1 :
名無しさん@立読み厳禁:
講談社現代新書の演劇入門(平田オリザ)
演劇だけに関わらずストーリー全般の構成
のしかたが簡潔にかかれているのでお勧め。
2 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/26(日) 15:56
講談社の新書のカバーについてる、
あのコイン持った手のマーク10枚送ると缶詰みたいなの送ってくるの?
3 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/27(月) 13:49
ああ、なるほど。確かに新書はこの板だね
4 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/27(月) 17:23
講談社の新書、全部集めてる人いますか?
5 :
>2:2000/11/27(月) 18:08
「くらのすけ」じゃなかったっけ?
6 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/29(水) 09:16
岩波新書のドキュメント屠場。
品川のちっこいトンネルのルーツが
品川屠場関係者しか通らないからと
いうこととか、肉が食えるのもこの
人たちがいるからなんだなって
思えて良かったよ
7 :
名無し草:2000/11/29(水) 11:48
なんか厨房チックな書名だが講談社現代新書の「多重人格」が面白かったと思う。
著者は痛快心理学の編者に携わった和田秀樹氏。
8 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/29(水) 18:42
>7
確かにあれは面白かった。和田氏の専門って老年精神医学とかだよね?
それで多重人格についてああも分かりやすい文章が書けるとは…
ちょっと感服。
講談社現代新書なら、『「家族」と「幸福」の戦後史』三浦展 著
中公新書『大衆教育社会のゆくえ』刈谷剛彦
ちくま新書『虚構の時代の果て』大澤真幸
趣味は偏ってるけど、このタイトルに興味ひかれる人で
未読の人がいたら、是非読んでみてほしい。
9 :
名無しさん@腹八分目。:2000/11/30(木) 22:09
集英社新書フェアの全員プレゼント、新潮文庫マイブックのパクリじゃないか。
でも『TVメディアの興亡』は面白かった。
10 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/09(土) 18:59
age
11 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/09(土) 19:26
高校生なんですが岩波の『術語集』がとてもよかった。
やはり言葉っていうのは知ってて損するもんじゃないですね。
考え方が少しは新しくなった気がする。
12 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/09(土) 21:18
集英社新書の「手術室の中へ」が結構面白かったよ
「手術室」ってあるけど、それにかぎらず麻酔の話しで。
歯医者の麻酔がちょい恐くなったけど・・。
13 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/13(水) 16:36
ローマ人への20の質問は読んでて恥ずかしくなった。
つまらぬ。
14 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/13(水) 18:37
何かにつけて肝心な所ははぐらかすもんなぁ。
自分の本の宣伝の為の本て言われてもしょうがないよ。>ローマ
15 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/13(水) 21:06
別スレにあるが渡部昇一の”知的生活の方法(正続)””発想法”
高校生は、絶対読んでほしい
16 :
7,8>>:2000/12/14(木) 22:29
和田秀樹氏は、十年位前,受験技術を扱った本書いてたね。
17 :
無名草子さん:2000/12/20(水) 18:31
宝島新書はろくなのないね。
警察官の世間・大学崩壊はつまんなかった。
18 :
ドキュソ文学部生(=8):2000/12/21(木) 11:12
19 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/21(木) 17:43
教養としての大学受験国語 石原千秋
ちょっと面白かった。
20 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/22(金) 00:45
洋泉社の「クラシック名盤ほめ殺し」が最近の一番。
今までのクラシック音楽評論をくつがえす面白さだった。
21 :
イスラム教徒:2000/12/23(土) 10:06
森永卓郎「リストラと能力主義」(講談社現代新書)
ニウスステーションにレギュラーで出てくるデヴのコメンテーターです。
三和総研かどこかのエコノミスト。
・リストラがなぜ会社の再建に役に立たないか。
・人事部・企画部支配を止め、各事業部に権限を委譲せよ。
・能力主義による評価にシフトするなら本人の希望を大幅に認めよ。
リストラと能力主義による評価をビシバシ斬っています。
オススメです。
22 :
無名草子さん:2000/12/23(土) 18:22
不平等社会日本
23 :
ケルビン:2000/12/24(日) 23:09
>>8 私も『「家族」と「幸福」の戦後史』読みました。
故あって家族社会学的なものに最近ちょっと興味が出ているのですが、講談社現代新書では他にもこの分野で入門的な本がいくつかあるので、個人的に重宝してます。
24 :
無名草子さん:2000/12/26(火) 22:05
「もてない男」(どこだっけ)。ボウヤたちにおすすめ。
新書の割にとっつきやすくて良かった。
25 :
無名草子さん:2000/12/27(水) 10:35
>>24 ちくま新書です。
あの本を出した後、作者は結婚してしまわれた……。
26 :
無名草子さん:2000/12/27(水) 22:17
>>25 そうなんだ!理想の相手が東大卒の自分より偏差値のいい女だったっけ。
(うろ覚え多し)結局作者は童貞だったんだろうかが謎。
27 :
無名草子さん:2000/12/28(木) 01:43
>>20 ロマンのためならファシズムも厭わぬ…でしたっけ。
あまりにおもしろくて、知り合いに回しまくってて手元にないよー
28 :
電波受信名無しさん:2001/01/02(火) 21:47
講談社新書の「アポトーシスとはなにか」。
本の中身よりも、その説明する身振り・手つきが美しい。
そして思わぬところに話を発展させていく。
息もつかせぬ名著。だと思うんです。
何度も繰り返し読んだ新書はこれくらい。
29 :
うろぼろす:2001/01/04(木) 20:03
加藤秀俊の『日本人の周辺』『パチンコと日本人』(いずれも講談社新書)は、著
者の視点の良さがユーモアを交えてよく出ている本だった。ちなみに、『日本人の
周辺』は、高校の時に小論文の練習でのネタ本にしてました(苦笑)。
また、高校の小論文講座で買わされた『豊かさとは何か』(岩波新書)は、ドイツ
良い:日本悪い、というありきたりなパターンでの物言いが多くて、後からうんざ
りしました。日垣さんも、著書のなかで同じ事でこの本に噛みついていましたねえ。
30 :
無名草子さん:2001/01/05(金) 23:43
>25
まじで?
>みなさん、
どこの新書が好き?
結構中公が好き。
集英社も。
31 :
電波受信名無しさん:2001/01/07(日) 04:27
>>30 講談社は好き。中公も好きだけど。
岩波はきらい。あっという間に読み終わっちゃうから。
何であんなに岩波の行間は広いのか?
昔の岩波は骨があってよかった。最近は内容も軽い。
32 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/01/07(日) 04:40
>>22 あの『不平等社会日本』は、逝ってよしでしょう。
著者が東大の先生だからといってだまされないように。
>>25 著者は童貞じゃなかったんじゃないかな。
あの本自身、ネタだからね。
33 :
無名草子さん:2001/01/07(日) 07:44
「IT革命?そんなものはない」
おすすめ
34 :
30:2001/01/07(日) 23:11
>31
同意。
岩波の、永六輔のシリーズなんて、
すっかすかだよね。
文春新書『新聞があぶない』
この本、新聞に広告載ったのかな?
『不平等社会日本』はいいと思う。
36 :
おまんじゅ:2001/01/31(水) 19:49
石原千秋の『教養としての大学受験国語』はいいね。概してちくま新書は
いいもの出してると思う。『もてない男』、こんな奴の言うこと信じてた
高校生の俺が恥ずかしい。『戦後の思想空間』は結構難しいけど勉強
になる。
集英社新書の『悪門だらけの大学入試』読んだ人いる?最近河合塾は
思い上がってると思うのだけれど。慶応の問題に悪問がおおいからって、
公開質問状送りつけて、次年度問題がよくなった、俺等のおかげだ、
って自慢してたよ。あと、Fランクを導入したり、どうも好かない。
37 :
ななしのし:2001/01/31(水) 20:32
ありきたり、かな?
わが学生時代のなつかしい1冊。
(岩波新書)「ことばと文化」「歴史とは何か」「日本の思想」「社会認識のあゆみ」「性格」
「世間とは何か」「コンプレックス」「やさしさの精神病理」「漢字」
(中公新書)「漢字百話」「宦官」「青年期」
(講談社学術文庫)「知の編集技法」立花隆の本「言葉と無意識」「今こそマルクスを読み直す」
(ちくま新書)「ニーチェ入門」「フーコー入門」「子どもたちはなぜキレるか」
特に最近おすすめが「知の編集技法」誰か読んだ人居ない?
松岡正剛はすごい博覧強記。よんでて少し賢くなったような気がする。
>松岡正剛はすごい博覧強記。よんでて少し賢くなったような気がする。
この文章からはそう思えないけれどもね(ワラ
39 :
無名草子さん:2001/02/01(木) 08:14
「孤独について〜生きるのが困難な人々へ」中島義道(文春新書)
滅茶苦茶面白い!!!!!
41 :
無名草子さん:2001/02/04(日) 23:10
やっぱ丸山真男「日本の思想」(岩波新書)がすごい。
無茶無茶むずかしいけど、1ページごとに衝撃を受け続けた。
あんな経験は最初で最後。
ところで、この新書を復刊して欲しい!!ってのはみんなない?
私は著者は忘れたけど「一揆」(岩波)がもう一度読みたいんだよな。
42 :
無人書店:2001/02/05(月) 01:10
森枝卓士「カレーライスと日本人」(講談社学術文庫)
なんの役に立つわけでもないが、知識として面白い。
身近なものの歴史を追うようなものが好きな人にはお薦め。
もちろんカレー好きの人にも。するするっと読めます。
古厩忠夫「裏日本」(岩波新書)
タイトルがいいでしょ。
なぜ「裏」なのかがわかる。酷い話なんだこれがまた。
表の人にも裏の人にもお薦め。
渡辺武信「住まい方の思想」(中公新書)
住宅の機能から生活を改めて考える本。
家を建てることを考えている人は是非。
43 :
無名草子さん:2001/02/20(火) 00:16
ちょっと前に講談社から+α新書が出たけど、表紙の色も悪いし(まっ黄色)、
玉石混合というか、もう少しジャンルわけをしたらいいのにと思う。
でも、河合隼雄・中沢新一の『こころの生態系』と川嵜克哲の
『夢の読み方 夢の文法』はけっこうおもしろかった。
44 :
耄碌翁:2001/02/22(木) 20:24
白水社の「文庫クセジュ」は新書・文庫どちらなんでしょう?
音楽・書誌関係はためになりました。
45 :
エリート街道さん:2001/02/22(木) 23:53
岡義達『政治』(岩波新書、ただし現在絶版)
丸山の『日本の思想』挙げてる奴なんかまだまだだなw
46 :
無名草子さん:2001/02/23(金) 10:23
>45
じゃあ、丸山の『日本政治思想史研究』は、当然、
読んでいるわけね。彼の徂徠論をどう見るよ?
47 :
41:2001/02/23(金) 19:35
>46
自然から作為へ、という転換期に徂徠を位置付けたのは卓見では?
いろいろと最近は言われてるけど、日本思想史研究の画期を印すと思う。
読んでて面白いしね。
ちなみに徂徠については
野口武彦『荻生徂徠』(中公新書)が、難しいけど面白い。
徂徠を日本思想史上はじめてメタ言語を発見したと評価している。
これも卓見だな。
48 :
46:2001/02/24(土) 15:28
>47
野口さんの本は、初めて知りました。
源了圓『徳川思想小史』(中公新書)は、分かりやすくて
良かったですけれどね。徂徠による漢文訓読法の批判など、
文献考証学における彼による転機も、徳川思想史上大きな
意味を持つものが多いと思います。
そういえば、加地伸行氏が丸山真男の研究を批判した
内容の新書が出ていましたね。丸山氏の漢文訓読の
過ちをつくという話でしたね。書名は失念しましたが
数人の共著で、日本の各思想家を批判するという趣向
のものです。
49 :
無名草子さん:2001/02/24(土) 15:35
地道に残ってるなぁ、このスレ。
50 :
47:2001/02/25(日) 12:21
>48
加地伸行氏の丸山批判の本、読みました。
今手元にないので書名は忘れてしまいましたが、洋泉新書です。
しかし、ひどい内容でした。
加地氏は丸山真男を『日本政治思想史研究』と『現代政治の思想と行動』でしか
論じていない。論じるのなら、現代では丸山真集が刊行されているのだから、一応それを
読むべきだと思うし、それ以外にも『日本の思想』『忠誠と反逆』などの完成度の
高い論文集に目を通さないで丸山氏に学ぶことなど何もないという態度は酷いと思う。
何にせよ、この新書の弱点は論者が対象を内在的に理解しようとしていない点にあると思う。
内在的に理解しようとしている力作としては八木公生『天皇と日本の近代化』(講談社現代新書)上・下
が面白かった。教育勅語・明治憲法を内在的に理解しようとし、通説を批判している。
51 :
無名草子さん:2001/02/25(日) 23:35
>>37 松岡正剛はつまんないと思います。古いというか、流行った当初からつまんなかった。
>> 43
たしかに『夢の読み方 夢と文法』はなかなかおもしろかった。この著者の専門的な
論文の方がもう少しシャープで面白いですよ。最近で言えば、岩波からの『講座 心理療法
心理療法と因果的思考』にも書いてる
52 :
参考までに‥:2001/02/26(月) 03:01
『この新書がすごい!−目からウロコのいち押しガイド298−
(洋泉社ムックY006)』、2001年、洋泉社、\720+消費税.
53 :
無名草子さん:2001/02/26(月) 10:25
54 :
無名草子さん:2001/02/26(月) 11:02
某丸山眞男直弟子の言葉
「『日本政治思想史研究』の解説が『日本の思想』なのではありません。
『日本の思想』の解説が『日本政治思想史研究』なのです。」
あぼーん
あぼーん
あぼーん
ワッショイじゃなくてさ〜
59 :
名無し:2001/02/27(火) 18:39
やっぱ岩波だろう。
講談社は軽すぎ(学術文庫の方がある意味新書的)。
ちくまは出鱈目。
60 :
無名草子さん:2001/02/28(水) 00:47
age
61 :
無名草子さん:2001/02/28(水) 17:15
岩波は古いやつの方がいいなぁ。
最近のは新聞の特集程度だと思う。
けど軽く読めていい、でもあと150円安くしてくれたら文句は言わない。
62 :
無名草子さん:2001/02/28(水) 17:20
最悪書、「平安朝の女と男」服藤早苗(中公新書)
まぁ似た様なのいっぱいあるけど。
とりあえず自分が買ったから腹が立つ。
でも内容を見ないで買った自分が悪い。
でも「女と男」の題名だけで気付くべき。
でも中身を吟味して買う習慣ついたから感謝。
63 :
名無しさん:2001/02/28(水) 17:27
その昔、岩波は新書で小説をだしていました。
今になっては、復刊していただきたいものですな。
64 :
無名草子さん:2001/02/28(水) 21:14
65 :
無名草子さん:2001/03/01(木) 08:21
金田一春彦さんってまだご存命でしたよね?
87歳くらいでしょうか。
66 :
無名草子さん :2001/03/01(木) 09:49
>>65 現在、NHK教育の手話ニュースに時々出演されています。
昨年とあるパーティーでご挨拶をされた際、金田一さんの
一言ひとことを頷きながら笑顔で見つめていた奥様が印象的でした。
67 :
無名草子さん:2001/03/01(木) 09:54
手話ニュースにあの人が??
そこで何をしてるの?
68 :
無名草子さん:2001/03/02(金) 13:08
講談社は新書よりも選書メチエや学術文庫の方がおもしろい。
69 :
草むしり:2001/03/02(金) 17:17
>>68 たしかにそうだが、それは値段の差だと思うことにしているよ。
70 :
無名草子さん:2001/03/03(土) 19:36
中公新書「ネロ」
名前は誰でも知ってるだろうけれど、実際にどのような人物で
どのようなことをした人かを知っている人は少ないのではないかな?
パトラッシュの飼い主だっけ?
72 :
書評子さん:2001/03/04(日) 03:48
村上陽一郎「新しい科学論」(講談社)
村上さんの本は5,6冊ほど読んでるけど
新書のこれが一番良質だった。すこし古いけど
今でも充分価値のある、最良の入門書だと思う。
ちなみに講談社でもブルーバックスの方です。何気にage。
村上陽一郎って単なる馬鹿じゃないの?
2chらしくていいね
76 :
無名草子さん:2001/03/05(月) 01:26
出版関係者の方に聞きたいんだけど、
どうして今新書発刊ラッシュなの?
新書って売れるの?儲かるの?
77 :
無名草子さん:2001/03/05(月) 07:29
書店です。
新書ラッシュは書店にとってははっきりいって迷惑。場所もとるし。
たとえば、IT革命否定本が1冊ヒットすると、次々と同じような
タイトルのものが出版されるし。
78 :
無名草子さん:2001/03/06(火) 05:29
上野英信『追われゆく坑夫たち』岩波新書
良質な、炭坑のルポルタージュです(涙)。
79 :
七瀬:2001/03/06(火) 23:34
>>67 金田一春彦さんは
手話ニュースで、言葉の泉というコーナーを
担当しています。
楽しいですよ。
80 :
書評子さん:2001/03/07(水) 06:15
別のスレにも書いたけど、最近出た森村進の
「自由はどこまで可能か」(講談社現代新書)を推薦。
ここ三ヶ月に出た新書の中では一番の出来だろうと思う。
81 :
無名草子さん:2001/03/10(土) 22:51
age
82 :
無名草子さん:2001/03/13(火) 01:21
岩波の新赤は当たり外れが大きいような気が。
個人的に大当たりは『自動車の世紀』。
83 :
無名草子さん:2001/03/14(水) 16:15
>82
いや、はずれだらけでしょ(藁
84 :
無名草子さん:2001/03/14(水) 18:55
新書なんてさー、自分の興味あるテーマしか読まないから、
こんなとこに「○○がよかった」なんて書いても意味ないんだよねー。
そう思わない?
85 :
無名草子さん:2001/03/14(水) 19:16
>84
>新書なんてさー、自分の興味あるテーマしか読まないから、
>こんなとこに「○○がよかった」なんて書いても意味ないんだよねー。
>そう思わない?
そんなこたぁない。
1つの分野にもいろんな新書があるから
良かった新書、糞新書、厨房新書情報は役に立つ。
また、今まで全然興がなかった分野の新書が紹介されてると
「読んでみようかなぁ」と思う事もある。
>84
>自分の興味あるテーマしか読まないから
そんな「タコツボ型」人間はまず丸山の「日本の思想」を読みなさい。
>>82-83
岩波は青に良いのがあるね。黄色、旧赤のことはあまりわからないなあ。
88 :
赤:2001/03/16(金) 23:25
>>87 そうだね。
遠山・今井・井上の「日本史」(上・中・下)なんか最高だね。
89 :
無名草子さん:2001/03/17(土) 00:25
知り合いの非常に博識な人にどうすれば、そんなに知識が身に付くか
聞いたら
「信号待ちの間にポケットから新書を取り出して読む」
と言われたのでそれ以来新書を読むようになりました
90 :
無名草子さん:2001/03/18(日) 00:49
野村雅一『身ぶりとしぐさの人類学−身体がしめす社会の記憶−』
(中公新書)。おもしろかった。
91 :
書評子さん:2001/03/18(日) 04:28
あの…出来ればどこが良かったのか一言コメントしていただけると
ありがたいんですけど。↑
92 :
いい気分さん:2001/03/18(日) 18:55
大鐘稔彦「外科医と「盲腸」」(岩波)
お医者と検事が書いたものって、ネタだけで面白いね。
自分語りが鼻につくところも共通点(笑)
軽くて、途中で止めても良いのがトイレ文庫向きでした。
93 :
無名草子さん:2001/03/19(月) 05:30
多木浩二「20世紀の精神」全然面白くねえ。久々に無駄な時間と金を
費やしたって感じ。一応、申告しとく。
94 :
無名草子さん:2001/03/19(月) 09:48
中公は打率が高いな
95 :
無名草子さん:2001/03/20(火) 22:36
村上春樹と柴田元幸の『翻訳夜話』(文春新書)でしょ。
あと、青木理『日本の公安警察』(現代新書)はスリリングだったぞ。
96 :
無名草子さん:2001/03/21(水) 18:27
中公新書『コーヒーが廻り世界が廻る』(著者忘れた)
コーヒーが好きな人は読んでみそ。
「へー、このコーヒーがねぇ・・・」っていう読感。
97 :
無名草子さん:2001/03/22(木) 08:17
このスレ書きこみが少ないので同一人物だと思われるのがイヤだが…
95の青木理『日本の公安警察』(現代新書)は確かに良かった。
98 :
無名草子さん:2001/03/22(木) 08:59
65,67です。
79の七瀬さんありがとう。
遅くなりましたが。
99 :
無名草子さん:2001/03/22(木) 10:58
『日本の軍事システム 自衛隊装備の問題点』っちゅう新刊。
講談社現代新書で、著者は江畑謙介。
戦車なんかの武器がいかにデタラメに買われているか、ボロカスに書いてあってスゲえ。
100 :
100:2001/03/23(金) 19:26
100age
>>72 >>73 村上陽一郎氏はバカではないでしょう。
当たらし物好きの軽薄紹介屋さんの傾向はあるけど
でもその目の付け所は悪くない。
ただし、実のところ『新しい科学論』は、彼の書いたものの中では、むしろ議論
が粗雑でトピックも古臭い物だと思うのですが。
102 :
ななしぞうし:2001/03/23(金) 22:42
>>62 「平安朝の女と男」のどのあたりが
最悪か出来れば書いていただけるとありがたいです。
ちょっと興味あります。
103 :
書評子さん:2001/03/24(土) 00:45
>>101 まあ、新しいつっても一刷が79年だからね。あと
>>72での私の発言は
言葉が足りなかった。これはあくまで新書という媒体の機能から言える
評価であって、全著作中で最も良質だという意味じゃない。青土社や新曜社
あたりから出ている本とは位置付けが違うんです。
104 :
名無しさん:2001/03/24(土) 10:39
岩波の近代アジア物はクソとしかいいようがない。
105 :
無名草子さん:2001/03/25(日) 12:15
age
106 :
草むしり:2001/03/25(日) 15:38
平凡社新書「大リーグと都市の物語」
ブームに乗った雨後の筍かなと思って手にとったら、
けっこうきちんと書き込まれてるようなので購入。
著者・宇佐美陽氏は学者ではないが、
まとめかたが一応の論文になっている。
で、読みやすさも犠牲にされていない。
大リーグ球団経営の「きほんのき」が理解できる書。
107 :
無名草子さん:2001/03/25(日) 18:44
河合塾の理事が書いた「悪問だらけの大学入試」。
入試の悪問が批判されているだけでなくて、
教育の問題が面白い読み物として書かれている。
高校生は必読ですな。
108 :
無名草子さん:2001/03/25(日) 18:46
↑集英社新書:丹波健夫
109 :
無名草子さん:2001/03/26(月) 02:50
>>52の新書ガイドを購入。
全然的外れに思える紹介文もあったが、
全く興味がなかった分野の本で「これは読んでみたい」と
思わせるものもあり、
オレはこのガイドは面白いと思う。
で、読んでオレが買ったのは
白川静「漢字」と
吉永良正「ゲーデル不完全性定理」。
前々から白川氏の本は読んでみたかったのだが、
一般向けの本を知らなかったので速攻購入。
この本を教えてくれてありがとうガイド本よ。
現在2冊を平行して読んでいるところ。
110 :
無名草子さん:2001/03/26(月) 03:42
平凡社新書「儒教 ルサンチマンの宗教」浅野裕一
これまで学校で習ってきた孔子像が見事に覆された。
というのは冗談で、呉とか読んでたからある程度は知ってたけど。
帯にはこうある。
「孔子という男のみじめな人生が、復讐の宗教を生んだ」
孔子を何か素晴らしい人格者のように思ってる人なら、かなり楽しめる内容だと思う。
その帯すごいね。
なんか猛烈に読んでみたくなった。
<思うツボ
>>109 吉永良正「ゲーデル不完全性定理」は、誤読が多いそうだよ。
現代新書の「ゲーデルの哲学」が最適。
113 :
無名草子さん:2001/03/26(月) 20:24
>>102 あれは典型的フェミニストの書いた本。
いかにもフェミという無茶苦茶な議論の繰り返しで笑える。
題名はあえて「男と女」じゃなくて「女と男」にしている。
>>111 > その帯すごいね。
> なんか猛烈に読んでみたくなった。
> <思うツボ
おお、一人食いついてる(藁
この本に拠れば、孔子ってどうしようもない駄目なやつですよ。
仕事のある弟子に八つ当たりをしたり(彼には仕事がなかった)してます、いつも。
しかし、孔子に妙な愛着が湧くんだよな、この本読むと。
作者の孔子への愛情のようなものが垣間見える気がする。
115 :
新書本の出版社リンク集:2001/03/27(火) 00:23
116 :
109:2001/03/27(火) 01:55
>>112 あれま、そーなのか。サンクス。
じゃあ両方買って読み比べてみるか。
でもオレにわかるかなあ?
117 :
やめられない名無しさん:2001/03/27(火) 14:21
最近出たもので、「人名の世界地図」。
読む本がなくなったら読もうと思ってる。
118 :
無名草子さん:2001/03/27(火) 23:32
「自己責任とは何か」 桜井哲夫 講談社現代新書
読みやすい、良書だと思う。
119 :
無名草子さん:2001/03/29(木) 12:05
117の関連で「地名の世界地図」(文春新書)
読み物としてはあまりお薦めしない。
大して統一感がないので自分の知りたい地名だけ見たら後はいいって感じ。
辞書みたいに置いといて調べたいのがあったら見るのもいいかもしんない。
120 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/29(木) 20:47
age
121 :
書評子さん:2001/03/29(木) 23:36
出版社ごとに新書の特色みたいなのがあると思うんだけど、
みんなはどの出版社の新書を御贔屓にしているのかな。
122 :
無名草子さん:2001/03/29(木) 23:44
>>121 私は新書らしい新書ということで中公かな。
岩波もいいものは多いが、何故新書で?と思わされることがある。
多分一番アタリが多いのは中公だと思う。
岩波はちょっとね。
124 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/30(金) 01:18
いま、中公がいちばん打率低くない?
文春のほうが外れがないぞ、どう考えても。
書店の新書担当のかた、いませんか?
>>124 > いま、中公がいちばん打率低くない?
> 文春のほうが外れがないぞ、どう考えても。
ああ、今はちょっと知りません。
これまでの経験から
126 :
ストック:2001/03/30(金) 04:11
文春・洋泉社・ちくまが最近のごひいきかな。
ところで、中公で新しい新書出したね。
127 :
無名草子さん:2001/03/30(金) 15:26
確かに版を重ねて残ってる中公新書は良い本が多いと思います。
しかし私も124さんに同意して文春の方がいいと思います、近頃は。
と言っても岩波よりは中公の方が勝ってると思います。
128 :
無名草子さん:2001/03/30(金) 19:22
>>127 > 確かに版を重ねて残ってる中公新書は良い本が多いと思います。
> しかし私も124さんに同意して文春の方がいいと思います、近頃は。
文春って、どんなのがあったっけ?
