1 :
無名草子さん:
2 :
無名草子さん:2012/07/19(木) 22:16:46.86
3 :
無名草子さん:2012/07/19(木) 22:18:16.68
とりあえず、立ててみた。関連スレとかわからん。あとお願い。
4 :
無名草子さん:2012/07/20(金) 05:20:50.20
井川香四郎『ホトガラ彦馬 写真探偵開化帳』 (講談社文庫) を読んでいる途中。
「写真技術で鮮やかに謎を解き明かす、明治版科学捜査官を描く。」に期待したが、
時代を考えたら、鮮やかにとはいかないな。
5 :
無名草子さん:2012/07/20(金) 10:22:20.71
6 :
無名草子さん:2012/07/21(土) 19:59:51.62
糞朝日よ
海音寺の西郷隆盛を再販しろや
文庫で
本当にこいつらは使えない
7 :
無名草子さん:2012/07/22(日) 03:09:15.14
こないだ妖星伝読んだんだが、伝奇ものでお薦めある?
エロけりゃなおよし
8 :
無名草子さん:2012/07/22(日) 07:08:19.49
「新・里見八犬伝」 鎌田敏夫 角川文庫
とか?
浜路の寸止めエロが記憶に残ってるw
結構好きだったのは「雄呂血」
10 :
無名草子さん:2012/07/22(日) 23:51:58.26
>>8 内容はあんまり覚えてないけど、ものすごくエロかった記憶はあるな。
薬師丸ひろ子の映画の原作になったとは思えなかった。
>>6 売れなかったから文庫版も絶版になったというのに
つうかあれは未完だからストレスたまらんか?
宮本昌孝の二人道三が伝奇風だった記憶が
マンガだけど、手塚の「どろろ」
山田風太郎はエロ満載だからダメかな
それと、受け付けるかどうかはともかく、荒山徹がいた
海音寺の西郷隆盛、ブック○フ回れば結構あるぞ。
14 :
無名草子さん:2012/07/27(金) 17:54:53.30
百田尚樹の「影法師」読んだけど主人公の境遇とかその後の成り行きは
まんま山本周五郎の「ながい坂」だな
他もどこかで読んだようなのを色々と組み合わせた感じ
藤本ひとみ『幕末銃姫伝』中央公論新社
会津が舞台で主人公が女だったり
一寸変わった視点で面白かった。
ライトノベル板の専スレが異様で感想言えなかった…
16 :
無名草子さん:2012/08/08(水) 21:47:09.38
町井登志夫の『爆撃聖徳太子』を読んだ。
解説にざっと目を通したから、もっとぶっ飛んでいるのかと思ったけど、そうでもなかった。
この時代のことは詳しくないので、どの程度、史実を逸脱しているかわからんが、
登場人物の性格付けは面白かった。小野妹子は結構情けないやつだけど、意外に強いとか。
17 :
無名草子さん:2012/08/21(火) 08:09:59.24
保守のために書き込んでおこう。
田牧大和の「三悪人」を読んだ。
水野・遠山・鳥居の、超有名人トリオが、まだ若い時代、如何に悪事を重ねていたかって話。
鳥居の扱いは結構笑えた。なんだ一番イイ奴じゃん…みたいな。
でも、やっぱり遠山はカッコイイ役なんだな。
18 :
無名草子さん:2012/08/28(火) 23:12:07.12
萩供養: ゴミソの鐵次 調伏覚書(平谷美樹)を読んだ。
もともとSFの人らしい、最近は東北の時代物を書いている、読んでないけど。
江戸時代のこの手のものは、いろいろあるから、個性を出すのは大変だなっと思った。
19 :
無名草子さん:2012/08/30(木) 12:52:28.76
和田竜の忍びの国読んだ
映画あるのか、野村さん主演か…合うのかな
20 :
無名草子さん:2012/09/01(土) 07:46:36.08
鳥羽亮、鈴木英治氏の作品でおすすめは名にですか??
作品が多すぎて迷ってます。
剣客春秋
小説すら読んだ事が無い者なのですが、時代小説を読んでみようと思い、「名作時代小説100選」なる本を買いました。
古い作品は本屋で売っておらず近所の図書館でも取り扱っていませんでした。
しょうがないから、国立国会図書館まで行こうかと考えてます。
ここは小説すばるの話とかも参加していいんでしょうか?
時代小説の話なら良いんじゃない?
ネタないとまたおちるし
海音寺潮五郎の孫子と中国英傑伝は面白かった
人切り弥助が入っている・・・うむ、果てる
海音寺潮五郎の天正女合戦が手に入らない・・・どこかに売ってないかなあ
それ俺も探してる
あと中国妖艶伝も
復刊してほしいね
>>30 海音寺さんの物は復刊がないと手に入れ辛いよね・・・
古本屋見つけるたびに入るけど、武将列伝や西郷物以外はなかなかないし。
「おどんな日本一」とか「海と風と虹と」とか一回も見かけた事がないよ。
風野真知雄の新刊「八丁堀育ち2」を読んだが
いきなり話が、次巻につづく!になっていて脱力
こんなところで話を切るんなら、せめて翌月3巻発売とかにしとけよ
来年3月、次巻発売って何だよ
雑誌じゃないんだから、書き下ろし文庫でこれはないだろ
最近の風野真知雄の作品って全体的にレベルダウンしてる気がする。
その上、作品によって落差が激しいし…。
読む度に、ガッカリすることが急増した。
「妻はくノ一」 も、ひっばるだけ引っ張って、ただ長かっただけだったな
だから話がリンクしているという、「姫は、三十一」は最初から読んでない
「のぼうの城」を読んでみて面白かったので他にも戦国時代を題材とした作品を読んでみたいんですがオススメはありませんか?
>>35 司馬の功名が辻
信長、秀吉、家康に仕えた山内一豊が主人公
戦国史を俯瞰できるのと読みやすさからおすすめ
のぼうの城が面白いと感じる人なら何を読んでも面白いと思う
かたっぱしから読みなされ
>>37 逆に、ライトのベルテイストのを探すの難しいと感じた
人斬り弥助でも読んでなさいってことだ
最近、のぼうの城とか天地明察とか
時代小説とも言えないラノベが時代小説と言われるのはいかがなものか
天地明察とかまったくの誤りばかり
少しぐらいの虚構は多めに見るが、科学的、内容的な誤りは目に余る
>>40 早晩、消えて逝くだろうから、生温かく見守ってあげれば? (笑
作者が勉強して、資料を読んで、化けるかもしれないけどね(無いだろうな
江戸の絵地図の武家屋敷の名前の方向がバラバラで
極めて読み難い、なんて言ってる固茹卵の爺でさえ、
時代小説を書いてる時代ですから
生活とか、時間の制約とか、資料を集められない担当編集員とか
理由はあるのかもしれないけど、資料を読んでないよね?
って作者がゴロゴロ そんな昨今です。
(と昔の人も言っていたと思うけどね)
村上元三の長七郎江戸日記を読んだが、これはドラマの方がいいな。
設定は、どちらにしろあり得ないなら、ドラマのように徹底していたほうが面白い。
今までミステリーばっか読んでて歴史小説読んでなかったんだけど、オヤジの燃えよ剣読んだらめちゃくちゃおもしろくてワロタwww
食わず嫌いはあかんね。
司馬の死後16年経つけど、いまだに司馬を超える作家が出てこないしなー
毎年、生きている作家よりも亡くなった作家の本のほうが売れているのは寂しいわー
もうそんなになるか
池波正太郎や藤沢周平タイプは出て来てるが
司馬遼太郎系は全くいないなあ
新しく読む小説はほとんどつまらないな
歴史小説に限らず
昔読んだ本をもう一回読むのがここ10年の読書スタイル
戦争体験必須
出来れば明治生まれで
時代設定を過去にした単なるラノベは読みたくないんで
>>18 時代小説、読んだことないけど
ゴミソは読みやすい文体ですか?
あらすじで読みたくなったので
49 :
無名草子さん:2012/10/21(日) 20:38:01.20
↑
遠隔操作URL
51 :
無名草子さん:2012/10/22(月) 11:01:03.15
五味は読みにくいよ。
山風は読みやすい。
山東記と李陵は面白かった
奴の古代中国系作品をもっと読みたかったよ
山月記と李陵だろ
それそれ
>>48 読みづらいとは思わなかった。うまい文章とは思わなかったが。
小説ってどういうふうに単行本になって発売されるんですか?
漫画みたいに、雑誌に毎週毎月定期的に一話ずつ連載されてある程度話がたまったら単行本化されるんですか?
自分は、時代小説に興味があるのですが、適当に小説雑誌を検索してみたのですが、時代小説を連載してる雑誌を
見かけなかったのですが、どうやって現在連載されてる時代小説を知ればいいですか?
小説を読んだ事が一度も無いので、どうか小説の知り方を教えてもらえませんでしょうか
>>57 時代小説の連載は、文藝春秋の 「オール讀物」 が多いかな
皮肉にも、講談社の 「小説 現代」 にもいくつか連載があったりするw
あと今月号の角川 「小説 野性時代 11月号」 は
江戸時代特集なので、読みきり時代小説がいくつか載ってる
*もうすぐ次の号が発売になるので、ナンバー間違えないように
あとは、新聞連載だね、朝刊連載・夕刊連載・日曜連載など
読売新聞とか日本経済新聞とか朝日新聞が、時代小説が多いかな
漫画と違って、
>>58が書いているように、いきなり書き下ろしも多いけれどね
『利休にたずねよ』映画化か
うちのジイチャンが藤井邦夫の文庫本をよく読んでるけど、一般的な評価はどんな感じですか?
>>61 このスレではほとんど話題に上らないなぁ
読者が、2ちゃんねるユーザー層とかぶってないのかな
のぼうの城の漫画版読んだけど酷かった
アマゾンで作品のファンが花咲に文句付けてたけどのぼうが酷いのは漫画家のせいだけじゃねーだろとおもった
(オッサン主人公が前髪というきもいキャラデザはたしかに漫画家の責任だが)
いきなり切れて開戦を言い出す主人公が池沼の基地外にしかみえなかった
猪武者が「お前のために他の者や百姓にも死ねというのか!」と言われてたが主人公もやってることは一緒じゃんと思った
「うちの百姓を殺した侍の首を切ってもらおう!」とか、そんなこと言い出すんなら戦なんかしなきゃいいのに
そのくせ百姓にでくのボウ呼ばわりされてヘラヘラしてるとか、変なところは現代感覚だし
これがベストセラーとか映画化とか、ないわーとしか思えなかった
ほんと、下手な小説を読むくらいなら、戦国なら藤木久志氏の「戦国の村を行く」とかの研究書を読んだ方がよっぽどいい
あれはそういう演劇めいた小説だからそこにカリカリしても仕方ない
司馬遼太郎や山本周五郎を読んだ頭そのままで評価するとそうなる
今調べたがのぼうこと成田長親って忍城攻めの時点で45歳なんだな
老け顔の20代かと思ってた
45歳であの髪型とあの言動……
>>61 暇つぶしか、よほど読む物が無いときに読む。
図書館で借りて読む分には腹もたたないし。
初期作品に比べたら、最近は大分、小説らしくなってきた。
以前は、いかにもテレビの脚本家出身って感じの作品だった。
シリーズ作品はいくつか有るから、好きな人は結構多いのかもね。
>>17 風野マチオのデビュー作とか、平岩弓枝の作品とか、鳥居をいい人っぽく描くのがここ十数年の流行なのかねえ
崋山や長英や矢部の悲惨すぎる末路とか、その他鳥居に殺されたり人生破壊された無数の人々のことを考えたら
やはり鳥居は性格異常のモンスターとして書くしかないし、実際そういう人間だったと思うんだが
というわけで、杉浦明平の「小説渡辺崋山」をお勧めする
難点は、これを読んだらたいていの歴史小説が凡庸にみえてきてしまうこと
>>67 山田風太郎が書く明治初期の鳥居耀蔵が面白い、頑固な原理主義で。
>>18 ゴミソ以外に、江戸時代を舞台にした退魔モノの小説(伝奇になるのかな)
は、どんなものがあるんでしょうか。
自分がそれっぽいと思えるものは
畠中恵の江戸時代もの、高橋由太の小説くらいしか、思い浮かばんのです。
教えていただければ、幸いです。
71 :
無名草子さん:2012/11/07(水) 23:08:19.81
光圀伝ってどう?
なんか話を聞く限り今年の大河みたいというか、ジャンプっぽいというか
72 :
57:2012/11/08(木) 23:35:08.58
>>58-59 いきなり文庫で発売されるのが主流なんですね。
定期的に連載されて単行本化されるのは有名な作家だけなんですね。
ありがとうございました。
単行本の部数が減ってるからな
みんな好きな作家の新刊ぐらい自腹で買って応援してあげてほしいよ!
>>73 小説は文庫でしか読まないけど、好きな作家は、必ず、新刊で買う。
お試しはブックオフだけど。
>>70 面白いかどうかは別として、朝松健の元禄霊異伝・元禄百足盗・妖臣蔵の祐天3部作は読んだ。
飯嶋和一の出星前夜、いつになったら文庫化するんや…
>>76 その人の作品、武王の門を網野善彦が褒めてた
専門家もああいうの読むのかと驚いた
>>75 狗賓童子の島が単行本になる頃じゃないか?
映画化されるってんで「利休にたずねよ」読んでみたんだが何だあれ
何で利休の美意識の根幹が韓国人への恋慕なの??
唐物や高麗の茶碗に価値を見出してた茶の世界に
新しい美の価値を持ち込んだのが利休なのに?
捕らわれの高麗の美女って従軍慰安婦を連想させるし、
山本兼一本人が
「茶の湯は韓国に影響受けてる」ってテレビで発言してる;
http://temple.iza.ne.jp/blog/entry/1039843/ ウリナラファンタジー要員なの?この人・・・
火天の城と雷神の筒は面白かったから期待してたのにがっかりだよ!
この分野で私は一流だ! って思い上がった人が
他の分野にも口を出して、コケるって典型でしょね。
高麗時代の半島の茶は団茶(ブロック状に固めたの)
これは、中華への朝貢でも出てる。
それに、李氏朝鮮時代では、済州島とかで採れた茶は不味く、
中華から買ったのを朝貢してる記録があったはず
さて、茶の木の北限は・・・
今の韓国茶道(高麗茶道)は雨後の筍の如くで、
多くは煎茶道、立膝、そんな家元も日本での営業では、
正座、抹茶 (煎茶ってのは江戸時代に製法が確立)
中国茶道ってのもあるが、全くの別物
韓国茶道が源流なら・・・
戦国時代の茶器は太刀、小刀、将棋の駒、囲碁のお道具と
同じく所領の替わり、与える所領が無いから、武将が手に入れられない
物を恩賞として与えた、初期は堺商人が取り扱ったルソンとかの雑器
後は井戸茶碗(高麗の雑器)
ってことでは?
ああくだらん。
中国・朝鮮・韓国に関係のあることがちょっとでも出てくると大騒ぎして
そのモノやヒトの評価を上げ下げする、低俗な奴らは本当に気持ち悪い。
自分で言ってて異常だと思わんのかね。
去年話題になったジェノサイドもそうだった。
韓国人が主人公と手を組んで奮闘しただけで、amazonの評価はそれに言及するものばかり。
ほとほと嫌になる。
ちょっとぐらい間違ってるぐらいなあ、アハハで済むけど、
全く、ワケ判らんことを書いてるのは
私の評価を下げてください!
って言ってるのだから、著者的には本望なのでは?
>>81 えっ
本当にジェノサイド読んだの?
正直現実の戦争で韓国人が現地で何をしたかを知ってると
違和感を感じるのが普通。妄想をするのは自由だけどきちんと現実も見てほしい。
君みたいな人みてるとやっぱり歴史も顔もその口から出る言葉も全て捏造してきたのがよくわかる
>>81ちょっと出てくるだけなら違和感無いけど、
茶の湯の根幹に関わる部分を担ってるのが問題。
100歩譲って、フィクションとして書きましたって
著者が言ってるならともかく、
真顔で「茶の湯は朝鮮からの影響がある」とか
言っちゃってるのが問題ないとでも?
どっかのロングインタビューで
「朝鮮からの影響があったといっている人が居るが、
どういう関わり方をしたのかという部分が見つからなかったから、
恋愛という形にした」と言ってもいたけどね
この必死さが愚かだよね。
高麗井戸茶碗などが珍重されていたのは事実で
そういう意味で影響はあると言ってもいい。
だが利休の茶にからめてくるのはやっぱり違和感
あれか?秀吉に酷い目に合わされたってのが
シンパシー抱いちゃう理由?
自分にとっては
雷神の筒は面白くなかったな
>>87 高麗人との恋愛は秀吉とは全く関係ない。
その後、高麗人を抱いたのは信長だし。
そうじゃなくて、朝鮮人が利休にシンパシーを抱くのはって意味で
つか高麗人、何かされる前に死んでないか?
高麗人との恋愛は1540年で利休がまだ10代の頃で
武野紹鷗が、三好長慶に渡すために、その女を買った
秀吉は全く関係ない
拠って、その攫われてきた高麗人が秀吉云々でシンパシーは抱かない
高麗人抱いたってのは、利休憧れの女じゃなくて
緋色の布を巡らせた部屋で、容姿がそこそこの女を信長が抱いたって話
「信長は女だった」みたいなもんだと思っておけばいいのに、
高麗からの影響という発想自体を批判するのは、結局は「高麗」が単純に嫌なだけだろ、と思う。
ジェノサイドも同じ。歴史認識の正否を評価に直結させるのがどうかという話なのに、
まだ「この本の歴史認識は間違ってるだろ!」なんて言ってる。
こういうバカと普通の人の差は、歴史認識ではない。
歴史認識は双方同じなのに、それを小説にまで広げて否定の道具にするか否か。
それに気付かず、「この本を否定しないやつは歴史認識が間違ってる」と相手をカテゴライズする。
この極端さはそれこそ韓国や中国の嫌日家のようだ。
93は言ってる事ズレてる気がする。
というか意味不明。
歴史認識は双方同じなのに?
否定しない人の歴史認識が否定してる人と同じとは限らなくないか?
何を根拠に・・・
>>「この本を否定しないやつは歴史認識が間違ってる」と相手をカテゴライズする。
山本兼一のことはおかしいと言っているけど
何で読者同士の叩き合いにならなきゃいけないの?
>>この極端さはそれこそ韓国や中国の嫌日家のようだ
すぐ立場のすり替えをしようとするのも
このテの人の得意技なんだけど^^;
茶の湯は高麗の影響を受けているか→
茶器は高麗のものが素晴らしいとされていたので○
利休は高麗の影響を受けているか→
高麗の茶器のことも好きだったから○
山本兼一はウリナラファンタジスタか?→
韓国起源とは一言も言ってないので×
>>79は過剰反応
>>91みたいな戯言をほざいてるのを知ると
気になるのも分からんでもないが、
まあ三島由紀夫でも読もうぜ
三島はスレチ
伸びてんなと思ったらくっそ荒れとるwwww
利休にたずねよが出たばっかのとき
何ていわれてたのか知ってる人居ない?
個人的に山本兼一は風景描写が秀逸だと思う。
色彩表現が多彩で、眼前に絵が見えるよう。
でも、主人公の性格が似通ってて
何冊も読んでると飽き飽きしてくる。
偏執的職人気質主人公以外を書いてるの無い?
ちなみに読んだのは
利休にたずねよ・白鷹伝・火天の城・雷神の筒・いっしん虎徹な。
>>94 どれも「歴史認識によって小説の評価が変わるのは愚かしい」という要旨には何の関連もない。
ズレてるという指摘の後にそれこそ全くズレてる内容を述べるのはいかがなものか。
>>99 歴史小説というジャンルは
現代、そして後世において
歴史認識を作っていく可能性のあるものだから、
これを抜いて語れないと思うよ。
というか歴史が主軸になってる小説なのに
歴史認識を意識しないでどうやって語るの?
ズレてるってのは、論点が著者から読者に移動してることを指摘してるんだけど
間違ってないよ。それは。
オウム返しやめたら?
81が延々とファビョるスレ
個人的な感想だが、山本兼一は当たり外れが激しい感じ
『黄金の太刀』『狂い咲き正宗』なんて
もっとしっかり書けば良いのにって思った
新刊の『まりしてんぎん千代姫』はどうなのか…
>>98 偏執的職人気質じゃないのは
『とびきり屋見立て帖』シリーズかなぁ
『利休にたずねよ』が気に入らない人の意見を
>>100にしたがってまとめるとこういうことになる。
「歴史小説は歴史認識を作っていく可能性がある」という根拠により、
「間違った歴史認識が書いてある『利休にたずねよ』の評価には傷が付く」
現実とは違う歴史認識が書いてある小説の評価は皆落ちるということになる。
大概の歴史小説はそうだけど。
まだ、火病ってるの?
事実と違うから気に入らないなら歴史書を読めばいい。
「創作物語」を読みたいから小説を読むんだろうに。
まだ、火病ってるの?
