核心ついてるな
http://blogs.yahoo.co.jp/todakotaro/59606341.html 村上春樹の最新作「1Q84」読み終わりました。点数は○。
どう考えても面白くない。力作だし、池波正太郎は入っているし、
青豆は日本の小説に出てくるヒロインとしては出色の魅力だけど、
「海辺のカフカ」同様、下巻の後半で、もう、うんざりしてくる。おとぎ話はもう、いい。
こういうのが好きな人もいるのだろうが。「リトル・ピープル」というその語感だけでも嫌になる。
短編のTVピープルの好きではなかったけど。好みの問題かもね。
1978年に文芸誌「群像」の新人賞に「風の歌を聴け」が掲載されてからずっと読んでいるけど、
今回は残念。同時に読んでいる平野啓一郎「決壊」の方が面白い。
>>おとぎ話はもう、いい。
こういうのが好きな人もいるのだろうが。「リトル・ピープル」というその語感だけでも嫌になる。
>>今回は残念。同時に読んでいる平野啓一郎「決壊」の方が面白い。
あぼーん
大森望評
『ねじまき鳥クロニクル』以降ではいちばん好きかも。昔と比べるとちょっとくどいのが難。
あと、二つの月の処理がやや疑問。それは反則じゃないの?
全体としては、ジョナサン・キャロルとニール・ゲイマンの中間ぐらいの感じ。
ジョン・クロウリーも入ってるよね。『リトル、ビッグ』トリビュート?
しかしあの展開なら、合作ペンネームをまず提案するのではないかと思った。
あと、googleできなくても図書館行って百科事典とか見るんじゃないの。
時期的に、だれかが「スター・ウォーズ」に言及してほしいところ(二つの月関連で)。
まあ、あんまりSFにしたくないんでしょうが。
大森望評(日記)
京極(夏彦)さんとも同じテーブルだったので、『1Q84』は必殺仕掛人トリビュート小説だからぜひ
読むようにと薦める。こっちは梅安の女の子バージョンですよ!
7 :
無名草子さん:2009/06/09(火) 23:39:53
雰囲気に陶酔するのがハルキノベルさ!
覇気がなかろうが、底が浅かろうが、安っぽかろうが、
小説なんて読んでいるときの時間がすべて!(←保坂の受け売り)
その時間、陶酔し、生の喜びを味わえればいい。
さあ、何か反駁できるならしてみてください!
8 :
無名草子さん:2009/06/09(火) 23:46:14
平野啓一郎の圧勝らしいよ
小谷野敦の圧勝ってことにしとくか
10 :
無名草子さん:2009/06/09(火) 23:48:07
あっ、しょう
アンナじゃなく松浦理恵子の圧勝だろう
島田雅彦の圧勝だな
結局石田衣良の圧勝ということになったようですね。
鳥山明の圧勝でいいよもう
代表作の映画の酷さも圧勝だし
河野多恵子・富岡多恵子・上野千鶴子の圧勝ってことで
16 :
無名草子さん:2009/06/09(火) 23:55:23
つうかここに名前の出てきた作家・評論家の怨念が聴こえるようだな
17 :
無名草子さん:2009/06/09(火) 23:56:09
わかってないな、桝野浩一の圧勝だろ
18 :
無名草子さん:2009/06/09(火) 23:57:52
>>3の
「会話のように流れるだけの底の浅い文体」
「内容は緊密に構成されているが、文章の質は映画の脚本の水準を出ていない」
っていうのおもしろいね。太陽の西 国境の南がおもしろいかどうかはおいといてもさ。
文学はどーいうものなのかみたいな意味で
>>14 ノルウェイはそれなりに見れるけど原作儲からしたら…程度ですむだろうけどドラゴンボールはな…
20 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 00:03:17
評って完全にオナニーだよね。でもさ小説書くのも結局オナニーなのか?
21 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 00:06:03
読まれたものはオナニーじゃなくなる。
ゲイジュツはみんなオナニー
23 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 00:07:23
なんで小説書くのかってむずかしいよね。
大金持ちで、もう十分評価されてて、60歳で、なんのために小説を書くのか。
24 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 00:07:27
爆発じゃなかったっけ?
25 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 00:08:26
>>23 それはあると思う。そうなれた人は幸せだよな。
自殺する作家さんなんかはそうなれなかったんだろう。
オナニーをみてコウフンするかしないかそれだけのこと
今なら「村下春樹」という作家が本出しても10万部はいくんじゃないか
28 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 00:15:18
なんかさー今何十万人もいっしょに同じ本読んでるんだなーって思うと萎えるんだよねー
>>27 漢字は違うが名前はハルキだから試してみるかな
じゃあ読まなきゃいいじゃん
31 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 00:23:20
レスのピッチが早くて、アンカーなしのレスは浮いてるなw
32 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 00:32:55
2しか売ってないけど
1飛ばして2買うおっちょこちょいな人っている?
前スレ最後は『1Q84』でしめて欲しかった…
ふかえりはこっくりと肯いた。
36 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 00:43:52
阿部和重は手ごわいらしいぞ
おすすめの一冊は?
中原の虹
読後に青豆が一番印象に残るね
青豆=直子=島本さん
という位置付けだろうな
もちろん多々違いはあるけど
41 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 01:57:30
直子か
苦手なんだよね
一番魅力的だったキャラは
ねじ鳥で月にお尻見せてた女子かな
NHKがニュースでとりあげるのは集金人が登場するからかな
>>42 あんまり好印象には書かれてないけどw
集金中に人殺す集金人も出てくるし。
44 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 05:30:18
放送協会は集金人でも年金で悠々と暮らせていいなと思いました
あぼーん
集金人「天吾はワシが育てた」
47 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 09:18:40
48 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 09:21:43
つまんないなら売れない、だから面白いんだろうな、早く読みたい
早く届け
50 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 10:41:45
なんで支離滅裂が売れるんかい
普通におもしろかった。早くつづきがよみたい。
批評はいいけど、日本語にどのくらい精通しているかわからない外人の批評は個人的にはビミョーだ。
ちゃんと日本語で読んでいるのだろうか?
日本人のオレが読んでそれなりにおもしろければそれでよい。
物語としてはとても面白くできているし、
最後までぐいぐいと読者を牽引していくのだが、
空気さなぎとは何か、リトル・ピープルとは何かということになると、
我々は最後までミステリアスな疑問符のプールの中に
取り残されたままになる。あるいはそれこそが著者の意図したこと
なのかもしれないが、そのような姿勢を(作者の怠慢)と
受け取る読者は決して少なくはないはずだ。』
『この処女作についてはとりあえずよしとしても、
著者がこの先も長く小説家としての活動を続けていくつもりであれば、
そのような思わせぶりな姿勢についての真摯な検討を、
近い将来迫られることになるかもしれない』
自分の作品に対する防御を自分でやってるわけね
>>52 どうかなあ、それって逆に読者の怠慢でもあるんじゃないかなあ。
小説はあくまでもフィクションなので、ある程度は読者の想像におまかせしますっていう部分があっていいと思うんだけど。
いにしえからの作品にだって、疑問や謎や核心部分が判明しないまま、余韻を残して終わる、、みたいのは少なからずあるし。
それでも何かしら読む人をひきつけたりする「要素」があれば、それは小説として成り立っているのでは・・ないのか。
批評家でないからわかんないけど、自分はそう思う。
54 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 11:32:24
だから阿部和重の圧勝なんだよ
55 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 11:36:48
村上春樹だから、メタファーめいたものも読み解くべきものとして
見られているに過ぎないと思う。
つまり「村上春樹だから」になるまでの「村上春樹」だけが真に価値がある。
>>52 何を今更って感じだな。
初めて村上春樹読んだんかな?
57 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 13:00:31
村上の文体自体ズリセンそのもの自画自賛の・・・
阿部和重さんにはかないませんよ
ムラカミワールド面白いと思うけどね。他の作家は(精神的に)ビンボー臭くて
俺の性に合わんな。
春樹のファンって偉そうだよね
「オレの性には合わんな」だってよwww
「春樹も読めない奴とは話もできない」っていってるのもどっかにいた
お前みたいな勘違い野郎、関わらなくて結構
気持ち悪い
>>60 おまえこそかかわってくるなよ、このレスに。
>59は釣りやろ
職場の先輩に村上春樹を読んでみたいんだけど、どういうかんじなの?ときかれた(1Q84が売れているから興味をもったとのこと)。
なんて説明すればいいんだ・・・。
64 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 14:35:50
65 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 14:50:37
春樹なんか読まずに阿部和重読もう!
阿部和重さんのイチオシを答えなさい
うんちゃらかんちゃらプロジェクション
人生すべて駄目だった無能作家春樹にしがみつく無能信者
べつにしがみついてないけど・・・。
ベストセラーになっちゃうと逆に読みづらくなっちゃうね。
手にとるだけで「信者!」とか言われちゃってめんどくせーたら。
やれやれ
72 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 15:55:05
かものはしプロジェクトの代表、村田早耶香が書籍を出版します!
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これだけ売れて講談社はさぞかし悔しかってるだろうなw
阿部和重とかいうの、何で評価されてんのかサッパリ分からん。芥川賞取ったのと
ニッポニアニッポンとか言うの読んだけど、読み終わって直にあらすじ思い出そう
としても、どうしても思いだせない。脳が早く忘れたがってる感じだ。本人はモー
ニング娘大すきのキモオヤジだし。
阿部和重はたいした作家じゃない
春樹よりはましだけど
平野啓一郎が本当に偉大
平野啓一郎(笑) 漢字ヲタクヤローか
ほかの作家はいいからさあ、、春樹を語ってよ。
なんかアンチの執拗さが異常。個人的恨みでもあるのか? サイン頼んだら
断られたとか、握手して貰えなかったとか。
多くの人が読んでいる本を「俺にはレベルが低い」と言って
優越感にでも浸りたいんだろうねぇ
本当に単に駄目な作家だから春樹は
批判してる自分が頭よさそうにみえるんだろうな。
批判というか批評するために読むっていうのは味気のない読み方だとおもうよ。
ばっちり完結しない話だったからイライラしてるんだろ?
ホントはみんなハルキ大好きなんだよな!
てか、春樹ファンっていじめやすそうだから、いじめてるんじゃないの?
とりあえず「春樹ってつまんね」って言っておけばカッコイイと思ってるんじゃない?
読書なんて全然してなくて、ジャンプしか読んでなくても。
85 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 17:15:33
商業作家村上春樹乙
均衡こそが善である
87 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 17:38:24
面白けりゃ、いいんじゃね。
ふかぇりだょ
1Q84売り切れで 6/10入荷のamazonで購入したら、
出版社の重版遅れで6/19入荷だと。やれやれ。
90 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 19:39:57
むかつくぐらい売れてるね
速攻で忘れられるのもいつものことじゃないですか
92 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 20:00:14
>>90 ノーベル賞効果でしょう
普段は小説なんか読みもしないバカがノーベル賞の権威に動かされて
「ちょっと読んでみるか」
みたいな感覚で購入。もちろんちゃんと読んでるのは3分の1ぐらいの購入者。
3分の2はすでに積ん読状態www
ノーベル賞とったの!?
ノーベル文学賞を受賞した日本人は川端康成と大江健三郎
海辺のカフカのホームページのときはノーベル賞候補報道は
ぶっちゃけすげえ迷惑なんだが、みたいなことを言っていたな
川端はともかく大江は駄目
>>86 その部分は、読み応えがあったね。
これ、パート3があるなら、読んでみたいよな。
>>97 村上さんを批判する人も褒める人もどっちもいていいという意味で書いたんだけどねw
パート2であの場面が終わってからは少しつまらなくなった…
善悪の考え方もよかったし、緊迫した感じもよかったね
ポニーテイルに掴まれそうなところは冷や冷やできたし
100 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 20:33:32
101 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 20:35:26
大江健三郎以降大江を超えた日本の作家はいるのか?
村上春樹はもう終わっているよ。
日本中村上春樹と新潮社にうまくやられたね。
来年には忘れられているね。
103 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 20:55:41
中原昌也の圧勝
星野智幸 言ってしまえばよかったのに日記
http://hoshinot.exblog.jp/11719632/ 選挙に限らず、報道には多かれ少なかれ常にこのアナウンス効果が働く。だから、
例えばインフルエンザ騒動で、政府がこんなに緊迫して対策をとっていると
大々的に報じれば報じるほど、世の中の不安をあおり、マスクを付ける人が
増えるといった効果が生じるわけである。にもかかわらず、自らのアナウンス効果
には無頓着に、「ちまたにはこんなにマスクを付けている人があふれている」と
その現象を報道するとなると、これではただの扇動家ではないか、まるで無自覚な
ヤラセみたいではないか、と思ってしまう。ベストセラーでも同様で、メディアがいっせいに、
初日にすでに80万部、と報道すれば、今の熱狂しやすい社会ではたちまち人々が
買いに走るわけだが、何と2週間で100万部、書店では売り切れ続出、この要因は何か、
などと、まるで自分たちは無縁であるかのように報道している姿には、
「歴史の忘却」とつぶやきたくなる。すべてのメディアがこのような状態になってしまったら、
戦時中の大政翼賛報道に行き着くしかない。
だからこそ、新聞には、これまでのような部数や収益を回復しようという考えは捨てて、
小規模でもよいから冷や水を浴びせるメディアとして成熟してほしいのである。
*星野智幸はこの会議で春樹批判を聞いています
http://dianying.at.webry.info/200810/article_2.html フォーラム初日午前の基調講演は
韓国が評論家の柳宗鎬氏。論客です。少し迷ったのですが
と前置きしつつも、かなり辛辣な村上春樹批判を。
間もなく発表になるノーベル文学賞の有力候補と目されて
いることを念頭に置いての発表か。
私も『ノルウェーの森』以降の村上春樹作品は全然評価して
いないので、ほぼ同感。
105 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 21:08:56
予想以上に売れてしまうことが村上春樹の悩みの種。
「一部のファンを対象に書いてるつもりなのになぜこんなに売れるんだ?」
と真剣に悩んでるらしい。
あぼーん
107 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 21:18:55
村上春樹に賞あげられなかったのって、芥川賞にとって完全に致命傷だよね。
ほんとにもうあの賞なんの意味もないと思うんだけど。
日本ってさ芸術にたいしてほんとだめだよね。武満徹が東京芸大落ちたりさ
108 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 21:21:53
阿部和重とか平野啓一郎とかってよく出てくるね。ぜんぜんしらないけど。
みんな外国の文学とか読まないの?
馳星周wの圧勝です
>カフカの初版で修正が入りまくったのが良い例だ。
と前スレで書いてあったんだが、これについてわかる人いる?
どこかのサイトでもいいんだけど
>>105 そんな商業戦略的に人を踊らすことなんて作家にできるわけがない。
また関心もなかろう。
全部、新潮社のタクティクスだよ。それにマスコミが便乗してこの騒ぎになった。
春樹の自伝が出たりしたらやっぱ題名は『YARE-YARE』かな
ミュージシャンじゃないんだけ……半分ミュージシャンかw
今の時代に本とか音楽であくまでオリジナルで
ミリオン出せるのはミスチルと村上春樹ぐらいしか
いないんだね
文学界のミスチル(笑)
マスコミに煽られたから我々は買うのか
売れるからマスコミが騒ぐのか
どっちもあるから一概には言えない
117 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 22:50:24
アンチは本当に暇な人なんだと思う
118 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 22:57:33
買取500円だったのが1000円になっててふいた
119 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 23:11:53
120 :
無名草子さん:2009/06/10(水) 23:12:08
なんかノルウェイの森もまた売れ始めてるし
そりは映画化効果でそ
買い物メモに「Qり」と書く僕の母が、ハルキがパクったと息巻いていますが。
で、内容はともかく、少なくとも「Q」を「九」と読み置ける言語は日本語だけじゃないん?
123 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 00:09:08
>>117 悔しくて仕方ない人が世の中にはたくさんいるんだよ
>>122 それを言うなら「E気持ち」とか、「サイボーグGちゃん」とか
125 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 00:32:30
今が語りたいピークだな
126 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 00:54:27
本当のピークはノルウェイの森の映画が公開してから
怒りの矛先は監督か役者か?
127 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 02:59:55
密林で上下巻で18000円って…アホ?
128 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 04:19:37
あぼーん
130 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 04:43:17
誰か今日1Q84上下巻セットで売ってくれない?
4000円ぐらいで買取たいんだけど。。。
131 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 08:12:12
馬鹿だなぁ、少しまてばブックオフで山積みだぜw
132 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 08:19:38
あ
今朝
朝のワイドショー
「スッキリ」と「とくダネ」で
春樹の新作
特集されてるのを見た
134 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 08:48:52
今朝のワイドショーで見たんだけど、思えば村上春樹って読んだ事ない。
最初に読むならどの本がお勧め?
135 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 08:52:18
とくダネにネタばらしされた!
今日は仕事休みなので、今から読もうと思ったのに
楽しみに楽しみにしてたのに信じられへん
最低だ あいつら
謝罪しろや糞フジ!
名前だけでこれだけ売れるってのはそれは凄い事だが
こーいう内容も解らず話題性だけのアホのような売れ方見ると
手に取ろうって気はなくなるわな。
そりゃずっと待ってた生粋のファンも大勢居るだろうけど、
初期以降の数十万部はワケもわからず買ってるアホだろ。
生粋のファンがワケをわかって買ってるかと言えばどうだろう?
140 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 10:12:56
>>32 今朝のとくだねで真鍋かをりが書店に1種類しか置いてなかったから
1巻モノだと思ってとりあえず買ったら2だったって言ってた
ああいうのを聞くとマスコミに躍らされて「買っただけで満足」の
にわかが大量にいるんだろーなーと思ってしまう
141 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 10:18:31
>>134 結構読んだけど、手元に残っているのはダンスダンスダンスとねじまき鳥くらいかな…
142 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 10:18:36
ずーとIQが84だと思ってたい
TVで初めて1984と読むの知った。
143 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 10:29:26
>>140 真鍋の場合はネタだろうけど、そういう奴は大勢いるだろうね
144 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 11:05:01
新潮社は、そんな読者の売り上げを狙っていた!
145 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 11:08:17
定期的に一瞬バカ売れして消える本てあるけどな
しばらく無かったからそれが爆発したんじゃね
ノルウェイの森の時も、これ程じゃないけど大騒ぎだったなあ。
まあ、あの時も買わないで後で文庫を買って読んだんだけど。
今回もそうするつもり。
こういうファンもいるって事で。
147 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 11:36:21
馳星周の圧勝
お前らの存在自体がヤレヤレだ(キリッ
>>147 ヤツは終わっている気がする。
ファンだけどw
>>134 世界の終わりとハードボイルドワンダーランド
151 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 12:02:23
152 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 12:18:07
春樹をデビューさせたのはうちなのに、クヤシー!
by 講談社
TVの特集見てみたいんだけど、さすがに「とくダネ」とかじゃ
ネットに動画あがったりしないよなぁ
なんか見る方法ないかな?
154 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 14:30:32
>>135 おいおい、それなら2ちゃんの村上春樹スレに来るのは余計に危険すぎるだろ
>>145 なぜか最速ミリオンセラーの比較対象にされない麒麟田村の「ホームレス中学生」
>>135 ・ネタバレ
新一=コナン
青豆は26まで処女
カフカは実母で脱童貞
ダース・ヴェイダーがルークの父親
直子死亡
ふかえりはパイパン
続きはいつでるのかなあ。
真夏に2冊、秋に2冊、とかだとおもしろい。
あまり短いスパンだと売れ行きが鈍るから、それなりには空けてきそうな気がするなあ。
アマゾンの評価散々だなあw
>>158 実用品はともかく本や映画・音楽の尼のコメントはあてにならんだろ
高級娼婦
ロリネタ
夭折する美女
平凡なのになぜかモテる料理のうまい男
ネタ使い回しすぎだよ〜春樹さん〜
買ってもいい?
162 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 17:35:31
ダメです
163 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 17:46:36
ブックオフでも駄目?
どこにも売ってねーニワカうぜぇ龍でも読んでろよ
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、6月中旬入荷予定!とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らなニュースで取り上げられたぐらいで本なんてろくに読んだこともないくせに買ってんじゃねーよ。
1800円だよ、1800円。
>>129 の内容、ウソだよね。2ちゃんねるの鬼女板あたりの書き込みに有名人の名前を
付けただけだよね? この程度のこと書いた本がお金になるハズ・・・
って釣られたか。
>>168 無理するな
全部本当だよ
読んでみたらいい
村上春樹は好きな作品もいくつかあるけどノルウェイの良さはよくわからない。
>>129もそんなに大きく外れたことは言ってないと思う。
村上評価に決定的な(マイナスの)影響を与えた本として有名なんだが
あぼーん
君はどこにでも沸くなあ
まさか女性セブンで春樹特集記事が組まれる日がくるとわ
>糸山に限らず実際に創作している人間は春樹を支持することはないと思うよ
その根拠は具体的にどんなもの?
キのドクなラノベチュウさん
今までほとんどの村上作品を読んでいるんだが
今回のアマゾンの低評価には残念ながらうなずけるものがある
焼き増し感が否めない
もう奥付きは
第7刷とか第8刷になってるの?
