今日から創作がんばります

今日から創作はじめます。

あるところにおばさんが居ました。彼女の名前は、菊森としこ。

としこは、いつもの夕方と同じように良く行くマーケットに買い物に出かけた。
彼女の家は商店街から離れていたが、長年乗りつづけてきた自転車で、40分ほど
時間をかけてそのマーケットに到着した。
　今日は、彼女の４８回目の誕生日だった。おまけに、パートの給料を昨日貰った
ばかりだったので、前からほしかった電気ポットを自分のために買うことに決めて
いたのだ。

頑張れば？
漏れも頑張るからさ

としこが今使っているポットは旧式で、今はやりのマイコン制御の物とは
かなり見た目が違う。彼女は、家電好きだったから家電コーナーにはよく
足を運ぶ。電気ポットは幾つか目をつけていたもののひとつだった。
今使っているポットはまだ十分使えるので、彼女は買うのを躊躇して
いたのだ。気分のよさも、購買意欲を掻き立てるのだろう。確かに、彼女の
気分を高める出来事が、つい２，３日前に起こったばかりだった。

>>3
がんばります！

としこは、いつもの駐輪場に自転車を止めた。この駐輪場には、自転車のほかに
犬も、数匹横たわっている。買主のマナーが良かったので誰も文句を言う者は
いなかった。犬自身も静かな性質だったので、買い物客を和ませるのには丁度
良かった。
としこも、その犬たちをみて気分を和ませる者の1人だった。
けんと、呼ばれている犬が、面長の顔をとしこに向けてきた。彼女は、袋に
持ってきた醤油煎餅を、けんに与えた。けんは、煎餅が好物なのだ。
あっという間だったが、食べ終わるまで、彼女はけんに微笑みかけていた。

http://profiles.yahoo.co.jp/tengaiten2002

買主は現われなかったが、としこの知人が声を掛けてきた。
「買い物ですか？」
少しぶっきらぼうな言い方だが、いつでも興味深々の目をしている。
としこが、今住んでいる場所に引っ越す前に、近所に住んでいた学習塾
の経営者だった。

ここに書かなくてもいいんじゃ？
メモ帳にでも書けば

＞8
いいんじゃない？
そのために用意したスレなんだから。
立てちゃったもんはしょうがないしょうがない(笑)

誤字には気をつけます。もう寝ます。

ごめん。がんばってケロ

半分寝ながらネットやってた。
僕も寝る。オヤスミ

中途半端なスレが多いな...

登場人物
　加奈子　新入社員
　由佳里　加奈子の先輩
　畑山　　加奈子の上司


ロッカールーム女子更衣室(朝）
　加奈子含め、何名かの女子社員が制服に着替えている。
　着替え終わった加奈子がロッカーの戸を開け、着替え終わった私服を綺麗に
折りたたみ、憂鬱そうに中に入れる。
　横で着替えをしている由佳里が、悪戯っぽく話しかけてくる。
　　由佳里「今更、五月病？」
　ロッカーの戸を閉め、ため息をつく。
　　加奈子「学生の頃は良かったなーって、思っただけ」
　入り口付近にある鏡の方に歩いてゆく加奈子。
　由佳里も着替え終わり、ハンガーに私服をかける。
　鏡の前で身だしなみをチェックしつつ、
　　加奈子「…、それだけじゃないけど…」
　由佳里、ロッカーを閉める。

社内の廊下(朝）
　畑山とすれ違いざま、何名かの社員が会釈をして通り過ぎてゆく。
　廊下の角から加奈子と由佳里が、楽しげに会話をしながら姿を現す。
　出会い頭畑山とぶつかり、しりもちをつく加奈子。
　　加奈子「ったぁ〜…」
　　畑山　「おいおい、気を付けてくれよ」
　スカートの裾から覗く下着を遠慮無く見つつ、畑山が加奈子に手を差し伸
べる。
　畑山の視線に気付き、スカートの裾を直す加奈子。
　手を貸してもらい立ち上がる。
　由佳里、加奈子を気遣う。
　　加奈子「…、ありがとうございます」
　軽く頭を下げ、加奈子と由佳里はその場から去ろうとする。
　去ろうとする二人に、畑山が声をかける。
　　畑山　「加奈子君、仕事には慣れたかね？」
　歩みを止め、畑山の方に向き直る。
　　加奈子「あっ、はい。おかげさまで」
　　畑山　「いつまでも新人気分のままじゃあ、困るよ？」
　少々、笑顔が引きつり頷く。
　思い出したように、
　　畑山　「それから、由佳里君。後で私の所に来なさい」
　　由佳里「はい」
　それだけ言い残すと、二人が来た方向に去ってゆく畑山。
　畑山が去ったのを確認すると、加奈子はその方向にあっかんべー。　

　社内仕事場（朝）
　　オフィス内ではすでに数名の社員が、各自割り振られた仕事をしている。
　　机の上に勢い良く置かれる書類の束。
　　自分のデスクの椅子を引き、腰を掛ける由佳里。
　　　由佳里「まあ、落ち着いて。加奈子」
　　加奈子も自分の席に勢い良く腰を下ろす。
　　由佳里、仕事の書類を整理しながら悪戯っぽく声を潜めて。
　　　由佳里「でも、気をつけてね。畑山ってセクハラ大魔王だから」
　　PCを立ち上げ、ため息をつきながら。
　　　加奈子「…、十分お世話になってます…」　

　社内仕事場（夕方）
　PCに向かいキーボードをたたく加奈子。
　　男性社員「加奈子君、これコピー頼むよ」
　椅子を回転させ、男性社員の方に向き直る。
　書類を受け取り頷く。
　去り際に、
　　男性社員「イブ筒で良いから、よろしく」
　席を立ち、腰に手を当て背を伸ばす。
　由佳里と何気なく眼が合う。
　　由佳里「…、おばさんみたいよ？」
　舌を出してそれに答える加奈子。

　次々とコピーされた書類が受け皿にたまってゆく。
　口元に手を当て欠伸をかみ殺す。
　コピー機に寄りかかり、職場全体を見渡す加奈子。
　皆、自分に与えられた仕事をてきぱきとこなしている。
　　加奈子「･･･」
　ふと、由佳里の席を見ると姿がない。
　何気なく由佳里の存在を捜す加奈子。
　職場全体をぐるりと見渡すと、畑山のデスクの前にその姿を見つける。
　畑山と何事か話しているようだ。
　終了を告げる機械音と共に、コピー機が動きを止めた。
　それから眼をそらし、受け皿にたまった印刷済みの書類を手に取ると、書類の
束を抱えその場から去る。

>>19
男性社員「一部ずつで良いから、よろしく」○
男性社員「イブ筒で良いから、よろしく」　×　

　加奈子からコピーされた書類を受け取る男性社員。
　職場の入り口から別の社員が声をかける。
　書類を受け取った男性社員がその声に反応し、慌てて席を立つ。
　去り際に書類を見せて、
　　男性社員「ありがとね」
　軽く頭を下げ、それに答える。
　男性社員が出て行くのを見届けると、畑山デスクの方を見る。
　由佳里と畑山の姿はそこには無かった。

社内仕事場（終業時間）
　仕事場から見える外の景色はすっかり暗くなっており、雨がちらほら降り
始めている。
　職場の社員達も、おのおの帰り支度をしている。
　隣の席で帰る支度をしている由佳里。
　キーボードの上で踊る手。
　　加奈子「終わらない〜」
　口元に手を当て、いやらしい顔で、
　　由佳里「残業がんばってね？」
　席を立ち鞄を肩に掛け、その場を去ってゆく由佳里。
　背もたれに体重をかけ顔を仰向けに持ってき、由佳里を目で追う。
　　加奈子「時給１００円！」
　背を向けたまま、手をひらひらとさせる。
　　由佳里「お先にぃ〜」

夜の町並み
　鞄を傘代わりにした会社帰りのサラリーマンらしき人物が、急ぎ足で雨が
しのげる場所へ駆け込む。
　服についた雨粒を払い、空を見上げる。
　雨脚が激しくなり、遠くの方で雷の音も聞こえ始める。
　

社内仕事場（夜）
　激しい雷音と共に稲光が走り、すでに消灯し誰もいない職場内を照らし出
す。
　暗転し、再び消灯した職場に静寂が戻る。
　暗い職場に青白く、PCのモニターの明かりだけが、ぼんやりと光っている。
　
会社建物外観（夜）
　止むことなく降り続ける雨。
　会社建物入り口付近で傘もささず雨に打たれ、一人佇む加奈子。
　髪を伝って雨雫が加奈子の顔を流れてゆく。
　　由佳里「ずぶ濡れじゃない」
　由佳里が建物の入り口から、傘を差しつつ出てくる。
　加奈子、ゆっくりと振り向く。
　優しく微笑み、傘を差し出す。
　　由佳里「風邪ひくわよ？」

夜の駅前商店街

　会社帰りのサラリーマン達が行き交う。
　戸を開け、のれんをくぐり二人の会社員が店に入って行く。

酒処丸福（居酒屋　夜）

　居酒屋特有の喧騒の中二人の会社員が入って来、空いてる席へと向かう。
　所々から上がる注文の声に耳を傾けつつ、店員のおばちゃんが席に着いた
先程の客に注文を取っている。
　カウンター席から手を振り、
　　加奈子「おばちゃ〜ん、中ジョッキ二つね〜っ！」
　椅子に座りなおし、サラミを摘まみ口元へ持ってくる。
　つまみを箸で突きつつ、そんな加奈子を横目で見る由佳里。
　　由佳里「〜…、程々にしておきなさいよ？」
　程よく酔った顔を横の席に座っている由佳里の方へ向け、不満そうに。
　　加奈子「毎日毎日セクハラ上司に寄られてみてよ…」
　つまみを箸で突きながら軽く笑う。
　　由佳里「気に入られてるみたいだからね」
　　加奈子「…、ご勘弁を…」
　カウンターに手をつき気持ち良さそうに背を伸ばし、一息つく。
　真顔になり呟く様に、
　　加奈子「でも、本当。権力を笠に着てなんて最低」
　由佳里はつまみで遊ぶ端を止め、加奈子を見る。
　カウンターをじっと見つめたまま続ける。
　　加奈子「人間として…、最低」
　しばらく加奈子の横顔を見つめた後、それから眼をそらす。
　しばし二人の間に沈黙。
　　　

>>24 場面一緒で続き

　　加奈子「いつまでも続かないけどね」
　両拳をぎゅっと体の前で握り締め、何かを決心した様にすわった目に光が
宿る。
　　加奈子「いつの日にか私達は、実力で昇進を決め」
　両手を天に広げ、その瞳は遠くを見つめる。
　店内にいる客の数名の目が、カウンター席にいる二人に向く。
　加奈子は勢い良く席を立ち、千鳥足で店内を歩く。
　その様子を呆れ顔で見つめる由佳里。
　　加奈子「あの憎きセクハラ上司を、見返してやるのれす！」
　身振り手振りで自らを大きく見せ、ふらふらとしながらも舞台女優の様に
振舞う。
　店内の程よく酔った客達の注目が集まり、ノリの良い合いの手が入る。
　客達のノリの良さに気分を良くしたのか、言葉に力が入ってくる。
　　加奈子「さぁ、共に歩もう！　我が友、由佳里！」
　席に座り加奈子の様子を、力を抜いて見ていた由佳里の手を無理やりつか
んで立ち上がらせ、腰に手をまわし由佳里の身体を抱きかかえると、二人見
つめあう。
　完全に不意を突かれ、驚く由佳里。
　　加奈子「貴女となら恐れるものは何も無い…」
　聞きなれたその言葉に力が抜け、加奈子に合わせる。
　店内が盛り上がり、客達がやんやと冷やかしを入れる。
　　由佳里「そう…、私達の力は無限大」
　一瞬、店内が静まり返る。
　二人息を合わせ、
　　加奈子･由佳里「女をなめるなよ！」　　　

今日は無しの方向で保守。

酒処丸福外観（夜）

　純和風な、落ち着いた感じの入り口からほのかな光が漏れている建物の前を。
泥酔した会社員達が通り過ぎてゆく。
　
酒処丸福店内

　先程の騒ぎももはや沈静化し、一緒に来た友人等と楽しく談笑を楽しむゆ
ったりとした雰囲気に戻りつつあった。
　カウンター席に座る二人の後ろを、店員のおばちゃんが急ぎ足で通り過ぎ
て行く。
　酔いがまわって、眠たげな表情でカウンターに突っ伏している加奈子の横
で、ジョッキに残ったお酒をあおる由佳里。
　　由佳里「私達…、か」
　その声に反応し、顔だけ由佳里の方に向ける。
　由佳里はそんな加奈子の方を向き、にこやかに。
　　由佳里「まだ公示されて無いけれど、決まったの。昇進」
　酔っている所為で頭が回らないのか、しばらく眠気眼でぼんやりしていた
が、ゆっくりと手を伸ばし２回ほどポンポンと由佳里の肩を軽くたたく。
　　加奈子「…、おめでとう」
　肩をたたいていた手がゆっくりと下に下がってゆく。
　カウンターに突っ伏した格好のまま、幸せそうな表情で寝息を立てている。
　由佳里はしばらく、表情無く加奈子の安らかな寝顔を見つめる。
　　由佳里「…」
　

暗い空間

　　　獣のような荒い息づかいが聞こえる。

地下駐車場内部（夜）

　　　切れかかっている蛍光灯に蛾がたかっている。
　　　停まっている車も無く人気の無い、静まり返った薄暗い地下駐車場。
　　　
　　車内
　　　影の中、眠ったような表情の畑山の顔が浮かび上がる。
　　　女性の影が蠢き、凶器を持った手を振り上げ、それを畑山の身体に振
り下ろす。
　　　びくんと畑山の体が影の中ではねる。
　　　女性の影が蠢き再び凶器を畑山へと振り下ろす。
　　　顔を中心に、眼・口・頭へと何度も振りかざす。
　　　凶器が畑山を襲うごとに、徐々に闇の中へと沈んでゆく。
　　　再び、影の女性が凶器を振りかざした時、車内に光が差し込み影の女
性の顔が浮かび上がる。
　　　憎しみと狂気の入り混じった加奈子の顔が浮かび上がる。

青空

　　　夏の強い日差し　

加奈子の部屋

　　　身体を射すような強い日差しが、窓から白いカーテンを通し、ベット
の上で寝ている加奈子の身体を照らし出す。
　　　布団の中で寝苦しそうに、寝返りを打つ加奈子。
　　　シャツの上に汗がじっとりと滲む。
　　　何度か寝返りをうった後、布団に包まりけだるそうにゆっくりと眼を
あける。
　　　　加奈子「…」

今日も無しの方向で保守です。

何かダメだな。
上手くまとまらないや。
テーマって重要だなぁと感じた。

キーボードをたたく。
キーボードの上で、踊る指。
ピアニストが音を奏でるように、キーボードをたたく。
滑らかに奏でる。
キーボード演奏会。
　何か、面白い映像が浮かんだ。

朝起きると、何やら激しい風と雨。
　今日はバスかなと、思ったが、
　　バイトに行こうと家を出る時、雨が止んでいたので
　　　バスよりも人力を選択。
　自分の住んでいる地域を出ると、
　　大きな雨粒と激しい風が襲ってきた。
　普段、鞄の中に常備保管され陽の目を見ない折りたたみ傘が、
　　俺を使えと叫ぶ。
　激しい雨の攻撃に煽られ、仕方なく傘を取り出す。
　　ついに俺の時代が来た！　さあ、使え！　


　開いたとたん、傘は激しい風の攻撃にさらされ、
　　　　　

　戦死した。

つかえねぇ…、保守。

川中島の合戦。
　両雄の対決。
　　武田信玄と上杉謙信。
　　　やっぱり格好良いなぁ。

　天と地だったかな？を、思い出した。
　　この二人は、セットでヒーローやねぇ。

　バリューセット。

そろそろ次の作品でも考えるかな。

…、何も決まってないけれど。

夕飯時に出されたお茶に、茶柱がたっていた。
　記憶にある限り初めて見た。
　　辞書で調べてみると、吉事の前兆らしい。

　本当だろうか。

　…、そもそも吉事って何だろう。　

　よいこと。めでたい事柄。
　　　　　　　…、だそうだ。

　よいこと。めでたい事って何よ。

めでたい。
　・喜び祝うに値するさま。大変喜ばしい。
　・物事がうまくいって喜ばしいさま。
　・大変立派であるさま。見事である。すばらしい。

　　　　…、辞書ごときに褒められているみたいで、
　　　　　　　　　　　非常に不愉快な気分に陥った。
ちなみに、
　めでたくな・る、で。
　　・｢死ぬ」｢倒れる」などを忌んでいう語。
　　　　　　　　…、なんだと。
　　　　　　　　　言葉って面白いなぁ。　
　　　　

帝都物語・帝都大戦を見た。
　本当はアニメのDVDを買おうと思って家を出たのだが、
　　店で品を探している最中発見してしまった。
子供の時に恐怖で震えながら見ていた記憶が蘇ってくる。
　恐怖に震えたシーンが、断片的に頭の中を駆る。
　　当時、相当怖かったんだなぁと、冷静に思ってみた。
　　　
　

それはそうと、
　少し前に陰陽師と言うのが流行していた様だけど、
　　少しも帝都シリーズに関して話題が出てこなかったなぁ。
　　　　　系統的には同じ様なものだと思ったんだけれど。

それはそうと、２
　格闘ゲームの敵キャラに、加藤みたいなやつが出るものがあったが、
　　　　やはりパクリだろうか…。

主人公の行動に詰まった。
　どういう行動をとらせるべきかなぁ。
キャラクタ設定はやっぱり、やんないとやばいか…。
　つーても、他人の行動なんか読めないしな。
　　　　　どっちが自然になるのか。

ちうか、どちらが読み手の感情に合うかだよな。
　兼ね合いが難しいなぁ。
　　う〜ん…。

短編って、キャラクタ設定って必要なのかぁ。
　どうなんだか。

　聞いてみるか…。

う〜ん。
　誰もいないみたいやね。

てか、寒いよ。冷たいよ。吐く息白いよ。

愛情ある？

驚いた。
　このスレに自分以外がいるとは思わなかった。

>>45　愛情ある？
　キャラクタ設定。
　　キャラクタに対する愛情の事だろうか？
　　それとも、他人の行動なんか読めないしな。の所だろうか？

　前者。
　　作品が短編であれば、答えはNO。
　　　短編はテーマを率直に読者に伝える事が大事だと思われるから。
　後者。
　　他人の気持ちがわかるなんて、偽りだと思っている。
　　　それに、他人の行動が読めないから面白い事もあるし。

じゃなくて書いているものに…
なんだか投げつけてくるみたいなので…

書いている作品に対しての愛情はあるよ。

>投げつけてくるみたい
　上記の作品の印象かな？

　　
　　　

レズスレでたびたび話題に出ている、
　マリア様がみてる、という小説を読んでみた。

単に、相手が女性に代わっただけという印象を持った。
　可も無く不可も無く、という感じか。

蜂が交尾しているのを初めて真近で見た。
　　　ガラス越しではあるが。

両者がしばらく交差するように飛んだ後、
　メス蜂が落ち着ける場所を探すかのように窓付近に来る。
　　数回場所を転々とした後、
　　　気に入った場所があったのかメス蜂はそこから動かなくなった。
　それを待っていたかの様に、
　　オス蜂がメス鉢に背後から覆いかぶさる。
　　　オス蜂のケツの部分が微妙に動くと、
　　　　　以下しばらくその状態が続く(数十秒位）
行為が終わるとオス蜂は飛び去り、以降戻ってこなくなった。
　メス蜂はその場を動かず、じっとしていた(翌朝にはいなかった）

　　　とりあえず、ここの辺りには巣を作らないで下さい。　

顔って怖い時がある。

いつもの様にここへ来て、４５の書き込みがあった時だった。
　ページを送っていると突然、
　　書き覚えの無い顔文字。
　　　掲示板なのだから、他の人が書き込みしても当たり前なのだが、
　　　　　　心臓が飛び出そうになった。
　落ち着くまでの数十秒間、顔文字がやたらと怖く見えた。
　　おそらく、顔文字ではなくても恐怖したと思うが。

　顔文字って普段は可愛いけれど、
　　時と場合によっては怖くなるんだな、と思った。

　…、顔って面白いなぁ。

それと、ネット系のサスペンスの理由と、
　こんな事で驚く自分の胆の小ささがわかった。

　　　切ないなぁ…。

声かけるだけ親切でしょ、むしろ。
公開オナニーの意味がわかったよ。
ﾊｼﾞｶﾁｲ

驚いた、二人目だ。
　廃墟ばかりのこんな下位の方にも、
　　　人は来るのだなと改めて思った。
>>53　声かけるだけ親切。
　51の書き込みの事を指しているのだろうか？
　　45さんに対する非難と受け取ったのなら、申し訳ないです。
　　　45さんにも併せて謝罪致します。

>>49 訂正。
　上手に表現できないが、面白い。
　　
　途中までしか読んでいなくての感想は反省だなぁ。
　　　今日は反省ばかり、以後精進か。

相手に伝わらなかった作品を、
　自己満足な作品と呼ぶのだろうか。

　
　○遠洋(昼間）

　　　　　空高く青空が澄み渡り、強い日差しが照りつける。
　　　　　３６０度水平線が見渡せる青い海に、ポツンと浮かぶゴムボート。
　　　
　○ゴムボート上(昼間）

　　　　　数日間、着の身着のままの痩せこけた主人公が、ゴムボートの上で上着をかぶり、
　　　　　横になって寝ている。
　　　　　寝苦しそうに寝返りをうち、気だるそうに上半身を起こす主人公。
　　主人公「―…」
　　　　　主人公の寝ていたすぐ隣には、仕事仲間のスイム・Cが死んだように眠っている。
　　　　　眩しそうに、ここ数日見慣れた景色を見回す。
　　主人公「…―っ」
　　　　　主人公の目が大きく見開かれ、精気が宿る。
　　　　　急くようにボートの先に、身を乗り出す。
　　　　　水平線に島の影が見える。
　　主人公「―はっ、―はははっ」

主人公「(呟く）島だ…」
　　　　　勢いよく立ち上がり、拳を握って喜びをあらわにする主人公。
　　　　　その勢いでボートが揺れ、主人公が体のバランスを崩すがその勢いのまま、未だ起
　　　　　きそうも無いスイム・Cの元へ駆け寄る。
　　主人公「おいっ、寝てる場合じゃないぞ」
　　　　　遠くに見える島影から眼を逸らさず、感情高ぶるままに眠るスイム・Cの身体をゆす
　　　　　る主人公。
　　　　　力なく、ゆする主人公にあわせて動くスイム・Ｃ。
　　主人公「―なぁっ」
　　　　　嬉しさを前面に出した笑顔を、スイム・Ｃの方へ向ける。
　　　　　主人公の動きにあわせて踊っていたスイム・Ｃの頭が、力なく下へさがる。
　　　　　異変に気付く。
　　主人公「お、い？」
　　　　　慌てて口元に顔を近づけ、手で脈を測る。
　　主人公「―っ」
　　　　　主人公の表情が歪む。

　　　　　主人公を乗せたボートと島影の距離は近づきつつあった。

いつまで死体にしがみついてんだろ。

面白い作品いっぱいあったなぁ。

捕鯨、日本がんばってほしいなぁ。
　鯨食べたいな。
　　どんな味するんだろ。
　

近所に雷が落ちて怖かったです。

　　　

>>63 ？
　何だかよくわからないけれど、ありがとう。

　少し驚いたけれど、
　　バイトには関係ないな…。

特に何事も無く。

○遠洋(昼間）
　　　　空高く青空が澄み渡り、強い日差しが照りつける。
　　　　３６０度水平線が見渡せる青い海に、ポツンと浮かぶゴムボート。
　　　
○ゴムボート上(昼間）
　　　　数日間、着の身着のままの痩せこけた人公が、ゴムボートの上で上着をかぶり、
　　　　横になって寝ている。
　　　　寝苦しそうに寝返りをうち、気だるそうに上半身を起こす人公。
　人公「―…」
　　　　人公の寝ていたすぐ隣には、仕事仲間のスイム・Cが死んだように眠っている。
　　　　眩しそうに、ここ数日見慣れた景色を見回す。
　人公「…―っ」
　　　　人公の目が大きく見開かれ、精気が宿る。
　　　　急くようにボートの先に、身を乗り出す。
　　　　水平線に島の影が見える。
　人公「―はっ、―はははっ」

人公「(呟く）島だ…」
　　　　勢いよく立ち上がり、拳を握って喜びをあらわにする人公。
　　　　その勢いでボートが揺れ、人公が体のバランスを崩すがその勢いのまま、未だ起
　　　　きそうも無いスイム・Cの元へ駆け寄る。
　人公「おいっ、寝てる場合じゃないぞ」
　　　　遠くに見える島影から眼を逸らさず、感情高ぶるままに眠るスイム・Cの身体をゆ
　　　　する人公。
　　　　力なく、ゆする人公にあわせて動くスイム・Ｃ。
　人公「―なぁっ」
　　　　嬉しさを前面に出した笑顔を、スイム・Ｃの方へ向ける。
　　　　人公の動きにあわせて踊っていたスイム・Ｃの頭が、力なく下へさがる。
　　　　異変に気付く。
　人公「お、い？」
　　　　慌てて口元に顔を近づけ、手で脈を測る。
　人公「―っ」
　　　　人公の表情が歪む。

　　　　人公を乗せたボートと島影の距離は近づきつつあった。

○海岸(夕方）
　　　　白い砂浜の続く海岸に、木で作った簡素な墓標がひっそりと立てられていた。
　　　　墓標の背後に見える海岸からそう遠くない小高い丘に、木造の別荘が建っている。

○デイビス家２階の部屋(夕方）
　　　　ベットの上で上半身を起こし、ぼんやりと窓の外を見つめる人公。
　　　　それから眼を逸らし、簡素な部屋の中を見渡す―。閉じられた扉の向こう、廊下の方
　　　　から声が聞こえてくる。
　人公「ー…。(構える）」
　　　　部屋の扉が開き、マリラとルルアが姿を現す―。人公が起きているのを見ると、ル
　　　　ルアが嬉しそうにベットのそばまで駆け寄ってくる。
　ルルア「今日も朝日が昇る〜」
　　　　(訳：起きてたんだね、お兄ちゃん）
　　　　困った笑顔をルルアに返し、遅れて部屋の中に入ってきたマリラの方を向く。
　マリラ「朝食はご飯かしら」
　　　　(訳：お加減はいかがですか？）
　人公「ここは、どこなんですか？」
　　　　マリラとルルアは驚いた様に顔を見合わせる―。と、ルルアが笑い声を上げる。
　　　　マリラも控えめに笑う。
　人公「(顔をしかめる）―、からかっているのか」

　　笑っていたルルアの顔が、ポッと赤く染まる―。ベットの上に登って来、人公の傍
　　　　で照れた顔を向けるルルア。
　ルルア「―、もぅ」
　　　　(訳：―、もぅ）
　マリラ「(微笑む）貴方の態度が素敵です」
　　　　(訳：(微笑む）冗談ばっかり―、面白い方）　　　
　　　　人公は顔をしかめたまま、頭を抱える。
　　　　人公の変化に気付き、ルルアが心配そうに顔を近づけてくる。
　ルルア「困るよ、そんな事じゃあ」
　　　　(訳：大丈夫？　頭痛いの？）
　　 マリラも心配そうに人公の傍らに来る。
　マリラ「お布団の中でゆっくり休むのが吉よ」
　　　　(訳：大丈夫かしら。お医者様に診てもらったほうが―）
　人公「(呟く様に）出て行ってくれ」
　マリラ「(微笑む）ふざけてんじゃねえよ、何なのそれ」
　　　　(訳：(微笑む）無理言ってはいけないわ。今は、ゆっくり休んで）
　　　　マリラはルルアにベットから降りるよう、手で合図を送る。
　ルルア「血管切れないでね」
　　　　(訳：早くよくなってね、お兄ちゃん）
　　　　心配そうな表情のルルアが、小さな手で人公の手をぎゅっと握り、ゆっくりとベッ
　　　　トを降りてマリラの元へ行く。　　　　　　
　マリラ「それではごきげんよう、お達者で」
　　　　(訳：私達は下にいますから、何かあればいつでも呼んで下さいね）
　　　　二人が部屋からでて行く―。ルルアは人公の方を何度か振り向く。

　閉じられた扉の向こう側の声―。マリラとルルアの声が遠ざかってゆく。
　　　　人公は全身の力を抜き、ふーっと長い息を吐く。
　　　　自分一人になった部屋を、ぼんやりと見回す。
　人公「一体、何なんだ…」
　　　　窓の外を見る―。海岸にひっそりと立つ墓標が見える。
　　　　心配そうな顔で、人公の手を握るルルアの映像がフラッシュバックする。
　　　　先程、ルルアに握られた手を見つめる人公。
　人公「―…」
　　　　ベットに仰向けに倒れこみ、首にかかっている銀の首飾りを手に取る。
　人公「…、会いたいな」

○デイビス家外観(朝）
　　　　正面入り口付近には馬車が止まり、御者とマリラが何事か話している。

○デイビス家２階の部屋(朝）
　　　　窓から差し込む陽の光の中、ベットの中で安らかに眠る人公。
　　　　扉向こう側、廊下の方から扉をたたく音が聞こえる。
　デイビス「喜び」
　　　　(訳：失礼するよ）
　　　　扉を開け、デイビスが部屋の中へ入ってくる。
　　　　ベットの上でまどろんでいた人公が、気配に気付きゆっくりと目を覚ます。
　デイビス「(微笑む）歌を歌おう」
　　　　(訳：(微笑む）朝からすまないね）　　　　
　　　　寝ぼけ眼でデイビスを確認すると、慌てて上半身を起こす。
　　　　デイビスは上品に笑い、人公の傍まで来てベットに腰を下ろす。
　デイビス「借金の取立てだよ、出せるもんだしな」
　　　　(訳：体調はもう、だいぶ良くなったようだね。安心したよ）
　　　　人公の肩を軽くたたく―。人公は身を固くする。
　　　　デイビスの表情が神妙になる。
　デイビス「つまり、ここの公式はだな」
　　　　(訳：君の事について妻と話したんだが）
　デイビス「底辺×高さ÷２だと思われるが、どう君は解釈するかな」
　　　　(訳：この辺り一帯で、君の事を知っている者がいなくてね。役所の方に届け出よう
　　　　と思うのだが）

一度間をおき、窓の外へ顔を向けるデイビス。　　　
　デイビス「…、知ったかぶりをするんじゃない」
　　　　(訳：…、彼の事もあるし。どうだろう、出れるかね）
　　　　じっとデイビスの眼を見つめる―。眼を逸らし力の抜けたため息をつく人公。
　人公「言葉はわかるのに、意味がわからないなんて…」
　　　　しばしの沈黙の後、デイビスが仰け反り笑い声を上げる―。人公は一瞬驚いて身を
　　　　固めるが、肩の力を抜き冷めた眼でデイビスを見つめる。
　デイビス「まぁ、おしとやかに生きるのがいいさ」
　　　　(訳：それだけ冗談が言えれば大丈夫だろう。さぁ、行こう）　　

○デイビス家外観・建物入り口(朝）
　　　　デイビス家入り口付近に止めてある馬車に繋いである馬の頭を、御者のおじさんに抱
　　　　えられ嬉しそうに撫でるルルア。
　　　　その様子を二人の後ろで微笑ましく見つめるマリラ。
　　　　家のドアを開け、デイビスに肩を借りた人公が姿を現す―。眩しそうに眼の上に手
　　　　で傘をつくる。
　　　　外にいた三人も気配に気付き、振り向く。　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　ルルア「あ、こんにちは」
　　　　(訳：あっ、お兄ちゃんだ）
　　　　御者のおじさんに降ろしてもらうと、元気良く人公の元へ駆け寄ってくるルルア。
　　　　マリラも入り口から出てきた二人の元へ行く。
　マリラ「澄ました顔をして、冷たいのね」
　　　　(訳：顔色もだいぶ良くなって、安心したわ）
　　　　ルルアが人公の手を引き、顔を心配そうに覗き込む。
　デイビス「(にこやかに）そんな事ないわ。彼、優しいもの」
　　　　(訳：(にこやかに）冗談が言える位さ、大丈夫）
　　　　デイビスは御者に、出発の準備をするよう空いた手で合図を送ると、人公を気遣いつ
　　　　つゆっくりと歩き馬車の方へ向かう。

ルルア「挨拶って素敵なの、こんばんは」
　　　　(訳：ねぇ、お父さん。お兄ちゃん大丈夫？）
　デイビス「んー。それは夢の様な出来事だね」
　　　　(訳：んー。ルルアはそんなにこの人が心配かい？）　　　　　　　　　　　　　　
　マリラ「とても気持ちのいい言葉ね、こんにちは」　　　　　　
　　　　(訳：ルルアはお兄ちゃんの事、大好きだものね）
　ルルア「え、あの。もぅ」
　　　　(訳：ち、ちがうよ。もぅ）　　　
　　　　人公と握っていた手をパッと離し、顔を赤く染めて二人に目で抗議する。　
　　　　そんな我が子をみて、幸せそうに笑いあうデイビスとマリラ。
　　　　そんなデイビス一家のやり取りを見て、不快感いっぱいに眉をひそめる人公。
　　　　　
○山道(昼）　　　　　
　　　　青々と茂った森林の合間を馬車が駆け抜けてゆく。　　　　　　　　 　　　
　　　　馬車が駆け抜けいていった先に、山に囲まれた小さな町が見える。　　
　　　　　
○町の入り口(昼）　　　　　
　　　　馬車が入り口から、町の中へと入って行く。

○馬車の中(昼）
　　　　向かい合った席に、マリラ・ルルアと人公が座っている。
　　　　ルルアは人公に寄りかかり、すやすやと眠っている―。人公も眠そうに頭を下げて
　　　　いる。
　　　　マリラは、窓から外の景色を眺めている。
　マリラ「私を見てください、お願い」
　　　　(訳：相変わらず、賑やかな所ね）
　　　　マリラの声に反応して頭を上げ、馬車の中を見回す―。マリラが窓の外を指差している
　　　　ので、そちらを向く人公。
　　　　様々な店や、露店が並ぶ人通りの多い景色が流れてゆく。
　人公「―っ」
　　　　身を乗り出し、眼をみはる人公。
　マリラ「産まれたままの私を、抱かれてみたいの」
　　　　(訳：用事が済んだら今日は、ここで食べていきましょうか）
　　　　ひらめいた様に、ぽんっと手を合わせるマリラ。
　人公「…、これだけいれば…」
　　　　車内が大きく揺れ、馬車の動きが止まる。
　　　　その振動で、人公に寄りかかり眠っていたルルアが、面を上げ眼を覚ます。
　デイビス「止めてくれ、見たくない」
　　　　(訳：やあ、諸君。おまたせ）
　　　　馬車の扉を開け、デイビスが顔を覗かせる。
　　　　人公は入り口の方へ振り向くと、席を立ち外へと向かう。
　人公「いるかもしれないっ」
　　　　馬車の中で人公の行動に呆気にとられたマリラ・ルルア、入り口にいたデイビスを押
　　　　しのけて駆け出す。

○町の大通り(昼）
　　　　馬車を駆け出した人公の眼に、連なる露店と行き交う人々が飛び込んでくる。
　　　　通りを行き交う一組の女子に眼をつけ、そちらに向かう。　　　　　
　人公「おいっ、君達」
　　　　声をかけ、二人の元へ駆け寄る人公―。声をかけられた二人は歩みを止め、そちらの
　　　　方へ何事かと向きなおる。
　人公「すまない、俺の言葉がわかるか？」
　　　　胸に手を当て動悸を落ち着かせると、優しく語りかける人公。
　　　　みるみると少女達の顔が怒りに染まり、少女の内一人が人公の頬に平手打ちをくらわ
　　　　せる―。訳がわからず、呆けた顔で少女の方へゆっくりと振り向く人公。
　少女Ａ「感動した、大変凛々しいわ。」
　　　　(訳：何なのよ、貴方。失礼も甚だしいわ）
　　　　不快感いっぱいに人公をキッと睨みつけると、連れの少女を連れその場を去ってゆく。
　　　　呆然としながら打たれた頬をさすり、辺りを見回す人公。

　　　　人公を心配して駆け寄ってくるデイビス一家。
　　　　人公の周りを通り過ぎてゆく人々。
　　　「のけ者っぽい通り魔が空から落ちてね」
　　　「救急車両に廃屋？」　　
　　　「電化製品なトイレが笑っていたよ」
　　　「無駄な努力が公をなす」
　人公「…、わけわかんねぇ」
　　　　通りを歩く人々に紛れ、生気の無い人公。
　　　　暗転。

○喫茶店外観(回想）
　　　　通りに面したテラス席のある、おしゃれな木造の喫茶店。
　　　　テラスの席には数名人がいて、各自、連れの人と会話を楽しんでいる。
　　　　店内の窓側の席に人公と対に座る憐の姿が見える。
　憐「えっ、半年も？」
　　　　　
○喫茶店内(回想）
　　　　まばらに人のいる落ち着いた雰囲気の店内。
　人公「すまない、急な仕事で」　　
　　　　二人が座るテーブルの上には、ウェディング誌が置かれている。
　　　　グラスの中の氷をストローで遊びながら、ふてくされた表情で人公を見つめる憐。　　　　　　　
　憐「…仕事、変える気ないよね」
　　　　困ったように頭をかく人公。　
　人公「残念ながら」
　　　　諦めたようにため息をつき、窓の外へ眼を逸らす。
　　　　コーヒーカップを口元にもってくる人公。
　憐「最近、海難事故が多くて怖いのよ」
　人公「―」
　　　　カップを置き、首にかかっている銀の首飾りを手に取る人公。
　人公「これからは、大丈夫だろ」
　　　　人公が首飾りを見せると、憐は笑みをこぼす。
　憐「…ばっか。それじゃあ、約束ね」

　憐「無事に帰ってきて」

○街(昼）
　　　　大通りを一台の馬車が駆け抜けて行く。

○馬車内(昼）
　　　　真剣な眼差しで手紙に眼を通す憐。
　憐「―…」
　　　　手紙から眼を逸らし、高ぶる感情を抑えるように胸に手を当て、眼を閉じる。
　　　　長い息をはき眼をゆっくりと開くと、手紙を折りたたみ封筒を手にする―。封筒を逆
　　　　さにして中に入っていた銀の首飾りを取り出し、それを見つめる。
　憐「…、三年もよ」
　　　　愛しそうに銀の首飾りを撫でる。
　　　　感極まり眼から涙があふれ、頬を伝う。
　憐「遅いじゃない…、馬鹿」

○役所外観(昼）
　　　　大通りに面した役所建物の入り口に馬車が止まっている。

○役所内ロビー(昼）
　　　　カウンターにて、役所員に別室へと案内される憐。
　　　　役所員に促されて席を立ち、所員に続いて歩いてゆく―。その表情は明るい。

○役所内個室(昼）
　　　　長いすに座る憐。
　　　　銀の首飾りを手の中で遊び、扉の方をぼんやりと見つめる。
　　　　扉を数回たたく音が聞こえ扉が開くと、役所員が軽く会釈をし部屋に入ってくる。
　　　　続いて人公が扉の影から姿を現す―。その姿を見たとたん、憐は勢い良く席を立つ。
　憐「―っ」
　　　　人公も憐の姿を確認すると、嬉しそうに両手を広げ喜びをあらわにする。
　人公「秋刀魚の塩焼きは、ナイフとフォークでね」
　　　　(訳：憐じゃないか、会いたかったよ）

はぁ、疲れた…。

歌舞伎って面白いな。
　あの動き生かせないかなぁ。

明日は雨降らないといいなぁ。

だね

>>83
　雨降ったようだけれど、
　　行き帰りは無事でした。

　禁煙しようかな。

売ってないなぁ。
　人気があるのか無いのか、うーん。

ここに作品書いちゃっていいの？

>>86
　大丈夫だと思うけれど…。
　　１も作品から始まっているし。

　久しぶりにミリオンヒットの予感がする。
　　１２月１９日が楽しみだ。　

既発表になるよ

＞原作目指して

なんの原作？　マンガ？

>>88
　え、どこへですか？
>>89
　その通りです。

　何だか最近、涙脆くなった様な気がする。

>>90
同志よ！　ガンガレ！
ちなみに、どんな賞狙ってんの？

>>91
　ありがとう。
　まだ決まっていません。

　…、お腹の調子が悪い。

こんなの雰囲気のあるものが書きたいなぁ。
　
　

暖房器具欲しいな、寒い。

ゆぅ〜きや、こんこん♪
　あぁ〜られや、こんこん♪

ふってやふってや、ずんずん積もり♪


　…、いやーーーーっ！

かぜひくなよ

>>96
　御心配頂き、感謝致します。
　　いつまで耐えられるかな。

　祭りに参加してみた。
　　差は歴然ですよ…、はぁ。

写真集という物を初めて買ってみた。
　好みで手に取ってしまった事に、少し鬱な気分に陥った。

どこでも空間が広いとやりやすい様だ。

100

>>100
　おめでとう。

　何もやらずに５０日目か。
　　次の作品でも考えるかなぁ。

俺も〆切まで２ヶ月切ってるのに、予定の半分もすすんでない（´・ω・｀）

>>102
　まだ一ヶ月もある、がんばれ。
　　
　H2Aが打ちあがった。
　　いつも同じ画像だけれど、感嘆。

日記でもつけようかなぁ。

めずらしく追い風だった。

ニュースって平べったいんだと。

久しぶりの、残業。
　ああ、今日だ。

また来年。

今年こそ雑誌に名前が載りますように。

シナリオって中途半端かも。
　…、なんとなく思った。

あけましておめでとう。

（＾＾）　

どこかで読んだような内容の小説だったなぁ。
　うーん？

「変身」は流すように読めたのに、
　「城」はくどいのか…、電車で読んでいると酔いそうだ。

（＾＾）

おっ、いつも笑顔の人だ。

h

風邪ひいた。

帰りの電車内にて。
　倒れる音がして、何事かと読んでいた雑誌から眼を逸らすと足元に女性の顔があった。
　他の乗客が慌ててその女性に寄ってくる。
　おせっかいおばさん(いい人）が介抱をし、ホームへと連れ出す。
　その他の人も駅員さんを呼んだりと、力添えをしていた。
　車内にアナウンスが流れ、数分停まった後動き出した。

　状況を掴めなかった事。
　とっさに体が動かなかった事。
　心配する気持ちが生まれなかった事。
　嫌な気持ちにならない。
　　何だろ、これ。　

そんなもんさ

unnko

よその板から来ました。
縁があって３週間くらいまえから、日記のようなものwを書いてました。
それまで文章を書くことに関心はなかったんですが、毎日書き込みを続けるうちに
文字を綴ることが好きな自分に気づいたところです。
知らないことここで勉強しながら、じぶんの考えてること楽しく表現できるよう
がんばりたい、という心境です。
このスレッドお借りして続けていきたいと思っています。
よろしくお願いします。
わたしがこれまで書き込みしてた板、下に貼っときます。きっと驚かれると思い
ます（笑）関心ありましたらのぞいて見てください。
http://money.2ch.net/test/read.cgi/stock/1045708669/l50

やっぱり地下スレはいいですよね。
きままにがんばりましょう。

気ままに来たら消える運命。

>>117
以前、川崎で仕事してた時、わたしも同じような経験したことがある。
目の前で誰かがくるまにはねられたとする。まわりのひとがわっと集まって警察だ、救急車
だとやりはじめたら、わたしは何事もなかったかのようにその場を立ち去るだろう。
そんなこと考えた。
ひとが慌てふためく様子を、さめた目でみることができる自分。いやな感じだ。
でも、今はちょっと違うみたい。
職場も住んでる土地も変わった。わたしのまわりにいるひとたちの顔もみんな変わってしまった。
数えてみると１２年も経ってる。
別に深い考えがあったわけでもないし、いまでも嫌なこといくらでも思い浮かぶけど、でも
いまならすすんで手助けできると思う。
なにが変わったんだろ。１日１日を大切に過ごしてること、いのちの尊さを知ってること、自分
という人間が好きだってこと、かな。

・・・ああもうここまでで頭の中がいっぱいだ。またこの場をお借りして、少しずつこの間の思
い出、お話してみることにする。

日記です

きょうの寄り付きで、売り建て分ぜ〜んぶ返済！ちょっと早かったかな？！
市場閉鎖発言、その是非と効果の程はともかく、なにか事が起こればなりふり構わず市場を
守るぞ。その意思表示とみた。これまで、やる気あるのか無いのかわからない対応で、age
てきたとこ空売りさんのカモにされまくりだったけど、いくらなんでも８０００円大きく割
っちゃやばいでしょ。とにかくいったん利益確定して、お手並み拝見することにした。
もっとも、イラクとお隣の国が緊張感プンプン漂わせてるあいだは、戻りは売りの姿勢で臨
んでみる。

市況関連のニュースや、売り買いのヒント。それらの書き込み、わたしにとっては大切な情
報です。いつも書き込んでくださる方、感謝しています。これからもよろしくお願いします。
それから、前回の日記の中に不適切な表現がありました。読んでいただいてるかたに不愉快
な思いさせてしまい申し訳ありませんでした。誤解ですので補足させてください。
わたしはどちらかと言うと気性が荒い性格です。でも自分の上司に言っちゃいけないことあ
るのはわかっています。それを、自分の課に戻ったとき、いっしょに仕事してるみんなの前
で、大きな声でしゃべりまくるんです。で、ひとしきり言いたいこと言っちゃったら、にこ
っと笑って、「あ〜すっきりした。どうもご静聴ありがとうございましたァ。」そこでみん
な拍手って感じです。自分の不満を他人にぶつけて怒鳴り散らすなんて、わたしは職場では
絶対にしません。そしてもちろん、会社の方針として決まったことであれば、それがわたし
の意に反する内容であったとしても、課のみんなと力をあわせて全力でその仕事に取り組み
ます。

きょうは午後から雪が舞っています。寒さを感じないあたたかい雪。あと何回、雪が舞うのを
みられるかなぁ。
さてさて、東証にはいつになったら春の足音きこえて来るのやら。

きょうも１日おつかれさまでした　おやすみなさい

　　　／) 　／)
　　/ 　⌒　 ヽ　　 ／　日記おつ　この野郎！
　 | ●_　●　 |　＜ 恐怖を煽り、下げるだけ下げて、戦闘開始で爆上げの予感がする。
　(〇 〜　 〇 |　　＼
　/　　　　　　 |
　|　　　　 |_/　|

　　　／) 　／)
　　/ 　⌒　 ヽ　　 ／インチキ証券アナリストが口を揃えて、金融危機を煽り始めたので
　 | ●_　●　 |　＜ 三井住友5枚試し買い玉投入したよ。段階的に買い増しの予定
　(〇 〜　 〇 |　　＼売り玉は手仕舞いした方が無難　この野郎！
　/　　　　　　 |
　|　　　　 |_/　|

