>>928 たんに藤沢読んで次に司馬読むのがおかしいか?
藤沢の作風に近いものを探そうと思ったがどれがそうか分からないままに
司馬を手に取り藤沢とはぜんぜん違うが、そっちでもはまっただけじゃない?
(藤沢の「密謀」とかから司馬てこともあると思うけど)
で、酒見を読んで中国物に興味を持ったのも偶然でしょ?
読みたいジャンルを読みたいときに読むってことで読書経験を増やしてる最中に
「なんかいいのない?」て聞いてんだから自分のオススメを押し付けるチャンスじゃん。
>>928 オススメ
田中芳樹「奔流」
陳舜臣「阿片戦争」
史記の時代が好きなら…史記そのものを読むのもいいんだよね。
訂正
上記、初めの>928は
>>935の間違いです。
938 :
無名草子さん:03/06/06 06:22
「あやめ横丁の人々」宇江佐真理・講談社'03/3・¥1700読了
殺伐、ほのぼの、そして涙で一気読み。市井の中に旗本の
若様が、、、と書くとユーモア時代物みたいだけど、ちょっと違う。
読んで確かめて下さい。
ファン・フーリックと書きましたが、遺族より、ファン・ヒューリックとしてほしいと
申し入れがあったそうで、早川ポケミスの「真珠の首飾り」と「雷鳴の夜」は
ヒューリック、中公文庫「四季屏風殺人事件」と三省堂と筑摩文庫が
フーリックとなってます。早川、中公以外は入手困難かもしれませんが、
古本屋にあるかもしれません。
>934
いまある謙信モノといえば、津本陽の「武神の階」(角川文庫)くらいでしょうか。
英傑伝を推したのは氏の最も得意とする史伝モノで、入手が容易なものだからです。
そういえば英傑伝で孫武の逸話が紹介されてましたなぁ。
三国志は演義から入ると、曹操に偏見を持ってしまいそうなので。(今時そんな人はいないか?)
NHK人形劇三国志→→→蒼天航路・秘本と進んだ俺は、劉備=正義vs曹操=悪の構図から抜けるのに長いことかかった・・・
といっても、演義ベースの人形劇がよく出来ていて面白かったことに変わりは無いです。
板違い覚悟で
勝海舟「氷川清話」、酒井得元「沢木興道聞き書き ある禅者の生涯」(講談社学術文庫)がおもしろかったぞー!
>劉備=正義vs曹操=悪の構図から抜けるのに長いことかかった・・・
この構図のほうが楽しいっちゃ楽しいよ。
三国演義読んでも曹操“悪”とは思わないんじゃない?
人形劇とか芝居だと主役と敵役があるから善悪対立が際立っちゃうけど。
私は偏見を持つべきだと思うんですよね。それを崩す楽しみを味わうためにも。
はっきり言って、秘本から演義の順では演義を純粋に楽しみにくいし。
大軍師諸葛孔明の偶像を楽しむ機会は大事だと思いますよ。
謙信は資料に乏しいらしいですね。上杉家は残ったのに何故?とも思いますが。
先人の遺産をもとにして、信長を描いた小説で濃の方が本能寺まででしゃばるのと
謙信を描いた小説が第四次川中島で終わるのはそろそろ止めてほしいです。
川中島以降の謙信こそ「強い謙信」の偶像を表現するのにいいと思うんですがね。
「孫子」を薦めたのは短い史伝よりも読み込める分量がある方が魅力が感じられるかと思ったので。
944 :
皆も、読んで感想を書くのだ:03/06/08 11:04
「深尾くれない」宇江佐真理・新潮社'03/4・¥1600読了
殺伐、殺伐、殺伐、、、、遅れてきた戦国世代、、
ただ、剣法、兵法を文章化するところは、理屈っぽいけど
結構おもしろく読めますた。ストーリーは史実かららしいけど、
ハッピーエンドが読みたいですぅ。
>ハッピーエンドが読みたいですぅ。
ここまで書かんでも。
946 :
無名草子さん:03/06/09 10:51
本の雑誌か何かでランキング一位だった「火怨」高橋克彦
そんなにおもしろいのかと買ってみたけど、上巻の途中で挫折中。
本屋でも平積みされてて物凄くお薦めみたいになってたけど、
激しくつまらない・・・今後の展開でおもしろくなるんだろうか。
誰か読んだ人いますか?