179 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 21:10:12
国境の南〜 は 吉本ばななの罵倒が良かった。
何も書いてないから初版と思っていいの?
みんな商売のためやってることとはいえ、
>>129は露骨杉w
182 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 21:22:57
タカシマ塾→イングソック
青豆→ウィンストン
天吾→ジューリア
1984年読んだ人ならわかるけど、ただオーウェルの真似してるだけ
mixiみたら今回のサイトのつくりからいって集大成的な作品だとかかいてあった
184 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 21:51:32
あまりよく知らないんだけど、女性作家の評判はよくないみたいだね。この人。
よしもとばななは春樹ファンですよ
海辺のカフカのときも日記に書いてたし
山本文緒とか小川洋子もそうだっけ
187 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 21:58:30
ああ、小川洋子は分かるわw
小川洋子は今、芦屋に住んでいるんだよねw
エロゲの女キャラを文学的にオブラートに包んだみたいな登場人物だから…
189 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 22:09:45
焼き増しとか集大成とか統合とか言われてるが
昔からテーマは同じで切り口を変えてきてるだけだから
ある意味批判になってない。
2週目に入った感はあるが。
いずれにせよこの騒ぎがおさまらんことにはなあ・・・
191 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 22:33:08
テーマはずっと同じで云々言ってる人をよく見るが
いくつか作品をとりあげて具体的にテーマに触れている人は一人もいない
本当の話
192 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 22:38:40
てか本気でねじまき鳥以上のものを期待してた人なんかいないだろ
テーマ?現代の閉塞感がどうの愛がどうの喪失と再生とか適当に言っとけばだいたい当たってる
ふかえりはごく当たり前に肯いた。
195 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 23:05:26
ふかづめはごく当たり前に痛い
>>193 要するにテーマはあって無いようなものということですね
197 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 23:23:31
云わば鑑賞家は一つの作品を課題に彼自身の創作を試みるのに過ぎない。
この故に如何なる時代にも名声を失わない作品は必ず種々の鑑賞を
可能にする特色を具えている。しかし種々の鑑賞を可能にすると云う意味は
アナトオル・フランスの云うように、何処か曖昧に出来ている為、
どう云う解釈を加えるのもたやすいという意味ではあるまい。
芥川龍之介
>>172 何も知らないんだねw春樹に影響受けてる作家はたくさんいるよ
199 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 23:29:43
中原昌也の圧勝だな
最も手きびしい批評をくだすのは
作家になれなかった連中である
ゲーテ
>>199 君、音楽サロン板によく出没する人だよね
むかし村上春樹チルドレンっていたけどいつの間にか消えたね。
みんな消滅したのかな?w
203 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 23:53:10
いやいや、松浦理恵子の圧勝
ちょっと思い出しただけでも伊坂がいるし
伊坂の軽さは異常
春樹の軽さも異常
松浦寿輝の圧勝
いやー春樹が新作出すとこんなに本の世界が活気付くんだな・・・
カラマーゾフのアリョーシャと同じだね春樹さん
210 :
無名草子さん:2009/06/12(金) 00:32:27
一巻の最後のほうって1984年の2章らへんと展開まったく一緒だよね
212 :
無名草子さん:2009/06/12(金) 05:43:22
1Q83
今・・・・・プラザホテル様へ 大変申し訳なく、お許しくださいませ。
つかこうへい様 あなたの名、つかを使いし僕をゆるせるならものなら
ゆるし下さい。人は病む。いつかは老いる。死を免れることはできない。
若さも健康も生きていることもどんな意味があるというのか。
人間が生きていとことは、結局何かを求めていることにほかならない。
老いと病と死とを超えた人間の苦悩の全てを離れた境地を求めることが
正しいものと思うが、今の私は誤ったものの方を求めている者
おやじ、涅槃でまっている
村上春樹と浦沢直樹って名前似てない?
間違えちゃったんだけど。。
フカエリって妊娠したくないからホーイフレドは作らないと言ってて、ついでに宗教団体に置いてきた影の方でもないから妊娠するはずなんだが、後半にヤル所では妊娠しないから大丈夫と言ってる。
どっちだ。
>>215 だね
思いつきで言ってる設定なのかもしれないけど
読んでるほうは矛盾を感じることが多い
(以降ネタバレ注意)
天吾にしたって選ばれた人物にしては感覚鈍すぎだろ
どんでん返しでもなきゃ相手が死んでるのに
「君を探す」なんて高揚感感じてるなんて
能天気なアフォ男…やれやれ
217 :
無名草子さん:2009/06/12(金) 11:00:23
田村カフカ
ラルフローレンの白のポロシャツ、クリーム色のチノパン、白のトップサイダーのスニーカー
えなりかずきかよwwwwwwwwwwwwwwwwwww
>>217 ちょw
だめだもう、カフカ=えなりに脳内変換される。
合ってるかもしれない……キャストは決まったな。
www 見たくねぇーーーーーー!!!!
でもノルウェイの森の直子=菊池凛子よりは見たい。
221 :
無名草子さん:2009/06/12(金) 14:08:32
村上春樹と浦沢直樹って
世界的な評価のされ方、人気の出方が似てる。
20世紀少年は、春樹の世界の終わりと…に少し似てる。
ボブディランとか。
小説 村上春樹
漫画 浦沢直樹
アニメ 宮崎駿
って世界的ポジが似ている
村上春樹って血液型何型?
感じは、Oっぽい。ABかもしれない。
AとBではない気がする。
A型だよ。でも血液型って本人もよく間違えてるから本当か知らないけどねw
村上さんよくブランド名出してるから
登場人物一見オサレそうなんだけど
よく読むと服の組み合わせ変だよ
昔の話だとしてもあり得ない色使いだったりする
男の服はたいてい宅男コーデだし
女の服は胸の形がわかるぴったりしたのがお好きらしい
227 :
無名草子さん:2009/06/12(金) 15:38:48
それって春樹の分身だよな
本当にもてるやつあ、もてる話なんか書かないよ。
>>228 禿同
村上小説に出てくるモテモテの僕は村上のモテタイ妄想、、、
きもいわ。
どんな批判を受けてもまともな反論もできないのに教祖に都合よく解釈する
基地外信者と
思わせぶりと目くらましで人をだましてうまくやってると思っている低脳教祖=春樹
インチキ宗教の狂った茶番劇はそろそろ終わらせたほうがいいなあ
231 :
無名草子さん:2009/06/12(金) 16:44:05
>>228 萌え系漫画家は大概不細工なのと一緒だな
232 :
無名草子さん:2009/06/12(金) 17:00:45
1Q84は続編出るだろコレ。
でないとオレのふかえりが不憫でならない。
233 :
無名草子さん:2009/06/12(金) 17:27:16
「実は、春樹の作品は読んだことないんだ・・」
「え!?一冊も?本当なの?」
「本当さ」
「じゃあどうしてこのスレにいるの?」
どうしてこのスレいるの? その質問の答えを僕は懸命に探した
しかし、それは無駄なことだった
「あるいは」
「エ?」
「答えはもう出ているのかもしれない」
そう、つまり僕は
「射精したいのさ」
「エ?」
「あとその、エ?って顔近付けながら聞き返すのやめてくれないか
すごく不快なんだ、それ」
「エ?」
僕は不快のあまり射精した
234 :
無名草子さん:2009/06/12(金) 17:44:49
テニスシューズって普通履くか?
確かに、水泳、スキーやボウリングの時には履かないな。
ゴルフシューズの間違いでわ?
>>234 トップ・サイダーは靴底がテニスシューズみたいに平だけど、その事かな?
村上春樹の小説かエッセイでトップ・サイダーの事を読んだ気がする
皆、いつも何かに夢見ている。
春樹とその世代にとってはアメリカがそれだった。
今、そんな奴いねーよw
>>234 運動靴とかスニーカーと言えばいいのにな
テニスシューズもバスケットシューズもランニングシューズもトレッキングシューズも
みんな街中で普段履いてるよ
242 :
無名草子さん:2009/06/12(金) 19:44:26
ふかえり・・・じゃなかった、サリエリか?お前らは
243 :
無名草子さん:2009/06/12(金) 19:50:41
ふかぇりは納屋を焼いた
あぼーん
よんでいるふりをする
読んでいるふりをしなければいけないほど、難しい文章じゃないんだが・・・
247 :
無名草子さん:2009/06/12(金) 21:23:22
1984年さ、絶望的つまらなさなんだけど!!!!!!!
こんな有名な小説がつまらないとかどーいうことなの!?かなりの衝撃なんだけど
だれか読んだ人意見きかせてくれないか
まだ途中だから
249 :
無名草子さん:2009/06/12(金) 21:53:21
>247
全部読んでつまんないの?
俺読んだの10年くらい前だけど、古臭さはあるけど普通に楽しめたな。
訳が古いから、入り込みにくかった気はする。
251 :
無名草子さん:2009/06/12(金) 21:57:01
あ、1Q84じゃなくてか
村上春樹の作中にでてくる小説は、メジャーどころがほとんどだから、
ほとんどそれなりに暇つぶしになる程度に読めるし、ときとぎはまるのがある。
絶望的につまんないってのは、昔の海外小説があわないんじゃ? 昔ので好きなのあるの?
車輪の下だけは本当に面白くなかった。
>>247 オーウェルのほうか?俺読んだよ。
なにしろ昔の話だから、今読むと設定だけならありがち近未来ものって感じだけど、暗さ重苦しさではぶち抜けてると思うけどなあ。
確かに、おもしろいかどうかと言われると困る。なんの救いもないし。
カラマーゾフなんかも無駄に長い気がする。
あれは口述筆記のためにあんなに長くなったんじゃないかなあ。
しかしちょっと春樹の小説は小説を引き合いにしすぎで、なんか
文学の授業でも受けてる気になるところが、とても文学青年とは言えない自分には
なんともなーだ。
256 :
無名草子さん:2009/06/12(金) 22:12:23
>253
車輪の下って最後溝に落ちて死ぬんだっけ?
カラマーゾフとかあのへんのは、長いのは良いことって時代だったんだろうな。
車輪の下は、明け方、彼女が寝ている間に読むと面白いんじゃないかなw
溝じゃない川だ。
カフカなんかもそうだったけど、過去の小説を持ち出してくる小説って
正直、小説としてのひ弱さを感じるんだがな・・・
引用せずに、じぶんの力で書けと思うな
262 :
無名草子さん:2009/06/12(金) 22:28:14
別に小説だけじゃなくて春樹は音楽とか映画とかの固有名詞をおしみなく使うけど
ちょっと卑怯な気がする
263 :
無名草子さん:2009/06/12(金) 22:31:32
でもカラマーゾフにもハムレットでてくるよ
657 名前:可愛い奥様[sage] 投稿日:2009/06/11(木) 14:44:05 ID:AcSLn88aO
図書館で村上春樹の新しいのが予約300人くらいで待つの嫌だから、
知り合いに頼んで二番目にしてもらったのがさっき来た。
読み始めだけど物凄く癖のある文体だね。ちょっと苦手かも。
でも後ろに300人近く待ってるかと思うとなにがなんでも読み切らないと損した気になるから頑張る。
カフカって作中に頻繁に出てくる小説ってあったっけ?
変身と城かでてくんだっけ?
>264
読みやすい文体が評価されてるひとつだと思うけどな。
そいつの読みやすい小説ってなんだ?
>>266 「海辺のカフカ」は(カフカだけだとチェコ人のほうだと勘違いされそう)
「源氏物語」と「オイディプス(つっかギリシア悲劇)」そして漱石が
よく出てきたんじゃなかったっけかな。
古典小説の引き合いが多くなり、ファンタジーに傾いたというのは、
ひとつは経験のストックが、というか小説を作るための原動力になる
経験のストックが切れたか、その経験の問題が解消されたのかもしれない
と思うときがあるんだな。
過去の小説や音楽、絵画が頻繁に出てくるといえば、芥川の晩年の
「河童」とか「歯車」がそうだね。
最初からハートフィールドとかなんとかを作中にだしてたんだから、
単純に何かを出してイメージさせる手法が好きなんだろうな。
272 :
無名草子さん:2009/06/12(金) 22:46:02
ノーベル賞候補になってよっぽどいいことが書いてあると思って読んだらあれだもんな
親が子供のために買ってきて顔面蒼白とかありそう
知らない人はあんなにエロだと思ってないのが笑える
カフカ編で紹介されてる本は、引用というよりは、十五歳にすすめる本ガイドかと
アラビアンナイトもあったような
>273
ハートフィールドは読み手が知らなくてもきちんと成立してたでしょ?
文学講義みたいになるのは、(たとえば大島さんがカフカにギリシア悲劇
読んでみるといいとか)やっぱり、国語教師だった両親の影響があるんじゃないかな。
ノーベル賞(あるいは候補の作家)で、
sexシーンがほとんどない小説書いてるやつはいないだろ?
279 :
無名草子さん:2009/06/12(金) 22:55:53
言っておくがノーベル賞にはアカデミー賞のような「候補制度」はない。
全部、候補ではなく、うわさである。
三島由紀夫の豊饒の海4巻は性描写少なかった
281 :
無名草子さん:2009/06/12(金) 22:59:46
遠藤周作はポルノ小説まがいのもの書いてノーベル賞審査委員会から
そっぽ向かれたって聞いたけど。
(「沈黙」のラストが気に入られなかったのもあるらしいが)
失楽園のときもセカチューのときも鉄道員のときも
1ミクロンも興味なくて、生暖かくブームを眺めてたけど、
いざ自分の好きな村上作品がこんなヘンな売れ方されると
すごくすごく違和感がある・・・
村上さんノイローゼになったりしないかな・・
しんぱいです
別に変てほどの売り上げじゃないだろ
村上春樹は名前で売れる小説家だし。
285 :
247:2009/06/12(金) 23:18:48
>>248>>250正直あと30ページくらい残ってる!
>>252海外のいろいろ読むんだけど、こんなにつまらなかったの初めてなんだ!
wikiに「全体主義的ディストピアの世界を極めて説得力のある形に書き上げたため、、、」
ってあったんだけど、1984年ってただそれだけじゃない?
小説的なおもしろさまったくないと思うんだけど!
ノルウェイの売れ方は嫌だったな。
クリスマスプレゼントに最適とか、愛する人に贈ろうとか、マスコミのあおりが嫌だった。
>285
小説的なおもしろさって、どんな小説が好きなの?
餓鬼やフカエリとのセックスは児童ポルノに過敏な欧米では嫌われないのかね。
ま全体を通してのノーベル賞いらないんだなって感じたw
1Q84を僕と私の一人称で書いて欲しかった。
290 :
247:2009/06/12(金) 23:30:48
>>287 フランツ・カフカとかさ、村上春樹もだけどさ、やっぱり読んでておもしろいじゃん。
1984年はひどいよ!あれ読むのは苦行だよ!
そういや最近の村上春樹は、題名まで過去の文学を引用してるんだよな。
「アフターダーク」は安物の宮部みゆきみたいなタイトルだし。
292 :
無名草子さん:2009/06/12(金) 23:44:55
1Q84って題名もいまいちぴんとこないよねー
それに海辺のカフカでカフカ賞取るってのもなんか変だ
>>285 手元の本でラスト30ページ地点を確認した
101号室行きの直前じゃねーか。なぜそこでダレるかな。
挫折するならもっと早くゴールドスタインの著書あたりで投げるだろ普通…
全体としてなんの救いもない話だから「小説的なおもしろさ」を感じない人もいるかもね。
でも、読んどいて損はないよ。
タイトルは昔からほとんど主に音楽からの引用。
295 :
無名草子さん:2009/06/13(土) 00:13:13
ノーベル賞とるかもな。春樹。経済学賞だけど。
>>286 内容鬱本なのにクリスマスだの流行り物の扱いされていたのが信じられない
世の中どうかしてたんじゃ
十代の頃どこかで手に入れ何度も何度も読んでたけど
297 :
無名草子さん:2009/06/13(土) 00:16:19
>>296 全然信じられる。マスコミの連中なんて中身なんて関係ないんだから。
ノルウェイは装丁が赤と緑のクリスマスカラーで、金と銀の帯して、
コピーが『100%の恋愛小説です』って、完全今だったら携帯小説っぽい売り方してた。
当時は斬新だった。
コピーは村上春樹がひねって書いたんだけど、受け取られ方はそのまんまになってしまってお洒落物扱いだった。
オーウェルの1984年は大昔に読んだけど、凄く良かったな
今でもあの沈鬱なトーンとかしっかり残ってる
どこが100%の恋愛小説なんだろう
直子を最後まで好きだった訳じゃないし緑とも中途半端な所で終わってるし
20年前の出来事が大きな意味を持っているけど
あの部分だけ見て恋愛小説と見てる人を下に見ている
302 :
無名草子さん:2009/06/13(土) 00:45:42
今回の新作では賞は無理だな
ちょっと幼稚すぎるから
ノルウェイの装丁について
「「これは100パーセントのリアリズム小説です」と書きたかった」
「金色の帯に変えたのは出版社の意向」
「そんなに本が売れて言葉が一人歩きすることになるなんて思わなかった」
全然リアルじゃないのにwww
中学生の妄想みたいに周りの人が都合よく動いてくれる、
嫌な小説だったけどね。
頭のネジ緩んだら受け入れられるようになるのかな?って思ったんだった。
ノルウェイは雰囲気小説だから内容を突き詰めてはいけない
ノルウェイの森ってそのままQ禁でエロゲ化できそう。
牧場でフェラチオしたりワロタ。
308 :
無名草子さん:2009/06/13(土) 01:17:10
おっ チャンドラースレと同じようなこと言うじゃねーかw
チャンドラースレでも、チャンドラーは、ストーリーが分かりにくいだの、
ミステリのはずなのに展開が出たとこ勝負だの、会話だけが気取ってるだの、
ミステリじゃなくてライフスタイル小説だの揶揄や不満が飛んでくるが、
スレ住人の答えは、「雰囲気小説だから」あるいは、
「マーロウに会えればそれでいい」
むう、さすが春樹の師匠w
安いドラマもすぐ人死ぬしね。
文体や雰囲気はこじゃれてるけど、内容はない。
310 :
無名草子さん:2009/06/13(土) 01:26:47
まあ、みんな、小説は人生訓じゃないことぐらい分かってるだろうけど、
内容というのは、もうその雰囲気そのものじゃないのかなあ。
自己中的な、体当たりしない人生的な、ソフトであんにゅくてな。
ま、逃避の文学といえば、言えるかもしれんが。
311 :
無名草子さん:2009/06/13(土) 01:31:59
皆、村上春樹本人じゃなくて、あくまで小説に感銘を受けるわけで。
そのとき、一番の感銘というのは、そういう世界がこの世に
たとえ小説という形にしろ、あるという喜びを抱くんだと思う。ファンは。
そういう小説だから、どうしても長くなる。どこで終わるか分からないような
感じになるんだろう。
こう書くとなんか昨今のマンガっぽいが、やはり何か高みのようなものは、
ある……ようなないような……ただ高みの形骸化したものなのか……
ま、あまり難しく考えるような小説では、案外ないなw
ノルウェイの「これは100パーセントのリアリズム小説です」というのは、
これまでのファンタジーの手法の小説ではなく、
リアリズムの手法を使った小説ですよ、っていうのを従来ファンに言いたかったんじゃなかったけ。
ストーリーが現実的かどうかとかは関係なく、
たとえば羊男、やみくろがでたりとか、ピンボールと会話したりとか、そういう超現実的な物は排しましたよっていう。
あぼーん
314 :
無名草子さん:2009/06/13(土) 08:59:57
8時15分17秒、核爆弾リトルボーイが自動投下された。
3機のB-29は投下後、熱線や爆風の直撃による墜落を避けるために
バンクして進路を155度急旋回した。再び手動操縦に切り替えた
ティベッツはB-29を激しい勢いで急降下させ、キャビンは一時無重力状態になった。
広島に投下された原爆によるきのこ雲
リトルボーイは爆弾倉を離れるや横向きにスピンし、ふらふらと落下した。
間もなく尾部の安定翼が空気を掴み、放物線を描いて約43秒間落下した後、
高度約600メートルの上空で核分裂爆発を起こした(戦後の分析により、
正確な爆心(爆央直下の地上位置)は相生橋よりやや東南の島病院付近
であることが明らかになった[9]。)。
世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランドの文庫本って帯ないの?