そうそう。しかもそれって、
単に「朝鮮がイヤだから『利休にたずねよ』はダメ」という主張を正当化するための隠れ蓑なんだよね。
上から見ていけば分かるけど、
この流れは最初に中韓に対して過剰反応をする人を批判したレスへの反論から始まっている。
つまり、『利休にたずねよ』批判者は「高麗だから」イヤなんだと認めていることになる。
まだ、火病ってるの?
>>現実とは違う歴史認識が書いてある小説の評価は皆落ちるということになる。
これは極端な意見だな。
史実から考えて不自然じゃない創作の部分はとやかく言われないだろ?
でも、これはおかしくね?っていう創作に関して批判が出るのはよくあること。
ジャンルは違うが、某戦国ゲームの大谷吉継が
包帯グルグルなのはまだ理解できるけど、
自分が病気だから皆も不幸になれ!って性格に設定されてるのは
おかしくね?みたいな
あと、なんかやたらと攻撃的な書き込みがあるけど同じ人?
初めに利休にたずねよについて否定的な書き込みをした人は
本の内容について批判してるわけだから、反論するなら、
>>95みたいに、その本の内容はおかしくないよって方向に行かないと
単なる人格攻撃だろ。
>>この流れは最初に中韓に対して過剰反応をする人を批判したレスへの反論から始まっている。
つまり、『利休にたずねよ』批判者は「高麗だから」イヤなんだと認めていることになる。
そうかな?
特定の国を嫌がってるのは最初の
>>79くらいじゃね?
むしろ
>>81>>93のレッテル貼りが酷い。
ちなみに自分は「利休にたずねよ」はセーフだと思うよ。
>>95に納得した。
むしろ、わびさびの陰鬱な美が
死者への想いから発するものなのだっていう設定に感心した。
それがなんで高麗人なのかっていうのは、
「利休は高麗の影響を受けている」っていう説を聞いた山本兼一が
創作のヒントにしたにすぎないんじゃないかな?
別に本人が韓国起源を力説してるわけじゃなさそうだし。
>>79は千利休朝鮮人説とか、そーゆーアホみたいな説を唱えてる
朝鮮人が居ることを知って、過剰反応しちゃったん?
悪いのは山本兼一でも利休にたずねよの内容でも79でもなく、
そういうウリナラファンタジスタだ。
可愛そうに・・・
山本兼一は韓国推し要員じゃないと思うよ。
だったら明治天皇の教育係になった
山岡鉄舟の本なんて書かないでしょ。
まだ「命もいらず名もいらず」読んでないけどw
時代小説って言っても色々あるだろう
畠中恵さんのじゃばけとか、全くのファンタジー物から、
米村佳悟さんのみたいに史実を織り交ぜたファンタジー
そして、過去の史実の「一つの事件」に題材を取った物から、
司馬さんの様に歴史の流れに題材を取ったものまで
その作品が
過去の史実の「一つの事件」に題材を取った物から、
司馬さんの様に歴史の流れに題材を取ったものまで
の範疇なら、
諸々の事を調べて、齟齬をきたさない様な筆運びをする
のが著者の務めであり、矜持だとも思う
じゃばけ…
米村佳悟…
>>114 ああスマン しゃばけ、米村圭吾・・・だ
主旨はこっちね
>過去の史実の「一つの事件」に題材を取った物から、
>司馬さんの様に歴史の流れに題材を取ったものまで
>の範疇なら、
>諸々の事を調べて、(書かれている史実と)齟齬をきたさない様な筆運びをする
>のが著者の務めであり、矜持だとも思う
特定の国に対する嫌悪感で小説に文句をつけてるならそれは論外。
仮にヨーロッパだったらいいんかいという話になる。
ただし史実と違うことを書いていいかは議論の余地がある。
>>116 ヨーロッパでも文句でたと思うよ。
むしろ高麗よりよっぽど。
どうしても韓国叩きの方へ話を持って行きたいの?
そういうことを言ってるんじゃないだろ。
>諸々の事を調べて、(書かれている史実と)齟齬をきたさない様な筆運びをする
>のが著者の務めであり、矜持だとも思う
これが全て。
だからそこは議論の余地があると言ってるのに、いきなり噛み付かれても困る。
わざわざ批判をタイプ分けして書いたのに、決め付けのように書かれてひどく心外だ。
それこそ決め付けだ。
高麗と韓国は同じ場所にある違う国。
たとえ韓国人が
「利休は韓国の影響を受けているニダ!」って
ほざいたとしても、
アパートの前の住人の手柄はウリの手柄ニダ!って
言ってるようなもんだから、
嫌韓な奴はあんまり気にするな。
せっかくの本が楽しく読めなくなるのはもったいない。
>>118 まあそう熱くならずに。
>>特定の国に対する嫌悪感で小説に文句をつけてるならそれは論外。
って言うけど、はじめの
>>79にしても
史実の利休の功績との齟齬を79なりに感じたから
疑問を呈したんじゃないかな。
79に韓国に対する嫌悪感があるのは間違いないと思うけど
それだけを言ってるわけじゃない。
79の史実感にそぐわない設定ってのが否定の最重要点であって、
「高麗人」って設定がおかしい!ってのは感情的動機の後押しになっても
論旨じゃないように思える。
たぶん79はパツキンねーちゃんが出てきてもガッカリしてたんじゃないか?
そこは俺の推測だけど。
あと、前述の発言を引き合いに出したい時は
アンカー出してくれないかな。
もしくは引用するとか。
ID出ないから分かり辛い。
>>批判をタイプ分け
ってどこかな?わかんなくてごめんね。
もしかして
>>113で?
時代小説や歴史小説のタイプ分けをしてるのは分かるんだけど。
違う人のカキコだったらスマソ
121 :
116:2012/11/18(日) 15:01:56.33
ああ安価がなかったのは分かりにくかった。
>>116で「特定の国に対する嫌悪感からくる批判」と
「史実と違うことを書くのは(ジャンルによっては)良くない」という意見をわざわざ分けて書き、
前者は論外で後者には考慮する余地があると書いたにも関わらず、
>>117で「韓国叩きの方へ持って行きたい=後者に配慮していない」という
筋違いの意見が来たことが心外だ、という意味ね。
「芳一 」堀川 アサコが良かったお。
やまだ ないとの装画もオサレ。
>>121 そうじゃないと思うし、そうでないと思いたいけど
でもある意味それも仕方ないとも言えると思うよ。
日本だけじゃなく様々な国から名指しで迷惑!と言われてるし
アメリカに限って言えば旅行案内の注意事項に書かれる始末。
更に言えば、やたら言いたがる起源説やお手の物の捏造、息を吸うように嘘を吐く
普段の行いが正しければ正しい評価が人にされる。けれど正しい事をしなかった場合相応の人の目があるのは当然の事。
それを踏まえて事実と違う事を書けば、「ああ、いつもの捏造ね」と笑われたり嫌悪感を持たれるのは当たり前。
戦争でもそう、某国はあちらの軍隊のおかげで大変だった歴史が多くの人に知られてるよ
ちょっと整理するか。
利休にたずねよについて
@「高麗だから問題」
A「歴史小説は(ジャンルによっては)事実と違うことを書いたら問題」
>>116「@は論外、Aは保留」
>>117「なんで批判が@だという方向へ持って行きたいんだ」
>>123「基本的にAだが、@の意見があっても当たり前」
>>120「
>>79は@が感情的動機かも知れないが基本的にAである」
『利休にたずねよ』の高麗記述はかわいいもんじゃないか?
読んだ事はないが(あらすじ読んで萎えた)
荒山徹の『徳川家康 トクチョンカガン』とかいう小説なんて
関ヶ原で家康が朝鮮人とすり変わっただの
朝鮮忍者だのと、あらすじに書いてたが…
126 :
79:2012/11/18(日) 16:26:38.57
荒れるきっかけになっちゃった;
住人に申し訳ないです。
大方
>>120の言うとおりです。
従来の大陸の名物がよいとされていた風潮から
抜け出したのが利休だと思っていたから、
大陸の人が根源にあるのはおかしいと個人的に思った。
あと、利休のオリジナリティが発揮されるのは晩年で、
その美感の元が若かりし日の想いってのもひっかかるんだ。
むしろ、従来の茶文化を極めつくしたから
その先に行きたい!って
未来志向の貪欲さがある人だって印象だったんだよ。
最近の韓国ごり推しに嫌気が差してたから、
感情的になっちゃったのは否定できない;
だって
>>91みたいなこと
平気で言う奴らだからさ・・・
>>119読んだら腑に落ちたよ。ありがと。
>>79 無問題では?
>>80 =
>>113 で油を撒いて? おいてなんだけど。
こういう議論的なのも面白いと思う 自分的にはね。
荒山くらいネタに走ってると
それはそれで面白いんだが
宣伝文句が
「山岡荘八『徳川家康』、隆慶一郎『影武者徳川家康』に並ぶ家康小説の決定版!」
みたいな感じだからなぁ…w
並べちゃ駄目だろあれはwwww
エッセイだからスレチなんだけど、
22日発売の山本兼一の新刊『利休の風景』は
利休関連のエッセイらしいよ。
山本氏の利休観が気になる人は読んでみては?
…って、どんな内容かは知らんけど。
連載をまとめたものだって。
淡交社 京都の茶道美術図書出版社
の月刊誌「淡交」の連載みたいだけど、
この出版社への裏千家とかの影響力はどうなんだろう?
裏千家は韓国茶道を日本に紹介するのに積極的って印象がある
「裏千家 韓国茶道」でググルと、
裏千家淡交会総本部・国際部・米咲郁久部長、
教授・菊池宗津などに関する面白い記事が読めます
そこはもはやスレチだろう
韓国と利休をどうしても繋げたい奴がいるんだな
利休にたずねよ
韓国語訳バージョンあるのな
英語・中国語などの他言語は見当たらないが・・・
それがどうかしたの?
中国語もあったよ
利休之死 (原題:利休にたずねよ)
〔日〕山本兼一 著 張智淵 譯
もう利休にたずねよは引き合いに出されてるだけで
韓国の話題を出したいだけじゃないか
山本兼一さんもこれじゃ迷惑だろう
高麗書林のHPの翻訳本をざっと見ただけだが
時代小説では、小太郎の左腕、あんじゅうも韓国語翻訳されてるな。
山本兼一さんだけじゃない。
>>134 京都の茶道美術図書出版社である「淡交社」は裏千家と繋がりが深い
裏千家は「韓国茶道」を推してることで有名
韓国茶道の家元を招聘して、日本で正座の抹茶の茶会を催してるのは裏千家
そんな業界誌的な物に書くエッセイで、意向に沿わない作家を選ぶはずも無く、
無味無臭の作家であっても、意向に沿わないエッセイを書けるはずも無く
まだ続けるのか
142 :
無名草子さん:2012/11/24(土) 14:08:15.62
ところで山周のひとごろしは面白い。
雰囲気似てるのないかね?
>>142 山本周五郎の作品って事?
「ひとごろし」のユルサが好きなんだったら、割と有るよ。
個人的には「おしゃべり物語」とか「しゅるしゅる」とか好きだな。
144 :
無名草子さん:2012/11/24(土) 23:02:19.24
しゅるしゅるは確かに他愛もない話なのに
なんだか面白い。おしゃべりはひとごろし読んだ後だったから
ちと主人公が賢すぎるように思った。
一応全集読んでるから他作者でないかな?と思ったんだよ。
>>142 「美琴姫様騒動始末」 結城恭介
は?
昭和64年が舞台wだけど、一応時代小説。
『旅籠・新日本』表記とか、ゆるくて笑った憶えがある。
146 :
無名草子さん:2012/11/25(日) 07:29:44.19
ありがとう
>>125 >荒山徹の『徳川家康 トクチョンカガン』とかいう小説なんて
そういうのは伝奇小説という別カテゴリーに分類されていて、
みんなで壮大な嘘を楽しんでね、というサインを出しながら
書いているから、突っ込むのが野暮ってことになるんだよ。
沖田正午「姫様お忍び事件帖」のお鶴ちゃんが可愛かった♥
>>7 >妖星伝
SF伝記ロマンの妖星伝も時代小説に含まれるんだw
工房の頃、1日1巻のペースで夢中になって読んだっけ。
>>148 最終巻がさっぱり分からんかった妖星伝。
しゃばけもOKなら大丈夫でしょう。タイムパトロールが出てくると、ちょっと異質かな。
150 :
無名草子さん:2012/11/27(火) 10:55:21.03
お鶴ちゃん 退屈姫ぽい感じだな。
ありがとう。
151 :
無名草子さん:2012/11/28(水) 13:14:36.58
鶴ちゃん可愛かったが行き水がくる前なら
更によかった。
152 :
無名草子さん:2012/11/28(水) 18:59:40.54
山周と言えばタイトルを失念して何年も捜してる短編がある
主人公が数年ぶりに故郷の村へ帰って来ると実家が村八分にあっており、庄屋の娘だった妻のお夏も連れ戻されていた
で、色々あって最後に主人公が集まった村人たちの前で薄情を詰るシーンがあり泣いている妻の下へ行って〆
みたいなの誰か知らない?
新潮文庫で読んだはずだが図書館で片端からチェックしても見つからない
154 :
無名草子さん:2012/11/29(木) 09:00:30.32
帆元の土竜かな?
157 :
156:2012/11/29(木) 11:24:46.36
すいません、スレのタイトル書くの忘れました。
「この本のタイトル(題名)教えて!その11」
158 :
無名草子さん:2012/11/29(木) 14:50:11.00
>>155 そこで調べたら判りました!
ありがとうございました!!
そう、そこだよw!
天地明察、文庫で買ったの読み始めたが、さすがに面白い
ただ境内掃除していた娘さん、春海のあからさまな態度見てどういう心の動きがあったか分かりそうなのにな、とは思った
女は論理はアレだが、表情読んだり感情悟るのはうまい
とくに若い頃は感受性豊かだから、鈍い子だなとちょっと呆れたかなw
男は逆だよね、感情面は鈍いが数式や記号や論理に強い
この物語は時代小説ではないのだろうか
162 :
無名草子さん:2012/11/29(木) 17:30:59.87
163 :
155:2012/11/29(木) 18:50:52.04
164 :
161:2012/12/01(土) 20:21:24.89
引き続き、天地明察に関して
件のヒロイン、えんが好き勝手し過ぎる
戦国から江戸に移り変わってさほど時が流れていない、実際に戦国を生きた武士の実の娘が(y…とかなり、もやもやする
未婚の娘を義兄一人に任せて親は放置(?)、その義兄はくっつける意図で(?)未婚の男と二人きり道を歩かせる…?
町娘ならまだしも、江戸の初めの武家娘だと、色々無理ありすぎ不自然過ぎ
時代考証は割りとあるが、身分ある者には付き従う者が常にかしずく時代に、主人公初め結構自由にみんな一人徘徊しているのもなんか…やっぱり、これを時代小説と呼ぶのは無理ある
おもしろいけど
おもしろいだけに、なんか勿体無い
光圀伝もこんななんだろうか…
天地明察の時代考証がおかしいのは前から言われてたな
166 :
無名草子さん:2012/12/03(月) 20:12:09.04
沖方は一度も読んだ事ないが
好きではない。
来週金曜は12月14日だし、赤穂浪士伝でも読むかな
沖田正午を何作品か読んだ後、上田秀人の将軍家見聞役を読み始めたけど面白く読めている。
暫くは上田秀人が楽しめそう。
でも未だにお鶴ちゃんが愛しいw
最近、上田秀人と牧秀彦と、
「鬼役」の坂岡真のストーリがごっちゃになって困る。
年かな…。
最近「吉原手引草」を読んだのだが、
葛城を水揚げしたのは結局誰だったのか分からない…
自分の読解力が無いのか、それとも読み逃がしたのか…?
上田秀人を読んで光圀と家光が従兄弟同士だと気づいたw
戦国期の島津氏の小説読みたいんだけどオススメってある?
義弘でも義久でも誰でもいいけど、関ヶ原だけで終わりって言うよりは薩摩から始まるのがいいな
上田の作品は、感情移入したい主人公が
いつでも馬鹿だの間抜けだの罵られるから
途中で読めなくなってくる
主人公の周りが「その手は読んでいた」「ふははは、その手も読んでいた」「おほほほ、思い通りに動いてくれますこと」なんつう中二病の想像の産物みたいな奴ばっかで
主人公自身はリアル中二だからよ
島津奔るはきもかった
義弘マンセーばかりで
175 :
無名草子さん:2013/01/04(金) 19:10:34.43
きもいっていうか・・・
盗作騒動で絶版だからね。
それ以外にも、「遁げろ家康」を初めとして多くの盗作騒動があったが、
御本人が死去されて、うやむやじゃあなかったかな?
出目は 片岡知恵蔵の十三人の刺客の脚本家
デビュー作は四十七人の刺客(忠臣蔵)
177 :
無名草子さん:2013/01/04(金) 23:42:07.54
謹告 小社刊池宮彰一郎著「島津奔る」は、司馬遼太郎著
「関ヶ原」との類似個所が相当数存在することが判明したの
で単行本・文庫共に絶版とし、市場在庫を回収する措置を
とりました。司馬遼太郎氏の著作権継承者および読者の皆
様に深くお詫びいたします。
平成15年4月1日 株式会社 新潮社
著名な作家でもそんなことあるんだ。
この人の場合はひどかったから
そうか?
結構擁護の声もあったけど
あれだけ文章を丸パクりだとアウトってレベルじゃないよ
司馬サイドに訴えられててもおかしくない
幸い(?)にも二人とも故人だったけど、現役中だったら大騒動になってる
山本周五郎の長篇全集の刊行が始まるんだな。
注釈がつくらしい。
183 :
無名草子さん:2013/01/07(月) 08:36:11.15
>>181 >二人とも故人だったけど
池宮彰一郎がまだ生きているときの話だが。
勝手に殺すなよ。
資料と原稿が混ざってしまったとか苦しい言い訳してたな
一次資料にあたれない(古文や筆文を読みこなせない)人は
二次資料から気軽に創作しちゃうけれど
それがどういうことなのか、はっきり分かってなかったんだろうなあ
別に彼を擁護するつもりは無いんだが、小説を書く側の立場から言うと、
自分でも気づかずに盗作してしまう恐れは多分にあるよ。
文章修行をやる場合、自分が模範とする作家の文章を散々真似したり、
するから、管理をちゃんとしてないとこういうはめになりそうでかなり
怖いし、戦々恐々としている作家の卵も多い。
上田秀人と牧秀彦を同時に読んでるが家斉の性格が正反対w
188 :
無名草子さん:2013/01/08(火) 04:38:23.10
高橋由太はお気楽に読めるよ。
190 :
無名草子さん:2013/01/08(火) 14:53:34.30
僕僕先生より面白いけどな。
上田秀人を読んだ後のお勧めってあります?
192 :
無名草子さん:2013/01/08(火) 22:21:10.74
中里融司 門田泰明
193 :
無名草子さん:2013/01/12(土) 10:34:38.95
幡大介はゆるゆるでいいね。
大富豪同心だっけ?
ユーモアタッチで面白い?
今度買ってみようかと思ってる。
>>194 最初の方は結構面白かったよ
最近はなぁ…
女剣士がでしゃばり始めてからが…
幻冬舎から、公事師 卍屋甲太夫 3代目
ってのも出てるよ (12月に第1巻)
千両役者捕物帖はダメっぽいけど、
こっちは良さげ
お勧めの捕り物帳を教えてください
199 :
無名草子さん:2013/01/13(日) 09:30:07.21
引退した同心が再集結して・・・という設定の捕り物帳面。忘れた??
>>199 隠居した同心だけでなく商人とか幼馴染が集まっての捕り物なら「大江戸定年組」かな?
捕り物だけでなく、町内のよろず相談も兼ねてるけれど
>>198 まず、どういうのが好き?
時代小説のジャンルでは、捕り物がかなり占めるから、いきなり
>>198におすすめって言われても困る
昔からの有名どころなら、「半七捕物帳」「銭形平次捕物控」「若さま侍捕物手帳」「鬼平犯科帳」あたりかな
自分の趣味なら、現代ミステリにも通じる「人形佐七捕物帳」「耳袋秘帖殺人事件」シリーズが好きかな
やっぱし岡本機動戦士ガンダムが聖典だよ
>>200 時代小説を読んだ事が無いので、どういうのが好きかと言われましても・・・・
自分はよく少年漫画を読むので、少年漫画のような明るくてはちゃめちゃっぽいのがあれば・・・・
登場人物は中年でもなんでもいいんですが、大人の難しい内面描写とか無い方がいいです
難しいのは分からないので
なんか最近の時代小説は、時代考証が甘くてラノベだって言われてるみたいですが、そういう
設定もしっかりしたのがいいです
>>203 時代考証きっちり云々なら、「半七捕物帳」あたりかな
明るくはちゃめちゃなら「若さま同心徳川竜之助」シリーズ、おすすめ
>>194と上田秀人の髭何とかをまとめ買い。
1巻で挫けたら大ショックw
>>194 また風合いの思いっ切り違うシリーズをwww
>>207 「この時代小説がすごい」を参考に面白そうな本をまとめ買いw
210 :
無名草子さん:2013/01/16(水) 19:46:39.68
安部龍太郎直木賞
>>210 記念真紀子。彷徨える帝だけしか読んでないが。
212 :
無名草子さん:2013/01/19(土) 12:40:05.44
教えて下さい
少なくとも50年前には単行本として出版されていた、余り高級ではない時代小説なのですが、題名分かりませんでしょうか?