　　　／) 　／)
　　/ 　⌒　 ヽ　　 ／ここでやってたのか
　 | ●_　●　 |　＜ 無理するなよ　毎日じゃなくていいからな　この野郎！
　(〇 〜　 〇 |　　＼
　/　　　　　　 |
　|　　　　 |_/　|

日記

昼過ぎ、外出で車に乗り込んだとき、小さめのハトって感じの野鳥が飛んできた。数
メートル先のアスファルトの上を、両足そろえてちょんちょんちょんと横切った。何
か見つけてくちばしでツンツンつつく。ちょんちょんちょんとツンツンをくり返しな
がら近づいてきて、車の左側のかげに入って見えなくなった。そ〜っと首をのばした
けど、残念、気づかれた。パッと飛んで行ってしまった。
会社からの帰り道、ほとんど毎日のようにタヌキを見かける。職場と自宅の周辺はき
れいに造成されてるけど、それらを繋ぐおよそ１ｋｍの道路わきは、むかしのまま自
然の面影を残している。べつに草むらへ逃げ込むわけでもなく、くるまが来るとちょ
っと脇へ避けるだけだ。道路から数メートルのところは、山の木の茂みが迫っている
ところがほとんどだけど、途中１ヶ所、田んぼ二面くらいの平らなところがあり、そ
こではよく数匹追いかけっこして遊んでいる。
季節は冬、いくら仕草がかわいらしくても、いくら見た目が楽しそうであっても、こ
の子たちは厳しい自然のなかにその身を置いて生きている。食べものを見つけられな
かったら、何日かあとには飛ぶことも走ることもできなくなるんだな。そんなこと考
えた。

日経ついに終値で８０００円割れ。過去４度はなんとか乗り切ったけど、とうとう陥
落した。予想されたことでもあり、その重大性の割には危機感いま一つだ。２０年前
の水準は節目には遠すぎる。実質的な底割れ、もうどこまで下がるか見当もつかない。
止められるのか？！祈るような気持ちだ。
アメリカなんかと違って、日本では株式市場に参加して資産運用する人がとても少な
い。危機を危機として捉えられる人が少ないのは、とても恐ろしいことだ。株の下落
は、個人よりも、それらを多く抱える銀行・生損保、持ちあいをやってる企業の体力
と信用を低下させる。そして万が一のときは、めぐりめぐって、わたしを含むすべて
の人たちに、今の生活を維持できるかどうかの試練が与えられることになる。

きょうも雪が降っていた。ちらちらとほとんど１日中。きのうと違って寒い。

きょうも１日おつかれさまでした　おやすみなさい

　　　　　　　　　　　髪髪髪髪髪
　　　　　　　　　　髪髪髪髪髪髪髪
　　　　　　　　　　髪　〜　〜　髪
　　　　　　　　　　耳　目　目　耳
　　　　　　　　　　髪　　∪　　髪
　　　　　　　　　　髪頬　▽　頬髪
　　　　　　　　　　髪髪＼　／髪髪
　　　　　　　　　　髪　　　　　髪
　　　　　　　　腕腕　　　　　　　腕腕
　　　　　　　腕腕　　乳　毛　乳　　腕腕
　　　　　　／　足　　　毛オ毛　　　足足＼
　　　　　／　　｜足足　毛メ毛　足足｜　　＼
　　　　／　　　｜　尻尻毛コ毛尻尻　｜　　　＼
　　　／　　　　｜　　尻尻穴尻尻　　｜　　　　＼　　
　　○　　　　　○　　　尻尻尻　　　○　　　　　○

　　　／) 　／)
　　/ 　⌒　 ヽ　　 ／
　 | ●_　●　 |　＜ なんで今日はageてるんだ？　この野郎！
　(〇 〜　 〇 |　　＼
　/　　　　　　 |
　|　　　　 |_/　|

　　　／) 　／)
　　/ 　⌒　 ヽ　　
　 | ●_　●　 |　＜ 担がれたのか？　この野郎！
　(〇 〜　 〇 |　　＼
　/　　　　　　 |
　|　　　　 |_/　|

日記だ

このスレッド、なんで今日はこんな上の方にあるのよ。ちょっと緊張するわ。
ま、それはともかく、日経はんぱ〜つ！！
２５日線からの乖離約8％、６日連続安、株価対策発表といつもの買い支え。さすがに
売り込みにくい雰囲気の中での自律反発ね。でも外部環境に変化なく、対策出すにして
も政府がなめきられちゃってる状態じゃ、効果は一時的かつ限定的なものにとどまるで
しょ。それに昨日までの下げは、まだセリングクライマックスと言うようなインパクト
を全然感じなかったわ。
戻りを売る姿勢、買いはみんなが油断してるところドンと下げたところだけをねらう。
ロスカット厳守。わからないときは動くな。相場師を名乗る人にとってはウデの見せ所、
面白いと感じているに違いないけど、経験の浅い人や日中場を見れない人は危険だよ。
チャンスなんていくらでもあるんだから、無理はしないでください。

３月は仕事が忙しい。２月は決算前で在庫をぱ〜っとさばいちゃって、その分生産を減
らすから、けっこう楽ができる。３月はその反動だ。月半ば頃からそろそろと在庫を積
みにかかる。ここで大きな注文が入ると悲惨だ。対応に追われて、一晩中書類とパソコ
ン相手ににらめっこすることもめずらしくない。昨日それが来てた。もうめちゃくちゃ
いそがしいわ。あれ、受付したの先週の金曜日になってるじゃない？！・・・！！「こ
ら、営業のＫ！大量受注したら休みの日でも連絡くれることになってるでしょ。何度言
ったらわかるんだ〜！」
だめだ、文字で叫んでも少しもすっきりしないわ。明日いつもみたいに課のみんなに聞
いてもらおう（笑）

きょうも１日おつかれさまでした　おやすみなさい

>>125,126,127,130,131
来ていただいてありがとうございます。
まとめちゃってすみません（笑）
わたし向こうにも毎日カキコしてますよ。ピカさんのＡＡ、名無しで、しかもみんなと
同じ口調だからわかんないかもね。

日記

前日の流れを引き継ぐかたちで高く始まったものの、国際情勢や明日のSQが気に
なった様子。ふるいにかけられて残ったのは、空売り規制の効果が期待できそうな、
貸し株残の多い仕手材料株。指数が一段下がって先週の状態に戻ってしまった。
外部環境に変化が無ければ、主力株が低迷する中、また仕手材料株に人気が集まり
そうな感じ。ただ、どうしたんだろ。この日記を書いている今の時間帯、欧州株高
の後NYも100ドルくらい上げているようだ。・・・ま、東証にはあまり影響ないか。

株式関連のニュースには、よく公的資金による買支えって言葉が出てくるけど、これ、
やんわりと否定されてます。普通に安いとこ拾ってるだけなのかもしれないけど、動
かすお金が大きいからそれが指数に影響してしまい、あたかも買い支えているかのよ
うに見えるわけです。そうですよね、運用責任者さま。誰も信じてないと思いますが
念のため説明させていただきました。
ただ、はっきり言いまして株価に悪影響与えています。下がるべき時に下がりきらず、
不安定な状態を長引かせてしまっています。大きなお金を動かすわけですから、どう
かタイミングを見計らって動いてください。何らかの理由で株価が暴落状態になり、
２5日線からの乖離が10％以上に離れた場合とか、上昇トレンドに乗って上がって来
たときの節抜けに合わせるとか、相場環境に応じたシナリオを考えていただきたいと
思います。

なんてね、ちょっと言ってみたかっただけ。あ〜仕事疲れる。

きょうも１日おつかれさまでした　おやすみなさい

あらら、なんかへんだ

×誰も信じてないと思いますが、念のため説明させていただきました。
訂正・・誰も信じてないと思いますので、わたしから説明させていただきました。

これでもへん？！・・・もう寝よう

White Day

誰もいないミーティングルーム、残業をやめてそろそろ家に帰ろうとしてふと気が
ついた。わたしの机の右横、パソコンデスクのプリンターの上に箱が置いてある。
そういえば昼間外出の際、これに目が止まった。プリンターの印字が最近かすれて
きたから、こないだカートリッジを頼んでおいた。同じくらいの大きさの箱だった
から、てっきりそれだとばかり思っていた。包装紙の朱色に、瞬間、おや？と感じ
たけど、すぐにあたまも体もお客様の会社へ向かっていた。５時少し前に帰って来
てからもみんなといつも通り過ごし、お先に失礼しますを聞き届けてから約２時間、
検査と納品関係の書類を片付けていた。
もしかしたら、と手に取って見るとWhite Dayの文字。やっぱり・・・。もちろん
義理に決まっているだろうけど、普段のようすから考えると、少なからずわたしへ
の感謝とか激励の気持ちが込められているような気がする。
今年のバレンタイン、わたしからは何もあげていない。いつもは総務からお金を集
めに来るんだけど、今年は入ったばかりの若い子が担当してたっけ。自分の気ぜわ
しく働いてた姿が目に浮かぶ。たまたま急ぎの仕事が入っていたのを思い出す。た
ぶん声をかけ辛かっただろう。
今も同じ状況だ。書類整理ばかりじゃない。加工の進捗状況を確認しなければいけ
ない。協力会社さんの動きも気にしてないといけない。新しい受注も入っている。
営業との打ち合わせを考えておかなきゃ。出張も来週初めにある。その準備にも取
り掛からないといけない。もう、やることがいっぱいだ。
バレンタインは忘れてしまった。ホワイトデーはすっぽかした。ただの恒例行事、気
にすることなんてないはずなのに、何だかすごく切ない。わたしにとって、この仕事
って何なんだろ。目標決めて、自信持って、やりがい感じながらやってるはずなのに
時々わからなくなる。
ちょっとした些細なことでこんな気持ちになる。何度も何度もくり返して、もう慣れ
っこになってるはずなのにまただ。１０年２０年経ってからではもう取り戻せない何
か大切なものを、わたしは今、失いつつあるんだろうか。

日記だ

まさかとは思うけど、信用枠全部使い切って土日を迎えている人、これ読んで
下さってる方のなかにいるのかな。そうだとしたら危機感無さ過ぎ。近いうち
きっと大怪我するから！売り買いどっちに建ててるかは関係なし。とにかく無
茶はぜったいにやめてください。
地政学的安定とか地政学的危機とかいう言葉を、ちらほら見かけるようになっ
てきた。中東の方の問題はこれまでさんざん議論され、どのような結果を迎え
るにしろ、株価の動きは予測可能。注目が日本の身近にある国の方へ移りつつ
あると感じてる。
欧米の株価が上昇しても、日本株はsageるか頭を抑えられる展開になる可能性
大。それどころか、債権と円も売られてトリプル安になる危険性もはらむ。政
策的なアシスト、効果の程はともかく積極的に進めていく必要があるっていう
のにわが国の総理大臣どの、市場安定化策に「特効薬や奇策はない」ですと。
（３月１４日付NQNマーケットニュースより）
この発言には、ことばの裏になにか秘めたものがあるに違いない。きっとある
はずだ。だってこれだけだと政策に期待持てないよ、わたしは。ドンと落ちれ
ばなりふり構わず何かやる。それだけは信じたい。
こないだも書いたけど、戻りを売る姿勢で。個別に吹き上がる仕手材料株もた
ぶんほとんどは短命に終わるはずだから、あせらず息が切れるの待って売りま
しょう。買いは慎重に。わたしは２５日線から下へ短期大幅に乖離を広げた時
だけ狙ってみるつもり。

仕事の方、社長から嬉しい知らせあり。１年以上前から、出しては却下を繰り
返してた業容拡大の案件通過。４月スタート、７月までの３ヶ月間かけて完成
予定。わたしは目標へ向かって全力で走ってるところ。ここまで来て後戻りす
るわけにはいかない。

よい休日お過ごしください　おやすみなさい

>>137
訂正
×７月までの３ヶ月間
○６月までの３ヶ月間

７月から新体制に移行するの意です。
少し浮かれて書き込んでしまいました。すみません。

>>137
訂正
×債権と円
○債券と円

はずかしい・・・

ひとりごと　その4

　証券会社での仕事は辛かったし、しかられてしょんぼりしてしまった事いくらで
もあるけど、それは必ずしも同じ職場の人たちが意地悪だとか、仕事に縛りつけら
れて他に楽しい事がなかった、とかいう事では決してない。むしろ今勤めていると
ころよりもはるかにたくさん、飲み会があったり、季節ごとのイベントがあった。
毎月メンバーを募って、ゴルフやテニスやボーリング、渓流釣りや競馬までやった。
とにかく「本業」が難点だったのよね〜。
　入社間もない頃のことだけど、こんな事があった。
　朝、廊下で支店長とすれ違う。小太り、ちょっと髪の薄くなりかけた丸顔は温和。
「おはようございます！」元気に挨拶すると、銀縁メガネの目じりにニヤリとしわ
を寄せ、「おう！ぺんちゃん、おはよう！」「は？」別にからかう様子も無く、独
特の存在感を背中に漂わせながら去って行く。ぺんちゃんって何。仕事中だけに見
せる鋭い目が頭の片隅にあり、聞きそびれてしまった。
　立会い時間中は、順番に店頭のカウンターへ出てお客様の応対をする。前にも書
いたけど、銀行ほど来店される方は多くないし、常連さんのほとんどは株価ボード
の前へ直行、時々カウンターの上のクイック端末をたたいたりして過ごされている
だけだ。何より電話外交と違って、証券会社に用事のある方ばかりがお相手だから、
いきなりどなられる心配はまずない。わたしに限らず、ここはほっと一息つける場
所だ。

　ベージュ色のカウンターはデスクと同じ高さ。お客様には、ゆったりした肘掛椅
子に座っていただく。わたしはカウンターをはさんで立ち、気をつけの姿勢からち
ょっと前かがみになる。目線を低くしご質問にお答えする。お客様はボールペンを
戸惑いがちに走らせているご様子、何とも気になりのぞきこむ。そんな時わたしは、
それまで体の両脇にぴたっと付けていた両腕を、無意識に小さな羽ばたきするみた
いに開いたり閉じたりする癖があった。ぱたぱたぱた、ぱたぱたぱた。手のひらは
スカートの腰の下あたりを軽くたたく。ぱんぱんぱん、ぱんぱんぱん。そう、ちょ
っと前かがみの姿勢といい、ペンギンの仕草そっくりだ。
　はっ、そういえば２〜３日前帰ろうとしていたら、営業のTさんが「やぁ、ぺん
ちゃん、今日もぱたぱた元気だったね。」って言ってたっけ。背の高い、人懐っこ
い顔つきのこの人は、いつも冗談で女子社員をからかっている。いつものことで、
特に気にしていなかったけど、そうかこれのことだったんだ。後ろで総務の女の子
のくすくす笑いが耳に入る。さてはみんな知ってて黙ってたなー。ほっぺから耳た
ぶの辺りがちょっと熱くなってくる。
　ふいにお客様から話し掛けられた。どうしたの？って表情。「あ、いえ、何でも
ありませーん。」あたふたと応対する。きっと顔真っ赤だったはずだ。はずかしい。
もっとも、わたしのあたふたはいつものことだけど（笑）
　後から千夏に問い質してみたら、「あ〜それ、気がついたの最近だよ。どうせ無
害だから気づくまでみんなでからかってやろうよって、Tさんが。」無邪気な顔し
ていかにも楽しそうに答える。その後、しばらく呼ばれる度に、いやですよ〜って
やってたけど、抵抗がにぶいと勘付かれたのか、結局わたしのあだ名はぺんちゃん
になってしまった。
　ぺんちゃんか、へんな名前だ。こころの中でくすっと笑う。ただ、リーダーのM
さんからは、「お客様に失礼になるといけないから、これからは気をつけるように。」
って、きっちりクギをさされた。

つづく

わたしのリス

　ほかのスレッドで、こころを打たれる文章に出会った。技術的なところは
わたしにはわからないけれど、物語の女の子がむかしの自分に重なって見え
た。
　その女の子は、煙突のけむりがリスに見えると言う。わたしの隣に大切な
男の人がいて、もし同じ景色を眺めたとしたら、けむりはわたしのこころを
くぐって、目にかわいらしい動物のすがたを映し出したかもしれない。そし
て隣でやさしく微笑みかけてくれる彼もまた、わたしと同じことばを返して
くれたに違いない思う。
　わたしにとってその場所は、きれいなさらさらの砂浜だった。デートの帰
りは決まってそこへお散歩に行った。やわらかい海風を頬に受けながら、夕
日できらきら光る海を眺めながら歩いた。２人寄り添うように砂の上に腰を
おろすと、わたしはもじもじしながらつま先で砂を探る。小さな桜色の貝殻
が目に留まると子供みたいに、みーつけた、と言って拾う。すると彼は腰を
ずらして、わたしとの間にある砂を手で探ると、「はい、プレゼント。」と
言って、優しい笑顔できれいな貝殻を目の前にかざしてくれた。見つけたの
を手から手へすべらしたり、お鼻へ向けてピンとおはじきしたり、人目も気
にせず子供になって遊んだ。
　もう１０年以上も前のお話。だけど今でもその光景は、はっきりと目に浮
かぶ。いえ、むしろ時が経つほど悲しい思い出が次第に影をひそめて、楽し
かったことばかりが光を放ってくるような気がする。
　またホワイトデーの自分に戻ってしまったみたいだ。昼間はキャリアウー
マンで通さなければいけないけれど、せめて文字を綴る時だけは、本当のわ
たしで居させてください。

　昨日の文章、本来お伝えしたかった事とは異なるところがありました。読んでくださって
いる方に、わたしの心情をできるだけ正しく表現したいので、最後の３行だけ書き直させて
ください。

わたしのリス

　ほかのスレッドで、こころを打たれる文章に出会った。技術的なところは
わたしにはわからないけれど、物語の女の子がむかしの自分に重なって見え
た。
　その女の子は、煙突のけむりがリスに見えると言う。わたしの隣に大切な
男の人がいて、もし同じ景色を眺めたとしたら、けむりはわたしのこころを
くぐって、目にかわいらしい動物のすがたを映し出したかもしれない。そし
て隣でやさしく微笑みかけてくれる彼もまた、わたしと同じことばを返して
くれたに違いない思う。
　わたしにとってその場所は、きれいなさらさらの砂浜だった。デートの帰
りは決まってそこへお散歩に行った。やわらかい海風を頬に受けながら、夕
日できらきら光る海を眺めながら歩いた。２人寄り添うように砂の上に腰を
おろすと、わたしはもじもじしながらつま先で砂を探る。小さな桜色の貝殻
が目に留まると子供みたいに、みーつけた、と言って拾う。すると彼は腰を
ずらして、わたしとの間にある砂を手で探ると、「はい、プレゼント。」と
言って、優しい笑顔できれいな貝殻を目の前にかざしてくれた。見つけたの
を手から手へすべらしたり、お鼻へ向けてピンとおはじきしたり、人目も気
にせず子供になって遊んだ。
　もう１０年以上も前のお話。だけど今でもその光景は、はっきりと目に浮
かぶ。いえ、むしろ時が経つほど悲しい思い出が次第に影をひそめて、楽し
かったことばかりが光を放ってくるような気がする。
　あの時拾った貝殻、彼への思いといっしょに海へ帰してしまったけれど、
せめて小さなひとかけらだけでも、引き出しの奥へ隠しておけばよかった。

日記

　休憩時間、こちょこちょ話し声が耳に入る。「２０年前の株価だって？！そんなら
株やってる奴、みんな大損じゃねーか。」わたし、ピクンと反応する。そういう話
はわたしの得意分野よ。勇んで話に加わろうとするのをぐっと我慢して、「そんな
ことないよ。先物取引とか信用取引使えば、下がっても利益が出せるようになるの
よ。」と、落ち着いた口調で口をはさむ。さあ質問してきなさい。いっくらでも答
えるよ。って期待してたのに、ふーんって顔しただけでもう別の話に切りかえてや
んの。あ〜、つまんない、つまんない！会社で株の話ったらホントこの程度よ（笑）
　それにしても今日の株価弱すぎ。やっぱみんな考えてること同じなんだなあ。ファ
ンダも地政学的なんたらもわかってるみたいね。知らないのは、空売り野郎のスレッ
ドに恥ずかしい絵を貼りに来る人くらいか（笑）せめて８０００円超で引けさせて
くださいな。これじゃちっとも売る気になれないわ。

　最近、書きたいことがいっぱい。もう頭の中から指の先まで行列作って待ってる
状態なんだけど、そこから産み出すのがたいへん。苦労と言うのとはちょっと違う。
書いてるのは楽しいわ。でも、こんなの人に見せちゃっていいのかな、と書き込んだ
後で不安になることがある。誰も「やめろ！」って言わないから続けてるけど。それ
なら、といろんなアドバイスをいただいたとしたら、今度は意識し過ぎて書き辛く
なっちゃう気もする。複雑な心境。

　今夜の窓の向こうには真ん丸お月様。みんなのところからも見えるのかなぁ。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

別にアドバイスしないけど、テンポ良くて読みやすいんじゃない。

あれ、久しぶりにわたし以外の人がいる。って何だか同じこと上の方で目にしたような・・・
読んで下さってありがとうございます。
今はスレッドのタイトル通りの気持ちで続けてみます。

日記

　朝、雪がちらちらと舞っていた。柔らかな日ざしにそのまま吸い込まれてしまい
そうに見えた。アスファルトの上を吹き流されることもなく、落ちては静かに染み
込んでいく。
　季節は春を感じさせるというのに、東証・・・。ここで株の話に入るとムードぶ
ち壊しね（笑）きのう今日で、大きく乱高下。場を見ていられない人には危ない状
態。見ていたとしても付いて行けるかどうか。今日のコメント、チェックしてみる
と、目先高いと見る向きが多い。戦争開始を織り込み、復興需要に期待するとか、
チャートが買いシグナルだとか。でも、期待じゃ心もとないし、東証の上げには意
図的な力が働いてる。わたしの方針は不変。
　今週の出張、来週に変更された。今日の夕方に連絡がある。車で行ける範囲は月
に何度もあるけど、長距離は年２，３回しかない。大事な打ち合わせに赴くわけだ
から、緊張感はあるし準備も大変だ。でも、正直に言うとほんの少しだけ旅行気分
もある。
　新幹線や飛行機での移動中、普段と違う景色を眺めながら空想に耽ったり、大切
な人のこと思い出してみたり、不謹慎かもしれないけどそんなふうに時間を費やす。
もちろん、仕事の準備は万端、整えた上でのことだよ。特に帰り、「無事に終わり
ました。報告書は明日提出します。これから直帰します。」というような連絡すま
せてしまえば、後は電車に乗り遅れるだけ（笑）さて、ちょっと街なかを散策して
みようかな。
　正直言ってホッとする。会社から遠く離れたところにいるというのは。いい気分
転換になる。これは、他の人が仕事してる時、勤務時間中というところがミソだ。
休日の旅行とは違って得した気分になる。ほんのささやかな息抜き、どうか責めな
いでください。さて、総務から連絡が来たようだ。
　２４日月曜日、名古屋、株式会社○×○出張・・・？！・・・部長同伴・・・

きょうも１日おつかれさまでした　おやすみなさい

日記

　帰宅してちょっと横になってたら、そのまま寝てしまいました。今ふと目
がさめたところ。きゃ〜、２時半だぁ！これから書いてたんじゃ朝になっち
ゃうよ。もしわたしの日記、毎日読んで下さってる方いらっしゃいましたら
ごめんなさい。今日はこれだけ。ちょっと仕事がんばりすぎかなぁ。

きょうも１日おつかれさまでした　おやすみなさい

日記

　５年程前、カエデの幼木に彩りを添えようと植えたクリスマスローズ。手のひら
サイズのポットに入って売られていたのが、年々茎の数が増え、葉っぱも大きくな
りすくすく育っていく。名前通りの季節に花を咲かせるのもあるけど、わたしのは
春咲き品種。ちょうどこの時期につぼみを膨らませていく。朝、玄関脇の箱庭に目
をやって、花色のピンクがちょっとずつちょっとずつ、はっきりして来る様子を確
かめてから出掛けるのが日課だ。
　柄は真中あたりから放射状に広がって、その先の葉っぱは６〜7枚の羽を持つか
ざぐるまの形。落ち葉の季節になると紅葉を終えたカエデをいくつも受け止める。
最初は同じくらいの大きさだった。２月下旬になると、ウズラの卵みたいなつぼみ
が10個前後、柄の根っこのとこをかき分けるようにして顔を出し始める。まだ黄緑
色の葉っぱが数枚、表面をぴったりと覆っていて花色は見えない。でも３月に入る
と、まるで春の足音に歩調を合わせるかのように、いっせいに首をもたげてくる。

　話は変わり、ずっと前園芸の本で読んだ挿話。イエス・キリストが十字架にかけ
られた時、イエスの元へ少女がこの花を捧げた、という伝説があるとのこと。神聖
な空気に打たれて、今でもこの植物のイメージとして、あたまの中に残っている。
　その伝説の地で、今また悲劇が繰り返されている。普通の市民生活を営んでいた
人たちの血が流されている。生まれる場所がもし違っていたなら、わたしは花を愛
でる余裕すら無く、今ごろ恐ろしい火の恐怖に怯えているところだったかもしれな
い。
　戦争の記事はたくさん読んだ。賛否両論。ことばを繋げられない自分しか残らな
かった。今わたしにできるのは祈るだけ。これ以上犠牲になる人がでないよう、１
日も早く戦争が終結してほしい。そして、宗教とか肌の色などに関係なくお互いを
尊重し、大地からもたらされる資源を平和裏に活用し、安全で住みやすい世の中を
築いてほしい。それを後世に引き継ぐ作業は、わたしを含むすべての人が担ってい
けるはずだから。

よい休日お過ごしください　おやすみなさい

日記

　綿矢りさちゃんの「インストール」買ってきた。名前がレスの中にあるのを
見かけ、その上ほめられてるとなるとどうしても読んでみたい。昨日、市内に
車でお出掛け。駅地下の駐車場から大勢人が歩いてる中、今日はずいぶん警察
官を見かけるなと思いつつ、馴染みの紀伊国屋に足を運んだ。
　マネーの本が置いてあるいつもの１階ではなく、その上の単行本・文庫本の
フロアですぐに見つかった。表紙が目の高さに来るよう棚に１冊立て掛けてあ
り、その脇には5〜6冊積んであった。１ページ目を開いて読みかけたけど、おっ
と楽しみは後後。同じ高校生で芥川賞受賞候補とかいうのがちらっと目につい
た。最近の女子高生ってすごいのね。いや、まだわからないゾ。ヘンな対抗意
識が生まれつつあるのを感じた。１5歳以上も年の離れたお嬢ちゃん相手にね。
　もちろんこれはすぐに打ち砕かれることになりました（笑）もっとゆっくり
書きたいのでこのお話の続きはまた今度。

　今日は休日出勤、と言っても課の誰かが交代勤務でいつもいるから監督の私
はたいてい顔を出す。そんなに珍しくない。・・・ホントは他にすることあれ
ばそれに越したこと無いんだけど。
　あ〜、月曜の準備しなきゃ。決して部長が個人的に嫌いとかいうんじゃない
よ。人付き合いがそもそも苦手だから、行き帰りなんかに話題が無くなって気
まずい空気になるのをつい想像してしまう。ちょっと前ならセクハラも多少気
になったかもしれないけど（笑）そうそう、今度セクハラの話もしてみようか
な。
　
　ではインストール片手に抱いておふとんに入ります

よい休日お過ごしください　おやすみなさい

昨日から徹夜だ。真似してちょっと書いたりもしてみた。
　差は歴然ですよ・・・、はァ。
ってなんか上の方で見たなぁ。才能の差？センスの違い？経験の有無？ショック大きい。
でも考えてみれば当然か。仕事や株式のことに関することなら、立場がひっくり返るかも
しれないもんね。
　取りあえずちょっと寝ます。あ〜眠い。

日記

　何か書きたくて書きたくてたまらなくなった。この時間になるといつも通り。
やっぱり好きなんですよね、これが。ちょっとくらいショック受けても大丈夫
そうだ。
　短大いた頃、入学してから恋人できるまでの間たくさん小説を読んだ。最後
の学生生活に悔いを残さないようにと、わたしの記憶に留まっていた幸運なタ
イトル選んで、ジャンルも関係なく２〜３日に１冊片付けていった。たまに間
延びすることもあったけど１年ちょっと続いたかな。漱石さんのがいちばん多
くて、「こころ」はたぶん５回くらい読み返した。でも残念ながら本物のオト
コにはかなわず、その後ぱったり手に取らなくなってしまいました（笑）
　綿矢さんの本読んで最初に感じたのは、センスとか上手とかいうのではなく
て、楽しく書いてるんじゃないかなと。賞はオマケ。句点のない長い会話文が
引っかからずに読める読める。ありふれた単語ばかりなのに、組み合わさると
わたしの心をぐんぐん惹き寄せる。もちろん、好きだからこそできる努力があ
ってのことだと思うけど。
　あ〜、とにかく続けることよ、わたしは。当分のあいだ・・・いやもしかす
るとずっと変わらないかも知れませんが、どうかあたたかく見守ってやって下
さいませ。

明日からの１週間また気持ち新たに頑張りましょう　おやすみなさい

春霞

　「見てみ、かすみがかかってるみたいやな。もう春なんやな。」
　今日は雲が出ているせいか、車窓に映し出される町並みも遠くのコンビナートも
色が抜けたように灰色っぽい。言われてみればその上白くかすんでみえる。遠のい
て行く山々は青白く、どちらかと言うと澱んだ感じがする。
　隣の人は足をあっちへむけて組んだまま、縁なしメガネの神経質そうな横顔をわ
たしの前に突き出した。あごをしゃくり気味に話をする癖があり、七三にきちんと
分けた髪、いつも胸を張ってきびきびする動作、これが我が直属の上司である。
　「そうですね。」
　駅へ向かう車の中と新幹線に乗ってからの３０分くらいで、仕事の話は出尽くし
た。ここ数年、仕事命で通してきたわたしにはこれといった趣味が無い。家庭にも
縁が無い。話題の出所の少ないわたしに部長も行き詰まった。おそれていた通り、
気まずい沈黙がやって来てるところだ。わたしは膝に手を重ね背筋を伸ばし、凛と
した態度で前を向き、オレンジ色のパネルに流れるニュースをさっきから目で追っ
ている。
　窓の方を見ないのはソッポ向いてると思われたくないから。時々話し掛けられて
も「はぁ。」と「そうですね。」のどっちかで済む。関心が無いから言葉の繋ぎよ
うが無い。ニュースの方が気になるし、何より今書いてるこれのために、起こった
ことしっかり記憶しとかないといけない（笑）どうやら今日は円安・株高になって
るようだ。なんだか証券会社へ注文出したくなって来る。もっと詳しくニュース出
してくれればいいのに。
　「神戸には来たことあるか。」
　「はぁ・・・あ、いえ、ありません。」
　「実はうちの女房の実家がこの近くなんだ。駅から車で１０分くらいのとこだ。」
　「はぁ。」
　「震災のときは大変だった。」

　新神戸だ。震災の話題がちょっとだけ続いた。パネルには長寿世界一のおじいさ
んのこと。１１４歳の誕生日を迎えて、「どうもないけん。あと2〜3年はいける。」
だって。命の灯が消えるその時を事も無げに語れるって、いったいどんな心境。
　列車が左に傾いた。たまたま横を売り子さんが通る。いつもは背を真っ直ぐ、柔ら
かな笑顔のぞかしてるその人が、お客さんに擦り寄ろうとする重いワゴンを両腕突っ
張って支え、腰もくの字に曲げてうんせうんせと押していく。何だか見ちゃいけない
ものを見てしまった気がした。
　外は雲間から少しお日様がのぞいているようだ。かすみがかった感じはそのまま
だけど、少しカラーが付いてきた。それにしても高架からの眺めは遠くまで見渡せ
る。それこそ鉄道模型のアクセサリーみたいだ。キャラメルサイズの小さな屋根。瓦
ありスレートあり。一つ所にたくさん集まってはゆっくりと流れる。間には緑の茂み
があり安らぎの空間がちゃんと用意されている。それに比べて線路際のスピードは何。
コンクリの側壁も防音の波板も、幾筋もの線になってびゅんびゅん飛んでいく。わた
しはその不思議なコントラストにしばし見とれていた。
　「新大阪だな。ここから多くなるぞ。」
　「そうですね。」
　「娘が２人ともここに住んでる。まだ行ったこたぁないけどな。」
　「学生さんですか。」
　「いや、もう社会人だ。」
　ホームに大勢の人人人、わたしはこれが苦手だ。人込みの空気。以前川崎に住んで
いた時の通勤電車、ホームも駅前も人間だらけだ。排気ガス撒き散らす車も負けずに
道路いっぱいあふれていた。顔の無い人間関係にも嫌気がさして、わたしは都会を抜
け出し山あいの静かな町へ移り住んだ。

　列車が込んでくると、話し声が多くなる。部長とのひっそり感が薄らぎ、緊張は少
し和らいだ。日がぽかぽかと差し込む。ついウトウトしてくる。勤務時間中はたとえ
公共交通機関利用の場合であっても居眠りはだめだ。もちろん、車に同乗の際も。ち
らと隣の人を見る。なんだ寝てるじゃない！
　目を上げてパネルを見る。・・・はっ、見てるつもりが一瞬意識失ったわ。眠い。
あくびしそうになり、あわててこらえる。それでも眠い涙は間にあわなかった。メー
クがこわれるとやばい。そういえば少し暑くなってきた。首筋と額のとこに汗が滲ん
でるのを感じる。ちょっと化粧室でチェックしたい。でもトイレに行ったと思われる
のはいやだし、座ってる人の顔の前をヒップが通るのはもっと嫌だ。しまった、通路
側に座るつもりでいたのに、勧められるまま窓側に行ってしまってた。ぐずぐずして
いると、いつの間に起きたのか部長が急に、しかも思いがけない話を切り出した。
　「今度、中国へ行ってもらおうかと考えとる。」
　「え？」
　「上海の営業所へ行って来たらいい。そこのお客さん訪ねて、工場の中見せてもろ
うたらいい勉強になるやろ。ツアーとかで行って観光地めぐりばかりして、シルクの
織物とか見てもしゃーないやろ。」
　急速に経済発展を続け、世界中から企業進出してる中国。その現状は気になる。工
場にある最先端の機械はどんなものだろう。そこで働く人の姿はどんなだろう。
　「はい、行ってみたいですね。ぜひ、お願いします。」
　パネルにニュースが流れる。「イラクの戦後復興は米企業に。独占なら反発も。」
部長は我が意を得たりって表情で、
　「これが狙いだったんじゃねーか。」
　わたしも、思わず苦笑いを浮かべて率直に、
　「そうかもしれませんね。」

　眠気もどこかへ行ってしまった。米原を過ぎた少し先、急に広い田園風景が広がっ
た。右も左もずいぶん遠くまで田んぼや畑だ。お日様がすっかり顔を出し、緑が明る
い。ところどころに小さな色とりどりの屋根がかたまっている。田畑の海に縁どりす
るかのようにコンビナートが連なっている。後ろに遠ざかる山々だけは相変わらず青
白いままだ。
　「あと１０分ほどで名古屋だな。」
　「はい！」
　これから赴く所は単なる通過点だ。その先にもレールは延びている。わたしの人生
もまだまだ先は長い。その途中には思いも寄らない物語が待ち構えているかも。
　隣の人は、まだ何事か話し掛けて来る。しかし、わたしはもうその人のことが全く
気にならなくなっていた。

日記だよ

　昨日の出張、実をいうと商談うまくまとまらなかった。なかなか思い通りに
事は運ばないもの。焦らない焦らない。気配り心配りは女ならでは。ニーズを
確認、誠実な対応、あくまで正攻法で行くのが私のやり方だ。・・・違う字を
あてないでよ（笑）
　午後、遠くで雷が鳴っていた。春の雷ってこんなだっけ。今日のはずいぶん
控えめだった。この辺山ン中だから、時にすごいのが来る。入道雲のシーズン、
遠目には雄大でもここはその直下だ。見やれば四方八方場所を選ばず光の矢が
放たれている。至近距離を狙われればドーンと炸裂、地響きがする。
　導かれてやって来る雨もまたすごい。バケツの水ひっくり返したなんて軽い
軽い。暖かな日の光に誘われた水蒸気の群れをたっぷりと吸収し、これ以上ダ
メというくらいもこもこ膨れ上がったその姿のまま、どっぱーんと落ちて来る
って感じだ。車のワイパー一生懸命がんばってくれるけど追いつかない。昼だ
というのにライトを点ける。前を行くはずの車は水しぶきでかすんで、テール
ランプの赤だけが目印だ。排水溝からあふれだした奴らをタイヤで踏みつけれ
ば、たちまち両サイドに水の壁をつくる。１０〜１５分後、地面に叩きつけられ
文字通り雲散霧消した後には、信じられないくらいからっとした青天が戻ってく
る。毎年のこと。夏になったらまたお話しましょう。
　そういえば最近、株の注文出してないわ。２週間くらいかな。ぜーんぜんだ。
昨日あたり売ってたらおもしろかったかも。これも焦らずやってみます。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

夕立の描写いいね

日記！

　１日限定４ページ、３回以上リピート。わたしなりの楽しみかた。インストール
に失敗して脳がバグった、なんてことにはなりたくない。
　べつに綿矢さんになりたいわけじゃないよ。自分の知らないことに挑戦する時は、
真似も大切なプロセスだと思う。勉強なんて、書きたい書きたいの気持ちが突っ走
ってる時には却って手につかない。仕事と同じ。面白くなければ続きっこない。
　いつも下書きはしてる。ヘタなのはしょうがないけど不真面目になっちゃマナー
違反だ、きっと。でも、こんな小奇麗なだけの文章いっそクシャクシャに丸めて、
えいっ！と掲示板に投げつけちゃった方が、もしかしていい味が出そうな気がしな
いでもない。ひよっこが大人のまねごとしたって滑稽なだけだし、オブラートで包
んでるみたいで舌触りも悪い。
　あ〜あ、もっとあっつあつのが創れたらな〜。ほとんど中毒症状、ここに書かな
きゃ１日が終わらない。好きだって気持ちじゃ負けないんだけど、どうにもならな
い技術と知識。それらはもちろん経験の積み重ねが必要不可欠。センスはいちいち
気にしてちゃ動けなくなる。やっぱ行け行けどんどんか。
　即席料理と煮込み料理、わたしはどっちかというと即席料理が好き。できたてほ
やほやのやつを毎日お出し致します。口にして戴いた途端眉間に皺寄せこめかみピ
クピクも覚悟の上。もちろんたまには煮込み料理もお創りします。どうかご賞味く
ださいませ、と。
　
　感想下さったかた、ありがとうございます。繰り返しになりますが、今はタイト
ル通りの気持ちで続けてみます。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

日記♪

　今日はフツーだ。あんまり言葉にはこだわらないよ。昨日はあれでも頭がぐたぐた
結構疲れた。データが少ない上に検索機能が未完成ときてるから、ぐるぐる同じとこ
探しまわった挙句ショートしてポン！だ。
　簡単な事でもあせりがあると見逃しちゃう。会社の帰り、駐車場でのこと。ドア開
けようとしても車のロックが外せない。キーレスエントリーの発信機、いくらカチカ
チやってもウンともスンとも言わない、なんで？あたり真っ暗、不安になる。も１回
カチカチやる、やっぱだめだ。もう誰もいない明かり消えてる。お願い開いてよ〜、
って今にも襲われそうな気分でやってみたらようやくカシャってロックの外れる音。
あ〜助かった、ってよく考えてみたらこれって鍵穴あるわけだから、キーを差し込め
ば済むわけじゃない。
　３月期末が近づいて会社はどこも同じだと思うけど、最後の追い込みで忙しい。納
期が繰り上がる、特急品が入る、お客さんからの問い合わせでてんてこ舞いだ。毎年
の恒例行事みたいなもんだからいらいらはしないけど、２日分３日分をいっぺんにこ
なすみたいでドッと疲れが来る。椅子に座ったまんま、う〜んとひっくり返らんばか
りにのびをして首をこきこきする。肩をこぶしでとんとんたたく。１年なんてあっと
いう間に過ぎてしまう。満足できたかな、やり残したこと無いかな、って振り向いて
は代わり映えしないことにあせって、なんかこうワクワクするような出来事の１つく
らいやって来ないものかしらと冀う。年をとるのはもう遠慮したいけどなかなかそう
はいかないもんね。
　旅行は好き。監督に任命されてからは行く機会減っちゃったけど、南は鹿児島から
北は北海道までほぼ日本全県行ったことがある。国内派だ。海外はシンガポールとマ
レーシアのツアーに１度行ったっきり。ロマンスを求めて計画をたててみようかな。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

日記

　どうやら日曜はフル出勤になりそうだ。買い物無理っぽいので今さっき行って来た。
車３０分ほどでふもとの町のディスカウントストアに着く。２４時間営業の食料品専
門店。わたしの食生活ってなんて人任せ、子供の頃から今に至るまで自炊なんてほと
んどやってないわ。冷凍食品とレトルト食品とお弁当屋さんのお得意様だ。
　あくせく働いてるから１日がとても短く感じる。気が付けばまた日記を書く自分が
いる。振り返って後悔しないように時間は大切に使うつもりでいるんだけど、ジェッ
トコースターに乗ってる状態じゃ、そんなこと考えてるゆとりもない。ただ、好きな
ことをある程度自分の思い通りにできるとこまで登りつめて来た結果だから、信じて
進むだけ。ご家庭の主婦やってたんじゃ無理だろうな、ってことは気になるけど。
　もしこれ読んでくれてる人の中に、２０代かその前後の若い人とかいたら、どうか
恋愛をいっぱい楽しんでください。おせっかいかなァ、実際若い女の子見てると何考
えてるかわからないこと多いから。援交、わたしなら絶対はけないミニスカート、あ
と汚ギャルとか。男の子の方がむしろ女っぽく見える（笑）
　今はまだ話さないし、もしかすると話しないままバイバイすることになっちゃうか
もしれないけど、わたしには一生かけてやってみたい夢があるよ。出世とか結婚とか
そんなんじゃないよ。もっと大きいもの。それには今勤めてる会社をもっと大きくし
なきゃなんないし、競争に勝ち残ってもらわないと困る。そして自分自身も今よりも
っともっと成長させなきゃなんない。できるかどうかはもちろんわたし次第だ。
　本読んだり、文章書いたりするってすばらしいことかもしれない。自然にこんなこ
と言えるようになるから。もちろん今日書いたことは作り話なんかじゃないよ。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

日記です

　インストールは今２５％くらい進んだところです。相変わらず、差は歴然ですよ、はァ
を突破できていません。正確かどうかはわかりませんが、イメージだけは少し湧いてきま
した。ふくらみがあるかペッタンコか、って感じですね。
　例えて言いますとしゃぼんだまですか。ある出来事を、虹色の視野で豊かに表現しなが
ら、ふんわり膨らませていきます。そしてポンと割れればアッとびっくり意外な展開が待
っています。またそれが膨らみ始めると、もう読んでる人はやめられません。
　わたしのは平板なんですよね。実は心当たりがあります。仕事上よく提出している報告
書の類です。種類はいろいろありますが、どれもフォームが決まっていて、事実を正確に
かつ簡潔に記述することが大切とされます。これを１０年以上も書いたり読んだりしてる
わけですから、もう体に染み付いてるわけです。
　あくまでイメージです。技術的な話は、正直言いましてあまりわかりません。ただ、回
想を書くにしろ創作をするにしろ、ある程度満足のいく物を仕上げるには、まだだいぶ時
間がかかりそうな気がしています。

　今週、株の話をするのは意識的に避けてきました。好きなことはいくらでも短時間で書
けてしまいますから勉強には不向きです。でもおかげで欲求不満爆発寸前、もう限界です（笑）
来週からはまたいつも通り、市況解説なんかも入れてみたいと思っておりますのでよろし
くお願いします。

よい休日お過ごし下さい　おやすみなさい

　日記だよ、っと

　この生き物ってどうしてここにいるんだろ。わたしを驚かすため？他のムシたちの
引き立て役？とにかく足のいっぱいある奴は苦手だ。
　夜になると、わたしは明日の納品に備えて検査室で仕事をする。担当者の記録をチ
ェックしたり、自分で機器を操作したりもする。今日も日が落ちてからいつも通りそ
こへ行こうとした。そう、いつもならスライド式のドアを開けて、中でハンコぺたぺ
た押して、品物といっしょに棚へ収めてさあ帰ろってなるとこなのに・・・
　ドアの取っ手に手をかけ横へ動かした瞬間、上からポタッと親指の辺りに。反射的
に振り払い、ひァと息のんで身を引く。すぐわかったしかも、もぞもぞと右足つま先
へ接近中だ。「きゃ〜っ！」背中から首筋伝い脳天に向かって稲妻が走った。全身ト
リ肌が立つ。胸がきゅっと縮こまる。右手に残る感触振り払いながら、あひるみたい
な格好してよろよろ２〜３歩後ずさった、ところへ助けびとがやって来た。
　「どうした、なんかしたんか。」目を丸くしている。もっともだ。今わたしは女の
子に戻ってしまっており、恥とか外聞とかも頭に無く、威厳などというものもさっき
背中から抜けてしまっていた。部下の男の目にはまだそれがわからないのだからやむ
を得ない。
　「ムカデがいた、ムカデがいた。」女の子のわたしは男の本能くすぐるべく、弱弱
しい声とおびえた目つきとでか弱さを演出する。ところが、フフン、ってにやけた笑
い。男は卑怯だ。わたしが本能に従って自然の姿をさらけだしているというのに、平
然とそれを踏みにじる。ふだん尻に敷かれている鬱憤をここぞとばかりに晴らそうと
する。なによ！しかもゆっくり落ち着き払って近づいて来たかと思えば、あろうこと
か床をバンバン鳴らして踏み潰そうとしている。わたしはみるみる元の姿へ変貌を遂
げると、「ちょっと、やめなさいよ。いいから外へ逃がしてやって！」と業務命令を
下してやった。
　山の中でのびのび育ってるせいか１５ｃｍはあるわ。ゲジゲジが壁をかさかさ這っ
てることもある。クモも巨大な奴がいる。あ〜、こんな単語書いてるだけでまたトリ
肌が立ってきた。

