あなたの文章真面目に酷評しますPart51

このエントリーをはてなブックマークに追加
946748:2007/08/14(火) 10:48:22
>>936-941
夢の内容を綴った感じの、展開の不条理についていけない。
自分の呼び方がブレる必要性がわからない。

・「関節の調子が悪かったので今日はジムへは行かずに夜軽くランニングした」
「関節の調子が良かった」としても変わらない。
走り込むと膝を痛めやすいしね。今日は〜夜より今夜は。
あと流れ、順に読むと音楽無しで走る日の文、時の記述が最後に来てるので
風もなく〜日だったので…(ふんふん)。生ぬるい風が吹いていて…(えっ?)となる。
ここらへんを俺が添削するとこんな感じ。

関節の調子が良かったので今夜はジムへは行かずに軽くランニングした。
街路樹の葉が擦れ合う音のある台風が来る前の曇り空の生ぬるい
風が吹く日なんかは音楽なしで走る。今夜は風もなく音がしない日
だったので音楽を聴きながら走った。
947名無し物書き@推敲中?:2007/08/14(火) 11:26:03
乳輪乳輪とやかましいのでひとこと言っておきたい。

乳暈(にゅううん)という由緒正しい言葉がある。

暈(うん)とはカサのことであって、月にカサがかかるというときのカサを指す。
月のまわりが、ぼやぁ〜としているのを見たことだるだろ? あれ。

よって、乳首のまわりの部分を乳暈(にゅううん)という。
ところが暈(うん)の字が常用漢字ではないことから、乳輪という言い替え語ができてしまった。
しかし、あれは輪(わ)だろうか?
否、輪では外周の部分しか指さないではないか。
ゆえに、暈(かさ)と呼ぶのがやはり正しいのだ。

どうか文学を志す人たちよ、乳暈(にゅううん)の語を用いて、正しく美しい日本語の継承に寄与されよ。
948748:2007/08/14(火) 12:45:57
>>946の続き。>>937はあまり修正点は無し。

授業が終わるなり、ハゲから廊下に呼び出された。
つまらん授業をするハゲのアンタが悪いんだよと、心のなかでつぶやく。
オレは居眠りをしていたのだ。
「弁当を食べるまえに職員室に来い。」ハゲはそう言い残し
足早に廊下を去っていった。ぼぉっとしているところに、隣の席の
佐々木さんが声をかけてきた。
「榎本君ついてないねぇ。私のおっぱいさわって元気出したら。」
オレは学校の廊下のど真ん中で、佐々木さんのおっぱいを
当たり前のように力いっぱいもみしだいた。
「やん。榎本君そんなに強く……もっとやさしくしてよ」
オレはさらに力いっぱいにもみしだく。彼女の乳首が硬くなる。
そういえば、オレ、学校の廊下のど真ん中という、公衆の面前で
佐々木さんのおっぱいを力いっぱいもみしだいてるんだっけ?
オレはふとあたりを見渡す。当然のごとく周りはざわめいていた。
「なんなの、榎本の奴、AVの見すぎじゃないのか?」
そういうお前らこそAV感覚でオレの姿を鑑賞しているんだろ。

さて、佐々木さんのCカップを揉むのもここらへんでやめとくか。
オレはすっとわれに帰る。
「またなにかあったら私のおっぱい使ってね。」
「なんどもつかうほどいいチチしてねーよ。」
佐々木さんは目を泳がし、胸を手でかばい。床に目をおとした。
オレはは三歩歩いて忘れる鶏だよ。おっぱい揉んだ感覚だってそんなもんさ。
「ホントはオレお尻フェチなんだよ。今度よろしくな」
そういってオレは職員室へ向かった。
949名無し物書き@推敲中?:2007/08/14(火) 12:46:18
 酷評おねがいします。



 例えば白いキャンバスに彼女を描くとして、どんな季節を背景にしても、彼女は完全な美しさで収まる。
 でも敢えて季節を選ぶというのなら夏だ。
 夏の暑さは、彼女の透きとおった存在感を引き立てる。日が照りつけて気温が上がるほど、彼女の涼しげな佇まいが映えるんだ。
 海風の吹くこの無人駅に僕と彼女はいた。
 声をかけたら彼女が壊れると思ったから、僕は何もしなかった。
電波の入らない携帯電話をいじりながら、視界の片隅で彼女を愛でるだけで十分だった。
 水平線を行く船を見つめる姿も、海風にたなびく髪を押さえて読書をする姿も、
彼女の全てが美しさの根源に通じているように思われた。
 愛でも恋でもなく。
 僕は純粋に彼女の美しさに浸っていたのだ。
 だから彼女が声をかけてきたときは本当に驚いた。
 初めて聞く彼女の声は輪郭のはっきりした夏の雲のように、確かな響をともなって僕の耳に届く。
「ここは携帯つながらないはずだけど、どうしていじっているの?」
 真っ直ぐな黒髪を耳にかき上げながら彼女は問い掛けた。
 僕の心を見透かした上でそう言っているのではないか。何となしに思う。
 或は、単に鳴らない携帯電話をひたすらいじる僕に興味を持ったのだろうか。とも思う。
 いずれにせよ本当のことを言うつもりはなかった。
「なんでだろう。よく分からない」
「そうなの。私は――――」
 不意に電車の警笛が鳴り、彼女の声がかき消される。耳をそばだてたが彼女の声は聞こえない。
でも言い終えて唇を閉じた彼女は僅かに微笑んでいるように見えたので、僕は何も聞き返さなかった。
 三両編成の電車がホームに滑り込み、大儀そうな音をたててドアを開ける。
 僕らを撫でるように、湿った海風が吹いた。
950名無し物書き@推敲中?:2007/08/14(火) 13:08:44
>>936>>937-941 って別の作品じゃないの?
951748:2007/08/14(火) 13:25:52
つづいて>>938