結構新書買ってるつもりだったけど、今見てみたら文春殆ど無い(^_^;;;
「20世紀 日本の戦争」くらいかな。
妙にちくまが多かったり・・・・・・・・
129 :
無名草子さん:2001/03/30(金) 22:45
文春なんて、「文芸春秋」の記事並みに軽いよ。
中公も、中途半端に難しかったり易しかったり。差が激しすぎる。
一番安定感があるのはちくま新書かな。
最近では、「日本の哲学を読む」や「レビ・ストロース入門」がレベルを落とさず
平易に書いていていいと思う。
130 :
書評子さん:2001/03/31(土) 23:45
いやあ、レスありがとうage。
ところで講談社現代新書は? 一応岩波・中公と並ぶ新書の老舗で、
私は結構気に入っています。最近はナマモノ化の傾向にありますが。
131 :
無名草子さん:2001/04/01(日) 16:33
>>130 講談社現代新書は哲学系だと最近はずば抜けて良書揃いですね。
とくに永井均。
哲学以外では、『日本の〈地霊〉』がよかった。
土地が語る近代史。著者は鈴木博之。
岩波もナマモノが多くなったね。
『住民投票』は、ちょっとオモロかった。
132 :
無名草子さん:2001/04/01(日) 21:41
>>52 この新書ガイド、私も買いました。この手のガイドって
あまりないから、それなりに価値があると思うよ。
でも、編集責任が浅羽通明じゃあなあ。もう少し、まともな人選
を期待したかったです。浅羽が編集をやらざるを得ないあたり、
新書の社会的地位の低さを物語っているようで、ちょっと、残念
だったです。
133 :
無名草子さん:2001/04/02(月) 04:44
オレは結構講談社好きだけど。
なんでかというと本屋で選ぶ時に概略が読みやすいからつい。
マーケティングに負けているオレ。
134 :
書評子さん:2001/04/02(月) 06:29
135 :
無名草子さん:2001/04/02(月) 18:07
age
136 :
エリート街道さん:2001/04/02(月) 21:59
>>134 宮崎、そんな連載やってたんだ。
何文字くらい?
確か宮崎って、「論座」でも週刊誌総当りの連載やってたよな……。
137 :
書評子さん:2001/04/02(月) 23:53
↑何文字くらいかはちょっと解りません。諸君は立ち読みしてますから。
文春での連載の倍くらいかな。あまり長くない。ただ、毎月出版される
新書全てに目を通して一冊を厳選(こないだは何年かに一度の豊作だとか
いって五冊ほど紹介していたけど)しているから、信頼性は高い。
紹介された本は全て読んでるけど、内容に賛同するかどうかは別として、
ハズしたことがないもんな。
138 :
無名草子さん:2001/04/03(火) 00:13
総当りかよ。
すげーな。
139 :
無名草子さん:2001/04/03(火) 01:06
age
140 :
無名草子さん:2001/04/03(火) 22:27
age
>>134 +アルファはちょっと違う。特に理由はないけど。
142 :
無名草子さん:2001/04/04(水) 12:51
+α新書は「実用系」。カッパやゴマブックスなどと同じフィールド。
現代新書は「学芸系」。
でも、現代新書で「理想の病院」って出たり、+αで河合隼雄が出たりするんで、混乱するんだね。
143 :
無名草子さん:2001/04/04(水) 12:54
中公の新しいシリーズ、ありゃなんだ?
144 :
無名草子さん:2001/04/05(木) 16:20
age
145 :
無名草子さん:2001/04/06(金) 01:10
>>143 ラクレだな。医者についての本は面白そうだったぞ。
その他は知らん。
146 :
無名草子さん:2001/04/06(金) 17:53
s−a−g−e
147 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/07(土) 02:00
平凡社新書はわりかし頑張ってると思うのだが。
最近面白かったのは「お骨のゆくえ」。
火葬場テクノロジーの進化から日本人の死生観まで、わかりやすく書かれていた。
知ってどうするわけでもないんだけど、こういう雑学を仕込めるところが新書の面白さって気がする。
148 :
無名草子さん:2001/04/07(土) 22:20
中公クラシックスが売られてた。これはモノによっては結構当たるかもしれん。
ただし値段が高め。「君主論」が1200円。
149 :
無名草子さん:2001/04/08(日) 01:15
文春の『歴史とはなにか』(岡田英弘)。
マジいいぞ。
教養ある奴もない奴もとりあえず買っとけ。
右も左も、真ん中も買っとけ。
文章もいい。
150 :
無名草子さん:2001/04/08(日) 11:32
>>148 バークの「フランス革命省察」を是非出してほしい。
岩波文庫のクソ訳はとても読めたもんじゃない!
151 :
無名草子さん:2001/04/09(月) 19:15
age
152 :
荀文若:2001/04/10(火) 14:49
>>149さん
ちょっと興味あります。それは日本史について概論か何かですか?
小銭入れしか持たないわたしは、札入れ代わりの新書を手放せません。
154 :
無名草子さん:2001/04/11(水) 09:19
>>149 岡田英弘なら、ちくまライブラリーの『世界史の誕生』でしょう!
>>152 かれの専門はモンゴル史です。
155 :
無名草子さん:2001/04/11(水) 14:17
>>153 日本史についての概論ではなく、
「歴史」についての概論です!!
といっても、日本史への言及もあります。
そして、これが目からウロコの驚嘆すべき内容です。
とにかく同書の著者の写真を御覧あれ。
学問の道を誠実かつ真摯に歩み続けた岡田氏の顔に、
ただものではないオーラを感じることができるでしょう。
156 :
無名草子さん:2001/04/12(木) 02:19
日経ビジネス人文庫
「快人エジソン」浜田和幸
なかなかおもしろかったです。
晩年は「人間の霊と交信する機械」を作っていたとか
日本通で、妻からは「仕事熱心な日本の手品師」と呼ばれていたとか
あいさつの「ハロー」を発明したとか
驚きの逸話が多いです。
157 :
無名草子さん:2001/04/12(木) 03:06
158 :
無名草子さん:2001/04/12(木) 23:24
>>157 ちょっと違うか、すんません。
日経ビジネス人文庫のホメぶりと
朝日選書「起業家エジソン」でのビルゲイツ並の強欲ぶりの
対比にはおもしろいものがありました。
159 :
間違えて他のスレにも書き込んじゃったよ。:2001/04/13(金) 11:36
植田重雄の「聖母マリヤ」(岩波新書)
この本読むまでその存在すら知らなかった
リーメンシュナイダーの彫刻、
小さい写真だけど、本当に綺麗だなあ〜
160 :
トンデモ新書発見:2001/04/14(土) 00:31
文春新書の新刊『小論文の書き方』(猪瀬直樹)。
すげえぞ、これ。
全編、ただのコラム集。これを手本にしろということか?
まるで役にたちそうにない。
めちゃくちゃな企画だ。
161 :
無名草子さん:2001/04/14(土) 23:42
age
162 :
書評子さん:2001/04/15(日) 00:17
岩波新書「自白の心理学」読了。
期待して読んだんだが、見事にハズレ。
結局は警察や検察がイカン、というだけの話。
163 :
無名草子さん:2001/04/15(日) 04:44
文春の『歴史とはなにか』(岡田英弘)読んだ。
面白かった。
むっちゃくちゃ目から鱗が取れた、とは思わんが、明晰でよい。
一気に読んでしまった。
>>163 それ、評判イイね。
俺は彼の事は殆ど知らないけど、読んでみるか。
これ読んで他の著書も読んでみようと思ったよ。
それくらいの魅力がある。オレには。
166 :
無名草子さん:2001/04/16(月) 10:31
勢古浩爾ってひとの本けっこうおもしろいぞ
167 :
無名草子さん:2001/04/17(火) 00:13
sage
age
169 :
無名草子さん:2001/04/18(水) 23:59
猪瀬直樹『小論文の書き方』は、ほんとうにスゲえ。
爆笑。
170 :
無名草子さん:2001/04/19(木) 16:31
171 :
無名草子さん:2001/04/19(木) 21:54
>>170 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-form/249-6862752-0717164 "勢古浩爾" の検索結果: 4件
検索結果: 売れている順番 並べ替え: 発送される順番売れている順番価格の安い順番価格の高い順番最近の出版年月の順番タイトル名の順番:昇順タイトル名の順番:降順
--------------------------------------------------------------------------------
1.
わたしを認めよ!
勢古 浩爾(著) 新書 (2000/11/01) 洋泉社
おすすめ度:
通常2〜3日以内に発送
価格(税別): ¥680
--------------------------------------------------------------------------------
2.
自分をつくるための読書術
勢古 浩爾(著) 新書 (1997/11/01) 筑摩書房
お取り寄せ
価格(税別): ¥660
--------------------------------------------------------------------------------
3.
こういう男になりたい
勢古 浩爾(著) 新書 (2000/05/01) 筑摩書房
通常1〜2週間以内に発送
価格(税別): ¥660
--------------------------------------------------------------------------------
4. 中島みゆき・あらかじめ喪われた愛
勢古 浩爾(著) 単行本 (1994/01/01) 宝島社
在庫切れ
価格(税別): ¥1,650
172 :
書評子さん:2001/04/20(金) 23:24
文春新書『歴史とはなにか』読了。
至極真っ当で好ましいんだけど、そんなに絶賛されるほどかなあといった感じ。
日本で有力な幾つかの歴史観を相対化させる程までには至っていない気がする。
あくまで推量だけど。
173 :
「この新書を読め」:2001/04/22(日) 14:49
洋泉社の「この新書を読め」、好評につき第2弾出すんだって。
なにが載るか、だれが書くか、予想希望。
174 :
無名草子さん:2001/04/22(日) 21:55
age
175 :
無名草子さん:2001/04/22(日) 22:39
>>148 中公クラシックスって、かつて中央公論社が出版していた
「日本の名著」、「政界の名著」が原本らしいね。
俺は史記列伝Tを読んだけど、省略されているところが
多すぎ。やっぱり、岩波文庫でも読むしかないのか・・・。
>>173 浅羽に嫌われてる、かつ最近読書本を出した小谷野敦きぼんぬ
177 :
無名草子さん:2001/04/23(月) 09:24
アゲ
178 :
無名草子さん:2001/04/23(月) 10:38
息の長いスレッドになったなぁ・・・
一般書籍板の初期からずーっと続いてる。
もう半年越えてんじゃん(w
179 :
無名草子さん:2001/04/23(月) 11:02
文春新書の「農林族」(中村靖彦)面白かった。
だいたい題名から想像される通りの内容だ。
小さなトピックとして鈴木宗男が活躍している。
180 :
無名草子さん:2001/04/23(月) 12:13
新書三大ドキュソ王
1 永六輔
文句なしの帝王
教養とも学問とも何の関係もない駄文の羅列
なぜ新書なのか、親中、親朝的スタンスを取ってれば
駄文でも教養なのか、岩波の方針に疑問を覚える一冊
2 T.K生(安江良介)
韓国からの通信
安江良介が韓国人を騙って朴独裁政権を糾弾するという
悪質なデマゴーグ
しかも、韓国の内情にまったく疎く内容もめちゃくちゃ
安江の金正日拝跪がもたらした岩波の歴史的汚点
3 副島隆彦
電波本を出すこと自体は別に他の著者もやっているが
この著者のすごいところは自分の電波ぶりを糾弾されると逆切れ。
日本の学者が自分を糾弾するのはアメリカ帝国主義の陰謀だといきまく。
存在自体もデムパ
181 :
無名草子さん:2001/04/23(月) 13:49
『天皇誕生』(中公新書)遠山美都男
『日本書紀』に書かれた、神武天皇〜武烈天皇の物語を
あらゆる角度から読み解き、相対化してる。
でも、同じような狙いなら、
井沢元彦さんの方が楽しく読めたりして。
182 :
181:2001/04/23(月) 14:00
副島さんのハナシが出たついでに。
『天皇が分かれば日本が分かる』(ちくま新書)斎川眞
副島さんのプロデュース。
分かりやすい。タイトルよむと右寄りっぽいけど、
そういう本じゃない。法制史から切り込んだ天皇論。
文体というか叙述の構成が、小室直樹の啓蒙本に似てる。
183 :
なだ医なだ:2001/04/23(月) 21:22
>145
買った。
すごくためになる、このほん。おれ、3年目の医者だけど、これよんだら、
少々上の医者に怒られても、へっちゃらになった。むしろ、すごく感謝してるくらい。
184 :
無名草子さん:2001/04/23(月) 23:43
age
185 :
無名草子さん:2001/04/24(火) 08:05
>>181 遠山美都男は、学者。研究者。
井沢元彦は妄想家。
網野善彦も妄想家らしいが(笑)。
186 :
無名草子さん:2001/04/24(火) 15:45
>>154 >>かれの専門はモンゴル史です。
違うぞ、モンゴルは岡田英弘の仕事の一部
岡田はそうやって史学者が狭い専攻で蛸壺化
することを批判している学者
モンゴル史と断定すること自体が
岡田の主張をわかってあげていないね。
岡田の専攻をあえて狭く指定するとしても
北アジア史ぐらいの大きさで考えてあげなくては
187 :
無名草子さん:2001/04/25(水) 10:44
売れてるねえ、広瀬隆に江畑謙一。
188 :
無名草子さん:2001/04/25(水) 23:02
広瀬隆ねぇ。世界はなんでも陰謀で説明できるって
単なる知性の放棄やと思うけどなぁ。
189 :
無名草子さん:2001/04/26(木) 03:47
江畑さんは「一味違うオタク」らしいが、そうなのか?
ワシも永六輔の本は嫌い。あれから新書の読み捨てが始まった。>180
ま、あれで儲けてもらってその金で他に面白い本を出してくれれば
それでいいが。
このスレ見て「歴史とはなにか」を買っちゃいました。
ロジックが明快で、楽しみながら読んでます。
191 :
無名草子さん:2001/04/27(金) 21:13
『歴史とはなにか』うちもこのスレ見て読んだ。
面白いね。副島隆彦に文体が似てる。(ちゅーか、あっちが似てるのか)
192 :
名無し:2001/04/27(金) 22:34
しかし岡田が教え子の女に手を出して
糟糠の妻と離婚したのは有名な事実。
193 :
無名草子さん:2001/04/27(金) 22:52
194 :
むじな:2001/04/27(金) 23:21
うん、らしくない。
196 :
無名草子さん:2001/04/28(土) 00:58
猪瀬直樹の「小論文の書き方」(文春新書)を立ち読みしたのですが、
これって週刊文春の連載とかの寄せ集めじゃん。
「お手本集」(藁)ということでしょうか。
執筆意図とか、構成メモから完成品までの解説とかがあるならまだしも、
工夫のなさにあきれました。
連載をまとめた単行本じゃ売れないってことで苦肉の策なのかなあ。
もちろん、書店に放置プレイ。
197 :
無名草子さん:2001/04/28(土) 03:18
>>196 激しく同意。
悪いのは、文春新書編集部か、猪瀬本人か。
共犯かもね。
まあまあ。猪瀬の本は結構面白いのも多い。
一冊くらい失敗しても勘弁してあげろ(って、一冊じゃないけどな)
199 :
文責:名無しさん:2001/04/28(土) 20:29
小泉武夫
「発酵食品礼讃」(文春新書)
「漬け物大全」(平凡社新書)
これおすすめ。繰り返し読んだもん。日本文化の深さ。
200 :
名無しさん:2001/04/29(日) 00:33
>>192 手を出された女子大生もいまや一流の研究者。
本も出してる。
201 :
無名草子さん:2001/04/29(日) 02:43
202 :
名無しさん:2001/04/29(日) 03:48
それってモンゴル史のM女史のことだな。
203 :
無名草子さん:2001/04/30(月) 22:03
岡田先生って、治ったの?
204 :
無名草子さん:2001/05/01(火) 20:58
age
病気だったの?
206 :
無名草子さん:2001/05/02(水) 09:44
脳硬塞で2年前に倒れ、言語障害があったはず。
207 :
無名草子さん:2001/05/02(水) 16:02
age
岡田先生の健康状態までフォローしている人がいるとは驚き
209 :
無名草子さん:2001/05/03(木) 10:45
岡田ネタもうやめろ。
210 :
無名草子さん:2001/05/03(木) 21:37
SAGE
211 :
無名草子さん:2001/05/04(金) 06:06
村上陽一郎『科学の現在を問う』。
オモロ。
212 :
無名草子さん:2001/05/04(金) 16:54
sage
age
214 :
無名草子さん:2001/05/04(金) 23:45
訳が解らん。何かコメントつけてくれ>214
216 :
無名草子さん:2001/05/05(土) 01:21
>215
リンクに「新書検索」というのがありました。
おそらく、「使ってみれば?」ってことではないかと。
217 :
無名草子さん:2001/05/05(土) 01:30
>>214 というよりも、上の2つのHPには新書の書評があるよ。
>215,216
そうなのか。どうもありがとう。
219 :
無名草子さん:2001/05/05(土) 01:46
>>217 3つ目のHPにも新書の書評、というか日記があったよ。目立たないけど。
220 :
無名草子さん:2001/05/06(日) 23:24
各社の新書がでてますが、どこがお勧めですか?
221 :
無名草子さん:2001/05/07(月) 17:36
age
222 :
無名草子さん:2001/05/07(月) 18:48
オレは出版社で選ぶことはあんまりしない。
最近たくさん出てきた新興の新書でも面白いのはあるし。
店頭でパラパラめくってみてから買う。
ただ最近の岩波(新赤)はまず買わない。
223 :
無名草子さん:2001/05/07(月) 23:23
うーん、オレも出版社では選ばないかな。結果的に偏ることはあるけど。
講談社の表紙にそそられることは多々あるかも。
224 :
無名草子さん:2001/05/08(火) 10:00
age
225 :
無名草子さん:2001/05/08(火) 10:10
丸山真男の「文明論ノ〜」はどう?
翻訳についての加藤周一との対談は面白かったぞ。
226 :
無名草子さん:2001/05/09(水) 01:34
だれか、集英社新書で出た橋本治は読んでない?
227 :
無名草子さん:2001/05/09(水) 03:19
>>222 私も全く同じ。
結果として偏りが出るのでたまには岩波も買って
本棚のバランスを取ろうかと思うのだけど特に読みたくなる本がない。
228 :
無名草子さん:2001/05/09(水) 03:43
今日ブルーバックスの
「アメリカ流 7歳からの行列」を買った。
以前同じ作者の「アメリカ流 7歳からの微分積分」に
シビレタのでついつい。
これを読むと「アレはあーゆー事だったのか!!!」と
目から鱗が取れること請け合い。
こーゆー風に教えてくれればよかったのにと思う(当方文系)。
229 :
無名草子さん:2001/05/09(水) 12:20
>226
読んだよ。「わからないという方法」ね。
なかなか面白かったよ。
編物の本出した話とか面白かった。
まあ、ほんとかどうかわからんが。
おすすめです。
230 :
無名草子さん:2001/05/09(水) 23:15
>>226 橋本治、編み物の本だしてますよ。
けっこう有名。すごい腕前なんだよな。
1.集英社新書『アメリカの経済支配者たち』広瀬隆
2.文春新書『ヘッジファンド』浜田和幸
3.PHP新書『<対話>のない社会』中島義道
1.集英社新書の装幀はかなり好き。かなり面白く読んだ。
2.こっちは「ヨーロッパの経済支配者」って感じの内容。前半はつまらなかった。
3.この人の本はたいてい面白い。好き嫌いあるかも知れないけど。
232 :
無名草子さん:2001/05/11(金) 17:05
>>231 原研哉の装幀、いいよね。
5月は大塚英志のマンガ論が講談社から出るなあ。
6月は岩波から阿部謹也の世間論が出る。
楽しみだ。
みんなちゃんと本読んでるんだな〜。
最近、オレ読んでなくて・・・・・
234 :
どうでもいいけど:2001/05/11(金) 19:38
1、池田清彦、金森修『遺伝子改造社会あなたはどうする』洋泉社新書
2、道上尚史『日本外交官、韓国奮闘記』文春新書
3、エズラ・ヴォーゲル、橋爪大三郎『ヴォーゲル、日本とアジアを語る』
平凡社新書
1、これは対談形式だけど中身が濃い。論点が出尽くしてるし何より面白い。
2、事例を交えながらの主張が明確。日韓文化論がとくに面白い。
3、まあ面白いけど、視野が広すぎて抽象的。あと中身が薄い。アメリカのことが
むしろよく理解できる。そこは買い。
>>234 > 3、エズラ・ヴォーゲル、橋爪大三郎『ヴォーゲル、日本とアジアを語る』
> 平凡社新書
おいおい、それ無茶苦茶読みたいぞ。面白そうだ、相当。
236 :
無名草子さん:2001/05/13(日) 03:38
『「吾輩は猫である」の謎』(文春文庫)長山靖生
あんまおもろくなかった・・・。
漱石モノでなんかイイのないか?
237 :
無名草子さん:2001/05/13(日) 03:39
>>232 原研哉ってほかにどんな本の装幀やってますでしょうか?
239 :
無名草子さん:2001/05/14(月) 12:32
>>238 原研哉といえば、本当はブックデザイナーというよりも、広告のヒト。
資生堂なんかが有名。
装幀では、原田宗典の著書の多く。吉本ばななも。
朝日のPR誌「一冊の本」。
いちばんいいのは、自著の装幀。
240 :
無名草子さん:2001/05/14(月) 16:30
sage
>>239さん
我が家にある原田宗典の文庫、11分の8が原研哉の装幀でした。
5、6年前に良く読んでました。
ありがとうございました。
242 :
無名草子さん:2001/05/14(月) 19:22
サゲ
243 :
無名草子さん:2001/05/15(火) 15:03
1・『孤独について』(文春新書)中島義道
2・『ドキュメント屠場』(岩波新書)鎌田慧
3・『<自己責任>とは何か』(講談社現代新書)桜井哲夫
ここのカキコミを参考にして読んだ。
1は読みやすくて面白かった。
2も面白かったが岩波新書は文字が読みにくい。
3はまだ読み終わってないが、文章のせいか、内容のせいか分からないが
頭に入ってこない。
俺も「孤独について」は読んだけど、彼の本では「ウィーン愛憎」の方が遙かに面白いと思った。
まあ今は、これは文庫だけどね、確か。
245 :
243:2001/05/15(火) 16:27
>>244 これから読むところ。
あと『裏日本』と『<非婚>のすすめ』も。
246 :
無名草子さん:2001/05/16(水) 10:20
『<非婚>のすすめ』は、すごくいいぞ。
『記憶力を鍛える』、けっこうきちんとしている。
247 :
無名草子さん:2001/05/16(水) 19:51
サゲ
249 :
245:2001/05/17(木) 17:20
>>246 『記憶力を鍛える』ってどこから出てる誰の本ですか?
250 :
無名草子さん:2001/05/19(土) 03:36
『「社会調査」のウソ−リサーチ・リテラシーのすすめ−』
(文春新書)谷岡一郎。読むべし。
「なるほどねッ!」って感じ。
251 :
書評子さん:2001/05/19(土) 07:21
何か知らないが行付の書店の新書コーナーに
広田照幸『日本人のしつけは衰退したか』(講談社現代新書・九九年)
がやたらと陳列されたいた。新刊だと思って読んだんだが…
まあ、面白かったからいいか。
252 :
無名草子さん:2001/05/19(土) 23:08
講談社で出た『キリスト教と日本人』を購入。
著者は井上章一。
まだ読んでないけど面白そうだぞ。
253 :
:2001/05/20(日) 00:51
「考えることの科学」市川伸一著
推論と知識感情の関連を考察していて面白すぎ。
254 :
無名草子さん:2001/05/20(日) 04:58
せめて書名・著者・出版社は書いて下さい。
よろしく。
255 :
:2001/05/20(日) 05:14
>>254 > せめて書名・著者・出版社は書いて下さい。
そりゃ、有った方がいいけどさ、3つ揃ってなくても検索すりゃ見つかるでしょ?
俺はそれよりも、もっと解説っていうか、感想が聞きたいけどな。
あんまり短いと、紹介する意味がないと思うし。
257 :
無名草子さん:2001/05/20(日) 12:08
饗庭孝夫の「芭蕉」(集英社新書)。
>>257 他にも何か書いてよ(;o;)
それじゃあ、何しに書いてるのか分かんないじゃん
259 :
無名草子さん:2001/05/21(月) 13:03
260 :
無名草子さん:2001/05/21(月) 13:52
ki
261 :
本屋でバイト:2001/05/21(月) 15:48
ここでの書き込みを参考に本の発注。
いつも感謝してます。ありがとう。
262 :
1:2001/05/21(月) 16:52
うそーん!
発注しちゃってんの?
ところで、平凡社とか小学館などのライブラリ系で
これよんどけってのありますかいな?
新書判だし。
263 :
無名草子さん:2001/05/21(月) 18:33
264 :
無名草子さん:2001/05/21(月) 23:53
>>263 先週は集英社新書『天才アラ−キ−写真ノ方法』が売れてんのね…。
265 :
無名草子さん:2001/05/22(火) 01:34
『人権を疑え!』、宮崎哲弥 編著、洋泉社新書。
いろんな立場があるけれど。。。いずれにせよ、
まんまと疑う気になってしまった。まぁ読んでみて。
266 :
無名草子さん:2001/05/22(火) 02:05
文春新書『農林族』 中村靖彦
農村型選挙と利益誘導の歴史。北海道ネタが多く道民にはリアル。
文春新書『名字と日本人』 武光誠
江戸期の農民も実は名字を非公式な場では使っていたそうだ
洋泉社『この思想家のどこを読むのか』
福沢諭吉・小林秀雄は静かなブームなのか?
漢文読みの視点からの丸山真男のこき下ろされ方は強烈。
>>262 岡田センセの「歴史とは何か」、売れました?
268 :
無名草子さん:2001/05/22(火) 10:48
今月のピカイチは、大塚英志のマンガ論『教養としての<まんが・アニメ>』でしょう!
めちゃくちゃ面白い。
手塚の主題がどう引き継がれていったかという戦後論でもあります。
第一部のラストで、『国民の歴史』批判まで試みてます。
こりゃすげえよ。現代新書。
269 :
261です:2001/05/22(火) 11:13
>>263 ありがとうございます。参考にします。
『天才アラーキー写真ノ方法』はメディアで取り上げられたので
発注はしました。『恋恋蓮歩』発注したのに入ってこないよ。
困った。うちの書店はそんなに大きくないからかな・・・。
そうそう、岩波がある程度そろっているところは、良いの本屋
さんと考えてよいと思います。岩波さまは基本的に返品できない
から(うちみたいな小規模だけかな?)売れなければ発注者の
責任。どうしても慎重になってしまうのです。
270 :
無名草子さん:2001/05/22(火) 12:46
>268
面白かったけど、最後の国民の歴史批判は取って付けた
みたいな感じがした。後書きにして独立させて書いた方
が良かったんじゃないかな
271 :
無名草子さん:2001/05/22(火) 15:07
>270
そうかもね。でも面白かったよ、大塚英志。
272 :
無名草子さん:2001/05/23(水) 00:52
age
273 :
無名草子さん:2001/05/23(水) 08:29
あげ
274 :
無名草子さん:2001/05/23(水) 22:29
?
275 :
無名草子さん:2001/05/23(水) 22:33
PHP新書『「心の悩み」の精神医学』(野村総一郎)は、たいへんヨイ。
臨床例が多くて、わかりやすいうえに、読みやすい。
「自律神経失調症という診断がなぜダメか」など、けっこう目からウロコっす。
276 :
無名草子さん:2001/05/24(木) 10:56
「『2001年宇宙の旅』講義」巽孝之(平凡社新書)
例の映画を手がかりにしたSF史・文学史。
この人はここ10年くらい「SFにはこんなにすごい作家・作品と系譜がある」なんて
ことばかり言って再発見・再評価ごっこをやっていて、この本も御多分にもれず。
「○○がこう言った」式のエピソード、古証文を寄せ集めて巨大な精神史にでっち上げる
手際は大したもの。ただ、「鯨の死体はハイパーテキスト」(「恐竜のアメリカ」)
のようなトンデモ面白い煽動は今回はありません。
内容とは別に、形容詞句や副詞句の使い方が英語そのまんまな、常軌を逸した悪文も楽しい。
この変な日本語のセンスは奥さんにも感染している模様。
277 :
無名草子さん:2001/05/24(木) 11:18
巽孝之とか、もう「お腹いっぱい」だな。もういいや。
今月は大塚英志(現代新書)が珠玉。期待どおり。
来月の阿部謹也の世間論が待ち遠しい。
岩波は経営危機脱出したの?