>>928 宮城谷昌光が好きなら
陳舜臣の「小説18史略」を読むと全体の流れがつかめて良いかも
桃花流水、阿片戦争〜太平天国〜日清戦争(江は流れず)、チンギスハーンの一族、耶律楚材等も勧めます
スレ違いだけどこの人のミステリーも好き
伴野明はどうかな?当たりはずれが大きいイメージ持ってるんだけど
伴野朗の孔明死せずはウンコ
949 :
無名草子さん:03/06/10 22:16
「ぬしさまへ」畠中恵・新潮社'03/5¥1365読了
「しゃばけ」の続編、おなじみ病弱の若だんなと
心優しいあやかし達に次々とおこるできごと。
あやかしと人間のずれっぷりも面白いし、
読んでしみじみと泣けるのも良し。95点だー。
普通だが吉川「三国志」でしょうな
ひょっとして938-944-949ですか?
だとしたら、読むの速すぎ!うらやましい・・・
>942>943
931です。今更ですが久ぶりに、吉川三国志読んでみました。まだ1巻だけですが。
スラスラ読めて、面白い。確かに桃園の誓いや虎牢関の闘いの名場面があると、違いますな。物語に締りがあります。
秘本では、あの三人は酒場で慷慨談やらかして意気投合、てな具合で三国志未見の人にはちょっと物足らないかな。
そういう点は、陳三国志はちと醒めた見方をしてる種明かし本?ともいえるかも。
うーん、どちらから入るかは両方の1巻を見て、気に入った方をとるべきですかねー。ムズカシイとこですな。
日本にもこんな壮大な歴史ドラマがあったらなーと思います。平家物語や太平記か信長・秀吉・家康の天下取りレースくらいでしょうか?
>>950 次スレ立てよろしく。テンプレどうする?
文学板時代小説スレとかあるって話だからそことかにリンク貼らなきゃね。
あとはどこでしょう?誰か考えてくれ〜!
暇な人いたらこのスレに登場した作家名を集計しませんか?分担してもいいけど。
一応、>1〜100
ア行
網野善彦 池波正太郎 池宮彰一郎 乙川優三郎
カ行
海音寺潮五郎 児島 襄 五味康祐
サ行
佐藤雅美 柴田錬三郎 司馬遼太郎 清水義範 白石一郎
城山三郎
タ行
高橋克彦 綱淵謙錠 津本陽
ナ行
永井路子 西村寿行 新田次郎
ハ行
半村良 藤沢周平
マ行
皆川博子 宮城谷昌光 宮本昌孝 森鴎外
ヤ行
山田風太郎 山本周五郎 吉村 昭
ラ行
隆慶一郎
誤字や見落としありますかね?それとも集計必要なし?
ヒマなので400までやっちまいました。このままだと一人でいけそう。
問題は知らない名前が沢山あがってて自分ではチェック不可能なこと。
史記とか論語は漢文書き下しで読むとリズムがいいですね。
なんで戦後教育で漢文放棄したかね。イタリアではラテン語教えるのに。
>952
お疲れ〜
おーいい企画。名前らしいところを
書き出せば、あとで修正がきくので(つかなによりたたき台が大事)
ぜひにお願いしたいです。
へー、文学板にもあるんですかー。
ア行
網野善彦 池波正太郎 池宮彰一郎 乙川優三郎
遠藤周作 宇江佐真理 小川良 浅田次郎 岡本綺堂
えとう乱星 安部龍太郎 飯嶋和一 荒山徹
泡坂妻夫 尾崎護 岡田秀文 有明夏夫 小笠原京
大佛次郎 井上ひさし えとう乱星 逢坂剛 石月正広
秋山香乃 梓澤要 朝松健 井上祐美子
カ行
海音寺潮五郎 児島襄 五味康祐 久生十蘭 郡順史
角田喜久夫 高坂正尭 黒岩重吾 北原亞以子
小杉健司 北方謙三 小島政二郎 菊地秀行
サ行
佐藤雅美 柴田錬三郎 司馬遼太郎 清水義範 白石一郎
城山三郎 酒見賢一 佐々木味津三 早乙女貢 左近隆
鈴木輝一郎 佐藤亜紀 城昌幸 笹沢佐保 塩野七生
杉本章子 杉浦日南子 澤田藤子 佐竹申伍 佐伯泰英
子母沢寛 堺屋太一 白井喬二 左文字勇策
タ行
高橋克彦 綱淵謙錠 津本陽 筒井康隆 陳舜臣
田中芳樹 高橋直樹 富田常雄 都筑道夫 戸部新十郎
立原正秋 高橋義夫 滝口康彦 多田容子 東郷隆
岳宏一郎 鷹羽十九哉 塚本青史 堂本昭彦 伴野朗
ナ行
永井路子 西村寿行 新田次郎 野村胡堂 鳴海丈
中島敦 南條範夫 中里介山 中村彰彦 南原幹夫
ねじめ正一 中津文彦 中村彰彦
ハ行
半村良 藤沢周平 長谷川伸 星新一 火坂雅志
花家圭太郎 別所真紀子 羽山信樹 平山壽三郎
平岩弓枝 堀和久 隼新八 ファン・ヒューリック