 職員室ではハゲが指示棒片手に待っていた。黒板なんてオマエの
前には無いだろハゲ。指示棒が別の使い方をされるのは目に見えている。
「座れ。俺の席の隣の川島先生の椅子に」
僕はわざとハゲの毛のない頭頂を凝視したたまま座る。
「いいかい君。私は情熱をもって君に授業しているんだ……」
話は続く。
「……カエサルはなぁ、死ぬ間際に大勢の敵相手に鉄のペンで戦ったんだよ。
 カエサルって凄いと思わないか?」
っと、ハゲはなぜか怒鳴りもせずに「お熱い」話をオレにぶつけてきているのだ。
ハゲは熱くなるあまり、自分の趣味に走っている。オレからいわせれば
歴史などなくても生きていけるのだから意味のないものなのに。
「テストに出ない話なんか意味がないと思います」
あえてはっきりいってしまった。って、なぜここで口が滑るんだ、オレ。
「榎本君。ロマンがあるからこそ、人は夢をもって生きることができるんだ」
当のハゲも重症だった。「叱る」選択枝のことを完全に忘れているらしく、
さらに熱弁をふるいつづけている。
「……だからなぁ。前を向いて歩こうよ」
ハゲはいやに輝やいた目をこちらにむける。アメとムチのアメを使っているのだろうか。

「榎本。お前の人生の目標ってなんだ?」
オレの目標は決まっているので、胸を張って答えた。
「あなたのひ孫ワトソン君を抹殺することが人生の目標です
 さしあたりの目標は、まずあなたを殺すことです」
そういってオレはポケットからナイフを取り出すなり、先生の左胸を刺した。
「警察と救急車を呼べ!!あの生徒を取り押さえろ!!」
駆けだしたオレの背後で誰かが叫ぶ。振り向かずに鉄のにおいで満ちた
職員室の窓から身を乗りだし、オレは学校から消えた。

「こちら2007年7月13日、日本時間13:20、任務完了」
無線で2020年に伝えた。
952名無し物書き@推敲中?:2007/08/14(火) 13:26:45
>>950
え、そうなの?>>937-941が不条理展開だから全然気付かなかった。
953名無し物書き@推敲中?:2007/08/14(火) 13:43:16
>>947
そんなこと言っているから、毎回、下読みさんにタイトルだけ読まれて、捨てられるんだよ
954名無し物書き@推敲中?:2007/08/14(火) 13:46:23
同意。
ワロタw
955名無し物書き@推敲中?:2007/08/14(火) 13:48:45
>>949
酷評というか感想なんだけど。
全体的な印象として、ナルシズム全開な文章がはっきり言ってキモイ。

ポエム的な語り手のモノローグと曖昧な情景描写。
語り手(主人公?)も彼女にしても、どういう人物なのかも、二人の関係もよく分からない。
どうも入りにくいなあ。

>声をかけたら彼女が壊れると思ったから、僕は何もしなかった
なんで声をかけたら壊れるワケ? 彼女はメンヘラ?

文章自体で言うなら、書き慣れてるという印象は、なきにしもあらずだけど、
読者の事を考えず、ただ自分が気持ちいいように書いてるだけ、という感じ
がします。
956名無し物書き@推敲中?:2007/08/14(火) 14:00:19
ちょっといいか。
空行は3行までで頼む。
4行以上はNGワード設定で迷惑レスになって見えないから。
957748:2007/08/14(火) 14:23:43
>>949
前半の状況が掴めないので、文を入れ替えるとこんな感じ。

 どんな季節を背景にしても、彼女は完全な美しさで収まる。でも敢えて
季節を選ぶというのなら夏だ。
 海風の吹く彼女のいる無人駅に、僕はいた。電波が入らない携帯電話
をいじりながら、視界の片隅の彼女を見つめるだけで十分だった。夏の暑さ
は、彼女の透きとおった存在感を引き立てる。日が照りつけて気温が上がる
ほど、彼女の涼しげな佇まいが映える。声をかけたら彼女が壊れると思った
から、僕は何もしなかった。水平線を行く船を見つめる姿も、海風にたなびく
髪を押さえて読書をする姿も、彼女の全てが美しさの根源に通じているよう
に思われた。愛でも恋でもなく。僕は純粋に彼女の美しさに浸っていたのだ。
 だから彼女が声をかけてきたときは本当に驚いた。初めて聞く彼女の声は、
輪郭のはっきりした夏の雲のように、確かな響をともなって僕の耳に届く。
「ここは携帯つながらないはずだけど、どうしていじっているの?」
僕の心を見透かした上でそう言っているのではないか。或は、単に鳴らない
携帯電話をひたすらいじる僕に興味を持ったのだろうか。いずれにせよ本当
のことを言うつもりはなかった。
「なんでだろう。よく分からない」
「そうなの。私は――――」
不意に電車の警笛が鳴る。電車がホームに滑り込む音で、彼女の声がかき
消される。耳をそばだてたが彼女の声は聞こえない。でも言い終えて唇を閉じた
彼女は僅かに微笑んでいるように見えたので、僕は何も聞き返さなかった。三
両編成の電車は大儀そうな音をたててドアを開ける。
 僕らを撫でるように、湿った海風が吹いた。
958748:2007/08/14(火) 14:43:22
>>949
感想としては>>955に近い。言葉がありきたり。

