ベスト・オブ・講談社現代新書

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132無名草氏さん:02/05/01 18:41
古いものでは森三樹三郎「「無」の思想」が面白かった。
これを読んで荘子の思想が理解できた気がした。
133無名草子さん:02/05/01 21:34
>>34
『回想のヴィトゲンシュタイン』は美しい本ですね。私も真っ先に頭に浮かんだ。
いまは平凡社ライブラリーにいってしまって絶版なのかなあ。
134無名草子さん:02/05/01 23:03
「生命の歴史」シリーズより。

『カンブリア紀の怪物たち』(S.C.モリス)

カンブリア紀と言えば、例の「アノマロカリス」とか奇妙な生き物が
生息していたことがわかってきているが、それらが紹介されている。
詳しい内容は忘れたけど、とても面白かったので、お勧めできると思う。

『手足を持った魚たち』(J.A.クラック)

こちらは、ぐっと渋く、魚が上陸して陸上の脊椎動物へと
進化していく有り様が、化石として残っている骨格を子細に検討しながら
紹介される。前書よりも密度はかなり高いので、丁寧に読む必要はあるが
お勧めできる。
135無名草子さん:02/05/02 12:25
>>34
>>133
法政大学出版局の藤本訳(ヘタ)とタイトルをごっちゃにするなよ。
板坂元の訳はよかった。
HLに移って現代新書で絶版になったんじゃなくて
絶版になってかなりしてからHLに入ったはず。
HLで黒田亘の名アンソロジーと一緒に出ている方がいいのかも。
136無名草子さん:02/05/02 17:35
ちょっと古いが、「新書東洋史」シリーズは良かった。特に「インドの歴史」
「中央アジアの歴史」あたりは、高校でも大学の教養課程でも中々教えてくれない
ところなので、これらの本を読んで大いに勉強になった。
「新書西洋史」シリーズはあまり面白くなかったが。
137無名草子さん:02/05/06 15:11
「生命の歴史」、続刊はどうなのよ!
138無名草子さん:02/05/11 20:14
age
139無名草子さん(134):02/05/11 22:16
> 136
「生命の歴史」シリーズは既刊3冊で、上記の2冊以外は、
『失われた化石記録』であるよ。
続巻についてはわからん。
どんなテーマが面白いか、想像を巡らしてみるのも一興。
140無名草子さん:02/05/21 06:17
>130
 俺もよんでみるよ。
141無名草子さん:02/05/22 21:13
森永卓郎『日本経済50の大疑問』
構造改革派のエコノミストがメディアで優勢のなかしっかりと意見述べてるな。
デフレが本当に収束できるものなのかは分からないけど。
「アメリカは不況脱出のために湾岸戦争やアフガン派兵をしてきた」というのは
勇気がいる発言だな。
142無名草子さん:02/05/22 21:15
「岩波に限らず新書」スレはどこ行っちゃったんですか?
143無名草子さん:02/05/22 21:25
>>139
「カンブリア紀の怪物たち」のオビによると
シリーズ続刊予定
 「光合成はなぜ起きたか」W・ショップ(97年11月)
 「生命誕生の瞬間」J・コリス(98年2月)
 「海から陸へ」J・クラック(98年4月) とある。
ショップは「失われた化石記録」、クラックは「手足を持った魚たち」を書いたので
続刊はコリスの生命誕生ものになるはずなのだが。
順番が狂ったのは、コリスが書いてないからなのだろうか。
144氏名黙秘:02/05/29 21:35
>>142
初代スレはdat逝き。現行は↓
http://book.2ch.net/test/read.cgi/books/1021203798/l50
145無名草子さん:02/05/29 22:30
一般的に、大型書店は、現代新書を優遇して一番手前に置いたりしているけど、どれが売れ筋か全然わかっていない。
というか、出版社もわからないから無理ないか。
売れ筋がすぐ売り切れても、次に入ってくるまで、時間がかかりすぎ。

3月に出たんだったか、山のように積まれていた、『フロイトなんたら』と『ハイデガーなんたら』は、ほとんどそのまま、返本のラックに入れられていた。
旭屋と、某生協書籍部。こんなに入れちゃだめだよ。
146無名草子さん:02/06/10 20:19
『一神教の成立』は面白いし、『パリ探偵術』だっけ、今手元にないので名前が不正確だが、これも面白かった。後者は名著なのでは。
147無名草子さん:02/06/11 06:24
ローカル線温泉旅
嵐山光三郎著
おれも、早くこんな旅ができるようになりてえよ。なにかを
捨てちまえばなれるんだろうけどね。
148無名草子さん:02/07/01 06:07
最近100円コーナーに良いのが無いよ
100円コーナーは糞本ばっかり溜まった。
149しおり:02/07/01 21:45
最近、講談社現代新書のしおり(今のしおりとは異なる)の裏面に書いてある文が結構お気に入りです。
なにぶん古い本にしか挟まっていなのと古本屋で見かけても欲しい本ではないこともあって手に入りません。
そこでここを見ている方でしおりを持っていて、内容教えてくれる方がいたら幸いです。
150しおり:02/07/01 21:47
まず私から。2つしかないけど・・・。