278 :
無名草子さん:2001/05/24(木) 11:31
「『2001年宇宙の旅』講義」巽孝之(平凡社新書)
例の映画を手がかりにしたSF史・文学史。
この人はここ10年くらい「SFにはこんなにすごい作家・作品と系譜がある」なんて
ことばかり言って再発見・再評価ごっこをやっていて、この本も御多分にもれず。
「○○がこう言った」式のエピソード、古証文を寄せ集めて巨大な精神史にでっち上げる
手際は大したもの。ただ、「鯨の死体はハイパーテキスト」(「恐竜のアメリカ」)
のようなトンデモ面白い煽動は今回はありません。
内容とは別に、形容詞句や副詞句の使い方が英語そのまんまな、常軌を逸した悪文も楽しい。
この変な日本語のセンスは奥さんにも感染している模様。
279 :
無名草子さん:2001/05/24(木) 14:32
age
280 :
無名草子さん:2001/05/25(金) 00:28
age?
281 :
無名草子さん:2001/05/27(日) 18:58
『教養としての<まんが・アニメ>』
大塚のパート、ここで誉められてるほど良いとは思わなかった…って、よく読むと、漫画の記号表現と身体性ってテーマが
「『彼女たち』の連合赤軍」でがいしゅつだったからなんだな。それで私には新鮮味薄かったのか。
この本も長らく品切れだったけど、角川文庫で復活したので読んでみそ。
<まんが・アニメ>ではササキバラゴウのアニメ論パートもなかなか良いよ。
特に出崎統を「虫プロ出身」と「ジュブナイル」で語ったところは感動的。
282 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/27(日) 21:52
>281
出崎!
283 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/28(月) 00:17
しかしあの大塚英志の「ですます」口調文体は、いつから
のことだろう。
284 :
無名草子さん:2001/05/28(月) 16:55
あげあげ
285 :
無名草子さん:2001/05/28(月) 23:01
age
286 :
無名草子さん:2001/05/29(火) 07:52
age
287 :
無名草子さん:2001/05/29(火) 08:22
岩波は経営危機脱出したの?
288 :
無名草子さん:2001/05/29(火) 17:55
age
289 :
無名草子さん:2001/05/29(火) 22:57
290 :
無名草子さん:2001/05/30(水) 00:17
いま出ている週刊文春では、猪瀬直樹が「公益法人」をバッサリ斬ってますね。
でも、高島俊男なんか文春新書を批判していて、なんだかいいのか?
291 :
無名草子さん:2001/05/30(水) 10:21
age
292 :
集計係:2001/05/30(水) 17:43
ちょっと集計というか、良さそうなものをリスト化してみました。
ざっとやっただけなので、良書が抜けてたりその逆もあるかも
しれませんのでご注意・ご指摘ください。
良いか悪いか判断できなかったもの、ダメと言われてるものは
抜きました。
293 :
集計係:2001/05/30(水) 17:44
【書名】著者,出版社,ISBN
【この新書がすごい!―目からウロコのいち押しガイド298】***,洋泉社,4896915135
【歴史とはなにか】岡田英弘,文春新書,4166601555
【儒教 ルサンチマンの宗教】浅野裕一,平凡社新書,4582850073
【「わからない」という方法】橋本治,集英社新書,408720085X
【多重人格】和田秀樹,講談社現代新書,4061493906
【「家族」と「幸福」の戦後史―郊外の夢と現実】三浦展,講談社現代新書,4061494821
【クラシック名盤ほめ殺し】鈴木淳史,洋泉社新書,4896914708
【日本の公安警察】青木理,講談社現代新書,4061494880
【教養としての大学受験国語】石原千秋,ちくま新書,4480058532
【日本の思想】丸山眞男,岩波新書 青版,400412039X
【荻生徂徠―江戸のドン・キホーテ】野口武彦,中公新書1161,4121011619
【徳川思想小史】源了円,中公新書312,4121003128
【天皇と日本の近代(上・下)】八木公生,講談社現代新書,4061495348
【孤独について―生きるのが困難な人々へ】中島義道,文春新書,4166600052
【カレーライスと日本人】森枝卓士,講談社現代新書,4061489372
【夢の読み方 夢の文法】川嵜克哲,講談社プラスアルファ新書,4062720329
【追われゆく坑夫たち】上野英信,岩波新書 青版,4004150248
【翻訳夜話,村上春樹・柴田元幸】文春新書,4166601296
【大衆教育社会のゆくえ―学歴主義と平等神話の戦後史】苅谷剛彦,中公新書,4121012496
【虚構の時代の果て―オウムと世界最終戦争,大沢真幸】ちくま新書,4480056734
【日本の軍事システム―自衛隊装備の問題点】江畑謙介,講談社現代新書,4061495437
【大リーグと都市の物語】宇佐見陽,平凡社新書,4582850766
【戦後の思想空間,大沢真幸】ちくま新書,4480057668
【悪問だらけの大学入試―河合塾から見えること】丹羽健夫,集英社新書,408720071X
【ゲーデルの哲学―不完全性定理と神の存在論】高橋昌一郎,講談社現代新書,406149466X
【「自己責任」とは何か】桜井哲夫,講談社現代新書,4061494031
【日本の「哲学」を読み解く―「無」の時代を生きぬくために】田中久文,ちくま新書,4480058699
【レヴィ=ストロース入門】小田亮,ちくま新書,4480058656
【演劇入門,平田オリザ】講談社現代新書,4061494228
【術語集―気になることば】中村雄二郎,岩波新書 黄版,4004202760
【身ぶりとしぐさの人類学―身体がしめす社会の記憶】野村雅一,中公新書,4121013115
【コーヒーが廻り世界史が廻る―近代市民社会の黒い血液】臼井隆一郎,中公新書1095,4121010957
294 :
集計係:2001/05/30(水) 17:44
【書名】著者,出版社,ISBN
【漢字―生い立ちとその背景】白川静,岩波新書 青版,4004120950
【農林族―田んぼのかげに票がある】中村靖彦,文春新書,4166601466
【日本の"地霊"(ゲニウス・ロキ)】鈴木博之,講談社現代新書,4061494813
【お骨のゆくえ―火葬大国ニッポンの技術】横田睦,平凡社新書,4582850510
【天皇誕生―日本書紀が描いた王朝交替】遠山美都男,中公新書,4121015681
【アメリカの経済支配者たち,広瀬隆】集英社新書,4087200078
【ヘッジファンド―世紀末の妖怪】浜田和幸,文春新書,4166600214
【「対話」のない社会―思いやりと優しさが圧殺するもの】中島義道,PHP新書,456955847X
【遺伝子改造社会 あなたはどうする】池田清彦・金森修,洋泉社新書,4896915291
【日本外交官、韓国奮闘記】道上尚史,文春新書,4166601628
【「非婚」のすすめ】森永卓郎,講談社現代新書,4061493388
【記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方】池谷裕二,講談社新書,4062573156
【「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ】谷岡一郎,文春新書,4166601105
【考えることの科学―推論の認知心理学への招待】市川伸一,中公新書,412101345X
【名字と日本人―先祖からのメッセージ】武光誠,文春新書,4166600117
【この思想家のどこを読むのか―福沢諭吉から丸山真男まで】加地伸行・小浜逸郎・佐伯啓思・西部邁,洋泉社新書,4896915186
【人権を疑え!】宮崎哲弥,洋泉社新書,4896914945
【教養としての〈まんが・アニメ〉】大塚英志・ササキバラゴウ,講談社現代新書,4061495534
【「心の悩み」の精神医学】野村総一郎,PHP新書,4569600174
【ことばと文化】鈴木孝夫,岩波新書 青版,4004120985
【社会認識の歩み】内田義彦,岩波新書 青版,4004110637
【性格,宮城音弥】岩波新書 青版,4004120713
【コンプレックス】河合隼雄,岩波新書 青版,400412073X
【「世間」とは何か】阿部謹也,講談社現代新書,4061492624
【やさしさの精神病理】大平健,岩波新書,4004304091
【青年期―精神病理学から】笠原嘉,中公新書463,4121004639
【漢字百話】白川静,中公新書500,4121005007
【宦官―側近政治の構造】三田村泰助,中公新書7,4121000072
【知の編集術】松岡正剛,講談社現代新書,4061494856
【「知」のソフトウェア】立花隆,講談社現代新書,4061457225
【言葉と無意識】丸山圭三郎,講談社現代新書,4061488716
【今こそマルクスを読み返す】広松渉,講談社現代新書,406149001X
【ニーチェ入門】竹田青嗣,ちくま新書,4480056084
【フーコー入門】中山元,ちくま新書,4480056718
【子どもたちはなぜキレるのか】斎藤孝,ちくま新書,4480058117
295 :
集計係:2001/05/30(水) 17:46
以上です。
296 :
無名草子さん:2001/05/30(水) 17:53
これ、なんかの内部資料?
297 :
たまなし:2001/05/30(水) 18:22
やった〜、俺のageた本が入ってるうっ〜〜〜〜〜
299 :
無名草子さん:2001/05/30(水) 23:15
なんだ、そりゃ。
ところで、「公益法人」は、あれだけ猪瀬にコテンパンに叩かれても、反論しないのかしら?
村上陽一郎は除外されたのか…
>>300 村上陽一郎さんは賛否両論といった感じでわかりませんでした。
入れた方が良いでしょうか?
「歴史とは何か」堂々のトップ
303 :
無名草子さん:2001/05/31(木) 18:28
文春新書で盗作回収出たぞー。
本屋に急げ!レア物だ。
305 :
無名草子さん:2001/05/31(木) 18:34
>>305 ホントだ。モロパクリみたいだね。
そんな事する奴がいるんだ。
やるなら、ノビーみたいに海外のにしとけよ・・・・・
307 :
無名草子さん:2001/05/31(木) 21:24
文春新書って、昔も回収しなかったっけ?
308 :
無名草子さん:2001/05/31(木) 21:27
>>307 これですね。
10月20日に文藝春秋から発行された文春新書「高橋是清と昭和恐慌」
(木村昌人著)が、昨年2月に日本経済新聞社から発行されたノンフィクション
「金融崩壊 昭和経済恐慌からのメッセージ」(塩田潮著)の一部を盗用している
ことがわかり、文藝春秋は既に出荷した分の回収をするとともに、同書の絶版を決めた。
309 :
無名草子さん:2001/05/31(木) 22:05
age!
310 :
書評子さん:2001/05/31(木) 23:33
>>301 賛否両論あるなら尚更入れるべきと思うんだけど、荒れるからいいや。
311 :
無名草子さん:2001/06/01(金) 00:25
入れておけよ、村上陽一郎。
外したところで、どうってことないが。
312 :
無名草子さん:2001/06/01(金) 09:07
問題の文春新書、読みてえ〜。
313 :
無名草子さん:2001/06/01(金) 10:47
漫画読むのも嫌いな僕が新書サイズならなんとか読めるかも
と最近頑張ってよんでます モット新書サイズでだしてほしい
314 :
無名草子さん:2001/06/01(金) 15:33
>>313 タテヨコの比率が違うから、ダメなんじゃないの?
315 :
無名草子さん:2001/06/02(土) 02:06
age
316 :
無名草子さん:2001/06/02(土) 02:46
>>312 単なる盗用だろ。
そんな読みたがる必要ないだろ。
317 :
無名草子さん:2001/06/02(土) 04:36
ちょっと見ぬまに新書の種類ってめちゃめちゃ増えてない?
そのわりに買いたくなるのがなーい。
319 :
無名草子さん:2001/06/03(日) 01:21
age
320 :
無名草子さん:2001/06/04(月) 13:39
sagesage!
321 :
無名草子さん:2001/06/05(火) 01:38
『キリスト教と日本人』(講談社現代新書)井上章一
やっと読み終えたぞ。
キーワードは・・・
空海はキリスト教を取り入れた・・・?
信仰心のない日本人にとってのキリスト教とは?
実はあの日本文化もキリスト教起源だった!?
仏教の西斬、キリスト教の東斬―どっちがどっちの影響を受けてるのか??
こんなとこか。
文体が気になるかもしれないけど、内容は○
322 :
無名草子さん:2001/06/05(火) 13:52
age?
323 :
無名草子さん:2001/06/06(水) 01:42
阿部謹也の新世間論、岩波からもうすぐ刊行!
324 :
無名草子さん:2001/06/07(木) 23:46
age
325 :
無名草子さん:2001/06/08(金) 00:24
ところで、中公新書は最近ジミですか?
326 :
無名草子さん:2001/06/08(金) 17:15
>>294, 300, 301
それをいうなら、広瀬隆の本は除いたほうがいいと思う。
一世を風靡した「危険な話」以来、最後はロスチャイルドの
陰謀へとつながる、妄想・電波系の芸風は定番。
それとも、この本の支持者いる?
327 :
無名草子さん:2001/06/09(土) 01:24
いや、広瀬隆なんかまともな奴は誰も相手にしてないから、このスレで論争になんかならないよ。
329 :
読書と演説:2001/06/10(日) 01:11
講談社新書がよい。
はじめてのラテン語
,ラテン語スレでは取り上げられてないようだけど,まあ,このジャンルは
取り上げる新書があっていいってことで。
【この新書がすごい!―目からウロコのいち押しガイド298】
にも出てたね>329
331 :
無名草子さん:2001/06/10(日) 23:53
age
332 :
無名草子さん:2001/06/10(日) 23:57
岩波の「魔女狩り」が好き。
333 :
無名草子さん:2001/06/12(火) 22:03
あげ
334 :
無名草子さん:2001/06/13(水) 20:50
文春新書 「性的唯幻論序説」岸田秀
でてない・・みんな嫌い?
この人、大好きなんだけど。
335 :
( ´∀`) :2001/06/13(水) 23:41
↑私は結構好きだな。
心理学を岸田氏ほど解り易く解いている人は他にいないでしょう。
ただ歴史的な認識はちょっと疑わしいけどね。
解いて→説いて
337 :
無名草子さん:2001/06/14(木) 01:48
>>335 岸田氏が説いているのはフロイト理論の我流の解釈であって、
心理学ではない。
338 :
無名草子さん:2001/06/14(木) 14:27
≫314漫画を新書サイズしろと言ってルンじゃなくて 新書サイズでなるべく
出して欲しいの
339 :
無名草子さん:2001/06/14(木) 16:22
>>308 それ古本屋で買ったなあ。
別に値は上がらないか。
340 :
無名草子さん:2001/06/14(木) 19:44
>>337 ○○学やってる人ってすぐそういう事いいますよね。
体系的な事や臨床やらをやらないからでしょ?
経済学やってる人も竹中平蔵は経済学者じゃない
とかいうけどさ。
「知的生き方文庫」で加藤諦三や本当に心理学者の
国分康孝が書いてるような本が、心理学の本
ではないとは僕らにもわかるけど、岸田秀の著作は
各論だろうが持論だろうが僕らにとっちゃ心理学で良いんだよ。
そして、竹中も学者でいいんだ。
学問やってる人間の妙なプライドと排他性がイヤだ。
自分が好きならどっちでもいいじゃない・・・
岸田さんは心理学というかちっとした枠より人間論とか、なんか
そーゆーぼんやりしたジャンルのがふさわしく思える。
なだいなだとか河合隼雄とか、やってることはそれぞれ違うけど
そんな感じ。
342 :
無名草子さん:2001/06/15(金) 00:05
岸田心理学って文学でしょ。フィクション。
心理学ってそもそも自然科学かどうか議論があるし。
>>340 > 学問やってる人間の妙なプライドと排他性がイヤだ。
そりゃ、プライドはあるだろうけどさ、例えば学問からかけ離れた物が、
あたかも本当の学問であるかのように世の中で受け止められるのは
まずいでしょ。
そういうのを、その学問を知ってる人が主張してくれるのは良い事だと思うけどな。
344 :
無名草子さん:2001/06/15(金) 14:11
最近 新書がたるいらしーと聞くけどどうして ネタ枯れなの
>>343 一般的にはフロイト心理学やアダムスミスの経済学って言葉
が成り立つものである事を知っているのに、それに関する
概論・持論を書いたものを、あれが○○学ではないという人
はもう、うざくてやなのよ。
例えば心理学者が書いた自己啓発本やエッセイが、あの本は心理学
ではないというなら別にいいの。
大下英治とかの政局小説を読んで、政治学の本を読んでると思って
るひとは居ないと思うけど、突っ込みたいなら突っ込めばいいさ。
でも、心理学者が書いたフロイトの我流の解釈だというなら
それは心理学でいい、「岸田」心理学というエキュスキューズを
いちいち入れる気はないし、毎度毎度こういうことに
突っ込みを入れるやつがうざい。
346 :
無名草子さん:2001/06/15(金) 23:29
age
スレの趣旨とは全く異なるのでsageで書きます。
>>337は言葉足らずであり、ちょっと乱暴過ぎましたね。
お詫びすると共に、補足させていただきます。
>>345に言いたいのは、
第一に、現在の心理学において「フロイト心理学」なるカテゴリーは存在しておりません。
勿論「一般的に」そういう言葉・認識が成り立っていることは理解できますけどね。
フロイトの著作は古典的名著としてのみその存在価値があるのであって、
現代の心理学者の大半は彼の理論など問題にしていません。
第二に、岸田氏をはじめ、加藤諦三や国分康孝、町沢静夫などの著作を呼んで
「心理学」なるものに興味を抱き、大学の心理学科の門をくぐった結果、
実際の研究領域とのギャップに困惑・後悔するという事態が頻繁に見うけられるわけです。
>>342のように「文学」と割りきって読まれる文には非常に結構だと思います。
実際、私は岸田氏のエッセイ(ふきよせ雑文集など)はかなり好きです。
で、ごく一般的に見て、前述の著者達が「心理学」の名を冠した著作を乱発し、
「心理学」に対する誤った認識・幻想を与えているという点に関して、
私は非常に危機感を感じております。
だから、それを全てふまえてうざいと書いてるだろ。
お前の危機感なんぞただの妄想だ。
「家康の経済学」に「あれは経済学じゃない!」痛いだろ?
349 :
無名草子さん:2001/06/17(日) 14:12
>>348 アンタは分かってるけど、それすら分からない人の方が多数なんだから。
ちょっとは我慢しようよ。
>>349 世間一般ならまだしも、ここでもそういうのが多数だっていう根拠でもあるのか?
そういうことをいちいちひけらかすことこそ、ちょっとは我慢しようや。
それから、スレに関係ないときはsageるってことくらい学ぼうや。
ホントの事を指摘すると、「うざい」という反応がある、と。
これじゃあやってられませんね。
って、おれ337じゃないよ
>>351 分かり切ったことを小賢しげに書くから「ウザイ」って言われるんだろ。
>>352 多くの人が分かり切ってるかどうか、疑問だが?
小賢しげに書いてる?
まあ、感じ方は人それぞれって事で良いですよ(藁
337がうざいと感じる理由を心理学して下さい(w
355 :
無名草子さん:2001/06/19(火) 01:25
もういい。よそへ行け。
ここは「新書」のスレ。
356 :
無名草子さん:2001/06/19(火) 13:10
最近買った新書。
・船橋洋一『日本の対外構想』岩波新書
・魚住昭『特捜検察』岩波新書
・見田宗介『現代社会の理論』岩波新書
みなさん、これらの本はどうですか?
357 :
無名草子さん:2001/06/20(水) 10:37
>>356 船橋洋一以外はいいんじゃない?
ようやく本来のスレに戻った
358 :
無名草子さん:2001/06/20(水) 11:35
>>357 船橋洋一はかなり信用のおける人だと思うが?
それとも、その本の評価が悪いだけ?
359 :
無名草子さん:2001/06/21(木) 03:05
よりによって船橋さんだけ読んでない。
船橋氏は国際政治の分野ではエース級だと思うけど。358同様、357の判定基準が
気になる。読んでないからなー。
「特捜検察」は何も覚えてないなあ。「現代社会の理論」は面白かったよ。
ココア・パフの例で展開される話とか。
ところでこの本は見田先生の壮大な計画の一部だったはずだけど、他は
出てるんですか?
360 :
無名草子さん:2001/06/22(金) 00:23
age
361 :
無名草子さん:2001/06/22(金) 02:06
船橋氏といえば、比較的新しめの「あえて英語公用語論」(文春新書)
はどう?
タイトル的にちょっと手出し辛いんだけど。
362 :
無名草子さん:2001/06/22(金) 16:59
阿部謹也の学問と「世間」発売age
363 :
359:2001/06/23(土) 15:45
>>361 買ってあるけど積読(いっぱつ変換されるんだね)。
やっぱり「同盟漂流」「通貨烈々」あたりが主著だよねー。
364 :
無名草子さん:2001/06/24(日) 01:10
最近の中公新書は酷すぎるな。
ナベツネよ、虚人だけでなくここにも金落とせよ!!
365 :
無名草子さん:2001/06/24(日) 01:20
佐々木毅『現代政治学の名著』中公新書
佐々木毅『いま政治に何が可能か』中公新書
↑これ読んだことある人います?
面白かったかどうか、聞きたいです。
注文しようかと思ってるので。
366 :
361:2001/06/24(日) 01:26
>>363 新書では「同盟を考える」と、あと古い本だけど「日米経済摩擦」は
読んだ。国際政治経済に関しては、日本有数の的確な視点を持つ
ジャーナリストだよね。ホント、朝日の記者じゃなくても・・・
って思うような人。
でも、氏の才能はむしろ朝日記者だったからこそ開花したのかもね。
大半の記者は入社して腐っていく中で、氏は稀有な例?
あと、朝日出身者といえば岩波新書の「地球環境報告」を出してる
石弘之氏もいるね。氏も環境問題についてなかなか鋭い指摘を
している人だと思う。
367 :
363:2001/06/24(日) 01:56
>>364 金の問題ではないような。去年は「不平等社会日本」があったけど…
>>365 佐々木先生のものが読みたいのですか?
現代政治学の名著は、目的次第によっては手っ取りばやいところは
あるかと。ちなみに佐々木先生は編者です。
>>366 そうですね。船橋氏は朝日が奇跡的に生んだ存在というか。
早野透とか新潟情報大の石川真澄とかはちょっとね…
368 :
無名草子さん:2001/06/25(月) 10:07
>>364 まったく同感。酷いね〜、中公新書。
売れ線もないし、学問的にも地味で意味ないし。
全面的にリニューアルして「読売新書」にすれば? …さらに売れないか。
今月の文春新書も地味だなあ。
岩波、講談社現代新書、集英社の三つどもえかあ?
369 :
こんなんどーですか:2001/06/25(月) 11:18
『長嶋監督にまなぶ経営術』(YOMIURI新書)
370 :
無名草子さん:2001/06/25(月) 11:21
『巨人はなぜ日本一の球団になったか』(YOMIURI新書)
『経験的転向論』(渡辺恒夫著、YOMIURI新書)
『だれでもできる勧誘入門』(読売勧誘団編、YOMIURI新書)
371 :
無名草子さん:2001/06/25(月) 11:35
『わたしの政界交友録』(渡辺恒夫著、YOMIURI新書)
372 :
無名草子さん:2001/06/25(月) 11:36
文芸社からもヘンな新書が出たね
『総理大臣の作り方』(渡辺恒夫著、YOMIURI新書)
374 :
無名草子さん:2001/06/25(月) 12:06
『総理大臣 操縦術』(渡辺恒夫著、YOMIURI新書)
『これを書いたらホントに殺される
新聞勧誘を200%成功させるヒミツ』
(読売勧誘団編、YOMIURI新書)
375 :
無名草子さん:2001/06/25(月) 12:07
『メジャーリーグ亡国論』(渡辺恒夫著、YOMIURI新書)
一瞬ほんとにナベツネ新書が出たのかと思った。
377 :
無名草子さん:2001/06/26(火) 01:02
age(笑)
378 :
無名草子さん:2001/06/26(火) 02:10
出せば売れそう。
中公の最終兵器企画にいいね(w
379 :
無名草子さん:2001/06/26(火) 02:39
『勧誘員撃退入門〜合法的に勧誘を追い払う方法〜』を出してほしい。
マジ困ってる。
380 :
無名草子さん :2001/06/26(火) 05:34
新書しか読まない/読めない20代は読書しない人よりタチ悪し
新書でしか書かない/書けない30代以降もタチ悪し
381 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/27(水) 13:37
382 :
無名草子さん:2001/06/27(水) 22:43
age
383 :
無名草子さん:2001/06/27(水) 23:07
新書すら書けずにそんな事言う人間はもっとタチ悪し
384 :
無名草子さん:2001/06/28(木) 01:58
385 :
無名草子さん:2001/06/28(木) 03:18
『金持ち球団 貧乏球団』(徳光和夫・テリー伊藤著、YOMIURI新書)
386 :
無名草子さん:2001/06/28(木) 19:57
ネタ切れかな、もう。
スレ違いを承知で聞くんだが、叢書とかみんな読む?
兵頭二十八の『軍学考』を買うかどうか迷ってるんだけど、読んだ人いる?
387 :
無名草子さん:2001/06/28(木) 20:03
むかしの中央公論社の叢書(アジア叢書だったかな)には
安全保障問題や国際関係を考えるうえで有用なものが
たくさんあったな。
……で、新書の話だけど、先月だったか、文春新書で
パクリ本が発覚して(盗んだのは自称「経済アナリスト」)
即、回収・絶版になったよな。その日に書店にいったが
買いそびれた。珍本コレクターとしては悔しいぜ。
388 :
無名草子さん:2001/06/28(木) 22:23
389 :
無名草子さん:2001/06/29(金) 01:27
>>387 既出だが、「高橋是清と昭和恐慌」ってのも文春新書では盗作で絶版になっている。
俺は持ってるんだけど、こういうのって値上がらないの?
俺自身は近所の古本屋で300円くらいで買ったんだけど。
390 :
無名草子さん:2001/06/29(金) 23:50
age
391 :
しんしょしょしんしゃ:2001/06/30(土) 00:19
今さらですが「悪文」(中村明・ちくま)読みました。
読んだだけで文章上手くなりそうで面白かったけど、
最後のほう、延々と続く誤字の例に発狂しそうになりました…。
392 :
無名草子さん:2001/06/30(土) 00:39
阿部謹也の『学問と「世間」』(岩波新書)は結局どうなのよ?
ここでやたらと期待されてた割には何も反応がないわね。
>>392 俺その本は読んでないけど、結局彼の「世間」論って、
「日本人は西欧的な意味での近代人にはなってない」
という、昔からよくあるタイプの日本人論の一つにすぎないのでは?
394 :
無名草子さん:2001/06/30(土) 11:32
395 :
無名草子さん:2001/06/30(土) 18:33
>393
藁)おまえ、何にもわかってないってことじゃん。
阿部謹也の問題提起は、そもそも日本の社会科学は日本に存在する世間を
理解し理論を提示しない(またはできない)という点にある。
その上で、近代とはなにか、やはり限界があるはずだ、と考えていくというスタイル。
つまり、「日本人は西欧的な意味での近代人にならなくていいし、なれやしない。
むしろ、西欧にも『近代』が理念型どうりにあるかは疑問。そのうえで近代を考えよう」ということ。
学問としては異端だが、非常に大事なことだと思うし、この点で、今までの日本人論とは一線を画する。
よく知りもしないで本を中傷するのは止めましょう!!!
396 :
無名草子さん:2001/06/30(土) 19:00
阿部謹也の「世間論」を支持してる知識人って、浅羽通明以外に誰かいるの?
↑>支持
解っていないね。そういうレベルの問題ではないのだよ。
ま、敢えて説明はしないが。
398 :
無名草子さん:2001/06/30(土) 23:56
399 :
396:2001/07/01(日) 00:19
>>397 いや、説明してくれよ。
「世間論」だけは、他人の評価を免れるってか?
400 :
not397:2001/07/01(日) 18:46
>>399 いや、その説明が395がかきこしてることでは・・・
402 :
無名草子さん:2001/07/01(日) 23:17
杉田敦「デモクラシーの論じ方」ちくま新書
展開がバレバレだが、どうしてなかなかスリリングだった。
誰の学説やタームだったか大体は見当付くんだが、
巻末に参考文献リストなんかあれば尚良かったな。
『反「人権宣言」』だっけかな? ざっと立ち読みしたが
面白かった。
404 :
無名草子さん:2001/07/03(火) 10:07
講談社現代新書『精神医学とナチズム』(小俣和一郎)。
誰も読んでない?
