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4 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/10(金) 20:35:51
森に、大地に立っている。
見上げれば、そこには億千万の輝き。
ふと、冷たい風が木々を揺らす。
寒風は身を削り、またどこかへと去っていくのだろう。
―それは、どこか希望がなかった。
唐突に何かが目の前を過った。
つられて、目で追った先には一人の女性。
「ああ、やっぱり来てくれたんだね」
「そうね。自分でも分かっていたわ」
そう言うと、彼女は軽く俯いた。
最も愛しい人が、自ら望んで消えようとしている。
それを、誰が止められるのだろうか。
別れの時が迫っているのに、気丈に笑顔をふりまく。
―それは、どれほど辛く美しい愛なのだろうか。
5 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/10(金) 20:36:57
「寒いね。」
俺は、なんとかその言葉だけを絞りだした。
「宇宙人のくせに…」
言うと、俯いたままその細く白い指を俺の頬に。
「そうだね。実はあんまり寒くは無いんだ」
すると彼女は笑顔をこちらに向け
「この嘘つき」
と言った。
きっとその言葉にはいくつもの意味が押し込まれていた。
「そろそろ時間だ。行かなくちゃ」
「私の記憶無くしちゃうの?」
不安そうに聞いてくる彼女が今まで以上に愛しく、何よりも愛しく俺の目に映ってしまった。
―まるで世界ごと閉じ込めてしまいたいくらいに。
「ごめん」
そういうと、お互いに軽く口付けを―。
恐らく、彼女は今までの事を全て忘れるだろう。
だけど、それでも俺は彼女を忘れない。
眠っている彼女を家まで送り届けると、俺は自らの手でこの辛く美しい舞台の幕を引いた。
評価お願いします。
宇宙人と若い女性の淡い物語
6 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/10(金) 22:02:17
>>4-5 情景描写が淡白すぎ。
彼女はどこに住んでいるの?
彼女は森までどうやってきたの? 徒歩? 車? 自転車?
森は市街地に近いの?
>眠っている彼女を家まで送り届けると、俺は自らの手でこの辛く美しい舞台の幕を引いた。
どうやって彼女を送ったの?
UFOで? 車で? 家の外に置き去りにした? 彼女の家族は?
それと、彼女の人物描写がないので、どういう人間なのかわからない。
評価E(思いつきで書いたのがみえみえ)
>>6 描写がないとわからない? 想像力が欠如してるようだね。
そんなんじゃ小説読めないでしょww 普段どんなの読んでるの? 漫画?wwwwwww
評価E(思いつきで批評してるのがみえみえw)
8 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/10(金) 22:37:55
>>7 酷評されて逆切れするようならば投稿しないほうがいいぞ。
9 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/10(金) 22:42:45
>>7 もう投稿しないほうがいいよ 傷つきたくないんでしょ?
>>4-5 前スレから宇宙人をテーマにしすぎです。
文もさっぱり理解できません。
評価 不可能 (二度と投稿するな能無し)
文章は、長編から切り取ってきた断片として評価すべきか、
それともそれ自体独立した文章とすべきか、コンセンサスはできてるのか?
後者なら、6氏の指摘は適切だと思うが、前者としてならば
必ずしも描写不足ってことにはならないだろう。
それよりもっと指摘するべき部分があるんじゃないか。
てか、点数をつけたりABCDEで評価するってのも、気に入らない。
とりあえずダッシュは二個使え。
というか指摘するくらいなら全部書き直す方がいいくらいの
レベルじゃね?
地の文がだれの視点だかわかんねーな。
>最も愛しい人が、自ら望んで消えようとしている。
なんだこれ。消えるのって宇宙人の方じゃねーの?
よくわからん誰か説明して。
こういうのって読ませられる方が苦痛じゃね?
抜粋でもいいが、最低限の情報がまとまっていて、
読者を意識した文を投稿して欲しいものだ。
>>5-6 まず内容以前に文章の書き方がなってない、問題外。
ダッシュは二つ使う、「」の」の前に。は入れない。
文章も、何がしたいのか、何が伝えたいのかさっぱり不明。
内容も全然面白くない。
文章は愚か、酷評してもらうスレで酷評してもらったのに逆切れ。すごいね、君。帰っていいよ。
>―それは、どれほど辛く美しい愛なのだろうか。
長編のクライマックスならともかく、この分量でこんなこと書かれても「はぁ?」としか思えない。
>最も愛しい人が、自ら望んで消えようとしている。
男が女の前から消えようとしてるんだよね?
男視点だから、このままだと女が消えるみたいに読めてしまうよ。
確かに思いつきで書いたが
>>7は俺じゃない。
どうみても俺じゃない。本当に俺じゃない。
まあそれはいいとして…。
俺はまだまだ勉強が足りんですね。
視点は常に宇宙人の主観です。
ナルシストのようだけど、宇宙人はヒロインが自分の事を好いてくれている事を知っているわけです。
豚切りスマソ
前スレ埋まったぞ。
>>1000……(´・ω・`)
>>1乙
やっと前スレが埋まった。
そんな贈り物は断る!
>>18 それだけだとわかんない人もいるかと思うので、引用しておきます。
>1000 名前: 名無し物書き@推敲中? [sage] 投稿日: 2006/11/10(金) 23:21:53
>初めての陰毛は 君への贈り物
思春期の淡い恋心を見事に表現した1行詩ではないかと。
恋心 込めて抜き取る 初毛かな 忍ばす恋文 ちり毛がちろり
一行詩に触発されて詠んでみた。今は反省している。
23 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/11(土) 00:12:28
>>前スレの964
>道端の水溜まりが赤く染まっていた。絵の具のようで、ペンキのようで、
>そのどれとも違う色。命を吹き込まれたような色。
>会社に遅刻しそうだということを思い出し、俺は慌てて駆け出した。
書き出しとしては上手くはない。「赤」を説明しているわりには印象鮮明でないし、
すぐに描写が移ってしまうので、ますますピントがぼやけてしまう。
>改札の手前で取り出したばかりの定期入れを落としてしまった。
ということは、タッチの差で電車に乗り遅れたのか? とか思うところだが、
そのあとなにも書かれていないのは不自然。
>分厚いコートを着た陸上選手。周囲からは、そう映ったのではないか。
そんなことないやろ? ギャグで書いたのかもしれないけど。
あと、気になったのは、
>「あら、遅いじゃない」
>「あ、いや。目覚まし時計をかけ忘れてしまいまして」
>「ふうん。ド真面目の岡井くんにもそんなことがあるのね」
駄目じゃないんだけどね、セリフを間投詞から始めてしまうというのはありがちな落とし穴。
もちろん現実の会話は間投詞から始まっているんだよ。でもそれを小説にそのまま
持ってくると、すべて「あら」だの「あ」だのからはじまるセリフになってしまう。
そういう書き癖がついてしまう。間延びした文章になる。
話し言葉と書き言葉は違うくらいに割り切って、推敲するときに削るようにしたらいい。
文章が引き締まるから。
24 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/11(土) 12:23:00
あげ
25 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/11(土) 20:25:00
>>4 空が一面見渡せるのならともかく、森にいて
億千万の輝きってのはどうかと思う。
26 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/11(土) 22:09:03
もう、オマエらの創作なんざどうでもいいよ、
明日からは「ダニーの人生相談」だ。
いま、ダメになりそうな奴、書いてこい。
>>27 >そうしてまず、むっとするような自分自身の体臭に顔をしかめた。
「そうしてまず、顔をしかめた」ならば、客観描写。
しかし顔をしかめた理由が「自分自身の体臭」であることが断定されている。
それは彼女にしかわからないことなので、ここは客観描写ではなく主観描写になっている。
ところが、
>彼女は辺りを見回し、小さく溜め息をついた。と思ったら、突然何かを思い出したように
>両手で顔を覆い、肩を震わせて嗚咽し始めた。
「と思ったら」……「思った」のは誰かといえば、書き手。書き手の視点と彼女の視点がずれ
ている。つまりここは客観描写。
それで、
>風呂に入っていないため臭いが気になる髪の毛を手でとかし、
「臭いが気になる」という理由が断定されているから、ここは主観描写。
そのあと、
>年相応と言われれば首を傾げてしまうが、彼女は別にそのことに対しては無関心なのだろ
>うか、表情からは何も読み取れない。
これは客観描写。
かように主観と客観が入り乱れている。
行動の理由がある場所では説明され、断定される。
違う場所では「だろうか」と推察されるに留まる。
すなわち視点が混乱している。
上手くはないな。というか下手だな。
>むっとするような自分自身の体臭に顔をしかめた
>風呂に入っていないため臭いが気になる髪の毛を手でとかし
この部分は、すでに主人公の内面に入ってるし。
>彼女は辺りを見回し、小さく溜め息をついた。【と思ったら】、突然何かを
>思い出したように両手で顔を覆い、肩を震わせて嗚咽し始めた。
>散乱したゴミの数々を瞬きせずに眺めていた彼女は、【何を思った】のか
>目を閉じ肩を震わせながら笑い始め、
【 】内部は変えたほうがいいね。
書き手の主観が前に出すぎる。この手の手法を使う場合は、見える範囲での
「客観描写」を意識しないとダメ。
>表紙には彼女ではない持ち主の名前が書いてあったようだが、彼女が
>黒いペンで消してしまっていた
ここも同じ。
書き手の主観が出すぎ。
語り手がここまで物語に入り込むならば普通に心理描写を入れたほうがいい。
27ではないのですが、教えてください。
「客観描写」と「書き手の主観描写」は違うのでしょうか。
「登場人物の主観」と「書き手の主観」が違うのはなんとなく解るのですが・・・。
自分が今書いているのは
三人称で時々主人公の主観描写が時折含まれる文を書いているのですが
それはまずい、ということでしょうか。
(一応、「と思ったら」「〜ようだ」などの文はないですが
「○○はほにゃららと思った」は入れています)
>自分が今書いているのは
三人称で時々主人公の主観描写が時折含まれる文を書いているのですが
→自分が今書いているのは、三人称で時々主人公の主観描をが含む文ですが
訂正です。恥ずかしい・・・
うわ、訂正で更に墓穴。逝って来ます・・・
>>30 >「客観描写」と「書き手の主観描写」は違うのでしょうか。
映画でたとえれば、客観描写とは書き手がカメラに徹すること。
書き手の主観描写とはそこに書き手のナレーションが加わること。
A 彼は立ち止まった。後ろを振り向いた。
B 彼は立ち止まった。と思いきや、後ろを振り向いた。
Aは客観描写。
Bはそこに書き手の主観が加えられている。
さらに言うと、
C 彼は立ち止まった。危険を感じて、後ろを振り向いた。
Cは主人公の内面にまで入り込んだ描写。
>三人称で時々主人公の主観描写が時折含まれる文を書いているのですが
>それはまずい、ということでしょうか。
まずいということではない。それを上手く書けるかどうかということ。
>>27のよう
に混在していると、下手だということで、
>風呂に入っていないため臭いが気になる髪の毛を手でとかし、
と、ここでは書き手が主人公の内面(臭いが気になる)までをわかっているのに、
>散乱したゴミの数々を瞬きせずに眺めていた彼女は、何を思ったのか
>目を閉じ肩を震わせながら笑い始め、
なんでここではわからないんだ(何を思ったのか)、ということ。
天井にあったカメラが主人公の眼に下りてきて、さらには主人公の内面に
まで入ってくる、という手法はもちろんアリ。
それがリズムもバランスも目茶苦茶では単に下手なだけと思われるし、実際に
下手で、読みづらいだけの文章になる。
34 :
30:2006/11/12(日) 02:27:36
>33
丁寧な解説ありがとうございます。
今自分の作文をチェックしなおしています。
いくつかまずいかも、という部分を発見しました。
大変勉強になりました。
ありがとうございました。
>>4-5 ・ダッシュや倒置法(?)に頼らず、
きちんと文章を書く訓練をしたほうがいいと思います。
・「辛く美しい愛」「億千万の輝き」など
陳腐な言葉が多く、物語全体が空虚で独りよがりに感じられます。
・「寒いね」 「宇宙人のくせに」 「実はあんまり寒くないんだ」
というやり取りはとぼけていて、好きです。
・獣木野生『ホワイト・ガーデン』の
宇宙人を想い続ける女性の話を思い出しました。
36 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/12(日) 03:35:59
目に見えぬ掲示板の仲間達に別れを告げると男は電気を消し布団に入った。
瞳を閉じれば、嫌な記憶が思い出された。いつものことだった。
部屋は暗く男は独り身だった。目尻が流れた涙に気付く者はいなかった。
38 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/12(日) 03:53:43
>>36 >目尻が流れた涙に
目尻は涙になんか流れません!
気を付けて下さい。子供だって観てるんですから!
39 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/12(日) 04:58:55
自信作です。お願いします
いつものように、近所の子ども達の遊び声に起こされる。
時間は昼の1時を回っていた。
そしてまたいつものようにペットボトルを使って用を足す。
夜勤というわけではないのだ。
ボサボサの髪をなびかせながら鏡の前に立ち、顔を洗おうと蛇口をひねるが、水は出ない。
つまり、社会の底辺というやつだ。
公園で無邪気に遊ぶ子どもたちや、未来ある少年少女が下校している道路の半径数十メートル内に、先の見えない深い闇に潜む蛆虫が居た。
いつもと同じ駅のホームに、いつもと同じゴミ漁りのホームレスやしかめっ面で新聞を食い入るように見ている同世代の人間たち。
今日もだるい。
入社して三年目。少しは世間に名の知られた大学を出ていた。だが、いつの間にかこんなところに居た。
いわゆるヤミ金と呼ばれる、非合法で商売をする会社だ。
ん?終わり?
>>39 「社会の底辺だ」という説明は要らないと思う
「夜勤ではない」というのも不要かな、と
42 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/12(日) 09:34:43
>>39 罠か? 危険な香りが漂ってるな。少しだけ触れて逃げてみるか。
これがプロローグだとしても、場面転換が急すぎる。
この短い中での登場人物は一人か? それとも二人?
一人であるなら矛盾点が多すぎる。しかもイメージが湧いてこない。
一つ挙げるなら、
・闇金は闇に潜む蛆虫かもしれないが、儲かる筈だ。
二人であるなら、最初のシーンの描写、説明が圧倒的に不足している。
どこで起きたんだ? 家(ぼろアパートなど)ならトイレはあるよな。
>昼の1時を回っていた。夜勤というわけではないのだ。
読める読めないではなく、情報提示不足。
昨日今日水が止まったなら、蛇口はひねらないよな。
1時に起きる。ペットボトルで用を足す。水は出ない。=社会の底辺?
理解不能。
43 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/12(日) 09:43:28
間違った。
昨日今日水が止まったのでないなら、蛇口はひねらないよな。
>>39 登場人物は二人なんだろうね。
最初がダメ男の視点で、次が闇金マンの視点。
描写のバランスが致命的に悪い。
指摘済だが、「社会の底辺だ」「夜勤ではない」等、余計なことを書いていて、そ
のくせ肝腎のことは書かれていない。
>いつもと同じ駅のホームに、いつもと同じゴミ漁りのホームレスやしかめっ面で
>新聞を食い入るように見ている同世代の人間たち。
ホームレスって「駅のホーム」にまで入りこんでゴミ漁りするのかね? 入場券
買って?
主人公がいくつだかわからんのに「同世代の人間たち」と言われてもね。
45 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/12(日) 10:49:50
>>28>>29 投稿したものです。酷評ありがとうございました。
なるほど、やはり書いてみてよかったです。
自分でも描写が混在しているかなとは思っていたのですが、漠然としていて
何がなんだか分かっていなかったというのが本音です。
やはりもう少し描写の訓練(?)が必要なようです。精進します
>>33も非常に参考になります。30さんも頑張ってください
46 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/12(日) 11:08:20
酷評お願いします。
道路を走っていると前の車にこんなステッカーが貼ってあった
「赤ちゃん乗ってます」
だからどうしたと言うんだ
赤ちゃんが乗っていたからと言って
「そうか、追突しないようにしよう。なんせ赤ちゃんが乗っているんだもんな」
とはならない。乗っていようがいまいが追突はしてはいけない
普段道理走っていればいいのだ
これがもしも「赤ちゃんが運転してます」
これはもう距離を開けて気をつけようと思うだろう
充分にステッカーを貼る意味がある
一方、赤ちゃん乗ってますには何の意味もない
なぜこれを貼ってるか疑問に思う
そこで思いついたのが
祝って欲しいのではないか
年賀状に我が子の写真を貼る親のような感じだ
そう考えると親馬鹿を見ている気分になる
赤ちゃん乗ってます
このステッカーを見たら心の中で祝ってやって欲しい
>>46 ダウンタウンの松本が昔TVでおんなじことを言っていた。
「祝う」までは言っていなかったが。
49 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/12(日) 11:22:07
小説を書きたいと思うのですがまだ右も左もわかりません
一応本は読んでいるのですが小説の書き方となると全然わかりません
まず何からはじめたらよいでしょう?
小説の書き方みたいな本を読んだ見たらよいでしょうか?
46
酷評ではないが。
「赤ちゃんが乗ってます」のもともとの発端は
両親と乳児が自動車事故にあい、両親が死亡
子供は座席の隙間で生き延びていたが
レスキューに発見されず、数日間クラッシュした車両の中に放置されたことから始まる。
ニュースにでていたよ。何年前だったかな。
今はファッションつーか、注意してよーという臭いが漂うから
なんとなくむかつくけどな。
53 :
53(1/3):2006/11/12(日) 13:19:09
酷評、お願いいたします。
------------------------------------------------------
タイトル■見知らぬオッサンが僕の部屋に
この病みきった、荒波の時代に生まれた僕らは、何が起きても冷静に対処で
きるだけの度胸を、日頃から養っておかねばなりません。
その点、僕クラスの人間になると“その筋”のお方に銃口を向けられても微動だにせず、相手の目を凝視し続けることができるんです。
僕は常に心を開放しているので、すぐに相手と分かり合えるはずだから。目と目で通じ合う、そういう仲になりたいわ。
僕はプチマンションに住んでるんですが、つい先日、部屋に元々設置されて
いた古いエアコンが壊れました。
大家に電話し電気屋に来てもらうことにな
ったんです。概略を説明すると、以下の通り。
僕「大家さん大変です!エアコン壊れてます。今年の冬が越せません!」
大家「電気屋呼んで見てもらうわ。月曜に電気屋に鍵渡して、アンタが居な
い間に部屋に入れさせて見させるから」
僕「……」(アンタの言っている意味がわからない。6%程もわからない)
この大家も奇特な人で、細かいことを気にしない豪快なタイプです。
僕が住んでるプチマンションの設計から建設までしてる人なので、この“電気屋”なる人とも古い付き合いがあるようです。
でも、やっぱり普通はこんなことあり得ません。
面倒臭いので器の大きいビッグな僕は、ハンカチで額を拭いながら鋭い牽制球を放ちつつ、月曜に来させることを了承しました。
54 :
53(2/3):2006/11/12(日) 13:20:35
つづき。
書き忘れましたが、ノンフィクションの日記です。
-------------------------------------------------
そして今日、僕が自宅にいたときのことです。チャイムが鳴りました。僕は
無視。どうせ何かの勧誘でしょう。
何ぴとたりとも僕の作業の邪魔をする奴
は許さん。しばらくして、ピポピンポーンと連打しやがります。
異変に気づいた瞬間、僕は信じられない光景を目の当たりにしました。
僕の家の玄関のドアが開いたんですよ。ガッチャァ……って。鍵はキッチリ閉まってたのに。
もうホラー映画ばりです。スローモーションです。扉が残像をのこしつつ
、ゆっくり開くような感じ。
不法侵入者と僕の目が合います。彼は典型的なエンジニアタイプ。
電気屋「す……すみませんエアコンの件で。居ないと思って入りました」
僕「…………」(アンタの言っる意味がわからない。2%程もわからない)
僕は一言も喋らず、黙って睨みつけました。
普段はチキンな僕ですが、立場が強いときのみ、強気です。
彼は脅えてます。目と目で通じ合うなんてメロディーはどこぞの話。
いやね、確かに月曜には侵入される予定だったんですよ。
でも何で土曜の今日来るんだよ。
そんで、何で勝手に入って来るんだよ。まあ、どっかで手違いがあったんですね。
酷評お願いします。
……静かだ。
山頭に日が差し掛かると、西の空が少しずつ色を変える。
雪山の鮮やかな白さえも、琥珀に染まりだす。
どの窓をのぞいても山の見える、この山間の丘に越してきて2年弱。
田舎ならではの大きな家から見える大自然のスクリーンは、季節の移ろいを克明に映し出し、彼を飽きさせることはなかった。
「念願のショットバー就職。初の水商売か……」
琥珀のスクリーンは、窓脇のグラスを手に取った彼の意識と共に少しずつフェイドアウトしていく。
「……コミュニケーションを重んじる社長に、知識豊富な参謀か……やり甲斐はあるかもしれないな」
手に取ったグラスを一息に飲み干すと、薄緑の遮光カーテンが閉じられるた。
「……そろそろ寝るとするか」
さりげなく部屋に響くフリー・ジャズが、オールドスタイルな振り子時計の秒針と交わり、彼をさらに酔わせる。
「少し飲みすぎたようだな……」
褐色のルームカウンターに空のグラスを置くと、一人では大きすぎるキング・サイズのベットが彼を迎えいれる。
「……しかしわからねえ……」
厚手の毛布に沈む彼の脳裏に、一筋の疑問が走った。
「バーボンとウイスキーの違いってなんやねん?」
56 :
53(3/3):2006/11/12(日) 13:22:06
ラスト。
------------------------------------------------
まあ今回は大家の人格と、手続きの問題ですけどね。
でも仮に、仮にですよ。このオッサンが美人OLの部屋に忍び込んで、タンスから発掘した勝負パンティー(紫)をかぶりながら、エアコンの設置作業をしていたら、どう思われます?
想像しただけでムシズが走りますよね。僕はこんな駄文垂れ流してる自分にもムシズが走ります。
仮に、どさくさに紛れてOLのエアコンにCCDカメラとか取り付けてたらどうする。僕はそんな重犯罪を断じて許さないだろう。
街のオマワリさんに9回チクリます。仮にそんなことしてたらマジで極刑もんです。
僕は声を大にして言いたい。
“右曲がりの翼で羽ばたく方々”が、お乗りになるような街宣車に搭載されてる、あの独特な拡声器をお借りして言いたい。
電気屋になるための独占業務の難関国家資格を新設すべきだ、と。
我が国の三大国家資格を「医者、弁護士、街の電気屋」にすべきなんです。そして僕のような、ごく一部の聖人君子のみに、その称号を与えるべきなんです。
職業的倫理観が無い人間に電気屋は任せられません。
しつこいようですが、この星に生まれた者として当然のことですが、やって
いいことと悪いことがあるんです。
許さない。僕は独り占めを断じて許さない。
今度僕にも、そのOLのCCDカメラの映像を見られるようにしてほしい。
もちろん、解像度の設定もきちんとして。
57 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/12(日) 13:28:48
>>53-54 >>56 色々と小説のルールを無視してて、ある意味凄いと思った。
小説は会話の前に誰が喋ってるなんて入れない。それに心内で思っていることをわざわざ()でくくる必要も無い。
あと、地の文を読んでるとイライラしてくる。それに読みづらい。
内容も何が言いたいのかさっぱり不明。主人公の体験談は必要だったの?
最後に変なとこで改行してるから激しく読みづらい
58 :
53:2006/11/12(日) 13:44:07
>>57 イライラの理由をお教えいただえると幸いです。
59 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/12(日) 13:49:20
全スレの930へ 糞文莫迦参上w
>実は、828-829には続きがある。
>その時、突然玄関から音が聞こえた。
> (誰か来た!)
>と読者をミスリードしておいて、突然聞こえた玄関の物音。
>その正体は郵便受けに捩じ込まれた夕刊、こいつが犯人だったんだ。
慌ててボール箱から飛びだし、居住まいを正して見つけた四つ折りの夕刊紙。
>射し込む夕陽で緋色に灼けた部屋には正座の僕がぽつんとひとり。傍らには大きな段ボール箱。
>この滑稽がオチとなっていたんだ。
つまらん、オチだなw
60 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/12(日) 13:50:51
つづき
>俺は、一粒で二度も三度も美味しい天才作家のようだ。
おいおい、天才作家はな、
>その時、突然玄関から音が聞こえた。
>(誰か来た!)
> 段ボールの中で一心不乱に手を打っていた私は慌てて飛び出し、急いで体裁を取り繕った。
なんて文章は書かないんだぜっ。
と、言うことで、「第一回読解力クイズ」だぜw
スレ気違いなのは百も承知だが、読解力の無い莫迦に酷評される糞文作家も不憫だろうw
正解者には「第一回読解力正解者」の称号を与えるw
権威ある称号になるはずだ。
繰り返すぜっ。「第一回読解力クイズ」だぜw
天才作家は、
>その時、突然玄関から音が聞こえた。
>(誰か来た!)
> 段ボールの中で一心不乱に手を打っていた私は慌てて飛び出し、急いで体裁を取り繕った。
なんて文章は書かない。なぜか?
よく考えて、どしどし、回答してくれ。莫迦諸君。解ったらの話ぢゃけどw
>>39 描写不足だな。
>いつものように、近所の子ども達の遊び声に起こされる。
>時間は昼の1時を回っていた。
>そしてまたいつものようにペットボトルを使って用を足す。
>夜勤というわけではないのだ。
冒頭の二行はいいとして、三行目四行目は男の心理描写を入れながら
もう少し具体的に。
>公園で無邪気に遊ぶ子どもたちや、未来ある少年少女が下校している道路の
>半径数十メートル内に、先の見えない深い闇に潜む蛆虫が居た。
男の視点にしては文章が少し変。
第二段落で、登場人物が変わっているなら説明が必要。
>いつもと同じ駅のホームに、いつもと同じゴミ漁りのホームレスやしかめっ面
>で新聞を食い入るように見ている同世代の【人間たち】。
文章に捩れあり。
駅のホームに、○○な人たちが【いる】。という文章なはず。
評価E(問題外 もう少し小説を読みましょう)
>>53-54 >書き忘れましたが、ノンフィクションの日記です。
日記は人に見せるものじゃないから好きなように書け。
小説として人に見せれるようなものにはなっていない。
>>55 「……」が多すぎ。
冒頭の
>……静かだ。
は不要。
>「バーボンとウイスキーの違いってなんやねん?」
ググれ。
人物描写がない。
というか全部独り言なのか?
評価E(問題外)
66 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/12(日) 14:30:48
> 段ボールの中で一心不乱に手を打っていた私は慌てて飛び出し、急いで体裁を取り繕った。
慌てて
急いで
二重表現もあるな。
> 段ボールの中で一心不乱に手を打っていた私は、慌てて飛び出し体裁を取り繕った。
VIPにも小説スレがあるんだが、そこの住民はココより痛いやつなんぞいっぱいいるぞ
68 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/12(日) 15:37:23
き
71 :
53:2006/11/12(日) 18:52:47
日記だけど、公開用ブログみたいなもんです。
ウケ狙いでそれなりに笑えると思ったんですが、つまらんですかね。
文章酷評スレなので、小説限定とは思ってませんでした。
72 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/12(日) 19:09:19
いや、小説限定ではないよ
73 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/12(日) 19:45:39
>>53 〉僕は常に心を開放しているので、すぐに相手と分かり合えるはずだから。目と目で通じ合う、そういう仲になりたいわ。
古い。工藤静香をもってくる意味が分からない。
>>70 上手いんじゃないか?
あえて一箇所だけ挙げれば、
>必死に今日提出の数学の課題をときながらも自分を気にする早紀に、
ここは美咲視点なのだから「自分を気にしてくれる早紀に」としたほうが
いいかも。
それくらい。
>>53 これで笑ってもらうのは無理。
お笑い芸人でも「笑わせている」「笑われている」「引かれまくり」等のレベルがあるが、
それなりの芸がなけりゃね。
すべりまくりのトークを空気も読めずに連発している新人ホスト君てっところか。
76 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/12(日) 21:10:57
おいおい、。「第一回読解力クイズ」の回答者は
たったの一名かよw
簡単すぎて莫迦にされると思ったのに難問だったとはなw
>>63 >一心不乱か
と
>>66 は同一人物かね。
>慌てて
>急いで
>二重表現もあるな。
慌てては、飛び出した。
急いでは、体裁を、で二つの別の文にて、二重表現では無い。
ハズレw
>一心不乱か
だけぢゃ、意味解んねーよ。おれには解るが、ここの莫迦どもにはなw
ちゃんと回答しろ。ボケーw
77 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/12(日) 21:11:53
>>70 おまえ、
>>27の作者ぢゃねーのw
>視線を感じたときの感覚をたとえるなら、背中が熱い。
→その視線の感覚をたとえるなら、背中が熱い。
>自分にだけ聞こえるつぶやきで、美咲は相手の名をつぶやく。
つぶやきで、つぶやく。って変でしょう?
→自分にだけ聞こえる小さな声で、美咲は相手の名をつぶやく。
>驚いてすぐにそらされた視線の主を、美咲はその主以上に目を見開いて凝視する。
ワロたw
驚いて目を見開いた視線の主以上に目を見開いて凝視する美咲にw
「第一回読解力クイズ」の回答、おまえも考えてみろよ。
小説を書くのに必要な読解力養成にも、無駄ぢゃねーと思うぜっ。
解ったらの話ぢゃけどw
引き続き、よく考えて、どしどし、回答してくれよ。莫迦諸君w
78 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/12(日) 21:13:53
79 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/12(日) 21:30:07
>>78 >僕は27ですが絶対に違います。
なんだ、違うのか。
ただ、おまえも
>>70も同レベルだって事だw
おれが疑問視する共通した箇所(癖だろうな)がある。
教えて欲しいなら、「第一回読解力クイズ」の回答、おまえも考えてみろよ。
解ったらの話ぢゃけどw
80 :
70:2006/11/12(日) 21:35:12
>>74>>77評価ありがとうございました。
人称以前に文章の問題でしたね。すみません。
ちなみに、27さんではありません。
81 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/12(日) 21:35:41
>>70と
>>27を同じ作者だと思う「ぢ」の読解力の無さに涙する。
おまけに「三人称でちゃんと書けているか」という依頼も理解
できていないし。
哀れだ。
誰からも相手にされずに原っぱで一人遊びをしている子供のようだ。
「ぢ」はスルーしましょう。
返レスも必要ありません。
83 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/12(日) 21:43:35
>>81 そもそも、「三人称でちゃんと書けているか」という依頼がおかしくない?
お前が三人称で書けば間違いなく書けるだろ。
視点の問題と混同してるだけだろうが。
私の母は昔から体が弱くて、それが理由かは知らないが、
母の作る弁当はお世辞にも華やかとは言えない質素で見映えの悪い物ばかりだった。
友達に見られるのが恥ずかしくて、毎日食堂へ行き、お弁当はゴミ箱へ捨てていた。
ある朝母が嬉しそうに「今日は〇〇の大好きな海老入れといたよ」と私に言ってきた。
私は生返事でそのまま高校へ行き、こっそり中身を確認した。
すると確に海老が入っていたが殻剥きもめちゃくちゃだし
彩りも悪いし、とても食べられなかった。
家に帰ると母は私に「今日の弁当美味しかった?」としつこく尋ねてきた。
私はその時イライラしていたし、いつもの母の弁当に対する鬱憤も溜っていたので
「うるさいな!あんな汚い弁当捨てたよ!もう作らなくていいから」とついきつく言ってしまった。
母は悲しそうに「気付かなくてごめんね…」と言いそれから弁当を作らなくなった。
それから半年後、母は死んだ。私の知らない病気だった。母の遺品を整理していたら、日記が出てきた。
中を見ると弁当のことばかり書いていた。
「手の震えが止まらず上手く卵が焼けない」 日記はあの日で終わっていた。
>>83 スレの流れを読めば、視点も含めての話だと……
87 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/12(日) 21:49:26
>>76 > 段ボールの中で一心不乱に手を打っていた私は慌てて飛び出し、急いで体裁を取り繕った。
こんな無様な文を問題ないという馬鹿に、ボケ扱いされたくはないな。
あわてる【慌てる】
1 突然の事に出会って、ふだんの落ち着きを失う。
2 びっくりして急ぐ。
88 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/12(日) 21:50:37
わはは!
91 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/12(日) 22:15:12
>>89 だな。墓穴を掘ったw
> 段ボールの中で一心不乱に手を打っていた私は、慌てて飛び出し体裁を取り繕った。
>>66 一心不乱には問題があるが、俺ならこう書くに訂正しとく。
92 :
27:2006/11/12(日) 22:15:24
>>79 一心不乱の意味を考えると、ほかの事に注意を奪われることがないのだから
誰か来たという事には気づかない。だから、一心不乱という表現はここでは使うのは不適当。
こういうことですか?
>>63をヒントに考えてみましたが・・
>>89 2の意味でも正しいでしょ。
係る部分が違うんだから意味が重複しててもなんら問題ないよ。
94 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/12(日) 22:26:38
墓穴馬鹿の俺は放って置いて、酷評に戻ってくれorz
つーか、上手い文とはいえないが鬼の首を取ったような勢いで指摘するほどマズイ文でもないだろ。
小学生の四年の時、同じクラスに少し足し算や引き算や会話のテンポが遅いA君がいた。
でも、絵が上手な子だった。
彼は、よく空の絵を描いた。
抜けるような色遣いには、私も子供心に驚嘆したのを覚えている。
担任のN先生は算数の時間、解けないと分かっているのにA君に答えを聞いた。
A君が冷や汗をかきながら、指を使って「ええと……ええと」と答えを出そうとする姿を見て、周りの子達は笑った。
それでもN先生は、答えが出るまでしつこいくらい何度も言わせた。
その姿を見ていた私は、N先生が大嫌いになった。
月日は流れ、私たちが小学六年生になる春前。
N先生が違う学校へ転任することに決まり、全校集会でお別れ会をやることになった。
生徒代表でお別れの言葉を言う人が必要になった。
先生に一番世話をやかせたのだから、A君が言え、と言い出したお馬鹿さんがいた。
お別れ会で一人立たされて、どもる姿を期待したのだ。
A君はいつものように「ええと……ええと」とどもりながら困惑の表情を浮べていた。けれど、自分の意見を纏めきれず四苦八苦している間に、半ば強引に代表に決められてしまった。
全校集会当日。
A君はみんなに背中を押され壇上に向かった。
階段をのろのろと上がってゆく姿は、やっぱり四年生の時と代わり映えしないテンポの遅いA君だった。
みんなは不安と好奇の入り混じった眼差しで、A君の背中を見詰めた。
嘲笑とざわめきが広がっていく中で、A君は口を開いた。
その時のA君の言葉を、私は今でも忘れられない。
「ぼくを、普通の子と一緒に勉強させてくれて、ありがとうございました」
A君はメモと先生を交互に見ながら、はっきりとした口調でお別れの言葉を読み上げた。
水彩絵の具の色の使い方を教えてくれたこと。
放課後つきっきりでそろばんを勉強させてくれたこと。
A君の感謝の言葉は十分以上にも及んだ。
その間、おしゃべりをする子は誰一人いなかった。
ただ、N先生がぶるぶる震え、込上げる嗚咽を抑える声だけが体育館に響いていた。
99 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/13(月) 00:14:20
ええ話やん。だけどよ、
>抜けるような色遣い
ここで読むの止めようかと思ったよマジで。
量が量だけに仕方ないのは分かるが、書き急いでいるような気がしなくもない。
厳しいことを言うなら、これはダイジェスト版。
>>97 どうもこういうのを読むと、最終行に
「信じられないかもしれないけど、本当に作り話なんだよ」
とあるような気がしてならない。
>>97 一人称なのに私の感情を表現しないからダイジェストなんだよ。
102 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/13(月) 11:28:46
>>46 >「赤ちゃん乗ってます」
俺はそれより「シルバーマーク」を逆さに貼って出口から侵入した高速で騒動を巻き起こし社会面を賑わす爺さんの方が気になるゼ。
103 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/13(月) 11:31:58
>>49 >まず何からはじめたらよいでしょう?
好きな作家の模写だ。
FEPにクセがつくまでコピーしまくる。
すると句読点や送り仮名など、空気感をつかめる。
それを「読みづらい」とする奴がいるなら、
そいつがバカだからだ。
著名人の文章なら黙ってるくせに。
104 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/13(月) 11:57:41
>>97 悪くない。
だが凡庸だ。
文学賞に於ける永遠のファイナリストがこのタイプだ。
文章が突き抜けておらず、書き手の特色を感じない。
村上龍風に云えば、モチベーションがすべてなのだ。
ところがその一方で、文学賞を制するのもこのタイプだ。
「みんなマイジョウになれ」と云うわけではないが、
そのことの意味を各々で考えられたい。
ヒントは「高橋バカ」
ひとつ懸念を挙げるとすれば、表現された内容で勝負するなら好き嫌いの単純な問題に帰結してしまうということ。
それと、「ヤクルト」「太鼓の達人」「ジアウル」で大器の片鱗を伺わせるあなた。
その調子で頑張ってください。
アラン・ドロンなみのマスクを備えたあなたには敵も多い事でしょうが、
いちいち低級霊・地縛霊の相手をする必要はありません。
あなたには高級霊の守護霊が見守ってくれていますよ。
>>103 スピリチュアルな方ですか?
自分を高級霊と評すあたり只者ではないと感じました。
ちなみに「マイジョウ」とは「舞城」のことですか?マジですか?
>>103 >著名人の文章なら黙ってるくせに。
そんなことはない。
映画評とか見てみなよ。
劇場公開されたもの=プロの作品なわけだが、ボロクソにけなされるのが当り前。
文章も一緒。
掲載されたからと言って優れているわけではない。
107 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/13(月) 13:04:50
>>106 >映画評
映画評とはライター&監督くずれが担当するものと相場が決っとる。
もしくはメガホン取った事もないのに勝手なことばかり云う奴。
一般的には次の試写会のチケット欲しさに適当なこと書いて“応募”しときゃ、見返りはある。
>掲載されたからと言って優れているわけではない。
自虐的な事を云う人だが、そんなことなら先刻承知。
>>107 これは失礼。
私が言った映画評とは2ちゃんねる他、ネットに書きこまれる一般人の批評のこと。
金貰って書いているやつの言うことなんぞ見る気もない。
109 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/13(月) 14:37:59
>>109 上手い。このスレでは最上級レベル。
どこぞの雑誌に載っていたとしても、普通に読める。
あえて言えば、
>思わず立ち止まる。
>思わず口からこぼれた。
「思わず」の多用は感心しない。削除しても意味は通るし、文章が引き締まる。
「ふと」も同様。
「僕」がこの山を歩いている当初の目的も簡単に触れておいたほうがよかったかも。
それと「僕は」はもう少し削ったほうがいいかな。
>(遠野物語63より抜粋)』
この引用の仕方は正確といえばそうだが、もう少し本文になじませたい。「遠野物語に
たしかこんな一節があった」とかね。
ラストの空改行の連発はやりすぎ。好みの問題かもしれないが。
あえて言えば上記のごとし。
最後まで気持ちよく読めた。感心した。
手錠を掛けてパトカーに連れられた後藤は、後ろの席の真ん中置かれ、左右を警察官に囲まれて拘置所まで連行された。
後藤は大人しかったので、パトカーから飛び出して逃げ出すようなことは考え辛いと思われたが、
これは念の為と言うか、今までの習慣である。左側に座っているやや太った警察官は絶えず緊張しており、
拘置所までの一時間二十二分、彼はピクリとも動かずに息を吐く時ですらなるべく音を立てないように気を使っていた。
「出ろ!」
と、右側に座っていた背の高いホクロの警察官が言うと、
後藤は腰を重たそうに少しずつ動かしてパトカーから降りた。
大分、パトカーの中で気持ちの整理と体力の回復が行われたせいか、
パトカーから降りる際にフラフラとヨレながら歩くようなことはなかった。
極めて冷静で、堂々としているとまではいかなくとも、
何かまだ助かる為の手段があると思わせるような冷静さであった。
警察官は現場の時と同じように後藤の両腕をそれぞれ一人ずつ腕をしっかり重ねて持って移動した。
彼の腕は全く手ごたえが無く、警察官はその腕を、何か冷たいように感じた。
約十五分歩くと、拘置所の門を潜った。この門は非常に大きく、ボタン一つでガラガラと動くその姿には威厳が感じられた。
いよいよ犯罪者としての処遇をこの身に受けなければならない。
後藤はその重圧を心に押しとどめて、なるべく焦ったり取り乱したりしないように努めた。
やがて検察庁に着いた。検察庁の職員らしい人間がやって来て、
手を引きながら階段を一緒に登り、三回の部屋まで手錠をつけたまま連行された。
「しばらくここで待っていろ」
部屋には横に長いテーブルが置かれている。職員は奥の窓側の椅子に座ると、
後藤にも椅子に座るように命じた。二人はテーブルを挟んで向かい合うようにして座った。
【終】
113 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/13(月) 17:34:12
>>111 >手錠を掛けてパトカーに連れられた後藤は、後ろの席の真ん中置かれ、左右を警察官に囲まれて拘置所まで連行された。
推敲のし過ぎだ。
勢いがない。
>>111-112 >後藤は大人しかったので、パトカーから飛び出して逃げ出すようなことは考え辛いと思われたが、
「後藤は大人しかったので」これは書き手による断定(大人しい性格だった)のようにも読めるし、
”態度が大人しかった”とも読める。曖昧。
「と思われたが」これも”思った”のは書き手なのか警官なのか。続く文章を読むと警官なのだろう
が、すっきりしていない。
>これは念の為と言うか、今までの習慣である。
そうなの? 容疑者搬送の際のマニュアルじゃないかと思うんだけど。違うかね。
>約十五分歩くと、拘置所の門を潜った。
車を降りてから十五分も歩く拘置所っておかしくない? 逃亡されるリスクありすぎでは。
全体に生硬な印象で読みづらい。
115 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/13(月) 21:11:18
>>114 >全体に生硬な印象で読みづらい。
なんだソレ?
生硬だとどうして読みづらいんだ?
>>115 釣りか?
【生硬 】態度・表現などが、未熟でかたい感じがすること。また、そのさま。
未熟でかたいから読みづらいんだが。
117 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/13(月) 21:36:40
>>81の莫迦へw
>おまけに「三人称でちゃんと書けているか」という依頼も理解できていないし。
おまえは人の酷評を酷評しているスレ気違いって事を理解できていないぜっ。
ちなみにおれは、
>80 :70:2006/11/12(日) 21:35:12
>>74>>77評価ありがとうございました。
と感謝されているw スレ気違い81よ逝ってヨシ!w
>>83 >81
>そもそも、「三人称でちゃんと書けているか」という依頼がおかしくない?
その道理。81の莫迦にはそれを言っても解んねーよw
118 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/13(月) 21:37:23
>>87=91=94の莫迦へ。 やっぱり、ボケぢゃんw 以下その証拠。
>段ボールの中で一心不乱に手を打っていた私は慌てて飛び出し、急いで体裁を取り繕った。
>こんな無様な文を問題ないという馬鹿に、ボケ扱いされたくはないな。
> あわてる【慌てる】
>1 突然の事に出会って、ふだんの落ち着きを失う。
>2 びっくりして急ぐ。
>>89 1の意味なら、「ぢ」は正しいが。
>>91 だな。墓穴を掘ったw
>>93 2の意味でも正しいでしょ。
>係る部分が違うんだから意味が重複しててもなんら問題ないよ。
>>94 墓穴馬鹿の俺は放って置いて、酷評に戻ってくれorz
以上。
しかし、ひでえトークだなw 87=91=94の莫迦はおれの予想以上の天然ボケみてえだしw
ボケ扱いもしたくなるぜっwwww
おれは、
慌てては、飛び出した。 急いでは、体裁を、で二つの別の文にて、二重表現では無い。
と言っている。よく嫁 87=91=94の莫迦よ。
1でも2でも正しいんだよw
つまり、おれはいつも正しいって事だw
87=91=94の莫迦よ。墓穴に埋まって逝ってヨシ! バイバイw
119 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/13(月) 21:37:47
せい‐こう【生硬】‥カウ
#世情に通じないで頑固なこと。
#表現などが未熟でごつごつしていること。「―な文章」
[広辞苑第五版]
それはいけないことか?
121 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/13(月) 21:38:02
さて、ボケが逝った処で「第一回読解力クイズ」の解答だぜっ。
>>92 27
>一心不乱の意味を考えると、ほかの事に注意を奪われることがないのだから
>誰か来たという事には気づかない。だから、一心不乱という表現はここでは使うのは不適当。
>こういうことですか?
正解w
その道理。いいか、坊や。
【一心不乱】とは、一つの事に心を注いで他の事のために乱れないこと。
だから、玄関の音に気がつくのは【一心不乱】ではないと言うことだ。
【一心不乱】例文
→段ボールの中で一心不乱に手を打っていた私は、玄関の物音にも気がつかなかった。
が正解。
さて、正解者のおまえには「第一回読解力正解者」の称号権利があるw
今後は、「第一回読解力正解者」のコテハンを名乗ってもええぞw
希望なら、おまいの糞文27を辛口酷評してやっけど。ただ、キツイからお勧めはしねえぜっ。
あと、87=91=94の莫迦には「誤解墓穴莫迦賞」を授けるぜっw
122 :
初心者です。:2006/11/13(月) 21:39:47
『常識は、常識か?』
昔々のお話です。
ある所に、一人の探検家がいました。
探検家はある時、遠い遠い、ずーっと向こうの国に、三つの目を持つ人間がいると聞きました。
それを聞いた探検家は、ぜひとも見つけてみたいと思いました。
探検家は、その三つ目人間を自分の国に持ち帰って、見せ物にしたり、労働力にしてお金を稼ごうと思いました。
そうして、遠い遠い、ずーっと向こうの山の奥の奥の、もっと奥に辿り着いた探検家は、そこで沢山の三つ目の人間が静かに暮らしているのを見ました。
そこで探検家が、三つ目人間を捕らえようと、その中に躍り出ようとした時です。
「―――――!!」
誰かが叫んで、探検家が後頭部を殴られるのを感じ、そのまま探検家は気絶してしまいました。
探検家が目を覚ますと、自分は裸で、檻の中に居ました。周りでは沢山の三つ目人間が檻の中を覗いています。
「―――――!!」「―――――?」
三つ目人間は、よく分からない言葉で、驚いたり不思議そうにしていました。
123 :
初心者です。:2006/11/13(月) 21:40:45
それから一ヵ月。探検家は、やっとだいたいの相手の言葉の意味を理解しました。
どうやら三つ目人間達は、自分を見せ物にしているようでした。彼は怒りました。
×××
さらに一ヵ月後。探検家は働かされていました。
抵抗もできず、逃げだせもせず、休まずに働かされました。彼は疲れました。
×××
また一ヵ月経ち、探検家は、もう帰れないのかもしれないと思いました。彼は泣きました。
×××
次の一ヵ月後、探検家は、もしかしたら自分が間違っているのかもしれない、と考えました。
三つ目の人間が普通で、自分の方が珍しいのだと。彼は、自分を恥じました。二つの目しか持たない自分を。
×××
そして、今ではその探検家は動物のように、三つ目人間達と暮らしています。
彼は今、何も考えていません。それが普通だと思ったからです。
そして彼は、幸せに生きています―――――動物として。
これは昔々の、本当にあったかもしれない話です。
〜the common sense is absurd〜
124 :
27:2006/11/13(月) 21:42:40
>>121 ありがとうございます、とは言っても別に名乗りませんよ(笑
作品の酷評なら是非お願いします。いろんな方の意見を聞いたほうがいいので。
125 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/13(月) 21:48:48
Lu-cは言った
"PLAYBEYOND"
ニケは答えた
"Wii!"
「あらゆる物語が終わるとしたら?」
「なぜ?」
「物語よりも 劇的な現実が訪れるからさ」
「ホントカナ」
「とりあえず、進化は終わる」
「ホントカナ」
「CPUは限界を打った。量子コンピュータは詐欺かもしれん」
「ホントカナ」
「後者はともかくCPUが限界を打ったのはほんとだって!切れない蛍光灯も松下電器は
かなり前に開発済みだってよ。」
「ホントカナ」
「ちょっとは違うこと言いなさい」
「ホントカナ?カナ?」
「カナ?カナ?ってひぐらしの鳴く声なんだろうな」
「あなたは その日ぐらし」
「江戸っ子ですから…」
126 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/13(月) 21:48:50
>>119表現などが未熟ってことは、いけない事なんじゃない?
「君の文章は未熟だね」って言ってるわけだし。
127 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/13(月) 21:50:34
>>121 >【一心不乱】
ではその【一心不乱】はいつ醒めるんだ?
128 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/13(月) 21:51:46
>>119 いけないことです。
下手とかお粗末とかと同じく、非難する言葉が生硬です。
念のためにいうと、
硬質の文体というのとは全くの別物です。
130 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/13(月) 21:52:53
>>116 >未熟でかたいから読みづらいんだが。
オマエのやってることは単なる印象批判じゃないのか?
131 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/13(月) 21:55:33
はいはいワロスワロス
132 :
うんこ ◆YULNvOhzJE :2006/11/13(月) 21:56:45
しかし新聞配達は楽だよな。外を回ってるだけだからなあ。
慣れたらイヤホンで音楽でも聴きながらできるしな。慣れたら楽だな。
暇で退屈でしかたないってことがないからな。工場だと慣れたら退屈でしかたなくなるんだけども。働いてる時間も長いし。
133 :
うんこ ◆YULNvOhzJE :2006/11/13(月) 21:57:18
誤爆。今日は二回も誤爆したな。
135 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/13(月) 22:06:21
>>134 オマエの指摘もまた「生硬」じゃないのか?
「ぢ」はスルーしましょう。
返レスも必要ありません。
137 :
初心者です。:2006/11/13(月) 22:09:32
>>122 あの……批評して欲しいんですけど……
ってそんな雰囲気じゃないですかね、今。
>>137 とりあえず24時間経つまでは何も言わないでいたほうがいいぞ
スルーされるってことはないと思うから
>>137 雰囲気の問題ではなく、古典落語をそのまま書いただけだろが。
141 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/13(月) 22:22:34
>>141 そうですか。私は他人の批評には口は挟みません。
143 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/13(月) 22:34:28
144 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/13(月) 22:37:16
どこが古典なんだよ。
三つ目の国だか、一つ目の国だかに迷い込んで捕まるという話が古典落語にある。
「なんとこやつは二つ目ではないか。カ○ワか」
いまはさすがに上演されないけどね。
146 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/13(月) 22:50:43
そうか。内容がか。
酷評ありがとうございます。
勉強になりました。
実際に見たこともないようなことを書こうとすると
想像だけで書かないといけないので難しいです・・。
>>109 上手いね。
構成もいいし、短いけど過不足なくまとまっている。
物語を通して登場人物が一人なので、主語はもう少し整理してもいいかも。
評価B(合格点 会話シーンなどがないので辛め)
150 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/13(月) 23:10:41
>>137は二次創作であるか否か。
二次創作だったとしたら、昔の、しかも誰が考えたか分からないような古典落語作品に著作権法は適応するのか否か。
さぁ〜皆で考えよ〜う♪
>>111-112 視点がふらついて気持ち悪い。
個々の動作が説明くさい。
神視点ではなく、登場人物の視点で書いたほうがいい。
>やがて検察庁に着いた。検察庁の職員らしい人間がやって来て、
神視点なら、「職員らしい」などと書いてはいけない。
評価E(書きなれてない雰囲気。視点を意識しながら書きましょう)
>>122-123 小説ではないな。
>さらに一ヵ月後。探検家は働かされていました。
>抵抗もできず、逃げだせもせず、休まずに働かされました。彼は疲れました。
どんな仕事をさせられ、どんな待遇だったのか。
主人公は何を思いながら毎日を過ごしたのか。
こういう部分を具体的に描写するのが小説。
通路が狭めの薬局で解熱剤を買い、自動扉の向こうへ出た。
薄暮の冷たい風が、重い足取りにさらなる負荷をかける。
ジャケットのポケットに突っ込んだ両手が、「なんでカイロも買わないんだ」と訴えているようだ。
我慢してくれ。今は風邪を治したいだけなんだ。自分の身体に謝りつつ、俺は歩き始めた。
電車の高架下をくぐると、赤信号にひっかかった。家まであと三分ほど。
だが、ここの交差点の信号機はそう簡単に変わってはくれない。
歩車分離式であることが最大の理由だろうが、健康なときには今ほど焦る気持ちはない。
響き渡るスポーツカーの派手な排気音が、耳の奥から脳へ伝わって痛みを加速させる。
ようやく青信号に変わろうかという矢先、背後から声をかけられた。
「兄ちゃん、ちょっと、兄ちゃん」
振り返ると、食料品がぎっしり詰め込まれたスーパーの袋を、両手に掲げた老女がいた。
夜だというのに、その顔に刻み込まれた皺がいくつもあることがわかる。
「はい。なんでしょう」
「これ、持って。重いから」
間、髪を入れずに老女は二つの袋を俺に差し出してきた。
振り返らなければよかった、と思ったときにはもう遅かった。
「え?」
「えもクソもない。持ってくれって言ってるの。わかる?」
「わかります」
「じゃ、はい」
さきほどから険しい顔と穏やかな顔が現れては消える。
ため息を軽くついたとき、その反動で頭に重い痛みが走った。
「その前に、なぜでしょうか」
「なぜ持たせるのか、ってことかい?それともなぜあんたに、ってことかい?日本語が足らんよ、あんた」
とりあえずこのへんで・・・
154 :
153:2006/11/13(月) 23:41:06
ぐおっ・・・
「薄暮」なのに「夜」と書いてしまってた・・・
ごめんなさい。
>>153 描写が淡白かな。
町の様子をもう少し書いたほうがいい。
>ジャケットのポケットに突っ込んだ両手が、「なんでカイロも買わないんだ」と訴えているようだ。
>我慢してくれ。今は風邪を治したいだけなんだ。自分の身体に謝りつつ、俺は歩き始めた。
これだと妄想全開な危ない人になるので、どっちか削ったほうがいいかな。
>食料品がぎっしり詰め込まれたスーパーの袋を、両手に掲げた老女がいた。
老女か。
イメージとしては腰が曲がっていて、よぼよぼしているイメージがあるので設定に違和感あり。
156 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 09:21:16
>>153 >通路が狭めの薬局で解熱剤を買い、自動扉の向こうへ出た。
>薄暮の冷たい風が、重い足取りにさらなる負荷をかける。
路地の奥にある薬局で解熱剤を買った。自動扉を出ると、
薄暮の冷たい風が、重い足取りにさらなる負荷をかける。
一文に盛り込み過ぎじゃないの?
