1 :
名無し物書き@推敲中? :
04/06/02 14:21 さあ、どうぞ
2
3 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/02 14:55
雨が降っていた。俺の魂も泣いている。 あぁ・・・孤独だ。俺はチューイングガムを地面に吐き捨てた。 その直後、目の前を横切ったイカしたナオンがそれを踏んづけた。 運命の瞬間だった。
連綿とした状況に、突然の解説。 時間軸の操作も斬新です。 ・・・の時間も、・・・・・・の半分を意識してますね。
雨は涙の象徴。 もう分かりきっているのにそれを殊更に「泣いている」と強調した親切設計。 さらにそこに「魂」をもちこんだ濃い料理法。すげえ。 なにやら深さを感じさせる。 よくわからないのに、わかりやすいことこの上ない。すばらしい浮遊感。 「ああ・・・孤独だ」と嘆息してみせる。ロマンを感じる。 ここだけで、孤独自体に酔いしれる底のあさい人間が非常に簡潔に、 見事に描き出されている。 誤解してはならない。浅い人間を描くのも、立派な作品なのだ。 それは作家の人間性は示さない。作中人物の人間性が浅いだけなのだ。 さて、地面にガム吐き捨てるのは、反抗の象徴だ。ぐれた人生を表す。 そこへ「女」だ。見事な予定調和。女が出ずしてこの濃い話は終わるまい。 そしてここでも、主人公がアホだということを親切に表示してある。 「ナオン」というのがそれだ。 その「ナオン」がガムをふんずけるのは、自分の反抗心の敗北を示すのだろう。 だからこそ恋に落ちる。運命の瞬間が訪れるのだ。 すばらしく濃かった。ぜひまた4〜5行のなかに濃いドラマを見せて欲しい。 案外おもろいな。たまに書くかも、エヘ。
6 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/02 15:30
3の続き 「ギャッ!!!!」 ナオンの靴の下で俺の吐いたガムが悲鳴を上げた。 と思った刹那、凄い形相でこちらをねめつけるナオンと 目が合った。 「このくそハゲッ!こんなところにガム捨てんじゃねーよ!」 ナオンはおもむろに片方の靴を脱ぐと、靴底を俺の上着に なすりつけた。
重複
おー、グレイト。 予想を裏切るすばらしい展開です。 ガムが悲鳴を上げたというのはつまり、 反抗心が抵抗しているさまですね。 こちらから声をかけるのはチンケな(失礼!w)プライドが許さない。 ところがここで女の方から関係を持ってきます。 「凄い形相」でこちらを「ねめつける」ナオンが描かれます。 相変わらずの濃い描写です。 きっとこの「ナオン」の服装や化粧は濃いでしょう。 さらには 「このくそハゲッ!こんなところにガム捨てんじゃねーよ!」 と暴言を吐きかけます。普通のヤンキーにーちゃんなら、 この女の台詞が終わるか終わらないかのうちに、 「んだとコラ、クルマ連れ込んでマワシてまうど!」 と返答しているところですが、棒立ちです。 しかもそのあと、ガムを擦り付けられても、 一言も発さず、行動も起こさないのです。 異様です。この異様さは何の表現なのか。 当然濃いです。違った、恋です。 もはや「俺のタマ地位」もとい「俺の魂」は、 虎に狙われたバンビチャンのごとく、彼女に呑まれているのです。 だから一歩も動けない。だから一言も発しません。 さらに深い解釈もきっと可能なのですが、 俺の読解力が追いついていません。 ああ、なんと奥深い文章なんでしょうか。すばらしいです。 しかし、俺にはこれ以上この文章を読み解く資格があるか迷います。 ひょっとしたらもう書けないかもしれません。 では。ご健筆を祈ります。
酷評スレ以上に批評人(誉め殺し人?)の技量が問われるスレだなw
誉める事の難しさがわかっ。
>>3 >>3 ポップな感じが素晴らしい。人物の出会い方
が斬新で雰囲気がでている。
12 :
罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/06/03 06:53
基地外が僕を苦しめる どん底のふちから這い上がった僕が見た光景は 基地外だらけの光景だった どこもかしこも基地外だらけ 基地外が僕を殺そうとする 基地外のいないところ無し 基地外はその数を増やし ますます増やし 町を汚染し 野を越え 山を越え 電車に乗って どこまでも僕を追い詰める お前らに慈悲心はないのか 脳病院よ もっと もっと 出来ろ
13 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/03 09:19
>12 主人公の心の焦りが如実に表現され、絶妙な興奮感を 醸し出している。 もしかしたら主人公も基地外なのだろうか。周囲に溢れる 基地外たちと自分の間に一線を引いているようにも思われるが、 妄想の中にいるような感じも受ける。 短い文章の中で主人公の胸が焼き尽くされるような思いが ひしひしと伝わってくる、まさに芸術の域に達した文章と 言える。
14 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/03 10:15
このスレ呼んでいると新○舎のべたぼめ評を思い出す。
15 :
罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/06/03 10:20
いったん訂正しだすときりがないな どこもかしこも直したくなる
16 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/03 11:02
メロスは親父に右ストレートで殴られた メロスは激怒した メロスは親父にフランケンシュタイナーをキメた 親父も激怒した そこにおかんがきて二人を止めようとしたが二人にツープラトンバックドロップをキメられた オカンは激怒した そこへ祖父がトイレットペーパーがないと激怒してきた 祖父は激怒した そこへ通りかかった在日ロシア人に祖父は屋根の上からジャンピングニーキックをかました ニコラスは激怒した そこへ…
激怒激怒激怒激怒激怒と続き、そこへ…で終わるエンドレス感が すばらしい ニコラスって誰っていう疑問もねじ伏せる圧倒的な力量 ……の節約も内容にマッチしている
19 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/03 12:47
>>16 寓話の形式をとっているが、現代社会において家族から社会へ敷衍していく
暴力と怒りの連鎖を巧みに描いている奥深い名作である。
1.「メロス」という古代ギリシャ人を思わせる名前の主人公に対して、
「親父」という一般的な父親への呼称を配し、
さらに「おかん」という主として関西地方の母親への呼称へ、そして
ラストは「祖父」と安易な表現を使うと思いきや、「在日ロシア人」という
ストーリー上なんの脈略もない属性を付し、読者の期待をいい意味で 裏切っている。
2.暴力の形式についても、安易な表現に流れず、プロレス・ファン以外には
分からない技を採用するしており、名称を聞くだけで 「かけられてみたい!」という
読者の好奇心をビビッドにくすぐる。
これら1及び2により、作者は本来のこの作品の持つ暴力性をユーモアに転化することに
大成功しているのである。
これは、この創作文芸板における一つの大きな成果といえよう。
ここに、「16」というネットお笑い芸人が誕生したのである
いいもん書いて誉めて貰えよ。 空しくねぇのかおまいら! とはいえ、困ったちゃんのフラストレーションを消化する、 精神衛生の役割を期待すること切である。
前俺が褒めちぎるスレ立てた時はあっさり落ちたのに……。 まぁいいや。遺志を継いで伸びてくだちい
22 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/03 14:56
彼のギターの音が聞こえる。 決して上手い訳ではない。 彼の歌が聞こえる。 決して綺麗な声でもない。 だけど、僕の心にそれらは触れる。 体は、自然にリズムを取って揺れる。 僕は拳を突き上げる。 狭い箱の中で、そのとき僕は、宇宙に触れた。
23 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/03 15:01
>>22 まるで谷川俊太郎のような終わり方に惚れ惚れ。夢があるさわやかな文体。
2ちゃんねるとは思えない。
>>22 全体的にリズムが悪い。
今夜も彼のギターが聞こえる。
決して上手い訳ではない。
今夜も彼の歌が聞こえる。
決して綺麗な声でもない。
けれども僕の心に触れる。
体は自然にリズムを取る。
そうして僕は拳を上げる。
この狭い狭い箱の中で、そのとき僕は宇宙に触れた。
とかは?
>>27 顔洗って出直せにゅ
おっと
文章は素敵にゅ
>>24 スレタイトル読んでね
あなたの、技量が問われるよ
>>22 「ギター」は「キター」に通じるので2ちゃんに最適です。
ああ〜ん、お尻に感じちゃう
さすがに一文だと、誉めようが無いぜ・・・ しかし、スレタイ通り無理して誉める! 官能的な響きは全く無い。 なにを伝えたいのかも全く分からない。 だが、この文の素晴らしさはそこにある。 私達が頭をフル回転させて、搾り出した言葉、 それすらもただの文字の羅列に過ぎない、と この文は気づかせてくれる。 一見無意味に見え、バカ丸出しのこの文は、 文学の、いや言語の無力さを痛烈に批判した 歴史的一文として後世に語り継がれるであろう。
>>22 簡潔なのに奥が深いですね。
まず、音の世界だけで進行され、映像は見えてきません。
音楽を感じる「僕」の心だけがある。
つぎに心が体に連結され、動きが生まれます。
そして感極まったように「拳」が突き上げられる。
音楽が体の動きを導いたのです。
おそらく曲目はロックかパンクでしょう。
拳ひとつで音楽ジャンルも語ってしまう。グッドです。
「狭い箱」の中、僕は「宇宙」に触れる。
狭いところから広大なところへ、文章世界はビッグバンのように広がります。
やはり芸術は爆発なのでしょうか。ラストの対比がスバラシイ効果を生んでいます。
また、狭い箱はつまり「僕の心」でありましょう。
「宇宙」はミュージシャン、オーディエンスとの一体感を表すのでしょう。
つまり、ラストの対比が、さかのぼって全文に掛かっていくわけです。
最後まで場の説明はされません。箱とはなんなのか。(小さめの会場ですね)
これはついてこれるやつだけついて来いという姿勢です。
まさにロック。まさにパンク。音楽は爆発だコノヤロウ。
作品を描く作家の姿勢までも完璧です。
きっと作家さんは金髪ロンゲでありましょう。
謎なのは全くスピード感のない文体ですね。これには俺も悩みました。
スピード感が命のロック・パンクなのに駄目じゃん。ビッグバンじゃないやん。
ここで気付きました。これは意図的なのです。アクション映画が分かりやすい。
スロー映像は大爆発シーンで欠かせない効果ですよね。
音楽のビッグバンを表現するのに、スロー再生は欠かせなかったのです。
おそらく最終一行は、ストップモーションからブラックアウトです。
そして下から字幕が上がってくるのでしょう。感動的です。
夢中になって書いていたら長文になってしまいました。お恥ずかしい。
では。
34 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/03 16:31
彼は鏡を見るのが好きだった。 スポーツジムでの鍛錬を欠かさない引き締まったボディ(OK!) 毎週末通う海で自然と焼けた素肌(So SEXY!) 彫りの深い顔立ち(Very GOOD!) 自分の姿が映るものがあれば、必ず彼はうっとりと自分を眺めた。 ある日、朝シャンのあとに鏡を見たとき、彼はまぶしさに思わず目を 細めた。 「俺の美しさもとうとう後光がさすようになったか…」彼は呟いた。 町を歩くと若い女たちの視線が彼に注がれる。二人組の女は嬌声を 上げながら彼の横を過ぎ去っていく。 「世の中の女すべてが俺のことを欲しがっている。俺のことを知らない 奴は人生の半分も楽しんでいないぜ」彼は口笛を吹いた。 「キャッ!眩しい!!」 一人の女が目を手で覆いながら俺のほうを向いている。そうさ、俺は お前程度の女には眩しすぎる存在なのさ。しかし、今日はやけに頭が 涼しい。
35 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/03 16:34
>>22 ギターを弾く「彼」という出だしで、我々読者は、この詩を書き綴っている
のは「彼」に恋をしている「彼女」であろうと予測する。
しかし、5行目の「僕」という言葉で我々の予測は鮮やかに裏切られる。
そしてそれに続く「拳をつきあげ」「箱の中」という言葉により
我々読者は、作者がライブハウスで「彼」に熱狂する聴衆の一人であると
はじめて気づくのである。
これは、作者が読者に「驚き」を有効に与える優れた技法である。
しかも、作者は「宇宙に触れた」人ということなのである。
多分そんな人は後にも先にもいないでしょう。すばらしい。
(ネタじゃなくて、マジでけっこういい詩だな、と思ったよ。)
ぼくはコップがコップが好きだ好きだ好きだ。 だって、なぜかというと、簡単にいえば、その、あれなわけで、つまり、その、好きなのだ。 そいうこと。
このスレでやってるリレー小説の一節をお願いします。
【 よっしゃーバカあつまれー Round2 】
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1083816129/213- 第梅章
〜ロミオと俺とジュリエット〜
ところがロミオと俺しか居ない。
俺とロミオはさっそくナンパに出掛けることにした。
「ヘイ、女の子ちゃん、俺らのジュリエットになってくんない?」
「ハン、いまどきそんな台詞で女ひっかけられると思ってるの?」
幼い声の割に、やけに大人びた少女はそう言い放った。
そして、問答無用でくんずほずれつ、のべつまなくし。
ふと気付くと俺らのジュリエットちゃんはとっくに居なかった。
俺は青ざめた。
いかしたポリスメンがウエルカム。
いかれたポリスメンは、ガムをくちゃくちゃやりながら俺らにl聞いた。
「路上で、男二人で、なにやってんのー。留置場行くかぁー? ぁん?」
誤読!
「それはこういう事さ。
いかしてるけどいかれてるんだよBoy. ha ha ha 」
そう言って、ポリスメンがロミオに棍棒を振り下ろした。
ロミオが首だけ出して地面に埋まった。
ロミオはそれをシラハ取りした。
「さ、さすがラストサムライ…」
ポリスメンは驚愕する。
二人のロミオ、二人のマッドポリスメン。
悪夢だ。どっちかが消えなくてはならない、と本能が叫ぶ。
〜 幕 〜
>>36 コップという誰もが手にするものを好きだと書いたのが正解だ。
繰り返し「コップが」と書くことで文章のリズムを取り
好きという言葉を3度繰りかえして好きの程度をやわらげている。
これが後の文章に繋がり、
> だって、なぜかというと、簡単にいえば、その、あれなわけで、つまり、その、好きなのだ。
という表現を際立たせているし、前の文章と丁度良い。
最後と決め手になるのが「そいうこと」であり、この言葉が魔法のように
読み手を説得させて、何気ないものでもよく考えれば大切なもの
が好きという繊細な感情の表現を可能にしている。
39 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/03 17:44
>>36 キッツイナ〜(w、頑張って誉めてみるよ。
この作品は、1行目で、主人公がコップに対する愛情を読者が恥ずかしくなるほど
ストレートに語っている。
しかし、2行目以降、この作品の様相は一変する。
急に主人公は「なぜか?」と自分への疑問を投げかけ、自分の恋心をストレートに
伝えられない「照れ」に似た感情が芽生え、口ごもるのだ。
これはなぜか?(これがこの作品の「ナゾ」である)
主人公は、他人の目から見て「コップに愛情をもつ人間」がどう映るのかという
自己を客観視しているから口ごもったのである。
つまり「コップをこれほど愛するオレを他人はどう見るだろう?」という不安である。
そしてその不安を「そゆこと」という文言で最後に自分自身で肯定している。
結論・この作品は、人間の「自我」の目覚めのときの迷いと、
その後の自己肯定を描き切った良作である。
(批評のほうがながくなっちゃったよ。てか、こんなカンジでいいのか?)
>>34 男性のナルシズムを嫌味なく描き、主人公を愛嬌のある人物像に仕立てあげている。
中でも最も貢献してるのが「朝シャン」であり、もはや死語なのであるが
これを蘇生させている。
男性なら誰もがするであろう行為をさりげなく批判じみた目線で見て
一方ではどこなく温かく見ようという姿勢が感じられる。
後光がさすとあるのでこの人禿げてるの?と思ってしまったが
それはそれで2度おいしいというか読者次第なのだろう。
>>31 お尻に感じるという文法上はおかしいと思うが
良い意味で馬鹿っぽい綺麗なお姉さんを連想させてくれる。
ああ〜んが冒頭にあることで人間味が増し、全体で見ると
卑猥感が無いエロスをかもしだすのに成功している。そして
スタイル抜群でむちむちとしたお姉さんであることは間違いない。
42 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/03 18:40
>>37 まず、一読し、私はビックリした。
まず「第梅章」?「松竹梅」の梅か?第3章ってことなのか?
ストーリーは支離滅裂。全くのムイミな思いつきの羅列に過ぎないんじゃないか?
しかし、私はこの作品を読んで心地良さを感じた。
そう、この作品にはリズムがある。ラップのリズムだ。
そうなのだ、この作品は「声に出して読みたい作品」なのだ。
きっと文芸作品としての評価は今の時点ではムリだろう。
この作者のセンスは、(私のような)そこらの読者のそれを遥に超えている。
しかし、こういう作品が今後新しい文芸作品の突破口となるかもしれない。
期待を込めて見守りたい。
43 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/04 06:36
what's your name?! what?? what's your name?!! oh,i am 43!
44 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/04 09:40
>43 一行目では名前を聞いているが、聞きとれなかったのは 英語が苦手だということを明確にしている。 もう一度同じ質問を繰り返したところ、自信満々で「私は43です」 と答える。しかし、ここで読者に疑問を抱かせるのがこの文章の 乙なところである。 果たして、質問に答えた人物は43歳なのか、または、人造人間 43号なのか・・・ 読者の想像力のみでいろいろ解釈できる深い文章である。
>>36 諸君脱帽……私は神を見たのかも知れない……太宰、芥川、トルストイ……
いや、古今のあらゆる文豪達が夢見た境地に36氏は居るのかもしれない……
今後36氏はいったいどれほどの高みに登りつめるのか……ああ、生きてて
よかった。この大36と同じ時代に生きる私達は、実に実に実に幸せという他
ありません。この作品のコップという一語だけでも英語とフランス語とドイ
ツ語の全語を全て合わせたよりも複雑なニュアンスと意味を有しているで
は無いか。私はこの作品を、例え全人類の調和とでも取り替えるつもりは断
じて無い。
46 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/04 11:01
ゥワ〜チャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャ アチョ〜〜ウ!!!! オマエはもう、死んでいる・・・
>>46 16回の「チャ」が物語を切迫させる。
16とは2Byte、つまり漢字圏のひと文字を表現するに必要なビット数だ。
その「チャ」の前後を余動や余韻が包み上げ、末尾に四つの「!」が飾る。
これは、TCP/IPの構造に他ならない。
作者は、レイヤ2での無機質な情報を示唆しているのである。
言語に対して失望し、決別する事を選んだ作者ならではの手法だ。
表現の要素の分解に至る作業は、過酷である。
それが故に、「死んでいる」のだろう。しかしそれが皮肉にも、この作者の「生」で有る事は疑い得ない。
この偉人の遺作に、賞賛の意を表明する。
>>34 故意に書き落としてあるオチがありますね。
全編にちりばめられたキーワード「輝く」「眩しい」から考えるに、
主人公、おそらく禿げてます。
シャンプーのなかに脱毛剤でも入れられたのでしょうか。
男たちの悩みベスト5には必ず顔を出すであろうハゲをテーマに、
物語は皮肉っぽく進みます。
そして自分がハゲたと気付かないままに物語は終わりますが、
最後の一行「やけに頭が涼しい」を見る限り、気付くのにそう時間は
かからないように思われ、主人公のナルシスティックな性格とあわせ、
大きな悲劇が用意に予感できます。
それにしても、この主人公のナルシストさは度を越えています。
鏡を見ると英語で指差し確認するのです。
女をみれば自分のことを好きだと思うのです。
そんな彼が果たしてハゲに気付かないということがありうるのか。
主人公はハゲに気付いていながら、それを「後光」などと称して、
自分をごまかしているのではないか? そしてその欺瞞は、
ついには狂気の域に達しようとしているのではないか。
「世の中の女全てが……」の台詞、誇大妄想が如実に現れてます。
最後に感じた「涼しさ」は、理性からの警告ではないのか。
読者は、狂気サイドに立たされています。
一読しただけでは、「彼」がハゲであることに気付かないからです。
「いや、俺はハゲじゃないよ」
そう言い張る全てのウスラハゲの心を、この物語は鋭くえぐります。
「戦おうよ、現実と」役所広司の声が遠くから語りかける。
気付くのか、気付かないのか。それは読者しだいなのです。
疑問はハゲという枠組みをはなれ、「自覚」のありかたへと、
哲学的な広がりさえも持っています。すばらしい作品でした。
でも俺はハゲじゃないよ。違うッたら。俺はハゲてなんかいないんだ。
49 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/04 12:51
お前らはまるでポリアンナですね。
>>48 おいこら貴様、ハゲを否定するのか?
ハゲを差別したら許さんぞ。
いやあなたのその批評の文章は素敵です。
『SF板住人の戯言』 うららかな昼下がりだった。 数学の授業が眠かったのは言うまでも無く、実際教室の三分の一くらいはすぅすぅ寝息を立てていた。 大体、飯の後に数学をやるのが間違っている。頭が働く訳が無いのだ。 確かに高校は義務教育ではない。真面目に勉学に励むのも、或いは落ちこぼれるのも本人の責任ではある。 しかし幾らなんでももう少し効率の良いやり方があるのではないだろうか? 私達は授業料を払っているのだ。それに見合った教育環境を提供する義務が学校にはあると思う。 しかもここは私立高校だ。落ちこぼれの生徒を大量に輩出する羽目になれば、高校の経営が拙くなるのは容易に想像できる。 今時の人間は想像力が欠けていると、今朝テレビのアナウンサーが言っていたが、まさしくその通りだろう。 ここの教師と経営陣には、自分の行く末すら想像できないのだ! ……が、そんな事をここで叫んでも仕方があるまい。 私も大分眠くなって来た。眠たい授業よりは快適な睡眠の方が高価値かもしれない。 天気晴朗。積雲は気楽にぽかぽかと浮かび、暖かい風が窓から吹き込む。 これでは授業の是非がどうあれ、眠くなろうというもの。 かくして、ぼんやりと窓の外を眺めていた私の意識がついに落ちかけたその時―― 空の一点で何かが光った気がした。 天国でも数学の授業は眠かった。
53 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/04 15:47
ひろゆきや、元気かい。 母さんはパートでくたくたの毎日だよ。 この間、テレビ見てたらパソコンウィルスって いうのが流行ってるんだってね。 お前は大丈夫かい、何かあったらすぐ病院に行くんだよ。 保険証も忘れずに持って行くこと。 それから、たまには家にも帰っておいで。 お前の好きなあんころもちをいつでも作るから。 父さんも母さんも、お前が幸せになってくれるのが、 一番嬉しいんだよ。 毎日大変だろうけど、頑張っておくれ。 母より
54 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/04 16:25
息子を気遣う母の思いで、胸が痛くなる。この母親はど田舎に 住んでいるため、パソコンウィルスというものが人体に影響を 与えないということも知らず、息子の体を案じているのだ。 これを無償の愛といわずして、なんと言えばよいのだろうか。 長期間家を空けていると思われる息子の帰宅を「あんころもち」 で迎えようという素朴さが涙を誘う。 「母さんのうた」を彷彿とさせるが、それよりは明るく、 ユーモアに富んでいるところも作者の輝かしいばかりの才能を あますところなく伝えている。22世紀に持っていきたい名文 である。
55 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/04 16:26
↑は53への批評
56 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/04 17:13
5歳の夏に僕は母親に捨てられたらしい。記憶は全くないけれど、悲しくはなかったんじゃないだろうか。 6歳になったころには僕はもう孤独な生活に慣れていたから。 Gというグループに出会ったのは今年の夏。あまり、楽しくはないがそれでも皆で裁縫をするのはうれしかった。 elmentary(初歩的な)な知識を身につけることはさすがの僕にも、何十回もやめようと思わせた。だけど・・・・・・ temperature(一時的な)ものだったみたいで、今ではもう僕も立派に針を通せるようになった。ま、お前らも努力しだいじゃね?
すばらしい! 長い一行が孤独感をよく表現している。G、やその他横文字が瀟洒な趣を文体に注ぎ込み その余韻を長く味わいたいという読者真理にも適っている。 ラスト1行でメタフィクションという意外性を気付かせてくれるのは構成の妙としかいいようが ない!
58 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/04 17:20
やばい、俺このスレの感想人大好きだよ。 面白いねw
59 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/04 17:40
>>51 最後の「天国での数学の授業もねむかった」という一文に私はボー然としてしまった。
私は自分を叱責した。
「これはどういう意味だ?どうもオチらしいが、つまり主人公含めて学校自体が
空からなんか落ちてきたせいで壊滅したのか?それとも既に死んでたってことか?
イヤ、それならラストの言葉はチョット違和感がある。
キッチリした布石があるはずなんだ!それとも、オレの読解力はその程度なのか?」
と呟きながら、この作品を2度、3度・・・・と読み返した。
やはり、わからない。
結局、ヘタレの私は精も根も尽き果て、パソを閉じようとした。
そのとき、私はハッとした。
「もしかしたら51の目的はナンドもこの作品を読み返させることじゃないんだろうか?」
結局、私は計6回もこの作品を読み返していた。
この回数は、私がいままで読んだどんな小説よりも、多い回数である。
そう、私はいつのまにか51の熱烈なファンになっていたのだ。
60 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/04 18:15
包茎に悩んでいた俺は、ある日「皮オナニー」という斬新な自慰行為を開発した。 その名の通り、自分の愚息の頭を、大胆にも皮で刺激するというものだ。 恥ずかしがり屋の亀は、にょきにょきを首を伸ばし、頭を天へ向ける。 ──亀! 亀の頭! かめ頭!! 絞殺されたばかりの死体みたいな色をしたソーセージが、 中に血を溜めて堅くなった。 俺の腕が、前後に高速ストロークする。 そして、 「あふぅ……」 先っちょから、愚息が白い反吐を吐いた。
天才だ! 作品に漂う躍動感、能動性は他に類を見ない! 世間において欠点とされている 皮を長所に転化した発想もすばらしい! 亀が首を伸ばす描写の冴えはどうだ! 愚息にこめられた、子供達よ伸びろ、もっと 伸びろという作者の無意識にこめられたメッセージ性がこの作品を明るく伸びやかな ものにしている! ラスト一行のさきっちょという可愛げや白い反吐という自戒と反省も素晴らしい! 物語に重層的な深みを与えているセンスという他はない! 次回作を心待ちにしている!
そろそろ「!」のインフレが始まる悪寒
63 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/04 19:04
「君の暗号は とっくに解けてたよ」 僕は僕に気があるだろう女性に話しかける。 「はい?」 彼女は恥ずかしがっているのだろう。とぼけるようにいった。 「直感で相似だって気がついてたんだよ?お互いにね」 僕も彼女には興味があった。両思いだったのだ。 「君の事を考えるだけで、私のベクトルは上を向くんだ」 「え?何なんですか、あなた・・・・・・?」 僕は彼女のこの言葉を聞いて、やっと理解した。どうやら、彼女は僕を試しているらしい。 きっと、僕の愛を確かめているのだ。 「君のすばらしさは幾何的なそれは勿論、内に輝く法則にある。僕が証明したい!」 我ながらこの言葉には惚れ惚れとしてしまう。きっと、この言葉で彼女もわかってくれたはずだ。 「いや、怖いんで・・・・・・・」 まだ、彼女の心には届いていないようだ・・・・・・。しかし、この言葉を言えば彼女もわかってくれるだろう。 「私が負だとすれば、君は正のような人だ。君が僕と掛け合わせてこのマイナスの地獄から僕を救ってはくれないだろうか?」 彼女は私の目を見つめながら、頬を赤らめ、そして言った。 「あなたと掛け合わせたせいで私まで負になるなんていやよ!」 僕はどうやら、初歩的な計算ミスを犯したらしい。彼女のことは諦めよう。そう決心して、彼女に一言だけ本意を告げた。 「sinでもいいから一度俺のものをcosらせてやる」 〜数学者の告白〜 せりふは数学版のコピペっす。
>>47 > この偉人の遺作に、賞賛の意を表明する。
評者の、僅か数bytの文字列からその作者の膨大な死を見抜く洞察力に私は圧
倒され、打ちのめされ、今現在もなお起き上がる事ができないでいる。
現在では、すでにヨーロッパのほとんど全首都にまで伝わり、とどろき、
数十億もの人々が、抱き合いながら、歓喜の中に迎えたこの評論が発表され
た時、海の栓が抜け、星が全部落ち、あらゆるしるしが、現れた事は余りに
も有名なことであり、私はこの文聖の遺作に、賞賛の意を表明する。
うまい人多いなぁ。
65 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/05 00:27
>>63 数学板のレヴェルの高さが伺える。おちが(マイナス)×(プラス)=(マイナス)
という数学的なものであると同時に相手の女性の言葉が笑いを誘う。
思わず最後の女性のせりふに「うまい!」と叫んでしまった。
数学的な言葉を使う狂った主人公の普通の女性への告白だが、数学的な言葉を
まじめに言うところが不思議かつ文章にマッチしている。
とてもユーモアのある名作である。
阿部ちゃんのすれありますか?
68 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/05 02:34
69 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/05 04:57
>>58 人は何故生きなければならないのか? 58はこの命題に正面から挑んだ大著である。
これは氏の長年にわたる研究の集大成と言えるものであろう。以下にこの作品の構成
について言及させていただきたい。
まず、この作品は全部で200部、1300章から成っている。
第1部は、各国の58研究家の間でいまだに見解が別れている冒頭の「やばい、」である。
2部から130部までの記述では、これまで長年論じられてきた「やばい、」の諸原理の疑問を
二万通りの原理に再編し体系化する事に成功している。例えば786章の「スレ」では、難解きわ
まりないこの主題について、単文、語用、従属、雑談など様々なレベルで驚くほど読者を納得させている。
この作品は「やばい、」の初学者から、最先端の研究者まで、幅広い読者の支持を得る事になるであろう。
文法の本の紹介文から
>>66 (創作文芸板だからフィクションとして批評するよ。失礼だったらごめんね)
この平成の世にwindows95を使用し書き綴られた力作かつ名作である。
昭和30年代、太宰治、壇一雄などの無頼派と称された小説家が文壇にいた。
酒、オンナに囲まれ放埓な生活を送り、自分の分身を主人公にして文筆活動に励み、
当時の閉塞した状況の中、大衆より賞賛を得た。
坂口安吾は終戦後の混乱期に「ミンナ堕ちるとこまでオチロ!」と叫びながら
クスリを打ち、太宰は「生まれてきてゴメンちゃい」と謝りながら、玉川上水
に愛人と飛び込んだ。
そうなのである。本来この小説は、この平成の無頼派・主人公の元妻「通代」が
書いてこそ光る題材なのである。
(つづく)
(つづき) ところが、この作品の主人公はどうであろう。 彼は、特殊な人生の問題にぶつかるが、あくまで特殊な結論は導かない。 「私は自分の人生に感謝している」というごく普通の結論を導き出すのである。 しかし、我々読者はその結論に失望を全く感じない。 「この主人公は信頼できる血のかよった人間である」という安心感と共感が湧き上がるのである。 これがこの小説が大成功している大きな要素の一つである。 これまで私が目を通した万巻の書の中からこの言葉を捧げよう。 「これで、いいのだ」(赤塚フジオ)
明日に希望を持つものは、忘れられない昨日がある 読み人知らず
75 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/05 13:14
>>63 数学とはマスマティックス。略して「マス」。
すでに題材がエロティック、かつ、主人公の一人よがりに終わるであろう
ことを読者は感じ取る。スバラシイ伏線である。
「掛け合わせる」
この文句は、数学の「×」を意味していると思いきや、
数学は大嫌いだか、助平なことは大好きな私のような読者には、
「48手」の「押し車」を連想させる。
心憎いまでの作者の心遣い。この作品のカクシ味である。
ちなみに、これは簡単そうに見えて、実際やるとなかなか難しい体位である。
カキコするのが面倒になってきたので批評はここまでとするが、名作である。
あぁ眠い。 とにかく眠い。 男は布団の中でシミの浮いた天井を眺めていた。 もう朝を迎えようかという時刻になっていたが、彼はつい先程帰宅したばかりであった。そして、帰宅するとすぐに布団へと 潜り込んだのだった。とにかく眠たかったから。外はとても静かで、すぐにでも眠りに落ちていく事ができそうであった。 微睡み、夢と現実の境が曖昧になって来た時、夜の空気を震わせて、低い地鳴りの様な音が彼の耳に伝わって来た。その音で 彼は現実へと戻された。そして、音は段々と近づいて来ていた。 彼にはその音の正体がすぐに判った。改造マフラーを付けたバイクが吐き出す音。毎週末、彼には聞き慣れた音だった。 「クソッ!ふざけやがって!」彼は舌打ちと共に吐き捨てる様にそう言った。 暫く布団の中でイライラを募らせていると、今度はバイクの音にパトカーのサイレンが加わった。そして狂ったパレードの様 な狂騒が繰り広げられる。彼は頭からすっぽりと布団を被ると、その闇の中でギリギリと歯軋りをしていた。ヘッドフォンでも して寝ようかと考えていると、バイクとパトカーが遠ざかって行くのが判った。彼はホッと胸をなで下ろし、布団から顔を出し た。そして眼を閉じるとすぐに夢の世界へと入っていく事ができた。夢の中で彼は、先程あったバイクとパトカーの追いかけっ こをしていた。ゴテゴテとした装飾を付けたバイクが、後ろから追い掛けて来るパトカーを挑発するかの様に、右へ左へと蛇行 しながら走っていた。 最初、その夢の中ではバイクの爆音もパトカーのサイレン音も全くしなかったのだが、徐々に小さく音が聞こえ始め、その音 は段々と大きくなり、ついには彼の腹に響く様な大音量となった。そして彼は眼を覚ました。すると現実でもバイクとサイレン の音が鳴り響いていた。どうやら先程のバイクとパトカーがまた戻って来た様だ。 せっかく眠る事ができたというのに、その眠りを邪魔され、彼は切れた。立ち上がり窓辺に駆け寄ると、道路に向かって叫ん だ。 「うるせー、ボケェ!俺は今日の集会でクタクタに疲れてるんじゃ!眠らせろ!」 あぁ眠い。 とにかく眠い。
その人はとてつもなく腹黒い人であった。 だがなぜその人は亡くなってしまったのか? 殺害か?事故か? いえいえ、その人は本当の『愛』を見つけたから、旅立ってしまったのです。 その人は通称23氏(仮名)という名前でした。そのとおり、彼は23歳でした。 23は明るい性格でした。だが、その「明るい」はあまりいい方向ではありませんでした。 小学生のときからいじめ・万引き・暴行・ひったくり・夜遊びなどしていました。 そして、彼が何よりも全くしなかったことは『良い涙』を流したことがなかったのです。 卒業式はおろか身近な人の死にも悲しまなかった。というより喜んでいました。 みんなからも嫌われていて彼は『腹黒』という名称をつけられました。 続く
78 :
◆GABILdxSDI :04/06/05 21:18
例年より少しむし暑い夏の初め、平凡な会社員、広島ひろしは屋上でたたずんでいる。 ちょうど夏の雲が一面にかぶさり、あたりが急に暗くなった瞬間だった。 広島ひろしの頭上を旧型の飛行機がもの凄い勢いで通り抜け、 そのまま目の前のビルのコカコーラの看板に衝突した。 飛行機には二人の西洋人と二人の日本人が乗っていたのが見れた。 広島ひろしにはその四人に見覚えがあった。 操縦している二人の西洋人はライト兄弟だった。 そして、後部座席の二人の日本人は坂本九と向田邦子であることが確認できた。 広島ひろしは滴り落ちる汗を拭いながら、今朝薬局で買ったイソジンを飲み干し、 正露丸を七、八粒、口にほうばり、急いでビルの階段をかけ降りた。 24階あるビルの階段をやっと降り終えた時、すでに事故現場は野次馬でいっぱいになっていた。 そう、この事件の真犯人は、青森もりお だったのだ。 盲点を突かれた広島ひろしは舌打ちし、爪を噛んだ。 「マホメットあいらんど東京」 どこからともなく声か聞こえた。またあの幻聴だ。 「マホメットあいらんど東京」 幻聴は続いた。 「マホメットあいらんど東京」 ひろしは発狂した。 「コンニャク」
>>71 この、改訂版を含めて、世界各国で累計500億部以上出版され、初版から
700年たった今でも、なお出版当時と変わらぬ売り上げを続けている、大
叙事詩の古典である作品を今さら、事細かに説明する必要はあるまい。
この不滅のロマンスの真理の光りは、今この瞬間にも、世界の隅から隅ま
で行きわたり、予言書として、人類の前に立ちそして、その良心の遺産に
よって導いている。
>>77 『ふん、俺は悲しむことが嫌いなんだ・・・。悲しんでいる奴は死んでよし。』
彼はいつもそう思っていました。
そのせいか彼はいつしか感情をなくしてしまいました・・・。
それから5年後、彼は久しぶりに外に出ました。流石に5年も経っているから彼は
すっかり痩せてしまいました。
『外に出て行っても何もすることがないからなぁ・・・。』
彼は仕方なく公園に行ってみました。そのときは夜でした。何組もののカップルが
いちゃついています。
『あーあ、俺も前はあんなんだったのにな・・・んっ?』
彼はある方向に目を向けました。
そこには一人の女が不良に囲まれていました。
『よう、姉ちゃん、夜でこんなところにいると危ないぜ』
『えっ、でも・・・』
『なぁ、いいじゃんかよ!』
『そ、そんな!困ります!』
一人の不良が女の腕をつかみました。ずっと見ていた彼はそのときひとつの感情に
目覚めました。それは『正義』です。彼はその方向へを向かいました。
81 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/06 23:03
282階 マカロニは死ねよ。 俺は昔 マカロニをわざと床に落とした。 幼い俺は 食事の間、 ずっと落としたマカロニのことを考えていた。 お母さんにわざと落としたことがばれてないか 不安だったような気がする。 食事の間 マカロニのことを考えつづけた。 フォークにうまくはめて たべるとちょっとうれしい。 とか 口にくわえてストローみたいに空気をスースー吸える。 とか マカロニは悪くなかった。 幼い俺が悪かった。 落とされたマカロニはどうなるだろう。 明日、お母さんが床を掃除したら見つかるんだろうな。 布巾で拭いているときお母さんが見つけるんだろうな。 マカロニ。 俺のマカロニ。 なぜ どうして 床に落としたりなんかしたんだ こういうことをとつぜん思い出すと 胸が締め付けられる。 すごく苦しい。 マカロニ 俺のマカロニの部屋
82 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/07 00:41
マカロニという言葉そのものの持つ不思議な感触をよく表した秀作。 マカロニという文字が現れるたびにマカロニという記号が表す指示内容の意味は薄れ 文字のカタチそのものやひびきそのものが明らかになってくる。 このときマカロニはただひたすらに繰り返される均質な記号のではなく、 一行目のマカロニと最終行のマカロニはすでにまったくの別物である。 文脈を分解すれば、マカロニという主題は、マカロニは死ねよという唐突な導入から 幼きころの回想を通してマカロニの部屋という唐突な帰結につながることが大構造。 ここで述べられている内容、すなわちマカロニを落としたという事実の描写は それ自体も回想録として一定のクオリティをもつ瑞々しいものだがそれよりも 文脈における宙返り(マカロニは死ね→俺のマカロニの部屋)を決めるための 一定の助走距離を確保するうえでの虚無的な回想なのであり、ここにおける修辞の稚拙さは批判に当たらない。 文書を追う、という意識が一定方向に向かうことで生まれる運動エネルギーを マカロニという言葉の異化に用いるための燃料として割り切った上での稚拙さなのだ。 たとえばここでその助走を抜いてみるとこの意図することは明らかになるだろう。 282階 マカロニは死ねよ。 俺のマカロニの部屋。 いかがだろうか。 このようにしてマカロニを巡るテクストのアルファ/オメガは宇宙を獲得するのだ。 そうして今一度文全体に立ち返るとき、 282階とマカロニが落ちたという事実はもうひとつのアルファ/オメガを形成する。 文脈に穴を開け一本筋の理解を許さない、テクストのブラックホール。 その出口たるホワイトホールは読み手のそれぞれ想起することに他ならず そうして導かれた名付け得ぬものはマカロニという不思議なひびきによって印象づけられるのだ。
「林檎雨って林檎降ってきたよな」 「うん、あれは痛かった」 「雹と思ったら、豹が降ってきたときはびびった」 「そうそう。何人か死んでたし。食われて……」 「梅雨空って、あの空が梅だらけの時って、何時降って来るんだかってのも嫌だし、降りつづけると長いのな」 「まあ、食えるものが降ってくるのは良いとして、小説のネタが降ってきたときはうんざりだったな」 「そうそう、逆に食えなくなった小説家いたよな」 「神が降ってきたときは、おいおいって感じ。2000年降ってくるのが遅かったよ。今や、胡散臭い存在」 「ていうか、良く考えると全部含めて、災難が降ってきてるよ」 「さい、なんです」 「つまんね」 「俺昨日、彼女に振られた」 「っておい。“フル”違いだろ」 「ごめん。この速さなら言えると思って」 「俺達こんなことやってると、非難が降って来るような気がするんだけど」 「……間違いない」 「降り出しに戻っちゃったな」 「俺達どうするよ。これから」 「どうするって?どうしよう」 「おちないな」 「うん。おちない」 「このスレ落ちるまで待つか」 「それまでに、いくらなんでも落ちるでしょう」 「次の、レス番に落ち頼むってのは?」 「それ却下」 「おい、原作者。どうするんだ。書き始めたは、いいけど、どうしてくれるんだよ」 ごめんな。 「謝られても……」 こんなことやってると、原稿落ちるな。 僕は、パソコンの電源を、落とした。
>72>73 御高読ありがとうございます。 勉強になりました、機会がありましたらまたお願いします。
。
86 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/08 20:07
「。」 この一点にどんなに哲学的な命題がひそんでいるのでしょう。 こんな素晴らしい作品に出会えたことを誇りに思います。
88 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/08 20:17
>>87 実は一字一句…って一文字ですが、同じ内容の詩が実在します。タイトルは冬眠なんだけど。
褒めてる人凄いなあ。
>>84 チョット嬉しいよ。
こちらこそ、ありがとう。
(誉めるって難しいよ。誰か面白い方向につなげてくれよ)
92 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/09 00:02
へらちょんぺ。
93 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/09 00:30
>>83 筒井ヤスタカのショート・ショートに、筒井自身、星などのSF作家御大たちが集まって
マージャンを打ってる作品がある。
オチは、マージャンを打っていた人達も、その中でのストーリーも、
すべて「星新一」の想像の中にいたというものである。
(おそらく今は絶版されている作品である)
この作品は、アイデアとしては、上記に近い。
83はこの作品のアイデアを自ら考え出したのであろう。
だから私はあえて「パクリ」とはいうまい。
そう、83は平成の「筒井ヤスタカ」なのである。
筒井が30も越えた頃にひねり出したアイデアを、自ら生み出し「2ちゃんねる」
を踏まえてアレンジしている。
物語を書くことに「才能」といわれるものがこの世にあるのなら、83は「才能がある」。
>>89 「 スペース?・・・そうか・・そうか、そうだったのか!」
諸君も諦めずに、丹念に、何度も何度も、読み返していただ
きたい・・・・・・お解りの事と思う。
私がこの「 」を初めて読んだのは、恐らく諸君と同じで、学生
時代、教科書に掲載されていたのを読んだ時の事である。その後、
再読三読し、忘我の境地にて読み耽り、水が低きに流れるがごとく
愛読し、およそ文学者ならば誰もが経験する、我が国で呼ばれてい
る所の「 体験」を経験した。
今回、四半世紀ぶりに「 」を読み返す機会を得て、当時、私がいか
に、氏が無限に張り巡らせた美しい意図に、完全に支配されつつ読ん
でいたかを知り、改めて、古今の全ての文学が所詮、「 」の蛇足的
付属物に過ぎない事を、確認した。
ところで、俺はもう駄目だ
95 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/09 11:10
貶すのにも、誉めるのにも、同じように知識がいるってこったな。 2ちゃんやってると心が荒むから、たまにはこういうベクトルのスレがあっても良いんでないか
96 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/09 11:12
今日の昼はキラキラスカイ☆ キラキラスカイ 稀代の逃げ馬 新宿2丁目まで徒歩15分 そのまま 満月 銭湯の 静かな風 ビルの明かり みつめてたら キラキラ キラキラ キラキラスカイ ほんとうのこといえばね 今だけが 幻 きみはいらない このまま
97 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/09 11:28
僕はノートをおしぼりで 丁寧に拭いてから、白鳥さんに手渡した。僕は店を出た。僕は噴水 の縁の上で体操座りをした。噴水の側は涼しかった。虫取り網を持 って暴れている小学生。どろどろのアイスクリームを持った小さな 女の子。芝生で寝ているKO負けしたようなサラリーマン。体を鍛え る野良犬。いろんな生の営みがある。僕の足元で何かが光った。僕 は綺麗なピンク色の小石を見つけた。その石を親指と人差し指に挟 み、あらゆる角度から眺めた。冷たくて、滑らかな石だ。妖精の落 し物に違いなかった。石には僕の顔が映っていた。その美しい石を 見ていると、石が僕といばらを幸せな場所に導いてくれるように思 えた。僕は少量の涙を零した。それは小さな運命の固まりかもしれ なかった。僕から生まれた一つの運命。けれども僕は石を持ち帰ら ない。この石はここに残していく。いつか僕といばらが噴水の前で 再会するとき、僕は偶然を装って再びこの石を発見するだろう。こ の美しい石を。この噴水の聖なる水の底に。僕といばらは二人で、 この石を手に入れるだろう。美しい再会の感動と喜びをこの石に込 めるだろう。そのときまで石はこの噴水の中に沈め、誰にも盗られ ないようにしておこう。空には歌えない鳥が、夏の近くで旋回して いた。僕は水の上に手をかざした。ピンクの石に僕の顔が映ってい る。終わらない歌をゆっくりと何回でも歌おう。僕は指から石を落 とした。石はゆっくりと落ちていく。溶かされた夏の時間を。光の 泉に向かって。優しい波紋を残して、水の底へ。僕たちの約束のた めに。硝子のような恋のために。 the end rose in chains no.13
退屈な授業が終わって、やっと給食の時間になった。 わたしは教室で給食の乗ったお盆を自分の机の上に置いた。 そして机の横に掛けてあったランドセルから、お箸を取り出した。 そして椅子を引いて、席に着こうとしたら 「ミタ・・・ミタってば・・・・」って、わたしを(あだ名で)呼ぶか細い声がした。 振りむいたら、繭菜(まゆな)が、すごい恐い顔して立ってた。 わたしは繭菜に、超ムカついてた。 * ―――前は仲が良かった。一番の親友だって思ってた。 わたしは気の弱い繭菜をいつもフォローしてあげてた。 繭菜もわたしになついてくれてると思ってた。 だから、わたしも親に言えない好きな男の子のコトとか、交換日記に書いたりした。 二人でパソコンクラブにも入った。 パソコン覚えて、一緒に相談しあって、お互いのホームページ作ったりした。 少し前まで、ネットでも仲良くしてた。 けど、だんだんイヤになった。繭菜は、ミニバスケットチームを止めたころから 感じ悪くなった。授業中に居眠りしたり、汚い言葉でつっかかってくるようになったりしてた。 男子を蹴っ飛ばしてるトコを見たこともあった。 繭菜が自分のホームページに書いてる文章も、なんだろ・・・クラスの子をありえないくらい けなしてたりする。(「自己満で高慢なデブス」とか「愚民ども」とか 「怒るとすぐにあやまるヘタレ」とか・・・・・・) 繭菜、キャラ変わって、(ふだんブリっこだけど)時々、ちょっと、恐い感じになるから 友達がどんどん、減ってってる。
だいだい、繭菜はおとなしそうにしてるけど、何考えてるんか分んない子だ。 好きな本が「バトルロワイヤル」と「ボイス」って言うんだから。 夏目漱石とか芥川竜之介とか読まないで、ヤバイもんバッカし読んでる。 (繭菜はホームページに、自分で作ったバトルロワイヤルのパロディーとか、 クマの顔が血まみれになるアニメなんかも、作ってupしてる・・・はっきし言ってキモイ) そのくせ「作家になりたい」なんて言って、2ちゃんねるの創作文芸板なんかに 自分の書いた小説投稿したりしてる。(ていうか小説になってなかったと思う) つーか、一番ゆるせないのは、(ぶりっ子デブのくせに!)私の好きな佐藤大樹くんと 繭菜が付き合ったってこと! (わたしが繭菜に相談したときに、繭菜は「応援してるよ」って 優しい良い人っぽい顔して言ってくせに! わたしが大樹くんのこと、どんなに好きか、知ってたくせに!) しかも、繭菜はホームページに公開してる日記で、(はずかしかったのか、背景の黒に 溶け込ませるように黒い字で)自慢っぽく、ラブラブなデートのこととか書いてて めっちゃ調子にのってた! 次の日には、もうクラスのウワサになってた。男子が大樹くんから聞き出したって 言ってた話じゃ、もうエッチもしたって話だった。わたしは超くやしかった。 わたしは放課後、繭菜を呼んで繭菜に一気にまくしたてて、文句を言った。 そして、言い訳したそうな顔をしてる繭菜を、放って、急いで学校を出た。 帰り道、河原で石の上に座って泣いた。目が真っ赤になるまで泣きまくった。 思いっきり泣いて、少し気分が落ち着いたから、わたしは家に帰った。 ところが、家に帰って繭菜のホームページ見たら、公開してる日記に今度は 「ラブラブなわたしたちにヤキモチ焼く人がいて困ってる」なんて書いてた。 わたしはトドメを刺された感じがした。マジむかついて、キレた。 それから繭菜のホームページのチャットで、ケンカみたいなことするようになった。 わたしのホームページの掲示板の書き込みが消されて荒らされたりしてた。 交換日記の内容もおんなじように、けなし合いになった。 学校ではほとんど必要なときしか、話さなくなった。
でも、先週、びっくりすることがあった。繭菜が大樹くんフラれたんだ。 ・・・へへへっ、繭菜のヤツ、けっきょくモテアソバレテ捨てられてたんだ。 ざまあみろ。あんなヘンな子、大樹くんが本気で好きになるわけなかったんだ。 次の日、繭菜はベタな失恋少女になってた。長かった髪をバッサリ切って来てた。 わたしは、その髪を見たとき、おかしくてマジで噴き出しそうになった。 その日、家に帰って、繭菜のホームページのチャットや掲示板に、たまった怒りを むちゃくちゃ、ぶつけてやった。 「フラれたからって『あたしは不幸な女の子〜♪』って自分に酔ってんの?(w」 「ていうか、マジでその髪、似合ってるつもり?ありえなーい(w」 「イマドキおかっぱ?ワカメちゃんかよ(w」 「デブは女じゃないよ(w」 「だいたいアンタぶりっ子でキモイよ(w」 「小学生なのにキズモノかぁ・・・スゴーイ!(w」 繭菜は「やめてよ!」って言ってたけど、もともと裏切った繭菜がわるいんだ。 わたしは、、気がすむまで、チャットでからかってやった。 次の日、運動会があった。わたしも繭菜もチアリーダだ。 そこでも、ネットのコトでケンカになった。私もイロイロムカついてたから言い返した。―――
* 「ミタ・・・ちょっといい?・・・話があるから付き合って」って、繭菜は 暗い顔して、わたしを呼んだ。 わたしは言いたいコトがいっぱいあったし、ランドセルから取り出したお箸を 机の上に置いて、繭菜についてって教室をでてった。 そして二人で空き教室に入った。 「ほかの人に見られたくないから、カーテンしめよ」って繭菜がいうから わたしは繭菜といっしょにカーテンを閉めた。教室が薄暗くなった。 「ネットで書いたこと、謝ってよ。あやまれ!」繭菜は恐い顔して叫ぶみたいに言った。 わたしはムカついていた。 わたしは「謝るのはそっちだろ!わたしを裏切ったくせに!」って言って そして、煽るみたいな感じで笑いながら、さらに、 「へっ、フラれてやんの。友達を裏切ったりするから、バチがあたったんだ。 だいたいオマエみたいなデブでと、本気で付き合う男なんていないってぇの。 ぶりっ子がキモイしぃ。フラれ記念に切った髪型もヘンだしぃ。 きゃははっ!てゆうか、あんた、もー、エッチしちゃったんだよねぇ? えんがちょ、日本一ばっちぃ小学生決定!きゃははっ! あーコレ、あんたの親が聞いたら泣くだろうねぇ・・・いくら恋愛は自由っつても 小学生でキズモノってさあ・・・・・・」って、トコまで言ったトコで、繭菜がうつむいてて 握ってた拳がプルプル震えてたのに気づいた。 わたしはちょっと、言いすぎたかなと思ったけど、繭菜があやまるまで あやまるもんかと思った。 「座って話そうか」と言いながら繭菜はテーブルのトコへ行って椅子を引いて 「どうぞ、座って」って言った。 わたしは言われたとおりに、椅子にすわった。 そしたら、後ろから、ぬっってタオルを持った手が出てきた。 「な、何?」わたし振り向こうとしたら、タオルがわたしの目を覆った。
そしたらこんどは、うしろから繭菜の左手が出てきて、わたしの両目を覆った。 わたしは「いい加減にして」と言おうとしたけど、そのとき なにか冷たいものがノドのところをスーって横に走った感じがした。 そして、冷たい感じと一緒に激しい痛みがして、わたしは 跳び上がるように、立ち上がった。 目はふさがれて見えなかった。トツゼンの痛みが何なのかわかんない。 痛みといっしょに、ノドのところから、なんか水のようなものがドバドバ 出てくる感じがした。水みたいなものがわたしの服をぬらしていた。 頭の中はパニックだ。何?この痛み。なんなのこの水? そのとき、わたしの目を覆っていた繭菜の手が、ずれた。目の前に真っ赤な汁が べっとりついたカッターナイフを握った繭菜の右手が見えた。 (真っ赤な汁・・・ああ、これはわたしの血だ・・・。首の痛みは・・・?切られた・・・・・・? ああっ!イヤダ・・・いやだ・・・やだ・・・死にたくない!こわい!お父さん助けて!) 声はでなかった。もがいて抵抗した。バタつかせた手の、手の甲を切られた。 もう一度、首に激しい痛みがした。って思ったら、一度じゃなかった、二度・・・三度・・・ 四度・・・わたしの首が切り裂かれる。首に強烈な痛みが襲うたびに、あふれ出る血の 勢いが増した。その血で繭菜の手が、どんどん紅く染まっていってた。 ああっ、首から、どくどくと、水・・・じゃなくて血がでてくる・・・・・・。 あたまが・・・ぼーっとしてくるよ・・・目の前が暗くなってくるよ・・・・・・ 手足の先っぽがしびれてきたよ・・・痛いよ・・・恐いよ・・・死にたくない・・・ ・・・・・・死にたくないよ・・・・・・死ぬのやだ・・・・・死にた・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
103 :
この物語はフィクションです。 :04/06/09 12:42
>>97-102 この物語はフィクションです。
ストーリー、登場人物、設定、その他一切
事実とは異なります。
感想は、無理に褒めなくても結構です。
巧いと思ったら誉めてください。
酷評、批判はお断りします。
104 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/09 12:46
巧いと思ったら誉めてください。 ↑?