<講談社現代新書 B>
読書はたんに知識の材料を供給するのみ、それを自家のものとなすは思索の力なり。
                                              ― ジョン・ロック

道徳的な書物とか不道徳的な書物とかいうものはない。書物はよく書かれているか、悪く書かれているかである。
                                                         ― オスカー・ワイルド

一読の価値ある書物は再読の価値がある。
                    ― ジョン・オモレイ
151しおり:02/07/01 21:48
次。

<講談社現代新書 V>
読書の娯しみの主要な敵は、自尊心、臆病、激情および批評心である。
                                        ― ファゲ

文章の才だけでは著書を作ることはできない。一冊の本の背後には必ずひとりの人間がいる。
                                            ― エマーソン

人間の心の深みへ光を送ること - 芸術家の使命。
                       ― ロベルト・シューマン
152無名草子さん:02/07/01 22:29
講談社現代新書 C

書物はつねに生産し、自分の種を人の心にまき、
後に来る時代に限りなく行為や意見を奮い起こす。
          −ベーコン

書を読みて己が感ずる所は秒録して置くべし。
今年の秒は明年の愚となり、明年の録は明後年の拙が覚ゆべし。
是れ知識の上達する微なり。
          −吉田松陰
153無名草子さん:02/07/01 22:32
講談社現代新書 C

書物はつねに生産し、自分の種を人の心にまき、
後に来る時代に限りなく行為や意見を奮い起こす。
          −ベーコン

書を読みて己が感ずる所は秒録して置くべし。
今年の秒は明年の愚となり、明年の録は明後年の拙が覚ゆべし。
是れ知識の上達する徴なり。
          −吉田松陰
154無名草子さん:02/07/01 22:32
抄録でないの?
155しおり:02/07/01 22:53
>>152
やったー。どうもありがとうございます。

>>154
そう抄録、出てこなかったのそれが。トホホ。
156しおり:02/07/06 18:28
ここ誰も見ていないの?
古本屋の人に頼んで抄録の書いてあるしおりだけ売ってもらえないかと頼んでみたら、無料でもらえた。いってもるもんだ。
157sage:02/07/06 18:29
間違えた。言ってみるもんだ。
158無名草子さん:02/07/21 22:11
誰か、「ミシェル・フーコー」って読んだ人いる?

感想教えて欲しいんだけど。
159無名草子さん:02/07/22 02:03
>158
途中まで読んだ。まともな本だけれど面白くはなかった。
良心的。
160無名草子さん:02/07/22 04:46
桑原武夫の「宮本武蔵と日本人」を復刊してくれないものか。
ずーっと探してるんだけど、どこにもない。
161無名草子さん:02/08/12 04:08
『無限論の教室』野矢さんの本。
教室で、授業が開始される前後の話にもリアリティがあってよい。
アマゾンでも高い順位にあって驚いた。新刊じゃないのに。強いね。
162無名草子さん:02/08/26 18:54
アマゾンで新書を一冊だけ買う人は滅多にいないよ。送料がかかるから。
一冊買うだけでアマゾンの順位は大きく動くから、試してみれ。
アマゾンの「売行き順」、新書に関してはほぼ意味ゼロ。
どれだけアマゾンで新書が売れいないかよくわかるのだ。
163無名草子さん:02/08/26 19:06
哲学入門一歩前
164無名草子さん:02/08/26 19:31
「ベルリン」杉本俊多
都市が生きていることの意味を教えてくれる。
著者のこの街への愛情が、押さえた記述の中に感じられるのも良い。
でも今は品切れor絶版かも。
165無名草子さん:02/09/02 02:01
「無限論の教室」、何度も出てるけどやっぱり面白かった。
あと小泉義之氏の「デカルト 哲学のすすめ」もよかった。
最近出た「文系にもわかる量子論」って読まれた方います?
まだ大学の図書館に入ってなくて、買ってはずれだったら・・・。
166無名草子さん:02/09/04 06:39
『9・11と日本外交』。
最新刊です。
共同通信ワシントン特派員の描く一年目の同時多発テロの内幕。
なかでも、国務省と日本の外務、海上幕僚監部の微妙な呼応関係についての指摘が面白い。
167無名草子さん:02/09/04 06:42
「さてと、厨房と遊んでやるかな」

1は、自らが厨房という事実を全く認識しないまま、今日も
駄スレを立てるのであった。そしてパソコンの電源を切り、
どんなレスが付くのだろうと一人、布団の中でニヤニヤしながら
妄想に耽っていた。1は真性のマゾであった。煽られれば煽られる程、
快感を覚えるという、異常性癖があった。 「逝ってよし!」「ドキュソ」「放置だな」
様々な煽り言葉が、1の頭をよぎる。 (あぁ、もっと、もっと煽ってくれ!)
興奮の渦の中、1は眠れない夜を過ごした。

