北方水滸伝・楊令伝を語ろう 第三十六章

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1無名草子さん
「いやあ、連載を十年続けるというのは、すごいことだ。虚実がないまぜですな」
「無名草子には、嫌われるがのう」

【前スレ】
北方水滸伝・楊令伝を語ろう 第三十五章
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1232345176/

【出版状況】
・水滸伝 ハードカバー、文庫ともに、全19巻まで発売中。
・北方水滸伝・楊令伝 1-8巻まで発売中。文庫版は、まだ未定。
【替天の志(ローカルルール)】
★楊令伝に関し、詳細・ネタバレを含む内容に関しては、
 小説すばる公式発売日(基本、毎月17日)発売に解禁とする。
★公式発売日前日以前の早売りに関しては外部に記述して誘導に留める等、
 早売り派の配慮と自重を持って行動されたし。
★文庫新規参入者は文庫派専用スレがあるので、深入りする前に移動すべし。
★原典との対比に付いては制限は設けず、
 ただし、場の雰囲気に応じ臨機応変に対処されたし。
★☆荒らしは徹底無視するべし。耐えに耐えよ。☆★
★専ブラウザを使用すべし。★
>>970あたりで次スレ用意し誘導すべし.。
関連リンクは>>2-4
2無名草子さん:2009/02/08(日) 11:28:42
☆有志によるHP☆
小説すばる :ttp://syousetsu-subaru.shueisha.co.jp/
水滸伝公式 :ttp://www.shueisha.co.jp/suikoden/
過去スレなどまとめサイト :ttp://www.geocities.jp/titianhangdao/
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☆ 関連スレ ☆
北方謙三・水滸伝 文庫版専用スレ 第八章
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1223175223/l50
北方謙三・血涙〜楊家将後伝を語ろう
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1129298663/
【北方謙三】ブラディ・ドール3【約束の街も】
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1233066570/
【連載中】北方謙三の作品を語る・第二巻【楊令伝】
http://hobby11.2ch.net/test/read.cgi/chinahero/1178896382/
北方謙三中国史・単行本派スレ 第一章
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1222807634/
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専ブラリンク集 よければ導入せよ
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3小説すばる2月号の情況:2009/02/08(日) 17:33:00
〔楊令軍〕 
    (黒騎兵) 100   楊令 蘇h  
    (青騎兵) 100   張平  
    (班光隊) 2000  班光?
    (越里隊) 2000  耶律越里
  〔遊撃隊〕   3000  史進(赤騎兵200) 鄭応 〔班光?〕
  〔呼延凌隊〕  8000  呼延凌 鍾玄     (騎馬4000/歩兵4000)
  〔花飛麟隊〕  8000  花飛麟 董進 ケ広 (騎馬4000/歩兵4000)
  〔韓伯竜隊〕  4000  韓伯竜 孫安 馬霊 (騎馬2000/歩兵2000)         →【南皮】
  〔鮑旭隊〕  12000  鮑旭 岑諒 田忠   (騎馬2000/歩兵10000) 〔ショウ丹〕 →【大城】
  〔郭盛隊〕         郭盛 (副官)党厳 
                  周印   10000
                  山士奇  10000
                  李英   10000
  〔工兵隊〕   1000  陶宗旺
  〔砲兵隊〕         呂皖
  〔重装備隊〕  1200  李媛 荀響       
  〔予備役将校〕      宋万 黄鉞 曽潤(新兵調練) 
4小説すばる2月号の情況:2009/02/08(日) 17:33:38
【聚義庁】 楊令 呉用 宣賛 
  〔文治省〕 2000 金大堅 陳娥 カク嬌 〔保育所〕 金翠蓮 宣凱  
  〔医師〕 白勝 文祥 毛定 蘇良 〔大工〕 劉策  〔鍛冶〕 高平 陸博 田峯
  〔薬師〕 馬雲 〔牧場〕 皇甫端 段景住 尹舜  〔酒屋〕 朱椛 朱杏
  〔その他〕 チョ律 蒼香 五郎 源太 〔造幣〕 50 華鋒
  〔裁判官〕 顧大嫂 〔法務〕 孫二娘 〔巡邏隊〕 1千 蘇端 〔外交〕 韓成

  〔兵站〕 蒋敬 孟康 李立  〔通信〕 張横 王定六  〔交易〕 曹正 盛栄 
  〔調略〕 公孫勝 武松 喬道清 〔間者〕 戴宗 徐絢 燕青 〔軍監〕 杜興  
  〔致死軍〕 190 侯真 羅辰

【洞庭山】 〔水軍〕1万1千 李俊 費保 倪雲 童猛 狄成 項充 張敬 (大型船40艘 中型船150余艘)
       〔造船〕 阮小二 趙林
【楡柳荘】 上青
【杭  州】 瓊英 ウ梨
【洞宮山】 王、 白寿 王貴 王清 張朔
【女  真】 蔡福
【子午山】 秦容 蔡豹 公淑
5小説すばる2月号の情況:2009/02/08(日) 17:34:11
【南京応天府】  宗沢−禁軍5万、劉光世−2万
【隆徳府】     岳飛−4万
【北京大名府】  張俊−5万5千
【流花寨】     韓世忠−1千、梅展−3千(大型船12、中型船23)

【開封府】     張邦昌
6単行本派誘導:2009/02/08(日) 17:35:22
第1巻  2006年10月17日〜2007年1月16日  本スレ15章〜17章
第2巻  2007年1月17日〜4月16日        本スレ17章〜19章
第3巻  2007年4月17日〜7月16日        本スレ19章〜21章
第4巻  2007年7月17日〜10月16日       本スレ21章〜22章
第5巻  2007年10月17日〜2008年1月16日  本スレ22章〜23章
第6巻  2008年1月17日〜4月16日        本スレ23章〜26章
第7巻  2008年4月17日〜7月16日        本スレ26章〜29章
第8巻  2008年7月17日〜10月16日       本スレ29章〜33章
第9巻  2008年10月17日〜2009年1月16日  本スレ33章〜34章
第10巻 2009年1月17日〜              本スレ34章〜
7無名草子さん:2009/02/08(日) 17:37:26
>>1
乙関勝
8無名草子さん:2009/02/08(日) 17:43:50
>>1
乙〜

http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1222807634/より転載
>425 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2009/02/07(土) 19:08:32
>楊令の考えを、「誰も考えないことを、考えつく」と強調するからおかしいんだ。
>たしかに12世紀の中国では「誰も考えないことを、考えついた」のかもしれない。
>しかし、現代の読者にとっては、かつて人類が歩んできた歴史にすぎない。
>あたり前すぎる話を、「すごい、すごい」とやっているから、吹きだしてしまうのさ。

20世紀の物語を12世紀の衣裳で包んでやっているのか、
12世紀の物語を理解しやすくするために20世紀の要素も取り入れているのか、
「原則」をはっきりさせてもらいたいな。
どっちつかずなので、理解しにくいところがある。
9無名草子さん:2009/02/08(日) 17:50:02
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1222807634/より転載
>409 名前:楊令演説に対する疑問の主なもの[sage] 投稿日:2009/02/07(土) 17:15:12
>「宋は、倒さないのですか?」(班光)
>「なんで、領土が狭いんですか?」
>「帝がいないというのは、俺にはやはり国とは思えません」

現在の梁山泊の領土が、どうして「適正な広さ」なのかが理解できない。
「適正な広さ」かどうかが明らかになるのは、試行錯誤を繰り返した結果、
時間をかけて判明するものではなかろうか?
10無名草子さん:2009/02/08(日) 17:51:26
少なくとも「仮説→証明」によって法則を打ち立てる近代的精神からは、そういえる。
楊令の天才によって、はじめから「適正な広さ」が分かっているというのは、
近代的精神ではなく、古代のシャーマニズム。
11無名草子さん:2009/02/08(日) 17:52:58
ニュートンやエジソンですら、失敗の中から学んだものは多い。
楊令は、殺戮・略奪という失敗ですら、正当化しようとする卑怯者。
死んだほうがいい。
12無名草子さん:2009/02/08(日) 17:54:52
楊令は、それについては何も語ってないよ。梁山泊の他の同志が勝手に
楊令の心を忖度して、正当化を試みただけ。この件に関しては、楊令は無罪。
13無名草子さん:2009/02/08(日) 17:57:31
当時の腹心であるカク瑾も、正当化作業に参加しているから、楊令にも罪はある。
かつての共産国家で、すでに死んだリーダーを批判したり名誉回復したりした場面を
想起させて吐き気がしたな。
14無名草子さん:2009/02/08(日) 18:03:52
>>10
天才楊令の考えたことは、何の検証も要せずに「絶対に正しい」とされるところが、
楊令伝という小説からリアリティを奪っているな。
15無名草子さん:2009/02/08(日) 18:05:16
というより、それが原因で、プロが書いた小説のように思えず、子供の作文のように思えてしまう。
16無名草子さん:2009/02/08(日) 18:07:52
楊令という人間に、人間らしい愛情が感じられないことが、そもそも変。
カク瑾が死んだとき泣いたらしいが、それも芝居のウソ涙ではないかと疑わせて
しまうところが、いままでの楊令の言動にはあるな。
17無名草子さん:2009/02/08(日) 18:11:49
「ソープへ行け」というのは、未練がましい男に対するアドバイスだよな。
世界中に、そいつに相応しい女が他にいないわけでもないのに、未練
がましくしている奴。
ところが楊令の場合、最初からソープへ行っているわけだ。恋愛も知らず、
機械的に性欲を処理するためだけに、数人の熟女真の女を誘拐してきて、
囲っている。
こいうバカには、「ソープへ行け」ではなく、「愛情を持て」とアドバイスした方がいいな。
18無名草子さん:2009/02/08(日) 18:15:12
>>16
カク瑾が死んだぐらいで泣くような男か楊令が?
周囲の「楊令殿は変った」には、もう騙されんぞ。
楊令の芝居に決まっているよ。
19幻王楊令:2009/02/08(日) 18:17:22
     /....:::::::   ''''::. l |
     /  ...................::::::: ノノ
    ノ ....:::::::::::::::::;;.=={彡'   ∧
    ノ .:::   ...::::ゝ_,..-'‐‐-- /∧ヽ
 _,.-'"_,   ....:::;-''"  _______// ,,,ヽヽ____
 `ー-/  .:::::::/    \ヽ ̄,, ; ;;  ̄/〈
   /.:: .::::::/      _,,.ゝゝ;;,, ,, ,,;; '< ヽ__
  / ..:: ..::/   ,.',ニ=''",,,,,.. "'ヾ,,,,,,;;' ;;:..`ー-‐}
 ノ..: ,.: .::::/   //;''";:______,.-‐-、 ''' ,.-、__,,,;;;;/
〃....::: ...::::|   // ;;: / -===、,,_ `'" _,.==j; |
_,.;' ...:::丿l   // ;;: /l  ,.rt=;y,`''" /,.t=y‐ }l| |
.....:::::/  l  //,,;' /l|    ̄~    i:: ̄~ ll| l'
...../     l ヾ、,,,.ヽl!         ;::.   l| l
/      ヽ ヾ、;;: ヽ        ''"   l l'       
        ヽ ヾ、 ;,ヽ     _,,.-‐一,.  |l_l'     方々に女はいて、俺の子を産んだかもしれない。  
         ゝ ヾ、_,.ゝ     '''"'' ::::/〈     その子は、女真族と言ってもいいかもしれませんがね。  
         //ヾニ〃ヽ_       .::/ヾ丶
        //  l〃   `ー-- _____,,::シヾ:::ヾヽ
       //  〃 \        ノ/ \ ヾヽ
      //  〃    \     //   \ ヾヽ
     ///〃       \  / /    〃\`ー=ニ二
20催命判官李立:2009/02/08(日) 18:21:59
       ___       _
  \V ̄ ̄ ̄__| \二二/|_
   /  / ̄__| [__]  | \
  │ / /`ヽ__∠__>J__>
  |/ /| ‐―――――――― |
  (  / |  ――――――――‐ |
  (_/  |     ●      ●  |
  |\ |       (_人_)    \_     _____
   | ) |    _ __|||||||||||_____)   /
   ヽ_|  ///└┘   ̄ ̄ ̄  └┘| |    /  むかし妻はいた。いまはいるかどうかも
     ///              //   <  わからないのだ。だから、子供がいるか
    |//\_ (⌒Y⌒)    _//      \ どうかもわからないのだ。これでいいわけないのだ。
     \   ヽ―─―⌒ ̄ ̄ /         \_____
        `―──―――‐―´
21無名草子さん:2009/02/08(日) 18:23:58
>>20
子供の作文にケチつけるのよせよ。
22無名草子さん:2009/02/08(日) 18:24:01
今、水滸伝を読み返しているんだけど、ここの影響か「〜は変わった」という表現が気になるようになった。
前は違和感なかったんだけどな。
23無名草子さん:2009/02/08(日) 18:28:19
>>14
「絶対に正しい」は、カルトに共通の発想方法だよ。
楊令カルト教団であることは随所に出ているから、いまさら驚かなくてもいいんじゃない?
24無名草子さん:2009/02/08(日) 18:30:32
>>22
水滸伝では、そんなに多くなかったと思うな。
俺は楊令伝で、いやになるほど目にした気がする。
楊令、武松、呉用は変った。
25幻王楊令:2009/02/08(日) 18:32:06
     /....:::::::   ''''::. l |
     /  ...................::::::: ノノ
    ノ ....:::::::::::::::::;;.=={彡'   ∧
    ノ .:::   ...::::ゝ_,..-'‐‐-- /∧ヽ
 _,.-'"_,   ....:::;-''"  _______// ,,,ヽヽ____
 `ー-/  .:::::::/    \ヽ ̄,, ; ;;  ̄/〈
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  / ..:: ..::/   ,.',ニ=''",,,,,.. "'ヾ,,,,,,;;' ;;:..`ー-‐}
 ノ..: ,.: .::::/   //;''";:______,.-‐-、 ''' ,.-、__,,,;;;;/
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_,.;' ...:::丿l   // ;;: /l  ,.rt=;y,`''" /,.t=y‐ }l| |
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...../     l ヾ、,,,.ヽl!         ;::.   l| l
/      ヽ ヾ、;;: ヽ        ''"   l l'       >>23
        ヽ ヾ、 ;,ヽ     _,,.-‐一,.  |l_l'       数で、決めろ。多い方が正しい、
         ゝ ヾ、_,.ゝ     '''"'' ::::/〈        とする以外にない。
         //ヾニ〃ヽ_       .::/ヾ丶
        //  l〃   `ー-- _____,,::シヾ:::ヾヽ
       //  〃 \        ノ/ \ ヾヽ
      //  〃    \     //   \ ヾヽ
     ///〃       \  / /    〃\`ー=ニ二
26無名草子さん:2009/02/08(日) 19:07:30
>>14
楊令の思いつきを必死で呉用が現実化させようとしてるのが今の梁山泊の構造。
27隆徳飛 ◆6M5fgYGV9c :2009/02/09(月) 12:26:33
「なんで、領土が狭いんですか?」
 質問者は、楊令ではなく、呉用に訊いた。
「宋禁軍との熾烈な戦が終ったばかりだ。兵には休養をとらせ、新たに始まる徴兵制の
整備も急がねばならぬ。現在の梁山泊軍で維持できる領土がこの広さだというだけのこと
であり、楊令殿のように、梁山泊という国がこの広さでいいと考えている者は、同志の中に
はいないと信じている」
 楊令は、苦々しい顔をして、うつむいていた。
「それでは、いずれは南宋を倒すのですね?」
「そこまでの軍事力を持つことは、十数年の歳月を要するであろう。また、南を含めた旧宋
の全領土を梁山泊で統治することが、必ずしも宋の民の幸せにつながるとも思えない」
「どういうことですか?」
 質問をする者は、すでに替っている。
「この国を淮水の線で二分する。この国を見よ。北では麦を作り、南では米を作る。北では
馬で闘い、南では船で闘う。淮水を挟んで、北と南とでは大きく風土が異なるのだ。しかも、
北では五胡十六国時代、異民族の国が治乱攻防を繰り返し、漢人との混血も進んだ。
話す言葉ですら北と南とでは、音が異なる。梁山泊は淮水の北を以って領土とし、金国と
協力して、漢人、女真人、契丹人が共に暮らせる楽土となす。国が豊かになり、南宋の地
から流民が流れ込んでも、これを拒まない」
「帝は呉用殿がやられるのですね」
「もちろんだ」  
28無名草子さん:2009/02/09(月) 12:32:59
>>27
楊令の演説も、後に淮水の線で、金と南宋が国土を二分した史実をふまえたものならば、
説得力があったね。諸葛亮が、国家十二分の計を説けば、読んでいる者はあっけにとられる。

>国が豊かになり、南宋の地から流民が流れ込んでも、これを拒まない

実際、一旦は南宋へ行った者の中からも、劉豫の斉に移住した者がたくさんいますよね。
29無名草子さん:2009/02/09(月) 12:40:29
新しい国家像も、史実をふまえて、その後の歴史を匂わせるものじゃないと、
読んでいる方は、( ゚д゚)ポカーンだわ。
北宋を倒した張本人が、ほかの地域のことは知らん。地方分権で行く。
わしらの領土だけ幸せなら、他はどうなっても知ったことじゃない。
こりゃ、ないわ。
30無名草子さん:2009/02/09(月) 12:42:20
だいたい梁山泊さえいなければ、腐敗はあっても宋は平和だったんですしね。
王黼の2倍の課税も、梁山泊を含めた内乱外患と戦うための費用。
梁山泊以外の住民にとっては、梁山泊は怨嗟の対象でしかなくなるよ。
31無名草子さん:2009/02/09(月) 12:52:59
すでに楊令が頭領をやっているというだけで、怨嗟の対象になっている。
32無名草子さん:2009/02/09(月) 12:58:07
>>30
徽宗の浪費ばかりが楊令伝では非難されるけれども、やはり軍費調達のための増税が
宋の財政を圧迫したんだよね。方臘の乱の原因も、あるいはそういう増税が原因。
結局、梁山泊が一番悪いんじゃん?
それなのに梁山泊以外のことは、どうにでもなれ。無責任すぎるよ。
33無名草子さん:2009/02/09(月) 13:00:08
小さい国を作っても、あとは滅びるだけだしな。夢も希望も、何もない。
これほど次々と、面白くなくなることがかり、よく思いつくよ。
ある意味、感心している。
34無名草子さん:2009/02/09(月) 13:07:01
社長が朝礼で、「わが社は、今後一切増資はしない。設備投資はしない。現在の企業規模を維持する
だけだ」と言ったみたいだね。
35無名草子さん:2009/02/09(月) 13:09:32
楊令は、組織体の運動律に反した発想をするから、どうにも付いていけないな。
旧ソ連が崩壊して、連邦内の共和国が独立したのには、それなりの意味がある。
決して民族分断が目的ではない。
36無名草子さん:2009/02/09(月) 13:16:25
いくら批判しても、楊令伝で、楊令が自分の誤りを認めるということは有りえないよ。
多少の修正は加えられるかもしれないが、楊令に傷がつかないようにやるし、
その場合でも、楊令が指導者ヅラして説教垂れる形でやるのは、ここまでの定石に
なっている。修正や正当化が挿入されると、かえって腹が立つだけだから、もうやめようよ。
37諸葛亮孔明:2009/02/09(月) 13:22:45
             _,,..........,,,,_
            ,.z.!゙ ||  ||  ||  ||`,
            ((~||  ||  ||  ||  || |
.            l ||  ||  ||  ||  || |
          | ||  ||  ||  ||  || |
          | ||  ||  ||  ||  || |
          |'''。'"´ ̄ ̄ ̄o ̄ ゙̄|
          ,''l.T:/´  ̄ ̄ `'" ̄ `|
           l::| |/          |
             !::| | /`ヽ、,,_   _,.=ヘ|
           !ヽ!j   ',´('7`   .{ エi` |
         | 9.lj    ̄    l ̄ .!
         !`ーll       _.j   |
          ,'::::::::l',.   〃____ ', ,'    蜀の民が幸せであれば、他は飢えようが
         ,'::::::::/ ヽ   ''      './l    死のうが、知ったことではないのです、玄徳様。
.          ゞ:/ヽ   \      /::ノ
        __/ヽ   ヽ    ` ''iリi" |ヾ
38無名草子さん:2009/02/09(月) 13:24:21
>>37
そんな三国志、誰も読まないと思うのだがww
39荀響:2009/02/09(月) 13:26:44
実現できなければ、志とは言えないと俺は思います。
40無名草子さん:2009/02/09(月) 13:56:24
>>39
荀響は、それを李応殿のそばにいて学んだと言っている。
李応は、いうまでもなく李家荘の保正。
小さな李家荘を独立させれば、実現できる志を、実現できたはず。
なぜ宋を倒そうとしている梁山泊の志に共鳴したのか、わからなくなってきたね?
41無名草子さん:2009/02/09(月) 13:57:41
子午山で小さくかたまった王進から学んだと言えば、説得力があったのにね(゚д゚)ウマー
42無名草子さん:2009/02/09(月) 14:01:57
楊令の師匠は引きこもり王進なんで、楊令が小さくかたまるのは、納得できなくはない。
しかし、女真の地で幻王として大きく羽ばたいていた楊令との整合性や、いかに?
43無名草子さん:2009/02/09(月) 14:04:00
阿呆と馬鹿ばかりの梁山泊の同志を率いてやれるのは、
小さな国の建設だけ、と楊令殿は言いたかったんだよ。
44梁山泊同志:2009/02/09(月) 14:05:08
     / ̄ ̄ ̄ \  ホジホジ
   / ―   ― \
  /   (●)  (●)  \   
  |     (__人__)      |   なんだ、俺たちは楊令殿に馬鹿にされていたんだ。
  \   mj |⌒´     /   納得したよ。
  /  〈__ノ      \   
    ノ   ノ
45無名草子さん:2009/02/09(月) 14:12:47
実際、現在の梁山泊の連中を見ていると、人口3000人の町役場の公務員も務まらない
ような感じでしょう。どうやって人口500万人の国を治めるつもりなんだろう?
裁判官は「殺すぞ」と叫ぶし、外交担当者はどことどういう交渉をすればいいか分かって
いないし。ここまでやると、人を舐めている感じだよね。
46無名草子さん:2009/02/09(月) 14:14:32
あの連中じゃ、中学の文化祭ですら企画・運営できないな。
もう少し、真面目にやってくれよな。ドリフのコントじゃないから。
47無名草子さん:2009/02/09(月) 14:21:43
梁山泊のメンバーの劣化は、見ようによっては、原典のチャランポランな雰囲気に
似ているんだけど、意識して原典っぽいキャラに戻したのかな?
48無名草子さん:2009/02/09(月) 14:23:26
水滸伝を書いているときは、原典と雰囲気が違うという意見があったから、
そうかもしれないね。
しかし、すでに400万人の住民を抱える国を作ったわけだから、いまの
ままじゃいかんよ。
49無名草子さん:2009/02/09(月) 14:35:29
将校が字を読めないことを自慢するのではなく、字が読めるように勉強しようという
気持ちはないのだろうか?
戊辰戦争を闘った日本の下級武士は、戦後は必死で外国語の勉強をしていたらし
いが、梁山泊の連中には、そういう向上心というものがまったく感じられないんだ。
自分が劣化するままに任せている。まったくやる気のない人間を見るというものは、
読んでいて楽しいものではない。
50無名草子さん:2009/02/09(月) 14:38:54
一兵卒にしか見れない者を、将校と呼ぶのはやめてほしいな。
兵卒がどういう人間なんだか、想像できなくなってしまう。
400万人の住民がいるんだぞ。それなりの貫禄はあってもいいと思うが。
51無名草子さん:2009/02/09(月) 15:03:03
>>40
厳密には、李応は梁山泊の志に共鳴して、梁山泊入りしたのではない。
祝家荘に攻め入る際、李応は次のように独白している。