しかし宣伝が強化されるってことは、多くの人に村上春樹が読まれるってことで、
その分、批判的な声が大きくなるのもしかたがないと思う。
ええじゃん、批判があるってことは売れてるってことなんだから。
もっとも純粋なファンは、
>>282みたいに無闇な宣伝をいやがっているかもしれない。
317 :
無名草子さん:2009/06/13(土) 11:49:49
売れて困った的な事をいうのは この人特有のポーズだから。
心配せんでも喜んでるよ。本が売れて。
318 :
無名草子さん:2009/06/13(土) 12:10:10
売り上げがある数量を越えると
必ず、それ私が考えていた事と全く同じです。
って痛いのが現れるって語ってたな
いや自分が
>>316で言ったのは、村上に対してでなく信者たちに対して
320 :
無名草子さん:2009/06/13(土) 12:50:34
昔から読んでるけど、
そんなに売れるべき小説ではないし
(読みやすい文体にしている方が問題かもしれんが)
的外れの批判も多いし、
マスコミは昔から中身を全然見ずに
話題作りだけで消費をあおるだけの雪かきだし
もう少しマイナーであって欲しいのが正直なところ。
読みやすいがゆえに、ひろまっちゃったというのはあるだろうね。
でも確かにこういう作品に多くの人が共感するのは、どっちかつうとあまりよくない傾向だと思う。
マイノリでいいんだ。マイノリで。この人の小説は。
どだい無理な話
自己神秘化の好きな人だから本人にも責任あるよ
ちゃんと評論家と対決したり
インタビューに答えてれば錯覚も起きなかっただろうに
自己神秘化が好きというよりは、臆病なところがある……と言う言い方が
言いすぎなら、自分を守るためにあまり表に出てこないんだという
感じがする。それは小説読んだだけで分かるよ。
そういえば声かけられたら15秒寿命が縮むとか書いてたなw
ともかく全く表に出てこないのにそれでいて知名度だけはやたら
高いもんだから、「いい機会だから読んでみるか」的な奴らが
大量になだれ込んできて、本当に読みたかった奴らがなかなか
手に入れられないという悪循環。
春樹と出版社は反省汁
本当に読みたいファンは発売日にでも買ってるんじゃないの?
初日は都内山積みだったけど
読みたくても文庫出るまで待つよ。
チャンドラーの長いお別れを読んで全く面白くなかったら、村上春樹の本は読まない方が良い。
本当に読みたくても金や時間があんまりない人だって居るんです
あなたとは違うんです
330 :
無名草子さん:2009/06/13(土) 15:00:05
>>323 自分の意図が曲げられたり、述べたいことがカットされたり、
ということでマスコミ嫌いだったはず。
買ってる層は芥川賞受賞作!とか直木賞受賞作!と似てる気がするな
普段から読書好きで、その手のものはとりあえず読んでみようかという層、
普段本読まないけど流行ってるから(評価が高いから)ちょっと買ってみようかという層
それプラス春樹の場合はすでに固定ファンが結構ついてるものな
村上春樹の新作、というラベルはすでに文学賞並のブランドなのかもしれない
332 :
無名草子さん:2009/06/13(土) 18:12:57
ドマーニ読んでそうなマダム系の女性に春香のこと尋ねたら、
「誰それ?ドマーニって言ったら知花くららじゃないの?」って言われた。
333 :
無名草子さん:2009/06/13(土) 18:33:22
やれやれ。なぜこんなにも千葉県が好きなんだ
「読まなくてもわかる1Q84」
どんだけ流行に遅れたくないんだよと
吐き気がする
流行に弱そうな頭の悪いやつが飛びついてるなあww
>>313 上野千鶴子の持論のひとつに、ドイツ語の2人称における親称はムダである
というのがある。(昔、雑誌の連載エッセイで、「私って何て合理主義
かしら」と自慢するような文脈で語っていた。)
ドイツ留学中は、Duと呼ばない呼ばせないことを周りに徹底していたらしい。
サイボーグみたいな物の考え方をする人なので、
村上のノルウェイの森に限らず、小説が読めるのかどうか疑問。
>>338
反論になってないぞ
あの本は影響力大きく
江藤淳も平伏したんだよ
>>339 純粋に上野千鶴子がノルウェイの森を読破したのか…
ということが驚き。もっとも相性が悪い組み合わせのひとつかと思う。
たぶん彼女は楽しむためではなく、分析するために読んだのでしょうね。
丸谷才一「ロンドンで本を読む」の中にイギリスタイムズ紙の春樹評がでていて
酷評されてるよ
>>339 >>313のコピペの内容についても、作家の考え=主人公の考え であると
混同しているところが、痛いと思う。
主人公が理想的な性格である必要性なんてないのに…何言ってるのかしら?
と思う。
>>342 作品を通して春樹は表現しているのであって作品全体から春樹の受動性を
取り出すのは痛くない
理想的でなくてもいいがつまらない不愉快馬鹿馬鹿しいと感じさせたら終り
>>343 そう。要するに春樹の小説は不愉快で馬鹿馬鹿しいと言っているだけの
文章でしょう。
>>313は。
その程度のモノが作家論とされているのがおかしいんじゃないかなと思う。
346 :
無名草子さん:2009/06/13(土) 19:39:17
「1Q84」の中に春樹が自分に対する批判をどう考えてるのか示す珍しい箇所がある
『物語としてはとても面白くできているし、
最後までぐいぐいと読者を牽引していくのだが、
空気さなぎとは何か、リトル・ピープルとは何かということになると、
我々は最後までミステリアスな疑問符のプールの中に
取り残されたままになる。あるいはそれこそが著者の意図したこと
なのかもしれないが、そのような姿勢を(作者の怠慢)と
受け取る読者は決して少なくはないはずだ。』
『この処女作についてはとりあえずよしとしても、
著者がこの先も長く小説家としての活動を続けていくつもりであれば、
そのような思わせぶりな姿勢についての真摯な検討を、
近い将来迫られることになるかもしれない』
>>そのような思わせぶりな姿勢についての真摯な検討を、
近い将来迫られることになるかもしれない
>>そのような思わせぶりな姿勢についての真摯な検討を、
近い将来迫られることになるかもしれない
>>345 1Q84はまだ読んでないので、何とも言えないところではあるけれど、
「鼠」とか、村上ファンでないと何のことやら
わからないキーワードを注釈なしに使っているあたり、
不親切だと思う。
なるべく内容を伏せるという今回の宣伝戦略に迎合したもの
なのかな?
書評というよりも、作品紹介(宣伝?)と呼んだ方が適切な気がしますよ。
>>347 それでも、村上春樹はそのような姿勢を一貫してとり続けているんだよな。
>>347 >作者の怠慢
これは春樹の思い込みだと思う
351 :
無名草子さん:2009/06/13(土) 20:06:13
やれやれ
女の子が簡単にフェラチオと射精の描写に感動するなんて。
>>349 実際は少し紆余曲折がある。
「ノルウェイの森」では、スーパーナチュラルな
事象を使うことを禁じ手としたそうです。
しかし、ノルウェイ脱稿後、「ダンス・ダンス・ダンス」で
主要シリーズを完結させてしまったのち、長期的なスランプに陥る。
その後、短編集「TVピープル」(激しくエキセントリック)を書くことで
ペースを取り戻した。
>>350 >物語としてはとても面白くできているし
これは春樹の思い込みだと思う
有名になると、無意味な発言や文章も深読みしてくれるようになるから商売楽だよね
でも、どっちかつうと村上春樹の小説って女好みのような感じするけどね。
ソフトで直感的でちょっと怠惰っぽくて。
男ならどっちかつうと女性的な奴。
女にとっては酷い描写と設定も多いから受け付ける受けつけないがはっきり別れるだろうな。
結局いちばんハマりそうなのは女性的な男、かも。
ああ、わかるかも。
てかゴツい男が村上春樹読んでたら気持ちわるいな。
みんな自分だけの春樹だからなw
他のやつが、とくにちゃらちゃらした芸能人が
春樹を読んでることをアピしてるのを見ると
こんな薄っぺらい奴らと
一緒にされたくなーい!っていうアレルギーがおこるのかもw
春樹の存在って太宰治ににてるな、やはり。
太宰も、オレの太宰って感じで、俺しか太宰の事は理解できない!なんて
いう学生が多かった。女性読者が異様に多いのも特徴。とにかくモテる。
そんでヲタ同士が敵対してるかんじw
自分とシンクロしちゃう私小説って危険だなーって思う。
文体は違うけど、太宰も春樹も独特の文体で、そして読みやすくて
リラックスして読めちゃうので、気がつけば、自分の深い部分の扉が
開いちゃって、そこに、 ヤレヤレ とか トカトントン とかの立ち入りを許しちゃって
気がつけば、自分の文体までが春樹そっくりになって、
小説を書きたくなっちゃったりw 春樹が憑衣しちゃうw
春樹の本が売れる国では、すぐに春樹みたいな雰囲気の小説を書く
若手作家が急増するという現象が起こる。
太宰もすごかったなーヲタが墓前で自殺しちゃったり。
太宰の家には家出少年やらがひっきりなしに訪れた。
春樹の大磯の家にも薄暗い顔した若者が
いつもうろちょろしているらしいね。これからまた増えそう。
俺はもう春樹も太宰も卒業したから醒めた感じで言えるけど
当時は、、、似たようなものだったなw はずかしーw
でも読書する習慣みたいなもの、読書する時のワクワクした
感じ?読書の楽しみ、独りの愉しみに気づいた、身に付いたのは、春樹や太宰のおかげかもしれない。
春樹で太宰か
キモ
人には言えないね
こっそり楽しめ
しかし確かに似てると思う。このふたり、ってかふたりの小説。
どことなくお坊ちゃんくさいところとか。
太宰も意外と、海外に熱心な読者がいるらしいし。
それで読者がどこかで卒業するみたいな経路も似てるんじゃないか。
他の作家に熱中した場合は、卒業というより、自然に離れるって感じだけど。
>>358 確かに10代で傾倒すると危ないかもしれない。
感性が塗りつぶされるかも。
春樹のエッセイも、お気楽なように見えて、すごく独善的な面もあるから
あまり鵜呑みにはしない方が良いと思う。
全然違うじゃん
メンヘルかっこいーみたいな感じの信者、どうにかなんないのかね
太宰と村上は、自分に陶酔しながら書いている感じが似てる。
他の作家はもうちょっと理知の縁取りが仄見える。
またラノベチュウさんか
読者との関係性という意味で太宰と似てるってのはすこしわかる。
偶然だと思うけど、ふたりとも千葉県船橋市に少し縁がある。
春樹を読んでることをアピしてるのを見ると
こんな薄っぺらい奴らと
一緒にされたくなーい!っていうアレルギーがおこるのかもw
wwww卒業できて良かったな
太宰の命日 桜桃忌
春樹の命日 ノルウェイ忌w
太宰は薄っぺらだが、春樹は厚みがあるよ。ええ、とっても
ねじま忌 がいいんじゃない?
春樹の本が売れる国では、すぐに春樹みたいな雰囲気の小説を書く
若手作家が急増するという現象が起こる。
そして、確実に、絶対に、売れない!w
とくに春樹ヲタたちは、これらを読むと吐き気がするらしい。そりゃそうだろうねw
春樹がある特定の批評家たち文化人から激しいバッシングを受けるのは、
自分のエゴを明らかにしないから。具体的なことをはっきり言わないで
逃げてるようにみえるから、エゴの強い人間からすると腹立たしくてしょうがない。
結論を読者にゆだねるというよりも、
かれは、物語の型みたいなのをこしらえて、コツコツと譜面を整えるみたいなに
流れをつくって、そこにキーワードをつめていって、、、
あとは、もう鏡に徹するというのか、ジブン!を排除する。
そうすることで、読者の心が、その本の器=文体にのりうつり
動き出す。シンクロしはじめる。しかも流れは音楽のように
単純で心地よい。まるで自分のことを書いてるかのような錯覚に陥る。
春樹がこれだけ膨大な数の読者を世界中に増やしこれたのは、
一貫して、自分を抑えて、コツコツと読者の心の鏡に徹してきたからだよ。
羊忌
オナガをねじまき鳥と呼ぶ感性は面白いと思う。
確かに、ねじを巻いているように聞こえる。
だから読者の心の深みがそのまま作品の深みになるわけで。。。
権威ある俗人たちからみると、自分!っていうのをはっきりと
現さない奴は、属性を表明しない奴は、弱々しい、社会性がない、
ニート、ずるい、はっきりしない、ヲカマやろうめ!って
いうことなんだろうなw
でもそこにはちゃんと、春樹の意図というか、物語に仕掛けられた装置が
あるわけで、そうした批判は、的が外れている。
春樹は、とにかく、まず、読者に一人になってほしいんだろうな。
本を読んでる間は、属してるものから解き放たれてほしい。
まぁ、、、この装置は、悪用するとえらい怖いな、、、
読者の心にスパイウェアのようにインストールされてしまう。
しかも春樹の装置は、今や、世界規模の人間のハートに組み込まれている。
コツコツと一貫してまじめに継続するのって偉大だな、、、
春樹を買収して悪用しようなんていう勢力がいるのかなぁ。。。
まぁ春樹はうまくそういうのを受け流して、かわしていけそうな人だろうけど、、、、
「ほうほう」とはやし役のリトル・ピープルが言った
>>372 春樹が自分のエゴとか本当の感情を書かないでいて(全部 ヤレヤレの下に隠蔽されてる)
そのかっこよさ(オエー)に読者の多くがひきつけられているというのは同意だけど、
読者のために、読者の鏡となるためにそうしたというのは違う気がするな。
結果的にはそうなってるけど意図したとは思えない。
とくに春樹ヲタたちは、これらを読むと吐き気がするらしい。そりゃそうだろうねw
だって春樹の丁寧にこしらえた型と譜面に
自分濃度全開の気持ち悪い稚拙な歌詞をつけて本にしてるんだからw
読んでる方は堪らないw
前に春樹チルドレン?wの書いたリメイク小説みたいなのが
出てたけど、あれは酷かったなー
まぁなにはともあれ、春樹も太宰も
三島由紀夫は嫌いだろうねw
クーリエジャポンに春樹のインタビューでてるねー
三島について語ってる。
>>372 >とくに春樹ヲタたちは、これらを読むと吐き気がするらしい。そりゃそうだろうねw
日経ソフトウェア2008.7からの連載に「Rubyをめぐる冒険」*というのが
あったけど、春樹節の解説文が寒くて死ぬかと思った。
*Rubyはプログラミグ言語の一種。
>>376 でも、春樹が書かなかった分を、読者のそれで補完して、ま、ひとつの世界が
現出したとしても、やっぱり肝心の内容は宙にあり、定着されていないから、
「内容がナイ」なんていわれることになっちまってる。
しかしその手法も、だんだんうまくいかなくなってきている気がするんだがなあ。
>378
春樹ヲタだが
春樹はエゴばりばりじゃん。むしろエゴしか書いてないじゃん。
それが好きでヲタしてるんだよ?
リア充がはしゃいでるのに入りたいのに入れずに
背を向けて、本や音楽に夢中でお前たちみたいな低脳とは群れていたくありません
っていってるぱっとしない人間(勉強だけちょっとできる)
今までみた春樹のファンて全部そんな感じ
>>378 まぁそのへんは、本人じゃないとわかんないしw
どうでもいいしwなんとでも言えちゃう領域だからねー
結果としてどうなったか、という事実しかわからないから。
一言でいうと、彼の物語の在り方って
月 なんだよ。 月鏡。
春樹を卒業してから
春樹に影響を与えただろう作家の本を読みまくるでしょ
そうすると今度はまたそうした作家に影響を与えた古典作品を
また読みあさっていく、、、
で、ずーっとさかのぼって行くと
そこには、仏教というのか、お釈迦様が現れるんだよね。
そしてその背後には月がぽっかり浮かんでる。
彼がなんでオウム真理教にこだわったのかも、
かれの本当の宗教観というのか、おそらく彼は絶対にそれについては
語らないだろうけどね。
彼の作品には、月が効果的にでてくるしょう?
あれはいいね。
>>382 うん、少し語弊があった。自分のナルやエゴ書いてるけど、本音があるのに
言わないって感じがするのよ。自分にとってかっこいいことしか言わない、つっか書かない。
「こいつ殴ってやろうか」とか殺意をいだいたりも人間はするのに、
一人称で語りながらそれを「あえて」書かない。ないから書かないじゃなくてあるのに書かない。
そこらへんはチャンドラーなどのハードボイルド手法の影響もあるのだろうが、
そこらへんが、人によっては物足りない、内容がナイとなるのだと思う。
>>380 春樹節w
春樹節のブログとかもめちゃくちゃ多いな
あれはキモチワルイw
1984の感想文を春樹節で書いてるブログをいくつか見たけど
すんげーキモイw
でもこの気持ち悪さって自分の中にそういう過去というか
そういう部分がまだあるってことなんだろうなー
>>386 >1984の感想文を春樹節で書いてるブログ
あるあるwww
春樹は詐欺師の才能あるでしょ。
その気になれば、筆先ひとつで教祖にだってなれるかもしれない。
2週間で100万部ってそういうことよ
気持ち悪いって馬鹿にしてるほうも十分気持ち悪いよ
>>384 でも月的な鏡を作ったなら、やっぱ作り手のほうも意識的に作れたんじゃないんじゃない?
無意識から無意識へというのはあるかもしれないが、さらにそれを超えたものからそれを超えたものへ
というコミュにはいたってないない気がするな。村上春樹の文学は。
>>381 それは確かに、そうなんだよなー
春樹は好きだけど、春樹ヲタは嫌いっていう
拒絶反応につながる
春樹だって自分の読者が単純に
病んで、不幸になっていくのは好ましくないだろうし
まぁ本ごときがどれだけ人に影響を与えうるのかという議論はさておき
まぁ自分の経験からすると、、、、太宰も春樹もとっとと卒業しましょう。
ということかな。小学校みたいなものでしょうから。
いつまでもそこにいちゃいけない。
でも小学校って時間のたつのが遅いよね。記憶も鮮明に遺る。
太宰も春樹も読者にいつか自立してもらいたい
否定してもらいたい的なニュアンスをきちんと含ませてるよね。
世の中が不安定になると、彼らのような作品は求められるし
今年は、太宰も春樹も映画やら出版物やら大量に消費されるんだろうなー
392 :
無名草子さん:2009/06/13(土) 21:59:15
内田樹 とか 鬱陶しいんだよなぁ。
みんながみんな好きじゃないといけないのか?この人を。
批判する奴を 批判するのはやめて欲しい。
すでに信者がいっぱいいるから教祖様だお
>>388 本当にすごい数字だよねえ。しかも上下巻が同じくらい売れて
いるんだから。2冊で4000円もするのに。
春樹の小説の売り上げは国外の方が多いから、もしも国内で400万部
達成すれば、世界トータルでは1000万部超えかしら?
>>382 そうだね。そういう見方もあるのかも。
俺的には、エゴむき出しの物語っーのは、例えば、柳美里のようなw
ああいうのだよ。
もう読者は、ただただ彼女を呆然と傍観するより他ないw
>>391 そうだ。その信者が人から嫌われているという点でも太宰と春樹は似てるw
読者に否定してもらいたいというのは、太宰より春樹のほうが強く感じるな。
彼が批判嫌いなのは、あらかじめそれが来るのが、強く分かっていたからだと思う。
ま、自分が確立した人は、太宰も春樹も好かんだろうなー。
ナルシストなのにメンヘラでコンプレックスの塊
>>390 おっしゃるとおりだけど、はるきは
高尚な作品、高みを目指すのではなくて
他の目的があるんでしょうね。
春樹に文学性を求めるのもねぇ…w
なんか全く内容のない長文ばっかだな・・・
春樹読者の頭の悪さ見透かされるスレですね。
>>398 いや、他の目的があるなら、それは小説を媒体としている以上、
文学性の範疇に入れていいんじゃない。新しい。
儲けが主なら知らんけど。
海辺のカフカのときだっけ
インタビューかなんかでカラマーゾフみたいな全体小説を書きたいみたいなこと言ってたの。
そのとき期待したんだよね。
春樹は技術はもの凄い人と思っているから、作風をガラリと変えればもの凄いものができるんじゃないかと。
新作は…ぜんぜん前とおんなじじゃんか!
嘘つきっ!
>>389 その通りだな。
でもキモイよりは
気持ち悪いの方がいいな。
>>391 さっきから「卒業」という言葉が繰り返し出てるけど、
大人だからこそ春樹を読んでもいいじゃないと思う。
春樹を読むことで、脳みその現実的なモードがお休みできる。
それって逃避なんだけれど、
いいじゃん、大人なんだから、多少不健全なことをしても…
自己責任でやってるんだし…と思う。
端的に言えば、軽い鬱状態にある人をとりあえず安心させたり、
自殺を先延ばしにさせたりする現実的な効用があるとも言える。
(万人に対して有効ではないことは、言うまでもないが。)
大人はミステリで十分、もう文学なんて読む必要のない人が大人
>>396 >彼が批判嫌いなのは、あらかじめそれが来るのが、強く分かっていたからだと思う。
ああ、確かに、そういうことなんだろうね。
見るまでもないとw
407 :
無名草子さん:2009/06/13(土) 22:22:24
竹本健治の圧勝だな
>>400 >新しい。
太宰が殺された文壇を
春樹は、作品を通してというよりも
その作家としての在り方で
じわりじわりと破壊してきたように見える。
春樹を執拗に叩く勢力と
太宰に圧力を加えた勢力の系統は同じだから。
その手段としての、売り上げ、カネであって
儲けが主体では決してないでしょうね。
彼がなんで子供をつくらないのか、にも繋がってくるけれど。
>>406 文学としての小説から、その物語の物理的構造だけを取り出し、
謎で引っ張り読ませるという形に徹したのがミステリだから。
それゆえ、ミステリには不可避的に、文学性とか言われているものがナイ。
>>408 なるほど、ならば、それは春樹の反ナショナリズム、ひいては
天皇制の否定にまでつながるやもしれないね。
そこまで行くと危険なことは日本人じゃ知らない人はいないから
どうなるか分からんけど。
>>401 >作風をガラリと変えればもの凄いものができるんじゃ
それはあるなー。
ひょっとしてなんか想像もつかないようなすごいものができるんじゃ…と思ってしまう。
しかし彼にはこの手の作風でしか書く気がないようにも思える。
>>403 そうだね。
大人こそ、とくに30歳前後の男性こそ
今、物語、童話とか春樹や太宰の物語に入っていくと
浄化されるものが多々あるだろうね
俺がいう卒業の意味は、ちょっと違うんだけど
うまく言葉にできないなー
ネガティブな意味での卒業ではないし
祖父中学生の読み物だ!ってバカにしてるわけでもないし
よくいわれる太宰はハシカのようなものだ、中二病だという
バッシングとも違う。
過去に色々な負の感情や割り切れない想いを
アーアーキコエナーイして無意識下につっこんで
ないものとしてきた人、ごちゃごちゃためこんできた人が
30歳くらいになると、その無意識につっこんだものが
悪さをしはじめて、わけのわからない心の病として現れて苦しむことになる
春樹や太宰の物語には、その中へシンクロして
無意識の世界に降りて行く装置が仕掛けられている
かといって、そこから出てこなくちゃ、危険
>>409 つまりパターン化している。心乱されずに安心して読めるということ
でしょうか?