>>156 批評の趣旨には同意なのだが、
「通路が狭めの薬局」というのは、店内の通路が狭いということではないの?
>「えもクソもない。
一般的な老齢の婦人は「くそ」なんて使わないと思うな。
多少貧乏でも、偏屈で煩い人でも
(職業柄)自分が話した人では一人もいなかった。
比較的若い人ならいるけどね。40前の女とか。
よっほどDQNな老女なんだろうか?
それともそれを狙っているんだろうか。
続きがないので何ともいえないが、この文だけでは違和感を感じたままだ
159 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 09:39:08
通路が狭いせいで混雑して見える薬局で適当に解熱剤を買い、
重い足取りで外に出ると、薄暮の冷たい風に吹かれてさらに
足がずっしりと重たくなったように感じた。
160 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 09:41:30
>>159 >通路が狭いせいで混雑して見える薬局で適当に解熱剤を買い、
>重い足取りで外に出ると、薄暮の冷たい風に吹かれてさらに
>足がずっしりと重たくなったように感じた。
そうした情報の補填の仕方は説明臭くなって、
文芸からますます遠ざかる結果となる。
そう読ませるんだったら、主人公は理屈っぽい人物でなければ成立しない。
161 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 09:45:20
>>157 >店内の通路が狭いということではないの?
ああそうか。
それを端的に表現するなら、通路が狭いのはなぜか?
を書くといいと思う。
「薬局では什器の間をすり抜けて解熱剤を買い、自動扉の向こうへ出た。」
162 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 09:53:33
にゃろめ! この薬局はやけに通路が狭いじゃねーか。
解熱剤を探すだけでも目が回りそうだぜ。おっ、解熱剤見っけ。
これでこの風邪が治ればいいが……とりあえず買ったことだし、
さっさと暖かい部屋に戻って休むかぁ。って何だよこの寒風は。
頭が余計にがんがんしてくるじゃねーか。くそ!
163 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 11:37:22
通路の狭い薬局で解熱剤を買い、開閉の遅い自動扉にイラつきながら外へ出た。
薄暮の冷たい風が、重い足取りにさらなる負荷をかける。
164 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 12:19:18
酷評じゃなくて、俺ならこう書くシリーズになってるな。
>153は、下手くそな文を並べられても困るだろw
165 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 12:22:54
しかし、>109を手放しで褒めてるのは如何なものか。
109のために酷評しとくと、文章もたいしてうまくないし、
内容も思いつきだけだ。さらにリライトすべしだな。
166 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 12:37:39
>>164 >俺ならこう書くシリーズになってるな。
原文になんの魅力もないからだ。
外部リンクも面倒臭いので一切読まない。
縦書きで読みたい。
167 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 12:40:48
縦書きに直すサイトあるからな
あれにコピペして読めば快適
ゲームセンターに着くと、朝十時に開店したばかりの店は、まだ他に誰も客がいなかった。
そんなに流行ってない店ではないのだが、平日の朝だけのことはある。
彼はしばらく店内をウロウロすると、ふと、クレーンゲームに眼をやった。
「あっ、これは……」
そう、それは勇者のコスチュームが景品になっていた。
大きな二本足のクレーンだった。これで景品を釣り上げなけらばならないらしい。
百円玉を投入して試してみる、が、景品が重過ぎる。
ビニール袋に包まれている勇者のコスチュームは重さが一キロぐらいありそうだ。
クレーンの足がすべるように上にあがってしまい、景品はピクリとも動かない。
引き続き五百円玉を投入して六回プレイしてみるも結果は同じ。
どんな角度から試しても景品は全く釣りあがらない。これはどうしたものか。
しばらく思案にくれていると、彼は面白い方法を思いついた。
クレーンを端っこまで寄せて、景品を乗せている板を釣り上げてしまうという方法だ。
これは時々、有効な手段となることがある。
このクレーンの大きな足と板の配置を見る限り、それが可能なように思われる。
早速、百円玉を入れて試してみた。クレーンは端っこのギリギリまで行くと壁にぶつかった。
果たしてそこから板を掴みにかかれるのか。
「ウイィィィー ー ー ン ガガガガガッ」
持ち上がった。これは凄い、大成功だ。景品が全て落ちてきた。
しかし、異変に気づいた店員がこっちに向かってくる。
見つかったら景品を全て没収されかねない。急いで店を後にすると、足早に立ち去った。
>>168 縦書き文庫
ググってみ?
登録はあるけど簡単だよ
非公開にして 他人のを縦書きにして読んでる
171 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 14:29:30
>>165 名物批評家149が合格点の評価Bつけてるんだけど?
>>171 悪い意味で名物だからいいんじゃない?
奴の言う小説の基本に沿うと、既存の小説(新人賞受賞作含め)は、
評価DもしくはEになる。
あんな奴が下読みだったらお終いだよ。
アイデアが抑制されるからね。
>>169 >ゲームセンター
朝十時に開店したばかりのゲームセンターには、寂しい片隅で《太鼓の達人》に血道を上げる無精ヒゲ
の男を除いて客はいなかった。
しばらく店内をウロウロした彼は、ふと、クレーンゲームに眼をやった。
「あっ、これは……」
それは勇者のコスチュームが景品になっていた。
大きな二本足のクレーンで景品を釣り上げなけらばならない。百円玉を投入して試してみるが、景品が
重過ぎる。ビニール袋に包まれた勇者のコスチュームは一キロぐらいありそうだ。クレーンの足がすべる
ように上にあがってしまい、景品はピクリとも動かない。五百円玉を投入して《六回プレイ》してみるも
結果は同じ。どんな角度から試しても景品は全く釣りあがらない。これはどうしたものか。しばらく思案
にくれていると、彼は面白い方法を思いついた。クレーンを端っこまで寄せて、景品を乗せている板を釣
り上げてしまう方法だ。これは時々、有効な手段となることがある。このクレーンの大きな足と板の配置
を見る限り、それが可能と思われる。
早速、百円玉を入れて試してみた。クレーンは端っこのギリギリまで行くと壁にぶつかった。果たして
そこから板を掴みにかかれるのか。
ウイィィィー ー ー ン ガガガガガッ
持ち上がった。これは凄い、大成功だ。景品が全て落ちてきた。
しかし、異変に気づいた店員が向かってきた。見つかったら景品を全て没収されかねない。
急いで店を後にすると、彼は足早に立ち去った。
176 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 16:03:17
>>174 リライトしたのか? それでもラストがつまらん。
例えば、これくらいに書いた方が面白いと思うぞ。
しかし、異変に気づいた店員が向かってきた。見つかったら景品を全て没収されかねない。
*
クレーンゲームのコーナーに近づいた店員が見たものは、勇者のコスチュームに足を突っ込み、出っ張った腹を中に押し込めようと、必死でもがき苦しむ男の姿だった。
>>173 >悪い意味で名物だからいいんじゃない?
良い意味でも悪い意味でも、そんなものはどうでもよい。
作家なら凡庸を嫌え!
179 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 18:02:19
>>178 >作家なら凡庸を嫌え!
その言葉を名物に言ってやれ。
180 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 18:18:35
光沢のない花吹雪の無音の流れが、一群れの花期を過ぎた木々を離れ、
日の光を浴びながら宙を舞っていた。落花を運ぶ息吹は静かで、
木々の葉はそよとも動いていなかった。木々の影は緑の芝生の上には
落ちていなかったが、芝の緑は中から濃く青さを滲ませているかのようだった。
傍らに立ち、あるいは背景を構成している、夏の優しい群葉を豪奢につけた木々
や茂みは、楽しげな衣装のままで、かつは驚嘆しかつは魅了されつつ、
この花の葬列と自然の祭典に参列して当惑している見物人、
といった印象を与えていた。春と秋、自然の語る言葉とその沈黙、
生の魅力と死の魅力、がこの絵の中で混じり合っていた。
二人の心臓は止まり、胸から取り出されて、空中のこの沈黙の行列の中に、
参加しているかのようであった。・・・”
181 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 19:00:50
>>180 >光沢のない花吹雪の無音の流れが、
アンタ、それを文藝に送ってみなよ。
「なぜ餓鬼が餓鬼であるがゆえに受賞できるのか」
いま、餓鬼を締め上げて吐かせている最中だ。
180はまったく意味がわからん
183 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 21:15:43
解読班を頼む!
184 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 21:40:18
二人は花が散る絵を見て、散ることの美しさと散らない美しさを感じる。
それら美しさに魅了され、まるで絵の中に入り込んでしまったかのような錯覚に陥った。
185 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 21:48:40
>>184 >二人は花が散る絵を見て、散ることの美しさと散らない美しさを感じる。
>それら美しさに魅了され、まるで絵の中に入り込んでしまったかのような錯覚に陥った。
味気ないなぁ。
高橋ゲソイチロウは俺が殺す。
186 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 21:56:01
187 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 22:05:08
188 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 22:07:50
>>187 >ほれ、新鮮な燃料だ。
なにこれ?
文藝に載ってるジャンクな作文よりかなりイケてるけど。
>>173 前スレで、B評価つけたらプロの作品だった。
それで自作自演って言われたけどな。
>>180 時間がよくわからないし、場所もよくわからない。
表現が伝わりにくい。
小説の冒頭としては論外だな。
読み手のことを考えない文章は、書き手のオナニーにすぎない。
評価F(論外)
191 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 22:50:54
192 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 22:54:47
>>190 >時間がよくわからないし、場所もよくわからない。
これだけで何が判ると言うのかね?
結論からもってこないと納得できないかい、坊や?
193 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 22:57:17
「ぢ」には好きに言わしとけ。
そしてスルー。
194 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 23:05:22
「ぢ」じゃないよ。
文体が違う。
>>191 小説の冒頭はいろいろあるけど、
時間、場所、人物の様子を描写して、読み手に伝えるのが基本。
どこのスクールでもそういう風に教わると思うし、実際に本を読んで
みればわかるはず。
エンタ系のプロの作品は上の条件をクリアしているから、B程度の評価
にはなる。
196 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 23:14:41
>>195 >時間、場所、人物の様子
作品によってイラねぇーよ、そんなもん。
「男と女」でいいじゃん。
197 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 23:16:12
「磁石って言うのは結構いい加減でさ、普通はN極とN極同士は着くわけが無くて反発する。なんて言ってるくせにほらっ、一度強いS極の刺激を覚えたN極は今度、他のN極を自分の体にくっ付けたくなるんだよね」
白く焼ける日差しに、遠くのほうでブラスバンドの曲がった音出しの音。それに次いで軟式ボールを、砂埃の舞うグラウンドに叩き付ける金属バットの上げた小さな悲鳴。
私の隣でアップに髪を纏めたナツはアルコールの匂い漂う終業式後の理科室の中、窓際の黒くて長方形の机の上に”あぐら”で座り込みながら、N極同士が引っ付いた磁石を私に、なぜか照れ臭げに新種の根野菜のような生白くて細い指で摘んで見せた。
タバコのヤニと油で黄ばんだお品書き、そして大分昔の赤いダイアルテレビから発せられる音割れ気味の甲子園中継の声。
その赤いテレビの置かれた棚の上にはもう一つ。ベットリとして黄ばんだ油と、楽に数年は降り積もった埃にまみれ、死んだ魚のような黒ずんだ瞳で左手を挙げている招き猫。
その体は三毛猫からもう直ぐチンチラか人の言葉を喋りそうな状態だ。
今は七月下旬。毎日毎日飽きもせずメスを求めて無き狂うセミ達と、太陽の白い日差しがまるでフライパンの上のようなアスファルトを程よいくらいにこんがり、ウエルダンに焼く今日この頃。
この赤くて四六時中油で塗れてヌト付いたテーブルの向かい、私の目の前に座るナツは正直変わっている。
それはまるで煮沸消毒用のゆで釜。
この暑いのに濛々と、まるで何かの特殊効果かと思わせるほど不自然なほどに暑く、密度のある白い湯気を立てるラーメンどんぶり。
そして、そのどんぶりに顔を突っ込むようにしてピタピタと、黒茶色の醤油スープを熱く迸らせながら黙々と黄色く、ツルツルとした肌の麺を啜るこの女はナツ。
「暑くないの?」
冒頭と、本編の始まりにかけて。
評価お願いします。
>>192 >これだけで何が判ると言うのかね?
>結論からもってこないと納得できないかい、坊や?
>180の基本ができてないことは分るよ。
時間がわからない。
場所の雰囲気もわからない。
どんな人間がいるのかもわからない。
ただ観念的な表現を羅列しているだけだから。
小説として成り立つ為には、天候や場所の雰囲気を描きながら、主人公やヒロインを
登場させて桜の様子を描写するという感じになるはず。
199 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 23:16:30
>>195 お前、スクール生なわけ?
で、今は何? うんこ?
小説の情報の伝え方には何種類もある。
ストーリーも何種類もある。
それがわからない内はただの思い込みだ。
エンタメ好きなら森村誠一の小説観でも学べ。
200 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 23:19:01
>>198 読解しろよ。
あれは、絵画の中の花吹雪を描いているんだ。
201 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 23:22:14
>>198 >小説として成り立
たなくてもいいんだよ。
バカだなぁ、ブタ一郎は。
住人を試したんだろ。
あの文体で百枚、いや、五十枚も書けと言われれば無理だろう。
マスタベだよ、所詮。
>>197 なんかチグハグだな。
冒頭のセリフは理科室の中だよね?
なのに次の描写が学校の外に行ってる。
理科室の中なら、理科室の雰囲気を描写しないと。
>【白く焼ける日差し】に、遠くのほうでブラスバンドの曲がった音出しの音。
>それに次いで軟式ボールを、【砂埃の舞うグラウンド】に叩き付ける
>金属バットの上げた小さな悲鳴。
それで一行あけてシーンが変わるんだよね?
説明がないし切り替えがちょっと急すぎるな。
意味のない描写にこりすぎていて読みにくい。凝った表現というのは、平易な
文章の間にあってこそ光るもの。
普通に書いてみたら?
評価E(誰の視点で書いているのかを意識しながら、平易な表現で)
204 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 23:37:21
小説の書き方に鉄則はない。しかし、書き方ABCがある。
おそらく小説作法教室などで教わるのはここまでではないかい?
でもこれには先があるんだよ。
書き方ABCを知っていれば、小説を書くに当たって役に立つことがあるだけ。
例えば世にはAとBを混合させた作法があれば、BとCを混合させたものもある。
もちろんAとCも、AとBとCも。
この時点で7通り。
そして、世の中にはDEFと言った具合に様々な作法が既存している。
すなわち、小説の作法には鉄則がない。ただ、分かりやすく伝える方法があるだけ。
基本と言われるものはその中の一つに過ぎず、決して普遍性のある基本ではない。
数学を考えればこのことは自ずと理解できるはず。
>197
段落1「終業式後の理科室の中」と
段落2「タバコのヤニと油で黄ばんだお品書き」
の場所は同じなの?
理科室にいると思いながら読み進めると意味がわからなくなって、読み戻ってしまった。
どっちにしろ場面の説明がくどいのが2つ続いたら訳がわからなくなる。
で、段落3で「ラーメンどんぶり」って・・・。
せめてラーメン屋に移動したとかくらい説明してほしい。
ナツが話しかけている相手(語り手?)が男だか女だかもわからないし
「軟式ボール」から中学かなと思ったら、磁石の話とラーメン屋で高校以上かもしれんと迷ってしまう。
次段落で説明があるかもしれないが、正直混乱した。
206 :
197:2006/11/15(水) 00:00:48
203 さん(アンカーの打ち方が分からない(汗))
評価ありがとうございます。確かに文を焦り過ぎたというか、文にカッコ付けたい為にやった描写が、
なんか自分で読んでも喉越しを悪くしてる原因がなような気が・・・。
平易な表現、練習してみます。
207 :
197:2006/11/15(水) 00:27:31
205>さん。
一応、中学生という設定なんですが、説明が無いのに場面の描写だけ延々と
やられてもクドイだけですよね(汗)
それに少し切り取った場所も中途半端だったかもしれないです。なんにせよ説明の増量と
落ち着いた展開を今後の課題とします。
208 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 01:09:01
【鏡のあなた】
鏡の前で、私は手を動かす。
すると、同じように鏡に写る私も手を動かす。
その動きは寸分の狂いもなく、ただ私の真似をするだけ。
だから私は、いつも思う。
この鏡の前にいる時だけは、私は、虐げられ奴隷のように扱われるだけの私は、人を思い通りに動かすことができると。
――――それが例え私自身だったとしても。
「あなたは、私の操り人形。あなたは私の奴隷なのよ」
私は呟く。
そして鏡の私も、呟いた。間違えることもなく、正確に。
「…………」
『鏡の私』が呟いた言葉に少し顔をしかめながらも、私はまた、仕事に戻っていった。
>>208 テンプレ。
>○空改行は最小限に。改行すべてを1行あける等はやめましょう。
210 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 05:56:32
177 名前: 酷評おねがいします。 Mail: 投稿日: 2006/10/30(月) 16:13:55
ちびっ子に笑われたことに端を発して「太鼓の達人」のトレーニングを積んでいる。
「どうしてこの人はこれほどムキになってまでバチを振るのか」
周囲の視線を背後にバシバシ感じることで、とてもやりズラい。
「見てんじゃねぇ! 太鼓の達人、上手にできないのがそんなに面白いかっ!!」
込み上げる怒りを堪えて手元をみるが、あの、あまりに子供のおもちゃ然とした二本の
専用バチがなんとも情けない。
昼、味より調理速度を優先させる市内のラーメン店で味噌バターをズルズル啜りながら
テレビを見ていた。カウンター脇で、角の潰れたカラーボックスに置かれたそれは、室内
アンテナで辛うじて映像を結ぶ東芝14型ロータリーチャンネルの赤いポータブルだったが、
ついでに画面の中に目をやると、友人がでてきてヘタクソな歌をうたってるもんだから鼻
からシナチクが飛び出そうになった。
「お前の句読点はおかしい」
先日、その彼に指摘された。
これまで書きためた作品を一通り読み返して、どこがオカシイのかわからない。もう一
度読み返すと、すべてオカシイような気もする。
悪い癖だが、酒を飲みながらダラダラ書くのはよくない。どこに読点を入れていいのか
判らなくなる。だが句読点なんかより、読むときのリズム感のほうが重要にも思える。そ
の試行錯誤が文章を書く面白さだと思っていると、モニター越しに異を唱えた。
湯気に曇ってずり下がる眼鏡をそのままに煮えたぎった大鍋と睨み合うあう厨房のオヤ
ジ。カウンターの隅でどんぶりにうつ伏せる女の額にへばりつく黒い毛髪。日曜の昼に
流れる朗らかでありながら侘しくもある「NHKのど自慢」のオープニングメロディー。
脂が薄くこびりついて木目のシラケたカウンターのべたつきと、汗を吹くコップの冷水。
「いつまでも忘れたくない日本語」と、その周辺の風景。
モニターの左端をヒットマークが横切った。
────────────────────────────────────────
>>197は、前スレで発表した俺のと似てるぞ。完成度は遠く及ばないようだけど。
180です。
この文章はコピペです。
作者は20世紀初頭に活躍したオーストリア人作家ロベルト・ムージル。
これは彼の代表作「特性のない男」の何章目かの冒頭です。
ムージルはプルースト、ジョイスと並び20世紀を代表する作家と言われています。
あんまり評判がよくないみたいですね。
冒頭だけなのと訳文がこなれてないせいかもしれませんが。
お手本にしていたのですが、こんな難解な文章は一般受けしませんねぇ。
身の丈にあった人をお手本にします。
212 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 10:27:16
213 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 10:48:42
214 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 11:04:17
190 :名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 22:48:37
>>180 時間がよくわからないし、場所もよくわからない。
表現が伝わりにくい。
小説の冒頭としては論外だな。
読み手のことを考えない文章は、書き手のオナニーにすぎない。
評価F(論外)
198 :名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 23:16:14
>>192 >これだけで何が判ると言うのかね?
>結論からもってこないと納得できないかい、坊や?
>180の基本ができてないことは分るよ。
時間がわからない。
場所の雰囲気もわからない。
どんな人間がいるのかもわからない。
ただ観念的な表現を羅列しているだけだから。
小説として成り立つ為には、天候や場所の雰囲気を描きながら、主人公やヒロインを
登場させて桜の様子を描写するという感じになるはず。
↑これが評価馬鹿のレベル。
>211自身が隙のない見事な手本だと思っていたなら、ここへは引用しないだろう。
他人の力(酷評者の読解力等)を試すより、
それを手本にして自分なりに咀嚼した成果を示し、己の力を試す方が良いんじゃないのか?
(この酷評とは名ばかりの校正スレで試せとは言わないがw)
>お手本にしていたのですが、こんな難解な文章は一般受けしませんねぇ。
>身の丈にあった人をお手本にします。
違うな。
>>180の表現からは学ぶべき物がある。
他者の他作品への酷評の言葉を借りるなら、
>描写にこりすぎていて読みにくい。凝った表現というのは、平易な
>文章の間にあってこそ光るもの。
自作の適所で効果的に使えるように精進するべきでは?
純文なら普通に使える。エンタメ、ラノベとなるとセンスの問題だが……。
いや、そもそも訳者に問題がありそうだ。
小説とは人生観を反映させたものだ、とよく聞くけど、
本当にそうだよね。
結局、読解力や小説観は人生観によるものだと言うことだ。
「特性のない男」は壮大な駄作とも言われてるよね。
たぶんこの板で全巻読破した人はいないと思うし、読んでなくても差し支えないよ。
218 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 11:25:41
駄作でも出版されたレベル。
>>215 翻訳者に問題があるのは当たり前だが、
描写が凝りすぎているってことはないよね。
ただ一文に凝縮されているから、批評者が読解できていないだけだよ。
>小説として成り立つ為には、天候や場所の雰囲気を描きながら、主人公やヒロインを
>登場させて桜の様子を描写するという感じになるはず。
この基準で見ていること自体に無理がある。短文では不可。
中長編の一節を抜いて来られたなら、全てこれが当てはまってしまう。
掌編や短編冒頭と、長編の一節を比べる行為が不毛ではないか。
プロローグにもきついか。
>>219 そこは切るか迷った部分だ。
失礼なので削らずに全文載せたまで。
>(この酷評とは名ばかりの校正スレで試せとは言わないがw)
暗にここで書いたつもりだ。
『特性のない男』って全6巻?
作者が死んで、未完なんだね。
でも代表作だし、
>>217みたいな言い分は通用しないよね。
223 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 11:41:56
どこへ突っ込めばいいのか迷うw
224 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 12:07:36
ないない通用しない
読破した222が詳しく解説してあげて
ネットで引けるレビュー以外でお願い
有名作家の作品出してくる時点で、スレの趣旨を完全に逸脱してますね。
このスレはプロの文章真面目に酷評します、じゃないからね。
そんなこと言えるレベルじゃないでしょ?
まぁ、評価馬鹿よりはマシだが。
228 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 12:37:39
文の内容じゃなく、書き方についてお尋ねします。
「読みにくいから改行しろ」と言われたのですが、自分としては縦に長くなると
見る方がうんざりするとおもって、改行少なめにしたのですが、このブログ読みにくいでしょうか?
よろしくお願いします
http://www.omogaku.com
229 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 13:05:29
>>225、226
だから鑑識眼が試されたんだよ。
180、もっとやってみ?
230 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 13:10:57
>>229 なんか勘違いしているな。
川端だろうが、三島だろうが、同様に評価(酷評)することはできるし、
それは鑑識眼とは関係ない。
231 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 13:11:59
232 :
酷評:2006/11/15(水) 13:13:52
冒頭部です。
一篇の小説を書いた。夏の雨が奏でた、曲とは言えないまでも曲として相応しい、
律動的で情緒深い音を聴きながら、一気に書き上げた。しかし、その一昼夜の記憶は
虫に喰われてしまったかのようにすっぽりと抜け落ちてしまっている。それほど私は、
没頭していたのだ。東京から逃げ出して折にお世話になったある若夫婦の家、その中
でも縁側に面した座敷の、褐色を光沢を放つ木製の大きな机で、私は無我夢中に小説を
書き、いや、小説ではなく、ただの散文かもしれない。でも、私は確かに一つの物語を
描き、東京に戻る覚悟を決めた。この物語は、切欠となった一篇なのだ。
マンション十階にある自宅の書斎の窓、カーテンが閉じられてはいるが、その隙間からは、
朝も昼も晩も延々に騒がしい首都高が見えて、煤してげっそりした架橋の、高い防音壁の
向こう側に、朝一の渋滞が覗いている。トラックのコンテナが点々と、この部屋から詳しく
窺い知ることはできないが、おそらく幾台もの乗用車を挟んで点々と連なり、鬱憤を募らせ
プシュウと舌打ちをして、白い、下品な息を吐いている。至る所で白い息が昇って、
見ているだけでも冬の寒さが身に沁みる。もし窓を開けてしまえば、私はまた、あれら
臭い息を嗅いでしまい、そして、思わずあの集落に逃げ込んでしまうかもしれない。
若夫婦の暮らす集落は、山梨の、東京とは違って立派な富士が望められる谷あいにあり、
トラックなんて一台も見かけなかったから、あの荒々しい舌打ちも、臭い息も、
私はすっかり忘れられていた。忘れたかったから忘れただけかもしれないが、私は、
実にすっかり、親指と人差し指をくっ付けた感覚より、これっぽっちも思い出すことはなかった。
集落の麓の、富士を存分に展望できる旅館で日を送っている頃はまだ脳裏の片隅に残っていたのに、
あの若夫婦に出会った後は、東京の騒音など、悪臭など、丸きり消されていたのだ。
だから私は、この物語を一気に書き上げられたのかもしれない。
233 :
232:2006/11/15(水) 13:19:08
誤字がありました。
「感覚」→「間隔」
>>228 スレの趣旨を完全に逸脱してます。
ブログの設定に問題あり。
閲覧者層を想定するべし。
一行五十字超、行間狭し。
>>229 読解力が絶望的に欠如しているようですね。
このスレは【プロ】の文章真面目に酷評します、【じゃない】からね。
【あなた】の文章真面目に酷評しますPart44
自分でスレを立ててやって下さい。
235 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 13:24:16
>>180解釈
>光沢のない花吹雪の無音の流れが、一群れの花期を過ぎた木々を離れ、
>日の光を浴びながら宙を舞っていた。
艶のない(潤いのない、というニュアンスか)花びらが、季節を過ぎた
木々から離れて、陽光のなかを音もなく散っている。
>落花を運ぶ息吹は静かで、木々の葉はそよとも動いていなかった。
木々の葉は動かない。その凪(無風状態)のなかを、花は落ちている。
>木々の影は緑の芝生の上には落ちていなかったが、芝の緑は中から濃く
>青さを滲ませているかのようだった。
木々の影が落ちている訳ではないが、芝生は日陰のように青々として
いた。(つーことだろ?)
>傍らに立ち、あるいは背景を構成している、夏の優しい群葉を豪奢につけた
>木々や茂みは、楽しげな衣装のままで、かつは驚嘆しかつは魅了されつつ、
>この花の葬列と自然の祭典に参列して当惑している見物人、といった印象を
>与えていた。
かたわらに立ち、その風景の背景をなしている夏の木々が、青々と豪勢に
葉を茂らせる様は、さながら楽しげな衣装のようあった。木々たちは、落花
(花の葬列、季節の変わり目という意味で祭典に例えているのでは?)に当惑
している見物人といった印象であった。
236 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 13:26:15
>春と秋、自然の語る言葉とその沈黙、生の魅力と死の魅力、がこの絵の中で
>混じり合っていた。
この風景のなかには、春と秋、言葉と沈黙、生と死、そういった相反する二つの
概念の共存が見て取れた。(ちりゆく淋しさと、その美しさの対比を拡大解釈
してるんだと思うがよくわからん)
>二人の心臓は止まり、胸から取り出されて、空中のこの沈黙の行列の中に、
>参加しているかのようであった。
(二人? 登場人物のことを指しているのか、風景のなかにある二面性を擬人化
しているのかはわからない)
1.そんな二面性さえも働きを止めて、構成する一つの要素として風景に解け
こんでいるようだ。
2.そんな二面性それ自体が、風景の驚くべきさま(美しさだったり、不思議さ
だったり)に言葉を失って、一つの要素におさまっているようだ。
へぼ意訳でスマン
237 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 13:28:37
238 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 13:47:43
プロの文章とは見抜けませんでした。ってなんで素直に
言えないんだろうね。
無能力な人間ほど、プライドが高いって本当なんだね。
202 :名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 23:27:51
住人を試したんだろ。
あの文体で百枚、いや、五十枚も書けと言われれば無理だろう。
マスタベだよ、所詮。
↑マジで酷い。本作は長編ですよ。
>>232 >曲とは言えないまでも曲として相応しい、
>私は無我夢中に小説を書き、いや、小説ではなく、ただの散文かもしれない。でも、
この手の同時否定は極力避けたほうがいい。それらしく見えるので書きがちだが、文章が
ぼやける。
>切欠
「きっかけ」のつもり?
>朝も昼も晩も【延々に】騒がしい首都高が見えて
意味不明。「延々と」でもおかしい。
>トラックのコンテナが点々と、【この部屋から詳しく窺い知ることはできないが、おそらく】幾
>台もの乗用車を挟んで点々と連なり、
この挿入も駄目。構文を複雑にしても何の効果も挙げていない。読みづらくしているだけ。
同様多数。
>私はすっかり忘れられていた。
これでは受け身表現にも読めてしまう。「忘れることができていた」等。
「あの」「この」などの指示詞も使いすぎ。かつ不適当が目立つ。
話の構成も感心しない。
まずは短い文章を正確に書くことからはじめたほうがよい。
241 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 14:37:30
180です。
229は別の方です。
>>215 >>それを手本にして自分なりに咀嚼した成果を示し、己の力を試す方が良
いんじゃないのか?
仰るとおりです。自分の駄文を晒すべきでした。
さらに、このスレの主旨からも逸脱しておりました。どうもすみません。
>>自身が隙のない見事な手本だと思っていたなら、ここへは引用しないだろう。
他人の力(酷評者の読解力等)を試すより、
日本の文章観が「簡素、平易であること」を文章ヒエラルキーの頂点に置い
ているのではないか、最近では特に矮小な傾向があるではと考えました。
そこで、「比喩表現を駆使した、濃密で精緻」な文章の良い例として、180の文章
のコピペを貼りました。普通の読者が楽しめない、理解できないではお手本にしな
いほうが良いのかなと思いましたので。
自分の文章を晒さなかったのは「濃密で精緻」とはほど遠い代物で意味がないかなと。
>>自作の適所で効果的に使えるように精進するべきでは?
そうですね。上手に使い分けできるように精進します。
243 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 15:27:42
>>239 >「比喩表現を駆使した、濃密で精緻」な文章
>>180は比喩の塊。「全文をこれで書けるか?」という事だ。
深く文意を考えろよ。
>>243 よく読んでみろ。
比喩なんて言うほど使われていない。
読解できない言い訳はもういいよ。
趣向やジャンルの違う人が集まっているのに、プロの作品で揚げ足を取り合っても意味がないんじゃないでしょうか?
それこそスレと関係ないと思いますが。
ここは無理にでも酷評する場所で、表現も酷評も十人十色じゃないかと思うので、色んな意見があっていいんじゃないですか?
エンタメは、詩的な事柄を比較的平易な文章で描いた小説。
純文学は、必ずしも詩的でない事柄を詩的な文章で描いた小説。
↑これ基本知識あるよ。
お前らが読み慣れているのはエンタメの文章。
>>180は純文学寄りの文章。
近年は純文学と称したエンタメ寄りの文章作品が多いが、
それは本来の純文学ではない。
内容で純文学かどうかは決まらず、文章で決まるということを念頭に置いて、
酷評していきましょう。
247 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 15:56:56
>ここは無理にでも酷評する場所で
勝手に解釈すんなよ。
「真面目に」酷評するスレだ。
酷評には責任を持つということだ。
だから、手に余ると思ったらスルーすべきだし、
根拠なく決め付けるべきでもない。
酷評する側にも緊張感はあってしかるべき。
だから酷評の酷評も当然アリ。
248 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 16:01:23
>エンタメは、詩的な事柄を比較的平易な文章で描いた小説。
>純文学は、必ずしも詩的でない事柄を詩的な文章で描いた小説。
これも勝手に決めるなよ。必ずしも詩的でないことを詩的に描く?
そしたらただの嘘、過剰装飾だろ。馬鹿かおまえ。
>>180は悪文書きのヘボ翻訳家が手掛けた哀れな小説。
わざわざ小難しく書くことが純文学の条件だと思いこんでる
アホが多くて困る。
>>247 >酷評する側にも緊張感はあってしかるべき。
同意。
でも、
>だから酷評の酷評も当然アリ。
これもいろいろあるんだよね。
「酷評の酷評」がお粗末で的外れということもある、というか、
総じて「酷評」よりも「酷評の酷評」のほうがレベルが低い。
酷評する技量はないが茶々を入れたいような人間が書くからかな。
250 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 16:23:38
>>211 >ムージルはプルースト、ジョイスと並び20世紀を代表する作家と言われています。
>あんまり評判がよくないみたいですね。
>冒頭だけなのと訳文がこなれてないせいかもしれませんが。
>お手本にしていたのですが、こんな難解な文章は一般受けしませんねぇ。
>身の丈にあった人をお手本にします。
>>180を手本にしようと考えるようならセンスはないな。
小説で新人賞を狙うというのは、漫画を描くのと似ている。
判りやすさが重要なんだ。
そこにピカソを真似た絵柄を持ち込んでも跳ねられるのは必然。
>>248 小難しく感じるのは単純に頭が弱いからでは?
それから、
>>246で述べたことは芥川龍之介の見解です。
>必ずしも詩的でないことを詩的に描く?
>そしたらただの嘘、過剰装飾だろ。
勝手に決め付けるな。
詩的でないことを詩的に描くことに一種の文学価値があるのでは?
映像ではただの花瓶でも、それを活き活きと趣感ずるように表現する、
その難しさを軽視しすぎてはいないかい?
>>250 今の時代の下読みも編集部も揃って哲学思想がないからな。それと頭が悪い。
このスレにいるような批評者に似たり寄ったりなのが大半だよ。
だから昔の作家に馬鹿にされる新人ばかりが排出される。
輩出じゃないぞ、排出だ。
253 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 16:31:40
>小難しく感じるのは単純に頭が弱いからでは?
もっと読みやすく簡単に書けると言ってるんだよボケ。
あたりまえだ、外国語で書かれたものはその言語で読むのに
一番適している。文体を参考にするのに翻訳をもってくる時点でキティ並だよ。
>詩的でないことを詩的に描くことに一種の文学価値があるのでは?
その物事の詩的な側面を見て描くというなら分かる。感じてもないことを
むりやり詩的に書くのは似非ブンガクだろ。
>映像ではただの花瓶でも、それを活き活きと趣感ずるように表現する、
>その難しさを軽視しすぎてはいないかい?
一生ニセブンガクをやってろよw
254 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 16:33:24
>>238 基本的に誰が書いたのかは関係ないから。
普通に読書をしていれば
>>180みたいな文章に出くわさないし
最近の新人賞受賞作には皆無なことがわかるはず。
しかも翻訳もので、原文はともかく日本語のデキはよくない。
180を読んでこれは小説の冒頭として素晴らしい!と思う読み手は
日本人には少ないはず。それこそが客観的な評価であって、
「名のある作家だから素晴らしいはず」というのは批評眼が曇って
いる証拠。
255 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 16:36:20
>>251 試しによ、
>>180から読み取った「生の魅力」と「死の魅力」を
語ってみろよ。おれはずいぶん説明を端折ったもんだと思うけどね。
おまい人のことを頭が弱いと言うからには、相当意味を汲み取ってんだろうな?
読了してんなら簡単だろ?
>>232 普通に上手いね。
プロくさいけどな。
評価B(合格点 登場人物の動きや会話シーンの腕前がわからないので)
>>253 「勝手に決め付けるなよ」この言葉はお前が吐いたものだ。
小を小のままに描こうが、小を中に、小を大に描こうが、それは皆文学だ。
>その物事の詩的な側面を見て描くというなら分かる。
お前は物をありのままに描くことが文学だと信じて止まないようだが、
平凡を異常に描くから、平凡の中に潜む詩を色濃く表現できるんじゃないのかな?
一つの表現方法だよ。
お前の信じるものも立派な文学だが、お前が拒むものも立派な文学だ。
258 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 16:40:47
息巻く方がバカに見える。弱い犬ほどよく吠えるということか。
酷評に自信があるなら、ごちゃごちゃ言わんと、元文の改良でも
訂正でも修正でもしてみせて、そのうえで根拠のある解説をして
みてくれろ。
259 :
うんこ ◆YULNvOhzJE :2006/11/15(水) 16:45:42
>>254 >普通に読書をしていれば
>>180みたいな文章に出
普通に読書してればムージルを読む機会もあるだろう
260 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 16:46:18
>>258 根拠のある解説はしてあるよ。
時間、場所、周囲の雰囲気、登場人物を出してから描写に入りましょう。
観念的な表現の羅列では小説になりません。
本棚から何冊が引っ張り出して確認してみればいい。
これが理解できない奴は作家には向いてない。
261 :
うんこ ◆YULNvOhzJE :2006/11/15(水) 16:48:26
>ここは無理にでも酷評する場所で
その割には評価の幅は広いんじゃないか。評価Bとかついてるのも多いし。そんな状況の中でFとかつけたんだろ。
262 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 16:50:28
フシははやく新聞いけ!
263 :
うんこ ◆YULNvOhzJE :2006/11/15(水) 16:53:52
翻訳者が酷いという理屈も成り立たないな。
翻訳者にしろ小説家にしろ出版社が認めたうえで出版されてるんだから、おんなじことだよ。
264 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 16:59:57
えらいぞ、うんこ。
265 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 17:02:40
>>263 >翻訳者にしろ小説家にしろ出版社が認めたうえで出版されてるんだから、おんなじことだよ。
それがテキストとして、手本になるかどうかは別問題。
出版された小説が、すべてお手本になるわけではない。
手本にしないほうがいいものもある。
花期を終えた夏、陽が射す中、色鮮やかでない花吹雪が静かに舞っていた。
木々の葉はそよとも動いていないのに、何を機に散るのか、花びらは次々と落ちていく。
木の根元に広がる芝生は、緑一色ではなく、濃い青色も含まれて見える。
花の散る木の傍らに、夏の群葉を枝一杯につけた木々や茂みがある。
それらの姿は花の散る木とは違って栄えている。
木々や茂みは花散る木の辺りを囲い、花が散っていく様(祭典のような様)に驚嘆しつつも魅了されているようだ。
この光景(季節の移り変わり)は、物事の表と裏を表現している。(春と秋、言葉と沈黙、生と死など)
自然の景色を眺めていた二人は、花吹雪に混じって、自分達も散っているかのような感覚に陥るほどに恍惚させられていた。
267 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 17:13:59
そのムージルを読了したという奴に聞きたいんだが、
ちゃんと精読してるのか?
最初から最後までちゃんと粗筋と趣旨を説明できるか?
できるとしたら素直に謝るが、どうも流し読みして読んだつもりに
なってるだけのような気がするんだよな。
かのチェスタトンの文章も翻訳家のおかげですごいことになってるけどな。
269 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 17:57:27
酷評と関係ない方向で燃え上がってますな!
人糞の俺が、目糞鼻糞を笑う、と言ってみるテスト
>>263 >翻訳者が酷いという理屈も成り立たないな。
>翻訳者にしろ小説家にしろ出版社が認めたうえで出版されてるんだから、おんなじことだよ。
では、これはどうなんだ?
大して夜については憶えちゃいなかったけれど、思い出した――十分に、そして、
おかげで考えて悩みだした。いささか自分自身について気に懸り、思案したことに
は、これは何か頭の内部の大したものなのかどうか。自分は確実なること地獄の
如く、男の子たちについて空想するけれど、一人か二人の女の子を眺めることで
ぼうっとしちゃったこともあって、それで大して思い煩ったりしたことはありゃしない。
サムは、だけど――なんともこんこんちき生真面目一本槍なもので、このことは
彼女の内部で殺人的なものに違いない、というか、そうなるはず、気分の悪いの
がやんでほんとに素面になったときには。
『チェンジウィンド・サーガ』 チョーカー著
こんな訳文が堂々と出版されているんだぞ!
272 :
うんこ ◆YULNvOhzJE :2006/11/15(水) 18:47:09
むかし翻訳されたので読みにくいのもあるな。岩波文庫とかに多いが、7、80年前に翻訳したもんが旧字体のまま、
発行されてるからな、あれは読みにくかったりするけど、それも僕の読書力が足りないからだろうな。
まあ、尾崎紅葉の文章とか今になっては読みづらいし、文語から口語に変わってった歴史もあるし、
文章も変化し続けてるんだろうが。
ちょっと考察が必要な問題だな。
出版者はうれりゃあいいんだろうし、有名な海外文学者の本とか発行するだろ。売れそうな新人のも発行するだろ。
平野を売るために佐藤亜紀の本を絶版したりとかこれは真偽はわからないけど。
良質な翻訳者が不足しているために、しょうがなく、発刊してるのか、どうなのか。
わからないな。まあでもそれでも出版社が認めたんだしなあ。良質な新人が不足してるからしょうがなく、
実力の無い新人に新人賞を取らせてるってのは、これはあるだろ。選考委員が今回の受賞作には不満があった、だけど受賞者を出さないといけないからしょうがなく押した、とか、よく言ってる。
数回連続して該当作なしだとカッコがつかないとかあるんだろ。選考委員も仕事してるのか疑われたりすんのかな。知らんけど、いろんな、悩みもあるだろうな。
くだらねえ作品なら数十回該当作なしでも別にいいと思うし、そうするのが選考委員の役割ともおれは思うけど。
最近の新人賞の受賞作の傾向はこんなんだよ、とか、芥川賞に選ばれるのはこんなんだよ、とかよく言われるが、選考委員が、「今回の作品には不満」とかばっか言ってるし、
どうなんだよって思うよな。じゃあ違うのを書きましょう、つっても、「それは最近の主流とは違う」とか言われるんだろ。わけわからないな。
273 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 18:47:09
まあ、翻訳された文章は手本にならないということでいいじゃね?
次の方ドーゾ
274 :
うんこ ◆YULNvOhzJE :2006/11/15(水) 18:52:07
>>273 翻訳された文章でも凄いのはあるからなあ。
ドストエフスキーの翻訳文とかうまいと思うな。
誰かが最初に訳して、そんで米川正夫が訳して、そんで、それをもとにロシア文学者たちが何十年にもわたって、
新たな新薬を出し続けてきたんだから洗練されてる。江川卓とか原 卓也とか工藤 精一郎とか巧いんだよ。
>翻訳された文章は手本にならない
これは一概には言えないどころか、翻訳された文章のほうが帰って手本にもなるんじゃないかな。大江だって翻訳調と最初は言われてさげづまれてたんだしなあ。
激しくどうでもいいよ。この話題。
スレ違いも大概にしとけ。
276 :
うんこ ◆YULNvOhzJE :2006/11/15(水) 19:46:37
スレ違いだったのか。確かにおれはこのスレを批評人のレベルの低さを笑うスレだと思って楽しんでみてたんだが。
まあロムって楽しんどくよ。これからは。
277 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 20:11:00
ハイハイ。次いってみよー
278 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 21:10:27
>>276 うんこ
>おれはこのスレを批評人のレベルの低さを笑うスレだと思って楽しんでみてたんだが。
>まあロムって楽しんどくよ。これからは。
ちょっと待てや、うんこよ。
確かにおれはここのスレのもんを莫迦呼ばわりしている。
が、ロム専で部外者のおまえがここの批評人のレベルの低さを笑っている、とは聞き捨てならねえぜっ。
て、ことで、「第二回読解力クイズ」行こうかw
>>127ではその【一心不乱】はいつ醒めるんだ?
おまえ、そんなこともわかんねーのかw
さて問題です。【一心不乱】はいつ醒めるんでしょう? (前レス829から)
うんこならびに莫迦どももどしどし回答くださいねw
なお、27の辛口酷評(希望との事)はおいら多忙の為、後日予定。待ってろや楽しみにしてw
>>ぢ
為していることが終わるまでだ。
280 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 22:27:49
>>ぢ
が消えたら。
281 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 22:29:57
187のリンク先の一部を紹介。
一応、リアル戦場の兵士ではなく、携帯電話開発のプログラマのお話みたいです。
俺はたまりかねて夕方の定時後に抜け出し、上等兵の様子を見に行った。
ホテルの部屋の中で、彼はすっかり病人の色をしていた。毎朝毎晩、俺は
上等兵の様子を確認しに寄っていたのだが、いつも彼は
「私は大丈夫です。ゴホッ、ゴフッ・・・、軍曹殿は気にせずに出勤してください」
と言って、俺が病院に連れて行くのを拒んだ。病院へ行く事になれば俺も欠勤
しなければならないと気遣ってくれているのだ。そう、彼は自分の会社ではその
まま欠勤処理されていたのだ。
職場を抜け出して食料と医薬品を調達してホテルに向かうと、上等兵は本当に
虫の息に見えた。バスルームには明らかに吐血したのを隠した跡があった。
「ぐ、軍曹殿。私の事は構わないで下さい。貴方の評価まで傷ついてしまう」
「何を言っているんだ!一緒に群馬に戻ろう」俺はやせ細った上等兵の肩を
抱きしめた。骨と皮じゃないか。
俺の中で何かが切れた。
創作板で優越感に浸ってる時点でどうかという感じ。こういう哀れな人多いね。
283 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 22:43:49
>>232 我ながら手抜きな文章だよ全く。
二名さん、酷評ありがとう。
片方は触れないことにして、
もう一方の人、評価Bですか。ありがとう。
虚勢張ってるだけなのが見え見え。
哀れだよホント。
285 :
283:2006/11/15(水) 23:06:21
286 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 23:12:41
>>285 あれで手抜きなの?
素人が必死に書いたようにしか見えないけど。
287 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 23:19:06
手抜きだし、本来の文体ではない。
太宰治風、を意識して、ぱぱっと走り書いた。
288 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/15(水) 23:27:01
やっぱり走り書きか。ひどい手抜きだよな、読めた物じゃない。
>>232 一気に書いてその記憶がないって状況あるのかな。
逆に感覚が鋭敏になって詳細に記憶してるような気がするんだけど。
その後の描写に小説のことは何も書いてない。都会の車がどうのとかだけ。
はじまりの「一篇の小説を書いた」からすでに変だな。内容がないですね。
290 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/16(木) 07:33:18
自分が書いた文章が、読みやすさを含め、どの程度のものか分からない間は、
他人に読んでもらう小説を書くことなど夢のまた夢だよな。
思いつきでぱぱっと走り書いた手抜きを人様に見せる香具師なんだから、仕方ないよ。
流れの読めない香具師に構成なんて無理。
適当に書き殴って途中で放り投げる、それで小説を書いてるつもりなんだよ。
ど素人に多いよね、このタイプ。
その夜の富士がよかった。夜の十時頃、青年達は、私一人を宿に残して、おのおの家へ
帰っていった。私は、眠れず、外へ出てみた。おそろしく、明るい月夜だった。富士が、
よかった。月光を受けて、青く透き通るようで、私は、狐に化かされているような気がした。
富士が、したたるように青いのだ。リンが燃えているような感じだった。鬼火。狐火。
ほたる。すすき。葛の葉。私は、足のないような気持で、夜道を、まっすぐに歩いた。
靴の音だけが、自分のものではないように、他の生きもののように、とても澄んで響く。
そっと、振り向くと、富士がある。青く燃えて空に浮かんでいる。私は溜息をつく。革命の志士。
鞍馬天狗。私は、自分を、それだと思った。ちょっと気取って、ポケットに手を突っ込んで
歩いた。随分自分が、いい男のように思われた。随分歩いた。携帯電話を落とした。
後ろポケットに引っ掛けていたから、するっと外れたのだろう。私は、不思議に平気だった。
携帯電話なんて、また買えばいい。そのまま歩いた。ふと、今来た道を、その通りに、
もう一度歩けば、携帯電話はある、ということに気がついた。ポケットに手を入れたまま、
ぶらぶら引き返した。富士。月夜。革命の志士。携帯電話を落とした。素敵なロマンスだと
思った。携帯電話は道の真ん中に光っていた。あるに決まっている。私は、それを拾って、
宿に帰って、寝た。
>>292 これを太宰治だとわからない馬鹿がこのスレにいるとでも?
294 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/16(木) 11:26:46
型にはまると流動できないよ。
競争が熾烈になると、弱いところをワザとつくる必要もあるから。
バカっぽいと非難中傷するために寄ってきた輩を、
ズルズルッと読み込ませて懐刀でズブリッ・・・。
読んで疲れそうな本、手に取らないよ。
295 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/16(木) 11:52:24
どこかのアイドルが書いた詩より酷いですね。
物書き失格。
評価(論外 逝ってよし)
296 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/16(木) 12:27:51
>>292 携帯電話の所は原文では財布だね
こうしてみると落としたのが携帯電話では違和感がある。
携帯を使うヤツが自分を鞍馬天狗になぞらえるはずはないし。
ギャグにもなっていない。
ま、名画に悪戯書きするとどうなるか、よくわかった。
深夜の公園に二つの人影があった。
一つはベンチに腰掛け、左胸から血を流し、絶命している。その顔は自分が死んでいる事に気
付いていないかのように穏やかであった。
一人はベンチの前に佇み、右手にはシンプルなデザインの折りたたみナイフが握られている。
その表情からは何も読み取れない。
数秒程たった頃、背後から声が掛かる。
「見事なもんだな。仕事に時間を掛け過ぎてるが」
「道具が良いんだ、自分の力じゃない。やり方は自由のはずだ」
振り返りもせずに言い返す。
「まあそうだな。ターゲットの事を詳しく調べたり、遺言まで聞いてやるのも自由だよ。お前の
力なら近づいて一刺しで終るのに面倒な事だ」
呆れたように言われるが、それを無視して振り返りながら問い掛ける。
「それで、何の用だ。夜の散歩ではあるまい」
「勿論、次の仕事だ」
書類を差し出される。ナイフを仕舞い、書類を受け取り内容を確認する。
「子供か……」
「ふむ、お前が子供好きだとは知らなかった。確かに今までのターゲットに子供はいなかったな
。だが、お前が失敗しても他の奴がやるだけだ」
そう言い残し、立ち去った。残された人影はもう一度呟いた。
「子供、か……」
298 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/16(木) 13:36:55
>>214 >時間がよくわからないし、場所もよくわからない。
>表現が伝わりにくい。
そんなもんどうだっていいじゃん。
うまい奴はうまいんだよ。
299 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/16(木) 13:40:01
オマエらは何にも判ってないようだから俺がヒントをやるが、
いま最もHOTな文学は海外作品の誤訳だ。
作者でも訳者のものでもない、誤訳文学なんだよ。
高橋が笑いものになってるのは、それを意図的に創出するからだ。
300 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/16(木) 13:42:07
>>250 >新人賞
だから「新人賞」は、次の時代をマジで任せられる作家を輩出できず、
機能していないといっとるんだ。
一過性の話題ばかりじゃないか。
301 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/16(木) 13:49:03
寂しがりやさんが過去ログ漁ってるwww
302 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/16(木) 13:49:26
>>297 サスペンスはいかにリアリティを感じさせるかが勝負。
その点でこの場面は全体的にリアリティが欠如している。
まず、殺人を犯した者がいつまでも現場を立ち去らずにぐずぐずしているのはおかしい。
それと、科白の中で状況を説明しようとするから、科白回しがとても不自然だし、わかりにくい。
>「見事なもんだな。仕事に時間を掛け過ぎてるが」
>「道具が良いんだ、自分の力じゃない。やり方は自由のはずだ」
> 振り返りもせずに言い返す。
>「まあそうだな。ターゲットの事を詳しく調べたり、遺言まで聞いてやるのも自由だよ。>お前の力なら近づいて一刺しで終るのに面倒な事だ」
上の文は、何回か読み直してやっと意味が掴めた。
例えば、以下のように分けた方がわかりやすい。
「見事なもんだな」
「道具が良いんだ、自分の力じゃない」
「ただし、仕事に時間を掛け過ぎているがね」
「やり方は自由のはずだ」
>「子供か……」
>「ふむ、お前が子供好きだとは知らなかった。確かに今までのターゲットに子供はいなかったな。だが、お前が失敗しても他の奴がやるだけだ」
ここも科白が軽い。ラノベくさいというか、依頼者(?)が馬鹿っぽい。急ぎ過ぎているというか、作者だけが納得している感じを受ける。
「子供か?」
「おや、お前が子供好きだとは知らなかったな。それとも子供では残酷か?」
●●は、図星をつかれて二の句が継げなかった。
「だが、これだけは憶えておけ。お前が引き受けなくても他の奴がやるだけだ」
303 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/16(木) 14:27:54
>>300 同感。
さっき横光利一の『純粋小説論』を読んでみたけど、
その通りかもな、と思う論述だったよ。
でも横光利一の言う小説を書いても、
今の新人賞の概念では下読みか編集者に落とされるな。
最終まで行けば、浅田辺りが評価するだろうが、
どっちみち、真の文学者にしか理解できない作法だろう。
304 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/16(木) 16:13:46
>>300 >>303 それは負け犬の発想。
新人賞を通過できるレベルのものを書いてから、本物の文学をやればいい。
305 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/16(木) 16:17:52
もしも貴方が私の家の本棚に仕舞われている本の数を正確に知ることができたのなら、
きっと他人の死についてでももっと真剣に痛ましく思ってくださる感性が身につくはずです。
それについては間違いありません。
全てのページからチェリーパイと燻製卵の香りが漂う彼ら――当然、本のことですが――のことを、
私がどれほど哀れで愛らしく思っているかなど、貴方には想像もつきませんから。
ローザリアは確かにブタのような顔をしていますよ、ええ、確かにそうですとも。
あの子は正しくブタでしょうとも。あの子は私がジョナスとのおしゃべりだけのお茶会に飽き飽きして、
こっそり台所へ忍び込んでオーブンの中で焼かれずに時を待っていた生の鶏肉をちょっぴりつまんでいる最中に生まれた子ですもの。
生の鶏肉! 貴方は生の鶏肉なんて食べたことがないんでしょうね、当然ないんですよ。
何しろジョナスったら、自分の飼い犬のベズと、ベズが時々遊びに行く森の中に住んでいる、
メスの野良犬のルースの話しかしようとしないんだもの。
ジョナスはベズとルースが交尾をしている現場を見るのが、失神しそうなほどに好きなんです。
前に彼女は、私に思い出話を聞かせている最中に興奮して床にバッタリと倒れこみました。
ベズは汚い男ですよ、あの男は汚いですよ! 貴方も気をつけなくては!