完全な美しさ
透きとおった存在感
涼しげな佇まい
美しさの根源に通じている
愛でも恋でもなく。

とかありふれたクサイ形容がしばらく続くので、これでは
なかなか読ませるには難しいんじゃないかと。もっと詩心がほしい。
959名無し物書き@推敲中?:2007/08/14(火) 15:20:57
お願いしますおww

49物語シーン2〜疑心暗鬼〜。
「彼らはいったい何の議論をしているんだ…」
青年の額から鼻筋にかけて一筋の汗が流れ落ちた。この汗は春の陽気によるものではない。
青年は汗を流しているというのに尋常ならぬ寒気を感じていたのだ。
それは大きく張った競馬で的中しているのだが審議が長引き確定を待っているときの感覚に似ていた(注1)。
青年は、得体の知れぬ不気味さを感じつつディスプレイ左上の更新のアイコンをクリックすると
議論は切れ目なく継続中で論点を二転三転しながら支離滅裂な方向に進んでいた。
電験は司法試験並みと主張する人が現れればまた別の人が電認はカスと言い、
否定するものが現れればいっせいにその書き込みに対して誹謗中傷を行い延々とスレが伸びていく。
しかし、青年はこの異様な議論に安堵した。
ここは電験板と名乗っているがネタスレだと信じ込んだのだ。
そう信じると青年の行動は早かった、慣れない手つきでキーボードに文字を打ち込んでいく。
「始めまして^^すみませんがどなたか、電験の本スレまで誘導してくれませんか?」なにも横着したわけではない、
2チャンネルというものを知らなすぎたのだ、その書き込みは青年の生まれて始めての書き込みだった。
だが、この書き込みに対しての返信に青年は再び汗を流さなければならなかったのである。

「あぁ?もとスレ…?何行ってんだ?そんことよりもっとひらがなつかえよ!!!感じがおおくてわかんねーよ!!!
おめぇはちゅうごくじんか!!!プゲラッチョwwwww」

この返信を見て青年は疑心暗鬼に陥ってしまったのだ。シーン3に続く。
960名無し物書き@推敲中?:2007/08/14(火) 16:10:17
智子はスタインウェイを弾いていた。
 スタインウェイというのは、ドイツのメーカーなのだが、日本のYAMAHAよりも、クオリティーは上である。
 智子はYAMAHAが嫌いというわけではない。
「ヤマハは安くて質が高いわ。だから、初心者にはピッタリよ」
 と、いうわけだ。
 しかし、智子はそれにあきたらず、よりよいピアノの音を求めて、高級ピアノに手を出したのである。
 だが、それは、智子の間違いだったかもしれない。
 千里は智子の友達であり、智子の部屋に遊びに来ていた。 
「弘法筆を選ばず、っていう言葉知ってる?」
 千里は智子に尋ねた。
「知ってるわよ、それくらい。でもね、スタインウェイはいい音するの」
 智子はややむくれ気味にいう。
「値段分は、ね」
 千里はなにやら意味ありげにいった。
 千里は続けて智子にいった。
「せっかくのいい才能があるんだから、いいピアノだったら倍増するわよ」
 智子は、わずか17歳でコンサート・デビューした、天才少女であった。
 千里は、おしくも、コンテストで智子に破れ2位。
 しかし、握手によって、友情に結ばれた仲である。
 つまり、千里は、智子の才能を認め、及ばないことを知っているのである。
 ただ、高いピアノを購入するのは反対だった。智子と意見は別である。
 智子はコード(和音)を鳴らした。
「うん、たしかにいい音ね」
 千里は感心してみせる。
「せっかくだから、なにか弾いてみせてよ」
 智子は腕を組んだ」
「う〜ん、なにがいいかな?」

(かきかけ)
961748:2007/08/14(火) 18:45:28
>>959
書いてるところだけで判断しなきゃならんから、その点はご容赦。
 電験について聞きたい(知りたい)情報を探してたどり着いたスレを開くと
糞スレでわけわかめ。というところだと思うんだが、
>青年の額から鼻筋にかけて一筋の汗が流れ落ちた。この汗は春の陽気によるものではない。
>青年は汗を流しているというのに尋常ならぬ寒気を感じていたのだ。
>それは大きく張った競馬で的中しているのだが審議が長引き確定を待っているときの感覚に似ていた(注1)。
ここいらなくね?この文を生かしたいのであれば、読み手にスレ探しだけでのことで、油汗をかくほど
ドキドキしなければならないこと、を納得させるだけの説明の文章が欲しい。

>しかし、青年はこの異様な議論に安堵した。
>ここは電験板と名乗っているがネタスレだと信じ込んだのだ。
何を期待していて、なににどう安堵したのかこの時点で読んでて分からないので、
「しかしこの議論に安堵した」がちょっとわからない。俺ならたとえば
「青年はしばらくこの異様な議論を目で追い、一つの結論に達し、安堵した。
 ここは電験スレと名乗っているがネタスレだと信じ込んだのだ。」

あとは、初カキコの初心者なのにスレとかネタスレとか本スレという言葉が
すらすらで出てくるんで初心者らしくないところ。

>この返信を見て青年は疑心暗鬼に陥ってしまったのだ。
も「」の前に予告の文章があるから、余計かな。
962748:2007/08/14(火) 19:07:54
>>960
>スタインウェイというのは、ドイツのメーカーなのだが、日本の
>YAMAHAよりも、クオリティーは上である。
ドイツの”ピアノ”メーカーにしてください。スタインウェイの
説明があって、なんの楽器かの説明がないのは不親切に思う。
何の楽器を弾いているのかを把握できないから。

