北方水滸伝・楊令伝を語ろう 第四十章

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1無名草子さん
「コーヒーはブラック」

【前スレ】
北方水滸伝・楊令伝を語ろう 第三十九章
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1240374484/l50

【出版状況】
・水滸伝 ハードカバー、文庫ともに、全19巻まで発売中。
・北方水滸伝・楊令伝 1−9巻まで発売中。文庫版は、まだ未定。
【替天の志(ローカルルール)】
★楊令伝に関し、詳細・ネタバレを含む内容に関しては、
 小説すばる公式発売日(基本、毎月17日)発売に解禁とする。
★公式発売日前日以前の早売りに関しては外部に記述して誘導に留める等、
 早売り派の配慮と自重を持って行動されたし。
★文庫新規参入者は文庫派専用スレがあるので、深入りする前に移動すべし。
★原典との対比に付いては制限は設けず、
 ただし、場の雰囲気に応じ臨機応変に対処されたし。
★☆荒らしは徹底無視するべし。耐えに耐えよ。☆★
★専ブラウザを使用すべし。★
>>970あたりで次スレ用意し誘導すべし.。
関連リンクは>>2-4
2無名草子さん:2009/05/15(金) 19:03:36
☆有志によるHP☆
小説すばる :ttp://syousetsu-subaru.shueisha.co.jp/
水滸伝公式 :ttp://www.shueisha.co.jp/suikoden/
過去スレなどまとめサイト :ttp://www.geocities.jp/titianhangdao/
wikiまとめサイト :ttp://www8.atwiki.jp/suiko/

☆ 関連スレ ☆
北方謙三・水滸伝 文庫版専用スレ 第八章
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1223175223/l50
北方謙三・血涙〜楊家将後伝を語ろう
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1129298663/
【北方謙三】ブラディ・ドール3【約束の街も】
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1233066570/
【連載中】北方謙三の作品を語る・第二巻【楊令伝】
http://hobby11.2ch.net/test/read.cgi/chinahero/1178896382/
北方謙三中国史・単行本派スレ 第一章
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1222807634/
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専ブラリンク集 よければ導入せよ
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●Jane Style :ttp://janestyle.s11.xrea.com/
●Live2ch :ttp://www8.plala.or.jp/uro/live2ch/
●ギコナビ :ttp://gikonavi.sourceforge.jp/top.html
3単行本派誘導:2009/05/15(金) 19:05:03
第1巻  2006年10月17日〜2007年1月16日  本スレ15章〜17章
第2巻  2007年1月17日〜4月16日        本スレ17章〜19章
第3巻  2007年4月17日〜7月16日        本スレ19章〜21章
第4巻  2007年7月17日〜10月16日       本スレ21章〜22章
第5巻  2007年10月17日〜2008年1月16日  本スレ22章〜23章
第6巻  2008年1月17日〜4月16日        本スレ23章〜26章
第7巻  2008年4月17日〜7月16日        本スレ26章〜29章
第8巻  2008年7月17日〜10月16日       本スレ29章〜33章
第9巻  2008年10月17日〜2009年1月16日  本スレ33章〜34章
第10巻 2009年1月17日〜4月16日        本スレ34章〜38章
第11巻 2009年4月17日〜              本スレ38章〜
4小説すばる5月号の情況:2009/05/15(金) 19:07:41
【梁山泊】
  〔糞楊令隊〕  4000  蘇h(騎馬2000)  耶律越里(騎馬2000)
  〔遊撃隊〕   3000  史進(赤騎兵200) 班光(副官)  鄭応(騎馬1500) 葉敬(騎馬1500)
  〔呼延凌隊〕  8000  呼延凌 黄鉞(騎馬4000) 鍾玄(歩兵4000)
  〔花飛麟隊〕  8000  花飛麟 董進 ケ広 (騎馬4000/歩兵4000)  蒼貴
  〔韓伯竜隊〕  4000  韓伯竜 孫安 馬霊 (騎馬2000/歩兵2000)         →【南皮】
  〔鮑旭隊〕  12000  鮑旭 岑諒 田忠   (騎馬2000/歩兵10000) 〔ショウ丹〕 →【大城】
  〔郭盛隊〕  30000  郭盛 党厳(副官) 周印(歩兵1万)  山士奇(歩兵1万) 李英(歩兵1万)
  〔工兵隊〕   1000  陶宗旺
  〔砲兵隊〕         呂皖
  〔新兵調練〕       曽潤      〔予備役将校〕      宋万

  〔聚義庁〕 呉用 (軍監) 杜興 (雑役) 五郎 チョ律
  〔文治省〕 宣賛 陳娥 カク嬌 − 2000
  〔裁判官〕 顧大嫂   〔法務〕 孫二娘   〔巡邏隊〕 蘇端 − 1000  
  〔医師〕 白勝 文祥 毛定 蘇良       〔薬師〕 馬雲  
  〔大工〕 劉策    〔鍛冶〕 高平 陸博 田峯   〔造幣〕 華鋒 − 50
  〔牧場〕 皇甫端 段景住 尹舜  〔酒屋〕 朱樺 朱杏
  〔その他〕 蒼香 金翠蓮 宣凱 
 
  〔外交〕 韓成 武松 上青
  〔兵站〕 蒋敬 孟康 李立  
  〔通信〕 張横 王定六  
  〔交易〕 曹正 盛栄 牛直 源太
  〔絹の道〕 (黒騎兵)100  楊令 (青騎兵)100  張平 (重装備隊)1200  李媛 荀響
5小説すばる5月号の情況:2009/05/15(金) 19:08:43
【調  略】 公孫勝 喬道清 秦容 郤妁 
【間  者】 戴宗 燕青
【致死軍】 侯真 羅辰 - 190
【洞庭山】 〔水軍〕 李俊 狄成 項充 張敬 (大型船40艘 中型船150余艘)
            (交易護衛) 費保 倪雲 (測量) 童猛 
       〔造船〕 阮小二 趙林
【杭  州】 瓊英 ウ梨
【洞宮山】 王、 白寿 王貴 王清 張朔
【会寧府】 蔡福
【子午山】 蔡豹 公淑
6小説すばる5月号の情況:2009/05/15(金) 19:10:17
【隆徳府】     岳飛(3000騎)−単琅 ホウ仲
 3万5000     (第1軍)  徐史 姚平 牛坤      (騎馬2000/歩兵5000)
            (第2軍)  呉カイ             (騎馬2000/歩兵5000)
            (第3軍)  呉リン             (騎馬2000/歩兵5000)
            (第4軍)  軻輔 於乾吉        (騎馬2000/歩兵5000)
            (その他)  孫範 崔如 紀雲 崔達
【北京大名府】  張俊−3万  扈成
【繁  昌】     韓世忠−3000(大型船14、中型船50余)
            梅展 葉春 段貞
【開封府】     宗沢−禁軍10万 李綱
【江  南】     劉光世−3万

【  金  】     呉乞買
            粘罕 蔡福 許貫忠
            撻懶 斡離不
            〔燕 京〕      蕭珪材 麻哩
            〔第1軍〕 10万 斡本 唐昇
            〔第2軍〕 10万 完顔成 兀朮 訛里朶
7年表:2009/05/15(金) 19:12:36
1128年7月  宗沢、死亡
      9月  金軍は黄河北域に侵入し、開封に迫るとの情報を得る
1129年1月  金軍は徐州を陥落させる〔守将王復〕
          粘罕、劉光世軍を壊走させる
          粘罕、淮陽をを陥落させる〔守将韓世忠〕 
          高宗、金軍襲来の報を聞き、揚州(鎮江説もあり)を脱出
      2月  高宗、杭州へ
      3月  明受の乱/高宗退位/李師師の子帝位に就く・・・乱は1ヶ月で終結
          金、劉豫を東平府へ移し、京東西淮南等路安撫使に任じる。
      4月  高宗、江寧府に入る。建康府と改称する。
      7月  杜充、岳飛、開封府から建康府へ移転。・・・この時点で開封府は南宋の手を離れる。
      9月  高宗、杭州を捨て、越州に入る。紹興府と改称。
     11月  兀朮、建康府を陥す。杜充は、金軍に降る。・・・淮水以北はほぼ金が制圧
          高宗、越州を捨て、明州へ入る。
     12月  兀朮、杭州を陥す。
          高宗、明州を捨て、温州へ入る。
          張浚、明州で兀朮と闘い大勝利
1130年1月  兀朮、再び明州で張浚と闘う。張浚は撤収する。
          兀朮、温州を陥す。ここで、高宗の追跡を諦め、金軍は引き揚げる。
      3月  金軍、呉県を通過。太湖の水軍陳思恭は、兀朮を生け捕る寸前まで追い込む。
      4月  韓世忠、金軍を鎮江で迎え撃つ。梅展の水軍大勝利。
          その後も、岳飛の静安の勝利、牛皋の安豊の勝利、呉カイの和尚原の勝利と続く。
      9月  劉豫、斉の帝になる。
8高宗の逃走経路:2009/05/15(金) 19:13:20
1127 南京王天府 → 揚州(10月) 
1128 揚州 →鎮江
1129 鎮江 →杭州(2月) →建康(4月) →杭州 →越州(9月) →明州(11月) →温州(12月)
1130 温州 → 越州〔秦檜帰国〕
1131
1132 越州 → 杭州
9無名草子さん:2009/05/15(金) 19:19:05
>>1


それでも、孫範もスレも、すぐには立ちあがらなかった。
10無名草子さん:2009/05/15(金) 19:47:06
>>1
乙でごいす
11無名草子さん:2009/05/16(土) 11:24:41
前スレ、前々スレ970は聚義庁へ出頭だなw
12無名草子さん:2009/05/16(土) 12:43:27
買ってきた。これから読む。神戸を通過して配送された可能性があるので、
消毒はした。
1312:2009/05/16(土) 12:51:53
いきなり、楊令だった。食事をすませたばかりの時間なので、読むのやめた。
明日にする。
14無名草子さん:2009/05/16(土) 13:05:25
天暴の夢三で、年が明けたな。いよいよ1129年だ。
15無名草子さん:2009/05/16(土) 13:17:55
>>14
ペースが速くなったな。
1137年 斉の廃止
1140年 岳飛の処刑
1142年 紹興の和議までいくかもしれんな。
16無名草子さん:2009/05/16(土) 13:19:03
1140年までは、さすがに無理だろうw
でも、ドウカン・ファイトのようなつまらんことをやっていなければ、岳飛の処刑までいけたな。
17無名草子さん:2009/05/16(土) 13:20:19
ドウカン・ファイトをやっていたからこそ、『史記』を書けたんだぞ。
文句ばかりを言うな。
18無名草子さん:2009/05/16(土) 13:34:33
>>1


今きた。今月は戦だな。宗沢、何にもしないで死んだな。
系図はどうなるんだ?
1912:2009/05/16(土) 13:39:36
地闊の光四、2行目の「楊令」の文字が眼に入ったら、まったく読めなくなってしまった。
楊令のところ●●のような伏字にしないか?
20無名草子さん:2009/05/16(土) 13:49:41
直径2.5mmの●のゴム印を金大堅に作ってもらって、自分で楊令を伏字に汁。
15分ぐらいあれば、全部伏字にできるぞ。
2112:2009/05/16(土) 13:55:05
>>20
アドバイス、ありがとうございました。知り合いに金大堅がいないので、
小学生の頃の年賀状作りを思い出して、ジャガイモで芋版を作ってやってみます。
22無名草子さん:2009/05/16(土) 14:09:21
>数年経つと、情況は大きく変る。金の、国家としての態勢が整う。

これから金軍の出兵だろう。既定事実なのか?
韓成視点は、後世の人間の視点だろう。
「混沌としている」「見ているしかない」「この先どうなるかわからない」の連発は良くないが、
「金の、国家としての態勢が整う」という断定は、いかがなものか。「〜の可能性が大きい」
ぐらいでいいんじゃないの?
23無名草子さん:2009/05/16(土) 14:17:41
韓成の口調に、微妙な皮肉がこめられているように、読者には感じられないんだよな。
低学年が大好きな上級生に、憧れているようにしか見えない。
だから、キャラが幼く見える。
24無名草子さん:2009/05/16(土) 14:21:33
すまんが「鳥肌が立つ」は、やめてもらえんか?こっちはマジで鳥肌が立つから。
25無名草子さん:2009/05/16(土) 14:32:52
>童貫は、秦容にとっては、父を殺した男

二竜山攻略の直接の大将は趙安である。その趙安にすら、秦容は「憎しみ」を持たない
と思うがな。この点、兄を殺された曹正が、直接手を下した青蓮寺を憎むのとは違うと思う。
真珠湾で死んだ兵士の遺族が、山本大将や南雲中将を憎むか?憎まないと思う。
26無名草子さん:2009/05/16(土) 14:43:04
お前等のアンチは聞き飽きた。
とりあえず端から並んで順にソープに行け。
話しはそれからだ。
27無名草子さん:2009/05/16(土) 14:48:04
>>25
秦明最期の場面における趙安は紳士的だったしな。武人の子は、肉親が戦場で勝負に
敗れて死んでも、相手を恨むようには育てられていないと思う。
憎しみという点では、楊令の青蓮寺(王和)に対する憎しみの方が強いと思うな。
騙まし討ちだからな。手段の悪辣さが、憎しみを生む。
28無名草子さん:2009/05/16(土) 14:57:19
欧元

欧鵬の甥。14歳。西夏の山中に拠っている200名の賊徒で下働きをしていた。
29無名草子さん:2009/05/16(土) 15:01:07
>梁山銭が、宋銭よりずっと高くなってきた。

そう。それはよかった。梁山泊領内で、金山か銀山でも見つかったのかな?
そう。それはよかった。
30無名草子さん:2009/05/16(土) 15:07:02
趙構を守って動こうとしない劉光世は、先月までは3万の軍を率いていたのに、
今月、趙構は2万足らずの兵に守られて江南をうろついているとあった。
1万強の兵はどうなったの?豚インフルエンザで死んだ?
31無名草子さん:2009/05/16(土) 15:09:15
宣賛が、秘めた自分の能力を、自画自賛しはじめたぞww
32無名草子さん:2009/05/16(土) 15:10:44
拷問の専門家の李富が、国になにが必要か、いやというほど知っているんだとよ
33無名草子さん:2009/05/16(土) 15:16:26
6万を3万に減らした張俊が、また10万に兵を増やしたんだとよ。
軍とはなにかがわかっていないから、何度失敗しても、数だけを集めようとする。
34無名草子さん:2009/05/16(土) 15:34:00
粘罕と撻懶の対立、斡離不の病は、史実どおりで良好だな。

蔡福は、真定府に1万の軍が必要と言っているが、金国に残留する10万の兵の中から、
旧宋領の守備兵を引き抜くと、すぐに兵が尽きるぞ。
もちろん燕雲十六州に守備兵が一兵もいないということではないよな。
また、燕京の完顔成は兵をどれだけ率いているのだ?
その兵数も、10万の残留兵にカウントされるのか?
35無名草子さん:2009/05/16(土) 15:36:42
 砂と雪は、似ているようで違った。違っているようで、似ていた。
 この臭い言い回しは、てっきり自分か、と杜興は思った。耶律大石が言っていた。
「砂と雪は、別物じゃろ」
36無名草子さん:2009/05/16(土) 15:42:09
砂と雪が似ている、なんて言う奴、はじめて見た。
37無名草子さん:2009/05/16(土) 16:36:24
一応「すごい。楊令殿、すごい」が不評過ぎたことは伝わったようでそれはなによりではある
まさか楊令殿最強を揺らがせるとはw
あとは文庫化の際に楊令殿>>>りんちゅうwなのも直してくださいね、先生
38無名草子さん:2009/05/16(土) 16:56:29
楊令と耶律大石の対話で、金建国の秘話が、少し明らかにされたな。
39無名草子さん:2009/05/16(土) 17:35:48
梁山泊の阿呆将校どもにも、やっと自分たちの仮想敵がわかってきたようだ。
しかし、小学生が次の遠足地はどこだろうな、と予想するような口調で、仮想敵
のことを話すのは、どうにかならんのか?兵士ではなく、将校だからな。
現在までの外交関係、両国の位置関係、戦の経過を見ていれば、仮想敵など瞬間的
に分かるはずだ。水滸伝時代は、敵は宋の官軍だけだったが、どこで闘うか、
どう闘うか、撤収時期はいつか、頭領や軍師に教えられるまでもなく、知悉している
将校が多数いた。花飛麟と呼延凌が若干近づいてきたが、将軍格だけでなく、
将校も同様であらねばならない。何年、軍人をやっているんだ?
これができないから、将校が兵卒にしか見えない、幼稚にしかみえない。
まあ、今月はいくらか改善されたが、全員そうでなくてはならん。兵卒ではないのだ。
40無名草子さん:2009/05/16(土) 17:50:30
金国では、年配者がベテランの味を出している。
梁山泊も、そうなるといいですな。
41無名草子さん:2009/05/16(土) 17:58:30
秦檜はもの足りなく、赫元が申し分ないんだとよ。
42すばる6月号の情況:2009/05/16(土) 18:11:12
【梁山泊】
  〔楊令隊〕         (黒騎兵)100  楊令 (青騎兵)100  張平
           4000  蘇h(騎馬2000)  耶律越里(騎馬2000)
  〔遊撃隊〕   3000  史進(赤騎兵200) 班光(副官)  鄭応(騎馬1500) 葉敬(騎馬1500)
  〔呼延凌隊〕  8000  呼延凌 黄鉞(騎馬4000) 鍾玄(歩兵4000)          →【武城】
  〔花飛麟隊〕  8000  花飛麟 董進 蒼貴 (騎馬4000/歩兵4000)  
  〔韓伯竜隊〕  4000  韓伯竜 孫安 馬霊 (騎馬2000/歩兵2000)         →【南皮】
  〔鮑旭隊〕  12000  鮑旭 岑諒 田忠   (騎馬2000/歩兵10000) 〔ショウ丹〕 →【大城】
  〔郭盛隊〕  30000  郭盛 党厳(副官) 周印(歩兵1万)  山士奇(歩兵1万) 李英(歩兵1万)
  〔工兵隊〕   1000  陶宗旺
  〔砲兵隊〕         呂皖
  〔新兵調練〕       曽潤      〔予備役将校〕  秦容

  〔聚義庁〕 呉用 (軍監) 杜興 (雑役) 五郎 チョ律
  〔文治省〕 宣賛(軍師兼任) 陳娥 カク嬌 − 2000
  〔裁判官〕 顧大嫂   〔巡邏隊〕 蘇端 ケ広 − 1000  
  〔医師〕 白勝 文祥 毛定 蘇良       〔薬師〕 馬雲  
  〔大工〕 劉策    〔鍛冶〕 高平 陸博 田峯   〔造幣〕 華鋒 − 50
  〔牧場〕 皇甫端 段景住 尹舜  〔酒屋〕 朱樺 朱杏
  〔その他〕 蒼香 金翠蓮 宣凱 
43すばる6月号の情況:2009/05/16(土) 18:13:15
  〔調略/間者〕 公孫勝 戴宗 燕青 喬道清  
  〔兵站〕 蒋敬 孟康 李立  
  〔通信〕 張横 王定六  
  〔交易〕 孫二娘 曹正 盛栄 牛直 源太
  〔絹の道〕 (重装備隊)1200  李媛 荀響  (守備隊)600 宋万
  〔致死軍〕 侯真 羅辰 - 190

【会寧府】 蔡福  
【中興府】 韓成 武松 郤妁
【西  遼】 上青
【洞庭山】 〔水軍〕 李俊 狄成 項充 張敬 (大型船40艘 中型船150余艘)
            (交易護衛) 費保 倪雲 (測量) 童猛 
       〔造船〕 阮小二 趙林
【杭  州】 ウ梨
【洞宮山】 王、 白寿 王貴 王清 張朔
【子午山】 蔡豹 公淑  
【十三湊】 瓊英 
44すばる6月号の情況:2009/05/16(土) 18:16:20
【隆徳府】     岳飛(3000騎)−単琅 ホウ仲
  5万        (第1軍)  徐史 姚平 牛坤  
            (第2軍)  呉カイ           
            (第3軍)  呉リン             
            (第4軍)  軻輔 於乾吉        
            (その他)  孫範 崔如 紀雲 崔達
【北京大名府】  張俊−10万  扈成
【繁  昌】     韓世忠−3000(大型船14、中型船50余)
            梅展 葉春 段貞
【開封府】     李綱
【江  南】     趙構 劉光世−1〜2万

【  金  】     呉乞買
  33万       粘罕 蔡福 許貫忠 斡本
            撻懶 斡離不(病中)
            蕭珪材 麻哩
            〔燕 京〕      完顔成
            〔第1軍〕 10万 唐昇
            〔第2軍〕 10万 兀朮 訛里朶

【虎思斡耳朶】  耶律大石−3万
45無名草子さん:2009/05/16(土) 18:17:12
>>39
韓世忠ぐらいには、先が読めるような奴が数人いないとな。
46無名草子さん:2009/05/16(土) 18:19:29
李富が、扈成には劉彦宗を当ててみよ、と言っているが、
元々扈成は劉彦宗と組んで、燕雲十六州に国を作ろうとしていたのだが?
47無名草子さん:2009/05/16(土) 18:22:47
>>46
混乱を招く一言だよな。あの李富発言によって、扈成が張俊に自慢していた金国内部の
調略の相手は劉彦宗でないのかとも思える。
48無名草子さん:2009/05/16(土) 18:23:42
今月の宗沢の消え方を見ると、出すと面倒な劉豫は出さないのかね?
49無名草子さん:2009/05/16(土) 18:26:03
張家軍は梁山泊に敗れるから、劉豫は必要だろう。
粘罕が傀儡派の領袖であることは確定した。斡本が急遽金国に帰還したのは、
皇太子問題を解決するためだ。流れは斉建国に向かっている。
50無名草子さん:2009/05/16(土) 18:27:31
>>31
李富も必死になって、自分は袁明に似ていると言っていたな。
青蓮寺の古い部下に言わせればいいのにな。
自画自賛はみっともない。
51無名草子さん:2009/05/16(土) 18:28:54
>>42
ショウ丹は、もういらねーんでねぇ?ドウカン・ファイトで死んでいるかもしれんしww
52無名草子さん:2009/05/16(土) 19:05:00
>>44
もう劉光世は、ボロボロだな。史実ではアル中になっているらしいから、
このまま一気にアル中街道驀進じゃないかw?
53無名草子さん:2009/05/16(土) 19:06:40
今月号の白眉は、楊令と耶律大石の会話、および蕭珪材の闘いか。唐昇もよかった。
梁山泊には、杜興や呉用のような阿呆な大人しかいないから、その話し相手になる
若い連中も阿呆にしか見えない。身近に魯智深・盧俊義のようなキャラを作っておく
べきだったな。阿呆しかいないと、すぐに料理を作って、雑談を始める。
燕軍は軍議を当たり前のようにやる当たり前の軍だった。襟を正して真面目にやっている
連中は、年齢相応の重みがある。燕の三将軍が特に優れているとは思わない。三国志・
水滸伝等の他作品では、燕の三将軍クラスが、ごく平凡な将軍キャラだった。
どうしてだかしらんが、楊令伝、とくに梁山泊では、年配キャラが全員おバカキャラにされて
しまった。ひきしまった会話ができなくなった。
それと、阿骨打の息子を、平凡な若者にしたのは良かったな。年配キャラが生きてきた。
あれを、どうして梁山泊でやれんのかね?
54無名草子さん:2009/05/16(土) 19:09:02
>>37
遅すぎたと思う。頭領は神ではない。
信仰心のない者にとっては、阿弥陀如来や大日如来のどこがすごいのか理解できないから。
身近にも感じないし。
55無名草子さん:2009/05/16(土) 19:11:51
結局、李富がすごい人になってしまったが、童貫軍が物語の中心になって以来、
青蓮寺は役立たずとのイメージが一度は定着してしまった。
秦檜を宗沢同様に辱めて、李富を浮上させようと必死なのだが、童貫が活躍した
水滸伝17巻〜楊令伝9巻までは、青蓮寺は、それこそ、
「ここにいて、ここにはいない、ということか、李富殿?」なんだわ。
敗者復活のためには、よほど知恵のあるところを見せねばならないが、
情況を見渡して、「わからない」を連発していたのでは、ダメ李富のままだ。
李富の無能ぶり、小物ぶりは、10年近く見てきているわけで、大物ぶると滑稽感が漂う。
56無名草子さん:2009/05/16(土) 19:12:56
李富は史実の宗沢のキャラを食っているな。
明受の乱で無様な最期を遂げる方が、ドラマチックだと思うのだが、
作者の李富に対する思い入れもあるから、そうはならんかもしれん。
しかし、李富が主戦派のキャラを一部食うのなら、秦檜を李富と対立
させないと話にならんぞ。南宋の主戦派vs講和派の対立は、世界史
の常識だからな。
57無名草子さん:2009/05/16(土) 19:21:01
>>29
梁山銭高なのに、どこへ行っても、「帝がいないのに、梁山泊は国といえるのか?」と
言われてしまうんだよな。国と認めてもらってからだろう、梁山銭高は。
58無名草子さん:2009/05/16(土) 19:36:32
>>49
史実では斉が傀儡と言われているから、梁山泊が斉になることに抵抗があるだけだ。
金国の主観では梁山泊は傀儡でも、梁山泊は傀儡という自覚はないだろう。
呼延凌ら若い武将が楊令に進言して、梁山泊は張俊と闘う。張俊の版図を加えて、
梁山泊が斉になればいい。そうでもしないと、梁山泊の闘う場面がない。
1137年、斉の廃止の時期が、物語の終了時期だな。粘罕・蔡福は、親梁山泊だ
から、粘罕が斡本・撻懶の陰謀によって失脚した時が、梁山泊が金軍・南宋連合
と闘わざるをえない時だ。
59無名草子さん:2009/05/16(土) 19:40:06
>>57
そこも、梁山泊=斉の伏線と思えば、奇異な感じはない。
60無名草子さん:2009/05/16(土) 19:40:52
>>56
それはさせるでしょう
次の粘罕の視点で秦檜と絡ませるでしょう
結局李冨殿は李師師に殺されると思うが
61呉用 ◆BC566OYv/2 :2009/05/16(土) 19:41:23
           ,, -──- 、._ 
        .-"´         \. 
        :/   _ノ    ヽ、_ ヽ.:
        :/   o゚((●)) ((●))゚oヽ:
      :|       (__人__)    |: 
      :l        )  (      l:   次回、劉豫と名を変えさせていただきます。
      :` 、       `ー'     /:
       :, -‐ (_).        /
       :l_j_j_j と)丶─‐┬.''´
          :ヽ   :i |:
             :/  :⊂ノ|:
62無名草子さん:2009/05/16(土) 19:47:03
>>61
まあそうなると思うんだが・・・
なあ、かつての自身のみならず関わる人物まで光らせたアンタはどこにいっちまったんだ?
63無名草子さん:2009/05/16(土) 19:49:03
>>60
現段階では、李富は、金国内の両派閥にとって共通の敵だから、主流派である粘罕・斡本が
秦檜を抱き込むのも不思議じゃないね。最終的には、撻懶・斡本が秦檜を使って、梁山泊を
平らげることになると思うが。
64無名草子さん:2009/05/16(土) 20:16:15
>>62
かつらにしたから、光ってないはず。
65無名草子さん:2009/05/16(土) 20:22:40
岳家軍の殺戮の話は今回限りで終了でいいと思う(軻輔の心の中に残るのは別として)。
今回も、張俊が賊徒を繰り返して殺戮する話があって、それと比較すると、岳家軍の殺戮
は、結果的に被殺戮者が少なくなる措置なんだからいいことなのだという話があった。
幻王や岳飛の殺戮を嫌う人は、この問題が、そのような数量化になじむ話ではないと
言っているのだと思う。
66無名草子さん:2009/05/16(土) 20:32:32
そもそも民の殺戮など、やる必要のない話だし、どうしてもやりたいのなら、嫌われ者になるキャラに
やらせれば済むこと。水滸伝では、高Qがやった。
楊令や岳飛のような物語の中心人物にやらせて、彼らを好きになれと言っても、誰も見向きもしない。
ご飯の上にウンコをのせて、おいしいカレーライスだから食え、と言っているのと同じ。
67無名草子さん:2009/05/16(土) 20:36:15
12世紀という昔だから、こういうことがあったという演出になっていないんだ。
現代は民の側に人権が認められ、国家に民を殺す権利はない。死刑の執行は別にしてね。
68無名草子さん:2009/05/16(土) 20:39:28
楊令が人間らしい感情を見せたことは、今回の目玉だな。
親子の死に別れの話を聞くと、発狂するという弱点は、物語を暗くするだけで、
楊令の人気回復に、まったく役立っていなかった。
自分より若い秦容の才能を認めるとか、自分との違いを確認する精神は、
いくらか人間らしく見える。
69無名草子さん:2009/05/16(土) 21:10:07
>>36
内地の人には砂みたいな雪の感触はわからないだろうな・・・。
70無名草子さん:2009/05/16(土) 23:29:10
しかし、岳飛はよく負けるなw
71無名草子さん:2009/05/17(日) 00:19:37
今月号は個々のキャラの転換点になっていて面白かった
最近停滞気味だったのでこれからに期待します
72無名草子さん:2009/05/17(日) 09:33:34
今回はちょっと楊令がかわいそうだったな。

公淑は秦容の実の母親で、王進は単に師では無く、父なわけでさ。
やっぱ家族なんだよな。
「秦容はそれほどの厳しさの中には、いなかったようだ。」
って言葉、あまりに切ない。
73無名草子さん:2009/05/17(日) 09:50:21
いや楊志と済仁美を守れなかった楊令殿の自己責任
74無名草子さん:2009/05/17(日) 12:53:49
>>72
強靭さに必要な柔らかさが無い事を自覚していて可哀想だった
すっかりリンチュウ的哀しみを引き継いでしまったね
75無名草子さん:2009/05/17(日) 12:57:59
>>68
自分が嫌われていることを、自覚する場面もあったしね。やっとドラマが始まったという印象。
いままでの楊令は、頭領として仕事をしている場面しかなかった。
ドラマの中で仕事しかしない人物はたくさん登場する。主人公の職場の上司や同僚。
これらの人は職場の場面以外では登場しない。つまりプライベートが描かれない。
人物のごく一部しか描かれない。脇役というか端役だ。
楊令は登場場面は、1、2を争うほど多いのに、ずっと端役として描かれていたにすぎない。
これで面白くなるわけがない。
水滸伝の宋江以下の好漢は、ちゃんと私的な部分が描かれていた。楊令もやっと端役以外
の重要キャラになったということだ。
76無名草子さん:2009/05/17(日) 12:59:58
>>69
君は満鉄職員か?
77無名草子さん:2009/05/17(日) 13:17:02
>>75
日本が近代社会になって100年以上経過したし、戦後の科学技術の進歩と高学歴化
のおかげで、物事を自然科学の手法で認識・評価する態度が骨の髄まで浸透した読者
が増えた。著者が強引に人物・事件の印象を一定の方向に導こうとしても、拒絶される
だけだと思うんだ。文章化されたところを、ありのままに観察し、中立公正に評価する。
評論・小説を問わず、著者の誘導が露骨に見える本は嫌われる。
文面から読み取れる楊令は、他人から好かれるわけがない。能力主義の梁山泊で、
楊令が頭領であることに、真正面から反対する同志はいないと思うが、好きか嫌いかと
いえば、圧倒的に嫌われているだろう。
水滸伝で呉用が嫌われ者にされていたが、呉用に輪をかけて一人で何でもやってしまう。
性格が暗い。一途すぎて、わき目もせずに仕事ばかりする。顔には火傷あとの赤痣。
喋り方は横柄だし、21歳の若さで頭領になるし、好かれる要素は皆無。
ありのままに書かれた今月号は、好印象だった。
遠くから楊令に手を振る張朔が、先々月に登場したが、ありえない。過剰演出。
78無名草子さん:2009/05/17(日) 13:21:08
>>74
可哀想とは思わなかった。しかし、楊令も人間的な感情があるんだな、と好感はもてた。
というか、やっと小説の登場人物らしく見えた。
796月号と6月号の対話:2009/05/17(日) 13:26:02
【315頁】
 言っておくが、宋万と同じように、三百騎を指揮するのではなく、二隊の守備を指揮するのが、
 お前の任務だ(楊令)。

【354〜5頁】
 今後は、三百の護衛隊を、韓成が指揮する(楊令)。
 護衛隊の半数は、宋万が指揮をし、すでに砂漠の北の道を進んでいる。
80無名草子さん:2009/05/17(日) 13:30:21
>>79
ほんのわずかな期間で、韓成の扱いについて重大な変更をした楊令殿に萌えた。
81無名草子さん:2009/05/17(日) 14:04:11
>>52
南宋の禁軍十万の指揮を劉光世にやらせるという話もあったな。
まあ、言っているのが李富なんで、真に受けてはいないが。
趙構を守る軍は、出てくるたびに兵数が異なる。兀朮にやられる
たびに義勇兵を新たに加えているみたいだ。
趙構の逃走劇に付き合っていれば、アル中になるのは早いかもな。
82無名草子さん:2009/05/17(日) 14:08:17
>>72
君たちは、その程度のことで同情しちゃうの?
俺は、陶宗旺に捌かれた仔鹿の方が可哀想だった。
食べる前に、仔鹿の背に鍋や野菜を入れた籠を載せ、仔鹿に運ばせているんだ。
まさにカモネギ状態の仔鹿。
どうせ食うなら余命幾ばくもない老鹿を食え。
83無名草子さん:2009/05/17(日) 14:09:46
>>71
期待はできるな。糞面白くもないイントロに10巻も使って、
やっと本編が始まったようだ。
84無名草子さん:2009/05/17(日) 14:26:49
>>76
いんや、ただの道産子。
北海道も雪の感触って全然違うから、満州の北の方ならもっと寒くて砂みたいなサラサラ感がするのかな?って想像したけど、
逆に内地の人ってわからないんだなと。
85無名草子さん:2009/05/17(日) 14:31:28
瓊英は十三湊常駐ということだが、ウリは杭州のままなのだろうか?
孫二娘は法務から交易に職場が変ったが、顧大嫂は裁判官のままなのだろうか?
86無名草子さん:2009/05/17(日) 14:32:48
>>84
北海道では、本州を内地というのか?勉強になった。
87無名草子さん:2009/05/17(日) 14:38:52
>>85
孫二娘は交易でいいな。水滸伝時代から、ずっとそうだし。
最初は戴宗の飛脚屋の中継点の料理屋からスタートして、済州の肉屋・揚州の運送屋・杭州の商館
の館長(もちろん裏)をやっていたから交易が適任だ。
それに、殺人の前科があるから、法務大臣にも法務省の職員にもなれない。
法律上の欠格事由に該当する。
88無名草子さん:2009/05/17(日) 14:48:58
>>25
敵味方に分かれて闘うからといって、一般的に「憎しみ」があると考えるのは、
20世紀の総力戦以降のことだろう。国内で対戦国への敵愾心を煽るための
軍国教育が行われる。機密保持についてやかましくかなった19世紀までの
戦争では、敵国に対する憎しみは、無いことのほうが多い。日露戦争の203
高地の戦闘の合間に休息日があって、日本兵とロシア兵が楽しそうに酒を
酌み交わし食べ物を交換している映像があった。翌日からは、もちろん殺し合いだ。
89無名草子さん:2009/05/17(日) 14:52:57
普仏戦争のように、後に恨みを残す戦争もあるが、出会えば殺し合いをするほど
憎しみがあったわけではないだろう。
秦容が童貫を憎むはずはないよ。董平に息子がいれば恨むかもしれんが、軍人の
子なら恨まないだろう。
しかし、侯真は高Qを恨むべきだ。戦場での死ではないし、殺し方がムゴスギル。
90無名草子さん:2009/05/17(日) 14:57:34
>>87
洞宮山の薬草を日本へ運んでいるらしいが、そろそろ洞宮山の住民に、
老人多数を殺したことがバレるだろう。ここで孫二娘を洞宮山へ行かせた
のは、次回殺される伏線かな?
91無名草子さん:2009/05/17(日) 15:04:08
今月は、旧宋地方軍に関する叙述が丁寧だった。
ところで、320頁では地方軍を取り込まなかった岳家軍が、
金軍と闘う直前には地方軍を入隊させたのはなぜ?
岳飛が少数精鋭主義にこだわることをやめたという話は、
4月号か5月号で出ていたから、とっくに地方軍の兵を岳家軍に
入れているもんだとばかり思っていた。
92無名草子さん:2009/05/17(日) 15:07:39
それよりも、食いつめ者を多数抱えると、軍が強くならないことを悟ったはずの張俊
なのに、今月号では、また食いつめ者5万を抱え込もうとしていた。
張俊の食いつめ者排除については、かなり詳細に語られていたから、また食いつめ
者を受け入れたりすると、「話が違うじゃないか、おい!」ということになる。
93無名草子さん:2009/05/17(日) 15:16:25
斡離不が楊枝で歯を擦っていたが、これは日本では珍しくない。
明治時代初期まで、日本人は楊枝で歯磨きをしていた。
現在のように先端のするどい楊枝ではなく、先端が房状になるまで
細かく切れ目を入れたものを「楊枝」と読んでいた。
道元が南宋の首都杭州を訪れたとき、中国人に楊枝を使って歯を磨く
習慣がないことをずいぶんバカにしている文章が残っている。
道元の呆れようから察するに、この当時の日本(都だけだろうが)では、
庶民にいたるまで楊枝を使っていたのではないか?
江戸時代の楊枝作りは、貧乏御家人や浪人の手内職の代表的なもので、
できた製品は安価で庶民でも容易に買える価格であった。
94無名草子さん:2009/05/17(日) 15:19:57
>>80
天山北路と天山南路の使い分けに関しても、楊令殿は誤解をしていて、
耶律大石に「それは違う、楊令殿」を指摘されていたな。

キモチエエーーーーーーー
95無名草子さん:2009/05/17(日) 15:23:55
阿骨打の戦略の説明があった。耶律披機・蕭珪材が対金戦に出陣しなかったのも、
小説創作上の都合で恣意的にやったことではなく、戦略なり、警戒・誤解等によって、
そのようになったのだと説明されていたな。
まあ、疑問点を解消していかれるのは、良いことだ。
96無名草子さん:2009/05/17(日) 15:25:08
双頭山以外に何ヶ所かある、国外の防衛拠点というのが、気になりますね。
97無名草子さん:2009/05/17(日) 15:29:02
「李逵殿は、御母堂様が亡くなると、親父と兄貴に、うまいものを食わせたくて、いろんな料理を
考えた。親父は宋江殿で、兄貴は魯達殿だ」
 日ごろは、黙々と工事をしている陶宗旺が、よく喋っていたが、武松のことを忘れていた。
98無名草子さん:2009/05/17(日) 15:31:41
 斡本と兀朮と訛里朶が、軍議で喋っていた。
 兄弟は四人だが、仲は悪くないようだった。それはいままでのことで、今日は、兄弟は
三人なのか、四人なのかで、激論を交わしていた。
99無名草子さん:2009/05/17(日) 15:39:56
 商いの道は、孟康、李立、盛栄が、それぞれ違う方面で切り拓いている。
「物資の管理と配分で、蒋敬や孫二娘は、眠る間もないほど忙しくなるだろう」
「交易は、大成功だったのですね、楊令殿?」
「曹正を、外したからな」
 中興府へ発つ前の晩に、楊令は韓成のところへ来て言った。韓成には、
恩人であるはずの曹正に対する楊令の冷たい仕打ちが理解できなかった。韓成の示す
反撥は、このような楊令の狭量さを嫌ってのことなのかもしれない。
100無名草子さん:2009/05/17(日) 15:54:46
「俺は、そんなに遠いのか」
 思わず、楊令の口から、この言葉が飛び出た。
 韓成は、不思議なものでも見るように、楊令の顔を見た。
「近いと思われていたのですか?」
「違うのか」
「あなたは十万の軍の頭領なのですよ。四百六十万の民を従える頭領なのです。
それに、性格が暗い。晁蓋殿は陽気であられた。宋江殿は陰気であられたが極力その陰気さを
他人に気取られまいと努めておられた。あなたは、何を勘違いされていたのかは知らないが、
自分が人気者であると思い込み、他人に好かれようとする努力はなにもなさらず、ひたすら仕事に
没頭しておられた。好かれるはずがないではないですか?」
101無名草子さん:2009/05/17(日) 16:03:46
戦の場面にしても、会話の場面にしても、視点人物が頭の中で考えている場面にしても、
現実の時間の流れと同じ速度で、作中時間が経過する場面が多かったな。
これだと映像作品と変わらない。
 耶律大石と部下は・・・
 国境まで・・・
 西夏に入ると・・・
ここの三行のように、小説的な速い時間の流れを久しぶりに読んだ。
102無名草子さん:2009/05/17(日) 16:06:17
>>98
金国の派閥対立は、ほぼ史実に忠実な形でまとまってきた。
問題は、南宋。
103無名草子さん:2009/05/17(日) 16:37:30
104無名草子さん:2009/05/17(日) 16:42:47
>>94
あと、楊令が韓成を素直に褒めてやることができないで、梁山泊の同志一般を
褒めた後で、反省しているところがある。
これなんかは、日常、我々にもよくあることなので、共鳴できるな。
とにかく楊令が反省する場面や間違いを指摘される場面が、延べ7〜8ヶ所は
あったような気がする。快感だ。胸のつかえがとれた。すっきり。気分いい。
105無名草子さん:2009/05/17(日) 16:50:26
虎思斡耳朶 quz ordu : ベラサグン(Balasagun)

1132年頃、耶律大石が西進して東カラハン朝を滅ぼし、
この地で即位して西遼の首都と定めて名を虎思斡耳朶 quz ordu に改称した。
106無名草子さん:2009/05/17(日) 17:08:21
ウソを覚えないために、念のため耶律大石の、この頃の歩み

1128〜29年は、どうやら外蒙古にいたらしい。
1130年 金国は耶律余賭を派遣して耶律大石を討たせようとする。
       大石は激戦にならないうちに撤退し、アルタイ山脈西部のビシュバリクに向かった。
       ビシュバリクは、天山維吾爾王国の首都。当時の国王はビルゲで、大石に臣従する。
1132年 耶律大石は、さらに西進して東カラハン朝(首都ベラサグン)を滅ぼし、この地で即位する。
       即位の地は葉迷立(イミル)。
1134年 ウイグルでテュルク系葛邏禄(カルルク)部族による反乱が発生すると、
       大石は出兵してこれを鎮圧し、ベラサグンを虎思斡耳朶と改称し、首都とする。
107無名草子さん:2009/05/17(日) 17:30:35
>>90
解珍のタレがどうして陶宗旺に伝授されたのかは謎だ。
二竜山の解珍と流花寨の陶宗旺には、あまり接点がない。
しかし、陶宗旺の工兵隊は、二竜山拡張工事にかりだされていただろうから、
工事の合間に、解珍のタレを伝授されたと想像することはできる。
孫二娘に秘伝のタレが伝授されていたことは、徐寧を仲間にするところで出てきた。
こういう過去の確認作業は嬉しいぞ。
108無名草子さん:2009/05/17(日) 17:31:25
孫二娘は、殺した洞宮山の老人の生肉に秘伝のタレをつけて食ったんだろうな。
109耶律大石:2009/05/17(日) 18:25:18
>>108
            ,r―- ___ ,. ___
           {{ へ: : 、: :: :: :: :: :: :: ::ヽ
            ヾ、ヽ_ ,>'  ̄ ̄: :`<l
             |<__: :: :: :: :: :: :: :: : `\
             |: :: :: : ̄: :: :―――: : ̄!_
             l: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :l !
            j―- 、: :: :: :: :: :: :: :: :: : :jl l
            /: : ̄'i_ニ二二二二二ニj l l
           /: :: :: : l l  -‐-、 i ! _l! .l l
          ./: :: :: : //   ャ=ュ`ノ 斤= j|  l__ L
         /: :: :: : //        | ̄ l'´二 -、 l
        ./: :: :: : /ハ      、_ !, ./r’ _ -‐、 l
       ./: :: :: : /∧ l   ,r==__=z∧l f -ュ   l
     /: :: :: : /ハ ∧ヽ、 li! '´  ̄`/l! ヾー┤   !   それは違う、楊令殿
    / _ ニニニ/( ハ ∧ ` l{ - __/ i!: : ト、_{    l
  /-'´ : :: :: : ∨ヾ三lト、 \ ヽ  /!|、 ' : :: :l  ヽ、  ':,
 /´: :、 ヾ ' :: : : :: : マヾ  {入 \ ノ i! |` -、 ヽ  !l`   ',
110無名草子さん:2009/05/17(日) 18:50:50
>>106
耶律大石の闘いを描くわけではないから、西遼はすでに成立しているという前提
で話が進むのだろうけど、本文では、ウイグル王国を滅ぼしたばかりな雰囲気だね。
史実では、金の耶律余賭との闘い(1130年)や、東カラハン朝を倒して即位(1132年)
という経過になるが、このあたりはスルーかね?
111無名草子さん:2009/05/17(日) 21:53:38
>>107
先月号までは過去確認が大杉で正直うざかった。
兎の穫り方とかどうでもいいのにw

