935 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/14 18:15
冒頭部分です。評価お願いします。
部屋に響く音はカタカタと無機質な
キーボードの音と
本のページをめくる音
部屋にあふれる匂いは
煙草の匂い
窓から入ってくる光は
その煙を淡く映し出した。
ピンポーン...
部屋の主が気まぐれで
自らの手で押す事が無ければ
滅多になる事の無いインタフォンがなった。
この部屋を訪ねてくるものは数年前に死んだ。
誰だろうと一瞬思ったけれど
数秒後にはめんどくさいと言う理由で考えるのをやめた。
のぞき窓をのぞくのも億劫でやめた。
どうせ大層な人ではないだろうし
例えドアを開けた瞬間に
銃を突きつけられて殺されたとしても
それはそれでよかった。
人間らしい生活は
数年前に捨てていた。だから別にどうでもよかった。
あのとき、このマンションの屋上から
けったくその無い事で笑いあった
友人が飛び降りて死んだ時から。
何も考える事も無く開けたドアの向こうには
数日ぶりに見る外の風景で
電線には鳥がとまっているのが見えた。
久しぶりに吸う外の空気は
新鮮さを感じさせ驚いた。
そういえば部屋の換気を随分と前からしていない。
何よりも驚いたのは
その、目の前に立つ
気がついたら空を集める職業についていた
職業柄転々と地方を渡り歩く
友人が目の前に立っていたから。
936 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/14 20:22
>>935 久しぶりの投稿だなぁ。
んで俺だったらこうする。というポイントを羅列していきます。
>部屋に響く音……映し出した。
音という言葉を使い過ぎな気がする。あんま同じ発音があると読んでて飽きるというか…そんな感じ
俺だったら…
「カタカタと無機質なキーボード音。
本がめくられる音。
煙草の匂い。
部屋の窓から入り込む光が、その煙を薄く映し出す。」
と、俺の感性で書いてみたが、ダメかなぁ…。とにかく暗い雰囲気を表したツモリ。
何かダークな感じが漂うんで、「…けれど」→「…が」とか全体的に暗いイメージのある言葉を使うとヨロシ。
それと最後の三行。読みにくい。
「その目の前に立つ友人、…〜渡り歩く友人が目の前に…」と繰り返してわかりやすくしたほうがいいかも。
まぁ、俺だったらばというのをいってみました。
無視しちゃってもOKっす。
>>937 面白いと思います。作風は「山椒魚」の系列ですね。
懲りすぎてなく、闇雲でもない、すっきりした掌編だと思いますよ。
歩きつづけることで何か見えるものがあるなら、
僕は静かな夜明けから、賑わう午後の街並を通り抜け、
赤く焦げた夕焼けの下を夜に向かって進んでいこう。
こんな出だしどう?
短かすぎるかな。
>>939 いいと思うけど、その調子で続けられるか、それが問題。
941 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/16 18:18
アゲ
こんばんわ。
出遅れましたが批評です。
>>935 読ませていただきました。
改行と形容詞のリズムの効果で、詩的な文章ですね。
この詩的な雰囲気があとあとのストーリーにどう絡んでくるのか、気になるところですが、
冒頭だけのようなので技術的なところから。
人間らしい生活は
数年前に捨てていた。だから別にどうでもよかった。
というくだりは、どうして「だから」のところで改行がなかったのでしょう?