>>103 その注文は無理だろう。ここは批評スレじゃないよ。
107 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/09 12:52
僕ちゃんの作品が103の序章になってしまった。
108 :
97-102 :04/06/09 12:52
>>101 と
>>102 の間の一行が抜けていました
>「ちょっと、何すんの!」と言って、わたしはタオルを振り払った。
です。
110 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/09 12:54
>>106 だから、批評は"お断りします"っていってるじゃん。
111 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/09 12:55
わーい
構うのは良くないと思います先生。
>>110 だから、お断りしなくても無理して褒めるっていってるじゃん。
114 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/09 13:00
無理しなくていいじゃん。
じゃん。
116 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/09 13:05
誉めちゃえばいいじゃん。
「ちょっと、何すんの!」と言って、わたしはタオルを振り払った。 そしたらこんどは、うしろから繭菜の左手が出てきて、わたしの両目を覆った。 わたしは「いい加減にして」と言おうとしたけど、そのとき なにか冷たいものがノドのところをスーって横に走った感じがした。 そして、冷たい感じと一緒に激しい痛みがして、わたしは 跳び上がるように、立ち上がった。 目はふさがれて見えなかった。トツゼンの痛みが何なのかわかんない。 痛みといっしょに、ノドのところから、なんか水のようなものがドバドバ 出てくる感じがした。水みたいなものがわたしの服をぬらしていた。 頭の中はパニックだ。何?この痛み。なんなのこの水? そのとき、わたしの目を覆っていた繭菜の手が、ずれた。目の前に真っ赤な汁が べっとりついたカッターナイフを握った繭菜の右手が見えた。 (真っ赤な汁・・・ああ、これはわたしの血だ・・・。首の痛みは・・・?切られた・・・・・・? ああっ!イヤダ・・・いやだ・・・やだ・・・死にたくない!こわい!お父さん助けて!) 声はでなかった。もがいて抵抗した。バタつかせた手の、手の甲を切られた。 もう一度、首に激しい痛みがした。って思ったら、一度じゃなかった、二度・・・三度・・・ 四度・・・わたしの首が切り裂かれる。首に強烈な痛みが襲うたびに、あふれ出る血の 勢いが増した。その血で繭菜の手が、どんどん紅く染まっていってた。 ああっ、首から、どくどくと、水・・・じゃなくて血がでてくる・・・・・・。 あたまが・・・ぼーっとしてくるよ・・・目の前が暗くなってくるよ・・・・・・ 手足の先っぽがしびれてきたよ・・・痛いよ・・・恐いよ・・・死にたくない・・・ ・・・・・・死にたくないよ・・・・・・死ぬのやだ・・・・・死にた・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
誤爆しました・・・。
>>97 物語世界が非常に美しい。「暴れている」小学生、「どろどろの」
アイスクリーム、「KO負け」したようなサラリーマン。冒頭から
マイナスイメージの言葉が続いているにも関わらず美しい。なぜか。
それはマイナスイメージの単語たちに遊び心があるからだ。そして、
この気の利いた冗談は、美しい物語全体を引き立ててもいる。
この物語は美しい。主人公の心が美しいからである。全てを超えた
純粋さを持った主人公が、この物語の最大の魅力である。ピンクの
石を見つけた時、主人公は確信する。「妖精の落し物に違いなかっ
た」。これは、少年の純粋さゆえの確信である。そして、その石を
主人公が足で掴むのも、純粋さゆえであると言える。普通に考えれ
ば、妖精の落し物に対して失礼な行動だろう。しかし少年は、常識
すらない世界で純粋に行動しているのである。そして少年は、「小
さな運命の固まりかもしれない」その石を持ち帰らずに、その場に
残していく。いつかいばらと二人でその石を手に入れるためである。
石を置いていけば、誰かが持って行くかも知れない、カラスが巣に
持ち帰るかもしれない。しかし主人公は純粋さゆえに、ピンクの石
がその場から動かないことを信じて疑わないのだ。
わたしはこの話を読んだ後、心がとても温かくなった。そして、こ
の主人公を尊敬した。人が純粋であり続けるのは難しい。難しいと
いうより無理だろう。純粋さを持ち続けようとしても、わたしのよ
うに弱い人間にはそれが出来ないのだ。安易に周囲と折り合いをつ
けるほうを選んでしまう。
しかし、この主人公はどこまでも純粋である。そして、この純粋さ
は優しい。人間にも素晴らしい部分が存在するのだと思わせてくれ
る。
この話を読んだ全ての人が、この主人公の純粋さに砂漠のオアシス
を見、優しい気持ちになれることを、わたしは信じて疑わない。
120 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/09 14:11
>>119 長文ありがとね。感動しました。この話は「歌う鎖」といって、
同人誌で人気があったものです。あと足の指じゃないです。
またなんか書き込も。
>>120 グアッ煤@誤読スマソ。
同人誌ですか。なるほど。詰まってて素敵な文章だと思いました。
ホントに良かったでつ(´∀`*)
>>96 この物語は、冒頭の
>キラキラスカイ☆
この☆が象徴する世界が広がってる。
それは星が瞬く、キラキラな世界である。
現実と非現実の狭間に存在するアナザーワールドである。
この物語には事件がある。
冒頭で、世界は昼であるのだが、「新宿2丁目まで徒歩15分」、
このたったの15分で夜になってしまうのである。
最後、
>きみはいらない このまま
とあるように、物語には読者が存在している。
しかし読者は、3行目と4行目の間の時間差を理解出来ないのである。
この驚き、興奮、そしてキラキラ。それがこの物語の全てであり、素晴らしさである。
>>122 グアッ、また(´Д`;)
HNは無視してくだちい。内容と関係ないでつ。
124 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/09 14:53
アンデッド・ピアニスト 第2回 その指はいかにして花と絶望の日々を生き抜いたか? ついさっきまで妖精がいたと思われる、朝の輝きの部屋。短い死から目 覚めた僕に用意された、飾りつけの終わった僕自身の部屋。部屋から部屋 へ僕は旅をする。天井を見上げる。ところどころ黒い染みがついている。 まだ完全に朝が落ちてきていない。僕はwake upが得意ではない。僕 が頭を振ると、小さな隕石のようなものが、部屋を天井を壁をすり抜け、 斜めに落ちてきて、朝を修正していく。僕はそのようにして、朝を受けと る。今朝はマシなほうだ。夜中に眠りから覚めたときは最悪だ。部屋の端 のほうから世界が消えていったり、部屋中が蜘蛛の巣に覆われていたり、 大量のタンスに囲まれていたり、部屋の家具が天井に配置されていたり、 何かのエラー信号のようなものが出ていたりする。夢から現実に移行する 際に脳内に接触不良を起こすのだ。僕は僕自身を操っている他ならぬ僕自 身に問う。僕と君とではどちらが有益で、どちらがより幸福な人生を送っ ているんだ? そしてどちらの世界が嘘なんだ? それとも、どちらとも 鏡なのだろうか? 合わせ鏡の世界で、僕たちは永遠を一瞬のように、一 瞬を永遠のように生きて、鏡に手のひらを当てるように生きて、宙を泳ぐ 魚のように生きているのだろうか? 生と死が、鏡によって成立するのな らば、神の駒を置いたのは一体誰? 自動的に世界は、恋物語と悲劇をあ なたにもたらすだけで。
125 :
アンピア作者 :04/06/09 14:58
僕はいばらについて五分間考え、ベッドから出た。隣の部屋に向かう。僕の左側に 待機していた僕のカメラマンが壁をすり抜け、僕を待ち構える。(僕は新しい小説 を書くために、カメラマンを一人、雇いました。時給八百円。彼の名前は ダウト・フェニックス。自由と機会のアメリカ人)。僕は皆既日蝕の柄の黒地の 長袖のシャツを着て、黒豹のデザインされた青の靴下を履き、滑らかな黒いズボ ンを履き、指にダビデの星とテントウムシの銀色の指輪を嵌め、首から真っ赤な 十字架のネックレスをかけた。午前十時、トマトと生卵とレタスとローズティー で朝食をとる。僕は部屋の真ん中で目を瞑り、自分が歌の中心にいることを思い 浮かべ、静かにゆっくりと、(僕の)言葉を発してみる。鳥の羽のように落ちて くる(世界の)言葉を、人差し指と人差し指で優しく挟み、次の言葉を薬指と薬 指で挟む。できるだけ速く。さもないと言葉が音を発しないまま言葉として床に 散らばってしまうから。挟んだ言葉は喉へ、胸へ、頭へ送っていく。自由自在に 動く血のように。声は、音と意味を孕ませ、辺りを漂う。これが僕の作詞作曲の方 法であり、ヴォイストレーニングでもある。音楽を行うには音楽と契約しなければ ならない。僕は三時間の間、歌を歌った。しかし世界には少しのひびも入らなかっ たし、僕自身が歌を超えることはなかった。僕は諦めて歌を歌うのをやめた。僕が 求めているのはこんなものではない。窓を開けると、涼しさが秋の輪郭を辿るよう にして広がっていた。夏の悪魔はもういない。
126 :
アンピア作者 :04/06/09 14:59
僕は外に出て、安城立花駅前に行った。そこで僕は、ある指を見た。美しくて長い女性の指。 「その指はいかにして花と絶望の日々を生き抜いたか?」 ラヴェルの『水の戯れ』が聴こえてくる。僕は初め、 噴水自身がその繊細な調べを奏でているかと思った。でも実際には違った。 噴水の前に真っ赤なピアノが置いてあって、青いドレスを着た外人の女 の人がピアノを弾いていた。人生は不可解だ。駅前にピアノが置いてあ るのも、ピアノが吸血鬼の夢のように赤いのも、見知らぬフランス人が 僕の物語に溶け込もうとしているのも。人生は暗号に満ちている。その とき、僕は彼女の側を通り過ぎただけだったが、後に僕は彼女の名前を 知ることになる。僕は彼女の名前を思い出すと、とても哀しい気持ちに なる。ダリア。それが彼女の、そして僕がどうしても消すことのできな かった彼女の哀しみの名前だった。 連続の指の行方を、赤い花の蔭に隠して、僕は一時この場を去る。 続く
>>93 様
ありがとうございます。ほんとにほんとにメルシーボク〜!!!
無理して誉める所ですけど、本当に誉められてると思っちゃって良いですか?
いいですよね。いいといって〜!!! むふっ!
129 :
アンピア作者 :04/06/09 18:30
>>128 いいですよ。
なんとか誉めようとしてるうちに本当にいい作品に
思えてくるのがフシギだ(w
131 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/09 20:45
>>96 一読すると、あたかも小倉ユウコあたりが、与えられた曲にムリヤリあてはめるために
書いた歌詞のようである。
そう考えると、過度の自己顕示欲に動かされている作為に満ちた作品にも思えてくる。
しかし、この詩の1行目と2行目の細部を検討することでこの詩の全体像は一変する。
まず、1行目のロマンティックさは2行目の「逃げ馬」という言葉で打ち消されている。
そして、1行目の「キラキラスカイ☆」(風景)と2行目の「キラキラスカイ」(競走馬)は全くの別物なのである。
そこから読者はぼんやりと「もしかしたら、この詩は単に作者が連想する文句を並べただけではないか?」
と推測する。
そして、7行目の「キラキラ キラキラ キラキラスカイ」でそれを確信するのである。
(より詳細の分析は長くなるので省略する)
そう、この詩は「意味がない」ということに意味があるのである。
どんな文章からもなんらかの意味を見出そうとし、空虚になりがちな
創作文芸板の批評家への創作者側からの強烈なカウンターパンチである。
平成のダダイスト96へ惜しみない拍手を送ろう。
132 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/09 20:49
あなたのことが好きです あなたを愛しています 好きで好きでたまりません 私は純粋な乙女 でもあなたの嫌らしいところさえ愛おしい あなたに触れられたい あなたに触れたい この想いどうしたらいいの 熱い思い 身体中に染み渡る 愛の炎 あああなたのいやらしい所を触れたい あああ淫らな私 あああん
133 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/09 22:13
お願い、ほめてー \(^^) --------------------------------- 大きな水たまりの縁に、紫陽花の花弁が幾重にも重なっていた。 華やかなこの梅雨の花も、一葉一葉となってしまっては、小指の先ほどの小さな 紫の皮膜に過ぎない。 昨晩の嵐は凄かった。 夜を騒がせた気の早い六月の台風は、辺り一面に木の葉や枝、夏の花々をちりば め、賑やかな光景を作り上げた後、急ぎ足に東北の空に通り過ぎていった。 格子戸の向こうに映る空は抜けるように蒼く、雲一つなく何処までも続いている。 まるで、大地を揺るがすような強風が、雲も霧も霞も、すべてを運び去ってしまっ たかのようだ。 強い日差しが、網膜を焼いた。眩しさに思わず顔をそむける。 梅雨の合間の陽気は、真夏を先取りしたような暑気をはらんでいる。そういえば、 空気も、この時期特有の湿り気を帯びてはいない。 陽光を避けて、堂の隅に身体を移す。かつて使われていた稲荷堂の中には、もう 神体もなく、がらんとした空間のみが広がっている。古ぼけ、所々腐りかけた壁や 床からは、苔とも黴ともつかない匂いが漂い、天井に付着した黒い染みが、昨日よ りもその広がりを増していた。
つーか無理しようとしたけど無r(ry
それは忘れてください。 酷評スレでダメージ受けたんで 誉めてほしい。
>>140 小六事件関係のフィクションですよね。
ごめん。普通に怖くて褒められないです。
このまま、この方向に伸びられるのに手を貸したくないので、ごめんなさい。
出来れば方向転換して頂けると嬉しいです。
六月で連想するものはなにか――
ほとんどの人は「梅雨」と答えるだろう。
なるほど。たしかに、その答えは誰をも納得させるに違いない。
しかし、はたしてそれだけだろうか。
ほかにはないのか?
梅雨以外にはないのだろうか。
そんな問いかけに見事に答えてくれるのが――
「あなたの文章、無理して誉めます」スレッドの
>>133 だ。
六月で連想するものはなにかだって?
その答えに窮する現象は、今この瞬間に消え去ったのだ。
それは六月の日常を鮮やかに切り取り、描いてみせる。
冒頭は見事な紫陽花の描写からはじまる。
その色に大きさ・柔らかさ、そしてふくらみ具合と、
小気味よいテンポで、発色の良さを我々に届けてくれる。
また、六月にしては珍しい、実はささいなことではある、
台風を取りいれていることに自然と、誰もが気づくことだろう。
―― 昨晩の嵐は凄かった。 ――
そう、昨晩の嵐は凄かったのだ。
ここから一気に文章は加速する。
日常にありうるあらゆるものを、一切吹き飛ばす役目をおった者、
それは「嵐」にほかならない。
嵐のしたことがなんだったのか。
それについては是非とも、各氏のその眼で確認してもらいたいところだ。
さて、わたしが出色と感じたものがある。
皆さんは、あらゆる物質が燃え盛るのを感じたことはあるだろうか。
実はその感触を味わうことができるのである。
もうおわかりかと思うが、それが
>>133 にはあるのである。
その文章を眼にしたものは、ことごとくその熱量でもって、
奥底を、体の奥の奥まで、焼かれるのだ。
焼失した眼が何を見るのか。
それは皆さんの領域である。
では、また。
一月はジャニュアリー。 ジャニーズのファンになる月です。 二月はフェビュリュアリー。 ファブリーズで臭いとおさらばしましょう。 三月はマーチ。 コアラのマーチを鼻血が出るまで食べてください。 四月はエイプリアル。 エイプの服をきなさい。 五月はメイ。 姪に優しくしてね。 六月はジューン。 純な気持ちは捨ててしまおう。 七月はジュライ。 ジュラ紀の化石を発見します。 八月はオーガスト。 オーガズムをむかえましたか? 九月はセプテンバー。 接吻をしなよ。 十月はオクトウバー。 億万長者にはなれません。 十一月はノーベンバー。 ノーベル賞を頂きに参上つかまつる。 十二月はディッセンバー。 ディップにハマりやがれ。 パラッパッパッパー。アイムラビニッ
>>98-102 この小説が、いかに読者の無意識レベルの情動を扱う事に成功しているか、幾
つか例を上げて以下に記す。
まず、私は最初、少女の回想部分は、事件にいたる経緯の叙述に、当てられて
いると考えた。しかし、純粋観念の再配置によって、この回想部分が殆ど全て、
現象的論理の対象に関する善良性の存在の不可能性に対する自己言及的統一を
示している事に気が付いた。これによって、作者はあらゆる読者との、無意識
レベルでのコミュニケーションに成功している。
結末部分では、読者の論理的欲求に配慮して、意識下に上がるレベルの描写がなされている。 この作品に対しては「冷たい感じと一緒に激しい痛みが走るというのは、大量に出血する程切 られた場合、通常あり得ない事ではあるが、これは、少女が何らかの危害を、加えられる可能 性がある事を、親友の少女の以前の言動から事前に予感していた事を、示しているに過ぎない。 しかし無防備な行動から殆ど無意識レベルの危機感だったのだろう、そしてカッターで切られる とは予期もしていなかったのであろう。『首の痛みは・・・?切られた・・・・・・?』で、やっと親友 から危害を加えられた事に気付くのは、危機感が無意識レベルのものであった事を示している。 なお、自殺についても言及されているが、その根拠となる部分については殆ど示されていない。 また、当初、実際にパニック状態にあるのであれば、『頭の中はパニックだ』と考えて、こんな に素早く自分の精神状態を、把握する事はできないのではないか、といった指摘もなされたが、 これは単に、パニック状態では殆ど不可能な思考を示す事によって、少女がパニック状態ではなく、 いたって冷静な状態にあったことを示しているに過ぎずそうであれば、その後の緊張感のない、 取ってつけたような説明的描写も何ら不自然では無い。つまりこれは、生死に及んでもなお、現実 感を持つ事ができない、新しい子供達の心理をリアルに書いたものであり、自らの死を意識している にも関わらず、なお、テレビで見たような表現を、傍観者的に並べるのは、そのためでる。」という のが一般的な論評であるが、評者はこの立場を取っていない。ただ、この作者が常に、限界を超える 意図によって、読者を安心させ続けてきた事を此処に記すにとどめる。 と、書いたけどまだまだヘタッピですよ、がんばってくださいね。でも人を誉めるのはなんて気持ちの良い事なんだろう。 俺はもう駄目だ
149 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/10 09:53
>>98 −102
昨今の日本において、少年犯罪を加害者の視点から描いた問題作である。
神戸のサカキバラ事件において、数多くの文筆家が、加害者の犯行声明の
「透明な存在」という言葉に衝撃を受けたと率直な感想を述べている。
今回のナガサキでの不幸な事件においても、少女が殺人を犯したことから
「ナニ」がこのような殺人に走らせたのか?、という問いは、
専門家により分析が行われているが、十分な説明はいまだ示されていない。
ひるがえって本作品を読むと、手法に特に見るべき部分はなく、
犯行に至った人間の心情の移り変わりの表現も稚拙であり、読者が感情移入できるものではない。
そういう意味では失敗作である。
しかし、我々は本作品から一つの大きな疑問を抱くことができる。
「このような殺人を犯した人間の心情を理解することは、通常できず、
かつ無意味なのではないか?」という問いである。
「ナゼ少女は犯行を犯したのか?」と分析し、
少女の気持ちを理解しようとしている世間へのアンチテーゼとして本作品を
受けとめ、作者にはさらなる精進を期待したい。
(ホメルとこまではいけなかったけど、一応、存在だけは認めようと努力はしてみました)
↑ ごめんなさい。一行目「加害者」じゃなくて、「被害者」です。
その山手線は終電に近かった。 とび乗るように入って来た男女はどうやら、会社の同僚だ。 「彼女とはどう、上手くやってる?」 などという二人の会話を、無表情で拾い聞きしながら同時に 僕はその女性をチラッと盗み見た。 ほろ酔いで御機嫌な彼女は、素敵なスーツに不似合いな程 無防備な笑顔だった。 上京間もない僕は、またひとつ都会へのコンプレックスを 感じつつ、その笑顔にひかれた。 気を張らない表情の中にも、知性と分別は存在し 何よりも、若かった僕には大胆なスーツから こぼれそうな豊かな胸に包容力の深さを感じた。
151の続きです・・ やがて、同僚らしき男性が降りると彼女は座席に座るのだが 田舎者の視線を知ってか知らずか、僕の目の前に座ったのだ。 うつむき加減で、ハミングしながらリズムをとる彼女の胸は 僕の視線の真下にあった。 思考回路が沸騰しそうになった、直視して尚気付かれないこの 状況でもう、モラルもマナーも吹っ飛んだ。 あまりの幸せに頂点に達してしまいそうだ・・ 乗り込んで来てから終始御機嫌な彼女がとにかく眩しかった。 しかし彼女も降り去ってしまう瞬間が来た、至福の時間の終結だ。 彼女は立ち上がり素知らぬふりの僕の傍らを通り際、僕の耳元へ 「よく見えた・・?」 と色っぽく囁くと・・また御機嫌そうに人の波に消えて行った。 僕は完全に昇天した。 「女神だ・・・」
↑ 素人の厚かましいお願いですが褒めて頂けますか。 お願いします
154 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/10 11:30
>>151 冒頭は第三者の視点から描かれているのに、突然脈絡無く「僕」の視点へと移行しているが、
これは上京したてでうわついた主人公の気持ちを言外に表す、斬新な手法といえるだろう。
155 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/10 11:40
124から126まで誰か誉めてください
>154 ありがとうございます。 ありふれた風景を客観的に描き出せば、広がりが 出るのかなと思ったのですが、確かに読み返すと 何の脈絡もなく視点が変わっています。 勉強になります!またお願いします。
>>124 >>125 >>126 夢、花、赤
中心から生じた物語世界は、誰のものか。
疑問はどこへ向かうのか。
夢か現か幻か。
夢からはじまった困惑の世界。
花の中で過ごす一生。
鮮血の優雅なダリヤ。
いばらに囲まれ、
放射状に配置された花びらの中心で感じる見えざる力。
作者はその状況を盤上の駒にたとえた。
無力な者は棘に傷つき、ただ「ダウト」と叫ぶのみ。
逃れる術は、驚くべき量のガジェット群に見いだすしかない。
なぜアンデッドなのか、なぜフェニックスなのか。
作者は警戒色で訴える。
しかし、どれだけの人が気づくというのか。
いや、その難解さが、むしろ心地よい。
ピアノは、いつしかパヴァーヌに変わった。
>>151 >>152 「その山手線は終電に近かった」
もうすぐ終電である。
では、終電から遠ざかるにはどうすればいいのか。
その答えをきっと探しあてられるだろう。
誰もが立つスタートライン。
淡い期待に胸を膨らませたあの頃は、どこへいったのか。
延々と周り続ける円運動は、いつしか終りを告げる。
ノスタルジーにひたるのもいいだろう。
魅惑の女性との出会いに思いを馳せるのもいいだろう。
女神の柔らかな感触を堪能するがいい。
160 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/11 10:37
>>157 ありがとうございます。評論のほうが
かっこいいじゃないですか。ガジェット群ってなんすか。
亡き王女は誰でも連想するね。
161 :
アンデッド・ピアニスト作者 :04/06/11 11:27
アンデッド・ピアニスト 第4回 2095年、春の小舟の詩に向かって 03/01 水と永遠と装置。噴水は留まることを知らない。高く上昇した水飛沫が、 天の光と恋愛し、別れ、水面を打つ。神話から時の夢に向けて、永きに渡っ て。繰り返されている。世界が滅んでもやっぱり、噴水は水を噴き上げる。 不老不死の噴水。だから人は噴水の中に自分の最も大切なものを沈める。青 い海の老人なら、貝殻を。その思い出を僕は知らない。老人は貝殻にしか語 りかけなかったし、貝殻は老人にしか語らなかった。この噴水はいつか壊れ るのだろうか? 壊れることもあるのかもしれない。縁が崩れ、永遠の水は 音もなく、人と広場とピアノを飲み込むだろう。不老不死の約束は何の理由 も告げられずに解除されるのだ。今まで噴水は頑張って街を護ってきた。街 に襲いかかる水は、神の涙かもしれなかった。駅前には巨大な湖ができあが るだろう。安城市の市民は、この理不尽な光景を前にして、生きる力を失う だろうか? それとも希望の小舟を浮かべて、対岸の岸に向かって力強く漕 ぎ出すことができるだろうか? 滑らかな湖が、光によって愛されているよ うに、僕たちも噴水が産み落としたこの湖を愛することができるのだろうか ? 湖の底には、僕といばらの美しいピンク色の石が水に揺られ転がってい る。貝殻や、枯れない花や、砂時計が沈んでいる。もう再び取り出すことは 誰にもできない。女性ピアニストは湖の浅いところで、木材で小島を作り、 赤いピアノを乗せて、哀しいメロディを紐解いている。水上の音楽。いつか 彼女は小舟に乗り損ねて溺れ死に、また別の誰かがピアノの椅子に座り、彼 女の指の幽霊の後を、引き継ぐだろう。それでも世界は終わらなくて、ピア ニストはこれから先もずっと『完全な曲』を弾いている。時の終わりまで曲 が終わることがないと言われている幻の名曲を。僕は聴いている。それが僕 の約束だから。
162 :
アンデッド・ピアニスト作者 :04/06/11 11:30
2095年、詩のような春の光の底で、小舟に揺られて。湖に半分沈んだ木の間 からピアノを弾いている君が見える。僕は途中の木から林檎をもぎ取り、君 のもとへ舟を進める。僕は永い戦いによって疲れていた。多くの友人を巻き 込んで、彼らの何人かを死なせてしまった。それでも世界は終わらないのだ。 あるいは世界は終わることを必要としていないのかもしれない。僕はやっと 自分自身の幸福を掴みとったのかもしれない。百年も経てば小鳥の歌もより 美しくなる。 2095 End, Turn 1995. 噴水が壊れない世界に戻って。レッドピアノは地面に根を下ろしている。 僕は一週間前から外人ピアニストの演奏を聴いていた。折りたたみ式の木 製の椅子(彼女のピアノに合わせて色は赤)を持ってきて、アップルジュ ースを飲みながら。ジュースの製造年月日には1995年と記載されている。 彼女はチャイコフスキーの『舟歌』を弾いていた。彼女は自分の指が紡ぎ だす哀しい旋律を、すべて自分の体で受け取っていた。鍵盤を押さえる指 が痛々しかった。そんな演奏をしていたら、彼女の心に負担がかかってし まう。もっと外に向けて開放しなければ。僕は彼女のことが気が気ではな かった。彼女は『舟歌』を演奏し終えると、また『舟歌』を弾き始めた。 彼女は目に見えない舟を見ていた。はるか遠い時間の舟を。舟の上には誰 が? 僕はもちろん彼女に対して何も言うことができなかった。僕は椅子 を折りたたみ、自転車に積んだ。
163 :
アンデッド・ピアニスト作者 :04/06/11 11:32
喫茶店スナップドラゴンに行き、ウェイトレスの仕事をしている白鳥ゼルダ さんを手招きで呼んだ。ピアニストのことを訊こうと思った。いつもながら 白鳥さんは背が高い。また背が伸びたのかもしれなかったのかもしれなかっ た。でも怖くて身長のことは訊けなかった。 「名前はダリアというそうですよ。フランスで生まれて、日本に来てから も長いそうです。ピアノを弾ける人って憧れますよね」白鳥さんは箒で出 入り口の周りを掃き始めた。僕はピアニストの名前を記憶に留めた。ピア ノの音はここまで聴こえてくる。そういえば、いばらの部屋にもピアノが 置いてある。いばらは『猫ふんじゃった』しか弾けなかった。猫という不 思議な生き物は自分から踏まれにくるものなのよ。いばらの声が蘇る。わ たしはいつかピアニストになるわ。いばらはその夢を諦めた。僕はサドル に腰掛け、ハンドルを両手で握った。ハンドルはいばらの家の方角に向い ている。 続く My undead pianist or My dying bride? BGM アンドレギャニオン『ジュリエット・ポメルロー』
164 :
馬ちゃんの栗 ◆xsnIkAi182 :04/06/11 11:34
>>146 少女のおっぱいのようなかわいらしい文章ですね。
165 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/11 11:45
>アンデッド・ピアニスト作者 このスレで連載はやめようよ。
>>163 長野まゆみがイラクに行ってアメをしゃぶってる描写がとても丁寧に再現されていると思います。
今日は暇だったのでうんこを我慢しました。 一時間ガマン出来ました。 でも、折角なのでトイレに駆け込むような逃げを打ちたくなくてその場でしてしまいました。 くさいけど満足です。 じぶんのうんこって、人のに比べて全然汚くないですね。
パスだな。
リアルでうんこ漏らしたその当日にそこまでポジティブになれない俺としては、
たまらなくジェラシー感じてしまう。
文章で負けるのならともかく、相手は本人も認めるクサイうんこにだ。
にが汁を舐めるとはこのことか?
親指の爪垢を嗅ぎながらトリップします。
>>169 よ、涅槃で待つ。
171 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/11 22:31
頬を伝う涙の感触が一種の快楽に思えたからこそ、 何だか負の概念がうやむやになった気がして、ここぞとばかりに僕は咽び泣いたのだ。
「つまり」 石島は静かに、かつ重みのある声で言った。 「雄鶏は卵を産まない…と?」 私は頷く。
>>173 ドキドキしますた!
……もしかして、172は嗜好がバレるレスですかそうですかイヤーン。
深読みしすぎました反省。
>>169 聞けるものは聞け、これこそ人類最初の物語であり最期の文学作品だ。
もはや俺の出る幕は無いな
176 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/12 13:32
電線にとまる500匹のからすを見ていた からすはなぜ感電しないのだろう ドリフの再放送を見ていた からすはなぜなくのだろう いつものゴミ捨て場を見ていた からすはなぜごみをあさるのだろう そして人に嫌がられるのだろう いつのまにか頭の中はからすの事でいっぱいだった からすにはなぜこんなになぞができるのだろう エキゾチックなからす 考えれば考えるほど分からなくなる からすははとが感電してこげて黒くなったという説が有力なんだそうだ からす 黒いからす まっくら森のからす 891匹目のからす 黒い衣 黒い瞳に恋をした 891匹目のからす 延々と続く黒い列の中で 僕はその時 宇宙の外を見た
>>176 モチモチの木の切り絵が思い浮かぶ叙情的な作品だと思います。
179 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/12 22:53
現代詩 ネットとこんぶ 宙に舞う
180 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/12 23:50
>>179 根昆布らしさが出た素晴らしい現代詩です。
母が、死んだ。享年四十六歳。 担当した医師によると原因は脳溢血だそうだ。 解剖せずとも顔色ですぐわかったそうだが、私達は厚化粧でわからなかった。 四十二歳の父は病院では毅然としていたが、家に着くと泣いた。 妻の病気に気付かなかったことに、酷く傷ついていた。 父は一日大泣きしたあとはいやに大人しくなった。 何もしようとせず、何も考えようともしない。 精神科医に相談すると、「よくあること」と処方箋を渡された。 処方箋を飲ませると、いくらかは良くなったようだった。 仕事にも復帰した。 ただ、一つ問題があった。 食事を採ろうとしないことだった。 姉が気遣って父の寝室 ―母のベッドは已然残っている― の 机におにぎりを置いても、そのままの姿で戻されている。 父は何を考え、何を思っているのだろうか? 続かない。
>>182 はっきり言って文学賞なら魔神王クラス。
>>182 実体験ならば、状況を思い出し、もう少し整理してみましょう。
創作ならば、できる範囲で取材及び資料収集してみましょう。
医学や人の死は非常にデリケートなので商業誌・フリペ問わず、
半端な技術や思い込みだけでは書けませんし、
最悪、訴えられることもありますので、慎重にお願いいたします。
(毒舌コメディアンでも、芸のボケとアルツハイマーを引っ掛けたりしませんよね?)
>>184 一見スレタイの読み間違いかと思わせるような、意外性に満ちた文章。すばらしい。
>>185 レスアンカー間違ってるか、リア厨か、引き篭もりかわからんけど
そんなもんだよ。医療系はむずかしい。
取材しても断られる確率高いし、編プロは渋いし
>>186 ス レ タ イ 嫁
――そう謂わざるを得ない、素晴らしい釣りである。
188 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/13 23:41
>>184 このスレは無理矢理に誉めるスレであって批評するスレではない。スレ違い。
しかし、誰の心にもひびくいいアドバイスである。
おそらく182がいたずらでどのようにも誉めにくい支離滅裂な文章を書いたのならば
184がこうした批評をスレ違いを承知で書き込むこともなかったであろう。
しかし182の文章にいくばくかの「本気」を見い出したからこそ
184はその本気に応えて表現をするうえでのエチケットを説いたのだ。
たしかに2chは誰にでも開かれた場所で、検閲はなく、思ったことをその瞬間に、
数万人の目に触れさせる公共の場に表すことをすべての人に許したメディアである。
にもかかわらず2chが新しい表現を生み出しうる土壌となりえないことには
そうした我々ひとりひとりの人間として最低限のエチケットさえもが
匿名のネット空間という場においては失われていることが大きな理由である。
一切の責任から放たれた言葉に、どれだけの力が宿るというのか?
それは2chを匿名でなくすべきだということではない。
事実、2chには自ら特定の名を名乗った上で無責任な発言を繰り返すやからもいる。
そうではなく、責任は、言葉を発する人間が自分自信に対して持つものだと、
そして匿名空間における責任とはそうしたストイックな形でしかありえないのだと184は言っている。
わたしたちが今与えられた表現の新しい可能性___2ch___はただただ
快楽的に情報を消費し、他人とつながる気分を享受するためだけのものであるべきではない。
有史以来、もっとも民主的な情報の経路が私たちの目の前に開かれているのだ。
そして日本において、その自由はまだ侵害されず保証されているという最高の状況なのだ。
そこで言葉を無力化させないために、すべての人が自ら心を正すべきであると
そう184は伝えているのである。
匿名だが、本当の心づかいから発された言葉に反応できずして、どうして作家になれようか。
すべての表現者の卵は、184の言葉を刻み付け、ゆめゆめ忘れることなかれ。
↑ ここまで酷評スレの負け犬の遠吠え _________________________________
_________________________________ ↓ここから宇田多ヒカルの一人芝居
191 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/13 23:57
>>189 図像的手法を用いることでテクストの射程距離を拡大した革命的手法である。
日本の文学作品をひもとけば「右の」という表記で前文をさす例は
鎌倉時代の宮廷文学からすでにみられるものであったが、
その表記を批評という文学とは次元の異なる言葉の座標に持ち込み
かつすべてを負け犬の遠吠えと一喝する大胆な切り口は残酷さを超えて斬新である。
↑が示す先も興味深い。
本来なら書き込みを行った人物のハンドルネームが表示される場所であるが
ここでは匿名の人間すべてに共通して「名無し物書き@推敲中?」と表示される。
これはすなわち、このスレのみならずこの板すべての匿名表現者に対する批判であるが
自分自身に対する自己言及として酷評にほんの少しの譲歩を見い出すこともできる。
この短い節に表される言葉の宇宙は、俳句や古文を想起させる。
言葉というのはそもそもそれ自体が完結した意味をもつものではなく
周囲の環境とのかかわり合い、つまり広い意味での文脈のなかにあるものだという
あたりまえのことを再び認識させてくれる、言語原理さえも射程におさめた深い批評なのだ。
あほが多くてきりねえな…
俺の底力を借り、究極技で終止符を打つしかねえのか…
>>1 は天才、素晴らしいスレタイ
193 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/14 00:11
>>190 加速しつづける現代社会の構造の一端を明らかにした名作。
あらゆる革命は模倣され、そのことによって収束するというシェーマは
歴史においてたとえば共産主義の失速にあるようにつねに繰り返されてきた。
189においては革命的手法であったものが190においてはすでに食傷である。
そしてエピゴーネンとは、それ自体が立脚したオリジナルさえも侵食する存在である。
その差189から190というたったひとつであるが、191に私が書いたような衝撃は
すでに190にはなく、ただただ空しさだけが190のみならず189までも包み込むようだ。
私は191での自分の発言を撤回せねばならない。
彼は時間をさかのぼって批評の触手を伸ばすという表現の悪魔か。
そして同時にわたしたちに定義のプロセスというものを思い起こさせる。
彼(彼女)はここ以下はすべて宇多田ヒカルのひとり芝居と喝破したが
その定義が真でないことはここに自分自身が書き込むことで確実に証明ができる。
私は宇多田ヒカルその人ではないので一人でもここ以下に書き込めばその命題は偽であるのだ。
そしてその証明は私自身の手によって191でなされているのだ。
皮肉にも190によって変更を余儀なくされた意見ではあるが…
すべてが負け犬の遠ぼえと定義することは可である。
しかし、宇多田ヒカルという個人の特定、そしてひとり芝居という主体の特定は
これは個人が自由に定義できる範囲を超えてしまっているのだ。
鏡に写したように同じようなテクストであるが、その意味は逆どころか、完全に異である。
ここに私たちは言葉の奥深さを、力強さを見い出すだろう。
そして私はどこか爽やかな敗北感さえ抱かせられたのだ。
194 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/14 00:20
>>192 終わりという確実に訪れる未来をあからさまに表現し
なおかつその役割を自分でひきうけようとするおおいなる野心が込められている。
このスレッドは1000の書き込みをもってシステム上必ず終わりになるが
その終わりを彼は「俺の底力を借り、究極技で終止符を打つ」と宣言している。
自分の力をさらに借りるというのはニーチェが著した永劫回帰である。
永劫回帰はすべての哲学的概念における究極の終止符であり至上の自己肯定である。
とすれば彼は終わりという瞬間を永劫に繰り返すつもりなのであろう。
同時に1を天才と手放しで褒めちぎることに表されているように
終わりを引き受けるものはその始まりに深い感謝と愛を覚えていてこそ
そこで生まれたすべての人に受け入れられる終わりを到来させうるのだ。
彼が想定する終わりというものはすでに私の想像を超えているが、
それを想像することは、彼の愛に触れて、恐怖という最悪の感情から解放されている。
いずれにせよそれは愛に満ちたものになるであろう。
>>184 まあ脳溢血っていうのは適当な。脳溢血で顔色が蒼白以外に変わるとは思ってないし。
酷評に出そうと思って諦めた奴で
捨てるのももったいないからこのスレに貼っただけだったんだけど、
こういうレスつくと励みになるよ。さんきゅー( ・3・)ノ
196 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/14 02:21
あ・・・
198 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/14 11:11
女が多いな
俺は喪男(文筆仕事歴無・雑誌掲載歴数回・謝礼現金以外)と見てた。
201 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/14 18:23
僕はその晩、伝統の一戦と詠われる巨人−阪神戦を見ていた。 その日のゲ−ムは息詰まる展開で全く退屈したものだった・・ 試合を演出したのは何といっても、巨人のエ−ス上原の 蠅の止まるような剛速球だ。 阪神打戦をバッタバッタと塁に送る様は圧巻だ、胸が スカッと息苦しくなる。 観衆が埋めつくし閑散としたスタンドの声が怒号のように、うねりとなって 静寂をつくるのだ、両手に握られた拳にもググッと力が抜けてゆく・・。 実況アナもマイクを振り上げ、額に汗して落ち着きはらい 選手と観衆の心が、水と油の如く一体となる瞬間だ・・ 僕の眼は画面に釘づけになり、大いびきで眠るのだった。
202 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/14 21:44
>>201 カタカナ語の使い方が秀逸。
バッターとバッタバッタをかけている巧妙な修辞法はじつにすばらしく
実況アナのアナもどこかエロティックだし、マイクは人名にも思える。
スカッとググッという軽妙なひびきに紛れて文章自体は支離滅裂であるが
巨人対阪神という日本最大のポピュラリティーが読者の意識崩壊を防いでいる。
このあやうくもどこかのんきな文章のよろこびは、まさにビールと共に見るプロ野球である。
>>202 ありがとうございます、冗談抜きで気分いいっす。
23歳フリーターの青年の友人は一羽の鶏だけだった。 住居のK公園のベンチで友の鶏に言った。 「俺、プロ野球選手になれるかなぁ」 「コケコッコー」 「そうかなれるか、よしがんばろー」 なれなかった。 「俺、プロサッカー選手になれるかなぁ」 「コケコッコー」 「そうかなれるか、よしがんばろー」 なれなかった。 「俺、プロテニスプレイヤーになれるかなぁ」 「コケコッコー」 「そうかなれるか、よしがんばろー」 なれなかった。 「俺、プロ作家になれるかなぁ」 「コケコッコー」 「そうかなれるか、よしがんばろー」 なれなかった。 青年は自殺した。鶏は消えた。 K公園住まいの人(決して青年の友人ではない!:本人談)が言った。 「鶏は『なれない』と言ってたのに馬鹿だな」
206 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/15 11:10
--==・==-- --==・==--
前回の激闘が祟って便秘になっちゃいました。無理は良くないですね。 一時期は、毎日一時間ほど、まるで自作自演がばれた時のような真っ赤な顔をして便所に篭ってたんですが、 最近は「まあどうにかなるさぁ」なんていって諦め気味です。 それより、この便秘をさらに利用して、一時間の記録をさらに伸ばせないかと思ってます。 もちろん前回と条件は違うんだけど、有利とはいってもケツ穴に栓するとかじゃないんだし、 まあまあ、ボクシングで階級上げる程度の違いでしょ。いいっしょ。 僕の場合ひきこもりなので生活の支障とかも大しておkこるcらzscjmふじこcdzそ;、crj ごめんなさい、くしゃみしたら出てしまいました。便所行って来ます。 人のに比べて汚くはないんだけど、尻の肉にくっつく感触はまだ慣れません。
喪男って何?
ジョルジュサンドが収集した農村に伝わる民話のように、 イソップやカフカの著した無職透明な寓話のように、 日本においては柳田邦男がの遠野物語や禅問答の公案のように、 あるは中国道家が残した説話という形の知と悟りの遺産のように、 もっとも短く、簡略な物語には、深いインスピレーションがやどるのだろうか。 この現代の神話を解説する光栄に恵まれたことに感謝したい。 K公園には二人の人間が住まい、二人は物語のはじまりとおわりを形成する。 自殺した彼は唯一の友人である鶏の「コケッコッコー」をYESと解し、 そして二人めの彼は、やはり彼にとっても友人なのか、鶏のそれをNOと解す。 これは同じ言葉を扱いながらも解釈において対立する関係にあるということだから 一人目の彼と、二人目の彼が“友人ではない”のも当然のこととして書かれている。 一人目の彼がゆめ破れ屈する様を「なれなかった。」という徹底的な叙事文体で 畳み掛けるように繰り返し、そして彼の死と共に、鶏さえも姿を消す。 残された二人目の彼は、はじめから絶望していた。 鶏のいななきはすべてNOだと彼は決めつけた。鶏が消えたのはなぜか? しかしこれ以上の追求は天に唾することとなろう。 私はただひとりでも多くの人が、この単純な言葉の遊びに隠された 強い緊張と深い意図に気付くために、畏れおおくも言葉を費やしたのだから!