>ただ、高いピアノを購入するのは反対だった。智子と意見は別である。
二人が共同購入するならば、反対できる立場にいるんだろうけど、
実力が劣る千里が、天才少女の智子へピアノ購入を反対していて
かつ千里が智子にピアノについての嫌みを言えるポジションなのかの
説明としては足りないんじゃないかな。

気付いた点はこんなところ。
963名無し物書き@推敲中?:2007/08/14(火) 19:27:10
こんなやつに批評されるんだから投稿するのもゆるくないわな
964748:2007/08/14(火) 19:56:24
戻って、続きの>>939

任務を終えたオレはタイムマシンのある十日市温泉へと向かった。
「ばぁちゃんの遭遇しない時間帯を狙うこと」
オレはつぶやいた。女湯ののれんをくぐり、更衣室のトイレの天井の上に
あるタイムマシンへたどり着くまで、おおよそ20秒か。その間に、まず、
ばぁちゃんに遭遇してはいけないし、そもそもトイレが使用中であっては
ならない。ましてなにより、つかまってはいけないのだ。オレは不安になる。
無事に未来に帰れるのか。計画を立てなければ。
「偵察員が必要だ。」
オレはケータイを取り出し、佐々木さんを呼び出す。十日市温泉の
入り口から佐々木さんが姿を見せた。オレを見付けて言う。
「わたしヒップ90cmのでか尻なんだけど」
佐々木さんはオレが振ったお尻フェチネタを忘れていなかった。
「いいんだ。お尻はちいさいほうがいいというのは、キューティーハニーの
 テーマ曲が流したうそだ。世の中の男はでかい尻にあこがれている。特にオレは!」
965748:2007/08/14(火) 20:57:57
>>940-941
については、さほど直したいところは無し。

>>937-941の推敲(添削)をまとめると
>>948
>>951
>>964
(一部、”オレ”を直し忘れあり。)推敲の基本姿勢としては
順に読んで状況が掴めるよう入れ替え。結果、狙った
不条理さが減ってしまった部分があるとは思う。

ここでこう来たか面白いなと思ったフレーズのまとめ。
・僕は三歩歩いて忘れる鶏だよ。
・「カエサルはなぁ、死ぬ間際に大勢の敵相手に鉄のペンで戦ったんだよ。
・「テストに出ない話なんか意味がないと思います」
・当のハゲも重症だった。
・アメとムチのアメを使っているのだろうか。
・「てめぇ、ここでオレに犯された・・しかも野外のアナルでだ。そのことを皆にばらされたくなかったら、おれの言うことをきけ。」

感想としては前述のとおり
夢の内容を綴った感じの、展開の不条理についていけない。
966966:2007/08/14(火) 22:25:36
力強い男の後姿がフラッシュバックで写る。顔は良く見えない。誰かと激しく戦う男。
繰り広げられる死闘は強い圧力をもって訴える。目が覚める。汗でシャツがくっついている。
呼吸が乱れている。そして男のフラッシュバック。悪い夢を見た。定期的見る夢だ。

薄暗い午後。空は厚い雲に覆われて、細かな雨が降っていた。
人気のない平日の墓地。鮮やかな色のパーカーのフードをすっぽりとかぶった青年が
墓の前で傘も差さず手を合わせている。ふと気配を感じて振り返る青年。遠くに二人の男達が見える。
ゆっくりと近づいてくる。片方は大柄でその歩みには屈強な体躯を持つ男特有の動きが見て取れる、圧力放つ歩みだ。
ニヤニヤと笑っている。もう片方は、大柄に比べて随分細め、固く口を結び眼光鋭くパーカ-ーの青年をにらめつけている。
どっちにも殺気を感じさせる雰囲気を漂わせている。

近づいてくる二人に合わせた手を脱力状態で離して向き合うパーカーの青年。目はどこか虚ろだ。
殺気を放つ二人はパーカーの青年の胸の前まで構わずに来て、立ち止まる。瞬間、大柄の男が大振りで
パーカーの青年に殴りかかる、すばやく反応し、受け流すパーカーの青年。
大柄の男はその反動を利用して直ぐに次の弾を打つ。パーカーの青年はその拳を真正面から受け止める。
すごい威力だ。踏ん張る足と地面が音を立てる。
しかしパーカーの青年は笑みを浮かべて体勢を戻す。間髪入れず、パーカーの青年の斜め後方に影が跳び入る。
パーカーの青年の右肩にとび蹴りが当たる。細身の男の一撃だ。円を描いて吹っ飛ぶパーカーの青年。
うまく着地前に体勢を立て直し軟着陸するパーカーの青年。チラリと肩に着いた靴底の跡を見る。
走って迫る細身の男。構えるパーカーの青年。細身の男の素早い追撃をカウンターで返す。拳は顔面を捉え、
細身の男は反動でぐるんと一回転して地面に叩きつけられる。地面に溜まった雨水が音を立てて跳ねる。
967966:2007/08/14(火) 22:26:29
倒れて動かない細身の男を横目に見つつ大柄の男に向けて歩き出すパーカー青年。
目を大きく開いて構える大柄の男、両者の間合いが重なるとき大柄の男は足を大きく振り上げ、踵を振り下ろす。
パーカーの青年は半身進み出て、大柄の男の喉を鷲づかみし、そのまま押し後方へ強く倒す。大柄の男は
バランスを崩し受身を取る間も無くばったりと地面に大の字に倒れる、パーカーの青年は大柄の男の真上に高く飛び跳ね、
倒れる男の顔面に向けて膝を立てて降下する。大柄の男は慌てて防御の姿勢を取るが間に合わない。
全体重を乗せた膝が顔面にめり込む。鈍い音がして血が跳ねる。意識を失い、だらりと倒れる二本の太い腕。