何よりも驚いたのは
その、目の前に立つ
気がついたら空を集める職業についていた
職業柄転々と地方を渡り歩く
友人が目の前に立っていたから。
というラストは、いままでの文の中で一番形容が長く、強調されています。
しかしリズムを大事にしながら、もう少しスマートに表現することはできないでしょうか。
「気がついたら」の主語が主人公なのか、友人なのかもはっきりしません。
思いつくのはその程度です。
この文章の特徴は詩的なリズムなので、それを活かした筋立てになることを期待しています。
943 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/17 00:45
冒頭部分。
この狂った街では何をしてもいい。
性器を露出して歩いても、殴り合っても、街路樹の下で昼寝してもいい。
銀行に強盗に入ろうが、舗道でセックスしようが、OKさ、問題ない。ノー・プロブレム。
だけど、それでも何か物足りなくてさ。俺たちは、もっと遠くへ行きたいんだ。
ぶち壊したい。あらゆる既成概念を。
突っ込みたい。愛しのあの娘に限らず、セクシーな美女なら誰でも。
火をつけたい。俺のハートに、そしてみんなのソウルに。
しかし、そんな街はない。虚無。空白。ここには何もない。
情熱も欲望も、みんな忘れちまったさ。
そして今、俺は純粋で潔い孤独のどん底にいるんだ。
944 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/17 18:34
>943
「愛しのあの娘」「セクシーな美女」はいかんだろ。
もうそれでお遊びにしか見えない。
945 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/17 18:45
>>943 基本的なことだが、説明が長すぎます。
描写から入った方がいいでしょう。
ズボンを下ろして、性器を露出したまま、歩いているカップル。
さっきまで、殴り合っていた若者たちは、歯が折れて血まみれな顔をして、道路に横たわっている。
道路の真ん中で昼寝していた老人を引きずって走っていくトラック。
そう、ここは、なんでも許される狂った町だ。
って感じでさ。
946 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/17 18:56
うんコぶりぃ
冒頭ですがどうでしょう。
土曜日、僕はその日部活があった。だから、見てしまった。
その日の部活は午前中までだった。
本来ならばそのままいつもどおり仲間と共にコンビニに寄り
道でもしながら帰宅していたのだが、その日はたまたま教室
に忘れ物をしたのを思い出し、仲間を生徒玄関に待たせて2
階にある教室へと走っていった。教室には当然、人っこひと
りいやしなかった。完全週休二日制によって今年から公立高
校では土曜日が休みになったためだ。
ここは私立の高校だが、他の公立高校と同じように土曜日は
休みであり、部活動・・・といっても運動部だけであるが、
その部活動を理由にして来ている生徒以外が学校の敷地内に
いるはずも無かった。
うーん、これが冒頭じゃ弱いですな。
もっとグワァーッていう迸りが欲しい。
文体も平易すぎる。
じゃぁもう少し続くんですがどうでしょう。
「あったあった。」
岸崎と書かれた名前シールの張ってある灰色の縦長なスチール製ロッカー。
今年買い換えたばかりらしくとてもきれいで使いやすい。しかも鍵をかけることまでできる。さすが
私立の高校、お金は有るようだ。そのロッカー中から分厚い英語の辞書を取り出し、小脇に抱えた岸
崎輝裕はふと窓の外を見た。この学校にはシンボルであるらしい桜の木がたくさん植えられている。
中庭には特別多い。そしてその中庭になぜか転々としている学用品・・・・。一体何故?輝裕は視力
がそんなに良くないため、それが詳しくなんなのかを判別するのは難しかった。先日行われた視力検
診ではちゃんと、予想通りにC判定をくらっている。しかし輝裕は好奇心からそれが何なのかを知り
たくなり、必死で目を凝らすと、少しだけ、それが何なのかが分かってきた。おそらく手前校舎側か
ら、靴、口が開き中身がこぼれて見える筆入れ、乱雑な数冊のノート・・・まだまだ色々なものが落
ちているようにも見えるのだが、よくわからなかった。そうしてぼんやりとして見える物体を目で追
っていくと、もう片方の靴を見つけた。その靴は、人間の足がくっついていた。それは、更に目で追
っていくと人間が履いているものであることがわかった。中庭の桜の木の下で座り込み、動かない少
女の足にその靴はあった。この季節、残冬というか初春には珍しくブレザーの上着を着ていない、靴
を片方だけ履いた長い黒髪の少女。顔は見えないが制服からしておそらくこの学校の生徒だろう。
>>949 書き始めて1年未満、50枚以内の文章。
当たった?
2000年ごろから書き始めてます。
しかも50枚以内ではないです。三桁は行く計算です。
952 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/17 20:55
>>947 冒頭から説明ばかりだと、読者が入り込めないぞ。
描写できるところは、描写しろよ。
むしろ
>>949から始めた方がよい。
950を超えたので、新スレを立ててきたいと思います。
新スレでもマターリとよろしくお願いします。
954 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/17 21:19
>>947,949
文体と視点がちょっと不安定。1人称と3人称がごっちゃになってる。
”僕”で始まっているので、語り手が僕かと思っていると
>>949で
3人称に移行する。主語の問題だけではなく、
>今年買い換えたばかりらしくとてもきれいで使いやすい。しかも鍵をかけることまでできる。さすが
>私立の高校、お金は有るようだ。そのロッカー中から分厚い英語の辞書を取り出し、小脇に抱えた岸
>崎輝裕はふと窓の外を見た。この学校にはシンボルであるらしい桜の木がたくさん植えられている。
特にこのへんは、生徒であるなら知ってるはずのことまで”らしい”で表現してるので、
完全に3人称語り手の視点。
3人称の中に1人称的表現を放り込むことは出来るけど、
意識してやっているのではなく、混同しているように見える。
やるんなら、岸崎輝裕という主語をもっと早く出して、
1人称じゃないってことを明らかにしておいたほうがいい。
皆さんレスありがとうございますー。
やっぱりホントに参考になりますネェこのスレは・・・。
>>1さん良スレなので次スレもたのんます!