よむのがめんどくさい
んで、春樹の場合、その出口として月がある。
ねじまき鳥のラストシーンも月で終わってたよね。
>>410 願わくば、コミットメントw
なんてしないで
ずーっと変わらず、こつこつと
カツラ工場でカツラをつくるのがごとく
これまで通りの春樹で居続けることが
実は、最も、偉大な業績につながることなんだけど、、、
なんか最近の春樹のインタビューを見てると
危ういものを感じる。。。
内面に向き合いすぎることを怖がらないのは馬鹿
メンヘル一直線
>>412 なるほど、良い意味で割り切った方が良いこともあるということでしょうか
(誤解していたらごめんなさい)。
確かに、読書というものは、ひとりでどんどん進めていけてしまうものだけに、
ときどき我にかえることも大事ですね。
>>411 一人称→三人称に変化したとか言われてるみたいだけど、
一人称に置換可能な三人称でしょ。
んなマイナーチェンジじゃなく、もっと大胆に対象を突き放した冷徹な文体をつくりだして
書いてほしい
中期以降の谷崎は作品ごとに文体がまったく違っていた。
>>415 文学から政治へ行きたがる人って多いよねえ。
やぱり、文学は人間にとっては二義的という屈辱が秘められている。
それと彼の文学がまるっきし肉体を持っていなかったことも関連していると思う。
>>419 春樹の今後の大変身があるとしたら、レアリストになること以外にないんじゃないかなあ。
春樹は政治家にはならないだろうけどw
平家物語。諸行無常。
人は変わらずにはいられないからねー
かといって、これまで幽霊部員のようだった人が
いきなり動画でぺちゃくちゃ肉感的に語りだすのも
極端から極端に飛んで行き過ぎだと思うが…。
423 :
無名草子さん:2009/06/13(土) 23:01:40
風向きはいつか変わるだろう
冷徹な客観的な文体じゃなくてもいいけど。
べったべたの一人称でもいいよ。
今回の青豆、天吾もそうだけど、春樹の小説に出てくる人(主人公)って
生活や肉体がストイックな人がおおいよね
鍛えて贅肉がないとか、無駄なものはもたないとか。
肉体は神殿だっけ…それって春樹自身のライフスタイルと重なるよね。
日々肉体を鍛錬してマラソンやトライアスロンに挑んだり。
逆に牛河みたいな見た目がだらしない人間はとことん否定され、いやなヤツに設定される。
個人的には、鍛えぬいた肉体、規則正しい生活が最後に崩壊するような小説が読みたい。
425 :
無名草子さん:2009/06/13(土) 23:07:18
いまさら作風かえるとか、大変身とかぜったいに不可能だよ。そんな前例どこにもない
>>382 君にとっての春樹の小説はエゴを満足させるための装置に過ぎない。
>>424 春樹の小説は、自分の肉体、五感を通して
実感していない以外のことに関しては
なるべく曖昧に書いてる。
その代わり実体験として体験したことは、やたら詳しくこまかく描写する。
書いてることは立派なのに
実生活はめちゃくちゃで、金遣いがあらくて生計が破綻してて
メタボで、そんな感じの頭の妄想でっかちな作家ばっかりの世界に
春樹のような存在は清々しい。
正直いって、ムシャクシャしたときあいろんがけしたり美味しいコーヒー煎れたり、ベストセラーなんか目もくれずに古典だけ読んだり、体鍛えたり
そーいうハルキを読むのが快感でした。
1Q84はそのような快感が無かったから楽しくなかった。
何で主人公の30男が巨乳の17歳に好かれなきゃいかけないの?
結局は俗物だったわけね
俗物www
>>428 アイロンがけもコーヒー煎れたりも体鍛えたりする描写もあったと思うけど?
>430
今までの作風では、その行為が書かれてると嬉しかった。
19Q84で読むと単なる軍隊生活に見える
1Q84にはユーモアが無い。
あー自分もアイロンくらいかけてみたら気持ちがいいだろうな・・・・と思わせる空気が無い
春樹の小説の主人公はもっと浮き世離れしてないと
いろいろスカした話をしたり、人を見下したりしているのに
結局はロリコン
男全部こんなもんでしょ
ふかえりちゃんみたいな女子高生に中田氏したい!!!
これがハルキの本音かと。
ハルキも青豆より深田絵里子とセックスしたいはず
別に責めないけどね。
ロリータ願望を隠さなかったハルキ、残念でした
フカエリとやるところはそんなに気にならなかったけどなー
この人の小説だといつものことだから
ロリコン気あるなーと思いながら見ないフリをしていたが、
今回は相当気持ち悪いです。
オバサンとか、娘がいる人とか、相当な嫌悪感ではないでしょうか。
カフカでは、15歳とおばさんがやってけどね
オバサンですがまったく大丈夫でした
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
丸谷才一「ロンドンで本を読む」の中にイギリスタイムズ紙の春樹評がでていて
酷評されてるよ
「1Q84」の中に春樹が自分に対する批判をどう考えてるのか示す珍しい箇所がある
『物語としてはとても面白くできているし、
最後までぐいぐいと読者を牽引していくのだが、
空気さなぎとは何か、リトル・ピープルとは何かということになると、
我々は最後までミステリアスな疑問符のプールの中に
取り残されたままになる。あるいはそれこそが著者の意図したこと
なのかもしれないが、そのような姿勢を(作者の怠慢)と
受け取る読者は決して少なくはないはずだ。』
『この処女作についてはとりあえずよしとしても、
著者がこの先も長く小説家としての活動を続けていくつもりであれば、
そのような思わせぶりな姿勢についての真摯な検討を、
近い将来迫られることになるかもしれない』
>>そのような思わせぶりな姿勢についての真摯な検討を、
近い将来迫られることになるかもしれない
>>そのような思わせぶりな姿勢についての真摯な検討を、
近い将来迫られることになるかもしれない
175ヒョーロンカを
引用つきでさらすスレはここですか?
俺にとっては、ダンス×3のユキが一番のヒロイン。
448 :
無名草子さん:2009/06/14(日) 12:46:40
動議支持、ユキに二票!
最新インタビューみた。
春樹じゃないみたいな受け答えだ。
三島の小説は一冊たりとも最後まで読んだ事がないですね
あの文体が嫌いですね
とか、表現が断言調でキツイ。他人が書き直してるみたい。
でもこの雑誌って、中国の反日雑誌だからしょうがないのかしら。
確かに、三島の抽象的で鋭利で硬質な文体と、春樹のそれは正反対だね。
体鍛えるのが趣味なところは似てるけどw
三島は右だけど、春樹は団塊だから左、だから苦手なんだと思う。
最近春樹のインタビューを読んで落胆し、三島を読んで応援する事が多いんだけどな。
春樹は右とか左というより
注意深くどこにも属さないように
してきた人
最近の発言や、中国での日本軍の話を読むと左に傾いているようにしか思えん。
>三島を読んで応援する事が多い
三島南米かどこかで生きてるの?
三島は右というより右になりたかったんじゃないかな。
軍隊から逃げたことが生涯の引け目になっていたようだし。
春樹も別に左とか思わない。ただ卵の側につくってだけの話でやんしょw
どこかで読んだんだけど、ねじまき鳥の取材の時に、
中国本土での旧日本軍のしてきた悪行三昧にうんたらかんたら…
っていうのがあった。
充分検証しないのに文章にしてしまうなんて、作家なのになんて人だ!
と残念に思い、それ以来ちょっと政治思想的に相容れないのかな?と
考えている。書くものは素晴らしいのに、残念なんだよな。
しかし、一行、一行の日本語の美しさ、素晴らしさ、表現力なら
三島と村上じゃ天地の開きがあると思う。
もっとも村上はそんなところ目指して書いてるんじゃないだろうけど。
村上は銭の事しか考えてないよな。
一行壱万とか・・・
まさに守銭奴。
>>458 新潮社やマスコミが主犯でも、結局、村上がそう言われちゃうんだよなあ
まあ、実際にそうじゃないなんて保障もどこにもないわけだが
福田和也「作家の値うち」
現存作家の中で最高の実力と資質をもつだけではなく、近代日本文学のあり方
そのものを変えた大きな存在である。村上春樹の名前に指を屈することで、
辛うじて日本文学についての希望を、未来を描くことができる、という感慨すらある。
何より特筆すべきは、その作家としての類い稀な意欲であり、挑戦する姿勢であろう。
デビュー作以来、村上がどれほどみずからの作品世界を拡大し、深めてきたか。
その行程はそのまま日本文学が新しい領域を獲得していく過程でもあった。
村上春樹をして夏目漱石以降もっとも重要な作家とされるのは故なくしてではない。
「国境の南、太陽の西」以降、村上の作品世界は異様な深化の行程に入りこんでいる。
その深さは、読む者をしてたじろがせるものであるが、しかしなおその果敢な姿勢に
おいて、偉大さのもっとも明らかな標であることは、間違いあるまい。
右翼福田和也は1Q84については新潮に書くみたいだけど、どうだろね
結構批判してくると予想
福田和也「まあ村上春樹はずっと不調ですよね、ねじまき以降ずっと。カフカなんかも
新しい面があったとはいえないから」(SPAより)
福田は村上の駄目さは気がついてるけど政治的に貶せないだろう
>>419 >一人称に置換可能な三人称でしょ。
モンキービジネスのインタビューをあらためて
読み直したんだけど、「蜂蜜パイ」を三人称にしたのは
春樹さん自身が年をとって物の見方がかわって
一人称じゃ嘘になってしまいそうだからなんだと。
だからこれからも似非三人称で実質一人称
みたいなのはこれからも続くんだと思う。
なんだかな。
一 疑念
1
『……なぜだろう?』
博多行の新幹線〈こだま〉は、新下関駅で、後続の〈のぞみ〉の通過待ちをしていた。
沢野良介は、進行方向を背にして、向かい合わせに設えられた座席の窓側に座っていた。正面には三歳に
なる息子の良太が、隣に座る妻の佳枝の膝を枕にして眠っている。
駅弁の甘酸っぱい臭気が立ち籠める車内は、盆休みの帰省客で賑わっていた。所々で子供たちのはしゃぐ声
が聞こえ、それを諫める大人たちの声が聞こえる。同乗の者と何と言うこともない世間話をしたり、実家の家族
と携帯電話でこっそり到着時刻の確認をしたりする声が聞こえる。
良介は、自分が今いるそうした風景に、まだ硬い蕾のような感慨を覚え、目の焦点を曖昧にした。自分はこの
場所に、ひとりの父親としている。――そう、父親なんだ。妻を伴い、子供を連れて両親の待つ実家に帰省しよ
うとしている。いつの間にか、そうした年齢になってたんだ。……
丁度、そんなことを考えていた時だった。通路を歩く見知らぬ乗客が、通り過ぎ様にジロリと座席の人の顔を
見て行くように、先ほどの言葉が脳裡を過ぎったのだった。
良介は、殆ど反射的に自分自身を顧みて、今度は改めてその言葉の方に目を遣り、見えなくなるまで、ずっ
とその後ろ姿を追っていた。確かに一瞬、目が合ったように感じた。しかし、その一瞥に、彼はまるで心当たり
がなかった。そうした疑念がどこから来たのか分からなかったし、なぜ、自分を訪うたのかも分からなかった。
しかし、一層奇妙に感じられたのは、それをただ、気のせいだとやり過ごすことが出来ずに、まるで何かを見咎
められでもしたかのように、動揺してしまったことだった。
本作品には、1984年当時にはなかった語句も使われています。ってなに?
認知症だろうと思ったんだけど合ってるかな?
465 :
無名草子さん:2009/06/14(日) 20:05:31
村上さんぐらいの才能と技術があれば、文壇の年寄り達が喜ぶ小説なんて何時でも
書けるっつーの。敢えてそれをしないのがムラカミ・クオリティでしょうが。なぜ
しないのか?それは村上さんが反団塊の世代の作家だからである。
何か読もうと思うのだが、
最高傑作=ねじまき でOK?
468 :
無名草子さん:2009/06/14(日) 20:32:10
海辺のカフカ実写化決定したよー!><
田村カフカ えなりかずき
大島 及川光博
大島兄 真木蔵人
佐伯 梶芽衣子
ジョニーウォーカー 石橋凌
ナカタ 柄本明
星野 大泉洋
さくら 上戸彩
フェミニスト二人 片桐はいり、光浦靖子
ナカタに親切にしたOL二人 まな、かな
ナカタを港北パーキングまで送った男 加瀬亮
ナカタを富士川サービスエリアまで送ったトラック運転手 高田延彦
カーネルサンダース 藤村俊二
さすがに今回は放り投げすぎだと思う…
序盤から中盤であんだけ謎撒きしておいて
「や、お前らどうせ説明したってわからんだろ?終了」
これはないだろwww別に嫌いじゃないぜw信者だからさ
ただ、釣られて買ってしまった9割ぐらいは( ゚д゚)ポカーン
1巻読んでおもしれー、2巻も買おう!!な純粋なライト読者をさ
あんまり疎かにしないほうがいいんじゃないのかな、
と思った。まあ本人もこんなにバカ売れするとは
予想してなかったんだろうけどね。
アンチが必死だからこのスレ流し読みしてるw
471 :
無名草子さん:2009/06/14(日) 20:52:14
>>467 ねじまき鳥も傑作だけど、ダンスダンスダンスが読みやすいですよ。
儲が必死だからこのスレ流し読みしてるw
473 :
無名草子さん:2009/06/14(日) 21:09:27
ファンでもないのに必死すぎ
ここまで粘着せざるを得ない屈折した理由があるんだろう
タレントの春樹好きは、ファッションとして読んでるかんじで
感じ悪い。情弱に、オサレな知的な印象をもたれそう。
いやラノベチュウさんはハルキのファンだよシンジャとはチガウキリッっていうだけで
あぼーん
ラノベで誰かおすすめある?
480 :
無名草子さん:2009/06/14(日) 21:22:36
新井素子
482 :
無名草子さん:2009/06/14(日) 21:36:23
団鬼六の官能小説は読めないけど、エッセイは最高に面白い。
483 :
無名草子さん:2009/06/14(日) 21:37:38
団鬼ロクのところを春樹・村上と置き換えてほしいのか?
三島×文壇 VS 村上 三島をねじまきの中でバットで殴り殺す
志賀×文壇 VS 太宰 如是我聞で志賀をフルボッコ
太宰→薬物中毒生活の破綻、経済の破綻、→文壇批判→自殺、太宰ブーム
→巧妙な文壇勢力の返り討ち→その後も巧妙に印象操作、太宰=中二病、ハシカ、統失
中期の作品だけを褒め讃える。
村上→文壇から距離を置く、健康規則正しい生活、資産運用、世界の春樹、出版界の大不況→
記録的な売り上げ、ノーベル賞候補、世界的人気を後ろ盾にして、文壇批判→文壇あぼんぬ?
他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ。
敵の神をこそ撃つべきだ。でも、撃つには先ず、敵の神を発見しなけ
ればならぬ。ひとは、自分の真の神をよく隠す。
これは、仏人ヴァレリイの呟(つぶや)きらしいが、自分は、この十年間、
腹が立っても、抑えに抑えていたことを、これから毎月、この雑誌(新潮)
に、どんなに人からそのために、不愉快がられても、書いて行かなければならぬ、
そのような、自分の意思によらぬ「時期」がいよいよ来たようなので、
それは、毒を以って毒を制するという気持もない訳ではないのだ。
あぼーん
どうでもいいけどスレ違いじゃない?
487 :
無名草子さん:2009/06/14(日) 21:49:47
>>478 (まったくそうだよ。太宰、大いにやれ。あの教授たちは、どだい生意気だよ。まだ手ぬるいくらいだ。おれもかねがね、癪(しゃく)にさわっていたのだ。)
背後でそんな声がする。私は、くるりと振向いてその男に答える。
「なにを言ってやがる。おまえよりは、それは、何としたって、
あの先生たちは、すぐれているよ。おまえたちは、どだい『できない』
じゃないか。『できない』やつは、これは論外。でも、のぞみとあらば、来月
あたり、君たちに向って何か言ってあげてもかまわないが、君たちは、
キタナクテね。なにせ、まったくの無学なんだから、『文学』でない部分に於いて
ひとつ撃つ。例えば、剣道の試合のとき、撃つところは、お面、お胴、
お小手、ときまっている筈なのに、おまえたちは、試合(プレイ)も
生活も一緒くたにして、道具はずれの二の腕や向う脛(ずね)を、
力一杯にひっぱたく。それで勝ったと思っているのだから、キタナクテね。」
新手の荒らし?
なら削除依頼出してください
あぼーん
492 :
無名草子さん:2009/06/14(日) 22:28:18
正直、2chで引用、コピペを読むほど、あほらしいものはない。
「1Q84 刊行直前村上春樹インタビューCOURRiER Japon(クーリエ ジャポン)2009年7月号」
クーリエジャポンのインタビューでは
村上春樹は一つ一つの質問に丁寧に答えています。
上に書いたような海外のメディアには出るのに、
日本のメディアに出ない理由も答えています。
海外ドラマの『LOST』について、三島由紀夫が好きでない理由について、
日本の文壇について、自分の文章のリズムについてetc.
僕の小説は、混沌とした時代に求められる
孤独と不安を感じさせる壁、あるいは境界を抜けることができれば、
別の人間になれる。もっと自由になることもできます。
僕は自分の小説で、そうしたことが起きるのを目指しています。
村上春樹さん自身もその理由は分からないと言っています。
確かに別に現実の社会情勢について書かれている
社会派小説というわけではありませんからね。
村上春樹の小説の主人公は
ひそやかな自分だけの生活を送りたいだけなのに
多くの場合意図せずして混沌の世界に放り込まれます。
理不尽に大事な何かを奪われます。
そして主人公は人に頼ることはなく
自分自身の力だけで、自分が目に見て、手に触れられるものだけを頼りに
その無秩序な混沌とした世界から、秩序を取り戻そうと奮闘します。
失われたものを取り戻そうと努力します。
そのタフでブレない芯を持った主人公の強さに
不安を抱えた人たちは惹かれるのかもしれませんね。
494 :
無名草子さん:2009/06/14(日) 23:49:33
ノルウエイの森でわざわざ、三島由紀夫の自決を否定してるのが
太宰を意識しまくりの三島がわざわざ太宰に「私はあなたが嫌いだ」
と言いにいったのに似ている
純粋で美しい者は、そもそも人間の敵なのだということを忘れてはいけない。
奴らの戦いが有利なのは、人間は全部奴らの味方に立つことは知れているからだ。
奴らは僕らが本当に膝を屈して人間の一員であることを自ら認めるまでは、決して手をゆるめないだろう。
だから僕らは、いざとなったら、喜んで踏絵を踏む覚悟がなければならない。
むやみに突張って、踏絵を踏まなければ、殺されてしまうんだからね。
そうして一旦踏絵を踏んでやれば、奴らも安心して弱点をさらけ出すのだ。それまでの辛抱だよ。
でもそれまでは、自分の心の中に、よほど強い自尊心をしっかり保ってゆかなければね」
三島由紀夫
「天人五衰」より
>>493 >失われたものを取り戻そうと努力します。
やっぱ続編あるのかな。
498 :
無名草子さん:2009/06/15(月) 00:11:51
>>495は引用が下手。三島の小説の真骨頂は地の文にある。
台詞なら戯曲のほうを引用すべき。
精神分析学は、日本の伝統的文化を破壊するものである。
欲求不満などという陰性な仮定は、素朴なよき日本人の精神生活を
冒涜するものである。
人の心に立入りすぎることを、日本文化のつつましさは忌避して来たのに、
すべての人の行動に性的原因を探し出して、それによって抑圧を解放して
やるなどという不潔で下品な教理は、西洋のもっとも堕落した下賤な頭から生まれた思想である。
三島由紀夫
「音楽」より
500 :
無名草子さん:2009/06/15(月) 00:14:53
結局、三島は意識できること・わかっていることだけを書いてて、
村上春樹はそこが嫌いなんだよ。三島のことを自我が相対化できてない
とか言ってたし。自我を絶対化してるっていうのは、つまり意識できる範囲が
世界のすべてと思い込むって意味だよね。となると世界は当然明晰になる。
いっぽう村上は、自我の外側を書こうとするから
世界がどんどんわからないものになっていく。
三島も短編にはそういうのもあるんだけど。村上春樹が読めば気に入るかもしれないようなのが。
まあ「現代」に読むなら村上のほうが断然面白いと俺は思うな。
あと、三島は内容はわかりやすいんだけど、読みにくい所は欠点じゃないかと思う。
個人的には音読みを減らして、難解な単語を減らしてほしかった。
まあこのへんの美意識は好みに差が出るところ。
とりあえず村上に一票。
とにかく面白くてエロい話を書くのはこの男だ。
現実世界において、面白さもエロも、自我の外側、つまりわからない領域で起こるものだ。
三島云々はまた変な人が涌いてきそうなので
文学板あたりに移動してくれるとありがたい
『僕が本当に若かった頃』大江健三郎(文庫版)
「著者から読者へ」
それというのも、僕は、当の一時期、初老性の鬱状態とでもいうか、
自分の小説が、その難解さということで若い読者にソッポをむかれている
ことに悩みをいだいていたからです。
もし自分が、若い時に始めたあの文体改造の果てしのない苦行をやるかわりに、
出発時の素直な文体で続けていたとしたら、
村上春樹氏や吉本ばななさんのようにとはいわぬまでも、
ある数の読者たちと幸福な関係を続けることができたのではないか?