パーカの青年の後方を眩い光が連続して照らす、カメラのフラッシュ。中年の男がカメラを首から下げて木陰から現れる。
「あんた山田太郎だろ!さすが強いねえ」カメラの中年男が言った。
968空也 ◆4dbIFOhX2A :2007/08/14(火) 23:38:22 BE:466215089-2BP(20)
酷評お願いします。

+++

「なんか言えよ。客観的な意見が欲しいんだ。この世界について」
 男の目が真剣だったので、他のことを聞く前にしょうがなく答えた。
「爽やかで気持ちいいけど……、なんか物足りないな」
「そうか、何が足りない?」
 男は、どかりと腰をおろした。
「例えば、花とか」
男は眉根を寄せ、考えるような顔で芝生を見つめた。同じ所を見ると、芝生の間から、にょきにょきと何かが育ち始めた。
驚いている暇も無く、見る見るうちに様々な花が咲き、見渡す限り、百花繚乱。芝草の匂いが消え、甘い香りが漂う。初めて見る花も多かった。
コスモス、すみれ、シロツメクサ、素朴な花の隣に、薔薇や蘭が不自然に咲いている。
「こんなもんか」
 男は事も無げに言う。
969空也 ◆4dbIFOhX2A :2007/08/14(火) 23:39:27 BE:77703326-2BP(20)
「……すごい!」
 幻想的な出来事に、私の胸は高鳴っていた。ポインセチアに朝顔のつるが巻きついていたりして、季節も何もあったもんじゃないが、色とりどりの花を一度に見るのは、悪くなかった。
「なんなのこれ? というか、ここは一体どこ? もしかして天国?」
 聞きたかったことが、次々と口から飛び出す。
「天国か……天というのは空だろう。あんたが居た世界の空に、この世界があるわけじゃない。第一、ここにも空はあるぞ。つまりここは、天国と呼べないな」
 男はめんどくさそうに答えると、煙草を取り出して吸い始めた。花の香りが台無しだ。
男の言うように、なぜ人は死後の世界や理想郷を天空に見出すのだろう――。そこまで考えたところで私は咳き込んだ。煙を吸ってしまったのだ。
呼吸が整うと、煙の臭いがなくなっていた。きっと男がやったのだろう。少し、好感が持てた。
「そういえば、あなたの名前を聞いてなかった。私は黒川恭子」
「俺は南方健、ミナカタって呼べよ。ケンはださいから。……あんたの名前は知ってた。全部知ってる。……ちくしょう、だから悔しいのさ」
 ミナカタは苦虫を噛みつぶしたような顔をした。
「悔しいって、何が?」
 はぁ、と煙を吐き出し、彼はうなだれた。うなじに生える髪も灰色で、なぜかどきりとした。
「言っただろ、俺は知ってたんだ。あんたが落ちる事を。なのに止められなかった」
 やっぱり、自分は死んだのだ。ミナカタの本気で悔しそうな口調に、一瞬、申し訳ない、と思ったけれど、すぐに思い直した。
「ちょっと待ってよ、あなたは一体なんなの? 何で私の自殺を止めたいなんて思ってたのよ。それに、ここがどこなのかも答えてもらってないし」

+++
970748:2007/08/15(水) 02:59:00
>>966
ちょっと、何がどうとかを、上手に説明付けられなかった。いろいろ悩んだ結果
リライトの一例を作ることにした。

 薄暗い平日の午後。厚い雲に覆われた空から、細かな雨が静かに降り
続いていた。とある墓地の石畳は雨で濡れ、所々に水たまりが作られている。
一人墓石に向かい、傘も差さずにじっと手を合わせる者がいる。背格好から
すると青年だろうか。オレンジ色のパーカー姿だが、フードを頭からすっぽりと
被っているため、その顔立ちを見ることはできない。
 祈りつづけていた彼が、墓地の入り口へと顔を向ける。二人の男が彼に
向かってゆっくりと近づいてくる。片方は大柄でニヤニヤとした表情を浮か
べ、もう片方は細身、キツネのような鋭い目で彼を睨みつけている。彼は
その二人の放つ殺気を感じ取っていた。
 彼は体の正面で合わせていた手を解き、だらりと腕を下げた。二人組へ
と体の向きを変える。フードの隙間からどこか虚ろな目が覗いていた。
二人組はそのまま歩を緩めず、彼の胸の前まで詰め寄ったところで、ピタリと
止まった。瞬間、大柄の右腕が振り上がり、彼の顔に向け拳が放たれる。
彼はスッとつま先を動かし半身となり、迫るそれの手首あたりに自身の右手
の掌を軽く合わせ、逸らす。大柄の男の渾身の力を込めた拳は空振り、大柄の
体が回る。彼は視界の端で、サイドステップを蹴って横へと離れるキツネ目の
動きをとらえたが、大柄は体が回る勢いをそのままに左腕でバックブローを
打ち込んで来る。彼は両手をそろえ、ブンという音と共に迫る左手を、まとも
に受け止める。ズドンとした重い衝撃に、彼の体を支える足が地を滑りズっ
と音を立てた。彼は背後から風を切る音を捉える。キツネ目の男が背後から、
かかと落としを蹴りこんでいた。首を横に曲げるように上体を傾けたが、かかと
が右肩を襲う。彼の体はその右肩を中心に円を描くように、宙へと大きく回った。
……だが、彼は事も無げにすたりと着地する。彼はバックブローを受け止めた
両手で、大柄の腕を支えに地を蹴り、キツネ目のめり込むかかとの勢いを
殺すよう、素早く横転していたのだ。(ここまで)