アライグマにはたいそう気をつけなくてはいけない!
私の夫はあのアライグマに殺されたのです!
306 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/16(木) 17:29:35
>>304 >新人賞を通過できるレベルのもの
オマエみたいなクソバカ野郎は殺してやりたいよ。
「新人賞を通過できるレベル」
のぶたか? 15歳か?
文学新人賞を定義しろ。
307 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/16(木) 17:33:01
必死wwwwwwwww
308 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/16(木) 17:36:44
>>306 なんでもいいから新人賞をとってから言えよw
新人賞も通過できない癖に「真の文学」とか言っても説得力ないって。
>>305 何の翻訳なのかな?
日本語としてこなれていて、リズムがいい。吉田健一の翻訳にも似ている。
名訳です。
310 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/16(木) 17:46:44
>>308 俺は
>>306じゃないが、一つ指摘を。
「真の文学」ではなくて、「真の文学者」だよ。
お前みたいな勝手な解釈での引用をする奴は浅い人間と思われても仕方ないだろ。
まぁ、新人賞をとってから物言えという主張は一理ある。
しかし、
>>306のような思考・行為も一理あるぞ。
>>292 読点が多いけど、文章はいいんじゃいかな。
冒頭シーンとしてはダメだが。
>青年達は、私一人を宿に残して、おのおの家へ帰っていった。
いきなりこんなことを言われても状況がさっぱりわからない。
評価C(状況描写を心がけましょう)
ダザイ作品の中盤部分から、状況描写をわざわざ落として一部分だけを
切り取って投稿する意味がよくわからないけどね。
>>305 なんか翻訳文っぽいね。
文章の意味はわかるが内容的にはどうなのかね。
モノローグだけで主人公の動きがない。
状況描写も人物描写もないので、この部分だけならば
評価C(とりあえず主人公を登場させましょう)
酷評お願いします。
時計は八時を指していた。外はさぞかし寒そうだなと思ったが、行くのに躊躇いなど覚えなかった。
この間新しく買ったパーカーを羽織い、心配する母に大丈夫だよ、と言って玄関を出る。
夜空には星が一面に散らばっていて、真ん丸い満月が浮かび上がっているせいか思っていたより明るかった。
冬の夜は静かだ。雪が積もっているところを踏むと、さくり、と快い音がした。
一年に四つの季節があるけれど、冬だけは何故だか特別なものを感じる。
「沢井君」
川べりに彼の背中を見つけて、後ろから話しかけると彼はこちらを振り返り、微笑んだ。
足を踏み外さないようにゆっくりと近付いて、隣に腰を下ろした。
「寒いな」「うん、寒いね」
「おばさん、体調大丈夫?」「うん。ただの過呼吸だし、そんなに心配要らないよ」
「そっか」「うん」
本当に他愛の無い会話だった。けれども、もうこれ以上はなすことが見つからなかった。
笑い合うことも出来なければ、哀しみで涙を流すことも出来ない。
冬の冷風が容赦なく肌を突き刺した。やっぱりマフラーも巻いてくれば良かった、と少し後悔しながらてのひらを擦り合わせる。
「ごめんな、船山」
沢井君の小さな謝罪と共に、白い息が吐き出された。一体彼は何に謝っているのだろうか。
悪いのはわたしでも沢井君でもお母さんでもお父さんでもない。全て、神様が悪いのに。
>>315 文章はそんなに悪くない。
ただ場面転換が唐突。
河川敷かどっかで沢井君と待ち合わせしているんだよね?
待ち合わせの理由は?
主人公はどんな気分なの?
こういう描写をしてから、河川敷に場面転換してセリフに入れば自然な動きになる。
あと、沢井君の描写が必要。
評価C(もう少し丁寧に)
>>315 これ、主人公は女の子なんだね。
そう思って読み直すと味わいが変わってくる。
いい感じだ。
ということは、主人公が女だということをもう少し早めに情報提供した
ほうがいいのでは?
>雪が積もっているところを踏むと、さくり、と快い音がした。
この文章はいい。好きだ。
>315
続き是非読みたい。
しつこくない吉本ばなな風味で私は好きだ。
良かった。
>>315 悪くは無いが、なんか文章があまりに少女チックな感じもする。
320 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/17(金) 00:25:15
悪い意味ではなく普通。
3,4行目は上手い。
これこそ全体、もしくは章で見てみないと何とも言えない。というよりも見てみたい。
321 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/17(金) 00:34:48
>>315 はっきり言う。
平易な文章だから読めるだけであって、
各文よくお目にかかるものばかり、かつ薄っぺらな内容。
どこかの既存小説から一文ずつ抜き出したような感じだ。
馬鹿読者相手には通用するが、
それ以外の読者からしてみれば欠伸が出る。
>>315 作品の書き出しではなくて一場面を取り出したような印象だな。
とくに悪くはないが、良くもない。どうしようもなくフツー。
>それ以外の読者からしてみれば欠伸が出る。
欠伸の出ない高尚な
>>321の文章か・・・
>これこそ全体、もしくは章で見てみないと何とも言えない。というよりも見てみたい。
って所だな。
324 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/17(金) 00:51:06
>>323 「馬鹿読者」という言葉に反応したわけね。
どんまい。
325 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/17(金) 01:01:12
>>324 さすが馬鹿読者、反応する場所が同じだな。
どんまい。
327 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/17(金) 01:44:27
酷評お願いします。
紀元前三百三十四年、ペルシア王ダリウス三世はアレクサンドロス三世の軍隊が
来襲すると聞くと、諸将軍に命令して忽ち軍隊を集めた。
軍議の結果グラニカス河畔に陣し、マケドニア軍の要路を遮断する事となった。
アレクサンドロス三世は、イリカムを立って同地に至り、
敵大軍が既に控えるのを知ると、直ちに対岸に陣を引いて挑戦する構えを取った。
見れば河水は連日の雨天に氾濫して、容易に渡るべくもない。
殊に敵側の岸は断崖と言ってもよく、上陸は甚だ困難に見えた。
マケドニア軍本営では、着陣後直ちに軍議が開かれた。
「王よ、父君フィリッポス二世ですら、四月という月には干戈を動かさなかった。
王もこの慣例を心に留め、もう数日を待ち、来月を迎えてから攻撃を開始しては如何か。」
マケドニア王家三代に仕え、この遠征にも終始反対の立場を崩さなかった老臣
パルメニオの諫言は、若く傲岸な征服王には聞き入られなかった。
「ならば改めてこの四月を第二の三月と呼ぶことにせよ」
重臣パルメニオは更に諌めて
「ならば、既に日没間もないことでありますから、明日を以って渡河するのでは如何でしょうか」
「何を言うか。足下らは既にヘルレスポントを渡ったではないか。
なぜ今グラニコス河を怖れるか」
異常な輝きを宿すヘテロクロミアが諸将を刺した。たとえ若くとも、ギリシア全土を制覇した王が自らの意志を曲げることはないと、誰もが知っていた。
328 :
327:2006/11/17(金) 01:45:16
続きです
「我が部隊は右翼から渡河を敢行し、敵騎兵隊中央に進出したまま機動戦を行う。パルメニオンらは左翼に展開し、右翼部隊の上陸を見てから渡河に当たれ」
軍議の終わりを宣言すると、アレクサンドロス三世は真っ先に立ち上がり
自らの直属部隊の天幕に急いだ。父王が暗殺された後、マケドニアの内乱を抑え、
同盟を裏切ったギリシア各ポリスを制圧する間、最も頼りとなったのは
父が残した重臣たちではなく、幼いころから共に暮らし育った仲間である親衛隊であった。
続きは?
330 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/17(金) 01:48:02
これで大体四分の一くらい。
残りはあとで考える。
331 :
327:2006/11/17(金) 01:48:57
>>329 今のところはここまでしか書いてません。
皆様の率直な意見をお聞かせ下さい。
332 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/17(金) 01:50:35
VIPからとんできますた
>>327 完結していないのは致命的。加えて文章が生硬で、言葉に振り回されている感じがする。さらに、最後で親衛隊に対して「仲間」と言う表現を使っているのも頂けない。
小説の形を取る意味が感じられない。
教養は「滲み出る」ものであって「ひけらかす」ものではない。
小説つーか、何かのレポートみたいだね。
この長さでこの情報を入れるのに、宮城谷みたいな音の調和があれば
いいかなあとかは思うけど。
ってか、続き書いてから落としてよ。
お姫様漫画の表紙だけ書いている消防と何ら変わらない気がするw
335 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/17(金) 03:19:58
続きのあるなしは関係なくない?
続きがあろうとなかろうと、投稿された文章が全てなわけだし。
てか近頃、【】を使って丁寧語で酷評する奴がいなくなったな。
結構な力があったのだが。
>>327-328 小説としては全然ダメだな。
状況描写も人物描写もない。
>マケドニア軍本営では、着陣後直ちに軍議が開かれた。
本営ってのはどこにあるの?
どんな感じなの? 野営地のテント? それとも城にあるの?
軍議にはどんな人物が何人くらい参加しているの?
こういうことを描写していくのが小説。
君の書いているのはあらすじ。
評価E(身の丈にあった題材を選びましょう)
関係あると思う。
明らかに物語の一部抜粋で切り抜いて落としているものを
「情報がたりない」と言うのは、ちょっと違うんじゃない、と思ってた一人なので。
(足りなさ過ぎて訳わからないのは論外ですが)
まあ読むほうは、それだけが全てなんだけど
なぜこの部分を抜き取ったのか、このセンテンスで何が言いたいのかとか
単語ひとつに想像しながら読んでいるわけで。
最初から「これだけです」って宣言してもらっても萎える。
何を言って欲しいのかがわからない。
文法のチェックだけして欲しいというのなら、OKだけど。
338 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/17(金) 03:36:54
マケドニアと言っているのだから、本営はマケドニアでは?
339 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/17(金) 03:42:09
本当に申し訳ありませんでした
>>336 質問責めしか出来ないのはもっともみっともないよ
341 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/17(金) 03:59:10
1の指摘から10を理解しろという事だ
日本語通じない方ですか
残念ですね
343 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/17(金) 06:58:55
あの恐怖! 世界と自分が突如切り離されて、だって自分の周りにウザいくらい人がいるのに、
そいつらと私が同じ場所にいない、私は私一人、足場が、感覚が、繋がりが消えていく、体が冷たくなっていく!
危険を感じた脳が、己の存在を証明して、この世界と今一度繋がるべく記憶から検索を開始したら、
したら私には、セックス、それしかなかったのだ。笑ってしまう。
「私を犯してーッ!」
誰も犯してくれなかった。笑ってしまう。そして死んだ。
「あーっ、あーっ、いいいーっ、いーよーっ」
セックスすごい、セックスすごい、死んだ私の肉に快楽を伝える機能はもはやないけれど、
生きてたときの記憶が私の心を揺らす。汚らしいはげた痩せたおっさんと呼吸と体の動きを合わせて
まるで生きてる女みたいに喘いで動いてはっ、はっ、はっ、って呼吸して、
そしたら私まるで死んでないみたいで気持ちよくなってすごい。腸と汁が水っぽい音を立ててる。
セーラー服、お腹に血が滲んできた。ばれたら?
>>343 村上龍っぽい。でもぽいだけ。感嘆符は濫用しない。
345 :
カレーライスのある風景 1−1:2006/11/17(金) 09:46:12
「食、それは文化。食、それは生きること。いったい私達はこれまでにどれほどの食品を口にしてきた事でしょう。
お茶の間のみなさん、こんにちは。今週より始まりました、グルメ・アワー、『世界食いしん坊 発見!』。司
会の草餅仁でございます。さて、この番組では食べる事を通して浮かび上がる人間の喜び、そして悲しみ、そう
いった食を通して人生の真実に鋭く迫る、画期的な大型ヒューマン・グルメ番組でございます。ところでみなさ
ん『好きな食べ物は?』と問われた時、いったい何とお答えになりますか? 私ならば迷う事なく『カレーライ
ス!』と即答致しましょう。この世のどれほどのカレーフリークにも負けない妙な自信まであるんです。そこで、
記念すべき第一回目の今夜、その『カレー』にスポットを当て、カレーに魅せられたある一人の男性の生き様を
交えてご紹介致したいと思うのであります。どうぞ、最後までごゆっくりお楽しみ下さい!」
「ほら、拍手だよ、拍手。AD、ボーッとすんなこんバカッ。はいっ、CM!」
テレビ放送調整室のモニターを眺めていた番組ディレクターの蛸村が、禁煙パイプをタクトのように振って合
図する。
「滑り出しイイじゃないかタコちゃん。二〇はいけるな?」
蛸村の後でモニターを睨んでいたプロデューサーの尾崎光洋も、ほっとしたように白髪頭に手をやって後にな
で付けた。
尾崎の満悦した様子に安堵する蛸村は、冷めかけたコーヒーカップを取り上げ、「日曜十九時の《タケダアワ
ー》ですが、前番組のバラエティは酷かったですからね。太田興業の《薬物一気飲み競争》は視聴者よりスポン
サーの逆鱗に触れて打ち切りでしたから、なんとしてでも新番組で汚名を挽回しなければ──」
「CM明けます。5、4、3……」
蛸村を遮ってタイムキーパーがカウントダウンした。
346 :
カレーライスのある風景 2:2006/11/17(金) 09:48:40
「さて、みなさん。『カレー』と一口に申しましても甘いカレー、辛いカレーは言うに及ばず、苦いカレー、
しょっぱいカレー、酸っぱいカレー、中にはダシの効いたカレーまであるのをご存じでしょうか」
放送スタジオの強烈なスポットを浴びた草餅の額から汗が伝った。深い緑のスーツに黄色のネクタイを締めた
草餅の、顔面に貼り付けた笑顔はどの角度からみても自然であり、NHKアナウンサー時代に培った安定した物
腰に加え、常にリリックな角度に曲げられた唇の端が多くのファンを獲得する人気司会者だ。
「ダシの効いたカレー? ふふっ、そうなのです。蕎麦屋で出すカレーを食べたことがおありでしょうか。なか
にはカツオで出汁をとったものがあるようです。なぜ蕎麦屋でカレーライスを出すのか、また作るのか。それは
きっと店主がカレー好きだからに違いない、クックククッ……?」
前面の縦横に幾つも並んだモニターディスプレイが、笑いを殺す草餅をそれぞれの角度で映している。
「一人でハシるな、草餅!」
「今の、いいんじゃないか?」
蛸村はカップのコーヒーを飲み干した。
スタジオセットの左側には五つの解答席が並べられていた。それぞれのボックス席でオレンジの電飾が激しく
明滅している。
「そう、蕎麦屋のダシの効いたカレー。実を言えば、私はそのようなカレーが取分け好きなのでございます。
確か蕎麦屋に入ったはずなのに、不意にそのスパイシーな香りに魅了される事もしばしばあるわけです。言うま
でもなく、カレーとは数種類の香辛料をブレンドして作る料理でありますから、その味付けはまさに十人十色で
あります。実際、スパイスの一種であるターメリックの影響でカレーは黄金色をしているわけですが、香辛料の
調合具合によって緑のカレー、さらに白いカレーと、まさに千々万々のバリエーションがあるわけです。一説に
拠りますと、本場インドでは三千種類以上のカレーがあると言われていますし、『インドにはカレーしか無い』
と云うのもある意味で本当のようなのでございます。しかしそれは先程も述べた通り、飽くまでも香辛料を調合
した結果であり、何にでも醤油をかけたがる日本人と日本食を考えた場合、決して解らぬ話ではございません。
結局、インドではカレー風味になってしまうようなのであります」
347 :
カレーライスのある風景 3:2006/11/17(金) 10:35:00
「すっかり日本食となった観のあるカレーですが、このルーツをひもとけば文明開化にまで逆上るようでありま
す。ここで忘れてはならないのが、日本はスタンダードな意味で仏教国だということ。というのも、地方では兎
や猪、場所によって犬まで食べていたと云う記録も文献には残っておりますが、一般的には、鴨などのごく一部
を除いて我が国に肉食の習慣はなかったのでありました。それは獣肉だけでなくチーズやバター、ヨーグルトの
場合も例外ではございませんで、牛の乳、つまり牛乳に至っては『人間の口にする物ではない』などとする風習
さえあったようなのです。そんな当時の時代背景を踏まえまして、さて、時の外務大臣・井上馨の押し進めた
『欧化政策』によって西洋の合理的かつ文化的な数々の品物、風習、思想等が数多と日本に押し寄せた訳ですが、
『西洋の料理はなんにでも《ふらいぱん》とやらを使うのだそうな』『毛唐は牛の肉なぞを食らふらしい』など
の会話があちらこちらで交わされていたことでございましょう。現代の感覚では差し詰めカラスを焼いて食べる
ようなものでございましょうか」
調整室の二人は食い入るようにモニターを眺めている。
「当時、『洋食』とは《肉食》を意味したわけでありますが、例えば鍋の中に牛肉を入れて煮込む『牛鍋屋』な
どはもう大繁盛というくらいで、それに倣えとばかり、それまでの食べ物屋が次々と『牛鍋屋』として新装開店
した様子が当時の風俗史には記されています。ある農家では、すっかり評判となった『牛肉』を焼いて食べてみ
る事にしたそうです。ですが相手は何といってもヨッタの獣、家の鍋で調理した日にゃ汚れてしまうのではない
かと心配したお父さん、刃が磨り減り納屋で眠っていた鋤を使っておっかなびっくり獣肉を焼くことにしたわけ
でありますが……鋤を使って焼くから《すき焼き》と、こんな由来があるとか申しまして、もっとも、嘘か本当
か定かではございませんが──」
「こら草餅、『ヨッタ』と云うなぁ!」
薄く色の入った眼鏡をモニターに光らせて蛸村が怒鳴った。
「カレーもいいけどすき焼きもいいねぇ」
「……はいっ、何といっても社運が!」
>>345-347 見た感じはダメだな。
延々とナレーションの様子を書き込む意味があるのか疑問。
こういうのは地の文で処理するべき。
セリフの割りに状況描写も人物描写も弱い。
評価D(状況描写を人物描写を心がけましょう)
349 :
カレーライスのある風景 4−1:2006/11/17(金) 13:41:06
「そしてカレーライスがいよいよ登場するわけでございます。当時カレーライスとは西洋料理として日本に伝来
したのであります。つまり、当時の西欧諸国が商権拡大を目論んで設立した《東インド会社》を経由しまして、
カレーはまずイギリスに伝わり、そこから宣教師や商人などと共に日本にやって来たのが通説とされているよう
であります。欧州より直接日本に伝わったので『西洋料理』として広く庶民に認識されたのでありましょう。
いやぁ、どうですか皆さん。ウッハハハ」
「ウッハハハ!」
「もう社運がっ!」
調整室の二人とモニターの草餅による、笑いのトライアングル。
「このようにして日本にもたらされたカレーはその後、国内で独自の進化を遂げる事になるのでありますが、こ
の時点で私たちの先祖はなぜかライスの上にカレー汁を掛ける事にこだわってしまい、それが後世の日本人の
『カレー観』を決定的かつ偏狭なものにしていくわけであります。さて、お茶の間のみなさんにはここで寸劇を
ご覧になっていただきましょう」
「ほい、2カメにドン」調整室の蛸村がスイッチャーに指示を出す。
放送スタジオの右側にはコントの書割りがセットされており、三人の人気コメディアンがスタンバイしていた。
350 :
カレーライスのある風景 4−2:2006/11/17(金) 13:42:51
× × × ×
お菊、熊蔵、留吉の三人が井戸の前で立ち話をしている。
熱を入れて話し込む三人の傍らを通りかかった、洋行帰りのジャネット発田が立ち止まる。
お菊「私は、カレヒなんて、気取っていて嫌いよ」
熊蔵「舶来だからあえてライスカリーだっぺ」
留吉「そうではなく、皿に盛ったカレーの上にライスを盛るから逆さで、その場合に限りライスカレーと言うのさ」
熊蔵「どうも、あんだら発音がおがしんでねぇかい。ありはカリーと言うんだもっす」
留吉「何を言うか。そもそもカレーライスこそ正しい呼び名であって、カレーとライスは別々の器に盛るべきなのだ」
お菊「それじゃ、カレヒとライスの配分計算に気を取られちまって、食べてる気がしないじゃないのさ」
留吉「その微妙な分量配分こそ洋食を食する心構えなのであって、親子丼とは違うのだよ」
お菊「それは親子丼とネームまでふざけた他人丼を一緒にしてるからでないかい?」
熊蔵「舶来だからあえてライスカリーだっぺ」
お菊「私は、カレヒなんて気取っていて嫌よ」
熊蔵「どうも、あんだら発音がおがしんでねぇかい。ありはカリーと言うんだもっす」
留吉「そうではなく、皿に盛った……」
お菊「私は、カレヒなんて気取っていて嫌よ」
ジャネット「いい加減にしなさい!」
<ぷわうわうわ〜ん、チャンチャン>
351 :
カレーライスのある風景 5:2006/11/17(金) 14:05:28
「さて、三人のカンカンガクガクの論議が堂々巡りしておりましたが、当時はこういった光景があちらこちらに
見られたのではないでしょうか。ですが皆さん、私は一人のカレーフリークの立場で敢えて言いたいのです。そ
れは『カレーライス』か、はたまた『ライスカレー』なのか、実はそんな事どうでもいいのではないでしょうか。
些事にこだわってはカレーの醍醐味にふれる事さえ出来ないのではないでしょうか。笑ってはいけません皆さん。
たかがカレー、されどカレー。ところで、母の味を妻に要求する亭主の話をよく耳にいたします。子供の頃から
食べ親しんだ母親の手料理を頑強に妻に求める亭主のお話です。四面を海で囲まれた海洋国に暮らす私たちには
『今日はイカを入れてシーフードカレーにしよう!』等の無邪気で微笑ましい遊びがあってもよさそうなもので
すが、カレーをめぐる風景として、カレーを愛するがゆえに、時として笑いごとでは済まされない惨劇さえ生じ
得るのです。次は、平穏かつ幸せなある中流家庭を崩壊へと導いた一皿のカレーの悲劇をご紹介いたしましょう。
カレーライスに対する概念の違いが取り返しのつかない事態を招いたのであります。ではご覧ください」
352 :
カレーライスのある風景 6−1:2006/11/17(金) 14:18:27
とある新興住宅地、あるマンションの一室。一家三人が食卓を囲んでいる。
亭主「ねぇ、前から思っていたんだけどさ」
妻 「うん、なにが?」
亭主「ちょっと違うんじゃないのかなぁ」
妻 「だから何がよ」
亭主「ほら、君のカレーってさぁ、野菜が細か過ぎるんだよなぁ。もっとこう、何んて言うのかねぇ、ジャガイ
モなんてさ、大きなブツ切りの方が旨いと思わないか」
妻 「何いってんのよ、カレーのとろみなんてイモを煮溶かしてつけるもんじゃないの」
亭主「バカ言え。そんな話、聞いた事ないね。あれはうどん粉を入れるんだよ。僕の母さんはいつでもそうだった」
妻 「とにかく、私の家ではいつもイモをトロかしてたのよ! 私は煮溶かしたいの。イモを」
亭主「ははぁ、君のカレー、道理でいつも妙にドロドロしていると思ったらそのせいだったんだな」
妻 「ドロドロしていて悪かったわね! 美味しくないなら食べなくて結構よ」
亭主「誰もマズいなんて言ってないじゃないか! ただね、さっき見たぜ。カレーにケチャップ入れんの止めろ
よな。ハヤシライスじゃねぇんだから」
妻 「ホホホッ、あなたが今まで『おいしい、おいしい』と食べてたカレーはいつもケチャップが入りだったのよ。
それもタップリとね。マヨネーズだって入ってるわ!!」
亭主「なにぃ! お前はいままで僕を騙していたのか!」
妻 「人聞きの悪いこと言わないでちょうだい。コクがでて美味しいんじゃないの!」
亭主「黙れ! コクよりキレだ!!」
妻 「台所に立ったこともない人が偉そうに云わないでちょうだい」
亭主「ムゥ、健一! こぼさないで食べられないのか!」
妻 「ちょっと! 子供に八つ当たりするのは止めなさいよ!」
亭主「ウルサイ! カレーにウズラ入れるのも止めろ。これもキミんとこの家風か!」
妻 「あ〜ぁ健ちゃん、お父さんのカンシャクまた始まったねぇ。もう、うんざりだねぇ」
亭主「よーし、健。こんなウンコカレー食べるのは止しなさい。父さんがこれからもっと、も〜っと美味しいラ
イスカレーをこさえてやるからな」
妻 「ぷぷっ、ラ・イ・ス・カ・レー。大正時代の人みたい」
353 :
カレーライスのある風景 6−2:2006/11/17(金) 14:19:16
亭主「………決めた。これから僕と君の食事は別々にしよう。特にカレーに関して、君のはもう食べられないねぇ」
妻 「結構よ。ついでに自分の食器は自分で洗って欲しいものねぇ」
ここで亭主、車のキーを掴んで出かける支度を始める。
妻 「こんな時間に何処いくのよ」
亭主「…………」
妻 「ちょっとぉ、聞いているんじゃないの!」
亭主「お前には関係ない!」
妻 「判ったわ。女の所に行くんでしょ。携帯の着歴見たのよ」
亭主「関係ないと言ってんだろ!」
妻 「ほら、都合が悪くなるとすぐに大きな声を出す。絶対に行かせないわよ!」
亭主「放せよ!!」
激しく掴む合う二人。
亭主の胸元が開け、シャツのボタンが弾け飛ぶ。
健一郎「うぇ〜ん」
妻 「ほら健ちゃん、泣かないの。健ちゃんもこんなヒネた男になっちゃだめよ」
妻、メドゥサの如き髪を逆立てて、目だけで笑って子供に諭す。
夫も、不自然なほどムキになっている。
亭主「イモを煮溶かしてないライスカレーを食べにいくのだ。健一、いっしょに来い。さぁはやくその女から離れて!」
妻 「ΨΦΓΥψυζθξ!!」
亭主「БЁЖЩЮЙ!」
健一の頭上を激しく飛び交う日用雑貨。
健一「おぇ〜ん (T.T)」
泣きじゃくっては引付けを起こす健一郎。
MC──こうして、何気ない一皿のカレーライスが平凡な家族を離散へと導いたのでした。突然の悲劇が襲ったこの一家の
その後は分かりませんが、明日はあなたの家庭かも知れないのです。
<ベンベンベンベン ベンベンベンベンベンベ〜〜ン ベンベ〜〜ン>
354 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/17(金) 14:25:11
面白かった。久々に声を上げて笑った。
評価Z(もっと書いてください。嘘だけど)
355 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/17(金) 14:41:52
まず、作者は自分の文章に酔っちゃダメ。
冷静に読み直してみた?
普通なら、MCの草餅が暴走を始めた時点で、
プロデューサーの尾崎が殴りにいくわな。
くだらん、蘊蓄読まされる方はたまったもんじゃない。
実際のバラエティ番組を見て、もっと研究した方がいい。
5つの解答席のことは、もしかして書いているうちに忘れた?
356 :
カレーライスのある風景 7:2006/11/17(金) 14:57:42
○テレビ局内・放送調整室
コントの出来に盛り上がるディレクターの蛸村とプロデューサーの尾崎光洋、そしてスポンサーから偵察の近松。
蛸村「やりましたよ。瞬間視聴率28パーセント!」
一同「おおっ!」
蛸村「ウラのジャニ主演ドラマ、完全に喰ってます」
尾崎光洋「きみ、でかした!」
近松「来週から製作費をもっとつぎ込もう! ところで、あそこに怪獣が出るとヨカッタのじゃないか!?」
蛸村「……よし草餅、オチがついてCMだ。シ・ー・エ・ム」
○テレビ局内・収録スタジオ
司会の草餅がコントの後を受けてしゃべっている。
ADが演出指示をスケッチブックに書いて掲げる。
AD「(巻いて下さい。CMいきます)」
草餅「カレーといえどもあなどっては大変な事になる好例と言えましょう。んっ、お茶の間のみなさん、CMの
後はいよいよ後半に突入です! チャンネルはそのままで!」
○テレビ局内・放送調整室
熱気のこもる調整室内。慌ただしいスタッフの出入り。
蛸村が営業のタミオと立ち話をしている。
蛸村「タミオ、ウラどうなってる?」
タミオ「はい、10Chのニュース・ショーは苦戦ですね。今日は大きな事件もなかったし、芸能人の婚約記者会見
を引っ張り過ぎで精彩に欠いてます。それから8Chのバラエティは低迷してますね。12Chの大食い大会もちょっと……。
ライバルと言えば、やっぱ6Chの連ドラですか。『喜びも悲しも喉元過ぎて憤怒の河を渉れば鬼ばかり』……脚本、誰ですかね?」
喫煙ロビーでハイライトを素早く灰にした近松が入ってくる。
近松「よし! 来週は絶対に怪獣を出すぞ、口から“冷凍光線”を吐くヤツだ!!」
調整卓でモニターを監視するタイムキーパーがストップウォッチと睨めっこしている。
タイムキーパー「10秒前、9、8、7……」
「はぁい! というわけでございましてですねぇ、お送りしております『世界食いしん坊 発見!』、これから
いよいよ『今週のくいしんぼさん』に登場してもらうわけですが、その前にS県在住のある男性からカレーにま
つわる一通の手紙が番組に寄せられました。ワタクシ草餅がそれを持って参りましので、是非みなさんにご紹介
したいと思います。オッホン」
まだ続くのかよw
358 :
カレーライスのある風景 8ー1 ジアウル・リミックス:2006/11/17(金) 16:16:33
ビュ――、ビュビュ――――
北風が秋の訪れを告げるといつも想い出す風景がある。
当時、私は小学生だった。両親が共働きだったため、学校から戻るといつも一人だったが、それは孤独の悲し
みと云うわけではなく、むしろ独りであることを求めてさえいた節がある。私は一人遊びを好んでいたようで、
それはいまでも変わりない。
私の遊びは、プラモデルを作ったり読書に勤しむといった、ごく普通のものだったが、特に好んだのは「箱男
ごっこ」といって、大きな段ボール箱の中に閉じ籠もる遊びだった。放課後、級友の誘いをあえて断り、不意に
訪れた者には居留守を使うほど、その遊びには熱中していた。
その頃、我が家ではカラーテレビを新調する一大イヴェントがあった。家族のものは新型の木目の重量感とそ
のシャープな色調に魅了されていたようだが、私だけは違った。
「箱、どうするの?」
商品の設置と説明を終えて帰り支度を始めた電機店のお兄さんに訊ねてみたが、小さく折り畳んで回収すると
言いながら上蓋を剥ぐってみせるその乱暴な手付きに畏れをなした私は、箱の始末なら自分に任せて欲しいと、
気付いたときには懇願を繰り返していたのだった。
やがて私は、すっかり陽の暮れた薄暗い部屋の隅で本を閉じ、空想の世界に耽るようになっていった。箱の中。
そこは何人たりとも侵入出来ぬ私だけの世界だ。
その日、私はヒンドゥー寺院の住人となっていた。
両手を「パン」と打ってみる。すると何処からともなく一人の召使いが現れた。
「お呼びでございましょうか」
その嗄れた声は二メートルに届かんばかりの毛むくじゃらの大男であった。名をジアウルといった。
元々スリランカ出身の彼はタミル人で、独立国家建国を悲願とする<タミル・イーラム開放の虎>の中核メン
バーだったが、圧倒的戦力を誇る政府軍の前に劣勢を強いられ、いつかゲリラ闘争にも破れ、思想的に大きく後
退をした彼はベルボトムを履き、胸にスマイルマークのバッジをつけ、グラスをやりながらギター抱えて街から
街へ、全国を流浪してはライブハウス荒らしで生計を立てるまでに身をやつしていたところを、ヒンドゥーの伝
説上の英雄にしてビシュヌ神の化身『ラーマ』の正統的末裔であるこの私が大株主を務める村一番の寺院に引き
取ったのだった。
359 :
カレーライスのある風景 8ー2 ジアウル・リミックス:2006/11/17(金) 16:17:20
「カレーライスを持ってまいれ」私は命じた。
「して、ソースは」私を前にしてジアウルは、これ以上屈めないほどライオンの様な頭を垂れている。深緑に金
の糸を折り込んだ彼のターバンはいつも裾が長く垂れていて、それが彼のお気に入りなのだった。バラモンの呪
術師ジアウルは私の前でいつも猫のように畏まる。いついかなるときも、天変地異を起こせるパワーを秘めたビ
シュヌ神の再生にして大師祭である大株主の私を、その類稀にして鋭敏なジアウルは察知したからなのだろう。
「印度カレーに付属する《香りの小袋》のアドバンテージを忘れたか」
「甘口、中辛、辛口と、御ざいますが」
「フッフッ。この世の中に辛くないカレーなどあるものか」
私は卓上のシガーケースを開け、金色の帯が巻かれた一本を摘んだ。
「どうしたジアウル。バーモントカレーでも構わぬ。あれは何故か溶けるのが早いのだ」
そう言うと私は、褐色の先端に火を付けた。紫の煙が指に絡みついて立ち昇った。
「ちょうど三昼夜煮込み続けたゴールデンカレーが芳香を放っておりますが」控えめに進言するジアウルを厳し
く見据えて「いかん、S&Bは口に合わん!」私はゲルベゾルテの香煙と共に彼を叱責した。
「はっ。さようで御ざいました」ジアウルはたじろいだ。
第一の忠僕である彼の失言に気分を損ねた私は二度手を鳴らし、ジアウルを下げる為に大きく手を払った。
「パンッ、パンッ」
「パンッ、パンッ」
「パンッパンッ、パンッパンッ」
ガチャガチャ!
突然、玄関からもの音が聞こえた。
ダンボールの中で一心不乱に手を打っていた私はギョッとなり、耳を澄ました。
ガチャガチャ カチャリ、バタン
(誰か来た!)
深く目を閉じて冥想の世界に遊んだ私は、バネ仕掛けのように箱から飛び抜け、慌てて体裁を取り繕う。
以前、お尻から先に出て来るところを母親に見られた事があったが、あれはとても気まずいものだ。
私は居住まいを正してしばらく待った。
音は止んだまま、家人の帰った気配もない。
そっと玄関を覗いてみる。新聞受けに差し込まれた夕刊があった。
箱の中でどれほど過していたのか、太陽は既に沈んでいた。
ジアウルがいた段ボールの傍らで、私は空虚な世界に再び失望を覚えた。
360 :
ジアウル:2006/11/17(金) 16:20:43
繰り返せば有名になる
やがて誰もが15分間だけ世界的な有名人になれる日が来る。
アンディ・ウォーホル
361 :
カレーライスのある風景 9−1:2006/11/17(金) 17:07:02
ある日、瞑想ゴッコにも飽きた私は、夕べ母が作っていた「カレー」を自分で真似てみたい衝動に駆られた。
しかしジャガイモの皮すら剥いたことがない。今の私には「皮剥き器」という心強い味方があるが、当時の我が
家には、若い主婦を堕落を誘う文明利器の台所用品などあるはずもなく、取り敢えずカレーのルーだけを煮溶か
す事にした。ただそれだけの事だったが、当時の私にとってそれはひとつの冒険なのだった。
出来上がったカレーは、夕べのカレーと似ても似つかない代物だった。しかし、料理の真似事をした最初であ
り、ただルーを煮溶かしただけのカレーであっても私は大いに満足した。
未だにマズいカレーを食べたことがない。
また、マズいカレーがどのようなものかもわからない。
ただ、カレーなのだ。
カレーの味と香りさえすれば私は満足なのだ。
世の中には数多くのカレー専門店があるが、高級店とされる店ほど「ライスを盛る」というより、こまっしゃく
れた小皿に飯をこすり付けるようにしただけの勿体を付けたもので、オーダーしたことを後悔させる。「これが
本場の……」と云わんばかりに、これ又こまっしゃくれた給仕が得意顔で運んで来た日には憤りすら感じてしまう。
また別の店では、アラジンの魔法のランプのような器に、傷んだ物を食べた時に出るドス黒いペースト状のウン
コの様子をしたカレーが「さぁ、どぉーです。お客さん」と、まるで胸を張って問い掛けでもするかのように湯
気を立てるその様をみて、思わず他の客の料理と見比べてしまったことも一度や二度ではない。
私はただ、ありのままのカレーライスを望んでいるだけなのだ。
その日わたしは、中野区にあるBWビルにいた。
仕事の関係で一週間ほど通っていたのだが、その日の仕事を終えて「腹ごしらえでも」と思い立ち、私は慣れ
ぬ地下の食品街に大衆食堂の暖簾を探していたのだったが、ほどなく《まる八軒》と書かれた紅い提灯を見つけ、
導かれるように飛び込んでいた。
362 :
カレーライスのある風景 9−2:2006/11/17(金) 17:07:52
省エネのためか出入り口付近の蛍光管が外された店内は薄暗く、経年の油料理で天井と壁には油膜が張ってい
た。腰を下ろした向かいの壁にはマジックの品書きが所狭しと貼られていた。その大小の短冊に目をやると、定
食類など豊富な品揃えを誇っているらしい。昼時を外れている為か、客は私一人だった。
品定めをする私の背後に音もなく忍び寄る影がある。脅えて振り返ると、アジャコングに酷似した女給がお盆
に冷を載せて立っていた。
膨れっ面のアジャは、注文を急かすようにコップの水をテーブルに叩きつけた。どうやら注文を迫っているら
しい。私はまごまごしてしまう。結局、すっかり萎縮した私がアジャに告げたのはやはりカレーだったが、私は
なおも未練がましくメニューを眺め続けた。《カレーライス・小、中、大盛り》と書かれた札を見つけると、立
ち去るアジャの大きな背中に向けて「あの、大盛りで……出来ればで、結構ですが……」素早く踵を返して私を
睨め付けたアジャは、ひと呼吸置いて「オオモリ……」と反復すると、そのまま調理場へと消えてしまった。
一皿のカレーライスを注文するだけで喉を枯らした私は、コップの冷水を一息に飲み干した。思い出したよう
に煙草に火を付けて大きく吸い込んだ。ところが、火を点けたばかりの煙草をふたくち吸ったか吸わないかのう
ちに、その「大盛り」はやって来た。速い。アジャは、空のコップに水を注いでくれた。以外と気の利くアジャだ。
感心した私は大盛りカレーをしげしげと眺めた。まるでインド洋のようになみなみと注がれたカレーの中に、
ライスのポッカリと浮かぶスリランカ島の如き様相を呈する大盛りカレー。右端に三つ浮かんだラッキョウは差
し当たりモルジブ諸島といったところか。
心なしかジアウルが思い出された。私は《まる八軒》のカレーを「ジアウル・カレー」と密かに命名し、頬張
りながらこう思った。
(明日は別な店にしよう)
「ジアウル・カレー」を胃に収めてBWビルから通りに出た私は、季節がいつしか秋へと移り変わっていた事に
気付いた。落葉を終えて丸裸となった街路樹が寒々しい。
テールランプの赤いライン流して駅前のロータリーを回転するタクシーの群れがひっきりなしに続いている。
みぞれ模様の秋の日暮れ、白い息を吐いて私は家路を急いだ。
363 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/17(金) 17:28:42
ガンバッタナオヌシ
次回以降、長文は外部リンクでヨロ
ツギイッテミヨー
364 :
まこと:2006/11/17(金) 19:32:35
私、あなたのしたいことがわからないの」
そう、女は言った。そう言う女の顔はよく見えなかった。よく知っているはずの女だ。さっきから不機嫌になっていた僕は言った。
「俺のことがわからないって?」
すると女はたまりかねたかのようにもう一度言う。
「あなたの本当にしたいことがわからないのよ。私」
そして女は下を向いて俯いた。女は泣いていたのだ。
僕は立ち上がってもう一度女を見る。すると、何故か見えたのは毛の生えた黒い豚だった。それと、男の大きな広い背中。どうやら僕は僕でありかつ僕では無いみたいだと僕は思った。
僕は女に言った。
「したいことだって?あんまり笑わせるなよ。そんな馬鹿げたことで」
それで目が覚めた。気がつくとベッドの上で、もう朝だった。
のろのろと仕度をした。朝飯を食べた。母親の作ったハムエッグだった。髭を剃って、スーツを着る。駅まで急いだ。
駅は混雑していた。見える顔ぶれも同じだ。僕は毎日同じ電車に乗っているから。
車内では吊り革の広告が前の日から一新されていた。それでなんだか少しホッとした。それは電車の中で見るべきものがあるからだ。朝の電車の中では、僕は音楽を聴いたり本を読んだりするほど目が覚めてはいない。僕は朝が弱いのだ。
>>364 >私、あなたのしたいことがわからないの」
から、
>それで目が覚めた。気がつくとベッドの上で、もう朝だった。
までを、まるごと削除して、
>のろのろと仕度をした。
から始めることをお薦めします。
>>321 >馬鹿読者相手には通用するが、
>それ以外の読者からしてみれば欠伸が出る。
【おれ以外の馬鹿】相手には通用するが、
【おれ】からしてみれば欠伸が出る。
と、言いたいのだろうな。
好意的な批評が続くと必ずこういうことを言わなきゃ気が済まない
やつが出てくる。
中学二年生かな?
367 :
ドルジ:2006/11/17(金) 21:49:55
僕は食べ終えてコーヒーを飲んでいた。半分ハンバーグを残したままのキムラユミコが口を開いた。
「彼氏がアヤシイっていうのはまず携帯電話を離したがらないんですよね」
「えっ?」
「普通だったらテーブルの上に置いたり棚の上に置いたりしますよね。それがずっとポケットに入れたままなんです」
「なるほど」
「それだけじゃなくて最近めっきり残業が増えて。出張も今月入って二回もあるんですよ。今までそんなに忙しい会社じゃなかったのに」
キムラユミコによると。一番彼氏をアヤシイと思ったのは時折見せる彼のよそよそしい態度だと言う。
なんでもない普通の会話をしている時。ふと受け答えが挙動不審になる時があるのだそうだ。
また、電話に出ないことも度々だとか。もっとも仕事中だから出られないとの理由をつけるそうだが。
「携帯のメールをチェックした方がいいんでしょうか?」
「それはホントに最後の手段だよね」
「でも、信頼関係がなくなるかもしれないのが怖いし・・・」
明朗活発な性格のキムラユミコだ。が、そんな話をするその表情はやはりどこか曇っていた。
折りをみてまた話を聞いてあげたほうがいいかもしれない。僕は思った。
だが、昼休みでそんなに時間はなかった。話を切り上げると会社に引き返した。
368 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/17(金) 21:56:26
>>367 うまく書くことばかりに気を取られて
アイキャッチが盛り込まれてない。
読者に読み飛ばされてお終い。
一般的な商業誌の読者は【酷評】するために小説を読まない。
すべては「掴み」にかかっている。
勝負は一瞬で決る。
>>367 いいんじゃない?
普通に抵抗なく読める。
読めないレベルがここには多いからね。
一般的な商業誌の読者は電車のなかでの時間潰しのために小説を読む。
読みやすいのが一番。
あと、面白くなるかどうかはこの先の展開次第。退屈なら放り投げる。
そういう小説を書きたいのだったら、これでいい。
370 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/17(金) 22:18:21
>>369 >一般的な商業誌の読者は電車のなかでの時間潰しのために小説を読む。
>読みやすいのが一番。
いや違う。
>>367程度のものなら川上弘美でも書ける。
「明朗活発な性格のキムラユミコだ。」というが、
「明朗活発」を表現するのが小説なのだから、
こんなものを一筆書きで読まされたって読者は珍紛漢紛なのだ。
>>367 まあ、読めるけど、上手くはないな。
>僕は食べ終えてコーヒーを飲んでいた。半分ハンバーグを残したままの
>キムラユミコが口を開いた。
>「彼氏がアヤシイっていうのはまず携帯電話を離したがらないんですよね」
食事をしている場所がわからない。
二人の関係もわからない。
その状態でセリフが続くいても読んでいる側は話の内容を理解できない。
人物描写もない。
評価D(情報の提示を早めに)
373 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/17(金) 22:33:52
374 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/17(金) 22:38:09
男「オラが村では毎日カレーを食っとる。なんせ農業ばかりのしんどい村じゃ。畑仕事から疲れて帰ってきた者にはご馳走を振る舞うのが礼儀じゃて。おつカレー。なんちゃって」
草餅はカメラが回っているのもお構いなしに手紙をリノリウムの床に叩きつけた。鬼の形相。鼻息荒く、肩を上下動させる。
色めき立つ調整室。ディレクターが大声でわめく。「し、CMだ! CM!」
しかし画面は切り変わらない。調整機の類はみなぶっ壊れている。原因不明。先程までは確かに使えていたはずなのに。「くそ」ばんと、力まかせに調整機のパネルを叩きつけた。
草餅「うぬが水飲み百姓めら。天下無双のタレントであるこの俺様に対し、なんたる侮辱。ゆるし難し!」くわっと目を見開いて、草津は慌ただしくズボンを脱ぎ始める。
「俺様の聖液をば食らうがよい!」努髪天を突く己がペニスを両手で鷲掴みしごき出した。
打ち寄せるは怒濤の恍惚。それでも無理して鹿爪らしくしようとするもんだから、表情は喜努哀楽の全てから外れてしまう。もはや、この世のものではない。
地獄絵だ。カメラマンは逃げる。草餅に背を向けカメラを押し、死にもの狂いで出入り口へと急ぐ。
「けっけけけけ」草餅が怪鳥の如く飛んだ。ペニスがガスバス大爆発。
カメラのフレーム目掛けこれでもかというほど大量に、どばどばどどばどばドバドバドバドバ努爆努爆努爆努爆、努爆。
聖液ならぬ毒液を、どばどばどばどばドバドバドバドバ努爆努爆努爆努爆、努爆。
どばどばどばどばドバドバドバドバ努爆努爆努爆努爆、努爆ぁぁぁぁぁぁ。
「もう、おしまいだ……」頭を抱え込み、ディレクターは怨嗟の溜め息を漏らす。
苦情の電話で局がパンクするのは、それから一時間後のことだった。
>>372 >食事をしている場所がわからない。
は? どっかの飯屋じゃないのか?
それじゃ不満なのか?
東京都港区六本木3-1-1のレストラン「ポコペン」とでも
いちいち書かなきゃ納得せんのか?
376 :
ドルジ:2006/11/17(金) 22:45:58
そして、そんなことよりも僕はあることを思い出していた。それは大学の大講堂での記憶だった。
僕は喫煙所でひとりで煙草を吸っていた。数人の学生達が自分たちにしかわからないようなネタで盛り上がっていて、ひどく騒がしかった。
いくつかある入り口のドアへは、幾人かづつの学生が次々に吸い込まれていく。僕はなんとなくボーっとしてそれを眺めていた。
そこへ、どこか懐かしいところのある女子学生が通り過ぎたのだった。ジーンズにややタイトな茶色のニット姿のシンプルな服装。
オーソドックスなタイプのブランド物のバックを持った、おそらく美容院でよく手入れされているであろう長い栗色の髪の横顔。
僕はそれを見て僕の幼馴染ではないかと錯覚したのだった。そう思って、教室で彼女の隣の席に座りそう話しかけた。
それを彼女の方では、新手のナンパだと思ったらしい。そんな噛み合わない出会いから、僕たちはどうかしてその数週間後には
付き合うことになったのだった。
その記憶、彼女の大講堂の教室に吸い込まれていく横顔が、僕の頭の中に想起したのだった。
「ちょっと、何をボーっとしているの?」
「いや。別に」
「仕事のことを思い出していたんでしょう?それよりも日曜日のことを考えて」
「ああ」
僕が彼女にドコの映画館に行くのかと訊ねると、彼女はそれはメールで決めればいいからと言った。僕もそれに肯いた。彼女は横浜に住み、僕は国立にすんでいるから、中間地点をとると渋谷あたりになるのかなとなんとなく考えた。
時計を見ると十一時になろうとしていた。
ハルコと連絡先を交換し店から出ることにした。会計を済ませて店を出る。
四月の夜だったが、さすがに夜が遅く少し肌寒かった。彼女が言う。
「わたし、赤坂見附からひとりで帰れるから」
僕はそれを止め、彼女を赤坂見付まで送っていくことにした。夜の女の一人歩きは危ないからだ。
彼女にしても、それで少し安心したようだった。別れ際、地下鉄の改札で手を振って別れた。
377 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/17(金) 22:51:12
378 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/17(金) 22:59:07
374は下品すぎるしナンセンスって言うか荒唐無稽。
評価F。
二度と投稿スンナ。
379 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/11/17(金) 23:07:15
名無しで投下しても、これか……。
もう二度とこんなとここねぇからな。ボケ!
引きとめても、もう遅いからな!
380 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/17(金) 23:12:47
>>374 このトーンを基調に商業誌の掲載が決った作家は紛れもない天才。
だが、この作者は場が2ちゃんであることに甘えている。
抑制を失った結果、単なる手淫文学と堕している点が勿体ない。
「ジアウルの手紙」に興奮する草餅の気持ちが読者から遠く離れているため、
表現したい事を表現したいままに書き綴っただけに終始した、
その意味で《お子様ランチ文学》とここでは名付けておく。
ただしこの作者、ホンの一皮剥けばシマモトリオくらいには
化けられるポテンシャルを秘めているのは確かで、
これを屈辱と受け取るかは374次第である。
381 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/11/17(金) 23:19:25
やっぱ、きて良かったよ。うん。
寝よ。
オヤスミ
383 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/17(金) 23:28:40
>>374 勢いがある事は認める。だが、やり過ぎ。
得体の知れないパワーに、化けそうな予感は確かにあるが。
>>375 >は? どっかの飯屋じゃないのか?
>それじゃ不満なのか?
どっかの飯屋ならそういう風に書かないとダメ。
洒落たレストランなのか、ファミレスなのか、社員食堂なのかね。
周囲の客層を描写していけば、時間と場所の雰囲気は出せるはず。
完全に描写不足。
>>376 下手だな。
「そして」「それ」「その」という表現が多すぎる。
ストーリ全体を見ないと判断できないが、シーンそのものが必要ないような
気がする。少なくとも興味は惹くシーンではない。
386 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/18(土) 01:31:16
387 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/18(土) 02:16:29
388 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/18(土) 05:46:05
人間は夢を見た。牛になる夢である。その牛は年老いて乳が出なくなったので、飼い主に撃ち殺され、肉として売り払われるのであった。牛になった人間はこの時、「人間というものは何と利己的なのだろうか」と嘆いた。
目が覚めた人間はこの夢を覚えていない。起き上がった人間はいつものように年老いた牛を撃ち殺す為に銃をとった。
389 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/18(土) 09:34:34
>>388 なんかいい。けど台詞に掛かってくるとはいっても「人間」は一般的すぎて
いかがなものかと。
390 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/18(土) 11:59:49
なんか人間がしっくり来るんだよな。
391 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/18(土) 12:31:21
>>279 ではその【一心不乱】はいつ醒めるんだ?