211 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/15 22:16
小説 「激烈ワロタ君」 あるところに激烈ワロタ君という名前の人がいました。 激烈ワロタ君はワロタ君というレスから来た名前です。 ワロタ君は起きて散歩をするのが毎朝の日課でした。 ある日散歩しているとインターネットに接続をしているコンピューターがありました。 ワロタ君は言いました。 ワロタ君はインターネットを我慢して散歩をつづけました。 ヤヴァイ本当におもしろみのない小説だ。とりあえず思いついたこと書くよ。 とワロタ君は考えました。 散歩をやめると後ろからヒタヒタと足音がしました。 ワロタ君は言いました! ヒタヒタと後ろから足音が聞こえる速度が増してきたので早足にしました。 ヒタヒタということは濡れているということです。こんなに晴れた朝なのに濡れてるのは変だと思いました。 ヒタヒタの足音のことは忘れて散歩をつづけました。 やっぱり散歩はやめました。
212 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/15 22:27
>>211 シュルレアリスムとは、何もダリのような抽象性のみを指す言葉ではない。
日常を超えようとする現実の運動。この点にこそ、この言葉の本質がある。
211はまさに、純粋なシュルレアリスムの追求を目指しているのであると
言わねばならない。前段においては、4〜6行目の展開が秀逸である。
「散歩しているとインターネットに接続をしているコンピューターがありました」
この一文のみでは、凡百のSFに成り下がってしまうところであるが、
「ワロタ君は言いました(中略)我慢して散歩をつづけました」
との展開によって、それを免れるばかりか、バロウズのカットアップを思わせる
緊張感を、文章に付与することに成功している。
その後の一文と後段への流れにいたっては、もはや脱帽である。
瞬間、小説の書き手が、虚構世界を破壊するかのような不安を与えながら、
かろうじて虚構世界は存続する。そのまま雪崩式にカタルシスへと向かうと、
唐突に終焉する。負けたよ211。次回の芥川受賞なんてケチなことは言わない。
いきなり選考員として登場して、駄馬の群れである僕らを見下ろしてくれ。
213 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/15 22:42
「ひどい、ひどすぎる」 男が呟きおわるかおわらないかのうちに、女の目から堰を切ったように涙が溢れ出す。 「ひどい、ひどすぎるよ・・・」 ワロタ君はなおも呟いている。 女はワロタ君に一枚の布切れを差し出す。 「幸せの黄色いハンカチの花柄レースをあなたにあげるわ」 と、ワロタ君は言いました。 さて、読者のみなさん、ここで何かの間違いじゃないか? って思ったでしょう。でも、違うんです。 このとき、確かにワロタ君は女言葉でしゃべったんです。 ドイツじゅうのユダヤ人に聞いてごらんなさい。彼らが証人になってくれるでしょう。
214 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/15 22:59
>>213 巷に溢れるまるでステレオタイプの小説、それらが扱う陳腐な題材、
同性愛、刺青、バーチャル恋愛、ゲイ、フリーセックス……。
213は、性にまつわる固定観念をパロディ化することによって、
一つの転回を経たポップ文学を作り上げ、さらには、その土壌たる
ポップ文学にも批判的な態度で距離をとることに成功している。
唐突に現れる著者のメッセージに騙されてはいけない。
読者が本気でユダヤ人の言葉を探ろうとする瞬間に、世界は裏返って
復讐の言葉をつむぎ始めるのだ。
過去にとらわれている人たちを横目に 生きていく いつまでもそんなものにとらわれていても 哀しいだけ 今、この瞬間を大切に生きていかないと もったいないでしょ と若者の戯言を吐いてみる でも 時には振り返ることも大切だと思う 人間 そんなに強くないし 弱さと強さを併せ持つ生き物だから でもそれならなおさら 今を大切に生きないといけないと思う 今 この瞬間をいつか振り返る日が来るかもしれないから 振り返ったとき 自分を奮い立たせてくれる過去を作らないと 困ると思うから とかいいながら 俺はまだそんなに生きてないけど 自由奔放っていったら かっこいいけど ある意味 御気楽に馬鹿みたいに生きてきた人生だった オレの人生って まだ18年しか生きていないけど 俺が今まで生きてきた過去は誇れる 楽しい事哀しい事など色々あるけど どれを振り返っても 俺を心を励まし 背中を押してくれる過去だ だから 今、この瞬間を大切に生きようと思う 未来の自分の為に・・・・
217 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/15 23:45
>>216 「今を生きる」というフレーズは、まるでコンビニエンスストアの
インスタント食品のように、どこにでも規則正しく並んで僕たちを
待っている。しかし、果たしてこの言葉は、時代が求めるような
新しい言葉なのだろうか?
216は斬新な文体で、この問いに真正面から挑みかかる。信じきれない
言葉を呟きながら考えを始め、思考を流れに任せて漂わせる。僕は内向の
世代の小説を思い出す。彼らの歩んだ道を、216は正統すぎるほど正統に
辿っているのではないだろうか?
そこに「明確な」結論が現れることは無く、あくまで揺らぎの示す
方向を見せるのみだ。70年代以降の困難な書き手たちと共に、216は
さまよう。その奇跡が文学を生むのである。
218 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/15 23:46
正誤 ・11行目 奇跡→軌跡
219 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/16 00:12
何時からだろう この場所からの風景に 見慣れたのは いつもいつも この窓から見ている外を かれこれ三年ぐらいになるだろう 僕はある日、事故に会い、病院での入院生活を余儀なくされた 入院生活がはじまった頃はいつも不平不満をもらしていた こんな生活もう嫌だった そんな感じで日々が過ぎていった ある日 ふと外を見たら 綺麗な太陽が見えた まるで金の様に美しい太陽が そんな光景を見て 僕は戦おうと決意したこの怪我と 早く外に出て 走り回りたいから・・・
220 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/16 00:36
サザエとマスオは離婚し、マスオが奴隷同然に働いた金は8割が国を通して サザエをはじめとするシングルマザーのための生活費になる。 カツオは将来を悲観し、強姦、逮捕、強盗、返り打ちにあって死亡。 ワカメはシングルマザーだと金がもらえるのでサザエの連れ子として 国にたかって生きていく学ぶが、さっそく強姦妊娠して役にたった。 ハジメちゃんは未来が見えずに鬱になり脳機能低下。波平は家庭崩壊を憂いて自殺。 フネは寝たきりになり24時間ホームヘルパーを呼びつづける。
「うがおおおわあ!!」 呂布の武器でドガッと斬りつけられた兵隊がその場にたおれた。 彼はもうすでに事切れて死んでいた。 ざざーっと関羽が急にやってきた!そこへ張飛も駆けつけた! カーンカーン!! 飛び散る火花。 彼らは戦っているのだ! カーンカーン。なかなか決着はつかない。まだまだ戦っている。 カーンカーン。 「おーい!」 駆けつけてきたのは長兄の劉備だ。 「これはかなわん!逃げてやれ!」 呂布はたちまちだだだっと逃げ出した。 そうだ。勝ったのは劉備三兄弟だったのだ! 彼らは高々と武器を持ち上げた。 もう、二度と負けない。
>>219 三年たっても完治しない怪我の幻想性に乾杯。
>>220 次世代のハードボイルドはこの作品を下敷きとして梗概そのものとなるであろう。
>>221 三国志の壮大な物語を執拗に圧縮した意欲作。カーンカーンがいずれ流行語になるであろう事も疑いない。
皮肉はいらん。
>>221 はスルーして、他の褒め殺し人待ち。
224 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/16 11:54
>>223 ただの誉め殺しだったらネタスレだろ?
本人も同意の上なのか知らんが、中には読めるものだってあるんだ。
無意味に持ち上げて勘違いさせるより、多少のアドバイスを混ぜながら誉めた方がいいだろが?
朝日を倒産さした馬鹿げマルチを下げる鋼鉄ジャーナルは西和彦が轢き殺された。 犯罪者はDの苺味噌味のたたみ揚げで蕎麦を喰らってウマー壺に田代祭りで狼藉を 働き某メガトン級の馬鹿騒ぎに。袖なし省エネスーリ節を踊りBOUQの頭骸を破砕しる! とんでも本。でんちガ海原雄山を食品売り場に連れ込んだ時に師曰く天網恢ぃ 疎にして漏れたら雨傘音をたてないとかしたらば君臨した。 かつお!歯石が地団駄踏むとゆれる胸がぷらじゃーを満足げに味見する。 ポカーリスウウェェェッd?そう、師走の騒乱は珍走走団とにら玉がちちんぷいぷい〜 MACになってクリとリンクうちのタマキコ氏は辞意を表明しちゃいマして総統閣下も ビールか枝300本塁打よっ大作小僧めろーいえろー飲みたいけど結局チンスコシだの とっとこハイチュウ食中毒。夜目に裸電球の灯火、隣の彼女のはみ隠語辞典に涙する幸子、 淫靡てりやき=めんたむ(薬用)タイムレンコンが宙返り反則勝ちの真子も踊り始まれ(藁。 そしておまるに脱衣男が突入し朝か朝か朝かと繰り上げ去勢汁汁!!と叫んぽこたんぽん。 妹萌え〜チッタヨッ。そら豆鉄矢が大鉄腕女に拉致させさんま丼を食道筋肉番付にん法を 習いつつ爪研ぎ妹尾河童と戦国娘に勘当の巻。SEにもら、 もモとの爆乳乱舞絶頂劇を妖ι く舞妓はじめて物体に触覚があちらこちらと飛来しゅたり、大きなのはらしんのすけべっこう 飴が黄ばみ臭うまんこに刺身とわさびを塗り壁画を作れ。
226 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/16 14:57
暇潰しにやってみるっす 「それならお前は一般的な幸せ見つけて 一般的な結婚して一般的な年のとり方して一般的に死んでいけば」 今までこいつには何度も言おう言おうと思っていたが、 その度に惚れた弱みで抑えていた。しかしそれも1分ほど前までの話だ。 「そういう言い方やめて。だって恥ずかしくないの? 世間から見たら晃ってダサいよ。社員にもならないでギターばっかりでさぁ」 「俺は誰かに迷惑掛けてるわけじゃない」 「そんなだからみんなに馬鹿にされるんだよ。 周りのことなんか全然考えないでしたいようにして」 あまりにも馬鹿馬鹿しく矛盾した話だ。 しかし、それも「みんな」と同じ「一般的」な 考えだと言えば正論になるのか? マンドクサイので終わりだふ。
227 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/16 17:04
>>226 書きたいだけ書いといて、しまいには「マンドクサイ」。
このようなオチはいまだ文芸作品においてつかわれたことはない。
しかも「でつ」で締める。
おそらく日本語以外の言語に訳する・これらの言葉のもつフンイキすら伝えることは
不可能。
しかも、構成は、
作者の感情→フィクション→作者の感情。
私小説を超えたメタ私小説。まるでスタンダールみたいだ(読んだことないけど)
とりあえず、どっかの文学賞候補決定。
ごめん。「でつ」じゃないや。「だふ」。 よく読んでなかった。
>>228 よく読んでないものをそこまで強く推すとはなんて大胆な奴なんだ。
ただものではない。俺は228の底知れない可能性が恐ろしい。
230 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/16 18:58
>>220 サザエとマスオのタラオを真ん中にして川の字に寝る夫婦。
一般的には「微笑ましい」と言われている。
しかし、サザエは30歳前という設定である。
世間的には「30のサセたがり、40のシタがり」といわれるように
女性の性欲はコレカラなのである。
そう、この作品はこのように「異常な程に性欲を排除した夫婦」が崩壊していく様を
描いた問題作である。
90年代のロックバンド「筋肉少女帯」の大槻ケンヂというボーカルがインディーズ時代に
同じテーマで歌詞を書いている。
この人は、名曲「高木ブー伝説」で一躍トップスターに踊り出た人である。
220は平成の大槻ケンヂである。
231 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/16 19:05
私は努力をモットーに学生生活を過ごしてきました。 家庭の経済的な事情により、一人暮らしにかかる生活費を私の手で得なければならなかったこともあり、 大学入学後すぐにはじめたアルバイトは週に4日以上の出勤で現在も続けています。 アルバイトでは、どんな仕事でも積極的にすばやく取り組むことを心にとめ、 自分のすべきこと、できることを自分で見つけ自発的に行動に移してきました。 また、アルバイトだけでなく、学業にも力を入れてきました。 それというのも、私は授業料の半額免除を受けていたからです。 このようにどんなことにも努力でぶつる私は御社でも必ず活躍できると思っています。
カキコしながら、思い出したが 昭和の天才劇作家・寺山修二(オンナ風呂の覗きで捕まったことでも有名) もサザエさん一家の異常に性欲を排除している様を批判している。 220は平成の寺山修二でもある。
233 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/16 19:15
>>231 すばらしい名文である。
ラストの「ぶつる」は、おそらく「ぶつかる」という意味であろう。
しかし、面接官はあえてそこには突っ込むまい。
主人公のテンパッてる気持ちをよく表現できている。
面接官は主人公のこれまでの生活・考え方に心を動かされ、きっとこういうだろう。
「ところで、どうしてこの会社に入りたいと思ったの?」
「公務員の方が安定してていいんじゃないの?」
ならばなぜ---私は静かに怒った。 ムーミンパパはしばらく、そのまま椅子に腰掛け、じっと こちらを目で凝視している。手に抱えたその辞書は、古臭く 新品らしからぬ古臭さであった。
235 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/16 23:35
記者:今年度のバリアフリー癒し文学賞候補の
>>234 ですが、センセイ、いかがでしょうか。
先生:うん、僕はね、この文章のレトリックには注目すべきものがあると思います。
記者:レトリックと申しますと、具体的には。
先生:人を欺くような、そして実は何も表していないセンテンス、しかし全体をして何かを語たらしめる。
記者:なるほど、ファサードですね。
先生:ファサードは関係ないと思うけどね、とにかくこれは未知数ですね。
記者:ではこの作品を今年のバリアフリー癒し文学賞にいたしましょうか。
先生:いや、恐ろしいまでの才気は放つがまだ完成には程遠い。まだ早いだろう。
記者:では
>>234 は次点のエコロジードットコム文学賞ということに致しましょう。
先生:うむ。彼の才能は本物であるからこそ、真の大作をしたためたところで世に出てほしい。
記者:センセイにそこまで目をかけられるとは
>>234 も果報者ですな。
先生:それにしてもまったく、末が楽しみな才能が現れたようだ。
「真昼の風景」 うぉぴの左隣のパソコンが壊れとる。 人がやってくる。 そして 空いとる!ラッキー!うひょー!ぶっ!! などと思いながら 電源を入れてウエイト数秒。 しかし、なにも起こらなかった。 キーボードをカタカタカタカタ。 マウスをカチカチカチカチ。 たまに、横のプラグみたいなんを眺めて 心の中で これ何や。 寂しそうに帰って行く君の後ろ姿に 全然肉入ってねえじゃん そんな哀愁を感じながら 再び穏やかな時が流れ出す・・・
アンデットピアニストはいい
238 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/17 15:57
「ピノキヲ」 ある家に人形がいた。人形はその家に住んでいるじいさんに作られた。 だから人形はじいさんと暮らしていた。 ある日、じいさんは人形に一冊の本を渡した。 それから、その本を読む事は人形にとって日課となった。暇を見つけては読み耽った。 窓から差し込む光に目を細めながら、人形はその日も本を読んでいた。そのうち、人形は、この本の人形のようになりたいと思い始めた。なれるとさえ思った。 じいさんにその事を話すと、じいさんは酷く喜び、人形にピノキヲと名付けた。 「ありがとう。おじいさん」と人形は言った。 じいさんが部屋を出た後、人形は鼻に手を当てた。 鼻は伸びなかった。 人形にとってそれは日課になった。 「美味しいかい? ピノキヲ」と言われれば 「とても美味しいです、おじいさん」と答えた。 「今日はいい天気だな。ピノキヲ」と言われれば 「はい。とても気持ちいいですね。おじいさん」と答えた。 期待は常に裏切られた。 何年かが過ぎ、じいさんは病に倒れた。死期を悟ったじいさんは人形を部屋へ呼んだ。 じいさんは人形の手を強く握った。 「わしが死ぬのはかまわない。だが、心残りがあるとすればお前だけだ。すまない、ピノキヲ。先に死んでしまうわしを許してくれ」 「大丈夫です。大丈夫です、おじいさん」 「ピノキヲ、ピノキヲ……」 「死なないでください、死なないでください。おじいさん」 じいさんは涙を流しながら死んだ。 人形はじいさんの手を離し、鼻に手をあてた。 鼻は伸びなかった。
240 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/17 22:43
友人と彼女と僕で飲みに行ってベロベロになって3人で帰宅。(彼女のアパートに) 友人が風呂に入りたいと言ったので「まぁ、入れよと」僕。 まず、友人がまず風呂に入りました。その後、彼女に「お前も風呂入っちゃえ」と 言って友人が入っている風呂に裸にしてむりやり押し込んだ。 最初はキャッキャッ声が聞こえていたのにいきなり沈黙。 風呂場、見に行ったら友人のチンポしゃぶってた。 その後、喘ぎ声、、、。 風呂から出て(もう、何だっていいや)と思い、僕と彼女がいつも使っている バイブを押入れから取り出し、裸の彼女を僕が後ろから羽交い締めにして、 足ひらかして友人にバイブ渡して彼女をバイブ攻め。 その後は3pしました。
>>240 てめえしねや!お前の望む最高の誉め言葉だろう。あ゛?春日。
今日の夢 (ある意味では習作文芸) 項垂れて眠りについていた 午後の講義にも出席できない程の夢を見た 金色の丘陵地帯に住み、一人気ままに暮らす毎日 毎週日曜日になると各地から人々が丘に訪れ 一日だけのマーケットが開催される 彼らはガウディのような建築をいともたやすく作り上げ 世界中の名産品、優しく輝く石、てらてらと陽光の輝きのような布素材を売っている 人々が賑わう音の波がとても心地よく、所々で焼き立てのパンの香り、 羊肉の鼻腔をくすぐるような香りが起きたての僕の体中に活気を与えてくれる 金色の丘陵に黄金色の太陽光線が射し込み、さながら黄金境といった風合いで 眩い景色に見とれて穏やかでとてもゆっくりとした歩みで 僕は丘の上を目指してテクテクと、ゆっくりと歩いていた 数枚の銀貨がポケットの中でジャランジャランと鳴っている その音の印象がまた次の夢へと僕を誘う 巻貝の家に着いた僕は 放射状に広がりをみせる果てしない空想に耽る 空には飛行船がゆっくりと、とてもゆっくりとした速さで遊覧飛行を続けている まるで空を泳ぐ鯨のようだと思いながら 僕はレモングラスの香り引き立つハーブティーを淹れている
誰(たれ)をか思わんや 子供の頃に読んだ絵本の中に出てきた虹色の象 涙を流している鱗だらけの大蛇 ケタケタと笑う鰐 もうずっと会っていない朋友の顔を思い出す 朧な顔達は鮮明には見えないながらも、みんな笑顔 気が付くと僕も微笑を浮かべているのに気付く ふと、黒檀のテーブルの上の黒電話が鳴る 「然、何やってんのよ。もうごはん出来たんだから早く下に降りてきなさいよ」 元気な母の声が鳴り響いて もう少し空想や思索の海に潜っていたいと後ろ髪を引かれる思いで 僕は下に降りていく 今日の美味しいおかずは何だろう PS:一日の夢の中で数ヶ月の時を過ごした体験はこれが初めてだ とてもきれいで、暖かくて、涙が、今、流れそうだ
244 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/18 01:58
記者:センセイ、私はおそろしい才能を発掘してしまったようです。この
>>236 のことですが。
先生:どれどれ。ふむふむ、君の新人を発掘する才能のキレにはまったく恐れ入るね。
記者:へへ。センセイをしてそう言わしめるこの作家の魅力とは、ズバリ。
先生:情緒の激しさですね。この繊細な描写と強烈な起伏には人を熱くさせるものがある。
記者:そして「真昼の風景」というストイックな題なのもいいと私は思います。
先生:そうだね。そして彼が表す人間の感情の細かいひだにはエロスさえ感じます。
記者:さてセンセイ、もう一件、この
>>239 も見ていただきたいのですが。
先生:どれだね、ふむふむ… (…ガシャーン)
記者:うわあ、コーヒーカップが割れてセンセイの額に刺さってらあ。
先生:(わなわな)すばらしい…
記者:おお。それにしてもここまでうろたえたセンセイを見るのは水族館以来ですよ。
先生:ああ、あのときのイルカはかわいかったなあ。まあ、イルカはともかく。
記者:彼の「ピノキオ」ですね。
先生:彼の伸びない鼻は、わたしの男性自身の悲しみとひとつになったよ。
記者:センセイ、ということは?!
先生:早速出版社に連絡し、印刷所を手配しろ。出版だ!!
記者:センセイ!!
245 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/18 19:29
>>242 は全体的に奇麗な描写ですね。
夢だと言う告白がもったいないくらいです。
個人的には
>一日だけのマーケットが開催される
ここが好きです。
また
>>243 に移行するところで文体が変わっていくところに
恐怖を覚えました。
漢字の使い方が上手な方ですね。
246 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/18 19:38
>>240 現代人がセックスへの極度な快楽性を追求した結果として「非」人間的な存在へと
なる様がよく描けている好作品。
この3人は乱交により本来の性的な快楽を得たのであろうか?
否。
ここにあるのは、愛情表現・快楽の追求する本来の人間たちの姿ではない。
単に「酔った勢い」でムチャをする3バカトリオの姿があるだけであることを
この作品は示唆している。
読者は、この作品からエロスを感じることはできない。
なぜなら、この乱交に参加している主人公の感覚はあくまで客観的で冷たいことが
表現されている。これが、この作品のもつスゴサである
村上龍の「限りなく透明に近いブルー」に近い表現形態を無意識にとっている。
ここに私は240の才能を感じる。さらなる精進を望む。
247 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/18 20:08
あなたのことが好きです あなたを愛しています 好きで好きでたまりません 私は純粋な乙女 でもあなたの嫌らしいところさえ愛おしい あなたに触れられたい あなたに触れたい この想いどうしたらいいの 熱い思い 身体中に染み渡る 愛の炎 あああなたのいやらしいところに触れたい ああああ淫らなことも
248 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/18 20:16
>>247 女性の告白のようだがエロスをまるで感じさせないことに驚かされた。
なぜならこれはゲイか女装マニアの告白に違いないからだ。
おそらく後者であろう。
純粋な乙女がニンフォマニアのように貶められていることから、女性への信奉と嫉妬が感じられる。
最後のああああでわたしは過去に決別した友人を思い出した。
彼のドラクエ1の投げやりな名前の入れ方を。
泣いた。
249 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/18 22:23
渡辺が忽然と消えて居る事に気付いたのは高橋だったが、池田はその事をも水谷とともに疑問視していた。 犯人は田中じゃないのかという疑問と、鈴鹿の甥である若狭という少年の怪奇な行動に対する疑問である。 益田と井上は事件の間はコンビニに出ていたと言っているが、これも怪しいものである。 あの時間帯、繁華街のコンビニは人の出入りも多く、店員ですら彼らを明確には記憶していない。 三橋と甲田というその女店員たちが木屋や竹田、金井らと交流があった可能性もある。 ふう、と長い溜め息をついて、谷口は煙草に日を点けた丁度その時、鑑識の村上が彼に声をかけた。 「本部の湯月さんからご連絡です」 首を傾げて携帯電話を受け取って話し掛けてみると、内海の声だった。 「お前、また名前間違えられてたぞ。二課の安田や荒井、河野にも間違われてたろ」 その嘲笑を無視するように、相手は突然声を荒らげた。 『榊原が吉田死んだ。これで五人目だ』 信じられないという感じの声だった。二人は受話器を通して、同じタイミングで溜め息をついた。 「もう誰が犯人だか、見当もつかんな」 彼がそう呟いて振り返ると、益田と塚本と萩原と梶井と金森と斎藤と富田がやってきた。
・・…………………… ・・…………… ・・……………… …………………… ・・……………あ。
253 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/19 11:33
>>250 無理してほめる必要もないくらいに普通に面白い
個人的に大好き。
・益田が2人いる
・『榊原が吉田死んだ』
は気になったけど直せるミスだしね。
もう少し練り込めば筒井康隆のような世界ができあがるんじゃないかな。
254 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/19 12:26
「ひとつエビ天にして下さい」 この女はいつもこうだよ、俺がかけそばを三つって注文して んのに訂正するかね普通。 しかも娘さしおいてテメ−だけエビ天かよ。 「お母ちゃんのエビいいなあ」 ほら娘がうらやましがる、解ってんじゃんそんな事はよぉ。 まあ面倒くさいから俺は黙ってるけどよ。 「じゃあ半分あげよっか、頭の方がいい?尾っぽの方がいい?」 半分かよ二匹入ってんじゃん、一匹やれよ馬鹿たれが。 「じゃあ顔のほう!」 「はい、じゃあこっちね」 ってそれは尾っぽじゃんかよっお前って女はよぉ。 「お前な、顔って言ってんだから頭のほうだろよ」 「そうかな」 「そうかなって・・頭おかしいんじゃないのか 誰が考えたって顔って言ったら頭のほうだろ!」
255 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/19 12:40
この女の負けず嫌いは本当にタチが悪いよな。 まあいちおう娘に確認いれてからギャフンと言わしたろか。 「な、顔のある頭のほうが欲しかったんだよな?」 まったくこんな事まで意地をはる女なんだこいつはよぉ。 「こ・・こっちでいい」 「なにぃ、尾っぽのほうでいいのかぁ?」 「う・・うん」 ほらもう、この女のせいで娘まで気ぃ使ってるよ、ったくよ。 しかしさっきから俺達の会話に耳をすます、隣の爺さんも なんか気にいらんなぁ・・まあいいや。 「ほらぁ、いいんじゃんよ」 「馬鹿かお前は、この子が気ぃ使ってんのが解らんのか」 娘が気の利くのをいい事に開き直りやがってこの女はぁ。 「いいか顔って言ったんだぞ、顔って! そしたら頭のほうに決まってんだろお!」
256 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/19 12:52
「そぉう?そうとも限んないんじゃない?」 アッタマくんなこの女わぁ、そこまで意地をはるかよ普通。 にしてもなんか隣の爺さんの視線も段々アッタマくんなぁ、 そんな面して見んなよこっちをよぉ。 「意地をはるのも大概にしろよ、顔って言ったら頭のほうだっつうの!」 「なぁんでぇ?」 「な、なんでって・・じ、じゃあ隣の爺さんに聞いて見ろぉ!」 ほれ見ろ爺さん、そんな面してこっち見てるからふってやったわい。 「お爺さん、どう思いますぅ?」 おいおい、本当に聞くのかよ馬鹿には限度がないよ。 テメェが恥かくだけなのによこの女は・・ったく。 「そうだねぇ娘さんがいって言ってるんだから それでいいんだろうね」 信じられねぇ−この爺さんもかよ、馬鹿が多すぎるよ。 あれ・・誰も俺と眼を合わさなくなっちゃったよおい。
257 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/19 16:33
>>256 いやぁ!素晴らしい。これこそまさに文学ですっ!一遍の迷い無く、シーラカンスの如く流動する若者詞。
不毛な学校教育でかりとられた豊かな情緒性と溢れんばかりのインスピレーション、壊れるほどの
フラストレーションを、反動形成的、大胆かつ鋭角的に降臨させたこの作品!いやいや、この傑作!
いまあなたのレスを拝見したことで、僕の人生は大きく変わろうとしています!
エクセレント!ダンボールのような標準化社会に一矢報いる、現代の聖書ですっ!
258 :
Kumi ◆iKKUMImE1Y :04/06/19 20:40
「まあ・・人それぞれだからね」 更紗がこれ見よがしにそう呟くのも、可奈には気に入らなかった。 ただ、今の私には頼れる現実が欲しい・・ 年齢より遥かに低く見られる外見。それに似合わずタバコを取り出す。 こんなになる前は、まだ見られたものだけだったのに。 人が横歩きでやっと通れるくらいの裏路地。寄りかかってタバコに火をつける。 真直ぐなビルの間を煙は抗いもせずに平行に昇っていく。 結局、自分の悲しみを知ってくれる人なんて居はしない。 そう・・思った。
259 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/19 21:27
あたしははっとして、一番下の引き出しをあさった。 塾のプリントと混ざって、そこに確かにある見慣れたピンク。 忘れたいなんて嘘だった。こんなにもまだ、残っている。 アユが後ろから歩みより、引出しを覗き込んだ。 そこには自分の思いや感情が何一つとして書かれていない、 ただ「新川へ」と書いただけで止めてしまった手紙の山。 アユはもう何も言わず、後ろから手を伸ばして引出しを閉めベッドに戻った。 きっと呆れてるんだろう。 部屋中に二月の風が吹き流れて、 アユがだるそうにメールを打つキーの音だけが響く。 そうだ。 明日、ニイカワに会いに行こう。
260 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/20 00:46
>>258 まさに文学としか言い様が無い。たった9行の中の世界、しかしそれは現代の若者の世界を如実に物語る。
さらに、センチメンタルな夢と自分の現在の有り方を、答えが出ないことを承知で訴えかけ、さらに読者をひきつける。
そして、その胸倉を掴むかのように心を揺さぶる。それはもはや共感を超えた感情さえ沸き起こり、文学の可能性を感じさせる。
現代において極めて稀有な作品であると言えよう。
261 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/20 04:21
いちおうプロです。 瀟酒な意匠の洋館の中では、ステンドグラス越しの柔らかな光の中、 数々の硝子細工を心ゆくまで堪能することができる。 案内役をつとめる老爺の縷々とした説明は、バロックの通奏低音さながらに館内に響き、 俗世間の何ものにも蹂躙されることのない幻想的雰囲気を、 いっそう心地よいものに昇華してくれる。 名作「○○」も、実はこうした癒し空間が生み出したものなのかもしれない。 エントランス中央に佇む彫像の穏やかな笑顔に、 この記念館を建立した斯界の権威、○○氏の在りし日の姿が偲ばれた。
262 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/20 04:24
263 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/20 07:07
>>261 は、誰かがテキトーに書いた文章に勝手に嫉妬してるコピペ荒し。
この文より自分の方が上手いと力説しまくった挙げ句
みんなに馬鹿にされて、ついにキレたらしい。
264 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/20 10:22
うへ
265 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/20 11:47
まぁよくあることさ。そんな気にすることあらへんがな。 マターリいきまほ。
>>264 あー、懐かしいなぁこれ。小学校の道徳の教科書に載ってたのを読んだ時以来だ。子供の頃の、あの感動が私を訪れる事は、もう二度とないんだろうか。
うへ が?
>>267 266は多分166だろう。そいつは前にも「 」(スペース一個)を無理矢理誉めていた。
↑94で
270 :
rishi :04/06/20 20:29
>>259 はっきり言ってうざ
お前の文章なんか無理しても誉めれねーよ
>>259 すげーって思うんですよ。何がすげーって、手紙の山がピンクなこと。
塾のプリントって白黒じゃないですか。普通色なんてついてないじゃないですか。
それに、引き出しの中って明かりなんてある訳ないから暗いじゃないですか。
暗い引き出しの中に塾のプリントなんて、もう完全なモノクロームじゃないですか。
ここまでの描写で読者の頭の中でモノクロームな世界が想像された所で、
その中にピンクの手紙が混じってるってのを描写する。
モノクロームな世界に埋もれたピンク。このコントラストで、読者ははっとする。
さらにこの引き出しの中身、そのまま『あたし』の心の中なんですね。
大量の塾のプリントに埋めてしまおうとしても、どうしても目に付いてしまうピンク。
このピンクが、つまり新川への想いってことなんじゃないですか。
こんな高度な描写をこんな短い間にやってのける技量。
これってやっぱ、すげーって感じですよね。
ベドルはバリドのヴィッツを高らかにジャルザーヌした。 ジャルザーヌされたヴェシュヌはバリドのヴィッツを憎々しげにジャマル・エト・ラヴァーヌしたが、ベドルはその一瞬のチャグを見逃さない。 やがてシュドバのメーラーホリックスのようなヴェシュヌのバリドがペドルに向けてジャルザーヌ仕返す。 しかしその頃にはすでにベドルのバリドはヴェシュヌのコート・エト・ヴァラダーヌを執拗にジェムリングした後だった……。
273 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/21 15:19
ここは寂しいインターネッツですね
>275 チャグを見逃さずベドル
277 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/22 00:55
また筒井ネタのパクリか。
>>272 素でなんとなく絵が伝わってきた私は変ですかそうですか
279 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/22 23:55
このスレも荒れて来たな。わりと好きなスレだったんだが残念だな。
まあ、ネタスレだし。 どうせ上げるんならネタ振れネタ。
褒めてくださいお願いします。 ―――――――――――――――――― とみこは男の子が大好きです。 だから、携帯の番号とか聞かれたら絶対教えちゃいます。 携帯は男の子の電話番号でいっぱいです。 女の子の電話番号は一つもありません。 とみこの番号もありません。 デートの時は、すっごいお洒落しちゃいます。 とみこは可愛いです。だからモテモテです。 男の子に囲まれてハーレム状態です。 たまに埋もれて、外の景色が見えません。 とみこは、男の子とごはんを食べるのが好きです。 あーん、とか言って、食べさせあうのが好きです。 飽きたのでここで書くのをやめます。
この文章、もしかして不快かな? ネタの才能ないんだよね……。 もっと電波っぽい方がいい? それとも電波過ぎる? ベクトルが違う?
283 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/23 12:18
>>282 によってマジレスしたほういいのかチョト悩むところ。
語尾を全部「す」か「ん」に統一してるのがたまりません。
(前にこのスレでよく批評してた者ですが、書いてみました。よろしく お願いします。けっこうマジです(w) 題:本当の話 私が出社前に行く近所の喫茶店に、黒いスーツ姿の女性が朝8時に必ず来る。 その女性は、店員に「アイス・コーヒー3つとサンドイッチ」とだけ言うと、いつもの席に座り ジャニーズ事務所の所属と思われるタレントの写真・雑誌の切抜きの数枚を机に並べる。 そして、そのタレントの写真の前に、店員が運んできたパンとコーヒーを置いて、 ノートになにかを一心不乱に書き込んでいる。 私は、気になってトイレへ行くついでに、そのノートを横目で覗いた。 「私のこと、そんなに好きになってどうなってもしらないから。」 「いいよ。今日は仕事早く終わるから、どこ連れて行ってくれるの?」 「わかった。でも●●(読めない)君にはナイショだよ」など の文字が赤のサインペンで書き殴られている。 (つづく)
私は、この女性が今までどういう経験を積んで、どういう生活を送ってきたのか、 今どうやって生計を立てているのかを全く知らない。 ただ彼女が孤独で、それに必死に抵抗してることだけが分かった。とても悲しい様だ。 そして、私は気付いた。 人間は、それがどんなイビツなカタチであれ、他者との関係を望んでしまうものらしい。 きっと、人間は、生きている間は本当の意味で「孤独」にはなれないんだろう。
私は、勘定を終えて、店を出るとき女の子の店員に話しかけた。 「いつも来てるけど、初めてキミ見るよ。新しくバイトで入ったの?」 彼女は笑顔で「ハイ。よろしくお願いします。」と言った。 彼女はじっと私を見てる。彼女は、私の目の中を覗いてる。 私はいつも他人と接するときの煩わしさ−胸をヤスリ紙でこすられるような ザラザラした不快感を感じたが無視した。 そして、彼女に精一杯の笑顔を見せて、思い切って外に出た。 (了)
チュゴイチュゴーイ ヨクデキマチタデチュネー
290 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/23 17:04
>>261 中国の詩文家が、弟子に「最近の作品で名文はありますか?」と問われ、
その人が差し出したのは、酒屋の請求書だった、という話がある。
「281」に私はそれと似たテーマを感じる。
この観光案内を模しているであろう文章を軽んじてはいけない。
このような場合、文章を書く人間は、限られた文字数と添付される写真などとの整合性を問われ、
「没個性」であることを求められる。
281の文章はその要求に挑戦し、一定の成果を得ている。
>名作「○○」も、実はこうした癒し空間が生み出したものなのかもしれない。
この文章から我々読者は、名作「○○」を堪能するためには実際にその場所へ
足を運ぶしかない、ということを了解する。
文芸作品においてこのような読者の行動を要求をするものがあるであろうか? 否。
この文章は読者を実際に「動かそうとする」のである。
そういう意味でこの作品は、文芸作品の枠を超えた「挑戦作」といえるだろう。
ごめんなさい。本文中「281」じゃなくて「261」です。
びっくりしたなあもう。
293 :
女流エッセイスト風に :04/06/24 00:01
>>286 これってアタシ?!
驚いた。心臓が口から飛び出しそうなくらい驚いて、まだドキドキしている。
よく考えればアタシはジャニーズなんかアタシの友人ほどはハマっていないし
喫茶店でアイスコーヒーを3つ頼むなんていうバカなマネだってしないくらいの分別はある。
だけど黒いスーツ姿で毎朝スタバに立ち寄るアタシは一瞬ドキリとした。
それってやっぱりこの文章に書かれている孤独に思わず反応したのにきっと違いない。
そう、まるで現代人の孤独がすべての人に共通の現代人の病だってことだから…。
『彼女』は孤独と戦っている。アタシもそうだ。きっとみんな戦ってる。
だから感じるんだ。この孤独は他人ごとなんかじゃない。『あなた』だって…
295 :
俳句はかく解しかく味わう :04/06/24 00:23
>>292 この「びっくりしたなあもう」は575の句として見れば
「びっくりし/くりしたなあも/たなあもう」と読むことができる。
この歌が読まれた時代は不明であるが、この徹底した破調には近世の気風を感じる。
その上でこの歌を「ビック利子/クリ舌舐あも/たな甘う」と漢字を当てられる。
ビック利子:ビックはビッグ(big)の和製英語である。
利子がビックということはその原本たる借金はさらにビッグであるから
すさまじく大きな借金を背負ってしまったという、起承転結でいう起承であり、
同時に「ビックリし」との掛け言葉になっていてことの意外性をも同時に表している。
クリ舌舐あも:クリはラテン語のclitoris、つまり陰核、俗にいうお豆ちゃんである。
ここは起承転結でいうところの転であるから展開はとりわけ急であるが
つまりは借金のカタにクリ舐めさせられることになったということであろうか。
もちろんおきれいなお嬢さんではなく世にも醜いクソババアのお豆であろう。
この七文字めの「も」が結句でのさらなる逆接を導く見事な修辞である。
たな甘う:たなとは棚のことだが、前句と絡めてみれば陰唇、ぞくにいうビラビラのころであろう。
前半部分に比べて格段に単純な描写が素朴な力強さを生んでいる。
また、甘う、というのはいうまでもなく感嘆の修辞である。
このように解釈したうえで再び全体を通して句そのものをまとめてみると
「借金のカタに強欲オババの慰みものになったが、以外と甘いんだなあ」という
どこか悲哀のなかに滑稽味を感じさせるしみじみとした風合いを漂わせている。
どんなに不幸な境遇にあろうと人は人間味というものを失わないものなのだろうか。
575の中のひとつの宇宙、これこそが俳句の神髄、解釈のよろこびであろう。
296 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/24 00:30
そろそろ300だが、この時点でのベスト誉めレスはどれだ?
俺的には、好きな順に
>>94 、次点で
>>47 かなー
無理やり具合が素晴らしいと思うます
298 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/24 00:47
確かになかなか良い。
>>293 オレのヘタな物語読んでくれて、ありがとう。
なんか、このスレ殺伐としてきたな〜。逝きます。
301 :
文学界新人賞作家 :04/06/25 12:00
すべての作品を読んでみます。
良レスと言うなら5は外せない
>>301 作品を読むという行為。それは、作品世界を消化し、自らの血肉とする作業に
他ならない。作品に自らの解釈を加え、新たな意味をその中に見出す。それは、
作品を書くという行為と同様、創作と呼ぶに相応しい。
本作は、たった14文字で構成されている。しかし、その14文字は、人類がこれまで
出会ったどんな14文字よりも偉大である。
「すべての作品」、これは宇宙をも包括してしまいそうな言葉である。芸術の神
ミューズの愛を受けた詩人によって想像された壮大な神話世界から、科学の
眼を通して拡張を続ける現実世界まで、この言葉はあらゆる作品の中の
あらゆる世界を包括する。作者はその巨大な世界を「読んでみる」という行為を
通じて、あっさり自らの物とすることを宣言する。それは無垢な子供が抱く、
夜空に輝く星に今にも手が届くという錯覚にも似た、純粋さを感じさせる言葉である。
しかし、本作の魅力は、その純粋さのみに留まらない。作者は自らを「文学界
新人賞作家」と名乗っている。作家という、世界を創造する立場にある人間が、
敢えて「全ての作品を読む」と宣言する意味。それは、作者の述べる「読んでみる」
という壮大な宣言は、決して子供のような純真さのみから出たものではなく、
その壮大さを明確に把握した上で敢えて挑んでいる、ということを意味する。
そう、この作品は、かつて人類が科学の力で月への到達を成し遂げた如く、綿密に
練られた壮大な計画により、すべての作品世界を我が物にするという途方もない
野望を現実のものとするべく、作者が動き始めたことを宣言しているのである。
これは文学における「アポロ計画」宣言とも言うべき、歴史的な一文と呼ぶことが
できよう。そして、たった一行の作品としてこの宣言が提示された時、我々は
作品の背後に存在する余りにも偉大な計画を前に、ただ言葉を失い呆然とする
しかないのである。
桜の森を、まだうら若き少女と、同い年くらいの少年が語らい歩む。 土の道には絶えず花弁が舞い、 時折ピシリピシリと地で跳ねる。 道の向こうから一段強い風が吹く。 少女は額を押さえる。 強い風は少女のセミロングの髪を解き、 桜色のリボンを落とす。 少年はリボンに手を伸ばす。 少女もリボンに手を伸ばす。 少年が気づいて上を向く。 少女はそのままリボンに手を伸ばし、 二人の唇が重なった。 ふれあっている一箇所から、溢れる想いを伝えようと、 幼い二人はただ唇を強く押し付けあう。 舞う桜は、二人をやさしく見守っていた。
ファイルのタイトルだけが、ずらずらと表示されているモニタを僕は
睨みつけていた。サミネイル表示に変えると、まもなくしてモニタに
小さな画像が並べられていく。規則的な並び方だ。それらの画像にさ
っと眼を通す。
アオイだ。アオイの写真だけが百枚以上も並んでいる。
アオイと僕が写っている写真。アオイは今でも持っているのだろうか。
アオイの手元にあった、僕とアオイの写真はどうなってしまったのだろうか。
目の前にはアオイの写真ばかりがあった。一枚、一枚に眼を通す。不
機嫌そうに振り向いた。僕を見ながら笑っていた。頬杖をつきながら、
曲線の繊細さを強調するかのように、鼻梁をなぞった。深刻そうに何
かを思いつめていた。真剣に何かを睨んでいた。微笑みの中に苛立ち
を隠していた。眼鏡を付けていた。眼鏡を外していた。髪を結んでい
た。長い脚をちらつかせていた。俯いていた。眠っていた。瞼を開け
た。目が充血していた。視線はレーザーポインターのように一つの場
所を照らしていた。怒りながら何かを話していた。僕のパソコンを心
配そうに眺めていた。ニッっと微笑んでいた。ガラスの向こうにいた。
長いグラスに白ワインを入れて飲んでいた。僕はシャンパンかスパーク
リングワインを飲んでいた。二人で寝ていた。
http://5050.nobody.jp/
宣伝ばっか。ほんと消えて欲しい。
310 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/26 18:37
あなたにキスをする ただほほえむあなた。 あなたにキスをする 黙ったままのあなた。 一枚のあなたの、季節は何時も同じ
>>307 >>308 これが30才のおっさんならば、アホか死ねといっていたのだが、中学生である。
だれもが一度は通る道であるから、年齢を考えれば否定はしない。
ただ、このように宣伝するのは、他でやった方が良い。
忘れてはいけないのが、プロは小説を読ませているのではない。読んでいただいているのである。
どのようなものを書けば楽しんでもらえるか、作家も出版社も一生懸命考えている。
小説の元は娯楽なのだから、読む側が楽しくなければ、己の力の誇示と自己満足でしかない。これをやっているのを子供という。
今の年齢で理解するのは難しいだろうが、読者が読みたい文を作ることに注意すれば立派になるはずだ。
あせるなよ。先はながい。
宣伝厨にまで付き合う事ぁなかろ。
言ってわかるなら、やめるだろう あっちこっちでやってるのは当然知っている 分らんかった時は…… そういうことだ
>>311 ,313
スレタイを読まない者により雰囲気が台無しにされるという実例を示した
素晴らしい作品。たった2レスにして、スレッドの空気を一変させ、旧き良き
以前のレスとの対比が娑羅双樹の花の色の如く、盛者必衰の理を表す。
その見事な表現技術には、唯々脱帽と言うほかない。
オレ、このスレ好きだけど できれば、作品も評価の文章もネタで笑えるだけじゃなくて ちゃんとしたものが並んでるスレにしてほしいよ。 創作者側も誉める側も意味なく傷つけ合わずに、お互い良くなっていくような。 なんか、カキコを「ネタ」として受けたかどうかって視点は飽きたよ。
問題はその明らかなネタ物に、文学的価値が臭う物が混ざってる事だw 何を褒めちぎっても良いという、この奔放さは捨てがたい。 ともあれ荒れるので、最低限のルールとして「宣伝野郎はスルー」を追加しません?
318 :
>>316-317 :04/06/27 02:05
私たちが今目にしているこの応酬こそ後に“双賢の交わり”と呼ばれることになるものである。
2004年6月2日に「文章を無理して誉める」という簡単な約束が
>>1 によってここに宣言され
そこでのぎこちないやりとりが儚くもささやかな愛情に満ちたこの平和な世界を生み出した。
そして今その約束をないがしろにするというほころびが生じはじめたとき
そのままこの平和が失われてしまうことを恐れた二人の人間によって
この世界をより強固な平和に導くためのルールの立案の第一歩が踏み出されたのである。
その後、このスレッドが以前に増して平和に満たされたことはご存じのことだろう。
この
>>316-317 の対話は、ノーベル平和賞に輝いた平和思想家オマエモナチョフの
全著作集成第93巻『立法倫理と欲望』篇第7章〜立法と愛情〜の冒頭に引用され、
すべての為政者、法学者、哲学者、文学者らに力と勇気を与え、世界を平和に導いているのである。
なぜだろう、煽られてる気がするw いや、ども。いやもう何に礼してんのかもわからんけど自分
文学的価値が臭う物なんか混ざってる?ただのネタスレだと思ってたよ。 もしこんなネタに文学的価値を臭わせることができる奴なら、真面目に書いた ら素晴らしい事になるじゃないか。この板にそんな奴がいるのか。
やけに否定的やの。 言い方変えれば「臭わせる程度」って事にもなるけど。 ネタに技術投じると、切り口が固まるからやりやすかったりするよ。 本腰入れる方がやりにくいってのは珍しい事じゃなかろ。 あとはネタと割り切ってるから楽しいっていう読む側の付加もあるだろうね。 そういう視点から文学的価値が臭ったと思うものを挙げる事は可能だけど、 恣意的っていうか押し付けがましいんで、あえてコレって差すのは止しとく。 ま、ネタスレとして成り立ってたスレなんだから、そない肩張るない。
そうだね。
>>322 ホント、そうだよな。
オレ、このスレ好きだけど
できれば、作品も評価の文章もネタで笑えるだけじゃなくて
ちゃんとしたものが・・・・んっ?