時期;江戸時代、登場人物:生娘が大好きな旗本のエロ隠居、その取り巻きの不良浪人「主膳」、隠居に手込めにされた女中、怪しげな唐人の軽業一座(頭、その手が付いた娘、その弟分の少年)。主人公が左の隠居らを懲らしめるとの筋。
それって、貸本屋全盛時代では、
水戸黄門的なスジでは、パァ!
春陽堂文庫にありそうな感じだな。
>>75 『出星前夜』文庫化2月6日発売@amazon
216 :
75:2013/01/20(日) 14:49:11.32
720ページ920円とは…やっぱ高いな
『狗賓童子の島』の単行本も近いかな
218 :
無名草子さん:2013/01/21(月) 19:10:42.11
伊東潤はハズレがないな
219 :
無名草子さん:2013/01/21(月) 23:29:35.75
>>214 春陽文庫で何かお薦めある?
ツンデレヒロインが出るのとかありそう
角田喜久雄や山手樹一郎あたりかな。
古典だけど「どくろ銭」や「からす堂」シリーズとか…
>>218 何がおすすめ?
余談だけど、こないだツイッターで
「何も教えて貰えないと嘆く新入社員」みたいな記事に対して
「その心がけは甘すぎ」?みたいなこと言っててあんまり良い印象は受けなかったんだよな。
こう、バリバリのビジネスマンって感じでさ。
居眠り紋蔵の新刊が出ていたので読了
文吉まで、養子に行ってしまうとは!
ちえと別れること自体は、もともと似合ってないと思っていたから良いが
どうせなら、妙と一緒になって藤木家を継いでほしかった
何と言うか、藤木家は子だくさんの割に
子供に縁が薄いというか何と言うか…
それぞれ、見込まれて養子に行くんだから恵まれてるけどさ
しかし回想するのに、まとめではなく、以前書いた文章丸ままコピーってどうなん?
佐藤先生、お疲れなんだろうか
>>219 半村良の伝奇小説にはまって国枝史郎や角田喜久雄を読んだっけ。
てか、国枝史郎は春陽文庫だっけ?
>>223 俺か。
国枝史郎は、講談社文庫と学研で読んだな、学研は数年前だけど。今、河出で神州纐纈城は出てる。
角田喜久雄は、春陽文庫で最初に読んだもの(忘れた)が面白くなくて、その後、読まなかってけど、
数年前に出た半九郎闇日記(小学館文庫)は面白かった。
角田なら海風山風おすすめ
著作権切れの吉川英治『三国志』と『宮本武蔵』、まさかの新潮文庫に登場
レッドクリフのとき講談社文庫からも出てたよね
映画から入った人が、周喩が孔明にボコボコにされるのを読んで唖然とする顔が思い浮かんだ
岡本綺堂も、去年、文庫が出ていたな。
229 :
無名草子さん:2013/01/28(月) 20:59:07.77
>>218 上杉景虎が主人公の奴はちょっと引いたなあ。
別に悪役として描かれるのはいいんだけど、ラストの謙信死後の上杉家に
関する地の文がなあ・・・
短編は面白いと聞くんだけど
>>221 考証に自身がある様子がにじみ出ててどうも好かんな個人的には
栞が無い文庫本は不便で困る。
>>230 新潮文庫みたく、しおりひも付けてくれるといいんですけどねえ・・・
しおりひもは猫が跳びついてきたり齧ったりするのでなくてもいいです・・・
栞紐は、切ってリボン代わりに使える。
栞は広告の入った紙で桶w
栞紐のことを書くつもりじゃなかったんだ。
最近、初めて風野真知雄を読んだ。時代小説専門の作家は、ほとんど読んでなかったのに。
偶々、正月に読みたいものが無かったので、本屋でなんとなく買ってしまったら、
なかなか面白かった。穴屋シリーズの3巻目。次に本屋に行った時に1巻があったのでそれも買った。
藤原緋沙子ってすごいペースで書き下ろし書いてるんだね
えっ、そうか?
どっちかって言えば遅いってイメージがあったが…
シリーズが多すぎるからか、人気男性作家陣と比べるからかな?
今井絵美子や六道慧の方が藤原より多作な気がする。
風野真知雄といえば
来月下旬「続・妻は、くノ一」がでるらしいね
あまり他の作家さんを知らなかったので
1〜2ヶ月に1冊ってすごいなー(自分比)と思ってしまった
>>188 亀で悪いが
漫画からの設定の剽窃が多すぎる、時代考証めちゃくちゃ
でとても気楽には読めないぞ
東京都内で時代小説を豊富に取り揃えてる本屋をご存じないですか?
Amazonか、BookOffじゃね?
実書店なら、大きな書店に行けば?
ジュンク堂書店池袋本店 50万冊
八重洲ブックセンター八重洲本店
丸善丸の内本店
ジュンク堂書店新宿店
紀伊國屋書店新宿本店
紀伊國屋書店新宿南店
ブックファースト新宿店
リブロ池袋本店
三省堂書店神保町本店
蔵書数でTopはジュンク堂書店大阪店 200万冊
都内なら大手書店をハシゴすれば良いんじゃない?
>>244 書いてある書店は、在庫検索ができるところが多いから、見て買いたいときはいいな。
都内の大型書店なら時代小説の文庫本は別置きだよね
248 :
無名草子さん:2013/02/04(月) 10:24:56.54
本屋って、コンビニの窓際じゃなかったんだね。
249 :
無名草子さん:2013/02/05(火) 00:26:44.78
チャンバラ、合戦、捕物以外でおすすめの時代小説って何がありますか?
天地明察を読んで、おもしろいなぁと思ったんですけど。
光圀伝は読むつもりなので、それ以外で何か。
人情話はどうですか?
藤沢周平、山本一力など、直木賞受賞の王道でもあることだし…
藤沢周平氏≠人情ものじゃね? 藤沢周平氏=人情ものなんて
始めて聞いた
xx剣yy抄は武家物だし、市井物もあるけど、人情物では無いと思う
しいて言えば、用心棒3部作、三屋、馬の骨、風の果て とか
副題が充実しるかどうかで分類すべきでは?
山本一力は人情物では無く、市井の職人にムダな光を当ててると言うか、
訳の分からない、職人さんは凄い〜〜〜〜小説ってだけじゃん。
職人物なら、佐江衆一さんあたりの方が・・・
山本周五郎とかは?
市井ものやユーモアものなら読みやすいっしょ。
みをつくし料理帖とかは。
コメディタッチなら沖田正午「姫様お忍び事件帖」と幡大介「大富豪同心」は楽しめた。
チャンバラでお勧めあります?
初めての時代小説を今読んでます。
宮本昌孝さんの「藩校早春賦」です。
続編の「夏雲あがれ」も買ってありますがまだ読んでません。
以前、このスレで少年漫画的な時代小説はないかと尋ねた所、この作品を紹介されたので
買ってみました。なかなか気に入っています。教えてくれてありがとうございます。
・・・・それだけです。
チラ裏すまそ。。。。
「夏雲あがれ」はさわやか、爽快かと聞かれると・・・
剣道一筋の衆じゃあないからなあ
>>255 剣豪小説ってことかな?
藤沢周平『隠し剣孤影抄』、柴田錬三郎『赤い影法師』、山田風太郎『魔界転生』とかはどうですか?
人斬り弥助で果てちゃってくださいよ
>>258 ありがとう。
でも全て既読です(汗
他に隆慶一郎や五味康祐等も既読です。
米村圭伍の退屈姫君は面白いですか?
>>260 津本陽とか、大御所系はみんな読んでるんだよね?
津本陽原作の雑賀六字の城って漫画がすごくつまらないんだけど、
あれは作画家の解釈の仕方がおかしいんだろうか?
原作は読んだことが無いんだけど…
津本陽の小説はね、ちょっとお勉強色が強すぎたりするいことが多い。
よく調べているのは評価できるんだけど、それをいったん忘れて
プロットを組み立ててないから、話自体の面白さという点ではいまいちかな。
265 :
無名草子さん:2013/02/10(日) 09:02:17.90
>>261 個人的には面白いと思う
軽い下ネタが苦じゃなければ勧める。
風流冷飯伝は読んだ?
そっち先の方がより楽しめるとは思うな。
読まなくても、そんなに影響はないかもしれないけど
266 :
無名草子さん:2013/02/10(日) 10:53:32.33
>>265 d
早速5冊まとめ買いしてきたw
全て揃っていたのはラッキーかな。
>>267 米村作品は登場人物や登場藩が他作品も出てたり
世界が繋がってるから、その5冊が面白かったら
他も読んでみる楽しいかもしれないです
大江戸三部作
「風流冷飯伝」「退屈姫君伝」「面影小町伝」
退屈姫君シリーズ
「退屈姫君 海を渡る」「恋に燃える」「これでおしまい」
おんみつ密姫シリーズ
「おんみつ密姫」=風流冷飯伝にちょっっと関連あり
「おたから密姫」上記続編
「密姫」の時代のちょっと前が「紀文大尽舞」で
その続編的作品=「紅無威おとめ組」シリーズとか。
退屈姫君の登場人物は
「ひやめし冬馬四季綴り」の2作目からにも出てるし、
「真田手毬唄」は「面影小町伝」の後に読むべしとかいろいろあるけどw
269 :
無名草子さん:2013/02/10(日) 14:16:16.29
うむ、うむ。
おれは北島三郎だな。
与作は好きじゃないが、風雪流れ旅はいいな。
>>260 津本陽は柳生兵庫助を読んだけど合わなかった。
池波正太郎などの著名作家は読んでます。
読んだ感想
面影小町伝・文庫(錦絵双花伝・ハード装丁本)と、
真田手毬唄(ちょっろと面影小町伝の最後の人物が出る)は
退屈姫君シリーズ+冷や飯とは別物
米村さんは仙で退屈姫君シリーズを書く為に、
つまりは辻褄合わせの為に錦絵双花伝を書いたと どっかで書いてた
おとめ組は大発散中(収集つかず)
紀文は単品
山彦は大発散中
冬馬四季綴は、スジをこねくりまわして・・・どうするの状態(伏線大好きの悪い癖だと思う)
おんみつ蜜姫もかぐや姫は、伏線大好き、薀蓄大好きの悪い癖が出ると思う
辻褄合わせ
仙=忍び≠笠森お仙
山彦はKENZAN連載で
ものすごくハンパなトコで終わってるんだが
(何つったって旅の途中だよ…)
あの先は、どっかで書いてるのかな?
どうなんでしょう?
道草ハヤテは、KENZAN!(8)まで
講談社 KENZAN! は20111/07の vol.15で休刊(廃刊でしょうね)
道草ハヤテの続編は書き下ろし、かつ、いきなり文庫 あたりになるのでは?
米村圭伍のカバーイラストは沖田正午の姫様云々と同じ柴田ゆうだから楽しめそう。
安直な理由w
あ
>>270 タイトルの元ネタは、その『あんみつ姫』だったはず
>>272 ほぼ同じ感想だw
最新書き下ろしの「敬恩館風雲録」は、やや無理に押し切った感があるな。
伏線回収がちょっとうまくできなかったかなってなかんじ。
>>249 吉村昭の医者が主役(ふぉんしいぼるとの娘とか多数)のもの、「あめりか彦蔵」、「海の祭礼」
井上靖「おろしや国酔夢譚」、「天平の甍」
藤沢周平「義民が駆ける」
津本陽は、柳生兵庫助だけ面白かった
津本は鬼の冠とか薩南示現流とか初期の武道小説が好きだった
志水辰夫「みのたけの春」がさっき届いた
津本陽は、短編の方ができがいいよ。
柳生兵庫助は、確か一番の長編。
個人的には好きだけど。特に薀蓄話が。
武道について書いたのは『孤独な武者振り』最初で、自分の体験を
書いたものだけあって、読んでて引き込まれる。
これが好評で、剣豪小説書き出したんだよね。
居眠り磐音って読みやすいね。
面白い。
風流冷飯伝を読み始めたけど文体に違和感が。
慣れるかな?
大富豪同心は最新刊まで楽しく読めた。
落語だと思って読んだ
落語って言うより講談を意識してるらしいね
ですます調の小説は滅多にないから
確かに初めは違和感を感じて読みづらい
慣れるかどうかは個人差だけど、自分は慣れたよ
何度読んでもだめなのは畠中恵
287 :
無名草子さん:2013/02/16(土) 11:51:09.15
副読本でおすすめってありますか?
旗本、御家人、与力、同心とかまず職業がよく分らないし、
あとお金とか。1両が10万円くらいっていうのは分かったけど。
分とか、朱とか、文とか。
・イラスト・図説でよくわかる 江戸の用語辞典~時代小説のお供に~
江戸の時代研究会 (著), 江戸人文研究会編
廣済堂あかつき書店
・ 絵でみる 江戸の町とくらし図鑑 [単行本]
江戸人文研究会編集
廣済堂あかつき書店
あたりはどう? 良く網羅されていると思う
北村鮭彦さんのは軽くて判り易い
あるいはBookOffの\105-コーナーで漁っては?
ちょっと詳しいのはNHKの江戸事情とか、
正解文化社の日本歴史シリーズとか・・・
絵図のガイド本も買うと良いと思う
切絵図・現代図で歩くもち歩き江戸東京散歩 (古地図ライブラリー (別冊))
人文社
侍の仕事に関する本なら
・決定版 図説 大江戸犯科帳
・決定版 図説 侍入門
ってのもあるよ。どっちも「歴史群像編集部・編」(学研)のムック
「大江戸犯科帳」は同心、与力、町奉行所組織図や勤務体系、奉行所図面、
火付盗賊改、刑罰と火消し組の事なんかが色々載ってる。
小さくだけど、白黒の獄門・磔刑の写が有るからそういうのが駄目なら
やめた方がいいかも知れん
「侍入門」は、武家の家格、江戸幕府の職制、組織図、
江戸城の本丸絵図、若党中間、侍の内職、勤務形態や服装、
小伝馬町牢屋敷図、二十四節気、食事、髷の種類、
旗本屋敷や旗本屋敷の再現絵とか。
あとは「彩色大江戸事典」エディキューブ編(双葉社)なんてのもある。
>>288が薦めてるのと同系統の用語辞典かと
(こっちは50音順でなく分野別で、索引付き)
江戸庶民の職業、湯屋間取り、長屋間取り、
剣術とか、月の形・名称、時刻方角、通貨、様々な単位も載ってる。
ただしCGの画質が暗めなのが難点。イラストは分かりやすい。
おっと、「白黒の獄門・磔刑の写」でなく「写真」だ
旗本屋敷や御家人屋敷の…だし
ネットに繋がってるんだから、
ベースの副読本、絵地図を買って、
後は判らない事が出て来たら、検索するのが良いと思う
ホムペで解説してくれてる処も沢山ある
ここ五六年の新作物は、時代考証がどうのと言う以前の問題だな。
なんか、現代人が江戸の町に居てるような小説ばかりだ。
ただ、近年の、二十代前半或いは未だ学生かと思われる女性の作品には、
ピカッと光るものが時々出て来る。
各種文学賞の候補作や新人扱いで雑誌掲載されてる時代小説のこと。
既にセミプロ以上の立場として書いてる作家も含めて、
二十代前半の彼女らは、どこでどう勉強したのか、
時代考証は勿論、時代の雰囲気、人々の観念・発想等、
『半七捕物帖』レベルに達している。
たとえば? 何作か挙げてみてよ。
時代考証以前の方なら高橋由太の全作品
読んでると気が狂う
文庫を使った壁キャッチボールとゴミ箱ダンクシュートの練習を自主的にしてしまうレベル
あと、そこそこ漫画を読み込んでるとアイデアの剽窃っぷりにも愕然とする
小松エメルの事かと思ったら、彼女は20台後半だった
作品読んだことないから、どんな作風か知らんけど
小松エメルって面白いの?
どなたか既読の片、感想を教えて頂きたい。
小松エメルって面白いの?
どなたか既読の方、感想を教えて頂きたい。
>高橋由太
>小松エメル
この時代小説がすごいだと評判良いんだよね。
自分は未読で評価は出来ないけど。
司馬遼太郎や藤沢周平、山本周五郎、池波正太郎あたりの超定番を除いて
手元に残しておきたい最近の人は乙川優三郎と飯嶋和一くらいかな。
時代小説はそのイメージだけでなんとか食いつないでるような、毒にも薬にもならないのが多くて、
この一冊と思えるほどのものはなかなか少ない。
最近台頭してきている、和田竜や冲方丁みたいなラノベ系(悪い意味ではなく、展開が早くキャラが強い)も
それなりに好きではあるんだけど、読み返したくなる感じではない。
佐伯英泰も面白いよ。
読み始めると止まらない。
確かに面白い所だけ連続してズバズバ見せてる感じ。
展開が早い。
>>299 高橋由太を評価している時点で
「この時代小説がすごい」の底が知れると思う
大阪の陣前後で妖怪物で岩見重太郎出さない時点で無知が爆裂してるわな高橋
幸村をオカマッチョにしてる場合か(柴田亜美のキャラ造形丸パクリだし)
そんなに時代小説を読まない人は、
本格時代小説に出てくる用語が難しいとか、
敷居が高いって感じがするから
簡単な、勢いだけで突っ走った感じの方が読み易いってのは
あるんだろうけどな。
手軽に読めて、本(時代小説)を読んだ気になれるし。
そういう事は人それぞれの楽しみ方だから否定しないけど、
書き手側はもっとしっかりして欲しいと思ってしまう。
>>301 読みたいと思っても、今だと巻数が多すぎでお金が掛かるw
>>302 佐伯英泰、鳥羽亮、鈴木英治等も評価に値しないって事?
293さんには、ぜひ作家名を教えてもらいたいもんですね。
そんな新人が埋もれているなら、マジで読んでみたいです(笑)。
>>287 江戸東京博物館のおみやげ売り場に
その手の本も充実してた
>>305 BookOffにGO!
\105コーナーに佐伯さんのは沢山ある
309 :
無名草子さん:2013/02/18(月) 11:31:10.66
時代小説のスレなのに、松本清張は一向に出て来んなあ。
時代小説の作品数は、100や200程度でおさまらない。
シリーズじゃあないよ。みな別個の作品。
分冊の長編はごくわずかで、あとは一冊物か短編ばかり。
会話文も地の文もみな現代語で書いてある。
良い点は、きわめてリアルな内容。真に迫っている。
311 :
無名草子さん:2013/02/18(月) 19:13:10.71
しゃばけって女の子向きの話なの?
磐音ばかり読んでても飽きそうだから、違うの読もうかと思った
んだけど、ファンタジーとかだったら磐音のほう読む。
>>305 その辺りの作家は既に
大御所と言って差し支えないんだから
今更「この時代小説」で評価されても、されなくても、関係ないだろう
>>312 自分が気に入らない作家が評価されているから「この時代小説がすごい」は底が知れてるって事じゃない?
佐伯って電子書籍無いよな
冊数多いから出して欲しいわ
たぶん読者層の問題だと思うぞ。
>>311 しゃばけは、完璧に若い女性向きだろ
イケメン妖怪たちが出てきて、病弱なおぼっちゃまをかまい倒す話
公式サイト見てみるといいよ
しゃばけ倶楽部〜バーチャル長崎屋〜|新潮社
http://www.shinchosha.co.jp/shabake/ 「居眠り磐音」のようなサクサク楽しめる時代小説を読みたいなら
風野真知雄の「若さま同心徳川竜之助シリーズ」や
上田秀人の「奥右筆秘帳シリーズ」あたりを読んでみたらどうかな
しゃばけは、ってか畠中恵は文章が稚拙
読み辛い事この上なし
318 :
無名草子さん:2013/02/19(火) 09:43:51.54
>>316 ありがとう。
早速「奥右筆」と「徳川竜之助」のシリーズを探してくるよ。
しゃばけは、モロにファンタジーだな、「あやかし」が存在、登場する社会だから。
でも、読みづらいと思ったことはない。だんだん、マンネリ打破の部分が、逆に失敗している気がするが。
>>316 上田秀人は少し重くない?