畠中恵
マ行
皆川博子 宮城谷昌光 宮本昌孝 森鴎外 宮部みゆき
森雅裕 宮本昌孝 マルグリット・ユルスナール
諸田玲子 峰隆一郎 光瀬龍 皆川博子 森村誠一
松井今朝子 諸田玲子 森福都
ヤ行
山田風太郎 山本周五郎 吉村昭 山岡荘八 吉川英治
山手樹一郎 米村圭伍 吉村正一郎 山本昌代 横山高治
山田勘蔵 八切止夫
ラ行
隆慶一郎
---------------------------------------------------
959 :
無名草子さん:03/06/12 11:59
ageとく
文学板のも止まってるし、活発なスレが他になければ関連スレはいらないと思われる
960 :
無名草子さん:03/06/12 12:21
このスレが出来た日がこの板が出来た日だということを
いったい何人の人が知っているのだろう。
いろんな意味で思いで深いスレだ・・・
スレ立てられない
おもいっきり断られた
>>962 そうですか…
週末過ぎまで待って関連スレとかもう出ないなというところでチャレンジしてみます。
タイトルは
>板から板をさすらう歴史・時代小説ファン 弐
とかでいいですかね?
網野は作家じゃないんだけどなあw
>965
了解。網野氏削除します。他にもいますか?
967 :
無名草子さん:03/06/14 10:27
それを言うなら高坂正尭も作家じゃないと思いまつ。
・・まあ、外人さんとかも混じってるし、これだけまとめてくれたんで、このままでいいのでは?とも思う。
>967
高坂は作品も上げられてるので一応、残しますか?
歴史小説ではないから消しますかね?
ちなみに私の専門分野の人なので作家じゃないことは知ってましたw
外人さんはマルグリット・ユルスナールをヤ行に移すべきですかね。
明日の昼頃か明後日の早朝にでも次スレたてようかと思ってます。
多分、たてられます。こないだ別の板でできたし…。
>964
各スレの中身見てきました…こわいよ〜特に二番目が。
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板から板をさすらう歴史・時代小説ファン 弐
1 :池波錬三郎 :2003/06/15(日) ????
我々は此処へ逝き着いた。
もうさすらわずに済むかな?
このスレは、歴史・時代小説について語るスレです。
中国モノも含みます。世界史は微妙です。
前スレ
>板から板をさすらう歴史・時代小説ファン
http://book.2ch.net/test/read.cgi/books/975250076/l50 関連スレ及び、前スレ登場作家一覧は>2-10あたり
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こんな感じなら怒られないですかね?
むかし魏の文侯、扁鵲に問うて曰く、「君が兄弟三人あり、誰か最も善く医をなすや」と。
扁鵲答えて曰く、
「長兄の病を看るや、その神を視る。いまだに形跡あらざるに早くこれを除くをもて、その名、家の外にすら聞こゆることなし。
973 :
無名草子さん:03/06/25 15:29
新撰組などの幕末小説でお勧めなのありますか??
>973
子母沢寛「新選組始末記」「新選組遺聞」「新選組物語」(中公文庫)
新選組小説のたたき台になる名著です。新選組ファンは必読かも。
975 :
無名草子さん:03/06/25 20:02
どーもです♪今まで遡ってきて幕末にいたるって感じなのですw
任尚代はりて都護と為り、教へを請ふ。
超曰く、「君の性厳急なり。水清ければ大魚無し。宜しく蕩佚簡易なるべし」と。
尚私かに人に謂ひて曰く、「我以へらく、班君は当に奇策有るべしと。今言ふ所は平平たるのみ」と。
尚後果たして辺の和を失ふこと、超の言の如し。
中兄の病を治するは、毫毛に入り、その根本を癒す。
故にその名や、聞ゆれども一地方より出でず。
扁鵲のごときは、血脈をほり、毒薬を投じ、肌膚の間に副うてこれを治するをもて、
処方華々しく、名、諸侯に及ぶまで聞ゆるなり」と。
およそ、家を看し、国を視る、なお人の病を察するがごとし。
俗医、驕医、学医、名医、紛々として存す。
なお、死して屍拾うものなし。
死 し て 屍 拾 う 者 な し