112無名草子さん:2009/05/18(月) 11:58:42
>>111
1行だけ控え目に述べて、読者にその場面を思い出させる方が、お洒落だわな。
まるごと復習だと、1学期の復習をさせる夏休みの宿題みたいじゃ。
113無名草子さん:2009/05/18(月) 12:02:32
>>70
5月号のラストの孫範と徐史の会話が、「岳飛は天下を狙える器」「桁はずれに大きくなった」
だったので、この先真っ暗な感じで終った。また楊令・岳飛という「すごい人」の闘いかと、
鳥肌が立った(正確な意味)。
今月号では、岳飛が蕭珪材に負け、楊令も嫌われ者であることを自覚していた。
悪い方向に進まなくて、ホッとしている。
114無名草子さん:2009/05/18(月) 12:04:26
控え目ではあったが、完顔成と蔡福の会話の中で、岳飛と楊令の民皆殺しが称賛されていましたね。
115無名草子さん:2009/05/18(月) 12:09:59
自分たちは普通の人間で、あの二人は普通ではない、ということだった。
普通の飲み屋は明朗会計だが、楊令と岳飛の店は、ぼったくりバーのようなものだからな。
普通じゃない。
116無名草子さん:2009/05/18(月) 12:11:07
阿骨打に殺戮をやらせるとその後の統治が困難になる。皆殺しをやることで、他の民の叛乱
を防止できる。この認識が正しいかどうかだろうな。
童貫は何度も信者を皆殺しにした。何度皆殺しにしても、方臘信者の度人は繰り返された。
117無名草子さん:2009/05/18(月) 12:12:59
>>116
信者は特別の人間なんだよ。一般のセオリーは通用しない。
118無名草子さん:2009/05/18(月) 12:15:28
方臘は催眠術使いではあるまい?信者になると、そこまで特殊になるかな?
まあ、そういう前提で小説が作られているから、文句を言っても仕方がないが。
119無名草子さん:2009/05/18(月) 12:19:25
岳飛と楊令だけが突出することなく、金国や南宋もしっかり描かれるようだから、
いい方向に進んでいると思うけどな。
それと、呼延凌が宣賛に向かって、自分たちは闘いたいと言った場面は、良かった。
120無名草子さん:2009/05/18(月) 12:20:33
最後のところで、李媛が、「戦ばかりをやりたがった自分が、愚かだった」と言っていたがなw
121無名草子さん:2009/05/18(月) 12:30:59
>>116
認識の正しさ以前に、民が食肉用の家畜のように屠殺されることが面白くないだろう。
少数を皆殺しにした岳飛は、結果的に多数の賊を殺さざるをえなくなった張俊に比べて
優れているというが、数の問題か?と言いたい。
広告宣伝費をけちったから、500万円の売上しかなかった。
たっぷり広告宣伝費を使って1億売ったと自慢しているのと同じ。
殺された人々の尊厳なんて、まるで無視。軍人だけが人間で、民は家畜なのか?
122無名草子さん:2009/05/18(月) 12:41:29
家畜と考えろ。
そもそも楊令が無作為に抽出した三州四百六十万の民だけが、税率1割の恩恵を受けられる
理由というのが、よくわからない。
岳飛が皆殺しにした民は、金と通じていたという理由が付けられていたが、どのようにして金が
皆殺しにされた荘と接点を持ったか、そのプロセスについての説明は何もない。
どの民が恩恵を受けようと、どの民が皆殺しにされようと、関係ないんだよ。
家畜は餌を食わせて太ったところで屠殺される。
豚Aに餌をやるのは愛情からではなく、豚Bを屠殺するのは憎しみからではない。
民は家畜だ。人間だと思うから、楊令伝という小説が理解しにくくなる。
123無名草子さん:2009/05/18(月) 13:05:12
民の皆殺しの話はもういいよ。賛成する人と反対する人の双方を納得させられる理由なんてありえないから。
俺が今いちばん気になっているのは、幻王軍の兵士。全員が女真族、しかも、金国主流派の生女真であることだ。
幻王軍という名だが、元来は金軍の一部だった。二つに分かれて、一方は梁山泊へ、他方は蕭珪材軍に残った。
斡離不と撻懶の初期の扱い、靖康の変における完顔成軍と蕭珪材軍の複雑な入れ替わり劇、
あるいは粘罕を文官にしたこと等を見ていると、史実の金の将軍は、当初活躍させるつもりはなかったんだろうな。
二つに分かれた幻王軍が、金軍の宋進攻の先鋒になる予定だったのではないか?
史実では、粘罕と斡離不の二軍に分かれて宋へ進攻している。その代わりをするのが梁山泊軍と蕭珪材軍。
まあ、それはいい。より史実に近づけるために、予定が変更されたのだから。
しかしながら、第1巻で隔絶した強さをみせつけた幻王軍が、黒騎兵を除くと、普通の兵に成り果てている。
今月号の蕭珪材軍の戦いにおいても、旧幻王軍が取り沙汰されることはなかった。
ここは、韓成軍の旧方臘兵に、これでもかというぐらいしつこく拘るのと、違いが大きすぎる。
だいたい漢人がほとんどの梁山泊の中で、女真人である幻王軍の兵はもう少し目立っていいはず。
気になる最大のものは、同朋の軍が宋に攻め込んでいることについて、梁山泊の女真兵は、
どう思っているのだろうか、ということ。金軍の兵として闘いたいと思う兵はいないのだろうか?
124無名草子さん:2009/05/18(月) 13:09:09
蕭珪材軍へ分割譲渡された際に、そのあたりの事情は、すべて解決済みということなんだろう。
金軍として闘いたい奴が蕭珪材軍に残り、楊令殿が好きでたまらない奴が、梁山泊まで付いてきた。
楊令殿についてきた兵は、金国が何をしていようとまったく気にならない。金国と闘うことになっても、
少しも躊躇しない。楊令殿が好きで好きでたまらなくて、忠誠を誓った兵なんだよ。
125無名草子さん:2009/05/18(月) 13:10:09
>>124
説明するのが難しいところは、忠臣蔵になるのはどうしてなんですか?
126無名草子さん:2009/05/18(月) 13:11:27
熟女真と契丹の大商人ばかりを狙って強盗を働いたのは、「忠臣蔵」ではなく「ねずみ小僧」だ。
127無名草子さん:2009/05/18(月) 13:17:42
>>122
中世初頭なので、為政者が民を家畜とみるのは、いたしかたない。
128無名草子さん:2009/05/18(月) 13:19:36
しかし、それならそれで、人物や時代背景の描写をもっと中世的にしないと、
違和感があるんじゃないですか?人物も時代背景も現代をプンプン匂わせるから、
文句が出てくるんだろうと思う。文句を封じ込めようと思えば、もっと中世であること
が感じ取れるような演出を増やすべきだと思う。
それと、中国であることの匂いも少なすぎる。
129無名草子さん:2009/05/18(月) 13:29:03
>>123
韓成の登場場面が続いているからかもしれないが、ほんと韓成軍の旧方臘兵の話は、
繰り返し繰り返し出てくるね。
くどいぐらいに韓成軍の二度目の出陣はやるべきではなかったというが、兵なんだから
死ぬことがあるのは、当たり前。くどくどと彼らの死を悼んでいる暇があるなら、皆殺しに
した民の供養でもしていろよ。糞楊令。
130無名草子さん:2009/05/18(月) 13:31:05
金と宋に挟まれて意味の無い闘いをする事になりそうな気がするね
楊令vs蕭珪材
吹毛剣と護国の剣が再び相見えるのかねぇ・・・・
131無名草子さん:2009/05/18(月) 13:37:29
軍人は人間だが、民は家畜という思想を、如実に物語っているな。韓成軍へのこだわりは。
だいたい方臘軍の兵士は厳しい調練を経た精鋭であって、信者ではないという前提だった
はずだ。信者を多数死なせてきたから、戦後は兵士が信者のように死に向かって突き進む
ように変ったと呉用が言っていた。呉用は、長江北岸に渡した信徒の兵の戦略目的が自然
に変質したと言った頃から、性質を変える名人になったようだな。
しかし、方臘軍の兵士の性格の変化には、まったく説得力がない。信徒とは違うといって
登場させたものに、信徒と同じ役割をやらせるための屁理屈にすぎない。この設定じたいに
無理があるから、何度やられても韓成軍の話に説得力はない。もういい。
韓成軍の死んだ兵の話をやるたびに、幻王や岳飛に殺された民への同情が大きくなる。
反比例して死んだ韓成軍の兵が憎くなる。
132無名草子さん:2009/05/18(月) 13:43:01
>>130
梁山泊が斉にならない限り、梁山泊の戦いには、まったく意味がないな。
史実の斉の廃止を、梁山泊の滅亡に置き換えて、滅亡時期も1131年に変更すれば、
やれないことはないと思うがな。
133岳飛:2009/05/18(月) 13:45:53
>>131
洞宮山へ行って、韓成軍生き残りの140名も、皆殺しにしてきましょうか?
134幻王楊令:2009/05/18(月) 14:03:05
     /....:::::::   ''''::. l |
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    ノ .:::   ...::::ゝ_,..-'‐‐-- /∧ヽ
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...../     l ヾ、,,,.ヽl!         ;::.   l| l
/      ヽ ヾ、;;: ヽ        ''"   l l'
        ヽ ヾ、 ;,ヽ     _,,.-‐一,.  |l_l'       二度目は、必要なかった、といまは思っている。
         ゝ ヾ、_,.ゝ     '''"'' ::::/〈        しかし、契丹の民は、もっと殺しておくべきだった。
         //ヾニ〃ヽ_       .::/ヾ丶       そうすれば、契丹の旧領の統治は、楽だったはずだ。
        //  l〃   `ー-- _____,,::シヾ:::ヾヽ
       //  〃 \        ノ/ \ ヾヽ
      //  〃    \     //   \ ヾヽ
     ///〃       \  / /    〃\`ー=ニ二
135無名草子さん:2009/05/18(月) 14:04:46
いま気づいたんだけど、韓成軍の話を何度もやるのは、楊令が死んだ兵を弔う
気持ちをもった、優しい男だということを示したいからなんじゃないのか?
驚いた。逆効果だよ。
兵は戦場にいるのだから、死ぬのは覚悟の上だ。兵士の死を悼んでいては、きりがないよ。
それに反して、戦場にいない民は、死ぬことを覚悟していない。
人の死を悼むのなら、兵の死ではなく、民の死を悼めよ。
韓成軍の話をするたびに、楊令の好感度は低下するにきまっているじゃないか?
136無名草子さん:2009/05/18(月) 14:06:04
warota
そういうことだったのかww
なんで、韓成軍の話を、何度も何度も、楊令にやらせるのか、意味がわからなかった。
まるで逆効果だな。
民を皆殺しにしたことを憤っている読者に、楊令が自軍の兵の死を悼んでいる
姿を見せれば、余計に腹が立つじゃないかwwww 逆効果だよww
137無名草子さん:2009/05/18(月) 14:14:50
作者の頭の中で、民=人間ではない=家畜という思想が、確固として確立されているんだろうな。
小説なんで、兵が死のうが民が死のうが、痛くも痒くもないのが本音だ。
しかし、ここまで兵の命は尊重され、民の命は軽視(というか無視)されると、民である読者は
怒るだろうよ。
現代モノのドラマだと、台詞を与えられたキャラに親しみを感じ、通行人は何百人出てきても無視する。
しかし、この小説は、梁山泊も、岳家軍も、李富でさえ、民のための国、と言っているからな。
通行人を無視する感覚で、台詞のない民一般を無視したのでは、物語にならんぞ。
俺は、楊令伝を読んでいるうちに、名無しの民にしか親しみを感じなくなってしまった。

>>133 韓成軍の生き残りの140名も、皆殺しにしてきてくれ。
138無名草子さん:2009/05/18(月) 14:16:13
>>133
心配するな。洞宮山にいるなら、孫二娘が始末するはずだ。
139無名草子さん:2009/05/18(月) 14:23:24
>>137
読者の意見に真摯に耳を傾ける、いい作家だとは思うのだが、
ちょっと感覚がズレているところがある。

(読者)侯真は高Qを恨んでいるはず →(北方)秦容は童貫を恨んでいるはず
(読者)殺した民の死を悼めよ、楊令  →(北方)戦死した韓成軍兵士の死を悼む楊令
140無名草子さん:2009/05/18(月) 14:29:08
(読者)李逵の兄貴といえば武松 →(北方)李逵の兄貴といえば魯達
141無名草子さん:2009/05/18(月) 14:43:19
読まなきゃいいのに
142無名草子さん:2009/05/18(月) 14:54:52
>>123
幻王軍が梁山泊にやってきた当時のことは忘れたが、具体的な芝居は何もなかったな。
殺し尽くす軍ということで、どんなに恐ろしい連中かと思っていたら、案外明るくてゆかいな
奴らでした。チャンチャン。というふざけた内容で数行語られただけだと思う。同時に、楊令が、
おおはしゃぎで兵と話をしているというのも話題になっていた。
岳家軍に契丹人の軻輔がいるように、梁山泊軍の女真人についても、深く考えないということ
だろうな。しかし、そうはいかん。
狭い梁山泊の領土で、見ず知らずの漢人、しかも、無作為に抽出された三州四百六十万人
だけを守るために、闘え女真族!といわれても、ピンとこないんじゃないか?
第三者である俺が、ピンとこないから、現場の女真族兵士は、もっとピンと来ないはずだ。
自分の同朋である女真族のために、大きな版図をもった金軍で闘った方が出世も早いと考える
幻王軍の兵士だっているだろう。帰ろうと思えば、コネはいくらでもあるし、金国は人材が
少ないということは、繰り返し述べられている。業務を拡張している会社に人材がいなければ、
そこで活躍して一気に出世できると考えるのが人情。
領土を広げないと言っている梁山泊で、本気で闘う将兵がいると思うか?
闘っても闘っても領土は増えず、自分の身分は、上級将校が死ぬまでは、絶対に上昇しないんだぞ。
そんなところで闘う外国人がいるはずないだろうww?よく考えろよ。
呼延凌の言っていることは、正論だよ。このまま領土を広げなければ、梁山泊は軍から腐って
滅亡まちがいなし。ましてや、幻王軍の女真族兵士に、梁山泊で闘う義理はない。
なにしろ、楊令を殺さない限り、抜けられないのが幻王軍であることを、お忘れなく。
143無名草子さん:2009/05/18(月) 15:00:48
もう少し<闘うエネルギー>の背後にあるものを考えた方がいいな。
童貫軍を破って小さく固まると宣言したら、楊令は部下の将兵に暗殺されるよ。
顧大嫂は、戦が終ったばかりで、負傷兵ばかりだ、これで闘えると思うのかい、
あんた、と李媛に言っていたが、負傷兵は負けた側の方が多いのが常識。
十分闘えるよ。というより、闘わなければ、軍は崩壊するよ。
戊辰の役の後、士族の叛乱が相次いだことを想起せよ。
144無名草子さん:2009/05/18(月) 15:03:27
>>142
おまえは何を言っているんだ?
女真族兵士が楊令殿を思う気持ちは、
大石蔵之助が浅野内匠頭を思う気持ちのごとし、なんだぞ。
145無名草子さん:2009/05/18(月) 15:16:17
>>123
今月、阿骨打は民族というものを信じ、裏切られた、みたいなことが書いてあった。
楊令伝では、民族は重視すべき属性ではないということが、タラタラと書かれていたな。
幻王軍の女真兵のことが語られないのも、それと関係するのかもしれん。
時代が現代に近づくに従って、民族間の違いを大きく意識させる要素は少なくなって
いくとは思うが、この時代の農耕民族と、遊牧民族(半農ではあるが)は、決定的に
違うぞ。そのため、傀儡政権という話も出てくるんだろうからな。
146無名草子さん:2009/05/18(月) 15:28:28
俺も、幻王軍の女真族兵士のことは気にかかるな。戦をやりたがっている呼延凌と
ちんけな梁山泊国のために闘いたくないという女真兵が話し合う場面があるといい
のにね。
それと、民を虐殺することは、論外だ。軍人だけが人間で、文官は奴隷で、民は家畜
という価値観なんだろうな。
しかし、読んでいてストレスは感じなくなった。16日以降、ずっと体調は良好だ。
やはりストレスの原因は、楊令殿の人間らしい側面を捨象して完璧人間にしようとして
いたところに感じていたんだな。
147無名草子さん:2009/05/18(月) 15:50:00
>>135
まさか、今月も出てくるとは思わなかった。韓成軍の兵の話は、話として成立しにくいから、
真面目に読む気がしない。
問題の根本は、かつては方臘軍兵士は信者ではない、と言っていたものが、梁山泊が
三千五百を受け入れる段階になると、信者と同じ性質になっていたことに尽きる。
信者と同じ性質になったことについて屁理屈はつけていたが、しょせん屁理屈。説得力なし。

この話をした効果についても疑問がある。楊令が、韓成軍の二度目の出陣をさせたことを
反省していた。しかし、反省すべきは罪のない民を皆殺しにした点についてであって、
自軍の兵を悼んで、民を悼まないのでは、反感は大きくなるばかり。
もちろん、名前も顔も知らない民よりも、名前も顔も知っている自軍の兵の死に寄せる哀悼
の方が大きい。だから、楊令の反省は不自然ではない。しかし、反省をしたことによって、
民であると自覚する読者の怒りは、さらに高まってきた。
148無名草子さん:2009/05/18(月) 15:51:22
>>146
楊令が耶律大石に間違いを指摘されたところや、楊令が韓成に嫌われていることを自覚する
場面は、ストレス解消になりました。今日まで、我慢に我慢を重ねて、楊令伝を読みつづけてきて、
ほんとうに良かったと思います。俺の25年の人生の中で、1,2を争う喜ばしい出来事でした。
149無名草子さん:2009/05/18(月) 16:40:55
>>148
毎回やっていると、ありがたみがなくなるし、肝心の楊令が劣化したのでは、
それはそれで面白くない。2ヶ月ストレスを溜めて、翌月ストレスを発散する
ペースぐらいがいいんじゃない?
150無名草子さん:2009/05/18(月) 16:41:54
最初で最後かもしれんしなw
151隆徳飛 ◆6M5fgYGV9c :2009/05/18(月) 16:52:41
「梁山泊に、楊令殿はどういう財産を見たのだ?」
「俺は、人という財産を見たのですよ」
「わかりにくいな」
「財産は、法令の制限内において、自由に使用、収益及び処分することができます。国の民が
権力に叛こうとすれば、俺は、財産である人を処分します」
「殺し尽くすということか?」
「そうです。領土を得、国を作り、帝を推戴する。そういう国を作るのが難しいとは、俺には思えない。
ならば、やっても意味がない。幻王は、長い戦を続け、多くの民の血を流したのですよ。その血が、
これまでと同じ国を作るためだった、と俺は思いたくなかった。少数の民を皆殺しにして、多数の民
の安穏な生活を保障する。そのために、民を皆殺しにします」
「基地外のような話だな」
「まさに、基地外です。しかし、好敵手となるべき、岳飛も民を皆殺しにした。普通ではないのです。
あなた方普通の権力者には、引っ込んでいてもらいたい。普通ではない、俺と、岳飛の闘いが、これ
から始まるのです」  
152無名草子さん:2009/05/18(月) 16:59:01
金国の派閥対立は、秀逸なものだったな。
基本形は、
  斡本+粘罕 →梁山泊との関係良好 →梁山泊vs南宋(張俊/岳飛)との闘い
     ↓
  梁山泊は斉となる:張俊と岳飛の版図を加える →岳飛は史実に従い建康府へ
     ↓
  斡本+撻懶 →粘罕失脚により斉廃止 →梁山泊vs金+南宋(岳飛/韓世忠)の闘い
153無名草子さん:2009/05/18(月) 17:09:13
南宋の今後だが、李富がひとりで切り回しているようだが、やはり明受の乱で死んでもらおう。
史実では、今年の3月だが、時間がないから、後ろにずらすしかないな。
秦檜を浮上させて岳飛と対立させるという意味合いもあるが、燕青が南で手持ち無沙汰にして
いる。燕青が李富を殺す、でいいだろう。盧俊義の腐刑は、青蓮寺の仕業にすればいい。
思わせぶりに伏せられている李師師の出生の秘密に、盧俊義を絡めても面白い。
また、李師師を出さないと、燕青が南宋のために、李富を殺す義理はないからな。
李富は、野望を剥き出しにして、自分の子を帝位につけようとする。やはり、エンド・マークが出る
前に、このエピソードは挟んだ方が面白い。燕青は李富の野望を砕くために李富を殺したわけで
はないが、結果的に史実の明受の乱と同じく、一度退位させられた高宗は、1ヵ月後、皇帝に
返り咲くことになる。
154無名草子さん:2009/05/18(月) 17:16:37
李富が主戦派になってしまったが、講和派はまだ存在していないから、厳密には李富を
主戦派と呼ぶことはできない。失地回復を考えるのは、ごく正常な感覚である。
ただ、李富の場合、元々全土を支配する宋を放棄したわけであるから、あまり中原にこだ
わるのは不自然だ。最初から徹底抗戦を主張して金を撃退すれば、一度南に逃げて、
再び中原を狙うというまどろっこしいことをする必要はない。だいたい、このような考えの
奴は、中原回復などできはしない。最初から、俺は講和派、中原支配は放棄すると言え
ばよいものを、さすが先の読めない李富の面目躍如たる支離滅裂な計画だ。
馬桂殺しの犯人を単純に梁山泊だと決めてかかった李富の阿呆さを、いやがうえにも思い出す。
155無名草子さん:2009/05/18(月) 17:18:27
>>154
せめて南京応天府を死守する。趙構は江南にやらないという態度は見せるべきだったな。
156無名草子さん:2009/05/18(月) 17:21:45
まあ、わけくそのわからん李富は、子煩悩を丸出しにして、明受の乱で死んでくれ。
李富の叡智の見せ所など、誰も期待していないし、通算30巻の中で、李富の叡智
を見れたところは、闇塩の暗号解読しかない。盧俊義をつきとめたのは、沈機だからな。
157無名草子さん:2009/05/18(月) 17:28:07
李富って、梁山泊でいえば、樊瑞と朱貴を合わせたようなキャラにすぎんよ。
1.三人とも科挙受験者。まあ、李富だけ合格したから、この点では、樊瑞・朱貴より優秀。
  しかし、青蓮寺に入ってからの李富は、暗号解読以外に、めぼしい手柄がない。
2.拷問・暗殺の専門家というところで、樊瑞と同じ。実働部隊である点で、命令するだけの
  李富より、樊瑞の方が優れている。
3.女に狂った点で、朱貴と共通する。大年増に狂った李富よりも、20歳以上年下の陳麗
  をゲットした朱貴の勝ち。
158無名草子さん:2009/05/18(月) 17:41:18
ということで、李富が死んだ後の話な。
講和派秦檜が南宋に復帰する。撻懶と示し合わせた講和派。
この時点で、撻懶と呉乞買は、金国内では、非主流派になっている。
つまり、これに先立つ皇太子問題で、撻懶・呉乞買は、斡本と粘罕に敗れているわけだ。
なんとか斡本と粘罕を追い落としたい撻懶は、こともあろうに敵である南宋と組む。
粘罕が健在である間は、何も起きないが、ここで粘罕が巨大になることを怖れた斡本が、
撻懶側に寝返るんだな。梁山泊(実質的には斉)を倒すことで、梁山泊以外のすべての
陣営の利害が一致するわけだ。
1.斡本・・・政敵撻懶は追い落とすが、粘罕の力が強くなり、これを追い落とす必要から、
       撻懶・秦檜の計画に乗る。もちろん、梁山泊を倒した後は、撻懶を失脚させる意図を隠している。
2.撻懶・・・粘罕を中心とする主流派に取って代わりたいので、敵である南宋と講和を画策。
       淮水を境界線として(史実の和議の内容)、南は南宋の統治を認める。
3.呉乞買・・・自分の子を皇太子にできず、粘罕・斡本に排除された形だが、撻懶の陰謀に乗って、
         再び自分の子を皇太子に就けようとする。
4.趙構・・・兀朮に追いかけられて、戦はこりごり。史実でも熱心な講和派。
159無名草子さん:2009/05/18(月) 17:45:38
斡本と撻懶は、領土が広がるという点で、利害が共通するしな。
まあ、こんなことは説明するまでもなく、万国共通の話なんだが、楊令伝には、領土が
増えることを喜ばない変人がいるので、ばかばかしいが説明しておく。
派閥対立の解消にとっても、領土の拡大はいいことだ。褒美をやれば、ごねている
撻懶も機嫌を直すからな。分け与える領地がないと、人はブツブツ文句を言うものだ。
梁山泊には変人しかいないから、誰も楊令に文句はいわんから、念のために説明しとくな。
アホクサ。
160無名草子さん:2009/05/18(月) 17:53:03
今月も宣賛が、楊令を代弁して、領土を急いで広げるとどこかが崩れる、といった話をしていた。
1年で江北すべてを切り取ればそういうこともあるかもしれんが、宣賛は一州増やしただけでも、
そうなりうると心配している。きっと楊令もそうなのだろう。臆病ではないかというほど、慎重だな。
夜道を恐れる処女のようだ。
そういう人間が、他方では、民を皆殺しにする。性格の傾向が見えないのな。分裂じゃないかな?
161無名草子さん:2009/05/18(月) 17:58:22
>>157
江戸城の大奥では、27〜8歳で“床下がり”(将軍とエッチしない)した。その年齢を超えると
いわゆる“年寄”。馬桂なんぞは、その“年寄”の祖母ぐらいの年齢だ。
フツーに老婆と言ってさしつかえないんじゃない?
162無名草子さん:2009/05/18(月) 18:04:56
      ,.. -::::‐:-..、_
    ,.r::::;r''"-‐  "'-、::-、
   /:::;r'        ヾ::ヽ、
  ,i:::i'              !::::l
  ,l::;!     = ー   、 l::::l
  .l i! ,r-__ヽ t- ;_-_- 、  !::」
  !;l l. '┴'ソーi' rエユ:.ヽ/i!"::!
__,..ィ:';.ヽ _ -'  ヽ`-  ,!.,;i!,r'
::::::'i;:.';'" .r'(_  _,)、` ´.;':::;!   
::::::::!;::':";;:;;''"-'_-';;;;;;;;:;,::'::';!      
::::::::ィ;::'r'" ̄`ヽ、/ `!;.::.'.;'::ヽ、_       >>161 ソープへ行け
::::::::::'lヾ;:`7    ` l;:;r'"::::::::::::::`
::::::::::l  r' `    ヾ':::::::::::::::::::::
:::::::::l! ィ' 、         ヽ:::::::::::::::::::
::::::::l: ´ ∧         ヽ::::::::::::::::
::::::::l   !:/:`ヽ      ノ:ヽ::::::::::
163無名草子さん:2009/05/18(月) 18:06:32
【不用意に「ソープへ行け」というのは、ご用心】

英国の裁判所は15日、14歳になる自分の息子への「プレゼント」として売春婦を世話したポーランド人の
父親(42)について、刑務所送りは見送る判決を下した。

この父親は昨年7月、息子を連れて車でイングランド中部ノッティンガムの風俗街に向かい、息子に売春婦を
選ばせていた。しかし、息子が選んだ相手がおとり捜査官だったことから事件が発覚し、父親は逮捕されていた。
裁判官は、刑務所には送らない執行猶予付きの有罪判決の理由を、この父親は人柄がとても良い上、
息子のためを思ってやったことだと説明している。
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1242610043/
164無名草子さん:2009/05/18(月) 18:12:38
>>152
梁山泊を、岳飛・韓世忠と戦わせ、蕭珪材とも闘わせるには、金国内の派閥対立。
とくに、斡本の変節を利用するしかないな。
梁山泊の敵となりそうなのは、その三人しかいないだろう。
訛里朶は梁山泊にもいないような阿呆だった。
165無名草子さん:2009/05/18(月) 18:16:33
兀朮は出さなかったな。阿呆にするか、出来る奴にするかが決まらんのかもしれんな。
頭バカでも、戦は強いというのは、いると思うから、とりあえず兀朮もバカでいいんでねぇ?
166無名草子さん:2009/05/18(月) 18:22:41
>>149
ストレスが2年以上続いていたんだから、1回の通院だけでは、治癒しない。
とりあえず、いまは3回連続で、楊令の反省・失策・いじけを見たい。
あとは、3ヶ月に1回のペースに賛成。
167無名草子さん:2009/05/18(月) 18:37:26
>>164
梁山泊は童貫軍を破ったときと、ほぼ兵力は変っていない。
先月までは3万にも満たなかった岳家軍ごときが太刀打ちできる敵じゃないだろう?
孫範は「岳飛が天下を取る器」とか言っていたが、今月は恥ずかしくて出てこれなかったな。
こいつも、李富と同じで、妄想に酩酊してしまうタイプなんだろうな。
現実問題として、金と南宋と連合して20万以上の軍勢を起こさない限り、梁山泊は破れない
だろうよ。それまでの戦は、張俊、岳飛単体で立ち向かってくるだろうが、連載1回で簡単に
討ち滅ぼすことができる。そろって、趙構の下へ行け。
168無名草子さん:2009/05/18(月) 18:44:24
劉光世と岳飛は、童貫軍に入る以前からの付き合いなんで、劉光世が呼べば、
岳飛はすぐに建康府だな。
今月は、320頁で「地方軍は入れない」といい、後のほうでは、地方軍を入れることにして
5万になったと言っていた。どうせすぐに負けるんだから、どっちでも良かったんだがな。
なんなら張俊と一緒に来い。
169無名草子さん:2009/05/18(月) 18:52:41
しかし、金軍は、開封府を無視したんだね。今後、ここの兵力はどうなるのだろう?
5月号では十万に達するかもしれないと言っていたが。
それと、金軍出兵は、「張邦昌の楚を潰した」が史書に残る理由なんだが、
わざわざ「趙構を賊として討つ」に変える必要があったんかね?
170無名草子さん:2009/05/18(月) 18:56:03
致死軍と羌肆の軍の暗闘というのも、年中行事になってきたな。
いまのところ、こいつらの戦闘を描くスペースがないのだろうが、
スペースがないと、ずっと闘っていることにされるんだね。
たまにゃ休めよ。
171無名草子さん:2009/05/18(月) 19:01:20
>>170
書くスペースがあっても、李富のように、毎回、何がやりたいのか分からない奴もいるがなww
172無名草子さん:2009/05/18(月) 19:06:20
李富は、あとは死ぬだけだよ。
あるいは兀朮に追われて散々の趙構の方から、皇太子に帝位を譲って、引退したいと
言い出すかもしれん。今月の李富の感じでは、まだ子煩悩全開、アホ丸出しの雰囲気
はない。
173無名草子さん:2009/05/18(月) 19:07:54
誰かが背中を押して、李富の野望が一気に噴出。もしかすると趙構本人が、李富の
煩悩に火をつけるのかもな。
174無名草子さん:2009/05/18(月) 19:14:26
今月はともかく、先月までの楊令に好印象を持てる人というのは、少年時代の楊令、
18〜19巻の楊令、楊令伝の楊令が、一貫した人格として読める人なのかな?
俺は、楊令が女真で民を皆殺しにしたところで、楊令の人格の連続性が切断されている。
175無名草子さん:2009/05/18(月) 19:18:24
>>174
梁山泊の会で、北方先生も、そうおっしゃっていたよ。
水滸伝の楊令を白紙に戻して、新しい人格として書こうと思ったと。
いまいち意味がわかりにくい。人格は連続していると言わざるを得ないのだけど、
大幅に性格が変化して、連続性を忘れさせてしまうね。
俺の場合、少年時代の楊令は、もう別人格だ。どうしても結びつかない。
楊令を考える場合、現在の楊令が少年時代の延長と捉えることができない。
176無名草子さん:2009/05/18(月) 19:24:27
楊令は子午山へ行ったから、そこからは、途切れ途切れに出てくるだけだった。
18巻で山を下りるまでの子午山時代の記憶は、ほとんど残っていないんだな。
王進と対峙して失神、ソープの話しかなかった。だから、少年時代と連続して捉えるのが難しい。
177無名草子さん:2009/05/18(月) 19:25:13
まあ、呉用なども、宣賛入山後の嫌われ者時代とだけ比較されて、いまの呉用は、
「変った」と言われている。それと同じよ。
178無名草子さん:2009/05/18(月) 19:28:46
>>176
両親を目の前で2度も殺されても、無辜の民を多数殺傷すれば、ただの犯罪者。
不幸な少年時代があるからといって、情状酌量されることはない。楊令は死刑。
179無名草子さん:2009/05/18(月) 19:50:50
>>122
>どのようにして金が
>皆殺しにされた荘と接点を持ったか、そのプロセスについての説明は何もない。

撻懶が金に青蓮寺のようなものを作りたいと言っていた。撻懶の手の者じゃないの?
180無名草子さん:2009/05/18(月) 19:51:49
公孫勝も、梁山泊に青蓮寺のようなものを作ると言っていた。公孫勝の手の者だよ。
181無名草子さん:2009/05/18(月) 20:01:07
>>179
岳飛の殺戮が非難を浴びたときにそなえて、上皿天秤の岳飛のトレーに分銅をひとつ
乗せておいただけだよ。深い意味はないはずだ。
「金が岳飛の税率の半分にする」と言っていたから、金の手が皆殺しにされた荘に回って
いたと思うんだが、演出が拙すぎる。その荘の様子を見に行った岳飛なり、孫範なりが、
金の間者と思しき怪しい男と、その荘の中ですれ違う芝居があれば、面白くなっていた
だろうよ。
182無名草子さん:2009/05/18(月) 20:11:37
梁山泊の葉敬の荘のように、その荘が、武装叛乱の気配があるところを描写
すればよかったんだ。民が金の間者に扇動されて徴税吏を血祭りにするとかな。
それでも女子供も含めて皆殺しにすれば批判されたとは思うが、先に手を
出したのは荘の方ということで、批判は緩和されたと思う。
183無名草子さん:2009/05/18(月) 20:19:01
>>174
楊令が自分を見つめる視点があって、やっと人間に見えたよ。
戦の合間は、こういうことをやらないと、戦がないことの意味がないよ。
184無名草子さん:2009/05/18(月) 21:38:59
楊令の虐殺を執拗に糾弾する人がいるけど
現在の人権意識をあてはめようとしても無理があるよ
人間性を持っているのは高等教育を受けたごく一部の人間だけで、庶民は獣か家畜かというレベル
185無名草子さん:2009/05/19(火) 01:59:59
日本人に読ませるための中国モノ、なわけだけどさ、一般ピーポー大虐殺による引き締めってのは
日本ではほぼ無いよね。信長くらいか?
カニバリズムはうまく忌避出来たのになぁ。
186無名草子さん:2009/05/19(火) 07:15:22
島原の乱は皆殺しだったね
187無名草子さん:2009/05/19(火) 09:59:30
>>186
島原の乱は、方臘討伐と重なる。幻王や岳飛がやった事とは文脈が違うと思う。
188無名草子さん:2009/05/19(火) 12:31:03
>>184
おれは、連載終了まで、楊令の虐殺を執拗に糾弾するつもりでいるが、
12世紀に現在の人権意識をあてはめて糾弾しているのではない。
水滸伝・楊令伝の作品内部における矛盾を指摘しているつもりだ。
189無名草子さん:2009/05/19(火) 12:46:52
>>187
文脈が違うよな。
宋代なので軍事と警察は完璧に分離しているわけではない。
雄州の将軍関勝の叙述のところで、宋の地方軍は警察の役割を果していることが、
はっきりと書かれていた。
しかし、禁軍の童貫のように、軍と警察の役割分担を明確にしようという軍人もいた。
童貫の考えでは、地方軍は警察の役割を果たすが、禁軍は外敵と闘うのが基本。
軍が国内で戦うのは、叛徒が成長して内乱と呼べる状態になってからだった。
李富や聞煥章に、童貫は単なる賊徒とは戦わないと言っていた。
青蓮寺よりも、はるかに進歩的な考え方のできる軍人だったのだ。
(また、このような近代的な思想を持ち出さないと、キャラの優秀さを表現できない)
このような進歩的な考え方からすると、楊令や岳飛のやったことは、石器時代だ。
それでは気の毒なので、青銅・鉄混用時代としておこうか。とくにかく考え方が古い。
文治主義に忠実に軍の力が強大にならないような工夫をしていた蔡京より古い。
いずれにしても、たいした抵抗もできない民間人を皆殺しにして統治を安定させるため、
軍隊を治安維持のために用いた幻王時代の楊令と、いまの岳飛は、政治家としても、
軍人としても、最低レベル。
190無名草子さん:2009/05/19(火) 12:53:03
現代の政治家がやれば、世界中から糾弾されることを、「いや〜、楊令伝は12世紀の物語ですから」
という弁解で逃れられるはずがない。まさかタイムマシンを発明して、12世紀の読者に読ませている
わけではあるまい。楊令伝は梁山泊銭では、値段はいくらだ?カバーには1680円と印刷してあるから、
現代の日本で販売しているのではないのか?現代の人権観念をしっかり理解している読者に、楊令と
岳飛の皆殺しをわかってもらうには、この作品は12世紀の中国の要素が少なすぎる。その要素は、1割に
も満たないだろう?
191無名草子さん:2009/05/19(火) 12:57:03
>>185
>>186
信長や島原の乱は、実際にあったことだから、それを小説にしても、何の問題もないだろう?
岳飛は大量虐殺をやったのか?
192無名草子さん:2009/05/19(火) 13:00:46
↓人間を家畜扱いしたサイトの運命は、このようになります。

サイバーエージェントが運営していたケータイのインターネットサービス『男の子牧場』が、5月19日を
最後にサービスを停止することとなった。誕生から数日しか経っていないだけに、サービス停止の理由
は利用者やこのサービスを知った人たちからの、多くのクレームが影響していると思われる。

この『男の子牧場』サービスは女性限定で会員登録することができ、自分の知り合いの男性を牛や羊に
みたてて他の女性に紹介するというもの。写真や男性のプロフィールを細かく公表することができ、女
性が男性を紹介し合うという点で画期的なサービスと思われていたが、男性を家畜のように表現するサ
ービスに、非難の声が集まっていた。今回の『男の子牧場』のサービス停止に関して、すべての登録ユ
ーザーにメールで停止のお知らせが送信された。
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1242648316/
193無名草子さん:2009/05/19(火) 13:10:16
楊令伝は、次の三種類の人間で構成されています。
1.独裁政治をすることが許される神、楊令
2.多数決であれば民を統治することが許される梁山泊幹部
3.家畜のように殺されても文句を言わない民

あなたは、この中の、どの人物になりたいですか?
私は、家畜のように殺されたら、文句ぐらいは言いたいです。3.にはなりたくないです。
年下の楊令殿に、「俺は天才だから独裁が許されるが、おまえらは俺より数段劣るから、
多数決で統治しろ、と言われたら、梁山泊を脱退したくなります。2.にもなりたくないです。
まして、民を平気で虐殺しながら、「民のための国」を作るなんて言っている偽善者楊令など、
もってのほかです。1.にもなりたくありません。
他の敵方に魅力的な人物がいないか探してみたのですが、似たようなものでした。
結局、この楊令伝という小説には、読者の居場所がありません。
194無名草子さん:2009/05/19(火) 13:18:43
>>193
俺は、3.の民の立場で読んでいる。幸いなことに、民は名無しなので、1回殺されても、
他の民になって物語に参加できる。
水滸伝で不当に嫌われ者にされた呉用に読者の人気が集中したのと同じで、殺される
側の立場に立って考えることのない楊令伝においては、3.の民に人気が集中する。
当然の事理だ。
195無名草子さん:2009/05/19(火) 13:20:54
水滸伝の初期には、不当な権力行使の犠牲になった、魯智深の父、張藍、曹正の兄、
阮小五の伯父への同情から、読者の気持ちが梁山泊応援に向かった。
どうして、これができんのかね?
196無名草子さん:2009/05/19(火) 13:31:41
>>189
禿同
岳飛ひとりで5000人を皆殺しにしたのなら、褒めてやってもいいが、3000人の部下
に殺させたんだろう?戦争や叛徒殺戮の場面であっても、自分に正義があると思えなければ、
なかなか人殺しなんてできるもんじゃないぞ。どうやって3000人を、皆殺しに向かわせた
かだな。そのために、頭領は、常に大義名分を考えていたのではないか?
197無名草子さん:2009/05/19(火) 13:39:24
>>196
権力の怖さを見せつけるのに、殺人という手段を用いたのが、陳腐で説得力がないんだろう。
もっと頭を使えと。テレビのサスペンス・ドラマでは、毎回殺人事件で人が死んでいるから、
飽きてしまって誰も見なくなっただろう。
とにかく人を殺せばインパクトがあると信じて疑わない単細胞に、世間は飽き飽きしているん
だと思うよ。人殺しをしないと、権力の怖さを表現できないか?世の中に怖いものって、人殺し
しかないのか?
198無名草子さん:2009/05/19(火) 13:42:04
目の前に殺人鬼がリアルに現れればマジで怖いと思うが、小説の中の殺人鬼は
表現手段でしかないからな。繰り返しやっていると、インパクトは薄れるだけだな。
199無名草子さん:2009/05/19(火) 13:59:04
>>181
表現力が、三国志・水滸伝と比べて、格段に低下していると思う。執筆時間が不足して
いるんだろうな。
「梁山泊という国のかたちを整えるために、費やした自分の労力は、これほど秘めたもの
を持っていたのかと、自分で感心するほどだった」(宣賛)

不自然ではない。誰しも、自惚れではなく、自分の労力・能力について、このような自己
評価をすることはある。自分の労力・能力は、自分で現認できるから、評価ができる。
しかし、小説だ。宣賛の自己申告だけでは、単なる自惚れにしか見えない。宣賛がそう
思うのももっともだと言えるようなシーンが前にないと。

水滸伝3巻では、同様の立場にあった呉用が、安道全に鍼を打ってもらう場面があった。同じ
ことをやれば、重複にしかならないが、たとえば、宣賛が文祥の鍼治療を受け終って、養生所
から出てくるところから、この場面が始まるとか、まだ疲れが残っている宣賛が、首を左右に
捻ってみるとか、そのような宣賛の様子を見て、毎日3時間ばかりの睡眠時間でよく躰が保ち
ますねと呼延凌に言わせるとか、芝居の形に出来ないか?芝居というのは、会話のことなのか?
200無名草子さん:2009/05/19(火) 14:10:36
>>197
唐牛児に虚偽の証言をさせるために、何日も唐牛児を監禁して、虚偽の証言を覚えこませ、
唐牛児自身、何が真実だったか分からなくなるまで、柔らかな拷問を繰り返す青蓮寺の執念。
用済みとなった唐牛児は、最後は殺されたけど、殺されたことよりも、青蓮寺の執念の方に
怖さを感じるよね。
201無名草子さん:2009/05/19(火) 14:13:27
殺す場面は描かれず、捨てられたような唐牛児の遺体の話だけをする。
雷横が首を討った石泥棒の話と重なって、唐牛児殺害が寒々とした印象になる。
以上、すべて水滸伝単行本が4ヶ月に1冊ペースで発売されていた頃のお話でした。
202無名草子さん:2009/05/19(火) 14:15:27
ドウカン・ファイトの戦闘シーンで、童謡“お馬の親子”を口ずさみたくなるのは、どうしてですか?
203無名草子さん:2009/05/19(火) 14:27:41
>>196
集団を統率するとは、どういうことなのか、について、楊令伝は何も語らないよね。
徐史は「俺らは、黙ってその通りにする」と言っているが、どうして「その通りにする」気持ちに
なれるのかについては、何も語られない。頭領が「すごいからだ」では、よく分からない。
すごい信長もカエサルは暗殺された。
この点、仮面ライダーの怪人たちは、ライダー殺害に失敗すれば、ショッカーに殺されるから、
ショッカーのいう通りにする。楊令伝の民と同じだ。
しかし、楊令伝に登場する集団の頭領以外の人間は、どうして頭領の言うことを聞くの?
204無名草子さん:2009/05/19(火) 14:32:05
水滸伝のときは、一兵卒の端々にいたるまで、梁山泊は“志”の実現のために闘っていた。
みんな自覚的に闘っていた。ただ、集団として統制のとれた行動をする必要があるから、
命令系統の確立のため、頭領を決め、序列を決めたという感じだったな。
楊令伝では、楊令や岳飛は“神”だな。“神”だと言ってしまえば、水滸伝のときのように、
丁寧な叙述をしなくて済むんだろう。
205自称剣道二段:2009/05/19(火) 14:41:00
>>199
>しかし、小説だ。宣賛の自己申告だけでは、単なる自惚れにしか見えない。宣賛がそう
>思うのももっともだと言えるようなシーンが前にないと。

親類の「範士(剣道の最高位者)」が開いた道場に通っていた宣賛は、
中学3年か高校1年のとき、範士に「君はもう2段だ」と言われた。
そのことを受け、「剣道2段」を名乗っているのだ。自惚れではない。
206無名草子さん:2009/05/19(火) 15:27:02
乱後、島原領主の松倉勝家は責任を取らされ、 改易のうえ武士としての切腹ではなく、
斬首に処せられた。この大名に対してはあり得ない処置を見ても、楊令や岳飛が称賛
されるべき理由はない。
207無名草子さん:2009/05/19(火) 15:50:00
こういう小説で、反抗的な民を皆殺しにするというシーンがあるのは珍しくない。
契丹と強く結びついた熟女真が、女真独立を目指す生女真の軍隊に反抗して、
叛乱の気配を示すこともあるだろう。幻王の皆殺しも、叛乱しそうな村の描写が
あれば、それほど抵抗はなかったと思う。
だが、先月の岳家軍による皆殺しは、岳飛が楊令の代打で登場して、幻王の
殺戮に至るプロセスを再現し、非難されるようなことではない、と言いたげな空気
が濃厚だった。その描写から窺われるのは、皆殺しが悪いことではなく、良いこと
だと言いたげな倒錯した世界であったが、もう少し、岳家軍が荘を皆殺しにするのも、
やむを得ないことなのかなあ、と思わせるような演出は必要だった。
説明されたことといえば、「1000人のうち1人を殺すだけなのに、どうして悪いことなの?」
「1人を殺すだけで、この先殺さなければならない10人の命が救われるんだよ、
なぜいけないの?」「皆殺しにした荘は、金と繋がっていたんだよ。邵房みたいな
もんだよ」

小説は算数ではなく、文芸じゃ。
208無名草子さん:2009/05/19(火) 16:07:35
>>203
楊令伝は説明するとなると、肩肘張って説明を始めるから、小説っぽくなくなるんだよな。
水滸伝では、改めて説明するまでもなく、頭領宋江の性格設定や、軍師のあり方、軍議
や軍法会議のあり方、各指揮官への裁量権の分配の方法等々の、物語の全体構造で、
集団を統率するとはどういうことか、を語っていたよ。
209無名草子さん:2009/05/19(火) 16:13:12
楊令・岳飛は神だから、そのような複雑な全体構造の設定をしなくても、統率できるのは
当たり前、というのが楊令伝だわな。
210無名草子さん:2009/05/19(火) 16:13:48
>>206
何で斬首になったかの説明がないから論旨が意味不明になってるよ
211無名草子さん:2009/05/19(火) 16:15:54
>>209
だな。
軍師イラネ、軍議イラネ、軍法会議イラネ、裁判は顧大嫂にでもやらせとけ、
現場のことは現場に任せろ><俺らは、黙って言われた通りにする
212無名草子さん:2009/05/19(火) 16:19:31
>>210
        ,.-─ ─-、─-、
      , イ)ィ -─ ──- 、ミヽ
      ノ /,.-‐'"´ `ヾj ii /  Λ
    ,イ// ^ヽj(二フ'"´ ̄`ヾ、ノイ{
   ノ/,/ミ三ニヲ´        ゙、ノi!
  {V /ミ三二,イ , -─        Yソ
  レ'/三二彡イ  .:ィこラ   ;:こラ  j{
  V;;;::. ;ヲヾ!V    ー '′ i ー ' ソ
   Vニミ( 入 、      r  j  ,′
   ヾミ、`ゝ  ` ー--‐'ゞニ<‐-イ
     ヽ ヽ     -''ニニ‐  /
        |  `、     ⌒  ,/
       |    > ---- r‐'´
      ヽ_         |
         ヽ _ _ 」

     ググレカス [ gugurecus ]
   (西暦一世紀前半〜没年不明)
213無名草子さん:2009/05/19(火) 16:23:54
>>204
方臘は宗教の教祖を演じていただけで、教祖というよりマルチ商法のペテン師という印象。
催眠術が巧みだった。
むしろ新興宗教っぽい気味悪さを感じさせるのは、梁山泊と岳家軍だな。
今月号の完顔成と蔡福の会話を読んでいると、まだこの人たちはまともだと思ってしまう。
214無名草子さん:2009/05/19(火) 16:25:46
>>212
ググるとさらに論旨が意味不明になる罠
215無名草子さん:2009/05/19(火) 16:27:27
>>213
今月号では、楊令殿の人間宣言があったよ。1回限りで終るのか、その筋が呼延凌や秦容らを
からめ、新しい展開を生み出していくのかは知らないけど。
もうすぐ戦が始まりそうだから心配になるんだよね。面白い話の芽が出てきても、戦が始まると
話が立ち消えになってしまう。
216無名草子さん:2009/05/19(火) 16:28:15
>>214
ヤフれカス
217幻王楊令:2009/05/19(火) 17:13:52
>>142
     /....:::::::   ''''::. l |
     /  ...................::::::: ノノ
    ノ ....:::::::::::::::::;;.=={彡'   ∧
    ノ .:::   ...::::ゝ_,..-'‐‐-- /∧ヽ
 _,.-'"_,   ....:::;-''"  _______// ,,,ヽヽ____
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...../     l ヾ、,,,.ヽl!         ;::.   l| l
/      ヽ ヾ、;;: ヽ        ''"   l l'
        ヽ ヾ、 ;,ヽ     _,,.-‐一,.  |l_l'      黒騎兵は、脱けられる。俺を殺せば、 
         ゝ ヾ、_,.ゝ     '''"'' ::::/〈       勝手にどこへでも行っていいのだ(二巻p22)。
         //ヾニ〃ヽ_       .::/ヾ丶
        //  l〃   `ー-- _____,,::シヾ:::ヾヽ
       //  〃 \        ノ/ \ ヾヽ
      //  〃    \     //   \ ヾヽ
     ///〃       \  / /    〃\`ー=ニ二
218無名草子さん:2009/05/19(火) 17:15:46
>>217
黒騎兵の連中が、同朋が闘う金軍に帰参したくて、楊令を殺すんじゃないかな?
楊令を殺す以外に、黒騎兵は脱けられないんだよね?
219無名草子さん:2009/05/19(火) 17:21:04
>>188
殺戮よりも、女を攫った点についての弁解の方が、より理屈になっていなかったけどな。

攫ったのは熟女真の娘だけで、山中の兵の妻にするためだ。
虐げられてきた生女真と、この先虐げられることになりそうな熟女真との融和を図る。
熟女真の女が熟女真の男と結婚しても、必ずしも幸福になるとは限らない。
220無名草子さん:2009/05/19(火) 17:27:25
楊令伝 各回 MVP
【第1回】 呉用       次点 燕青
【第2回】 蔡福       次点 扈三娘
【第3回】 幻王黒騎兵   次点 花飛麟
【第4回】 呉用       次点 項充
【第5回】 童貫       次点 武松

第6回以降は、誰がMVPなんですか?
221無名草子さん:2009/05/19(火) 17:31:11
>>220
以降はずっと楊令殿です。
222無名草子さん:2009/05/19(火) 17:37:50
>>220
すばる派が、少なくなってきたからな。よく分からん。
223無名草子さん:2009/05/19(火) 17:44:23
郭盛が第一線を退いて、調練専門になるような話をしていたが、
生き残りキャラの中では、郭盛がもっとも若いんだよな。
史進は郭盛より4歳上、鮑旭は7歳上、先々月大活躍した項充に至っては8歳上。
武松・李俊は11歳上。
いちばん若い郭盛が退隠をほのめかすのは変だと思った。
224無名草子さん:2009/05/19(火) 17:45:08
>>222