他に「将軍家見聞役シリーズ」や「織江緋之介見参シリーズ」等、読んで面白かったけど。
軽めのなら聖龍人が好き。
「風流冷飯伝」は結局面白いのか面白くないのか解らなかったw
でも、「退屈姫君伝」はどのように登場人物が繋がるか読むのが楽しみ。
下ネタに関しては「妖星伝」レベルかと思っていたから拍子抜けw
322 :
無名草子さん:2013/02/20(水) 01:21:29.57
でも安い趣味だよな。
文庫本で古本だと、わりと新作でも100円で買えたりするもんな。
時代小説の読書を趣味にしてから、たいぶ小遣いに余裕が出て来た。
最近の人が書く時代小説って時代考証とかが甘いなんちゃって時代小説が多いの?
しっかりしたのを読みたかったら昔の作品を読むべきなのかな?
でも昔の作品は本屋で売ってない場合があるよね
一般的には、今の方が時代考証厳しいだろ。
ネットの発達で重箱の隅をつつくような連中も増えてるし。
昭和40年代以前ともなると、かなりいい加減。
一般的には、 昔の方が時代考証厳しいだろ。
時代劇ブームでネコも杓子も書いてる状態
昔の作家はそれなりに調べてる感じがする
上の方に書いてあったけど、登場人物が現代人な時代小説ばかりなんでしょ?
質のいい昔の小説は図書館に行かないと無いよね
それも大きな図書館じゃないと
電子書籍が普及してきてるんだから、過去の絶版になった作品を配信してくれないかな
あと何十年も先の話かな
>>326 青空文庫が無料で読めるよ。
50年たって、著作権が切れた時代小説。
半七捕物帳とかあった。
テキストファイルだから、ChainLPというフリーソフトで
電子書籍形式にすればいいよ。
半七捕物帳はKindleにも無料であって、
Nexus 7でKindleアプリを入れて読んでますよ。
へー、無料でよめる時代小説があるんですか
今度端末を買ってこようかな
古本嫌い=金持ちと思うのは俺だけかw
文庫が700円もする時代なのに2,3時間で読了するような勿体無いことはできん。
煙草だってがんばれば1日500円しない。
だから今時の軽い時代小説は100円コーナーで十分だな。
でもブックオフなんかは買わなくても「流れ」が見えて面白いよ。
人気の作家物は売買が頻繁で流動的だったり、いつも品切れだったりするが
残念な作家物は350円ぐらいから100円コーナーに「格下げ」されてもズラっと並んでるw
それでも時代小説はまだ動きはいい、現代物なんかは直木賞選考委員のとっても偉い作家ものが
全く動かないでキレイに揃ってたりするw
半七や大菩薩峠、丹下左膳、旗本退屈男が
青空文庫のデータを使う形で
去年買った電子辞書の中に入っててびっくりした
まだちゃんと確認してないけど、全編入ってるみたい
>>325 昔って、いつのこと言ってるんだよ。
昭和30年代?40年代?50年代?
稲垣史生なんかが、いろいろな作家を槍玉に挙げて批評するまでは、
作家の意識は非常に低かったよ。
「退屈姫君伝」は楽しく読めてる。
「風流冷飯伝」を教えてくれた方に感謝。
捕物帳でもなく、殺人もお化けも出て来ない
江戸長屋物や市井物のおもしろいシリーズ
って、ないですか?
ラノベで無いやつ。
それって、営業が欲しがる売り文句無しで、
売れてる、もしくは、売ろうとしてるシリ−ズってこと?
松井今朝子さんの一の富シリーズ、
あやめ横丁など宇江佐女子の作品(単発だけど、市井物としては同じ匂い)
単発なら、転がしお銀(内館牧子さん お化けは出て来るけど、出てこない.)
ぐらいしか思い浮かばない
落語聞いたほうがよくないか
>>334 おお、よかった
ですます調に慣れてきたかなw
ようやく出星前夜の文庫が出た・・・
長かった・・・
340 :
無名草子さん:2013/02/23(土) 16:45:36.27
磐音飽きた。
許嫁が関西をぐるっと回って、結局江戸に戻ってるって
とこらで飽きた。
結局絡んでくるのはヤクザばっかりだし。
仕事もヤクザの用心棒ばっかり。
342 :
無名草子さん:2013/02/25(月) 00:02:36.94
浅黄斑は無茶勘の新作は書かないのか?
「若さま同心 徳川竜之助 消えた十手」を読んだけど、山のように
盛り上がった形の銅のかたまりに、紙くらいの薄さの金の布(?)を
かぶせて、金塊が存在するように見せるってトリックがあったんだけど、
ちょっと無理があっておもしろくないかな?
遠目だと見間違えるかもしれないけど、8人全員が長持の中をのぞき
込んで金塊だと間違えるとかありえない。
その前のカラクリ人形の話もそうだけど、トリックが不自然過ぎるかも。
読みやすいだけに惜しい。
>若さま同心 徳川竜之助
風が突然吹いたり、雷が落ちたりするのが?だった。
水戸黄門好きには三つ葉葵のご威光が廃れる幕末なのがマイナスw
千野隆司はユーモア小説?
トリックを考えるの脳は耳袋で使い果してて、
他の作品には廻ってこないんじゃね? (棒
まあ、基本的には、くノ一、定年組の様に
ストーリーもトリックも軽いのが特徴の作家さんでは?
芦川淳一さんと被るイメージがある
「魔界への招待」 (新潮文庫―時代小説の楽しみ第11集) というアンソロジーを読んだ
光瀬龍の「多聞寺討伐」が酷すぎた
登場人物(名前だけ)が多い割にそれぞれの描写が無く
ゾンビが出てきたと思ったら何の説明も無く
全てほったらかしで意味不明でオチは宇宙人と円盤
後で調べるとSF界じゃそこそこ人気があった人らしい なんだよ時代SFって!
純粋に時代物と思って読んだ俺が馬鹿だった
コーヒーの代わりに温めたコーラ飲まされた感じ
348 :
無名草子さん:2013/03/01(金) 19:37:50.74
山本一力は意外とはずれがないよな
だいこんとかよかった
>>347 知らないとそうなるか。
光瀬龍とか半村良の伝奇に分類されるものも好きだな。
光瀬龍は、ロン先生の虫眼鏡も好きだったな(時代小説じゃないです)。
光瀬龍は「百億の昼と千億の夜」とか名作だな。
351 :
無名草子さん:2013/03/01(金) 21:44:54.26
>>350 今読むと、まさにこれぞ中二病って感じだな
光瀬龍を叩くスレ
百億の昼と千億は夜萩尾望都さんのマンガを先に読んだ。
後から原作を読んだが、数ページで挫折した記憶が
中学生にはちょっと難しいかもね。
作者が違うけど何故かNHKのタイムトラベラー(時をかける少女)を思い出すw
元々、光瀬龍さんはSFが本業?だしね。
飛びます〜 拡散します〜って感じで話が進んでいく
>>355 筒井康隆も、ヤマザキとか時代小説?が有るな。
筒井順慶もお忘れなく!
ヤマザキの最後の決めセリフは今でも憶えている
SF作家の時代小説なら、星新一のもいいよね
少し前、ポブラ文庫で天地人の三冊セットで出てたけど
特に『殿さまの日』が、好きだ
大御所ばかりの話だなあ。
若い作家で、この頃ハヤリの人情物時代小説を教えてくれよ!
若い作家じゃ人情は無理だろ
どんだけ辛い幼少期をおくらせたいんだ
痛快活劇で妥協しろ
新幻魔大戦も時代小説?
海音寺大先生の西郷隆盛が詠みたいのに読めないから
仕方なく
高橋の天を衝くを買ってきたわ
60点
>>348 たしかに面白いけど、いくつも読んでると
設定が同じで、主人公の職業だけ違うように思えてくる
80%ぐらいは読んでるけど、
職人は偉い! 職人は素晴らしい!
職人はこだわりがある! 職人はヒネてる!
女将はこだわりがある! 女将の娘こだわりがある!
以下略。
損料屋喜八郎始末控えシリーズ、深川黄表紙掛取り帖シリーズ、
峠越えは好きかも?
>>366 「以下略」に笑ろた
確かにリピートしてるな
シリーズものを新たに増やすより、継続中のを進めて欲しい。
タイトルに惹かれて飯嶋和一の出星前夜買ってきたけど
分厚さに圧倒されて、いつから読み始めるか逡巡中なう。
光瀬龍の話題が出ているが、自分も去年何冊か読んで読みにくいと感じたな
何というか、文章そのものは上手いと思うんだけど、視点があちこちに飛ぶんだよな
正に
>>356の書いているように
Aという人物を中心に進んでいたと思ったらいきなりBという人物の話になってそこにAが読者にAと判らない形で関わってきたりするんだよな
読み終わって考えるとああこういう構成だったんだなと解るが読んでる途中は混乱する
もし構成を弄ぶことで複雑に見せようとしているのならば安易だなと
光瀬龍の多聞寺討伐は、4年ぐらい前に文庫が再刊されて買ったんだが、
読み返してみようと思ったら見つからん。
ここのスレ見る限り読む価値もない作家みたいだし、いいんじゃない?
>もし構成を弄ぶことで複雑に見せようとしているのならば安易だなと
SFにも色々な種類のがある。 時代劇小説で色々ある様に
光瀬さんは、鳥瞰的というか、神が地上の人々の行為を愚かさとか、
賢さを含めて眺めるような作品が多いと思う。
SFでは、モフィット(創世伝説)、アーサー・C ・クラーク(幼年期の終わり、
20xx年・宇宙の旅)とかの系統だと思う。
安易では無く、つまり、そういう作風だと思う
いわゆる神視点とも、また違うみたいだな
八百万の神視点
官能時代小説もここで良い?
御堂乱とか好きなんだけど
ああいう貞淑かつ色っぽい武家妻が出てくる小説ない?
いや他にあるかなと思って
379 :
無名草子さん:2013/03/10(日) 13:43:48.52
今年「真田十勇士」の舞台化が2本発表され
恥ずかしながら、キャラクターの名前は知っていても話の筋を
全然把握していなかったことに気付きました。
そこで、真田十勇士の基本になりそうな本を読んでみたいと思ったのですが
Amazonで検索したところ種類が豊富で迷います。
時代小説は比較的好きな方なのですが、お勧め本ってありますか?
もしもスレ違いだったら申し訳ありませんが
相応しい板・またはスレに誘導していただけると助かります。お願いします。
舞台を見る参考にするなら、
柴田錬三郎さんか、本宮ひろ志(原作 、柴田錬三郎)ので良いんじゃね?
村上元三のを買ったけどまだ読んでないw
前の方に新潮文庫から吉川英治の宮本武蔵が出るって書かれているけど、宝島社文庫からも出るんだな。
あれ、中学生で読んだときは苦行でしかなかったけど
今読んだら面白さを感じたり何かを得られたりするのだろうか。
吉川武蔵は俺も途中で投げたw
あれならバガボンド読む方がずっと楽しい
武蔵を途中断念したのが俺だけじゃなくて良かったw
武蔵、去年読んだわ
購入した10年前に読んだ時よりは面白いと思ったな
昔は苦痛だったけどw
横山光輝のマンガと同じだったからな
吉川英治さんは漢文調の言い回しが多いから、
それがダメ、それの素養が無い人は苦痛かもね
吉川武蔵を中学時代、読書感想文の題材にしたら、
中学生が読むべき本は他にいっぱいある、だって
なら図書室に置くんじゃねーよと思った
当時は面白かったけど、時代小説読み慣れた今の感覚だと、
ちょとタルく感じそう
今読むと、あまりの通俗臭に辟易するだろうな
昔読んだときは夢中になったけど
391 :
無名草子さん:2013/03/11(月) 19:03:33.80
吉川は文体と違って子供向けな感じだわ
山手樹一郎は面白いの?
桃太郎侍のコミック版は無茶苦茶面白かったな。
山手樹一郎の原作を小池一夫が脚色してたけど。
山手樹一郎面白かった
ボンドシリーズを大人の童話と称するのと同じ感覚で、
大人の紙芝居というか、そんな感じ
「桃太郎侍」は「ゼンダ城の虜」の翻案だから、さすがに面白いよ。
amazondで山手樹一郎を試し読みしてみたけど、別に読みにくく無いね。
昭和10年とかいうから、もっと文語調な文体かと思ってた。
「世直し若さま」を楽しんで読んでる。
ここの出版社に栞が無いのは困ったもんだ。
山手樹一郎は昭和の流行作家でしたからね。とにかく貸本屋でよく読まれていたし、作家の長者番付の常連だったよ。
さいとうたかをの鬼平の漫画も好きなんだけど、あれって原作の、本当に
大まかなあらすじだけ追ってるだけみたいな感じ?
あれだけの文字量の小説1話を、50ページの漫画だけで表現出来るわけ
が無いよね? 鬼平の小説は読んだことが無いんだけど…
剣客商売も同じ雑誌でコミカライズされてるけど。
400 :
無名草子さん:2013/03/14(木) 02:47:55.40
亀だが俺も吉川武蔵は高校時代に断念したな
親書太閤記と私本太平記は全部読めたんだけど
>>399 結構忠実ににコミカライズしてるとは思う
ただ小説じゃないから、別物になってしまう部分は仕方ない
漫画として面白いかどうかが一番だから
>>399 池波の小説はシナリオみたいな書き方だから読みやすいよ。
いちど読んでみたらどうかな。
>>399 さいとうさんの鬼平は知ってるけど、
池波さんの鬼平は知らない(池波さんのを読んだことが無い。
だって、手を出したら、冊数が多いから)けど、
初期のさいとうさんの梅安(マンガ)は池波さんの原作を良くトレースしてると思った。
途中からはオリジナルの脚本になってるはず
>>402 さんのカキコのように
原作の枚数が多いってから言っても、
風景、道中、食事、メニューとかに割いてるから、
マンガ、映像にしたら一瞬では?
映像の梅安は緒形拳さんが一番しっくりくるなあ。
あらすじは原作には非忠実だけど、ギラギラ、脂、葛藤、映像の暗さなどが
他の役者のは 峰隆一郎さんの千切良十内必殺針 的に枯山水的とも思える
中村さんの鬼平(映像)は好きでは無い
と、人によって感じ方が違うんだから、 興味があれば読んでみれば?
池波正太郎は剣客商売、鬼平、梅安は面白かったけど、他は何故かあまり面白いと思わなかった。
>>405 タイトルだけで前田慶次郎の晩年の物語と勘違いしていたのはいい思い出だ・・・ (-人-)
地元の地方新聞に連載していた隆慶一郎は大した作家でないと思い込んでいたw
試しに吉原御免状を読んで大間違いだと気づいたけど。
影武者徳川家康はわくわくしながら読んだっけ。
未だに司馬や池波や隆慶を超える作家が出てこない
いっぽう、大物はどんどんお亡くなりになる
歴史時代小説の未来は暗いよ
辻堂魁の『風の市兵衛』や『読売屋』『夜叉萬同心』のシリーズなど
サクサク読めてさわやかで好きだな。
戦後生まれの作家に期待なんてできない
登場人物がチョンマゲ生やしただけのラノベだろ
軽くても楽しめれば良い。
すぐ読んでしまうのでコストパフォーマンスはアレだがw
桃太郎侍買ってきた。
帰宅して中を見たら字の細かさに唖然w
自分もいま桃太郎侍、読んでるところだよ。
字が小さいわりに、わりとスラスラ読める。
414 :
無名草子さん:2013/03/18(月) 10:57:10.68
たしかに春陽文庫の本文二段組みは読みにくいね
よく言えば巻数が少ないから安上がりw
そうだね。
1冊だと500〜700円くらい浮くからね。
もう読み終わるけど、この文字の大きさでOKだと思ったわ。
もう居眠り磐音読むの止めようかな。
読みやすいんだけど、読んでも毒にも薬にもならないし…
主人公強すぎ。
最小の頃負傷してたのに、途中からかすり傷一つ負わなくなった。
何とか道場の剣豪とか、敵の肩書きの意味が全く無い。
最小の頃じゃなくて、最初の頃ね
山手樹一郎は読みやすいね。
桃太郎侍読み終わった。
滅茶滅茶爽やかな読後感だな。
これが昭和15年の作品だなんて信じられない。
面白かった!
他の長篇もなかなか良いよ
一定のレベルを維持して量産してたからね
今は姫さま初恋剣法を読んでいる。
桃太郎侍を読むのが楽しみ。
桃太郎侍って原作はどこかの殿様の双子の弟で、テレビの高橋桃太郎だと松平(三つ葉葵)だっけ?
鬼平の第1話を読んで漫画と比べて見たんだけど、全く同じだな。
漫画は小説の展開がそのまま絵になった感じ。
電子書籍で小説買ったんだけど、漫画と同じなら、お金が
もったいないかな? 鬼平の漫画はもってるので。
>>423 テレビドラマは原作と別物
昔のモノクロ映画版のほうが原作に近い
「お、お前は誰だ(バサッ!)ギャ〜〜」
「桃太郎事、松平鶴千代…フウ〜ッ」
単純な疑問なんだけど
鬼平とか剣客商売とか、ドラマ化されてるものって
先に映像の方を観ていても
面白く読めるものかな?
>>430 俺は普通に楽しめるけど、他人はわからない。
その人次第じゃね?
>>430 鬼平の漫画→小説だったんだけど、
小説読んでて、登場人物の顔や風景がはっきりと思い浮かんで
くるところは利点。
ただ先を読みたいっていうモチベーションがいまいち沸き起こって来ない。
話の筋を知ってるからね。
同じ時間を使うのなら、ストーリーを知らない作品を読みたいっていう感じ。
謂れとかバックグラウンドを知りたいから、
紙の辞典と言うか、百科事典的なのしか
持ってないなあ
>用語辞典に載ってない例えば建築物とか衣装とか
このあたりもサラっと解説したので良ければ、
電子辞書の用語辞典とかを買えば?
って感じだよね。
小袖って言っても、身分、時代によって違うから、
読んでる作品で言ってる「小袖」がどれ?
って思うなら、別の媒体、
あっ、「小袖」ね 納得 なら、紙、電子媒体に関わらず、
用語辞典とかけば良いのでは?
435 :
無名草子さん:2013/03/23(土) 11:03:53.45
天安門事件を中国製の私的電子辞書で調べました。
私は、宦官が食事中の西太后の肛門に無理矢理、指を2本入れた大事件と
理解していました。しかし、正しくは就寝中に1本入れただけだったんですね。
そして、西太后に大変喜ばれ、直腸触診なる四文字熟語も生まれ
本邦医学界では今日も直腸触診が行われているんですね。ありがとう、宦官。
>>435みたいなことを書くときって
自分は面白いものを書いているんだっ!って張り切ってるんだろうか
想像すると薄ら寒いものを感じる
437 :
無名草子さん:2013/03/24(日) 14:51:07.83
>>436 やった。ひとり釣れた。
あんがと、好青年よ。
ところで、「こうせいねん」って打っても
好青年とはすぐには変換されないんだね。
一回、打てば覚えてくれるけどさ・・・
「旗本退屈男」を衝動買いw
退屈男ふつうにおもろいで
440 :
無名草子さん:2013/03/24(日) 18:51:44.32
黒澤はゆま「劉邦の宦官」双葉社
表紙が表紙だからBLかな〜と思ったけど、それだけじゃなかった
ちっちゃな美少年宦官から見る劉邦や張良・樊カイの姿がおもろい
有名な戚夫人のリンチシーンにはウゲッとなったけど
「項羽と劉邦」とか古代中国好きにはいいんじゃないかな
441 :
無名草子さん:2013/03/25(月) 01:12:16.45
山手樹一郎ってどの長編も
20才くらいのお姫様と26くらいの姉御肌の両方から惚れられて
主人公は両方にいい顔してさ、この三角関係をどう決着する気なのかとおもってると
だいたい26の方が悲惨な目にあって終わる
樹一郎先生ひどすぎw
「江戸へ百七十里」が頭に浮かんだw
そう言えば、姉御が報われる場合は三角関係までにはなってなくて
姉御の方からの押せ押せで纏まる、というのは結構読んだ気がする
最終的に姉御に落ち着く話でも、姫君との悲恋を経てってのもあったし
ある意味三角関係だった話として、町娘と元主家の若殿で
「お婿さん!」「帰って来い!」と、主人公を取り合うのもあったw
樹一郎先生幅広すぎ
443 :
無名草子さん:2013/03/25(月) 07:48:03.57
20の娘と25の姉御と28の主人公と30すぎの三下と
まあだいたいいつもこのメンバーだよね樹一郎先生
444 :
無名草子さん:2013/03/25(月) 08:00:43.92
んで主人公の技は相打ち覚悟の諸手突きw
山手先生の小説は好きだけど現代のツンデレ漫画ににてると思わなくもない
ある意味ライトノベルの先駆
吉原御免状、もう半分が来るのに、謎だらけでなんだかなぁという感じ。
じれったい。主人公が天皇の落胤っていうことしかまだ書かれてない。
後半全てがあかされるのは分かるけど、ある程度開示されながら
話が進む方が個人的に好みだな。山手先生みたいに。
>>445 それは言えるかもね。
昭和の戦後の庶民が貸本屋で借りて読みふけってたわけだから。
山手樹一郎ってシリーズ物はあるの?