「不思議な、解放感があった。梁山泊の掲げる志には、賛同している。しかし、闘うのは、
志のためではない。自分を解き放つため」(文庫8巻/352頁)
52無名草子さん:2009/02/09(月) 15:05:45
>>51
そういう李応であるならば、ますます「実現できなければ、志とは言えない」
と言いそうにない、という気がする。
53無名草子さん:2009/02/09(月) 15:11:46
>>51
話は変わるが、こういう解放感が水滸伝前半を彩る特徴だな。
全体のトーンが明るいのも、現在いる息苦しい場所を捨て、新天地で自由になるという
描写が多かったからだろう。
楊令伝には、残念ながら、この解放感がない。最初から梁山泊にいるか、エピソードも
なくいつのまにか梁山泊に入っているかのどちらか。
54無名草子さん:2009/02/09(月) 15:14:04
二世の入山エピソードは、もっと詳細にやるべきだったな。それ以前にいた場所に
息苦しさを感じさせる設定にしておいて。
55無名草子さん:2009/02/09(月) 15:17:00
このスレの反応を見ていると、すでに梁山泊に対して息苦しさを感じているな。
何でもいちばんの楊令殿がトップにいて、他の同志は何もやらせてもらえない。
好評だったのは、楊令がやれない文祥の医療場面ぐらいだもの。
梁山泊が分裂すればいいという意見が出てくるのは、梁山泊が息苦しいからさ。
56無名草子さん:2009/02/09(月) 15:22:25
>>51
当時、李応と王、の夫婦関係は「冷えている」と、李応自身が語っている。
別居していたようだ(文庫8巻/352頁)。
王、・李媛・李英視点があるのなら、そこのところの整合ヨロシク。
57無名草子さん:2009/02/09(月) 15:24:39
16年間同居して、その後数年間の別居。
李媛と李英が楊令伝に登場したときの年齢を考えると、
結婚後かなり年月が経過してから生まれた子だね。
李応が梁山泊入りした頃は、まだ二人とも幼児だ。
両親の関係が冷えていることまでは理解できないんじゃない?
58無名草子さん:2009/02/09(月) 15:28:14
別居が数年間あるのなら、子供でも察するよ。
59無名草子さん:2009/02/09(月) 15:31:33
>>54
入山時期が若すぎるから、これといったエピソードを作りにくかったんだろう。
子供はとりあえず梁山泊に入れて保護するような感じだったな。
水滸伝でも、阮小七のように若くして入山した同志には、これといった入山エピはない。
母親想いの好青年という話があっただけだ。鯉の生血の。
60無名草子さん:2009/02/09(月) 15:33:12
それでも何もないよりはマシ。楊令伝では、花飛麟・穆凌のような比較的重要なキャラでも、
何もなくズルズルと入っていた感じ。
61無名草子さん:2009/02/09(月) 15:46:07
>>57
祝家荘戦は、1106年。
李媛・李英の初登場が、1119年あたりか?
当時の李英の年齢が16歳。1103年生まれだな。
夫婦の別居期間は3年以内でないと、李英の父親が李応であることを
証明できなくなる。
そうでなくても、夫婦の関係がかなり冷え切ってから生まれた子ということになる。
冷え切っていても、やることだけはやっていたんだな。
二人とも、かなりのスキモノだ。
62無名草子さん:2009/02/09(月) 15:51:21
>>52
荀響が、李応の名前を出して、李媛を説得することは難しいのではないか?
王、親子が三人揃って梁山泊に来たことを思えば、三人の仲は悪くない。
姉弟を母親が引き取ったことを考えると、姉弟は父親李応を嫌っている可能性
が高いよ。かりにも李家荘の保正という名門だろう?跡取である李英まで
母親が引き取るというのは、姉弟が父親を嫌っていたからじゃないか?
63無名草子さん:2009/02/09(月) 15:55:24
そういうややこしい話には一切立ち入らない。新キャラのプロフィールは簡単にしか
語らないのが楊令伝のルール。調べるだけ無駄だよw
64無名草子さん:2009/02/09(月) 15:58:24
>>61
別居後も、杜興とは会っていたらしい。
重装備部隊の副官になったときの杜興の張りきりようも異常だった。
もしや、李媛・李英は、杜興の子ではないか?
65鬼臉児杜興:2009/02/09(月) 16:02:05
   _     , -ー‐、, -ー 、
  (  ;)  /         ヽ
  ヽ ;;i  i  ,,〃  \、 i
   .| ;;l  ヽ〃 ノ  ヽ、ヾ ノ
   l ;l   リ   /~ ~ヽ  r}
   l ;l   ぃ 〃 匹 ヾ 丿     貴様らは、興信所か?
   l ;i  ィ ー 、__, - ′;;ヾ
   .l ::l ィ彳彡彡 ,央 ミミミミミミミ
    已 7 ィ彳彡/;;;;;;\ミミミミミミミ
    ヒ 1ィ彡彡/:::::   ::::\ミミミミミミ
    .l ::i 彡/ ::: 金 :::: ヾミミミミミ
     | :l ミ/ \ ;;;;;;;;; / \ 彡彡
    .l :i  { _ ノ \/ ヽ  ,,}
     l i  \ )    丿/
     .l i  / /    (  \
      Li ~^~      ~^~
66無名草子さん:2009/02/09(月) 16:05:58
>>65
この慌てぶりからすると、間違いないな。
李媛・李英は杜興の子だ。
67無名草子さん:2009/02/09(月) 16:13:53
>>53
金や南宋は史実に忠実だから、梁山泊の結末は、ほぼ察しがつくんだよな。
南宋を倒し、中国全土を梁山泊が統一することなどありえない。
しかし、その可能性だけでも残しておけば、まだ解放感がある。
楊令殿が、早々と閉じてしまったw
68無名草子さん:2009/02/09(月) 16:25:39
楊令殿と同一化できる読者はいいとしても、一般の水滸伝ファンで原典の好漢を
応援している読者にとっては、なんとも今の梁山泊は息苦しいね。
分裂してくれると、楊令と対立する側を応援できるから、いくらか楽しめるけど。
69無名草子さん:2009/02/09(月) 16:36:02
>>68
楊令殿に同一化出来る奴なんている訳ねえだろ。
俺は劉光世と完顔成が好きだから続きが気になってる状態。
というか梁山泊があまり関わらない部分の完成度は依然として極めて高い。
楊令伝は楊令以下梁山泊を無視して読むのがよい。
70無名草子さん:2009/02/09(月) 16:40:09
>>66
李応は、梁山泊入りするとき、王、が叛乱を起こした者の妻と呼ばれないように、
妻のために離縁している(文庫8巻/352頁)。
二人の子が、叛乱を起こした者の子と呼ばれないようにする配慮はない。
関係が冷え切った妻のことは心配するのに、愛する子については何も考えない
ということがあるだろうか?
姉弟は、李応の子ではないな。
71無名草子さん:2009/02/09(月) 16:43:07
>>69
俺も、今月の韓世忠と梅展などは、非常に好きだ。
二人が金軍と劉光世の闘いに絡んでいったあたりも、水滸伝のときと同じように興奮した。
それ以上に凄かったのが、蔡福視点。ここでの金の人々の会話などは、蔡京と袁明の
会話を思い出させるぐらい水準が高かった。
72無名草子さん:2009/02/09(月) 16:45:33
>>1
乙 

他のスレでPart2とかやっていたから、このスレなくなるのかと思ってしまったよ
73流せい便:2009/02/09(月) 17:52:47
「これが、あの李応と王、(旧姓陳)の娘だと考えるとね」
「ウグゥ、ムグゥ」
 杜興が、咳払いをした。
「どうしたんだい、杜興の爺さん?」
「その、爺さんというのはやめんか、顧大嫂?どうでもいいが、李応殿と王、殿の関係は
冷えておったのじゃ。おぬしも祝家荘で暮らしたことがあるのじゃから、そのくらい知って
おろう。二人は別居しておったのう」
「関係は冷えていても、やることはやっていたんじゃないのかい?こうして二人も生まれて
いるんだ」
「ウグゥ、ムグゥ」
 杜興が、また咳払いをした。  
74鬼臉児杜興:2009/02/09(月) 17:55:40
   _     , -ー‐、, -ー 、
  (  ;)  /         ヽ
  ヽ ;;i  i  ,,〃  \、 i
   .| ;;l  ヽ〃 ノ  ヽ、ヾ ノ
   l ;l   リ   /~ ~ヽ  r}     心当たりはないのう。
   l ;l   ぃ 〃 匹 ヾ 丿     血液型鑑定でも何でも、
   l ;i  ィ ー 、__, - ′;;ヾ    やってみればよかろうのう?
   .l ::l ィ彳彡彡 ,央 ミミミミミミミ
    已 7 ィ彳彡/;;;;;;\ミミミミミミミ
    ヒ 1ィ彡彡/:::::   ::::\ミミミミミミ
    .l ::i 彡/ ::: 金 :::: ヾミミミミミ
     | :l ミ/ \ ;;;;;;;;; / \ 彡彡
    .l :i  { _ ノ \/ ヽ  ,,}
     l i  \ )    丿/
     .l i  / /    (  \
      Li ~^~      ~^~
75無名草子さん:2009/02/09(月) 18:17:30
「よいか?」
 李応は、隣りで寝ている王、の躰に、手を伸ばした。
「よしてください」
 王、は、李応の手をはねのけた。二人の関係は、冷えているのだ(文庫8巻/352頁)。
 李応は、困惑していた。続編では、李媛と李英という二人の子が登場することになって
いる。こういう情況では、子ができない。李応は、焦っていた。
 李応は、王、の躰を押さえつけた。
「よしてください。夫婦間でも、強姦罪は成立するのです。ご存知ないのですか?」
 李応は、王、の口を塞ぎ、わき腹を拳で殴った。
 不思議な、解放感があった。梁山泊の掲げる志には、賛同している。しかし、王、を犯すのは、
志のためではない。自分の精を解き放つため」(文庫8巻/352頁)なのだ。
76無名草子さん:2009/02/09(月) 18:20:43
梁山泊入山後に、呉用が、李応と杜興を引き離したのも、意味深長だな。
呉用は、武松と李逵から、王、の二人の子の父が、杜興であることを知らされて
いたのではないか?それで、二人を同じ部署に配置しておくのはまずいと考えた。
77無名草子さん:2009/02/09(月) 18:30:55
王、は、王和の腹違いの妹という説もあるよ。
王和の李応に対する次の台詞は、どう考えても異常だ。

「私は、やっと李応殿を殺すことができます。会った時から、なぜか反吐が出るほど、李応殿が嫌い
でしたよ。殺す時は、必ず自分の手で、と思って耐えていたのです。毒殺しようという者が送りこまれ
てきましたが、李応殿は私の獲物だと思った。その者に手を出させないために、私が処分しました」

それまでの王和のクールさと比べると、これだけ李応殺害に固執する王和は異常だ。
黄文炳も史文恭も、クールに人を殺す。他の暗殺者が送り込まれているなら、まず
先にそちらにやらせる。王和は青蓮寺で、それなりの地位にあるのだからな。

これは王和が、妹である王、に冷たくした李応を恨んでのことだろう。肉親に冷たい仕打ちをする者
は、恨まれるだろうからな。
78無名草子さん:2009/02/09(月) 18:32:18
>>77
なるほど。単行本3巻では「陳夫人」と呼ばれていた李応の妻が、急遽、王、という名前に
変更されたのは、彼女が王和の妹だったからなんですね?
79無名草子さん:2009/02/09(月) 18:41:10
顧大嫂の同類を発見したぞ。

 宮崎県警都城署は8日、宮崎市別府町、福岡高裁宮崎支部判事一木泰造容疑者(52)を
準強制わいせつの疑いで現行犯逮捕した。高速バス内で女子短大生(19)の下半身を触った疑い。
80無名草子さん:2009/02/09(月) 18:45:02
>>52
こんなことを言ったのは楊令が最初だからな。
後付けで、実は李応殿から学んだ志というのは、実現可能な志だというのはおかしいよ。
81無名草子さん:2009/02/09(月) 18:46:23
李応でも考えられることを、楊令が述べたのなら、楊令が
「誰も考えないことを、考えつく」とはいえないと思うけど?
82無名草子さん:2009/02/09(月) 18:49:21
自然な流れを堂々と楊令に述べさせるべきなんだろうね。
奇妙なことを言わせて、後付けで正当化しようとすると、
ボロしかでない。楊令の演説は、完璧に破綻していると思うよ。
83無名草子さん:2009/02/09(月) 18:54:27
>>63
邵房に関しては、後付けながら、かなり立ち入ってもらえたよ。
あれのおかげで、楊令に対する印象は、かなり改善された。
84無名草子さん:2009/02/09(月) 18:57:41
良くなって、これなのかwwwwwwww
85無名草子さん:2009/02/09(月) 19:16:15
>>27
淮水の線ではなく、38度線で二分して、同一民族で殺しあえば?
86無名草子さん:2009/02/09(月) 19:30:07
>>71
呼延灼や張清が死んだから、梁山泊にはかのクラスの軍人は、ひとりも
いなくなるんですね。陰気な楊令殿だけが残った。
87無名草子さん:2009/02/09(月) 19:31:12
呼延灼も、死ぬ回になって突然覚醒しただけで、それ以前は劣化の極みだったがな。
88無名草子さん:2009/02/09(月) 19:34:09
あのパターンがずっと続くんじゃねぇ?日頃は楊令殿をすごく見せるために、他の同志は
阿呆に描く。死ぬ回まで阿呆なのは気の毒だから、急に賢くなる。
89無名草子さん:2009/02/09(月) 19:42:42
流行らない田舎の遊園地では、いつもは観覧車を止めているのだが、
客が乗りたいというときだけ、動かすんだよな。
それとそっくりじゃんw
90無名草子さん:2009/02/09(月) 19:44:26
楊令殿を観覧車に逆さに吊るして、10倍の速度で、グルグル回しにしてやりたいな。
91無名草子さん:2009/02/09(月) 19:53:27
野犬がオシッコする電柱に、頭を下にして楊令殿を縛り付けたい。
92無名草子さん:2009/02/09(月) 19:55:00
文句ばっかりだな
93無名草子さん:2009/02/09(月) 20:03:51
>>38
楊令伝で行われること、とくに楊令の言動を、他の歴史もの、たとえば三国志や
日本の戦国時代ものに置き換えて考えると、信じられないぐらいおかしいところが
いっぱいあるよね。たぶん北方さん自身でも、他の小説では、これはやらんだろうな、
という奇妙奇天烈な主人公の言動に驚かされる。
94無名草子さん:2009/02/09(月) 20:10:34
>>73
顧大嫂と王、というのは洞宮山で長く一緒だったが、李応との接点は少ないよな。
重装備部隊は九竜寨と同じで、梁山泊の外に根拠地があったはずだ。
95無名草子さん:2009/02/09(月) 20:12:58
李応は、柴進が来るまで、物資の監督のような仕事をしていたから、そこで接点が出来たのだろう。
焼饅頭に使う小麦粉やもち米の調達について話をしているはずだ。
96無名草子さん:2009/02/10(火) 06:18:03
三十五章、dat落ち
97無名草子さん:2009/02/10(火) 11:57:19
>>27
斉をしっかり書けているかどうかで、この作品の評価が決まるような気がするな。
金と南宋の闘いは、比較的よく知られている。だが斉は正史でも正式の王朝と
は認められていない。なんか曖昧な存在。ここにフィクションである梁山泊を
嵌め込むと、ピッタリくるような気もしますが。
98無名草子さん:2009/02/10(火) 12:02:02
原典で呉用は、加亮先生と呼ばれている。
諸葛亮より上ということだ。
諸葛亮の上には、劉備しかいない。
劉備は劉豫州。
よって、呉用は劉豫となる。
ここまで読み解いて初めて真の水滸伝読みといえる。
99無名草子さん:2009/02/10(火) 12:05:31
過去スレなどまとめサイト :ttp://www.geocities.jp/titianhangdao/
の2月号リードは「母夜叉」のままだね。
100無名草子さん:2009/02/10(火) 12:31:32
>>97
梁山泊が絡んでくると途端に面白くなくなるから、史実ベースでいって欲しいな。
梁山泊が絡んでこない限り、水滸伝レベルの面白さが維持されるし。
楊令伝において楊令と梁山泊が癌すぎる。
101無名草子さん:2009/02/10(火) 13:19:47
>>97
現在の梁山泊の領土は、斉と重なる部分が多いから、たぶんそうなるとは思うが、
楊令のアホが、斉の首都となる北京大名府を攻めないと言っているからなー。
梁山泊が斉でなければ、梁山泊が斉に滅ぼされるということが確定してしまって、
この先読む楽しみがなくなる。そうなるのなら、楊令伝には劉豫を出さないとかの
工夫が必要だよね。出たら終了宣言と同じ。
102無名草子さん:2009/02/10(火) 13:23:12
>>100
叩き専門スレになってしまったけど(2ちゃんだから当然なんだが)、ここで触れられない
箇所に関しては、ほぼ満足と考えて差し支えない。
楊令は、末期癌。
103無名草子さん:2009/02/10(火) 13:30:47
吹毛剣は楊令殿を経てチンギス・ハーンに受け継がれます。
というかチンギス・ハーンは楊令殿の子孫です。
104無名草子さん:2009/02/10(火) 13:31:30
それは違うだろ。鍾玄やケ広のように、まったく関心がないから、触れられないキャラもいる。
105無名草子さん:2009/02/10(火) 13:33:24
>>103
さすがにそこまでやるには、先生の命がもたんだろう?
106無名草子さん:2009/02/10(火) 13:49:01
>>104
楊令は頭領で主人公だから叩かれることが多いが、その他の二世については関心がない
というのが正直なところだな。李媛が楊令の意見にまっこう対立する考えを持っていたから、
このスレでは人気が高いが、実は同じ回で暴力に屈して転向している。そのまま「楊令すごい」
になってしまえば、可愛さ余って憎さ100倍になるのは必定。
107無名草子さん:2009/02/10(火) 13:52:58
>>105
その間をすっとばせば、次作でやるということは考えられる。
だが興味は、岳飛の最期の方でねぇ?
108無名草子さん:2009/02/10(火) 13:55:03
>>106
李媛にしても韓成にしても、申し訳程度に楊令に対する反論・不満があるよ、といったのみ。
楊令伝は、後に繋がるエピソードが少ない。
109無名草子さん:2009/02/10(火) 14:05:42
水滸伝の宋清の恋が好きだな。これと小物の唐牛児の性格がブレンドされて、
閻婆惜殺しが起きる。この事件は二つに分かれて、原典の宋江の旅と、
オリジナルの馬桂の裏切りに発展する。
聞煥章が登場して新たな展開が始まるまでは、多くの話が宋清の恋を起点
としているんだ。楊志の死→楊令の剣の稽古と続き、結局、楊令伝という続編
にまで繋がった。
宋清の恋そのものはありふれたものなんだが、この因果の連鎖は壮大だよ。
110無名草子さん:2009/02/10(火) 14:08:58
恋、裏切り、切れ者の新登場、といった燃料がないと、物語は面白くならんわな。
「五千騎が、二つに分かれた」なら、俺でも書けるから。
111無名草子さん:2009/02/10(火) 14:12:18
侯真と徐絢は、いちおう恋をしているんだよな。戴宗が徐絢を蔑視していることに対して、
侯真がそれを快く思っていない話は、どこかへ発展しないかな?
112無名草子さん:2009/02/10(火) 14:18:24
発展してほしいね。108人が梁山泊に集っている必然性はない。その縛りは前作で終っている。
北宋が滅んで、国土は切り取り次第という状態になっている。それを放置して、岳飛と張俊が
勢力拡大しているのを指をくわえて傍観している人間というのは、ある意味異常。
それでも男か?野心はないのか?あの糞のような頭領の下で、よく働けるな?
楊令と異なる考えを持った連中が梁山泊を飛び出し、楊令とは違う構想で新国家を造れる情況
はあるんだよな。
113無名草子さん:2009/02/10(火) 14:19:39
それをさせないために、楊令以外は、前作とは違い、前員アホウになりました、という設定にしたんだろww
114無名草子さん:2009/02/10(火) 14:25:23
>>113
項羽と劉邦の楚漢軍談と比べると、寂しい限りだな。
人間の灰汁や臭みをまったく感じさせない物語になっている。
燕青は水を酒という楊令に向かって、「それが幻王の味ではないのか」
と皮肉った。楊令は偉そうに「幻王も水とも酒とも違う」と答えたんだっけ。

