1 :
マスク・ザ・レッド:
ナイファンチ・雲手に関するトピはありましたが、首里手の入門型・「平安(ピンアン・ヘイアン)」はないので作ってみました。
最近の高校生は部活で空手を始めると、最初から観空・ジオン等から型を学ぶので知らないかもしれませんが、
平安の型は明治末、糸洲安恒という空手家が、沖縄の中学(旧制。今で言えば高校)生の空手入門用として創案した型です。
空手家によっては、
A:入門レベルの型であり、身体を養うには良いが武術的意味はあまりない
B:近代空手道は平安の型の創案により始まった。ある意味、空手道で最も重要な型
など、この型に関する意見も分かれるところです。
まぁ、難しい話はともかく、
「平安といえば四段が一番派手で楽しいよね」とか、
「平安五段の真の解説はこうだ!」
とかいう楽しいカキコミをお待ちしてます(^^)
みんなで平安の型を語りましょう!!
2 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/12 02:22 ID:cAJvItS2
語る〜2!
3 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/12 02:27 ID:mtk+9ted
平安3段!!オス!
4 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/12 02:33 ID:ahpnMX9A
やっぱり平安四段恰好いいっす。押忍
5 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/12 02:49 ID:Gli1yTzI
五段が一番カコイイと思うのは俺だけ?
6 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/12 02:55 ID:w8an53nH
7 :
マスク・ザ・レッド:03/08/12 21:13 ID:Af/kx0Mr
五段いいっすよね〜〜〜(^^)
ところで、5さんと6さんところの五段は、型の後半に跳躍はあるほうですかないほうですか?
自分が稽古しているのは、松濤館流に近いので跳躍が入ります。
ところで、「気合」は着地の「交差立ち+交差受け」のところで入れますが、松濤館流は空中で「気合」をかけるみたいですね。
8 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/12 21:18 ID:uPhIuNmo
ウチの道場は糸洲だが飛びますなぁ
学校のほうではとばないが
9 :
6:03/08/12 21:20 ID:w8an53nH
10 :
5:03/08/12 21:21 ID:bLtq7vi7
>>7 俺は松檮館だから跳躍するよ。
でも気合いは下段十字受けだよ
11 :
マスク・ザ・レッド:03/08/12 22:14 ID:Af/kx0Mr
なるなる....飛ぶのは松濤館に限らないみたいですね。
自分も、高校では糸東流に近かったので跳躍なしでした。
(そのワリに決勝型は松濤館の観空大だったケド(^^;))
ちなみに、「前空連指定型」が制定される以前の関東の高体連の空手では、予選型:平安、決勝型:自由、というルールでした。
(剛柔流の人はどうしていたのか今考えると非常に不安(^^;))
それも、昭和○○年は平安三段、昭和○×年は平安四段....という具合だったため、自分は高校で始めて習った型は平安三段、二年生の時の予選型は四段、三年生の時は五段、という具合でした。
自分は今でも、高校で空手を始めた生徒には、平安(剛柔流ならば撃砕)の型こそが最適、と、考えています。
12 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/13 19:58 ID:2wE7p0ro
跳躍はどんな意味でつか?
13 :
マスク・ザ・レッド:03/08/13 21:51 ID:korHIrNw
>12さん
あくまで私見ですが....(^^;)
えーっとですね。人によって解釈は違いますが、自分なりの解釈を(^^;)
もともと、流派によっては跳ばないところからみて、この動作は「後づけ」的な動作であり、武術的意味は少ないと考えます。
本来的には、前の動作からみて、
「猫足、逆拳上段突きの構え→深い交差立ち、交差受け」
の動作そのものが、
「相手を掴んでの投げ→膝で相手を抑えての下段突き」
かと思います。
で、あれば。
跳ぶ必要は全くありません。
しかし。
これは敢えて
「跳躍→低い姿勢での着地、交差受け」
という難しい動作をすることよって、
「体を練る(=鍛錬的動作)」
を加味したもの、ではないでしょうか?
(他の解釈をされる方待ってます(^^)/☆)
14 :
5:03/08/13 22:28 ID:KSKS6v11
跳躍は、横薙の下段攻撃を避けるんじゃないですか?
しかし、師範の出身大学によって言うことが違います
15 :
マスク・ザ・レッド:03/08/13 23:35 ID:korHIrNw
>5さんへ
薙刀....というか、棒の様な「長器」による「薙ぐ」攻撃を避ける、という解釈は当然OKだと思います(^^)
確か富名腰先生の著書にも、「平安五段の跳躍は、最高点が高いというよりは最低点が高いことが肝要、また、予備動作なしでいきなり跳べなくてはならない」というような記述があったような気がします(だいぶ意訳してますが(^^;))
16 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/13 23:44 ID:Yj2txA4I
そういえば、大山総裁は正座の状態からいきなり1b跳躍して不意打ちを避けたとか。
17 :
和道 ◆Wado/di/UI :03/08/14 00:18 ID:UOqaADbH
和道流だと、跳躍の前は
「棒で上段に突いてくるのを後屈立ちでスウェーしながら後方に逆拳上段突き」
でもってその棒が足を払ってくるのを跳んでかわす、と習った・・気がする。
足を払うのを避けるだけだから、体が高く跳ぶんじゃなくて足をたたんで上げることに意味があるんだと。
18 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/14 01:21 ID:N/N03HYp
19 :
マスク・ザ・レッド:03/08/14 13:01 ID:efxblc8K
>17さん
なるなる....和道流の解釈も独特ですね〜〜〜(^^)
16さんと18さんの話題は、果たして船越・大山先生のどちらの話なんでしょね?(^^)
そぉいえば、大山先生は船越先生の弟子でもありましたよね。
(大山先生は船越先生の松濤館流を、山口先生に剛柔流を学んでますから)
20 :
武留守吏 ◆et0OUpymi6 :03/08/14 13:39 ID:oQdRk/1n
>マスク・ザ・レッドさん
あの、大山総裁の講話の中にね、
船越先生と思しき先生との話があるんたよ、キミィ!
---------------------------------------------------------------------
ある日ぃ、先生がアダシを呼んてこう聞くんたね。
『大山君、キミは空手をやっでとの位になるんたね?』
アダシは意気揚々ど胸を張っで、
『ハイ、先生!3年になります!』
ほうしだならぱ、先生が、
『3年か…。キミは強い。確がに強くなっだ。
てもね大山君、立ぢ方3年、握り方3年、突ぎ方3年、
合計9年やらないと空手の門には立でないよ』
と、こう言うんたね。
それを聞いでアダシは、
『何を言ってるんたろう。オレは先生ても、先生ても来だら一発てノバスわ』
と、こう思たんた。ちょっと生意気たたんたね。
…ほうしで50年経っだ今…、夜中にフど目が覚めで、自分て拳を握てみるんたね。
…握りは、これていいんたろうか?と考えるんたね。
-----------------------------------------------------------------------
アダシの好きな話のひどつてす。
ちょどスレ違いの話てスマソてす、キミ達ィ!
21 :
マスク・ザ・レッド:03/08/14 23:58 ID:ShouZu8u
>武留守吏さんへ
いえいえ、貴重な書き込み、ありがとうございますm(__)m
そういえば、大山先生について「拳の握り方これでよいのか、と、常々考える」というような記述を幾つかの著書で見かけましたが、これは遠く、初めて空手の門を叩いた松濤館流の時代から始まっていたのですね。
ちなみに、大山先生は、「(松濤館流の)空手の手刀受けは動作として可笑しい、こういう動きでなければ相手の技を防げない」
という信念から、「手刀受け」を独特の両手で円を描くような動作に改変されたことでも有名ですよね(^^)
極真会館の「平安」の型も、非常に味のある型と思います。
22 :
武留守吏 ◆et0OUpymi6 :03/08/15 07:38 ID:bBo6ydWU
>マスク・ザ・レッドさん
どもども(^_^)
極真の手刀受けの話は、トリビアの泉じゃないけど“へぇ”でした。
小生、もともと松濤館流が一番経験永いんです。
で、今のフルコンは極真系なんで、その“両手で円を描くような動作”なんですが、
実際どうなんでしょ?
個人的には、前から来た攻撃に対しては、
左手刀なら右上から左下に弾くような受けがイイのではと・・・。
つか、組手の時に手刀受けって使った記憶がないんです。
ほとんど外から内側に払っての受けになってます。
こっちの方が人間の自然な反応って気がするんです。
大山総裁、すみませんてしだぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!
23 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/15 15:47 ID:U/uLP80u
>>7-11 公式には糸洲は跳ぶけど糸東は跳ばない。
坂上隆祥先生(糸洲三代目)の型大鑑と糸東会の形全集参照。
観空大(横蹴りあり)と公相君大(前蹴りのみ)を両方覚えたら、
観空の前蹴りの部分まで横蹴りしてしまいそうになって鬱。
24 :
マスク・ザ・レッド:03/08/15 17:43 ID:eA5xVLPX
>23さん
松濤館流・糸東流を併修されているのですね?(^^)
型(形)が混じってしまいそうになることはありますよね〜〜〜(^^;)
自分は、平安三、四、五段は松濤館式にやっていますが、初段(松濤館で言うところの二段)のみは糸洲系でやっています。
さもないと「観空大」と混じってしまうんですよ(^o^;)
>武留守吏さん
最近のメンホーを装着した寸止め空手では、横からくる技が見辛いため、「側面への背刀打ち」がよく使われます。
この「背刀打ち」には、「手刀での上段受(和道流の受け方に近い)」が非常に有効です。
....が、それ以外では、確かに手刀受けはありまり見かけませんよね....型では非常に良く使われるのですが。
(平安ですと、初段、二段、四段にでてきますよね(^^))
25 :
23:03/08/15 18:07 ID:U/uLP80u
>>24 併修ではなく大学の全空連サークル(流派特になし)だったので、
基本型→糸洲平安(全空連指定)→四大流派の指定型2つずつ→好きな型
って順で習ったのです。
観空大は松濤館の指定型として習いました。
そのときに坂上型大鑑(いろんな型が載ってて必見です。高いけど)を
見て公相君大をやってみたら先生が「前蹴りが迫力あるから
公相君のほうが合ってるね」と言うのでちょっと夢中になりました。
観空大と堀越平安が混じるのは、悪いことじゃないと思います。
糸洲平安は公相君大を分解・簡単化したものですから
堀越平安と観空大で同じような挙動の部分があるのは当然です。
26 :
山崎 渉:03/08/15 20:50 ID:X3pPLlxN
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
27 :
マスク・ザ・レッド:03/08/15 21:13 ID:/d6axcYd
>23さん
「堀越平安」という文字は初めて目にしました。
堀越さんという方の手が加わった平安の型なのでしょうか??
「チャンナン」の型をヒントに「平安」の型を創案したのは糸洲先生ですから、「糸洲平安」というのは当然わかるのですが....
余談ですが....
26が噂(?)の山崎渉のカキコですか....せっかくトピを建てたのに、こういう無意味な書き込みがあると非常に腹が立ちますね(^^;)
28 :
23:03/08/15 21:46 ID:U/uLP80u
>>27 ガ━━(゚Д゚;)━━ソ!堀越良珍先生じゃなくて船越義珍先生だった。
他のスレでも間違って書いてた、逝ってよし>俺
逝く前にせっかくだから一言だけ解説。
糸洲先生の弟子で松濤館の開祖である船越先生が
平安の挙動を松濤館風にアレンジし、初段と二段を入れ換え、
読み方も中国語の「ピンアン」から「へいあん」に変更した。
これが堀越じゃなくて船越平安です。
29 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/15 21:47 ID:LhpLKwsR
ワラタ
30 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/15 23:15 ID:1qxmQ4R5
平安ですか・・・
http: //members.tripod.co.jp/kungfuku/index.html
のなかの
http: //members.tripod.co.jp/kungfuku/gijyutu.html
を一度読んで見られては?結構面白いと思うのですが。
自分のやってるのは空手でなく少林寺拳法ですがw
よそ者がスマソです。
31 :
マスク・ザ・レッド:03/08/16 00:03 ID:VCrd5MwX
>23さん
あ、なるなる。富名腰(船越)先生のことだったのですね(^^;)
よく分かりました(^^)
>30さん
檜垣さんのHPは、前にお邪魔したことがあります(^^)
空手のことを真摯に研究している方ですよね(^^)
最近、2ちゃんねるではお目にかかりませんが....
30さんは、少林寺の拳士なのに、わざわざ「平安」に興味を持ってこのスレッドに来ていただいたんですね(^^)
大変嬉しいです。またカキコお願いしますm(__)m
32 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/16 01:03 ID:TCeFrIWs
なんかこっちでも平安の話題がでているぞ。
平安をやると股関節の操作ができるようになって視野が広がり、体感時間が長くなる?
【運動における肩甲骨操作の方法と効能】より抜粋
http://sports.2ch.net/test/read.cgi/budou/1037172295/439n- 439 :踊る!世界のよっちゃん!! ◆p/t7QtJv.Y :03/08/14 22:25 ID:KI9huWHA
股関節の操作に体を切らない、股関節の使い方ですか。
まとめて話したほうがより肩甲骨の話するだけより肩甲骨のこと、わかりそうですね。
ちょっと資料集めてきます。
画像とかあったら動画も探してきて明日、UPします。
TO;419さん
>股関節の操作の方法と効能についても教えてください
特別な鍛錬もしていないし、稽古を通して気がついたことでいいなら操作の方法と効用をかきますがいいでしょうか?
先に行っておくと、私の場合、あるフルコン道場でならった平安の型、養神館合気道でならった基本動作の型などが役に立ちました。
特にこれらの後ろを振り向く動作を使うといい股間の操作の鍛錬になるとおもいます。
股間節の意識ができると柔らかくかなりバランスのいい動きができるようになって結構無茶な足の使い方ができるようになります。
これから先は間違っているかもしれませんが多数捕りが楽になりました。
気のせいかもしれませんが視野が広がり、体感時間が長くなるような気がします。
33 :
ぺた:03/08/16 02:11 ID:AICsukGG
うちは松涛館で飛び&空中気合いです。 俺は四段最後の膝が好きですね。テンカオって感じです。 三段の騎馬立ち裏拳進み、形にするの意外と難しいですよね。
34 :
マスク・ザ・レッド:03/08/16 08:33 ID:YPiQ1QyC
>32さん
情報サンクスです♪
フルコンの道場でもけっこう平安の型は行われているのですね(^^)
>ぺたさん
自分は四段では、
「足刀横蹴+裏拳打→横猿臂」の動作と、「変形前屈立ち、左手刀下段払→右手刀打→右前蹴→交差立、右裏拳」の動作が特に好きです(^^)
>三段の騎馬立ち裏拳進み、形にするの意外と難しいですよね。
同感です。
ところで、この動作のとき、裏拳は中段に入れますか上段に入れますか?
見栄えは上段の方が良いのですが、分解組手をやるとはやり「肘受け→中段裏拳打ち」の方がしやすいので自分は中段に裏拳を入れていますが....
35 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/17 08:46 ID:6fXGtYX5
和道から極真に転向したが、平安の形が全然違うので結局ゼロのスタートでした。
まあ、剛柔流だから違って当たり前なんだが。
あぼーん
37 :
あ:03/08/17 22:05 ID:cw7Q6Mel
あげ
38 :
マスク・ザ・レッド:03/08/18 00:03 ID:/hZMxchm
>35さん
私見ですが、極真会館の(というより大山先生の)技法は、松濤館流2割、剛柔流8割と言ったところでしょうか??
いずれにせよ、和道と極真では、平安の型の動作が違いすぎますよね(^^;)
でも、大山先生・大塚先生とも、船越先生に直接平安の型を学んでいるわけですので、考えようによっては兄弟弟子、すなわち人脈的には兄弟流派といえなくもないんですよね(^^;)
39 :
あ:03/08/18 00:57 ID:4kMMjuAG
和道って、ピンアンでしたっけ?
40 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/18 10:44 ID:jiqxtiSY
平安あるよ。
でも、大山さん直接船越先生から学んでいたというのは、初耳。
その頃まだ、生きていたんだね。
41 :
マスク・ザ・レッド:03/08/18 15:22 ID:/hZMxchm
>39さん
「平安」を「ヘイアン」と発音するのは松濤館流と、その関係流派のみだと思いました。
もともとは、糸洲先生が「チャンナン」という名の中国人より教授された型を「チャンナン」という名称で沖縄の学校体育にいれていましたが、のちに動作を一部変更して名称も「平安(ピンアン)」と改称したということです(これが平安初段)
のち、「二段〜五段」を加えて現在の形になります。
糸洲・安里両先生に学んだ船越先生は、「空手を日本で普及させるには、一地方の闘技ではなく、柔道・剣道に比肩しうる武道にしなければならない」という信念のもと、沖縄式(中国式)の発音を全て日本式に変更しました(なるべく、意訳・音訳ともにできるように)
平安(ピンアン)→平安(ヘイアン)
ジオン→慈恩
パッサイ→抜砦(バッサイ) (Passai→Bassai)
クーシャンクー→観空(カンクウ)
ジッテ→十手
ナイファンチ→騎馬立(キバダチ)→鉄騎(テッキ)
チントウ→岩鶴(ガンカク)
ワンシュウ→燕飛(エンピ)
などですね。
ただし、このことは賛否両論だったらしく、他の沖縄の空手大家は、全く別の呼称(燕飛・岩鶴など)に名称を変更することはせず、ほとんどは漢字の当て字を使うだけでした。
ナイファンチ→内歩進(「ナイファンチ」の糸東流の表記。なるべく意訳・音訳をしている)
など。
さて、和道流は原音維持、カタカナ表記だったと思いました。このため、
ピンアン
と、カタカナで表記するのが和道流式です。
>40さん
大山先生が船越先生に学んでいた、ということは伝統派ではけっこう知られているんですが....が、それほど長い期間ではなく、ほどなくして剛柔流の山口剛玄先生の道場へ移られました。
42 :
あ:03/08/18 15:42 ID:xKi7N3i8
>>41 詳しいですね。すごいです。自分は松涛館しか知らないもので。 初段だけは大陸から伝わったものなんですね。 すべて新しく作った型だと思ってました。
43 :
マスク・ザ・レッド:03/08/18 17:46 ID:/hZMxchm
はじめまして!42さん
松濤館流の方ですか(^^)
ちなみに、自分の41に書き込んだ元「チャンナン」である「平安初段」は松濤館以外での初段、すなわち松濤館流であるところの「平安二段」です。
平安を習う順序は一般的に、
二段(松濤館の初段)→初段(松濤館の二段)→三段→四段→五段
かと思いますが、糸東流開祖の摩文仁先生の著書には、糸東流では
二段(松濤館の初段)→三段→初段(松濤館の二段)→四段→五段
と、なっています。
他の順序で平安を学んでいる流派は果たしてあるでしょうか??
44 :
あ:03/08/18 22:24 ID:wo04EwlX
>>43 初めまして(≧∀≦) 他の順番のは聞いたことないですね。 二段(松涛館)の最初の動きを綺麗に見せるのが難しくて難儀しております。 てか、首里手の型は動きが大きい分、綺麗に見せるの難しいですね。
45 :
40:03/08/18 22:27 ID:ZBsmZ5uc
>>マスク・ザ・レッド
>大山先生が船越先生に学んでいた、ということは伝統派ではけっこう知られているんですが....
ああ、ひょっとして拓殖大学空手部に在籍していた話?
そうか、当時拓大の空手部を指導されていたのは船越さんだったのか〜
46 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/18 22:30 ID:x/pnQ3s0
大山先生は山篭りで平安やってたってホント?
47 :
あ:03/08/19 00:11 ID:b60lsL90
ちょいと上げますぜ
48 :
あ:03/08/19 00:59 ID:UGpi4v7D
金澤先生の型ビデオ見たことある人いるでしょか? 初段の発音がおかしなやつ。
49 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/20 01:15 ID:2bal3Bh4
ちょいと書き込みテスト。
なんか、自分の書き込みが消えちゃうもので.....
50 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/20 02:23 ID:9wFAsCCS
極真会館の平安は、松濤館の平安にかなり近いです。
大きく異なる点は、手刀受けが手刀回し受けになっている点ぐらいです。
発音は、"ヘイアン"ではなく"ピンアン"です。
ちなみに、大山倍達氏が(韓国から)日本に来て最初に空手を教わった先生は、
船越義珍先生のようです。
51 :
マスク・ザ・レッド:03/08/20 22:25 ID:2bal3Bh4
>44さん(あ さん)
松濤館流二段(他流初段)の最初の動作は確かにきっちり極まると美しいですよね(^^)
>40さん
えーっと、大山先生が船越先生についていたのは、道場(おそらく「明正塾」)の時代ではなかったかと思いますが....
いずれにせよ、拓殖大学を始め、東京の有名どころの大学で船越先生が空手を教えていたのは事実です。
>46さん
大山先生は、かなり型の練習もこなしていたようですので、恐らくは山籠もりのときも平安の型も稽古したとは思いますが....
>48さん
金澤先生の型の本、組手の本はもっているのですが、ビデオはもっていません(>_<)
空手のビデオって高いですよね(^^;)
>50さん
なるなる....極真会館も、発音はピンアンなのですね。
勉強になりました(^^)
52 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/20 23:12 ID:XzPR9kAc
くだらん。
使えん技のオンパレードかw
大山先生は、船越先生の鞄持ちをやってたらしいです。
別に煽ってるわけじゃなくて事実。
54 :
あ:03/08/21 01:04 ID:OAQXVTmZ
>51さん 金澤先生の型ビデオは本のまんまです。映像から本に落としたのでしょか? 打ち方は全体的に派手(動きが大きい)なように思います。 自分の道場とは解釈が違う感もあるので、参考程度に見ています。
55 :
テッカンコー:03/08/21 19:27 ID:H6LqdIph
このスレ好きなんで、定期あげ
56 :
空手家:03/08/21 21:45 ID:XGicbp30
剛柔から松涛館に移り、日々、平安や鉄騎を練っております。那覇手も良いですが、首里手の鋭さを楽しんでいます。
57 :
マスク・ザ・レッド:03/08/22 00:02 ID:MaC0Nnnd
>テッカンコーさん
定期あげ、ありがとうございます(^^)
>空手家さん
平安・鉄騎、いいですよね(^^)
最近はこれらの基本型・基礎型をやらずにいきなり雲手・荘鎮....などという風潮もありますし(T_T)
松濤館の最重要型は、自分は平安・鉄騎・抜砦・観空・慈恩かと考えています。
58 :
テッカンコー:03/08/22 02:01 ID:3Pdq+smN
>マスク・ザ・レッドさん いいですねー(*´▽`*)生意気な言い方で申し訳ないのですが、 そういう風にしっかり自分の考えを持って、空手をやってる方、すごく尊敬します。 因みに自分はまだ慈恩までしか打てません…頑張らないと…
59 :
空手家:03/08/22 02:32 ID:LaoYUUEc
>マスク・ザ・レッド様 次々と先へ進み、基本を怠る傾向は確にありますね。-_-; 自分は那覇手の重厚さと、首里手の鋭さを大切にして精進して行きたいと思います。押忍
60 :
テッカンコー:03/08/22 22:20 ID:sPTfsvpA
揚げ
61 :
空手家:03/08/23 01:20 ID:r6VUUxSW
平安が実に素晴らしいと感じるのが、基本形以降の形の良い予習となる事。今、慈恩を学んでいますが、自然に入って来ます
62 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/23 02:08 ID:jfJWpxon
>41サン
観空ってどんなことするのですか。当方、チャタンヤラクーシャンクという
格闘ゲームの傑作が忘れられず、その語感には妙ーに惹かれてしまう
脳内格闘家です。実際空手とかまったく知らないので
63 :
マスク・ザ・レッド:03/08/23 16:54 ID:WSpb2I1g
>61(空手家)さん
そうですね(^^)
松濤館流二段(他流初段)と四段は、観空・クーシャンクーの入門用としても良いですよね(^^)
その他、三段は慈恩、五段は抜砦に近い動作も多いですしね(^^)
>62さん
うう〜〜ん。空手を知らない人には説明が難しいですね(^^;)
そもそも「型(形)」の説明も難しいですし(^^;;;)
いちど、空手の大会とかを見に行かれては如何でしょうか?
「形競技」という部門がある大会でしたら、まずは観空を見ることができると思います。
64 :
マスク・ザ・レッド:03/08/23 17:00 ID:WSpb2I1g
「平安」の型の素晴らしいところに、「入門用の鍛錬に程良い難易度」というのがあると思います。
(必ずしも「初心者用」という意味ではなく。当然、奥は深いのですが)
剛柔流は撃砕、上地流はカンシワ(すみません、漢字があるのですが忘れました(^^;))、少林寺流はアーナンクーの型が入門用とされていますが、
それ以外の流派はほとんどが平安の型が入門用かと思います。
太極、普及型、教材型、基本型等、「平安の型を超える入門型」を創ろうとした流派・団体は数多いですが、なかなかに平安を超える型は生まれていない、と、思います。(あくまで独断ですが(^^;))
これは、それだけ平安の型の完成度が高い、ということかと思いますが、皆さんはどう思われますか?
あぼーん
66 :
テッカンコー:03/08/23 17:18 ID:Hkalij4s
そうですね。猫足や壮鎮立ちとか、そういったのは出てきませんが、 平安で基礎をかためておけば、慣れるのも早いと思います。
67 :
空手家:03/08/23 19:08 ID:px3UlarY
>マスク・ザ・レッド様
私的には、空手でこれほど完成度の高い基本型はないと思います。
自分が未熟なのかもしれませんが、剛柔の基礎である撃砕や三戦では、呼吸や緩急は学べても、なかなか平安のように動作までとはいかないですね。
68 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/24 18:10 ID:rr3vqBPH
>>67 糸洲先生の首里手と、剛柔流をはじめとする那覇手は根本原理・理念が
違うので、比較はできせん。
69 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/24 19:15 ID:zqB5rmAQ
どう違うの?
70 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/25 00:05 ID:YWnstNME
>>69 首里手=前屈立ちと後屈立ちの空手
那覇手=三戦立ちと四股立ちの空手
71 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/25 01:18 ID:HiupXyMn
根本原理・理念って何?
72 :
テッカンコー:03/08/25 02:11 ID:C3QgUPgn
と言うよりも、次の型の練習型となるかどうかの話では? もちろん、激砕や三戦も練習型でしょうが、高段者向けの型を打つのに、 直接的な下地になるかの話だと思います。例えば似た動きが出てくる等の
73 :
オティムティム22歳 ◆knSEX.Sk.c :03/08/25 02:32 ID:0r5BKjp8
平安なんてどうでもいいよ
74 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/25 03:02 ID:DJM2MOYS
首里手の基本型にして最終型=ナイハンチ
那覇手の基本型にして最終型=三戦
新垣がいうにはナイハンチが習得できていないのに平安やっても
ただの体操だとよ。
75 :
テッカンコー:03/08/25 03:11 ID:V2fRGrer
ただの体操とまでは思いませんが、ナイファンチ(自分のとこは鉄騎)がそれだけ重要で難しい型だというのは自分も思います。 まあでも、今はひたすら打つ→考える→打つ→考える→打つ→飲む→打つ→買うの繰り返ししかないですね
76 :
マスク・ザ・レッド:03/08/25 19:29 ID:e8hT8pnD
いえいえ。平安と撃砕には、それぞれ特徴があると思います。
平安:古流型の技法をふんだんにとりいれ、要するに「古流型のダイジェスト」的な特徴を持つ。
平安初段〜五段を学べば、クーシャンクー、ジオン、パッサイ、ナイファンチ、五十四歩などの技法のかなりの部分を学ぶ事ができる。
撃砕:最大の特徴は、「技を左右均等に鍛える」ことができること。
第一は中段受け、第二は中段掛け受けがそれそれ左が一回多いことを除けば、全ての技法が左右対称に造られている。
また、「上段受け→中段突き→下段受け」「中段受けからの連続技」という具合で、上・中・下のバランスも考慮して作製されている。
また、分解連続組手が非常に造りやすい
という特徴があります。結果、撃砕は「体を練る」、平安は「用を練る」要素が大きくなっています。
「平安」が「首里手古流型のダイジェスト」であるのに対し、「撃砕」は「空手道基本技ダイジェスト(やや那覇手寄り)」と言えるかも知れません。
77 :
マスク・ザ・レッド:03/08/25 19:35 ID:e8hT8pnD
>テッカンコーさん
>猫足や壮鎮立ちとか、そういったのは出てきませんが
??松濤館流でも、平安五段には跳躍の前の動作に左足前猫足立ちがあるかと思いますが....
ちなみに、松濤館流の平安で「後屈立」の動作は、他流の場合はほとんど「猫足立」になります。
また、松濤館流において、「壮鎮立」はもともと特殊な立ち方で、壮鎮、二十四歩、雲手(すなわち新垣派の型)にしか出てこないと思いました。
78 :
マスク・ザ・レッド:03/08/25 19:40 ID:e8hT8pnD
>74さん
>新垣がいうにはナイハンチが習得できていないのに平安やってもただの体操だとよ。
そういう意見もあるかと思います。
が、「空手はナイファンチに始まりナイファンチに終わる」とは、もともと糸洲先生の言だという説もあり、実際に発言はしていませんが、安里先生の指導は「空手はクーシャンクーに始まりクーシャンクーに終わる」という感じだったそうです。
で、あれば、クーシャンクーのダイジェストとも言うべき平安の型は、それだけ価値のあるものだと思うのですが....
(もっとも、平安を創られたのは糸洲先生ですが(^^;))
>78
>(もっとも、平安を創られたのは糸洲先生ですが(^^;))
分かりませんよ〜。同門の安里先生と相談してあ〜でもない、
こ〜でもないと2人で一緒に作ったのかも知れませんしね(w
80 :
テッカンコー:03/08/25 20:43 ID:l0uPGxIb
自分の所では五段跳躍前、完全に体伸び上がるんですよ。猫足のスタンスで真っ直ぐ立つ感じですね。 以前、糸東流のビデオを見て、後屈が全て猫足で驚いた覚えがあります
81 :
マスク・ザ・レッド:03/08/25 22:44 ID:e8hT8pnD
>79さん
むむっ。空手道界の新説ですな。
でも、可能性は案外高いかもしれませんね〜〜〜。
糸洲先生は、足腰の鍛錬に重きを置き、発想自体が現在のフルコン空手に近く、「相手の攻撃が当たっても痛くなければ問題ない」というタイプだったらしいですし、
一方の安里先生は、「人の手足は剣と思え」というくらい、相手の攻撃を我が身に触れさせないことに重きを置いていたとのことです。
平安初段〜五段の全てを見て、どちらかといえば重厚よりは軽快。むしろ安里先生の空手を具現化しているとも言えますよね(^^;)
82 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/25 22:52 ID:wUXdfLVU
83 :
テッカンコー:03/08/27 02:13 ID:iAlc/i95
そして上げ
TVも、ましてやラジオも無い時代に生きた両巨頭。安里安恒。糸州安恒。
まさか両者とも、自分の死後100年も経たない内に、
こんな形でスポットを浴びるとは思わなかっただろうな。
n n
(ヨ ) 平 安 最 強 ! ( E)
/ | _、_ _、_ | 安恒ブラザーズ。
\ \/( ,_ノ` )/( <_,` )ヽ/ /
\(uu / uu)/
| ∧ /
85 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/27 09:29 ID:OgR/wtem
>>81 >痛くなければ問題ない」というタイプだったらしい
鼻を指さして「ここは意外はな」と続けたらしいですよ、と。
∧_∧
∧_∧ (´<_` )
( ´_ゝ`) / ⌒i
/ \ | |
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__(__ニつ/ FMV / .| .|____
\/____/ (u ⊃
86 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/27 09:31 ID:OgR/wtem
>>85 書き間違えた。
ここは意外はな(誤)
ここ意外はな(正)
87 :
マスク・ザ・レッド:03/08/27 22:39 ID:X0umIeMF
>84さん。
....ホントだ(^^;)
諸説あるものの、だいたい、
安里安恒先生は1827年生〜1906年没。
糸州安恒先生は1831年生〜1915年没。
一方、試験放送はともかく、日本のラジオの本放送は1925年(大正14年)開始。
糸洲先生の没後から10年もあとの事。
>>87 『こんな感じか? はっはっは!』
もし2人が現代に蘇ったら、喜々として下記のポーズを取ったと思ふ。
n n
(ヨ ) 平 安 最 強 ! ( E)
/ | _、_ _、_ | 安恒ブラザーズ。
\ \/( ,_ノ` )/( <_,` )ヽ/ /
\(uu / uu)/
| ∧ /
89 :
マスク・ザ・レッド:03/08/28 23:24 ID:PewmRla3
いやぁ、マジな話、安里・糸洲の両先生が現代に蘇ったら、「今の『空手』は正しい『唐手』からはほど遠い」と嘆くでしょうねぇ(^^;)
まちがっても上記のポーズはとらないのではないかと(^^;;;)
でも、両先生に平安・クーシャンクー・ナイファンチを習えるのなら、悪魔と契約するなり魔界転生するなりしても習いたいですよ(^o^;)
90 :
マスク・ザ・レッド:03/08/28 23:33 ID:PewmRla3
そういえば。
みなさん、トンファーorサイを握って平安とかの型を稽古されたことはありますか??
けっこう楽しいんですよ、これ(^^)
91 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/28 23:51 ID:hyQLhHgZ
マスク・ザ・レッドさん、興味があるので詳しくお願いします。
92 :
テッカンコー:03/08/29 10:51 ID:9JDm7ctT
自分はトンファーでならあります。サイは落として刺さりそうなので…
93 :
88:03/08/29 14:40 ID:4zDM1x9w
>>89 >「今の『空手』は正しい『唐手』からはほど遠い」と嘆くでしょうねぇ(^^;)
さすがに、もうこの世に居ない人達ですからね。憶測だけで人間は語れませんが
嘆く可能性もあるでしょう。ただ、私が思うに、今現代で糸州&安里先生を直接
知っている人は、時間的な制約からして、もう居ないと思います。言うなれば、
今現在に伝わっている(つまり私たちが認識している)両先生のイメージや考え方
というのは、書物や口伝を通して浸透したものであって、もしかしたら、私たちが
想像もつかないような思考、性格、技術を持った人たちだったかも知れません。
簡素に言うなれば、もしかしたら。
糸州「う〜ん、イメージしてたのとは違う広まり方をしちゃったけど、まあ結果的に
良しかな。世間の認知得たし。後は、まあ失伝しない程度に見込みのある人見繕って
教えりゃいいかな。それにしても型試合ってのはいい発想だね。流れるようで美しい!」
安里「船越君は頑張ったねえ。空手の心を伝えるのはもちろん、老若男女問わず学べる
存在へと昇華してくれた。試合形式を作ってくれたおかげで、言葉の通じない異国の人
ともコミニュケーションがとれるね。感心感心。 え、武術的な面はって? 別にいい
じゃないの。失伝さへまぬがれればさ。今は武術よりも武道が必要とされる時代だ。」
とか言いそう。いや、あくまで私の妄想なんですけどね。
94 :
88:03/08/29 14:57 ID:4zDM1x9w
まあ、さすがに上記の書き込みは極端すぎるけど、空(唐)手界の先人達
を回想する時、その達人のほとんどは現代の状況を嘆くだろうというよう
な雰囲気が漂ってる。勿論、実際今生きてたとしても嘆いたかもしれない。
柔道の嘉納先生が「植芝さん、柔道は私が思う所とは別の形として世の中に
広まってしまったよ」としみじみ語ったみたいにね。ただ、幾多の先人の中
で、達人と称されながらも、もしかしたら「まさか、こんな形で空手が広まる
とは思わなかった。どれ、私も型の試合に出場してみたい。ちょっと君、カッコ
よく動作が見えるコツを教えてくれないか?」というように、奔放にして大らかな
そんな人も居るんじゃないかと、酔っぱらいの戯言ではありますが、思います。
この書き込みを読んでる大多数の人は、後100年前後でこの世には居なくなります。
その100年後、自分という人間が、後世にもし伝わったとして、はたしてどこまで
自分を理解してくれているのか。タイムマシーンで行けたなら、思わず苦笑いする程に
神格化されてるかも知れません。いつの世も、人が持つ苦悩と煩悩は普遍のハズですから。
結果的にマスク・ザ・レッドさんの書き込みに反論した内容になってしまいましたが、
別に喧嘩を売るつもりはありません。個人的な見解を示しただけで、正当性は問われません。
95 :
マスク・ザ・レッド:03/08/30 01:04 ID:CIWRDUtp
いえいえ。
88さん、貴重なご意見ありがとうございますm(__)m
自分も、過去の唐手と現在の空手を比較して、現在の空手が過去の唐手に劣っているとは考えていません。かなりの部分は進歩し、また、いつくかの部分は残念ながら退化した、のではないかと。
進歩の最たる者は「練習体系」でしょう。
そもそも糸洲・安里先生の時代には、「準備運動」「整理運動」の発想すらなかった時代です。
準備運動→(道場によってはさらに柔軟、ストレッチ)→立ち基本→移動基本→型(形)→約束組手→自由組手→整理運動
という、自分たちが「あたりまえ」と思っている練習体系は、安里・糸洲先生の次の代、船越先生たちの代になり、船越先生達とその弟子達の代の空手家の努力と血と汗から生まれたものです。
ただ、最近の、空手に入門していきなり観空や十八から形の稽古を始め、次ぎに習ったのは雲手やらスーパーリンペー。平安、ナイファンチ、三戦とかってのは名前だけなら知っている....とかいう「空手競技者」は少なくとも「空手家」とは呼べません。
そんな空手競技者を作ってしまったのは、現代空手の罪ではないのかな....と、考える次第です
96 :
マスク・ザ・レッド:03/08/30 01:07 ID:CIWRDUtp
>91さん
要するに、サイorトンファーを「逆手握り」に握った状態で平安や撃砕のような型を鍛錬すると、より的確な受技が身に付きますし、それなりの重量のある武具ですから、そのまま負荷を加えた鍛錬にもなります。
特に平安・撃砕は型がだいたい左右均等に作られていますので、生理的な面からも効果がより高いかと思われます。
97 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/30 01:10 ID:ZNP+7dk+
>>マスク・ザ・レッド
え〜と、内和道なんで三戦なんて一度もやった事ないんですが・・・・
98 :
97:03/08/30 01:14 ID:ZNP+7dk+
>>マスク・ザ・レッド
あ、失敬。
良く読んでみたら、
>>平安、ナイファンチ、三戦
という事ですか。
これは、読み違いをしてしまいましたね。
まあ、さすがに入門していきなり観空や十八から教える指導者は希少だと思うけど、
まあ、いたら酷いよね。
沖縄では入門者にいきなりクーシャンクー教えることもあったそうだけど?
100 :
88:03/08/30 01:35 ID:ai+WdeF+
>>マスク・ザ・レッドさん
>自分も、過去の唐手と現在の空手を比較して、現在の
>空手が過去の唐手に劣っているとは考えていません。
いえ、非常に申し訳ないのですが、私は過去の空手と現代の空手を比べようとして
書き込んだ訳ではないです。比べようにも、すでに別モノだと思うので、比べる事
自体がナンセンス。それでもあえて同系列として比べるなら、そりゃやっぱり退化
しちゃってるんじゃないスか?
れでは進歩した部分はと問われれば、それも無いでしょう。だって、世間の浸透とか、
集団で稽古する上でだとか、それはあくまで「人間」の思考や視点であって、「空手」
そのモノ、単体として個別で考えるなら、退歩の一途ではないでしょうか。空手が型
を根元とするなら、その型自体にヒビ(動作の違い)や亀裂(型分解の失伝)が生じて
いるので、明らかに劣化です。その劣化のスピードはここ100年で急激に増してますし。
おっと。なんだか違う方向に話が脱線してしまいました。失礼。それでは気を取り直して
本題です。私が上記の書き込みでマスクさんに伝えたかったのは、達人は案外気にしない
んじゃないかなって事です。身も蓋も無い言い方ですが、もし世間に本物の唐手を広めた
かったのなら、別に自分が習わなくても、達人を説得して、不特定多数の人に教える場を
提供する事に心血を注げばいいわけですし。それをせずに、まず自分が強くなるために唐手
の修行を決意した先人達が、後の世で唐手が違う形態に変化して広まったとしても、とりた
て騒ぎはしないのではないだろうかと思います。もちろん、眉をしかめたり、閉口したり、
嘆く達人も居るとは思いますが、皆が皆嘆くとは思えないのです。それが言いたかった事です。
101 :
88:03/08/30 01:36 ID:ai+WdeF+
>>99 古伝のとある道場はセーシャンをまっさきに習わせるらしいですしね。
102 :
88:03/08/30 01:47 ID:ai+WdeF+
まあ、ようするに漏れが言いたいことは、案外ノリで
こんな事してくれるんじゃないかという、自分弁護ですyo!
n n
(ヨ ) 平 安 最 強 ! ( E)
/ | _、_ _、_ | 安恒ブラザーズ。
\ \/( ,_ノ` )/( <_,` )ヽ/ /
\(uu / uu)/
| ∧ /
103 :
テッカンコー:03/08/30 02:02 ID:YoIsVQct
トンファーは受けの稽古にいいかもしれませんね。サイは少しひねりが入ってしまう気もします。 自分は進化してる面の方が強い気がします。 一番は個人の能力に見合った稽古が出きるようになった所だと考えます。
104 :
99:03/08/30 02:15 ID:nghUmDRp
>>102 そのAAちょっと好き。
でもアザト先生は平安に肯定的だったの?
105 :
88:03/08/30 02:32 ID:ai+WdeF+
>>102 AAを見るかぎり肯定的だったと信じたい。
いや、それじゃ答えにならないが、実際俺も逢った事ないので何とも言えません。
ただ、これもさっきの話のループになってしまうけど、実際問題として自分が本物
の唐手の技を身につけてたら、他の人がどんな型作ろうと特に問題ないんじゃない?
いい型だったら、見取り稽古もしくは自分で練習して知らない原理修得できて(゚д゚)ウマーだし。
いくない型なら、ほっときゃいい。だって自分ほっといても既に古伝の型から原理を
いくつも発見してるし(´Д`)y─┛~~~. というようなスタンスなら、とりあえず安泰かと。
106 :
88:03/08/30 02:33 ID:ai+WdeF+
107 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/30 08:04 ID:SC7Bi1fh
かなり不毛な質問かもしれんが
一般認識的にどこ系の平安が、より原型に近いとされているの?
個人的には平安が作られて100年程度で、いろいろな平安があるという
その変遷について興味があったりする。
108 :
88:03/08/30 08:33 ID:ai+WdeF+
109 :
88:03/08/30 08:50 ID:ai+WdeF+
>108
間違えた。全部で15週類ですた。スンマソン。
あと、文章の終わりでたぶんってつけたのは、
http://shopping.yahoo.co.jp/shop?d=ja&id=c6bbb8b6bfadbbca を見れば分かるけど、同じような内容で何冊か出てるからです。
オイラが手に入れたのは、上から3つ目の20年前に出版されたヤツで
平安は10種類しか載ってませんでした。それから最近にになってたま
たま本屋で新しいバージョンのヤツ見かけて読んだら、数が増えてたん
だが…。もしかしたら、2002年ではなく1995年出版のヤツだったかも
知れない。手にしてガッカリされちゃ悪いので、一応事前に言っときまふ。
>>109 こりゃ驚きますた。その本は書店に並んでるの見て
すごいロングセラーだと思ってたんですが、
中身は一緒だと思っててずっと見たことありませんでした。
漏れはそこにある79'版より古いの持ってます。
75年4月1日出版なんですが、載ってる平安は二種類だけ。
っていうかピンアンと平安ということで、
ピンアンの方は漏れの知ってるうちでは糸東流のに近いみたいです。
平安の方は当時漏れが習った松濤館のものです。
それで解説があって
「ピンアンは多数の会派で練習され、それぞれ使い方が異なり、
原作者のピンアンの原型がどれなのか知る由も無い」
とされています。
111 :
110:03/08/30 11:39 ID:A9hAvgbx
今読み返してみたらピンアンは和道流のに近かったです。スマソ
112 :
88:03/08/30 12:04 ID:ai+WdeF+
>>110 漏れも今本棚探して確認してみた。もしかして110さんが持ってるのって
表紙が白い縁取りしてあって、オレンジのバックに空手着姿のにいちゃんが
足刀放ってるヤツじゃない? 左足刀でモノクロ。下にはちょっとデカめの
ゴシック体(?)でKARATEDOの白い文字。漏れの持ってるのは昭和
51年3月10日発行のヤツだが、おそらく同じものだと思う。
最初これ見つけたときは、平安とピンアンが両方載ってて、結構掘り出しモン
か?と気分がよかったが、最新版にはさらにも1種類のヘイアン初段から五段
が追加されてて、なんだよ内容が同じで、さらにこっちの方が情報量多いなら
こりゃ新しい本の方が得じゃん、とヌカ喜びしますた_| ̄|○
微妙にスレ違いな書き込みになっちまったので、なんか平安についての話題を
1つ。昔はチャンナンという呼び名だったらしですが、一説にはチャンアンと
も呼ばれたとか。でもこれって読み違いか、発音の濁り程度の違いでしかない。
あんまりタメにならない書き込みで(´・ω・`)スマン
113 :
88:03/08/30 12:18 ID:ai+WdeF+
>平安の「平」の字の上部は、「二」と「八」とから成り、下は語気の状態を示す
>会意文字であり、「二」はたいらなさま、「八」は、さまたげられることなく
>伸びることを示し、読んで、「ビョウ」、「ヘイ」、「たいら」、「ひらたい」
>であり、日本ではピンとは発音しない。
>ピンとはピンホー(平和)のピンであり、中国の発音である。「安」は、家の中に
>女子がいることを表す会意文字であり、穏やかで平和な状態を意味し、「アン」、
>「やすい」と読む。ピンアンは平安なのである。
暇つぶしに上記の本から転載してみました。どうでもいいが、ここ一週間実家の
店が夏休み中なので、バイトの漏れも強制休暇。練習もしないで2チャンに貼り
ついて2日目だが、それでもまだ暇でしょうがない。誰か構ってくれ(゚д゚)クレー
>>88さん
110です。亀レス失礼しますた。
漏れカバーはだいぶ前に破れて捨てちまいましたんで、
残念ながら記憶にありません。
113の転載部分は127ページに全く同じ文章が載ってます。
たぶん同じものでしょう。
115 :
マスク・ザ・レッド:03/08/30 21:57 ID:CIWRDUtp
>97さん
最近の高校の空手道部ではけっこう多いんですよ(T_T)
入部して最初に習う型が観空とか慈恩とか十八とかってのは。
>99さん
いきなりクーシャンクーを教える道場....というのは自分は初耳です。
が、あっても不思議はないかもしれませんね。
型を全部で3つくらいしか知らない(そのぶん、ひとつひとつの型を徹底的に修練した)空手師範は古来沖縄には多数いたそうですし。
>88さん
相変わらず含蓄のある書き込み、ありがとうございますm(__)m
空手界のみならず、武道界全体に言えることかも知れませんね。
が、正しい伝承。流派の継承....それらが絶えてしまうことが現実にあるというのは非常に憂慮すべきことだとは思うのですが....
そうそう、セーサンをいきなり習わせる、というのは少林寺流の一部ではないでしょうか。
少林寺流は喜屋武先生がアーナンクーを取り入れた以降はアーナンクーが最初の型ですが、それ以前の喜屋武先生のお弟子さんの系列であれば、最初はセーサンになるかと思います。
>107〜114
この本は相当古いですよね〜〜〜。
自分が空手を始めた23年前にも既にあったような気がします。
(この版は松濤館流平安と和道流ピンアンのみ。ちなみに著者の道原先生は和道流)
ただ、この本のピンアンの動作を見て型を稽古....は絶対に不可能なのが問題点ですよね(^^;)
自由組手をやり始めた、という時点で船越先生や糸州、安里の両先生をはじめとする先人の考えを踏みにじっているだろうて。
それを進化だ、という人もいるんだろうし、それはそれで勝手にやってりゃいいけど、先人の顔に土を付ける行為を全く恥じようとしないその姿勢はもう…。
117 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/31 21:27 ID:GFWD+/8e
↑ やまちゃんでつか?
118 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/09/01 19:16 ID:EX4YeIme
>>116 本土に伝わる前にも、自由組手はあったし、いいんじゃないの別に?
つうか糸州、安里の両先生ってそもそも自由組手を禁じたっけ?
119 :
マスク・ザ・レッド:03/09/01 23:35 ID:gfejWB0K
船越先生の同世代や、もっと前の世代の空手の先生方にも、組手を研究していた方はいるようです。
必ずしも、「組手を行う=空手の堕落」とは言えないと思います。
が、個人的にも思いますが、少なくとも武術・武道であれば、
型稽古(基本稽古も含む)が主、組手(乱取)稽古は従。
というのはやはり原則かと考えます。
120 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/09/04 16:49 ID:Zi5crqks
ルールのある自由組手はいろんな弊害があるからこれは堕落につながるなあ。
121 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/09/04 17:25 ID:u7eZ7u+Z
122 :
マスク・ザ・レッド:03/09/04 20:07 ID:+K6DvJpN
型だけでは型に含まれる技の意味を理解しにくいので、その補助として約束組手は非常に有用かと考えています。
自由組手は....反射神経その他の養成になるという意味で非常に有用でしょう。
組手の欠点は概して、組手に使える技のみの修得に走ってしまう、という点にあり、
型の欠点は概して、観客の拍手を求めるようになり、本来の武術から遠のいたダンスに堕してしまう可能性がある、
....というものだと考えます。
123 :
マスク・ザ・レッド:03/09/08 22:11 ID:CO/44pX+
どなたかご存じでしたら教えて欲しいでのですが、松濤館流開祖の船越先生は、
「型の演武後、開始位置に必ず戻る」で有名だったとのこと。
が、少なくとも、「松濤館流『平安四段』」は、かならず一歩は開始位置よりは後ろで終わってしまうはずです。
船越先生の平安四段はどのように演武していたのでしょうか....?
124 :
桧垣源之助:03/09/13 23:47 ID:n1sdbQl0
マスク・ザ・レッドさん、こんにちは。
なかなか興味深い指摘だったので調べてみました。
船越先生の練胆護身唐手術(大正15年)と空手道教範(昭和10年発行)では、
最後は右足を引くとなっています。確かにこれでは一歩差がでますね。
うちの道場では 右足を引いています。
道場創設者の船越義珍先生も右足を引いていた
と思われます。
126 :
マスク・ザ・レッド:03/09/16 23:12 ID:Yxc/yzhj
....やはり、そうですよねぇ??
最後に前に出ている右足を引けば、開始位置よりも後ろに下がりますよねぇ?
「船越先生が型を演じると、必ずもとの位置に戻る」というのは「大多数の型」であり、「全ての型」ではないということでしょうか....
127 :
空手家:03/09/18 16:34 ID:A5Nb3G/M
道場で観空大の稽古に入りました。まだまだ始めたばかりですが、やはり平安と鉄騎の動作が多く含まれており、基本形も練りながら鍛錬しています。
128 :
空手家:03/09/18 16:39 ID:A5Nb3G/M
元位置に戻れない形が、やはりあるのですね。私も何十回打っても戻れないので、苦心しております。未熟なだけかもしれませんが…
129 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/09/18 22:03 ID:uFjkq0Y4
諸手受けを3回から1回に減らせば
あら不思議、開始線の一歩前です。
130 :
マスク・ザ・レッド:03/09/19 00:29 ID:pTtS9JpV
>空手家さん
「観空」の型こそ、船越先生が一番好きだった型のようですし、自分も一番好きな型です(^^)
お互い、観空の型の稽古に励みましょう(^^)/☆
>129さん
それは、そうでしょうケド(^o^;)
型の決められた手数を勝手に変更してはいけないと思いますので(^^;)
131 :
テッカンコー:03/09/19 01:50 ID:zhTeNzD5
金澤先生、ビデオでぴったり戻ってた気がしますね。 今度、確認したら書きます
内藤武宣氏の空手道秘要では左足を前に出して終わっています。
133 :
マスク・ザ・レッド:03/09/20 00:14 ID:6kekSvY+
おおっ!
檜垣さんの名前をひさびさ見ました。
お元気でしたか?(^^)
いきなりに貴重な書き込み、ありがとうございますm(__)m
なるほど....歩数を合わせるため(?)ラストに前進して終わる平安四段もあるのですね。
134 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/09/23 16:51 ID:MoAJORI/
>130
>「観空」の型こそ、船越先生が一番好きだった型のようですし、
しかし、一番得意だったのは抜塞な罠。
>型の決められた手数を勝手に変更してはいけないと思いますので(^^;)
原型の平安三段(もしかしたら違う段だったかもしんないけど)は、
諸手受けの動作は一回だったと記憶してます。アテにならなない記憶だけど。
135 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/09/25 01:43 ID:BAECYKjB
平安の型、おぼえたい〜。
どこで習えば云いの?
皆様不躾な質問御容赦下さい。
原型に近い平安形を行っているのはどの流派なのでしょうか?
絶対協会と和道は違うと思うのですが、やはり沖縄の流派ですかね?
137 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/09/25 22:04 ID:QjHA8GpI
サゲてしまいました、すいません。
138 :
1へぇ:03/09/25 22:21 ID:uQ9v99td
平安と書いて「ひらやす」という病院が
沖縄にはある。
139 :
マスク・ザ・レッド:03/09/25 23:46 ID:S8h+PWVt
>134さん
>しかし、一番得意だったのは抜塞な罠。
いや、初耳な投稿です。よろしかったらニュースソースをお教え下さいm(__)m
講道館で唐手を披露したさい、富名腰先生が柔道の嘉納先生の前で演武したのは他ならぬクーシャンクー(のちに観空へ改称)でした。
そのへんからも自分は船越先生一番の得意形は観空だと思っていたのですが....
それと、平安三段の諸手受けは確かに1回です。
3回という話題は四段の話です。
>136さん
正直、どこなんでしょうね?(^^;)
沖縄でメジャーの小林流と松林流ですら、かなり動作が違いますし....
>135さん
首里手系の空手に入門すれば、まず確実に習えますよ(^^;)
ただ....高校の部活動では、現在ではほとんど平安の型を稽古してないでしょうね(;_;)
140 :
テッカンコー:03/09/26 23:27 ID:hOoyiPk+
金澤先生、四段ぴったり戻ってますね。 前蹴りから裏拳打ち落としのところで、二足分くらい飛んで帳尻合わせてる感じです
141 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/09/26 23:31 ID:Gkgs1+iG
それ良くやります!!
142 :
テッカンコー:03/09/27 02:25 ID:6owO8akD
金澤先生、半月の型を練り直してDVD出すそうですね。72にして、立派な方です。
>>135 自分は松涛館流ですがオススメですよ。でも、ピンアンもかっこいいんですよね… まあ、いろんな流派のを見て決めるのがいいかと
143 :
某:03/09/27 08:05 ID:EY5RiQ7H
諸説あるのでしょうか。私もそれぞれのソースが気になります。
私の先生の先生は船越先生に当時空手道五段免許を頂いた方ですが、その方は船越先生の十八番は十手だと聞いていたそうです。
しかし、十手をやる道場は少ない気がします。観空、慈恩を知っていても、十手は知らないというひともよく聞きます。
いい型だと思うのですが。
144 :
マスク・ザ・レッド:03/09/29 09:52 ID:YS43umae
>テッカンコーさん
なるほど(^^;)
たしかに、その動作で思いっっっっっきり前へ出れば、ぴったりもとの位置に戻るのは可能ですね。
今度挑戦してみます。
それにしても、金澤先生、流石ですね。
松濤館流「半月」もいい形ですよね〜〜〜(^^)
最近、試合&昇段審査でもあまり見れないのが悲しいところです。
>143さん
十手が十八番....自分的には初耳ですが....
が、十手は確かに短いうえに難易度が高く、相当形を練り混んだひとでなければ演武できないですよね。
自分も十手は稽古しておりますが、人前で演武できるようになるにはあと20年はかかるかも....(^^;)
145 :
テッカンコー:03/09/29 23:58 ID:zmNdLwB2
後、試してみたんですが、さすがに二足分飛ぶのもきついんで、 その前の手刀で、左足を半足前にスライドさせておくと、 飛びが一足半ですんで、少し楽になりますね。
146 :
134:03/09/30 00:00 ID:SMU41EVs
諸手受けの件で、平安三段と書きましたが、四段のつもりで書きました。
つまりは書き間違い。あの書き込みした時は時間なかったから、充分校正
できんかった。お目汚しスンマソン。
えっと、訂正しますね。原型(?)の四段の型の諸手受けは、一回だったと思います。
まあ、原型っていっても、今となってはどれが原型か分かったもんじゃないし、私が
知っているのも原型だとは言い切れません。(というか記憶ちがいな気がしてきてます)。
まあ、話半分に聞いてくださいな。平安四段って、膝蹴りありますよね? 両手上段に
伸ばして右膝でエイ!って蹴るヤツ。蹴る前に両手をちょっと上方ににゅって伸ばすで
しょ? あれって膝蹴の動作ばかりに解説や目がいきやすいけど、ホントは手の動作に
も意味があって、実は諸手掻き分けだったりします。上段諸手掻き分けだったっけかな。
ちなみに私が習ったのではなく、昔読んだ古書(今思えば戦前発行か?)に白黒写真入り
で乗ってたのがソースです。
147 :
134:03/09/30 00:10 ID:SMU41EVs
あと、船越のおじちゃんがパッサイの型が得意って件ですが、それも
古書がソースです。ただ、どんな本だったかちょいと忘れました。確か
「近代空手道を語る」とか何とかいう本だった気がするけど、ぜんぜん
別の書物でその一節を読んだ気もするし、申し訳ないけどわからんです。
個人的な見解ですが、上記の本はあまり読んでて良い気分はしないかと
思われます。どうでもいいが、情けない理由により練習が出来ない分、ここ
数年は本を読むくらいしか空手に携われない俺。練習再開した時、頭でっか
ちになってなければいいが…。
148 :
134:03/09/30 00:16 ID:SMU41EVs
「近代(略)」は古書じゃなかったyo!
それと146の書き込みで諸手書き分けと書いたけど、手の甲は敵の方に
向いてません。よするに、三戦の型によく出てくるような、あんな感じ
の上段掻き分けだったと思います。三戦よりコンパクトにした感じでね。
149 :
134:03/09/30 00:21 ID:SMU41EVs
>148
手の甲は自分の方に向いてないの間違いだった。間違いばかりだな俺。
>金澤先生、半月の型を練り直してDVD出すそうですね。72にして、立派な方です。
金澤先生は船越先生に「節をつけて動作を行いなさい」みたいな事を言われたことが
あるらしいです。はたしてどんな意図を持っておっしゃったのでしょうかねぇ…。
150 :
テッカンコー:03/09/30 09:41 ID:Ot0TQ6P7
あれって掻き分けだったんですか… 自分、目に母指貫手のつもりで打ってました(^_^;)
151 :
134:03/09/30 09:49 ID:QkjqJeic
>150
いや、もしかしたら、その目に拇指貫手が正解かもしんないし、あくまで
そういう説明をしてる本があったというだけに留めておいてくださいな。
152 :
オティムティム22歳 ◆knSEX.Sk.c :03/09/30 09:57 ID:qTT9hf5v
あの両手は相手の胴着をつかんでるんじゃねーのか
糸東流の分解では襟首をつかんで内側に巻き込むようにして
引き込んで膝だと思った。
巻き込むときに手首が内から外へ行くでしょ
153 :
134:03/09/30 10:35 ID:QkjqJeic
>152
なるほど。俺は肩つかんで膝蹴りだと思ってたけど、肩つかむより
身に着けてる服の襟首つかむ方がより逃しにくいし、膝蹴りも決ま
りやすいと思う。勉強になった、サンクス。
とすると、膝蹴りの動作に移る際、後屈立ちから前屈になるから・・・。
@地襟首つかんでちょっと押す(後屈から前屈への移動)
A相手が押されまいと反射的に前に重心を移す。
Bそれに合わせるように巻き込んで引き付ける(掻き分けの動作)。
C相手が重心を崩し、体が前方に折れ気味になる。
D膝蹴り入りやすくて(゚д゚)ウマー
という解釈が一応成り立つわな。
154 :
134:03/09/30 10:48 ID:QkjqJeic
@の最初に余計な漢字一個入ってるが脳内削除してくれ。
例の古書の題名は、とうの昔に忘れちまったが、図書館を
通じて取り寄せた本だし、問い合わせてみればすぐ分かる
と思う。んで、また取り寄せてもらえるようだったら、もう
一度借りて読んでみようかな。このスレ見てたらまた読み
なおしたくなってきた。
他にどんな事書いてあったっけかな。う〜ん。え〜と確か
平安各種の他に、ナイファンチの白黒も乗ってた気がする。
あと、運足が半月のほかに、三戦みたいにテクテク歩く(もの
凄く極端な表現だが)やり方が足跡の絵図付きで乗ってて、
平安だったかどうか忘れたけど、首里の型は半月の前はこっち
の運足でどうこうってな解説もあった気がする(ちょい自信無いが)。
とにもかくにも近いうち調べてみっか。
155 :
求道者@塀庵:03/09/30 11:24 ID:zWbtc+A4
平安型に造詣が深い方々が揃ってるので、御教授下さい。
平安3段についての質問です。
11挙動閉足から、12挙動騎馬立/猿臂?・13挙動の騎馬立/回し打ち
ですが、この部分の解釈が、今でも良く分かりません?
私がいままで教えてもらった解釈
1 腕を後ろに縛られた状態の対処法(1番苦しい解釈な気が・・・・)
2 接近戦法であり、閉足から騎馬に移行する時に膝を抱え相手の膝を砕き、猿臂、回し打ちで、相手を昇天!!
3 対武器法であり、騎馬立ち/猿臂は棒に対する受けで捌いて回し打ちで、相手を昇天!!
4 対武器法であり、騎馬立ち/猿臂の形で相手の足を踏み、腕の所に突いてきた棒を通し、てこの原理で棒をはさみ、
棒の動きが止まったとこで回し打ちで、相手を昇天!!(試したがこれは無理)
どの動きも分解組手で試しました、私の技術も未熟でしょうが、動きにはかなり無理があるように感じました。
特に4は不意にやられたら絶対無理で、相手と打ち合わせしないと、そのままの形だとアバラがバラバラになってしまう。
でも巻き受け風にやったら達人なら出来そうかなーとも思いました。
ハタシテドレガタダシイヤラ・・・・・
156 :
134 :03/09/30 11:51 ID:QkjqJeic
>139
>講道館で唐手を披露したさい、富名腰先生が柔道の嘉納先生の前で演武した
一緒に演武した片割れの人に船越先生は「私はパッサイなら自信があるが、
ナイハンチはいまいち自信が無い。そこで君にやってほしい」と要請した
らしいです。だけど、パッサイの部分はクーシャンクーだった気がするし
そもそも自信があるってだけじゃ、いまいち説得力に欠けるので、おそらく
この本では無いと思う。でも漏れは確かに「船越翁はパッサイの型を得意
としていた」という記述を読んだです。出典が思い出せないのが微妙だけど。
あと、掻き分けの件について補足。膝蹴の前に両手をにゅって突き出すときに
掻き分けをするのであって、膝蹴と同時に上方にある手を下に引き付けるって
のはそのまんまです。いろんな本の型解説を見てきたけど、ほとんどが普通に
両手をにゅって突き出すだけで、諸手掻き分けってハッキリ説明してるのは今
だ目にしたことが無いです。主に松涛館系の本しか見てなかったので、糸東の
本では常識だったのかも・・・。偏食はよくありませんね。んがっくっく。
>155
桧垣さん出番ですよ〜。
157 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/09/30 12:12 ID:nVXJMmoQ
平安二段(松濤館流)の2挙動目と4挙動目ってどういう意味があるんですか?
平安京エイリアン
159 :
テッカンコー:03/09/30 12:43 ID:Ot0TQ6P7
二段の初めは掴まれた腕を引いて、空いた脇にどーん。続いて鉄槌と考えてますね。 三段はBだと思いますが… でも、正確にはわかりません。なにぶん、まだまだ初心者なもので(^_^;)
160 :
マスク・ザ・レッド:03/09/30 17:28 ID:p6KOkCtz
>求道者@塀庵さん
>平安3段についての質問です。
>11挙動閉足から、12挙動騎馬立/猿臂?・13挙動の騎馬立/回し打ち
流派により多少動作が違いますが、いずれにせよ、閉足立ちから右足を踏み込んで騎馬立(or四股立)となり、肘受けを行い、そこから裏拳打ち....の3回繰り返しの動作でしょうか?
まず、ここで大きく足を踏み出すのは松濤館系統であり、糸東流系統では膝の踏み込みは有りません。(ちなみに、自分が習ったのは松濤館流に近いが膝ではなく、足裏による打ち回し受け(=波返し)を行ってから肘受けに入る)
次いで、この肘は猿臂ではなく、肘による受け技です。
本来的に、両手をだらりと下げた全くの無防備の姿勢でいるとき、いきなり相手から攻撃を受けた状態で体を捻ってかわし、さらに腕を張って肘(もしくは前腕部)で相手の攻撃をかわす、という受けです。
もともと、「チントウ」と「五十四歩」に出てくる技法であり、その動作を平安の形(型)に取り入れた動作です。
続く技は「回し打ち」でなくて「裏拳」ですよね?
これは、上段を狙う流派と中段を狙う流派があります。
上段のほうが動作が大きく、運動量も大きいし見栄えもするので鍛錬用と思います。中段ですと見栄えが悪いのですが、肘受けの次の動作と考えると、本来的に中段への裏拳打ちが正式の形であると考えます。
161 :
マスク・ザ・レッド:03/09/30 17:35 ID:p6KOkCtz
>134さん
>一緒に演武した片割れの人に船越先生は「私はパッサイなら自信があるが、
>ナイハンチはいまいち自信が無い。そこで君にやってほしい」と要請した
>らしいです。だけど、パッサイの部分はクーシャンクーだった気がするし
えーっと、ここでいう片割れの人とは、「儀間真謹(ぎましんきん)」先生ですね。(たしか後の松濤会の顧問か何かをなさっていたと思いました。既に亡くなっていると思いましたが....)
ナイファンチの型を得意とした先生です。
で、ここでいうパッサイは誤りで、やはりクーシャンクーが正解です。
>マスク・ザ・レッドさん
なるほど、ではやはり別の書物だと思います。う〜ん、思い出せない。
それはそれとして154の訂正。
>運足が半月のほかに、三戦みたいにテクテク歩く(もの凄く極端な
>表現だが)やり方が足跡の絵図付きで乗ってて、平安だったかどうか
>忘れたけど、首里の型は半月の前はこっちの運足でどうこうってな解説
>もあった気がする(ちょい自信無いが)。
半月ってのは型の半月じゃなくて、運足によって描かれる足の軌跡。
弧を描くアレのほうです。分かりにくくてスンマソン。あと、三戦
の運足もよくよく考えたら、弧を描いてました。だからニュアンス
としては間違い。え〜と、ほら、アレ。普通にペタペタ歩く感じ。
足を進めるときに、先に着地した足の角度を少し変えるって点はあ
るけどね。でも、弧を描く運足とは別種に感じた。
船越先生だか義豪先生だかが、その那覇手の運足を取り入れたんだか
改変したんだかって描かれてあった記憶している。憶測ばかりでゴメン。
>>156 ハーイって出番ですか・・・
>>155は平安参段についてですね。
最近はパクリのような記事もあるので、あまり気が進まないのですよ。
>>157 私のHPに分解を載せてありますので参照してみてください。
164 :
157:03/09/30 22:51 ID:duTU1QoR
165 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/09/30 23:03 ID:+ION39GF
166 :
マスク・ザ・レッド:03/10/01 00:01 ID:C6LySFpH
>157さん
>平安二段(松濤館流)の2挙動目と4挙動目ってどういう意味があるんですか?