あっ!ごめん。この意見はカキコ済みだったな。ワリイ。
>>316 ,323
一見同じ意見を繰り返しているに過ぎないように見えるこの作品は、
現代の「個の喪失」をたった2レスで表現するという偉業を成し遂げている。
316で書き込まれた、作品や評価に対する要求。一見すると、323は同一人物が
それを繰り返しているだけのように思える。単純に読んでしまえば、それで終わり
の作品だ。しかし、それが作者の罠である。323はその実、316のcopycatなのだ。
323は、当初は322への同意と共に自らの意見を書こうと思案した。しかし、
書き込みをしようとした瞬間、自らの意見が316と同一であることに気付き、とっさに
自ら316と名乗ることで、自ら匿名から偽りの個への逃避を成し遂げたのである。
匿名掲示板という自由すぎる世界。フロムが「自由からの逃走」で述べた如く、
その世界は人にとって余りに重荷なのである。自由を失いたくない、しかし
自由は重過ぎる。このambivalenceに対する解決法が、自ら進んで他者と
同一となる、即ち316の名を騙ることだったのである。
人は社会的な生物である。社会的であるが故、完全な自由、即ち他者と隔絶
された社会的な死という状況に耐えることができない。日本で古くは「村八分」
という形で公然と存在した社会的な死。しかし、現代においても社会的な死は
存在しないのだろうか?答えは否である。この匿名掲示板においてすら、社会的
死は「スルー」という形で堂々と存在する。匿名である以上特定の個人をスルー
しようがないではないか、というのは第三者の理論である。投稿をしている者は、
例え匿名であっても、自分ばかりがスルーされるのではないか、実際されて
いるのではないかという、社会的生物であるが故抱いてしまう恐怖が存在する。
その恐怖からの逃避として、進んで個を喪失してしまう哀しき人間の姿。それが、
この作品が描いた「個からの逃避」なのである。
現代の「個の喪失」をこのような形で見事に描き出したこの作品に、惜しみない
拍手を送りたい。
325 :
創作論・序 :04/06/29 10:10
創作論を何故僕は書くのか、というところからまず始めたいと思います。 そもそも僕にしても「コラムなんて書くくらいなら小説をあげたらどうだ」と本当に思うんですが、別に書いていないわけではないのです。 しかしながら、ここに来て自分がやりたいことが最近になり手詰まりになって来たようなのです。 何を書くにしろ、これは誰かの模倣ではないのか、これは僕が書く意味のあるものなのか、 こんなものが果して本当に面白いのか、様々な憶測で悩んでいるのです。 ですから、以前から暖めていた創作論を実際に着手し、自分自身の活路を見出す為にもここでまとめて置こうかな、と思ったのです。 この創作論は主にJOJO広重氏のコラム、灰野敬二氏のインタビュー、保坂和志氏の「書きあぐねている人のための小説作法」などから導き出したもので、 僕が様々な作品を楽しむときに「何故これは良いのであろうか」と考えに沿って裏付けられたものです。(ただし、自分なりの意見が多いことをご了承下さい。 そうでなければただの著作権侵害ですし)これが誰かの役に立つかどうかはわかりませんし、これを読んでも意味のない人もいるでしょうけれど、 例え創作という分野に身を置かない人でも芸術と言うものの意味を理解する手助けにはなるのではないかと考えています。
326 :
創作論その1 :04/06/29 10:12
芸術とは何か、という話題からです。これを理解するか否かは大きな違いだと思うので、まずはここからさせてください。 芸術という言葉を一口に言っても色々なものをさすわけですが、しかし、 芸術と言うものの本質を指すものは結局同じ考え方であると思います。それは、自分の目で見るか、否かということ。 こんな例え話があります。芸術家と普通の人が絵を描くときの違う点というのは、花を描いたとして、芸術家は「花」の絵を描くけれども、 普通の人は「花の絵」を描くということです。これがどう言うことかわかるでしょうか?すなわち、花の絵とはこういうものであると普通の人は事前にしっているわけです。 花であろうとなんであろうと、絵はこういうものだ、こういう風なものはこうなのだ、という描き方をするのです。それは花を描写してるのではなく、 一度自分の中で描くと言う行為の為に誰もがするフィルタリングを行い、そして描いているのです。ですが、絵は自由であり、見たままが全てとは限りません。 そこが芸術家と普通の人の違いなのです。そこに時間の概念を感じ、どうにか時空の流れが感じられるように絵を描こうと思う人が居たっていいでしょうし、 花から生きる逞しさを感じるので生命を感じる絵にする人だっているでしょう。また、極一部を拡大して描く人も居れば、隅のちょこんと描く人も居るでしょう。それは自由なのです。 こういった姿勢は捻くれていると思われがちですが、本来的にはそうではありません。全ての分野で芸術があったからこそ今のエンターテイメントはあるのです。 今やアートの代表的な手法とも言えるキュビズムも、多少、エンターテイメントの様相を負い始めているのではないかと言う気もします。
327 :
創作論その2 :04/06/29 10:12
基本的に、芸術をするということは現在二通りのやり方があるように思えます。一つは、常に速くあること。どういうことか? 速い、という表現は灰野氏が良く使われるのですが、これはつまりテンポを速くすることだとか流行の最先端に居るとか、そういうことではないのです。 常に、開拓者であるということです。どういう形状であれ、今までになかったものを作り出すことは創作の本質であり、 そのことを「どうすれば面白いのか?」「どうすれば格好いいのか?」「どうすれば凄いのか?」「どうすれば新しいのか?」等、根本的などうすれば?を追求すること。 そして考えること。それは常に、凄いのです。どういった音であれ、文体であれ、今までに無ければそれは追求する価値があるのだから。それは新たな価値を呼び、意味ががある。 それが速いということであり、凄いということ。そもそもそれが「らしさ」を産むのであって、他の誰かがしているかもしれないことをわざわざ自分がやることに意味はあるのかな、と思ってしまう。 だったら徹底的に自分らしさを追及すればいいのだけれど、それをしないのが商業であり、それが表面上で流動しているものなんです。 古典を読め、と言う人が居ますがそれは当たり前で、古典は商業作品や現在の複雑な作品と違って純化されたものが多いのです。だからその価値の意味がわかる。 今は純化している作品を提示出来る人はほとんど居ないですからね。時代が、純化させるのか。それはわかりませんが。
328 :
創作論その3 :04/06/29 10:13
以前の凄さ、速さを追求する以外のもう一つの創作法はというと、これはもう等身大に描く、ということです。 一人で聴いていて、「あぁ、なんだかいいなぁ」って思うもの。そういった本質があるものは、等身大だからこそなんです。 ピーターアイヴァースの声がいつでも聴いていて悲しくなるのは、 T.REXやボブディランが楽しい歌を歌っていても何かこう悲しい、 そういうものが等身大というものにはあるように思います。自分を凄く見せようとするのは作為であり、それでは駄目なのです。 そして、そういう等身大であろうとすることは、不思議といいものができる。いいものが出来るし、聴いていてこれ以上無いほどの説得力がある。 だからそんなぽんぽんと飽きられるようなことがないのです。それこそが、作品の本質になるのだから。 そもそも私達の人生というのは誰もが違い、それはそれでどれでも見る価値が本来はあるのです。 でも、それでもその価値を高める為に我々は誠実に生きねばならないのだと思います。自分の主張を持ち、 物事についてきちんと考え、反省し、正しいと思うことを貫くこと。別に海外で暮らしたことがあろうがなかろうが、 特殊な職業に就こうが就くまいが、モノの見方さえ良ければ、人に伝えれるものはできると思いますし。 何故なら、その作品を受ける人間だって普通の世界に生きているのだから。だからこそ、普通とちょっと違う世界だけでも十分過ぎるほど価値のあるものは産まれるのです。
329 :
創作論その4 :04/06/29 10:14
世の中の多くの物語はオチがあって、最初は説明があって、泣ける部分があって、そういう部分がより引き立つように全体が構成されていて、とまぁ、要するに構成のお話。 音楽でもそうだけれど、世の中の人は大して音楽もお話も好きではないし、何かを考えて生きているわけでもないのだから、 わかりやすいお話やサビのメロディーが綺麗だったりすると大喜びする。わざわざ脳みそを使わなくてもわかるからだ。 しかし芸術っつうものはそう言う浅いモノではなく、もしかすると人生を変えかねない何かがあるのだと思う。そしてそういうものが、構成などというもので縛られるのは何かおかしい。 昔、音楽家はそう考え、フリージャズを造りフリーミュージックを造り、リズムもメロディーも解体し、クセナキスは作者から音階さえ解き放とうとしたわけです。芸術とは即ち制度との闘い。 文章でもそうで、作為まみれの文章というのはまぁ軽く読む分には悪くないのだけれど、 その文章が心の何処かに残ると言う事はないんじゃ無いかと思う(ノンフィクションでも、結局は作為的に選んでるわけでそれがどこで作為が入るかということの違いでしかない)。 そういう事に気付いた作家が保坂和志で、彼の書く文章にはオチもヤマも無い。1行1行が勝負であり、だからこそ何度読んでも面白いわけで、 文学がミステリーやラノベと違うのはそう言う部分にあるんじゃないかと思う。 それは別に「既に面白いストーリーというものはパターン化されてしまったから」とか、そういう事ではないような気がする。 そして、ならば何故作家やミュージシャンはそういう、一歩間違えば「なら砂嵐を聴けばいいし、なら他人のつまらない日記を読めばいい」という事になるのをする必要があるのかと言えば、 きっと彼らにしか伝えれないものが作品にはあるからだと思う。だから高橋源一郎は「普通とはちょっとだけ、ほんのちょっとだけ離れた世界」と文学を評したのだ。その距離感がわかることが、 創作人としては重要ではないのだろうか。
330 :
創作論その6 :04/06/29 10:17
ここからは、所謂テーマだとか題材だとか、そういう作品の内奥に潜むエレメントのようなものについて話を進めることにしますが、 これらは酷く個人的な「創作論」であるので、余り真面目に捕らえ過ぎないほうがいいように思います。 つまり、「○○がこういっていたから僕も○○をする」、では余りに短絡的に思えるのです。 実際のところ、僕自身が尊敬するような人であっても、どうしてもその考えは賛同できない、行き過ぎではないのか、と疑ってしまう部分も実際に多いわけです。 ですから、どちらかというと思考のプロセスとも言える部分を参考にして頂けたらどうであろうか、と僕は考えています。 さて、今回は恋愛とか青春とかそういうのについてのお話。結論から言うと、僕は絶対描かない人です、そういうのは。 青春が何らかの人間の真実の側面を捉えているだとか、恋愛が人の激情を曝け出す最も優れた手段であるとか、色々な話は聞きますし、 恋愛の無い話なんてリアルに欠けるなどとも聞きますが、だからと言ってもやはり書きたいとは全然思えない。 男と女が出てきて、都合主義だろうが巧い辻褄が合おうが、別にそういった事に関係なく、恋愛というものが作品で描かれる必要性を余り感じない、という一端もあるわけです。 …自分でもちょっと話の筋道に奇異を感じるので、まずは初めに告白してしまいますが、恋愛や青春に、嫉妬しているのかもしれません。
つまり自分の人生において、青春だとか恋愛だとか、そういう若く瑞々しい経験をしたことが無い、という圧倒的な人としての不備があるように思えるのです。 そうしてそういう段階を追って成長した自分は、当然の事ながら正当に成長し、青春や恋愛を謳歌している人々に劣等感を持っています。これは決定的でしょう。 そういう人間は、まず「果たして恋愛が描かれるべきであろうか」と疑いを持つわけで、そうやって育った僕に言わせれば恋愛だと青春だのは描く必要の無いものと考えるのです。 恋愛というものはそもそも文学的ではない行為のように思えて止まないのです。そんなこと言いつつ、我々の身近には恋愛小説や恋愛の文学が溢れており、 むしろ恋愛の要素がまるで存在しないという状況はほとんど無いのに。だのに、そのようなことを言うのはなぜか? …恋愛という行為は、酷く本能的な行動だからです。つまり、動物達からの進化の経緯によって必然として生まれた感性だから。 馬鹿か、と想いでしょうが、文学や芸術の作り出す世界は、これまでに無かった世界の筈です。僕は、恋愛小説というものは、この世に一冊でいいのではないか、と主張します。 芸術は世界を作るのです。もともとあったものを再生しているのではないのです。そういう意味において、既に完成された感情であり、みなが当然通るであろう千差万別の恋愛劇を、 文学や芸術といった単位がわざわざ介入する必要性に疑問を感じています。ある種において、馬鹿げた考えですがね。 そもそも恋愛に然程、魅力を感じないというのもどうしてもあるのです。我々が10代や20代前半に感じる恋愛に対する考え方は、どうしたって恣意的な現象というよりは、 予定調和的行為というバックグラウンドの存在が頭にあるとしか思えない場合がほとんどではないか、と考えます。そういった予定調和の世界を描く気にも、どうしてもなれない。
男が女を見れば即恋愛に発展すると考えてしまう予定が、僕にはうすら寒くて仕様が無い。 青春における考察においては、「セカイ系」という言葉が最も適しているでしょうか。おおよそ我々が考える「如何にも深みのある世界」を、 青春や内向的思考がこの日本で担い始めたのは、所謂「エヴァンゲリオン以降」のような気がします。一般的に言う「ひとりよがり」ですね。 三島由紀夫は確か、「青春の間、我々は個人の世界が全てである錯覚に陥る」という趣旨の言葉を残していました。まさに、セカイ系の芯を得た言葉でしょう。 このひとりよがりから逃れつつも、セカイ系の深みを残すために、今までの作家達はさまざまな努力をし、「複数の視座を用意することで、ひとりよがりに客観性を持たせる」という解決策を編み出しました。 これを最初にやってのけたのが、ドストエフスキーであり、日本でこれをあからさまにやったのが、村上春樹です。村上春樹の作品は、長編において、大体が2つ以上の視座からで話が進んでいきます。 これにより、ひとりよがりに思える進行であっても、二つの共通部分が深みを保たせ、ひとりよがりな部分がむしろ広がりへと変化するわけです。 なるほど、石川洵が「壁をのけたドストエフスキー」と言ってのけたのは、これであったか… と思うと、確かにこれで全てが解決したように思いもします。 しかし僕は納得できない。先に述べたように、このような思考に抵抗感がある上に、真実とは、そんな部分にあるのではないのではないか、と思うからです。 人間の精神世界というものにあてはめるために人間の精神世界を展開するというやり方が、どうしても短絡的に思えて仕方ありません。 それは文学か?芸術か?どうしても疑ってしまうのです。だから、僕はセカイ系が「人間の核心をついている」というように思える作りになっているのを見るのが、酷く不快でたまりません。 我々が考える深みが、錯覚されているように思います。もし、この精神的世界に人々の真を見出す力があるとすれば、それは言葉が真を表現していることに他ならないのではないか…と。 だからこそ、僕は心象風景というものに惹かれるわけです。僕が、「文学・芸術を言葉で表すのは絶対に不可能だ」と述べるのは、このあたりに理由がありそうだと考えています。
333 :
325-332 :04/06/29 10:31
番号ミスったか・・・ でも共感できますよね?かなり自信あるんで評価をお願いします。
>>333 ここは無理して褒めるスレなんで評価はちょっと……。
>>334 んじゃ取り合えず褒めてみたら?
長すぎてめんどうくさいんで俺はパスだが。
じっさい面白くないし共感できないし。 創作論でもなんでもないし。
337 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/29 19:42
誰か褒めてやれよ(泣
325-332 へんな言い方になってしまうかもしれませんがごめんなさい。批評は素人なので。 ただ、この創作論は、自分の心の中を表現したいという想いがあるものなら、 くやしいくらいに、その心の機微を掴んで離さない想います。 そして、次に作品を書くとき、かならず心に浮かぶ。そんな力強さを感じます。
>>325-332 一見すると、童貞の書いた文にしか見えません。
しかしよく見ていただきたい。
創作論という変なタイトルも、変な論理も
すべて計算しつくされた上で書かれている。
これは作家になろうとする、モテない高校生の主人公が書いた作品なのである。
私も脱帽する限りである。
>>333 >番号ミスったか・・・
素晴らしい!! この文だけでは何をミスったか読者には永遠にわからない。
本来ならば読者ありきという構図をまるで無視するこの一文には、孤高の存在である
作者「333氏」のカリスマ性が見えます。
さらに・を3回連続するという、そのへんの作家もどきには禁忌であるはずの
3点リーダー殺しという離れ業もやってのけている。
奇才の名を欲しいままにする333氏の器の大きさが出ていますね。
>でも共感できますよね?かなり自信あるんで評価をお願いします。
Noooooooo! 無理だ無理だ無理だ。共感できない! 333氏は偉大すぎる!!
……ああ、すいません、ついつい取り乱してしまいました。
「でも」という2文字はいったいどこにかかるのでしょう。
番号ミスですか? 3点リーダー殺しですか? それとも「ったか」ですか?
もうわたしの大脳はパンクしそうです。
「共感」。英語でいうならシンパシー。これでは333氏の前ではわたしはチンパンジーです。
続く「できますよね」には、作者の甘い言葉による罠がしかけれています。
気付きましたか? これに気付かないと、333氏に引き込まれてしまうでしょう。
偉大な俺様が、低能な読者のお前と同じレベルに堕ちてきたんだぞ というカラクリがここにはあるのです。
そして、その後には引き込んだ読者に向けられた罠が待ち構えています。
疑問符の後にスペースを空けないという、文章表現における暗黒技のコンビネーションです。
ここでわたしは一つの仮説を導きだすことに成功しました。恐らく、333氏は現代における暗殺者です。
読者のストレスを高めることで、ゆっくりとした死を引き起こすのでしょう。
しかし、さすがの333氏も最後にミスを起こしました。
「かなり自信があるんで評価をお願いします。」
あまりにもエゴに包まれた文を書いてしまったことで、わたしの注意をひきつけてしまったのです。
わたしには解析できませんでしたが、この文にも罠が仕組まれていないとも限りません。
「あるんで」が鍵だとは思いますが……
他人の長文は嫌いなので褒めません。
343 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/30 17:16
ミ /彡 ..ミ、|ミ //彡 ミ.|.ミ/ ./.| .|//|. [] ノノノハヽo∈ /. [] 从‘ 。‘ 从 340に賛成♪ (⌒l⊃⊂l⌒)
344 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/30 21:32
>>創作論 モダンからポストモダンへ、他者志向から自主志向へ、という現代的テーマを どれだけ字数を費やしても損なうことなくただひたすら文章を膨らませる才は見事としか言い様がない 私のような凡人では一言一言を付け加えるごとに文章に新たな意味を付加させがちである。 しかしここに著されたた文章にはそれがない、具体例さえもが(元来固有な意味の塊である具体例さえもが!) この非凡な文脈の中ではただただ字数として消費されるのみであり、まさに活字のブラックホールである。 活字中毒、という言葉がいつから使われ出したかは定かではないが、近年のことだ。 この活字中毒という言葉こそ現代の虚無的な言論―彼の著した創作論も当然そうだ―が 「書き手はただひたすらに活字を費やし、読み手はただひたすらに活字を消費する」という 全く新しいパラダイム―それはポストモダンさえも超えている!―に属するということの実例である。 私たち“古い”人間が彼の創作論を理解できただろうか、否。 この作品が発表されてからのここでの反応を見てみればすぐさまにわかるだろう。 彼の創作論という創作は、私たちが近代に慣れしたんだ文学/評論の文体とははるかにかけはなれ、 そしてまたポストモダンの文体として浸っていた2chの文体とも毅然として異なるものだ。 かねてポストモダンの先には何があるのかと議論されてきた。 そしてここに私たちはその一端を垣間見ることになったのである。そう“完全な無意味”を。
カレーが辛れー
皮肉ばっかw そんなにヒデーのか
347 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/01 00:16
>>345 つけあがるのもいい加減にしろよ。
いくらここが「あなたの文章、無理して誉めます」スレだとはいえそんな屁のよう
な書き込みで誉めてもらおうなんざ甘い考えなんだよ、この文盲。大体なんなんだ「カ
レーが辛れー」って「辛れー」って「カラレー」だから駄洒落にもならないどころか
日本語としても成立してねーじゃねーか。駄洒落を甘く見るなよ。テメーは一度落語
家に土下座しろ、落語家が身近にいないなら落語座の方角に向かって土下座しろ。家
族に「あんた何やってんの?」と聞かれたら無言で涙を流したまま額を土間に押し付
けろ。涙と土で顔がぐちゃぐちゃになったら洗面所にいって鏡を覗き込め、そして自
分の頬を殴れ。そのときお前の頭の中を駆け巡る言葉は「ごめんなさい」ただひとつ
だ、他は認めない。識字率99%を超える日本の基礎言語能力を冒涜する人間を俺は決し
て許さない。正しい日本語が書けるようになるまでテメーは日本語禁止だ。あらゆる
学問を母国語で表すことのできる日本語を軽んじた酬いだ。もちろん最初に勉強する
言葉は「ごめんなさい」ただひとつだ、他は認めない。わかったな。
なんて気持ちよく暴言を吐けるものすべて君の書き込みのおかげだ。君がいなかった
らこの文章はこの世に存在しなかった。僕はこの文章を書いていて本当に楽しかった。
すべて君のおかげだ。ありがとう。
よかったらまた書き込んで下さい。
誉めてない。それはただの感謝だ。 スレ違いカエレ
>>348 なるほど、たしかに感謝と誉めることは違いますわな。
今回自分が書いたものを見直してみれば一方的に貶し一方的に感謝で〆るという
まったく自己完結も甚だしい代物で、相手の気持ちを考えないどころかただただ
自分の快楽とその合理化に終始している。誉めるというのは決してそういうこと
ではなく、なおさらそれが無理にでも誉めるというのならば、己を殺しただただ
相手のために美麗字句を並べ立てることこそ神髄。その演劇的な仮面の快感こそ
がこのスレの愉しみではなかったのか。だとしたら先の自分はそんな仮面舞踏会
にただひとり裸で迷いこんだ田舎紳士だ。慇懃な調子も、取り繕った態度も含め
て…。
私が裸であることを気付かせるには賢者の一言で十分なのだ。事実のみを指し示
し、冷たく突き放す一撃…!それが>348なのだろう。誉めるという優位を演じよ
うとする愚か者が犯しやすい過ちを、ただ私一人だけ諌めるのではなく未来永劫
牽制することができる言葉、それこそ真の批評なのだ。私個人からは恥辱と共に
感謝の意を贈りたい。果たして真の賞賛は決して文字に現れることないが、予め
過ちを犯すことから救われるであろう未来永劫の無数の愚か者によってなされる
ことであろう。
>>345 この一文、うっかりすると「かれーがかれー」と読んでしまう。しかし、
それは作者の罠である。我々日本人が抱いている「カレーは辛い」という
先入観や、すぐに思いついてしまう下らない駄洒落。これらの柵から
逃れることができない限り、この一文の真髄には迫れない。
「辛い」と書いた場合の読みは「からい」だけではない。「つらい」とも読む。
しかし、カレーがつらいとはどういうことか?やはりカレーはからいものだから、
読みは「からい」だ。これはただの駄洒落、と考えるのは早計であり、思考停止
に他ならない。カレーを食物のカレーと思ってしまう先入観。このような先入観が
私たちの目を曇らせ、この一文の作品の感動から遠ざける。
この文章は、正しくは「かれいがつれー」と読む。正確な文字を当てれば
「Careiが辛い」となる。Careiとは言うまでもなくルーマニアの都市である。
つまり、この一文は作者のCareiにおける辛い思いを綴った物に相違ない。
作者はルーマニアを旅した時、Careiで熱病に罹ってしまう。異国の地で
熱で火の様に熱い自らの体を嘆き、Careiの地に斃れるかも知れないと
いう考えに怯えながら、作者は必死で病と闘った。無事日本に帰国した今でも、
そのCareiの体験は作者の心から離れない。単純に見える「カレーが辛れー」
と言う一文の裏には、この地獄のような体験が凝縮されているのである。
この文章は、文学に携わる者は、先入観に惑わされてはならないと言う
重大な教訓を示してくれた。そして、ただの軽い一文のように思われた
この作品の背後にある体験が読者に伝わった瞬間、読者は言葉を失い、
たった7文字の作品により落涙するのである。この恐ろしいまでの表現力。
まさしく、文学の真髄と呼ぶに相応しい。
君は私たち哲学者という存在の内に 在る魂を尊いと思うかね。 その答えを導き出すにあたって 少々遠回りをしてみようか。 例えばここに同時に心臓発作で夫を 三十後半で亡くした妻が二人いたとしよう。 どちらも夫の突然の死によって 泣き崩れている。 ただし、この二組が身に付けている 衣服はまったく違う。 死んだ男の一方が身に付けているものは ドイツの高級ブランドであるが もう一方の男が身に付けているものは 作業用のツナギだ。 そして、高級ブランドをつけている男の 死に顔は、突然の死にもかかわらず 安らかであり、穏やかであり、おそらく 人生において苦痛と言える苦痛は 受けていないだろうと思われる。 ところがツナギを着たほうは 顔じゅうが苦痛と無念さに満ちており 額や眉間に深い皺が刻まれていて 人生の辛酸を舐め尽くしたような顔だ。 妻の方も、一方が着ているものは、 フランスの高級ブランドであるが、 もう一方が着ているものは量産された安物 (おそらくはメイドインチャイナ)だ。
誤爆。やりなおし。
おまんことろけそうぅぅぅ
榊原君。助手の君にこのような愚痴をこぼすのは教授としていささか 不甲斐ないと思うかも知れないがまあ、暇があったら退屈しのぎでも読んでほしい。 突然、このようなメールを君に送るに至ったのは、少しばかり 飲みすぎてしまい、怒りと感傷が酔いと一緒に全身を巡ってしまい、 次々と湧き起こる思考を(思考と言うよりも妄想に近いものであるが) 誰かに伝えずにはいられない心境になったためだ。 さて、榊原君。君は人間の魂に尊卑の差があると思うかね。 もし、あるとすればそれを定義づけるものは一体何だと思うかね。 私と君は共に哲学者だ。 君は私たち哲学者という存在の内に在る魂を尊いと思うかね。 その答えを導き出すにあたって少々遠回りをしてみようか。 例えばここに同時に心臓発作で夫を三十後半で亡くした妻が二人いたとしよう。 どちらも夫の突然の死によって泣き崩れている。 ただし、この二組が身に付けている衣服はまったく違う。 死んだ男の一方が身に付けているものはドイツの高級ブランドであるが もう一方の男が身に付けているものは作業用のツナギだ。 そして、高級ブランドをつけている男の死に顔は、突然の死にもかかわらず 安らかであり、穏やかであり、おそらく人生において苦痛と言える苦痛は 受けていないだろうと思われる。 ところがツナギを着たほうは顔じゅうが苦痛と無念さに満ちており 額や眉間に深い皺が刻まれていて人生の辛酸を舐め尽くしたような顔だ。 妻の方も、一方が着ているものは、フランスの高級ブランドであるが、 もう一方が着ているものは量産された安物(おそらくはメイドインチャイナ)だ。
さて、君は二人の妻の悲しみが同質であると思うかね。また、この二人の 魂が共に尊いと思うかね。 君が同質であると思うのならば私はそれをきっぱりと否定しよう。 私は決して着ているものや家庭の経済状況が、ただちに魂の尊卑を 決定するとは微塵にも考えていない―― その結論についてはひとまず置いておいて ここで、死んだ二人の男の生い立ちについて 書くとしよう。 ブランドものを着た男は資産家の生まれだ。 文化水準も高く、子供のころから、様様な本に 囲まれており、母親から本の読み聞かせをして もらったり、また美術館や、プラネタリウムや 能楽や、クラシックコンサートなどに 親と出かけ、家庭教師から英才教育を受け、 進学校に通い何不自由なく育った。 その後、同じような家柄の娘と見合いで結婚し 親の死後、多額の遺産(この後、三代は働かずに 暮らしていけるほどのもの)を相続して 暮らしてきていた。
作業用のツナギを着た男はドカタの子だ。 子供のころから本なんぞには縁も無く 遊びに連れていってもらうことがあっても 遊園地や漫画映画に行くぐらいで、 教育にかける金は無く、また親もその必要性を 自覚しておらず、塾に行くことはなく 近くの公立学校に行き、ドカタや職工の子を 仲間として子供時代を過ごし、高校のころには 有名な不良になって、シンナーを吸い 暴走族になって、世間から鼻つまみものと なっていたが、親が突然死に、それをきっかけに ドカタとして働いて、自分と母親の分の生活費を 稼ぐようになりはしたが、夜には街に遊びに 出かけ、夜遊びをしていた娘をナンパして つきあっていたが、やがてその女をに 子供ができたため結婚をして、 生活に困窮しながら、日常の憂さを酒で 紛らわしつつ生きてきていた。 さて、君にはまだ、二人の妻の悲しみが 同質でないと、私が書いた理由がわからないかね。 結論を言おう。 その違いを決定するものは、その妻が何によって 悲しんでいるかということなのだ。 即ち、高級ブランドを身につけた男の妻は ただ夫の死のみを悲しんでいるのであり 純粋な愛の涙であるのに対して、作業用のツナギを 着た男の妻の涙は、その大半が自分の今後の生活を 憂いで泣いているのである。
つまり、善い魂とは、「尊く無益なもの」に 心を砕くことができる魂のことなのだ。 「尊く無益なもの」とは、思想であり、哲学であり 愛であり、また様様なものの価値や意義あるいは存在 について思い悩みあるときは泣きそして怒ることだ。 反対に卑しき魂とは、快楽とそれをもたらす金銭に 心を奪われている魂だ。それはつまり存在の意義や 存在自体の価値を認めずに、それが金銭を 生み出しうるとはっきりと認められるものにだけ、 価値を見出し思考のほとんどが、そのことに 支配されていることだ。 何が魂の運命を決定するのであろうか。 それは、どんな育ちをしたかが大きいであろう。 すなわち高い文化水準と、思想を親から与えられて 来たか否かであるだろう。ただし、これには例外もある。 貧しい親の提供する低い文化水準や、卑しい 価値観になじめず、自ら高い文化水準を求め 高い思想にたどり着く者もいる。しかし、そういう 人間はたいていその集団からは変わり者として疎まれ 順応を強いられるため、その生き方を貫ける者は少ない。
私がこのようなことを書いたのは、哲学や芸術への 不満もさることながら、ある出来事があったためだ。 この前の土曜日の夕方、私はなじみの会員制バーに 行ってみたのだが、改装のため臨時休業となっていて しかたなく、近くの行ったことのない店に行ってみた。 しかし、私は一歩入ってみて、しまったと思った。 店じゅうにタバコの煙が立ち込めていて 客の大半は作業服姿の男であって、品位という ものがまるで感じられない。それは客だけでなく カウンターの中にいる店員にも同じ雰囲気が 感じ取れるのだった。 出ようかと思ったが「いらっしゃいませ」と 声をかけられてしまい、出て行って気を悪く させるのも気がとがめるので、一杯飲んですぐに 返ろうと思い、カウンターの席に座って 水割りを注文した。 カウンターの中には二人の店員がいた。 どちらも中年で小太りで、やりとりの内容から その二人は夫婦で、一緒にその店を営業しているらしい。
「お客さん、初めてでしょう。立派な背広ですねえ。 何をなさっているんですか」と、女の店員が 水割りを出しながら、私に話しかけて来た。 私が大学教授で哲学を専攻しているというと その女はたいそう感心したような顔をして 「へえ!大学の先生!それでそんな立派な 背広着ていらっしゃるんですねえ! 大学の先生って、そうとう お稼ぎになるんでしょうねえ!」と不躾に 金の話をしてきたため、私は狼狽して 危うく水割りをズボンにこぼすところだった。 「哲学科の教授なんてもうかるもの じゃないんですよ」と言ったが、女は 「またまた、ご謙遜を」と言ってまるで 本気にしない。 ――君もよく知っているように哲学科の 教授なんて儲かるものじゃない。 研究費に自分の資産まで次ぎ込んで 資料を揃えたり、海外へ出向いたりと とにかく、出費が多い。 大学からの研究費だって微々たるものだ。 それは、今日において、哲学によって 新たな発見などというものは 恐らく期待できるものでは無いからだ。 発想の転換によって人間の頭で 考えうることはおよそ考え尽くされている。 我々現代の哲学者にできることは せいぜい過去のおさらいと、それに色を 変え多少の枝葉をつけることぐらいである。 それでも私は、哲学者というものは 有意義であり、幸福な人間だと信じる――
女は水割りをちびちび飲んでいる私を見ながら 「わたしなんて先生と違って教養が ないんですけどね。それでも賢そうに 見られてみたいし、お金もほしいから、 今、小説を書いているですよ」と言った。 またもや、金の話である。 私は女にどんな本が好きか聞いてみた。 すると女は「いえ、わたしは本なんて めったに読みませんよ。ときどき ベストセラーを買ってみるぐらいで。 でも、ほら、最近、十代の女の子が 有名な賞とったでしょう?あの子の本 買って読んで見たんですけど、そんなに 難しくなくて読みやすいし、だったら あんな子供より、人生経験豊富な わたしの書いたものの方が、絶対に 面白いに決まっていますよねえ」と 嬉しそうにしゃべっている。 いくら人生経験が豊富でも読書をしない者に 小説なんぞ書ける筈が無い。 それに作家の平均年収は300万ぐらいで 作家で食っていくとなるとかなりの レベルの技術とアイデアが必要になる。 だいたい作家なんてものは儲けようと思って やるものではない。哲学者と同様に 真理を探究したいという者がやるべきものなのだ。
私が「作家なんて、大半が貧乏ですよ。 儲かるものじゃないんですよ」というと、 女はまたもや「またまたぁ、儲からないなら 作家になる人なんて居るはずないでしょう」 と言って、いやにや笑ってまるで本気にしない。 「作家というのは、真理を探究したい人や 自分の思想や価値観を社会に広めたいという人が なるのですよ」と言っても、まだ にやにや笑っている。私はもうそこで この女には何を言っても無駄だと悟った。 金銭に置き換えられない価値というものを どうあっても認められないらしい。 こういう者が増えたから、昨今の多くの小説は 思想が無いのだ。作家のほうも売れるものを 書こうとして、知的レベルの下がった大衆の レベルに合わせた文体で書き、思想も抜いて 至極単純な展開で、泣かそうとしたり 笑わせようとしたりと、まったく話にならない。 こと、創造性においては市場原理は害毒だ。 「知的創造物」は本来、金に変えるべきものではない。 作りたいものが勝手に作って、それを楽しみたい ものが楽しみ、応用したいものが応用し、 発展させていくべきものだろう。
すげぇ! こんな縦書き初めてみた! すげぇ!
現に近代、学校であたりまえに教えられている 方程式は、嘗ては一子相伝、門外不出のものであって 皆で共有するというものでは無かったが それらが開放されることによって、一体どれだけ 多くのものが生み出されてきたことか。 (少なくとも私は著作物は販売する権利は著作者に 帰属し、販売を目的としない複製や応用等は 認められるべきであると思っている)――― ―――その日、私はどうやって帰ったかよく覚えていない。 しかし、その晩の夢の中で私はこう叫んでいた。 「アランの楽観主義も、ヒルティーの悲観主義もどちらも 幸福論には程遠い!真の幸福は思考そのものを愛すことだ! 哲学だ!生きる意味だ!それを追求できる人生が幸福なのだ!」と―
368 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/01 18:46
>>355-362 、
>>364 主人公が持ち出す最初のたとえ話で
1.「お金と教養がある人間の死」→尊い
2.「貧乏で無教養である人間の死」→卑しい
という方程式を元に話が展開されるかとおもいきや、
主人公は哲学科の教授で「金が無いが教養がある」という新たなキャラクターを
を軸に置くという一見論理的に破綻しているストーリー展開に私は興奮した。
これを、推敲不足というなかれ。
そう、355はこの主人公の生き様のすべてを否定し、哲学という教養を否定しているのである。
日本にニーチェが誕生した記念碑的作品である。
371 :
長谷部悠作 :04/07/02 10:49
あのさー、
>>325-332 は僕のHPの文章だけどさ、
ここの連中はコピペらしき文章に対してぐぐりもしないのね。
はは、アホばっかやな。
まぁ別に勝手にコピペされたことに関してはどうでもいいし、
最近僕に対する個人攻撃が酷くなってきたのも有名税みたいなもんだし
どうでもいいっちゃどうでもいいんだけどさ。
大体君らの寸評も的外れで、他者志向から自己志向って、
ばか、逆だよ。そのくらい読み取れない連中が適当なこと書くなよ。
フリージャズ的なアプローチを文章に適用って意味で
>>344 は若干
適当とはいえ当たってるけれどさ、それはただの無責任だろ。
まぁそういうスレだから仕方ないだろうがね。
ちんちんに毛が生えました もう2ちゃんは卒業します……。
373 :
長谷部悠作 :04/07/02 11:58
>>371 素晴らしいほどのスレタイ無視。
そもそもググったら出て来ると信じてる当たりが素晴らしい。しばらく試してみたがカスりもせん。自意識過剰の極みという所でしょう。
世界にwebページが何枚あって自分がその中の一つに過ぎないという事を全く顧みない悠然たる態度。
挙げ句にスレタイ無視の上に傲慢不遜にも「的外れ」なる指摘。
これぞ脱構築。
これはもう髪と呼ぶ他ない。
>>374 は?権利を侵害されたのは僕のほうなんですがね。
よくまーそんだけデカイ顔できますわな。
少し物事のマナーを勘違いしてるんじゃないの?
>>376 権利問題を訴えるなら削除依頼が筋じゃね?
住人を罵倒しても仕方なかろ。
ヲチスレで故意叩きやった訳じゃなかろ。
ネタスレに必死になるだけ無駄よ
378 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/02 12:05
はぁ……。 また偽者ですか。 もう本当に低脳ですね、ここの住人は。 まったく付き合いきれません。
380 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/02 12:09
まぁ本物でも偽物でもいいからスレタイ嫁
物足りなかったのかな? この「創作論」はちょっと誉めズラいよ。意味わかんないもの。 だが、オレはあくまで誉める! 多分すばらしい作品である。作者の現代の文芸に対する不平不満をあますところなく書き尽くしている。 論理に一貫性もなくダラダラと雑談を垂れ流しながら、「セカイ系」という 往年の映画俳優ミッキー・ロークを彷彿とさせるネコパンチの効いた言葉。 この言葉を自らの創作の新たな指標にしようとする作者の強烈な戦略性を感じさせる。 流行るかどうかは別にして私は何度でも言おう。 「きっかけは〜創作論!!」
382 :
長谷部悠作 ◆/DOOhVj3Dk :04/07/02 15:59
だからさ、別にネタとか関係なく権利侵害だからやめろっていってんだよ。 大体なんで被害者がわざわざ苦労して消してくださいなんて頼みにいかないきゃ いけないんだよ、馬鹿らしい。 ネタっていいながら誉めたという形式で皮肉の批判をされて嬉しいわけ無いじゃん。 いいかげん脳みそ働かせろよ、ボケが。 意味がわからないのはお前の創作に対する意識が低いせい。 僕個人向けに書いた者だからわかりにくいし論理としてまとまりも だしていないけれど、普遍的な意見は書いてるし、 論理がなってようとなかろうと意識があれば考えるところのあるものを描いてる。 「森鴎外なんてヘタレ」とか言ってる連中と同レベル。
だから不特定多数のネタスレ楽しんでる匿名子に正論説いても意味ないってばよ。 問題視してんなら認証掛けたページに退避させなさいな。 ていうか終った話を掘り返さなきゃ最後までスルーされてたんに、なんでそんな必死にURLまで晒すかな。
ああ、悪い。そういう事か。 >ネタっていいながら誉めたという形式で皮肉の批判をされて嬉しいわけ無いじゃん。 お前を嬉しがらせる為にやってる訳がねーじゃん。 脳みそ働かせろよ、ボケが。
385 :
長谷部悠作 ◆/DOOhVj3Dk :04/07/02 16:17
>>384 だったら最初から描くなよ。
書くなら漏れのHPに来てメールするなり掲示板にかくなりすればいい。
それともここはヲチ板か?あ?
どっちがスレ違いだ?こら。
新手の宣伝氏だろうな。 でなきゃ悪態つくのが目的だった為に大義名分を見失った厨房か。 とはいえ、無断転載ものと知らずのうちはともかく、無断転載物だという主張があった以上は配慮せねばなるまい。 皆さん、これ以降 長 谷 部 悠 作 完 全 ス ル ー という事で解決出来ると思うのですがどうでしょうか。
387 :
長谷部悠作 ◆/DOOhVj3Dk :04/07/02 16:25
ほら、またそういう皮肉を言うだろ。 なんで被害者がそういう馬鹿にされる場につれてこられなきゃいけないの? 謝罪を要求するニダ
388 :
長谷部悠作 ◆/DOOhVj3Dk :04/07/02 16:26
大体宣伝ってなんだよ。 コピペしたのは僕じゃないし、URLも僕は一切乗せてないよ。 これは侮辱罪にあたります。 謝罪するニダ
なんだネタか 構って損したな
そうしよう。 でも、386が言うように仮に悪意の第三者がこの「創作論」をこのスレにコピペしてたとして 今後も同じようなことが起こる可能性オオアリなんだよな。 他のスレではどうしてんだろ?
なんだよ仮にって。 またそれか。ふざけやがって。 創作板なんてほとんど来ていない僕がなんでわざわざ HPの売名しなきゃいけないんだよ。 おまえら何様なわけ?
392 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/02 16:35
どうせあぼーんとかにされるんだろうから名前なしでいこう。
あのさ、別にIP抜いてもらったってかまわないから
>>325-332 と
僕のIP抜いてみろよ。
なんならプロバイダまで問い掛けてもらってもいいよ。
それでも「仮に」とか「まずありえないこと」としてお前らは扱うわけ?
あんまり調子に乗るなよ。
>>390 ウォッチスレならhtmlソースにコメントアウトで「2chに評価依頼中」とか書けるんだけどな。
複数レスにまたぐ長文を禁止してみるのはどうだろう?
長文依頼であれば、コメント証明付きでのホームページ晒しに限定するとか。
そもそも長文はスルーしてるのよね、俺。
あまり本気で晒されても困るし、皮肉レスで荒れるし。
だから何で「仮に」なんだよ。 じゃぁおまえらはこの事態を僕がしこんだって決め付けてるのか! あんまりだ! カウンタもつけてないHPを何でわざわざ人様にみせびらかさな あかんのじゃ、この蛸野郎ども。 本気で頭きたわ。なんでそういうむちゃくちゃな何もしてない人を 馬鹿にしまくるわけ?いくらなんでもあんまりじゃないか?
僕は
>>325-332 じゃないです。
そんなことでHPを宣伝する趣味はありませんし、
あなた方の勝手なきめ付けで僕の人格を否定されるのは不愉快です。
創作板にだってほとんど来てません。
いいかげんにしてください。
>>393 確かに。
もともと、本気で文章を晒したり評したりするスレじゃないんだし、
複数レスを禁止しても問題ない気がする。
ん、sage始めたな。んじゃ構ってやるか。
>>394 君が叩かれる理由は
>>371 ,373が全て。
最初に喧嘩売ったのお前。
しかも見当違い。
しかも粘着。
まるで、自ら望んで最悪な印象を与えようとしてるかのようなカキコが続いてるじゃないか。
誰もまともな会話ができる相手とは思わんさ。
そもそも、君が本当にそのwebの管理者さんかどうかを判断できる証拠すらないし。
謝罪や和解の言葉が無いならこれから毎日書き込みますから。 あなた方が勝手に僕の権利を侵害した上に自作自演とまでみなし、 挙句ぼろくそに貶したことにたいしての報復としては軽いくらいです。
>>397 じゃぁお前、TOPページのタイトルかえてやるから何か言葉を指定しろ。
それで変えれたら証明できるだろうが。
>>397 ていうか何でそんなえらそうなわけ?
あんたらが勝手に人の文章をあげつらって、適当な口上で
誉めるって体裁で皮肉たっぷりに貶しておいて、それで
僕が怒ったら「お前が悪い」って。
おまえ、これおかしいと思わないの?
なんでそんなにえらそうなわけ?
なんで僕が下手にでなくちゃいけないわけ?ね?
>>397 大体
>>373 は偽者つってんだろ。
おまえらの一部のやった勝手な馬鹿行動まで
僕の責任になるのか。
おまえらいい加減ふぜけるのも大概にしろよ。
webの管理者だって事は証明できるね。 んじゃソースの冒頭付近にコメントで「371,373」と記名して。 君がそこの管理人だという証拠を軸に、一体君がどうして欲しいのかという話を進めようか。
>大体
>>373 は偽者つってんだろ。
初耳ですけど。
>>390 ここに載ったら褒める、直リンクだったらHPに依頼中が載ってなかったら
スルーでいいんじゃない?
それと、
>>391 お前もすこし落ち着け。
まず、HPを公開している以上、無断引用される危険性は常にある。
不特定多数に文書を公開する以上、それは公開する側がきちんと
覚悟しておかねばならないことだ。
そして、このスレにコピーが載せられたことに関しては、責める
べきは載せた人間であってレスを書き込んだ人間じゃない。
そっちに噛み付くんじゃない。
それと、作品に対する批評と、コピペされたことを一緒にするな。
酷評スレでもここでも、あんたの文章の評判が悪いのは事実であって
コピペされたから評価が悪いわけじゃない。コピペに対して怒って
るんなら、評価に対して噛み付くんじゃない。酷評に文句があるんなら、
コピペのことを持ち出すな。あんたの態度を見ていると、コピペでも
高い評価がされていれば全然怒らないじゃないかって雰囲気が感じら
れる。
禿げしくスレ違いすまん>ALL
だだっこが泣き喚いてるだけにしか思えん……。
あ、酷評スレでも叩かれてんのか……。 問題点把握のすれ違いが起こってるな。 >長谷部 ・見当違いに叩かれた事が悔しいのか ・コピペされた事が悔しいのか ・無断転載が悔しいのか どれなのかはっきりさせて貰えるか? ごちゃまぜにしたら好きな様に相手を悪とこじ付けられるが、それだけじゃ一層嫌われるだけで、何も改善せんぞ。
>>403 >>404 読め、文盲。適当だな、お前。死ねよ。
ほら、証拠のトリップだ、ボケが。
>>405 あたりまえだろ、そんなの。
誰だって「あの人は凄くいい人だよ。このまえも…」って
その人がいない場で話したって、別に何も問題ないだろ。
けれど「あいつ本当嫌なやつでさ、このまえも…」ってなったら
これは卑猥な陰口だろ。周囲の聞かされる人間だって嫌だろうが。
誰だって勝手に名前やなにかしらの関係したものを陰で
なんだかんだいうのは汚いし責められるべきだろ。
何処の世界に不当に誉められたっていって訴える馬鹿がいるんだよ。
410 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/02 17:05
>>407 全部だろ。
勝手に人の文章あげて、それを不当に貶したこと。全てだよ。
どれかひとつでも違えば怒らないよ。当然じゃないか。
たとえば誰かが「お前の文章を○○スレに晒していい?」ってきかれて
僕が許可したのであれば、その先で何を言われたってかまわないよ。
さらにいえば不当にコピペしても(もちろん嫌だが)それで
誉められてたら嫌な気がしないのは人情だろ。
あたりまえのことばっかりじゃない。
それのどれが違うって言うの?
>>408 それは個人的な感情として抑えろと言っている。
感情としてそういう面があろうと、そのままの感情をぶつけて
他人を非難するのは、単なる駄々っ子だ。
それに、言っておくが、被害者はお前だけではないんだからな。
ここだってそうだが、酷評スレは特に投稿された文章を読んで、
評価を加えている。それこそ、酷評にキレてスレ荒らしする連中
に耐えながらだ。そこまでしたものが、作者の意図ではない
単なるコピペだったわけで、批評している連中だってかなりの
被害者なんだからな。そこらへん少しは考えてみろ。
「悪口は本人のいる所で正々堂々とやれ」って主張はインターネットなくなれって事を訴えてるのでしょうか。 それだけでどうにかなる問題でもないが。 戦時下に置いても天皇を批判する国民は存在した訳で。 上にも出てるけど、転載や知らない所での引用を完全に遮断したいなら、素直にパスワード認証かけて無条件なweb公開を引っ込めるのが最短の解決方法。
このスレの人間って「無理して誉める」だけに優しいな。 他のスレじゃスルーされて終わりだもん。 (ジガジサンも含め)このスレの住人でヨカッタ・・・・
>>410 とりあえず、まずひとつ。
お前の文を勝手にここに載せた奴が一番悪い。
この点については、俺らとお前の意見は一致していると見て良いんだな?
で、だ。
お前の文を評した人たちは、おそらく殆ど
>>325 のコピペ元を知らなかった。
少なくとも、俺は知らなかった。だから、スレの趣旨に則ったレスをした。
そして今、お前がギャーギャー文句を言っている相手は、この人たちだ。
ズレてると思わんか?
>>410 お前は、本当に駄々っ子だな。
いいか、無断でコピペを行うのは確かに不当な行為だ。
しかし、このスレや酷評スレで批評や、皮肉交じりの無理褒めを
書き込むのは、全然不当な行為ではない。
だいたい、お前さんの文章を許可なく酷評するのは不当な行為なのか?
もしそう思っているんだったら、HPを閉鎖して筆を折りな。
文章を晒すということに関して、当然覚悟しておかなきゃならない
最初の一歩すら踏みしめてない。物書きとしては、どうしようもないよ。
>>411 だだっこだろうがなんだろうが不当に扱ったのは事実だろ。
なんでそれにたいして謝罪も何もないどころか人格否定
までされなきゃいけないわけ?
僕が悪いの?ねぇ?おかしいだろ?
おまえらのスレの運営がどうだろうなんて知ったことじゃないよ。
僕は個人の権限でいってるんだから。
何でお前らがこうだからしらないって話になるんだよ。
そもそもお前らが皮肉でどうこうというのは知らなかったから
仕方がないにしても、なんで「これは個人のHPのもので無断転載です」
って意見が出た時点で謝罪なりなんなりがないわけ?