格闘シーンは初めて、格闘技は詳しくもない、原型を留めないしょぼい
リライトになってるけど、なにかの参考になれば
971名無し物書き@推敲中?:2007/08/15(水) 07:54:29
>>968>>969

いきなり会話で始まり、まわりの状況を描写をする前に、
花が咲き乱れるという奇跡を起こしても効果が伝わりにくいと思う。

一人称なのだから奇跡を目の当たりにして驚いているのに、
「こんなもんか」と言う男の描写を先にするのは違和感がある。
リアクションが先で、落ち着いた頃に男に喋らせた方がいい。

主人公の思考が先走りすぎているところがある。
例えばタバコの煙。
きっと男がやったのだろう、という根拠のない断定についていけない。
ここで男の表情なり仕草なりを描いて、
主人公がそう判断したということにした方がいい。

会話の流れで「天国」という言葉を先に出しておいて、
その後で、やっぱり私は死んだのだ、と思い至られても何か変な感じだ。
主人公の心理の動きが見えないと同時に
読者にどういう効果を与えたいかが分からない。

一人称ではあるが、限りなく三人称に近い文章でちょっと気持ち悪いと思った。
972971:2007/08/15(水) 08:06:41
ごめん続き物だったのね・・・
久しぶりに来て最新の文章だけ読んで書いちゃったよ

まあでも言いたいことはそんなに変わらないからそういうことで。
973名無し物書き@推敲中?:2007/08/15(水) 08:28:13
続きものだったのか?自分もわからなかった。
続き物なら続き物と、リンクと一言解説入れろよ。
不親切。
974748:2007/08/15(水) 09:39:40
>>968-969
直前のところは
>>916
だね。ぱっと気になった部分は次のとおり。冗長なので”と、俺は思う。”以下略。

「見渡す限り、百花繚乱」
は別の言葉を使った方がいいんじゃないかな。花の色についての描写
が2,3具体的にあった方がいいね。「色とりどり」の一言ではどんな
色とりどりか想像できない。
「ポインセチアに朝顔のつるが巻きついていたりして、季節も何も」
は良いフレーズだと思った。「あったもんじゃないが」は、より女性的か
中性的に。「きっと男が(不思議な力で)やったのだろう」と()のように、
なにか奇妙な力で彼女から煙が遠ざかったことをあからさまに示して
ほしいな。煙を吐き出す擬音の「はぁ」は長音感をだす言葉のほうが
いい。台詞直後のはぁでは、相づちと混同しやすい。
人称は別の人の指摘があったように、”彼女(キョウコ)は”をつけて、
三人称にしちゃったほうが良いな。

で、今回は物語に動きが出てきた部分なので構成について。
異世界に現れてしまった主人公の前に、謎の男登場して
読者は、謎の男は誰で、ここはどこなのかとても気になっている
それなのに、前段の主人公はあたかもそれを当然のように
受け入れて会話が進むので、先に後段の疑問を投げかける
部分をつかってほしい。構成を変えないのであれば、疑問だらけ
の主人公が聞きたいことが山ほどあるのにことごとく間を外され
苛立ちなどを表現して、お預けの気分を読者に示してほしい。
975748:2007/08/15(水) 09:46:28
>>878-880
>>936
>>937-941
>>949
>>959-960
>>966-967

ここらへん、ほぼ俺だけのコメントなので、
他の人もコメント付けてやってください。
976名無し物書き@推敲中?:2007/08/15(水) 10:00:58
>>975
了解。
しかしその前に新スレを立ててみます。
977名無し物書き@推敲中?:2007/08/15(水) 10:08:20
立てられませんでした・・・。
すみません。



あなたの文章真面目に酷評しますPart52

前スレ あなたの文章真面目に酷評しますPart51
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1184322923/l50


まとめwiki:ttp://www6.atwiki.jp/kata/
過去ログなどはこちら。

テンプレは>>2-3あたりです。投稿・批評する前に必ず読んでください。

文字数が多いスレは、1000に行く前に容量オーバーで落ちることがたまにあります。
ブラウザで表示したとき、書き込み欄の上の表示が480KBを超えたら投稿を控えて次スレを立ててください。
978名無し物書き@推敲中?:2007/08/15(水) 17:51:22
>>966の最初の行で
「顔は良く見えない。誰かと激しく戦う男。」と夢の内容を曖昧にしておいて
次の段落から、その男や戦う相手を特徴的に描いてるのはなぜ?
仮に「フラッシュバック」で突然鮮明に思い出されたとしても、こうも長々と
詳細に戦闘シーン思い出すというのはちょっと不自然な気がする。
979名無し物書き@推敲中?:2007/08/15(水) 18:11:03
新スレ立ってます。

あなたの文章真面目に酷評しますPart52
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1187164295/l50
980名無し物書き@推敲中?:2007/08/15(水) 18:46:13
>>966>>967

最初の段落は夢だろうか。
誰が見ているのか、誰の姿を夢で見ているのか、
最後まで読んでも分からないので、上げてもらった文章の中では
まるで意味の無いものになってしまっている。