明日からの１週間、気持ち新たにがんばりましょう　おやすみなさい

日記です

　昼休みは家に戻ってテレビを見ながら軽い昼食、それから2chと証券会社のインター
ネットで時間をつぶしています。自由に外出することが認められていますので、これを
利用して気分転換を図ろうとする人が少なくありません。ただ何分ここは山の上ですか
ら、街なかみたいに歩いて店を探すなんてことはちょっと無理。ベンチでお弁当広げる
人を除けば、車で自宅に戻られるのが普通です。もちろん会社がすっからかんになるわ
けではなくて、遠くから通われてる方とか、役職員、それから独身の人たちが何名か食
堂に残っておられるようです。
　わたしは例外の方に入りますね。なぜかってもちろん25分間だけでも株のデイトレや
りたいからですよ。５分は会社に戻る、あくまで予定の時間です（笑）でもさすがに短
すぎて、マークしてる銘柄の板を見てるだけの日が多いですね。注文出しっ放しでもい
いんですが、今使ってるとこ逆指値ができませんから、不安定な環境下では失敗した時
がこわくてやり辛いです。あ、もちろん２５分間だけで勝負決める時は1〜３円抜きの
お小遣い稼ぎ程度です。無茶はやりません、いえ、できませんので（笑）
　
　今日久しぶりで庭の木々をチェックしてみたら驚きました。ここに書き込もうと思っ
ていた春の足音。ついこないだまで雪がちらついていたというのに、すでに訪れていま
した。沈丁花は甘い香りでお出迎え、サンシュユは枝いっぱいに黄色のかわいらしい花
を散りばめ、ライラックとハナズオウはつぼみがふくらみかけているところです。庭の
真中には自分の手で植えたケヤキの木。まるで枝という枝に黄緑色の花が咲いているか
のようです。どれもまだわたしの背丈かそれよりちょっと大きい程度の子供たちばかり
ですが、暖かさが増していくにつれ庭を明るくしてくれそうです。
　そうそう、先日紹介させていただいたクリスマスローズ、2つ3つと蕾が開き始めまし
た。うつむきかげんのおしとやかな花、わたしとはだいぶ性格違いそうですね。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

日記

　この２ヶ月間、ほとんど毎日のように2chの掲示板をお借りしていました。日記を
つけたり、株の情報交換したり、ちょっと気になったこと文章にしてみたり、チャッ
トみたいなこともやりましたね。わたしの書いたもの読んで下さった方、どうもあり
がとうございました。
　新年度、これまでの仕事にわたし自身の企画が加わり多忙を極めた状態となりそう
です。好きで飛び込んだ世界、やりがいもあるし夢もあります。何よりわたしの考え
方を理解し共に働いてくれる仲間がいます。自分に納得できる形が出来上がるまで、
仕事に集中してみたいと思います。
　それまでは2chのみなさんにお会いするのはお休みです。寂しくないわけありませ
ん。わたしの拙い文章や外しっ放しの株価予測、ちっとも面白くないジョークをただ
の一度もやめろと言わず、暖かく見守って下さいました。どんなレスが付いているか
開いて見るまでは不安でしたから、ご配慮にはとても感謝しております。仕事に疲れ
た体も安らぎました。
　この2chという素敵なくつろぎの場を、どうかみなさんの手で守って行って下さい。
次に戻って来た時見つけられなかったら寂しいですから。ここで過ごした思い出を胸
に、新しい仕事に全力で取り組んでみるつもりです。応援よろしくお願いします。本
当にどうもありがとうございました。

　さて、エイプリルフールの日記はこんなもんでいいかなっと（笑）

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

日記

　日経小幅高。イラク情勢の好転期待から欧米株に連れ高しそう。３月末盛んに買い支
えのあった７８００円どころから先日頭打ちになった８３００円くらいまでのボックス
の動きと見ます。
　戦争終結がはっきりするまでは戻りを売る姿勢で、買いは基本的に大きく下へ振れた
時のみ。未だ先行きは不透明、どちらかに決め付けて動くのは避けるべきです。こうい
う環境下ではやはり仕手材料株が乱舞します。１ヶ月前に動いていた、いわゆるＫ氏銘
柄が復活してきました。フラッグ形成後上離れたものがほとんど。上昇トレンドに乗っ
たものが多く売りっ放しは危険です。チャートを検証し、場合によっては潔い対処をし
て下さい。
　仕手材料株と日経平均連動型の主力株とでは、売買のタイミングや手法が異なること
を忘れないで下さい。前者の場合、５日線や１０日線にサポートされて上昇している間
は中長期の移動平均線との乖離が大きくなっても売ってはいけません。むしろ節抜け狙
いの買いを仕掛けるべきです。担がれてしまった場合は、損失額が3〜5％になった時点
で機械的にロスカットすることをお勧めします。売り乗せできるのは、余力と精神力と
を備えたベテランの方だけです。
　昨日今日と空売りスレッドの書き込みを読んで少し不安を覚えましたので、生意気か
も知れませんが、わたしの経験に基づいたアドバイスを書かせていただきました。株で
勝つには中途半端な気持ちではいけません。チャートをしっかり検証することと、相場
環境の変化を調べることをどうか怠らないで下さい。不安定な相場環境が続くと思いま
すががんばって乗り越えて行きましょう。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

密かに読んでるぞ　この野郎

模様替え

　今日は事務所の模様替えをした。人も機械も増えるからその準備だ。朝いつも通りに
ミーティングをした後、みんなで取り掛かった。もっともこれを提案したのは実は私で
は無く、いつもリーダー役を務めてくれている仲間の一人だ。売上をまだそれほど気に
しないで済む月初に、さっさと片付けて置く方が良い。
「それじゃ、藤田さんの仕事がし易いように配置とか考えて指示して下さい」藤田さん
と言うのはわたしの仮名だ。役職は付けず、単にさん付けで呼ばせるのがわたしの方針。
そう言われて困った。業務に関する事ならともかく、部屋の配置換えなど先の事とのん
びり構えていたから、すぐに指示が出せない。みんなの視線がわたしに集まり、今か今
かと待っている。まだ考えていませんでした、などとは言いにくい雰囲気だ。しかし、
問われてからのわたしの沈黙と、それに続く目をきょときょとさせる仕草が十分過ぎる
ほどそれを暴露してしまっている。
「取り敢えず机とか棚とか持って来ましょう。空いたスペースへ並べて見て、悪かった
らまた移動させりゃいいですから」と、ついに部下に先を越されてしまった。わたしは
一応上司なので、すぐには応じずちょっと間を置いてから「そうですね、そうして下さ
い」とすまし顔で答えた。
　作業が始まると速い。男の人というのはこれほどてきぱきと引越し作業ができるのか
と目を見張った。わたしは、レディースパック作業員付きしか知らない。たんすの引き
出しの見られたくない衣類を箱詰めして封印する。あとは部屋の中の小物をのんびり一
箇所に集めとけばもう終わりだ。こんな大移動に自分の手を汚した事なんて一度も無い。
　それでも一応机の端っこをちょっと持って、いっしょに運ぶの手伝うんだけど、手伝
うと言うよりもわたしというお荷物が一個余分にくっついてるって感じだ。一応カント
クだからその場にいなきゃいけないって気がしてうろうろしてたけど、どうも進路妨害
をしているような気がする。最初はわたしにお伺いを立ててくれていたのが、終いには
自分らで判断して動くようになってしまった。

　これじゃまるでぬいぐるみだ。ぼーっとしてても仕様が無いから仕事に戻ろう、とふ
と時計を見ると１１時を過ぎている。確か昨日FAXが入っていた。午前中にお客さんへ
納品予定を連絡しないといけない。やばい、今から纏めてたんじゃ１２時過ぎてしまう。
取り敢えず電話だけ入れてパソコンの前へ座る。わたしの机と隣のパソコンは大移動の
対象外だ。
　さあ、やるかと思ったところへ検査を担当してる子が近づいて来た。はい、と顔を見
ると何やら困った様子。「あの〜、これキズが縁のとこへいっぱい付いてるんですけど
不良品なんでしょうか」一瞬ドキッとしたけど、目を通すと何でもない、よくあるやつ
だ。後工程で修正できる。「別に取り分けて流して下さい。詳しい事は○○さんに聞い
て！」と目の前のニューフェイスを追い払う。
　ようやく集中できる。顔つきも変わる。こうなるともう誰もわたしに話し掛けては来
ない。ここで迂闊に接近するとこわいものを見るからだ。わたしは態度に出る。顔は笑
っている様でも、目が据わっているし声が尖がっている。触らぬ洋子に祟り無しだ。と
ころが事務所の入り口に、ブルーの見知らぬ作業服着た男が顔を出す。

つづく

２時半だ。もう限界です（笑）続きは明日。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

　　　／) 　／)
　　/ 　⌒　 ヽ　　
　 | ●_　●　 |　
　(〇 〜　 〇 |　
　/　　　　　　 |
　|　　　　 |_/　|

昨日の続き

　スライドするドアと見慣れぬ服の色が目に入り、はっとそちらへ顔を向ける。男の方
は訪問の目的遂行のため誰かを捕まえなければならぬ。その視野の範囲で動かずにいる
のはパソコンの向こうに座っている女一人である。自然の成り行きとして二人は互いに
見つめ合うことになった。
　「あの〜すいません、自動販売キ持って来たんスけどよろしいっスか」あまりに突拍
子も無い問い掛けにわたしは目を丸くして、「は？！」と口を開けたままでいるしか無
かった。当然である。わたしは自動販売機の出前など頼んだ覚えは無い。しかし、聞い
てみたら総務の不手際、それの交換作業があることをわたしの耳に入れていなかっただ
けの話。電源コードが壁を小さく刳り抜いた穴を通って室内に来ているから、ちょっと
コンセントの抜き差しをさせて欲しいとのこと。
　屋外にフード付きのやつが取り付けてあるでしょうに、とは思ったものの面倒なので、
はいどうぞと中へ招き入れた。わたしが座っている位置からちょうど左側、柱の出っ張
りの下の所らしい。机の左側は壁まで１ｍ半くらい空けてあるが、残念！今日は大移動
の最中にある机と書類棚がじゃまをしている。
　男は床にしゃがみ込むとじゃま者たちの隙間に手を突っ込む。だめだとわかると肩と
腕とをうんと突っ張り、力任せに隙間を広げる。再挑戦、だが、まだだめなようだ。が
たがたと音を立てながら更に同じことをやっている。一度声を掛けそびれると、相手の
努力する姿に気圧されてなかなか次が出ないものだ。わたしはふっとため息をついて顔
をモニターに戻す。
　目はそれまでに打ち込まれた文字の続きが現われるのを今か今かと待っている。が、
頭の中のスクリーンにはすぐ横のがたがたが映し出されている。あ〜こんなことに気を
取られてどうするの。集中、集中！とその時、左下の男がぼそっと「あらぁ、おかしい
な〜」

　じれったいと思う気持ちはもうとっくにイライラへと昇格している。もう限界だ。の
どまで来ている爆弾を発射するためすっと椅子から立ち上がると、まるで申し合わせた
かのように男も起き上がる。わたしの前を、すいませんでしたとさりげなく頭を下げて
通り過ぎ、ドアの向こうへと消えて行った。わたしはのどにつかえているものをゴクリ
と飲み込むと、はぁとまたため息をついて時計を見る。今日はお昼ごはん抜きか。
　
　午前中で作業はいったん打ち切り、午後からはみんな通常どおりの仕事に戻った。も
う何事も無く夜となり、わたしは検査室で最後のお仕事。おなかすいた、眠い。早く帰
りたい。日記のネタも仕入れたしね。
　わたしの部署で作っている製品は、大きくてもせいぜい小指の先ほどの小さい物だ。
それらが５ｃｍ四方のビニール袋や、プラスチックケースに数個から１００個入ってお
り、さらにそれらを間仕切りのついた雑誌くらいの大きさ、深さのパレットにまとめて
保管する。わたしがチェックするのは検査済みのパレットの中身。
　袋とケースにはシールが貼ってあり、品名とか型番などが書き込まれている。要はそ
れらが注文通りの物でしかも品質基準を満たしているか、実物を見ながら確認するわけ
である。そしてわたしが承認印を押した品物だけが、会社の製品として世の中へ送り出
される。言ってみればこれはわたしの子供たちだ。
　あ〜今日も終わった。さあ帰ろう、と椅子から立ち上がろうとする。いつもならひざ
の裏側でクンと押せばキャスターが転がってそれは難なく後ろへ下がる。ところが、あ
れっとつんのめる。キャスターに何か引っ掛かっているのか動かない。どうしたのかな
ぁと右に体をひねって足元見ようとしたはずみに、机からちょっとはみだしてたパレッ
トを腰で押してしまった。そして子供たちはあろうことか、真下に置いてあったごみ箱
の中へばさっと音を立てて落っこちてしまった。

　ダメ押しである。一瞬あぜんとした後、「あんたたち、なに勝手にごみ箱ン中逝って
んのよ！」自分が悪いに決まっているが、さすがに頭に来た。でも仕様が無い。あ〜あ、
と思いながら、ごみ箱やその周りに転がってるのを救出して回る。傍から見るとまるで
ゴミあさりでもしてるかのように見えるだろう。幸い袋はチャックされていたから、製
品自体は散らばっていない。ほっと今日何度目かのため息をつく。
　
　誰もいない事務所に戻る。昼間の騒ぎが嘘のようだ。
　わたしがこの会社に来たばかりの時、ここはもう机が置けないほど人であふれていた。
たくさんの机の一つ一つに顔があった。しかし、その後長引く不況の影響で一人二人と
姿を消し、ついでに会社は三つに分割され一気にここは寂しくなった。主のいなくなっ
た机は、倉庫の荷物や工場の作業台に姿を変えた。
　すすんでここへ残った古株のわたしは、それならばと一つリーダー役を経た後カント
ク役を命じられた。そして同じくここを離れなかった仲間や後から入ってくれた人たち
に背中を支えられ、どたばたを繰り返しつつも何とか踏ん張って来ている。コンパクト
だけど、このお部屋も昨日までよりはずっとにぎやかになった。以前のような活気を取
り戻すために、もっとがんばらねば、とも思う。どうか応援のほどよろしくお願いしま
す、っと。

　おわり！

読んで下さったかた、どうもありがとうございました

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

　　　／) 　／)
　　/ 　⌒　 ヽ　　 ／夜遅くに書いてるんだね。おつ！
　 | ●_　●　 |　＜　日記読んでたら、会社員時代を思い出して懐かしい感じになったよ
　(〇 〜　 〇 |　　＼ ガンバレ！この野郎！
　/　　　　　　 |
　|　　　　 |_/　|

日記

　今から１０日くらい前のこと、住宅地の外れにある小高い丘の上から夕焼け空を見た。
昼間は暖かくても日が傾くに連れ冷気が降りて来る。そんな中、コートに身を包み両手を
白い息で暖めながらこの風景画を見るのがわたしの楽しみだ。
　淡いオレンジ色に染まった西の空を眺めると、ちょうどその視線の先に昼間よりずっと
大きな夕陽を見ることができる。冷たいぴんと張りつめた空気の中で、わたしたちを癒し
てくれるかのように優しい光を放っている。
　遠くの山々は裾野がもやで青白く霞んでおり、まるで自然の精気が満ち溢れた湖に浮か
んでいるように見える。そしてわたしに近づくほどグレーが次第に濃くなり、目の前に来
るとまるで影絵のように横へ広がる。
　うんと空を見上げるとそこには夕陽の色に淡く染められたひつじ雲がながれ、今日を名
残惜しむかのようにうっすらと青色が残っている。空はどこまでもどこまでも広くて大き
い。
　そしてさっきより少し低くなった太陽に目を戻す。その左肩のところにひこうき雲がま
るで吸い寄せられるかのように尾を引いていくのが見える。まるでほうき星みたいだ。あ
の飛行機の中からこの景色を眺めてみたいなあ。もっと雄大で感動的なシーンを見られる
かも。そうしたら日々気にしているいろんな心配事もみんな忘れてしまいそうな気がする。

　この風景画を見ることができるのは冬から春にかけての短い期間だけ。今日はもう夕陽
が眩しくなってしまってた。なぜ１０日前のことを今頃書いてるか、っていうとうまく表
現できなくて後回しになっていたのです。もうそろそろ書かないと季節外れになってしま
いそうでやばい（笑）かなり神秘的な光景でもあります。なんとかがんばってイメージし
て下さいませ。

よい休日お過ごしください　おやすみなさい

　　　／) 　／)
　　/ 　⌒　 ヽ　　 ／
　 | ●_　●　 |　＜無理するなよ、この野郎！
　(〇 〜　 〇 |　　＼
　/　　　　　　 |
　|　　　　 |_/　|

日記

　「耳をすませば」を観ました。スレッドがあったのをなんとなく覚えていて、そのタイ
トルのビデオに気がついた時、自然と手が伸びました。表のイラストと女の子の初恋っぽ
い解説に惹かれて、どんなものかなと買って来たところです。
　よかったです。もう、わたしのあこがれですよ。こんなロマンチックでプラトニックっ
て感じのがいい。あ〜雫になれたらなぁ。それこそ夕焼けの海辺を腕組んで歩いてさ、そ
れから砂浜に並んで腰を降ろして、わたしは彼の肩にもたれ掛かっていつまでもいつまで
も優しいほんわかしたムードに浸るのです。なんて書いてて恥ずかしい。
　ネットだから話せることなのかも知れませんね。レスにも現実にありえないセリフなん
てありましたし、わたしがもし同じような場面に出逢えたとしたらどうだろ。雫の言葉を
気取らず素直な気持ちで相手の人に届けられるかどうか。ただ、それを現実には起こり得
ない事柄と諦めたくはないな、とは思います。
　ところで「インストール」やばいです。これ会社で紹介しちゃったから。いい本あるよ、
って感じで。表現方法とか話の進め方を教わるにはとても参考になるのですが、途中から
際どい表現や言葉が出て来て焦ってます。目で文字を追いながら頭の中では、これ会社の
人が読んだらわたしのことどう思うだろう、とか。インターネットやってるよ、ってこと
も話してるし、もしEROチャットとかと勘違いされると・・・赤面します。
　
　読みに来て下さっているかたへ
　お心遣いありがとうございます。これを書くのはすでに生活習慣みたいになっています
し、夜更かしは昔っからですからあまり苦になりません。それよりも話題とか書き方を工
夫して、もっと楽しんでいただけるようにしたいなあ、と考えています。昼間自分の書い
たの読んで、「うぁ、なんだこれは。削除させてくれ〜」とか思うこともありますので（笑）
　たまには泣き言っぽいのを口にすることがあるかもしれませんが、これからもよろしく
お願いします。

　明日からの１週間気持ち新たにがんばりましょう　おやすみなさい

市況

　日経１７５円高、イラク戦争終結を織り込みにかかる動き。値上がり銘柄数
と値下がり銘柄数とは拮抗しており、まだ迷いが見られる。前回の上昇で止ま
った８４００円が節目。ここは７５日線の水準でもあり、これを上に抜けると
上昇トレンド転換の可能性が出てくる。跳ね返されればボックスの動き継続。
　今日大幅高したプラント関連株は仕手材料株と同類であり、日経平均には必
ずしも連動しない。イラク復興は米英企業が中心になることは確実と思われる
ので短命とは思われるものの、急上昇の過程で空売りを多く呼び込んだ銘柄は、
これまで動いた仕手材料株と同様、数週間の調整後再度上向くと思われるので、
下値での売りっ放しは危険。

　日経は戦争終結以外に上げる理由は見当たらず、日を待たず選挙とSＱを睨
んで様子見ムードになると思われます。金融不安、デフレ克服のメドは立たず、
景気も回復の兆し無し。ボックスの動き継続と予想します。主力株は戻りを売
る姿勢で。
　ただし強力な政策的アシストが取られる可能性があり、日々のニュースには
十分注意を払って下さい。小泉首相退陣はよく上げ材料と言われますが、後任
に有力者は見当たらず、むしろ外国人投資家の構造改革への失望売りを誘って
下げると見ています。
　http://www.nissan-sec.co.jp/JAPANESE/WEEKLY-J/timetable304.htm

　以上私見です。今とても難しい局面ですから、さあどうなることか。わたし
は仕手材料株買い、主力株売りで臨みます。はずれたら？その時は自分の決め
たところでロスカットし、再度シナリオを練り直すだけ。もちろん、わからな
ければわかるようになる時まで待てば良いだけのこと。みんなはどんなシナリ
オを描いていますか。人の言う事に左右されてるようじゃ勝てませんよ。
　
　生意気言ってしまってごめんなさい

エピローグ

　ある大きな駅のコンコースで人の波に揉まれながら、洋子は遠くに過ぎ去った日の
事を思い出していた。都会から離れてもう何年になるだろうか。ガラスとモルタルと
コンクリートの美しい造形物、広すぎる空間を埋める人間の鼓動。張りを失った彼女
の体には、そこから発散される光と熱はあまりに強過ぎた。懐かしさと共に、一人だ
け過去に取り残されているような錯覚を起こしていた。
「おい、ちょっと切符を買って来るからここで待っててくれ」
　同行してきた上司に一瞬不意を突かれたものの、いつもの覇気ある口調で言葉を返
す。
「はい、よろしくお願いします」
　難しい商談だとわかってはいたものの、できるだけの準備と根回しはしておいた。
実績なら引けを取らない。自分ならまとめられるという自信もあった。ただ顧客との
相性が今日は合わなかっただけだ。彼女はそう自分に言い聞かせながら、かつて研修
を受けた場所と同じ匂いのする空気を大きく吸い込んだ。
　みどりの窓口の前には大きな円柱状の白い柱があり、高い天井へと伸びている。彼
女はそれに寄りかかると、前を足早に通り過ぎる人の群れをまぶしそうに眺めた。女
性の姿ばかりが目に入る。はちきれんばかりの若さをジーンズでぴったり包み込んで
いる子。清楚な白いスーツを体のラインで艶かしく彩っている人。それから、あまり
に無造作な栗色の髪と派手なファッションと笑い声。個性を彼女に見せつけながら違
和感無く流れて行く。
　私はなぜこんな所にいるのだろう。そう彼女が心の中で呟いた時、向こうの出入り
口に上司の姿が忽然と現われ、瞬時に体は現在へと引き戻された。側へ足早に近づく
と、軽く会釈して切符を受け取る。二人は何事か言葉を交わすと足早に改札口へと向
かって歩いて行った。

つづく

　通路もそれなりに広い、と言っても肩が触れ合うほど人が多くては時に体をさっと
翻さなければならない。洋子はそれを不快に思うわけでもなく、売店や広告板や私鉄
への案内表示に目をやりながら人の波をやり過ごして行く。やがて新幹線改札口が見
えてきた。
　それは自動化されていて向こうへ行くには切符を機械に通すだけでよい。立ち止ま
らずそのまま歩いて行けばシューターで運ばれた切符が顔を覗かせており、右手でさ
らって構内へ抜ける。ここで彼女は一瞬ためらいを見せた。都会へ出たばかりの頃、
これに通せんぼをされたことがある。膝の高さのストッパーが閉じ彼女は思わず立ち
止まった。すぐ後ろの人が背中にぶつかると、突然ストップをかけられた人たちでそ
の場だけすし詰め状態になってしまった。あの時の気恥ずかしさと冷たい視線が頭に
こびりついている。２枚の印字をすばやく確かめると、慣れたふうを装って機械に差
し込んだ。そしてそのまま歩きながら、軽いシャッター音と共に送られてきた切符を
指先で抜き取る。彼女はもう一度それらが自分の物であることを確かめると、ほっと
小さくため息をついた。
　
　先へ先へと歩く上司の後を洋子が少し遅れ気味について行く。彼は途中一度だけ振
り向くと、立ち止まって彼女が追い付くのを待つ。それから頭上の発車案内板にちら
っと目をやった。
「１４番ホームだな」
　彼女の返事を待たず一直線にエスカレーターへと向かう。彼女も黙って後を追う。
それを登りきってまだ電車が来ていない事を確かめると、ようやく彼は歩を緩めた。
人の波はいつの間にか無くなり、到着を待つ人の列も数えられる程だ。
「前にここで仕事してた事があってね。駅前の、ロータリーの真ん前にあったビルだ。
化学品の商社で、経理をやってた」
　一歩遅れて付いて来る部下に向かって、彼は笑みを浮かべながらそう話し掛けた。

つづく

「耳をすませば」を観て、自殺する人もいるそうです。
廃人のような生活を送ってる独身男性にはお薦めできません。

>>182
レスありがとうございます。もっと自分の感じた通りを正直に書いた方が良かった
かも知れません。観終わった後、切ない気持ちの方が強かったです。誰かと一緒に
観てた訳じゃありませんから。
それから、ここに登場するわたしは活き活きとしてるように見えますが、実際は辛
くて弱音を吐きそうになることが少なくありません。我慢してるだけです。管理職
のわたしはいつ会社からクビにされるかわかりませんから。
わたしはこれを読んで下さっている方を傷つけるようなことを書くつもりは全くあ
りません。どうかそれだけは誤解なさらないで下さい。

　インストール完了。途中から気付いていた事だけど、わたしは読書量がぜんぜん
足りない。書きたい事はたくさんあるのに頭の中は混乱、体はお部屋をぐるぐる回
る。ちっともはかどらない。目に見えるもの、心に思い描くものが指先から迸るよ
うになるためには、もっともっと良い作品に触れなければいけないな、と痛感させ
られました。
　取り敢えず気分一新、たっぷり読書してからまた創作に挑戦してみるつもりです。
このスレッドを貸して頂いた事とても感謝しております。ここで次の方へバトンタ
ッチしたいと思います。
　わたしの書いたものを読んで下さった方、どうもありがとうございました。

もうやめちゃうの？

otukare

usodesu

日記

　昨日は朝から雨だった。ほとんど一日中窓の景色がしっとり潤っていた。事務所
と工場の往復、短い距離に傘は無用だ、とぱたぱた走った。衣服の隙間に冷たい空
気と雫が飛び込み、全身の毛穴から熱が一気に奪われる。まだ春は浅いのだと実感
させられた。
　でもこの雨、冬の間乾ききっていた地面を潤し、眠りから覚めたばかりの木々や
草花たちの活力になる。お庭の雑草クン達が真っ先に反応して、気が付くともうそ
こら中が新鮮な緑色のコロニーになる。そして派手では無いけれど意外とかわいら
しい小さな花をたくさん付けている。これを見ちゃうと引っこ抜くなんてできない
わ（笑）
　お昼休み家に戻った時、桜の蕾がふくらんでるのを見つけた。わたしと同じくら
いの背丈しかない子供だから、数はずいぶん控えめだ。蕾は雨に濡れて水滴が光る。
小指の先ほどしかないその体から、まるで蜜が染み出しているように見えた。子供
の桜が付けたほんの数個の小さな蕾。彩りで誘うわけでも媚薬を漂わせるわけでも
無いのに、明日もわたしをここへ誘うだろう。
　仕事ができなくてもいい、男の人にもてなくてもいい、文章が下手でもいいから、
今は人から慕ってもらえるようになりたい。そんな力がもらえそうな気がして、蕾
の下に優しく光っている蜜、小指にすくってリップへそっと塗ってみた。

明日からの１週間、気持ち新たにがんばりましょう　おやすみなさい

　申し訳ありません。やっぱり書きたくてたまらないので前言撤回させていただき
ます。今日、島本理生さんの「リトル・バイ・リトル」買って来ました。これを読
みながら続けてみるつもりです。
　それから、いつも気になっていたことなのですが、わたしはこのスレッドを独占
するつもりはありませんので、創作を始めたばかりの方はぜひいっしょにやりまし
ょう。お待ちしています。

日記

　創作の勉強とは言っても、時間が限られてる中でとにかく何か書きたいという
気持ちでは、どうしても駄文が多くなると思います。ただ、日記というタイトル
つけて毎日一つずつ書く傍らで、自分なりの工夫をした文章を書き溜めています。
参考にしているのは「あなたの文章真面目に批評します」のスレッド。そこに書
いて頂いている批評を、自分へ向けられたもののつもりで繰り返し読んでいます。
反映されているかどうかは自信ありませんが、日記以外のものがその練習文です。
たまに思いつきで書き殴ったのもありますが（笑）これからは掲載されている文
章のリライトを試みてみようとも考えています。もうひと月ほど練習しましたら
わたしも投稿してみるつもりでおりますので、その際は厳しい批評をよろしくお
願い致します。あ、もちろんバレないよう名無しにしておきます。
　
　会社からの帰り道は、住宅地に入ると夜でも必ず徐行運転する。案の定今日も
いた。下向きのヘッドライトの先っぽの所。あれは何だ？よりによって道路の真
中にうずくまっている。
　ちょっと速度を落とす。猫？！おなかの白と背中の薄茶色が目につく。真っ黒
な背景にそれだけ浮かび上がって見える。
　さらにブレーキをかける。もう足はそこに乗せたまま、惰性だけで近づいて行
く。間違いないね。耳を伏せて眩しそうな顔してこっちを見てる。
　いよいよ目の前まで来たぞ、っておいおい。
　えっ、まさか。
　あぶな〜い！ストップ。
　逃げないよ、この子。ハンドルから身を乗り出して見てみたら、ボンネットの
前をかすめるようにとっとっとっと歩いて、左側の暗がりへ消えて行った。一応
しっぽは丸めていたね。すみませんの意思表示か。それにしてもスピード出して
る車が来たらどうなるのよ。まあ、想像するのは止めておこう。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

日記

　何が嫌かって、一緒に仕事してる仲間どうしの諍いほど辛い事は無い。責任の一端
が自分にあるとなれば尚更である。こないだの模様替えの際、途中から作業を丸投げ
してしまったのがトラブルを招いてしまった。
　わたしの作業がし易いようにと、本来工場に置いてあるべき物まで持って来てしま
って、やれ作業効率が悪くなった、やれ新しいのを調達しろとか、わたしの知らない
ところで口論やってたらしい。
　ただ今回の当事者二人、お互い気が合わないらしく時折些細な事で揉めたりしてい
る。わたしに直接訴えてくれれば済む事を喧嘩の種にしているわけだから、根本的な
ところは相手の言動が気に入らないという事だろう。
　課の人数そんなに多くは無いけれど、集まれば中にはしっくりこない人もいる。当
然だ。わたしは仲間を家族みたいに思っているけれど、だからと言ってみんな仲良し
を強制するつもりは無い。お互いの役割と仕事への取り組みの姿勢、そしてこれまで
の人生で培われた性格やものの考え方を理解し尊重して欲しいということだけだ。
　新しい技術、効率化の推進、コスト削減といった事でミーティングの場が熱を帯び
るのは、むしろ見ていて頼もしいしわたしも進んで議論に加わる。でも、それとは別
の悪く言えば子供の喧嘩みたいな事は見ていて悲しいし、まとめ役としての自分の力
の無さを感じて自己嫌悪に陥ることもある。
　昨日一人ずつ捕まえて、言いたい事を洗いざらい聞いてみた。どっちに味方すると
いう訳でなく、わたしにとっては大事な仲間なのだということ、そして相手方に伝え
るべき言い分は伝えた。後はもう当人どうしに任せる。そしてわたしは休み時間も返
上していつにも増して仕事している姿を見せる。雑談にも加わらない。わたし流の非
難の仕方だ。この不景気な時代につまらない揉め事はやめて欲しい。
　今日何気なく見ていたら、二人で笑いながら話をしていた。ほっと一息である。昨
日はそんなわけでさすがに文章がまとまらなかった。パソコンの前に座っては見たも
のの、思いっきり暗いものになって来たので途中でやめた。でも今考えるとそれはそ
れで自分の心境が現われていて良かったのかも。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

（＾＾）

日記

　先日検査室に新しい顕微鏡が入った。目で直接覗くのではなく、画像はパソコンの
モニターに映し出される。ミクロン単位の世界をくっきりしたカラーで見せてくれる
スグレモノである。
　責任者はわたしより５年遅れて入社された女性で、しばらく同じ課で仕事をしてい
た関係で気心が知れている。パートさんから正社員へ会社から請われる形で昇格した。
真面目で仕事が正確だからなのであるが、この手の人はそれに加えて何かしら魅力が
ある。
「顕微鏡使ってみた？」
「見た見た。ハエを覗いて見たよ」
　予期した答えとはずいぶんかけ離れている。が、こんなことに目くじら立てるほど
野暮なわたしではない。目をぱっちり開いて迫ってくる彼女に勢いよく応じる。
「え？！どんなだった？」
「毛が生えてた。針みたいのがいっぱい。手をすりすりすんのも見た」
　ちょっと肩をすくめて胸元でその仕草を実演する。かわいらしいハエだ。
「生きてんの？！動き回っちゃ見れないでしょ」
「失神させんのよ。死なない程度にね」
　笑顔である。ハエタタキで軽くぺんぺんしたそうだ。ハエに同情する気は無いがと
んでもない所に迷い込んだものである。
　こんな感じで操作テストは続けられた。わたしも時間を見つけては使い方を教わっ
ている。今日は100円玉を覗いてみたぞ。え？何の検査に使うのかって？！そういや
何だったっけ。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

ひとりごと　その５

　ロッカールームの姿見に証券レディーのわたしがいる。通勤は私服で、いつも会社に
着いてからユニフォームに着替えていた。ベストとスカートの色はマリンブルーで裾を
緑色で縁取りしてある。そして体のラインに沿ったデザインが女性らしさを強調してい
た。清楚な白いブラウスの胸元にはシンボルカラーの水色のリボンでアクセントがつけ
られている。森英恵さんデザインのこの服に身を包むと、自然に凛とした気持ちになっ
た。
　軽くウエーブをつけたセミロングの髪は後ろで束ね、飴色のクリップで控えめに飾る。
お化粧は必須だけどもちろん派手なのはだめだ。お客様への礼儀が目的だからあくまで
ナチュラル系。短大時代、化粧っ気の無かったわたしは、自分の顔とか指先をこちょこ
ちょするこの作業に最初は戸惑った。おかしなメークになってはいないかと他人の視線
が気になって仕方がない。急に大人の真似事を始めたようで何だかくすぐったい気持ち
がした。
　もう一度鏡に映った自分を見る。仕事はあまり好きにはなれなかったけれど、このス
タイルはお気に入りだ。よその会社のと比較しても一番だと思っていた。かっこいいし
身が引き締まる。できれば会社の行き帰りにもこれで通したい気分だった。最後に後ろ
を向いてブラウスがはみ出していないかどうかチェックする。誰も周りにいなければ、
ここで両手を広げつま先立ちでくるりと１回転、両のこぶしを胸の前へ持ってきて「さ
あ、がんばるぞ！」ってやるところだ。
「早くしなさい！」
　リーダーの声で一瞬にしてわたしはただの新入社員に逆戻りした。現実は厳しいのだ。
颯爽と仕事をこなせるようになるためには幾多の試練を乗り越えなければならない。そ
れもよりによって、株屋の名残がまだぷんぷん漂っている職場においてである。仮に乗
り越えられたとしても、そこに初心だった頃の思いが残っているかどうか甚だ疑わしい。
わたしは鏡の中にいる自分を見捨てて慌ただしくロッカールームを出る。湧き上がって
来た感情を置き忘れたまま。

つづく

日記

　ハンドルの向こうに見える景色が日に日に春の装いを色濃くしてくる。道路脇も
遠くの山々もついこの間まで乾いた薄茶色が多かったのに何と慌ただしいことか。
気が付けば法面は芝生のように緑で覆われ、モクレンの並木はどれも白い花で飾ら
れている。潅木や林の茂みのあちらこちらに見えるパステルピンクのミツバツツジ
の花はまるで蝶の群れのようである。
　山の木々はほとんどが落葉樹で、冬の間は幹ばかりが目立ちまるでとげを逆立て
たヤマアラシである。４月に入るとそこにぽつぽつと山桜の白い花が咲き始め、満
開になるとタンポポの綿毛の玉を飾ったようになる。そして今の時期は乾いた枝の
一本一本に葉芽が顔を出し、次第に刺々しさを和らげていく。遠目に見ると緑こそ
まだ常緑樹のコロニーが点在しているだけであるが、山全体はふんわりした感じに
なっている。
　もっとゆっくり味わっていたい所だけれど、そんな余裕もないほどに１日が流れ
て行く。仕事にかまけてお庭の手入れも怠ったままである。カナメの生垣の根元に
並べて植えたサツキが、いつの間にか雑草に埋まっていて目を丸くした。クリスマ
スローズはとっくに花をいっぱいに開かせ、隣同士がぶつかり合って窮屈そうであ
る。花壇では地下から密かに侵入していた芝が顔を出して伸び放題になっている。
　暖かい季節への移り変わりを実感しながら、心が寂しいと思うのはなぜだろう。
悔いを残さないようにと時間を大切に使っているつもりなのに、日が経つほどに切
なさが募る。喜びを共に分ち合える人がいなければ、心を和ます自然の営みもただ
記憶の底に沈んで行くだけである。

よい休日お過ごしください　おやすみなさい

　　 ∧＿∧
　　（　　＾＾ ）＜ ぬるぽ（＾＾）

日記

　１８１の続きを書いていたのですが、ちょっとダメっぽいです。視点を変えて
書くのがこんなに難しいとは思いませんでした。もうすぐ３時なので今日はこれ
だけ。
　あと、１９４に訂正があります。マリンブルーをネイビーブルーに変えさせて
下さい。色の名前を調べておいたのですが、書き換えを忘れていました。申し訳
ありません。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

181の続き

「そうですか」
　相変わらず気の無い返事だ。課の連中や客には人気があるようだが上にはやたら突
っ掛かってくる、扱いにくい女だ。会議の席で突然感情を露わにし場のムードを白け
させる事があるかと思えば、差向かいで打ち合わせをしている際人を食ったような超
然とした態度で相手を戸惑わせる。
「ほんとにホームの端っこやな。タバコ吸うやつぁ悪もんか？！」
　頭上の号車番号札が目に入り、苦笑いを浮かべ気だるそうに歩を進める。
「そのうち完全に締め出されちゃうかもしれませんよ」
　そんな声を聞きながら前を見ると、もう1つ売店があり更にその向こうに線路を向
いてタバコを吸っている人の姿が見える。彼は片手を上げて「ちょっと」と断ってす
たすた売店の方へ歩いて行った。

　洋子の左側には後発の電車が停まっている。微かに煤けた白い車体には窓に沿って
ブルーのラインが伸びている。厚みのある窓の列はまるで飛行機のようである。小さ
い頃は絵本でしか見られなかったこの乗り物に彼女はあこがれいた。そのすぐ横を歩
いていると子供の頃の記憶が懐かしく蘇ってくる。仕事の意識が遠のき、もう少しこ
こに留まっていたいという欲求に囚われかけた。
　彼女は人前ではタバコは吸わない。ホームの隅っこへやって来たのはあくまで上司
へのお付き合いである。行き掛けの車内で時間を持て余してそわそわしている様子に
気が付いていたから、「帰りは喫煙車にしていいか」の問い掛けに素直に応じたまで
である。そこには他の場所から追い出された吸殻入れが並べて置かれており、まだ冬
色の地味なコートを着た人たちがまるで身を寄せ合うかのように、思い思いの姿勢で
タバコを燻らしていた。

つづく

日記

　はぁ、まだ終わりません。でも、何とか最後まで書いてみます。テーマや捻りは
ありませんし、ギャグも無しです。もうしばらく我慢してお付き合いください。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

（＾O＾）／ティナが200GETだーよ（＾O＾）／

すみません、一度これをやってみたかったのです（笑）

198の続き

　その中にもう一人だけ女性の姿があった。濃い紺色のスーツは体のラインに合わせ
たデザインで、彼女と同じ外回り用のものである。白いブラウスの胸元はリボンタイ
でさりげなく飾られている。やや茶色を帯びたセミロングの髪はさらさらで美しく光
っており、端整な顔立ちは明らかに二十代に見えた。
　その女性は汚れた吸殻入れのすぐ側で、体を斜めにして携帯電話で話をしている。
笑顔は無く、聞こえにくいのか時々体を傾けたまま二歩、三歩と横歩きをする。まる
で携帯電話に見えない紐でもついていて、ぐいぐい引っ張られているかのようである。
そして彼女の細いしなやかな指先にも、他の男の人と同様にタバコが挟まれていた。
美しく知的な外見には似合わないその所作に目を奪われ、洋子はしばらくその場に固
まってしまった。この女性はきっと男の人にもてるんだろうな、と取り留めもない事
を考えながら彼女はゆっくりとその場を離れ、ホームを横切って乗降口を示す白線の
側へと歩を進めた。

　ふと顔を上げると、線路を挟んで列車を待つ人々の向こうに大きなビルが二棟、ま
るで屋根を突き抜けるかのように建っているのが見える。周りの建物がかわいらしく
見えるほどの大きさである。彼女は引き寄せられるように二、三歩前に出ると、腰を
少しだけ屈めてそれを見上げた。空は薄い灰色の雲に覆われ、霧のような雨が見える
ものすべてを細かな白い線で霞ませていた。その頂上はホームからはみ出した屋根に
隠されて、そこからではまだ見ることができなかった。

「大きなビルだろう」
　いつの間にか後ろにいた上司が声をかける。無遠慮だがその言葉の響きには懐かし
さが込められていた。彼女はまた不意を突かれてしまったものの、さりげなく体を戻
すと笑顔で振り向き言葉を返した。
「そうですね、何の建物でしょうか」
　都市を象徴するその白い巨大な建造物には四角いガラス窓が頑なまでに整然と貼り
付けられており、淡い日の光の中で潤った瞳のような艶やかさである。その物言わぬ
窓の向こうには、それぞれにオフィスがあり多くの人が集い様々な人間ドラマが演じ
られている。彼女はそんな気がしていた。
「ホテルじゃなかったかな」
　何気ない上司のその言葉に一瞬蔑むような視線を送ると、何か言いたげにくちびる
を開いた。しかし彼女は目を伏せると黙って顔を元に戻す。向かいのホームにも間も
なく列車が到着するらしく先程より更に人が増え、鍵状に曲がった二本の列に吸い寄
せられて行く。それらが重なり合って蠢く様を見て、日本人は行列好き、という戯言
を思い出した。
「過去は過去」心の中でそう呟くと彼女は小さく溜息をついた。霧雨は相変わらず降
り続いている。夕暮れに肌寒さも感じられた。彼女はそれらを振り払うように背筋を
伸ばし顔を上げて正面を見据える。そして、到着を告げるベルが鳴るのを静かに待ち
続けていた。

日記

　やったぁ！ついに書き終わった。最後はへとへとグラウンドに這いつくばって
ゴール、って感じだったけど何とか書ききったゾ。良し悪しはともかくすごく嬉
しい。
　わたししか書いてあげる人いないんだから途中でやめちゃかわいそうだ。もち
ろんこれで満足してちゃいけないし、これに懲りてもうやらね〜じゃだめだよね。
この経験を次に活かさねば。
　ただ、しばらくはちょっと肩の力抜いてみる。書きやすいもので息抜きだ（笑）
そのあと、描写スレとか３語スレのお題を拾って練習してみようかな。もう一生
やめられないかも。

　彼女はこのように文字を綴るとカーソルを合わせてボタンを押した。昨日まで
とは違う軽やかな手つきで。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

日記

　夜、仕事を終えてエントランスの自動扉を抜けると、辺り一面霧が立ちこめていた。
外灯は朧に霞み正面にあるはずの工場は闇に沈んでいる。淡い光の向こうの木々は白い
ベールに覆われ、目の前の駐車場にはかろうじて車の輪郭が浮かび上がっている。その
中を歩いて行くとひんやりと湿った空気が体を濡らし、今にも魔物が現われそうな雰囲
気である。
　今の季節に限ったことではなくて、山あいのこの町では冬以外よく見られる。実はこ
れ霧というより雲である。標高は400ｍくらいでそれほど高くはないけれど、天気の悪
い日は夜になると雲が降りてきて町をすっぽり覆ってしまう。車で山道を下って行くと
雲の下に抜けていく様子がよくわかる。徐々にというよりすぽんと抜けると言っていい
くらい境目がはっきりしている。逆に夕方など日がまだあるうちは住宅地の奥の一番高
い丘を目指して車を走らせていると、突然目の前の上り坂の向こうが白く霞んで見えな
くなっており、そのまま進んで行くと雲の中に突入、って感じを体験できる。場所をご
紹介できないのがちょっと残念。

　もうすぐゴールデンウィーク。みなさんはどちらかへお出かけになりますか？わたし
は5月2日までは暦通りの出勤です。28日にはお客様が会社見学に来られることになっ
てまして今から緊張してます。もちろんわたしがご案内役。実は会社にとって最もシェ
アの大きいところで、しかも役員クラスの方々です。さすがのわたしも当日はおしとや
かに振舞わねばなりません。肩がこりそうだ（笑）
　休みは3日〜5日までの3連休だけ。2泊3日の予定で九州旅行に行ってまいります。い
つも通りに電車とレンタカーの乗り継ぎ。え？場所はどこかって？！ヒントは「カルデ
ラ」です。その様子は日記でご紹介させていただきます。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

　　　／) 　／)
　　/ 　⌒　 ヽ　　 ／
　 | ●_　●　 |　＜あそいくのか？　この野郎！！！
　(〇 〜　 〇 |　　＼　
　/　　　　　　 | 　　
　|　　　　 |_/ ｜

なんかワンマンショーリサイタルのスレだったんですね。
初めて来て少し驚きました。でも確実に慰められている人もいるでしょうね。

>今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

なかなか言って貰えない言葉ですもんね。
お疲れ様です。おやすみなさい。

>>206
hagedou!
demo agerunaYO!