>ぢ 為していることが終わるまでだ。
正解w
クイズにもなってねーぢゃんw
392 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/18(土) 12:32:27
おれは基本的に長文リンクの糞文に酷評はしない。
が、今回だけは例外だぜっ。27よ、感謝しなw
>>124 :27
>ありがとうございます、とは言っても別に名乗りませんよ(笑
>作品の酷評なら是非お願いします。いろんな方の意見を聞いたほうがいいので。
おいらの辛口酷評を覚悟するなんて見上げた奴だな。
そんな潔いやつに辛口も芸がなかろう。ここは尋常に行こうかw
なお文の引用は前後バラバラである。
>彼女は小さな声で、息だけで歌を歌っていた。
はあ? 息だけで歌を歌う。無意識って意味なら鼻歌でいいんぢゃねーのw
>彼女は泣き真似をやめた後
はあ? 説明文になってるよ。
>息だけの声で力いっぱいそれを投げた。白く細い手を離れたノートは
息だけで歌を歌うや息だけの声で力いっぱいものを投げたり、"息だけ"になにか意図でも
あるんかね?w
白く細い手を離れたノートも説明文ね。
393 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/18(土) 12:33:10
つづき
>しばらく無言で眺めていると、死んだ魚のような目をしていた彼女の大きな瞳が
>無言ですっと立ち上がる彼女。
>彼女はそれを無言で確認すると、
>彼女はテレビ画面を黙って見つめていた。
27の糞文には「無言で〜」が、3回も書かれている。
部屋に居るのは彼女だけ。
普通は無言なのだが「無言」と3回も書かれると、そこに作者の意図を感じたりするんだな。
実は
>>70糞文にも
>無言で首をかしげながらも向き直る。
とある。
この「無言」に、おれは違和感を感ぢる。
そこで「第三回読解力クイズ」行こうか。少しレベルアップ。
以下の文の違いを説明せよ。
・僕は父親の問いかけに頷いた。
・僕は父親の問いかけに無言で頷いた。
394 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/18(土) 12:33:57
つづき
>何を思ったのか目を閉じ肩を震わせながら笑い始め、ついには今度こそとでも言うかのように
>大声で号泣し始めた。
気持ち悪いなw
読者(おれには)には意味不明だし、感情移入も出来ないよw
>真っ白なシャツは所々シミがついていたが、彼女の流す大粒の涙はそのシミをさらに大きくさせ
所々のシミがなんのシミか意味不明。前の涙のシミなら違和感。
>むせ返るようなビールや彼女や油やカップ麺の臭い。それら全てが、まるで自由を求め
>る蝶のように空へと逃げていく。
はあ? 臭いが蝶のように空へと逃げていくだってw
>四角い電話を執拗に足で踏みつけた。
四角い電話? 説明文になってるよ。
395 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/18(土) 12:34:49
つづき
>彼女はそんな女性には見向
>きもせず、女性の指している傘の方を熱心に眺めていた。赤と黄色と水色、どれも原色で
>かつ水玉模様。年相応と言われれば首を傾げてしまうが、彼女は別にそのことに対しては
>無関心なのだろうか、表情からは何も読み取れない。雨の中とはいえ、目立つその傘が彼
>女の視界から見えなくなるまで、彼女はじっと物言わず凝視していた。
>少女の顔
>は、さきほど彼女が一瞬見せた笑顔とそっくりである。絶望の後にやってくる空しさ、そ
>れを体現したような笑い方。彼女もそれに気づいたのか、窓にぶつかるほど顔を近づけ、
>外のガラスに叩きつけられる水滴の隙間から、少女の姿をじっと見つめている。
彼女はじっと物言わず凝視したり、少女の姿をじっと見つめたり、
おまいの文章は説明と描写を理解出来ていないレベル。
小説にも到っていない糞文。それが上の文からよく判る。
小説とはなにかを説明すれば長くなるんだが、
文の最後で彼女の心情が晴れ晴れとしたのは雲が晴れ、空は明るかったからぢゃないだろう。
それが描ききれていないんだなw
かんばれよ。無理とは思うがなw
>>386 業界ライターを本気で目指しているとのことですが、投稿を見る限りでは
その才能はありません。可能性も見えません。
ライターである以上、業界外の一般人にもわかるように書くことが必要ですが、
その意思も感じられません。
文体も統一されておらず、殴り書きの書き込みと同じレベルです。
話の構成もお粗末というか、何も考えないで書いているのでしょう。
>「君ぃ、組織ってもんはねえ、年上に指示するのが難しいものなんだよ。君のチー
>ムのリーダーもこのままでは後輩達への示しが付かなくってねえ、」
>「もう、もう耐えられないの。こんなヒモジいのは嫌!
>嫌、・・・嫌、・・・嫌ーーーーー!!!!」
セリフも絶望的に下手です。
>コップを持つ手が寒さと嗚咽に震えていた。飲む前から赤く染まっていた
>鼻はアルコール漬けの生活を物語っていた。注がれた酒を、彼は、震える
>手ですすった。
描写も三文小説以下、読んでいて恥ずかしくなります。
>>386 その業界にいてるんだけど、ちょっとリアリティが無い。
後、ライターと小説は違うし、と思うし、
>>386 「おれ」は世渡り上手で利口で、「彼」は馬鹿だった、というだけの内容。
一方的な自慢話を下手な文章で書いただけの代物。
呆れた。
399 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/18(土) 16:39:57
>386
とにかく、読み手に胸糞悪くさせる才能だけは、認めてあげよう。
階にあなたの気配を感じた。その気だるくもなく、遅くない歩みは近づく。大理石の床があなたの踵を見送る。
少女の筈だったその腰に、今も細い剣を携え此処を目指す。
窓辺、寝台の闇に一条の月光が射し始め、私は胸のクロスを掌に納めた。
ドアの向こうにあなたの気配がする。
401 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/18(土) 17:26:33
>ぢ
消えろ
402 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/18(土) 23:53:44
あれは新製品開発のための決起大会が開かれた時だった。大会議室には体育会系
兵士達(営業部隊から拝借)による盛り上げ演出が行われていた。
プロジェクトの最高責任者である本部長(通称「インパール提督」)による決起大会
挨拶が始まろうとしていた。壇の両脇にはかがり火が灯されていて、体育会兵士達が
盛り上げコールをかなり長い事続けていた。
「インパール提督バンザーーーイ!インパール提督バンザーーーイ!」
提督が片手を上げると、コールが止んで静けさが戻った。
体育会系社員達を纏める某部長が部下達に負けぬ大声で叫んだ。
「皆の者!インパール提督による精神論のご講話が始まる。心して聞くがいい」
・・・
「開発部隊の諸君。既に耳には入っていると思うが、今期予算の達成は非常に
厳しい状況である。しかし、これは諸君たちにとって真の愛社精神を示すまたと
無いチャンスでもある。今すぐに諸君に還元できるものは何も無いが、私が常に
口にしている精神論の意味をもう一度心に命じて欲しくて、今回の大会を開いた。」
「中には私の話の真の価値を理解できずに退屈そうに見える者もいるようだが、部下に
命じて精神論の研修も徹底するように命じてある。私の魂の声を聞くべき大会の意味を
もう一度諸君に刻み込みたい。」
・・・
その後、インパール提督による「精神論」の講話は延々と3時間以上も続いた。
話の切れ目毎に体育会兵士達による「インパール提督バンザーーーイ」のハヤシが
挿入された。空調も効いていない部屋はかがり火と人口過密による酸欠状態となり、
何人かが倒れた。倒れたものは「根性注入棒」と書かれた木刀を持った体育会兵士
達に連れられて、研修室へと運ばれていった。
俺達もかなり意識が薄れて危なかったが、互いに励まし合って何とかその講話を
耐え抜いた。体育会系兵士達は、精神論の講話に心底共鳴しているらしく、興奮して
涙を流していた。
403 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/18(土) 23:54:53
>>402 ネタ的には面白いけど、小説にはなってないな。
大会議室の様子をもう少し描写しないと。
それと主人公が出てくるのが遅すぎ。
405 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/19(日) 00:31:29
インパール提督(開発本部長)は「精神論」の無限の可能性を信じている。
その「精神論」を振りかざして赤字部門を黒字化しながら部門を渡り歩いて
いるのだ。本人はカルロス・ゴーンより優れた指導者であると自負している
から現場はたまったものではない。
俺達下っ端は接点が無いので救われているが、開発後半にスケジュールも
崩れ果てて人海戦術も疲弊し切って予算もとうに底を突いていた時期には、
毎日昼休みにはインパール提督の「精神論」演説が放送で流れたものだった。
俺達の派遣されていた事務所にはその手下の体育会社員達がその崇高な思想
を浸透させる尖兵となっていた。
壁には提督直筆(書道3段!)の「欲しがりません、勝つまでは」という額が
飾られていた。その圧力は、開発費が底を尽きてあらゆる予算申請が凍結され
た時から本格化していった。
残業代の交渉に来た下請け会社の部課長を研修室に呼び込み、そこでも精神論
を武器に「この製品は確実にヒット商品となるはずだ。その栄光に授かれると
いう名誉以外に何を求める気か!?」と、延々と3時間も語るのだ。すっかり洗脳
された下請け幹部は、大抵2度と交渉の再開を望まない。提督の提示した条件を
嫌が応にも飲むしかないのだ。
設備申請が凍結されたからといって、納期は決して緩めてくれない。自分が
現役の頃は3時間しか眠らなかったものだと、演説放送で何度も説く。睡眠不足
デスマーチ状態で毎日あの演説放送を1時間ずつ(テープだが)聞かされていると、
外注でもその内容を覚えてしまい、疲労困憊した頭の中には不思議な脳内麻薬が
生成されるのだ。そう、我々は1日1回インパール提督の「精神論」演説を聴かな
くてはキモチが安定できない依存症にかかっていたのだ。
406 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/19(日) 01:01:58
レビューの土曜には大会議室が用意され、体育会兵士達の姿に嫌な予感がした。
レビューの会場には、「レ・ビュー48時間」という垂れ幕が掛かっていた。
会場内には、朝・昼・晩の弁当販売所まで設けられていた。嫌な予感は的中した。
「私が第1回仕様レビューの進行を努める○×本部長だ。」インパール提督が主催するとは
予想外だった。出席者が席につくと、体育系兵士達が出入り口を固めた。
「今回は遅れたスケジュールを迅速に取り戻すべく、土日をかけて仕様レビューを敢行する」
俺達の手元には、全部で広辞苑にも匹敵する厚さの仕様書が配布された。配布する設計者の
手が冷や汗と共に震えていた。この執筆に徹夜をしていたに違いない。仕様書を執筆する連中は
提督の直轄部隊なので、おそらく一晩程度の徹夜ではないはずだった。
今にも気を失いそうな顔をした上位の上位会社のSE(階級は中尉)は、気の遠くなりそうな声で、
ゆっくりと裏声で、単調に、そして棒読みの口調で仕様書を1ページ目から読み始めた。顔色は
土色で、目は深く落ち窪み、引きつった顔に表情は一切見られない。
数十ページも読む内には、その声も途絶え、中尉殿は机に突っ伏してしまった。イビキが異常に
大きいのが少し心配だった。
「おい!」体育会兵士が小突くが動かない。イビキは更に大きくなった。
「おい!」体育会兵士が担ぎ起こしても、目を覚まさず、両腕をだらりと下げている。
「担架を持って来い!」すぐに中尉殿は片付けられた。
内容について
SEネタは良いんだけど、本気でSEやってないからリアリティが無い。
プログラマー3年目以内な感じ。これで真面目にSEなら今すぐ死んで欲しい
と思う。
文章について。
報告書と小説、どちらにしても「伝える」という観点がごっそり抜け落ちてる。
半径2cmの狭くて汚らしいオタクの価値観。半径1.5cmのオタクの価値観を
1.5m離れたところから笑える、オタク、腐女子の域にも達していない。
単語について、
単語の選択が致命的。そこがセンスだと勘違いしてる、デブに多い文章。
408 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/19(日) 13:22:26
>>402 >あれは新製品開発のための決起大会が開かれた時だった。〜
うるさい。
「造ろう」とするな。
いま、ジアウルはHPを準備している。
409 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/19(日) 22:24:18
パチンコ屋の前を通ったら。
ジャージを着た、茶髪の男と女が道に座り込んでいた。
男は女を後ろから抱きしめていた。
全部すっちまったんだろうな・・・。
これから雨が降るのに、そりゃねえぜと思った。
そんな服じゃ寒さをしのげないのに、そりゃねえぜと思った。
パチンコ屋の名前が天国なのもむかついた。
411 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/20(月) 00:38:45
案の定、雨は降り出した。
男と女は立ち去る訳でもなく、
寒いのか、強く抱きしめ合い出した。
そりゃねえぜ。人が見ている中でと思った。
よく見ると男の腕が女のジャージズボンの中に伸びていて
なにやらもじもじとしていた。
抱き合っててムラついたんだろうな・・・。
パチンコ屋「天国」の前で。
412 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/20(月) 01:13:55
>>411 フィクションorノンフィクションor自伝?
413 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/20(月) 05:08:36
才能ないにもほどがある。
414 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/20(月) 06:19:40
きっと作者Aは冷たい夜の真ん中で投げキッスしてるんだろうな。
いろんな人に
415 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/20(月) 06:32:14
↑誤爆
416 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/20(月) 16:23:31
階級制度が崩壊した社会の中で、自分が貴族であったことを存在理由に生きる青年の話。
母と二人で貧しい生活を送る青年は、食事の際にいつも豪華な装飾が施された銀器を使用していた。青年が貴族であったことの象徴であったからだ。この銀器を見る度に、青年は自身の貴族の血を確認し、自身の存在を確認することが出来た。
ある日青年の母は病気が悪化し、危篤に陥る。青年は医者を呼ぶ金が無く、金策に悩む。銀器を手放すことを考えるが、青年は己のアイデンティティの崩壊を恐れ、出来なかった。
その結果青年の母は死んでしまった。青年は銀器を売ることが出来なかったことを後悔し、銀器を全て割ってしまった。その瞬間、青年は貴族ではなくなった。
417 :
409:2006/11/20(月) 18:13:33
ちょwww>411は俺じゃねえwwww
418 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/20(月) 21:04:12
>>409と
>>411は別人だな。
409は乾いていて、いいな。
最後までそれで通したら、どんな作品になるのだろう?
ホームページ造った。
前にもやってたけど、下らんからやめたんだ。
でも、ある程度まとまった量をやるならHTMLが最適だ。
「コンテンツ」を取り繕うために、写真を足しておいた。
こういうのは造り終ってから虚しい気分になるんだな。
ドストエフスキーだって、一本書き終えるたびに
「またバカなものを書いてしまった」と思ったに違いない。
それを有り難がって拝読する日本のマン汁読者。アカ犬。
作者はいつも孤独だ。
http://homepage2.nifty.com/blacksilk/
420 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/20(月) 21:33:47
フザケルナ、マン汁、コノ野郎。
421 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/20(月) 21:35:32
>>416 >階級制度が崩壊した社会の中で、
で、オマエはどうなったんだよ。
422 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/20(月) 22:00:08
未完ですが。
私は何故か、そのおっさんと連れだって歩いていた。
ふと前を見ると、真っ黒いナメクジのような生き物がこちらのほうを向いて佇んでいる。
「しまった、パリンキポリンキだ」
彼はそういうと、腰元からスティック糊を取り出して構えた。
中肉中背、眼鏡にくたびれたねずみ色のスーツ。そんな彼の手の中でも、スティック糊はさんぜんと輝いてみえる。
「お前も早く構えろ!」
確かに、その黒い物体はこっちに向かってきている。
「構えろって言われても……」
慌てて腰元をまさぐると、都合良くカスタネットが出てくる。だが、これでどうしろというのか。
「危険度は東京ドームで言えば7個分。あれでなかなか旨いんだ」
なるほど、あの生き物は食べられるらしい。数日前に食べたエスカルゴの、どうもいけ好かない味が脳裏に浮かんでは消える。
惚けた私におっさんの激が飛ぶ。
「そのパトラッシュの使い方はわかるか?」
「パトラッシュ?」
「お前の手の中の武器だ。俺も若い頃はそいつを持たされてたよ」
おそらく、彼がいっているパトラッシュは、このカスタネットのことのようだ。
「……これって、カスタネットじゃ……」
私は、あのゴムの輪に中指を通して、鳴らそうとした。おっさんが顔色を変えて叫ぶ。
「危ないっ! 頭を下げろっ!」
私の頭の上を、何かが猛スピードで駆け抜けていく。明らかに、おっさんのスティック糊から何かが発射された。
「背後の警戒を怠るな!」
内ポケットから赤いハンカチを取り出し、額の汗を拭くオッサン。振り返ると、一匹のウサギが泡を吹いて倒れている。
423 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/20(月) 22:01:13
「これって、ウサ……」
「そいつはゲハゲハ25号だ。回線速度で言うとケーブルってとこだな」
混乱してきた。ウサギにそっくりだが、ウサギでは無いらしい。
「いいか、そいつらに噛まれたらすぐに言うんだぞ」
「毒でもあるんですか?」
「ゲハゲハ25号には無い。前歯の一撃が強烈だが。えーと、そう、パリンキポリンキに噛まれたら即死だな、即死」
嬉しそうに語るおっさん。
「パリンキポリンキは怖いぞー。なんていっても……グファァァァ」
なんてことだ、おっさんの背後までさっきの黒ナメクジが迫ってきていた。
「だ、大丈夫ですかっ」
おっさんの顔からみるみる生気が消えていく。パリンキポリンキの毒が回ったのか?
「は、はやくパトラッシュを……」
弱々しくのばされる右手は、力なく手の中のカスタネットを指さしている。
「はいっ! お、おらぁ、このパ、パリンキ、ポ、ポリンキっ」
酷評よろしくお願いします。
424 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/20(月) 22:09:04
フシハラ節、炸裂ってとこか。
アンタは会話が軸にくるタイプなのか?
朝、目覚めたら夜だった。
夜なので寝ることにした。
幸せな一日だった。
426 :
402, 405:2006/11/20(月) 23:24:57
そう、我々は1日1回インパール提督の「精神論」演説を聴かなくてはキモチ
が安定できない依存症にかかっていたのだ。
事実、社内の放送設備が故障して3日間演説放送が流れなかった時には
生産性が著しく下がり、デスマーチで疲労した派遣社員たちは床に寝転び
始めた。それを上位会社の体育会兵士達が蹴り起こして、何とか業務を続
けていたが、士気は上がらなかった。3日後に放送設備が直ると、弱まった
洗脳効果を元に戻すために3日間ほど音量を上げていた。
やがてその放送は、朝、昼、夜の1日3回になった。
「軍曹殿。自分が1日にコく回数に匹敵しています。」
と上等兵が報コクしてきた。人間性には疑問を感じるが、提督の指導力には
不思議な麻薬の味がするのだった。おそらく、デスマーチによって正常な判
断が鈍ったところをうまく突かれたのであろう。徹夜明けで動けなくなった
PG達も、放送の後には夢中になってタイピングを始めるのだ。そして、一時
的にミスも減るのだ。少なくとも金以外の何かに目的を見出していたのかも
しれない。それが何であったのか、今になってはうまく思い出せない。
酷評よろしくお願いします。
『腕時計の防水機能、その真実』
皆さん、腕時計というものをご存知だろうか。腕(正確には手首)に巻いて使用するタイプの時計である。
「何時か分からない、もう駄目か」と悩んだ時に、すぐ時刻を知ることのできる画期的なアイテムと言える
さて、この腕時計というアイテムには防水機能なるものが付いている。
一般に、この防水機能は腕時計の外から水が侵入し内部の精密機械がビチャビチャになって故障するのを防ぐためにあると考えられている。
例えば、腕時計をしたまま風呂に入ったりダイビングを楽しめるとの考えだ。
しかし、これは間違った考えである。真実はこうだ。
そもそも、時間というものが液体なのだ。この液体である時間が、腕時計の外に漏れないようにする為の防水機能なのだ。
液体である時間が腕時計から漏れるとどうなるか、考えて頂きたい。とても恐ろしいことになる。
時間が腕時計から漏れると、時空に歪みが生じ過去と未来がごちゃ混ぜになるのだ。
例えば、腕時計をした人が、縄文人をファックしたり、ロボ警察官にファックされたりするのである。
くれぐれも腕時計を購入する時は防水機能付を選択すべきである。
>>427 >皆さん、腕時計というものをご存知だろうか。腕(正確には手首)に巻いて使用するタイプの時計である。
社会通念上腕時計を知らない人がいると想定する必要が無いので、
>皆さん、腕時計はご存じであろう。
だと思う。
後は文章と言うより内容の問題点なんだけど。
>そもそも、時間というものが液体なのだ。
時間は個体ですよ。
>この液体である時間が、腕時計の外に漏れないようにする為の防水機能なのだ。
>時間が腕時計から漏れると、
「漏れない」じゃなくて、「逃げない」の間違いですね。
429 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/20(月) 23:33:26
>>427 >皆さん、腕時計というものをご存知だろうか。腕(正確には手首)に巻いて使用するタイプの時計である。
>「何時か分からない、もう駄目か」と悩んだ時に、すぐ時刻を知ることのできる画期的なアイテムと言える
> さて、この腕時計というアイテムには防水機能なるものが付いている。
>一般に、この
ここまで、要らん。
430 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/20(月) 23:57:05
>>427 内容が、俺が小学2年生の時G-shockを見て考えてものと一致。
もちろん比喩表現としてだが。
この内容を評論もどきでやってしまうのは単純に低脳だからだ。
あと、アナログ時計の場合は?という疑問が俄かに浮かぶ。
>>427、時間概念が浅いぞ。
時計をしたまま風呂に入るために防水の時計を買う奴がいるのか?
432 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/21(火) 01:31:06
時間を液体と考えてパロッてるんだと思うぜ
風呂もご愛嬌ジャマイカ?
頭硬いの〜
433 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/21(火) 02:02:05
>>432 アナログ時計の場合は?
な?時間に関しての考えが浅いから、破綻するだろ?
434 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/21(火) 02:24:46
>>427 ロング背表紙 ◆vNDeemktHM って、どっかで見たことある。
お笑い小咄板から来た?
435 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/21(火) 03:16:22
2006年。日本。中国。アメリカ。インド。
月に四つの国の探査機が送り込まれることになった。
月の裏側は 女の裏側。
いつか逝けるかしら と歌った女がいた。moonish。
moonieman は 文鮮明から名前を貰っている…最早 それもどうでもいいこと。
というより、彼の名はmooniemanにふさわしい。
月の裏側には 42億年前の石があった。
生命誕生、36億年前。
月という名の女は まだ薄く 微笑んでいる。
436 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/21(火) 03:35:06
ムーニーマンってパンパース系?
437 :
ねじまき鳥:2006/11/21(火) 04:17:15
ごめん、全然わからん。俺はアホほど本読んでるから読解力はあると思うんだけど、これはわからないな
438 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/21(火) 07:41:45
>>416 はただのあらすじとして見ると、興味深い
439 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/21(火) 09:41:57
>>437 そりゃーあれだよ。今日未明のサイエンスZERO観てなかったからだよ。
文系だけで世界は周ってないのだ。
あと、統一教会はかなりの企業に食い込んでるか会社自体を運営してるよ。
>>427 時間を液体として捉えたのは面白い。
ニーチェをモチーフにした荒巻義男の『大いなる正午』を思い出した。
あれは時間が川になる話だったけれど。
この手のものは「言い切る」ことが大切で、それは出来ている。
冒頭の「腕時計というものをご存知だろうか」もトボけていて、よい。
しかし、最終2行がお粗末。
>例えば、腕時計をした人が、縄文人をファックしたり、ロボ警察官にファックされたりするのである。
例えが卑小すぎる。
>くれぐれも腕時計を購入する時は防水機能付を選択すべきである。
冒頭で「この腕時計というアイテムには防水機能なるものが付いている」と言っておきながら、
「防水機能付を選択すべきである」では話が合わない。
時間が漏れてしまった、すると、というように話を拡げればいいものになると思う。
>>440 >時間を液体として捉えたのは面白い。
>ニーチェをモチーフにした荒巻義男の『大いなる正午』を思い出した。
時間論に関する哲学的知見をすべて押さえずに、安易に自分の知識だけで述べてる駄文。
>この手のものは「言い切る」ことが大切で、それは出来ている。
無意味な指摘。
>冒頭の「腕時計というものをご存知だろうか」もトボけていて、よい。
ここまでで、YESーBUT手法を企んでるのが丸見え。
>しかし、最終2行がお粗末。
BUTキターーーーーーー(´・∀・)ーーーーーーーーー!!
>例えが卑小すぎる。
矮小という印象批評。
>時間が漏れてしまった、すると、というように話を拡げればいいものになると思う。
俺の方が偉いと言いたいだけ。
------------------------------------------------------------------------------
うんこの駄文。
442 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/21(火) 10:51:38
>>441 防水機能を選択すべき〜の部分への批評だけないところを見ると、
ここだけは同意なわけですなw
>>442 めんどくさいから飛ばした可能性を知りつつ、まだ食い下がろうとする、
駄文。
444 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/21(火) 11:02:56
>>444 ただの印象批判、しかも、己の歪んだ思いによる印象。
うんこ文。
446 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/21(火) 11:05:39
ぷぷぷっ
う ん こ
447 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/21(火) 11:07:31
アナログ時計の場合は?
時間が液体だなんて液晶デジタル時計の場合にしか当て嵌まらない。
448 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/21(火) 11:10:26
うんこ。駄文。うんこの駄文。
俺の方が偉いと言いたいだけ。
アヒャヒャヒャヒャwwwwwwww
朝から一人チャットで盛り上げてくれてありがとう。
他人の批評や批判を印象批評とか印象批判って
自分の印象で批評したり批判したりするのは
釣り目的の批評や批判なんじゃないかと思え…
ゲシュタルト崩壊した。。
■批評する人へ
・批評への参加は自由です。
・当スレは投稿者を育てるのが目的なので、良い所と悪い所を具体的に挙げて、できるだけ
投稿者が納得する形で批評してあげてください。
452 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/21(火) 11:29:53
453 :
440:2006/11/21(火) 12:04:40
>>441 >時間論に関する哲学的知見
そんな大層なものではありません。単なるSFのアイデアの話です。
>無意味な指摘。
私はなるべく良いところも指摘するようにしています。作者の励みになると
思うからです。
>YESーBUT手法を企んでる
それを「YESーBUT手法」と呼ぶのならどうぞご自由に。
>BUTキターーーーーーー(´・∀・)ーーーーーーーーー!!
こういう文章で顔文字を使うと馬鹿に見えますよ。
>矮小という印象批評。
それはお生憎さまでした。
>俺の方が偉いと言いたいだけ。
そんなつまらないことを言う気はありません。 すごい発想ですね。
454 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/21(火) 12:24:21
>>454 なぜアナログだと当てはまらないのか、すみませんが、意味がよく
わかりません。
構造的に竜頭などから漏れるということでしょうか?
しかしそれを漏れないようにしているのが防水加工ということでは
ないかと。
時間が液体というのがこの場合のSFのアイデアですので、時計がどう
とかは時間そのものとは関係ないのではないかと思うのですが。
456 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/21(火) 12:49:43
頭の固い奴に何言っても無駄だよ
アナログ時計だと、防水加工してなくても壊れないものがあるんだけど。
水中でも針は動き続ける。
要は漏電してショートしなければいいわけだし。
ゼンマイ式の腕時計と言う物があってな
459 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/21(火) 13:59:50
460 :
1/3:2006/11/21(火) 14:00:07
酷評お願いします。
改行に自信がありません。変だったらすみません。
赤い道が地平線まで続いている。道の脇には、ひどく乾いた潅木が申
し訳程度に生えている。車はその中を土ぼこりをあげながら走り、太陽
は中の二人を容赦なく照らす。先ほどから話し声は絶えている。前日ひ
どい喧嘩をしたのだ。彼の側には失望が、彼女の側には絶望があった。
彼女はこの車が何かに――例えば大きなアカカンガルーなどに――ぶ
つかってしまえば良いと思っていた。もしくは映画『激突』のような大
きなトラック、トレーラーというのだろうか、そういうものに。長い遠
距離生活で、二人の心はとうに離れてしまっていた。彼女はそれに気づ
いていなかった。あるいは気づかないフリをしていたのかもしれない。
彼女は生まれて初めて感じる憎しみに戸惑っている。人を殺したいと
思ったのは、多分生まれて初めてだ。そして、自分がそれを実行してし
まうかもしれないという恐れを持ったのも。今、彼女は、心のどこかで
頭に浮かぶ殺しのイメージに快感を覚え、そして別のどこかで、それに
ひどく苦しめられていた。
461 :
2/3:2006/11/21(火) 14:00:44
次の目的地は、巨大なパラボラアンテナだ。アメリカの、初めての月
着陸に貢献したというその巨大な建造物は、はるか遠くからでも見つけ
ることができる。アンテナが巨大なこともあるが、それ以上に、まわり
には何の建物もないからだ。一番近い町でも数十km離れている。そし
てここはこの国でも一番平らな部分に当たる。ここに水を注いだらどう
なるのかな、と彼女は思う。きっと巨大な湖が出来上がるだろう。それ
ともここは高い土地なのだろうか。昔インド人が想像した世界のよう
に、この土地の周りから水が滝のように流れ落ちるのかもしれない。そ
してここは乾いたまま。
車は牧歌的な風景の脇道に入り、しばらくはまばらな葉をつける街路
樹が続いた。しばらく走ると、パラボラアンテナがそこに聳え立ってい
た。思ったより大きくはない。遠くから見たほうが巨大だったように思
える。静かに中の展示資料を見学し、カフェに座る。大柄な女性科学者
が、ウェイトレスと話している。研究室のコーヒーマシーンが壊れたら
しい。彼女はここに住んでいるのだろうか。彼女は思う。同じ科学者の
同僚たちと、多分優秀な科学者であるボスと。すべてのものをどこか別
の町に置いて、ほんの少しの大事なものだけを抱えて、ここにいるのだ
ろうか。彼女は突然、その科学者が羨ましくなる。真理を追究する科学
者。ロマンティックな想像にひどく心を揺さぶられる。絶対的なものの
存在を信じ、またそこに絶対的な信頼を置く――今の彼女にとっては、
もっとも遠い哲学だった。
462 :
3/3:2006/11/21(火) 14:01:00
自分はひどくナイーブだったのだと彼女は思う。自分たちの関係は絶
対なのだと、未来永劫壊れることはないのだと、なぜか根拠もなくそう
信じていた。初めて付き合った男でもないのに――彼女は自嘲気味に一
人笑った。彼女は愛する者の側にいるのに、乾いた土地に寂しく立つそ
のパラボラアンテナより孤独で、ただ絶望という深淵の縁に立ち尽くし
ていた。
463 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/21(火) 14:12:06
自演交えて必死だなwww
犯罪人+アスペルガーだからしょうがないwww
465 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/21(火) 14:18:03
書いただけだ
気にするなwww
467 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/21(火) 14:28:48
>>466 お前は気にしろよ。
頭が悪いのだから。
でもおまえみたいな醜い小男ではないwww
おまえも俺も暇人だ
だがおまえはこういうやりとりで私に勝ったためしがない
なぜか解るか?
おまえは書けないんだよ、ウスノロ
今まではおまえの異常さに相手があきれ果てていただけだ
それはおまえは己の文才と勘違いしてきた
おまえは単なる作文好きの犯罪者に過ぎない
470 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/21(火) 14:38:42
言うだけ無駄だから諦めただけだがなwww
471 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/21(火) 14:39:18
>>468 お前は滓だから醜いとも評されない微男だもんな。
472 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/21(火) 14:42:24
474 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/21(火) 16:11:05
>>460-462 1.殺意の動機が前日の喧嘩というのは弱い。
喧嘩が動機ならば喧嘩の内容をもっと書かないと、殺意を抱いた理由に納得できない。
2.第二段落で目的地がパラボラアンテナということが示されているから、
第三段落で再び車が走る描写をする必要はないと思う。
話が前に進まない感じがする。すでに到着した所から描写を始めた方がいい。
475 :
りく。1/2:2006/11/21(火) 21:07:20
前スレか何個目か前に出てけと言われましたが、今度は荒らさない様にするんでお願いします。
祥子は日課の散歩に出掛けた。散歩と言っても、自宅から歩いて十分そこそこのコンビニに食料を買いに行くためだ。
祥子は、若い女には珍しく容姿なぞ気にしなかった。
普段の装いはGパンにトレーナー、厚手のジャンパーで、一見すると男にも見える。
その日は寒く、道路に霜が降り、滑りやすくなっていた。
帰宅途中の小学生が指を差して笑うも、日常茶飯事のこと。コンビニに着いては、脇目も振らず目的の惣菜パンやらスナック菓子やらを手に取るとレジへと向かった。
店の店員は若く顔立ちが整った男で、祥子が物を出すと、ぶっきらぼうに袋に放り投げていった。
祥子は不快感と戸惑いを感じながら店員に声を掛けた。
「あの、パン温めて下さい。」
店員は黙々とバーコードを打ち、袋に詰めていた。
聞こえなかったのかしら、それに扱いもおかしいし、本当に無愛想な人ね。
そう思い、もう一度言った。
すると店員は祥子の顔を見るや、ニヤリと笑った。
「すぐに食べますか?ってか、全部温めるんですか?」
「あっ・・いえ」
祥子は店員の意地の悪さに腹が立ったが、内気な性格故、何も言えなかった。
476 :
りく。2/2:2006/11/21(火) 21:09:39
会計を済まし、両手に手一杯の袋を持ち、店を出ようとガラス戸に手をかけると、そこにはお世辞にも綺麗とは言えない女が写っていた。
醜いや無惨と言う言葉が似合う容姿に、目を直視出来ず、
戸を開け店の外に出た。
霜が降りてる故、シートの外、二歩踏み込んだ所でバランスを崩し、顔面から勢い良く転んだ。
祥子は痛みに耐えながら立ち上がり、散乱したパンなどを袋に詰め直した。
不意に店の中を見ると、先程の店員が顔を歪めて大笑いしていた。
悔しさと惨めさが湧き上がり、目に微かに涙を浮かべながら、寒空の中祥子は家路を急いだ。
>>460-462 上手くはないな。
神視点だからもっと描写を入れないとダメ。
車が走っているシーンを客観描写するなら「どんな車なのか」も描写する必要あり。
そして、車内にカメラを移して
どんな人物が乗っているのか。誰が運転しているのか。
そういうことを描写してから、下につなげないと小説にならない。
>先ほどから話し声は絶えている。前日ひどい喧嘩をしたのだ。
>彼の側には失望が、彼女の側には絶望があった。
ほかの部分も全般的に描写不足。
評価D(情景描写を意識するようにしましょう)
>>475-476 細かい表現はおいといて、476はそこそこ書けてると思う。
475の冒頭はダメだな。主人公の位置がよくわからない。
主人公が外にいるならば、風景や路面の描写から入ったほうがいい。
その後に、人物描写に入って、コンビニにつなげれば自然な感じになる。
小学生が指をさして笑うというのは現実的ではない。
コンビニのシーンも主人公が商品を選ぶ心理描写を入れた方がいい。
>>475 ほんとに「りく」なのかね。内容も文章もまるで別人のように酷い。
>祥子は店員の意地の悪さに腹が立ったが、【内気な性格故、何も言えなかった】
これは説明であって、描写ではない。
では描写とはどういうものなのか、好事例を引用しておく。
>夕方、コンビニに行って弁当を買いました。態度の悪い店員が他の店員としゃべり
>ながら僕の弁当のバーコードをチェックしました。冷たいままの弁当を袋に入れて
>渡しのたで、「温めてください」と言おうとしましたが、言えませんでした。冷たい弁
>当はまずいです。
>明日は、死に場所を探しに行きたいと思います。
(『終る世界』)
「冷たい弁当はまずいです」
この一文のパンチの効かせかた。どうよ?
わからないのなら、見込みなし。
「いい?今日はトイざらすに行くけど、おもちゃは買わないよ。
サンタさんにお願いするものを、ひとつだけ、選んで、帰ったら手紙書くんだよ」
と、何度も何度も何度も何度も(主になな子に)言い含んでトイざらすに出発した日曜日。
小雨降る中、家族全員風邪気味だが強行突破である。
自分、母親。隣にいるのは旦那。
子供長男、ハチローは5歳の幼稚園児、長女なな子は3歳。
毎年12月目前になると、家族全員でトイざらすに行くのは恒例である。
誕生日は祖父母が買ったプレゼントのみで抑えておくが、クリスマスは自分ら両親が、あふれるほどのプレゼントを用意すると、決めていた。
これは自分が、ビンボだった幼少の頃の反動とも言えるのだが、この馬鹿騒ぎレベルのクリスマスは、結構皆楽しんでくれている。
と、思う。
バスを降りた。トイざらすに到着だ。
自動ドアが開いた途端、ハチロー、ダッシュ。
プラレールコーナーへすっ飛んでいく。
パチンコ屋の開店かい。
慌ててついて行くと、レゴが山とつまれた陳列棚で「トーマスがないっ!」とハチロー、パニック状態。
どうやら店が陳列変えをしたようだ。
しょうがないよなあ、去年来たっきりなんだし。
「プラレールがないオモチャ屋なんて、この日本には存在しないよ」
と、パニくるハチローを慰めて手を引いて探す。
しゃくりあげながら、おとなしくついてくるハチロー。
こいつは可愛い。
これが妹のなな子なら、ひっくり返って大泣き、ブレイクダンスを始めて人の関心を引くところだ。
そういえば、旦那となな子を置いてきてしまった。
どこにいるんだろう。まあいいか。
やがて見つけたプラレールコーナー。
ハチロー、即効「トービーがいい。決めた」と言って商品を握る。1780円。
3歳はトーマスだった。4歳はディーゼル10だった。
どれも2000円弱。経済的。
もうちょっとさあ、トーマスなんとか駅セットとか、大きいトーマスなんとかとか、大きいもの選べばいいのにとか思う。
思うだけで言わないけど。
その頃、なな子は旦那を従えて店内を巡回していた。
ハチローに「今日は買わないんだよ」と説得して、旦那のところにいく。
なな子は自転車コーナーにいた。
まず目をつけていたのは三輪車。キティちゃんの顔がついたやつ。
もう遅いよ、あんた3歳だろうよ。
補助輪自転車に乗る年だよ。
ってか、あんたケツがキティちゃんからはみ出ているよ。
とか思いながら、無理矢理自転車に誘導。
が、キティキャラの自転車がなく、「これー」と三輪車に乗って動かない。
なんだかんだと言い含めて、無理矢理、別コーナーに連れて行く。
ウエディングドレスとか、おしゃれセットとか、鏡台とかのオモチャを見せたが、無視。
自分はこれ、買いたいんだけど。てか、買ってよ、なな子。
「これー」
選んだのはキティちゃんの押し車。
なぜか、たこ焼きままごとセットが乗っているやつ。
だからあんた、3歳だろうよ。
3歳で押し車なんか、やる女はいねえよ。
もうちょっと大人になれよ。
なんだかんだと言い含めて、無理矢理、ぬいぐるみコーナーに避難。
2mティディ・ベアを、見せるが無視。
自分はこれにも憧れていたなあ。ティディ・ベア。ふかふかの毛並みが気持ちよい。選んでよ、なな子。
「これー」
手にしたのは電池で動く猫のぬいぐるみ。
ボディは硬く、人に触られまくりで白い商品はグレーに染まって、3980円。
あんた、わざとやってんのかよ。
母は悲しいよ。
その間、ハチローは「プラレールのトービー、プラレールのトービー」とぶつぶつ、ずっと言っている。
面白いので「これは?」と大きいトーマスステーションセットを指差す。
50cm大のトーマスの中にプラレール線路が入っていけるやつ。5980円。
うっ、と絶句のハチロー。
これはいけるかな、とか思ってみていると、小声でボソリとつぶやく。
「プラレールのトビーがいい」
ぶれない男、ハチロー。
なかなかお前はいい男だ。
そうしていると、今度旦那が「これー」と言ってきた。
ダースベイダーのかぶりもの。3980円。
却下。
「なんでだよー」
サンタさんは大人にはプレゼントくれないんだよっ。
結局、なな子、あふれるオモチャと音の天国に、飽和状態。
くるくる回りだして、瞳がうるうるあふれ出す。
頭を触ったら、ぽっぽぽっぽと、湯気が出ていた。
とりあえず退却。
まだ3歳で選ばせるのは、早かったかな。
じゃあやっぱり、ティディ・ベアにしようかな。
最後に家族全員で、ガチャポン1回ずつ。
ハチローはトーマス、なな子はミニーの髪飾りをゲット。
本当に本当に幸せそうだった。
そして今晩のご飯は、マック。
自分も旦那も幸せだ。
(終わり)
>475
>若い女には珍しく容姿なぞ気にしなかった。
>普段の装いはGパンにトレーナー、厚手のジャンパー
で、単に洒落っ気がないだけなのかと思ったら
>小学生が指を差して笑うも、日常茶飯事のこと
>店員が顔を歪めて大笑いしていた
>醜いや無惨と言う言葉が似合う容姿に、目を直視出来ず
の、描写に、ものすごいブスとかデブなのか、顔に傷でもあるのかとか、それとも恐ろしい不潔さでもあるのか、わからなくなった。
容姿を気にしない、程度の描写にしては、世間の反応に違和感を覚える。
それとも引きこもりを表現したかったのかな。
それともホームレスみたいな?
でもそこまで行くと、「パンあっためて」みたいな発言は出来ない気がする。
内気な性格なら余計に。
というか、歩いて10分のコンビニに毎日行けない気がする。
逆に神経が愚鈍な状態じゃないと日課にはなりそうにないかなあ。
悔しいと思う気持ちがあるなら
人気を避けて深夜とか明け方におどおどしながらあちこちのコンビニを巡回するとか
ものすごく大量に食料を買い込んで数日食いつなぐとかしそう。
485 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/22(水) 22:58:15
>>479 >「冷たい弁当はまずいです」
>この一文のパンチの効かせかた。どうよ?
>わからないのなら、見込みなし。
はあ? (『終る世界』)ってなんぢゃ。
プロならひでえ糞文だなw わかるかボケw
>>484 >それとも引きこもりを表現したかったのかな。
>それともホームレスみたいな?
莫迦ぢゃねーの。
引きこもりが散歩するか? ボケw
よく嫁w
486 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/22(水) 22:58:55
>>475 :りく。
>前スレか何個目か前に出てけと言われましたが、今度は荒らさない様にするんでお願いします。
いいよ。出て行かなくて。女性には優しい、おれが許すw
しかし、酷いな。どうしたんだ。りく、彼氏とはうまくいってないのか?w
文章に集中力を感ぢない。だから、早く彼氏と別れて、おれの弟子になれ、と言ったんだw
おまえに二足草鞋を穿くのは無理なんだよw
>祥子は日課の散歩に出掛けた。散歩と言っても、自宅から歩いて十分そこそこのコンビニ
>に食料を買いに行くためだ。
それは散歩とは言わない。散歩がてらコンビニによった、とした方がいい。
>祥子は、若い女には珍しく容姿なぞ気にしなかった。
>普段の装いはGパンにトレーナー、厚手のジャンパーで、一見すると男にも見える。
書きたい文章を整理する事。
思いついた事を書き足しているのが一目瞭然だぜっ。お嬢ちゃんw
→祥子の普段着はGパンにトレーナー、厚手のジャンパーで、一見すると男にも見える。
若い女には珍しく容姿なぞあまり気にしなかった。
>その日は寒く、道路に霜が降り、滑りやすくなっていた。
おいおい、その日は、と回想になってるぜw
487 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/22(水) 22:59:50
つづき
>帰宅途中の小学生が指を差して笑うも、日常茶飯事のこと。
下校途中の、の方がよくないか。帰宅が下校なのか遊びらの帰宅なのか曖昧。
いいか、お嬢ちゃん。語句を洗練させて意味合いを持たせる事だ。
>コンビニに着いては、脇目も振らず目的の惣菜パンやらスナック菓子やらを手に取るとレジへと向かった。
→コンビニに着くと、脇目も振らずいつもの惣菜パンやらスナック菓子やらを手に取るとレジへと向かった。
>店の店員は
→店員は
>祥子が物を出すと、ぶっきらぼうに袋に放り投げていった。
物を出す? おいおい、買い物と書こうぜw
>「あの、パン温めて下さい。」
>店員は黙々とバーコードを打ち、袋に詰めていた。
>聞こえなかったのかしら、それに扱いもおかしいし、本当に無愛想な人ね。
>そう思い、もう一度言った。
酷い文章だな。読者はおまえの糞文を読んでくれている。もっと丁寧に書けw
488 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/22(水) 23:00:27
つづき
>両手に手一杯の袋を
→両手一杯の袋を
>顔面から勢い良く転んだ。
>祥子は痛みに耐えながら立ち上がり、散乱したパンなどを袋に詰め直した。
>不意に店の中を見ると、先程の店員が顔を歪めて大笑いしていた。
>悔しさと惨めさが湧き上がり、目に微かに涙を浮かべながら、寒空の中祥子は家路を急いだ。
いいねえー。顔面から勢い良く転んだのかw
人間不信をテーマにした、りくの文章。
前文の『人間不信』の続文にいいよw
>>485 >莫迦ぢゃねーの。
>引きこもりが散歩するか? ボケw
>よく嫁w
続く文章で「でも」以下、否定しているのだが。
「歩いて10分のコンビニに毎日行けない気がする」と。
それすら読解できないあたり、さすがは「ぢ」だ。 知能が低い。
490 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/23(木) 21:42:27
むかしむかし
あるところに
おじいさんと
おばあさんがいました
おじいさんは渋谷のクラブへ
おばあさんは
川へ洗濯に行きました
おばあさんが
洗濯をしていると
川の水がいつもより
冷たく感じました
もうすぐ冬がくるのう
おじいさんは
その頃渋谷で
ヘイヨーチェケラー
してました
>おばあさんが洗濯をしていると、川の水がいつもより冷たく感じました。
自分で分かるだろ?
493 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/23(木) 22:03:17
い
や
だ
494 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/23(木) 23:32:11
おばあさんが川で洗濯していると、川の水がいつもより洗濯されました。
495 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/23(木) 23:43:03
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。昭和の文豪はそう書いた。
いま、ぼくは雪国にいる。具体的な場所はどこでもいい。秋田かもしれないし、秋田ではないかもしれない。北海道かもしれない。アラ
スカである可能性は高くないが、北極でないとも断言できない。あるいは北海道かつ北極であるのかもしれない。時空的にそんな場所が存
在し得るならば。
大切なのは、ぼくが雪国にいるという事実だ。そして、夜明けはまだ遠い。だから気温はかぎりなく低く、月光にきらめく雪がたしかに
夜の底を白く染めている。
ダイヤモンドダスト。大仰な名前を冠された現象を見るために、ぼくはここにいる。大気中の水蒸気が凍りつき、手の届く微細な星が生
まれる。はるかな過去、地球と呼ばれるこの惑星が生まれたように。
だが、夜明けは遠い。したがって、ダイヤモンドダストは遠い。あるいは、とぼくは呟く。吐息が下品に濁る。夜と白。黒と白ではなく、
夜と白。圧倒的なコントラストの中心で、ぼくは呟く。ダイヤモンドダストさえ、問題ではないのかもしれない。そうだ。きっとそうだ。
大切なのは、ぼくが雪国にいるという事実なのだ。
空気は澄んでいる。星が満天をおおっている。天の川があった。ここからは、冬でも天の川が見える。光がぼくの中へ流れ落ちてくる。
天の川は人の中へはいりこむ。少なくとも、川端康成はそう書いた。ぼくもそう思う。ぼくは自分のうちがわにある天の川を、たしかに感
じている。
おねがいします。
パロディ?
パロディではないだろ。
春樹臭を抜いてから出直せ。
>>495 一般に、「雪国」の冒頭を「コッキョウ」と読むのは無学で、「くにざかい」とよんでこそ
日本語の達人だというふうに受けとめられているのではないでしょうか。なるほど、
「国境の長いトンネル」、すなわち清水トンネルは、上野国・越後国の境にあるので
あって、主権国家と主権国家との間のトンネルではありません。「コッキョウ」は変だ
というのはひとつの理屈です。
しかし『日本国語大辞典』を見ると、森鴎外「渋江抽斎」から「若し丹後、南部等の生
のものが紛れ入ってゐるなら、厳重に取り糺(ただ)して国境(コクキャウ)の外に逐
へと云ふのである」という例が引いてあります。
この「国境」は、つまり「くにざかい」のことですが、「コクキャウ」とルビが振られています。
これらを見てくると、「雪国」冒頭の「国境」は、「上野国・越後国の境」と解釈した場合
でも、なお「コッキョウ」と読んで支障がないと考えられます。
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(5), 、(5)、.:| 500ゲト
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
私は階段を上っている。とても狭く、急なそれは、私を常に突き落とそうとしているかのようだ。
周りには何も見えない。上っている、その階段しか見えないのだ。私は根拠のない寒気を感じながら、ただ上っていた。
上に何があるのかはわからなかった。しかしそれは、下についても同じだった。
私はいつからこの階段を上っているのか考えた。確かに以前、私は普通に生活をしていたのだ。会社に勤め、上司に従い、同僚に愚痴をこぼしていた。妻がいた。両親とは離れて暮らしていたが、年に二回は必ず会う事になっていた。
ふと私は絶望的な気持ちになり、後ろを振り返った。私の後ろには、何もない。ただ上ってきた階段だけがそこにあった。目を凝らす。何もない。
くだらない夢の中の感傷なのだと思った。私はごく普通の人間だ。何か変わった事をしてきたわけではない。その平凡で、単に生きているだけの人生が、一つの道しかない階段に例えられているのだろう。
目の前には一つの道があるだけ。結構な事ではないか。私は今の生活が気に入っている。冒険をしようだとか、自分の立身出世のために命を懸けようなどと思ったことは、一度もない。これからもそんなことはまず考えないだろう。
階段はまだ続いている。早く目が覚めればいいと思った。何の変化もなく、ただ上り続けるその夢は、私を不快にさせていた。
どれほど上り続けたのだろうか。私の目の前に、突如として青白い世界が広がっていた。音も聞こえる。高音で、機械的な音。耳をつんざくようなその音は、私をいっそう不快にした。
その青白い世界に何があるのか、私には興味が持てなかった。おそらくもう少しすれば目を覚ますだろう。そうすればこんな夢の中の世界には、何の意味もないのだ。
空から雪が降ってくる。しかし冷たいという感覚がない。むしろ懐かしいような、そんな温かさまで感じていた。
「いい加減にしてくれ」
私はそうつぶやくと、仕方なく雪の降る空を見上げた。雪が何層も重なるその先に何があるのか、私には見えなかった。
憂鬱になり、私はさっきまで上ってきた階段を探した。どこにもない。
もう降りていく事はできない。私には、それが愉快な事にも感じられ、薄く笑った。冷たいはずの雪が心地よく私を包み、私の心は冷え切っていった。
502 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/24(金) 12:28:36
>>489 >続く文章で「でも」以下、否定しているのだが。
>「歩いて10分のコンビニに毎日行けない気がする」と。
>それすら読解できないあたり、さすがは「ぢ」だ。 知能が低い。
もうおまえのような愚頭低脳はお仕舞いにしないかw
484文を読めば否定しているが疑問は残っているようにも解釈できるだろ。
そもそも、おれが言っている事をよく嫁よ。おまえに知能があるならw
いいか、愚頭低脳。おまえが言う読解できる人間ならな、最初から
>それとも引きこもりを表現したかったのかな。
>それともホームレスみたいな?