続くアクションシーンは、こだわりがあるのだと思うが、
こうまで細かく書くことの必然性を感じなかった。
パーカーの青年をいつまでもそう呼び続けることが、
体現止めの多様と相まって、非常に座りが悪く感じられる。

何よりも、男たちの動きを、空手であったり、ボクシングであったり、
読者がイメージしやすい既存の格闘技に頼らず描いているので、
(意図的なのかもしれないが)状況が非常に分かりづらい。
もし彼らが現存する格闘技とまるで違う動きをしているのなら、
その違いを強調するために、やはり前述の格闘技を引き合いにして、
差別化を図る描写をすべきだと思う。

また動きをそのまま描いているだけなので、かえって平坦に感じられる。
パーカーの青年が強いことを強調したいなら、
戦う前の緊張感、一瞬の攻防、倒れる刺客、静寂が戻る、中年男の登場、
というメリハリに気をつけて描いてみてはどうだろう。
981966:2007/08/15(水) 20:23:04
勉強になりますた
982949:2007/08/16(木) 08:28:48
>>955
>読者の事を考えず、ただ自分が気持ちいいように書いてるだけ、という感じ
>がします。

以後この言葉をキモに命じて文章を書きます。
酷評ありがとうございました。

>>958
ありがとうございます。勉強してきます。
983名無し物書き@推敲中?:2007/08/16(木) 19:24:16
学校が終わり、ジリジリと焼けつける夏の日差を受け、家路を急ぐ。
『……あつ』
頬を伝う汗は、ダラダラと滝のように流れ、雫となって落ち、逃げ遅れた汗はワイシャツへと滑り落ちる。体にベッタリとくっついて気持ちが悪い。
密着した間に空気を送り込むと少しだけヒンヤリした。ポケットからハンカチを取出し、頬から伝う汗を拭う。
フラフラとおぼつかない足取りに限界を感じた俺は
近くにあった喫茶店へと足を運んだ。
―…カランコロン
見慣れない店内に鈴の音が響くと同時に、コーヒーの香りと冷気に包まれた。
汗が引き潮のように引いていく。
昼を過ぎたという事もあってか、お客は俺しかいない。辺りはシンと静まり返っていた。
『いらっしゃい』
背後から低い声がして振り向くと、そこには喫茶店のマスターらしき男が一人、席に付いてアイスコーヒーを飲んでいた。その姿はお客にしか見えない。
984名無し物書き@推敲中?:2007/08/16(木) 19:30:25
『…アイスコーヒーを、ひとつ』
釣られるようにして俺も同じ物を頼んだ。
『どうぞ』と言ってカウンターから出されたのは、細工されたガラスのカップに波なみと注がれたアイスコーヒー。
隣には、まあるい円を描いた上にミントの乗ったバニラアイスが一つ。
『え?アイスは頼んでませんけど』
『アイスはサービスだよ』笑顔のマスターにお礼を言うと、左側に見える光が注ぐ窓の外に遠目から視線を投げる。
熱帯地を沢山の人が行き交う交差点。
比べると、ここはまるで天国のようにも感じられる。窓から薄らと見える光に満ちた青い空を仰ぎながら、アイスコーヒーを口元へと運ぶ。
乾き切った口の中は一気に潤いを取り戻していく。 最近、受験勉強に必死で周りの事が見えなくなっていた俺は、『たまには、息抜きも必要だな…』そう思った。大事な事を気付かされた、そんな、一日。
985名無し物書き@推敲中?:2007/08/16(木) 20:47:50
>>949
 仮にこの文章が「彼女の美しさ」を表現することが第一目的だとします。
その時必要なのは単語の美しさではなく、実は「起承転結」です。

 いちばん単純な構造で示すと
起:彼女は美しい、と話を切り出す。
承:彼女の普段の様子、あるいは通常の状態を描く。
転:なにか事件が起こった、あるいは彼女が意外な行動をする。
結:実は○○だった。なるほど、彼女は美しい。

 例文だと、携帯電話をいじっている主人公に彼女が一言
「ここは携帯つながらないはずだけど、どうしていじっているの?」
と尋ねている。そのまんま過ぎてひねりがない。
 ここでは転が読みたいのですね。

 そして返事が警笛に消されるところ、ここで大喜利に答えるつもりで
彼女の美しい答えを出して結にしてほしい。

 美しい彼女は携帯電話をいじりながら自分をじっと見ている初対面の男性に対して
どのようなエレガントな反応を示すか。貴女の答えが読みたいです。
986名無し物書き@推敲中?:2007/08/16(木) 20:49:04
まず原稿用紙の使い方、約物の使い方を覚えること。
会話に『』は使わない。書籍名や会話の中に会話を記述するときにだけ使う。
前にも見たけど―…これはなんだ。こんな使い方が個性だとでも思ってたら大間違い。恥をかくだけだから
いますぐ止めること。―も…も――や……のように2個1組で使用する。