??松濤館流の二段ですか?すると他流の初段....でしょうか?
1,2,3挙動でワンセット、4,5,6挙動もワンセットですし....
(両手の構え(形的には両手の受け)→ひしぎ→前手で反撃)ですが、2と4というのは....?
松濤館流初段(他流二段)であれば、2挙動目は左への追い突き、4挙動めは松濤館系統ならば右拳の振り上げから打ち下ろし、糸東流系なら下段払い....ですが....
157さんが聞きたいのはどちらでしょうか??
167 :
マスク・ザ・レッド:03/10/01 00:20 ID:C6LySFpH
>162さん
>半月ってのは型の半月じゃなくて、運足によって描かれる足の軌跡。
>弧を描くアレのほうです。分かりにくくてスンマソン。
足を出すときに半月を描くかどうかというのも、非常に難しい問題ですね。
現在の沖縄空手界の四大流派は小林流、松林流、剛柔流、上地流ですが
(余談ですが本土の四大流派は松濤館流、和道流、剛柔流、糸東流ですから両方に共通しているのは剛柔流だけです。
これは、宮城先生が沖縄で空手指導後、本土で剛柔流を広め、晩年には再び沖縄に帰って指導したためです)
さて、沖縄四大流派のうち、首里手は小林流と松林流なのですが....
小林流:足を半月に運ぶ
松林流:足は自然体(直線的)に運ぶ
と、沖縄の最大首里手流派の二流派がそもそも相反する動作をしています。
要するに、首里手といえど、流派の創始者と、創始者に空手を伝承した系列によって技法が変わってしまう、ということですね。
ちなみに、和道流は基本動作のとき、
追突:足は直線的に運び、足幅は狭くする
逆突:足は曲線的(半月)に運び、足幅は広くする
というようにしていますね。
168 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/01 01:38 ID:tYMhRTvB
本場のオキナワでも日本本土でも、なんで型が流はによってこれほど
の違いがあるんですか?
169 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/01 01:53 ID:NPExqSFA
>168
このスレを最初っから読み返せこのバカッたれ! ちったあ自分で考えろい!!
170 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/01 01:58 ID:uiXZoHwX
171 :
求道者@塀庵:03/10/01 11:50 ID:L5Zo6B63
皆様大変貴重な御教授有難うございます。
マスク・ザ・レッド様
>流派により多少動作が違いますが、いずれにせよ、閉足立ちから右足を踏み込んで騎馬立(or四股立)となり、肘受けを行い、そこから裏拳打ち....の3回繰り返しの動作でしょうか?
そのとおりですその動作です。
>両手をだらりと下げた全くの無防備の姿勢でいるとき、いきなり相手から攻撃を受けた状態で体を捻ってかわし、さらに腕を張って肘(もしくは前腕部)で相手の攻撃をかわす、という受けです。
なるほど身体操作原理は其れでしたか、確かに不自然な肘の張りだなと思っていました。
自分が体を張って実験したところ、棒で直突された時に有効かなと思っております。
>続く技は「回し打ち」でなくて「裏拳」ですよね?
実はここが曲者で教範は裏拳なのですが、立裏拳なんですかね?
立て回し打ちの様な、軌跡を描いた時もありました。
桧垣源之助様
hp拝見しました、素晴しい師匠に恵まれ、良い空手を学ばれたと思いました。
又、空手の造詣が深く素晴しい内容ですね。
>最近はパクリのような記事もあるので、あまり気が進まないのですよ。
確かにいい気分はしないと思います、又縁があり気が向いたら御教授下さい。
桧垣源之助様が、師匠から賜った魂を失伝せぬよう尽力される様に、畏敬の念を込め御祷り致します。
テッカンコー様
私も未熟者ですので一緒に稽古に励みましょう!!
私は空手の身体操作も然ることながら、松涛弐拾訓の様な人生哲学も好きです。
172 :
157:03/10/01 23:20 ID:ylrwfGo0
>>165 30のHPがもうありません
あと分解形のビデオってないんですかね?
173 :
求道者@塀庵:03/10/01 23:33 ID:uq24xIjQ
平安2段ですか?
少々なら私も稚拙ですが、御相談に乗れるかと思います。
174 :
157:03/10/02 00:17 ID:UncC1oQd
平安二段(松濤館流)で第1挙動で左手で外受け右手で上げ受けをした後、
第2挙動で腕を交差しますがこれはどうゆう意味なんでしょうか?
同じように第4挙動目もどういう動作なんでしょうか?
175 :
求道者@塀庵:03/10/02 00:38 ID:eY5Rw07Z
答えに為っているかどうか疑問では有りますが御相談に乗ろうかと思います。
これも諸説が色々とあります。
1 突いてくる相手の腕折
2 左手で外受け、右手でアッパー4挙動はその逆
3 変り種で投げに移行する場合の準備動作(可也無理あり)
自分で試した結果ですが、
1は突いてきた腕ではなく、どっか持たれた場合は有効かと思いました。
2は自然に技が決まり3挙動は投げかと思います。
3は言われた通り実行したのですが無理でした。
私の稚拙な答えで答えになったかなー?
私のHPに平安参段の分解(肘受け、裏拳)を追加しました。
ご参考までに。
177 :
求道者@塀庵:03/10/02 00:54 ID:eY5Rw07Z
桧垣源之助様
有難う御座います、拝見させて頂きます。
178 :
165:03/10/02 01:14 ID:UDsbOAPI
桧垣さんありがとうございます。
157さん、http:の後のスペースは削除しましたか?
それでだめなら、桧垣さんのお名前でググってみては。
179 :
165:03/10/02 01:18 ID:UDsbOAPI
そこから先に行けないんですね。失礼しました。
181 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/02 02:19 ID:naTR6r/o
>168さん
むかしは沖縄では空手には流派は無かったようです。
それが色々と流派に分かれたときに型も変革されたと思います。
あとは169さんのおっしゃるように、このスレを最初から読むなどすれば
ある程度のことは分かると思いますが?!
182 :
求道者@塀庵:03/10/02 16:27 ID:1+anqH1b
今日は休みたっだので桧垣源之助のHPを、腰を据えて読んでいました。
スレ違いですが、少々感想を・・・
やはり理合が深いですね、パクリが多いのも分かる気がします。
競技空手とは違う、空手の姿を観ることができ、感慨深いものがありました。
学生で競技空手で成績を残し、現役引退後は空手もやめて、いい思い出とする方が大半と思います。
桧垣様の理合は、その次のスッテプとした生涯空手を目指す指標と出来るものであると考えます。
型の解釈ですが「空手の戦闘法」「分解の口伝」にあったキーワードが解れば、より良い理合を追求できそうです。
空手とは奥が深く、型は底知れない実力を秘めるのだなと再認識しました。
n n
(ヨ ) 平 安 最 強 ! ( E)
/ | _、_ _、_ | 安恒ブラザーズ。
\ \/( ,_ノ` )/( <_,` )ヽ/ /
\(uu / uu)/
| ∧ /
184 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/04 15:09 ID:9t0NJyRj
>182さま
それと非常に参考になったのは4.5年、あるいは2、3年で
練習体系と本人の資質さえれあれば、一応の理念は修得できると
いうこと。わたしのような凡人にはムリでも、少しでも才能が
あれば3年ほどで、流派(?)の理論は完全に理解できるということですね。
中国に行かれた東恩名先生も3年ほどだということですが、桧垣HPで
その謎が解けた気がします。
185 :
求道者@塀庵:03/10/04 23:30 ID:NjzdC/CO
>184様
私は競技一本できたので、余り疑問に思わず型を打っておりました。
現役を退いてから、考える時間が出来、指導する手前もあり、分解組手を嗜んでいるのですが、講習会で習った解釈をやってみました。
しかし、やればやるほど是は無理だろう、と言う解釈が沢山ありました。
そのうち「空手とは何だろう」という疑問が湧いて来ました。
武道の達人の逸話は、年を重ねても衰えぬ技術を保持しています。
しかし自分は、年とともに確実に衰えていく。
この差は何なのか?を自身の体をもって研究課題として、生涯空手に邁進したいと思っています。
186 :
桧垣源之助:03/10/08 21:54 ID:fdsEZAiU
>185 求道者@塀庵様
拙HPの感想をありがとうございます。
指導するようになると、型の分解を知らないというのカッコ悪いですよね。
私にメールなどを頂くの方はやはり指導者クラスが多いです。
まだ他にも多くのものが埋もれていると思います。
>184様
月刊空手道のその記事も興味深かったです。
首里手の原型も見つからないですかね。
187 :
テッカンコー:03/10/11 10:54 ID:keETy0u/
あげ
188 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/11 12:35 ID:8J13WGxB
>134
ものすごい亀レスですまん。
大昔・・・20年くらい前かな?の月刊空手道の解説で「これは相手の両耳を
掴んで膝蹴りをするもの」「膝は足払いの危険があるので、水平より高く上げ
ない」とあり、「そんなアホな!」と思った記憶がある。
189 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/11 12:37 ID:8J13WGxB
書き漏れた・・・
しかもその膝蹴りは顔面を蹴るということだったので^^;
190 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/12 08:57 ID:eY92izGr
>188
まあ、実際お互いに正面向き合ってた場合、なかなか膝蹴りは入らないよね。
相手に対して正面でなく、45度(斜め)か、もしうは90度(左右)に周り
こまないと、当てるのは難しい罠。
191 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/12 14:32 ID:FgU7dnkT
>186
桧垣先生
>首里手の原型も見つからないですかね。
そうですね。でも首里手は歴史が古いから、
もう変わりすぎてムリかもしれませんね。
でも桧垣先生のHPと新垣先生の本を読めば、
わたしのようなモノでもその概要がだいたいつかめます。
アリガトウゴザイマス。
またHP拝見させていただきます、
192 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/12 16:01 ID:zX1rHB6P
>でも桧垣先生のHPと新垣先生の本を読めば、
べつに煽りやないけど、アラカキ本が出ないと
この武道版(とくに空手関係や)は活気がない気がするわな。
193 :
マスク・ザ・レッド:03/10/12 16:36 ID:VJZRtAI6
膝蹴り....と、いえば、平安四段を除くと、基本的に空手の型には「膝蹴り」は出てきませんよね。
(型の解釈上、動作は前蹴だが実際は膝蹴りを内包した動作....というのはありますが)
単純に、空手と、その母体となった系列の中国武術はあまり膝蹴りを用いなかった、ということだとは思いますが。
(現存日本最古の古武道、香取神道流は柔術・剣術・槍術等々を含む総合武術ですが蹴り技は一切ありません。「足で蹴る」という発想そのものがなかったんでしょうね)
同様に空手では「膝蹴り」という発想はなかったのかも、と、考えます。
むしろ空手では、膝を蹴り技防御として多用している気がします。。
ローハイやワンカンの「前鷺足立」、「チントウ」の「後鷺足立」がその動作を示していますよね。
糸洲先生が平安四段に「膝蹴り」を入れた意図は果たして何だったのでしょうか?
自分にとっては大きな謎なんですが....
194 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/10/12 16:50 ID:eY92izGr
>193
>現存日本最古の古武道、香取神道流は柔術・剣術・槍術等々を含む総合武術ですが
>蹴り技は一切ありません。「足で蹴る」という発想そのものがなかったんでしょうね
発想自体はあった、けど手の方が効率いいしリスクも少ないから、使わなかっただけ。
195 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/12 16:53 ID:xAnmT4YE
>ローハイやワンカンの「前鷺足立」
隠し技で金的を蹴ってるはずだが?!
196 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/12 17:01 ID:eY92izGr
>193
>単純に、空手と、その母体となった系列の中国武術はあまり
>膝蹴りを用いなかった、ということだとは思いますが。
純粋な中国拳法である上地流の型は、膝蹴りの動作多いですよ。
>195
>ローハイやワンカンの「前鷺足立」
>隠し技で金的を蹴ってるはずだが?!
上地のセーサンもそうですね。つか、脚の攻撃にわざわざ
を使って防御する事ほど不毛な事はないんでないの?
自分の動きが止まる上相手の蹴りもろに膝に食らうんだからさ。
197 :
196:03/10/12 17:03 ID:eY92izGr
間違い。
上の書き込みの下半分はマスクさんに当てた書き込み。しかも文字抜けてるし。
脚の攻撃にわざわざ脚を使って防御する事ほど不毛な事はないんでないの?
自分の動きが止まる上相手の蹴りもろに膝に食らうんだからさ。 が正解。
198 :
南部曲家:03/10/12 17:13 ID:5ziV/nV2
平安四段の分解組手で引き倒しが楽しいこの頃
199 :
マスク・ザ・レッド:03/10/12 17:40 ID:VJZRtAI6
>ローハイやワンカンの「前鷺足立」
>隠し技で金的を蹴ってるはずだが?!
膝による受けのあとの蹴りですね(^^)
が、その他に膝による受け→投げの解釈も成り立ちます。
自分はどちらかというとこちらで稽古しています。
また、剛柔流の「砕破」に出てくる前鷺足立(?)も、視線が横方向、ということから考えるとよく言われている「膝蹴り」ではなく、「膝受け」の動作と自分は考えています。
つまり、
・視線右方向、右足前鷺足立ち+右押さえ受け+左掬い受け
は、右足膝受け+右押さえ受け(首里手ならば右手刀下段払い)+左手は中段ガード(首里手ならば額前の左手刀構え、すなわち上段ガード)
続く、
・視線を前方向に向け、右前蹴
は、体を斜めにしての右膝受けからの小さな右金的蹴り(組み手で再現すると体勢が捻れるので右下段回し蹴り(金的蹴り))
に、なるかと思います。
自分的には、上地流の膝蹴りは、膝受け→小さな前蹴りの隠し技では....と、思っているのですが.....
ちなみに、
>隠し技で金的を蹴ってるはずだが?!
という部分に関して言えば、空手の型の猫足立(松濤館流はここが後屈立で表現してますが)のほとんど全ての動作はこれですよね。
200 :
196:03/10/12 17:45 ID:eY92izGr
>マスク
俺も195さんも、あんたの言う「空手では、膝を蹴り技防御として
多用している気がします。」って書き込みに違和感を憶えてるんだな。
んで、俺は
>>197でその疑問を書いたんだが、その答えは無視ですか?
201 :
マスク・ザ・レッド:03/10/12 17:51 ID:VJZRtAI6
194から197まで、かなり鋭いカキコミ、ありがとうございますm(__)m
固定ハンドルがないので名前をお呼びできないのでこんな挨拶しかできずにすみません。また、ぜひぜひ書き込みをお願いします
塀庵さん、初めまして(^^)/
真摯に空手を研究されている方とお見受けします。
こんごともよろしくお願いします。
自分も多忙で、なかなか腰を据えてじっくりと桧垣源之助さんのHPを読む時間をつくるのも難しいところです(;_;)
なんとか時間を作りたいと思います。
平安二段(他流でいう初段)の解釈で、初動動作で後ろ手が受け(からのつかみ)+前手アッパー系の攻撃、という解釈には「目から鱗」でした。
自分は金城裕先生の著書にあった「脇をあけた誘いの構え」→相手の攻撃を限定させ→第二動作で受け→第三動作で反撃
という解釈で長らく稽古していましが、檜垣さんのHPにあった動作も稽古してみたいと思います。
檜垣さん、今後ともよろしくおねがいします(^^)/
202 :
196:03/10/12 17:52 ID:eY92izGr
上地の蹴りは足尖蹴りだ。でとてもじゃないが防御したその脚で
反撃なんて出来無し、上地に限らず昔の沖縄唐手はそれが那覇手
だろうが首里手だろうが、中足を使わず足尖で蹴ってた(分かり
やすい例でいえば、首里手の知花朝信とかな)という。いくら型
の動作が膝あげてるからって「これは膝ブロックだな!」と解釈
するのは早計すぎやしないかい?
203 :
196:03/10/12 17:54 ID:eY92izGr
>>201の書き込みを読んだんだが、どこにも質問に
対する答えが載ってないのは気のせいですか??
204 :
マスク・ザ・レッド:03/10/12 19:37 ID:VJZRtAI6
>196さん
>上地の蹴りは足尖蹴りだ。でとてもじゃないが防御したその脚で反撃なんて出来無し、
あ、すみません、質問に答えてませんでしたね(^^;)
えーっと、ひょっとして、「膝受け」と「膝ブロック」を混同していませんか?
「膝受け」は膝を使って相手の蹴り足を外から内に向かって受けている動作で、結果的に相手の足の踝〜スネとかを横方向にいなすことになります。
従って、相手の上足底や足先は空を切らせているだけで直撃されません。
膝ブロックは膝受けの動作が間に合わないとき、スネでボディをガードするいわば最期の手段ですから相手の蹴りをスネで受けるのは覚悟です。
ワンカンの型の場合、左足前猫足立ちから右膝受けの動作に入りますので、「接近しつつの入身」で相手の蹴りをいなす動作です。
ローハイの場合、右足前自然立ちから大きく左足を引き、右足での膝受けとなるので、「大きくナナメ後方を下がっての膝受け」の動作かと思います。
チントウの型の場合、すぐに後鷺足へと変化するので、チントウの型に限っては、膝受けでなく膝ブロックだった可能性もありますが....
それでも、進行方向へ90度の方向へ膝をだしていますから、これも膝ブロックではなくて膝受けかと思えるのですが...
205 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/12 22:38 ID:x+/n5U50
>平安二段(他流でいう初段)の解釈で、
>初動動作で後ろ手が受け(からのつかみ)+前手アッパー系の攻撃、
>という解釈には「目から鱗」でした。
あれは、「投げ技を食らって頭から逆さに床へ叩き落される」+
「頭部へのローキック」に対して、後ろ手が床への激突に対する受け技と
なり、前手がローキックから頭部を防御する為の受け技だと、俺は教わり
ました。
空手が武道で「生きるか死ぬか」を賭けて戦っていた時代に編み出された
正に必殺技に対する防御ですね。平安二段を習得するレベルの者は皆、この
命のやり取りに身を晒す事を想定されていた、凄い時代背景が窺えます。
206 :
196:03/10/12 23:14 ID:eY92izGr
>204
>えーっと、ひょっとして、「膝受け」と「膝ブロック」を混同していませんか?
なるほど、ブロックする訳ではないんですね。
>「膝受け」は膝を使って相手の蹴り足を外から内に向かって受けている動作で、
>結果的に相手の足の踝〜スネとかを横方向にいなすことになります。
しかし、↑とありますが、この動作って可能なのですか? 私にはわざわざ
膝を使って相手の蹴りを受ける意味が分からないんですよ。交わしながらカウンター
で攻撃した方が効率いいし、受けるにしても手を使った方が盤石。なのにどうして
自分の移動範囲を封じ、不安定な姿勢になるのも辞さずに、わざわざ膝で受けるのか。
私にはどうしてもそれが不自然に思えるんですよ。マスクさんはそう思いませんか?
207 :
マスク・ザ・レッド:03/10/12 23:37 ID:VJZRtAI6
>205さん
>あれは、「投げ技を食らって頭から逆さに床へ叩き落される」「頭部へのローキック」に対して、
>後ろ手が床への激突に対する受け技となり、前手がローキックから頭部を防御する為の受け技だと
....自分的に初耳な解釈ですね(^^;)
が、その解釈ですと後ろ手は開き手でないと受け身はとりずらいと思いますが....
(むしろ四段の解釈としてのほうが成立する気はします)
いずれにせよ、新しい解釈の提供、ありがとうございますm(__)m
>196さん
>この動作って可能なのですか?
たしか、フルコンの「葦原会館」で遣う、「ヒッカケ」はこの系列の技法かと思います。速度重視の寸止め空手では不可能かもしれませんが、威力重視のフルコン空手の試合のほうが、この手の技術は使用しやすいのかも....
>不安定な姿勢になるのも辞さずに、わざわざ膝で受けるのか
日本少林寺拳法の得意な「三連防」も膝を遣った受けですし、フルコンの試合でも見られる動作ですから、武術界ではそれほど珍しいとは思えませが....
さて、単純に、膝で受ける理由は、手による防御では低い蹴り技は防御しずらいからではないでしょうか??
特に沖縄空手では、「臍から上は蹴ってはならない」というくらい低い蹴りを奨励していましたし。
ちなみに、型についていえば、「泊の武士は片足でも武士」といわれたくらい、「泊手」の得意技だったようです。この手の技法は。
(ローハイ・ワンカンは泊手の型)
208 :
196:03/10/12 23:54 ID:eY92izGr
>207
了解ъ( ゚ー^)
209 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/13 12:31 ID:N68bUSzz
>べつに煽りやないけど、アラカキ本が出ないと
>この武道版(とくに空手関係や)は活気がない気がするわな。
パート4は、やはり来年まで待たないといけませんかね?
>マスク・ド・レッドさん
こちらこそ、よろしくお願いします。
>マスク・ザ・レッド さん
HNまちがえました。
失礼しました。<(__)>
212 :
マスク・ザ・レッド:03/10/13 22:27 ID:Bv4qmJjy
今日は体育の日であったため、自分の所属する連盟では、「市空手選手権大会」が開催されました。
自分は審判だったので神経をすり減らしただけでしたが(^^;)
(選手として出場していたころは、審判がこんなにキツいとは思わなかった(^^;))
形の部に関しては、
小学生〜中学生の「少年の部」は、予選形は平安・撃砕・またはそれに類する形。決勝形は全空連指定型(8つの形)を演武
一般の部は、予選が全空連指定型(8つの形)を演武、決勝は自由形
....というものです。
自分が高校生だったころは、予選が平安・撃砕でしたが....
高校生のレベルであれば、平安・撃砕こそが予選形としてふさわしいとつくづく思います。
(過去の重複レスとなってしまうのがすみませんm(__)m)
小学生の平安・撃砕は伸び伸びしていて実に良かったです。
強いていえば、決勝も指定型などでなく、自由形にしてもよかったかとは思いますが。
(別に、小学生に雲手とか荘鎮とかスーパーリンペイを勧めているわけではないですよ(^^;))
213 :
マスク・ザ・レッド:03/10/13 22:42 ID:Bv4qmJjy
>209さん
自分的には、新垣先生については、パート4よりも先に早く「空手三国志」をまとめて出版してして欲しいと思っています(^^;)
「空手の歴史」が好きなもので。
214 :
マスク・ザ・レッド:03/10/13 22:48 ID:Bv4qmJjy
ところで。
平安の型について、組手への展開も考えて非常によく考えられている著書といえば、自分の知っている範囲では....
摩文仁賢和・仲曽根源和著:攻防拳法 空手道入門
金城裕著:写真でおぼえる空手の習い方
の2つだけです。
HPでいえば、
桧垣源之助さんの武道技術上達論
が唯一かと。
無論、自分の狭い知識の中だけどの話です。
もし、どなたか上記以外に「これは」と思える情報をお持ちでしたら、どうかご教授くださいm(__)m
そして、できれば多くの人数で、型を研究する場を持てれば、と、考えます。
よろしくお願いしますm(__)m
唐手拳法(昭和8年、陸奥瑞穂)が、型、分解、組手、防具試合まで書かれています。
当時の沖縄の大家から指導を受けた後に書かれたもので貴重な資料だと思います。
復刻版が800部限定と書いてあるので、中々手に入り難いかもしれませんが。
216 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/13 23:10 ID:3jy+oFWr
>214さん、その2冊の本の内容は桧垣さんのHPの内容と方向性(と言う表現で良いのかな)は同じなんですか?
>216さん
「写真でおぼえる空手の習い方」は残念ながら見たことがありません。
「攻防拳法空手道入門」には、私が久保田先生に習ったのと同じものが書かれていました。
218 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/13 23:45 ID:3jy+oFWr
>桧垣さん
ありがとうございます。早速取り寄せてみます。
219 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/13 23:46 ID:TZic4k0b
桧垣先生と金城先生の分解は少し違うようです。でも方向性としては似ているかな?
220 :
マスク・ザ・レッド:03/10/14 20:33 ID:dxBsPtjc
桧垣さんも「唐手拳法」買われていましたか!
2/800ですねぇ(^^;)
和道流の大塚先生、糸東流の摩文仁先生はそれぞれ防具空手を模索していたようですよね。
結局は防具空手のプラス・マイナスを熟考のうえ、それを放棄されたようですが....
>マスク・ザ・レッドさん
おー、物好きな同類が(失礼・・・・同士が(^^
随分悩んでから買いました。これだけ高価な本は他に無いですね。
>219さん
金城先生の分解は誌上でしか拝見したことがありませんが、解釈は違うようです。
どちらが正しいということではなく、師伝により違いはあるものです。
ただ、キーワードの一部に同じものがあるのが興味深かったですね。
222 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/15 00:12 ID:VB/QlffY
たしかにキーワードは似てますねえ。
金城裕先生の「写真でおぼえる空手の習い方」によれば
平安初段(松濤館二段)の第一挙動は、親泊のパッサイを参考にしたもので
その意味は、公式の解釈が「誘い」で、非公式の解釈が「はずし」です。
平安初段(松濤館二段)の第一挙動ってセーパイにも似た形がありますよね?
225 :
マスク・ザ・レッド:03/10/15 22:23 ID:IabQ0Y3r
>219さん
方向性は近いと思います。
まずは、「あり得ないような牽強付会な型の解釈はしない」という点からしても。。
型を考えに考えていると思います。
(型を考えるということが、稽古(=「いにしえ」を考える)かも知れません)
非道い型の解釈は、例えば、
平安初段(松濤館流初段)第一動作、すなわち、両手で受ける(かに見える)動作を持って、
「2人の相手よりの上段突・中段突の攻撃を受けた動作である」
「上段・中段への『諸手突』を受けた動作である」
などですが、このような絶対に使えない動作は考えないということですよね。
226 :
マスク・ザ・レッド:03/10/16 09:27 ID:Unt1TLgC
224さんの書き込みを読んで考えてしまいました。
剛柔流型「十八(セイパイ)」の動作ですね。
演武線ナナメ後方への相手への四股立・下段払いの姿勢より....
1:正面に振り向き、少し前足を引いて左足前猫足立となり、
左上段(というか高めの)外受け(松濤館流内受け)+右拳振打
2:右足一歩進み、左足はそれにそって進み、右足軸の交差立、手は前挙動の左右逆
の、動作ですね?
1の姿勢はたしかに平安初段第一動作に酷似しています。
1,2の動作とも、相手の攻撃を前手で流し受け、後ろ手の拳で振り打ち
(振り打ちは、剛柔流独特の技。松濤館流で言うところの『背刀打ち』を拳で打つような動作。動作が決まったカタチは上段上げ受けに似る)
という解釈をどの剛柔流の著書でも書いてありますが....
よくよく考えると、後ろ手による振り打ちがメインの技であるなら、前足が猫足立ちというのはなんとも不安定で威力にも欠けます。
仮にそうなら四股立ち等で表現するのではないか....。
さて、2の動作ですが、下半身は交差立ち。上半身は平安初段第四挙動とほぼ同じカタチとなるわけですが、この姿勢を素直に考えると、「背負い投げ」の姿勢にそっくりです。
そっくりというより、相手の懐に飛び込み急速に左反転、足は交差立ちとなる....という動作はそのまま「背負い投げ」
こう考えると、2の動作の公式見解は「背負い投げ」で良いかと思います。
それ以前に、「空手の型に交差立ちが出てきたら『投げ技』を意味する」と、自分は考えています。
(長いので続く(^^;))
227 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/16 12:50 ID:LXV2P+x9
>「空手の型に交差立ちが出てきたら『投げ技』を意味する」
これは金城先生も言われていることです。さらにセイパイのその部分は次の挙動からも投げでぴったり来ると思います。
もうひとつセイパイの最初の挙動も桧垣さんの平安3段の肘受けの分解と同様と考える方がうなづける部分が多いと考えています。
228 :
マスク・ザ・レッド:03/10/16 14:50 ID:Unt1TLgC
>227さん
>セイパイの最初の挙動
これについては、自分はまだ「解答を模索中」です(^^;)
なるほど、肘受けという解釈も可能かもしれないですね。
ちなみに、糸東流開祖の摩文仁先生もこの動作には悩んだと見え、糸東流十八の型は、第一動作を、
1:左手が上から回して顔面カバー、胸の前に開掌で構える
2:右手は同時に上から回し、貫手の構えとなる
で、本来はあった動作を、
1:同じ
2:右手は下から回して貫手に構える
というふうに右手の動きを上下逆にしています。
そして、糸東流でのこの動作の解釈は、
1:左手は相手の腕を掴み
2:右手は相手の肘を下から上に押し上げての関節極め
と、いう風に形を変更しています。
229 :
マスク・ザ・レッド:03/10/16 14:58 ID:Unt1TLgC
226の続き
さて、2の動作が投げを示すとしたら、1の解釈はどうなるのでしょうか。
解釈A
左手、右手とも相手の衣服の襟を掴んでいる動作であり、次いで、
飛び込んで2の動作(投げ)へ移行する
解釈B
左手又は右手が相手の襟を掴む動作であり、残る一方の手は、
襟を捕まれた相手からの顔面攻撃へのガードである
あたりが解釈となるでしょうか?
また、1の動作は猫足立ちですから、
A:袖を捕まれた相手からの金的への蹴りを防御するため
B:投げへのとっかかりを掴むため、小さく前足蹴りを放つ
の、何れかを示していると考えられます。
何れにしましても、十八の型のこの動作はカタチとしては平安初段と似ていますが、
流派の戦闘理論により、解釈は大幅に異なる、ということになるかと思います。
230 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/16 15:03 ID:8lwZVn7w
>1の動作は猫足立ちですから、
>A:袖を捕まれた相手からの金的への蹴りを防御するため
(金的)蹴りを防御するために猫足立ちというのは古伝にはないはずです。
231 :
マスク・ザ・レッド:03/10/16 23:14 ID:Unt1TLgC
>230さん
>(金的)蹴りを防御するために猫足立ちというのは古伝にはないはずです。
え?そうなんですか??
自分は、剛柔流の山口剛玄先生やその弟子の極真の大山先生が組手に関して、金的蹴り防御のために猫足で構える....と、本で読んだことがありますので、「猫足立=金的防御でもある」
という解釈もしていたのですが....
>231
その先生ですが、開祖には確か一ヶ月くらいしか習って
なかったと思われ。
233 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/18 23:09 ID:sBvSGuuK
伝統最強!!
俺は平安初段が一番好き
平安初段の下段払い追い突きの分解を私のHPにUPしました。
皆様のご参考までに。
236 :
マスク・ザ・レッド:03/10/19 19:22 ID:tZPQ45am
早速読ませて頂きましたm(__)m>檜垣さん
いつもいつも、大変勉強になりますm(__)m
237 :
マスク・ザ・レッド:03/10/19 20:06 ID:tZPQ45am
>232さん
山口剛玄先生について調べてみましたが、小2のころに「自源流剣道」を始め、ついで剛柔流空手道を稽古している沖縄出身の大工さんに剛柔流空手の基礎を教わり、
高校、大学と空手を続け(当初大学に空手部がなかったので自分で創部)
大学3年の時(昭和6年)剛柔流開祖宮城長順先生に師事、昭和12年に宮城先生より「剛柔流宗家」を譲り受け、本名は「実美」であったが、以後「剛玄」と名乗るように指示された....と、あります。
(山口先生が剛柔流の宗家であるという件は、沖縄の剛柔流は当然に認めていませんが....)
(自分はもともと他流ですし、この件に関してはコメント不可(^^;)
山口先生の空手のスタートが小3の頃として、宮城先生と出会ったときは空手歴9年。それから宮城先生に師事したのが6年。
とはいえ、著書によると、宮城先生は沖縄〜本土を繰り返し来たので直接教わることのできた稽古は隔月だったそうですが....いずれによせ、6年も続いたとなればそれなりの回数だったかと思われます。
恐らく232さんの書き込みのニュースソースは、沖縄で宮城先生に長年稽古を受けていた沖縄剛柔流の古老から「宮城先生から大した稽古を受けたこともない人物が剛柔流宗家を名乗るのは可笑しいではないか?」という感じから生まれた言葉かも知れません。
238 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/19 20:50 ID:EWCTUKsD
>237
─- 、::::;;;;;;;;;`゙゙''‐ 、 __,,,,......,,,,_/:::::::::/: !| またまた ご冗談を
. : : : : : : `゙'ヽ、:::゙ヾ´::::::::::::::::::::::`゙゙゙'''‐'、. l|
、、 . : : : : : : : : r':::::::::::::::::::::::::,r':ぃ::::ヽ::::::::ヽ! ,、- 、
.ヽ:゙ヽ; : : : : : :ノ:::::::::::::::::::::;;、-、、゙::: rー-:'、 / }¬、
. \::゙、: : : :./::::::::::::::;、-'':::::::::: ,...,:::,::., :::':、 _,,/,, ,、.,/ }
ヽ:ヽ、 /::::::::::::::::::::::::: _ `゙''‐'' __,,',,,,___ /~ ヾ::::ツ,、-/
`ヽ、:::::::::;;;、、--‐‐'''''',,iニ- _| 、-l、,},,  ̄'''¬-, ' ''‐-、 .,ノ'゙,i';;;;ツ
_,,,、-‐l'''´:::::::' ,、-' ,.X,_,,、-v'''゙''yr-ヽ / ゙゙'ヽ、, ,.' j゙,,, ´ 7
,、-'' .l:::::::::::;、-'' ,.-' ゙、ヾ'r-;;:l 冫、 ヽ、 / __,,.ノ:::::ヽ. /
l;、-'゙: ,/ ゞ=‐'~゙゙') ./. \ / '''/::::;:::;r-''‐ヽ
,、‐゙ ヽ:::::..,.r'゙ ,,. ,r/ ./ ヽ. ,' '、ノ'' ノ
,、‐'゙ ン;::::::. ´ '゙ ´ / ゙、 ,' /
239 :
琉球拳法家:03/10/19 23:11 ID:Jg8izmao
平安の話しにもどそうよ。
>マスク・ザ・レッド様
私もマスク・ザ・レッドさんの内容を楽しく読ませていただいています。
>240
─- 、::::;;;;;;;;;`゙゙''‐ 、 __,,,,......,,,,_/:::::::::/: !| またまた ご冗談を
. : : : : : : `゙'ヽ、:::゙ヾ´::::::::::::::::::::::`゙゙゙'''‐'、. l|
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ヽ:ヽ、 /::::::::::::::::::::::::: _ `゙''‐'' __,,',,,,___ /~ ヾ::::ツ,、-/
`ヽ、:::::::::;;;、、--‐‐'''''',,iニ- _| 、-l、,},,  ̄'''¬-, ' ''‐-、 .,ノ'゙,i';;;;ツ
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242 :
マスク・ザ・レッド:03/10/20 09:47 ID:8DKq2Qw2
では、ひさびさに(^^;)平安の型の話にもどりましょう。
平安二段(松濤館流初段)は、大きく分けて
A松濤館系:1左下段払→2右追突→(反転して逆方向へ)→3右下段払→(前足を少し引き)4右拳槌打ち→5左追突
B糸東流系:1左拳槌打ち→2:右追突→(反転して逆方向へ)→3右拳槌打ち→(前足を少し引き)4右下段払い→5左追突
の2パターンです。松濤館流・糸東流は見事に「下段払い」と「拳槌打ち」の動作が逆転しています。
それにしても、この「左右へのアンバランス」は首里手では非常に珍しい動作だと感じます。
(左方向へは技が2つ、右方向へは技が3つという点)
(自分の知っている範囲では松濤館流:観空大の、右足前手刀受より右足軸左270度回転、左内受(他流外受)
→右逆突、さらに右180度振り向き、右内受(他流外受)→左逆突、右逆突きの連突....の動作くらいです)
この点について、金城裕先生の著書には、
「恩師徳田安文先生が、『現在(昭和9年)平安二段の型は、第1挙動が左拳ついから始めているようだが、
第1挙動は左下段受けから始めるのが正しい。師範学校(沖縄男子師範)時代、糸洲先生に教えを受けた当時の覚書に、
ちゃんと左下段受けから始まるように書いてある。』」
と、あり、要するに徳田安文先生の覚書によると、
1左下段払→(前足を少し引き)2右拳槌打ち→3右追突→(反転して逆方向へ)→4右下段払→
(前足を少し引き)5右拳槌打ち→6左追突
という、左右にバランスの取れた形が原型であったようです。
左右がアンバランスな型→左右がバランスへ取れた型への「変革」はどの流派でも起こりうる、
至極普通のことだとは思いますが、この平安二段の挙動が減ったのはいったい何が原因だったのでしょうか??
243 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/20 09:56 ID:HvUKSNEh
1左下段払→(前足を少し引き)2右拳槌打ち→3右追突→
↑これって
1左下段払→(前足を少し引き)2左拳槌打ち→3右追突→
の間違いですよね?
244 :
マスク・ザ・レッド:03/10/20 10:01 ID:8DKq2Qw2
平安二段の続き
改変、といえば、平安二段のラストは、糸東流系では手刀下段払を、
1:左手刀下段払、左方向→2:右手刀下段払、左斜め方向→3:右手刀下段払、右方向→4左手刀下段払、右斜め方向
の4方向に行って終わります。
流派によって多少動作は違いますが、だいたい同様です。
唯一、松濤館流(呼称は平安初段)は、この動作を中段手刀受け(要するに通常の手刀受け)4動作で締めくくります。
観空の型にも下段手刀受けは出てきますし、ここは「手刀下段払い」で受けるべき....かと考えます。
この点のみは、「松濤館流に入門して最初に学ぶべき型であるので、やや特殊な受けであえる手刀下段払いは難しいので通常の手刀受けに技を改変しよう」
ということで改変されたのかも知れません。(あくまで自分の想像ですが)
追記:風邪をこじらせてしまい、今日は一日寝ています(T_T)
平日のこんな時間にアクセスしているのはそのためです(^^;)
空手の本を読めるのはいいですね....が、稽古できません(>_<)
お互い、健康には気を付けましょう。
245 :
マスク・ザ・レッド:03/10/20 10:03 ID:8DKq2Qw2
>243さん
はい、まちがいですm(__)m
ご指摘ありがとうございますm(__)m
246 :
桧垣源之助:03/10/20 12:06 ID:micMk/XQ
>マスク・ザ・レッド さん
その金城先生の著書は何でしょうか。
お大事に。
247 :
マスク・ザ・レッド:03/10/20 13:26 ID:8DKq2Qw2
あ〜、やっぱ風邪ひいて頭がぼ〜っとした状態で書き込むものぢゃないですね(^^;)
糸東流系の二段は、3右下段払い→(前足を少し引き)4右拳槌打ち→5左追突
で良いので、右方向への技は松濤館流と同じですね。
要するに、左方向へ拳槌打・下段払いの何れかをカットした型が松濤館流系・糸東流系ともに
(現在の沖縄の首里手系の全流派もそのようですが)現在の平安二段のようです。
それにしても、徳田先生の他にも多くの先生が糸洲先生より平安の型の指導をうけたわけで、
1挙動がまるまる抜けたことに気付かないはずはありません。
そういう意味では、この1挙動の「抜け」は平安の型の最大の謎ですね。
>檜垣さんへ
前にも書いています「写真でおぼえる 空手の習い方」です。
有紀書房 刊、昭和48年発行です。
自分は偶然本屋で見つけたのですが....
248 :
糸東系指導員:03/10/20 16:31 ID:/O7Ka0PQ
こちらには初めて書き込みます。皆さんよろしくお願いします。
平安二段の、下段払いから拳槌打ちへの流れは、一体どういう解釈なのでしょうか?
僕自身は、蹴りを下段払いで、その後の突きを拳槌打ちで受けていると教わったのですが・・・。
249 :
マスク・ザ・レッド:03/10/20 20:15 ID:8DKq2Qw2
>248さん
>蹴りを下段払いで、その後の突きを拳槌打ちで受けていると教わったのですが・・・。
全くの正解と思います(^^)
が、せっかくですから、展開として、
A:相手の左前蹴り→左追突きの連攻に対しての左下段払い→やや下がって左拳槌→
→A1:形通りに右追突
→A2:組手で実用的なパターンの寄り足での右逆突
→A3:左拳槌の時点で左足前猫足立ちになってるのですから、左前足蹴
のような展開が可能です。
無論、組んで練習するときには、足捌き(特にサイドステップ)を重視する必要があります。
(特に糸東流であるなら、力の力のぶつかり合いを避ける必要があると考えます)
さらに、
B:相手が左前蹴り→左追突
であった場合、同様にB1,B2,B3の展開が考えられますが、この場合、蹴りを受けた時点で
相手の突きを呼び込んでしまうような方向に避けてしまいますから、より反撃のタイミングが難しく
なります。
(Aが、糸東流で言うところの外受け(相手の外側に受ける受け)、Bが内受け(相手の内側に受ける受け)です)
その場合の練習も必要かと考えます。
また、拳槌による受けそのものについてですが、相手に袖を捕まれたときの「外し」技として使用可能です。
下段払いのような構えでいるときに相手に腕の袖を掴んでもらい、それを拳槌打ちの動作で外す....という練習も
取り入れては如何でしょうか?
250 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/21 08:57 ID:QdEIpuSG
>248
達人さまの練習のときはそれでやりました。達人様によるとそれは金城先生直伝を名乗る先生からならったもののようです。
追い突きは間合いに応じてスイッチ、逆突き、追い突きと変化させてました。
逆突きは追い突きの変形という考え方です。
>>250 HNをお忘れかな?はたまたスレ間違いでつか?
そのように書くと誤解を招く表現だけどわざとでつか?
それならスレ間違いということにしてください。
253 :
糸東系指導員:03/10/21 13:00 ID:YXWJHyPF
>>249 マスク・ザ・レッド様
>相手に袖を捕まれたときの「外し」技
なるほど、これはいい解釈ですね。早速取り入れます。
実はこの動作に対して疑問を持ったのは、相手に2度も攻撃のチャンスを果たして与えるだろうかと考えたからです。
もしかしたら、下段払いは違う技を表演形用に変形させたのではないかと思ったのです。
>250
このことはあながち間違っていることとは僕は思いません。逆突きは追い突きの変形だと聞いたことがあります。
254 :
マスク・ザ・レッド:03/10/21 15:05 ID:V6v3v7jn
>糸東系指導員さんへ
以下、摩文仁賢和・仲宗根源和著「攻防拳法 空手道入門(昭和13年刊)」より抜粋します。
▲下段払受と打落と直突
(第三、四、五動作)
第三、四、五動作を一連結として意味を考へると、相対して居る敵が右足で蹴ってきた
ので我は左足を一歩引きながら右前屈となり、我が右拳もって外払受をなしたところが、
敵もさるもの直ちに蹴った右足をそのまま踏み下ろすと同時に、右拳をもって我が顔面に
攻撃してきた。そこで我は下段払受けしたままの右拳をもって(右前屈姿勢の前屈を伸ば
して体勢を高くとりながら)敵の攻撃を打落で防御し、同時に右拳を開いて敵の腕を押へ
ながら直ちに我が左拳をもって敵の脇腹を攻撃するーーといふことになるのであります。
敵の左足左拳の攻撃ならば我も左前屈左拳下段払受、左拳打落、右拳直突といふこと
になり、前の場合の反対になります。
....ということなので、摩文仁先生の公式見解でも正しいという事になります。
重要な点で自分が書き忘れているのは、桧垣源之助さんがたびたびHPで力説している
ように、「右拳を開いて敵の腕を押へながら」相手の攻撃を封じてこちらの攻撃を加えて
いる、という点です。
摩文仁先生の本の他の部分を読んでも非常に重視しているようです。
255 :
糸東系指導員:03/10/21 20:02 ID:49ovvsSV
>254
マスク・ザ・レッド様
おお、素晴らしいですね。昭和13年刊って・・・。
空手に関してのルーツ的知識が豊富ですね。とても参考になります。これで自信を持って指導もしくは練習に励むことが出来ます。
ありがとうございました。
以前のレスで、ローハイの鷺足立ちについての記述も、とても参考になりました。
サイファとの比較も興味深かったです。
ところで、バッサイ大の後半の、鉄槌をして蹴る前の動作の「閉足立ちとなって左拳下段払いの右拳耳の高さで構え」から「1歩出て四股立ち右拳下段払いの左拳鳩尾の前に構え」の流れは一体どんな解釈だかご存知でしょうか?
最初の「右拳耳の高さで構え」は「左拳下段払い」とのバランスを取るためのものかなと考えたりしたのですが、その後の動作の、あの鉤突きのような「左拳鳩尾の前に構え」は意味がさっぱりです。
次の鉄槌のための予備動作なのでしょうか?
256 :
マスク・ザ・レッド:03/10/21 21:24 ID:V6v3v7jn
>糸東系指導員さんへ
正直に書きます。申し訳ありません、自分には分かりませんm(__)m
....が、これだけでは不親切ですよね。
できれば、このスレッド上でみんなで考えれば、と、思います。
それ以前に、「片手下段払い・片手外受け(松濤館流内受け)」
という動作がそもそも何を意味するか、から考えたいと思います。
ちなにみ、手が上記の構え、下半身が後屈立or猫足立の姿勢を俗称で「卍構え・天地の構え」
下半身が閉足立の構え(つまり、質問の構え)を「仏構え」とも称するようです。
「片手下段払い・片手外受け(松濤館流内受け)」
の動作にも2種類あり、
A:身体の前面に構える場合
B:身体の側面に側面に構える場合
Aが、平安三段、ナイファンチ(鉄騎)、チントウ(岩鶴)などです。
Bは、平安五段、ジオン、パッサイなどです。
Aについては、自分なりに回答を出しています。
(檜垣さんのHPでの回答も自分に近いのでは?と、考えています)
すなわち、
A1外受(松濤館流内受)に見える技は正面への裏拳打ち。+下段受け(または、相手の手を掴んでの引き込み)
A2下段受は金的への攻撃。+外受(松濤館流内受)
という解釈です。
(A1とA2は別々の技ではなく、相手の攻撃が上段であるか、中・下段であるかによって変化するわけです)
そもそも空手の型に出てくる、「片腕上段ガード・片腕下段ガード」という動作は基本的にこういう意味だと考えられます。
(剛柔流・糸東流のセイエンチンの「弓張りの構え」や、松濤館流「荘鎮」の構えなど)
257 :
マスク・ザ・レッド:03/10/21 21:47 ID:V6v3v7jn
(256の続き)
さて、問題はB系列の解釈ですね。
ここから先は自分なりの解釈です。誤りも多々あるかと思います。指摘・ツッコミ等お願いいたします>ALL
まず、ジオンの場合。
ジオンの場合、
卍構え→騎馬立・四股立になりつつ、下段払いであった手を引き手、外受(松濤館流内受け)けであった手は鈎突き
卍構え→閉塞立ちになりつつ、下段払いであった手を上段外受け(意味は裏拳)、外受(松濤館流内受け)けであった手は予備の手
の2つの動作が示されています。
が、それ以前に。
名著でる、「空手道大観」には、花城先生の演武写真でジオンの型が示されています。
花城先生のジオンは、後屈立ち(現代の松濤館流の後屈立ちではなく、剛柔流・セイパイに出てくる後屈立ち(反前屈立?))で卍構えをとり、そこから前屈に転じての逆突となっています。
これが原型かも知れません。
さて、その場合。花城先生のジオンのこの卍構えは、そのまま琉球棒術の「下段受け」の姿勢です。というより、これは本来的に棒術の動きではないか?とも考えます。
本来、琉球棒術の下段受け→下段突きの動作であった。
ジオンの型をつくった武術家(達?)は本来的に(も)棒術家であり、棒術の受けであった下段受けを拳法の型にも残したのではないか?
と、想像する次第です。
空手の形にたびたび登場する、諸手突きの動作など、両手に棒をもって行えば一番普通の突きである、という事実がこれを証明するのでは、と、考えています。
つまり、ジオンに出てくるこの卍構えは、「棒術家が拳法の型造ったときの名残」ではないか?と、考える次第です。
258 :
マスク・ザ・レッド:03/10/21 22:03 ID:V6v3v7jn
さて、B系列の次の場合の検証です。
クーシャンクー(観空)の場合です。
クーシャンクーの場合、左前屈立、右手刀打ち・左手刀を額前に予備の手....の、動作から右足蹴り、反転して
α→深い前屈立ち、右下段貫手・左開掌予備の手による受け→前足ひきつつ、卍構え
β→しゃがんで左拳下段払い・右拳額前予備の手→左足を引きながら、右拳打ち込み・左拳額前予備の手→立ち上って、卍構え
の2パターンになるかと思います。(流派によって動作が違うため)
α(松濤館流など)の場合、卍構えの解釈が、
α1:右手は蹴った相手への裏拳によるトドメを意味する。左手は次の動作の、反転して別の相手への下段いよりの貫手動作へ移る、
という動作への移行を示す。
α2:この卍構えが、相手の右前蹴りに対して、右腕は受け(と、「ひしぎ」)、左腕は受けた相手の胴体を抑えての投げ技を示す。
α3:左腕は相手の腕関節極め、右手は相手の腕関節を掴んでいることを示す
の3つくらいが考えられます。
(前後二方向からの攻撃への受け....とかは論外なので削除(笑))
β(沖縄小林流など)の場合、α1の解釈は成り立ちませんが、α2とα3に関しては同様な解釈がなりたちます。
259 :
マスク・ザ・レッド:03/10/21 22:10 ID:V6v3v7jn
ああっ。
読み返すとだいぶ間違ってますね(^^;)
(やっぱ風邪の影響か(^^;))
卍構えとなるのは、反転したあとの刹那的姿勢ですね(^^;)
ま、解釈は同じです(α系列場合)
(αの場合、卍構え→貫手→左下段払い、右手引き手の自然体ですね)
β系列の場合、そもそも卍構えでなく、「左拳下段払い・右拳額前予備の手」
が出てくるだけですね。
風邪の影響もあるので、今夜はここまでで.....続きは明日以降にします。
皆さんの書き込みお待ちしてますm(__)m
260 :
オティムティム22歳 ◆knSEX.Sk.c :03/10/21 22:13 ID:MSQJjQvq
>>255 分解だとそこは
下段払いで中段を受けて
次の前蹴りを四股立ちでうけて
中段突き
「左拳鳩尾の前に構え」
これは次の突きへの準備と習ったことがある
261 :
糸東系指導員:03/10/22 09:34 ID:WxFzPl3c
>>256 マスク・ザ・レッド様
>A1外受(松濤館流内受)に見える技は正面への裏拳打ち。+下段受け(または、相手の手を掴んでの引き込み)
A2下段受は金的への攻撃。+外受(松濤館流内受)
なるほど、とても素晴らしい解釈の仕方ですね。他の形の似たような部分を考慮に入れる方法は分解にとって重要かもしれません。
僕は、外受けは中国拳法や和道流などにある、バランスを取るための動作かなと思っていたのですが、方向を変えて考えてみれば、攻撃や受けなのかもしれないですね。
昨夜、桧垣先生のサイトの平安五段の分解を読んだのですが、バッサイのこのあたりの解釈とかぶるところがあり、納得のいく合理性がありました。
自分なりに考えたのですが、外受けは相手の左袖を引っ張っていて、下段払いは下腹部への攻撃なのかもと思いました。
そのあとの四股立ち下段払いは、桧垣先生のサイトに書いてある通りでしょうね。まあ、色々と膨らませて考えることは出来るでしょうが。
>260
オティムティム22歳様
>「左拳鳩尾の前に構え」
これは次の突きへの準備と習ったことがある
昨夜よく考えてみたのですが、上記の僕の解釈からの流れで考えてみますと、
@まず、相手の左袖を右手で引っ張って左拳で下腹部を攻撃
A相手の左袖を左手で持ち替えて、やはり引っ張りながら右拳で下腹部を攻撃(この左手の状態があれかと)、もしくは桧垣先生の平安五段のような解釈になるのかと思いました。
262 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/22 10:00 ID:tXIYxCQY
>下段払いは下腹部への攻撃なのかもと思いました。
相手の側頭部への打撃だと習いました
(但し、平安の文脈ではないです)
263 :
糸東系指導員:03/10/22 10:03 ID:WxFzPl3c
>>258 マスク・ザ・レッド様
公相君(クーシャンクー)のその部分の分解は、摩文仁賢榮先生の本を以前立ち読みしたところ、低い後屈立ちとなっているのは、夜道で襲われたときの対処法だと書いてありました。
なんでも、暗いところだと、低い位置からの方が相手をよく見ることが出来るそうです。額のところの手には写真だと石が握られてました。
咄嗟に相手の攻撃を避け、その際に石を拾うようです。
264 :
糸東系指導員:03/10/22 10:10 ID:WxFzPl3c
>>262 >相手の側頭部への打撃だと習いました
桧垣先生もサイトでそう記述してますね。
ただ、僕の頭だと、四股立ちとなって下段払いのところは平安五段の解釈の流れで理解出来るのですが、閉足立ちで下段払い外受けの部分はどうやって側頭部へ攻撃するのかわからなかったのです。
誰かうまく合理的に説明出来る方いないですかね?
265 :
マスク・ザ・レッド:03/10/22 21:47 ID:wTUkLZ0o
>糸東系指導員さん
>バランスを取るための動作かなと
あくまで自分の個人的見解ですが、「空手の型に『バランスをとる』動作は存在しない」と、考えています。
左右の手が同時に違う動作を行うのであれば、
A:相手の攻撃を片手で受け、残る手は攻撃
B:片手は相手の動きを封じる動作、残る手は攻撃
(攻撃は投げ・関節技も含む)
と、なるのではないでしょうか?
また、空手の型に「受け技」のみが出てきて、反撃動作のない場合、
A:受けの後の反撃を省略している(「受けながらの反撃」も含む)
(パッサイ大のラストの動作など。前足蹴りを省略しています)
B:動作が受けではあるが、意味は攻撃である場合
(セイエンチンの型に出て来る、四股立ち下段受けで前進、同じく四股立ち下段受けで後退の動作など。
前進している時の動作は意味上「金的打ち」です)
C:形は「受け」であるが、意味は「構え」である。
などがあり、注意が必要かと思います。
唯一、「バランス」に近い動作があるとすれば、「左右の手が同じ動作をする場合」かと考えます。
ジオンに出てくる両手外受(松濤館流内受)
同じくジオン(流派によっては平安四段を含む)の「かき分け受け」
チントウに出てくる手刀・背刀での「かき分け受け」
サイファに出てくる、諸手でノドへの蟹甲拳突
などです。
これらは、
A:本来片手の動作を「体を養う」ために両手の動作で行っている
(ジオンの両手外受やサイファの諸手突はこれくらいしか考えられません)
B:受けではなく、関節技なので両手で受けているように見える
(ジオンのかき分け受けは、相手に両襟を捕まれたときの動作として解釈すると自然)
この場合の「A」は、「バランスを取るため」といえなくもないかと考えます。
266 :
マスク・ザ・レッド:03/10/22 22:16 ID:wTUkLZ0o
早く指導員さんへの返事書かなきゃなぁ....(^^;)
が。
まだ風邪で身体がまともに動かないだけでなく、頭も働かない状態で(^^;)
なんとか今週末か、来週始めには回答できるように頑張りますっ。
あと、他の方も、ぜひぜひ書き込みをお願いしますm(__)m
267 :
求道者@塀庵:03/10/22 22:50 ID:zTAZzjqg
マスク・ザ・レッド 様 今晩は
「風邪で身体がまともに動かないだけでなく、頭も働かない状態で」
季節の変わり目なので大変ですねー、早く直して元気になって下さい。
いつも書込みを見ていて思うのですが、型/形の造詣が深いですね。
268 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/22 23:50 ID:tXIYxCQY
>>264 > >相手の側頭部への打撃だと習いました
> 桧垣先生もサイトでそう記述してますね。
そのサイトは拝見したことがあるのですが、「掴み」とか「1対1」という用語(だったと思う)を読んだだけで、
ドキドキしてしまい、そこから先に進めませんでした。
流儀は多分違うと思うのですが、基本的な状況設定が酷似していたからです。
平安とは離れる話題かも知れませんが、僕が習ったもののコンセプトを書きます。
簡単に言えば「掴んで」「固定して」最後に「打撃」です。
離れて打撃戦を行うのは、僕の習ったものとは別物になります。
「打撃」が急所を狙うことは打撃系の人ならば誰でも知っていることですが、同時に、「掴む」場所もまた急所狙いです。
その意味では、柔術と考えた方が理解しやすいと思います。
それから、急所を、「掴む」稽古には、パートナーが必要不可欠です
(言い換えると、一人で型をやってるだけでは絶対に駄目です)。
実際に掴まれてみないと痛みがわからず、相手の肉体を使って掴まないと急所を押さえているかどうか確認できないからです。
以上、スレから離れたレスでしたら、申し訳ありませんでした。
269 :
てっかんこー:03/10/24 00:15 ID:Gxi5AkK4
最近、観空大をやっているのですが、 最初の動作(上にあげて下に回すとこ)の意味がどうしても解りません(*´〜`*) もう勝手に深呼吸の場にして、その後の動作の為に気持を落ち着かせるためにしちゃってますが…
270 :
糸東系指導員:03/10/24 23:38 ID:k1RvGff3
>>265 マスク・ザ・レッド様
>あくまで自分の個人的見解ですが、「空手の型に『バランスをとる』動作は存在しない」と、考えています。
何だか、自分の意見を強引に通そうとしているように受け止められると困るのですが、このことに関しては一応根拠があるのです。
「沖縄武道空手の極意」という新垣先生の本の第1巻にも、そのことに関しての記述がありますし、僕の兄貴が都の講習会で、和道流の高名な先生から直接そういったことを教わったことがあるそうです。
新垣先生によると、暗黙の了解だそうです。
ただ、バッサイ大のあの部分がそうとはわかりませんが。
マスク・ザ・レッド様のおっしゃる通りなのかもしれません。
僕としては、分解が合理的ならば満足です。もっといえば、本来の意味などどうでも良く、形が生きたカタチで自分の中にインプットされればいいのです。
>268
>簡単に言えば「掴んで」「固定して」最後に「打撃」です。
これは桧垣先生のサイトにも同様の記述があります。空手とは、「掴んで殴る」行為を技術化したものだと。
ただ、掴むところも急所だとは新しい知識です。具体的に、ぜひとも教えて頂きたいですね。
271 :
糸東系指導員:03/10/24 23:42 ID:k1RvGff3
>269
てっかんこー様
確かに謎ですね。バッサイ大の構えのように、何か思想的な意味が含まれているのでしょうか?
272 :
マスク・ザ・レッド:03/10/25 00:07 ID:KgpdC96E
こんばんは(^^)/
相変わらず風邪っぴきです(^^;)
今日も短い書き込みですみません(^^;)
「バランスをとる」件に関して、糸東系指導員さんの意見に異を唱えたわけではないんです。
あれはそう。20数年前。
某高校空手部に入部したころ、「慈恩」の型をならいはじめたとき、その第一動作の、
左足を引いて右前屈立、右外受(松濤館流内受)、左下段払
の、動作を習ったとき、高校の先輩が誰一人、この動作の意味を説明出来なかったことに疑問を感じたからです。
顧問の先生は、「左手の下段払いはバランスをとる動作だ」とは言っていましたが、先生自身も納得していないようでした。
今なら、
「無防備の姿勢で居たとき、いきなり攻撃を受けた。左足を引いて避け、左手は下段に払って相手の攻撃をかわす。右手は顔面に裏拳打ち」
とかの空手家として常識的な展開も思い浮かびますが。
どうも、そのときのトラウマ(ってほどでもないですよね(^^;))か、「バランスをとる動作」という言葉そのものに不信感を覚えるようになってしまんたんです。
そんなわけで、つい、言葉がきつくなってしまったようです(^^;)
空手の型を生理的に考察すれば、「バランスを取る動作」も決して不正解ではないと思います。
これも空手の研究課題のひとつになるかと考えます。
273 :
糸東系指導員:03/10/25 05:04 ID:5PTxQBYu
>>272 マスク・ザ・レッド様
>そんなわけで、つい、言葉がきつくなってしまったようです(^^;)
いやいや、僕はマスク・ザ・レッド様のレスがきつい言い回しをしているとは思っていませんよ。
安心して下さい。
ただ、バランスを取るっていうところを、さらっと自分で流してしまったので、もう少し掘り下げた説明をしたかったのです。
どうか、お気になさらないで下さい。
ところで、急所を掴むという話しをぶり返すようなのですが、昔、古武術を1日だけ習ったときに、似たようなことをやってました。
そこでは相手の服を掴むだけではなく、肉ごと掴んで技をかけてました。
ひとつひとつの技も無駄がなく、実に合理的に相手を痛めつける内容でしたね。
空手も本来は無駄のない合理的な護身術、もしくは殺人技だと思います。
274 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/25 11:19 ID:NEMNwXhI
>「沖縄武道空手の極意」という新垣先生の本の第1巻にも、
この方、ナイファンチだけじゃなくて、「平安」の型も
本(シリーズでも良いdす)で解説してくだされないですかね?!
新垣先生は以前月刊空手道で、平安三段の中段受け下段受けの連続と肘受け→裏拳の部分の解釈を発表していました。
マスク・ザ・レッドさんの解釈とほぼ同じでしたけど。
276 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/26 01:37 ID:UAPAhIki
>274.275
ナイハンチは初段で五冊書くってゆうけど、その割合で平安の5段全部書くとなると何と25冊ほどになるよ。
まあ、出たらオレはすべて買っちゃうはずだけど
新垣先生の学んだ松林流には平安はなかったと思うが、、、
278 :
てっかんこー:03/10/26 10:04 ID:78xXKmQr
糸東流指導員様 慈恩のじあい(すいません、漢字わかりません)の構えみたいな感じでしょうか?
279 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/26 10:52 ID:5msmoHp0
マックさん、風邪は直りましたか?
続きを期待しています。
>>277 そなんですか?
人づてに聞いた話で自分で確認していないんですが、
松林流流祖の長嶺将真先生の書かれた本には平安の解説があったそうですが、、、
ていうか長嶺先生は糸洲先生の弟子にあたられるので、
当然あるものと疑いなく思ってました。
281 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/26 20:00 ID:CN/FHfpD
みんな、かたちばっかガチガチにやってるから、それは踊りとか言われるんだよ。
282 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/26 23:56 ID:gpNwU4IN
>>270 申し訳ありませんが、あまり具体的なことは書けないので・・・>268の補足をします(そんなこと改めて言われるまでもない!ということばかりになると思いますが)。
「固定して」「打撃」するとは、お互いに掴んで殴り合うのではなく、自分だけ打撃ができる体勢を作ることです。
(総合格闘技で例えれば、高山・フライ戦のど突きあいではなく、自分だけマウントを取って殴ることを目指すわけです)
当然、相手は固定されたくないので簡単にはいきません。
そこで、急所を掴むことによって相手の攻撃から逃れ、上の体勢作りを容易にしようとするわけです。
急所自体は、各柔術などで知られているものと大同小異でしょう。
問題はどの急所をどういう風に掴むかですが、これは相手の攻撃の仕方によって違ってきます。
例えば、相手が掴みかかってきているとして、それが両手でなのか片手でなのか、掴もうとしている場所はこちらの胸なのか腕なのか等々。
その「相手がこうくればこう対応する」という攻防のパターンをまとめたのが、(僕の教わった)形でした。
「無駄のない合理的な護身術」と言ってよいと思います。
283 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/26 23:57 ID:gpNwU4IN
>急所を掴むという話しをぶり返すようなのですが、昔、古武術を1日だけ習ったときに、似たようなことをやってました。
とのことですが、その際は二人一組でやられたと思います。
それは、僕が
『急所を、「掴む」稽古には、パートナーが必要不可欠です
(言い換えると、一人で型をやってるだけでは絶対に駄目です)。
実際に掴まれてみないと痛みがわからず、相手の肉体を使って掴まないと急所を押さえているかどうか確認できないからです。』と書いた事と通じるはずです。
それから、その古武術の動作を一人でやって、●受けとか■払いとか名付けたとすれば打撃系武道と見えなくもないのではないでしょうか?
284 :
糸東系指導員:03/10/27 13:10 ID:ON5MGa4c
>278
てっかんこー様
>慈恩のじあい(すいません、漢字わかりません)の構えみたいな感じでしょうか?
どうなのでしょうね?でも、よくよく考えてみれば泊バッサイの途中にも同様の動作があるので、やはり思想とは関係ないでしょうね。
もしかしたら、胸ぐらを掴まれたのをはずして、手刀で攻撃しているのかも・・・。
さっぱり、わかりませんね。
285 :
糸東系指導員:03/10/27 13:15 ID:ON5MGa4c
>>282 >急所を掴むことによって相手の攻撃から逃れ、上の体勢作りを容易にしようとするわけです。
なるほど、とても参考になりますね。確かに、ただ掴んで押さえ込むのは難しいですね。
急所を抑えれば容易になるわけですか。いいことを聞きました。
>その古武術の動作を一人でやって、●受けとか■払いとか名付けたとすれば打撃系武道と見えなくもないのではないでしょうか?
まあ、1〜2時間でそこまでは観察出来なかったですが、きっとそうでしょうね。
つまりは空手の形も同じことが言えるのでしょうね。
286 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/27 16:06 ID:ByFAMycs
>>280 >人づてに聞いた話で自分で確認していないんですが、
>松林流流祖の長嶺将真先生の書かれた本には平安の解説があったそうですが、、、
あのね、誰も言わないようだから、俺があえて言うよ。
率直に言って、そもそも新垣先生は長嶺先生に習ってない。
こう書くと、これまた批判が来るだろうから書きたくなかったんだけどね。
287 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/27 18:33 ID:eGgueJnK
288 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/27 20:26 ID:ik0x/ePu
>>286 確かに中身的には松林流の技術という感じではないですね。
昔の月間空手道の連載でも今の本でも新垣先生独自の研究という感じです。
そういう中身のことではなくて師事したこと自体が無いということですか?
289 :
マスク・ザ・レッド:03/10/27 21:13 ID:u3Wah5zU
>281さん
「ガチガチにするから踊り」
たしかにそうおっしゃる方もいますが、
型(形)が武術であるか踊りであるかの境目は、
型(形)の稽古目的が、「武技の養成」であるか、
「審判の高得点(あるいは観衆の喝采)」であるか。
に、あるのではないでしょうか?