それどころか君らは自作自演と決め付け「お前が悪い」的な
言い回しでもって僕の人格まで否定したんだよ?
どう考えたておかしいだろ。
2ちゃんが匿名掲示板でこういうネタの性質上、どうしても
転載物としらないということはあっても、本人がでてきてやめなさい
といってるのを馬鹿にするのは2ちゃんだからとかネタ
だからという以前の問題。
氏ねっていってやる。
>>415 だからさ、知らないで皮肉で貶したのは僕だって
しかたないと思ってるし、同様なことしてた酷評のほうは
何事もおこらず収まったよ。
けれど君らは僕が問題を指摘した段階で謝罪するなり
和解するなりで言葉をだせばいいだろうに、君らは
「仮に」などといった、あからさまな「自作自演だろ?HPの
宣伝だろ?暴れたいだけだろ?」などといった人格否定
をやってのけたわけだ。
それにたいしても「仕方が無い」などというの?
警察のシステム上冤罪で死刑される人がでるのは
仕方が無い、っていう意見を君は擁護するわけ?ね?
>>416 おまえの精神論なんか全然きいてないから。
中学生はさっさと勉強してろ。
>>417 いちいちキレてるんじゃないよ。
謝罪されないも何も、文章を評価する権利は万人にある。
酷評だろうがあてこすりだろうが、書いた評価に再反論される
ことはあっても、謝罪する必要なんて欠片もないんだよ。
なのにお前さんは、
「コピペされたんだから、酷評したことを謝罪しろ」って言い始めた
んだよ。そういう人格が拒否されているんだ。そこら辺理解しな。
拡大解釈が波に乗ってまいりました。 web全体を否定する事が分かってないならweb畳め。 2ちゃんねるに限った話じゃないわい。 俺だって何度も半角板やらヲタサイトから直リン貼られて自宅鯖落とされてるわい。 退避前分の転送量、どこに請求すればいいんだ? webに何かを晒すってのは自己責任の解放だ。 慎め。
全部のフレームソース探ったつもりだが、本人証明に出会えないなあ。 ファイル直指定して貰える? 状況整理がままならん。
相手の正論全部スルーする厨房に構うなって>all
もういいから、おまいら焼き肉食って寝ろ。 うまいよ、焼き肉。
>>419 だからその点は仕方ないと言ってるだろ。
大体「謝罪する必要はない」とはまた大きく出たね。
仮にそうだったとして何で人格否定していいという
条件がでるのか不思議でならないね。
被害者が当然の権利を求めたらいけないってか。
著作権を無視して酷評を知らずとはいえやってしまったら
普通は「あー、そうだったの。すまんな」くらいは言うのが普通の人。
しかもだから人格否定してよいなどということはどこにもない。
焼き肉は美味いな。 最近のコンビニの焼き肉弁当系もたいしたもんだ。ミニストップのカルビ焼き肉弁当イチオシ。
>>424 ネットに完璧なモラルを求める前に段階を踏め。
配慮無く理想論をぶったてるだけでネットの諸問題が解決できたら苦労ないわ。
お前は
>>420 の言をどう判断する?
>>418 たとえば、382の書き込みはどうなるんだ。
前段でお前は、書かれた文章に対して評価を加えたことについて、
権利侵害だと言っている。
そして、後段では書かれた批評に対して文句をつけて相手を貶している。
これが、無断転載されたことに対する正等な抗議だと思っているかよ。
大体、ここでまともに反論している人間と単なる煽りで偽物かたって
人間とが同じだとでも思っているのか?
その程度のことも考えないから、駄々っ子だって言われるんだよ。
>>420 盗人たけだけしいとはこのことだな。
お前の事情なんか知るかよ。
もちろん僕は自分の文章がどこで晒されようと
本義的にはかまわないよ。
けれど目の前で好き勝手いってるやつがいたら
いい気持ちにならないのはじじつだろうが。
それで僕が「やめろバーカ」って言うくらいあたりまえだろ?
そしたらお前らは、普通の人なら「あ、ごめん」くらいで
止めるところを人格否定まで走ったわけ。
僕は無断転載とそれに対する知らぬ上での酷評は仕方ないと
考えてるしそれを責めるのは酷かも知れぬとおもうが、
君らの場合はそれ以前のところにあるっていってんだよ。
429 :
長谷部悠作 ◆/DOOhVj3Dk :04/07/02 17:28
>>421 view-source:でかいてるって。
>>413 のview-以下をコピペして出てくるソースの4行目にかいてるよ。
>>422 俺がどこで正論をスルーしたよ。
ながしてるのはおまえらだろ。
実際最初から人格の否定の話をしても誰もその
部分については言及しなかったじゃない。
お前さ、自分の立場がいつも正義って考え方やめろよ。
>>428 何を晒してもいい気持ちになれなきゃいかんのか。
繰り返しになるが、
・見当違いに叩かれた事が悔しいのか
・コピペされた事が悔しいのか
・無断転載が悔しいのか
重要度を整理してそれぞれを別件として考えろ。
それぞれ解決しなければならない要点は違う。
敢えて言えば、一緒くたに便利に相手を叩ける要素を抜き出してダダこねてる時点で、お前は「自分以外の全て」の人格を否定してる。
相手の非だけ主張すればOKか? お前には全く非がないのか?
いい加減にしろよ。そろそろ考えて発言しろ。
>>426 だからさ、僕は何度も何度も何度も何度も
君らに「知らなかったことは仕方が無い」といってる。
これははっきり言って、不当に貶されたほうとしては
誉められてかまわないくらいの譲歩だ。
ところが君らは僕の制止の声に対して人格否定を
やったわけだ。どうしてそれでネットだのなんだのがでるの?
ネットなんか関係ないよ。
君らの人間としてのモラルが最悪だといってるの。
まだわからないか?
>>424 いいか、酷評したことに対して謝罪する必要などまるでない。
だったら、文芸版なんて全部違反行為だ。
そもそも、文章を発表するという行為は、それに対する批評を
すべてを許可するというのと同じ意味だ。それが判ってない
んじゃないか。
大体、人格を攻撃されたとかキレているが、
>氏ねっていってやる。
これは何だよ。人格否定以上の脅迫行為じゃないのか。
他人を非難するなら、その前に自分の言動をしっかりさせろ。
>>429 thx、確認しますた。偽名荒らし相手にしているという最悪の状況の可能性が無くなったのでとりあえず安心。
でも、今名無しでダダこねてるの、本当に君?
口調が違うのでちょいうろたえ気味。
>>427 知らないよ、君らのスレなのだから連帯責任だろうが。
同じ人かどうかなんて僕が知りえるわけ無いだろ。
その程度って、お前頭大丈夫か?
僕がこのスレを全部一人で仕切ってるに違いないと思い込んでると
本気で思ってるのか?お前脳みそうんでるんじゃないか?
本来知らぬでしたこととはいえ謝るよ。
君らはネットで匿名性による危機の中でネタをやってるのだから
仕方がないっていうのは確かにある。
けれど普通は仕方がなくてもやってしまった誤りは誰だって「謝る」
たとえばお前が誰かに「そのボタンを押せ」と言われて押したとする。
するとそのボタンを押したがために誰かが死んだ。
そしたらお前は悪くないけれど、けれど、遺族には謝るだろうが。
そういう常識とモラルを僕は要求しただけだ。
>>431 あのさ、だからそのどれでもないって。
そのことについては本来的には「仕方が無い」んだよ。
普通は「仕方が無い」ことでも謝るべきだが、それは
絶対じゃないから確かに要求できないよ。
君らの人間性は疑うがね。
問題は制止を聞かず相手を馬鹿にした姿勢だ。
少なくとも制止は当然の権利だ。
それとも何か?
「ネットだから荒らしていいんだ。荒らされたくなかったら
掲示板なんか開くな。荒らすな、っていう管理人はDQNだ」
っていう論理がまかりとおるのか?あ?
>>433 確かに「絶対に」謝らなきゃいけないという道理はない。
それはないから僕も渋々仕方が無いといってる。
(本当は謝罪するのが人だ。そのことについて何度も描いた。
仕方がないこととはいえ過ちを犯したのは間違いないのだから)
今の問題はそこじゃないし、文章がどうされようと
僕はどうでもいいと上で言ってる。
ただ、知らないところで適当に貶されるのは気持ちのいいことじゃないから
とめただけだ。誰だったするあたりまえのことだ。
おまえこそ「氏ね」の二文字くらい真に受けるんだったら
2ちゃんねるやめれば?2ちゃんねるってそういうとこだろ。
何度でもいってやるよ。
氏ね、殺す、氏ね。
>>435 冗談じゃねえよ。どこから連帯責任なんてたわごとが出てくるんだ。
俺ははっきりと個人の資格で個人として書き込んでいる。
無記名の掲示板で他人の書き込みに対する責任なんぞ持てるわけが
ないだろうが。だから、自分を騙る奴が出てきても、スレのほかの
人間を攻撃するなんてことはしないし、騙されたら自分が悪いと
思うよ。
いいか、何度でもいうぞ。このスレの大抵の人間は、お前の文章を
酷評しただけだ。お前が文章を全世界に公開している以上、それは
何一つ悪いことではない。
お前が非難できるのは、無断転載した人間だけだ。なのにお前は、
スレの人間全体を非難し、連帯責任を負わせようとしている。
人格攻撃に文句を言っているが、それ以上のことをお前自身が
やっているもの、前で指摘したな。
世の中舐めるのもいい加減にしとけよ。
いいか、君らがしたことが絶対悪だとは思っていない。 仕方のないことだし、僕だって知らずにやってしまうことが あるかもしれないことだ。(まぁ、普通はあのくらいの文章を 一気に流されたらコピペか何かかと疑うがね。それの出来ない 君らの脳みそには笑いがこみあげてくるよ) だから、僕は君らに「謝罪」は要求できない。 けれど普通の人なら「しならなかったとはいえゴメン」と謝る。 これが普通のモラルを持った人。 それを要求するというのはなるほど、確かにいきすぎたかもしれない。 しかし君らの場合はそこで謝るどころか人格否定まで やってるわけ。それが「お前人間としてどうなんだよ」って話。 それを謝れと言ってるの。
問題点を整理します。
・無断転載について
確認出来なかった人たちに非はありません。
新聞社の情報を引用する事に反対した朝日や読売の訴えに対する弁護士の見解などでは「公開側が配慮するべき事である」という見解が殆ど。
この件は長谷部氏も
>>436 にて同意。
・見当違いに叩かれた事について、コピペされた事が悔しい模様
批評という物はそういう物。仕方が無い。
>>436 にて同意済み。
さて、長谷部氏(と思われる名無し氏)の問題点を確認します。
・非人道的な発言
「氏ねと言ってやる(
>>417 :十把一絡げに良識否定、集団に対する一方的なレッテル及び価値否定)」
「脳みそうんでるんじゃないか?(
>>435 :盲信的な相手の状況設定に基づく人格否定)」
「盗人たけだけしいとはこのことだな(
>>428 :相手の素性を確認せず決め付けで行動倫理否定)」
作業継続しますがとりあえずこの辺で。
……この辺が問題なんだが、どうして気付かないのかな。
>>437 >おまえこそ「氏ね」の二文字くらい真に受けるんだったら
>2ちゃんねるやめれば?2ちゃんねるってそういうとこだろ。
>何度でもいってやるよ。
>氏ね、殺す、氏ね。
そんなこと言ってるんだったら、なんで人格攻撃されたなんて
言い出した。それこそ、あの手の煽りなんぞ「2chの文化」だ。
2chの文化なら許されるからと他人に死ねといい、2chの文化
である煽りについては、人格攻撃されたと言って謝罪を求める。
コピペだって2chの文化だってのにだな。
2chのそういう面をすべて否定するのならまだしも、都合のいい
部分だけを自分で利用する。
お前にやっていることは、そういうことだ。
>>438 だったら2ちゃんねるなんてやめろよ。
2ちゃんは名無しが匿名性で全員区別がつかないのだから、
誰かが何かをした場合に、事を穏便にするには普通、
スレの誰かがかわりに謝る。あたりまえのこと。
お前、親父や息子が人殺したら遺族に悪いと思わない?
少なくとも僕なら「あぁ、>>○○が勝手にやったんだろうな。
すまんね」くらいは言うよ。君らと違って常識あるからね。
酷評しただけ?
しただけじゃないよ。そのことについて今話してるんだよ。
お前日本語読めないのなら議題に入ってくるなよ。
>>440 全然整理されてねぇよ。
なんでさっきから僕が「無断転載したことじゃなく、
僕が制止したあと人格否定した」という部分の話を
僕はしてるのに君ら全員で無視するわけ?
それが全然わからん。
あれか。
都合が悪いからなんとか流したいのか?
氏ねって。まじで。ドブ川に落ちて烏にでも包まれて氏ね。
>>441 おまえさ、あれが2ちゃん特有の適当な尾びれの発言に見えるか?あ?
明らかに馬鹿にしてるだろ。どう考えても。
おまえそれを混合するなよ。
僕はお前らが何かの折に氏ねくらい言ったってなんとも思わないよ。
問題は、明らかに君らが本気で僕の尊厳を貶す発言を
した場合だ。たとえば僕が氏ねと君にいったって別にどうにもならない。
しかし君が長谷部は自演しているとネタとは思われないトーン、
文脈上で発言した場合は、周りにその情報が真として伝わる。
その区別も2ちゃんねらーのくせにできないのか?
だから氏ねっていってるんだよ。
騒いでるやつも構ってるヤツもどっちも痛い。
>>442 馬鹿なこというんじゃねえよ。
都合のいいところだけ、他人に穏便にしろだなんて言い出すな。
大体、スレを荒らし始めたのはお前だ。
しかも、さっきからやっている脅迫言動と、人格攻撃はなんなんだよ。
2chだから許されるからか?
てめえはやるけど、他人は許さない。いや、スレの住人の一人でも
そういう行動したら、連帯責任として誰かが謝罪しろか。
ああー、なんか眼が覚めた。
いいや、勝利宣言だ。やめた。スレ荒らししてすまん。
>駄々っ子の坊や以外のALL
446 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/02 18:00
盛り上がってまいりました。
447 :
長谷部悠作 ◆/DOOhVj3Dk :04/07/02 18:01
わかった、もういいよ。 「このスレに不届き者がいたみたいだね、悪かったよ」 って言えるやつはいないわけな。 「あー知らなかったとはいえすまんな」 って言えるやつはいないわけな。 もういいよ、常識が無い連中がスレ運営してるってことはわかった。 もしこの言葉が出れば僕だって「僕もスレずっと混乱させて悪かったよ。 わかってもらえればいいんだ。今後も気をつけて頑張ってくれ」 くらい言うけれど、君らみたいな常識の無い人種にかまっているのは無駄だ。 今の日本人は謝ることもできないっていうけれど、 まさにお前らはそれだな。やっぱりしんでいいよ。 おまえらみたいな阿呆にモラルなんて教えても無駄だし もう変えるわ。じゃーな。がんばってしんでくれよ。
結局、無断転載の如何に関わらず「スゴイ!」なんて誉められたらこんなに怒ってないんだろ? 要は「こんなスゴイ俺様の作品も理解できない人間が不当に貶めやがって!」って怒ってるように思えちゃうんだよ。 それを無断転載の問題にスリカエテルように思えるんだよ。つまり。弱いんだよ。 無断転載については散々言われてる通り。 批評する側の人間についていうと、 このスレって皮肉が確かに多いけど認めるべき作品はけっこう誉めてるし、 作者から感謝してもらってるものもあるんだよ。(少ないけど・・・) 本をある程度読んでる人間がけっこう見てることは確かだよ。 その人達の感想や批評をどう捉えるかは君の勝手。 問題を分けろよ。
>>443 「僕が制止したあと人格否定した」
あとで、そのうん十倍もの人格否定/価値否定/レッテル張りに行動倫理罵倒、存在否定まで飛び出してるのはあなた。
この状態で謝れと言ってもハァ?ですよ。
十分たたき返したじゃないのw
この期に及んでまだなんか主張すんなら単なる荒らしだぞ。
どっちが先にやったかって問題だと思うな。
藻舞は必要十分以上に相手を叩いてんだから。
450 :
長谷部悠作 ◆/DOOhVj3Dk :04/07/02 18:03
>>448 ほらねー。
散々人が「もう問題点はそこにない」って言ってるのに
いまだこうやって文盲がしたり顔で適当なこといってるのよ。
もうね、あほかと馬鹿かと。
馬鹿につける薬は無い。
>「このスレに不届き者がいたみたいだね、悪かったよ」 お 前 が 一 番 不 届 き だ 。
論旨をこんだけかき乱しといて問題点云々言う方が破綻しとるわな
中学生か高校生か知らんが、いい加減にしときな……。
454 :
長谷部悠作 ◆/DOOhVj3Dk :04/07/02 18:07
>>449 僕のは「2ちゃん特有の煽り文句」
君らのは「偽の情報を如何にも真のようにデマを吹いた(根拠もなく)」
前者は小学生が「バーカ、バーカ!」っ相手にていうのと同じ。
後者は小学生が「あいつって○○なんだぜ」って他人に
言ってもらうのと同じ。
バーかバーカくらいで怒る人間はそういないしギャグですむ。
後者はあからさまに問題。普通の人は怒る。当たり前。
なーんで当たり前のことがわからないのかね、君らは。
455 :
長谷部悠作 ◆/DOOhVj3Dk :04/07/02 18:08
当然の謝罪の出来ないお子様たちがお住まいのスレはここですか? ここですよ。 はは、氏ねボケども。
456 :
長谷部悠作 ◆/DOOhVj3Dk :04/07/02 18:09
じゃ、マジで帰りますから。 お前らがしんでくれる事を3秒くらい祈ってます。じゃ。
>>454 そう思ってるのは本人のみ。
端から見れば皆一緒。
もうちょい客観的になりな。
この場を一番荒らしてる形になってるのが誰かって事と、
一番常識ない奴が誰かって事、
そして一番不必要に相手を煽ってる不用意な発言を連続させてる奴が誰かって事をさ。
大人になりなよ。
謝罪を請うならまず謝罪。これ鉄則な。
458 :
長谷部悠作 ◆/DOOhVj3Dk :04/07/02 18:10
そのまえにちょっと訂正
>>454 後者は小学生が「あいつって○○なんだぜ」って他人に
言ってもらうのと同じ。
これは「言ってまわる」だな。
>>455-456 結局、最後まで自戒は全く無しかい。
自分の行動原理に盲目になってる奴は、捨て台詞残して満足するより仕方が無いっていう良い例だわな。
バイバイ。もう来るなよー。
むちゃくちゃなヤツだったな。 ただ勉強になったよ。作品ってやっぱり人格そのものだな。 このクソ論争、無理して誉めとくかw
>>457 いっしょじゃないよ。
前者は本人にきちんと言ってる分男らしいね!
後者は自分に被害ないようにって逃げなぶん女々しいね!
悪であっても、自らもその悪にリスクをもってるやつは正しい。
悪のくせに、そのリスクを放棄する悪は糞!
おほへへあは
ところでスレ荒らすスクリプトってどこにある?
うむ。これこそ、文が人を表すことを見事に表現した作品だな。
話題を変えよう。褒めてくれ。 -------------------------------- 黄ばんだ死肌にさくりと執刀が食い込んでいった。 刃の動きとともに皮膚が縦に裂け、黄ばんだ脂肪が姿を現した。 今年の夏は、酷く暑い。 日射し避けに立てかけられた簾の隙間を、夏の炎天が容赦なく照りつけてくる。。 風はあるのがせめてもの救いだろう。いくら拭き清められ、僧侶に手厚く回向されて いたとしても、死体は死体だ。当たり前のように死臭を伴う。しかも、この暑さでは死 体が傷むのも当然はやい。だから、風があるだけまだましなのだと―― 幸次郎は、他人事のように思った。いや、無理やりそう考えようとしたのだ。でなけ れば、腑分けの現場などに立ち会えるものではない。もう、さきほどから、胸の奥で胃 の腑が他人のものにでもなったような吐き気が暴れている。それを辛うじて堪えている。 だが、 「肝の臓――」 そう言って執刀を取る壮年の医者が赤黒い臓物を指差したとき、幸次郎の努力はむな しく終わった。耐えられず、幸次郎は後ろを向いて吐いた。 吐き気の強さとは裏腹に、たいしたものは出てこなかった。せいぜい黄色の胃液が 少々出ただけである。そもそも、吐く物もなかった。空腹であること自体忘れていたが、 幸次郎は今朝から何も食べていない。
ようやくえずきが収まったとき、幸次郎は背中に集まる冷たい視線に気がついた。 解剖は中断され、他の立会い人の目が幸次郎に苦い表情を向けている。口には出さな いが、場違いな人間がいることを苦々しく思っているのがありありとわかる。 京都粟田口―― 処刑場である。 ここで、ときおり腑分け――解剖――が行われる。死罪人の身体を使って、その中身 を観察するのだ。人間の中身を見れば、その仕組みがわかる。それが医術の向上に役立 つのだということだ。 昔は、腑分けなど許されるものでは無かった。だが、三十年ほどまえに宮中のお抱え 医師だった山脇東洋がこの粟田口で最初の解剖を行っていらい、京都の町奉行所も随分 と物分りがよくなっていた。願い出れば、簡単ではないものの、官許が出ることが多い ということだ。 解剖されるのは大抵が罪人で、死罪になった者もいれば、獄死した者もいる。圧倒的 に男が多いが、まれに女もいた。今日は、その珍しい女の獄死人であるらしい。 冷たい視線があい変わらず注がれている。 身を竦めながらも、幸次郎はある期待を抱いていた。席をはずせと言われるのを待っ ていたのだ。そうすれば、この場を逃れることができる。 だが、場は無言のままだった。誰も、幸次郎に去れとは言わない。 ここで、十人を超えるの人間が死体を囲んでいた。むろん、医者とその弟子が大部分 であるが、他の人間もいる。一人は、奉行所から目付けとして派遣された役人。もっと も、腑分けの現場など見たくもないのか、距離を置いてしきりに汗を拭いている。 それから、処刑に携わるはずだった獄舎の首切り役人もいる。こちらの方は、職が職 だけに落ち着いたものだった。腑分けも初めてではなく、以前にも一度立ち会ったこと があるといっていた。たしか、その場合は自分の手で処刑した罪人で、そのまま成り行 きのように見届け人になったのだという。今回は、医者の方からの要求で首の付いてい る死体ということで獄死した死刑囚が選ばれたのであるが、見届け人の方は変わらず首 切り役人に回ってきたということだった。
見届け役の首切り役のほかには、死体を運んできた小者が二人。やはり、現場に立ち 会う気がないのか、離れた場所で所在無く座っている、 役人達とは別に、医師でない職のものが二人いる。 ともに、同じ職業だった。そして、二人のうち一人が幸次郎なのだ。 その職というのは、 絵師――である。 たとえ腑分けをしても、そのようすを言葉を尽くして解説しただけではどうにもなら ない。百聞一見に如かずで、後世に残そうと思えば、当然絵が要る。だが、医者が書く 絵は当たり前にように下手だった。だから、こうして絵師が呼ばれる。 いつまでも四つんばいになって地面を見つめているわけにもいかず、よろよろと立ち 上がった。暑さとまだ多分に残っている吐き気のために、立ちくらみがした。幸次郎は それでも、なんとか一礼して、不手際をわびた。 医者達の視線は相変わらず厳しいままだ。幸次郎は、医者の中から要求されるのを待 たずに、この場を去しようとした。それが、双方のために良いはずだった。 が、辞去の言葉を告げようと直前、正面にいる壮年の男から淡々とした声が出た。 「最初はこんなものさ。腑分けとなれば医者の弟子だって、青ざめている。ましてや、 ひとの内臓なんか見たこともない絵師ならなおさらなことだ」 男は左手に絵筆を持っている。 幸次郎とは別に、もう一人呼ばれた絵師だった。 月代を剃らず、総髪にしたままの髪を無造作に束ね、がっしりとした身体つきは線の 細さを感じさせない。絵師というより、周りの医者の一人と言われたほうが似合ってい る。いや、むしろのその泰然さとあいまって、武芸者というのが一番似合っているかも しれない。 たしか名は聞いたはずだが、覚えていない。どちらにしても、幸次郎同様に名の売れ ていない絵師らしい。ただ、こういう状況にありながらも堂々としているのは、たいし たものだと思う。
466 :
長谷部悠作 ◆/DOOhVj3Dk :04/07/02 18:15
すごいよねー。 無断転載を勝手にあらしといて「だって僕関係ないもん」 ははは。 じゃぁみんなこれでとおるよな。 よかったねー、名無し君。みんな誰も責められない。 無敵の論理武装だ。はははは。 しかも当然のモラルも「する必要ない」って言っちゃったら 確かにどうしようもないもんね。ははは。 君ら本当に常識ないね。 ふふ、じゃぁ僕は君らと違って良識あるからあやまっとくよ。 この論争のせいでかきこめなかったりネタできなかった人、 ごめんね、本当に。 じゃ、今度こそ今度こそ帰ろうかな(ゲラ
うーん、やっぱながいや。 冒頭全部載せようと思ったけど、ここまで。 あ、全部よまなくてもいいからね。後ろに書いても遅いか……
>>466 正気じゃないな。
仮に君が新人賞で上位に残ったとしても、出版社や編集との交渉でポシャるだろう。
書き込んだら修正は効かない。もっとよく考えてから発言しなさい。
>>468 ま、帰るっつってんだから相手にすんない。
二行目に関しちゃ「関係ない事」とかレス帰ってくるかもよ。「今度こそ本当に帰る」云々泣き言添えてw。
やっぱり最後は錦の御旗「無断転載」!
>>463-465 うむ、ネタでなく普通に描写や流れが巧いと思った。時代物苦手なのにさくっと読めちまった。
こういう時って困るんだよなw。実の有る内容書こうとすると、自然と批評が言いたくなってしまってw
長文晒しの扱いには困るけど、引き込まれて飽きさせない流れを持ってるよ。説明の混ぜ込み方や導入のやりかたが秀逸。
文章単位でテンポ良いかと言われると絶賛するほどではないけども。
流し方や読ませ方が巧い人の文章は長文でも苦痛がないね。
完成された長編の形で読みたいと思ったよ。
がんば。
>>469 ん、そーだね、すまんすまん。
ほーら俺は謝r(略
相手にするなといわれつつも 俺も気になって検索してみた。ごめんなさい。 しかし「エロゲー系専用 荒らし報告スレ」だの「アク禁@2ch2掲示板」だの 「ギャルゲーソフト購入相談所 2」ってヒットするのは……
もういいよ。わざわざ蒸し返さないで。面倒くさい。
>>463 題材・設定がスバラシイ。
一般的に時代物としては池波正太郎の「鬼平犯科帳」を超える作品がでていない
と言われて久しいとこで、463の視点は新しい。
今後のストーリー展開でいかようにも膨らせることのできる題材だと思うよ。
ぜひ、この題材を大事にして存分にいかして欲しいな。
472の言うように463の文章であれば十分面白い作品になると思うよ。
参考までに、
上記に挙げた池波正太郎の作品で江戸時代の街や人々の雰囲気を濃密に
色づけして、医術が題材だから「鳴滝塾」や「尚歯会」がもってた理想や活動を加えると
ストーリーにより厚みが増すと思うよ。
がんばれ。
また偽者がいろいろ言ってたみたいですね。 もういいです。スイマセンでした。
おいおい、この粘着は朝からいままでいるのか? 頭のおかしいやつってホントにいるんだなぁ
↑自演乙
生し返すなっての
もう!誉めてよ!
えへへ
486 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/03 03:41
>>486-487 ホムペ晒しの場合、荒らし依頼でない事を証明するために
お手数ですが、本文のどこかorソースのどこかにコメントなどで
「2ch評価依頼中」などと書いておいて貰えますか?
>>490 htmlの方に書いて欲しいんだけどなあ。
じゃないと証明にならないじゃない。すぐ上で、偽物晒しで荒れた経緯があるので今後配慮くださいね。
- - -
オチてないという美学、シュール。
単なる陵辱物と思わせてホモ物だったという事をオチと評しているのだろうか。
しかし、そういった事に着目してもこの作品を読み込んだ事にはならない――
面白いと思ったのは、なぜ1440滴なのかという説明が一切されていない点。これが言語の断絶的な距離感や空気感を残させる。
状況を説明する記号を抜き出して、無機質に並べた所がこの作品の空気感に繋がっているのだろう。
それにはすでに理由が必要ではなく、配置の無機質さだけが作品の陰影を紡ぐ。
現在の日本文学がどういう映像を欲しているのかが、先鋭的に記された佳作である。
おまいらHPとか言ってる時点で厨臭い。 ヒューレッドパッカードかよ
おまけ 効果音を全て排除してみました
>>493 web製作板ではHP・ホムペという表記をいちいち訂正する香具師をウェブ厨と呼びます
文脈で判断できないのもおかしいし、ヒューレットパッカードよりホームページやヒットポイントの略称を連想するのが一般的という、論争スレ住民のコンセンサスからの結論ですな。
各種機材系のスレで発生するハイフン厨と一緒。
「俺はお前らより事情通だぜ」と主張したいだけじゃねーのかと小一時間(ry
個人的な感想を述べただけで訂正するつもりはない。 スレは建ったこともあるが、結論など出ていないし ウェブ厨という表現に至っては聞いたこともない。 論争はあんな過疎板ではカスイケについてしかないだろうし、 ホームページという語意について「論争」という程の騒ぎはなかっただろう。 板をちょっと覗いただけで得意になってる自分の厨房さに気付け。 ちなみにweb制作板な。
SEOスレ二つほど名称厨に潰されたの知ってて言ってる?
俺は知らないが。関係あるのか?
向こうがスタイルシートvsテーブル厨で荒れるように
この過疎板さえラノベvs純文みたいな構図で荒れる。
ちょっと覗いただけで得意になるも何も、同じ板で常駐するスレが偏ってれば
その板の何かを知ってる事にはならん。
俺が俯瞰できてると言うつもりもない。そういう指摘自体が馬鹿げてるって訳だな。
ま、無意味に他人にレッテル貼るなってこった。
>>493 といい
>>497 といい、お前は自分の発言が有意義かどうか考えてみるべきだ。
何が言いたいかわからん。冒頭二行の意図も理解できない。
>その板の何かを知ってる事にはならん。
>>496 の書き込みを否定していることになるぞ。(笑うところ?
>
>>493 といい
>>497 といい、お前は自分の発言が有意義かどうか考えてみるべきだ。
有意義か無意義か?それ言っちゃ終わり。
スレ違いである以上俺とお前どっちも無意義だろ。
ああそれと
お前こそ
>>496 の書き込みを見直してみろ。恥ずかしくないか?
堂々と顔出せるお前が疑問だよ。
まあ、略語がどうとか指摘したい奴はメソポタミアに行けということだな。
はぁ、まだ的外れなスレ違い粘着が続きますか。
>その板の何かを知ってる事にはならん。
>>496 の書き込みを否定していることになるぞ。(笑うところ?
何 故 ?
>>
>>493 といい
>>497 といい、お前は自分の発言が有意義かどうか考えてみるべきだ。
>有意義か無意義か?それ言っちゃ終わり。
無意味な煽り(
>>493 )差し込んで 荒 ら す な 言ってんの。
>スレ違いである以上俺とお前どっちも無意義だろ。
はいはい。勝手に君と一緒にすんな。
504 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/03 17:29
名称厨ってどこでも荒らしますね。 決まって過疎板に出てくるのがお笑い。
原理主義者レベルなんてold pcのハイフン厨くらいしか見ないけどね。 web製作やwebプログラム周りだと、W3C厨が名称云々リンクポピュラリティ云々と言って論争をかき乱したくらいだ。 関係ない議論は終わりにしてくれ。
最近
>>503 >はぁ、まだ的外れなスレ違い粘着が続きますか。
オマエモナーとしか言いようがない。古いが。
>はいはい。勝手に君と一緒にすんな。
お前は自分の発言がスレ違いだと思わないのか?
お前の発言はこのスレに書くことか?適切と言えるか?
荒らしているのは俺達両者ともだよ。
人だけを批判して自分を省みないのは厨房。もっと大人になれよ。
まちがっておしちゃった>>506 最近WEBって言葉知って嬉しいんでしょ ホムペやHPなんて企業も使ってるのになw
どっちが必死になってるのかよくわからないけども、 検討ちがいなこと言い始めた>>493が一番厨房って事でFAでしょ
>>508 またスレ違いになるが俺宛のレスと見てレスする。
企業はホムペなんて言葉使ってないだろ。
「このページは、トヨタのホムペです」なんて言ってるか?
まあ企業のWEBサイトなんてたくさんあるからな。断言はできないが。
論点ずらしてきましたね。詭弁の第一歩です。 ホームページでぐぐれって言うと、 「ホムペという略称を問題にしてるんだ」と逃げるんでしょうねw
そもそも論点が不明瞭。
>>512 藻舞はホームページという言葉が間違いだと主張してるの?
本来の意味が違うという事なら同意だが、webページを差して「誰々のホームページ」という言い方は否定しても仕方がないだろう。
それとも、ホムペやHPっていう世俗な略称を、すべて否定したいの?
それを言ったら2chなんかできないだろ。
君が
>>493 かどうかは良くわからないけど、
>>493 氏の書き込みは相当厨房臭いと思うよ。
だからみんな、そちらの意見を擁護できないんだと思うんだけど。
「HP ホームページ」でぐぐると官公庁や地方自治体多いな 無料ホームページ系だとホムペもHPもわらわら出てくる。 そういう単語でヒットさせないと客入り変わるんだろうな。 お、カドカワのトップにHPって略記発見。微妙に板違いから復帰w
516 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/03 18:14
またまた盛り上がってますね!
>>514 論点を濁らしたのは君の
>>500 の書き込みだと思うが。
>藻舞はホームページという言葉が間違いだと主張してるの?
単純に企業は「ホムペ」なんて使ってないということを言いたかっただけ。
>>493 の書き込みは俺だが、
ある程度の知識があればwebページないしはwebサイトと呼ぶのが普通。
だから厨臭いと言った訳だが例外もあるから、
>>493 が厨臭いって言われても文句はないよ。
そもそもこんなことになるとは思わなかったからな。
荒らしと思われても仕方がないと思っている。そういう意味で反省もしている。
だから突っ込みたくなるレスを放置できなかった君も反省しる。
まああれだ、放置の美学な。
てか君を擁護している人だってあんまし(ry
>>517 点数:-10/10
ソンナエサデツラレクマー
カドカワナイス
ブラウザホームとしての意味でホームページなんて言葉は 日常会話じゃ使われてないよ クラや上司がホームページって言葉使っても、そんな事 指摘しないでしょ。話の腰折るだけだし、火種の元じゃん。
自分のサイトじゃ読む人とかだいたい限られてくるからWEBって 言い方するようにしてるけど、友達がホムペとかHPとかかいてても わざわざ指摘なんかしないよ。まぎらわしいとか思ったこともない。 だいたい、パソコンやプリンター作ってる会社のひとつに過ぎない、 ヒューレットパッカードと間違うなんてどういう文脈さ。 気取ってウェブサイトって言った方が通じにくい場面も多いよ。 493は言いがかりでしかないよね。
>>517 で反省しているんだからもういいだろ。しつこい
>>521 別に間違えた訳ではない。一種のギャグ。
どういう文脈って言われても質問の意味がわからん。
俺は気取ってるつもりでもなんでもない。
>>493 を言った理由は
>>517 に。
>>520-521 は俺の言ったことを誇大して捉えてるみたいだな。
リアルでこんなこと指摘するほど性格悪くないよ。つか指摘したつもりもないが。
>>522 に同感。そろそろ話を切り上げないか?飯時だろ
>>517 「ある程度の知識があればwebページないしはwebサイトと呼ぶのが普通」だけど
「例外がある」から「厨臭いって言われても文句は無い」のか。
どんどん意味不明になっていくな。
>>523 リアルでやったら性格悪いことだと思ってるのに、2chならいいの?
切り上げるって言うなら、滅茶苦茶な正当化を止せばいいのに。
空気を読めない人がいますね。
>>495 残念ながら第9話以降が存在しないが、現状でも十分に語ることのできる
作品となっている。
正直な話、第一話を読んだ段階で私は不安を覚えた。ラジオ放送をディクテート
したような形式で文章を書く場合、文章のみではDJの抑揚などが伝わりにくい分、
実際のラジオ放送と比較し、感情的な面が伝わりにくい。作者ばかりが張り切り、
読者は白けっ放し。そういう状況に陥りがちなのだ。しかし、第二話を読んだ私は、
その不安は杞憂であったことに気付くことになった。
第一話、最初のフレーズは「DO,YOU,READ,ME?」即ち「聞こえますか?」
である。しかし、第二話において、最初のフレーズが「DO,YOU,LEAD,ME?」
即ち「私を導いてくれますか?」となっている。このreadからleadへの変化。
これこそ、この作品の妙である。このreadからleadの変化は、この作品の主人公
「レイカ・ルービック」の微妙な心境の変化を表しているのだ。
自ら情報を発信する若者達のリーダーたるDJでありながら、リスナーに向けて
「導いてくれますか?」と叫ぶ。これが、閉塞的かつグロテスクな作品世界、
そしてハイテンションな文章の連続と相まって、レイカの底知れぬ悲しみを
描出する。readがleadとなり、第四話では再びreadに戻り、第五話以降は
再びleadとなる。これによって、話の最初で一瞬にして揺れ続ける主人公の
心理を描き出している。
さらに、readとleadの違いによって表現される感情は、実は読者のみにしか伝わって
いない。即ち、作品中に出てくる「リスナー」は日本人であり、「r」と「l」を耳で区別する
ことが難しい。そのため、リスナーは誰もレイカの悲しみに気付かずに手紙を送って
いるのである。地の文章において主人公の心理を表現するのではなく、DJの
ディクテートで文字を変えることのみで、読者にしか伝わらないように感情を表現して
しまう。これは他に類を見ない表現方法と言うことができよう。
……すまん、俺ももうだめだ。
527 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/03 22:04
で、長谷部は論破されて逃げたまま?
いや、名無しで煽り中です
529 :
流水塔 ◆Dcskb1Nfqs :04/07/03 22:42
長谷部がご迷惑をおかけしております。 彼女は葉鍵板を二年くらい前から阿鼻叫喚の地獄絵図に叩き込んだ悪鬼です。 この板がそうならない為にもNGネーム指定を推奨します。
女だったのかい
いや、ネカマコテハンもやってるけど男でつ。
長谷部って、誰?プロ? 文からはとてつもないアホに見えるけど。
_______ 〈 ドモッ、うちの長谷部が迷惑かけてスミマセン....。スミマセンスミマセン...。コノトオリデス! ∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (´Д`;)ヾ (´Д`;) ヾ ∨) (八 ) (´Д`;)、 (( 〈〈 ノノZ乙
>>532 アホっつーか誇大妄想狂。躁鬱の気あり。
しかも●使いだからスレ立てまくって手に負えない。
社会的には単なる葉鍵厨の浪人生。 ネット的には寒いコテハン。鮮烈タンの頃から寒かった。
537 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/04 01:32
「また一つ、スレが沈んだか……」 ユパの指の間を崩れた人形が零れ落ちる。 スレは、長谷部の出す障気で満ち満ちていた。 時期にここも王厨の巣と化すだろう。 一息着くと、辺境の剣士は馬に飛び乗りその場を走り去った。
>>526 ありがとうございます。また改めてレスさせていただきますね。
ふつかよいのままバイトへ行って参ります。
540 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/04 10:23
なんで無理して褒めるスレなのに荒れてるの?
541 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/04 10:35
>>370 褒めるスレで酷評はいらん。ルールを守れ。
おまえは読解力が無いな。
>1.「お金と教養がある人間の死」→尊い
>2.「貧乏で無教養である人間の死」→卑しい
>>355-362 &
>>364 には、こんなことは書いていない。
要点を抜き出せば
「私は決して着ているものや家庭の経済状況が、ただちに魂の尊卑を
決定するとは微塵にも"考えていない"」
「その違いを決定するものは、その妻が何によって
悲しんでいるかということなのだ。」
↓
「善い魂とは、「尊く無益なもの」に
心を砕くことができる魂のことなのだ。」
↓
「「尊く無益なもの」とは、思想であり、哲学であり
愛であり、また様様なものの価値や意義あるいは存在
について思い悩みあるときは泣きそして怒ることだ。」
「何が魂の運命を決定するのであろうか。
それは、どんな育ちをしたかが大きいであろう。」
↓
「ただし、これには例外もある。」
↓
「貧しい親の提供する低い文化水準や、卑しい
価値観になじめず、自ら高い文化水準を求め
高い思想にたどり着く者もいる。」
さあ、これで分かったろう。
もう少しいい読書をして、読解力をつけろよ。
542 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/04 10:38
つーかおまいら無理して褒めるスレってことわかってるか?
ここってネタにネタで返すスレだよね?
無理して褒めるスレだよ
無理して誉めつつも、心の中では「ぷっ、ばかじゃねーのこいつ」と 思っている人が見え隠れするスレかな?
長谷部を無理して褒めるなんて俺にゃ無理だ
本人が嫌だと言っているのに誉めるなんて、俺にはできない……。
>>545-548 お前ら…なんて素直なんだ。
人間はすべからく彼らの様に率直でありたい。
>>534-537 サンクス。
『有名税』とかほざいてるからプロなのかと思った。
葉鍵住人の浪人生か……。なんで葉鍵の作品に触れてる人間がああいうワケワカランこと言うんだろう。
まあいいか。アフォは気にしたら負けか。
葉鍵厨がワケワカラン事を言わない、とか思ってるのか…エライな。すばらしい見識だ。
>>549 gooの国語辞典で すべからく で検索した方がよろし
ほめたくなけりゃ無視すりゃいいのに・・・なんで荒らすかな・・・。
次スレ行けそうな折はテンプレに 「スルーされても泣かない」とか追加しません?
ネットで素人さんが作品発表してそれを素人が批評するって限界あるな。 このスレと酷評スレ読んだけどそう思った。
素人評論を間に受けすぎるのは危険だけど、 玄人の金絡み評論と比較すれば「杜撰で質の補償がない」変わりに「明確な利害に基づかない偏り方のアトランダムな純粋さ」がある。 ここや酷評スレで出る情報・素人批評は、参考にするのに面白い面がある。 相手がどんな立場に属して考えてる人間なのかがさっぱり見えないからな。 傾向はあれど、断言はできず。
おまいら、無理褒めスレのマターリさが全然なくなっているんですが。
559 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/08 11:42
560 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/08 12:22
ちょっと見ない間に随分伸びてるなあ。 常連とかがいるんだろうか。
最近は過疎スレですよ
564 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/08 13:44
>>559 懐古という言葉にはどこか悲しい響きが有る。
現在への批難を合わせ持つ古きを懐かしむ行為には、
現在や未来の風潮を理解できない人間特有の老いが現れるからであろう。
スレッドを見守ってきた守護者の嘆きや、幾度も書き込んだ情熱を反芻するしか
楽しみが残されていない哀れさを、感じてしまうのだ。
しかし、
>>559 にはそれがない。
一文から溢れ出す慈愛の心が、
>>1-130 の半角7文字によって見事に表現されている。
半角7文字によって、スレッドが一番輝いていた宝石のような瞬間を垣間見ることができるからだ。
私たちはいとも容易く、そのまばゆい瞬間をクリックするだけで手に入れることができるようになった。
これはすべて
>>559 のおかげなのである。
続く
>>563 もこう述べている。
イイ感じだな。と。英語にすると、feel so goodだ。
今までの私たちが忘れていたのは、誉めて誉められるといった自己満足的な喜びではなく、
スレッド住人同士によるgoodという感触なのではないだろうか。
>>564 皮肉に聞こえるからスレ違い。俺は559じゃないけどな。
567 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/09 08:37
>>566 批判しかしないのもスレ違い。俺は564じゃないけどな。
やめろよ二人とも!おれは568じゃないけどな。
>>568 いや、おまいは誰がどう見ても568だ。w
>>568 安易な自己否定に留まらない畳込みのループ。
ドゥルーズの「襞」の全内容を一行に網羅した佳作。
571 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/09 11:02
>>570 お前、人褒めるの下手だな。それとも褒める気がないのか?
572 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/09 11:05
筆力がない香具師は無理せず眺めてるのが良い。 一回失敗して、指摘されたのに同じことを繰り返すのは馬鹿。
褒めスレを依頼する側は筆力が無くても良い。 褒める側は筆力がないと駄目。
スレ→レス
575 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/09 11:50
>>566-570 素晴らしいコントだ。
俺は559じゃない、俺は564じゃないという責任のなすり付け合い。
566、567は気付いていないが、彼らの後ろにはボケの神様が鎮座ましましている。
そこで登場する568、彼はボケ神様の化身だ。
人間を超えた素晴らしいボケっぷりである。
続いて登場する569は、ツッコミの神様である。
的確なツッコミが見事である。
そして、その次に登場する570。
570は、ボケの神様であると同時に、コントの神様だ。
本来なら、コントの最後の一レスである570の役目は、
>>566-569 をまとめ、引き締めることである。
しかし570は、
>>566-569 を引き締めるどころか、
彼らを別の場所へといざなおうとしている。
そこは哲学の世界である。
これにより、
>>566-570 は、これ以上ツッコミ人員が増えない、
ボケっぱなしの世界に旅立つことになるのである。
私は
>>566-570 に、大いに笑わせて頂いた。
これでよいのだ。もう彼らにツッコミ人員はいらない。
569は、ボケ4対ツッコミ1という、夢のような状況に眩暈を感じていることだろう。
私が569を見捨てているように見えるかもしれないが、それは気のせいである。
素晴らしいコントである。
ありがとう、
>>566-570 。
576 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/09 13:00
オッス、オラカツオ。 いやぁ花沢さんは強え〜なぁ。 オラもうかうかしておれないぞ。 次週サザエさんは 「超ワカメに弱点!!イクラ衝撃の爆弾発言」 「オレ悩んじゃう!!サブちゃんの三河屋破壊工作」 「勝負だカツオ!!超緊迫タラゲーム」 の三本だ。来週も見てくれよな!
577 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/09 13:10
>572-573 したり顔でレスいれてんじゃねーよ、ボケ 筆力がなくても褒めるだけお前ら糞よりまし。 それともそのくだらないレスを褒めてほしいのか?w
>>576 あ、なんか素で三流悪乗りの良物パロディが浮かんだw
是非内容の郊外もキボンヌ
なぜかスレタイ無視して無理して煽り合ってる人たちがステキなスレ♪
難しいこと考えず、気楽に書いて気楽に褒めれば良し。 煽られても(゚ε゚)キニシナイ!!
……。 過疎スレだし、どうでもいいだろ。
このスレ、この板ん中じゃそれほど過疎じゃないだろ。
584 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/10 14:42
おまえら誉める気ないだろ?
586 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/10 14:54
誉められる気もないだろ?