ナチズムの優生思想とユングの関わりを追及したり、
その背後のハイデガーの「犯罪」を指摘したり。
スリリングです。
いやあ、名著でしょう。
小俣氏は個人開業の精神科医なんだけれど、『精神病院の起源』なんかを書いていて、めちゃくちゃ博学です。
405 :
無名草子さん:2001/07/03(火) 23:26
age
406 :
無名草子さん:2001/07/04(水) 01:34
age.....
ageるだけじゃなくて、何か書けYO!!
408 :
無名草子さん:2001/07/04(水) 02:43
中島義道「孤独について」文春新書
読み終えて気分がなぜかスッキリした。
・・・でも、こういう本って人によって読後感が違うんだろうなぁ。
どういう本でも人によって読後感は違うと思うぞ。
410 :
無名草子さん:2001/07/04(水) 02:53
>>404 『精神医学とナチズム』読んだよ〜。
軽薄短小路線を走ってきたきらいがある講談社新書の出色の作品。
こういう本がコーダンシャ新書から出たことに正直驚いたし、
こういう本を出してきた従来の“良心的”出版社が近年奇妙な
逝かれ本をだすようになった状況に寂しさを感じた。感慨深かった。
>>408 うそ〜。僕は彼の子供の頃の体験の部分にゾッと来た。
自分自身が孤独な人間だからかも知れません。
412 :
無名草子さん:2001/07/04(水) 05:20
>>408 中島義道って騒音に対して犯罪すれすれに抗議してる人だよね。
哲学者なのに、哲学者だからか変なことするなと感心した。
413 :
無名草子さん:2001/07/04(水) 12:44
>>409 そりゃそうだろうけど、この本は「思いっきり」違うと思う。
>>411 確かに、子供時代は異常。
・・・俺も孤独だけど、逆に共感できた。
この人の本を読んでると、なぜか、中島らもを思い出す。
(同じ中島だからというわけではなく)
どちらも、とても常人にはまねできない「人生」。
だけど、強いポリシーのようなものを感じる。
それをギャグタッチで面白おかしく描いてるところも共通してる。
さらにどの本も中身が大して変わらないし(w
414 :
無名草子さん:2001/07/04(水) 13:12
中島義道だったら、中公から出てたウィーン愛憎が良かったな。
手軽に読めてなおかつ笑えるし、感動(って言うと変だけど)も出来る。
今は確か角川文庫から新しくなって出てたと思う。
415 :
無名草子さん:2001/07/04(水) 15:07
最近、講談社現代新書が頑張ってる気がする。
学者で言えば森村進、藤原帰一あたりに書かせたのはなかなかの視点だと
思います。この調子で頑張って欲しい。
417 :
415:2001/07/04(水) 19:00
>>416 今後それなりに注目だとは思いますが。
少なくともカスでは絶対ないと思いますよ。
(日本の政治学者は全員カスだ!とかシニカルな言い方をしないなら、ね)
418 :
無名草子さん:2001/07/05(木) 09:51
おお、みんなちゃんと読んでるね。
藤原帰一『戦争を記憶する』、いいぞ!
419 :
無名草子さん:2001/07/05(木) 16:48
そっか。
そんなにお薦めなら買ってみよう、森村進と藤原帰一。
ところで、そっち系(政治系)で他にお薦めはあります?
>>415 新書か文庫(スレ違い、失礼)で。
420 :
415:2001/07/06(金) 02:32
>>419 「戦後史のなかの日本社会党」原彬久(中公新書)
あたりはいかがでしょうか。意外に社会党を扱った著作で気軽に手に取れるものって
少ないですし。
読み終わると「社会党はやっぱり駄目な政党だったんだなあ」とため息が出ます。
421 :
無名草子さん:2001/07/06(金) 15:57
がいしゅつかもしれませんが、
「破産しない国イタリア」平凡社新書
読んで元気がでる本ですね。イタリア人のデタラメさが気持ちいい。
422 :
無名草子さん:2001/07/06(金) 21:55
個人的に最も好きな新書は
「日本の樹木」 辻井達一著 中公新書
です。
イラストもついて、木の勉強になります。
423 :
無名草子さん:2001/07/07(土) 00:11
例の「経済統合のパワーゲーム」(文春新書刊 高中公男盗作)
うちの大学生協に一冊だけ残っているんですが、買っておくべきですか?
↑ZEHI!!
425 :
書香の小室子:2001/07/07(土) 01:29
既出の
大西秀文『はじめてのラテン語』講談社現代新書1353 1997年 ¥940
新書らしからぬ内容、しかし易しい語り口。でもムツカシイのはかわり莫し。
#何をか知らん、私は感動してしまいました。
426 :
無名草子さん:2001/07/07(土) 02:32
あげ
427 :
無名草子さん:2001/07/07(土) 10:25
『自己チュウにはわけがある』齊藤勇/文春新書
個人的にはひさびさのヒットです。タイトルも(・∀・)ィィ!
428 :
無名草子さん:2001/07/07(土) 13:38
タイトルいいか?
429 :
無名草子さん:2001/07/08(日) 17:23
あげ
430 :
無名草子さん:2001/07/11(水) 02:12
個人的新書ランキング
ちくま>中公>講談社>岩波>PHP>集英社>>>>>>>>>>>文春
431 :
419:2001/07/11(水) 06:31
>>420 レス遅れてゴメソ。
三冊まとめて探しに逝ってきます。
432 :
無名草子さん:2001/07/11(水) 18:41
>>420 >「戦後史のなかの日本社会党」原彬久
オモロカッタ。おれ程度の知能でも理解できました。読みやすい。
433 :
無名草子さん:2001/07/11(水) 19:20
『わたし、ガンです ある精神科医の耐病記』 頼藤和寛 著 文春新書
読んでいてあまり悲壮な感じを受けず、軽く読んでしまったのですが、
著者がすでに亡くなっていたことを先日初めて知りました。
とても申し訳ない気持ちです。ご冥福をお祈りします。
434 :
無名草子さん:2001/07/11(水) 20:09
>430
筑摩の新書は失敗じゃないの?
なんか英語の本とかそーとーイタイ連中が執筆してるよ。
それより文春は当たり結構あるよ。
韓国人の歴史観 黒田勝弘
在日韓国人の終焉 鄭 大均
中国人の歴史観 劉 傑
アメリカ人の中国観 井尻秀憲
この他の歴史物も、外れないよ。
435 :
430:2001/07/11(水) 21:14
>>434 副島だけじゃん。副島が書いてるのは謎だけどね。(しかも大ヒット)
既に盗作を二つ出し(凄い盗作率)書き手もドキュソ臭が強い文春とは
比べ物にならないと思うけど。
436 :
無名草子さん:2001/07/11(水) 21:22
本題とは関係無いんですが、
皆さん新書の保管ってどうされてます?
私の部屋は狭いので本棚が置けず、
文庫はダイソーの文庫本ケースに入れて重ねているのですが、
新書はただの山積み…。
良かったらレスついでに教えて下さい。
438 :
無名草子さん:2001/07/12(木) 23:37
age
439 :
無名草子さん:2001/07/13(金) 02:34
436は文春の手先かよ。
440 :
無名草子さん:2001/07/13(金) 05:57
PHPから出てる佐伯啓思の本はどうですか?
『市民とは誰か』『アダムスミスの誤算』『ケインズの予言』など
441 :
436:2001/07/13(金) 10:15
>>439 違うよ。不毛な話はやめて、オモロカッタ新書、ツマンナカッタ新書の
話をしようって言ってんの。
442 :
無名草子さん:2001/07/13(金) 21:29
>>440 前2冊を買ってるけど(アダムスミスの下はまだ)積読状態。
あんまり楽しくすいすい読める文章じゃないからなあ。
443 :
無名草子さん:2001/07/15(日) 03:26
「はじめての構造主義」橋爪大三郎読んでますが、途中から躓き気味…
止まってしまった。
444 :
無名草子さん:2001/07/15(日) 11:17
445 :
443:2001/07/15(日) 15:00
イトコ話でなんとなく止まってしまった。
446 :
20才:2001/07/15(日) 23:24
中村雄二郎の「哲学の現在」「問題群」、
>>11にもあったが「術語集」
の三部作(いずれも岩波)、とくに「哲学の現在」がすっきりしていてとてもよかった。
頭の中に舗装道路が敷かれていくようないい気持ちがした。
「哲学の現在」というタイトルは、今現在の哲学という意味ではなく哲学が絶えずよみがえり立ち現れてくるという意味らしい。かっこいいよな、これ。
浪人の時読んで哲学っておもしろいもんなんだなと思った。
高校生も読んで楽しいと思う。
447 :
無名草子さん:2001/07/17(火) 01:43
>>88 >遠山・今井・井上の「日本史」(上・中・下)なんか最高だね。
どこが最高なんだよ。
マルクス史観丸出しじゃないか(藁
448 :
無名草子さん:2001/07/17(火) 01:59
日本の思想 丸山真男、難解すぎて理解できません・・・・。
入門本として何かいいのありますかね?
449 :
無名草子さん:2001/07/17(火) 05:29
>>440 佐伯啓思は面白いとおもいます。特に「市民とは誰か」は分りやすくて
すぐ読める。お奨めです。「スミス」「ケインズ」はちょっと本格的だけ
どなるほどとは思う。私にはスミスの方が面白かった。
PHPは小浜逸郎「弱者とは誰か」、中島義道「対話のない社会」とか
易しく読めてかつ面白いのが多いので結構好きです。
450 :
無名草子さん:2001/07/17(火) 11:39
めっちゃ読みやすいのに、とてつもなく得るものはデカイ
とゆーよーな新書はどれでしょう?特に「読みやすい」の
部分に力点を置いたチョイスを教えてもらえたら嬉しいで
す。
私としては小浜逸郎「弱者とは誰か」とか原彬久「戦後史
のなかの日本社会党」、岡田英弘「歴史とはなにか」など
を挙げますが…
451 :
無名草子さん:2001/07/17(火) 18:40
PHP新書は意外に奮闘してる気がする。著者はPHPお抱えの奴らばっか、ってところ
が少々気になるし、今後はジリ貧かもしれんが。
小浜逸郎は論理に粗が目立ちすぎて好きではないけど「弱者とは誰か」の後半は
なかなか面白かった。
450の話で言えば、岡崎久彦氏の「戦略的思考とは何か」(中公)が良かったかな。
冷戦時代に書かれたものだけど今読んでも得るものは大きいと思います。
452 :
451:2001/07/17(火) 18:41
連続でゴメン。
>>450もそうだけど、原彬久「戦後史のなかの日本社会党」(中公)を
挙げる人が多いのは意外なんだけど。
いや、面白かったんだけど、これってそんなに売れたの?それとも
新書好きの中での密かなヒットだったのかな?そんな売れ線って感じ
もせずに読んだので。
453 :
無名草子さん:2001/07/17(火) 18:50
>>452 ありがとうございます。岡崎久彦氏の「戦略的思考とは何か」、
ゼヒ読んでみます。岡崎氏の文章も読みやすいですね。
原彬久「戦後史のなかの日本社会党」は、私のような「知的好
奇心はあるが、いかんせんバカ」という輩には非常に読みやす
かったですね。これだけの内容をこれだけ平易に書けるという
のはちょっとスゴイ。
でも例えば「反「人権宣言」」は私にとっては前半、ややキツか
ったです。文献からの引用が一定量以上続くと意識が遠のいて
しまうんです。ナサケナヤ…。
ちなみに、新聞記者の経験がある人が書いた本は読みやすい
気がしますね。文を変に修飾しないからなのかな?
454 :
451:2001/07/17(火) 18:55
>>453 どうもどうも。
>新聞記者の経験がある人が書いた本は読みやすい気がしますね
読者も書き手も新聞的な文体に慣れてるからですかね。読みやすい
ですが、時々ツッコミが足りないときがあるのは気になります。常識
をもう一段階疑って欲しいのになあ、というか。
つーか、新聞記者が新聞記者として書いているうちはいいんですが、
アカデミズムに天下ると往々にして最悪の存在になります。アカデミズム
の基礎をまるでマスターしてないし、かなりの高確率でセクハラ問題
起こすし。前者はともかく後者はなぜなんだろう。女子大生見て興奮するのか?
455 :
無名草子さん:2001/07/17(火) 22:31
>>448 宮村治雄著『丸山真男「日本の思想」精読』(岩波現代文庫)なんて如何でしょう?
因みに、長谷川浩の『丸山真男を読み解く』(講談社現代新書)は最悪。
丸山論として全く新味がない。今まで言い古された丸山論のただの繰り返し。
やる気がないならこんな仕事やるなって感じ。
面白いなら間宮某『丸山真男』(筑摩書房)。丸山の著作の徹底的な読み込みが凄い。
456 :
無名草子さん:2001/07/18(水) 21:40
ブルーバックス『マンガ 化学式に強くなる』
高松正勝/原作鈴木みそ/漫画
が売れてるみたいだね。なんか萌え絵になってる。
日和見ったかみそ!
457 :
無名草子さん:2001/07/18(水) 21:53
装丁ナンバー1は平凡社新書。若若しくてよい。
PHPは内容はそこそこなのに表紙がひどい。
集英社新書はあの白/銀が神経質そう。
宝島新書は表紙や背の明朝字体が太くて下品。
458 :
無名草子さん:2001/07/19(木) 21:26
『刀と首取り』鈴木真哉 平凡社新書
「お言葉ですが」の高島正男がこの著者の『鉄砲と日本人』(ちくま学芸文庫)をめずらしく
ほめていたので読んでみました。が、同じ著者のこの『刀と首取り』のほうがわかりやすく
楽しめました。
読んで損はしません。刀の考え(思い込み)が変わります。
んで、集英社から出てる橋本治のはどうなの?
460 :
あいうえお:2001/07/19(木) 21:34
>>458 高島俊男が正しい
>>455 長谷川宏が正しい
>>414 ウィーン愛憎は名著。だが、中公新書を買った人にも角川文庫は買うかもしくは
立ち読みする価値がある。それは池田清彦の解説がいいのと、本文で、中公新書
では削除されていた部分が復活しているため。今から買うなら角川文庫版が
お勧めです。
461 :
無名草子さん:2001/07/20(金) 09:46
>>460
貴重な情報をサンクス。
「孤独について」読んだ。衝撃。
462 :
無名草子さん:2001/07/20(金) 10:05
『儒教 ルサンチマンの宗教』浅野裕一 平凡社新書
スゴイっす。儒教2000年の歴史が屁のごとき風に思える怪著。
>>460 詳しい説明ありがとう。
実は僕が読んだのは文庫版の方なんだけど、追加されてる部分があるというのは、
面倒くさかったのか、知ってくせに書いてなかった。
今また読み返してみましたが、確かに追加されてる分はなかなか感動的ですね。
『うるさい日本の私』などからはちょっと想像し難いですが。
464 :
無名草子さん:2001/07/20(金) 21:26
agfe
465 :
無名草子さん:2001/07/21(土) 04:09
「蛇頭と人蛇」はオモシロ医?
466 :
無名草子さん:2001/07/21(土) 07:25
『戦争学』松村劭 文春新書
古代の戦争とかに興味ある人は読むと楽しいかも。
467 :
無名草子さん:2001/07/21(土) 07:33
素朴な疑問。新書っていったい何種類あるの?
僕が持っているので思い出せるのは、岩波、中公、講談社現代、河出、BLUE BACKS、有斐閣くらいなんだけど。
検索すると、三一新書、角川新書、東大新書、青木新書と色々出てくる。
誰か全部把握している人いますか?
468 :
無名草子さん:2001/07/21(土) 16:19
>>467 狂うくらいあるよね。。。
他には集英社・文春・PHP・ちくま・丸善・白水社…
469 :
無名草子さん:2001/07/21(土) 20:10
佐伯啓思と言えば、『現代民主主義の病理』(NHKブックス)も面白い。
NHKブックスは新書じゃないか
余談だが、最近の諸君でナベツネがこの本を推薦していて、何故かワラタ。
470 :
468:2001/07/22(日) 00:48
そうそうNHKブックスは微妙な大きさなんだ。
佐伯啓思タンのそれ、俺も読んだ。ちょっと雑なわりにそんな軽妙でもなく、
しっかり書くかもう少し読みやすくするかしろや、って思ったけども。
でもリベラルとの対話を心掛けてる姿勢は好感。保守にせよリベラルにせよ
あるレベルを超えた人たちならちゃんと話し合えるはずだと思うんで。
471 :
NHKブックスは:2001/07/22(日) 01:17
値段も手頃だし、一応新書に入れても良い気がする
472 :
資:2001/07/22(日) 02:12
積年の疑問なのですが、
<文庫クセジュ>は所謂、新書判ですが名前には{文庫}と在ります。
どちらなのでしょうか??
473 :
無名草子さん:2001/07/22(日) 03:18
それ言うと<日経文庫>もねー。
474 :
無名草子さん:2001/07/22(日) 06:23
NHKブックスは選書サイズでは?
文庫クセジュはちょっとデカイよね。並べると目立つ。
現代詩文庫も新書版だが文庫だ……。
新書って名称で分類するのかサイズで分類するのかどっちなんだろう…
白水uブックスなんかも新書かどうか悩むしな。
475 :
無名草子さんの主張:2001/07/22(日) 21:16
:
476 :
無名草子さん:2001/07/23(月) 00:50
>>475 その名前ならなんか書けや(藁
しかし新書もいろいろ渋いところから出てるなあ。
477 :
無名草子さん:2001/07/23(月) 02:30
ワケワカなお手軽新書が推薦されているなぁ。
ちょっと前(97年)の本だが、「新書アフリカ史」講談社現代新書。
ポケットには入らないよ。
執筆者たちだけでなく、編集者も褒めたいと思った。
478 :
無名草子さん:2001/07/23(月) 18:35
>
479 :
HKJB:2001/07/23(月) 23:40
ちくま新書275、香西秀信、議論術速成法。
特にディベートをやらなくても、文章を書くときの
参考になる。
僕などもっと理論的な文章が書けるように、練習が
必要なようだ。
480 :
無名草子さん:2001/07/25(水) 04:20
>>459 結構書評で取り上げていたけど、昔の話ばかりで橋本治のファンなら知っていることば
かりだし、いまいち論理展開にキレがない。初めて読むなら別のがよいと思います。
しいていえば「これも男の生きる道」(ちくま文庫)に近いかな。こっちのほうが
よいと思います。
内容は違うけど橋本治なら「貧乏は正しい」(小学館文庫)のとくに3・4・5
、20世紀(毎日新聞)、「ひらがな日本美術史」(新潮)がおすすめ。すみません
新書じゃなくてすみません
>>469 >>470 それは「市民とは誰か」(PHP)と内容的に違うの?←これはおもしろかった。
481 :
無名草子さん:2001/07/26(木) 02:18
>>459 「わからないという方法」(集英社新書 )は
「桃尻語訳枕草子」を翻訳しなおす話が特に面白い。
自ら「地を這う」と行っているだけあって、
「窯変源氏」を経て気がついた桃尻語訳の間違いを修正する
気の遠くなるような手順が解説されている。
上の方で叩かれていた服籐早苗著「平安朝の女と男」(中公新書)は結構面白かった。
平安時代に至る性意識を探る、みたいな。
482 :
無名草子さん:2001/07/27(金) 02:19
今月の中公新書はいい。
『耳科学』と『戦争責任とは何か』を買った。
耳について書いた本は持ってないし、戦争責任も、なんとなくわかったつもりになっているドイツのそれを、
線引きのトリックをあばいている。
あと『ベトナム戦争』は本屋になかったが、今の時点でどう総括してるのか。
483 :
無名草子さん:2001/07/27(金) 06:45
a
484 :
下がってるので、ageついでに:2001/07/27(金) 15:09
>>480 >
>>469 >>470 > それは「市民とは誰か」(PHP)と内容的に違うの?←これはおもしろかった。
大枠ではあんまり変わらないと思う。
僕は両方読んだのだけど、実は「市民とは誰か」の関しては殆ど覚えてなくて正確ではない。
正確に分かる人、答えてあげてください。
485 :
無名草子さん:2001/07/27(金) 17:00
>>474 NHKブックスはどう見ても選書だよねぇ。
選書の話題も面白そうだけど、このスレじゃ駄目かな?
486 :
無名草子さん:2001/07/28(土) 08:17
ベストセラーズの新書の2回目が配本された。
安易な装丁といいラインアップといい、やる気なさそうな感じ。
新書の読者は40歳以上が多いというが、すでに古代史ものが2冊、鎌倉や神社巡りも2冊あるっていうことは、中高年の趣味的なセンを狙ったか。
まぁ、他社の新書も最初のラインアップはつまらなくて、そのうち独自性が出て来たから、ベストもしばらく見守るとしよう。企画がなくなってくると重箱の隅つつくようなこと考えるからそれが独自性のゆえんだろうね。
そんななかで若者向きの
『「出会い系」時代の恋愛社会学』(今一生著)を買ってみた。
タイトルからしてすでに「騙し」がはいっている。「出会い系」というから最近の iモードのそれかと思ったが、初出が96年とか98年とか古く、Q2やテレクラの話題なんだよね。それなら「出会い系サイト」を思わせるような言いかたすんなよ。新書じゃなくてリサイクル本。
この著者、宮台の弟子?か小姓かっていう話もきいたが、「恋愛社会学」とはいいながら社会学的な知見を期待すると大ハズレ。原稿発表時は珍しい紹介記事という価値はあったかもしれんが(1000人斬りオバサンとか)今となっては表層的な懐かしさしか感じない。
NHKブックスはたしかにサイズでみれば選書だけど、値段は安いんだよね、ほかの選書よりも。
488 :
無名草子さん:2001/07/29(日) 06:21
>>145 「歴史とは何か」(文春)遅まきながら読みました。食いたりないけど、わか
りやすい。産経の人も朝日の人もせめてこれぐらい冷静になってほしい。
>>482 「戦争責任とは何か」読みました。ちょっと陰謀史観っぽいのがはなにつく
けど今まで漠然となんだかなあと思ってきたことの参考にはなる。
新聞記者の書いたものは、聞き書きがおおいのでいまいちすっきりと納得でき
るものが少ないような気がする。あとこの本では著者の立場をはっきりさせてほ
しかった。
山岸俊男「安心社会から信頼社会へ」(中公)
小野善康「景気と経済政策」(岩波)
以上2冊つまらなそうなタイトルだが内容はスリリング。常識をくつがえされ
る。かなりおすすめです。
489 :
無名草子さん:2001/07/29(日) 21:26
>>488 山岸俊男はPHP新書でも書いていて、そちらの方が面白いです。
「囚人のジレンマ」というのを御存じだと思いますが、それのいろんな
ヴァリエーションを紹介しています。お買得です。
490 :
無名草子さん:2001/07/30(月) 17:56
>>489 「社会的ジレンマ」(PHP)ってやつですね。早速読みます。読むべきものがどん
どんたまっていく・・・
しゅっ、囚人のジレンマ、ハアハア♥
492 :
無名草子さん:2001/07/31(火) 15:46
囚人のジレンマと言うと
「敗北を知りたいと思ったときから私は一度も勝利した事がない」
っていうやつですか?
>>486 今一生なんてダメに決まってるジャン
君、遅れてるよ
494 :
無名草子さん:2001/08/02(木) 09:53
>>211 ●村上陽一郎「科学の現在を問う」(講談社)もっと科学倫理をつ
きつめたものを期待したが中途半端な提言・考察に終わっている。
科学哲学の入門書みたいなのってないですか?
>>402 ●杉田敦「デモクラシーの論じ方」(ちくま)面白い。対話形式で非
常に読みやすい。得した気分。
>>403 ●八木秀次「反人権宣言」(集英社)ねらったタイトルはともかく、
前半の人権概念の歴史的な面での問い直しの部分は(そんなに目
新しくはないが)わかりやすい。しかし後半の現代の日本の情況
を問うという部分がイデオロギーが先に立っていて粗雑。
●森村進「自由はどこまで可能か」(講談社)リバタリアニズム(最
小国家論とか)入門の書。裁判の民営化、租税の撤廃、家族制度
の廃止など一見過激な主張が分りやすく考察されている。経済学
的にだけでなく法学的にも考察されているのが面白かった。おす
すめです。
495 :
某書店で働いてますが:2001/08/03(金) 10:33
秋には光文社とNHKも新書刊行っすな。
光文社の創刊ラインアップをみたけれど、ダサダサでした。ありゃダメだ。
NHK新書の創刊ラインアップが気になる。
496 :
無名草子さん:2001/08/03(金) 15:00
age
497 :
無名草子さん:2001/08/03(金) 18:20
>>495 しょせん光文社だし。
NHKはNHKライブラリーとかあるからまぁ期待。
498 :
無名草子さん:2001/08/04(土) 00:03
age
499 :
無名草子さん:2001/08/04(土) 00:33
中公クラシックス。
>>494 八木秀次の「反人権宣言」はちくま新書ですよ。
501 :
無名草子さん:2001/08/04(土) 08:00
あげ
502 :
無名草子さん:2001/08/04(土) 11:59
もう出たかも知れないけど
『環境と文明の世界史』(洋泉社)
は面白かったー。対談形式なので読みやすいし。
503 :
無名草子さん:2001/08/04(土) 12:09
>>489 「社会的ジレンマ」読みました。期待にたがわず面白い。この分
野も着々と進化しているんですね。
●安田雪「大学生の就職活動」(中公) 今年の春を懐かしみなが
ら読みました。リポート中心で考察はあまりないのですが大学3
年生にはまあおすすめできます。
●草野厚「テレビ報道の正しい見方」(PHP) ドキュメンタ
ーの「つくり」や各局のニュースのスタンスの違いなどつっこ
みが浅く予想したとおりの内容でした。すぐ読めるので暇なら
●松原隆一郎「消費資本主義の行方」(ちくま)吉本隆明とか
がいっている「消費資本主義」の発展を解説している。議論は
厳密ではないがわかりやすいです。一読の価値あり
504 :
無名草子さん:2001/08/06(月) 17:02
>>503 かなりの新書ファンですね。
大学4年らしいですが、新書好きの私より早いペースで読んでるかもしれん。
いったいどういう人なのか?
505 :
無名草子さん:2001/08/09(木) 23:39
面白いからあげ
506 :
無名草子さん:2001/08/11(土) 00:36
『耳科学』中公新書
仕事がら障害者と接することが多いが、目が不自由なのと耳が不自由なのと、どちらが不自由だったらより困るだろうか、と不謹慎なことを考えるときがある。
私は中島義道のように「うるさい」環境に過敏で、しかも趣味で音楽を聞くことも最近はない。一方、好きな本を読むにはやはり視力は必要だし、一般的に現代社会では、情報は聴力より視覚からの方が重要だから、やはり目が不自由だとどうしようもなく困るなと思っていた。
しかしこの本を読めば、私のような考えの者が聴覚障害者の苦しみを理解していないということがわかる。聴覚障害者は外見からはわからぬゆえ、いっそう社会から疎外されているのだ。
また次の一節もなるほどと思った。
「成人になってからの障害として、失明か失聴のうちどちらが大変かと問われれば、前者をあげるだろうが、生まれつきの障害では失聴の方が深刻な問題を提供する。言語の発達に問題が生じるからである。(また、)言語習得の感受性期以前に出現した後天性難聴は、先天性難聴と同じく言葉の発達に影響する」
言葉を覚える前に難聴になると、本を読む楽しみすら困難っていうことか。
141ページに載っている女性の耳の写真がとてもキレイです。
耳フェチになりそ。
507 :
無名草子さん:2001/08/11(土) 01:32
誰も挙げていないのだけど、『定常型社会』(広井良典 岩波新書)
は個人的に本年度ナンバーワン新書になりそうな気がするな。
経済成長=豊かさの向上というパラダイムを否定し、量の豊かさから
質の豊かさを求める社会を築きましょう、って話でこれだけだとよくありがちな
論説だと思われるかもしれないけど、その実現に向けての制度・政策を展開している
のがこの本のおもしろいところ。
現下の内閣では広井の主張する社会は実現不可能だし、そうでなくとも即時に実現
するとは思えないのだけど、しかし経済至上主義に対抗する選択肢としては
大いに利用する価値のある本だと思います。
508 :
無名草子さん:2001/08/11(土) 13:09
>>507 広井良典「ケアを問い直す」(ちくま)は読みました。平凡なタイト
ルと裏腹に脳科学からハイデガーまで登場する一種の文明論で新書
の分量では論じたりないもののかなり面白い。
ガイシュツですが浅野裕一「儒教―ルサンチマンの宗教―」(平凡社)
読みました。陳舜臣の「儒教三千年」(朝日文庫)しか読んだことがなか
ったのでまぁ楽しめましたが。いまいち論理展開が甘いような・・・
あと悪口の文章が下品。
山口二郎「日本政治 再生の条件」(岩波) この人のは好きな
のですが、今回のはダメ。参院選前にあわせた出版とはいえ若手政
治家(石原Jr、枝野、辻本他)のインタビュー集とはちょっとお手
軽すぎだし、キーワードが今更「市民」ってのも・・・
509 :
無名草子さん:2001/08/14(火) 11:47
なんかちょっと私には高尚過ぎる本ばかりが…
ところで、文春新書「不思議の国サウジアラビア」
竹下節子著 が(・∀・)イイ!!