(「武技の養成」と書きましたが、それは単なる技術の養成のみではなく、「身・技・体を養成し、もって人格完成に努める」という精神なども含んでいる....と、考えます)
例えば、高校の空手の試合で松濤館流:雲手や、剛柔流:一百零八を演じるのを良く見ますが。
例えば、その選手に「その、足先をクルリと回して一本貫手....と、いう動作はどういう意味ですか?」
と、問うと、ほとんどの生徒は
「わかりません....ただ、動作はこうしろ、と先生に教わりました」
と答えるでしょう。
(と、いうか、自分は高校空手界に多少の縁がありまして、このテの質問はごくたまに高校生にしますが、まともな答えが返ってきたことはまだ一度もありません(^^;))
こういう、「空手の型(形)」....というより、「空手道競技の型(形)」こそ、「踊り」というのにふさわしいと考えます。
(むろん、これらは無価値ではありません。それに彼ら、彼女らの練習の質・量は大したものです。)
290 :
マスク・ザ・レッド:03/10/27 21:14 ID:u3Wah5zU
>てっかんこーさん
えーっと、観空(クーシャンクー)のその構えは、松林流開祖のの長嶺先生は「酔羅漢の構え」と命名していましたね。
と、いうのも、中国より沖縄に伝わった武術書、「沖縄伝・武備誌」の中に「酔羅漢手」としてその構えが紹介されているからです。
要するに、手を上にあげて一見無防備な構えを見せる「誘いの構え」の様です。
また、松濤館流開祖の船越先生は、自分は武器はもってないない、天地天命にかけて卑怯な真似はしない....という事を示す精神的な構え、と考えていたようです。
このトピで何人かの方が引用した新垣先生の著書には、この動作のとき、古流に見られるように少し腰を引き前屈みになって構えるところが重要であり、現在の構えは「ホールドアップ」の様な武術的には無意味な構えになってしまっている....とか書いていました。
(沖縄小林流などはたしかにこの構えのときに前屈みになります)
291 :
マスク・ザ・レッド:03/10/27 21:18 ID:u3Wah5zU
まだまだ風邪っぴきな自分ですが(^^;)
ともかく、パッサイの「仏構え」の解釈を考えたいと思います。
意味不明な動作があったとき、ヒントになるのが、その動作の前の動作又は後の動作から考える、という方法があります。
糸東流バッサイ(大)の場合、
(演武線後方へ)右足前猫足立、右手刀受けの構えより、
1:右足を引いて閉足立となりつつ、両手上受(輪受)
次いで右足を進めて基立(浅前屈立)両腕による挟み打ち
さらに寄足に両足を進めて四股立(体は横方向を向く)右拳中段突(体の真右に拳を突き出す)
2:....という動作より、視点を正面に戻し、左足をゆっくり引きつけて閉足立、左下段払、右外受の「仏構え」となる(この挙動はゆっくりと行う)
3:....の、次に、右足を正面方向に進め再び四股立ち(体は横方向を向く)
右下段払、左手は鈎突の姿勢を取る。
さて、2が今回の議題(?)の技ですが、視線方向が1は後ろ正面、2と3は正面ですので、1はまったく別の技法群であり、つながる動作は2と3、ということになるかと考えます。
(長くなるので続く(^^;))
292 :
マスク・ザ・レッド:03/10/27 21:19 ID:u3Wah5zU
(前回からの続き)
さて、3の動作を改めて考えると、
右足を大きく踏み出し、上半身は左旋回しているにも関わらず、右手が下段払、という、わざわざ胴体の運動のベクトルを帳消しにするような動作をする点に疑問を感じます。
これが受け技であるなら、右手は
開手よる払受(ジオンの型にでてくるあの動作です)or内受(松濤館流外受け)or背腕受(平安三段のような)
などの動作になるべきです。
そう考えると、この右手は攻撃ではないか?という考えも浮かびます。
すなわち、「大きく右足を踏み込んでの金的打ち攻撃」という、セイエンチンの「四股立、下段払(に、見える動作)で前進」と同義の技法です。
そうであるなら、この鈎突に見える左手は、中段ガード(場合によっては当然上段ガードに変化します)
という解釈となるのではないでしょうか?
(この3の動作ですが、あくまで糸東流のバッサイについてです。松濤館流はこの動作は足を大きく振り上げて行い、右手の下段払はありますが、左手は普通の引手をとります。
この場合の解釈は、檜垣さんのHPでも解説されてあるとおり、「引手蹴り」となるのではないかと考えます)
なお、糸東流バッサイのこの動作は四股立ちですから、「相手が左足前の構えであるなら、相手の膝にこちらの膝を外から内側にぶつけて相手の体勢を崩す」という技法も内包していると考えます。
さて、3が右腕金的打ち、左腕中段ガードであるなら、2の解釈として考えられるのは、
「やや足幅狭く、高めに構え、手の構えも高めに構えて、あたかも上段への突技系列の技を出すかに見せる『誘いの構え』である」
という解釈です。
しかも、左下段払、右手は耳の高さ拳を構えた外受けの姿勢、というのは右手が高い位置にあり、その手が下段への攻撃に移るというのは、相手の予想を裏切る技法となるのではないでしょうか?
(無論、このカタチに構えなければならない、という意味ではなく、「このような技法もある」というのを精神的に示しているのでは?と、考えます)
....と、このような考えをしてみましたが如何でしょうか?
無論、この解釈が必ずしも正解だとは思えません(^^;)
が、ひとつの解釈としては成り立つと考えます。
(おまけへ続く(^^;))
293 :
マスク・ザ・レッド:03/10/27 21:20 ID:u3Wah5zU
(おまけ)
バッサイの1の動作の輪受けですが、よく解説される動作として、
相手が両手で両肩を掴んできた
→両手で輪受けをなし、相手の腕を下から上にハネ上げる
→怯む相手の両脇に挟み打ちで拳を打ち込む
→踏み込んで右中段突きでトドメ
というのがあります。
が、より実践的な技法への展開として、
→両手で輪受けをなし、相手の腕を下から上にハネ上げる
→しゃがみ込んで相手の膝を両腕で抱え、肩で押しながら諸足刈り
という技法にも変化します。
(この技法を約束練習する場合、下は畳でないと非常に危険です。また、相当に受け身に自身のある方でないと後頭部を打つ危険性もあります。)
n n
(ヨ ) 平 安 最 強 ! ( E)
/ | _、_ _、_ | 安恒ブラザーズ。
\ \/( ,_ノ` )/( <_,` )ヽ/ /
\(uu / uu)/
| ∧ /
295 :
てっかんこー:03/10/27 23:35 ID:IMHrfd0Z
>マスクザレッド様 御解説ありがとうございますm(__)m 今とは違った形で、そういう意味がちゃんとあったんですね。 これからは、そういう面からも考えて練習させていただきます
296 :
糸東系指導員:03/10/28 09:26 ID:pT2b1SkB
>>290 マスク・ザ・レッド様
凄まじい知識の量ですね。いつもいつも驚きます。
そして、高価な本で勉強した知識を惜しげもなく公開していただき感謝です。
そういえば、新垣先生の本に載ってましたね。いま人に貸してるので確認出来ませんが。
>あたかも上段への突技系列の技を出すかに見せる『誘いの構え』である
なるほど、そうとも考えられますね。理路整然として素晴らしい解釈です。
面白いですね。
297 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/28 12:17 ID:CcM+kGkt
n n
(ヨ ) 平 安 最 強 ! ( E)
/ | _、_ _、_ | 安恒ブラザーズage。
\ \/( ,_ノ` )/( <_,` )ヽ/ /
\(uu / uu)/
| ∧ /
298 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/28 13:29 ID:LE/kC4r+
スゴイ! あげ
299 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/28 14:06 ID:rTy5zu53
300 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/28 16:46 ID:1omVJA4i
>290
なるほど、そういえば泊バッサイなどの同様の動作でも腰を引き前かがみになっている形も見かけますね。
そういう意味があったのか?
301 :
マスク・ザ・レッド:03/10/28 22:34 ID:42zCR3J1
さて、私こと、だいぶ風邪から復調しました。
今後ともよろしくお願いしますm(__)m>ALL
風邪のせいか、重要な書き込みを見落としていたのに気付きました(^^;)
いくつか、お礼も兼ねて...
糸東系指導員さん、263に貴重な書き込みありがとうございますm(__)m
なるほど、クーシャンクーのあの構えには、そのような意味まで含まれていたとは今更に驚きです。
やはり空手は奥深いですね(^^)
てっかんこーさん、慈恩の「じあい」の構えとはどの動作でしょうか?
卍構え?あるいは手の甲を上にした両手を平行に構えるあの動作でしょうか??
302 :
マスク・ザ・レッド:03/10/28 22:35 ID:42zCR3J1
>277・280さん
松林流の長嶺先生の書かれた「史実と伝統を守る 沖縄の空手道」なら持っています。
これによると、松林流の形は(松林流は沖縄空手界では珍しく「形」と表記します)、
普及形一
(昭和16年に沖縄県知事の発言によって空手道専門委員会が組織され、流派を超えた沖縄空手界の統一形が作成された。
普及形一は長嶺将真先生の作。平安二段(松濤館流初段)をさらに簡素化したような内容)
普及形二
(同じく専門委員会の委員であった宮城長順先生の撃砕第一から、前後2回の裏拳打ちの動作を省略して同委員会が公認したもの)
平安初段、二段、三段、四段、五段
ナイハンチ初段、二段、三段
アーナンクー
王冠(ワンカン)
ローハイ
汪楫(ワンシュウ)
パッサイ
五十四歩(ゴジューシホ)
チントウ
公相君(クーサンクー)
以上18形です。
従って、平安の形は松林流にも含まれます。
なお、松林流のチントウはいわゆる「喜屋武(キャン)のチントー」(別名「チャンミーチントウ」)で、クーサンクーも「北谷屋良クーサンクー」です。
303 :
マスク・ザ・レッド:03/10/28 22:52 ID:42zCR3J1
282さんが力説している「掴む」と言う動作は、空手道にとって非常に重要な技術であるにも関わらず、なかなかに組手に取り入れるのが難しい動作だと自分も感じます。
ちなみに、「上地流」の組手の選手権大会(他流派も出場可能。ルールはボディがフルコンタクト、顔面は寸止め)に出たことがありますが、上地流は「掴み」を非常に重視していて、
相手を掴んで押さえ、動きを封じて突く「押さえ突き」を非常に重視していて、この技を決めると高ポイントになります。
ところで、書いた手前自分で言うのも何ですが(^^;)新垣先生は著書で、
クーシャンクーの構えは「少し腰を引き前屈みになって構えるところが重要」
と言うような事を書いていますが、自分的にはこの動作の真意は理解出来ていません。
300さんの書き込みによると、泊パッサイにもこのような動作はあるようですね。
あと、ローハイの型の最初の、「両手を手刀にして肩の高さにあげる」という動作の時も沖縄古流は前屈みになるようです。
が、古流の全てがこの「前屈み」の動作をするかどうかは分かりませんが....
宇城先生のところではクーシャンクーのその動作は省かれて
るよね。知花先生が必要なしと判断して省いたのかな?
305 :
糸東系指導員:03/10/29 13:08 ID:t7OPgEZ+
>303
マスク・ザ・レッド様
前屈みは一体どういう意味なのでしょうね?また検討してみますか?
ローハイの第1動作は、僕の師匠によると
@まず最初の手刀で手を下げたまま肩幅に広げる動作→蹴りを両手で受けている。
A両手を肩の位置まで上げる動作→受けた蹴り足を持ち上げている。
B四股立ちになって手刀下段払い→持ち上げた蹴り足を外に放り出している。
という解釈だそうです。もし、この解釈通りだとすると、特に前屈みになる必要はないような気がします。
306 :
マスク・ザ・レッド:03/10/29 23:37 ID:ET7xA8ds
>前屈みは一体どういう意味なのでしょうね?また検討してみますか?
ううーん(^^;)
自分自身、「前屈み」のある系統の流派ではないので、検討は難しいですね(^^;)
とりあえず、「ローハイ」の最初の動作について自分は、
1:まず最初の手刀で手を下げたまま肩幅に広げる動作→おそらくこの型の「開門式」(ジオンの右手拳に構え、左手でそれを包むような動作)で意味はない。
2:両手を肩の位置まで上げる動作→両手を高く構えた誘いの構え
3:四股立ちになって手刀下段払い→誘いに乗って蹴ってきた相手の蹴りを受ける動作。
反撃の動作が抜けているが、おそらくは左に構えた手刀(貫手)による反撃か、安定した四股立ちであるので投げに持ち込むか?
....という風に理解していました。
いずれにせよ、「前屈み」動作は自分には謎です....
ところで、ローハイ、ワンカン、ワンシュウといった「泊手」の型は、ほとんど「左右対称」を考慮していない所が特徴ですね。
左右均等(完全にではありませんが)に身体を鍛えることを主眼とした平安のような近代型とは違い、
「とりあえず実戦に使える動作のみを修練する。片腕は攻撃専門、片腕は防御専門で結構」
といった殺伐とした時代の思想まで読み取れる気がします。
307 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/30 03:40 ID:H5YRmesd
興味あるある、アゲ!!
よろしく
308 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/30 15:15 ID:pmO5yUtD
>ところで、書いた手前自分で言うのも何ですが(^^;)新垣先生は著書で、
>クーシャンクーの構えは「少し腰を引き前屈みになって構えるところが重要」
>と言うような事を書いていますが、自分的にはこの動作の真意は理解出来ていません。
わたしにも分かりません。どのなたか分かる方はレスして欲しいです。
309 :
てっかんこー:03/10/30 17:54 ID:Ki3gvakP
>マスクザレッド様 レス遅れ、すいません。じあいの構えは、一番最初の閉足で右手を隠してるところです。 礼と共に修行の成果を隠す動作と聞きました。 しかし、私が聞いただけで確証はありません。間違ってたらごめんなさい
310 :
マスク・ザ・レッド:03/10/31 00:06 ID:RVcU/xwg
あ、なるほど。「じあいの構え」とは、慈恩の型の最初・最後の構えなんですね。
恐らくは、「慈愛」という文字かと想像します。
自分が本で読んだ極めてあやふやな知識からですと、
もともと、中国で「明」の国が滅びたあと、「明」の国の復興を願う武術家達は、
「明」という字が「日」と「月」から出来ていたため、
左手を(太陽のイメージで)拳に握り、右手を(月のイメージで)右拳を包む....という構えで礼をしたらしいですね。(つまり、拳で「明」の文字を表現していた)
で、ジオンの型の構えは拳の左右が逆ですが、これは逆に「反明」側の団体の礼式だったとか。
....というのを読んだことがあります。
ま、「トリビアの泉」クラスな話題ですが(^^;)
311 :
糸東系指導員:03/10/31 01:30 ID:86HwbXss
>>310 マスク・ザ・レッド様
>つまり、拳で「明」の文字を表現していた。
バッサイ大の構えもそういう意味らしいですね。
ところで、例の前屈みになる動作の意味を、あれから考えたのですが、もしかしたら、後から敵に抱き付かれ動きを封じられるのを防ぐ意味なのかもしれません。
五十四歩の途中で、前屈みになって両腕を交差させ、外側に弾く動作の解釈がそうだと師匠に聞いたことがあるからです。
>>306 ちなみに、泊手の形で足を上げる動作が多いのは、泊という場所が砂地なため、足を砂に取られないようにするためだと、またまた師匠に聞きました。
312 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/31 09:47 ID:EqwTM0LV
>300,311
泊バッサイの中の動作はおれは砂をかけられてその目潰しを防ぐためと教わった。
だから手もあまり高くは上げない。
でもそれだけでは前かがみになる理由にはならない。
>後から敵に抱き付かれ動きを封じられるのを防ぐ意味なのかもしれません。
次の動作とセットで考えるとこれもありかもしれないが・・・。それではいろんな人のいうところ、「敵は正面に一人。」これがどうも引っかかる。
313 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/31 14:30 ID:E+Wfq0cD
もうこうなったら新垣氏にナイハンチだけでは無く、ヘイアンその他の型も
すべて解説してもらる本を書いていただいたらどうでしょうかね?
314 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/31 14:38 ID:rntAz/E1
新垣氏いわく「平安は牙の抜かれた型だ」との事です。
ようするに空(唐)手の危険な技を抜き取って、青少年の
体力錬成用に作られた実戦性を目的としない型、との認識。
315 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/31 15:19 ID:8ioLWe95
著作件の問題が起こるかどうかは知らんが、
「沖縄武道唐手の極意・3」で辛うじて平安の型には武術的な要素を
みることが出来るとしても過言ではないはずだ。P146と記していますね。
まあ、平安は武術的な型の最後のやつという捕らえ方かもしれん。
316 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/31 15:30 ID:rntAz/E1
ん〜、現行連載中の月刊空手道「空手三国志」の中では
危険な技を排除した子供用の型であり、従来の型と比べ
たら劣る、という内容をことあるごとに書いてますがね。
百歩譲るって新垣氏が「武術的な型の最後のやつ」と捕ら
えてるなら、専門誌で掲載している自分の文章に嘘を書く、
もしくは矛盾した主張をしている、という事になりますね。
>現行連載中の月刊空手道「空手三国志」の中では
>危険な技を排除した子供用の型であり、従来の型と比べたら劣る、
随分前に護身術として平安三段を解説してたよ
矛盾してないか
318 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/31 23:34 ID:rntAz/E1
>317
ヤシの発言に矛盾はつきものだよ。目に見える物理的スピードをいくら高め
ても意味がないとか畜生道とか言っときながら、自分が体得した突き方(鞭
のようにしなつ突き)は早すぎて目で見えない、等平気で自慢してるんだから。
319 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/31 23:41 ID:rntAz/E1
>317
>随分前に護身術として平安三段を解説してたよ
矛盾してないよ。
「牙の抜かれた体育用の型使って身を守れよ。分解教えてやるから。」って事でしょ。
はぁ?
>320
悪い悪い。ちょっとやさぐれ過ぎた。
>319の書き込みは邪推もいいとこって事で脳内あぼーんしてくれ。スマン。
矛盾点とかいろいろ頭に入れた上で、真実を導き出した者が勝ち。
著者の真意(があるかどうかはわからないけど)ではなくて。
323 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/11/01 16:55 ID:7yuQCR8w
>322
それはあくまで読む側のスタンスであって、書いてる側の真意と技術、その検証に
ついては別問題と思われ。どっちみち新垣の本に矛盾が溢れてるって事に変わりはない。
324 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/01 17:12 ID:sAUs0dvW
自分はここで評判になっている新垣清先生の「沖縄武道空手の極意1,2,3」を
すべて持ってますが、その4は何時頃発売になりますかね?
それからこの板でも言ってた人がいたけど、平安の型も解説した本を出版して欲しい。
それから「空手の三国志」は何時本になりますか?コピーするのが大変なので・・・
どなたか内部事情に詳しき方、教えてください。お願いします。
福昌堂に直接聞けば良いのに。
326 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/01 17:38 ID:dFusx565
327 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/01 20:36 ID:E+JckBOI
なんだ、まだ更新してねえのかよ。↑
ひょっとしてネタ振りは福昌堂のジサクジエンか?
彼らよく2chに書いてるらしいし
新垣さんの三冊目読むと本人も2chを結構見てるようだしね
もしそんな情報操作みたいなことやってんなら薄らみっともない話だなw
どっちにしても新垣ネタはもう要らんよ
つまらんし練習の足しにならんから
正直に柳川理論の初心者向け沖縄風リメイクとでも言ってればまだしもなw
329 :
マスク・ザ・レッド:03/11/02 13:50 ID:d/UitMa6
さて。
292で自分なりに解釈してみたパッサイの技ですが。
(仏構えより右足踏み込んで四股立ち、右下段払い、左手鈎突き)
昨日、自分が指導している道場で平安五段の解釈として組稽古し、
(この場合は正面への追い突きよりの反転動作として)
極めて合理的な動作として使用可能、という結論が出ました(^^)v
(同様に、檜垣さんのHPで解説している、「引手蹴り」も稽古しました)
330 :
マスク・ザ・レッド:03/11/02 14:02 ID:d/UitMa6
>312さん
「敵は正面に一人。」これがどうも引っかかる。
えーっと、その言葉は、だいたい四方に向かって技を展開する空手の型の動作を、
「左から相手に攻められたので受けて反撃。次ぎに右から攻められたので受けて反撃。次ぎに後ろの相手を蹴って、正面の敵の技を受けて....」
....というような牽強付会の動作解説をしてはならない、という意味でしょう。
極くわずかとは思いますが、対側方、対後方の技法も当然に空手の型には存在すると思います。
近い例として、日本の柔術は、だいたい正面の敵を想定してますが、まれに後方より捕まれたor側方より捕まれた....というときの取り口もあります。
(居合道も同様)
例えば、平安三段のラストの動作は、
「後ろから抱きつかれた時、片方の腕を肘をはって振りほどき、逆の腕は後エンピ」
という、対後方の動作が正しい解釈とおもいます。
331 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/02 14:35 ID:FnuZ/8ia
>328
>新垣さんの三冊目読むと本人も2chを結構見てるようだしね
檜垣さんが2チャンに来る前から、あの人空手関係の雑誌で連載してるでしょ?
んで、檜垣さんが2チャンで船越先生の秘密協定を暴露、自信のサイトを立ち上げ
て平安の重要性と、自分の師匠である久保田先生にそれを教えた船越先生の実力が
再評価された。今まで船越先生は組手知らずで強くなかったって風潮だったからな。
そうすると、新垣さんがさんざん雑誌で現行の空手を畜生のやることだ何だと批判
して、それの元凶である船越先生の実力や平安の存在をかなりクソミソに評価して
たけど、それを改めざるをえなくなる。連載とか寄稿とかをこまめに読みこむと、
それが顕著に現れてるんだよな。最近では「ぎりぎり船越義珍の代までは武術と
しての唐手を体得していたといえるだろう」とか何とか慌てて訂正してるし(藁
332 :
マスク・ザ・レッド:03/11/02 19:12 ID:d/UitMa6
「敵は正面にひとり」
の補足ですが、再び「摩文仁賢和・仲宗根源和著「攻防拳法 空手道入門(昭和13年刊)」より抜粋します。
例へば左に向かった動作は、必ず左側から敵の攻撃があつたものと、方向にとらはれて考へてはいけません。これは二通りに解し得るものであります。
(イ)左からの敵の攻撃を防御する
(ロ)正面からの敵の攻撃を、自分の体をかはし左半身に開いて防御する。
右の二通りに解釈する事が出来ます。
....ということで、摩文仁先生は当時(イ)の解釈が多かった空手の書籍に対し、
「敵は正面にひとり」の(ロ)の解釈は大事である、と説いています。
さりとて、(イ)の解釈を否定してはいません。
333 :
糸東系指導員:03/11/04 10:17 ID:aPyT42y7
>>312 なるほど、「敵は正面にひとり」は僕も聞いたことがあります。
一概にそうとは僕には断言出来ませんが、先に書いた五十四歩の解釈は、そうすると、正面から自分を捕らえようとした相手の手を払いながらの頭突きなのかもしれませんね。
というのも、セイエンチンの最初の動作のひとつの解釈で、襟首を掴まれたのを両手で捻りながら外し、頭突きをしていると聞いたことがあるからです。
ただ、敵は正面にしかいないわけではないので、やはり組み付かれたときには、ああいった解釈で行うのもひとつの用法としては正しいのかもしれません。
実際に、武備志(字、合ってますか?)にも背後から組み付かれたのを外して攻撃している図があります。
平安三段の最後のような感じです。
まあ、武備志は空手ではなく確か白鶴拳の伝書だったと思いますが。
334 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/04 13:48 ID:ZyCIQMQp
ホッ!
良スレ、続けてください。お願いします。
335 :
マスク・ザ・レッド:03/11/04 15:37 ID:UBDg8Njx
>襟首を掴まれたのを両手で捻りながら外し、頭突きをしていると
後敵への動作としては、剛柔流・糸東流の「クルルンファ」も代表ですよね。
後方より捕まれたのを両腕を上に挙げ、急速に両手内受け(松濤館流外受け)しながら後方へ頭突き....の、動作として。
平安初段(松濤館二段)・観空(クーシャンクー)の、演武線後方へ振り向いて横蹴り(流派により足刀or上足底)....の動作も代表的後敵(体勢上は側敵?)かと(^^)
336 :
糸東系指導員:03/11/04 19:46 ID:RRN7wS/L
>335
マスク・ザ・レッド様
いや、あのー、「襟首を掴まれたのを両手で捻りながら外し、頭突き」は一応、正面の敵に対しての攻撃のつもりで書きました。
セイエンチンの第1動作の、四股立ちとなって、両手を開手で下段払い、顎のあたりまで手の背面を揃えて上げ、そのまま握って両手で左右に下段払いするあの部分です。
それを参考に、「正面に敵」ならば、こういった解釈はどうかという僕の意見に過ぎません。あしからず。
図書館に江上先生の本があったんで見たんだけどこれって貴重なの?
338 :
マスク・ザ・レッド:03/11/05 00:07 ID:LZZGlKli
>糸東系指導員さん
いや、自分も五十四歩のあの動作は後敵対象ではないかと...(^^;)
セイエンチンの
>襟首を掴まれたのを両手で捻りながら外し、頭突き
は、慧眼かと思います。自分はその解釈は思いつきませんでした。が、確かに使えると考えます。
自分はその動作は、
両手を捕まれた→胸前に両手を集め、急速に下に落とす→ガクッとつんのめった相手に膝蹴り
との解釈をしていました。
>337さん
貴重ですよ〜〜〜(^^)
自分が二十年前に古本屋で見たときですら5,000円くらいでした。
今じゃ一万円以上はするでしょう。
図書館に頼んで全頁コピーしてもらったとしても割りがあうかも知れませんよ。
(っつーか、そのコピー売ってください(;_;))
339 :
337:03/11/05 00:23 ID:iZen6aaf
>>338 古くて少しカビが生えてました。前半はいい話が多かったんですが
後半は型の順番をのせてるだけに見えたんですが。
障子に水をたらしたもの上を紙を破かないように動かなくてはならないとか凄いこといってた。
全部コピーはきついですね。あと空手道大観も置いてました。これは見なかったけど。
図書館
この頃いってないなぁ
週末あたりに逝ってみるか
自分も空手の本探しに逝ってきます
図書館によっては
図書館や一般の人の不要図書をリサイクル(タダで貰える)やってるから
それで結構いいものあったりしますよ(初日の朝一になくなるけど…)
図鑑やらなんやら 書物が沢山 初版本もあるし…
自分は昔 それで空手の本 手に入れました(何の本かわすれたけど…)
そーゆーのにお宝があったりして…
341 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/05 12:35 ID:E9o/NxGh
良スレ続けアゲ
342 :
糸東系指導員:03/11/05 13:06 ID:AGSVTkjr
>>338 マスク・ザ・レッド様
>慧眼かと思います。自分はその解釈は思いつきませんでした。
まあ、僕もあの解釈は人づてに聞いた話なのです。
ですが、僕の師匠には、最初の四股立ちとなって左右開手での下段払いは、蹴りの受け、
あごまで上げて、握ってからの下段払いは、受けた相手の足を持ち上げて外に払っていると聞きました。
その後の横受け→掻け手→抜き手は、相手の突きを受けて、腕を掴んで抜き手で攻撃と習いましたが、ここの解釈も上記の場合ですと、違うそうです。
上記の場合、
相手の両腕を下に抑えながらの頭突きの後、相手の腕を持ったまま、あの動作をすると、関節を極めることが出来るのです。
そして、その後に抜き手で攻撃をするようです。
とても合理的で確実に相手を倒すことが出来ます。
343 :
マスク・ザ・レッド:03/11/06 00:46 ID:9UW6fz+Y
セイエンチンの一見簡単そうに見える動作ひとつ取っても、実に色々な技が隠されているものですね〜〜〜(^^)
それ以前に、セイエンチンは「体を練る」には最適の型ですね。
「体を練る」主眼の型といえば三戦ですが、これは別格として「体を練る」型としては、那覇手ではセイエンチン、首里手では十三(セイサン)が有名でしょうか。
無論、体を練る・用を練るといっても、当然に用のための体・体のための用ではあるでしょうが....
平安はどちらかといえば、用を練る型の代表かとは思います。
344 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/06 00:51 ID:qy0ADWd1
鉄騎も鍛錬型だという解釈もありませんでしたっけ?
345 :
糸東系指導員:03/11/06 09:28 ID:o+a7impT
>>343 マスク・ザ・レッド様
うちの道場では、なぜか三戦もナイファンチもやらないので、皆、いきなりセイエンチンをやらなければならず、「練り」に苦労しています。
セイサンは首里手だったのですか。形の性質上、ずっと那覇手かと思ってました。
そうすると、同系のスーパーリンペイも首里手の形なのでしょうか?
346 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/06 09:59 ID:BiOoOzBx
セイサンは首里手、那覇手ともあります。首里手の形で体を練る形になるのがセイサンです=松涛の半月。
糸東流でやるセイサンは那覇手ではないでしょうか?
半月は松涛の中でも珍しく呼吸と合わせて練る形で元は同じなのかもしれません。
でも松村からの伝承です。
347 :
糸東系指導員:03/11/06 19:32 ID:eTWS1+TC
>346
おお、そうなのですか。貴重な書き込みありがとうございます。
しかし、ここのスレは書き込みが少ないですね。
みんな、形の解釈にはあまり興味がないのかな?
348 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/06 21:36 ID:Q5ZROUqc
私はこのスレのおかげで空手を続けていく気になれました。
とても書きこめるようなレベルの者ではないので、
いつもありがたく読ませて頂いております。
皆さん本当にありがとうございます。がんばって続けてください。
349 :
マスク・ザ・レッド:03/11/07 00:29 ID:H5KbiiY1
あ....糸東流のセイサンが首里手系列なのか那覇手系列なのか知らないや(^^;)
もしかしたら両方とも伝承はしていないでしょうか??
両者の見分け方は簡単です。
型(形)が始まったとき、右足から踏み出すなら那覇手セイサン、、左足から踏み出すなら首里手セイサンです。
(また、那覇手は後半の右方向と左方向の技法が左右不対象ですが、首里手のそれは左右対称です)
もともとセイサンの型は、「新垣派」として知られた型で、マヤーアラカチこと、新垣世章(字をまちがってたらすみません(^^;)) 伝承の型です。
首里手の大家も新垣に学んだので、首里手に伝わっています。
が、新垣派には十三、一百零八(三戦、三十六も??)もあったはずですが、現在伝わるのは十三のみです。(他に雲手、荘鎮が新垣派。もしかしたら二十四と五十四も??)
また、新垣は那覇手を興した東恩納の師匠でもあり、東恩納は新垣から(おそらくは他の首里手大家と同じく十三だけ)学び、その後中国にわたり、新たに三戦、十三、三十六、一百零八を学んだ様です。
が、東恩納が中国で学んだ三戦は、貫手でしかも素早い動作だったとのことで(おそらく上地流に近い動作)これを、沖縄での師匠であった新垣派の十三の動作を参考にして、拳でゆっくり行うように改良し、現在の那覇手となったようです。
(これをそのまま伝えるのが東恩流。これにさらに宮城が中国で学んだサイファ、セイパイ、クルルンファ、シソーチン、セイエンチンを加え、撃砕と転掌を創案して完成したのが剛柔流)
350 :
マスク・ザ・レッド:03/11/07 00:32 ID:H5KbiiY1
えーっと、直前の自分のカキコに関して。
糸東流でもある、糸洲会の坂上先生の著した「空手道型大鑑」を見直してみましたが、
こちらでは、首里手セイサンは「松村のセイサン」那覇手セイサンは単に「セイサン」
と表記していました。
その他の糸東流各派でも同じでしょうか?
あるいは別の呼称をするかもしれませんが.....
351 :
マスク・ザ・レッド:03/11/07 00:36 ID:H5KbiiY1
>344さん
>鉄騎も鍛錬型だという解釈もありませんでしたっけ?
もちろん、ナイハンチ(鉄騎)は首里手きっての鍛錬型でもあると思います。
が、例えば筋力増強を目指したアイソメトリック・アイソトニークス等の運動にもなる、
という点では、「比較的ゆっくりした動作で型を行う」ということが必要になり、
その点において、三戦、セイエンチン、首里手セイサンの型ほど優れた型はなかなかにないと考えます。
352 :
糸東系指導員:03/11/07 09:26 ID:eoCq3Btb
>349
マスク・ザ・レッド様
相変わらず、頼もしい限りの知識です。
ちなみに、うちの道場でやっているセイサンは右足からです。那覇手なのでしょうか?
今年の東京都大会の本戦で、セイサンをやっている選手が結構いたのですが、僕の習ったセイサンとは全然違うものでした。
師匠に訊いたら、あれは剛柔流のセイサンとのこと。後半部は左右対称かと問われれば、厳密にはそうだと言えないようです。
後半部の、
まず右:右手でかけ手→2連突き→下段払い→関節蹴り
次に左:左手でかけ手→中段輪受け→3連突き→下段払い→関節蹴り
となっており、似てはいるのですが、若干の違いがあります。
印象で言ったら、剛柔流のセイサンの方がカッコイイですね。
353 :
糸東系指導員:03/11/07 09:41 ID:eoCq3Btb
>352
そうそう、セイサンは中段輪受けがよく出てきますが、どういった解釈なのでしょうか?
相手に掴まれたのを外しているのか、はたまた、中段突きを受けているのか、それとも、攻撃なのか・・・?
うちで習ったセイサンの前半に、こういう動作があります。
最初はスーパーリンペイと同じで、3回、例の動作→左手のひらを中段にて右手刀で打つ→右、左、右と3回かけ手
まず、「右、左、右と3回かけ手」の解釈がわからないです。
一応、僕なりに考えてみたのですが、
@「左手のひらを中段にて右手刀で打つ」の動作で、相手の左拳の攻撃を左手を開手したまま甲の部分で受け、相手の手を掴み、引きながら右手刀で相手の左胴を打つ。
A「右、左、右と3回かけ手」は@の動作のあと、相手の左袖を持ったまま、眼に貫手をする。
ではないかと考えました。3回同じ動作をするのは、状況によって攻撃の手が変わることを示唆しているか、上記の貫手のあと、更に追い討ちをかけて攻撃をしているのかもしれません。
それともか、最初の貫手を相手が右手で受けたのを、更にこちらが左手で相手の右手を抑え、また右手にて貫手なのかもしれません。
続く・・・。
354 :
糸東系指導員:03/11/07 10:25 ID:eoCq3Btb
>353
そのあとの動作です。
3回のかけ手のあと、両手を中段で脇を締めすくいながら(手のひらは上を向いている。オーソドックスな手刀受けの後ろ手を両手でやったような感じ)右膝を上げて、中段輪受け(両手とも手刀にて中段めがけて押し出している。若干肘が曲がっている)を3回繰り返す。
この動作が特に意味がわからないのですが。
これまた、武備志参考なのですが、
@両手を中段で脇を締めすくう:相手の両腕の手首あたりを自分の脇の下に入れ、すくうことにより相手の腕の肘を極めている。
A右膝を上げる:金的への攻撃?もしくは、腕を折るために、後ろに体重をかけるための動作か?
B輪受け:目突き、もしくは、腹部へ貫手
強引な解釈ですが、こう思ったのですが、では、なぜ3回も繰り返すのでしょうか?形の演出のためですかね?
355 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/07 15:09 ID:ZU3BKgu1
age
356 :
マスク・ザ・レッド:03/11/08 01:41 ID:hUv0vEoa
>糸東系指導員さん
セイサンの方の那覇手・首里手についてですが、足の踏みだしだけでなく、
・那覇手・両手外受の姿勢より始まる。
・首里手・前手外受、後手引手の姿勢より始まる
でも判別できます(^^)
>まず右:右手でかけ手→2連突き→下段払い→関節蹴り
>次に左:左手でかけ手→中段輪受け→3連突き→下段払い→関節蹴り
は、完璧に那覇手の技法ですね。
>「右、左、右と3回かけ手」
剛柔流の道場ですと、「左、右、左と3回の目の高さへの貫手」
だったりします。
>なぜ3回も繰り返すのでしょうか
正直、自分にも分かりません。
357 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/08 02:55 ID:3Ze2+Crz
続けてください。お願いしますアゲ。
358 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/08 15:09 ID:nrv7pHlc
359 :
マスク・ザ・レッド:03/11/08 15:33 ID:hUv0vEoa
むむむ....
自分の知っているセイサンと、糸東系指導員さんのセイサンは微妙に動作が違うようで、
動作を読んでもいまいち頭に影像が浮かびません。
申し訳ありませんが、今回はあまり力になれそうにありませんm(__)m
が、ともかく、「3回繰り返し」はやはり鍛錬のためかと思います。
そもそも、例えばジオンの型でも、3回繰り返しは多々出てきます。
もとになった中国武術の影響なのでしょうか??
360 :
マスク・ザ・レッド:03/11/09 00:48 ID:g3Zes6eT
>348さん
....よく状況がわかりませんが(^^;)
空手研究に熱心な方々が書き込んでくださるこのスレッドが348さんのお役に立てたようで嬉しいです(^^)
>とても書きこめるようなレベルの者ではないので、
などと謙遜せずに、もしも平安を始め、型・技法などで疑問に思うことがあれば、どんどん書き込みをお願いします。
それについてみんなで考えれば、何らかの方向性を見いだせるかも知れません。
今後ともよろしくお願いしますm(__)m
361 :
糸東系指導員:03/11/09 20:47 ID:BZFNtFPu
>>356 マスク・ザ・レッド様
やはり、那覇手でしたか。今日は地元の大会だったのですが、バッサイ大とローハイをやりました。
師匠に、東恩納系の形の方が有利だから、徐々に覚えるようにと言われました。
僕はどっちかって言ったら、首里手系のキレのある速い形が得意なので、ああいった「練り」が必要な形は苦手です。
まあ、新ルールにより、指定形をふたつやらなければいけないため、糸東流のもうひとつの指定形のセイエンチンも嫌がおうでもでもやらなければならないのですが。
セイエンチン、難しいですよね・・・。
362 :
マスク・ザ・レッド:03/11/09 21:55 ID:g3Zes6eT
指定形ふたつ...大変ですね(^^;)
ぜひがんばってください!>糸東系指導員さん
自分はそもそも、「指定型(現在は指定形)」制度があまり好きではないです。
この制度が本格的になってから、社会人(高校生む)の大会において、予選型は指定型、決勝は自由型....という制度ができてしました。
指定型は、
松濤館流:観空(大)、慈恩
和道流:セイシャン(十三)、チントウ
糸東流:バッサイ(大)、セイエンチン
剛柔流:セイパイ(十八)、サイファ
という、四流派八型に指定されてしまいました。それ故、この四流以外の流派の者は非常に苦労して他流派の型を修得しなければ、試合にすらできなくなってしまったわけです。
上地流などのように、この四流とは全く別系列の空手も存在するわけで、上地流修行者にこれらの型を修得せよ、とはさらなる苦行でしかありません。
自分としては、予選の型に指定制度を取り入れるなら、
「平安、ゲキサイ、またはそれに類する型」
程度で良いかと思います。
これでえあれば、上地流ならカンシワ、少林寺流ならアーナンクーを演じれば良いのですから。
363 :
マスク・ザ・レッド:03/11/09 22:55 ID:g3Zes6eT
>糸東系指導員さん
そうそう、「自分にとって苦手な型の修得」についてですが。
松濤館系の雄、日本空手道協会の初期の全日本大会において、型・組手とも優勝した有名な金澤弘和先生についてですが、
本人は蹴りの多い観空や鶴岩(ガンカク。糸東流でいえばチントウ)を得意としていました。
が、師匠より、「今度の試合では荘鎮を演じよ」と、いわれて荘鎮の型を演じ、見事型部門でも日本一に輝いたとのことです。
金澤先生曰く、「本人の思う得意型と、まわりから見た得意型は違うこともある」とのことです。
もしかしたら、指導員さんの師匠さんは、そういう点を考えて那覇手系の技も修得するように、と、言われたのかも知れないかと考えます。
364 :
びん:03/11/09 22:59 ID:FuKPDVy3
偉そうだな、お前。
勘違いしてないか?自分のこと。何様?お前…
ははは。
366 :
糸東系指導員:03/11/10 19:18 ID:7WQb4/ir
>362
マスク・ザ・レッド様
本当に、他の流派の方は大変ですよね。4大流派でも剛柔流と和道流ですら、形が少ないのですから。
そういった意味では、僕は糸東流で良かったと思ってます。
東恩納系の形は、演武時間や緩急や間といった要素によって、糸洲系よりも有利みたいです。
形の演武時間は結構左右するみたいで、長い形の方が勝つ確立が高いようです。
やはり、バッサイ大よりもセイエンチンを工夫しなければ、勝つことは無理かもしれません。
367 :
マスク・ザ・レッド:03/11/10 22:22 ID:iX8PA9QH
そうかもしれませんね....
つくづく、試合制度も致し痒しですね。
どうしても試合有利な型の練習が中心になってしまいますし、型に内包される技法の修練より、
如何に高得点を取るか、という内容になってしまいやすいです。
が。
試合制度がなければ、型の修行をする空手家が減少してしまう気がします。
個人的には、短くても味わいのある型、
サイファやワンカンなども自分は好きです(^^)
368 :
糸東系指導員:03/11/11 10:54 ID:Mvh+Sj+K
>367
マスク・ザ・レッド様
サイファは他流派の指定形ながら僕も好きです。
特に後半の、相手の足を払って脳天を打ち、髪を掴んで引っ張りながら突く動作は、都の講習会で初めて習ったときに感動した覚えがあります。
最後の回し受けのところの解釈も、剛柔流の先生に直接技をかけてもらったので、酷い目に合ったのを覚えてます。
形自体も糸東流と動作的には大差がないので、とても体に馴染んだ感じがありました。
教えてくれた先生も、僕が剛柔流だとずっと勘違いしてたくらいです。
僕が講習会で最も苦労したのが、松涛館流の形ですね。後屈立ちと騎馬立ちがどうしても規定通りに出来なかったです。
369 :
糸東系指導員:03/11/11 17:44 ID:Mvh+Sj+K
そう言えば、この前、新情報を手に入れました。
松村バッサイの第2動作の、振り返って開手の上段両手受けは、髷を取られるのを防ぐ技だと言ってました。
チャタンヤラ・クーシャンクーの第2動作の、開手の上段受け髷取りを防いでいるそうです。
誰か詳しく知っている方いらっしゃいますか?
370 :
糸東系指導員:03/11/11 17:46 ID:Mvh+Sj+K
>>369 ×開手の上段受け髷取り
○開手の上段受けも髷取り
371 :
マスク・ザ・レッド:03/11/11 22:38 ID:yLNTlqHM
髷取り外し....については、松林流の長嶺先生がチントウ(喜屋武のチントウ)の動作がその意味である、と書いています。
が、もともと空手の原型は中国武術ですし、髷を結う習慣のない中国の武術家がそのような技法を考えつくとは正直思えません。
が、江戸後期の時代の「手」使い手は、その技法として使ったとみて間違いないかと思います。
....というくらいではないでしょうか?(^^;)
372 :
マスク・ザ・レッド:03/11/11 22:46 ID:yLNTlqHM
そういえば自分は、派手な型ばかりを稽古して(演武で映えない)地味な型を軽んじる....という傾向には異を唱えますが。
しかし、晴れ舞台ではやはり派手な型を演じます(^^;)
友達・親族の結婚式などで「ぜひ空手を見せてください!」と言われたときは、やはりなるべく派手な型を演じますね。
自分の一番の得意型は松濤館流:観空(大)なので、これが一番演じた回数が多いです。
次いで平安五段、剛柔流のサイファ。
さらに次点で糸東流:バッサイ(大)、剛柔流:十八
などでしょうか。
平安の型の中で、一番派手と言えば四段ですが、なにしろ観空と似すぎてますので、結果的に五段を演じることとなります。
技の解釈の面白さでいえば五段・三段かと思いますが、三段は見た目地味なので晴れ舞台での演武には向かないのが難点ですね(^^;)
平安の型のなかでの最重要は初段(松濤館流二段)で間違いないと考えますが、同じ演武で観空を演じるとなると、これも四段と同じく演じ難いのが実状です。
皆さんは、結婚式等での演武の経験はありますでしょうか?(^^)
373 :
マスク・ザ・レッド:03/11/11 22:50 ID:yLNTlqHM
糸東系指導員さんも書いていらっしゃいますが、やはり他流派の修得は難しいと思います。
指導員さんは松濤館流に苦労なさったようですが、自分は和道流が一番苦労しました。
縦セイシャン立ち、横セイシャン立ちがどうにも巧くできませんし、
体勢を前傾させるセイシャンの突き込み、体勢を後継させるセイシャンの卍構えは本当に上手に演じることができません。
とりあえずチントウ・セイシャンは演じられますが、とても人前で演じられるレベルではありません(^^;;;)
374 :
爺:03/11/11 22:51 ID:gBcSNU4i
>皆さんは、結婚式等での演武の経験はありますでしょうか?(^^)
道場の仲間内の結婚式だけでしょう、普通は…。(^^;)
375 :
爺:03/11/11 22:57 ID:gBcSNU4i
マスク・ザ・レッドさん、空手の他流派の型はどうやって習得するのですか?
そういう場合、他流派のどなたかうまい方に習うのですか?
基礎がしっかりしていたら、
本やビデオを見ての独習も不可能ではないでしょうけど…。
おもしろいスレですね。
377 :
マスク・ザ・レッド:03/11/11 23:44 ID:yLNTlqHM
>爺さん
えーっと、自分の所属する県連盟では、ある年は和道流、またある年は剛柔流....
などの、全国クラスの先生を呼んで「型講習会」を開催しています。
それ以前に、ビデオ等で学習している先生方も多いようですが....
自分としても、「8つの型」くらいはきちんと出来ないと、型の審判ができないので一所懸命覚えましたが....
378 :
爺:03/11/11 23:47 ID:gBcSNU4i
>>377 なるほど、そういう講習会があるのですね。
379 :
糸東系指導員:03/11/12 09:43 ID:sV14szEX
>>372マスク・ザ・レッド様
兄貴の結婚式で、兄貴自身がチャタンヤラ・クーシャンクーを、そして、師匠が五十四歩を演じました。
特にチャタンヤラは派手なので、盛り上がりましたね。
>>373 セイシャン立ちは、僕はそれほど苦労はしなかったですね。
むしろ、今までの体系とは異なる立ち方だったので、やり易かったです。
松涛館流の後屈立ちは、糸東流にも後屈立ちがあるので、逆にやり辛いです。
つい、糸東流の立ち方になってしまうので。
380 :
マスク・ザ・レッド:03/11/12 23:14 ID:pCbj6gy/
自分も、初めて沖縄に空手修行に行ったとき、同じ首里手でありながら、あまりにも動きが違うので絶句したことがありました。
結局、自分は沖縄空手では剛柔流を修行することになりましたので問題はなかったですが(^^;)
確かに、「近いけど異質の動作」が一番修得が難しいですね。
「まるきり異質の動作」の方がまだしも修得し易いかと自分も考えます。
381 :
糸東系指導員:03/11/13 10:14 ID:vJR72GIV
>>380 マスク・ザ・レッド様
僕もいずれは沖縄に空手を教わりに行きたいと思っているのですが、噂によると、本土の人間には、あまり深くは教えてくれないと聞きました。
実際どうなのでしょうか?
その道場の方針によって違うのでしょうか?
また、沖縄は流派が乱立していて、どこの門を叩けば良いのやらわからないのではないかと心配しているのですが、その点はどうでしょう?
382 :
マスク・ザ・レッド:03/11/13 23:23 ID:1cxcfkaA
えーっと、深く教えて貰えるかどうかは、先生の考え方による....
としか言えないと思います。
「わざわざ自分に空手を習うためにはるばるやってきた。その
熱意を買って教えよう」
という先生もいれば、
「私に何年もついた弟子でなければ、大事な点は教えることは
できない」
という先生もいると思います。
自分が沖縄でお世話になっている先生は、全ての技法を公開し
ているようですが....
が、始めてお世話になったころ、自分が理解出来なかったこと
が今年になって教えて貰えた、などということはありました(^^;)
メールをいただければ、自分の知っている情報はお伝えできま
すので、よろしければ連絡を下さい(^^)/>糸東系指導員さん
[email protected] ↑が、さっき作った(^^;)メールアドレスです
383 :
糸東系指導員:03/11/14 13:13 ID:XE3DT28e
>>382 マスク・ザ・レッド様
わざわざありがとうございます!
今は仕事中ですので、今夜にでもメール致します。
またまた形の分解で、わからないことが出てきたので、後でカキコします。
また一緒に考えましょう。
384 :
糸東系指導員:03/11/14 23:23 ID:0Qi8spqU
>>382 マスク・ザ・レッド様
メールを送っておきました。よろしくお願いします。
さて、最近、また形の解釈に困っている箇所が出てきました。
形はニーセイシーです。
平成17年から和道流の第2指定形となりますが、もちろん、僕が疑問に感じたのは自流の方です。
第1動作〜第2動作にかけては、糸東流の解釈は和道流のそれとは違いますが、合理的に説明されてます。
わからないのは、第3動作〜第4動作です。順を追って動作を説明しましょう。
@振り向いて右拳を叩き落としながら両手を引き手にし、上下両手で突き
A猫足立ちとなり、両手で掻き分け
まず、僕が聞いた解釈を記述しておきます。
@相手の突きを右拳で叩き落とし、上段と中段を突きで攻撃
A相手に胸を捕まれたのを、掻き分けてはずす
といったものですが、合理的ではないです。納得出来ません。
誰かこの部分の解釈に挑戦しませんか?
一応、僕の考えもあとで書き込みます。
先日永遠なる武道という映画を見て瓶切りをやってる空手家に感動しました。
藤本貞治という人らしいですが
386 :
爺:03/11/15 12:10 ID:DAO6kQOk
387 :
糸東系指導員:03/11/15 23:16 ID:+w+GTjE/
>>385 藤本先生はとても有名な方ですよね。東京都の方なので、僕も何度も見かけてます。
手を見ると、ゴツゴツで凄いですよ。話によると、毎日、鉄のレールをぶっ叩いているそうです。
388 :
マスク・ザ・レッド:03/11/16 00:42 ID:fC9SDUG2
藤本先生といえば、他に
リンゴを投げ、それを貫手でふたつに「切る」
煉瓦を2枚重ねて試割
等でも有名ですよね(^^;)
このスレッドで何度か名前のあがった金城裕先生の一番弟子でもあるそうです。
389 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/16 10:13 ID:MYv775MQ
390 :
糸東系指導員:03/11/18 09:23 ID:ta2D9/hl
>>384 続きです。
上記の動作についての、僕の解釈を述べます。
@相手の右拳突きを、こちらの左手で逸らして袖を掴みながら、相手の脳天へ右裏拳し、そのままその右拳で相手の右腕を抑えて、左拳で上段突き
A相手の右腕を脇の下に入れ、こちらの右腕の掻き分けの動作によって相手の腕を極める。その際、遊んでいるこちらの左腕は攻撃に使用
といった感じです。どうでしょうか?考えようと思えば、他にもバリエーションはありますね。
皆さんはどう思いますか?
391 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/18 12:36 ID:P+sYl5k6
>>390 いや、インチキならインチキと思ってもらって構わないといって
相手しなかった。で、真樹は月刊カラテマガジンにあいつは偽者と
発表した。事実はわからないが、月刊カラテマガジンの記事では
怖がって藤本氏は組手をしようとしなかったように書いてあって
記憶がある。確か添野師範とふたりで押しかけたとか・・・
392 :
391:03/11/18 12:38 ID:P+sYl5k6
↑失礼、389でした。
393 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/18 17:30 ID:A1ySY7B9
桧垣先生のHPは、どこへ行ってしまったのでせう?
394 :
マスク・ザ・レッド:03/11/18 23:25 ID:uQKiGKSe
すみません、ここ2,3日仕事で忙しくて全然書き込みできませんでした(^^;)
二十四歩の形については、糸東流の本を読んで動作を確認してから書き込みたいと思います。
もう2,3日待ってください(^^;)
>389さん
藤本先生の道場のURLのアップ、ありがとうございますm(__)m
いちどこの道場も訪問したいなぁ...
395 :
桧垣源之助:03/11/19 09:14 ID:XCealLDk
>>393 私のHPは、しばらくお休みさせていただきます。
新しいドメインを取ってまた再開する予定です。
396 :
今野塾:03/11/19 11:50 ID:xnRuP1mU
397 :
393:03/11/19 15:21 ID:aVjQ6DJa
>>395 桧垣さま
ご丁寧に有難うございます。楽しみに待っています。
398 :
マスク・ザ・レッド:03/11/19 22:40 ID:QYpcSA6K
>檜垣さん
わざわざのご連絡ありがとうございます。
自分も檜垣さんの新しいHPが出来るのを楽しみにまっています。
>糸東系指導員さん
すみません、糸東流の本が行方不明です(^^;)
もうしばらくお待ち下さい。
>今野塾さん
HP拝見しました(^^)
塾長さんは常心門の池田奉秀先生のお弟子さんだそうですね。
型稽古にご熱心なのも納得です(^^)
自分も池田先生の「古流 現代 空手道集義」の1,2巻を購入し、むさぼるように読んだものです。
(諸事情から3,4巻の発行ができなかったとの事。残念です(>_<))
池田先生の道場には、以前お邪魔させていただいたことがあります。
いつか時間がとれましたら、自分も今野塾にもお邪魔させていただけたら幸いです。
できれば、ぜひこのスレッドに、今野塾での型稽古に関するアドバイス等をいただければ幸甚です。
よろしくお願いしますm(__)m
399 :
今野塾:03/11/19 22:45 ID:ymU7WWvc
>398 マスク・ザ・レッドさん、はじめまして。
是非、おいでくださいませ。
400 :
age:03/11/20 07:37 ID:IY1Z59f/
「平安」に「ピンアン」、同じ型でも微妙に違う。
100人修行者がいれば、100種類の「平安」があるのであろうか?
401 :
マスク・ザ・レッド:03/11/20 16:35 ID:WFohVCHh
>400さん
まさしくそうだと思います。
自分の所属する市連盟では、やはり「1道場1平安」という感じで、みな少しずつ型の内容が違います。
402 :
一修行者:03/11/20 17:18 ID:pWPULone
>398 マスク・ザ・レッドさん。
池田先生の「古流現代空手道集義」の版元をお教えください。
403 :
型:03/11/21 03:30 ID:ZzQZBG1C
型の是非を問う際に、組み手や試合、あるいは実戦で使えるか否かが取りざたされる。
フルコンタクトやっている人たちの多くは型は審査用として、非実戦的なものという
認識がある。
本当に非実戦的なのか、それとも解釈の違いなのか?皆さんのご意見をお願いします。
>>403 人の意見聞いたって意味ないと思われ。
それぞれ型の生かし方は違うんだし。
同じ空手やってるわけでもなければ実戦の定義も違う。
あなたの聞いてるような意見は何年も前から2チャンで出尽くしてるyo
他スレやここの過去レスでも逝ってあとは自分で考えるべし。
はっきり言っていまさらうざい。
405 :
マスク・ザ・レッド:03/11/21 07:58 ID:1NZZ+QKw
>一修行者さん
えーっと、この本はもともと「常心門」という池田先生の空手団体の内部用として発行されたものらしく、
当所から一般書店には出回っていなかったようです。
が、どういうわけか空手専門店の「東京守礼堂」ではかなりの在庫が置いてありました。
「東京守礼堂」に問い合わせてみれば、今でも入手できるかも知れません。
えーっと、私こと「マスク・ザ・レッド」ですが、今日から日曜よるまで、携帯すら
繋がらないド田舎に出張となりました。
日曜の夜まで来られないと思います。
その文、みなさんへの回答は作成しておきたいとおもいます。
(二十四歩の考察とかしなくちゃ(^^;))
その間、このスレッドをよろしくお願いしますm(__)m>みなさん
406 :
糸東系指導員:03/11/22 19:41 ID:iotrbLcA
僕も、明日公認四段の審査なので、明後日にまた何か書き込みます。
ではまた。
407 :
型:03/11/23 10:49 ID:ee9mhFn4
>404
へえへ
408 :
マスク・ザ・レッド:03/11/23 18:34 ID:SQiX1KJR
>糸東系指導員さん
糸東流(糸洲会)の本が出てきました。
で、自分なりに考えてみたのですが...
二十四の型の1〜2挙動は、演武線正面方向、3と4は左足軸で右180度ターン、急速に反転しての技法となっています。
@は、それに続く動作ですが、その直前の急速反転、という動作が気になります。1〜2挙動から反転する動作に意味があるような気がします。
すなわち、2の動作の、左手押さえ受け(?)右逆突きの動作より、
@相手の胴着の袖や襟を掴んで急速にナナメ後方へ下がり、相手を崩すし、
さらに、それを放して諸手で突く
(剛柔流撃砕第一の最後の動作はこれに近い)
又は、同じく、相手を崩した体勢より、右手は相手の襟をもったまま高く挙げて反撃をブロックし、左手による中段突きで水月を突く、
という解釈が可能かと思います。
(即ち、右手の上段突きは突きではなく、相手の反撃を封ずる動作)
さらに、
A続けて、崩れてまだ体勢の整っていない相手の相手の胴着を掴んだまま後方へ引き猫足立ち、さらに相手の前のめりにし→猫足の前足で下段蹴り
という解釈も不自然ではないと考えます。
....と、このような解釈は如何でしょうか?
409 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/23 23:50 ID:3nyD+MCG
平安二段糸東流ですが、上段受けと突き4回していくときの足の運びがわかりません。
ただ進むというよりどうしたらキレイに見えるのか。ただ突き進むのだと足の運びに
芸がないというか。
ナイファンチのスレ見つからない・・・です。
平安より鉄騎の方が狭いスペースで練習できるのでイイです。
411 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/24 09:07 ID:QkeRxpVk
412 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/24 10:41 ID:rrkZljqT
>410
なんか、過去に他スレで同じようにアドバイスした事が
あるけど初心者が増えてるみたいなんで、も一度紹介するね。
キーボードの一番左下の方に『Ctrl』って書かれてるヤツあるでしょ?
まずそれを押しっぱなしにしながら、今度はキーボードの真ん中辺にある
『F』って書かれてるキー(ひらがなで『は』が書かれてる)を押してみて。
そしたら、なんか変なのが画面にひょこっと表示されたでしょ?
「検索する文字列」とか何とか書かれてるそれ。その中に探したい言葉を
入れると、画面上にあるその言葉を自動で勝手に拾ってくれます。たとえば
平安 って入れてみて? んで「次を検索」って書かれてるボタンを押すと、
どんどん拾ってくれるでしょ?
ここまでくれば後は楽勝。トップページの色々なスレッドの名前が、うじゃうじゃ
と並んでる所。そこの一番右下に「スレッド一覧はこちら」って書かれてるリンク
があるから、それを押して、上で紹介したおりこうさん検索システムを使って探せ
ばいいって訳。「ナイファンチ」で見つからなかったら、「ナイ」とか「ンチ」とか
って言葉の一部を使えば、引っかかる可能性高し。他にも「空手」とか「合気」とか
気になる言葉があったら、適当に入れてみると、思いもよらぬスレが見つかるかもよ。
413 :
糸東系指導員:03/11/24 12:09 ID:bYgbFOwz
>>408 マスク・ザ・レッド様
なるほど、さすがです。昨日、四段の審査のときに、休憩時間中に同輩とアレコレ考えていたのですが、結局わかりませんでした。
掻き分けのときは下がれば、確かにそう解釈は可能ですね。ニーセーシーは僕にとって謎だらけです。
その他にもわからない部分はあります。
左前屈となり、上体を思い切り前に倒し、右腕は上体の角度に沿って上方へ指先まで伸ばし、左腕はそれとは反対に、下方へ伸ばす、あの動作です。
僕が聞いたのは、相手の突きを捌いているそうなのですが、ただ突きを捌くだけならば、ああいう動作をわざわざする必要もない気がするのですが・・・。
そこで僕が思い付いたのは、後から組み付かれたのを、右腕を上げ上体を前に傾けることによってはずし、左手で金的を打っているのではないかということです。
しかし、それだと、次の動作の、足を揃えて下方に手を合わせ、引き込んで打つ動作が生きてこないのです。
これは、どういう風に解釈したらいいのでしょうか?
414 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/24 22:39 ID:QzE6lEoX
あげ
415 :
マスク・ザ・レッド:03/11/25 00:44 ID:qNuRWeeV
>糸東系指導員さん
その動作は、「上下牽制体」として、松濤館流・雲手(ウンスー)にも出てきますね。
(次の、足を揃えて掌も揃える....は、ありませんが)
さらにその次の動作が、相手の足を取っての倒し技へと続くので、その「誘いの構え」としての解釈も
可能ではありますが確かに苦しすぎますね(^^;)
自分もいろいろ考えたいと思います。
お互い、もっと考察してみましょう。
ところで、「三人寄れば文殊の知恵」とも申しますが、今一人くらい欲しいですね、こういう型のことを考察するメンバーが....(^^;)
416 :
糸東系指導員:03/11/25 09:18 ID:zSXi0wGU
>>415 マスク・ザ・レッド様
>今一人くらい欲しいですね。
全くです(苦笑)。ほとんど、僕ら2人ですからね。
みんな、あまり形の解釈を考察するの好きじゃないのかな?
そういえば、この前の稽古のときに、平安の分解をうちの生徒達に教えて、約束組手をやらせたのですが、反応はイマイチでした。
僕だったら夢中になるのになあ、とガッカリでした。
やはり、競技に結びつくような練習内容でないと、興味が湧かないのですかね?
417 :
糸東系指導員:03/11/26 10:33 ID:TqGw/un8
例の、上体を傾けての動作の意味は相変わらずさっぱりわかりませんが、肘打ちして下段払いの逆突きの部分を僕なりに解釈したので、アップします。
よく言われている解釈では、肘打ちして相手の顔面へ攻撃、その後の下段払いで相手の攻撃を捌き、逆突きで反撃するとありますが、よく考えてみるとこれはおかしいです。
わざわざ遠間から接近戦用の肘で攻撃するのは理にかなってないような気がします。
まあ、1連の動作で考えれば、ありえることではありますが、もっと合理的な技の集大成が形だと思います。
それに基本的に空手は自分から攻撃することはないと思うので。
そこで僕は以下のように考えました。
相手の突きを、間合いを詰めて肘で捌き、その手で相手の突いた腕を抑えて逆突きで反撃ではないかと。
いかがでしょうか?
>わざわざ遠間から接近戦用の肘で攻撃するのは理にかなってないような気がします。
確かに、首里手の型で遠方へ肘打ちはあまりありませんね...
が、上地流の型ですと、左前屈立ちより、左右の足を入れ替えるがごとく低く飛び、右縦エンピ....という動作があるので、遠間の肘打ちは「ありえない」技法ではないかも知れません。
また、剛柔流三十六の型の、「左外受けの構えより→右前蹴→右縦エンピ→左逆突」という動作は、宮城先生の兄弟子の許田先生の伝承された型は、「左外受けの構えより→飛び込んで右縦エンピ→左逆突」という、上地流に似た形で行います。
こう考えると、いままで言われていた解釈も、必ずしも誤りではないかも知れません。
>そういえば、この前の稽古のときに、平安の分解をうちの生徒達に教えて、約束組手をやらせたのですが、反応はイマイチでした
自分が教えている道場でもそうです(^^;)
試合組手に使えない技法には興味を持たないメンバーが多いですね。
が、こういう「分解」をしないで型の「カタチ」の美しさ(?)など追い求めるようになればもはや型でなくて踊り以下の存在ですから....
いつか、分かってくれることを信じて指導を続けるしかありませんね。
余談ですが、なにか、ネットワークの調子が悪いようで、書き込みしても弾かれてしまうことがあります。
試しに、メールアドレス欄に「test」とか打ち込んでみたらさっきは書き込めましたが....
自分は2チャンネルのシステム面にはド素人ですので、こういうときは困りますね(^^;)
420 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/26 15:38 ID:8q7IzZqd
じゃあ入れてもらおうかな?泊バッサイなどの書き込みをしたものです。
二十四歩についてですがその猿臂の部分に桧垣先生が平安初段の分解で言われているスイッチを当てはめるとどうでしょうか?
手刀受けで受ける→受けて手を掴んでスイッチで猿臂、金的を打ってさらに前のめりになるところを顔面に突きです。
古流の分解では中段突きといえども相手を崩しているので突きが当たるところは上段というのが多いです。
>相手の突きを、間合いを詰めて肘で捌き、その手で相手の突いた腕を抑えて逆突きで反撃ではないかと。
>いかがでしょうか?
改めて読み返しますと、糸東系指導員さんの答えが一番理にかなっているような気がします。
空手の型の場合、そもそもAの技を出したところ、相手がA’の技で返してきた。そこで、Bの技で追撃。が、それもB’で捌かれたので、トドメにC....
と、いうような表現が多いですよね。
恐らくは、本来、この飛び込んでの肘打ちは必殺(って言葉は最近使わないか(^^;))の攻撃。が、相手がその肘打ちに対して返し技を出してきたので、
肘を攻撃でなく防御技に変化させた....のではないかと考察します。
422 :
糸東系指導員:03/11/27 09:09 ID:+ypfX3Rv
久しぶりに書き込みが続きましたね。
>420
>手刀受けで受ける→受けて手を掴んでスイッチで猿臂、金的を打ってさらに前のめりになるところを顔面に突きです。
そういえば、僕は猿臂の前の手刀受けを忘れてました。
これを考慮に入れれば、猿臂は攻撃でも構わないですね。
420さんは、例の上体を傾けての動作は何だと思われますか?
423 :
糸東系指導員:03/11/27 09:17 ID:+ypfX3Rv
>419
マスク・ザ・レッド様
>こういう「分解」をしないで型の「カタチ」の美しさ(?)など追い求めるようになればもはや型でなくて踊り以下の存在ですから
まあ、現在は平和ですし、文化は表面的な部分のみが慣習化して意味が失われ残っていくということは、よくあることなので仕方ないとは思いますがね。
それに競技となってしまっているので、カタチの美しさでしか判定の基準がないですし。
ただ、そういったことにもいいことがあります。
それは普及しやすいということです。
競技化しなければ、ただの古武術として埋もれていたかもしれないですからね。
実際、僕なんかも、別に形の分解を追求してその技を喧嘩で使おうと思っているのではなく、ただの好奇心で研究しているだけですからね。
424 :
糸東系指導員:03/11/28 09:08 ID:Bzi26kDs
昨日、夜更かしして、チンテをビデオで覚えました。誰か糸東流のチンテわかる方いますか?
目突きなどがあって、なかなか味のある形です。
糸東流は形が多くて楽しいです。
他に、ハクチョーとか、パチューとか、パプレンとか知ってる人はいないですか?
どういう形だか知りたいです。
あと、劉衛流(字、合ってますか?)のアーナンやヘイク、パイクと糸東流のそれらとの違いがわかる人いますかねえ・・・。
全ての糸東流の形を覚えたいなあ。
426 :
420:03/11/28 11:01 ID:yr6wlMRQ
>他に、ハクチョーとか、パチューとか、パプレンとか知ってる人はいないですか?