「世直し若さま」や「桃太郎侍」など続編があっても良いような。
「ご存じからす堂」とか「遠山の金さん」とかはシリーズ物だよ
山手樹一郎、桃太郎侍の次におすすめは何?
桃太郎侍は読んだよ。面白かった。
桃太郎侍、昔、香港で映画化されてたな。
なんか醜かった
時代考証の問題と言うと、江戸時代に白菜を出す作品。
そりゃないだろw
そんなこと言ったら
大名行列なら、どの藩でも下に〜、下に、街道でも土下座
飯屋の飯台、割り箸
大岡越前前なのに、町火消し
きまたって何さ!
晦日の月
忠臣蔵の蕎麦切り
とかエロエロあるんじゃねえ?
まあ、大きな気持ちで読むか、その作者は棄てるか・・・
454 :
無名草子さん:2013/03/27(水) 09:28:09.88
うむ。桃太郎侍の香港板か・・
見たいような見たくないような・・・
習近平のチョンマゲみたいなもんだな。
良く考えたら、見たくないし
見たら下品で、近平には似合わない奥さんみたいなもんだな。
労働者顔した習近平は今後10年チョンマゲ。
葉室麟の蜩の記、秋月記読んだけど藤沢周平山本周五郎の後釜と目されてる理由が何と無く分かった。他人の生き方を変えるぐらい、世の理不尽さに打ち克つ主人公のまっすぐな気丈さに感動。
ところで、久しぶりにいろんな作家を冒険してみようと思って山本一力の本を手にとって見たけどほとんど女性が主人公なんだね?なかなか買い難い…w
葉室麟もそうだけど、もともと生まれが藩の要職に就く侍の家とかじゃなくて、市井の人々の、それまたすっごい貧乏で家族や女にも恵まれないとことん良いところがない人の物語とかないかなぁ。(立身出世ものじゃなくてもさらに堕落していくものでもいい)
時代小説で主人公は常に武士の家庭出身で「容姿端麗で眉が太く鼻筋の通った…」なんてのが多いからさ
>>455 「酔いどれ小籐次留書」佐伯泰英
小藩の下屋敷に仕えている三両扶持で貧乏な、背の低い毛蟹顔の家族のない爺が主人公
巻がすすむと、金持ち連中と知り合いになっていくのであれだが
>>455 半村良の「かかし長屋」
貧乏長屋の人々の話
>>455 藤沢周一さんの用心棒日月妙までの市井物は暗いよ
武家物も初期のは「又蔵の火」とか、隠し剣シリーズも暗いよう〜
堕落といよりは破滅、あるいは、破滅の淵に落ちる一歩手前で
何投下折り合いをつけるって感じで終わる
作者自らが、それまではハッピーエンドが書けなかったと言ってる
>>453 白菜は江戸時代になかったものだから、編集がチェックしないといけないと思う。
>>458 藤沢周平はかつては読んだけど、暗くてもう嫌だな。。
>>456 うおーいいですね、僕の理想とする主人公です。佐伯さんは陽炎の辻読んで面白かったの覚えてます。教えてくれてありがとです!
>>457 半村さんは上の方で話がいくつもでてきてましたね。読んだことなかったのでこれを機に買って見ます!ありがとです!
>>458 なにかで見ましたが、初期の頃は、妻の死を受け入れられずその悲しみを小説を書くことで紛らわしていたせいか、主人公が救われない結末になることが多かったとか…。
風野真知雄の「妻は、くの一」シリーズって、おもしろいんか?
テレビドラマになってるけど。
落語百景シリーズは、どないなってんねえ?
462 :
無名草子さん:2013/04/07(日) 11:50:41.83
山の上ホテルに一泊して
作家になった気分を味わってみるか・・・
くの一 は自分的には面白く無かった
そもそも、シリーズ物なのに、\500-台とは言え、
あの薄さ(本の厚み)には萎える
読者層のターゲットが違うからね。
時代小説の新規読者を開拓するための角川らしい戦略だ。
新規を開拓ねぇ。
あの薄さであの値段では自分は買いたいと思わないな。
内容の善し悪し云々の前に、
内容量と値段が釣り合ってないと思ってしまう。
妻はくノ一は新シリーズの刊行が始まるんだっけ。
467 :
無名草子さん:2013/04/09(火) 09:44:02.12
あの、みなさんは、歴史小説のファンでしょうから
たまには現場に行ってますか?
たとえば、北条氏関係を読んだら小田原に行って
かまぼこを食うとか・・
太田道灌関係を読んだら皇居を3周くらいするとか・・
私は秀吉関係を読んだ後、尾張中村村を訪ねるつもりでしたが、
貧乏でどこにも行けないので飼っている犬の名前を「チャチャ」に
変更しました。歴史小説ファンとしての最低限の行動かと思います。
ところで、今のところチャチャは私が呼んでも来ません。今後、
いくら呼んでも来なければ、淀殿と尊称で呼んでみるつもりです。
チャチャの淀殿の名前は以前は「ハナ」でした。
そりゃ最初に自分の名前と認識した音で呼ばなきゃ反応するわけねーだろ
ペットは玩具じゃねーぞ
>>467 >>私は秀吉関係を読んだ後、尾張中村村を訪ねるつもりでしたが
行かなくて正解。
後でつくった好い加減な神社しかないよ。
>>467 あほじゃないの?
自分だったら、いきなり理由も分からずに、
他の人から、別の名前で呼びかけられて
それに対して、はーいと脳天気に返事ができるか考えても見ろよ
正義感に燃える若侍が正当な理由(当事者やお役目)で事件と関わり
多少の剣戟と推理とお色気を伴ってハッピーエンドになる作品はありますか?
色々探してますが正体不明の黒幕や剣客や剣術でうやむやになったり
シリーズが長過ぎたりしてなかなか読後感の良い作品に出会えません
>>471 桃太郎侍がすごく読後感がいいよ。
さわやか過ぎる!
473 :
471:2013/04/11(木) 13:20:51.45
文章下手過ぎなので補足させて下さい
正体不明の黒幕や剣客や剣術って言うのは御前様とか冥府防人とか円月殺法等の事で
シリーズが長過ぎ云々に関しては一話完結スタイルなのにメインの謎解きは連載前提の持ち越しで
読み終えた後に気になったりしてどうもスッキリしないと言う意味です
>>472 ありがとうございます
早速参考にして探してみようと思います
>>473 でも字が小さいのがダメなら気を付けた方がいいよ。
桃太郎侍、文庫サイズで上下2段組みだから。
文章自体は読みやすいけどね。
電子書籍にすればいいのにね
>>475 電子書籍は好きじゃないが、春陽文庫は、電子書籍の方が読みやすいだろうな。
上田秀人 鳴動の徴(徳間) 読了
相変わらず面白いが、ここ何作か細かい所が雑になってるのが気になる。
量産ペース上げ過ぎか?
>>477 何本も平行するので無く、もっとしぼって話を進めて欲しい。
>>478 同感。
ここ何冊か細かいミスや齟齬が目立つ。
一義的には作者の責任だが、出版社の社員が担当作品すら読んでないのはどうかと思う。
担当者が読みたいとも思わないなら無理して書かせるな。と、言いたい。
俺的にイチオシの作家さんなので、こんなとこで潰れてほしくない。
480 :
無名草子さん:2013/04/13(土) 10:40:36.60
すまん。上田秀人の作品名、教えてくれ。
おら、そんな奴、知らんかったもんで・・
ちょっと、読んでみるわ。
奥右筆秘帳シリーズは電子書籍で読んでる
設定は面白いかなーと思うんだけど、さすがに引っ張りすぎで、
ちょと飽きてきた
>>482 ていうか、生類憐みの令はあくまで悪法 結果的に良かったって見方じゃない?
・初期は緩やかな令で、人間の捨て子対策とかも含まれており、
家光時代の鎌輪ぬの水野に代表される武から文に移る人心にも合致したが、
早晩、やり過ぎになった(犬を打擲しただけで遠島とか)
・現在は中野桃園あたりに30万坪の中野犬小屋を作って、最盛期には10万頭以上の
野犬を収容して、エサをふんだんに与えたが、ストレスなどでおっ死んだので、
家宣以降は、江戸庶民にとって、犬は野犬=怖い存在から、飼い犬=身近な動物に変わった
吉綱はツマで主題では無かったけど)
あくまで、結果論で
途中でポチッってしまった
生類憐みの令、綱吉はツマで主題では無かったけど、そんな小説もあった
生類憐れみの令以前は下層民の間に犬食う風習あったんだよな。
それをなくしたのは評価できる。
野犬=動物だから、犬喰いは狸、キツネを喰らうのと
同じ感覚だったかもね。 常犬、やま狗と区別されてる
>>485 下層民だけじゃないぞ。武家も食べていた。
488 :
無名草子さん:2013/04/15(月) 09:50:54.94
日本人の先祖は朝鮮人だからしょうがないよ
>>488 安心しろ、大陸だろうがポリネシアンだろうが昔は世界中犬を食った。
昔はな。
490 :
無名草子さん:2013/04/16(火) 09:26:53.25
犬を食って威張ってもしょうがない。しかも、過去形で。
朝鮮人は犬をおいしく食べるレシピを持っていたんだぞ。
しかも、ソウルオリンピックまで、犬食は普通のことだったんだ。
今日はチワワのカレー風煮込みにするか・・・とか・・・さ?
ぬぅ。すまぬ。
誇るつもりは無かったんだが、それを食文化、伝統まで高めた隣国への敬意は足りなかった。
しかも頻繁に訪韓している人物によれば、かの国にその伝統はいまだ絶えていないというぞ。
492 :
無名草子さん:2013/04/16(火) 16:21:20.44
痛切な中にも希望が感じられて
心に染みる捕物帖を読みたい
493 :
無名草子さん:2013/04/16(火) 23:31:32.56
剣鬼を主人公とした話が読みたいです。
ひたすらに剣を愛し、剣に生き剣に死ぬだけの人生を美しく描く作品、教えて下さい。
ようわからんが大菩薩峠とか?
でもそれが許されるのって江戸時代初期までだし
実際の戦場じゃ剣術で立身出世なんか無理だし(刀が戦場では役に立たないから)
美しくは無理だわな。虚無的にはなれるだろうけど
柴田錬三郎 「剣鬼」 虚無だけどね
藤沢周平 隠し剣 短編集(2冊)
吉川英治の武蔵もその系統かな?
新しい人ので該当するのは知らない
497 :
無名草子さん:2013/04/17(水) 03:24:11.03
湯屋のお助け人て5巻で終わりなの?
このラストでそれはないだろ……
498 :
493:2013/04/17(水) 13:11:24.77
レス、ありがとうございます。上げて頂いた作品から調べてみます。それと、上に出た「人斬り弥助」とかにも興味があります。
虚無のことですが、本人さえ満足しているのなら、そこに未来も価値も必要ない。虚無、大歓迎です。
理想はと言うと、勝利とか出世などの満たされぬ欲望ではなく、「自分だけの剣の完成」「至高の敵との一度限りの死合」など、叶えば人生が完結する唯一無二の夢を己すらも顧みずに追求する剣士。
要は剣術という芸術で己を表現したい自己中ですが、それが自分の命運にも関心を持たず、極限まで研ぎ澄まされた意志を最期まで貫き通すとなると、美しいのではないでしょうか?
心当たりがあればお願いします。
>>498 ちょっと違うかもしれないけど、戸部新十郎の「伊藤一刀斎」なんかはどうでしょう?
500 :
499:2013/04/17(水) 13:42:55.98
ああごめん「伊東一刀斎」ね
津本陽の柳生兵庫助はどうだろう
502 :
493:2013/04/18(木) 09:44:00.18
柳生兵庫助ですが、とみ新蔵の漫画は読みました。面白かったです。剣術描写の細かさが特に。
が、「柳生連也武芸帳」の方が好みでしたね。人として当たり前の肉欲、そして家族と言う未来を拒んで、最期まで鍛錬に没頭したのが印象的でした。
三日前の自分と対峙する場面、最高です。
「伊東一刀斎」も調べてみます。ありがとうございます。
>>502 >柳生連也武芸帳
誰の?と思ったら漫画ねw
504 :
無名草子さん:2013/04/18(木) 21:57:15.50
妻はくノ一にハマってる
こういうのもっとないかな?
妻がくの一を参考してあんたを殺すかもしれない
507 :
無名草子さん:2013/04/18(木) 22:57:06.45
>>506 テンポが良くて暗い話はあんまり無くて
ミステリー要素があって続きがどんどん読みたくなるようなの
>>507 同じ作者の若さま同心〜てのはもう読んだ?
509 :
無名草子さん:2013/04/18(木) 23:21:04.61
>>508 なんかシリアスっぽいから倦厭してたんだよね
やっぱ同じ作者で読んでくのがいいんだろうけど
512 :
無名草子さん:2013/04/19(金) 08:09:00.61
歴史に忠実で生きる希望が湧く作品はありませんか?
大江戸定年組 風野真知雄
百姓侍人情剣 笠岡 治次
本所深川ふしぎ草紙、初ものがたり 宮部 みゆき
(注:ぼんくらシリーズ、霊験お初捕物控シリーズは当てはまらない)
514 :
513:2013/04/19(金) 09:21:23.23
出星前夜、電子書籍化
昔TVで見て印象に残ってんだけど
死ぬまで何回食えるかって晩飯に執着してて
死ぬことにおびえて朝から強い酒飲みまくってた作家さんってわかる人いる?
確か歴史小説家だったと思うんだけど
これ?
山田風太郎 『あと千回の晩飯』
随筆だけど・・・テレビは知らん
「面影小町伝」は暗い話?
YES 退屈姫君伝シリーズとは全く違うのり
魑魅怨霊、親の因果が子に報い
ただし、真田手毬唄に少しだけと重要なキャラと
して出てくるので、 読む予定があるのなら・・・
面影は、烏も逃げ出すお仙を主人公にして書いてみたい!!!
と作家魂が燃えたキャラだったが、
史実では、お仙はお庭番・倉地甚左衛門の嫁になって、
9人の子供をなし、77才の長寿を全うしてる
うう〜む どげんかせなあかん!
って作品だそうな
>>502 海道龍一朗「真剣」
新陰流を創った男。武田信玄や北畠家の仕官を断ってまで剣を極めようとした
男の話。
宝蔵院胤榮との死合がクライマックスだからたぶん502に合うと思うよ。
>>519-520 ありがとう。
最後の方にめだか姫が出てくるみたいだからどうかと思って。
一番の問題は本屋で手に入るかだけどw
錦絵双花伝(単行本)=面影小町伝
BookOffとかなら、あるんじゃない?
大きめの書店にならあるんじゃない?
>>525 とりあえず近所の本屋さんで注文してみりゃいい。
それで取れなきゃ本屋巡りに旅立て。
馴染みの本屋だと同業者ルートで捜してくれたりするけど、さすがに普通は自力で捜す。
>>526-527 ありがとう。
検索したら時々行く書店にあった。
と言っても車で片道2時間弱w
連休中に行ってみる予定。
高速の渋滞で4時間位掛かりそうw
?
なんでamazonで買わないの?
そう思った。
再販だから、店によって安くなる訳じゃ無し
新品で、あんまり売れて無い作家のならAmazon一択でしょう
日本で税金払って無いから、Amazonは嫌ってのなら別だけど
528の人とは違うけど、アマゾンは殆ど使わない。
絶対必要なものですぐに居るものはアマゾンを使うけど、
出来れば最後の一押しで現品を見て買うかどうか決めたいから。
都市圏に住んでいるからこういうことが言えるけど、もし、田舎住まいだったらアマゾンを使いまくりだろうけど。
この場合も、一番都合がいいのは、ネット注文、実店舗受け取りだな。
関係ないことを長々ごめん。
>>529 俺も528とは別人だが、俺も可能な限り本屋で買う事にしている。
今まで立読みで守備範囲拡げてきたから、本屋が無くなると困るのだ。
できる限り近所の本屋に頼んでる。
色々無理きいてもらってるし。
test
宮本昌孝の「藩校早春賦」が面白い
これと「夏雲あがれ」以外に、少年を主人公にした時代小説ってありませんか?
教えてください
藩校早春賦って、♂♂が出て来るからなあ
ひやめし冬馬 米村圭吾
一時期の伊三次捕物控
今日電車で浅田次郎の「一路」とかいう時代小説の広告を見たんだけど
ぐぐって調べてみたら面白そう
文庫で出たら買おうかな
ほんとだ面白そう。
参勤交代で江戸までお供する差配役の道中記みたいなものだよね?
しかし参勤交代の道中ってそんな面白いことあるんかな…よくわからんがチェックしておこう
「おんみつ蜜姫」を検索したら「壇蜜写真集」が出てきたw
Amazonで絶賛低評価
>本書は、参勤交代に焦点を当てて小説を描くということで、
大いに期待して購入しましたが、稚拙な内容で、
>全く面白くありません。よくこんな内容の本を出版したなとあきれるほどです。
>浅田氏も小説家としての誇りと矜持を持つべきです。
>既に金銭的にも成功しているのですから、ちょっと筆をおいて、
>好きなカジノにでも興じて、充電する必要があるのではと一ファンとして思います。
そもそも、真冬の参勤交代なんか無いのでは?
旧暦の3月、4月と決まっているはず。
(喜連川家、交代寄合の三河衆、伊那衆の
参勤交代の時期は知らないけど)
また、参勤交代の道筋は大名で決まっており、
中山道を通るか?、東海道か?は崩れ等に災害で
無ければ・・・
>>540 amazonを見てみたら本当だ
低評価なレビューがちらほらと・・・・
面影小町伝の背表紙に3部作云々って書いてあったけど、退屈姫君と面影小町伝とあともう一作は何ですか?
風流冷飯伝
3部作の後に書かれた、「伝」が付かない、
退屈姫君 3作は作者的?には別カウント
外様大名は4月、譜代は6月か8月で、1年の在府・在国
関八州の大名は2月、8月で半年の在府・在国
御三家はの尾張・紀伊は3月で、1年の在府・在国
水戸は江戸定府、御三卿も江戸定府
尾張家の指定は東海道だが、実際には木曽・中山道が多かった
尾張徳川家の附け家老であり、また、
犬山城城主でもある成瀬家と、竹腰家は、
2家で1年交代で、9月に参勤 成瀬家は中山道
和田はつ子の「お医者同心」って動物のお医者さんみたい
杉之介、千草、シロ(タマ)→ちょび、ひよちゃん、ミケ
中原、光太郎→ハムテル、二階堂
547 :
無名草子さん:2013/05/07(火) 12:30:12.08
歴史小説・時代小説ってまったく読んだことないのですが、各時代についてこれだけは読んどけっていう本ありますか?
できればフィクション要素少なめで勉強になるものが希望です
歴史小説なんて、お前見たんかい!!みたいなのばっかだよ。
フィクションが駄目なら「もういちど読む山川日本史」が良いんじゃない?
早見俊は話は結構好きなんだけど、時折出てくる
ーどか〜んー
凄まじい爆発音がした。
ーば〜んー
と、いう爆音がした。
等のラノベ的表現は止めてほしい
551 :
無名草子さん:2013/05/08(水) 06:30:25.31
アマの評価ほどあてにならないものもないんじゃなかろうか
歴史モノに限らず、小説は当たり外れが激しい。それを恐れずに自分の直感で本屋で購入する。だからこそ当たりを掴んだときの幸福感も一入ってもの。尤も藤沢や池波といったそもそも外れ自体無い作家もいるけどね
完全に同意
ハズレ引きたくないって気持ちも分からんでもないけど。
自分で自分で発掘?するの楽しいんだけど、
近所のツタヤでは売れてる本しか置いてないからツマンネ
まあアマは文字通りアマチュアの感想文だからね。
読解力のない人のレビューを信用したらアカン!
554 :
無名草子さん:2013/05/08(水) 15:52:56.44
小説じゃないけど、クロニック日本全史っていう本はおもしろい。
新聞形式で時系列に日本の歴史をビッグバンから現代まで記述してある。
1990年ぐらいに発売された、定価16000円ぐらいの本だけど今は中古で1000円ぐらいで買える。
持っといて損はない。
アマでの評価をボロカスに言うなら、
浅田次郎の「一路」の読評を書いたらどう?
何で?
Amazon.comの読評が気に入らないなら、
貴方の読評とやらを書いたらどう?
ってことだよ
558 :
無名草子さん:2013/05/08(水) 18:09:34.94
誤解させてしまったようだけど、俺は浅田の新作の絡みじゃなく、一般論として言ったんだよ。
その上で言うが、アマのレビューは、繰り返しになるが「あてにならない」。
そもそもアマのレビューなんかどこの誰がどんな目的で書き込んでるのか分かったもんじゃない。
上のコピペなんかは最早叩くのが目的になってしまってるだろ?