文章は気持ち悪い。非常に気持ち悪い。好きな作家の文章をノートに書き写す練習をおすすめします。
987名無し物書き@推敲中?:2007/08/16(木) 22:58:57
 ジリジリと焼けつける夏の日差を受け、家路を急ぐ放課後。
「……あちぃ」
 頬を伝う汗は、ダラダラと滝のように流れ、雫となって落ちる。逃げ遅れた汗はワイシャツ
へと滑り落ちる。シャツが体にベッタリとくっついて気持ちが悪い。
 胸の辺りをつまみ、密着した間に空気を送り込むと、少しだけヒンヤリした。ポケットから
ハンカチを取出し、頬から伝う汗を拭った。
 試験勉強で寝不足気味だ。暑さがこたえる。めまいがした。足もふらついた。
 限界を感じた俺は、すぐそばのKEIコーヒ看板を出している喫茶店のドアを押した。
――カランコロン
 鈴の音が響く。同時に、コーヒーの香りと冷気に包まれた。
 汗が引き潮のように引いていく。
 ジャズが流れる店内は狭く、奥に四人がけのボックス席が一つと、カウンターに
いくつか椅子が並んでいるだけだ。壁一面、アナログ版のジャケットが飾られている。 
 昼を過ぎたという事もあってか、お客は俺しかいなかった。
「〜らっしゃい」
 カウンターの奥から低い声がした。よく見ると、ちりちりパーマに髭を蓄えた中年男性が
椅子に座って新聞を読みながらアイスコーヒーを飲んでいた。エプロンもしていないが、
サックスでも吹きそうな雰囲気だから、この店のマスターなのだろう。
 俺はつられるようにカウンターに座り
「……アイスコーヒーを、ひとつ」と言った。
 マスターは「OK」と小さく返事をすると、冷蔵から赤銅色のカップを取り出し、氷を入れ
ポットから黒い液体をなみなみと注いだ。
「ガムとミルクは?」
「あ、お願いします」
 俺のその言葉でマスターが笑ったような気がした。ガキ扱いされたような気がした。ブラックで
飲むべきだったのか。
988名無し物書き@推敲中?:2007/08/16(木) 23:46:52
>>986
評価、どうもです。勉強になります。


>>987さんが書き直したのはスムーズで読みやすいです…参考になります。
どうもです。
989名無し物書き@推敲中?:2007/08/17(金) 02:04:18
(=Д=)ノ~▽~パンティ!
990名無し物書き@推敲中?:2007/08/17(金) 02:15:20
「あーっとな。お前は無作為に女の名前の家に電話をかけてだな。『グェフフフフフ 今何色のパンティはいてんのォ』と
いやら〜しく訊く班だ」
「はいニ…」
「バカヤロウ!」
「は、はい」
「で、お前は、こいつが浸透させて『パンティ』に、エロ親父、キモ野郎のイメージがしみついたところで、女性誌で
ジーンズ、スラックス、まあズボン、を『パンツ』と書き換えてゆく班」
「わかりました(ジュン・ジュビジュバァ〜」
「…あとでな。で、お前は、金とブランド品をちらつかせながら、『お願い!パンツだけ!パンツだけでいいから脱いで
くれない?』を殺し文句に、JKを中心にラブホに連れ込んでヴァージンキルをする班」
「(ニヤニヤ」
「おいお前。ジーンズを脱いだらすかさず『オウ。パンツ脱ぐって言ったよなァ?』と豹変すること、わかってんだろうな?」
「(ニヤニヤ」

渋谷の闇は深い。ぃゃ

深かった。ぷちえんじぇ〜る。"Johney angel ×C ♪"。オクチン。
991名無し物書き@推敲中?:2007/08/17(金) 10:24:25
>>986
横からすまんが、何がどう「気持ち悪い」のかを指摘したほうが
書き写す練習も身のあるものになるのではないかな。
992名無し物書き@推敲中?:2007/08/18(土) 05:27:04
SILVA。透けすけ。
993酷評願います:2007/08/18(土) 23:41:32
 理解 御理解 理解。
 私は目の前にいる臓器コーディネーターを名乗る男が、
何度「理解」という言葉を使っただろうか、と考えていた。
 大学病院の前の通りにある喫茶店の中で、私たちはもう
一時間近くも向かい合っていた。
 男は何度も店員の足をとめて、コーヒーのお代わりを頼んだが、
私の前のカップは一度も手をつけられていなかった。
私はこの男が説明を始めて、「それはどういうことですか」とか、
「なぜですか」とか、疑問以外のフレーズをまだ声に出していない。
 長い間話を聞き続けているが、灰色の背広を着た自称
命のコンサルタントが、淡々と無表情に説く様を見ていると、
私の中で疑問は広がるばかりだった。
 あれこれ間接的な喩えを引用して、長々と話を続けてはいるものの、
内容は要するに私の望んでいたサービスは得られないということに尽きた。
「もちろん前金は、今日までの費用を差し引いて全額お返しします。」
 既に私の耳は、男の声を単調な雑音としてしか受け取れなくなっていた。
結論を変えられるのではないかという深刻な思いが、私に話の切り上げを拒ませた。
 私は大学病院に入院している妻の骨髄を得るために、この男に仕事を依頼した。
前金はこれまで溜め込んだ貯金を使い、残りは借金をしてでも支払うつもりだった。
 男の話によれば、懇意にしていた米国の医者の病院に、警察の手入れが入り、病院
そのものの存続が危ぶまれているという。手入れの原因は違法な臓器取引に関する
うわさが絶えないというものであり、その騒動は当然男と医者の接触を阻んだ。
そのことはつまり、期限までに確実に、妻に必要な骨髄を得るルートが
消えたことを意味していた。


994酷評願います993残り:2007/08/18(土) 23:49:18
「とうことで御理解いただけましたでしょうか」
 できるわけがない。
 どうしても私は理解の意思表示を出せずにいた。
私はこの男の「絶対に」「確実に」という言葉を信じて
前金を払ったのだ。
 ここで頷いてしまえば、妻は数ヵ月後にはこの世からいなくなる。
「なんとか・・・なりませんか」
私は塞がれそうになる声を、絞り出すようにして聞いていた。
995名無し物書き@推敲中?
面白くない文章って全景ぱっと見た瞬間にわかる。