   ΛΛ
  (゚Д゚#)    「小説すばるを花栄!」
  (__)L_)   
  (___)
225無名草子さん:2009/05/19(火) 17:46:35
>>223
そういうレスが後付謙三の恰好の餌になっている。
226無名草子さん:2009/05/19(火) 17:55:02
>>15
李富も梁山泊も、軍費は2年は大丈夫ということをしきりに言っていたから、あと2年で終了だろうな。
しかし、かつては権力の象徴とさえ言われた塩の専売制は、北宋の滅亡とともに、もろくも崩れたな。
蔡京も青蓮寺も、塩に神格が宿るかのような特別な扱いをしていたのだが、闇塩関係のネタを使い
果たすと、ゴミでも捨てるように塩の話題がなくなったな。

塩は権力の象徴
227無名草子さん:2009/05/19(火) 17:55:48
欧元って周ヨウだよね?
228無名草子さん:2009/05/19(火) 18:00:53
>>226
いまは無辜の民を殺戮することが、権力の象徴だからな。
変れば変るもんだ。
誰が見ても、水滸伝第1巻のころの腐敗した宋の方が、
現在の宋よりも、暮らしやすいいい国だよな。
高Qによる民の殺戮は例外的にあったが、旧禁軍系の軍閥に
いつ殺されるのだろうかと、不安に慄くことはない。
229無名草子さん:2009/05/19(火) 18:06:00
>>227
欧元 14歳 体術が得意:秦容が、「鍛えると、そこそこ強くなるかもしれません」と言っている。
周杳 14歳 体術が得意:周炳が、「いずれ、俺を凌ぐかもしれません」と言っている。
230無名草子さん:2009/05/19(火) 18:08:10
欧元が所持していた宋江の手紙があるじゃない。楊令は、宋江の文字を見て、懐かしさが
こみあげてきたと言っている。
231無名草子さん:2009/05/19(火) 18:10:42
>>230
ド素人め。青蓮寺は、張藍の文字を真似て、林冲を誘き出した。陰で糸を引いていたのは、李富。
いかにも李富が考えそうなセコい作戦だよ。
232無名草子さん:2009/05/19(火) 18:14:40
登場のしかたに違和感があった。突然、林の中から欧鵬の甥が出てくるか?
それと欧元は年齢を1歳ぐらいは誤魔化した方がいい。分かりやすすぎる。
233無名草子さん:2009/05/19(火) 18:18:59
>>232
1ヶ月間の空くすばる派にばれるのだから、いっきに読む単行本派で騙される奴は、ひとりもいないと予想する。
李富視点(◎周杳登場)→孫範視点→楊令視点(◎欧元登場)
234無名草子さん:2009/05/19(火) 18:27:24
欧元が秦容に投げ飛ばされるシーンは、欧鵬が武松に投げ飛ばされるシーンを彷彿させて
いたよ。年齢と体術の一致だけで、同一人物と見ることはできないんじゃない?
235無名草子さん:2009/05/19(火) 18:57:01
>>189
孫範・徐史の「岳飛は天下を取る器」発言から、楊令と岳飛だけが突出して、またドウカン・ファイト
のようになるのかと懸念していたのだが、皆殺しを叩いたせいかどうか、出る杭が少し引っ込んだ。
これは良い傾向だ。
阿骨打の息子たちも、楊令のようなスーパー・ヒーローにされることなく、年齢相応の未熟さを含有
するキャラに落ち着いて良かった。ただ、こいつらは血筋が良いので、年配の将軍たちが敬語を
使う。実力は年配の将軍が遥かに上なのだが、阿骨打の息子たちを立てざるを得ない。
楊令と原典キャラの関係も、このようであったら良かったね。
236無名草子さん:2009/05/19(火) 18:59:52
今月は楊令の謙虚さが多少は感じられるようになった。
楊令がしっかり記憶しておかなければならないのは、楊志がお前を拾わなかったら、
いまごろ賊徒をやっているしかなかった、ということだ。
237無名草子さん:2009/05/19(火) 19:06:10
晁蓋の天地星を増やして109星にすることまでは許されたが、お前の星はないからな、楊令。
238無名草子さん:2009/05/19(火) 19:09:25
多芸多才も作者の匙加減ひとつでどうにでもなる話であって、自分が生まれながらの天才である
などと自惚れるなよ、楊令。
239無名草子さん:2009/05/19(火) 19:30:14
>>189
水滸伝の前半では、宋の文治主義の思想は、主に蔡京の政策を解説する袁明・李富の視点で、
しっかりと物語に反映されていましたよね。乱世になれば、文治主義では治まりませんが、
幻王・岳飛の武断主義は、単なる弱いものイジメであって、これで統治の正統性を獲得できる
とは思えない。格差の大きな古代・中世においても、為政者は政権の人気というものを気にした
はず。現代のような国民に媚びる人気獲得方法ではなく、強烈に権威を感得させる方法を
用いたと思いますが。恐怖政治が長続きしないことは、宋以前の中国の歴史の中で繰り返され
てきたことであって、中国人は過去の歴史の具体例から学ぼうとする態度を尊ぶから、恐怖政治
を好んで採用しようとする為政者は、賊徒上がりの下賎な人物だけなはず。どうして、楊令伝
では、下賎な楊令と岳飛が主人公なんですか?
240無名草子さん:2009/05/19(火) 20:05:48
始皇帝の焚書坑儒、曹操の徐州殺戮、これらも恐怖政治かもしれないが、始皇帝や曹操
のキャラと違和感なく結びつく。水滸伝からの流れの中で、幻王と岳飛の殺戮は、キャラ
との結びつきが弱いし、他の叙述との調和を欠くんだよな。だから、違和感たっぷりの弁解
をしなきゃならなくなるし、その弁解に説得力がない。
241無名草子さん:2009/05/19(火) 20:18:47
>>233
むしろ、分からせるのが目的じゃないの。例の読者はみんな知っているが、作中人物は
知らない。読者は作中人物(とくに楊令殿)に対して優越感をもてる。
馬桂殺害犯人を李富だけが知らない、のところで用いた手法だよ。
242無名草子さん:2009/05/20(水) 00:07:55
岳飛の従者は後の養子、楊令殿の従者は青蓮寺の間者。
243無名草子さん:2009/05/20(水) 00:47:16
攫ったのは日本人の娘だけで、山中の兵の妻にするためだ。
虐げられてきた共和国の民と、この先虐げられることになりそうな日本人との融和を図る。
日本人の女が日本人の男と結婚しても、必ずしも幸福になるとは限らない。
244無名草子さん:2009/05/20(水) 00:48:34
>>223
老いを自覚して言葉に出しちゃうくらいの歳って事でしょ。
林冲もそのくらいの時、皇甫端にグチグチ言ってた。
呼延灼の双鞭が薄くなってる、とか史進の棒の中が空洞だとか、一歩超えた連中は
語らなかったりするね。
245無名草子さん:2009/05/20(水) 12:05:24
>>240
おおげさな例を出さなくても、封建領主が税を納めない農民のうちの数人を、見せしめのために
磔にした事件は、ごく日常的なもの。明君と呼ばれる戦国大名でも、平気で領民を磔にすること
はやっている。幻王や岳飛がそれをやっても、珍しいことではない。領主一般のやっていたこと
という観点からは、むしろ史実に忠実な事件を取り上げたのだと言える。
問題は、日常的に行われていた見せしめ刑を、荘の皆殺しにまで拡大し、それをやった幻王と
岳飛だけが称賛されるということ。さらに農民が税を納めないのは、自然災害に起因する飢饉の
年に「納めたくても納められない」場合が典型的。金の策謀と結びつけるのも安易な気がした。
246無名草子さん:2009/05/20(水) 12:40:48
>>245
それに封建領主は、「民のための国」を旗印にしていない。
幻王時代の楊令は、それを旗印にしていなかったが、岳飛は崔如との会話の中で、「民を守る」を
口にしていた。
岳飛は5000人を殺したわけだが、この5000人の犠牲のおかげで、張俊のように、より多数の
民を殺さずに済んだ、というオチが釈然としないのだろうな。5000人殺害は決して美談ではない
はずなのに、現代の道徳観念と調和させるために、美談とはいわないまでも、善いことをしたとい
う方向へ持っていっている。主要登場人物である岳飛に非難を集中させないための操作なんだが、
そのような操作をするぐらいなら、はじめから、この話題に踏み込まない方が賢明なように思う。
主人公楊令と同一化して、この小説を読める人ならばともかく、俺のように、同一化しうるキャラを
探し出せなくて、梁山泊の志『民のための新しい国』のスローガンにしか共感を感じない読者に
とっては、邪魔なエピソードでしかない。
247羅辰盤:2009/05/20(水) 13:20:59
12世紀の人物が人権観念を知るはずがない。
しかし、21世紀の読者の読む小説に、12世紀に実在したであろう人物を
登場させたのでは、読者はさっぱり理解できない(作者も100%は想像できないだろうし)。
そこで、21世紀の読者によく似た人物を、12世紀に生きた人物として描く。
自分たちに95%そっくりの人物が登場している小説になる。
しかし、近代的な人権観念だけは欠落している。
読者は、その溝を埋めようと、歴史知識をフル稼働させるが、その溝は埋まらず、
登場人物の行動に強い不快感を覚える。

こういう状態だな。  
248無名草子さん:2009/05/20(水) 14:30:21
>>243
皆殺しについて、あまり読者の理解が得られないから、さらに説明困難な熟女真の娘誘拐
は、スルーした方がいいね。楊令の性欲が有り余っていた、という理由でいいじゃん。
249無名草子さん:2009/05/20(水) 14:33:42
>>244
郭盛が後進に司令官の地位を譲るというニュアンスだった。
先々月、暴れ回った8歳年長の項充の爪の垢でも煎じて飲むがよい。
250無名草子さん:2009/05/20(水) 14:39:04
>>248
おまいらは楊令に欠点がないと不満を述べていたが、楊令の最大の欠点がまだ見えないか?

それは、“女にもてない”である。

花飛麟は男前、馬麟ですらよく見ると男前と言っていた、顧大嫂・孫二娘にすら無視されている
楊令殿。あの性格で女を口説けるわけないだろう?誘拐・略奪・ソープ以外に、楊令殿が性欲を
満たす方法があると思うのか?
251無名草子さん:2009/05/20(水) 14:46:49
>>250
>おまい

古語辞典に「おまい」って出てないか?
中川泉三『伊吹艾と亀屋佐京』(昭和11年)という本の中に、松浦七兵衛(亀屋佐京)が、
吉原の芸者たちに言ったという言葉が出ていて、そこで「おまい達はこれから毎夜の御客の
宴席で・・・」と、「おまい」という言葉を使っているんだ。
252無名草子さん:2009/05/20(水) 14:56:47
「おまえ」の古語だな。2ちゃん語かと思っていたw

【「おまい」が残っている地方】
  鹿児島
  東丹波の古語・方言録
  八丈島の方言
  茨城弁
  鳥取弁辞書

全国的に使われていた模様。
253無名草子さん:2009/05/20(水) 15:04:58
>>250
張平がべったりくっついているから、ドウカン・ファイトの頃は、楊令の副官を自認していた
カク瑾すら、楊令の傍には近づけなかった。女など張平が寄せ付けないさ。
254無名草子さん:2009/05/20(水) 15:07:52
今後、郤妁をめぐって秦容と楊令との熱いバトルが…
255『楊令伝』は何巻で終わるか :2009/05/20(水) 16:17:42
もし連載120回(『水滸伝』から通算)で完結ならば、
『楊令伝』は50回で最終回、ということになります(『水滸伝』は70回)。

『小説すばる』六月号の時点で第32回。
連載3回分で単行本1巻のペースなので、50回なら16巻余り。

もし17巻ならば通算で36巻。108の星のうち天?星の数36と同じです。
256無名草子さん:2009/05/20(水) 16:19:20
>>254
ますます楊令が人間っぽくなるな。面白そうだ。
257無名草子さん:2009/05/20(水) 16:31:41
>>255
水滸伝からの単行本通巻36巻と、すばる通算120回連載というダブル金星を実現しようと
思えば、全17巻。16巻までは、いままで同様3回で1冊ペース。17巻のみ、2ヶ月で1冊
(1ヶ月あたり250枚)をクリアーしなければならない。
現在までのところ、水滸伝で死んだ星のみで節名が作られているが、ここも調整する必要があるな。

11巻 31 − 33
12巻 34 − 36
13巻 37 − 39
14巻 40 − 42
15巻 43 − 45
16巻 46 − 48
17巻 49 − 50
258無名草子さん:2009/05/20(水) 17:26:03
>>154
明受の乱の後、高宗は杭州から江寧府に移り、ここを建康府と改称した。
この建康府に、開封府留守である杜充を呼び寄せようとする。もちろん岳飛は反対する。
開封府を失うことで、宋は江北の拠点をすべて失うことになるからだ。
史実では、1129年7月に杜充と岳飛は建康府に移っている。

楊令伝では、江北に岳飛と張俊の領土があるから、また別の展開になるだろう。
予想では、岳飛と張俊は共同して闘わない。境界を接する梁山泊と張家軍が、先に闘う。
これは、あっさり梁山泊が勝つだろう。旧張家軍領土は、後の斉の領地になるんだろうし、
張家軍には名のついた将校はひとりもいないから、戦闘シーンは見せ場にならない。
その後、岳飛と梁山泊の戦いとなるが、これが最終決戦になるわけではないから、
梁山泊が勝ち、岳飛は隆徳府から建康府に移転。
問題は、開封府ですな。李綱は文官。また史実で留守をしていた杜充も文官。
開封府は南宋の江北における最後の拠点なんだけど、あっさり金に引き渡すか、放置ですかな?
259無名草子さん:2009/05/20(水) 17:36:10
韓世忠の出番が、この先どの程度増えるのかは知らないが、巴蜀まで手を伸ばして大丈夫なのかね。
2606月号と6月号の対話:2009/05/20(水) 17:50:10
【350頁】
江南は、間違いなく領土にできる。さらに北。どこまで、拡げていけるのか(李富)。

【351頁】
巴蜀が南宋に加わるかどうかは、開封府を奪還することなどに較べて、遥かに大きいことだった(李富)。

李富は張俊と岳飛を取り込むことで、北に領土を持つつもりなのだが、開封府は無視している。
無視するということは、宗沢(死亡)・李綱とは対立しているということだ。
宗沢・李綱は主戦派なんだが?

また、金は開封府あたりまでは領土にするだろうと、李富は予想している(349頁)。
しかし、張俊がいる北京大名府の方が、金が領土にする開封府よりも、北にあるんだが、どうするの?
261無名草子さん:2009/05/20(水) 17:59:11
>>259
三国志では、それ相応の数の群雄がいたから出来たことなんだが、
金と梁山泊と岳飛・張俊・韓世忠でやりくりしている楊令伝では、厳しい気がするな。
京兆府や西京河南府などの重要都市が、水滸伝時代からずっと無視されたままなのに、
いままでまったく登場してこなかった巴蜀の地ですか。。ト。ホ。ホ。。。
262無名草子さん:2009/05/20(水) 18:08:44
宋や金は、どんどん武将を出せばいいのにね。梁山泊や岳家軍の将校を増やすよりも、
そっちが急務だと思うけど。
ドウカン・ファイトがシケタ感じだったのは、将軍が戦死した後、寇亮や衛政まで将軍格にして
しまったこと。寇亮や衛政などは、数多くいる将校の一サンプルとして名前を出しているだけですよ、
というような余裕のある扱いじゃないと、人材難な印象を受ける。
263無名草子さん:2009/05/20(水) 18:14:44
寇亮などは、隆徳府の視察をしたときの臨時の副官だったはず。
あのレベルの将校なら、100人ぐらいいます、という余裕をぶっこいてほしかったね。
なにしろ20万禁軍なんだから。早い時期に名前の出た将校を、最後まで使いまわすと
ほんと人不足なんだなあ、という印象を与える。
台風の日の飲み屋みたい。ホステスが2人しか出勤していない。
許定や唐昇も、同じような印象。まあ今月の唐昇は、いくらか良くなっていたけど。
元々祝家のバカ息子よりはマシというだけの人だったからね。ここまで使い回さなくては
ダメかね。オリキャラなのに。
264無名草子さん:2009/05/20(水) 18:23:58
周信と許貫忠が最悪だったかな。
嫌いなキャラ・アンケートがあったら、迷わず周信に1票入れるわ。
他の童貫軍将校と切り離して、こいつにだけ軍師許貫忠を付けた意味って、何もないよね。
265無名草子さん:2009/05/20(水) 18:26:41
>>264
幻王が酒の代わりに「酒だと思って飲め」と言った水が出てくる場面があった。
この水の味は、梁山泊だ、幻王だと議論していたが、俺は真っ先に周信を思い出した。
ほんと何にも味のないキャラだったね。
266無名草子さん:2009/05/20(水) 18:29:44
オリキャラ将校量産時代に新登場した、蘇h、耶律越里、鄭応、鍾玄、祖永、黄表、
董進、蒼貴、孫安、馬霊、岑諒、田忠、党厳、周印、曽潤って、すべて周信だよね。
267無名草子さん:2009/05/20(水) 18:38:34
>>266
半分で十分だな。
268無名草子さん:2009/05/20(水) 18:43:59
梁山泊では、2千〜1万名の兵を率いる将校が、こんなに大勢なのに、
他の陣営では、4万人を率いる将軍が名無しということもあるな。
これって読んでいて、嫌なんよね。使い捨てで、その先登場場面はないかも
しれないが、名前だけは付ければいいのに。
269無名草子さん:2009/05/20(水) 18:46:28
郭薬師などは、そういう使い方だったよね。
それでも史実ヲタは狂喜乱舞する。
名前の重量感というのは、こういう小説を書くにあたっては、
大きな財産だと思うよ。
オリキャラは羽毛のようなもんだけど。
270無名草子さん:2009/05/20(水) 18:49:08
>>263
唐昇にはこんなにこだわるのに、許貫忠は見捨てられているね。
これって例の文官嫌いの一環?
文官嫌いって北方謙三の憲法みたいなもんだね。
271無名草子さん:2009/05/20(水) 18:57:44
>>242
むかしなら、周炳の身内に周杳がいて、そこそこ体術ができるということぐらい、
梁山泊の諜報網にかかっていたと思うけどな。
それと、欧鵬に甥がいるとすれば、梁山泊で掴んでいると思う。
梁山泊では入山時に、兵士の一人一人に関する詳細の情報を文書にしている。
花栄や解珍は、それらの情報と実際に調練をしてみた結果で、兵士をどの部隊
に編入するかを決めていた。兵士の細かな癖まで書かれていたから、欧鵬の甥
についても情報はあるはずだ。
第一、宋江は欧鵬の兄弟の住所・氏名を知っていたというのだから、甥の存在
の有無も把握しているはず。
272無名草子さん:2009/05/20(水) 19:08:47
楊令も魯達から、欧鵬について、そこまでは聞いていなかったんだろうな。
生きている兵については、楊令は関係書類をやけくそのように読みまくっていたから、
何でも知っているはずだ。
273無名草子さん:2009/05/20(水) 19:11:59
>>265
登場場面はかなり多かったのに、まったくキャラ立ちしなかったよな。
どうして周信に、そこまで執心するのか、理解できなかった。
274無名草子さん:2009/05/20(水) 19:40:17
例によって周信と周炳は、腹違いの兄弟になるんだろうか?
どうなんですか、韓伯竜殿?
275無名草子さん:2009/05/20(水) 19:52:07
韓伯竜は、この先、韓世忠と兄弟であることが生かされるなら、あるいは劉彦宗と
師弟関係にあることが生かされるならば、登場してきた意味がある。
いままでのところ、梁山泊の将校は内部昇進者だけではなくて、外部から入った者
もいる、という事実を示すためにのみ存在しているにすぎないよな。
276無名草子さん:2009/05/20(水) 20:09:53
>>266
梁山泊に関しては、いわゆる血縁二世、花飛麟、呼延凌、李英、秦容、侯真、韓成らに絞って
登場場面を増やせばどうかね。彼らには部下がいるから、その時に、オリキャラ将校も登場
機会がある。
最近、とくに李英の出番が少ない。呼延凌だったかにライバル意識を剥き出しにしていなかったか?
どうも父親李応と同じように、ちょっと油断していると、出番がなくなってしまうキャラだ。
歩兵隊の話は、最近2度ほど出てきたが、いつも郭盛が中心で、李英の出番は極端に少なかった。
277無名草子さん:2009/05/20(水) 20:28:05
欧鵬の甥っ子とはちょっとビックリだな。
杜遷の親戚が死んだからか。
278無名草子さん:2009/05/20(水) 20:48:00
楊令殿も林沖との稽古してた、無口でひたむきな頃はとても魅力があったよね?
279無名草子さん:2009/05/21(木) 11:56:35
>>276
張敬、張平、李媛、カク嬌も、血縁二世なんだけど、つい忘れられてしまうね。
死んだけどカク瑾も、そうだった。
280無名草子さん:2009/05/21(木) 12:18:50
>>278
その頃はまだ子供で性格が固まっていないから、幻王として再登場したときの楊令との
連続性が見えにくかった。
今月号では、「人になかなか心を開けない自分」という大人になった楊令の性格が
自身の口から語られていて、やっと水滸伝の楊令との連続性が見えてきた。
281無名草子さん:2009/05/21(木) 12:38:52
>>279
潜水部隊の指揮官だからといって、常に潜水の調練をしていなければならないという
ものでもない。実際問題として、潜水部隊が活躍できた場面というのは、通巻30巻
の中でも1〜2箇所しかない。潜水部隊というレッテルが邪魔になって、張敬の出番
が著しく減っている。潜水という技能の修得には10年必要という高度なものでもない。
常時水に潜っていなければならないものでもないと思う。戦闘がないときは、船上・陸上で
闘ってもいいんじゃないの?張順は凌振を捕まえるような働きをしていた。
282無名草子さん:2009/05/21(木) 12:51:31
>>281
おまえは潜水という個性を与えてやったから、もういいな。隅へ行っていろ、という扱いだよな。
ドラマを作って読者に存在をアピールさせてやろうという愛情が欠如している。
283無名草子さん:2009/05/21(木) 12:54:26
韓伯竜など、韓世忠の兄弟、劉彦宗の弟子にしてやったから、もういいな、だもんな。
284無名草子さん:2009/05/21(木) 13:06:13
原典ネタが尽きたから、ストーリー展開、個々の場面の構成を考えるための時間が2倍以上必要なんだよ。
宋江の旅をどこでやろうかだけを考えるのと、誰にどこで旅をさせようかを考えるのとでは、2倍以上の時間がかかる。
下位キャラのキャラ立ちが遅いのも、会話場面が多いのも、そのせいだろうな。
285無名草子さん:2009/05/21(木) 13:17:47
腐敗はしていたが安定した宋の政権があった。梁山泊によって少しずつ破られていったが、
現在のように蜂の巣をつついたような騒ぎではなかった。梁山泊が破ってない部分では、
庶民の普通の生活を描けば足りた水滸伝に較べて、北宋崩壊後は庶民の暮らしひとつ
をとっても、平時とは違う。配慮すべき事柄が増えている、というのもあるな。
286無名草子さん:2009/05/21(木) 13:55:07
>>280
楊令は良くなったな。これまで楊令の心というものがまったく見えず、10巻も読んだのに、
親しみを感じさせる場面が皆無だった。
もしかすると、15巻読んでも、読者がまったく感情移入できない主人公という新しいパターン
を開拓したいのだろうか、と勘ぐっていた。
287無名草子さん:2009/05/21(木) 14:14:28
>>281
俺も、血縁二世の中では、李英と張敬の扱いが悪いと思うな。
張敬は、鍾玄や岑諒と扱いが変らん。時々張横の子であることを
忘れることがある。潜水に拘ることなく、間者をしている燕青の補助者にするとかなんとか、
もっと使いようがあると思う。水上戦がないときは、何か他の仕事をやらせればよい。
288無名草子さん:2009/05/21(木) 14:36:57
楊令伝から登場の李媛は軍で活躍するのはいいが、水滸伝時代から登場していて、
かつ名無しだったカク嬌は、活躍すると変だよね。いくら核詩文の娘でも。
289無名草子さん:2009/05/21(木) 14:39:57
入山前の史進・穆弘・阮兄弟のような、親子の話が少ないね。
李媛・李英の母親は梁山泊にいるのだから、親子の場面があってもいいはず。
花飛麟の母親が梁山泊に来ないのはどうしてなんだろう?
290無名草子さん:2009/05/21(木) 14:59:54
>>289
親子の場面があると、楊令殿が発狂するからじゃないか?
291無名草子さん:2009/05/21(木) 16:19:08
>>287
子午山経験のある花飛麟と秦容の天才ぶりに較べると、子午山経験のない李英の扱いは不当だな。
差別だ。
292無名草子さん:2009/05/21(木) 16:41:44
>>260
話をわかりやすくするために、岳飛・張俊の領地を日本の戦国時代の領国のように
したんだろうな。節度使となった後は、そのようなニュアンスもあったかもしれないが、
それは1134年のこと。この時期は傭兵にすぎないだろうな。その意味で、「金の切れ目
が、縁の切れ目」と言った韓世忠の方が史実に近い。高宗はカネだけは持っていたようで、
南宋軍閥の長は、みな高宗にたかっていた。まあ、それも1132年以降のこと。

順序としては、南宋の李富が岳飛・張俊に手を伸ばす。岳飛は劉光世との繋がりから、
張俊は隣国の梁山泊の精強さを怖れて、表面上は南宋の傘下に属する。
扈成は、張俊の国が、金国の傀儡政権になり、様子を見て金国から独立する肚
だろうが、劉彦宗の裏切りによって夢は潰える。
現在の岳家軍および張家軍の実力からすると、連載の1回分で、岳家軍および張家軍
を江南に追っ払うことは可能。追っ払われた両者の見せ場は、北へ帰る兀朮軍に痛撃
を加えること。南宋の実力はあなどれないと悟った兀朮は、講和派へ傾くのかもしれない。
南宋と金国の講和じたいは、両者にとってあまり有益とも思われない戦の打ち切りなので、
金国の皇太子にまつわる派閥対立とは、無関係に進められるのかもしれない。
淮河より北は、いちおう金国の領土になっている。あとは、蔡福の働き次第だな。
梁山泊と協力して華北傀儡政権を維持しようとする粘罕・蔡福。傀儡政権を将来は金国
の領土にしようと考える撻懶・呉乞買。
293予習楊令伝:2009/05/21(木) 16:49:28
1135年に太宗(呉乞買)が没すると、粘罕は斡本とともに合刺(太祖の孫/斡本の養子)
を擁立して、太宗の子の阿魯・撻懶と対立した。やがて阿魯・撻懶が失脚した。
だが、斡本は大同で兵権を持っている粘罕が目障りな存在となりつつあったので、
今度は粘罕の権力の弱体化を図る。斡本は養子の煕宗(合刺)に上奏して、粘罕を太保領三省事
という皇帝側近の名誉職に就任させた。こうして、斡本は粘罕の軍事権を奪ったのである。
このために粘罕は次第に憔悴し、1137年(天会15年)秋7月に不遇のままで59歳で病没した。
この1137年が、傀儡政権斉の廃止された年である。
294無名草子さん:2009/05/21(木) 16:55:12
斉の帝になる宋の降将劉豫は、いま兀朮が行っている趙構(高宗)追っかけ回し作戦の先鋒なんだよな。
その功(というほどの功でもないがw)によって、斉の帝に推されている。
295無名草子さん:2009/05/21(木) 17:04:32
>問題の核心は、金でも、傀儡の国家でも、岳飛でも張俊でもなかった。南宋の存立を脅かすもの。
>それは、梁山泊ではないのか?

シルクロード交易だけで、梁山泊がかつてない規模の商業国家になるとは思われません。
296無名草子さん:2009/05/21(木) 17:06:17
李富が岳飛と張俊を使って梁山泊と闘うということかね?
童貫からは、軍費の心配だけをしていればいいと言われた李富殿がw
297無名草子さん:2009/05/21(木) 17:11:27
岳飛・韓世忠・張俊・劉光世なら、童貫よりは小物なので、李富でも使いこなせるということ
なのだろうな。明受の乱で死ぬのが李富にはうってつけだと思うがな。
実際、1130年に兀朮が撤退する際、岳飛と韓世忠が勝って初めて、南宋主戦派は、
もしかしたら金国と対等に闘えるのではないかと自信をつけたんだと思うけど。
それ以前には、宗沢が粘罕を打ち負かした戦を除くと、漢人は連戦連敗だろう?
298無名草子さん:2009/05/21(木) 17:28:08
>>295
梁山泊と南宋は、随分と離れた場所にあるんだよな。
どうやって梁山泊は南宋の存立を脅かせばよいのだろうか?
299無名草子さん:2009/05/21(木) 17:33:10
岳飛と張俊の領土を加えたものを南宋と呼ぶならば、梁山泊が南宋の存立を脅かすことは
できる。梁山泊の交易によって南宋の収入が減少するとも思えないから、この面から、梁山泊
が南宋の存立を脅かすということは言えないと思う。
ちなみに、日宋貿易最大の拠点は、南宋の首都になる臨安(杭州)。
あと、海のシルクロードの港は、南宋領内にある。
300無名草子さん:2009/05/21(木) 17:39:23
江南各地を歩き回った李富殿が、そこに大きな国を作れば、楊令殿より偉大な存在に
ならないか?こうも簡単に新しい国ができてしまうと、李富をすごい人と思うというより、
ゲームの中で国づくりをやっているようで、シラけてしまうのだが。
301無名草子さん:2009/05/21(木) 17:41:55
>>300
大土地所有制度が背景にあるわけで、それら無数の大地主のエネルギーをまとめる方向で
南に新しい国ができるのなら説得力があるが、李富が歩き回るだけで国ができてしまうと、
印象としては、ゲームの中で作っている国のようだね。
302無名草子さん:2009/05/21(木) 17:46:51
江南各地に北宋の役人を連れてくれば、新しい国ができるのかね?
柵で囲んで牧童を置けば、牧場ができるといった発想だね。
江南各地にも地方軍はいたはずなんだが、どこへ行ったのだろう?
かつて江州で戦があったときには、江州だけでかなりの数の地方軍がいた。
金国に荒されていない江南の地方軍は無傷なんじゃないの?
方臘の乱が終了して、もう何年も経つよ。
303無名草子さん:2009/05/21(木) 17:48:38
方臘の乱の後に、江南の地方軍を整備せず、軍隊が手薄な状態のままなら、
華北の騒乱に呼応して、江南でも大規模な叛乱が、再び起こっていたはずだと思う。
地方軍は整備されていたんだろうな。
304無名草子さん:2009/05/21(木) 17:56:39
>>302
>柵で囲んで牧童を置けば、牧場ができるといった発想だね。

民は家畜ですから、それでいいのです。
305無名草子さん:2009/05/21(木) 18:15:25
王定六の故郷は建康府で、水滸伝の地図も建康府となっているが、
あそこは北宋時代は江寧府と呼ばれていたんだよな。
1129年4月、明受の乱で杭州を追われた高宗が江寧府に入ったとき、
建康府と改称された。後漢時代の頃は建康府でいいんだが、北宋期は
江寧府だ。なお、北方水滸伝にも登場する王安石は、都合3回江寧府の知府を
務めている。
306王安石:2009/05/21(木) 18:22:47
登場はしない。何度も名前が出てくるだけ。李富が「王安石の夢」と言うたびに、虫唾が走る。
307無名草子さん:2009/05/21(木) 18:24:56
>>306
楊令伝の基準からすると、楊令と岳飛と高Qと李富だけが、突き抜けた偉人なんだよ。
李富も安丘で地方軍の兵士を見せしめのために半数殺している。
308無名草子さん:2009/05/21(木) 18:36:52
軍師 宣賛
軍監 杜興

軍監は戦場で、何をするのですか?
309無名草子さん:2009/05/21(木) 19:21:57
>>308
「戦場にいて、戦場にはいない、ということか、杜興殿?」
310無名草子さん:2009/05/22(金) 16:37:19
>>303
李富が江南に目をつける前は、荒廃したままだったな。
舞台のセットと同じで、登場する必要のない時期は無視される。
311無名草子さん:2009/05/22(金) 17:51:42
「もうひとりは、誰です?」
「下に置きたい者の、希望は?」
「ありませんね。まったく、ありません」
「だったら、韓成君、君だ、君。アハハ、君に決めたよ」
312無名草子さん:2009/05/22(金) 19:25:56
劉豫が登場するかしないかで、梁山泊の性格が正反対になる。
李富と扈成の性格づけも変ってくる。
ここが明確にしないから、スッキリせんのだろうな。
313無名草子さん:2009/05/22(金) 19:27:20
>>312
出せばスッキリするが、出さないと決めたときが、困るな。
劉豫は出ませんよ、と作中では言えないから、読者はいつ出てくるのだろうと、
最後まで期待してしまう。
314無名草子さん:2009/05/22(金) 19:31:56
作品内での時間の流れが史実どおりであれば、1129年になったばかりの現在、
劉豫が出ていないのは、この先も登場しないということで確定する。この年の3月、
金は劉豫を東平府へ移し、京東西淮南等路安撫使に任じているからだ。
しかし、耶律大石や斡離不の例で明らかなように、必ずしも史実どおりには、時間
が流れていない。不確定なまま、この先を読まねばならない。
315無名草子さん:2009/05/22(金) 19:36:30
>>314
そうだな。日本では、列車は定刻どおりに到着し、定刻どおりに発車するのが常識だからな。
316無名草子さん:2009/05/23(土) 13:01:11
>>286
先月までの楊令は、手触りのまったく感じられない模造品の質感しかなかった。
適度に湿り気のある手で車のハンドルを握ると滑らないが、先月までの楊令は、
カサカサに乾いた手でハンドルを握っているような感じだった。
新興住宅地の町並みを歩いているような味気なさしかなかったな。
317無名草子さん:2009/05/23(土) 13:12:09
岑諒や田忠らオリキャラ将校は、相変わらず新興住宅地だな。
楊令伝で初めて登場したわけだから、いくら頑張っても、この性格は変らない。
まわりにいるのが古い歴史のある街並みを感じさせる原典キャラと史実キャラなので、
この格差は永久になくならない。
318無名草子さん:2009/05/23(土) 14:10:19
>>300
水滸伝最後の童貫戦で、多少は李富に見せ場を作ってやれば、登場場面の増えた李富に
違和感を感じないんだけどな。「青蓮寺は隅にすっこんどれ」と言われて、本当に隅にひっこんで、
何もやらなかった。いまさら出てこられても、場違いな印象しかない。
319李富:2009/05/23(土) 14:17:13
巴蜀の地に拠って天下を三分しようと思っていますが、ダメですか?
320無名草子さん:2009/05/23(土) 15:35:20
そっち方面から、絹の道交易の邪魔をしようっていう魂胆かね?
321無名草子さん:2009/05/23(土) 16:38:38
>>313
まず梁山泊の性格が、斉の替わりなのか、そうでないのかがハッキリしない。
史実の斉の領土よりも梁山泊の領土はずっと狭い。そして領土不拡大宣言
をしている。だったら、別に斉が作られるんだろうなと思ってしまう。
しかし、ここまでの金と梁山泊(とくに楊令)の関係を考えると、斉=梁山泊でも
不思議じゃない。これだと、これから梁山泊は領土を広げる闘いをするのだろうと
期待がもてる。数ヶ月、そのいずれかが判然としない状態が続くと、期待に胸が
膨らむより先に、先の読めない不確定な展開にストレスが溜まるだけ。
そろそろ、進むべき方向を示してもらいたい。梁山泊の性格が決まらないと、李富や
扈成のやることも明確にならないし、撻懶や秦檜の動きも違ってくる。
方向性の定まらない人物が何人もウロウロしている小説は、イライラする。
322無名草子さん:2009/05/23(土) 16:43:22
>>321
桁はずれの戦略家と頭領にもつと、進むべき方向が定まらなくて、苦労するねww
323無名草子さん:2009/05/23(土) 17:33:47
>>322
「を」と「と」をよく間違えているようなんだけど、どうして?
324無名草子さん:2009/05/23(土) 17:44:37
をっとと
325無名草子さん:2009/05/23(土) 18:01:05
をっとととーの おっとっと
326無名草子さん:2009/05/23(土) 18:02:15
>>313
出せばスッキリするが、出さないと決めたときは、夜中に夢精しないように、注意しろ。
327無名草子さん:2009/05/23(土) 18:13:27
呼延凌も、張家軍を北京大名府まで追撃してやろうかと考えただけで、結局、軍令違反を
したときは、自分を止めてくれないか、だもんだ。
追撃しろよ。不完全燃焼。イライラ。
328無名草子さん:2009/05/23(土) 18:17:40
>>327
呼延凌はくだらん追撃など考えずに躊躇なく民を皆殺しにしろ。
天下を狙えるような桁外れに大きな男になれるぞ。
329無名草子さん:2009/05/23(土) 19:35:10
「俺の、留守中に、勝手に、兵を、動かしたのは、いかなる理由だ、呼延凌?」
「貴様の命令が、軍令になるということが、面白くない」
「ほう。命令は、聚義庁から、出ているはずだが?」
「軍議も、ろくに、開かない頭領が、こういうときだけ、聚義庁の命令と、形式ばったことを言うのか?」
「まあ、それは、よい。して、勝手に張家軍を追撃して、北京大名府に兵を進めたのは、いかなる
理由なのだ?」
「簡単に取れるからだ」
「いま領土を増やすことは、梁山泊の崩壊にも、繋がりかねん。民の暮らしを豊かにするには、それ
相応の官吏が必要となる」
「人口が増えて、梁山泊が崩壊するなら、不要な人口は、殺せばよかろう」
「なに?」
「冗談だ。なにも悩むことはあるまい。官吏を増やせばよいことだ。四百六十万なら豊かな国が出来、
九百万になれば、国が滅びる理由が、いっこうに理解できぬ」
「官吏は厳選しなければならぬ。腐敗した役人が増えれば、宋と同じことになる」
「それこそ、腐敗した役人は殺せばよい」
「一割の税率を守らねばならぬのだ。交易から上がる利益だけでは、四百六十万の民しか養えぬ」
「愚かな。わしは、梁山泊を出る」
330無名草子さん:2009/05/23(土) 19:38:47
新しい国を作るために、従わぬ民を皆殺しにした楊令と、民から徴税した額はすべて備蓄に回して、
梁山泊国の運営費用は、すべて国が自ら稼いだ金で賄うという現在の楊令が、どうしても上手く
結びつきません。そもそも国を運営する資金を、すべて自弁するというのが、国といえるのでしょうか?
331無名草子さん:2009/05/23(土) 19:40:12
というか自弁できるわけがねー
332無名草子さん:2009/05/24(日) 17:49:09
1割の税率で手にしたカネはすべて備蓄に回すということらしいが、交易だけで賄うのは無理だな。
梁山泊の兵だけで10万近い人口がいる。その家族や文官まで含めると膨大な数だ。
交易従事者は水軍を含めても1万5千程度。これだけの人間の労働だけで10倍近い人間を食わせて
いけるかな?しかも、無為徒食の人口ではなく、軍事や行政を行う費用まで交易で稼がなくては
ならない。無理だろう?
333無名草子さん:2009/05/24(日) 17:50:18
フィクション=虚構は、テキトー/デタラメとは意味が違う。
ウソはウソでも信じられるウソでないと疑問ばかりが募るな。
334無名草子さん:2009/05/24(日) 17:53:28
「玉の引き合いが、すさまじい」
「そう。それはよかった」
「玉の値が下がることはない」
「そう。それはよかった」
「誰も、俺が言うことを本気にしていなかったのだな、呉用」
「そう。それはよかった」
335無名草子さん:2009/05/24(日) 17:54:21
「しばらく、眠らせてくれ」
「永久に、眠ってくれ」
336無名草子さん:2009/05/24(日) 18:00:49
楊令と張平は、玉の引き合いを、今夜もやっているんだろうなw
337無名草子さん:2009/05/24(日) 18:04:16
>>333
そもそも主要登場人物である楊令と童貫の性格が、信じられないウソになっているからな。
主役クラスには王道を歩ませてほしかった。変人を主人公にした面白い小説も
なくはないが、それは、変人ぶりが愛嬌になっていて笑える小説だよな。
楊令と童貫は、シリアスに変な人だから、ただただ信じられない。
338無名草子さん:2009/05/24(日) 18:23:22
童貫のわけわからん性格。なんの活躍もなく死んだ宗沢。失禁した呉乞買。逃げ回る趙構。
昭和50年代になっても左翼系セクトの立て看板には「打倒!日帝」なんて時代錯誤な
文字が書かれていたけど、やはり帝に対する忠義の士なんてものは、出したくないんだろうな。
339無名草子さん:2009/05/24(日) 18:34:41
それが楊令伝最大の癌だろうな。ストーリーが決まらない。人物の性格が歪になる。
半分は、>>338に起因していると思う。残り半分は、執筆時間の不足な。
三国志や水滸伝では、まだ我慢してやっていたのに、楊令伝では我慢しきれなくなった。
しかし、忠義の士は、数は少ないが実在したし、物語世界では人気者だ。
人気者は出さない。かといって嫌われ者にはしたくない。でもって、意思や
情念を持たない理解不能な人間ばかりが出来上がる。
340無名草子さん:2009/05/24(日) 18:38:18
俺が軍令違反をしそうになったら止めてくれ、と花飛麟に頼んだ呼延凌なんてバカに見える。
軍令違反でも何でもやって、自己実現を果たせよ。
周囲の目を気にして、人前でイチャイチャできない恋人どうしを見ているようでイライラするわ。
341無名草子さん:2009/05/24(日) 18:39:01
>>340
人目を気にせず人前でイチャイチャする恋人同士がバカだろうww
342無名草子さん:2009/05/25(月) 09:56:47
ジャンプで始まった水滸伝の方が面白いというこの体たらく…
343無名草子さん:2009/05/25(月) 13:33:02
>>226
次々に新しいことを始めるのはよいのだが、同種の古い話を放置したままで始めると、古い話は
どうなったのだろうかと思うよな。
塩が権力の象徴であるのなら、北宋滅亡後、塩利権の争奪を巡って激しい戦が起きてもよいはず。
344無名草子さん:2009/05/25(月) 13:35:07
そのような生臭い話が嫌なので、無色透明で理解できない童貫と楊令の爽やかなスポーツ戦に
なったのかもしれんな。
345無名草子さん:2009/05/25(月) 13:42:41
薬や玉は毎日消費する商品じゃないから、それだけで梁山泊の財政が豊かになるのか、
疑問だな。人の生存に欠かせない食糧や、塩の利権の方が確実なように思える。
それと飛脚屋は全国展開しているんだろう?全国チェーンなんて、そう易々と作れるもの
ではないぞ。どうして楊令は、飛脚網に無関心でいられるの?まともな経営者の感覚じゃない。
軍を持っているんだから、他の飛脚業者の拠点を潰していけば、郵政事業を独占できるぞ。
孫二娘が揚州でやっていた運送業はどうなった?これは江南中心の仕事だったのだろうが、
これも全国展開できるんじゃないか?塩の道は、第1巻で燕青が女真の地にも塩の道を
作るといっていたぞ。なんで絹の道を作る必要があったの?絹の道なんて唐末に廃れて
しまって、宋代に脚光を浴びていたのは、“海のシルクロード”だよ。
346無名草子さん:2009/05/25(月) 13:43:24
>>345
>軍を持っているんだから、他の飛脚業者の拠点を潰していけば、郵政事業を独占できるぞ。

それじゃ、腐敗していた宋と変りないだろうww
347無名草子さん:2009/05/25(月) 13:46:35
>>346
他の業者を潰すだけでは、天下を狙える器とはいえない。
民を殺さないと。
348無名草子さん:2009/05/25(月) 13:51:18
>>345
まあ、楊令殿の発案で大金を稼いで、梁山泊の面々が楊令殿に食わせてもらっている。
「楊令殿、すごい、すごい」という演出をしたかったのだろう。
盧俊義や燕青の世話にはなりたくない、まして戴宗の飛脚屋で食ってくなんてもってのほか、
張横など存在すら忘れている。孫二娘のような人殺しの作った運送屋なんて論外。
349孫二娘:2009/05/25(月) 13:52:00
楊令殿だって、人殺しだよ
350孫範:2009/05/25(月) 13:52:43
>>349
あんたも天下を狙える器だ。桁はずれに大きくなった。
351無名草子さん:2009/05/25(月) 14:07:15
>>345
飛脚屋と塩の道は、運送業の全国展開に転用できるよね。
それに、そもそも塩取引を止める理由がない。
塩専売が崩壊しても、塩を必需品であることに変りはない。
南宋は塩専売のノウハウを持っているんだから、再び専売を再開したいだろう。
北では無理かもしれんが。それに対抗して、梁山泊も塩専売を始めればいいじゃないか。
352無名草子さん:2009/05/25(月) 14:14:57
>>351
宋江は、全国に張り巡らす人の網を叛乱の基礎にすると言っていた。
呉用の川の流れのような叛乱は、どうなったのかよくわからない。
楊令も国の財産は人と言っていた。
もっとも、その場の思いつきで言っているのが、最近わかってきたから、
だからといって、どうしろというわけじゃないがwww
353無名草子さん:2009/05/25(月) 15:03:31
>>348
楊令と李富のオリキャラ同士の闘いに、もっていこうとしているからな。
李富なんて、聞煥章ひとりを、使いこなせなかったのに、
どうやって中国全土の切り盛りをするつもりなの?
こりゃさすがに説得力ないだろう。
354無名草子さん:2009/05/25(月) 16:20:12
楊令伝になってからの童貫には物足りないところもあったが、なんといっても二十万禁軍が
背景にある。それなりの重量感は感じる。李富にも青蓮寺という組織はあるのだが、赫元
以外は部下が登場しない。全国に情報網を張り巡らせた組織としての青蓮寺の強さは、まったく
感じさせないね。強盗によって得た金額だけを心の拠りどころにして偉そうにしている印象
しかないから、重量感はない。
355無名草子さん:2009/05/25(月) 16:28:39
>>354
10数巻もの長き間昼寝をしていたホームレスが、いきなり起き上がって、
一方の大将は俺だと叫んでいるみたいで、違和感通り越して、滑稽だよね。
356無名草子さん:2009/05/25(月) 16:37:44
早く秦檜が帰ってこないかなー
357無名草子さん:2009/05/25(月) 17:34:43
人殺しをやって人気のなくなった主人公(予定者)や、禁軍にお株を奪われて隅に追いやられていた
李富を、埃を掃って使おうというのかね?難しいことにわざわざ挑戦するのがお好きだね。
358無名草子さん:2009/05/25(月) 17:45:59
>>348
絹の道交易がダメになれば梁山泊もダメになるという方向へ持っていきたいのだろうが、
従来、それ以外の交易や、塩の道があった。さらに、飛脚屋は全国ネットだし、梁山泊の
糧道は数多い。それらをすべて棚上げしておいて、絹の道がダメになったから、梁山泊
もダメになったという展開が将来起こり得るのだとしたら、まったく説得力を欠く。
足元の産業を固められない楊令は、阿呆かということにもなりかねん。
もう一度、従来からある梁山泊の集金方法を整理してみられてはどうだろうか?
359無名草子さん:2009/05/25(月) 17:50:52
>>357
今月、韓世忠の口を通して、李富のやったことを皮肉っていた。
現実は領土を半分失った「国の主柱」にすぎないのだ。
徽宗・欽宗は、首都開封府にドンと構えていたが、いまの帝は
江南各地を逃げ惑っているわけだ。金軍は宋の領内深く侵入している。
兵站が伸びきって金軍のピンチが訪れるのは目に見えているのだが、
先月は、金軍は徴税により兵站を確保しているような書き方だった。
今月は、宋領内における軍事行動を可能にする程度の僅かな税収にすぎないと
弁解されていたが。どうも、各陣営の動きがちぐはぐだ。
360無名草子さん:2009/05/25(月) 17:54:06
>>359
読者は各陣営の動きを一番よく知っているんだな。かつての青蓮寺よりも情報収集能力が
高い。もっとも情勢を客観的に分析できるのは、作中人物ではなく、読者なのだ。
そんな中で、南宋を建国した李富、民の皆殺しをした孫範が、主観的に高揚している。