503 :
無名草子さん:2009/06/15(月) 00:25:00
克己心がある人は三島のほうがが絶対向いてますw
あぼーん
エロを書くのはいいけど胸デカ17歳の中に出すのはイクナイ
506 :
無名草子さん:2009/06/15(月) 00:50:01
オカルト好きな女の子で春樹ファンがいた。
なんだか分からないけどすごい、みたいな神秘的な波長を感じるのだという。
正直、オカルト好きってのは、現実逃避癖が強い者におおいので、
なんだかなあって思ってしまう。
村上春樹の小説は好きだが、男女間の部分がどうしようもなく空疎に思える
恋愛ほど人が骨がらみになるものは無いのだから、もう少しそれなりに描いてくれてもいいとは思う
ただ己の中に何らかの葛藤があるだけで、相手と向き合って戦うという事が全く無い
まあ、ジャンルが違うと言われればそれまでか
三島さんとなんで比べてんの?レベル違いすぎるでしょ
そういや「戦い」って春樹の辞書になさそうだね
ま、野暮ったいのは嫌いなんだろーな
>>507 短編でいきなし「氷男と結婚した」で始まったとき、
ああそういうのは求めちゃいけないんだな、と悟りました
自分はあまり春樹が好きじゃない。
何が好きじゃないかと言うと、ひたすら「僕」「僕」「僕」なところ。
1Qは三人称とか聞いたけど、いきなり「僕」に同化してくれって、それも
他の作家の「僕」よか、とても強く言われてるわけでとまどっちまうんだよね。
しかもいきなり深いつきあいでもない女の子と寝るは、何か食べだすわ、
変わった本や音楽聴きだすわで、いつも50ページぐらいで読むのやめちゃう。
ここで三島って言いにくいんだがw
ハメットが好きと言ったら知ってる人はうなずいてくれるかもしれない。
春樹も訳したチャンドラーと並ぶハードボイルドの巨匠なんだけど。
あまりウェットなのは性に合わない。
青豆はハードボイルドでカッコよかったな
教祖との対峙のとこは良かった
あと間抜けなハゲを逆ナンするとこ
515 :
無名草子さん:2009/06/15(月) 01:57:39
甘い煮豆が大好きな村上春樹
516 :
無名草子さん:2009/06/15(月) 02:11:15
アンチって女ばっかだな、男のアンチはいないのか?
518 :
無名草子さん:2009/06/15(月) 07:55:01
あんな内容もなく、文章も下手な村上春樹が、本がバカ売れし、ノーベル賞
候補なんて。俺も春樹みたいな作家に本気でなりてー。
519 :
無名草子さん:2009/06/15(月) 08:18:13
>>507>>511他
なんでこのおっさんが、「唐突&過剰気味のエロ表現」「(主に恋人の)喪失、云々」「妙な幻想性」、
なのかについては、どっちらけなほど簡単な理由じゃないかと思うことがある。
つまり、思春期の頃に、例えば、学校の女先生(近所の姉さんでも、上級生や同級生でもいいが)の出てくる超刺激的な夢でも見て、
(軽いものなら多くの男子学生にありそうだがw)
それがもう普通じゃなく大強烈、歓喜、大快感、激震、トラウマ、その時期考えることがほとんどそればっかになるほどだったとする。
大人になっても、女といえばその夢の中のそれが確実に浮かぶ。
(そしてしかし、特に年上だった場合、その現実の女に告白しに行くとかいうことは(結婚してたりして)普通不能、出来にくい。)
その手の強い拘泥を抱えた人間が作家になったとして、何を書く。
「ボク」、いろんな女と付き合いセックスするが、結局何か満たされない。
どこかに理想の相手がいるんじゃないか、いや、目の前のこの相手がそうなんじゃないか?わからない。
昔どこかで、夢幻的・寓話的世界の中で、ボクはそんな誰かに出会った気がする。
しかしそれはしょせん幻で、(リアルにはその相手はもはや既婚者だろうおばさんで・・)、
目がさめれば結局それは喪われてしまう。そう、喪失だけが人生だ。
このおっさんの作の、上記のいろんな特徴も、わかりやすさ親しみやすさも、しかしいまいちの深みのなさも、
元がその手のことに起因する面が大きいと考えるとわかりやすいようにもみえる。
君は作家になれるんじゃないのか?
と言った早稲田の先生は
おれの嫁のじいさん。
522 :
無名草子さん:2009/06/15(月) 10:30:10
あと3ヶ月もすればブックオフのクラシックコーナーにセルのオケコンがずらりと並んでいることでしょう
私たちは全てを知ることはできず、全てを所有することはできません。
でも、全てであることはできます。
524 :
無名草子さん:2009/06/15(月) 11:19:19
>>2 いろいろな言葉を駆使して、ヲタの解釈反応を楽しむ作者が透けて見えて
辟易した。もういいよ。”妖精さん”の方がしっくりくるだろ?作者の
脳内にも飛んでいるのだろう、ユダヤ人と共に。
525 :
無名草子さん:2009/06/15(月) 11:42:57
>>520 てか、最新作なんか特にそうだけど、海カフなんかにしても話が曖昧すぎる。
本音や明確なことを書かないところは読み手が埋めていく構造――みたいなことを
レスしていた人もいるが、それってさ、なんか作品が自立してない弱さみたいなもの
感じちゃう。まあ、そういうものがあっても悪いわけでないんだけど、
読者の皆が皆、作品の空白を埋めていかなければならない義務はないわけで、
ある意味、特殊なのに、これだけバカ売れ、バカさわぎするから話が乱打戦っぽくなるんだよ。
526 :
無名草子さん:2009/06/15(月) 12:01:03
小谷野敦の圧勝
527 :
無名草子さん:2009/06/15(月) 14:18:09
春樹ちゃんの文体で 日記をつけよう!
僕は〜 で書き始めて
それはまるで 〜のようだった。 と例えにならない例えで例えて
やれやれ。 で締める
俺が買った1Q84をついでに読んでた妹の感想が、
book1を読んでるときは→面白い!
book2まで読み終わって→よく意味がわからなかった。エロイ。
だった。
>>455 三島は右に帰ったんだよ。半可通バカが知ったかぶるな。
村上さんて登場人物の心情の描写をこまかくリアルに表現するの苦手(もしくはキライ)なんでしょうか。
ウェットにならず、サラサラドライな雰囲気を保つためにも極力そういう「心理描写」をせずに、そのかわりに性描写をいれるんでしょうか。
村上さんの作品を読んでいると、性描写が唯一『人間らしい行為(を表現している)』というふうに見えます。
ただ、対象の女性が幼すぎたりして無差別感がでてくると「きもい」という印象にすりかわってしまうんだと思います。
わたしは村上さんの作品すきなんですし、今回のもおおむねおもしろく読みましたが、そこらへんの描写については「いつもこれかあ」という気持ちがしました。すこし。
ふかえりは17歳といってもひらがなでしか話をしない幼いイメージの女性なので若干ゲンナリきました。
青豆側のストーリーは緊迫してて読み応えありましたが、いかんせん村上さんにでてくる男性側の話はぼんやりしてる(でもやることやってる)印象でした。
なんかネットウヨが10円ハゲから湯気出しておりますw
村上春樹が三島を読んでないなんていうのはわざとらしい嘘。
羊をめぐる冒険は、三島の「夏子の冒険」、ノルウェーの森は、「春の雪」から影響されてるのはよく言われてるから。
533 :
無名草子さん:2009/06/15(月) 16:36:34
心情を書かずに行動と外部の事象への感想だけを描写するというのは、
ハードボイルドの手法なんだよね。
春樹自身、自分の三大被影響小説としてハードボイルドの巨匠
レイモンド・チャンドラーの「長いお別れ」をあげて、ま、新訳も出したわけだけど。
でもさ、ミステリで心情書かないのは、犯人を隠すという実際的な要請があったんだよね。
探偵一人称でも話の中間で「私はあいつが犯人だと思った」なんてビンゴなこと
いえないわけで。
ところが春樹の場合、「僕」のイメージを壊すような感情は絶対描写しないのだね。
要は自分のイメージが傷つかないようにハードボイルド手法をとっている。
そこらへん、ちょっとひ弱さ、お坊ちゃんっぽさを感じるね。
脳死してる奴がいるな
>>533 なるほど〜。いくぶん納得しました。
にしてもあんまり対象が幼いイメージはよくないっすよね。
536 :
無名草子さん:2009/06/15(月) 16:46:19
>>535 ここに来て急にロリ出したのは、ひとつは春樹に子供がいないこともあるんじゃないかなあ。
近くに「若さ」を持ってる人がいない。その反動がひとつ。
そしてもうひとつはゲスのかんぐりかもしれないけど、オタクうけをならったみたいな。
ちょっと「海辺の過負荷」の大島さんなんて腐女子ねらいっぽかったし。
まあ、よくわかんねw
ただ、春樹がセックス・コンプなのは否定できない事実だね。意外と早く結婚したし、
経験自体は多くなさそうだけど。やはりそこらは家庭の厳しい環境の反動もあったのかもね。
まあ、僕はふかえりちゃんの裸体にハァハァした、とか書かれても困る。
ナボコフ「ロリータ」のロリ欲望の暴走は抱腹絶倒で最高なんだが
そんな芸当は村上にはできんか
「ファミリー・アフェア」読んだけど
全然面白くなかったんだけど
なにがどう楽しいの?この話
妹にシーツに射精してんじゃねーよって言われたとこが面白いよ
なんでこの変てこな大騒ぎに苦言を呈する知識人が誰もいないのだろう
苦言を呈する価値もない
完璧スルーです
それができないぐらいなのですよ。出版不況の現状は。
知らぬ間にあぼーん連発にスレになっててワロタ。
http://www.webdoku.jp/rensaido/kodama/ マスコミはハングリー商法飢餓商法と叫んでいるが、
これを読む限り新潮社としては、多すぎず少なすぎずの
初版を用意したところ、予約数が予想を若干超えたので
結果、発売前に増刷したというごく当たり前の行動を
とったに過ぎないようにみえるのだが。
どう考えても今回は発売日前にも関わらず、
必要以上に本作をあたかも傑作のように煽り立て
作品とは直接縁のない著者の海外賞受賞時の
映像を垂れ流したメディア(特に某公共放送)に
よる一大キャンペーンでベストセラーになったとしか
思えない。過大な演出は、著者もそのファンも不幸
にするということをよく自覚していただきたい。
546 :
無名草子さん:2009/06/15(月) 21:17:20
汝の魂は知るだろう 己が孤独であることを
にび色の墓石のごとき 暗い思念に取り付かれ
あらゆる群集の内の 誰一人として
汝の秘められた時を 探ろうとするものはいない
547 :
無名草子さん:2009/06/15(月) 21:36:26
>>502 大江健三郎って魅力なさすぎるんだよね。難解とかそんなの関係なしにさ。
なにか新しい本読み始めようって思った時に、
まだ読んだことのない文学の名作って呼ばれてる本より優先して、大江健三郎を読む理由なんてひとつも見つからない
>>540 妹「から」だろ?
それにそんな場面ないし
こまけぇことはいいんだよ
>>547 少なくとも俺には、春樹よりも大江の作品の方が魅力があるがね。
まあ読み手を選ぶ作風なんだろうな。
大江は文章が下手すぎる。
確かに、大江ってイメージわかないな。
ひとことで言えばどんなん? 悪口でもいいから誰か。
頭がいい人間のドツボにはまった感じというか、
ぐるぐるぐるぐる思考が回転するグロテスクさ、そんなところが魅力かな。
まあ春樹ほどの人気はないけれど、たいした才能のある人だよ。
しかし見方によっては、今回の新作は、むしろ
「僕はノーベル賞なんていらないということを伝えたかったのかもしれない」
って感じじゃないのー? 結構、マジメだよ。ノーベル賞って。
>>553 わかる、わかる。
頭はいいんだろうけど、文章力が拙いために全然伝わらない感じ。
読み終わったー!!
3巻本当にあるのこれ?
これが春樹のカラマーゾフなら続きはナイ
558 :
無名草子さん:2009/06/15(月) 22:29:25
にび色って、ねずみ色みたいな色のこと?
>>555には
>>553の稚拙な文章によっていったい何が伝わったのだろうか。
また売れるためには単に物事を伝えるだけでなく、
読者を惹きつける魅力を文章に備えることが必要であることを我々は忘れてはならない。
561 :
無名草子さん:2009/06/15(月) 22:54:24
353:吾輩は名無しである 2009/06/15(月) 22:00:16
>>185 三島由紀夫を鼻にかけもしないボクって偉いんだお〜、みたいな素人読者感覚しかないんでしょうね、村上春樹は。
プロの作家なら嫌いな作家でも、一冊や二冊は読み通してから、その作家の作品について真面目に言及すべきでしょう。
三島は太宰が嫌いといいながら、作品はすべて丹念に読んでいて一応相手を天才と認めてから批判してますからね。
読み通したものがないなら、普通わざわざ名前を出すことないのに、批判や批評以前の問題で、
文学者としてのモラルの無さと、過去の日本文学を読み通せない語彙力の乏しさ、日本語基礎力の無さを村上春樹は自ら晒したってことでしょうね。
562 :
無名草子さん:2009/06/15(月) 23:01:41
>>561天才と認めてから批判って矛盾してないか?ほんとかはしらないけど
>>559 村上春樹は味付けが抜群にうまい。
村上春樹作品の良さがわからない者は味覚障害。
ということか…
>>563 それは村上春樹が作った朝食の話でしょうか
>>561 単なる素人の分際でよくここまで言えるな
566 :
無名草子さん:2009/06/15(月) 23:48:15
ほうほう、とはやし役のリトル・ピープルは言った。
ていうか未だに売れ切れで書店にないって、、、w
何週間もみかけてない
こういうのって広告戦略だったりするけど
これはまじで売れすぎて供給がおっつかない
単なるミスだなw
誰が責任とるんだろ 何億円大損してるんだろ もったいねー
このままだと買って読んだ人間が
どんどんねっとでネタバラシはじめるから
買う気をうしなっていくし
中古屋に大量に並ぶタイミングと増刷ぶんが書店に出るタイミングが
かぶってややこしいことになるぞw
>>562 能力は認めるが作るものは気に食わないなんて往々にしてあるだろ
4000円も定価で本を即買ってくれる
潜在客が何十万人も居たのに
中古リサイクル本市場と
ネットへ流れて
大損。。。。
そんなに製本って時間かかるのか?
このままだと中身の薄っぺらさがバレて
買おうとしてた奴らが買うのやめてしまうぞー
正直定価以上で売れる
571 :
無名草子さん:2009/06/16(火) 00:50:14
少し待てばBOで950円で買えるから、焦らないで待ちませう!。それまで、ねじまきを再読しよう。
いきなり半額はなさそう
1200円がいいところ
573 :
無名草子さん:2009/06/16(火) 01:08:38
6/8、現実に950円で売っていたんだよ…買わないでちょっとばかり後悔しました。そんな自分に…やれやれ
ネットダウンロード配信の時代だったら
凄まじい勢いでクリック、ダウンロードされて、売り上げが止まることなく
上がり続けたんだろうな…。
本ができるまでは、現代でもかなりの時間を要する。
ブックオフで1000円で売ってた
やれやれ
577 :
無名草子さん:2009/06/16(火) 01:16:59
発売初日は、結構大量に本屋に溢れてたよね。それほど売れてなかった。
初日のニュースの後、突然、売れだした。
発売日をあらかじめ知っていた人たちよりも
ニュースで発売した事を知った人たちの方が多かった。
やれやれ
579 :
無名草子さん:2009/06/16(火) 02:52:52
にび色ってねずみ色みたいな色のこと??
580 :
無名草子さん:2009/06/16(火) 03:41:17
アフターダークの内容が
全然わからない。教えて。
>>580 三年寝太郎で美人な姉を持つ女の子が夜のファミレスにいたら姉の高校の同級生とばったり会う
で、サラダ食べたり、元女子プロレスラーとラブホ行ったり、中国人の娼婦と会ったりしてるうちに朝が来て姉の同級生と連絡先交換する話
582 :
無名草子さん:2009/06/16(火) 05:00:35
スペイン従軍記者時代弾丸を受け性的不能になったヘミングウエイは
「誰が為に鐘はなる」を書いたがTo whom the Bell ringsではなく
tolls(弔いの鐘)となっている。
ヘミングウエイにとって射精は生涯の願望であった。
「日はまた昇る」で言っている。
「女というのはいつ請求書を出そうか,そればかり考えている」と。
へミングウエイは三人の女性とおのおの2年で離婚し
最後は4年もったがそれはライフル銃による自殺であった。
週何回することが夫婦としてのあるべき正しい姿であると考えている女ばかりだ。
フェミ二ズムとは仕掛けられたものであり危険な兆候なり。
Love=LOVE=LOAVE=BREAD=BRED=BREEDING=SEX
583 :
無名草子さん:2009/06/16(火) 05:10:38
1Q84について
東浩紀「がっかりですね。60歳の還暦の作家がいまだに自分探しや親との和解なんて
やってるのは不自然」(週刊朝日6・16日発売号)
福田和也「海辺のカフカよりも厳しいね。ねじまき以降春樹って闘ってないよ」(SPA6・16日発売号)
585 :
無名草子さん:2009/06/16(火) 11:24:28
to 東
いまだ自分探しをしている60歳が新しいんじゃないか!
to 福田
いや、この人は最初から闘ってません。
雪かき雑誌の宣伝必死だな
どうせ売れないのに
あれ、春樹ってもう還暦だったんだ
588 :
無名草子さん:2009/06/16(火) 12:29:16
今回のは村上春樹先生還暦記念出版だよ。知らなかったの?
何だよそれw
590 :
無名草子さん:2009/06/16(火) 14:43:59
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」ぐらいで逃避の文学として最初の完成があったと思うんだけど
その後どこまで逃げても逃げ切れないことに気づいて「成長」とか「コミットメント」とかをキーワードにして
地理的な横の広がりから時間を軸にした縦の深みへとモデルチェンジし始めたのが「ねじまき鳥クロニクル」なんだよな
歴史について言及が増えたのもその頃から
ねじまきでは満州についてずいぶん調べた形跡が有るけど当たり障りのない言及しかしてないし
カフカでも戦時中の出来事をキーにしてるわりにそこから深く掘り下げることは無かった
今回の1Q84でもそのスタンスは変わっていない
カフカあたりから父親について語り始めたのに何故父を憎むようになったかをフィクションで逃げている
結局これらは団塊の世代特有の傾向で「戦争で負けた父」より勝ったアメリカに媚を売るパンパン症候群なんだよな
東京裁判史観のまま父祖を憎みあなどり権威に反抗してるつもりで本当の権威であるアメリカの文化を無条件で信仰した世代
だけど満州をあれだけ調べたのなら本当はもうわかっているんじゃないかな
大江のような捏造史観からはいつも一歩手前で踏みとどまってるし・・・
語るべき宗教はオウムではなく神道であり、語るべき戦争は安保闘争じゃなくて大東亜戦争だと
1Q84ではなく1Q41や1Q45だと
アウシュビッツを書く前に原爆や東京大空襲を書くべきだしギリヤーク人を語る前に日本人を語るべきだと
結局いくら無国籍でいようとしても世界に出れば村上さんは日本人として語ることを要求されるんだよね
だから最後は天皇を見つけて欲しい
目をつぶっていたら見えなかった天皇が片目を開けると見える
はっきりと両目を開けて天皇が見えるか見えないか失われた世代の日本人として発言して欲しい
結論はどっちでもいいと思う
ちなみに今回の作品だけでなくデビュー作からずっと村上さんの長編は優れた小説でどれも大好きだ
自作に期待します
よむのにじかんがかかる
言いたかったことは
> 自作に期待します
だな。
よくぞ見破ったというべきかも・・・
593 :
無名草子さん:2009/06/16(火) 15:11:05
次作だよね?