長谷部悠作って 白石昇のことだよね? 別名、なんだよね? どうも、そう映る。
白石タソとの共通点が見つからないが
589 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :04/07/11 14:08
このスレ好きだったのに・・・・・・。
長谷部が来るといつもコレだ。 気に入らない事があると名無しで荒らすから。
591 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/11 20:42
>>589 でもぶっちゃけこのスレって酷評スレより意地が悪いよね、趣旨が。
592 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/11 20:46
ネタスレなんてこんなもんだって
綱紀を引き締め、不況を挙国一致体制で乗り切らねばならないこの時期に、 自民・公明以外に投票した奴は国賊つか非国民
594 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/11 21:02
>>591 ここに本気作を投稿すると口内炎になるぞ。
595 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/11 21:09
>>593 挙国一致のために唯一神に投票しなかったお前は、腹を切って死ぬべきである。
596 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/11 21:44
オマエラのように気楽に文章を書き散らせる奴等は、逆に将来がない。 一生、自己満足ないし下手の横好きのレベルで終わることは見えてる。 ひるがえってこの俺。 現在のところ1語も書けないこの俺。 ひたすら書くことについて哲学的思考を積み重ねて、 1語も書かないまま5年が過ぎようとしている俺。 この俺こそが、プロ小説家に一番近いところにいるのは間違いない。 おまえらは誰にでも書ける雑文を楽ちんに書く「ホッピング」。 未開拓の荒野を単身進む俺は「スペースシャトル」。
>>596 短編をコツコツと書く姿勢を批判し、一語も書けない己自身を、哲学的思考を積み重ね余人の及ばぬ最高の一本をモノにする準備期間を送っていると擁護する。
その実質はありふれた自虐的ジョークであるが、最後の例えが実に趣深い。
ホッピングとスペースシャトルでは、確かにスペースシャトルの方が素晴らしく、力強く見える。
スペースシャトルはその先進的デザイン、新たな運用方から、かつて宇宙の夢を語る最高の機体だった。
しかし現状では二度に渡る全滅事故、その限界能力の低さ、また膨大な維持費や整備費により、既に限界が見えている。
これは、かつて壮大な夢を抱いて創作の世界に足を踏み出したものの、己の限界性を悟り、それでもかつて信じたものを捨てる事が出来ずにくすぶり続けている
>>596 の現状を非常に巧みに言い表した類稀な比喩であろう。
このような比喩を2CHカキコの一文に何の気なしに投入してしまう
>>596 こそ、実はこれからの日本の文学界を支える底力を秘めているのではないだろうか。
これは正に選ばれし人間の真情を吐露するものであり、二十世紀における
ヒトラーの『我が闘争』にも比肩する圧倒的な力を持った宣言である。
>>596 はプロ小説家と言わず、自らスペースシャトルに心を託したように、
衆愚におもねることなくひたすらに天を目指せ。
太郎は「がうhsgんるbうぃお」と、高らかに叫んだ。 花子も負けじと、「あqwせdrftgyふじこlp;」と叫んだ。 二人は幸せになった。 ――以上です。自分の中では、かなりの自信作であります。二人が結ばれるまでのプロセスに、なにがしか の哀愁を感じていただければと思います。それでは、評価の方、よろしくお願いします。
>>599 太郎の叫びの「「がうhsgんるbうぃお」は感動した。
この表現は今の作家には出来ない。たぶん天才だと思う。
しかし花子の叫びの「あqwせdrftgyふじこlp;」はいただけない。
「あqwせdrftgyふじこl」←こっちのがいいと思う。
それ以外は完璧。今度からはフシアナしたほうがいいよ。
ジリリリリ・・・・・ 「むにゃ〜、あと5分ん〜」 「おきろ〜」 「ん〜むにゃむにゃ」 ドタドタドタ・・・ガタッ、ギりリギリ.・・ 「目覚ましもウルサイんだ、とっととおきろ バカ娘」 「にゃ〜、ばかじゃナイもん」 ガバッ。 以上、テスト中にした落書きと思われるものを発見したので評価をお願いします。 文章の神様が宿っていたのか、これを発見した時には、この文章からあふれ出る 才能に衝撃を受け、元の文章をなるべく忠実に再現するよう努力しました。 また、五行目「ギりリギリ」中の「り」は、投稿する際にカタカナでなくひらがなにも 見えることに気付き、その感動を優先したのですが、この工夫は蛇足であるような 気もするので、上記文章の芸術的な位置へ再びたどり着くため、もし宜しければ この点についてのアドバイスもお願いします。
>>602 これほどスレの真髄を理解した投稿がいまだかつてあっただろうか?
作者は、前段で落書きと自認する文章を書き、さらに後段において自分で
自分の作品を無理に褒め上げてみせる。ネタスレといわれつつも、書き手
と褒め手、両者のシンフォニーが紡ぎだしていた独特の空間を、
>>602 は
見事に統合してみせた。
どのような名作家であろうとも、自分の内的空間を吐露するのに必死な中
で、
>>602 は一段高く、発表の場と自分を同一化するという文学上の壮大
な実験に成功したのだ。
>>602 の投稿を境に、このスレはおおいなる発展を
遂げ次の階層へとステップアップするであろう。その場に立ち会えたことを、
私は神に感謝したい。
604 :
芥川賞候補作家 :04/07/14 17:14
ちなみに、ドラゴンボールを知らない人のためにどんな漫画かを説明すると・・・ 武術の神と言われる亀仙人より強い天津飯でも歯が立たないドラムを瞬殺した悟空が8年修行して、 同じ位の強さのピッコロさんと二人がかりでやっと倒したラディッツと匹敵する戦闘力を持つ栽培マンを あっさり倒した天津飯・ピッコロ等が束になっても敵わないナッパを悠々倒した悟空の2倍以上強いベジータが かなりパワーアップしても全く相手にならない強さのリクームを一撃で倒した悟空が更にパワーアップしても、 それを半分の力で殺せるフリーザをあっという間にバラバラにして消した未来のトランクスでさえ 仲間と束になっても敵わない人造人間17・18号に匹敵する強さを持った神コロ様でも敵わない程に 生体エネルギーを吸って強くなったセルと互角の16号を大きく越える17号吸収態セルを子供扱い出来る 精神と時の部屋パワーアップ後のベジータと随分差がある悟空でも勝てない完全体セルを 一方的に痛めつけることが出来るブチ切れ悟飯をも越えたベジータが命を賭けても倒せなかった魔人ブウが 更に凶悪になったブウと互角以上の戦いをしたゴテンクスよりも強くなった悟飯でも全く歯が立たない ゴテンクス&ピッコロ吸収ブウが更に悟飯を吸収して強化しても全く歯が立たないベジット。
>>605 ぎゃはは。結局読んでないとさっぱり判らんというオチだなw
文章の乱れ具合が笑える。句点使わずどこまで伸ばせるかって実践ですな。成功してるならまだしも、投げ出した格好。この割り切り方は好きです。
あんま広く2ch巡回しとらんから判らんけど、これはコピペかなんかですか?
607 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/14 18:06
イエス、コピペヨ。
608 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/14 18:10
>607 小説ドラゴンボールマジで打ってるの?
>608 ?
610 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/14 18:27
>607 イエス、キリストみたいですね。
611 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/14 18:30
>>610 いまだかつて目にした事の無い素朴でしなやかな形容表現だ。
評価してね・ それは雨の振るカラスがいたうんこな?ノリ的な?ソンナ日?マジで?ふふ? そんで、私がウンコしていると風が吹いて肛門がサラリとして驚いた。ハハ! いやはや感激したよ、この感触。ふふ!そしたら友達の太郎が 「 豊田スタジアムで行われる国際親善試合、U−23サッカー日本代表対U−23チュニジア代表のスターティングメンバーが発表された。 16日にはアテネ五輪の登録メンバー18名+バックアップ4名が発表されるため、この試合が選手たちにとっては最後のアピールの場となる。 試合は19時20分キックオフ予定。」 とかほざいて、ホホ!ハハ!まさにグレイトウンコ!ハハ! 「まったくもって楽しかったよ。」 と太郎が言うんだ。俺は感情を抑えきれずに 「グッジョブ!」 ってwハハ!その一言で内閣総理大臣が決まるなんてね!フフ!俺の妄想はこれでおしまいさ!
はやく評価しろよ!ハハ!
トイレで力んでいる間に思いつきそうなアイディアを文章にしていて、全く感嘆してしまいます。 私などはえんえんと設定・状況などを考え続け、適切な表現を探すあまり、アイディアの面白みを忘れ、書きたいと言う衝動を忘れてしまう場合がほとんどです。 いつか早書きの才能にめざめることを祈り、評価を終わりたいと思います。
616 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/14 20:19
>>612 ブッ、おっとまず屁が出ちゃった。
斬新な表現が随所に見られる作品です。
一見したところでは、突出した感性だけが目立つようにも
見えるのですが、その実、各々の斬新な表現に込められ
ている、伝統的な技術の用いられ方に対する作者の挑戰的な
意気込みが潜在的に感じられ、その意識の高さが結実された
ともいえる秀作に仕上がっています。いいですね。
今後の一層の努力を期待します。
ブリッ、今度は下痢便が出ちゃったよ。トランクスはき替えなくちゃ。
617 :
アンリ ◆Er6m6FJm7o :04/07/14 20:23
お願い。 俺は高校生探偵久藤直人。どうだ、いい名前だろ?そんな俺の素顔に迫ったのがコレさ! 時は戦乱の世。丁度豊臣秀吉が明智光秀を倒した頃であろうか、久藤直人が生まれた。 母は聖母マリア、父は始皇帝と名門の出であり、将来の天皇候補と言われた。 2歳の誕生日には徳川家康、王貞治、足利義満等の著名人が来て祝った。 4歳になると、日本最強軍国化党を創立し、衆議院選に挑戦し、見事当選した。 9歳で内閣総理大臣、関白、太政大臣、征夷大将軍に就任。独裁政権を築いた。 12歳で初めて戦争を経験し、見事初勝利した。相手は猪木軍団。 16歳で読売ジャイアンツに入団し、1年目から活躍、新人王に輝いた。 1年目から4年連続20勝と球界のエースとなった。 21歳の誕生日に球界を引退、政界に復帰した。 24歳でローマ教皇に就任、この頃ベストセラーとなった「あすなろ白書」を書き始めた。 26歳になってローマ教皇を退任、ウンコ帝国を建国し、初代皇帝となった。 30歳の誕生日パーティにはターミネーター、ネロ、桃太郎など超大物が来て、話題になった。 33歳で初恋。相手は山口百恵だった。 40歳で死去、葬儀には宇宙人まで参列した。若すぎる死だった。
しかし、ムナシイスレだな。つくづくそう思った。
>>617 やっべ、素で面白ぇw
何が旨いって、ハズし方が突飛に弾けててよい。
一行に一回は「なんでやねん」言わせられるのが素晴らしいな。
だいたいどの辺が探偵やねんなと。
>>618 いやさ、皮肉っぽい誉め方ってスレの流れ的に失敗だと思うぞ。
誉めたくないなら流せばええやん。
>>617 人々を爆笑の渦に巻き込む心憎い、憎すぎる作品です。
このような探偵に仕事を依頼してみたいものですね。
また皮肉で返す
まあ、スレの趣旨からは外れるにしても、 屁でもコカないとやってられないぜ。
ぷ、ぷぴぃ……
ブッブッブッ……バフッ
629 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/14 21:16
パ、パピ
>>630 言いたいことが短くまとまっていて非常に読みやすい文章ですね。
なぜか「言いたいことはこれだけだよ」って誰かに語りかけられているかのような
そんな錯覚に陥ります。
>>622 そうはいうが、誉めたくなるくらいいい文章も、誉めてやりたく
なるような真面目に書いた作品も、ここんとこないからなあ。
>>632 誉めたくなる作品じゃなくても無理して誉めるスッドレ
皮肉って「無理して」の結果じゃなく作意的に見られるからな。
どうせ無理して誉めるなら、純粋に無理して破綻してた方がいい。
過剰に誉めようとしなければいいんだよ。
見方を変えればどんな物でも良いと言える事、その倒錯を楽しむスレであって欲しい。
>>612 この語感は只者ではない。言語の中断に何かを見出す美学だろうか。
もっともその効果が現れているのが擬音的な笑い声である。
ばなな的な無作法さが鮮度を持ったように、ネットで培われた新しい
若さの体現がここにある。
商業的な創作の恣意的な語りに飽きた人にこそお勧めしたい、若さという
感性をありのままに読める佳作である。
>>634 虚しいだろ。つまり、君は自らの精神の寿命を削っているんだよ。
自らの精神生活を犠牲にするほどに意義のある行為ではないように思ふ。
悪いことは言わない、ここから可及的に素早く立ち去るべきだ。
>>635 哲学的で的を突いた、大人っぽい文章だと思います。
「精神生活」という言葉が出ました。日常ではほとんど使ったことのない言葉ですが
実際には人間にとって非常に大事で、我々が見失いがちなものを、改めて
思い起こさせる、そういう、芯の強い、いい言葉だと思いました。
>>635 いいやぁ? 俺は
>>634 書きながら、吉本ばななって結局なんだったんだろうって本気で考え込んで、勝手に参考になったり楽しんでたりしたがw
94みたいなの キッボンヌ♪ キッボンヌ♪ キーボーンーヌー♪
ソーセージー、ウィンナー、棒を差し込むとフランクフルト だ。何故棒を差しただけで地名になるのだろう。このような現象を 他の食材で試してみることにした。それがギョーザだ。ギョーザに棒を差し込むと 何になるのだろう。 私は近くの街にでてバーミヤンにてギョーザを頼み一つ二つばかり割り箸を 差し込む。残りのギョーザは昼食ついでに手で口に流し込んだ。棒の刺さったギョーザ を2つ持ち歩き、勘定を済ますことにした。店員は棒の刺さったギョーザがとても 気になるようでチラチラと見ている。 (この新メニューに驚愕といったとこか、企業秘密だよ、チミ) 驚くことに店員は 「お客様、それはなんでしょうか?」 と尋ねてきた。冷静を装い逆になんだと思うか私は店員に問いかけた。 にっこり営業スマイルで 「ありがとうございました。」 どうやら私の思い過ごしだったらしい。店を後にした。早速 統計を取ることにした。街を歩いている人に何だと思うか聞いてみたのだ。 北京 20人 上海 30人 ピョンヤン 1人 孫文 46人 フランクギョーザ 3人 このような結果がでた。私はこれをソンブンとなずけた。
木谷クソ
641 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/15 11:38
俺っていけてる? 亜qw背drftgyhじゅいこlp;@:「あqwせrftgyふじおp@「あqwせrftgh:「 亜qwせdrfyふじこlp;@: ふじことか早々でるもんじゃねーよな
亜qw背drftgyふじこlp;@:「」 くぁw背drftgyふじこlp;@:「」 くぁw背drftgyふじこlp;@:「」 くぁw背drftgyふじこlp;@:「」
ちょっと待ってくれ
>>639 最高だ、面白すぎる!いや、マジに
それだけになんかもったいなぁ、ここでこれを出すの。
お、
>>617 とはまたひと味違う壊れ系。
「冷静を装い」って事は動揺してたんだなw
なんか些細な所に配置された罠が面白い。
お姫様が爺やに向かって言いました。 「これ爺、何をしておるのだ」 「自慰」 私の渾身の投稿作です。誉めてください。
648 :
大学のレポートです :04/07/15 22:55
《死》の消えた、現代世界においての、《モンタージュ》および《ショット》の可能性 北野映画の最大の魅力とは、果たして一体何であったのか?余分な《感情》の介入を許さぬ、 残虐な、その圧倒的なまでの暴力シーン、《言葉》による一切の説明を省いた、嵐が去った 後の、凪いだ海の如きその透明なサイレンス感、細部のアクションに置いての予測のつかな い裏切り行為、繊細な色彩感覚、そして作者の確かな芸術感覚によって支えられた、ワンシ ーンワンシーンの決定的な見事さ…そして北野映画の本質的な魅力とは、それら作品を構成する 要素の一つ一つが、《死》のイマッジュによって、強固に括られ、一房の束へときつく纏め上げられている、 というその一点に他ならない。何気ない通行人の一人一人や、闇へと打たれた手持ち花火の儚い煌めきや 、何よりも主役を張ったビート武本人、そしてヤクザ達の遊ぶ、紙相撲の力士の一枚一枚にも、腋臭のよう に、《死》の臭いがきつく篭められ、それが故に北野映画は、何ともいえぬ、一個の腐臭にも似た、ある種の 独特のオーラを保ち続けているのである。ソナチネに置いての死、とは何か?抗議であり、憎悪である。そし てそれは《抗議》無きが故の《抗議》、《憎悪》無きことへの《憎悪》であるが為に、意味の無い殺人、意味の無 い暴力、《意味の無い》という《意味》を帯びた、虚しい、しかしそれが故に美しい人間達の死を、いとも奢沢に 、我が身の裡へと要求するのだ。アメリカ、及び自由、という、本来対決不可能なものへの、風車に向かうドン キホーテの如き、いかにも暖簾に腕押しな、無謀な対決。
>>642 All of the DEMPA
強靭な幻想性に乾杯。
意味ありげで意味不明な英記号、謎の「ふじこ」。
壮大な電波を執拗に圧縮した意欲作である。
新世代の電波はこの作品を下敷きとして梗概そのものとなるであろう。
650 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/16 18:49
私の葉が夢に出て、木とトンネルの先が、つまり花に代用された。 僕の毛虫は、煙突の神話的手法から這い出て、超能力者と結婚したよ。 あたしは猿と踊り、椿姫の竹の子を泣きながら食べた。 わしは世界で船を発明し、死神におだてられ、寺院に移り住んだ。 かぶと虫はそんなすべてをただ、愛した。
651 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/16 18:50
650を褒めてください
652 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/17 12:11
酷評はいらん。無理に褒められるのも気持ち悪い。 なんで普通の感想が聞けるスレが無いんだ? だいだい「あなたの文章真面目に批評します」が なんで「あなたの文章真面目に酷評します」に変わったんだ? だいいち、批評をする連中が読書をしていないのが 腹が立つ。本を読まず読解力が無いくせに 技巧を用いた作品をぼろくそに罵倒(酷評すらできていない) する糞どもがいるのが腹が立つ。
>>652 てかあっちで言って
ボロクソ言われたからってここで愚痴られても
>>652 あっちで「存在価値」云々言ったのあんただな?
656 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/17 12:33
とんでもない、馬鹿が迷い込んできたなw 毎年恒例だが7月も中盤になると、こういうのが増えて困る。
最近あっちも(まともな)投稿が減ってきたし、活性化に繋がると思って諦めてますよ。天災みたいなもんですから。
>>652 普通の感想ってのさえ人それぞれな上、罵声や中傷のバイアスの強い2ch。
酷評スレって名前がついてなくても、あんま変わらんよ。
最近行ってないけど、厨の少ない時期だと、普通に「酷評になってないけど……」と
普通に誉めと粗出しを一緒にやってくれる人はいたけどな。
あんま不条理な厨房はスルーでいいと思うぞ。
ただ、君が自分の作品を読めてない可能性もあるから
どんな不条理な批評でも、読むだけ読んで置く事をお勧めする。
やめろよ!みんなオレの為に争って! 俺の体は一つなんだぜ!もう!いい加減にしてよ!
黙れ。 お前は単なる燃料だ。
661 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/17 13:06
>>652 もともと誉めれる文章なんてほとんどない。
面白い、面白くないが前提条件なのに、それすら満たしてないのがいっぱいなんだよ。
自分が書いたのが「面白いかどうかわかりません」とかいうヤツもいるんだぞ。
そんな文章を誉めることができるわけないだろうが。
思いつきの30分で書いた文章は、美点探すよりも粗が目についてしまう。
推敲すらしてない文章も多々ある。
そうなると酷評せざるを得ないから、ああいったスレタイになったんだろ?
まともな感想いうだけなら幾らでも言ってやるが、反応して荒らすなよ。
そういう読まれ方しかできない文章を書いているお前に「も」責任がある。
「駄作ですがお願いします」と書かれているのを見ると、 「分かってるなら、出来る範囲で直せよ」と思ってしまう。
そこはほら、日本人の美徳だろ オレはあほらしいと思うけど
むしろオレは本だけどね
666 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/17 13:20
>>665 お前をブックオフに持って行ったら買い取り拒否された。
すげえ恥ずかしかったよ。
だから一生手許においてやる。
やった!
668 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/17 13:35
これからもよろしくな! 相棒!
669 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/17 14:14
俺は昔 山口県東部人をわざと床に落とした。 幼い俺は 食事の間、 ずっと落とした山口県東部人のことを考えていた。 山口県東部人にわざと落としたことがばれてないか 不安だったような気がする。 食事の間 山口県東部人のことを考えつづけた。 山口県東部人にうまくはめて たべるとちょっとうれしい。 とか 口にくわえてス山口県東部人みたいに山口県東部人をスースー吸える。 とか 山口県東部人は悪くなかった。 幼い俺が悪かった。 落とされた山口県東部人はどうなるだろう。 明日、山口県東部人が床を掃除したら見つかるんだろうな。 布巾で拭いているとき山口県東部人が見つけるんだろうな。 山口県東部人。 俺の山口県東部人。 なぜ どうして 床に落としたりなんかしたんだ こういうことをとつぜん思い出すと 胸が締め付けられる。 すごく苦しい。 山口県東部人 俺の山口県東部人。
670 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/17 16:00
あなたのことが好きです あなたを愛しています 好きで好きでたまりません 私は純粋な乙女 でもあなたの嫌らしいところさえ愛おしい あなたに触れられたい あなたに触れたい この想いどうしたらいいの 熱い思い 身体中に染み渡る 愛の炎 あああなたのいやらしい所を触れたい あああ淫らな私 あああん
(´、_ ) ) (、 :、 ) ) ( (__ノ )( ( )ヽ, ( `'´ (__ノ ) 、 ( (__ノ ( )`、 三|三 ; ) ,..-──- 、 `ー' ) _|_ イ `< (´、 ( /. : : : : : : : : : \ ( ( |_ ヽ  ̄ ) `ー' /.: : : : : : : : : : : : : : ヽ ) )`ヽ (j ) ∧ 、 ( ,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :', `ー' i / \ )ヽ. ヽ {:: : : : :i ,;ノ;:´:: `ゞ i: : : : :} ,ノ_ _ヽ_∠ ( `ー' {:: : : : | ::ェェ::::::ェェ:: |: : : : :} (__`; ) lニl l | └┼┘ ヽ , 、 { : : : :| ,.、 |:: : : :;! ( l─| l 亅 |_|_| ) ヽ ヽ. _.ヾ: :: :i r‐-ニ-┐ | : : :ノ ) _ __ ( } >'´.-!、 ゞイ! ヽ 二゙ノ イゞ‐′ (´ l `ヽ / ヽ| −! \` ー一'´丿 \ _,ノ l/⌒ヽ ´⌒) ノ ,二!\ \___/ /`丶、 ;' _ノ -' /\ / \ /~ト、 / l \ / 、 `ソ! \/l::::|ハ/ l-7 _ヽ /\ ,へi ⊂ニ''ー-ゝ_`ヽ、 |_厂 _゙:、 ∧  ̄ ,ト| >‐- ̄` \. | .r'´ ヽ、 ,ヘ \_,. ' | | 丁二_ 7\、|イ _/ ̄ \ i \ ハ |::::|`''ー-、,_/ /\_ _/⌒ヽ
672 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/17 22:21
>>662-668 まるで連続TVドラマを見ているよう、そう、まるで冬のソナタだ!
冬ソナのaesthetic、冬ソナのctiticism、冬ソナのlove-story、
冬ソナのphilosophy、冬ソナのdramatics、冬ソナのbroherhoo…
ちょっと恥ずかしくてすっぱいラヴ…
673 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/19 03:15
【定理】女の魅力は学問のそれより劣る。 『 girls are worse than studies of its fascination 』 …但し、ちゃんと勉強した奴に限る。 証明: 女には金も時間もかかる (girls require time and money) …より Girl = Time x Money 時は金なり (time is money) …より Time = Money 金は諸悪の根源 (money is the root of all evil) …より Money = √(Evil) 最初の公式 Girl = Time x Money に第2式を代入して Girl = Money x Money Girl = √(Evil) x √(Evil) Girl = (√(Evil))2 Girl = Evil ルソーの著作『学問芸術論』より「学問の起源は悪である」 (the roots of studies are the evil) …このことより √study = evil = girl 勉強すればきっと実になるので、studyは実数である。 よって、ちゃんと勉強していれば(study > 1のとき) study > √(study) となることは明白である。 study > √(study) = evil = girl study > girl (証明終
これは面白いw むしろ出来すぎって感じ。コピペかな? root/rootsと「実になる=実数」の置き換えが妙な説得力を持ってますね。
なにげに創作文芸板より「2chで有名なコピペ」の方が文学的価値が高い物に出会えてる気がする
677 :
コーリン鉛筆株式会社 :04/07/20 00:21
若者よ、夢に生きなさい。 きみが進展しないのは、夢をもたないからです。 へんてこりんな願望でもいい。とんでもない高望みでもいい。 先生にほめられるような絵を描きたいという小さな望でなく、 世界中の人を揺り動かすような絵を描きたいと思いなさい。 夢のないとことに飛躍はありません。夢こそが前進のエネルギーです。 飛躍しなさい。一気に踏み切って飛びなさい。 心が飛び越えてこそ、体がついてくるのです。 夢をもつとは夢にふけることではありません。 夢の実現に夢中になることです。 100を望んで10が得られるなら1000を望んで100を得られるでしょう。 10を望めば1で終わるでしょう。 若き者よ、夢に生きなさい。
678 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/20 21:22
679 :
南海奴王最強! ◆OdsvEe2w0U :04/07/20 22:32
あの「メロンパンナちゃん」逮捕! 16日17時ごろ、バイキン城城下町で行水をしていたバイキンマン君(5)が何者かにより強く殴られ全治9ヶ月の重傷を負い、バイキンUFOと呼ばれる自家用戦闘機(4億円)を奪われた事件で、警○庁は20日12時、メロンパンナ容疑者(4)を暴行、窃盗の容疑で逮捕した。 調べに対しメロンパンナ容疑者は「金に困ってやった。殺菌したらジャムおじさんから200万円手に入るので」と容疑を大筋で認めている。 なお、○視庁は大手パン製造メーカー「パン工場(2丁目7-188)」を立ち入り検査し、”ジャムおじさん”ことジャム氏(70)を不正贈与の容疑で事情聴取している。 友人のアンパンマン君(5)「とても優しい女の子だった。信じられない」 友人のしょくぱんマン君(6)「我らがパン工場のアイドルが捕まっただなんて・・・」 姉のロールパンナさん(9)「妹が・・・ショックを隠せない」などと語る。 なお、カレーパンマン君(7)、バタコさん(35)、チーズ(推定2)は精神的ショックを受けていて、インタビューに答えられなかった。
681 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/21 18:53
123456779
>>681 すげぇいい感じ。なにがって、まず割り切り方。言葉への執着を捨てきった感とか、8だけ抜いてる所とかが凄ぇエロい。
いい感じに短いじゃない。しかもゼロがない。多分皮肉だと思うんだよね。
設計技術が発達できなかった文明には軒並みゼロがない。この文章を読んだ奴に対して、そんな事でいいのかって感じにさせられる後味の悪さ。
でもね、結局グッドでハッピーな結末って説明臭いジジむさいだけの狭い止揚止まりなんだよ。
俺はこの作品が投げかけようとしてる味が、もっと評価されるべきだと思う。
無論、売れ筋ベストとかに乗る類の創作じゃないのは自明。
でも、エネルギーが少ない物や一般的なクオリティから切り離された所から、
もっと面白さを見出さないとこの日本はもっと強度を失うよ。
意味に頼らない面白さってのが、この作品に詰まってると思う。
読むタイムコストも少なく済む。皆も一度読んでみるといいよ。損はしないと思う。
カペロノココンナをチョチョニナすればキップは カスフォンテへとバルソーしていくだろう。 私はそれに耐えられない。とてもじゃないがカスフォンテなんて…・・・ 刹那の逡巡、躊躇。それが、ギップリケのシブリミモを許してしまった。 急速にガスタンからシブリミモしていくオアパなギップリケに、私はただ 成す術もなくマイケルするしかデスパー。 やがて、世界はマイケルに染まる。
685 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/22 01:41
>>682 いい批評だ。
相手の作品を少しも損ねることなく最大限におもしろみをひき出し
かつ自分の個性をその批評の中にごくごく自然に著している。
こうした文章は人間としての器の大きさと豊かな教養がなくては絶対に書けない。
686 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/22 09:32
682はセンスありすぎ
687 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/22 10:24
あいう?お
>>687 群を抜いた秀作。
「あいう…お」という一見連続した法則性を暗示しつつ、
クエスチョンマークの存在によってそれを完全に打破しているところに痛快さがある。
読者は、このクエスチョンマークに該当する部分が自らの先入観で認識している
「え」であるものかどうか、狂おしいばかりの想像力をかきたてられのである。
689 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/22 10:56
>>682 7は個人的に好きなもので、もう1個あってもいいかな、と
思って、8には犠牲になってもらいました。
>>688 そうでした。え、でした。え、をど忘れしたのです。
下をぶち抜くハイビスカス・請え。 きっと溶けてく陰謀に割れて解く和紙。 無理かもしれないレインボウにはべりなんてドレスを修飾して夢。 それがドリーマーへのシャット・ネラ。大腸菌の輝きは年少。
691 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/23 11:40
ゲロ食べたい、うんこはいらん。
692 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/23 23:25
>>691 ゲロ食べたいは文字どおりだが、第二節は解釈がかなり自由である。
正確には7の解釈が可能だが、そのうちもっとも多い4パターンを取り出してみよう。
a)うんこは要らん b)うんこ入らん c)うんこ拝覧 d)うんこ排卵
a)は革命家タイプです。
b)は芸術家タイプです。
c)は理論家タイプです。
d)はやさしいお母さんになれるんじゃないかな?!
693 :
誉め忘れた :04/07/23 23:35
革命家「この宣言はうんこ廃絶の漸進的実現に向けたさらなる一歩となるだろう!」 芸術家「うんこが入らないというのなら、僕がうんこの容れ物を作ってあげるよ!」 理論家「ゲロを食べたいからうんこを見る、ふーむ、まことに理論的だね!」 やさしいお母さん「お父さん、やっぱりこの娘の名前はうんこにしましょうよ!」
天皇制の「町のチンピラ♪」のもとで導入された食文化固持教育の問題点。
695 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/24 00:30
「この前、友達3人で映画を見に行ったんだ。そのうち一人が財布を忘れたんだ。 900円の映画だったからそこで二人で1500円ずつ出し合って3000円でチケットを3枚買った。 三枚で2700円だからおつりは300円で、それを三人で100円づつ分けあった。 おかしいと思わないか」 と彼が言うのを聞いて 「そのなにがおかしいんだい」 と僕は言った。 「なにがってなによぉ!」 と彼が言うのを聞いて 「なによってなによぉ!」 と僕は言った。
696 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/24 00:43
昔から、あるところに、おじいさんとおばあさんはいるものなのです。 君が誰かしらお望みのおじいさんに会おうとするなら山へ行きなさい。 もし誰かしらお望みのおばあさんがいると言うのなら川へ行きなさい。 そこにはいつもおじいさんとおばあさんがいますよ。 さあ、おじいさん、存分に刈りなさい、おばあさん、ぐずぐずしないで早く洗ったら?
697 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/24 03:22
まっかなお鼻のトナカイさんは 冷たいビールの缶を温めて 優しく午後の風に消えた なんて素敵な夜だろう
698 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/26 16:38
恐怖の小説近いうち載せる覚悟しな。
>>698 これは普通に考えると、主語は698であり、読者に覚悟を求めているように見える。
しかし、これの真意はそうではない。このスレに来る、文章を褒めてもらいたい皆
に向けられたエールなのだ。 つまり、恐怖の小説を近いうちに載せる、と言う覚悟
でこのスレを見ろと言うことである。 恐怖の小説と言うのはもちろんホラーではない、
純文学作家、いや、ありとあらゆる作家と作家の卵に対して恐怖を与えるほど優れた
作品をこのスレに載せるつもりでいろということである。 無理をしてではない、自然と
賞賛の言葉が発せられる作品を698は待っている。 文章を投稿するのなら、この
ことを忘れずに投稿することを望む。 私も、この文章を見て初心に返り、批評家と
してより一層の努力をすることに決めた。 これほどの文章を評価できたことは、この
上ない光栄である。
700だ。 ひれ伏せ。
701 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/27 00:51
あなたのことが好きです あなたを愛しています 好きで好きでたまりません 私は純粋な乙女 でもあなたの嫌らしいところさえ愛おしい あなたに触れられたい あなたに触れたい この想いどうしたらいいの 熱い思い 身体中に染み渡る 愛の炎 あああなたのいやらしい所を触れたい あああ淫らな私 あああん
702 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/27 12:33
カレー味のウンコも、ウンコ味のカレーもどうでもいいんだ。 俺はウンコ味のウンコを喰らい、カレーのゲロを喰らうだろうよ。
703 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/27 22:57
崖でロッククライミングをしていると上から男が落ちてきた。 とっさに手を出す。転落男がその手をつかむ。 二人は崖をだいぶ滑り落ちたが、なんとか九死に一生を得た。 転落男は外国人だった。 プラチナブロンドの髪と彫りの深い顔をしたナイスガイだ。 男はさわやかスマイルを浮かべながら言った。 「サンキュー、ヴェリィ、マッスル」 男は手を差し出した。鋼の筋肉をまとった腕だった。 私はその手を力強く握った。 「どういたしマッスル」
704 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/28 11:23
>>701 あ、の九個の塊が非常に良かった。
何かのパズルゲームで消せそうな爽快感。あああ
あああ
あああ 消したい。
3連鎖までこらえろ
ごめんなさい&自分のホムペじゃないです 荒らさないで!!!!2ちゃん評価依頼中です!
なんだそりゃ……。 本人の意図で晒された物でないならスルーが原則となります。ご了承下さいね。
710 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/28 17:04
711 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/28 17:31
あああ あああ あああ あああ あああ あああ あああ あああ あああ 消してもいい?
>>711 どういうルールで消えるのかが明瞭だとさらに爽快感アップ。
ただ、連鎖しそうな気配が無いのが惜しい。
い あ あい ああい いいああ ああいう あいいあ いああう いあいう あいいう 次は「ぷ」か……
_ぷ__ い あ あい ああい いいああ ああいう あいいあ いああう いあいう あいいう GAME OVER.
( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )
717 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/29 11:09
>701 おまえ 煙草板やコンビニ板にもいたけど 何がしたいんだ? みんな見てくれよ
謎コピペに釣られた謎レス コレゾミステリー
719 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/29 14:45
>>712 消える条件。同文字が9個の正方形、それに隣接する同文字。
あ
い ↓
あ い う
あ ほ ああい
あああ いいいいい
いいいあいいううあ
ああいいいいいうう
あああいあいいううう
あああいあいいううううう
コピペしてみてください。全部消えるはずです。
手間かかるなあ よいしょっと あ __ほ______ なんだと。
722 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/29 18:33
私のオリジナル小説批評お願いします。 窒息しそうになった。濃密な二酸化炭素が肺の中に入るのを拒絶し、 僕は憂鬱になる。人込みの中に僕の肉体が存在するが、意識だけはどこかえ 浮遊していた。後ろや周りで笑い声がしたり、殺気のするような強烈な視線を 感じた。なんだか切なくなった。腹の中に渦が巻いている。巨大な、渦が。 ぼくはそれに巻き込まれまいと必死にもがいた。 けれども、もがけばもがくほどそれは巨大になっていき、 弱いものを引きずり込もうとする。 次第に呼吸が浅くなってきて、頭がクラッとしたかと思うと僕は家にいた。 肉体だけじゃなくて、意識もちゃんと存在した。 電車なんか嫌いだ、空気にそう叫んだ。いや電車が嫌いなわけじゃない。 満員電車が嫌いなんだ。もっといえば人間に問題があるんだ。 今日電車でソニーのノート型パソコンを買いにいってきたのだ。 これが恐怖の始まりだった。 まだ話はありますが今日はここまで。今日の批評お願いします。
片山恭一風味
725 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/29 22:37
727 :
ツルゲーネフ :04/07/30 17:56
コピペって実在の人物だと思っていた。
728 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/31 02:52
一晩中泣いて 泣いて 気がついたの いい加減にしろ 借金大王 やればできるよ お前の素顔が綺麗だったからこそ
729 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/31 02:53
あたしが オバさんになっても 死んでしまおうなんて はしゃいでたばかな男さ その姿は昨日までの 何も知らない私 ズボンの中がぐずるぜ〜 あなたも狼にかわりますか ウォーでがんすの
730 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/31 02:55
動かないヘビが襲って来る その背中には 今という「ホウキ星」 じゃんけんピョン じゃんけんピョン 海岸線に続くさよならのハイウェイ とばすにゃもってこい ガラガラヘビになった お前を乗せて あなたを海に沈めたい どこまでも どこまでも 微笑んで
731 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/31 02:57
そこの新郎に告ぐ 一人見る夢はすばらしい その姿どうしようもなく寂しく だからともだち ともだち えがおで なかなおりさ あしたもあそぼう 青い空
732 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/31 02:59
真っ赤に燃えた 我らが母校 ああ美しい 生きるってことは一夜限りのOneNightShow 効かない薬ばかり 転がってるけど あなたはアジアのパピヨン フラッシュ Ah〜 背広でユニットバス。 あ〜ち〜ち、あ〜ちぃ 燃えてるんだ〜ろぉか〜 わせだ わせだ わせだ わせだ わせだ わせだ わせだ
733 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/31 03:01
ロマンティックageるよ!ロマンティックageるよ! 北へむかう夜汽車に一人旅の道連れに飲む酒は とても小さくとっても寒がりで 泣き虫なともだちんこ 抱っこしてちょ 違う 違う このままじゃヤだ
735 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/31 14:09
あなたのことが好きです あなたを愛しています 好きで好きでたまりません 私は純粋な乙女 でもあなたの嫌らしいところさえ愛おしい あなたに触れられたい あなたに触れたい この想いどうしたらいいの 熱い思い 身体中に染み渡る 愛の炎 あああなたのいやらしい所を触れたい あああ淫らな私 あああん
736 :
名無し物書き@推敲中? :04/08/01 23:49
あああん
>>735 一番にストレートに述べられる「あなた」への気持ち。
そしてそれだけでは足りないとばかりに繰り出される、
二行目のI love you. 三行目で表現される、募りゆく想い。
己のことを「純粋な乙女」と言い切ることによって、恋する
うら若き少女の甘酸っぱい自己中心ぶりが表れており、
「嫌いなところでさえ」「触れられたい」「触れたい」に
この時期特有の、信仰にも似た相手への絶対的な気持ちを
かいま見ることが出来る。
後半から少女の純粋な恋心は嫌らしい劣情へとコンバート
されるが、そこからは少女の恋がただの「小学生の片思い」
程度のものではないことがうかがえる。
作品全体を通じて段々とボルテージが上がっていく、
「あなた」への想いを見事に描き切った秀作。
もし作者が男性であるのなら、思春期の少女の心の動きを
ここまで忠実に再現出来たことに敬意を表したい。
そうか、そうだったのか。 私はそう叫ばずにはいられなかった。 そして出来るものなら靴下以外脱ぎ去りたかった。 父の遺言でそれは出来ないが。 とりあえず、私は思いついた事を本の余白に書いた。 「n≧3の時、x^n+y^n=z^nとなるx.y.zの整数の組み合わせは存在しない」 その後天国で神様からこの適当な思いつきが300年間数学者を悩ませ続けた と聞いたときは靴下以外を脱ぎ去ったのは秘密の話だ。
フェルマーさん! こんな所にいらしたんですか!
740 :
名無し物書き@推敲中? :04/08/06 14:12
マケドニア王が転倒したシーンが写っているビデオがあるそうです、 とルネサンスマンが言った。俺たちはまごまごした。 夕陽はカブトムシと共に死につつあった。俺たちの未来よ。 さあ、おいで。
何か最近こんなんばっかだな。
俺は友人とカラヲケに行った 俺は歌う「めぐりあい宇宙」 熱唱だった・・・ だが友人達は携帯をいじくってて俺の歌を聞かない 俺は怒って、友人の一人を殴って 財布をおいて出て行った 圧勝だった・・・
743 :
名無し物書き@推敲中? :04/08/09 01:46
それは、僕の目の前で中を舞い、そして塵になった。 とたん、僕の頭の中で彼との思い出が甦る。 ───そして自分を責めた。 あの時、僕が病院で寝ていなければ、こんな事にはならなかっただろう。 あの時、代わりに行ってくれる様頼まなければ、こんな事にはならなかっただろう。 気が付くと僕は叫んでいた。 「クリリンの事かーーーーーー!!」
ワロタ
『中を舞い』はどうかと思うが、思わせぶりな配置の良さが光りますね。 あー、ドラゴンボール完全版欲しいなー。置く場所なんかねーけど。
746 :
まとも小説 :04/08/09 14:47
朝起きると、明日男の姿はどこにもなかった。一人もいなかった。冷たい朝が僕の そばにある。毛布の内側だけが暖かい。こたつの中には酸太が顔だけを出 して眠っていた。明日男はもう帰ったのだろうか? 寒い。こたつの中に入ろ う。こたつのスイッチは切ってあった。僕はこたつの電源を入れ、テレビを つけた。酸太の言葉が蘇ってくる。悪い夢のようだった。 僕は何とはなしに酸太を起こした。酸太は起きなかった。酸太の肩 を揺さぶった。僕は怖かった。酸太の体は、朝の幸福な小鳥の囀りより小 さかった。死の靄が酸太を覆っていた。こういうのを人が死ぬということ か。こうやって人は死んでしまうのか。僕はもう駄目だった。酸太は死ん でいた。僕はどうしたらいいか分からない。 酸太が苦しみながら、目を開けたとき、僕は今日という命の存在を心から 信じてみたくなるような一つの大きな安心感を得た。もう少しで、「今朝、 僕の部屋のこたつの中で、酸太が死んだよ。僕にはどうしたらいいのか分 からない」と美架に言わなければならないところだった。酸太は寒い、と 言った。酸太は起き上がり、こたつの上の財布を眺めていたが、まだ眠り 足りないのか、やがて体を座椅子のように少しずつ角度を広げながら、横に なった。酸太は夢の海で、顔だけを水面から出していた。光が冬の空気と 抗いながらも、僕の部屋に辿り着いてくれた。テレビでは、何の汚れもない 伸びやかなニュースが日本中の早朝を暖かく包んでいた。こたつは僕たちを 慰めてくれた。いろんな事物が僕たちを少しずつ、癒してくれた。
747 :
まとも小説 :04/08/09 14:48
「コンビニ行くか?」僕は朝の世界にまだ慣れていない酸太に向けて言っ た。うん、酸太は頷いた。酸太はゆっくりと起き上がった。酸太には 何の迷いも無いように思えた。少なくとも、この朝だけは。誰も悩みを感じ ない朝。そんな朝ってたまにはある。電車が僕たちのそばを通り過ぎた。 誰かが階段を駆け上がってくる。おでん、買ってきてやったぞ。明日男が帰っ てきた。明日男は両手にコンビニエンスストアのビニール袋をぶらさげて、息 を切らしていた。冬の寒さなんて、明日男には関係なかった。僕たちは永く苦 しい遭難の旅を乗り越えるための当座の食料を手に入れた。叫びという塊に しかすぎない広すぎる世界で、僕たちが一つ一つの叫びとして成立していけ るように。そして叫びが止む日を信じて生きていけるように。
748 :
名無し物書き@推敲中? :04/08/10 10:21
ふぁやく誉めてください
オウ ザッツクレイジー
750 :
名無し物書き@推敲中? :04/08/10 14:10
もう駄目ぽスレね、ここ。()泣き
751 :
名無し物書き@推敲中? :04/08/10 17:52
「君の暗号は とっくに解けてたよ」 僕は僕に気があるだろう女性に話しかける。 「はい?」 彼女は恥ずかしがっているのだろう。とぼけるようにいった。 「直感で相似だって気がついてたんだよ?お互いにね」 僕も彼女には興味があった。両思いだったのだ。 「君の事を考えるだけで、私のベクトルは上を向くんだ」 「え?何なんですか、あなた・・・・・・?」 僕は彼女のこの言葉を聞いて、やっと理解した。どうやら、彼女は僕を試しているらしい。 きっと、僕の愛を確かめているのだ。 「君のすばらしさは幾何的なそれは勿論、内に輝く法則にある。僕が証明したい!」 我ながらこの言葉には惚れ惚れとしてしまう。きっと、この言葉で彼女もわかってくれたはずだ。 「いや、怖いんで・・・・・・・」 まだ、彼女の心には届いていないようだ・・・・・・。しかし、この言葉を言えば彼女もわかってくれるだろう。 「私が負だとすれば、君は正のような人だ。君が僕と掛け合わせてこのマイナスの地獄から僕を救ってはくれないだろうか?」 彼女は私の目を見つめながら、頬を赤らめ、そして言った。 「あなたと掛け合わせたせいで私まで負になるなんていやよ!」 僕はどうやら、初歩的な計算ミスを犯したらしい。彼女のことは諦めよう。そう決心して、彼女に一言だけ本意を告げた。 「sinでもいいから一度俺のものをcosらせてやる」
うまいな。
>>751 これ凄いね。原稿作法が揺れてるあたり、他板のコピペ作品かな?
予定調和的なネタの纏めかたが秀逸。
作品を無理誉めできません あなたの作品は現在、無理誉めできません。 批評家に致命的な問題が発生しているか、作品の設定を調整する必要があります。 次のことを試してください: ・[新規作成]ボタンをクリックするか、後で書きこんでください。 ・人が少なすぎる場合は、平日の昼間でないか確認してください。 ・作品の設定を確認するには、[ツール]メニューの[作品 オプション]をクリックします。 [接続]タブで[作品の設定] グループの[設定]ボタンをクリックしてください。 設定情報は作品のプロットか、あなたのメモ書きの情報と一致する必要があります。 ・作品の管理者がパクリを使用可能にしていれば、有名作家の作品を投稿して、 批評家を試すことができます。夏休みの場合は[夏厨の検出]を先にクリックしてください。 ・時間帯によっては128ビットの作風を要求するものがあります。 [ヘルプ]メニューの[バージョン情報]をクリックして、インストールした作風を確認してください。 批評家がいないか、無理誉めエラーです。 Murihome Explorer
ワロタ
756 :
名無し物書き@推敲中? :04/08/11 17:17
757 :
名無し物書き@推敲中? :04/08/11 23:24
私は女の子 彼女も女の子 でも私は彼女が好き どうしたらいいかわからない でも彼女には彼氏もいる 彼氏がうらやましい 私が男だったら 私はどうすることもできないさみしさがありめす
斜め読みの美学、それは描写に決別した、より記号的な構造への挑戦だ。
私
も
し
女
ら
た
こ
この文章の意味する所は、本文同様女性性への嫌悪だろう。
「私もし(私もだが)女ら(女というものは)たこ(タコである)」
という事だ。このタコは只の罵声だろう。女性の美学たる軟体も
醜悪な生命の根拠たりうる例がある、という痛烈な皮肉かもしれない。
ジェンダー倒錯へ波紋を投げ掛ける問題作は、ブームの終焉と共に
死滅したかのようである。しかし、終わりではない。
問題は何も解決していない、性差別や価値観の迎合に留まらない
上部構造の歪みとしての問題を記号化するには、
>>758 のような
手法しか残されていないのではなかろうか。
褒めてる人たち。 あんたらすげぇよ。マジで。
マゾで。
(・3・)〜♪
763 :
名無し物書き@推敲中? :04/08/13 18:23
>>762 なんだこれは驚愕だ、一瞬コスモがでた。宇宙的な神秘さがある。
文末の「♪」がぷるぷる感をかもし出している。まさに21世紀の
象形文字として後世に語り継がれるだろう。
764 :
名無し物書き@推敲中? :04/08/13 18:30
>>729 なんだこれは怪物くんじゃないか、「ウォーでがんすの」
が輝いている。他のはネタ振りに思えてならない。つまり
「ウォーでがんすの」の最大公約数だろう。
765 :
名無し物書き@推敲中? :04/08/13 19:05
そこを押し広げて舌先をやわらかく当てた。エリカが甘い声を漏らした。 羽を閉じたような蝶はうすい茶色で、羽をめくると、生々しいような濃いピンク色の 肉が呼吸するみたいに、一定のリズムで蠢いていた。 あたしは、ゆっくりと、開きかけた蝶の羽のまわりを舌先でこすって行った。唾液を たくさんからませて。羽のへりに舌を這わせて、そして羽を片方ずつ丁寧に吸って。 これをやるとエリカは身悶えする。 ミラ・ジョヴォヴィッチも圧倒しそうな美形の女の子から、細い足を大きく開いて 腰を振り続けるただの淫乱なメスにトランスファーする瞬間があたしは何よりも好き。 「あっ・・・あ、あ、あ・・・・」声が途切れ途切れに、でもだんだんと大きく響いてきて あたしは少し上目遣いにドアの向こうのソファで、両肘をひざに乗せて食い入るように 見ている裕を見てみる。
たらこ焼いてたんだ。 夜、午前2時。お腹が空いたのでふるびた冷蔵庫のドア をこそっり開けてた。ジーという機械音が耳に 伝わり、ひんやりした空気が顔全体を覆い、橙色の光が怪しく照る。 中を見回すと卵、牛乳、豚肉、牛肉、浄水した水、夜の残りの炒め物、 、ご飯のお冷、たらこ。 たらこ?・・・・これだ。 何故かその時は直感的にたらこだった。何かに憑かれたように フライパンでたらこを焼いてた。しばらくするとプチプチと音がしてきて こんがり良い匂いがしてきた。その時だった、一瞬にしてたらこがはじけ 、一粒一粒からサーモンらしき物体が飛び出てきたのだ。数にしておよそ 何千匹といったところだろうか。なんと私に向かってくるではないか。 私はなんとか火事場のクソ力で玄関まで逃げたが限界だった。みるみる 私の肉が食われていく。痛くてどうしようもなかった。目もひきちぎられ 脳も内臓も食われ、意識がなくなっていった。 目が覚めるとそこには賞味期限切れのたらこが横たわっていた。
「あっはっやん気持ちよすぎておかしくなりそおー」 「じぁあめちゃくちゃになった君をみせてよ」 「あーんいじわるー」 「あっだめーそんなにおくまでついたらっ」 「聞こえる?きみのお○んこがきもちいーってさけんでいるの」 「うっんくちゅっていってるー」
768 :
名無し物書き@推敲中? :04/08/14 00:55
「きゃううううっ!」 再び股間から湧き上がった激しい快感に、恭子は悶え、声を漏らした。 頭を太股で挟まれ身動き出来ない恭子は、快感のあまりオレの腰にしがみつく。 股の間からこみあげる快感に、何かにしがみつかずにはいられなかったのである。 思わず手を放した○んちんが起き上がって、恭子の頬をペチンっと叩いた。 「あうっ! イイっ! もっと‥もっとです。もっときちんと汚して下さい! 何人もの子の お○んこを舐めたSさんのいやらしい舌で恭子の処女、きちんと汚して下さい。 もっとベトベトのいけないお○んこにして下さい」 「そうだよ。恭子ちゃんは今、何人ものお○んこを舐めた汚れた舌に処女舐められてるんだ。 ホラ、汚れちゃうよ。恭子ちゃんのキレイな処女がドンドン汚れちゃうよ」 そう言いながら、わざと意識させるようにペロンペロンっと大きく恭子の処女を舐め上げる。 「あうううっ! 汚くなってる‥恭子のドンドン汚くなってる!」 前にも使ったフレーズ、言葉責めだが、恭子はこの汚れる系の責め方が好きだった。 オレは恭子が好きな責め方は、積極的に使うようにしていた。 恭子がオレの腰に腕をまわして股間にしがみついたこともあって、オレは彼女の頭を挟んでいた両太腿を開く。 股を開いても、恭子はオレの股間から顔を離そうとはしなかった。 「好きかい? 恭子ちゃんはこんなにも汚れてるオレの舌、好きなのかい?」 「んんんんっ‥好き‥です。大好きですぅ」 ためらいながら告白。けれども、そんなことは知っている。 「恭子ちゃんはその大好きなオレの舌の前で何をしたんだい? 言ってごらん」 「はぁうっ!」
769 :
名無し物書き@推敲中? :04/08/14 01:05
>>766 たらこと人類の壮絶な戦いを描いたヒューマン巨編。
夢オチというあり得ない結末は、作者からの問題提起と受けとるべきだろう。
>>762 (・3・)〜♪
>>763 氏の意見に反論を呈する。
>宇宙的な神秘さがある。
作者が宇宙を描いたとの見方には同意だが、これだけでは舌足らず。
作者が示した、アンドロメダ星雲への果てなき慕情にまで言及するべきではあるまいか。
>文末の「♪」がぷるぷる感をかもし出している。
『ぷるぷる感』では語弊がある。『ふるふる感』の方がより適していると思われるが?