>>206
来てくださってありがとうございます。
わたしを認めていただく唯一の方法は、上達していく姿をお見せすることだと
考えています。他のスレッドで目にするアドバイスを参考にしたり、批評スレ
で叩かれたりしながら、タイトル通りの気持ちで続けていくつもりです。これ
からもよろしくお願いいたします。

>>207
186さんですか？！ちゃっかり再開してしまいました。もうやめられそうもあり
ません（笑）

日記

205さんと空売りスレッドのかたへ
　株板の人はもう読んで下さっていないだろうなと思っていました。ピカさんの
AA見つけてとても嬉しく思います。わたしが文章を書くきっかけになったのは、
空売りスレッドに日記というタイトルで市況やアドバイスをレスしたことでした
よね。そのことは今でも忘れておりません。
　ただこのスレッドにはもう市況やその関連のニュース、初心者向けのアドバイ
スなどを書くつもりはありません。あくまでそれらは株板でやりたいと思ってい
ます。でも申し訳ありません。今は会社から帰った後の時間を読書や短編を書く
時間に充てたいのです。しばらくの間おやすみさせてください。
　ゴールデンウィークの旅行は阿蘇の草千里で過ごしたいと考えています。実は
去年も行ってまして、別府、湯布院、阿蘇、熊本と九州を横断しました。今年は
下関に立ち寄った後、阿蘇へ行く予定です。もう５回目、お気に入りの場所の１
つです。それにしても昨日のヒントは簡単過ぎましたね。もう少しひねりを入れ
ればよかった（笑）
　書き込みはしていませんがレスは毎日目を通しています。空売りの失敗談、恥
じを忍んで書いてくださったかた、どうもありがとうございます。きっと経験の
浅いかたへの警告と教訓になると思います。まだまだ不安定な相場環境が続くと
思いますのでこれからもアドバイスしてあげてください。よろしくお願いいたし
ます。わたしの書き物もヒマがありましたら読んでやってください（笑）

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

（・∀・）ﾆﾔﾆﾔ

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日記

　たまに明るいうちに帰ってお庭の様子を観察してみたら、何だこれは！！花壇が無い、
無いぞ。芝生に占領されてしまった！チューリップはどこよ。球根だから毎年ほっといて
も芽を出してるはずでしょ？！ハーブは・・・埋もれていた。ミントが芝生の波に押し倒
されている。もともと芝生だったところは、草原だ。すねの高さまである。かろうじてい
つも通り道にしてたところだけ土の色が見える。とにかく見渡す限り芝と雑草でぼうぼう
だ。もうやばい。わたしはこの場を借りて宣言する。明日は一日中お庭のリフレッシュ作
戦決行よ！
　会社は？お昼と夕方にちょっとだけ顔を出すか。実を言うと、何だか最近休みに出ても
自分の席に座って窓の景色をぽ〜っと眺めてることが多い。平日と違って仕事はそんなに
多くないし、休日出勤の人は工場行っちゃって事務所の中誰もいないし。ちょっと前まで
は自分で仕事作ってたんだけどね。これ書き始めてから何か昔のこと思い出すことが多く
なって、恋の季節にセンチメンタルを感じているのです。
　おかしなこと書いちゃってすみません。実は今もう一つ書いてるとこなのです。2時半
くらいまでに書き終えたらアップしときますけど、間に合わなかったら今日はこれだけ。
では取り敢えず、

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

肉好きなら伊織でフィレの網焼きと馬刺し食え
高いが極上だぜ
Ｒ５７に小さな看板がでてる、もうないかもしれんが

キャラクター

　先日ご紹介した検査室の女性、名前は種田さん。目のくりくりっとした人で肩ま
でのさらっとした髪がふんわりと顔を包んでいる。課は異なっているものの、よく
お互いを行き来して息抜きのおしゃべりを楽しんでいる。
「5月1日2日は出て来ていいよ。子供どうせ学校で家ん中誰もいないし」
　この申し出嬉しかったけど、せっかくのゴールデンウィークをゆっくり休んで欲
しかったから、
「いえ、休んで休んで。急ぎの仕事は30日までってお客さんには言ってあるし、も
しヒマならわたしも休むかもしんないから」
「そう・・・じゃ、ついたちは午後から焼肉パーティーしましょ！ここで！」
　この言葉にわたしは目を丸くして、「は？」と口を開けたままでいるしか無かっ
た。わたしの頭の中を一瞬真っ白にしてしまう言葉がぽんと飛び出し、体が固まっ
てしまうことが時々ある。
「一ヶ月の打ち上げ、ぱ〜っとやりましょうよ」
　目を大きく開いて無邪気な笑顔で迫って来る。話の繋がりなど全く気にならない
様子だ。いつものことながらわたしはこれに弱い。気を取り直すとその日の予定が
頭の中に浮かんでは来るが、午後も一応は通常勤務、などと言ってがっかりさせた
くない。単なる思いつきなら気が変わるかもしれない、とあまり深く考えないで話
を合わせた。
「そうね。よそは休みなんだし、仕事もあんまり来ないかもしんないから予定しと
こっか」
　大勢でわいわいがやがや、実を言うと苦手である。いまひとつ乗り気になれなく
て、たまたまそこに居合わせた若い小橋君に話の続きは任せ、わたしは逃げること
にした。小橋君はのっぺりした丸顔で、態度もちょっとぼ〜っとした感じだ。でも
見掛けによらず根気強く物怖じしない性格なので、狙ってたわけじゃないけど彼女
の相談相手にはちょうどよかったかも。

　外出から帰り、休憩用のテーブルをぐるりと取り囲んでいる男の人たちから話を
聞くまで、このことはすっかり忘れていた。いつものようにくつろいでいるのであ
れば、タバコの匂いの中、たまに思い出した様に口を開くだけで実に静かなもので
ある。気心の知れた者同士が生み出すコミュニケーションであり、気まずい雰囲気
は無い。ドラマには使えないかもしれないが、わたしは取り繕いの無いこの静寂が
好きである。
「藤田さん、焼肉の件なんスけど」
　わたしの帰りをみんなして待っていたわけであるが、のんきなわたしはまだ話の
進展を考えてもみなかった。
「え、あれホントにやんの？」
　みんながいっせいに顔を上げてこっちを見た。何だ？
「種田さん、すっごい乗り気になってますよ。藤田さんがやりましょう言ってくれ
たって。朝、青空市行って新鮮な野菜買って来る言うてたよなぁ。そいで、午前中
に細かく刻んでおにぎり作っとくわ、って。そいでオレ肉担当」
　感情を抑えたぶっきらぼうな物言いは、わたしと同い年の松木さん。管理職に就
くことを頑なに拒み続けている変わり者である。機械加工に関する知識と技術は抜
群で会社も一目置いている。我儘をしぶしぶ認めているのもお客様から個人的な信
頼を得ているからである。
「え？！松木さん、ついたちは休みじゃなかったっけ」
「いや、まあうちのチビも学校あるからそりゃ別に気にしないけど」
　けど、の後の言葉は省略してくれてはいたが、肌にちくちく刺さる。その時突然
横から場違いなくらい大きな笑い声。その主は、いつも無精ひげ生やした赤黒い顔
に太い眉と鋭い目。作業服がはちきれそうな体つきはツルハシが良く似合いそうな
戸田さんである。

「ほぅら言うた通りじゃが！藤田さんがこんなこと言い出すわけないて」
　ガーンと頭に響くような言葉である。さらにこだまが帰ってくる。
「それで、どうするんスか。みんな昼からも仕事でしょ？！」
　問われて焦る。早く答えてあげなければ、とほとんど思いつきで口を開いてしま
う。予め準備が出来さえすれば堅苦しいディスカッションの場であっても考えを巡
らす余裕が保てるのであるが、不意打ちや即断即決には弱い。
「それじゃ有給休暇にしよ。午前中は仕事して午後から半日有給。大丈夫よ、たぶ
ん急ぎの仕事はないはずだから」
　みんなの態度に予期したような反応がない。むしろ戸惑っている雰囲気である。
何かおかしなこと言ったかな、と自分の軽はずみな提案に気付かずにいると、戸田
さんが代表して口を開く。
「いや、他の課は仕事してますからな。誰か覗きに来たらまずいでしょ。やるんな
らその辺きちんと確認とってもらわな、なあ」
　どちらが上司だかわからなくなってきた。このかたは以前、建設会社の現場監督
をされていたことがあり、リーダーとしての実力はわたし以上だと思う。
「わかりました。そこはきちんとわたしの方から連絡取っときます」
　沈黙が続く。え？まだ何かあるかな。出勤日の昼間に社内で、ってことがそもそ
も引っ掛かっていたからであるが、そこまで頭が回らない。その時、間を繋ごうと
するかのように伊藤君が口を開く。背の高い、まじめで几帳面な性格の人だ。仕事
上の改善提案を積極的に出してくれる、わたしの片腕のような存在である。
「そうだ、やるんなら飲み物とかどうしましょ。昼間っから酒ですか」
　すかさず松木さんが回答する。
「いや、それならもう指示が出てる。ウーロン茶とレモンティーにしてくれって。
そいでオレ肉担当」

　先程の繰り返しである。ごめん松木さん、と心の中で手を合わせる。と、またも
豪快な笑い声。
「キャラクターだ、キャラクター！。もうみんな決めてしもとら」
　種田さんの無邪気な笑顔が誰の目にもふわりと浮かんだはずである。この一言で
墨を流したようなもやもやした空気が一掃されたような気がした。そして松木さん
が言葉を繋ぐ。
「っていうか、休みにすんならここじゃなくて外行かん？中央公園、バーベキュー
とかようやっとるしさ。なんならオレのステップワゴン横転させてその上に鉄板ひ
いてやるか？」
　会社に出なくて良いとなれば笑顔である。意味不明の冗談も出る。休みの日はし
っかり休もう、と普段から言ってたことを思い出した。
「さんせーい」
　と、ぬぼ〜っとした声で小橋君が右手を上げて賛意を示す。もう話を纏める所に
差し掛かっており、ちょうど良いタイミングである。異論は無く、後は話に加われ
なかった人たちも含めて細かいとこを確認し合って完了だ。

　夜、みんなが囲んでいたテーブルの上を見る。吸殻が無造作に積まれた四つの灰
皿がバランスよく置かれており、真中あたりには二十五、六台のミニカーと作りか
けのガレージがある。ミニカーは、松木さんの下で研修中の高橋君が缶コーヒーの
おまけを置いといたものである。どうせなら全種類集めろとみんながけし掛け、中
身がわからないからかなり余分に買ったらしいが、ついに先週全部そろえた。ガレ
ージは、そのご褒美にと松木さんがプラスチックの板を使って手作りしている最中
のものである。そして冷蔵庫の上には、缶コーヒーを買い捲った高橋君にカンパよ
ろしくと書いた小銭入れが置いてある。

　それらを目にしながら今日１日を振り返ると、わたしは仲間に恵まれていると思
った。彼らは必ずしも全員が人よりずば抜けているというわけではないかもしれな
いが、それぞれの持ち場で毎日できるだけの力を尽くしてわたしを支えてくれてい
る。「キャラクターだ、キャラクター！」という戸田さんの声が聞こえてくる。
　仕事にしろ恋愛にしろ、自分の思いを伝えようとする時にはまず自分を好きにな
らなければいけない、そんな気がする。それは自信があるとか無いとかいうことで
はなくて、長所も短所もすべてを受け入れることである、と思う。その上で、年齢
や性別や障害の有無などに捕らわれることなく、いま自身が存在するフィールドで
全力を尽くしてみること。そうすればきっと自分自身にきらりと光る何かを見つけ
ることができる。わたしはそう信じている。
　わたしのキャラクターは？長所短所あわせ持ったみんなを余すことなくすっぽり
と包んであげられる、ことかな。もっとすっきりと伝えられる言葉があるような気
がするけど、まだまだ勉強が足りないからこれくらいにしておく。さて、５月１日
はわたしもみんなのお手伝いをしてみるか。朝いつもより早く起きておにぎりでも
作っておこう。

>>213
ありがとうございます
去年は欲張ってあちこち訪ねたから疲れました。今年はそのやり直しなのです。
57号線で目にしたら立ち寄ってみます！

日記

　わたしの日記を毎日読んで下さってるかた、申し訳ありません。ただいま
奮闘中です。もうすぐ３時なので明日、今日の分と合わせてご覧いただきた
いと思います。
　すみません、今度のも長いです。しかもギャグ抜きです。どうかがっかり
なさらないで下さいね（笑）

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

日記

　昨日お見えになったお客様、実はお忍びでのご訪問とのこと。「長期休暇を利用し
て普段お世話になっている企業に挨拶して回っている。担当者に気を使わせたくない
のでどうかご内密に」担当者というのが、わたしを指すのか先方の窓口のかたのこと
なのかは判然としなかったけれども、下請け企業に休み返上で訪問して下さるのには
恐縮したし素直に嬉しいと思った。ちなみに先方の担当者はわたしと同い年の女性で
ある。上場している大手非鉄金属メーカーで課長の肩書きを持ち、夜8時過ぎにTEL
やFAXが入ることも珍しくない。
　お客様の肩書きは部長である。で、お供のかたはと見れば、「え？！」である。わ
たしどもの社長だ。企業どうしのお付き合いは、取引は無機質なものかもしれないが
根底にある血の通った人間どうしの繋がりが大切で、わたしも協力会社さん相手に実
践している。「あ、これはわたしの出る幕じゃないな」と直感した。
　勝手に気楽な気分になってお客様の様子を伺う。四角い顔、ちょっと上目使いに覗
くような愛想笑い。下がり目の目尻にある皺としらが混じりの髪が年齢を感じさせる。
背の高い恰幅がいいかたで体育会系という言葉が浮かんだ。声は大きくて堂々として
おりやはり威圧感がある。が、ちょっと歩くの速すぎ。
　事務所のソファに腰も降ろさず、挨拶もそこそこに工場見学だ。動作が機敏すぎて
せこせこしてるように見えてしまう。工場は二ヶ所にあり一つはすぐ隣だ。しかしも
う一つの工場へはいったん外へ出て、70ｍも歩かねばならない。そこもご覧になりた
いとのこと。
　それにしても歩くのが速い。社長のほうもそうだけどそんなに時間が切迫してるの？
一歩どころか二歩三歩遅れてついて行く。ひざのとこ絞ったスカートは歩きにくいの
である。一度はいてみるとおわかりいただけると思うが、ちょこちょこアヒル歩きに
なってしまう。あ〜この姿を日記に書くのかと考えるとちょっと情けないわ。でも何
とか無事に済ませました。ところどころにある問題発言はどうかお赦しください。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

わたしの日記

　今から５年ほど前、文学の講座なるものに顔を出したことがある。中学校の
国語の先生が、生徒さん以外にもその面白さを伝えようと企画されたもので、
町の広報誌の中にあった。当時のわたしは家と会社の往復だけで時間が過ぎて
行くのが物足りず、自分の知らないことなら何にでも挑戦して、仕事以外にも
やりがいを見つけようとしていた。先入観に邪魔されないよう、受講者の募集
があれば手当たり次第に参加していたと思う。
　ほとんどはスポット的なもので、これも確か週１回の計５回で修了だった。
趣旨はそれまで興味を抱かなかったかたに親しみを持ってもらおうということ
だから、タイトルほど堅苦しくはなくて笑顔のある打ち解けた雰囲気の中で行
われた。先生お気に入りの文章と解説を熱の入った言葉で一頻り聞かされたあ
と、参加者どうし意見や感想を述べ合うのである。
　ただわたしの場合あくまで味見で、しかもたくさんのメニューの一つに過ぎ
なかったわけだから、先生の思いは何となく感じられたもののその場限りに終
わってしまった。意見や感想にしてもきっと場当たり的だったに違いなく、本
当に文学を愛している人が耳にしたら眉をひそめるようなことを話してしまっ
たのかもしれない。

　同じ動機で扇舞を習ったこともある。着物に袴姿、手には扇を携えて詩吟に
合わせて舞うのである。なかなか艶っぽいしやってて損は無いな、などと考え
お月謝を納めて本格的にお稽古を始めることにした。
　田舎のことだから人数は先生含めて５人。しかも前からいるお弟子さんは小
学生と中学生である。これは楽しくやれそうだと浮ついていたら、基本が終わ
ったあたりからだんだん厳しくなり、発表会に向けてのお稽古となると手やら
腰やらをやたらとぺんぺん叩かれた。

　これだけなら我慢できたかもしれないが、いちばん上手な中学生の女の子が
わたしをいつまでも無視し続ける。初めは人付き合いの苦手な性格かと思って
いたが、日が経つに連れ態度がはっきりしてきて、終には話し掛けるとくちび
る尖がらせてそっぽ向きすたすた離れて行くようになってしまった。
　彼女は３歳からお稽古を始め、家でも毎日のように練習しているそうである。
わたしも寝る前におさらいをやらなかったわけではないけれど、形ばかりで真
面目だったとは言えない。先生にも軽口を叩いていたし休憩中は他愛のないお
しゃべりばかりしていた気がする。そんな姿勢の甘さが気に障ったのかもしれ
ない。
　そして約半年後、先生が体調崩され入院してしまわれたのを機にやめてしま
った。別の先生を紹介して下さったけれど、見ず知らずのお弟子さんたちの前
でいい大人が下手な舞を見せるところから始めなければならないことに気が引
けた。それに加えて、わたしがくっついて行くのをあの女の子がどう思うだろ
うかと想像してみたら、もうこれ以上続ける気にはなれなかった。ちなみにそ
の子は後日全国大会で入賞し、町から表彰を受けた。広報誌でそれを知ったわ
たしが、しばらくの間自己嫌悪に陥ったのは言うまでもない。

　華やかなステージで活躍している人たちの姿を、仕事に充実感を覚える今に
なってもまだ羨ましく思うことがある。いくら業績を上げようといくらお客様
に誉められようと、それはあくまで限られた範囲のことで世の中にマスコミな
どを通じて紹介されることはまず無い。

　勉強や習い事やスポーツを何か一つでもいいから根気良く続けていたら、も
しかすると自分があのステージの上に立てたかもしれないと自惚れることがあ
る。努力の過程を素通りして、コンサートを開いている姿や日の丸を背に競技
する姿を空想して悦に入ることもある。そしてふと我に返って現実を目の前に
突きつけられると心が虚しさに覆われてしまうのである。
　酷い精神的なストレスや肉体的な傷を負って生きていくことが嫌になったこ
とがある。親や友人に助けられてそれを何とか乗り越えてはみたものの、記憶
が消えるわけではない。幸せそうな人を羨んだり、ひがみからわざと不愉快を
ぶつけたこともある。わたしが自分のことを好きだと言うのは、不幸を一人で
背負い込んだ気になって健気に生きる姿をいじらしく思うようになったのがき
っかけで、決して自信とか誇りがあったわけではないのである。
　川崎で研修を受けていた頃、体の不自由なかたのためにずっとボランティア
活動をしていた。身の回りの世話やイベントのお手伝いである。善い事をした
ように思われるかもしれないが、これは自分がだめな人間だからせめてかわい
そうな人たちを助けてあげたいという余りにおこがましい発想から始めたこと
である。ボランティアを受けたのはむしろわたしの方で、決して治る見込みの
無い障害を受け入れ一生懸命生きようとする姿に胸を打たれた。いっしょに旅
行を楽しんだかたが次に訪問した時は亡くなられていて、命の儚さと大切さと
を知った。
　わたしが本当に自分を大切にしようとし、１日１日を悔いを残さぬよう過ご
そうと決めたのはこのボランティア活動を通じてのことである。たとえ直接的
には何も生み出せない体であっても、接する人の心を揺り動かし勇気と希望を
蘇らせたり活気づけたりすることができる。そしてその人たちの体を借りて世
の中に何らかの形で発現されるのである。

　わかったようなことを書いてはいるものの、わたしは決して完成された人間
ではないし、間違いもするし今でも悔いを残してしまう。ただ、自分をいたず
らに卑下することなく１日を大切に過ごそうという気持ちは、心のどこかに残
しているつもりだ。もしわたしの書く文章を読んで勇気づけられるかたがいら
っしゃるとすれば、それがわたしの役割なのかも知れない。わたしの思いが伝
わり、そのかたがまた次のかたへと思いを伝えていただければこの上ない幸せ
を感じられそうな気がする。そのためにはわたしもまだまだ努力を続けなけれ
ば。疲れた時は焦らずに休むこととして、自分を大切にしつつ今いる場所で今
できることをせいいっぱいやってみよう。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

日記

　ご訪問からわずか２日目、来ました！注文、ドッカーンと！！！
　実は社長におねだりしておいたのです。利益率の高いこの製品、お客様に頼んで
いただけませんか、と。おかげさまで１ヵ月分受注致しました。たっぷり1ヵ月分。
やはりトップが動くと大きいですね。あまりに嬉しすぎてめまいがしております。
納期が休みあけから何と2週間後です。アタマ痛い・・・
　冗談はさておき、この景気の悪い時に贅沢な悩み。明日とあさっての2日間で出
来る限りの準備をして、６日に協力会社さんと一緒にいっせいスタート掛けられる
ようがんばってみます。

　最近、午後の休憩時間には建物の裏へ回って、そこで日記のメモ取ったりしてい
ます。以前は机に座って唸ってたんだけど、それじゃみんなが仕事で悩んでるのか
と勘違いしますから。
　西側の隅っこの所は、変電設備と物置の影に隠れてどの窓からも見られずにすむ
のです。人が２人並んで歩けるくらいの歩道の脇に桜が並んで植えられており、並
木の向こうは人の手の加えられていない赤松の林です。常緑樹の濃い緑と落葉樹の
新緑とが重なり合っては木々の隙間で風にそよいでいます。梢を透かして見える奥
の方にも同じ景色が続いており、そこからは時々水笛を短く吹くような野鳥の声が
聴こえてきます。
　ここでタンポポの綿毛が降って来るのを目にしました。小指の先くらいの大きさ
で、最初は野鳥の巣から離れた羽毛かなと思いました。薄い灰色の空からひとつ、
そしてまたひとつ、ゆっくりと降りてきます。桜の花びらの向こうに、わたしのそ
ばに、あるいは薄暗い森のぽっかり開いた空間にもまるで小さな種を守るゆりかご
のように。
　きっと毎年のようにくり返されていたはずなのに、初めて見たような気がします。
気付いてあげることができて何だかとても嬉しかった。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

ごめんなさい、226に訂正です。
×机に座って唸ってた
訂正　自分の机で唸ってた

恥ずかしい　恥ずかしい　恥ずかしい

日記

　仕事がたくさん入ってアタマ痛い、なんて言ってたら本当に風邪をひいてしま
ったようです。我慢できなくてお昼で早退、午後の予定キャンセル。気乗りしな
いと体が自然に拒否反応示すのかな。去年の忘年会の時もそうだったし、ごめん
なさい、やっぱりわいわいがやがやは苦手なのです。
　書きたいことはたくさんあるのに何だかうまくまとまりません。やばいです。
このままじゃマイナス感情をまき散らしてしまいそうだ、というわけで今日はも
う寝ることにいたします。みなさまもどうか風邪などお召しになりませぬよう、
お気をつけください。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

　　　／) 　／)
　　/ 　⌒　 ヽ　　
　 | ●_　●　 |　
　(〇 〜　 〇 |　
　/　　　　　　 |
　|　　　　 |_/　|

日記

　ピカさんの電撃でエネルギーチャージ完了だ。休み時間返上で仕事してたけど、昨日
のツケちょっと大きい。どうかなぁ、でも何とか明日から休めそう。予定通り出発する
よ。旅行先で再会する自然にわたしが何を感じるか、とても楽しみなのです。きっとこ
れまでとは違って見えるような気がしてならないのです。ただ不安なのは、それを文章
にできるかということ。
　旅行ガイドみたいになっちゃいやだし、描写にこだわりすぎて何だかわけわかんね、
になってもいやだ。これ書き始めた頃に戻っちゃっていいや、って気持ちで臨んでみま
す。とにかくお楽しみに。旅行の間もインターネット使えたら日記をつけるつもりなん
だけど、できなければその間お休みになります。残念がってくれる人って何人くらいい
るのかなぁ。

　ハンドルの向こうの景色、いよいよ夏に向かってる。山にはもうとげとげしさは無く
なって新緑でもこもこしてる。ウールを羽織ったウサギさんだ、って言ったらへん？！
道路わきの木々も目にやさしい。風にそよいで揺れるさまは、まるでわたしに手を振っ
てくれてるようにみえる。ピンク色の蝶は姿を消して、今は薄紫の藤の花がところどこ
ろ目につく。公園なんかで見かける藤棚のとは異なって房が短く、からみついてる木を
その色で満開に飾りたててしまう。
　モクレンの並木も新緑にかわって、いっしょに植えられているツツジにピンクのつぼ
みが見え始めた。そういえば、ご紹介できないうちにつくしがもう見えなくなってしま
った。お母さんが子供といっしょに土手の上を探してる姿を見かけたのは、ほんの数日
前のことだったのに。あいかわらず慌しく過ごしてるなぁ、と思う。
　
　それでは明日早朝に出発いたしますので、いつもより早めに休ませていただきます。
みなさまも車でお出かけの際は事故等に十分お気をつけください。

よい休日お過ごしください　おやすみなさい

九州で何食った、報告キボン

どんなレスがついてるかな〜と思ったら・・・
これだけか〜！！！

日記

　さきほどは失礼しました。連休も終わり今日から再開させていただきます。
　さて、何とか無事に帰って来れました、と言いたいところなのですが、残念！こちらに
着いてからちょっとしたトラブルがありました。これは昨日のお話です。
　自分の車で家に帰る途中、高速道路のインターチェンジの脇を抜ける所が大渋滞。アリ
の行列みたいにずっと向こうまで車、車、車です。交差点も、信号は青でもその先がつか
えてしまって進めません。と、すぐ前の車が我慢しきれなかったのか発進しました。わた
しもつられて動きましたが、その車が横断歩道のあたりで止まりそうだったのですぐにブ
レーキ。交差点にはみだして、横から来る車に睨まれちゃイヤですから。
　今でも覚えています。視野の中、少しだけ見えていたバックミラー。そこに映った車の
色がいっぱいに広がったなぁ。と、その瞬間、どん！という衝撃です。そう大したもので
はなかったのですが、体が車ごと前に押し出される感覚はありました。で「やられた〜」
次いで「こんな渋滞してるとこで足止めなんて勘弁してよ」気が重くなる中「とにかく車
を脇に寄せなきゃ」交差点を渡ってすぐ先の歩道はかなり広く、そこにゆるゆると進んで
行くと後ろの車も従って来ました。横を通り過ぎる視線が気になります。
　ここで「あ〜、後ろの人と顔あわせなきゃいけないんだ」と。この時がいちばん嫌でし
た。どんな人だかわかりませんし、好んで責任とろうなんて思わないでしょうから、口論
になるともう最悪です。ただ、今でも不思議に感じてるのは、ドアを開けようとした瞬間
「わたしはtinaとして振舞わなくてはいけない」と思ったことです。なぜだか自分にそう
言い聞かせました。
　外に出ると向こうもほとんど同時に車を降りてきました。小柄な女性でわたしの母と同
い年くらいに見えましたが、いかにも不安そうな顔をしています。その人に向かって「だ
いじょうぶですか」とにっこり微笑んで話しかけることができました。やっぱりこれがよ
かったと思います。ちょっと戸惑うような表情されましたけど、警察に連絡して保険会社
に連絡して、とスムーズにことを運べました。

　そういえば警察って必ずしもその場で現場検証するわけじゃないんですね。「軽微な事
故なら渋滞してることでもありますし、このすぐ先の警察署まで来てください」と言われ
まして、そこの駐車場に車を止めて事情聴取と検分を受けました。あと、保険会社に提出
できるよう破損したとこを写真に撮ったり、お互いの住所とか名前、連絡先を交換して終
わりです。
　偉そうに書いていますが、実はこれほとんど相手の女性のかたがやってくださったこと
で、わたしは見ていただけの状態です。もちろんわたしの非は認めましたし、事故そのも
のは後味の悪いものでしたけど、それがいさかいにならずにすんだことにはほっとしまし
た。

　こうしてかなり時間をロスしてしまったものの、せっかく市内に来てるんだからついで
に車の修理を頼んでこようと、いつも点検をお願いしているディーラーさんを訪ねました。
車の点検の際は、山の上まで取りに来ていただくのに気が引けまして、いつも持ち込みに
しています。
　その整備工場は販売店と同じ敷地内にありますから、連休中も車の販売促進キャンペー
ンか何かで開いてるだろうと思ったわけです。さあ着きました。シートベルトを外して車
を乗り入れてみます。ところが、入り口はいつも通り開放されていたものの、奥はシャッ
ターが下りています。ショールームの明かりも消えています。「何だ、お休みだ。連休中
は稼ぎ時じゃないのかな。バンパーのへこんだ車を運転するの恥ずかしいのになぁ」と勝
手なこと考えながら通りに戻って、帰路につきました。
　そこは交通量が多いのでゆっくり走ります。いくらも進まないうちに、少し先にお巡り
さんが立っているのに気がつきました。道路脇で何かを眺めているようでしたが、わたし
のほうを見ると道路に歩み出し、赤い棒を胸の前で真横に掲げ「止まれ」の合図をします。
「何？」と思って止まりかけると、今度は左手で自分の胸を右上から左下へ１回２回とな
ぞります。「あ！シートベルトだ」と気づいた時にはもう遅く、わたしは取り締まりに引
っかかってしまいました。

　踏んだり蹴ったりです。ネタではなく本当の話です。最初は「すみませーん」と笑顔で
したが、さすがに派出所の中へ入るとみるみる気分が沈んで来るのを拒めませんでした。
「どこから外してましたか？」
「すぐお隣のトヨタのお店からですよ。見ていただければわかりますが、さっき車を追突
されまして整備工場さがしていたんです。でも今日は休みで、どうしようかと思ってたと
ころです」
　もっと嫌味言ってやろうかと思いましたけど、何だか同情してくれそうな顔つきと話し
ぶりでやめました。それに違反は違反ですから。その通りキップはきられたしね。指紋押
捺もやったぞ、と。なになに「告知票、免許証の内容全部書いてんのね。違反車両、違反
日時、違反場所ときて、違反行為は座席ベルト装着義務違反か。あれ、この違反には罰金
や反則金はありません、か」

　いきなり長々と失礼いたしました。旅行のお話は明日から少しずつ書いてみるつもりで
す。旅行案内みたいになりそうな気がしないでもありませんが、最後までお付き合いくだ
さい。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

運転マナーについてはさておき、このケースは100％相手の過失。
要求すれば代車もでるぜ。

旅行のこと　その1

　ゴールデンウィークに旅行した時のこと、この場をお借りしてお話してみる。でも
その前に、っと。

　213さん、５７号線沿い探してみましたがごめんなさい、わかりませんでした。阿
蘇山上から下りてきた道路が５７号線につながるところから東に5ｋｍ西に8ｋｍくら
いを大渋滞の車に混じって眺めてみましたが、この間には無かったと思います。そこ
から先はとにかく車が多すぎて気力が萎えました（笑）
　231さん、今回に限らず旅行先でグルメはあまりやりません。もちろんその土地の
郷土料理を味わうことはありますが、どちらかと言えば古い町並みを散策したり自然
を満喫するほうです。だっていくら見た目がよくておいしい料理でも、いっしょに楽
しんでくれる人がいないとかえって寂しくなってしまうでしょ？！わたしは残念なが
らほとんど一人旅ばかりなのです。
　236さん、保険会社さんからすでに連絡ありまして話し合いがつきました。明日、
車を修理に出して代車の手配をしてもらえることになっています。事故に気をつけて
くださいね、と言ったわたしがとんだお騒がせしてしまいまして申し訳ありません。

　で、最初の訪問地は山口県防府（ほうふ）市である。ここの防府天満宮を訪ねてみ
た。防府天満宮は学問の神様、菅原道真公を始め、天穂日命（あめのほひのみこと）、
武夷鳥命（たけひなどりのみこと）、野見宿禰（のみのすくね）の四柱をお祀りして
おり、延喜四年（９０４年）のご創建をもつ日本で最初の天満宮である。

つづく

日記

　今日、初めてセミの声を耳にした。毎年この時期になると、蛙と間違えそうな響きが
林の奥から聞こえてくる。実際、松の木にとまっておなかを伸び縮みさせている姿を目
にするまで、ハルゼミだとは知らず蛙だとばかり思っていた。ふもとの町なかではあま
り見かけないセミたちが、季節の移り変わりを音で演出してくれそうだ。
　自宅の庭ではライラックが濃い紫色の花を開き始め、上品で清楚な香りを漂わせ始め
た。蒸し暑さの苦手なこの木は、夏も涼しいところでないと育ちにくい。おととしくら
いからようやく気候に慣れてくれたみたいで、葉が縮んだりすることもなく花もたくさ
んつけてくれるようになった。
　今から夏のことを考えるのは気が早いけど、冬の寒さが苦手なわたしは暖かい季節の
ほうが洒落じゃないけどほっとする。凍結した道路で緊張することもないしね。夜は真
夏でも涼しいところだからエアコンもいらないし、蚊帳を吊って窓を開け放てば虫の音
色を楽しめる。町の明かりは届かないから星もきれいにまたたく。
　今までは一人で味わってきたけど、今年は日記につづって知らせてあげよう。うまく
伝えてあげられるどうかはちょっと怪しいけど。春の足音も本当はもっとたくさん書き
たいことがあったのに、すぐに通り過ぎて行ってしまう。来年書けばいいや、とも思う
けど果たしてわたしはここにいるのかな。ちょっとしんみりとした気分。
　
今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

日記

　今日、代車が届いた。見るとレンタカーである。今月はこれに縁があるのかな、
なんて乗ってみたら感じがずいぶん違っている。
　まず戸惑ったのがオートマチックのチェンジレバー。左足の横にあるはずがハン
ドルの向こう側にある。使い方教わったものの、今まで無意識にできてたのをいち
いち考えながらやるわけだから、どうにも操作がぎこちない。なかなか発進できな
くて後ろから急かされてるような気になるし、まさかとは思うけど動いてる最中に
ギアをバックに入れちゃいそうな、そんな気がしてくる。
　それから、パーキングブレーキがサイドじゃなくて足で踏むタイプ。しかも解除
するためにはもう一度踏んでください、ときた。慣れたら便利なのかもしれないけ
ど、きっと最低一度はブレーキがかかったまま走っちゃうと思う。
　もう一つ、視野がなんだか狭く感じる。ダッシュボードに奥行きがあるのと、三
角形の窓枠がフロントガラスの両脇にせり出している。ハンドルに身を乗り出すよ
うな感じで運転している。

　くるま屋さんごめんなさい。あくまでこれは今まで乗ってた車との違いによるも
ので、ダメと言ってるわけではありませんので。そうそう、シートベルトしてない
と警告灯がせわしなく点滅するのと、発信機でロックと解除をするとウインクして
くれるのと、CDの音がクリアなのはいいですね。ともかく慣れないうちは山から下
りないことにしましょうか、と。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

旅行のこと　その2

　車から降りると朝の澄んだ空気が心地良かった。駐車場のすぐそばに大きな
石の鳥居があり石畳が奥へと続いている。辺りを観察しながら歩いて行くと、
日溜りに毛づくろいをする猫の姿を見つけた。周囲からはすずめのさえずりが
聞こえてくる。どこにでもありそうな穏やかな朝の風景である。
　白壁を横目に見ながら歩くその先には長い石段があり、その両脇には一対の
楠の巨木が空を覆い隠していた。思わず目を見張るほどの大きさで、例えがお
かしいかもしれないけれど、アニメで見た「となりのトトロ」に出てくるクス
ノキを思い出した。メモを取るのを忘れそうなくらいわくわくする気分である。
　そして石段の頂からは朱塗りの楼門がわたしを見下ろしている。もっとも、
これが楼門だとわかったのは上まで登ってその先に御社殿があるのに気がつい
てからのことである。二階建てで屋根も裾のほうがはね上がった立派な形だっ
たし、木漏れ日の中からだと鮮やかさがひときわ目を惹く。
　高いところへ登る途中では大抵うしろを振り返りたくなるものである。さっ
き歩いた石畳を下のほうに見てずいぶん登ったなと感じたものの、改めて上を
見れば何だまだ先のほうが長いじゃない。ちょっと一息。両脇には石灯籠が行
儀良く並び、楠のほうからはハトのくぐもった話し声が聞こえていた。
　大石段を登りきるとその両脇にひときわ大きな石灯籠があり、さらに注連柱
と呼ばれる二本の石柱の間を抜けて境内へと出る。目の前には楼門がどっしり
と腰を下ろしていた。ちょっと周りを散策してみようかな。

つづく

日記

　ここに書き始める以前から読んで下さっているかたはご存知だと思うけど、わた
しは少しだけタバコを吸う。ベッドに入る前ちょっと庭へ出て、月明かりの下でぼ
んやり浮かんでいる庭の木々を見たり星を眺めたりしながら、ただぽ〜っと時間を
過ごしていると気が休まるのである。タバコはそのお供。
　今の時期は寒さも和らいでるし蚊もいないからゆっくりくつろげる。ガーデニン
グのアクセサリーとして買ってきたチェアーに腰を下ろして、ふわりと浮かんでは
流れる煙の向こうを何となく見ていた。こんな時、たまにだけどお客さんがやって
来ることがある。
　お気に入りの場所の左側は生垣の向こうに道路があり、わたしのいる所からは見
えないけれど少し離れて街灯がある。その光は庭に届くまでの間に弱々しくなって
しまうものの、誰か来ればその姿をほのかに浮かび上がらせてくれる。今夜は、何
だろう。いちばん奥のほう、サツキを乗り越えて入って来た。
　キツネ？！タヌキはよく見るけどこの子は初めてだね。見え隠れしながら近づい
て来る。ほっそりした体、身は低くせず頭を下げてサザンカの根元をクンクン嗅い
でいるようだ。ちっとも警戒してる様子がない。あちこち嗅ぎ回りながら少しずつ
こちらにやって来る。もう間違いないね。尖った顔に大きな三角形の耳、長くふさ
ふさしたしっぽもちらっと見えた。
　まだ気がつかない。もういよいよ目と鼻の先って距離だ。においでわからないの
かな。タバコをそっと口から離し、気づかれないようほうっと静かに息をはく。と
その時ぴたっと動きを止めた。顔がこちらに向いたとたん固まった。じ〜っと見て
る見てる。わたしもさっきから何だか動いちゃいけない気がしてお人形のふりをし
て澄ましていたのだ。

　が、間がもたなくなったのはわたしのほうだった。指にタバコをはさんだ手で
「よう！」とあいさつをした。でも向こうはびっくり仰天だ。いきなり跳び上がっ
た。よっぽど驚いたらしく、その場で１ｍは垂直跳びをした。そしてびゅんと消え
た。本当に一瞬でいなくなった。わたしも唖然としてしまったくらいである。確か
に気持ちはわかるよね。でも申し訳ないけど可笑しくてたまらなかった。
　今は当たり前のように見かけるけど、あと１０年くらい経っても変わらず遊びに
来てくれるかなぁ。開発が再開されて、人が今よりもっと増えたらわからないよね。
暮しやすくなるかわりにこの子たちが姿を見せなくなってしまったら、きっと寂し
いだろうなと思う。そうならないためには、誰かに頼るのではなくここで共に暮ら
しているわたしたちが動いてあげなくては・・・

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

　おはようございます。
　昨日はすみません。買い物から帰ってちょっとひと休み、のつもりが今まで寝て
しまってました。これから何か書いてみよう。と、その前にシャワーでも浴びてく
るか。
　洋子は立ち上がると、開けたままのドアから廊下に出た。すぐ斜め前がバスルー
ムである。電気をつけて中に入る。目の前には洗面台とワイドな鏡、そして髪の毛
ぼさぼさの彼女の姿があった。
　起き抜けはいつもこんなものなので特に気にも留めず、一回う〜んとのびをして
トレーナーに手をかける。下はチェックのカジュアルシャツ。昨晩は着替えもせず
にベッドにころがっていたわけである。
　いちばん上のボタンから順に外していく。ひとつ、ふたつ、みっ・・・ここで彼
女は、はっと視線を感じて振り返った。
　「こらぁ、のぞくな〜！！」
　バタン！

仕様もないことを書いてしまいました（笑）ではまた後ほど

ひとりごと　その６
　
　朝はみんなで手分けして机の回りの拭き掃除、それからお茶くみの仕事をする。今
では考えられないことかもしれないが、当時のわたしたちには当たり前のことだった。
リーダーの気持ちまではわからないけれど、あの人だけは疑問を抱いていたかもしれ
ない。それでも新入社員にはやはりこれはれっきとした仕事である。
　入社からの年数が浅い人ほど課から遠いところを担当する。わたしと千夏と綾ちゃ
んの新人三人組は、二階の営業課と支店長室まで毎日出張した。営業課は店頭の右奥
の階段から上がり、そこにもスペースは店頭の半分にも満たないけれどカウンターが
設けてあった。その向こうが営業課のフロア、そして法人営業課もその一角にある。
支店長室はカウンターの前を通って廊下に出て、その突き当りの左側である。もっと
もこの入り口はあまり使わない。わたしたちはいつも支店長席の後ろにあるもう一つ
のドアから出入りしていた。補足しておくと、支店長の机は二つある。一つは株価ボ
ードの見えるこのルームの奥。もう一つは壁の向こうの支店長室の中である。
　営業課の社員は全員男性である。だからというわけではないにしても、その机の上
は驚くほど雑然としていた。もちろん程度に多少の差はあるものの、目の前の本立て
からあふれた株式関係の雑誌や四季報とかファイルなどが積み上げられており、吸殻
でいっぱいの灰皿の回りは筆記具類やメモ、電卓などが散らばっていた。小物を一か
所に集め、吸殻を捨て、机の上はおなかの前のところしか空きがないからそこをくる
りくるりと拭く。それから電話機と二人で一つの割合で置かれたパソコンのほこりを
落として一丁上がりである。
　ただ、その人たちの名誉のため申し上げておくと、ちょうどわたしの入社した年の
後半くらいからパソコンを使ったデータ管理や顧客管理が本格的に進められるように
なり、支店長の掛け声もあってこの状態は急速に改善されていった。業界での生き残
りをかけた試みを色々と耳にするようにもなる。株屋がまずは文字通りの証券会社に
移行する動きが見られ始めるのである。このことはまた後日お話するつもりである。

　掃除が終わる頃にはすでに全員出社されてるのが普通で、早い人になると３０分以
上も前に自分の席に座っている。株を売り買いしてもらうのが仕事だから、新聞で情
報を仕入れたりチャートの書き込みをしたり、お客様の損益状況や持ち株の動きなど
をチェックしたりしてその日の営業に備えているのである。まだパソコンを使いこな
せていないこともあり、ほとんどが手作業だから手間が掛かる。小口のお客様ほど注
意が行き届かなくなるのはこのためである。もちろん夜遅くまで残業をしたり家に仕
事を持ち帰ってやれば、とも思えるがそこまで熱心な人はここにはいなかった。
　お茶を配る順番は決まっている。支店長から始まって役職順。同じ肩書きの場合は
法人担当の人が先。肩書きを持たない人には入社の順番にお配りしていく。湯飲みも
自分専用のを用意しているかたもあった。覚えるまでははっきり言ってややこしい。
もちろん一人で全員に配っていくわけではなくて、三人で日毎に分担するのだけれど、
最初の一週間くらいはかなり緊張した。
　今でも覚えている。二日目、じゃんけんに負けたわたしがまず管理職の人に持って
いくことになった。初日は確か先輩に連れられて自己紹介して回っただけで、それも
ばりばりに緊張した状態でそこにいる人の名前と顔を覚えるのでせいいっぱい。女子
社員には実は優しい人ばかりだったけど、その余韻もあってゆとりなんて感じない。
今考えると笑ってしまうけど、お茶くみ一つに初舞台の緊張感持ってしまうほどわた
しは初々しかった。
　視線が集まるのとお茶をこぼすのではないかという不安から、おそるおそる足を踏
み入れる。案の定、「来た来た」とか「若い子はいいね」とかいう声が聞こえる。ひ
きつった笑顔を浮かべてとにかく支店長のところを目指す。途中、法人営業の課長に
話しかけられた。「おはよう、○○出身だってね。うちも近所や。わからんことあっ
たら聞きにおいで」とかいう内容だったと思う。続いて「会社はどないや？」の質問
に「はい、やっぱりちょっと緊張します」という感じに答えたら、「ま、がんばりや！」
それでつい「ありがとうございます、あ、どうぞ」ってお茶を配ってしまった。

　「違う違う、あっちや」と言う声にそれを取り上げようとすると「ええ、ええ、置
いとけ」と支店長。あと何事か話をした覚えはあるけれど内容は忘れてしまった。い
ずれにしろ、こんな間違いくらいで目くじら立てる人なんていないのだけど、その場
から逃れるとやっとほ〜っとため息つくくらい緊張した。
　はぁ・・・。わたしにもこんな時期があったんだなぁ。何だかうそみたいだ。でも
これを書きこむ時には少しだけあの時のわたしが戻ってくる。この気持ちをいつまで
も忘れないで続けていきたいものだ。

つづく

旅行のこと　その３
　
　石段を上まで登りきって境内に出ると、そのすぐ右側に手水鉢がある。よく見かけ
る箱型のものではなくて、文字通りすり鉢状である。傍の柱に「龍梅花鉢」と書かれ
ており、なるほど背丈ほどの鉢に龍が巻きついている。ただ花に例えるなら梅よりは
ユリか朝顔のほうがいいような気がした。それぞれの花びらの先から水がちょろちょ
ろ流れ出ており、こういうのって大抵冷やっとするもんだよねと手を差しだしてみた
が、それほどでもなかった。
　この時、わたしに惹かれたのかミツバチが一匹そでの所にまとわりついて困った。
それで次のを見ましょうかとさらに右に進むとそこには梅園があった。それほど広く
はなくて、一抱えくらいの石を円形に並べ花壇のようにあつらえた中に数本ずつ植え
られている。梅は放置すると雑然とする上虫がつきやすい。こちらのは枝ぶりがすっ
きりしていて新緑もさわやかである。大切に育てられているんだな、と感じた。この
時間にも観光客と思われる熟年のカップルが訪れていて、ご主人のほうがちょっと膝
をかがめて奥様の姿を写真に収められていた。
　梅の小径園の脇に、学問の神様をお祀りするだけに二宮金次郎さんを見つけた。薪
を背負いながら本を読むおなじみの姿である。もしかしてわたしの書き物を読んで下
さっている人の中に、何らかの目標を持って勉強に打ち込んでおられるかたがいらっ
しゃるかもしれないと思ったので、その努力が実を結びますようにとお願いをしてお
いた。ちょっとおかしかったかな。今考えると本殿でお参りしておいた方がよかった
ような気もする。
　そこから楼門の右端の方に進むと、うんと見上げるほど大きな石碑が建っていた。
「扶桑菅廟最初」と彫られており、当社の創建をもって日本最古とする記念だそうで
ある。ますます観光案内っぽくなってきた。

つづく

　島本理生さんの「リトル・バイ・リトル」読み終わりました。最後はちょっとた
め息。明日からは久しぶりに漱石さんの「こころ」を傍らに置いとくつもり。阿蘇
へ旅行した時「二百十日文学碑」を見に行きまして、その時から次はこれにしよう
と考えてました。新鮮な味わいを得られそうな予感。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

旅行のこと　その4

　楼門の右側には頭をもたげて座る牛の像があった。これは以前別の場所で目にした記憶
がある。確か母の実家から車で２０分ほど走ったところにある神社の境内で、満開の梅の
花に彩られていた。そこは参道の両側が松林で、鳥居を抜けて外に出ると広い駐車場。そ
の向こうは防波堤を挟んで海が広がっている。引き潮になると遠くまで砂浜になり、小さ
い頃はよく海水浴や貝堀りに連れて行ってもらった。
　懐かしい感じのするその牛のいわれは、菅原道真公を追手から救ったとか座り込んで動
かなくなった場所を墓所にしたとか、そう聞いた覚えがある。楼門につながる回廊の白壁
と朱で縁取りされた窓の列、そして傍らの梅の新緑が一枚の絵となってわたしの記憶に加
わった。
　楼門の左側には馬の像がある。こちらは右を向いて立っているが、オスの馬だというこ
とがわかる以外いわれなどは知らない。ごめんなさい、次行こう。正面に立つと両側に人
の背丈より大きな青銅製の灯篭が、白いピラミッド型の台座からわたしを見下ろしている。
この神社の灯篭は大きなのばかりそろえているのかな、などと感心していると、大学生の
カップルだろうか、それほど派手でない服装で仲良く並んでわたしのそばを通り過ぎてい
く。
　まだ朝の８時前である。ちょっと不謹慎な想像しながら眺めていると、彼女のほうが右
側の灯篭の前に立ちにこやかに微笑む。彼氏は足早に離れて振り向くと、カメラを片手に
もう一方の手で何やら合図を送っている。彼女がわたしのほうにちょっと立つ位置をずら
したのに気がついて、あ、邪魔しちゃ悪いなとすたすた離れてあげた。写真撮ってあげま
しょうかと喉まで出てたけど、二人の中に入り込むことができなかった。話しかければき
っと喜んでくれたと思うけど。
　小さいため息がもれてしまった。二人が梅園のほうに歩いて行くのを見て、わたしは一
人っきりで楼門の短い石段を登る。向こうに意外に地味な本殿の建物が、厳かな空気に包
まれて佇んでいた。