ながくてよめない
自作じゃないという指摘だろ
>>590 今回のは娯楽性は低くね?
特に2巻目の後半は展開が読めてしまう程、味が無かった…
597 :
無名草子さん:2009/06/16(火) 15:30:59
しかし行き詰ったか、もう切羽詰って書くことないや感はあるよな。
次の作品でまったくレアリストに大転換。
村上春樹が幼少の頃の思いを吐露。
しかも関西弁で一人称が「わし」とかになったりして。
どっかのブログで書いてあったけど明日のおはよう日本で
ノルウェイの森の撮影風景をやるらしいお
自作じゃないの?
600 :
無名草子さん:2009/06/16(火) 18:02:08
はるき 好き〜!!
ゴーストライターの存在を匂わす内容だったろ
>>590 おまえ面白いな、俺はいい線突いてると思う
>>590 村上春樹の次作じゃなくてお前の自作に期待するほうがいいかもw
せめてサンギョウにまとめて
605 :
無名草子さん:2009/06/16(火) 19:10:35
それと改行とね
606 :
無名草子さん:2009/06/16(火) 21:23:30
>>590 春樹がつまらない、というか迫ってこないのは、
日本を描くことを避けているからというのには同意だな。
だから、彼は関西弁に、じゃなかった、レアリズムに回帰するしか
起死回生への道はないと思う。ま、別に本人の内側にその衝動が
ないならせんでもいいけどね。誰かがやるだろうか。
>>606 本人はやってるつもりだろ。
アフターダークにも現代日本の風俗を取り入れたり、登場人物に
「ここはマツキヨじゃねえってんだよ」と言わせてみたり。
608 :
無名草子さん:2009/06/16(火) 21:33:52
>>590 語るべきとか、書くべきとか意味がわからない。そんな事する必要なんかどこにもない
春樹は俺の求めるものを書くべき、春樹は作家としてこうするべき、
みたいなのが定期的に現れる
610 :
無名草子さん:2009/06/16(火) 21:46:54
611 :
無名草子さん:2009/06/16(火) 21:47:43
ノルウェイの最初に、学生寮で日の丸を毎朝掲揚するシーンについて、
「なかなかの光景である」とちょっと「僕」が感動してたな。
612 :
無名草子さん:2009/06/16(火) 21:49:19
>>610 日本というか、自分にとってリアルなことを書いてないって意味でしょう。
その疑問というか、いぶかしくなるときはあるわ。
613 :
無名草子さん:2009/06/16(火) 21:52:08
村上が本音を書かないことと、日本を書かないことはイコールでしょ。
614 :
無名草子さん:2009/06/16(火) 22:01:23
615 :
無名草子さん:2009/06/16(火) 22:08:22
>>614 もちろんない。でもまあ
>>590が言ってる「べき」とかいう表現は
本当に倫理的義務を強要しているわけじゃないわけで、
主張の方向性を明確にするために端的に言ってるだけだよ。
村上の親父は支那で戦ったんだろ
敗戦後毎日仏壇に祈る日々
GHQの占領政策を真正面から浴びた春樹は親父は悪い奴だと刷り込まれる
だから両親が日本の古典を薦めても翻訳小説に引かれた
デビュー作からジェイは中国人だし初期の短編にも「中国行きのスロウボート」が有るし
そっち方面には後ろめたい感情をポツポツ書いてた
歴史に興味を持っても日本史じゃなくて世界史を20回以上通読したりしてる
日本的なものに背を向け海外を放浪した末にある日ふと気づく
逃げて逃げて逃げまくっても結局日本から逃げ切れないことに
それらの村上のアイデンティティそのものが東京裁判によって捏造されたものなんだよな
617 :
無名草子さん:2009/06/16(火) 22:47:27
>>616 それを言っちゃアイデンチチなんて全部捏造品だ。
それに確かに春樹は日本から逃避しているといえるが、
それはあまり深刻なものじゃないんじゃね?
むしろ深刻になりえなかったところで春樹の作品は誕生したわけで。
だから逃げ切れないという危機感はあまりないと思うよ。
618 :
無名草子さん:2009/06/16(火) 22:50:41
天皇だって捏造って話じゃないかそれじゃ
東京裁判ごときが捏造したものなんかありゃしない
天照大神からはじまる神話でも書けってか春樹に
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」を読書中。
久しぶりに春樹の著書を読んだらあれだね。今の時間、字が細かすぎて二重に見える。
アマテラスは天岩戸にお隠れになった。
「やれやれ」とスサノヲは言った。
>584より
東浩紀の「がっかりですね」って、お前は何を期待していたんだと小一時間。
ずっとそうそうだったろうに、学習能力がないのかおまえはと更に小一時間
>>622 東浩紀って人は一貫して春樹批判してきたの?
福田はねじまき鳥をエライ持ち上げてたがその後はいい評はしてないなぁ・・・
毎回評論家を納得させるのは難しいねw
YOSHIKIの本よりかは、HARUKIの本のが良いだろ。
625 :
無名草子さん:2009/06/17(水) 08:07:52
チーム春樹で制作されており
3、4は
すでにプロットはできています。
時事にあわせて、キーワードを差し替えます。
広告枠高額売買中です
新型ウィルス大流行
資本主義崩壊にあわせて
3、4は記録的な売り上げを記録する事でしょう
626 :
無名草子さん:2009/06/17(水) 08:58:33
東浩紀 ググると2ちゃんねらーで売名目的という事が判る
東大卒の自分の為になる本は全く売れないのに
村上春樹の小説がバカ売れしてるので納得いかないんだろ
627 :
無名草子さん:2009/06/17(水) 09:10:43
「ねじまき鳥」3部作読了
すんません今頃です
やれやれ
628 :
無名草子さん:2009/06/17(水) 10:04:54
天吾が青豆のことを思い出した場面で、なぜかこの曲を思い出したわ
時はきまぐれ 夜空にうかぶ星座は
何をもの語り どんな運命をくれるのだろう
僕は夢見て 心へとつながって
たったひとつだけ それだけ 流れ星に願った
君だと信じた瞬間に
強い風が吹き乱れた
いつからか癒されて とまどいも消えて
探してた未来へと続く道
君となら行けるかもネ
君だよこのトビラを 開くカギはきっと
hitomi - IS IT YOU?
http://www.youtube.com/watch?v=ELxur32QTS8
>>628のレスを見て、うるさいカーステを思い出した。
村上さん『(続編については)ゆっくり考えたい』って悠長すぎでしょー。
あれで完結もアリなんだー。ちょっとがっかり。
『今までで一番長編』ってまったくのうそじゃん。
長くする予定ならそう言うべきだし。
春樹ファンってお人よしじゃないとやっていけなさそうだね
あれで完結してるってはっきり言わないからきっと続きあるだろうな
でもゆっくり考えるってことは今から書くのか
過去最長なんていうもんだからてっきりわざと分割で出してるのかと思ってたよ
633 :
無名草子さん:2009/06/17(水) 16:24:45
でも、1Q84が春樹にとっての「カラマーゾフ」ってんなら笑っちゃうね。
ドストエフスキーは命をかけて最後に「カラマーゾフ」という大花を
咲かせかせたけど。
(ていうか、それでも序からすれば未完ということで終わったのに)
カラマーゾフってなんで評価されてるの?
>>633 1Q84が春樹にとっての「カラマーゾフ」なんて本人は一言も言ってないじゃないか。
勝手に笑ってろよ。
636 :
無名草子さん:2009/06/17(水) 16:34:25
637 :
無名草子さん:2009/06/17(水) 16:36:16
>居酒屋のメニューにあった「青豆とうふ」から連想して
居酒屋なんて行くんだなあ。
639 :
無名草子さん:2009/06/17(水) 16:45:46
春樹のいいところは、真剣に人生や世界と向き合わないところだよ!
みんなそういうところあるだろ?
そういう風な生き方を小説の中だけにしろ描いたのが村上春樹。
まあ、いってみればニートのはしりだ。先見の明。
そういう意味じゃ、貧乏人には不向きなのかもねw
640 :
無名草子さん:2009/06/17(水) 16:46:21
豊崎由実の圧勝だな
>>638 居酒屋っても高級居酒屋だろうな。
俺が行く全品400円以内の居酒屋に村上春樹いたらビビる。
風貌的には馴染みまくりだけど。
642 :
無名草子さん:2009/06/17(水) 16:54:09
そういや山本文緒や法月綸太郎も春樹ファンだったな
643 :
無名草子さん:2009/06/17(水) 17:30:34
居酒屋と言っても、それが日本かは分からない
今どこに居るの?
読売新聞のインタビューを受けてるから日本かな
メニューに「青豆とうふ」ってあるくらいだから日本の居酒屋じゃね
青豆とうふってどんなのだろう。食った事ねえや。
青豆は畑のエメラルドwww
すげえいい加減なんだな・・
なんか萎えたわ・・
マンガのワンピのキャラ付けと変わらんじゃん・・
いや、どの作家もそんなもんだろ
まあ居酒屋っていっても
あのうさぎ亭の主人みたいな渋い親父が経営してるこだわりの店だろ。
春樹がチェーン居酒屋いたらビビるわwww
>>651 うさぎ亭って2ちゃん住人が総力を挙げて探したら見つけられないかな?
一回食ってみたいんだ。
655 :
無名草子さん:2009/06/17(水) 19:03:03
青豆と天吾でジャックと豆の木まで深読みした人の立場はどうなるんだ
656 :
無名草子さん:2009/06/17(水) 20:40:56
>>652 横浜に「さなぎの食堂」という店があるよ
657 :
無名草子さん:2009/06/17(水) 20:58:14
658 :
無名草子さん:2009/06/17(水) 21:03:41
正直1Q84の続篇より、文学評論や音楽評論の新作を読みたい
短篇案内やスイングみたいなの
青豆・・グリーンピース・・反核
グリーンは緑。
しかし・・・皆よく単行本こんなたくさん買う気になったね・・
こんな不景気の真っ只中だっていうのに・・・
しかも・・・村上春樹なんていう激しく好みが別れそうな作家の本・・・
しかもしかも・・・内容がわからない買ってからのお楽しみ♪なんて本・・・
しかもしかもしかも・・・ヤフオクでは定価以上で取引されてるとか・・
考えられん・・・皆ブームに流されすぎだろ・・
>今年2月、僕がエルサレム賞を受賞した際も、インターネットで反発が盛り上がったようだ。でもそれは僕が受賞するか
>拒否するかという白か黒かの二元論でしかなく、現地に行って何ができるかと一歩つっこんだところで議論されることは
>ほとんどなかった。
2chとかヤフーコメントとかmixiも見て回ったのか?
jane導入してたら笑える
>>663 ブームに乗せられるような連中がこの本読んでも途中で投げ出すか読み終えたとしても
つまらん意味がわからんセックスぐらいの感想しか出てこないと思うなぁ
宣伝でこの種の本が売れてしまうってことはそういうことになるでやんしょ。
売れることが大事
100年後は笑いもの
射精が大事
671 :
無名草子さん:2009/06/18(木) 01:22:16
子供作る気ないくせに。やれやれ。
673 :
無名草子さん:2009/06/18(木) 02:22:33
子供いないのにこんなに金稼いで資産運用て
むなしくならないのかな
老い先短いし
それこそ「しるし」みたいなものなんでしょう
675 :
無名草子さん:2009/06/18(木) 06:06:23
ノルウェーは死んでから勝手に大林みたいな糞に映画化されるなら
この監督で手を打っとくかって感じかな
それでも4年がかりのオファーか
ライ麦畑はサリンジャーが生きてる内は映画化されないかな
>658
むしろその店のオーナーが村上ファンなんでない?
677 :
無名草子さん:2009/06/18(木) 14:53:47
村上春樹って日本での評判悪いけど
なんで世界で評価されてるの?
ノーベル賞候補にもなってるなんて信じられない
日本文壇は純文学を〈学問〉としてそうぞうりょくを縛ってきたから
679 :
無名草子さん:2009/06/18(木) 15:49:07
ニワカが買うおかげで一巻が手に入らない
681 :
無名草子さん:2009/06/18(木) 16:23:53
評判が悪いって自分が言ってるだけ。
この人ほど 日本の賞を取ってる人いないでしょ。
ただ、芥川賞を取ってないだけで。
文壇と距離を取ってるみたいなことがこの人の売りになるというのは
自分もわかっているだろうし。
対象作は最初の二作だけなんだから仕方ないと思うが。芥川賞。
682 :
無名草子さん:2009/06/18(木) 16:38:03
>>680 2chじゃないよ。アマゾンレビューでも酷評多いし
ネットではかねがね不評。
ノルウェーの森でさえ下らない妄想小説つまらないといわれてるじゃん
そもそも日本の一般人にも売れてないし。
むしろ世間でのほうが、一部信者にしか受けない小説家ってイメージでしょ
あなたにとってイメージがそうであって
実像は全然違うところにあるとは思われ
684 :
無名草子さん:2009/06/18(木) 16:44:55
677 :無名草子さん:2009/06/18(木) 14:53:47
村上春樹って日本での評判悪いけど
なんで世界で評価されてるの?
ノーベル賞候補にもなってるなんて信じられない
↑思い込みはいかん。
世界で売れているというのはマスコミ操作ですよ。
ほんとうはそんなに売れてない。
そもそも日本のノーベル文学賞作家で売れている本なんかない。
大江しかり、川端康成しかり、
ノーベル賞はね、作品のよしあしではなく政治力で決まるんだ。
つまりアメリカさんの戦略に都合のいいのがね、ぼくちゃん。
春樹作品てむやみに売れるから批判も多いんだよね。
売れ方が普通ならこんなに叩かれもしないだろうに。。
現に今まで村上春樹なんぞ読んだこともないうちの親が購入してたときには脱力してしまったよ。
ミステリー作品(親は推理小説ずき)とでも思ったんじゃないか。
春樹作品読みなれてない人は(読みなれてるオレでも)なんといっても性描写が多いところに仰天しちゃうのは仕方ないと思うよ。
そういう意味では合うあわないは分かれるだろうね、どうしても。
でも春樹作品特有のサラッとしていつつ中身はもったりしたかんじとか、ライト(軽い)な雰囲気なのに重いテーマがひそんでるところとか、そういうとこに目がいくようになれば楽しめると思う・・けど・・仕方ないよね、すきずきは。
自分の頭で物を考えられない人間批判が一種のテーマなのに
皮肉にもそういった人間をまた増やしてしまったなぁ
687 :
無名草子さん:2009/06/18(木) 16:58:22
現代小説はある意味「個のいかがわしい部分」を肯定するものだから、
他の異種の「個」から見れば、うざく見えるところがあるのは当然。
ま、それでもそこを納得させるのが文学の力なんだけど、
正直、春樹は宣伝部分が実際に受け入れられている部分より突出して
しまっているので(これは少なくとも1Q84騒ぎにかぎりは皆認めるだろう)
そこが、時期尚早みたいに、フルボッコされてしかたがないとは思うぜ。
>>686 それは完全に個々の問題だろ。
なんでもかんでも村上春樹のせいにすんなよ。
もうあれだ、村上春樹という人はなにを書いてもたくさん売れて、
なにを書いてもたくさん叩かれる、そういう星の下に生まれちゃったんだね。
春樹が凄いとか凄くないとかいう問題ではないよこれはもう運命です。
>>687 宣伝が過剰?
今回なにも宣伝してないじゃん。
真似して100万部売れる作家は一人もいない。
そこらへん分かってないんだよなアンチの人たち。
>>690 やれやれ。この場合の宣伝は、マスコミのあおりも含めてだろ。
てか宣伝しない本なんてあるのか?ww
>>687 「フルボッコ」の意味がわからない。
貴方みたいな人が2ちゃんでアンチな意見を書き込むことを
言うの?
フルボッコ=否定意見がたくさん出ているってことだろ。
>>691 どっちが先かわかってるか?
売れたからマスコミが取り上げたんだぞ?
695 :
無名草子さん:2009/06/18(木) 19:42:44
予約が殺到!というのも宣伝だよね
元は信者だけだったのが
興味ない人まで、「マスコミが騒ぐぐらい売れてるんだ、買ってみよう」
と便乗効果があった
>>694 自分の感覚でははじめからマスコミ主導だったようにかんじたけどな
27日にはもう新刊発売のニュースが民放で流れてたし
>>695 アマゾンが予約数新記録!!とか大々的に発表したのも大きかったね
結局数が足らなくなって大慌てで自業自得って印象だけど
>>696 サザンがアルバム発売するならマスコミも取り上げるだろ?それと同じだろ。
お前の言ってること子供じみて恥ずかしいぞ。
698 :
無名草子さん:2009/06/18(木) 19:53:19
クローン病で入院した20年前。
この本を繰返し読んだなぁ。
699 :
無名草子さん:2009/06/18(木) 19:54:04
>>682 おまえがそう思いたいからネガティブな意見ばっかりに目が行くってだけの話だろw
ノルウェーの森が何万冊売れたと思ってるんだ?
ねじまき鳥もカフカも今回の新刊も大きな話題を集めてその年のヒット商品に必ず選ばれる話題作
作家としての評価はともかく日本一有名な作家なのは事実だろうが
日本で一番有名って・・・w
それはないわ、世間狭すぎ
家の団塊世代の親なんて最近マスコミのあおりによって知ったよ
若いころから文学少年だったのに
ちゃんとした教養のある人から見れば、村上春樹なんてただの流行作家という扱い。
村上より有名な作家は腐るほどいる
701 :
無名草子さん:2009/06/18(木) 20:04:45
>>696 あぁそれはおまえの感覚だよ
大事に胸の中にしまっとけ
>>700 それはちょっと考えにくいぞ。
団塊の世代で知らないとは!
どう縦読みすんのかとおもった
だから世間出ろよ・・ファンのお前らだけだってみんな知ってると思い込んでるのは。
知名度アンケートとったら過半数も行かないよ。村上龍と間違える人のほうが多いだろう。
人気・知名度はない。
評価は世界で高いんだからいいじゃん。
>>699は、もちろん、生きてる現代作家の中で一番といってるんだよね?
歴史に残る過去の著名な作家たちと比べたら、村上春樹なんて足元にも及ばないことはさすがに自覚してるよね・・・
>>705 文学少年だったとか出した時点でお前の負け。
本当だったら恥ずかしい親父。
団塊世代で本好きで村上春樹知らない奴なんているのか?信じられん
古井由吉や小島信夫あたりが上質な作家の位置づけかもしれんが、
村上より有名とはいえないし
浅田次郎とか渡辺淳一とか五木寛之が村上より有名ってことを言いたいのかな
まあ誰が有名なんてのは、本当にどうでもいい話だけど
村上春樹を読んでないと文学少年じゃないとでも?
村上春樹っていつからそんな偉くなったの?w 信者って恐ろしいわぁ
両親とも若いころ古典文学をよく読んでたけど、今はほとんど読んでない。現代小説は興味ないってだけ。
この世代はこれが普通。
あ、古典って言っても明治以降のね
>>692 この変態強姦魔の池沼野郎め
>>698 何だよ、クローン病って
クローンで分裂しちゃうとかかw
キモいなw
714 :
無名草子さん:2009/06/18(木) 20:43:28
売れすぎとか言ってるやつホームレス中学生がどれくらい売れたかしらないの?
村上春樹人気の正体は
早稲田出身の村上春樹を
早稲田出身者が多いマスコミ界がむりやり盛り上げて
それに大衆が乗せられているだけだ。
ハンカチ王子やらイナバウアーブームなんかと同じレベルだなw
春樹信者もウザいしブームに騙されない俺カコイイ厨もウザいでFA
720 :
無名草子さん:2009/06/18(木) 21:24:36
先進国ではもう貧困はありえないし、戦争があったと
しても過去の戦争体験は参考にならない。
これからの先進国での人間の内面の問題は、
村上が書くようなものになっていくと思う。
小学生の喧嘩みたいな
現役の純文学作家で一番世間で知られてる名前は村上春樹だろうな
小学生が見れば
724 :
無名草子さん:2009/06/18(木) 22:06:09
村上春樹かアダム徳永かってところだな
やれやれ
726 :
無名草子さん:2009/06/18(木) 22:28:03
>>722 売り上げも知名度も世界での評価もね
だから悔しさで発狂する人が出てくるわけで
727 :
無名草子さん:2009/06/18(木) 22:34:18
売れてマスコミで報道されるから
流れにのって買ってみたけどさっぱりわからん、
というやつや、全然売れない作家が批判するのは哀れだな。
昔からのファンは売れなくても取り上げられなくても
なんの賞も取らなくても、新作が読めればそれで良い。
また旅行記書いてくれないかね。
728 :
無名草子さん:2009/06/18(木) 22:39:26
村上は走ることを覚えて成功したな。
酒を選んでいたら40歳で落伍しただろう。
ランニングのおかげで体力年齢は
20代だと思う。
その他大勢的な作家連中が一番気の毒
昔からのファンは新作にそっぽ向いて
旧作を読み返しています。
じゃ、今、弁護してた奴らは誰!?
