とも感じた。
>>975 離婚の話が出るまでわたしのことを女性だと思っていました。
キッチンの描写に比べて、鳥の描写だけ細かくてバランスが取れていないと感じました。
鳥の描写の後、
>泡立ての作業はすぐにルーティンワークとなる。
と説明で続けると、視点の移動が唐突だなと思いました。他の部分は描写で続けて
いますよね。
>わたしも手を動かしながら鳥を観察した
>だからわたしは手を動かしながらそれだけのことを観察することができた
二度も強調する意味が分かりませんでした。
>今住んでいる土地にほとんど野鳥は見られないので、何にせよ幾分むかしの記憶だと
>思われた。
引越してきたばかりなどの前提がないと、近所にいる鳥について、この理屈は通らない
と思いました。
>鳥はわたしの腕が疲れていることを知っているだろうか。
鳥に見覚えがあると、珍しく菓子作りをしているの文章に挟まれて、浮いているように
感じました。
>>978 >れき砂漠のような
どんな状態か想像できませんでした。
>タバコに火をつける時の変な仕草は
どんな仕草か分かりませんでした。
>>979 >わたしも彼女のほうへ首を向ける
飛び込み台に腰をかけると自然にプールの方へ顔が向くと思いました。また、梢が
泳ぎをとめたりするのをどうやって見ていたのかなと思いました。
シンデレラと足の裏が焼ける関係が分かりませんでした。
わたしが梢の泳ぐのを見るのが好きだということは分かりましたが、なぜ好きなのかは
分かりませんでした。
屋外のプールなので、わたしが梢の泳ぎを見られるのは夏の一時期だけだと思います。
泳ぎ以外の梢との付き合いの圧倒的な時間を無視して、梢の泳ぎを見るのが好きという
設定は現実味が感じられませんでした。
過去形基調でない作文の枝葉末節をどうこねくり回してもヘドロ臭が漂うだけ
989 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/04(月) 18:15:45
>>981 ありがとうございました。記憶に止めておきます
>>987 横レス失礼。
>シンデレラと足の裏が焼ける関係が分かりませんでした。
お城でお触れが出された「ガラスの靴」にサイズが合わない、シンデレラの義姉が取った行動の結果に
なぞらえているんじゃないでしょうカ。
本文では、「お妃」と書かれていたり、「あつい」と、童話の中での「激痛」は同じベクトルなの?
とか思ったりしたので、推測の域を出ないのですが。
991 :
983:2008/08/04(月) 18:30:20
言われてみたら俺もチェック漏れてるな。
>シンデレラのお妃気分味わっちゃった。
本当はこわいグリム童話で一躍有名になったアレ。
シンデレラの原典では継母、義姉を鉄板の上で踊らせたってやつだね。
と、お妃をなんとなく継母と読み替えててた。確かにお妃じゃわからないな。
992 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/04(月) 18:35:32
>>979 > 八月の太陽が照り付けて、拭っても拭っても身体のいたるところに汗が浮く。
>色褪せた緑のコンクリートは焼けるような熱をもって裸になった足裏を刺した。
冒頭2行だが、いろいろ問題をはらんだ文だな。
まず、冒頭の一行でプールサイドであることを提示したほうがいい。
というか、「緑のコンクリート」を出す前にだな。でないと、この表現は意味不明に
なる。そもそも、コンクリートは普通は灰色なのだから、何の説明もなく安易にそれ
以外の色彩を読者に提示しないように。
それに、
>色褪せた緑のコンクリートは焼けるような熱をもって裸になった足裏を刺した。
この一文は読んだとたんに、「お前はどこに立ってたんだ?」って突っ込みたくなる
ぞ。作者は脳内補完してんだろうけど、読者は断片的な情報から全体の光景を構築し
ないといけない。むろん、読者も補完はしてくれるが、そういう余計な負荷をかける
だけ、作品がつまらなくなっていることは自覚するように。
さらに、文章における動きの表現に対して無自覚だな。
「プールサイドの焼けたコンクリートに足をつけたとたん、熱さに反射的に声をあげ
た」んだろ? 夏や場所やその他を一気に表現出来る重要シーンのはずだが。
それを、何の動きもない文章にして殺してしまっている。こういう、文中の動きに対
して鈍感だと、臨場感がどんどん無くなってゆく。
まぁ、こんなところ。
オマエらって他人が既に指摘したポイントを長々と指摘するのは気まずくないの?
同意+解説でいいじゃん。
自分の書きこみは必ず読んでもらっていると考えるのは恥ずかしくないの?
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