やたら戒律が厳しく、そのくせやたら暮らしやすい不思議な国
サウジアラビアの魅力を紹介してます。文章は読みやすいし、
著者の視点もユニーク。うーサウジ行きたーい!
>岡崎「戦略的思考とは何か」中公
冷戦時代に書かれた本だが、決して古びてない。
というか、大枠が変わってないだけだけど。
>阿川尚之「海の友情」中公
海上自衛隊とアメリカ海軍の物語。
色々泣けるエピソードがあったりする。
このスレで知って、中島「ウィーン愛憎」(角川文庫)読んだんですけど、
いい本ですねぇ。読んだ後に、中公新書版立ち読みして、削除されてるところを確認した。
ま、なまなましいところは、そこしかないけど。
あ、あとだな。
鈴木淳史「クラシック批評こてんぱん」洋泉社新書Y
(
>>20に書かれてるのの二冊目)
に、2chクラシック板が載ってて、長々引用されてる。
結構笑えてるので立ち読みしてみてちょ。
全体としては、クラシックの批評家を知らないと、あんまり楽しめないと思うけど。
512 :
無名草子さん:2001/08/15(水) 11:56
先日偶然入った書店で、あの「経済統合のパワーゲーム」(文春新書、高中公男著)
を見つけました。もちろん保護しておきました。こういうのは古書価格は値上がり
するもんなんですかね。内容は興味無い分野なんでつまらなかった。
それにしても、この著者って大学もクビになるしこれからどうするんだろ。
さて次は新書じゃないけど「こじき大百科」をさがすぞ。
こじき百科持ってるけど、つまらんよ。
514 :
中島氏自身によるウィーン愛憎の紹介:2001/08/15(水) 14:20
近代の初頭からついこの間まで、我が国の人々(とりわけ知識人達)が、
欧米および欧米人にどのように遭遇し、如何に彼らの強さや優美さに
コンプレックスを感じ、それを克服しようと無性に焦り、ほとんど精神的に
追いつめられながら生きてきたか、今の若い人々には想像も出来ないことであろう。
だが、我が国にとって「近・現代」とはそういう時代だったのである。
恐縮ではあるが、最後に拙著を挙げておく、さらに14年後(1979年)の
ウィーン留学記であり、当時なおウィーン人は私にとって高慢と偏見の固まりのように
見えた。私は彼らとの戦いを余儀なくされ、ほとんどすべての戦いに敗れた。
このことが、それまでの私の「ヨーロッパ病」を吹き飛ばしてくれた。
僕も、この本はお薦めします。
516 :
:2001/08/20(月) 22:02
あげ
517 :
文責:名無しさん:2001/08/21(火) 00:02
文春文庫の「物語韓国人」田中明著
著者はかなりの韓国通で、韓国の主に政治史についての話が書いてあるのだけど
ひたすら世代を超えた派閥争いで、現在まで続いているのにはげんなり。
ただ、著者は思想的には偏ってないし、韓国の歴史について書かれた本は
以外に少ないので読む価値は大。
518 :
無名草子さん:2001/08/21(火) 18:55
以前も書き込みがあったが昔の岩波新書は内容があった。たとえば
泉井久之助『ヨーロッパの言語』(青版,1968年)
渡辺慧『認識とパタン』(黄版,1978年)
今の岩波新書とはまるで別モノだ。特に泉井の本は岩波全書なみの内容の濃さ。
渡辺の本は紛失した。もういっぺん読みたい。再刊しろや岩波(゚Д゚)ゴルァ!!
(泉井はしなくていい。大切に保存してるから。)
現在ではむしろ他の新書に学問的な内容のあるものが稀にある。たとえば
青柳正規『皇帝たちの都ローマ』(中公新書)
森田義之『メディチ家』(講談社現代新書)
青柳の本は400ページを超える。内容もすばらしい。森田はそれほどでもないが
正確である。
今読んでいるのは
伊東信宏『バルトーク』(中公新書)
ハンガリーの作曲家ベーラ・バルトークについての本だが,作曲家ではなく
民俗音楽学者としてのバルトークの仕事(これはもちろんその作曲にも大きな
意味を持った)を詳細にたどっている。らしい。まだ全部読んでないから。
大いに期待できるので大事に読もうと思う。
519 :
ななしのし:2001/08/21(火) 22:00
そうそう。昔の岩波新書には骨があった。
『歴史とは何か』といったらE・H・カーじゃろうが。
あと、内田義彦の『社会認識の歩み』とか、
520 :
518:2001/08/21(火) 22:37
言い忘れた。
古代ローマに興味のある人は村川堅太郎,求b削達,青柳正規諸先生
の本を読んでね。ゆめゆめ塩野七生の本は読まないように。
デタラメがまじってるから。(ルネサンス関係もね。)
521 :
↑:2001/08/21(火) 22:40
文字化けしてるね。2行目2つ目の人名最初の漢字は「求b」です。
読み方は「ゆげとおる」。では。
522 :
↑:2001/08/21(火) 22:41
まだ駄目だな。「ゆみ」(bow)という字です。
523 :
岩波の:2001/08/22(水) 07:21
丸山真男のは、買いですか?
524 :
ローマ好き:2001/08/22(水) 07:38
>>520 この3先生の本でとくにお勧めはありますか。
私はモンタネッリの『ローマの歴史』が好きです。
あと中公新書の 本村凌二著『ポンペイ・グラフティ』も当時の暮しがわかってよかったよ。
525 :
無名草子さん:2001/08/22(水) 10:29
>>524 村川他『ギリシア・ローマの盛衰』
湯気『永遠のローマ』(どちらも講談社学術文庫。スレ違いだ)
青柳
>>518 専門書は図書館で検索しろ。
526 :
無名草子さん:2001/08/22(水) 10:49
講談社の小泉義之のデカルトは面白いぞ。何度も読み返す本です。
それと中島義道のうるさい日本のわたしもおもしろい。
527 :
無名草子さん:2001/08/22(水) 23:36
>>523 難しいけど、いいと思うよ。
読むなら『日本の思想』だけど、最初の論文は丸山の弟子も難しく感じるらしいので、
後ろの方の講演をおこしたやつから読むといい。
あと、丸山弟子の宮村治雄が書いてる『丸山眞男「日本の思想」精読』(岩波現代文庫)
が、この本を解きほぐしててお薦め。
私のお薦め新書は松永昌三『福沢諭吉と中江兆民』(中公新書)。
二人とも今年で没後100年。
開化思想家として同一のベクトルを示す両者だが、伝統を切り捨てるか否かという
方法論で大きく対立する。西洋文明に対する楽観からアジアを省みない福沢と、
フランス留学後に漢学に目覚め、文化の相対性を積極的に位置付けようとする兆民の
対立が印象的。
528 :
無名草子さん:2001/08/23(木) 20:14
>>525 ありがとう。ぜひ読んでみます。楽しみがひとつ増えました。
529 :
無名草子さん:2001/08/26(日) 00:20
あげ
530 :
無名草子さん:2001/08/26(日) 01:46
新書氾濫状態だよね。
読みたいジャンルの本が、何でもそろう。
普通の本が売れないから、
デフレの一形態なのかな。
531 :
無名草子さん:01/08/26 14:30
ろめんでんしゃがえかった。
532 :
無名草子さん:01/08/29 00:53 ID:Fp/u/uRc
age
533 :
無名草子さん:01/08/29 01:13 ID:Q9qelIIM
光文社新書 萎えェ。
534 :
無名草子さん:01/09/01 10:21 ID:IsS0HpXE
光文社の新書って、真面目な本なんですか??
535 :
無名草子さん:01/09/01 11:08 ID:cR8cQD5s
なんか同時代ライブラリーの話題が出ないけど、
あれは新書扱いしてないのでしょーか。
というか、このスレで「新書」ってのは
経済とか現代社会分野だけぇ?
新書が百科事典の代替になりうる、とか
アホらしいことを言ってるひとが
昔はよくいたもんだけど、
今は新書もかたよっちゃったかな?
>>535 > なんか同時代ライブラリーの話題が出ないけど、
> あれは新書扱いしてないのでしょーか。
してない
> というか、このスレで「新書」ってのは
> 経済とか現代社会分野だけぇ?
じゃない。よく見ろ。
537 :
無名草子さん:01/09/01 13:10 ID:cR8cQD5s
>>536 >> なんか同時代ライブラリーの話題が出ないけど、
>> あれは新書扱いしてないのでしょーか。
>してない
言い切られちゃった。そーなんだ。
迷いナシ?
>> というか、このスレで「新書」ってのは
>> 経済とか現代社会分野だけぇ?
>じゃない。よく見ろ。
全部読んでから書いてるよ。
それ以外の分野だと放置プレイじゃない?
>それ以外の分野だと放置プレイじゃない?
別に放置したくて放置してるわけじゃなかろう。
興味のある奴がいないんだから仕方ない。
539 :
無名草子さん:01/09/01 23:54 ID:51HaWlXY
∧∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(,゚Д゚) < まあまあ。荒れるから茶でも飲め
ヽ/つ且~~ \___________
(__ _)
540 :
資:01/09/02 04:03 ID:3xl3It8Y
>534 先回の土.日.月のいつかの日経.毎日.朝日のいづれかの新聞で閲したのですが(;;、
光文社のサイトにも見当たらないし、ソース出せなくてスマソ.
#今.日経テレコンにも繋ぐ事が出来ないので鬱です。
ウンコチャン新書に5ランガナターン.
541 :
536じゃないけど、:01/09/03 12:03 ID:xUsOzI7M
>>537 >>> なんか同時代ライブラリーの話題が出ないけど、
>>> あれは新書扱いしてないのでしょーか。
>>してない
>言い切られちゃった。そーなんだ。
>迷いナシ?
だってサイズが違うし値段も高いよ。
それに名前が新書じゃないじゃん。
542 :
536じゃないけど:01/09/03 15:00 ID:xUsOzI7M
>>537 >同時代ライブラリー
だってサイズが違うし、値段は高めだし、
それに名前も新書じゃないじゃん。
543 :
536じゃないけど:01/09/03 15:05 ID:xUsOzI7M
さっきまで自分の書き込みが見えなかったのでついうっかり…すみません。
544 :
資:01/09/04 02:18 ID:IapuSk0Y
光文社新書
2001/08/27 日経 朝刊
>光文社(東京・文京、並河良社長)は十月十七日に新書シリーズ「光文社新書」を創刊する。
>ビジネス、趣味、芸術など専門的なテーマを扱い、汎用的なテーマを扱った既存新書の「カッパブックス」と差別化する。
>まず「本格焼酎を究める」(田崎真也著)や「Zカー」(片山豊・財部誠一著)など十点を販売する。
>単価は680-720円。
545 :
無名草子さん:01/09/04 04:15 ID:LfAhV2f.
同時代ライブラリーは岩波現代文庫へと発展(退化な気もするが…)解消されたからねえ。
それにしても光文社新書はゴミ新書の真打って感じだな。どこまで酷い本を出せるか
期待大だ。「新庄伝説 〜その挑戦人生」くらいは出して欲しい。
546 :
:01/09/04 08:46 ID:4Jm7H0qc
集英社新書で盗作が発生とのウワサ。
547 :
無名草子さん:01/09/04 09:05 ID:3.DBAt7A
>>537 ここは基本的に文系の集まるところだからな。
理系のブルーバッカスは人気がない。
549 :
無名草子さん:01/09/04 11:41 ID:cm/5LRew
>547
ブルーバッカスって・・・・・・酒の神様が二日酔いで
青い顔状態みたいだ。
550 :
無名草子さん:01/09/04 15:31 ID:BCQxrkmU
551 :
資:01/09/04 16:54 ID:j4uidfOs
>542 あまり理由になって居ない様な気が...
私の想う[新書]の定義は、判型・体裁によらず
≪書き下ろし≫と云うことが基本ではないかと.
だから「同時代」「平凡社」「小学館」等の各ライブラリは新書では無いと考えます。
#文庫・選書・叢書・双書…なんとでも云えそうです。
ご意見キボ-ン.
>549 ワロタです.
552 :
無名草子さん:01/09/05 01:25 ID:FDbIFO9E
いや、新書かどうかは判型が基本でしょ。
「判型が違う本の話題はするな」とは言いませんが、
新書は新書、書き下ろしは書き下ろし。
新書に書き下ろしは多いが、次元が違う話。
553 :
無名草子さん:01/09/06 01:13 ID:cH1fnhLo
>>552 まったく同感。それに実際には連載を集めた新書もかなり多いよ。
もう少し具体的な話をしよう…
最近出た福田和也の「悪の対話術」「悪の恋愛術」(ともに講談社現代新書)はどう?
「悪の対話術」って当たり前のことしか書いてない気もするけど、なかなか悪くない
と思うのだけどどうよ。後者は未読。近いうちに買おうかと。
554 :
無名草子さん:01/09/06 01:51 ID:Hu231GF.
文庫より少し大きめの型で、軽い教養ものや小説などをおさめた叢書。
555 :
無名草子さん:01/09/06 02:08 ID:8GfxteUs
とりあえず大野晋「日本語練習帳」
556 :
文責:名無しさん:01/09/06 10:19 ID:0.zXBBeE
>>553 対話術の方はまあまあだったけど、恋愛術の方は2番煎じ的だね。
ただ、福田が学生時代のことを語っているところが面白い。
557 :
無名草子さん:01/09/06 12:39 ID:HetV5Ja2
>>551-552
激しく同意。>判型が基本
でも、650〜850円ぐらいの手頃な価格も、
新書の魅力の一つじゃないかなぁ。
やっぱり値段も重要な要素だと思う。
>>556 そんな気はしてました。対話って恋愛に一番重要な要素だし…
でも読んでみたいから買おうっと。あっという間に読めそうですしね。
しかし福田センセの恋愛体験談って…
>552 新書の定義=判型では、ちと弱い様に想いますが..
#新書という名前と判型は岩波新書からで、後続が揃いも揃ってそれに倣ったようです。
ちがう話題ですが、
新書→文庫はよく在りますが(中公など)、
文庫→新書という流れは無いですよネ?
560 :
無名草子さん:01/09/07 09:04
中公クラッシックには文庫→新書が多いぞ。
>560 そういえば…;
ケーキョク、新書って何なのサ? という気分です。
ンデモッテ、新書とは? ナンなのでしょうか.実際. <ALL
新書の定義がそんなに気になるか?
ていうかいつからそんなスレになったんだ?
563 :
無名草子さん:01/09/09 10:18
気にならんよ。
というか、そんなのはテキトーで構わんって。
564 :
無名草子さん:01/09/09 11:26
幅広く右派・左派の本を読んでいきたいと思っているんですが
右派・・・中公新書、PHP文庫
左派・・・岩波新書
と考えて基本的には間違いないでしょうか?
スレ違いだったらごめんなさい。
>562 気になっちゃって、ごめんなさいナ.
前からの疑問なもので。
中公新書から無作為に何点か。。
藤野幸雄『アメリカ議会図書館』
日本の図書館行政の貧弱さにため息が出ました.
冨谷 至『古代中国の刑罰』
古代であっても(それ程)残虐な刑ばかりでは無い.睡虎地は面白いです.
森 護『ユニオン・ジャック物語』
イギリス国旗成立の背景.はじめてS.ピープスを知りました.
566 :
無名草子さん:01/09/09 14:36
>562
新書のタイトルあげて「これが好き」「きらい」とか
ほざくより百倍有意義だろーが
うーん、上のちょっと伝わりにくいな。
「ほざくより」を「ほざくだけより」に変えて読んでくれ。
もうちょっと内容あること書けよ>ALLのうち7割ぐらい
「これが好き嫌い」でイイじゃないですか。このスレ、他人が何を読ん
でいるかわかるので、ずいぶんと参考になりますよ。なにしろ「新書」
はこの“出版不況”を反映して数を増やすばかり。もはやどの社から
どんな本が出ているか全然掌握できなくなりましたからね。だから
このスレ、役に立っています。 ところで新書の定義ですが、出版には
「円本」とか「全集」とか時代ごとの流行があるわけですが、戦後に
ペンギンのペーパーバックスの判型を真似た小型軽装の安価本のブーム
があり、ハヤカワの推理小説の新書なんかも出た。そうした高度成長期に
「新書」と名乗って現在の判型の本が一斉に出されたので、そうした
体裁の本のこと、と考えていいと思いますが。
570 :
無名草子さん:01/09/10 16:14
「新書が何か」より、今ある新書の数をどうにかしてくれ。
新書多すぎ。光文社新書もうちの店では誰も期待してない。
ミスター田崎に焼酎の本って、切り口を変えたというより、外してるだけとしか思えない。
新刊点数減らすか、どこかの版元で新書やめてくれ。
571 :
無名草子さん:01/09/11 03:37
>>570 サイズが違うだけで、「書き下ろしの文庫」と同じだと
思えばいいんじゃないの。駄本は買わなきゃいいんだし。
新書が増えて良いじゃん
573 :
nanashi:01/09/13 13:57
新書じゃないけど、タイムリーな話題で岩波から出ている「原理主義」age.
別の事書いてスマソ。
574 :
無名草子さん:01/09/13 14:02
>>572 ねえ。安いし、場所とらないし。
自宅の本棚並べても綺麗だし。
普通の本をやめて、新書版をスタンダードに
なれば良い。
575 :
無名草子さん:01/09/13 16:27
>>564 左右の話をすると荒れるから嫌だけど、大雑把にいえば左から
岩波・講談社現代・中公・文春・PHP
くらいの順番でいいんじゃないですか。文春とPHPは微妙だけど。小学館新書とか
できたら分かりやすくなるのにね。SAPIOの連載を一冊に! とかw
>>571 書店側としてはスペースの問題はつらいと思います。光文社新書などというクズを
置かざるを得ない代わりに例えば岩波中公講談社あたりの新書を削ることになれば
消費者側にもマイナスなわけで。売り場のスペースが無限大と仮定すれば増えるのは
嬉しいのだけど、実際そうじゃないですからね。ハズレの本が増えると書店に行く
気もなくなるし… やっぱり今の新刊洪水状況はマズイっすよ。
576 :
無名草子さん:01/09/13 18:43
>>573&all
集英社新書で出てる「現代イスラムの潮流」なんかはどう?
読んでみようかなぁと思ってるんだけど。
今日の毎日新聞の朝刊で著者が対談してた。
577 :
文責:名無しさん:01/09/14 00:26
>>576 潮流は以前読んだ。
原理主義と普通のイスラム教徒は違うってめっちゃ強調してた。
実際、武闘派と一般人民は違うんだろうね。
578 :
無名草子さん:01/09/14 19:53
>>577 レスサンクス。
さっき本屋行ってきたけど、売り切れてた。
変わりに文春新書の「民族の世界地図」を購入。
579 :
無名草子さん:01/09/14 21:33
原理主義と一般イスラムの違いは
オウムと一般日本人の違いに等しい。
580 :
無名草子さん:01/09/14 21:41
>>579 じゃあ日本でコーラン破られたのにキレて、犯人を死刑だとかジハードとか叫んでいたのは
どっちなの?普通に話しはできたとしても、イスラム教徒は宗教に触れると皆原理主義にな
っちゃうんじゃない?やっぱりオウムの時と一緒で日本人は宗教に少し甘いんでないのかな。
581 :
無名草子さん:01/09/16 02:22
ごくごく稀に名著があるらしい、カッパブックス。
とはいえ20代になってから買った覚えがない。何かおすすめあります?
オカルトとかは抜きで。
582 :
無名草子さん:01/09/16 03:24
>>579
あんたが海外に住んでると仮定して、あんたの家の前に切り裂かれた
日の丸と富士山の絵が捨てられてたら、たとえあんたが日本が好きで
なくても、誰かが自分達日本人に対して敵意を抱いていることに気付くだろ?
自分達の取り巻く環境次第で、極端な方向に行きかねないことは最悪でも理解すべきじゃないのか?
安易に「イスラム教信じる奴→原理主義」みたいな頓馬な理解から宗教一般についての日本人の甘さまで
切って捨てるのは、御気楽な酔っ払いの戯言より酷い。
イスラム関係で一番良い本は(新書じゃないが)井筒俊彦著『イスラーム文化』
(岩波文庫)。如何にイスラム教がアラブ人の生活に浸透せざるを得ないかが
よくわかる。それと、原初的に非常に開放的な宗教だということもわかる。
異常なのは原理主義者なんだよ。ジハードてのは浄土真宗の一向一揆みたいなもので
その教義を信じる者が団結して弾圧者に対抗する思想なんだよ。
無宗教者の勝手な決め付けはよくないと思う。
>582
駁撃をする余地も在りますが,ナニよりもスレ違いですよォ。
584 :
無名草子さん:01/09/16 12:23
>>580 ほんの60年前に日本人がやってたことじゃん。
人ごとのことのように言うね。
しかし、特攻隊に感動した首相がアメリカを全面支援だなんて、、、
気持ちはわかるか小泉って単純馬鹿ですな。
585 :
無名草子さん:01/09/16 15:33
閑話休題。
読むべきは、講談社現代新書『アラブとイスラエル』でしょ、まず。
あと文春新書『テロリズム』ね。
587 :
無名草子さん:01/09/16 23:31
中公新書から出てる
石光真人『ある明治人の記録―会津人柴五郎の遺書』
はどうでしょう?
注文しようかなあと思ってるのですが
それとも、石光真清の中公文庫のを買ったほうが良いですかね?
age
589 :
無名草子さん:01/09/17 13:33
新書とはちょっとかけ離れているけど、
図解雑学の「宗教」は入門書として最適。
とくにファンダメンタリスムは3つの「げんてん」主義の
下りがいい感じ。
今回のテロは「減点」主義でやったものだと思った。
590 :
無名草子さん:01/09/18 01:08
昔出てた『イスラーム哲学の原点』井筒俊彦著(岩波新書)は良い!!
591 :
無名草子さん:01/09/18 23:22
洋泉社新書って、200p目くらいで凹んでる
ものがほとんどだが、あれは何故?
「ニーチェって何?」があまりに段差が有ったので
他の店で買おうとしたらどこでもそうだった。
よく見ると自宅にあるやつもそうだった。
592 :
無名草子さん:01/09/19 00:06
『民族と国家 イスラム文化を通じて』
岩波、おれは高校の世界史を適当にかましてたから
途中でやめたけど、面白い本だと思う。
593 :
無名草子さん:01/09/20 11:06
>>590 激しく同意。タイムリーな内容かどうかは疑問だけど。
新書じゃないけど井筒俊彦つながりで、
「マホメット」(講談社学術文庫)も好きだなぁ。
594 :
無名草子さん:01/09/20 16:08
山内昌之「ラデイカル・ヒストリー」はどうでしょう?。
この人イスラム民族問題の大家らしいけど。
595 :
無名草子さん:01/09/20 22:52
最近出た長谷川三千子の民主主義本はどう?
彼女はなかなか(・∀・)イイ!みたいだけど
age
597 :
無名草子さん:01/09/26 03:02
ちょっと古いけど、ちくま新書の
「世界を肯定する哲学」(保坂和志)読んだ人いる?
おれこの人の小説好きだから買ってみたんだけど、
かなりくだらない本のような気がしている。
どうしても最後まで読めない。
哲学に詳しいひと誰かこれ読んで、ほんとにくだらないのか、
あるいはおれがくだらない読み手なのか、はっきりさせてくれ。
お答えしましょう。ずばり、くだらないです。
とりあえず、ニーチェ、ドゥルーズ(あるいはベルクソン)、
ハイデガー、フロイト、ラカンなどを読んでいる人にとっては
「退屈な復習教師」であって、ウィトゲンシュタインを敬愛する
ような人にとっては、「野暮はよそうよ」と言いたくなるような
内容でした。それと、この人はカフカの理解が浅いと思う。
599 :
無名草子さん:01/09/26 11:08
来年1月刊行の岩波アクティブ新書、ちょっとかっこ悪いと思いませんか。
実用新書です。岩波が実用書、ネーミングもあまりにも・・・。
結局、長谷川三千子『民主主義とは何なのか』を読んだ人はいないのか
しょうがない、今日にでも買ってこよう
601 :
無名草子さん:01/09/26 15:26
>>587 ブックオフで何度か見かけたぞ。>ある明治人の記録
注文する前に古本屋を覗いた方が良いんじゃないかな。
602 :
無名草子さん:01/09/30 21:19
age
ttp://www.iwanami.co.jp/topics/top.html >9月21日、「岩波アクティブ新書」の創刊発表会を東京・九段にて開催し、
>販売・報道関係者あわせて70名を超える方にご参加いただきました。
>この双書は、岩波新書・岩波ジュニア新書に続く新書シリーズで、
>「実用」を企画の軸にしています。
>直接役立ち、しかも信頼できる本物の情報を満載した実践的新書に、どうぞご期待ください。
>詳細は、今後ホームページをはじめとして、雑誌『図書』などでご案内いたします。
どうなることたら。
>603 [どうなることやら]が正しいです.
日経2001/09/02
≪相次ぐ新書創刊、出版不況の裏で何が?――中身もお手軽、雑誌化進む(エコノ探偵団)≫
お暇が在れば、圖書館等で読んで見て下さいナ.
605 :
無名草子さん:01/10/04 13:34
前にも書いたけど、もう、新しい新書シリーズはいらねーの!! 置く場所ないよ!!
新刊点数をコントロールできないんだったら、返品率とかで文句言わないで……
>>605 前にも書いたかもしれないけど、お前が買わなきゃいいだけだろ!!
下がっているので一つ紹介します。
「大統領とメディア」石澤靖治(文春新書)
だいたい想像できる内容だとは思いますが
アメリカメディアの中にいた日本人として
日本の一般人が意外に思うことを紹介してくれます。
ホワイトハウスのメディア戦略の歴史がメインに書かれています。
「在日韓国人の終焉」鄭大均(文春新書)
面白かった。
在日韓国人のほとんどはもはや日本人としてのアイデンティティを持っているという。
韓国に”帰国”して韓国人と交わって違和感を感じる在日の話が紹介される。
著者は北朝鮮や韓国政府、日本の左翼知識人が在日の存在を道具にしていると批判している。
610 :
無名草子さん:01/10/09 01:22
>>609 その本って在日一世と二、三世の明確な意識の違いを
指摘してるやつだよね。
確かに面白い。
近頃MLBブームもありスポーツ関連の新書もたくさん出てますね。
私なりの感想など述べますがここに来るみなさんは野球など興味ありますかね?