残念ながら、馬鹿にみえちゃうんだよね。客観情勢をもっとも知る読者から見ると。
361無名草子さん:2009/05/25(月) 18:02:58
北宋が滅んで、各地に軍閥が割拠し、外国の軍隊は侵入し、賊徒が蔓延している情況なので、
各陣営の情報収集能力は、低下せざるをえないな。だけど、読者だけは、各陣営の様子が
手にとるように分かる。登場人物が他陣営の動きを、とぼしい情報を分析して予想する部分が
まどろっこしい。釈迦に説法だ。登場人物の話を聞いていても、新情報が少ない。かえって
読者の方が詳しく知っている状況下では、登場人物に拙劣な展開予想をさせるなど無意味だ。
362無名草子さん:2009/05/25(月) 18:15:28
読者の情報収集も間違いが多いよ。斡離不は阿骨打の子じゃないし、杭州と臨安は同時に出てくるし、
宗沢は金軍を打ち破らない。読者もたいした情報は与えられていない。
363無名草子さん:2009/05/25(月) 18:55:35
>>361
扈成は、北京大名府と燕京の間を盛んに往来しているらしい。
いま燕京にいるのは完顔成だが、それ以前は蕭珪材がいた。
扈成と蕭珪材は、燕国以来のつきあいだ。
蕭珪材の乱が起きるな。
364楊令伝と楊令伝の対話:2009/05/25(月) 19:07:35
【1月号】(p334)
 扈成は、劉彦宗の声望に眼をつけた。だから、扈成がどんなふうに接触してきたかも筒抜けで、
 すでに聞く必要もないことになっていた(李富)。

【6月号】(p350)
 扈成には、劉彦宗を当ててみよ。意外なものが、出てくるかもしれん(李富)。
365無名草子さん:2009/05/25(月) 19:10:27
>>364
1月号のその部分の直後に、「ただ、扈成には複雑なところがある。こちらに見えている動きが、
すべてとはかぎらないのだ」と言っているよ。いちおう逃げ道は作ってある。
聞煥章のころに掘り当てた銀鉱もあって、資金に不足はないようだ、とも書いてある。
366無名草子さん:2009/05/25(月) 19:11:10
>>365
その銀鉱が梁山泊の領内にあれば、大笑いだなwwww
367無名草子さん:2009/05/25(月) 19:15:25
>>364
ただ、こういうのが多すぎるんだよね。すばるだと半年放置されている。
単行本でも、6ヶ月放置になるんじゃない?単行本で2巻間が空いて
動き出しても、もう忘れているやつが多いよ。
>>365のような細かいフォローまで覚えている奴がいるだろうか?
368無名草子さん:2009/05/25(月) 19:30:52
>>345
塩の道には、大勢の人々が従事しているんだろう。梁山泊が塩の道をやめたら、
その人達は、どうやって食っていくんだろうね。北京大名府で盧俊義が塩の道
従事者を殺すことを決断したように、また見殺しかね。
369孫範:2009/05/25(月) 19:31:33
楊令殿は、そうしてまた一段と大きくなるのです。
370無名草子さん:2009/05/25(月) 19:35:53
宋の専売制は、暴利を貪っていたんだろうな。闇塩が成り立つのは、専売より廉価で売るからだ。
宋の暴利が大きければ大きいほど、梁山泊の闇価格も利幅が大きい。
こんな旨みのある商売をすぐにやめるかね?供給過剰でなければ専売制が廃止されても、大きく
値崩れはしない。生産拠点は限られているのだから、塩族がはびこるのを防止すれば、供給過剰
にはならないはずだ。塩族を放置するほど、青蓮寺も梁山泊も馬鹿ではないと思うのだが。
国の主柱なわけだし、袁明は塩は権力の象徴と言っていた。
371無名草子さん:2009/05/25(月) 19:37:34
>>370
李富は強盗をして南宋建国資金を得たぐらいだから、塩利権など眼中にないだろうよ。
372無名草子さん:2009/05/25(月) 19:41:40
>>370
魯智深や曹正の話によると、密州あたりに、塩を扱う専門の役人が多いんだろう?
あのあたりは、現在、張俊の領土なのではないか?
扈成は旧宋の役人の組織を、そのまま新領土で用いているというぞ。
そうすると、張俊が塩王になっているはずだが。
373無名草子さん:2009/05/25(月) 19:42:47
>>372
扈成は、聞煥章の掘り当てた銀山を資金にしている。青州半島の塩なんぞ眼中にないさ。
374無名草子さん:2009/05/25(月) 20:01:59
>>370
なにしろ、盧俊義の稼いだカネで、梁山泊はあと2年は闘えるんだからな。すさまじい利益が
上がったのだろうな。どうして塩の道を捨てるのかね?
専売制が崩れても、流通経路を握っていれば、まだまだ塩で稼げると思うよ。
内陸では塩は生産できないだろうから。岩塩があるとしても、産出量は海の塩とは比較になら
ないほど少ないはずだ。
だいたい梁山泊は宋の領土の中で闇塩の商いをしていた。どうせ領土を持つなら、塩の産地を
領土に加えようと思わなかったのだろうか?
さらに不思議なのは、南宋は、どうして塩専売を手放すのだ?自分らの主要な財源を捨てるか?
金国が塩利権を押さえたわけじゃないんだろう?
375無名草子さん:2009/05/25(月) 20:05:55
金軍も、梁山泊が塩で大儲けしているのを知っているくせに、青州の塩生産地は無視したな。
これは梁山泊の糧道を断ってはならないという配慮からなんだろうか?それとも塩など眼中
にないということなのだろうか?
宋では塩は権力の象徴なんだけど、女真族は政治的に未熟なので、塩が権力の象徴であること
に気づかないのだろうか?
376無名草子さん:2009/05/25(月) 20:07:09
十二世紀、世界の海は、次第に淡水に近づいていた。塩がとれなくなったのさ。
塩は権力の象徴でもなく、権力にとって特別な意味もなくなった。
これからは、青州のおいしい水が売れるのだ。
377無名草子さん:2009/05/26(火) 12:24:29
>>373
>青州半島

山東半島のこと?
378無名草子さん:2009/05/26(火) 13:05:52
>>372
史実でも、北方水滸伝でも、山東半島と杭州湾が、塩の二大産地ということになっている。
青州を押さえた張俊が、戦略家としては最も優れているな。
李富、楊令、金国、みんな山東半島を無視している。
379無名草子さん:2009/05/26(火) 13:07:28
学者の人との対談で、宋の塩を金で売っても儲からない。金で塩を作って宋で売れば
大儲けできる、と指摘されて、塩の話を続ける意気込みが挫けたんじゃないかな?
380無名草子さん:2009/05/26(火) 13:15:50
全土を統一することを諦めて、「玉の引き合いが、すさまじい」と喜んでいる楊令と呉用を
見ていると、情けなくなってくるな。梁山泊軍を解散して、小商いでもやれや。
小商いをやっている読者、上司に厭味を言われながらも言葉を返さずに働いているサラリーマン、
勉強に追われる学生・・・等々。彼らがどうして小説を読むのか、その理由を考えてもらいたい。
「実現できない志は、志ではない」なら、誰も戦の小説など読まない。
381無名草子さん:2009/05/26(火) 13:17:40
小説なんだからな。真宗坊主の説教を聴いているんじゃないぞ。
382無名草子さん:2009/05/26(火) 13:25:24
リアリティを追求すると、料理屋の旦那と奥さんのカネ繰り話になるということは、よくわかった。
383燕青:2009/05/26(火) 14:51:15
>>348
>楊令殿の発案で大金を稼いで、梁山泊の面々が楊令殿に食わせてもらっている。

       ハ,,ハ
      ( ゚ω゚ )  お断りします
     /    \
   ((⊂  )   ノ\つ))
      (_⌒ヽ
       ヽ ヘ }
  ε≡Ξ ノノ `J
384無名草子さん:2009/05/26(火) 15:18:24
楊林の鎖鎌を受け継いだやつはいないのかね?
385無名草子さん:2009/05/26(火) 15:23:37
>>384
「伊賀の影丸」に出ていた霧丸に受け継がれた。
386無名草子さん:2009/05/26(火) 16:30:19
>>383
戴宗は楊令の考えとは別に、全国制覇を考えていたようだね。
387無名草子さん:2009/05/26(火) 16:32:24
全国に飛脚通信網を広げた戴宗としては、そう考えてしかるべきだな。
洞宮山から遼東半島までの航路を作り上げた李俊が、たいした考えもなく、楊令に
ついてゆくと言ったのは意外だった。
388無名草子さん:2009/05/26(火) 18:07:20
楊令も自分の足で西域へ行くことで、全国を活動場所にする燕青・戴宗・張横・李俊・公孫勝・武松
らに少しは近づけたということじゃない?
389無名草子さん:2009/05/26(火) 18:27:15
>>388
西域から帰ってきたら、また亀のように首をすっこめるのだろうww
390無名草子さん:2009/05/26(火) 18:49:40
>>386
楊令は頭いかれたのか、全土を統一するに決まっているじゃないか、何をたわごとを
言っているんだ。まあ、こんな感じで、楊令の演説などまるで無視して、自分の仕事
を続けているような戴宗だったよな。
391復習楊令伝:2009/05/26(火) 19:02:30
>>374
「塩の道が生んだ銀は、あと二年で尽きる。日本や南方との交易で、二年の銀がそのままの
状態になった」
 それは庫が富んでおらず、なにかことが起きたらすぐに困窮するということだ。

梁山泊を再興する際に、盧俊義の銀の多くを使って、もう二年分しか残ってないということ
なんだろうか?しかし、第1巻では、燕青は金国へも塩の道を広げている。また、第1巻では、
軍は流浪の軍であったが、塩の道や飛脚などの財産が残っていることが梁山泊の強みである
と言っていた。
「日本や南方との交易」で稼いでいるから、盧俊義の銀二年分に手をつけずに済んだような
書き方だが、楊令伝になってから、塩の道では、まったく収益を上げていないのだろうか?
燕青は盧俊義に較べると、そんなに商売が下手なのだろうか?
392無名草子さん:2009/05/26(火) 19:06:49
水滸伝の第1巻では、塩の道を拡張するような話をしていた。当初は、さほど大規模なものでは
なかったはずだ。護衛も清風山の500人で足りたのだからな。
水滸伝における塩の道で15年間稼いだ。
楊令伝の塩の道では、金国にまで販路を広げて12年稼いでいるはずだ。
燕青は、盧俊義と同じぐらいの銀を貯めこんでいるはずだ。
どうして、楊令伝になってから、塩が生み出した銀がないのだ?
393無名草子さん:2009/05/26(火) 19:09:46
>>392
燕青が横領したのかもしれんな。逮捕して取り調べろ。
日本や南方との交易で得たカネだけが、この10年の梁山泊の運転資金であったはずがない。
塩の道からは、水滸伝時代と同じ程度の高額な利益が上がっているはずだ。
燕青が怪しい。逮捕しろ。
394無名草子さん:2009/05/26(火) 19:11:59
北京大名府を離れないといった闇塩従事者を大量に殺したから、水滸伝の終盤は、
塩の道は縮小されていたんじゃないの?
395無名草子さん:2009/05/26(火) 19:14:42
>>394
闇塩従事者は各地に分散しているはず。北京大名府の従事者は、その一部にすぎない。
梁山泊は、ひとつの道が発覚すれば、そこを潰して新たな道をつけることを続けている。
水滸伝終盤の燕青の仕事がそれだ。たしか盧俊義存命時と変わらない収益を上げて
いたはずだ。そして、楊令伝になってからは、さらに販路を広げている。
利益が上がっていないはずがない。
396燕青:2009/05/26(火) 19:19:17
「私は、塩の道を造る。この女真の地にも、塩の道はあるのだ」(2巻21頁)
397無名草子さん:2009/05/26(火) 19:22:28
>>396
楊令伝になってからは、塩の道はなかったんだろう。
盧俊義は、塩の道で神経をすり減らした姿が描かれていたが、燕青はのんびり方臘戦の見物をしていた。
398無名草子さん:2009/05/26(火) 19:24:43
あったと思うぞ
399無名草子さん:2009/05/26(火) 19:38:21
>>398
李富が闇塩の探索のために青蓮寺の手の者を多く割くことはなくなった、と言っていた。
しかし、それは、梁山泊が塩の業務を縮小したからだとは書かれていなかった。
400無名草子さん:2009/05/26(火) 19:43:54
水滸伝時代は、交易による収益はなく、もっぱら闇塩に糧道をたよっていた。
楊令伝になってから、瓊英や水軍による交易の話が多く出てきたな。
反対に、燕青の塩の道による収益について語られるところは少なかった。
致死軍も羌肆の軍も、塩の道をめぐる攻防はしていない。
やっぱり塩の道は閉鎖されていたんだよ。
401無名草子さん:2009/05/26(火) 20:03:49
すごい楊令殿がカネを稼がないと、楊令伝は始まらないのさ。
原典キャラの燕青ごときが稼いだカネで、梁山泊軍が養われるようでは、
偉大な楊令殿の沽券にかかわるのさ。
何でも楊令殿がひとりでやらなきゃダメなの。
402無名草子さん:2009/05/27(水) 12:18:02
また楊令叩きかw?
403無名草子さん:2009/05/27(水) 12:35:59
今月の楊令は、自分を見つめるようになってきて、人間の質感を持っていたな。
先月までは無機質でロボットみたいだった。
知名度の高い水滸伝の原典キャラと較べると、オリキャラが見劣りするのは事前
に予想できるから、能力面でパワーアップする必要はあったのだろうが、20歳そこ
そこで頭領という重責に担わしたため、パワーアップがゆきすぎて無機質な物体
になってしまっていた。
404無名草子さん:2009/05/27(水) 13:44:45
北宋末の歴史は、三国志や日本の戦国時代ほどには日本人に知られていないが、
水滸伝を買って読もうという読者なら、この時代に興味があるはず。詳しくは知らない
にしても、名前だけはあちこちで見る宗沢や岳飛や秦檜が、あの調子では嫌だな、
という読者もいるだろう。
405無名草子さん:2009/05/27(水) 14:02:45
李富は実在の人物なんですか?
406無名草子さん:2009/05/27(水) 14:23:33
鍾玄は、不仲な呼延凌と李英の中和剤的な役割だけが、唯一のとりえだったが、
李英が郭盛隊へ行ったので、とりえがなくなったな。
もっとも、李英その人が、もはや過去の人だがw
407無名草子さん:2009/05/27(水) 14:28:20
もっとも扱いが悪いのは、チョ律だな。完璧に過去の人。
それと蒼香が金秀化している。
408無名草子さん:2009/05/27(水) 14:30:51
>>407
宗沢だ。大石蔵之助を討ち入り前に病死させるようなものだ。
409無名草子さん:2009/05/27(水) 16:07:10
>>404
斡本、兀朮、訛里朶が若年であるため未熟であるのは良い演出だと思ったが、
彼らの未熟さの対照にいるのが、唐昇・蕭珪材というオリキャラなんだよな。
楊令伝は、やはり、史実キャラ・原典キャラがオリキャラに辱められる小説なんだろ。
410無名草子さん:2009/05/27(水) 18:15:28
最後は梁山泊が勝つんですか?
411無名草子さん:2009/05/27(水) 18:23:16
>>410
最後まで読んでいれば分かります。
412無名草子さん:2009/05/28(木) 17:02:35
>>403
楊令個人の問題もあるが、最強の楊令を頭領に据えたことで、それ以外の好漢の戦死が
感銘を与えなくなった。軍人ではない頭領の宋江の場合、宋江や呉用が生き残っても梁山泊
軍を維持できない。林冲や呼延灼や関勝が死んでしまえば、軍の行動に支障をきたす。
だから、彼らが生きるか死ぬかが、すごく関心を集めた。
これに対して、最強の頭領楊令殿さえ生きていれば、梁山泊軍が動けなくなることはない。
中間管理職が何人死んでも、大勢に影響なし。よって、戦の場面に何のスリルもなくなった。
かつ、楊令は主人公なので、最後の巻まで死ぬことはない。よって、戦の場面に何のスリルもなくなった。
413無名草子さん:2009/05/28(木) 17:07:48
>>412
つけたすと、水滸伝の19巻の時点では、二世キャラは、楊令・カク瑾・張敬の三人しかいなかった。
他にもいたが、全員子ども。原典の108人が大きく削減されると、梁山泊は崩壊するだろうな、と
誰もが考えた。案の定、いちどは崩壊した。続編の有無についての情報が入っていない時期は、
なおさら原典の108人の生死が気になった。
これに対して、楊令伝では、何人死んでも、次々に補充のオリキャラが登場する。
スリルも緊張感も欠けるよな。楊令伝がピリッとしないのは、この構造上の問題が大きいので、
いくら頑張っても、前作に及びようがない。
414無名草子さん:2009/05/28(木) 17:19:40
さらに言うと、原典がまとめられたのが明代で、現代の読者が読むにはテンポが緩慢に
感じられる部分がある。北方水滸伝では、こういう現代の読者にとって退屈な部分、不
合理を感じさせる部分を大胆にカットした。だから、高い評価を得た。原典との比較によって
北方水滸伝は高い評価を得たのだ。
これに対して、楊令伝はオリジナルなので原典がない。楊令伝が完結して10年後に北方謙三
が楊令伝の緩慢な部分・不合理な部分を大胆にカットして初めて、北方水滸伝と肩を並べる
名作になるんだと思う。いまの楊令伝は、水滸伝原典や三国志演義を読んでいたときに
感じていたダラダラ感が強い。
415無名草子さん:2009/05/28(木) 17:34:49
ほんとうに15巻で終るのですか?
416無名草子さん:2009/05/28(木) 17:36:40
>>414
ピラミッドの五合目までは、先人が作ってくれていたのが水滸伝。
いちばん下の段から積み上げてゆかねばならないのが楊令伝。
基本的な部分の構想に時間をかけないと、北方水滸伝に及ぶべくもない。
(まとめ)
せめて、主人公の楊令を頭領にすることだけは避けるべきだった。
最強の頭領=物語の主人公=最終巻まで絶対に死なない。
原典キャラが死んでも、すぐにオリキャラで補充。
これで物語に緊張感が出てくるわけがない。
そこで、楊令や岳飛に「民のための国を作る」と言わせつつ「民を虐殺させる」
野菜炒めの材料になるはずもない納豆や辛子明太子を使って野菜炒めを作ってみる。
深い考えがあって変な材料を使うのではなく、とりあえず変ったことをやらせて、
楊令伝の宿命である緊張感のなさを打開しようと図る。
しかし、出てきた料理は単なるゲテモノで食えたものではない。

こんな感じ?
417無名草子さん:2009/05/28(木) 17:39:54

  ∧,,∧
 (;`・ω・)  。・゚・⌒)  納豆・明太子入り野菜炒め作るよ!!
 /   o━ヽニニフ))
 しー-J
418無名草子さん:2009/05/28(木) 18:08:36
>>417
けっこう美味いよ。片栗粉を水で溶いて少し加えると、さらにまろやかになる。
419無名草子さん:2009/05/28(木) 18:28:07
>>412
楊令も今年あたりは30歳になるんだろう。やっと村長選挙に立候補できる年齢になった。
420無名草子さん:2009/05/28(木) 19:24:37
>>413
ドウカン・ファイトで呼延灼・張清ほか何人か死んだけど、楊令殿が生きている限り、
まったく影響ないんだよね。頭領が宋江で軍師が呉用だったら、有力な軍団長が
二人も戦死して、しかも馬麟・扈三娘・カク瑾まで死んだら、少しは慌てたww
最強の楊令殿が生きている限り、どうってことない。無風選挙区の退屈な開票速報
を見ているようなものだ。午後8時開票開始で、8時00分05秒に「当確」が出たって感じ。
421無名草子さん:2009/05/28(木) 19:29:32
それでも、まあ、楊令殿を最終巻前に殺すわけにもいかないので、謙虚に自分を見つめる
姿を描写するなどして、楊令に親近感をもってもらう努力はなされている。
3巻当時に時間を戻して、楊令を頭領の座からひきずりおろすこともできんしな。
422無名草子さん:2009/05/28(木) 19:32:55
また楊令殿が童貫の10万の陣へ単騎で突入したときのような発作を起こして、
梁山泊の民を無差別に1000人ばかり殺さないかな?
今度こそ楊令殿を牢屋に閉じ込めて、最終決戦の直前まで、牢獄生活を送らせる。
423無名草子さん:2009/05/28(木) 19:35:44
そうなったら、俺は、楊令に塩水の入った柄杓を差し出す牢番になりたい。
424無名草子さん:2009/05/29(金) 00:35:05
ところで楊令って誰の子ども?
出生の秘密は あきらかになったんですか?
425無名草子さん:2009/05/29(金) 12:09:29
>>424
神の子だよ。釈迦よりも、キリストよりも、マホメットよりも「すごい」。
楊令伝では、世界四大宗教になった楊令教の神威が語られる。
楊令殿は奇跡を起こすのだ。
426復習水滸伝:2009/05/29(金) 12:28:12
>なにかを見つけたのか、広場の隅の小屋の方へ、楊志は歩いていった。
>(中略)童をひとり掴み出した。  〔文庫3巻39頁〕

>「この童の親はどこだ?」
> 楊志が声をあげた。
>「殺されました。両親ともに。身寄りはありません。(以下略)」 〔文庫3巻42頁〕

楊志が偶然見つけ出した子だな、どこをどう読んでも。
作中の誰かの子であるとでっち上げるには無理がある。
427無名草子さん:2009/05/29(金) 12:32:44
>胸の中に、楊志は童を抱きしめた。五、六歳ぐらいのものか。泣き声をあげていない。 〔文庫3巻39頁〕

★犬に育てられた?5歳前後の少女を保護 ロシア・東シベリア
ロシア・東シベリア地方のチタで、まるでイヌのように振る舞う5歳前後の少女が保護
された。地元警察当局が27日明らかにした。ペットのイヌやネコに育てられたようだと
いう。
警察発表によると、少女は薄汚れたアパートに父親と祖父母とともに暮らしていたが、
ほえたり、食べ物を舌でなめるなど、ペットのネコやイヌと一緒にいる方が快適そうな
様子だった。
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1243522794/
428無名草子さん:2009/05/29(金) 12:43:57
>>426
>作中の誰かの子であるとでっち上げるには無理がある。

禿どう
あと付けのでっちあげは、もうやめた方がいいよな。
童貫の性格は、水滸伝の前半と後半とでは、大きく異なるが、
読者が文句を言わないのは、次の第1巻の叙述によって、かろうじて整合性が
保たれているから。

直属の部隊は、さすがと思える精鋭を揃えていた……王進
童貫元帥直属の部隊で、さすがに音をあげる者などもなく……林冲  (以上文庫第1巻13〜14ページ)

王進・林冲という武術の腕の確かな人物の言うことなので、物的証拠ではないが、
供述の信用性が担保されている。これが唐牛児の証言ならば、誰も信じない。
429無名草子さん:2009/05/29(金) 13:27:17
>>426
その後で、村の長老が、「村で養う余裕もございませんので、どこぞにお捨てください」
と言っている。「村で養う」ということが長老の頭をかすめているということは、村の子だな。
430無名草子さん:2009/05/29(金) 13:29:16
      ∧_∧
     ( ´∀` )  ところでこのゴミ、どこに捨てたらいい?
     /⌒   `ヽ
    / /    ノ.\_M
    ( /ヽ   |\___E)
    \ /   |   /  \
      (   _ノ |  //⌒ヽ ヽ
      |   / /  |(  ^ω^)|
      |  / /  ヽ(  ∪ノ
      (  ) )     ̄ ̄ ̄
      | | /     楊令
      | | |.
     / |\ \
     ∠/   ̄
431復習水滸伝:2009/05/29(金) 13:39:32
>「二竜山の賊徒に、両親を殺された」……楊志  〔文庫3巻p44〕
>連れてきた童は、口を利かなかった。もともと口を利けないのではなく、恐怖のあまりそうなったようだ。
>人が殺されていくのを、眼の前で見ていた。もしかすると、両親が殺されるのも見ていた……曹正 〔文庫3巻p49〕

楊志と魯智深が目撃した現場で、楊令の両親は殺された可能性が高い。
村の長老の「村で養う云々」も、楊令の両親が旅人であれば、長老はそこまで考えない。
また、長老が楊令に「身寄りがないこと」まで知っているということは、楊令親子三人が、
村人だからだ。旅人ならば、身寄りがあるかどうかまで知るはずがない。
さらに、あの村には旅人が宿泊できるような施設がありそうじゃない。貧しい村だ。
もっとさらに、身寄りがない村で、旅人を宿泊させてやるようなお人好しの村人はいない。
旅人親子が盗人かもしれないからだ。
432無名草子さん:2009/05/29(金) 13:43:03
>>431
>旅人親子が盗人かもしれないからだ。

松平信重は、乞食聖の徳阿弥を自宅に泊めたばかりに、娘を寝取られ、婿養子にせざるをえなくなったからな。
433無名草子さん:2009/05/29(金) 13:44:51
楊令は貧乏人の子倅のくせして、大人になると、偉そうに「民の皆殺し」をやったのか?
とんでもない糞野郎だな。
434南方捏三 ◆y7XYmaFpQA :2009/05/29(金) 14:03:37
 会寧府の城郭から十里(約五キロ)ほどの村だった。近づいた時から、異変が起きている
ことはわかった。
「なんだ、これは、戦か?」
 村人の屍体。
「村の民が、戦などやるものか」
「そうか、楊令か。槍や剣で殺されている。抵抗したのだな」
 抵抗しなくても、殺されることはある。滞納した税を強制的に徴収すれば、叛乱も辞さない
という態度を、村人が見せたときだ。この男は、水滸伝の五巻で王和の軍に殺されたために、
続編の楊令伝がどんなに醜い話になっているかを知らないのだ。
 村はずれの畠から、村の家々が並んだところまで、屍体は八つ転がっていた。どれも、
五、六ヶ所の突き傷や斬り傷を受けた、酷いものだった。
「この斬り口を見ると、吹毛剣で斬ったことは間違いないな」
 魯智深の背中に、背後にいる楊志の無念さが伝わってきた。建国の英雄楊業から伝わる
伝家の宝刀で、楊令は無垢な村人を斬ったのだ。
「抵抗はしていないな。誰も、得物すら持っていない。それでも、楊令は殺したのか」
 呟くように、楊志が言った。枯れた草が、風で靡いていた。  
435無名草子さん:2009/05/29(金) 14:13:45
>>434
1行1行丁寧に書かれた、この時期の文章は素晴らしいな。
「屍体は八つ転がっていた」「五、六ヶ所の突き傷や斬り傷」
情景が浮かんでくるようだ。描写と描写の行間に、構成的な空間があって、
熟読して情景を思い浮かべながら読んでも、時間の無駄にはならないという工夫が
凝らされている。最後の「枯れた草が、風で靡いていた」も、魯智深の心象と
重なって、描写に深みがある。
楊令伝は、視点人物の眼に映る情景が貧困すぎるし、他の人物に関する情報が重複して
書かれているだけ。なによりも、行間に構成的な間がない。
436無名草子さん:2009/05/29(金) 14:16:20
この時期は、4ヶ月で単行本1冊だからな。
437無名草子さん:2009/05/29(金) 14:59:29
>>435
>他の人物に関する情報が重複

作者の視点が使えないのと、登場人物が多すぎるのとで、同じ情報が違う人物の視点で
繰り返されることが多くなった。
まるで華厳経の三界唯心みたいなんだが、見るからに客観情報であるものは、唯心的に
各人の心にあることまで示す必要はなく、一度述べれば足りるんじゃないの?
10人の登場人物の全員に、「そのニュースなら知っているよ」と言わせることもないと思う。
438無名草子さん:2009/05/29(金) 15:09:39
華厳経で思い出したが、今回、絹の道交易で登場した玉は、華厳経が作られた于テン国
(現ホータン)の特産品らしいな。唐の時代までは、ホータンの商人が長安に来て売っていた
らしい。
もっとも、玉文化は、日本にはまったく影響を及ぼしていない。日本では玉文化は根付いて
いない。日本へは輸出しないでもらいたい。日本でヒット商品になったら、史実に反する。
鴻門の会で范増が項羽に劉邦を殺すように示唆するときに使ったケツ(王に夬)は、玉を
扁平にした製品。この例のように、中国では玉は珍重された。
439無名草子さん:2009/05/29(金) 15:19:42
水滸伝では、王母が儒学的教養を少しだけ示していたが、楊令伝では、道教も仏教も
まるで出てこないな。科挙受験者キャラがまったく登場しなくなったし、現代のDQNが
国づくりをしている物語のようで、はげしく違和感を感じる。
440南方捏三 ◆y7XYmaFpQA :2009/05/29(金) 15:36:48
 村は、しんとしていた。時々、笑い声が聞こえるだけだ。
「幻王軍がいるな、まだ」
 楊志の口調が、ひきしまったものになった。
 村の広場が近づいてきた。
「なんだ、おまえたちは?」
 三人の女真族らしい兵が出てきた。広場の柵に繋がれた馬は、どれも黒い袍で首を
覆われていた。
 荷車に、奪ったものを積みこもうとしている者がいた。熟女真の若い娘ばかりが、裸に
され、縄で繋がれている。生女真の兵は、きっかり百名いた。
「この娘をどうする?」
「決まっているだろう。幻王様の慰みものになるのさ。その後で、わしら生女真の兵に、
払い下げしてくださるのよ。幻王様は、生女真と熟女真の融和のために、村の若い娘
ばかりを攫っている。なあに、熟女真の娘が、熟女真の男と結婚しても、幸福になれる
とは限らない」
 楊志が、叫び声をあげた。首が、ひとつ宙に舞いあがった。  
441無名草子さん:2009/05/29(金) 15:40:57
ホウロウって 基本は道教なんだけど、 まるで異境・カルトのように書かれているね。
442無名草子さん:2009/05/29(金) 15:49:33
 二十数人を倒しただろうか。楊志は、返り血で赤く染まっていた。
 魯智深は、縄で繋がれている女たちを、まず解き放ってやった。
 なにを見つけたのか、広場の隅の小屋の方へ、楊志は歩いていった。積み上げられた
干し草の中に手を突っこんでいる。大男をひとり掴み出した。恐怖からなのか、大男は
躰を痙攣させていた。顔に大きな火傷の痣がある。
「久しぶりだな、楊令」
 魯智深は、楊志が掴み出した大男に話し掛けた。
「親に叱られるのが怖くて、干し草の中に隠れていたか。林冲を襲った高Qの刺客のよう
な無様さだな」
 楊志は、楊令の首に狙いを定めて、剣を振り上げた。
「パパ。ゆるちて、ゆるちてよ」
 楊令は、泣きべそをかいた。
「父を見ておけ。その眼に、刻みつけておけ」
 楊志の顔は、仁王のような憤怒の形相を帯びていた。
 楊志が、叫び声をあげた。首が、またひとつ宙に舞いあがった。  
443無名草子さん:2009/05/29(金) 15:55:26
>>442
キモチエエナーー
444無名草子さん:2009/05/29(金) 16:03:25
>>434
>>440
>>442
もう楊令伝の連載はいらないから、各回読みきりで、死んだ梁山泊の好漢が数人ずつ登場して、
楊令の悪事を非難し、楊令を斬り殺す物語にした方が、喜ぶ読者が多いんじゃないの?
445無名草子さん:2009/05/29(金) 16:13:22
水滸伝は刊行直後からプロの評論がたくさん書かれていた。一部はネットでも読めた。
楊令伝に関するプロの評論ないね。文庫の終わりに付く、解説待ちかね?
446流せい便:2009/05/29(金) 17:02:57
 古来、塩の道というものがある。
 人は塩がなければ生きられず、塩は岩塩のほかは海からしか得られない。だから、内陸に
運ぶことになる。
 魯智深の頭から、塩のことが離れたことはなかった。
 しかし、楊令、燕青ほかの新生梁山泊の面々の頭からは、すっかり塩のことが離れていた。
「これからは玉よ、燕青。塩の道などは早々に閉じて、絹の道を手伝わぬか?」
 楊令は、盃の酒を飲み干しながら、勝ち誇ったように言った。
「誰も、俺が言うことを本気にしていなかったよ、燕青」
「本気にするもなにも、唐末に絹の道は廃れきっていますから。それに、宋代の交易といえば
海の絹の道」
 楊令は、手にしていた盃を、床に投げ捨てた。
「貴様らは、すぐそれよ。史実、史実とうるさいわ。俺を誰だと思っているんだ。楊令殿だ。熟女真
と契丹の民を殺し尽くし、桁はずれに大きくなった楊令殿だ。天下を取る器だ」
 酒乱の楊令は孤独だった。誰にも相手にされなかった。しかし、それは当たり前だと思う。孤独
にしてしまったかもしれない、と悩むのは、傲慢だって気もする。燕青は、そう思った。  
447無名草子さん:2009/05/29(金) 17:19:32
>>446
むかしの楊令は単に魅力がないだけだったが、最近は露骨に“嫌な奴”になっているよな。
448無名草子さん:2009/05/29(金) 17:25:08
水滸伝の5巻を読んでいたんだが、戴宗は、まるで別人だなw
449無名草子さん:2009/05/29(金) 17:37:40
>>448
戴宗は作者によって、いたぶられている感じだな。
どうやって嬲ってやろうかと、登場させるたびに考えているみたいだ。
450無名草子さん:2009/05/29(金) 18:39:41
>>441
童貫に負けたからいいようなものの、もし勝っていたら、どうするつもりだったんだろう?
戦勝後も、方臘は、信者に「死ね」というつもりだったのかな?
451無名草子さん:2009/05/29(金) 19:05:00
楊令伝を読んでいると、トランペットを床に向けて吹いていた
晩年のマイルス・デイビスを連想してしまう。
452無名草子さん:2009/05/29(金) 19:09:55
張順・張敬。水に潜る奴は目立たないね。
453無名草子さん:2009/05/29(金) 19:10:49
>>452
聚義庁内の金魚鉢で泳がせておけ。毎回登場できる。
454無名草子さん:2009/05/29(金) 19:48:39
>>437
活字だけでフィクション世界を構築する小説は、まさしく華厳の唯心論でゆかなきゃダメだろう。
455無名草子さん:2009/05/29(金) 20:01:28
心による認識によって客観が存在すればそれでよい。余計な説明や弁解は不要。
>>434の魯智深と楊志が、二竜山へ襲われた村へ行った描写の中には、
余計な説明や弁解は皆無だ。
456無名草子さん:2009/05/29(金) 20:03:49
>>455
水滸伝前半は、余計な説明や弁解が不要になるまでに、しっかりした構成で書かれていたということだ。
457無名草子さん:2009/05/29(金) 20:08:26
>>442
>楊志が、叫び声をあげた。首が、またひとつ宙に舞いあがった。  

これが書けなくなっちまったよな。なぜかな?
458無名草子さん:2009/05/29(金) 20:09:51
書いてはいるんだが、その描写の前に、読者の正義感を奮い立たせるストーリーがない。
だから、同じことを書いても、実がない。興奮しない。
邪悪な殺戮では、正義感は奮い立たない。
459無名草子さん:2009/05/30(土) 00:03:53
>>441
違うよ。喫菜事魔はマニ教。
マニ教には道教の影響も見られる事は確かだけど、
基本、グノーシス主義の宗教。

光と闇だとか、最終戦争だとかw
460無名草子さん:2009/05/30(土) 12:23:10
>>427
拾われたときに五、六歳であれば、楊令と名付けられる前の本名を覚えているはずだよな。
どうして本名を名乗らないのだろうか?
461呼延凌:2009/05/30(土) 12:34:49
こいつは俺たちと違って「どこの馬の骨?」だから、本名を名乗れるはずがないじゃないかww
462無名草子さん:2009/05/30(土) 12:39:32
楊志が楊令を拾ったのが、1103年冬。
楊志と済仁美が死んだのが、1105年春。
楊志の養子とはいうものの、養親子関係にあったのは、わずか1年半。
しかも、楊志は、楊令を拾った直後に二竜山に入り、済仁美・楊令とは別居生活。
楊志と楊令の関係というのは、ほんの数回会ったという間柄にすぎない。
463無名草子さん:2009/05/30(土) 12:44:07
楊令が二竜山に来たのが1105年春だが、翌1106年冬には子午山にやられている。
公淑と暮らした期間も、1年ほどなんだよな。
まあ、楊令という人は、あまり梁山泊に縁のある人じゃない。
464無名草子さん:2009/05/30(土) 12:49:35
>>460
自分の名も覚えられないような愚鈍な少年だったんじゃないの?
465無名草子さん:2009/05/30(土) 14:06:52
しかし、実親の付けてくれた名前をさっさと捨て、ほんの数日一緒に暮らしただけの
養親楊志の付けた名前を使いつづける精神は嫌だな。
続編の主人公になりたいという野望がミエミエ。嫌な奴。
466無名草子さん:2009/05/30(土) 14:10:53
>>463
あとになって、梁山泊の死んだ連中が、楊令に未来を託したという演出をするのは
やめてもらいたいな。石秀の致死軍の剣、鄭天寿の薬草・・・。他にもあったけ?
467無名草子さん:2009/05/30(土) 14:14:32
解珍が犬を託した。
468無名草子さん:2009/05/30(土) 14:15:33
秘伝のタレを陶宗旺に託したということは、解珍は陶宗旺を次の頭領にと思っていたんだな。
469無名草子さん:2009/05/30(土) 14:20:49
林冲は、黒騎兵を楊令に託すという遺言を残さなかったので、
燕青に、林冲の真似をして黒騎兵にしたのかと訊かれたとき、
高慢な楊令は、雪の中では黒は目立つ、と可愛くない答えを
返したのだろうな。ほんま肚糞たつ。
470無名草子さん:2009/05/30(土) 14:30:57
盧俊義も、塩の道を、楊令にではなく、燕青に託したものだから、
高慢な楊令は、誰が塩の道の世話になるものか、俺は俺で、
時代遅れの絹の道を再開してやる、という気分なんだろうな。
471無名草子さん:2009/05/30(土) 14:35:52
呉用は、かつて、軍師の仕事を、阮小五に託そうとしたことがあるから、
高慢な楊令は、呉用と二頭領制など、もってのほかだと思っているだろう。
託される人間は、自分ひとりでなきゃならないと思っている。
472無名草子さん:2009/05/30(土) 14:41:15
致死軍を託された侯真は、羅辰・邵房と闘わされて、一度殺されかけた。
公孫勝視点で語られていたが、公孫勝の傍で、黙って楊令も、三人の闘いの
様子を眺めていた。託されるのは自分ひとりだと思っている楊令は、侯真
など死ねばいいと思っていたんだろうな。
473無名草子さん:2009/05/30(土) 15:57:28
楊令は、しだいに良くなってきているよ
474無名草子さん:2009/05/30(土) 16:17:08
>>473
絹の道も完成させて、着々と能力値を高めているよなw
475無名草子さん:2009/05/30(土) 16:37:30
>>460
花栄だったか、楊令の実際の年齢は、もう少し上だと言っていたな。
子午山へ言ってからの成長が早いのと、楊令を早く梁山泊に戻したい作者の都合を
慮って、あとで年齢は少し高めにされた。
そうすると、少なくとも学齢に達しているんだから、むかしの名前を知らないってことはないよ。
476無名草子さん:2009/05/30(土) 17:04:00
ジョン・レノン
「インスタント・オカーマ」
477無名草子さん:2009/05/30(土) 18:27:11
>>475
周囲のみんなが「楊令殿」と呼ぶのを何の抵抗もなく受け入れられるのだから、
よほど実親が嫌いだったんだろうな。
楊令は王母のことを実の母のように慕っているが、とくに実親が楊令を虐待した
という事実もない。ただ目の前で殺されただけだ。不憫には思っても、実親を嫌う
理由はないよな。
しかるに、養親の付けた名前を大事にし、他人の王母を慕う。
変な奴だな。
478無名草子さん:2009/05/30(土) 18:38:31
このスレで予想している通り、楊令の実親は、二竜山の賊徒に酷い殺され方をされたため、
楊令はそれを思い出したくないんじゃないか?
水滸伝が始まる数年前に、楊令の母親となる女性は、二竜山に拉致され、美人であった
ためケ竜殿の妾にされ、そこで楊令を身篭った。お腹の大きくなった楊令の母にケ竜殿は
興味をなくし、元いた村に帰らせた。そこで、母親は夫を持つ。楊令は実の父親が誰だか
知らないままに育つ。六歳の冬、二竜山の賊徒が再び楊令の村を襲う。
かつてケ竜の慰み者であった女を見つけた二竜山の賊徒の数人は、楊令の母親を小屋
に連れ込み、夫と子の見ている前で、代わる代わるに、十六刻(約8時間)犯しつづける。
賊徒に押さえつけられたまま、楊令も、その父も、女が犯されつづける姿を見つづけた。
楊令が言葉を失ったのは、この時だ。その後、両親は殺されたが、楊令は、素早く逃げて
別の小屋の干し草の中に隠れていた。そこに、魯智深と楊志が来たんだろうな。
479無名草子さん:2009/05/30(土) 18:40:17
>>478
こういう境遇ではないかと妄想してみても、まだ楊令殿が可哀想だと思えない
のは、どうしてなんだろう?
480無名草子さん:2009/05/30(土) 18:59:41
その数千万倍、楊令殿に嫌な思いをさせられているからな。
子どもの楊令が生き残っただけでも、ありがたいと思え。
幻王に一家一族一村皆殺しにされた被害者は数知れない。
読者があと50年生きたとしても、楊令殿を可哀想だと思う日は来ない。
481二竜山の賊徒:2009/05/30(土) 19:19:13
俺たちゃ皆殺しはしないよ
バカにすんなよ
482無名草子さん:2009/05/30(土) 19:23:06
>>481
皆殺しにしないから、張俊のように、何度も殺戮をするはめになるのだ。馬鹿め。
483無名草子さん:2009/05/30(土) 19:51:20
1回大胆に皆殺しにすれば、以降、叛乱はなくなり、
躊躇して中途半端に殺戮すれば、何度でも叛乱が起きるというのは
本当なのかね?
484無名草子さん:2009/05/31(日) 18:20:46
>>477
五、六歳といえば、現代だと幼稚園児だな。
知恵遅れでない限り、自分の名前は覚えている年齢だ。
楊志に拾われたとき口が利けなかったとしても、
楊令が口を利けるようになった後に、
「名はなんという?」と訊くのが普通じゃないか?
両親は二竜山の賊に殺されたとしても、両親の祖父母四人もすべて死亡していた
のだろうか?両親ともに一人っ子で、兄弟姉妹はいなかったのだろうか?
485無名草子さん:2009/05/31(日) 18:22:05
中国は一人っ子政策を推進中じゃなかったっけ?
486無名草子さん:2009/05/31(日) 18:28:29
       知恵遅れ!知恵遅れ!知恵遅れ!
  −=≡    _ _ ∩.  _ _ ∩.  _ _ ∩
 −=≡   ( ゚∀゚)彡( ゚∀゚)彡( ゚∀゚)彡
−=≡   ⊂  ⊂彡⊂  ⊂彡⊂  ⊂彡
 −=≡   ( ⌒)  ( ⌒)   ( ⌒)
  −=≡  c し'   c し'    c し'
487無名草子さん:2009/05/31(日) 18:49:38
>>484
ことさらに伏せているんだろう。
幻王に身内を殺された熟女真や契丹の遺族が、楊令の遠縁の者を探し出して
復讐しないようにな。
488無名草子さん:2009/06/01(月) 12:53:52
【Q】
自分は、楊令以外のキャラクターをすごい人にしようという気持ちになれません。他のキャラも丁寧に書こう
と心がけてはいるのですが、いつも気づくと楊令ひとりが、すごいキャラクターになってしまっています。
これでよいのでしょうか?

【A】
 まずはあそこがちゃんと貫通していて、何本もあそこに入れたという女とやってみるんだね。
金を払ってやれる場所に行ってもいい。そういう荒療治をした後、もう一度自分の性格を分析してみろ。
いくらでもどんな穴の中にも入れられてしまうという性格がひとつわかるにちがいない。
するとそれによって、楊令以外のキャラクターへの対し方が変わってくる。
489無名草子さん:2009/06/01(月) 13:10:14
最近、ようやっと楊令伝が理解できるようになってきた。といっても、面白くなってきたわけではない。
作品の中にしばしば登場する“強さ”信仰のようなものが、どういう経路で出てきたかだ。
北方さんは、長年、若者を相手に人生相談をやってこられた。ネットでそのいくつかを読んでみたが、
相談者は高校生・大学生が多く、相談内容は、「気弱な僕なんだけど、どうしたらいい?」みたいなの
が多い。楊令伝の“強さ”信仰=民を平然と皆殺しにしてしまう、は、彼ら気弱な人生相談の相談者
への解答と思えば、理解できないではない。
しかし、世の中、人生相談にやってくるような人間ばかりじゃない。気弱な若者だけが、楊令伝を
読んでいるわけではないのだ。
490無名草子さん:2009/06/01(月) 13:22:30
かりに「強さ信仰」の表現手段だとしても、民の皆殺しを楊令や岳飛にやらせたの
では、受け入れられないと思うよ。水滸伝では、二竜山の賊徒がやっていたことだ
から。楊志と魯智深は、そのような悪逆を憎んで、二竜山の賊徒を殺したのだから。
491無名草子さん:2009/06/01(月) 13:23:12
これを平然と受け入れられる人というのは、
自分は絶対に交通事故で死なない、難病に罹患しない、通り魔殺人の被害者には
ならない、と信じられる人だな。確率が低いというだけのことであって、わが身に
ふりかかる可能性はゼロではない。つまり、楊令や岳飛に皆殺しにされる民に、
自分が当てはまる可能性は、フィクションであることを度外視すると、かなり確率が高いのだ。
自分がその民の立場にたたされたとしたら、「岳飛殿は桁はずれに大きくなった」と言ってられるか?
ありえんだろう?
492無名草子さん:2009/06/01(月) 13:30:42
>>490
その場面で拾われた楊令が、長じて二竜山の賊徒のようになってしまうのは皮肉だな。
二竜山の賊徒に襲われた場面で枯れ草の中で震えていた楊令。楊志といるときは楽しそう
だった楊令。この二つを対比させて、楊令の強さ信仰を語るのならば、まだ理屈になった。
つまり弱い村の民は二竜山の賊徒が去ってゆくのを待つしかなかったが、強い楊志は二竜山
の賊徒を退治できた。この幼児体験が、楊令の「強さ信仰」を生んだことにすればよかった。
皆殺しにするから、その後の叛乱を防止できて、結果的に殺さなければならない民の数が
少なくなるんですよ、という爬虫類の算数みたいな話をするから、わけがわからなくなる。
493無名草子さん:2009/06/01(月) 13:46:44
幼い頃、何度も村人が殺される場面に遭遇し、自分の両親も
そのために殺された楊令が、長じて二竜山の賊徒と同じことができるかというと、
答えは「絶対にできない」。
反社会的な行動をとる人物は、苛烈な幼児体験を持っていることが多いが、その後、
まともに育てられれば、反社会的な性向は消える。
494無名草子さん:2009/06/01(月) 14:01:41
楊令や岳飛に皆殺しをさせるのだけが逆さまなのではなく、全部逆さまだから、気にするな。
宗沢は金軍を撃退して開封府を守った。その後も、開封府の死守及び高宗の開封府への帰還が、
主戦派の基本方針だった。
李富のクソバカタレは、中原に進出したい、といいながら、現に南宋が押さえている開封府には、
何の援助もしない。あんなところを押さえてもツマランと阿呆扱いだ。
阿呆はお前だ、李富!
495無名草子さん:2009/06/01(月) 14:06:43
黄潜善が高宗を開封府に戻さなかったのは、宗沢の声望が大きくなるのを押さえるためだからな。
496無名草子さん:2009/06/01(月) 14:07:37
声望で思い出したが、水滸伝・楊令伝を通じて、「声望が高くなった」と言われたのは、楊志
だけだな。林冲や史進の名が全国に轟く、というのもあったが、単に武人としても強さを称えられた
だけだ。幻王の悪名が全国に轟く、というのもあったが論外。
政治や国の興亡を扱う作品にしては、誰も声望が高まらないね。とくに楊令伝になってから。
497無名草子さん:2009/06/01(月) 14:20:48
やくざの抗争を扱った映画と比較しても、楊令伝というのはみみっちい話なんだよな。
高校生が、戦の時代はこうだったのかな、と史料を踏査せずに想像すると、こういう
戦になるのかって感じだ。とくに楊令・童貫・岳飛の人物像にそれを感じる。
この三名の人格は、リアリティが皆無。
498無名草子さん:2009/06/01(月) 15:56:36
岳飛を「桁はずれに大きくなった」と言っていた孫範と徐史なんて、金持ちのボンボンのお誕生日会にお呼ばれ
されて、お世辞言っているトリマキみたいで嫌だな。最低。
499無名草子さん:2009/06/01(月) 15:59:56
先月号の孫範と徐史の会話なんて、芝居になってねーだろう。
一荘皆殺しの場面なんてほんの数行。あとは孫範と徐史の解説だ。
映画の予告編を30秒流して、評論家2名で3分間批評するバラエティのコーナーみたいだった。
500無名草子さん:2009/06/01(月) 16:54:51
>>494
開封府は金軍がすべてを奪っていったから何もないということが強調されている。
しかし、他方で、多くの人口が開封府にいると言う。何もなければ多くの人口は養えない。
李富は中原に立ってこその帝だといいながら、かつての首都はいやだってことがあるか?
かつての首都なんて中原そのものだろうが?何もないなら、人口も減るはずだ。
どうして数万の軍が養える?
先月は、10万に達する勢いだと、誰かが開封府の様子を伝えていたぞ?
どうなっているんだ?
宗沢、現在は李綱が、旧首都を押さえているんだろう?
ぐちぐち言ってないで、李綱は高宗に開封府帰還を願う。李富は拒否する。
なんとか話を前に進めることはできんものかね?
半年、ぐちぐちやっているんだぞ、南宋は。
501無名草子さん:2009/06/01(月) 16:56:28
韓世忠は、巴蜀の地で水軍を養うことになるのかね?
巴蜀の地から北を攻撃するつもり(たとえば絹の道の寸断)ならば、
水軍は役に立たないんじゃない?
502無名草子さん:2009/06/01(月) 19:21:33
もうどっちでもいい。
503無名草子さん:2009/06/02(火) 15:51:17
童猛が太湖の湖底を覗き込んでいる場面は、興味深かった。
太湖の湖底には、太湖石という白色の奇岩が多くあり、
宋代〜明代にかけて、造園用に珍重された。
日本で室町期に完成する枯山水は、この太湖石を使った中国の造園技法を
真似たものである。
童猛の眺めていた湖底の奇岩は、おそらく太湖石の人気を意識されてのことであろう。
504李俊:2009/06/02(火) 15:55:25
>>503
いや、童猛は、太湖に限らず、どこでも水底を見ているよw
505無名草子さん:2009/06/02(火) 16:20:50
南宋をやるなら、海のシルクロードの拠点、朱州・広州は出した方がいいと思うなー。
唐代から多くのアラブ商人が居住しており、民家の建築方法などにも影響を与えて
いる。現代でも江南の民家は煉瓦造り漆喰塗りのものが多いが、これなどはアラブ
の影響。
506無名草子さん:2009/06/02(火) 16:22:58
>>505
蘇州の民家も多くは、それだね。アラブの影響は、かなり内陸にまで及んでいる。
507無名草子さん:2009/06/02(火) 16:30:46
たとえば、現代に生きる俺たちは、日常会話の中で、歴史的な事象を引用して話しをすることがある。
江戸時代の人達も、それ以前の歴史を引用して、会話をしたのだろう。
楊令伝の登場人物というのは、まったくそれをしないね。
いままでに登場した過去の歴史的人物といえば、王安石と楊業だけじゃないか?
青蓮寺の人間が阿呆にしか見えないのは、科挙合格者のくせして、歴史的事件を引用して、
現在生起している事象を解説することができないからではないか?
中国の教養人の典型的タイプと違うんだよな。
508無名草子さん:2009/06/02(火) 16:37:05
文官は作品の中で小馬鹿にされることが多いが、武人とどこが違うのかよく分からないから、
文官批判に説得力がないんだ。
俺たちも知らないような古典古代の書物から故事を引用して繁文縟礼ぶりを見せつければ、
「ウザイ文官だな」と俺たちも感じることができる。
だが、人格的迫力を感じさせた袁明・洪清は別にして、李富や聞煥章や扈成を見ていても、
頭のいい文官という感じがしない。中国のインテリ特有の古典知識がないからだ。
頭が悪いのに「国の主柱」と言われて可哀想だな。彼らを見ていても、哀れみしか感じない。
だから文官批判をしても説得力がない。
509無名草子さん:2009/06/02(火) 16:47:08
蔡福には文官特有のホニャララがあって、完顔成は抵抗を感じた、みたいなことが書かれてあった。
しかし、インテリが嫌われることがあるとすれば、無意味に知識をひけらかすからだと思うんだ。
楊令伝に登場する文官は、いちおうインテリ扱いされているが、いちども知識をひけらかしたこと
がない。だから、作中人物が嫌うようには、俺たちは嫌いになれないんだと思う。
どうして作中人物がインテリを嫌うのか、まったく理解できないんだ。
むしろ楊令伝の中でインテリ扱いされてる人たちの無知に呆れて、こちらが教えてやらなきゃ、
という気分にさせられる。保護者の本能をくすぐられることはあるが、インテリ臭がプンプンして、
嫌いになってしまうようなキャラは、ひとりもいないと思うんだけど、違う?
510無名草子さん:2009/06/02(火) 16:50:05
>>507
>いままでに登場した過去の歴史的人物といえば、王安石と楊業だけじゃないか?