翌日、目が覚めると同時に1はパソコンを起動させ、昨夜自分が立てた
スレを探した。今までの経験上、すでに沈没していて見つけるのに苦労する
のだが、今回は違った。なんと、一番上にスレがあったのだ。
しかも、多数のレスが付いている。 「おぉ、今回は大漁だ…」
1は期待を胸に、レスを順に読んでいった。しかし、何かが違った。
今までの「逝ってよし」といった、見慣れた煽り文句は無く、
「IPが残るのにね…」「警察に届けました」「晒しage」
といった、何やら物騒な言葉がそこにはあった。 (おかしいぞ、何で?)
1はまだ、自分が置かれた状況を理解していなかった。
(俺は煽りが欲しいんだ! 誰か煽ってくれ!) しかし、願い虚しくレスは物騒な言葉が続いた。
「今頃、1は震えているんだろうな」「逮捕age」 頭が弱い1も、少しずつ状況を把握してきた。
(何てこった! 俺はそんなやばい事をしたのか!) 1はとっさに、スレをsageにかかった。
メール欄に「sage」と入れて、「こんな駄スレ、ageるなよ」と
必至で誤魔化す。しかし努力虚しく、すぐに「晒しage」されてしまう。
「頼む! ageないでくれ…ageんなよ!!!」
168無名草子さん:02/09/04 09:09
高根正昭「創造の方法学」(#553)
 社会科学における科学的方法について簡明に紹介しています。
 学生・研究者だけでなく,社会現象の解明に関心を持つ人に
 是非読んでもらいたい本です。
169無名草子さん:02/09/06 13:07
ハイデガー存在神秘の哲学 古東哲明

ハイデガーの入門書は、5.6冊読んだが群を抜いて素晴らしい内容。
わかりやすく かつ 自分にひきつけて読む文脈を提示してくれて、
なぜこういうことが問題なのかがよくわかる。
とにかくハイデガーの思考のコアな部分にページを割いていて理解から共感への
道筋をつけてくれる。
竹田のハイデガー入門よりこっちのがいい。
永井の本も名著。だけどガイシュツだと思うのでこれを推薦。
170169:02/09/06 13:16
ちくま新書のハイデガー入門はアカデミックで哲学史にのっとっていて、
これも理解の助けになる。
新書でこれは堅すぎないかと思ったけどまぁいいのかな。
ちゃんと熟読すれば得るものはあります。精度は高い
171無名草子さん:02/09/09 11:30
読書家のみなさまへ、この新書で、
キリスト教&聖書関係でおすすめはありますか?他の宗教ものでもいいです。

個人的に、他の新書とは毛色の違う装丁が気に入ってます。
172無名草子さん:02/09/10 23:57
>171
そらなら氷見潔さんの『紀元1世紀のレジェンド』が絶対お薦め。
別の新書だけど。近代文芸社。きちんとした学識のある人が
好奇心に導かれて、余裕をもって書いたような本です。
173無名草子さん:02/09/25 10:25
>172 ありがとうございます。読んでみますね。
で、ageてみる。

見返しの券を切り取って、現代新書特製ブックカバーもらった人いますか〜(w
いま8枚なんだけど。
174無名草子さん:02/09/25 10:34
もらった。べつにどうってことない地味なカバーでした。
175 :02/09/25 11:14
宗教関係のお勧めは

448『聖書の起源』山形孝夫
伝承文学として原始キリスト教を読み解くという内容。
聖書の概論本じゃないので、それは他に読んでからの方がいいかも。
この人の本では『聖書の奇跡物語』(朝日文庫)の方が読みやすい。

330『須弥山と極楽(しゅみせんとごくらく)』定方あきら(漢字がでない)
原始仏教の教典から仏教の世界観を読み解くという内容。
めちゃめちゃ面白い。

でも両方とも古いので品切れかもしれん、すまぬ。
機会があったら読んで欲しい。
176無名草子さん:02/09/28 23:32
新書西洋史のシリーズがなかなかよかった

177無名草子さん:02/09/29 03:52
シリーズのうち、具体的にはどれでしょうか。
178無名草子さん:02/10/10 00:24
『愛に生きる』鈴木鎮一 (86)

受験時代に読んで、目から鱗がでた本。
ものごとの習熟方法について言及されており、
やたらと難しいことをするのではなく、
大体出来ることの熟度を上げていくべきというのが述べられている。
これを読んでから、勉強自体に対する、
苦手感・嫌悪感を克服していくことが出来た。
179無名草子さん:02/10/16 19:42
>>158
その著者の内田隆三さんて、文章がおかしくないですか。日本語として
読めない文章を平気で書きますね。フーコーバカになってしまった人の
一人だと思います。特にメチエの『柳田国男と〜』はひどい。おしまいだと
思いますね。
180無名草子さん:02/10/18 15:39
『聖書vs世界史』これお勧め
181無名草子さん
『ハプスブルク家』は大学受験前に息抜きに読んだなー。