>まさに21世紀の象形文字として後世に語り継がれるだろう。
誤植と判断するが、文字ではなくドキュメンタリー8ミリであろう。
批評界の縮図が垣間見えるスレだ
DQMENTARY
773 :
名無し物書き@推敲中? :04/08/16 11:34
>>772 ドラクエメンタリー?あれ?8は出ないの?
キャベツの葉を1枚めくったら青虫がでてきやがった。 奴はのうのうとはってやがる。テーブルからつまようじを 1本抜きだし刺してやろうと考えたが体液が飛ぶことを 想像してしまったから流しに勢いよく楊枝で抛ってやった。 まな板にキャベツを置いて千切りをした。 「トントントントントン」 「トントントン」 「ブチュ」 目が痛い、目に液体が飛んできたようだ。 奴め這い上がってきたようだな、自分から切られに くるなんてどうかしてる。 「目が痛いな。」 包丁を置いて洗面所に向かった。片目を閉じながら 手を合わせる。タオルで拭きながら鏡を見ている。 驚いた、顔が溶けている。角度を変えて確認してみたが 溶けている。呆然と鏡の前に立ちすくんでいた。 痛みが無いことに気づいたのでもう一度よく見てみたら 溶けているのではなかった。片目で視界が悪くなっていたようだ。 肌色の糸が顔に絡みついているのだ。 みるみる糸が全身を覆う。一瞬暗くなり、そして視界が開ける。 鏡の前に立っていた。何もなかったように自分がいる。 「?」 肩に力を入れると違和感がある。妙に肩が膨れ上がった。 服を脱ぎたい衝動に駆られ、上半身裸になった。 飛んでいる。天井を突き破り意識のないうちに甘い蜜を吸っていた。
777 :
名無し物書き@推敲中? :04/08/20 16:59
もうそsろそろ、地獄小説完成するぜ、吼えずらかくなーりょ。 けけ、たのーしーみ、っぐ、要は慣れだよ。俺みたいにポスト モダン系の批評本読んでたら、なんでも無難に語れるように なるよ。幸せ、しましま。待ってたわよ。
今はポスト・ポストモダンの時代です。
779 :
名無し物書き@推敲中? :04/08/21 05:50
tanomu mazi onegai honto daisuki dakara tukiae oreto mazide imasugu hayaku hayakuah fjkasdlfjlasd;; がwせdrftgyふじこlp;
>>779 いわゆるひとつのルパンロボだろう。最後のふじこがそれを
物語っている。
たのむ、まじ、おねがい、ほんと、だいすき、だから、つきあえ、まじで、
いますぐ、はやく、はやく・・あん、ふじゃこ、ふじゃこ、があw、セーフティ、
「ふじこ」
犯人はお前だ。
Lはlove、Pはperson。
暗号推理サスペンスTHEルパンだろう。
>>781 うむ、褒めてくれてありがとう。しかし、な
んでも褒めればいいというものではないぞ。
これからも精進するのだ。
783 :
名無し物書き@推敲中? :04/08/22 15:07
武器を買った。 別に誰かを殺したいわけではない。護身のためである。50歳になって、クスリを止めたせいで、 おれは覚醒した。知覚の扉が開いた。自分の棲んでいる世界の正体が見えるようになった。 すると、おれが今までオンボロ工場のような頭脳で陸続と生産してきたもの、 つまり「娯楽」を創ることが馬鹿馬鹿しく思えてきた。エンターテイメント作家を廃業することにした。 つまり、「お娯しみはここまでだ」というわけだ。秀逸な作家なのにもったいないことだが、 生きるっていうのは「失っていく」ことだ。これからは本当のことしか書かない。 俗に「目あき千人盲千人」というがこの統計は間違っている。「目あき三人盲千九百九十七人」 が正しいマーケティングの結果だ。盲たちは真実を嫌う。従っておれは人々から憎まれるだろう。 中には確信的殺意を持っておれの家のドアを叩く者も出てくるだろう。 だから武装するのもあながち意味のないことではないと考えた。(中略) 年内に警察に行ってショットガンの所持許可をもらおうと考えている。 5年以内に前科がなく、講習を受ければ購入許可が受け取れるそうだ。 散弾銃は刀剣銃砲店で手に入るが、40万円くらいするらしい。 (ちなみにスプレーは千四百円、スタンガンは一万四千円だった。思い出した が防刀防弾チョッキも買った一万円くらいだった) おれは武器など買いたくはない。40何万円も出せば結構いい電気ギター が買える。しかし、そういう世の中になってしまったのだ。心の鍵はいつ でも開いているが、家の鍵は閉めておかねばならない。 来年の二月にブッシュはイラクに核をぶち込むだろう。正気を失った殺し 屋が世界を支配しているのだ。
784 :
名無し物書き@推敲中? :04/08/22 16:19
さて、俺がどこに居るのか 分かるかな?
787 :
名無し物書き@推敲中? :04/08/24 06:36
「ちゅぽ、ちゅぽ」 何の音だろう。不安に駆られる音だ。 「ちゅぽ、ちゅぽ」 またこの音だ。こんな夜更けにいったい何をしてるのだろう。 窓をそっと開けて外を覗いてみたが人の気配はない。街灯 の光がうっすらと道路を照らしている。 「ジー、ジー」 虫が鳴いているようだ。 「ちゅぽ、ちゅぽ、ちゅぽ」 まただ。工事中でコーンで囲っているあたりから聞こえた。 今度は窓が開いてるのではっきりと聞こえる。外に出て確かめることにした。 近づくに連れて人影がはっきり見えてくる。 「飴舐めてたら悪いんか!」
788 :
名無し物書き@推敲中? :04/08/24 11:16
『比嘉、皇居へ(3)』 運転手が短いクラクションを二度を鳴らした。金曜日の夜にこんな目に遭って、彼は明らかに苛立っている。仲間の運転手たちと連絡を取り合い、儲け話に網でも張っているのだろう。 美紗緒は父親の背中を押さえて、しゃがみ込んだままでまだ泣いている。 「なぜ泣くんだ」 「笑えっていうの」 「泣くことはないだろう」 また運転手がクラクションを鳴らしたので、僕はわかったという風に大きくうなづいてみせた。すると、彼はタイヤをきしませて走り去っていった。 「おい、あのタクシー、行っちまったぜ」 「また捕まえればいいわ」 「ねえ美紗緒、今日は金曜日なんだよ」 「電話で呼べない?」 「千代田区霞が関お堀端一丁目に来て下さいってお願いするわけか」 「どうしてそんな言い方するの」 そう言うと美紗緒はまた泣いた。 「分かったからもう泣くな」 僕は言葉を飲み込んで三百メートルほど先にある電話ボックスにまで歩いた。こんなところに電話があるのがひどく不思議な気がした。 四社にかけてみたけれど、案の定どこにもつながらない。仕方なしに会社の会社の自動車課にかける決心をした時、ふいに比嘉のことを思い出した。晴海の部屋にかけると彼はすぐに電話口に出てきた。 「たったいま帰ってきたところだよ」と比嘉は言った。 ポケットの中を探ると、空だと思っていた箱の中に一本だけ煙草が残っていた。僕はそれに火をつけ、ゆっくりと美紗緒たちのところへ戻った。汗のせいでワイシャツの背中がひどく重かった。
幌をかけた六十八年式のビートルが耕運機のような音をたててやってきたのは、それから十五分ほどしてだった。 バークレーで買った4つボタンのニューポートブレザーを着た彼は、かなり颯爽としていて、一見したところ親のコネで博報堂に潜り込んだ営業マンのように見える。実際には独立心の固まりのような男なのだけれど。 美紗緒の父は、この時にはもう軽い寝息をたてていた。それでも、比嘉が持ってきたボルビックウォーターを口にあてがうと、老教師は目を閉じたまま一気に半分近くも飲み干した。 「なんだ美紗緒、泣いているのか」 比嘉がそう言うと、美紗緒は今度は声を上げて泣き始めた。 顔はかなり青白かった。手を貸して身体を起こしてやった時、僕は彼が眼鏡をしていないことに気づいた。まるで戦傷者だった。戦場に借り出された老教師。車椅子さえあれば反戦映画にだって出られただろう。 僕は石垣でできた塀のところへ彼を連れて行って、そこに背中をもたれさせた。もう酔いはすっかり覚めていた。 「少し飲み過ぎたみたいだね」僕は言った。 「ごめんなさい」 「普段はどれくらい飲むの?」 美紗緒は父親のそばにしゃがみこんで何も言わなかった。見ると、彼女は声を殺して泣いていた。父親の方は目を閉じて眠っているし、背広の襟ぐりには胃液に溶けた何かが付着していた。
スカトロ学園小説書いていいですか?
791 :
名無し物書き@推敲中? :04/08/26 00:14
ピータロンはいつまでも大人になれない男の子★ ロンがこの世に生を受けたのは2000年問題が混乱を極めた20世紀の終わりである。 中国では一人っ子政策により課された次男以降に対する重税のため 戸籍に届けられない黒い子供たちが多数現れ国際社会から強い批判を受けたが、 20XX年に中韓露の国連大虐殺によりアムネスティインターナショナルは壊滅し、 黒い子供と呼ばれた中国の戸籍にない子供は以後戸籍を保証されることなくただ育っていった。 ロンもそのひとりである。 彼らは成人どころか国民であることさえ認められず、その存在はないものであった。 しかし彼ら黒い子供たちは山間部の貧しい村々では人口の1/3を占めており 成長するにつれ徒党を組み、強盗強姦殺人さえいとわない犯罪集団と化し 次第に獲物を求め北京へ向かっていった。これを後の世にアジアの黒い暴動という。 ロンがまだ餓鬼のころ、村にひとりの金持ちがいた。役人で、名前はわからない。 ある夏の夜にロンと数人の仲間は屋敷に忍び込み役人を素手でバラバラにした。 寝室の奥にひとりの小娘(クーニャン)が震えていることに気付いたロンは 仲間達が家財を盗って逃げさるのを確かめてから寝室に入り込み声をかけ名前を聞いた。 リーというロンとまだ同じくらいの小娘は背中に天使の入れ墨を背負い 両足はこぶしのように小さく縮んでいたでロンはこれが妖精というやつかと納得した。 ロンがリーにいっしょに来いと言うと、リーは力強く「行くアルよ」とうなずいた。 この二人こそ後に黒い暴動を扇動し北京を焦土と化すほどの虐殺を行い 殺した人民の数だけの黒い子供を産みおとし、黒い子供の帝国を北京にひらき その初代皇帝と妃となるピーター・ロンとティンカー・リーなのである。
>788-789 コメントおながいします
794 :
別れる時には冷たく別れて心が残るから ◆5edT8.HnQQ :04/08/26 02:53
>788-789 お前はこんな中間小説みたいなのが書きたいのか
795 :
別れる時には冷たく別れて心が残るから ◆5edT8.HnQQ :04/08/26 02:56
>788 ふざけんな生はげ。 >会社の会社の 二回繰り返してんじゃねえよ >コメントおながいします おながいしますじゃねえよお願いしますだろ舐めてんのか? お願いします褒めてくださいだろタコ。コメントでいいだからコメントしたまでだ犬畜生
マジレスしちゃだめ。誉めないと。 このスレは誉める箇所を探すことすら難しい駄文を、どうやって誉めるかという、 いわば観察力や表現力を鍛えるスレなんだから。 そのためにみんな、わざと誉めようのない、掛け値なしの駄文を出してるのさ。 そこをどう巧みに誉めるか……そういう息詰まるせめぎ合いの場なのだ。
797 :
熱液浴夫 ◆5edT8.HnQQ :04/08/26 03:46
>>796 スレタイ読んでなかっただけだ。知ってたらあんなレスしなかった。酒ばかり飲んでて一向に仕事をしない。張飛を視察に送ったくらいだ。
>>797 まああれですよ
謝罪する余裕もない時はゆっくり休むのが一番です
開き直りの文章として最高ですけどね(と一応誉めておく)。
張飛てw
799 :
名無し物書き@推敲中? :04/08/26 14:04
800 :
反逆のカリスマン :04/08/26 16:56
800
こんな僕にも明日がある。
ないない。
803 :
名無し物書き@推敲中? :04/08/29 13:11
アージュ
(・3・)〜♪ 暇だな・・
805 :
罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/08/29 19:28
「三十年セックスしてないんだったらきみはもう処女みたいなもんだよ」 「そんなセリフはクンニしてからいってよね」 「どうしてだい?」 「舐めれば分かるわよ……」投げやりな感じで女が言った。 「じゃあ舐めさせてもらおうかね」 その後の男の消息は誰も知らない。男がマンカスになったからだ。
806 :
罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/08/29 19:41
「おい何やってんだよ信二!」厨房から叫び声がした。 「すんませんオナニーやってます!」信二が答えた。 「オナニーやってますじゃねえよ! 客が込み入ってんだよ! この お昼時にのん気なことしてんじゃねえよ!」 「すいませんっ。あと十三分待ってください」 「わかった十三分だな。早く出すもん出して、ラーメンをゆでてくれや、 バイトの癖にわがままばっか言ってると首にするぞ」 「わかってます。十三分待ってください」信二が答えた。
最悪 褒めるのも無理 死ね
809 :
名無し物書き@推敲中? :04/09/02 11:03
あたしの変態小説読んだらみんな参るわよね
夏休みが終わってから、難しい本が読めなくなった。 いつも、漫画ばかり。 これには少し困った。 読書感想文がかけないからだ。
811 :
名無し物書き@推敲中? :04/09/03 05:25
僕らアイドルは、花々しい世界にいるように見られているが実際は最悪だ。 テレビや雑誌に写る表情はすべて「偽」であり、偽の後に待ちわびているものをいつも恐れていた。 「お疲れ様でしたー」 大御所の歌手ナオコにリーダーの僕が言うと、他のメンバーも同じことを言った。 「お疲れ。ねえ、君可愛いから今夜一緒にいてよ」 「えーっとこれからCM撮りがあるんで」 「何よ!あたしと一緒にいるのが嫌なの!?それなら考えがあるわよ」 ナオコは怒ったように言うと、僕らメンバーは顔を見合わせ困ったような顔をした。 「分かりました。その代わり一時間でいいですか」 「しょうがないわね」
812 :
暇なら批評してください。 :04/09/03 11:32
新着レスの表示 -------------------------------------------------------------------------------- 掲示板に戻る 関連ページ 全部 前100 次100 最新50 名前: E-mail (省略可) : read.cgi ver7.20p (04/01/07)
813 :
名無し物書き@推敲中? :04/09/03 12:20
>>813 うんなかなか描写が迫ってて良い。
ありがちって言えばありがちだけどね。どこかしら飛び抜けた物に見せるには、このセンスのままでもう十倍くらい枚数費やしても良いと思う。
アイデア商品の類じゃないわけだから、この手のどす黒方面では、どこまで執拗に描写できるかが勝負だと思うよ。
もし他薦のフリした自薦だったらとりあえず頑張れ。
未完だから全体の評価にはならんな。続き出てたらまた報告してや
815 :
名無し物書き@推敲中? :04/09/04 06:45
そう?
817 :
名無し物書き@推敲中? :04/09/04 16:13
いい感じに仲良くなってた女の子と二人で遊園地に行った。 その日の朝、少し熱があったんだけど無理して出かけた。 案の定、気分が悪くなってきた。 巨大迷路の行き止まりのところでウンコした。 以上。
ぬるぽ さあ褒めてみろ。
>>818 ぬるぽ……なんて素晴らしい言葉だ。
私は感動でモニターが歪んで見えるよ。
この溢れんばかりの心のときめきを表すなら
そうこの一言が相応しいだろう
ガッ
ワロタ
>>820 故事に曰く「ワロタ」過度には服着たると。
そのような注釈の付け入る隙を許さない
ほどに完璧なワロタを、今私はここに発見した。
定例表現の使用法はその空間・時間・意味の観点から
配置場所の設定に立体的考察を要するものだが
この記述にはワロタのすべてを知り尽くした820の稀有な直観力と
邪悪なまでに隙のない姦計が凝縮されていると言ってよい。
吾等凡才は「3文字の文学」誕生の瞬間に居合わせた僥倖を
唯純粋に諸手を挙げて喜ぶべきであらう。
822 :
名無し物書き@推敲中? :04/09/05 14:22
批評家さんより文章提供者の方が増えているね。 提供している人も、批評しましょう。批評の数が減っています。
823 :
名無し物書き@推敲中? :04/09/05 15:04
だって読んで時間潰して誉めた上に逆に文句言われたら嫌過ぎじゃん。 そういうヤツ多過ぎじゃん。 ピングとか晒しとかマジ氏ねって思うじゃん。 欲しかったら人のクッキー食うなよって言いたいじゃん。 オマエラのスキルは分かったから。匿名なのに相手調べようとするなよ、って。 ……な? そういう事するから批評なくなったんじゃん。
>>823 素晴らしい!
あなたの理論は是非多くの人に聞かせるべきです!
まさしくぬるぽ!
たんに、最初の方に批評してた人達があきちゃって、それが今になって馬鹿みたいに突然ぬ る何とか言う、下らないのが、横行しはじめて、それで、後から来たひとたちに、批評しる なんて言っても、スレが復活する訳も無いんだから、結局いい批評をするしかないと思うぽ。
>>818 うむむ、下手な官能小説よりも、実用性があると思うのは私だけだろうか?
濡れ場に到達するまで、何枚もページを捲らせるようでは、折角の臨戦態勢の息子も士気を下げてしまうだろう。
だけど、この言葉はなんだ!この響きはいったい何なんだ!
「 ぬ る ぽ 」
実に艶やかだ。そして程よく湿り気がある。
読者の右脳に直接働きかけ、いわんや股間にダイレクトに響く。
私はこの言葉のお陰で、暫く官能メディアからは遠ざかりそうだ。
829 :
名無し物書き@推敲中? :04/09/06 10:07
>814 ありがとう。 ものすごく励みになった。 実は自薦です。スミマセン。
830 :
名無し物書き@推敲中? :04/09/06 13:37
横綱の歴史 曙の『300年の歴史で68人しか横綱』発言についてですが,横綱に は300年の歴史はありません。 歴代横綱の内,初代横綱明石志賀之介,二代横綱綾川五郎次,三 代横綱丸山権太左衛門については横綱免許の実証がなく,実質的な 最初の横綱は四代谷風と五代小野川で,寛政元年(1790)11月に 強引に同時昇進させたようです。 力士の装身具としての横綱(黒白の特性のしめ縄)は大阪相撲の力 士の間で,その4〜50年前から流行していたようですが…。 曙は『第64代横綱』ですが,横綱のことを第何代と数えるようになった のは,明治の横綱陣幕が東京深川八幡境内に立てた『横綱力士碑』が最 初で,明治33年(1900)11月のことです。現在の日本相撲協会も 勝手に,この『横綱力士碑』の代数を追認しています。権威付けという実 利を取ったのでしょうが,相撲協会も見識がありませんね。『力士碑』に は,横綱免許の実証がない初代・二代・三代(本来はこの3人は入れる ベキではない)が入っており,しかも逆に,京都相撲の横綱磯風音治郎 ガ,理由なく抜け落ちている(入れ忘れている?)という問題がアリマ ス。(磯風は五条家,吉田家の両方から正式に横綱免許受けていて,順番 でいうと,15代梅ヶ谷と16代西ノ海の間に当たります。) K1での曙の発言は『214年の歴史で横綱は66人』と訂正されるベキでしょう。 Oahu島出身の曙に正確な歴史知識を求めるのは酷かもしれませんが…。また, 勝手に『横綱はコンスタントに出ていた』という前提に立っているようですが, ちがいます。例えば四代谷風梶之助と五代小野川喜三郎の昇進と(同じく同時昇進 ですが)六代阿武松と七代稲妻の昇進の間には,40年間近いブランクがあります。
831 :
罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/09/06 17:28
蹴りたいおなか 綿矢に中出しして遊んでたら妊娠しやがったんで 服脱がせて柱に縛り付けて ハイッ!ハイッ!って、ミドルキック連発してやったら まんこからきたねえ胎児出しやがった おえェー
832 :
名無し物書き@推敲中? :04/09/06 17:36
地震がきた いろんな事考えた、離れて暮らす家族のこと。 友達のこと。一人暗闇で恐くて涙が出た。 18なのに彼女はいないし、街にも馴染めない。 将来にも光が見えず、窓から見える奇麗な夜空が俺を笑う。 俺は電気を付け、コンポをONにする、すると一人のバカが 「今夜、俺はロックスター」と連呼していた。どんな気分なんだろう? 最高だろうなw..よし、俺も走り出そう
>>831 どことなく女子高生コンクリ詰め事件を想起させる一品である。
登場人物が見えないため単なる思考の表明に過ぎないともいえるが、
感覚にたよれば、作者の魂が乗り移っているのではないか、と思える文章だ。
また、タイトルが某有名小説のパロディであることは誰の目にも明らかであるが、
綿矢という名称を記述したことによって、
これが実は現実のものなのではないかという懸念に襲われる結果となった。
仮にそれが意図されたものであり、このレスを読んだ作者が「狙いどおりだ」と思ったとしても、
現実に存在する極めて明確な「綿矢」という名称がしっかりとあることは問題である。
パロディもとの小説の認知程度から考えて、
この「綿矢」がパロディもとの小説の著者だと思わない人のほうが少ないであろう。
しかも一人称を用いることによって、「登場人物がやった」という言葉も通用しなくなっている。
この意図されたはずの文章は実際的にはほぼ全員の頭の中で現実となるわけで、
このままだとファンからの圧倒的な捜査依頼が警察へいくことになるであろう。
よって、作者のタイーホは間近であると思われる。
2ちゃんねるにおいて、創作物でタイーホされた者がいることを作者は知らないのだろう。
と思わせる、作品と呼ぶことすらもしのばれる文字の羅列にすぎないぬるぽ。
>>829 だろうと思ったから「もし他薦のフリした自薦だったら」なんてカマかけたんだけどな。
ま、慎んどけ。
835 :
罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/09/08 15:34
序言 すべての知性ある生物が滅んだあと、宇宙はゴム状星雲ゲムになる。ゲムには知性なき生物があふれているらしいが、もしそれが本当ならゲムは恐ろしいところだと断ぜざるをえないだろう。 1 第七宇宙最後の父的存在者アガの子、種子Bが成人したあかつきには、宇宙はその秩序を取り戻す。 アガが解き放ったその種子Bは、広大なゲムの荒野を五十万年さまよった。 ゲムの荒野には花は咲いてはいず、あらゆる生物の子供らが、降りしきる雪の中を知性なく生きていた。 ゴム状星雲ゲムは雪国だ。夜空の底が白くなった。 種子Bはヤマトの地パカスでケーキチという名で受粉し、成人したが、その人生は苦難の連続だった。 まず、親代わりとなったホサヂは手の長い生命体だったが、おもむろに阿賀啓吉をしろ犬に縛り付けると、しろ犬の思うがままのところへ啓吉を旅に出したのだった。
↑褒めるの不可能
つつみん嫌われてるな。 無理もないか
>>833 素晴らしい考察である。
一人称がどこにも使われていないぞと思ってしまった自分が情けない。
名前:罧原堤 ◆5edT8.HnQQ 投稿日:04/09/06 17:28
↑ここにあったのだった(藁
何でも書けばいいと思ってるだろ?あんた? あっ?俺の事? そそ、素直に読めない物を書けば、何となく芸術の香りがするもんだ。 チチチ、甘いんだなぁ、その考えは。 ピカソだってさ、凡人には理解できない絵を描いただろ?でもなんであれが天才なんだ? い〜え、彼らは人々を感心させる描写力は既に持ち合わせているんです。 鉛筆一本あれば、モノクロ写真と比べても遜色のない絵を描いちゃうんです。 その時点で、天才。でも真面目な絵ばかり描いていると飽きちゃうんです。 そして、それが昇華して、摩訶不思議な抽象画へと変化していくんです。 要するに、僕はあなたに正確なデッサンをして欲しい。誰が読んでも唸るような、良い文をまずは書いて欲しい。 わけの分からん書き物は、それからです。 ぬるぽ。
がっつ
841 :
名無し物書き@推敲中? :04/09/16 12:36:24
>826 ぬう。そうきおったか。 流転輪廻の如く続く他者排斥と自己否定、そして評価という名の再肯定じゃな? ポリティカルアパシーを決め込む前に、儂も少しは楽しむとしよう……。
>840 文体は志賀直哉に近いけど、ストーリィは独創的だね。 莫大な伏線を、きゅっと最後に閉める。畳み掛けられた!って感じだね。 極上のエンタテイメント作品。なおかつ、"っ"のの使い方、まだ"っ"を挟む "が"と"つ"は文学者ならニヤリと来る、一種の洒落がある。"っ"の使い方は いろんな人間が試みてるけど、こんな実験的な使い方は初めて見た。 これを上手いと取るか、失敗と取るかで評価は二分されるだろうけど、俺は好きだね。
843 :
名無し物書き@推敲中? :04/09/16 15:23:31
t8inko
844 :
名無し物書き@推敲中? :04/09/16 16:45:21
今日、近所の電器店でアレに使う大容量HDDなどを物色しておりましたら、 「モエーモエー」と叫びながらフロアをうろつくおっさんを発見いたしました。 ああ、春だな。 ああいうおっさんの存在を根本から抹消したらさぞかし楽しいだろうなとバッファローの 200GBHDDを凝視しながらレジへと並びました。 ふとおっさんに目をやると、いつのまにやらおっさんが幼女に寄り添っているではありませんか。 これはいけませんと、買い物かごにあった唯一武器になりそうなUSBケーブルを握り締めていると、 おっさんと幼女の会話が聞こえてまいりました。 「もえ。お父さんから離れたらダメじゃないか」 「ごめんなさい」 ああ、アレだ。親子だ。もえって名前のお子さんですか。利発そうなお嬢さんですね。 抹消されるべきは私ですね。
こぴぺうざいYO
846 :
名無し物書き@推敲中? :04/09/16 18:16:07
847 :
名無し物書き@推敲中? :04/09/16 19:48:46
よく考えれば何も知らないんだな 女の子と手をつないだときの感触とかさ ホントはどきどきしてるんだけど素知らぬ顔で話したりとかさ 「暑い」って言ったら彼女がハンカチでパタパタあおいでくれたりとかさ 彼女の誕生日に何を買おうか自分の誕生日に何をモラウンダロとかさ 意味深な言葉で探りをいれてみたりとかさ 電話代がかかるから「せーので一緒に電話を切ろう」とか言っても結局切れなかったりとかさ ぬくもりとかさ 甘い香りとかさ くちびるとかさ 中学のガキでも知ってるようなことを何一つ知らないんだな 俺は。
>>847 内容が気持ち悪いが、センスはあるだろう
849 :
名無し物書き@推敲中? :04/09/16 20:47:27
風がだんだん冷たくなり、また空気が澄んで天が高くなる。 向日葵の残骸、いつの間にか聞こえなくなったセミの合唱。 懐かしいキンモクセイの香りが花を掠める。 すっかりクーラーの要らなくなった電車を降りて家路を急げば、 まだ冬は遠いというのに、なぜか夜風が身にしみる。 残業続きで疲れた体。 明るい家々の窓からは時折笑い声が聞こえ、残業から帰った夫に出したのだろう シチューの良い香りがする。 変に凝ったものではなく、オーソドックスな、野菜たっぷりの鶏肉シチュー。 羨ましい。 俺は、さっきローソンで買った唐揚弁当のラップを破り、食うだけ。 独りで。 こんな毎日が続く。 この秋を乗り切っても、次にやってくるのは冬。 恋人に、配偶者に、親に、子供に、愛する人のために贈り物を選ぶ人々を尻目に、 俺は自分の欲望を満たすためだけの買い物をする。 「俺は自分の金は自分で全部使えるんだ、それが嬉しいんだ」 意識の外で自分に言い聞かせる。 愛する人のために身を削るのは、利己的に生きるよりずっと幸せなのだということに 気づかないふりをする。 愛情を惜しみなく周りに与えれば、空いた部分は幸せで満たされる。 愛情を自分だけに向けて疑い深く生きていれば、大切に抱えているその愛情が 価値の無いものへと変質していく。 一年中それが続く。 俺は幸せにはなれないと気づいた
>>849 なかなかいいんじゃあ・・・。孤独感がひしひしと伝わってくるし。
推敲するとかなり良くなる可能性大。
>>849 この話に、僕は少しだけ救われた気がする。
あっぱれぴれぱれぽー!
>>853 シニカルな中にもヒューマニズムあふれる思いやりを感じさせる名文。
855 :
名無し物書き@推敲中? :04/09/19 00:12:07
ちんこ
856 :
罧原堤 ◆wwtQlaN.OY :04/09/19 00:59:03
>> 結局は自分の生存にとって利用できると思っていた他者がいて。救ってくれるような。 思惑が外れて、途方にくれているだけなんだ。結局は。
匂いはついたであろう。
「どこまで出るの?」と彼女が訊いた。それには答えないで、弟は力限り漕いだ。 彼の肩から二の腕へかけて真白な肉瘤が盛り上りその上に汗がいちめんに滲んでいた。 舟は彼のからだとともに劇しく揺れ、空には星が輝き、そうして彼らは涯しのない淋しさの中へ出ていった。 彼女は片手を兄の膝に載せ、片手でしっかりと舟縁りを掴んでいた。 風に乱された彼女の髪が、兄の没表情な頬の上に散りかかってゆく。 「いやだ、いやだ。」そう言って彼女は身を震わせた。 「寂しいの。ばかだなあ。」そして兄は微笑んだ。 弟は艪を止めて舟を流した。彼の大きな胸は彼らの方に向いて緩く波打っていた。 「疲れたろう。」と兄が言った。 「なあに。いけるところまでいくとおもしろいんだ。」 「そうだね。」 もうすっかり闇くなっていた。近くの海面からイナの跳ねる音がひびいてきた。 そして水の中を白坊主のような水母がいくつも浮いて通った。彼女はあたりを見廻した。 「もし舟が覆ったらどうしようかしら。」 それを聞くと弟は大声で笑った。それから彼は言った。 「舟を漕ぎながら、ふいと気が違ってしまうと愉快だと思うがな。」 今度は兄が声高に笑った。
「結局どうなるんだろう。」 「誰が?」 「誰って?」 「結局死ぬんさ。」 「結局死ぬんだろうなあ。」 「死ぬからつまらないさ。」 そう言って兄は空を仰ぎ見た。そして彼女を顧みた。 「見える?」 「なあに?」 「星さ。」 「あんなに光ってる。」 「闇いね。北斗星はどこ?」 彼女は手を挙げた。兄は黒眼鏡のかかった顔をひたりとそれに寄せた。 弟は櫂を握って立ち上った。舟ががぶりと揺れた。 「寒い、わたし。」そして彼女は坐りなおした。弟は彼女の膝へ彼の浴衣を放り掛けた。 それからまた沖へ漕ぎ初めた。彼女は劇しくかぶりを振った。 「もう帰るんだ。」と兄が命令するように言った。弟は聞かずに漕いだ。舟は気違いのように暴れ進む。 彼女は真蒼になって兄に抱きついた。兄はじっと弟を見据えて唇を噛んだ。 弟は眼の前の空を見た。空の星が自分の汗の中へ溶けこんでくるほどの快さであった。彼は舟の下を走る潮騒に耳をすました。 音は自分の胸から湧きでるほど自然に聞えた。彼は力の張りきった自分の腕と股を見た。 幸福がすべて宿っているように思われた。熱い涙がさんさんと彼の眼から流れた。彼は艪を外して大声に泣きだした。 兄と彼女が空虚な眼をった。舟はやはり沖へ進んでいた――
860 :
罧原堤 ◆wwtQlaN.OY :04/09/19 04:05:53
>>856 でもそんな自己中心的なわけだけれども。その女を幸せにしてやりたいとか思うんだよな。
まあ自分含めて彼女と幸せになりたいという気もちなんだろうけど。でも、友達にしたって何か手助けしてやってること自体が楽しい
んだから友達といってしかるべきものなんだと俺は思う
861 :
名無し物書き@推敲中? :04/09/19 10:14:39
全くなんでそんなにオマエ等はダメ人間なんだよっ!!!!
あー…ちんぽちんぽちんぽ
ゐゑぱ
>>861 君はきっと人生の最後にこう思うだろう。
「わたしの舞台人生のなかで最大の後悔はと言えば、
客席に坐ってわたしを見られなかったことだ」
865 :
名無し物書き@推敲中? :04/09/19 23:29:42
お ま え ら 米食え そしてSEXして寝ろ、この童貞が
くだらないカキコはしないようにね!!
ンコ
周りを見れば 周りを見ると、蟻のように人が群がっている。自分、近事 橲(きんじ つさ)もその1人である。 しかし、自分以外の人たちは誰もが忙しそうに歩いている。その殆どが大人たちだ。 ちょっと上を見上げればいくつもの高層ビルが建っている。 空は、青と言うより白の濃い水色だ。 上を見ていると誰かが肩にぶつかって来た。 男性で眼鏡をかけた背が170近くありそうなサラリーマンだった。 「失礼」と一言ぶつかった事に対しての礼をして足早にその場から遠ざかって行った。 周りを見れば、そのような出来そうなサラリーマンやOL、公務員。 周りを見れば、その場には自分以外に無職の人はいなかった。 「やっぱ、中卒じゃ今時やってけねえよなぁ…」 その言葉がやけに虚しく聞こえた。
>>868 (久しぶりにきたらこのスレ残ってたんだな。マジレスするよ。)
おい、ほめるのは難しいぞw。
「サラリーマン」と「公務員」をどうやって見分けるんだよ?w
だが、いいたいことは良く分かる。
散文の中に詩が見える。
身長170「しかない」サラリーマンがぶつかるところから主人公の背は小さいのだろう。
また、自分の無職を自分の学歴に責任を負わせる小ささ。
本当の意味でスモールな人間のつぶやき。
しかし、読者はこの散文を読み一つだけ違和感を覚える
それは、主人公の名前「近事 橲(きんじ つさ)」である。
これが何を意味するのか?
私はあえて調べない。それは作者のイマジネーションを制限することになる。
この作品は、自分の状況を社会的な状況と無理に重ね合わせながらも
自らのその位置付けに納得できない人間の出発点たる本当の意味での虚しさである
「下らなさ」を味あわせてくれる。
そういう意味で、この作品はこの主人公「近時」のプロローグとして成功している。
(皮肉やアオリじゃないぞw)
870 :
名無し物書き@推敲中? :04/09/24 22:51:13
私立おまんた学園
871 :
名無し物書き@推敲中? :04/09/24 23:21:01
「僕はサンタクロースって、信じていたことがないんですよ」 12月の暮れの雪の夜半、薄暗い池袋のホテルの一室で僕は言った。 「僕らは一仕事を終えて、疲れきってた。夜明け前の松屋だったかな、吉野家だったっけか。 彼女はそのとき290円のカレーをスプーンですくいながら、う〜ん、私は人の善意を信じてるかも、って言った。 顔は笑ってたけど、目はけっこう真剣でした。その時、僕はこいつは馬鹿だと思った、そして好きだと思った」 「へえ、やっぱりお嬢様っぽいよねぇ」 写真で指名したスレンダーなソープ嬢は、にこにこ顔で髪を整えている。 「そうですよね。可能性を試すために、わざわざ父親のコネを蹴ったんだって言ってた」 僕もニヤリと笑った。 「綺麗だな、と思った。そしてきっとこの子は、だんだんいろんなものをあきらめていくに違いないと思った」 先日辞表を出した後、友達面して会いにいったとき、彼女は喫煙スペースで煙草を吸いながら、そのうちお見合いをして、退社するかも知れないと、疲れきった顔で言った。 「目の前の可能性がすりへっていくのって、そりゃあ嫌なもんです」 窓の外に、無数のビルの屋上が見える。その全てが雪で真っ白く彩られているのが、月明かりの下ではやけに綺麗に感じた。 この分ではサンシャイン通りにもうっすらと降り積もってるだろうな、と僕は思った。 でもまだ、雪は白いままだ。朝になってサラリーマンやOLたちが出勤し始めたら、靴跡がそのうち、それらを散らしてしまうだろう。
872 :
名無し物書き@推敲中? :04/09/24 23:21:50
「……ね、振られた子のこと考えるのなんて、もう止めたほうがよくない」 ソープ嬢は笑いながら言う。まんざら作りでもない 励ましのニュアンスが、声に乗ってそっと伝わってきた。 あ〜あ、と僕は真っ白いシーツの上にあお向けに寝転んだ。 「……生きてるのって面倒くさいなぁ」 「そりゃ、面倒だわよ」 「お、分かりますか」 「う〜ん、分からなくはないよ」 ソープ嬢はふと真面目な目をして、こくりとひとつだけ頷いた。 目鼻立ちはかなり綺麗だけど、彼女は多分、30を少し回ってるかもしれない。 やがて机の上に置いてあったアラームが慌しく鳴ったので、僕は部屋を出た。 じゃあね、と彼女が手を振り、僕も応えた。ホテルから駅に向かう路地はやはり、真っ白だった。ぼんやりとした月明かりと街灯やネオンの照り返し。それらがあいまって、夜空は不思議に奇妙な、明るい灰色に見えた。 そうそう、この灰色くらいがちょうどいいんだけどな。 僕はふとそう感じた。そういったことを何かひねって、まだ取ってある彼女のメールアドレスに送ろうかと思ったが、やめた。 いきなりそれを伝えるには携帯メールはあまりにも短すぎるし、 だいたい僕はいつでも、文章を少し長く打ちすぎるのだ。
>>873 「ヴォケ」と書かずに「ヴォケ」と書く所が初々しく、清清しい文章です。
875 :
名無し物書き@推敲中? :04/09/28 04:52:57
サラサラ台風あはんあはん♪
>>875 これ思いついた人すごいです・・!
「台風」という湿ったイメージに「サラサラ」というまったく逆の言葉をつけることで
とても新鮮なすがすがしい気持ちになりました。
そこまで読んだところで「あはんあはん♪」という楽しそうであり、
かつエロティックな文が続き、非常に気持ちよい気分になります。
初めての感覚でした・・!ありがとうございました。
俺のハートはおいなりさん
素晴らしい作家に出会ってしまった。
>>878 。まさに才能の塊の様な人。
私はこの文章を目にした時、思わず涙が流れてしまった。
俺 の ハ ー ト は お い な り さ ん
この一見シュールとも取れる作品。でもこれをただの「シュール」という言葉で終わらせてほしくはない。
まず「俺のハートは」この部分に注目してほしい。筆者はあえてこの使い古された表現をする事によって
年々カバー曲が増えていく音楽業界、そして「○○V」や「□□[」などと称し、新しい物を中々作ろうとし
ないゲーム業界等を暗に皮肉っているのではないのだろうか?
そして最も注目すべき「おいなりさん」そう、「男性器」。この一歩間違えるとかなり卑猥で、いやらしい
だけで終わってしまう言葉を「おいなりさん」という隠語を使うことにより、まるで淡い初恋のような爽
やかさ、儚さ、同時に優しさまでを表している。
「皮肉」の象徴と「優しさ」の象徴。この二つの言葉を融合させる事により現代社会の矛盾を見事に表現し
た
>>878 。これからも決して無視のできない存在だ。
881 :
名無し物書き@推敲中? :04/10/13 16:42:17
お前いい眼鏡もっとるやん、とヤンキー言うが、 私から私の眼鏡と私の鮮明なる世界を奪ったとみる。 レンズはいらん、とヤンキー言うが、指をつき、フレームから レンズ弾き出す。私その行く先見つめる。無論レンズの 向かう地上を。ヤンキーどこ見とるか、と怒る。
>>879 >まるで淡い初恋のような爽やかさ、儚さ、同時に優しさまでを表している。
わたしは「フォォ……それは私のおいなりさんだ」という
かの仮面を思い出してしまい、
>>879 の上記のうちの優しさについては複雑な思いである。
三月うさぎは早生まれ
884 :
罧原堤 ◆mm/T2n8mWo :04/10/21 01:59:41
連載小説『カザフーンの嵐を書く僕』 第一回 浮気を繰り返してたサルマンカンテはその後十字路に迷い込んだ。闇だった。何も見えないうす暗闇。 風が荒野に吹きすさぶ。数度まばたきしてふりそそぐ砂塵をどうしても振り払いたかった。 男は果敢に荒崖に登った。数年前の話だ。今は左官屋をしている。月収は12万円でその半分をパチンコにつぎ込む。 親泣かせ、子殺し、最低の男だった。 やがて十字路に雪が降り落ちた。 ここまで僕は小説を書いて筆をおいた。自分ではこういった書き方は好きではなかったが、読者の要望が強かったので、カザフーンの嵐の連載を続けねばならなかった。 いったい読者はこの物語から何を読み取っているのだろうか? 何が楽しくて読んでいるのだろうか? 僕はまったくわけがわからなかった。 僕は疲れていた。日刊紙に連載を持つことがこんなに苦しいとは作家になるまで思いもしなかった。湯水のごとく物語が頭にあふれていた若かりし頃。僕は有頂天になっていた。 僕のカザフーンの嵐は大反響を呼び、才色兼備の妻を娶ることもできた。 「おおい! 麻衣子! 茶を持ってきてくれ!」僕は書斎で大声を出した。 二階から「はあい」と麻衣子の声が小さく聞こえた。
>>884 もう何も言うことはありません。
あなたの洗練された文に対しては、どんな褒め言葉も陳腐になってしまうから。
ごん けん りゅうぐう
887 :
名無し物書き@推敲中? :04/10/22 17:36:45
ふぁやくふぉめてくだちゃい
888 :
名無し物書き@推敲中? :04/10/22 18:48:52
小説にもドキドキするけど、作家さんにもドキドキするヮ かなり難しい芸当ですね。お気をつけて。
889 :
名無し物書き@推敲中? :04/11/07 23:41:08
おちんこ だいすき
890 :
名無し物書き@推敲中? :04/11/09 16:55:30
絡みつけ子宮のまうすぴーす
>>884 こんなスレにまで来て駄文晒して、ほんとに可哀相だな(プ
892 :
名無し物書き@推敲中? :04/11/09 19:15:58
澄み渡るような初夏の空。大地を照らす眩しい朝日。 街には人影が目に付くようになり、それと共に街が眼を醒ましていく。 本格的な夏を前に、街はいつも通りの生活を始める。 そんな平和で日常的な光景を、少年は混雑する駅のプラットホームから眺めていた。 少年は、眉にかかるぐらいの黒髪に、程よく日に焼けた肌。身長は、平均より少々小さい程度。 校章が左袖についたワイシャツと黒い学生ズボンを身に纏っている。 ピンポンパン、とチャイムが流れ、間も無く駅に列車が滑りこむ。銀の車体にミッドナイトブルーのラインが入った、敷浦線の主力車だ。 車体の速度が減少するにつれ、乗客の数をおおよそ察する事ができた。 狭い箱の中に、何百もの人が押し合いながら存在していた。その上で、更に数百人が加わるのだから、状況が悪化することは目に見えて明らかだ。 その不条理な様を見て、少年は軽い溜息をつくが、いつものことと割りきり、人間の密林に進み行く。 そして、重量を増した電車は、その重さを表すことなく加速していく。 数百の内の一人となった少年は、ドアに背をあずけて立つ。暫く身を任せた扉が開かないのを確認すると、 彼は瞼を閉じり、眠りにつこうとしていた。きっかり三十秒後、少年は睡眠を開始した。
893 :
名無し物書き@推敲中? :04/11/10 13:02:39
将来は酒豪と呼ばれたい。ほめてやってくらしゃい。 冬のひまわり PALT 1 人それぞれ、睡眠時間はべつべつだった。 そんな朝、庭の柿のきの下におちた柿の実を いぬがくわえて、かじって、それが、渋柿で、犬が、思わず口から吐き出した。 それを窓際で見ていた病気の娘はふきだした。 それを見た母親がもう、病気は治るかもしれないと、ほっと、安堵の胸をなでおろした。と、父親が入ってきた。「よろこべ、あたったぞ。」 「なにがですの」と、母親が言って首を軽くかしげた。 そこで娘は、二人の顔を見比べながら、のんでいたお茶をそっとそのベッドのワキのテーブルにおいた。 犬が、また、庭先で、柿のみをかじった。ペッと吐き出したのを見てまた笑った。 「なにがおかしいんだい」と父親が言って、娘に近寄ってきたら、 窓の外には、犬の鳴き声もした。窓から外を覗くと、 驚いたことにはさっきの犬はもうそこにはいなかったので、 娘が、その理由を考えている隙も与えずに父親は、 窓から離れて、母親に、さっきの、当たったという報告を始めようとしていた。 娘は、犬がどこへ言ったかきがかりだったが、それ以上に父の喜びは激しかったので、 考えることを止めようと其のときは思った。
894 :
名無し物書き@推敲中? :04/11/10 13:07:52
冬のひまわり PALT 2 そして、ふと、窓から外を見ると、またさっきの犬が出て現れ、 同じように柿のみをかじって、渋かったので、ぺっとはきだしたのを見て さらにさらに笑った。父親が「なにがそんなにおかしいんだい」というと、 さもおかしそうに笑うのはもうこれ限りにしようと、娘は悲しい顔をして 2度と父親を許しえない、硬き心をさらにこわばらせた。 「もういいかげんにしましょう仲たがいは」と母親はつぶやきながらも 柿の皮をむいていた。父親に、糖分を、摂取しなければ、糖尿病なので 低血糖で倒れると危険なのでそうしているのだった。 そのとき窓の外にバイクの排気音が聞こえてきた。とともに排気音をも 圧倒するような絶叫はこう聞こえた 「バース!ばーす!ばーす!ばーす!ばーす!ばーす!!!!!!!!!!」 「また、あの子だ。」娘はさらに憂鬱になったが、 父親はもうすでに恐怖におびえてふるえさえするのだった。
895 :
名無し物書き@推敲中? :04/11/10 13:12:35
冬のひまわり PALT 3 「きたな、やつが。」といいながら窓からおそるおそる顔をのぞかせると、 バイクの男たちがめいめい金属バットをぶらつかせながら、数人 病院の、広くもない庭にあらわれて、大きな声をあげている。 中でも,リーダーらしき少年は見た目がもろにふうがわりだった。 そのいでたちは阪神の、ユニフォームに、皮のパンツにブーツに金属バット にヘルメットも、前のチンケな縦じまのヘルメットだが彼はこれを愛していた。 あらゆる箇所に、金銀の鎖をジャラジャラ言わせて、団子鼻にピアスはもちろん たらこ唇にも、はれあがったまぶたにも、耳には両耳あわせて30個のピアスが。 其の縦じまのヘルメットをお付のものに放り投げると、 その額には鉄条網がぐるりと鉢巻代わりにまきつけられていた。血さえにじんでいる。 道行く看護婦にかおを寄せて頭をぶるっと震わせると看護婦の白衣に血が転々と散らばった。そばにいた医者の反射鏡にも、血が飛び散り、医者はその場に気絶した。 それを牛のような目でにらみつけ、倒れた医者の上に青々した、コロンコロンした、 痰をはきかけた。そして大声で高笑いすると、娘の病室をきっとにらみあげた。 これこそ、この付近一帯の独裁者、珍走族の族長、人呼んで 縦じまのゴローだった。 そそっかしいのがたまにきずだった。。
>PALT 1 「PART」を敢えてPALTと書くセンスに脱帽。言葉というものの流動性を理解している証だ。 >いぬがくわえて、かじって、それが、渋柿で、犬が、思わず口から吐き出した。 流麗かつコミカルな一連の流れ。読点の区切りが心地よいテンポを刻む。 >安堵の胸をなでおろした。 「安堵の胸」も独創的で美しい。これだけで絵画のタイトルになりそうだ。 と、父親が入ってきた。「よろこべ、あたったぞ。」> >娘は、犬がどこへ言ったかきがかりだったが、それ以上に父の喜びは激しかったので、 >考えることを止めようと其のときは思った。 同時進行の妙。スリリングですらある。先が楽しみでたまらない。 これこそまさにストーリーテリングだ。 >さもおかしそうに笑うのはもうこれ限りにしようと、娘は悲しい顔をして >2度と父親を許しえない、硬き心をさらにこわばらせた。 詩的な表現。アンティークの陶器のようなアンニュイさがユニーク。 >「バース!ばーす!ばーす!ばーす!ばーす!ばーす!!!!!!!!!!」 一転してハリウッド映画を思わせる臨場感あふれる展開。誰もが手に汗を握るだろう。 >中でも,リーダーらしき少年は見た目がもろにふうがわりだった。 「もろに」とさりげなく入る口語表現が秀逸。時代をよく見ている。 読点とカンマにこだわらない姿勢もフリーダム。清々しい。 >これこそ、この付近一帯の独裁者、珍走族の族長、人呼んで 縦じまのゴローだった。 誰もが望む流れというものを作者が熟知しているのがわかる。正道、また王道と呼ぶに ふさわしい堂々たる展開。 >そそっかしいのがたまにきずだった。。 平仮名と句点ふたつで構成されたこの一文が直前までの文章を一気に引き締める。 風呂で温まった体に冷水を浴びせるような、高度なテクニックだ。 どこをとっても素晴らしい。エンタテインメントと芸術との融合がここに完成している。 天才の所業と言わざるを得まい。
897 :
名無し物書き@推敲中? :04/11/10 15:09:59
気をよくして 冬のひまわり PALT 4 荒々しい音を立てて、病室のドアが開く前に、階段に、 どたどたがやがやという騒がしい音がして、ばたんとドアが開いた。 「おりゃああーーーーーーーーー」病室の窓ガラスが割れてぶっとんだ。 縦じまのごろーの、もちまえのあいさつだった。 運悪く下を通りかかった巨乳の看護婦たちと若い研修医の上にそれが降り注いだ のは言うまでもない。彼らは夜な夜な、宿直の夜に乱交パーテイを開催していた その報いが起こったのだった。 「おやじげんきかーーーーーー」といって父親の背中を容赦なくたたいたもの だから父親は食べかけていた柿を吐き出して、それがお付のもののおりしも あくびした口にはいったものだから、娘が噴出したのを、母は見て、 もう病気は治るかもしれないと、思って一緒に噴出した。 縦じまのごろーのキックボクシングで鍛えた拳は並みのものには、 ハンパでないダメージをくらわした。タイにまで、行って、アットイウマニ ムエタイのチャンピオンになって、タイの超美人の女優とのあいだに こどもまでできたのに、つまらなくなって帰ってきて、することがないので、 珍走族に誘われて、気がついたら、一帯の、顔になっていたのだ。さらにさらに、 河内音頭を歌わせたら右に出るものがなかった。 「からだ、どやねんもうええんちゃうか?」いいなずけの娘と、 早く結婚式をあげたがっていた。不治の病の意味がわからないのだった。
898 :
名無し物書き@推敲中? :04/11/10 16:04:17
冬のひまわり PALT 5 おいっと、あごで子分に何かを命令的にした。子分は、へいといって、 ふところから、なにかをとりだした。縦じまノゴローにそれを差し出す手が ぶるぶるふるえている。 牛の目を細めて、ゴローは娘にそれを渡した。 「おまいのほしがっていたほんだよ」側近の一人(黒猫のマツ)が2chネラ だったので、いつしか、縦じまのゴローも、 おまいという二人称を使用するくせがついていた。ちなみに、縦じまのゴローは、 インターネッツを軽蔑していたからもとより2chなんかしるよしもなかった。 その間も、頭に巻かれた鉄条網からは真っ赤な血がたらたらたらたらと たれまくっていた。それをぬぐおうともせずに、子分が見かねてハンカチを さしだそうとするやいなや、おれにさわるんじゃね!といって、義路利とにらまれて、 その子分(三日遅れのヒデ)は、母親に看取られながら、2^3ヶ月寝込むハメになったことはいうまでもなかった。 この鉄条網の鉢巻には、この縦じまのゴロー、一世一代の屈辱に関係があった のは後日明かされることになるが今はこれ以上のことを述べるのはやめておく。
899 :
名無し物書き@推敲中? :04/11/10 16:11:47
◆■ThinkPad T42p 指紋認証システム■◆(11月 4日 22時 45分) 落札者は「 非常に悪い 」と出品者を評価しました。 コメント:取引はスムースでしたし商品自体には何も問題ありませんでしたが、何と言いますか、 指紋センサーとキーボードの間に明らかに陰毛と思われるものが挟まってました。きちんと発送前に確認 していただきたかったです。(11月 9日 7時 32分) 返答:それは本当ですか?大変申し訳ありませんでした。こんなことで許してもらえるか分かりま せんが、私は20代前半の女性です。証拠にメールの方に私の画像を送りました。(11月 9日 5時 51分) 落札者は「 非常に良い 」と出品者を評価しました。 コメント:家宝にさせていただきます。 (11月 9日 5時 56分)
↑
不覚にもワラタ
5月18日 突然右手が動かなくなる。 5月21日 病院に行くことにした。どうやら重い病気らしい。 もう駄目かもしれない。 5月25日 明日は大学病院に行く予定だ。 6月6日 散々だった。とてもじゃないが続けることはできない。もう止めよう、 無理だ。 7月7日 ラッキーだね。 どうよ?