ほかに思い出せんな。原典では、歴代皇帝のプロフィールは、冒頭にまとめて書かれていた。
511無名草子さん:2009/06/02(火) 17:01:32
>>509
それは俺も感じるな。楊令が「けたはずれの戦略家」と言われたときは、「どこが?」と思った。
12月号の演説を聞いたときは、楊令の額に赤チンを塗れば、少しは楊令の頭が良くなるかと思った。
512無名草子さん:2009/06/02(火) 18:53:17
岳飛が「桁はずれに大きくなった」ことを理解するのが難しいです。
敵対する組の親分を殺して出所してきたヤクザの地位が高くなる話をヤクザ映画で見ました。
そういうことでしょうか?
513無名草子さん:2009/06/02(火) 19:26:40
あの孫範と徐史の会話は、ちと無理がある。
514無名草子さん:2009/06/02(火) 19:43:00
>>509
武官と議論して、打ち負かされる文官が多いよな。
文官が議論で勝ったのを見たことがない。
515無名草子さん:2009/06/02(火) 22:08:37
楊令=イチロー、史進=清原
516無名草子さん:2009/06/03(水) 12:18:00
>>438
一度日本へ輸出したが、楊令殿の期待に反して、まったく売れなかった、という展開の方が面白い。
12世紀の日本人は玉に興味は示さないからな。

それと、日宋貿易に関していうと、呉乞買が「日本の着物」に興味を示したというのがおかしすぎる。
宋から日本へ輸出された高級品の代表が、絹織物だからだ。
夫差で有名な春秋の呉国の国府蘇州が、絹織物の一大産地だった。蘇州(呉)の絹織物が杭州の
港から日本に送られた。それで、いまでも和服のことを「呉服」という。
江戸時代の鎖国下で和服は日本独自の発展を遂げたが、室町期までは高級な着物といえば呉服。
当時の中国と日本の技術力の格差を考慮すると、呉乞買が「日本の着物」に興味を示すというのは
おかしい。瓊英は「日本の着物」を中国に送らないでもらいたい。
517無名草子さん:2009/06/03(水) 12:26:29
>>516
まあ瓊英が日宋貿易の拠点として杭州を選んだ点は、史実に沿っているからいいじゃんかw
518無名草子さん:2009/06/03(水) 12:48:16
>>511
6月号では、楊令が若い秦容と自分を比較する場面があって、好評のようなんだが、
ひとつ心配なことがある。
水滸伝で、宣賛が入山したときの呉用に似ているのだ。
宣賛は楊令伝では普通の人というか、蚊帳の外の人に成り果ててしまったが、水滸伝
時代は読者の期待大な軍師だった。また作品の中でも、そのように描かれていた。
その宣賛をはじめとして若い連中の成長ぶりに呉用が嫉妬して(あるいは寂しさを感じて)、
次第に嫌な人物になってきた。軍師としての実力は呼延灼戦で底が見え始めたが、宣賛
入山とともに“嫌な男”になってきた。
心配しているのは、楊令がそのときの呉用にならないかである。楊令のファンだから、こんなことを
言っているのではない。同じことを二度読むのが退屈なのだ。
519無名草子さん:2009/06/03(水) 12:51:17
方臘戦の呉用が好評なようだが、比較の対照にされているのは>>518の頃の呉用なんだよね。
水滸伝の1巻から呼延灼戦前の呉用と比較すると、いまの呉用は全然物足りないというか、
セミの抜け殻みたいだ。呉用を褒める読者の言っていることがサッパリ理解できない。
水滸伝前半をもう一度読め。そこの呉用と現在の呉用を比較してみろ、と言いたい。
520無名草子さん:2009/06/03(水) 14:11:27
>>516
日本の着物は、南ルートだけで無く、北ルートからも大陸に渡っているよ。
北海道から満州−−モンゴルってルートも有った。

南ルートに比べれば、遙かに量は少ないとは思うけどね。

だから、逆に、「貴重品」って感じで欲しがられたということも、あるんでないかな。
521無名草子さん:2009/06/03(水) 14:38:38
日本から中国に向けて、衣類を輸出したかを、検索にかけても、まったくヒットしないんだが?

*日宋貿易
輸入品  香料・薬種・書画・文房具・仏典・仏像・陶磁器・銅銭・絹織物
輸出品  砂金・真珠・水銀・刀剣・螺鈿・扇・硫黄・木材

*日元貿易
輸入品  香料・薬種・書画・文房具・仏典・陶磁器・銅銭・絹織物・・毛氈・茶
輸出品  金・刀剣・螺鈿・扇・蒔絵・硫黄・銅

*日明貿易
輸入品  白金・絹織物・生糸・薬種・砂糖・陶磁器・書画・銅器・漆器
輸出品  馬・金・刀剣・金屏風・扇・瑪瑙・硫黄・銅
522無名草子さん:2009/06/03(水) 14:41:49
>>520
>北海道から満州−−モンゴルってルートも有った。

その逆のルートなら、松前藩の歴史を調べたときに、出てきたな。
中国の高官の衣類を、女性用に仕立てなおして着ていたらしい。
蝦夷錦と呼ばれ、珍重された。
523無名草子さん:2009/06/03(水) 14:51:49
>>516
>江戸時代の鎖国下で和服は日本独自の発展を遂げた

その意味じゃ、遣唐使廃止後、日本の着物は独自の発展をしているから、
呉乞買が興味を示すのも無理はない。
だが、中国人の生活様式に、日本の着物が適合するか?
売れないと思うがな。
524無名草子さん:2009/06/03(水) 15:08:21
子どもというのは、教科書に書いてあることは覚えようとしないんだけど、
劇画や小説になにげなく書かれたことは、よく覚えるんだよね。
歴史の試験の日宋貿易に関わる部分なので、時代考証は正確に
お願いしたい。フィクションだからといって、デタラメが許されるものではない。
525無名草子さん:2009/06/03(水) 15:13:34
>>524
中高生にも分かりやすい文体、というのなら、まずそこからだよね。
中高生は、ほかで違う話を聞くと、執拗に質問してくる。
526無名草子さん:2009/06/03(水) 15:28:29
>>521
輸入品に薬種・陶磁器が含まれ、輸出品に砂金・刀剣が含まれている点は、
楊令伝も史実に即しているじゃんか。
527無名草子さん:2009/06/03(水) 18:10:30
韓世忠が述べていた王の観念も、いきなり古代の王が登場したので、戸惑ったな。
それまで青蓮寺のように現代的な機関が登場し、キューバ革命をモチーフにする
という展開から大きく懸け離れていて、韓世忠の考えをどのように消化してよいもの
やら、困ってしまったよ。
528無名草子さん:2009/06/03(水) 18:50:45
楊令と岳飛の闘いが、ゴジラとキングコングの闘いぐらいに面白ければ、
期待だ膨らむんだがな。
529無名草子さん:2009/06/04(木) 12:32:10
>>516
呉服というのは、純然たる和服のことで、呉服の語が使用されるようになったのは、
江戸期からだよ。
今日、国産をパリ・モードと呼んで売るのと同じ感覚と理解してよろし。
江戸期、西陣の絹織物商が、摂津の呉服神社の氏子であったことから、「呉服」の
語が使用されはじめたと言われている。
もっとも鎌倉期・室町期は、国産の官服は少なく、蘇州からの輸入に頼っていたのは
事実だがね。産業革命以前の江南は、世界第一の商工業地帯だと思って間違いない。
日本から中国へ着物を輸出したということはないと思う。
530無名草子さん:2009/06/04(木) 12:44:07
「天ニ天堂アリ、地ニ蘇杭アリ」
「江浙熟レバ天下足ル」と宋代には言われていた。
明清時代の殷賑には及ばないまでも、宋代すでに豊かな経済地帯だったのだ。
開封府を含む中原は、大消費地帯としての豊かさはあったが、商工業は江南
に及ばない。貿易港がないからな。江南の富を開封府が吸い上げていたのだ。
だから、高宗は江南に移った。もちろん、金軍への防衛として南に移ったという
軍事的意味合いも大きいが、北を取られれば、南の金持ちに養ってもらおうと
思うのは当然だろう?
>>8の高宗の逃走経路は伊達じゃない。きちんと意味があるのだ。乞食がふらつく
ように、大城郭以外の場所をウロウロしていて、どうするつもりだ?
李富が開封府の大商人から巻き上げたカネがあるから、あと2年は大丈夫と言われて
誰が信じるのか?児童妄想小説なのか?
531無名草子さん:2009/06/04(木) 12:50:09
それとアラビア商人が活躍した朱州・広州が登場しないのはおかしい。
ここも南宋の重要な収入源だ。
楊令はシルクロードに執着しているようだが、陸路は唐末に廃れた。
種々の原因があるが、海の道に主役の座を奪われたという理由が
最も大きい。
第1巻で梁山泊水軍が洞宮山から女真までを結ぶ航路を拓いたときは
期待を持たせた。洞宮山はアラビア商人が交易をしていた地域だからだ。
ところが阿呆の楊令殿が時代錯誤の陸路で交易をするという。
おかしくないか?
532無名草子さん:2009/06/04(木) 13:02:29
>>527
韓世忠の話は、三千年前に遡ったような印象だったな。
民を殺して、なんともないのだろうか?
533幻王楊令:2009/06/04(木) 13:04:27
     /....:::::::   ''''::. l |
     /  ...................::::::: ノノ
    ノ ....:::::::::::::::::;;.=={彡'   ∧
    ノ .:::   ...::::ゝ_,..-'‐‐-- /∧ヽ
 _,.-'"_,   ....:::;-''"  _______// ,,,ヽヽ____
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   /.:: .::::::/      _,,.ゝゝ;;,, ,, ,,;; '< ヽ__
  / ..:: ..::/   ,.',ニ=''",,,,,.. "'ヾ,,,,,,;;' ;;:..`ー-‐}
 ノ..: ,.: .::::/   //;''";:______,.-‐-、 ''' ,.-、__,,,;;;;/
〃....::: ...::::|   // ;;: / -===、,,_ `'" _,.==j; |
_,.;' ...:::丿l   // ;;: /l  ,.rt=;y,`''" /,.t=y‐ }l| |
.....:::::/  l  //,,;' /l|    ̄~    i:: ̄~ ll| l'
...../     l ヾ、,,,.ヽl!         ;::.   l| l
/      ヽ ヾ、;;: ヽ        ''"   l l'
        ヽ ヾ、 ;,ヽ     _,,.-‐一,.  |l_l'    「シマウマを食べるライオンは  
         ゝ ヾ、_,.ゝ     '''"'' ::::/〈       自分が悪いと思っているでしょうか」 
         //ヾニ〃ヽ_       .::/ヾ丶
        //  l〃   `ー-- _____,,::シヾ:::ヾヽ
       //  〃 \        ノ/ \ ヾヽ
      //  〃    \     //   \ ヾヽ
     ///〃       \  / /    〃\`ー=ニ二
534無名草子さん:2009/06/04(木) 13:22:06
弁護人 熟女真の民を殺すことが悪ではないと考えたのはいつごろですか?
被告   二十歳か二十一歳のころです。青鶻鬼と呼ばれていた時、熟女真の村で
      いい女を見かけました。村人を皆殺しにすれば、あの女を攫ってやれる、
      と思いました。
弁護人 前作の水滸伝との整合性はどうなるんだとは思わなかったの?
被告   主役はすでに決まっている。
弁護人 皆殺しにしようと決めたのは?
被告   昨年一月ごろ。前々から思っていたが、ちょうど面白い原典ネタがなかったからです。
弁護人 被害者に対して罪悪感を感じませんか?
被告   感じません。ライオンがシマウマを食べるときに何かを感じているでしょうか。
弁護人 仮に、何人殺害しても死刑にならない制度だったら事件を起こしていた?
被告   「たら」「れば」の話はやめませんか?小説なんですから。
弁護人 あなたは阿骨打殿にあてた手記の中で「自分のことは誰にも裁けない」と書いている。
      それはなぜですか?
被告   ライオンが人を殺したとして、人間の法律で裁いても、ライオンは裁かれているとは思わない。
      それと同じです。
弁護人 死刑を望むあなたを梁山泊の頭領につけ、最高の人格として祭り上げている。
      楊令伝という小説をどう思いますか?
被告   無駄ですね。おれだったらすぐに連載打ち切りにします。(抜粋)
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1244074534/
535無名草子さん:2009/06/04(木) 13:43:34
>>530
三国志のように、軍事と外交と権力闘争だけに限定すれば良かったね。
どう贔屓目に読んでも得意とは思えない内政に関してグダグダ言い出して、
ボロが出すぎ。金が税率を岳家軍の半分にすると言い出したとか、
とんでもない話ばかり。
536無名草子さん:2009/06/04(木) 13:52:19
第2巻の発言によると、楊令自身は、軍事と外交と権力闘争だけに限定していたんだよ。
宋を倒すことは志に結びつくが、倒した後にどうするかということには、まったく興味が
ないと言っていた。後から来た奴らに政権を放り投げてやると言ってたんだから。
宋を倒した後にできた新しい国は、もう俺の夢ではなくなっているとも言っていた。
楊令伝は、8巻までと、9巻以降を、分割して販売するのか?別の作品なのか?
537無名草子さん:2009/06/04(木) 13:57:14
10巻から15巻に伸ばす必要があるのなら、最初から楊令に含みをもたせる言い方を
させるとかの工夫があってしかるべきだったな。明らかに矛盾している。
2巻で読んだ話を9巻ではすっかり忘れている奴なんていないよ?
おまえらどうせ2巻の話なんか忘れているだろう、と馬鹿にされているような気がする。
538無名草子さん:2009/06/04(木) 14:30:48
1 「仕事がうまくいかないのは原典キャラの指導が悪いからで、自分は十分に
がんばっている」と考えている楊令
2 「中国全土の統治は自分に向いていないから、やる気が起きない。狭い領土なら
必ずうまくやれるのに」と周囲にもらす楊令
3 絹の道の交易に関して勇んで前向きな提案をするけれど、内容は稚拙、しかし本人は
全くその認識がなく自信にあふれている楊令
4 自身への適切な指導に対して表面的には聞くふりをするが、決して従おうとせず、
強く指導するとふてくされる楊令
5 「サポートしてもらってあたりまえ」的態度で、感謝の気持ちが薄い楊令
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1244086844/
539無名草子さん:2009/06/04(木) 14:50:16
>>535
内政は、いっさい触れない方がいいな。
梁山泊は最初は無税だった。
税に関する話、あるいは幻王の略奪、李富の略奪、こういうのはマジでやめてくれ。
はっきり言うが小学生レベル。おおきく物語の感興を殺いでいると思うぞ。
540無名草子さん:2009/06/04(木) 15:06:41
無税だろうが、税率1割だろうが、命があって初めて享受できる特典だからな。
皆殺しにされたのでは意味がない。
単純に、武器を執って反抗したから、皆殺しにした、でいいと思うんだ。
抵抗できない女子どもまで含めて皆殺しにすることが、さも素晴らしいことで
あるかのように脚色しようとするから、おかしなことになる。
そんなことまでして、楊令と岳飛を飛び抜けた人物にする必要はない。
というか、読者の反応は、作者の意図とは正反対になっている。
支配者が替わろうとするとき、武人でなくても、反対して闘う民はいる。
そういう村を見せしめ的に皆殺しにした、では何故だめなのか。そこが理解できない。
541無名草子さん:2009/06/04(木) 15:08:31
つまり、民の側も、何人かの兵を殺すことな。
五千の民を討つのに、2万で取り囲み、三千の騎馬で討つのは、かっこ悪すぎ。
542無名草子さん:2009/06/04(木) 16:29:01
>>540
>そんなことまでして、楊令と岳飛を飛び抜けた人物にする必要はない。

楊令を好きになってもらおうという意図が見え透いていて、楊令は嫌われるんだろう。
登場人物を好きになるか嫌いになるかは、読んだ結果であって、初めから楊令を
好きになってもらおうという意図が見え透いていると鼻白む。
543無名草子さん:2009/06/04(木) 16:31:22
そこが水滸伝との違いだわな。
水滸伝は最初から水滸伝が好きで読み始める。
楊令伝の場合、楊令を好きになろうと意気込んで読む読者はひとりもいない。
やっぱり水滸伝が好きだから、楊令伝を読んでいる。
544無名草子さん:2009/06/04(木) 16:33:01
>>542
表面だけ良い子ぶっているむかしのアイドルみたいなんだわな。
もっとも、松田聖子ぶって嫌われた楊令は、楊令伝では三原じゅん子の真似して、
さらに嫌われたがww
545無名草子さん:2009/06/04(木) 17:04:42
楊令も、実力ではなく、事務所の資金力で主人公になったって感じだしな。
546無名草子さん:2009/06/04(木) 17:48:10
>>530
李富が江南の商人を育てて、新しい国を文字通り作ったことになっているのが嫌だな。
楚・呉・越は、春秋の頃から存在していた。北に較べて発展は遅れていたが、秦漢時代
には大きな格差はなくなった。次いで、
六朝時代(3−6世紀)に漢族が大挙して江南に移動して基礎を作り、今回、再び北から多くの
民が移動して南宋ができた。方臘の乱で荒廃した江南がやっと復興したような書かれ方だった
が、物語内のエピソードだけで、小さくまとまりすぎな印象だ。もっと大きな歴史の流れで考え
てもらいたい。
547無名草子さん:2009/06/04(木) 18:54:07
せっかく15巻も使っておやりになるのですから、もういかばかりかスケールの大きな話になさればよかったですのにね。
548無名草子さん:2009/06/04(木) 19:04:54
盆踊りで、笠置シヅ子の「東京ブギウギ」おどっだら、きづがい踊りって言われだ。
うらは、ダンスホールで、ゴーゴー踊るだ。ツイストとチャールストンは、もうふりー。
549無名草子さん:2009/06/05(金) 12:25:00
>>514
京都教育大の男子学生6人が女子学生を暴行した集団準強姦事件以来、
体育会系が嫌いになり、文官が好きになりました。
550無名草子さん:2009/06/05(金) 12:28:48
子午山では、京都教育大のような教育をしていたんだろうな。
551無名草子さん:2009/06/05(金) 12:32:24
>>550
変態は楊令と花飛麟だけで、鮑旭や馬麟はまともだからw
552無名草子さん:2009/06/05(金) 13:03:15
>>549
文官嫌いを書きたいなら書いていいと思うのだが、単に偏見をぶちまけるだけだと、
読んでいるこっちは、どうして文官が嫌われているのか、さっぱり理解できない。
残念ながら偏見というものは、万人に共通するものではないのだ。
水滸伝のはじめの方で戴宗が呉用を嫌いと言ったのだが、その直前の二人の会話
からは、まったくその雰囲気は伝わらない。他の場面では、二人の接点はまったくない。
宣賛が入山した後半になって、やっと呉用が他人から嫌われる言動を始めて、そこで
やっと嫌われる理由が理解できた。
青蓮寺の連中も文官なのだが、読んでいてもまったく不快感は与えなかった。
嫌われるキャラ、好かれるキャラ、すごいキャラ。少しメリハリをつけないと、こっちは
どうしてそうなっているのか分からない。作中での言動で示してもらいたい。
553無名草子さん:2009/06/05(金) 14:25:43
「坊ちゃん」の感想文を書くとき、先に読んだ友達が「赤シャツは嫌なやつだよ」と言うの聴いて、
感想文に「赤シャツは嫌なやつ」と書くわけじゃない。読めば嫌な奴だと分かるように書いてある。
その点、水滸伝時代の高Qは良くできたキャラだった。楊令伝の高Qは全然ダメだけどね。
楊令のすごさというのも、性欲の点を除けば、あまり読者に伝わっていないんだと思う。
箇条書き的に能力を付与しただけでは、すごい奴だとは思わない。
それで、他のキャラの台詞で「楊令はすごい」と補強してばかり。この補強のための抽象的な
叙述がすこぶるツマラナイ。
554無名草子さん:2009/06/05(金) 14:28:33
>>553
なにをいまさら。このスレで繰り返し述べられた通説だよ。
15巻もやるのなら、楊令の成長物語にするのが順当。
最初から楊令が頭領をやるのなら3巻程度でいい。
555無名草子さん:2009/06/05(金) 14:38:53
>>546
料理の話もしばしば登場するが、もう少し史実を踏まえた話にすると、興味深く読めると思うぞ。
いまの料理ネタは単なる息抜きにすぎない。
南宋建国とともに、北の漢族が大挙して南に移住した。ところが、南の料理は北の人間の口に
合わなかった。北は麦、南は米というのは、楊令伝でも述べられていたかもしれないが、米が
口に合わない北の大官たちの要望で、南宋では二毛作が奨励された。
また、南では淡水魚がたくさん獲れるので、その料理が盛んだったのだが、これも北から来た
者の口に合わない。なんとか淡水魚を美味しく食べようという工夫が重ねられた。
今日、我々が中華料理としてイメージする調理法の基礎は、南宋時代に作られたのではないか
と思う。水滸伝の16巻で顧大嫂が淡水魚を油で揚げる調理をしていたが、あのような調理法は、
南宋時代に始められたのではないかと思う。
それ以前の中華料理は、日本の古い寺院が伝統を守り続けている精進料理のような感じだろう。
556無名草子さん:2009/06/05(金) 14:40:06
>>553
岳飛は立派な悪役になれたじゃないかww
557隆徳飛 ◆6M5fgYGV9c :2009/06/05(金) 16:09:57
 宿にしている西冷賓館は、丘の中腹にある。丘を下ると、大きな楼門があり、金塗の額に、
「岳王廟」とあった。南宋の武人岳飛(1103−41)の廟である。
 楼門の内側には、鋳鉄製の岳飛の像と並んで秦檜(1090−1155)の像もあった。
「唾を吐きかけるな」
 と、塀の掲示板に書かれている。それでも地面に唾が落ちているところを見ると、秦檜に対す
る風習は、時代が変っても衰えないらしい。
 旅行者らしい男が岳飛の像の前に立って、勢いよく像の顔に唾を吐きかけた。
 私は、慌てて、「そっちは岳飛の像ですよ。秦檜の像は、こちらにあります」
 と、教えてやった。
「憎岳飛一荘皆殺不許」
 私は、中国語を解さない。通訳の陳さんに訳していただいた。
「自分は昨日までは秦檜を憎んでいた。でも、北方謙三の楊令伝を読んで考えが変った。いまは
荘の民を皆殺しにした岳飛が憎い、とおっしゃっています」
「そうなんですか。それにしても聴きなれない中国語ですが、少数民族の方なんでしょうか?」
「日本人です。タモリさんです」  
558無名草子さん:2009/06/05(金) 16:30:26
>>547
とにかく、みみっちい小説だな。
素晴らしい小説を書こうというのではなく、
素晴らしい楊令殿を書きたいのだから、
その心が理解できない。
559無名草子さん:2009/06/05(金) 16:38:02
主人公が飛びぬけて優秀な人物である小説は珍しくはないが、
楊令伝を必ずそのような小説に仕上げなければならない義務は
ないんだよな。タイトルに一登場人物の名を付けたから、そのように
思い込んでしまわれたのだろうか。結果的に小説が面白ければ、
誰も文句は言わないと思う。
何が何でも素晴らしい主人公を書くぞと肩に力が入って、結果的に
小説の全体像は、とてつもなくつまらなくなってしまっている。
560無名草子さん:2009/06/05(金) 16:40:31
楊令も、数日間親子と名乗っただけの楊志が付けてくれた名前にすがりつかないで、
そろそろ本名を名乗れよ。楊志の子であることをアピールして頭領の座にしがみ
つきたいのか?未練がましい男。
561幻王楊令:2009/06/05(金) 16:42:53
     /....:::::::   ''''::. l |
     /  ...................::::::: ノノ
    ノ ....:::::::::::::::::;;.=={彡'   ∧
    ノ .:::   ...::::ゝ_,..-'‐‐-- /∧ヽ
 _,.-'"_,   ....:::;-''"  _______// ,,,ヽヽ____
 `ー-/  .:::::::/    \ヽ ̄,, ; ;;  ̄/〈
   /.:: .::::::/      _,,.ゝゝ;;,, ,, ,,;; '< ヽ__
  / ..:: ..::/   ,.',ニ=''",,,,,.. "'ヾ,,,,,,;;' ;;:..`ー-‐}
 ノ..: ,.: .::::/   //;''";:______,.-‐-、 ''' ,.-、__,,,;;;;/
〃....::: ...::::|   // ;;: / -===、,,_ `'" _,.==j; |
_,.;' ...:::丿l   // ;;: /l  ,.rt=;y,`''" /,.t=y‐ }l| |
.....:::::/  l  //,,;' /l|    ̄~    i:: ̄~ ll| l'
...../     l ヾ、,,,.ヽl!         ;::.   l| l
/      ヽ ヾ、;;: ヽ        ''"   l l'
        ヽ ヾ、 ;,ヽ     _,,.-‐一,.  |l_l'       ほんとうに新しい国家ができてしまったら、
         ゝ ヾ、_,.ゝ     '''"'' ::::/〈       俺はそれを、後ろから来たやつらに投げ渡してやりますよ。
         //ヾニ〃ヽ_       .::/ヾ丶        もう、俺の夢ではなくなっているのですから。
        //  l〃   `ー-- _____,,::シヾ:::ヾヽ
       //  〃 \        ノ/ \ ヾヽ
      //  〃    \     //   \ ヾヽ
     ///〃       \  / /    〃\`ー=ニ二
562復習楊令伝−楊令殿語録:2009/06/05(金) 16:46:49
俺は、戦をやっていればいいのです。
宋は倒しますよ。
そして、それから先の志のありようは、ただ見ていたい。
563復習楊令伝−楊令殿語録:2009/06/05(金) 16:51:00
なんの。宋は、俺が倒しますよ。
宋あっての童貫。敵は、童貫ではなく、宋でしょう。

阿骨打がそこで小さくかたまろうという男なら(宋に攻め込まないという意味)、
俺は同盟を組んでいませんね
564無名草子さん:2009/06/05(金) 16:56:25
>>561 >>562 >>563
ほんと、楊令死んじまえ、だな。
吉本新喜劇か?阿呆の坂田か?
第2巻を読み直すと、爆笑が止まらないぞwwww
565無名草子さん:2009/06/05(金) 17:15:06
>>560
地サツ下位の蔡福が楊令伝になってから急成長したのが気にいらないのか、
今月、完顔成に、蔡福の物言いを批判させていたな。
楊令殿の神聖なる地位に少しでも近づこうとするキャラは、容赦なく叩かれるな。
566無名草子さん:2009/06/05(金) 17:18:28
今月も、呉用に「枝葉を考えるのは、私や宣賛だが、幹を考えるのは楊令殿」と言わせ、楊令が
これからも頭領であることを再確認されていた。もう3〜4回やってないか?
くどすぎる。
で、>>561の発言との矛盾は、来月号で解消されるのかね?
567無名草子さん:2009/06/05(金) 17:29:10
>>566
完結までずっとやるんだろう。メルマガじゃなくて小説なんだけどな。
568無名草子さん:2009/06/05(金) 17:35:01
>>566
誰が読んでも、「よし、これなら文句なし」という素晴らしい幹を楊令が次々に
打ち出せば、今月でもまた繰り返された呉用と楊令の会話など、不要になるのにな。
腐った幹しか出てこない。
俺は絹の道より塩の道が気になる。
どうして突然消えたんだ?
569無名草子さん:2009/06/05(金) 17:41:03
>>561 >>562 >>563
楊令のように、物語の根幹に関わる重要事項について矛盾した発言ばかりしていると、
誰もこの小説に書いてあることを信じなくなるよ。やる気があるんだろうか、と疑うようになる。
570無名草子さん:2009/06/05(金) 17:48:03
徹底的に執筆時間不足だろう。
書いたところが自分が意図したとおりに読者に伝わるかどうかを検証する時間を十分に作れば、
こんなくだらない小説にはなっていないと思う。
屋台のラーメン屋のおっさんが、1台の屋台で大儲けしたので、10台の屋台でラーメンを作れば
10倍儲かると思ったような話になっている。もちろん9人雇って10台の屋台を経営するのではない。
おっさん1人で10台の屋台のラーメンを作る。
あっちの屋台でラーメンを作っている間は、こっちの屋台の客はほったらかし。作っている途中で
他の屋台で仕事したりもするから、こっちの客は、いつもノビたラーメンを食わされてて、結局、
おっさんの屋台には来なくなってしまう。
571無名草子さん:2009/06/05(金) 18:06:25
>>568
いち早く青州を押さえた張俊が塩の生産地を独占したということだろうよ。
今月、ことさらに青州と張俊の関係に触れていたのは、そういう意味じゃないか?
張俊の登場場面はないのに、その情報だけは流された。
なんで楊令は絹の道ばかりやって塩の道を無視するのだろうということは、この
半年ばかりずっと読者が気にしている。
そこで、張俊が塩王になるぞということを示したんだと思うよ。
572無名草子さん:2009/06/05(金) 18:08:10
>>571
そこまで考えておられるのなら、この先、期待が持てるよwwww
何かを横目でチラッと見たら、青州って書いてあったwww そういうことだろうwww
573無名草子さん:2009/06/05(金) 18:53:23
>>570
ラーメン屋にたとえるよりも、90歳の女占い師に喩えた方がいい。
評判の占い師なので期待して行ってみたら、占いをしている最中に、居眠りしていた。
574無名草子さん:2009/06/05(金) 18:59:07
 ___
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| (     )   枝葉を考えるのは、私や宣賛だが、幹を考えるのは楊令殿
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
|    | ( ./     /
 ___
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| ( ^ω^ )   枝葉を考えるのは、私や宣賛だが、幹を考えるのは楊令殿
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
|    | ( ./     /

 ___ ♪ ∧__,∧.∩
/ || ̄ ̄|| r( ^ω^ )ノ       枝葉を考えるのは、私や宣賛だが、幹を考えるのは楊令殿
|.....||__|| └‐、   レ´`ヽ      枝葉を考えるのは、私や宣賛だが、幹を考えるのは楊令殿
| ̄ ̄\三  / ̄ ̄ ̄/ノ´` ♪
|    | ( ./     /

 ___        ♪  ∩∧__,∧
/ || ̄ ̄||         _ ヽ( ^ω^ )7   枝葉を考えるのは、私や宣賛だが、幹を考えるのは楊令殿
|.....||__||         /`ヽJ   ,‐┘    枝葉を考えるのは、私や宣賛だが、幹を考えるのは楊令殿
| ̄ ̄\三  / ̄ ̄ ̄/  ´`ヽ、_  ノ    
|    | ( ./     /      `) ) ♪
575無名草子さん:2009/06/05(金) 19:16:32
>>570
同一作品内の過去に書いたこと、少なくとも楊令伝になってからの出来事や台詞と
矛盾がないようにできないものか?できれば、同月に書かれたこととの矛盾はないよう
にできないものか(>>79)?
576無名草子さん:2009/06/05(金) 19:28:48
>>553
>箇条書き的に能力を付与しただけでは、すごい奴だとは思わない。

水滸伝1巻の林冲なら、洪師範ひとりを余裕綽々で倒すだけで強そうに見えた。
後から出てくる奴のエピソードが徐々にエスカレートするのは仕方ない面もある。
だが楊令殿は少しやりすぎ。1億の人口のいる大きな国が馬鹿ばかりに見えて
しまう。直接の被害を受けるのは梁山泊の面々。少しも優れた人物に見えなくなった。
まして、武器を持たない民を平然と殺せることが英雄の条件にされたのでは、
楽しめないね。どんな理由をつけようと虚しいだけ。
楊令伝に魅力的なキャラがいないために、読者が同一化できるのは、名も無き民のみ。
自分が殺されたような気がするから、楊令や岳飛に対して、怒りしか感じない。
577無名草子さん:2009/06/05(金) 19:33:01
>>576
禿どう
日替わり弁当のような鍾玄や田忠に感情移入はできんわな。
半年経つと、どんな奴だったかすら忘れるしな。
繰り返し読んだとしても、彼らの印象に変化はないだろう。
登場場面が絶対的に少ないし、魅力を感じさせるエピソードもない。
プロフィールすらないから、人間にも思えない。
名無しの民にも魅力はないが、理不尽に殺されて同情の対象となるだけ、
まだ名前付きのキャラよりも同一化できるよな。
578無名草子さん:2009/06/05(金) 19:38:54
     / ̄ ̄ ̄ \  ホジホジ
   / ―   ― \
  /   (●)  (●)  \   
  |     (__人__)      |   実親の付けてくれた本名を名乗れよ、楊令
  \   mj |⌒´     /   
  /  〈__ノ      \   
    ノ   ノ
579無名草子さん:2009/06/05(金) 22:29:47
しかしこの板はほとんどアンチスレになっているな・・・
580無名草子さん:2009/06/06(土) 04:35:47
失敗の大きな要因は

最初に楊令を隠した事。

これに尽きるね。
楊令が闇に落ちる過程も、別に本人が語らずとも阿骨打もいれば蔡福もカク瑾もいる。
最初からカク瑾視点で始めれば、よりドラマが深まったと思うんだがなぁ。
もっとゆったり時間を進めても良かったと思うんだよ。
結局、呉用&方臘がスウィングしちゃったから長くなったしさ。
581無名草子さん:2009/06/06(土) 13:18:17
楊令の性格を前作と正反対にして、かつ長く楊令視点を出さない。
ミステリアスな楊令の性根が次第に明らかになるという構想だったのだろうが、
いきなり頭領にしてしまったために、楊令の性格に触れるところがなく、
淡々と頭領の業務をこなしている姿だけだった。身近に感じられんわな。
582無名草子さん:2009/06/06(土) 14:38:26
梁山泊がひとつにまとまる必要もなかったな。
そのあたりの賊徒でも拠点ぐらい作る。
1万ぐらいの旧梁山泊軍がいくつもあって、各地に拠点を設ければよかった。
楊令のように金軍に陣借りする者、呉用のように方臘に陣借りする者、
色々いた方が楽しかった。
糞頭領の下にひとつにまとまったのが面白くなくなった最大の要因。
583無名草子さん:2009/06/06(土) 14:45:15
ひとつにまとまり領土を保有するなら、金との関係を強固にして、斉へと発展する道のりを
きちんと描くべきだった。
領土を保有したのは、童貫禁軍と対等に闘えるだけの兵力を有するためにのみ必要な設定
にすぎなかった。童貫が梁山泊の領土を侵し、梁山泊が領土を防衛するという展開はまったく
なかった。
584無名草子さん:2009/06/06(土) 15:00:22
水滸伝で一度やった童貫戦を、両軍の面子が見劣りするにもかかわらず、
もう一度やったことが最大の失敗だと思う。
燕京戦と方臘戦でボロボロになった禁軍が、10万以下の兵数で最後の力
をふりしぼった闘いにしていれば、多少は感動できていたと思う。
585無名草子さん:2009/06/06(土) 15:06:18
ドウカン・ファイトを関ヶ原のように描きたかったのなら、戦後、戦に勝った梁山泊が
小さくまとまりますよ、というのは変だ罠。
水滸伝のラストで一度負けているのだから、>>582の言うようにバラバラに闘っても
よかった。どこかで集まることがあるにしても、大阪城に集まった関ヶ原浪人みたい
だったら面白そうだった。
ポコポコ沸いて出てくる二世キャラは、お子様っぽくて、男の体臭を感じさせなかった。
586無名草子さん:2009/06/06(土) 18:43:15
>>585
史実では、方臘戦と燕京の闘いで宋禁軍は瀕死状態というのを知っているから、
そこから、また梁山泊と闘うことになると、作者の意図とは裏腹に、読者はちっとも
盛り上がらなかったな。
587無名草子さん:2009/06/06(土) 18:54:11
穆弘、穆春兄弟って、CannonballとNatのAdderley兄弟と似ているね。
588無名草子さん:2009/06/08(月) 15:33:33
子午山で修行したのが八人なら八犬伝要素ができたのに
589無名草子さん:2009/06/08(月) 17:46:25
>>577
燕順は原典を読んでいなければケ広と大して違わない。
ただし、原典を読んでいると、宋江や黄信と燕順が闘う場面を避け、かつ宋江の旅を
コンパクトにするため、あるいは秦明と花栄の青州軍に原典とは違う役割を付与する
ために、燕順(清風山)に原典とは違った役割を与えたことが理解できるので、燕順が
光って見える。
優れた作品であるとの評価は、比較対象があると高まる。
590無名草子さん:2009/06/08(月) 17:51:49
もう少し史実を注入した方がいいやね。
まるで骨のない蛸かクラゲみたいだから。
591無名草子さん:2009/06/08(月) 18:10:01
「底抜け脱線ゲーム」で、風船が膨らんで針に当たって割れる前に作業をやらせるゲームがあった。
水滸伝の場合、すでに完結していてまとまった原典があったから、風船が割れる前の作業時間で
かなりのことができた。ストーリーの面でも、キャラクターの面でも、ゼロからのスタートではないから、
面白いものができた。北方水滸伝は原典があるとはいえ、9割はオリジナルなんだが、素材が豊富
だったから、風船が割れる前に、面白い物語を作れた。
楊令伝の場合、史実があるといえども、原典のようにまとまった形で存在するわけではない。
ストーリーやキャラを作っている間に、風船が割れてしまうんだな。だから物足りない。
592無名草子さん:2009/06/09(火) 14:34:25
>>589
北方水滸伝だけを楽しむというより、原典との違い、隠し味的に出ている原典のテイストを
楽しむ部分が、楊令伝にはないな。
593無名草子さん:2009/06/10(水) 16:37:23
>>592
楊令伝には原典がないから、当たり前だよww
その分、新オリキャラのプロフィールは、水滸伝の2倍以上必要だったのさ。
実際には逆というか、梁山泊入山前に何をしていたか分からない新キャラが
ほとんどだからな。
594無名草子さん:2009/06/11(木) 00:48:49
水滸伝も楊令伝も子午山で畑耕したりしてるシーンが一番楽しかった俺は異端か
595無名草子さん:2009/06/11(木) 12:21:36
>>594
子午山が青蓮寺に襲われ、秦容が撃退する場面は、後付けではなく、リアルタイムで読みたかった。
596無名草子さん:2009/06/11(木) 17:40:43
これから何かが始まるぞ、というワクワク感を感じられる場面が少ない。
張横視点でみせた方臘の乱の始まる場面ぐらいしか思い出せない。
ドウカン・ファイトは、勿体つけずに、さっさと始めろよ、てな感じ。
最近は、何を始めればいいんだと悩んでいる登場人物の姿ばかりが描かれている。
597無名草子さん:2009/06/12(金) 12:54:22
韓世忠が言っていた、彼の理想とする“王”のイメージも、30年以上も前から劇画では
御馴染みのパターンで、すでに陳腐で読者は飽きているんだよね。
598無名草子さん:2009/06/12(金) 16:18:17
楊令の世間に対する態度が、方臘の乱のときの呉用ぐらいに謙虚なものであれば面白くなっていたと思うな。
阿骨打を病気にして斡離不や粘罕を活躍させず、楊令ひとりで金国を打ちたてたような形になったのが
良くなかった。楊令は世間を舐めすぎな印象。どうやったって好きになれるわけがない。
599無名草子さん:2009/06/13(土) 13:49:58
水滸伝は作中15年の歳月が経過している。登場人物が全員劣化することなど有りえない。
半数以上(とくに前作では若かった連中)は、成長を示すのが当然だ。
それが楊令伝になったとたんに、20歳そこそこの楊令が頭領になることを願う。
つまり前作で15年の歳月をかけて、20歳そこそこの楊令に劣ることを証明していたのだ。
600無名草子さん:2009/06/13(土) 14:19:17
何でも楊令ひとりのアイデアで梁山泊が運営されていることにしているけど、
それで楊令を好きになれるものでもないな。
アイドル歌手のレコードは、プロが作曲して、プロが演奏している。これらの人には
音楽的な素養がある。しかし、レコードはアイドル歌手名義で発売される。
なかには音痴もいる。楊令伝の梁山泊には、そんな印象がある。
601無名草子さん:2009/06/15(月) 19:33:50
明後日すばる発売だな
602無名草子さん:2009/06/16(火) 15:39:00
ついに明日発売だな。
603無名草子さん:2009/06/17(水) 11:37:20
楊令
604無名草子さん:2009/06/17(水) 12:23:28
さすが梁山泊の好漢ともなると、60歳の文官でも、2日に1度の交合ですか。さすがです。
605無名草子さん:2009/06/17(水) 12:33:55
蒲盧虎って誰ですか?読み方がわかりません。
606無名草子さん:2009/06/17(水) 12:35:37
フランク・ザッパ『縄果の復讐』
607無名草子さん:2009/06/17(水) 15:08:11
今までは、撻懶=傀儡政権派、粘罕=直接統治派、だったみたいです。
608無名草子さん:2009/06/17(水) 15:36:52
皆殺しの例が過去の戦史にあり、梁山泊も扈家荘で皆殺しをした事実があることは、
それでいいんだ。
問題にしたいのは、皆殺しが、楊令伝になって皆殺しをやった楊令と岳飛だけが称賛
される理由になってしまっているのではないか、だ。
先月は完顔成が、今月は張俊が、俺には皆殺しはできないというニュアンスのことを
言っていたが、それがどういう意味だか不明だ。
完顔成と張俊は、民の恨みを買うのが恐ろしくて皆殺しを躊躇するのか?
皆殺しだろうと、張俊のやった50〜200名の殺戮だろうと、民の恨みを買うことに変りは
ない。むしろ家族もろとも皆殺しにした方が、恨みを残す民がいなくなって合理的だともいえる。
担税者である民を殺戮によって減少させることを躊躇しているのか?結局、殺戮は避けられない
のに、楊令や岳飛のように踏み込めない完顔成や張俊は、楊令・岳飛に劣るということを
言いたいのだろうか?そのあたりが不明だ。
609無名草子さん:2009/06/17(水) 15:39:44
武将のランキングの基準が、女子どもを含めた民を何人殺したかになってしまっては面白くないな。
いまのところ楊令と岳飛が皆殺しをやったということで、他の武将よりもワン・ランク高い地位に
あるような印象だ。
610無名草子さん:2009/06/17(水) 15:41:07
民に慕われる程度による武将のランキングというのも理論的には可能だ。
多くの史実と従来の小説では、こちらがむしろ主流だった。
611無名草子さん:2009/06/17(水) 15:59:20
「とば口」は、鳥羽口だよな。鳥羽口は、京への入り口のひとつだ。
さすがに中国人は、「とば口」は使わないんじゃないか?
612源太:2009/06/17(水) 16:00:34
俺が、孫二娘殿に教えたんだ。
613無名草子さん:2009/06/17(水) 16:02:42
>>612
母親ぐらいの年齢の女性に、親しみをこめて「かあさん」「おばさん」とは言うが、
「おふくろ」は、自分を生んだ母親にだけ使うんじゃないか?
614淀殿:2009/06/17(水) 16:03:27
わらわは、家臣の者どもから、「おふくろ様」と呼ばれておった。
615無名草子さん:2009/06/17(水) 17:18:55
岳雲でたー
秦容強すぎ
世代交代進む
616無名草子さん:2009/06/17(水) 17:28:54
>>609
食事シーンなどもたくさん出てくる楊令伝の全体のトーンと合わないんだよな。
とりようによっては、通常兵器でチマチマ民を殺している張俊はダメで、
原水爆で大量殺傷した楊令・岳飛は偉い、と言われているような気もする。
617無名草子さん:2009/06/17(水) 17:51:55
よりリアルに描くという趣旨から皆殺しをさせたのかもしれないが、
主役クラス、しかもこれから闘おうという二人が、同じことをやったのでは興味半減。
リアルさを追求するならば、ノン・フィクションを読めばよいわけで、
わざわざフィクションを読むのはなぜなのかを考えてもらいたかったな。
エロ小説を買ってきて、犯される女性が、ブサイクな婆ばかりだったら、
ガッカリするだろう?リアルには違いないが、フィクションとしての楽しさは皆無だわな。
618馬桂:2009/06/17(水) 17:54:53
何か?
619無名草子さん:2009/06/17(水) 18:14:37
>>612
源太は日本のことをまったく喋らない(p331)。
620無名草子さん:2009/06/17(水) 18:25:09
婆の陰毛の話はイラネ
621無名草子さん:2009/06/17(水) 18:49:02
孫二娘が解珍のタレを使ったのは、徐寧を取り込む時だぞ。
その前に孫二娘は解珍から秘伝のタレを教わってなくてはならない。
徐寧の話というのは、孫二娘・張青の初仕事に等しい。梁山泊に来た直後だ。
張青も生きていたし、時間的に一発やる暇があったか?ちなみに解珍は二竜山。
それに、解珍の精が「いかにも老人のもの」と言っているが、
あの当時(徐寧を取り込む頃)、解珍は老人とまではいえない歳だと思うが。
622無名草子さん:2009/06/17(水) 19:08:51
意外と荒れてなくてビックリした。
正直、今月号はもうただ哀しくなった。

セックス特集号だからってわけじゃないんだろうけど、
蔡福に始まって婆の陰毛話に解珍の秘話。
何の必要があるんだ?
くだらんシモの話にぐったり来てたら、狄成が板斧を使う・・・だと?
しかも、あの技・・・・

北方さんよ、あんたが名前を付けた万年筆はそんなに軽かったのかい?