どういう形だか知りたいです。
あと、劉衛流(字、合ってますか?)のアーナンやヘイク、パイクと糸東流のそれらとの違い
糸東系指導員様
たぶん競技の達人さまは全部知っていると思います
私もいくつかは答えられます。よければメールください
427 :
マスク・ザ・レッド:03/11/28 18:13 ID:ILsy1+Xw
はじめまして!420さん。今後ともよろしくお願いします。
パーチューとかパープーレンは、一部の糸東流で稽古されている型だったように記憶しています。
摩文仁先生の友人でもあった、呉賢貴先生より学んだ形だったと思いました。
ハッファ/白鳥・八歩連・ニーパイポ/二十八歩
↑ネットで調べたら、こんな感じですね。
呉先生は、もともと白鶴(ハッカク)拳をされていましたので、中国武術・白鶴拳そのままの技法なのではないでしょうか?
対して、劉衛流のアーナン、ヘイクーなどは、多少、系統が違うようです。
どちらかといえば劉衛流は剛柔流に近く、恐らくは宮城長順先生が中国で武術を学ばれた地域と近い地域で伝承されていた技法を沖縄に持ち込んだのではないでしょうか?
(劉衛流の記事が以前に月刊空手道に出ていましたが、劉衛流初代は中国でリュウリュウコウ師に学んだ、との事です。
そうであれば那覇手開祖で宮城先生の師、東恩納先生とは兄弟弟子、ということになるのですが....どうも剛柔流側とは話がかみ合いませんね?(^^;)
が、例えばアーナンの型は全体的に剛柔流の型と動作に似た点も多く、いずれにせよ近い系統だとは思います。)
428 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/28 20:22 ID:+DDTtVRq
>>418 >上地流の型ですと、左前屈立ちより、左右の足を入れ替えるが
>ごとく低く飛び、右縦エンピ....という動作があるので、
とあるのですが、これは何の型の動作でしょうか?
(察するに十三?かと思いますが…)
429 :
糸東系指導員:03/11/28 20:22 ID:VoYCluvT
>426
420様
わかりました。メールします。わざわざありがとうございます!
>427
マスク・ザ・レッド様
>中国武術・白鶴拳そのままの技法
では、ニーパイポに似た感じなのでしょうか?
アーナンとヘイクは、ルールブックには糸東流の形としても登録されてます。
やはり、東恩納先生から摩文仁先生へ伝授されたのでしょうか?
最初の構えが、とても不思議です。あれは、どういう意味があるのでしょうか?
430 :
420:03/11/28 21:45 ID:yr6wlMRQ
あ、え〜っと支障のない範囲で書きます。
ハッファ、パプーレンとかは修交会の目録によると極意の形になるようです。
パーチュ、は劉衛の形です。このルールが制定された時が劉衛の佐久本先生が世界チャンピオンになり、
その後日本国内でも林派などを中心として糸東流の会派がアーナン、ヘイクーなどをやり始めていた。
それで劉衛の形が糸東流に分類されたのだと思います。(だいたい4大流派に分けるのが間違っている)
糸東会ではアーナンについては月刊空手道によると摩文仁先生が伝承されたということを言ってますがその他の劉衛の形については
糸東会としての形はないはずです。(間違っていたらすいません)
431 :
マスク・ザ・レッド:03/11/28 21:48 ID:ILsy1+Xw
>では、ニーパイポに似た感じなのでしょうか?
いや、実は自分はパーチュは2,3度しか観たことないので(^^;)
が、いわゆる「鶴の構え」が一番表現されているのはニーパイポかとおもいました。
>アーナンとヘイクは、ルールブックには糸東流の形としても登録されてます。
>やはり、東恩納先生から摩文仁先生へ伝授されたのでしょうか?
いえ、アーナン・ヘイクはあくまで劉衛流の型で、剛柔流にはありません。
したがって、摩文仁先生はこの型は学んでいません。
アーナン・ヘイクが糸東流でも稽古されているとしても、それは近々20年も経っていないことのはずです。
>最初の構えが、とても不思議です。あれは、どういう意味があるのでしょうか?
自分にも謎です。
意味のある動作ではなく、「開門式」の可能性も高いかも知れません。
432 :
マスク・ザ・レッド:03/11/28 21:53 ID:ILsy1+Xw
ほぼ同時に似たようなことを書き込んでしまいました(^^;)
420さん、お詳しいですね(^^)
>(だいたい4大流派に分けるのが間違っている)
そのとおりですね〜〜〜。
あまり考えたくありませんが、4流派以外の形を、無理矢理4流派のどれかに所属するように連盟の方で資料を操作しているんでしょうか??
433 :
428:03/11/29 01:09 ID:+b7A3Jrj
あ〜、マスク・ザ・レッドさん。ちょっといいですか?
前述の私の書き込み(
>>428)をお読みになりましたでしょうか?
私は首里手関係は、平安初段から五段、それと鉄騎(ナイファンチ)
しかしりませんが、そのかわり上地の型に関しては少なからず分解
研究はしています。もともと上地の方が専門ですので。
マスクさんがおっしゃったその動作は、おそらく肘打ちの前に、つなぎの
動作として、隠しとしてですが右手刀回し打ちが隠されているハズです。
ただし、マスクさんの説明なされた動作が何の型なのかが不明ですので、
結果的に私個人が推測して言及した、という形ですが。
上の方のレスで、型分解を一緒に論じる人の数が足りないとありましたが、
出来れば
>>428のような些細な質問にもお答えして頂けると有難いですね。
そういった少しの配慮で、分解究明に参加しようと思う人が出てくる可能性
も充分ありえると思いますので。まあ、私は上地専門ですので、お呼びでない
かもしれませんがね。以上。
434 :
マスク・ザ・レッド:03/11/29 10:36 ID:q68e5ZU2
>433
ご指摘すみません。
428
の書き込みは気付いていたんですが、飛び込んでの肘打ちが、上地流十三だったか三十六だったか、以前に撮影したビデオで確認してから書き込もうと思っていたので、結果的に無視したような感じになってしましましたm(__)m
読んではいたのですがすみませんでしたm(__)m
自分は上地流は専門ではないので、今後もご指摘・ご指導よろしくお願いします。
>433
ご指摘すみません。
428
の書き込みは気付いていたんですが、飛び込んでの肘打ちが、上地流十三だったか三十六だったか、以前に撮影したビデオで確認してから書き込もうと思っていたので、結果的に無視したような感じになってしましましたm(__)m
読んではいたのですがすみませんでしたm(__)m
自分は上地流は専門ではないので、非常に心強い限りです。
今後ともご指摘・ご指導よろしくお願いします。
二度アップ失礼m(__)m
どうにもパソコンの(ネットの?)調子がよくありません....
さて、上地流の縦エンピですが、改めてビデオを見直してみたところ、自分が記憶していた縦エンピは、十三ではなくて三十六の方でした。
十三の方は1回、三十六の型は2回、大きな縦エンピが入るようですが、自分の記憶していた大きな縦エンピは、より動作の大きな三十六の方です。
こちらの方が、より、東恩流(許田先生伝承の東恩納先生の系統の型)三十六や、二十四の型のエンピに近いような気がします。
438 :
420:03/11/29 11:10 ID:05/o3O3C
二十四歩なんですが前に月刊空手道において船越先生直伝を使うO先生の形が載っていました。
掴み手の多いのが特徴です。いま打ちといわれているところもそのほとんどが掴み手です。
でもこの形ですと猿臂の後は突き二本です。下段払いがありません?
439 :
428:03/11/29 14:28 ID:+b7A3Jrj
>434
私の予想では、書き込みを見落としてましたの一点張りで過ごすと思いきや
(そしてそれで通す事も可能だったのに)、ちゃんと気づいてた事をうち明け
詫びてくれた事に、少し驚いています。どうやら私が思っていたよりも、ずっと
マシな人間だったようですね。心の中で軽視していた事を恥じると同時に、正直
にうちあけてくれたマスクさんにありがとうと言いたいです。
さて、本題。
>十三の方は1回、三十六の型は2回、大きな縦エンピが入るようですが、
>自分の記憶していた大きな縦エンピは、より動作の大きな三十六の方です。
確かにそうですが、しかし三十六の肘打ちでは>418で『左前屈立ちより、
左右の足を入れ替えるがごとく低く飛び、右縦エンピ』と説明なされたような
動作はありません。左右の足は入れ替えるではなく、単に踏み出すといった
ニュアンスの方が正しいですし、また低く飛ぶというのは、三十六単体で見て
みれば、飛ぶと言うより「滑空」(ようするに滑る)といった見方妥当だと思い
ます。
足を入れ替え、そして低く飛び肘打ち。という条件を
満たしている型は、上地の中でも十三しか思い当たりません。
440 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/29 14:36 ID:05/o3O3C
今月の月刊空手道は呉賢貴、パプーレンの特集でしたね。
441 :
428:03/11/29 14:43 ID:+b7A3Jrj
まあ、正直私は三十六より十三の分解に異常に傾倒しているし、師匠より
1つの型の分解も進められぬうちにあちこち手を出すな、と言われていま
すので、三十六は正直まだあまり手つかずです。見つけたとしても、2〜3
位のキーワードだし。そんな訳でまことに勝手ながら十三の右前屈立ち→後方に
跳躍→右足一本で立ち鶴の構え→前方に跳躍右前屈立ちと同時に右肘打ち にし
か言及できません。しかも制約つきで…。申し訳ない。
十三の型を見た事がある人ならばおわかりですが、後方に跳躍してからのち
今度は片足で前方に跳躍、しかも着地の時に攻撃は肘、という何とも不可解
な動作が出てきます。まあ、見た目は派手だし華みたいな部分でもありますが。
これは一般の解釈では相手の攻撃(武器使用も前提)を後ろに飛んでそらし、
そして前にジャンプすると同時に肘打ち、といった解釈がよくとられます。しかし
後ろに飛ぶったって、後ろがガケや壁だったらどうするの? といった疑問やせっか
く飛び込んだのに、何で距離の短い肘打ちなの?といった疑問が自然と浮かびます。
442 :
428:03/11/29 14:54 ID:+b7A3Jrj
結論から言えば、これは派手な跳躍に惑わされがちですが、実は遠間の攻防
ではなく、近距離も近距離、接近戦においてこそ爆発的な効果を発揮する動作
(そしてそれを身につけるメソッド)なのです。ポイントは跳躍前、(着地)
跳躍後、の足の順列の関係です。檜垣さんのHPを拝見した時、よく似た内容
が口伝として紹介されていました。まあ、おそらくマスクさんなら読んでいた
と思うのでここで明けず内心で納得してください。少しばかり方向性は違いま
すが、結果的というか俯瞰的な目線でみれば同じような目的を目指しています。
抽象的な説明及び分かりにくい答えで申し訳ない。しかしこれでも精一杯なん
ですよ。ぼかしつ答え証を、というのは何とも難しい。ちなみに右外旋回手刀
打ちは上地の流派によっては、肘打ちの前にちゃんとある動作として教えられ
ています。しかし、やっぱり飛び込んでの手刀と思う人が大半…。内側ではな
く、外側から手刀を回すというのが、どういう意味を含んでいるのか、それに
的を絞って考えていけば、答えは自ずと大なり小なり出ていくと思うんだけど…。
443 :
428:03/11/29 15:03 ID:+b7A3Jrj
>437
>こちらの方が、より、東恩流(許田先生伝承の東恩納先生の
>系統の型)三十六や、二十四の型のエンピに近いような気がします。
長々と自分勝手な文を書いてしまってゴメン。言い忘れたが、一番の問題は
偉そうな事を言った俺自身が↑の剛柔や首里手の型を勉強してないって事で。
やっぱ上地だけに傾倒するのはまずいと思ってたんだよ実際。だからまず対の
首里方面から調べようと思って松濤館流に通ったりしてんだが、なかなか仕事の
都合で道場に顔出せない。何年もかかって、やっと平安をどうにかこうにか終えた
ってレベルで、とても二十四とか観空とか雲手とかってのには、なかなかいけそう
にない。それと平行して剛柔を調べようとすると、また時間とられるしで…。
やぱーり上地に引きこもって生ぬるい生活をきぼん、とかダメな発想を考えたり
して。まあ、それではダメになると重々承知なので、しない。と思うが…。自信なし。
まあ、そんな訳で、首里手に関しては俺はやぱーりお役に立ちそうに無いです(藁)。以上。
444 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/29 15:18 ID:05/o3O3C
>442
よく読んでおられますね。
桧垣先生のHPを見たときにその用法や分解ばかりに目が行きがちですが
最も大切なのはあそこで術といわれているもの。その口伝なのですよ。
実験結果を皆さんが投稿していますが分解だけでは今までのものとの差はそれほどでもない。
ところが術を入れるとまったく違うものとして浮かび上がる。
古流の分解はそこを理解しないで表面ばかりを見るととんでもないものになってしまいます。
445 :
428:03/11/29 15:32 ID:+b7A3Jrj
>444
>よく読んでおられますね。
ヽ(^O^)ゝなあ、などと慣れない顔文字を使ってみたしして(鬱)
今は閉鎖しちゃったけど、私を含めて復活を心待ちにしている人は
大勢居ると思いますよ。近年まれに見るHPだっただけに残念です。
あ、ちなみに上で十三の例の部分は近距離専用みたいな書き方をし
ましたけど、実際は他にも意味が含まれています。前に飛ぶときのコツとしては、
えっとインディオだったけかな。あっちの伝統的な武器で、こう、「しゃもじ」の
おばけみたいな道具を使って、皿の部分に槍を固定してぶん投げる。非力な人でも
遠くに槍をとばせる機械があった。ものごっつい重い鉄の棒でも、一瞬空中に水平
(贅沢を言えばちょい斜め上)に浮かべて、端っこを掌で押し込むようにすれば、
遠くに飛ぶでしょ? 後ろに着地の時は逆にビデオテープみたいな箱形のモノが
後方に水平に「スライド」するような感覚で。ここまで書いてすれ違いだと気づいた。
スンマソン。上地のスレに帰ります。
446 :
428:03/11/29 15:45 ID:+b7A3Jrj
「しゃもじ」じゃなくてラーメン屋とかでよく出る「れんげ」の間違いだった。
447 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/29 16:42 ID:05/o3O3C
>>445 私は上地はまったくの門外漢なのでもっといろいろと聞きたいと思いました。
すばらしいですよ。
でも同じような身体操作はどこの流派にもあるのですね。
上地の形も学んでみたいなあ。ああいう鍛え方はちょっと怖いけど。
それにしてもマスクさんもよくご存知で皆さんすごい。
全空連系なら講習会などもあるだろうけれどここまで他流となるとどうやって知るのかやぱり聞きたい。
沖縄行かないととだめかなあ。
448 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/29 17:08 ID:lH3FdKeL
>428さん
スゴイですね。
ここまで良くおわかりですね。
特に445のレスには感心いたしました。
これが倒置法そして縮地法というものかも?
自分も頑張らねば
449 :
428:03/11/29 20:10 ID:+b7A3Jrj
>447
>でも同じような身体操作はどこの流派にもあるのですね。
首里手や剛柔、その他の流派にもあるのかどうかはまだ未確認だけど、
おそらく存在すると思いますよ。首里手と那覇手は見た目全然違う感じ
がするけど、上でも書いたように俯瞰的な目線というか、大きな流れで
みればそれ程大した差というものはない気がします。
例えば鳥とタコじゃあ「全然別の生き物」で生体も生態も違いますよね?
でも白人と黒人なら「同じ人間」。見た目も違うし求める嗜好や思考的な
ものも違うかもしんないけど「どっちも同じ人間」だから、やっぱり行き
着く答えとかは、最終的には人間の考える事なんで大差ないと思います。
>上地の形も学んでみたいなあ。ああいう鍛え方はちょっと怖いけど。
こう言っちゃあ身も蓋もありませんが、ぶっちゃけ俺はあの体をガシガシ
鍛錬は絶対に必要とは思えないです。いや、最初の方では即戦力的な面で
も有効ですし、上達して奥の方にいけば、それはそれで別の意味であの鍛え
方は、ある応用の検証をするためには有効だとは思います。しかし、極端な話、
型と組手だけでも充分な気が…。検証するには、小手鍛え2〜3回で充分分か
るし、ぶっちゃけちゃんとした指導者なら姿勢だけで(以下自粛)
>全空連系なら講習会などもあるだろうけれどここまで
>他流となるとどうやって知るのかやぱり聞きたい。
これは私も同感です。是非聞きたい。
450 :
428:03/11/29 20:40 ID:+b7A3Jrj
>448
>これが倒置法そして縮地法というものかも?
失礼。言ってる事はよく分からんが、倒地法(沖縄の言葉で
トーシーリというらしい」)なら上地のある一派で受け継が
れています。しかしこれは文字通り間接キメながら投げたり
投げた後間接キメて貫手でプスったり小拳でボコったりする
技の事で、正直跳躍の動作とはあまり関係ないと思いますが。
>スゴイですね。ここまで良くおわかりですね。
凄くないし解釈も人によってさまざまなんでこれが絶対ではないです。
http://www.uechi.de/mpegs/seisan.mpg が十三の動画なんだけど
跳躍の時、どうしたら膝に過度の負担がかからず、また筋力が衰えても
同じように移動(する動作)が出来るか突き詰めたら、そういった答え
になっただけです。バックジャンプの時は、こう達磨落としみたいに、
スコンと抜くというか、そのままスライドするようなというか、う〜ん
上手く言えない。とにかく平安のスレですので、ここら辺で引きます。
>マスクさん
最後に言い忘れた事が1つ。肘打ちの動作ですが、上地に限っていえば
縦肘の場合はそのまま型どおりに拳を上に立てたまま打ち込む(まあ、その
形でも使えなくはないだろうけど…)のではなく、少し変化させる必要があ
ると思います。肘打ち意外に置き換える事も可能ですし、また肘打ちとして
使うなら、焦点は型で肘がどの方向を指してるのかがカギというかコツかなと。
重ね重ね長々とスイマセンね。上地も空手の1つ(断じて中国拳法じゃない)という
事を普及したくてついつい調子にのってしまいました。それでは、名無しに戻ります。
うわっ。
書き込みがいっぱいで嬉しいです(^^)
自分もレスしなきゃ....(^^;)
>420さん
438の書き込みについてですが。
まだ、今月の月刊空手道を買っていませんでした(^^;)
急いで買わなきゃ。
それにしても、船越義珍先生が当所、日本に「唐手」を紹介したとき船越先生が修得し、修練されていた型は、いわゆる「松濤館十五の型」のみです。
平安初段、二段、三段、四段、五段、ナイファンチ(鉄騎)初段、二段、三段、公相君(観空(大))、セーシャン(十三)、パッサイ(抜砦(大))、ワンシュウ(燕飛)、チントウ(岩鶴)、ジッテ(十手)、ジオン(慈恩)の十五型です。
二十四の型を始め、「松濤館十五の型」以外の型は、後に義珍先生の三男、義豪先生が沖縄に行き、各地古老を訪ねて松濤館流に追加した型です。
したがって、二十四の型に関しては、「船越義豪直伝」という事なんでしょうね。
>439の書き込み
>飛ぶと言うより「滑空」(ようするに滑る)といった見方妥当だと思います。
そうですね!自分も初めて上地流の型を観たとき、「滑るような動き」に驚嘆しました。
あまり他流には見られない動きと思います。
(松濤館流・観空(小)には一度だけその動きがありますが)
>足を入れ替え、そして低く飛び肘打ち。という条件を
>満たしている型は、上地の中でも十三しか思い当たりません。
的確なご教授、ありがとうございますm(__)m
>441・442の書き込み
非常に含蓄のある書き込み、ありがとうございます。
それにしても。
改めてビデオを見直すと、上地流・十三と剛柔流・十三はかなり動作順序が近いことを改めて認識しました。(三戦・三十六は十三と比べると近似率が下がると考えます)
首里手・剛柔流・上地流の三つを比較する鍵は、十三の型にあるのでは....と、改めて考える次第です。
>445の書き込み
>「しゃもじ」のおばけみたいな道具を使って、皿の部分に槍を固定してぶん投げる。
>非力な人でも遠くに槍をとばせる機械があった。
英語で言う、「スピア・スローワー」ですね。
ギリシャで行われていた古代オリンピックでは「槍投げ競技」にこれを使っていたために、現代オリンピックよりも古代オリンピックの方が
「槍投げ競技」の記録は遠距離である....とかいうのをテレビ番組でやっていたのを観たことがありました。
428さんは「上地流」スレッドの常連さんなのですね?
今度お邪魔させていただきます(^^)/☆
>447の書き込み
>沖縄行かないととだめかなあ。
ぜひ、沖縄は一度は足を運ぶべきです!!
自分は訪沖経験は10回くらいありまのす。道場の紹介はできますので、道場リストとか必要でしたら
[email protected] 宛てメールください(^^)
あと、関東や新潟には上地流の道場があります。
確か、月刊空手道にも上地流の関東の道場の情報がでていると思いました
(関東で上地流の大会を開催している下地先生の道場にはお邪魔した経験があります。小学生にまで厳しく三戦を指導している姿には敬服しました)
>450の書き込み
むむ....難しい書き込みですね。
自分がこれを理解できるようになるには、まだまだ修練しなくてはならないようです....
えーっと、自分ことマスク・ザ・レッドは、月曜から木曜まで、またまた出張です(;_;)
木曜夜までネットに繋げないかもしれません(;_;)
(出張先に着いてみないとネットにつなげるかどうか不明ですので)
もしかしたら数日いませんが、ぜひ、皆さんで空手の型を中心とした情報交換を続けていただければ幸いです。
よろしくおねがいしますm(__)m
454 :
糸東系指導員:03/12/01 10:14 ID:NDcZxh+O
書き込みが増えましたね!
しかも、とても内容が充実していて、いい感じです。
皆さんも、どんどん書き込んで盛り上げていきましょう。
ところで、例のニーセーシーの上体を傾けて、右腕は挙げて左腕を下げる、あの動作なのですが、とうとう僕なりの解釈を思い付きました。
色々と考えた結果、あれは実は頭突きではないかと。
空手の防御は、基本的に相手の左拳をこちらの左手で抑えるような、相手を死に体にして反撃をさせない状況を作りますが、この場合は、少し様子が違います。
まず、相手の右拳をこちらの左手で制します。
すると、当然、相手は死に体とはならないので、左拳で攻撃するでしょう。
そこで、上方へ右腕を上げるのと上体を前方へ傾ける動作が生きてきます。
こちらの右腕は、相手の左拳を制するために上げるのです。
尚且つ、相手の攻撃を殺すために上体を傾け接近し(接近すれば相手は攻撃出来ません)、頭突きへと繋げるのです。
その後の下方へ両手で抑えて、引き込んで突きの動作は、こういうことです。
頭突きをしてひるんだところを、相手の蹴りの防御を兼ねて膝を曲げた上体で脚を揃え、その膝へ、相手の頭を押さえつけ、右手で後頭部へ掌ていを食らわせます。
その後、相手の体を引き込んで倒し、両拳で止めを刺します。
いかがでしょうか、この解釈は?
455 :
糸東系指導員:03/12/01 10:18 ID:NDcZxh+O
×膝を曲げた上体で
〇膝を曲げた状態で
でした。
ちなみに上のやり方は、自分と同じくらいの背の相手にしか通用しません。
自分よりも大きい相手に対しては、また別の解釈があります。
456 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/01 16:27 ID:0oGpBRpU
age
457 :
糸東系指導員:03/12/02 11:53 ID:u/7NnqXb
書き込みが少なくなってしまいましたね。
マスク・ザ・レッド様がいないと辛い・・・。
それでは、ニーセーシーの例の部分の相手が自分よりも大きい場合の分解を述べたいと思います。
やはり、形の分解はひとつではなく、様々な状況に合わせて考えた方が僕はいいと思います。
先に述べた「頭突き」という解釈は、自分よりも大きい相手だと、頭が届かないで逆にやられてしまいます。
そこで、もうひとつ解釈を思い付きました。
まず、
>>454の解釈とは逆に、相手の右拳をこちらの左手で制します。
相手は死に体となり、その隙にこちらの右手で目突きをします。
上体は前方に傾ける必要は、この場合はありません。
目を突く際に、相手が避けようと体を後方に逸らしたと仮定するならば、必要かもしれませんね。
そして、相手の右腕を左手で持ったまま、その腕の肘をこちらの右手で、下に押しやるような感じで極めます。
あとは、引き込んで倒して突くといった感じでしょうか。
でも、よく考えてみれば、オーソドックスに脚を揃えて両手で抑える行為は、金的への突然の攻撃への対処として解釈してもいいですね。
ただ、僕がこの動作に対して不満なのは、自分の後頭部を相手にさらしてしまうことです。
そうさせないように、蹴りを防ぐ際、頭突きをしているのかもしれないですね。
ひとつの動作にもいくつもの解釈が存在するという、いい例なのかもしれないですね。
458 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/03 06:11 ID:1tPmRZfZ
hozon-age
459 :
糸東系指導員:03/12/03 11:46 ID:GlFAprVY
さて、ニーセーシーの問題が解決(?)したので、次は、最近はまっている、セイサンの分解を追及したいと思います。
最初は鍛錬用の形(東恩納系の形は、その意味合いが強いように感じます)なのかとも思っていたのですが、やはり状況によっては恐らく使える技が色々と入っているのではないでしょうか?
いわば、実践用の技をただ習得するのではなく、鍛錬しながら身に付けていくといった意図があるのかもしれません。
最初の動作は、三戦やスーパーリンペイでもお馴染みの動作ですが、実は恥ずかしながら僕はこの動作の意味を知りません。
誰か知っている方いらっしゃいますか?
単純に、相手の攻撃を受けて突く動作を、鍛錬のために、もったいぶってやっているだけなのでしょうか?
それと、3回掛手をした後の、片脚を上げながら両手を中段部へ掬い下段へ輪受けの部分は、以前このスレで強引な解釈を論じたのですが、やはり納得がいきません。
あの動作は、ホント謎です。
>単純に、相手の攻撃を受けて突く動作を、鍛錬のために、もったいぶってやっているだけなのでしょうか?
以前から鍛錬の概念を持たない書き込みが多々あると思っていたが、
まさかこのような傲慢な発言が出てくるとは、、、。もったいぶってるって、、。
貴方の取り組む姿勢は熱心ですが、もう少し本質を見る努力も必要ですよ。
実際やったら意味もわかるでしょう。やってみましたか?
461 :
糸東系指導員:03/12/03 13:18 ID:GlFAprVY
>>460 >以前から鍛錬の概念を持たない書き込みが多々あると思っていたが、
そうだったのですか、知りませんでした。それは全ての形において、言えることなのでしょうか?
例えば、三戦や転掌(字、合ってますか?)なども鍛錬用ではなく、やはり実戦を想定されているのでしょうか?
というのもセイサンは、あくまで僕の主観ですが三戦と転掌を融合させたような印象があるからです。
>まさかこのような傲慢な発言が出てくるとは、、、。もったいぶってるって、、。
あの動きをわかりやすく表現したつもりだったのですが、確かに気持ちの上で茶化している部分もあり、お気に触った方も多く存在するかもしれません。
お詫び申し上げます。
匿名性の高いネット上での発言とはいえ、軽率だったかもしれません。
>実際やったら意味もわかるでしょう。やってみましたか?
よく練習しています。ですが、馬鹿な僕にはなかなか本質は見抜けないようです(苦笑)。
そこで、2chというツールを利用して、その本質を教えてもらおうと思ったのですが・・・。
今日は稽古なので、色々と考えてみたいと思います。
出来ればヒントなど教えていただけると、助かるのですが。
本来は、自分の修行の中で見つけるべき答えなのでしょうが、ついネットの利便性を利用してしまいます。
それも良し悪しなのでしょうね。
462 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/03 14:40 ID:f6hevgdd
>鍛錬用ではなく、やはり実戦を想定されているのでしょうか?
この場合は鍛錬の意味と両者あると思いますが。
あなたの書き方だと鍛錬の必要性がないかのように感じます。
というより形の目的として、
身体操作を練る。技を習得する。鍛錬をする。ということがあると思います。
形によってその比重が変わったりもしますが。
安里先生はセーサンについて体を固めるものと実用に向いているということで名前を挙げています。
「ナイハンチ」と並べて体を固めるものとして名前があがっているのですが
ここで固めるとは単に固くするという意味ではなく中から練り上げるという意味ではないかと思います。
たくさんの形をする弊害などもかかれていますから、それをかみ締めつつもう少し勉強するとどうでしょうか?
形は分解がそのまま使えなくともそれを練り上げることによって組手で体が動くようになるのですから。
一つだけヒントを引き手を使う突きと三戦のように反対の手をあげたままの突きとの威力を比べてみてください。
またそのときの師匠や先輩などの体の使い方もよく観察してください。
463 :
糸東系指導員:03/12/03 15:41 ID:GlFAprVY
>>462 >あなたの書き方だと鍛錬の必要性がないかのように感じます。
いや、
>>460さんの「鍛錬の概念を持たない」といった書き込みに対して答えたもので、僕自身は
>>459にもあるように、鍛錬と実戦を両方兼ね備えていると思ってました。
よく考えてみると新垣清先生の本にもあるように、やはり身体操作方法や筋力増強のための意味合いも兼ねているかと思います。
ここは再び、460さんの登場を待たねばなりません。どうなのでしょうか?
もしかすると、一部の形は実戦用のみ、一部の形は両方兼ね備えており、そして残りは鍛錬用なのかもしれません。
まあ、実際は境界が曖昧で、特にカテゴリー分けする必要はないのでしょうが。
>たくさんの形をする弊害
本来はそうなのでしょうね。ですが、教える立場上より多くの形を分解も含めて理解しなくてはなりません。
師匠に聞けばいいのですが、師匠自身の持ち形(好きな形?)でないと分解までなかなか追及しておらず、曖昧なことがよくあります。
恐らく、セイサンは最近よくやっておられるので、訊けば答えてくれるかもしれませんね。
でも、そうしてしまうと、このスレの盛り上がりが・・・(苦笑)。
まあ、今度久しぶりに会うので訊いてみます。
464 :
糸東系指導員:03/12/03 15:46 ID:GlFAprVY
>一つだけヒントを引き手を使う突きと三戦のように反対の手をあげたままの突きとの威力を比べてみてください。
>またそのときの師匠や先輩などの体の使い方もよく観察してください。
ヒントを念頭に入れ、よく師匠の形を観察してみます。
アドバイスありがとうございます!
ところで、国体の選手なんかは突いた拳を中段外受けにせずに、そのまま素早く戻していますが、あれは形をよく見せるための演出なのでしょうか?
それとも、本来、外受けはしないで、そのまま戻すものなのでしょうか?
どうも、ただいまです(^^)/☆
マスク・ザ・レッド、ただいま見参っ☆
....と、いいたいところですが、ひさびさ家に帰ってだいぶ飲んでしまいました(^^;)
二十四歩の型解釈について、酔った自分では理解できそうになのでパスさせていただきます(^^;)
日曜までには自分も書き込みたいとおもいます。
が、糸東系指導員さんほどの回答は自分にはできないかもしれませんが....(^^;)
最初の動作は、三戦やスーパーリンペイでもお馴染みの動作ですが、実は恥ずかしながら僕はこの動作の意味を知りません。
誰か知っている方いらっしゃいますか?
単純に、相手の攻撃を受けて突く動作を、鍛錬のために、もったいぶってや
っているだけなのでしょうか?
とりあえず、十三の型について。
>最初の動作は、三戦やスーパーリンペイでもお馴染みの動作ですが、実は恥ずかしながら僕はこの動作の意味を知りません。
>誰か知っている方いらっしゃいますか?
>単純に、相手の攻撃を受けて突く動作を、鍛錬のために、もったいぶってやっているだけなのでしょうか?
まずは確認ですが、那覇手系の十三についてですね?
少々話題がズレますが、首里手十三について。
自分が沖縄の少林寺流の中里常延先生の道場にお邪魔させていただいたとき、中里先生から貴重な話を聞きました。
「喜屋武先生は、十三の型を鍛錬型として非常に好きであられた。
剛柔流の宮城先生とも親交があり、宮城先生の三戦の型を非常に高く評価していた。
が、宮城先生から、『三戦の型を教えましょうか?』との打診を受けたとき、
『自分は流派が違うから、この十三の型で鍛錬するよ』
と言って断ったそうですよ。」
即ち、少林寺流と、首里手のいつくかの系統においては、この十三の型こそ、呼吸法などを鍛える非常に重要な型として鍛錬されていた、という証明かと思います。
あ、書き間違えた(^^;)
糸東系指導員さんの文面の引用を余分な部分までしてるし、「>」のマークも忘れていました。すみませんm(__)m
さて、那覇手十三の前半動作についてですが。
自分は、「これはやはり鍛錬動作である」との説を採らせていただきます。
というより、十三と三戦をの型を比較すると、むしろ十三の型の方が歴史が古く、十三の型の鍛錬部分を独立して創案された型が三戦ではないか?
と、思えるからです。
(首里手が十三の型しかなく、三戦、三十六などが伝わっていないのはそのためではないか?とも考えます)
>片脚を上げながら両手を中段部へ掬い下段へ輪受けの部分
については、片足をあげる動作こそないものの、下段への輪受は、三戦にも出てくる動作です。
もともとの意味は貫手だそうですが。
両手による貫手の動作を少々演技的に行っている動作で、この動作が鍛錬として非常に優れて居るので三戦の型にも残った....のではないかと想像します。
今夜は頭がはっきりしないのでこのへんで(^^;)
また、明日からよろしくお願いいたしますm(__)m>ALL
467 :
糸東系指導員:03/12/04 22:30 ID:p660sFyW
セイサン色々とわかってきました。
月刊空手道で、パープーレンの記事があると聞いたものですから早速購入したのですが、そこにあるパープーレンの分解がヒントとなりました。
いや、ヒントどころか、そのまんまです。
両手を掬って輪受けは、つまり、両手を捕まれたのを掬う動作によってはずし、両手で相手を突き飛ばしているのではないでしょうか?
下段の輪受けとなっているのは、恐らく、動作を様式化したものだと思います。
足を上げるのは、金的への攻撃を警戒してのことか、膝蹴りか前蹴りの意味合いがあるのではないでしょうか?
今日はスッキリとした気分で眠れそうです。
ネットを徘徊していて分かったんだが……。
平安を本土に広めた船越義珍の著書、空手道一路は代筆だったらしいです。
469 :
糸東系指導員:03/12/06 23:15 ID:lt0A3MGe
このスレはイマイチ盛り上がりに欠けますね。
みんな、分解に興味がないのでしょうか?
それとも、「平安」のみに限定してると考えてるから、見てもいないのでしょうかね?
空手の理解を深める上で、形の研究は欠かせないと思います。
本来ならば、分解は自分自身の力で探るものなのでしょうが、ネットという便利なツールを活かして、より理解を深めようと思ってました。
しかし、あまり意見を出す人が少なく、このスレの意義が失われつつあるようですね。
>469
>しかし、あまり意見を出す人が少なく、
>このスレの意義が失われつつあるようですね。
まあ、そうあせらずに。何事にも波ってもんはあります。
昔のスレとかは、それを承知でのんびりやって1000まで
行ったり、パート2、3とか行ったりしたもんです。
今は書き込みが少ないかも知れませんが、こうやって俺みたいに
読んでる人はいます。話の流れによっては書き込みをする場合も
あります。それを促すような書き込みをすればいいだけでして、
意義が失われつつある、などと断言するのはいささか早計ですよ。
糸東系指導員さんが書き込んでる時点で、既にその意義は失われてないのですから。
471 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/06 23:52 ID:uWFVkRv4
平安とスレタイに入ってるもんでノーチェックでしたが、十三とかのはなしも
あったんですね。
私は剛柔流ですが那覇手の十三は最初の三歩に具体的な用法があります。
というか三戦も転掌もすべて具体的な用法があり、その上で鍛錬用として
稽古しています(あくまでじぶんのところではです)。
で、型は
各動作によって示されている動作の理とそれを具体化した分解があり
(だから分解は一動作に対して複数ある)
その理に則った技をこなすために必要な体の使い方が示されているから
体の使い方を鍛錬する要素も当然含むというのが私の今の理解です。
(昔どこぞのMLでもにた話を書きましたが)
だからこの動作は鍛錬に向いた動作であるという部分も当然ありますが
「用法がない」とそこで終了してしまうともったいないかと思います。
偉そうなこと書きましたが、具体的な用法は門外にいうことは禁じられてますので
なんとも舌足らずで終わりますが、ご勘弁をください。
こんな書き込みたくてもそれが許されないものも楽しんでいるのだと考えて
気長に続けていただけるとありがたいかと思います。
472 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/07 06:12 ID:Qm4WRPEs
知っていると書けないというのもあって知らないうちがああでもないこうでもないと試行錯誤できる、それが楽しいのですよ。
本当のところに気づくとああこれはやばいかもと思うのでまあそう言う事です。
うう〜〜ん。
二十四の解釈を考えてみましたが、糸東系指導員さんほどのいい解釈ができませんm(__)m
自分なりに考えてみたのが、
1:左前屈、右手(手刀or貫手(?))を上段に振り上げ、左手は下段押さえ
は、相手の攻撃を左手で捌きながら上段右貫手
2:右足を左足に引きつけ閉足立ち、左手を右手に重ねる
は、左足を詰めながら(ただし、実際には足幅を狭める程度)左貫手。または、掌底重ね打ち
....というものです。
....使えなくはないですが、ストレート過ぎますでしょうか?
少々スキも大きいですし(^^;)
ドラヰモンさん、書き込みありがとうございますm(__)m
今後ともよろしくおねがいします!
自分としても、糸東系指導員さんの書き込みが非常にありがたいですm(__)m
こんごともよろしくお願いします(^^)/>糸東系指導員さん
471さんの書き込みは非常に気になります(>_<)
門外秘とあっては、ここに公開してもらうわけにはいかないでしょうが....(;_;)
475 :
糸東系指導員:03/12/08 09:40 ID:8hcXQtj4
良かった。書き込みが少し増えてますね。
いつも書き込んでもリアクションがないので不安になってました。
ドラヰモン様ありがとうございます。
>>471 やはり、鍛錬と実用の両方が兼ね合っていると僕も思います。
昨日の稽古で師匠がうちの道場に来てくださったので、セイサンの分解を訊きました。
両手を中段の位置に上げて下げる動作は、やはり受けと攻撃だそうです。
ただ会によっては解釈が違い、例えば糸東会では、両方とも受けだと言ってました。
師匠は、それだとおかしいとも言ってましたが。
セイサンはだいぶ上達したので、試合に出せるかもしれないです。
奥が深くて、最近凄く好きな形です。
>473
それは多分、松濤館流か和道流のニーセーシではないでしょうか?
というのも糸東流では、上げた手を下げて両手を合わせるものですから・・・。
昨日は組手を徹底的に直されましたね。最近、組手がどうもダメで。
で、師匠とさんざん飲んだので今日は二日酔いで、とても気持ちが悪いです。
しかも、今日も飲まなきゃいけないんだよなあ・・・。おえ。
476 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/08 10:12 ID:KBIJT9Z1
ナショナルの空気清浄機のCMで男の子がやってる型はナカナカのものだ。
特に連突きは見事。
477 :
平安狂:03/12/08 10:22 ID:/373n75v
この名前でここでかかないのはやっぱりどうかと思うので皆さん宜しく。
組手、不調なんですか?
私は先日組手が不調でやりながらああでもない、こうでもないと思いながらやってました。
でもその後基本をやっていたときにいろいろな気づきがあって、まだそれが組手に生かせるところまでは行っていませんが
いい感じです。
糸東系指導員様もいろいろ勉強されているようだし質的な変換が起こる時期なのかもしれませんよ。
478 :
糸東系指導員:03/12/08 13:25 ID:8hcXQtj4
>477
平安狂様
>質的な変換が起こる時期なのかもしれませんよ。
そうかもしれません。色々な情報をまだ処理しきれてないのかもしれません。
メンタル的に鍛えないとダメなようです。昔の人はこういうとき、どうしたのでしょうね?
練習相手もいないので、困ってました。
師匠には約束組手をよくやるように言われたので、何とかうちの道場の人に頼んでみるつもりです。
なぜか、みんな僕と組手の練習をしたがらないんですよ・・・。
479 :
マスク・ザ・レッド:03/12/08 22:08 ID:vv9WhmJM
約束組手ですか。非常に大事な鍛錬方法ですよね。
そもそも、例えば日本の古武道の各流剣術・柔術などの形(型)は、空手から見れば約束組手の範疇に入るかと思います。
即ち、「相対形」といえるかと思います。
東南アジア各地にある武術は、多くはこの「相対形」の稽古体系を持っていると聞いたことがあります。
が、投げ技の比較的多い日本柔術はともかく、打撃技の多い中国武術は、これを安全に行うため、「相対形」の「甲・乙」の動作を独りで行う「単独形」を生み出しました。
そして、さらに南派拳法の一部は(北派にもあるでしょうか(?))、鍛錬を重視するため、左右に均等な技法が多い、バランスの良い「相対形」を生み出しました。
空手の型の原型となったのは、この3つめのタイプの武術のようです。
形(型)を分解して稽古する約束組手は、3つめのタイプの武術から、1つめのタイプの武術へ技法を紐解いて行くことになるわけです。
そう考えると、約束組手は非常に重要な型(形)の鍛錬、と言えるかと思います。
480 :
平安狂:03/12/08 23:29 ID:/373n75v
約束組手はいい練習ですね。
>なぜか、みんな僕と組手の練習をしたがらないんですよ・・・。
糸東系指導員様の技がよく効いているからではないですか?
形だけの組手をするなら嫌がらないのでしょうけれど。
481 :
糸東系指導員:03/12/09 10:10 ID:0lD4N9T5
>>479 マスク・ザ・レッド様
相変わらず、ためになるレスですね。
僕は最近、形は、競技組手にも充分応用できると考えてます。
そのためには、約束組手で実験を重ねないといけないのだと思います。
また、実際の用法としても、自分が考えた分解が通じるかどうかの実験も必要です。
思うに、ほとんどの分解は実際に実験されてなく、使えないものばかりだと思います。
それが、きっと、形と組手を全くの別物として誤解されてしまう原因なのではないでしょうか。
やはり、約束組手を繰り返し練習し、更に自由組手で使えるようにしなくてはなりませんね。
>>480 平安狂様
>技がよく効いているからではないですか?
う〜ん、どうでしょう?
以前、同輩に訊いたところ、僕には乱暴なイメージがあるらしく、それでみんな怖がるのかもしれないと言ってました。
しかし、ラフな組手をやっていたのは、もうだいぶ前の話で、今はホントに気を使って組手をやっているのですが・・・。
逆にそれがクセとなってしまい、調子が悪いのかもしれません。
やはり、メンタル的な原因みたいです。
482 :
平安狂:03/12/09 10:16 ID:bhcn2+LZ
ラフなイメージなんですか?
でも桧垣先生のところの分解実験でも皆さん書いているように、
脱力して本当に使えるように身体操作をすれば危なくてしょうがない。
防具無しでは分解実験ができないらしいですよ。
現実にこのあいだも絶対に止めるつもりで突いた突きがいままで自分がイメージしていたものより深く入って・・・。
483 :
糸東系指導員:03/12/09 20:46 ID:2BHKRP4Q
>>482 平安狂様
>現実にこのあいだも絶対に止めるつもりで突いた突きがいままで自分がイメージしていたものより深く入って・・・。
身体操作が今までと違うのでしょうか?ちょっと詳しくお聞きしたいです。
484 :
マスク・ザ・レッド:03/12/09 22:57 ID:y4m01Syz
さて、ひさびさ(いいのか、これで((^^;)))平安の型の話題を....
松濤館流は別として、平安五段の多くは、最後の動作が
後ろ正面方向に、右前屈立、諸手受けの姿勢より
1:正面に振り向き(反前屈立)左手正面に下段払い、右手は高く上段外受の(下段払い・外受け)の姿勢を取る。
2:左足少し引き、右足を正面右45度の方向に出して左右逆の反前屈立、右手下段払い、左て高く上段外受の(下段払い・外受け)の姿勢を取る。
終わり:右足を引き、構えに戻る
....の、ような動作をするかと思います。
で、この動作なのですが、最初の技は演武線正面方向、二回目は右ナナメ45度方向と、左右のバランスが取れていません。
平安の型全体を見渡して、このようなアンバランスは他にないと思います。
「平安」の最後を締めくくる平安五段の最後の動作が左右アンバランス....というのはどうにも理解でき兼ねるのですが、皆さんはどうお感じになるでしょうか??
485 :
マスク・ザ・レッド:03/12/09 22:59 ID:y4m01Syz
お話から察するに、平安狂さんも糸東系指導員さんも、相当に約束組手の鍛錬を重ねているようですね(^^)
自分も負けずに鍛錬を続けなければ.....
486 :
糸東系指導員:03/12/10 01:01 ID:1Inz6lSx
>>484 マスク・ザ・レッド様
そもそも、僕には、片手下段払い、片手上段外受けの、あの動作の意味がわかりません。
よく聞くのは、下段払いは受けで、上段外受けは構え、もしくは、行くぞ、と見せかけて他の技出すためのフェイントというヤツですが、全く納得がいきません。
僕が考えたのは、左手下段払い右手上段外受けの場合、相手の左拳を右握拳で後方へいなしつつ、左拳で腹部を攻撃、もしくは、左下段払いは、相手の右手を制してるというものです。
後者の場合、相当に脱力と膝の抜きが出来てないと不可能ですね・・・。
後屈立ちなのは、接近しながらも、有効な打撃を与えるよう相手との距離を保つためかと。
で、ご質問の僕の回答なのですが、今、突然いい分解を思い付いたので、長くなりそうなので明日アップします。
もう、寝たいので・・・。
>>485 いや、上記のような理由や、やはり指導の立場もあり、対人での練習はほとんどしてません。
ですから、組手は全然ダメです。
鍛え直すために、何とか道場の人達に相手になってもらおうと画策中です。
487 :
糸東系指導員:03/12/10 09:52 ID:7lxK3HKM
さて、平安五段の最後の部分の分解です。
まず、後ろ正面への前屈での支え受け(右腕中段外受け、左拳支え)ですが、これは、相手の左拳を右腕中段外受けで受け、左拳で中段突き、もしくは、相手の右拳を制してます。
相手の右拳の上にこちらの左拳を乗せながらの攻撃でもいかもしれません。
ちなみに、この技は相当接近して行わないと、相手の右拳を制することは出来ません。
そして、次の動作、左拳下段払いの右拳上段外受けは、表演形の視線に惑わされると、僕のこれから説明する分解には辿り着くことは出来ません。
今まで、僕もですが、皆後ろに振り向くことに囚われてて無理のある解釈をして来ましたが、実は、これは後ろ正面に対する、支え受けの動作からの一連の流れだと思います。
どういうことかというと、まず上記のように相手に接近して支え受けで相手を制し、左拳の下段払いは、すなわち相手の右腕を後方へ引っ張ることであり、上段外受けは、アッパーカット、もしくは裏拳ではないかと。
そして、もう一回の後屈立ちとなっての右下段払い左上段外受けは、表演形の方向を気にしなければ、左手で掴んでいる相手の右腕を上方へ引っ張り、右拳で攻撃ということではないでしょうか。
つまり、足の位置はずっとそのままであり、最後に相手に対して後屈となるのは、最後の右拳の攻撃を有効にするため相手との距離を空けるためと、そのまま投げに入るためかと思います。
表演形で位置がおかしい理由は明確にはわかりませんが、演武線等の問題で形としての体裁を保つためではないでしょうか?
いかがですか、皆さん?
488 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/10 10:22 ID:XZbAJYOw
>>483 少し前から基本の前屈の移動中での骨盤のスライド、膝の抜きへの意識が変わりました。
しばらくして自由組手の中段突きが以前より深くすっと入ることができるようになりました。
やはり手を抜かずに、これぐらいどってことないだろうと思いながらやっていたことを見直した結果です。
しかしこれなんかも以前から皆さん指摘のことなのでまだまだ私は床を蹴るとかの意識にとらわれていてように思います。
489 :
桧垣源之助:03/12/10 12:38 ID:hEI18MPC
久々に見たら、平安の話題に戻っていますね。
>>442さん
なるほど、上地流でも同じようなものがあるのですか。該当する動作はビデオでみました。
私のところでも、明確にその場で踏み変えを行っている型はワンシュウ(松濤館呼称燕飛)だけです。師はこの部分について、「踏み替えの事」として文書に残しています。
平安五段
下段十字受けの後の後方への右内受け(外受け)、左支え手は、私のところでは受けではなく攻撃技と解釈しています。
この解釈はその前の動作から説明しなければわかりませんので、HPが復活したら、公開する予定です。
さらに、正面に向き直っての、後屈立ち下段払い+揚げ受け(卍受け)を2回行うところは、両方をセットで使う解釈です。
この部分は師が組手の中で何度か使われていました。
490 :
糸東系指導員:03/12/11 11:25 ID:ho5YqM0L
>>488 僕も2chで勉強するようになってから身体操作の認識が変わり、脱力や膝の抜きを意識するようになりました。
ですが僕の場合は、それが表面にまだ現れてきません。やはり対人の練習が足りないみたいです。
>>489 桧垣源之助様
サイトを早く復活して欲しいです。平安五段の分解とても楽しみです。
また形に対する意識が変わりそうです。
平安の形は公相君の簡易バージョンとよく言われてますが、五段はバッサイの理解にも役に立つと最近思ってます。
共通する動作が多いと思いませんか?
491 :
平安狂:03/12/11 11:49 ID:jAgCJWGN
>>490 公相君の簡易バージョンではなく首里手の古流の形の要点をまとめたものと聞いています。
だけど5段は他の形と趣が違いますよねえ。
他の平安の形はスポーツ的でも結構動けるけれど5段は空手の身体操作がきちんと必要です。
バッサイに含まれる動きはたしかに多いです。
492 :
マスク・ザ・レッド:03/12/12 00:20 ID:fpQuL8m5
あ、自分もそう思います。五段とパッサイの型は共通点が多いですよね(^^)
ところで、自分は五段のラスト2動作の下段払い・外受けは、外受け=受け、下段払い=下段攻撃
との解釈で稽古してます。
自分は、「反前屈立ち」の動作は、「前屈立ちで構えている」→「相手の攻撃をいなす過程で腰を切り、再び反撃に転じる刹那的姿勢」
と解釈しているもので....
493 :
諸行無常:03/12/12 09:07 ID:MrQ/Q3vg
連続して使うのは蹴りの受けからの投げ技である。
494 :
糸東系指導員:03/12/12 09:51 ID:YU5Y2VXv
>>491 平安狂様
>古流の形の要点をまとめたものと聞いています。
そうかもしれないですね。ただ、公相君の動作が一番多いと思いませんでしょうか?
>>492 マスク・ザ・レッド様
>「反前屈立ち」の動作は、「前屈立ちで構えている」→「相手の攻撃をいなす過程で腰を切り、再び反撃に転じる刹那的姿勢」
なるほど、一理ありますね。僕は半前屈を考慮に入れてませんでした。
>>493 諸行無常様
それは、平安二段(糸東流での)の最後の動作と同じ解釈ですね。それも一理ありますね。
最近、形に対する認識が変わりました。形とは何かと定義付けするために、色々と考えたのです。
まず、表演形とは何か。競技としては、やはりダンスもしくは体を使って表現するパフォーマンス・アートだと思います。
意味のない間があったり、早くやるべきところをゆっくりと行ったり、過剰に大きい動作をしたりと、様々な理由があります。
もちろん、一概にそうとは言えず、他人の目をごまかすために踊りっぽくわざと伝承した部分もあるはずですが。
僕はアート全般が好きなので、それはそれで個人的には好きです。しかし表演形の意味を考えると、空手を武道として捉えた場合、意味がないと思います。
表演形は基本的には、技の伝承だと思うので、僕は単純に順番と正しいカタチさえ覚えれば、特に表現に走る必要はないと考えてます。
しかし、ただカタチを覚えそれを反復するよりは、肉体の鍛錬や身体操作のために腰を落としたりオーバーに動いたりした方が効果的なので、競技的な形も意味が全くないとは言えないでしょう。
元々はそういった意味合いを兼ねて、形がああいうカタチになったのだと思います。
要するに、何が言いたいのかといったら、認識の仕方がおかしいのではないかということです。
重要なのは、カタチそのものではないはずです。
取り敢えず、今日はここまで。仕事に戻ります。
495 :
桧垣源之助:03/12/12 13:36 ID:235JyQwn
職場で「平成」と書こうとして「平安」と書いてしまった・・・
496 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/13 00:29 ID:sGIuXBD7
やっと全部読み終わりました。
古いネタを
平安3段の肘受け裏拳・・の解釈、活字で目にしたのが
昔沖縄の男性は普段帯に親指を掛けて居ったそうで、
普段の生活上とっさに受けようとしているのが、3段の
この動きだと書いてあったが、、、、
私は手首を取られたときの、相手を崩している技を教わりましたが。
497 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/13 00:43 ID:sGIuXBD7
496です
も一つ古い話
バッサイ大の後ろ上面四股立ち中段突き、構え、
この解釈は突いた手を捕られ、それを
左手で払い、右手で打ち。まー色々考えられますが
今私は、構えた時に、身体内の力の充実の様な物を感じ、
その時に上側に有る力・意識を次に一挙に前方四股立ちで
下へ落とします。
この時は、バッタンと体は左足を軸に回転しません、
小さく早く大きく一挙に落とします。
498 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/12/13 00:45 ID:cgY0/b0/
>496
>私は手首を取られたときの、相手を崩している技を教わりましたが。
出来ればこの解釈を教えてほしいです。お願いします。
499 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/13 01:43 ID:WCtqG/j/
>この時は、バッタンと体は左足を軸に回転しません、
>小さく早く大きく一挙に落とします。
回ってみえる動作。本当は回転しないっていうのがみそですよねえ。
>昔沖縄の男性は普段帯に親指を掛けて居ったそうで、
懐手というやつですか?
平安三段の肘受け裏拳は、とっさの時に使える技なので好きですね。
501 :
諸行無常:03/12/13 15:26 ID:CyIi1fl1
糸東系様。突然の新入りのコメントに対してのお返事ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
>>493 :諸行無常さん
さすがです。その箇所は投げとして解釈しています。
今後ともよろしくお願いします。
494 :糸東系指導員さん
>重要なのは、カタチそのものではないはずです。
私も同様に思います。
>皆様
新しいドメインでHP再開しました。
http://higaki.info/index.html 平安五段 ジャンプの箇所の分解掲載しました。
前に、マスクさんが書いて有ったのと似ています。
よろしくお願いします。
503 :
496:03/12/13 22:35 ID:sGIuXBD7
498さんへ
>>私は手首を取られたときの、相手を崩している技を教わりましたが。
>出来ればこの解釈を教えてほしいです。お願いします。
右腰に在る右手の手首を相手が掴んできます。
その相手の小手を左手で押さえ。
右肩を入れるように、体を前下方へ捻ります。
結果相手は小手を決められて、その場に崩れます。
崩す話で、こちらの古いネタをまたまた一つ。
ローハイ。一番最初合気上げと同じことをしています。
そこから横に四股ではなく、前、相手の背後に右足を進め、
右手を相手の胸の前へ伸ばし腰を落とすと相手を崩せますね、
または右横ではなく後ろに、手と足を同時に出し、掴まれた手を払い、
左へ突くと、この場合は正面の相手に突けます。
最初から色んな解釈を教えても知識だけで実につき難いが。
決まった「型」として教え込んでおいてからだと、
数年後には聞くだけで、技が出来る。そう「口伝」になりますね。
499さんへ
>回ってみえる動作。本当は回転しないっていうのがみそですよねえ。
型を色んなテーマを持って稽古した中で方向転換もよくしました。
500さんへ
>懐手というやつですか?
>平安三段の肘受け裏拳は、とっさの時に使える技なので好きですね。
何で目にしたのか憶えていなくて、>懐手。そーなんでしたっけ。
型の技がとっさに出るのって理想ですよね。
504 :
マスク・ザ・レッド:03/12/14 00:14 ID:KJZLbGuZ
>496さん
平安三段にの「肘受け」に関する貴重な書き込みありがとうございますm(__)m
ところで、497の
>バッサイ大の後ろ上面四股立ち中段突き、構え、
という動作がバッサイの型のどの動作かよくわかりません。
その前後の動作も説明していただけますでしょうか??
505 :
マスク・ザ・レッド:03/12/14 00:21 ID:KJZLbGuZ
檜垣さん、新しいドメイン取得おめでとうございます\(^o^)/
僭越ながら、ネットで空手道の技法を世に問う、というのは、ある意味、
「琉球拳法 唐手」を発行された事により、「書籍」によって「空手道」を世に広めようとした船越先生の心意気に近いものがあるかと考えます。
今後ともご活躍されることを期待いたします。
506 :
496:03/12/14 01:04 ID:Cd574Ezh
マスク・ザ・レッドさんへ、突然現れて失礼いたしました。
以前の書き込みです。
>291
>右足前猫足立、右手刀受けの構えより、
>1:右足を引いて閉足立となりつつ、両手上受(輪受)
>次いで右足を進めて基立(浅前屈立)両腕による挟み打ち
>さらに寄足に両足を進めて四股立(体は横方向を向く)右拳中段突(体の真右に拳を突き出す)
>2:....という動作より、視点を正面に戻し、左足をゆっくり引きつけて閉足立、左下段払、右外受の「仏構え」となる(この挙動はゆっくりと行う)
ここです。この突き・「仏構え」・四股立ち下段払い。です。
失礼いたしました。
507 :
496:03/12/14 01:13 ID:Cd574Ezh
失礼ついでに。
>292
>右足を大きく踏み出し、上半身は左旋回しているにも関わらず、右手が下段払、という、わざわざ胴体の運動のベクトルを帳消しにするような動作をする点に疑問を感じます。
>これが受け技であるなら、右手は
これについて少し疑問に思い497で以下の書き込みをさせていただきました
>この時は、バッタンと体は左足を軸に回転しません、
>小さく早く大きく一挙に落とします。
私の右手は回転運動をせずに真直ぐ斜め下方へ落ちていきます。
体の動きとも調和しています。
きっと私よりも技術も知識も上である、マスク・ザ・レッドさんへ反論する訳ではなく、
こんな奴こんな動き考えも在ると思い、温かく見てやってください。
508 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/14 09:32 ID:kfCH0XAn
>>502 あのう、桧垣先生のサイト見れますか?ぜんぜん表示されないんですけど。
>>505 マスクさん
船越先生と比べられても困りますが、これからもがんばりまーす。
>>502さん
上のURLで入れませんか。なんでだろ。
510 :
糸東系指導員:03/12/15 10:03 ID:b30gTs3z
>>503 496様
ローハイの分解いいですね!とても合理的です。合気上げと同じとはどういうことなのでしょうか?
どういった動作を合気上げというのでしょうか?
ところで、今さらながら公相君の最初の腕をグルリと回す動作の分解が、僕なりにですが、わかりましたので報告を。
相手の右拳を右足を左に動かして両手開手で上段もしくは中段部をガードしながらいなし、接近して右手で金的を攻撃ではないかと。
左手は確実に金的を潰すために、相手の尻を押さえているのでは?相手の攻撃に対して、左完全半身になりながらあの動作をすれば、納得出来るはずです。
いかがでしょうか?
511 :
諸行無常:03/12/15 14:49 ID:ncaoFZIh
マツムラローハイの平行手刀受けは基本的に突き技に対する受けからの逆取りであります。
512 :
糸東系指導員:03/12/16 09:38 ID:FiZ7h8sf
>>511 諸行無常様
逆取りとは、腕の外側に相手の突きを持っていくのではなく、内側に持っていくということでしょうか?
確かに、そうして相手の腕を捕らえ、次の動作で投げに入るというのは合理的です。
例の鷺足となる部分はどういう解釈ですか?それと、後半の腰から両手を前方に突き出す動作はどういう意味なのでしょうか?
僕の師匠は、タックルをはずしていると言ってましたが、前後の動作との関連が薄く正直納得出来ません。
513 :
諸行無常:03/12/16 12:45 ID:5M8+A3WI
糸東系様
タックルはずしは前鷺足立ちの部分か腰から両掌を差し出す部分なのかどちらでしょう?
鷺足部分は糸東会では相手の下段前けりをひざで内受け(ひざ返し)し、そのまま足を降ろさずにその足で下段(金的)前蹴りです。
失礼ですが糸東系さんならご存知のはずかと。
また、両掌の前方への突き出しは必ずしも両手を使うのではなく蹴りもしくは中段の突きを受け流しとして使います。
この場合、前動作とは連絡していませんが後の諸手(上、中段)突きには連動可能です。
514 :
諸行無常:03/12/16 13:01 ID:5M8+A3WI
鷺足の糸東流系
前蹴り〜刻み(順突き)に対して
前蹴りを受けるもしくは当たらないほどの間合いで前鷺足手刀下段払い(左手は構え)
の動作の後、(左、横打ち、右平貫手〜裏投げ、突き)となります。
左手構えの動作は不意に何か迫ったとき片手は下段、片手は上段に位置しませんか?
これは自然本能の動作であり、バランスといわれればバランスだと言えなくもない部分だと思います。
515 :
糸東系指導員:03/12/16 20:11 ID:MAljkHv1
>>513 諸行無常様
>タックルはずしは前鷺足立ちの部分か腰から両掌を差し出す部分なのかどちらでしょう?
両手を出す部分のことです。手を前に出しているのに、相手の突きを流しているとは、ちょっとイメージがしづらいですね・・・。
鷺足の部分は、またまた独自の分解を思い付きそうです。やはり、一般的な分解は僕には納得が出来ません。
僕は、空手の形は合理的で無駄がないと考えています。鷺足から鉤突きまでの動作は、左右対称にやらずに常に同じ方の手を使うのにもわけがあると思うのです。
また、僕は、両方の手を使う動作は、必ずどちらも使うものと考えてます。必ず一連の流れにあり、合理的な答えが導き出されるはずです。
まだわからないですが、後ほど僕の見解をアップしたいと思います。
3歩ただ歩くところがありますが、あそこにも何か意味がありそうです。
形として整えるためだとすると、終了時に開始線よりもはるかに前方に出てしまいますので矛盾しています。
3歩も歩く意味・・・。これは難しい。鷺足への繋ぎかもしれないですね。
これも考えてみます。
516 :
496:03/12/16 21:36 ID:VFGauDNC
糸東系指導員さんへ
合気上げ=大東流合気柔術 呼吸上げ=合気道
2人が向かい合い、両手を正面の手で片手ずつ捕まれます。
座って行う場合は太股の上に手を置く。
捕まれた手を上に上げるだけ。ローハイの第1挙動と同じ動作を行います。
この練習で力に力で対抗しない感覚を養う(のかな)
相手の肩が詰まる、体が居つく(踵が上がる)などの状態を合気が掛かっている
と言う会派も有ります。
上手く行うと(合気が掛かった状態)その後は、投げるも崩すも逆を取るのも自
由自在。
大東流の佐川師範が合気上げで合気を体得されたことも有り、
合気上げを重要視する人は結構います。
>鷺足から鉤突きまでの動作は、左右対称にやらずに常に同じ方の手を使うのにもわけがあると思うのです
ワンカンの型もそうですが、泊手は、両方を鍛えることをせず、片方だけ繰り返し鍛える動作が多いですね。
しかし、泊手だけでもなく、例えば剛柔流でも根元にあたる三十六や一百零八でも、
三十六:左外受け→右前蹴り→右縦エンピ→左逆突き→右足刀関節蹴り
の、動作を四回も繰り返しますし(ラスト1回のみ関節蹴りがないが)
一百零八:左回し受け→右回し受け→右裏掛け受け→右掛け受け→左貫手
左鶏口拳構え→右鶏口拳追い突き→両手下段払い
右手上の諸手突き→右拳で押さえ→左逆突き
の三種の動作を片方だけ四回繰り返し....という左右不対照の動作はいくらでもあります。
総じて、古い型ほど左右不対照、新しい型ほど左右対照、なのではないか、と、自分は考えています。
(ここで言う「古い」とは、南派中国拳法としての成立の意味で。琉球に伝わった時期では、無論、首里手の方が那覇手よりも古いですが)
>3歩ただ歩くところがありますが、あそこにも何か意味がありそうです。
こちらは難しそうですね。
自分は、「通常に歩いている」を示す型での表現....かと解釈していますが....
>合気上げ=大東流合気柔術 呼吸上げ=合気道
いや、「空手の型で『合気上げ』の解釈」は初めてです。
が。
....確かに、そう考えるとムリのない動作ではありますね。
自分も、「相手の運動エネルギー(?)を逆利用するための基礎訓練」の意味で、たまに畳に正座して相対させ、両腕を掴ませて合気上げで投げる練習....程度はたまに子供達にもさせてますが(^^;)
(もともとは大東流の技法で、前後左右四方向、斜め四方向合わせて八方向に相手を投げるという鍛錬方法ですよね?)
が、さすがに合気道とは本来的に接点のない中国南派武術と古流唐手で「合気上げ」の解釈は正直突飛かとは思います。
(が、それが「使える」技法であるなら稽古はすべきですよね(^^) )
518 :
糸東系指導員:03/12/17 09:26 ID:VK4Ti9N4
>>516 496様
なんとなくイメージ出来ました。武道関係の本とかにもよく載っているアレですね。
昨日、月刊空手道のパープーレンの記事を読み返していたところ、似たような分解がありますね。
原型に近い形を継承している方の話はとても参考になります。
>>517 マスク・ザ・レッド様
単に利き腕とかの問題かもしれないですね。
一応、昨晩試行錯誤して考えたローハイの分解をアップします。
@最初の鷺足から鉤突きまでの動作は、相手が右拳で突いてきたのを右下段払いと体捌きでかわし、右手で腕を取って引っ張りながら左拳で突き、更にその左手で相手の肩口を掴み、引き寄せて右拳で突き。
Aふたつめの鷺足から鉤突きまでの動作は、相手がこちらの右腕を掴んで右拳で突いてきたのを、体捌きと左手の上段受けでかわし、相手の右腕を左手で掴んで自分の右手の方へ持っていき、
掴まれた腕を外しながらその相手の右腕を右手で掴み、引っ張りながら左拳で突き更に掴んで引っ張って右拳で突きます。
その後の、波返ししてからの突きは、Aの順序で反撃したあと、相手をひっくり返してとどめかと。
Bみっつめの鷺足から鉤突きまでの動作は、@とAのどちらの分解でもいいのですが、その後の腰から両手を突き出す動作は、自分と相手との距離に関係あるのではないかと。
つまり、鉤突きしたあと、相手の距離が自分よりも離れていれば(とはいっても、結構近いのですが)、相手の右腕を掴んで前下方へ押しやりながら、右手の平で金的を攻撃かと。
@とAとBの鉤突きのあとの動作の違いは、相手との距離の違いではないかと僕は思います。
@は中距離、Aは近距離、Bは長距離といった感じです。とはいっても数センチの差だと思いますが。
ちなみに3歩歩くところは、はっきり言ってわかりませんでした・・・。
もしかしたら、合気的な意味合いがあるのかも。
マスク・ザ・レッド様がおっしゃる通り、歩いているところを急に襲われたときの対処を表しているのかもしれないですね。
いかがでしょうか?