楊令。おまえの味は水だよ。燕青の言うとおりだ。
115無名草子さん:2009/02/10(火) 14:51:52
>>114
権力のむなしさなら、楚漢軍談の呂氏による功臣粛清を読むだけで十分だね。
小説じゃないけど、「こいつぁー、人間じゃーねぇー」と思った。
116無名草子さん:2009/02/10(火) 14:57:50
彭越も呂氏によって粛清されたが、生前は痛快な活躍をしたよな。
張俊は、俺の頭の中では彭越のイメージだったのだが、普通の軍人として登場。いまいち。
117無名草子さん:2009/02/10(火) 14:59:42
>>113
梁山泊の連中を見ていると、小学生が放課後の校庭で、仲良く遊んでいる姿を連想しちまう。
118無名草子さん:2009/02/10(火) 15:18:32
>>114
あのとき楊令は、宋江の闘いを「野望を、志だと思いこむ」ことと評価し、
幻王の殺戮と同じだと言ったんだよな。
純真かつ頭の鈍い坊やだなと感じたんだけど、どうして燕青らは彼を頭領にしようと
思ったんだろうね?
119無名草子さん:2009/02/10(火) 15:27:30
>>109
原典の話と原典にない話の組み合わせが巧みで、ストーリーの面白さで読ませて
いたから、ストーリーが薄くなると、きついな。比例してキャラも薄味になっているし。
120無名草子さん:2009/02/10(火) 15:30:30
まあ水滸伝は酒で、楊令伝は水、という自虐ネタにならないように、頑張ってもらいた。
まだまだ回復できるだけの巻数は残っていると思う。つまらないと思っていた部分が、
フォローのやり方如何によっては、ヒットになることもある。
121無名草子さん:2009/02/10(火) 15:37:34
水を梁山泊の味だと喩えた楊令の気負いが、後々まで尾を引いて反感を買っているような気もするなw
122幻王楊令:2009/02/10(火) 15:39:08
     /....:::::::   ''''::. l |
     /  ...................::::::: ノノ
    ノ ....:::::::::::::::::;;.=={彡'   ∧
    ノ .:::   ...::::ゝ_,..-'‐‐-- /∧ヽ
 _,.-'"_,   ....:::;-''"  _______// ,,,ヽヽ____
 `ー-/  .:::::::/    \ヽ ̄,, ; ;;  ̄/〈
   /.:: .::::::/      _,,.ゝゝ;;,, ,, ,,;; '< ヽ__
  / ..:: ..::/   ,.',ニ=''",,,,,.. "'ヾ,,,,,,;;' ;;:..`ー-‐}
 ノ..: ,.: .::::/   //;''";:______,.-‐-、 ''' ,.-、__,,,;;;;/
〃....::: ...::::|   // ;;: / -===、,,_ `'" _,.==j; |
_,.;' ...:::丿l   // ;;: /l  ,.rt=;y,`''" /,.t=y‐ }l| |
.....:::::/  l  //,,;' /l|    ̄~    i:: ̄~ ll| l'
...../     l ヾ、,,,.ヽl!         ;::.   l| l
/      ヽ ヾ、;;: ヽ        ''"   l l'
        ヽ ヾ、 ;,ヽ     _,,.-‐一,.  |l_l'      違うな、燕青殿。 
         ゝ ヾ、_,.ゝ     '''"'' ::::/〈       幻王は、酒にも水にもたとえられん。
         //ヾニ〃ヽ_       .::/ヾ丶
        //  l〃   `ー-- _____,,::シヾ:::ヾヽ
       //  〃 \        ノ/ \ ヾヽ
      //  〃    \     //   \ ヾヽ
     ///〃       \  / /    〃\`ー=ニ二
123無名草子さん:2009/02/10(火) 15:50:22
いずれにしてもだ、楊令は、自分の夢や志は新しい国とは結びつかない、と言ったんだ。
しかし、新しい国を作るために古い権力を倒すこと、その闘いとは結びつくと断言した。
梁山泊の志が必要になるのは、新しい国ができた後のことであって、自分はそこには
興味がない。古い国が倒れたことで、自分の夢は終っていると言ったんだよな。
後でとってつけたように、新しい国の形が整うまでは自分が頭領をやるだの、絹の道の
夢があったから童貫との闘いに臨めたなどと、ガッカリさせるようなことを言うなよ。
童貫戦が終って、やっと楊令がいなくなると喜んでいたのに。。。
124無名草子さん:2009/02/10(火) 15:54:28
それだから、楊令以外の梁山泊の同志が、梁山泊の志を忘れていたことにしたんじゃないか?
苦労を読み取ってやれよ。楊令以外の全員が、先代引田天功の催眠術にかかったように、
志を忘れる、という操作までなさったんだぞ。
125九紋竜史進:2009/02/10(火) 15:57:51

       人
      (__)
      (__)
     ( ・∀・)  志?なにそれ?
     ⊂|、,  つ  むかしは志が俺の誇りだったの?全然覚えてない。
      ((,  つ
      | |  ノ
      (.(_)
126無名草子さん:2009/02/10(火) 16:04:49
>>125
そういうのって誰にでもあるよ。時が経てば。
俺も昔セーラ命だったけど、いまは顔も思い出せない。
127無名草子さん:2009/02/10(火) 16:05:55
それとこれとは違うだろ。作品のメイン・テーマだからww
128呉用 志の軌跡:2009/02/10(火) 16:15:09
女真の地では、楊令に対して、志について幻王はどのように考えているのかと質問している。
<志を忘れていない>
         ↓
方臘を童貫に勝たせるため、真剣に軍師の役割を果たす。
<権力の亡者になり、志を忘れている>
         ↓
梁山泊に帰り、楊令殿と話をして志を思い出す。
129無名草子さん:2009/02/10(火) 16:24:08
呉用については、いちおうの説明はできていると思うんだ。
方臘の乱はひょっとして童貫軍を倒すのではないか、というところまで行ったからな。
ただ、史進や他の同志については、志を忘れる根拠が希薄。
楊令伝になってからも、張清は志について考えているし、
第4巻で、童貫は、梁山泊は志によって強い繋がりを持っているという認識を示している。
130無名草子さん:2009/02/10(火) 16:26:43
宋江の10万説は、方臘の敗戦によって、誤りであることを証明されたのでしょうか?
たしか方臘軍には中核になる正規軍が10万いたと思いますし、民の蜂起もありました。
それでも負けました。
131無名草子さん:2009/02/10(火) 16:27:56
いいところに気づいたね。実は方臘の乱というのは、宋江の10万説を潰すための
壮大な「楊令殿すごい」だったんですよ。
132無名草子さん:2009/02/10(火) 16:31:35
>>129
そこは、麻生節だと考えてくださって結構ですよ。
時と場合によって、郵政民営化を担当してたり、してなかったりしますんで。
133無名草子さん:2009/02/10(火) 16:37:28
                         、z=ニ三三ニヽ、
                        ,,{{彡ニ三ニ三ニミヽ
         / ̄ ̄\      }仆ソ'`´''ーー'''""`ヾミi
       /       \     lミ{   ニ == 二   lミ|
        |::::::         |      {ミ| , =、、 ,.=-、 ljハ
       |:::::::::::     |    {t! ィ・=  r・=,  !3l  
        .|::::::::::::::     |     `!、 , イ_ _ヘ    l‐'
         |::::::::::::::    }        Y {.┬=、__` j ハ ̄"''─-、  昔の梁山泊では、みんな志を語ったな。
         ヽ::::::::::::::   }     ,. -‐ へ、`ニ´ .イ / / ,, -‐‐ヽ  志のために、いろんなやつが死んだ。
        ヽ::::::::::  ノ    /、   |l`ー‐´ / / -‐   {
        /:::::::::: く     /  l   l |/__|// /  ̄   /
_____ |:::::::::::::::: \ /    l    l l/ |/  /       /
          |:::::::::::::::::::::::\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
134無名草子さん:2009/02/10(火) 16:43:39
>>103
吹毛剣はちゃんと楊令殿の漢民族の子孫に受け継がれます
子孫は後に吹毛剣から一字をとって姓として、その末裔が統一国家を作り上げます
その国家が、思い上がった東夷を征伐して下さることで
北方先生の学生時代の志は実現されます
135無名草子さん:2009/02/10(火) 16:47:57
>>133
そこのところの史進の台詞で、「おう、宣賛。おまえだって、帝がいて、廷臣がいてって国しか、
考えていなかったろう」というのが、どうしても調子狂うな。
たしかに12世紀の同時代人にしてみれば、驚天動地の考え方かもしれないが、読んでいる
者にしてみると、アメリカの独立やフランス革命でさえ200年以上も昔の話だ。
史進の興奮が伝わりにくいんだ。
136無名草子さん:2009/02/10(火) 16:54:06
ベターと12世紀の中国の雰囲気で全編貫かれていると、史進の興奮は伝わりやすい。
しかし、水滸伝のときから20世紀を連想させるものが多かった。キューバ革命をテーマ
に小説を書いてみたいなんて言っちゃうし、青蓮寺はきわめて現代的な組織だし。
そうすると、20世紀から18世紀に逆戻りした観すらあって、余計に史進の興奮が
時代錯誤に思えてしまうんだろうな。
137無名草子さん:2009/02/10(火) 17:14:08
>>135
水滸伝の宣賛の視点で出てきた宣賛の政策は、現代日本の構造改革派の考え方に
近かったな。それを少しはみ出してさえいた。賄賂をなくすために、役人の給料を増やし、
賄賂は厳しく取り締まれと言っていたのは宣賛じゃなかったか?
いずれにしても、かなり具体的な政策提言であって、王制か共和制かといった、高校
世界史で学ぶような大雑把な話ではなかった。
138無名草子さん:2009/02/10(火) 17:17:29
中高生は、そういう話を喜ぶのかもよ。俺も、頭に入ったばかりの知識が小説で
具体化されていると喜んだ経験がある。
139無名草子さん:2009/02/10(火) 17:19:25
どっちにしたって、顧大嫂の暴力による言論封殺で、しらけているだろうがなw
140無名草子さん:2009/02/10(火) 17:23:28
石秀による塩族の少年殺しも、客観的にはひどい話なんだが、石秀の心の動揺の描写が
上手くて、名場面になっていた。楊令伝になってから、こういうところがどうも上手くいかんね。
邵房殺しのところだって、もっと上手くやっていれば、後から長いフォローを入れる必要も
なかった。
141無名草子さん:2009/02/10(火) 17:46:45
>>139
童貫戦による死傷者が多い、領土拡大による文治省の事務量増大は、即時に
開封府や北京大名府を攻めることができない理由になるだけだよな。
李媛も別に即時に軍の行動を開始しようとは言っていなかったような気がするん
だけど、違う?梁山泊の基本方針として、現在の領土は増えも減りもしないという
ところに、読者と同じく激しい疑問を感じているんだよね。
時間が経てば、負傷者は治癒するし、事務も職員の増員によってはかどると思うけど、違う?
142無名草子さん:2009/02/10(火) 17:47:36
>>140
粗野でがさつなキャラが増えたからだ。石秀のように微妙な心の動きを演じられるキャラが減った。
武松の変身など最たるもの。がさつでぶっきらぼうなだけの次郎長一家の子分のようなキャラに
成り果てた。
143無名草子さん:2009/02/10(火) 17:51:47
>>141
読者の場合は、李媛が感じた疑問の他に、梁山泊の領土に今後一切変更はない
とすることによって、小説のエンタメ性が著しく損なわれるのではないか、というところも懸念している。
面白い小説にするために小説の中に国を作るわけであって、何も本気で国を作ってもらいたいと
願っているわけではない。
144無名草子さん:2009/02/10(火) 18:05:55
蔡福と粘罕が刑務所はどうしようかと相談していたところなどは、ワクワクしたんだけど、
梁山泊で楊令殿がああしようこうしようと言うと、面白くなくなるんだよな。反対者には、
暴力というオチがあったし。
145無名草子さん:2009/02/10(火) 18:09:43
蔡福と粘罕のときは、十五少年漂流記のようなワクワク感がありましたよねヽ(´ー`)ノ
146無名草子さん:2009/02/10(火) 18:13:54
>>144
楊令に悪霊が取りついているんじゃないかな?
楊令が出てくると作者は調子が狂うし、読者は文句いいたくなるし。
俺は「楊令」の文字を見ると、平家蟹の甲羅の平家の落人の苦しんでいる表情を
連想してしまうんだよな。お祓いでもすべきじゃないか?
147無名草子さん:2009/02/10(火) 18:18:58
>>146
一時期、青鶻鬼を名乗っていたからな。海東青鶻には、女真族の怨念がこもっている。
そのせいだろう?
148無名草子さん:2009/02/10(火) 18:22:05
海東青鶻が野鴨を捕まえたところを意匠したレリーフとかを見たことがあるな。
野鴨を生贄にしてお祓いをすればいいんでねぇ?
149無名草子さん:2009/02/10(火) 19:09:47
>>146->>148
すでに10巻ぐらい、それが続いているんだから、真剣に考えてもいいよな。
怪談を撮影するときには、妖怪の霊を慰めるために、お参りするという話を
聴いたことがある。
楊令登場場面と、楊令の話をする他の人物の場面だけが、際立っておかしい。
海東青鶻に込められた女真族の怨念を消し去るべきだ。
150無名草子さん:2009/02/10(火) 19:24:12

  __   アーヒャハヒャ
/./\\
 /   | |
| | (,,゚∀゚).Φ 海東青鶻の怨念を祓って進ぜよう。
| | ( y |っ|
| | /ノノゝ|..| |ii
  ̄ ̄|~~凸( ̄)凸
151無名草子さん:2009/02/11(水) 13:33:16
楊令は高い能力は付与されるし、童貫を倒すといった見せ場も与えられるんだけど、
それだけなんだよね。頭領らしく大演説をしても、感動はないし、酒場などで同志と
会話していても、頭領らしく見えない。
152無名草子さん:2009/02/11(水) 13:37:11
ここであんまり批判されているから、怖いもの見たさで今月号を買って読んでみた。
楊令って純粋育ち過ぎるせいか、志とは一番無縁な気がするし、
両親が殺されたとはいえ、それが即座に国と戦うという行為と結びつくものなのかな。
自分が過剰な税を取られるような経験をしたこともないし。

以下、疑問点。
P.348
「おまえも、いずれ兵糧がなくなる。考え得る作戦はそれほどなくて、どうしても騎馬隊は必要になるのだ」
なんで即座に騎馬隊になんのさ。
P.351
「戸籍のないものは、梁山泊には住めない。そういうことになっているのさ。それをしっかいやり通すためには、どうしても戸籍というものが必要になるのさ」
戸籍が重要なのはわかるけど、その戸籍作成作業をやり通すために戸籍が必要?意味不明。

ここまで読んで、あまりのつまらなさに逃避しました。
スレ汚しすいません。
153無名草子さん:2009/02/11(水) 13:50:45
林冲には牢城を脱獄し梁山泊を乗っ取るというドラマの中から滲み出てくる存在感がある。
宋江には長い旅の中で様々なドラマがあった。その後あまり活躍はないが、旅の貯金は大きい。
目立つ人には目立つなりのドラマがある。
楊令にも二度も両親を目の前で殺されるというドラマはあったが、はるか昔のことだし、
少年時代の話なので、現在の楊令とは別人みたいなんだよな。
楊令伝冒頭の殺戮・略奪は、没ドラマな味気ない話。その後の旧同志との会話も、きわめて
味気ない。王母の死などを挟んではみるが、鮑旭がいなくなった後の子午山には、それほど
魅力がないから、楊令の魅力アップに役立っていない。それに高齢の老婆の大往生は自然
の摂理のようなものであり、ドラマ性がない。
結局、能力と栄光を付与する以外、楊令に対しては何もしてやってないんだわ。
軍人の位の高い人が胸にたくさん勲章を付けていても、「それがどうしたの?」と思うだけ。
戦場で実際に闘っている将兵には共感できても、勲章いっぱいのジジイには共感できない。
楊令は、そんな状態なんじゃないかな?
154無名草子さん:2009/02/11(水) 14:16:48
>>152
>P.348
>「おまえも、いずれ兵糧がなくなる。考え得る作戦はそれほどなくて、どうしても騎馬隊は必要になるのだ」

ここはまず日本語として意味が通じにくいね。前段は、韓世忠の兵糧もいずれはなくなるから、
俺(梅展)の計画に乗れと勧めている部分。後段は、水軍を率いている梅展だけでは、金の兵糧
を奪うのは困難だから、作戦上、韓世忠の率いる騎馬隊を梅展が必要とするという意味だろうか?
155無名草子さん:2009/02/11(水) 14:17:12
水滸伝・楊家将を読んで、これから、血涙を読みます。その後、
楊令伝を読みます。
楊家将も血涙も、楊令伝を読むための予備知識、ということで、
いまから楊令の活躍を楽しみにしています。
ですが、本スレッドを垣間見ると、不安になります。
みなさんは、不満も含めて楊令伝の世界に入り込んでいるので
しょうか。それとも、完結時あっけなさだけが残ることをマジで
恐れているのでしょうか。
それから、これから読み始めようかという者にお薦めしますか?
156無名草子さん:2009/02/11(水) 14:20:24
宋側の軍人は、梁山泊に比べると、ずっとましなんだけど、ピリッとしないところもある。
梅展も韓世忠も、「宋という国がどうなるのか、見ていたい」というスタンスだ。
童貫率いる禁軍の将軍の中にも、自分が次の天下を奪うという意思をもった人物が
いなかった。どうして自分が天下を取ろうと思わないのだろうか?
時代は変革期であるにもかかわらず、変革期にふさわしい人物が登場しない。
ボサーッとテレビをながめているような人物ばかり。
たまに野心ある人物がいるかと思えば、表にでれない裏の人物である聞煥章や李富。
157無名草子さん:2009/02/11(水) 14:23:59
>>155
>楊令伝の世界に入り込んでいる

正直なところ、水滸伝ほどには、作品世界に入り込めていないよ。
ここに書くときはウソは書けないから、該当する部分だけは、しっかり読んでいるだけ。
読みつづけるのは、今月こそ面白くなっているのではないかという未練。
こんな未練がましい男に贈る言葉は、、、、
          ↓
158無名草子さん:2009/02/11(水) 14:24:34
      ,.. -::::‐:-..、_
    ,.r::::;r''"-‐  "'-、::-、
   /:::;r'        ヾ::ヽ、
  ,i:::i'              !::::l
  ,l::;!     = ー   、 l::::l
  .l i! ,r-__ヽ t- ;_-_- 、  !::」
  !;l l. '┴'ソーi' rエユ:.ヽ/i!"::!
__,..ィ:';.ヽ _ -'  ヽ`-  ,!.,;i!,r'
::::::'i;:.';'" .r'(_  _,)、` ´.;':::;!   
::::::::!;::':";;:;;''"-'_-';;;;;;;;:;,::'::';!      ソープへ行け
::::::::ィ;::'r'" ̄`ヽ、/ `!;.::.'.;'::ヽ、_
::::::::::'lヾ;:`7    ` l;:;r'"::::::::::::::`
::::::::::l  r' `    ヾ':::::::::::::::::::::
:::::::::l! ィ' 、         ヽ:::::::::::::::::::
::::::::l: ´ ∧         ヽ::::::::::::::::
::::::::l   !:/:`ヽ      ノ:ヽ::::::::::
159無名草子さん:2009/02/11(水) 14:27:32
>>152
>P.351
>「戸籍のないものは、梁山泊には住めない。そういうことになっているのさ。それをしっかいやり通すためには、どうしても戸籍というものが必要になるのさ」

ここは発言者が顧大嫂だからw
すぐに「殺すぞ」とキレてしまうオバちゃんなんで、気にならないww
160無名草子さん:2009/02/11(水) 14:32:07
>>155
>完結時あっけなさだけが残ることをマジで恐れているのでしょうか。

そうかもしれんな。
まだ原典のキャラが生き残っているから、かすかに彼らの活躍を期待しているしな。
長期間連載された水滸伝を面白いと思って読みつづけたわけだから、結末が気になる
というのはあるよ。
161無名草子さん:2009/02/11(水) 14:35:03
>>155
>それから、これから読み始めようかという者にお薦めしますか?