哀しいよ。
623孫二娘:2009/06/17(水) 19:11:01
>>617
氏ね!カス!
624無名草子さん:2009/06/17(水) 19:12:43
>>622
セックス特集号だからだろう。北方さんも、すばるの次号予告は見ているはずだ。
625無名草子さん:2009/06/17(水) 19:16:24
>>624
釣りだとは思うが、釣られてやる。
次号は時代歴史小説大特集で、楊令伝の特集をやる。
北方謙三×児玉清の対談もある。
626無名草子さん:2009/06/18(木) 12:31:09
袋とじヌードグラビアがあった。「まさか?」と思って鋏で開けてみたら、本当にヌードが出てきた。
627無名草子さん:2009/06/18(木) 12:35:32
羌肆の視点は良かったな。
南宋が建国の仕掛け人李富自身によって語られると、李富の自画自賛に思えて、
「ほんとうかいな?」と眉唾で読んでいた。李富以外の南宋関係者の視点で初めて
南宋が語られた。南宋を客観的な存在として初めて認識できたような気がする。
628無名草子さん:2009/06/18(木) 12:47:52
>>626
まさか孫二娘ではないだろうな?
629無名草子さん:2009/06/18(木) 12:58:40
戦闘シーンも、良くなってきた。
ドウカン・ファイトまでの戦闘シーンは、客観描写が長すぎた。とくに騎馬隊の戦場における
軌跡を克明に描いていたが、これが極めて退屈だった。東京に行く予定のない者は、東京
の地下鉄路線図を見ても面白くはない。
“十騎ばかりが瞬時に払い落とされた。憤怒が、肚の底から突き上げてきた。”
客観描写に続いて間髪いれずに主観描写が来ると退屈しない。
活字媒体の場合、主観描写はすっーと頭に入ってくる。客観描写が長く続くと退屈。
630無名草子さん:2009/06/18(木) 14:08:54
今月号で、いちばん変だと思ったのは、戦場で岳飛を庇って戦死した敵兵を見たときに、
楊令の脳裏に浮かんだ劉唐。小見出し「天異の夢」なので仕方ないとは思うが、戦場の
緊迫した場面で思い出すなら、楊令を身を挺して庇って戦死した索超の方だろう。
索超は実見しているが、劉唐は伝聞。あの場面で劉唐を思い出すのは、索超に失礼。
631曹正:2009/06/18(木) 14:10:46
>>630
なにをいまさら。俺など一度も楊令に感謝されたことなどない。
命の恩人を、恩人とも思わないのが楊令。もともと失敬な奴なのだ。
632南方捏三 ◆y7XYmaFpQA :2009/06/18(木) 14:42:13
 隆徳府の方向に、煙があがっていた。
 皆殺しという言葉が、岳飛の頭をよぎった。背に、冷たい汗が流れた。煙があがっていると
いうのは、焼討ちではないのか。ならば、ほんとうの皆殺しである。
 ところが、隆徳府の方角から、多くの民が歩いてきた。
「どうやって、おまえたちは皆殺しを免れた?」
 岳飛は、歩いてきた民に訊ねた。民は怪訝な顔をして、馬上の岳飛を見上げた。
「岳飛様。夜中の焼討ちであれば、眠っていて逃げ遅れる者もいるやもしれませぬ。しかし、
真昼に放火されて、黙って家の中で焼死するのを待つ馬鹿はおりませぬ」
「そうです、岳飛様。焼死など笑止。二十一世紀の密閉性の高い建物であれば、火が回る前に
CO中毒で死ぬこともあり得ますが、いまは十二世紀でございます。練炭火鉢を屋内で使っても
CO中毒になる家屋など、ございません」
 民が一斉に笑い始めた。
 民は、そのまま歩いて行った。
 岳飛は振り返り、強弓を引き絞って、笑い転げている民に狙いを定めた。
「皆殺しにしてくれる」
 矢が放たれた。  
633無名草子さん:2009/06/18(木) 14:54:24
だいいち、扈家荘は梁山泊によって焼討ちにされたのではなく、
『扈一族は荘の半分以上を焼き払って、自害した』(文庫8巻382頁)んだけど。
634無名草子さん:2009/06/18(木) 14:57:08
祝家荘戦の後、「最初にやるべきことは、独竜丘三荘の民の把握」だったはず。その役目は、解宝
がやるべきことになったのだが、やったのかね?
635流せい便:2009/06/18(木) 15:03:14
 梁山泊軍が、隆徳府に現れた。韓伯竜の部隊である。焼討ちにして、ほんとうの皆殺しを
するらしい。
「さあ、みんな。家に帰ってきなさい」
 崔如は、五人の子供たちに声をかけた。
「母上。家の中にいると、焼け死んでしまいます」
「だって、家の外にいたら、焼け死なないでしょう。焼討ちはほんとうの皆殺しなんだから、家
の中でじっとしていて死んであげなきゃ、皆殺しにできると考えている、この人たちが可哀想
でしょう?みんなで、家の中にいてあげましょうよ」
「ハーイ」  
636無名草子さん:2009/06/18(木) 15:03:58
>>633
張俊は、“扈家荘の皆殺しが、伝説のように伝えられているのを、聞いただけ”なので、
軽率ですむ。
しかし、軻輔は、「皆殺しについては、いろいろ調べた」と言っているが、何を調べたんだ?
だいいち元契丹の兵士であり、且つい最近まで盗賊だった軻輔が、どうやって宋の皆殺し
の歴史を調べるんだ?
637無名草子さん:2009/06/18(木) 15:08:02
軻輔も、「祝家荘戦の梁山泊軍が、一番ひどかった、と言われています」と伝聞の形で伝えている。
青蓮寺がデマを流したんだろうな。
しかしながら、一般論の形で、焼討ち=本物の皆殺し、と位置づけている点に関しては、梁山泊を
冒涜する意図が明らかだな。梁山泊を冒涜して、楊令と岳飛の悪行の印象を緩和しようとしている。
638無名草子さん:2009/06/18(木) 15:10:00
南京事件が、どのような経過を辿って捏造されたかを、扈家荘をモデルにして
伝えたいんじゃないの?
639無名草子さん:2009/06/18(木) 15:15:11
 ___
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| (     )   煙があがっているというのは、焼討ちではないのか。ならば、ほんとうの皆殺しである。
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
|    | ( ./     /
 ___
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| ( ^ω^ )    煙があがっているというのは、焼討ちではないのか。ならば、ほんとうの皆殺しである。
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
|    | ( ./     /

 ___ ♪ ∧__,∧.∩
/ || ̄ ̄|| r( ^ω^ )ノ       煙があがっているというのは、焼討ちではないのか。
|.....||__|| └‐、   レ´`ヽ      ならば、ほんとうの皆殺しである。
| ̄ ̄\三  / ̄ ̄ ̄/ノ´` ♪
|    | ( ./     /

 ___        ♪  ∩∧__,∧
/ || ̄ ̄||         _ ヽ( ^ω^ )7   煙があがっているというのは、焼討ちではないのか。
|.....||__||         /`ヽJ   ,‐┘    ならば、ほんとうの皆殺しである。
| ̄ ̄\三  / ̄ ̄ ̄/  ´`ヽ、_  ノ    
|    | ( ./     /      `) ) ♪
640無名草子さん:2009/06/18(木) 15:24:26
>>633
張俊の視点では、【禁軍内にあった資料では、確かに扈家荘は燃えていた。内から火を放った
とも、焼討ちだったとも言われているようだ】と書かれている。作者が水滸伝6巻の叙述を見落と
しているわけではないだろう。梁山泊を辱めるためのデマを作中人物が行ったということだな。
ところが、今月号では、この【焼討ち=本物の皆殺し】という話が三度も出てくる。
全体のトーンは、梁山泊がやった焼討ちに較べると、幻王の殺戮もたいしたことじゃないと、
軻輔に言わせている。ちなみに、軻輔は祝家荘戦を実見していない。

どうして、こういう捏造をするの?
641無名草子さん:2009/06/18(木) 15:27:04
>>637
そうだな。
扈成の怨念の源泉を作ろうとしてるのがよく分かるね。
扈三娘を助けたときは、梁山泊を利する事になったとしても、聞煥章を消す事、実妹と甥っ子が
助かるって事が優先したって展開にするんだろ。
642無名草子さん:2009/06/18(木) 15:37:37
先々月、岳飛がやったように、荘を兵が包囲していなければ、焼討ちだろうが、水攻め
だろうが、民は逃げることが可能。
焼討ち=本物の皆殺し、
「火はかけてません。だから、皆殺しのつもりでやった、ということでしょう」(軻輔)
「だとしても、焼討ちはやめてください」(軻輔)
なんだ、これ?
643無名草子さん:2009/06/18(木) 15:42:54
>>641
はじめは、扈成の怨念の源泉を作ろうとしてるんだと思った。
しかし、軻輔には「(幻王の)虐殺に対して、恨みはそれほどありませんよ」と言わせている。
扈成の怨念形成ではなく、幻王と楊令の虐殺の印象緩和が目的だよ。
そのため、元祖梁山泊は、やってもいない扈家荘焼討ちをやったことにされた。
644無名草子さん:2009/06/18(木) 15:43:37
同時は、DNA鑑定の精度が低かったんだ。勘弁してやれ。
645無名草子さん:2009/06/18(木) 15:45:50
『扈一族は荘の半分以上を焼き払って、自害した』(文庫8巻382頁)
『扈一族は荘の半分以上を焼き払って、自害した』(文庫8巻382頁)
『扈一族は荘の半分以上を焼き払って、自害した』(文庫8巻382頁)
『扈一族は荘の半分以上を焼き払って、自害した』(文庫8巻382頁)
『扈一族は荘の半分以上を焼き払って、自害した』(文庫8巻382頁)
『扈一族は荘の半分以上を焼き払って、自害した』(文庫8巻382頁)
『扈一族は荘の半分以上を焼き払って、自害した』(文庫8巻382頁)
『扈一族は荘の半分以上を焼き払って、自害した』(文庫8巻382頁)
『扈一族は荘の半分以上を焼き払って、自害した』(文庫8巻382頁)
646無名草子さん:2009/06/18(木) 16:03:10
しかし、このような捏造をしてまで、楊令を良く思われたいという情熱は、いったい何なんだろう?
『楊令伝』は、親バカのドキュメントなのか?
647無名草子さん:2009/06/18(木) 17:09:28
>>643
扈家荘の件に関しては、宋側の人物が伝聞を根拠にして言いたい放題を述べているだけで、
梁山泊側に抗弁の機会が与えられていない。呉用は祝家荘戦の後、「扈一族は荘の半分以上
を焼き払って、自害した」と明言しているのだから、仮に梁山泊の耳に扈家荘皆殺し冤罪事件
の情報が伝わったならば、反論はするだろう。
反論の機会が与えられなければ、作者が水滸伝8巻の当該叙述を読み落としていると誤解され
るか、張俊と軻輔が阿呆だと思われるかのどちらかだ。馬桂殺しの犯人を梁山泊と即断した
李富と同じ運命が張俊と軻輔には待っている。
648無名草子さん:2009/06/18(木) 17:13:08
扈家荘に関する梁山泊の名誉の問題と切り離しても、「焼討ち=本当の皆殺し」は成り立ち得ない。
逃げ道があれば、焼討ちをしても、全員死ぬことはありえないからな。
649無名草子さん:2009/06/18(木) 17:18:17
蒲盧虎というわけわからん奴を除くと、金国の派閥争いは、ほぼ史実に忠実に進行している。
縄果と斡離不がいまだ生存していることと、斡本にも実子がいることが、どのように影響する
のかは今後の展開次第だが、まず影響しないのだろう。
ただし、気になるのが、秦檜が絡んでこないこと。
650無名草子さん:2009/06/18(木) 17:27:29
撻懶の権勢が弱まったから、ここで秦檜と組むのではないか?
南宋と結んで捲土重来を図る撻懶。
651無名草子さん:2009/06/18(木) 17:36:10
今回面白かったのは、原典では馬泥棒の段景住が、岳飛に馬を盗まれたことか?
裏ネタっぽくなってしまったが、いちおう段景住の登場場面もあり、ちょっとだけ原典
ぽい話になった。
652無名草子さん:2009/06/18(木) 19:16:09
先月に引き続き、楊令が謙虚な物言いをするところは好感が持てた。
楊令が交易に熱中していて岳家軍に対する警戒を怠っていたことを
反省する場面があった。
楊令がどうして交易に熱中するようになったかに関して、塩の値崩れ
が挙げられていたが、主因はそれだろう。
できることなら、ウリ殿を、もっと上手く使ってもらいたかった。
ウリ殿を梁山泊に置いて入山後の盧俊義のような役割を果たさせれば、
楊令が交易、それも特に絹の道交易に興味を持った点が、スムーズに
説明できたと思った。
ウリが若き日に見た西域の話を楊令に聞かせる。楊令は西域に興味を持つ。
興味が嵩じて岳家軍への対処を誤るまでに交易に熱中する。
653無名草子さん:2009/06/18(木) 19:17:53
>>652
ウリの話など、とくに参考になるものはなかったという横柄な態度だったからな。
楊令がいまさら人気者になろうと思うことが、そもそも間違っていると思う。
嫌われ者の要素をもれなく兼ね備えた人物。それが楊令殿だ。
654無名草子さん:2009/06/18(木) 19:37:58
「権力とはなにか?」をテーマにしたいのなら、舞台となっている12世紀中国の権力か、
読者に理解しやすい現代の権力だったら良かったのにな。
第1巻の楊令は、戦は殺し尽くす、財はあるやつから奪えばいい、女は攫ってくればいい。
これじゃ原始時代だ。時代と国によって権力の発現形態は違うのだと思う。
焦点が定まらなくて、理解しにくくなっているんだと思う。
655無名草子さん:2009/06/18(木) 20:16:02
そのウリが南と商売しる!と言っとるのはどう処理するんだ?
656無名草子さん:2009/06/19(金) 00:51:24
百里風の子だか孫ってのはどうなったんだ?
秦容が歩兵隊で踏ん張ってたのは、馬が奪われたからなのか?
657無名草子さん:2009/06/19(金) 12:12:20
南宋や金と闘う以前に、健忘症との闘いだなw
658無名草子さん:2009/06/19(金) 13:23:36
5月号で幻王に父親を見せしめに殺されて恨みのたけを述べ、
6月号で幻王と同じことをした岳飛を暗い眼で睨みつけ、
7月号で「虐殺に対して、恨みはそれほどありませんよ。実際、それほどひどい
虐殺をしたわけじゃない」と言っていたコメディアンの名前を忘れたんですが、
どなたか教えてください。
659無名草子さん:2009/06/19(金) 13:28:35
>>658
もう忘れたのか、阿呆。軻輔だ。
660無名草子さん:2009/06/19(金) 14:12:06
>>643
張俊は、禁軍の記録を調べて、「扈家荘について焼討ちによる皆殺しという記述はなかった」
と明言している。ただし、官軍内部では、扈家荘の皆殺しが伝説のようになっているらしい。
旧遼軍で少し前まで盗賊だった軻輔は、この噂を耳にしただけだろう。「調べた」と言っている
が、盗賊が禁軍の記録など調べようがないし、だいいち宋に来たのは最近のことだ。

軻輔が述べていることは根拠薄弱な噂にすぎないのに、それをあたかも真実のように扱って、
延々と「焼討ち=本物の皆殺し」について岳飛と軻輔に会話をさせているところは、どうなさった
んだろうと思ったな。

そもそも中国史の中で「皆殺し」の事例としてすぐに思い出すものは、生き埋めじゃないか?
始皇帝の焚書坑儒、項羽による旧秦兵の大量虐殺。いずれも生き埋めだ。
読者がすぐにピンとくる事例を背景に隠していないから、この小説は底が浅いと言われるんだ。
「生き埋めは本当の皆殺し。アア、なるほど。焚書坑儒や項羽ね」
これが時代小説の楽しみ方じゃないか?
661無名草子さん:2009/06/19(金) 14:14:52
三国志や水滸伝には、読者がすぐにピンとくる事例が背景にふんだんにあったからな。
まあ原典のある小説だから、当然だけど。
662無名草子さん:2009/06/19(金) 14:21:46
>>660
5月号で岳飛がやったように、殺害すべき民を4〜5倍の兵で取り囲むのが、確実な皆殺し
方法だろう。逃げようとする奴まで殺せる。
池田屋の変のときも、家屋に踏み込んだ新撰組の他に、多くの会津藩兵が、池田屋周辺
を包囲していた。
焼討ち=本物の皆殺し、には科学的根拠なし。
663無名草子さん:2009/06/19(金) 14:26:54
扈家荘皆殺しのデマを大々的に取りあげて、今月号が、【焼討ち=本物の皆殺し】一色になった
のは、幻王の皆殺しも、実際はたいしたことではないのに、話に尾ひれがついて大げさに言われて
いるだけですよ、と言いたかったのだろう。軻輔にも、先々月とは違うことを言わせてね。




第1巻の契丹/熟女真が、「幻王」の名を聞いただけで震え上がっていた様子を、もう一度読め。
蔡福が楊令にいつ殺されるかと脅えていた箇所を、もう一度読め。
664無名草子さん:2009/06/19(金) 14:28:34
子供だましをやられた方は、激怒するからな。
665無名草子さん:2009/06/19(金) 14:35:45
父親を殺されて恨みを述べていた軻輔が、幻王の皆殺しは、焼討ちではないから
本物の皆殺しではない。逃げた者もいた。しかし、皆殺しを思われることを狙って
楊令は行動したんだ、と楊令を弁護するようなことを言うと思うか?
ありえないだろう?
666無名草子さん:2009/06/19(金) 14:37:21
>>665
他の誰かが言っても、ありえない話だけど、肉親を殺された軻輔が言うのは、
なおさらありえないな。
最近、こういう二段構えにした非常識な叙述が目立つ。ダブルで呆れる。
667無名草子さん:2009/06/19(金) 14:46:40
作品の冒頭に主人公の殺戮・強盗・誘拐をもってくることは、強烈なインパクトがあるから
失敗ではないんだ。問題は、それをやった楊令を一兵卒に落すか、北宋滅亡まで梁山泊
とは別行動を取らせなかったこと。楊令を頭領に戴くために、中途半端に殺戮・強盗・誘拐
を正当化したのが失敗だ。正当化に失敗したから、今度は事実認定に捏造を加えようとしている。

「権力とは何か?」
殺戮・強盗・誘拐をした者を逮捕して処罰することは、権力の重要な役割だ。
668無名草子さん:2009/06/19(金) 15:16:56
たとえば、いま俺の家が放火されたとする。韓伯竜軍の兵が松明を投げ込んで
いったとするよな。
家人の対応は、まず消火活動だ。火が大きくなって、家人の生命・身体に危険
が及びそうになれば、逃げる。
その際、放火した軍が待ち伏せしていないかを確かめる。地元民であるこちらの方
が逃げ道に関しては圧倒的に敵兵よりも詳しい。
だから、たとえ村が包囲されていても、逃げのびる可能性が高い。

どうして焼討ちは本物の皆殺しなんですか?
軻輔がはしゃいで二度も三度も同じことを言っているのを読むと、とうとうこの作家
も焼きが回ったのかと思いました。
669無名草子さん:2009/06/19(金) 16:26:59
>火を放てば、なにかの蓄えのために地に掘った穴に潜んでいても、死ぬ。

だから、ほぼ100%の人間は、家屋の外に逃げる。
わざわざ屋内の穴の中に隠れるやつはいないだろう?
そういう基地外が100%ならば、焼討ち=本物の皆殺し、というのは正しい。
670無名草子さん:2009/06/19(金) 16:49:01
>>669
もしかすると、軻輔は、5月号で岳家軍がやったような荘の周りを2万の兵で固め、
家から出てきた民がいたら見つけ次第殺す体制を整えた上で、家屋に火をつける
話をしていたのかもしれんぞ。
まさか火事になった家屋の中の地面に掘った穴の中でじっとしている阿呆はいないだろう?
671無名草子さん:2009/06/19(金) 17:09:27
常識に合致するように理解しようと思えば、刀槍を持った兵が襲ってきた。
家の中の地面に掘った穴に隠れた。見つけ出せないから焼討ちにした。
こうでも考えないと、常識に合わない。
672無名草子さん:2009/06/19(金) 21:11:28
このところの秦容マンせーが鼻につく。
秦明にしても、原作だと強いことには強いが、
短気で声の大きな横山水滸伝ではハブられた人間が、
やけに美化されてるように感じたが、秦容も謙虚で人間ができてて、
史進より強いかも知れなくて、乗馬は百里風の子供って、どんだけ優遇何だ。
楊令伝の次は秦容伝にでもするつもりか。
673無名草子さん:2009/06/19(金) 21:39:19
お前らがいつまで経っても虐殺がどうこうって下らない話題引っ張ってるから、毎月の様に虐殺の言い訳書いてんじゃねぇのかね?
勘弁してくれよ。
いい加減、後ろ向きな話題は要らないよ。
北方作品の登場人物ってそんな綺麗な人物だったかね?
支那が舞台の作品で、虐殺がどうこう言う方がちゃんちゃらおかしいっての。

そもそも、楊令があぁいう事やり始めたのだって、
『水滸伝』の最後の方で童貫に一太刀浴びせた時の描写で伏線張ってんじゃん。
あれがあったから、綺麗に育っちゃった楊令が、獣性を一度解き放って暴れた後に、
獣を飼い慣らせる様になって一つか二つ上の段階に到達する事で童貫に勝つってシナリオだったろうに、
一々虐殺がどうこうと揚げ足取るからそれの言い訳始めちゃって、虐殺や略奪やった理由も効果も陳腐化しちゃってるだろ。
もう止めようぜ、この話題。
それよか、呼延灼の娘はどうなったんだろう?って話題の方がよっぽど良いわ。
674無名草子さん:2009/06/19(金) 21:45:42
>>672
アンチ楊令が酷いから、後継者筆頭として秦容を出し、場合によっては楊令殺す方針なんじゃね?
675無名草子さん:2009/06/19(金) 22:53:39
作者本人がこんなところ見てるわけねえだろ
編集も怪しい限りだが
676無名草子さん:2009/06/19(金) 23:28:31
山田氏は見てるっぽいぞ。
サイン会かなんかで「君も無名草子さんか?」って聞かれたとかw
677無名草子さん:2009/06/19(金) 23:53:35
すばる読んでとびとびでしか読んでないのでアレだけど、
楊令の民間人大量虐殺って、どんな事件だったの?

678無名草子さん:2009/06/20(土) 11:07:48
タイトル変更して、
「すごいよ!!楊令殿」、「ピューと殺る!楊令」
になっても違和感なくなってきたな…
李冨の能力の後付けインフレ化も凄いし。
679無名草子さん:2009/06/20(土) 12:17:00
680無名草子さん:2009/06/20(土) 12:27:05
>>675
毎月の連載は、ほぼこのスレの流れのまんまだよ
681無名草子さん:2009/06/20(土) 12:32:11
>>674
本気で考えた方がいい。
半年ほど前だと思うが、交易に乗り出す楊令が、ウリ殿に話を聞きに行く場面があった。
楊令は、ウリ殿の話は、自分の知っていることばかりで、得られるものは何もなかった、
と言っていた。
同じ回に童猛の測量を手伝った。童猛が何年もかかって会得した測量のコツを、楊令は
30分程度で会得した。
この二つのエピソードで楊令は死んだ方がいいと思った。
リアル世界にいれば、頭領になれる人物であろうはずがなく、嫌われ者にしかなれない奴だよ。
まともに読む気にすらなれないのは、楊令が頭領をやっていることが、あまりにも現実離れ
しているから。
682無名草子さん:2009/06/20(土) 12:43:43
>>681
嫌われ者集団であるゲバ棒君グループを梁山泊と考え、
その頭領が楊令であると考えれば不自然ではない。
「楊令伝」という小説の許せないところは、水滸伝ファンが
梁山泊の滅亡を願うことを余儀なくさせたところだな。
683無名草子さん:2009/06/20(土) 12:52:29
>>681
小学1、2年の頃はクラスの中心人物だが、3年ぐらいになると学校中から嫌われ、
5年ぐらいになってやっと態度を改めて友達を作ろうと努力しはじめるが、すでに
手遅れで、一人の友達もいないまま寂しく卒業していく楊令。こんな感じ?
684無名草子さん:2009/06/20(土) 13:04:08
・6月はブライダルシーズン。結婚式は親や親類をはじめ、親しい友人や恩師、会社の上司や同僚らを
 招く人生の一大イベントだ。誰を招くか新郎・新婦は悩むところだが、首都圏では最近、招待客の
 「代役」を派遣するビジネスが増えている。希薄な人間関係を象徴するようだが、友達のいない
 楊令殿のような人物が増えてきたことに対応した新しいビジネス・モデルであると考えられている。
 http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1245467217/
685無名草子さん:2009/06/20(土) 13:10:24
楊令殿は、友達役だけじゃなく、家族役・親戚役まで全部雇わなくてはならないな。
祝辞を述べる目上の人間は、王進殿と公淑ぐらいか?
あとは部下の歌ばかりだww
686無名草子さん:2009/06/20(土) 13:23:51
p354の終わりから3行目から、p355の終わりから2行目までの、約1ページの間に、
「侯真を討ち果たせ」という言葉が6回も出てくる。そのうち4回は、李富の台詞だ。

くどい
687無名草子さん:2009/06/20(土) 14:23:45
>>681
無学に見える人間からも学べることはたくさんある。
自分ひとりだと目玉は2つしかないが、100人から学べば、目玉は202個だ。
しかも、長く生きた者から学べることは多いと思う。
生得の才能を過信して、人の話に耳を傾けない人間のことを、馬鹿という。
688無名草子さん:2009/06/20(土) 14:27:32
ほんとうに楊令は死ねばいいじゃん。
内容がなにもない機能だけで存在している機械なんだから、
小説的な興味は、楊令に対しては起きないはずだろう?
689無名草子さん:2009/06/20(土) 15:59:21
>>686
また無駄に長い会話が復活したな。
690無名草子さん:2009/06/20(土) 16:00:42
会話が長いか短いかは問題じゃなくて、長い会話の中に、その長さに見合った充実した
内容があればいいんだけど、まとめれば5分の1程度にできそうな内容を、ダラダラ長く
する。つまり、同じことを何度も言わせる会話が復活した。
691無名草子さん:2009/06/21(日) 01:54:05
>>686
そのくどさは流石に伏線だろw いくらなんでも。
692無名草子さん:2009/06/21(日) 16:48:21
ケ広は巡邏隊が適任だという伏線が先月号にあったのに、今月号では調練に回されたから、>>691も伏線じゃないよ。
693無名草子さん:2009/06/22(月) 12:37:57
焼討ちした家 人がいる
だから〜 皆殺し
これでいいのだ これでいいのだ
ボンボン バカボン バカボンボン   ♪
694無名草子さん:2009/06/22(月) 13:12:05
岳飛が国家観について悩み始めたな。
695無名草子さん:2009/06/22(月) 13:31:51
岳飛や李俊が、楊令の作った国について疑問を向けるのはよいことだ。
それは、読者の疑問でもあるからだ。
だが、<阿骨打が死に、二つの国は見果てぬ夢となった>という表現はまずい。
梁山泊は自らの領地を<国>と称している。
<阿骨打が死に、二つの国は見果てぬ夢となった>という表現は二度ほど出てきたが、
図らずも、作者を含めて現在の梁山泊を誰も<国>とは思っていないという本音が出る
恰好になってしまった。現在の梁山泊を意地を張って<国>と称し続けるのなら、
<阿骨打が死に、二つの国は見果てぬ夢となった>という表現は削除した方がよい。
696無名草子さん:2009/06/22(月) 13:37:00
楊令って、結局、阿骨打がいないと、何もできないツマラン奴なんじゃんww
697無名草子さん:2009/06/22(月) 13:59:27
>>695
ついに本音が出ちゃったって感じだったね。
ここでいう「二つの国」というのは、江南を含めるかどうかは別として、
少なくとも、阿骨打=金、楊令=斉、という二つの国という意味だったんだろうな。
現在の梁山泊は、あまりに小さくて中途半端。本音では、誰も梁山泊を国とは思っていないんだよ。
楊令は、「交易を始める前に、(岳飛を)叩き潰しておくべきだった。なぜそうしなかったのか、
いま考えると不思議になるほどだ」と言っている。
しかし、不思議だと思っているのは楊令ひとりであって、読者は全員、その理由を知っている。
10万近い梁山泊に対して、当時2万程度の岳家軍では、敵にならないのだ。
岳家軍の兵数を増やす時間的余裕を与えたことは、バカでもわかる。
どうして楊令は、あんな白々しい台詞を言うのだろうか?
いずれにしても、童貫禁軍を倒した以上、簡単に長江より北は制覇できた。
交易から上がる利益で養える民の数は450万だと言っているが、それは適当に言っているだけ。
だいたい玄珠という玉で、国がひとつ買えるというのが、寝言は寝ていえの世界。
北宋があった頃は、あれだけ熱心に闇塩の道を守っていたのに、宋が滅んで専売制がなくなり、
値が崩れた。だから、塩の道は捨てた。宋と同じように、塩の専売制で国を建てるのは本意ではない。
だから、それより利益の上がらない(つまり450万しか養えない)絹の道交易を選んだ。

支離滅裂な話だな。
698無名草子さん:2009/06/22(月) 14:23:00
皇甫端が、秦容のために馬を選ぶのが最後の仕事だろうなと誰かが言って、その直後に、
ほんとうに皇甫端が死ぬというのは、話が出来すぎているな。
699無名草子さん:2009/06/22(月) 14:32:59
>>698
同じ回なら、出来すぎた話にできるみたいだよ。
2回に分けられると、巡邏隊にピッタリと言われていたケ広が、調練に回される。
騎馬隊2000ずつの5隊に分けられた岳家軍が、2ヶ月経つと、騎馬隊は歩兵
から独立させられ、3人の指揮官によって指揮されている。
こうなります。
700無名草子さん:2009/06/22(月) 14:45:07
沖縄の集団自決も、焼討ちじゃないから、本当の皆殺しではないんですよね?
701無名草子さん:2009/06/22(月) 14:47:30
本当の皆殺しは、焼夷弾の絨毯爆撃なんだろうな。
枯葉剤の散布は、本当の皆殺しじゃない。
702無名草子さん:2009/06/22(月) 16:04:48
註:防空壕は敷地の外に掘りましょう

敷地内の防空壕では、なにかの蓄えのために地に掘った穴に潜んでいても、死ぬことがあります
703無名草子さん:2009/06/22(月) 18:21:38
 ___
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| (     )     なにかの蓄えのために地に掘った穴に潜んでいても、死ぬ
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
|    | ( ./     /
 ___
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| ( ^ω^ )      なにかの蓄えのために地に掘った穴に潜んでいても、死ぬ
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
|    | ( ./     /

 ___ ♪ ∧__,∧.∩
/ || ̄ ̄|| r( ^ω^ )ノ       なにかの蓄えのために地に掘った穴に潜んでいても、死ぬ
|.....||__|| └‐、   レ´`ヽ      なにかの蓄えのために地に掘った穴に潜んでいても、死ぬ
| ̄ ̄\三  / ̄ ̄ ̄/ノ´` ♪
|    | ( ./     /

 ___        ♪  ∩∧__,∧
/ || ̄ ̄||         _ ヽ( ^ω^ )7    なにかの蓄えのために地に掘った穴に潜んでいても、死ぬ
|.....||__||         /`ヽJ   ,‐┘     なにかの蓄えのために地に掘った穴に潜んでいても、死ぬ
| ̄ ̄\三  / ̄ ̄ ̄/  ´`ヽ、_  ノ    
|    | ( ./     /      `) ) ♪
704無名草子さん:2009/06/22(月) 18:27:31
>>701
そういや、わりかし最近、東京大空襲のドラマやってたからなw
705無名草子さん:2009/06/22(月) 19:51:32
秦容はまだ、信用がない
706無名草子さん:2009/06/23(火) 11:26:56
崔如という割には、才がない。
707無名草子さん:2009/06/23(火) 12:03:50
郤妁は尺八が激ウマ。
708無名草子さん:2009/06/23(火) 14:17:48
南宋の軍船は何艘?
709無名草子さん:2009/06/23(火) 14:38:15
>>705-708
   _______________
 /                       \
 |    残念ながらボッシュートです!   |
 \________________/
            シュッ
          | | | | | | |    チャラッチャラッチャーン♪ミヨヨヨーン…
       ________.
       \  ∧_∧ アウッ |\
         \(; ´∀`)    |  \
           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
710無名草子さん:2009/06/23(火) 15:48:55
>>696
楊令は、国づくりなんかに、まったく興味がないよ。
今月号で、蔡福が次のように言っている。

阿骨打の死は、幻王楊令にとって、すべてが終ることに等しかったのかもしれない。
二人で、二つの国を目指している。蔡福は、何度かそう感じたことがあった。

楊令にとって、すべてが終っているんだよ。連載がまだ終らないから、仕方なく、
縮小された梁山泊をセコセコやっているだけ。やる気なし。
711無名草子さん:2009/06/24(水) 12:29:57
岳飛も、まったくやる気を感じさせないな。
金と南宋の闘いではなく、岳家軍と梁山泊の闘いに無理やりもっていくために、
金軍の契丹兵に知り合いの多い軻輔が、金軍とは闘いたくなく、梁山泊と闘い
たいという方向にもっていくために馬泥棒。それに乗った岳飛。
宗沢をそっちのけにして、戦端を開くために考えついたアイデアが、これ。
面白い・面白くないというレベルの話ではなく、楊令伝を読んでいることを他人に
知られるのが恥ずかしいというレベル。
712無名草子さん:2009/06/24(水) 12:40:08
水滸伝時代は、徽宗が登場するシーンも、まだ厳粛な宮廷シーンとして描かれていた。
水滸伝の終盤(つまり北方作品が極端につまらなくなった時期)から、帝や高官はゴミ
扱いを受けるようになった。呉乞買や趙構の姿は、見ていられない。
また国家主義や封建時代の美徳とされるものは、極力避けられている。
史実は、漢族の民族主義が初めて歴史を動かした時代なのに、そこを無視するのだから、
面白くなるわけがない。
南宋初期の騒乱の原因が馬泥棒から始まったというのは、あまりに史実をバカにしすぎている。
713無名草子さん:2009/06/24(水) 12:46:26
婢史で史実をぶっとばすんだよw
714無名草子さん:2009/06/24(水) 12:56:51
>>712
水滸伝の最後の4巻あたりになると、新登場のキャラにまったく魅力なくなる。
ひとことでいうと、どれもこれも周信。老若男女/能力の違いがあるのは当然であって、
これを書き分けたから、キャラを書き分けたことにはならない。
人格の核になる部分、つまり言葉では説明しにくいキャラの魅力のようなものは、どれもこれも
みんな周信。楊令だって、基本は周信だよ。
715無名草子さん:2009/06/24(水) 13:02:52
周信初登場前後に、はじめて脚光を浴びた梁山泊の好漢も、全員周信だよな。
阮小七  周信1号
楊雄   周信2号
孔亮   周信3号
楊令   周信4号
花飛麟  周信5号
李英   周信6号
以下、延々と続く。
716無名草子さん:2009/06/24(水) 13:47:45
>>714
林冲は生存中も死後も人気が高いが、その理由は簡単。
高Q、王倫という悪役との絡みが多くて、読者の心に深く入ってきた。
所詮活字で描かれる人格なんで、人物を深く掘り下げようと思えば、
1人を主役にして、主役だけを深く掘り下げる以外に手は無い。
登場人物の多い小説では、一人一人に当てられるスペースには限り
があるから、作中の人間関係でキャラの好き嫌いが決まることが多い。
悪役の高Qや王倫によって生命の危険にさらされた林冲は人気が高く、
民を殺した楊令は人気がない。単純な話。
717無名草子さん:2009/06/24(水) 13:58:16
全体の構造が、<戦>と<戦以外>の繰り返しになってきた。
北方の戦の描写が好きで好きでたまらない読者には嬉しい構造なのだろうが、
なにぶん一人の作家が書く戦の描写なので、基本的にどの戦の場面も同じような感じ。
率直に言うと、宿元景戦以降は、同じことの繰り返しなので、飽きた。
718無名草子さん:2009/06/24(水) 14:02:47
飽きるな。
岳家軍と梁山泊の闘いなんて、1週間経つと、すっかり内容は忘れている。
徐史が死んだことぐらいしか覚えていない。半年もすれば、徐史がどの戦
で死んだかも忘れるだろう。
719無名草子さん:2009/06/24(水) 14:07:24
>>717
史実厨の言いたいことも、それだろう。
水滸伝の終盤からずっと同じことが続いている。
正直、戦の場面は、軽く読み流す。
史実を大量に注入してくれんと、読むところがない。
720無名草子さん:2009/06/24(水) 14:12:50
かつて姚平視点でやった敵に肉迫する描写などは好きだが、
戦の始まりから終了までの顛末を逐一やる意味はないよな。
架空の戦にすぎないから。
721無名草子さん:2009/06/24(水) 14:15:18
関ヶ原の合戦における各隊の動きは、100年前の日本人も、100年後の日本人も
興味を持って読むだろう。だから、現代人も興味を持つのだとも言える。
フィクションの戦の顛末など、どうでもいい。
迫力あるアクションを描くための舞台装置にすぎないのだ。
戦の顛末に何の意味がある?1週間後には忘れる内容の戦だよ?
722無名草子さん:2009/06/24(水) 17:10:42
甲が乙を追いかけた。甲の横腹に丙が突入した。乙と丙で甲を殲滅した、といった叙述が
ウザすぎる。1週間もしないうちに忘れてしまうのは、こういう意味のない叙述。
歩兵の姚平視点で見た騎兵の迫力のある描写などは忘れない。
723無名草子さん:2009/06/24(水) 19:55:57
ところで史記の二巻目はまだかね?
724無名草子さん:2009/06/24(水) 19:57:55
>>723
スレ違い
725無名草子さん:2009/06/25(木) 05:16:32
>>723
オレも待ち遠しい。
726無名草子さん:2009/06/25(木) 13:47:17
>>721
コンサート会場に10万人の観客がいて、一斉に歓声を上げたとする。
楊令伝では、その10万人の歓声ばかりを描写している。
10万人が叫ぼうが100万人が叫ぼうが、もっともよく聞こえるのは、自分の声だ。
10万人の歓声を書きたいのなら、作中人物視点ではなく、作者の客観的視点を
出せばよいのだ。
727無名草子さん:2009/06/25(木) 13:58:12
水滸伝の頃は、戦場の人物は、自分の耳目で捉えることのできる客観情況を
語っていた。三日後に戦を回想してまとめたような現場の視点はなかったな。
全体のまとめは、青蓮寺や軍師がやっていた。
728無名草子さん:2009/06/25(木) 14:27:22
いままでの物語は、目がさめたら、全部、ネクラな楊令君の夢でした、ということで
終わりにならんかな。楊令は、450万人を治められる器ではない。
昨日ローリング・ストーンズのライブ映像見ていてそう思った。
楊令君には、ミック・ジャガーの10万分の1のカリスマ性もない。
729無名草子さん:2009/06/25(木) 14:49:10
ガクヒ・ファイトは、村の若い連中が、隣り村と起こした喧嘩のような話だな。
国と国との闘いwww
730無名草子さん:2009/06/25(木) 16:35:23
>>728
ピノキオのお爺さんと一緒に、あやつり人形でも作るのが、楊令君には似合っている。
731無名草子さん:2009/06/25(木) 18:33:45
張俊は、長江以北を金が直接統治すれば戦が続くが、
漢人傀儡政権が出来れば講和の道が開けると言っていた。
まるで文官が机の上だけで考えたようなプランだ。

近親憎悪というものがある。領地を占領した外国人を憎むのではなく、
外患である外国軍隊に協力した同民族の方を、より強く恨む。
尊皇攘夷の思想が出てくるのも、外患に協力した同民族に対するメッセージ
という色合いが濃い。

講和は傀儡政権である斉を廃止した後、つまり金が淮水以北を直接統治した後に、
行われる。

それと、中国を地勢的・経済的・文化的に南北に二分するラインは、長江ではなく、
淮河(当時は淮水)である。金と南宋の講和も、ここを国境線とする。
732無名草子さん:2009/06/25(木) 18:48:49
ところでスレ住人の口調がどこか北方調なのは仕様だろうか
733無名草子さん:2009/06/25(木) 20:16:01
>>731
馬泥棒の次には、羊泥棒でもやって、戦を始めるのだろうさ。
そういや、いつのまにか、女真族は農耕民族になっていたなw
朝鮮人を攫ってきて、農耕をさせていたんじゃないのか?
734無名草子さん:2009/06/26(金) 02:46:19
今月号の秦容殿すごい

・葉敬は秦容を見てションベンちびる  →秦容より格下確定
・史進は秦容に負けそうになる      →秦容より格下確定
・岳飛は秦容から涙目で逃げる     →秦容より格下確定
・張平は秦容の武術にたまげる     →秦容より格下確定

「楊令殿すごい」が収まったと思ったらこれ。
作者が「楊令殿すごい」を反省したわけじゃなく、
もっと超すごいスーパーヒーローを思い付いただけwww
735無名草子さん:2009/06/26(金) 12:33:43
>>734
秦明のイメージと正反対だよな。
もっとも反対のことをやらない北方謙三を見たことがないから、
これでいいんだとも言えるけど。
736無名草子さん:2009/06/26(金) 13:47:16
戦の模様を、水草と杭にたとえたところは良かったがな。
水滸伝の初期の頃の数百人でやっていた戦が、実はもっともわかりやすかった。
10万人を超える兵の混戦なんてものは、実際には無いし、想像しにくい。
視覚的に今回のようなたとえでやるのはいいと思う。
737無名草子さん:2009/06/26(金) 14:07:39
開戦理由が、どうしようもなくツマラン。
童貫との闘い、岳飛との闘い、もう闘う理由がないんだよね。
738無名草子さん:2009/06/26(金) 14:08:40
「シンドバット対孫悟空」のような話だからな。
幼稚園児の頃、そういう妄想をしていたことがある。
739無名草子さん:2009/06/26(金) 14:27:02
>>734
楊令も秦容は俺より強いみたいなこと言ってたな
740無名草子さん:2009/06/26(金) 15:00:03
幼稚園児って、シンドバットと孫悟空のどちらが強いか、真剣に議論するんだよな。
741無名草子さん:2009/06/26(金) 16:20:01
破軍の星の楠木正成:尊氏を見逃した新田義貞に対して「信じられない、許せない」
楠木正成の楠木正成:足利尊氏を見逃す
道誉なりの花一揆:観応の擾乱の直前に成立(史実相当)
楠木正成の花一揆:なんかすげー初期からある

もともとそんなに精度高い作家じゃないんだよ、約束の街とかもよく読むと変なところあるし。

凄い楊令殿だって凄い川中とか凄い波王殿とか、敗戦は全部寝てたことにされた北畠顕家とか今にはじまったことじゃないんだよな。

にもかかわらず楊令伝がそんなに面白くないのは、単純にストーリーとキャラクターに魅力が無いんだろうな。
742無名草子さん:2009/06/26(金) 18:07:12
>>741
その精度の低さが信じられんな。
作品の中に「細かいこと」という叙述が頻繁に登場するが、
公表される作品に本質的部分と瑣末な部分の区分は出来ないと思うんだな。
読者の注目を集める人気のある箇所というのは、どうしてもできてくると思うが、
瑣末な部分というのはない。人体に不要な部分がないのと同じだ。

「細かいこと」を避ける気分というのは、単なる「逃げ」だな。
自分は細かいことには拘泥しないが、本質的に重要なところは、きちんと書いて
いますよ、と自分をごまかしたいのだろう。
フロイトの防衛機制でいうと、これはどういう心理なんだ?
数人で一緒に勉強していると、ひきつった顔して他人の博識を「細かい」と罵る奴がいる。
自分の無知に焦りを感じているんだろうな。そこで防衛機制が働いて、「細かいこと」と
他人を罵り始める。気の毒に。。。
743無名草子さん:2009/06/26(金) 18:19:00
>>742
>人体に不要な部分がないのと同じだ。

盲腸
744無名草子さん:2009/06/26(金) 21:46:26
秦容はさ、あくまで自然体で、強いんだか弱いんだか分からない、
けど重要な局面には必ず関わるというキャラで行けば面白かったのに、
これじゃ単なる楊令U世だよ。
これから毎月秦容猛プッシュをやるわけでしょ。頭痛いわ
745無名草子さん:2009/06/27(土) 05:09:13
>>741
例えばさ、破軍の星にしたって道誉なりにしたって、
凄い顕家殿や凄い道誉殿をやってるだけなんだけど、
短いから読ませるところあるよな。
ブラディ・ドールとかは毎回主人公別に立ててたから保ってた訳で、
毎回川中が凄いだけなら読む気しないだろ。
老犬も脇役だからあの凄さが許されるところがあると思う。
凄い楊令殿やるだけなら文庫本二冊までにおさめるべきだろうし、
そうじゃないなら凄い楊令殿は脇役にしなきゃだめなんだろうな。
746無名草子さん:2009/06/27(土) 14:12:31
ゴジラは登場すると人間社会が築き上げてきたモノを破壊するだけなんだが、
楊令と違って嫌われていない。どうしてだろう?
747無名草子さん:2009/06/27(土) 14:22:15
同じくフィクションのキャラクターであっても、人間ではないゴジラには、現実にはこんな事態は
生起するはずがない、という安心感が心のどこかにある。
これに対して、人間である楊令や岳飛には、過去にこんな嫌な奴がいた、あるいは将来こんな
嫌な奴が現れるかもしれない、と思うことで読んでいる人に嘔吐を催させる。

また、人間ではないゴジラは純然たる空想の産物であるから、同じく空想の産物である“神”に
近づく。ゴジラの破壊を<神の怒り>と捉えることが可能になる。人間である楊令・岳飛は神になれない。
人間社会に対する不満の一つや二つはあるはずだ。ゴジラは観客に代わって不満を解消して
くれるが、楊令・岳飛にはそれができない。かえって読者に不満を与えるだけ。
748無名草子さん:2009/06/27(土) 14:34:18
民を殺した二流の権力者は歴史上たくさん登場するが、あまり評論や小説の対象とならなかった。
出てきたとしても悪役だ。
しばしば書物に書かれるのは、楊令や岳飛を超えた一流の権力者。楊令や岳飛のようなカスと違い
立派な政治家というのは史上にいないわけじゃない。そういう人物を書かないと売れない。
楊令伝がつまらんのは、かつて存在しなかったわけではないが、歴史的評価においては二流
とみなされる他なかった権力者を、普遍的なものとして呈示しようとしていること。
中二病の露悪趣味を、一般的・普遍的なものとして書いてもらいたくないね。
749無名草子さん:2009/06/27(土) 14:46:01
民を皆殺しにした後の孫範と徐史のところは酷かったな。
地下鉄サリン事件の後のオウムでも、「尊師は天下を取る器だ」と大騒ぎしていたのかな?
750無名草子さん:2009/06/27(土) 14:55:37
いつのまにか「馬泥棒は許さん」が志になったしな。
751無名草子さん:2009/06/27(土) 15:04:46
李綱や宗沢も無計画に登場させてはみたが、単なる風景で終ってしまったな。
752無名草子さん:2009/06/27(土) 15:16:03
「シンドバッド対孫悟空」に、李綱や宗沢は関係ないからね。
753無名草子さん:2009/06/27(土) 23:11:57
焼き打ちするのは、悪い皆殺し!
楊令殿の皆殺しは、いい皆殺し!

焼き打ちするのは、悪い皆殺し!
岳飛殿の皆殺しは、いい皆殺し!