つづく

梅が枝餅甘すぎ

日記

　一日中雨が降っていた。時には激しく時には優しく、まるでわたしに話し掛けるかの
ように窓を叩く。振り返ると、うっすらと曇ったガラスの向こうに色の抜けた車や工場
や林の木々が見える。まるでわたしの心を映し出しているかのようである。
　少しだけ気持ちが沈んでいる。仕事が忙しくて体は確かに疲れ気味だけど、以前はこ
れに充実感が伴っていた。でも今じゃ会議の席でも大きな声を出さなくなったし、むっ
とする意見を聞いても喉まで出掛かった言葉を飲み込んでいる。生半可な姿勢じゃ勤ま
らないのだ、管理職って仕事は。特に今は生き残りに必死な時期。それはわかってるつ
もりなんだけど。
　女が仕事一筋なんてやっぱりおかしいよね。もともとそんなつもりはなくて、自分の
気持ちをごまかしていただけだと思う。もっと早く気がつけばよかったと後悔している。
毎日文字を綴っていると嫌でも本音が見えてしまって苦しかった。それでも書き続けた
のは……
　明日は晴れるだろうか。すっきりした青空と暖かな日ざしが戻ってきたら、胸の奥の
わだかまりも流れて行ってくれるかも。同情を求めたり関心を惹こうなんてつもりはな
いよ。きっとこの繰り返しだと思うから。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

>>250
　そういうお菓子があるんですか？
　今回の旅行、実はメモ取りまくり。食堂や売店でもやってまして、買ったのは
かわいいマスコット人形ひとつだけ。
　書いたのめくりながら、あまりの細かさと多さにまとめるのが大変です（笑）

　　　／) 　／)
　　/ 　⌒　 ヽ　　
　 | ●_　●　 |　
　(〇 〜　 〇 |　
　/　　　　　　 |
　|　　　　 |_/　|

　お話の続きがそのままになっていますが、申し訳ありません。
　今、書くことにプレッシャーを感じています。就寝前の時間は読書に費やして、
そわそわしてくるのを待っているところです。
　必ず再開しますのでしばらくお時間ください。

日記

　空に浮かぶ月を眺めていた。庭で、お気に入りの場所からは南の方角。今夜は雲が
ないみたいで、真ん丸お月様がくっきり見える。これを書き始めてからは、たぶん３
度目の満月。
　この時考えていたのは、月ってどう表現するのかなぁ。輝くって感じじゃないなぁ。
最近の夕陽は眩しいくらいきらきらしているけれど、月は少しも眩しくない。太陽の
光を受けとめて、夜の闇に包まれぬよう優しくわたしを見つめている。子供たちがお
日様の絵に描くような線も微かに白く目に映るけど、何だか光に包まれているように
も思えてくる。
　ただ残念なことに、こちらの空には電線が数本張られており、月はその一番上に乗
っかっている。首を左右に動かすと、ころころと動いて見えるから何か変な感じであ
る。
　そう言えば子供たちの服装も表現に迷う。毎朝、住宅地の間を車で抜ける時、横断
歩道をぱらぱらっと渡って行く姿を見かける。距離は十分あるのに、こちらを気にし
てちらちら顔を向けている。小学生の体に比べて大きく見えるランドセルや手提げ袋
は、重くはないのだろうけど駆け足には大変そうだ。
　この町では小学校はどこも私服での通学である。その色はカラフルと言うほど鮮や
かではないものの文字通り色々で、模様も同じく様々である。十把一絡げに表してし
まうと、服装にお気遣いなさっているお母さんがたに悪いような気がして悩んでしま
う。
　などと考えていると、車は子供たちに近づく。誰かを待っているのか、渡り終えて
もまだそこに留まっている。ここで手をかざしておはようをしてあげると、みんな我
先にと笑顔で手を振って応えてくれるので嬉しい。もしかすると、わたしのこと覚え
てくれたのかも。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

日記

　今、旅行のお話の続きを書いているところなのですが、神社のことあまり詳しく
なくて調べるのが大変！それで今日はこれだけ。
　次の訪問地の下関まであと何日かかるやら……
　ちなみにメモに残したこと全部書こうとすると、「旅行のこと　その６０」くら
いまで行きそうです（笑）もちろん他にも書きたいことあるし、お盆休み前には終
わらせたいから何とかまとめてみます。できればそこに創作を加えて面白く読んで
いただけるようにしたいのですが、さてどうなることか、と。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

旅行のこと　その5

　開け放たれた扉の回りは木の色である。お参りをする向拝（ごはい）の両脇に立つ
丸い柱、目の高さで本殿を囲む外廊下の手摺にも彩色は無いようだ。端の方を反り上
げた銅板葺きの屋根は、空の青に緑を足したような地味な色。派手な楼門とは対照的
で、お賽銭箱や鈴が下がっていないこともあって、何だかお寺の本堂と錯覚しそうだ
った。
　向拝に立って奥を覗くと、真中辺りが蝋燭らしき灯りで照らし出されている他は、
これも神棚と言うのだろうか、その輪郭ばかりが浮かび上がっている。目に映る金色
は、きらびやかと言うよりも尊厳を与え畏敬の念を抱かせるもののように見えた。
　この本殿と後ろの楼門とは、コの字形に折れ曲がった回廊で左右から挟まれている。
ぐるりと見回すと、ちょうど正方形の空間を神社の境内に封じ込め、侵すべからざる
神聖な場所となっている雰囲気を感じる。朝の澄んだ空気の中では、なおさらわたし
の心を神妙にさせた。
　ところへ、青い上下のトレーナー姿のおじさんが、左側の「出口」をジョギングし
ながらくぐって来た。三角屋根付きの回廊は左右がぽっかり開いており、さっきわた
しもそこをくぐろうとした。でも、お手を清めて正面よりお入り下さい、というよう
な注意書きがしてあったから、わたしはそれに忠実に従ったのである。
　向拝柱のところで駆け足をやめ拝殿に目を向けて近づいて来たので、あ、お参りす
るんだ、と思って場所を譲ってあげた。小柄なそのおじさんはこちらに軽くおじぎを
して向拝に立つ。そしてわたしを気にする様子もなく深々と二拝をする。お手本のよ
うな９０度。それから、どきっとしてしまったくらい大きな音を響かせて拍手を打つ。
そして背筋をぴんと伸ばし胸の前でしっかと手を合わせて何事か念じる。最後にもう
一度拝をしてから踵を返し、ついでにわたしへもおじぎをすると、まるで当たり前の
ことのようにジョギングを再開し左側の出口から去って行った。

つづく

>>257
申し訳ありません。一つ訂正です。真中辺、
×左側の「出口」
○右側の「出口」

日記

　３時の休憩時間、いつもの場所で日記のネタ探…もとい、物思いに耽っていると、
ひばりがさえずっているのに気がついた。少し顔を上げた先に見える薄い灰色の空
から、声だけが聞こえてくる。
　それにしてもずいぶん速口なこと。ピーチクパーチクをこれ以上無理というくら
い速く繰り返すと似てるかも。唇を震わせながらならきっとそっくりだ。わたしに
は発音ちょっと難しいけど（笑）
　で、その声の主はどこにいるんだ？よく目を凝らして探してみると…いた！豆粒
よりもっと小さいくらい。遠く離れてはいても羽ばたく様子は見てとれる。まるで
ホバリングするミツバチのよう。それくらいせわしなく羽を動かしている。
　でも移動はそうでもない。見つめるわたしの両目の幅よりちょっと広い範囲で、
ゆっくりとゆっくりと円を描いている。一周すると向きを変え、さっきとは反対回
りで同じ所をなぞって行く。その繰り返しである。確か縄張りを主張してるんだっ
け。あんなに空高く舞い上がって、小さい体で遠くまで声を響かせている。
　
　お仕事、連休前に戴いた大量受注の分、明日の最終納期を待たず本日納品完了。
しかも不良品はゼロ。完璧！！正直言ってほっとしている。競争の厳しい今、一つ
の納期遅れ、一つの不良発生が怖い。最後の納品書にハンコを押した時は、達成感
もあったけどそれ以上に緊張から開放されて、急に体の力が抜けてぐったりした。
これのために新規の注文抑えていたから、今一息ついてるところ。でも直にまた忙
しくなる。今はただ束の間の休息。
　偉そうなことは言えないけれど、忙しく立ち働いて身が壊れそうな時でも、気持
ちまで急いてしまってはだめだなぁ、と実感した。羽をばたつかせるような苦しい
時でも、心の中ではちょっと一息…かな。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅（＾＾）]━―━―━―━―━―━―━―━―━―

旅行のこと　その６
　
　あっけに取られていた。でもその人の後姿を見送っているうちに、だんだん可笑し
さが込み上げてきた。神社に足を運ぶことなど滅多に無いわたしは、崇敬の念に距離
感が伴う。その上で注意書きを無視したなら不敬となるかもしれないが、あの人にと
ってここはたぶん生活の舞台の一つ。もちろん、素通りすれば問題だけど礼儀作法は
わきまえていらっしゃる。めくじら立てられることも無いんだろうなと考えた。そし
て、地元の神社で縁日を楽しんだ時の気持ちを思い出した。
　後ろの壁には一面にお習字が展示されている。必ずしも達筆とは言えない墨の行列
は、ひと目で子供のものとわかる。一枚一枚に顔があり、机があり、筆を握る幼い手
がある。がんばって書いたのもあれば、おしゃべりの傍ら出来上がったものもある。
もしかすると、練習で書いてたのをなぜか先生が気に入って持って来ちゃった、なん
てのもあるかも。そんなことを考えた。わたしと同じようにさぞかし神様も目を細め
ておられることでしょう。と、ここまで来てから大事なことを思い出した。そうそう、
早くお参り済ませなきゃ。
　作法は心得ている。が、実際やってみるとなると気恥ずかしい。目に留まる位置に
お参りの作法の書かれた札が置いてあり、それも気になってしまう。とにかくまずは
軽く一礼。次に二拝であるが、ミニスカートをはいてるわけじゃないし回りに人の気
配も無いけれど、やはり後ろが気になる。恥じらいに負けて、半分の４５度くらい。
でも二拍手は、さっきの人に劣らないくらい思い切って大きな音を響かせた。そして
胸の前できちんと手を合わせ……と、ここで困った。何をお願いするのだ？
　神様を焦らしてしまってはいけない、と汗が出るような思い。落ち着いていればい
くらでも叶えて欲しいことがあるのに、頭をよぎったのはイラク戦争のこと。それで、
この世の中が平和でありますように、と学問の神様には専門外に思えるようなお願い
をしてしまった。

つづく

日記

　蚊を顕微鏡で覗いてみた。ためらいがちに目を近づけたレンズの先に、テレビや
図鑑でおなじみの姿があった。琥珀のような質感があり、色はそれより透明度が高
くてみずみずしい。胸に突き出た毛はまるでイバラの刺のよう。フラスコの形した
まさにビードロ細工の突起もある。そして小粒のルビーをぎゅっと固めたような眼。
あ〜もうこれくらいにしておこう。
「あ、脱出した！」
　彼女が叫ぶ。見ると、気絶から覚めた蚊が身もだえしながらライトの外へと逃亡
して行く。本当に蚊だったのかな。お肌にとまってる奴よりもずいぶんひ弱そうだ
ったし、背中のとこなんかは若草色をしていた。そうだ言い忘れていたけど、今使
っていたのは目でレンズを覗き込むタイプ。
「すごかったでしょ」
　と言う種田さんのくりくりっとした瞳に、わたしは苦笑いで応える。仕事中のわ
たしに平気で声を掛けてくる人は少ない。誰からも好かれる彼女の性格をうらやま
しく思い、時には嫉妬することさえある。
「うちの子ったら、虫を何でも持って帰って来んのよ」
　蚊の話が尽きた頃、話題は子供のことに。彼女には小学校低学年の子供さん二人
と保育園に預けているお子さん一人がいる。
「まだ、虫を卒業してないんだ」
「ヨーグルトの入れ物にふたして飼っててね、針で穴あけときゃよかったんだけど、
割り箸であけたもんだから逃げ出して困った。毛虫だよ。おばあちゃんなんて、慌
てちゃってさ」
　話は続く。午後、勤務時間中のひとコマである。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

　おはようございます。昨夜から徹夜してしまいました。眠いです。ひと休み
してから書いたの貼っときます。ちょっと気を張りすぎてるかもしれませんが
読んでやってください。では、後ほど。

日記

　夜、いつもより仕事が長引いていたところへ、工場長からおにぎりの差し入れが
あった。夜勤の彼のために奥さんが持って来られたもので、これはそのお裾分けで
ある。「夜食代わりに食え」というぶっきらぼうな言葉には付録程度ながら笑みが
添えられていた。予期していなかったことで一瞬戸惑ったものの素直に「ありがと
うございます。いただきます」と笑顔を返した。
　家庭的な雰囲気を職場に醸成しようとするわたしと、組織的でしかも形式にこだ
わるやり方で厳しい競争に勝ち抜こうとする彼とは、何かと意見がぶつかった。下
らない口論を廊下に響き渡らせたこともある。「女は得だ。愛嬌振りまいときゃえ
えからな」と来たものだから、「あんた、馬鹿？」に続けて、嫌味に卑猥をおまけ
した言葉をお返しした記憶がある。セリフは内緒にしておく。
　ただ、目指すところは同じであり、お互い仕事に全力で取り組んでいることも理
解している。売上の数字や機械の稼働率、いつの間にまとめたのかわからないレポ
ートやマニュアルの類を見れば、誰もいないところで仕事してるくらいのことはわ
かる。歳も同じで、若い子から距離を置かれているわたしとも雑談なら話が合う。
周囲からどう思われているかおおよその見当は付くけれど、決して犬猿の仲などで
はないのである。
　具を入れて一つ一つラッピングされたおにぎりは、奥さんの愛情が感じられた。
彼はここのとこ夜勤に回っているのであるが、仮眠室で休んだあと昼になってもま
だ工場にこもっている。彼女の、夫を気遣う姿が目に浮かぶようだった。ひとくち
頬張る毎に、その思いが胸に伝わって来るのを感じていた。数ヶ月前までなら、た
だのお茶請けだったかもしれないけど。
　
　すみません。徹夜で書いたもの、今回は没にしました。嬉しいことがあると愛情
を文章に乗せて発散したくなるのですが……やり過ぎ。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

旅行のこと　その７

　お参りを済ませてしまうと目の前の神様には申し訳ないけど、何か変わったも
のはないかな、と気持ちはすっかりレポーターである。さっきは右（東）側を散
策したから左側の門（西門）へ足を向けると、すぐに巫女さんの姿が目に入った。
白衣に朱色の袴、長い髪を後ろで束ねたお馴染みの姿である。
　こんな朝早くからアルバイト？本殿へつながる一段高い回廊を両手に何やら捧
げて歩いて行く人、西門横の社務所の前に打水して掃き掃除を始める人、本殿の
奥にもちらりとひとり人影が見えた。談笑する様子も無く至ってまじめな態度で
ある。こんな書き方すると失礼なのではあるが、お正月などは人気が集まって募
集してもすぐいっぱいになると聞く。軽い気持ちでなら、巫女装束は一度は身に
付けてみたい衣装なのである。
　でも、もしかしたら本物かも。ちょっと声を掛けてみようとしたその時、かし
わ手を打つ音が突然響いてきた。向拝に人影は無く、目を向けたわたしはキツネ
に抓まれたような気分だった。彼女たちのことを忘れて、この向こうにもお参り
するとこあるのかな、と二,三歩下がって屋根を見上げた。棟の上は薄い雲の掛か
った空に朝の日差しが流れ込んで来るところだった。一段低い回廊のその向こう
には木々の緑が並んでいた。視線を感じて我に返るまで、わずかな時間とは言え
ぽうっとしていたことが気恥ずかしく、巫女を職業に選んだ女性たちと話をする
せっかくの機会を逸してしまった。
　音の正体は程なくわかった。神主さんが暗い所から姿を現しこちらへ近づいて
来るのが見えたのである。朝のお勤めだろうか、手に玉串を携え真剣な眼差しで
迫って来る。思わず、胸がどきっとした。後ずさってそれから横歩きで柱の影に
隠れ、顔だけそっと出して様子を伺っていた。もちろんこれは、今から何かが始
まることを直感して目の前に突っ立ってちゃいけない気がした、という方が大き
いので念のため。

つづく

　あ〜もう３時過ぎました。そろそろ限界です。最近、一行に費やす時間が長く
なってます。何とか一日に一つずつ書いていきたいのですが難しくなるかも知れ
ません。
　もし待って下さってるかたおられましたら、今後は早くお休みになって翌朝読
んで下さい。お付き合いさせてしまっちゃ大変だ（笑）それでは、

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

　　　 　∧＿∧
ﾋﾟｭ.ｰ　(　　＾＾ ） ＜これからも僕を応援して下さいね（＾＾）。
　　＝〔~∪￣￣〕
　　＝ ◎――◎ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　山崎渉

旅行のこと　その８

　予想した通り、その凛凛しいお方は明るい所へお出ましになると、手にした玉串で
朝の澄んだ空気を左右に払う。まるで回廊内から神聖な気を集めようとするかに見え
た。おそらく宮司さんなのだと思うけど、たまたま朝のお勤めに居合わせてその一部
始終を目にする事ができるのは、何だか得した気分だった。ただその一方で、反射的
に身を隠してしまったことに恥ずかしさと悔しさといったわだかまりも残った。
　顔の向く方向だけを見据えた目には、いったい何が映るのだろう。扉の奥へと踵を
返すその後姿は、次第に本殿の厳かな暗がりに包み込まれていく。神職は拝む人の真
心を神様に伝える役割を担う、と聞いた覚えがある。そんな異色で崇高な仕事をする
きっかけとはいったい何だったんだろう。今回はレポーターじゃなく旅行で来てるわ
けだからうやむやは仕方ないけれど、こうして書いてみると関心を惹くことや自分自
身の心境変化の妙が気になるものである。
　西門を抜けると左手に紅梅殿と呼ばれる売店兼無料休憩所、右手には客殿があり本
殿を一回り小さくしたような姿が見て取れる。この時間、当然お店はまだ開いていな
い。もう一方も手前の広場にたくさんのハトが首をすくめてじっとしていた。パンく
ずでも持ってれば遊んでみるところだけれど、手元はからっぽ。近づいて追いかけっ
こするのは向こうが気乗りしてくれない雰囲気である。そろそろ次へ向かうことにし
ようか。
　気持ちが次第にここから離れて行くのを感じていた。人々の思いは歴史に彩られて、
わたしが歩いた場所以外にも守り続けられている。それらを目にする事も無く、わた
しはここを去ろうとしている。明るくなった境内には新たに訪れた人たちの談笑する
姿があり、注連柱の向こうでは暖かな日差しを浴びた大楠が柔らかな風に枝を揺らし
ていた。

　石段の途中で振り返ると、朱色の楼門が何だか寂しげに見えた。たぶん、わたしの
心を映し出していたに違いない。できることならこの次は誰かと二人で訪れたい。で
も、たとえそれが叶わなくてもいつかきっと戻って来る。初めて文章にした記念の場
所だから。木漏れ日の中、ハトの話し声は止んで、代わりに下の方から石段に腰を下
ろしている人たちの笑い声が聞こえていた。車の音が楠の梢をくぐって来た。わたし
は一日が動き出しているのを感じていた。
　小さく拝礼してからわたしは石段を下る。次に訪ねる所は下関。武蔵ゆかりの地、
海峡の街、そして過ぎ去った恋の舞台。そこでわたしは何を見つけることができるの
だろうか。期待に胸をふくらませつつも、少しだけ不安。

つづく

　ここまで読んで下さってありがとうございます。わたしが参考にした防府天満宮の
ホームページ貼っておきます。興味ありましたら訪ねてみて下さい。
http://www.hofutenmangu.or.jp/index.html

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

日記

　野鳥の声は水笛を鳴らしたり口笛を吹いたりする音に似ていて、聞こえるままを文字
に置き換えるのはかなり勇気がいる。真面目に書き連ねればするほど逆に読者を蒼くさ
せてしまいそうだからである。例えばシジュウカラは、蛾なんかを捕まえると嬉しくて
たまらないのか、一際大きな声を辺りに響かせる。くちばしにそれをはさんだままだか
らいつもと違ってくぐもった声になる。サンドイッチを口に詰め込んで「びびびび」と
発音できれば似てるかも。で、それを聞きつけた仲間がやって来ると追いかけっこの始
まりとなり、見ていて楽しい。
　それとたまに聞こえてくるのがカラスの鳴き声。これは正直言ってちょっと興ざめし
てしまう。「かぁかぁ」とか「くわぁくわぁ」が多いんだけど何度か「あっほっ、あっ
ほっ」と鳴いてるのを耳にしたことがある。喉を鳴らすような感じではあるが本当にそ
う聞こえる。間違いないよ。わたしは神経を耳に集中してそれを日本語の発音に置き換
えようとしてるんだから。そよ風に揺れる桜の梢に隠されて姿はちらりとしか見えない
けれど、少し離れた電柱のてっぺんからわたしに声を掛けてくる。
「あっほっ、あっほっ」
　うんうん、間違いない。やっぱりそう聞こえる。
「あっほっ、あっほっ」
　……はっ、しまったぁ！早く職場に戻らなきゃ。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

日記

　季節外れの台風に若葉があおられる様子は、見ていて気持ちのいいものじゃ
ない。センチメンタルに過ぎた感情から来るものじゃなくて、休憩時間のくつ
ろぎの場が荒らされてがっかりだから。それにしても窓から見てると、初め手
を振ってたのがダンスに変わって終には思いきりのけぞっている。春先から伸
びたばかりの枝まで風に持ってかれそう。
　自然のまま放置された道路わきで目を楽しませてくれるお花たちも大変だ。
昨日までは、お日様をぎゅっと絞って作った絵の具をスプラッシュしたような
光景が、ず〜っと続いていた。所々、ピンクのアザミとオレンジのツツジでア
クセントが付けられていた。それらはなぎ倒されるほどヤワではなさそうだけ
ど、さすがに明日はぐったりしてるかも。
　ところで、わたしはもうさんざん書きまくってるから、少々恥ずかしい文章
晒してしまっても平気である。二ヶ月や三ヶ月で上手になるもんか、という開
き直りもある。が、昨日のは……赤面した。読みに来て下さったかた、思わず
のけぞってしまわれたのでは？！旅行の話がひと区切り付いてちょっとリラッ
クスした結果なので、どうかご容赦。
　台風一過で気分一新。すっきりした青空の下ですくすく育っていけると嬉し
いのだけれど、曇りや風雨がこれで終わりなわけがない。むしろこっちから臨
んで乗り越えて行く方がより逞しくなれそうな気がする。でも、これは応援し
てくれる人の存在があってのことで、やはり孤軍奮闘みたくなるのはキツイ。
そして、そのことが身に染みてわかるからこそ、わたしは読んで下さるかたを
励ましたくなり、これを書き続けられるのだよ、と。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

ツツジがオレンジ色か、標高の高いところに住んでるのか

植木にされたレンゲツツジだろ

ひとりごと　その７

　わたし共の会社とお取引して下さる方をわたしはお客様と呼ぶ。仕事のお手伝いを
して下さる方は協力会社さん。大切に思うならばまず呼び方から改めよ、という事で
実践している。証券会社に勤めていた頃教えられたお客様への接し方の一つである。
約２年間在籍した間にはもっとたくさんの事を教えられたはずだし、そこで身に付い
た事を今の仕事に活かしているのかも知れないけれど、そのほとんどは記憶に残って
いない。
　わたしが忘れずに済んだそのメッセージは、朝、館内放送のスピーカーから流れて
来た。勤務開始時刻になると全員自分の席に座って、まずはその音声に耳を傾けるの
である。これは毎朝行われる重役会議の実況中継で、確か株式部本部長が進行役をし
ていたような気がする。もちろん、社内向けとは言え大事な経営戦略を放送で大っぴ
らに流す訳が無く、時間も短かったし会議と言うより朝礼と言った方が近いかも知れ
ない。
　社員に毎日社長の声を聞かせ他の役員の言葉に触れさせる事で、経営者が身近な存
在になる。同時にその人柄や考え方を伝える事で会社のあるべき姿や進む方向を示し、
社員に一体感を持たせるのである。と、断定しているが、実は当時のわたしは聞こえ
て来る言葉をノートにメモするので忙しく、肝心な話の中身まではよく覚えていない。
これは今のわたしが考えた推測である。
　断片的に耳に残っている事をまとめてみると、まず社長のひと言。初めに紹介した
お客様への接し方は、ここで社長がお話されたことである。次に株式部から準大手の
ライバル会社の動き、それから役員が日替わりで何か発言する。最後に支店や個人を
営業の好成績などの理由で選んで呼び出し、その電話の音声を流す。ここで言う個人
とは一般職が対象で、肩書きのある人は除かれる。わたしのいた支店からは社長から
直々にインタビューを受ける若手が一向に生まれず、この間は少しだけ肩身の狭い思
いをさせられた。

　株式市場に接しておられる方は、以前書いた内容からわたしが勤めていた証券会社
がおわかりだと思うけど、不祥事やバブルの後遺症が元で市場からそして世の中から
退場させられた。大口顧客優遇の違法行為が明るみに出て、社長があるニュース番組
で他の役員さん共々頭を下げているのを、わたしは退職後数年経ってから目にした。
その時は恥ずかしいとか悔しいとかいう思いしか抱かなかったけれど、今は少し違っ
ている。
　致命傷はバブルの時代に本業以外の所へ力を入れ過ぎた事だけど、もし不祥事に縁
の無い真っ正直な経営を貫いたならば、バブルの最中にも他社との競争に負けてしま
っていたかも知れない。異常な顧客獲得競争はもう一方の当事者である顧客の心理状
態をも悪しくしてしまったと思う。お客様を客と呼び捨てにするなと社長は言われた。
今のネット全盛時代を予見するかのような設備投資をバブルの前から進め、顧客重視
の姿勢で当時の四大証券に次ぐ五番目の地位を目指した経営戦略は、わたしなどがす
べてを理解することなどできない。ただマスコミに報道された事だけが真実だとは認
めたくない。
　大阪で研修を受けた時、一度だけ社長にお目に掛かったことがある。温厚で優しそ
うに見えたのは創業者一族ならではの温室育ちだからかも知れないが、腹黒さとは縁
の無い言葉の響きを今でも覚えている。後ろ向きだったわたしは結局一つだけしか記
憶に残す事ができなかったけれど、１５年以上も経った今、管理職としてお客様に接
する心構えの一つとして社長の言葉を噛み締めている。業種が異なる事だけが正直言
って残念でならないが、もし今のわたしの姿を見ていただけたならきっと喜んで下さ
る、そんな気がしている。

つづく

>>272
>>273
　来てくださってありがとうございます。
　標高は３５０〜４００メートルです。山奥の雰囲気はありますが、ふもとに
すぐ下りられるのであまり高い所に住んでるという感覚はありません。
　つつじは図鑑でちょっと調べてみました。たぶんレンゲツツジだと思います。
大株に育ったのは車から見える所にはなく、植木鉢に入れて持って帰れそうなの
が雑草の少ないちょっと土の色が見えてる場所に花を咲かせてます。どれも雑木
林の入り口の日陰になった所が好きみたいですね。

草野心平はレンゲツツジの花をパンにはさんで食ってたという
植物学的にはレンゲツツジの花は、有毒らしい
いずれにしてもツツジのクセに蜜が吸えない、どうでもいいが

だから、上げるって。
ここは静かにtinaを見守るスレなんだよ。
俺も以前、何も知らずに上げて注意された。
悪意は無いから理解してね、277さん。

日記

　書き始めの頃の文章を読み返すと、真面目な警告やアドバイスだったはずなのに
拙さがそれを台無しにしてるのがわかる。女らしく見せようとしたのが、逆にぎこ
ちない変な言葉遣いになってるのもある。こりゃたぶん冷めた目で眺めてた人多か
ったはず、書きまくるだけじゃだめだなぁと実感した。
　綿矢さんのインストールを読んでショック受けた辺りから、質が少しずつだけど
良くなっているように見える。もちろんそれ以前のも下書きと書き直しはやってた
けど、誰かの書いた文章と比較する事が無かったから欠点に気付くのが遅れた。内
容が時間かけて調べたものだったから、これでぎりぎり受け入れてもらえたのかも
知れない。

　コメント下さったかた、心遣い感謝致します。見守ってあげる、なんて言われる
と年甲斐も無く照れてしまいますが、素直に嬉しく思います。レスが入るのも楽し
みですし、最近はageられてもＯＫです。だって、これだけ書き続けていればもはや
恥ずかしがっても意味無いですから（笑）できれば創作始めて間もないかたが気軽
に作品を寄せて、覚束無い足取りながらがんばってるとこお見せできるといいので
すが……。
　今日は旅行のお話の続きを書いていたのですが、ちょっと予定変更してわたしの
感想を寄せてみました。文体の違いを修正する時間がなさそうですのでこのまま行
っちゃいます。とにかく今は読書とひたすら書き続ける事だと思っています。技術
は知識として蓄える努力はしていますが、使いこなすのはまだまだ当分先のことで
しょう。タイトル通りの気持ちで続けて参りますので、これからも応援してやって
ください。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

日記

　すみません。今日の旅行のお話、一ヶ所見た順番間違えてました。地理的にお
かしくなってしまうので書き直していたのですが、間に合いませんでした。明日
読んでいただけるようがんばってみます。
　今日は株板の方でスレッド建てようとしたら規制に引っ掛かってできませんで
した。実は前回一ヶ所間違えてしまった所があって、それを修正するつもりで待
ち構えていたのです。メモ帳にもまとめましたし、いよいよ昼休み、新スレ建て
ます、のレスをつけた後になってエラー表示。焦りました。どうやらあたふたす
るとこだけは幾つになっても治らないみたいです（笑）

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

旅行のこと　その９

　助手席から眺めた関門海峡は、陽の光を映した波の向こうに緑豊かな低い山並みが見え
ていた。車の風を切る音と共にその風景はゆっくりと後ろに流れて行き、時々漁船や故郷
の海では見かけないコンテナ船が行き交った。やがてずっと先の方、山並みの途切れる所
に、二つの岬に乗っかるように架けられた橋が見えて来ると何だかワクワクして来て、前
髪がウィンドーに触れるほどに目を近づけた。だから、今でもはっきりと思い出すことが
できる。
　道路は片側二車線であるが、海岸線に沿って走る道路は防波堤で縁取りされて駐車スペ
ースは無い。運転しながら思い出に浸ろうとしても、前後にも左横にも車がいる上それが
またずいぶん飛ばしている。すぐ右側には中央分離帯のさび色のフェンスが迫っており、
きついカーブに差し掛かると擦りそうで気が抜けない。それでもちらちら目に入った景色
は思い出の通りで、懐かしいという感情が胸の内には湧いて来ていた。
　潮の香りが吹き込んで来る国道は、関門橋へ行く途中少しの間海が見えなくなる。左手
に並木が現われて来ると、それだけでは場違いな感じを隠し切れない製鉄所の建物が連な
る。それが尽きて道路の向こうに再び海が見えて来る所に、以前は確か水族館があった。
植栽の緑に隠れてしまいそうな白い小ぢんまりとした券売所はそのままであるが、人の気
配は無い。館をくぐり抜けると意外に広い敷地が広がって、幾つかの動物たちのプールが
あり、子供向けの遊園地も併設されていたような気がする。その向こうが海で、防波堤が
左右に延びていた。わたしが走って来た道路はここから緩やかに右にカーブを切った後、
その海岸線を再び目指して行くのである。

　遠くに見えていた関門橋も今ではフロントガラスの左側にあり、少しずつ大きくなって
来る所である。本州と九州のそれぞれの縁には、波しぶきの色ともぽっかり浮かぶ雲の色
とも言えそうな橋塔がそびえている。陸地から陸地へと渡された二本のケーブルは、その
橋塔のところでつまみ上げられている。きっと重くて頑丈なはずなのに、そのたわみが描
く弧の美しさだけが目を惹く。そこからすだれのように下がるワイヤーは、薄い雲のかか
った空の色に溶け込んでしまいそうである。そしてスチールを筋交いに編んで造られた橋
桁は海峡を跨いでどこまでも真っ直ぐに延びて行くように見える。人の手による構造物が、
周りの自然の色を穢すこと無く清楚な姿で存在していることに、わたしは懐かしさ以上に
心を動かされた。
　こんな事を考えられるくらい橋が上の方に迫って来ると、左手のガードレールが欄干に
変わり、防波堤から道路までのスペースを整備して作られた公園が目に入る。みもすそ川
公園と言って、壇之浦古戦場址の碑や長州砲の砲台のレプリカがある。早鞆（はやとも）
の瀬戸と呼ばれるこの辺りが海峡の最も狭まった所で、速い潮流に海の難所を実感させら
れる。壇之浦合戦の古戦場であり幕末の攘夷戦での砲台跡でもあるのでぜひ一度お立ち寄
りを、とこれではまた観光案内である。
　右側にはいつの間にか山肌が迫っており、ちょうど公園の付近へと裾が広がっている。
関門海峡どころか日本海まで展望できるこの山は、昔はのろし台があり戦時中は旧日本軍
の要塞が築かれていたことから火の山公園と呼ばれている。美しい夜景を見る事ができ下
関のデートスポットの一つでもあるその場所へ、わたしは今向かっているところである。

　ついでにもう一つご紹介しておくと、みもすそ川公園の道路を挟んで反対側には関門ト
ンネル人道入り口がある。文字通り海峡の下をくぐる人用のトンネルである。エレベータ
ーで地下に降り、歩くと１５分ほどで門司側に着く。自転車でもＯＫ。上から眺めると歩
くなどとんでもないという気がするけれど、実際歩いてみると意外に早く向こうへ着いた
印象がある。ただ、トンネルから海底が見える訳でも無く、大きな駅の連絡通路みたいな
感じで味気無いから、一人じゃ途中で引き返したくなるかも。門司側にも公園があり、散
策する傍ら、橋と海峡をさっきとは反対側から眺めてみるのも一興である。

つづく

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　(〇 〜　 〇 |　　
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日記

　ようやく今日のお仕事が終わった。いつも持ち帰ってやってる経理その他では無く、
何と人事考課表の作成である。一般職よりワンランク上に過ぎないけど、一応わたしは
管理職を拝命しているので、自動的に一次考課者になるのである。年二回ボーナス支給
月に、過去半年を顧みて課の仲間に点数を付けなければならない。評価項目は九つで、
各10点満点。それにコメントを書き加えて上に提出する。
　これに最初のペンを入れるのは評価を受ける本人自身である。もう一枚レポートが添
付されていて、そこには項目に答える形で反省と実績、今後の目標と期待される成果が
記入されている。目を通していると自然にその人の顔と仕事振りが思い起こされ、更に
は話し声までも聞こえて来る。
　差を付けたくない「中心化傾向」、全員がかわいい「寛大化傾向」、美点に引きずら
れる「ハロー効果」をわたしは目いっぱいやってしまっているかも知れない。誰かとの
比較では無く、その人が持てる力をどれだけ発揮できてどれだけ上を目指したかで評価
したいのである。ただし満点は付けない。期待と可能性を残したいからで、意地悪のつ
もりは毛頭無い。とは言え、このやり方だとベテランより新人の方が点数高いってこと
もあるわけで、それ以外にもちくちく指摘されることがあるのはわかっているから、正
直言って悩ましい。
　初めて他人の考課表を目にした時、その自己評価の低いのに驚かされたのがきっかけ。
ミスも無く真面目に仕事してるのに、人によっては１とか２すなわち「劣っている」と
書いて上司に提出していた。これは社長も目にするシロモノだから、とんでもない事だ
と思った。謙虚さの現れか、小さな会社だから自信が持てないのか、いずれにしろプロ
として仕事をやるからには自惚れに近いくらい自分を高く評価して欲しかった。お客様
に対しても失礼だ。信頼に応えるためには、持てる力を存分に出し切って良い製品を作
って差し上げなければ。おどおどしながら仕事していいモノ作れるんですか、と。

　もし精一杯やった結果としてやっぱりダメだと言うのであれば、その時は一緒に次の
仕事先を探してあげるとも言ってあげた。更には、みんなの使ってる機械をわたしも動
かせるよう勉強した。忙しい時は手伝ってあげるからと、工場に行って一種類ずつ操作
の仕方を教えてもらった。工程管理の方も担当してるから、機械の知識があった方が加
工の進捗状況や納品日の予測ができて都合が良い、という事もある。もっとも、一人で
は絶対動かさないでくれ、と厳命されてるから、せっかく覚えたのに未だに使わせても
らえないでいる。
　今度の考課表にも不審に低い自己評価をしている人は見当たらないようだ。そこへ更
に高い点数をわたしは書き加えて行く。これがわたしのやり方である。改めようとは思
ってないよ。ちゃんと実績は伴っているのだから。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

>>284
　来てくださってありがとうございます。
　こないだのドタバタがありますから、今は書き込みを遠慮しています。でも、レス
は毎日読んでいますよ。何だか損してる方が多そうでちょっと心配です。
　でも……ほんっとに損してるんですか？！もし読んでくれてましたら、ロスカット
をどこでするか決めて機械的に実行して欲しいです。
　でなきゃ、いつかアボーンするぞ、この野郎！！

旅行のこと　その10

　火の山公園の山頂には、ロープウェイで登ることができる。子供っぽい素振りを気
にも留めず、きょろきょろ辺りを見回しては顔をほころばせた。時折、思い出したよ
うにおしとやかな風をしてみせる。あどけないわたしは心の内を隠そうともしないの
である。陽射しは夏の名残を感じさせるものの、蝉の声と木々の色が季節の移り変わ
りを告げていた。
　実を言うと、今わたしが思い出しているケーブルカーからの眺めが、この公園の景
色なのかどうか定かではない。尾道の千光寺かも知れず、徳島の眉山ということもあ
り得る。頂上へと引っ張り上げられる途中、わたしは箱の中ほどに立って、扉の窓と
そこに映る山の斜面に目を向けていた。隣の窓には多分山裾の先にある景色が見えて
いるはずだけど、残念、そこにはタイトスカートをはいた少し年上のガイドさんの姿
しか無い。
　その人はきっと観光案内を聞かせて下さってるに違いないけれど、なぜか外を向い
てしゃべっている。それが普通なのかな。よくわからない。が、気になってるのは横
顔を見せてるその理由ではないのである。はっきり言おう。ヒップが魅力的なのであ
る。外の景色を霞ませてわたしの記憶に残ってるわけだから、精神共に発育不足の小
娘には、その時感じた以上のインパクトがあったのかも。もちろん、すぐ隣にそんな
ものを見せたくない人がいたからだ、という事も確かである。
　展望台へ続く道は、山の斜面に背の高さよりちょっと上くらいまでコンクリートが
貼り付けられ、土砂を防いだ年月に色が黒ずんで見える。その上からは、既に深く色
付いた木々が枝を広げてわたしを見下ろしており、反対側もガードレールの向こうは
同じ色の茂みになっている。車を止めてウィンドーを開けてみると、風は無く森閑と
して、まるで深い森の中にいるかのような雰囲気である。

つづく

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日記

　早く、お庭のお手入れをしなきゃいけない。もう、ぼうぼうだ。前よりもっとすご
いことになっている。実は以前のリフレッシュ作戦あんまりはかどらなかった。とこ
ろがそのおかげで、芝生の間からたぶんカタバミだと思うけど顔をのぞかせたお花で、
庭いちめん黄色く染まってしまった。それに目を楽しませてもらって、結局やり残し
のまま放置。気が付くと、何だこれは！
　足首の高さから膝くらいまですっくと伸びた草が穂をつけている。細い茎は周囲の
色に溶け込んで、穂だけ浮いて見える。まるでかすみが漂っているようだ。その所々
に、ヒメジョオンがしっかりと茎を伸ばしている。わたしのおなかの高さを超えてる
のもある。花壇は境目が全くわからない。植えてあるバラは根元がふさふさした緑に
隠されてしまっている。
　そう言えば、バラは今、白と淡いピンクの花をたくさんつけているけれど、遠目に
は綺麗でも目を近づけると花びらに斑が入っている。葉っぱも同じ。やばいよ、病気
じゃないか、これは。満開に近づきつつあるサツキは無事みたいだね。でもこれにも
お薬まいとかないと、葉裏に虫がついて緑色を脱色させてしまうのだ。
　家の壁面に目をやると、東側から南にかけてスイカズラを這わしてある。これも春
先から柔らかい茎を伸ばしてこんもりしてきた。今は花盛りで蜂を呼び寄せぶんぶん
とにぎやかだ。このお花の形って、蚊があっかんべーをしてる姿に見えるのはわたし
だけだろうか。これの手入れには脚立を使う。大は小を兼ねるで、ホームセンターか
らわたしの背丈より頭ひとつくらい大きいの持って来てもらった。
　いちばん上までは登れない。足をすべらして、あられもない姿で地面で唸ってる自
分を使う前から想像して、結局三段目か四段目で止まる。でも、大きいのでよかった。
小さきゃ上まで登らないといけないけど、これなら途中まで行った後しがみつけるか
ら。もっとも今では高枝切りバサミというスグレモノのおかげで、蜂さえいなければ
そう恐い思いしないで済む。

　で、二日前から会社をいったん明るいうちに出て、もうちゃんと取り掛かっている。
急な用事が入るといけないから、みんなにはもう一回見に来ると告げてある。メモを
机の上に置いといてもらえればいいし、緊急なら携帯にかかってくるはず。そこは怠
りないのである。
　家に帰ると、さあやるぞ！っていきたいとこだけど、やっぱりほら株価が気になる。
それでインターネット開いて証券会社にアクセスだ。市況と動いた銘柄、それからマ
ークしてるやつをチェックする。それが済んだら、２ｃｈを訪問する。空売りスレッ
ド読んでるんだけど、最近ネタで言ってるのかリアルなのか不明なものの、掛け合い
漫才みたいで面白いからきゃっきゃとやっている。はっ……、失言か？！同時にここ
を開いて、批評スレとか三語、描写スレを覗いた後、がんばりますの自分で書いた文
章を読む。
　ああでもないこうでもないとやってる内に時間がどんどん過ぎて行く。気付いてお
庭に出た時には、既に暗くなり始めている。山の上の住宅地だから、それなりに敷地
は広い。一頻り炎の雑草クンたちと格闘してみたものの、畳二､三枚分でもう疲れた。
日が暮れて来たからまた明日にしよう。草の穂は相変わらず霞のように漂い、薄暗い
庭にもぼんやりと浮かんで見える。バラの花は、今日も何もしてくれなかったのね、
と悲しげな目を向けている。にぎやかな羽音は止んで、そのかわりに……静寂がわた
しを見つめている。「ごめんなさい、明日は本当にちゃんとやります」

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

>>289
　思わず吹き出してしまいました（笑）
　いつも待ってくださってるんですね。ありがとうございます。
　これからもがんばります！

日記

　旅行のお話、ちっとも筆が進みません。それで今日も日記です。実は昨日も途中から
他のに変えたものだから、あんな朝に近い時間になりました。失恋の思い出をわざわざ
織り込もうとしているからで、ちょっと無謀だったみたいです（笑）やはり、お相手の
人に素敵な文字を使うのは抵抗がありますね。もう、とっとと次の街へ行きたい心境で
す。……はぁ。

　夕方、雷がごろごろ鳴っていた。停電の心配するくらい本格的なやつは今年初めてか
も。真夏のに比べると空は明るいし土砂降り雨も伴って無いのだけれど、それなりの迫
力はある。
　北西の方角から濃い色の雲が次々に押し寄せて来て、遠かった雷の音も少しずつ近づ
いて来るのがわかる。後の窓を振り返って見てたんだけど、そのうち折れ曲がった光が
工場や森の向こうの空に描かれる様になった。次いでお馴染みの響き。事務所の電気を
落としてしばらく休憩だ。
　建物入り口の自動扉を手動で開けっ放しにして、おそるおそる覗いてみた。小雨で雲
は切れ切れ、光の筋もそう都合良くは目の前に現われてくれないんだけど、音は大迫力
のサラウンドだ。ある方角で氷山でも激しくぶつかり合ったかと思うと、次の瞬間には
空全体が壊れるかってくらい響き渡る。日記のネタには持って来いだから、もっと粘っ
ていたかったんだけどぉ……上で光ったと裏の林でドッカ―ンと地響き！！わたしはきゃ
んと叫んでお部屋に逃げ込んでしまいました、と。

よい休日お過ごしください　おやすみなさい

日記

　家の南西、縁側から手を伸ばせば届く所に、グミの木を植えてある。小さい頃、母の
実家で枝もたわわに実ってるのを、つっかけ鳴らしながら取りに行って、洗ったのかな、
何だかそのまま口に入れてた記憶がある。それをわたしの庭に持って来たくて、4年く
らい前にホームセンターで苗木を買って、建物の彩りにぴったりの場所を選んで植えた。
　おととし、花は咲いたけど、子供の木は実を結べなかった。去年、背がわたしと同じ
くらいになって、たくさん咲いた花のうち１０個くらいが順番に夕焼け色に色づいて、
見てるだけでも嬉しくなった。サクランボより面長のぷにぷにした実を、枝を折らない
よう、そ〜っともいで、洗おうかとちょっと躊躇したけど、木に見られてる気がしたか
らそのまま口に放り込んだ。ちょっと渋い。でもすぐイチゴによく似た味が舌の上に広
がって、ほんのりした甘味と細長い種が１個、口の中に残った。その時のわたしの心や
仕草は、きっと子供っぽくなってたに違いないと思う。
　思い出の木は、もう１０何年も前に、家の建て替えの際にどこかへ行ってしまった。
その場所には背の高い葉色の濃い木が植えられていて、わたしが立っていた辺りは池に
なって、色のついた鯉が泳いでいる。縁側は同じ位置だけど、がたぴし言ってた格子戸
はそれぞれ重い一枚板のガラスに変わって、カーテンを開けば庭を見渡せる。専門の職
人さんの手によるものだろうか。素敵だけど、子供を遊ばせるのは、何かいたずらしちゃ
いけないと気が退けそうだ。
　わたしのお家のグミの木は、今が見頃食べ頃である。まだ、枝もたわわに、とまでは
いかないものの、去年よりも１本の枝に３､４個ずつ多い気がする。朝、出掛ける前とか、
庭の手入れのひと休みに、色の濃いのを選んで口に放り込んでいる。ひとりで味わって
ちゃもったいない気分なので、日記に書いてみた次第である。あ、その前に、手のひら
に乗せて水道の水をかけて、軽くだけどちゃんと洗っているので念のため。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