519 :
糸東系指導員:03/12/17 09:29 ID:VK4Ti9N4
>>518 書き忘れましたが、鷺足には2つの意味があると僕は考えます。
ひとつは、ガードと蹴り。もうひとつは、新垣先生の言う、仮想の重心をつくるためではないかと。
520 :
マスク・ザ・レッド:03/12/17 21:45 ID:N6FSJPUl
糸東系指導員さん、相変わらず非常に良く考えた解釈かと思います。
3度出てくる同種の受けを、「近距離」「中距離」「遠距離」で使い分ける、という発想は非常に独創的で素晴らしいと思います。
その他、考えらえる解釈として、
鷺足立ちによる受けですから、「隠し技」としての金的蹴りが受けの動作の後に入っているはずです。
また、相手の右の蹴りに対しての受けとして使うと、受け終わったあとに相手の右足をヒッカけて、そのまま相手を投げ倒すことができます。
(この技法を「入り身投げ」とも言うそうです)
泊手のワンカンの片足をあげる動作も、同様の入り身投げ、あるいは返し蹴りの動作が隠されていると言われているそうです。
521 :
糸東系指導員:03/12/18 09:26 ID:ol0dj7Wq
>>520 マスク・ザ・レッド様
お誉めに預かり恐縮です。ですが、ちょっと
>>518を訂正させて下さい。
上記の@の動作は、相手の蹴りから突きへの連続技の受けでも構わないと思います。
僕は基本的に、空手は相手に2回も攻撃をさせないと思いますが、ときとしてはそういう場合もあり、連続技を裁くのにも適していると思います。
>また、相手の右の蹴りに対しての受けとして使うと、受け終わったあとに相手の右足をヒッカけて、そのまま相手を投げ倒すことができます。
その技は検証の価値ありですね。最近、投げ技の研究もしようと思っているところなので。
522 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/18 21:31 ID:weqvQHpa
平安と言えば富名腰先生。
本日夕刻、復刻じゃなくて初版(?)の「錬臍護身 唐手術」を
手に入れました。昭和三年五月八版と書いてあるだけあって表紙が
セロテープで補強してあるのはご愛嬌。中はちゃんと読めました。
気になったのは、平安初段の第一動作(両手を左側面上段に挙げ
るヤツ)の解説が、「不意に左側面より突き込んだ手を左で受け
右攻撃の姿勢」となっていた事です。
他にも二十四動作の諸手前屈立ちから転身しての下段払いが、
「前内受けをすると同時に後ろより蹴る脚を急に振り向いて
打ち払うところ」とかあったり、しまいには公相君は八人と
戦う為の手とか称したりで、もうやりたい放題。
動作終了の直れの姿勢に復した、清々しい表情の船越先生の
写真に思わずツッコミを入れたくなりました。
まだ出だししか読んでいませんが、この先どれ程信じて読ん
でいけばよいのやら…とほほ。一つ収穫は三十八頁(足の出方
其の一)で足先蹴りと思わしき技についての記述があったこと。
上地びいきの俺には、首里手にもやっぱあったんだって少し嬉し
くなりました。長い割には、情報の少ない書き込みでスマンです。
523 :
マスク・ザ・レッド:03/12/18 22:45 ID:sbiZV4A1
>522
その件については、檜垣さんのHPに依れば、琉球秘伝の唐手術を日本本土に紹介するにあたっって、
その「秘伝」とされる重要技については「秘密協定」のために日本本土に紹介できなかった....と、あります。
>522
レスありがとうございます。桧垣先生のHPの存在はすでに
知っていましたが、やはり現実(当時普及された本)を目の
当たりにしてしまうと、その真実味が余計強く実感いたします。
本の内容は100%嘘というのではなく、ちゃんとタメになったり
参考になる情報や箇所などが点在するので、余計に取捨選択が
難しく、どれを信じてよいのやら…と思ったしだいであります。
それはそれとして、どうでもいいが三十八頁の写真は貫禄あり
すぎ。夜道であんな風体の先生に出会ったらと思うと、ガクブル。
525 :
三流競技空手人:03/12/19 12:31 ID:wOKEY4Yt
祝!檜垣様のサイト復活!ですね。
さて、平安5段のジャンプですが、投げの様式化であるというのは真髄だと思います。
それに関連して、
最近、巷で話題の甲野善紀さんが、ご本人曰く、”最新の技”と称しているのが
(この辺が大変かわいいと思うのですが)”平蜘蛛返し”です。実際体験させて
いただきましたが、四つん這いなどになっている相手を、足を踏ん張るのではなくて
足底を”垂直離陸”させて、自分の身体自体はむしろ”浮き”をかけて、
一種の捨て身技的身体操作によって一気に持ち上げるという技です。
(私はちゃぶ台返しといって喜んでいるのですが・・・・)
空手の投げが、ジャンプとして隠されているのは、実は、近代柔道などのように、力で
踏ん張って投げ飛ばすのではなくって、甲野善紀さんのいっているような身体の
使い方なのではないのかな、少なくとも、力ずくってことではないのでは?
・・・って愚考して喜んでいる今日、この頃です。(やっぱりバカ?)
(檜垣様の分解公開にいつも狂喜していますが、真の”術”までは判らないので
多分、その部が本当に、凄まじいのだろうなあっと思います。)
526 :
平安狂:03/12/19 13:28 ID:V250Q78s
空手の投げがダブルツイストや浮き身と落下、膝の抜き・・・
などでできているのは他の技の身体操作と同じです。
しかし投げでのダブルツイストの効果は驚くほどで
実際に使えるひとにやってもらうとビックリしますよ。
そしてできる人の指導の時にはたしかにできるのですが少しするとできなくなる。
これが凡人のなさけない所です。
>三流競技空手人様
ありがとうございます。
喜んでもらえると、調子に乗って書きたくなります。(^^
>524様
確かに取捨選択は難しいですね。
口伝の多くは、その基準と成りうると思います。
>糸東系指導員様
いつも、なるほどと思って呼んでいます。
528 :
糸東系指導員:03/12/20 23:52 ID:x0TFtUgW
>>526 平安狂様
ダブルツイストを投げに使うというのは、一体どういうことなのでしょうか?
詳しく聞きたいです。よろしくお願いします。
529 :
爺:03/12/21 12:12 ID:TymmsZ8k
マスク・ザ・レッドさん。
1月5日に関西でOFF会がありますが、まだ参加者が少ないです。
もし、良かったらご参加どうぞ。
誰でも参加OKですか。
場所と時間について教えてください。
531 :
悪魔:03/12/22 12:27 ID:N5jhbJ7b
| …
|
|
|
|∧ …
||▲
|v )
|/
|∧∬ …
||▲|jヽ
|v )⌒ヽ
|/
|_∧ ∬
| |▲/|ヽ丶 …
|-v )⌒⌒´ヽ
|___ノ
532 :
悪魔:03/12/22 12:48 ID:N5jhbJ7b
>>530 元々知り合いコテハンのみのオフでしたが、
参加者が少ないため、数人程度ならOKです。
|∧∬ …
||▲|jヽ
|v )⌒ヽ
|/
533 :
悪魔:03/12/22 12:49 ID:N5jhbJ7b
534 :
悪魔:03/12/22 12:54 ID:N5jhbJ7b
535 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/22 16:27 ID:GqlkldfI
ダブルツイストってどんな体の使い方か分からないでつ(´・д ・`)
桧垣先生のHP見たけど、見つけられなかった……。教えてください。
536 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/22 17:06 ID:3lZCssnC
537 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/22 19:53 ID:OM2T/V7M
>536
ID『3lZCssnC』。
お前はさっきからその動画ばっか貼り付けてるけど、一体何がしたいんだ?
その動画は武板ではさんざんがいしゅつなんだよ。1つのスレで貼れば充分
だろ? 武板の動画専門のスレで貼ったにも関わらず、他にもあちこちに貼
るのはやめれ。上地流修行者の仕業だと思われて、上地流れが下品に見られる。
>上地流修行者の仕業だと思われて、上地流れが下品に見られる。
間違い。
上地流が下品に見られる、だ。
539 :
爺:03/12/23 09:32 ID:uMPZ0uBv
私もダブルツイストとはどういうことなのか、良く分かりません。
もっと、詳しく教えて下さい。
540 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/23 10:03 ID:gm6kBCMb
ダブルツイスト=腰をキュキュと入れる奴です。
伝統派ならいろいろな名前でほとんどのところにあると思いますが。
腰の切り戻しとか切り替えしとか・・・
突きでも使っているし受けでもなんでも使っていると思います。
その効果と用法がちゃんとわかって使えばとても効果の高いものです。
(形試合でタイミングがずれて使っているのは情けなかったりする。)
相撲見ているほうが分りやすい
541 :
マスク・ザ・レッド:03/12/23 13:49 ID:cd8wVvF+
>爺さん
オフ会へのお誘い、ありがとうございます。
申し訳ありませんが、自分は関東在住で、関西でのオフ会参加というのは非常に厳しい状況です(^^;)
空手or徒手武術全般のオフ会なのでしょうか??
よろしければ、オフ会後に、オフ会の簡単な状況等をアップしていただければ幸いです
追伸:またパソコンの調子が悪く、昨日・一昨日にUPしたものが蹴られているのに気付きました(;_;)
この、「爺」さん宛のレスは一昨日書き込んだつもりのものでしたm(__)m
542 :
マスク・ザ・レッド:03/12/23 13:53 ID:cd8wVvF+
>三流競技空手人さん
>一種の捨て身技的身体操作によって一気に持ち上げるという技です。
>(私はちゃぶ台返しといって喜んでいるのですが・・・・)
たしかに、柔道的にみても「捨て身技」系の投げ、と言えると思います。
捨て身技といえば、「サンボ」に見られる、立った相手に跳び蹴りの様に足をあげ、膝で相手の首に引っかけて倒し、そのまま肘関節を取る....という技法も「捨て身技」ですよね。
平安五段のそれは元々は「ワンシュウ(燕飛)」から生まれた技法でしょうか?
543 :
爺:03/12/23 18:10 ID:Sm/CL7w1
>>540 なるほど、ダブルツイストは理解できました。
>>541 >申し訳ありませんが、自分は関東在住で、関西でのオフ会参加というのは非常に厳しい状況です(^^;)
マスク・ザ・レッドさん、関西は無理ですか、それはそれは…。
では、また別の機会にでも。
>空手or徒手武術全般のオフ会なのでしょうか??
修行分野を限定しない、徒手武術全般のOFF会です。
基本的には、悪魔さんとお話したことにある方達の集まりなので、
修行分野に全くまとまりがありません。(^^;)
同じ修行分野ばかりの集まりも良いですが、
こういうのも別の良さがあると、私は思っています。
しかし、参加人数があまりにも少ないため、参加者の一人である私と
お話したことがあるマスク・ザ・レッドさんに声を掛けた訳です。
>よろしければ、オフ会後に、オフ会の簡単な状況等をアップしていただければ幸いです
何らかの形でお知らせ致します。
私はこのスレではめったに書き込みしませんが、よくROMだけはしています。
〔ある程度の内容は理解できますが、レスできる程の能力がないのです。(T T)〕
興味深い内容も多いので、また寄らせて頂きますよ、マスク・ザ・レッドさん。
544 :
糸東系指導員:03/12/24 22:58 ID:Qb1kUwSJ
最近、セイエンチンの実戦性の高さにはまってます。
セイエンチンは、掴まれたのをはずす技のオンパレードですね。
セイエンチンと、セイサンをよく学べば、敵に掴まれたときの対応はほぼ完璧だと思ってます。
逆に敵の突き蹴りの対応は、平安の形で充分に対応出来ると思いますが、いかがでしょう?
545 :
糸東系指導員:03/12/25 09:52 ID:IyFxo3qo
セイエンチンの実戦性の高さはわかるのですが、どうしてもわからない分解があります。
平安三段の最後と同じ動作を猫足立ちでやる部分がありますが、あれは一体どういうことなのでしょう・・・。
一応、教わった分解は、後ろから抱きつかれたのをはずしているというものですが、やってみると相手の腕が自分の鼻に当たってしまい、ダメージを喰ってしまいます。
うちの道場では、平安三段の最後もそういう解釈なのですが、僕は納得してません。
僕は、その前の肘受けから突き、そしてまた突きの動作の連携だと思ってます。
どういうことかというと、懐手にしているときに、いきなり相手の左拳の突きが来たので右肘で咄嗟に受け、受けた相手の左拳をこちらの左手で掴み、右拳で攻撃し、更にその右手で相手の左腕を掴んで左拳で突き。
その後の例の動作は、相手の首に右腕を回して投げ、もう一度同じ動作をするのは、投げ損なったのをまた投げる、もしくは、顔面への攻撃かと。
それか、最初の1回目は相手の首を締め、次の動作で顔面を突いてとどめでもいいと思います。
とにかく、はずすという動作ではないと思いますし、2回繰り返すのには意味があると思うのです。
しかも、猫足立ちという非常に不安定な立ち方で行う意味とは、いかに・・・。
相手を引っ張りながら、肘で攻撃かとも思ったのですが、猫足立ちではダメージを与えられないと思います。
一体、どういう解釈をしたらよいのでしょうか?
546 :
正栄:03/12/25 17:09 ID:g+rC8ZX+
国吉のクーサンクーの型と国吉のバッサイの型の資料を持ってる人、もしくは型ができる人は方を教えてください。
細かいことがわかる人はメモ帳でまとめた動作資料を送ってください。
(型表)です。
お願いします。
547 :
マスク・ザ・レッド:03/12/25 23:06 ID:xhwyApCL
>糸東系指導員さん
>セイエンチンと、セイサンをよく学べば、敵に掴まれたときの対応はほぼ完璧だと思ってます。
武術において「完璧」とは、なかなかに即断しかねる言葉ではありますが、確かにこれらの型を学ぶことは心強いと思います。
剛柔流の型は、いわゆる「柔法」的技術が多いので研究しがいがありますよね(^^)
個人的には、「十八」の型は関節技も多く、最も「護身」に役立つ型だと考えています。
>逆に敵の突き蹴りの対応は、平安の形で充分に対応出来ると思いますが、いかがでしょう?
こちらには即、大賛成です(^^)
船越先生も、「平安」という名称の意味も、この型を学べば急に際して心配がない、平安の心でいられる....というような事も書いていらっしゃったと思いました。
548 :
マスク・ザ・レッド:03/12/25 23:24 ID:xhwyApCL
セイエンチンの猫足立ち、前腕横エンピ、後ろ腕引手....の、2回連続動作についてですが、これは平安三段と同じく、後敵への外し+後ろエンピ....の、解釈でも正しいかと思います。
が。
そちらは表技、という気もします。
確かに、正面からの攻撃に対する裏技解釈もあるように見受けられます。
セイパイの型に出てくる、反前屈立ちから左手刀下段払い→裏掛け受け→、腰を切って正面に前屈立ちに転じ、右手刀水平打ち、左手は引手→右前蹴り→右足を後方に引き四股立ち、左横エンピ→左上段裏拳打ち
の、動作に出てくる「左横エンピ」も、型の解釈の流れからすると、「攻撃的防御」、すなわち「肘による高ダメージを与える受け」という解釈が自然です。
この動作から考えられる解釈は糸東流指導員さんの解釈以外にも幾つか考えられますが、例えば
1:相手の攻撃の腕を掴み、後方へ引きずり込む(それゆえの猫足立ち)、同時に肘をアバラに叩き込む。(続く技の展開は剛柔流的に考えると上段への裏拳打ちか?)
2:相手の強固な攻撃を後方に捌いての肘受け(考えられる相手の攻撃は、例えばサンセールの型のような飛び込んでの縦エンピとか)、すかさず猫足のため浮いてる前足での金的蹴り
などですと、猫足立ちも不自然ではないかと思います。
549 :
諸行無常:03/12/25 23:52 ID:dCFMx8lL
>平安三段の最後と同じ動作を猫足立ちでやる部分がありますが、あれは一体どういうことなのでしょう・・・
基本的に後からの抱えに対するはずしと肘当てです。ただ、表面をなぞるのではなく、こうだ、いや、ああだ、と、稽古するのが分解の稽古で
ありまして、ポイントを申せば猫足立ちになるのはおしりを突き出して相手との隙間を作る為であります。
口伝としては動作の合間にかかとによる相手の足の甲への踏み込みがあります。
十八について。
区切りを両手を合わせてひねるところから後屈立ち下段掌底までとすると
相手に手を取られたところからはずして金的まで動作が続きます。
いつも、生徒に言うのですが形は区切り方でさまざまな解釈がうまれると。
以前も書き込みしましたが○○会と○○流の解釈(基本的)の違いが分かるということは
直接宗家の指導を受けたことのあるものしかいえない言葉です。念のため。
550 :
爺:03/12/26 00:12 ID:Ywu2TOnA
なぜ空手の型は、用法に関する解釈が色々とあるのでしょうか?
同じ動作でも、幾通りもの用法が昔からあったのでしょう。
しかし、その他にも、沖縄の空手家達の秘密協定やらにより、
日本本土に正しい用法が伝えられなかったため、
伝統派空手では、混乱をきたしているということが有り得るのですか?
それとも、琉球空手でも同じように用法の解釈は、かなり分かれているのですか?
551 :
爺:03/12/26 00:30 ID:Ywu2TOnA
>形は区切り方でさまざまな解釈がうまれると。
長文書いていたら、諸行無常さんに答えのようなものを
先に書き込まれてしまいました。(^^;)
552 :
諸行無常:03/12/26 00:55 ID:YgFkbcTC
○○流空手の流祖の言葉です。 【技法無限】 まさに的をいた言葉ではありませんか。
553 :
糸東系指導員:03/12/26 09:37 ID:OVQfPx6f
>>548 マスク・ザ・レッド様
マスク・ザ・レッド様の解釈は合理的ですね。相手の突きに対しての受けが間に合わないときは、僕も肘で受けるときがあります。
平安三段の最後の動作の分解は、実は「武備志」にも載っていて、あの動作の前に外し技があるという解釈もあるようです。
で、セイエンチンの場合、僕なりに必死に考えたのですが、やはりセイエンチンは掴まれたのをはずすというのが基本になっているという自分の仮説から以下の解釈を思い付きました。
参考にしたのは、JK Fanに載っていた和道流の居捕りの技です。
僕は、この技は相手の両手で胸倉を掴まれた際に、相手のその体勢を利用して投げるのではないかと思いました。
どういうことかというと、胸倉を掴んだ相手の左肘をこちらの右肘で押し上げ、相手の右腕をこちらの左肘で上から引き込めば、こちらは猫足立ちとなり重心を落としているので相手の体勢が崩れます。
そして2つ目の動作で、相手の左腕をこちらの右手で引っ張り、更にこちらの左肘を相手の胸に押し付け投げます。
実際にやってみなければ、出来るかどうかわからないので、明日の稽古で実験してみようと思ってます。
いかがでしょうか?
554 :
522:03/12/26 17:52 ID:UeNz8sxQ
『錬臍護身 唐手術』を読んでたものです。
今日遅まきながら完読致しました。
>527
>確かに取捨選択は難しいですね。
>口伝の多くは、その基準と成りうると思います。
取捨選択…。
桧垣先生のHPで触れられてる内容と重複するものは除きます。
その上で、私が気になったのは「踏切」でした。この技の解説文を
読むたび、何ともかんともオブラートに包んでいるな、という感じ
を受けます。そういえば咽抑の写真でもこっそり使われていましたね。
このスレもにぎやかになってきましたね。
>糸東系指導員様
>セイエンチンは、掴まれたのをはずす技のオンパレードですね。
掴まれたのをはずす技の重要性は、複数を相手にケンカをしてみたときに
わかりました。もちろん、若い頃のことですが・・・・
そのケンカが元で合気道を見直して習い始めた経験があります。
>セイエンチン
確か、沖縄空手剛柔流(新人物往来社、玉野十四雄)という本にその部分の
分解が出ていた記憶があります。今、その本は人に貸してあるの手元に
ありませんので、正確ではありませんが、その前の動作の続きという解説
でした。用法は相手の背中に肘打ちをする内容だったと思います。
>平安三段
前の相手を投げるという解釈は面白いですね。いい発想だと思いますよ。
同じ用法ではないですが、師伝の分解に前からの用法がありました。
後ろから抱きつかれた場合は、一般的な用法では難しいと思います。
その場合、私のところは3種の用法があります。
近いうちにHPに掲載しようと思っています。
>550&551
えーっと、550の爺さんの書き込みは重要なことだと思います。
ところで。前にも書き込みしましたが、
そもそも現存する空手の型のうち、いわゆる「古流型」についてですが、
そもそも中国武術は、その原型が
1:相対で演武する型
(現在の日本の柔術の型(形)はほとんどこの相対型)
で、あったものが、投げ技の多い柔術と違い、当て身技の多い中国武術においては、恐らくは安全面と、思い切り技を出せるようにとの配慮から、単独で演武する型へと遷り、すなわち
2:単独型(左右不対照)
がメインとなります。
(特に北派は左右不対照の演武が多いですよね?)
一方、南派拳法は鍛錬を重んじるためか、
3:単独型(左右対称動作が多い)
が多いようです。
空手の原型は、この「型種別」の「3」に相当します。
(時代的に1→2→3と変遷してきた)
(続き)
さて。
現在の空手の型は「3」のカテゴリーに分類されるべきですが、その技法は「3→2→1」と、戻すことがでできるはずです。
すなわち、空手の型は分解すると、もとの相対演武に戻せるはずです。
「沖縄空手剛柔流 玉野十四雄著 新人物往来社」という本では、この、もともとの技法を読み解くことを「解裁(かいさい)」としています。
ある型に出てくる1つの動作は、もともとは1つの相対稽古の動作です。即ち、「正しい解釈はただひとつ」なのです。
が。
「正しい解釈(本来の技法)でない解釈=誤った解釈」
かといえば、そうではないはずです。
そもそも技というのは、無限に変化するものです。
で、あるにも関わらず、中国武術も、日本武道も(その他、アジア各地にある武術)も、その多くが「型」稽古という、技法を限定された鍛錬を繰り返すか。
答えは簡単で、「応用の利く少数の代表的技法を繰り返し稽古する事により、無限の変化に対応出来る」からです。
それこそが、東洋の「武術・武道」の神髄ではないか、と、自分は考えます。
で、あればこそ。
一つの型の動作から、合理的ないくつもの「正解」が生まれるのは当然のことです。
(が、不合理な不正解の技法を誤って読み解いてしまう可能性もありますが。「とても使えない」解釈をする先生がいるのはこのためでしょう(^^;))
ありゃ(^^;)
自分が書き込む前に檜垣さんの書き込みがありました(^^;)
同じ、
「沖縄空手剛柔流」(玉野十四雄著 新人物往来社)
についての話題がでましたね(^^;)
この本は名著ですね!
著書の玉野先生の師匠の渡口先生の本は沖縄の守礼堂で買いました(東京の東京守礼堂にも置いてありましたが)
型と組手の関連に関して、非常に苦心して研究されていると感じました。
この様な書籍が、今後とも発行されて欲しいものですが...
あらら、同じでしたね。
私が続きで書こうとした内容が、書かれていますので、複数の解釈についてはやめておきます。
>>544様
私も「踏み切り」の部分もう一度読み直してみます。
561 :
爺:03/12/27 00:25 ID:lxwN+SDK
動作に複数の解釈があるのは、そういうことだったのですね。
562 :
496:03/12/27 01:52 ID:ImQzKs8O
型には複数(無限)の解釈がある
このご意見には大賛成です。
563 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/27 09:46 ID:VCR3/vYr
ちょいと遅いですが、ローハイについて。
このあいだの練習のときに金的を蹴りに行ったのです。
相手の反応は鷺足立のようなガードだった。
564 :
糸東系指導員:03/12/28 21:29 ID:iJ/vuyvR
書き込みが増えてますね。マスク・ザ・レッド様に桧垣様、ともに盛り上げていきましょう!
で、セイエンチンの例の部分を試してみました。
一応、成功って感じでしたが、ただ、みんな僕の実験台になるのを怖がって、わざと投げられてる感じではありましたが・・・。
痛くしないのに・・・。
どうも、うちの道場は痛がり屋が多いです。
分解は、区切るところで解釈が異なるというのは納得ですね。
単発では、こうだろうし、連続した技とみなせば、こうだっていうので、会によっては違うのかもしれないですね。
ただ、ろくに考えてもいないし、実験もしていないのに、偉そうに語られても困ってしまいますが。
合理的で納得のいく分解を考えるのは難しいですね。
565 :
平安狂:03/12/28 21:45 ID:gb58yVKR
今月号の月刊空手道で大城先生のものがあったが、それを見て思い出したのは私が最初に習ったバッサイと公相君です。
足を一直線上に置くことが多かった。手の動かし方も違っていました。
今回の記事を読みながら思い出していくと今まで漠然と感じていた疑問がさらに解けるようです。(桧垣先生のHPでかなり解けていますが)
昔の形はビデオには取っていません。
つけていたノートも処分しています。今あの形を思い出したい。
たくさんあった約束組手もみんな分解に入っている。
形とこうしてセットで覚えておけば忘れることもなかったろうにと思います。
(自分がその意味を理解してなかっただけかもしれませんね。)
>足を一直線上に置くことが
空手道教範の船越先生の写真も一直線上に置かれています。
構造的には、居合の一文字腰に似ています。
古伝の動きは、現在の型試合の基準とは違いますね。
567 :
平安狂:03/12/28 23:09 ID:gb58yVKR
私のは摩文仁直伝という話で・・・指定形とはぜんぜん違う。ははは
古伝の動きが分ってくれば分るかな?再現できればいいと思ってます。
568 :
平安狂:03/12/29 10:07 ID:KpLe76dj
その船越先生の写真も見たいです。
昨日からいろいろやってみています。(年末だというのに・・・)
すると昔やっていたときよりいろんなことがわかって面白いです。
身体操作もここは一で動くとかはどう動くかも。
昔はあれだとひょろひょろして動けなかったんですが。
ただ家が狭い・・・
>その船越先生の写真も見たいです。
近いうちに、私のサイトにアップしてみます。
570 :
平安狂:03/12/29 16:12 ID:KpLe76dj
桧垣先生ありがとうございます。よろしくお願いします。
571 :
諸行無常:03/12/30 16:42 ID:pWhZdUhv
平安狂さんは失礼ですがおいくつぐらいですか?
宗家直伝とありますが流祖ですかそれとも現宗家ですか、はたまた、三世を名乗られている方ですか?
572 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/30 18:17 ID:FKyx2df3
あ、失礼、流祖直伝に習ったという方に習いました。その方はもう90近いのかな?
今は遠く離れてしまっているのでわからないのですが。
わたしはまだまだ若いです。
習った時期が私もかなり若いころなのでその意味がぜんぜんわからなかったのです。
もっともっと大事に聞いておけばよかったと思っています。
試合なんてまだほとんどなかったころでした。
でも転居などで離れてしまってまた競技の中にどっぷりつかり競技の形のかっこよさに目を奪われて。。。
573 :
マスク・ザ・レッド:03/12/30 20:47 ID:4u2LSiCc
>平安狂さん
>私のは摩文仁直伝という話で・・・指定形とはぜんぜん違う
平安狂さんも糸東流なんですか(^^)
ところで。
自分は神道自然流の小西先生の本で摩文仁先生のパッサイの形を演武写真を見たことがあるんですが、
1:前半の、猫足立ちによる手刀下段払い
2:ラストの、猫足立ちによる掛け受け(探り手)
において、猫足立ちが全然ちがうのに驚いたことがあります。
1の方は、猫足立ちの前足が5指でしっかり大地を掴んでいるのですが
2の方は、前足は親指の先端がやっと地に触れる程度の猫足立ちになっていました。
これは技法により猫足立ちを摩文仁先生が使い分けていた....という証明ではありますが、現在の糸東流のバッサイでは、この「猫足立ちの使い分け」をまったく行っていないようです。
非常にもったいないことだとは思います。
574 :
平安狂:03/12/30 21:30 ID:FKyx2df3
マスク・ザ・レッドさんもそうなんですか?
猫足の使い分けだけでなくほかの立ち方も今のような数種類に分類できるものではなく
次がこうだからこうというような説明でした。
だから名前のないところも多かったように思います。
もっと動きで覚えさせられました。
ただ今はほんと覚えていないのです。そこから離れてもう20年になりますからね。
残念なんです。理解力がなかったなあと。
今の流派も道場もとてもいいところですけれど、
技術的に昔習った事も忘れてもったいないって言うか、もっと勉強したいなあって思ってます。
今のものは今のもので研究していますしその接点がまた面白いのですが。
ほかのスレで糸東流の質問が続いたこともあって糸東流のスレを立ててみました。
よければこっちもお願いします。
http://sports.2ch.net/test/read.cgi/budou/1072680821/l50
>平安狂さんへ
あ、すみません(^^;)
自分は松濤館流+沖縄剛柔流の2つがメインです
(それ以外にも、型を1つ2つ知っているだけの流派なら数流ありますが....)
「平安狂さんも」と書いたのは、糸東系指導員さんが糸東流なので、同じく糸東流....という意味で書いたんですよ(^^;)
>ほかの立ち方も今のような数種類に分類できるものではなく次がこうだからこうというような説明でした。
なるほど、現代ではあまりそういった指導はしませんよね。
貴重な体験をされているのですね(^^)
576 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/31 21:41 ID:cZKAuD6G
平安2段でこの前賞取りました。7.6もらいました。
あけましておめでとうございます☆
今年もよろしくお願いいたしますm(__)m>ALL
>575さん
おめでとうございます!
ところで、575さんの演じた平安二段は松濤館流の二段ですか?それとも他流の二段ですか??
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
579 :
糸東系指導員:04/01/02 01:08 ID:8l0qzwwk
明けましておめでとうございます。
今、摩文仁賢榮先生の本を読んでいるところです。
この本といい、今月号の大城先生の記事といい、今までやってきたことは一体なんだったんだろうと振り返るとともに、自分が今やっと入口に立ったんだと自覚しているところです。
去年は自分の中の革命の年でしたが、今年はそれらの革新的技術や身体操作と、知識を身に付けたいと思ってます。
皆様、今後ともよろしくお願いします。
今、松村バッサイの前半の動作で、両手の開手(左手上、右手下で前方に伸ばす)を交差立ちとなって引き込む部分の分解の解釈に苦労してます。
あれは一体どういうことなのでしょうか?
580 :
496:04/01/02 02:17 ID:xiRIvS4q
あけましておめでとうございます。
>松村バッサイの前半の動作で、両手の開手(左手上、右手下で前方に伸ばす)を
>交差立ちとなって引き込む部分の分解の解釈に苦労してます。
その後両手を右腰に持って来ると続くところですね
私が教わったのは、相手の顔を両手で挟むようにもち、投げる。
と言うより体の前でごろんと転がすようにします(セイパイの最後に近い感じ)
交差たちの左足を引きながら、ごろんと。
ですので、私は開手のまま両手を体の正面辺りまで持ってきてから
右の腰へそろえます。
投げる動作を入れても、すぐに腰に持っていってもどちらでも良いと教わりました。
581 :
496:04/01/02 02:33 ID:xiRIvS4q
も少し書いときます。
顔を挟むのは、両手をクロスして、左手が相手の左こめかみ辺り
右手が相手の右あご辺り。
そこからゴキッと首へ!相手はたまらず、こちらの四股立ちになる動きの通りについて来て
ごろんと転がってくれます。
でも無茶は禁物です。モロ首に来ます。
糸東系指導員さんのお相手をしてくれる方がまた減りますので(^O^)
582 :
三流競技空手人:04/01/03 11:07 ID:v1UOP/ea
>>579、
>>565 今月の月刊空手道、花城先生の写真は、個人的には貴重でしたが・・・
なんか、巻頭から特に前半の文章、酷くないですかね。
ありゃ、甲野善紀氏の著作や論調を、適当につなげたものではないでしょうか?
桑田投手や桐朋高校バスケットは、直接甲野善紀氏が関与したものとして有名ですし、また
末続選手のナンバ走りは、マスコミ先行で、よく雑誌の帯などには、古武術を云々となって
いますが、高野コーチはちょっと否定的ですし。
空手自体が、今、話題の甲野善紀氏の論調に、二番煎じで便乗しているように誤解されかね
ない、危険な記事だと思うのですが・・・
甲野善紀氏自体が、”皆に教わったもの、古伝に存在するもの”として、著作権的な考え
を否定しているし、問題というのは全く存在しないのは確かです。
(思い過ぎかな?まあ、読者層限られているからよいのかなあ)
どこまでが、山城先生の言葉で、どこまでが、記者が勝手につないだ文章なのか、私レベル
ではわかりにくいし・・文章、論じ方が極めて適当。
真実を読みとる力って難しく、今回たまたま知っていることだったので、気付いたが、
他の記事など、安直に、記者によって薄められ、編集され、誤解されていることって
非常に多いのだろうなあと思います。
よき師に直接教わること、少なくとも直接触れることがなにより本物なのでしょう。
(といって、webや雑誌の情報に、得難い真実が隠されているのも確かなのですが)
でも、一直線上に構える花城先生の写真は示唆に富みます(と判ったふりをする三流)
583 :
三流競技空手人:04/01/03 11:12 ID:v1UOP/ea
>>582 えらそうに、すいません。
大城先生でした。本当にすいません。
月刊空手道2月号の大城先生の記事は、新垣清先生とまったく同じ内容ですね。
同門の先輩後輩みたいですので、同じでも不思議はありませんが・・
ただ、巻頭の文書はツギハギだらけという感じはします。
文書は編集者がするのでしょうから、まんまではないでしょう。
585 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/03 16:39 ID:6ClubB5x
せめて名前くらいは・・・
>579,580,581の技法に関して
うう〜ん。この部分に関して、やはり直前の「交差立ち・両手の開手(左手上、右手下で前方に伸ばす)」と、ワンセットで捉えて、背負い系の投げ技、という解釈しか自分的には考えられません。
つまり、「開手の動作が投げに入る動作、それを右腰に持ってくるのは投げ」ではないでしょうか?(背負い投げであれば、投げた両手は右腰の前あたりにくるのが自然で、動作としてムリがないかと。
でも、580,581の様に、首を捻って投げ、という動作でもムリはないですよね。
>582〜584の書き込みに関して
自分も、三流競技空手人さんや檜垣さんと同じ感触を受けます。
>でも、一直線上に構える花城先生の写真は示唆に富みます
気になって改めて「空手道大鑑」の演武写真を見直しますと、
花城先生:立ち幅はほぼ一直線
城間先生:立ち幅は一直線〜足裏1枚ほど開ける
摩文仁先生:立ち幅は一直線〜足裏1枚ほど開ける
(荘鎮の型の三戦立ちの部分は肩幅)
知花先生:猫足は一直線どころか、後ろ足の中央の部分の垂線上に前足が来る(T字立ち)
(知花先生の写真は「空手道と琉球古武道(村上勝美著)にも載っています。猫足は上記のとおりですが、前屈と思われる動作は非常に足幅が広い。)
(↑補足:知花先生が興した「小林流空手」は、首里手ですが一歩進むのに足を半月に進める、というのが特徴で、足幅が狭く、直線的に足をすすめる首里手のもう一方の勇、松林流とは好対照)
と、なっています。
何を言いたいのかと言えば、足を一直線に構えるのは、花城先生の個人の伝承された技法であり、必ずしもそれが古伝沖縄空手の立ち方である、とは言えないということです。
構え方・立ち方について補足
松林流開祖、長嶺将真先生の「史実と伝統を守る 沖縄の空手道」より抜粋します。
構え方
(1)外八字自然立ちで始まる構えの形
両肩の力を抜き、あごを軽く引き、眼は大体相手の顔面に注目するが、一点に視力を集中せず相手と接近した時でも、遠山を臨む心持ちで視界を広くし、頭上より爪先まで一目に観るように工夫すると、相手の全身の動きと拳や足蹴の動きをも見抜く事ができる(以下略)
立ち方
空手は武道である。武道はその行きつく所、相手と立ち合い、生死を決することに極まる。それ故空手道の立ち方は、次の三つの条件に適うものでなければならない。
一、長時間立つことのできる立ち方
二、倒れにくい立ち方
三、体捌きが自由にできる立ち方
以上三つの条件を備えた立ち方は自然体立ちをおいて他にない。(以下略)
以上、長々と引用しましたが、要するに長嶺先生は、「自然の姿勢こそ武道の姿勢」と言っているわけです。
今月の月刊空手道に出てくる大城先生や新垣清先生の示した、「僅かな前傾姿勢」とは明らかに違います。
(大城・新垣先生の論が間違っている、という意味ではありません。要するにそれらは「伝系の違い」です。大城・新垣先生らの示したのは、「古伝沖縄空手の一派の動き」であり、「古伝沖縄空手の全ての動き」ではない、ということです。)
大城先生や新垣清先生は、松林流開祖、長嶺将真先生の弟子ではないんですか。
ええと、新垣先生は、著書によると13歳で長嶺先生の松林流に入門、その傍ら多くの沖縄空手道界重鎮、長老の下に通い....と、ありますね。
多少、違うとは思いますが、極真会館を開いた大山先生は最初は松濤館流を船越先生に学び、その後剛柔流を学び、さらには自分独自の道を開いた....というような状況に近いのではないでしょうか?
松濤館流と極真会館の動きは相当に違います。
で、あれば、松林流と現在の新垣先生の動きが相当に違っても不思議はないかと考えます。
590 :
糸東系指導員:04/01/04 13:45 ID:Tt/EY/fI
>>580 >>581 496様
なるほど、相手の頭を捻りながらの引き寄せですか。前の動作との連携で考えれば、出来そうですね。
怖いですが。やったらホントに嫌われそう・・・。
>>586 マスク・ザ・レッド様
投げですか!なるほど〜。それは思い付かなかったですね。ふたつとも合理的でいい分解ですね。
>>582 三流競技空手人様
>>586 >>587 マスク・ザ・レッド様
僕なんか、盲目的に信じてました。情報は正しく伝えて欲しいですね。
僕は糸東流なのですが、やはり半円を描いて運足してます。他の糸東流の方もそうでしょうか?
僕が思うに、これは立ち方をより「締め」るためかと。ただ、運足の途中では不安定となってしまうような気がします。
あと、僕が聞いたのは、足を地面から離さないためというのと、頭が上下しないためということでしたが、真っ直ぐ持ってきても訓練すれば、足を地面から離さずに、頭も上下せずに運足可能だと思うのですが、どうでしょう?
とにかく運足の方法や足幅を考えると、糸東流は、どちらかといったら、攻撃を捌くためではなく、耐えるための立ち方のように思います。
不安定な足場だと、これは正しいのでしょうが、ただ、糸東流は本来体捌きしながらの受けだと思うので、矛盾しているような気がします。
沖縄県教育庁文化課編「空手道・古武道基本調査報告書」で長老達の足幅を確認したけど、マスクザレッドさんの言うように流派や型によって違いますね。
長嶺将真先生の前座下段受け(前屈下段受けの間違いか?)の写真もあったけど、月刊空手道の花城先生、大城先生の前屈下段払いとはまた違って見える。
593 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/04 21:07 ID:74JKCgyP
月刊空手道6ページと沖縄武道空手の極意78ページ。
同門なのになんでだろ〜♪
594 :
576:04/01/05 17:19 ID:jollJRGJ
>577
こんにちは。私のは糸東流のです。
595 :
マスク・ザ・レッド:04/01/06 23:44 ID:q4kfNVBW
>576さん
おおっ。
すると正しく、空手道入門形を演じたんですね(^^)
これからもがんばってください☆
昨日・今日と仕事が始まってばかりですが残業(;_;)
じっくりとしたカキコは難しい状態です(^^;)
稽古も、家の前で僅かに10分だけ。
ですが、こういったときも、空手はそれなりに稽古できるのが良いところですよね(^^)
今日の自分のメニューは、
平安三段・四段、撃砕第一、アーナンクー、クルルンファ、シソーチン、スーパーリンペー、親泊パッサイ、城間チントウ、佐久川の棍....を、各一回、だけ(^^;)
残業シーズンを抜けて、思いっきり練習したいっ(>_<)
596 :
三流競技空手人:04/01/07 12:28 ID:NaOpi1Dw
>>587 三つの立ち方の条件、至言ですねえ。
だから、松濤館系の前屈や後屈とかは、おそらくある、技に入った瞬間を抽出して形を
つくる為のもので・・・・
なんか、前屈立ちもどきを、そのまま飛び跳ねて、競技組手に使うのはやはり誤解が
あるのかなあ。
そう考えると、最近の型競技は、その止まった瞬間をアピールしすぎていないかなあ。
止まった瞬間で、怖い顔を作っている映像が、全空連全日本の放送などでクローズアップ
されるのはやはり、空手素人カメラマンにもそこだけが大事に写るのではっと。
動きとか連続性とか流れではなく、止まった瞬間を最大のウリにしているのが顕著
だと考えるのは、私の見方が変わったせいだけではないような。
最近、檜垣様のサイト、アップが頻繁なのでとてもうれしく思う今日この頃です。
以上。
597 :
496:04/01/07 21:26 ID:yQ9eb567
マスク・ザ・レッドさんへ
>背負い投げ
素朴な質問なのですが、空手の投げに背負ったり腰に乗せたりと言うのは
ありなんですか。
以前こちらで話に出た金城先生の著書は読んでいないのですが、
「交差立ちが出てきたら、投げ」
この投げは背負っているんでしょうか?
598 :
マスク・ザ・レッド:04/01/07 23:50 ID:8DIGjnHG
今日も残業でした(;_;)
やはり家に帰って10分だけの練習。
平安五段・初段、体捌き初段、撃砕第二、ローハイ、サイファ....を、やはり一回ずつ、だけ(^^;)そしてヌンチャクの基礎+型を三種類な練習でした。
明日は自分が教えている空手教室の稽古始めです!
がんばりま〜〜っす(^^)v
皆さんも、そろそろ稽古始めですか?(^^)
>496さん
>「交差立ちが出てきたら、投げ」
>この投げは背負っているんでしょうか?
えーっと、いわゆる「腰投げ」系統の技で投げる、という意味の解釈になるかと思います。結果として背負う場合もあります。
平安五段の動作が一番わかりやすいかと思います。中盤の動作で、
1:左手を開掌を指し伸ばし、(この動作は正面に左足前前屈or四股立ちor騎馬立ち)
2:ついでその掌を蹴って(正面に右足前四股立ちor騎馬立ち)右横エンピ、
3:ついで(左足を右足の後ろを越えて)右足前交叉立ちとなって諸手外受け(または裏拳打ち)、
4:ついで後方へ振り向き(ほとんどの流派は猫足立ち)右拳を縦拳にして突き上げ、
5:ついで演武線後方へ移動し(流派によっては飛ぶ)右足前交叉立ちになり、両手下段交叉受け
の、「3」の動作が投げを意味する交叉立ちの代表です。
1の動作は、左手を捕まれたことを意味し、
2の動作で掴んだ相手の前腕を蹴り、捕まれた左手を外し、逆にあいての腕を左手で掴みつつ右横エンピを水月に決め、
3の動作はそのまま左足を右足後ろを越えて交叉立ちとなり、相手を担ぎ(これは腰投げor背負い投げの準備動作)
(4の動作は投げであればほんの一瞬の動作)
5で、相手を投げ、ついで膝で相手の身体を押さえ(型では下を向いた交叉立ちで示している)、左腕で相手の袖をつかんだままの右の突きで極め(形としては交叉受けだが、意味上は上記のとおり)
と、いう感じになります。
599 :
576:04/01/08 20:15 ID:JocygdT1
マスクザレッドさん、僕はまだ空手を始めて型は四方突きと平安二段しか
知らないんです。平安5段はやりますがまだ難しいです。2段も教わって
から2ヶ月くらいしかたってなくて試合に出たので。。。一度目の試合では賞は取れなくて
2度目で賞を取りました。
600 :
マスク・ザ・レッド:04/01/08 22:33 ID:qvqcs0tG
>576さん。
なるほど。
平安二段もこれからどんどんやり込むところなんですね。
有名な空手の先生で「玉得」という先生が居ましたが、先生は著書のなかで、
「ひとつの型を習ったら、まずはこれを千回練習すること」
と、書いていました。
別のある先生の本には、「本当に型を自分のものにするには10万回は練習が必要」とまでかいていますが(^^;)
まぁ、10万はムリとしても千回は必要でしょう。
1度の稽古で5回稽古するとして、週に3度の稽古なら....66週かぁ、1年以上だ(^^;)
まぁ、このくらい稽古すれば、人前で演じることができる....という意味の千回かも知れません。
601 :
三流競技空手人:04/01/09 14:49 ID:atr2NYrY
>>597 三流選手の譫言を言わせていただくと
私は柔道をしていたので、投げは、”腰に乗せて” ”てこの原理で”投げるをイメージ
してしまいます。
しかし檜垣様のいうように、平安五段やエンピのジャンプが、投げの様式化であり、また、
観空大の伏せるの部分が投げであるなら、本来、もっと違う原理で投げているのでは
と愚考しますが・・・私の能力の遙かに上のお話なのでしょう。
あれ、五段と、観空大(クーサンクー)の投げって種類が違うのかなあ????
以上。
602 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/09 14:53 ID:njez5qEV
以前、糸東流と少々学んだものです。
最近では、古流に興味があり、少しずつ調べたりしています
>>587 自分はマスク・ザ・レッドさんの挙げた立ち方の3条件を見て、
新垣先生や大城先生の立ち方は、当てはまっているのではないかと感じました。
月刊空手道での大城先生の立ち方は大げさにやっていて前傾でしたが、
本来は、それと解らないくらいの体内での操作だと思います。
私がイメージする「自然立ち」というのは、体や四肢を脱力させて、膝を抜けば
どの方向にも崩れられる立ち方、居付かない立ち方のことを言っているのだと思っています。
流派によって違うことはあるでしょうが、もともとは(首里手に関しては)松村宗棍翁が
確立したものです。その成り立ちを考えれば、古流の空手の動きが、甲野氏らの言う古武術の動き
に通じるところがあって当然だと思います。「空手」というものの基本原理があって、
それに従う以上、それほどの違いはないべきだと思うのですが、いかがでしょうか。
特に立ち方などの身体操作は、その武術としての根幹を成すものだと思うので。
勝手なことをいろいろ言いました。どうもすみません。
>>603 前傾姿勢は膝を抜いて後方にも動けるのですか?
605 :
603:04/01/09 19:07 ID:g/C6sves
>>604 私が「どの方向にも」と書いたのがいけませんでした。すみません。
確かに両足を横一直線にしての立ち方で、重心を前方向にずらしていた場合、
後方に動くのは無理かもしれません。とりあえず自分ではできません。
しかし、だからといって後傾姿勢にすれば、今度は前方に行けるのかという
話が出てくるだけでしょう。重心を体軸にそろえて直立すれば動けなくなるだけです。
大事なのは「動ける」ということでしょう。
ただ、自然体立ちは、なにも直立姿勢のみを指しているわけではないと思います。
体に無理な緊張をさせずに、柔軟に移り変われる体勢のことを言っているのでは
無いでしょうか。膝を抜いて「どの方向にも」動ける立ち方もあるのではないかと
思うのですが(自分ができるかは置いといて)
606 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/09 20:19 ID:5b/UhcHs
書き込み内の言葉を借りて言うとすれば。
重心を体軸にそろえて膝を抜けばいいんじゃないですか?
そりゃ確かに膝をいっさいまげずに棒立ちの姿勢をしてれば
動く事なんて難しいし、動き始めるのにも時間がかかる。
でもさ、それでもまったく動けないって訳ではないでしょ?
前(及びあらゆる方向)傾姿勢をせずに、それでいて居着か
ず素速く動ける状態をそのまま模索し突き詰めていけばいい
訳だし。最近の風潮(まあ走りは新垣氏の著作だが)で、居
着かない動きって言ったら、猫も杓子も前傾前傾って言いだ
してるけど。別に前傾しなくても解決する問題な気がします。
最後に。とってつけた言い方でアレだけど、別に新垣さんの
理論がおかしいとか、そう言っている訳ではありませんです。
>>603 >>605 新垣先生や大城先生の主張する体内の操作で重心を前方向にずらした立ち方とは、
内臓や筋肉に無理な緊張が存在する立ち方ではないでしょうか?
「体内の操作で」とした時点で、長嶺先生の言う「自然」とは違ってくるのではないでしょうか?
>>603 >古流の空手の動きが、甲野氏らの言う古武術の動き
>に通じるところがあって当然だと思います。
甲野氏もちょうど新垣氏が台頭してくると同時期に主張しはじめましたよね。
どっちがどっちをパクったとか、タッグ組んだとかって話が問題ではないです。
問題なのは、2人が出てくる前にも沖縄の唐手は存在したし、日本の古武術も
存在していた。当然それ相応の術理も存在していたハズである。双方ともね。
今ほど武道に関する関心も世間にはなかったし、またそれを知らしめるメディア
の環境も充分ではなかった。そもそも当の沖縄の古老や古流の伝承者達がめった
に「術理」なんてものは明かさなかったし、今ももちろん口重くして明かさない。
つまり術理なんて秘伝は知ってる人は知ってるけど、知らない人は知らない。数に
してみれば知らない人の方が圧倒的に大勢だ。その割合は何百年前から変わらずに
連綿と続いてきたハズ。知ってる少数の人たちが細々と伝えてきたのが一昔前です。
んで、代表的な新垣&甲野氏の登場。「膝の脱力」と「仮想の重心」こそが秘伝だと
主張して、知りたくても分からなかった「その他大勢」の武道修行者はその主張を信
じた。もちろん脱力や重心は大切な事だし、それを秘伝としてる流派もあったと思う。
609 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/10 01:21 ID:adtwvPEP
でも、それが全ての流派に当てはまるとは思えないし、どちらかと言えば技術として
なら伝わっているだけで、秘伝と呼べる中核もなさねば重宝として扱うこともない流派
が大半なのではないでしょうか? 恐れを問わず述べれば、新垣氏や甲野氏が提唱する
「術理」とは、継承者から教わったのではなく、独自で見つけた「身体操作」であって
それがたまたま古流武術の技術体系に存在していたから、これこそが「古流を代表する
動きだ!」と提唱しているだけのような気がします。
かと言って継承者達は「違う違う。これこそがウチの秘伝だよ」と言って「本物の術理」を
簡単に明かす事は出来ないし、さりとてなまじ膝の脱力や仮想の重心が秘伝とまでは呼べ
ないが「技術として存在する」だけに否定もできず、黙認している。黙認している間にも
世間では古流の核となる動きはその2つなんだ、という風潮が高まり、にっちもさっちも
いかない状態になり、そうしてる間にもそれを信じる人は修行者を含めどんどん増え続ける。
それが今の現状ではないでしょうか?
>特に立ち方などの身体操作は、その武術としての根幹を成すものだと思う
これは両氏の理論をそのまま根幹と前提しての意見だとは思いますが、近い将来
もし甲野氏や新垣氏が提唱する理論が、古伝唐手や古流武術の技術体系から見た
場合それほど核となる技術としてのウェイトを占めてはいなかった、というよう
な事があった場合、それまでの時間がずいぶんと遠回りに感じてしまう事でしょう。
遠回りや道草も必要な事ですが、問題となるのは、世間の流行や本で得た知識をその
まま信じる事なく、冷静な目をもって確固たる自分の理念を開拓する事だと思います。
>甲野氏と新垣氏
甲野さんは80年代から言論活動を行っていました。
だいぶ前から月刊空手道にも登場しています。
新垣さんは90年代後半からではないでしょうか?
>「膝の脱力」と「仮想の重心」
「仮想の重心」はともかく「膝の脱力」については、
私が高体連に所属していた10数年前から「膝の力を抜け」「膝を柔らかく使え」といったことは指導されていましたし、
月刊空手道の技術解説などでもよく取り上げられていた記憶があります。
昔から知られていたごく普通の術理だと思います。
>>610 ( ´_ゝ`)フーン。( ´_ゝ`)あっそお。
612 :
608:04/01/10 10:58 ID:adtwvPEP
あんまりにも反論のポイントがズレてて、説明するのもバカらしかったから、
上のような顔文字で済ませましたが、読む人によってはただの煽りにも受け
とられかねないんで、一応ちゃんとレスしますね。
>甲野さんは80年代から言論活動を行っていました。だいぶ前から月刊
>空手道にも登場しています。新垣さんは90年代後半からではないでしょうか?
これは私の書き込みの↓
>甲野氏もちょうど新垣氏が台頭してくると同時期に主張しはじめましたよね。
に反論する言葉ですよね? 私が新垣さんの存在を知ったと時期にちょうど
甲野さんという存在もしったので、ついつい同時期に活動しだしたのかと勘違い
しておりました。正確な年代更正ありがとうございます。それでは私の
>>608の
書き込みの「4行目を飛ばすか、もしくは脳内変換して」お読みくださいな。
わざわざ説明するのもゲンナリしますが、「わたしが主張したかった事」は時期
云々が違うから左右される、なんて内容でない事は読めば分かると思いますので。
613 :
608:04/01/10 11:18 ID:adtwvPEP
レスの途中だけど、話を分かりやすくする為に、前回指摘した部分を
さらに分かりやすくする為、内容をさらに詳しくご説明いたします。
>自分はマスク・ザ・レッドさんの挙げた立ち方の3条件を見て、
>新垣先生や大城先生の立ち方は、当てはまっているのではないかと
>感じました。月刊空手道での大城先生の立ち方は大げさにやっていて
>前傾でしたが、本来は、それと解らないくらいの体内での操作だと思います。
問題の焦点はここ。↑の書き込みは要するに「本来はおおげさにやらずもっと
傾きが少ない。だから長嶺先生のと一緒」という事ですが、これはただ単に、
「外から見て傾いてないように見えない。だから自然な立ち方です」と言って
いるのと同じ事です。目に見える見えないなどという即物的な次元ではなく、
「僅かな前傾姿勢」というものを根幹として立とうしてる時点で、長嶺先生の
提唱する「自然の姿勢こそ武道の姿勢」とは根本的に違ってしまう、という事です。
614 :
610:04/01/10 11:33 ID:1gSMi3q0
>>612 私は反論ではなく訂正をして差し上げただけですので。
反論なら603さんがしてくださるでしょう。
>>613 私が
>>607で述べたことと同じですなあw
615 :
608:04/01/10 11:55 ID:adtwvPEP
「針小棒大」。←使い方が間違っているかも知れませんが意味は似たようなもんです↓
>「仮想の重心」はともかく「膝の脱力」については、私が高体連に所属していた10数年
>前から「膝の力を抜け」「膝を柔らかく使え」といったことは指導されていましたし
そりゃ「膝に力を入れろ」「膝を柔らかく使うな」と教えるのは、およそ武道を含めた
あらゆる体を動かす運動や競技の中でも稀でしょうし、事実わたしも同じように教わり
ましたよ。例えば「肩の力を抜け」とかね。しかし、
道場で力を抜けって教えられた=つまり甲野さんの提唱する術理と同じだ。
と、するのはあまりにも強引ですよね? 内容的には一緒でも、技術レベルが
違います。貴方の所属する道場で甲野さんと同じ水準の技術説明を受けていた
とするなら別です。しかし仮にそうだとしても、全国的に見て他の道場では?
私が思うに膝の脱力というのは、確かに昔から言われてきた事だとは思いますが、
その「膝の脱力」の仕方や使い方は、甲野さんが提唱するもの以外のやりかたが
ほとんどだったのでは無いかと思います。例えば、同じ膝の脱力にしても長嶺先生
の「自然の姿勢」とかね。もちろん、同じような使い方もあったとは思いますが、
全体的に見てそれはごく少数だと思います。
616 :
608:04/01/10 11:57 ID:adtwvPEP
>月刊空手道の技術解説などでもよく取り上げられていた記憶があります。
>昔から知られていたごく普通の術理だと思います。
「甲野さん以外に」膝の脱力や前傾姿勢を秘伝だ極意だと提唱している人が
極端に少ない、という事です。過去の月刊空手道の中で何人同じように提唱
した人が居るでしょう? 他の雑誌やメディアでも構いません。何人居ますか?
そこが私が不自然に感じている点です。あきらかにそれを提唱している人の数が
少ない。言い方は悪いですが。空手及び古武術修行者の数に比べて新垣さんと甲野
さん以外にめぼしい人が居ないというのが現状です。他にも居るぞ、とお思いの方
もいらっしゃるとは思いますが、その人は1人ですか2人ですか? 一生懸命かき
あつめても、結局今メディアで古流の極意を謳っている人たちは、その数人なんです。
そして明らかに全体数から見て少なすぎるその人たちの言葉を、そのまま極意だと
認識して疑わない人が多いのですよ。繰り返しもうしますが。別にその理論や技術
を疑うわけではないのです。ただ、さもそれがどの唐手や古武術も「極意」として
受け継いできた、というような昨今の風潮が不自然と言っているだけです。
617 :
608:04/01/10 12:05 ID:adtwvPEP
>私は反論ではなく訂正をして差し上げただけですので。
それはスミマセンでした。
>>603さんの書き込みかとてっきり
勘違いしてしまい、ずいぶんとご不快な思いをさせてしまった
事をお詫びします。それと、訂正ありがとです。確かに、人の
活動記録を間違えて吹聴するってのは、アレですしね。感謝です。
>反論なら603さんがしてくださるでしょう。
期待してます。あと上の2つの書き込みも603さんが書いたものへの
レスとして書いてしまったものです。気分悪くさせてしまったら申し
わけないです。流してくだされ。このとおり。
618 :
三流競技空手人:04/01/10 14:19 ID:lai7Tfnx
あのー。平安に話題戻してよいでしょうか?
二段(松濤館二段、ピンアンの初段)って、やはり、特異な気がしませんか?特に内受けが
特徴でしょうか?
型で、最初最も疑問だったのは、なぜ、追い突きばかりなの? 何故、内受けばかりなの?
でした。(下段払いをメインに置いた平安初段に糸洲の意図は?って思うと楽しい)
内受けの幾つかが、実はクロスアッパーであることと、檜垣様のサイトでしって多いに納得
だったのですが、受けを内受けを基本とするのって、やはり、現在の競技空手では
みえてこない、空手の真髄が隠されているのでしょうか???
(私は、松濤館系の型しか知らないのですが)
619 :
496:04/01/11 01:42 ID:O8RkouDn
618三流競技空手人さんへ
もう少し詳しくお願いいたします。
>二段(松濤館二段、ピンアンの初段)って、やはり、特異な気がしませんか?
>特に内受けが 特徴でしょうか?
これは
>実はクロスアッパーであることと、檜垣様のサイト
ここにかかってくるんですか?
>型で、最初最も疑問だったのは、なぜ、追い突きばかりなの?
私はなぜ型は普通の基本の追い突きや逆突きが出てこないのかが疑問でした。
620 :
平安狂:04/01/11 07:40 ID:zKCLzGRa
内受け=クロスアッパーの部分も確かにありますがやはり内受けはそれそのものが基本です。
これも掲示板の実験でも話は出てきていると思いますが受けをそのままでは使えません。
ですがいままで出てきている身体操作を使うと急に実用的になるのです。
また手刀受けや掛手受けなどいろいろな受けに繋がっていくと思います。
下段払いメインは落下の力をそのまま伝えやすくそれが分りやすいのだと思います。
>内受けはそれそのものが基本
自分個人の結論や意見ははっきりそうわかるように書こうねw
いちいち桧垣さんやら達人さんを引き合いに出さないこと
622 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/11 14:25 ID:H/qUsbNp
結局603はその後回答なし?
623 :
603:04/01/11 16:18 ID:Zvujy/Vd
しばらく見ていなかったので、レスが遅くなりました。
上記の皆さんのレスでおっしゃっていることをまとめると、
「前傾姿勢を自然体立ちというのは、間違っている。甲野氏や新垣氏の話を丸呑みしすぎ」
ということで、よろしいでしょうか?
確かに、甲野氏・新垣氏の提唱している意見に傾倒しすぎている感はあります。
私が知っている範囲内での現行の空手を見ていると、キックボクシングか、もしくは中国拳法に
日本色をつけたものが多く感じ、日本生まれというからには日本武術としての
理論があるべきなんじゃないか、体格的に劣る人でも勝てる技術であるべきなのでは、
と考えていたときに両氏らの意見に出会ったので嬉しくなって(自分も達人伝に憧れていたので)
それに飛びつきすぎた気はします。反省したいと思います。
ただ、弁解させてもらえれば、丸呑みしようとは思っていません。
>>606 体軸上に重心をおいて膝を抜いても、真下に体が沈むだけだと思います。
実際、自分ではそうなります。やり方がまずいだけかもしれませんが。
624 :
603:04/01/11 16:19 ID:Zvujy/Vd
>>613 長嶺先生の仰られた「自然体立ち」というのは、そもそもどういった立ち方なんでしょうか。
解らなくなってきました。ただ「自然に立つ」と言われてもいろいろの解釈が
ありそうな気がします。柔道などでも自然体立ちが理想という話を聞いたことが
ありますが、詳しくは知りませんし。
私は「前傾姿勢」にこだわっているわけではなく、「無理なく動き出せる体勢」
の一つとして理に適っているのではないかと考えているだけです。前傾というより
足指の方に重心をかけることなのではないかと思っています。
もし、他にも「こういった立ち方がある」という方が居られたら、
教えていただきたいと思います(挑戦的な意味ではなく本当に)。
最後に様々な流派の違いがあるというのは解りますが、私個人的には
数多くの流派が立ち並ぶ現状は好きではありません。
空手としての根本的な部分が知りたいと思っています。
「平安」スレなのに、スレ違いな内容で荒らしてしまったようで、申し訳ありません。
長文失礼しました。
625 :
608:04/01/11 17:14 ID:H/qUsbNp
>体軸上に重心をおいて膝を抜いても、真下に体が沈むだけだと思います。
>>606の文を読んでもらえば分かりますが、私は『書き込み内の言葉を借りて
言うとすれば』と答えています。つまり603さんの書き込みの言葉を「継ぎ接ぎ」
してレスしたからそういった表現になったまでです。あしからず。
私個人の意見としては、他のスレでも書きましたが、ちょうど「水袋」。
ビニール袋でもいいですし、ゴム風船の中に水を入れて膨らました形のものでも
かまいません。そういったブヨブヨとしたとりとめのなまとまったそれでいて
方向性のさだまらない一個体を身体内で表現されるのが理想だと思っています。
>私は「前傾姿勢」にこだわっているわけではなく、「無理なく動き出せる体勢」
>の一つとして理に適っているのではないかと考えているだけです。
後方に動けない(もしくは後ろから押された場合たたらを踏む)、という時点で
理にはかなっていません。この立ち方が効力を発揮するのは、敵が1人で前方に
視認できて、なおかつ複数の仲間(敵にとっての)が居ない場合と限ります。
>前傾というより足指の方に重心をかけることなのではないかと思っています。
重心をかける場所は関係ありません。それが足の甲だろうが指先だろうが「前傾をする」
という時点で後方に隙が出ます。もちろん後方に敵が居ない場合には充分な役割を負うと
思いますけどね。余談ですが、足指に重心をかけるというのは技術としては時によっては
間違いではないかもしれませんね。場合によっては方向転換の時に威力を発揮するかも。
>ただ、弁解させてもらえれば、丸呑みしようとは思っていません。
それを忘れぬ限り、何れはたどりつと思います。お互いに精進しましょう。
余談ですが、Oさん見てますかぁ?( ´D`)ノ アーイ
626 :
608:04/01/11 17:16 ID:H/qUsbNp
訂正。
とりとめのない、まとまった←にしといて下さい。失礼をば。
627 :
603:04/01/11 17:45 ID:Zvujy/Vd
>>608さん
>私個人の意見としては、他のスレでも書きましたが、ちょうど「水袋」。
このイメージは同感です。ただそれを身体内で表現するのはかなり困難そう。
>後方に動けない(もしくは後ろから押された場合たたらを踏む)、という時点で
>理にはかなっていません。この立ち方が効力を発揮するのは、敵が1人で前方に
>視認できて、なおかつ複数の仲間(敵にとっての)が居ない場合と限ります
やはり後方に動けないというのは致命的ですかね…。私が拘っているのは「前傾姿勢」
というより「膝を抜くことによる移動」という方なのですが、それに拘るのも
良くないですかね。
私は「居付かない立ち方」というのを「膝を柔らかく」「膝を抜いたときに重心が
両足の作る支持面から外れる」立ち方だと思っているんですが、どうでしょうか。
あと「基本的に敵は一人」で良いのではないかと思います。複数敵を想定することは
必要ですが、それは応用的なものなのではないかと。
>それを忘れぬ限り、何れはたどりつと思います。お互いに精進しましょう。
ありがとうございます。コツコツやっていきたいと思います。
628 :
三流競技空手人:04/01/11 17:46 ID:AFcFDwHf
>>619 様。すいません。酷い日本語で。
>>実はクロスアッパーであることと、檜垣様のサイト
>ここにかかってくるんですか?
いや、すいません。どこにもかかっていません。疑問文の羅列です。ホントすいません。流してください。
あ、あと、平安によく出てくる、後屈で添え手のある内受け(三段、四段、五段)って
あれはやはり受け?なの?というのも個人的に未だ未解決の疑問なのです。
”支え受け!”って強引に教わりましたけど・・・
ほんと、なーんにも知らないので・・・・ご勘弁を。
629 :
糸東系指導員:04/01/11 21:46 ID:/fX+BF1s
>>618 三流競技空手人様
確かに組手で内受け(糸東流の外受け)は、あまり使わないですね。
でも、この受けは完成したカタチなのだと僕は考えてます。
こんがらがるので、表記を糸東流での外受けと内受けで説明しますが、相手の左拳を左腕で外受けをする際、隠し技として右腕の内受けがあるそうです。
そうすれば、受けが決まったときの相手の状態は死に体となり安全です。
まあ、左腕外受けだけでもいいのでしょうが、両手で受けた方が、より安全で確実ってことでしょうね。
ですから、受けは基本的に外受けが多いのではないでしょうか?
内受けは、外受けが間に合わなかったときのための受けだと僕は思います。
一概にそうとは言えないでしょうが。
>>628 支え受けは、例えば、右手が外受け(表記:糸東流)左手が支えとしますと、僕が教わったのは、右手で受けた後の左拳の突きを意味しているそうです。
やはり、空手は口伝と一緒に教わらないと、正しく技術を学ぶことは難しいみたいです。
ですが、これらのことは、桧垣先生のサイトにて勉強出来ます。
http://higaki.info/index.html
630 :
糸東系指導員:04/01/11 21:53 ID:/fX+BF1s
そろそろ、ニーパイポの分解を考察しようかと思ってます。
この形も不可解な動作が多いです。
前半の、後に振り返ってからの上体を起こしながらの両拳での受け(どこだかわかりますか?)や、両手を中段位置で返してからの両手での貫手などです。
誰かわかる方いますか?