楊令に父を殺されたカホが必死で力説(笑)
754無名草子さん:2009/06/28(日) 17:29:23
軻輔って阿呆に語呂が似ていると思ったら、本当の阿呆だったね。
水滸伝・楊令伝を通して最悪のキャラ。次点、孫範。
755無名草子さん:2009/06/28(日) 17:54:17
>>753
祝家荘戦終了後、呉用は次のように戦を振り返っている。
梁山泊は多くの将兵を失う等、多大な犠牲を払った。しかし、次の点は収穫であったとみている。
以下、文庫8巻379頁から引用。

“独竜岡の闘いの帰趨を凝視していた民は、梁山泊軍の強さを心に刻みつけただろう。
 それが、呉用にとっては大きな救いだった。”

基地外軻輔君が「いろいろ調べた」ように、祝家荘戦の梁山泊軍の(焼討ち)が、一番ひどかった、
というのは、いったいどこの誰が思っていたことなんだろうか?

統治を容易にするのは、戦に勝つこと。勝てば民は靡いてくる。民を殺す必要などない。
かえって統治を困難にするだけ。
756無名草子さん:2009/06/28(日) 17:57:09
オーウェルの「1984年」に、過去の新聞記事を、現在の政権に都合のよいように書き換える
仕事というのが出てきた。読んで鳥肌が立った。
しかし、現代の日本にも同じ仕事をしている作家がいた。安心した。
これからも楊令殿に都合のよいように水滸伝を書き換えてくださいね。
757無名草子さん:2009/06/28(日) 18:02:15
>>755
呉用は、祝家荘戦後、「最初にやるべきことは、独竜丘三荘の民の掌握だった」とも言っている。
民を皆殺しにしていたら、民の掌握など出来るはずがない。
アッ、すみません。楊令伝では逆でした。
民の皆殺しをしないと、民の掌握ができないんでしたね。
758無名草子さん:2009/06/28(日) 18:03:28
常識の通用しないところでは、議論するにも、困難が伴うなww
759無名草子さん:2009/06/28(日) 18:06:45
>>755
>統治を容易にするのは、戦に勝つこと。勝てば民は靡いてくる。

ゲバ棒君たちが必死に戦っているのに、民は靡いてくれなかった。
それを言いたいわけだから、おまいの常識は通用しない。
もっとゲバ棒君的思考に習熟してから、このスレに来いな。
話が噛み合わんからな。
760無名草子さん:2009/06/28(日) 18:09:14
ゲバ棒君はいつも負けていたから、民が靡かなかっただけだろ。
761無名草子さん:2009/06/28(日) 18:13:09
>>754
幻王の殺戮を罵っていたときは、史進にくってかかっていた陳達のようだったが、
幻王の殺戮はたいしたことはなかったと言っていた今月は、口調から態度から、
張平と変りなかったな。
762無名草子さん:2009/06/28(日) 18:27:00
どのキャラも、即座に他のキャラのモノマネが出来るところが、楊令伝の優れたところだ。
基本的に全員が周信なんで、そういう芸当が可能なわけだ。
いっそのこと「周信伝」というタイトルにすればどうだろう?周信しか登場しないんだから。
763無名草子さん:2009/06/29(月) 13:07:02
>>751
張邦昌の楚も、梁山泊の物語とは別の世界の話でしかなかった。
すべて李富視点の中で語られ、金の漢人傀儡政権の失敗という位置づけをされたのみで、
梁山泊には何の影響も与えなかった。
こういうところが寂しいな。絹織物の縦糸と横糸を束で渡されて、「これを絹織物だと思え」と
言われているようだ。物語のメインストリーム、すなわち馬を盗まれて怒って戦を始める、という
部分とまったくリンクしていない。
やはり梁山泊と金は共同で宋を倒すべきだった。楊令も楚建国に関わるべきだった。その失敗
から何かを学び、いまのような小さな梁山泊建国という流れに行くなら、張邦昌の楚にも意味があった。
764無名草子さん:2009/06/29(月) 13:12:52
すでに南宋の歴史をある程度知っている読者には物足りない。
興味のない読者には、ややこしい話で邪魔なだけ。
カレーの中の煮えていないジャガイモみたいだな。
765無名草子さん:2009/06/29(月) 16:10:09
>「蘇端、もう行け。楊令殿に、これ以上言わせるな」

肺炎でも患っているのか?喋るべきことぐらい、喋れ。偉そうに。
766無名草子さん:2009/06/29(月) 16:18:51
楊令は「反吐が出るほど、戦ができるぞ」と言っていたけど、虚しく響いたね。
中学へ行ってもずっとガキ大将でいれると思っている奴みたいな感じだった。
767無名草子さん:2009/06/29(月) 16:22:22
俺たちにしてみりゃ、「反吐が出そうな戦が読めるぞ」なんだけどね。
不景気で他の食堂が全部店を閉めたので近所に1軒だけ残った食堂が、毎日同じ定食を
出しているようなものだからな。この小説の最大の難点は長すぎることだ。
とくに戦の場面は、何も変り映えがない。
768無名草子さん:2009/06/29(月) 16:26:40
岳家軍対梁山泊じゃだめだな。
早く秦檜が復帰して梁山泊包囲網を作り上げる。
寄ってたかって梁山泊を攻撃する。
早く滅べ梁山泊!
769無名草子さん:2009/06/29(月) 16:37:44
敵味方を一ヶ所に集めてドガーンとやったドウカン・ファイトは確かにつまらんが、
先月・今月のように細切れに戦をやったからといって面白くなるものでもない。
内容にはまったく変りがないからね。まさに定食のような戦。
相変わらず野戦だ。ダラダラした戦ではないというところが、唯一の救いだけどな。
770無名草子さん:2009/06/29(月) 17:01:02
王進に言わせると秦容より楊令殿の方が強そうで嫌だ
つか史進が全然伸びてないようにしか見えない
771無名草子さん:2009/06/29(月) 17:24:50
南京応天府以来音沙汰もなく死んだ宗沢。開封府にいるのだろうが噂も聞けない李綱。
馬泥棒で始まったガクヒ・ファイト。定食のメニューが出揃った。
15巻では楊令が死ぬか日本に行くかするのだろうから多少は変化があるが、
12〜14巻までの定食メニューは決定したな。
772無名草子さん:2009/06/29(月) 17:34:25
>>770
性格は魯智深が子午山へ連れていったときのままだな。
もちろん表面的にはそうだが内面は全然違うぞといいたいのだろうが、
大勢の人物を書き分けているのだ、一人一人に割り当てられるスペースは少ないのだ、
性格の変化などは一目瞭然わかるようにする必要があると思うよ。
時間がないときは、時間がないような演出にしないと、読者に理解してもらえなくて、
少ないスペースで何度も同じことを繰り返さなければならない。
史進など、その性格を理解してもらうために、何度中途半端に短い登場シーンがあったことか。
民の皆殺しの話も同じ。2巻できっちりケリをつけていれば、いまさらやる必要はなかった。
これから12巻にさしかかるんだろう?いつまでやってんだ?
773無名草子さん:2009/06/29(月) 17:44:10
いまさらやった話の中に、過去の叙述と矛盾する点がある。
もっとも扈家荘に関しては、梁山泊側が沈黙しているので、矛盾とまではいえない。
しかし、デマであることは確かだ。
なぜ20数年間まったく語られなかった扈家荘の話が、唐突に出てくるんだろうか?
それも、張俊、軻輔という別々の場所にいる人物によって同時に語られる。一人ならまだ分かる。
20数年間まったくしなかった話を突然語りだすのって、周囲の人間にとってはものすごく気持ちわるいよ。
明日、会社へ行ったら、40代の部長が突然輪島と貴乃花の取り組みの話を始めたと仮定してみろよ。
気持ち悪いよ。気分を変えるために帰りに飲み屋へ寄ったら、そこの40代のマスターも輪島と貴乃花の取り組みの話を始めた。
こうなると「ウルトラQ」か「怪奇大作戦」の世界だよ?
774無名草子さん:2009/06/29(月) 18:50:26
>>768
秦檜さん。帰ってくるあなたが最高のプレゼント。JR東海。
ジングルベルを鳴らすのは、帰ってくるあなたです。JR東海。
775無名草子さん:2009/06/29(月) 19:03:05
楊令伝って開始時からどれくらい年月が足ってるんだろう
776無名草子さん:2009/06/29(月) 19:20:23
1118年スタートで、現在1131年。
今月号は時間の流れが速かった。2回正月を迎えた。
777無名草子さん:2009/06/29(月) 19:46:32
>>776
13年というと水滸伝だとドウカンファイトが開幕したころか
うーん・・・
778無名草子さん:2009/06/30(火) 03:25:19
なんかさ、迷いがあるように思うね。

岳飛をもっと持ち上げるなら、呉兄弟や、牛坤なんかの成長物語をもっと見せてもいいはずだし、
楊令を上げたいのに何だか秦容に追い抜かれそうだし。

どう始末をつけるつもりなのか
779無名草子さん:2009/06/30(火) 07:56:00
>>776
違う違う。全然違う。それはテレビのニュースで言ってたフィクションだろ。
お前は新聞だのテレビで言ってる事を何でも疑いなく信じてるんだな。
教科書には真実しか書いてないとか思って丸暗記してるタイプだろ。
そういうのを馬鹿って言うんだよ。
まず間違っているのがあれは事故ではなく事件だということ。
被害者は言うまでもなく関根さんと坂本さん。
あの駅の日常光景だけど李さん、もとい李秀賢が坂本さんに絡んだのがそもそもの始まりなんだよ。
言い争いをしようにも朝鮮語を知らない坂本さんには李が何をわめいているのか全くわからない。
そのうち李が坂本さんに殴りかかるんだけど楽勝でかわされて勢い余って線路に転落したんだよ。
それを助け出そうとした坂本さんと、たまたま近くにいた関根さんが巻き添えになったというのが事件の真相。
なぜ映画まで作って必死で事実を隠蔽するのかはこのスレを開くような人なら当然ご存知の通りだよ。
2chを見るまでもなくこの辺にも普通に書いてあるしね。http://3.csx.jp/peachy/data/korea/korea2.html
だからさっきからお前の言ってる事はマスコミの言う通りで(言う通りだからこそ)全然間違ってるって言ってんだ。
780無名草子さん:2009/06/30(火) 13:20:54
>>778
キャラに関しても迷いがあるが、ストーリー展開にも同様に迷いがある。
出しては引っ込め、やるのかやらないのか分からないのに、ありそうな展開予想を
書いてみる。それが文面に露骨に出ていて、読んでいて疲れる。
781無名草子さん:2009/06/30(火) 13:36:41
水滸伝の続編として読むと、これは100%の失敗作なので楽しめないぞ。
原典とは似ても似つかないし、北方水滸伝のような楽しさもない。
原典と切り離した普通の小説として読むとどうかというと、これもあまり楽しめない。
作中人物の考え方やストーリー展開に常識では理解できない部分が多々あって
首を傾げたくなるからだ。
後の世代からは理解しにくい60年代新左翼の心の遍歴の物語という興味で
読むしかないんじゃないか?
20代の若さで世間・政治・経済のすべてを悟りきったような顔をした楊令。やることに間違い
は絶対なく、殺人・誘拐・強盗をしても褒められる。独善的で他者の意見には耳も傾けない。
現在の楊令に都合のように過去は書き換えられる。
俺たちとしては、テレビの向こうの安田講堂で暴れ回っていたゲバ棒君を冷ややかに
あざ笑っていたときのように、活字の向こうの楊令をあざ笑うしかない。
782無名草子さん:2009/06/30(火) 13:52:02
一騎討ちしかない原典の戦シーンに較べると、北方水滸伝のそれは格段に良いのだが、
続編になると、それが何度も繰り返された結果、戦シーンが楽しみなシーンではなく、
「あ〜〜あ、また戦か」と飽きられてしまったことが、作者にとっては痛手なんだよ。
戦で死んでゆくキャラが原典のスターたちでないというのも痛手。
ストーリーの面白さで勝負する他なかった作品だったのだが、そこを甘くみて、史実を
物語の中に上手く取り込めなかったのが敗因だな。
783無名草子さん:2009/06/30(火) 13:52:57
>>780-781
太平記三国志北海道水滸伝で殆ど学生運動ネタは出しつくしちゃってるからこんな感じになってしまったのだろうな。
水滸伝でキューバ革命は書ききったんだから純粋なハードボイルド小説として書けばよかったのに、と思う。
784無名草子さん:2009/06/30(火) 14:05:41
梁山泊の幹部クラスはともかく、その下にいるオリキャラにまで視点を与えたのは余計だったな。
そうでなくても薄味な花飛麟・李英などが、さらに薄味になった。
むしろ呉乞買や趙構をまともな人間として描き、史実の重要人物、宗沢・李綱・張邦昌・劉豫を
楊令と同等の扱いで描いた方が面白かったと思う。
繰り返される戦シーンが飽きられるのは事前に予測すべきであって、拡大する一方の戦シーン
を描くことなくスケール感を出すにはどうするかに集中すべきだった。
楊令ごとき若造を作中第一等の人物にしたのでは、話が面白くなるはずがない。
しかし、いまさら言ってもしかたない。よろしく梁山泊と岳家軍のおちゃらけた戦で最終巻まで
きれいにまとめてもらいたい。
785無名草子さん:2009/06/30(火) 14:45:57
>>783
ところで北海道って何
786無名草子さん:2009/06/30(火) 14:58:38
>>785
いまの梁山泊国は、日本でいうと北海道を独立させたようなもの。
水戸のオババの孫の“若”が、そんなことを考えていた。
787無名草子さん:2009/06/30(火) 15:18:23
王母が死んだときは子午山出身者が全員集合して王母の死を悼むのに、
皇甫端が死んでも、牧場出身の蘇hは悔やみにも来ないのか?
788無名草子さん:2009/06/30(火) 15:44:37
>>787
まだ子午山至上主義を理解できてない奴がいるのか?
楊令伝ではオリキャラが神、原典キャラは糞。
789無名草子さん:2009/06/30(火) 16:33:46
梁山泊入山後に同じ職場に長くいて親しくなった者どうしは、離れた後でも関係が語られる
ことが多いけど、元々原典で一緒で北方本でも最初は一緒に出てきた入山前の関係は、
忘れられることが多いね。
今回も、王英は仕事が仕事だから、親しい奴なんていなかったと言いかけて、待てよ、
清風山の三人は仲が良かったな、みたいな思い出され方をしていた。
790無名草子さん:2009/06/30(火) 16:40:10
>>789
ああいうところがわかりにくいな。
何がというと、作中人物がやっと思い出したのか、作者が思い出しながら書いているのか、
どちらかわからん。
王英に関して言うと、清風山の三人はもちろん、楊林といういつも王英に殴られていた奴
もいた。晁蓋に憧れていることを表白した部分は、気持ち悪いぐらいだったし、戦場へ出て
皮袋に入った油(火炎瓶)を投げている場面も多かった。
致死軍や飛竜軍が、通常部隊と関係が薄いというのは、誤った思い込み。軍議への出席率
も高い。あるいは林冲以上かも。
通常部隊と関係が薄いのは王定六以外の通信部隊の連中。戴宗と張横は梁山泊に常駐
せず、ほんとうに影が薄かった。
791無名草子さん:2009/06/30(火) 17:53:54
いきなり楊令の小さな梁山泊案が登場して評判が悪かったので、
戴宗のような古い同志は、相変わらず全国の民のために闘うと思っている、
というポーズだけを示したのだろう。
残りの巻数を考えると、やっぱり楊令の示した路線を変更する時間はない。
ということで酒に酔っ払った戴宗の醜態を示して、その話も終わりだろうさ。
戴宗はそのうち高Qのように野垂れ死じゃないか?
792無名草子さん:2009/06/30(火) 17:54:49
>>791
誰に答えているんだ?
793無名草子さん:2009/06/30(火) 17:56:47
おそらく、頭の中で「全土の統一を考えていた戴宗はどうなるのだろう?」ということを
自問自答していて、その自分の問いかけに答えるつもりで、いきなりここに書いたんだろう。
ヒキコモリを長くやっている奴は、常に自問自答しているからな。ありがちな話。
794無名草子さん:2009/06/30(火) 18:56:21
今月号でも、楊令以外の視点で、梁山泊を全国規模にすることは無理だと誰かが言っていたな。
こういうのって、水滸伝時代は全然考えずに、梁山泊の連中は闘っていました。
楊令殿だけが気づきました。楊令殿は偉いが、ずっと梁山泊にいた古い連中はバカ。
そういいたいわけ?
795無名草子さん:2009/06/30(火) 19:30:36
>>794
無理だといいながら、金国と南宋の帝は、まるで犬猫にも劣るような扱いで、
あの李富の青蓮寺が国家の本体なんだと。わらわせるわwww
796無名草子さん:2009/06/30(火) 20:08:36
梁山泊の武力革命を非難している者はいない。
幻王が敵兵を殺し尽くしても非難する者はいなかったはずだ。
民を殺す、女を攫うというケ竜二竜山と同じことをやらせるから非難される。
それに答えて、兵士も民じゃないか?武装していない民を殺してどこがわるいの、
といった感じで開き直る。このあたりが面白くないね。
797無名草子さん:2009/06/30(火) 20:11:15
どうみても、それをやった楊令と岳飛は偉いが、そこまで踏み込めない完顔成・張俊は
二流の人という書き方だろうが?それが腹が立つんだよ。
798無名草子さん:2009/06/30(火) 20:17:00
武力によって前政権を倒す。史実で繰り返されてきたことだし、小説でも何度も読んだことだ。
楊令伝になって、宋(北宋)もやってなかった、あるいはやっていたのかもしれないが、大きく
取りあげられることのなかった『民の皆殺し』が、楊令伝になったとたんにテーマにされた。
とくにやる意味もないと思うが。結果的に、つまらなくなっているだけだし。
799無名草子さん:2009/06/30(火) 20:18:26
しまいにゃ「焼討ちでないから、皆殺しではなかった」と言い出す始末。
もう目も当てられんほどにツマランぞ。なんとかしろよww
800無名草子さん:2009/06/30(火) 22:16:53
>>785
『林蔵の貌』→『黒龍の柩』の順に読むとわかる。
801無名草子さん:2009/07/01(水) 10:37:51
黒龍の柩で思い出したけど、あれも酷かったよな。
草莽枯れ行くの西郷隆盛:デブ、目が大きい
黒龍の柩の西郷隆盛:痩せてる、目が細い

まあ、なんだ。
楊令伝でちょっと事件の内容が変わるぐらいもういいじゃないかって気分になる。
802無名草子さん:2009/07/01(水) 10:54:22
やはり開封府を陥落させた後、梁山泊が自壊していく様を書けばよかったんでは?
803無名草子さん:2009/07/01(水) 12:00:42
>>802
幻王軍を二つに分けるときは、楊令と呉乞買が相談して分けていた。
それ以前の梁山泊と金の関係を、ドウカン・ファイトの間になし崩しに解消した感しだな。
すごく変だった。
梁山泊が自力で童貫を破ることに固執する必要はまったくなかった。
梁山泊を斉の前身ということにして協力して宋を倒し、張邦昌の楚を建てたが、すぐに
崩壊したので、梁山泊は独自に小さな国を建てた。こっちの方がすっきりしたな。
804無名草子さん:2009/07/01(水) 12:50:46
>>801
>楊令伝でちょっと事件の内容が変わるぐらいもういいじゃないかって気分になる。

それを批判している奴は、ひとりもいない。
すぐに忘れてしまう新人オリキャラ中心ではなく、楊令伝を読む以前から広く名前を
知られている史実キャラの出番を増やしてほしいと言ってるんじゃないの?
805南方捏三 ◆y7XYmaFpQA :2009/07/01(水) 12:56:16
「見ろよ、呼延灼。楊令殿が村を焼討ちにすると、外で仕事をしていた民までが、みんな家の
中に入って行って焼け死んでゆく」
「俺たちならば、焼討ちにした民は、家の外に逃げ出すと考えるのが精一杯だ。宣賛は、楊令
殿の戦略は、桁はずれだと言っていた」
 目の前で燃えている家に、三人の小さな子の手を引いた母親が入っていった。楊令は、女真
の地で闘いながら、このような卓抜した戦略を、いつ考えついたのだろう。呼延灼は、ただ驚く
ばかりだった。   
806無名草子さん:2009/07/01(水) 13:06:06
>>798
第2巻の楊令と旧梁山泊の面々の対面、そこでの会話が、楊令伝をつまらなくした原因だな。
あの時点で、この小説は終了しとる。最近に至るまで必死でフォローしておるようだが、フォロー
が没論理なもので、さらに傷口を広げているだけだ。
とりわけ、楊令の志は作りあげた新しい国にはなく、その過程、つまり宋を倒す闘いにのみある、
とした点を後日ひっくり返してしまった。楊令は女真にいたころからずっと新しい国造りのことば
かり考えていたと180度反対なことを言わせる。終っているな。
807無名草子さん:2009/07/01(水) 13:07:16
主人公の楊令についてすら、どういう人物にするかを事前に考えていないのかと愕然としたな。
808無名草子さん:2009/07/01(水) 13:10:34
>>807
それすら理解できていないだろう。
読者は呉用を頭領にすることを望んでいると勘違いして、李俊に、なぜ楊令が頭領でなければ
なからないか、なぜ呉用ではダメかを必死に説明させていた。
809無名草子さん:2009/07/01(水) 13:13:02
>>806
最初は宋を倒しはするが、帝にならず、いずれへともなく去ってゆく高倉健のようなキャラにする
つもりだったのだろうか?
810無名草子さん:2009/07/01(水) 13:24:37
何も考えていないんじゃないかと、この頃、思うようになった。
小説というものは、その場その場で適当なことを言っていればいいものだ、
とお考えなんだろうと思うようになった。
811無名草子さん:2009/07/01(水) 13:27:54
うんこした後にペーパーでお尻を拭いても、いちいちそのペーパーに向かって、
「ありがとう、君のおかげで、僕のお尻が奇麗になったよ」なんて感謝しないものね。
流したペーパーのことなんか、すぐに忘れる。
北方謙三にとって、小説ってそんなものなんじゃないの?前後に矛盾があろうがなかろうが
どうでもいいんだよ。
812無名草子さん:2009/07/01(水) 13:40:21
>>782
原典で広く名前を知られている好漢たちに、さらに新しいエピソードを加えるわけだから、
北方水滸伝のキャラは原典に較べて格段に良くなった。とくに原典では無個性といってよい
地サツ系の好漢たちの中には、北方本で初めて個性を与えられたといっていいキャラもいる。
誰しも原典に物足りなさを感じていなければ、他の水滸伝なんて読まんよ。
原典では薄味なキャラが北方本ではキャラが立っているから読みつづけた。
ところが楊令伝では、原典のキャラ並の薄味キャラが量産される。新人で名前すら覚えるのに
苦労するのに、どいつもこいつもエピソードなしの無個性キャラばかり。
どういうつもりで、楊令伝を書いているのだろうな?
それこそ>>811の言うように、うんこ拭いて便器に流すトイレット・ペーパーで金儲けができるなんて、
こんなに美味い話はないとでも考えているのだろうか?
813無名草子さん:2009/07/01(水) 13:51:37
>>806
その矛盾は、政治家なら引責辞任レベルなんだが、今月の扈家荘の焼討ち叙述もひどすぎる。
まあ、これからつまらん戦の場面が続くから、楽しみといえば、次はどんな捏造をするのだろう、
という興味しかないんだけどなw
814無名草子さん:2009/07/01(水) 14:28:47
>>798
処方箋は簡単なんだけどな。幻王や岳飛が民を殺した荘に悪役がいればいいのさ。
彼は軍に対しても悪さをする。根気良く説得するが、舐めてかかって屈従しない。反対に
文官を殺したりする。これじゃいかんということで、見せしめに殺す。これで十分。
なにか無辜の民を殺す決断をすることに哲学的に大きな意義があって、それをやった
楊令と岳飛だけが、飛びぬけた巨人であるとでもいいたげな、臭い演出が見え見え
なのでシラケル。北方さんは、万人が納得するあたりまえの演出を、どこか小馬鹿に
したようなところがあるのだが、結果的には非常識の連発になっていて、楊令伝を
読めたものではないゲテモノ小説にしてしまっている。
王倫や高Qやケ竜のような悪役を適材適所に配置しないと、こんなに大勢のキャラが
登場する物語は成立せんぞ。
青蓮寺がきたないやり方で楊志を殺したから、読者は梁山泊の味方をする。
楊令伝では、応援しようと思う陣営がない。
815無名草子さん:2009/07/01(水) 14:33:45
演劇では、あえて同一化できるキャラが一人も登場しない芝居というのがあるそうだ。
俺もそういう映画を観たことがある。観客が登場人物の誰にも同一化できないので、
作者が投げかける主題を、観客自身で考えるようになる効果があるそうだ。
同一化できるキャラがいれば、彼が観客に代わって悩んでくれるので、観客は作者の
投げかける主題から解放され免責された気分になる。それを避けるために、あえて同一化
できるキャラが一人もいない物語を作る。
816無名草子さん:2009/07/01(水) 14:37:30
>>815
しかし、楊令伝は違う。反社会的なキャラばかりが登場しているわけではない。
単純にキャラの立っていない奴が数だけ多い芝居にすぎん。
817無名草子さん:2009/07/01(水) 14:45:02
各キャラクターにエピソードがないからキャラ立ちしないんだよ。
ちょこっと顔出して何か喋る。ごく日常的な登場の仕方しかしない。
たまに長時間登場するエピソードがると思えば、旅か恋愛のどちらか。
ケ飛の魯智深救出のような印象的なエピソードが皆無。
これじゃキャラクターが心に残るわけがない。
818無名草子さん:2009/07/01(水) 14:57:54
戦の場面が苦痛でしかないな。新兵器なり、新戦法を考案して、少しは飽きがこないように
してもらいたい。
読者の毎日の生活は活動範囲が限られているし、休日だって用事があれば遊びに行けない。
ささやかな気分転換として小説を読む。
ところが楊令伝の戦の場面は、毎日の仕事よりも変化が少なくて単調。
俺の平凡な毎日の方が、楊令伝よりも、まだ楽しいよ。
819無名草子さん:2009/07/01(水) 15:09:42
水滸伝では、<日常>と<非日常>の使い分けがセオリー通りにできていた。
楊志一家が襲われる前には、楊志一家の団欒が描かれていた。
日常の場面で読者を同一化させ、直後の非日常(襲撃)を印象的なものにする。

楊令伝になってから、食事・睡眠・セックスという日常が意味もなく出てくる。
韓成と秦容の食事シーンがあったが、あれなどは李桂参による襲撃という緊張感
をぶち壊すだけの役目しかなかった。どうして、ああいう意味のないことをやるのだろうか?
820無名草子さん:2009/07/01(水) 15:13:30
   >>819 君。 僕 た ち に と っ て は、セ ッ ク ス は 非 日 常 で す !
 \________________________________
       V          V       V        V   V
                                / ̄ ̄ ̄ヽ、
                               ..| 」」」」」」」」」)
                               |(6ーB-B.|   _____
               / ̄ ̄ ̄\  ____  |::::|ヽ  .」 イ ノ´      ヽ
    / ̄ ̄ ̄ ̄\ ( (((((((^))))))´      `ヽ.ヽ|  .(=)/ (#  ノノノノノノノノ
   (  人____)..|ミ/ _=_| ノノノノノメノ十ノノ/\;;;;;;;;;/\(  ノー◎-◎|
   ..|ミ/  ー◎-◎-)(6ー[¬]-[¬] ノ ー□-□-|リ       (彡彡)   つ`|
   (6     (_ _) ).|    、」 |\ゝ ∴)`_´(∴)ゝ  EVA 彡彡彡)  ∀ノ
  _|/ ∴ ノ  3 ノノ\  (ー)/ ...|ゝ、___.イゝ   ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄).` ̄´ヽ、
 (__/\_____ノ   ..\__/ |_|       )   .| ノ三三三三)H×H ))
 / (__‖     ||)ノ| DARIUS | | ヒカ碁命.||三三ミ|.(6-⊂⊃⊂⊃    //
[]__ | | どれみ命ヽ |       .| |       ||::::<彡| |.   ・・ (    .|..|
|]  | |______).|三|□|三三(_)____|_):::::::::ノ彡ゝ.. (д)ノ、 ̄ ̄(__)
 \_.(__)三三三[国])..|:::::::::::::::::::::/  \::::::Y::::/\::::::| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|、\\
  /(_)\::::::::::::::::::::| |:::::::|:::::::::| ̄ ̄ ̄ ̄|::::::| ̄ ̄ ̄|E) GGX全国1位 (ヨ)「 ̄
 |Sofmap..|:::::::::/:::::/ .|:::::::|:::::::|さくらや |:::::|.アニメイト.|::|________|´|...|
 ..|____|::::::/:::::/  |:::::::|:::::::|..     | ̄|    ..|:::/___.へへ__\||||||||
     (___[)__[) (__(___|_____|_|___|(___(_|_)__)_))
821無名草子さん:2009/07/01(水) 15:56:16
>>819
死に別れる花飛麟・扈三娘ペア、侯真・徐絢ペアのセックス・シーンは、まだ意味があった。
(しかし、同時期に二組も続けて恋愛ネタやるか?よほどネタがないんだな)
蔡福のセックスは、物語に何の影響もない(この先、あるのかもしれんが)。意味のない描写
はないと思って読むのが常識なんだが、楊令伝は常識が通用しないから、心配だな。
822無名草子さん:2009/07/01(水) 15:58:44
蔡福は、楊令伝になってから、闇塩の仕事をしていた気配がないんだが、
今月は思い出したように、闇塩の話をしていたな。蔡福、キモ。
823無名草子さん:2009/07/01(水) 16:03:22
食事シーン/セックス・シーン/将校どうしの雑談、どれも塗り絵でいえば、塗りつぶしのようなものだろうw
824無名草子さん:2009/07/01(水) 16:09:49
>>818
>新兵器なり、新戦法を考案

それがまったくないんだよな。
向上心とか、進歩しようという気持ちは、もうまったく枯れ果てたんだろうな。
田舎の料理屋で、いつ店を閉めてもおかしくないような年取った爺さんが
出す料理のようだ。
825無名草子さん:2009/07/01(水) 18:21:14
>>824
軍師は新兵器を開発している将校と、その新兵器に関して話をするとか、
職人の仕事がらみで話題を広げてゆくとか、やり方は色々あると思うのだが、
作品になって出てくるものは、最も単調な、いつも変り映えのしない、マンネリの、
くそつまらん、同じことばっかりなんだよな。
826無名草子さん:2009/07/01(水) 20:59:43
だって北方作品しのものがどれをとっても

・騎馬隊が5つに分かれ、また1つになった(船でも同じパターン)
・船には丸太を引いて敵船を沈める兵器を新開発して乗せる
・熱い茶が出された。熱くもなく冷たくもなかった

このパターンばかりのマンネリじゃないか
827無名草子さん:2009/07/01(水) 22:47:52
>>801
あの2作品で容姿が異なるのは、
草莽枯れ行くの西郷:従来の西郷のイメージ→巨漢、目が大きい
黒龍の柩の西郷:作品が発表された頃に青森だかの東北の方の旧家で明治の軍人とみられる写真が発見されてそれが西郷じゃないか?という風説→背が高くて痩せてる、目が細い
と言う事での違いだと思う。

今日残ってる西郷の肖像は想像図で、実際に上野の銅像なんかも西郷の妻が見た時に「これじゃ別人だ」って言われるぐらい似てないらしい。
そんな中でその写真が出てきたから、「これが西郷の顔なんじゃないか?」って言われてたんだよ。

結局は、写真の人物が着てる軍服や付けてる勲章から別人の写真と見られてるから、「やっちまったな!」って感じの勇み足だな。
828無名草子さん:2009/07/02(木) 12:38:35
ある日テレビを見ていたら、さだまさしが丁寧な口調で「教えてください」と言うので、
僕はテレビの前で正座して、さだまさしの質問に答えようと思った。
「海は死にますか?」
「死にません」
「山は死にますか?」
「死にません」
「私の大切な人は逝ってしまいますか?」
「彼女がイク前に、あなたがイッてしまうと、彼女はイケません」
829無名草子さん:2009/07/02(木) 12:46:04
>>826
他は読まないから、この作品をもう少し面白くしてくれればいい。
騎馬隊の出てくる小説は、もう死ぬまで読まない。
「坂の上の雲」まで読みたくなくなった。
830無名草子さん:2009/07/02(木) 13:05:43
「さあ、次の問題」
「靖康の変で徽宗と欽宗が金へ連れ去られた後、南宋を建国した高宗は杭州を首都と定め…」
 ピンポーン!
「問題の途中ですが、白の方」
「杭州と臨安は併存する」
 buuuuuuuuuuuuuu!
「問題の続きは、“首都名を何と改めたでしょうか?”でした。答えは『臨安』ですね。杭州とは併存しません。
白の方、お立ち」
「いいえ、立ちません。正解です。18番に白を入れ、13番と8番と9番を白に変えてください」
「白の方。ルールですから、お立ちになってください。しかし、何を根拠に『杭州と臨安は併存する』なんて
ことをおっしゃっておられるのでしょうか?」
「楊令伝の4巻です。児玉さん、あなた、小説すばるの8月号で対談なさるんですから、この点を、糺してきて
いただけませんか。そうすれば、18番に白が入り、13番と8番と9番が白に変ることが正しいということが
理解できるはずです」
 会場の観客が、ざわつき始めた。「レッド・カードだ」「白の解答者は退場だ」と騒ぐ観客もいた。
「とにかく、ルールです。立ってください」
「児玉!わしは木石ではないぞ」
「乃木!わしが考えておるのはのう、ただこの番組を無事に終らせること」
 児玉違いだった。
831無名草子さん:2009/07/02(木) 13:15:27
いつまで203高地ネタを続けるんだ?
832無名草子さん:2009/07/02(木) 13:18:41
教えてください  ♪
833無名草子さん:2009/07/02(木) 13:19:47
そのとき、クリス・レアが歌い始めた。

アッカンベーよ Heartbeat   ♪
834無名草子さん:2009/07/02(木) 13:24:37
>>827
それ以外にも土方が完全別人だったりで、林蔵と黒龍と杖下があきらかに一つの世界だったから草莽の扱いがびみょう。

楊令伝はどうやら太平記シリーズに繋げたいみたいだけど、その太平記シリーズも矛盾だらけだしどうなるんだろう。
835無名草子さん:2009/07/02(木) 17:28:18
>>834
それは、書かれた順番とか考慮しないとこんがらがるぞ。
草莽が他の幕末モノと独立してるのは一番最初に書かれたからで、黒龍なんかは林蔵の後を受ける形で書いたからあぁなった。
ヒトリ群せずの土方があぁなのは、新撰組ブームで土方とかの扱われ方見て、「完全な悪役やらせてみんのも良いんじゃね?」的な遊び心だと思っておけば良い。

例えば、太平記なら破軍で北畠があの強行軍やったからそれ以後の作品にも反映されたけど、
順番が違ってたら北畠の書かれ方はもうちょっと違ってただろうさ。
花一揆だって、道誉書いてる途中で閃いたから途中で出てきて、正成の時は持ってるって前提で書いてるから登場時期が早くなったりしたんだろうさ。

作家だって、生きてりゃ主義主張が時間の経過と共に変化するだろうし、
あの勢いだけ書くペースじゃ、一々細かいところでの整合性とか考える暇も無いだろうから、
そこが嫌なら読まなきゃ良いじゃんとしか言えないな。
836無名草子さん:2009/07/02(木) 18:01:12
>>835
花一揆は史実上のイケメン集団で、登場時期としては道誉なりが正しい。
花一揆はマジで史実であんな感じで、けんちゃん尊氏が多分あらゆる小説の中で一番史実準拠だと思う。
それから北畠顕家の強行軍もほぼ史実準拠やで。
なんつーか過去作はオリキャラの出し方もっと上手かったと思うし、
水滸伝は史実キャラを絞ってファンタジーとして上手く成立させたし、
楊令伝はキャラ出しすぎなのが全ての問題なのではないかと思った。
837無名草子さん:2009/07/02(木) 18:04:04
>>836
花一揆ってアレ史実なのかよ、、、
日本って700年前から始まりすぎだ。
838南方捏三 ◆y7XYmaFpQA :2009/07/02(木) 18:16:50
「俺は、あまり金軍とは闘いたくないです。とくに蕭珪材殿の軍とは。なにしろ蕭珪材軍の四千
は旧幻王軍。戦場でむかしの仲間に会ったりするだろうし」
「だから、梁山泊幻王軍の女真人の話題は避けている。しかも、古い兵の引退の話をさかんに
やっている。どういうことだか、わからないか?」
 楊令が、いつもの得意満面な笑顔で、蘇hに語った。
「つまり、金軍とぶつかるときは、女真からきた旧幻王軍六千は、全員引退しているということに
なるのですか?」
 楊令が、頷いた。
 いつもながらの姑息な手だと、蘇hは思った。  
839無名草子さん:2009/07/02(木) 18:18:35
>>835
>そこが嫌なら読まなきゃ良いじゃんとしか言えないな。

嫌だから読まないが、原典オタによる楊令伝の監視は、これからも続く。
840無名草子さん:2009/07/02(木) 18:30:44
岳飛や李俊が、現在の梁山泊国に対する疑問を出していた。
常識からすると、岳飛や李俊の疑問が出てくるのが当然のことであって、
楊令の考えはかなりおかしい。小学生の妄想が小学生の頭の中では
実現するように、小説の上では、梁山泊国は上手く回っている。
しかし、現実には建国後半年余りで財政破綻していると思う。
梁山泊の財政に関しては、御都合主義以外の何者でもない。
841無名草子さん:2009/07/02(木) 18:32:04
李富は、開封府の商人から盗んだカネは、あと2年でなくなると言っていた。
あと半年でなくなるよね。
842無名草子さん:2009/07/02(木) 18:46:02
>>830
児玉清さんに、楊令伝の捏造部分を追求してもらいたいようだが、無理かもしれんぞ。
アタック25では、間違えた解答者に対して厳しいツッコミを入れているが、実は児玉清
にも捏造がある。誕生日だ。本来の誕生日は1933年(昭和8年)12月26日だが、当時は
数え年で年齢がカウントされていたため、1週間足らずで2歳になるのを嫌った親が
1月1日で出生届を出したという。したがって、戸籍上の誕生日は1月1日と捏造されているのだ。
843無名草子さん:2009/07/02(木) 18:48:53
しかし、厳しい質問は出るんじゃないか?児玉さんは、芸能界きっての読書家としても知られる。
朝日新聞出版の主催する『朝日時代小説大賞』の選考委員を務めている。俺は、厳しい質問を
期待しているよ。
844無名草子さん:2009/07/03(金) 08:18:28
>>836
オリキャラと言うよか、2世キャラの難しさだな。
例えば、三国志で続編作るってなったら、姜維、鍾会、トウガイ、陸抗、羊コ辺り使えばできるけど、
水滸伝の場合は世代交代させたら梁山泊はオリキャラ中心にせざるを得ないし、
方ロウや王慶の陣営のキャラを流用するにしても、元々原典では敵だったのに、って違和感は出るからな。
原典キャラだと、例えば張清なら石投げてさえいれば、味付け間違わなければそのままいけるけど、
オリキャラの場合は、物語内で1から成長させて肉付けしなきゃならんから、味が出るのに時間かかるし、物語の進行ペース内との兼ね合いもあるしな。
だからオリキャラ多いのが問題、って話になるんだけど、少なきゃ少ないで「次世代が育ってねぇ」って文句言われるからな。
多作過ぎて一つの作品にかけれる時間が少ないから、味が薄くなってる感じはあるな。
845無名草子さん:2009/07/03(金) 11:37:38
>>844
ようは話の規模デカくしすぎたのが問題なのかね
それこそカホを主人公にして独り群せずみたいな感じにすれば面白そうなにに、とか思った。
やっぱ後発の作品は楊令伝の反省が生かされてんだな。
846無名草子さん:2009/07/03(金) 12:25:40
>>845
話の規模の大きさに、キャラがついていけなかったんだろうな。
史実では、話の規模についていっていた、というか歴史を作った張本人である
阿骨打・粘罕・斡離不らを小物にしてしまい、その役を楊令一人に振ったのが大失敗。
楊令は見るも哀れなほどに、みっともないキャラになってしまった。
部下である「その他大勢」は、語る余地もない。
847無名草子さん:2009/07/03(金) 12:35:43
それと、梁山泊や南宋の財源などは具体的に示すべきではなかった。
水滸伝時代の闇塩の道の全体像は明確ではなかったが、明確でないがゆえに、
梁山泊の財政を支えるだけの大きさがあったと読者を説得していたといえる。
848無名草子さん:2009/07/03(金) 12:38:33
全体像は示されず、断片だけを見せていたのが効果的でしたよね。
噂のレベルで「手広くやっている会社」というのと同じ。
致死軍は全国を飛び回り闇塩の道を防禦していた。後に明らかになるが北京大名府
だけでも大勢の従事者がいた。燕青に背負われた盧俊義が闇塩の多くの拠点を語る。
断片的に見せるから、読者は闇塩の巨大さを感じることができた。
849無名草子さん:2009/07/03(金) 12:40:35
楊令伝では具体的に数字を掲げて、財政を語る。税率1割とかな。
噂のレベルでは「手広くやっている会社」の貸借対照表を見たら、
とんでもないボロ会社だというのがわかってしまったという感じ。
実際、楊令伝の梁山泊や南宋の財源では、子供も騙せないと思うぞ。
850無名草子さん:2009/07/03(金) 12:42:46
>>848
和服の裾からわずかに見えるふくらはぎのエロスと、
ヘア・ヌードのおぞましさの関係に似ているよね。
財政に関して具体的な数値を出せば出すほど、
おつむの悪さが明らかになってきたというべきか。
851無名草子さん:2009/07/03(金) 12:45:53
>>845
軻輔は死んでいいだろう。
扈家の人々は自ら火を放って自殺したんだ。
梁山泊が火を放ったなどと根拠のない話をしている基地外は死んでいいよ。
852無名草子さん:2009/07/03(金) 13:48:29
>>851
水滸伝8巻ラストの呉用視点を読み直してみた。
梁山泊は戦場となった独竜岡の復興を、梁山泊の資金でやっているのな。
扈家荘で焼失した建物は、梁山泊の手で建て直している。
復興に時間がかかるので、解宝と杜興は梁山泊入りが遅れた。
解宝は、俺たちだけでは手が足りないから、鄒淵・鄒潤も残してくれと言っている。
祝家荘を荘軍にして梁山泊に戦を仕掛けたのは官軍だ。
しかし、官軍は独竜岡の復興のためには、何もしていない。
水滸伝時代の梁山泊は、常に民のために行動する集団だった。




水滸伝は、こういう小説です。
思い出していただけましたか、作者の方?
853無名草子さん:2009/07/03(金) 13:51:57
               ∵. ∵. ・ _ ∩
           .|!    ∵. ・ ⊂/  ノ ) ←軻輔
  ∧_∧   、 从 /     /   /ノV
 ( ・∀・)⊃_ _,ノ `ー,     し'⌒∪
 (O  /  `)   r'  ̄
 人  Y  '´⌒Y  ガッ
 し(__)  /  i
854無名草子さん:2009/07/03(金) 14:29:54
>>844
それでも15巻あるんだから、一人一人の味付けを丁寧にやることは出来たと思う。
作者を擁護できるとすれば、水滸伝では10巻を過ぎても梁山泊の組織が小さく、
新登場の張清あたりの入山前の話ができたのに対して、楊令伝では新キャラ
は即戦力にならざるを得ず、入山前のエピソードをやっている暇がなかった、
ということだろうな。
855無名草子さん:2009/07/03(金) 14:38:02
文体がディテールに向かう一方だったから、たくさん書いたつもりでも内容が薄かったんだ。
第1巻で林冲と魯智深が酒場で飲食する場面で、つまみについて詳しく描写していたか?
食い物の話などほんの彩り程度でいい。なんであんなものを詳しくやるのか理解できない。
856無名草子さん:2009/07/03(金) 14:47:40
>>851
オリキャラ利之が友を殺した新撰組土方に復讐するっていう「独り群せず」がかなり面白かったから、
楊令の皆殺しってのは生かして、もっと話のスケールを小さくして、剣豪軻輔が南宋勃興期の乱世を渡り歩いて、
金の手先に成り下がったかつての革命集団梁山泊に復讐するとかなら面白かったんじゃねえかと思った。
857無名草子さん:2009/07/03(金) 15:29:37
最近、父親が戦場で死んだ張朔が、旧宋禁軍に対して恨みの気持ちがあるだろう、
といった叙述が目立つが、まったく不要。
侯真について、そのような要望があったのは、高Qと再会したときの態度が、あまりに
そっけなかったから。侯真が父親を失ったのは戦場ではないし、侯真の幼少時だった。
さらに両親の殺され方があまりにむごかった。本人がどのように思うかは別として、
読者としては、侯真が高Qに対して恨みをぶつけないと、物語が完結しないのよ。
一般的に殺された戦士の遺族は恨みを持て、という話ではない。
そんなことをやっていては、皆殺しをしていた旧幻王軍の兵と、熟女真・契丹の兵とが
同じ軍で闘えない道理になる。
858無名草子さん:2009/07/03(金) 15:33:41
>>857
このあたりの作者と読者の温度差の違いが目立つようになってきたな。
読者も四六時中楊令伝のことを考えているわけではない。
しかし、この作者は、1ヶ月のうち、どのぐらいの時間、楊令伝の作中人物の立場に
立って、作中人物の気持ちを推し量るのだろうと、疑問に思うことがある。
楊令伝の話の中には、常識はずれとしかいいようのない作中人物の言動が多いが、
作者が作中人物の立場に立って考える時間が、極端に少ないのではなかろうか?
859無名草子さん:2009/07/03(金) 15:37:33
開封府はやっぱり李綱なのか?杜充はどうなるんだ?
史実は背景にすぎない言うが、デタラメな史実を書いていては、
背景にすらなっていないぞ。
寒帯に熱帯植物が棲息している無茶苦茶な背景に梁山泊がいるのと同じだ。
ウソは書くな。
860無名草子さん:2009/07/03(金) 15:39:56
シンドバットと孫悟空は、いつ登場するんですか?
861無名草子さん:2009/07/03(金) 15:41:31
>>859
ウソをつくと、舌を切られるんですよね?
862無名草子さん:2009/07/03(金) 15:50:51
>>841
南宋に関しては、これからは税収が上がるということになるのだろう。
時間の流れが極端に早くなったのは、高宗を杭州に落ち着かせて、南宋を
早くかつての北宋と同じような国にしたかったんだろう。
高宗の流浪期を端折ったんだよ。
863無名草子さん:2009/07/03(金) 15:55:11
南宋の民は、李富殿の高邁な建国精神に賛同して、税を納めるのですか?
864無名草子さん:2009/07/03(金) 16:00:33
>>863
作中では、何度も南宋と北宋の非連続性が強調されている。理由はサッパリ理解できんが。
新しい国ができると、住民が税を納めないというトラブルが、梁山泊でも、岳家軍でも起きた。
南宋でも、当然、皆殺しをやるんだろうよ。
865無名草子さん:2009/07/03(金) 16:04:33
>>862
臨安改名問題には決着をつけるのかな?
ずっと前にここで話題になったとき、本屋によって高校世界史の問題集を何冊か
立ち読みしてみたけど、「杭州が臨安と改名された」は、頻出問題だね。
866無名草子さん:2009/07/03(金) 18:51:21
権力者が超えるべき「なにごとか」を、罪のない民の殺戮で示したかったのかもしれないが、
見事に失敗しているな。
読者が、これは、この荘を皆殺しにするしかあるまい、という事前の操作をしておいてから、
楊令なり岳飛なりに皆殺しをさせないと、「民のための政事」のスローガンが虚しく響くだけ。
反響を見て、未練がましく皆殺しを正当化しようとする試みが、すべて裏目に出て、アホくさい
屁理屈を並べただけのくだらん小説に成り果てたな。
867無名草子さん:2009/07/03(金) 19:34:52
>>866
平時の道徳が通用しない価値体系が崩壊した社会であることが示されることもなかった。
それが示されていれば、民の殺戮や強盗・略奪に対する感想が違ってきていただろう。
ところが、方臘の乱が南で悲惨なことになっていても、開封府は平和ですよ、という
ことが強調されていた。
もう何も考えずに書いているとしか思えない。
868無名草子さん:2009/07/03(金) 19:40:19
楊令自身は「自分は汚れた」と言って、悪いことをしたと認めていた。
周囲が、とってつけたような屁理屈で正当化していた。
岳飛が皆殺しをした頃になると、民を殺すことが英雄の条件であるかのように言われた。
試しに、人殺しをしてみーや。すぐに警察が捕まえに来るぞ。
869無名草子さん:2009/07/03(金) 19:42:30
必殺仕事人のやっていることも単なる人殺しなんだが、誰も腹を立てない。
むしろ称賛される。殺される奴がどんな奴だか考えろよ。
罪のない民を仕事人が殺したら、翌週から番組打ち切りだよww
870無名草子さん:2009/07/03(金) 19:53:27
>>852
梁山泊の評判が高まることはあるかもしれないが、悪評が広まる素地は皆無といってよい。
現に祝家荘戦後、梁山泊には多くの新兵が集まった。苦戦ではあったが、民の眼には、
梁山泊が官軍に勝利したと映ったわけだ。
それとも、なにか?楊令伝的価値観では、梁山泊が扈家荘を焼討ちにしたから、宋江は
蓋世の英雄と認められて、新兵がたくさん集まったとでも言うのかね?
871無名草子さん:2009/07/03(金) 19:55:32
替天行道の文字をプリントした生地で作った人形も、祝家荘戦後は、生産が追いつかない
ほどに、売れたんだろうな。
872復習水滸伝:2009/07/03(金) 20:04:05
【文庫9巻43頁】(李富視点)