99%以上は、水滸伝を先に読んでいる人だから、他人がどう言おうと、
水滸伝が面白かったと思う人は、読むよ。
読み続けるかどうかは、その人まかせ。
162無名草子さん:2009/02/11(水) 14:39:43
>>156
まだ戦のなかった頃に、叛乱による政府の転覆や、国家内部からの大胆な改革に
燃えていた男たちが大勢いたのに、いざ変革期になると、「見ていたい」という傍観者
が激増するというのも、いままで読んできた変革期のドラマと正反対。
韓世忠と梅展は、三田誠広の「僕ってなに?」の主人公みたいに、流されているだけ
の人間みたいじゃんw?
163無名草子さん:2009/02/11(水) 14:40:49
禁軍No.2の趙安が、天才童貫の戦を見てみたいだからな
164無名草子さん:2009/02/11(水) 14:46:01
怨恨は持っちゃダメ、
ギラギラした脂っこい野心も持っちゃダメ、
神である楊令殿に逆らっちゃダメ。

タブーの多い小説ですね?
165155:2009/02/11(水) 14:53:43
ありがとうございます。
166無名草子さん:2009/02/11(水) 15:01:26
他にもあるよ。
楊令殿より高い能力を持ってはダメ、
生女真の兵は熟女真の女と結婚しなきゃダメ、
楊令殿が志を説かれるときは、他の同志は志を忘れてなきゃダメ、
難しい作戦は立てちゃダメ、
政策立案は、高校世界史レベルを超えちゃダメ、
李立に妻がいると思っちゃダメ、
別居寸前の冷え切った夫婦であっても、子供は作らなきゃダメ
・・・・・・・
いくらでもあるよ。
167無名草子さん:2009/02/11(水) 15:13:07
>「いまは、情況をよく見ることだ、と呉用殿は言っていた。俺たちに見えるわけはねえよな。
>呉用殿や宣賛が見ていればいいことさ」

郭盛の発言だ。官軍でいえば、郭盛は将軍クラスの兵数を抱えている。
かつて官軍の将軍に、ここまでの馬鹿はいなかった。
こういう会話をさせたいのなら、名前つきの兵卒を出せば?
いくら中世とはいえ、ここまでの馬鹿は、軍には不要だぞ。
兵卒だって情況ぐらいは読む。情報が少ないから正確を期せないだけでな。
まして、郭盛は将軍格だぞ。
少しは考えてもらいたい。
168無名草子さん:2009/02/11(水) 15:20:53
>「一万の指揮なんて、誰も自信はねえな。やってみるしかねえってことでしょう」

この手の会話は、何十回も聞いたような気がする。
将校の昇進があるときは、常に出てくる会話だ。
水滸伝では、こういった場合、数行の会話で終らせるのではなく、ドラマを作った。
周通や焦挺のところで、面白いドラマになっていた。
たびたび登場するこの手の会話を一箇所にまとめれば、
周通や焦挺のようなドラマを作れる。
一度具体的なドラマを読んでしまえば、同じような情況では、そのドラマと同じような
気持ちでいるんだろうな、と読者が想像するから、将校の昇進のたびに、同じ会話
を繰り返す必要もない。
ここは「騎馬隊が二つに分かれた」に次ぐ、ワンパターン場面になっている。
169無名草子さん:2009/02/11(水) 15:22:53
>>168
いつも自信がないではなく、実力以上に自分を評価して、大口叩いて恥をかく
将校がいてもいいな。王進に咎められた史進のように。
170無名草子さん:2009/02/11(水) 15:23:27
このスレにおける楊令のように。
171無名草子さん:2009/02/11(水) 15:25:42
>>168
>ここは「騎馬隊が二つに分かれた」に次ぐ、ワンパターン場面になっている。

すべての新オリキャラについて、ワンパターンを繰り返しているから、個性が出てくるわけがない。
172無名草子さん:2009/02/11(水) 15:29:11
>>167
コンビの片割れ呂方は、今月の郭盛とは正反対に、予知能力があった。
その郭盛の台詞の後で、呂方の話を出すのなら、郭盛のボケも生きてくる。
そこまでの配慮は、現在の北方謙三にはできないのだろうか?
郭盛は、単なる天然ボケに成り果てている。
173無名草子さん:2009/02/11(水) 15:33:08
梁山泊のあまり頭のよくない将校の会話というのは、ずっとこの調子だよね。
ユーモアもウィットもツッコミも何もない。天然ボケだけがダラダラと続く。
キャラの肉付けになるどころか、キャラのワンパターン化に貢献しているのみ。
174無名草子さん:2009/02/11(水) 15:36:35
梁山泊の将校は、あまり頭が良くないという設定そのものがおかしいんだ。
特定の数人を除けば、ここまで頭の良くない将校は、水滸伝のときはいなかった。
周通だって焦挺だって、気は小さいが、馬鹿ではなかった。
いまの将校は、水滸伝で時折登場した名無しの兵卒よりも、頭が悪い。
175無名草子さん:2009/02/11(水) 15:55:26
>>174
会話シーンが多すぎるのが原因じゃねぇ?
内心を語らせれば、郭盛・山士奇も、それほど阿呆じゃないだろう?
176無名草子さん:2009/02/11(水) 16:10:52
日常会話では、誰でも難しい話はしないし、相手の言うことに反応して喋るから、
常に機転の利いた会話ができるものでもない。
自分ひとりで頭の中で考えているときは、少し違ってくるよな。
楊令伝では、そういう内心を吐露する場面が、極端に減った。
177無名草子さん:2009/02/11(水) 16:24:31
志を忘れていたことにも気づかないぐらいだ。
何も考えていないんだろう。
食う寝る戦、こんだけなのかな。
178無名草子さん:2009/02/11(水) 16:24:36
>>168
それと数人の会話の中で、将校の色づけをされていると思うのだが、
「○○については、A君よりもB君が得意だ」という会話が、ものすごく多い。
今月のその部分だと、山士奇が「指揮官の心得」を話させると、自分よりも
李英が上手いと言っているところ。
こういうのが本当に必要なのだろうか?
実際に、李英が「指揮官の心得」を上手く喋る場面、あるいは山士奇がそれを
下手に喋る場面があれば済むこと。
こういう細かい色分けをして、それが後の話に繋がるということは少ないし、
説明しなくても、だいたいそうであろうということは察することができるし、
だいたい山士奇と李英の上官である郭盛があのレベルなのに、李英と山士奇を
比較することがそもそも虚しい。
179無名草子さん:2009/02/11(水) 16:26:49
>>177
食う寝るの方が、いくらかでも話題がバラけるからマシだな。
戦はおそろしいばかりにワンパターン。
180無名草子さん:2009/02/11(水) 16:38:44
>>178
そういう雑なやり方でキャラに個性を付与できるわけがないんだよな。
アンケート結果を見ているのと同じで、すぐに忘れる。
181無名草子さん:2009/02/11(水) 16:44:46
他の陣営に比べて将校が多すぎるのだから、少し減らせばいい。
182無名草子さん:2009/02/11(水) 16:48:43
伝染病でも流行させて半分にすれば?そういう死に様がふさわしいキャラばかりだよ。
183無名草子さん:2009/02/11(水) 17:04:21
>>180
原典のおかげで名前と大まかな個性を知られている人物と、今回始めて登場する
オリキャラとの違いだな。
水滸伝でも、李立などは、入山後いったい何をしているのかよく分からなかった。
盛栄の腕を斬る場面までは、ほんと活躍しないよ。しかし、兵站担当として名前は
出てきた。でも、そこで李立の個性はこうですと説明なんかしていない。しなくても
みんな知っているし、存在感があったからだ。もちろん北方本でも、入山前の働き
でいくらか人物の紹介はできていたからね。
これに対してオリキャラ将校は、名前を出しただけでは無色透明。何かやらせないと
人間にすら見えない。ところが数が多すぎて一人一人にエピソードをやる余裕がない。
まとめて数人の会話の中でやろうとするから、工業製品のような人物像にしかならない。
184無名草子さん:2009/02/11(水) 17:06:54
単調な戦場面や退屈な会話場面を圧縮すれば、できないことはないと思うがな。
水滸伝のときは、そうやってキャラに個性を付与していた。
終盤の禁軍との闘いを除くと、戦の描写は、驚くほど少ないよ。
185無名草子さん:2009/02/11(水) 18:25:47
>>183
水滸伝にも長い会話シーンがないわけではないが、面白いんだよな。話す人物の
個性が出ているようなものが多い。会話によってキャラを作るだの、状況を説明する
ような会話は少ないし、あってもダラダラ長く続かない。
186無名草子さん:2009/02/11(水) 18:28:09
ここの文句はダラダラ長く続くなw
187無名草子さん:2009/02/11(水) 18:40:07
>>185
キャラに対する不満も、描写上の不満も、時間が足りないせいじゃないですかね?
雑なところが素人にでも一見して分かるようになっている。
明晰な文章は、一読めでもスラスラ頭に入るんだよな。楊令伝は、水滸伝のときのように
サッと頭に入ってこないもの。
188無名草子さん:2009/02/11(水) 18:49:52
小説なんで、評論のような明晰さは求められていないんだけど、
三国志や水滸伝や楊家将のように、文章を読んでパッと情景が浮かんでくることはなくなったな。
というか情景は浮かぶには浮かぶのだが、キャラがギャグ漫画のように二頭身で、
こちらがはるか高所から見下ろしているみたいに小さく見えるんだ。
現実の人間の姿を結像することができないんだ。馬も建物も全部そのような感じ。
189無名草子さん:2009/02/11(水) 18:53:55
たとえば、ケ飛が崩れ落ちる城壁の下敷きになって死んだ場面。
そこでは、ケ飛は実際の人間の大きさに見えたし、城壁も巨大なものに見えた。
等身大の手触りを感じさせるものがないな。
190無名草子さん:2009/02/11(水) 18:57:39
主要登場人物が若返っただけで、急に男くささを感じさせなくなったな。
二世にはまったく男くささがない。
191無名草子さん:2009/02/11(水) 19:00:49
前から登場していた連中は、まるで老人だ。呼延灼も呉用も王進も。
年齢的にはもっとも男くささを感じさせるべき世代は、史進や武松のように阿呆に変身させられる。
もうこれぐらい壊せば、気が済んだんじゃない?
192無名草子さん:2009/02/11(水) 19:14:55
>>183
自分の好物を次々に食べられた水滸伝と、なんだかわけのわかんない食べ物
が次々に出てくる楊令伝の違いだな。
両者を釣り合せようとするなら、水滸伝でやったような個人のエピソードを楊令伝
のオリキャラにやらせるぐらいの入念さが必要だった。
逆だもの。元々魅力のある原典キャラにはさらに磨きをかけ、磨かなきゃどうしよう
もないオリキャラが雑な描写だと、3乗したぐらいの差が生じる。
193無名草子さん:2009/02/11(水) 19:30:02
>>167 >>173 >>188
みんな言っていることは同じなんだよ。
簡単な打ち合わせだけした半分はアドリブのコントを見ているような気分になるんだよね。
194無名草子さん:2009/02/11(水) 19:49:32
これ、よそで拾ったコメントなんだけど、なぜか笑った。

「楊令伝 8巻」などのキーワードで検索していらっしゃる方が結構多いようなので、
一応エントリを書いてみようとは思ったのですが、全然書くことがないです。
7巻まで持ってて8巻のことは忘れてた、って方は是非買って下さい。
というか検索してきた人は買うかどうかの参考にしたい訳じゃないですよね。
すいません。特に感想はないです。7巻で始まった対童貫戦は9巻で終わります。
8巻ってのはそういう1冊です。
195無名草子さん:2009/02/11(水) 20:14:35
梁山泊が関わってるエピだけ何でつまらないのか不思議で仕方ない。
金や宋の人達の話は面白いのに。
196無名草子さん:2009/02/12(木) 07:13:40
楊令がいなけりゃ何も問題なかったんだよ。
素直に北方岳飛伝にしとけばよかったんだよ。
197無名草子さん:2009/02/12(木) 08:53:31
北方関連スレッドのなかでも、特別文句タレが多い、典型的2ちゃんスレッドだな。
198無名草子さん:2009/02/12(木) 10:40:42
前作といういい見本があるにもかかわらず
力を出し切って前に倒れていないと感じる内容だからじゃないかな
199無名草子さん:2009/02/12(木) 11:06:42
水滸伝の頃の楊令は嫌いじゃなかったというか、むしろ成長に期待してたんだけどな。
まさかこんな惨状になるとはな。
200無名草子さん:2009/02/12(木) 11:17:29
楊令のキャラの魅力は劉光世にも及ばないように見える。
主人公なのにこれでいいのかね。
201無名草子さん:2009/02/12(木) 11:18:26
北方はブラド以上の作品は生めない
202無名草子さん:2009/02/12(木) 12:07:50
>>200
頭領にするには難しい年齢だったんよね。
史進が21歳の頃を読み直してみたが、21歳で頭領というのは無理だよ。
203無名草子さん:2009/02/12(木) 12:17:14
>>188
石秀が死ぬ二竜山戦での李富と許定の会話などでは、知的な会話がなされていたよな。
あれだと人物が大きく見える。映画館の大きなスクリーンで見ているように、二人の姿が
大きく結像したよ。
204無名草子さん:2009/02/12(木) 12:22:28
>>202
ところが、21歳でも頭領はやれると強弁する必要上、能力ばかりを高くした。
なのに、水滸伝の前半に呉用が見せた戦略にも及ばない。
「すごい、すごい」の言葉だけが空しく響く。
205無名草子さん:2009/02/12(木) 12:24:25
>>193
コントだと非難する人がいるけど、コントだって芝居の一種だよ。
今月の郭盛・山士奇・李英の会話なんか、芝居以前の打ち合わせ風景だろう?
お前は、こういう役柄だよって、確認し合っているだけ。
206流せい便:2009/02/12(木) 12:26:12
「ここで加藤が、指揮官の心得を語れ。その後、志村のボケな。兵卒を相手に
しゃべくるだけでいい。俺は馬鹿だから指揮官の心得なんて言えない、って感じでな」
「わかりました」
――はい。本番終了です。
「本番って?これを放送するの?打ち合わせやってるだけだよ。これは流せないだろう?
――時間がないから、これでいいんです。なーに、打ち合わせだって、気づきゃしませんよ。
207無名草子さん:2009/02/12(木) 12:39:09
>>206
このスレでは、梁山泊の連中の会話場面がものすごく評判悪いんだけど、
このスクリプトが真実を突いているな。
要するに芝居になっていない。新キャラをどういう人物にするか考えている過程
を文章化した部分が多すぎる。ちっとも面白くない。
208無名草子さん:2009/02/12(木) 12:42:47
それと地の文でやれば、数行で済む事柄の説明を、二〜三人の会話にしてダラダラ伸ばしている。
209無名草子さん:2009/02/12(木) 12:49:04
>>109
このあたりはドラマの定石を踏まえて書かれていたな。
殺人事件や戦は体験者が少ない。
しかし、恋愛ならば、ほとんどの読者が体験あり。
誰でも体験できる身近な話から発展させて、非日常的な大事件を
身近な話と錯覚させる。どうしてできなくなったんだろう?
210無名草子さん:2009/02/12(木) 12:49:45
>>207
オリキャラが多すぎるんだよ。少なきゃ、それぞれにエピソードを与えてやれるだろう?
211無名草子さん:2009/02/12(木) 12:57:36


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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  , ┤    ト|ミ/  ー◎-◎-)    |   >>209 >しかし、恋愛ならば、ほとんどの読者が体験あり。
 |  \_/  ヽ    (_ _) )   <    
 |   __( ̄ |∴ノ  3 ノ     |     童貞を馬鹿にしてないか?
 |    __)_ノ ヽ     ノ | ̄|    \___________________
 ヽ___) ノ    ))   ヽ.|∩| //
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
212209:2009/02/12(木) 13:10:45
>>211
すまんかった。そういうつもりはない。一般的に小説の話をしたかっただけだ。
213無名草子さん:2009/02/12(木) 13:13:20
>>203
許定の話に登場した許定の師が誰であるかが、このスレでも話題になるほどだったよな。
水滸伝初期は、会話部分というと、含蓄のある立派な話が多くて、読んで得したと思ったものだ。
214無名草子さん:2009/02/12(木) 13:16:44
他に、林冲と安道全の会話のように、ユーモアのあるものもあったしな。
会話はより一層キャラの個性を引きたてるものというセオリー通りの会話が多かった。
>>207>>208。なんか会話の機能が変化しているよね。
215無名草子さん:2009/02/12(木) 13:27:04
>>199
水滸伝終盤の楊令と、楊令伝冒頭の楊令とは、性格がまるで正反対なんだが、
周囲が「楊令殿、すごい」をやるところは変わらない。
明君だろうが、暴君だろうが、すごい人はすごいんで、われわれ凡人がいくら努力
してもダメだよっていうことを学びました。
216無名草子さん:2009/02/12(木) 14:00:56
>>214
感動の嵐は、1巻に1〜2箇所あれば十分だが、
10ページに1箇所ぐらいは、「なるほど勉強になった」とか、
「痛快!」「面白い」「気持ちいい」といった小さな見せ場があった方がいいやね。
ページをめくってもめくっても、淡々と情況の推移を描くだけでは、退屈する。
217無名草子さん:2009/02/12(木) 14:03:34
戦死者が出る前の戦の序盤というのが、だいたいそうだな。
梁山泊の雑談部分は、ひょっとすると「愉快な連中」という味わいを出そうとされている
のかもしれないが、いかんせん水滸伝時代に比べて精神年齢が低すぎる。
218無名草子さん:2009/02/12(木) 14:10:54
漫画タッチの現在の楊令伝を、いきなり劇画タッチに変えるのは違和感が大きいだろうが、
徐々にでもいいから、水滸伝初期の雰囲気を取り戻してほしいね。
許定と李富が話し合っていた場面、魯智深と盧俊義と楊志が語り合っていた場面、
花栄と盧俊義と柴進が語り合った場面、ウン城に来た花栄を囲んで宋江らが語り合った場面、
聞煥章登場以前の青蓮寺の会議の場面・・・。
せめてこれらの水準には戻してほしい。
それらの場面が、中高生には難しくて読めないなんてことはない。
219無名草子さん:2009/02/12(木) 14:14:25
だいたい水滸伝を読んだ連中が楊令伝を読んでいる。
単行本の場合、中学のとき読んだ奴は、いまは成人している。
文庫で読んだ奴ですら、いまは高校生だ。
すこしは読者の成長に合わせて、教養レベルの高い話も加えていかないとな。
220216:2009/02/12(木) 14:30:30
李富による史実部分の情況の推移説明は別ね。
221無名草子さん:2009/02/12(木) 15:02:30
>>217
実際に投書とかがあったのかもしれんが、史進、武松、呉用。
思慮深かった彼らが、読者はそんな彼らを望んでいないとばかりに、
どれもこれも、軽薄になってしまったよな。
俺は、拳を斬られる前のストイックな武松で、なんら問題なかった。
222無名草子さん:2009/02/12(木) 15:07:20
武松が変身するなら変身するでかまわない。
変身した武松の性格が、ストーリー展開に何か影響を与えたか?
南で度人に参加。文立を倒したところ。これくらいしか記憶にないな。
性格を変えなくても、やれたと思うぞ。
「変った、変った」と周囲が大はしゃぎしているところだけは、うんざり
するくらい見たが。
223無名草子さん:2009/02/12(木) 15:11:24
楊令としては、武松の業を絶ち切ってやったつもりなんだろうが、
読んでいるこっちにしてみれば余計なお世話だったよな。
軽薄キャラばかりが残って、武松のような渋キャラが少なくなっていたので、
変身前の武松は貴重だった。
224無名草子さん:2009/02/12(木) 15:13:44
これで燕青まで軽薄になったら、目も当てられんな。
225無名草子さん:2009/02/12(木) 15:17:42
>>217
勘ぐりかもしれないけど、作中のキャラクターを死なせることに対して、読者に気がね
があるんじゃないかね。それで戦の合間は、必要以上にキャラに明るく振舞わせる。
226無名草子さん:2009/02/12(木) 15:18:22
勘ぐりすぎ。梁山泊の将校の軽薄さは、童貫戦以前からww
227無名草子さん:2009/02/12(木) 15:28:43
>>220
宗沢も登場して、史実パートは充実してきたね。
開封府へ行った後の宗沢をどのように描くのかは、注目して見ている。
228無名草子さん:2009/02/12(木) 15:30:39
5万の禁軍を配下に置いたとはいえ、調練も十分に施されていない義勇軍だからな。
高Qのような飾りになるんじゃないか?
楊令伝になってから、地方軍はゴミのように弱かった。
義勇軍があれより強かったら、怒るよ。
229隆徳飛 ◆6M5fgYGV9c :2009/02/12(木) 15:44:04
 禁軍でも地方軍でもない義勇軍が、いったいどこから湧いて出たのか、宣賛には、
不思議でならなかった。
「荘軍」
 史進は呟いていた。班光が、その呟きを耳にとめた。
「どうしたんです、史進殿?頭が冴えすぎています。熱でもあるんですか?」
 全員の眼が、史進にむいた。
「班光、首をへし折るぞ。いいか、祝家荘に人が増えているのを、荘軍だと見破ったのは、
この九紋竜史進様だ。当時は、『官軍が少華山を攻めあぐねていた時、荘軍というやり方
を使ったことがあります』と、丁寧な口調で見破ったんだがな」
「なにが言いたいのだ。史進?」
「おう、宣賛。おまえの台詞の『だ』と『史進』のあいだは、『。』じゃなくて、『、』じゃねえか?
首をへし折るぞ、この野郎」  
230無名草子さん:2009/02/12(木) 15:53:29
>>223
がさつな奴ばかり、ストイックな奴ばかり、どちらでも面白くないと思う。
要はバランスだと思うのだが、バランスを保つ方向ではなく、バランス
を崩す方向で、史進・武松・呉用の性格を変更されたのは疑問だな。
なんか曹正・蒋敬まで、がさつグループの仲間入りをしそうだし。
231無名草子さん:2009/02/12(木) 16:02:08
俺は、水滸伝で、林冲と史進が、柴進に酒代をおごらせたあたりから、
梁山泊のメンバーの劣化が始まったと思っている。この場面そのものは、
嫌いではないが、口調や生活態度に緊張感が欠けるようになった。