なんて疑問すら生じないんだよ。ボケw
否定している、していない以前の問題をおれはボケwと言っている訳。
おまえの愚頭低脳には難しかったかにゃww
逝ってヨシ!w
503 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/24(金) 12:31:27
>>495 ある作家曰く、
「小説の一行目は難しい」
らしいぜっ。
なぜなら、一行目にその作者の才能が凝縮されるからだ。
495糞文を見てみよう。
なんだ。文豪の引用かよw
まず、おまえの自文の自信の無さをおれは感ぢるぜっ。
さて、495糞文の内容を見てみようか。
>いま、ぼくは雪国にいる。具体的な場所はどこでもいい。秋田かもしれないし、秋田ではないかもしれない。
>北海道かもしれない。アラ スカである可能性は高くないが、北極でないとも断言できない。
>あるいは北海道かつ北極であるのかもしれない。時空的にそんな場所が存 在し得るならば。
>大切なのは、ぼくが雪国にいるという事実だ。
ひでえ文だな。ぼくがどこに居るのかさえ、もったいぶっている。つーか字数稼ぎかよw
普通は、
>国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。
とわざわざ引用するくらいだから、「雪国」の舞台ともなった所だと解釈できるんだが。
つまり、ぼくは川端の「雪国」を読んで、その場所に訪れて居る、って事ぢゃねーの。
わざわざ引用してそうぢゃなかったら495は莫迦文だろw
504 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/24(金) 12:32:20
つづき
いいか。495よ。引用とは自分の言いたい事に適した、または代弁している事に対して
使用するもんなんだ。つまり、ぼくの居る所は、湯沢町 以外有り得ないって事だ。
もったいぶったようだが残念だったなw
次の章でどのようにストーリを展開させるか。
そこにおまえの文章力が発揮されると思うぜっ。
おまえが考えてたらの話ぢゃけどーw
>>502 疑問ではなく、作者の意図を汲み取ろうとする行為。
つまり仮説の提示である。
それを疑問としか捉えられないあたり、さすがは「ぢ」だ。 知能が低い。
>>498 作者は「どっちでもいい」って言ったんだってね
507 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/24(金) 14:23:21
「ぢ」もう喋るな
508 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/24(金) 17:16:22
りょふ、ですぎじゃじちょうせよ
かゆう、ですぎじゃじちょうせよ
ちょうせん、ちょっとこっちこい、ふぇっふぇっふぇっ
509 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/24(金) 17:19:40
>>508 保身に汲々とする権力者・董卓の深い孤独と鋭い内的葛藤、
そして酒池肉林への無双もとい夢想が匂うように滲み出た名文。
失礼します。
現在、創作文芸板にIDを導入してくれるよう
運営に要望するべきかどうか、自治スレで議論をしています。
興味のある方は創文板自治スレにお越し下さい。
>>504 >引用とは自分の言いたい事に適した、または代弁している事に対して
>使用するもんなんだ。
これはその通り。
しかし、
>つまり、ぼくの居る所は、湯沢町 以外有り得ないって事だ
という結論になるあたりが、さすがは「ぢ」だ。 知能が低い。
引用とは自分の言いたい事に適した、または代弁している事に対して
使用するものである。
だから、これは引用ではなくコラージュと見るべきだろう。
普通はこう考える。
512 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/24(金) 19:42:02
>>505 >疑問ではなく、作者の意図を汲み取ろうとする行為。
>つまり仮説の提示である。
>それを疑問としか捉えられないあたり、さすがは「ぢ」だ。 知能が低い。
絶句したぜっ。つまり愚頭低脳以下w
おまえ辞書は持ってるか?
特におまえのような愚頭低脳以下には辞書により一般共通的概念が必要らしいw
いいか。愚頭低脳以下よ、ここからおまえにはちいと難しいぜっw
【仮説】とは、
自然科学その他で、一定の現象を統一的に説明しうるように設けた仮定。
ここから理論的に導きだした結果が観察・計算・実験などで検証されると、
仮説の域を脱して一定の限界内で妥当する真理となる。
まだ証明(しようめい)されていない事実を説明するために、かりに定めた仮定の理論
475文になんの仮説がいるんだよw
513 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/24(金) 19:43:11
つづき
次に【疑問】とは、
(1)うたがわしいこと(・もの)。「その点は―だ・―を投げかける」
(2)よくわからないこと。「―の点をたずねる」
475文
>それとも引きこもりを表現したかったのかな。
>それともホームレスみたいな?
>でもそこまで行くと、「パンあっためて」みたいな発言は出来ない気がする。
>内気な性格なら余計に。
>というか、歩いて10分のコンビニに毎日行けない気がする。
>逆に神経が愚鈍な状態じゃないと日課にはなりそうにないかなあ。
>悔しいと思う気持ちがあるなら
>人気を避けて深夜とか明け方におどおどしながらあちこちのコンビニを巡回するとか
>ものすごく大量に食料を買い込んで数日食いつなぐとかしそう。
これが、仮説? どうみても疑問文だろ?w
ちなみに「?」は【疑問文】疑問を表すための符号ねwww
仮に475文が【仮説】文であるなら、おれの酷評文は【論文】と言えるにゃw
【論文】
論議する文。理義を論じきわめる文。論策を記した文。
研究の業績や結果を書き記した文。「卒業―」「学位―」
愚頭低脳以下よ、逝けw
514 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/24(金) 19:44:12
>>511 >つまり、ぼくの居る所は、湯沢町 以外有り得ないって事だ
>という結論になるあたりが、さすがは「ぢ」だ。 知能が低い。
その逆だよ。
湯沢町 以外有り得ないって事、これこそが【論文】における仮説の提示である。
愚頭低脳以下よ、逝けw
>>512 「引きこもりを表現したかった」という仮説の提示。
ここまで言わないとわからないあたり、さすがは「ぢ」だ。 知能が低い。
>>514 >その逆だよ。
というだけで何の反証もできないあたり、さすがは「ぢ」だ。 知能が低い。
517 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/24(金) 22:08:45
「汝、構えを見せよ。さもなくば」
「俺は神を殺さない。しかし、悪魔も殺さない。
てめえらが殺し合いしかできないのなら、その名を捨てろ。
それが俺の構えだ」
「ふ 」
「笑うか」
「その構え、保てるか 今のお前に…」
「ふん。言っちまったものは口にゃもどりゃしねぇぜ」
「穢れ奴
>>510 IDが表示されても荒しも自演も普通にあるんだよ。
結論:焼け石に水
>>512-513 この文章から無駄に長い引用を削除すると次のようになる。
絶句したぜっ。つまり愚頭低脳以下w
おまえ辞書は持ってるか?
特におまえのような愚頭低脳以下には辞書により一般共通的概念が必要らしいw
いいか。愚頭低脳以下よ、ここからおまえにはちいと難しいぜっw
475文になんの仮説がいるんだよw
これが、仮説? どうみても疑問文だろ?w
ちなみに「?」は【疑問文】疑問を表すための符号ねwww
仮に475文が【仮説】文であるなら、おれの酷評文は【論文】と言えるにゃw
愚頭低脳以下よ、逝けw
更にここから意味のない罵倒語を削除すると次のようになる。
475文になんの仮説がいるんだよw
これが、仮説? どうみても疑問文だろ?w
仮に475文が【仮説】文であるなら、おれの酷評文は【論文】と言えるにゃw
言っていることは↑これだけ。
反論にも何にもなっていない。
馬鹿の文章。
読解力が無いから理解できないのと、中身がないから分からないのとはまるで違うって事でしょ
ガキに賞を与えるのが悪いとは思わないんだけど、一文一文が、日本語になってるってのは
ワープロの威力だし、構成もプロットも糞食らえで書いた人間が、ただの映像作家で、書き割りを
文章に起こしただけ、なら、最悪の受賞者選びなんだと思うんだよね。
作家が選んでるから、脳内補完しちゃうんだろうけど、LSD作家を喜んでるのと一緒だと思う。
522 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/25(土) 00:07:51
「…どうした?なぜ女たちを抱かない?いい女がお前を見ると
眼を輝かせるだろう?お前は変わったのだ。お前は選ばれたのだ。
愉しめばいい。お前を厭い遠ざけていた女が、手を伸ばせば身を委ねる。
なぜ心をかたくなにする?」
「俺は…そんなのが欲しいわけじゃない」
「強がるな。お前の長い間の望みだったことは知っているぞ」
「俺は。俺が望む女は。独りだけだ。」
「嘘をつけ」
「つかん」
………
「おい。お前、屁をこいたな」
「すまん。あれだ。柄にもないことを言ったせいだ」
「ということはだ。やはり、体は異なる望みを持っているというわけだ」
「屁をこいたくらいでそったなこと決めるなじゃ」
「その手はもう食わんぞ」
「あー。ま、その、それなりに心が弱いことはわかってるがぁ。
それでも、俺は。体を乱すことで、失われるものを失いたくない」
「甘えやがって」
「そりゃそっちだろ」
「チッ」
523 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/25(土) 00:46:11
524 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/25(土) 01:19:41
>>515 もういいよ。逝ってヨシ!w
読解あれば「引きこもりを表現したかった」という仮説は生じないw
>>516 もういいよ。おまえも逝ってヨシ!w
>その逆だよ。
>というだけで何の反証もできないあたり、さすがは「ぢ」だ。 知能が低い。
おまえの言う反証は
>>503-504に価する。
湯沢町 以外有り得ないって事、これこそが【論文】における仮説の提示であり、
おれの結論となっている。
おまえ相当知能が低いなw
525 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/25(土) 01:20:33
つづき
>>519 >この文章から無駄に長い引用を削除すると次のようになる。
>反論にも何にもなっていない。
おいおい気は確かか?
おれは、
>引用とは自分の言いたい事に適した、または代弁している事に対して
>使用するもんなんだ。
と名文的反論をしているぜっw
おれの言いたい事に適した、または代弁している引用文を削除して反論にも何にもなっていない、とは
おまえ狂気の沙汰ぢゃないぜっwwww
同様に519文からのおれの名文を削除すると次のようになる。
>この文章から無駄に長い引用を削除すると次のようになる。
>更にここから意味のない罵倒語を削除すると次のようになる。
>言っていることは↑これだけ。
>反論にも何にもなっていない。
>馬鹿の文章。
519が言っていることは↑これだけ。
おまえの文こそ馬鹿の中の馬鹿文ぢゃんww
526 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/25(土) 01:21:14
つづき
>>515>>516>>519は同一なんだろうな莫迦っぽいからw
まず、おまえとどんなに議論しようが進歩はねえだよ。
まず、おまえは莫迦だし、読解力が無い。それが致命的w
手っ取り早いのは
>>495に、ぼくの居場所を答えてもらう事だ。
それで、すべては解決。莫迦の
>>515>>516>>519もそれ以上は言えない。
しかし、おれのように読解力に長けた頭脳は作者495以上に深読みする事が出来る。
まず、日本で「雪国」と聞いて一般人はどこを連想するのか?
北海道。間違いでは無い。
しかし、驚くなかれ。詳しい人間は新潟と答えるんだ。
実は、雪の降る量は北海道より新潟の方が多いんだぜっw
527 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/25(土) 01:21:58
つづき
さて、495文を見てみようか。
>いま、ぼくは雪国にいる。具体的な場所はどこでもいい。秋田かもしれないし、秋田ではないかもしれない。
>北海道かもしれない。アラ スカである可能性は高くないが、北極でないとも断言できない。
>あるいは北海道かつ北極であるのかもしれない。時空的にそんな場所が存 在し得るならば。
>大切なのは、ぼくが雪国にいるという事実だ。
不思議な事に新潟が無いんだな。
ここにおれは作者の意図を読解した訳。
川端の「雪国」の舞台は新潟の湯沢町と言われている。
もし、仮にコラージュの手法として、新聞・広告・写真など本来まったく関係のない映像を
切りぬいてはりつけ,筆を加えて奇妙な効果をあげるようにしたとしても新潟を書き忘れる
なんてお莫迦もいいところだぜっ。もし495文に新潟があればコラージュとも言える。
528 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/25(土) 01:22:42
つづき
いいか。495文作者は川端の「雪国」の舞台は新潟である事を知っている。
故に495文から新潟を意図的に外した訳。
そして、あるいは北海道かつ北極であるのかもしれない。時空的にそんな場所が存在し得るならば
と煙を撒いたんだな。
なぜなら、ぼくの居場所である新潟から読者の眼を紛らわす為にだ。
519の莫迦よ。以上が
ぼくの居る所は、湯沢町 以外有り得ないって、言うおれの結論だ。
もちろん、これはおれの推理であって真理では無いがな。
真理はただ495の愚頭の中にあり、だw
と、おれのように読解力に長けた頭脳はここまで深読みする事が出来るんだ。
おまえの愚頭低脳には所詮無理だろうwww
>>525-528 >と名文的反論をしているぜっw
ただのフツーの定義。名文でもないし反論でもない。
>おまえ狂気の沙汰ぢゃないぜっwwww
正気ということか。
>しかし、驚くなかれ。詳しい人間は新潟と答えるんだ。
誰も驚かない。新潟が豪雪地帯であることは常識。
>495文作者は川端の「雪国」の舞台は新潟である事を知っている。
そりゃ知っているだろうな。知らんかもしれないけど。
>なぜなら、ぼくの居場所である新潟から読者の眼を紛らわす為にだ。
だから、なんで紛らわす必要があるのか。
>>523 文章はふつうに読める。
お話の中身もすんなりと頭に入ってくる。
そういう意味では読みやすい。
しかしこの「読みやすい」というのがこの作品の場合はどうなんだろかという
ことで、逆に言えば、印象が薄い、パンチがない、という評価にもなる。
ドキッとするような光る文章もないし、話全体に感心するわけでもない。
もっとこの人のものを読みたいと思わせる力はない。
このさきもこういうものを書くのかどうかは作者の考え次第だろうとしか
言いようがないってところかな。
>>523 普通に上手いよ。
冒頭からラストまで読ませるし構成も悪くない。
このスレで教わるレベルじゃないと思う。
強いて言えば人物関係の描写が弱いかな。
SSだから意識して削ってるとみたがどうだろう。
個人的には落ちの部分で、死神と中庭で会っていたことを思い出したほうが
上手くまとまると思う。
評価B(合格点 人物描写が弱いので辛め)
>>531 >普通に上手いよ。
人の文章を批評するまえに自分の文章なんとかしろよwww
こんな日本語ないぞwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
まともに日本語使えないやつが偉そうに批評すんなよwwww
評価Z(もう来なくていいよwwwwwwwwwwwwwwwwwww)
533 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/25(土) 11:23:20
>>523 評価Bらしいけど。面白いですかね。
こういう展開のほうがいいと思うけど。
●主人公がすでに事故を起こして幽体離脱。
↓
●霊であることに気づかず早紀の病院に訪ね、早紀と普通に会話。「死神」の話を聞く。
↓
●病院の出口で、たらい回しされ瀕死の自分自身が運び込まれている様子を見かける。
↓
●側に現れた少女から、あなたの死後の役割は「死神」ですよと告げられる。
>>523 文章は文句なし
ただ、あまりに弱い気がする
ただの死神なら腐る程あろうし。
あなたの最も書きたいものはこれ?
535 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/25(土) 11:42:42
>>529 >と名文的反論をしているぜっw
>ただのフツーの定義。名文でもないし反論でもない。
おれも思っちゃいねえよw
だけど、あれが仮説ならおれの酷評は論文だし、
おれの一字一句一文は名言、名文と言えるぜっw
>おまえ狂気の沙汰ぢゃないぜっwwww
>正気ということか。
おれはおまえを正気と思った事が無いw
しかし、狂気の沙汰でも無かった。つまり廃人w
>しかし、驚くなかれ。詳しい人間は新潟と答えるんだ。
>誰も驚かない。新潟が豪雪地帯であることは常識。
廃人にも解る常識w
つまり、廃人にも解る常識も知らねえ495文作者は廃人以下ww
536 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/25(土) 11:43:38
つづき
>495文作者は川端の「雪国」の舞台は新潟である事を知っている。
>そりゃ知っているだろうな。知らんかもしれないけど。
それは495文作者の廃人以下に聞いてくれw 以下名文引用。
>まず、おまえとどんなに議論しようが進歩はねえだよ。
>まず、おまえは莫迦だし、読解力が無い。それが致命的w
>手っ取り早いのは
>>495に、ぼくの居場所を答えてもらう事だ。
>それで、すべては解決。
>なぜなら、ぼくの居場所である新潟から読者の眼を紛らわす為にだ。
>だから、なんで紛らわす必要があるのか。
それも495文作者の廃人以下に聞いてくれw
そもそもぼくの居場所をもったいぶる必要もないだろう。以下名文引用。
>まず、おまえとどんなに議論しようが進歩はねえだよ。
>まず、おまえは莫迦だし、読解力が無い。それが致命的w
逝ってヨシ!
>>523 普通に面白かった。
ただ、やっぱり年齢とかが分かる描写は欲しかったな。
あと早紀は死神見えたのかどうかも気になる。
ただの感想で悪いけど読者視点としてはこんな感じ。
538 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/25(土) 15:47:25
>>523 ほぼ文中にミスは無いといって構いません。ただ、ストーリーとしては何が伝えたいのか疑問が残ります。
540 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/25(土) 18:10:00
>>539 そうなんだよねえ。ショートホラーなんて言わなきゃいいのに。
タイトルもネタばれみたいなものだし。
>>536 愚頭低脳とか罵る暇があったら、愚頭低脳でも読解出来る文章で書けよ。
引用が多すぎて、結果的に、何が言いたいのか分かりづらい文章になってると思うんだけど。
煽りもいらないよ。
言っているのは「作者に聞いてくれ」だけ。
末期症状。
>>543 出だしは仕事をしている人の実感が出ていて、いい感じだった。
しかし半ばすぎからは、あれれ、なんか話の方向がちがうような?
郵便配達が来たという出来事からだけで、読者を主人公の心情に
同調させようというのは、ちと難しいのではないかね。
あきらかな間違いは
>睡眠を続けることのできる【剛腹な】栄輔だったが、
字も間違っているが、意味も違う。
ごう‐はら【業腹】 非常に腹が立つこと。しゃくにさわること。また、そのさま
それとタイトルもね、読む気をそそるものとはいえない。内容には合っているけど。
>>544 ありがとうございます。ストーリーと誤字のご指摘をしっかり受け止め、精進します。
ごうふく がう― 0 1 【剛腹】
(名・形動)[文]ナリ
度胸がすわっていて、度量の大きい・こと(さま)。ふとっぱら。
「恋愛は―な青木を泣かせた/春(藤村)」
547 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/25(土) 23:46:50
541
>愚頭低脳とか罵る暇があったら、愚頭低脳でも読解出来る文章で書けよ。
読解出来ない愚頭低脳なんだから無理っしょw
542
>言っているのは「作者に聞いてくれ」だけ。 末期症状。
はあ?
言っているのは「作者に聞いてくれ」だけ。はあ?
>>526-527-528 の論文があるだろ。542末期症状だなw
おれほど後世に残る論文の数々を書いてる奴は他にはいねえぜっ!
さーてと糞でもすっかなw
ありゃま。これは失礼しました。
勉強になった。
550 :
待合室 1/3:2006/11/25(土) 23:51:50
酷評お願いします。
「すみません、丸山商社の中山ですが、今日の商談の件で・・・」
「はい、こちらへどうぞ」
受付の女性に連れられて来たのは待合室。
待合室と言っても簡単な衝立で仕切られただけの小さな空間で、
小さなテーブルを挟み、4つのイスがあるだけの簡単な物だった。
まぁ、こんな扱いだよなと考えつつイスに座る。
「ただいま会議が長引いておりまして
申し訳ございませんが、40分少々お待ちください」
「あ、はいわかりました」
深々とお辞儀をして受付の女性が去っていく。
「ふぅ・・・」
一人になり今日やるべき事を思い返す。
今日の契約が採れなかったら、本当にうちの会社はヤバイ。
うちのような小会社が生き残るためには、大手会社と何とか関係を持たねばならない。
会社を何件も回り、やっとの思いで話を聞いてくれる事になった。
言うなれば、ラストチャンスかもしれない。
それにしても、この会社と来たら会社を興してまだ5年目と聞く
こんな短期間でここまで大きくするとは・・・、しかも社長は私より6つも年下と言うじゃないか
まったく、秘訣を聞きたいよ。
いかんいかん、せっかくのその若社長が直々に会ってくれると言うんだ、
今は商談の事だけに集中しないと。
カチッカチッカチッ
時計の音が虚しく響き渡る。
「・・・」
退屈だっ!よく考えたら40分って全然少々じゃないなじゃないか!
何か無いかと辺りを見回すと、壁際に棚がありそこには新聞や雑誌、本などが並んでいた。
これで暇を潰せって事か、新聞は今朝読んだし・・・。
おいおい、探偵小説なんて人待ってる間に読む物じゃないだろ、
下手に読みだしたら内容が気になるじゃないか。
無難に週刊誌を読む事にした。
週刊誌の表紙はこんな見出しが赤くデカデカと記載されていた。
「NOと言えない日本人 今、中高年男性の威厳が失われている!!」
何故か自分の事の様な気がして、一気にページを飛ばしその特集を読み始めた。
「あなたは、頼まれた事を素直に引き受けていませんか」
そういえば、今朝も妻にゴミ捨てを頼まれ、引き受けてしまったな
「それでは行けません、何でも素直に引き受けてしまうと
回りからは便利な奴だと思われがちになってしまいます」
そ、そうだな。ゴミ捨てなんて妻がやればいいんだ、夫の仕事じゃない。
「部下の失敗を甘く見ていませんか?
大目に見ていると調子に乗ってしまいます」
甘く見ているかもしれんな・・・だから山岸はあんなにミスをするのかもれない。
「時には厳しくするのも重要です」
そうだ!会社に帰ったらガツンと一言言ってやる!
さっきまでの退屈感を忘れ読みふける。
そして、最後にこう書かれていた。
「年下に敬語を使っていませんか?
コレは絶対にやってはいけません、相手が自分の立場を上だと感じてしまいます」
これは盲点だった、いつも私は誰にでも敬語を使っている。
「偉いのは年上のあなたです、いつも心に威厳を持って生活しましょう」
「その通りだ!」
バン!っと机を叩き、一人スタンディングオベーション。
と、その時コンコンとドアを叩く音が聞こえた。
時計に目をやると40分など当に過ぎていた。
「すみません、会議が長引いちゃって。それで今日の商談の件ですが・・・」
「いつまで待たせる気だ馬鹿者!早くそこに座らないか!」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
・・・私は何か大変な間違いをしてしまった事を悟った。
なんでこのスレは批評者同士でもめるんだろう
1 自信満々の文章を酷評された厨坊が揚げ足取りに精を出しているから。
2 「ぢ」がいるから。
その他の批評者は大人の対応をしています。
555 :
523:2006/11/26(日) 00:33:13
>>530 >>533 >>534 >>537 >>538 酷評ありがとうございます。
大変参考になりました。
>>531 お見通しの通り14枚くらいのショートストーリーなので、人物設定は
かなり割愛しました。書き始めると二人のなれそめとか家族構成とかまで
必要になってくるので面倒になりばっさり落としました。手抜きです。
上手く表現できるように勉強したいと思います。
>>539-540 それは禁句になっております。
>それは禁句になっております。
キモい
557 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/26(日) 05:15:58
>>523 >秋の季節
秋はいわずもがな季節。季節は削除しろ。
いちいち今年の夏の季節は暑いです。とか言うか?
今年の夏は暑い。でいいだろ。
>人間とはいつか死ぬものなのだ
>俺だっていつかは死ぬのだ
ウザイ。
俺だっていつかは死ぬ。で、いい。
>人間とはいつか死ぬものなのだ。
(だから)俺だっていつかは死ぬ。の方が自然。
まあ、確に作品自体は面白く読めた。
しかし、推敲の余地はかなりある。
面倒臭いのでこれ以上はしないが。
558 :
小説家志望:2006/11/26(日) 08:05:47
一年前に書いたのを発掘したものです。滅茶苦茶ですが酷評お願いします。
これはある冬の日の出来事。
強い風が吹く日。
高校の帰り、少年はいつものように自転車に乗って帰り道を走っていた。
「風が強いな…」
少年の走っている自転車には正面からびゅうびゅうと風が吹きつけていて走りづらい。
さらに今日は提出物が帰ってきたりして荷物が重くなっており、それで余計に走りづらくなっていた。
「こりゃあつくのは5時半ごろかな…」
アナログの腕時計を横目で見ながら少年は一人呟く。
時間は既に五時を周っている。
ハンドルを握っている少年の両手は強い寒風にさらされ青白くなっていた。
しばらくすると雑貨店の前を通りかかった。
雑貨店の近くには公園があるが人気はあまりない。
公園の中心には大きな巨木があり樹齢は数百年になるらしい。
その雑貨店の前に一旦自転車を停める。
「…これ以上は…きついよな…」
ハンドルを離した両手を見ながら少年は言う。
その手は青白くなり震えていた。
「家にいけば手袋とかあるんだろうけど…今月ピンチなんだよな…」
片手で制服のポケットを探る。
そこには数枚の硬化の感触があった。
大きいのが一枚、小さいのが二枚、小さいのより一回り大きく薄いのが一枚。
大きいのは多分500円玉で、小さいのは100円玉、最後のは多分十円玉だろう。
「背に腹は変えられないな…」
ポケットから百円玉を二枚取り出して雑貨店へ少年は入っていった。
数分後雑貨店を出た少年は買ったばかりの手袋を袋から取り出し装着した。
手袋の入っていたビニールの袋をくしゃくしゃにしながらポケットに入れ、自転車にまたがろうとすると雑貨店の前の公園に人影が見えた。
一人の女の子だった。
559 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/26(日) 10:57:26
>一年前に書いたのを発掘したものです。滅茶苦茶ですが酷評お願いします。
逃げ道を先に用意するな!
小説家志望なら現在の実力で勝負しろ!
>ポケットから百円玉を二枚取り出して雑貨店へ少年は入っていった。
一年経って推敲も出来ない節穴ではなあ
論外
560 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/26(日) 11:01:35
561 :
小説家志望:2006/11/26(日) 11:30:22
>559
>560
逃げ道を作ってしまいました。
すみません。
作法よく読んでませんでした。
申し訳ない。
酷評ありがとうございました。
562 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/26(日) 11:37:04
559-560
おいおい。おれより厳しいんぢゃねーのw
>>558 :小説家志望
>一年前に書いたのを発掘したものです。滅茶苦茶ですが酷評お願いします。
なんで一年前のなんだよw 今はもっとましだとでも言いたいのか? おいw
>これはある冬の日の出来事。
>強い風が吹く日。
>高校の帰り、少年はいつものように自転車に乗って帰り道を走っていた。
確かにひでえな。一年前に書いたにしても推敲はしようぜっ。おいw
これは、はいらない。あと高校生は少年なんかよw 青年かと。まあいいやw
乗って、もいらない。自転車に乗らないで帰り道を走っていた、ならいるけどwwww
→ある冬の強い風が吹く日の出来事。
高校帰り、少年はいつものように自転車で帰り道を走っていた。
>少年の走っている自転車には正面からびゅうびゅうと風が吹きつけていて走りづらい。
少年の走っている自転車には、もいらない。
→風が 正面からびゅうびゅうと吹きつけていて走りづらい。
>さらに今日は提出物が帰ってきたりして荷物が重くなっており、それで余計に走りづらくなっていた。
ひでえな、おい。
全文おれに推敲させるつもりかよw もうね全文が説明文なんだよw
提出物で荷物が重いも、なんか変w
→ロッカーにあった不必要な荷物を詰め込んだカバンが余計に走りづらくしていた。
563 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/26(日) 11:37:40
つづき
>片手で制服のポケットを探る。そこには数枚の硬化の感触があった。
片手で、もいらない。
→制服のポケットを探る。数枚の硬化の感触があった。
>大きいのが一枚、小さいのが二枚、小さいのより一回り大きく薄いのが一枚。
>大きいのは多分500円玉で、小さいのは100円玉、最後のは多分十円玉だろう。
おいおい、当てっこクイズぢゃないんだから、ポケットから出してちゃんと確認しろや。
つーか普通するだろw
>数分後雑貨店を出た少年は買ったばかりの手袋を袋から取り出し装着した。
買ったばかりの、もいらない。
→雑貨店を出ると少年は買った手袋を袋から取り出し装着した。
>雑貨店の前の公園に人影が見えた。
おいおい、前文には、雑貨店の近くには公園がある、とあるぜっ。
雑貨店の近くと雑貨店の前ぢゃ、読者の受けるニュアンスはまったく違うぜっ、坊やw
>一人の女の子だった。
高校生で少年。女の子も高校生ってんぢゃねーだろうなw
少女ぐらいにしよーぜっ、坊やw
進歩ねーおまえの今の文章も想像出来るぜっw
564 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/26(日) 11:38:36
>553
>なんでこのスレは批評者同士でもめるんだろう
>554
>1 自信満々の文章を酷評された厨坊が揚げ足取りに精を出しているから。
>2 「ぢ」がいるから。
>その他の批評者は大人の対応をしています。
そうなんですよね。
おれは上記のようにスレルールに従って酷評をしているだけなのに。
ちなみにおれの酷評はお蔭様で「正しい」との評価を頂いておりますw
ただ一部のスレ基地外(過去におれに酷評された厨坊が)が愚行している。
ほんとに困ったものですw
いえ、おれは大丈夫ですよ。
がんばれ、と言ってくれる人もいたりして、励みになりますし。ぐっすんw
おれも、今後も大人の対応をしていきますW
565 :
りく:2006/11/26(日) 13:50:53
>>475です。
遅くなりましたが酷評下さった方、ありがとうございました。
いつもと違う書き方を試してみましたが、読んでの通り力不足で無理でした。精進します。
ホームレス、引きこもり等考えて読んで下さった方、一応自分の中では、夜型人間の引きこもりっていう設定でした。昼過ぎに起きてコンビニに行き、帰って即引きこもり。
というイメージでした。表現が疎かでしたスミマセン(´・ω・`)
566 :
小説家志望:2006/11/26(日) 16:12:21
携帯から叩き潰されにきたw
前回酷評してくれた人達ありがとう。
三時間位寝込んだ。
机に向かってレポートを書いていた彼はふと何かの気配を感じて振り返った。
彼が振り返った先にあったのは見慣れた古い本棚とそれに収まっているたくさんの本だった。
特に変わった所はない。
「……気のせいか」
彼は机の方に向き直ると気を取り直して一心不乱にレポートを書き始めた。
明日までにこのレポートを書き上げなくてはならないのだ。
その時彼はまだ気付いていなかった。
本棚の本と本の僅かな隙間から彼を見つめる目があったということを。
酷評お願いします。
567 :
小説家志望:2006/11/26(日) 16:13:41
携帯から叩き潰されにきたw
前回酷評してくれた人達ありがとう。
三時間位寝込んだ。
机に向かってレポートを書いていた彼はふと何かの気配を感じて振り返った。
彼が振り返った先にあったのは見慣れた古い本棚とそれに収まっているたくさんの本だった。
特に変わった所はない。
「……気のせいか」
彼は机の方に向き直ると気を取り直して一心不乱にレポートを書き始めた。
明日までにこのレポートを書き上げなくてはならないのだ。
その時彼はまだ気付いていなかった。
本棚の本と本の僅かな隙間から彼を見つめる目があったということを。
酷評お願いします。
568 :
小説家志望:2006/11/26(日) 16:17:36
携帯から叩き潰されにきたw
前回酷評してくれた人達ありがとう。
三時間位寝込んだ。
机に向かってレポートを書いていた彼はふと何かの気配を感じて振り返った。
彼が振り返った先にあったのは見慣れた古い本棚とそれに収まっているたくさんの本だった。
特に変わった所はない。
「……気のせいか」
彼は机の方に向き直ると気を取り直して一心不乱にレポートを書き始めた。
明日までにこのレポートを書き上げなくてはならないのだ。
その時彼はまだ気付いていなかった。
本棚の本と本の僅かな隙間から彼を見つめる目があったということを。
酷評お願いします。
569 :
小説家志望:2006/11/26(日) 16:35:39
ミスって三回も投稿になってる…
すまん。
>>558 視点が混乱しているな。
>少年の走っている自転車には正面からびゅうびゅうと風が吹きつけていて
>走りづらい。
外部から少年を描写しているのに、「走りづらい」と内部に入ってる。
>しばらくすると雑貨店の前を通りかかった。
>雑貨店の近くには公園があるが人気はあまりない。
>公園の中心には大きな巨木があり樹齢は数百年になるらしい。
雑貨店→公園→公園の中という描写も違和感あり。
「なるらしい」というのは少年の内部からみた書き方。
セリフも不自然だし基礎からやったほうがいいね。
評価F(基本から始めましょう)
>>568 短すぎて評価不能だな。
少なくとも1000字くらいは書いてくれ。
例えばな
「今日はタイヤキをたべました。とてもおいしかったです」
という文章があったとしよう。
文法的な間違いはないが、小説として評価しろと言われても無理だろ?
べつに小説を評価するスレじゃないし
>>568 文法的な間違い……気のせいか。特に変わった所はない。
574 :
りく。1/2:2006/11/26(日) 18:22:00
またまたお願いします。m(_ _)m
「幸せ過ぎ。別れて」
「なに言ってるの?」
「幸せ過ぎで気持ちが悪いの」
彼は、又かと呟いた後、私の部屋を後にした。
彼は私をわかってくれない。わかってるつもりなんだろうけど、わかってない。私はテーブルの上に飾ってある二人で撮った写真を手に取った。自分の顔が笑っていて、気味が悪い。こんなの私じゃないじゃない。
この部屋だって前は黒一色だったのに、彼と出会ってから全部の色が変わった。目に映る物すべてが黒であって欲しかったのに、今は違う。一瞬でも黒が目に入ると不安になるの。
私は手に取った写真立てを元の場所に戻し、ベッドの上に横たわった。知らず知らずの間に泣けてくる目が憎くて憎くて仕方ない。
枕の脇に隠してある煙草を取り出し、煙を肺いっぱいに吸い込んだ。
脳に毒が廻る感じが心地いい、肺が焼かれるような感じがして、余計に涙が溢れてくる。
このまま、自然に、運命っていうくだらないことのせいにして、息絶えてしまえばいいのに。
このまま息絶えたら、これは殉死だよ。
神様の意志に従って死ぬんだよ。足の爪先から頭のてっぺんまで私を所有している神様、どうか私よ私を殺して。私を私で所有して、なくならないように葬り去って。
575 :
りく。2/2:2006/11/26(日) 18:29:40
そんなことを考えても、ふっと彼が頭をよぎる。
「こんなの幸せなんかじゃない」
私はそう呟くと、無性に腹が立った。右手に持った煙草の灰が限界まで我慢してる。このまま灰皿に押し付けて終わりになんてしたくない。
私は体を起きあがらせ、足の小指に押し付けた。
一瞬でも熱くて痛みに耐えられない、奇声をあげて泣きわめくも、一向に痛みは収まらない。
でも、こいつは私に痕をつけて私になったんだ。何本目に吸ったかわからない煙草じゃなくて、私に痕をつけた唯一なんだ。
きっとこいつは幸せだよね。
こいつだけでなく、私にも意味を与えたい。そう思い、小指を押さえ、枯れてる声を自覚しながら、携帯に暗記している彼の番号を打ち込んだ。プルルルルプルルルルと、耳元で何回鳴ったかわからない。
「はい」
「もしもし?」
「落ち着いた?」
「ねぇ、私の神様になって?私は所有しきれない」
「・・・いいよ」
彼は当たり障りのない話題を振って電話を切った。
至福の時って、きっとこういうことを言うんだろうな。窓ガラスに映った私は笑顔で、絶望から解放されたような妙な達成感を味わった。
>>574-575 これはダメだな。
冒頭からセリフのやりとりがあるが、場所も時間も登場人物もわからない。
>「幸せ過ぎ。別れて」
というセリフに至るまでの感情が読み手にはわからない。
その後の描写も単にメンヘルなだけ。
主人公の感情や、その描写を必要とする理由が読み手には理解できない。
評価D(読み手のことを考えて、もう少し客観的に書きましょう)
>彼は当たり障りのない話題を振って
その他のひっかかるところは、おいといて。
最後の最後に思いっきりコケた。
彼が「どんな」話題をふったの?
>これはダメだな。
>冒頭からセリフのやりとりがあるが、場所も時間も登場人物もわからない。
>>576愛読書kwsk(漫画を省く)
>>578 冒頭のシーンに、時間、場所、人物の描写を入れるのは小説の基本技術。
だから冒頭は難しいわけ。
なんでも読むから特別な愛読書というのはないな。
漫画は一通り読むが、ラノベはほとんど読まない。
>>578 トルストイ、フォークナー、ヘミングウェイ、カフカ。
吉本ばなな、村上春樹、夏目漱石、花村萬月。
小説家志望です。酷評お願いします。
この十四年間、わたしには、両親が遊んでくれたという記憶はほとんど無かった。
父はまず、家にいること自体が少なくわたしがその姿を見たのも数えるほどだったと思う。
記憶の中で最後に見た父は競馬のニュースを見ながら煙草をふかしていた。会話らしい会話はほとんど無かった。
母は母で、父を気にかけも、ましてや咎めもせずに昼は愛人と一緒に家にいて、夜はいつもどこかへ出掛けていた。
だからわたしは自宅にいるより祖父母の家にいることのほうが多く、祖父母もわたしを穏やかに受け入れてくれた。
わたしたちは、親子というより他人と言ったほうが正しい関係だったから、わたしは彼らが死んだ二日後の葬式の日、どうしても涙を流すことが出来なかった。
死因は、心中自殺だったらしい。わたしはその言葉を初めて聞いたとき、さぞかし間抜けな顔をしたに違いない。
葬式の日、遺影が二つ寄り添うようにして並んでいた。生きていたときの父も母もこんな風にして寄り添うことがあったのだろうか。
葬式に出席していたのは親戚やわたしの同級生の人たちがほとんどだったが、そんな中、一人、わたしの見覚えのない人が隅で静かに泣いていた。女の人だった。
わたしは不躾かなとも思ったが、挨拶をしようとして近付いてみた。
彼女はわたしが声を掛けるよりも先に、涙で濡れた顔をこちらに向けて心底驚いたような顔をした。
色が白くて、瞳が大きく、とても可愛らしい人だなあ、と思いながら「初めまして」と一礼する。
顔を上げても彼女はきょとんとした表情をしていたままだったので、わたしは急いで付け加えた。
「えと、わたし小宮家の長女で、瑞希っていいます」
「あ、ああごめんなさい。初めまして。あなたが春香の娘さんなのね」
彼女は薄桃色のハンカチで自分の涙を拭い、丁寧にお辞儀をしてくれた。
春香、とは母の名前で、この人は母さんの知り合いなのか、と直感的に理解した。
「だけど、見れば見るほどあなたと春香は似てないのね。あ、ごめんなさい。失礼だったかしら」
口調に嫌味のようなものは感じられなく、むしろゆったりとしたその口調から穏やかな人だなあ、と思った。
わたしはいいえ、と返し愛想笑いを浮かべる。
記憶の中での母はいつも無愛想で仏頂面だったので、彼女がこんな朗らかな人と仲良くしているところを想像できなかった。
それとも、それはわたしが知らないだけで、彼女も昔はもっと穏やかな人だったのだろうか。
「すいません、迷惑かもしれませんが、あの、連絡先を教えていただけませんか?」
「連絡先? どうして?」
「わたし、両親のことを何も知らないんです。何が好きで何が嫌いかとか、会話したことも数えるほどしか無かったから。
二人が死んでしまってもうそれは意味の無いことかもしれませんが、どうしても知りたいんです。あ、携帯の電話番号だけでいいんです。お願いできますか?」
ひとしきり言い終えてから途端、羞恥心に襲われた。
初対面の人にこんなお願い事をするのも家庭内の私情をいきなり持ち出すのも、おかしいに決まっている。この人はさぞかし驚いていることだろう。
不意に、目の前に紙が差し出された。
「これ、わたしの連絡先よ」
それは名刺だった。あまりにもあっさりと渡され、逆にこちらが驚いてしまった。
流れでそのまま受け取り、おずおずと顔を上げると彼女はにっこり微笑んでいた。
「何か聞きたいことがあったらそこに連絡してね。きっと役に立てると思うわ。それじゃあ、さようなら」
名刺には近藤芙美という名前と、彼女の携帯の電話番号が記されていた。
踵を返した近藤さんの背中に向けてありがとうございます、と見えるはずがないのに深くお辞儀をした。
どこに出すの?
は、さて置き、よくある話や。
↓後の評価はブラザーに任せる
584 :
小説家志望:2006/11/26(日) 21:14:22
>570
台詞が不自然か…
台詞をもっと自然に書きたいんだが上手くいかない。
これはなんでもいいからひたすら書いて練習するしかないか?
>571
短くて評価不能か…すまん。
次に酷評してもらうときはもっと長く書く。
酷評してくれた人たちありがとう。
585 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/26(日) 21:22:38
"...are you homosexual?...."
"yes."
少女はジーンズをはくようになった。1969年のこと。
世界で最初の、ジーンズガール。
586 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/26(日) 21:23:55
…世界で最初じゃねえな。
ま、大意に影響はないが。
>>568 勝手に推敲してみた。
机に向かってレポートを書いていた彼は何かの気配を感じて振り返った。
特に変わった所はない。見慣れた古い本棚とそれに収まっているたくさんの本があるだけだ。
「気のせいか」
彼は机に向き直ると気を取り直してレポートを書き始めた。
明日までにこのレポートを書き上げなくてはならないのだ。
その時彼はまだ気付いていなかった。
本棚の本と本の僅かな隙間から彼を見つめる目があったことを。
削除したのは「ふと」「……」「の方に」「一心不乱に」
2行目の順番を変えて、「彼が振り返った先にあったのは」を削除。それに合わせて文末を修正。
加えた言葉は特にない。
ご参考になれば幸甚この上なし。
588 :
小説家志望:2006/11/26(日) 22:47:17
>587
なるほど。
そういう直し方があるのか。
一心不乱を削るのか。
四字熟語の使いどころは難しいな。
参考になった。
ありがとう。
589 :
568:2006/11/26(日) 22:55:03
念のため、解説。
「ふと」書きがちな言葉だが大概要らない。
「……」記号には極力頼らないようにすること。文章の品格が下がる。
「の方に」これは話し言葉でも出がちだが、ビジネスマナー教室では徹底
して叩かれる。「私のほうに提出してください」は不可。「私に提出してくだ
さい」が正。
「一心不乱に」続く文章で「書き上げなくてはならない」と言っている効果を
相殺してしまう。こういう最上級の表現はここぞというときのために出し惜し
みするくらいで丁度いい。
以上。
590 :
589:2006/11/26(日) 22:56:38
間違った。名前欄は587だった。失礼。
あんたは鉛筆を持って部屋に入る
裸のやつを見つけ“あいつは誰?”って言う
あんたは一生懸命なんだが、理解しちゃいない
うちに帰った時になんていえばいいのか
何かが起こりつつある。でもあんたにはわかんないのさ
あんたは頭を上げて尋ねる
“これって、どこなのか?”
誰かがあんたを指差して答える
“それは彼のだよ”
そして、あんたは“私のは何なのか?”
すると、別のやつが“どこに何が?”
そして、あんたは言う“なんてことだ!
私はここでたった一人なのか?”
何かが起こりつつある。でもあんたにはわかんないのさ
今度はこの一つ目の侏儒を見る
彼は“今”という言葉を叫んでいる
あんたは言う“何の理由のため?”
彼は言う“どのようにして?”
あんたは“これはどういう意味?”
彼は叫んで返す“あなたは牛だ
ミルクを出してくれ
でなければ、うちに帰れ!”
何かが起こりつつある。でもあんたにはわかんないのさ
>581
酷評ではないけど。
>一人、わたしの見覚えのない人が隅で静かに泣いていた。
14才で両親のお葬式に、見覚えのない人が一人だけ、というのは
あんまりないと思う。見覚えのない人が殆どではなかろうか。
親戚だってわいてわいてくる。どこにいたんだというくらい。
>>581-582 文章はそんなもんかな。
冒頭モノローグで始まるのはいいとして、モノローグから現実に入る区切りが
曖昧な感じがする。
>「えと、わたし小宮家の長女で、瑞希っていいます」
>「あ、ああごめんなさい。初めまして。あなたが春香の娘さんなのね」
喪主は娘なんじゃないの?
葬式だと喪主の挨拶があるし、喪主じゃないにしても、故人の親族は別扱いに
なるので年齢的に娘であることはわかると思う。
このくだりは違和感があるかな。
葬儀会場の描写がない点もマイナス。
評価D(物事は調べてから書くようにしましょう)
595 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/27(月) 06:01:26
しのが死んでしまったの。シャレではありません。本当に、死んでしまったのです。
しのは僕の彼女の名前。本名はシンデレラ信子といいます。
あまりにも人間離れした本名だから、僕は「しの」と呼んでいました。
考えてみれば、これほど身勝手な話もありませんよね。
でも、仕方なかったのです。シンデレラ信子なんて公の前で口に出したら大爆笑を買ってしまいますもの。恥ずかしいもの。
僕の最大の理解者。そして、僕の美の源泉シンデレラ信子。
そりゃあ、悲しかったです。彼女の死。シンデレラ信子。
僕がプレゼントした指輪には「このまま時を止めてしまいたい」と、刻まれてます。永遠に二十五才のままの二人を残しておきたかったから。二人が出会って、恋に落ちた時だから。シンデレラ信子。
僕ひとりが、歳を取りたくなかったから。シンデレラ信子。うんこ。ぶりぶり。
はい。お察しの通りです。店を閉めたのは彼女との恋が原因でした。
シンデレラ信子こと「しの」は東京の女子美術の学生で、僕の芸術を尊敬してくれていました。ヤリマンでした。ラテン系の朗らかな積極的ヤリマンでした。むしろ芸術よりSEXが得意でした。ぺろぺろ。フェラチオ。
最初は、客として僕の店にやってきたんです。昭和二十年の夏ことでした。
買い物を終えてからも、店のプラタナスの葉蔭に隠れてじっと僕を凝視していた姿は忘れられません。キチガイそのものでした。
目ばかりがギョロリとして頬は痩せこけ、全身が小刻みに震えておりました。
僕の方からひと目惚れでした。
なにしろ僕は離婚こそしておりませんでしたが、実際には家内との間にふたりの子供ももうけていましたし、家庭生活も世間並だった。離婚の原因は女ではありません。シンデレラ信子。うんこ。ぶりぶり。
どうやら下痢が酷くなってきたようです。
詳しい説明は、また後日。
シンデレラ信子。うんこ。ぶりぶり。
シンデレラ信子。うんこ。ぶりぶり。
シンデレラ信子。うんこ。ぶりぶり。
ぶりぶりうんこ。
信子ぶりぶりうんこ。シンデレラ。死んだ。
だっふんだ。
596 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/27(月) 06:06:29
何の特色もない普通のビルだ。その五階に今日、招待されている。
ホストクラブ。オープンする前なので店名はまだ決まっていないが
テーブルやグラス、椅子や酒は全て揃っているらしい。
僕は緊張しながらビルに入りエレベーターに乗った。
ガタンと音を立ててエレベーターは五階で止まった。
ドアが開くと、そこには二つの入り口がある。
出口と入り口が違うらしい、僕は入り口から入ることにした。
扉はすでに開いている。中からザワザワと何やら話し声が聞こえる。
「お前、昨日の態度はなんだ、裏で何やら掃除しているのかと思ったら
それすらしていないじゃないか」
中肉中背の三十歳前後と思われる男がテーブルに座りながら若いホストを叱責していた。
「すみません」
と、その若いホストは素直に頭を下げて謝った。
テーブルにはグラスが四つ置かれていて中にはお茶と氷が入っている。
二つのグラスのお茶は空になっていて氷だけがガランとグラスの中で三つほど重なっていた。
>>595 >本名はシンデレラ信子といいます。
ネーミングのセンスはいい。
>あまりにも人間離れした本名だから、
日本人離れはしているが「人間離れ」まではしていないような。
本名がマルティンラミアス貴子という人も実際にいるし。
>シンデレラ信子こと「しの」は東京の女子美術の学生で、僕の芸術を
>尊敬してくれていました。ヤリマンでした。ラテン系の朗らかな積極
>的ヤリマンでした。むしろ芸術よりSEXが得意でした。ぺろぺろ。フェラチオ。
このあたりの文章はリズムがよくて上手い。
>買い物を終えてからも、
以下の文章も的確。読ませる力がある。
だが、
>なにしろ僕は離婚こそしておりませんでしたが、実際には家内との間にふたりの
>子供ももうけていましたし、家庭生活も世間並だった。離婚の原因は女ではありません。
これはいささか文意不明。電波文にもなっていない。
「うんこぶりぶり」を持ってきた意図は測りかねるが、削除したほうがいいだろう。
この手の文章は息が続かなくて投げ出しがちになるものだが、そのパターン通り
に、「うんこぶりぶり」に逃げたようにも見える。
600 :
閻翁鸚哥丸鬱男:2006/11/27(月) 13:45:55
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(6), 、(6)、.:| 600ゲト
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
「いいか、物理的にこなさなきゃいけない仕事の量があるんだよ」
中肉中背の男は手の指をまっすぐ立ててテーブルの上にトンと音をたてるようにした。
若いホストの目を見つめると、すぐんでしまい、若いホストは眼を下にやった。
「すみません、今日招待された中里という者なんですけれども」
私は片手でネクタイの結び目を握りながら少し格好をつけて――挨拶した。
中肉中背の男は私を見るとわざとらしく驚いたフリをして
「おう、君が中里君か。いいよ、こっちに座って」
と、椅子をたって手で招くようにして隣に私を座らせようとした。
私は少々警戒しながらも、静かに隣の席に座った。
「オレはこの店のオーナーをしている本領という者なんだが、
どうだ?店の雰囲気は」
本領は笑いながら言った。
私は店中を見渡した。天井に七つほど飾られているミラーボールが何か
不自然に思えた。
「このミラーボールは変わっていてとても綺麗ですね」
私も笑い返しながら言った。
−−−−−−−−ここまでです酷評お願いします
602 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/27(月) 13:58:18
603 :
1/2:2006/11/27(月) 13:59:24
東京都自由が丘。東急行東横線沿いにある、わりと高級住宅街と呼ばれるこの街にある青年がいた。
マンションの一室に、父親と母親の三人で暮らしていた。
彼は一人っ子のご他聞にもれず、丁重に育てられた。
先週の木曜日に十六歳の誕生日を迎えたが、未だに皿洗いすらしたことがないくらいだ。
彼は今日も目覚まし時計も掛けずに、昼過ぎになって気の向くままに、
ベッドから起き上がった。
家は静まりかえって誰もいない。両親は働きに出ている……。
今日は平日だから当然と言えば当然だった。
おかしいのは学校に行かない中里栄治の方だ。
彼は高校一年生ではあるが、それはほとんど名目上の身分になっていた。
高校生になってからはもう数えるほどしか通学していない。
いや、それどころか期末試験すら受けていない。
本来ならば今日は二学期の期末試験の返却日なのだ。
しかし、試験を受けていないのだから返却される答案がないのは明快な理屈だった。
604 :
2/2:2006/11/27(月) 14:00:53
彼、中里栄治はひきこもり生活にすっかり慣れきっていた。
最初はもちろん親に五月蝿く小言を言われ、なだめたり、すかしたり、
怒鳴られたり、泣かれたりしながら通学を迫られたが、
今ではすっかり親を納得(?)させての堂々たる日々である。
学校になど行って何になる。将来なんて子供の頃から計画を立てるものじゃない。
今は学歴なんて関係ない、先のことはなるようにしかならない。
洗面所で顔を洗うと、中里は冷蔵庫を開けた。冷気が顔に被る。
季節は冬だが、熱い暖房が効いたこの部屋の温度はかなり高い。
冷気がかなり心地よく感じられた。アイスミルクティーを取り出すとコップに波々と注いだ。
口でズズッと吸うように少しだけ飲んで、コップを持って再び自分の部屋に戻った。
605 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/27(月) 14:21:16
>>598,
>>601 >僕は緊張しながらビルに入りエレベーターに乗った。
>私は片手でネクタイの結び目を握りながら
なんで人称が変わってしまうのか。
>若いホストの目を見つめると、すぐんでしまい、若いホストは眼を下にやった。
「すぐんで」は「すくんで」の間違いだろうが、視点が混乱している。
「私」には若いホストがすくんだのかどうか、彼の内面はわからない。だから第三
者の内面を書いてはいけない。
若いホストの目を見つめると、すくんだように、彼は眼を下に落とした。
こんな感じにすべき。
>「お前、昨日の態度はなんだ、裏で何やら掃除しているのかと思ったら
>それすらしていないじゃないか」
セリフがことごとく説明的に過ぎる。
>オープンする前なので店名はまだ決まっていないが
これもどうなんだろ。店名くらいすぐ決めないのか?
看板の製作だってあるし、宣伝もできないと思うが。
全般に書き慣れていない印象が強い。
>>598 >>601 描写が全然ダメだな。
>何の特色もない普通のビルだ。その五階に今日、招待されている。
>ホストクラブ。オープンする前なので店名はまだ決まっていないが
>テーブルやグラス、椅子や酒は全て揃っているらしい。
ホストクラブは繁華街にあるんじゃないの?
他にも水商売系のテナントが入ってるんじゃないの?
そしたら外装とか袖看板は派手なんじゃないの?
「何の特色もない普通のビル」ってどんなビル?
商売を始めるのに店名が決まってないなんてありえない。
居抜きで店を買ったなら、前の店の看板があるはず。
あとは、店内に入ったところの描写もないし人物描写も弱い。
評価E(状況描写を心がけましょう。身の丈にあった題材を選びましょう)
607 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/27(月) 14:44:25
> 未だに皿洗いすらしたことがないくらいだ。
「後かたづけ」にした方がいい。皿洗いだと具体的すぎてかえって印象が薄れる。
あと、中里という苗字は特定のキャラを思い出させるのでやめた方がいい。
そうだな…万場にしよう。万場エイジ。
栄治ではなくエイジにするのは時代の風を感じさせるため。
今の時代、どこにでもいる引きこもり青年を象徴する万場エイジという名前。
その特定にして普遍な響きが作品にとって武器になる。
あと、神流(カンナ)というキャラも登場させるといい。苗字としてでも、名前としてでもいい。
>>603-604 上手くはないよな。
延々と説明が続いているが必要なことは書かれていない。
神視点ならこういう書き方ではなく
>わりと高級住宅街と呼ばれるこの街にある青年がいた。
どんな青年なのかをすっぱり書いたほうがいい。
外見とか全然わからないし。家の間取りなんかもわからない。
評価D(神視点ではなく、登場人物の視点で書いてみては?)