 敗戦の日から、十日ほどが経った。
 全国に、戦の勝敗が伝わるのに、もうそれほどの時はかからないだろう。
梁山泊に集まる人の数は、もっと増えるに違いない。すでに二竜山には、かなりの
志願者が集まっているという。

――焼討ち効果は抜群ですね――
873無名草子さん:2009/07/04(土) 12:07:44
>>872
この李富視点から想像するに、青蓮寺が事実無根の噂を流して、梁山泊による扈家荘を焼討ち
の事実を捏造したとは思えないな。
聞煥章は顧大嫂に脚を斬られて数ヶ月寝たきりだった。
祝家荘戦後、数年経過してから、デマを流すとなると、さらに不自然だ。
874無名草子さん:2009/07/04(土) 12:33:40
>>873
官軍が保管する資料を調べた張俊は、事実無根であることを認めていた。
軻輔は基地外だから、気にするな。
         || ||
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        ┃    ┃             ∧_∧
      ┏┛    ┗┓         (・ー・ )
      ┃        ┃ ガッ!    l⌒i⌒lと' )
      ┃┃┃┃┣┛ ;;’';'`’';' `  ⌒|⌒'i  |
   ';∴;”∧┻∧┻┛`,;∴;∵ ;’   (_(_)
    ⊂(`Д´;⊂⌒二つ  ←軻輔
876無名草子さん:2009/07/04(土) 12:42:29
>>874
史実では岳飛も滅びるし、フィクションの梁山泊国が生き残れるはずがない。
民を殺した岳飛・楊令の不人気が原因で、両者が滅びるという正常な展開が
この先読めるのなら、楊令伝は「まとも」な小説だったと思えるね。
877無名草子さん:2009/07/04(土) 12:47:30
ところが、実際の展開は、不人気の原因を逆手にとって、「民の殺戮」を英雄たる者の
資格であるかのように演出しようしているように思える。
意外な展開によって読者をアッと言わせることと、非常識をゴリ押しして自らの評価
を下げてしまうこととを混同しているな。
落ち目の芸人は、過激なギャグを自分で止めることができない。顰蹙をかっていることを
本人だけが認めようとしない。最終的には芸人生命を断たれ、消えてゆく。
878無名草子さん:2009/07/04(土) 12:55:21
11巻のラストの回(項充による韓世忠攻撃のあった回)が、最後の踏ん張りだったような
気がするね。たまに冴えているときは、ああいうのが書ける。
しかし、そういう回は半年に1回ぐらいしかない。他の回は大味で、凪で無風の湖面を眺めて
いるような叙述がずっと続く。1行たりとて面白い行はない。
たまに湖面にヘドロが浮かんでいる。過去の叙述を無視して、楊令に都合のいいように、
物語の内容を改竄する部分だ。そして、このスレで叩かれているのは、そのヘドロ部分。
俺たちは、「民のための国を標榜しながら民を殺す」といった矛盾したことができる変人ではないから、
良いところがあれば素直に褒める。実際、ないんだ。褒めるところが。
879無名草子さん:2009/07/04(土) 13:01:13
今朝の朝刊に、平城京跡から8世紀のペルシャ陶器の破片が出土された記事が出ていたね。
海のシルクロードに関する史実は、新たな発見によって次々に塗り変えられている。
注目度が高いのは海のシルクロードだ。
南宋の領土に中継点が必要になるから、海のシルクロードの話は出せなかったのかね?
880無名草子さん:2009/07/04(土) 13:10:34
どこにいても掴まえに来る青蓮寺はもういないんだから、やれたんじゃないかな。
楊令伝第1巻の残党狩りは、およそ12世紀のものとは思えなかった。
まるでゲシュタポ。
881無名草子さん:2009/07/04(土) 13:57:33
毎回、「小説すばる○月号の情況」として掲げていたテンプレも次スレからはやめるぞ。

【理由】
1.四つの部隊に分けられた岳家軍には、各隊2000騎ずつ配属されていたが、今月号では、
  岳飛:5000騎、呉イ:1500騎、呉カイ:1500騎、軻輔:3000騎と変更されていた。
2.「ケ広なら、巡邏隊で、蘇端のいい補佐役になれるぜ、花飛麟」
  退役しても梁山泊軍と関ろうと思うなら、巡邏隊だろう。確かに、ケ広には合っている(6月号339頁)。
              ↓
  花飛麟軍の上級将校であるケ広が、現場を退き、調練に回った(7月号374頁)。
  事情があって変更されたのだろうが(たぶん郭盛を調練に回す計画を変更した)、読んでいる方は
  ものすごく疲れる。これくらいのこと、事前に熟慮できないものか?
3.以上のごとく、時間をかけて考えられたものではない編成に読者が振り回される必要はない。
  したがって、編成表および年表を掲げることはやめる。
882無名草子さん:2009/07/04(土) 14:02:40
少数精鋭にこだわり、「多数は少数に勝つ」と言ったキャラを作中で罵った岳家軍が、
何の前触れもなく突然2倍ちかい兵数に膨れ上がったのは、どうしてなんですか?
楊令伝はギャグ漫画ですか?
883無名草子さん:2009/07/04(土) 14:13:10
3ヶ月で1冊ペースを、4ヶ月で1冊にするだけで、文句を言われている多くの事柄が
改善されるんだが、どうしてそうしないのだろう?バカなのかな?
884無名草子さん:2009/07/04(土) 14:19:30
今月、瓊英が帰ってきたのは、父親が危篤だからだよね。
普段は「十三湊に常駐」でしょう?
常駐と言われた次の回には、もう宋に帰ってきていたので、驚きました。
885無名草子さん:2009/07/04(土) 16:52:10
小学生が遠足の目的地を確認するように、登場してくる将軍・将校たちが、
「闘う相手は金軍だ」のような確認をするのが、たまらなく嫌だな。子供かよ?
886無名草子さん:2009/07/04(土) 16:55:00
>>885
ああいうことを口に出して確認するバカはいない。ゲームやってんじゃないから。
887無名草子さん:2009/07/04(土) 17:24:59
>>886
どことどこが闘うのか不鮮明にしたつもりなのかもしれないが、常識でどことどこは
仲良くできないというのは即座にわかるからな。後日、金と梁山泊が闘うことになるのら、
それへの軌跡をしかっり書いてゆけばよいこと。岳家軍・張家軍と南宋の関係すら
どうなるかわからないぞ、といった含みをもたせようとして不鮮明にしたつもりなんだろう。
しかし、今月で狄成が言ったように、どことどこが闘うかは、読者には最初からわかっている。
ひとりで不鮮明にして一人相撲をとっていたのは作者だけ。実にバカバカしい。
それで、ことさらに登場人物に、「○○と闘う」と確認させる。
混乱している読者は、一人もいないよ。なにやってんのよ?
888無名草子さん:2009/07/04(土) 17:29:58
               _,. -‐1    ,. - ‐:‐:‐:‐:‐- 、
          _,. -‐:'´: : : : : |  , :'´::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.丶
     ,.イ ,.-:'´: : : : : : : : : : : ! /::.::.::.;.ィ::; ヘ::.::.::.::.::.::.::.::.::.:\
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  ,. -:' : : : : : : : : : : : : : : : : : : : -┴-'.._l/    l:| i::| i::l::.::.::.::.::i
 ー‐ァ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`ーァ  l|  l|  l:|::.::.::.::.::|
   /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/  ー‐‐---、!ヘ::.::.::.::|
  ,': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/    ┬--、  }::.:/::.!
  ! : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ;.イj     {辷リ ′/::/!::/  誰と誰が戦うのか、みんな知っているのよ。
 ノ: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.. : :、/     ;         /〃ノ:/  高校世界史は、必修科目なのよ。
´. .:.:.:.:.:.:.:.: : : .:.: : : .:.:.:.. : : :.:.:.:.:.:.:__:.:.ヽ   r―-,    /-:'´::;′  そして、日本の高校進学率は高いのよ。
`ー---;.:.:.:..:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:...:.:.:.:.:.:.:.V ̄`ヽ、 `ー‐'   ィ;、:::∧:{   杭州は臨安に変るの。わかった?
    /:.:.:.:._:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|'´ヽ  rく` ト、. -‐'´ | `:く `   
   厶-‐'´ |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト、:.:.:.|  _,.-‐! \  __,,. -‐''´ }‐:、
       _l;.ィ´ヽ:./ヽ:|'´ ,>‐'´: : く    ∨       > \
   _,r{`7  ̄{ ̄} ̄¨`‐く__ヽ_;,: -‐; :\       _,.-:'´: : : : : :>、
 ,.イ | 〉´ ̄ ̄ ̄:  ̄`ー‘v'´>‐_く : : : \___,,. -‐:'´: : :ト-、_;,.-'´  ヽ
r'l ! ,し′: : : : : : : : :}_ノ/ __,,.ヽ: : : : : : : : : : : : : : V       l
,Jー'´: : : : : : : : : : :`辷'_,,、 '; : : ∧: : : : : :_; -'´         |
889無名草子さん:2009/07/04(土) 19:08:34
杭州が臨安に変るのは、次回なんですか?
890無名草子さん:2009/07/04(土) 19:14:57
宣和遺事第二百八十四回 駕杭州に幸し、杭州を改めて臨安府と爲す
891無名草子さん:2009/07/04(土) 19:43:19
>>840
李俊や岳飛の疑問の方が説得力がある。
楊令の小さな梁山泊に関しては、現在いる450万の民以上の面倒は見れないという
消極的な理由しかない。積極的な理由も聞いてみたいね。
892無名草子さん:2009/07/04(土) 19:47:53
阿骨打が生きていれば、二つの『国』が出来ていたのに、阿骨打が死んだから、
一つの国と、出来損ないの梁山泊国しかできないというところが最大の疑問だな。
893無名草子さん:2009/07/04(土) 19:50:19
税率1割で450万人以上の面倒は見れないということと、阿骨打の死は無関係だと
思うけどね。阿骨打が死んだから、税率を安くすることにしたのかね?
阿骨打が生きていれば、塩の専売制を独占した、宋に代る楊令の国が出来ていたのだろうか?
894無名草子さん:2009/07/04(土) 20:00:54
水滸伝1巻の基本に立ち返って考えてみようよ。
宋は税率が高いから、晁蓋や宋江は宋を倒そうとしたのだろうか?
違うよね。宋の役人の腐敗が許せなかった。税率の話などしていない。
楊令が国を作る前から無税だの税率1割だの、将来をすべて予測しきったような
政策を出すところがアホなんだよね。楊令が理想とする国を作るには税が必要。
ある程度、政治をやってみて適正な税率が経験的にわかってくるんだよ。
もちろん役人が不正に得ていたカネは取らないから、宋より安い税になることは
初めからわかっている。しかし、その税率がいくらになるかが、国を作る前から
わかるわけがない。そこで、国の財政は交易で賄い、税収はすべて貯蓄することにする。
実質無税だ。しかし、それで面倒を見れるのは450万のみだという。
李俊や岳飛の疑問が出てきて当然だよ。なぜ、その恩恵を蒙れる民が現在の梁山泊の
民のみなのだ?実質的には、梁山泊の民は楊令に食わしてもらっているわけだ。
税収は国の経費の支弁には当てられていないからだ。
895無名草子さん:2009/07/04(土) 20:02:35
交易の規模を20倍にすれば、中華の民全員を養えるよ。
玄朱が20個あれば、可能なんじゃない?
玄朱1個で国が一つ買えるんだろうww?
896無名草子さん:2009/07/04(土) 20:05:06
まあ、徴兵はあるんだが、国内を守備するだけでよく、戦は志願兵の梁山泊軍がやるからな。
梁山泊の民にとっては、棚から牡丹餅だ。
皆殺しにされる危険ぐらい、我慢しろよというところか?
897無名草子さん:2009/07/04(土) 20:19:31
梁山泊の兵は、どうしてこの国のために命をかけて闘えるのだろう?
現に今月号の岳家軍との戦いで2500名戦死している。
梁山泊国は四面を敵に囲まれ、じきに滅亡する可能性が高い。
交易の道をやられれば、財政破綻する。
兵士でいるよりも、梁山泊の民でいたほうが、お徳だと思うがな。
898無名草子さん:2009/07/04(土) 20:20:37
そのうち梁山泊の戸籍が高値で売買されるだろうなw
899無名草子さん:2009/07/04(土) 20:23:16
いまは梁山泊軍が好調なんで、梁山銭も高値をつけている。
税率の安い梁山泊国の戸籍を買いたいという奴は、山ほどいるよ。
楊令が西域で買い付けた玉が飛ぶように売れたんだろう?
金持ちの利害計算だと、玉買うよりも、梁山泊の戸籍を買った方が得だぜ。
写真付きの戸籍でもないんだろう?
900無名草子さん:2009/07/04(土) 20:25:37
>>897
梁山泊の兵は、馬泥棒がいるから闘うんだよwww
彼らの志とは、馬泥棒に誇りを傷つけられないことなんだからww
901無名草子さん:2009/07/04(土) 20:57:27
「やめろ、丘飛。揚冷殿には、失ってはならぬ物があるのだ」
「なんなのだ、それは」
「誇り」
「おぬしの、誇りとは」
「馬を盗られぬこと」
902無名草子さん:2009/07/04(土) 21:02:09
>>901
呂布か。懐かしいな。
903無名草子さん:2009/07/05(日) 00:49:16
竹が生えていた
筍が、成長したものであろう
904無名草子さん:2009/07/05(日) 14:14:37
なんか、今の楊令伝の登場人物、呂布を目指して全員造形失敗してる気がする。
三国志は呂布や張飛みたいなの以外にも
「もっと侮辱せよ。もっと苛め。」という名言を残したドM王子司馬懿みたいなのもいたし、
もっといろんなキャラクターを作ってけば面白いのに。
905無名草子さん:2009/07/05(日) 17:59:30
>>904
楊令以下、全員が周信だよね。強さや能力のランク付けだけで、差別化しているにすぎない。
「岳飛は禁軍の花飛麟という位置づけですかな」みたいなのばっかり。
906無名草子さん:2009/07/05(日) 18:00:51
言葉遣いが四種類しかないのが、差別化を困難にしているな。
老人言葉、バカ丁寧な子供言葉、普通の大人言葉、史進や項充のようなバカな中学生言葉。
907無名草子さん:2009/07/05(日) 18:11:29
Amazon.co.jp も梁山泊を本拠にしていれば、140億の追徴課税を免れたのにな。
908無名草子さん:2009/07/05(日) 18:20:52
商人の出入は自由だから、戸籍なくても大丈夫だな。
909無名草子さん:2009/07/05(日) 18:36:22
>>904
三国志のようなはるか以前の作品と比較しなくても、水滸伝だって前半まではキャラが豊富だった。
楊令伝は、わざとつまらなくしようと思わないと、できないよなつまらなさだよな。
910無名草子さん:2009/07/05(日) 18:50:56
やっぱり北方プロというのがあって、スタッフが書いているんじゃないか?
水滸伝の終盤からは新人スタッフが書いているからツマラナイ。
項充が梁山泊を襲った4月号は、このスレでも評判がいいが、
その回の出だしが「綻びは、自分で繕うつもりだった」なんだよな。
あまりに楊令伝の評判が悪いので、この回だけは、御大がスタッフに任せず、
自分で書いたんだよ。
911流せい便:2009/07/06(月) 12:26:45
 楊令は、騎馬隊を二つに分けた。
 楽だ。これだから、戦の場面は、やめられない。もう二行埋まった。
 二つに分けた騎馬隊の各隊を、さらに二つに分けた。騎馬隊は、四つに分かれたことになる。
 すごい。俺は、割り算もできる。杭州と臨安の関係が、どうしたって言うんだ?そんなことは
知らなくても、割り算が出来れば、生きていけるのだ。
 五行埋まった。
 反転。そうだ、呉乞買に半纏を贈ってやろう。彼は、日本の着物に興味があったはずだ。
 揚州が、世界最大の絹織物の産地だと?そんなことを知らなくても、隣国である金国と友好
関係を保っていけば、生きていけるのだ。
 戦の場面は、楽しい。もう十行埋まりそうだった。これなら、片手で『史記』を調べながら、『楊令伝』
を書くこともできる。
 楊令は、騎馬隊を一つにまとめた。
912無名草子さん:2009/07/06(月) 15:23:35
>>881
郭盛が引退して調練に回り、山士奇と李英が1万5000の歩兵部隊の隊長になる話は消えたね。
消えるのはいいんだけど、前回相当のページを割いて、これについて話題にしているのだから、
なにか挨拶はあってもいいよね。
それと楊令とは無関係に全国の統一を目指して動いていた戴宗はどうなったのかね?
913無名草子さん:2009/07/06(月) 15:27:41
梁山泊の兵士ひとりひとりの顔が見えてこないというのも問題だと思う。
読者にこんなに嫌われている楊令のために、どうして兵士は命を投げ出して闘えるのか
についての根拠はまったく書かれていない。
開封府を攻めるという李媛の話題も、交易の話でウヤムヤにされてしまった。
楊令が李媛をレイプして言うことをきかせる方が、まだ説得力があった。
914無名草子さん:2009/07/06(月) 15:32:07
しかし、これでもかというぐらいに、物語をつまらなくするのは、どうしてなの?
そんなに水滸伝が憎いのか?
915無名草子さん:2009/07/06(月) 15:43:53
>>912
そのあたりは変更されたのかもしれないが、変更があるなら、合理的な理由を考えて、
それを作品の中で示すべきだと思う。
それ相応の行数を割いて、以前それを話題にしていれば、読者も覚えているし、急に変更
されたものを読まされるのは、非常に疲れる。
この作家の信じられないところは、変更によって話の繋がりが悪くなろうが、ド忘れによって
矛盾が生じようが、平然とフォローしないこと。今月号と矛盾する前月号の叙述を覚えている
読者は、矛盾部分を読むと本当に疲れるんだよ。
人通りの多い街中で、うんこを放り投げるような執筆態度は改めていただきたい。
916無名草子さん:2009/07/06(月) 16:03:39
宋を倒すための闘いには志を見出せるが、新しい国と志とは結びつかないと言った楊令が、
女真にいたころからずっと新しい国のことを考えていたことに捏造される。それも楊令から直接
話を聞いた呉用に180度反対のことを言わせる。
扈家荘の皆殺しという事実無根のデマを、誰でも知っているいる事実であるかのように、わざわざ
張俊と軻輔の二人に言わせる。
「忠を尽くし、国に報いる」という岳飛は、馬泥棒によって梁山泊との戦端を開く。

もう、いいかげんにすれば?駄作とか愚作というレベルじゃないよ?糞だ!糞!
917無名草子さん:2009/07/06(月) 16:46:56
>>912>>915
カクキン殺した人が童貫と岳飛でコロコロ変った時みたいに単行本でそれとなく修正されると思いますよ。
918無名草子さん:2009/07/06(月) 16:54:04
>しかし、阿骨打が死に、二つの国は見果てぬ夢となった。

「見果てぬ夢」というのは、諦めたときに使う言葉だがな。
もう諦めてしまったのか?それで最近の楊令は、益々暗いのか?
しかし、中国の歴史上、南北に分かれて国が建ったこともあるし、
そもそも新石器時代の中原の仰韶文化の他に、長江流域に
別の文化圏があって、別々に発展したというのが今日の通説。
(呉楚越の担い手は、今日のタイ人系)
軍事的にみても、最強と思える梁山泊が、早々と国を建てることを
「見果てぬ夢」にしてしまったのなら、もう楊令伝は終了しろよ。
919無名草子さん:2009/07/06(月) 16:57:38
「国と国との闘いだ」
「すごい。桁外れの戦略家」
「宋江も同じ事言ってたけどね」
920南方捏三 ◆y7XYmaFpQA :2009/07/06(月) 17:10:18
「軻輔。お前が登場して、やっと俺にも友人ができたような気がするよ。話が通じる相手は、
お前だけだ」
「だとしても、焼討ちはやめてください」
「やはり常識的な会話ができる相手は、お前だけだという気がする。世間の連中は、罪のない民
を殺すことは許さないとか非常識なことしか言わない」
「だとしても、焼討ちはやめてください」
「攫ってきた熟女真の女を数名囲うことの、いったいどこが悪いのだろう?非常識な読者の
言うことが、俺にはさっぱり理解できんのだ。軻輔。お前を親友だと思ってもいいか?」
「だとしても、焼討ちはやめてください」  
921無名草子さん:2009/07/06(月) 17:15:10
 ___
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| (     )      だとしても、焼討ちはやめてください
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
|    | ( ./     /
 ___
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| ( ^ω^ )      だとしても、焼討ちはやめてください
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
|    | ( ./     /

 ___ ♪ ∧__,∧.∩
/ || ̄ ̄|| r( ^ω^ )ノ        だとしても、焼討ちはやめてください
|.....||__|| └‐、   レ´`ヽ       だとしても、焼討ちはやめてください
| ̄ ̄\三  / ̄ ̄ ̄/ノ´` ♪
|    | ( ./     /

 ___        ♪  ∩∧__,∧
/ || ̄ ̄||         _ ヽ( ^ω^ )7   だとしても、焼討ちはやめてください
|.....||__||         /`ヽJ   ,‐┘    だとしても、焼討ちはやめてください
| ̄ ̄\三  / ̄ ̄ ̄/  ´`ヽ、_  ノ    
|    | ( ./     /      `) ) ♪
922不徹底な皆殺し発生:2009/07/06(月) 17:26:00
だとしても、焼討ちはやめているので、皆殺しではありません。
「それでも、皆殺しです。そう思われることを、狙ったとしか思えない」
「でも、岳飛殿のような天下を狙える器ではありませんよ」

【北京6日共同】中国新疆ウイグル自治区当局者は6日、
区都ウルムチで5日に発生した暴動で、住民ら129人が死亡したことを明らかにした。
新華社が伝えた。また負傷者も816人に上り、多くの車両や商店も
壊されたり焼かれるなどの被害が出た。新華社電によると、暴動で地元公安当局は数百人を拘束した。
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1246867757/
923無名草子さん:2009/07/06(月) 17:31:04
>>922
皆殺しをしないから、殺しても殺しても暴動が起きるんだな。
中国政府は、張俊のようなもんだwww
924無名草子さん:2009/07/06(月) 17:33:38
こういう現実を目の当たりにすると、『楊令伝』なんざ、机上の空論、愚者の寝言に等しいな。
925無名草子さん:2009/07/06(月) 17:40:31
そんな会話をしていた孫範と徐史が、一連の会話の流れの中で、「おい、うちの大将が、
女房の尻に敷かれるってか」「岳飛殿が、なにを彫ったか、賭けないか」というくだらん
話もしている。中高生の文化祭の芝居でも、こんなくだらんことはやらん。
926無名草子さん:2009/07/06(月) 17:52:42
>>911
「騎馬隊が○つに分かれた」に劣らず、「○○の軍は、精強」という叙述も多いな。
視点人物は、噂話をするたび、あるいは実際のその軍と闘うたびに、このフレーズ
を出さなきゃダメかな?読者は見飽きているんだけど。
927無名草子さん:2009/07/06(月) 18:22:38
   _
   /;;;人
.  /;;/ハヽヽ  
 /;;ノ´・ω・)ゞ わしはこんな水滸伝は読みとうはなかった
 /////yミミ
   し─J
928無名草子さん:2009/07/06(月) 19:44:22
他国の情報も、視点人物が変わるたびに、確認されているような気がする。
同じ情報を4〜5回繰り返して読むことも、しばしば。
情報確認ばかりで、個々人のドラマは進展しないことも多い。
929無名草子さん:2009/07/06(月) 20:09:12
水滸伝の宿元景戦のときなんか、入山したばかりの関勝の登場場面を、ほぼ全面的に
削って(呼延灼との短い会話場面のみ)、その戦で戦死する穆弘に多くのページを割いた。
それと花栄。思い切って、この戦はおまえにやる、といった気前のよさが、戦の場面を
盛り上げていたんだな。
楊令伝では、個性を喪失した多くのキャラがチマチマと短い登場場面で犇いている感じ。
だから、花飛麟や呼延凌ですら、いつまで経ってもキャラが立たない。
多くのキャラの短い登場シーンがウザいだけで、誰も印象に残らない。
戦の描写も、従軍記者が全貌を逐一報告するだけで、闘いの迫力はまるでなく、新聞
記事を読んでいるよう。史実にあった戦であれば、それでも興味深く読めるが、
フィクションの戦を逐一時系列で報告する意義は、なにもない。
9000年続いた縄文時代の歴史を読んでいるような退屈さだ。
930無名草子さん:2009/07/07(火) 12:33:35
岳飛は、馬3000頭を盗んだ結果、兵を2万以上、馬を「かなり」、兵糧はすべて失った。
ここまで計算して馬泥棒を思いたったわけじゃないんだな。
水滸伝の頃の地方軍の将軍と、どっこいどっこいのオツムのレベルだわ。
これから先も、「天下を狙える器」と部下から呼ばれるのかね?
931無名草子さん:2009/07/07(火) 12:42:29
「刑事さん。死者は、たった四人なんですか?僕が焼討ちしたのに、どうして店内にいた者
すべてが死なないのですか?焼討ちこそ、本当の皆殺しではないのですか?」
「貴様!警察を愚弄するのか?」
「まて、ゴリ。こいつの所持品の中に○○○7月号があった。説明してやろう。いいか、素直。
焼討ちをすれば店内にいる人達は逃げる」
「まさか?」
「貴様!警察を愚弄するのか?」
「落ち着け、ゴリ。いいか、素直。人は誰でも命が惜しい。建物が焼け始めれば、誰でも命が
惜しくて逃げるのだ」
「ウソだ。そんなこと、僕は信じない」
「貴様!警察を愚弄するのか?」
932無名草子さん:2009/07/07(火) 13:08:03
民を平然と殺せる男が英雄になる。私が君たちに伝えたいのは「権力とは何か」だ。
みたいな調子で肩に力が入っているから、地面から空に向かって雨が降るような
非常識な物語になっている。いいかげん、正常な話に戻してくれ。
933無名草子さん:2009/07/07(火) 13:22:27
>>932
次回は、どんな捏造、どんな非常識が飛び出すか。それを心待ちにしている読者だって
いるんだ。余計なことを言わないでくれ。
934無名草子さん:2009/07/07(火) 13:55:31
呂布も武松も、逆さまにして成功したが、逆さまにした後どうするかの青写真があったから、
読み応えがあったわけだ。楊令については、とにかく世間の善悪の体系を逆さまにしてやれ。
後のことは後で考える、だったんじゃないかと思う。眼も当てられない愚作になってしまった。
935無名草子さん:2009/07/07(火) 14:03:36
>>934
そんな感じだな。いまは殺戮の点だけに絞って話をしている(それだけでも傷口は大きくなる
ばかりなんだがw)。ほかに略奪もやっている。殺戮と略奪を併せて考えると、「権力とは何か」
なんぞは得意の後付けの屁理屈であって、とりあえず楊令の性格を水滸伝のときとは正反対に、
つまり二竜山の山賊をパワーアップしただけの悪役にしてみただけだな。
936無名草子さん:2009/07/07(火) 14:11:15
何でも逆さまをやることは、既成の価値観への挑戦であり、60年代だとナウかったんだよww
937無名草子さん:2009/07/07(火) 14:22:50
松竹ヌーベルバーグの作品のように、物語の体裁を保つことすら古臭いと言っている連中もいた。
楊令伝も、意味もなく、戦が始まり、意味不明の食事シーンだ出てくる。物語性を捨て、バラエティになったね。
938無名草子さん:2009/07/07(火) 14:33:47
北方謙三は「物語の復権」じゃなかったのかよw?
939無名草子さん:2009/07/07(火) 14:47:39
この容疑者は、天下を狙える器になれますか?

・大阪市此花区のパチンコ店「cross(クロス)ニコニコ」で5日夕、男がガソリンとみられる液体を
 バケツでまいて火をつけ、4人が死亡、19人が重軽傷を負った放火事件で、同区内に住む
 男が6日、「大阪の放火事件は自分がやった」と、山口県警に自首したことがわかった。
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1246944184/
940無名草子さん:2009/07/07(火) 14:52:47
>>939
「パチンコ屋をひとつ、皆殺しにするなんていう決定は、俺らが立入ることができないところ
で、されたことだ。素直がそれを決める時、孤独だった。それは、当たり前だと思う。孤独に
してしまったかもしれない、と悩むのは、傲慢だって気もする。天下を取る人間は、自分でも
意識しないまま、大きくなる。桁はずれに、大きくなるもんだ」
「なるほど。それで馬泥棒になり、部下の兵卒を二万人以上の無駄死にさせたのか」
941無名草子さん:2009/07/07(火) 14:55:46
最近は、1年熟成しなくても、3ヶ月もすれば、前のところを読んで爆笑できるようになったなw
942無名草子さん:2009/07/07(火) 15:05:26
この作家は、平気で数万人の人間を作中で死なせるけど、数の重みを考えたことが
あるのかな。方臘戦のときは100万人近く死んだんだっけ?すべて後付けで、数の
重みを演出しようとしていたな。フィクションなんで俺たちは大して衝撃は受けない。
しかし、作品の中の人物には大きな影響を及ぼす。情緒的な影響は面倒なので、
いちいち書かなくていい。作品の中でも、人の死に心を動かすなと何度も言われた。
全部書いていたらきりがないから、それはそれでいい。
書いてもらいたいのは、打算的な影響だ。岳家軍の連中は、岳飛に見切りをつけて
逃げると思う。弱すぎるし、頭が悪すぎる。とても天下を狙える器ではない。
943無名草子さん:2009/07/07(火) 15:06:45
>>942
敵さんの思う壺だぞ。「尽忠報国」を小馬鹿にしたくてウズウズしてるんだからな。
944無名草子さん:2009/07/07(火) 15:17:32
もう周囲のキャラに、楊令や岳飛を「すごい、すごい」と言わせるのは、やめた方がいい。
すごいと思わせるようなエピソードを考えて、そこで楊令や岳飛を活躍させれば済むことだから。
芝居や小説は、そういうものであって、周囲のキャラが口で「すごい」と言って、言われた
キャラがすごい人物になるものではないと思う。
945無名草子さん:2009/07/07(火) 15:20:23
>>944
岳飛に一荘を皆殺しさせることは、すごいエピソードだとお考えなんじゃないの?
俺には、岳飛が、無差別殺人の犯人のように、みみっちい人物になったとしか思えない
んだけど、そこはゲバ棒君的価値観で理解しなけりゃならないところなんじゃないの?
君、そんなこと言っていると、ナウいヤングになれないよ。
946無名草子さん:2009/07/07(火) 15:29:02
もういいよ。目新しいことは、やんなくても。
「ポパイ」や「水戸黄門」は、それだけ見てりゃつまんないドラマだけど、
楊令伝を読んだおかげで、実は素晴らしいドラマであることが再認識できた。
その意味では、楊令伝には大きな価値がある。しかし、四巻あたりまで読めば、
他のドラマの素晴らしさは再認識できる。十五巻もイラネ。
947無名草子さん:2009/07/07(火) 15:32:59
>>946
楊令伝を読んだ後で、他の小説を読むと、
他の小説が、砂漠で見つけたオアシスのように、素晴らしい作品に思えるようになった。
同感です。
948無名草子さん:2009/07/07(火) 15:35:51
台詞というのは、実は作中人物が、魅力をアピールする場なんだな、というごく当たり前のことを、
他の小説を読んで、久しぶりに思い出しました。
949無名草子さん:2009/07/07(火) 15:50:42
焼討ちしたって、皆殺しになんてできないということを、今朝のニュースを見て思い出しました。
950無名草子さん:2009/07/07(火) 16:16:18
>>942
まあ方臘戦で数十万人死んだのは史実だから仕方無い。
連環馬無しで数十万人の信者を殺した上に72歳になってなお戦い続けた史実童貫は多分けんちゃん童貫以上の異常者だったはず。
951無名草子さん:2009/07/07(火) 16:41:23
「生女真と熟女真の融和を図るために女を攫った。男は皆殺しにした。財産は没収した」って
完全に「民族浄化」じゃないか。
しかもそれをやってるのが漢民族の楊令。
これじゃ女真からヒトラー並に忌み嫌われて当然だよな。
952無名草子さん:2009/07/07(火) 16:47:10
民を殺す重い決断をしたから、人物の等級が上がるといったバカな妄想は捨てろ。
夜中に仕事しているから、そんなバカバカしいことを考えるんじゃないの?
朝日の中で読み直すと、なんてバカなことを考えたんだ、と恥ずかしくなるよ。
953無名草子さん:2009/07/07(火) 16:52:44
>>951
当時は、阿骨打を含めて、女真の人間は幼児のような幼さで(まるでマッカーサーに12歳
と言われた戦後の日本人のように)、楊令のやることを呆気にとられて見ていただけなんだよね。
楊令の所業を評価しうる知能すらありません、といった有様で。
俺は3巻あたりまで、黒船を見て驚いている19世紀の日本人の中に、21世紀から楊令がやって
きたドラマなのかと思っていた。そのくらい、他の人物は幼稚な人物という扱いだった。
その筋から考えると、幻王の所業を評価する能力は、この小説の他の人物には無いのだろう。
まさに新左翼の独善性を、楊令の位置づけが表現しているのだと思う。
954無名草子さん:2009/07/07(火) 17:03:03
>>951
それを考えて書いていたら、こんな駄作になってないよ。何も考えていない。
楊令と阿骨打の息子たちの関係が、短い登場期間のあいだに、何回変化したと思う?
ぜんぜん両者の関係が定まらないでしょう?何も考えないで、後で困っているだけなんだよ。
俺は、楊令は、女真族から100回以上暗殺されかける事件があって当然だと思う。
955無名草子さん:2009/07/07(火) 17:24:14
>>952
石秀の子供殺し、北京大名府の闇塩従事者の皆殺し、これらはまずまず上手く処理できていた。
それに較べ、幻王と岳飛の皆殺しは、お粗末すぎてドラマになっていないのよ。
幻王の殺戮など現場が描写されたわけでもなく、経緯が語られたわけでもない。
岳飛の皆殺しは、一目瞭然、下手な展開だったよね。
時間がないなら、ややこしい話題は避けるのが賢明だよ。後の補足説明で、理屈にならない
ことばかり言って、かえってグダグダになっている。
956無名草子さん:2009/07/07(火) 18:44:29
李逵が武松の財布を盗んだ張平にした仕打ちは、原典のある話を思い出した人も多い
と思うけど、ああいう処理はできんのかね。楊令は、人間としての風格が、李逵と比べても、
はるかに劣るよね。
957無名草子さん:2009/07/07(火) 19:00:44
キャラを魅力的に仕上げてゆくエピソードが皆無だわな。
戦シーンに関して余程自信をお持ちなのかもしれないが、
戦の合間は、食事・恋愛・セックス・死んだ好漢ネタ・雑談でお茶を濁していれば
十分といった感じに見受けられる。戦の場面に向かって徐々に緊張感が高まって
くるなんて仕様もまったく施されていない。馬泥棒によって唐突に戦が始まる。
その戦は従軍記者が戦の翌日に書いたように淡々と進行してゆくが、両軍の将軍格
が闘いに参加しないで、高地から戦を見物しているだけなら、そういう叙述もありうる。
しかし、両軍の将軍・将校は、足軽働きをしなければならない。はたして自分の持ち場
以外の戦況をのんびり見ている暇があるのだろうか?とくに戦が始まれば、自身手傷を
負うこともあるだろう。血止めをしないと手が滑って剣を落すのではないか?目の中に
汗が入って視界が暗くなると思えば、汗を拭かないか?のんびり他の部隊の動きを
眺めている暇があるのだろうか?戦の叙述も、お手軽すぎるように思える。
958無名草子さん:2009/07/07(火) 19:05:33
戦の現場を迫真の筆で描き、読者に戦の擬似体験をさせる以外に、この小説に取り得はないんじゃないか?
959無名草子さん:2009/07/07(火) 19:17:21
一人の人物を連続10ページで描くのと、1ページの登場が細切れに10箇所あるのとでは、
印象がまったく違う。1ページで細切れに描いても、ぜんぜん印象に残らない。
そういうのが多すぎない?
960無名草子さん:2009/07/08(水) 14:01:32
>>957
公孫勝や時遷の梁山泊への現れ方がカッコ良かったな。
玄関から来ればいいものを、わざわざ天井裏から来る。
そういうときは、呉用と会話することが多かったが、対等な同志を絵に描いたようだった。
ベテラン・キャラについては、若い楊令を頭領と奉るから、この対等性が失われる。
楊令以外の二世キャラについては、いつまで経っても、雑巾がけの陣笠にしか見えない。
面白くならんわな。
961無名草子さん:2009/07/08(水) 14:35:32
    ∧_∧
    ( ・∀・) ドキドキ
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・) ワクワク
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・) 8月号では、どんな捏造が読めるのかな?
  ∪( ∪ ∪
    と__)__)
962無名草子さん:2009/07/08(水) 14:45:41
「よく来た。まあ遠慮しないで、上がれ、軻輔」
「だとしても、焼討ちはやめてください」
「ちょうど、今、そのニュースをやっていたところだ。四人しか死ななかったと、ウソばかり
言っている。最近のマスコミはなってないな。捏造ばかりだ」
「火はかけています。だから、皆殺しのつもりでやった、ということでしょう。隠れていた者、
逃げた者が、いるはずがありません。それが焼討ち。本当の皆殺しというものです」
「まあ、飲め。お前だけは、よく分かっている。世間の連中は、阿呆ばかりだ」
「だとしても、焼討ちはやめてください」
「さあ、飲め」
「だとしても、焼討ちはやめてください」
「くどいな」
「一頁で、同じことを四回喋る。それが楊令伝ではないですか」
「さすが、お前は、よく分かっている」
「だとしても、焼討ちはやめてください」
963無名草子さん:2009/07/08(水) 14:57:13
「粘罕・斡本が力を持って、撻懶の力が弱まる」というフレーズも、7月号だけで10回
ぐらい読んだような気がする。一箇所にまとめれば、粘罕・斡本・撻懶を登場させて、
ドラマ仕立でやれたんじゃないか?そっちの方が印象に残ると思うが。同じことを何度
も言わなくても。
964無名草子さん:2009/07/08(水) 14:59:23
>>963
蔡福のセックス・シーンをカットすれば、十分やれたな。意味ないからな。
それとも、また、女が自殺するんかいな?
965無名草子さん:2009/07/08(水) 15:17:00
誰も興味を持たない、くそくだらない食事やセックスを描写して、
誰もが興味を持ちそうな話題は、すべて伝聞で進行してゆく。
面白くなるわけないわな。
966無名草子さん:2009/07/08(水) 15:21:48
水滸伝の読み直しを2度ほど試みたが、不思議と2度とも挫折した場面は同じ。
7巻だったか、阮小五が少華山へ行っていたときの、長い長い少華山料理のところ。
すぐに途中で放り出したわけではなく、毎晩(俺は寝る前が読書時間)トライするが、
何度読んでも、あの少華山料理の話はツマラン。長すぎる。美味そうな料理だとも
思わない。飛ばせばいいようなものだが、性格的に飛ばせない。CDでも曲を飛ばして
聞けない。そこで、挫折する。
967無名草子さん:2009/07/08(水) 15:27:06
油っこくて胃にもたれそうな料理だな。いずれにしても食事場面はバラエティ番組のように
感じさせる効果しかなく、少しも面白くない。キャラを特徴づける食べ物(顧大嫂や解珍)の
話以外はやるべきではない。他にやることがないなら仕方ないが、そんなことはない。
宗沢や金国の権力争い等、「権力とは何か」をやりたいのなら、そこらあたりに着目すべき
だと思う。「権力とは料理とセックス」なのか?
968無名草子さん:2009/07/08(水) 15:36:12
>>964
軻輔のタワゴトの方が、もっと意味ないだろww
969無名草子さん:2009/07/08(水) 15:46:30
扈家荘焼討ちのデマの話題を出し、幻王の殺戮も話に尾ひれがついて大げさに言われて
いるだけで、実際はたいした殺戮ではなかったという方向に持っていきたいようだな。
岳飛は2万人で5000人を取り囲み、3000騎で5000人を皆殺しにした。これを書いた時点
では、幻王も、こういう英雄的壮図によって、天下を取る器になったのだ。楊令が女真の地
で孤独であったと考えるのは傲慢だ。ガタガタ言うな。と張り切っていたんだな。

ところが、「実際、それほどひどい虐殺をしたわけじゃない」と一気にトーン・ダウンした。
それを被害者的立場にある軻輔に言わせる。もっとも楊令に悪く解釈するであろう軻輔に
言わせたのは、どうしてなんだ?
拉致被害者の会が、北朝鮮に有利なコメントをしているみたいで、違和感が大きすぎたのだが。
970無名草子さん:2009/07/08(水) 19:22:54
>>969
うん?拉致被害者は、軻輔の契丹ではなく、熟女真だろう?
971撻懶:2009/07/08(水) 19:26:21
そうだ、拉致被害者は俺たち熟女真だ
972無名草子さん:2009/07/08(水) 19:28:17
>>970
次スレはどうした?
973無名草子さん:2009/07/08(水) 19:30:45
>>971
おまいは熟女真の巨頭だが、拉致被害者のいない第二種熟女真に設定を変更されただろうがww
974無名草子さん:2009/07/08(水) 19:31:25
>>972
頼む。これから、家へ帰る。
975無名草子さん:2009/07/08(水) 19:35:53
鍋に血液と山椒をいれてもまずいだけだと思うのだが北方氏は食べたことがあるのだろうか
976無名草子さん:2009/07/08(水) 19:51:09
>>973
あのあたりも、不用意に撻懶を「熟女真の巨頭」と書いて、そうならば熟女真を殺しまくった
楊令に深い恨みがあるだろうな、と思っていると、熟女真は熟女真でも、楊令が殺しまくった
熟女真ではありません、と変更する。弾圧された側(熟女真)が、弾圧した側(幻王)に対して、
どのような感情を抱いているかなどは、まったく考慮しないんだろうな。
何を考えて、小説を書いているんだろうか?
977無名草子さん:2009/07/08(水) 19:52:32
>>975
味よりも先に、色で食欲が失せるだろうな。
978無名草子さん:2009/07/08(水) 19:56:09
>>976
今度は、撻懶が「俺は熟女真だ。幻王が熟女真に対して行った殺戮・略奪は忘れない」とか言い出すのだろうか?
979無名草子さん:2009/07/08(水) 19:58:56
>>965
読者さんはオツムが悪いから、歴史の話なんかいらないでしょう?
食事やセックスの話なら難しくないから、読者さんでも理解できるでしょう?
てな感じで、読者は舐められているんだろう。
980読者:2009/07/08(水) 20:00:18
オイラはおつむが悪いから、何度読んでも、「焼討ちは本当の皆殺し」というところが理解できましぇん
981無名草子さん:2009/07/08(水) 20:02:32
今朝の桃太郎侍では、悪役の親玉が、桃太郎の住んでいる長屋に火をつけて桃太郎を殺せと言っていました。
982無名草子さん:2009/07/08(水) 20:04:50
張俊や軻輔のような人も、いるにはいるんだね。
眼がさめれば、桃太郎も逃げると思うけど。
983無名草子さん:2009/07/08(水) 20:05:35
>>981
長屋に火を放つ前に、悪役は桃太郎に斬られて死んだ。
984無名草子さん:2009/07/08(水) 23:36:22
>>966
雷横が死ぬまでは面白かったんだがな…
985無名草子さん:2009/07/09(木) 13:41:31
「相変らず、頭の中は絵図か、花飛麟」
 気づくと、史進が背後に立っていた。花飛麟は、一度直立した。
「楊令伝のストーリーは、決まっていない。絵図に描きこむな」
「しかし、そのせいで、あちこちに綻びで出てきています。矛盾だらけですし、このところ
天然ボケも目立ちます」
「たとえそうでもだ。俺は、書き譜を演奏するのはいやだ。アドリブに命を懸けているんだ。
アドリブはミュージシャンの精神性の表れだ。岩浪洋三なら、そう言うと思う」
986無名草子さん:2009/07/09(木) 13:50:23
ジョン・ルイスは、ピアノの上に譜面を置いて、ジャンゴを演奏していたよ。
987ジョン・ルイス:2009/07/09(木) 13:52:50
「申し訳ありません。消します」
 ミルト・ジャクソンが、かすかに頷いた。
988無名草子さん:2009/07/09(木) 14:38:20
>>984
水滸伝では、一人ひとりが最後に男の意地を見せて死ぬ場面が、最大の見せ場になっていた。
死ぬ直前にはエピソードが紹介され、その章の主人公になって死んでいった。
楊令伝では、視点ももらえず、何の盛り上がりもなくあっさり死ぬのが多いね。

乱戦の中で、○○が突き落とされているのが見えた→そのまま死亡
老衰だ、もう印鑑彫れない→そのまま死亡
馬泥棒に刺された→そのまま死亡

飯やセックスや雑談に何ページも使うのに、
108星が死ぬシーンが数行で片付けられるって何なの?
989無名草子さん:2009/07/09(木) 14:44:43
>>960
公孫勝が頭だけで逆立ちしていても、変だと思わなかった。むしろ彼の性格にピッタリ
合っていると感じた。最近は、こういうアイデアは浮かんでこないみたいだね。
990無名草子さん:2009/07/09(木) 14:50:32
>>988
死に様を考えなくていいから、早く書き終える。楽して儲けることができる。
最少のコストで最大の利益を上げるのが、資本主義的小説作法。
991無名草子さん:2009/07/09(木) 14:51:47
それ、マックス・ウェーバーの「職業としての作家」からの引用だよね。
992無名草子さん:2009/07/09(木) 14:53:46
童貫戦読み直してみたいんだけど、童貫と楊令出し惜しんでこれもわけわからんことになってるんだな。
凄いの楊令でも童貫でもなく郭盛と劉譲じゃねえか、っていう。兵半分になっても戦えるとかこの二人怪物だろ。

こういうのも楊令凄いの犠牲なんだろうなあって思う。戦シーンもあきらかに過去作より劣化してると思う。
993無名草子さん:2009/07/09(木) 14:55:14
xみたいんだけど ○みたんだけど
994970:2009/07/09(木) 15:03:47
次スレ立てた

北方水滸伝・楊令伝を語ろう 第四十一章
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1247119347/
995無名草子さん:2009/07/09(木) 15:22:25
>>992
戦が始まる前に、楊令の独白で「楊令ひとりが、いいとこどりするようなことはない」と言わせて
いたからな。童貫に関しても、梁山泊の古参キャラが老化を嘆くシーンが多いのに、童貫が
老化しないのは変だ、と批判されていた。結果的に、あの二人のどこがすごいのか、読者に
伝わらなくなった。
996無名草子さん:2009/07/09(木) 15:32:08
>>985
呉用は、楊令殿の志の考え方を絵図に書き込んでいなかったんだろうな。
まるで正反対のことを言っていた。
997方臘:2009/07/09(木) 15:32:52
地図を捨てるんじゃなかったな、呉用
998無名草子さん:2009/07/09(木) 15:35:11
凄い楊令殿だけど、歩兵指揮では郭盛に劣り、騎馬隊の指揮では史進に劣り、武術では秦容に劣り、
行政では呉用と宣賛に劣り、韓成の反発が示すように人的魅力も無い、とけんちゃんはこのキャラをどうしたいんだろう。
999無名草子さん:2009/07/09(木) 15:37:18
西から登った朝日は 東に沈むのか
燃えさかる屋敷の中に 住人は飛び込んで穴に潜むのか
常軌を逸した物語は 捏造と天然ボケにまみれ 予測がつかない
すべては小説すばる8月号で明らかになる
1000無名草子さん:2009/07/09(木) 15:38:18
>>998
楊令をどうするか。絵図はない。
10011001
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