昔からファンで多少の事には目を瞑っていた。
だって文体追うだけで癒されたし、真摯なものを常に感じたから。
しかし1Q84はなかったわー
良かったのはスピード感と老婦人だけ。
こんなもんでしばらく続編続けられるなら、ランニングのエッセイ第二弾の方が100倍読みたいと思う始末。
733 :
無名草子さん:2009/06/18(木) 23:06:42
三島由起夫はボディビルを選んで失敗した。
三島の時代、まだ有酸素運動の重要性が
知られてなかった。
村上の場合、それを若くして知ることができた。
>>733 で? ビリーズブートキャンプでもやり始めるつもりか?
レス番の滅茶苦茶な奴は一体なにがしたいんだ?
>>735 別にずれてないとおもうけど?
ログ再取得してみれば?
青豆が出てる時は面白かった
天吾サイドがつまらなかった。文壇に喧嘩売りたかったの?
特にふかえりの人物像が厨設定で呆れた。
それと新宿高野=巨乳美少女なら未成年者でも酒を出す店って事にされましたね。
迷惑だな。
1巻は天吾パートが良かった。
2巻は青豆パートが良かった。
>>737 同感。
はじめは天吾パートが面白くて青豆パート退屈・・・と思ってたんだけど、
それが完全に逆転してセックスと追憶ばかりの天吾パートにイライラ、
それに対して青豆パートは青豆の人物造形の面白さとサスペンスフルなストーリーに
引き込まれた。
でもそういうのも静と動の対比で意識して書いてるんだろうね。メリハリってやつか。
ふかえりはなあ・・・・・・少女の抽象性みたいなのを描きたかったんだろうけど、
陳腐なマンガみたいだよね。
当時のニューアカ批判みたいなものも書いていたな
確かに、ふかえりは酷いと思った
誰もが惹かれやすいキャラクターだからアニメなんかにあふれている様な
どっかに、青豆が桐野夏生の書く女みたいだってあったが
ハードボイルドとしては桐野夏生のヒロインのほうが複雑でより魅力的だった気がする
男と寝る時も投げやりでいいんだよな
春樹はインタビューでは女目線で突っ込んで書いたと言ってるが。。
春樹の本領は天吾の章なんだろうが、あまり上手く言ってるとは思えなかった
ねじまきは読むのに時間がかかったけど今回はあっという間に読めた
まあ、価格分は楽しめたけど
わたしのことをほめてくれてありがとう
正直、東の批判と同じだが、還暦の人が、風俗的に少年少女書いたら、
どうしてもズレが痛いよな……。
いきなり17歳美少女にマタイ受難曲歌わせたりしてるしなあ。
本人が言っているように、あまり深く考えずに感性で書いている模様。
それがはまればホームランなんだろうけど、いよいよ感性だけでは
勝負できなくなってきたかも。
その感性に錆が浮いてるのが哀れになってきてる。
歌舞伎町のキャバクラとか行って揉まれてくればいいんだよ
本人は若い子とは接点が無いとか言ってるけど
エッセイなんか読んでるとやっぱり俺はこの人いいなと思うから
創作も頑張って欲しい
>>672 やっぱり菊池が直子役はイメージと合わないなぁ
それこそ緑役のほうが合いそう
1q84の舞台は西暦1984年なんだが…
749 :
無名草子さん:2009/06/19(金) 09:42:39
>>746 村上なら、マンション買ってそこに若い子
たくさん集めて遊んだらいいんでないの。
芸術のためなら、多少モラル的に問題の
あることしても構わんだろ。
村上、モラル高すぎのような気がする。
もうこれから逮捕されても、読者は好意を
持って受け入れると思う。
>>749 若い子あつめても、料理教室とかしてしまいそう。
しかし案外春樹って一つ間違えたらオウムの幹部になってったっぽい感じもする、
753 :
無名草子さん:2009/06/19(金) 10:13:56
いま出回ってる1Q84は
7刷、8刷目の表記になってるのか
発売して間もないのにね
755 :
無名草子さん:2009/06/19(金) 10:56:28
村上さんはね、奥さんが恐いんだよ。
尻にひかれて作品も添削してもらってるの。
村上氏の一存で決定できないんだよ何も。
756 :
無名草子さん:2009/06/19(金) 11:05:18
作品であれだけ恥ずかしいこと書いてるんだからもう暴露されたら困るようなことはなさそうだけどな。
奥さんはどんな弱みを握ってるんだろうか。
村上さんって姉さん女房って感じがするんだけど、そうかな?
尻には引かれない。
敷かれるのだよ。
759 :
無名草子さん:2009/06/19(金) 12:27:22
男性目線過ぎてキモチワルイ
女性に飢えてる作家にしか見えない。。
女性に飢えてる作家だから
761 :
無名草子さん:2009/06/19(金) 13:33:33
団塊の世代、1000万人で後世に残ったのは
村上だけだったね。
762 :
無名草子さん:2009/06/19(金) 13:45:08
インターネットのおかげで
金輪際、一人の人間に権威や名誉が集中することはなくなろうだろう
偉人なんてものは演出できないから
あっという間に、私生活が暴露されて、シャメられて
mixiブログ2chたいして自分たちと変わらない人間だということもバレてしまう。
春樹は世界でもその最後の人だろうね。
763 :
無名草子さん:2009/06/19(金) 14:02:16
春樹は34歳の時、大学生に間違えられてた。
ということを自慢していた。
老けるということにかなりの恐怖を抱いていた頃走り始めた。
羽田さんとそっくりだね
村上の奥さん、だいぶ前に会ったことがあるけれど
ほっこりというかクウネル先取りみたいな
タイプだった。
今どうなってるのかな?
確かに羽田のジジイとクリソツ。
リアルでもてないんでせめてバーチャルではモテモテになりたいんだとさ。
767 :
無名草子さん:2009/06/19(金) 16:14:13
カフカ賞だっけ?
その時チラリと写った時は
短髪で黒髪で コムデギャルソンの店員みたいな
感じだったが。奥さん。
コムデギャルソンの店員というか、普通のお婆さんだったけどな
>>653 講談社がきゅうきょ
増刷かけて「1Q84」の隣りに平積みする、 に200ウォン。
>>749 知名度で言えば春樹以上のアイドルが全裸泥酔して好意もったのなんてねらーくらい
覚醒剤やって泥酔して凍死したミュージシャンは死んで叩きようがなくなっただけ
>>749 村上なら、たくさん集めてさんざ遊んだんじゃないの、
白黒とりまぜて。仰向けでおっ勃てて若い子跨らせ
グルグルグル回した?んだっけ?
そんなんを羨ましがる枯れたおっさんでもいるのかナ。
村上龍さんを。
775 :
無名草子さん:2009/06/19(金) 18:49:12
>>774 おっさんは80歳でも子作りできる。
何歳になっても立つ、バイアグラ。
若さうらやむのはオバサンと思われ。
>>749 >もうこれから逮捕されても、読者は好意を
>持って受け入れると思う。
キチガイ? w
ミクシで知ったけどモンキービズネスも増刷だとか
すげえな
前回のフォーラムどこかうpしてないかなあ
せっかくメール貰ったのにパソコン蛾ぶっ壊れた・・orz
そしてそこにちんぽこがあるならそれは本当のちんぽこなのかもしれない
1Q84絶賛発売中
781 :
無名草子さん:2009/06/19(金) 20:45:43
>>720 シナ人は、永久に日本を許さないって宣言してるよ。
永遠に呪う。日本は、未来永劫、謝罪と賠償をし続けなくては
ならないそうです。
品人って……あんた何歳よ?
>>749 逮捕されてハクがつくとか脳みそのできが根本的にイカれてるヤンキーか
>>782 2ちゃんははじめてかな?ぼく?はんとしろむってきましょーね
785 :
無名草子さん:2009/06/19(金) 21:59:23
いるかホテルは僕に生物進化の行き止まりのようなものを連想させた。
786 :
無名草子さん:2009/06/19(金) 22:17:28
おっさんは80歳で子作りできるって…死ぬ間際に子作りしたところで何の意味がある?
そもそも子作りなんかおもしろいか?
セックスはおもしろいが子作りなんかアホらしい。
第一高齢者は勃起すんのか?
>>781 髪伸ばし 色白デブの ネットウヨ
やれやれ
788 :
無名草子さん:2009/06/19(金) 22:49:47
友情結婚
789 :
無名草子さん:2009/06/19(金) 22:52:15
Janacekのハゲ頭はセクシー
790 :
無名草子さん:2009/06/19(金) 23:10:15
>>787 787みたいなタイプって
春樹が最も忌み嫌う傾向の人間だよね
下劣な、ある所属する何かにスポイルされてしまったタイプ
青豆と老婦人のやってきたことだって
オウム真理教と同じよね。でも、青豆かっこいい、と思ってしまう。
そこが誰でも宗教にハマってしまうってことよね。
793 :
無名草子さん:2009/06/19(金) 23:37:31
790のいうとおり、787はヤナ感じ。
でも790もなんかイヤ。
レスの内容も、もしも村上春樹が読んだら、肛門のまわりがかゆいってつぶやくような。
>>791 >これまでファンとして読み続けて来た方には当然オススメ
これまでファンとして読み続けて来た方々の間でも
評価真っ二つだよね今作
これは国境の南、太陽の西みたいなタイプか
787=793
リアディゾン:ぽあ しないで!!
国境の南は当時駄作だと思ったが今は1Q84よりずっと愛しい
「愛しい」の使い方が違うと思う
愛おしいって書こうと思ったら消えちゃったんだ「お」が
愛しい
恋しい
801 :
無名草子さん:2009/06/20(土) 00:26:48
>>798は恋しいと愛しいの区別が付いてないんじゃないか
今日、太宰の「走れメロス」を太宰の母語wである津軽弁に翻訳したものを
NHKで紹介してた。酔狂ではなく、ひとつの研究みたいだが、
これでいくと春樹も神戸弁で翻訳されるときがくるのかにゃあ。
「やっとれんわ(やれやれ)」と僕は思た。
そうかもしれんし、そやないかもしれん。間違いないんは、僕が勃起しとうこと。
うまあ言えんけど、僕は欲情しとうらしかった。
あれ、結構合ってるよねw どっちかというと何かまったりとしたテンポは
関西風だもんね。春樹。
あー、自分は
>>797だけど、「いとしい=いとおしい=好きで慕わしい」って意味で使ったんですが・・・
恋しいってのは「距離・時間的に隔たりがあって思慕の情がある」のような意味ですよね
自分はそういう意味合いじゃなく、単純に1Q84より国境の方が好き、という意味で書いたんだ
はい、この議論おしまい
804 :
無名草子さん:2009/06/20(土) 00:39:06
>「世の中の大半の人間は、小説の値打ちなんてほとんどわからん。
>しかし世の中の流れから取り残されたくないと思っている。
>だから賞を取って話題になった本があれば、買って読む」
ミクシのレビューでも触れられてるものがあったけど、この部分。
春樹さんは、世の中の大多数は小説のよさなんてわかんねーよって
おもっているのかな。世間に対してバーカバーカって唾吐きながら、書いているのかな。
悲しいな。
>>803 「いとおしい」は、「好き」とか「慕わしい」じゃなくて「かわいい」って意味だよ。
だから、「いとおしい」は本来、人間相手に使う言葉で
物品に対し言う言葉じゃないの。おわかり?
だからかわいいという自分の感情もそこで書いた内容に入ってるんでございます
揚げ足取りご苦労様ですな
本来はどうか知りませんが辞書どおりに四角四面で言葉を使う人間にはなりたくないものですね
それじゃ小説なんて書けないでしょうね
小説を擬人化してそれに対しを言う、ということも普通にあることでございましょう
訂正→それに対しものを言う
またあげつらわれる律儀な方がいらっしゃいますので一応
女はよく使いたがるよな。「愛しい」って言葉。
812 :
無名草子さん:2009/06/20(土) 00:52:02
まるで重箱の隅を顕微鏡で眺め回してピンセットでつつく小谷野敦みたいな奴だなw
もっとやれ。
いや、小谷野はピンセットでつついたあとにDNA検査までするぞ
私は卵の側につきます
小谷野は自分の歯はヤニでまっ黄色で不潔なくせになw
あいつは自分を棚に上げて他人をあげつらうことしか考えてないw
あんまり春樹は比喩は上手じゃないよね。
少なくとも三島よりは下手だ。
>>805 というか単なる事実じゃん世の中の大多数は馬鹿でしょ
そして君もね
春樹も小谷野もだ
822 :
無名草子さん:2009/06/20(土) 01:22:37
しかし、欧米で売れてるから日本でも再評価されるっていうのが、いかにも日本らしいよな。
今まで見向きもしなかった奴が、欧米で売れてるってだけで飛びつくのは浅ましい。
アメリカなら、ポーにしろ、ブローティガンにしろ本国より外国で評価されてても別に、って感じで泰然としてる。
ナショナリズムだね。
最後の行はおかしいな
ナショナリズムについては欧米諸外国の方が遥かに激烈
>>823 その最後の行も、日本のウヨの決まり文句で耳にタコと炎症ができた。
825 :
無名草子さん:2009/06/20(土) 01:30:17
いや、最初の行もおかしいぞ
再評価じゃなく、はじめから日本の文壇ではあまり評価されてない、そして一般読者にははじめから広範な支持を得ている
これが的確
つうか再評価も何も、はじめから評価されてるかはじめから評価されてないかどっちかだろ、春樹は
>>822みたいに話題になってるからスレに来て「再評価」なんて言ってる奴が一番のブームに踊らされてる人間
>>822 意味がよく分からんが日本で売れて海外でも売れて、新作できたり、実写化されたりするエヴァやトランスフォーマー>>春樹ってことでおk?
828 :
無名草子さん:2009/06/20(土) 01:45:59
全くこのスレは小姑みたいに揚げ足取りばかりだなあw
全員小谷野敦か
カフカの頃にはもうそれなりに海外で知名度も上がってたし
雑誌や新聞等でもわりと大きく取り上げられてた。
でも、こんなバカ騒ぎにはならずに静かに盛り上がってた。
その後、カフカ賞にオコナー賞、エルサレム賞受賞で
「動く村上春樹」が取り上げられて、映像媒体でばらまかれて
はじめてから、なんだか変な流れになってしまった。
ノルウェイの時の日本の騒ぎを知らない若い読者か
そのフィーバー狂騒がイヤで春樹は日本を逃げ出したんだよ
そんでねじまき鳥の頃から客員講師だかなんだかで海外で書いてたし、その頃から海外で受ける下地は既に作られてたんだしな
日本の騒ぎも海外での認知度も今に始まったことじゃないってこと
831 :
無名草子さん:2009/06/20(土) 01:57:26
若い人はノルウェイの森が大ベストセラーになった頃の記憶なんかないだろう
今と同じような感じだったんだけどな
作者にしても昔からのファンにしても「またか」って感じだな
読売インタビューでは今回の売れっぷりについてぜひつっこんでほしかったのに
春樹「ノルウェイの時で免疫が出来てるんでもう海外へは逃げません」
>>833 突っ込んでるかもしれん
載らないだけで
インタビューによると、原稿換算で1984枚らしいね。
ってことは、もうこれで終りってことでは。
1984枚で終ってこそ、1Q84といえよう…。
細かい芸(?)だとは思うけどね。
そうそう。1984枚って言ってた。だからもうおわりかも。
もう一回読んだらなぜこれで終わりなのかわかるかもしれないなー。
とにかく長いとかカラマーゾフの兄弟のようなスケールのデカさの小説とか
自分で言ってたけど、作家自身これでよかったんだろうか。
「カラマーゾフ」とは比べられんだろ。「カラマーゾフ」に比べたら逃げすぎ
839 :
無名草子さん:2009/06/20(土) 10:59:22
ノルウェイなんてブクオの100円常連て知識しかありませんw
>>839 知識が無い事はいつから誇れる事になったんだ?
>>839 無知は恥じることではないが、無知のままでいようという態度は恥じろよ
猫に小判の喩えもあるぞ
花に嵐の喩えもあるぞ
1、2、3、4で合わせて
4891枚だそうです。近過去小説だけに
逆さまにしろとのことです。
3、4は、分けて発売されます。
春樹の構想では、5もそれ移行も
ありうるそうですがタイトルが新しくなる可能性もあるようです。
846 :
無名草子さん:2009/06/20(土) 12:26:56
ってゆーか、これ「風の歌を聴け」のBOOK17と18なんだろ
おまいらタイトルに騙されすぎ
849 :
無名草子さん:2009/06/20(土) 13:39:57
つか新作買った100万人の中に、
これがアメリカのポスト・モダン受け継いだれっきとした文学って分かってる奴がどれだけいるんだろう。
よくエンタメ小説さえろくに読んでないような奴が、
どこが面白いか分からんと感想漏らすが、当たり前だっつーの。
メタファやメタ・フィクションのメの字も知らないんだから。
そんな奴に読まれて正当じゃない評価残されるって、
売れたからと言って文学者としての村上春樹はどうなんだろ?
850 :
無名草子さん:2009/06/20(土) 14:01:10
まあでも春樹はデビュー作の風の歌から一貫してポストモダンの影響を受けたメタフィクション書いてるのに、
それでも若い読者からは「知的で都会的なセンチメンタル小説」みたいな支持のされ方をされていて、
さらに87年のノルウェイの森の爆発的ヒット(この時も社会現象になった)で多数の読者から
「一般小説」みたいに受け取られてるわけだ
そのことを考えると初期から一貫してほとんどの読者には間違った受け取り方、解釈をされてるんじゃないの
それにそんなこと考えなくても楽しめて深く残るのが優れた小説なんだし、
加えてする気になれば小説的技法の深読みができるなら言うことないしね
そういえば、今年って昭和に換算すると84年なんだよ。
>>850 >それにそんなこと考えなくても楽しめて深く残るのが優れた小説なんだし
だったら四の五の言いなさんな
>>850 同意
考える余地と、考えずとも楽しめる物語があるから優れてるんだよな
読売のインタビューの意見と物語のくだりでも言ってたな。
言いたいことを暗示的に物語に仕込んでるから、読者が引き出してくれと。
小説が世の中で果たす役割や、善悪の境界、宗教の成り立ちは、
はっきり書かれすぎていてもはやMetaphorと言えない感もあるが。
とりあえず青豆をかっこいいだとか善だとか捉えた人は大いに釣られてるよな。
あのおばさんのことを狂気or揺るぎのない偏見とか言わせてるし、
勧善懲悪型の話でない事は、結構執拗に描かれてるしね。
この小説はメタファーというより、意見が物語風に書かれたという印象。
カフカの方が責任は夢の中から始まるみたいな良い暗喩があったが、今回は直接的すぎる。
857 :
無名草子さん:2009/06/20(土) 16:17:43
カフカはラノベだと思ったな
それに較べたら1Q84はずっと読みでがあった
>>857 カフカは幼稚で大人の読むもんじゃないな
羊をめぐる冒険や世界の終わりやねじまき鳥を書いた作者が
なんでこんな退行して見え透いた小説を書くんだろうと思った
その後のアフターダークは、実験してみましたって感じで不完全燃焼にせよ試みは面白かった
1Q84は満足とまでは言わないけど盛り返してきてるね
カフカも世界の終わりも似たようなもんだろ。
1Q84は文体ががらっと変わって性描写も露骨になり、
2巻目はゴーストライターが書いたかのようで、それこそ同じ作者と思えない。
861 :
無名草子さん:2009/06/20(土) 16:51:59
カフカは、田村カフカ君と同じく若い子が読んだらハマる
そうじゃない人間にはアレはキツいな
ヘンに「読みやすい」ってのもつくづく罪なもんだな・・・
俺は分かってる風な奴が出てくるからな。
おまえとかな
とかお前みたいな
866 :
無名草子さん:2009/06/20(土) 17:16:51
>>860 村上文学の最高傑作世界の終わりとカフカが似たようなもんて(笑)
カフカは世界の終わりの続きみたいな煽りだったからちょっと期待してたんだけど、なんの関係もなかったよな。
森とコミュニティーが出てくるだけで。
869 :
無名草子さん:2009/06/20(土) 17:23:26
カフカ貶されて悔しい人には悪いけど
実際ずっと発売日を待ちわびて
カフカ読んだ時のがっかり感と言ったらなかったな
ねじまきやスプートニクの時はそれなりに満足し
「こんなものか」と思ったけど
だから今回も期待はせずに読んだけど意外に良かった
期待と感銘が一致したのはダンスが最後だったかもしれない
チラシにでも買いとけ。
カフカは作者自身今回は反応びみょーだなって悟ってた
ホムペのやりとりでしばらく寝かせてみて下さい的なこと繰り返してたw
カフカはなんか意味が無さすぎるところあるよね。
別に全てに意味を求めているわけじゃないが
拳銃は撃たれなくてはならないのに。
今日のアヴァンティ、1Q84ネタだた
春樹の場合は脱落するポイントが幾つかある
まずノルウェイ、次がねじまき鳥、カフカ、
今回で脱落した人もいるだろうな
でも良く言えば結果や成果はともかく
それまでの内容に安住せずに前進してるわけだから
そういうとこは評価せんとな
875 :
無名草子さん:2009/06/20(土) 18:09:54
ところで、ねじまき鳥ってみんなどういう風に解釈して読んでるの?