入山前の柴進は渋くて好きだった。楊林が腹を立てたところでは、
俺も楊林と同じように腹を立てたが、柴進に悪気はない。名門は
あんなものだ。
少し庶民感覚からは遊離しているが、それでも柴進が志を持って
宋と闘おうという気持ちは清々しかったし、第1巻の林冲との会話
も恰好良かった。
232無名草子さん:2009/02/12(木) 16:06:12
>>224
李師師との関係も、思わせぶりなだけで、いっこうに進展しないな。
で、そのうち戦ばかりになって、どの話も全部うやむやに。。。
またこのパターンになるの?
233無名草子さん:2009/02/12(木) 16:14:13
>>231
梁山泊に引きこもっているときは、それでもかまわないが、
これからは400万人の国民の皆様が注視しているからな。
プライベートな場面以外では、しゃんとしような。
234無名草子さん:2009/02/12(木) 16:37:58
>>218
>>219
知識がなくても100%理解できなくても、面白い小説は何か面白いと思える迫力を持ってるものだ。
かえって理解できなかったら理解したいからちょっと調べてみようとかいう気を起こすものだよね。
そうやって子どもは歴史好きになるもんだ。
それこそ一般向けの史書を買ってみるとか、今時ならぐぐってみるとか。
わからないだろうからといって、お粗末なレベルにまで落としたドラマを作っておk
ではないよね
そんなん責任転嫁で本末転倒な姑息な言い訳だ
なぜ全力を尽くさないのか!w
235無名草子さん:2009/02/12(木) 16:40:59
>>220
誰かの視点の中で、史伝部分をやるのなら、いま以上に簡略化してはだめだろうね。
いまぐらいが限界だ。宗沢は、ごくごく普通に登場したので安心した。
236無名草子さん:2009/02/12(木) 16:52:34
>>234
全力は尽くしてるだろうよ
お前らとは全く違うベクトルでな
237無名草子さん:2009/02/12(木) 16:54:22
これが全力ならそれはそれでお笑いだわww
歴史云々関係なくドラマとしてすごいお粗末だものww
238無名草子さん:2009/02/12(木) 16:59:32
>>235
宗沢死後の開封府留守杜充と、宰相張浚は必要だね。
張浚は、李綱と入れ替わりで。
239無名草子さん:2009/02/12(木) 17:05:14
>>237
楊令伝は希代の秀作水滸伝に泥をぬったね。
北方謙三は恥を知れといいたいわ。
240無名草子さん:2009/02/12(木) 17:08:53
>>232
ドウカン・ファイトのような大きな戦が始まると、細々としたことを考えることから解放
されて、ホッとしている作者の顔しか思い浮かばない。
241無名草子さん:2009/02/12(木) 17:11:30
>>238
2月号で呉乞買が従来になく皇帝らしく見えるようになっていて驚いたよ。
このままの調子で、呉乞買にも活躍してもらいたいね。
242無名草子さん:2009/02/12(木) 17:14:29
確かに方々に女はいて、俺の子を産んだかもしれないが、認知行為は一切ない。
ねたみの声があるのでしょう。
243無名草子さん:2009/02/12(木) 17:16:57
>>232
燕青と李師師は、敵味方に分かれているから、作りやすいと思うんだ。
問題は、侯真と徐絢。同志である戴宗がからむ。しかも三角関係ではなく、
戴宗が徐絢を蔑視しているという微妙な関係。
一度消えたかに思えた戴宗の侯健に対する偏見も蘇って、戴宗はさらに
狭量な男になった。ドロドロの展開になるんですかな?
244無名草子さん:2009/02/12(木) 17:22:53
>>243
女真の地で、一度は、侯真に、父親に対する偏見がとれたような話をしていたが、
また偏見が復活するとは、まるで麻生発言を追っかけているようですね( ゚д゚)ポカーン
245無名草子さん:2009/02/12(木) 17:25:19
項充も、連環馬で殺された李袞のことで、呼延灼に対してわだかまりがあった。
水滸伝で、一度は朱富の酒場で酒を酌み交わし、わだかまりは解けたかに思えた。
しかし、楊令伝では、項充は再び呼延灼に対してわだかまりを抱いていた。
246無名草子さん:2009/02/12(木) 17:27:49
【楊令伝―鉄の掟】

偏見/わだかまり・・・・・・一度消し去っても容易に蘇る感情
志/怨恨/復讐心・・・・・・なんらの努力を要せず、すぐに忘れ去られる感情・思想
247無名草子さん:2009/02/12(木) 17:48:52
>>246
まあ、実際にはそうだよな。
呼延灼以下団塊世代の劣化やら、話をつまらなくする方向にリアリティが向いてるような。
248無名草子さん:2009/02/12(木) 17:50:51
岳飛陣営は、梁山泊とは違い、順調に面白くなっているが、
どうして2割の税で軍を養えるかの根拠だけは示してもらいたい。
梁山泊のように他に糧道を有するわけではない。
童貫戦を支えるための王黼の増税も記憶に新しい。
249無名草子さん:2009/02/12(木) 17:57:48
>>247
無意味な内部粛清(後日フォローが入り解消されたが)や、罪のない一般住民の殺害
なども、宋側ではなく、梁山泊にのみやらせていた。
先月だったか、李富が任先を無慈悲に殺して、やっとバランスがとれてきたけど、
まだまだ足りないね。
250無名草子さん:2009/02/12(木) 18:07:39
楊令はすでに国家ができあがったつもりになって、戸籍を調製して、
内国人と外国人の区別をすることにやっきになっているが、
外交担当者は、どことどういう交渉をすればいいか分からないという。
まだまだ流動的だよね。梁山泊は宋の国土の一部を切り取っただけで、
他にも統一政権がない。分からないと言った外交担当者(呉用だっけ?)
の言い分の方が理解できるわ。
童貫を倒しただけで、国境はここだ、国民はその中にいる住民だけだ。
戸籍を作って、内と外をガッチリ区別するぞ!
これっていまやるべきことか?戸籍なんて、国がもっと安定してからでも、
遅くないんじゃない?
251無名草子さん:2009/02/12(木) 18:09:57
楊令は兵士の履歴書のようなものを短期間で徹夜してまで読むぐらいに大好きな奴。
早く戸籍を作って徹夜して読みたいんだろうw
252無名草子さん:2009/02/12(木) 18:15:38
戸籍調製が急がれるのは、通常は早く課税台帳が欲しいからだよな。
梁山泊の場合、歴代の王朝とは違って、税の収奪機構という色合いを払拭しようとしている。
また税率も低いし、独自の糧道を有するから差し当たって財政にゆとりがないわけじゃない。
なぜ戸籍の調製を急ぐのだろう?徴兵制実施のため?
253無名草子さん:2009/02/12(木) 18:22:52
流民をどこまで引き受けるつもりなんだろう?
楊令は現在400万の民が500万になると言っていたから、100万人の流民を引き受ける
覚悟があるということなの?それとも向こう何年間かの自然増のことをいってるの?

流民も戸籍を取得できるの?戸籍の取得要件として、土地の保有とか、3ヶ月以上居住期間
がある、などがあるの?
それらの要件を無視あるいは緩和しないと流民の受け入れは困難だと思うけど、要件緩和に
よって流民の流入を止めることはできるの?

情況はよくわからないという連中が多いよ。他の地域で戦乱が生じると、平和な梁山泊への流民
はまだまだ増加するよ。100万人増加するだけで留まると予測できる根拠はどこにあるの?
いずれにしても、このような流動的な状況下で、戸籍調製事務が円滑に行えるの?
254無名草子さん:2009/02/12(木) 18:37:11
史実では異民族の女真が攻めてきたわけだから、北の富裕層は高宗の後を追って
南に行ったのが多い。1128年の再度の金軍南下では、北から南へ逃げる富裕層が増えるはずだ。
もちろんすべてを失い命ひとつで逃げて行く者たちもいる。
そんな中から、富豪の娘でありながら娼婦に陥ちていった花魁の物語なども生まれてくる。
それは余談だが、梁山泊への流民はそれほど気にしなくてもよろしいのではないか?
荀響は言っているよ。
「金と宋の戦は、また別の歴史の流れでしょう」
つまり梁山泊が登場する空間は異次元なんだ。楊令殿の奇怪な言動をご覧よ。
異次元怪獣のダダやブルトンそっくりじゃないか?
255無名草子さん:2009/02/12(木) 18:48:17
花魁が楊令の恋人になれば面白そうだね。
256無名草子さん:2009/02/12(木) 18:50:35
>>252
戸籍を作ってもらった住人が、梁山泊から出たいといったときは、どうなるのかな?
257無名草子さん:2009/02/12(木) 18:52:27
孫二娘に殺されるにきまっているだろw
258無名草子さん:2009/02/12(木) 18:54:46
>>200
楊令のことを「桁外れの戦略家」というらしいけど、少数点以下何桁ぐらいなんですか?
259無名草子さん:2009/02/12(木) 19:02:06
>>246
面白いな。味方の人間に対する偏見や蟠りは、決して忘れないのな。
一度忘れて雪解けした場面を描いていても、再び蘇る。
それなのに、敵に対する恨みや復讐心は、心に抱くだけで恥ずかしむべき感情として忌避される。
260無名草子さん:2009/02/12(木) 19:06:48
人間の感情については、自然(あるいは小説的自然なのかもしれないが)に従って描かないと
流れができないと思うわ。楊令伝に、宋清の恋愛から発展した様々なドラマの因果の連鎖が
ないのは、戦に中断されて戦場以外でのドラマを作りにくいというのもあるが、登場人物の感情
を自然の流れに任せないのが大きな原因ではないかと思っている。
261羅辰盤:2009/02/12(木) 19:12:19
感情発露の態様も、時代によって異なるからね。特に女性と子供の感情表現は、
現代と著しく異なる場合が多い。まず、12世紀を描いているのか、20世紀を描いて
いるのかの原則を打ち立てるべきだ。
都合のいいときだけ(楊令をすごい人に見せるために)、唐突に12世紀になって
しまったりすると、登場人物の感情発露の習慣を、どの時代を基準にして考えれ
ばよいのか理解しがたくなる。  
262無名草子さん:2009/02/12(木) 19:34:14
>>256
そこは気になるな。
近代憲法では国籍離脱の自由が認められる。法律上無国籍になる自由はないが。
洞宮山での孫二娘の所業を見ていると、梁山泊には国籍離脱の自由はないように
思える。明確にしてもらいたい。
263無名草子さん:2009/02/12(木) 19:42:56
>>262
現在の梁山泊は文字通り国。洞宮山はずっと規模が小さく市町村。
しかし、一般の民を巻き込んでいる点では共通し、洞宮山は梁山泊
のミニチュア・モデルのようなものだ。
洞宮山で否定された離脱の自由が、梁山泊ではどうなるかは、興味津々ですな。
264無名草子さん:2009/02/13(金) 00:20:25
あー最近読んでないんだけど
洞宮山とか南のほうにあった2つの拠点はどうなったんだろう

存続しててもしてなくてもなんか空気だよねこの流れ
265無名草子さん:2009/02/13(金) 08:39:51
実際のところ、宋の税収の 9 割は塩と茶の専売に拠っていたので、
ドウカン・ファイトの為の大増税というのが全く現実味が無いんだよな。
中国塩政史の研究ぐらいは読めばよかったのに。
266無名草子さん:2009/02/13(金) 12:23:26
>>265
外からの知識の吸収はさておき、すでに自分で書いた叙述との矛盾は、容易に避けられる
と思う。史進の志などは、矛盾とみるか、変化とみるか、という悩みを読者に押し付けた恰好に
なった。呼延灼と項充の関係、戴宗と侯健の関係などは、いったん偏見・蟠りが解消した後
にまた復活した。登場人物の少ない小説ならばありがちなことだが、水滸伝のように登場人物
の多い小説では、いったん解消イベントがあれば、それは「変化」と見るのがお約束。
他の細かな部分での矛盾も多いため、偏見・蟠りの復活を再変化と見ればよいのか、単なる失念と
見ればよいのかの解釈に苦しむことが多い。
267無名草子さん:2009/02/13(金) 12:55:24
やはり連載開始前に、もう少し物語の骨格を煮詰めておくべきだったな。
洞庭山の山や港に名前を付けて、いかにもここが本拠という流れだったのに、
方臘の乱を当初想定していた以上に詳細にやることに決まると、洞庭山は
空家になって、梁山泊は北へ移動。連載第1回では洞庭山と洞宮山は近かった
のに、次回からは洞宮山はとんでもなく南。洞宮山に入れた兵を、洞庭山で調練し、
さらに北の梁山泊へ送るという、あまり意味があるとも思えない三段操作。
このように中国全土を移動していた梁山泊であるにもかかわらず、「ずっと南の地域
は自分の国だという実感がない」という荀響の大ボケかまし。
流浪していた頃の梁山泊軍は、大きな戦もなかったのに、後に調練担当となる鮑旭と
郭盛を離さなかったため、戦歴皆無の曹正にまで新兵の調練をやらせるという
ドタバタ喜劇。
はじまってみれば、戦と雑談の繰り返しで、呉用と扈三娘以外には、ドラマらしいドラマなし。
268無名草子さん:2009/02/13(金) 13:02:18
荀響に言わせると、太湖を根拠地とする上青ら四名と、建康府出身の王定六などは、
外国人に思えるのだろうな。
269無名草子さん:2009/02/13(金) 13:04:43
江州などは、もっと南だよ。戴宗や張横の扱いの悪さは、外国人差別だったんだな。納得。
270無名草子さん:2009/02/13(金) 13:28:02
>>267
呉用と扈三娘は、たしかにページを多く割いてもらったが、何が言いたいのかは、
よく分からなかった。呉用は方臘に惹かれたらしいが、いつも生肉を食っていた。
扈三娘は心ならずも聞煥章との性交に感じてしまった、というところしか記憶にない。
とにかく話が長いという印象が全般にある。水滸伝前半は、1冊の本の中に、何人
もの人物の物語がたくさん詰まっていた。1冊で何度も楽しめるお得感があった。
それらが相互に関連しているところも面白かった。
いまはただただ長い。「まだ〜方臘戦?」「まだ〜扈三娘?」「まだドウカン・ファイト?」
というウンザリ感が続く。
271無名草子さん:2009/02/13(金) 13:53:40
呉用などは、立てた作戦がズバズバ的中する水滸伝前半の軍師のままでよかったんだよな。
そのようにズバズバ的中するのに、どうして最終的には勝てないのか、という問題を背負い込むが、
そこで「権力のきたなさ/むなしさ」を出せばいい。汚いことのできない生真面目さが限界となって、
姑息で悪辣な敵に敗北するという物語で十分。梁山泊は正義の味方、弱者の味方でいいんだ。
水滸伝連載開始当初は、敵は姑息で悪辣だったのに、いつの間にか紳士になり、かえって梁山泊
の方が姑息で悪辣な所業を繰り返す。このねじれのおかげで物語は理解しにくいバケモノになり、
それを解消しようとして苦しい説明でフォローすればするほど、ますますつまらなくなるという悪循環。
また物語の基本構想にねじれを持ち込んだため(それと楊令の人気挽回のため)、水滸伝時代の
発言や展開と矛盾するところも露呈。そうでなくても時間が足りなくて薄味なのに、矛盾や理解しがたい
部分のフォローにまで時間を取られて、話の流れが凸凹。
スカッと真っ直ぐ行けばよかったね。
272無名草子さん:2009/02/13(金) 14:07:11
>>271
梁山泊の会のビデオを見て思ったんだけど、北方先生は、「姑息で悪辣な敵」というのを非常に
狭義に考えていて、それこそお茶の間時代劇の悪代官のようなものをイメージされている。
あの非現実的な悪代官、あるいは原典の高Qのほかに悪役がいないわけではない。
読者が嫌悪しそうな要素を一つ二つ敵側に注入するだけで、梁山泊に肩入れしながら読むことはできる。
敵方の実在感を損なわないで、少しだけ嫌いにさせる操作は、それほど難しくはないと思うがな。
273無名草子さん:2009/02/13(金) 14:08:46
それか、最初っから、梁山泊を今のような感じで描くとかな。それなら読まなかったと思うが。
274無名草子さん:2009/02/13(金) 14:13:44
童貫や岳飛を良く書いてくださることは、いっこうにかまわないよ。
魅力的な人物が増えることはいいことだ。
ただ梁山泊側の人物が悪く(悪人という意味ではなく魅力を低減させる)
書かれることが理解に苦しむ。
それも同一人物が最初からそうなら、そういう人物を書きたかったと思えば
よいわけだが、魅力あったものをわざわざダメにしていっている。
275無名草子さん:2009/02/13(金) 14:19:09
>>274
魅力の捉え方は、人それぞれだから、それは作者と肌が合わないと思うしかない。
俺は、梁山泊の将軍・将校は全員軍人失格に思える。水滸伝のときはそうではなかったが、
楊令伝になってからは全員そうだ。水滸伝5巻の許定の方が、ずっと軍人らしい。
だが、許定は戦になれば、アホの楊令や史進には負けるのだろう。
その楊令や史進の方が魅力的だと考えて書かれ、また同じ考えで読んでいる人も
いるのだろうから、嫌なら読まなきゃいい。
276無名草子さん:2009/02/13(金) 14:22:27
>>275
>俺は、梁山泊の将軍・将校は全員軍人失格に思える。

そこは同意する。現在の梁山泊は、子供の戦争ごっこレベルだ。
しかも、活字の中の闘いだから、実際には死んでいないし、怪我もしない。
子供の戦争ごっこでは、実際に怪我をすることもある。
戦争ごっこ以下だな。
277無名草子さん:2009/02/13(金) 14:42:55
楊令の新国家構想、とくに批判の強い小国割拠に関しても、もっと知的な話にすることはできた。
中国では秦の始皇帝が統一する以前は、小国割拠が長く続いた。その後の歴史の中にもある。
そういう歴史の中から故事を引用して他人を説得するのが、19世紀までの中国人の交渉術
だろう?そういうレベルでやんなきゃ。楊令の演説は、高校の政経の授業で、班学習の成果を
発表している児童ような感じだったぞ。
278無名草子さん:2009/02/13(金) 14:44:12
>>277
史進のリアクションは、ボケ老人ww
279無名草子さん:2009/02/13(金) 14:46:14
ここらで、一息いれよう。
これが群馬名物の焼まんじゅうだ。
http://mwork.img.jugem.jp/20080221_221649.jpg
280無名草子さん:2009/02/13(金) 14:57:59
>>274
岳飛は、童貫の二の舞にならないように願いたい。

【童貫語録】
・幻王楊令に対して、懐かしさに似たものがこみあげてくる。
楊令との闘いは、まさに戦らしい戦だった。そして楊令は、さらに大きく成長しているはずだ。
・天は自分を救い、楊令との決着の戦の機会を与えたのだ、と童貫は思っていた。
・開封府では、圧勝という賛辞を受けたが、楊令を討ち果たすことができなかったのだ。
つまり、勝てなかった。そして楊令が成長し、大きくなるのに充分な時を、与えることになった。

ゲェェェ
     ∧_∧
    (ill ´Д`)  
    ノ つ!;:i;l 。゚・
   と__)i:;l|;:;::;:::⊃
    ⊂;::;.,.';;;;'::.:.;::.⊃
281無名草子さん:2009/02/13(金) 15:03:33
 先生、楊令を討ち果たさないと、梁山泊に勝った
 ことにならないって、ほんとうなんですか?
\___________ 
      V
     ∧_∧∩
    ( ´∀`)/
 _ / /   /  
\⊂ノ ̄ ̄ ̄ ̄\
 ||\        \
 ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
 ||  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
282無名草子さん:2009/02/13(金) 15:14:00
>>280
雑誌とかラジオ番組で、映画やCDを絶賛している評論家を思い出して、俺もそこは
マジで吐き気がした。
映画会社やレコード会社が自分でカネをかけた宣伝広告をするのは、それほど嫌じゃない。
当然やるだろうよ。ところが、
第三者を装いながら、その実、宣伝以外の何物でもないコメントをする連中は嫌だね。
楊令伝の50%は、この「楊令すごい」で成り立っていると思うのだが、以上のような
嫌らしさを感じさせる。歯の浮くようなコメント連発で、楊令を見るのも嫌になる。
283無名草子さん:2009/02/13(金) 15:18:27
>>279
群馬の焼き饅頭について、ひとこと言わせてもらうぞ。
焼き饅頭は、焼きたての温かいうちは軟らかいため食べやすいが、
冷めると水分が抜けてしまい、噛みちぎれないほど固くなるんだ。
284無名草子さん:2009/02/13(金) 15:20:30
>>280
水滸伝時代は、冷静沈着な軍人だったのに、
楊令伝でのノリは、花形満と変らんなw
285無名草子さん:2009/02/13(金) 15:30:37
>>280
>開封府では、圧勝という賛辞を受けたが、楊令を討ち果たすことができなかったのだ。
>つまり、勝てなかった。そして楊令が成長し、大きくなるのに充分な時を、与えることになった。

これはないわww
これひどすぎよ。アニメ/変身ヒーローモノのナレーションみたいじゃんかww
286無名草子さん:2009/02/13(金) 15:35:47
楊令は悪役に徹すればよかったんだよ。
完全に童貫・岳飛を主人公に据えて。

宋と童貫への復讐心から志を見失い、金軍を率いて破壊の限りを尽くす幻王。
岳飛に敗れた楊令は己がいつしか道を踏み外していたことに気付き、
公孫勝に斬られる前の袁明のごとく「いい国を目指せ、岳飛」と言い残し、死亡。

楊令伝は完結し、北方岳飛伝へと続く。
287無名草子さん:2009/02/13(金) 15:39:51
今日も、相変わらず、文句ばっかり言っているな。
少し観点を変えて、水滸伝・楊令伝を読んでみたらどうだ?