実際アマは、為にする叩きレビューアーが少なくない。
で、これも繰り返しになるが、そんなものに頼るより、
外れを掴む可能性を恐れず、自分の直感で本を選ぶべきなんじゃないか?って言いたかった訳だ。
そもそもこのスレは俺みたいな歴史モノ好きの活字中毒者が集まってるんじゃないのか?
そんなヤツらがアマのレビューなんか気にするとは思えないんだが…
>>557 Amazon.comの読評が気に入らないなら、
貴方の読評とやらを書いたらどう?
ってことだよ
>>558 うだうだ言う前にお前の書評をアップしる
話はそれからだ ってことだよ
561 :
無名草子さん:2013/05/08(水) 20:26:44.35
何で噛みつかれてんだかわかんないんだけどww
書評って「一路」についてか?それこそ何で?
話題になってる「一路」だが、読んだけど
時代小説としてはイマイチかも知らんが、エンタティメントとしては面白かったよ。
「蒼窮の昴」とか「壬生義士伝」のような重厚感は全くないから
ああいう作品が好みの人には不満かもね
系統としては「プリズンホテル」とか「憑き神」かな
ご都合主義だったり、無理なこじつけ部分は結構あったけど、
浅田ワールド全開で嫌いじゃなかった
あ、参勤交代がなんで冬に行われるかは、納得できるかどうかは置いといて、
ちゃんと説明あり
一路真輝のことかと思うたよ。
山周は注釈があったほうが良いと気づいた。
やはり面白いわ。
大富豪同心みたいなユーモアタッチのお勧めあります?
>>565 牧秀彦 上様シリーズ
1巻目が出た時は、牧さんご乱心?と思ってしまったが、
2巻目からは何だか愛着が湧いてきた。
小松 重男さんの作品群
川柳侍、影の御庭番シリーズ、蚤取り侍など
ちゃんと時代考証もされてる
浅田次郎の一路の話が出てたからAmazonで色々見てたら赤猫異聞というのが面白そうでポチッてしまった
ここで、数ヶ月前に話題になっていたから、風流冷飯伝を読んでみた。
面白さがよく分からなかった。
俺も風流冷飯伝は面白いと思わなかったが退屈姫君は楽しく読めた。
(;´Д`)ハァハァしていないはずのめだか姫が妊娠したのを、誰も不自然と思わなかったのが不思議だけどw
>(;´Д`)ハァハァしていないはずのめだか姫
?
退屈姫君では犬張子も、自慢の槍も出て来るし
風見藩に千石船で押しかけた時もハァハァしてて、
月数は合ってるじゃない?
だまされたと思って、退屈姫君を読んでみるか。
>>572 >風見藩に千石船で押しかけた時
それは秘密で公に出来ないことでしょ?
だから直重と会ってないはずのめだか姫が妊娠したのを不可解に思った人が居なかったのかって。
楽しく読めたからどうでも良いけどw
>>573 騙されるつもりなら面白くなくても文句を言わないようにw
最初違和感があったナレーションみたいな文章は全く気にならなかった。
諏訪とか、奥家老は知ってるし、
ガキが生まれても、ボロボロボロと
死ぬから、誕生=即、幕府に届けることは無いし
佐々木裕一 春風同心シリーズ最終巻読了
く、暗い…シリーズタイトルとのギャップありすぎ
つーか、無理やりシリーズ終わらせちゃいましたって感じ
なんぞ出版社とありましたか?
577 :
570:2013/05/23(木) 22:34:08.29
>>574 ナレーションみたいな文章は、冷飯で多分慣れた。
でも、西巷説百物語を読み始めたし、大江戸釣客伝を買ってしまったので、
読み始めるのは何時になるか分からん。
森詠の剣客相談人は面白いですか?
大富豪同心(12)、甲府隠密旅を読んだよ
ここ
>>195 を読んでるのか、
(10)仇討ち免状から女剣士は無双から抜けだしたみたい
題名だけを見ると筒井康隆さんの富豪刑事のオマージュ
かと思ったけど、実際は胡桃沢耕史さんの翔んでる警視
のオマージュ作品かな?
奥右筆秘帳はついに完結?
おっ、マジだ
ttp://www.amazon.co.jp/dp/4062775816/ >決戦 奥右筆秘帳 (講談社文庫)
>
>内容紹介
>「この文庫書き下ろし時代小説がすごい!」第一位に輝き、圧倒的な読み応えで
>読者を魅了した「奥右筆秘帳」シリーズが、いよいよ完結!
>筆の力だけで身を守り、将軍位をめぐる暗闘を知った奥右筆組頭・立花併右衛門。
>隣家の次男で剣術の腕のみの若者衛悟を護衛役にする。
>愛娘瑞紀の拐かしから端を発した陰謀の数々を三人は乗り越え、衛悟を婿に迎えることに。
>だが、かなわぬ強敵・冥府防人が最後に衛悟の前に立ちはだかっている!
発売が待ち遠しい。
今更だけど松本清張の長編、「西海道談綺」。
出だし、主人公伊丹恵之介が鉱山に登りながら妻にさりげない言葉で不義の事実をチクチクと聞き出して行くシーン。
何回見ても時間を忘れて読んじゃう。
昔は松平健が主演で放送化されたらしいけどみてみたかったなぁ
>>583 この前、たまたま、床屋でちょっと前の週刊誌を読んでいたら、中江有里がその本の書評をしてた。
高評価だったな。
amazonでは低評価ばかりだったけど、何を信じればいいんだ・・・・
自分で読んでみるのが一番かと…
それが一番疑わしい
だったら読むなよw
いつ読むか
今でしょ
592 :
無名草子さん:2013/06/15(土) 12:12:39.39
今、『麗しき花実』乙川雄一郎 p.116まで進んだんだけど、
どうも違和感が大きくて作品に入っていけない
ひとつは文章
ふつう名前で書かれるようなところが「彼」「彼女」にたびたび置き換えられる
話のしょっぱなからこれが気になってならない
もうひとつは内容
@理野(主役)の歳がおおざっぱにも把握できない 兄も
どこかにそれとなく書いてあるのを読み飛ばしてるんだろうか?
勝手に25歳くらいに設定して読み進めていいんだろか?
A理野が過去に男と別れたことがとても重いものを
背負っているようになっている設定がそもそも理解できない
もう職人として男のことなんぞ忘れて生きていく、みたいに
なぜそんな極端な発想になるんだか
心中でも計ったのか? と思うのになんにも書いてないという不思議
なんか文学臭が鼻につくんだよな。
奥祐筆最終巻 読了
かなり長くダラダラと刊行していたのに、
上様と治済との確執、衛吾と冥府防人との対決
どちらも最終があっけなさすぎて、がっくり
596 :
無名草子さん:2013/06/17(月) 09:43:33.17
山本一力氏に嵌った一通り読んだ、 司馬遼太郎氏の本を読み進めている。
竜馬がゆくって読みやすいね。
文字がすっと頭に入ってくるっていうのが大前提だな。
>>585 最終巻が一番面白くなかった。
先週読んだ妾屋シリーズは面白かったけど。
ひょっとして衛吾は上田秀人の主人公としては最弱な剣士?
次はまとめ買いしてある何とか奉行w
599 :
無名草子さん:2013/06/19(水) 08:08:01.23
近年の作品では
野口卓「軍鶏侍」
が、俺的には最大の収穫だった。実際他の書き下ろし系時代小説作家との力量差が明確に有りすぎる。藤沢が好きなら一読の価値あり
山本兼一の「とびきり屋」シリーズの連載どうなってんだろ
ずっと止まったままか?
>>599 見覚えあると思ったら「この時代小説がすごい」だった。
で、買うことにしたw
で、買ってきた。
604 :
592:2013/06/22(土) 01:11:24.38
『麗しき花実』つまらなすぎていっこも読み進まんw
結局のところ、誰のどんなレビューも当てにならなくて自分で読んでみるしかないんだよね
ここんとこハズレ続き(時代小説以外も)でつらいw
>>599 をこそ信じていいかね?
>>604 自分でも結論が出てるじゃないか
>誰のどんなレビューも当てにならなくて自分で読んでみるしかないんだよね
感性なんて人それぞれなんだから、ほかの人が面白いといったって
自分らも面白いかどうかなんて、判断できないだろ
つーか、どんなレビューも当てにならんということは
あんたの感性は、あまり一般的じゃないってことだろ
何で
>>599 の評価に責任をおっかぶらせようとする訳?
単に読解力が足りない人でも、いっぱしの物言いをできるのがネット社会なんだよな…
>感性なんて人それぞれなんだから、ほかの人が面白いといったって
>自分らも面白いかどうかなんて、判断できないだろ
そんなこた分かってるんだよ、頭悪いなもうw
野口卓「軍鶏侍」買って読んでみるから今度こそ
おもしろくありますように(←自分にとってな)・・・・って願い書いただけだよ
その上でその「当てにならない他人のレビュー」は決して無駄にはならないってことだよ
だからレビュー書いてくれ
時代小説に限らずね
軍鶏侍は続刊が本当につまらない
611 :
無名草子さん:2013/06/23(日) 05:56:46.66
へぇ。軍鶏侍続巻つまらないってヤツもいるんだな。俺は2巻目も面白かったけどね。
あれかな?秋山本家が刺客を差し向けてくるというのが取って付けたようなカンジがするからかな?ただその刺客との決闘シーンはなかなかのモノだったと思うけど
みをつくし続巻登場
やっぱり血生臭くない大した事件も起こらないこの世界観が好きだな
宮部さん宇江佐さん高田さんは俺的三大時代小説作家だよ
もちろんクオリティは今まで通りで切なく暖かい読後感
ドラマの出来は悪くなかったけど読んでも北川景子や大杉漣は浮かびません
>軍鶏侍
コメディタッチでないのに「ちと、つらい」のラストで吹き出したw
読んで良かった本の一冊。
竜馬、ちょっと低調になってきたかなと思ったら、勝海舟が出てきて
また面白くなって来たなぁ。ページをめくる手が止まらん…
野口卓って作品数は少ないんだ。
新作に期待。
佐藤雅美ってどうなの?
何か読んだことある人いる?
>>617 自分は好きだよ
歴史経済系と言われる小説(「大君の通貨」とか「将軍たちの金庫番」)で名を上げた人だけれど
自分は、NHKドラマにもなった「物書同心居眠り紋蔵シリーズ」とかの捕り物話が好きだな
頭はよくて捕り物の才能があるのに、病気で閑職にまわされている子沢山紋蔵の話は飽きない
つーか、仮にも直木賞作家だし、このスレ住人なら、全く触れたことがないって人の方が珍しいんじゃないかな?
文庫書き下ろし小説家ほどじゃないけれど、作品も多く出版されてるし
オール読物を読んでたら、佐藤さんの桑山十兵衛が面白かったので。
>>617 町医北村宗哲、半次捕物控、縮尻鏡三郎シリーズなんかも面白い
資料の読み込みに関しては佐藤雅美は当代随一なんじゃないか?
剣戟シーンは殆どないし、ストーリーに大きな起伏がなく結構淡々とした筆致だから、小説にカタルシスを求める向きにはちょっと物足りないかも知れないけど、相当力のある作家であることは間違いない。
佐藤雅美は会話が現代語風なんだよな
佐藤雅美さん好きでよく読んでましたけど、自分が年をとった
せいか、どうも説明や解説が多くて堅く感じるようになった。
621氏のいう「資料の読み込み」ゆえなんでしょうけど。
そういや寺子屋指南の続編が出ないな。
あれも面白かった…と思い出していて、昔は今みたいに
説明くささが薄かったのではと思うんだが、どうだろう?
桃太郎侍を読み始めたけど面白い。
字は細かいけどw
今月からスタートした畠中恵の新連載
「うずら大名」
白いうずらがメチャかわいい!
「御吉兆〜!」(読めば判る)
626 :
625:2013/07/19(金) 20:17:55.46
自爆なのか
切腹でも自決でもなく自爆なのか
……さてはニンジャ!ニンジャだな!
アイエエエ!ニンジャ!?ナンデニンジャ!?(しめやかに失禁)
山本一力「いすゞ鳴る」を読んだが、正直読むのが苦痛だった。
江戸と土佐と場面が交互するうえに、次から次へと新たな人物が
登場して何がなにやらわからなくなるくらい。
売れっ子だから編集もなにも言えなかったんだろうか。
この構成で新人が持ち込んでいたら撥ねられる構成だろう。
話そのものは面白いんですけどね。
山本一力は「銀しゃり」と「たすけ鍼」を読んだけど、
どっちも悪くなかった
なんでもかんでも連作ばかりなのよりもいいな
山本一力氏の本は殆ど読んだ、それぞれの著作が緩い繋がりを持ってる所が面白い。
例えば「江戸屋の女将秀弥は代こそ違ってもあちこちに顔を出す」
「あかね空」「梅咲きぬ」「千両かんばん」「背負い富士」など
又題名は失念ですが富岡八幡宮の前の駕籠かきを呼んで来ると言う場面が有ったが
その駕籠かきは駕籠やを扱った小説の二人だったろうと思う。
>>630ですけど、山本氏の作品はほとんど楽しく読ませてもらいました。
ただ、「いすゞ鳴る」は異質。
それまでの作品は物語の本流と、付随したエピソードの流れなのに対し
「いすゞ鳴る」ではエピソードの流れ的な話がぶつ切りで連続する。
実験的な作品みたいだ。
野口卓の「遊び奉行」を読んだが
「軍鶏侍」のスピンオフっていうか、こっちが本流?
やっぱ、この人、面白いな
だんだん上手くなってるようで、巧まざるユーモアを感じる
軍鶏道場の続きも読みたい
ハードカバーは高いからパスw
ハードカバーでも読みたいのは原りょうと大沢在昌の佐久間公シリーズだけかな。
スレ違いだけどw
軍鶏侍は面白いんだけど毎度毎度過去作のエピソードについて2ページ近く割いて説明せんでもいいよ…と思ったりする
3巻まで連続で読んだからなおさら気になった
637 :
無名草子さん:2013/08/20(火) 06:23:12.76
風の市兵衛、勝負鷹、取次何とか、剣客太平記
面白いのこのあたりかな上田さんは最近つまらないね
返り忠兵衛江戸見聞って面白いの?
レビューを見ると評価は高いね。
そのうち読んでみる。
宮部みゆき なかなか面白いね。
あの人は現代ミステリーより時代物の方が向いてると思う。
>>642 成る程 霊感入ると読む気を無くす 訳ですか?
「かまいたち」の一遍に霊感の話しが有ったが面白かったよ。
オレ 変に感が強い人ですから、面白かったよ。
感の強く無い人には面白く無いかもね。
宮部みゆき 〈完本〉初ものがたりが出てるけど、
3篇? 追加 なんだかなあ
初期の時代物(あやしとか、三島屋変調百物語のおそろし、ぼんくら/日ぐらしあたりは好きだけど、
後の霊感が入るというか、霊感そのものが主題になってるのは読み気無くすなあ
霊験お初、ぼんくらのおまえさん、百物語の2作名以降など
645 :
無名草子さん:2013/09/04(水) 09:46:07.79
篠原景
1980年、青森県生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程(日本史)修了。京都在住。
眼鏡ブス
チビ
貧乳→バストアップブラでごまかしてるのがバレバレ
毛深い
マザコン→お母さんが大好き
精神障害者→実はただの健常者
アダルトチルドレン→実は精神年齢が低いだけの世間知らず
変な宗教を信じてる→勧誘被害者多数
すぐに嘘をつく
大人なのに親から仕送りをもらってる
以上は全て事実です
証拠もあります
?
小説家なの?この人つーか流石に訴えられんじゃないか、これ
篠原/景
1980年、青森県生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程(日本史)修了。
オフィス・マツナガのウェブサイト「ニュースソース」にて、短編時代小説を連載。
『柳うら屋奇々怪々譚』で書籍デビュー
オフィス・マツナガがらみのトラブルかな?
「オフィス・マツナガ」で検索GO!
宮部みゆきの少年モノ、霊感モノ、
ちーっとも面白くなかった。
でも、ばんばつきは短編なのに気温が下がるような気がする位久しぶりに面白かった。
あれこれ量産しなくていーから、こんな小説を書いて欲しいんだよー涙。
鈴木輝一郎さんってアルコール依存症で大変だったんだな
最近出た本ではじめて知った
築山桂せんせー
「あかね」待ってます!
頑張ってください
651 :
無名草子さん:2013/09/06(金) 01:10:23.16
篠原景 柳うら屋奇々怪々譚
眼鏡ブス
チビ
貧乳→バストアップブラでごまかしてるのがバレバレ
毛深い
マザコン→お母さんが大好き
精神障害者→実はただの健常者
アダルトチルドレン→実は精神年齢が低いだけの世間知らず
変な宗教を信じてる→勧誘被害者多数
すぐに嘘をつく
大人なのに親から仕送りをもらってる
>>651 ググってみた。面白そうだから、読んでみるかな。
宮部みゆきを四冊読んだ、何か重い小説だね、
池波正太郎氏の鬼平犯科帳は読んだんで、
鬼平は絶筆に成ってるね、
次は剣客商売でも読んで見ようかな、何か面白そう。
654 :
無名草子さん:2013/09/06(金) 12:47:20.93
>>651 別スレだけど篠原景から宗教の勧誘されたってのはあったな
メールとか電話で勧誘してくるらしい
家族に宗教関係者がいるんだろ
655 :
無名草子さん:2013/09/10(火) 06:16:41.74
ちゃんばらとか色恋抜きで綿密な推理と
爽快な謎解きが得られる作品を教えて下さい
同心より岡っ引きの方が足で稼ぐ感じがして
より好みに近いんじゃないかと思ってます
656 :
無名草子さん:2013/09/10(火) 11:24:54.82
江戸切絵図を出版していた人文社が倒産
江戸の地図を見ながら時代小説を読むのが楽しみだったのに…
作者の方々もこの地図を基に描写していると思わせるところもあるので残念
657 :
無名草子さん:2013/09/11(水) 16:09:17.53
篠原景 柳うら屋奇々怪々譚
眼鏡ブス
チビ
貧乳→バストアップブラでごまかしてるのがバレバレ
毛深い
マザコン→お母さんが大好き
精神障害者→実はただの健常者
アダルトチルドレン→実は精神年齢が低いだけの世間知らず
変な宗教を信じてる→勧誘被害者多数
すぐに嘘をつく
大人なのに親から仕送りをもらってる
以上は全て事実です
証拠もあります
笹沢佐保の黒田官兵衛が角川文庫で復刊してるな。
再読したけど、さすがに面白いわ。
最近の若手作家のはだいぶ落ちると言わざるを得ない…
659 :
無名草子さん:2013/09/15(日) 02:40:31.47
篠原景 柳うら屋奇々怪々譚
眼鏡ブス
チビ
貧乳→バストアップブラでごまかしてるのがバレバレ
毛深い
マザコン→お母さんが大好き
精神障害者→実はただの健常者
アダルトチルドレン→実は精神年齢が低いだけの世間知らず
変な宗教を信じてる→勧誘被害者多数
すぐに嘘をつく
大人なのに親から仕送りをもらってる
以上は全て事実です
証拠もあります
660 :
無名草子さん:2013/09/15(日) 02:50:09.48
>>658 笹沢黒官書いてたのか
読んでみるかな
笹沢の時代ものは「軍師竹中半兵衛」「浅井長政の決断」「野望将軍」が面白かった
「小早川秀秋の悲劇」はつまらんかった
658だが、すまん。
「軍師竹中半兵衛」の書き間違いだった。
大衆小説のプロ中のプロという感じ。
662 :
無名草子さん:2013/09/17(火) 01:47:58.58
篠原景という健常者のブス女がいろんな交流会にもぐり込んで宗教の勧誘をしてますので注意しましょう
決闘者宮本武蔵が面白かった
やっぱり柴錬は時代物の名手だな
664 :
無名草子さん:2013/09/17(火) 09:40:11.18
柴錬面白いのにね
ここ10年ほどでどんどん書店から消えてるのが残念だ
三国志もよかったね。
666 :
無名草子さん:2013/09/18(水) 01:00:34.53
篠原景 柳うら屋奇々怪々譚
眼鏡ブス
チビ
貧乳→バストアップブラでごまかしてるのがバレバレ
毛深い
マザコン→お母さんが大好き
精神障害者→実はただの健常者
アダルトチルドレン→実は精神年齢が低いだけの世間知らず
変な宗教を信じてる→勧誘被害者多数
すぐに嘘をつく
大人なのに親から仕送りをもらってる
以上は全て事実です
証拠もあります
667 :
無名草子さん:2013/09/18(水) 13:30:41.28
篠原景という健常者のブス女がいろんな交流会にもぐり込んで宗教の勧誘をしてますので注意しましょう
いろんな精神障害者の交流会に
もぐり込んで宗教の勧誘をしてます
じゃあないの? どうでも良いけど
柴錬は本人の性格も変わってたらしいな
冊子に新聞社の試験を受けたときの逸話が載ってた
都道府県を書けって問題に怒って「我は小学生ではない」と書いたとか
670 :
無名草子さん:2013/09/19(木) 02:48:21.52
確かに山風同様に、柴錬ももっとしっかりと再評価されていい。
柴錬は本宮ひろしとちょいと交流があったらしいね。あの本宮でも流石に初対面の時は緊張したみたいなこと自伝か何かで読んだ。結局いい雰囲気になったらしいけど、変わり者同士気が合ったんだろうか?(笑)
671 :
無名草子さん:2013/09/19(木) 06:49:32.27
>>667 宗教を信じてる奴ってなんで勧誘するんだろ?