「スポーツ・エージェント」梅田香子(文春新書)
MLB、NBAなどの代理人の人々の活動ぶりを描いています。
けっこう実像がわかった気がして読んでよかったと思いました。
「最強のプロ野球論」二宮清純(講談社現代新書)
野球好きの人はたいへん楽しめると思います。
ポイントを押さえて分かりやすく書かれていますが、著者はとても取材熱心で
有名なピッチャー、バッターの特性や考え方について深い内容です。
読む価値あったと思います。
「投球論」川口和久(講談社現代新書)
広島時代、巨人時代の裏話が豊富で楽しく読めます。
このピッチャーがどのような投球をしてプロ野球で生きていったかがよく分かります。
楽しく読めたので読んでよかったと思います。
「ゴールキーパー論」増島みどり(講談社現代新書)
サッカー、ハンドボール、アイスホッケー、ホッケー、水球のゴールキーパーの
インタビューが中心ですが、異種GK対談もあり共通するものなどよくまとまっていて
一つの本として統一感のあるできあがりになっています。
これらのスポーツを見る時参考になっているので読んでよかったです。
続きです。
「メジャーリーグvs日本野球」大村皓一(講談社現代新書)
科学的分析をした研究者の本です。
スイングと投球についてかなり詳しく分析しています。
知って納得の内容もありますが、全体としてわかりにくいです。
体を動かしながら読むとわかりやすいと著者は書いてありましたが
実際ちっともわからないところが多かったです。
あまりおすすめではないですね。
「スポーツとは何か」玉木正之(講談社現代新書)
野球好きの間では有名な玉木正之の本です。
いろいろなトピックについて彼が歴史や現状などを教えてくれますが
議論をすっ飛ばして書き進むくせがあり納得できない話も多いです。
普通知らない事が書かれてあっていいところも多いです。
おすすめするかどうかは微妙ですが、真面目に読む本ではありません。
軽く読み飛ばしながら読み進めるといいと思います。
続きです。
「ベースボールと野球道」玉木正之、ロバート・ホワイティング(講談社現代新書)
406個の話題について日米野球を比較した本です。
とにかくアメリカの制度はすぐれていると言ってる本です。
真実を言ってる事ばかりですがそれが何なの?と思う話も多いので
あまり説得力をもたない内容になっています。
読む価値はないと思います。
「ベースボールと日本野球」佐山和夫(中公新書)
アメリカでのベースボールのなりたちと日本に輸入された様子が詳しいです。
難しくならずに書かれていて読みやすいし内容もいいです。
日本野球の特性が明治の頃仁あるのが見出せて面白かったです。
日米比較した本のなかでは一番お薦めです。
614 :
無名草子さん:01/10/09 15:48
いわゆる軽めの新書の中ではどれが一番好きよ?
講談社プラスα、中公ラクレなどなど。岩波アクティブも出ることだし。
俺は正直、どれもオッサンくさくて苦手なんだが、中公ラクレが一番マシかなあ。
615 :
無名草子さん:01/10/09 16:08
>>609 同じ著者の『日本(イルボン)のイメージ』(中公新書)も面白いよ。
617 :
無名草子さん:01/10/10 06:23
>>615 他に「韓国のイメージ」って本も出してる。
この人、在日への参政権付与に反対してるよね。
618 :
無名草子さん:01/10/11 16:41
>>617 そう。在日は帰化するのが自然だと主張しています。
帰化して堂々と参政権を獲得すべきだと。
帰化の手続き自体は簡略化すべきだとも言っている。
619 :
無名草子さん:01/10/13 11:54
長谷川三千子の民主主義本は、案の定というか予想通り、見事に反民主主義が貫かれた書でした。
長谷川真理子の科学本は面白いよ。
>>619 ホラー小説のようで面白かった。
民主主義の相対化というのも必要なことだからね。
623 :
無名草子さん:01/10/16 11:17
すみません
こちらの板、初書き込み&質問なんですが…
数年前に
「パレスチナ」広河隆一(岩波新書)
を読み、興味深くて当時数冊著者の本を購入しました。
最近店頭で著者の本を見かけなく
なってしまったように思ってたんですが、
新刊はでてますでしょうか?
本屋さんで伺ったところ
「正確なタイトルがわからないと調べられない」
と言われてしまい、それもそうかな…と思って
こちらに参りました。
ご存知の方いらしたらぜひ教えてください!!
624 :
無名草子さん:01/10/16 11:49
>>623 Amazon.co.jpにでも逝った方が良くないか?
広河隆一で検索してみたら結構引っかかったぞ。
624さんありがとうございます。
そうか、そういえば本をパソコンで探すという
発想がなかった…。
ここで聞いてみようとは考えたのに…。
うーん、検索してきまーす。
626 :
無名草子さん:01/10/16 23:31
僭越ながら、絶対の自信があるお薦め本です。
いわば都市の祝祭的空間でもある”デパートメント・ストア”なる小売業の形態を
創出した夫婦の物語で、一種の庶民の伝記であるという点じゃ、アナール的だと
いえるんじゃないかと思ったりもします。
鹿島 茂,『デパートを発明した夫婦』,講談社現代新書
627 :
無名草子さん:01/10/17 20:05
山内昌之あげ。この人の新書はすべて良い
628 :
無名草子さん:01/10/17 23:23
光文社新書創刊あげ(笑)
創刊ラインナップの『東京広尾 アロマフレスカの厨房から』の
当のイタリアンレストランの「アロマフレスカ」、
16日の昼前に通りかかったら消防車が2台くらい停まってた。
その日の夜はちゃんと営業していたから、ボヤだったのかな?
なんか、縁起わりー(笑)
真相知っている人いる?
629 :
無名草子さん:01/10/21 15:00
ちょっと前に話題になった岡田センセ、
本領のモンゴル史で新書が出た。
題名は忘れちゃった。
age
631 :
無名草子さん:01/10/22 03:46
理系の本が少ないので、
講談社学術文庫「帰ってきたファーブル」日高敏隆
をオススメ。
動物行動学に始まって哲学にまで言及する世界観が興味深い。
日高氏の文章は読みやすいので好感が持てる。
632 :
無名草子さん:01/10/22 17:34
小林恭二「短歌パラダイス」岩波新書/ が面白い。
現代の有名歌人が集い、歌会を行う模様が実況中継されるのだが、
著者を含めた歌人同士の批評が切れてる。
ここで知って好きになった歌人もいる。
短歌と言う名の現代詩の文脈が読み取れて、全く興味のない世界
だったのに面白く読めた。
633 :
無名草子さん:01/10/22 22:09
丸山眞男『「文明論之概略」を読む』(岩波新書)上・中・下を今更ながら読む。
面白い。丸山の語り口の見事さから仄見える福沢諭吉の凄さ!
古典の面白さに気付かせてくれるこの手の新書が増えて欲しい。
ただ、西部には書かせないでくれ。奴の福沢論は本当にひどかった・・・。
634 :
無名草子さん:01/10/22 22:17
人文系が多いね。
自然科学系というと・・・ブルーバックスもここになるの?
636 :
無名草子さん:01/10/23 11:57
637 :
無名草子さん:01/10/23 20:43
「戦争責任とは何か」の筆者が今週の「DAIAS」に出てるよ
638 :
無名草子さん:01/10/23 22:14
最近の新書は少し実用に偏りすぎかな。。。
そのわりに余り俺には実用的でない。40歳くらいの人々にとっては実用的なのか?
639 :
無名草子さん:01/10/31 21:38
長谷川三千子『民主主義とは何なのか』は結構おもろい。
(「偶像引き倒し」の本て大抵面白い。ジョン・ロックをペテン師といったり。)
反民主主義といってもそんなに見え見えのエグイ書き方でもないし。
とりあえずはまっとうなこと言ってるような気がした。
640 :
無名草子さん :01/10/31 21:54
概出だったらすみません
陳凱歌の「私の紅衛兵時代」はまじでおすすめ。
講談社現代新書です。
新書は掘り出し物が多いですね。
基本ですが吉永みち子の「性同一性障害」もおもしろかった。
641 :
文責:名無しさん:01/10/31 22:02
講談社現代新書が最近元気ないよ。新刊に読みたくなるようなのが無くなった。
バックナンバーの質の高さは圧倒的なのにな。編集者の質落ちたのかな?
今は新参者の文春やPHPの新刊の方がいいもの入ってる。
偏向の岩波も少しずついい書き手に書かせてる。
中央公論の新刊もバックナンバーに引けを取らない作品出ている。
講談社新書にはもっと頑張って欲しい。
最近疑問に思うのだが、光文社は何故いまさら「光文社新書」なるものを出したんだろうね。
「カッパ・ブックス」で十分だと思うんだけどな
642 :
文責:名無しさん :01/10/31 22:07
>>640 >陳凱歌の「私の紅衛兵時代」はまじでおすすめ。
それマジで探してる。すんでるのが田舎だから一度も見たこと無い。
注文すればいいのでは?たしかまだ絶版じゃないと思うけど。
アマゾンとかにもあるんじゃないかなあ。
私はたまーに書店で見かけます。
講談社現代新書1008 ISBN4-06-149008-7
「私の紅衛兵時代」陳凱歌 訳;刈間文俊
ですよ。
ネットで調べればわかるけど、一応ね。
読み応えがあって、本当に面白いので読んで下さいね。
私はワイルドスワンよりこっちのほうが好きでした。
書き下ろしで、中国ではいまだに発売されていないみたいですので
貴重ですよね。
644 :
無名草子さん:01/11/01 18:49
「タリバン」 買うの恥ずかしいよ。
645 :
無名草子さん:01/11/05 12:19
「タリバン」は3ヶ月も経てば、BOOK・OFFに腐るほどありそう。
646 :
無名草子さん:01/11/05 13:27
>645
しかも百均にありそうだよね。
647 :
無名草子さん:01/11/07 12:05
ラシッドの「タリバン」で十分だね。
光文社「タリバン」の田中宇て便乗本出し過ぎ。
648 :
無名草子さん:01/11/08 20:07
買った奴は家に帰って「手がすべった」っていいわけするんだろう
649 :
無名草子さん :01/11/09 00:36
タリバン買っちゃたよ。
いいさ〜、結構面白かったから。
ラシッドのはいつも値段でやめちゃう。
650 :
無名草子さん:01/11/10 21:07
新「親孝行」術
みうらじゅん
宝島社新書
新書なのに爆笑しながら読みました。
651 :
無名草子さん:01/11/10 21:09
NHKが出したね、生活人新書。
新書、増えすぎ。
652 :
無名草子さん:01/11/10 21:31
だせえ名前。いまさら生活人ですか〜。
性活人で逝けや、といいたい。
店頭に並んだということを言いたかったのでは?
655 :
無名草子さん:01/11/12 20:03
新書の意味がわからん
656 :
無名草子さん:01/11/13 10:50
age
はあ・・・はやく大学受かって腐るほど新書が読みたい・・・
>>657 そんなに難しい大学を目指してるの?
入試が論述式なら新書を読んだ方がいいというが・・・・
659 :
無名草子さん:01/11/14 14:03
新書にもいろいろあり
660 :
無名草子さん:01/11/15 23:50
>>657 受験教科関連のやつを登下校の電車・バスとかで読みゃいいじゃん。
漏れも受験生だけど、車内とかで英単語帳覚えたって
その効率はたかがしれてるんだし。読解力いくらかあがるし
新書からだとより踏み込んだ、単なる暗記じゃない理解が出来るから
良いと思うよ。
661 :
無名草子さん:01/11/16 01:53
読んだ本の内容が受験に出るなんてそうそう無いから
新書読んで受験に役立つとは思えないが
勉強するための動機づけとしていいと思う。
なんか学問しようって気になるもんね。俺既に大学生だけど。
あと大学の講義は2単位が新書1冊分の価値もないなー。
ええとこの大学はどうか知らんが。
662 :
無名草子さん:01/11/16 02:34
>657
所謂トコロの教養だよ、日常の。
んでもって手始めに、
阿部謹也『「教養」とは何か』講談社現代新書1358 。
>661
キミは手始めに「単位」について考えよう。
「1単位」は何の単位? 煽ってご免ナ.
663 :
無名草子さん:01/11/17 00:58
佐々木和子『日本の司法文化』 オモシロカッタヨ
664 :
無名草子さん:01/11/17 01:01
弾劾主義マンセー検察官の自画自賛だろ。
『冤罪はこうしてつくられる』(講談社現代新書)
665 :
無名草子さん:01/11/17 01:07
ざこ検事の事件簿
今井秀智 / 共同通信社 / 99/09/22
★★★
日本の検察の一極での限界を浮き彫りにしたとでもいおうか
著者は検事をやった後、木村晋介法律事務所に勤務しているいわゆる
ヤメ検。本書の最後のところから引用する(237ページ)。
「検事は、事件の大小じゃなくて、人に熱くなる方ですね。」
僕が検事を辞めるとき、検察事務官が言ってくれた言葉だ。
この言葉は先の似顔絵とともに、僕にとって最高のはなむけになった。
まあそういう感じの人情派熱血検事が体験したことを綴ったエッセイ。
そのなかで、検事という権力を得た人間がいかに傲慢になるか、
そのような場での人情がどのように抑圧的に働くか、
といったことが描かれる(もちろん本人はそのことにはまったく
気づいていない)。金八先生の検事版といえばわかりやすいか。
この本を読んで、警察/検察による取り調べに弁護士を同席させる
権利を認めることがいかに重要かということを改めて思った。
たとえば106ページから始まる「桜の思い出」では、強盗殺人容疑で
逮捕された40歳半ばの女性に対して苛酷な取り調べを行い、
その途中で桜の枝を取調室に持ち込んで「ほろりとさせる」こと
によって落としたというエピソードが、美談として語られている。
こういうようなことを検事本人が美談として記憶できるという状況
そのものを変えなくては、捜査の過程での人権侵害や冤罪は
永遠になくならないだろう。恐ろしいのは、そのことに、
そこそこまっとうな文章も書ける著者がぜんぜん気づいていないことだ。
1999/11/7
666 :
名無しさん:01/11/18 00:26
倫理学初心者向けの、おすすめ新書・文庫を教えて頂けますか?
>>666 文庫はスレ違いだが
加糖尚武『現代倫理学入門』講談社学術文庫
入門書というか、最初の取っ掛かりとしてはこれが最適だと思う
加糖尚武 → 加藤尚武
@
小原信
671 :
無名草子さん:01/11/20 00:11
角川の新書は安くてイイ!
672 :
無名草子さん:01/11/20 22:51
>>667 倫理学といえば、やっぱり和辻哲郎ははずせないでしょう。
岩波全書(新書ではない!)『人間の学としての倫理学』なんてどうでしょう。
あと、田中久文『日本の哲学を読み解く』(ちくな新書)も是非お薦めします。
西田幾多郎、和辻、九鬼周造、三木清といった京都学派の哲学を
「無」の哲学という一貫した視点から魅力的に描いてて、面白いです。
673 :
無名草子さん:01/11/20 22:56
■■加藤尚武『現代倫理学入門』(笑)(講談社学術文庫)■■=======■
加藤尚武がいうような、存在論になった倫理学というのはさ、要するに「世の中
こうなってるんだから、こう生きろ」ってことでしょ。
このおっさん、結局功利主義しかないじゃないか自由主義バンザイなんだけど、
功利主義(最大多数の最大幸福みたいなやつね)がいかがわしいのは、効用(幸
福)が計算できないからじゃなくて、逆にいかようにも計算できるからじゃない
か。『経済倫理学』(中公新書)の痴呆経済学者もそうでさ、どんな前提もないと
言い張って、理性の法廷より言論の市場原理だとかいってさ、いきなり「計算」は
じめる訳だけど、その値札つけがもう思いっきり都合いい。価値の恣意性を「価値
中立」にすり替えて、おもいっきり「都合のいい前提」から「都合のいい答え」出
してるだけだ。
世の中の「問題」、これはいつだって誰かの都合によって選定(あるいはねつ
造)されたものだけど、その都合にそった「価値判断」を提供するのが、こいつら
のいう「倫理学」でさ、そりゃどっかからお金がっぽりもらえるけど、その時の言
い草が「計算したら、いろいろ問題はあるけど、とにかくこれが一番ましなんだか
ら(世の中今のところそうなってるんだから)、これがベターなんだ(ベストなん
てないんだ)、だから逆らうな」、短くまとめると「世の中こうなってるんだか
ら、こう生きろ」ってなものだもの。こんなの倫理でもなんでもないじゃない。こ
んなのにはちゃんと、昔から短い名前があってさ、「支配者のイデオロギー」とか
いうんだよ(笑)。
だいたい倫理は、「問題」に対して「答え」を出すようなものじゃないよ(「品
行方正」や自己抑制や、理性的=合理的に生きる仕方なんかじゃもちろんない)。
「悪口」としてはこれで十分だから、これで止めるけどさ。
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/hasuda/DOKUSARU.html
京都学派、恐るべし・・・
675 :
無名草子さん:01/11/22 23:28
新書もすごい乱立で、軽くて柔らかくなったような気がするんだけど
出版社ごとに違い特色を打ち出してほしい。そしてこれが一番なんだけど
岩新の青版のような硬くて難しい志向のシリーズが一つあってもよいと思う。
676 :
無名草子さん:01/11/25 22:37
講談社現代新書から出た東浩紀の新刊『動物化するポストモダン』、相当面白いです。
雑誌「ユリイカ」の連載がベースなんだけれど、こんな傑作、どうして青土社が手放したんだ?
677 :
無名草子さん:01/11/25 23:00
東はつまらんだろう…。
678 :
無名草子さん:01/11/25 23:58
東はわからん
679 :
無名草子さん:01/11/26 08:58
今回の東はオモロイよ。これまでと違って、めちゃくちゃ読みやすいし。
680 :
無名草子さん:01/11/26 22:23
今月の中公の「歴代天皇総覧」どない?
無学なもんで、著者がいったい何者かも知らんし、
どんなもんでしゃろ?
それにしてもタイソーなタイトルだ(w
681 :
無名草子さん:01/11/26 22:45
天皇なんてどうでもいい。天皇制は廃止して欲しい。
682 :
無名草子さん:01/11/28 03:46
『動物化するポストモダン』に1票。
それから、『漢字と日本人』にも。
683 :
無名草子さん:01/11/29 21:53
「漢字と日本人」いいYO
おすすめ。
684 :
無名草子さん:01/11/29 22:13
東って奴の本、めざましテレビのブックランキングで
ベスト10に入ってたな。
読んでないが、東ってもうそんなにメジャーなのか?
もれ伝え聞く印象で浅田の後継で難解な事言ってる人
だとばかり思っていた。
呉や宮台や山形が限界の俺は、難しいのは読まない
ようにしていたんだ。
つーか抽象的な事が苦手だ。柄谷も受け付けない。
>>684 呉お薦めの福田恆存なんてどないでしょう?
686 :
無名草子さん:01/11/30 03:24
>呉や宮台や山形が限界の俺は、難しいのは読まない
>ようにしていたんだ。
現代新書の東はヤバイくらいわかりやすい。
687 :
無名草子さん:01/12/02 00:00
洋泉社から出た「この新書がすごい!」はどうでしょう?
688 :
無名草子さん:01/12/02 00:18
買う奴の気が知れん。
689 :
無名草子さん :01/12/02 00:43
>>687 参考にはなった。岩波新書で”買い”の新書があるのがわかっていいかも(w
ただ一流の著作家が書いているのがあるから役にたつのであって、どーしようのないのも
書いていたりするから、ある程度は見極めたほうがいいけどね。
俺は何冊かしくじった。
『動物化するポストモダン』は馬鹿な俺にとってもひじょうにわかりやすかった。
しかも、「データベース消費」という考え方には素直に納得できた。
東さんも言っていたように、二時間で読めた。
忙しい人にもおすすめの本らしいけど、いいよ、ホントに。
『漢字と日本人』も読んだけど、あれもいいね。
ところで、読んで勘違いしてる人も多いけど(ここにはいないと信じたい)、
じつは高島さんって正字正かな論者だよ。やみくもに排斥するわけではないから
納得がゆくね。
>>684 柄谷さんの理論の入門書としてもつかえる『言葉と悲劇』をお読みになれば
よいかもしれません。講演から起こしたものですから、わかりやすいですよ。
石原千秋さんも『教養としての大学受験国語』で、「やればできるじゃん!」
と言っていました。それくらい、わかりやすいです。
中公新書最強。これ定説。
693 :
名無しさんの主張:01/12/02 01:37
中公新書は事実に基ずいて書いてあるものが多い
ので大変よろしいとある著名学者が推薦文を書いて
ました。
694 :
無名草子さん:01/12/02 16:18
英語(藁
696 :
無名草子さん:01/12/03 09:53
>中公新書は事実に基ずいて書いてあるものが多い
>ので大変よろしいとある著名学者が推薦文を書いて
>ました。
これは10年以上前の話でしょう。
いまの中公新書は粗製乱造。他社でボツった原稿がどんどん採用されるという、アナーキーな新書です。
これ、マジ。
697 :
無名草子さん:01/12/03 13:18
>>696 たしかに新刊の質は落ちているかもね。ついでに講談社新書もそうかな。
698 :
無名草子さん:01/12/03 23:13
長い年月を経て高い評価を受け続けているものは、まあ、
読む価値あるもの多いんじゃないでしょうか?
699 :
無名草子さん:01/12/03 23:27
俺はろくすけさん好きだがな〜〜
字数が多ければ教養というわけじゃない
700 :
無名草子さん:01/12/04 08:58
東の『動物化するポストモダン』を買ってきたが、ちょっと失敗したかな。
あと、衝動的にちくま新書 兵頭二十八『「新しい戦争」を日本はどう生き抜くか』も買ったが、
こっちもいまいち。中公叢書の『軍学考』の方がよっぽど面白い。
701 :
無名草子さん:01/12/05 00:32
『動物化するポストモダン』は、まぁまぁじゃない?
702 :
無名草子さん:01/12/06 11:51
中公新書ラクレ「国債暴落」は実務家が書いただけあって、冷静な論調でいい。
って最近、軽すぎない?
やっぱ、読売傘下ってのはデカイんかな。
昔は、岩波、中公、講談社現代って順に書棚を漁ってたけど、
最近は、この三つの前に、筑摩、集英社、文春、宝島、洋泉社あたりも
見てしまう。後ろ二つはクズも多いけどね。
704 :
無名草子さん:01/12/07 12:09
東しんぢゃ、うざい
705 :
無名草子さん:01/12/07 12:12
>>703 本家とラクレを一緒にはしないように。
ま、それでも多少は軽いか。
706 :
無名草子さん:01/12/07 15:31
>>700 兵頭二十八のを読みました。あんまり「新しい戦争」と関係ない話が多いし、
途中兵器話中心になって、ついていけない。
あと、妙に偉そうな文章は感じわりー、って思った。面白いところもあったけど。
>>706 基本的には好きなんだけどね、俺の場合。
でも、
「現代戦争論――ポストモダンの紛争LIC」
「軍事革命(RMA)――〈情報〉が戦争を変える」
↑とかを買った方が良かったと思った。
708 :
無名草子さん:01/12/07 23:47
>>707 おお良書を抑えてるな、見る目がある。偉い!(←何様だ)
709 :
無名草子さん:01/12/08 00:06
抑えるなゴルァ。せいぜい押さえるていどにしておけ。
710 :
無名草子さん:01/12/08 02:03
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| ここでボケて! |
|_________|
∧_∧ ||
( ´∀`)||
/ づΦ
711 :
無名草子さん:01/12/08 04:43
モナー帰れ
712 :
下がっているので:01/12/09 05:16
暇潰しに個人的な新書の好みを。派生的なやつは省きました(文春+とか中公ラクレとか)
中公=ちくま>講談社>>文春>PHP>平凡社>(最近の)岩波>集英社>光文社
713 :
名無しのオプ:01/12/09 05:35
うちの教授(国際関係史)、光文社から
アメリカの国際政治についての執筆依頼が
あったんだけど、そのときの担当編集者の
電話でのコトバ(伝聞)。
「うちは創刊したばかりですけど、1年後には
廃刊になってるかもしれないのでできれば原稿は
3月までに下さい」。
おいおい。
714 :
無名草子さん:01/12/09 05:51
新書yってamazonで初めて見たときyの部分が文字化けしてるのかと思った
715 :
無名草子さん:01/12/10 15:22
PHP「教養は死んだか」
買ったけど読む暇無くて1週間放置だ
716 :
無名草子さん:01/12/10 20:02
俺は5年間放置してる本がざらだが。。。
717 :
無名草子さん:01/12/10 20:51
鯖田豊之さんの「肉食の思想」(中公文庫)
718 :
無名草子さん:01/12/10 21:08
岩波新書 黄 「インド国民軍」 これはおすすめ。岩波新書嫌いの人にも。
719 :
無名草子さん:01/12/14 21:54
イスラム関係の新書本が、未だかなり幅利かせてるけど
結局どの本がいいんだろう?
間に合わせで書かれたものは読みたくないしな・・・。
720 :
無名草子さん:01/12/14 23:08
田中宇の「タリバン」
岩波新書「イスラーム」 多分絶版
岩波新書「イランに暮らす」
アフガニスタンだと
岩波新書「モゴール族探検記」梅棹忠夫
講談社新書 イスラームの世界史の三冊シリーズであった。
パクス・イスラミカなど
×「イランに暮らす」
○「イスラームの日常世界」
梅棹忠夫の「モゴール族探検記」は絶版だがお勧め
722 :
無名草子さん:01/12/16 11:43
イスラム研究者といえば、山内昌之はパクリの常習らしいですね。
同じ東大なら、後藤明はたいへん優秀。新書だと中公新書に「メッカ」がある。
新書でなくてもいいのなら、「イスラーム世界史」がある。
現代新書はイスラムの世界史シリーズ3冊が傑出してます。ここでも後藤明が書いてます。
723 :
無名草子さん:01/12/17 08:56
age
724 :
無名草子さん:01/12/21 13:50
もうネタ切れか?
age
725 :
無名草子さん:01/12/21 20:13
角川Oneテーマ21の571円は安い!
726 :
無名草子さん:01/12/21 20:55
石光真人編著『ある明治人の記録』中公新書
読みにくい・・・
727 :
文責:名無しさん:01/12/21 21:04
今月の新刊見てきたけど、文春も中公も歴史関係が多かったな。
ある程度の固定層をターゲットにしている以上仕方なしかもしれないが、
もうちょっと現代を関わりのあるほうが面白いかな。
728 :
無名草子さん:01/12/23 03:30
新書ブームの次にくるものは?
叢書ブーム
高くてついていけなさそう
岩波「イスラームの日常世界(片倉もとこ)」はびっくりするくらい最悪。
いかにも岩波といえば岩波な内容だけど。
お前は宗教家か、と言いたくなる。うんざりな内容。
でも写真とその説明はよかったよ。
講談社「イスラームとは何か(小杉泰)」は
いっぱい出てる中で一番読んでよかったという読後感があった。
でも特別現代と関わりがある内容じゃない。
歴史好きじゃないとダメだろうと思う。
期待せずに読んだら深い内容で満足したよ。
田中宇の「タリバン」はまさにパクリの便乗本。
733 :
無名草子さん:01/12/23 09:18
>>712 意外にKAWADE夢新書もおもろいです(恥
うちに一番多いのはやっぱり講談社
731に同意。
うちにある講談社現代新書は会社員の教養って感じのタイトルが多いけど。
よく言えばヴィヴィッド、悪く言えば読み捨て。
自分的には「週刊現代」の新書版という程度の位置付けですが、
まあそれはそれで。
735 :
無名草子さん:01/12/23 23:35
>>732 パクリは何ページの何という記事で、パクラレ元は何か?
デタラメを書くのもいい加減にしろ!
736 :
非公開@個人情報保護のため:01/12/24 18:17
ほんとだよ。
作者の肩を持つ気は全くないけど、何処が
何処からということは、最低限書いてほしいな。
ただでさえ、アホ情報が多いんだから。
以後、ヨロシク。。
737 :
無名草子さん:01/12/24 21:32
732は何も知らない厨房と思われ。
738 :
無名草子さん:01/12/25 20:06
>>732 田中宇氏のメルマガを購読しているが、彼は自分で地道に情報を集めていると思うな。
判断が正しいかどうかは別の問題だがオリジナリティは買う。
732氏よ。ここを読んでいたら、上の質問に答えるか謝罪するかした方がいい。
読みもしない本の感想を書いて、それが通ってしまうと思うなら今後の君の人生は寂しいぞ。
講談社現代新書の『民族とは何か』ってどう?