旅行のこと　その11

　ロープウェイが見晴らしの好い南側なのに比べ、自動車はその裏側の昼でも薄暗いくね
くね道を、対向車にひやりとさせられながら登って行く。自宅のある山上の住宅地へ続く
道路も、ルートによってはこんな感じで、カーブミラーのある所では自然とハンドルから
身を乗り出して、この先に車がいないかどうか食い入るように見つめた。
　このような山道で、以前、怖い思いをしたことがある。わたしの実家から西に車で2時
間くらい行った所に、連山と海とを一望できるカルストで有名な高原があり、このお話の
彼にも一度だけ連れて行ってもらった。
　道幅は広く、センターラインも引いてあった。直線道路の少し先に急な右カーブが迫っ
て来た所、前から何台もの小型バイクやスクーターが現われて、甲高い音を響かせながら
横を通り過ぎて行く。「あぶねーなぁ……」と彼は呟いて、スピードをぐっと落とし車を
左に寄せた。と、一台のスクーターが真っ直ぐこちらへ向かって来た。黒っぽいヘルメッ
ト姿がみるみる迫って来る。あっと思った時にはバイクから投げ出された人がボンネット
を転がって、ジーンズの後姿がフロントガラスに貼り付いていた。
　わたしは反射的に両手で口元を覆い目は見開いたまま、その人がすぐに起き上がるのを
見ても体は硬直したままだった。心臓が止まるかと思った。心も体も凍りついた状態で、
次に覚えているのは彼がいつの間にか外へ出て、相手のたぶん高校生くらいの男の人と話
をしているところだった。
　苦しくなったのはむしろこの時からで、凍っていた心臓が急な鼓動を打ち始めた。最悪
の事態を免れて安堵した後に来たのは、安心感では無く、恐ろしい結末になっていた事を
想像しての恐怖感だった。加えて、彼は相手の人をなじっているように見えた。回りには
数人、バイクを降りた仲間の人がいて、表情は覚えていないけれど喧嘩が起こりそうで、
時間が経つほどに不安が募っていた。

　何とか声を掛けたかったけれど、外へ出て行く事もウィンドーを開ける事もわたしには
できなかった。早く帰ろう、こっちに来て、と目で合図を送りたくて、ただじっと彼の顔
を見つめ続けていた。感じていたほどには、長い時間は経っていなかったかも知れない。
それでも、彼が運転席のドアを開け上目使いにわたしの顔を覗き込んだ時、わたしは疲れ
てうなだれていた。わたしが見つめている間、彼はとうとう一度としてわたしの方を振り
向いてはくれなかったのである。

つづく

旅行のこと　その12

　展望台まであと少し、という所まで登って来ると料金所がある。鬱蒼とした森の中に
ひっそりと佇んでおり、何とも妖しげな雰囲気なのであるが、係員さんの笑顔と制服姿
で現世に引き戻されてしまった。これはミスキャスト。むしろ、虚ろな目をしたおじい
さんの方が似合っているかも。
　ここを抜けるとすぐに立体駐車場が見えて来る。山の斜面を利用した、らせん状にな
っており、道路の両サイドが駐車スペースである。郊外型ショッピングセンターのそれ
と見紛うばかりで、少し驚かされた。なるべく頂上に近い方が歩く距離が短くて済むの
で、くるりくるりと登って行く。ただ、屋上まで行ってしまうと、お日様に暖められて
車がサウナになってしまうから、屋根が途切れるちょっと手前の所へ突っ込んでおいた。
　駐車場を抜けると道路が左右に延びており、右へ行くと麓への帰り道、左が展望台へ
と続いている。道路脇の歩道は板敷きで階段状。そこを、桜の並木やツツジの植え込み
に目を遣りながらゆっくり登って行った。公園なので派手なイベントこそ開かれないも
のの、春は桜の名所として親しまれ、ゴールデンウィークはツツジが見頃で観光客や家
族連れで賑わうそうである。
　階段を上り切った所はロータリーになっており、路線バスの乗り場がある。左手は公
園広場で、散策していると先にご紹介した樹木に心が休まる。ただ、趣を異にするのが
所々に口を開けた防空壕。広場の中、日の光に晒されているものは別として、公園の奥
まった所に掘られたものは、まるで牢屋が並んでいるように見えた。黒ずんだコンクリ
ートの奥は薄暗く、地面は苔むしている。肌に湿っぽい空気が感じられて気味が悪く、
わたしは早々に退散した。

つづく

　 　 ／) 　／)
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旅行のこと　その13

　昨日のお話を書いた後、後ろ髪を引かれる思いが残ったので、もう少し防空壕の事に
触れてみる。
　交通の要衝であり兵站基地でもあった関門地域は、明治期から国にとって重要な要塞
地帯とされていた。そのため、戦争中は激しい攻撃に晒され、１９４５年６月以降は連
日のように関門海峡への機雷投下が行われている。その総数は、日本沿岸への全投下数
の約半分にも当たる五千個と言われ、海峡とその周辺海域で約５０隻の商船が沈没、多
くの民間人が犠牲になっている。
　下関の市街地も、１９４５年、二度の大空襲を受けて焼失した。街から少し離れた所
にあるこの山の防空壕には、難を逃れて来た人たちが身を寄せ合っていたに違いない。
公園の奥まった所は、背の高い常緑の木々が空を覆い隠すように枝を伸ばし葉を茂らせ
ていた。こうして思い返してみると、この森は当時も今と変わらぬ姿で存在していて、
慈しみの目で人々を見守っていたような、そんな気がして来る。
　防空壕の入り口は確か縦１ｍ横5ｍ高さ２ｍ半くらいの竪穴で、遊歩道の脇に数か所
設けてあった。穴の長手方向の壁面に、コンクリート製の堅固な部屋が埋め込まれてい
る感じで、その奥にも出入り口が切ってあったと思う。これを目にした時、小さくなっ
てうずくまっている人たちの姿を思い描けていたなら、昨日書いたような印象は受けな
かったかも知れない。
　防空壕の森には、早朝訪れた神社の境内と同じ空気が漂っていたと思う。それを感じ
取れなかった事を、わたしは今、恥ずかしいと思っている。次に訪ねる時は、竪穴に下
りて防空壕の前に立ち、そこで亡くなられた方のために手を合わせるつもりである。

つづく

（＾O＾）／ティナが300GETだーよ（＾O＾）／

これからもタイトル通りの気持ちでがんばります！

　今まで粘っていたのですが、まとまりませんでした。ほとんどの時間、考えてる
ばっかりで、ちっとも筆が進みません。無理して、貼ってから後悔するのはいやだ
し、１日に１つは載せたいし、悩ましいところです。
　
今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい
……って、もう朝？！

蛍のこと

　蛙がヒキヒキヒキと、文字通り引っ切り無しに鳴いている。土手の下には川があり、
瀬を叩く音が左右から聞こえてくる。遠くの方からは、時折、虫の声も耳に入った。毎
年この時期になると、わたしは蛍を見に、ここへやって来るのである。
　と言っても、気が付いたのは４年前の事である。この辺りは道路に沿って田んぼが一
面ずつ並んでおり、それが切れた所からは登り坂で、道路脇は土手になっている。用水
路を兼ねた小川は車の窓から見えないので、長い事気が付かずにいた。
　その夜、買い物帰りにここを通り掛った時、フロントガラスの左上を見覚えのある光
がすっと横切った。麓に下りて町へ行く途中に、観光マップにも載っている蛍の名所が
あり、その川沿いを走る所では道路上の空にもよく見掛けるのである。わたしの家の近
くにもいるんだ、と思って、すぐ先の待避所に車を止めて上から眺めてみた。思わず、
息を飲んだ。
　そこには、無数の光が漂っていた。街灯は無く月明かりのみだから、辺りの景色は朧
にしかわからないものの、川の流れだけは蛍が教えてくれる。名所でも何でも無い、田
舎の道路脇を流れるただの小川が、神秘的なムードに包まれていた。自然が大切に守ら
れている証であり、心が洗われるような感動を覚えて、それ以来この場所を訪れるのが
６月の恒例行事となっている。
　で、今年、まだピークには早いけれど、待ち切れないので書いてしまっている。改め
て眺めてみると、結構みんな元気よく飛び回っている。もちろん、ゆらゆらと漂ってい
る事もあるのだけれど、急に流れ星のように尾を引いて、川面を飛び出て行ったりする。
高い木の上や、道路を挟んで反対側の茂みに出張してる子もいる。川向こうの田んぼの
上を、ゆっくり横切って行く姿も目に入る。

　光の明滅は膨張と収縮という感じである。徐々に強くなりピークを過ぎると徐々に弱
くなって消える。信号機の点滅信号より一拍長いくらいの周期だろうか。それもてんで
にばらばらで光っているのでは無く、１０ｍ間隔くらいでグループを作っているように
みえる。誰がリーダーになるのか知らないけれど、時には打ち上げ花火が開く姿に見え
ることさえある。でも、これは偶然っぽい。明滅のタイミングは息が合っていても、飛
んで行く方向はやっぱり元気に気の趣くままである。
　これを初めて目にした時、誰しも考えそうに思うのだけれど、捕まえて持って帰りた
くなった。近くに寄って来たのを子供っぽくも追いかけて、地面付近にとまったところ
で静かに近づき、光を目当てに両手で包み込んだ。草に付いた夜露に一瞬はっとしたも
のの、指の間からもれる光に心がときめいた。宝物を手にした気分でゆっくり立ち上が
ると、親指だけ開いて中を覗いてみた。さすがに慌てふためいている様子である。
　今夜だけだから部屋に来てね、そう言い聞かせて車に向かおうとした時、川の方から
子供の声、それに続いて多分お父さんらしい人の声も耳に入った。田んぼが切れて土手
になる所からは別の集落に続く狭い道路が分かれており、そちらからだと橋を渡って川
の向こうへ出られる。そこから川沿いの小道を歩いて行けば、川面の蛍をずっと間近で
見ることができるのである。
　声はそれっきり聞こえなくなった。車のライトも懐中電灯の光も見えない。地元の人
なのかも知れない。子供と一緒に蛍を見に来たんだ、と思った。そして後に覚えている
のは川のせせらぎだけである。ふと気が付いて、わたしは両手を開いてみた。そこにあ
ったのは小さな虫が放つ生命の灯。それは、しばらく手のひらの上をさ迷っていたけれ
ど、やがて宙に浮いた。そして、見上げるくらいまで高く昇ってから、まるで何事も無
かったかのようにゆっくりと、仲間の元へと帰って行った。
　でも、それから数日後、やっぱり我慢できなかったわたしは虫かご持参でここを訪れ、
一晩だけの約束で、３匹の蛍を連れて帰っていたりする。その虫かごには草の葉を入れ、
ミネラルウォーターも吹き付けておいた。そして、翌日にはきちんと川辺の草むらに逃
がしてあげたので、念のため。

日記

　今日も相変わらず筆が進みません。それで、早めに切り上げてこれを書いています。
短くてもいいから、１日にひとつは読んでいただけるように努力するつもりです。あ
る相場師さんのホームページをわたしは毎日のように訪問しているのですが、土日は
コメントが更新されなくてがっかりしてしまいます。それと同じような思いを、わた
しの書き物を読みに来てくださる方に抱かせたくはありませんから。
　などと、かっこいい事言っちゃってますが、さすがに眠くてたまりません。実を言
いますと、もう半分眠った状態でこれを書いています。あ〜だめだぁ。この短い文章
書くにも考えまくりです。ともかくここでストップ！！

よい休日お過ごしください　おやすみなさい

ひとりごと　その８

　静かな室内には気まずい空気が漂っていた。皆一様に顧客名簿へ視線を落とし、時折意
味も無くページをめくっていた。
　午後３時に場が引けると、それまでの慌ただしさは、潮が引くように去ってしまう。と
言って、やる事が無くなる訳ではなく、セールスレディーとしての役割は、むしろここか
らが本番となる。受身外交から積極外交へと切り替わり、わたしたちの方から働き掛けて、
お客様へ金融商品を販売して行く事になる。インターネットが普及していない当時、その
方法はダイレクトメール送付と電話外交くらいしか無い。
　前者は、週末の金曜か土曜日にみんなで手分けして作っていた。宛名書き、資料作り、
切手貼りといった役割があり、わたしは切手をぺたぺた貼ってた記憶がある。舌で舐めて
なんかいないよ。水で湿らすに決まっている。これは、お客様への印象を良くするための
涙ぐましい努力である。もっとも、そのほとんどは徒労に終わった。
　電話を掛けてみればわかるのである。見ていただけましたでしょうか、と尋ねてみても、
期待通りの返事が返って来ることは滅多に無い。株のことならNTT株の売り出し大成功が
あって、いくらか関心を持ってくれる人が増えていたけれど、わたしたちの担当は一般に
はまだまだ馴染みの薄かった投資信託である。
　名乗ったとたんに切られることもあった。怒鳴られたことも、なじられたことも、嫌味
を言われた事もある。掛けた件数に対しての比率からしたら、１割くらいだったと思うけ
れど、わたしの手を縮こませるには十分だった。でも、それは、経験によって程度に差は
あるものの、新人も先輩も関係無くみんなが感じている事である。勇気を奮い起こして受
話器に手を伸ばす。

　ようやく話を聞いてもらえたと思ったら、元本が保証されていないという一事であっさ
り断られた。ほとんどを日本の国債で運用する商品は、元本保証と言ってもいいくらい安
全なのに、そう口に出せない。株式型は確かに危なっかしいイメージはあるものの、過去
の実績は輝かしく、20％を超える利回りをキープしているものもあった。それでも強気に
なれない。商品知識に乏しいため、説明が覚束無いのと自信が持てないせいである。わた
し自身が実際に購入した経験が無い、という事も大きかったと思う。
　ところで、新入社員に与えられる顧客リストは、先輩から幾人かずつ分けてもらったも
のである。勧誘にも動いてくれない人がほとんどなのだけれど、会社からの指示で、いわ
ゆる優良顧客も数人混ざっている。拙いセールストークでも頑張れば少しは販売実績を上
げられるわけである。この事は、先輩に対しては、既存のお客様にばかり頼らず経験を活
かした新規開拓もやれ、という業務命令だったと言える。
　もっとも、新規開拓は、ベテランよりも新入社員にとって、会社から課せられた最も大
切な仕事と言って良い。親戚、知人、友人から始まって高額納税者、証券投資経験者、具
体的には言えないがお金を持っていそうな方のリスト、果ては電話帳である。いくら何で
も電話帳は無いでしょう、とかなり戸惑ったものの、毎日電話を掛けていればすぐに有望
なリストは底を尽く。お客様の少なかった最初の半年くらいは実際にやっていた。そして、
この経験が知識と度胸を養って行く。
　そんなこんなで、わたしたちは毎日電話外交をしている。でも、勤務時間終了間際とそ
れに続く残業時間帯には、たまにセールスの声が同時に止まってしまうことがある。元々、
好んでやっている人が少ない上、一日中しゃべってるといい加減億劫になって来る。もち
ろん、今から電話しようと考えているお客様の都合だとか、断られたら後が無く不安で手
が出せないとか、個々の事情が偶然重なる事もある。

　そして、沈黙。誰かの話し声が聞こえていれば受話器に手を伸ばす所、しんとしている
となかなか自分からはそれを破れない。やる気が萎えている時は尚更である。先輩も、リ
ーダーでさえもその事がわかっているようで、敢えて新人のわたしたちを促そうとはしな
かった。
「おい、何やってんだ。電話しろよ」
　課長である。語気はちっとも荒くない。穏やかなくらいである。女性ばかりの店頭営業
課に送り込まれた男性は２人。課長と係長の肩書きホルダーであるが、はっきり言って、
そろって女の園は苦手なご様子である。大抵の事はリーダーに任せて済ましているが、そ
のリーダーまで動かなくなってしまうと、しびれを切らして声を発する、そんな感じであ
る。
　ともかく、これに促されて課はまた動き出した。わたしは憂鬱なため息をついてから受
話器に手を伸ばす。「外からの電話が掛かって来ると嬉しいんだけどな。お相手してる間
は他の事しなくていいから」わたしがこんな気持ちになっていたある日の事、今でも記憶
に残っている出来事があった。特に珍しくも無い仕事上のひとコマ。でも、わたしにとっ
ては、大切な人との、忘れ得ぬ思い出につながる出会いとなった。

つづく

旅行のこと　その14

　考えてみると、火の山公園の遊歩道を一人で歩いたのは、これが初めてかも知れない。
休みの日には、いろんな所を訪ね歩いたけれど、下関は素通りだった。思い出はたくさん
眠っているはずだから、いつか宝探しに来てみるといいかも。そんなこと心の中でつぶや
いたのはいつだったろうか。誰かと談笑しながら歩くところを想像して、わたしはここを
後にしたはずだった。
　暖かい陽射しの中、バスを待つ人たちの姿が見える。カメラを手にしたり、ナップサッ
クを背負っていたり、思い思いに同じ時を過ごしている。でも、麓に着いてバスを降りれ
ば、もうそれっきりなのだろう。こんな普段は気にも掛けないようなことを意識するのは、
今という時間を惜しんでいるせいかも知れない。それも自分以外の人に対してさえ、同じ
思いを抱いて欲しいと、わたしは願って止まない。
　バス停の所から眺めてみると、眼下に関門海峡が横たわり、驚くほどたくさんの船が白
い航跡を描いて行き交っている。関門橋は少し上手の方で海をまたいでおり、時折車が日
の光を反射している。海峡の向こうは九州の山並みが広がっており、遠くの方は薄い雲に
覆われた空に溶け込んでいる。船の低いくぐもったエンジン音が途切れることなく響き続
ける傍ら、遠くの方からは鳶の声が聞こえていた。
　わたしは一人で遊歩道を歩き、一人で関門海峡を眺めていたけれど、そのことを忘れて
しまいそうなくらい旅行を満喫できたと思う。それは、人に伝えることの楽しみが後に続
いていたからに違いなく、だからこそこれまで訪れることを避けてきた場所でさえ、たず
ねてみる気になったのだと思う。そして、これを書き残しておけば、文章を通してわたし
と出会ってもらえることになる。その旅行はまだ始まったばかり。うまくお伝えできるか
どうかわからないけれど、何とか最後まで書き続けるつもりである。

つづく

旅行のこと　その15

　展望台はバス停の西側約30ｍ離れた所にあり、わたしには何だかずんぐりした燈台に
見えた。大きな円柱に乗っかった１階のフロアは、丸い形状で360度ガラス張り、建物を
貫く柱を軸にゆっくりと回転する。2階はそれより一回り大きな正方形のフロア。こちら
は動かないものの、やはり四方はガラス張りで見晴らしが良い。出入り口は２階にあり、
谷をまたいでスロープが付けられている。
　１階にあるレストランでは何度か食事をしたことがある。夕陽に照り映えて大河にも見
えた海峡や、優しい風にそよぐ公園の木々、そして防空壕の森などが窓の向こうを静かに
流れて行く。小さなテーブルを挟んで彼の姿があり、窓には公園内の景色が映し出され、
近くの梢には手が届きそうである。わたしは右手で頬杖をつき、左の指先でそっとガラス
に触れた。
　と、窓の向こうにハチがいた。突然下から飛んで来て、こつと乾いた音を立てて窓にぶ
つかり、すぐにどこかへ消えた。わたしは反射的に体を起こし手を引っ込めた。あ〜びっ
くりした。そう思った時、声が聞こえてきた。
「そばかす……」
　彼が笑顔を浮かべてじっとわたしを見つめている。
「あった方がいいな。無いと、のぺっとした感じだから、あった方がいいな」
　きょとんとしているわたしに向かってこんなことを言う。意味不明だ。第一これじゃ、
ほめられているんだか、からかわれているんだか良くわからない。無邪気に微笑んでると
ころを見ると、からかわれているのでは無さそうだ。それで、一応、苦笑いをお返しして
おいた。それにしても、もし本気で言ってるとしたらセンスの無い人。もう少し気の利い
たセリフ思いつかないものかしら。困ったものだ。

つづく

　漱石さんの「こころ」読み終わりました。お話は知っていましたから、ページを
めくるたびに情景や心の描写を味わっていました。はぁ……まねすることさえ恐れ
多くてできませんでした。例えば、幽邃って言葉、神社のお話で使いたかったので
すが、それだけ浮いてしまいそうでやめました。
　次は内田百間さんの「続百鬼園随筆」です。すでに「こころ」と平行して読んで
いました。蛙のヒキヒキヒキは目白のエキエキエキで思いついたものです（笑）
じっくり味わう傍ら、面白いところをわたしのお話にも取り入れてみたいと思って
います。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

日記

　夕方、道路脇に亀を見つけた。麓に降りる途中、川に沿って走る所があり、さんさんと
降り注ぐ日光を浴びている姿を、石の上によく見かけた。しかし、今日は路上である。一
応、国道でありそれなりに交通量はある。踏ん付けられてはたまるまいと、すぐ先の三叉
路でＵターンして亀君を救助に向かった。
　車が３台４台と横を通り過ぎて行く。不安に駆られて急いで戻ると、よかった、まだ無
事である。ガードレールの下の辺りで首を伸ばしている。子供のお弁当箱くらいな小さい
亀である。車を左に寄せ、前後を見る。他の車は見えない。今がチャンスである。迷わず
ドアを開けて外に出ると、小走りに道路を横切った。
　しゃがんで捕まえようとしたところで頭によぎった。前にも一度、田んぼ脇の路上にい
たのを助けたことがあった。鼻が曲がりそうなくらい臭かった。でも、迷ってるヒマは無
い。両手でつまみ上げる。亀は首を引っ込めている。ガードレールの向こうは葦が茂って
おり、川面までは結構距離がある。体を右にひねって力を貯めると、腕ごと飛んでけとば
かり放り投げた。亀君はゆっくり回転しつつ宙を舞う。なぜだかこの時だけスローモーシ
ョンに見えた。ぎりぎり届きそうである。そして、ぱしゃんと水が跳ねた。
　一瞬、見とれていたものの、すぐ我に返って左右を見る。何も来ないのを確かめてから
急いで車に戻り、すばやく乗り込んだ。ドアを閉めてほっとしたところへ後から車がやっ
て来た。左にウィンカーを出してやり過ごす。それからおもむろに発進である。スピード
が上がってくると、それに合わせるかのように心地よさが込み上げて来た。今日は何だか
すっごくいいことをした気分である。鼻歌をふんふん歌いながら、車を転がすわたしであ
った。
　ところで、指先に付いた臭いがなかなか取れない。お風呂に入った時、根気良く洗って、
ようやく気にならない程度になった。それと、今考えてみると、何も川面まで放り投げな
くてもよかったような気が……

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

日記

　先週、考課表に関しての面談があった。課の仲間のことはもちろん、わたしに対する
評価もなされる。管理職もまたその上司から点数を付けられるわけである。結論から言
うと、がっかりするくらい低かった。業績は認めてもらえたものの、欠点を２つ指摘さ
れた。１つは会議の席での言動。確かに、ここ二月くらいはしおらしくしているけれど、
それ以前は問題ありである。もう１つは権限委譲と役割分担ができていないと。つまり、
わたしが仕事をいくつも背負い込んでいるから、万一ダウンしてしまうと課が動かなく
なってしまうと言うのである。
　気にしている事、ずばり指摘されてしまった。さすがである。それでも、半年前なら
強硬姿勢で臨んだかも知れない。好きな仕事をばりばりこなして、お客様からも仲間か
らも信頼を得られて、数値目標クリアして、それで何でこれなのよ。やる気をそがれち
ゃいますよ！って感じで。でも、今回はおとなしく耳を傾けていたから、わたしや課の
仲間の話はすぐに終わって、それからは人事考課から離れた、いつもやってる仕事の打
ち合わせが延々と続いた。
　わたしが会社でやろうとしていることは、これまで何度かお話したような、やりがい
を感じる職場環境を作ることや、取引先とその先に待つ消費者に喜んでいただける良い
モノ作りの他にもう１つある。それは、地域への貢献である。具体的には、町のイベン
トに参加したり、住民の方との交流の場を設けたり、人の採用やインフラ整備を行った
りといった町づくりそのものである。

　競争に勝ち抜いた大企業が、株主や社員、顧客ばかりでなく、それにふさわしい社会
的な役割を損得抜きに果たそうとする、その姿勢の大切さは知っている。わたしの勤め
ているような中小企業がうかつにそのようなまねをすれば、足元すくわれて下手をすれ
ば倒産なんてことになりかねない、そのことも知っている。ただ、わたしが選んだ今の
会社は、製造業の他に福祉事業会社という側面も持っている。だから、敢えて挑戦した
いし、その姿勢が評価されれば世の中から退場させられることは無いと信じているので
ある。その真剣さは何で現すか？気概に溢れた社員とその人たちが作り出す抜群の製品
ではないのかな。
　堅苦しいお話になってしまってごめんなさい。語彙が足らないからうまく自分の考え
方を伝えられなくてもどかしい。仕事も文章もまだまだ真剣に勉強しなければ。こんな
わたしですがこれからも応援してやってください。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

　今日も夜が明けてしまいました。旅行のお話を書いていたのですが、うまくまとまりません。
　ず〜っと考えてばかりいるわけじゃなくて、詰まったら読書することにしています。小説が
読みたくなりまして、昨日から三浦綾子さんの「塩狩峠」を手元に置いてます。高校の教科
書に載ってたんじゃなかったかな。ずいぶん以前に感動を覚えた作品です。前に読んだ時
はまだ初心な高校生だったのかぁ、なんて考えますと、懐かしさと共に当時の記憶も蘇って
来て、それを今のわたしと照らし合わせてみたりして、少し切ない気持ちになったりします。

よい休日お過ごしください　おやすみなさい

旅行のこと　その16

　この日は、公園内のあちらこちらで、スケッチブックを広げた子供たちの姿を見掛けた。
そよ風に揺れる桜の新緑が、子供たちの絵を覗き込むように明るい木陰をつくっており、側
にはお父さんやお母さんの姿もあった。中には、植え込みをかき分け大きな庭石によじ登っ
ていたり、日の当たる路上に腹ばいになっていたりする子もあって、見ていて微笑ましかっ
た。たぶん、つつじ祭りのイベントか子供会の行事なのだろう。
　展望台の中も同様で、２階のベンチやテーブルは小さな絵描きさんたちがご使用中だった。
ホールの真中には売店があり、お菓子や郷土玩具が並んでいる。絵よりもこちらの方に興味
津々の子供たちも少なくない様で、わたしと一緒にハリセンボンの提灯を突っついていた子
もあった。大人はというと、チャットのできるお母さんどうしはともかく、お父さんがたは
どう見ても退屈そうである。子供に時々話し掛けるものの、自分で線を描いたり絵の具を塗
ったりする訳では無いから、しばらくするとホールの中をぐるぐる見回すか窓の景色を眺め
ている。家族サービスご苦労様と言ってあげたくなった。
　どんな絵を描いているのかな、と覗いて回ったら、ほとんどが同じ構図だったので少し意
外だった。まず、画用紙の端から端へと太い線でつり橋が描かれている。橋の上には実際よ
りもかなり大きな自動車が走っており、その下には海に浮かんでいる船があった。もちろん、
色合いやディテールは様々であるが、おおむね同じような絵が描かれつつあった。橋のイン
パクトが強いせいなのだろう。ところが、中に一人、なぜだかキリンの絵を描いている子供
を見つけた。
　不思議に思ってその子の視線の先を眺めてみると、なるほど、すぐにわかった。海峡を瀬
戸内海へと抜ける所、九州側の海沿いに港がある。そこにクレーンらしきものが海を向いて
五つばかり並んでおり、それがまさにキリンそっくりに見える。何だかほっとした気分のわ
たしであった。

つづく

　いつも読んでくださってありがとうございます。
「自分の小説を読んでくれる人っている？」というスレッド見つけたのですが、
わたしでよければ読んであげますよ。ここか、「小説かいてます」のスレッド
に書いてください。時間の許す限り感想なんかも入れてみます。的外れになって
もどうかお見逃しを。
　今、お話の続きを書いているところですが、まとまらなければ今日はこれだけ。
　では、取り敢えず、

明日がよい１日でありますように　おやすみなさい

旅行のこと　その17

　展望台の南西の角に足を運んで、ガラス越しに関門海峡を眺めてみた。本当に懐かしい
風景である。周りではしゃいでいる子供たちに負けて船の音は耳に入らないけれど、下関
の街の方まで良く見渡せる。
　海峡の向こうは九州の低い山並みが広がっている。景色の中央には関門橋があり、その
右上の辺りが湾になっている。建物の多くはそこに面した所に集まっているが、狭い場所
を有効利用するためか背の高いものが目に付く。下関側はと見ると、こちらは平地で軒の
低い街並みが広がっている。所々にある丘陵地帯や民家の屋根などを除くとコンクリート
の色で覆われており、海峡の向こうとこちらとではずいぶん対照的である。
　どちらの街からも日の光がちか、ちか、と反射して来る。橋の上は車が引っ切り無しに
通っており、そこからも間断無く光が目に入って来る。海上には、行き来する船の航跡が
いくつも描かれており、見ていて消えることが無い。こうしてすべてを視野に入れて眺め
ていると、まるで門司と下関を陣地にした合戦でも行われているかのようで、活気溢れる
街の様子が心に浮かんだ。
　駅周辺の人や車の混雑ぶり、お客さんで溢れた唐戸市場、そして学生が行き交う大学町
のことを思い出した。もう、１０年以上も時が流れているから、街は装いを変えているか
も知れない。思い出の場所はどうなっているだろうか。わたしにはもう一つだけ確かめて
みたい所があるので、これからそこを訪ねることにする。
　火の山公園を後にして、再び海峡沿いの道を走る。関門橋の下を潜っていくらも行かな
い内に、だんだん車が渋滞し始めた。海が建物や木々の影に隠れて見えなくなると、やが
て赤間神宮の水天門が道路の右側にその姿を現して来る。

　赤間神宮は、平家一門と共にこの関門の海に崩じ給うた安徳天皇をお祀りしている。陸
の龍宮と呼ばれるこの神社の神門はまさに龍宮城そっくりで、朱塗りは同じでも今朝目に
したばかりの楼門より更に一回りも二回りも大きく派手である。加えて今日は人であふれ
返っている。道路脇にはのぼりがずらりと掲げられ、その横も人が列を作っている。横断
歩道の所で交通整理の警備員さんにストップをかけられている間、わたしは唖然としてそ
の様子を眺めていた。五月二日の安徳天皇ご命日から三日間に亘って行われる先帝祭に当
たっていたためであるが、わたしは迷わず素通りする。

つづく

日記

　ＩAm A Rockって曲を知っている。高校でフォークソング部に入っていた友達が、サイ
モン＆ガーファンクルのレコードを貸してくれて、確かその中に収録されていた。いきさつ
は良く覚えていないけれど、スカボローフェアっていい曲だから聴いてご覧、と教えてもら
ったことは記憶している。
　その人の家では食堂を営んでいた。それで、遊びに行った時は表からでは無く、いつも庭
の方へ回って縁側から部屋に入っていた。ご両親に顔を合わせないで家の中へ上がり込むこ
とには、何かいけないことでもやっているようで気が引けた。後から顔を合わせてあらぬこ
とを勘ぐられるのも嫌だった。だから、そこから部屋伝いに調理場へとわざわざ歩いて行っ
て「おじゃまします」と、ひと声掛けていたものである。
　部屋の中は、楽器とオーディオセットと本箱からあふれた音楽雑誌や楽譜などでごった返
しており、女の子を誘い込むにはあまりにも殺風景過ぎた。実際、いつまでも友達関係のま
まであり、それ以上のことには至らなかったものの、全く意識していなかったわけでは無い。
地元の高校生ならではのウブなところがお互いの心の中にあって、もう一歩踏み出したいと
は思っても、ついにその勇気が出せなかったものと見える。
　曲の歌詞は目にしたことはあるけれど、意味は今回初めて知った。友情や愛情を信じたば
かりに自分が深く傷ついてしまい、それがきっかけで心を固く閉ざしてしまうようになる。
最初からそのような愚な感情に惑わされたりしなければ、きっと悲しむこともないだろう。
だからわたしはそんなものを持たない岩となり島であり続けるのだ、ということであろうか。
もちろん、その言葉の裏側には、悲しみや苦しみや諦めの気持ちを乗り越えて再び心を開い
た時、そこに友情や愛情の本当のすばらしさを見出すことができる。そんなメッセージが込
められているような気がする。

　もっと別の見方をすると、rockはグラウンドのちっぽけな石ころ、islandは大洋に浮かぶ
小さな島にも思えた。それぞれ多くのものに混ざって目立たず、気にも留められない。それ
は雑踏に紛れた人間の姿である。本人が心を開こうが開くまいが、その他大勢の人込みの中
では虚しく見過ごされてしまう。一人一人にはきっと小説に書くことができるほどのドラマ
があるはずなのに、何て寂しいことだろうか。
　高校時代には、友情や愛情を信じて傷つけられることは大事件としては無かったけれど、
その後間もなく、この曲に込められたメッセージを実感させられる体験をした。実際の痛み
や悲しみを省略して、小説などから知識だけを手に入れて済むのであればどんなにか良いだ
ろう。ただ、他人の心の痛みや悲しみを自分のことのように感じてあげられるのは、やはり、
それをくぐり抜けた人でないと難しいかも知れない。わたしはそこで必要になるのは勇気で
あって、テクニックは意識しなくても良い様に思う。該当する多くの方々が、今自分の置か
れている場所で何ができるかを考え、既に心に備わっているはずの勇気をもって臨んでいた
だけたら、と願って止まない。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

　 　 ／) 　／)
　　/ 　⌒　 ヽ　
　 | ●_　●　 |　
　(〇 〜　 〇 |　
　/　　　　　　 |
　|　　　　 |_/　|

日記

　ある方の文章読ませていただいてまず感じたことは、わたしだけに向かって放たれて
いるかのような暖かさだった。もちろん、お話の中にはそれを示唆する文字は無く、自
らの辛い思い出を悔しさのにじみ出た言葉で書き綴っているのに、である。
　理由は、その少し前にインターネットを介したものとはいえ、会話を楽しんでいたか
らだと思う。そのことが無ければ、わたしはもっと冷めた感情でその文章を読んでいた
かも知れない。多くの場合、作者の方と言葉を交わす事は無く、目にするのはモニター
や紙に綴られて行く文字だけである。思いを込める事とそれを伝える事の難しさとを改
めて教えていただいた。
　その方の高校生活は、昨日わたしが紹介させていただいた「Ｉ Am A Rock」を感じさ
せるものだった。わたしにも喜びや悲しみの大切な思い出はあるけれど、その方に比べ
れば両親や学校に守られた極ありきたりなものである。同じ３年間に、人によっては一
生忘れ得ぬ心の傷を負っているのかと考えると、わたし自身の悔いと相俟って胸が痛む。
先生や親友や恋人の励ましを振り切り自主退学を選んだ背景に、一部の心無い人たちへ
の反抗心や若さゆえのプライド、そして大切な母親への思いやりが見えて来る。
　わたしはその方への同情からこれを書いているわけではない。また、その方の思いが
わたしに向かって放たれることを期待しているわけでもない。わたしの役割は、これを
読んでくださっている方に伝える事、である。このようなメッセージがあった。「自主
退学した当時、常に世の中を斜に構えて見ていた少年も、その後、大勢の人との関わり
で 今では、真っ直ぐに、とまではいかないまでも、人を信頼したり愛したりする感情を
徐々に 取り戻しています」わたしはこのような人を心から応援する。
　そうだ、応援で思い出した。わたしは近いうちにもう一度、防府天満宮を訪れること
に決めている。あの時、二宮金次郎さんにお願いした事を、改めて本殿の神様に参拝し
てお伝えしておかなければいけない。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

>>298
>>321
　ご訪問、ありがとうございます。たぶん、毎日読んでくださっていますよね。
がんばりますよ、わたしは。ここも株板もいい人ばっかりだし。
　時々は遠慮なくコメントください。わたしもたまにはそちらへも文章のせてみ
ます。

ganbare!
tina!
moremo ganbaru!

　旅行のお話の続きを書いていたのですが、眠気には勝てず今日はこれだけ。下関も
ずいぶん長くなってます。夏のお休みまでに阿蘇山まで辿り着けるのか、そろそろ心
配になってきました。限られた時間と枚数で物語を書き上げることを意識しないとい
けないかも知れませんね。
　応援メッセージありがとうございます。焦らずに続けて行くつもりです。これから
も気軽に書き込んでいただきたいと思います。株板の「空売りのやりかたおしえろ！
６６」はわたしが建てたスレッドです。ためしに覗いて見てください。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

旅行のこと　その18

　若い頃のわたしは、新幹線で小倉まで行き、そこから普通電車で下関へ折り返していた。
新下関で乗り換えた方が近いのだけれど、駅の周辺は落ち着き過ぎて、しかも大学までは
結構歩く。それで、気が向いた時以外は遠回りを選んでいた。
　在来線の関門トンネルを潜った経験はお持ちだろうか。電車は遮音が十分でないから、
ガタンガタンが耳に響く。しかも途中には、レールにでこぼこでも付けてあるのかと思う
くらい振動する所もある。トンネルの壁が勢い良く通り過ぎて行くのを目にしながら、こ
れにヒビでも入って崩落したら海水が流れ込んで一巻の終わりかな、などと考えた。つい
でに自分の名前がニュース速報に流れるシーンと、なぜあの子が関門トンネルの中にいる
の、と取り乱す母の姿までも想像した。たぶん大丈夫に決まっているが、そんな空想を募
らせるほどのものだった、という事である。
　無事に駅に着くと、そこからバスに乗り換える。環状線が、市街地とその先の幾つもの
住宅地をぐるりと取り囲んでおり、これを約半周する。確か山の田というバス停だったと
思う。大学が近くにあるためか、道幅も広く道路脇も少しだけにぎやかになる。ブティッ
クや喫茶店も見かけたけれど、人目を惹くという感じでは無かった気がする。学生として
分相応のキャンパスライフを楽しめればそれで十分、というスタンスなのかも知れない。
　ところで、わたしは読書と平行してこれを書き進めている所であるが、どうも本の選択
には問題ありである。いずれも女性がその夫や恋人に死に別れるシーンがある。今のわた
しの心を切なさでいっぱいにしてしまうやっかいなものであり、このためにどうしても筆
がためらいがちになってしまう。はぁ……とため息をついてばかりいてはどうにもならな
い。
　今わたしがお話に書いている彼は、実はにっくき二股男である。本音を言えば、小説の
脇役に持って来て、こてんこてんにのしてやりたいところである。だから、下関は明日で
終わりにする。別れのきっかけなどに軽く触れてはおくけれど、その後のどろどろした展
開はお止めである。旅行にも関係ないしね。

つづく

>その後のどろどろした展開は

Hide it in a hiding place
Where no one ever goes.

　昨日書いた文章、二十歳前後のカップルにどろどろはそぐわないですね。おばけが
登場するシーンを連想したりしますし、訂正させてください。
　×　どろどろした展開
訂正　じめじめした展開
　じめじめと言えば、今日の午前中ににわか雨が降った。雨音に気が付いて窓の方を
振り返ったわたしは、ふと何か大事なことを忘れているように思えてならなかった。
「あ〜っ！洗濯物そとに干したまんま！」

このスレに対する感想だけは読んで下さいね。
珍しく本気で書きましたから。

日記です

　今日は予定を変更しまして、わたし個人のことに関して少しお話をさせていただきたいと思
います。と、その前にお昼休みに書いた文章の補足。
　二十歳前後のカップルと言いますのは、当時交際しておりましたわたしとお相手の男性のこ
とです。紛らわしくて申し訳ありません。わたしの短大生時代の思い出を織り込もうとしてい
たのですが、書くのが辛くなって参りました。そこで、続きはまた別の機会にお話することに
して、今回はもう止めさせていただくことにしました。
　今日、わたしの文章に関する丁寧で優しさに溢れた感想を書いてくださったかたがありまし
た。心より感謝いたします。株板に日記みたいなものをつけ始めてから４ヶ月ほどになります
が、わたしの目に映る形での長いメッセージをいただいたのはこれが初めてだと思います。
　当初の目的はわたし自身の株式投資の知識と経験とを活かして、初心者のかたにアドバイス
と警告を発することでした。証券会社をたった２年でやめてしまいましたから、そこでお客様
に対してできなかったことを、２ｃｈの掲示板をお借りしてやってみようと思い立ったもので
す。
　ところが、そこですぐに突き当たりましたのは、現実の自分と文章から受けるイメージとの
ギャップでした。わたしは気性が荒い上、飾りごとが嫌いな性格でしたから、自分の書いた文
章を後から読み返してみますと、自分を偽っているかのようで不快でした。黙っていれば良い
ものを、その気持ちをバカ正直に文章に載せてしまったものですから、一部のかたからカチン
と来るメッセージを受け取ってしまいました。身勝手にも、わたしはそのことに腹を立てて、
発作的に株板を飛び出してしまった次第です。
　創作文芸板で続けます、とは書いてみたものの、実はそれは言葉を和らげるための口実で、
本当のことを申しますと、もう止めるつもりだったのです。確か、市況を分析してコメントを
考えるだけで２時間くらい費やしていたと思います。会社から持ち帰った仕事を１０時くらい
までに片付けて、それから取り掛かるわけでして、やる気が失せればもう続けられません。

　でも、いつも日記を書いていた時間になるとそわそわして来るんですよね。スレッドに、わ
たしがいなくなったことを惜しむ意味のコメントがあったことも大きかったと思います。一週
間ほど休んだ後、もう一度やってみようと決心した時のわたしの気持ちは、文章を書くことが
好きなんだ、ということと、株板での失敗を反省してこれからは読んでくださるかたに楽しん
でいただけるものにしよう、ということでした。それは今でもわたしの心の中に息づいていま
す。
　そして、次に突き当たった壁が、わたしの文章の質が悪いということですね。はっきり言え
ば下手くそだってことです。綿矢さんのインストールのショックがわかりますでしょうか。徹
夜してその衝撃を受け続けていました。よく今まで誰からもやめろと言われなかったものだ、
と思いました。同時に、みなさんが文句一つ言わずに読み続けてくださっていたのか、と深く
感謝もいたしました。わたしが毎日書き続けておりますのはそのお礼の意味もあります。
　勉強は独学ですが、そのほとんどは「あなたの文章真面目に批評します」のコメントです。
わたしより上手な人が酷評されていまして、今に至るまでわたし自身の書き物は晒すことがで
きないでおりますが、ずいぶんとお世話になっています。ただ、今日まで良し悪しに関するメ
ッセージはみなさんが遠慮されておられますし、小説を読めば足りない点はいくらでも目に付
きますからここは否定的に考えざるを得ません。お褒めの言葉は素直に嬉しく思いますが、努
力する姿以外は、創作歴から考えて見ましても過ぎたもののように感じられます。
　わたしに気を遣ってくださる理由の一つに、インターネット上に文章の形で個人情報を流し
続けていることがあるように思われます。創作では無く実体験ですから、個人を特定されてし
まうリスクが大きいというところでしょうか。でも、はっきり申し上げてしまいますと、わた
しはもういい年したおばさんです（笑）って、あ〜あ、言ってしまった。若い人が退いちゃう
かな……将来はホームページを公開することも考えておりますから、この点に関しましてはあ
まりお気遣いする必要はありません。どうかお気軽に話しかけてください。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

　ＴＶでタイタニックを観ていました。もう、涙ぽろぽろです。
　こんな感動的なお話が書けたらなぁ……

　すみません。今日は読書にはまってしまいまして、何も書けませんでした。「塩狩峠」に
涙ぽろぽろです。ずっと続けていたら、いつかこのような胸を打つ作品が書けるようになる
のかなぁ……
　って、これじゃさっき書いたのと同じだ。

よい休日お過ごしください　おやすみなさい

　今日も相変わらずパソコンの前で固まっていました。
　書きたいシーンは浮かんでいるのですが、それが文字になりません。以前は書きたいことが
たくさんあるのに動けなくてもどかしかったのですが、今回は正直に言いますと書くこと自体が
嫌になっています。誰しも経験することなのでしょうか。
　夏のお休みには北海道に行きたいと思っています。九州から一気に列島縦断です。動機は？
もちろん塩狩峠に行ってみたくなったのです（笑）そして、これも旅行のお話にまとめたいですか
ら何とか続けなきゃいけませんね。
　とは言うもののちょっと不安。それで、申し訳ありませんが明日からわたしの書きやすい株式
市況などを復活させてください。株板でやるべきだとは思いますが、ここへの書き込みを途切れ
させたくないという気持ちがあります。ご意見などありましたら、よろしくお願いします。

明日がよい１日でありますように　おやすみなさい

　お礼カキコ。じゃ(=ﾟωﾟ)ﾉ　ってｵｲｵｲ｡

　さてさて、書くことが嫌になるというのは、もう趣味の領域を越えていますね。
お気楽で書く人にそんなプレッシャーはないですから。作家になりたいのですか？
なんて訊くのは野暮ですね。他人の文章に嫉妬したり、書くことや書いたことに
倦むのは、大抵の作家志望者にみられる症状です。私の思いすごしであったらご
容赦ください。
　文章上達にご執心のようなのでちょっと付言させてもらいますと、スタイルがま
だ定まっていないようにみうけられます。物書きにはいろいろなスタイルがありま
すよね。エッセイ、純文学、児童文学、エンタメなどなど、まず自分の書きたいもの
をしっかりと見据えることです。そうでないと文体が揺れて統一性を欠く文章になっ
てしまいます。tinaさんの場合、気分や感覚に流されて損をしている部分がありますね。
　>>302 蛍のこと、などは、少し無駄を省けば素人とは思えない筆力ですよ。立派なもの
です。
　
　まったく生意気なこと言ってすみません｡
　説教臭いレスは、亀くんよろしくぶん投げちゃってくださいまし。

　ありがとうございます。お返事は帰宅後あらためて書かせていただきます。
　昨日の、市況などを復活させてください、としたこと取り消します。
　では、後ほど。

　読んで下さってどうもありがとうございました。
　上達することに焦りは無いつもりだったのですが、やはり心のどこかに、早く結果をお
見せしたい、って気持ちがあったようです。いろいろ詰め込み過ぎて、頭の中がオーバー
ヒートしています。時計を見ますと、ここまで書くのに何と１時間半が経過しています。
　スタイルの件ですが、これは意識して一定にならないようにしていました。書いている
内容もできるだけ種類を変えていたつもりです。感情も文章に込めていましたから、日に
よって雰囲気が異なっていたと思います。わたしなりの読者サービスです。下手な人間が
読んで下さるかたを飽きさせないためにはどうすればよいか、自分なりに考えたやり方で
す。
　もちろん、そこには上達する姿が伴っていなければなりませんから、批評スレや技術ス
レをチョン食いで申し訳なかったのですが、利用させていただきました。「小説のような
モノの書き方」というホームページをここに来たばかりの時に教えていただきまして、そ
れも読みかじっています。それと、読書ですよね。読んでいる本のスタイルを、その時々
にほんのちょっとだけ真似たりもしています。
　ちなみに、蛍のお話は「冒頭にインパクトを与えること」と「青白い、美しいを禁句に
する」と自分に課して書いています。亀のお話は、時間の流れる速度を変えているつもり
です。ぶん投げてから着水までと、その前後とではスピード感が変わるようにしています。
「ゆっくり、スローモーション、そして」は意識して使った言葉です。伝わっているとよ
いのですが、なにぶん素人のやることですのですみません（笑）
　で、今書いている旅行のお話は何に悩んでいるのかと言いますと、「視点」なのです。
もしかすると、言葉が違っているかも知れませんが、お話の中のわたしが見ている場面と
作者のわたしがそのわたしを見ている場面とを書き分けようとしています。が、もうだめ
ぽと言いたくなりそうな状況です。

　ちょっと休息が必要かな。読書と勉強は続けるにしても、書くという作業はいったん止
めにしようかと思っています。やっぱり、そわそわして来ないとやばいですね。技術スレ
も、もっとじっくり読んでみたいですし。おっと、じっくり、なんて書いてるとニヤニヤ
されるかな（笑）
　ともかく、創作を止めるつもりは毛頭ありませんし、短いコメントなんかは書き込んで
みたいと思っています。どれくらいかかるかわかりませんが、長い目で見てやって下さい。
これからもよろしくお願いします。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

　ふむふむ、なるほど。よかれと思って、スタイルを変えて書いていたのですか。
　ん〜、文体の獲得には利するところがあまりないのですが、最初のうちはいろ
いろ模索するのも有りかもしれません。

>亀のお話は、時間の流れる速度を変えているつもりです。ぶん投げてから
着水までと、その前後とではスピード感が変わるようにしています。

　正直言いますと、変わってませんｗ　だって描写してないんだもん(´･ω･`)
時間の流れを司っているのは「描写」と「説明」です。そこは向こうで解説
していますんで、よ〜く読んでください。あ、描写と説明の違いがよくわから
ないなんてなしですよｗ　

　どういう人称で、どういう視点を使いたいのかがよく解らないんですけど、
メタフィクションみたいのをやりたいのかな？それだとちょっと難しいです
ね。ま、なにはともあれ、無理をなさいませんように、一歩一歩前に進みま
しょう。

　相変わらず舌足らずで申し訳ありません。
　読んで下さっているかたを意識して、毎日自分なりの工夫をしていました、という
意味です。文体の獲得を軽視しているわけではありません。
　「じっくり」の意味は、技術スレの93の内容をじっくり読んでる、とすると男の人
からにやにやされるかな、ということです。「チョン食い」は書いていただいたこと
全てを必ずしも反映できておらず、毎回何かしら欠けがあります、という意味です。
　昨日わたしが書いた文章に不愉快な思いをされたことと思います。本当に申し訳あり
ませんでした。アドバイスは感謝しております。もっと早くこのスレッドの中で、ご
意見下さい、ということをアピールすれば良かったと思います。批判されるのを恐れ
る気持ちがあってついためらってしまいました。
　疲れたら休めばよいわけで、わざわざ辛いとか眠いとか書いていたことも恥ずかし
く思っています。反省すべきところは反省して、何とか一歩一歩進んで行くつもりで
す。
　いつか仕事のお話で触れたと思いますが、今日から会社の体制が新しくなります。
もちろん、わたしの計画に沿ったものです。なぜ、昼間ここにいるのかと申しますと、
出張の準備でいったん帰宅しているところなのです。文章を書くことのすばらしさを
知ったおかげで、以前よりもずっと他人のことを思いやることができるようになりま
した。このことは確実に仕事に活かされています。ですから、わたしは文筆業をされ
ているかたや、それを目指して努力されているかたを尊敬しています。
　わたしの拙い文章のために、そういった方々が不愉快な思いをされていないかどう
か心配しています。以前書いたことの繰り返しになりますが、わたしはどんなご意見
でも謹んでお受けいたします。雑談みたいなことでももちろんＯＫです。次に戻って
来た時には、あらためてタイトル通りの気持ちでスタートさせていただきたいと思いま
す。今日まで読んで下さって、本当にありがとうございました。

あなたにとって今日がよい１日でありますように

Hang on to your hopes my friend.
That's an easy thing to say,
But if your hopes should pass away
simply pretend that you can build them again.