ある寒い日の出来事だった。
僕は霧のかかった温かい店先で、綺麗な色白さんが目に
入った。
雪の様に美しいので、ウットリして眺めていると、
「ななこっ!ななこっ!」
遠くから色白さんに向かって叫ぶ怒りを含んだ声が聞こえてきた。
その声の持ち主の方に振り返ると、男は不機嫌な顔をして、
色白さんの方へ向かって走っていたのだった。
しかもコートのポケットに手を入れて、何かを
出そうとしている様だ。
僕はそれに気が付いて、男が危害を加えないか心配になった。
どう見ても凶暴そうな奴だからだ。
そして男がだんだん近づいて行き、
僕は何かが起こる恐ろしい予感がして、エプロンの端を握り、
目を瞑った。
少し時間が経ち、また「おいっ、ななこっ!!」と怒りを含んだ
声が聞こえてきたのだった。
僕はその声が恐ろしくなり、「危害は加えられてないだろうか?」
「無事だろうか?」と心配で、つい目を開けてしまった。
すると、何故かその男が目の前に立って、凄い形相でこちらを睨んでいた。
そして、ポケットに潜ませていた手を勢いよく出すと叫んだ!
「ななこ!ななこだよ!! 肉まん七個!時間が無いんだ、早く急いで!」
ポケットに潜ましていた1500円を僕の前に出して、肉まんを指差した。
(丁寧に作った、可愛い色白の肉まんを客に売るのは、
娘を嫁に出す様なものだ)
と僕は感傷的になった。
>>609 >僕は霧のかかった温かい店先で、綺麗な色白さんが目に
入った。
店先に霧がかかるというのはどうかと思うぞ
色白さんって言い方もちょっとね。
>その声の持ち主の方に振り返ると、男は不機嫌な顔をして、
色白さんの方へ向かって走っていたのだった。
声の持ち主が男なのかがわかり辛い。
その声の持ち主は男だった。その男は不機嫌な顔をして・・・
というように手抜きしないで書いた方が良い。
オチが寒いのは無視するとしても、全体的にテンポが速すぎ。
もう少し一つ一つの言葉をしっかり書くようにしたらいいと思う。
ちょっと珍しいタイプの文章だとは思った、普通は説明臭くなってテンポが遅くなる方が多いからな。
駅に続く通りに面した古いビルには、入り口の横に、屋上へと続く鉄の階段がついている。
田中はそれをのぼった。
いつもなら階段から屋上へ出る柵には鍵が掛けられているのだが、
そのときはちょうど掃除のおばさんが階段に背中を向けて、
洗ったぞうきんやモップの先を物干しざおにつるしているところだった。
干しものに夢中だったおばさんが、金網を乗り越えて落ちていく田中の姿を
見ないですんだのはなによりだったと思う。
そんなものを見てしまったが最後、たぶん一生忘れることはできないだろうから。
そのあと三日間、おふくろは茫然と畳を見つめたまま、ひとことも口をきかなかった。
おふくろがようやく泣いたのは、田中の棺のふたのふたが閉められる音を聞いたときだった。
>>611 揚げ足を取るようで悪いが、金網登る時の音に気づかなかったわけは無いと思う。
>>611 誰の視点で書いているのか分かりにくい。
山奥に分け入るほどに通行車がまばらになって、やがて完全に絶えてしまった。
東京ナンバーの車はほとんど見かけなくなった。
山気はますます深まり、風景が凄絶になってくる。
冬季は閉鎖される深山の問道であり、地図には至るところ、大型車すれちがい困難の表記がある。
もうしばらく対向車とすれちがっていない。
切り立った谷の間に追い込まれた水流は、はるか谷底を泡を砕きながら駆け下り、
滝をかけ、瀞に澱んで足踏みをし、ふたたび泡立つ早瀬にもまれながら、
まだ人間の汚濁に染まらない旅を続けている。
路肩ぎりぎりに車輪が通過した後、小さな落石が千尋の谷底へ吸い込まれていく。
>>614 >山奥に分け入るほどに通行車がまばらになって、やがて完全に絶えてしまった。
>東京ナンバーの車はほとんど見かけなくなった
通行車が途絶えているのに東京ナンバーとか関係ないし。
>山気はますます深まり、風景が凄絶になってくる。
どんな風に壮絶なの?
具体的に。
>もうしばらく対向車とすれちがっていない。
くどいな。
>切り立った谷の間に追い込まれた水流は、はるか谷底を泡を砕きながら駆け下り、
>滝をかけ、瀞に澱んで足踏みをし、ふたたび泡立つ早瀬にもまれながら、
>まだ人間の汚濁に染まらない旅を続けている。
誰の視点なの?
文章的には運転者の視点だと思うが、神視点になってる。
>路肩ぎりぎりに車輪が通過した後、小さな落石が千尋の谷底へ吸い込まれていく。
ここも視点に違和感あり。
>>607 なんのことやらと思ったが、
神流町 (かんな まち) (群馬県)
万場町と中里村とが合併し発足。
こういうことか。
中二病的主人公を主役にした(当然学生の)青春小説描きたい
朝起きたとき、おれは腹が痛かったので、これは紛れもなく腹痛だと思った。だってそう
だろう? 腹が痛いときは腹痛に決まっている。それはあんただって同じだ。おれだって
そうだ。腹が痛いときはほぼ十割の確立で腹痛なのだ。そんなこと当たり前だとあんたは
思うかもしれない。でも昔こういうことがあった。そのときも朝だった。目覚めると腹が
痛かった。凄まじい痛さだった。間違いなく腹痛だと思った。腹が痛かったからだ。腹が
痛いから腹痛に決まってる。そう思った。だが、よくよく考えてみると、前の晩に腹筋運動を
したことを思い出したのだ。そう、これは腹痛ではなかった。腹筋の筋肉痛だったのだ。
腹痛だと思っていた自分が恥ずかしかった。おれは小さい頃から腹が痛かったら腹痛だと
母親から教え込まれてきた。だからそのときも安易に判断してしまったのだ。でも。これは
大きな落とし穴だ。深くて暗い落とし穴だ。一度落ちたら、けっして戻ってこれないのだ。
腹痛と筋肉痛を混同することほど恥ずかしいことはない。女と男の区別がつかないぐらい
恥ずかしいことだ。そんなやつは恋愛も就職も結婚もマイホーム購入もあきらめたほうがいい。
そんなわけで、その日は腹痛だったのだ。みぞおちのあたりが痛むからこれは胃痛だと思った。
胃痛で間違いないだろう。腹痛といってもその種類は千差万別。車といってもいろいろなタイプの
車があるだろう。それと同じだ。胃が悪いときもあれば、腎臓が痛むこともある。ときには
腸だって痛むものだ。でもこれだけは断言できる。みぞおちのあたりがずきずき痛めば、
それは胃痛だ。痛みが長びけば胃炎の可能性が大きいだろう。しかしこのへんはおれも曖昧だ。
医学を勉強したこともなければおれは医者でもないのだから。胃炎に関してはインターネットで
調べたのだ。どこのサイトかは忘れた。だから、胃炎に関することをあれこれ尋ねられても
おれはいっさい答えることができない。誤った知識を人に教えてしまう危険性があるからだ。
ネットの受け売りでいいのならいくらでも話すことはできるが、それが正しいかどうかは責任が
持てない。でも、神に誓ってもいいが、おれは絶対嘘はつかない。嘘はついたことがない。
これだけは胸を張っていえる。嘘つきは泥棒のはじまり。幼稚園で習わなかったか。でも、
まあ実際のところ嘘はついたからといって、みんなが泥棒になるわけではないので、先生の
言われたことをすべて鵜呑みにするのはどうかと思う。言われたことを自分なりに理解するのが
大切だろうと思うのだが、今の世の中、そんな簡単なことができないやつが多すぎやしないか。
あんたのまわりにもいるだろう? 人に頼ってばかりのどうしようもない馬鹿が。
そんな糞みたいなやつが最近では量産されているのだ。気がつけまわりは糞だらけ。
街を歩けば、糞が列をなして歩いてやがる。そして糞が糞とくっついて、大きな糞とになる。
またどっかの糞とくっついて、大きくなる。糞がどんどん巨大化していくのだ。
たまったもんじゃない。糞ってやつはなんの役にもたたない。ただの汚物だ。汚い物と
書いて汚物だ。そう、ただ汚いだけだ。そんなやつらが街を闊歩し、占拠し、増殖を
続けているのが現状だ。そのことに気づいていないやつがあまりにも多すぎる。この日本が
平和で清らかで幸せに満ち溢れているなんてまやかしにすぎない。日本は糞だらけだ。
それを忘れてはいけない。話がずいぶん逸れてしまったが、おれは腹痛だったんだ。
厳密にいえば胃痛だ。胃炎といえるかもしれない。だからといっておれは落ち込んでいる
わけではない。絶望に頭を抱えているわけでもない。だってそうだろう? 腹が痛いぐらいで
絶望していたら、生きていけないじゃないか。あんただって辛いことや悲しいことをたくさん
経験してきただろう。そのたびに立ち直ってきたじゃないか。おれもそうありたいし、
そうあるべきだと思うだ。いや、おれだけじゃない。全人類がそうあるべきなんだよ。
そうこうしているうちに、腹の痛みがだんだん増してきた。これほどの痛みは経験したことが
なかった。これはなにか前触れか? 地球滅亡の前触れかもしれない。それは大げさだと、
あんたはあきれているかもしれないが、地球が滅亡しない保証などどこにあるのだ。地球は
生きているんだ。地球には生命がある。ということは寿命があるのだ。みんなそのことに目を
つぶって生活をしているようだが、地球が滅びる日は必ずやってくるのだ。しかしこの地球
滅亡論に関しても、おれは本で読んだだけだ。だから詳しいことはわからない。そんなことを
考えていると、遠くでおれの名前を呼ぶ声が聞こえてきた。よく聞き取れないがおれの名前を
呼んでいるのはあきらかだ。はっと目を覚ました。全身に汗をかいている。どうやらおれは
眠っていたようだ。夢の中で腹が痛かったのだ。これには心底驚かされた。みぞおちが痛む感じが、
ハリウッド映画のCGのようにリアルだったのだ。だけど、おれはハリウッド映画はあまり
好きではない。ハリウッド超大作などと謳っている作品は、ほとんどがクズだ。観る価値はない。
それならビデオ屋で極道モノのVシネマでも借りたほうが、はるかにマシだ。といってもVシネマが
優れたエンターテイメント媒体だといっているわけでない。ハリウッド映画よりマシだといっている
だけの話だ。ただそれだけのことなんだ。そんなわけでおれはリアルな夢の余韻を楽しんでいた。
こうもリアルな夢をみることができるなんて驚きだった。
>611
視点の主の「おふくろ」? それとも田中の「おふくろ」?
田中って言うからには、主とは他人なんだよね?
一人称だよね、これ。だれがしゃべってるの?
>614
対向車がいないニュアンスの文章が3つもあって、うるさい。
>切り立った谷の間に追い込まれた水流は、はるか谷底を泡を砕きながら駆け下り、
(中略)まだ人間の汚濁に染まらない旅を続けている。
文章は好きなほうなんだけど、車との距離は「千尋の谷底」ほどもあるのに
車からの描写との距離感が大きすぎる気がする。
神の視点からしても、離れすぎでは。
>618
>腹が痛かったからだ。
まで、読んだ。
何行目の
>腹が痛かったからだ。
か、わかるかい?
623 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/27(月) 22:50:42
お笑いのハウツーですがよろしくお願いします
http://www.omogaku.com 10 天丼
同じ言動をくり返す
天丼はエビが二匹のってることから、「2回くり返す」という意味で天丼という。
ただ、3回以上くり返しても天丼というので、「言動をくり返す」 という定義でいいだろう。
基本的には一度ウケた言動をくり返すのが、 天丼として成功率が高いが、畳み掛けていくうちに
笑いが増幅されたり、掛け天のように第一ターンと第二ターンの 結びつきによって面白さが生まれるものもある。
天丼は様々なテクの中でも高度な部類にはいり、絶妙な 間、タイミング、空気の察知や料理、言い方を要求される。
それらは、科学的に詳しく解明されているわけではないので、 説明困難であるし一概に言えないが、やはり音楽性と関わりがある
というのがひとつの有力説となっている。
それによると、間やタイミングで「リズム的滑稽」を、 同じことを同じ言い方することで「韻的快感からくる滑稽」を
生み出しているなどの理屈だ。
しかし、所詮は言葉で説明しても体得できるものではないので、 結局自分でコツをつかんでいくしか無い。
624 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/27(月) 22:57:45
>>607 >あと、中里という苗字は特定のキャラを思い出させるのでやめた方がいい。
群馬県民で仁Dヲタの人以外そんなこたあないと思う。
雪が降り積もり地面が真っ白になっている。一人の女がそこに立ち左手には光輝く銃を持って辺りを見回していた。
地面には血を流して死んでる柄の悪い男が数人転がっている。
彼女が殺した。
まだ銃口からは硝煙が立ち上っていた。さながら西部劇のように息を吹きかける。
トラックの下から、か細い声がした。「死っ死……死ぬ」スーツを着た男が鼻水をたらしながら出てきた。
「ハッ!」「あっあの大丈夫ですかノートンさん!」女が駆け寄る。
「……」「?どうしたんですか何か言いたそうですけど」「なぜ撃ったんだ、ニーナ!こんな街中で」
「今日は土曜日ですし、たくさん祈ってくれる人がいますよ」ノートンは口を開けたままニーナの話を聞きいった。
ニーナは不釣合いなガンホルダーに銃をしまいガバンとお気に入りのドルチェの帽子を拾い上げた。「警察、ノートンさん来ちゃいますよ」
いつのまにか雪は降りやみ、遠くのほうではサイレンが鳴っている。
「わっわかった、早くここから離れようニーナ」ノートンは鼻水をすすり雪の上をザクッザクッと踏みしめながらニーナの後を追う。
二人が出会って12分後の出来事だった。ノートンは震える手をギュっと拳に力をいれ恐怖を無理やりごまかした。
パッン乾いた音が二人の耳に入り、ニーナの顔が強張った。さっきの出来事から10分も経ってはいなかった。
路地裏を歩き街の中心部である駅へ向かう二人に、壁にある無意味な落書きとむき出しの銃が目に入る。
「ニーナ!」「……離れていてくださいノートンさん」黒塗りの車から容赦なく撃ってきたのだ。
ノートンは廃材の後ろに隠れ、上司に言われたことを思い出した。「急なんだけどこのディスクを5時までに届けてくれノートン!」
……配達するだけで金が手に入るなんてそんな甘い話、くそジジイめ。
配達屋の世界では急な話ほどやばいものはないと言う。転職して2週間目の新人には荷が重いだろうと笑われるのだろう。
ノートンは激しく後悔していた。銃声は激しくそして、ニーナがカバンから手榴弾を出すのが見えた。
壊れたダストボックスの陰からニーナの小さな手がひょいっと出る。
ノートンの最悪の数時間が爆音ともに始まった。
626 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/28(火) 03:26:55
>>595です
>>599さん、酷評ありがとうございます。たいへん参考になりました。御指摘を受けた箇所を中心に推敲を重ねてみようと思います。
>>597 _, ,_ パパパパパーン
( `д`)
⊂彡☆)))))Д´)
>>597
627 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/28(火) 15:06:27
>>625 神視点だけど描写が致命的に下手なので状況が全然わからない。
描写ができない人は神視点で書かないほうがいい。
冒頭の描写はこれだけ。
>雪が降り積もり地面が真っ白になっている。
街中なのか、山の中なのか、周囲の様子がわからない。
人物描写もない。
セリフの主がだれなのかも曖昧。
評価D(登場人物の視点で書くようにしてみたら?)
酷評お願いします。
「別れて、欲しいんだ」
珍しく彼から夕食の誘いがきたことには驚いたけれど、まさかこんなショッキングなことを言われるとは思いもしなかった。
すぐ隣の窓から見える東京の夜景も、このレストランの店内に置かれているきらびやかな装飾品も、それらは全て自分とは違う世界に置かれてある無機質な物質のように感じた。
味がしないステーキを咀嚼しながらしばし硬直していたが、改めてその言葉の意味を反芻すると涙腺が自然に緩んだ。
しかしわたしは努めて平静を装い、赤紫の液体が注がれているグラスに手を伸ばす。
本当ならここで泣き落としでもすれば彼の思いも少しはこちらに揺らぐかもしれないのに。
くだらない意地を張りながらも、膝の上で握った拳がどうしようもないくらい弱々しく震えていることに矛盾を感じた。
「南のこと、好きなんだけど、ごめん」
わたしは飄々とした顔で再びグラスを持ち上げたつもりだったが、ワインの水面に映っている自分の顔を見て愕然とした。
わたしは情けないぐらいの大量の涙を流していた。それは真っ白で清潔そうなテーブルクロスにまだらな染みを作っていく。
注文していた料理を運びにきたウエイターがわたしと目をあわすなり、ぎょっとした表情を見せてからそそくさと姿を消した。
「やだ、ごめんね」
わたしはこの場からすぐに逃げ去りたくなり、ハンドバッグを持って立ち上がった。
味がしない料理に何の感慨も沸かせないレストランだったがわたしは財布の中から一万円を取り出し彼のほうに寄せた。
「南、ちょっと待て」
心の奥を懐かしくさせるような、穏やかな声がわたしを引き寄せようとしたけれど、わたしはそれを無視してきびすを返す。
走るのに不向きなハイヒールを履いてきてしまった自分を恨みながら、涙を拭おうともせずにわたしは夜の街を駆けた。
↓ここから
あっと思った次の瞬間ブレーキを思いっきり踏んでいた。
派手な音を立てて車が止まる。
フロントガラスを見ると、朝焼けの光が乱反射する乾いたアスファルトにパジャマ姿の女が落ちていた。
徹夜明けのぼやけた頭を振りながら、俺はサイドブレーキを引き、車を降りる。
「こんな所で寝やがって、あやうくひき殺す所だっただろう」
最近増えた独り言が漏れる。
思いつく限りのディフォルメが施された猫の顔の模様が
倒れた女のピンクのパジャマに飛び交っていた。
バンパーを目視で確認し、なんの異常も無い事を確認する。
車は女の数センチ手前で止まっていた。
女は目を閉じている。
徹夜明けで8時間後にはまた仕事だというのに面倒な事には関わりたくない。
隣の車線を風切り音とともに車が走り去っていく。
目撃者さえ居なければ、こんな女放置して帰るんだが、こんな幹線道路ではどこで誰が見ているのかわからない。
車にも社名が入っている。下手をすると仕事まで失ってしまう。
俺は渋々と女の肩に手を掛け揺り動かす。
「大丈夫ですか」
本心ではどうでもいいのだが、声を掛ける他の言葉が見つからない。
何度か揺り動かすと、女は目を見開き、俺を身ながらにやりと笑う。
「死んだふりしてた」
「はぁ?」
俺は予想も付かない返答に反応に窮した。
女は俺を横目で見ながら立ち上がり、埃を払うように肩から順にぱたぱたと体中を叩いた。
「ねぇねぇ、どこ行くの?」
女の黒髪は眉毛に剃って切りそろえられ、長い髪の毛は胸元まで伸びていた。ピンクのパジャマの上からでも、女の体が魅惑的な凹凸で構成されていることが容易に想像出来たが、パジャマ以外は何も身につけておらず、素足だった。
「やらしーんだ?」
俺の視線をとらえた女は歯を見せて笑う。
「別に、ただ家に帰るだけです」
あわてて目を反らし、一つ前の質問に答える。
「やらしいこと、考えたんでしょ?」
「な、んの、ことですか」
女は胸を反らせて触れるか触れないかの所まで体を寄せてくる。女の顔が俺を見上げる形になった。
女の体なんてもう何年も縁が無くて、いや違う。
俺は、視線をはずし、対向車線を見た。あれは、スポーツタイプのセダンで人気のある――
不意に車の向こう側から女の笑い声が聞こえてきた。
いつの間にか助手席側に移動していた女がこっちを見て笑っている。
「開けてよぉ」
「え、あ、はい」
何が何だかわからず助手席の書類を後部座席に放り込みながら鍵を内側から開けようとする。
ちょうど女の腰あたりから女を見上げる形になって、大きな二つのふくらみが見えた。
鍵を開けると、女が助手席に乗り込んできて、
「大きいの好き?さわらせてあげようか?」
と言いながら笑いをこらえている。車の中には女の甘い匂いと消毒液のようなニオイが充満した。
「送りますよ」
俺はそういって運転席に乗り込んで、シートベルトを締める。
「あなたもシートベルトしてください」
「やらしいんだ、シートベルトさせて胸を強調させたいんでしょ」
「違いますから、免許に傷付くと困るんです」
「からかうと面白い」
そう言って女はシートベルトを締めた。
バックミラーに映る女の胸がシートベルトでより強調され二つの丘のように見える。
女は胸の前に手のひらを広げ、閉じたり開いたりする。
「こうしたい?欲求不満なんだねぇ」
そういって笑い転げる。
どっちがだよ。俺はナビのカバーを取る。
「送っていきますから、どこ行けばいいですか?」
「まっすぐ」
「そうじゃなくて、目的地はナビがあるんで言ってもらえればどこでも行けますから。はっきり言って下さい」
「ナビが有るんだ。じゃあたしがやるー。ほらどいて」
女に肩を押されナビの前を明け渡す。勝手に電話番号を入れ確定してしまう。
「ここ行って」
「1時間かかるって、書いてある。近所じゃないんですか」
「じゃ、あなたの会社の車にぶつかって怪我したって訴えるから」
女は窓の外を見ながら言う。
視線の先には犬を散歩させる親子連れが居た。
「送り届けるだけですからね」
俺は念を押すとサイドブレーキを上げギアをドライブに入れた。
「出発進行」
嬉しそうに女が言った。
車は幹線道路の流れに乗り加速していく。
朝焼けの光が凍った路面に反射してキラリと光った。
ナビの行き先は、九十九里浜を指している。
↑ここまで
冒頭部分です。酷評お願いします。
>>631 MT車に乗るべきだと思う。男の癖にATに乗ってるのは
文学的にありえないし、あってはならないこと。
>>628 文章は大体いいんじゃないかな。
ただ状況描写と人物描写が弱い。
彼がどんな感じの人間なのかわからないと、このシーンは読み手の共感を呼ばない。
>レストランの店内に置かれているきらびやかな装飾品も
ラノベならともかく一般文芸では通用しない。
評価C(客観描写をがんばりましょう)
>>629-631 >あっと思った次の瞬間ブレーキを思いっきり踏んでいた。
>派手な音を立てて車が止まる。
>フロントガラスを見ると、朝焼けの光が乱反射する乾いたアスファルトに
>パジャマ姿の女が落ちていた。
「車が止まる」というのは外部視点っぽい書き方。
路上を確認するのに、フロントガラスを見ると言う表現は不適切。
>車は女の数センチ手前で止まっていた。
車種にもよるが、運転席からだと死角になって見えないんじゃないか?
>女の体なんてもう何年も縁が無くて、いや違う。
ラノベっぽい表現。一般文芸では大きなマイナス。
>不意に車の向こう側から女の笑い声が聞こえてきた。
>いつの間にか助手席側に移動していた女がこっちを見て笑っている。
>「開けてよぉ」
>「え、あ、はい」
>何が何だかわからず助手席の書類を後部座席に放り込みながら鍵を内側から開けようとする。
主人公がいつの間にか車に乗り込んでいる。
こういう場面展開をしたらダメ。
>>628 セリフから始めるのは修行中はやめたほうがいい。
ラクそうなのでつい手を染めてしまうが、大概よろしくない。
ましてや
>「別れて、欲しいんだ」
こういう平凡なセリフではね。
かつ、その平凡なセリフに対する主人公の反応が
>まさかこんなショッキングなことを
では、ダメ押しだ。
世間ではありきたりの話を自分だけの特別なこととしか捉え
られない凡庸さが見えすぎてしまう。
>女の体なんてもう何年も縁が無くて、いや違う。
ラノベっぽい表現。一般文芸では大きなマイナス。
マジかよwwwwwwwwwww
これだけで大きなマイナスになるのかよwwwwwwwwwww
>>636 なるよ。
一般文芸では、登場人物が読者に語りかけるようなメタっぽいものは
基本的にNG。
プロになってある程度売れればアリだけど、新人賞では相手にされない。
638 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/28(火) 18:43:29
つまり文学以外は認めないスレって事か……
ラノベとして酷評してほすいんだ?
>>637 いいかげんなこと言うな。
それだけでマイナスになるわけねえよ。
新人賞で相手にされないのはおまえだろクズ。
ラノベって中二病的内容であればおk?
>>637 >女の体なんてもう何年も縁が無くて、いや違う。
これのどこがメタっぽいんだ?
いいかげんこというなよクズ。
643 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/28(火) 20:09:12
ラノベ作家が一般文芸の賞に応募しても一次落ちするという現実。
644 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/28(火) 20:54:46
858 名前: 名無し物書き@推敲中? 2006/11/08(水) 22:52:40
まあ、投稿した奴はこんなところの批評は気にせずに書き続けることだ。
というか、こんなところに投稿しちゃダメ。読めない奴が90%以上なんだから。
>女の体なんてもう何年も縁が無くて、いや違う。
新人賞云々は別にして、文章の完成度から見て大概マイナスになる。
少なくともプラスにはならないからやめたほうがいい。
真正面から文章を書くことから逃げているように見える。
もし小技をきかしたつもりであるならば、考え自体を変える必要がある。
小技ではなく、基本を学ぶべき段階なのだから。
話し方を学んでいる人がいたとして、まず学ぶべきは、正しい発声
や分りやすい話の組み立て方とかだろう。
それが出来てもいないのにギャグやらクスグリを入れられても、真
面目にやる気あるのかと思われてしまう。そういうことだ。
メタっぽい書き方と言われれば「ぽい」かな。
仕事が終わり、電車で帰宅中に、こんなことがありました。
僕は、始め、電車の中で立っていました。
座りたくても、座席が全て埋まっていて座れなかったのです。
仕方なく、つり革につかまり、顔を垂らし目を閉じました。
僕は疲れていました。
駅に着いて、人が降りました。
僕は顔を上げて、周りを見渡しました。
座席が一つ空いていました。
僕は、早足で、その空いた座席へ行き、腰を下ろしました。
この瞬間だけは、いつも僕は幸せです。
僕は、腕を組み、目を閉じました。
しかし、目を閉じてすぐ、僕の肩に何かが触れる感触がありました。
僕は、気のせいかと思い、目は開けませんでした。
しかしすぐに、次は肩を叩かれているはっきりとした感触がありました。
僕は顔を上げ、今何が起こっているのかを確認しました。
僕の目の前に、恐ろしい形相をした若者が立っていました。
>>645 >真正面から文章を書くことから逃げているように見える
>それが出来てもいないのにギャグやらクスグリを入れられても、真
>面目にやる気あるのかと思われてしまう。
おまえの思い込みと偏見だろ。
おまえの中の常識が世間の常識だと思ってたら大間違いだぞ。
>>647 何が常識かは、過去の受賞作を読めばわかると思われ。
>>647 >おまえの中の常識が世間の常識だと思ってたら大間違いだぞ。
自分の考えと世間一般の考えが同じだなどと思ったことは一度もない。
同じだということはつまりは平凡、凡庸ということであって、自分を凡庸
と思っている人間がそもそも創作をしようなどと思うのか?
なにか他人とは違うと自惚れにせよ思っているから創作を志すのでは
ないのか?
横槍スマソ。
上手くないのは確かだが、あれは「ギャグやらクスグリ」なのか?
それと
>>629は関係なしで。
>>645は、習作は面白味のない文法に拘った平坦な物を真面目に書くべき、と思っているのだろうか?
あんたは鉛筆を持って部屋に入る
裸のやつを見つけ“あいつは誰?”って言う
あんたは一生懸命なんだが、理解しちゃいない
うちに帰った時になんていえばいいのか
何かが起こりつつある。でもあんたにはわかんないのさ
あんたは頭を上げて尋ねる
“これって、どこなのか?”
誰かがあんたを指差して答える
“それは彼のだよ”
そして、あんたは“私のは何なのか?”
すると、別のやつが“どこに何が?”
そして、あんたは言う“なんてことだ!
私はここでたった一人なのか?”
何かが起こりつつある。でもあんたにはわかんないのさ
今度はこの一つ目の侏儒を見る
彼は“今”という言葉を叫んでいる
あんたは言う“何の理由のため?”
彼は言う“どのようにして?”
あんたは“これはどういう意味?”
彼は叫んで返す“あなたは牛だ
ミルクを出してくれ
でなければ、うちに帰れ!”
何かが起こりつつある。でもあんたにはわかんないのさ
お願いします
652 :
えいいち ◆GRGSIBERIA :2006/11/29(水) 00:51:52
酷評していただきました皆さんどうもありがとうございました。
>>632 最近の営業車はATが多いかなと思い、ATにしましたが、男っぽさを出すにはMTの方がいいですね。
今回は情けなさも表現したいのでATを選んだというのもあります。
>>634 車が止まるというのは外部視点であるとは言われて見て気づきました。
フロントグラスの件も含めて、
派手な音が聞こえ、体がシートから一瞬浮き上がる。
とっさにつぶった目を開けると目の前には〜
などとした方がいいですね。車種は車高の高いバンを想像していましたが、
実際見えたとしても足が見えていたなどとする方がいいですね。
乗り込む場合も、運転席側のドアを開けてから乗り込む方がよい事もわかりました。
その他も同じ視線で眺めてみると、アラが見えて来ました。とても参考になります。
>女の体なんてもう何年も縁が無くて、いや違う。
これに関してですが、登場人物が自分自身に言い聞かせているという
意図で書いたものです。ギャグでもくすぐりでもありませんでした。
ラノベを意図していたわけではありませんが、
意図的に描写を減らし軽めな文体を書こうとしていました。
会話文を意図的に続けたりもしています。
キャラを軽くして軽めな文体で書くことと書こうとする行為を
軽く考える事が一緒になってしまっていたのかもしれません。
>>645 真っ正面から書くことを避けたのは確かだと思います。
女性の体を描写するにあたり、官能小説的な描写しか浮かんでこず
書くことに躊躇しました。もっと考えながら書いてみるべきですね。
いやらしくなくさわやかに女性の体を描写出来るといいのですが。
皆さんどうもありがとうございました。
654 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/29(水) 01:36:56
>>650 「ギャグやらクスグリ」は小技の例えです。あれがそうだとは言いません。
>習作は面白味のない文法に拘った平坦な物を真面目に書くべき、と
>思っているのだろうか?
書く姿勢が真面目であるべきと思っていますが、作品そのものが「面白味
のない文法に拘った平坦な物」であるべきとは思っていません。
実例としていうと、
>>595を批評した
>>599は私の文章です。
うんこを連発している
>>595はおふざけが過ぎるように見えて、他の
人からも相手にされないようでしたが、私は一部分を褒めました。
こういう習作もあっていいと考えるからです。
楷書体の練習も必要だが、丸文字の練習もあっていいからです。
ただし楷書体のなかに丸文字を入れるようなことは基本ができてから
にしましょうということです。
655 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/29(水) 01:45:17
>>652 視点の混乱と描写不足かな。
キレのあるネタのSSなら描写が薄くてもいいんだけど、オチのない
この手の話を読ませる為にはもっと描写が必要。
時間とか天候、プラットホームの様子。男の立っている位置。
行きかう人々の様子とかね。
視点についてだけど、(原則として)神視点で登場人物の内面に入った場合は、
その人物の考えていることを書き手は知っていなきゃダメ。
>それが気に入ったのか、男はカマキリに一つの愛着を持った。
前半が神視点、後半が主人公の内部視点になっている。
視点の混乱はひとまず置いておいて、男の内面に入ったら、
>男は時計を見た。【そろそろ電車が来る頃なのだろう】
書き手は男が時計をみた理由をしっているのだから「○○だろう」という
想像を書いたらダメ。
>あれから三曲終わり、男は時計を見た。
あれからってどこから?
区切りになるような事件はなかったと思われ。
>男の目は以前に増して空虚な眼差しをしていた。
頭痛が痛い系の重複。
657 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/29(水) 03:53:28
>>595です
>>654さん、重ねてお礼申しあげます
実は私、ある大物コテなのですが、
>>654さん以外このスレの人たちはみんな馬鹿だと思います。
気が狂いそうです。たすけて……
相手にしない方がいいです。
>ある大物コテ
595文に関して何も発言していないものですが
この単語は、無茶苦茶引きます。
というか、失笑ものです。
へこむくらいなら来なきゃいいのに。
次回は是非、一昨日きがやりくださいませね
659 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/29(水) 04:58:09
>ある大物コテ
激しくワロタ
660 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/29(水) 05:09:28
>>659 同意。大爆笑した。
愉快なスレだ。
わっはっはっはっはっ!
>>657 マジレスしてみるけどいいかい?
このスレは、他人から酷評されることに慣れる為に存在してる。
それ以上でも以下でもないと思う。
家族や恋人や何かの仲間内に、ありのままの感想を望んだってまず無理でしょ。
よほど古い友人であったとしても、いざ酷評となれば一歩退くと思うな。
推敲すらしてない作品を、本人が気づかん細かな部分指摘してチクチクやってくれる。
このスレの存在意義は間違いなくそこにあると、私は思うわけ。
こういう酷評に慣れてない軟弱フニャちん(自分も含むよ)にはいい修練の場だぜ。
使わにゃソンソンスイマソ〜ンゞ( ̄∇ ̄;)
でなきゃ自信満々の持ち込みチャレンジしてたった一度で玉砕終了は目に見えとるわ。
>>626 これ読んで何か感じたら、うんこ臭い
>>595なんか推敲しないで新作投稿してみ。
あんたが馬鹿と呼ぶこのスレの住人に感謝してる、私はね。
ここの人たちはなんで釣りに真面目に反応するんですか?
おもしろいですね
ああそうですね
>>661 書いたものを読んでもらえるという喜びもあるな。
色々な受け取り方をされるんだという勉強にもなる。
実験的に作風を変えたり、賛否両論の試みをして
指摘されるかどうかにチャレンジするのもいい。
駄目さはもちろん、思わぬ自分の良さにも気づける。
友人程度なら酷評してくれと言われれば出来るが、
確かに、立場が上の人に酷評してくれと言われても出来ないな。
酷評というより実験の場だと思ってるわん。
他の投稿場所はすぐなれ合うから気に入らん。
ここの殺伐としたふいんき(ryが好きだぜ。
だみあんげっつ
酷評よろしくお願いします。
『拳』
拳に命を懸ける我が人生。
何枚も拳で板を割ったよ。板に謝りたい。
しかし、安心してくれたまえ、板よ。
明日からは、お前ではなく、瓦を割ることにする。
キェーーイ!キェーーイ!
拳でキェーーイ!
キェーーイ!キェーーイ!
深夜のキェーーイ!
ひとつ、拳で突き込めば、柔道家が泣き叫ぶ。
ふたつ、拳で突き込めば、ボクサーが路頭に迷う。
みっつ、拳で突き込めば、レスラーが実家に帰る。
飛び散る血しぶき、拳を彩る。
拳のスケジュール帳、血痕で埋まるよ。
キェーーイ!キェーーイ!
涙のキェーーイ!
キェーーイ!キェーーイ!
歩道のキェーーイ!
キェーーイ!キェーーイ!
故郷のキェーーイ!
668 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/29(水) 13:10:42
>大物コテ
おもしろいですね
ID導入が楽しみになってきました
その時は掘り起こしますね⌒☆
>>646 太宰治ふうの読点の多用。息切れしているようで感心しないが、まあ好みに
過ぎないと言われればその通り。
「僕は」の多用も同様。
>僕は、始め、電車の中で立っていました。
>座りたくても、座席が全て埋まっていて座れなかったのです。
>仕方なく、つり革につかまり、顔を垂らし目を閉じました。
座れないから立っていたという当り前のことをわざわざ書くのも
そういう文体だからだろうね。「くどくど文体」とでもいうか。
つまり太宰治ふうのくどくど文体として見ればよく書けている。
導入部としては話が面白くなりそうな展開で、続きを読ませたく
なる力はある。
翌朝、有香がいなくなったと聞いた時の恐怖は忘れられない。
石山は、納戸の外に立っていた自分の妄想が有香を連れて行ったような気がしてならなかったからだ。
馬鹿馬鹿しい想像だとはわかっている。
石山は現実に戻って、すぐさま外に探しに出た。
有香は何かの事故か事件に巻き込まれたに違いない。
もしくはまだ防げる事故か事件に。
石山は、ぽつんと一人山道を歩く有香を、後ろから抱きとる自分を
想像しながら駆けずり回った。だが、遅かった。
有香は誰かに連れ去られたのだ。
その後、山道を往復して有香を探し回り、石山は虚しい疲労を感じて別荘に戻った。
すでに連絡を受けた和泉や水島、駐在の脇田などが到着していた。
石山は彼らにことの経緯を一から説明した。
ここまでです。
>>670 プロの文章ですね。
純文学ではなく推理小説系でしょうか。
あんたは鉛筆を持って部屋に入る
裸のやつを見つけ“あいつは誰?”って言う
あんたは一生懸命なんだが、理解しちゃいない
うちに帰った時になんていえばいいのか
何かが起こりつつある。でもあんたにはわかんないのさ
あんたは頭を上げて尋ねる
“これって、どこなのか?”
誰かがあんたを指差して答える
“それは彼のだよ”
そして、あんたは“私のは何なのか?”
すると、別のやつが“どこに何が?”
そして、あんたは言う“なんてことだ!
私はここでたった一人なのか?”
何かが起こりつつある。でもあんたにはわかんないのさ
今度はこの一つ目の侏儒を見る
彼は“今”という言葉を叫んでいる
あんたは言う“何の理由のため?”
彼は言う“どのようにして?”
あんたは“これはどういう意味?”
彼は叫んで返す“あなたは牛だ
ミルクを出してくれ
でなければ、うちに帰れ!”
何かが起こりつつある。でもあんたにはわかんないのさ
お願いします
673 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/29(水) 16:33:32
>>670 これがプロの文章なの?
かなり下手だな。
途中からの抜き出しなので評価が難しいけど
>翌朝、有香がいなくなったと聞いた時の恐怖は忘れられない。
と、現在から過去を見ていることになってる。
これが気になるね。リアルタイムで書いたほうが臨場感が出るはず。
>石山は現実に戻って、すぐさま外に探しに出た。
その後、外の描写が全然ない。山道という単語が出てくるだけ。
時間も天候も道の様子もない。
>有香は誰かに連れ去られたのだ。
なんでそう判断したのかがわからない。
>>673 指摘内容はその通り。
前後がないのでそういう疑問は当然出る。
私がプロの文章だと確信したのは最後の文節。
>その後、山道を往復して有香を探し回り、石山は虚しい疲労を感じて別荘に戻った。
>すでに連絡を受けた和泉や水島、駐在の脇田などが到着していた。
>石山は彼らにことの経緯を一から説明した。
この手の出来事を要約する文章は推理小説系作家の十八番で、素人には書けそう
で書けない文章だから。
単に真似しただけだろ
冒頭から見ないと真の実力は分からん
676 :
1/2:2006/11/29(水) 17:44:49
酷評おねがいします。
セオリー通りに私が彼を呼び出したのは屋上でした。
彼と私がアルバイトをしている飲食店が入っているビル
の屋上です。お昼休みにはОLが排球をしているという
噂ですが私は困ったことにОLではないので真偽のほど
は定かではありませんし、もしもОLだったとしてもそんな
風にきゃいきゃい笑いながら排球に勤しむような性格では
ないことは私が一番よく知っているです。
冬の気配を感じさせる風がひゅるりと私と彼の間を走り抜け
ていきました。コートを羽織っているのに少し肌寒い、そんな
季節です。下の道路ではひっきりなしに車が走っています。
あの車内はあたたかいのだろうなぁ、とそんなことを思った私
に、彼は少し困ったように口を開きました。
僕は世界を滅ぼしたいんだよね。笑って、そう彼が言った瞬間、
世界は霧散しました。
何が起こったのか、私にはさっぱりわかりません。すさまじい衝撃
がはしったことは、しかし事実であったように思います。もしも拙い
言葉で端的に表現するならばスフィンクスに踏み殺された挙句
ファラオに殴られてモアイ像に介抱されるくらいでしょうか。すさま
じい衝撃で、視界に壊れた地球が見えました。ちなみに、それは私
が世界ごと霧散する直前に見た光景です。青々とした美しい地球が
壊れてしまうのです。ああ、恐ろしい、とそう思う暇もありませんでした。
ええ、ほんとうに。
677 :
2/2:2006/11/29(水) 17:46:07
「うん、ごめん、俺そんなことひとっことも言ってないよな?」
「それ以外の言葉は聞こえませんでしたしそれ以外の言葉は
認めません。あれ、いま私が見たことは幻ですか? デジャ・ヴュ?
ああ良かった世界はまだ生きているんですね、では改めて、私と付き合ってください」
「マジで無理」
世界はまた霧散しました。そうして気づいたとき、彼はもうどこにもいませんでした。
世界は再生したのでしょう。ひゅるり、と風がコートを揺らしました。お昼休みに排球に
勤しむОLになりたいとうまれてはじめて、心底からそう思いながら、私は階段を下りました。
アルバイトはまだまだ続きます。遠くから救急車のサイレンが聞こえてきました。
ここまでです。
その真似をするというのが、出来そうで出来ない。
というか、こういう、ある意味、味も素っ気もない文章は真似しようという
気が初心者には起きない。こじゃれた文章やスカしたような文章は真似
したがるんだけどね。
679 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/29(水) 18:04:42
初心者? 文芸板は初心者ばかりだとでも? 勘違いも甚だしいな。
680 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/29(水) 18:24:25
>>676-677 小説としては論外。
単なる「自分語り」になってる。
情景描写とか人物描写をしてストーリーを作らないと小説にはならない。
>>676-677のような小説を書く人は今時珍しくともなんともないので
素直に内容で勝負するように
「初心者には」起きない、と限定して言っているのに、
「文芸板は初心者ばかりだとでも?」などと
なぜ全員のことだと解釈するのだろう。
あんたは鉛筆を持って部屋に入る
裸のやつを見つけ“あいつは誰?”って言う
あんたは一生懸命なんだが、理解しちゃいない
うちに帰った時になんていえばいいのか
何かが起こりつつある。でもあんたにはわかんないのさ
あんたは頭を上げて尋ねる
“これって、どこなのか?”
誰かがあんたを指差して答える
“それは彼のだよ”
そして、あんたは“私のは何なのか?”
すると、別のやつが“どこに何が?”
そして、あんたは言う“なんてことだ!
私はここでたった一人なのか?”
何かが起こりつつある。でもあんたにはわかんないのさ
今度はこの一つ目の侏儒を見る
彼は“今”という言葉を叫んでいる
あんたは言う“何の理由のため?”
彼は言う“どのようにして?”
あんたは“これはどういう意味?”
彼は叫んで返す“あなたは牛だ
ミルクを出してくれ
でなければ、うちに帰れ!”
何かが起こりつつある。でもあんたにはわかんないのさ
お願いします
>>670 ということで、みつけた。
桐野夏生の『柔らかな頬』だ。
当っていて、少しほっとした。
>>683 2人称の小説って、どうしてもカフカ系の不条理になってしまうのだろうか?
「そうじゃない!! 二人称でも素晴らしい恋愛物が書ける」
そう、言い切れる人は、今すぐ純文学系の新人賞に応募しよう。
>>676-677 なんかこれもにおうな。
プロとは言い切れないが、どこかの新人賞に間違って入選した女の子
の文章のような雰囲気がある。
>冬の気配を感じさせる風がひゅるりと私と彼の間を走り抜け
>ていきました。コートを羽織っているのに少し肌寒い、そんな
>季節です。下の道路ではひっきりなしに車が走っています。
このへんなんか悪くない。
>僕は世界を
以下は感心しないが。
選考委員のじさまをだまくらかすくらいのことはできそう。
687 :
1/2:2006/11/29(水) 20:43:54
ここは日本ではないどこか遠い国。まだまだ発展途上で、
コンピューターや携帯電話はもちろん電気やガスや水道すらなかった。
この国の小さな村で、コウイチと呼ばれる賢い少年がいた。
彼は先月で十三歳の誕生日を迎えたばかりだった。
コウイチには一人の妹と優しい両親がいた。
コウイチの家は農家だった。農地ではリュットという野菜を作っていた。
リュットはサッカーボールぐらいの大きさで、
黄色の皮にポツポツと黒い点が散らばっている。
その黄色い皮を剥くと、中からは柔らかい赤い実が出てくる。
この赤い実が甘くて美味しく、また栄養もあり、
村で一番良く食べられる野菜だった。
リュットは秋に種をまいて、春から夏にかけて収穫した。
種まきと収穫の時期はコウイチと妹も手伝って、
家族四人で農作業に精を出すのだった。
688 :
2/2:2006/11/29(水) 20:44:58
また、父親は時々、釣竿を持って川へと出かけた。
家から川までは十五キロほどあるので、
父親は朝早く出発して夜遅くに帰ってくるか、
或いは昼過ぎに出発して一泊して帰ってくるかのどちらかだった。
コウイチは今まで二回しか川まで行ったことがなかった。
と言うのも、川にたどり着くまでには途中で大きな雑木林を通らなければならないからだ。
この雑木林には蜂や狼のような子供には危険な動物がいるし、
迷子になってしまう恐れもあった。
コウイチは父親に連れられて川に行ったその二回がとても楽しく、
あと三、四年もすれば自分も一人で川に釣りに行けるのだと考えて待ち遠しく思っていた。
・・・酷評お願いします。
たを連発するのってなんか嫌。
帰れ、読むな、どっかいけ、って言われてるような感じがした。
さようならと思った。
よむなと思った。
恐ろしかった。
とわいえ、過去形って「った」になりがちなんだよね。
日本人なら、そんなに過去形に拘らなくてもええんとちゃうんの?
どうなの偉い人?
>>687 >ここは日本ではないどこか遠い国。
のっけから読む気が失せる書き出し。
>コンピューターや携帯電話はもちろん電気やガスや水道すらなかった。
電気がなけりゃ「コンピューターや携帯電話」なんかあるわけなかろうが。
「電気やガスや水道もなかった」で十分。
しかし如何に発展途上でも国に電気が全くないところがあるのか。
あったとしたら「まだまだ」というレベルではないぞ。
>この国の小さな村で、コウイチと呼ばれる賢い少年がいた。
「この国の小さな村【に】」が正。
という調子で指摘してゆくと全文直す必要あり。
まあ、頑張ってくれ。最初はみんなこんなもんだ。
>>689 過去形じゃなくて現在完了形だろ。
「た」で終わる文が続くのが不快に感じるのは、たんなる好みの問題。
>>689 上手い人だと「〜た」連発でも気にならないよ。むしろスゲー味わい深くなったりもする。
>>692 そうなんだよね。そのはずだよね。
た連発が気になったのって、綿矢の夢を与えるからで、
これまで、多分、1000冊は読んでると思うのに、気にしたこと無かったんだよね。
三島由紀夫の『仮面の告白』も、「だった」ばかりで読みづらいという評を
受けたことがある。つまり日本文にはついてまわる問題ともいえる。
要は文章のリズムが読み手のなかに上手く入ってくるかどうかという
ことではなかろうか。
>>694 三島由紀夫は灯台で基地外右翼でホモでマッチョだったから、
読んだこと無いんだけど、やっぱり本好きなら読んでおくべき?
すれ違いか。。。。
>>695 「灯台で基地外右翼でホモでマッチョだったから」読んでおくべき。
>>687-688 ・賢い、優しいなどの言葉に頼っていて語彙力が無い。
・昔話のような語り口で説明が長々とあって何の意味があるのかわからない。
・野菜の次に父親の釣りを描写し、それがどんな意味があるかわからない。
・賢いコウイチがどのように賢いかわからない。
以上。
読む気がしない。
699 :
小説家志望:2006/11/29(水) 23:33:23
>>661 同意。
ここはいい修練の場だと私も思う。
ありのままの評価を聞けるのは大きい。
吐き気がするくらい頭痛がして、時たま視界がぐるぐる回る。
あたしは何をしているんだろうと忘れそうになる。裸の男があたしの上で息を荒げながら動いている。
あたしの体に股間を押しつけ男は快楽の意思表示をする。薄暗い部屋をお風呂場から漏れる明かりが照らす。
天井には蛍光塗料の塗られた星があり、その周りを虹色の線がうねうねと行ったり来たりしている。
星を数えながらあたしは男の歓喜の声に答えるように吐息を漏らす。
ベルトコンベアーに乗ってくるなんだかわらから無い部品を選別するときのようにリズミカルにのどをふるわせる。
あたしはつまらない空想が好きでつまらない日常を捨てるためにたくさんの本を読んだ。
幸せな生活から不幸な生活まで本の中には色々な人の話が書かれていた。
あたしの生きている日常に近い物語もあって、あたしは自分が普通じゃないと思っていて
理解される事がないことにプライドのようなものをもっていたのに、似ている物語を書かれて気分が悪くなり、
その本を破り捨てる事を繰り返した。
あたしは知らない男とベッドに入るのが仕事で、初対面で服を脱ぐつまらない仕事をしている。
こんな仕事がしたいのかどうかなんてわからない。
この仕事を始めて二年ほど経ったが牛の乳搾りのように白濁した液体を搾り取る作業が続くだけの毎日だ。
知らない男と部屋に入りストップウォッチで時間を計る、風呂に入り男の体を洗い、
男の下半身から白濁液を搾り取る。芋虫のような指で体をなで回されわかりやすく体をよじる。
男達はあたしの事を普通の女の子のようには扱わない。体は女の子であっても、物のように扱われたり、
母親の代わりのように扱われたりする。でも普通の女の子ってなんだろう。
かわいい格好をすることなのだろうか。あたしはメイド服やセーラー服でかわいく着飾ることが出来て、
実際かわいいと言ってもらえる。ちやほやしてもらえるし、直接の性交をしないので妊娠することもない。
行為の前後に消毒液で消毒することは必要だけど。規定の料金を支払ってもらい、決まったことをする。
普通のデートだってお金を払ってもらったり優しい言葉を掛けてもらったりするからセックスをして
愛情の言葉を交わすし何も変わらない。妊娠してしまう危険がある事が幾分問題であるとさえ言える。
そんなことを考えていたら、あたしの上で男がうめいた。ヌルヌルしたゴムの中に白濁した液体が放出され、
生暖かい感覚を下腹部に感じる。男を優しく抱きしめると、素早く体勢を入れ替えて男から離れる。
一杯出たね、そう言ってやると大概の男は満足げに笑う。ゴムをはずして綺麗にしてやると、
どの男も恥ずかしそうにうつむく。すると男はごめんねとつぶやいた。
どんな事でも少し違っている事を覚えていてしまうのは同じだろう。
あたしは、ずっと前に白濁液を搾り取れなかった事を思い出す。あの男も同じ事を言っていた。
なんで謝る必要があるんだろう。あたしの仕事はオタマジャクシを搾り取る事で、
あなたは何も悪くない。なんで謝られる必要があるというのだ。それでも男はあたしの体を抱きすくめながらごめんねと言う。
女の子をお金で買うなんてしたくないんだけど、寂しかったから。そう言って男は視線をそらした。
謝れば何かが軽くなるのだろうか。快楽の門番を数枚の札で買収してきたくせに、何を今更謝るのだろう。
あたしは何も答えることが出来ず黙っている。男は行為後の風呂場でも体を洗いながらまた謝った。
ねぇ謝られるとどうしたらいいかわからなくなる相手の事なんて考えていないんでしょう。
そういう風に言えれば楽なのかもしれない。だけど男の気分を害したら何をされるかわからない。
単調な乳搾りでも危険は目と鼻の先にあるのだ。ベッドとお風呂だけの狭い部屋を出て小さなエレベーターに乗り込む時、
男はあたしの上着のポケットに何枚かの札をねじ込んだ。そしてまたごめんねと謝る。
あたしは男の手を両手でつかみ男の頬にキスをする。お互い様だよ。
そう言いそうになった口をあたしはつぐんだ。
またね。そういって派手なネオンに装飾され毒々しい色の光が舞う路地であたし達は反対の方向へ歩き出す。
少し歩いて男が見えなくなったのを確認し、あたしはさっきと同じ建物へと戻る。
次は302号室だ。
ショートショートでしょうか。以上で全文です。
よろしくお願いします。
「仕事」が5回、「白濁」が3回、「そういう」が5回が挿入されている。
他にも沢山数えればあるね。
ショートショートなら余計に同じ繰り返しの言葉は気をつけたほうがいいよ。
それに何を言いたかったのか、よくわからない。
仕事って大変だよってことなのかいな
703 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/30(木) 02:47:52
>>700-701 心理描写主体の「自分語り」系の文章だね。
小説にはなってないけど、趣味で書く分にはいいんじゃないかな。
プロを目指すなら状況描写を入れないとダメ。
抽象的な表現じゃなく、どこで、どういうことをやっているのかを
具体的に書くこと。
>>700-701 もったいないね。
下手じゃないのに、仕事紹介してるだけ。
へえ〜だから?と読ませられてる印象しか残らない。
705 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/30(木) 03:58:32
心理描写主体と認めていて、具体的に、とはこれ如何に。
どこで何してるのか程度は読み取れたが。
このタイプのショートショートなら、具体的な状況描写なんてこれくらいが限界じゃないだろうか。
むしろ過剰気味な感すらある。
極端な話、娼婦の仕事風景など、特殊な事情でもなければ
娼婦が仕事中です、の一文ですませられるほどありふれたイメージ。
もっともその肝心の心理描写に、言葉選びの拙さが原因と思われるが
余計な引っかかりを感じるし、ヤスリをかける余地も多い。
また話の筋道が二転三転し、かつ関連性や発展性に乏しく、
そして一切が消化されずに提示だけで終わっているように思う。
前半は仕事に向ける辟易と、自尊心や虚栄心の問題が
交互に、しかし間に仕切りが立ったままに取りざたされ、
(『あたしはつまらない空想が〜繰り返した。』のくだりは、文章内の位置としてもおかしい)
後半に入った途端に前半の流れは断ち切られ、妙な客に対する動揺が唐突に話題に上り、
それもまたラストで完全に放棄されて終わる。
ひとつひとつの要素は、掘り下げれば面白くなりそうな気配があるのだが、
先に述べたように、関連性や発展性に乏しいので
話が膨らんでいく、という期待を持つことができない。そのため読み進めることが苦しくなる。
読みやすいはずのショートショートでこれは致命的。
はっきり取り上げたいテーマなり、キャラクタの抱える心情なりをひとつに絞って
それを掘り下げていくべきだと思う。
駄文にて失礼しました。
706 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/30(木) 04:19:25
>>661 新作に期待するがよい。( ̄ー ̄)ニヤリッ
そして(*´∀`*)
ついでに(;´Д`)ハァハァ
(*´Д`)ハァハァ
(*´Д`)ハァハァ/lァ/ヽァ
(;´Д`)l\ァl\ァ
(;´Д`)Д`)Д`)Д゚)
ハァハァ ハァハァ ハァハァ ハァ?