大学の書籍部でははやくも売り切れてたので
読めない。
740 :
無名草子さん:01/12/26 07:55
小浜さんの「弱者とは誰か」が面白かったなあ
741 :
無名草子さん:01/12/28 11:42
>>739 関曠野が売りきれるとは、かなり民度が高いね。どこの大学だ?
現代新書だったら五十嵐太郎の新刊『新宗教と巨大建築』が面白そうだ。
742 :
名無しさん:01/12/28 17:34
739
>>741 つまりこの新書はどきゅんなの?
民度ってなに?
743 :
無名草子さん:01/12/28 18:01
五島勉 の予言シリーズが 情操教育に効きそうなんだがなあ。
744 :
無名草子さん:01/12/28 19:07
情報操作教育?
745 :
無名草子さん:01/12/28 19:40
最近のお前ら、オモロイ
746 :
無名草子さん:01/12/29 10:20
age
747 :
無名草子さん:01/12/29 21:46
生活新書の林家木久蔵さんの挿絵はとても味があるな
748 :
無名草子さん:01/12/29 21:48
中村好寿『軍事革命(RMA)』(中公新書)
香西秀信『議論術速成法』(ちくま新書)
二宮清純『最強のプロ野球理論』(講談社現代新書)
高島俊男『中国の大盗賊』(講談社現代新書)
山口昌男『文化人類学への招待』(岩波新書)
野矢茂樹『哲学の謎』(講談社現代新書)
永井均『ウィトゲンシュタイン入門』
田中美知太郎『ソクラテス』(岩波新書)
丸山真男『日本の思想』(岩波新書)
加藤朗『現代戦争論』(中公新書)
を年末用にまとめて買ってみたけど、正直どれもいまいち読む気がしない(藁
まあ、100円だからかも
749 :
無名草子さん:02/01/01 07:31
新年そうそうage
750 :
無名草子さん:02/01/02 02:42
諸富祥彦「トランスパーソナル心理学入門」講談社現代新書
千代丸健二「人権ノート」三一新書
大林正博・上野玲「うつ克服Q&A50」宝島新書
「読売vs朝日」中公新書ラクレ
高田明和「脳からストレスが消える」kappabooks
イシドロ・リバス「孤独を生きぬく」講談社現代新書
最近読んで、面白かったもの。
751 :
スリープ昨日:02/01/02 12:02
宝島新書(だったと思う)
「子のつく女の子は頭がいい」
単行本の文庫化なんだけど
とても面白いですよ
内容はテレビ.メディア論
ネタばれは良くないと思うのでこれ以上は触れませんが
着眼点が素晴らしい
著者名は忘れましたすいません
ガイシュツだったらすいません
すいませんすいません
752 :
無名草子さん:02/01/02 21:07
亀レスだが
>>632に同意。小林恭二『短歌パラダイス』ね。
ここでは評判の良くない岩波の赤だけに。
「団体競技としての短歌」がこんなにスリリングだとは思わなかった。
著者の小林が、歌人として競技に混じらずあくまでも傍観者としての
視点を貫いているのも良かった点だと思う。
753 :
無名草子さん:02/01/02 22:06
751は洋泉社新書です
あぼーん
755 :
無名草子さん:02/01/02 22:34
「武家の歴史」(中村吉治・岩波新書・青版)はどうですか?
買おうかどうか、迷ってます。
756 :
無名草子さん:02/01/04 09:10
高島俊男翁は面白いよなあ。また書かないかなあ。
757 :
無名草子さん:02/01/04 10:02
洋泉社y新書は、なにげに良本多い気がする
758 :
無名草子さん:02/01/04 12:24
PHP新書は、なにげに際どい本多い気がする
759 :
無名草子さん:02/01/04 13:34
760 :
無名草子さん:02/01/04 18:03
網野善彦「日本社会の歴史」(岩波新書・新赤)
読んでておもしろいけど、中世をあまりにロマンティクに捕らえすぎてると思う。
この本からラジカルな国民国家批判を導きだせるか疑問。
最近の網野の仕事は同じ事の縮小反復でつまらない。
761 :
無名草子さん:02/01/06 13:23
新書アフリカ史はすごい
>>761 あー、あれ気になってたんだけど面白い?
分厚すぎて買うのためらってる。
763 :
無名草子さん:02/01/06 20:09
PHP、文春新書の去年のベスト
・加地伸行「<教養>は死んだか」 PHP新書
これは是非読んでほしい。ロクに古典の勉強をしてこなかった
人間に対して思いっきり反省させてくれる。
・西尾幹二「歴史と科学」 PHP新書
「国民の歴史」は別に読まなくてもいいのでこっちを
読んで下さい。科学至上主義に侵されてる歴史を
考え直すためのいい教材。
・北村稔「「南京事件」の探究」 文春新書
南京大虐殺というのは結局プロパガンダの産物に過ぎない。
・21世紀研究会「「世界地図」シリーズ」 文春新書
地名、人名、民族、常識の4巻シリーズ。
「タメになる本」とはこういう本を言います。
・中島るみ子 他 「東京バスの旅」文春新書
マターリと。
・色摩力夫 「国際連合という神話」 PHP新書
( ´D`)<こくれんはせかいのへいわをまもるのれす、
という「国連中心主義」をなんとなく信じてる人は必読。
764 :
無名草子さん:02/01/06 20:14
765 :
無名草子さん:02/01/06 21:56
>>763 「教養は死んだか」は、おれも啓蒙された。
766 :
無名草子さん:02/01/07 13:13
西尾幹二ってデンパだよな。
関曠野著「民族とは何か」(講談社現代)をお勧めします。
この人らしい本格的な論考で古典となりうるほどの密度です。
細部には?という部分もないではないが、買って絶対に損はない
でしょう。
>>767 関曠野って、ネットでよく聞くし、それで読むように薦められるんだけど、
だれかが著作の中で引用したり、薦めていたりしたのみたことないんだよね。
孤立してたり、だれからも認められていない知識人ってことはないんでしょうけど、
もしよかったら、だれか関曠野と関係した知識人教えてくれませんか?
769 :
名無しさん:02/01/07 19:34
>>768 比較的若いところで言えば浅羽道明や浅田彰なども関氏の熱心な読者です。
柄谷行人が関氏の実力を評価してアメリカの大学のポストを紹介したのは
有名。故前田愛は関氏の「ハムレットの方へ」をシェイクスピア論の中の
白眉と絶賛しています。孤高の変人ですから論壇のようなところで群れる
のは嫌いなはず。最近は「日本権力構造の謎」のウォルフレンとは親密ら
しいが。
770 :
無名草子さん:02/01/07 20:08
知識人って何?
浅田彰ってただのケンカの弱そうな近眼の人でしょ。世界レベルでどんな評価があるの??
771 :
無名草子さん:02/01/07 20:16
浅田コンプレックスは出る幕じゃない。
とっとと出てきな。
772 :
無名草子さん:02/01/07 22:57
>>770 論文を一本も書いたことのない経済学教授にどうやって
評価を下せってえのよ。
773 :
無名草子さん:02/01/08 18:15
>>768 「みんなのための教育改革」や「野蛮としてのイエ社会」がすごくイイ。
この人は近代主義者かな?
774 :
31世紀の名無しさん:02/01/08 23:55
あげ
775 :
無名草子さん:02/01/09 07:03
2ch新書人気ランキングでも作る?
776 :
無名草子さん:02/01/09 14:26
777 :
無名草子さん:02/01/09 19:49
>>767 薦められて読んでるけど、微妙にサヨな味付けだね。
民族をいじるとそうなっちゃうのかなぁ。
でも何故か、読んでて柄谷の日本近代文学の起源を思い出した。
779 :
イラストに騙された名無しさん:02/01/13 02:23
中公新書で幕末三部作書いた星亮一ってどう?
781 :
イラストに騙された名無しさん:02/01/14 05:59
779
>>780 おおそうですか、では早速買ってみます。
782 :
無名草子さん:02/01/14 13:28
星って名字は会津出身者の証
783 :
無名草子さん:02/01/14 13:47
上の方で一度挙がってるけど、松村ツトム『戦争学』はなかなかおもろかった
784 :
無名草子さん:02/01/14 15:29
>>763 北村の南京事件本は悪くないと思うけど、事件全体がプロパガンダの産物だとは言っていないぞ。
加地の本はまとまりに欠けるね。別のタイトルが考えられなかったのかと。
西尾と色摩のは面白かった。
785 :
イラストに騙された名無しさん:02/01/15 09:00
新書出すと、もうかる?
786 :
無名草子さん:02/01/16 03:15
洋泉社は意外と健闘していると思う。
クラシック関係の新書出してる鈴木敦史のものがおすすめ。
787 :
無名草子さん:02/01/17 03:08
>>785 あんまり儲からないみたいよ。だって初版1万部ちょっとの新書だって珍しくなくなってきたようだから。
定価750円の新書を書いたとして1万部だったら印税75万円。400字300枚ぐらい必要だから、
1枚3000円にも満たない。日垣隆が激怒した週刊読書人の原稿料程度?
ところで、岩波アクティブ新書は創刊ラインアップから惨澹たる出来ですなあ。売れているの?
あげ
アクティブは売れてる感じがしませんね。
集英社文庫が新刊でノーベル経済学賞のアマーティア・センの著書を出しています(過去の講演を3つ並べた程度のものですが)。
岩波新書で出ても良いような内容ですが、新書の「本家」の看板を下ろしたのかな。
790 :
無名草子さん:02/01/17 22:29
最近の講談社新書ってサヨがかってるね。
アジアで慰安婦募集してニセ慰安婦作った高木健一に新書書かせたりしてる。
ここで話題にしてた関曠野も結構露骨に国粋右翼とか平気で書いていたな。
ひょっとすると網野善彦達がやってる歴史シリーズとも通じているのかな。
岩波とは一線引いてるからこその”講談”ではあるんだがなあ。
791 :
無名草子さん:02/01/17 23:35
>>789今月の新刊に、永原慶二も書いてますね。
この人も、出すのなら岩波から出すような人なのにねぇ。
集英社新書は、最近なかなかがんばってますね。
好印象です。
792 :
無名草子さん:02/01/18 00:13
793 :
無名草子さん:02/01/18 00:42
>>790なんで高木健一に書かせたんだろうなあ。不思議だ。
でも、藤原帰一の「戦争を記憶する」は名著だよ、現代新書。
無節操だなあ。
794 :
無名草子さん:02/01/18 00:45
関曠野
新書じゃないが、『曠野から』を思い出してしまった。
関係ないのでsage
796 :
無名草子さん:02/01/18 01:12
>>792どうもありがとうございます。
でも、この評論はどうだろうか。俺はちょっと駄目かな。なんか信用できない。
すこし歴史にしろ世界にしろ裁きすぎではないかなあ。
>>796>すこし歴史にしろ世界にしろ裁きすぎではないかなあ。
そういう印象も分かりますね。
ただ、思想史家としての関は、思想をいわば原子まで分解して、核心だけで論理を組み立てていく人。
話題になった『左翼の滅び方について』でも、マルクス主義をきっぱり全否定してみせて、
かつての左翼仲間を中心に「おめー、そこまで言うことはないだろう」みたいな総反発を食らった。
あの本が出てもう10数年たってけど、しかし、結局、関が正しかったような気がする。
もちろん、関が間違っている可能性はあるけど、少なくとも彼は曖昧なことは書かない。
読者に媚びず、もちろん論壇にも媚びず、
全人格をかけて真剣を振り下ろしてくる迫力が、ぼくは好きです。
関マンセーになってスレの趣旨からずれました。すみません。
今月買った文春新書の新刊
「イスラームの世界地図」・・・21世紀研究会の「世界地図」モノは全巻揃えてる。
「孝明天皇と「一会桑(一橋・会津・桑名)」」・・・「薩長が坂本竜馬の仲介で
武力倒幕を目指す同盟を結んだ」・・・あなたはこれが「史実」と信じていませんか?
というオビに惹かれて買った。
800 :
無名草子さん:02/01/19 23:40
800Get!
>>799まだ速読しただけだけど、
幕末マニアにすれば取り立てて斬新、というものではなかった。
タイトルが一会桑、ってあるから普段、情報の薄い桑名藩関係の
ネタがあるかなとは期待していたがほとんどなかった。
ただ、「おーい竜馬」程度の知識しかない人にはオススメできる。
802 :
イラストに騙された名無しさん:02/01/22 13:46
799
>>801 読了したけど、ふつーの内容。
幕末に詳しくないぼくでも、とくに目新しいと
思わなかった。「一会桑」って言い方だけ初耳だった。
803 :
無名草子さん:02/01/23 01:04
岩波アクティブ新書、初回のラインナップを見ると欲しいと思う本がひとつもない。
だいたい佐高@バカに手紙の書き方について書かせるなど、何を考えているんだ。
以上は俺の個人的感想だが、すくなくとも初回分は商業的にも失敗すると思う。
804 :
無名草子さん:02/01/23 02:37
まれにみるバカは?
805 :
無名草子さん:02/01/23 03:00
>>804 全然大したことなかった・・・
呉智英・中島義道・小谷野敦を意識してるんかも知んないけど芸がない。
立ち読みで十分。
806 :
無名草子さん:02/01/23 14:40
今月の講談社新書の新刊どう思う?
自衛隊、傭兵とタイトルは軍事だが、執筆者の解釈なりコメントがなんかサヨっぽいんだよな。
やはり講談社は平成の岩波を目指すのか。
807 :
無名草子さん:02/01/23 19:27
何故か見つからないんだけど、講談社現代新書のページってある?
808 :
無名草子さん:02/01/23 20:43
最近、集英社よく買うんだけどみなさんはどう?
>>807 探したけどなかった。
809 :
イラストに騙された名無しさん:02/01/25 00:31
今月の新書でお勧めある?
810 :
無名草子さん:02/01/25 19:26
今読んでるところだけど、苅谷剛彦『教育改革の幻想』(ちくま新書)はどう?
「受験勉強が子供のゆとりを奪う」ってな「ゆとり教育」の論拠を撃破している。
811 :
イラストに騙された名無しさん:02/01/25 20:01
809
>>810 サンクス。
明日立ち読みしてみます。
ゆとり教育は文科省・寺脇研の「日本国民愚民化計画」と
日教組の「時短」の提携の産物。
>>808 アマルティア・センの講演集が出てる。
813 :
イラストに騙された名無しさん :02/01/26 05:04
神戸三宮のダイエーの中のジュンク堂の新書コーナーに
中公新書のかなり古いのが
何冊か、ひらずみされているけどどうよ?
814 :
イラストに騙された名無しさん:02/01/28 08:34
今月はあまり買いたい物がないな。
815 :
無名草子さん:02/01/28 10:55
篠沢秀夫の「フランス三昧」(中公新書)良かったよ。
最近中公新書もPHPも文春も、幕末〜戦中物多すぎ。
816 :
イラストに騙された名無しさん:02/01/29 09:22
たしかに幕末物が目に付くね…
偶然?
817 :
無名草子さん:02/01/29 09:38
下條信輔ってどうですか?
『サブリミナル・マインド』『意識とは何だろうか』などが中公から出てますが。
818 :
無名草子さん:02/01/29 10:38
『論争・英語が公用語になる日』(中公ラクレ)はおもしろかった。
ちなみに俺は「公用語化」には反対。必要な人だけやればいい。
鈴木孝夫が何十年もまえから主張している「選択制」ね。あれに概ね賛成。
819 :
無名草子さん:02/01/29 15:58
>>817 『〈意識〉とは何だろうか』(講談社現代新書)読みましたが、なかなか良かった。
知識だけでなく思考力もある人ですね。
今月の新書、樺山紘一『エロイカの世紀』(講談社現代新書)買って読んだけど、ハズレだった。
金返せと言いたくなるくらい平板な概論ばっかり。目新しいところなし。
820 :
無名草子さん:02/01/31 01:18
>819
そうか、『エロイカ』はダメなのか。樺山氏の名前は前から
聞いてて読んでみたかったんだけど、買わなくてよかった。
ところで、新刊の『隼人』(へいぼんしゃ?)はどうかな?
>>819 ついでに『言葉と無意識』丸山圭三郎 講談社現代新書871
読んでみれば?面白いよ。
もう読んでたらごめんね。
822 :
無名草子さん:02/02/02 22:27
「ひきこもる小さな哲学者たちへ」(NHK出版・生活人白書)の一読をおすすめしたい。
著者は、豊富な学生相談、カウンセラーの経験にもとづき、「豊かさ」を一つのキーワードと
して、現代の子供や大人たちの生きる状況を描こうとしている。また、とかく否定的に捉えられ
がちとなる「ひきこもり」現象に対しても、その意味するところを著者なりの視点で理解しよう
とするところなど、読み応えがある内容となっている。
ひとつ試しに書店で手にとってみてください。
823 :
無名草子さん:02/02/03 00:25
>>822 どんな本か知らないが、引きこもりを
哲学者だなんて何か媚びたようなタイトルで嫌だなー。
引きこもりには、永井均「これがニーチェだ」
でも読ませたい。
>>823 私には、媚びてはいない内容と思えました。
823氏も、もし機会があれば、一読されてみてはいかかでせうか?
825 :
無名草子さん:02/02/03 03:54
良スレだー。
・「人道的介入」最上敏樹著、岩波新書
武力行使の必要性と問題性の矛盾について考えるなら。
最上氏はICUの平和研究所の人だけど、オータ率いる沖縄の平和研究所も、
このくらいハードなこと言ってくれんかね〜。
(ウヨからしたら最上氏でも緩いのかもしれんけど。)
・「戦争を記憶する」藤原帰一著、講談社現代新書
どなたかも挙げてたね。
排外民族主義者の歴史修正主義も、土下座サヨクの自虐史観も、
国民国家の枠組みに囚われているという点では同じ。
戦争を振りかえる時には国民国家に囚われない視点が大事。
ということを教えてくれた。
・「紛争の心理学」A.ミンデル著、講談社現代新書
とてもとても平易な口調で書かれてた。
でも、ここに書かれてあることを本当の意味で体得するのは極めて難しい。
新書じゃないけど、岡真理「記憶/物語」(岩波書店・知のフロンティア)を併せて読むべし。
・「自由はどこまで可能か」森村進著、講談社現代新書
サブタイトル通り、リバタリアニズムの入門に最適と思う。
リベラリズムを考える人は、森村の議論のどこを批判したらよいか、
考えながら読むべし。
このテーマに関心がある人は、森村「財産権の理論」と立岩真也「私的所有論」を読もう♪
・「定常型社会」広井良典著、岩波新書
詳しくは書かないけれど、とりあえず良かった。でも、ちょと物足りない。量的に仕方ない、か?
このテーマとしては、金子勝の「セーフティネットの経済学」ちくま新書、も一応関連していると言える。
・「現代戦争論」加藤朗著、中公新書
もう10年近く前に読んだ本だけど、テロ後に読み返した。内容は今でも通用すると思う。
同じ中公の「軍事革命<RMA>」(だっけ?)の方はイマイチという印象。
・「イスラームとは何か」小杉泰著、講談社現代新書
幾つか読んだ入門用新書の中では一番良かった。
ただ、「俺が知りたいのはこういう迂遠な内容ではない!」って言う人は多そう。
でも、個人的にはイスラームの学問文化の成立史は丁寧に知っておいて損はないと思う。
ちなみに、中村廣治郎の「イスラム入門」岩波新書もよさそうだが読んでない。
中村の「イスラームと近代」(新書じゃないよ)はとても良かったので。
最近出てたアマルティア・センの「貧困の克服」集英社新書、は、
あまり買いではないですね。セン・フェチの人は揃えてもいいでしょうけど、
センを知ってる人は、これ読んで新たに学ぶことは少ないだろうし、
センを知らない人には、話が大雑把過ぎて訳わからんでしょ。
高いけど「自由と経済開発」でも読んだ方がいいと思う。
このスレでいろいろ情報拾わせてもらいましたんで、せめてものお返しざんす。
でわ。
826 :
無名草子さん:02/02/03 04:15
ふと気が付くと、一周年をとっくに超えてたんだな・・
827 :
無名草子さん :02/02/04 21:47
たまには理系の本も「無限論の教室 野矢茂樹」
最終的にはゲーデルの不完全性定理までいくのですが
今まで高校で習ってきた無限=実無限にたいして
可能無限という別の立場もあることを知りたいへん面白かったです。
>>822 生活人「白書」じゃなくて生活人「新書」だよ。
まあどうでもいいことなのでsage
829 :
無名草子さん:02/02/08 14:31
定期あげ。
大昔の本だけど、佐和隆光「経済学とは何だろう」(岩波新書)は名書。
>>826 このスレ、この板ができた頃からあったよね。
831 :
無名草子さん:02/02/08 15:55
新書は避けてきたけど、久々に読んだのは
福田和也の本。福田らしくなく、ビツクリ!
832 :
無名草子さん:02/02/11 11:45
鹿島茂『デパートを発明した夫婦』(講談社現代新書)
鈴木孝夫『言葉と文化』(岩波新書)
遠山啓『数学入門(上)(下)』(岩波新書)
青年期精神医学の名著、「青年期」(中公新書、笠原嘉)
834 :
無名草子さん :02/02/17 19:58
既出かもしんないけど岩波の「メディア リテリテラシー」 菅谷明子
を読みました。なんか各国のメディア リテリテラシー教育についての
説明が多く期待はずれでした。この分野でお勧めがあったら
教えてください。
835 :
無名草子さん:02/02/17 20:26
>>827 理系の本じゃないけど。
野矢さんは哲学系の人間。
『論理学』東大出版会は、おもしろい。
洋泉社は挑戦的なタイトルが多いですな
837 :
無名草子さん:02/02/18 01:23
光文社新書、ほんとうにヤメるのかなあ。
「タリバン」しか売れてないしなあ。
久し振りにこの板来ました。
このスレがいまだ存在していたのに驚き&感動です!
sage
839 :
無名草子さん :02/02/18 01:57
光文社は、カッパブックスがあるから逝ってよし。
というか最初から新書進出には疑問ではあった。
840 :
無名草子さん:02/02/18 19:38
中公新書の1133「宇垣一成」って絶版なの?
探しているのだけど、中公のバックナンバーの一覧本にも、
1132の次が1134になってた。
841 :
無名草子さん:02/02/18 20:32
「民族とは何か」は結論が加藤典洋みたいだなと思った。
光文社には「怪文書」という面白い新書もあるんだけどなぁ。
「タリバン」なんか便乗の極みで非常に不快な思いをしたもんだ。
田中宇ってただのバカだし。
新書出しすぎっと思う今日この頃でありますが・・・。
>>835 論理トレーニング101題を拝読いたしました。
その本の例題ので不肖・宮嶋氏の書いた雑誌記事が出ていたのには驚きました。
いったいどっからネタ持ってきてるんだって。
>>842 >田中宇ってただのバカだし。
そうかな?俺は彼のホームページ結構重宝しているんだけどな・・・
845 :
無名草子さん:02/02/19 02:23
>>844 文章が下手なので馬鹿っぽく見える、と思う。
846 :
無名草子さん:02/02/19 16:18
光文社新書は何より、装丁がいかんともしがたい
847 :
無名草子さん:02/02/19 16:29
中公の「犯罪心理学入門」
と
岩波の「記号論への招待」
これすき。
848 :
無名草子さん:02/02/19 19:56
>>790 集英社新書もたまにサヨ臭いのがある。今月の新刊とか
849 :
無名草子さん:02/02/20 00:51
ちくま新書が微妙に右傾化している。
850 :
無名草子さん:02/02/20 01:27
兵頭とかのことを言ってるのかな
852 :
無名草子さん:02/02/21 02:27
最近のラインナップを見ても別に右に寄ってるとは思わないけど。
>ちくま新書
853 :
無名草子さん:02/02/22 16:22
兵頭ニ十八氏は保守系の論断誌によく書かれているので、右よりと思われ
るんでしょう。私は「新しい戦争・・・」を読んで興味をもち、氏の他著
をいくつか読みましたが、よくいる保守言論人とはまったく違う意見を持っ
たひとだと思ってます。保守に重なる部分があり、戦後民主主義を批判し
ているため、右よりと感じるかたがいるんでしょう。
854 :
無名草子さん:02/02/22 18:26
兵頭の肩書きは軍学者。日本の軍隊が正常に機能するための憲法改正、自衛隊国軍化を主張する。
左翼の頭に血が上りそうなことを平気で書いていらっしゃいます(w
855 :
無名草子さん:02/02/22 19:10
>>766 「つくる会」の西尾幹二はデンパだけど、
ニーチェ研究者としてはそこそこ優秀。白水社版ニーチエ全集の「アンチ・キリスト」は
名訳。絶版になってる「自由の悲劇」(講談社新書)は良かった。
856 :
無名草子さん:02/02/22 19:20
ってーことは、ニーチェに倣って脳梅毒にでもなったのかな。
857 :
無名草子さん:02/02/22 21:49
>>855 洋泉社の新書で出した「自由と宿命・西尾幹二との対話」では自らの著作の一貫性を説いていたけど。
858 :
イラストに騙された名無しさん:02/02/23 07:00
岩波新書で、例の直木賞作家がダルタニヤンについて書いたね。
読んだ人、感想。希望
859 :
無名草子さん:02/02/23 15:02
「戦争を記憶する」を買った、age
だが、ウヨクの自分にはちょっと・・・・
860 :
無名草子さん :02/02/23 16:33
>>859 それ講談社新書だろ。最近の講談社はやめとけ。左翼が集中的に執筆してるから。
861 :
無名草子さん:02/02/25 14:00
あげ
862 :
義弘 ◆.....OsA :02/02/25 15:38
クリスティ『奉天三十年』(岩波新書・赤版)
枕を濡らしました。
863 :
無名草子さん:02/02/26 12:59
さいきんの新書でこれは、っちゅうのが出てないような気がしますが。
ミスティックリバーどうよ?
早川書房だけど・・・。
865 :
無名草子さん:02/02/26 16:54
去年末に出たものだけど『韓国の病ナショナリズム』(洋泉社新書)、わりに面白かった。
866 :
無名草子さん:02/02/26 16:59
↑
書き込めたか・・・・
最近、このスレッドに書き込もうとするとなぜか駄目なことが多かったが。
上の、西尾幹二の件だが、人により好き嫌いはあろうが、私は福田恒存と並ぶ戦後日本のもっとも優れた思想家の一人だと思っている。
最近のが嫌なら、一昔前の『ニーチェとの対話』(講談社現代新書)や、新書ではないが『全体主義の呪い』(新潮社)を読むべし。
867 :
無名草子さん:02/02/27 09:21
講談社現代新書はナンバーが2ケタの頃真っ赤な本出してるから
ある意味元にもどったとも言える。
絶版になってるが古本屋で見つけるとあまりの内容に笑える。
869 :
無名草子さん:02/02/27 13:37
>>868 元に戻ったというか、なんかいきなし川端康成のノーベル賞講演出回ってたよ(w
極端にも程がある(w
870 :
義弘 ◆.....OsA :02/02/27 14:06
新しく改造社が復活しないかなぁ。変な版型の改造社文庫を新品で読みたいっすね。
あとは何かなぁ、岩波の赤(新じゃない方。)もガンガン復活してほしいですね。
今の日本の状況見てると結構危機感持ってる人多いみたいだし、戦時中のもの読む行為が無価値だとは言えないような。
871 :
無名草子さん:02/02/27 20:30
デュルケーム『自殺論』(有斐閣新書)を近くの古本屋で購入。
美品で、なおかつ100円!!
最近良いことないと思ったら・・
>>867 悪恥部新書
恥さらしあげ!?