631 :
603:04/01/11 23:01 ID:H/qUsbNp
>627
>やはり後方に動けないというのは致命的ですかね…。
ん〜、後方に動けないというより、前方に偏ってるという状態が、不自然だと思う。
>私が拘っているのは「前傾姿勢」というより「膝を抜くことによる移動」
>という方なのですが、それに拘るのも良くないですかね。
移動として使う分には構わないし有効だと思います。しかし膝の抜きってのは
そもそも瞬間的な技だと私は思うのですよ。時間にして1秒か、それ以下が限度
かな。だからこそ移動中にこそ効力を発揮するんだと思う。しかし、言葉の語弊
はありますが、大ざっぱな意味で言えば『「立つ」という静止した状態』に適用
するのはハナから無理があるんじゃないかと。一瞬なら出来ますが、その状態を
わずか数分でも意地するのは困難じゃないかと思います。
>私は「居付かない立ち方」というのを「膝を柔らかく」「膝を抜いたときに重心が
>両足の作る支持面から外れる」立ち方だと思っているんですが、どうでしょうか。
私は糸東流の理念について詳しくないので、申し訳ないですが何とも言えません。
私個人が求める立ち方(というか、あり方)としては、前述の水袋が理想です。しかし
発想によっては重心を外に出さなくても良い方法があるかもしれません。手前ミソで
講釈など出来る身分ではありませんが。例えば両足に合計10キロのパワーアンクル
をしたとします。そのままの状態では移動が困難ですよね。そのアンクルを外して
両肩に乗せてみたらどうでしょう? 同じ体重でも先程よりかは動きやすいと思います。
しかし、それだと今度は肩を動かす時に少し不便。非現実的な例えですが、今度はその
アンクルを身体の中に溶かして全身にまんべんなく行き渡らせる事ができるとしたら…。
>あと「基本的に敵は一人」で良いのではないかと思います。複数敵を
>想定することは必要ですが、それは応用的なものなのではないかと。
ええ、私もその意見に同感です。「前傾姿勢の時、後ろから押されたら。」という発言に
対してのレスでしたら、発想をかえて「前傾姿勢の時、とっさに前襟を掴まれてそのまま
引っ張られたら」と発想をかえてみるのも一興かと。最後に長文スンマソン。
632 :
608:04/01/11 23:02 ID:H/qUsbNp
間違えた。上の書き込み名前608です。
633 :
マスク・ザ・レッド:04/01/11 23:43 ID:tbn+dHF0
おひさしです(^^)/
しばらくパソコン不調で書き込みできませんでした(;_;)
いくつかまとめて。
>601について
>観空大の伏せるの部分が投げであるなら、
これは「投げ」という解釈はかなり強引かもしれませんね(^^;)
ちなみに、「観空」では左足軸で左180度ターン、小さく右挙突きのあとに伏せる....という動作ですが、もともとの「クーシャンクー」では、180度ターンの時、小さく飛んで(ジャンプして)空中で右拳と左掌を打ちあわせてから着地し、伏せる動作となっています。
>603〜617,623〜627(特に616)について
>「甲野さん以外に」膝の脱力や前傾姿勢を秘伝だ極意だと提唱している人が極端に少ない、という事です。
この間の書き込みは甲野先生や新垣先生の話題が中心のようですね。
二人とも相当に技の出来る先生とは思いますし、(それぞれ内容も違いますが)理論も間違ってはいないと思います。
が、「膝の脱力や前傾姿勢を秘伝だ極意だ」と決めつけるのは危険ではないでしょうか?
(二人とも話題にすると面倒なので(^^;)とりあえず甲野先生に関してのみ書きます)これは、古武道各流を修行し、さらに自分で研鑽を重ねた甲野先生の出した結論です。
が、だからといって、「膝の脱力や前傾姿勢を意識しない武道家は二流」などということにはなりません。
極端は話、例えば、膝を脱力した体勢では弓を射ることはできません(膝関節を填(は)めて、下半身を固定しないと正確な弓は射れない)。
また、槍は非常に長く重く、それこそ空手の後屈立ちに近い姿勢で、しかも上半身を後ろに反らさなくては槍を保持することも不可能です。従って、前傾姿勢は不可能です。
つまり、武道全てに共通することではないのです。
空手を始め、各種武道にはそれぞれに「達人」が居ますが、それぞれは別々の境地に立つ存在で、必ずしも共通の技術の上にいるわけではないのではないか?
そう考えますがいいかがでしょうか?
(だからといって、甲野先生の理論が間違っている、という意味ではありませんので念のため(^^;))
634 :
マスク・ザ・レッド:04/01/11 23:45 ID:tbn+dHF0
>618について
>二段(松濤館二段、ピンアンの初段)って、やはり、特異な気がしませんか?特に内受けが特徴でしょうか?
>型で、最初最も疑問だったのは、なぜ、追い突きばかりなの? 何故、内受けばかりなの?
確かに、外受(すみません、自分は純粋な松濤館流ではないので、三流競技空手人さんのいう「内受」は「外受」と呼称します。脳内変換をお願いします(笑))が、「逆半身」で受けるという、かなり特徴的な受け方をしますね。
が、この、「逆半身外受」は、約束組手で「外受」を稽古するのに非常に使い易いのでオススメです(^^)
例えば、甲・乙が左足前の前屈立ちで組手の構えに構えて、甲が寄り足で僅かに進んで右逆突き。それに対して乙は体を左側方に捌きつつ、右腕で逆半身外受け、そのまま右前蹴り....という、型の動作そのままで存分に受け技を稽古することができます。
>何故、内受けばかりなの?
に、ついては、上地流を除けば空手の型で一番多く出てくるのはこの「外受」で、何も平安二段に限りません。(首里手であれば、もしかしたら手刀受けの方が多いかも?)
自分はこれは、もともと棒術から空手が生まれたため....と、考えています。
(棒術では外受が使い易い)
ちなみに....内受(松濤館流でいえば外受)と、上受は、よくよく考えると極めて少ない型にしか出てこない動作です。
内受(松濤館流でいえば外受):パッサイ(大)
上受:ジオン、ジッテ、松村パッサイ、喜屋武のチントウ(松濤館流のみ雲手も。他流の雲手にはなし)
....くらいしかないのではないでしょうか?
なお、首里手の平安は明治40年代後半、剛柔流の撃砕は昭和10年代後半に作成された型なのでカウントしませんでした。
ところで、剛柔流の古流型に上受はありません。それどころか、沖縄の剛柔流には内受(松濤館流外受)はまったくありません。
635 :
マスク・ザ・レッド:04/01/11 23:46 ID:tbn+dHF0
>628
>”支え受け!”って強引に教わりましたけど・・・
えーっと、たとえば金城裕先生はその動作を、「構え」と解釈しています。
まぁ、考えてみれば伝統空手の組手の時の手の構えはほとんど「諸手受」と言っても差し支えないと思います。
自分的には、「投げ・関節技への布石」ではないかと考えています。
そもそも、「相手の攻撃は片手なのにこちらの防御が両手」である型に出てくる動作は、「投げ・関節技」ではないか?と、疑う必要があるかと思います。
636 :
喧嘩妄想家 ◆e5ycPuW.m6 :04/01/11 23:50 ID:hDu7ifbU
637 :
603:04/01/12 00:43 ID:lVdY9OcB
>>627 >大ざっぱな意味で言えば『「立つ」という静止した状態』に適用
>するのはハナから無理があるんじゃないかと。
書き方がまずかったみたいです。確かに「膝を抜きながら立つ」なんて言うのは
矛盾もいいとこであり得ない状態です。そう伝わっていたのでしたら、申し訳ありません。
簡単に言えば「膝を棒状にロックしない」で「膝やその他の支えを脱力したときに、
真下ではなく、前方や左右に重心がシフト移る(倒れていく)体勢」ということが、
言いたかったです。膝を脱力しっぱなしというわけではないです。
しつこくてすみません。流していただいて結構です。
それよりも、
>私は糸東流の理念について詳しくないので、申し訳ないですが何とも言えません。
私も過去に糸東流を学んでいましたが、そんな極めたわけでもなく、離れて結構経つので身分です。
上記のことは私が勝手に思っていることで、「糸東流でそう教わった」ということではありませんので
訂正させてください。
糸東流の方、すみません。
>>633 なるほど確かに日本武術全般に共通するというのは難しいですね。
前述しましたが、私は「前傾姿勢」に拘っているわけではなく、どちらかといえば
「膝の抜きによる動き出し」ができる姿勢に拘っているのですが、
それを必要以上にありがたがることは無いようにしているつもりです。
ただ、空手(首里手)は松村宗棍が剣術・棒術の理論を手に取り込んだものだそうなので、
剣・棒の身体操作とは共通点も多いのではないかと思っています。
638 :
603:04/01/12 00:48 ID:lVdY9OcB
上の文、変なところ多いですね。すみません。
・重心が移っていく(倒れていく)体勢
・離れて結構経つ身分
に訂正。
639 :
608:04/01/12 00:49 ID:u4fSR6R9
>637
>膝を脱力しっぱなしというわけではないです。
>しつこくてすみません。流していただいて結構です。
俺も最初の方で必要以上に噛みついて悪かったな。昨今の風潮が気に
入らない時にちょうどカチあってしまったので、ついつい肩に力が入っ
てしまった。申し訳なく思う。このレスも流してくれ。
640 :
アンカー:04/01/12 01:52 ID:LKoXvwzP
496です。数字の方が増えたので、こんなHNに変えました。
三流競技空手人さんへ。
私は桧垣さんのHPはチラッと見た程度なので、そこの見解をベースに話されているのなら
よく知らない私のような者にも分かるように、説明して欲しかったという程度のものです。
謝られるようなものではありません。
支え受け。
先日。某○○連の理事の方に酒の席で、
「バッサイ大の最初の交差立ちの支え受けって結局どういう意味?」
と尋ねると、あれは交差していないと言われ、まー確かに左足は右足の後ろ。
でもン十年前に教わった時には、右足の横まで来てたのに。
えーそんな話から始まりやっと支え受けの話、
あの左手は技を隠してるんだ。との御返事。技って何?となおも聞くと。
だから技を隠しているんだと再度言われ。
てことは左手で好きな様に攻撃して良いという事、と言うと、ニコニコしていました。
test
642 :
576:04/01/12 19:40 ID:JaJAOnxW
明日から稽古はじめです。暫く練習していないのですが。
643 :
マスク・ザ・レッド:04/01/12 20:28 ID:mbV5TMIs
>アンカーさんへ
パッサイ(大)の支え受けですか。これも研究のし甲斐がありそうですね(^^)
まず、動作として、ほとんどの古式パッサイは、
1:包拳の姿勢からまず左足を軽く一歩踏みだし、
2:次いで右足を大きく踏み出し
3:最後に左足が(型によって右足の後ろや横や前に)大きく移動し、交差立ちや支え立ちになり、
4:右拳外受け、左手は開掌で右拳を支える動作を取る。
と、なっています。現在のパッサイの型は、上記動作より「1」を省略しています。
そもそもこの1の動作はどんな意味だったのか、また、なぜ現在のパッサイはこの動作を省略しているのか、疑問は残る所です。
昔「月刊空手道」に載っていた解釈は、
相手の攻撃に先んじて飛び込み、右手は顎へのショートアッパー、左手は開掌での上受(左手は型では右拳を支えているが意味は上受)
で、
A:相手がこの攻撃を後方へ避ければ、足が交差立ちですから、そこから右横蹴。
B:この技が成功した場合、続けて(足が交差立ちですから)相手を担いで、投げ。
というものでした。
非常によく考えられている解釈かと思いました。
ちなみに、自分は道場では、
甲と乙が右足前で相対し、
1:甲が乙の右手を右手で握り、右足を相手の左足前に進め、急速に右反転。(すると、合気道の「四方投げ」となる)
2:甲が乙の右手を右手で握り、右足を相手の右足の右に進め、急速に左反転。(すると、合気道の「三教」となる)
という関節技を利用した投げ技を2種教え、その上で、
乙の立場に立って、甲のこのような投関節技に対し、右支え受けをしながら前進すると、相手のこの種の技法を止められる....という、「対投関節技法」としてパッサイの動作を指導しています。
644 :
マスク・ザ・レッド:04/01/12 22:14 ID:mbV5TMIs
>喧嘩妄想家さんへ
別トピック「マジすげーよ。この演舞」の影像を見ました。
競技空手において、「試合で勝つために型演舞にバック転をしました」などという記事を空手雑誌で読んだことがありますが、そういう風潮はいずれこういう「演舞」(演武ではなく)になるんだろうな....というのが感想です。
これはとても武術ではなく、「体操選手のアクロバチックな動作で武術を演技的に演じたもの」でしょう。無論、芸術としては価値があると思いますし、武術的にも無価値ではありません。(相当に身体を練っているでしょうし)
が、この影像の選手は、少なくとも体操の経験は豊富と思いますが、武術の経験は非常に希薄かと考えます。
あれほど見事な空中回転をできるにしては、見せた下段・中段・上段への回し蹴りがあまりに下手過ぎますから。
645 :
三流競技空手人:04/01/13 00:44 ID:dfm04j8/
>>643 マスク様。 いつも感歎して読ませていただいています。
古式バッサイの最初の左足は、おそらく歩法としては本質なのでしょう。
いきなり飛び込むという松濤館のバッサイ大は、そのままでは無理があると感じましたから。
平安の支え受けもバッサイと同じかなあ?左手は開手の挙げ受けというのは、前手攻撃
後ろ手受けという、”檜垣式大原則”に沿いますからね。なるへそ、と思いました。
あと、観空大の180度ターンの伏せが、投げだと思ったのは、確か本屋で、宇城憲治氏の
クーサンクーの分解に載っていたような気が・・・・(不確実、要確認情報です)
(いっつも、テキトー極まりなくって申し訳ありません。謝ってばっかりです)
646 :
三流競技空手人:04/01/13 00:50 ID:dfm04j8/
>>644 競技としての型は、このままの流れでいくと、必ず消滅する運命にあると思います。
世界大会ルールでの団体型分解は、宴会芸の域をでません。
個人型がトーナメントでときに6個以上の型を打たねばならぬという時点で、型競技の命運
は尽きたと思います。
オリンピック採用の際に、まず組手から、という案が進行中だそうですが、もう末期的と
思われます。
競技としては、型は、近年中になくなるような気がしてなりません。
(もっとも世界では、空手は型だ!というイメージも根強いので、もっと変形して残るのか?
とも思った時期もあったのですが・)
647 :
マスク・ザ・レッド:04/01/13 23:11 ID:skhI5DXy
>糸東系指導員さんへ
すみません(>_<)
自分はニーパイポの形を詳しくしらないのでコメント不可です(^^;)
他の、この形に詳しい形のコメントをお願いしますm(__)m
>三流競技空手人さんへ
>個人型がトーナメントでときに6個以上の型を打たねばならぬという時点
たしかに、このルールはとんでもないルールですね(^^;)
そもそもこのルールを提案したIOCの委員は、空手を全く知らなかった....との噂ですね(^^;)
>マスク・ザ・レッドさん
パッサイ大の解釈は中々いいと思いますが、次の内受け二回はどう解きますか?
>そもそもこのルールを提案したIOCの委員は、空手を全く知らなかった....との噂ですね(^^;)
本当ですか? ちょっとびっくりです。
>三流競技空手人さん
型を正しく残すのは、分解の公開しかないと考えています。
各流派がこれができなければ、「まじすげーよ」の方へ・・・・
649 :
マスク・ザ・レッド:04/01/14 23:16 ID:PlD8+RC4
檜垣さんへ
空手のルールとIOC委員の話についてですが、自分の所属する県連盟の重鎮の話ですので間違いないと思います。
要するに、フィギュア・体操などの演技の評価はしたことがある....という、他の「スポーツ」には理解のある委員が、まったく未知の「空手」の「型演武」を見て考えたルールらしいです。
そもそも空手を「武道」として捕らえる人間がIOCにはいるはずもありませんし、まぁ、「観衆を沸かせるスポーツ」として型競技を捉えるなら、そのようなルール設定も「アリ」かな?と考える次第です。
(もはやこれは空手の型ではない....とは、もちろん自分も考えてはいますが....)
さて、パッサイの話題ですが。
自分は、パッサイについては、
糸東流のパッサイ(大)
城間先生系列の「親泊パッサイ」
の2種をメインで稽古していますので、糸東流系の型について答えます。
第2、第3挙動(第一挙動から後方へ振り向き、前屈立ちで左外受け→足裏一枚分足幅を狭め、右外受け)
は、相手の攻撃を左腕で受け、さらに追撃を受けたので足幅を狭めながら右腕で受け。と、同時に後ろ足での右前蹴り。
第4、第5挙動(さらに体裁きで正面に向き直り、左内受け→足裏一枚分足幅を狭め、右外受け
(上記説明は、松濤館流である檜垣さんの流派とは外受け・内受けの名称がが逆転しています)
相手の攻撃を左内受け、さらなる追撃を右外受け。
この場合、体制は左へ、左へと受け流しているので、反撃は右回し蹴りになると思われます。
いずれにせよ、糸東流系のパッサイであれば、反撃は後ろ足蹴り....と、考察しますがいかがでしょうか??
パッサイのこの動作につき、どこかのHPの動画では、最初受けは相手の腕を捉える動作、二本目の受けは相手の関節極め.....というふうに解釈していたのを覚えています。
]
650 :
糸東系指導員:04/01/15 14:26 ID:Jj4biZKF
>>649 マスク・ザ・レッド様
その部分のバッサイ大の分解は、全空連では公式にそうなっていますが、僕は疑問を感じています。
相手の2連突きを外受け2回で受けるのは至難の技だと思いますし、あまり合理的ではないような感じがします。
僕が考える第2第3動作の分解は、相手の左拳による突きをこちらの左外受けで受け、相手の突き腕を左手で掴んで引っ張りながら右拳で裏拳かと。
空手は受け即攻撃ですし、相手の2回も攻撃のチャンスを与えるとは思えません。
第4第5動作は、その流れで行くと、裏拳を入れてひるんだ相手を内受けの動作(第4動作)で投げ、もしくは体勢を崩し、また裏拳かと。
いかがでしょうか?
>要するに、フィギュア・体操などの演技の評価はしたことがある....という、
>他の「スポーツ」には理解のある委員が、まったく未知の「空手」の「型演武」
>を見て考えたルールらしいです。
絶句・・・・
652 :
極真館師範代:04/01/15 18:32 ID:UcllR24W
平安の裏の型はとても難しいですね
653 :
GSL:04/01/15 18:37 ID:ziu7o+zL
とりあえず、競技形と鍛錬形(便宜上そう分けさせて貰いますが)を同一に
語るのは辞めた方が良くないですか?
余計な混乱を生むだけだと思います。
654 :
アンカー:04/01/15 22:43 ID:w4YK3Csj
653さんの意見に近いかな。
試合・競技などの型の一面ばかりを見ての意見を
良く聞きますね。
655 :
アンカー:04/01/15 22:57 ID:w4YK3Csj
バッサイ大
最初に大きく前に出るのは、新垣氏の説にあるように
前への力を利用するためかと思います、倒地法と言ってましたっけ。
松村バッサイなどのようにただ歩くだけより、
バッサイ大のように大きく出た方が、実に付けやすいのかも。
この考えを、二度の受けに当てはめると
二度目の動作が攻撃だとすると、一度目の受けの体勢からだと
それ以上前方に体を倒して行き難い、その解決のため
二度目の受けの時に半歩前足を引き、前への力を
生んで攻撃に利用しているのでは。
656 :
諸行無常:04/01/15 23:35 ID:QSHpj38V
桧垣源之助さまへ
事実を申しあげましょう。
組織の中では制約があり、分解に関しても公には出来ない、また、しない部分も
あり、なんでもかんでも出しちゃえばああ、よく知ってる方だなと思われるのは
ちょっと違うんじゃないかなと思えますが、いかがでしょう。
そんなにバカじゃないかぎり、10年も20年も型を打っていれば自然と疑問が沸き、
また、年齢とともに、今までのパワーと、スピードの若い空手ではなく、
たとえばベストキッドの宮城のような(たとえ)技術と心術の空手を目指すのは想像に
難くなく、だとすればおのずと型の解明に心血を注ぐのは明白の理ではないでしょうか。
いかにも、自分の系統のみが形を解明できているのだといわんばかりのあちこちの発言、記事は古参からすると
不快感を感じます。やれ、パクリだのまねをしてるだの、合理的な解明にそんなに違いがあるはずも
ないではありませんか。同じ人間が使うのですから。
657 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/15 23:44 ID:hMaVmPhw
アッサラーム・アレイコム!
658 :
マスク・ザ・レッド:04/01/16 00:22 ID:l+/w+gan
>糸東系指導員さん
>僕が考える第2第3動作の分解は、相手の左拳による突きをこちらの左外受けで受け、相手の突き腕を左手で掴んで引っ張りながら右拳で裏拳かと。
なるほど。これも合理的ですね(^^)
同様に、
>相手の突き腕を左手で掴んで
関節を取っての投げ(合気道の近い技法あり)にも展開できますね。
>檜垣さんへ
>絶句・・・・
いえ、こんなのは序の口(^^;)
(以下、IOCへの文句が続きます)
要するにIOCは、「観て楽しむスポーツ」により「観衆を湧かせる」が最大の関心事であり、武道はおろかスポーツの「記録への挑戦」にすら興味がないようですね(^^;)
たとえば、冬のスポーツ、スキーの「回転」・「大回転」などの「世界選手権」は、予選の記録の良い選手から本戦を滑ります。
が、冬季オリンピックにおいては、「回転」・「大回転」などは、予選の記録の悪い選手の順で滑ります。
なぜかというと。
「回転」・「大回転」などは、前の選手の滑ったあとはスキーの跡が邪魔をして、記録が落ちる傾向にあります。それゆえ、予選の記録の良い選手こそ、「一番最初」という最も良い状態でスタートを切る権利を持てるわけです。
対して、オリンピックは会場盛り上がりこそが全てです。
従って、予選記録の悪い選手から先に滑り、後ろに行くほど凄い選手....となって観客を喜ばせよう、ということですね。(ヤレヤレ)
競技スポーツにおいてすらこの状況です。
「空手道競技」「形部門」とやらのルールが、どういうものになるかはルールを決める以前からわかっていたような気もしますね。
>極真館師範代さんへ
はじめまして! よろしくお願いしますm(__)m
ところで、「平安『裏』」とはどのような内容なのでしょうか?
是非お教え下さい。
>GSLさんへ
>競技形と鍛錬形(便宜上そう分けさせて貰いますが)を同一に語るのは辞めた方が良くないですか?
いえ、心配ご無用かと(^^;)
このスレッド、だれも競技形についてなんて語っていませんから(^^;)
(そもそも、平安の形では競技に出れませんよね(^^;) 予選が指定形なのに決勝で平安を打つ選手はいないでしょうし(^^;) )
659 :
マスク・ザ・レッド:04/01/16 00:42 ID:l+/w+gan
>諸行無常さんへ
>10年も20年も型を打っていれば自然と疑問が沸き、
諸行無常さんの気持ちもわかります。
が。
檜垣さんがHPを立ち上げたのは、諸行無常さんのように、真摯に空手の型を研究していると思われる方が、あまりに少なかったからではないでしょうか?
>組織の中では制約があり、分解に関しても公には出来ない
なのであれば、そんな組織こそ「くそくらえ」でしょう。
組織がどうの、流派がどうの、という以前に、我々は空手家です。
我々空手家が望むのは、空手そのものの普及・発展であり、自分が所属する組織・流派の発展はその延長上に過ぎません。
で、あれば、書籍等で公開されている空手の型分解があまりにお粗末であれば、それを正すのは我々の責務ではないでしょうか?
(そうでなければ、良識ある他武道・他格闘技の修行者より、「空手の型とはあんなお粗末なものなのか」という誤解を受けてしまいます)
自分としては、檜垣さんにエールを送りたい気持ちです。
が、諸行無常さんの言われるように、公開していないだけで、空手の型を真摯に研究されている方が多数居られるとは思います。
自分としては、檜垣さんのような公開主義の方とも、諸行無常さんのような非公開主義の方とも、それぞれ信念は違えど、同じ空手家として切磋琢磨して行ければ、と、考える次第です。
ここは良スレなんであんまり突っ込みたくはなかったんだが
過去レス読むと諸行無常は自分で分解を何回か書いてるね。
こいつは非公開主義じゃないよ。どれもあまりぱっとしないけどw
古参かは知らんがたいした中身が無い。その割りに態度は一番大きいぞ。
656のレスは檜垣さんへの嫉妬とお山の大将になれなかった負け惜しみに見えるな。
もし本当にどっかの組織のえらいさんならこういう香具師が日本の空手をダメにして来たってのがよくわかるよ。
書いてる中身だと厨房かもしれんがなw
661 :
糸東系指導員:04/01/16 09:18 ID:x0VWAhd4
>>655 アンカー様
糸東流で言うところの倒木法ってヤツのことでしょうか?
重力を利用して、技のおこりを見せないようにしたり、動作を早くするための沖縄独自の身体操作だそうです。
>バッサイ大のように大きく出た方が、実に付けやすいのかも。
これはとても納得ですね。形には身体操作を身に付けることも含まれていると僕も思います。
倒木法を意識して形をやってみると、よくわかります。
>>658 マスク・ザ・レッド様
>関節を取っての投げ(合気道の近い技法あり)にも展開できますね。
これは思い付きませんでした。やはり、他の人と意見を交わすのは大事ですね。
ところで、ニーパイポなのですが、振り返って両手での上げ受けの部分の解釈がどうしてもわからないです。
誰か知らないですか?
662 :
GSL:04/01/16 10:36 ID:+i2n3hSM
>マスク・ザ・レッドさん
私は、桧垣源之助さんの活動を支持していますし、
とても有意義な事だとも思っています。
また、このスレの内容もとても素晴らしいとも思っています。
この様なやり取りがもっと全空連系の空手内の中でも増えたら素晴らしいでしょうね。
でも、だからこそ安易な批判の様なモノは現時点では避けるべきだと思いますよ。
時に競技の技と実戦の技を比較して検討するのは重要な事だと思いますが、それが端に
例えば「回し蹴りなんて金的蹴りの言い的だろ」とか「あんな攻防目つきが在ったら成り立たないよ」とかの様な話し
(適切では無いかも知れませんが例えとして使わせて貰いました)
になってしまったら、競技側の人間も気分の良いモノでは無いでしょうし、いたずらに荒れるのを誘発する様な気がします。
また、端に自己主張したいだけの人間と思われる危険性もあり得ます。
まあ、こんな風に思った次第です。
663 :
GSL:04/01/16 10:44 ID:+i2n3hSM
それと個人的な展開としては、今後も形競技は残って行くと思います。
何よりも、形競技が在る事によって空手に携われる人の数が激増するからです。
また、形競技が無くなってしまった場合、多くの人が形をおろそかにし、
組手競技の練習の方に流れていく気がして成りません。
勿論、純粋に鍛錬として形をやっていく人は残るでしょうが、今よりも少なく成るような気がします。
何だかんだで、形競技が在る事によって形を語れる人が多く確保出来る訳ですし、
それにより、善し悪しの討論が出来る人を確保出来るのでは無いでしょうか?
因みに桧垣源之助さんには、何時か和道会のG○会のT先生にお会いして貰いたいですね。
この方の形に関する知識は凄いですよ。
私も一度、基本と形をちょっと見て貰って修正して貰った事在りますが、
「これは、組手にまま使えるな・・・・」と感激した経験があります。
664 :
603:04/01/16 17:16 ID:Nzs2+jeO
>>661 糸東系指導員様
倒地法(=倒木法)は剣術でも用いられている理論という話を
聞いたことがあります.
自分としては松村宗棍が剣、棒術の倒木法を空手に
取り入れたのではないかと思っていましたが,実際は沖縄独自なんでしょうか。
もし詳細をご存知でしたら教えていただきたいです.
剣術界でも,最近の風潮に乗っかって急に主張しだした方がいる可能性も
あるかと思い…
665 :
糸東系指導員:04/01/16 18:31 ID:x0VWAhd4
>>662 >>663 GSL様
僕も競技は残してもいいと思います。自分の中での競技空手と武道空手の割合を自覚出来れば、割り切って練習するのもありだと思います。
僕は実際にそうしてます。ただ形に関しては、僕なりに全空連に意見があります。
まず、競技用の形と武道用の形の区分をきっちりと分けて欲しいです。
もう、みんな今の競技用の形は、武道ではなく表現だと認めてしまってもいいような気がします。
そして、競技なのですから、もっとルールを整備し、何をやってはいけないのか、また、何をやってもいいのかの明確な線引きが必要だと思います。
競技としての様式美を追求し、自己表現の範囲を明確にしなければ、競技を目指す者としては非常にやりづらいです。
糸東流の摩文仁賢榮先生が、とても素晴らしい意見を言っておられました。
既製の形を競技にしてしまうと、本来の形の意味が失われてしまうので、新たに競技用の形を作ってはどうかと。
10なら10、入れなければいけない動作を決め、自由に作ってはどうかというような意見でした。
皆さんは、どう思います?
666 :
糸東系指導員:04/01/16 18:34 ID:x0VWAhd4
>>664 603様
倒木法の件、後で調べておきます。
もしかしたら、元々日本にもあった身体操作なのかもしれないですね。
僕は空手の資料しか持ってないのでわからないですが、その資料を読み直してみます。
667 :
三流競技空手人:04/01/16 19:40 ID:LQT9FlFn
あ、競技の賛否両論は、楽しく語ればよい類のもので・・・飲み屋で素人が長嶋監督を批判
する程度のお話があっても、まあよいかと思っているのですが・・・
ただ、型競技が、これなら体操、ダンサーの方が質、量で上回り魅力的ってなったら、
競技としての命運は、危ういような気がしたまでです。
型競技が、他のスポーツの追随を許さない価値があるような方向で進んで欲しいです。
(中国武術の、表演部門って、やはり賛否両論がくがくなのかなあ)
668 :
GSL:04/01/16 20:09 ID:+i2n3hSM
>糸東系指導員さん
競技用の形という考え方も面白いですね。
でも、それだと本当に形の競技の意味が無い様な気がします。
私は、今の競技形を参考に自身の組手の感覚を反映させて自身の鍛錬用にやっています。
それを在る先生に話しした所、間違っては居ないと言って貰えました。
競技の形も元は純粋な鍛錬の為の形を元に今に至っているので、それはそれで役に立つ所が在ると思います。
まあ、だからこそ今の混乱というか中途半端な状態になってしまっているんでしょうが。
全空連が率先して言われるような動きをするかと言えば、まず無いような気がします。
地道ですが、形の本来の意味や姿を取り戻す文化や活動を続けられる事こそが一番確実な気がします。
全国には、個人レベルでその様な知識をお持ちの先生達が多くいるのだから、
そういう先生達が互いに情報交換出来るように成ると良いですね。
(そう言う意味でも、今のインターネットというのは極めて面白いですね)
それが、ひいては空手界全体の形に対する文化に繋がると最高ですね。
>三流競技空手人さん
お気持ちは解るのですが、この様な有象無象の人間が自由に見聞き出来る場所だと、
何が原因で荒れたり、勘違いされるか解らないので残念ながら気軽な批判というのは気を付けた方が良いと思います。
特に、このスレでは形本来の意味を追求しているので現行の競技の批判=現行の形競技そのものの批判という風に受け取られやすいので、
気を付けた方が良いと思います。
私だって、居酒屋等で仲間内だけで飲む時は批判を酒の摘みにしていますけどね。
669 :
マスク・ザ・レッド:04/01/17 00:05 ID:v4GZg3hS
>GSLさん
>また、形競技が無くなってしまった場合、多くの人が形をおろそかにし、
>組手競技の練習の方に流れていく気がして成りません。
自分もその点に同意です。
剣道・柔道にも形はありますが、空手の型(形)と比べてその稽古をする人数が非常に限られており、剣道・柔道のそれは昇段審査のためか、さもなくば試合の昼休みに高段者が表演するだけのもの....に、なってしまっています。
空手の型を支えてきたのは「形競技」である、といっても、確かに誤りではないでしょう。
>603さん
>自分としては松村宗棍が剣、棒術の倒木法を空手に取り入れたのではないかと思っていましたが,実際は沖縄独自なんでしょうか。
これはもはや、証明する方法自身がないので難しいですね。
「巻藁」も、松村先生が示現流兵法の「立木打ち」にヒントを得て編み出した、とする説もありますが、正直、肯定も否定もできません。
>糸東系指導員さん
>僕も競技は残してもいいと思います。自分の中での競技空手と武道空手の割合を自覚出来れば、割り切って練習するのもありだと思います
「割り切って」試合にでる、ということであれば、和道流の方はかなり以前から体験しておられるはずです。
なぜなら、和道流の動きは日本の柔術が混じっているせいか他流派と比べて動きがやや特殊で、試合にでると高得点を取るのが難しいからです。
そのため、
1:「和道流」としての大会用(和道流らしさを出す)
2:全日本空手道連盟の大会用(和道流らしさをあまり出さない)
の2パターンで稽古をしているそうです。
670 :
三流競技空手人:04/01/17 08:35 ID:wTP1c0Al
>>663 >>669 和道流の分解ってもの凄く興味があります。型の種類の点では糸洲系というか松濤館と
かぶっているようですが、”ありゃ柔術だ”というお話も聞きますし。
どこかで、和道流による平安などの型分解を正式に公表して欲しいと思います。
(あるのかな?でも伝わってこないのですが・・・)
ちょっと見ないうちに、賑やかになってる。
GSLさん、こんにちは。
ご支持ありがとうございます。
>因みに桧垣源之助さんには、何時か和道会のG○会のT先生にお会いして貰いたいですね。
機会があればお会いしたいですね。和道関係にも何人か知り合いがいます。
諸行無常さん
なにか思い違いがあるようですね。
私は「自分の系統のみが形を解明できているのだ」とはどこにも書いていないですよ。
パクリも実際にありましたからね。これはやられた本人でなければ、気持ちは理解できないでしょう。
20年30年合理的に考えて型をやっても、同じ結果にはならないと思います。
昔、沖縄の一部で行われていたときと世界に広まった現代では、空手人口は何倍にも多くなりました。
従って、多くの人によって型の検証が行われていることになります。
しかし、結果はどうでしょう。
30年どころか80年経って、何万倍の人によって行われても、型の解明は出来ていないのではないでしょうか。
672 :
三流競技空手人:04/01/17 13:37 ID:g0r2NpRZ
>>671 檜垣様。
>20年30年合理的に考えて型をやっても、同じ結果にはならないと思います。
同意いたします。というか世代を経て、年数が経つほど、異なる方向へ変質する危険の方が
増える気がします。最初のちょっとした誤解、失伝が、教授する世代が変わる後とに増幅
する可能性が大と思います。
”競技”と競技人口の確保というのは、その誤りを検証するある手段だと思うのですが、
沖縄での一子相伝的な方法ではなく公開に踏み切った唐手(空手)が型分解だけ公開しない
というのは、歪んでいる気がします。
あ、いや、普及にあたって、先人の血のにじむ様な苦労は、察するに余りあるのですが・・
試し割とか、協会のビデオにあるような、多人数を相手にそのまま型をうってデモするなど
ある時期には必要だったとは、今の私には思えるようになってきました。
そしていま、今この時期に、皆が分解の公開と検証を望んでいるような気がします。
そのまま使えなくとも型には意義があると思いますが、分解と様式化を知ることで、糸洲
または船越先生の壮大な(意地悪な?)意図をしりたいものです。
(松濤館の船越先生からは、和道流や、江上氏なんかのそれこそ多様な空手が出ていますよ
ね。協会だけではなく。)
673 :
三流競技空手人:04/01/17 13:45 ID:g0r2NpRZ
遅いレスですが・・・
バッサイ大の支え受けの後の外受け二回の部分ですが、突きでしょうか?
支え受け自体が、両手受けに近い、受け/クロスカウンターで、その後相手の腕の
下から引きずり廻しながら突き込む?という、観空大の最初の部分に近い使い方
では?
例えば、相手の右追い突きに対して、左手開手で押さえながら、相手の右腕の上を
擦るようにアッパーカット。右手で相手の右腕なりとつかんで投げ(交差立ち)
あるいは引きずり廻して、その相手の右腕の下から左でクロスアッパー、その後に
つづく・・・
(最近、多く知るより深く知りたいと思い、鉄騎、平安しか練習しなくなったのですが・・)
>三流競技空手人さま
>バッサイ大の支え受けの後の外受け二回の部分
ちょっと違いますが、発想的にはそういう流れになります。
近いうちに公開しようと考えています。
675 :
三流競技空手人:04/01/17 18:42 ID:wTP1c0Al
>>674 桧垣様。
楽しみに、たのしーみに待っています。
あと、リクエスト。平安三段と五段の最後の部分、これも焦がれる位、待ってますからね。
”近日公開”ですよね! うー、楽しみです。
676 :
アンカー:04/01/17 20:18 ID:I+RFl9m7
三流競技空手人さん
>バッサイ大の支え受けの後の外受け二回の部分ですが、突きでしょうか?
>支え受け自体が、両手受けに近い、受け/クロスカウンターで、
桧垣さんが答えてられますが、私の書き込みに対してのご意見ですよね?
受けをクロスカウンターと解釈することが絶対なのでしょうか?
一つの動きの解釈が一つしかない???
私はバッサイ大は前回書いた体重を利用する動きと
体をしならせるような動きシャープな腰の切返しなどを学べればと思っています。
もちろんそれ以外も有りますが。
2回受けるのを受けが二回続き攻撃が無く、また受け。これを不自然と考えるのは
当然でしょう。でもこの動きが出来れば必要な時に受けることも突くことも出来ます。
体の動きを身に付けて、必要な時に好きなように動ければいいのではないでしょうか
支え受けでも、左で受けようが右で受けようがどうでも良いと思っています。
まー私の型に対する考えの大前提は。
型は人それぞれの取り組み方があって良い。
です。
>アンカーさん。こんにちは。
>型は人それぞれの取り組み方があって良い。
仰る通りですね。
私は「分解は使えれば正解」と思っています。
678 :
三流競技空手人:04/01/17 21:07 ID:wTP1c0Al
アンカー様。 あ、いや、
>>648 の桧垣様の問いかけに対しての答案の気持ちで書かせて
もらったのです。
いつぞや、マスク様が総括したとおり、いろんな応用が効く、抽出された
シンプルな本質が型だと思うので、私も一つの解釈しかないとは思っていません。
いや、型って本当に豊かな、宝の宝庫のような気がします。
ただ、絶対使えない分解を、強引に教わってきた者ですので・・・・
(大学空手、超一流校は別にして、は往々にしてそうかと・・)
679 :
GSL:04/01/17 21:45 ID:NqdC2wB4
今日、久しぶりに形のビデオを見ました。
そこに紹介されている自流の形の分解等を見て改めて「形っておもしれ〜」って思います。
普通に競技組手の練習だけでは出てこない動きの発想が形には在りますから。
これらは、確かにままでは競技には使えないと思うけれど、ミックスしてやれば十分に使えると思うモノが幾つか
ありました。
ただ、中には明らかに不自然というかこんなの無理だろ〜という分解も在りました。
その動きが何を意味しているのか・・・・もしくはどう使えば自分に馴染むのか・・・・そう考えるのも形の楽しみでは在りますね。
結局、どんな解釈を付けても最終的には使う人間の感覚が大きい様な気がします。
そう考えると、沖縄時代から既に複数の解釈があったという話しも頷けると考えました。
680 :
GSL:04/01/17 21:52 ID:NqdC2wB4
でも、ちゃんとした解釈が殆ど無いから、今の混乱の様なモノも在るのでしょうね。
雑誌とかで、形の解釈をするのは、どこかの流派の幹部の人達ばかり。
必然的にその内容は、昔から言われている決まり切った紹介が殆どで、使う為の内容では在りませんし・・・
(当の本人でさえ、道場等では雑誌とは違う事を教えて居るのに・・・)
「使える形」という視点で励んでおられる先生も居ますが、そういう人達はほぼ、表舞台には出てきませんし・・・
結局、情報が個人レベルで止まるので、まともな検証や勉強の余地が在りませんね。
681 :
マスク・ザ・レッド:04/01/18 00:46 ID:hwH5hL2N
>結局、情報が個人レベルで止まるので、まともな検証や勉強の余地が在りませんね。
これは重大な問題ですね。
自分は空手がメインですが、古武道も修行している身です。
そして、自分とは無関係とはいえ、絶えていく古武道を幾つか知っている身ですので身につまされます。
来る2/15に、日本武道館で「日本古武道演武大会」が開催されます。
が。
第1回から数回の大会に参加されながら、すでに絶えてしまった流派が2,3あるようです。
自分の知っている範囲でも、長尾流体術、林崎夢想流居合術などが、師範が亡くなると同時に消えてしまったらしいです。
空手においても、優れた技術があれば、それは絶対に後生に残すべきだと自分は考えます。
そもそも武術・武道はそうやって現代に伝えられてきたのですから....
682 :
アンカー:04/01/18 01:36 ID:3RmtUK0L
桧垣源之助 さん
>私は「分解は使えれば正解」と思っています
そうですよね。例えば、もし仮に大先生に
ここは抜き手、と言われても鍛えてもいない手で抜き手は出来ないので
そんな場合私にとっては正解とは言い難い物になります。
マスク・ザ・レッド さんの居合いの話で思い出しましたが、
居合いでは制定型と古流を同時に学びます。
全空連の八つの指定型になってから
そちらばかりを教える風潮がありますね。
私の平安も古いと言われていますし。
683 :
糸東系指導員:04/01/19 09:05 ID:DjmTPuJE
>>667 三流競技空手人様
>ただ、型競技が、これなら体操、ダンサーの方が質、量で上回り魅力的ってなったら、
>競技としての命運は、危ういような気がしたまでです。
>型競技が、他のスポーツの追随を許さない価値があるような方向で進んで欲しいです。
とても共感出来るレスですね。本当にそうだと思います。
競技に参加する側が、もっと誇りを持てるようなアイデンティティを形競技で確立させて欲しいです。
上の人たちが、もっと危機感を持って有意義な意見交換をしてくれたらなと思います。
>>668 GSL様
>競技用の形という考え方も面白いですね。でも、それだと本当に形の競技の意味が無い様な気がします。
いや、誤解を招くような書き方でしたね。言葉足らずでした。
もちろん、形は伝承していくのですが、競技用に改変されるのを防ぐために新たに形を作るという話です。
これならば、各流派に伝わっている形の本来のカタチを保つことが出来るのではないでしょうか?
ただ、あまりにも現行のルールで普及しているため、変換は時間がいるでしょうが。
684 :
競技の達人:04/01/19 09:28 ID:/0obhQ3G
ここでは、初の書き込みになるかと思います。現在の型競技に否定的なご意
見が続いているようなので、私見を少々。
私も現在の形競技のあり方に大いに疑問を感じています。しかしながら、では
皆さんが理想とする「使える型」を競技化することは可能であるかというと、私
は競技化自体が無理のように思います。
なぜならば、空手の大家が10人いて、ある人物の型を評価をするとします。そ
れが大家であればあるほど、10人の意見は皆違い、評価も大きく違ってくる事
は明らかです。今でも、「あいつの型は・・・でダメだ。」式の古老のボヤキ
は絶えません。
自分の技を高度に仕上げた人であればあるほど、異なった身体操作で仕上げた
人間の評価は低くなるもの。
つまり、型そのものが競技として確立する事自体に無理があると思うのです。
武術としての型は、ひとりの先生に指導された複数の生徒の技の仕上がりを
比較する事は可能でしょう。しかし、各々の先生に指導された様々な生徒を同じ
基準で評価を下す事は不可能と感じます。
続く・・・・。
685 :
競技の達人:04/01/19 09:42 ID:/0obhQ3G
>>684の続き
型を武術としてではなく、体育として評価を下せば、ある程度の基準化は可
能であると思います。それが今の競技になっているのでしょう。第1回のマス
ターズに、私の知っているある沖縄の先生が出場されました。その先生は沖縄
では、古老の間では、中堅どころとしては一番の使い手だろうと評判の先生で
した。私も指導を受けた事がありますが、その威力たるや物凄い!!!
さすが本場の空手だと驚いたものでした。で、マスターズの結果は、1回線
負け。武術としての評価を審判の先生が下す事が出来ない。ただし、体育とし
てはたしかにマイナス面が多かったですね。技が小さい。最低限の動きで最大
限の効果を発揮するのが空手ではあっても、体育的な評価は、「最大限の効果」
というプラス面よりも、「最低限の動き=技が小さい」のマイナス面を見られ
てしまう。
では、型競技自体が不要であるかというと、現在の空手界の状況では、型は
重要な練習体系の一部となっていますが、競技が組手のみになると、型を稽古
するものが激変し、型そのものが衰退しないとも限らない。
そうなると、型は一部のマニアの為に存在し、いずれ型そのものが失伝の憂
き目にあうことも考えられなくもない。そうなったら、空手の技そのものが何
を基準に作ればよいか分からなくなる。
で、結論は次のレスで・・・。
686 :
競技の達人:04/01/19 09:58 ID:/0obhQ3G
>>685の続き
このレスで皆さんが語っているように、まじめに型を考え活きた型とするには
どうすれば良いかを、日本国中で考えてゆけば随分と良い方向に行くのでしょう
が、現段階では、ただ型をひたすらやっていれば強くなるかと思い込んでいる人
も多い。(ああ、こんな正直言っちゃうと、また非難されてしまう・・心の声)
分解に関する統一的な見解も規準もなく、時折至極まともな分解が世に出ても
人々はあまり関心を示さない。
こういった状況下で唯一の防衛手段として、型をストップ・アンド・ゴーで居
着かせることで、技の保存を我々は本能的に行っているような気がしないでもな
いのです。
例えば、食堂で食べる調理し立てのラーメンは、カップラーメンよりもうま
い。でも、いつも調理したラーメンを食べられるかというと、保存が効かない
ので、そうも行かない。
カップラーメンであれば、長い間同じ味で保存が出来る。でも、そのままで
は食べられず、お湯を注ぐという行為で初めて食べられる状態になる。
それを考えると、
居着いた状態の表演型=カップラーメン
そのままでは使えないが、保存は利く。
臨戦型=食堂で食べるラーメン
すぐに使えるが、保存が利かない。
と、考えてみると、真の型の意味を万人が知る事が出来る時代が来るまでは、
今のような表演型で保存を図ったほうが得策かとも思うのです。ですから、私の
意見としては、現在の型のあり方には満足はしていないが、現状(=真の分解が市
民権を得ていない状態)では致し方ないのかなと考えています。
687 :
三流競技空手人:04/01/19 12:44 ID:aou1AII1
>>686 達人様。 至極まっとうで、ぐうの音もでません。
私は、桧垣様のサイトを見てからというもの、”冷凍食品”をイメージしてましたが・・・
>>683 競技用の新しい型、云々。
これって、確か、空手創世記に本当にあったお話じゃなかったでしたっけ?潰れたってこと
でしたけど・・・(何処で拾い読みしたんだったっけ??あれ、このスレッドでしたっけ?)
688 :
**:04/01/19 16:51 ID:pAlN7frr
平安は和道が一番カッチョええ
689 :
和道 ◆Wado/di/UI :04/01/19 17:03 ID:w6so2EhN
>688
そんな意見は初めてだ・・・
690 :
マスク・ザ・レッド:04/01/19 20:25 ID:vIilGPFU
>アンカーさんへ
>居合いでは制定型と古流を同時に学びます。
ちなみに、剣道の「形」は、剣対剣の形七本、剣対小太刀の形三本、計十本の形が全てです。
剣道の場合、もともと明治中葉に、古流剣術の各流の先生方が集まり、流派に捕らわれない新しい「剣道」を作り上げたわけですが、
そのためにいわば「義務教育」的な位置づけで「大日本剣道形」を作り、これを共通科目とし、その後は各流の古流形を学ぶ....ために作られたようです。
が、その後古流各流の特色が失われ、結果的に「大日本剣道形」だけが残ってしまったようですね。
なんとなく、空手の「指定形」に近い状況でちょっと何ですが(^^;)
競技用の形....個人的には認めたくはないですが、すでに存在しますよね?
「チャタンヤラクーシャンクー」が現にそうです。
古流沖縄空手の「北谷屋良クーシャンクー」とは、もはや別物です。
ただ、競技用の形を作ってはどうか....という意見を出した先生はおそらく本意ではなく、古来の正しい形を変質されてはたまらない、それよりは新たな形を作るべきでは?....という程度でそういう意見をだされたのでは?と、自分は考えます。
競技の達人さんへ
素晴らしいご意見、ありがとうございます!
今後ともよろしくお願いしますm(__)m
が、自分的に一点だけ納得できない点を。
>自分の技を高度に仕上げた人であればあるほど、異なった身体操作で仕上げた人間の評価は低くなるもの。
果たしてそうでしょうか?
「正確な評価」はムリとしても、例えば、サッカーの中田が野球のイチローのプレーを見て、「あいつの野球はダメだ」という評価は下さないと思うのですが。
と、いうか。
首里手の先生が、那覇手や上地流の演武を見たとしても、初段と三段の演武を見誤ることはないと思います。
たとえ流派が違っても、共通する部分は大きいと考えます。
もちろん、「正確な評価」はその流派でなければムリと自分も考えます。
691 :
マスク・ザ・レッド:04/01/19 20:34 ID:vIilGPFU
>688,689
確かに、
>平安は和道が一番カッチョええ
って意見はごく少数かと(^^;)
現に、「和道流の形は見栄えが悪く点が出ない」ということを、和道流の選手自身が熟知していて、前空連の試合にでるときは技を変えるくらいですから。
が。
和道流の平安四段で、手刀打ちで他流が首への手刀打ちを行う所を、相手の蹴りを流す技、としている表現をとる和道流は独特で興味は尽きないですね。
特に「手刀受け」の実戦性は、和道流が随一と自分は思っています。
692 :
競技の達人:04/01/19 22:00 ID:/0obhQ3G
>>690 >首里手の先生が、那覇手や上地流の演武を見たとしても、初段と三段の演武
を見誤ることはないと思います。
「本物は本物を知る」これは事実でしょう。反面、そうとうの使い手同士がお
互いに「あいつの型は間違っている」と、言いあっていることも事実です。
特に、会派の違う同流派の人間ほど、その傾向が強いのではないかと思ってい
ます。
私はこの書き込みをした時、空手の大家が審判を務めたことをイメージしま
したが、そうとうばらつきが出て、混乱してしまうのではないかと思ったので
す。
693 :
GSL:04/01/19 22:16 ID:ROMtWvsc
大家と言われる人程、自身の身体的解釈に拘りを持ちそうですしね。
694 :
:::04/01/20 22:04 ID:u0ipQ6zN
>>688 いや、平安は糸東だ。
でもワンシュウは和道が
かっちょええ。
695 :
糸東系指導員:04/01/21 09:28 ID:qKPJKJTi
競技の空手と武道の空手の自分の中の位置付けを、僕なりに考えたのですが、一般的な入口としては、競技空手もいいのではと思いました。
やはり、青少年育成や、中高年者の健康維持の意味合いもあるだろうと思うのです。
そういった意味合いを入口として使うのであれば、競技化されたスポーツだと説明する方が、入門する人もわかりやすいでしょう。
そして、入門してから、本格的に競技を目指すか、武道を目指すかを選択出来るようにすればいいのではないでしょうか?
ただ、今の全空連には武道空手の受け皿がなく、研究も個人レベルに留まっています。
これは、全空連が競技としての空手を中途半端に考えているのが原因かと僕は思います。
欧米のように、競技と武道の明確な線引きがなされておらず、いまだに競技空手を武道だと信じている指導者が多すぎます。
線引きが明確にされれば、組手競技での中途半端な判断による審判のバラつきもなくなるでしょう。
ですが、現状を考えると、全空連のトップの人達がそういったことを考慮し、改革するとは考えられません。
個人個人では色々と考えられてはいるのでしょうが、組織力が弱いので、結局抜本的な解決には結びつかないのでしょう。
なぜならば、全空連はアマチュアの団体だからです。
日本全体のスポーツ意識を高め、指導者のアマチュアからプロへの転換を図らなければ、永遠に武道空手は市民権を得ることはないでしょうね。
ですが、僕達も、それをただ傍観するのではなく、指導者レベルで改革を推し進めていき、体制を少しずつ変えていくのが現実的な対処法ではないでしょうか?
武道空手に興味のある指導者が集まって、研究会を開くなどして徐々に活動を広めていき、武道空手の愛好者の人口を増やせば全空連も無視出来なくなると思うのです。
皆さんは僕のこの意見に対してどう思われるでしょうか?
696 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/21 13:46 ID:vns9vUzo
今まで文化だからとやっていた型が実践性を持っているのなら嬉しい限りだなあ。
697 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/21 16:56 ID:imlWBXA0
そうですなあ
698 :
マスク・ザ・レッド:04/01/21 23:05 ID:IFBIWLX0
う〜ん。糸東系指導員さんの意見は深いですね〜〜〜(^^)
>これは、全空連が競技としての空手を中途半端に考えているのが原因かと僕は思います。
この点は、講道館柔道も同じですよね。
講道館柔道の立場は、「柔道は、嘉納先生が柔術を基に作られた新たな武道である。しかし、スポーツでもある。」
というところでしょうか。
講道館柔道は、「試合」に当たってもあくまでも「武道」としての柔道を追求し、それゆえ一本を追求する。
....というような見解であったかと思います。
それゆえ、世界の「JUDO」が、単なる競技スポーツになっていまい、1ポイントの差でも勝てばOK。胴着は審判の判定がし易く、観客にも判りやすいように白と青にする....などという「スポーツ柔道」には反対しているようです。
が、我々からすれば、すでに講道館柔道は嘉納先生の示した道からはだいぶ離れてしまってはいないか?
武道としての柔道なら、「極の形」や合気道を取り入れた「講道館護身術」の如く、対拳法、対武器術の稽古も相当にやらねば武道として片手落ちではないか?
と、考えられますよね?
前空連も、恐らくはこの講道館と同じ状態にあるのでは....と、自分は考えます。
699 :
三流競技空手人:04/01/22 00:24 ID:e0UoCDvr
閑話休題
中拳ド素人の感想です。
空手の型って、中拳の套路(漢字あってます?)に比べてやはりえらく短くないですか?
比べて、直線でデザインされていてえらく覚えやすくないですか?
そのなかでも、平安は、とてつもなくシンプルにデザインされていますね。
削ぎ落とされて、削ぎ落とされて、本質を注意深く溶かしてある平安って考えると、楽しい。
沖縄的っというか、このシンプルさは、沖縄って日本的って思えて楽しい。
700 :
toD:04/01/22 00:31 ID:kgVdJDMi
700!
701 :
マスク・ザ・レッド:04/01/22 23:34 ID:bGlyq/MM
>三流競技空手人さんへ
確かに、中国武術の套路は一般に空手の型より長い気がします。
琉球に中国武術が入ってきたとき、長い套路・短い套路などがいろいろ入ってきたのでしょうが、
比較的短い套路が琉球の武術家には性にあった....ということなのでしょうか?
あるいは比較的短い套路のみが琉球に伝えられたのでしょうか?
確かに謎ではありますね。
シンプルで覚えやすく、奥も深い。
平安の型は、確かに非常に優れた型ですよね(^^)
702 :
糸東系指導員:04/01/23 19:29 ID:Y42zA8VA
僕は個人的には、平安の中では五段が最も実戦的で危ない形だと思ってます。
全く無駄な動作がなく、完成度の高さは全ての空手の形の中でもトップクラスではないでしょうか?
逆に使えない平安は、四段だと思ってます。見た目は1番キレイですが。
糸洲安恒先生が、どんな意図を持って作ったか、僕には理解出来ないです。
まあ、僕みたいなペーペーが大先生に対してアレコレ言うのは傲慢に聞こえるでしょうが。
三段も完成度は高いですね。凄く使えます。
やはり平安の形は、体育ではなく武道だと思います。
703 :
アンカー:04/01/23 22:14 ID:EknmfyQ6
型に出てくる肘打ちについて教えてください。
あの平安などでもう一方の手にパチンと当てているヤツです
平安やバッサイ大等で肘をもう一方の手に当てていますが。
手に当てていない型が有れば教えてください。
出来れば、
縦方向(例シソーチン)真半身(例セイパイ)
分解は肘打ちではない(サイエンチン)
等の用法以外で有れば。お願いします。
704 :
マスク・ザ・レッド:04/01/23 23:26 ID:3NNCkbXg
>糸東系指導員さんへ
ええと、金城裕先生の空手のビデオの中の発言で、
「空手の型で、動作が派手な型は分解は地味。動作が地味は型ほど分解は派手」
ということを言っていました。自分も事実と思います。
というより。
糸洲先生の「糸洲十訓」にもあるとおり、
空手の型は「体を養う」が主眼の型と「用を養う」が主眼の型があります。
一般に、動作の派手な型は「体を養う」が主眼なのでしょう。
平安四段は動作も大きく、確かに空手家としての身体を育成するのに適する感じがあります。
対して、平安三段・五段は動作こそやや地味ですが、非常に分解動作が実戦的です。これこそ、「用を養う」型なのでしょう。
が、だからといって、平安四段が平安三段・五段と比べて劣った型である、とは言えないと考えます。
705 :
糸東系指導員:04/01/24 00:04 ID:3aVxa0pG
>>703 アンカー様
ちょっと質問がよくわからないのですが、肘打ちの用法についてお尋ねなのでしょうか?
それとも、パチンと形で当てることの意味をお尋ねなのでしょうか?
前者だとしたら、まさしく肘での攻撃だと思います。
後者だとしたら、「相手に当てる」という意味の様式美ではないでしょうか。形をやり易くするための工夫なのかもしれないですね。
>>704 マスク・ザ・レッド様
なるほど!考えてみれば、形には体育的な意味も含まれているわけですから、そう考えると四段も重要かもしれないですね。
僕は最近、形に対して実戦的な要素ばかり求めていたものですから、そういった解釈の仕方を放棄していました。
時々自分のことを振り返り、以前捨ててしまったモノもまた拾ってみると、違った観点から物事を観ることが出来、人生により深みが出るのかもしれないですね。
706 :
コザック:04/01/24 02:18 ID:ldfStJqn
はじめまして、コザックといいます。私は、平安四段が好きです。私独自の実戦的解釈では、最初の動作では、相手の
出鼻をくじいて、体当たりのようにインファイトして腕刀で相手の首筋を打ち、
ます。こちらが右半身の状態で、相手が右で突いて来たら、左手で内側から受けて、体を
ひねりながら右腕刀で、相手の首筋を打ちます。そのほかにも、実際の使い方を
考えていくと、ものすごく危険な使い方もあるように思えます。これは、私の妄想でしょうか。
707 :
コザック:04/01/24 02:20 ID:ldfStJqn
すいません、左前の半身の間違えでした。
>>コザックさん
妄想ではないでしょうw使える解釈だと思いますね。
ただおそらく参考にされたものはいくつかあると思います。
とある小林流の分解に全く同じものもあります。
>>私独自の実戦的解釈
それでこういう表現はあまり使わない方がよろしいのではないかと。
>>ALL
平安四段は実践的な型だと思いますよ。
解釈がみつけにくいだけではないでしょうか。
709 :
三流競技空手人:04/01/24 08:24 ID:0KkVEYUe
私も平安四段、気に入っています。
三段、五段、いーですねー。でも、どっちも最後の部分の納得できる解釈を未だ知らないので。
平安四段、ミニ観空の性格もあるし・・観空って糸洲系の代表だし・・好きです。
710 :
コザック:04/01/24 10:33 ID:CYEDOWGN
>>708さん
そうですか。私は、中国拳法にも興味がありまして、八極拳などに体当たりで
これに近い技があったので、組み手(フルコンタクト系)で試してみると使えるな、と感じていました。
ぜひ、その小林流の分解をほかの部分でも知りたいです。
>>703 肘打ちの解釈ですが、私の考えでは、左の蹴りと同時に、相手の顔面を手の甲で打ち、フォロースルーで
相手の頭を引っ掛けるように固定して、肘を相手の顔面、ボディに打ち込む危険な技だと解釈していますが、
どうでしょうか
711 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/24 15:25 ID:jwFIGPWi
新垣氏の平安の解釈を知りたい。無理でしょうか・
>>711 昔月間空手道の連載でやってたけどどれもあまりぱっとしなかったなw
あの人は自分が解釈できなかったから「型に用法を求めるのは外道」とか言うようになったんだと思われ
昔からの連載ずっと読んでるとそのへんが良くわかるよ
713 :
アンカー:04/01/25 01:51 ID:k6BXgEJs
肘打ちについて、あの手を当てる動き自分では便利なものだなー
と思っておりまして。
以前、小中高生十数人白帯から黒(なりたて)の稽古を見ていて
平安初段〜五段をやっていておやっと思ったのが、全員肘に手を当てているんです
手に肘を当てるんではなくて、
空手は突きの時、少林寺拳法や日本拳法に比べ体を捻らずに真直ぐしますよね、
で、そのままの動きで肘打ちをすれば、肩のすぐ前辺りで肘が止まり、
反対の手の方を肘に当てに行かなければならなくなります。
その時の練習生は至極真っ当な動きをしていたわけですね、でも何か違うぞ。肘当てれるか?。
じゃあ反対の手を腰まで引けば、よく廻る、廻りすぎて空手の体の使い方では無くなる、
だから体の動きを止めるために反対の手を出す。
ナイハンチンや平安五段など特に反対の手を出さなければ、体が廻りすぎてしまいます。
結局私には型の肘は、体を回さずにしかもしっかりと肘を出すための身体を作る物だと思っています
それで横に身体が廻ってしまいそうなのに、反対の手に当てていない型があるのかなと
思い皆さんにお尋ねしたしだいです。
ソーチン、カンクウ大、、、当ててる、、、
714 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/25 09:00 ID:qhoUto9n
アンカーさん
二十四(ニーセーシー) たて肘ですけど。
715 :
三流競技空手人:04/01/25 23:47 ID:WxRE5qjx
>>713 アンカー様。
なーるほど。ナイハンチ(鉄騎)の鍵突きとおんなじ概念、考え方ってことですね?
本来空手は、引き手で、身体を”回転”させて反対の手で突く、打ちをするのではないってことですね?
三谷-金城先生のサイトで、反対の手の引き手を引かずに突きをさせる、という基本練習がありましたが概念は同じ事ですよね?
引き手は、”つかんで殴る”の意味と、突いた手の引き手は、競技的連続技へ活用可能な技術(突いた後の体捌きを含む)
として捉えるべきであって、引き手の反動で、反対の手で突くのは、多分、本来の(本来って何だろう?)
空手としては、不正解なのでしょう。身体の使い方も違うし、なにより無防備になって”間に合わない”
だから、肘打ちは、型では反対の手にあてることになってるのかということなのでしょうか(間違いかな?)
(あくまで、三流の現時点での、桧垣様サイトと競技の達人様の一連のレスを見ての考えですので・・・)
716 :
三流競技空手人:04/01/25 23:48 ID:WxRE5qjx
でもって、あの、肘打ち前の、蹴り-裏拳同時の挙動って、あれそのままでは使えないですよね(私だけ??)
だって、足の方が絶対長い!・・あっ!本来短い下段蹴りだったのか??(思考はいつもグルグル回り)
裏拳が、受けで、受けつつ蹴るなんて分解も、どっかの本には載ってますが、ちょっと個人的には??のまま。
本当は、同時に使うのではなく、裏拳の後の蹴り、または逆でしょうか(様式化)?
同時は訓練の為(練習法)?そーいや、協会の田中昌彦先生の練習法に前蹴りと突きを同時にだす練習法がいつか紹介して
あったっけか。
以上、乱文すいませんでした。
ホント、自分を鑑みると血肉となった意見などなく、中途半端な引用からなる口先理論の寄せ木細工みたいでイヤになります。
ご勘弁を。
717 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/26 20:37 ID:TembISmn
三流さん
そんなことはありませんよ。
みんな、分解の多岐さ加減に流れていますが、約束ならいざ知らず、どんな攻撃が来るのか
分からないのにその上で使いこなす御仁はそうはいないと思いますよ。
五輪書にもありましたね。技の多きを誇るなかれでしたっけ?
まあ、教える側としては理解していないと困るわけで・・・
取手などであれば簡単でしょうが、相手も鍛えた突き蹴りの持ち主であればなおさらでしょう。
そして、体術の前に心術(狭く言えば胆)がなければ使い物にならず、その意味でも軽いシゴキは必要悪でもあるわけで、
・・・しっかり稽古しましょう。お互いに。
718 :
アンカー:04/01/26 21:56 ID:hYJ6S1Hg
714さん
>二十四(ニーセーシー) たて肘ですけど。
縦は除外です。ニーセーシーたしか横はやっぱり手に当てていますね。
三流競技空手人 さん
ナイハンチンの鍵突き。いいですね!
体感的に新垣氏の著書を読んだ時に実感として納得できました。
肘について、反対の手の引き手を使わない。
と一言で言ってしまっていい物なのかな。
えー、根っ子の所では、一緒なんでしょうが。
反対の手の引き手を使わない、これは肘に限らず、
どの型にも全て含まれている体の動きですよね。
反対の手の引き手を使わない、だけで
体は正面、手を肘に当てに行かない。この答えではないですよね
719 :
GSL:04/01/26 22:12 ID:f3m2V3gS
>三流競技空手人さん
引き手の反動を使って突きをするのは、間違っているといわれますが、
私は正直少し、これに引っかかっています。
私個人は移動基本やその場突き等をする時は、引き手をかなり強く意識します。
引き手を強く、早くやる事で最小限の力で腰や下半身を使える感覚が在ります。
また、例えば素人は言わずもがなボクシングの世界ランカー達でさえ時に渾身のパンチをする時には、
片手を脇のアタリに置いていて、あたかも空手の引き手の様に使っています。
私個人の考えですが、人間の構造上突きに腰や下半身の回転が生む力(後、体重)を伝えるのには、
もう一方の手を脇アタリに引く動きが最も効率の良い運動なのでは無いかと考えていますがどうでしょうか?
720 :
マスク・ザ・レッド:04/01/27 00:27 ID:OtKUf2uN
>アンカーさんへ
エンピについて調べようと思いましたが、案外多忙で(^^;)
とりあえず、剛柔流「セイパイ(十八)」には、反前屈立ちより前屈立ちに転じて右手刀打ち。さらに右前蹴り。
次いで蹴った足を引いて四股立ち、左横エンピ....という動作があり、このとき右手は引き手なので肘に当てません。
このエンピの動作は、解釈上、
1:相手の腕を右腕で引き込み、左エンピを脇腹に叩き込む
2:相手の腕の攻撃をエンピにより受ける
の2つの解釈が成り立つので、必ずしも攻撃としての横エンピとは言い切れませんが。
(余談ですが、この動作を、「全空連」の「指定形」の本では、「自分の後方への相手のへの右後エンピ」....としているのだからやりきれない(T_T))
>三流競技空手人
でもって、あの、肘打ち前の、蹴り-裏拳同時の挙動って、あれそのままでは使えないですよね(私だけ??)