age
俺はシン。本名は真実の真に漢数字の一で真一。で
もみんなは俺のことをシンって呼ぶ。あだ名ってやつ。
ひねりのない基本中の基本。変なあだ名じゃなくてよ
かったよ。いるだろ、変なあだ名のやつ。たとえばあ
いつ、クソハゲ。身長百九十の大男。目が細くていか
にもやばそう。なんでクソハゲなのかは俺もしらない。
クソを漏らしたわけでもないし禿てるわけでもない。
でもクソハゲはクソハゲ。面向かっては誰もいわない
けどね。怖いから。
主人公は中学生。レイプ犯の疑いをかけられたクソハゲとの友情物語。
出だしなんだけど、どう思う?
脱字スミマセン。
○面と向かっては
×面向かっては
960 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/18 13:50
>>958 クソハゲはあかんやろ。そんな名前じゃ読者が引いてしまうぞ。
ジャンルがギャグ系だったらまだわかるけど……。
>>958 中学で190cmってでかー(゚Д゚;)
確かにクソハゲはちょっと・・・という感じかも。
レスどーもです。
あらら、クソハゲはまずいすか…インパクトあるかな、なんて思ったんだけど(w
…実はクソハゲは絵が上手。小学校のときには写生で賞も貰った。
だけどそのときの絵にはいるはずのない鷹が描かれていた。
それを回りの奴らは野次った。想像で鷹なんて描くなよ。
想像は空想になり鷹は禿鷹になった。やつはクソハゲになった。
…というクソハゲ君の独白を入れればオッケーっすかね?
いや今考えたんですけども。
身長については、そのくらいないと大男ではないかも。どうでしょう。
実際、俺は中学ん時に180以上あったけど、もっと大きいやつはいたし…。
>>962 アダ名の理由わからないんじゃなかったの?
俺「も」知らないってみんなも知らないって事じゃ?
その独白は何?誰も知らないのにダレが言うの?
クソハゲ?だとしたらなんで三人称視点なん・・・。
190aか、見上げなきゃだ・・・(´Д` ;)漏れももっと長身が良かったーい。
>>963 レスありがとです。
あだ名の理由は俺「も」しらない。
なのでクソハゲ君の独白で明らかになる。
>>962はただのプロットのつもりだったんですが、
そんなもんわからんすよね。スミマセンです。
でもそういうの抜きにしても、
とりあえず冒頭にクソハゲはインパクトはあるけど引いてしまう、と。
了解。
ちなみに身長は、高くてもあんまりいいことないよ。
服がない、燃費が悪い、とにかく目立つ。
Hんときも彼女との身長差で四苦八苦…。
>>964 そか、プロットか・・・スマソ
背の高いヤシにも悩みは当然あるんだな・・・。
わかった、漏れはこの両親より与えられた身体で人生をまっとうするよ!
・・・・・とか言ってみるテスト。
番号間違えた○963
×962
>>965 う、プロット…って自分で書いといてアレだけど、
これは単なる後付の設定っす。
クソハゲはインパクトはあったみたいだけど、
拒絶されやすくもあるってことなんで、
ならそれを解消するにはどうしたものかと。
いやクソハゲに思い入れがあるわけではないんですが(w
俺も諦めて人生いきてくです。
ボーリングでレンタルの靴が一人変な色でも泣いたりしません。
968 :
バカたれ!:02/07/18 15:15
バカたれ!
普通日本人が名前に英数字など使うか!
それをわざわざ漢数字といったら、一ではなく壱だろうが!
真一でシンならあだ名などではないわ! ただの略称だ!