一人でこっそり信仰してればこんな所で晒されることもなかったのに
自業自得だけどさ
柴錬も面白いが池波も面白い
673 :
無名草子さん:2013/09/20(金) 10:11:06.30
「篠原景に宗教の勧誘をされた被害者の会」が出来ました
これから損害賠償請求をしていきます
>>672 作風がまったく違う気がするけど、フィクションのおもしろさという意味でなら同意だな。
司馬遼は初期作品以外はあんまり好きじゃないんだが…
>>674 司馬遼太郎で好きな作品を聞かれて「尻くらえ孫市」というと、
大概キョトンとされる
676 :
無名草子さん:2013/09/21(土) 05:10:36.05
「篠原景に宗教の勧誘をされた被害者の会」が出来ました
これから損害賠償請求をしていきます
>>675 そんなことないと思いますよ。
私も好きだな。
映画化もされた痛快作ですね。
678 :
無名草子さん:2013/09/21(土) 12:44:13.29
篠原景は宗教の勧誘で自著「柳うら屋奇々怪々譚」を買うように強要してきました
断ると呪われるとか地獄に落ちるとか脅迫してきました
篠原景は仏教系の変な宗教を家族全員で信仰してるみたいです
孫市もそうなんだけれど、司馬さんの講談社文庫の作品は
知名度が低いですね。
大河があるし播磨灘物語は売れる予感
町田康は「俄」を一冊の本に挙げていたな。
講談社文庫の司馬作品は新装版にして表紙を変えたけれど
前の方が良かった、
そうだね。活字でかくして分冊して値上げしたわけだ。
684 :
無名草子さん:2013/09/23(月) 01:18:19.68
「篠原景に宗教の勧誘をされた被害者の会」が出来ました
これから損害賠償請求をしていきます
685 :
無名草子さん:2013/09/24(火) 00:32:56.16
「篠原景に宗教の勧誘をされた被害者の会」が出来ました
これから損害賠償請求をしていきます
>>674 亀レスですが、司馬作品なら「国盗り物語」がマイベスト。
丸谷才一もそう書いてた気がするけど…
司馬小説のベストは「項羽と劉邦」
死ぬ前に読みたい作品を1つ選べと言われたらコレ
それ中学生のときに読んだ
横山三國志から中国物はハマってったな
日本の伝記系は八犬伝がきっかけだったな
山風の書いた八犬伝も面白かった
あらためて吉川英治の三国志を再読したら、なんかかったるいんで意外だった。
8巻もあるとたるいよな、北方三国志はさらにかったるい
わかるよ
じつは柴錬の三国志がいいと思うんだが あんまり読まれてないんだな
池波正太郎作品に外れは無い、どれを読んでも面白い。
693 :
無名草子さん:2013/09/30(月) 15:55:21.06
それは言い過ぎ。
でも、つまらない作品は1つも無いな。
池波小説は何巻から読んでも面白い
いや、真田太平記は順番に読まないとわからなくなるぞ。
司馬遼太郎は、初期のが好きな人と、大河歴史小説書き始めてからのが好きな人で別れるのかな
自分の場合、伝奇ものみたいなのとか、花咲ける上方武士道とかは受け付けない
司馬さんの初期は忍豪小説と呼ばれていたんだよな。
司馬さんの幕末、明治に題材をとった作品は
文学と無縁な企業経営者たちに絶大な支持を得ている。
そこが文学好きの人たちには複雑な感慨を齎すのだろうね。
ふだん小説なんか読まない感じの経済人が司馬を持ち上げてるとイラっとしたね
同意。ビジネス書のつもりで読むのは邪道だと思う。
たぶん小説本来の楽しみをよく知らない読者に支持されてもなあ。
んー、読んだ本から何を吸収するかは
読者の自由ではないのかな
司馬作品で一番好きなのは国盗りだが
峠も捨てがたい
初めて長岡行った時妙に感動した
たしかに斎藤道三篇はメチャクチャ面白いですね。
あとで大半が司馬さんの創作と知ってビックリしたけど…
斎藤道三の資料はその後で公になったんだな
昔、斎藤道三の史料は原稿用紙一枚分程度の情報しかなかったんだっけか
想像力の入りこむ空白が多い方が小説はおもしろいな。
現在、有名な武将が一昔前では全くの無名って事が多々あるよね
本、漫画、小説、TV等の影響だろうけど、無名から有名になる過程が面白いよね
軍鶏侍の新刊が発売されるとは思わなかったw
>>706 昨日発見して即購入
けど明日まで読む暇が無い
運命峠は名作だな
むかし新潮文庫で出てたね。リーダブルだった。
いまは絶版なのか
柴錬は多作だったから代表作の影に埋もれた佳作がありますな
長篇はまだ復活する可能性があるけど、短篇はたくさん書いてるから読めないのが多い。
でも、なぜか「さかだち」なんて現代小説が文庫に入ってたりするんだ。
あれも作品としては悪くない 凄味がある
「河北新報夕刊で連載が始まった夢枕獏の小説「ヤマンタカ 新伝・大菩薩峠」は、中里介山の未完で終えた小説「大菩薩峠」を「夢枕獏版 大菩薩峠」として甦らせるもの」
本家は名前はよく聞くけど、読んでないな。面白いのか。
未完ということもあるが、長大すぎて最後まで読んだ人は滅多にいないと思う。
なんか堂々めぐりというか、飽きてきた。
千恵蔵や雷蔵の映画版は一見の価値あり。面白かったよ。
yonda?パンダよりハッピーくまくまの方が100倍可愛い
↑誤爆すまんm(_ _)m
BSで鬼平犯科帳の71年版の放映が始まったな。
中村吉右衛門版のファンだけど、八代目松本幸四郎は貫録があっていいねぇ。
画面が暗くて配役が渋い大人の時代劇。
木村忠吾が志ん朝だったんだなあ。なんか尾美としのりのイメージがあるんで違和感あったけど、原作に近いかも。
五鉄を猫八がやってたのも知らなかった。
718 :
無名草子さん:2013/10/25(金) 13:22:19.40
逢坂剛作、火付け盗賊改め方の時代小説がミステリー要素も加わって面白い
中一弥の挿絵はよかった。
生涯現役なのがすごいですね
木枯らし紋次郎より面白い時代小説はないだろ
あと池波正太郎の藤枝梅安ぐらいか
紋次郎はどんでん返しがあるんだよな。時代モノとサスペンスミステリを融合させてるのがいい。
池波さんのはプロットはシンプルだけど、フィルムノワールみたいな味わいが好きだ。
鬼平なんか再読しても楽しめるからさすがだと思う。
どっちも昭和の大衆小説屈指のストーリーテラーだよ。
惜しむらくは完結する前に夭逝されてしまったのがな…
剣客商売は読んだが鬼平を読み始めるのを躊躇ってる一因だ
梅安だって風呂敷広げたあげくに中絶してるよ。作者も書くのに苦労してたみたいだが。
夭逝って・・・80近くで亡くなった気がするが
見た目が老けてたけど、まだ60代だった。いまの感覚ではまだ現役作家でいけるよ。
最晩年のエッセーはかなりしんどそうで痛々しかった…。
川上より三つ年下
池波正太郎は剣客、鬼平、梅安以外は何故か面白いと思わなかった。
池波正太郎の時代小説はなんでホモがあんなに出てくるのか
男色一本うどんとか?
池波は一般でも評価されてるからいいよ
時代物が好きじゃなくても池波や司馬は名前だけは知られてる
柴田は御家人のドラマが当たったのに一般の知名度が低くて
昭和30年代から五味さんと柴田さんが剣豪小説の両横綱と
認識されているんじゃないんですか。
長い事、その位置が定着して、両雄に迫る人がいなかったけれど
近年、抜く勢いで並んできたのが藤沢さんだと思います。
柴錬は確かにストーリーテラーで面白いんだが、女性読者はほとんどいないからな。
山周や周平は女性ファンも多い。池波もそう。司馬はちょっと違うだろうけど。
だけど、やはり女性からも、ある程度は読まれないときびしいんじゃないかな。
平岩弓枝なんて女性読者ばかりだが、御宿かわせみの文庫本なんて新刊が出ると、すごく売れてる。
新シリーズになってから面白くないけれど
惰性でオール読物読んでしまうんだな
736 :
無名草子さん:2013/11/02(土) 17:21:31.73
隆慶一郎が存命ならば、どれだけの傑作が生まれていたかと思うと残念でならない。
五味剣豪小説の後継者っていないよね
でてここいや
この作家にどこまでもついていきたいって感じの書き手がいまはいないかもな。
旧作を読み返してることが多い。
>>738 同意。
今って、安易なシリーズ化が多すぎ。
設定を一から考えずにすむのは楽だろうし、
売上も見込めるだろうけど、あまりに中身が薄い。
荒崎一海の霞幻十郎無常剣
地味だけど好きだ
剣豪小説と言えば、戸部新十郎はもっと評価されていい
742 :
無名草子さん:2013/11/06(水) 14:03:53.20
和田竜の村上海賊の娘が面白い、爽快な感じの時代小説もまた良いな。
>>736 俺は逆に、隆慶一郎はいい時期に死んだなと思うよ。
あの人、基本的に書く話が全部同じだから、現代まで生きてたら、
「またいくさ人無双だよこの人。他に書くことないのか?」とか言われてそう。
まあ、「だがそれがいい」とも言われてそうではあるけどさ。
そんなこと言ったら池波や司馬も全部同じ様な小説だし
司馬は非命に倒れた主人公ばかりだし、池波は延々と似た話ばかり・・・
だがそれがいい
同意。
半世紀ちかく昔だが、植草甚一だ池波の短篇は2つのパターンしかないと時評に書いたことがあった。
でも、その片方のタイプのが面白いんだ、と。
サザンや達郎も似たような曲ばかりだけど、ファンにとってはそこがたまんない魅力でもある。
たまんない と つまんない は一字違い
なことに今気づいた
たまんないとえろすけべは五文字違いだよね
>>741 遅レスだが激しく同意。
戸部新十郎はリアルよりな描写も、伝奇、幻想的な描写もいける。
北方水滸伝を読もうと思ってるんだけど、ハードボイルドな感じなの?
あの量の本を読み始めるとしばらくは他の本は買えないから躊躇してしまうのよねw
他の本も見向きもしないぐらい没頭できるやうなシリーズならいいんだけど。
ちなみにハードボイルドな小説はあまり好きじゃない。
読もうかと思った理由は
単純に水滸伝を昔読んで好きだから。
久しぶりに時代小説の中でも大長編を読みたくなったから。
定義にもよるけど、文体はハードボイルドじゃないと思う。
人は結構死ぬし、男の美学的話はちょこちょこ出てくるけど、
冒険活劇って感じで、誰でもそれなりに楽しめるとは思うんだけどね。
没頭できるかどうかはその人次第だと思うんでなんとも。
自分は他の本と平行して読むタイプで実はまだ読み終えてないんだけどねw
753 :
無名草子さん:2013/11/10(日) 10:00:06.42
>>752 ありがとう!アマゾンのレビューの低評価のひとの書評が時間の無駄とか辛辣なコメント書かれてたからちょっとだけ気になってさ。
僕も並行して読んでいこうかな。読むのが遅い自分の場合1年近く掛かりそうな気がするしw
北方水滸伝に柴錬水滸伝みたいな面白さを求めちゃいけないよ
モチーフは同じでも別物
じつはオレも柴錬のほうが好きだ。定番の吉川英治よりも好き。なぜか今は不人気なんだよな。
756 :
無名草子さん:2013/11/10(日) 13:40:41.65
↑ゴメン。三国志と間違えた…
>>751 北方水滸伝の本編はかなり面白いんだけれど、それだけで完結せず、
続編や続々編に突入してしまっているのが痛いかな。
で、その続編の内容が、「僕の考えた最強の好漢」が大活躍してしまう
内容なんで…。原作をベースにオリキャラをうまく絡ませた第一部に比べると
劣化しているとしか。実際、第二部より登場したオリキャラは、誰一人として
人気投票の高位にランクインできなかったし。
同じ北方中国モノだったら、「史記」とか「楊家将」の方がいいかも。
古典にオリキャラを入れると世界観ぶち壊しだよね・・・
北方水滸伝・三国志も、原作が良いから読まれただけで本人の腕ではない
それは三国志小説を書く作家全員に言えることだけど
なあんてこと言い出したら、平家物語や忠臣蔵もそうじゃないかね?
北方水滸伝は良くも悪くも「原作の」良さとはやや乖離してると思う
>>759 平家物語や忠臣蔵を読む人が少ないからそのたとえがわからんです
ハードボイルドに鉄砲を撃ちまくらないだけマシかも?
>>758 そんなこと本気で言ってるなら、見識疑うわ
三国志なら演義が一番面白い
日本の三国志小説だと、
吉川>>柴錬>>>(超えられない壁)>>>陳>北方>宮城谷かな
異論歓迎
演義好きらしい意見でいいんじゃないの?
俺は宮城谷の三国志を読むまで面白いと思えるものがなかった部類だけど
宮城谷のは登場人物から感情が見えないのがなー
淡々とし過ぎててみんな人生悟ってるような感じでさ
和田竜ってどういう評価?
『小太郎の左腕』を連載当時に読んだが
薄っぺらい内容で、読みにくい文章だと思ったんだけど
他はどうなんだろう
別に読みにくくはなかったな。
(演義が一通り頭に入っていれば)
三国志は酒見賢一が一番面白いw
まあ、意見は個人の自由です。
某書店のポイントカードに登録したら、上田秀人の新刊案内がメールで来たw
あのカードは蔵書管理には便利だな
774 :
無名草子さん:2013/11/14(木) 23:49:32.81
読書メーター使ってる人いる?
つけてると、何読んだか記録できるので便利だよ。
>>773 たしかに本棚に表紙が並んでるのが面白いですね。
「暴れ茶人無頼剣」平茂寛・学研M文庫
茶道遠州流の若様がお家再興云々、全然関係なくつまんない文の羅列。
茶道も付け焼刃、主人公の魅力もわからない、近頃まれに見る最低小説。
買うのはお勧めできません。金返せ。
>>751 水滸伝のストーリーを完全につくりかえてるから、それがダメじゃなければ面白いかと
計画的に反乱を起こす物語になってる。
ただし、
>>757が言っているように続編はあまりおもしろくない。
続々編(岳飛伝)は連載中
>>774 >読書メーター
レビューだけ見ているw
ほとんど参考にならないけどね…
白石一郎のお勧めは?
海狼伝と海王伝だけ読んでおけば事足りる
782 :
無名草子さん:2013/11/17(日) 16:44:57.56
白石一郎と言えば、黒い炎の戦士(超能力を備えた日本人戦士と異国人戦士
の戦いを描いた時代劇)が未完、書く気を途中で無くしたと思われるが、無責任。
北方歴史物は「楊家将」が未だにベストだと思う。
誰でもあるけど、シリーズ的に続けるとかなりパターン化してしまうんだけど、
「お約束の面白さ」っていう意味のパターン化じゃないからなあ。
>>764 俺は当然だが、宮城谷が一番最近読んだ三国志。
確かにあっさりしてるし、他の宮城谷作品のような人物の魅力が
強く描かれてるわけでもないんだが、1歩も2歩も引いた視点から
書かれた三国志って逆に新鮮で良いと思ってる。
784 :
無名草子さん:2013/11/19(火) 03:26:21.84
篠原景という健常者のブス女がいろんな交流会にもぐり込んで宗教の勧誘をしてますので注意しましょう
>>785 武王の門は確かに傑作。ぶっ飛び方がどうかってのはあるにしても。
ただ、北方歴史物はオリジナルって前提があるんだけど、かつ多少史実なり原典縛りがあって抑えてる、
って作品のが「創ってる部分」が活き々としてると思うんだよね。
787 :
無名草子さん:2013/11/22(金) 11:34:18.05
そう。史料を踏まえて書いてるんだよな。
太平記が読みたいんだけどお勧めの作家さんいますか?
吉野朝太平記の鷲尾 雨工
吉川英治じゃ駄目なのか。
まず吉川英治を読んで、自分の立ち位置を知れば?
792 :
788:2013/11/23(土) 11:49:40.95
やっぱり吉川英治が基本なのか
宮本武蔵が駄目だったから敬遠してるんだよね・・・
>>792 そんな感じなら、<吉川英治>を基準にして、
ご自分の好みの作家が書いた太平記を手にとっては?
うーむ…吉川英治の宮本武蔵が駄目なら、誰であろうが太平記を読むこと自体合わない気がする。
小次郎老人説に思い入れを持つ人も多いからね。
>>793 海音寺が太平記を書いていれば良かったんですがねえ・・・
とりあえず10何年ぶりに吉川英治を手にとってみます。
797 :
無名草子さん:2013/11/23(土) 22:44:13.14
うちの爺さんが自分史書いて自費出版したんだけど、譲って欲しい人いる?
1冊3500円で、戦時中の特攻隊の事が詳しく書いてあるんだけど。
それって歴史・時代小説なのか。
>>797 たけーよ…
kindle化して値段が1/10ならあるいは
>>788 亀レスだが、さいとうたかをの劇画版も概略をつかむのには良いと思う。
801 :
無名草子さん:2013/11/25(月) 06:56:42.38
twitter.com/sinoharakei
802 :
無名草子さん:2013/11/29(金) 04:49:17.64
黒須 紀一郎の婆娑羅太平記
杉本苑子の風の群像?とかは?
杉本苑子は堅苦しいけど、よく勉強して書いてるよね。
いちおう吉川英治の弟子筋だったからな
吉川さん大好きだったなぁ
806 :
無名草子さん:2013/11/30(土) 15:08:51.87
吉川英治の作品には起承転結があって読み易く面白いなと思う
史実を反故にする為か多少脱線が多いけど物語として優秀だなと
幼少期に吉川英治に触れると他の歴史作家が平板で面白みに欠けたよ
行間や情緒を読み取れるようになったら等しく面白く読めたけど
古事記 日本書紀 続日本紀 の現代語訳も面白い。
>>806 吉川英治は著作権切れたから角川文庫で何冊か出たんだな
どうせなら講談社の全集でしか読めない戦前の伝奇時代小説を復刊してほしいよ
「恋山彦」とか「善魔鬘」とか「神変麝香猫」とかいろいろあるだろうに…
吉川英治は、あくまでも時代小説作家ってのが骨格だと思うけどね。
良い意味でだが、進化した講談本作家みたいなw
他のエンタメジャンルはどんどん新進気鋭の若手を発見するけど、時代歴史小説に関しては先達が凄すぎて今の作家じゃ物足りない
宮城谷が逝ったら好きな作家いなくなる
811 :
無名草子さん:2013/12/02(月) 00:47:46.23
ウブカタトウはどうなの?
今度、勝海舟の連載始めるって。
冲方丁も今の流行りの歴史作家と基本的に似ている。
冲方丁、和田竜、葉室麟、富樫倫太郎…
ラノベ的なキャラ立ちと展開の面白さで見せていくスタイル。
人物描写にさえ深みがあれば、池波正太郎か山田風太郎的なポジションを確立できる可能性はある。
司馬遼太郎、吉川英治ポジはいないね。伊藤潤がまだそれに近いか?
一力や乙川あたりは人生経験がにじみ出てる気がするけどな。
一力は歴史作家じゃないだろう
815 :
無名草子さん:2013/12/03(火) 13:55:28.39
ジョン万は?
816 :
篠原景に宗教の勧誘をされた被害者の会:2013/12/04(水) 08:05:19.94
篠原景がいろんな交流会にもぐり込んで宗教の勧誘をしてますので注意しましょう
篠原景に謝罪と損害賠償を求めます
篠原景は変な宗教を信じてます!
勧誘被害者多数
眼鏡ブス
性格ブス
ちび
貧乳
毛深い
頭が悪い
精神年齢が低い
世間知らず
田舎者
すぐに嘘をつく
健常者なのに精神障害やアダルトチルドレンと嘘をつく
マザコン
大人なのに親から仕送りをもらってる
安部龍太郎や山本兼一もなかなか良かったな。
真田十勇士ものを読んでみたいのですがおすすめはありますか?