つかえますよ〜〜〜(^^)
自分は、このように指導します。甲乙二名が左足前、組手の構えで相対し。
乙、構えを少し下げる。上段部にスキが生じる。
甲、乙の上段のスキに乗じ、踏み込んで上段突き
乙、相手の突きを左裏拳で受け、左横蹴り→さらに右エンピ
....というふうに。
さらに、応用として。
相手の突きが右手であった場合、
左手で相手の腕を固定し、その肘に自分の右肘を当て、腕ひしぎ
相手の突きが左手であった場合、
左手で相手の腕を固定し、その肘関節の少し前に右肘をあて、腕に円回転を加えて相手を投げ飛ばす
....などが可能です。
721 :
競技の達人:04/01/27 02:07 ID:hzcbxpEd
>>720 セイパイのご指摘の箇所は、本来掴まれた手を外して、即裏拳打ちに行く動
作ですね。セイパイの多くの箇所は掴まれた場合を想定して技が構成されてい
ます。
でも、本当に、全空連の指定形での分解、あれどうしちゃったんでしょうかね。
722 :
競技の達人:04/01/27 08:15 ID:hzcbxpEd
>>721 今は、正式には「セーパイ」でした。(セイパイと表記しているところもあ
ります)
723 :
糸東系指導員:04/01/27 10:06 ID:2P9ptrdy
>>721競技の達人様
僕の知っている那覇手系の形は、たいがい掴まれたのをはずす技が主体となっているようです。
全空連の解釈は、技の名称による固定概念が悪い結果となっているのではないでしょうか。
例えば、外受けは、必ず「受け」でなくてはならないというような感じで。
ただ、これは悪いことばかりではなく、一般の人達に広めることを考えた場合、手っ取り早く形の概念を理解させるには、いいのかもしれません。
しかし、そればかりに固執し過ぎてしまうと、全空連のように表面的には空手だけど、その実、全くの別物となってしまうようです。
文化の継承と普及のバランスが大事だと思うのですが、スピードを求めてしまうと、西洋的な観念が浸透している今の世の中ですと、今のやり方となってしまうのかもしれません。
一方、僕は古流などを継承している人達にも原因はあると思ってます。
現代の人達に合うような練習体系を作るための努力を怠っていたり、村意識的なプライドがあったり、プロ的な価値観に否定的だったりして、一部のマニアのためのものとなってしまっています。
現代競技を批判するばかりではなく、どうしてここまで普及することが出来たかを学ぶべきだと思います。
まあ、全空連に学んでしまうと、結局同じこととなってしまうでしょうから、他のスポーツ競技のシステムを勉強するのがいいのかもしれません。
空手に長年関わっているくせに、現行のシステムに盲目的に満足している人達は、あらゆることに不勉強だと思います。
僕は、どんどんプロ化していけばいいと考えてます。
プロ化すれば、現代人に合った練習体系作り、道場運営法の追求、他の道場との競争による質の向上など、いいことが多いかと。
よく「金儲け主義」と批判する人がいますが、ヘタなアマチュアの指導者よりも、よほど生徒のことを考えていると思います。
結局・・・実は僕も含めて(苦笑)・・・皆、アマチュアというぬるま湯に浸かって満足しているのが、諸悪の原因なのかもしれません。
724 :
三流競技空手人:04/01/27 12:53 ID:lkjn7et8
ますますよいスレッドになってきてますよね。皆様、すごいですね。(マスク様の人柄かなあ)
>>717 名無しさま。ありがとうございます。稽古いたします。そうですね。用法、用途の種類より
根本的な動きの質を挙げないと。だから平安はシンプルに組んであると思って大好きです。
>>718 アンカー様。そーです。私のレスは、引き手のことだけです。手を肘に当てにいかないの答えではな
いです。その答えは私ははっきりしたものはありません。
>>719 GSLさま。間違っているとは思いません。何にでも真実があると思いますし、本当に無効なら誰も
使っていませんよね。今の私には、他の方法があるのではって勘ぐっている段階です。卓球、テニスの一流ど
ころの反対の手の動き方って、また投手や投擲の場合は?っておもって最近スポーツを見ています。武術では
また違うアプローチもあるかなあって。反動、回転、力の伝達というよりもっと”間に合う”方法が。
>>720 マスク様。ありがとうございます。裏拳に拘るというより受けの種類ということですね?
全身を使うって難しいですね。片手でつけば、片手がお留守。蹴れば上体が死んだりなんかして・・・
型はうまくつくってあるのでしょうね。多分。
>>723 指導員様。 プロなら社会的原則として、良い人材が集まるでしょう。 もちろん特に高収入なら。
空手って、不遜に言えば、多分ほとんど失伝してしまったのでしょう。今なら戻れる段階と思ってましたが
やっぱり無理かも。いやいや、本当にむずかしい問題ですね。
個人的には、箸の上げ下げ、立つ、歩くも稽古になるようなアマチュアになりたいと考えてます。
空手界の行く末とは全く別個のレベルのお話ですが・・・
725 :
マスク・ザ・レッド:04/01/27 22:59 ID:OtKUf2uN
>競技の達人さんへ
>セイパイのご指摘の箇所は、本来掴まれた手を外して、即裏拳打ちに行く動作ですね。
いや、あの動作は「掴まれた手を外して」ではないと思います。
セイパイ第2〜第4動作は、相手の両腕に捕まれた右腕を外す動作ですが、
続く
1:反前屈立ち、左手刀下段払い
2:(腰を切っての)前屈立ち、右手刀打ち
3:右前蹴り
4:右足引き、四股立ち、左横エンピ(今回の議題の動作)
5:左上段裏拳打ち
の、一連の動作は、その前の動作(外し技)とは別の動作かと考察します。
ちなみに....
この、「1」の動作を、
α:相対し、相手のスキに乗じての(あるいはこの前の動作である捕まれた腕の外し技から連続しての)左掌金的打ち
という解釈が一般的ですが、
自分は、
β:左足前前屈立ち、組手の構え
で、いるときに相手の蹴りを受けたので反前屈立ちに転じての左手刀下段払い
という解釈の方が自然な気がします。
726 :
マスク・ザ・レッド:04/01/27 22:59 ID:OtKUf2uN
>でも、本当に、全空連の指定形での分解、あれどうしちゃったんでしょうかね。
つくづく、そう思います。
それだけでなく、上記2の動作の時、左手は手刀のまま左脇に引手に取りますが、あの指定形教科書は、あの左手は相手の腕を引き込む動作....と解釈していますが体勢的にムリかと考えます。
おそらくは、各流派の先生方が集まって形の研究をしているとき、首里手の先生より、
「観空や平安の形では、右手刀を打つとき、左手は額を(上段を)カバーする動作をしている。その点、那覇手のセイパイの形は左手はただ引手にとるだけでガードとして不十分。首里手に比べ劣るのでは?」
とか、けしかけられて、
「いやいや、あれは相手の手を掴んで引き込みつつ右手刀を打っているのですよ」
とかいう話を持ち出して無理な解釈になったのでは?と、邪推(笑)してます。
以前の「指定型」の時に、「慈恩」の閉塞立ち、上段外受け(松濤館内受け)の動作を、解釈上上段への裏拳打ちだからということで、上段に受けるべき動作を人中への裏拳打ち....としていた時代がありました。
解釈は解釈、型の動作は型の動作であり、型を変更する....などという大それたことはするべきではないと自分は考えるのですが....
(現在の「指定形」セイパイは余りにも改変が酷いので辟易としているところなんですが....(^^;))
727 :
マスク・ザ・レッド:04/01/27 23:00 ID:OtKUf2uN
>でも、本当に、全空連の指定形での分解、あれどうしちゃったんでしょうかね。
つくづく、そう思います。
それだけでなく、上記2の動作の時、左手は手刀のまま左脇に引手に取りますが、あの指定形教科書は、あの左手は相手の腕を引き込む動作....と解釈していますが体勢的にムリかと考えます。
おそらくは、各流派の先生方が集まって形の研究をしているとき、首里手の先生より、
「観空や平安の形では、右手刀を打つとき、左手は額を(上段を)カバーする動作をしている。その点、那覇手のセイパイの形は左手はただ引手にとるだけでガードとして不十分。首里手に比べ劣るのでは?」
とか、けしかけられて、
「いやいや、あれは相手の手を掴んで引き込みつつ右手刀を打っているのですよ」
とかいう話を持ち出して無理な解釈になったのでは?と、邪推(笑)してます。
以前の「指定型」の時に、「慈恩」の閉塞立ち、上段外受け(松濤館内受け)の動作を、解釈上上段への裏拳打ちだからということで、上段に受けるべき動作を人中への裏拳打ち....としていた時代がありました。
解釈は解釈、型の動作は型の動作であり、型を変更する....などという大それたことはするべきではないと自分は考えるのですが....
(現在の「指定形」セイパイは余りにも改変が酷いので辟易としているところなんですが....(^^;))
728 :
アンプアン:04/01/27 23:30 ID:xJ7dXWhS
マスク・ザ・レッド殿:
初出演させて頂きます。いつも楽しく勉強させて頂いております。
セーパイ:@右直角四股立ち、右四本貫手&左押さえ受け〜水月カバー
A左並行(三戦)立ち、両掌合掌
B右直角四股立ち、肘による外し
C左後屈立ち、左下段打ち(受け)&左手甲を上にして右乳前に構える
B&Cの解釈について、聡明なマスク・ザ・レッド殿は既にご存知だと思いますが、
相手に掴まれた右手を、先ずB相手に近づき右肘を相手の腕下から上方へ跳ね上げて外す。
それで外れなかった場合にC相手が掴んでいるその手を自分の左手で上から押さえ、腰を切りながら
後屈立ちになると同時に右手を後方へ引き抜いて外す、という様に
B&Cは両方とも外し技と解釈することも出来る様です。
729 :
競技の達人:04/01/27 23:43 ID:hzcbxpEd
>>725 >いや、あの動作は「掴まれた手を外して」ではないと思います。
私は、「外しでありエンピ打ちではない」と習いました。
>α:相対し、相手のスキに乗じての(あるいはこの前の動作である捕まれた
腕の外し技から連続しての)左掌金的打ちという解釈が一般的ですが、
ここも左掌金的打ちではなく、これ自体が掴まれた腕を外す動作であると
習いました。
730 :
603:04/01/28 02:22 ID:XZHIG87s
性懲りも無く書かせていただきます.
>>719 GSL様
確か,以前の月刊空手道で似たような内容の記事を読んだことがありますが,
その記事にずっと疑問を感じています.
私は引き手を効用について全てを知っているわけではないのですが,ボクシングの
「引き手」に見えるアレは,単に体の回転に腕がくっついていっただけで,体の回転を邪魔しないように添える程度.
「引き手を意識的に強く引いた」のではないと考えています.
自分の体感上の話で恐縮ですが,引き手を強く引くことと,体や腰の回転は無関係なのでは?と感じます.
もちろん腕を前に出したままでは腰は回転しにくいでしょうが,強く引いたからといって回転しやすくなるわけでなく
むしろ引き手の反動で体の回転のために余分な力が必要になるように思います(物理的にも).
逆に引き手を引くことで,体をねじらない突きは出しやすくなるように感じたことがあります.
(この辺,自信ないですが)
私も空手では腰を回さないべきなのではと思います.
昔習ったときには「腰を回転させて…」と教わりましたが,それで移動稽古(特に順突き)や
型をやると,なんとなく違和感を感じていましたので.
主観的なことばかり書いて本当すみません.
突き手は攻めであり陽である。引き手は守りであり陰である。
突きの基本の姿勢とは古来の陰陽理論に基づき、突き手と引き手で攻防一体を表現した形である。受即攻であり交叉法である。
引き手を腰に取るのは、これも古来の丹田思想に基づき、下丹田こそが生命の源、守るべき中心だからである。
引き手を取ったがために防御が疎かになるとは本末転倒も甚だしい。愚の骨頂である!
顔面が気になるなら顔面に引き手を取って防御しろ!それだけのことだ。
732 :
マスク・ザ・レッド:04/01/28 22:49 ID:It10qV00
アンプアンさん、初めまして☆
こんごともよろしくお願いしますm(__)m
>B&Cは両方とも外し技と解釈することも出来る様です。
なるほど!確かに可能ですね。
が、個人的には、Bの動作でほぼ完全に外せると思うので、Cは攻撃技or受け技では....と、考えます。
(それにしても、型はいろいろ応用できるんだなぁ....と、やはり感じます(^^) )
競技の達人さんも、アンプアンさんと同じ解釈なのですね。
ただ、「捕まれた腕を、反対の腕で切るように外す」
という動作はサンセール(三十六)にもありますが、セイパイ(十八の)合掌外しの動作と比べて洗練されていない....という印象を自分は受けます。
603さん、
>自分の体感上の話で恐縮ですが,引き手を強く引くことと,体や腰の回転は無関係なのでは?と感じます.
(あくまで個人的ですが)自分は、型・組手の時に、腰の回転を強くするためにも、引手を強く取るよう指導しています。(ただし、組手の時にはきっちりと引手は取らせますが、拳は顎の当たりのガードまでで止めます)
が、本来的には、「引手」は「相手の腕を押さえて引き込む」動作であるとは自分も考えています。
最近、新垣先生の影響か「腰の回転は悪」の様な風潮もありますが、自分は(愚直かもしれませんが(^^;))、逆突は腰の回転で突くもの、と、考えています。
また、同様に、「追い突は足で突くもの」と、考えています。
731さんは初投稿でしょうか?
なかなか含蓄のある意見ですね(^^)
今後とも書き込みお願いいたしますm(__)m
733 :
boukeno:04/01/29 00:38 ID:UDyL3tQr
はじめまして、十八の分解についてこんなとこでやってるとは・・・。
ということで、出張で若干のレスをしたいと思います。
ただ、詳しく書くわけにはいかないので皆さんの発言分だけにコメントをつけるようにします。
ちなみに私は1の部分は
>>728 のアンプアン様のその前からの続きとしての外し
単独として1-3までの流れで、つかまれた手の外しからの攻撃
左掌の金的打ち
の3通りはすべて稽古させられました。
予断ですがこの部分私が習っただけで後2つ分解ありました、
前記の3つ分だけでもバリエーションが複数あるので混乱して忘れそうです。
4のえんぴはまあひじ打ちではいる分しか教わってないですが、
そこからの派生分だけで3通りはあったかな? ほんと稽古しないと
いつか忘れそうで怖いです。でもこの部分の外しは知らなかったからちと勉強になりました。
そんなわけで、そのすべての解釈がやれるように型の動きがなっていれば、
どれもやれるわけですから、そういう動きで型を稽古するというのがポイントかと思います。
734 :
競技の達人:04/01/29 01:24 ID:vfkiBhaa
>>732 >ただ、「捕まれた腕を、反対の腕で切るように外す」という動作はサンセー
ル(三十六)にもありますが、セイパイ(十八の)合掌外しの動作と比べて洗
練されていない....という印象を自分は受けます。
このサンセールの外しの部分は、チョットコツがいりますが、相手の体勢を
崩す効果があり、同じ外しでも用途が違ってきます。セーパイと比較した場合、
次の技を比較すると、どちらを使った方が効果的か分かります。
また、セーパイの後屈立ちでのところは、金的への攻撃としても活用できま
すが、本来は外しである証拠として、右肘を斜め上方に張ることでご理解いた
だけるかと思います。右手を引き抜く動作ということです。
そして、前蹴りの後、四股立ちになったところで左腕でエンピの動作をする
ところも、勿論そのままエンピとして使う事は十分可能ですし、分解の一つと
して確かに存在します。
ただし、外しでもあることの理由として、前蹴りを行う前の手刀打ちの場面
での左手での引き手。あれは、掴んで引くのではなく、引っ掛けて相手の攻撃
の方向を変えている動作です。ですから、すかさず相手がその引っ掛けられて
いる左手を掴みにかかったというせっていです。
掴まれたから、外してすかさず裏拳打ちという次第です。
説明が長いと、かえって理解しづらいですね。
735 :
マスク・ザ・レッド:04/01/29 23:26 ID:zjOEsGHf
いやぁ、それにしてもセイパイの僅かな動作だけでも盛り上がりますね(^^)
真剣に「型稽古」に取り組んでいる方が沢山居られる....ということだけでも嬉しくなります(^^)
余談ですが、「形試合で高得点を取りやすい型」と、「昇段審査で好んで演武される型」は違う、と、自分は感じています。
剛柔流ですと、柔らかさを全面に出した「シソーチン」は、試合では高得点は出ませんが、昇段審査では高ポイントになる気がします。
....という話を、沖縄の剛柔流の方に話したところ、「いやぁ、沖縄の剛柔流では、昇段審査の一番人気はセイパイですよ」と、教えて貰いました。
736 :
競技の達人:04/01/29 23:43 ID:vfkiBhaa
>>735 これも、人それぞれでしょうね。通常は試合用の形としては、セーパイと、
スーパーリンペイが最も人気の高い形だと思います。審査の時は形の種類に
関わらず、いかに技が練れているかを判断されますが、それもどのように自
分の技を練ってきたかで、演じる形が違ってくるかと思います。
因みに、多くの剛柔流の先生は、最後の形として、スーパーリンペイでは
なく、セーサンを行います。分解・身体操作の点からも、セーサンが一番
奥の深い形であると、私も思っています。
私自身は、試合用も審査用も好き嫌いは同じですね。
得意な形 = スーパーリンペイ、セーサン
不得意な形= サイファ、クルルンファ
といった所です。
737 :
アンプアン:04/01/29 23:44 ID:jpjRwZGC
セーパイのその部分について、2団体から出版されている分解型組手のビデオを
参考にしますと:
@全日本空手道剛柔会(山口剛史最高師範)では・・・金的当て
A国際沖縄剛柔流空手道連盟(東恩納盛男主席師範)では・・・外し
をそれぞれ基本分解に制定しています。
小生のお師匠様(東恩納寛量〜比嘉世幸〜泉川寛喜〜荒川武仙系)によりま
すと、本来セーパイは四段位以上の上級者用の型であったとのことです。
738 :
アンプアン:04/01/29 23:51 ID:jpjRwZGC
シソーチンは、沖縄ではサイファ、セイエンチンの次に修得する道場が多い
様ですが、本土系道場では、参段位になってから教えてもらえる型ですね。
739 :
りんりん ◆7MlaxALhNE :04/01/30 01:00 ID:w1T2Wz+j
引き手の件、私は基本の時は強く引き体の締めと下半身と上半身のタイミング
を合わせる為の確認として強くという感じより素早く引く感覚でやっております。
組手の時には引き手は腰まで引かず、脇を締める感じでやっております。
私はGSLさんと同じ流派なので感覚としては同じだと感じます。
ただ、もちろん様々は流派また個人のその時のレベルで変わってくるので、
それが絶対的な正解とは思いません。
わたしも皆さんの書き込みを見て『あれ?自分とちょっと違うな』と
思うこともございますが、引き手(ある部分にのみ)に関して着目してしまうと
全体的な身体操作というものが見えなくなってしまうと思います。
以上、えらそうにスイマセン。
他流派の形等、色々と勉強させてもらってます。感謝!
740 :
りんりん ◆7MlaxALhNE :04/01/30 01:07 ID:w1T2Wz+j
あいさつを忘れていました…
初めまして、宜しくお願いします。
741 :
マスク・ザ・レッド:04/01/30 01:19 ID:J6A+1ayC
>アンプアンさんへ
アンプアンさんは荒川武仙先生の系統を稽古されているのですか!
自分は、ヌンチャクが大好きなので荒川先生のファンなんですよ(^^)
自分の中で「荒川先生=ヌンチャク」のイメージが強すぎて、空手は何流か知りませんでした。
比嘉世幸先生の系統の剛柔流だったのですね。
>競技の達人さんへ
確かにスーパーリンペーは試合で好んで演武する方が多いですが、実感として得点は出にくいと感じます。
やはり型が長すぎるので、特に他流の先生より嫌われる傾向があるようです。
(昇段審査では非常に好まれるようですが(^^))
自分はもともと松濤館流であり、首里手を極めたいがために那覇手も稽古する身ですが、それゆえか、
もっとも苦手な型:スーパーリンペー、セイサン、サンセール
好きな型:サイファ、セイエンチン、セイパイ
....という感じで、剛柔流の開手型の根幹を成す型が苦手です(^^;;;)
742 :
糸東系指導員:04/01/30 10:04 ID:lArntVrQ
>>739 りんりん様
確かにそうですね。大事なのは全体の流れであって、一部分のみが大事なわけではないですからね。
技には、武道的見地、または身体操作の見地から、必然でなければならないと思います。
引き手も、ある場面では必然なのだと思います。が、必ずしも必要というわけではないのでしょう。
形の試合や審査に関しての話題が出ていますが、僕は競技はともかく、段級審査の今のやり方には疑問を感じています。
ひとつは、競技での高得点が出るやり方と、審査で受かるためのやり方が統一されていないこと。
もうひとつは、形を理解していなくても、規定通りに演武すれば、審査に受かってしまうことです。
僕は、極端に言えば形に上手さなど必要ないと思ってます。いや必要なのですが、それは表面的にカタチがキレイとか、そんな次元の話ではないと思うのです。
結局、形は使えなければ意味がありません。使えないのに、段を与えてどうするのでしょう。
使えない形は、ダンスと変わりません。そうは思わないですか?
743 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/30 12:07 ID:lsqkI0UR
私、数年前まで剛柔流でお世話になっていたのですが、
その道場で、「ウンスー」を教わりました。
他の剛柔流の道場でも、ウンスーは稽古されているのでしょうか?
ちなみにそのウンスーは、
結び立ち→平行立ち→両拳を脇に引く→右三戦になりながら下段交差受け
→右足を引いて左三戦になりながら両腕を左右に払う→右足を一歩出し
右三戦で諸手中段受け・・・みたいな感じでした。
744 :
マスク・ザ・レッド:04/01/30 21:28 ID:J6A+1ayC
>743さんへ
剛柔流の「ウンスー」というのは初耳です。
743さんの道場or所属会派のオリジナルかも知れませんね。
「雲手(ウンスー)」といえば、「新垣派」として有名な型ですが、いくつかの中国武術にも同名称の技法があるそうです。
あるいは、中国武術から取り入れた型かも知れませんね。
>糸東系指導員さんへ
>結局、形は使えなければ意味がありません。使えないのに、段を与えてどうするのでしょう。
>使えない形は、ダンスと変わりません。そうは思わないですか?
自分も、同意見です。
が。
現在の空手界で、型の大事さをそこまで理解出来ている方は少ないのではないでしょうか?
多くの場合は試合用・昇段審査用として型を稽古しているのが現状でしょう。
ただ、「型の試合化」の話題でも出ましたが、そういった型であっても、稽古しないよりはずっと良いですし、自分は空手界の現状も止むを得ないか....とは考えます。
745 :
アンカー:04/01/31 01:30 ID:+ogeiQxp
マスク・ザ・レッドさんへ
返事かなり遅れまして、もう話はどんどん進んでいますね。
セイパイの肘は左体側に在る左手を、左側へ出しているので
これも除外です。
三流競技空手人さんへ
違うスポーツの世界と言えば、手塚一志氏の著書は面白いです。
頚反射、インナーマッスル、連合反応、などの用語も出てきて
ある意味、ネタ本的な感じもします。
セイパイの話題になっている所ですが、私の感想、戯言ですが。
手刀下段払い(打ち)が掴まれた手を外している、
そう言えば、合気道の梅の花、大東流の朝顔の手、少林寺の鈎手。
手解きと言えば、基本は手を握らずに開くこと。
そう思うとこの部分の手刀が手を外しているのも納得できる。でも??
そなると今度は、その前の手を合わせての外しは、手を握っているから
辻褄が合わなくなります。
少林寺以外の合気系は指を張らずにホワット開きます。
そして相手に手を握らせたまま技を掛けます。指を張ると、外れ易くなります。
相手に手を掴ませたままと言うことは、相手の手の動きを封じている事になります。
そこでセイパイの両手を合わせる部分は手を外すのではなく、
相手の両手の動きを封じたまま、肘打ち。
こんな解釈も出来るのでは。
746 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/01 14:18 ID:8wsXLrMn
今度剛柔の試合に出ますが自分は糸東です。
型はそのまま平安2で出ますが組み手は糸東と違いはあるのでしょうか?
普段使用しないカップを買わされました。
糸東ではとにかく引け引けと突いたらすぐ引くをしつこく言われてます。
剛柔だと組み手の見た目の綺麗さよりとにかくボコボコにしちゃって良い
というイメージがあるのですがどうなのでしょうか。
747 :
マスク・ザ・レッド:04/02/01 20:18 ID:51BdgIG+
少々、「手ほどき(手解き)」の話題が続いたのでそれについて。
「手解き」の語源が、「柔術に入門した場合、一番最初に教わるのが『捕まれた手のほどきかた(手解き)』なので、入門して最初に学ぶことを『手解き』という」という説もあるそうです。
相手にこちらの手を捕まれた状況として、(以下、説明のため、掴む方・捕まれる方の双方を右利きと仮定します)
A:右手を相手の左手で捕まれる(いわゆる「順手」)
B:右手を相手の右手で捕まれる(いわゆる「逆手」)
C:右手を両手で捕まれる(いわゆる「諸手」)
D:両手を両手で捕まれる
の、4パターンが考えられます。(当然、左右逆のパターンはありますが)
このうち、現実にありそうなのはAとCのみです。
通常、こちらの利き手でない方(左手)で、相手の利き手(右手)を捉えると非常に有利なのは自明の理です。従って、相手がこちらの手を取るとしたら、このAのパターンでしょう。(打撃系武術の場合)
投げ技・関節技系武術の場合は、こちらの両手で相手の利き腕に技をなし、関節技・投げ技に持っていくのが有利となります。したがって、相手とすれば、Cのパターンに持っていくのが定法といえましょう(投げ技・関節技系武術の場合)
が、稽古としては、Bのパターンもありますし、鍛錬のための鍛錬として、Dのパターンもある、とは考えます。
748 :
マスク・ザ・レッド:04/02/01 20:18 ID:51BdgIG+
さて、Aのパターンでもっとも一般的な外し技。それは。
相手が左手で、普通にこちらの右手を握ってきた場合です。この場合、もっとも有効で確実な外し方は、
「捕まれた手の位置を変えず、前進してこちらの縦エンピを相手の顎に入れる」です。(同種の技法を、柔術では通称「上抜」、日本少林寺拳法では、「寄抜」と呼んでいます)
剛柔流の型、「シソーチン」では、これを両手で同時に行う動作を型に含んでいます。
Bのパターンに対しては、「捕まれた場所を動かさず、横エンピを相手の顎に入れる」で、ほぼ100%確実に腕を外すことができます。
(この技法自身、横エンピの「裏技」です)
さて、「セイパイ」の「合掌外し」はCパターンへの技法です。
(相手が諸手でこちらの利き手を掴んで来た場合、こちらも両手を用いて外す必要がでてきます。逆に返せば、相手が片手でこちらの手を握って来た場合、上記のように簡単に片手で外せる、という証明でもあります))
こちらの利き手(右手)を両腕で捕まれた場合、左手を差し込んで自分の右手を握り、上に引き抜けば、ほぼ100%確実に腕を外すことができます。
が、相手がそれを妨害するため(あるいは偶然)腕に隙間を作らずにこちらの右腕を握ってきた場合は、左手を差し込むことができません。
この場合こそ、「セイパイ」の動作の出番です。すなわち、下から自分の右手を左手で握り、両腕を右に捻り、左腕を上にし、そこから右縦エンピを入れる....と、ほぼ100%確実に腕を外すことができるわけです。
ところで、セイパイの型の「合掌外し」を学ぶ前に、A・B・Cの各パターンは稽古しておく必要があるのでは?と、自分は考えます。
749 :
マスク・ザ・レッド:04/02/01 20:29 ID:51BdgIG+
>746さんへ
試合のルールは、流派によるのではなく、団体によって決まるものです。
(1つの流派でも、いくつかの団体があり、その団体ごとにルールが存在するため)
自身はないですが、一般的な「寸止め」ルールでしょうか?
そうであれば、ほとんどルールによる差はないはずです。
剛柔流の一部流派では、「円の動き」を使い易くするため、8メートル四方の試合場ではなく、直径9メートルの円形試合場を採用しているそうです。
また、別の剛柔流団体(一部少林寺流でも)では、技が決まっても試合を止めず、そのまま試合を続行して、双方に数ポイントをカウント。試合の流れが止まった時に、甲に3ポイント、乙に2ポイント....というようなポイントを与える....などというルールを試行してます。
あるいは「日本空手協会」(松濤館流)のように、寸止めであっても拳サポーターもメンホーも用いず、「素面素小手」で試合をしている団体もあります。
....と、いろいろ書きましたが、
746さんが出場される剛柔流団体のルールを知らない以上、お答えようがありません。
とりあえず、746さんが第一試合でなければ、前の試合を参考にする....くらいしかないかも知れません。
750 :
746:04/02/01 21:28 ID:T2VScqFH
ありがとうございます。
試合は数回開催されているようなので先生に聞いてみればわかると思います。
私は初めて出るのですが。先生と話をする機会がほとんどないのです。
生徒は40人くらいで小学生と中学生です。
751 :
アンカー:04/02/01 21:36 ID:dIbZ2wMp
マスク・ザ・レッドさんへ
手解きは最初に習うとはよく聞きますね。
さすが稽古で四方投げを導入しているだけあって柔術系にお詳しいですね。
ですのでご存知のように掴まれた手を外すのは、簡単で。
相手に手を持たせたままこちらの技を掛けるのが、難しいものです。
私は従来、空手は手を外してこちらの技を掛ける(打撃)
(打撃がメインなので組み技方面に深く突っ込まない)
少林寺は外しつつ技を掛ける。関節と打撃
合気系は外さずに技を掛ける。と思っていましたが。
セイパイの例の動作がわざと手を外さずにこちらの技に
行っているのだとしたら、面白いなと思ったのです。
752 :
GSL:04/02/01 23:50 ID:okou3SXv
>三流競技空手人さん
遅ればせながら、成る程です。
その考え方は有だと私も思います。
>>730 >603さん
あくまでも基本の練習の時に限っては引き手を強く引くのも有りではないかと思っています。
特に初心者等には。
慣れれば確かに引き手に頼る必要は在りませんが、それまでの腰の使い方というのは難しいですから…
そうそう、最近在る先生と内の流派の約束組手の練習をみっちりしました。
で、この約束組手の受け手の打撃には腰を捻る技は最初の一本目を抜かして殆ど在りません。
そして、この稽古では攻め手よりも受け手の方が重要なのです。
(この辺りんりんさんなら解りますよね)
それで、私自身何度か捻らない打撃をその先生から食らいましたが、思いのほか大きな衝撃があります。
一見すると小手先の動きの様にも見えますが、実際は普通に腰を入れて突くよりも重いかもしれません。
ただし、この打撃法は通常の腰を捻ってだす打撃に比べ初速が遅いので、
今の私の様な競技空手にどっぷり使ってしまっている者にとっては、相手のカウンターを喰らう恐さが先きに立ち、
使う気に馴れません。
この技を使いこなすには、今とはまた違った技法を見つける・・・(否、この場合取り戻すと書いた方が正しいですか)か、
競技の空手に組み込む方法を見つけるかのどちらかに成る様な気がします。
753 :
GSL:04/02/01 23:58 ID:okou3SXv
すいません、ちょっと訂正です。
>ただし、この打撃法は通常の腰を捻ってだす打撃に比べ初速が遅いので、
もう一度振り返ってみたら別に初速が遅いという事は無いですね。
初速という寄りも間合いが短いというベキですね。
754 :
糸東系指導員:04/02/03 09:22 ID:obgrU2IY
>>752 GSL様
その突きに関してのレスは興味深いです。
新垣先生によると、突きには首里手系の突きと那覇手系の突きの2種類があるそうです。
首里手系の突きとは、簡単に言えば、競技組手でよく見られるスナッピーな突きのことです。
対する那覇手系は、体重や重心移動を利用して、力が逃げないように全身を剛体化させて行う突きのことです。
どちらが優れているということはなく、相手との距離や状況によって使い分けるといいみたいです。
那覇手系の突きは剛体化させるといっても、初動作の時点では脱力が先なので、極めれば起こりが見えず、しかも1拍で入れるのではないでしょうか?
756 :
アオリスギタカオル ◆zxp0MsqFoQ :04/02/04 00:20 ID:gUj12CER
>>752 GSLさん、こんにちはー。
>この打撃法は通常の腰を捻ってだす打撃に比べ初速が遅いので(間合いが遠いので)
腰をひねらないので、片足立ちでも突き出せます。
突きこみは両足が付いてないと無理ですけど。
この利点を生かして、交差歩で突きの軌道から斜めに身をかわしながらの逆突きは知らない人にはよく入るかもしれません。
ウチもやはり腰をひねりませんので、参考になれば。
(^.^)
757 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/04 00:30 ID:+YueKwXx
腰を捻らないってことは首里手かな?
>>757 っていうことは,那覇手は腰を捻るんですか?
759 :
757:04/02/04 11:06 ID:+MWYd/0S
760 :
GSL:04/02/04 23:16 ID:luIbMF+C
>糸東系指導員さん
内の流派は宗家が松涛館と柔術を学んで作った流派なので、
それが那覇手の影響なのかさもなくば柔術の影響なのかは解りませんが、
おっしゃる通り最初は脱力した状態で出して極まった瞬間に剛体化をさせてますね。
私は上手く出来ませんが、一緒に稽古をした先生は流石に上手くやってました。
私よりもずっと年も取られており体も小さいのですが、私よりも大きな衝撃を出します。
ただ、この突き方は間合いが近く無いと正直使い勝手が難しいと感じました。
交差法…もしくはカウンターで使えば面白いのですが…なので、
カオルさんの技のやり方は面白いですね。
今度ちょっと試してみようかと思います。
761 :
アオリスギタカオル ◆zxp0MsqFoQ :04/02/05 00:24 ID:X4dORXzh
>>760 >今度ちょっと試してみようかと思います。
はい、スキップするように楽しく試してください。
軸足の外側に後ろ足をつくスキップをランランと。
平安の形に関連したお話ができてよかったです。
(^.^)
762 :
りんりん ◆7MlaxALhNE :04/02/05 00:44 ID:S+hYZqkk
763 :
マスク・ザ・レッド:04/02/07 13:48 ID:8DIGjnHG
おととい、道場にて。
(職場の転勤の関係で)半年くらい前からウチの道場に通い出した仲間が、ひさびさその流派の型を稽古をしているのをじっくりと見ました。
糸洲会の系統で、彼の得意はパッサイ大とクーシャンクー小。
特にパッサイはスピードもあり、見事。
が、前の道場では分解を今までまったく稽古してなかったとの事なので、幾つかの技法を二人で組んでやってみました。
で、つくづくパッサイ大という型の実戦性に驚いた次第です(^^)
ちなみに、平安の型は、クーサンクーが最も影響を与えている感じはありますが、それ以外でもナイハンチ、パッサイ、ジオン、チントウなどの技法が盛り込まれているわけで、
つくづくこれだけ短い型に各種技法をちりばめたなぁ....と、感嘆します。改めて。
764 :
マスク・ザ・レッド:04/02/08 23:22 ID:5dCl5hvV
糸東系指導員さんの書き込みから....
>その突きに関してのレスは興味深いです。
>新垣先生によると、突きには首里手系の突きと那覇手系の突きの2種類があるそうです。
自分もこれは読みました。しかし、個人的に興味を持つのは、型に現れている「戦闘法」の外形的差異です。
突き技に関して、外形的な差異というと、
首里手:遠距離から間合いを詰める「追い突き」を多用する
那覇手:ほとんど「追い突き」は存在しない。
が、あります。
むろん、首里手の型に多くみられる、前の手で相手の攻撃を受け、すかさず後ろに構えていた方の足を進め、追い突きで決める....というのは間合い的に可笑しくはありますが。(逆突きで決めたほうが自然だし、早い。おそらくは鍛錬の為か(?))
ちなみに、改めて那覇手を検討してみましたが、撃砕の型を除いた開手型のうち、追い突きとみられる動作はスーパーリンペーに出てくる「鶏口拳」の4回繰り返し動作だけでした。
無論、接近戦を旨とする那覇手では、一気に間合いを詰める追い突きは不要の動作かもしれません。その意味では、追い突きこそ、「首里手を象徴する動作」ではないかと自分は考えます。
皆さんはどうお考えでしょうか?
765 :
糸東系指導員:04/02/09 11:54 ID:m8reD93b
>>757 >>758 腰を捻る捻らないは、人によって首里手、那覇手ともに違うみたいですね。
一概に、首里手のみ腰を捻るとか、那覇手のみ腰を捻るとか言えないみたいです。
ただ、最近は、古流の研究から、腰を捻ることを良しとしない傾向があるようですが。
僕の個人的な実験によると、腰を捻ることによって得られる利はあまりない感じです。
理由は、腰を捻ってから突きを出していたのでは、間に合わないからです。
ただ、初心者には、まず腰の使い方を先に教えた方が、腰を入れる感覚が身に付きやすい気もします。
>>760 GSL様
僕の突きの検証のための実験、及び何冊かの本を読んだことによる結論ですが、脱力は重力を味方に付けるための効率のいいやり方であり、剛体化は、筋肉の締め、もしくは骨によって、その力を余さず相手に伝えるためかと思ってます。
ただ、剛体化は接近戦のみ必要であり、首里手のように遠い間合いでの攻防の際は、むしろ突きも脱力して骨で打つような感じがいいみたいです。
まだ研究段階なので、断言は出来ませんが。突き一つ取っても、術理は深いようです。
>>764マスク・ザ・レッド様
やはり首里手は、究極は対示現流だと思いますので、追い突きの修練が必要なのだと思います。
766 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/09 17:16 ID:h+OHs/+K
平安、撃砕、観空小などの近世創作型を除けば、実は追い突きは、ジオン系
のいわゆる泊の型にしかない技法であり、追い突きと挙げ受けというもの
は、それほど一般的な手法ではなかったという説を、雑誌で立ち読みした
覚えがあります。
たぶん一年以内の、雑誌、秘伝あるいは武術だったと思います。
追い突き、挙げ受けは平安初段(ピンアン二段)で主役です。
読んだとき、へー、結構盲点だったなと感じたのですが、その時点では
資料的なことに興味がなかったので手元に残念ながら手元にその記事が
ありません。だれか、覚えがありましたら、教えてください。
その記事読みました。しかし、松濤館7つの型をみると以下のようになります。
>追突きについて
十手ない
燕飛ない
観空ある(順突き)
慈恩ある
抜塞ある
半月ある
岩鶴ある
>挙げ受け
燕飛ない
観空ない
岩鶴ない
十手ある
慈恩ある
抜塞ある(諸手挙げ受け)
半月ある
ですので、あまり当てはまらないのではないかと考えています。
他の流派はどうでしょうね。
768 :
アンカー:04/02/09 22:18 ID:KyH/BdEH
766さん
秘伝誌において平上信行氏が連載されています。
内容的にはうーんよく調べておられるなーと思いますね。
ただ、氏は、秘伝誌では○○拳法第何代宗家を名乗っておられますが
数年前までは、日本武術研究家と名乗っておられていました。
その辺りが今ひとつ、どーだかなー、ですが。
769 :
マスク・ザ・レッド:04/02/09 22:38 ID:CoUH1Bu4
えーっと、「上げ受け」については、そもそも那覇手には存在しませんし、首里手でもジオン・ジッテ等にのみ出てくるやや特殊な受けですが(それは内受け(松濤館流の外受け)でも共通ですが)
追い突きまでそうとは、考えてませんでした(^^;)
えーっと。
檜垣さんの書き込みを再検討して。
十手:ない
....ですが、騎馬立ち(糸東流なら四股立ち)での、掌底での受け技は、意味上攻撃とも解釈でき、その場合「追い突き」と同系統の技法とも言えると考えます。
燕飛:ない
確かにありません(^^;)
観空
貫手による攻撃が二カ所あり、これは「追い突き」とも言い得ると自分は考えます。
慈恩:ある
抜塞:ある
半月:ある
岩鶴:ある
....と、なり、やはり追い突きは「首里手の基本技術」と言い得ると考えます。
>アンカーさんへ
自分はあまり「秘伝」誌は読みませんが、平上先生はいつの間に柔術家から空手家に変わったんでしょうか?(?_?)
例えば、自分は空手がメインで稽古していまして、多少柔術も囓ってはいますが、とても「柔術家」を名乗る気はしません。
平上先生はあくまで柔術家であり、空手を囓るのは構いませんが、とても雑誌に発表するレベルではないのでは?....と、勝手に考えています(^^;)
770 :
糸東系指導員:04/02/10 09:21 ID:6s8UXyvr
興味深い観点での討論が続いてますね。
遠間からの突きは首里手の大家である松村先生が、示現流の遠間からの斬り込みを、やはり対剣術用に空手に取り入れたのがきっかけだとどこかで聞いたことがあります。
一方、難場歩きなどによる日本人独特の歩き方や身体操作も、影響しているのかもしれません。
ですが、沖縄人は逆足文化だったということも聞いたことがあるので、一概にそうは言い切れないかもしれませんが。
僕が考えるに、逆足文化だったとしても沖縄人も着物を着ている以上、西洋人的な歩き方ではなく、体幹を捻らないような難場歩きに近い方法だったのではないでしょうか?
いずれにしても、逆突きよりも追い突きに重きを置き、1拍で攻撃出来るような身体操作を身に付けるような練習をすることが大事に思います。
771 :
糸東系指導員:04/02/12 09:47 ID:+v0c3Syz
昨日、桧垣先生のサイトのリンクから辿って沖縄空手のサイトで形の動画を観たのですが、正直、良くわからなかったですね。
色んな方の色んな流派の形が観れるのですが、どれもこれも演武者の年齢のせいでヨタヨタとしているように感じましたが、本来の形はああいうものかもしれないと疑うと、そうも見えるし、どう解釈していいのやら。
間が、今の競技用の形とは全然違いましたね。それと、立ち方や技がいい加減に見えました。
これは、僕は形は「過程を表しているから極めがない」ということに通じるのかと勝手に解釈をしたのですが・・・。
見た目にも凄く流麗に見えたのが、上地流の形ですね。速いし、一切留まらず、複雑でした。
空手ではなく、唐手っていう印象でした。実際、中国拳法の影響を色濃く残しているそうです。
それと合わせて、甲野善紀という方が出演したテレビの録画を知り合いに借りて観たのですが、この人の動きも一切居着きがなくて素早く、上地流の形に通じるものがあると感じました。
最近、この人の本も借りて読んでいてはまっています。2chでもスレがあるようですね。
結構、達人先生の言っていることと共通点があることに気が付きました。
あと、数年もすれば、温故知新の考え方が主流になるのかもしれないですね。
772 :
マスク・ザ・レッド:04/02/12 23:28 ID:I+ubb3YE
沖縄空手の演武ですね〜〜〜。
たしかに、極端に高齢な片の演武は、正直分かりにくいかと思います。
もうすこし若い型の演武がネットでみられると良いのですが....
(すみません、沖縄には何度も行っているのですが、あまりビデオとかは撮っていないので、こればかりはいつか、糸東系指導員さんが実際に沖縄に行って体験するかないのかも....という助言しかできません(^^;) )
ちなみに、自分は逆に、上地流の空手が一番理解し難いです。上半身を固定し、体捌きをあまり用いない空手は、自分が学んできた首里空手とは恐らく対極に位置するからだと思います。
(剛柔流でも、その根幹を成す十三、三十六、一百零八が自分は一番苦手なのは恐らくそのため(^^;) )
773 :
マスク・ザ・レッド:04/02/12 23:36 ID:I+ubb3YE
本日の空手の稽古、基本、型の後に自分が指導したのは....平安五段の、上段手刀交叉受....だけ、でした(^^;)
ですが、この技だけでもいろいろ応用できて研究のし甲斐があります(^^)
ちなみに....
相手の上段手刀打ちに対し、上段手刀交叉受けより、
1:型とおり、相手の手首を右手首で捻って捉え、左拳槌打ち
2:1と途中まで同じく、後半をそのまま相手を組み伏せ、抑える(合気道の第一教えに似ている?)
3:2と途中まで同じで、相手を受け身を取らせて投げる
4:相手の右手刀を受けたあと、急速に左反転、相手の腕を逆手にとって左肩に担ぎ、関節折り(逆投げ)
5:相手の右上段回し蹴りへの防御
6:相手の左上段回し蹴りへの防御
....と、このくらいでした。
(時間があれば、相手の腕を掴んだままの小さな二段蹴りもやりたかったですが時間が足りず(^^;) )
「空手の一技は、無限に応用できる」というのを伝えたかったわけではありますが....果たして、伝わったかなぁ(^^;)
自信は全くなかったりします(^^;)
マスク・ザ・レッドさん
今日の指導は私も同様な部分の分解を同じように延々指導をしました。
ちょっと嬉しかったもので横レス失礼しました。
775 :
マスク・ザ・レッド:04/02/13 22:27 ID:tHBLnpE+
おおっ♪
自分と同系統の技法を指導している方が居りましたですかぁ(^^)
お互い、頑張りませう(^^)/
ちなみに、両刀使いさんはご存じでしょうが、773の4番目の技法は、本来は平安五段ではなく、
クーシャンクーのラスト近くの動作の解説です(^^;)
776 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/13 23:06 ID:U2W8xCsK
え〜、そんなぁ〜
777 :
両刀使い ◆0TQehrpOf2 :04/02/13 23:10 ID:Dj8RrgBV
マスク・ザ・レッドさん
「ク−シャンク−」私の所属している日本空手協会でいう「観空大」ですね。
はいその分解は知っています。 基本分解でもう2つあります。
・対右上段突き+左中段突き
・受けからの裏投げ
私自身はその分解がどうあれある程度の分解(あくまで協会のですが)が出来なければ絶対に指導をしません(笑。
だから指導が出来る形が非常に少ないです(涙。
778 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/14 18:13 ID:wXXn1VvM
779 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/14 23:16 ID:2sO/FWpp
横からすみません。
>>マスク・ザ・レッド先生、両刀使い先生
「型の基本分解」というのはどこで習われたものでしょうか?
ご自分で考えたのでしょうか。それとも、各流派の口伝のようなものでしょうか。
桧垣さんのページや宇城先生のご本にそういう話があり、とても興味を
持ったのですが、あまり一般的な感じはしませんでした。
しかし、マスク・ザ・レッド先生と両刀使い先生の「会話」を拝見すると、
「どこかにある程度共通の教範のようなものがあるのだろうか」と
思ってしまった次第です。
ご教示お願えないでしょうか。
780 :
779:04/02/14 23:18 ID:2sO/FWpp
×ご教示お願えないでしょうか。
○ご教示お願いできないものでしょうか。
すみません。
781 :
両刀使い ◆0TQehrpOf2 :04/02/15 01:20 ID:c9lIh2oq
私の場合は、
1)師範から教授を受ける
2)協会総本部全国指導者合宿で指導を受ける
3)同じ形の他流師範の指導を受ける(出稽古/講習会/同じ連盟に所属する先生に教授を受ける)
4)他流別系列の形を研究する事で技の多様性を理解する。近い技の使用方法を研究する。
5)古い書籍を細かく読み先人の形と現代の形の変化を理解し古流技を理解をする
6)その変化の差を考える事で現代技の方向性の中での使い方を理解する
7)柔道・合気道・日本柔術を研究する
8)剣術・棒術などの武器術を研究する
9)中国拳法などのビデオや本をよく観て・読みその技法を研究する
です。
ですが基本使用は自流の先生のを第一義として行うのがその流派に所属する以上必要かと思います。
個人的な発展はあくまで「これは私のですが」と必ず付け加えて指導をしています。
ここでは私よりもよく稽古も研究もされている皆様がレスを入れられているので、あまり勉強不足な私はこれ以上のレスは入れられません(汗。
782 :
779です:04/02/15 07:40 ID:4FLVpcAC
>>781 両刀使い先生
とてもご丁寧なレスありがとうございました。
(早起きした甲斐がありました。)
私の流派は「連盟」のようなものには入っておらず、
しかも、型をあまり重視していない(?)ようなので、
目からウロコが落ちるようなお話でした。
783 :
両刀使い ◆0TQehrpOf2 :04/02/15 10:52 ID:41r15Vjo
>782さん
「先生」は勘弁して下さい。
語弊を恐れずして言うと組手重視の方の方が「形が実際に使える」のではないかと思っています。
ご自分の流派に近い関係の流派道場へ趣旨を説明して出稽古にいくぐらいの気持ちがあれば学べない事などありません。
安い頭を下げたり・お金で解決をする程度の事で多くの先人の努力の一端が垣間見れるのであればそれは非常に安いものだと思います。
これから稽古なのでではまた。 お互いがんばりましょう。
785 :
マスク・ザ・レッド:04/02/15 22:19 ID:BINg83vt
>779さんへ
こんばんは(^^)/
>「型の基本分解」というのはどこで習われたものでしょうか?
>ご自分で考えたのでしょうか。それとも、各流派の口伝のようなものでしょうか
自分の場合は....
「ほぼ半数の型の解釈は自分で創案した」
なんです(^^;) (残りは、金城先生の書籍とか、過去の空手の先生の書籍の技法のうち、納得できたものをそのまま指導しています)
ただし、「自分で創案した」といっても、無意識的にも、過去に勉強した柔術・少林寺拳法・柔道・合気道・空手の古書などの知識が入り交じっていますが(^^;)
自分は、両刀使いさんの書き込みで言うところの、1)と2)が欠落してます(^^;)
当然ではありますが、師伝の技法こそが第一技です。
が、自分はいろいろな事情から、空手を学んで5年目あたりから「指導者」の仲間入りをしてしまい、以来20年近く師匠がない状態で来ましたので(^^;;;)
786 :
わしう:04/02/16 00:00 ID:84oOnUNU
あげときます
787 :
779です:04/02/16 10:05 ID:HvKUXdIv
>>783 >「先生」は勘弁して下さい。
そ、そうですか。すみません。
>お互いがんばりましょう。
ありがとうございます。
>>785 レスありがとうございます。
>「ほぼ半数の型の解釈は自分で創案した」
そうなのですか。
それでも両刀使いさんとほぼ同じになったというのはすごいですね。
お二方、ありがとうございます。
また名無しでROMさせていただきます。
788 :
マスク・ザ・レッド:04/02/16 22:49 ID:vbbjAeQg
ところで、生粋の松濤館流である両刀使いさんに質問なのですが、
松濤館流の日本空手協会で昔発行していた形の本には、いくつか「?」と、疑問を感じる解釈がありました。
最たるものは「燕飛」の形で、騎馬立ち、右手は引手、左手は上段内受け(他流外受け)の位置、その掌を見るような姿勢....より、右足を左膝裏につけ、左足一本足立ち、右手はエンピを左掌に打ち込む....という特徴的な動作についてです。
この解釈が、「双方手に詰まったとき、左掌と右肘で『パン』と音を立てて相手の気を削ぎ、そのスキに相手を攻撃する」という「猫騙し」である、というのが松濤館流の公式見解であったかと思いました。
この解釈は、今でもそのままなのでしょうか?あるいは別解釈が公式となっていますでしょうか?
恐らく両刀使いさんや檜垣さんなら自分と同じく、
「攻撃してくる相手の左腕を捉え、右エンピで『腕ひしぎ』をなす。(或いはエンピを相手の脇腹に入れる事も可能)同時に右膝は相手の膝を外側から圧して相手への『崩し』をなす」
という解釈をするのではないかと思うのですが....
いかな先達とはいえ、牽強付会な解釈をしてしまった事はあるかと思います。明らかな誤りであれば、それは訂正されるべきかと自分は考えるのですが....
789 :
両刀使い ◆0TQehrpOf2 :04/02/16 23:19 ID:VsZUlpfX
ぶっちゃけありますよ(笑。 そう解釈をすべきかどうかは別として普通の人でもやれるような技の使い方とか。
所属をする以上団体の解釈はどうあれ第一義です(笑! 実際研究をすればそれが正しい事もあるかもしれませんし、個人の認識が正しい場合もあるかもしれませんし(笑。 その答えがでるかどうかわかりませんががんばります。
790 :
糸東系指導員:04/02/17 09:31 ID:Q9lx5Sv4
猫騙しは、糸東流でもあります(笑)。
以前、僕が分解を説明した部分なのですが、ニーセーシの振り返って左前屈で上体を傾けて右腕前方左腕後方に伸ばし、その後足を揃えて両手をパチンと鳴らすところです。
公式な解釈だと、やはり音で相手を驚かすのが目的だそうです。
しかし、手を鳴らす位置が相手の目線上ではなく膝のあたりで行うので、果たして効果があるのかどうか疑問です。
相手が小人の場合はいいかもしれませんね。そういえば、確か沖縄にはキジムナーとかいう小さい妖精か何かがいませんでしたっけ?
もしかしたらニーセーシーは、対キジムナー用の形なのかもしれませんね(笑)。
791 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/17 09:56 ID:Z9UVcz5o
>790失礼します。
ニーセーシのその部分は猫騙しを分解とするところは目の高さで手を打ちます。
手を下げるところは相手の蹴りに対して足が上がる時点で膝を押さえにはいる(そのまま足を取り倒す)などの別の分解があったように思います。
>騎馬立ち、右手は引手、左手は上段内受けの位置、
本を見て確かめもせずすみません。左手は上段斜め前方に構えますね。
>この解釈が、「双方手に詰まったとき、左掌と右肘で『パン』と音を立てて
>相手の気を削ぎ、そのスキに相手を攻撃する」という「猫騙し」である、
>というのが松濤館流の公式見解であったかと思いました。
猫だましという解釈は初めて聞きます。
但し、左上段斜め前方に打ち込むことにより、
フトコロ(スキ)を見せ相手の攻撃を誘う、ということだと思います。
そして相手が突いて来たところを受けますね。
793 :
両刀使い ◆0TQehrpOf2 :04/02/17 21:08 ID:TZUozfLI
糸東系指導員先生 ニーセーシのそこの部分は
>>790さんがご指摘の通り協会系
では自分の目の高さで行います。 「相手が出る瞬間(先の先)を捉え、状態が不十
分な二の手(正面蹴り)を押さえ(後の先)、崩し極める」とうのが当会の基本解釈
です。
関空小さん ご指摘の通りだと思います。 虚実をつくりだす事が目的という事で
すね。
最近買った本で本部先生の本部流に関する書籍なのですが、本部先生は結構糸州系ナ
イファンチに強い批判を書かれており、船越先生とは考え方も含めて仲が良くなかっ
たという話は本当だろなーと思いました(笑。
794 :
糸東系指導員:04/02/17 22:26 ID:I/zJevKp
そうでしたね。協会では相手の顔面の前にて行うのでしたね。
ただ、糸東流では膝の部分にて行うのですが、やはり猫騙しだと習いました。
僕の師匠はこの解釈に批判的でしたが・・・。
ちなみに、僕はその後の脚を取って転ばせる分解には納得してません。
詳細は、このスレの過去レスを参考にして下さい。
あくまで糸東流の方の僕なりの解釈ですが。
795 :
マスク・ザ・レッド:04/02/17 22:33 ID:Wu5hRLCg
そうそう、本部先生のナイファンチなんですが、これも謎の型なんですよ。
小西先生の本に、本部先生の演武写真の載っている本がありますが、その本の中の演武と、本部先生本人が著書となっている本とはナイファンチの動作が違うのです。
小西先生の本の中での演武は特徴的で、まず、用意の姿勢より、首を左にゆるゆると向け、左を注視。ついで、右に首をゆるゆると向け、右を注視。
それから、右方向に左足を出し....という動作を行います。
ちなみに現在、和道流のナイファンチはこの、「左を見てから右を見る」の動作を残しており、大塚先生が本部先生よりナイファンチを学んだ跡が見受けられます。
次いで、小西先生の本の中の動作の特徴として、型の前半・後半にそれぞれ左右に展開する、「波返し→諸手受け」が、型の前半・後半にそれぞれ片側に1回しかない、という点があります。
本部先生のナイファンチはこのように、非常に特徴的な動作があります。が、にもかかわらず、本人の著書の中では、ごく普通のナイファンチの動作となっているのが謎なのです。
さて、両刀使いさんの言うように、確かに本部先生は糸洲先生のナイファンチに疑義を投げかけていますね。
共に、ナイファンチを一番重視していた空手家だけにその点も非常に不思議な感じがします。
796 :
マスク・ザ・レッド:04/02/17 22:41 ID:Wu5hRLCg
>糸東系指導員さんへ
>ちなみに、僕はその後の脚を取って転ばせる分解には納得してません。
自分が知っている二十四はは松濤館流ですが、こちらですと「足取り投げ」は自然な動作と思えるのですが....
(糸東流「ローハイ」にも同種の技法が出てきますが、こちらも「足取り投げ」が解釈だったでしょうか?)
ちなみに、「足取り投げ」を一番具体的な動作で示しているのは、剛柔流の「クルルンファ」です。こちらの型ですと、ほとんど地面スレスレの高さで足取り動作を行っています。
また、剛柔流「サイファ」に出てくる、「片手握り拳、片手は開掌で膝の高さを挟み打つ動作」は、相手の「足取り投げ」への返し技です。
(自分は、剛柔流「サイファ」と「クルルンファ」はもしかしたら「一対」の型ではないかと想像しています。)
797 :
糸東系指導員:04/02/18 00:22 ID:XQyzqC1f
>>796 マスク・ザ・レッド様
相手の脚を取っているときに、頭が隙だらけになってしまい、やられてしまう可能性大だと思うのですが。
相手の身体に、頭突きを入れながらやっているとしたら、前の技の流れとしては納得が出来るかもしれませんが、無理があると思います。
過去レスにもあるように、僕は脚を取るのではなく、身体を引き倒していると考えてます。
実際に、やってみると、まあ、僕が未熟というのもあるのかもしれないですが、相手の脚は片方だけとはいえ、なかなか簡単に取れるものではないと思います。
ただ、武備志にも脚を取る図があるので、分解の口伝としては成り立つかもしれないですが、少なくとも僕には無理です。
僕はやはり、まず相手の両手を抑えながら頭突きし、左手で相手の頭を膝に固定して右掌にて後頭部を攻撃、更に引き倒して両拳にてとどめかと思うのです。
いきなり相手の両手を抑えて頭突きは無理だろうと思うかもしれないですが、これは前の動作との関連で考えた場合、全く無理なく技をかけることが出来ます。
上体を倒しての右腕を前方、左腕を後方に伸ばすあの動作は投げも兼ねてると思います。
相手の蹴りを、顔面のガードもせずに両手で抑えることは、身を護るために考え尽くされた武術としては、おかしいと思うのです。
相手の脚を取る動作の前の動作が、もっと違うカタチならば、まだ納得はいくのですが・・・。
最近、居合や古武術を少しずつですが教わる機会があるのですが、たかが刀を真っ直ぐ振り下ろすだけでも、身を護るための様々な工夫があります。
正座するだけでも、色々なことを想定して工夫がされています。
徒手空拳たる空手によって身を護るのであれば、やはり相手に隙を見せることなど、例えこちらが有利な状況であってもしないと思うのです。
そんなに空手は浅くないと思います。刀を振ってみると、逆に空手の理解が深まる今日この頃です。
798 :
マスク・ザ・レッド:04/02/18 22:53 ID:5GsHROBH
>糸東系指導員さんへ
>ただ、武備志にも脚を取る図があるので、分解の口伝としては成り立つかもしれないですが、少なくとも僕には無理です。
ええと、その点についてですが。
柔道の技に、「諸足刈」という技法があります。
相手に対し、急激に屈んで、両手を環状にして相手の両膝を捕り、急激に引きつけながら肩当てをなし、相手を転倒させる技法です。
クルルンファ・ニーセーシの「足取り投げ」は、「諸足刈」と同様に、双方が相手に敵対した姿勢から、急激に屈んで相手の足を取る技法ではないのでしょうか?
(無論、蹴り技を得意とする拳法家相手に使える技法ではありません。相手が片手(or両手)に持てる武器を持っている....という想定であれば非常に実践的な技法なのではないかと考えます。)
799 :
糸東系指導員:04/02/18 23:52 ID:XQyzqC1f
>>798 マスク・ザ・レッド様
なんか、片っ端から反発しているような感じで恐縮なのですが、やはり突き詰めていかないと先に進めないので、書き込みます。
相手の虚をつき、脚を取るとおっしゃられてますが、動作が大き過ぎますし、取ろうとしている間にやられてしまいます。
人間は相手のアクションに対して必ずアクションを起こします。
そのアクションを起こさせないためには、ノンモーションの1拍の動きか、相手の力の流れを利用する以外にないかと思います。
相手の脚を取るということは、相手の力の流れを無視していますし、1拍で為すことは不可能です。
うまく脚を取れたとして、相手が体勢を崩したとしても、相手が体勢が崩れながらも後頭部を殴りでもしたら致命傷になりかねません。
相手が、例えば突きや刀などで攻撃したときに合わせて脚を取ろうとしても、膝があるし、膝を合わせることが出来なくても、充分頭を攻撃する余裕はあると思います。
更に、脚を取られて倒れたとしても、両手が自由なので反撃可能です。
空手とは、相手に反撃を許さない状況を作り出すことが大切だと思います。
武術的観点から言って、やはり相手の脚を取って倒すということは難しいでしょう。
もちろん、可能性はゼロではないでしょうが、そんな低い確率に自分の命を預けることはないと考えます。
試しに、道場の初心者の方を相手にやってみるとわかると思います。
相手には何をやるかは伝えず、ただ必死で抵抗してくれと頼みます。こちらが技を仕掛けたら、どんな抵抗をしてもいいと。とにかく暴れてくれと言うのです。
ヘタに心得があると、キレイにやられるクセがあるかもしれないので、初心者相手がいいでしょう。
恐らく、酷い目に会うと思います。初心者なだけに、こちらの思惑通りに動いてくれないので、ヘタするとこちらがケガをしてしまうかもしれません。
実戦とはシビアです。本当だったら、殺し合いですから。
ただ、もちろん、相手の意識を殴るなどして飛ばせば出来るでしょうが、おっしゃられている分解はそうではないみたいなので。
いきなりの脚取りは無理だと思います。猫騙しで、それほど虚をつけるとは思えませんし。
猫騙ししてる間に金的でも蹴られたら死です。刀を振ると色々なことがわかりますよ。
教えてくれる先生にもよるでしょうが。
800 :
両刀使い ◆0TQehrpOf2 :04/02/19 00:27 ID:Kty8i/kW
まあ今みたいに皆が格闘技全般の知識がある時代の技術ではないから我々からすると疑問な部分が多いとは思います。
特に投げとか取りとかですね。 多分に古流技には洗練性というのはなかったでしょう。
反対に考えればここまで格闘技技術がそれぞれ洗練をされ磨かれる現代に通じる技が形にある、という事実の方が大事であり、
それが通じないであろうからおかしいのではないか?というのはやはり現代だから言える事だと思います。
それを現代でも通じるようにするには形全般を更に変えていかざるおえないと。
足取り技の件ですが、今話題のBJJを出すまでもなくレスリングの基本技な訳です。
打撃よりも簡単に相手より有利に戦える方法な技なのですから有って当たり前だと思いますし、足を狙わない武術はないと思います。
もともとの空手=武術はもっと泥臭いもので、我々の今やっているのがスポ−ティ−過ぎる事から、もしくは一撃思想上からもっと綺麗な戦いであるべきだ部分もあるのではないかと思うのです。
話がそれてすいません。
801 :
三流競技空手人:04/02/19 12:15 ID:aou1AII1
>>799 私の解釈 (指導員様のご意見に賛成)
突如として、足、それも膝よりしたを狙う超低空タックルは日本武道にはないでしょう。
理由は基本的に、自分より下手すると重たい(オーバーか?)甲冑を着ても有効な動き
が可能な、重心のコントロールと安定を前提にした身体操作を基本にしているからだと。
低空タックルは、レスリング系の発想です。
桧垣様のサイトの抜塞の分解の写真にもありましたが、足を取るなら、密着して
頭は、最低相手の腰程度の位置まで、取る足も膝まででしょう。
(自分の重心安定が保たれる範囲内ということでしょう。)
捨て身技と、重心、重力の使用法が、タックルはちょっと種類が違いそうですし・・・
もちろん競技やスポーツなど前提がことなれば、話しは全く別ですからね。
空手も本来上段蹴りがないくらい、正中線とか重力を利用した安定を大事にしてきたので
低空タックルはまず、思想からはずれる気がします。
(以上、三流の妄想ですから、ご容赦)
802 :
791:04/02/19 17:05 ID:OIW9t0Ht
相手の足をとり一瞬で倒していると考えれば頭の防御などは必要ないでしょう。
そのために先に相手の体勢が崩れるように上段への牽制をしているのではないのでしょうか?
そこから足取りは下方に落ちることもあって倒してしまうまでは一拍だと思います。
相手の反応は体が崩れているので不可能だと思うのですがどうでしょうか?
803 :
糸東系指導員:04/02/20 13:43 ID:bwCl0UKO
>>800 両刀使い様
>まあ今みたいに皆が格闘技全般の知識がある時代の技術ではないから我々からすると疑問な部分が多いとは思います。
>特に投げとか取りとかですね。多分に古流技には洗練性というのはなかったでしょう。
いや、僕は逆だと考えてます。身体操作や術理は、西洋文化の洗礼によって、むしろ退化したといった考え方が徐々にですが広がりつつあります。
最近、様々な分野にて古武術が見直されています。昔は、それこそ生き抜くために必死だったわけですから。
それに投げや逆も、形に多分に含まれてます。投げや逆がまったくない形の方が少ないくらいではないでしょうか?
古流を研究したり、実際に教わって技をかけられてみたりすると、その無駄のなさと洗練された考え方に驚くはずです。
804 :
糸東系指導員:04/02/20 13:45 ID:bwCl0UKO
それと、791様も
>>802で
>相手の反応は体が崩れているので不可能だと思うのですがどうでしょうか?
と、おっしゃっていますが、仮にうまく事が運んだとしても、上記にあるように両手がフリーですから、接近してとどめを刺す際に、金的を握りつぶすことや指を掴んで折ることなども可能かと思います。
転ばされている最中に、耳を叩くことも目に指を入れることも可能です。
普通、空手では、相手を投げた際には、袖や襟を掴んだり、膝を押し付けたり、はたまた投げの最中に逆を極めて折ったりして、投げた後一切の反撃を許さないようになっています。
それから考えると、脚を取って投げる行為は、技として稚拙かと思います。
ここで、僕が実際に体験した古流(とはいっても柔術ですが)のやり方を記述しておきます。
僕の刀の柄を、先生が両手で抑えにかかりました。
「さて、どうする?」とおっしゃられたので、僕は先生の手を左手にて抑えながら右手にて目突きをしました。
といっても、もちろん寸止めですが。動きはもちろん1拍で行ってます。
が、僕が先生の目を突いたときには、先生の足が僕の金的に触れていました。
つまり、あらゆることを想定していないと、生き残ることは出来ないのです。
先生が柄を押さえ込む際、僕は上記の動作をしつつ、猫足立ちになるべきであったし、更に言えば、相手が反応出来ないように、柄を押さえ込む力を利用して投げれば良かったのです。
この話については色々と考察することが出来るのですが、それはまた別の機会ということにしますが、とにかく、一分の隙も見せてはいけないということを言いたいのです。
武術とは、自分が生き残るための確立を上げるための一種の哲学と言っても過言ではないでしょう。
>普通、空手では、相手を投げた際には、袖や襟を掴んだり、膝を押し付けたり、はたまた投げの最中に逆を極めて折ったりして、投げた後一切の反撃を許さないようになっています。
>それから考えると、脚を取って投げる行為は、技として稚拙かと思います。
足取りの最中に目や金的に反撃されたらどうするんだということですが、それは普通の投げでもその危険性はあるわけですよね?