┏━━━┓
┃ ハァハァ ┃
┗━┳━┛
(*´Д`)ノ
(*´ρ`*)/ヽア/\ア
(;゚∀゚)=3ハァハァ
(*゚∀゚)=3ハァハァ
707 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/30(木) 04:34:06
筆を置いた私は部屋の窓をあけ、上着を羽織り、ベッドに腰掛けた。近所の鳩小屋からホオホオという鳩の声が聞こえてきた。風がカーテンを揺らせた。
708 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/30(木) 04:35:06
一杯のコーヒーを砂糖抜きでゆっくり飲み干しながらとりとめのない想いに身を委ねていると、私の周りの現実の世界がすうっとその色を失っていくように感じられた。
709 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/30(木) 04:36:26
私は目を閉じ、長い時間をかけて気持ちをひとつにまとめた。そして何かの諦めにも似た切なさを感じながら無意識で、もっぱら無意識で支度をし、日記を書き綴りながら確認した‘事’を実行するために玄関を後にした。日はもう、とうに堕ち、時計は十二を回っていた。
>>700-701 惜しいねえ。
ショートショートというより掌編小説かな。
いい文体なのだけれど、これで全文ということだと残念だ。
これを導入部として、これからお話がはじまるというのであれば、大いに
期待できる。
302号室に行った。するといままでとは違う男に会った、そして、とかね。
その場合はこれを3分の2くらいに刈り取って、カットした部分は後段に
まわしたらいいと思う。
余談だけど、
>ゴムをはずして綺麗にしてやると、どの男も恥ずかしそうにうつむく。
そうなのかね? 私は堂々としているが。
>>703 >抽象的な表現じゃなく、どこで、どういうことをやっているのかを
>具体的に書くこと。
亀頭を口に含んで舌で舐めまわした。
このように具体的に書かないと満足せんのか。
そこまではいかないにしても、
キュっと指に締め付けが感じられ、
>>711の両足が突っ張っていく。
「ああああん・・・はぁはぁ・・・・・」
快感に染まったのか、
>>711は両足がさらに広がる。
・・・・ニュプ!
>>703は引き抜いた指を割れ目にそってなぞり、
>>711の敏感な部分に触れる。
これぐらいは欲しいって事じゃね?
オレもあまりに「逃げ」てるように思えた
まあ、あえて官能描写を入れない表現もあると思うけどちょっとこれはね。
>>700は官能小説だよね?
713 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/30(木) 13:18:28
>>712 >>700が官能小説になるのなら
本屋の小説コーナーの3分の1くらいが18歳未満立入禁止になるな
いや、官能小説のつもりか、書くつもりかって事
日本語でおk
ここってエロ描写投稿してもおkなんですね?
717 :
しん ◆SHIN46tkbs :2006/11/30(木) 15:13:06
詩板からきました
投下します
718 :
しん ◆SHIN46tkbs :2006/11/30(木) 15:14:42
「とめどなく」
うーん…
中学生の頃3つ年上の人が好きになった
手をのばしてもあえなく中指は宙をきるような
一光年先にいる人に恋して光が届く頃には
もうその人はいないような
埋めようもない机と机の谷間だった
その価値観は薄れ今僕の手で届くギリギリ範囲にあなたが居て
僕は谷間から手を伸ばす
ある寒い日公園に彼女を呼び出し今はまさに
そ の 瞬間だった
彼女の仕草が谷間から吹く風になり足をカクカクさせる
真っ白な頭を駆け巡り彼女の顔に標準が
あっ た…
「フライ、しん!」
719 :
しん ◆SHIN46tkbs :2006/11/30(木) 15:17:44
彼女のおでこが前のめりになった
僕の頭ではエマージェンシーの赤いランプが
柳沢シンゴのわめき声に合わせて点滅している
ピーピーヤバいよピーピーヤバいよ
「私、彼氏いる─ 」
魔神ブウに殴られたベジータみたいな叫びが響いた
「クハァッ」
谷底に真っ逆さま
顔はカエルになっている
ちょっとおどけてみた
谷底に沈んだ僕は帰還すると今はベッドに沈んでいる
左足がビチャビチャだった
どうやらマジで谷底に落っこちたらしい
足は臭いが谷間を怨み眠りに落ちた───
た───
た───
た───
と、現在の彼女に頬を張られながら走馬灯を見た
柳沢シンゴが脳内でピーピーわめいていた
私は月野兎(つき のうさぎ)。24歳。
2年ニートした後、4年制の大学に入りました。
悪い魔法使いを倒すために、私、頑張ります、
「この悪い魔法使い!覚悟しなさい!」
「いい加減に夢から覚めろよ」
悪い魔法使いは巧みな精神攻撃を仕掛けてきます。
「いつまで魔法使いごっこうやってるつもりなの?つうかさぁ、キモイんだよ。24歳にもなってコスプレなんかしてんじゃねえよ。
俺さぁ、はっきり言っておまえなんかに構ってる暇ねえんだよ。」
本当にむかつく魔法使いです。私は本気でむかつきました。
だけど、私ももう大人なのでここは抑えることにしました。
「魔法使いくん。このユウマたんの限定フィギュア捨ててもいいの?」
「お前は全世界を敵に回す気か?」
酷評よろしくお願いします!!
解説ですが
ユウマたんの限定フィギュアは誰もが欲しがる伝説のアイテムです。
解説ですが
悪い魔法使いは実はただの宇宙人なんです。
悪い魔法使いは私の腰のあたりをなめ回すように見ています。
「おまえがユウマたんのコスプレするなんて1万2千年はえぇ」
「好きなんだからしょうがないじゃん」
悪い魔法使いは舌なめずりをしながら私に近寄ってきます。
「おまえが着るとユウマたんのコスが汚れる」
悪い魔法使いは私に飛びかかってきました。
「やめてー」
なんだというのでしょう。悪い魔法使いは私のたわわな胸を掴みます。
「ユウマたんはこんなに乳でかくないんだよ」
「いやー」
私のおしりには悪い魔法使いの如意棒がこすりつけられます。
「ツルペタこそ世界平和の証ウリリィ」
「そんな事したら」
悪い魔法使いは器用にファスナーを見つけ、私のコスプレ衣装を脱がせていきます。
「こんなホルスタイン並の乳は罪だぁ」
「なんで、舐めるのよ!」
悪い魔法使いは舌を伸ばし私の胸をなめ回します。
「ああん」
こうなったら最終手段です。そうですとも。
悪い魔法使いの如意棒からは悪の精を搾り取ってしまえば世界は救われるのです。
「うへへへへ」
如意棒が私のパンツを破り進入してきます。術にかかりました。大好きな孝弘君を乗っ取る悪い魔法使いなんて許さない。
「あんあんあん」
そのときです。部室のドアが開いて部長が顔を覗かせました。
「おまえら・・・」
突然の事に如意棒がしぼんでしまいました。私の計画は失敗です。
悪い魔法使いは部長に乗り移ってしまったようです。
「おい、何やって。ウガググ」
孝弘君と二人で部長を捕まえ、エッチな顔で悩殺します。
部長棒を迎え入れるとヌプヌプと音がします。
「ユウマたん。俺も」
孝弘君にも悪い魔法使いが分身してとりついてしまいました。
お口で応急措置をします。
「あんあんべろべろ」
そうして私は悪い魔法使いを退治しました。
せいぎの味方月野兎。24歳。
2年ニートした後、4年制の大学に入りました。
そして悪い魔法使い退治やってます。エヘッ。
くそっ!俺には文才がなかった。。。ちくしょお!
目が死んでいる。
鏡の自分と目が合い、中井は思った。
次の仕事を知らせる携帯電話の着信音に起こされたのがついさっき。
仕事が終わって布団に入ったのがさっきだった。
中井はそのまま布団にもぐりたい気持ちになったが、体に鞭打ち起き上がらせ、台所の流し台の前に立った。
蛇口を捻ると、細長い管を伝って、中井の頭に水が注ぐ。冬の冷たさが頭に染み渡った。
頬を伝って、滴り落ちた水がステンレスと安っぽい音を立てる。
多少はさっぱりしたか。
顔から水を拭き取るとタオルを投げ捨て、代わりにワルサーP5の収まったホルスターと、スーツを拾い上げる。
カーテンのレールに掛かったハンガーから焦げ茶の化学繊維百パーセントのコートを羽織り、中井は玄関の扉を開いた。
明るいのならまだしも―中井は薄暗い辺りに眉をひそめる。覗き込んだ時計の針は、五時を指していた。
酷評お願いします。
>鏡の自分
出来れば「鏡の中の自分」で
>焦げ茶の化学繊維百パーセントのコート
ここまで書く意味があるの?
全体的に説明的で、無駄な描写が多いです
上手く書こうとしないで読者に伝えたいものだけを書いて下さい
どーん、でもばーん、でもあんあんでもAHYAHYAでもいいです
それでも続きの読みたくなる文章を書いて下さい
>>727 >次の仕事を知らせる携帯電話の着信音に起こされたのがついさっき。
>仕事が終わって布団に入ったのがさっきだった。
わかりづらい。布団に入ったらすぐに着信音で起されたということなのだろうが、
「ついさっき」と「さっき」はなかろう。
冒頭の「中井は思った」から3行がカットバックになっているのは読みづらくして
いるだけ。こういうのを読むとなるほど常連さんの言う「回想は不可」は正しいの
かと思う。
>頬を伝って、滴り落ちた水がステンレスと安っぽい音を立てる。
「安っぽい音」ってどんな音なんだ?
下手だが、微笑ましい下手さではない。苛立つ下手さだ。
>>727 携帯電話の不躾な呼び出し音でこの世に引き戻された。
仕事を終えてから湿った布団に倒れ込んで半刻も経っていない。
すえた匂いのする寝床から這い出し、中井は微睡みの誘惑を断ち切るために
薄暗い流しの前に立った。
目が死んでいる。
鏡の中の自分はいつもそうだ。
錆びた蛇口をひねると、粉をふいたステンレスの管から中井の頭に冷水がしたたり落ちる。
冬の冷気に凍りそうなほど冷やされた液体が中井の頭を覚醒させ、
一仕事終えた水は中井の頬を伝い、シンクに流れ落ちた。
パラパラという音が緩慢な着弾音を思い起こさせる。
中井は眉間にしわを寄せ蛇口をきつく閉めた。
安川工業という名前の入った安物のタオルで顔をぬぐい、使い古されて飴色になった
ホルスターを拾い上げる。ワルサーP5が収まっている事を確認し、タオルを投げ捨て
くたびれた上着に腕を通す。
中井は少し思案して焦げ茶色のコートを羽織り、枕元に転がる携帯電話をポケットにねじ込んだ。
また数日帰る事の無い部屋に別れを告げ、ちゃちな合板のドアを開ける。
トタン屋根の廊下から薄暗い通りが見え、野良犬がゴミをあさっていた。
傷だらけのデジタル時計は五時ぴったりを指している。
不倫の末に娘が家出したと、いつものように数日嗅ぎ回れば済む仕事のはずだった――
それぞれの動作や文に生活臭を出すようにすればいいのでは?
自分なりに考えて書いてみました。細部は好みで変えましたが、
過去は軍にでもいたような貧乏探偵のイメージです。
このスレでは面白いよな、確かに
さっきと、ついさっき、ってどう違うんですか?
どっちが過去になるの?
735 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/30(木) 21:48:45
>>721-725 テンプレ
○空改行は最小限に。改行すべてを1行あける等はやめましょう。
僕なんて問題外ですね
すみませんでした
>>733 と、いうよりこのスレの存在位置が微妙…単に表現を批評するだけなのか、内容を批評するのかごっちゃになっていると思う。
後者の場合だとどうしても表現するにはスレが足りない気がする。
おまけに酷評を飛び越えて全文リライトしてしまうような強者もいるし。
この板自体が悪いか?
>>656 >>それが気に入ったのか、男はカマキリに一つの愛着を持った。
>この部分の後半が主人公の内部視点になっている。
この意味がいまいち分からない。
神は全知全能で主人公の心の中も覗き見ることはできないの?
>書き手は男が時計をみた理由をしっているのだから「○○だろう」という
>想像を書いたらダメ。
なるほど、確かにそれは神視点ではない。
>あれからってどこから?
男がカマキリに愛着を持った時点から。
>頭痛が痛い系の重複。
目と眼差しのことですか?
>>737 そこが良いんじゃん。
ばーかばかばかばーかばか
740 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/30(木) 23:09:53
このスレの人たちはみんなバカだと思います(*´∀`*)
どうせプロになっても大衆が読むんだし、
象牙の塔で研究されるために書いてるわけじゃないだろ。
馬鹿様の感想も大事じゃね?
大半の大衆は馬鹿ばかりだぜ。
便所の落書きに難癖つけてもな。
熱いリビドーがほとばしるままリライトでも酷評でもしてろってこった。
お行儀の良い書き込みが欲しければ由緒あるとこいけ。
どこにあるのか知りませんがね。
諸君!
721と724-725は別人の手によるものだと気づいたかい?
2chの書き込みなんてそんなもんだろw
>諸君!
>721と724-725は別人の手によるものだと気づいたかい?
何でわかるの?
もしかしてキミが
>>724-725の作者?
そして
>>726で文才がない、とか嘆いてる人?
>>738 656さんじゃないけど、
A それが気に入ったのか【推測=男の内面はわかっていない】
B 男はカマキリに一つの愛着を持った【男の内面をわかっている】
と、一文のなかで混在しているから駄目ってことだろう。
Aの視点ならBはありえないし、Bの視点ならAのように推測する理由がない。
わかっているものをなぜ推測する?
>>741 >諸君!
>721と724-725は別人の手によるものだと気づいたかい?
空改行ばかりで読む気がしなくて、読んでいないので気づかなかった。
>>736 >>718-719 固有名詞が多すぎでイメージの固定をしているのが気に入らなかった。
動画をコラージュしてMADムービーにしているみたい。
さらにいえば、思いつくまま言葉を並べた部分も見受けられる。
さっぱり意味不明の部分がある。
「彼女の顔に標準が」など。
詩は感性で書く物かもしれないけど、一般的ではない固有名詞を使うのは
反則では?
魔神ブウやベジータや柳沢シンゴの持つイメージに頼りすぎ。
知識が無い人にはなんだかわからない。
MADムービー的に映像を配置すればまだアートっぽくなるのかもしれないけど
文章として面白いのかどうかわからない。
漫画のキャラクターや芸能人などの世代に依存した固有名詞を
使うのは止めてみたら?
>>742 721作者乙
722、723、726は誰が書いたかしらね。
>>744 あまりに投げっぱなしの書き込みだったんで、
724-725を付け足して無理矢理オチを付けたが、
どちらにしろくだらないのは相変わらず。
文体と空改行は721に従った。合わせて3レスで完。
このスレの存在位置?存在意義?なんてこんなもん。
興味が有ればレスもリライトも酷評もある。それでいいだろ。
決まり多いのめんどくせーし。
>>737 ずっと言われている事柄。
というより投稿者の不満。
文章自体を酷評されると内容を見てくれないと文句をいい、
内容を酷評されると文章表現が分ってもらえないと逆切れする。
あるいはこのあとが面白くなるのだと言い訳する。
しかしまず内容以前に文章の基本ができていない場合が多い
ので、文章の細部を指摘することになる。
文章に大きな瑕疵がなければ内容全体の評価となる(私の場合)。
それも全部を見てから判断してくれという気持もわからんでは
ないが、実はそうでもない。
書き手の基礎体力の評価ということなら30行もあれば十分にわか
るよ。個々の作品の全体評価となると話は別だが。
わからないと思っているのは酷評されてブチ切れた作者だけだ。
>>747 物書きとしては
文章の批判<展開の批判<内容の批判だと思う。
登場人物の○○が嫌いとか、もっと良い落ちが有るだろ。
と批判されるようになったら、投稿するべき。
@
梅雨の中休みの晴天は子供達を歓迎してくれた。
待望のプール開きにはしゃぐ生徒達とは対照的に、桜井葉子の心は重い。
消毒曹に腰まで浸かった子供達を、葉子はパイプの手すりを握り締めて、上から見下ろ
していた。小学校教諭になり二年目。今年初めてクラス担任を受け持つことになった葉子
には、子供達とプールの時間を楽しむ余裕などまるでなかった。
十まで数え終わり、力いっぱい水を蹴散らしながら階段を踏み込む男子を微笑ましく思
いつつ、後ろを振り返って他の生徒の動きに気を配る。職業教師という立場を脅かす何か
が起きてはならないし、当然、起きる前に適切かつ迅速な対処をしなければならない。
プールサイドには、有り余る欲求を抑えきれずに飛び跳ねる者もいれば、シャワーの水
が顔にかかるだけで神経質になる者もいる。
水泳教室に通っている一人の男子が、腰を曲げてクロールの真似を始めると、彼を囲む
ギャラリーの輪が出来た。洗面器に顔を浸けた経験すらない女子児童も、小さな先生に習
い腕を懸命に回転させ空気を掻いている。
一足先にプールサイドに集合している子供達の中に、興奮を抑えきれずに走り出す者が
数人いた。
A
気づいてすぐに、葉子は遠くから叱りつけた。聞こえていないのか、走るのをやめない
男子生徒に向け、さらに大きな声を発した。それに反応した先輩の男性教諭が、男子生徒
を捕まえて怒鳴りつけた。
やはり、男だと一発で言うことを聞くし頼りになる。見習いたいと思う反面、負けたく
ない気持ちは男性教諭に敵対心を抱いてしまう。好き勝手な行動を繰り返す子供達に、舐
められてたまるかという思いは日増しに強くなっていく。
四十人を一人で任されてから早三ヶ月が過ぎた。格闘の連続だった。日々の子供達の成
長には目を見張るものはあるし、見ていて飽きない。それは事実なのだが、時に悪魔へと
変貌する幼い人格と対峙するのは、生半可な体力では勤まらない。未だ聖職という責務に
押し潰されそうになり、逃げ出したいと思うことさえある。人間形成という場に、これか
らもずっと身を置くことに、最近は自信が持てない。覇気すらない自分に無性に苛立ち、
こんなはずではなかったと半ば失望していた。
何かが水面に落ちる音がした。
葉子のいる場所からは完全な死角にあった。見える位置に素早く移動して波紋を確認し
た。すぐに生徒の誰かが落ちたのだとわかった。
>>751 (;´Д`)流れが悪いのかしら…orz
昼間に携帯で作ってさっきまで推敲してました。
でもいい加減疲れたんで諦めて投稿してみました。
>>752 流れが悪いというよりも、スレの平均レベルよりも上手いから
触るのに躊躇しているのだと思われ。
>階段を踏み込む
踏み込む?
>女子児童
ここだけ児童なのはなぜ?リズムのため?
他は気にならないし、上手いと思う。
先が気になる引きもあるしキャラも立っていると思います。
これ以上突っ込む所は好みの問題以外なさげ。
内容には関係ないけど、
丸付き数字は機種依存文字なので使わない方が良いです。
どのレスで投稿が終わっているのかをわかるようにする事も
大事だと思います。
男子といったり男子生徒といったり、男といってから男性教諭といったり
そういう部分もしつこく読むと気になるかな。重箱の隅に過ぎないから
バランス感覚の問題かもしれないけど。
深夜2時まで、後数分です。
私はマグに入った熱い紅茶を台所から自分の部屋にはこび、パソコンの電源を入れました。
毎日寝る前の習慣、ブログの更新をするためです。
窓から東京の夜景が見えます。
高いビルの屋上で、紅い光がちかちか、と瞬いています。
あれはサンシャイン60。私の気に入っている、見慣れた風景です。
ログインしていつものサイトにアクセスし、画面を見ながら今日は何を書こうか考えていましたら、ふとあることに気がつきました。
今日は12月1日。
私が彼女に出会ったのは、去年のこの日。風が吹く寒い日でした。
彼女は公務員で窓口業務の仕事をしています。
当時無職だった私は、そこの部署にアルバイトで入りました。
ネットでバイト募集の広告を見つけ、面接に行った午前中、支部長はいきなり私にこういいました。
「師走は超多忙な仕事なのでくれぐれもよろしく」
面接でよく聞かれる質問など一切なし、話もそこそこに部屋に通され、机に座らされました。
いきなり回ってきた仕事は、カレンダーを巻き。
展開が速すぎると思った私でしたが、とにかく目の前のやるべきことの容易さに少々安堵し、これで時給900円は安いと幸運を嬉しく思い
ながら、ちんたらと目の前の紙を巻くことに集中しました。
段ボール箱3つほどを片付けた頃、お昼の時報が鳴りました。
私は午後1時から45分の昼休みと聞いていたので、そのまま残っているカレンダーを片付け続けます。
しばらくすると、窓口と内勤の人が交代したらしく、パーテーションで仕切られた向こう側から何人かの人達が
こちらの方へやってくる気配を感じました。
その中の一人に、彼女がいました。
彼女は私の斜め前の机に座り、暖かそうな紅茶と手持ちの弁当を置いて食事にかかりました。
じろじろと直接見るのははばかられましたので、私はさりげなくを装い、彼女を観察しました。
お世辞にも美人ではありませんが、少し癖のついたショートカット、小さい背丈にふっくらした顎、コロコロと笑う彼女は
何といいますか、鼻面が黒い雑種の子犬の愛嬌と可愛さがあり、妙に私の関心をひきました。
今思えば、私は彼女に惹かれていたのだと解るのですが、その時はただ単に、自分が関わることの少なかった
『正社員、しかも公務員の若い女』が珍しいのだと思っていました。
「よろしくね」
彼女はふいに私に言いました。ちょっとだけ緊張したような、控えめな目をしていました。
「は、はい、いいえ、私の方こそよろしく」
少し慌てて挨拶をすると、彼女はにっこり笑いました。ほころぶような笑顔とは、このことだと思いました。
彼女の名前は、朋子、でした。
彼女によく似合っている名前でした。
朋子は、昔の私と重なりました。
忙しい窓口業務や調子の良い同僚からまわってくる雑務を、朋子は一生懸命やっていました。
口に出しては言いませんが
「私がいないと仕事がまわらないの」
と損な役回りの自分を一生懸命、言い聞かせている印象でした。
朝6時に家をでて、帰りは夜12時過ぎ。休暇はろくにとれず、だんだん疲労で麻痺してくる頭の中で
『自分が仕事を回している』という快感にひたり、気がついた時には11年勤めた企業を病気退職していた
時代の自分に、です。
私は当初、天下泰平の公務員でもこんな人はいるものなのか、と相当驚いたのを、覚えています。
朋子からなんとなく目が離せず、ずっと見ているうちに、自分の胸のうちを自覚していきました。
年が開け、他の雑務も慣れて半年が過ぎた頃です。
私は朋子と偶然にも帰り道が一緒になり、そのままどちらからともなく喫茶店へ行きました。
何を話したのか、あまりよく覚えていません。とにかく私のテンションは高く、できるだけ沢山のことを
面白おかしく、一生懸命話したと思います。
別れて家に戻る道は、もっと朋子の話を聞く側に回るべきだったと後悔の渦でした。
ですが、朋子は「楽しかったです」と言ってくれました。とても嬉しく思ったのですが、社交辞令かも
しれないとも思いました。
また行きましょう、とお互いにこやかに約束しましたが、では、今から行きましょう、とは、なかなか言うことができません。
私は、なぜ30もとっくに過ぎた自分がこれほど不器用におどおどしているのか解らず、朋子に対して恥ずかしいと思っていました。
---
気晴らしに書いてみました。
短編の始まりという感じで、50枚くらいになるかな、と思います。よろしくお願いいたします。
>>749-750 情景描写と人物描写が弱いな。
男性教師がいるならもっと早く出さないとダメ。男性教師が
どういう人物なのかも描写しないと。
>四十人を一人で任されてから早三ヶ月が過ぎた。
溺れるという事件が起こるなら、このカットバックは不要。
文章は大体いいんじゃないかな。
>>755-757 論外。
なんで「です、ます調」なの?
もう少し小説を読んでから書いたほうがいいと思う。
>>758 >男性教師がどういう人物なのかも描写しないと。
男性教諭がどう物語に絡むかによって描写する必要があるかは
変わるのでは?個々の生徒と同様に、
没個性のまま流す方が物語の流れでは良い場合もあると思います。
>>四十人を一人で任されてから早三ヶ月が過ぎた。
>溺れるという事件が起こるなら、このカットバックは不要。
カットバックではなく監視業務の中で一瞬の意識の飛びを表現しているのでは?
具体的なシーンではないので人物の内面を表現するのに必要だと思うのだけど。
>>755-757 時系列がわかりにくい。描写がどの時点を基準にしているのだろう。
>食事にかかりました
文体の古くさい雰囲気から、
たった一年前の事なのに、30年も前の回想を聞かされている気にもなる。
>師走は超多忙な
>ちんたらと
>私のテンションは高く
>ネットでバイト募集の広告を見つけ
その割に、これらの乱暴な言葉遣いをしているので、主人公の年齢が実感できない。
>これで時給900円は安いと幸運を嬉しく思い
時給が安いのは幸運なの?
背伸びしすぎなのでは?
もしくは高齢童貞臭といえばいいのだろうか。
素で女性を神聖視してそうな気持ち悪さがある。
精神を病んでいる壊れた人を描くならいいのかも?
>>760 本人かな? 別の人かな?
>男性教諭がどう物語に絡むかによって描写する必要があるかは
>変わるのでは?個々の生徒と同様に、
>没個性のまま流す方が物語の流れでは良い場合もあると思います。
プールで事故がおこらないように監視しているシーン。
このシーンでは子供たちは群集だけれども、監視にあたっている人物は主要人物
になる。主要人物の描写は必要。
事故が起これば監視している大人が対処するのだから。
>カットバックではなく監視業務の中で一瞬の意識の飛びを表現しているのでは?
それをカットバックというのでは?
これから事故が発生するというシーンで三ヶ月間の回想を入れる必然性はない。
より詳しく言うと、プールで事故が起こるまでの「間」が持たないからといって
無関係な回想シーンを入れてはいけないということ。
763 :
酷評お願い:2006/12/01(金) 03:38:45
ああ、神よ。
あなたは何と恐ろしい
何と虚栄心の御高い…
あなたはいったい何ゆえに、このように不平等な世をお造りなされた?あなたの不完全な作品たちがどれほど悲惨に傷つきあい、どれほど無様に苦しみあっているかご存知でしょう?あなたは全て承知していたはずです。
764 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/01(金) 03:41:02
あなたが予定なさっている‘結末’はあまりに無慈悲すぎやしないでしょうか?あなたが裁かれる【盗み、殺人、強姦、同性愛、高慢、強欲、嫉妬、不信心】。生まれつき気質も能力も、さらに歩むべき道すら定められていた彼らに、いったいどんな罪があったでしょうか…
ああ、彼らは、どうにも出来ない慾の種子を植え付けられたばかりに…抑えつける力も意志も授けられぬばかりに…
>>759 そうか?一人称ですます調という文芸の可能性を少しだけ感じたぞ。
最後まで書けたら、それなりの味が出てくると思う。
766 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/01(金) 03:52:48
あなたにより創造され、予定された彼らの何を裁いたのです?私は決してあなたを許しません。勘違いしないで頂きたいのです。これから私が行う一切は、全てあなたの注目を欲しているからこそ。あなたを愛してやまない小さな生き物による、せめてもの自己顕示なのです。
>>702 確かに同じ単語を繰り返してしまっている語彙の無さが露呈していますね。
可能な限り言い換える事に注力したいと思います。
言いたいことは、自分の本音を閉じこめてしまっている女の子とお客の
不器用なすれ違いを書きたかったのです。
乾いた心同士がぶつかって余計にひび割れてしまうような。
ああ、とっても陳腐ですね。何か目を引く事件を起こして、
こういう書きたい事は匂わせるくらいでいいのかもしれません。
>>703 どこで、どういうことをやっているかを丁寧に描写してしまうと
官能小説になってしまいそうだったので、淡泊になるように描写しました。
官能小説にならないくらいで文学に必要な性描写はどこまでなのでしょうか
性行為の描写では花村萬月や村上龍を思い出します。
>>704 仕事紹介をするつもりではなかったのですが、狙いを定めきれていないのですね。
>>705 性行為をそればかりにならないように描写するのは難しいものですね。
言葉選びの拙さや語彙の無さは痛感しております。
リズムを崩さず自然に言い換えていけるといいのですが。
構成に関してはあれもこれもと入れてしまっているのでしょうか、
練り込みと読者を意識した分かりやすさが足りないのですね。
欲張らず推敲で大胆に削除していくことを覚えたいと思います。
>>710 娼婦で話を展開させるにあたり、村上龍のトパーズからの影響を感じていました。
もう10年近くも前に一度読んだきりで、手元にも無いので未確認なのですが、
娼婦視点で内省的に書くと、どうしても思い出してしまいます。
トパーズは色んな客との話だったように思います。
同じように色々な客を描くとオリジナリティの欠如に繋がってしまうのでしょうか。
ゴムに関しての件は勉強になりました。
>>712 官能小説を書こうとしたわけではないです。
私のレベルで「文学」と言うのは恥ずかしいのですが、
文学的に性行為を書くことと官能的に書くことの距離が上手く計れていないようです。
酷評していただいた皆さんどうもありがとうございました。
信号が点滅する中、私は何故『あれ』が欲しいのか考えた。
いつの日かこの日本も滅びる。何故地球温暖化を無視し続けるのかと言えば、結局は自分が死んだ後はどうでもいいからなんだ。
今の人間の大半はそういう考えである。しかし、私は違う、全世界を滅ぼし、全ての闇を葬り去り、そして無と化す。
とは言ったもののそんな力があるなら既に使っている。
ここは核戦争でも期待するしかないのだろうか。でも死ぬのは嫌だな。
でも死ぬ前に絶対に手に入れたい。お店へ急ぐんだ!!
その時、信号はすでに変わっていた。
「あの、これ欲しいのですが・・・。」
「これは昨日売り切れました。」
魔宮あゆみたんのフィギュアが売れきれ・・・。私はどっと肩を落として家へと旅立った。
「あゆみたんのフィギュアが欲しい欲しい欲しい・・・」
ネットオークションを物色しながら、ポテトチップスを食べ、ジュースを飲んでいた。
あゆみたんのフィギュアが見つかったが、欲しい奴とは違った。
もうあきらめようと、違うものを探すことにした。
「これは・・・!!22日?今日発売!?行かなくちゃ!!」
急いで家を出て恵庭駅まで息を切らしながら走って行き、恵庭駅から新千歳空港まで電車で移動し、
新千歳空港から羽田空港まで飛行機で移動し、羽田空港から浜松町まで東京モノレールで移動し、
浜松町から秋葉原まで電車で移動して、やっと店についたと思ったらすでに長蛇の列だった。
買えるかどうか不安で、開店までドキドキだった。
レインのフィギュアがようやく手に入る・・・。
そして、翌日開店。だが・・・
「長門有希のフィギュア本日限り500体でーす」
私は長門のフィギュアが入った紙袋を持ちながら泣いた。
「全世界が滅びればいいのに。」
私は何を隠そうアンチ長門、アンチ綾波、アンチタバサ、である。
こんなフィギュア、即オークションで売却である。
10000円で売れた。そして翌日振込みが確認され、あとは送るだけになった。
「やった〜!長門の限定フィギュア1万で売れた〜〜!!ちょっとラッキーかも」
私は嬉しくてつい叫んでしまった。
それを聞いたのか隣のヲタクが慌ててやってきて、そのフィギュア2万円で売ってくれ!って言ってきた。
もう振込みされたことを丁重に伝えたのですが、そのヲタクときたら、
「頼む!5万円だすから売ってくれ!」って言われて、そんなのネットでまた出てるから買えばいいじゃんって思ったけど、
あまりの人気ですでに市場価値は4万円にまで達しているみたいだ。
売り時を間違ったかも・・・まさかこの購入者は転売厨?
私は怒り狂った形相で入札者にメールで、「やっぱりお金返しますのでキャンセルってことでお願いします」と丁重に断りのメールを送った。
そしたら「詐欺ですか?」というメールが届いた。市場価値が上がったんだから仕方ないじゃんって感じ。
住所は聞き出しているから、『普通郵便』で1万円返してやった。
ヲタクに5万円で売りつけてやった。ざまあみろ。
だけど、数日後、「お金が届いていない」って言ってきやがった。
普通郵便はこれだから困る。1万損したけど書留が一番だなって思った。
酷評お願いします。
オタクなら、イベント限定品で無い限りネットで注文するかと。
普通にアマゾンでも何でも手に入るから、今時。
オタクがオタクと気づかないというのが話のオチなら、もうお腹一杯。
なるほど・・・参考になります。
>>762 横入りですが、
>それをカットバックというのでは?
>これから事故が発生するというシーンで三ヶ月間の回想を入れる必然性はない。
この場合ははカットバックではないし、回想でもない。
>>760さんの言うとおりに意識の描写。
>逃げ出したいと思うことさえある。
>最近は自信が持てない。
>半ば失望していた。
すべて主人公の現在の内面の描写だから。
これが具体的な場面の描写ならカットバックとなる。
(例)
四十人を一人で任されてから早三ヶ月が過ぎた。格闘の連続だった。
階段から落ちて子供が怪我をしたこともあった。救急車を呼び病院まで
付き添った。治療が終りほっとしていると、母親が駆け込んできた。
「どういうことです!」葉子の顔を見るなり母親は鬼の形相で怒鳴った。
男性教諭の細かい描写もこの段階では必要ない。
ただ、「いる」ことはもっと早くに書いておいたほうがいいかな。
776 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/01(金) 12:59:06
>>775 過去に意識が飛べば回想だよ。
長い短いがあるだけ。
回想シーンは短くまとめろとは言われるけど。
>これが具体的な場面の描写ならカットバックとなる。
こんなデタラメ誰に教わったの?
>男性教諭の細かい描写もこの段階では必要ない。
>ただ、「いる」ことはもっと早くに書いておいたほうがいいかな。
男性教諭を登場させたらそこで描写が必要になるのでは?
もっと本を読んだほうがいいよ。
>>745 うっ…はい、出直してきます(^_^;)
ありがとうございました
また宜しければお願いします
>>777 紙幣《かね》は何となく分かるけど
頬《ほほ》ってのは何だ?普通に読んでいると思うんだが…
>>778 745じゃないが
後半の固有名詞乱れ撃ちはなんで?
説明が面倒だから無意識に逃げたの?
読めるレベルにないし全然面白くないけど
もし書き慣れたなら面白い物に化けそう。
782 :
780:2006/12/01(金) 18:17:35
>>781 書いて推敲して自分で納得した物を他人に読んでもらって
指摘されて落ち込んで、それでも諦めずに書きまくることかな。
皆様酷評どうもでした
>>753 機種依存文字指摘どうもです。
以後気をつけます。
ガキらが無意味にわざと水をバシャバシャさせながら階段を上がってくるのって
一体どう表現すればいいですかねえ。
結局思いつかないんで諦めてしまいました。
あと「消毒曹」ってやつも正しいのかな?
あそこ女子児童にしたのは無意識です。何故なんだか自分でも謎です。
>>754 男子、男子生徒、男、男性教諭。
なるほど指摘されると言われる通りですね。バランスが悪いか…
>>758 描写が弱いですか。なるほど。
男性教師はエキストラなんで勝手に省略してました。
溺れる事件があるならカットバックは不要ですか。なるほど
>>760 おっしゃる通り、自分では「意識の飛び」のようなもののつもりで書いてました。
結局、絡まないしいいか的なノリで男性教諭を扱ってます。
酷評どうもです
>>762 760は別人です、ハイ
なるほど、男性教諭は主要人物となるわけですか。
カットバックついてはほぼ無意識に書いてて改めて自分は理解出来ていないと
そうゆう感じの未熟さ実感です。
因みにラストは無理矢理で、主役が自分の教師適正に悩むとこをダラダラ書いて
終えるつもりが子供でも落としちゃえ的なノリで締めてしまいました。
>>775-776 参考になります。
自分ではカットバック書くぞとか、ここ回想にするぞとか殆ど意識がなく
自分は向いてない?と悩む新米女教師の感じるままを書き連ねただけでした。
自分の投稿がきっかけでこうやってカットバック議論が白熱してくると
なんだか書いた本人がわけわかめ状態なんだなと思い知らされます。
>>769-771 読者を選ぶね。
アニメにしても何作品つかってんの?
ゼロの使い魔?
涼宮ハルヒ?
エヴァンゲリオン?
Serial Experiments Lain?
マジカノ?
すでに検索しなきゃならん。
辛うじてエヴァンゲリオンが分かる気がするだけだ。
この板じゃなくてラノベ板の方言った方がいいのでは?
PCゲームの隠しドキュメントでおまけ的に制作者が書いていた
テキストってこんな感じだったなと思い出すが、
日記だし、マンガとか同人誌の本体の作品があってこそ
奥付とか表紙裏とかでこういう電波文章が許されるんだと思う。
別に作品があって、それのファンとかが作者に興味持っていて
その作者の書く物ならなんでもいいから読むって人じゃないと
これってどうしようもない駄文以外何者でもないんじゃね?
結論
まともな作品が書けるようになったら、電波文に手をだしましょう。
電波文でもポイントを押さえる必要があります。
こういうものは一角の人物になってから書き散らしてください。
アニヲタでごめんなさい。
でもありがとう。
>>777 酷いな。描写が無さ過ぎるよ。
余計な所にルビを振っているのもいくつかある。
>>779に指摘されている以外でも
田崎《たさき》
揉《も》め事
前者は名前だからまぁ譲るとしても揉めるのは普通に読めるんじゃない?
キャラの描写や状況も薄すぎるね。
会話してりゃ話は進むだろうが、ト書きレベルの描写しか無いように感じる。
あまりに指摘すべきとこが多すぎるんで、具体的に一個だけあげとくけど、
>チャイナドレスは着ていず、ラフな普段着の格好だ。
>この店には不釣り合いな感じの、ちょっといい女だった。
これでどんな女かわかったら超能力者だぜ。
知花《ちか》ちゃんは足の無い幽霊かい?
あんたの頭の中にはあるだろイメージが、そいつを文章にぶつけろよ。
髪の毛はどうだ、顔の造作はどうだ、スタイルはどうだ、書くことたくさんあるだろ。
ラフな普段着ってどんなんだよジャージの上下かい?
こういうハードボイルド志向の話って間が持たなくなるとすぐ煙草吸うんだよね。
なんでも煙草吸えばかっこよく決まると思ってるとしか思えない。
煙草を禁じ手にして描写してみたら?
煙草は効果的に使わないと陳腐なだけだぜ。
>>777 普通に読めた
このスレの中ではマシな部類
確かにルビはちとうざいかも
これ、評価が分かれそう
>>779 >>787 批評ありがとうございます。
確かに不必要なふりがなが多すぎました。
描写の弱さもご指摘の通りでした。
あのあたりを、もうちょっと見直してみます。
ちなみに、田崎という男の描写は、翌日になってから男のもとへ訪れた際に詳細に描こうと思っているのですが、
いまの段階で描写した方が良いでしょうか?
ご教授お願いします。
#煙草はいざというときまで、禁じ手にしてみます。
>>788 ありがとうございます。
ルビは完全に独り善がりでした。
ルビのふれるエディタを購入したので、調子に乗ってつい余計な部分まで振ってしまいました。
もっと読み手のことを頭に入れて書くように気をつけます。
連投すみません。
ちょっと読み直して気になったけど、
>俺の足下に立ってこちらを覗いていた。
倒れているのに足下って言うの?
田崎の描写についてはどうだろう、翌日のシーンでの描写は
弁護士事務所なりの仕事モードの田崎だよね?
この時点での田崎は夜の田崎であってミステリアスな人物としての
余韻を残しながら、暴力にも強い人物としての描写は必要かもね。
手のひらが熱いとかの描写をもう少し広げて見ると、名詞を見たときに
弁護士だったのかというギャップが生きてくるのではないかと思う。
ハードボイルドのテンプレートに沿った感じだから、
ライバル、女、暴力、スナック、金、煙草、大きな組織犯罪、ヤクザ
情けない時に出会った女が主人公の熱気に巻き込まれて落ちるんだが
実は大きな事件の鍵はその女が握っていてとかね。
ハードボイルドって大体予定調和なんだよね。
ハードボイルド系を読む人ってどんでん返しとかよりも、
手に汗握る興奮というか、主人公との一体感を大事にするんじゃないのかな。
今は弱いリーマンなんだけど飲み屋の帰りの夜に小さな路地での小競り合いから
ドラマに巻き込まれて、いい女と出会って裏社会の悪を倒すみたいの、
自分のテリトリーじゃないから大胆になれるし、適度に孤独も味わえるしってんで出張先での出来事とかね
つまり読み手を登場人物といかにシンクロさせるかが大事だから、
主人公が見た物感じたものは出来るだけ書いた方がいいんだと思う。
今のところ主人公の人となりも不明確だから描写してあった方がいいと思うよ。
早い段階で読者とシンクロさせるためにね、出張に来たリーマンとか全国各地を回るカメラマンとかさ。
かつて北方謙三が好きでよく読んでいた奴の主観だがね。檻とか好きだったよ。
見当違いならスルーしてくれ。
>>791 > この時点での田崎は夜の田崎であってミステリアスな人物としての
> 余韻を残しながら、暴力にも強い人物としての描写は必要かもね。
なるほど・・・グッと人物に奥行きが出て来ますね。
その当りを考えて、手のひらを使った描写も含め、現段階で描写を加えてみます。
> ハードボイルド系を読む人ってどんでん返しとかよりも、
> 手に汗握る興奮というか、主人公との一体感を大事にするんじゃないのかな。
とてもよくわかります。
北方謙三自身も、なにかのインタビューでそう答えていたような記憶があります。
心情などの描写も含め、その大切さをすっかり忘れていました。
ご指摘、本当に感謝です。
>>777 冒頭の田崎にやられて臥すまでの描写が薄かったかな。
それ以外は比較的読みやすかったと思う。
が、話が全然見えてこない。主人公が何者なのかも不明だし。
田崎が街で知らない者は居ないほど有名人で弁護士なのは分かるけど、
そこからもう少し進ませて欲しかったね。田崎の素性で引っ張りすぎた感があるし、
基本的にテンポがスローだと感じた。
読み手を飽きさせない展開ってのは重要だと個人的には思う。
でも他のと比べたら描写がクドくなくて俺は好きだな。
794 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/01(金) 23:34:23
>>793 >でも他のと比べたら描写がクドくなくて俺は好きだな。
普段ラノベしか読んでないだろ?
妄想乙。
ト書きっぽい部分も多かったが、他のに比べたらまだ全然読める
描写は多ければいいってもんでもないだろ。
つか自分の主観押し付けるなよ童貞。
おまえはいつもクドすぎる学術書でも読んでるのか?
>>794 もっとたくさん本読めよ。
おまえだろラノベしか読んだことないのは。
描写が全てだと思ってる馬鹿には何いっても無駄。
クドイ描写=オナニー
>>780 >固有名詞乱れ撃ち
スピードをつけたかったんです
有名な固有名詞を出すことによって
すっと頭に想像できるのではないかなと書いてみました
>化けそう
お褒めの言葉ありがとうございます
次、頑張って書いてみようかなー
そうそう、今更なんですが標準とは照準の間違いでした
日本語がちょい不自由な子なんですよー(-_-;)
ははは〜
んじゃまたよろしくです
どうしたw
他のと比べたらって言いたい奴がいるみたいだが
その「他の」ってのを具体的に上げろよw
ここはそもそも主観で書く所だし、小説の感想批評も
執筆さえも主観のぶつけ合いにすぎんのだがね。
学術書がくどいってのも笑えるが、せいぜいがんばれw
>>791をレスしたもんだがが、
>>794は別人だぜ。
描写がすべてじゃなく会話がすべてだと思ってるのかい?
まぁとにかく「他の」駄目な奴をもってきてくれよ
話はそれからゆっくりしようやw
金曜の夜はお子様大爆発だなケラケラ
>>799 >具体的に上げろよ
「上げろ」じゃなくて「挙げろ」だろw頭悪すぎww
漫画しか読んだことねえだろオマエw
もう寝ろよガキw
以後
>>799はスルーで。
>描写がすべてじゃなく会話がすべてだと思ってるのかい?
どこに会話が全てだなんて記述してる?
妄想だけで話を展開させるなよ童貞君w
>学術書がくどいってのも笑えるが
高卒じゃ学術書なんて読まないだろうしな。
北方なんて読むぐらいだしwww
>その「他の」ってのを具体的に上げろよw
このスレに上がってる奴全てと比べてだろ。
おまえ読解力ないのか?
おらかかってこい童貞www
金曜の夜だからお前みたいな馬鹿が良く釣れる釣れるwwwwwwww
>>799 私は怒りを抑えながら彼の高笑いを無視した。
「私は、君が子供にしか見えないのだが?」
どうだ、このクオリティーが糞高い反論は、子供には子供みたいな反論が一番良いのだ。
ほら見ろ、反論も出来なくなった。
この糞ガキは本当に馬鹿だな。まるで子供だ。揚げ足を取るようなレスしかできない。
酷評を良いことに適当な言葉を並べていかにも自分がベテランにでもなってるつもりだろうか。
まったくいまどきのガキは本当に困るねえ。
もしガキでなくて大人ちゃんだったらこれまた大変だね。くはははは。
時計の針は12時を過ぎようとしていた。
酷評お願いします。
>「上げろ」じゃなくて「挙げろ」
確かにwwwww
こいつ
>>799 人の文なんか批評出来るタマじゃねーだろwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
まず、国語辞典引きながら記述するよう心掛けような?
つか北方wwwwwwwwwwwwwwwwww
うはすげーw
絶句
放置
合唱
チーン
必死な方々を放置して
童貞は寝ます。バイバイキーン。
いいから、その「他の」ってのを具体的に上げろよw
806 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/02(土) 00:02:04
酷評してる奴って何なの?知ったか?
>いいから、その「他の」ってのを具体的に上げろよw
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
週末はお子さまが多いなあ。しばらく良い雰囲気だったのに。
「www」とかさあ、よくこのスレで書けるよね、恥ずかしくもなく。
私は馬鹿ですと自己紹介しているようなものなのに。
>>811 ぷっwwww
お前wwwくらいでお子様とかよく言えるなwwww
雰囲気壊したのはどう考えても
>>799だろうがwww
>>806 「こんにちわ」に違和感があったくらいで
特に問題無いのでは?
ペソとかウォンとか言われると個人的に2ch臭を感じたけど。
素直に面白いと思います。
続きが読みたい。
814 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/02(土) 00:32:54
批評お願いします。
朝、目が覚めました。自分の左にある窓のカーテンを開けした。
横になったまま朝日を浴びて軽く伸びをします。
どうも左半身が重いです。寝違えたのでしょうか?
でも、寝違えたからって会社を休むわけにはいきません。
朝食を食べようと身体の向きを変えたとき、
右腕の肩から先が無く、ベッドの方を見るとそこには血にまみれた右腕がごろりと、そしてべっとりと置いてありました。
週末はお子さまが多いなあ。しばらく良い雰囲気だったのに。
「具体的に上げろ」とかさあ、よくこのスレで書けるよね、恥ずかしくもなく。
私は馬鹿ですと自己紹介しているようなものなのに。
以降何事もなく再開
↓
むっかー!あったまにきた〜!
みなさんのご指摘、ご批評を参考にして、手直ししました。
http://shousetsu.xxxxxxxx.jp/ 2chでのキツい酷評はタメになります。
正直ヘコむ部分もありますが、ご指摘がひとつひとつもっともなものばかりなので、
とても参考になります。
なかなか人は面と向かって酷なことは言ってくれませんし、有り難いです。
818 :
755:2006/12/02(土) 01:24:12
酷評ありがとうございました。
男性視点、一人称、ですます調は初めて書いてみました。
ご指摘の通り、30半ばの男性にしては
すごい爺さんくさいし、リアリティがないなと投下後に自分で思いました。
特に
>高齢童貞臭
>素で女性を神聖視してそうな
に、無意識に実在の知人をモデルにしていたことに気がつき
途中でキャラが微妙に変わっていたことに驚きました。
推敲もできていないし、恥ずかしい限りです。
プロットは出来ているので、主人公の設定を変えて、後日また書き直してみようと思います。
ありがとうございました。
電車で昔の彼女と出会った。
僕は居心地の悪さを感じながらも、彼女の隣に座った。
彼女は真っ赤な口紅をつけ、アイシャドウをいれていた。
聞けば水商売に勤めてるらしい。
僕と付き合っていた当時、彼女は花屋をやるのが夢だと語っていた。
そして季節のイベントごとに花をくれた。
チューリップ、金木犀、水連、薔薇、アマリリス・・・。
そして、それぞれの花言葉を教えてくれた。
「大学に行ってるの?」
昔の思い出に浸っていた僕に、彼女は尋ねた。
「うん」
「ふうん」
興味無さそうに彼女はうなずいた。
電車はトンネルに入り、長い沈黙が訪れた。
時間は人を変える。
過ぎ去った月日は元に戻せない。
ふと目を上げ、見えた景色に僕は言葉を失った。
「美しい思い出」
彼女は呟いた。
窓の外には水芭蕉の花がひろがっていた。
>>817 >「俺のじゃない」
>拾いまとめた紙幣を俺のポケットに入れようとした女の腕をつかみ、言った。
ここ、地の文が先か会話文が先か順番が少し気になりました。
主人公の言った台詞が「まぁいいじゃないか。取っておきなよ。ほら、立ちな」
であるようにも読み取れます。
>女が店の有線を切り
店に入った時に有線が流れている事を書いた方がいいのでは?
書き直し後、全体的に活き活きしてきてよくなったと思います。
磨りガラスの向こうのふわふわした感じが、
かっちりピントの合った場面になったように感じます。
追加された描写も上手いと思います。
欲を言えば、田崎の描写の一部を冒頭に書くといいと思いますがどうでしょう。
目があって勝ち目が無い。
これを一気に分からせる描写があれば、物語により深く引き込めるのではないでしょうか。
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚を丁寧に、もちろん過剰になりすぎないように描写し
そこに居るという感覚を読み手に与える事が、他のジャンルよりも大事なのかも
しれませんね。
批評する側としても他の人の書いた文や書き方に関して深く考えるということは
書き手になった時もとても役に立つので楽しいです。ありがとう。
面白い小説になりそうな雰囲気ですね。期待しています。
821 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/02(土) 02:12:09
馬鹿ばかり……
>>819 臭いけどコンセプトは好きだよ。
水芭蕉の花言葉を言わせるタイミングが
もう少し自然だといいんじゃないかな。
今のままでは水芭蕉の花言葉が浮きすぎて不自然に感じるよ。
水芭蕉を先に出してから花言葉の順がいいかも。
>時間は人を変える。
>過ぎ去った月日は元に戻せない。
トンネル通過のタイミングを取りたいのだと思うけど
ここは無い方がいいよ。
言いたいことをはっきり言い過ぎ。
この二行をいかに言わないで分からせるための
水商売と花屋の話でしょ?