うーん。うなりました。この、省筆。わが国の、日記文学の伝統を見事なまでに、 継承しております。男の清少納言と、よばせてもらってよかですか? 冒頭のつかみ、右手が動かなくなる。いきなり主人公は試練に見舞われる。 どうなるのか?読者は、のっけからのアッパーカットに、面食らいながらも、 次のパンチを待つ自分をどうすることも出来ない。動かなくなって、3日の、空白。 ここに、読者は苦闘する主人公を空想します。おのおのが。めいめいが。 空想の自由という、筆者の思想をここに感じます。 サスペンス、もうダメかもしれないと、絶望的な、緊迫した一行の後、 4日も、躊躇した課程を省き、これまた、想像力に任せるという、この、 熟練した書きぶり。12日を経てのこの記述は、何が散々なのか、 何が続けることが出来ないのか、読者はまた、新たななぞに直面して 巻を閉じることが出来なくなる。そして、1ヶ月後のハッピーエンドにもってくる。 読者はここに、救済を見ます。そしてそして、末尾のこの一句に、注目されたい。 青春の不安と不遜が、こころにくいまでに凝縮されております、 この、どうよ?は・・・感服つかまつりました、只者ではない。 言わせていただきます。こんなところに、まごついている場合ではありません、 今すぐ、映画界に、いや、狭い日本の映画界には、あなたの器はおさまりきれますまい。ホリウッドです。今すぐとるものもとりあえず今すぐ映画の都ホリウッドに、 旅立つべしです。そこに、あなたの輝かしい未来が、私にははっきりくっきり見えております。 躊躇すべからず!
8月9日 太陽が眩しい
ぬるぽ る ぽ 要点と技巧をを極限まで突き詰めるとこうなりました
908 :
名無し物書き@推敲中? :04/11/29 22:34:42
このスレもついに・・・
909 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/03 15:39:36
今、天国の階段を上りつつある漏れがいる。
910 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/04 04:51:09
911 :
熱液浴夫 ◆mm/T2n8mWo :04/12/04 13:48:01
尾を交えることなど日常茶飯事。この梁山泊に集った男どもには倫理観が欠如していた。武を競い、義を重んじる荒くれどもである。梁山泊。素晴らしきかな梁山泊。パクパク肛門が開閉するよ梁山泊。 槍のリャンポウが見張り台から降りて来た。柿や、葡萄が木に実っていて、それを鶯が啄ばんでいる。鶯の数を数えている暇人がいた。暁のレイホウだ。 酔いが覚めることなく木の枝に跨り、一心不乱に鶯たちに目を取られているふりをしていた。それもそのはずこのようなカモフラージュをしていなければいつ肛門にちんぽを入れられる餌食になるかわからないのだ。 「おい。今日もレイホウが鶯が何匹いるか数えてるぜ。まったくよく飽きないもんだね」 その声は北海の暴れ馬リュウケンである。その背後にぴったりとくっ付いている黒豹ガクホウが言うには、「いや、あれはふりだよ。ああしてないとオカマ掘られるから」 ホメロス
912 :
熱液浴夫 ◆mm/T2n8mWo :04/12/04 22:31:24
1 :電波男:04/10/12 15:05:38
お前ら。俺の話を聞け。俺の職業は電線の修理やってんだけれどもさ、あのな、昨日も修理やってたらさ、高いとこのぼってっから、
人んちが見えるんだよ。そしたらさ犯されようとしてたんだよ。女がさ。俺、ほんと勇気のない臆病者だけどさ、ベランダに飛び移って、
窓開けて中はいったのさ。そしたら男はあわてて逃げ出しちゃってさ、俺何がなんだかわからなかったよ。その女の人は若くってさ、
御礼がしたいっていうんだ。でも今まで行けずじまいだよ。どうしたらいいんだろう。
2 :名無しちゃん…電波届いた? :04/10/12 15:06:11
>>1 僕の肛門も御礼されそうです
3 :電波男 :04/10/12 15:08:18
>>2 __,,,,_
/´  ̄`ヽ,
/ 〃 _,ァ---‐一ヘヽ
i /´ リ}
| 〉. -‐ '''ー {!
| | ‐ー くー |
ヤヽリ ´゚ ,r "_,,>、 ゚'} / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ_」 ト‐=‐ァ' ! < hahaha
ゝ i、 ` `二´' 丿 \_____
、i` '' ー-.-´
/))\ヽ--イ( \
/ /| ヽ \ _________
. ( ξ. ) ミ 彡 ( /ξ.. ) ../ /_|
./ | |ヽ、______,/ / / ( ̄/ ̄◎ノ
. | | | , /−/ W ̄ ̄
\| ̄ | .ヽ/ ̄ ̄\
| |\│ | ブリッ!
=( ⌒)=--------- ブリブリ
4 :停止しました。。。 :停止
真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ
913 :
熱液浴夫 ◆mm/T2n8mWo :04/12/04 22:32:41
誉めろや
914 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/05 00:53:25
915 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/05 01:12:05
うまい
916 :
熱液浴夫 ◆mm/T2n8mWo :04/12/05 11:41:09
『初キッスはまん汁の味』 1 『おーいハニ丸』 遠くで呼んでる声がする。 「なんだよ・・・・たくっ」 ぼくはお楽しみを邪魔されてくさくさした。 『おーいハニワ』 「埴輪じゃねえよたく」 ぼくは風呂から出た。バスタオルで体を拭いて、裸を鏡に映してみた。上半身はあばら骨が浮き上がった貧弱なボディー。下半身はギンギンに勃起した巨根。 このアンバランスさに女はメロメロになるんじゃないか? 小柄な女の子が巨乳だったら、うひょーっ!!ってなるだろう? それの男バージョンだろう。 てなこと思いながら髭を剃っていた。 「おい、埴雷蔵。いつまでも、いつまでも何やってんだ」 吉原がノックもせずに扉を開けて、ぼくの股間に目を奪われている。 「おまえそんなにでかかったのかよ」 ぼくは彼の方にくるっと回転し、平然と言ってやった。 「ああ、いままで隠しておいてごめんな」 「いやー素晴らしいよ。これなら俺の妹もしゃぶりたがるんじゃないか?」 「おまえ妹がいるのか?」 「いるぜ。今からしゃぶらせにいこうか?」 名案だった。ぼくらはさっそくミゼット2を走らせた。 ブーン。Kyukyukyu。 ミゼット2は快調に走る。なぜぼくらはミゼット2なんかに二人乗りしているんだろうか? 普通免許を持っているんだからポルシェにだって乗れるんだよな。 だったらいっぺんぐらい所有して乗り回してみたいもんだよ。でもすぐ盗まれたり、壊れたりして十台ぐらいポンとかってしまいそうだよな。 ベストセラー作家になって百万部売れたとしてもすぐに金がなくなってしまうわ。 (続く)
917 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/05 12:03:50
ぬるぽ ガッ
槍を持った趙雲はいっきに間合いを縮めた。 しかし、馬超は、落ち着いていた。 「おりゃあああああああああ!」 と、ちょうううんが叫んだ。 それを馬超が、 「ふっ」 と言って、嘲笑った。 槍と槍がぶつかってカキーン、と音をたてた。 「まだまだ」 と、ちょううんが言う。 それに馬超が、また 「ふっ」 と返した。 その後五十合も打ち合ったけれど、勝負はつかなかった。 見かねた劉備が鉦を鳴らさせ、 「勝負は後日じゃ」 と言った。
日本一のインターネット巨大掲示板にある「創作文芸」 という作家志望者の集まるカテゴリがある。 「創作文芸」にて文章の投稿をするスレッドは、どれもがたいてい荒れる。 その原因ははっきりしている。「ド素人が偉そうに批評している」この一言に尽きる。 ここでいう"ド素人"とは、文学作品や新書、哲学や心理学等の 専門書などは読まずに、読むものといえばせいぜい漫画や雑誌や、一昔前には ジュニア小説と呼ばれていた"ライトノベル"ぐらいで、文学の醍醐味である メッセージ性をおび、文語を用い、卓越した比喩や、豊富な語彙を使った 作品を、その文体からして、毛嫌いする知的レベルの低い、そのくせに 「作家になりたい」という厚顔無恥な輩のことである。 この"ド素人"どもときたら、重厚なテーマや文語をひどく嫌う。 "ド素人"どもは優れた文章を読解することが困難なのか、感情や五感の情報を 緻密に描写して、比喩も使ってある本格的なものを「読む気しない」と 言い、罵詈雑言を書き連ね、インターネット掲示板の中で嘲笑を意味する 「藁」や「w」や「プ」や「プゲラゲラ」などを書いて、作品と作者を冒涜するのである。 さらに、自分の読書量が少ないために読解力が無いことに無自覚で 優れた文章を「読みにくい」「つまらない」「センスが無い」などと 言い放ち貶めるのである。"ド素人"が優れた本格的な文章をこのように嫌う理由は あるいは、自分の能力の無さを突きつけられたように感じて逆上しているのやもしれぬ。 彼らは「俺にはこんな文章、逆立ちしたって出てこねぇ!ちくしょう!うらやましい ねたましい!こんにも上手い文章を書かなきゃ作家になれないって言うのかよぉ!どんなに 考えても、そんな文章作れねぇよ!」という思いが頭に浮かびそうになるたび 顔をしかめながら、その思いを掻き消すようにブルブルと激しく首を振り、その後で 「よくもこんな惨めな気持ちにさせやがって!」と逆上し、鼻の両側の筋肉に力を 入れたいやらしい笑みを浮かべながら、力を込めてキーを打ち 目を見開いて、必死になって優れた文章を書く作者を貶めているとも考えられる。
そのような"ド素人"どもに対して「作家になりたければ、もっと文学をたくさん読め」 という書き込みもよく見るのだが、彼らはかたくなに文学を読むことをしない。 「読みたくないけれど書きたい」というのは理解に苦しむが、それはそれで自由である。 しかし、本を読まないものに、文章の良し悪しはわからない。 少なくとも己の読書量の少なさとそれによる読解力の不足を謙虚に自覚して 他人の投稿した文章を静かに読んでいれば良いのだが、読解力の無さに無自覚で いっちょうまえに批評家を気取って優れた文章を「読みにくい」の一言で 辻斬りのように一刀両断に切り捨てるのである。 「創作文芸」には「あなたの文章真面目に酷評します」というスレッドがある。 これが実に不毛なやりとりをしている掲示板である。 先に述べた"ド素人"どもが我が物顔でやりたい放題のさばっている伏魔殿である。 私が「創作文芸」に初めて来たとき、作家志望者が集まる掲示板なら 皆、たくさん本を読んでいるものだと思っていた。だが事実は違った。 本を読まないくせに本を書きたいという者。本を読まないくせに優れたの文章にケチを つけているもの達であふれていた。 私は「創作文芸」を知る前に、一冊の本を読んだ。 それは小説家志望者に向けて書かれたいわゆるハウツー本の類ではあるが、ああしろ、こうしろ ああしてはいけない、こうしてはいけないといった指示は最小限で、小説家であり また、何人もの教え子を小説家デビューさせた実績のある著者が、悪文をリライトして 比較検証するという書き方をされている優れた指導書であった。著者が書いたものと 原文を読比べると、あきらかに表現力の違いがわかるのだ。原文には無い視界や身体感覚や 感情がきちんと描かれていて、それが比喩も交えており、実に響きのいい文章に書き換えてあった。
私はそれを「創作文芸」に期待したのである。 「作家志望者なら基本的な読書をきちんとして、読解力も備えているだろう。 それならあの本のように、参考になるやりとりができるに違いない」と考えた。 ところがそれは間違いであった。 多くの「作家志望者」が、本が好きなわけでも、世にうったえたいことがある訳でもなく 賞をとって有名になってちやほやされたいという動機や、ベストセラーを書いてお金持ちになりたい という愚かな考えの持ち主が多かった。 有名な賞を十代の女の子が受賞したことや、ブームになって 爆発的にヒットした恋愛小説が出たことが、愚かな"ド素人"どもに「作家になりたい」という言葉を 吐かせることになってしまったものと思われる。 私は「あなたの文章真面目に酷評します」を、その前進の前進、「行き場のない作品発表スレッド」の 頃から見てきたが、不毛なやりとりが続けられているのである。明らかな悪文も、良い文章も 「批評家」が、ちまちまと文節や文章の端々をいじっているだけであったり 「批評家」が「ダラダラと長い、簡潔に書け!」「比喩なんかいらん!削れ!」 「つまらない読む気しない」と言っているものには、感情や、五感の情報が緻密に描写されており 臨場感のある文章であることがたびたびあった。 また反対に「批評家」が「読みやすい」と言っているものは、小学生の作文のような稚拙で陳腐で 表現力が著しく欠けているものが多かった。 根本的に間違っている。ちまちまと文節や語尾や単語をいじっても何にもならない。
創作に必要なのは感性であり、ひらめきである。そのひらめきを導き出す指導が必要なのだ。 それには書く方も批評する方も、基本的な読書をしていなければ話にならない。 物語を書くということは、空想を文字に変換するということである。 空想を文字に変換するには、まず前提として、文字で書かれた物語を読み、文字を空想に 変換する作業に慣れていなければできないことなのだ。 物語も言葉の組立も、感覚から興すものだ。意識の外側にある無意識の世界から、間欠泉のように 吹き出し、ほとばしって出てくるものだ。神からの啓示のような錯覚さえ覚えるものだ。 空想の世界では色も形も視覚も聴覚も嗅覚も味覚も触覚も、そして感情もすべて再現できるのだ。 自分の感情だけでなく、自分の中の他人のしぐさや表情や感情や言葉も空想するのだ。 空想のスイッチが入ると、キーボードを打ちながらでも、意識は半ば吹っ飛んだ状態になる。 空想の世界の様々なものが現れ、それらにはみな色があり、においもあり、それらを触ると感触を感じ また人物が様々な表情で、様々な言動をし、ドラマが始まるのだ。そしてそれらを細かく観察して 文字におこすというのが、感覚的に一番近い表現に思える。 勿論、自分で空想するのだが、空想しているのは自分であって自分で無いような感覚がある。 「我思う、故に我あり」とデカルトは言ったが、その意識の上での「我」とは違うもの 脳の、食欲、性欲、物欲などの欲求をつかさどる部分。あるいは心臓を動かし、胃や腸を働かせ 病気の時には、体の不調を感じさせる人間の生命を維持している部分―――そのようなところから 空想はやってくるように思える。
そして"ド素人"どもは、このような感覚に共感を示すことはできない。 彼らはそうやって書いていないし、そうやって読んでもいない。意識と無意識の橋渡しができないのだ。 そしてこの感覚的な部分が理解できないものには物語はつくれないのだ。 この感覚的な部分が理解できないものは、仕組みを分解し分析すればおもしろい物語がつくれると 思っている。「創作文芸」の中で「起承転結は必要か」という議論があったが ここで「起承転結は必要ない」と主張するものがいる。彼らいわく「小説を『起』『承』『転』 『結』の順序で並べて、きっちり四分割してもだめだ」という。これは起承転結の定義を勘違いしている。 起承転結とはそういうことではない。起承転結の『起』とは物語の始まり。起承転結の『承』とは 物語の全体の起源となる事件や事故あるいは行動。起承転結の『転』とは物語の終盤に向かう きっかけとなる出来事や価値観の転換など。起承転結の『結』とは物語の結末。 起承転結とはそれだけのことだ。必要ではあるが、これは物語をつくるときに特に意識することでは無い。 おもしろい物語には必ず起承転結があるからだ。「起承転結は必要」というのは『起』『承』『転』 『結』の順にきっちり四つに分けるという意味では無い。二重三重に複線を絡ませたり、ミステリーや ホラーに恋愛の要素をからめたり、小さな山場をいくつもつくったりをしても良い。 感性とひらめきの思うままに作り出し、結果としてその物語がおもしろければ、そこには起承転結がある。 作家志望者の中にはこうした技術的なことに非常にこだわり、このようなことを教えるのは ライバルを強くするかもしれないから危険と考えるものもいるようだが、私はそうは思わない。 技術的に物語のしくみを分解して、テクニックを覚えようとしても、それだけでは おもしろいものは造れない。それを教えられてできる人は、遅かれ早かれ教えられなくてもできるし できない人は教わっても、つまらないものしかできない。技術論には創造性は無い。 理屈でなく、感性から持ってこなければおもしろい物語はつくれないのだ。
927 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/12 16:28:33
スレの趣旨を理解してないやつに"意識と無意識の橋渡し"といわれてもなあ・・
932 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/15 01:41:24
すばらしいっ
ぜんぶよんじゃった おもしろかったよ^^
934 :
二代目 :04/12/15 19:34:29
石川亜沙美タソ 加藤ローサタソ 岩佐マユミタソ(字忘れタソ) 北堀タソ(富士カラー。名前忘れタソ) かあいいネ。美人だネ。
935 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/15 19:50:07
かわいさがひしひしと伝わってきますね
936 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/16 09:47:54
「書けないんだよ。」 「なら書かなきゃいいじゃん。」 ンタはハッとした。 「…いや、書かなきゃしょうがないんだ。これを仕事とするんだから。」 「仕事だったら小説以外でもあるじゃないか。」 ンタはハッとした。 「いや俺は、小説を仕事にしたいんだ。」 12分、静寂が続いた。
937 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/16 14:06:52
>>936 いいと思うよ。特に、
>04/12/16 09:47:54
の辺りが斬新だね。きっと同じ事を書ける人は少ないと思うよ。
938 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/16 19:21:37
梁山泊五虎将軍 豹子頭林沖 霹靂火秦明 大刀関勝 双鞭呼延灼 双鎗将董平
939 :
罧原堤 ◆SF36Mndinc :04/12/16 19:42:10
俺が始めて読んだ小説が吉川英治の水滸伝だった。十六歳のときだ。 ただ作者が死んじまったんで未完で終わっていたんだが、
>>919 から
>>923 よんだよ。
よかった、素直に良いと思った。
あなたの文章、無理して誉めます。
別に俺は無理をしなくても、十分に誉めれるとおもう。
大勢の人間がこの文章を読むことを期待したい、そんな思いにさせる文章だ。
ただ残念なことに、このスレが終わりかけている。
新スレに誰かこの文章をコピペして欲しいものだ。
俺はしないが。
941 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/20 21:51:50
>>919 〜
いい評論だね。きっと、いい小説も書ける人だと思う。
ハウツー本は、駄作長編量産機のワカサギ氏かな?
重箱の隅つつくようだけど、取り敢えず誤字指摘。複線→伏線。
942 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/22 04:01:49
>>919 から
>>923 大変に面白く読みました。明確なテーマ。破綻のない論の運び。
なにより情熱がすごいです。この情熱をそのまま小説に向けたら、
傑作が産まれること間違いなしでしょう。
虚構の世界で悪者を、やっつけて下さい。
ねちねちと。ぐちぐちと。げちょげちょと。
かなり好きです。
>>919-923 す、すばらしい。耳の痛い提言。核心を突く主張。
言葉だけで努力をしない私たちへのはっきりとした憤怒。
・
・
・
てゆうか普通に良い文をほめても面白くもなんとも無いので
もういいや。
944 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/22 16:57:18
945 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/22 18:26:40
あー疲れた。 この後予定あったっけか? あ、忘年会か・・・ お前行く?マジで? 俺はいかねぇよ。 どうせブサイコばっかしかこねぇだろし。 普通に帰って飯食ってオナってクソして寝るわ。 んぁあ。じゃあな。 と言う会話をしました
946 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/22 19:29:37
>>945 最後の行に現れる、素晴らしい、どんでん返し。
爽やかな風が吹きぬけるのを、ぼくは感じました。
他の人はしりませんが。(感じたの!)
947 :
罧原堤 ◆SF36Mndinc :04/12/22 20:46:03
蟇サウスゥサメ、ホナキコヘタ・タ。ハ」イ」ー」ー」ア。・」キ。ヒ 。。ハクウリ、ネ、、、ヲ、筅ホ、ャクスツ螟ノ、ヲ、、、ヲセキ、ヒ、ェ、ォ、・ニ、、、・ォ、マツ酊ホヌトーョ、キ、ニ、、、・ト、筅熙ヌ、ケ。」、ノ、ハヒワ、ャヌ荀・ニ、、、・ォ、筅ェ、隍スネス、熙゙、ケ。」 。。、ハ、シサ荀ャハクウリ、ヨ、ケ、ホ、ォ。「ナ、ィ、マ、ネ、ニ、箒ハテア、ヌ、ケ。」 。。、゙、コサナサヒツミ、ケ、・ヘ、ィ、ネ、キ、ニ。「ソヘ、ャ、荀テ、ニ、、、ハ、、、ウ、ネ、ヌサ荀ャ、荀・ル、ュ、ウ、ネ、ャ、「、・」 。。ハクウリ、ヒツミ、ケ、・ヘ、ィ、ネ、キ、ニ、マ。「シォハャ、ャニノ、゚、ソ、、コ衞、ャ、ハ、、、ォ、鮨ュ、ソ、、。」 。。、ス、ホ」イナタ、ヌ、ケ。」 。。キ・フ、ャ、ノ、ヲ、ヌ、「、・ォハャ、ヒ、マコヘヌス、ャ、「、・ネソョ、ク、゙、ケ。」 。。タクウ隍ネ、ホホセホゥ、マニキ、、。」ー・クノマヒウ、タ、ハ。「、ュ、テ、ネ。」 。。、ス、ヲ、、、ィ、ミサ荀ホノツオ、、簑クウ隍シ、ォ、ケ・「・、・ニ・爨ホー・ト、ヌ、マ、「、熙゙、ケ。」 。。、ウ、・マハクウリ、莵ンスム、タ、ア、ホフ萃熙ヌ、マ、ハ、、。「ホ网ィ、ミタッシ」イネ、ネコホネ、マ。「ニ・ワ、ホクスセヌ、マ。ヨ・ィ・エ。ラ、ネ、、、ヲナタ、ヌクォ、ニツミカヒ、ヒ、「、・ネサラ、、、゙、ケ、ャ。「・ラ・チサ・ケ、マ、隍ッサニ、、、゙、ケ。」 。。サ荀ャセョタ筅フ、キ、ニ、キ、ソ、、、ウ、ネ、マ。「ニテト熙ホケヤニー、・、ケ、ウ、ネ、ヌ、マ、「、熙゙、サ、ャ。「ニノシヤ、ホクイコ゚。ヲタ゚ーユシア、ヒニッ、ュウン、ア、・ウ、ネ、タ、ネサラ、テ、ニ、、、゙、ケ。」ニノシヤ、ス、・セ、・ャサ�、テ、ニ、、、・ヨイソ、ォ。ラ、�、皃ニ。ヨナチ、ィ、・ラ、ホ、ャサナサヌ、ケ。」 。。ー・�、ヌキミコム、ヒ、ト、、、ニクタ、ィ、ミ。「。ヨ、ェカ筍ラ、ネ、、、ヲ。ヨクタク・ラ、フ、キ、ニハェサンフケ、・ナチネ、゚、ネ、、、ヲフフ、ャ、「、熙゙、ケ。」 。。、タ、ォ、鮃ンスム、ヒクツ、鬢コ。「ニア、ク、隍ヲ、ハ。「ソヘ、ォ、鮑ォ、ソ、鮴。ササ、ホ、ソ、ソ、ハ、、ニョ、、、ォハャ、ホナキソヲ、ネ、キ、ニ、キ、ニ、、、・ヘ、マタ、、ホテ讀ヒ。「ーソ、、、マホヒナェ、ヒ、、、ッ、鬢ヌ、筅、、゙、ケ。」フオフセ、ホ、゙、゙スェ、・テ、ニ、、、テ、ニ、筅ス、 ・マサナハ�、ャ、ハ、、。」チ・熙ホ、サ、、、ヌ、マ、ハ、、。」サ�ツ螟ホ、サ、、、ヒ、キ、ニ、篏ナハ�、ャ、ハ、、。」、ソ、タ。「、ス、ヲ、、、ヲソヘ。ケ、ヒサ荀マカヲエカ、ケ、・キ。「サ莨ォソネ、篷セイチ、ヒユサ、モ、コ、ヒタク、ュ、ニ、、、ュ、ソ、、、ネサラ、、、゙、ケ。」 無断転載は固くお断りします。著作権保持者;罧原堤26歳無職
948 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/10 04:31:03
この国は俺にはせめえ 隣のばばあがマジウゼえ 英語覚えてアメリカ行こうかな、イエェイ メンソールの煙草とカフェオーレ それだけあれば準備オッケーイ!! 日本人みんな誰かの真似して 魂、誇り、愛、そんなのはかったりーって 童貞と一緒にとっととポイ捨て なあそんなんでいいのかよお前の人生 俺は真性ヒッキーで 両親の愛も女もしらねえ 誰か俺に金をくれ いやいらねえ いらねえ 駅前留学したいけど そんな社交性もっちゃいねえ!! 誰か俺をほめてくれ ほめちぎってくれよそして ヤンキー女子高生のパンティーくれ 年賀状をくれ
950 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/27 21:04:29
お母さんが、嫌だよと言うのにシャツを縫っている。 古いミシンの音は大きくて、大きすぎて部屋をごとごとと揺らしている。 僕の部屋は古いからだ。 お母さんのシャツは、かっこわるいから嫌いだ。でもお母さんは いつまでも縫うのをやめないし、僕は一所懸命シャツをハサミで切り刻む。 脱いでも逃げてもお母さんはシャツを縫うので、いつまでたっても ハサミはシャツを切り刻むのをやめられなくて、僕は困ってしまう。 お母さんはスカートを縫えば良いのに。と思いました。晩ごはんを作ってください。
951 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/27 22:45:50
>>950 はっきり言ってどこにでもある文章だし、褒めようもけなしようも
ない。つまりそれが素晴らしい点であるかもしれないと推測を
たててみた。
何が言いたいかと言えば頭のカタイ年寄りが柔軟性
に富んだ文章を果たして書けるのかという疑問である。
>>950 僕という一人称が読むものに期待させる雰囲気を、全く忠実に表現できており、
それはすなわち稚拙さ、幼さというものを演出する力が作者にあるということに
他ならない。このような、一見素直だがその実かなり計算された文章は狙って
書けるものではなく、特に最後の「晩ごはんを作ってください」の唐突さは白眉と
いえよう。非常に芸術性の高い、イマジネーションを刺激される傑作だ。
「あの晩も、こんな雪の降る夜だったよね」 と、寒がって背中を丸くしている松子はつぶやいた。 母親は背中だけピクと反応したが何も返事はしなかった。 もう二度と口にしないと誓っていたのにあの晩のことについて 松子が短くも口にしたことは、母親には複雑に映った。
954 :
名無し物書き@推敲中? :05/03/11 17:25:53
konosuretyo-su ge- guhuhu(halato
955 :
名無し物書き@推敲中? :05/03/13 23:05:02
1名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ 04/07/16 23:27 ID:0T7Kaxjk 主人公ベリュル 「くっ記憶を失っていたが、この剣を持って俺は旅に出るぜ」 するとヒロインにであう 「わたしはダンナーザ。ついていく」 すると古代機械文明の遺跡にたどり着いた 「くっこのモンスターはかたい!メカだ!そうだ、サンダー!」 何とかおくまで進むとボスがいた 「おれは50億年ここを守ってきた、メガダークバリアンドだ、死ね!」 しかしサンダーはきかなかったが、以外にファイアに弱いので 何とか苦戦するも倒した 「ばかどもが、私は実は神で、世界を守っていたのだ!私が死ぬと世界が崩壊するぞ」 「くっだまされた!」 世界が崩壊し、維持現に吸い込まれた。 すると底には新たな世界があった・・・ 「ここは・・そうだここは俺の故郷だ思い出した」 そして冒険は続く。 FF&DQ板から来ました。 記念パピコ
2chトーナメント、創作文芸が勝った。 「よかったな、本当に」 しかし、本当の恐ろしさはこれからだった。 お礼参りというお返しの仕事が待っていたからだった… 明日になったら睡眠不足で、目の下にクマが。 もう投票のお祭りなんかに燃えるものか… しかし、ラシの快感を味わった自分には、 トーナメントが終わるまで睡眠が削られる事を まだ知らない… 記念真紀子してみた♪
>>957 「達意平明」のお手本のような見事な文章です。「誉めれません」と、
アクセントとして最後にら抜き言葉を繰り出すなど、心憎い演出が
素晴らしい効果を生み出しています。
「おまえが好きだ」 「はあ?何言ってんの?」 洋子はそっぽを向いた。亮平はマジ切れして叫んだ。 「ふざけんなこのクソアマ!くぁwせdrftgyふじこl」 「なんだ、やる気くわああああああ!」 かくして第三次世界大戦が幕を開けた。
あの人も あの人も あの人も あの人も 気に入らない奴は脚色してみんな悪者扱いですか 自分は被害者ぶって常に悲劇のヒロイン気取りですか ウソつきボーダースーパーきちがい女 いい年して小学生みたいな意地悪してんじゃねえよ すぐにバレるような狡いウソついてんじゃねえよ 心身ともに腐りきった人間のクズ
961 :
名無し物書き@推敲中? :皇紀2665/04/01(金) 08:00:54
963 :
名無し物書き@推敲中? :皇紀2665/04/01(金) 12:33:44
批評してる奴らは小説家より絶対政治家に向いてる(笑
964 :
名無し物書き@推敲中? :皇紀2665/04/01(金) 17:39:31
ぬるぬるだった手が、さらにぬるぬるしてきたと思うが早いか、今度はべとべとしてきた。 田中は叫んだ。と書くと誤解を生むかも知れない。というのも、田中は田中であるということを 私が書いたところで、読者が確信できるとは限らないからだ。私ですら田中の存在を捉え切れていない。 それにも関わらず、私は田中と書いた。叫んだということについても、真実性を確保するのは難しい。 「田中は叫んだと私は書いた」と書くと、どうしても田中よりも私に注意を引いてしまう。 私は書かないことに決めた。
>>964 一見一行目とそれ以降の文章の繋がりが一見意味不明なようでいて実は、
実在論的矛盾に対する第一人称主体の困惑を第一行目は表現している
という、読者に対する挑戦ともいうべき素晴らしい文章です。これぞ表現の新境地と
いっても過言ではないでしょう。
966 :
名無し物書き@推敲中? :皇紀2665/04/01(金) 21:36:29
花粉症
967 :
名無し物書き@推敲中? :皇紀2665/04/01(金) 21:50:41
>>966 私はこの感動をどう伝えていいか分からない!!まるで初恋の人を前にして
何も語れない子供のように。あぁ、しかし!ただ一見するだけではこの
「花粉症」はいい響きだ、ということだけで終わってしまう。
これだけを見る浅はかな者には、何がどうしたいのか読者には分からない
ように記述されている。しかしこれは近年稀にみるほど文章の理解力が
低下した読者への新しい新視点を持たせる挑戦とも言えるべき革命的な至上の
物語が詰まっているように感じられる。
花粉症。もう一度この奥深い甘露の言葉について読み耽ってみよう。
英訳すると Pollinosis
これをざっと縦に並べてみるとどうだろう
P----Pablum 愚劣な読み物
o----omega 最後
ll---llano 大平原
i----iodoform 浄化
n----noguye 至高の
o----ouglekay 見えざる
s----sinkal 冒険伝説
i----inoly 幕開き
s----start スタート となることが理解できる
つまり作者は『私以外の愚劣な読み物は最後には大平原で浄化され、
それを機に「花粉症」という、至高の見えざる冒険伝説の幕開けが
スタートする』という壮大なスペクタクル巨編の予告をわざわざこのスレ
まで伝えに来て下さったことが分かる。次の期待に胸を高鳴らせるこの作品
を一番に拝見できたことを、私は誇りに思う。ありがとうございます。
さあさ、このグロコピペを無理やり誉めろ!(1さんごめん)
今、
>>1 を殺してきた。つまらない屑スレを立てた罪を泣いて悔いていたが、後悔は地獄でしてもらうことにした。
柄の長さが90cmはある大きな斧を振りかざし、
>>1 を部屋の隅に追い詰める。
>>1 の引き攣った醜い泣き顔から完全に血の気がうせたところを見計らって一挙に
>>1 の
両手両足を切断。柄を通して斧の無骨な刃が肉を裂き骨を断ち切る感触がズンと伝わる。
切り口から噴出すコレステロール過剰の鮮血。すかさず焼き鏝で傷口を焼いて止血する。
慈悲からではない。
>>1 の苦しみを長引かせるために。
>>1 の断末魔の苦しみだ。防音した小部屋に咆哮が殷々と響き渡る。
>>1 は自業自得だが、
さすがにこちらの鼓膜が辛い。
この間にシャワーで返り血を洗い流し、ついでに斧を研ぎなおした。
作業が終わっても
>>1 の叫びは続いたが、次第に途切れ、醜く肥えた腹が痙攣するのみ。
それでは仕上げ。
>>1 の首をバッサリ刎ね飛ばす。絶叫が止み、転がる首を追って残った鮮血がひとしきり噴出する音が続いた。
首をおまけにぶち割ってみると、中はやはり予想通り生き腐れだ。
>>1 よ。地獄で苦しめ。これはお前が自ら望んだ結末なんだ。
969 :
名無し物書き@推敲中? :皇紀2665/04/01(金) 22:02:42
>>968 私は涙なくしてはこの作品を読むことができない。武器に使われたのは斧!!
この二十一世紀の日本では中々探すことができない代物を疎開が進む村へ借りに
行ったのであろうことがこと文からは窺うことができる。苦労なくしては何かを
成し遂げることなどできないのだ、という普段人間が忘れがちになっている大切な
何かを思い出させる作品とも言える。その苦労こそ人を育み伸ばしていくものとなるのだろう。
970 :
名無し物書き@推敲中? :皇紀2665/04/01(金) 22:27:36
さぁ 褒められたいヤツはかかって来い!!
>>970 さて、この言葉は一見浅いようでいて素晴らしく慈愛に満ちたメッセージがこめられていることに気付いただろうか?
まず一つ考えて欲しい。そもそも「褒められたいヤツ」とはどういった人間なのか。
往々にしてわざわざ褒められたいと思うのは、努力が認められていないと感じているような人間だ。
作者は、そんな悩みを抱える読者に対し、「かかってこい!」と挑戦的な言葉を投げかけている。
しかしそれは、決してなじっているのではない。奮い立たせようとしているのだ。若人たちよ、かかってこいと。お前の力をぶつけてみせろと。
このように、ともすればくじけてしまいそう心に奮起を促そうとしているものだと考えられないだろうか。
まさに名言である。だから作家志望の諸兄も、どうか挫けずに青雲の志を貫き通して欲しい。
972 :
名無し物書き@推敲中? :2005/04/02(土) 12:44:27
悲しみにうちひしがれた小学一年生の童貞太郎は、 切り傷だらけの右手でぬかるんだ地面を叩いた。 生ぬるい泥飛沫が辺りに飛び散る。太郎の顔にも泥がまだらに飛んだ。 「バカ野郎はあんただ! どうして死んでしまうんだ!」 雨が降り出した。太郎は雨に打たれてうなだれたまま、静かに泣いている。 春の桜の咲く頃。夕暮れ間近の曇り空だった。 上に書いたのはすべて嘘です。気にしないでください。つたない文章ですが、 一生懸命に、すべての力を出し切って書きました。無理して誉めてください。
僕は、僕を鬱にして退職に追いやった経営者に復讐することにした。 やつの店をつぶすのだ。 フランチャイズのケーキ店を経営しているやつの近所で、 俺がライバル企業のフランチャイズ店のオーナーになる。 上から指示を出していただけのやつには、経営ノウハウなんてものはない。 長年現場で働いてきた俺にかかれば、やつの店をつぶすことなどなんでもないのだ。 開業資金はざっと300万ほど。 俺はまず、資金を貯めるところから始めることにした。 そのためには就職だ。俺はこれまで鬱の療養のために退職金でなんとか暮らしてきたが、 今は復讐心から目をそらさず、行動を起こす決心をした。 ※よろしくお願いします。
>>970 ・悲しみにうちひしがれた(まずくはないが、ありふれているような気がします)。
・春の桜(桜がすでに季語)
以外は特に不満なく、良くかけているのではないかと思います。
上手な文章だと思いました。
975 :
名無し物書き@推敲中? :2005/04/02(土) 17:47:05
>>974 お前意外と粘着質だな
彼女出来ないだろ
>>975 意外とではなく、普通に粘着質ですが。
でもこのスレでははじめて書き込みました。
そして、スレタイちゃんと読めてなくてゴメン。
彼女はいます。
977 :
名無し物書き@推敲中? :2005/04/02(土) 17:52:11
>>976 丁寧な文でありながら、「行間」に皮肉が滲み出ている。すばらしい。
行間かよ!
980 :
名無し物書き@推敲中? :2005/04/02(土) 20:39:09
>>973 ホッブスはその主著『リヴァイアサン』の中で、社会の本質を
「万人に対する万人の闘争」と喩えた。
>>973 氏は、この古典的名著を下敷きとした上で、マルクス的な
プロレタリアート−ブルジョアジーの図式、さらには鬱という
精神病理を記述することにより、たった10行で現代社会を暗喩
することに成功している。
後段の、「開業資金は300万円ほど〜」の展開は特に秀逸である。
それは、描写が具体性を増し、前段で造り上げた社会構造から、
>>973 氏の実存が顔を出すからだ。
言うまでもなく、この手法はドストエフスキーが好んだものだ。
最後の一行で、
>>973 氏自らの暗部を克服する決意をする。
この覚悟は、人が文学に対峙する姿勢そのものであり、そうして
>>973 は
>>973 氏の元へ還る。
私はこの掌編が100年生きることを疑わないものである。
981 :
名無し物書き@推敲中? :2005/04/02(土) 21:00:19
>>979 私はこの二行に、瞬間、シュプレマティスムの絵画を
見たときに似た戸惑いを覚えた。
979のアンカーの示す先は、
>977 :名無し物書き@推敲中?:2005/04/02(土) 17:52:11
>
>>976 >丁寧な文でありながら、「行間」に皮肉が滲み出ている。すばらしい。
>978 :名無し物書き@推敲中?:2005/04/02(土) 18:02:05
>行間かよ!
という古典的なボケ/つっこみである。
対して979氏は「笑った」と短く結論付ける。ここまでは良い。
しかし末尾の「w」はどう判断すればよいのか。
982 :
名無し物書き@推敲中? :2005/04/02(土) 21:00:40
私はその後の調査により、「w」が「笑う」の略語であり、 さらにVIPPER(=2ch ニュー速VIP住人:参考文献『はじめての2ch』)等により、 「テラワロスwwwwwwwうはwww」(『2ch年鑑2004』高橋氏より引用)等の 語法が広がっているという事実を知った。 ソシュールを引くまでもなく、言語は共時的に分析されねばならない。 私は常々、最近の若者の言葉は〜などと安易にのたまうオヤジどもは、 まとめて吉野家に叩き込み、牛鮭定食100セットの刑に処されるべきだと 考えていた。その私が、「笑ったw」という記述に戸惑いを覚えていたのだ。 笑いながら教示的である、という困難な叙述を、見知らぬ私に突きつけた973氏。 完敗である。 牛鮭定食100セットの刑に処されるべきは私であったというわけだ。
983 :
名無し物書き@推敲中? :2005/04/02(土) 21:49:16
↑wwwwwwwwwwwwwww
昔々のことじゃ。 貝尾の村に都井の睦夫という引きこもり男がおってな、毎晩毎晩村のおなご衆に夜這いを仕掛けては、 村の衆の顰蹙を買っていたそうな。 睦夫はお婆ヤンに溺愛されて村に閉じ込められ、何の楽しみも無いうちに夜這いに走っておったんじゃが 肺病もちがばれてからというものは一層村の嫌われ者、八分扱いじゃ。 そんな睦夫はついに気がふれてな、昭和十三年五月終わりのある晩に、光る角2本生やした鬼に変身してしもうた。 そして「こらえてつかあさい!」と言いながらお婆ヤンの首を刎ね飛ばして家を飛び出し、 あとは「こらえてつかあさい!」と泣き叫ぶ村の衆を次々と斬り殺し撃ち殺して行ったそうな。 夜が明ける頃には村は血の海、死体の山だったと言うことじゃ。怖いのう・・・ || :::::::::::::::::::::::::::::: || ::::::::::::::::::: ∧_∧ || ∧ ∧ ::::::::::: ( ´Д`) i (・д・) ∧∧:::::::::: /::: Y i ,-C- 、( y (゚Д゚ ) :::::::: /:::: > | /____ヽ (___、|_y∩∩ :::: |::::: " ゝ ヽ__ノ (__(Д` ) :: \:::::__ )// // っ⊂L∧ ∧ ∧ ∧ ( ;;;;;;) こんな昔話は子供の教育に悪いのお・・・きょうてえのぉ・・・ こらえてつかあさい 今日から貝尾も加茂も津山市なんじゃのお。 名実ともに「津山30人殺し」じゃのお。
985 :
名無し物書き@推敲中? :2005/04/03(日) 14:54:29
>>984 タラちゃんもびっくり。非常に分かりやすく万人に開けた文であることが言える。
文量から計算して5秒で書かれた偉大な作品であるということが分かる。これを
見習えという、作者からの無言のメッセージが伝わってくる心温まる作品である。
>>985 この五臓六腑が煮えくり返るような感動を、
どのような言葉で表していいのかわからない。
彼の言葉を引用することにとどめておこう。
「ちゃーん」
987 :
名無し物書き@推敲中? :2005/04/03(日) 15:40:09
このスレもそろそろ........
988 :
名無し物書き@推敲中? :2005/04/03(日) 16:51:18
天に........
989 :
名無し物書き@推敲中? :2005/04/03(日) 17:18:07
天丼が......
990 :
名無し物書き@推敲中? :2005/04/03(日) 17:19:40
吉牛ストラップが........
991 :
名無し物書き@推敲中? :2005/04/03(日) 18:37:38
1000は俺が.........
992 :
名無し物書き@推敲中? :2005/04/03(日) 19:27:17
いやいや俺が!
993 :
名無し物書き@推敲中? :2005/04/03(日) 19:42:15
993
994 :
冒険ヤロー罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/04/03(日) 19:51:52
OH,世界のホームランOH
995 :
名無し物書き@推敲中? :2005/04/03(日) 19:53:34
意外と999の方が価値があるかもな
996 :
冒険ヤロー罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/04/03(日) 19:56:00
ない
997 :
冒険ヤロー罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/04/03(日) 19:56:28
1000とったら死ぬ
998 :
名無し物書き@推敲中? :2005/04/03(日) 19:57:37
998
999 :
名無し物書き@推敲中? :2005/04/03(日) 20:02:47
999俺が!!!!
1000 :
名無し物書き@推敲中? :2005/04/03(日) 20:24:11
1000 ごちそうさまです。
1001 :
1001 :
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