俺は、あれはメタファで表現した自伝的私小説だと思ってる。
877 :
無名草子さん:2009/06/20(土) 18:16:56
一番私小説に近いのは実はノルウェイより国境だろうね
ああいうことがあったという意味じゃなくね
メタファーって暗喩のことなのね。なんか別の意味があると思ってた。
>>850 >春樹はデビュー作の風の歌から一貫してポストモダンの影響を受けたメタフィクション
>書いてるのに
>一貫してほとんどの読者には間違った受け取り方、解釈をされてるんじゃないの
おまえが書いとるとでも見せかけたいんかw 無知私見を一般化すんなボケw
出版された本は一人歩きする。
大多数はまっすぐ断裁場へ直行する屑ゴミ。
たまたま読者様が眼に止めてくださり、
大切な金を投じてお買い上げくださって
貴重な時間を割いてお読みくださる場合は、僥倖だ。
その上で読者様がどのような解釈をしようと、途中で屑箱に放り込もうと、
三色ボールペンでぐちゃぐちゃ書き込もうと、
本を片手にマスターベーションに励み頁上に射精しようと、
それは読者様の勝手だ。世界中のだれ一人文句つけられるはずもないw
俺の消防の時の塾の先生が春樹のお母さんやってんで。
ギョウコウいいたいだけちゃうんかと
「村上さん」とかぬかしてる儲は
880の爪のアカを煎じて飲め
885 :
無名草子さん:2009/06/20(土) 21:07:09
世界不思議発見に少しだけクレタ島がでてきた
887 :
無名草子さん:2009/06/20(土) 21:45:53
クレタなら行ったが禿山ばかりだった。
1Q84読み終わった
青豆パートでリトルピープルって単語が出た辺りから一気に引き込まれた
それまでは青豆パートは苦痛だった
女性の主人公って今回が始めてなんかな
短編なら結構あるし、
長いのだってスプートニクのみゅうパートとスミレパート、アフターダークも女性視点
891 :
無名草子さん:2009/06/21(日) 08:00:49
>>880 ここって読者様たちが本の話をしてる板ですよ?
>>850だって読者様の一人でしょうに。どんな風に考えても読者様の勝手では?
虫の居所が、それとも…もしか
在庫抱えて経営が大変な本屋さん…
なぁんて、
勘ぐってしまいますた。
892 :
無名草子さん:2009/06/21(日) 08:09:32
>>886 英語うまいですね。ネイティブから笑いをとるなんて
相当こなれた英語でないと難しいこと。
893 :
無名草子さん:2009/06/21(日) 08:57:53
メタファっつうかノモンハン戦記を読んでラリってる春樹の妄想
>>892 むしろ変な発音のほうが笑いが取れると思うが。
なんか誰かの声に似てるんだよなーー誰だっけ。。。
この声って努力して造った声ですよね?
玉木宏みたいな?
そんな感じする。
笑いをとるのと笑われるのは違う
897 :
無名草子さん:2009/06/21(日) 15:28:30
せいいっぱい爪先だって出した気取り声
この頃「やれやれ」って流行ってません? なんか周り中で聴くよw
やれやれ
900 :
無名草子さん:2009/06/21(日) 19:19:36
テニスシューズは流行ってません
でも女が発情しそうなイイ声だね
電気を消してから耳元でなにかささやいてくれたら
射精してしまいそうな声だな
やれやれ がんばって射精しろ やれーやれー
発音は酷いな
かろうじて通じてるから、最低レベルのユーモアでも笑ってもらえる
俺にも経験あるよw
904 :
無名草子さん:2009/06/22(月) 08:49:55
1Q84で白いスリップ、白いブラを…のシーンを回想する度、勃起が収まらない
905 :
無名草子さん:2009/06/22(月) 09:04:06
>>904 そうかなあ?ぜんぜん興奮しないなけどなぁ…
906 :
無名草子さん:2009/06/22(月) 09:36:03
へー、カフカの評価低いんだね。
俺は『世界の終わり〜』以降、ひさびさに満足できた長篇だった。
カフカに比べると、『1Q84』はかなり見劣りしたな。
907 :
無名草子さん:2009/06/22(月) 10:23:32
好きな人だったら
発音がどうだろうが、ぜんぶ好意的に受入れてしまう罠
人気の私小説家のファンって古今東西
こんな感じだよ
サイン会とか行くとよくわかるよ
新興宗教の信者たちみたいな純粋な目をして
作者を見て微笑んでる。もうなんでも受入れちゃうぞ!みたいな
顔してる。
下ネタとか物語を通して共有してる(錯覚妄想)から
無防備に心開いちゃってる。
そりゃ誰だって好きな作家、好きなミュージシャン、映画監督etc・・・はいるからね
もう思い入れたっぷりでこの人については何でも盲目的に許す!みたいな
自分が村上春樹に対してそうなわけじゃないけど
>>907にもそういう対象はいるはずだ
誰だって盲目的に許す作家がいるとは限らないでしょ。
むしろ作家を盲目的に信仰しているのが痛いのであって。
>>909 あのね、信仰と許す、てのは違うよ
信仰てのは誤謬はない!みたいに思ってること
許すってのは間違った部分やら欠点やらろくでもない点やら大嫌いな点などたくさんあって、
どうしようもないなあ・・・と思いつつも、まあこの人は偏愛の対象だから全部込みでひっくるめて許すか、てこと
911 :
無名草子さん:2009/06/22(月) 13:32:07
鬼束ちひろのマンションに
思い詰めた顔をした
ファンがひっきりなしに
チャイムをピンポーンと鳴らしまくるそうな…
私の事を理解してくれるのはチーチャンしかいない!んだってさ。
怖ッ 自業自得っていうか、責任とれよって感じ。
Coccoのファンなんてよく自殺するそうでw(報道されないけどw)
人気絶頂機には、ファンレターならぬ遺書wが
沢山届いて、さすがのCoccoもノイローゼぎみになったそうな。。。
ましてや村上春樹、、、相当な酷い目にあってんだろうな…
小説とか音楽とかって危険だなって思う。
とくに書いてる本人が、書いてる内容と実態が乖離してる場合、特に危険。
自分の経験したことだけを書いてるなら問題ないんだけど
山師みたいなのが多いからね。。。
自分が乗り越えてない問題をまき散らして、読者に依存しようとする
メンヘルな作家とか増えてる。
912 :
無名草子さん:2009/06/22(月) 13:44:11
阿部和重の圧勝
チーチャンやコッコ?(ココ?)って何の話なのかよくわからん。
村上春樹を初めて読むんだけど、図書館でたまたまあったダンスダンスダンスを借りてきた。
そしたら借りた後に、これが「僕と鼠もの」シリーズの完結編であることを知ってしまった。
このシリーズは初めから順番に読んだ方が良い?
それとも、ダンスダンスダンスから読んでもかまわない?
別にダンスから読んでも構わない。
・・・と思う。
俺は風の歌から読んだが。
>>914 僕と鼠シリーズ、俺も間違って第3作の「羊をめぐる冒険」から読んでしまったクチだ。
シリーズといっても、つながりはかなり緩いので、「風の歌を聴け」「ピンボール」は読まなくても大丈夫といえば大丈夫。
ただ、「ダンスダンスダンス」の前に「羊〜」は最低限、読んでおいたほうがいいと思う。
かなり重要な役回りの登場人物(人じゃない?)が二人、「羊〜」から続けての登場になるので、最初のほうで置いてきぼりを食らいかねない。
単体で読んでもいいけど
「僕」の年代記としても楽しみたいなら四部作の順で
それとやっぱり順に読まないと分かりにくい部分もあるね
途中から読んでもいいと思う。一期一会。
「さあ、村上春樹を初めて読もう」って最初からスタンバイ状態で
入るなら最初から読めばいいんだが、本当の出会いって案外、途中から
だったりもするし。
風の歌〜とピンボールはとばしていい、らしい、著者的に。
まあその後の作品の質と傾向を考えればたしかに試作品と言えないこともない…
若い時に読めば、同調しやすいいい小品なんだけど。
実際、翻訳されてんのは羊からのはず。(講談社が国内向けに出した英訳文庫除く)
つまり自分で納得できないものは広めたくない、ってことらしい。
営業的にいえばなんとももったいない話だ、
出せばなんでも売れるだろうにね。
920 :
無名草子さん:2009/06/22(月) 16:56:14
セックスだって非処女とする方が多いんだし
風とピンボールはコアなファンがいるし
昔からの愛読者にはここらへんを今でも
フェイバリットとして挙げる人も多いんだけどね
若書きではあるけれどそれだけに
ここでしか表現されてないものがあるんだよね
それにまだこの頃は色んな意味で「すれてない」せいか
無防備に本音やら思いもかけぬ言葉やらが表出されてたりして
そういう意味でも重要なだけに見逃せる作品ではないと思う
922 :
無名草子さん:2009/06/22(月) 17:29:20
暴論を承知であえて言うと
「飛ばしていい」のはむしろ最近の長編なんだよなw
今度の総選挙どこに入れるんだろ
真っ先にイラク戦争支持した小泉は嫌ってそう
社民に入れてたりするのかな
白票だったりして
人のことよりてめえがどこに入れたいのか考えろ
>>923 春樹がどこに投票するかが自分の投票に関係するの?
投票くらい自分で決めろよ
昔のエッセイでは選挙なんか行かないって
言ってたけど最近はどうなんだろね
この人が、自分で書いてたように「ビッグウェンズデイ」の
ラストシーンみたいに投票用紙を握りしめて
投票所に走るときがいつか来るのかな
>>925 923のレス読んで何でそう受け取るの?
自分が春樹の投票先気になってるだけなんじゃないの?
俺が923なのは当然だろw
乙とか煽ってるつもりかもしれんがw
ID出ない板は絶対名前欄にレス番入れないといけないのか?w
春樹がどこに投票するかとか別にどうでもいいし、ここでやらなくていいよ
極めてどうでもいい話題だわな
作家だけど政治に関わってる石原慎太郎、小林よしのりとかならともかく
どーでもいい話題を雑談するスレだろ
ほんと日本人は政治の話題苦手だね
もう話題には出さないよ
政治の話題が得意で仕方ない
>>932様の御意見をぜひお書き込みなさればよろしかろう
934 :
無名草子さん:2009/06/22(月) 19:15:34
本物の村上春樹ファンなら、トイレットペーパーの銘柄まで把握しときたいもんだろうよ。
村上春樹の肛門に触れてる紙の質感を自分で確かめるために。
それがハルキストですか?
意見なんてないよ
923のレスのまんまで何も考えてないよ
ただ思ったこと言っただけ
変な受け取られ方してびっくりしたけど
でもそーゆー受け取られ方するレスを書いたのは自分だし
春樹スレで雑談したらいけないこと知らなかったことも反省してる
もう選挙について言わない
スレ汚してすいませんでした
937 :
無名草子さん:2009/06/22(月) 19:22:13
枡野浩一が使ってるシャンプーの銘柄と口内洗浄液の原料だけは把握しておきたい
愛ゆえに
>>934 ハルキストならわざわざナカグロ入れてトイレット・ペーパーと表記するとこだな
つか、少し煽られた程度で「日本人は政治の話題苦手」と結論づける
>>932は素晴らしい理解能力の持ち主だな
>>938 ただの煽りです
不快な思いさせたならすいません
枡野が禿げてて口臭いって言いたいんだろw
941 :
無名草子さん:2009/06/22(月) 19:29:18
932はもしかしたら、外国人なのかも。
在日なんとか人とか。
畢竟、絲山秋子の圧勝だな
>>932 作家のスレで政治の話に乗ってこなかったからってすねられても困る
944 :
無名草子さん:2009/06/22(月) 20:11:27
どうでもいいけど社会と政治無視して春樹読んで面白い人いるの?
945 :
無名草子さん:2009/06/22(月) 20:15:52
そろそろ村上龍の圧勝
この人ってスランプとか黒歴史みたいなものはないのかな
947 :
無名草子さん:2009/06/22(月) 20:23:15
アンダーグラウンド書いてた時は苦しかったらしいよ
そうなんだ
ノルウェイが大ヒットして身辺が騒がしかった頃は鬱っぽかったらしいな
>>944 どうでもいいけど常に社会と政治気にして読書しなければいけないの?
951 :
無名草子さん:2009/06/22(月) 20:39:59
無理ならしなくていいんじゃない?普段から考えてないんでしょ。
952 :
無名草子さん:2009/06/22(月) 20:49:20
いやだって普通に読んでて面白いかアレ?
比喩を解体して初めて面白くないか?なんかパズルみたいに
・高い学識をもって読書する俺かっこいい派
・学識に振り回されずに読書する俺かっこいい派
>投票用紙を握りしめて
>投票所に走るときがいつか来るのかな
投票用紙は投票所でもらうもの。
握りしめて走るのは入場券。
と、くだんのエッセイ読んだ時にひそかに
突っ込んだ。
ホントに選挙行ったことないんだ・・・・・・・・と思った。
955 :
無名草子さん:2009/06/22(月) 20:59:17
選挙かぁ……変な話しこの国はそういう国だから変に春樹がもてはやされるし、流行りに乗って読んだ奴がアンチになるんだろな
新作自分は面白かったけど100万部売れる小説ではないなw
522 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2009/06/21(日) 18:15:09
>>516 部数と評価は関係ない
聖書は世界最大のベストセラーだが優れてる優れてないは関係ない
小説にしても同じ
958 :
無名草子さん:2009/06/22(月) 21:10:50
俺も熟れすぎてキメェと感じてる反面、比喩を一緒に読み解ける人間が増えるのは少し嬉しいW
959 :
無名草子さん:2009/06/22(月) 21:17:01
せいぜいねじまき鳥あたりから読みはじめたくせに、1Q84買ってる一般人をキメェとか言って差別化してる人がキメェ
こういう人より1Q84で初めて読んだ人と語り合いたい
520 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2009/06/21(日) 23:50:28
黒子一夫が1Q84の書評を北海道新聞に書いたが、その書評に結末を書いた
として黒子氏のブログで炎上中。
あの豊崎由美がコメント欄に登場して結末をばらしたことについて批判している。
その中で、豊崎氏が黒子氏の書評(750字)と同じ字数で書評したものをコメント欄に
アップするから、どちらの書評が良いか決着付けようと述べている。
現在、書評はアップされていないが今後の成り行きが注目される。
>>952 いろんな読み方があるもんだな
俺は比喩が全て読者に解明できるものなら、わざわざ本当の意味を隠して小説の形で書く意味なんぞないと思ってるほうだが。
黒子は大昔、ノルウェイやダンスぐらいまでの村上批評本出してたな
全共闘左翼の残党みたいな思想の人で、ロートル乙って感じ
村上のスタンスは左翼運動からの転向である、みたいな論調で半ばネガティブなニュアンス、半ばエールを送る、みたいなとこだった
>>962 それならまだいいほうかもw
「村上が書いたものは全部否定する」みたいな
人がいるってエッセイかなにかで嘆いてたから…
北海道新聞かあ・・・
黒古さん、もしかして鼠みたいに学生運動の夢破れて北海道にさまよっていった、じゃないよねw
965 :
無名草子さん:2009/06/22(月) 21:41:50
>>961 奴の文の違和感片っ端から潰していってようやく理解出来た瞬間に来る清々しさは堪らんのです。
高校の頃先生と友達とハードボイルド解体した時はなんか宝物でも見つけた気分になったんだ
俺は普通に読んでもちっとも楽しめなかった人間だが
それじゃ小説ってよりパズルだな
967 :
無名草子さん:2009/06/22(月) 21:44:40
>>965はRPGとか推理小説とか、
それこそ天吾みたいに数学でもやった方が向いてるかもね
やれやれ
970 :
無名草子さん:2009/06/22(月) 21:54:46
>>966-967 そうかもな、だけどお前等は逆にアレ読んでて面白いのか?
全てを理解したつもりはないが、なんか奴の問題提起の仕方に俺はどうも物語としての熱さを感じられないんだ。
小説である意味がないとは欠片も思わないが、読み物として心から楽しめる物でもない気がする。
>>970 こうかもな、こういう風にも読めるな、という風に自分なりに考えて読んでいくのは楽しいけど、
理の部分で読むより情、ロゴスよりパトスで読むからこそ、その謎解きが効いて来るんだと思う
知的な部分と情緒的、叙情性の均衡が素晴らしいんじゃないかな
973 :
無名草子さん:2009/06/22(月) 22:07:43
次スレがみっからんorz
974 :
無名草子さん:2009/06/22(月) 22:14:59
しかし、ある小説を「こうかもな」と謎解きに読む、つっか読ませるって
神話を僭称してねえか?
神話は匿名……というか人間全体が生んだものだからそこに潜在的な暗喩が
成立しているが、そういったことを個人が生むのはおかしい、つっか
作れないと思うんだが。
正直、海辺のカフカなんかでも思ったが、なんとなく神話、寓話のように
見せかけているってだけじゃないか?
確かに読む人ごとに小説は違う相を見せるとは思うが、それを最初から
期待して個人が書くのは何か違う気がする。
>>970 「えぇそこで現実に立ち向かわないで終わりかよ村上さんorz」と思う作品も多々ある。
そういう意味では、小説として気に食わない作品も多い。
ただ、だからこそノルウェイの森の「緑」あたりの、主人公に絶対欠けてるようなタフな生命力を持った脇役、
あるいは、アイロンがけ、料理、ジョギングなんかの、生活のほんの小さな1パーツのほうに「生」の感動を受けることのほうが、
俺にとってはよくわからんメインテーマより大きかったりする。
まあそれも異端かもな。
>>977 すごくわかる
特に下段
メインの部分よりささやかな日常描写、ディテイルが村上春樹の本質なんじゃないかとすら、マジでよく思う
やっぱり春樹の文学は「ニヒリズム」ですよ。
価値の相対化を圧縮した言葉「やれやれ」にそれがあらわています。
1960年後半学生運動が敗北し、すべての若い力がすべて管理体制に屈したとき、
彼らが自身の最後のプライドを守るための魔法の呪文が「やれやれ」だったのです。
981 :
無名草子さん:2009/06/22(月) 22:35:21
なら向田邦子とかと同類かもな
>>979 そういや、風歌、読んだとき、これはヒゲを一日二回剃って、レコード聴いて
ビールを飲む小説なんだとマジで思ったな。アンニュイ
>>981 だと思うな
シュールでポップな向田邦子がこの人
チャンドラーのスレでも、チャンドラーの小説はライフスタイル小説などと
のたまってる奴がいたよw
985 :
無名草子さん:2009/06/22(月) 22:37:39
>>977 ああ、ちょっと春樹スキーの気持ちワカタ気がする
分別し過ぎてて狂ってたっぽいわ、うん
ちょっと修行して来る
>>977 >アイロンがけ、料理、ジョギングなんかの、生活のほんの小さな1パーツのほうに「生」の感動を受ける
そんなものになぜ感動できるんだろう? いや、冗談抜きで
実は小市民小説
>>980 で、敗北して、社会だの世界だの革命だの、そういう大仰なものからふと日常に目を向けたときに
生活というものが光り輝いて立ち上がって来るんだよ
それが村上春樹のマジックなんじゃないかと思った
>>988 ま、そういうことなら、春樹が嫌われている、というか、
春樹を好きな奴が嫌われているのもよく分かるわ。
990 :
無名草子さん:2009/06/22(月) 22:44:34
>>989 俺はむしろ逆にこういう春樹ファンならきらいじゃないと思った
991 :
sage:2009/06/22(月) 22:45:46
>>988 でもあいつ、逆に言えばいつもそこに逃げてないか?
実は諦念小説
993 :
sage:2009/06/22(月) 22:49:23
ん?
マスコミからも逃げてるが、これだけ徹底している日本人は
すくないから、そこの意志の強さは尊敬する。
負けても勝ってもいいと思うんだけどね
現実に立ち向かわない、みたいなのは自分もつまらないと思う
要するに地に足のついたファンタジーみたいなものを書いてる部分が魅力だな
日常をおろそかにしない寓話みたいなもんか
生活のディテイルがあるからファンタジー部分がひきたつし、もちろんその逆でもある
996 :
無名草子さん:2009/06/22(月) 22:52:17
気が小さいからじゃないの?
>>994 逃げてるんじゃないよ。
もともと苦手だし、作家はあくまで
本で勝負するのが王道だから。
ていうか今売れっ子でそんなに
マスコミでてる奴いる?
石田ぐらいじゃね?
998 :
無名草子さん:2009/06/22(月) 22:53:31
向田邦子と同類ってのは新鮮だったわ
面白い
もしかしたら新鮮に読めるかもしれない
999 :
sage:2009/06/22(月) 22:53:52
>>994 そう言われるとそれはそれで良い気もしてきたな。
逆に自らが逃げる事で立ち向かう姿勢というモノを意識させようとしてるのかもな
分からんが
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