岩波は猛省すべき。
873 :
無名草子さん:02/02/28 23:49
最近のやわらかい内容の新書は文庫版の大きさにして400〜500円くらいで売ってほしい
>867
ナイス!!なにが「賢く使おう」だ
「賢く引用しよう 他社の著書」
875 :
無名草子さん:02/03/01 22:53
【謹告】 本年2月5日、岩波アクティブ新書の一冊として刊行いたしました『賢く使おうサプリメント』(工藤悠里著)に他書からの無断転載のあることが判明しました。
関係者ならびに読者の皆様にたいし深くお詫び申し上げます。
つきましては小社は本書を絶版に付し、回収することにいたしました。
なお本書をご購入の方は、
お手数ながら小社営業部読者係あてにご返本くださるようお願い申し上げます。おりかえし書籍代・郵送料をご返金いたします。
岩波書店
876 :
無名草子さん:02/03/02 10:20
岩波の人、このスレを見てたんだね。
他にも業界の人って、ロムってる人も多いのかな。
877 :
無名草子さん:02/03/04 13:21
>>854 亀レスでスマソ。
佐藤賢一『ダルタニャンの生涯』(岩波新書)読んだ。
まあまあじゃないかな。
デュマの小説みたいには面白くないけど、まあ、当時の銃士の実像だとか宮廷内での出世の仕方だとか、今から見るとものすごい公私混同の世界だったとか、歴史を知るにはいいと思う。
878 :
無名草子さん:02/03/04 13:25
>>877・878
情報サンクス!
なぜか身近に売ってないので、注文するかどうか迷ってました。
早速取り寄せてみます。
880 :
無名草子さん:02/03/06 18:08
定期あげ
相変わらずヘタレぶりを晒しているアクティブ新書。
今月のラインナップに「中国報道の見方」(だったと思う)あり。
文革時の日本の報道を批判してる記事があって期待できるカナと思ったら
結局「中国を批判する事は悪い事」なんだと。
所詮岩波。
882 :
無名草子さん:02/03/06 23:04
883 :
無名草子さん:02/03/09 20:24
ageとくか
長寿スレに感動。最近読んだ新書でおもしろかったもの。
小島朋之『中国現代史』中公新書
なだいなだ『民族という名の宗教』岩波新書
佐々淳行『日本の警察』PHP新書
佐瀬昌盛『NATO』文春新書
増田四郎『ヨーロッパとは何か』岩波新書
山本雅男『ヨーロッパ近代の終焉』講談社現代新書
885 :
文責:名無しさん:02/03/10 20:22
できれば書評みたいのをちょろっと書いてもらえれば
参考にしやすいのですが・・・。
886 :
無名草子さん:02/03/11 08:44
佐々淳行よりは、『日本の公安警察』(青木理、現代新書)のほうがずっと面白いぞ。
盗聴、協力者づくり、革マル・オウム対策などが、なまなましく書かれてます。
887 :
無名草子さん :02/03/11 18:31
岩波新書
「マルチメディア」西垣通
「インターネット」「インターネット2」村井純
勿論内容は相当古いですが、ITの根底の考え方などを知る上で、
一読して損はないのではと思います。
888 :
無名草子さん:02/03/13 10:16
age
889 :
無名草子さん:02/03/14 08:36
『民族とは何か』、大澤真幸の読売書評に惹かれて読んでみたら、
なかなか唸らされる内容だった。
関廣野って、その筋じゃ有名な人だったの?
890 :
無名草子さん :02/03/14 10:08
891 :
無名草子さん:02/03/18 13:30
ネタ切れかage。
892 :
無名草子さん:02/03/18 22:36
首相官邸の本はどっちがお薦めですか?
893 :
無名草子さん:02/03/19 17:51
【新潮・朝日に限らず「選書」(含む中公叢書)】
ってスレもあって欲しいと思う今日この頃age。
あんまり伸びそうに無いけど、一個くらいあってもいいだろうね
伸びそうにない「岩波に限らずブックレット」とか
896 :
無名草子さん:02/03/22 01:03
age
897 :
無名草子さん:02/03/22 01:37
小泉義之さんの『ドゥルーズの哲学』すごくよかった。
『デカルト』も読みたいのだけれど絶版?
898 :
無名草子さん :02/03/22 14:49
首相官邸の本は文春の方だけ読んだ。
これは二人の共著なんだけど、元首相秘書官の江田憲司が書いた部分は
自分が仕えた橋本の業績をたたえる部分が多くてうんざりだが
官邸機能の強化についてのとことか分かりやすい解説が多くてよい。
記者の竜崎孝が書いた部分は建物や行事の説明がしてあり
裏話も多くて読みやすいが地図がいいかげんで写真も全くないのがダメ。
もうちょっとちゃんと練ってから出版してくれ。
文春のは680円の価値あるかと言われれば無い。
両方読む人いるのかな?官邸マニアだな。
もひとつのは読んだ人レポートして。
そう、最近の新書、600〜700円出す価値あるか?
というのが解明されなければならない問題です
「現代戦争論」をやっと買いました。
これから読みます。
今日ブックオフに行ったら100円でありました>現代戦争論
が〜〜〜Σ(゚д゚lll)〜〜〜ん
講談社ブルーバックスの
『マンガ微積分入門』『クイズで学ぶ大学の物理』など
理系学問の基本の一つ微分・積分・力学を学ぶ上での
イントロダクションにいいと思います。高校生にお薦め。
903 :
無名草子さん:02/03/26 17:23
904 :
無名草子さん:02/03/27 11:41
ここ数ヶ月古本屋で何度も何度も見かけたのが『ヨーロッパ「近代」の終焉』(山本雅男 講談社現代新書)
あんまりしつこいので、昨日ついに買ってしまった。
>>884さんによるとなかなか面白いとのことなので、さっそく読んでみます。
905 :
無名草子さん:02/03/29 01:57
次スレのテンプレどうしますかage
907 :
無名草子さん:02/04/02 03:45
といいつつ、一ヶ月たっても950に届かない罠
908 :
無名草子さん:02/04/02 20:11
age
909 :
無名草子さん:02/04/02 22:42
玉木正之『スポーツとは何か』は面白い。
910 :
無名草子さん:02/04/02 23:50
これで↓次スレw
岩波に限らず「新書」 パート2
豊かさとは何か(暉峻淑子)岩波新書
豊かさについてだけではなく北欧の福祉国家に関しても書いてある。
現代人・日本人がいかに余裕が無いか書かれているのでお勧め。
911 :
無名草子さん:02/04/04 18:24
先日、大学の生協にて
『織田信長合戦全録〜桶狭間から本能寺まで』(谷口克広・中公新書)
を発見。過去に
>>458でも紹介されている鈴木真哉の
『鉄砲と日本人』(ちくま学芸文庫)を読んでいたので
「新しい説でも出たのかな?」と手に取り「長篠の戦い」の頁をめくると・・・
今までの「俗説・長篠の戦い」と何も変わらない事が書いてあった。
何のために新しく新書として出すのか意味不明。
(もしかしたらスゴイことが書いてあるのかもしれないが
他の部分は読んでないので読了者情報求む)
912 :
無名草子さん:02/04/04 20:30
わたし琵琶湖の漁師ですを買って失望した…
タイトル通りと言えばタイトル通りの内容だからな…
なんか漁師と言うより三流作家が書いてるみたいだ
武光誠先生本出しすぎっ
914 :
無名草子さん:02/04/06 03:02
古東哲明『ハイデガー』講談社現代新書、買った。読んでない。
ハンナ・アレントの写真が美人だから。
915 :
無名草子さん:02/04/06 05:30
面白かったものだけ。
つまらなかったものは省略。
「パラサイトシングルの時代」山田昌弘 ちくま新書
いまパラサイトシングルは1000万人以上いて、その存在が不況の一因にもなっているという。
この言葉を作った著者は、20〜30代の現状を淡々と追い、その生活実感を描き出す。
優れた現代日本の分析だと思う。
同著者の「家族のリストラクチュアリング」はさらによいと思うけど。
「『家族』と『幸福』の戦後史」三浦展 講談社現代新書
働く夫と専業主婦という組み合わせは、普遍的な家族の姿ではなく、いかに高度成長期的なものであったのかを解き明かしてゆく。
そしてその源流をアメリカに見つける。
スリリングだった。
「父と娘のパラサイト・シングル」三浦朱門 さらだたまこ ベスト新書
単なる対談だから雑誌みたいなもの。
とても読みやすいが、何らかの知見を得られるわけではない。
著者の一人さらだたまこは、「パラサイトシングル」という本の著者。
とはいえ、ぼくは面白かった。
「私の体験的ノンフィクション術」佐野眞一 集英社新書
著者は偏屈オヤジそのもの。
徹底した仕事の進め方には敬服するが、知り合いにはなりたくない。
50歳まで食えなくて当然といった意見など、ノンフィクション作家の大変さと、それにも負けない偏屈な情熱を確認できる本。
しかし同著者の「東電OL殺人事件」「東電OL症候群」は、マジとても面白かった。
916 :
無名草子さん:02/04/06 05:32
「教育改革の幻想」刈谷剛彦 ちくま新書
ゆとり教育を進めてきた文部科学省の前提を掘り崩した本。
過酷すぎる受験地獄への反省からゆとり教育は進められてきたが、じつはそんな地獄などなかったのだと検証する。
しかしわざわざ検証しなくても、当たり前のよーな…。
「大衆教育社会のゆくえ」刈谷剛彦 中公新書
日本の教育学ではなぜ階層の議論がタブー視されてきたのか。
そしてその実態はどうだったのかを分析した本。
細部の叙述にいたるまで意外な事実が散りばめられており、まさに名著といえよう。7刷も納得。
「大学はどこへ行く」石弘光 講談社現代新書
著者の背伸びしない語り口によって、日本の大学の構造改革がいかに手ぬるいのかよくわかる本。
中国では希望者の三分の一しか大学に入れない状態から、大胆な統廃合を行った結果、わずか二年で半分が入学できるようになったという。
大学改革でも日本は世界から取り残されていることがよくわかる。
「動物裁判」池上俊一 講談社現代新書
東大助教授となった著者の30代野心作。
中世ヨーロッパでは、人間と同じように動物も裁判にかけられていたという。そんな驚くべき事実を検証し、中世ヨーロッパのコスモロジーに迫ってゆく
阿部勤也の中世本よりディテールが面白かった。
若々しい意気込みが伝わってくる本。
917 :
無名草子さん:02/04/06 09:56
つまらなかったものも参考にできるので書いてほしいある。
918 :
無名草子さん:02/04/06 19:03
丸山真男の『日本の思想』(岩波新書)大人気ですな(
>>37>>41>>527他)
様々な識者による丸山批判があるが、スレの主旨に沿って新書でみれば
加藤尚武『20世紀の思想〜マルクスからデリダへ』(PHP新書)
の中の「第七章日本の思想」において丸山批判が展開されている。
>>86の「日本文化=タコツボ型、欧州文化=ササラ型」や、
>>54の『日本政治思想史』における「自然から作為へ」物語がやり玉に。
あと新書じゃないけれど
子安宣邦による一連の研究(ちくま学芸文庫『事件としての徂徠学』等)による
丸山の荻生徂徠を軸とした「自然から作為へ」理論への批判も面白い。
そういえば『忠誠と反逆』もちくま学芸文庫から出てたな。
919 :
無名草子さん:02/04/06 21:51
現代新書の新刊は9冊出ていて、力作揃いかも。
「無敵のラーメン論」みたいなキワモノもあるけれど(笑)。
加藤陽子「戦争の日本近現代史」は、名著だ!
あとは読んでない(笑)。
920 :
無名草子さん:02/04/06 22:41
「日本の思想」って難しい。結構本読んでないと、読んでいくのつらいですね。
こんなの60年代、70年代の学生はこぞって読んでたのか・・・すげーよ。
大学の授業で要約レポートだすことになってようやく読めたよ。
921 :
無名草子さん:02/04/08 07:37
日本の思想は読んだけど、な〜んだ全然大したこと書いてね〜じゃん、としか思わなかった
922 :
無名草子さん:02/04/08 14:13
『日本の思想』、つまらないよ。
丸山批判は、PHP新書で加地伸行『教養は死んだか』もやっている。
923 :
無名草子さん:02/04/08 14:25
↑書き込めたか。最近、ずっとダメだったので。
この際だからまとめていこう。
岡田暁生『オペラの運命』(文春新書)
豊かな学識と鋭い思考力によって読ませる。フツーのオペラ啓蒙書ではない。1年前の新書だけど。
菊池良生『傭兵の二千年史』(講談社現代新書)
傭兵というものの歴史を簡単に知ることができる便利本。
鈴木眞哉『天下人史観を疑う』(洋泉社新書)
結果論だけで家康や信長を評価する歴史観を根底から疑っている。頭のクリーニングになる。
伊東順子『病としての韓国ナショナリズム』(洋泉社新書)
韓国人のどうしようもないナショナリストぶりを批判した本。ただし著者は基本的に親韓国派で、対日観は結構自虐的(?)。
森枝卓士『すし・寿司・SUSHI』(PHP新書)
タイトル通り寿司の歴史と種類を述べた本。まとまりが悪い。同じ著者が講談社現代新書で出しているカレー本に比してかなり劣る。
ついでに、
>>915 三浦展の本は、私は評価しない。あの本はアメリカ左派アカデミズムの影響をもろに受けており、視点が狭隘すぎると思う。
924 :
無名草子さん:02/04/08 14:42
>>180 スゲェ今更でわるいんだけどそんなに「T.K生からの通信」だっけか。
って内容嘘だらけなの?
私、昔御茶ノ水の駿台前の古本屋で拾って読んで「ホーエグイのう、パクチョンヒ」
とか思ってた……。だって光州事件のくだりとかリアルなんだもの……。
925 :
無名草子さん:02/04/08 21:07
>>924 韓国からの通信ね。著者が安江良介だといわれている。全4冊。
926 :
無名草子さん:02/04/10 13:35
>>924 現代新書「北朝鮮の外交戦略」に、その話が出てきます。
安江社長は、韓国の雑誌「月刊中央」で、自身も「韓国からの通信」の筆者のひとりだったと認めたそうだ。
北朝鮮の対日工作、対南工作だったんですね。
それに岩波が喜んで社長が先陣切って参加していたということです。
927 :
無名草子さん:02/04/10 21:56
>>923 おれも(立ち)読んだ>『天下人史観を疑う』
歴史は「不断の決定の連続」であり、
安易な歴史物語からは何も学ぶことはないということを
改めてわからせてくれる。
・信長は新体制確立を目指す改革者、信玄は旧体制の擁護者
・信長は戦上手
・我慢の末に天下を獲った家康
等々・・・
歴史系新書としては既出の
『歴史とはなにか』(文春新書)と並ぶ有益な本の一冊だろう。
928 :
無名草子さん:02/04/11 15:26
桜井哲夫「アメリカはなぜ嫌われるか」は名書の予感。
929 :
無名草子さん:02/04/12 00:22
age
930 :
無名草子さん:02/04/12 16:23
>>918 「群像」98年の6月号の鎌田哲哉の「丸山真男論」もいいとおもはれ。
931 :
無名草子さん:02/04/12 18:35
講談社現代新書の新刊『戦争の日本近現代史』は、よかった。
この手の本はスカが多いのだが、これは違う。
「東大式レッスン」というコピーは、コテコテで不要だと思うが、とにかく、本気で書かれたものと見た。
東大たくさんの戦争突入の論理がよくわかったよ。
利益線がシュタインから出たとか、日露戦争の正当化の論理が門戸開放とか。
いや、面白かったです。
932 :
無名草子さん:02/04/12 18:37
連続でごめん。
「東大たくさんの戦争」⇒「たくさんの戦争」の間違い。訂正します。
933 :
無名草子さん:02/04/13 01:37
age
934 :
無名草子さん:02/04/13 21:48
>>922 あのさ、あいつの本の引用文献を読むとわかるんだけどさ、加地のおっさんの丸山批判て、
『日本政治思想史研究』と『現代政治の思想と行動』だけ読んでやってるんだよね。
最低でも「丸山真男集」ぐらい読んで(または読んだフリをして)ほしいよな。
あの手の丸山批判は、30年前からやられてるよ。
あんたには『日本の思想』は難しすぎるようだから、まずは加藤周一・丸山真男『翻訳と日本の近代』(岩波新書)
でも読んで、その単細胞な脳味噌を叩き直して来な。
935 :
無名草子さん:02/04/15 09:17
>>934 まぁまぁそんな怒りなや。ただ、キミの高慢ちきな態度が、
他の人に書きこむ気を失わせてるのは確かと思われる。
本を読むのもいいが、その場の「空気」も読めるようになってね。
936 :
無名草子さん:02/04/15 09:38
934は丸山の言うところの村のインテリ、蛸壷の住民。
937 :
無名草子さん:02/04/15 09:46
936は筑紫の言うところの便所の落書きのウンコ虫。
938 :
無名草子さん :02/04/15 11:38
>>934 加地の丸山批判が丸山全集を読んでいないから駄目だってのはおかしいだろう。
だったら君も加地の著作全部読んでからするべきだろう(w せめてそのフリはしてほしいよな。
批判にかぎらず批評なんて一、ニ冊を論じたって別に問題あるまい。
その程度でキレる読者がいるなんて、丸山センセも草葉の陰でさぞうれし涙を流していることだろうさ。
ま、信者には批判そのものが耐えられないのだろう。ご愁傷様。
939 :
無名草子さん:02/04/15 12:46
>>938 934のような無批判に読んでる奴は論外だけど、丸山自体は悪くない。
>>934は
>>50=41=47と同一人物か?
書いてる内容同じだし。
同じ「丸山批判」批判文を読んだ
丸山信者達ということもあり得るけど。
丸山に限らずどんな研究者にも
優れた研究とそうでない研究とがある。
その辺のバランス感覚が読者にも求められる。
934は
>>930や俺が
>>918で挙げた批判や研究は読んだのか?
941 :
無名草子さん:02/04/16 12:02
丸山はもはや実証性に耐えられないのでは
弟子筋の藤田省三の方がはるかにいい仕事してるけどね。
942 :
無名草子さん:02/04/17 20:29
行政学を勉強するなら、西尾先生の本の前に、
新藤宗幸『行政って何だろう』岩波ジュニア
森田朗『現代の行政』中公
このあたりから入るのも良い。
943 :
無名草子さん:02/04/17 21:27
池内紀「ぼくのドイツ文学講義」 をあげておきます。
読みやすく1日でも読めてしまうんじゃないでしょうか。
個々の文学者に対する著者の私見が冴えていておもしろいなと思いました。
軽いエッセイという感じ。
>>942 >森田朗『現代の行政』中公
森田朗 『現代の行政』放送大学教科書
村松岐夫『日本の行政――活動型官僚制の変貌』中公新書
の間違い?
岩波新書の行政関連本はどう?
兼子『行政手続法』『新地方自治法』や
松下『政治・行政の考え方』とか。
>>944 失礼しました。ご指摘の本は自分も全て読んでますが、
いずれもお薦めだと思います。
>>945 どうも。
公務員試験対策に行政学関連の新書を読んでますが
如何せん門外漢なもので判断が出来きずにいました。
安心しました。
947 :
無名草子さん:02/04/20 10:43
宝島社新書はコンピューターと英語ばかりでつまらない
948 :
無名草子さん:02/04/21 06:08
新書の表紙の色のトーンが似すぎているのがある。
ええと、集英社新書とどこだったけ?
949 :
無名草子さん:02/04/22 15:06
951 :
無名草子さん:02/04/22 19:23
>918
加藤の丸山批判は読んだ。PHPじゃなくて、講談社学術文庫で。
あれはよく出来てる。
加藤は、あの論文では言明はしてないけど、よく丸山の本を読んでいることが
非常によくわかる。まだ全集も出ていない時期なのに、よくあれだけの読みができたと思う。
こういう内在的批判は読んでいる側にも感銘を与える。
批判をすることが、論者の思想の決して譲れない核心を(図らずも)浮き彫りにする。
それにひきかえ、加地の批判は学問的な方法論を今の時代から断罪するというだけのもので、
しかもその内容は1950年代からの丸山批判と同じ内容ときてる。
これはあまりに不勉強だろう。はっきり言って、したくない仕事はするなって感じ。
私は加地の本は結構読んでる。この板の関係なら『儒教とは何か』中公新書は
名著だと思う。こういう本を書く人が、あんな安易な批判をすることが悲しいだけだ。
もっとも、私が問題にしてるのは加地の批判の「仕方」であり、これは加地の本全部を
読まなくても出来ることだけどね。>>938。加地の批判はわずか2冊の、しかも
しかも最初期の著作だけで、丸山の思想を切るってものだよ。ここで度々書かれてる『日本の思想』さえ
読んでないようだ。加地だって、さっきの本と『中国思想から見た日本思想史』だけで自分の学問を
論じられたら頭にくるだろうに。
鎌田の丸山論は、まだ読めてない。なんかの単行本にはいってないかな?
954 :
無名草子さん:02/04/24 18:55
>>952 確か『群像』98年8月号に載ってるはず。
丸山を遡って福沢由吉批判まで射程に入れててなかなか読ませる内容だよ。
>>941 「維新の精神」は名著。
955 :
無名草子さん:02/04/27 14:53
980で新スレ間に合うね。
理科系の作文技術をやっとブクオフでゲトー !!!
957 :
無名草子さん:02/04/27 16:24
それにしてもペース遅いね。
PHP新書から「ビジネス難問の解き方」唐津一
「明治憲法の思想」 八木秀次
「日英同盟」 平間洋一
いずれも好著でした。
958 :
無名草子さん:02/04/27 18:17
とりあえずアラーキー『天才アラーキー 写真の方法』集英社新書。
退屈せずに読んでいる。終りまで読めそう。
959 :
無名草子さん:02/04/30 14:55
>>934 30年前からやられているのに、相変わらず丸山の本が売れているとすれば、また同じ丸山批判をやるかちはあるだろう。
だいたい、30年前からやられている、というのがなんで難点になるのか。
具体的に加地のどこがおかしいか一言も言っていないぞ。
952もその点では同じ。
誰かを批判するときは全著作を読まないとできないという決まりなんぞ、どこにもないぜ
要するに、反論になっていないということだ。
「勝ち組」大学ランキング
中央公論社がこんなタイトルの本出していいの?
961 :
無名草子さん:02/05/04 02:48
中根千枝 タテ社会の人間関係 講談社新書
日本社会がよくわかる
962 :
無名草子さん:02/05/05 14:39
定期あげ
「中身が濃いのに読みやすい
選書センセーション!始まる」と称して本日の朝刊新聞広告で
朝日選書のリニューアルを告げているけど…
『入門バクロ経済学』金子勝+テリー伊藤
『司馬遼太郎 旅のことば』朝日新聞社編
『あの人はなぜウンと言わないのか』ロバート・キーガン
『日本酒を味わう』田崎真也
『パンツが見える』井上章一
井上先生以外はいずれも1000円で、まるで光文社新書を思わせるちょっとトホホなラインナップ。
まぁ安易に新書を創刊せず、選書の一部にその任を負わせようという
朝日の姿勢は評価できるかな。
964 :
無名草子さん:02/05/06 00:05
>>960
ラクレだからいいんじゃないの。
それよりも読売の「編集手帳」なんて、金出して買う奴がいるのか疑問。
去年の『朝日対読売』のときには、読売社内で贈答品として使われていたみたいだけど、
読売は毎年一冊ずつ、中元・歳暮や転居・昇進等挨拶状の添え物用に
ラクレで何か出版するつもりなのか?
つーか、読売は中公からその手の本を出すことで
自社ブランドを高めようとでも考えているようだが、
むしろ「中央公論」が褪せてゆくだけだと思われ。
965 :
無名草紙さん:02/05/06 06:04
> 964ほか
中公新書って、読売傘下に入ってから、扱うテーマが
どうも保守化と言うか体制化してしまったように感じられる。
つまらなくなったと思うのは、俺だけ?
966 :
無名草子さん:02/05/06 08:20
いろんな所から、新書出すようになったね。
中には面白そうなテーマもあるし、結構買ってしまう。
昔の新書ブランドは、今はないでしょう。
岩波、早く死んでくださいって感じ。
しっかし、朝日選書までが、方針変更したのはちょっと悲しい。
隠れた良い本が多かったという印象なんだが、
大規模書店に行かないとまず置いてない=売れなかったんだろうなー。
967 :
無名草子さん:02/05/06 08:55
>>965 それはタイトルだけだったりする。
中身みるとモロ反体制の連中が執筆しているのが多くなった。
吉田松陰しかり、天皇総覧しかり。一度読んでみるといいよ。
吉田松陰について書いてあるのに、つくる会の批判載ってるのはマジで引いた。
968 :
無名草紙さん:02/05/06 11:48
> 967
さんくす。
『天皇〜』と『吉田松陰』については、タイトルだけ見て判断していました。
そのうち、トライしてみましょう。
# ワシ的には、『江戸の料理史』なんという渋いやつが好きなんだけどね。
969 :
無名草子さん:02/05/06 12:06
>>967 きっとナベツネがタイトルだけはチェックしているんでしょう。
なんだかマリア観音みたいな話だね(w。
経済系の本とかあんまり出て無いね
岩田規久男とかどうなんでしょ?
971 :
無名草子さん:02/05/07 01:38
ちくまの『パラサイト・シングルの時代』は傑作でした。
この人々を親から独立させると約500万の新しい所帯が生まれて、経済効果も大という議論や、親同居税という発想は、現実性はともかく、発想として白眉だと思いました。
新書ではありませんがけいそう書房からの『家族というリスク』も面白いですが、ちくまで読んでいただけに目新しさは感じず。
講談社現代新書・藤原帰一の『戦争を記憶する』も素晴らしかった。あれ以後市民運動の集会とかでひっぱりだこになってしまったとうかがいました。
経済系(?)ではちくまの『税金の常識・非常識』が入門書的ですがわかりやすかったです。
972 :
無名草子さん:02/05/07 01:51
>吉田松陰について書いてあるのに、つくる会の批判載ってる
それは(著者もそうだが)中公の編集者がアホだということなのでは・・・・・・
973 :
無名草子さん:02/05/07 14:36
>>970 経済系は佐藤光「入門日本の経済改革」(php)と
金子勝「セーフティネットの政治経済学」(ちくま)
佐和隆光「市場主義の終焉」(岩波)
間宮陽介「市場の社会史」(中公)がいいと思うよ。
鬼頭宏『環境先進国・江戸』(PHP新書)
暗黒史観でもなく、江戸ユートピア史観でもない
ありのままの江戸の姿(経済、エネルギー事情、公害問題等)を
豊富な資料・統計を駆使して描き出してくれる。
等身大の江戸時代を探るのに格好の書。
975 :
無名草子さん:02/05/11 11:11
>973
違うと思うけど。
岩田さんもいいけど。
小野善康『景気と国際金融』(岩波)
小野善康『景気と経済政策』(岩波)
大瀧雅之『景気循環の読み方』(ちくま)
堀内昭義『金融システムの未来』(岩波)
がいいと思う。
973氏のあげたのは社会経済学志向の強いものも含まれている。
そうだね スマソ。
森嶋通夫「思想史としての経済学」(岩波新書)はどうよ?
これも社会経済学系かな?
>976さん。
森嶋さんの本は学説史ぼいような気がします。
宇沢弘文『経済学の考え方』も同様ですね。
理論を用いて現実の経済を説明する新書はなかなかないような
印象をもっています。
978 :
無名草子さん:02/05/11 20:54
このスレももう1年半。
そろそろ新スレ立てるか
このスレ以外のリンクとか要る?
要らないよね?
979 :
無名草子さん:02/05/12 00:25
村上由見子著 アジア系アメリカ人 中公新書
別に面白くないけどためになった。
アメリカにおけるアジア人の地位やステレオタイプがわかる
980 :
無名草子さん:02/05/12 02:00
藤原和彦『イスラム過激原理主義』(中公新書)は新聞の切り張りのような
安っぽい本だった。掘り下げとかが全然なくて。中公新書の低落はひどいものだ。
981 :
Qoo ◆It2APNq. :02/05/12 02:37
>>973 駄レスだけど間宮陽介は『市場社会の思想史』じゃない?
間宮陽介といえば、読み物としては昔のだけど同じく中公新書
『ケインズとハイエク』のほうが面白かった、と思った。前者は
小さい講義の為の教科書として掛かれた経緯があるので仕方ないけど、
文章が散漫である印象が否めなかったな。
>981
初期の頃の本だから
『ケインズとハイエク』の方が氏の主張が凝縮されている気がしました。
984 :
無名草子さん:
ゆっくり1000を目指しますか。