その危険性を減らすために、袖や襟を掴んだり膝を押し付けたり逆を極めたりしているのではないですか?
そうならば足取りでも同様に、裾を掴んだりツボを押さえたり関節を極めたりして相手を十分に崩し、反撃の危険性を減らせばいいんじゃないですか?
現にそういう技が古流柔術に存在するし、レスリングなどでも裏技的な扱いですが良く知られていますよ。
そんなことをしても絶対反撃されるはずだと言って技の可能性を否定するのも別に構いませんけどね。
806 :
糸東系指導員:04/02/20 18:33 ID:bwCl0UKO
>>805 まあ、水掛け論になりかねませんが、僕自身の勉強だと思って答えさせていただきます。
>足取りの最中に目や金的に反撃されたらどうするんだということですが、それは普通の投げでもその危険性はあるわけですよね?
空手の場合、相手を投げるときは、相手が何も出来ない状態に持っていってから投げますので危険はありません。
例えば平安五段(平安スレなので!)でいうと、裏打ち交差立ちから、反転してレの字立ちとなり、また交差立ちとなって下段十字受けする部分がありますが、
これは、相手の左腕をこちらの左手で制しながら右裏打ちを打った後、こちらが掴んでいる左腕を反転しながら右肩に逆関節を極めながら乗せ、こちらの右腕で相手の耳を掴み、相手の左腕を折りながら頭から地面に落とし、とどめで左拳にて突く動作です。
やってみると、おわかりになると思いますが、相手の反撃を一切許しません。こちらは全く安全に相手を投げることが出来ます。
このように、空手の投げとは本来、確実に安全な状況を作ってから行うものだと僕は思っているのです。
それと、これは僕の居合の先生の言葉なのですが「実際に出来るかどうかはともかく、理論的に相手が反撃が可能ならば、その技はいい技ではない」というようなニュアンスのことをおっしゃってました。
先生は、古流柔術も修められてます。この言葉の裏に、「空手は武術としては不完全だ」というような感じを受け、正直僕は心象穏やかではありませんでした。
そんなこともあって、空手の武術としての完成度の高さを証明したく、一連のレスをしつこくしていたのです。
愛する空手を見下されて、悔しかったのです。僕がその先生に習っているのも、空手の実用性を完膚なきまで、いつかは証明してやろうと思っているからなのです。
807 :
糸東系指導員:04/02/20 21:01 ID:TcP+Lv3o
書き忘れましたが、脚を取ること自体を悪いと言っているのではありません。
要するに、完全に相手の反撃を許さない状況下でならば、OKということです。
ニーセーシの分解で、脚を取ることに拘るのなら、何が何でも相手の反撃を許さないような解釈をこじつけてみるのもいいかもしれません。
こじつけでも何でもいいから、とにかく理論上はこちらが安全ならばいいと思います。
もちろん、実際にその動作が出来なければいけませんが。
仮に、ニーセーシの作者が「この動作は、猫騙しからの脚取り投げだ」と言ったとしても、僕は武術の観点から作者を批判すると思います。
重要なのは事実とか口伝とかではなく、実際に殺し合いの場において使えるかということです。
808 :
両刀使い ◆0TQehrpOf2 :04/02/20 22:57 ID:1/S0PMSp
>>803 糸東系指導員先生
なる程と感歎しきりです。 自分の勉強不足も反省をします。
ですが、現行我々が行う形が出来た当時の沖縄、またその伝承以前の中国の形にそこまで洗練された(と我々が認識する)技法があったり、もしくは有ったとしても思想や使用環境の差もあるのでは?という疑問が起こりました。
>>807 >重要なのは事実とか口伝とかではなく、実際に殺し合いの場において使えるかということです。
というお考えにはかなり同意する部分があります。 ですが自分がそこまで掘り下げてやっているかというと更に疑問です(深く反省)。
これからも勉強させて下さい。
>>806 水掛け論にしたいので反論します。
平安五段の解釈は逆一本背負いと言われるものでしょうか?
相手の右手がフリーなので「理論的には」右手で反撃されそうです。
またその体勢に入るのが困難なので自由攻防では足取りより難しいと思います。
総合系の試合ではルール上認められるにもかかわらずほとんど見かけません。
本当に「実際に殺し合いの場において使えるか」疑問です。
しかし、平安五段の分解で逆一本背負いに拘るのなら、何が何でも相手の反撃を許さないような解釈をこじつけてみるのもいいかもしれません。
こじつけでも何でもいいから、とにかく理論上はこちらが安全と思い込むことも可能だと思います。
810 :
マスク・ザ・レッド:04/02/20 23:48 ID:Zw30I3E5
うわ!糸東系指導員さんの発言を中心に、非常に中身の濃い論議が続いてますね!!
武道系の掲示板たるもの、こうでなくちゃいけませんよね(^^)
>片っ端から反発しているような感じで恐縮なのですが、やはり突き詰めていかないと先に進めないので、書き込みます。
いえいえ。
掲示板の上では、論議という「闘い」も必要でしょう。武道は、本来的に闘いのなかから生まれたのですし。
さて、まずは「足取り投げ」について糸東系指導員さんは大きな疑問を投げか掛けられていますが、逆の立場に立ち、グレーシー柔術なり、レスリングなりの「組技系」の視点に立てば、拳法家と闘うに臨めば、
おそらくこの系統の技法こそ、もっとも頼りとする技法ではないでしょうか?
(逆に返せば、我々拳法系は、組技系のこの種の技法に対する技法の稽古も必要、ということになりますが。)
>僕の刀の柄を、先生が両手で抑えにかかりました。
>「さて、どうする?」とおっしゃられたので、僕は先生の手を左手にて抑えながら右手にて目突きをしました。
うう〜ん。
自分が刀を腰にしている状況で、なおかつ相手がこちらの刀の柄を両手で掴んで来たなら。
次の相手の行動は、
「必殺!」の「中村主水」よろしく、自分の腰にしている刀を抜き、自分を刺す....ということではないでしょうか?
こちらとしては、両手でがっちりと刀の柄を掴み、蹴り技をなすか、あるいは刀の柄を両手で捻って関節技....あたりが常道ではないでしょうか?
>とにかく、一分の隙も見せてはいけないということを言いたいのです。
この点は激しく同意です(^^)
>愛する空手を見下されて、悔しかったのです。
まったく同じことを、昭和初期の空手家、神道自然流開祖の小西先生はおっしゃっていたようです。
空手のレベルアップのため、合気道開祖の植芝先生にも入門し、空手と合気道の融合にも心を砕いて居られました。
お互い、小西先生を目指し....いえ、半歩でも小西先生を超えられるように修行しましょう(^^)/
811 :
791:04/02/21 00:17 ID:Pxv8BM/x
ではニーセーシのこの部分そのまえのところからつなげて見るとどうでしょうか。
まず手刀打ち前蹴り逆突きです。相手の中段突きを手刀でうちながら手をつかみますすかさず前蹴り逆突き
さらについた手で相手をいったん引き込みながらさらに押し出し反転して投げる。
次の手は猫騙しではなくもともと下方で手をあわせるところもあるようですから投げた相手を制しながらさらに突き&膝を落としてトドメ。
あくまで妄想です。
また別の一手
猫騙しの部分にこだわるよりそのまえの技、反転して左下段払い右背刀打ちのような部分。
たとえばそのまえのところで相手の右のけりに対して左手を上段に決め右手で相手の足を取って
そのまま形のとおりに反転すればきれいに投げられると思いませんか?
812 :
糸東系指導員:04/02/21 00:56 ID:tXF2BGo3
>>808 両刀使い様
ニーセーシはともかく、少なくとも平安は、示現流の免許皆伝の松村先生の弟子である糸洲先生が作られた形です。
つまり、日本の武術のエッセンスをよく理解した上で、更にその上を行き、勝とうと考えられてたわけです。
何せ、首里手の究極の目的は素手で刀に勝つことですから。少なくとも、首里手を大成された松村先生以降は、相当に洗練されてたのではないでしょうか?
そのあたりの詳しいことは、摩文仁賢榮先生の著書に載っています。
>ですが自分がそこまで掘り下げてやっているかというと更に疑問です(深く反省)。
いや、僕も基本的に、殺し合いまで想定して稽古しているわけではありません。
あくまで、武術としての文化を個人の楽しみのために追及しているに過ぎません。
ただのマスターベーションです。しかしながら、それが実に気持ちいいのです。
813 :
糸東系指導員:04/02/21 01:10 ID:tXF2BGo3
>>809 実にいいところに気付かれました。想像力のある人ならば、必ずそこを突っ込んで来るだろうと予測しておりました。
ではお答えします。実に楽しい水掛け論です。
まず着目しなければならないのは、裏打ちを打ったときの相手の体制です。
このときの自分と相手の距離は、形のポーズを思い出していただければわかるように、相当接近しています。
ですが、この裏打ちは、相手が、その前の動作との連携により死に体(半分背中を見せているような状態)となっているので、こちらとしては実に安全です。
その死に体の状態から1拍で投げますので、何ら危険はありません。
相手の関節を極めて投げるのに、1拍では無理だと思う方もいらっしゃるでしょうが、浮き身が出来れば簡単です。
あと、もうひとつ頭に入れて欲しいのは、投げの前に相手は相当のダメージを食っているということです。
これは、もちろん、確実に投げを極めるための布石といってもいいでしょうが、実は、投げが目的ではなく、その前に相手が倒れてしまえば、それで終わりです。
形は、1発相手に攻撃したら終わりということではなく、失敗したときのためや、効かなかったときのための技が次から次へと用意されています。
ですから、もちろん投げが決まらなかったときのための技がその後に用意されてます。
平安五段は実に使える形なのです。
814 :
糸東系指導員:04/02/21 01:22 ID:tXF2BGo3
>>810 マスク・ザ・レッド様
>グレーシー柔術なり、レスリングなりの「組技系」の視点に立てば、拳法家と闘うに臨めば、
>おそらくこの系統の技法こそ、もっとも頼りとする技法ではないでしょうか?
グレーシー柔術もレスリングも、ルールに特化したスポーツ(悪い意味ではありません)であるということを、まず念頭に置いておいてください。
それらはルール上金的と目には攻撃が出来ません。また、地面の上でいつまでも攻防出来るような優しい戦場はないと思います。
古流では、相手を組み伏せたときに、いつでも周りから襲いかかられてもいいように、膝で首を抑えたそうです。
これならば、いざというときに立膝の状態なのですぐに立ち上がれますし、膝で首を折ってしまえば、即両手が使えます。
最低でも片手はフリーです。
>刀の柄を両手で捻って関節技
素晴らしい反応です。さすがです。
>小西先生を目指し....いえ、半歩でも小西先生を超えられるように修行しましょう(^^)/
はい!
815 :
糸東系指導員:04/02/21 01:28 ID:tXF2BGo3
>>811 791様
そういった解釈をしていくのが、形の修行のひとつだと考えてます。
実に自然でいい分解ですね。実際にやってみて、通じるかどうか試してみると更に面白いと思います。
>>813 そうきてもらえると嬉しいです。私の用意していた論理も貴方と同じだから。
裏打ちは「猫騙し」と同じ役割なのですね。
それならば平安五段も二十四歩同様使えるでしょうね。
817 :
マスク・ザ・レッド:04/02/22 13:43 ID:XlSjxMzi
>814
>古流では、相手を組み伏せたときに、いつでも周りから襲いかかられてもいいように、膝で首を抑えたそうです。
ううーん。
膝で首を抑える、というのは必ずしも常道とは思えません。
一般的には、相手の片腕の関節を押さえつつ「うつぶせ」に抑えるはずです。
(余裕があれば、首に膝....も可能でしょうが)
戦場であれば、その体勢から短刀で相手の首を切ります。
江戸時代であれば、その体勢から縄をかけ、捉える。
....という様に、時代とともに変わりましたが。
>最低でも片手はフリーです。
これは当然と言えば当然で、片手が空かなければ短刀も縄も使えませんしね(^^;)
ちなみに、柔道が「うつぶせ」、ではなく「仰向け」に相手を抑えるのは、「抑えられた、という体勢から脱する、という行為そのものが、組技の技量を向上できるから」という鍛錬の方法として採用しているからです。
(嘉納先生の著書にそのように記述してありました)
818 :
md:04/02/22 17:25 ID:1A4xC9n9
柔道の乱捕り方というのは、あくまで、
1.体育法
2.(試合としての)勝負法
だからね。実戦としては、柔道護身術等の形がある。
乱捕り法で得た、体力、ココロ、タイミング、崩し等を実戦の形に
生かしましょうという発想だったと思う。昔は。
今は乱捕り=柔道 って感じだね。韓国に乗っ取りされようだし、
今は大変だね。
819 :
糸東系指導員:04/02/23 09:01 ID:UKb31sQx
>>816 >それならば平安五段も二十四歩同様使えるでしょうね。
ですね!
やはり使えなければ意味はないですもの。
>>817 マスク・ザ・レッド様
>一般的には、相手の片腕の関節を押さえつつ「うつぶせ」に抑えるはずです。
そうですか。確かにその方が、よりこちらが安全ですね。
>ちなみに、柔道が「うつぶせ」、ではなく「仰向け」に相手を抑えるのは、「抑えられた、という体勢から脱する、という行為そのものが、組技の技量を向上できるから」という鍛錬の方法として採用しているからです。
なるほど〜。さすが博識ですね。空手の投げは、やはり仰向けにすることが多いのでしょうか?
820 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/23 15:41 ID:giJfuF1u
はじめまして、門外漢なのですが
面白いスレなので見させていただいています。
>糸東系指導員様
柔術ではうつぶせを死に体、仰向けを生き体と言うそうです。
松涛館流の友人の話では空手の投げは
極めをいれ易いよう脇を空けさせるとのこと。
問題となっている二十四歩の分解ですが
虎口膝崩のところでしょうか?
相手の蹴り足を掬い受けし
膝を捻るようにすると問題なく決まりそうですが
まあ、門外漢の言うことですのでさらりと流してくださいませ。
ですが全くの他流派のことも結構参考になるものです。
そういった理由で昔から空手の型を練習しています。
よろしければ御相手ください。
821 :
マスク・ザ・レッド:04/02/23 20:05 ID:I/nlJI2D
>糸東系指導員さん
>空手の投げは、やはり仰向けにすることが多いのでしょうか?
さて、どうでしょうか??
ただ、相手を投げるときにうつぶせに投げると、相手は手でダメージを軽減するために効果は半減されると思います。
したがって、柔術でも常識的に、相手を仰向けに投げ、すかさずうつぶせに抑える....が常道となっています。
>820さん
>虎口膝崩のところでしょうか?
>相手の蹴り足を掬い受けし
>膝を捻るようにすると問題なく決まりそうですが
確かに、二十四の型に出てくる膝崩は、820さんや糸東系指導員さんの言うように、蹴りを取っての膝崩し....が、自然かもしれませんね。
(三十六の型の場合は、技の高さから見て「足取り投げ」だと思いますが)
822 :
820:04/02/23 21:30 ID:INOZbXBb
>マスク・ザ・レッド様
>柔術でも~
そうですね。背中側を着地させてから
手首の操作で裏返す技があります。
私が面白いと思ったのは
空手の投げは当て身前提。最後に正拳で極め。
柔術などは投げの為の布石に仮当てと言う打撃を使う。
各々自分の所の最高形に持って行くところは
かわらないんだなあとおもいました。
823 :
糸東系指導員:04/02/24 21:14 ID:3aVxa0pG
>>820 >柔術ではうつぶせを死に体、仰向けを生き体と言うそうです。
おお、また新たなる知識をありがとうございます。門外漢などと言わずに、ぜひコテハンで参加なされては?
空手以外の意見も多いに参考になると思います。
本来ならば、武術をカテゴライズすること自体がナンセンスなのかもしれません。
これからもよろしくお願いします。色々と教えてください。
>>821 マスク・ザ・レッド様
>相手を投げるときにうつぶせに投げると、相手は手でダメージを軽減するために効果は半減されると思います。
なるほど。
いや、僕はもしかしてうつ伏せに倒した方が、相手からの反撃によるリスクが全くなくていいのかもしれないと思ったのですが、考えてみれば投げたと同時にとどめを刺せばいいわけですから、仰向けでもいいわけですね。
824 :
帰ってきたアンプアン:04/02/25 00:38 ID:hTJGkZNH
マスク・ザ・レッド様:
ご存知と思いますが、『月刊秘伝』最新号に荒川武仙先生が登場してます。
825 :
820:04/02/25 02:50 ID:VeznnTVY
>糸東系指導員様
過分なお言葉有難うございます。そのうち考えて見ます。
>投げたと同時に~
心道流の宇城師範がこの頃何かと話題ですが、
あの方の投げた後の当て身は的確に肋骨下部急所に入っていて
実に見事と思います。
ああいった正確な当て身あってこその投げなのでしょうね。
さて、スレタイトルの平安の話題を出したいのですが、
三段にある、抜き手~鉄鎚回し打ち。なんですが
抜き手を取られたら~というのが一般的ですよね?
でも中段にあの形の抜き手を出したりするでしょうか?
長い間、私の疑問だったのですが皆さん如何ですか?
一応、今では私なりの回答があるんですが。
826 :
糸東系指導員:04/02/25 09:18 ID:Xbjccw0f
>>825 820様
これは当然の疑問ですね。
空手の形には、中段への抜き手がよく出てきます。
これは、どこかで聞いた話なのですが、実は中段ではなく、喉や目を突いているのを、表面上のカタチとして中段に持っていっていることもあるらしいです。
中段に抜き手をしたら、普通は指が折れてしまいますからね。まあ、鍛えてある人は大丈夫なのかもしれないですが。
で、ちなみに三段のその部分なのですが、摩文仁賢榮先生の著書によると、抜き手のあと、後屈立ちになりながら手を捻って回転してから鉄槌を打ちますが、これは連続した技ではないそうです。
相手に手を持たれた場合、相手に自分から身を寄せることによってはずすことを示唆しているそうです。
というのも、回転している最中に、相手の反撃を食らってしまうからだそうです。
まあ、とはいえ、使える分解が思い付けば、それはそれとして置いといて、自由に発想していいのではないでしょうか?
例えば、相手が左拳にて突いて来たのを、脇の下にこちらの右貫手を差し入れ、腰を切って捻ることにより逆を極めるとか、相手が刀を上段から振って来るのを、手を添えて入り身になりながら体を捻ってかわし、鉄槌で攻撃とか・・・。
まあ、僕の発想はその程度ですが。
827 :
糸東系指導員:04/02/25 09:20 ID:Xbjccw0f
ああ、すいません。
公相君と勘違いしてました(苦笑)。
三段は、捻ったら腰に手を持っていくんでしたね。
恥ずかしい・・・。
828 :
糸東系指導員:04/02/25 09:33 ID:Xbjccw0f
ちなみに、実は三段のその部分は、例の居合の先生相手に試したことがあります。
僕は摩文仁賢榮先生の言葉を省みずに、手を持たれたので捻ってから鉄槌をしましたが、やはり捻っている間に突きを食らいましたね。
僕としては、「もしかしたら、形のままでも入るのでは」という馬鹿な期待をしていたのですが、そのことでますます空手を低く見られてしまったみたいです。
空手修行者の方々に申し訳ない・・・。三段ではなく、素直にサイファかスーパーリンペイの技ではずせば良かった。
悔しいです。トホホ・・・。
829 :
820:04/02/25 14:46 ID:JFVgHSo7
>糸東系指導員様
私の解釈ですがこの技は
支え受け~抜き手~回転鉄鎚~逆突き。
までを一つの技に見ています。
技は<関節技を利用した投げ>で
抜き手は実は抜き手ではなく
あの手形を利用した関節技を極めているところだと思います。
松涛館流の友人とこれを試したところ
要点を教えただけで関節技を知らない彼が
この<抜き手>部分を自分より的確に極めて見せて
おいおい、この技身につけるのに俺ずいぶん苦労したぞ
とちょっと腹立たしくなりましたね。
かなり柔術的解釈ですがそれぐらい型どおりに決まります。
ちょっと詳細部は文章にするとややこしいんでレスを改めます。
830 :
糸東系指導員:04/02/25 16:29 ID:Xbjccw0f
>>829 820様
ぜひともその分解を伺いたいです。
楽しくなって来ましたね!
831 :
マスク・ザ・レッド:04/02/26 01:02 ID:eLIXdzax
>アンプアンさん
情報提供、サンクスです(^^)
「秘伝」誌は、最近はほとんど読まないのですが、荒川先生がでているとなれば別です。
まずは立ち読みをしなくちゃ(笑) 気に入ったら買おうかな(^^)
>820さん
>三段にある、抜き手~鉄鎚回し打ち。なんですが
>抜き手を取られたら~というのが一般的ですよね
自分もその方法で指導しています。が、「貫手」としてではなく、「右手による突きを捕られ、『召し上げ捕り』をかけられた場合の(正確には、かけられて極められる直前の)外し技」....として、次の回転しての左拳槌を指導しています。
自分も、糸東系指導員さんと同じく、貫手は本来上段攻撃....と解釈しています。
えーっと、820さん&糸東系指導員さんが「手をもたれたから回転して外す」と書いていますが、手を捕まれただけではなく、「召し上げ捕り」をかけられた場合、です。
「召し上げ捕り」とは、相手の右腕の手技を掴み、そのまま「小手捻り」をかけつつ相手の右腕を相手の背中の左肩まで持っていき、さらに左腕で相手の左肩を掴んで極め、連行する....という技法です。
この技法が完璧に決まってしまえば反撃は不可能です。が、完璧に決まる前なら反撃が間に合います。平安三段の技法はそのための反転しての拳槌打ち(間合いが近ければ左エンピに変化すると思われる)かと考えています。
832 :
820:04/02/26 02:44 ID:P7blGgxs
>糸東系指導員様
あまり期待されてもプレッシャーですw
ややこしいんで文章では伝わらないかもしれませんが
一挙動ずつ文章にしていきます。
1、支え受け
相手は左手で自分の右手を握り引き手。
正拳を入れるか崩して足払いをかけようとする。
対して
自分は引かれる右手を手の甲を下にして守り
後屈立ちに変化。足払い、金的に備える。
左手は裏拳で当て身。
これは相手との間合を確保するのと
動きを止める為に行なう当て身。
仮当てとか霞をかけると言われるものです。
ここまで順序だてて書きましたがこれを全て一辺に行ないます。
すると支え受けに近い姿勢になることに気づくはずです。
つまり私はここでのこの姿勢を受けではなく
<取り手に対する対応の姿勢>と見立てています
833 :
アオリスギタカオル ◆zxp0MsqFoQ :04/02/26 12:35 ID:04CWYgCA
他のスレに書いたのですが、皆様ご興味が無かったようですのでこちらに書かせて頂きます。
空手の基本についてなのですが、皆様アンケートにご協力いただけませんでしょう
か。
中段正拳その場突きを練習するとします。
このとき右拳は突き。
左拳は引き手とします。
準備姿勢として、右拳は脇に取り、左拳は前に出した状態とします。
この状態を0の位置。
右拳を突き出し、左拳を脇に引く途中の状態を1の位置。
右拳が仮想の相手に命中して極め動作を行うのを2の位置。
右拳の極めが終了、左拳も完全に脇に取られた0の位置が左右逆になった3の位置。
単純に拳を引くときに息を吸い、突くときに吐くのなら1の位置では左拳では成立し
ますが右拳では矛盾します。
0の位置で息を吸い、1の位置で息を止め、2の位置で息を吐き、また3の位置で息を
吸うなら構造的に居着く0と3の位置が発生します。
当流においては0の位置無呼吸、1の位置で息を吸い、2の位置で息を吐き、3の位置
は無呼吸です。
ボクはここで当流の優位を語りたいわけではなく、あえて最も初心で習う基本技を呼
吸から見る事によって空手の基本原則を見つめる事に繋がると思い書き込みさせてい
ただきました。
皆様はどの位置で息を吸い息を吐かれているでしょうか。またその得失をどのように
お考えでしょうか。
アンケートへのご協力をお待ちしております
834 :
820:04/02/26 13:23 ID:r4POMxpd
>マスク・ザ・レッド様
なるほど崩しが間に合えばかかりそうですね。
私は<召し上げ取り>系の技は
むしろ次にある<腰構え~肘受け~裏拳>
で外しています。
後ろ手は添え手にして肘受け動作をすると
容易に技がかかると思います。
私は三段は関節技の多く出てくる型に思えています。
アオリ
おまえは来るなって!うざい!
みんな嫌がっているのがわからんかボケッ!
二度と来るな!天下スレでゴマすってろ! ww
836 :
アンカー:04/02/26 21:51 ID:hYJ6S1Hg
>アンケートへのご協力をお待ちしております
掲示板ではあまり目にしない変わった尋ね方ですね。
私もアオリさんにアンケート
>当流においては0の位置無呼吸
構えた時に無呼吸とはいったい何時から呼吸を止めているのか?
実践時でも突きを出すまで、何分でも止めたままですか。
>右拳は脇に取り、
脇とは乳首の横辺りですか?
当方は腹の横に手を置きますが、その場合との呼吸の意識の差異は?
アンケートですのでこちらからの質問は無しですか?
837 :
マスク・ザ・レッド:04/02/26 22:40 ID:eLIXdzax
>アオリスギタカオルさんへ
呼吸ですか....意識したことないのでまったくわかりません(^o^;)
自分の場合、剛柔流の三戦、セイエンチン。首里手ならば十三の3つは、特に呼吸法を重視した型なので、呼吸には気をつけて稽古しています。
が、通常の基本稽古、型、組手、武器術などで、呼吸を特に意識して行うことはまったく行っていません。
(そもそも、首里手は呼吸も含めて「自然」こそが普通ではないでしょうか?)
恐らくは無意識的に技を出すときは呼吸を止めているか、吐いているかだとは思うのですが....
強いて言えば、型を始めるとき、「用意→構え」の動作の時には息を深くゆっくりと吐き、呼吸と気と心を落ち着けるように心がけてはいます。(誰でもやることとは思いますが)
838 :
アオリスギタカオル ◆zxp0MsqFoQ :04/02/26 23:16 ID:5ZI3wkYR
>>836 アンカーさんの仰る通り、珍しい尋ね方かもしれませんね。
構えた時に無呼吸とはいったい何時から呼吸を止めているのか?
実践時でも突きを出すまで、何分でも止めたままですか。
>脇とは乳首の横辺りですか?
引き手を引いている状態と思ってください。当流では鳩尾の高さが基本となっています。
>当方は腹の横に手を置きますが、その場合との呼吸の意識の差異は?
あくまで当流の事ですが、引き手の低いのは溜めの呼吸が少ない上級者が好むようになります。
>アンケートですのでこちらからの質問は無しですか?
いえ、基本を見直す事としてアンケートをお願いしておりますので、それに沿った事でしたら大歓迎です。
839 :
アオリスギタカオル ◆zxp0MsqFoQ :04/02/26 23:38 ID:5ZI3wkYR
>>837 マスク・ザ・レッドさんへ
型による呼吸法の鍛錬とは、何の為の呼吸を重視しているのかとの問題提起にもなればと思ってアンケートをお願いいたしました。
>(そもそも、首里手は呼吸も含めて「自然」こそが普通ではないでしょうか?)
はい、自然の呼吸、自然な動作こそが人間本来自然の働きであると思います。
しかしながら、その自然の働きを現すために型があり、呼吸法があるのではないでしょうか。
それを否定するならば、一見不自然に見える空手の動きはやはり不自然であるとならないでしょうか。
なので空手の原則である型を身に付けることが、自然に近づく最短距離とボクは考えています。
そのためには、型を構成する基本動作もやはり空手の原則に則っている必要があると思います。
>恐らくは無意識的に技を出すときは呼吸を止めているか、吐いているかだとは思うのですが....
基本の正拳その場突きではいかがでしょうか。
当流では1000本突くときに、呼吸のタイミングが1000本とも同じである事を強く指導されます。
剣道家なども、1000回素振りをするならば1000回とも同じ呼吸なのではないでしょうか。
空手家でも六尺棒の素振りをする時は、常に同じ呼吸を意識しませんでしょうか。
アンカーさんへ
書きもれがありましたので、こちらに書きます。
>構えた時に無呼吸とはいったい何時から呼吸を止めているのか?
あくまでも、基本の正拳その場突きでのことです。
>実践時でも突きを出すまで、何分でも止めたままですか。
ですのでこのような事はありません。
呼吸の話とは興味深いですね。
自分は
0 短吸
1 長吐(8分)
2 短吐(残り2分)~吐いた勢いで短吸。
3 吸い終わり。
と言う具合基本的には途切れさせないようにします。
さて例の分解の続きです。(見てくれてる人いるんでしょうかw)
<抜き手>
前の姿勢から右手を開手にし
反時計廻りに回して手の甲を上にする。
そうすると相手の肘が上がり<死に手>になると思います。
そのままの流れで相手の手首の上に
自分の手が巻き付くようにしてから時計廻りに手首を戻し
縦抜き手の形になります。
自分の左手を抑え手にし相手の手首を固定する。
この時に相手の手首、肘が曲がりsの字になっていればokです。
前屈立ちに変化し、やや斜め方向に抜き手を突き出します。
こうすることで相手の手首、肘、肩が一気に極るので
体勢が崩れます。
ちょっとこの部分は伝わりにくいと思います。
技の形は柔術の<本逆>に近い形です。
長文すいません。
841 :
アオリスギタカオル ◆zxp0MsqFoQ :04/02/27 14:21 ID:Pch0tFb5
>>840 アンケートにご協力ありがとうございます。
0 短吸
1 長吐(8分)
2 短吐(残り2分)~吐いた勢いで短吸。
3 吸い終わり。
3の吸い終わりは左右連続でのその場突きならば、0と同じく短吸で良いですか?
>と言う具合基本的には途切れさせないようにします。
この途切れさせないのは、呼吸にで常に吸うか吐くをしていると言う意味でしょうか。
動きとしては0と3では短吸と言う事で吸う間、拳は動いていないのではないでしょうか。
息を吐ききっているのですから吸わないと倒れてしまうと思いますが、上記サイクルでは構造的に居着く状態があると思うのですがいかがでしょうか。
このアンケートは
【世界を】全空連ナショナルチーム情報Z【撃破!】
http://sports6.2ch.net/test/read.cgi/budou/1077517252/l50 でも発言28からお願いしています。
そちらでも、840さんと同じ呼吸を書いてくださった方がいます。
皆様のご意見をお待ちしています。
842 :
820:04/02/27 15:08 ID:C5wEtWEt
>アオリスギタカオル様
0と3は同様動作のようなので吸気のとき引き手をとります。
吸気は引き込み動作。吐気は入り込み動作に使います。
吐き切った瞬間は人間の生理反射で
自然と吸気が起こるのでそれに合わせれば
居付きが起こることは無いでしょう。
つねに呼吸と動作は次動作へと
連動していき途切れないと言うことです。
逆に御聞きしたいのですが
無呼吸のほうが居付きませんか?
843 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/27 16:06 ID:MINoGW8Q
アオリスギタカオル
うざい
スレが汚くなる くるな
844 :
820:04/02/27 16:19 ID:IhKoTimn
>842捕捉
吐気と吸気の隙間は区切るのが難しいくらい短く
ほとんど周りから見てわからない。
ハッスッと言う感じです。
よくいつ吸ってんの?って言われますw
さて分解続きです。一応完結させてしまいましょう。
<回転鉄鎚打ち~逆突き>
前姿勢から右手を左斜め下に落とし相手を前に崩す。
崩し方はヒガキ先生のhpと同様で
そちらの方が詳しいかと思います。
足を結んだ線を底辺とした正三角形の頂点に落します。
回転転回しながら左足を踏み出す。
この左足は前につんのめった相手の足をかける事になります。
完全にバランスを失った相手の後頭部へ鉄鎚打ち。
そのまま鉄鎚の手を掴み手にして体勢を入れ換えながら
右逆突きを脇の急所、腎臓、もう一度後頭部、
いずれかへいれて極め。
以上で一連の分解は終了です。
細切れで文章力も無く分かりづらいと思いますが
もし読んでいただけている方いらっしゃいましたら
感想をいただけたらと思います。
長々と御目汚しでした。
845 :
アンカー:04/02/27 16:49 ID:qgQfpQWX
アオリさんへ
>当流では1000本突くときに、呼吸のタイミングが1000本とも同じである事を強く指導されます。
>>構えた時に無呼吸とはいったい何時から呼吸を止めているのか?
>あくまでも、基本の正拳その場突きでのことです。
>>実践時でも突きを出すまで、何分でも止めたままですか。
>ですのでこのような事はありません
実践時と乖離した基本をしかも1000本!
846 :
アオリスギタカオル ◆zxp0MsqFoQ :04/02/27 18:47 ID:Pch0tFb5
>820様
>吸気は引き込み動作。吐気は入り込み動作に使います。
この動作なのですが、基本の正拳その場突きでは左右で突き手と引き手が出ると思いますがこれはどのように理解すればよろしいでしょうか。
>無呼吸のほうが居付きませんか?
無呼吸書いた0と3の位置ですが、ここで停止させる必要がないと言う意味です。
当流では0123で分類した位置で、0と3の位置で発生する動作を省略しているとご理解ください。
847 :
アオリスギタカオル ◆zxp0MsqFoQ :04/02/27 18:54 ID:Pch0tFb5
アンカーさんへ
>実践時と乖離した基本をしかも1000本!
多いときは2000本ですよ。
848 :
アンカー:04/02/28 00:58 ID:2V3QRfh7
820さんへ
抜き手の解釈拝読しましたが、抜き手の解釈と言うより中段受けからの掛けてとか
抜き手でもシソーチンの抜き手の方が近い様な気がしました。
文章では分かりにくかったのですが、イメージ的に
合気上げから、相手が手を離さないように二ヶ条に決める感じですか。
そこからちょっと私なりに想像をしてしまったので、書かせていただきます。
柔術系判り難い方へちょっと解説
上記の合気上げからの二か条はイキナリでは無理なので、別パターンで。
・相手に右手首を両手で掴んでもらいます。
・手を握らずに手刀・抜き手・じゃんけんのパーの様にして。
・手を肩の高さまで上げます、ローハイの最初と同じ。中段受けのフィニッシュの肘角度
・上げ難い人は、肩を少し後ろにスライドさせ、肩と腕全体を動かすように。
・上手く相手が手を離さなければ、相手の右手首が決まっています。
・ここから指先を下へやると、より決まります。相手は膝を着く格好に決まります。
この手首を決めた状態は、少し前に話題になった、セーパイの両手を合わせて
相手の手を外すところで、相手の手を切らずに手首を返していけばこの状態に決まります。
もう一つ、平安初段を習った時に抜き手は指先を下げる様に教わりましたが、
それを思い出してしまいました。
849 :
820:04/02/28 03:00 ID:0jx5Hkew
>アンカー様
御見事です。よく私の拙い文面から
そこまで情報を引き出していただけました。
解釈を三つに分けて書きましたが
他の部分も見ていただけたでしょうか?
合気道でこの形は何か条か失念していたのですが
二ヶ条だったですね。
シソーチンは不勉強にして自分はわからないんですが
そういう手形があるのですね。
私は剛柔(那覇手)系は三戦と十三しかまだ知らないので
勉強になりました。
指先を下げるというのもそういった口伝があるのですねえ。
追記: 平安五段のある技でこの技が外せそうな動きがあります。
850 :
820:04/02/28 03:29 ID:0jx5Hkew
>アオリスギタカオル様
引き込み動作というのは<引き手>という風に
固定して考えないで理解していただきたいです。
<相手を引き込む動作>であり、
その場突きの場合は突き終わりの正拳が
<掴み手>に変わる瞬間に吸気です。
あと申し訳ないんですが
<その場突き>の動作分解が分かり難いです。
0と3が省略というなら何故、明記されているのか?
自分は0123123という流れかと解釈していましたが?
(それでもやや不自然なばらしかたと思えますが)
851 :
カシマ:04/02/28 13:22 ID:hqNm9W1Q
>アオリスギタカタルたん
うちは、その場での正拳突きの呼吸はこんな感じ。
0:吸
1:長吐(2分ほど)
2:短吐(8分ほど)
3:無呼吸
ただ、うちは柔術系の影響がかなり大なので、
純空手系の人達が見たら極まっていない突きにみえるかも・・・
852 :
アオリスギタカオル ◆zxp0MsqFoQ :04/02/28 13:44 ID:laAvJ2cH
>>850 820様
>その場突きの場合は突き終わりの正拳が
><掴み手>に変わる瞬間に吸気です。
反対の今度の突き手は、この吸気が終わらなければ突き出せないと言う事でしょうか。
><その場突き>の動作分解が分かり難いです。
>0と3が省略というなら何故、明記されているのか?
これは申し訳ありません。
位置で0123としてますので、0と3の位置で何もしないからその位置にとどまる必要がないと書きたかったのです。
ピストンの上死点下死点のごとく存在は省略出来ませんが、この位置で何かをしなくてはならないとの必然を省略しています。
>自分は0123123という流れかと解釈していましたが?
連続するなら
0123120123120
となります。
あくまで、当流の考え方をモデルにアンケートをお願いしていますので、よろしければ820さんの考える構成をお書きください。
参考にさせていただきたいと思います。
853 :
アオリスギタカオル ◆zxp0MsqFoQ :04/02/28 13:53 ID:laAvJ2cH
>カシマたん
(^.^)
アンケートご協力有難うございます。
0:吸
1:長吐(2分ほど)
2:短吐(8分ほど)
3:無呼吸
たとえば、連続で突くとしたら
0:吸
1:長吐(2分ほど)
2:短吐(8分ほど)
3:吸
で良いでしょうか。
今回アンケートの結果で注目点は、2の極めがとても大きな比率で吐気を使っている部分でしょうか。
>ただ、うちは柔術系の影響がかなり大なので、
やはりこの部分でしょうか。流派により、結構違いますね。
ところで、連打の場合0と3の位置では吸をしないと次に移れないと思うのですが、これは居着きにつながりやすいと思うんですがいかがでしょうか。
。
>>平安スレの皆様へ
おいおいアオリスギタカオルって何ものだ? つーかウゼエ!
何が呼吸だよ! お前の興味なんか関係ねーんだよ。俺らを使うんじゃねえ!
ここは平安スレだぞ?! 呼吸云々言いたかったら、それ専用のスレ立てて、
いくらでも語り合えばいいだろう? 唐突に出てきてウザイんだよボケ、カス!
・・・・・とお思いの方(含む私)もいらっしゃるでしょうが。しかし、皆さん。
よく考えてみてください。今まで呼吸法についてどれだけ「深く」検討なさいま
したでしょうか? ROMや住人の中には先生に、自然な呼吸が最良である、と
教えられた方もいらっしゃるでしょうが、例にあげて言えば、睡眠時の呼吸も、日常
生活の呼吸も、同じ自然な呼吸ですが、しかし人体的な科学的な観点から言えば違い
ます。しかし、人体的(という大きな括り)に従って言えば、自然な呼吸と言えます。
このアオリスガイタ氏のナイスな横やりを、雑音として一層にふすも、レベル向上の
絶好のチャンスとして捕らえるも、貴方次第です。そもそも、貴方一人で呼吸について
考えるよりも、こうやって大勢の人間が1つの目的に向かって智恵寄せ集めて色々と
考えた方が、より「有益」で「自分にとってウマーな意見」が出る事はさして想像に
難くありません。 この際、時間&労力短縮のいっちょ儲けモンと捕らえてみませんか?
まあ、おだてるばかりが能じゃないので、アオリスギタカオル氏にも一言。
呼吸についての疑問提議を打ち出し提唱の場を広げるその行為には頭が下が
ります。そのバイタリティーやいかほどたるか。まったくもってただ凄いとしか。
しかし、1つ気になるのですが、呼吸と突きの関係を述べるのに今ひとつ説得力(?)
を感じないのは、貴方の身分を明かしてないからだと存じます。
ここは平安型を主題にするスレでして、もっぱら松濤館、もしくは糸東、和道流の
修行者が多く立ち寄ると思います。そして、そういった展開を予想してのレスや応答
が一種の暗黙の了解へとかしてる部分にさへあります。
お尋ねしますが、アオリスギタさんは一体何流の流派でしょうか? どのスレでかは
忘れましたが、どこかのスレで元は首里手とお聞きしましたが、元が首里手の流派と
いうもの数が多忙にありまして、一概に納得できません。もし同じ流派の修行者が居
らしましたら、その方の意見や疑問も他流はよりは滞りなく発せられると思います。
無理にとは言いませんが、流派で身元が割れる確率は、それ程多くはありません。
もしよろしければ、どういった流れなのか、また先生なのかをお教え頂けると幸いです。
857 :
マスク・ザ・レッド:04/02/28 18:07 ID:pP+NQECf
>アオリスギタカオルさんへ
>空手家でも六尺棒の素振りをする時は、常に同じ呼吸を意識しませんでしょうか。
自分は棒の時も呼吸は意識していません。
自分の場合、棒に限っては、速く打てるか、正確に打てるか、強く打てるか....を、重視して稽古しています。
>多いときは2000本ですよ。
松濤館流は単純な基本技の繰り返しを要求しますね〜(^^;)
それは大切だとは思いますが、自分だとどうしても、そのような稽古のとき、突きの高さを変える、拳形を変える....などを試してしまいます(^^;)
>820さん
840の解説、読んでみたのですが実感が掴めず困っています(^^;)
文章で関節技を伝える・読み解くというのは確かに難しいです(^^;)
あとで820さんの文面をカットアンドペーストして読み返してみますね(^^;)
>アンカーさんへ
848の書き込みを省略すると、
「相手に両手で右手を捕まれたとき、右手を開掌にして手を肩の高さ、中段受けの高さにもっていくと、巧くいくと相手の右手首関節が極まる」
....と、なってしまいますが....極まります??
何か、動作を書き漏らしてはいないでしょうか....??
>>854 ご協力有難うございます。
>>856 当流は確かに首里手の系統です。
ただし、道場名をこちらに書くつもりはありません。
書く内容に流派は関係ないとおもっています。
説得力と書かれていますが、ボクには皆様を説得するつもりなどはございません。
ただ、形を習う前に習う、空手の最も基本であると思われる正拳その場突きさえ、どのような理由でどういった呼吸をするべきといガイドラインがないなら、形の置ける呼吸を論ずるのも共通の部分が少なく難しいと思いご提案させて頂いている次第です。
>マスク・ザ・レッドさんへ
レスありがとうございます。
>松濤館流は単純な基本技の繰り返しを要求しますね〜(^^;)
当流は松濤館流ではないですが、やはり繰り返しを指導される事が多いです。
正拳突き1000本などは、動作が呼吸を生む感覚を覚えるには絶好の鍛錬とされています。
>それは大切だとは思いますが、自分だとどうしても、そのような稽古のとき、突きの高さを変える、拳形を変える....などを試してしまいます(^^;)
ですので、動作が発生する自然な呼吸をひたすら意識しますのでバリエーションをつけたりした事がありませんでした。
おっしゃる通り、バリエーションをつけると鍛錬の質も変わりそうですのでボクも取り入れさせていただきます。
860 :
820:04/02/28 21:35 ID:tDEcIm7V
>アオリスギタカオル様
前にも書きましたが息を吐ききった生理反応で吸気します。
その一瞬と<掴み手>を一致させるので突き終った時点で
吸気、<掴み手>連動して終了。
次の突きは自然に出せるはずです。
これも伝わりにくいですかねえw
アオリスギタカオル様は
自流を大事になさっている方のように思います。
ですから自流の呼吸法を師範に聞き、
それを守られた方が早道な気がします。
それでも納得できない。
師範が教えてくれない(自得すべきといわれるなど)
などという場合、
呼吸鍛錬型といわれる型を試したら如何でしょうか?
首里手系だとおっしゃられたので
半月かセイシャンと言われる型がそれです。
金澤弘和先生がdvdも出していらっしゃったので
参考になさると面白いかと思います。
861 :
アオリスギタカオル ◆zxp0MsqFoQ :04/02/28 22:34 ID:laAvJ2cH
>860様
>その一瞬と<掴み手>を一致させるので突き終った時点で
>吸気、<掴み手>連動して終了。
>次の突きは自然に出せるはずです。
突き終わった時点で
掴み手しながら吸気
正拳突き出し
動作が速い遅いではなく、手順として<吸気しながら掴み手>が終了しないと突きが発生しないのかをお伺いしたまでです。
>これも伝わりにくいですかねえw
いえ、十分です。
当流では突いてから掴むということがないので、理解に手間取りました。
ご丁寧に説明くださって有難うございます。
>それを守られた方が早道な気がします。
ボクが当流の何かをどうしようと言う意図はまったくありません。
ただ、皆様とともに互いの流派の基本である正拳その場突きを通して呼吸を検討しましょうというだけです。
862 :
かまいたち:04/02/28 22:48 ID:8tPg+MkS
荒れてるなあ
初心者がジオンやるのきつくない?
何気に2段難しいよ。
アンナアルンゲンナデカャール…アンナアルンゲンナデカャール…
/|-|\ /|-|\
(0M0 \ (0M0 \
ヽ ____ゝ... ヽ ____ ゝ
アンナアルンゲンナデカャール… アンナアルンゲンナデカャール…
/|-|\ /|-|\
( 0M0 ヽ (0 ヽ
丶___ノ 丶___ノ
アンナアルンゲンナデカャール… ゥ…ウヘァ!! アンナアルンゲンナデカャール…
/|-|\ 人_人 ダヅィヴァナザン!! /|-|\
( 0M0 ) (w0;≡0w) ( )
ヽ___丿 人ヘ )ヘ ヽ __ ノ
アンナアルンゲンナデカャール… アンナアルンゲンナデカャール…
/|-|\ /|-|\
/ 0M0) / 0)
/ ___ノ / ___ノ
アンナアルンゲンナデカャール… アンナアルンゲンナデカャール…
/|-|\ /|-|\
/ 0M ) / 0M)
...../____ノ..... / ___ノ
864 :
アンカー:04/02/28 23:43 ID:2V3QRfh7
マスク・ザ・レッドさんへ
相手に両手で刀やバットを持つように、右手首を持ってもらいます
相手の右手が上(肘より)
相手の右手の外側を通して、自分の右手を上げる。
自分の左肩方向に右手を上げると、相手の両手は伸びていますが、
真直ぐあげると、相手の右手がS字になって肩から手首までが
決まっていると思います。
そこから手を伸ばすように、指先を下に向けて決めていきます。
この部分を820さんは抜き手と見たのではないでしょうか。
所謂合気が無ければ相手の手が離れますので、
左手で相手の右手を押さえながらされた方がやり易いです。
865 :
アンカー:04/02/28 23:46 ID:2V3QRfh7
848で書きましたが、皆さん平安初段の
手刀受け3回の次の抜き手は、指先を下げるように
習いましたか?
他の型では?
866 :
カシマ:04/02/29 00:24 ID:TdwgA0tP
>>853 アオリスギタカオルたん
>たとえば、連続で突くとしたら
>0:吸
>1:長吐(2分ほど)
>2:短吐(8分ほど)
>3:吸
>で良いでしょうか。
騎馬立ちで正拳突きを連続して行う場合、
3≠0とみなすなら、3は短無呼吸という表現ですし、
3=0とみなすなら、3は2で吐いた勢いで吸う表現になります。
でも、これはあくまで連打の呼吸ではなく、
単発での突きを連続して行う場合の呼吸です。
>ところで、連打の場合0と3の位置では吸をしないと次に移れないと思うのですが、
>これは居着きにつながりやすいと思うんですがいかがでしょうか。
平安四段や慈恩にある前蹴りの後の連打では、呼吸を分割して吐くだけです。
例えば、平安四段ならこんな具合。
吸→吐(前蹴)→吸→吐(突A)→無呼吸か微妙吸→吐(突B)→吸
突きAと突きBの間は、無呼吸とも言えるし、
突きAで吐いた勢いで結果として微妙に吸ってしまっているとも言えます。
ですが、前蹴りの引き足の時に吸った息を
突きAと突きBで分割して吐いているという表現が一番良いかもしれません。
>マスク・ザ・レッドたん
自分は素手でも、器物を持っても呼吸は、かなり重要視しています。
ただ、呼吸の長さは棒の長さによっても異なっています。
棒が長くなるに従って、自然と呼吸も細く長くしています。
ですが、あくまでうちは古流系の影響がかなり大きい空手ですので・・・
>かまいたちたん
>初心者がジオンやるのきつくない?
充分に鍛錬されていないと、脚が持たない気がしますね(w
1.突きが伸びきるときに吐き出す。
2.息を軽く吸う(特に動きなし)。
あとは121212…の繰り返し。
868 :
820:04/02/29 04:00 ID:BctdHols
>アオリスギタカオル様
ようやくそちら様の意図が飲み込めました。
読解力が無くて申し訳ないです。
質問の答えはイエスです。
その場突きという型の中で<突き>で吸うということはしません。
また分かり難い書き方で申し訳ないですが、
私は吸うときに力を入れ、吐くときに力を出すのです。
なんとなくニュアンスだけでも伝わっていただければ嬉しいです。
自分の文章力の無さが情けない。
869 :
マスク・ザ・レッド:04/02/29 13:41 ID:4Bu2im6u
>アンカーさんへ
864に詳しいやり方を解説していただき、ありがとうございます。
ただ、相手に「片腕を両腕で握られた状態」で、その体勢から片腕をあげるのは相当に困難な動作では?
と、考えますが如何でしょうか。
こちらの片腕を両腕で掴んだ相手は、即座に投げor関節技に来ると思いますので、こちらとしては、
1:ほんの一瞬の隙を見逃さず、左腕で相手を攻撃
2:左腕で自分の右腕を押さえて相手の投げor関節技を防ぎつつ蹴り技
3:相手の両腕に対して、こちらも左手も使っての両腕での外し技or関節技or投げ技に持っていく....くらいが「空手的」と考えます。
アンカーさんの示された動作は「合気道的」かと思いますが、アンカーさんの流派は合気道の動きを取り入れたものでしょうか?
865の質問に関してですが、自分は、平安三段等の貫手は、正面への貫手と捉えていますので、指先は「まっすぐ」です。
下向きの貫手といえば、剛柔流「シソーチン」は確かにそうですね。
870 :
マスク・ザ・レッド:04/02/29 16:27 ID:4Bu2im6u
>かまいたちさんへ
はじめまして(^^)/
>初心者がジオンやるのきつくない?
最近は指定型を学ばねば試合に出られないせいか、空手に入門して最初の型がジオン....というのは高校空手部などでは普通になっていますね。
自分としては、平安の型を全部とは言わないまでも幾つか稽古してからジオンの型に進む方が、回り道でも結局大成するのでは?と、考えます
871 :
マスク・ザ・レッド:04/02/29 16:52 ID:4Bu2im6u
さて、自分の稽古(指導)している平安三段は「松濤館系」ですので、貫手の動作のとき、その前の動作の「左足前後屈立ち、左手刀受け」より貫手に移るとき、左の手刀を水平に倒し、その手首の上をすり抜けるように右手の貫手を入れます。
この、小さな左手の動作こそ、右の貫手のための非常に重要な動作、という位置づけで指導しています。
要するに双方左構え、スキを伺う構えより機先を先じて、左手刀で相手の前手をわずかに妨害し、その瞬間に右手による上段攻撃(型では貫手。試合であれば拳による上段突))を入れる....という動作です。
これは組手でも何度も使った非常に効果の高い技法です。
が、これが松濤館流とそこから分かれた流派だけの動作....というのが少々疑問ではあります。
松濤館流以外の首里手にこの動作がないので(要するに糸洲先生の技法ではない)この左手の動きは
1:船越先生のオリジナルであるか、
2:安里先生よりの伝承技法
ということになるかと思います。
872 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/29 17:00 ID:/JfHmpov
アオリは空手家ではありません。
相手にしないでください。
病人です。
873 :
アンカー:04/02/29 21:51 ID:WBIVPx/D
マスク・ザ・レッド さんへ
>アンカーさんの示された動作は「合気道的」かと思いますが
まさしくその通りです。これは自身で門外漢と言われている820さんの抜き手の解釈についての
話として書かせていただいたものです。
ですので
>相手に「片腕を両腕で握られた状態」で、その体勢から片腕をあげるのは相当に困難な動作では?
これも合気的なものです、がコツが有り特にむずかしくは有りません。
ちなみに私は糸東流です。
柔術は久先生系統と岡本正剛師系の師範に付いた事があります。
居合いは夢想神伝流の稽古に数回、試し斬りに数回行った程度です。
それでやっぱりメインは空手です。
874 :
アオリスギタカオル ◆zxp0MsqFoQ :04/03/01 00:35 ID:bmTwSLPb
>>866 カシマたん (^。^)
再度のご丁寧な回答ありがとうございます。
>3≠0とみなすなら、3は短無呼吸という表現ですし、
>3=0とみなすなら、3は2で吐いた勢いで吸う表現になります。
>でも、これはあくまで連打の呼吸ではなく、
>単発での突きを連続して行う場合の呼吸です。
基本の正拳突きと連打は違う技と言う事でよろしいでしょうか。
ボクは、正拳と連続すると連打と考えていました。
>ですが、前蹴りの引き足の時に吸った息を
>突きAと突きBで分割して吐いているという表現が一番良いかもしれません。
この前蹴りの引き足の時に吸った息の有効活用は、一技一呼吸の当流には無い発想でした。
呼吸のリサイクルというか、うまく出来ていると思いました。
突きAと突きBで分割して吐いた後の吸気はどのような繋ぎになるのでしょうか。
このリサイクルは当流にはない構成ですので、興味がとてもあります。
たびたびお手数ですが、よろしくお願いします。
875 :
アオリスギタカオル ◆zxp0MsqFoQ :04/03/01 00:40 ID:bmTwSLPb
>>868 >820様
ボクのほうこそ察しが悪く、お手間をおかけしました。
>私は吸うときに力を入れ、吐くときに力を出すのです。
>なんとなくニュアンスだけでも伝わっていただければ嬉しいです。
理解しましたとは申せませんが、なんとなくは伝わりました。
察しが悪く、せっかくお書きいただいたのに本当に申し訳ありません。
>私は吸うときに力を入れ、吐くときに力を出すのです。
このような上級者のニュアンスを初心の内から身に付けるとか、上級者がさらにレベルアップするのに基本の正拳突きの呼吸タイミングを皆さんで語れればと思ってアンケートさせていただいています。
今度集計して、全空連スレ分とあわせて発表させていただきます。
大変興味深い内容がいくつも出てきています。
ご協力ありがとうございます。
876 :
糸東系指導員:04/03/01 09:46 ID:1O7UB7Uk
>>844 820様
分解ご苦労様です!実は・・・正直、ちょっとわからないです・・・(苦笑)。
すみません。
やはり実際に実演を見ないとなかなかわからないものですね。
>この時に相手の手首、肘が曲がりsの字になっていればokです。
>前屈立ちに変化し、やや斜め方向に抜き手を突き出します。
>こうすることで相手の手首、肘、肩が一気に極るので
>体勢が崩れます。
ここら辺がよくわからないのですが、もう少し詳しく説明していただけないでしょうか?
読解力がなくて申し訳ないです。とても良さ気な分解なのに。
877 :
糸東系指導員:04/03/01 10:27 ID:1O7UB7Uk
呼吸の話で盛り上がってますね。
僕自身は、形をやる際には、呼吸を意識して行ってます。
呼吸に合わせて形をやった方が疲れないですし、正しい分解を引き出せるヒントにも繋がると考えてます。
その場突きの練習(僕はあまりやりませんが)の際の呼吸は、やはり突いたときに吐くようです。
それ以外は特に意識はしないですね。
武術的に考えると、そのときの虚実によって、呼吸は変わってくると思います。
例えば、人間の生理上、攻撃の際は基本的には息を吐くでしょうから、その逆をついて息を吸うときに攻撃すると、相手は意表を付かれていいかもしれません。
また、相手の呼吸を読んで、相手が息を吐いて吸う瞬間を狙って攻撃するということも大事かもしれませんね。
まあ、僕は組手をやる際には、そこまで考えてやってませんが。
もしかしたら、呼吸は戦いの流れによって変えるべきなのではないでしょうか?
そして、そういったことは形を通じて学ぶのかもしれませんね。
878 :
糸東系指導員:04/03/01 10:36 ID:1O7UB7Uk
平安初段の貫手は、区切りによって分解が変わると思います。
手刀受けしてから貫手でしたら、単純に相手の攻撃を捌いてからの攻撃でしょうし、振り返ってからの手刀受けまでの流れを考えれば、貫手は投げのため技ではないかと。
どういうことかというと、
@最初の手刀受け:右の後ろの手で相手の右拳を裁きながら左前手により目突き
A右貫手:相手の顔の向かって右側に手を差し出す。この際、攻撃してもいいでしょうし、耳を掴んでもいいと思います。
B振り返って手刀受け:投げてとどめ
いかがでしょうか?
879 :
アオリスギタカオル ◆zxp0MsqFoQ :04/03/01 20:55 ID:bmTwSLPb
>>877 >糸東系指導員さん
>呼吸の話で盛り上がってますね。
宜しければアンケートにご協力お願いできますか。
中段正拳その場突きを練習するとします。
このとき右拳は突き。
左拳は引き手とします。
準備姿勢として、右拳は脇に取り、左拳は前に出した状態とします。
この状態を0の位置。
右拳を突き出し、左拳を脇に引く途中の状態を1の位置。
右拳が仮想の相手に命中して極め動作を行うのを2の位置。
右拳の極めが終了、左拳も完全に脇に取られた0の位置が左右逆になった3の位置。
連続で正拳突きをするなら、どの位置で息を吸い、どの位置で吐きますか。
>武術的に考えると、そのときの虚実によって、呼吸は変わってくると思います。
そうかもしれません。今回のアンケートは基本で最も最初に教わる状態を想定して下さい。
>例えば、人間の生理上、攻撃の際は基本的には息を吐くでしょうから、
人間は驚いた時やとっさの時に、「思わず息を呑む」からそれを利用する。
だから護身となる、と当流の突きの呼吸を指導されます。
>その逆をついて息を吸うときに攻撃すると、相手は意表を付かれていいかもしれません。
>また、相手の呼吸を読んで、相手が息を吐いて吸う瞬間を狙って攻撃するということも大事かもしれませんね。
古い空手の本には、必ず攻撃は相手の吸う息に合わせよと書かれていますね。
ボクには難しい話ですが。
アンケートにご協力いただければ幸いです。
880 :
マスク・ザ・レッド:04/03/01 21:52 ID:JZoc6zds
>糸東系指導員さん
878での解釈、非常に独特で興味深いです。
なるほど、そのような解釈も可能ですね。
「回転しての手刀受け」を「投げ」と解釈するなど、自分には発想できませんでした(^^;)
やはり、こういう交流ができるのは掲示板のいいところですね(^^)
>アオリスギタカオルさん
呼吸法の話題を続けられておりますが、それでしたら、「空手の呼吸法を研究しませんか?」などの新スレッドを立ち上げられては如何でしょうか?
どちらかというとこのスレッドは「型」が話題の中心であり、無論、呼吸も無視できない一要素ではありますが全てではありませんから。
881 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/01 22:01 ID:Vx0/thau
呼吸法???呼吸をあれこれ工夫するなんて呼吸筋が力んでいるだけですよ。
『りきんだ力なんて自分が感じるだけで相手になんら影響を与えない。
単なる自己満足だ、そういうことなんですよ。』pp94、木村、透明な力、講談社
882 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/01 22:03 ID:MJU8BnH5
呼吸はかならずするだろ、、、。
赤マスクは日ごろ解釈が云々キャピキャピ書いてるが、カオルをたたくやつが
怖くて隔離するんだねぇ。
情けないなお前も。空手やってる人間こんなんばっかか?
普通逆だろ?<どちらかというとこのスレッドは「型」が話題の中心であり、無論、呼吸も無視できない一要素ではありますが全てではありませんから。
呼吸も型の重要な要因だと自覚もできんぐらい稽古しとらんのだな赤マスクくん。
カオル叩くやつもウザイが、それ以上に空手やってる人間がどんどん煽り叩き
を恐れてビクビク縮こまってるのを見ると、呆れる上に情けない。
ちなみに俺はカオルのことはどうとも思っとらん。
この書き込みでヤツに不利益になろうが関係も無い(たぶん不利益になる)
ただ、空手やってる(特に伝統系)人間の情けなさを見ててうんざりしてきてる
から書いてるだけ。
全空連スレでも書いたが、ちょっとどーにかならんのか情けないヤツラ?
外から誰か話題に割り込んできたら怖くて隠れるしな。少しは肝座らせて
取り込むぐらいの懐見せろよ。
このレス後に俺叩いても情けなさの上塗りだからな。
でも、アオリスギタさんはマルチに呼吸についての質問してるから
スレ立てたほうが、いちいちスレを巡回しなくて楽だと思うよ。
それとも呼吸法の話は、そんなにレスが伸びないのかな?
885 :
万有愛護♪ ◆YNJHAJIMEY :04/03/01 22:56 ID:bJPYdUTW
単に呼吸法という形でスレを立てると、空手以外の人たちも入って来て、そのうちにぐちゃぐちゃになりそうに思います。
カオルさんは、空手を中心に呼吸法の話がしたいのじゃないでしょうか。
この「型」でそれをやるのは適切とは思えませんし、新しいスレッドを立てたほうが僕もよいと思いますが、皆さんがついて行くのかなあ。
886 :
アオリスギタカオル ◆zxp0MsqFoQ :04/03/01 23:02 ID:bmTwSLPb
>>マスク・ザ・レッド さん
平安形のスレで、形と直接関係ない話題を長々と振りまして失礼しました。
幸いにも、皆様のご協力で十分アンケートが出来ました。
アンケートにご協力くださった皆様、ありがとうございました。
887 :
アオリスギタカオル ◆zxp0MsqFoQ :04/03/01 23:11 ID:bmTwSLPb
>>883さん
こちらのスレでされているのは形の解釈が中心ですので、この話題は直接は関係ありませんでした。
それを皆さんがお付き合いくださったわけですから、ボクとしては感謝しています。
>>884さん
空手に限って呼吸のお話をしたかったものですから、こちらにお邪魔しました。
>>885で万有愛護さんも書いてくださっていますが、別スレを立てると中武の人達なども書き込まれるでしょうから、空手から話題が外れると思い別スレは立てたくありませんでした。
>>885 >万有愛護さん
>この「型」でそれをやるのは適切とは思えませんし、新しいスレッドを立てたほうが僕もよいと思いますが、皆さんがついて行くのかなあ。
アンケートは予想以上に皆さんがご協力くださったおかげで、大変興味深い結果が得られましたので充分です。
他にスレを立てて空手以外の方と呼吸のお話をするつもりはありませんので、アンケートは終了いたします。
どうもありがとうございました。
(^o^)丿
888 :
マスク・ザ・レッド:04/03/02 00:02 ID:AFK0XHvH
>アオリスギタカオルさんへ
(^^)/~~~
えーっと、「型」を中心とした話題にはぜひ来てください(^^)
>みなさんへ
それはそうと。
発言が1000に近づく以前に、容量オーバーが近づいてきたようです(^^;)
(みなさんがいろいろ書き込んでくれるおかげです。ありがとうございますm(__)m)
と、いうわけで。
続きのスレッドを立てたいのですが....すみません、自分は「2ちゃんねる」のシステムに詳しくないので、新しく立てる
スレッドから、今のこのスレッドを紹介する方法がわからないのですがどなたか教えていただけないでしょうか?
新しいスレッド名は、「平安の型を語りませんか? 第2部」か、「平安の型を研究しましょう」
あたりでどうかと思うのですが....
889 :
へっぽこ空手家 ◆SbZUlAvo1s :04/03/02 00:16 ID:dNLQAreT
マスク・ザ・レッド 様
へっぽこ空手家と言う何時もツマラナイ書き込みをしている者です。
何時も拝見させて頂いたおります。
如何したいのですか?立て方が分からないのであれば変わりに立てますよ。
スレッドから、今のこのスレッドを紹介する方法がわからないのですがどなたか教えていただけないでしょうか?でしたら、
私がしましょうか?
890 :
万有愛護♪ ◆YNJHAJIMEY :04/03/02 00:18 ID:As66FpT8
>888
1に書く文章も考えてみてはどうでしょう。
891 :
糸東系指導員:04/03/02 09:11 ID:K7BZTeXr
>>888 >>889 では、へっぽこ空手家様に一任されてはどうですか?このスレは僕がhtml化してサーバにアップしておきます。
アップ後のアドレスは、新スレにて。
892 :
820改め神楽 陣:04/03/02 15:05 ID:QJpQ1Xr2
>891
賛成です。
以前奨めていただいたとおり
2スレ目からはコテハンでいってみようと思います。
今後もよろしくお願い致します。
糸東系指導員様がわからなかった部分の分解は次スレで
興味を持っていただいて嬉しい限りです。
893 :
へっぽこ空手家 ◆SbZUlAvo1s :04/03/02 16:35 ID:2H8NTuzu
皆様1の文案です。ほぼマスク・ザ・レッド様のパクリですが、コレでどうでしょうか?
立てれなければ、GOサイン出次第立てますよ
スレ題「平安の型を語りませんか? 第2部」
型考察のパイオニアスレ「平安の型を語りませんか?」の続編です。
前スレ「平安」の型を語りませんか?(html化待ち。)
http://sports6.2ch.net/test/read.cgi/budou/1060614492/ 平安の型とは、
明治末、糸洲安恒という空手家が、沖縄の中学(旧制。今で言えば高校)生の空手入門用として創案した型です。
空手家によっては、
A:入門レベルの型であり、身体を養うには良いが武術的意味はあまりない
B:近代空手道は平安の型の創案により始まった。ある意味、空手道で最も重要な型
など、この型に関する意見も分かれるところです。
平安の型のみならず、型の解釈、分解、身体操作について、気軽に語りましょう!!
と言う感じでどうでしょうか?
894 :
マスク・ザ・レッド:04/03/02 22:13 ID:DolmvJWZ
こんばんわ(^^)/☆
へっぽこ空手家さん、ぜひぜひお願いします(^^)/
>型考察のパイオニアスレ
パイオニアというと、「先駆者・開拓者」の意味なので、ナイファンチ・雲手などのスレッドもありますので正確には違うかも知れません。
が、「型(形)」....だけでなく、「空手道」そももの研究・考察に熱心な皆さんのお陰で、お互いにさらにいろいろな研究ができた....という意味では、「パイオニア」というのも誤りではないかと思います(^^)
>平安の型のみならず、型の解釈、分解、身体操作について、気軽に語りましょう!!
もし可能でしたら、この部分を、
>平安の型のみならず、流派・会派にこだわらず、いろいろな型の解釈、分解、身体操作etc....について、気軽に語りましょう!!
というふうにしていただけますでしょうか?
(もっといろいろな意味に膨らむ文章でしたら、ぜひ変えて下さいm(__)m)
895 :
へっぽこ空手家 ◆SbZUlAvo1s :
マスク・ザ・レッド 様
了解!!修正後、パート2立てます。