酒見の歴史はつまらん
面白かったのをいくつか挙げてみて。
風よ万里をかけよ
>>818 古本屋で立川文庫傑作集でも探せばよかろう。真田十勇士とか言ってる時点でw
まあね。文庫本なら柴錬くらいしか思いつかないな。
村上某(長七郎の原作者)の真田十勇士を買ったが読んでないw
なんだかんだ言って柴錬がいちばん好き
>>813 二人とも藤沢周平のエピゴーネン作家だろ。
ガチで不本意な人生を送り、エンターテイメント的な作品を書きたくても書けなかった
初期の藤沢作品の形だけ真似てるにすぎん。
その藤沢も生前は周五郎のエピゴーネンとさんざん言われたものだったな…
>>827 初期作品は確かに影響を受けている部分が多々ありましたね。
そこから独自の境地に至っていればいいのですが、どんなもんでしょうか?>読んだ方々
>>828 藤沢の場合、円熟期の文章力がとんでもなかったので(晩年は衰えましたが)、発展系
みたいな感じの扱いではなかったかと。
周五郎作品から藤沢作品には自然に移れるけれど、逆は難しい(文章がやや粗いので)
とか、そんな感じ。
柴田の由井正雪面白かった
由井は色んな作品でちょこちょこ出てくるな
魔界転生で武蔵に弟子入りしようとしてたの憶えてる
山本周五郎の正雪記にも感動した。
伊賀の影丸も正雪篇が一番面白かったと思うw
新幻魔大戦を忘れてはなるまいw
ちょっとだけ出演どころか登場してもいないけれど、「くのいち忍法帳」
での扱い方は凄かった。
平井和正ならウルフガイシリーズが好き。
完全なスレ違いw
新幻魔大戦は、犬神明が出るから問題ない
新幻魔大戦とか真幻魔大戦とか訳解らない。
ウルフガイシリーズもパットン将軍以降は挫けたしw
新しい「この時代小説がすごい」を見付けたので買ってきた。
坂岡真には期待してる。ちょっと美文調入ってる文章は好き嫌いあると思うが、俺は風情があって好きだ。
もう少し短編の連続的な構成だけじゃない、構想力を見に付けてくれたらなと思う。
839 :
無名草子さん:2013/12/10(火) 01:50:31.90
池波本の半次郎・上下巻読んだ
戊辰戦争を扱ってる小説で会津視点、新政府視点のお勧めを教えて下さい。
船戸与一の「新雨月」浅田次郎「壬生義士伝」は読みました。新撰組にフォーカスしてるものは、結構です。
早乙女貢に力作があったな
「会津士魂」
小説じゃないけど
鳥羽伏見の戦い―幕府の命運を決した四日間 (中公新書)が面白かった
連日幕府軍に強い向かい風が吹いてたって、人意以外のものを感じる
佐々木譲の「くろふね」
中島三郎助が主人公です
いい仕事してますねえの人か
佐藤賢一の「新徴組」
滝口康彦って作家を最近知ったんだが、
映画の「上意討ち拝領妻始末」や「切腹」の原作の人だったんだな。
短編集を2冊ほど読んだがハッピーエンドにはらない佳作ぞろいで、
他にもないか図書館で探してみようと思う(´・_・`)
>>842 ありがとうございます
>>846 佐藤賢一さんって「双頭の鷲」のかたですね。あれは面白かったです。「新徴組」も読んでみます。
850 :
無名草子さん:2013/12/13(金) 02:08:34.45
「切腹」は原作知らずについこの間iTunesStoreで買って見たわ
原作も読んでみよう、ありがとさん
851 :
無名草子さん:2013/12/13(金) 08:55:02.31
花村萬月の「信長私記」が面白かったよ。
Amazonのレビューがひどかったので、どんだけつまらないのかと
思いながら読んでたんだけど。
でも基本的な事しか書いてないので、歴史通の人には物足りないかも。
柴田錬三郎の「赤い影法師」は一気に読んだ。
萬月は武蔵も連載してるね
ネタギレなのかな
>>852 エンタメの天才だよなぁ
読ませる力はすごい
地の文の「きえーっ」とかが笑ってしまうが
歴史なんてのは勝者に都合よく改竄されてるのがデフォだし
それをもとにの小説なんて虚構の虚構で読む価値あんのか
井上靖の「戦国無頼」を映画で観た。
主人公3人+ヒロイン共に小説を読んだ時の俺のイメージに近かった。
こういうことはあまりない。
特に立花十郎太役の三國連太郎さんはピッタリ。
長編で評価されるもの出してないと評価としては辛いな。
>>855 改竄されてるのがデフォでも人の口に戸は立てられない。
だから、市井の伝説なり噂なりが生き残ってんじゃないの。
それを活かすのも歴史作家の仕事。そうじゃないなら学者に任せておけばいい。
この時代小説がすごい2014買ったが、なんかマンネリだったな
吉川英治の「三国志」
あれだけの長編を1日で読破したんだが、
読破した俺が凄いのか読破させる作品が凄いのか、どっちだろう
野呂邦暢の「落城記」
昔、こどもの頃、これを原作とするテレビドラマを観たのが
きっかけで歴史とかお城とか好きになった。
もう新刊では入手できないみたいだな。
似たような戦闘がつづくから、だんだんどうでもよくなってくるわけだが…
新撰組関連の作品は多々あれど私は司馬遼太郎の「燃えよ剣」が一番好き。
取っ付き易さでは柴錬が一番かな
大御所言われる先生達は、何故かセクシャルな表現多い気がするなあ
あんまり得意じゃないので、もう少しスッキリ読めて、旧仮名じゃない作家が読みたいよ。
>セクシャルな表現
例えば?
葵小僧
斬九郎のバター犬姫は抜けたw
美女剣士が大奥に入り全裸の褌姿で褥に横たわり将軍を待つ描写に不覚にもぼっきーしてしまた
870 :
無名草子さん:2013/12/14(土) 18:19:02.87
セクシャル風太郎No.1
歳三が真面目な顔して裸体鑑賞とかしてたよな
>>871 「忍法八犬伝」で精力絶倫の女忍者と男忍者が闘うシーンがあったなあ
山田風太郎はセクシャルとはまた別ジャンルな気が
あれをオカズに出来る剛の者いる?
X-Men的だし
山手樹一郎、石坂洋二郎、健全すぎてバカになりそう
>>874 くの一の口に竹の筒を咥えさせるとその周りにモシャモシャと毛が生えてきて
そこに陰茎を突っ込むとかサディスティックな表現があったが・・
オカズにはとてもとても(^^)
879 :
無名草子さん:2013/12/15(日) 01:18:35.56
吉川英治読みやすい w
まるで漫画読んでるみたいだ。
太平記は途中まで読みにくいw
横山光輝の三国志を読んだ後に、吉川英治の三国志は凄くスラスラ読めるww
原作だから当たり前か
TVの鬼平犯科帳をみたあとに池波正太郎をよむと、さらにスラスラよめるぞ。
883 :
無名草子さん:2013/12/15(日) 12:47:41.06
バガボンドすでに読んでたんだよ。
吉川英治の武蔵がスラスラ読めた。
武蔵物は五味康祐の「二人の武蔵」が白眉だろう。異論は認める
最近読み始めたが伊東潤、どれも面白いな
886 :
無名草子さん:2013/12/15(日) 16:46:37.00
明治大正昭和初期の歴史小説でお勧めないかな?
最近近代に嵌り色々と漁ってるんだが良く知ってるだろうお前らに良い本を教えてもらいたい
[坂の上の雲][翔ぶが如く][男子の本懐][落日燃ゆ][最期のご奉公][斜陽に立つ]は読んだ
>>884 決闘者武蔵もいいよ
吉岡一門との戦いのシーンは熱い
889 :
無名草子さん:2013/12/15(日) 21:51:01.29
あ
そうだ。
山田風太郎、明治物多いよ。
北森鴻の暁の密使とか蜻蛉始末。検索すると評価が低いけど。
最初とっつきにくいけど、藤村の「夜明け前」はすごいよ。
あと最近は読まれてないみたいだが、有吉佐和子も読みごたえがある。
>>858 何年前から発売なの?
去年のは参考になったけど、今年のは(ry
>>891 それは中学・高校くらいまでに読んで置くべきだな
はいはい 破戒はともかく夜明け前の中学ってのはまあないでしょ
夜明け前、新潮文庫の2冊目ぐらいで挫折した。関係ないけど、長塚節の土も途中で挫折した。
たぶん、読むのが早すぎたんだよ。
社会人になってから改めて挑戦してみたらどうかな。
「夜明け前」なんかは、やはり子どもには理解できないし、退屈すると思う。
多くはないが歴史物大好きっつう小学生もいるぞ。そういう奴なら大丈夫
柴錬とかが書いてる新選組の短編集買った
それなりに面白かった
900 :
無名草子さん:2013/12/18(水) 08:00:09.19
ごめん、読んだ時期は、大人になってからなんだ。
902 :
無名草子さん:2013/12/21(土) 00:46:57.00
葉室麟って人の時代小説が面白かった。
調べたら、去年直木賞とってた。
>>902 面白い時代小説に出会えてよかったですね
他にも面白い作品を書いている作家はたくさんいるので
これからも時代小説を読んで下さいね
なんか図書館の職員か学校の図書室の人になった気分www
熱い歴史小説を知っていたら教えてほしい
飯嶋和一は全部読んだし、最近だと和田竜の『小太郎の左腕』の終盤で主人公が我に返るシーンは良かった。
運命峠だな
ラストの大勝負とその後の鬼神のような戦っぷり
最初から最後まで楽しめる傑作
むかし部厚い新潮文庫で読んだけど、いまは絶版なんだね。
>>888 山田の「エドの舞踏会」なら読んだことあったわ
他も読んでみるサンクス
>>890>>903 おお…サンクス
すげぇ好みの内容だから早く読みたい
>>908 吉村昭なら日露戦争後の条約締結を描いた、
「ポーツマスの旗」もオススメ。
ポーツマス条約締結のかけひきや、
日比谷焼討騒動も描かれていて面白いよ。
吉村さんは歴史小説、戦記小説のほか動物小説も書いているんだけれど、
両分野の融合作品である「羆嵐」(くまあらし)は傑作。
大正時代、北海道で実際にあった事件を元にした小説。
内容も怖いんだけれど、文庫版の表紙も怖いw
山風の忍法八犬伝は熱いよ
まあ男が馬鹿なんだが
山風はなんつうか時代小説ってより怪奇小説なんで、別腹だなw
伝奇だろ
>>905 海道龍一朗の「北条龍虎伝」。北条氏康と義弟の綱成の小さいころからの2人の生い立ちから、主従の
絆が熱くてオレは一気に読んだよ。
オレも飯嶋和一大好きで全部読んでる。「黄金旅風」が好きなら
>>905には海道龍一郎は合うと思うよ。
915 :
無名草子さん:2013/12/24(火) 11:12:55.95
柴田錬三郎は時代に合わない作家なのかな?殺陣の描写は凄いんだが
昔むさぼる様に読んだ覚えがある、昔の記憶を呼び起こして長編ベスト3
赤い影法師、運命峠、われら九人の戦鬼あたりか。
女性蔑視がネックのひとつなのは確か
柴錬は男に尽くす女が好きだったんだろうな
柴錬小説はたしかに面白いんだが、同じ人物の逸話で文章の使い回しが多いのがなぁ……
まぁ某歴史小説家みたいに他人の文章を写してるわけじゃないからいいけど
柴田錬三郎は「浪人列伝」しか読んだ事ないけど、なんとなく他には手が伸びない
919 :
無名草子さん:2013/12/25(水) 09:39:01.09
>>918とりあえず眠狂四郎でもいかがですか?一話読みきりの連作なので
何時でも止められる、無頼控と殺法帖が面白い。
>>919-920 わざわざ丁寧にレスもらえるなんてありがたい
次に書店に行ったらさっそくにでも探してみる
柴錬立川文庫のシリーズも奇想にみちた短篇ばかりだから、どこからでも自由に読めておもしろいですよ。
立川はオリジナルじゃないからな、面白いけど
講談とは別物だからオリジナルと言える内容だと思いますよ。
ほとんどトンデモ日本史みたいなホラ話だから。
山風の秀吉物が面白かった
あと魔群の通過も
里見八犬伝でお勧めありますか?
>>929 馬琴を普通に読めるってすごいな、優秀すぎる。
馬琴版は最後の方飽きる
年末年始はやっぱり時代・歴史小説だよなぁ。
年末年始には池波が似合う
>>930 俺は白井喬二版だけど、面白かったな
解説に出てた原文もなかなか調子が良くて、読んでみたいけど
岩波のも新潮のも状態の良いのは手に入りにくそう
少々高くても、こういう古典はちゃんと再版しといてくれないとな
なんなら電子書籍でもかまわんのだが、抄訳やらパロディやらばかりで本家が後回しになってる
みんな読んだ本って全部置いてるの?
時代物って二度と手に入りにくいのもあるから捨てていいか迷う
俺も以前はそうだったけど最近は、何があろうと絶対に再読しないレベルの作品であれば売ってる
「戦国の長嶋巨人軍」だけは絶対に売らない
「お前書いてみろ」って言われたら無理だけど、
「なんでこれを世に出そうと思った?」って小説はよくあるよね
そういうのはすぐに捨てるか売る
さすがにそういうのは最初から読まんようにしてる
いい歳になってくると時間がもったいない
その情報収集の効率化のためにこそのネットだと思ってる
まあ、それでもときどきはあたっちゃって後悔するけど
940 :
無名草子さん:2014/01/03(金) 07:12:23.99
確かにハズレ掴まされたときの何ともいえぬやるせなさはあるけどさ、そういうことがあるからこそ、当たりを掴んだときの喜びも一入ってもの
ただ文庫書き下ろしが一般化して時代小説が大量に出版されてるのはいいんだが、やはり相対的に質の劣化があるのは否めないよな
質より量、になってる感じだな
連作物とか、キャラへの愛着で引っ張って、
時代劇の皮をかぶったラノベじゃんって思わされることもしばしば
表紙のイラストからしてそんなのが目立ちますね。
よし、お前らの「この一篇」っていう作品あげてくれ
歴史小説と時代小説とひとつづつ。
おいらは
歴史小説: 司馬遼太郎「花神」
時代小説: 五味康祐「薄桜記」
で。
歴史小説 司馬遼太郎「項羽と劉邦」
時代小説 宮部みゆき「本所深川ふしぎ草紙」
歴史小説 隆慶一郎「影武者徳川家康」
時代小説 隆慶一郎「吉原御免状」
海音寺や司馬や池波や吉川や柴錬も読んだけどコレ
>>945 隆慶一郎は歴史小説に入るの?
歴史小説:司馬遼太郎「竜馬がゆく」
時代小説:半村良「妖星伝」
SF伝奇ロマンの「妖星伝」は時代小説って感じはしないけどw
もう一篇あげるなら「影武者徳川家康」
同じ作者でも歴史小説だったり時代小説だったりするし、作品によって違うとしか
影武者徳川家康は時代小説では?
それは個人の捉え方次第ってことにしないか?
歴史大河小説って捉える向きもあるだろうし。それだけのスケールのある作品だと思うよ
山田風太郎「八犬伝」
司馬遼太郎「「燃えよ剣」
隆慶一郎「影武者徳川家康」
長編時代小説 藤沢周平「蝉しぐれ」
連作時代小説 藤沢周平「用心棒日月抄」・池波正太郎「鬼平犯科帖」
…つーか、一つに絞るなんて無理
歴史小説「戦争と平和」
時代小説「ダルタニャン物語」
歴史小説 山田風太郎「妖説太閤記」
時代小説 山本周五郎「ながい坂」
>>952 >ダルタニャン物語
講談社文庫(鈴木力衛 訳?)のは面白かった。
7巻くらいで挫けたけどw
歴史小説 羅漢中「三国志演義」
時代小説 池波正太郎「仕掛人・藤枝梅安」
みんなよいですなあ
歴史小説、吉村昭「戦艦武蔵」「桜田門外ノ変」
時代小説、吉川英治「水滸伝」
歴史小説
炎環 永井 路子
時代小説
西海道談綺 松本清張
二本の銀杏 海音寺潮五郎
火
霊鬼頼朝(文春文庫 た43−5) 高橋 直樹著
歴史小説 宮城谷昌光「天空の舟」
時代小説 藤沢周平「用心棒日月抄」
歴史小説 司馬遼太郎「坂の上の雲」
時代小説 山田風太郎 忍法帖シリーズ
歴史小説 「天皇の世紀」
時代小説 「桃太郎侍」
歴史小説 司馬遼太郎「尻啖え孫市」
時代小説 池波正太郎「雲霧仁左衛門」
963 :
無名草子さん:2014/01/06(月) 19:26:22.52
週刊朝日の「歴史・時代小説ベスト10」
2009年から2013年のランキングを
おしえてもらえますか?
歴史小説「真田太平記」
時代小説「剣客商売」
伊藤桂一って作家が気になってるんですが、どんなもんなの?
戦記作家としてはいくつか読んだことがあるんだけど、時代小説作家とはしらなかった
どの系統の作家なのか、どんな位置づけなのか知りたい
大雑把に周五郎や周平の系統と言ってよいかもね。
歴史小説司馬遼太郎つよいなあ
司馬の後継者たる小説家がいまだに出てこないしな
21世紀以降の歴史小説家はどれも小粒だ
司馬遼太郎をそこまで神格化する気はないな
現役の、おすすめの歴史小説家を挙げろと言われても出てこないもんなぁ
時代小説家ならそこそこいるが
歴史小説なんてほぼ史実に沿って書くんだから、まあ大家が有利というか早い者勝ちな面があるからね。
正直、司馬の小説面白いと思って読んだことあんまりないし。
ネタかぶらんように、今は驚くようなマイナーな人物まで小説になっているからなw
司馬遼太郎は功罪相半ばするという気がするけどねぇ…
歴史をお勉強したくて読む人にはすごいのかもしれないが
面白い小説が読みたい者にとっては初期の作品以外はちょっとなあ…
経営者や政治家や官僚に愛読者が多いのはよくわかるけどねぇ…
面白いと思って読んでます
この作者とは価値観が合わない感じだなーと思いながらも面白い小説ってのはあるが
司馬の場合はあわないと読めない
バカか、小説と歴史をごっちゃにするなよ
小説を読む時にお勉強をしようとか思ってない
楽しいから読んでいるだけだ
司馬は人物像を極端に振る傾向があるのがな。
河井を傑出した英雄に描き過ぎたり、劉邦をとんでもなく情けない男に描き過ぎたりw
司馬のいう「日露戦争は防衛戦争だった」「明治は良かったが昭和はダメ、断絶がある」だのという
いわゆる”司馬史観”って今日の歴史学では支持する学者は皆無に等しいからな
わずか歴史修正主義者のみが司馬を持ち上げてる…新しい歴史教科書を作る会だとかのゴロツキな
支持層の醜さで司馬の評判も相当落ちたよな…まあ本人が没後のこととはいえ
司馬の歴史認識の誤りが数々の学者によって告発されるようになった
俺は吉村昭がぜんぜん合わなかった
あれは小説だけど小説じゃない
「翳りの城」を読んだ人はいませんか?
キャチコピーに惹かれるのですが。
気持ちはわからなくも無い
飯島和一が1番好きだ。
「狗賓童子の島」いつ出るんだろう
日本の学者って、塩野七生だけじゃなく、司馬にまで噛みついているのか。
本来の自分の仕事で評価されるようにはなれないのか。そんな事でもしないと、
人に相手にされないんだろうが、本当に日本の文系は、何をやっても駄目だな。
>>982 「雷電本紀」は読んだな
雷電の造形は面白いんだけど、善悪の書き分けが稚拙な印象でちょっとだめだった
武士階級がきらいなのはいいけど、三人称の地の文で糞侍とか書くのはどうよって感じ
女中奉公や下働き系の小説でおすすめある?
飯嶋和一で一番好きなのは始祖鳥記だけど、
エンターテイメントとして面白いのは神無き月十番目の夜だと思う
あれは圧巻
飯嶋和一の想いの強い文章は苦手だ。
黄金旅風が好きだ
僕も苦手です もっと大衆小説っぽい文章が好きかな
むしろ井上靖みたいな純文っぽいというか普通の小説っぽい文章がいいので
しばもしばれんも苦手
飯嶋和一のぶん殴ってくるような文章が好き
飯島の文体は好きなんだけど、どうも物語が面白みにかける
題材がマイナーなせいかな
994 :
無名草子さん:2014/01/14(火) 20:53:18.41
どうしても後進はニッチを狙ってくるからね
純文学っぽいってのなら鴎外の歴史物とか中島敦とかが白眉かな
おうがいの抽斎はあまりにも荷が重かった 読み通したがなにもおぼえてない
北条霞亭や伊沢蘭件はさらに難物ですね。
抽斎は小説っつうか伝記物だからなあ
やっぱり高田さんや宮部さんが読み易くて好きだと言うと
読書家や文学好きの人達には判ってないなあと言われるんだろうか
純文学や古文が読めない訳でもラノベ調が読み易い訳でもないけど
読書ってのは趣味であって、箔付けのためのものじゃない。
自分に合う小説を楽しんで読めばいいんだよ。
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。