もしも直すとしたら、トンネルの所でもうワンクッション
彼女が変わってしまった描写を入れるかな。
それで彼女に話しかけようとして話題を探っていると、
彼女が花言葉をつぶやく、で、えっとなって窓の外を見ると
水芭蕉が広がっているとかね。
最後に、にっこりと彼女が笑って、
水芭蕉のもう一つの花言葉である
変わらぬ美しさを表現してみたりして。
うは臭すぎ。
>>806 いいと思うよ。
後編ができたら投下してな。
>>817 これはダメだな。
冒頭から場所も時間もわからない。
主人公の態勢もよくわからない。
> 勝ち目がないのは、最初に目があった時点でわかっていた。
勝ち目がないと思った理由を書かないと読む側はわからない。
殴り合いをした相手なんだから、人相体格風体など人物描写をしないとダメ。
>>819 小説というよりはポエムだな。
歌詞にしたらよさげな内容。
小説にするにはもっと描写を入れないとだめ。
夕方の電車ならそれらしい描写を入れて、主人公がなんの為に夕方の
電車にのっているのか。
どういう状況で彼女と会ったのか。
主人公はどういう心理状態になったのか。
こういうことを書き込んでいかないと小説にはならない。
827 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/02(土) 05:21:55
>>817 面倒くさいので細かく酷評はしない。たしかに、書き込みが足りてないところはあるとだけ言っておく。
しかし、文章に苦痛を感じない。スラスラ読める。
もう少しか。プロまで。
この人はいける。
イライラします。わけもなくイライラするのです。
カルシウムが足りないのかもしれません。
イライラというカタカナを見るとイライラします。
このようにイライラという言葉を書くことがイライラする原因であり、
イライラしないためにはイライラという言葉を忘れる事が大事なのかもしれません。
森崎美雪はそこまでノートに書いて顔を上げた。
木製の壁に囲まれ、古めかしい机と椅子に座った真っ黒なセーラー服の生徒達の向こうに数学担当の松本巌先生が居る。
おちょぼ口に四角い眼鏡を掛け、テカテカとした整髪料でなでつけた髪の毛をしきりに気にしながら、先生は黒板で数式を解答している佐藤綾子の後ろ姿を凝視していた。
松本先生は、インターネットで出会った女子校生に援助することが趣味だ。という噂がまことしやかに流されていた。
伝統を重んじる仏教系の学校であるこの女子高にはあるまじき事だが、この高校の生徒と出会ってお小遣いを与えたという話にもなっていて、その相手とされるのが、綾子だった。
綾子は分厚い眼鏡に三つ編みで文芸部の美雪とは違い、ショートカットのボーイッシュな子で、二年生までは陸上部に所属していたが、三年になってからすぐ、医学部受験の為に部活を引退した。
毎晩一時間ほどかけて、医学部専門の予備校に行っていると聞いた。
先生と綾子の噂をさらに聞くと、綾子が数学の授業で指され、黒板に数式を解答するというのが二人の逢い引きの合図だということだった。
「答えは245になります」
松本先生を振り返り、数式を解き終えた綾子が言う。
「正解」
先生はその粘つくような風貌で、目が笑っていないと揶揄される笑顔を作るために口をゆがめた。
先生の笑顔は本当に歪んでいるという表現がぴったりな表情だった。
その奇妙な笑顔を見ると、美雪は背筋に悪寒を感じるのにも関わらず、
言いしれぬ背徳感に苛まれながら、快感をむさぼりたくなってしまう。
腰のあたりがぶるぶると震え、下着に淫らなしみを付けてしまうのだ。
綾子が黒板から戻りながら美雪の方へ舌を出し、真後ろの席に着く。
綾子を追う松本先生の視線が、美雪をとらえた気がした。
美雪は松本先生に見られると息苦しくなり薄く口が開いてしまう。
「松本先生、変態のわたくしめにきついお仕置きをお願いいたします」
毎晩寝室で激しい快感の波に打ち震えながら、何度も口にする言葉が飛び出しそうになる。
股の間のもやもやした気分を晴らすため、美雪は消しゴムを腿の上あたりに落とし、それを拾い上げる振りを装い、じくじくとうずく場所を強く擦り上げた。
声を上げそうになって下唇を噛み強く目を閉じる。
「森崎君」
不意をついて、先生に呼ばれ、美雪は目を見開いた。
愚劣な快楽に身を任せていた事を見抜かれ叱責される快感を思いながら美雪は
「はい」
と短く答える。
「ところで君は……」
松本先生が言いかけた時に鐘がなった。授業終わりの合図のための境内の鐘が鈍い音を立てて響き渡っていく。
「いいでしょう、次の時間にします」
先生は何の感情も読み取れない表情になって教室を出て行った。
「ねぇねぇ美雪ぃ、次の時間の国語教えてくれない?あたし今日指されると思うんだよね」
後ろの席の綾子が気安い仕草で美雪の肩を叩く。
三年になってから同じクラスになった綾子は、最初の実力テストで国語の成績が一番だった美雪に、国語の事をよく話しかけてくるようになった。
美雪は数学が苦手で、国語を教える代わりに数学の宿題を見てもらっている。
数学と国語の事しかほとんど話さなかったし、全くタイプの違う二人であったので、学外で会うことも無かった。
「今日の、所は、正岡子規のだから……」
美雪はゆっくりとした動作で綾子の方を振り返りながら国語の教科書を開く、
「かわいいよねぇ美雪って女の子っぽくてさぁ、色も白いし、あたしなんか見てよ部活辞めたっていうのにまだ真っ黒よ。あーあ地黒の肌がむかつく、取り替えてくれない?」
そういって綾子は美雪の白い手に自分の手を重ねて来た。
「ひゃ」
予想外の事に美雪は思わず手を離してしまい、国語の教科書を落としてしまう。
あわてて拾い上げようとして屈んだ美雪の視界を、綾子のスカートの奥の白いものがかすめた。大胆なレースの隙間から黒々と茂るものが見えた気がする。
「ごめん、ごめん、そんなにビックリしなくても」
美雪は屈託無く笑う綾子の唇を見つめ、舌をきつく歯茎の裏に押し当てた。
綾子の口に舌を激しく出し入れしたい。
「怒ってる?」
綾子は困ったような顔をする。
美雪はそんな綾子の顔を見ると胸がもやもやした。
「そうだ、トイレ行こうよ」
「え、もう次の授業始まるし……」
「硬いこと言わない。たまには少し遅れてもいいんだよ」
綾子は強引に美雪の腕を掴んで引きずるようにして教室から連れ出した。
教室の外は次の授業前だからか、まばらな生徒しかいない。
廊下の窓からは校庭の先に田んぼが見え、その先に大きな山が見えた。
木製の床に内履きの足音がカタカタと響く。短いスカートから伸びた綾子の足は紺のソックスがよく似合っている。
トイレにたどり着いて綾子がガラスの填った引き戸を開けるとトイレには誰も居なかった。
「貸し切りぃ」
綾子がはしゃぐ。個室トイレが三つならんだ一番奥に美雪は無理矢理押し込められ、「快便、快便」といいながら綾子にドアを閉められてしまった。
綾子は隣の個室に入ったようで、衣擦れの音がした後、ちょろちょろと水音が響きだす。
その音を聞くと、美雪は足ががくがく震え、思わず壁に体を預けてしまう。
美雪はそのまま朦朧とした意識の中、左手の指を咥え、右手をスカートの中に入れ、
湿り気を帯びた場所に押し当てた。自分でも変態だと思う事に、美雪は激しく欲情してしまうのだ。
隣の個室から聞こえる水音を聞きながら右手の指を前後に動かし快感の芽を刺激する。
声が漏れそうになるのを左手の指を甘噛みし、こらえる。
指をゆるゆると動かし水音に神経を集中させる。
水音は途中からぴちゃぴちゃという聞き覚えのある音に変った、美雪は指を止める。
ミシミシという音とともに、それはリズミカルに繰り返され、吐息と絡まってスピードを上げていく。
一瞬美雪の頭を疑問符がよぎったが、あまりの刺激にすぐに消えてなくなった。
綾子もしている。美雪はそう確信すると下着の中へ指を滑り込ませ、激しく裂け目を捏ねた。
舌先でくわえ込んだ指を舐め上げながら声を殺し、快感をむさぼる。薄いピンクの下着は、中心だけ濃く変色している。
ガタン、と音がした。隣の個室が開けられたのだろうか。美雪は息を潜める。先ほどと違う息づかいが聞こえ、ガタガタと何かにぶつかる音がする。
勢いよく隣の個室との壁を叩く音がして、にちゃにちゃという規則的な音と、二つの呼応する息遣いが聞こえてきた。
美雪は壁に耳を当て、息を止める。
何が行われているか想像をすると気が狂いそうだった。
腰のあたりが熱くなり立っていられなくなりそうになる。
美雪はぬとぬとと糸を引く下着を膝まで下ろし、左の指でヒダを広げ、
右手の人差し指を入り口に埋め込んで行く。緩く押しつけるだけでするすると奥まで飲み込んでしまう。
隣の個室の音を聞きながら、美雪は指を激しく上下させる。無意識のうちに腰を回していた。
「ああ、いく……」
今までに無い気持ちよさに思わず声が漏れてしまった。
それを待っていたかのように、隣の個室から男女の笑い声がした。
笑い声は止まらず、段々と大きくなり、隣の個室からだけではなく、上からも聞こえる。
美雪が上を見上げると、カメラを手にした仮面の人物の姿があった。
ふふふ
ひひひ
はははは
美雪の個室を囲んで笑い声は続く。
呆然と立ちつくす美雪にフラッシュが浴びせられる。
「動画もいただいたから」
どこかで聞き覚えのあるはずの声も、美雪の耳には届かなくなっていた。
冒頭部分です、きりの良い部分が4レス目に来てしまったので、
4レスに分けました。ごめんなさい。
よろしければ酷評お願いします。
>>828-831 冒頭、美雪の文章から始まっているが、こういうのは駄目とは言わないが、
避けたほうがいい。
美雪の文章の文体と地の文の文体が違うので、出だし、スムーズにリズムに
乗れないから。ポップスの歌い出しで、その気になって聞き始めたら、いきなり
変って、おいおい演歌かよ、みたいな感じで読み手が疲れる。
会話と地の文についても同様のことが言えて、リズムの違うものが混在して
いるので、読みづらい。
地の文は固くて、会話はリアルに軽いというのはのはもちろんあっていいが、
その場合は会話をまとめるなどして、文節全体のリズムを整えたほうがいい。
地の文自体も読みづらいのは、いろいろなものが混在しているから。
たとえば冒頭から拾ってゆくと
「情景描写」「先生の伝聞情報」「綾子の人物描写・経歴説明」「二人の伝聞情報」
「情景描写」「美雪の心理描写」「妄想」
という具合で書き込みすぎ、かつ、ふらつきすぎ。整理したほうがよい。
ということで、読みづらかった。
>>819 >彼女は真っ赤な口紅をつけ、アイシャドウをいれていた。
>聞けば水商売に勤めてるらしい。
水商売=真っ赤な口紅、アイシャドウ
昭和の香りがする。
>>820 > 主人公の言った台詞が「まぁいいじゃないか。取っておきなよ。ほら、立ちな」
> であるようにも読み取れます。
確かに乱暴な男のような言葉遣いのために、主人公の台詞のようにも見え、ちょっと混乱しますね。
読み返してみて、引っかかりました。
有線も含め、店内の描写もちょっと弱いですね。手を加えてみます。
> 欲を言えば、田崎の描写の一部を冒頭に書くといいと思いますがどうでしょう。
> 目があって勝ち目が無い。
> これを一気に分からせる描写があれば、物語により深く引き込めるのではないでしょうか。
仰るとおりでした。
ご指摘を受け、はじめて読む読者の立場になって読み返してみると、まだまだ独り善がりな部分がありました。
>>825 一度頭をクリアにして、はじめて読む人の立場になってみると、
状況や人物像がいまいちぼやけていますね。
>>787さんのご指摘にもありますように、自分の頭の中の「もの」をしっかり文字にしないと、駄目ですね・・・
常に読み手のことを念頭に置いて書くよう注意します。
>>827 ありがとうございます。しつこくならない程度に、それでも必要な部分は書き込んで、
もっと読む人のことを考えて書きます。
恥ずかしい話、みなさんからご指摘を受けるまで、読み手のことをほとんど考えていなかった自分に気がつきました・・・
公園には誰もいなかった。ただ、つまらない鳩がクルクルと鳴いているばかりだった。
そこ公園のベンチに、修一は一人で座って辺りを見回した。
「お兄ちゃん・・・」
ふいに、一人の子供が近寄って話しかけてきた。
まだ五歳ぐらいだろうか。腕でサッカーボールを抱えている。
「一緒に遊ぼうよ」
いくら若く見えるとは言っても来月で十五歳にもなる修一に
一緒に遊ぼうなどと声をかけるのは、傍から見たらかなり滑稽だった。
そもそも公園で一人で遊んでいるという時点で、変わっていると言えるかも知れないが。
修一は気まぐれでその子供の頭をグーで叩いた。
その瞬間、子供の頭からはゴツンという鈍い音が出たかと思うと、
数秒後には瞳に涙を溜め、わぁわぁと泣き出してしまった。
地面に落ちたサッカーボールは三度、四度とバウンドしてコロコロと
遠くに転がっていってしまった。
「大丈夫かい?」
修一は子供の頭を撫でてポケットからキャンディーを取り出した。
子供は徐々に泣き止み、一緒に坂の下まで転がっていってサッカーボールを
拾っては、ゲームセンターまで移動した。
ここまでです。酷評お願いします。
>>835 >いくら若く見えるとは言っても来月で十五歳にもなる修一に
15歳くらいだと、若いというよりも幼いという言葉の方がいいかも。
同じ理由で、「十五歳にもなる」という部分には違和感がある。
>>835 >サッカーボールを拾っては、ゲームセンターまで移動した。
拾っては―と言うと何回も行っている事になる。
たぶん違うと思うので、訂正した方が良い。
>>828-831 文章が致命的に下手だな。
>木製の壁に囲まれ、古めかしい机と椅子に座った真っ黒なセーラー服の生徒達の向こうに
>数学担当の松本巌先生が居る
ここだけではなく、全体的に説明の羅列なので書くべきことを整理したほうがいい。
説明ではなく描写を心がけよう。
視点のふらつきが気持ち悪い。例えばここ。
(美雪視点)
>松本先生は、インターネットで出会った女子校生に援助することが趣味だ。という噂が
>まことしやかに流されていた。
>伝統を重んじる仏教系の学校であるこの女子高にはあるまじき事だが、この高校
>の生徒と出会ってお小遣いを与えたという話にもなっていて、その相手とされるのが、
>綾子だった。
(外部視点)
>綾子は分厚い眼鏡に三つ編みで【文芸部の美雪とは違い】、ショートカットのボーイッシュな
>子で、二年生までは陸上部に所属していたが、三年になってからすぐ、医学部受験の為に
>部活を引退した。
(美雪視点)
>毎晩一時間ほどかけて、医学部専門の予備校に行っていると聞いた。
基礎ができてないので、小説入門かなんかを買って読んだほうがいい。
>>835 シナリオならいいんだろうけど、小説としては描写不足。
最低限この程度は必要。
十五歳の修一がなぜ公園にいたのか。
子供の人物描写。
時間や気候、公園の描写。
修一が子供の頭を叩きたくなった理由・心理状態。
子供をなぐさめようと思った心理状態。
子供の人物描写。
ゲーセンに誘う会話。
崩れかかった男の手から拳銃を奪い取ると、金属が剥き出しになったグリップの感触に、福田は顔をしかめた。
男が腰に差していたのはTT‐33。正式名称よりも、日本ではトカレフの知られる有名な旧ソ連製の拳銃だった。
違法改造品も多く、運が悪ければ右手が吹き飛ばしかねない代物に後悔しつつも、福田は引き金を引いた。
福田の予想した最悪の事態は起きず、トカレフはその威力を発揮した。
拳銃弾としては破格の威力を誇るトカレフの弾は、ボディアーマーすら撃ち抜いてしまう。
特に狙いを定める必要は射撃でなかったが、狭い廊下に犇めき合っていた男たちに隠れる場所など無く
弾丸は腹や胸に穴を穿ってあっさりと向かいの壁まで貫通した。
マガジンが空になるまで撃ちつくすと、福田はトカレフを投げ捨て、死に損なった者の呻き声の溢れる廊下を後にした。
ためしに書いてみたのですが
ライトノベルで銃器といった説明・表現というのはこれぐらいだと過剰なのでしょうか?
酷評お願いします。
>>842 >特に狙いを定める必要は射撃でなかったが、
ここは意味不明。
あとは大体いいと思うけど、
>違法改造品も多く、運が悪ければ右手が吹き飛ばしかねない代物に後悔
>しつつも、福田は引き金を引いた。
こういうところは、「銃の説明」と「主人公の心情」にわけたほうがわかりやすいかも。
違法改造品も多く、運が悪ければ右手が吹き飛ばしかねない代物だ。
福田は舌打ちしながらも引き金を引いた。
こんな感じに。
>>843 >違法改造品も多く、運が悪ければ右手が吹き飛ばしかねない代物に後悔
>しつつも、福田は引き金を引いた。
の部分は主人公もそう思っているだろうから続けているわけで、改訂しない方が良いのでは?
改訂した後だと
>違法改造品も多く、運が悪ければ右手が吹き飛ばしかねない代物だ。
の部分が作者の言葉がまんま出てきたみたいで、文の流れが悪いと思う。
めっきり陽の長くなった三月初旬の薄暮。まだスモールランプを点灯させるには幾分早い。
田宮美砂恵の運転する軽自動車は、対向車をものともせずに、無謀な追い越しを繰り返
した。制限速度を遥かに超えて県道を疾走していく。いくつか続いたカーブが終わってす
ぐの赤信号に気づくのが遅れ、停止線ぎりぎり手前でタイヤが悲鳴を上げた。
唇が乾き時折暗くなる視界に動揺した。家を飛び出し、車を発進させた時からずっと点
灯させているヘッドランプのことも忘れ、スイッチを入れようとした。確認してから尋常
ではない心臓の鼓動に気づく。
信号が青に変わるまでのたった少しの間も、今は惜しかった。時計をはめ忘れた右の手
首を幾度となく気にして、ダッシュボードに視線を移し時刻を確認した。気持ちばかりが
焦って空回りする。ハンドルを握る美砂恵の手が汗ばんだ。
案内標識に教えられるまま国道へ入ってすぐ、失敗に気づいた。渋滞に捕まってしまっ
たのだ。不慣れな地理は、抜け道を探す気力を美砂恵から失わせた。今の時間帯を普通に
考えてみれば、帰宅の渋滞に巻き込まれるのは必至なのに、それさえ判断出来ずにいる。
気が動転している今の状態では、まず冷静でいられるわけもなかった。
事故に遭い、救急車で病院に運ばれた一人娘の姿が浮かぶ度に全身の力が抜けていく。
後続の車にしつこくクラクションを鳴らされて、ようやく我に返った時には、割り込みさ
れた後だった。行く手を遮られるその度に、美砂恵も激しくクラクションを鳴らした。
病院へ向かう途中の母親が事故にでも遭ってしまったら娘はどうなるのか。他人事のよ
うに考えれば多少は冷静になれた。
車内は暖房を効かせていた。春とはいえ、まだ肌寒いこの時期に、薄手のブラウス一枚
だけではいささか辛い。玄関の鍵を閉めてきただろうか、今になって気になりだした。
以上、酷評お願いします
>>842 ラノベとかそういう問題じゃなくて視点の問題だな。
>崩れかかった男の手から拳銃を奪い取ると、金属が剥き出しになった
>グリップの感触に、福田は顔をしかめた。
外部視点からの描写だけど「福田が顔をしかめた」としめたならば、
次の文章は福田の内面に入ったほうがいい。
>男が腰に差していたのはTT‐33。正式名称よりも、日本ではトカレフの
>知られる有名な旧ソ連製の拳銃だった。
これは外部視点の書き方。
この部分を福田の心理として書けば自然に仕上がる。
軽くリライトするとこんな感じ。
崩れかかった男の手から拳銃を奪い取ると、金属が剥き出しになったグリップの
感触に福田は顔をしかめた。トカレフかよ。正式名称はTT-33。ロシア製の
軍用拳銃だが粗悪品の多いことで知られている。暴発しないように祈りつつ福田は
引き金を引いた。
>>845 病院に急ぐ理由があるならば、それを前にもってきたほうが感情移入しやすい。
そうすると文章の書き方も変わってくると思う。
この辺りの描写にリアリティーがない。
>田宮美砂恵の運転する軽自動車は、対向車をものともせずに、無謀な追い越しを繰り返
>した。制限速度を遥かに超えて県道を疾走していく。いくつか続いたカーブが終わってす
>ぐの赤信号に気づくのが遅れ、停止線ぎりぎり手前でタイヤが悲鳴を上げた。
追い越しによって焦りを表現したいならば、もっと具体的に書かないとダメ。
会社のデスクの引き出しに見慣れあい封筒が入っていた。宛名だけが書かれて
おり、差出人の名前が無い。中身を確認すると白い糸だけが入っている。
”意味がわからない”
どうせいたずらだろうと思い、その時の僕は気にも留めなかった。
一週間後、又、同じことが起こった。一体なんなんだ。このフロアにいる誰か
の仕業だろう。しかしここは携帯会社のお客様センターで、オペレーターが
200人はいる。9割方女だ。とてもじゃないが特定する気力はない。そのうち飽き
るだろうと思い、僕は放っておくことにした。ちょうど新しいサービスも始まり
仕事も忙しかったので、すんなり頭の片隅に追いやることが出来た。
それから何事もなく数日が経った頃、少し気になる夢をみた。女が僕の指に白
い糸を結ぶ夢。
「早くサファイアを手に入れて」女は糸を結びながら確かにそう言った。
いつもなら夢の内容なんてろくすっぽ覚えてもいないのに、その場面だけが記憶
されている。その前後は思い出せない。なんだか夢と現実に押し競饅頭に遭って
るみたいで、正直気分は良くなかった。
849 :
806:2006/12/02(土) 23:51:26
酷評ありがとうございました。
850 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/03(日) 01:00:20
2006年12月03日
00:55 無論
「ポセイドン、ぶざまだな」
「すまん、ネプチューン」
「ゼウス…」
「…ジュピター…」
「ウラヌエスとウラヌスが金字塔へ還った。それだけのことが起きた」
「12獣へは?」
「彼等へは…な」
「んむ」
「弱みはむしろ、双川にある。あそこを図りかねている」
「なるほど」
「四つの十三。やつはトライアンフを願っていると思うか」
「知るか」
「おっと。あまりこれよりは高く言うなよ」
「無論」
>850
なんだこれ
>848
白い糸が、普通の木綿の糸なのか、ミシン糸なのか
それとも太い紐みたいなのか、ゴムみたいなのかの描写があれば
イメージしやすかったと思う。
封筒も同様。
見慣れないとは、社用封筒じゃないなとはわかるが、
定型か定形外か、変形か、キャラものか。
その描写から、女性からとか、若い人か、社内の人間か、想像が膨らむ
新しいサービスってのも意味がわからない。
何の会社だ
夢の女性の描写も欲しかったと思う。
どんな女性かわからなかったのなら、その旨も書いた方がいい。
>>848 文章はいいんじゃないかな。
途中を抜き出したくさいけど。
これってプロ作家の文章載せたらどんな酷評するのか気になるんだけど
>>854 いまさら何を
既に酷評されておりますよ。
プロだって完璧じゃないし好みもあるわけだし。
過去スレで芥川賞作家の文章が「小説になっていない」と酷評されてた。
俺は酷評する側ではなく、してもらう側だけど、このスレの存在はすごくありがたいな。
煮詰まっちまった自分の頭じゃ気がつかない部分や、足りていないなにかを気がつかせてくれる。
>>848 ちょっと読み難い。誤字もあるし、見直してないでしょ
出来ればもっと主人公の立場に立って。
冒頭にしては弱いよね?
>>854 プロの文章=絶対か?
859 :
りく1/2:2006/12/03(日) 12:45:11
またお願いします。
不快に思うかも知れませんがご愛嬌ってことでm(_ _)m
声が聞こえるんです。紙の上から。
「どうか私を生かして頂戴。動けるままに動かして、どうか神様お願いします」って。
でも残念ながら、ペンを持った手は動かないんです。生かしてあげたいのはやまやまなんだけど、ウケの良いことを考えてたら、貴方を殺すしか方法がないんです。
ごめんなさいね、神様は野蛮で。貴方の死に様考えたら、如何にどうえげつなく殺すかって考えてたら、どうもペンは動かないんだわ。
ちょっとそのままで我慢しててね。考えるから。
今最高に気分がいい。なんていうか、動物園の熊みたいに部屋の中歩き回っちゃう。あははははって、笑っちゃって笑っちゃって。
もう何書いていいんだがわかんない。才能ないのに背伸びするからいけないんだな。冷静さや客観性なんか知るかボケ。いや、わかってるんだよ。わかってるんだけど、無理なんだよ。
860 :
りく2/2:2006/12/03(日) 12:46:58
あぁ、こいつどうやって殺そう。
だって、あたしがこいつの運命ってやつを決められるんだよ?すごくない?こう言ってるあたしも誰かの紙の上の人間かもしれないけど。
少なからず私がこいつの創造神なんだよ?なんかもう意味わかんない。ラリってますよ。えぇはい。だからどうした。人の空想世界まて入ってくんなや。
情景描写ですか?とりあえず目の前はヒョウ柄のベッドと小泉前首相のポスターと埃被ったパソコンとその他諸々です。一言で言ったら汚いお部屋ですよ。
えっ、情景描写じゃない?いや、文才ないからわかんない。小説じゃない?とりあえず感情描写は入ってると思うんでこれも小説ってことでお願いしますよ。
あぁ、もう、早く私の続きを書いてよ、どこぞの神様。
861 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/03(日) 12:58:40
とりあえず俺の小さ目の精神注入棒を挿入させてもらおうか。
862 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/03(日) 13:05:05
あっ、すいません。>>575-
>>576を読んで下さった方ありがとうございました。
>>659-660 おまい、心を病んでいるな。
文章以前に、内容が典型的なメンヘラだ・・・
865 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/03(日) 13:45:41
866 :
864:2006/12/03(日) 13:46:45
867 :
りく:2006/12/03(日) 14:33:45
>>863-
>>864メンヘラですか(´・ω・`)まぁお買い物行って気分いい時に書く物ではないですね。最近自分で自分がわかりません。パソコンより携帯の方が楽ですよお。
創作文芸板なんだからちら裏ならよそでやって欲しい
869 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/03(日) 15:33:27
>859有りだとは思う。
870 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/03(日) 15:37:09
>>867 同意。携帯の方が楽だ。
寝っ転がりながら片手で打てるし
>>832 冒頭の文はやはり駄目なのですね。
美雪の内面のほころびのようなものを提示したかったのですが、
狂気を表現するには筆が追いついていないようです。
他の方法を考えるか地の文のテイストに合わせたものにしようと思います。
会話は女子校生はこんな感じだろうなという書き方をしていて、
地の文は淫靡さを表現したかったので、耽美な方向を意識して書いていました。
会話を書くときに、地の文を入れずに会話文だけで表現出来るシーンの
バランスがまだわかっていないようなので、気をつけたいと思います。
地の文に関しては、三人称に関して誤解していた事による
視点の揺らぎであったようです。人称スレ、視点スレに
あらかた目を通しましたので、今後視点に気を配っていきたいと思います。
>>839 >文章が致命的に下手だな。
ドキッといたしました。確かに読み返すと赤面する文章があります。
説明の羅列になっているのも理解できました。
やり過ぎかなと思うほど変態的なエロを書こうとしていたので、
冷静に書けていなかったのかもしれません。
視点に関しては、注意して書いて行きたいと思います。
いくつか人称スレ、視点スレで紹介されていた書き方本も
読んでみようと思います。
内容がアレな上に視点のふらつきのある読みにくい文章を
丁寧に酷評していただいた皆さんどうもありがとうございました。
873 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/03(日) 17:05:10
>>859-860 まず場所がどこなのか明示しましょう。
冒頭は情景描写から入りましょう。
基本ができないと小説は書けないよ。
875 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/03(日) 17:22:41
>>872 冒頭から描写に問題ありだな。
>ノックの音で目が覚めた。
>首を起こして車の外に目をやると、『大内屋』という屋号の書かれた前掛けを
>した男が、俺に向かってなにか言っているのが見えた。倒していたリクライニ
>ングを元に戻し、窓を開ける。
車で寝ているなら「ノックの音」は違和感あり。
起こすほうは、車の中を覗き込むようにするから最初に前掛けが見えるという
描写もおかしい。
>エアコンの暖房を切って寝たせいか、体中のあちらこちらが凝り固まっている。
>数百メートルほど先の公園の入り口あたりで停めると
車を運転している描写がないので場面転換に違和感あり。
三日前のカットバックから、現在に戻ってくる場面が曖昧。
というか絵葉書が届いただけでこんな心理状態になるのか?
>どこから手をつければいいのか、どうすればたどり着けるのか。
>考えるともなしに漠然と思いめぐらせるが、なにも浮かんではこなかった。
876 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/03(日) 18:42:06
高三の者です。
高校で「小説を書こう」って授業があって、普段から本好きなものだから気合入れて書いたら、
小説書くのが予想外に楽しいことに気が付きました。
その授業で書いたものをwikに晒してみました。
初めての投稿で間違いとかあるかもしれませんが、ぜひ酷評お願いします。
877 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/03(日) 18:45:09
>>877 前半部分、リズムがちょっと悪いね。
> 〜〜だった。
> 〜〜た。
で結びすぎて、小学生の作文か、プロジェクトXのナレーションのようになっている。
後半は、書きながらノリノリになっていくのが手に取るようにわかる。テンポはいい。
>>876 手書きで同じように書けるか?
ワープロ使わなきゃ文章書けないなら死ね。
漢字沢山使う意味がない文章。
>>877 熱意は伝わるが、書きながらちんこ勃起させてるのも伝わってくる
自分に酔いながら書いた文章は、読む人は胃がもたれてくるよ。
>>876 初めて書いたのなら大したものだ。
初めてでなくても、掌編としては完成度は高いと思う。
多分漢文のテキストを元にしたのだろうと思うけど、流れもいいと思う。
坂口安吾がこういう歴史ものの掌編書いてたのを思い出した。興味あったら読んでみて
ただ最後にちょっといちゃもんつけさせてもらうと
どの位テキストを元にして書いたのかはちょっと分からないけど、
こういう原文の翻訳+αって形式だと、実力以上のものが結構できちゃうものです。
一遍完全にオリジナルのものを書いてみてほしいです。
>>878 879の指摘にあるようなことは個人的には感じませんでした。
歴史ものとしてキビキビした感じを狙った文章でしょうし、確かに漢字は多めですが、
表現自体はほとんど平易です。
>>881 >表現自体はほとんど平易です。
だから怒ってるの。
平易というか安易な表現を漢字多用でごまかしてるのを見抜けない愚か者は
死んだ方が良い。
>>877 さすが小説書くのが楽しいと言うだけあって上手いよ。
だけど、この手のジャンルは漢字を並べればそれなりに見えてしまう。
習作の段階なのに見栄を張り秀作を狙って書いた気がしてならない。
君の普段の日常をゼロから書いて投稿してみたらどう?
きっと正当な酷評が貰えると思いますよ。
意見が分かれるってことは、良い文章の証し。
他の人の言うように、
>>877のオリジナル作品を読んでみたい。
885 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/03(日) 19:51:05
>>877 ただの項羽と劉邦の四面楚歌じゃね?
オリジナルがどうとか言ってるる奴ら大丈夫?
司馬遼太郎の項羽と劉邦でも元にしてんじゃねぇの?
日本語の小説で他にも四面楚歌を題材にしてんのはいくつもあるぜ。
ここの奴らって高校生とか若い女とかに弱いよな。
年齢とか初めてとか無関係に平等に指摘入れようぜ。
もっと冷静に成れよ。
>>875 レスありがとうございます。
ご指摘の部分は、アップしてから自分でも気になっている箇所でした。
少し修正してみます。
ちなみに、
> というか絵葉書が届いただけでこんな心理状態になるのか?
> >どこから手をつければいいのか、どうすればたどり着けるのか。
> >考えるともなしに漠然と思いめぐらせるが、なにも浮かんではこなかった。
この部分なのですが、自分的には、過去に聡美との間になにがあったのかはここでは一気に書かず、
小出しにしながら徐々に話が見えてくる、という感じの流れでいこうと考えていたのですが、
やはりあの場面でもう少し説明を加えたほうが良かったでしょうか?
三日前からのカットバックも含め、かなり唐突すぎる感もあるのは感じていました・・・
>>876 漢字多用とは思わない。標準。
むしろこれより減らしたら、ひらきすぎと指摘されそう。
高校生で初めてなら驚異的な出来。
だが、その枠を外してみると、大きな欠点はないのだが、
もっと読みたいとは残念ながら思えない。
こういう話ならプロの文章で読めばいいことで、わざ
わざアマチュアの文章に付き合う必要はない。
文章に魅力は感じないということだ。
890 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/03(日) 21:18:05
>>888 習作なら好きに書いていいと思うよ。
この後、ヒロインが何かトラブルに巻き込まれていて地元の暴力団が出てきて
喧嘩した田崎と協力して解決にあたるような話ならば、一次落ち確定のネタ。
書くだけ無駄だから。
>>872 ノックの音、前掛けの件、別におかしくはない。気になるならノックの音らしき〜など適当に変更すればいい。
前掛けは、車高の低い車なら、そのように見えると思う。
まぁ車高の描写が必要になってくるだろうがね。
最初に前掛けが見えたわけでなく、意識の注意が前掛けに行った
それだけの描写。
>>875の指摘に惑わされるなよ。
>車のエンジンをかけた。
話の流れからこれで車を出すとは理解出来るが、読み取りづらくはある。
>>875のような人も居るので、もう少し丁寧に書く方がいいかもな。
>午前八時。
こっちの方がいきなり挿入されたように感じる。
ダッシュボードの時計に目をやると〜なんてのが自然じゃないの?
>数百メートルほど先
干物屋から〜などがあった方がいい。
公園の描写はあるが肝心のトイレの描写が無い。
>煙草を二本吸い終えるまで、頭の中を空っぽにし、打ち寄せる波をただ眺めていた。
せっかくの読み手を無心に引き込んでいくチャンスなのに一文では
もったいなくないか?ここで絵葉書を取り出して、絵の描写をしてもいい。
そうすればその後自然に続くんじゃないか?
>どこから手をつければいいのか、どうすればたどり着けるのか。
>考えるともなしに漠然と思いめぐらせるが、なにも浮かんではこなかった。
読み手置いてきぼりじゃね?大事なことはしつこくわかりやすく何度でも書け。
田崎の事を思っているのか絵葉書なのかわからん。
>聡美の顔がすぐに浮かんだ。
また聡美の顔がのっぺらぼうだぜ?読み手には聡美の顔は浮かんでいるかい?
>>888 >エアコンの暖房はつけたままだったので、車の中は暑いくらいだった。
エアコンを切って昨夜は寝たよな?数百メートル運転して車を停めた。
いつエアコンつけたんだ?しかもエンジンかかりっぱなし?唐突だよ。
まぁこんな感じに指摘はまだまだ山盛りなわけだ。推敲してくれ。
>>888の絵葉書がどうたらの件も引きを作りたいんだろうが、
読み手は聡美がさっぱりわからんので、今のままじゃのめり込めはしないよ。
>誰もいないオープンカフェに、ぽつんと水出しコーヒーが佇んでいた。
田崎はどこ?なんてね。
カットバックはそれほど気にしないでもいいようにも思うが、
せっかく車で寝てるんならその前に大胆に聡美との回想を有る程度の長さで
入れるって手もある。入れないなら、ここは絵葉書を見て、
聡美という名を確認して微妙に心が動くくらいの描写でいいかもな。
あんたの文章の魅力は、ハードボイルドの短文でぶつぶつ切るってのが
リズムにのってちゃんと出来てるってこと。
内容が魅力的であるかどうかとはまた別の話。
よくある話で読み手を同調させるのが目的なら
情報の小出しは読み手の心を離れされる事になるかもしれない。
賞狙いでもっとオリジナル性を出したいってんなら、
それこそここで聞く事でもないし、のたうち回って自分で生み出してくれ。
短文で、タンタンタンとかタンタンとかそういうリズムを取りながら、
かっちょよく書くことは出来てる。ただ空気感が足りない。
ネタの独自性とそこに居る空気感を追求してくださいな。
「さようならー」とみんなが声をそろえて言う。教室からぞろぞろ人が出て行く。
今日は部活が無いから家の方面が同じ友達数人と一緒に駅に向かう。駅のホームでくだらない会話をしていると
「まもなく電車が参ります。危険ですので白線の内側にて電車をお持ちください」とアナウンスが流れた。
電車に乗り、乗り換えの駅で別れる。
「じゃあねー」
本日二度目の別れの挨拶。
そして気がついたら家のソファにぐったり座ってる自分がいる。あっという間だ。
着替えて、パソコンをいじって、本を読んで、昼寝をして、親が仕事から帰ってきて、
晩ご飯を食べて、風呂入って、ちょっと本でも読んで、寝る。
まるで空気みたいな毎日だ――すかすかしてる。
毎日がぼんやりしてる。見てる景色が全てぼんやりして見える。まるで霧がかかってるようだ。
ぼんやりしてる毎日は嫌いだった。でも嫌いになればなるほど霧は濃くなる。
何かに対して怒りをぶちまけたかった。 でも何に対して怒りをぶつければいいんだ?
じゃあ、一番身近なものに怒りをぶつけてみようと思うが、霧が濃すぎて自分以外のものが見えない。
しまいには自分自身も見えなくなってしまう。
今の自分の感情を適当に書いてみました。酷評よろしくお願いします。
>>893 >今の自分の感情を適当に書いてみました。
で、俺になにをしろと?
少なくとも俺は、わざわざ他人の日記にケチをつけるほど酔狂にはなれないぞ。
>893
ブログにでもつけたらどうかな。
自分の怒りがどこから来ているのか、どこにぶつけたらいいのか解らないのなら
人に読ませるものは書けないし、到底他人には理解できない。
その年代特有(?)の曖昧な絶望感と憤りは、まあ懐かしいと言えば懐かしいけど、
あなたにとって、私が言う「懐かしい」感情って理解できんし、する気もないでしょ。
それと同じだよ。
「適当に」書いたって、逃げ道作られても困る。こっちも適当に流し読みするだけ。
文章で自分を表現してみたいと思うなら
もうちょっと真面目に書いてくださいな。
と、いうよりもだ。
適当に書かれたものを真面目に酷評する無駄な時間をどこから捻出するかだな。
適当に酷評してりゃいいんでちゅ?
>>893 無駄なコメントはバカにされるだけ。
次書く時は女子中学生です、女子高生です、女子大生です。のどれか選んで、
お風呂上がりにバスタオル巻いたまま髪の毛乾かしてるんだけど、
ちょっと今の気分を携帯で書いちゃいました☆
今日はどの下着着ようかなぁ。
最近ブラがきついですおっぱいおっきくなったかなぁ。テヘ。
とか次回から書けば、スケベ顔したおっさん達がこぞって批評してくれるぞw
ピザデブ消えろと言われるかもだが。
なんだかんだ、お前らスレタイ通りに真面目にレスしてて偉いよなw
煽りじゃなく、いい人らなんだと思う。
898 :
845:2006/12/03(日) 22:33:44
>>847 酷評ありがとうございました。
感情移入と描写のリアリティの指摘は勉強になりました。
もっと具体的に書けるように練習します。
899 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/03(日) 23:09:14
876です。たくさんのレスありがとうございます。
とりあえず、今からオリジナル書いてみます。
>>890 ありがとうございます。
習作なのか、どこかに出すのか等は考えておりませんでした・・・
生意気なことを言ってしまうと、「創作してみたい!」という意欲が以前からあり、
その勢いで書き進んだような感じでした(10年前に一度長編を書こうとし、途中で断念したことはありますが・・・)
ストーリーは、仰るような、テレ東の映画のようなありふれたモノです。レスを見た瞬間、心臓をギュッと掴まれたようでした。
もうちょっとプロットを練らないと、いけませんね・・・
ズバリと言っていただいて、嬉しかったです。
ありがとうございました。
>>891 今回もご丁寧にありがとうございます・・・
本当、感謝しています。
> 最初に前掛けが見えたわけでなく、意識の注意が前掛けに行った
> それだけの描写。
>>875の指摘に惑わされるなよ。
実はそういう狙いもあったのですが、書きながらも「これ、ちょっと不自然かも」と思ってもいたのです・・・少し強引すぎました。
下のエンジンの件でもご指摘くださったように、丁寧に書くよう気をつけます。
> >午前八時。
> こっちの方がいきなり挿入されたように感じる。
> ダッシュボードの時計に目をやると〜なんてのが自然じゃないの?
仰るとおりでした。時間を置いて推敲したあとに、そこだけ突出していて違和感がありました。
同じように「数百メートルほど先」のくだりも、唐突感がありますね・・・
今回様々なご指摘を受けて、人物の描写不足と、事前の説明不足、違和感のある唐突な記述の多さに気がつきました。
> よくある話で読み手を同調させるのが目的なら
> 情報の小出しは読み手の心を離れされる事になるかもしれない。
言われてハッとなりました。確かになんの捻りもないありふれたストーリーで、情報を小出しにして引っ張ろうとすれば、
読み手の心は離れてしまうかもですね・・・
ご指摘、ほんと感謝です。
>>レスをしていただいた皆さんへ
推敲しきれていない、中途半端なものを「酷評してくれ」と連日に渡って出してしまい、申し訳ありませんでした。
こちらのスレでの酷評は自分にとってかなりプラスになるので、ついつい甘えてしまいました・・・
足りない部分や、いたらない部分があれば誰かが指摘してくれるだとう、という甘え心があることに気がつき、赤面しています。
これからは、何日もかけて十分すぎるほどしっかり推敲してから、みなさんに酷評をいただきに参りたいと思います。
あぁ・・・、参りたいと思いますで締めてしまいました・・・
みなさんありがとうございました。
今二十歳なんだけど、小説描こうとしても学生時代ずっといじめられてた思い出や
嫌な出来事なんかがパソコンに向かうとどうしても堰を切ったみたいに
頭の中に流れ出してきていつも集中できないんだけど、
そういうことについて助言を仰ぐスレってどこにある?
また、ここの皆ならどうする?
前向きになれない陰惨な環境や日々でも良い小説って出来るもん?
真っ黒な空に星は見えない。遠くの町並みがまばらに光る。
強い風に晒され続けた鉄柵は冷たく、コンクリートの床は黒く汚れひび割れていた。
「屋上には天井が無いんだぜ」卒業式の時にバカ加藤が格好つけて叫んだのを覚えている。
天井が無いからどうしたってんだ。俺たちの身長は古い日本家屋の鴨居にぶつかる程度には伸びて
170だ180だと競い合ったものだけど、それは天井を突き破る勢いがあったわけじゃない。
天井が無いから俺たちの昼休みのたまり場が屋上になったわけじゃなく。
たまたま誰も来ない所がここだったというだけだ。熱い日差しを直接受けてビニールシートで
日焼け比べをしたのもここ、雨の日にどれだけ水が蓄えれるか学校中のバケツを並べたのもここ、
雪の日にでかい雪だるまを作ろうとして雪が足りない事に途中で気づいたのもここだった。
俺たちの高校の思い出の大半といえば、この屋上とともにあった。
学生時代の思い出なんてセピア色に彩られて、それぞれの心の中に唯一のものとしてしまわれているが、
どれも似たようなもんで、他人に話しても陳腐なだけなのが大半だ。仲間がいて、
明日どうなるかなんて誰もわからなくて。自分って何なのか悩んでて。
そのどれもがつまんねぇステレオタイプな思い出というやつで、そのどの悩みも問題もくだらないものに過ぎない。
だけどそのくだらない問題のどれもが時間が経ったから解決なんてしない。
大人になるなんてそんな簡単な事で済ましていくことでもない。バカをやれなくなるから、許してもらえないから、
ただどんどん飛び跳ねたら頭がゴツンとあたっちまうような天井の低い世界がまってるだけ。
大人には問題を問題であると捉える余裕が無いのさ。人生に屋上なんてねーんだ。
こんな事を考える事さえ陳腐でステレオタイプなわけだ。思考がぐるぐると同じ所を回る。
何を書けばいいんだろうな。真っ白な便せんを前にして猛は思いを巡らせた。
一発で心を捉える一言が欲しい。そうはいっても、さっき勢いで靴を脱いだ足の裏が冷たい。
黄色と灰色のグラデーションが象徴的なデザインのスニーカーは壁際に寄せてそろえられている。
とにかく名前を書こう。
905 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/04(月) 05:51:22
>>903 そういうスレがどこにあるかは分からないけど、いちおう助言。
その特殊な体験を小説にすればいいと思う。筆がのる方向で。
たとえばイジメられた事を追体験するような内容なら、気乗りしないだろう。人間は忘れる事で自己防衛を計ったりするから、深層意識のところでストップが掛る。
だけどイジメた側を逆にイジメ返す話なら、作者にとっては爽快かも。
今まで押さえつけてたものを爆発させて一気にいけたりして。
まあ、読む側にどのような影響を与えるかは分からないが、負の方向で極めた小説もそれはそれで価値がある。
個人的に応援する。
すり切れたジーンズのポケットには何も無い。ジャンパーのポケットにも何も無い。
便せんだけ買ったって何かが書ける訳でもないのに、何やってるんだろうな。
念力でどうにかするか。猛は口を曲げた。小説家なんて目指してもう30になっちまった。
来年そうそうには31だよ。年末年始の浮かれバカ騒ぎを
このまんま宙ぶらりんの無職で乗り越えられる気にはなれない。
便せんの一枚を切り取って紙飛行機を作る。右手にもって投げた。
くだらない問題にはくだらない解答がお似合いで、くだらない考え方をすればそれは見つかるのかもしれない。
紙飛行機は黒い空に吸い込まれて見えなくなった。
猛なんて大げさな名前を付けたあなたに。お先に失礼。
最後まで何の変哲もないよくある終わり方だ。
何の意味も無い。
猛は鉄柵を乗り越えた。
全文です。よろしくお願いします。
>>903 現実に前向きで、現実が激しく楽しいなら
小説なんて書かない。
以上。
908 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/04(月) 06:23:39
>>904-906 描写不足だな。
心理描写っていうのは書くのは簡単だけど、人に読んでもらうのは難しい。
登場人物が自殺するならば、自殺を選択する(しなければならない)状況を
描写しなければ、いくら心理描写をしても読み手には伝わらない。
909 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/04(月) 06:26:52
>>903 作家には向いてないから別の道を探したほうがいい。
漫画家になるような奴は、放っておいても落書きをしているもんだ。
小説を書くのも同じ。
書けない理由を探しているうちは作家にはなれない。
>>909 でもどんな大作家でもそういう話するんじゃね?
色々渦巻いてる時にぽっとデビューしてそれ以来吹っ切れたとか
よく聞くじゃん。まあそれにはまず一本書き上げる必要があるわけだが。
>>877 何かからのコピペだとしても読めるものじゃないですか
912 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/04(月) 08:14:42
このスレの人たちは皆バカだけど、やさしいと思います(*´∀`*)
賢い悪人よりはずっといいと思います
>903
別に良い小説を書こうなんて思わなくていいじゃん。
追体験が止まらないのなら、人に読んでもらうことなんか関係なしに
全部書いて吐き出せばいい。
エッセイでも小説でも何百枚でも書いておけばいい。
何年かけても書いておけばいい。
で、吐き出しきったら、他のものも書けるよ。
何年か後、自分が平常に戻ったときに、糞文を読み返すと
恥ずかしくてたまんないこともあるけど、その迫力の文章は既にかけなくなっている。
思い出すことはあっても、表現できなくなっている。
だからとりあえず書いておけ。
以上、いじめじゃないけど、自分の追体験から。ガンガレ
914 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/04(月) 09:18:00
俺の名はミィ
クリスマスも近いってのにデボチカと別れてきたぜ
トルチョックしてやろうかとも思ったが、まぁここは紳士的に別れてやった
で、多少の哀愁を感じつつも、家に帰ってきてウォーブルでラズードックスってワケ
もちろんルードヴィッヒの栄光の第9番
デボチカと別れたばっかりだってのに、ルードヴィッヒ聴くだけで何ともホラーショーな気分
ガリバーに響き渡る黄金の旋律、感情の発露
いつのまにかスメック笑いしてる自分に気付いた
なんだかアルトラ開放したい気分
そんなワケで今夜も我がドルーギーのタマとクロ引き連れ
奴のところにサプライズ訪問
奴ってのは首に輪っか付けて鎖で繋がれた哀れなムースカ犬
いつもワンワン吠えては人間に媚びるヤーブロッコ
ってワケでみんなでフィリー
スパチカねんねしてるとこガティワッツを思い切りトルチョックしてやった
915 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/04(月) 09:28:21
吾輩は時計仕掛けの猫である
>>904 <真っ黒な空に星は見えない。
重複
全体的にひかれる内容じゃない
>>903 お前新人賞スレにいた香具師?
ここはやる気のないやしに勇気を与える場所じゃないよ
現実から逃げるために書くのだけは止めとけ
まだ20なんだし道はある
>>914 ふざけてんのか分かんないが(半分冗談で書いたと思うんだけど)
何か好き
>>915 時計仕掛けの○○とか、機械仕掛けの○○とかって、
手垢がつきすぎて恥ずかしいよね。
>>903 OK合格だ。
このスレの奴らのトラウマに触れることと関心を引くことにお前は成功した。
バカがつくくらい真面目なニートおっさんが住人なのも暴き出した。
お前は釣り師として良い線行っている。みんな大人の顔してどっかで聞いた風なレスしてきやがるだろう?
作家志望の奴らなんてこんな薄っぺらいワナビーがどっさりいる。
メンヘル野郎の行き着く先が作家ワナビーだ。お前向いてるよ。健全じゃ作家には成れない。
じゃ次はどうしたらいいかって?おう、このスレに駄文を投下しろ。どんな文を投下すればいいかわからない?
仕方が無いな、傾向と対策を教えてやる。
・女子であること。(書き手も主人公もだ。女子一人称は評価数が増えるぞ)
・書き手が若いこと。(このスレはおっさんが多い、若者にびびってる無視出来ない)
・1000文字以上書くこと。(長すぎてもいけないが短いのは無視される事が多い)
・小説であること。(なんでも小説としてしか評価しないバカが居る)
・わかりやすいこと。(難しい話や行間を読み込む話はおっさんは理解出来ない)
・逆に意味不明であること。(上と両立は出来ないが意味不明であれば面白がるバカも居る)
・バカな内容を知的に書くこと。(頭の硬いのが多いんで驚異に感じる)
・ラノベ風でないこと。(ラノベをバカにしている奴が圧倒的に多い)
・描写は丁寧に書け、内容は三文小説でいい。(ほぼ全員がワナビーだ良いものはパクられるぞ)
これらを押さえておけば酷評スレといいながら良い反応がもらえる。
大半が読めない奴で好き嫌いの判断しか出来ない。わかるな?
どこぞの新人賞と似たようなもんで、このスレも傾向と対策があるんだよ。
騙されたと思ってやってみろ、まぁ天の邪鬼な奴がこいつを読んだら傾向と対策も変わるかもしれんがね。
スケベ根性丸出しの童貞が多いから、まずは女を売りにして書いてみるのを勧める。
ネカマでいいからやってみなw
>>919 まあたしかにこれでちょうどいいかもしれん
922 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/04(月) 12:47:28
>>916 おまい、「時計じかけのオレンジ兄さん」も知らんのかw
ピチピチの女子文とアクセスすると勃起してぱんぱんになんだろ?
女子の書いた文字だと思うだけで先っちょがもうびちょびちょだろ?
女子の文を詳細に批評するなんて体を隅々までなめ回してる気分だろ?
ズボンもパンツも下ろして酷評棒を解放しろよeverybody!
興奮してきた!!!
りくの文で抜いてくる!!!
19歳女子とトランスフォーム!!!
酷評するの気持ちぃいいいっ!!!
女子文カモォォン!
女子にレスされると正直萌える。
俺の精子臭い指先でタイプされた文を見られているんだ。
自慰行為さえ覗かれた気分だ。
女子のみなさん俺を酷評してください。おながいします。
うっ。
↑このスレの奴らの心の中を表現してみた。
925 :
りく:2006/12/04(月) 13:07:02
927 :
りく:2006/12/04(月) 13:10:23
>>859-860を読んで下さった方ありがとうございました。
>>873さん、小説の初めは情景描写ですね。了解です。ご指摘ありがとうございます。
>>927 もっと前みたいなエロいの書いてくれよ。
細い指で携帯握ってる所想像して気持ちよくなりてぇんだよ。
俺の息子だと思って携帯握ってくれよ。な。
びくびくしてるぜ。ほら。
一文字一文字打ち込まれる快感。
がまんできなくてしごきたててるぜ。
ああ、りく。りく。りくぅううう。
俺がお前の神様なんだぜ。