昨日、水滸伝の文庫1巻の阮小五の視点で、宋江の『替天行道』の内容について触れている
ところを読んだ。内容そのものの引用はないが、概観することはできる(文庫1巻/129頁)。
『替天行道』は、ボブ・ディランの歌みたいなものではないかと思った。
288無名草子さん:2009/02/13(金) 15:43:01
>>286
悪役に徹することもできなかったからな。
砂漠で行方不明というのでいいんじゃない?
予定どおり10巻で完結して、2〜3ヶ月休養をいれて、しっかり下準備して、岳飛伝に突入。
289無名草子さん:2009/02/13(金) 15:46:17
>>287
キューバ革命と時期が近いから、その連想が成り立たないことはないな。
そうすると、女真の地で暴れまくった幻王楊令は、オルタモントの悲劇だな。
290無名草子さん:2009/02/13(金) 15:48:11
喫菜事魔の方臘の乱は、菜食主義で宗教づいたジョージ・ハリスン
291無名草子さん:2009/02/13(金) 15:49:42
ドウカン・ファイトも音楽関連で語りたかったが、
モハメド・アリvsアントニオ猪木しか、思いつかん。
292無名草子さん:2009/02/13(金) 16:10:57
>>282
楊令を「すごい」と称賛するにしても、やりようがあると思うんだ。
童貫の賛辞は大袈裟すぎて俺も嫌いだけど、はしゃいでいないだけマシだと思う。
狄成、費保らが、大はしゃぎで「楊令、すごい」と言っているような場面を、他の小説で
あまり読んだことがない。といっても自分は時代小説以外は読んだことがないのだが、
時代小説ではしゃいでいる人間を見ることが、そもそも不思議。
森の石松や、うっかり八兵衛のような、特定のキャラ以外は時代劇では、はしゃがないものだよ。
北方作品の中でも、こういうの初めてじゃない?
文庫本がたくさん売れて笑いがとまらないから、はしゃいでいらっしゃるの?
293無名草子さん:2009/02/13(金) 16:11:07
>>284
水滸伝時代から視点ついた時は既に花形満だったよ。
童貫は溜めの期間が長過ぎてよく分からんキャラになってしまった。
294無名草子さん:2009/02/13(金) 16:31:19
>>292
そういうことはないだろうがw
ただ、作品中にはしゃいでいる人物がいると、読者もウキウキした軽やかな気分になる
かというと、そういうもんじゃない。
実社会でも、自分が集中したいときは、はしゃいでいる人間はうるさいだけで、あっちへ
いってくれ、と言いたくなることがある。
会話の知的水準の高さで、楽しくなることもあれば、心安さ・気さくさを表現しようとして、
うるさいな、読みたくもないや、と思うこともある。
295無名草子さん:2009/02/13(金) 16:38:32
>>293
本格的な出陣前にも、ときどき顔は出していたからな。
読者としては、宋はどうして童貫を使わないの?と疑問に思う。
「19巻まで続くので、17巻になるまでは童貫は出せないのですよ」
とは答えられない。色んな理由をつけていたが、中でも傑作なのが、
梁山泊が自分の闘う相手として相応しい敵に成長するまでは、
童貫は梁山泊を敵とは思わないというもの。
これがSMポルノに登場する変態サドみたいで、笑えるんだww
童貫は、創作・出版上の都合で、変な個性が付いてしまった犠牲者なのかもな。
296無名草子さん:2009/02/13(金) 16:44:46
>>279
昨日テレビで見たが、群馬出身の井森美幸以外は美味そうな顔してなかったぞ。
297無名草子さん:2009/02/13(金) 17:07:38
>>292
>北方作品の中でも、こういうの初めてじゃない?

つーか同一の作品である水滸伝では、ほとんどはしゃぐ場面がないのに、
楊令伝でははしゃぎまくるから、同じく40歳のキャラが、作品によって同じ歳に見えない
という難問に、読者は直面している。
298無名草子さん:2009/02/13(金) 17:08:44
史進のように、生体年齢と精神年齢が反比例している例もあるしな。
299無名草子さん:2009/02/13(金) 17:25:06
【嫌いなキャラクター/楊令伝】

1位 楊令   100名 12.44%
2位 史進    74名 9.20%
3位 顧大嫂  57名 7.09%
4位 孫二娘  55名 6.84%
5位 荀響    46名 5.72%
6位 杜興    36名 4.48%
7位 李富    25名 3.11%
8位 李俊    24名 2.99%
    宣賛    24名 2.99%
10位 呉用   21名 2.61%

いまやるとこんな感じか?
300無名草子さん:2009/02/13(金) 17:27:31
>>299
岑諒・田忠・ケ広などは、好き・嫌い以前に無関心なキャラなんで、人気投票やれば、
どちらにも顔を出さないだろうな。
301無名草子さん:2009/02/13(金) 17:28:49
間違えて名前を付けてしまったキャラと言い換えてもいいな。
302無名草子さん:2009/02/13(金) 17:47:20
>>185
会話そのものはたいしたことがなくても、場所や状況の設定を変えることで、
飽きさせないようにする工夫があった。
昨日、10巻を読んでいたが、楊令伝と変らないぐらいに長い会話はあるんだよ。
3頁以上、ずっと会話だった。しかし、読んでも腹は立たない。
楊令伝では会話の機能が変化している。スポンティニアスに会話場面が出てきた
という雰囲気を100%感じさせない会話場面が多くなったのが特徴。
303無名草子さん:2009/02/13(金) 18:00:16
そういえば、水滸伝の3巻で、呉用は時遷に向かって、間者をまとめる者は、
梁山泊に常駐してもらいたという強い希望を表明していたのだが、その後、
実現もせず、実現に向けた努力をした気配もない。あれはどうなったんだろう?
304無名草子さん:2009/02/13(金) 18:05:05
いまさら古い話をするな。そんなの数えだしたら、このスレが108章まで行っても
終了せんわ。北方謙三の文章の中には、まったく着用しなくなったのに、いつまで
たっても捨てようとしない服やアクセサリーと同じものがあるのだと心得よ。
305無名草子さん:2009/02/13(金) 18:11:10
閨でする男女の会話にも劣る文章ですな。公表される文章には、責任をもちましょう。
306無名草子さん:2009/02/13(金) 18:14:46
水滸1巻の林冲と柴進の会話などは、ほんとうに渋いよな。
この時点では、柴進もかなりの剣の遣い手だと匂わせている。
晁蓋や宋江を越えてはならないという奇妙な制限がないから、
みんな伸び伸びとしていて魅力的だわ。
307無名草子さん:2009/02/13(金) 18:17:59
>>306
「越えてはならない」という軽い制限なら、そんなに問題ないんだわ。
バラモン(楊令)とシュードラ(他の同志)ぐらいに差がついていなきゃダメという
厳しい制限なんで、他の同志が馬鹿に見えてしまうんだわ。
308無名草子さん:2009/02/13(金) 18:26:08
>>299
荀響が急成長だな。今月の李媛相手にほざきまくった詭弁の数々には呆れたからな。
孫二娘の悪事は第1巻のことなんで、記憶が薄れてきた。4位荀響、5位孫二娘で
いいんじゃないか?
309隆徳飛 ◆6M5fgYGV9c :2009/02/13(金) 18:53:10
 光がなかった。
 岳飛がいるところから、かすかに洩れてくる灯火だけが、感じられる唯一の明るさだ。
次の頭領が誰かも、はっきり見えなかった。糞尿を三日に一度、壺を抱えて捨てに行く楊令が、
今後も頭領として居座るというのだ。それも、反対者は暴力によって黙らせてだ。地下の
突き当たりに、下水が流れている。楊令は、糞尿をそこに捨て、流れている水で顔を洗い、
水を飲むのである。  
310楊令伝と水滸伝の対話:2009/02/13(金) 18:58:04
<水滸伝>
考えるのは、志のことだけだった。この国を変えようという志を持った。腐っていない国を
作ろうと思った(林冲/文庫1巻161頁)。

<楊令伝>
「そうか、志か」
「昔の梁山泊では、みんな志を語ったな。志のために、いろんなやつが死んだ」
(史進/すばる12月号443頁)
311無名草子さん:2009/02/13(金) 19:34:51
>>308
>「民はいる。楊令殿の言う民は、梁山泊の外にもいる」
>「宋の外にも、等しくいますよ。楊令殿は、なし得ることと、なし得ないことを、じっくりと
>考えて、国の広さを決められた・・・」

ここの切り返しは、ムカッとくるよな。荀響は2位でもいいぞ。
312無名草子さん:2009/02/13(金) 20:30:49
>>311
たとえ嫌いなキャラクターランキングであろうとも
誰も楊令殿を越えてはならない
313キドニー:2009/02/13(金) 21:50:40
俺は北方さんに人生を変えてもらいました。
志は生きていける糧です。
楊令と川中は人生そのものです。
つまらないことすみませんでした
314無名草子さん:2009/02/14(土) 07:27:35
>>295
笑えるけど、そういう性格なら手傷を与えた楊令に固執するのも、まあ分かるんだよ。
志を忘れた梁山泊の人達よりも遥かに一貫したキャラクターではあるんだよな。
楊令のせいで、梁山泊回りの話は本当につまらなくなってる。
呉用も生肉食ってたころは水滸伝時代水準の良キャラだったのに、
楊令と関わると何をすればいいか分からない、とか言い出す始末だし。
315無名草子さん:2009/02/14(土) 12:10:26
>>314
何をやらせても天才であらっしゃる楊令殿がすぐそばにおわしますれば、
他の同志の皆様は、何をやってよいのやら、おわかりになりせん。
ただただ楊令殿の御命令を、お待ちしとんと違いますやろか?
316無名草子さん:2009/02/14(土) 12:18:32
>>314
水滸伝でも、当初は腐敗と堕落の象徴であった禁軍が、後には精強無比のライバルになった。
初期は、地方軍に、後に梁山泊入りする呼延灼・秦明・関勝がいたから、むしろ地方軍は優秀
という評価だった(楊令伝では正反対になったが)。
ただ、第1巻から童貫軍のみは精強という設定だったし、腐敗と堕落の卸問屋だった高Qを
儀杖兵に棚上げしたので、中盤以降の禁軍精強化が、志を忘れた梁山泊ほどには不自然では
なかったよね。
317無名草子さん:2009/02/14(土) 12:20:33
そうでもない。第3巻の袁明の台詞などを読むと、禁軍>>地方軍を前提とした発言もある。
梁山泊が姿を現したときに、高Qか楊センを出兵させようかと話しているところなど。
318無名草子さん:2009/02/14(土) 12:29:48
>>316
水滸伝前半を丁寧に読むと、梁山泊と宋の政治抗争を描いて行くという雰囲気だったよね。
もちろん戦はやるが、水滸伝前半では、驚くほどに戦の描写は少ない。大胆にカットしている。
呉用が考えた同志の札で序列を示すというアイデアも、戦によって敵をねじ伏せるのではなく、
地方軍の有能な将軍を軍隊まるごと梁山泊側に引き抜くという戦略の表れだった。
第5巻あたりまでは、それを前提にした会話が多い。秦明がほぼ単騎で梁山泊に身を寄せた
ところで、初期構想は大きく崩れた。それ以降は、趙安・童貫を力のあるライバルにすることに
よって、闘鶏戦略に方向転換したね。
でもまあ矛盾が生じないように慎重に書かれていたから、梁山泊が志を忘れるというような大ボケ
かましはなかった。
319無名草子さん:2009/02/14(土) 12:31:32
なんか楊令が志宣言をする前は、志を心に抱くことは汚れることだ、という感じに書かれているよね。
320無名草子さん:2009/02/14(土) 12:35:03
志の強さにおいても、楊令殿がいちばんでなくてはならないという操作の結果だよ。
321無名草子さん:2009/02/14(土) 12:37:37
他方では童貫すごいすごいで童貫を天才に祭り上げ、その童貫を倒した楊令殿は
もとすごいすごいになる。楊令殿の内実はどうかというと、形式的にすごいと騒がれている
以外にはどこがすごいのかよく分からない。
そば屋の丁稚の忘年会のかくし芸でも、もっとましな芝居をやりそうなんだが?
322無名草子さん:2009/02/14(土) 12:42:03
そば屋の出前持ちが口笛吹いたのは、クール・ストラッティン
323無名草子さん:2009/02/14(土) 12:49:19
>>310
水滸伝の1巻〜5巻あたりを読むと、志のオン・パレードで、暇さえあれば志と言っている。
最近は、志は言葉にすればむなしいとかいう誰かの台詞が出てきたりした。軽視されている。
たしかに日常、志を口にする奴は少ない。
しかし、楊令伝は小説だから。リアリティを徹底的に追及すれば、人類にとって小説は
無用のものになる。現実だけ見ていればいいから。

繰り返す。楊令伝は、小説だから。
324無名草子さん:2009/02/14(土) 12:51:53
>>323
たしかに、5巻あたりから、楊令伝は、小説なのか、メルマガなのかわかんなくなってきたなw
325無名草子さん:2009/02/14(土) 13:04:37
>>294
つーか水滸伝の文庫を読み直しているんだが、はしゃいでいる奴なんて一人もいないよ。
ユーモアのある会話はある。林冲と安道全の会話などだ。
しかし、ここでも安道全は、はしゃいでいるわけではない。大真面目なんだ。
変人なんで大真面目が他人のテンポと合わなくて笑いを誘っている。
白勝と孔明・孔亮の会話もそう。
ユーモアのクオリティとしては、真面目が醸し出す笑いの方が、ずっとお洒落だね。
326無名草子さん:2009/02/14(土) 13:11:57
孔明・孔亮が、朝帰りの楊志をからかう場面も面白かったな。
「女のところから、朝帰りですか」とユーモアを交えてからかうところ。
実際には楊志は、巨額の賄賂を運搬する自分を嫌悪して、酒で憂さをはらしていただけ。
世間でありがちな光景なんで、物語に没入しやすくなる話だったな。
327無名草子さん:2009/02/14(土) 13:15:37
ところが、楊令殿のユーモアというと ↓
328幻王楊令:2009/02/14(土) 13:16:13
     /....:::::::   ''''::. l |
     /  ...................::::::: ノノ
    ノ ....:::::::::::::::::;;.=={彡'   ∧
    ノ .:::   ...::::ゝ_,..-'‐‐-- /∧ヽ
 _,.-'"_,   ....:::;-''"  _______// ,,,ヽヽ____
 `ー-/  .:::::::/    \ヽ ̄,, ; ;;  ̄/〈
   /.:: .::::::/      _,,.ゝゝ;;,, ,, ,,;; '< ヽ__
  / ..:: ..::/   ,.',ニ=''",,,,,.. "'ヾ,,,,,,;;' ;;:..`ー-‐}
 ノ..: ,.: .::::/   //;''";:______,.-‐-、 ''' ,.-、__,,,;;;;/
〃....::: ...::::|   // ;;: / -===、,,_ `'" _,.==j; |
_,.;' ...:::丿l   // ;;: /l  ,.rt=;y,`''" /,.t=y‐ }l| |
.....:::::/  l  //,,;' /l|    ̄~    i:: ̄~ ll| l'
...../     l ヾ、,,,.ヽl!         ;::.   l| l
/      ヽ ヾ、;;: ヽ        ''"   l l'
        ヽ ヾ、 ;,ヽ     _,,.-‐一,.  |l_l'       馬鹿にするなよ。
         ゝ ヾ、_,.ゝ     '''"'' ::::/〈       俺だって饅頭も食えば、糞もする。
         //ヾニ〃ヽ_       .::/ヾ丶
        //  l〃   `ー-- _____,,::シヾ:::ヾヽ
       //  〃 \        ノ/ \ ヾヽ
      //  〃    \     //   \ ヾヽ
     ///〃       \  / /    〃\`ー=ニ二
329無名草子さん:2009/02/14(土) 13:28:25
「そんな。馬鹿にするなんて。俺は、楊令様が饅頭を食うところを、見ちまった。
船の連中に、話していいですか?」
「おまえは、駄目だと言っても、喋りそうな顔をしているな」
「わかりますか」
 ほかの者が言い、笑い声が起きた。
 武松は、酒場の隅で、手酌で飲んでいた。店内で暴れていた周通に訊いてみた。
「笑えるか、周通?」
「まったく」
「行こうか」
「ああ」
 二人は舌打ちをして、店を出た。
330無名草子さん:2009/02/14(土) 13:47:12
「なぜ、このスレでいつも暴れる。今夜で、四度目だそうだな」
 言って、武松は指さきで男の鼻をつまんだ。潰れて曲がっていた鼻が元に戻り、
鼻の穴からも血が噴き出してきた。
「楊令伝が、つまんねえ」
「ほう、どんな小説なら面白い?」
「楊令が絹の道へ交易に出かけ、そこで行方不明になる。呉用殿を頭領にした梁山泊が、
岳飛と闘う。そんな楊令伝だ」
「呉用殿は、誰も考えないことを、考えつかないぞ。楊令殿が考えたことを実現するために、
呉用殿がいる」
「楊令の誰も考えないことというのが、くそ面白くもねえ」
「つらいのだな。それで暴れる。名は、なんというのだ?」
「周通」
「おい、周通。おまえは、入山前の挿話があるだけ、まだましだ。梁山泊の新しい将校には、
個性も何もない。ただ、名があるだけだ」
331無名草子さん:2009/02/14(土) 13:56:16
周通は騙されていたとはいえ、初登場のときは、青蓮寺の手先だったんだよな。
同じ馬鹿でも、こういう馬鹿なら、使い道があるよな。
さっさと国境線を固定し、領内の住民の戸籍をせっせと作っている楊令伝では、
こういう面白いキャラは、出しようもないだろうが。
332無名草子さん:2009/02/14(土) 13:57:28
後付けだが、邵房は青蓮寺の手先ということにしたじゃない
333無名草子さん:2009/02/14(土) 14:02:41
>>332
読者がその種明かしに辿り付くまでには、かなりの時間を要するからな。
それまでは不快感を引きずったままだ。
邵房事件は、面白くない楊令伝の中でも、5本の指に入る不愉快なエピ。
334無名草子さん:2009/02/14(土) 14:13:41
>「武松。俺は、少華山の九紋竜史進に、かつて棒術を教えたことがあるのだ」(文庫3巻/291頁)

この話は、水滸伝ではタブーとされて、この台詞以降、まったく触れられなくなった。
水滸伝時代の英雄史進の師匠が李忠というのでは釣り合わない。実際、李忠は、すぐに
史進に打ち負かされるような弱い師匠だったのだろう。武松は、それを見抜いて、
李忠の大言壮語を「気に入らぬな」と詰っている。
でも、現在のアホ史進の師匠なら、李忠で釣り合っているんじゃないか?
335無名草子さん:2009/02/14(土) 14:18:46
李忠は周通に「史進に負けた」と正直に打ち明けている。武松の前では法螺を吹いたがな。
だが、李忠にはこういう台詞もある。
「みんな、官軍と闘いたい。しかし、闘い方を知らん」「俺たちは、闘いたいのだ。商家など
襲わず、役所を襲いたい」
つまり、心に秘めた強い志があるんだな。
336無名草子さん:2009/02/14(土) 14:20:45
>>335
>商家など襲わず、役所を襲いたい

史進の棒術の師匠は無理ですが、楊令の志の師匠ならやれそうですね(´ー`)
337打虎将李忠:2009/02/14(土) 14:24:56
                       . -──‐‐-
                       /            `  .
                     ハ  ;i'  ;.   jハ   \
                     ノハ :.;.     ノノ     .
               辷彡'´ ̄ ̄  ̄ ̄   `>、    i
                /´  ‐- ;:   ,;.'  -='"  ヽ   |
            /       〈´ ̄`〉  i;:, -‐    \ {
            .′ (;:.  _ _ 三三 _ ノ;:ノ:         |
             | /´ ̄         ` ̄ ̄ `ト ._    |
            |/;:' __          _  ` :::iiト、 |
            jハ{i ⌒`ドミヽv}  ヾr=≦'⌒ヾ.  }:i::::::V
           fト ,j -=ヒひ{\;i  ;:.kヒひト、_   ;}ハレ=ト、
             从ノ    ー   .;|  ,. ー-   ,.    レ′ ,} }
          /  |:;       /   、       ;i    /
            /  ;|' '.     (_   _ )      ,:      /\
         {  ;: l    /,,..,. ー ,., ヽ.  ,:'   厂\ ,;'.,\
         |   ハ   }jハr'"-─-`ヾ{ハ{     ′\ \:,:': \  役所や官軍の理不尽に踏み躙られ、
.          〉/ ;∧  ji}´ ト、 _ー_ _ >}i{i    /\;:' .iヽ.     悲憤の中で賊徒の道を選んだのだ。
         ___),r=く{ 小 '"   ,.こ.   jハ}   ,ハ、 \_ノ`ヽ
      / /{:; .' \ \{ik  }小i   iト、  / ,从ト、/
      /{ ′ \;:,i;,' \ jレ}从ノj小..ィfrj,小    / 八___
      i、\:,.  i\    ゙vjリ从jハ从{八{_/ .′ ) \
        \ \ ;i'  \   ∨ノノi从{iノノ}少  \__/    )ト、
            ー--    ゙v}ソレ}' ノ      ト、 ;:;i'  /  \
338無名草子さん:2009/02/14(土) 14:27:13
>>337
水滸伝と楊令伝は、ほんとうに同一人物が執筆しているのだろうか、と思ってしまうよな。
339無名草子さん:2009/02/14(土) 14:36:15
>>316
水滸伝時代は禁軍のうち梁山泊軍に匹敵する精鋭は童貫軍だけ。
趙安や宿元景の軍は童貫軍に劣るという記述が何度も出てくる。
実際に趙安は正面から野戦をやると絶対に梁山泊軍には勝てない。
んで水滸伝から楊令伝までの空白の期間の間に童貫の指揮権が
禁軍全軍に及ぶに至って(この辺り史実と事情がかなり替ってる)
禁軍全軍が最精鋭になったんだけど、李明と陳ショが抜けてからは
童貫軍本隊は大幅劣化して半数の敵にも押されるようになる。
禁軍の強さは終始辻褄が合うようにはなってる。

なのに梁山泊の人達は志を忘れたり本当にどうなってるんだろうな。
340無名草子さん:2009/02/14(土) 14:40:47
>>336
楊令が2巻で述べた志というのは、李忠その他梁山泊の同志の多くが述べていた志とは
大きく変質しているよな。
梁山泊の志が役に立つのは、旧政権を倒し、新政権が出来上がった後だ。
俺は、新政権で志を実現することには興味はない。それは、あんたらがやれ。
しかし、旧政権を倒し新政権を作るための闘いには関心がある。それが俺の志だ。
新政権ができれば、俺の夢ではなくなっているから、俺は新政権にはいない。
そして、俺の志は手段を選ばない。殺戮・略奪を容認するのも、闘って旧政権を倒すことが、
俺の志だからだ。あんたらの考えは甘すぎるから童貫に負けた。俺は負けない。負けない
戦のやり方を、俺があんたらに教えてやる。
だいたいこんな感じだったろう?