希望を持ち続けるのだ、友よ
口で言うのは容易い事だけど
もし君の希望が消えてしまっても
またすぐに築き上げられるようなふりをするのさ

「冬の散歩道」 ポール サイモンより抜粋

　お心づかい、大変恐縮です。不愉快な思いなどはしておりませんので、お気に
なさらないでください。もし、責めがあるとすれば、生意気にも講釈をたれてい
る私のほうです。

　やさしい人は、いつだってひとよりも傷つきやすい。ひとが傷つくと自分も傷
ついてしまうから。痛んだ心を抱きしめてどこまでも、電車はとまらない。
　吉野弘『夕焼け』の詩はとてもステキですね。
　tinaさん、あしたは美しい夕焼けを見られますように。　…おやすみなさい。

813 61 sage New! 03/02/11 02:18
きのうは来ていただいてありがとうございました。
情報交換したり、楽しくおしゃべりできる場がつくれたらなーと思っていました。
株のことは、ここで勉強させていただいたんですよ。レスには、コノヤロー！と
つけて書き込んでました。
自分がまちがった判断をしたと思ったら、即ロスカット。これができる勇気が無いなら
株やめろ。かんたんな一言ですが、わたしにとっては大切な戒めです。
なんて、すみません。ちょっとまじめくさって書きすぎたかなー。
あと767さん、わたしはネカマじゃないよ！若くもないけどね。（笑）
ではみなさん。これからも空売りがんばって儲けてくださいね！くれぐれもぜったい
無理はなさらないようにおねがいします。（生意気言ってすみません。）

　すみません。今は書くことにプレッシャーを感じています。もうしばらくお時間
ください。

待ちます。お元気で。

　344は友達の千夏のしわざです。いつ書いたやつだこれは！

　◆YgQRHAJqRA さん、ありがとうございます。
　誰かに読んでいただくからには、初心者だからなどと言い訳せず、教えてくださった
ことを形にできるよう努力するつもりです。他の生徒さん同様、これからもよろしくお願
いします。

　
　

日記です

　久しぶりに「千と千尋の神隠し」を観ました。ジブリのアニメ映画はトトロ以
来ほとんど映画館まで足を運んでいます。これは３回行ったかな。ビデオが発売
されるとすぐに購入して、もうこれで５回目くらいです。現実から離れたい、あ
こがれのような思いがあるのかも知れません。千尋って、最後は元の世界へ帰っ
てしまうけれど、もし記憶がそのまま残っているとしたらどうなるでしょう。き
っとあの場所へもう一度行ってみたくなると思います。あ〜、続編が観たいよ〜。
　読書の方は、川端康成さんの「舞姫」と井上靖さんの「しろばんば」を選んで
います。ジャンルについてはわかりませんが、どちらも以前読んだことがありま
す。これからは雰囲気の異なる２冊を同時に読み進めようと思っていまして、そ
の第１回目の試みです。描写とストーリーの勉強です、と言っちゃうと恰好付け
過ぎなのでそれは強調いたしません（笑）とにかく語彙が欲しいです。ただ、わ
たしには紋切り型かそうでないかさえわかりません。自分の表現したいことをう
まく伝えられそうであれば、敢えてありきたりの言葉を選ぶかも知れません。こ
の点、今はご容赦下さい。
　ところで、空売り野郎はどうしているのでしょう。読んで下さってる方います
かぁ。わたしも何だかんだ言いながら注文は機を見て出していますし、あっちの
スレも目は通していますから色々と気になります。ひと言だけアドバイスさせて
いただくと、どんな上昇局面でも売れる銘柄はありますよ。過去に名前の出た材
料株をチェックしていますか。わたしは先月半ばから今月初めにかけていくつか
売り建てしています。メルシャン、三協アルミ、東ソー、三井松島、鈴丹です。
そろそろ動きそうなので今週中に手仕舞い致します。人気のある強い銘柄は売っ
ちゃだめですよ。その手のやつは新高値更新のタイミングで買うものです。なん
て断定しちゃってすみません。

　久しぶりの日記はこんなもんかなぁ。いい映画や小説のように繰り返し感動を
与えられると良いのですが、今のわたしにはとても無理です。ただ、そこで止め
てしまうのでは無くて、楽しんでいただけるものを背伸びせずに書くことができ
ればな、って考えています。さて、うまく伝えられるでしょうか。あ〜、がっか
りさせてしまいそうな予感。

今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

乙！Thanks!

旅行のこと　その19

　今日、会社で社内報を読んでいたら、研修時に上司だった方の旅行記があった。既に
現役は退かれておられるものの、お客様とのパイプ役を顧問と言う肩書きで引き受けて
下さっている。創業に携わられた方のお一人で、「私は社員番号１番だよ」と目尻に皺
を寄せて教えて下さったことを覚えている。
　お話の内容は、芭蕉の「奥の細道」を辿る旅日記である。仙台に親会社の支店があり、
そこがスタート地点になっている。わたしも出張で一度だけ訪れたことがあるけれど、
仕事に追われて遂に時間が確保できず、どこも散策できなくてがっかりした。あ、がっ
かりは不謹慎かな（笑）A４の用紙２枚分のスペースに細かい字でびっしり印刷されて
おり、無関心な読者にはページを飛ばされてしまいそうである。
　旅行のお話を再開しようと考えていた日に、懐かしいお名前とその方の綴る文章に出
会えたことは、偶然とはいえ少なからず心に響くものがある。旅行を回想しつつ、訪れ
た場所ごとにずいぶん細かい解説が付されている。これは時間をかけて丁寧に調べて下
さってるな、と感じた。月２回しか発行されないから続きが待ち遠しい。もう少しお話
が進んだところで感想文を書き送って、ちょっと驚かせて差し上げたいな、と思ってい
る。

　さて、それではわたしの旅行のこと。もう、どう考えても夏のお休み前には完結致し
ません。焦っても仕様がありませんので、ここからはゆっくり進めて行くつもりです。
どうか気長にお付き合い下さい。

　で、今日はここまで。何だこれは。これじゃ日記だ。
　
今日も１日おつかれさまでした　おやすみなさい

　__∧＿∧_
　|（　　＾＾ ）|　＜寝るぽ（＾＾）
　|＼⌒⌒⌒＼
　＼ |⌒⌒⌒~|　　　　　　　　　山崎渉
　　 ~￣￣￣￣

　__∧＿∧_
　|（　　＾＾ ）|　＜寝るぽ（＾O＾）／
　|＼⌒⌒⌒＼
　＼ |⌒⌒⌒~|　　　　　　　　　容子
　　 ~￣￣￣￣

　ＨＮ変えたんですか？　ペンネーム？まさか本名じゃ(ﾟдﾟ)ｱﾜﾜ

　『千と千尋−』は私も好きです。好きですとはいうものの、映画館とＴＶの２回
しか観てないからtina（容子？）さんには負けますね。『千と千尋−』 むこうでも
ちょこっと使おうかなと考えているんです。例によって夢のないつまらん批評になる
でしょうけど。
　ところであれ、最後千尋って記憶なくなっている設定なんですか？パンフとか読ん
でないんで、細かい話のウラとかは知らないんですよね。ちょっと気になったんで。
　さて私も、もう寝るぽ( �Vω�V)

自分の生活費を削ってでも小説を書くことにしたやつもいるんだ。
しかも自費出版の実績で出版社も認めてくれるかもしれないんだ。
おまえら糞や朗・１もぐたぐたかきもしねーで
雑談ばかり素人、作家を志望するならここぐらいやれよ。

http://www.h2.dion.ne.jp/~rei/diary/y03.htm

サイトTOPはこっちだがな
http://www.d5.dion.ne.jp/~kojore/

>>356
　申し訳ありません。雑談ばかりにするつもりはないのですが、頭に描いているものが
文章にできず悩んでいるところです。何も書いていない日も、夜の２時〜３時頃まで読
書をしています。いい加減な気持ちでは臨んでおりませんので、どうかご理解ください。

旅行のこと　その20

　ずっと読んで下さっている方はたぶんお気付きだと思うけれど、わたしは今回の旅行に
自分の車を使っている。自宅から阿蘇山までの行程を細かくメモしたかったから、思い切
って長距離ドライブしてみた。ただ、下関まではやはり通い慣れた道という感じである。
新幹線を使えば実家からは楽に日帰りできたし、高速道路を彼に送り迎えしてもらったこ
ともある。車を走らせていると、そこかしこに思い出が転がっていた。
　火の山公園から海沿いの道をそのまま西へ向かって走って行けば、唐戸市場や海響館（水
族館）を左に眺めた後、下関駅前に着く。たぶんヤシの木だと思うけれど、南国風の木々に
囲まれたバスターミナルが道路沿いに見えてくると、車の左斜め前方に下関駅の文字が目に
入る。バスターミナルの向こうには、シーモール下関という山口県で最大規模のショッピン
グセンターの全景が見える。そういえばここの専門店街を、確か千夏の彼氏が来てた時ダブ
ルデートしたことがあった。が、その手の思い出話は今回は省略させていただく。
　短大生時代に通った道を辿ってみたくて、駅の裏に回ってショッピングセンターの立体駐
車場に車を止めると、わたしはバス停へと足を運んだ。大学町方面のバスに乗り込むと、い
つかお話した環状線を時計回りに約半周して目的地に到着する。久しくバスに乗ることも無
かったから、シートのにおいと床がばたつくような振動が懐かしかった。直前の交差点は山
陰の萩、津和野方面への道路が枝分かれする所でいつも混んでおり、この日も信号待ちが長
かった。バスがゆっくり右折して行くと、進行方向に見覚えのある光景が見えてくる。拡張
工事が施されたらしく、道路も歩道も以前より広々としている。停車のブザーは誰かが既に
押してあり、ピンク色のランプが点灯していた。

つづく

　__∧＿∧_
　|（　　＾＾ ）|　＜寝るぽ（＾＾）
　|＼⌒⌒⌒＼
　＼ |⌒⌒⌒~|　　　　　　　　　山崎渉
　　 ~￣￣￣￣

http://www.bb4u.ne.jp/~tei1/tadasii/index.html

参考までに。

旅行のこと　その21

　当時のわたしは、もしかするとメイドさんスタイルだったかも知れない。もちろんフリル
のカチューシャやエプロンなどを着けるわけがない。かわいらしく見せるためのわたしの好
みであって、趣味とは異なるので念のため。ワンピースにしろスカートとブラウスの組み合
わせにしろ、色はパステルカラーを白に近いくらい薄めて、袖や胸元それからフレアのスカ
ートにフリルやレース飾りの入ったものである。書いてて気恥ずかしくなってくるけれど、
わたしに言わせれば今のミニスカートの方がはるかに理解し難い。ちなみに旅行の際のわた
しは、ぴったりのジーンズにカジュアルシャツ。足元はスニーカーである。
　さて、バス停に降り立つとそこは１７年ぶりに訪れる遠距離恋愛のメインステージである。
建物が道路から後退して歩道がコンクリートレンガで綺麗に色分けされている他は、何だか
どれも見覚えがあって、年数の割にはあまり変わっていない感じである。道路は相変わらず
交通量が多く、茶色のレンガの上を歩いていると排気ガスがちょっと気になる。左側を見る
とショッピングセンターへの通路と入り口のガラス扉が目に入る。白を基調にした壁の塗装
が新しい。しばらく来なかったけれど、その間に新装開店のイベントがあったようである。
　奥さん気取りでこの道を通っていたことを思い出す。片手に食料品の詰まった買い物袋を
提げ、人目も気にせず彼と手をつないで歩いたものである。料理の腕は怪しいものだけれど、
味わってくれる人があるとなれば熱心になり、そこそこ上達もしよう。食べさせる相手が自
分だけとなれば、だんだん面倒を省くようになって、遂にはキッチンを使わなくなってしま
うからやばい。それはともかく、１７年経ったら奥さんを気取る相手さえいなかった、など
とは当時のわたしが予想だにできなかったことは確かである。

つづく

旅行のこと　その22

　当時のわたしの写真を眺めてみると、眉と髪型が今とは異なっている。目はつり上が
ってはいないけれど、目頭の所が引き締まっているからちょっときつい。それを二重ま
ぶたとまあるい眉毛で和らげている。美容師さんに整えてもらったものであるが、笑顔
とセットで効果は十分に現われている。今は眉山の角をシャープにし、わざわざ目つき
の悪さを強調している。キッと睨むとかなり怖い。
　髪はさらさらのロングヘアーにあこがれていたけれど、残念、質が硬くて量が多くて
軽いウェーブがあるから難しい。背中の真中辺りまで伸ばしていたのを後ろでまとめて、
髪留めやクリップで飾っていた。この方が見た目にかわいらしいのである。前髪は少し
カールさせて、眉にぱらぱらっと掛かっている。それを今ではばっさり切ってしまって
いる。頭を丸く包み込む感じで、前髪は自然にぱさつかせている。ボブと呼ばれるタイ
プのごく普通の髪型である。
　ショッピングセンターの中に入ってみた。やはり改装されており、何だか空気まで新
鮮に感じた。それでも所々に記憶と重なる部分がある。入って真っ直ぐ行った所にエス
カレーターの裏側が見えている。今はすっかり綺麗になって床も艶やかだけれど、以前
はここにダンボールが積まれてあった。その左側はカートが通れるだけの通路を挟んで
レジが並んでいる。彼と言葉を交わしながら支払いを済ませる自分の姿が目に浮かんだ。
　更に奥へと足を運ぶとファストフードのお店がある。何気なく覗いてみると懐かしい
メニューがあるのに驚いた。「ペアセット」と言って、単品よりひと回り小さいお好み
焼きと焼きソバが一つのお皿に並んでいるものである。よくこれを二人で注文していた
ことを思い出した。あれから十数年過ぎているというのによく残っているものである。
何だかここだけ時間の流れが止まっているようにさえ感じた。

つづく

>>355
>>360
　来て下さってありがとうございます。
　354は山崎さんもろともスルーして下さい（笑）
　下のホームページは「千と千尋」のファンサイトです。イラスト中心で、わたしのパ
ソコンの壁紙にも使ったりしています。息抜きにどうぞ。
　http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Cell/9427/
　360のホームページ、さっそく読ませていただきました。勉強させていただく傍らで
時々トップページの方の掲示板に書き込みしてみようかな、と思っています。これから
もよろしくお願いします。

旅行のこと　その23

　念のため補足しておくと、わたしは趣味で目つきを鋭くするわけでは無い。これでも正
真正銘の管理職なので、凛とした雰囲気が欲しいのである。加えてわたしは相場師という
言葉が好きで、密かにこれを気取っている。まあるい眉毛ではサマにならないのである。
人に嫌われて嬉しいわけがないけれど、無理に笑顔をつくってまで好かれたいとは思わな
い。あ〜、何だか言い訳っぽくなってきた。
　再び歩道へ戻る。相変わらず車やバスがわたしを追い越して行く。歩道からでないとわ
かりにくいけれど、途中、道路はＪＲの在来線をまたぐ。フェンスの間から眺めると、下
には三本の線路が走っている。真ん中と右側が山陽本線の上下線で、左側は単線の山陰本
線である。いずれも過去にわたしを運んでくれたことがあり、この場所を確かにくぐった
ことがある。左右をコンクリートの壁に守られてずっと向こうへと伸びて行くレールには、
列車の音がなぜだか物悲しい響きとなって残っている。本当は、楽しいこと、嬉しいこと、
幸せを感じていたことの方がたくさんあって、笑顔で振り返っていてもおかしくなかった、
と思う。わたしがほんの少しだけ違った態度をとっていたら、もっと別の形でここに辿り
着けたのかも知れない。

つづく

>>356
　他のスレッドで同じもの見つけたのですが、まさか「コピペ」じゃないですよね。

律儀にレス返しているのを見て、言おう言おうと思っていたんですけど、
それ誰かがコピペした物ですよ。確か火曜日だったと思います。
確か三カ所並んでいました。
だから全然気にする必要は無いので、あまり無理をしない様に……。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｂｙ元100

>>366
　ありがとうございます。
　書いてあることは決して不愉快には思っていません。激励だと受け取っていましたから。
　あ〜あ、できればオリジナルが良かったなぁ。ちょっとがっかり。

日記

　「お見合いをするハメになった」そう言ってため息ついてる人がいる。話が持ち上がるの
は毎年の恒例行事みたいなもので、それ自体はなんてこと無いのだけれど、親ともめるのが
憂鬱なのだそうである。「顔を見に行きたいけど、いい？お父さんもいっしょに行くから」
と電話が来て、喜んでいたらこれだったと。その人の父親、いまだに家に来てくれたことが
無いらしい。「家を建てた理由を誤解されて、６年経ってもまだ戦争中。だから、来てくれ
るって聞いた時は嬉しかったのに」と残念がっていた。
　当初は週末の３連休の予定だったけれど、両親に男が１人余分にくっついて来ると聞いて、
「はあ？！」その時の母親の言葉にもがっかりさせられている。「その方はね、40を越えて
るけど自分で家は建ててるし、結婚後は家にいてくれればいい、仕事はしてくれなくてもい
いと言ってくれてるんだよ」あ〜、これまでにどれだけ話をしたことか。それなのに全然わ
かってもらえていない。心の中でこう答えたそうである。（あのね、お母さん。わたしの家
もわたしが自分で建てた家だよ。それから、わたしは仕事が大好きでとてもやりがいを感じ
ているの。生きがいさえ感じる。仕事の延長線上に一生かけて叶えたい夢があるんだから。
だから！やめてどうすんのよ！！）
　他人のもめごとをネタにして、その内容を細かく書くのはやめておく。それにしても、お
見合いってあんまり好いイメージは無いなあ。セックスの相手を他人に見繕ってもらうみた
いで嫌だ。もちろん人によって考え方は違うだろうし、それを否定するつもりは全く無いよ。
ちなみにわたしは過去２回お見合いをして、２回ともだめだった。その理由は推して知るべ
し（笑）

　その人も乗り気にならなかったけれど、母親の気持ちもわかるから、できるだけやんわり
断ろうとしたそうである。でも「歳がちょっと気になるなあ」とか言った瞬間、電話から聞
こえてくる母親の声が変わった。「あんたこそ今幾つだと思ってんの！親が心配してやって
んのがわかんないの？！」この言葉にその人もキレた。「×××××！×××××！」でも、
口論の末、涙声になった母親に申し訳なく、「８月２日そっちに帰ります」そう答えたそう
である。

よい休日お過ごしください　おやすみなさい

　一生を懸けて叶えたい夢がある、それだけで素晴らしい事じゃありませんか。どれだけ
の人間が自信を持ってその言葉を言い切れるでしょう。そうした想いは、例え時間が掛か
っても必ずご両親に伝わると思います。と、そのお友達に伝えてあげると良いと思います。
　何か変な文章の上に生意気で、すみません。と、補足しておいて下さい。

日記……かな？
　
　今日、わたしのお相手となる人が訪ねて来た。予定をドタキャンする形になっていたから、
わたしのことが気になればもしかするとここに来るんじゃないかな、って予想はしていた。が、
あくまで予想はそれなりのものである。だから、その人が目の前に現われた時、お見かけしな
い顔だったから、最近引っ越して来られた方が挨拶しているのかと思った。
　実際、庭に出ていると、犬を散歩させている人から声を掛けられたり、ご近所の方から野菜
とか果物をいただくことがある。生垣を挟んでお話が始まると、なかなか開放してもらえなく
て困ってしまうこともある。都会とは異なって、近所付き合いは自然であまり肩が凝らないも
のなのである。
　その時わたしは庭のお手入れをしていた。何時だか草ぼうぼうのお話を日記に書いたことが
あったけれど、何とまだ終わっていなかったのである。梅雨時に会社を定時でいったん抜けて
１時間ばかりしかできないわけだから、広いお庭はなかなかすっきりとはならない。休みの日
に一気に進めておかないと何時まで経っても終わらないのである。
　山の上は真夏でも朝晩は涼しい。朝食もそこそこに、蚊の防御用にだぶだぶのトレーナーを
上下に身に着け、首にもタオルを巻き付ける。手には軍手、足元は履き古したスニーカーであ
る。顔はもちろんノーメイクに決まっている。誰が見てもガーデ二ングおばさんというスタイ
ルで、全くの無防備状態と言ってよい。よりによってこんな恰好で初対面の挨拶をする羽目に
なってしまった。
　たぶん９時を少し回ったくらいだったと思う。まさかこんな時間に来られるとも考えていな
かった。
（両親と連れ立って来ようというくらいだから、母の実家の近くに住んでいる方かな。それな
らここまでは高速道路を使っても７時間は掛かるから、訪ねて来るとしても午後だろうな）
　と読んでいた。

　普通なら挨拶を済ませるとゆっくり通り過ぎて行くところ、その人は道路に立ち止まったま
までいる。わたしとの間にはカーポートとその屋根の下に留めた車がある。カーポートのコン
クリートが切れた所からは、境界線に沿って生垣を作ってあり、わたしはその生垣と花壇との
間に立っている。生垣の向こうはお隣の敷地との間が狭い歩道になっており、人が２人並んで
歩けるくらいの幅がある。その人が、近づいて来た。
「梅雨時は雑草がすくすく育っちゃって参ります」
　とタオルを首に巻いたまま笑顔を見せると、
「容子さん……ですよね？!」
　生垣の向こうから、こう尋ねられた。はっとした。言葉の意味はすぐにわかった。不意打ち
である。容貌も予想とちょっと違い過ぎ、戸惑ったわたしは返事だけは何とか返したものの、
後の言葉が続かなかった。

残りは明日

よい休日お過ごしください　おやすみなさい

　ちょっとわかりにくいので補足。生垣の高さはご近所の人たちとおしゃべりができるよう、おなかの
ところまでしかありません。
>>370
　ありがとうございます。事態が思いがけず急展開してしまいました。でも、夜も眠れないほど悩む
日々がやって来そうです。

日記

　一日経って昨日よりは熱が冷めて来ると、何だかやっぱりだめぽな気分。日毎にころころ
気持ちが変わって、仕様が無いですね。
　今日はこれだけ。

明日がよい１日でありますように　おやすみなさい

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　　　　※ ☆ ※ ※☆　　　.☆※ ※.☆ ※　　　　 * 　* 　 +　　*　 *
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>>375
（＾O＾）／ありがとー!ティナはうれしいよ（＾O＾）／

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　　|ヽ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:＼ |:::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　|:::::::ヽ:::::ﾍ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |:::::::::::::::::ヽ:::::',
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　　　　　　　　　　　／　　　　　　　 ｀ヽ､; ::::::::{ ・　}::::::::::::::'､
　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　 ＼:::｀ ‐´:::::::::::::;r:!,
　　　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　､＼:::::::::::::／ 　 ヽ
　　　　　　　　　l　　　　　　　　　　　＿ 　　 ヽ ヽ:::::/　 ,,;;;,,　;'l,
　　　　　　 　 　|　　　　　　　　　　　　 ￣_, =-‐'"￣|;''';;, ';'|
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　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　 _ノ:::::::::::::::::::::::::::::| ｀ _ノ　　 　 |
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　　　　　　　　　　　　　　 ｀ｰ- ､＿::::::ヽ:＿:;;::-ｲ- '"
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀'' ``" ﾞ

>>377
http://www5d.biglobe.ne.jp/~totoro-m/kasi/yasasisani.htm

夏になると夏房がいっぱいね〜
ほーあほーあ
（＾o＾）が補導しますよ　ごりゃー

　i:::::i::::|''＼`､＼::＼_;;;;;;;;＼:::`;:::::::i;:::::::`'''''｢､::::',
　|:::::|::::|.　 ヽ;＼''"＼`ヾ､;|_＼::ﾄ､::|;::::::;:-､:! 'i::::',
　i::::::';:::|,r''''　`ヾ＼ 　 ｒ''i;;;;;;`ヾ､ ';| '､/ ,.　!　|:::::!
　.|::;::::'､|. r'i;;ヽ,　　　 　 .r';;;;;;;;;;! i　　 ! iｿ,ﾉ　.!:::::i
　 i;::';:::::'､.| 'q;;;ヽ.　 　 　 '､;;;o;ﾘ '　　　,.ｨ.　　 !:::::|
　　!:/､::::'､'､ヾ;;;ﾘ ,　　　　 ''"ﾞ　　　　 ,ﾘ'　 　 |::::::!
　　"　 ＼!､`　''" ヽ　　　　　　　　　　 ! 　 　 |::::::i　夏房……
　　　　　 |::'､　　　　-‐''フ　　　 ,　　　 i　　　 |:::::::!
　　 　 　 |:::::`i''-､､,_ .`"　　.,.r'"　　　　',　　　|:::::::|

　ロシア版カチューシャ君、現るか……。
「不可解なもの、それは人間である」って、トルストイ「復活」のファンなので
あろうか（笑）
　　
　　

　ここは（＾O＾）／まんちーずで書き込みしても叱られないんですね。
　板によってはすぐに、氏ね、くんなとか言われて、恥ずかしいAA貼られて荒れるんですけど。
　も少しいてみようかな。
>>381
　？？わたしは読んだことありません。コテも単に気取ってるだけです。
　

>>382
　Катюшаはロシア語の綴りでしょう？語源はトルストイの「復活」らしいですよ。
　
　>も少しいてみようかな。
　tinaさんが日記をお休みしている間は、なごみ系に限り貼って良いのでは。
　そもそも漏れも貼ってるし。
　個人的にも、癒し系、なごみ系をｷﾎﾞﾝﾇ！

　　ﾟ　　o　　　.　　。　　　.　　.　　　,　　.　,　ｏ　。ﾟ.　,ﾟ　。　＋　。　。,ﾟ.。
　ﾟ　,　　　,　。　.　　　＋　　ﾟ　　　。　　。ﾟ　.　ﾟ。,　☆　*　。ﾟ.　o.ﾟ　　。　.　。
。　.　　．。　　　　o　　　．.　。　ﾟ　 ﾟ　,　。.　o　。*　。　.　o．　。　．　.
　　　　　　　　。　　　.　　　。　　．　.ﾟo　。　*．　。　．.　☆　.　＋.　.　　.
　。　.　　．　.　　　.　　　．　　。　ﾟ。,　☆　ﾟ.　＋　。　ﾟ　,。　.　。　　,　.。
　　　　ﾟ　　。　　　ﾟ　　.　　+。　ﾟ　*　。.　,　。ﾟ　+.　。*。　ﾟ.　　　.　.　．　　.
　。　　.　　　.　。　。ﾟ.　。*　。,　´。.　　☆。。.　ﾟ。+　。　.。　　.　　｡　　　.
　　.　　　。　　ﾟ　ﾟ。　。,　.。o　☆　+　,ﾟ。　*。.　。　。　.　　　　。　　　　.
　ﾟ　.ﾟ　ﾟ　　。ﾟ　+　。.　+。　*　。ﾟ。ﾟ.,　,+　。ﾟ.　。　.　.　　　,　　　　,　　　.
ﾟ。ﾟ+ﾟ`,　o。。.ﾟ*。ﾟ　。.ﾟ　。　☆＋。。ﾟ.　°　。　.　　　,　　　　　　ﾟ　　　　ﾟ
　。,　.ﾟ。　+　☆。,ﾟ.　o。 。+　。ﾟ.,　　.　ﾟ　　　,　　　。　　　　　。　　　.　　　.
　ﾟ.　ｏ　*　。ﾟ。ﾟ.。ﾟ。+ﾟ　。　。　ﾟ。 ﾟ　。　　ﾟ
ﾟ`　.ﾟ　.ﾟ.　ﾟ.　.　ﾟ　　.　　ﾟ　　.　　　,　　.　　　　　.　　.　　　。　　　　　　ﾟ　.
　.　　.　　　　　.　,　　　　　。　　　　　　　.　　　　　　　　　　　.　　,　　　　.
　　　　　　。　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾟ　　　.　　　　　　　　　　　。
　,　.　　　　　　　　.　　　　　　　　　　　,　　　　　　　.　　　　　.
　　　　　。　　　　　　　　　　∧∧　　 ∧∧　　　　　　　。
　　　　　　　　　　　　　　　 ( :;;;;;:::)　　( :;;;;: )
.　　　.　　　　　　　　　　　　/:;;;;;: |　 　 | :;;;:ヽ
　　　　　　　　　　　　　 〜（::;;;;;;:/.　 　 |:;;;;;;: )
　　　　　　‐''"´'''"""''"｀''""｀"""''''''"´'''"""''"｀''""""'''"''''''"｀"""''''｀`'‐
……夜空の向こうには　明日がもう待っている……
　　　　　　
　　　　　　　http://www1.harenet.ne.jp/~a-fujii/mid/yozora.html

　てか、ちょっとタンマ！（＾o＾）/Катюша ◆6d2EwylCkI君は、tinaさんじゃ無いよね……？
微妙に改行している所が気になるんだけど。
　かつがれて無いよね、漏れ。う〜〜〜〜ん、ま、どっちでも良いや。

　（＾O＾）／katyushaだといまいちだから （＾o＾）/Катюша
　わたしはほーあだから「復活」なんて知らないよ。
　（＾O＾）／tinaって株板でVIVA！まんちーずやってた人でしょ？！もっとくだけた雰囲気
のほうがいいと思うよ。あと、読んでくれてるかどうかは本人にはわからないよ。わたしなら
ホムペつくってそっちで続ける。
　ごめんなさい。荒らすつもりはないんだけどわたしこそ夏厨シャだね。おじゃまなら言ってね。
すぐ消えるから。
　
　

　↑
　邪魔なんて事、全然無いよ！早速のレスありがとう。
　勘違いしてｺﾞﾒﾝﾈ。消えないでね、好い味出してるから。

（＾o＾）/Катюша ◆6d2EwylCkI さん、失礼して本当にすみません。あんな謝り方は
ありませんね。反省しています。
　不愉快な思いをさせてしまった事を心より謝罪します。
　何か良いAAがあれば貼ってみて下さい。
　楽しみにしています。

　今から会社に行く。月末の追い込みですごく忙しい。
　休暇の問い合わせがお客様から入って悩ましい。今年もわたしは休みなし。
去年もその前もなかった。もちろん頼りにされてるこそで文句なんか言わない。
　ただ、もっとゆっくり時間が過ぎて欲しい。

　ほっと一息……
　　　　　　　＿,,,-------､,_
　　 　　 ／　　　　　　　　　　`ヽ
　　　 ／ /　／　 ／ｨ ｨ 　,ハ 　 ヽ　 　 　
　　 / / / .,ｲ　,ｲン〃/／　　゛､ヽ ヽ　　　　　l￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　 |　lｲ{,ｲ-ﾚ'‐-' 　 　 ｰ‐‐- ､|　l　| 　 　 　ﾉ　わたし、ずっとずっと
　 . l　|　|　 _,,,,_　　　　　　_,,,,_　|　|　|　　　ノ　　片想いしてたんです
　　|　|　|. /iノ;;;i`,　　　　''iノ;;i`, l　|　ﾞ､　　　ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　!　|　| ﾞ. l;;;;;;l　　　　　 l;;;;;;l .}.|　|､　ヽ
　 .|.l　| .|　::::::..　　､　　　 .:::::::.. /　|ﾉ　　ヽ
　 .!|l　| .|ヽ　　　r‐‐‐ -;　　　∠!　l　 ､　､ﾞゝ
　 |l.| .|| |　 ヽ､ 　゛､__,ノ 　 ／　l .人　 ﾄ､ ﾄ､i
　 |!| l　.|Ｎヽｉヽ`ｉ ､_,,,．イ /ｲl.ﾉ|ﾉ 　 ﾞ､!　`　｀
　 　|ｲ! |,--ヽ､_,,|　　 　 |　 ﾉ
　　　∧!　　　ﾞ''ｰ､　　,　 ヽ､_　-　,,, __
　＿ | (^^ﾞ⌒⌒i　｀　'""~　　｀ﾞ''ｰ ､　　￣"'ｰ　､、
　　 ~ ﾞ{人人人}￣"'ｰ／>へ,-､ _　ヽ　　 _,, -''" l
　　　　　　　　　　　 　し'し' (_ﾉ(ノｰ'￣￣　　　 　|

　ごめんなさい。情緒不安定になってるの自覚してます。
　ん〜〜、今週はずっとこんなかも。
　今から、夜勤してる仲間のために再出勤します。帰るのは１２時くらいかな。
忙しい時はいつものことで、自分で勝手にやってる。会社の命令じゃないよ。
　もしかして、わたしがいつも夜遅くに書き込みしてるのを、キャバ嬢かソープ
嬢やってるからとか思ってない？ま〜別にいいけど（笑）
　も少し落ち着いたらなんか書いてみるね。

http://rei136.hp.infoseek.co.jp/midi/j-pop/sentochihiro.htm

　スレ落ちしそうなので上げますね。また書きたくなったら書いて下さい。

sageで書いとけば落ちないんじゃ……
これじゃさらしage

あ、そうなんですか。無知とは恐ろしいものですね。すいませんﾍﾟｺﾍﾟｺ

私は株板からティナの日記を読みに来ています。２ｃｈだし創作板だから
書いてること全部を信じているわけではありませんが、もし369が本当なら
明日か明後日はお見合いのはずです。今日は何か書いてくれるのではないか
と期待しています。
しかし、ここにレスをつけている人は私と同じ気持ちではないように思えて
なりません。株板に戻ってきてほしいのですが長文の日記はからかわれて無
理だと思います。もっとティナの気持ちを考えて書き込みをしてあげて下さい。

　　　　　　, - '　,､､､.ヽ}},:彡‐-､ ヽ､
　　　　,. '´ 　／-‐- ｀ヽ /　　　＼　`.､
　　　,:' 　　,:'　　,　　, ,　　　　｀ ヽ ', 　 ':,
　　,:' 　　,:'　　,:'　 / ,' 　 i　 ､ 　 　 ',　　ﾞ:,,
　 ,','　,' ,'　　 ,'　 /{ ,'i!　 ,',.　 ',, ',　　',　　 ',',
.　i.i　 ! i ,.　 ,'i　,',,,{.{ |!.　|,,',　 !! }'､　 !　　 i !
　 '!', |, { l l　l'''; i　 ﾞ､ ',ﾞ､ |. ', .}|}ﾉヾ,　r‐-､ l.|
　　! ﾞ､ヾ',',ヽ|　_......_　　 ｀ﾞ　V......_　|ﾉ!｀ヽｨl l
　　　　| iヽl　ｯ''ﾞ~~ﾞ'　 　 　 'ﾞ~~ﾞﾞ'ヾ_.,','　　,','
　　　　! ! ||', ⊂⊃　 , 　　 　 ⊂⊃.〃 　.,i 　　♪
　　　　l ', ii .l 　 　　 ｰ-‐　 　 　 ノ.,' ,　,:'ﾉ
　　　　 ',.',{{ ヽ､　　　　　　　　 _　ノ,:' ,:'´
　　　　　ﾞ､',',|ヽ､ヽ､ 　　　　 , ｨ／"〃ﾘ
　　　　　　 ヾ ヽヾﾞﾞ'｀!' ー ´　|"´ノ'
　　　　　　 　｀ヽ`,｀「´´￣｀｀_, イ
　　　　　_...､--‐‐''´　　　 ____.....〉｀'‐‐--- ､

（＾＾）

>>396
　>明日か明後日はお見合いのはずです。
　そう思って、敢えてその事には触れない様にしてきました。書く書かないは
本人が決める事ですし、プライベートな事に関するコメントは控えたいですから。
　>もっとティナの気持ちを考えて書き込みをしてあげて下さい。
　その点については仰る通りで返す言葉もありません。ただ株版でのtinaさんの
コメントを見る限り、書く事に対してプレッシャーを感じている様なので、ここは
やはり創作文芸の住人は見守るしか無いと思います。
　でもtinaさんは、株版の方達が見ていてくれるか、いつも気になさっていた様な
ので、きっと、あなたの書き込みを喜んでいると思いますよ。株版から、一人でも
多く、そんな書き込みをしてくれる人が現れる事を、多分望んでいると思います。
　生意気なレスになって、すみません。でも本心からの言葉です。

　朝に書いたレスは出勤前に慌てて書いたので少し補足しますね。
　現在、Катюша（tina）さんは、情緒不安定になるくらい色々な事に悩んでいる訳
ですよね？それでも、
「も少し落ち着いたらなんか書いてみるね」
　と、言ってくれている訳ですから、こちらも、も少し待ちましょう（笑）
　こんなに長い期間、コンスタントに日記を載せ続けてきた訳ですから、２ｃｈくらいは
彼女に夏休みをあげましょうよ（笑）
　待っているのは皆同じ気持ちだと思います。お見合いの件も出来れば、そっとしておき
たい気持ちです。全て本人が決める事ですし、何がКатюша（tina）さんの人生にと
って一番幸せな事かは当人で無くては分からないじゃありませんか。そう考えると私は、
どうコメントして良いものか分からなくなって、ついＡＡなど貼り付けて、少しでも気を
和ませて貰えたらな、などと考えてしまうんですよ。
　決してКатюша（tina）さんの気持ちを考えていない訳では無いので、その辺はご
理解下さい。そして皆、本心では、あなたと同じ気持ちである事をご理解下さい。

　最後にКатюша（tina）さん、どっちのコテで押すのかはっきりして下さいね。長
くて仕方がありません（笑）

395 ： ◆YgQRHAJqRA ：03/08/01 22:47
あ、そうなんですか。無知とは恐ろしいものですね。すいませんﾍﾟｺﾍﾟｺ

356 ：名無し物書き＠推敲中？ ：03/07/14 18:02
自分の生活費を削ってでも小説を書くことにしたやつもいるんだ。
しかも自費出版の実績で出版社も認めてくれるかもしれないんだ。
おまえら糞や朗・１もぐたぐたかきもしねーで
雑談ばかり素人、作家を志望するならここぐらいやれよ。

http://www.h2.dion.ne.jp/~rei/diary/y03.htm

サイトTOPはこっちだがな
http://www.d5.dion.ne.jp/~kojore/

357 ：tina ◆OcfLN77Pak ：03/07/14 20:13
>>356
　申し訳ありません。雑談ばかりにするつもりはないのですが、頭に描いているものが
文章にできず悩んでいるところです。何も書いていない日も、夜の２時〜３時頃まで読
書をしています。いい加減な気持ちでは臨んでおりませんので、どうかご理解ください。

395 ： ◆YgQRHAJqRA ：03/08/01 22:47
あ、そうなんですか。無知とは恐ろしいものですね。すいませんﾍﾟｺﾍﾟｺ

　　　　　　　　　／|
　　　　　　　 ／　｜
　　　∧ ∧,/ 　　/　／>>395
　　　(,ﾟДﾟ/　 　/＜ >>356
　＿/ つ/　テ /　　＼だれかカキコしろや！ゴルァ！！
　~て ) /　ポ /
　 ／∪　ド /
　 ＼/　ン./|
　　　＼__/, |
　　///　＼_|
　ωω

175 名前： 　 投稿日： 03/02/22 03:25
176 名前： 　 投稿日： 03/02/22 03:26
178 名前： 　 投稿日： 03/02/22 03:33
179 名前： 　 投稿日： 03/02/22 03:36
180 名前： tina ◆OcfLN77Pak 投稿日： 03/02/22 03:41
ずっと読ませていただいてました。真剣に議論していただいてうれしく思います。
ネットでお顔拝見できないの残念です。
181 名前： 　 投稿日： 03/02/22 03:42
183 名前： 　　 投稿日： 03/02/22 03:44
185 名前： 　 投稿日： 03/02/22 03:52
186 名前： 投稿日： 03/02/22 03:57
187 名前： tina ◆OcfLN77Pak 投稿日： 03/02/22 03:58
話しの腰を折ってしまってごめんなさい。
みんな仲良くしてくださいね。
でも実はわたしも人のこと言えない。言いたいことがあると相手が社長でも
自分の意見ストレートに言ってしまう。
たぶん嫌われてるかもしれない。
188 名前： 　 投稿日： 03/02/22 04:06
190 名前： tina ◆OcfLN77Pak 投稿日： 03/02/22 04:09
お話ししたい事、たくさんあるんだけど、直接おはなしするのと違って
時間のかかるのがもどかしいです。
191 名前： tina ◆OcfLN77Pak 投稿日： 03/02/22 04:12
>>188
ありがとう

ようこはネット上の喧嘩を止めたこともあるんですよ。
356はそれを「糞や朗」と言ってます。私はティナにここへは
書き込みさせません。どうかそのつもりで。

　私の書き込みが原因でおかしな事になってしまって申し訳ありません。
　千夏さんの仰る通り、その方が良いかも知れません。
　荒らされる原因をつくってしまった事を謝罪します。
　

　一つだけ補足しておきますけど、356を貼ったのは私じゃありませんよ。
　後、◆YgQRHAJqRA さんは善意でageたのだと思います。流れを見れば分かりますが、
中には勘違いされている方がいそうですから、一応創作文芸板の仲間として擁護して
おきます。
　最後に、tinaさん。長い間、お疲れ様でした。これからも頑張って下さい。
　いつまでも、お元気で。株板の皆さんも不愉快にさせて申し訳ありませんでした。

たまには地下スレも見れ

　何処か誘導してもらえたらありがたいんだけど。地下スレ多いよ。

　ごめん、もうsageも必要が無いと思って、消していたのでageちまった。
悪意は無いよ。

　　　　　　_,...,,　　　　 _
　　,........,　'´ 　　｀i　 ,'´　｀'､
　i´r‐､　）　　　 _,,|__l__
　｀´　|_,i 　 _,-'´;;;l;;;;l;;;;｀ヽ､　　　,-‐-､
　　　　○ /;;:,.‐''ﾞﾞ^""''‐､;;;;｀i,　 ゝr‐､ ）
　　　 　　i;;;;/　　　　 　　 ｀l;;;;i　　　（（
　　　＿__ﾚ'　 _,ノ~ﾞﾞ　''‐--､l;_ﾆ,´　　○
　　　=-i':‐､"´・　　　　 ・ 　f´|;i,__
　　　 ノ;;ヽJ.　　　 　　　　　ﾚ';;;／
　　　 ノ‐ﾉ;;ヽ､. 　　<> 　 ／;;;;;;ﾆ
　　　　　ノ|/lﾉﾉﾞ'''iー‐i"´l,ヾ
　　　　　　　 ,ﾍ~"｀i_i´ﾞ~ヘ
　　　　　　 /:::::::>'''l^l'''<:::::ヽ
　　　　　　 |:::::::|:ﾟ:::i,,i:::ﾟ:|:::::::|
　　　　　　 |:::::::|:｡::::::::｡:|:::::::|