969 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/18 15:27
>>943 言葉の選び方があまりに安易で、折角の異常なロケーションが死んでいます。
>945の文章でもまだまだヌルい。はじめの3行を三人称で最低5〜6枚分ほど描写。
それだけで読者の読む気が大分変わって来ます。
>>947 まず「状況の説明」と「死体(?)の発見」は別段落にするべきです。
どちらを先に書くにしても、読者に対する引きを入れるのを忘れないこと。
最初の一行を事件からはじめるのが基本です。
あとは他の人が書いてるので略。
>>958 クソハゲとの会話文からはじめてみて下さい。以下一例。
その日、クソハゲは青かった。
クソを必死で我慢してるみたいな顔色。
「なぁシン、俺がネンショー入ったら、ときどきは面会に来てくれよな」
「はぁ?」
驚いて顔を上げる。
身長百九十のクソハゲとは、上を向かないと目が合わない。
「いきなりなんだよ松田(仮)。なんかやったのか」
クソハゲとは呼ばない。
身長百九十の凶相の男を面と向かってクソハゲと呼べる奴はそう多くないはずだ。
情報は小出しに、説明は描写に紛れて。
クソハゲのあだ名の由来とかはしばらく後でも問題ありません。
それとクソハゲというあだ名のセンスは悪くないです。私は好みですね。
普通日本人は名前に英数字を使わない。ごもっとも。
でも「一」を表現するのに「漢数字の一」とはいう。
たとえば「市」も「イチ」と読めるしね。
ちなみに「一」は漢数字だばかたれ。
あだ名は、う、確かにそうかもなー。
というか文章そのものには誰も突っ込んでくれんのか…。
それとも俺はそれ以前の程度なのか…。
>>969 レスどーもです。
情報は小出しに。了解です。
「クソハゲは青かった」
この一文にはちょっとびっくり。賛辞です。
俺もこれくらいのツカミができるようになりたい、と思った。
972 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/18 18:59
>クソハゲ
シンがいわゆる通り名なのに、
それと対比して出てくるクソハゲが、面と向かって言えないあだ名なのは違和感。
>>972 書き込みどーもです。
でも面と向かっていえないあだ名はあるんじゃないかと。
たとえばしずかちゃんは「ジャイアン」とはいわずに「タケシさん」という。
それはつまり、えっと、なんか違いますねこのたとえ。
クソハゲ…ここで引っかかるとは…。
いやタメになったです。本当に。名スレですな、ここ。
俺的にそんな違和感なかったけどなぁ…クソハゲ…
キテレツのブタゴリラと同じ。最悪のアダ名なのにみんな普通に呼んでる。
少なくとも俺はそう思った…
>>969 一例の文だけどさ、
>身長百九十のクソハゲとは、上を向かないと目が合わない。
>身長百九十の凶相の男を面と向かってクソハゲと呼べる奴はそう多くないはずだ。
のところ百九十は二回も言わなくていいんじゃない?
もっといいかえた方がいいとおもう。巨体とかで十分じゃない?
976 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/18 23:05
>>975 途中で割り込んで悪いんだけど
そこに手を加えるとしたらこうかな?
>身長百九十の凶想をしたクソハゲとは、上を向かないと目が合わない。
>男に対し面と向かってクソハゲと呼べる奴はそう多くないはずだ。
>>976 その二行だけならスッキリするけど間に二行あるから
男に〜だとあまりにも他人行儀なきがする……。
978 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/19 00:10
誰も注意しないけど、これ、一応清書するときは縦書きだよね。
身長を表す時の漢数字表記は、
「百九十」じゃなくって
「一九〇」のほうが多いと思うんだけど…。
年号なんかも同じ理屈で、
「西暦二千二年」なんて書きかたはしない。「西暦二〇〇二年」とする。
ども、969です。同語反復は確かにウザいですね。読み返せば気づく類いのことなんでこれは反省。
百九十→一九〇も気づきませんでした。普段は六フィート半とか書いてるもんで。
ホントは漢数字多用も望ましいと言えないので、
>俺より頭ひとつ分でかいクソハゲとは、上を向かないと目が合わない。
>乱杭歯の巨漢をクソハゲと呼べる奴はそう多くないはずだ。
そいつがハゲてないならなお。
とかでしょうか。ここからあだ名の不思議に流れる方向で。
あとクソハゲに引っ掛かる人が多いのは、それだけインパクトがあるってことなんで、
無難な名前にするよりはこのまま押し切ることを勧めます。
皆さん、書き込みどーもです。
「クソハゲ」、インパクトは強かったみたいですね。
ただ引く人もいる、と。
再度了解です。
本音はこのまま突っ走りたい気持ちですが、
2つのあだ名とか、会話では本名を使うとか、
工夫してみるのもいいかなと思いました。
身長や年号の表記は、そうでした、スミマセン。
実は一週間くらい前から小説書きはじめたんで、
まだまだ基本ができていないのかも…。
ちと言葉が足りなかった。
クソハゲって名前はともかく、締めの部分で引っかかったんだよね。
”変なあだ名じゃなくてよかった”と言ってるのに、
変なあだ名の例として、面と向かって言えないものを出してくる。
シン自身も変なあだ名で陰では呼ばれてる可能性はあるわけで、
”変なあだ名じゃなくてよかった”にはつながらない。
シンとクソハゲはあだ名の例として比較対象にならない。
つまり、クソハゲの由来を考えないで書いたために、
文脈が破綻したんじゃないか、ってこと。
新スレ立てたほうが良くないか?
もう立ってるよ
>>981 レスどーもです。了解です。
確かに「俺」が浅はかにみえる、うん。
気をつけます。
ということで、新スレの方へいきますです。