竹下登元総理の孫で、ロックバンドのボーカルのDAIGOというのが、インタビューでこう答えていた。
――どうしていままで竹下登元総理の孫ということを隠していたのに、それを明かそうと思うようになったの?
「俺も30歳になって、なりふりかまってられなくなった」

楊令の思想って、DAIGOと同じだよな。いくらいい演奏してても、売れなきゃ食ってもいけねえ。
だから、爺ちゃんの名前を出して、マスコミに出まくる。
341無名草子さん:2009/02/14(土) 14:48:22
>>339
俺の邪推かもしれないが、手書きの原稿で、「志」と書くのは簡単だと思うんだ。
「志」の画数は少ない。
しかし、パソコンで<こころざし>と入力するのは、けっこう面倒なんだよね。
北方先生も、パソコン原稿にされたんじゃないの?
342無名草子さん:2009/02/14(土) 14:50:08
>>341
<しむら>と入力し<志村>に変換して「村」を消去する方が、
<こころざし>と入力するより早いよ。
343無名草子さん:2009/02/14(土) 14:58:00
>>323
たしかに、テレビで女子アナ/タレントが、「夢」「志」を連発しているのを聞いていると、虚しくなるがな。
だが、それと梁山泊の志は異質なものだからな。
344無名草子さん:2009/02/14(土) 15:01:15
>>343
ということは、中高生読者は、「夢」「志」という言葉が好きだということだな。
似たような精神構想の女子アナ/タレントが連発するぐらいだから。
345無名草子さん:2009/02/14(土) 15:04:45
>>338
というかむしろ、楊令伝の梁山泊に関する部分と、そうじゃない部分で
作者が違うのでは無いか、とか思ってしまう。
346無名草子さん:2009/02/14(土) 15:15:12
>>340
楊令のいうように、きれいごとだけでは、戦に勝てないというのなら、それでもいいんだよ。
だが、楊令が頭領になって、きれいごとではない卓抜な戦略が何かあったのか?
戦の場面が水滸伝時代に比べて面白くなったのか?
水滸伝時代の方が面白かったよな。
若すぎて頭領らしく見えない楊令を、すごいすごいと言っていただけなのが、楊令伝じゃないか?
347無名草子さん:2009/02/14(土) 15:22:36
>>345
それは蔡福が証明しているよね。
水滸伝時代の蔡福は、蔡慶よりはいくらか落ち着きがある程度という印象しかない。
李立や孟康とたいして変らない人物だった。
その頃からすでに20年経過している。
現在の蔡福が見せた成長があたり前なことなのであって、ずっと成長が止まる、
あるいは劣化している梁山泊の人物は、楊令すごいの犠牲者と言わざるを得ない。
348無名草子さん:2009/02/14(土) 15:24:47
>>347
蔡福も、楊令が女真にいた頃は、単なる臆病者でしかなかった。
楊令がいなくなってから、見違えるように立派な人物になった。
梁山泊から楊令さえいなくなれば、好漢はみんな蔡福のようになれる。
349無名草子さん:2009/02/14(土) 15:28:52
>>343
去年は北京オリンピックなどもあって、マスコミが「夢をありがとう」とか「元気もいっぱい
もらいました」とかを例年になく連発した年だからな。北方さんも、うんざりしたんだろう。
梁山泊から「夢」「志」が消えたのも、マスコミのせいだな。
350無名草子さん:2009/02/14(土) 15:32:10
楊志が死んだ直後のダーク楊令は好きだったよ
351無名草子さん:2009/02/14(土) 15:36:36
    ,.へ
    /::::::::::::\         /ヽ.
  /:::::::::::::::::::::\      /:::::::|
  |::::::::::::\:::::;::->──<::;;;_::::::|  ×
 ノ::::::::::;:-/´  ,. -─-、    `ヽヽ.  ×
 ヽ、:/:::/  /          ヽ.´`ヽ. 
   /:::::/   /  /   /|     〉   ',
  ./::::::,'  ノ  /  /|`メ、 |  /|  ハ  i  ',
 /:::,.イ イ /  | ./-─‐-、レ' | /_ | ハ  i
く::::::::ノ   レヽレ'| "      レ'___ `/ |  ,ゝ
 `/    |.  |           `|  ハ ハ    早くいなくなってよ、楊令君。
 〈. /    |.  ',   /´ ̄`ヽ.  "|Yノ レ'   新しい国ができたら、俺の夢ではなくなっているんでしょう?
  )ヘ  /  ',  '、  |    /  ,.イ ',       人___
    レ、    ヽ.  |>ゝ.,__/,.イ ノ  〉      ,.、  (
'\    )--ヽハV、 \_/ヽレ|/`ヽ(     ノ i  ⌒
  \/   `ヽ::::ヽ.\/ヽハ、         ./  'ァ- 、
  、/      ';::::::', (ハ) |:::Y`ヽ.     /  ノ、二{
─-〈       〉::::::|___ハ__|:::::|  ',    /   ィ{___,ノ
   ゝ、_、r‐`'"ヾ::::::::::::::::::i::::::::::::i   〉 /   ァ‐
352無名草子さん:2009/02/14(土) 15:41:49
>「梁山泊に、無駄な人間などいません」
>「そうだなあ。俺(楊令)と韓成ぐらいかなあ」

楊令は自分で認めているよ。
どこかへ行け。いなくなれ。うっとうしい。
353無名草子さん:2009/02/14(土) 15:47:13
楊令を外すとしても、もっと現実的な外し方を考えないと、単に不平不満を述べているにすぎないからな。

1128年の金軍侵攻までは、宋は平和な時が続き、楊令殿の手を煩わさなくても処理できるような
小さな戦しかない、ということにすればどうだろう?
楊令殿には安心してシルクロード隊商の長として、砂漠へ行ってもらう。
そこで砂嵐に遭遇し、楊令殿死亡。
354無名草子さん:2009/02/14(土) 15:50:08
砂が目に入って(ry
355無名草子さん:2009/02/14(土) 15:51:15
いてもいなくても、楊令登場場面は注意深く読んでいないから、同じこと。
なんか今月号では、楊令が酒場で余裕かまして頭領ぶっていたけど、
ああいうところは腹が立つから、最低限、物語の進行を理解しうる程度に
ざっと流し読みするだけ。
書きたければ書けって感じwww
356無名草子さん:2009/02/14(土) 15:59:10
>>353
外すのは無理だ。
書かなければいいんだ。
水滸伝の終盤では、宋江の登場場面は、ぐんと少なくなっていた。
あれと同じように、というか、もっと極端に書かなければいい。
楊令には二度と喋らせない。展開上、どうしても楊令の発言が必要なときは、
伝聞の形で他の誰かが楊令の発言を代わりに述べる。
戦の場面でも、10kmぐらい離れた場所から、楊令の闘いを遠望する。
ゴマつぶほどに小さく見える楊令殿なら、そんなに気にならないだろう?
357戦場の楊令殿:2009/02/14(土) 16:05:44









                                       ・ ←楊令
358無名草子さん:2009/02/14(土) 16:14:14
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄」
―――――――――――――‐┬┘
                        |   楊令なんて
       ____.____    |   投げ捨てろ
     |        |        |   |
     |        | ∧_∧ |   |
     |        |( ´∀`)つ ミ |
     |        |/ ⊃  ノ |   |
        ̄ ̄ ̄ ̄' ̄ ̄ ̄ ̄    |
                        |  \\\

                            ・ ←楊令
359無名草子さん:2009/02/14(土) 16:19:07
>>337
現在の楊令伝に、知的レベルにおいて、このときの李忠を上回る人物がいる?

いないよね?
360無名草子さん:2009/02/14(土) 16:44:02
>>324
石秀が始めて二竜山を訪ねたとき、曹正から渡された済仁美の髪飾りを楊志に見せるんだわ。
その1行、
“曹正から預かっていた髪飾りを、柵越しに石秀は現場の指揮官に渡した”
この一行に、大道具の柵、小道具の髪飾り、現場の指揮官というもう一人の人物
が出てくるから、行為がヴィヴィッドに見える。付近の景観を想像させるのに役立っている。
このような豊かな一行がないと、読者の想像力なんて刺激されないよ。
また、曹正・楊志・済仁美・石秀という4人の人間関係が背景にあることが示されているから、
前に読んだ情景を思い出させるし、現場の指揮官が取り次ぐと、楊志は大急ぎ
で柵のところにやってくるだろうという予想もたち、事実そのとおりになる。
たった1行だが、アクションの自然な流れが見えてくる。だから、スラスラと読めるんだろうね。

こういう一行が楊令伝にないかと探してみたが、ほんとないね。
361無名草子さん:2009/02/14(土) 16:55:20
“李俊は、韓成と館へ入った。狄成と張朔が騒いでいる声が聞こえた。そこに、楊令の声は
混じっていなかった”

>>360と比較すると、館と人間しか登場しないから、館がどの程度の大きさのものなのか、
即座に像を結ばない。小道具→人間→大道具という三点セットだと、人間を基準にして、
小さいものと大きいものとが、即座に像を結ぶ。小道具でなくてもいいから、人間より小さな
物体があればよかった。
「狄成と張朔」は、以前読んだ二人の仲のよさを伝えるし、そこに楊令がいないということは、
楊令の忙しさと、狄成の暇さが出ていてよいと思うが、もうひとつ物足りない。
その前の文が“下男が、夕餉を知らせる声をあげていた”なので、食べ物の香りが匂うところ
で終ればまとまりがあった。
362無名草子さん:2009/02/14(土) 17:05:44
>梁山泊は、決して間違った方向にむかってはいない。それだけで、充分ではないのか。

充分じゃない。ワクワク、ハラハラ、ドキドキして読めるようにならないと、単なる活字の羅列。
多少ともワクワクさせたところは、致死軍に方臘戦の火蓋を切らせたところ、岳飛初登場の
ところ、楊令と岳飛が出会ったところ、方臘が方天定を斬ったところ。この程度しかない。
9巻まで読んだわけだが、水滸伝2巻から得られた喜びよりも小さい。
363無名草子さん:2009/02/14(土) 17:13:31
>>362
ソウダナ
間違った方向にむかってなくても、騎馬隊が二つ三つに分かれるところが、
延々20頁続いていたら、誰も読まないと思う。
退屈な部分をカットして、1冊買っただけなのに、2冊読んだぐらい感動があった
と思わせることが大事。
本やCDや映画というのは、面白くてもつまんなくても値段が同じなんで(ページ比例で)、
競争に打ち勝つには、1冊で何冊分も感動させること。
364無名草子さん:2009/02/14(土) 17:26:56
水滸伝以上に、楊令伝の方が面白いと思って読んでいるんだけど、俺。
スーパーマンのような楊令を、カッコいいと思わないの、おまいら?
365無名草子さん:2009/02/14(土) 17:27:36
>>364
      ___   ━┓  ___    ━┓
     / ―  \  ┏┛/ ―\   ┏┛
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|        |          /´     `\
--------------------------------------
366無名草子さん:2009/02/14(土) 17:30:49
>>364
             ∧_∧  
            ( ´∀`)        スーパーマンのような楊令
           /⌒ゝ ヽ丶⌒。ヽ
          丿ヽ。丿⌒ ヽ⌒ヽ\
        /(  /ゞ  《 M.》丿丿\
       丿 /\ \\  ヽ ) 丿ヽ(
      / /  ノ ノ |  ヽ )ヽ_レ
     ノ 丿⌒⌒彡// ヽ  丿\|ミ
     \(     /   丿~(  \
             <__/   ゝ__>
             ヽ  ソ    ゞ 丿
            _) ノ    ヽ  (_
           (__ヽ)    (ゝ__)
367無名草子さん:2009/02/14(土) 17:41:14
>>364
スーパーマンの方がまだ実在感がある。
それにスーパーマンの場合、周囲がすごいすごいと大騒ぎしないから、うざくない。
368無名草子さん:2009/02/14(土) 17:57:02
>>253
>>263
今月の最後のところで、
「国は、ないのですか?」
「ないな。この人たちの心に、国というものはない」
岳家軍の誰かと誰かが、民を見ての感想を述べたものだ。
この観点から、国境を定め、その内側の住民だけを国民と見て、せっせと戸籍を調製している
楊令殿の構想がぶっ潰れると楽しいな。
369無名草子さん:2009/02/14(土) 17:59:24
「わしはもうしばらく、スレの流れをいまのままで維持しながら、楊令殿が大恥をかくことがるのか、
見ていたい」
370無名草子さん:2009/02/14(土) 18:06:43
>>368
岳飛が認識したこの国の民の様子では、楊令殿がおっしゃった徴兵制など、成功するはずも
ないと思うのだが、それとも楊令殿の史上空前の人格的魅力によって、やすやすと成功させて
しまわれるのであろうか?
371無名草子さん:2009/02/14(土) 18:12:06
>>368
その後の杜興の台詞はどれもよくわからんな。
宋江が名言を連発していた頃は、なるほど、と思って読んでいたが、
杜興のは抽象度が高くて、その意味すら理解しにくい。
馬鹿のふりした賢い男は祇園でモテたそうだが、
賢いふりした馬鹿はいちばん嫌われるらしい。
前者が宋江で、後者が杜興のような気がする。
372無名草子さん:2009/02/14(土) 18:16:06
杜興は期待された役どころをこなしていない感じだね。
含蓄ある言葉を述べようとしているが、名言であるかどうかという以前に、
意味がわからない。ちょっと演歌の歌詞にも似ているが、趣味に合わない。
最近、楊令と同程度にうざい。
373無名草子さん:2009/02/14(土) 18:27:23
>>371
話があちこちに飛んでまとまりがないんだよな。
途中で読むのが嫌になる。もう少し話題を絞ればいいのに。
一、互いに賊徒ではないかと疑う。
二、食い物の話
三、日本刀の話
四、なぜ旅をしているかの話
五、民の話
六、日本の香料の話
七、杜興の性格の話
374無名草子さん:2009/02/14(土) 18:31:17
「おまえは少し、いまいましい思いを抱いた方が、よさそう」
「時々、すべてがいまいましくなります」
「なってない。おまえは卑屈でもないし、傲慢でもない」

もう、このあたりになると、サッパリ意味がわかんね。
375無名草子さん:2009/02/14(土) 18:36:15
そして、いつものごとく、杜興は、姚平の死んだ叔父張叔夜に似ているという話になる。
似ていることに何か意味があるの?
376無名草子さん:2009/02/14(土) 18:38:16
くだらない雑談は、梁山泊の仲間同士でやってくれ。
まだ汚れていない岳飛陣営を、長々とした雑談で汚すのは、やめてくれ。
377無名草子さん:2009/02/14(土) 18:42:51
>>376
小説ではない。メルマガだと思って読めば、腹が立たない。
378無名草子さん:2009/02/14(土) 18:59:49
>>375
張叔夜なんて宣和遺事で活躍するものだから、楊令伝では登場しませんよということを
示すためだけに登場してすぐに死んだわけだ。張叔夜のことを思い出深い人物だったと
記憶している読者はいない。ぜいぜい姚平の叔父が登場していたという程度の記憶。
ここで杜興の「虚実ないまぜ」に似ているとして話題にする必要があるのだろうか?
登場人物の単なる雑談に、付き合わなきゃ駄目かね?物語に変化を与える何事かが
語られるかもしれないと思って、いちおう隅々まで読むんだけど、単なる雑談で終って
いると、ほんと疲れるんだよな。
379無名草子さん:2009/02/14(土) 19:07:19
キャラに親しんでもらうために、他愛のない会話というのも、ある程度はあっていいと思う。
しかし、楊令伝の雑談というのは、あまりにも無意味な部分が長いし、その後の展開に
何の影響もあたえないし、それ以前に、意味すら理解できない部分もある。
物語に影響する大事な話があると思って、いちおうは読むわけだから、あまりに無内容な
ことは書かないでもらいたい。
380無名草子さん:2009/02/14(土) 19:30:09
>>379
穆凌と楊雄のどこが似ているのか分からないと花飛麟が言っていた。
花飛麟は、楊雄に会ったことがないから、分からないのが当然だと思うのだけど、
分からないと言っていた花飛麟に笑った。
381無名草子さん:2009/02/14(土) 19:40:18
雑談が日常的すぎて、小説を読んでいる気分にならないよね。
誰と誰が似ているなんて、よほど話題がないときじゃないと出てこない話題だけど、
なぜか日常よく出てくる話題だよね。
時代小説以外を読んだことがないから、一般の小説では、雑談ばかりしているものなのか
どうなのかよく知らないんだけど、はっきり言って、雑談は無用に願いたい。
382無名草子さん:2009/02/14(土) 19:42:56
水滸伝の前半では、未登場の重要キャラについて、よく話題にしていたね。
官軍の将軍の月旦などが多かった。
そういうのは、やらないね。まったく、やらないね。水滸伝と、全然違うね。
383無名草子さん:2009/02/14(土) 19:47:45
無駄なことを極力書かなかったのが、4ヶ月で1冊時代
無駄な雑談(および無駄な騎馬隊の動き)がやたらと増えたのが、3ヶ月で1冊時代
読者にとっても、世界にとっても、平和をもたらすのは前者だと思いませんか?
384無名草子さん:2009/02/14(土) 19:52:44
>>383
なんとか考えてもらいたいね。ほんとにつまんないんだ。
意地を張ってつまんないわけがないと言い張ったところで、
つまんないものは、つまんないんだ。
しかし、4ヶ月で1冊時代は、面白かったんだ。
385無名草子さん:2009/02/14(土) 20:03:32
>>329
木造の仏像が饅頭食ったら、こんな話になるのかな。
雨乞いして、雨を降らせろよ、楊令。
ばかばかしすぎるよ。
386無名草子さん:2009/02/14(土) 20:12:35
>>337
李忠のように、梁山泊の中では重鎮ともいえないような人物でも、志を語るときの台詞は、
それなりに練られているな。
楊令の志宣言よりも、100倍美しい表現で語られている。
387無名草子さん:2009/02/15(日) 09:15:45
今回の完顔成視点は割と素晴しかったと思うんだ。
二人の自分が、みたいなやつ。
梁山泊キャラにもあれくらいの深みがあれば、、、
388無名草子さん:2009/02/15(日) 14:45:31
スレの意見をまとめると、楊令伝は楊令さえいなければ名作、ということになるんだろうな
389無名草子さん:2009/02/15(日) 16:19:46
野球殿堂板のあぶさんスレと同じノリ
390無名草子さん:2009/02/15(日) 17:18:05
実在プロ野球選手がみんなあぶさんマンセー要員にされてしまうあぶさん

歴史上の人物や原典キャラがみんな楊令殿マンセー要員にされてしまう楊令伝
391無名草子さん:2009/02/15(日) 17:24:04
>>388
とはいえ、楊令は主人公なので、楊令抜きなら名作といえるかどうかは疑問だな。
俺は、17巻で童貫が董平を斬り捨てたあたりから、この作品に危うさを感じてきた。
16巻かけて積み上げてきたものが、童貫ひとりによって破壊される。
糧道建設や情報戦など微細な部分にまで配慮していたものが、最後は力と力の
激突で決着というのも、少し寂しい感じがした。
392無名草子さん:2009/02/15(日) 17:27:55
それまで鉄壁の索敵能力を誇っていた梁山泊が、あの双頭山戦で、突然、索敵能力ゼロww
393無名草子さん:2009/02/15(日) 17:33:47
水滸伝の童貫は、かろうじて人間には見えた。童貫の次は、童貫を倒すキャラが必要
になった。人間離れした童貫が、加齢によって弱くなり、若い楊令に負けるという展開
なら、誰も文句は言わなかっただろう。ところが、童貫より10歳以上年下の梁山泊の
古株は年齢による衰えが描写されるのに、童貫はますます盛ん。ここで人間ばなれ。
それを倒す楊令が人間でいられるはずがない。楊令は完璧にパンクしているね。
394無名草子さん:2009/02/15(日) 17:35:58
能力面でもパンクしているが、殺戮・略奪という、それまでの梁山泊では考えられない
ことまでやらせるから、その言い訳に困り果て、結局、楊令は精神分裂症にしか見えなく
なったね。かわいそ。
395無名草子さん:2009/02/15(日) 17:40:11
人間ばなれした楊令に、梁山泊の他のキャラが、諫言・忠告などできるはずもなく、
楊令神の前に平伏す不可触賎民に成り果てたね。《ヤマトヤケルノミコト》の漫画を
子供の頃に読んだ。子供が読んでも一目でフィクションだとわかった。楊令伝は、
それに近いバカバカしさがある。
396無名草子さん:2009/02/15(日) 17:44:47
>>391
宿元景戦と童貫戦。二つあったのが間違いだな。
間に停戦協定を2、3度挟むとしても、禁軍戦として一括すればよかった。
生き残りの好漢も40人ぐらいに増やして、楊令は若頭のポジション
で、女真〜方臘戦まで軍人として縦横無尽の活躍をする。こっちの方が数段
面白いだろう。頭領なんて余計なことをやらせるから、まったく魅力がなくなった。
397無名草子さん:2009/02/15(日) 17:47:10
死人同然の盧俊義を殺す必要はなかったな。生きていても何もしないのだから、
生かしておいて形式的な頭領にすればよかった。原典では、梁山泊軍は二軍に
分かれ、一方の大将は盧俊義だった。ここを生かすべきだったね。
398無名草子さん:2009/02/15(日) 17:53:30
構想がどんなに素晴らしくても、4ヶ月で1冊ペースでないと、絵に描いた餅
399無名草子さん:2009/02/15(日) 17:59:27
>>381
自分たちのやっている雑談を録音して文章に起こしてみるとよくわかる。
雑談というのは、ほんとうに面白くない。話題はあちこちに飛び、まとまりがない。
読んで得られるものは、何もない。手持ち無沙汰な時間、雑談をしないで、
読書をする人というのは、雑談を有意義なものと思っていないんだよね。