まだ落ち込んでいるんでつか……？？？
　　　　　　早くいつものtinaさんに戻って下さいね。

　一日も早く元気な姿を見せて下さいね。別に荒れた原因はtinaさんにある訳では無く、
私の不用意な発言が招いてしまったものなのですから。
　ご両親と同居する様になって、仕事の方はどうしているのだろう？とか、余計な事も
気に掛かります。気持ちが落ち着いたならば、是非また日記を再開して下さい。
　慌てないで結構ですから、書ける時が来たら、またお願いします。
　

２７８のレスを嫁。
１や原作目指してはもういないのか？降臨をキボン

　　　 (⌒V⌒)
　　　│ ＾ ＾ │＜これからも僕を応援して下さいね（＾＾）。
　　⊂|　　　　|つ
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＜血液型A型の一般的な特徴＞（見せかけのもっともらしさ（偽善）に騙されるな！！）
●とにかく神経質で気が小さい、了見が狭い(臆病、二言目には「世間」(「世間」と言っても、一部のＡ型を中心とした一部の人間の動向に過ぎない））
●他人に異常に干渉して自分たちの古いシキタリを押し付け、そこから少しでも外れる奴に対しては好戦的でファイト満々な態度をとり、かなりキモイ（自己中心、硬直的でデリカシーがない）
●妙に気位が高く、自分が馬鹿にされるとカッと怒るくせに平気で他人を馬鹿にしようとする（ただし、相手を表面的・形式的にしか判断できず(早合点・誤解の名人)、実際にはたいてい、内面的・実質的に負けていることが多い）
●権力・強者には平身低頭だが、弱者に対しては八つ当たり等していじめる（強い者にはへつらい、弱い者に対してはいじめる(人が見ていない場合特に））
●あら探しだけは名人級でウザく、とにかく否定的（例え10の長所があっても褒めることをせず、たった１つの短所を見つけては貶す）
●基本的に悲観主義でマイナス思考に支配されているので性格が鬱陶しい（根暗・陰気)
●何でも「右へ習え」で、単独では何もできない（群れでしか行動できないヘタレ）
●少数派の異質・異文化を理解しようとせず、あるいは理解を示さず、排斥する(差別主義者、狭量、視野が狭い、多数派＝正しい　と信じて疑わない）
●集団によるいじめのリーダーとなり皆を先導する(陰湿かつ陰険で狡猾）
●他人の悪口・陰口を好むと同時に、自分は他人からどう見られているか、人の目を異常に気にする（自分がそうだから容易に他人を信用できない、またポーズだけで中身を伴っていない、「世間体命」）
●たとえ友達が多くいても、たいていは浅い付き合いでしかなく、心の友はおらず孤独（心の感度が低く、包容力がなく、冷酷だから）
●頭が硬く融通が利かないためストレスを溜め込みやすく、また短気で、地雷持ちが多い（不合理な馬鹿）
●たとえ後で自分の誤りに気づいても、素直に謝れず強引に筋を通そうとし、こじつけの言い訳ばかりする（もう腹を切るしかないだろう！)
●男は、女々しいあるいは女の腐ったみたいな考えのやつが多い(例：「俺のほうが男前やのに、なんでやねん！（あの野郎の足を引っ張ってやる！！）」）

【ゲーム】「日本ゲームは企画力問われている」SCE竹野氏
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1059518205/
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【元アイドル】iアプリゲーム提供開始　−チェリーベイブ【チバレイ】
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1047899784/
【ゲーム】ゲームセンターにゲームキューブ登場！？
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1059619801/
【ゲーム】ファミコン誕生２０年　遊び一変、１億１千万台販売 [7/15]
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1058262217/
【産業】セガ、野球ゲーム「激闘プロ野球」にＩＣカード搭載[8/1]
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1059747326/
【GAME】次世代XboxはPS3にぶつける
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1054019368/

http://www.mainichi.co.jp/eye/china/jitsuzo/5/06.html
を見ると
>日本政府は、中国の遺棄化学兵器は約７０万発と推定。
>そのうち約６７万発は吉林省のハルバ嶺に埋められていることが確認されており、
>政府は０４年末にも処理プラントの建設に着手したい考えだ。
に対し
>一方、中国側は、中国にある旧日本軍の遺棄化学兵器は約２００万発に上ると主張、日本側と食い違いを見せている。
となっており、かねてから「ゴロ」のネタにしたがっていたフシはあるのだが・・・

現在の醜い姿を忘れてはいけないので参考までに、
http://www12.mainichi.co.jp/news/search-news/883914/89bb8aw-0-2.html
中国が開発続ける　米次官補が議会証言で批判

>中国が生物・化学（ＢＣ）兵器を全面禁止する条約の加盟国でありながら、兵器開発を続けているとの認識を示した。
>特に、生物兵器については「条約違反」と非難
>また北朝鮮やイランなどへの弾道ミサイル技術流出が常習化していることに強い懸念を示し、
>「拡散防止に何の措置も取っていない」と中国政府に強い警告を発した。
（部分部分を抜粋、全文を必ず参照頂きたい）

なんの事は無い。いつも私が主張していた「北朝鮮の暴虐のパトロンは中国である」と言う事実がまた追認されただけな訳だ
自国では未だ持ってこそこそと化学兵器を製造し乍ら、他国の戦争での未処理分は激しく追求する
これが中国の流儀だ

それはそうと、アサピの過去記事からは台湾での北朝鮮船拿捕のニュースが削除されているようである
偏向報道、再びと言う訳か
みなさん、日本の安全保障を無視するアサピ取るの辞めましょう（w

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030808i412.htm

毎日、ヨミウリも中国での旧軍製？化学兵器の件を取り上げ

http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030813k0000m030081000c.html
遺棄化学兵器：
中毒者発生で中国が日本に抗議申し入れ（毎日）
>「４０人余りが中毒にかかり、３６人が入院、１０人が重症で、数人は生命の危機にある」と述べ、
>事故が「中国国民の強い憤りを引き起こしている」と指摘した。

つか、自分の監督責任を棚に上げて良く言うよ
なんでここまで酷くさせるかね？
日本の安全基準で工事してみろ、こういう時は無理に工事を進めず
安全を確保するようになるから
日本の工事の進め方からすると、単に現場の暴走の責任をなすりつけている様に見える・・・

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030812i414.htm
旧日本軍の化学兵器中毒事件、中国外務省が善後策要求
>王次官はまた、現在、中国国内で進行中の遺棄化学兵器の処理について、ペースを加速するよう日本側に求めた。

既に調査では無く、処理を押し付けているところがなんとも言えず、独裁国家のあはれを誘うな（w
無理に工事を進めさせてこのような悲劇的な結果を招いたのは誰のせいか？
日本であれば工事は即中断して処理班を呼ぶだろうが・・・
つか、共産党の責任者がわざと殺すように工事を進めさせたなんてのはさすがに無いよねえ？
人命が尊重されない国は恐い恐い・・・

　人事院は8日午前、2003年度の一般職国家公務員の月給を平均1.07％（4054円）、
民間のボーナスにあたる期末・勤勉手当を0.25カ月分それぞれ引き下げるよう国会
と内閣に勧告した。平均年間給与は5年連続のマイナスとなり、下げ幅も平均16万
3000円と過去最大になった。人事院は昨年、初めて月給のマイナス勧告をし、今年
で2年連続。人事院による調査の結果、給与改定の基準となる官民の給与格差で公
務員給与が民間を1.07％上回ったためだ。
　月給の引き下げ改定により、退職時の基本給をもとに算出する退職手当（退職金）
も約1.1％の減額となる。ボーナスにあたる期末・勤勉手当は、厳しい経済・雇用情
勢にある民間企業の実態に見合うよう、支給月額を昨年度より0.25カ月分引き下げ
て、4.40カ月分とすることを勧告した。1999年度に0.30カ月分減らしたのに次ぐ過
去2番目の下げ幅で、12月の期末手当で引き下げる。財務省の試算によると、勧告を
完全実施した場合、国は一般会計で2220億円、特別会計を含めると2310億円の人件
費削減につながる。��(11:51)

Nikkei net
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20030808AT1E0701708082003.html

　日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会、日本看護協会の四師会は７月29日、
共同記者会見を開き、医療分野の規制改革に反対する共同声明を発表した。その中で、
総合規制改革会議や経済財政諮問会議で議論されている医療経営への株式会社の参入、
医療特区での混合診療、医薬品のコンビニエンスストアでの販売などの規制緩和のほ
か、医療費のさらなる削減などは、国民の健康を危険にさらすもので、四師会として
は到底受け入れられない、と改めて強調した。

　今回共同声明を出したのは、今後の政局動向を視野に入れた上でのことだ。９月に
予定されている自民党総裁選挙では、日本看護協会を除く三師会は共同歩調を取るこ
とで合意し、衆議院総選挙に向けては、四師会で自民党など与党との協議を行うため
の政策案を早急に作成する予定だ。

（全文はソース参照）

Nikkei Med Wave
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/259566

（続き）
　今日発表された声明は以下の通り。
［共同声明］
　四師会は、総合規制改革会議を中心とした医療分野における規制改革、
および経済財政諮問会議等にみられる平成16年度予算編成に係る政府の
動向に対して、国民医療の確保という視点から断固反対を表明するとともに、
以下の見解を明らかにする。

１.総合規制改革会議について
○わが国の医療制度を破壊し、国民の生命・健康を危険にさらす規制改革は、
絶対に容認できない。
○規制改革の美名の下に、保険給付費の縮小、負担の家計への転嫁を行うこと
は認められない。
○株式会社の医療参入は、混合診療、医薬品販売体制の拡充とともに、社会
保障としての医療に対する国家責任の回避にほかならない。
○総合規制改革会議が打ち出す医療分野の項目は、いずれも事前規制を緩和する
のみで、規制緩和後の安全対策、責任の所在等の視点が欠けている。

２.平成16年度予算編成について
○社会保障とは、国民のライフサイクルを支える「社会的共通資本」であり、
国の社会的使命として整備されなければならない。
○政府は物価・賃金の下落傾向等を理由に、医療費のさらなる圧縮を示唆して
いる。しかし、物価・賃金の下落傾向を上回る勢いで、平成14年度以降の医療
費は縮小傾向が強まっている。
○これ以上の医療費縮減は、医療の質の低下を招き、国民の生命・健康に対す
る不安を増大させることになる。
○いまなすべきは、将来に対する不安を増大させる国民に対し、安全で安心な
生活を保障する施策の構築である。
○国民への給付を切り捨てるのではなく、医療安全の向上をはじめとした質の
確保のための投資として、必要財源を確保することこそがあるべき対応である。

国内ゲーム会社の業界団体、コンピュータエンターテインメント協会（ＣＥＳＡ）が
２８日まとめた２００２年の家庭用ゲーム出荷額は、１兆２６２４億円と前年比
１３．４％減少した。２ケタの落ち込みは、調査を始めた１９９６年以来初めて。
同協会の推計によると、０２年のゲーム人口も２３６０万人で７．３％減少。
「ゲーム離れ」の進行が浮き彫りになった。　

引用
http://www.jiji.com/cgi-bin/content.cgi?content=030728164508X618&genre=eco

20年かけて成長を続けていた国内ゲーム市場を、PS2がファミコン規模に衰退させた期間はわずか3年に過ぎない。
ではその衰退プロセスをもう一度見てみよう。
・国内ゲーム市場規模推移
1983年約3900億円　ファミコン発売
1985年　 4100億円　スーパーマリオブラザーズ発売
1986年　 5900億円　マリオブームの余波続く　ドラゴンクエスト1発売。たけしの挑戦状も発売。70万本売れる。
　　　　　　　　　　　　　ミリオンセラーが13本とファミコンブーム最盛期。　1タイトル平均売り上げ30〜50万本の時代
　　　　　　　　　　　　　様々なメーカーの参入が相次ぐ。高橋名人ブーム。
1988年　 4800億円　ドラゴンクエスト3発売　長蛇の列が社会現象に。大手メーカーは自社ビル建設が相次いでいた。
1991年　 5600億円　スーパーファミコン発売　スト2ブーム、ドラクエ、マリオ、FF等安定して市場を伸ばす
1994年　 6400億円　プレイステーション、セガサターン発売　のちにニンテンドウ64と三つ巴の戦い
　　　　　　　　　　　　この戦いは一般マスコミをもにぎわすことになる。ゲームは将来性の高い産業として有望視されていた。
1997年　 7200億円　95年からCMを打ってアナウンスされていたFF7発売。社会現象に。ギャルゲー、ときメモが50万本を売るヒットに。
　　　　　　　　　　　　　ゲーム市場規模も過去最高に。PSブームに沸きミリオンセラーが7本。ライトユーザーという言葉が踊る。
1999年　 6000億円　今まで成長を続けていたゲーム市場がシュリンクし始める。　国内ゲームソフト出荷数９４２４万８０００本（CESA調べ）
　　　　　　　　　　　　　携帯電話の爆発的普及。
2000年　 6232億円　　PS2発売　発売日には長蛇の列。ハード歴代最高の70万台の出足。
2001年　 6134億円　　
2002年　 5000億円　　2003CESAゲーム白書によると前年比2割減。もはや完全に衰退産業であることが明らかに。

発表された数字だけを見て考えると飽和状態といえるのかもしれないが、
あのデータをしっかり見てみるとまた違った見方ができる。
例えば、国内のソフトウェア総出荷額を見てみても、2001年より下がってはいるが、
これは「ファイナルファンタジー」シリーズや「ドラゴンクエスト」シリーズが
発売されていないのが原因なだけだったりする。このどちらかの新作が発売されれば
150億円から200億円は上乗せできるため、ほぼ2001年と同じ結果となる。

ハードウェアも定価が下がっているし、いままでは3つのゲーム機があったのだが、
事実上2機種のみになり、また、その片方であるNINTENDO GAME CUBEが落ち込んでいるからの結果。

いままでの出荷数底上げの要因として、小売店の増加があったんだよな。コンビニ流通などがその主たるものだけど、
最近はコンビニ流通も一段落つき、一方、俗にいうゲームショップがつぶれていっていることから、
出荷額が落ちているのかもしれない。発表されたデータは出荷の時点での額の総計だからな。その出荷先が少なくなれば、
自ずと数字も下がるだろう。逆に、いままで出荷して、その先売れようが売れまいがかまわない状態に
甘えていたゲーム業界の目を覚まさせるには良い数字なのかもしれない。
まあ、そんなこと気にせずに今後も売れないソフトを出荷していくメーカーもあるのだろうが…。


ttp://www.gameiroiro.com/talk/

ＵＦＪ、ＡＴＭ24時間稼働

ＵＦＪ銀行は大手銀行で初めて全国の支店に設置した現金自動預け
払い機（ＡＴＭ）の24時間稼働に踏み切る。まず今秋から東名阪の
都心部の約2000台を終日稼働させる。店舗統廃合などでサービスが
低下したとの指摘にこたえるため、個人向けの営業戦略を見直し、
利便性を向上させる。
ＵＦＪ銀行は収益力向上には顧客の利便性を優先させるべきだと
判断し、欧米はもとよりアジアでも浸透している24時間稼働を決めた。

保有する約6000台のＡＴＭのうち、まず約2000台を終日稼働とし、
利用状況を見て1000台を追加することを検討する。

引用先
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/index20030820AT1F1900N19082003.html

ＵＦＪ関連スレ
【確認】ＵＦＪが窓口での本人確認にも暗証番号導入
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1061025677/
【金融】ＵＦＪ株の５％超保有と発表−欧州投資会社
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1059468779/
【企業】ＵＦＪ銀、ＩＰ電話に全面移行へ 【コスト削減】
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1060834975/

■好需給銘柄を徹底マーク――住金、みずほなど主力内需株は追撃買い
　２０日の東京株式市場は、後場に入って大手銀行株がうねりを強め、ＴＯＰＩＸ（東証株価指数）は１０００ポイント台
を回復した。昨年７月１８日以来、約１年１カ月ぶりの快挙。平均株価も連日の高値更新。マーケットでは「心理的な
関門を突破してきただけに、物色マインドはさらに強まる」との見方が広がっている。攻略対象の中心は好業績・好
需給の主力株。特に、信用需給の好転銘柄は徹底的にマークしたい。
　東証が１９日発表した１５日申し込み現在の信用需給は、買い残が１０週ぶりに減少（前週比５２０億円減）する一
方、売り残が３週ぶりに増加（同３３７億円増）。利食い売りと実需筋の玉吸い上げが重なった結果が買い残減を生
み出し、一方の売り残増は高値警戒感の台頭が主因とみられる。相場の荷もたれ感緩和を意味するのが買い残減。
また、売り残増加は潜在的な買い戻しエネルギーの蓄積に結びつく。
　上値追いを強める相場にとって、文字通りの“援軍”ともいえる好材料だ。
　その象徴が２０日、年初来高値を更新した住友金属鉱山（５７１３）。制度信用と一般信用を合わせた１５日時点の
信用倍率は１．１６倍（前週は１．４２倍）。売り残が前週比１０２万株増える半面、買い残は１３万株減少し、取組は今
年最高のきっ抗ぶりとなった。アラスカの金鉱山の開発やＮＹ金市況の堅調という材料とともに、信用需給の好転が
買い方の心理を激しく揺さぶったのは間違いない。
　別表にリストアップしたのは、住友鉱と同様、買い残減、売り残拡大の銘柄（売り残増加順。信用倍率は制度信用
取引の数値）。住友金属工業（５４０５）、みずほフィナンシャルグループ（８４１１）、野村ホールディングス（８６０４）、
東レ（３４０２）、住友不動産（８８３０）など主力内需株は果敢な追撃買いで対処する局面だ。三菱重工業（７０１１）は
信用倍率が２．２５倍台と買い長だが、前週の５．７９倍に比べると、状況は急速に改善している。

　主な信用好取組銘柄
　　　銘柄　（コード）　信用倍率
　住金　　　　<5405.T>　０．９０
　みずほ　　　<8411.T>　１．３９
　菱重工　　　<7011.T>　２．２５
　野村　　　　<8604.T>　１．６７
　ＮＥＣ　　　<6701.T>　０．７９
　東レ　　　　<3402.T>　０．９６
　住友不　　　<8830.T>　０．２６
　日野自　　　<7205.T>　０．８８
　三菱商　　　<8058.T>　０．１８
　三菱電　　　<6503.T>　１．２６
　日興コーデ　<8603.T>　３．３１
　三井金　　　<5706.T>　１．４８
　住友鉱　　　<5713.T>　１．５５
　住友電工　　<5802.T>　０．３３
　東ソー　　　<4042.T>　３．３４
　シャープ　　<6753.T>　０．９４
　旭化成　　　<3407.T>　０．７１
　松電産　　　<6752.T>　１．０１
　菱地所　　　<8802.T>　０．２６
　ＮＴＮ　　　<6472.T>　０．５２

(7/28)住友電、中間連結最終益40億円に上方修正(2003/07/28 15:53)

　住友電気工業は28日、2003年９月中間期の連結最終損益が40億円の黒字（前年同期は187億円の赤字）
になる見通しだと発表した。従来予想は10億円の黒字だったが、関連会社の住友スリーエムの業績が予想
以上に改善し、持ち分法投資利益が増えるため。連結経常損益も110億円の黒字（同52億円の赤字）と従来
予想を30億円上回るとみている。
　同日発表した2003年４―６月期の連結業績は、最終損益が23億円の黒字（前年同期は18億円の赤字）だっ
た。前期までのリストラで採算が改善し、営業損益が33億円の黒字（同38億円の赤字）となったほか、持ち分
法投資損益が16億円の黒字（同６億円の赤字）に転換した。

7/28のフィスコ・コメント参照
quote---
３営業日ぶり反発。みずほインベスターズではレーティングを「1」としたもよう。
利益格差を広げていることや、下期の収益減速リスクが少ないことなどを背景に、
電線セクター、メタルセクターの中核銘柄として位置付けているようだ。

>>429-431
バ貝野郎が飛びつきそう

サービス残業：“隠し”が悪質化　パソコン記録を改ざん

タイムカードの廃止、パソコン記録の改ざん――。残業したのに割増賃金が支
払われない「サービス残業」問題で、労働基準監督署などの監視が強まるなか、
“残業隠し”が悪質化している。中には厚生労働省が是正のために出した指針
を逆手にとるケースもある。

厚労省は今年５月に出した指針で、労働時間の管理を明確にするためタイムカ
ードやＩＣカードによって客観的な記録を残すことを原則とした。ところが、逆にタ
イムレコーダーを撤廃する会社が出てきている。

都内の不動産会社に勤める５０代の営業職女性の職場では今年４月、タイムレ
コーダーから、手書きで勤務時間を書き込む形に変わった。残業時間の確認が
あいまいになり、超過勤務手当など数万円分が削られた。女性は「以前はカード
を見れば残業時間が一目瞭然（りょうぜん）だったが、今は書き直されていて分
からない」と怒る。

また、パソコンに出退社時間を打ち込むよう変更した職場でも、打ち込まれた時
間を会社側が勝手に改ざんするソフトを使う例がある。東京労働局の幹部は「パ
ソコンで労働時間を管理していたある事業所では、月前半の残業時間は社員に
よってバラバラなのに、残業が一定の時間を超えると労働時間がすべて同じに
なっており、明らかに改ざんされていた」と話す。

一方、残業のさせ方も巧妙化している。サービス残業に関する相談を受けてい
る東京地方労働組合評議会の東京労働センターには、首都圏の金融関連会社
に勤務する男性の家族から相談があった。男性は毎日午後９時ごろ帰宅すると
１時間ほど休み、近くの会社施設に同僚とともに集められ、未明まで残業させら
れている。いったん家に帰るため、残業代はつかない。また、オフィスの電気を
消し、電気スタンドや懐中電灯の明かりでパソコンの仕事をさせる例もあるという。

同センターの前沢檀（まゆみ）室長は「社会の目が厳しくなるにつれ残業隠しも
陰湿、悪質化しており、過労死にもつながる。自分の権利と体を守るためにも、
働く人たちがサービス残業は違法行為だという意識を持つことが大事だ」と話し
ている。

http://www.asahi.com/national/update/0819/030.html

従業員に残業手当を支払わなかったとして、山梨県都留労働基準監督署は１９日、ドラッ
グストア「クスリのサンロード」（本部・甲府市）と同社社長（５７）を労働基準法違反
（割増賃金不払い）の疑いで書類送検した。

　調べでは、昨年１０月〜今年５月、河口湖店と上吉田店の従業員１３人に残業手当計約
３４５万円を支払わなかった疑い。

　同社は一昨年６月から２年間、正社員２３６人の残業手当計２億６０００万円を支払っ
ておらず、調べに対し社長は「残業が深夜になるのは従業員に能力がないからだ」などと
述べ、未払いを正当化していたという。

　しかし今年６〜７月分の残業手当計２０００万円余りは支払うようになったという。

　同社は山梨県を中心に長野、東京、神奈川の４都県に計５０店舗を展開。医薬品や食品、
日用品を廉価で販売している。

　社会保険庁は１３日、国民年金保険料の徴収対策として、十分な所得が
あるにもかかわらず、保険料を納めない悪質な未納者約１万人をリストア
ップし、預貯金などを差し押さえる強制徴収に乗り出す方針を決めた。
　９月に各都道府県の社会保険事務局に指示し、昨年度の未納者から約
１万人を絞り込む。最終的な督促にも応じない場合には、年度内にも差
し押さえ手続きに入る考えだ。
（中略）
　強制徴収は最大２年分の未納保険料を対象とする。その手続きについては、
〈１〉納付期限を定めた督促状を送付〈２〉対象者を戸別訪問し、納付の意思
などを確認〈３〉市町村や金融機関に差し押さえのための財産調査を依頼
〈４〉差し押さえ予告通知書を送付〈５〉財産差し押さえ――という手順を
想定している。対象者が手続き中に納付に応じるケースもあるため、最終的
に差し押さえがどの程度の件数になるかは不明だ。
（全文はソース参照）

yomiuri on line
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20030814it01.htm

関連スレ
【年金】国民年金保険料の未納率、過去最悪の37.2%【強制徴収も】
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1059023496/
[年金] 国民年金の未納者増加、「余裕ある人」から強制徴収へ
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1056258076/l100
【年金】公的年金運用の累積損失６兆円超える【年金資金運用基金】
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1058929422/

ttp://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/barrier_free/contents/g_info2/l100000712.html

●免除（全額・半額）のめやすとなる年間の所得額(収入額)は、次のとおりです。
　○夫か妻のいずれかのみに所得のある世帯の場合
　　・４人世帯（夫婦、子２人）で子の１人は１６歳以上２３歳未満の場合
　　　全額免除：１６４万円（２５８万円）
　　　半額免除：２８５万円（４２４万円）
　　・３人世帯（夫婦、子１人）で子は１６歳未満の場合
　　　全額免除：１２９万円（２０８万円）
　　　半額免除：２１５万円（３３３万円）
　　・２人世帯（夫婦のみ）の場合
　　　全額免除：　９４万円（１５９万円）
　　　半額免除：１７２万円（２７１万円）
　○単身世帯の場合
　　　全額免除：　３５万円（１００万円）
　　　半額免除：　８５万円（１５０万円）

酷民年金・社会保険庁によるボッタクリ。
１・厚生年金との格差
年収10万円程度で、
・厚生年金に加入した場合、負担は月々6000円程で、給付は月々9万円程。（在職中の収入は殆ど保障される）
・酷民年金に加入した場合、負担は月々13000円程で、給付は月々6万円程。
多い負担で少ない給付という矛盾点がある。
また、厚生年金は61歳から受給されるのに対し、酷民年金は65歳まで受給できない。
最低保障年数が無い以上、この格差は思ったより大きい。
２・加入者の層
日本には、従業員数10人未満の企業が多いが、その実態は、
・「１・厚生年金との格差」
・給与取得控除
・必要経費の認定
・社会的信用
等の理由から、個人事業に近い形でも、あえて法人にしてしまった例が殆ど。
その為、酷民年金加入者の多数は、失業者＆不安定労働者（社会保険適用外）が占めている。
失業者＆不安定労働者（社会保険適用外）に、月額1万円以上の支払いは非常に厳しい。
３・過去最低の納付率（62％）
支払いが困難な層が増えた為、過去最低の納付率（62％）を更新した。
しかし、納付率62％ということは、40年中25年納付していることになり、最低受給資格を一応クリアしている。
４・なぜ、強制徴収にのりだしたか。
１〜３のことから、酷民年金は、「強制徴収しない」ことを前提にしている。
なぜ、今更強制徴収を行うかといえば、考えられる目的はただ一つ。
「酷民年金を破綻させる」。以上を残して考えられない。
破綻させる場合、今まで酷民年金の納付をしてきた人に対し失礼なので、
・酷民年金を納付をしてきた人は、何も給付しない。
・酷民年金を納付をしてこなかった人は、強制的に納付させた後、何も給付しない。
・議員年金、共済年金は今までどおり。
・厚生年金は、予定の半分ぐらい給付する。
放っておくと、このようになる可能性が高い。
http://8014.teacup.com/2ch_ex/bbs/

帰ってきたSobig――爆発的に拡散する新亜種「Sobig.F」

8月19日深夜に登場したSobigワームの亜種「Sobig.F」が急速な勢いで感染を広
めている。
　MSBlast、Nachiに続いて、今度は6月末に猛威を振るったワーム「Sobig」の
新たな亜種が登場し、急速に感染を広めている。
　8月19日深夜から20日にかけて、シマンテックやトレンドマイクロといった
ウイルス対策ベンダー各社は、新種のウイルス「Sobig.F」について警告を発した。
発見から半日と経たないうちに、トレンドマイクロでは300件超の感染報告を受
けたという。またF-Secureでは50カ国以上でSobig.Fの感染報告を受けた。

【緊急】ＩＥにも欠陥【マイクロソフト】

　マイクロソフトは２１日、同社製のウェブ閲覧ソフト「インターネット・
エクスプローラー（ＩＥ）」に安全上の欠陥が見つかったとして、利用者に
注意を促す警告を、ウェブサイト上で出した。深刻度を最も高い「緊急」と
し、直ちに修正プログラムを導入するよう呼びかけている。
　同社によると、欠陥が見つかったのは、ＩＥ５．０１、同５．５、同６。
この欠陥によって、危険なプログラムが仕込まれたウェブサイトや電子メー
ルを閲覧した場合、ＩＥなどのソフトが異常終了したり、パソコン内のファ
イルが読みとられたり、削除されたりする可能性がある。
　修正プログラムは、同社の「ウィンドウズアップデート」からダウンロードできる。　
　１２日から世界で大きな被害を出している「ＭＳブラスト」など、ウィン
ドウズやＩＥの安全上の欠陥を悪用したウイルスが増加している。７月に情
報処理振興事業協会セキュリティセンターに届け出のあったウイルス被害
１４１１件の約７割を、この種のウイルスが占めていた。
　欠陥を放置しているパソコン利用者が多いことがウイルス被害拡大の一因
となっており、同センターは、この種の欠陥に関する情報収集を習慣化する
よう呼びかけている。 (08/21 16:44)

asahi.com
http://www.asahi.com/national/update/0821/026.html

発売中の月刊誌「日経エンタテインメント！」に気になる特集が掲載されている。
「全国エンタ企業１５４社給与ランキング白書」だ。この白書は３月決算の会社の
有価証券報告書を基に作成されたもの。ランキングの１位に輝いたのはフジテレビ。
平均年齢３９．８歳で年収は１４９７万円。以下、２位新潟総合テレビ（１４８０
万円、４７．３歳）、３位日本テレビ（１４５２万円、３９．１歳）と続き、ベスト
１０にテレビ局が８社もランキングされている。あらためて、テレビマンの高額な
給与体制が明らかになったわけだ。

しかし、この金額は報道や制作といった残業が日常茶飯事の部署だけでなく、総務、
人事、営業といった残業の少ない部署も含めて平均した金額。そのため、これが報道
・制作などを担当するテレビマンの本当の年収というわけではない。「テレビマンの
給与体系は年齢が高いほど高くなる年功序列ではなく、年収のピークは働き盛りの
４０歳前後。この年齢で在京民放なら２０００万円以上です。だいたい入社２年目の
社員でも残業代を含めた月給が８０万円以上になることもある異常な高給体系で、
２０代で外車を購入する社員も多い。テレビマンの金銭感覚がおかしいのも当然なの
です」（民放事情通）

その頂点にいるのがフジテレビ。テレビマンはこんなデフレ時代の“別格”の存在といえる。
http://www.excite.co.jp/News/entertainment/story/?nc=5121&nd=20030809150000&sc=en

労働強度が単純に高収入の理由でないことは、様々な職種の収入を比較すれば明らか。
ある業種に就いている人の平均収入が高いという事は、すなわちその業種が「儲かってる」
ということを意味する。ある業種が儲かるかどうかには、その業種の持つ様々な特色が絡
んでいる。

儲かる業種の性質
1) 広く浅く消費者から金を集める業種である
　(電気やガス、電話などのインフラ・テレビ局など)
2) 金を払う消費者が、そうと意識しないで払う
　(テレビ局など)
3) 正当性をアピールし、かつ批判の存在をコントロールする手段を保持している
　(テレビ局を含むマスコミなど)
4) 世間の流行を左右し、消費の流れそのものを作れる
　(テレビ局を含むマスコミなど)
5) 依存性のある商品を扱う
　(タバコ会社・アルコール関連・パチンコ・ゲーム関連・宗教・テレビ局など)
6) そもそも独占性が高い
　(製紙・タバコ・アルコール関連・テレビ局など)
7) 透明性が低く監視の目が行き届かない
　(医療・政治・宗教・テレビ局など)
8) 末端消費者から集金する者と、最終的に金を持ってくる者が分離している
　(ダイヤルQ2業者・民放テレビ局など)
9) 法的に規制され、あるいは既存の組織が結託しており、新規参入等が困難である
　(銀行・パチンコ・医療・テレビ局など)

543 532だよ New! 03/08/17 02:21 ID:qyEywX79
うーん。数行の書き込みでは伝えられなくて残念。
>>535さん 「大変」だからといって「楽になりたい」とは直結しないと思うな。
>>539さん 放送免許を持たないプロダクションへ転職したとして、
　もし沢山の人数がごっそり転職すれば同じ給与が貰える様になると思うよ。 それは給料なりの成果をあげら
　れるから。 やっぱり仕事ができるんだよ。努力してきた人間は。 だから利益もあげられるんだ。
　もしたった一人の転職なら、そいつはいずれ出世するか、 仕事を覚えて独立するかして結局は以前以上の給
　与が貰えると思うよ。 勿論アベレージでの話だけどね。 詭弁というけれど、君自身、あるいは、君の周りに仕
　事のできる 人間はいないかい？ 単純計算では、同じ時間で2倍の仕事ができれば、 会社の利益は2倍、給料
　も2倍。その人間のおかげだ。 その人間（あるいは君）は2倍どころではない努力をしてきたのでは？
　プロダクションの安給料で頑張っている連中は やっぱり努力の量が全然少ない。子供の頃から目先の肉体的
　な努力だけだ。 それから君自身の周囲にテレビのキー局の知り合いはいるかい？ ノーであれば、テレビマン
　への誤解があるかも。

　キー局のテレビマンになるのは国家一種公務員より難しいともいわれる。 それを勝ち抜けるのは猛烈な努力
　家達だけだ。 一部でコネ入社が糾弾されているけど、それは僅か。しかも
　コネ→有力者の子弟→裕福→経済的に十分な教育余力→子弟も結局は優秀。
　これは詭弁ではなく、その類の人を何人も知ってる。 人事部門は馬鹿の対極にいるよ。
　それからマスコミ大手はどこも給料多いよ。
　講談社とか、電通とか、本人達から直接聞いてみなよ。 大手の会社→人気→選抜された人間→仕事できる→
　稼ぐ→給料高い
　「大手の会社」を「プロスポーツ」に置き換えると分かり易いよ。 万一、実力不足で偶然入れた奴はすぐに脱落。
　支離滅裂かもしれないが、1500万の給料は努力家達にとっては 相応だと思うのが私の意見。 読んでくれた人
　サンキュー。

　景気低迷や大型店進出の波を受け、京都市西京区の洛西ニュータウン内の
商店街「境谷センター」と「竹の里センター」でスーパーや小売店の閉店が
相次いでいる。「採算が合わないから仕方がない」との声がある半面、
「高齢化が進むのに不便」「近くに商業施設があるから入居したのに」など、
住民からは戸惑いの声も上がっている。
　境谷と竹の里両センターは、市が都市計画で定めた洛西ニュータウンに
４カ所あるサブセンターのうちの２つ。境谷センターは１９７０年代の
オープン当時、中核店舗のスーパー「エクセル境谷」のほか１２店舗があり
にぎわいを見せたが、近隣への大型店出店の影響などから業績が悪化。
２００１年末にエクセル境谷が閉店したのに続いて小売店の撤退も相次ぎ、
今では７店舗に減った。
　竹の里センターでも昨年１１月にスイミングスクール、今年４月にはスーパー
「桂なかむら洛西店」が撤退するなど、両センターを取り巻く環境は急激に変化している。
　エクセル境谷の跡地には老人福祉施設の設置が決まり、桂なかむら跡には
大型酒店が入店したが、生鮮食品を扱う店舗が両センター内からなくなった。
「市場原理上やむを得ない」との声もあるが、境谷商店連合会の栗山弘造会長は
「人通りそのものががたんと落ち、皆経営が非常に苦しい。核となる商業施設を
何とか誘致できないか」と訴える。竹の里地域自治連合会の平井義昌会長も
「都市計画で商業・利便施設が配置されていることを条件に入居した住民も多い。
高齢化が進むなか、お年寄りが遠くまで買い物に出るのは大変苦痛だ」と強調する。
　これらに対し、境谷センターを管理する洛西ニュータウン管理公社は食品
小売店を誘致することも模索中だが、実際は白紙の状態。竹の里センターの閉鎖
した二施設跡は民間所有のため、「利用の仕方は所有者の意向で決まる。新たな
展開は仕方がない」（市都市総務課）としている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030619-00000110-kyt-l26

「売れる」の魔法にかかった!?　ハリポタ 35万在庫に悲鳴

　昨年１０月に発売され、不況にあえぐ出版業界の“救世主”となった
「ハリー・ポッター」シリーズ第４巻「ハリー・ポッターと炎のゴブレット（上下）」
（静山社、セット価３８００円）。しかし、返品できないという特例的な契約のため、
全国の書店にある第４巻の在庫は少なくとも約３５万セットといい、過剰在庫を
抱えて悲鳴を上げた書店が、他の出版社の書籍を返品するなど波紋を広げている。

　第４巻の販売方法は返品を認めない代わり、注文数を必ず書店に届ける
買い切り制。初版は史上最高の２３０万セット。１１月末の６刷までで３５０万
セットが全国の書店に販売された。

　だが、年末から売り上げが落ち始めた。「注文数を完売し問題ない」という書店が
ある一方、追加注文し過ぎた書店は「３年でもさばききれない」など大量の在庫を
抱え込む結果となった。

　在庫について、静山社は「約10%の３５万セット」としているが、出版ニュース社の
清田義昭社長ら「約20%の７０万セット」と推定する業界関係者も多い。

　「第４巻が返品できないため、在庫スペースが少なくなり、他社の書籍を返品
せざるを得なくなった」というのは埼玉県内の書店主。「昨年末から返品が増え
始めたが、原因は第４巻」とみる出版社も複数ある。静山社は「販売推進のための
キャンペーンを検討している」と話している。（京都新聞）
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030313-00000087-kyt-kin

三井物産は筑波大学などと組んで、人体に装着して歩行などを補助する「ロボット
スーツ」を事業化する。足腰の弱った人がこのスーツを装着すると、日常生活で
歩いたり階段を上り下りするときに必要な力の一部を供給し、楽に行動できる
ようになる。年内に十スーツを試作し、実地試験した上で、来春に事業会社を設立
する。ロボットスーツの原型を開発したのは筑波大学・機能工学系の山海嘉之教授。
人間が動くときに皮膚の表面を流れる微弱な電気信号から次の行動を予測し、
モーターで自然に動作を補助する。ほとんど力を使わず階段を上ったり、いすの
ないところで腰掛ける姿勢を続けたりすることも容易という。動力源には二次
電池を使い、歩行補助の場合は充電なしで4時間程度はもつ。ロボット重量は約
17キログラム。機械自身が支えるため着用しても重さは感じないという。販売時
には11キログラムに軽量化し、将来的に価格は100万円程度を目指す。

引用
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20030821AT1D2005020082003.html
開発中のロボット（写真付き）
http://www.mitsui.co.jp/tkabz/news/2003/030820.html

　［ニューヨーク　2日　ロイター］　米ワイアード誌8月号は、人体を体液や繊維、
免疫細胞など再生可能な部分に分解すると、1体当たりの値段は4500万ドル(約53億円)
になるとの試算結果を発表した。不法で道徳に反し、不届きな意見だが、あくまで仮定の話。

　現在では技術の進歩のおかげで生体の臓器より骨髄(1体当たり2300万ドル)、
DNA(970万ドル)、免疫細胞の抽出(730万ドル)など、より高額な部位も出現しているという。

　一方、肺の値段は11万6400ドル、腎臓が9万1400ドル、心臓は5万7000ドルにとどまっている。

　生殖については、妊娠可能な女性が8年間に32個の卵子を売却し、22万4000ドルを手にできる。
男性が同じ金額を求めた場合、20年にわたって月に12回の精子を提供する必要があるという。

http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf/CID/onair/biztech/medi/255510

　ハイテクを駆使した薄型テレビの売れ行きが好調で、大画面が売り物の
プラズマ・ディスプレー・パネル（ＰＤＰ）の生産が追いつかず、各社は
工場の新設などで増産を急いでいる。韓国メーカーなどが追随しているが、
日本メーカーが世界シェア（市場占有率）の約８割を握る。ＰＤＰは低迷
する家電業界の数少ない牽引（けん・いん）役に成長した。
（中略）
　パイオニアや富士通、松下など国内の全メーカー５社は７月、「次世代
ＰＤＰ開発センター」を設立。国の補助を受けて、製造コストと消費電力
を従来の３分の１に下げる技術を共同開発する。高い技術力があれば、コ
ストの安い海外生産とも戦える。国内工場の強みを生かせる「最後のとり
で」を守ろうと、連合を組んで海外勢に立ち向かう構えだ。

（以下ソース参照）

asahi.com
http://www.asahi.com/money/topics/TKY200308200075.html

　映像制作などの角川デジックス（東京・千代田、土屋良彦社長）は18日、
携帯電話に小説などの文庫本の内容を配信するサービス「文庫読み放題」を
始めたと発表した。人気作家による連載のほか、新作や書店の紹介などの情
報を幅広く提供する。利用料金は月額300円。20代を中心に初年度5万人の
会員獲得を目指す。
　携帯電話向け情報配信のバンダイネットワークス（東京・千代田）と共同
で、ＮＴＴドコモのインターネット接続サービス「ｉモード」の利用者向け
に配信を始めた。
　看板商品は携帯限定の連載で、今月は推理小説家、伊島りすと氏のミステ
リー「戦争ボーイ」など３作品を用意、毎日更新する。当初は文庫本新旧20
冊を用意。今後は単行本などにも対象を広げ、毎月20冊程度追加する。

Nikkei Net（携帯画面あり）
http://www.nikkei.co.jp/keitai/saishin/20030818e001y60618.html

フランスの自動車大手2社は24日、2003年上半期（1―6月）決算を発表した。
ルノーの純利益は資本提携している日産自動車の貢献により3割の大幅増を記録。
一方、プジョーシトロエングループ（ＰＳＡ）は約1割の減益となった。この結果、
ルノーの純利益は1998年下半期（7―12月）以来、4年半ぶりにＰＳＡを上回った。
ルノーの純利益は11億7700万ユーロ（約1590億円）。このうち約7割にあたる
8億5900万ユーロは、同社が株式の44％を持つ日産からの持ち分法に基づく
利益計上分。日産からの利益は、昨年出資比率を上げたこともあり、前年同期
からほぼ倍増した。
ルノーの売上高は仏をはじめとする欧州市場での販売不振を受け、186億5300万
ユーロと前年同期比2.1％減少。高級車戦略の失敗もあり、営業利益はほぼ半減し
4億1800万ユーロにとどまったが、「日産効果」で決算が大幅に改善した。

引用
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20030725AT2M2500625072003.html

ゴーン株は上昇の一途だ。もっとも外から見ればいいことずくめだが、「円安による為替差益
と人減らし、資産の切り売りによる合理化効果で最高益を達成しただけ」(外資系証券会社の
アナリスト)という辛口の見方もある。
　ダグラス・マッカーサーさながらに日産に乗り込んできたゴーンを、困り果てた庶民に救済
の手を差し伸べる“白馬の騎士”と考えたら大間違いだ。この大物助っ人はビジネスの論理に
基づき、きちんと見返りを要求する。
　日産は2002年3月、仏ルノーに金融子会社の日産ファイナンスを通じて、１９億４００万
ユーロ(約2175億円)を出資した。続いて5月、２億６１４０万ユーロ(約300億円)を追加出資
して、対ルノーの出資比率を１５％とした。これはフランス政府に続く第二位の大株主で、
ルノーとの提携関係が「救済」から相互出資による「対等な立場」に進化したと言うのが、
日産ゴーンの謳い文句だ。だが、これははなはだ疑問なのだ。
　「極言するなら、この資本関係は、ルノーを利するだけ。日産にはほとんどメリットがない
というのは、日産が取得する株式には議決権がないからです。議決権のない株式を引き受けて、
いざという時にどうするんです？」
　こういって外資系の証券アナリストはあきれる。ルノーは金を出し、日産の経営にも口を出す。
一方、日産は金を出すだけで、ルノーの経営には一切口をはさまない。いや、はさめないのだ。
こうした不平等な取り決めに異議を唱えない日産の日本人の役員たちは、独裁者ゴーンの前に
ひれ伏す従順な下僕でしかない。
　ルノーが日産を支配するようになったのは、1999年3月にルノーが日産グループに６４３０億円
を出資、日産本体の36.8％の株式を握り、筆頭株主なった時からだ。日産が議決権のない株主
取得を見返りに２４７５億円を出資したことで、ルノーは投資額の四割弱を回収できたことになる。
　さらに、日産は2001年3月期決算から一株当たり年７円の配当を復活。ルノーは１００億円
強の配当を受け取った。社内保留より株主配当を優先するのが外資系の流儀で、2002年同期は
同８円配当と、さらに１円増配した。日産はルノーにとって、“金になる木”に大化けした。
http://www.kyoto.zaq.ne.jp/ark/global/GENDAI.HTM

97 ：名無し物書き＠推敲中？ ：03/08/17 22:24
この板のコテハンは、２ちゃんねるの数ある板のなかでも、痛さでは
かなり上位に食い込むのではないだろうか。
ネチケットを守れない中年層が長期的に巡回して、「居つく」という
現象が起こっている点、
ごく一部のコテハンに見られる、オフにおける陰湿なやりとりを隠蔽し、
暴露され事件になった後も、加害者が恥じない点、
名無しになったものを粘着して探し回る点など、枚挙に暇が無い。

644 ：名無し物書き＠推敲中？ ：03/08/22 00:50
【へろ氏への公開質問状】

あなたは個人ＨＰ上において、２ちゃんねる創作文芸板におけるオフ会の
様子を書き込み、明らかに板上で特定できる人物＝しっぽ氏を誹謗中傷する
内容を客観描写によって記述しました。当のしっぽ氏は誹謗中傷されたことを
板上のレスで抗議したにも関わらず、あなたの書き込みは個人ＨＰ上に削除も
されぬまま今も残っています。そのことに対するあなたの認識は、

８／１９発言
792 ：へろ ◆HARO20zXjM ：03/08/19 00:07
>>785
軽率だったとは思ってるよ。
消す消さないの問題以前に、軽率だったなぁ、と。

↑
「軽率であった」と認めながら、何がどのように軽率であったのか、
軽率であったのなら、そのことについて釈明し、謝罪し、問題ヵ所をＨＰ上から
削除することが最低限の誠意であり、責任の取り方であると考えますが、
いかがでしょうか。
「軽率だ」と認めておきながら、何の措置も取らないのは何故でしょうか。
インターネット上のＨＰは小さいながらも不特定多数が閲覧可能なメディアであり、
細心の人権配慮をするのが（大げさではなく）当然と考えますがいかがでしょうか。

以上、ネット上でお答えいただければ幸いです。尚、自分はしっぽ氏ではありません。
２ちゃんねる創作文芸板というコミュニティーのいち利用者として質問いたします。