なのに、楊令伝を読むと、雑談ばかりしている。

雑談は、いらねー。
400無名草子さん:2009/02/15(日) 18:01:46
雑談は、

    へ          へ|\ へ     √ ̄|        へ
   ( レ⌒)  |\   ( |\)| |/~|  ノ ,__√    /7 ∠、 \ .  丶\      _ __
|\_/  /へ_ \)   | |   | |∠  | |__   | /   !  |     | |_〜、  レ' レ'
\_./| |/   \     .| |( ̄  _) |     )  | |    i  |  へ_,/    ノ   ,へ
  /  / ̄~ヽ ヽ.   | | フ  ヽ、 ノ √| |   ! レノ  |  !. \_  ー ̄_,ー~'  )
 / /| |   | |   | |( ノ| |`、) i ノ  | |   \_ノ  ノ /    フ ! (~~_,,,,/ノ/
 | |  | |   / /    | | .  し'  ノ ノ   | |       / /     | |   ̄
 \\ノ |  / /      | |___∠-".   | |      ノ /       ノ |  /(
  \_ノ_/ /     (____)     し'      ノ/      / /  | 〜-,,,__
     ∠-''~                        ノ/         (_ノ   〜ー、、__)
401無名草子さん:2009/02/15(日) 18:03:57
水滸伝の会話に占める雑談率  13、7%
楊令伝の会話に占める雑談率  69,3%
402無名草子さん:2009/02/15(日) 18:11:06
>>394
楊令の新しい国づくり構想が、高校の政経なのが、駄目押しになったな。
天才で精神病で高校生なんで、どうしようもない。
403無名草子さん:2009/02/15(日) 18:15:42
ほんと、あの楊令の新しい国づくりの話は、「聞くんじゃなかった」だよな。
黙っていればイケメンなのに、喋らせたらひどい訛りがあって、興醒めした、ってところか?
404無名草子さん:2009/02/15(日) 18:22:59
それ以前から、楊令には興醒めしていたけどな。
晁蓋は武術の腕前は宋江以上だが、戦場で足軽働きをするような阿呆じゃなかった。
軍学についても阮小五以上だが、彼を軍師として育てるために余計な口出しはしなかった。
これが頭領の風格ってもんじゃないか?
部下が仕事をしていると、「俺がやった方が早いからよこせ」と言って自分で何でもやっている
楊令は、実はもっとも頭領に相応しくないタイプ。
誰でも、こいつだけは頭領になってほしくない、って思うタイプじゃないか?
その楊令が、「みなさんが俺を頭領にと望む気持ちはわからないでもない」なんて言い出すから、
唾を吐きかけたくなるんだよな。
405幻王楊令:2009/02/15(日) 18:27:56
     /....:::::::   ''''::. l |
     /  ...................::::::: ノノ
    ノ ....:::::::::::::::::;;.=={彡'   ∧
    ノ .:::   ...::::ゝ_,..-'‐‐-- /∧ヽ
 _,.-'"_,   ....:::;-''"  _______// ,,,ヽヽ____
 `ー-/  .:::::::/    \ヽ ̄,, ; ;;  ̄/〈
   /.:: .::::::/      _,,.ゝゝ;;,, ,, ,,;; '< ヽ__
  / ..:: ..::/   ,.',ニ=''",,,,,.. "'ヾ,,,,,,;;' ;;:..`ー-‐}
 ノ..: ,.: .::::/   //;''";:______,.-‐-、 ''' ,.-、__,,,;;;;/
〃....::: ...::::|   // ;;: / -===、,,_ `'" _,.==j; |
_,.;' ...:::丿l   // ;;: /l  ,.rt=;y,`''" /,.t=y‐ }l| |
.....:::::/  l  //,,;' /l|    ̄~    i:: ̄~ ll| l'
...../     l ヾ、,,,.ヽl!         ;::.   l| l
/      ヽ ヾ、;;: ヽ        ''"   l l'
        ヽ ヾ、 ;,ヽ     _,,.-‐一,.  |l_l'       俺が頭領に押し上げられる。
         ゝ ヾ、_,.ゝ     '''"'' ::::/〈       自惚れではなく、そうしたいという気持が
         //ヾニ〃ヽ_       .::/ヾ丶       わかるような気がします。
        //  l〃   `ー-- _____,,::シヾ:::ヾヽ
       //  〃 \        ノ/ \ ヾヽ
      //  〃    \     //   \ ヾヽ
     ///〃       \  / /    〃\`ー=ニ二
406無名草子さん:2009/02/15(日) 22:03:00
>>403
「担々麺」という名前の食べ物はむかし中国にあったが現在世界中で担々麺として食べられているものは日本発祥だよ。
まあソースは朝日新聞だから絶対とは言い切れないけどね。それでもあの記事は「○○は中国発祥」という趣旨の物だから信憑性は高いはず。
毎回「現在世界中に広まっているものは日本発祥」という薮蛇記事になってる事に気付いていないぐらいだし。
天津飯とか天津甘栗も同じね。どちらも中国には無い。中国人はあの栗の食べ方を知らなかったんだけど、
加熱により澱粉を糖に分解する日本古来の技術を使うとあの甘さになるというわけ。
407無名草子さん:2009/02/15(日) 22:09:13
>>406
「楊令殿が担々麺の食い過ぎで死んだ」まで読んだ。
408質問スレより転載:2009/02/16(月) 03:44:09

746 :無名草子さん:2009/02/15(日) 21:28:55
三国志演義 ちくま文庫(井波律子 完訳)、
西遊記 岩波文庫(中野美代子 完訳)、
封神演義 集英社(八木原一恵 抄訳)、と
読んできたので、次は水滸伝を読もうと思ってます。

調べてみると、入手可能な完訳は下記の2種類があるようです、
・120回本 ちくま書房 駒田信二 完訳と
・100回本 岩波東洋文学 吉川幸次郎,清水茂 完訳

どちらがお勧めでしょうか。
文庫としては高価で嵩張る物ですし、立ち読みもできず通販予定なので迷ってます。
選定基準は読みやすさです。巻末注釈が多いと疲れます。
とはいえ、訳が不正確すぎても困りますけど・・・。
409瑣末事質問スレ746:2009/02/16(月) 07:08:43
>>408を瑣末事質問スレの人が転記してくれたようです。
そのままの質問ですので、ご意見があればお願いします。
410無名草子さん:2009/02/16(月) 08:44:46
土日、独り自演でスレ回してみたけどスゴク疲れました
411無名草子さん:2009/02/16(月) 11:37:05
>>152
>なんで即座に騎馬隊になんのさ。

子供はカレー・ライス(騎馬隊)が好きだった。
毎日の食事のメニューを何にするか頭を悩ませていたお母さんは、
かつて大好評だったカレー・ライス(騎馬隊)を毎日作った。
はじめは喜んでいた子供たちも、毎日毎日カレー・ライス(騎馬隊)ばかりだと
飽きてきて、文句を言うようになった。
412無名草子さん:2009/02/16(月) 11:40:24
>>406
日本映画なんだが、中国が舞台のやつで、中国で天津甘栗を路上で作って売っているのを
見たことがアル。
413無名草子さん:2009/02/16(月) 11:54:41
>>411
江州戦や太原府戦では、期待できる戦力といえば林冲騎馬隊しかなく、
事実、危機一髪のところで林冲騎馬隊が到着するというストーリー展開
になっていて、ハラハラ・ドキドキしたよね。
それでいて、林冲騎馬隊の闘いそのものは詳細に描かれることなく、
最初のガツンという一撃が描かれるのみ。
それが却って林冲騎馬隊の神秘的な強さを際立てていた。
414無名草子さん:2009/02/16(月) 11:55:43
神秘のベールを開いてみると、騎馬隊が二つに分かれたり、三つに分かれたりしている
だけなのでガッカリした。
415無名草子さん:2009/02/16(月) 12:17:09
三国志では、呂布が死んでから、つまりあの精強な呂布騎馬隊が消滅した後に、
張飛の騎馬隊が登場するという配慮がなされていたね。
水滸伝の終盤から敵も味方の騎馬隊だらけになり、楊令伝ではそれに輪をかけて
騎馬隊だらけになった。もう騎馬隊に価値がなくなってきた。
416無名草子さん:2009/02/16(月) 12:19:17
全車両グリーン車、全席ファースト・クラスというのと変わらんよね。
歩兵だけで構成される郭盛隊が、逆に目立っているという変な状況。
ところが、郭盛隊は新兵ばかり。だが、なぜか強いww
417無名草子さん:2009/02/16(月) 12:44:14
まあ、よくある強さのインフレだよな
418無名草子さん:2009/02/16(月) 12:59:04
>>387
面白い視点と、そうでもない視点(要するに「項」)の比率が、8:2なら傑作の部類だろうな。
7:3までが面白いとして許容できる限度か。つまらない項が二つ続くことはないからね。
6:4だと退屈になってくる。
楊令伝にも、優良なキャラはいるし、史実を語る部分も充実してきた。
ただし、今後期待できそうなキャラが梁山泊の外にしかいないというところが、
ファンとしては残念なところだろうな。
419無名草子さん:2009/02/16(月) 13:07:50
>>418
俺より前に出るな、の楊令殿がいるから、梁山泊のキャラに期待するのは、やめたほうがいい。
2月号では、楊令殿が初めて冗談をおっしゃった(>>329)。凍えつくような寒い笑いだったが、
楊令殿が冗談をおっしゃるということは、今後、梁山泊では、あのレベル以上の笑いはとれない
ということだ。冗談を言っても楊令殿がいちばんでなくちゃならないからね。ますます面白くなくなるよ。
420無名草子さん:2009/02/16(月) 13:13:39
なんとなくだが、仲間同士で和気藹々とはしゃいでいれば楽しい、冗談を言っていれば楽しい、
と勘違いされているような気がする。
421無名草子さん:2009/02/16(月) 13:16:26
そんなこと言っていると、顧大嫂が仲間同士で「殺すぞ」と喚きだすぞ。
422無名草子さん:2009/02/16(月) 13:19:22
どうして両極端にブレることしかしないのだろう?
中庸ということを知らんのか?
423無名草子さん:2009/02/16(月) 13:31:29
つーか北方謙三は北方水滸伝をもっとよく読め!
史実部分をストーリーにまとめあげるのに時間がかかるのは、なんとなくわかる。
そのせいか、個々のキャラにストーリーを付与することができていない感じだ。
真っ白なところに新作のストーリーを作ろうとして、まったく話が進展しないという印象を受ける。
侯真と徐絢も、単に男と女になったというだけで、なぜわざわざ徐絢が開封府にいたのか、
よくわからなかった。侯健の開封府における活動場面を丹念に読めば、徐絢のキャラ付け
に役立つヒントを探せたんじゃないか?それとか、呉用はどこで徐絢を見つけたか、を描いても
キャラは厚くなったはずだ。戴宗に徐絢の過去を語らせてもいい。
燕青と李師師の関係についても、同様。李富と李師師が関係をもつ前に、燕青との関係が
あったから、その話に一応の挨拶をしただけで、何らの新展開はない。李師師が燕青の一座で踊った
場面も「なんじゃ、これ?」って感じだ。すっこんどれ、人妻!と思っただけ。
424無名草子さん:2009/02/16(月) 13:38:23
韓世忠の過去は語られたが、義母とのセックスだけだったな。
侯真と徐絢も、同じような感じだった。ただ寝ただけ。
水滸伝3巻における宋清とケ礼華の登場場面というのは、驚くほど少ない。
ところが、内容の豊穣さは、セックス描写のあった侯真と徐絢とは比較にならない
ほど大きい。その後のストーリーに与えた影響の絶大さは、韓世忠の義母との
話と比べると、
1,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000:1ぐらいの開きがある。
425無名草子さん:2009/02/16(月) 13:41:29
コンパクトにまとまった面白い話が次々に出てきた水滸伝と、
話が進展するのかな、という思わせぶりが次々に出てきて、その実、ほとんど
進展しない楊令伝との違いですね?
426無名草子さん:2009/02/16(月) 13:43:04
いいたいことを纏めないと、無駄な長文になるということは、このスレを見ているだけで分かります。
427無名草子さん:2009/02/16(月) 13:49:38
コピペは長文でも時間がかからないが、オリジナルは時間がかかり、時間がかかったわりには、
本物と似ていないということは、このスレを見ているだけで分かります。
428無名草子さん:2009/02/16(月) 13:55:57
北方水滸伝という良い手本があるのに、あの水準をずっと維持するのは難しいのかな?
新登場のキャラとかも、単に本編と無関係ではないよ、というだけのために、既出キャラ
との関係が語られているような気がする。韓伯竜と劉彦宗などが、その典型。
これが今後どのようにストーリーにからんでくるんだろう、ということをまったく期待させない
のが、楊令伝の特徴ですよね。
429公孫勝:2009/02/16(月) 14:01:22
穆凌は、楊雄に似ている。
430無名草子さん:2009/02/16(月) 14:10:07
水滸伝の5巻を読んだが、楊雄が真っ先に江州に到着して、穆弘・李俊・童威らと話し合い、
敵を撹乱した場面などは感動もんだよ。「頼りになるぜ、楊雄」という感じだ。
終盤18〜19巻の楊雄視点だけを見て、楊雄は地味と言っているよな。
俺たちはどちらかというと、梁山泊が連戦連勝で楽しかった前半の方が強く記憶に残って
いるので、終盤の印象だけで語られると、ピンとこないことがある。
431無名草子さん:2009/02/16(月) 14:10:56
呂英は19巻の印象で語ってもらいたかった
432無名草子さん:2009/02/16(月) 14:29:42
楊令伝を三国志で例えると、五丈原で孔明がが死亡した後で
・夷陵の戦いを生き延びてた陳礼が姜維や劉禅から請われて丞相に就任
・「漢の領土は蜀の地だけで適正な広さだ」
・「そういえば昔はよく漢朝復興と唱えていましたな」(姜維)
・天は自分を救い、陳礼との決着の戦の機会を与えたのだ、とケ艾は思っていた。

こんな感じになるのか
433無名草子さん:2009/02/16(月) 14:52:11
>>430
似ているというのなら、その後も似ていればいいんだけど、ちっとも似ていないよな。
せめて、顔の色が黄色というオチでもあればと思うが。
434無名草子さん:2009/02/16(月) 14:57:18
>>432
そうだ。ついでにいうと、
・陳礼が、「なんの。魏は、俺が倒しますよ」と言い、
・「蜀へ忠誠を誓う者の半数以上は、食いつめた者だ」と言う。
435無名草子さん:2009/02/16(月) 15:19:29
>>424
>水滸伝3巻における宋清とケ礼華の登場場面というのは、驚くほど少ない。

文庫で確認したが、二人の初登場から閻婆惜事件まで、たった200ページしかない。
その間、二人が出ずっぱりというわけではなく、なんと少華山と二竜山の話が割り込んでいて、
二人の出番はほとんどない。二、三度登場しただけで、すぐに閻婆惜事件だ。
しかし、二人の恋愛は、宋江や武松の視点でも出てくるから、その顛末に不自然なところはない。
侯真と徐絢の恋愛よりも印象に残るし、内容的にも出来がよい。
また、その後の展開へのリレーションが素晴らしい。
燕青と李師師の恋愛のように、思わせぶりなだけで、いっこうに先へ進まないものは、無くてもよい。

水滸伝は、とにかくテンポが良いから飽きさせなかったな。
楊令伝は、テープ・スピードを10分の1にしたスローモーションを見ているようだ。
杜興の台詞のように、音声を解読できないまでにスローにしたようなものまである。

騎馬隊が走り回っている場面などは、ストーリー作成のための思考を停止した部分にしか
思えない。水滸伝の童貫戦とのバランスはあるんだろうが、楊令ひとりのために、多くの
梁山泊好漢が戦死した先の童貫戦を上回る素晴らしい闘いという展開にはしてもらいたく
なかった。実際、方臘戦を闘い終えたばかりの童貫に、そんな闘いをする余力はなかった
はずだ。2巻と半分ぐらいを費やした大きな闘いになったが、俺は半分ぐらいの長さで
丁度良かったと思っている。
436無名草子さん:2009/02/16(月) 15:27:27
杜興の台詞は、直射日光に16時間晒してフニャフニャになったカセットテープを
再生したときのように、何を言っているのか理解できない。
437無名草子さん:2009/02/16(月) 15:32:42
思考を停止して、走り回るぞ!死域へ突入じゃ!
\_____  ___________/
          V
. ━━━━O/⌒ヽ━━━━ロニニ>
     ∧,,∧(^ω^ )
    /ο ・ )Oニ)<;;>
    /   ノ lミliii|(ヾゝ
   (o_o,イ__ヽ´|(__) ノ~⌒)彡   ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
      ノllllllllヽ| | ̄ノl ノ
     / /~ヽ ノ'''''''~ヽヽ\ヽ_
     ヽニフ|_|   (_/  ヽノ
         (_ヽ
438無名草子さん:2009/02/16(月) 15:44:23
一生懸命書いてはいるが、この程度の作品になっている可能性もあるから、
軽々に批判することはできないが、ふつうはヒット作というものは、後半になるほど
内容がよくなるよな。若手のヒット作などはとくにそうだ。なんかここまで露骨に
苺パックだと、バカにされているようで腹が立つんだよな。
439無名草子さん:2009/02/16(月) 15:53:26
>>435
>侯真と徐絢の恋愛よりも印象に残るし、内容的にも出来がよい。

セックス描写はなかったが、エロスを感じさせる部分が皆無かというと、そうでもなかった。
作品全体の中に占める恋愛の比率としては、あの分量で充分だと思うな。
2巻で武松の激しい恋愛があったばかりだし。
扈三娘と聞煥章の話以来、セックス描写が増えたが、この部分は騎馬隊の描写が多い
のと同じ理由に基づいているとしか思えないんだよな。
440無名草子さん:2009/02/16(月) 16:06:43
蔡福のときのように尻の穴までは出てこないから、まだ我慢できる。
441無名草子さん:2009/02/16(月) 16:15:04
>>374
というより、かつての敵方の武将を相手に、何の話をしているんだ?
自分のところのバカ頭領に説教すればいいだろう?
442無名草子さん:2009/02/16(月) 16:21:40
まあ説教するほどの能力はないんだろうがな。
時間をかけてじっくり書かないと宋江にはならないよ。
杜興もまた時間不足の象徴。
443無名草子さん:2009/02/16(月) 16:41:58
岳飛との会話もストレートに意味が伝わりにくいな。
また、あのような話を杜興にさせたいのなら、聚義庁などに置いておいたのでは駄目だ。
屋台のそば屋の親父の発言なら、杜興の台詞は、それなりに面白かっただろう。
聚義庁のやることに常に不平を述べている実戦部隊の副官でもいいかもしれない。
ある立場にあって初めて生きてくる発言というものはある。
杜興など適当にあちこちにまわされているから、「人は哀しい」みたいな発言が似合わない。
とくに前回は、五郎の質問に答えて、「わしが出世したのは云々」みたいな話をしている。
立場の一定しない人間が、何を言っても意味が通じにくいというところはあるな。
この点、終始一貫頭領であった宋江とは違う。
もう少し、登場人物の立場を一定させて、その立場に相応しい発言をさせないと、
何を喋っていても雑談にしか見えない。
444無名草子さん:2009/02/16(月) 16:47:59
双頭山から帰還して、どこにも居場所がないし、高齢でもあったから、
とりあえず聚義庁にいろ、だったのに、同志の人数が激減したために、
首脳陣のような扱いまでされてしまった。呉用・宣賛とともに楊令のそばにいて、
杜興がいちばん偉そうに楊令に話しているような場面もあったよな。
そうかとおもえば、李媛の部隊で副官をやっていたこともあった。
これだけ立場がコロコロと変化すると、顔が見えにくくなる。したがって、
発言の意味も理解しにくくなる。
445無名草子さん:2009/02/16(月) 16:53:25
方臘陣営のメンバー構成のときも思ったが、必要に応じて増やすというやり方をしている。
最終的に○○人にせざるを得ないのなら、事前の構想段階でそれだけの人数を想定し、
適当な人員を配置すればいい。杜興の把握しにくい性格も、曹正の調練担当も、事前の
設計図が不十分だったからじゃない?
446無名草子さん:2009/02/16(月) 17:00:51
楊令伝のすべてが、かつて宋江が同志にあだ名を付けていた場面を思い出させる。
そういう風に考えているのは、僕だけですか?
447無名草子さん:2009/02/16(月) 17:04:18
>>446
あなただけです。私は「楊令伝」こそ、北方文学の集大成。最高傑作だと信じています。
448無名草子さん:2009/02/16(月) 17:05:51

             ___  . ┃ ━┓
           /ノ( ―' ,\ ┃ ┏┛             
          / ⌒( o)  \ヽ ・  ・
         /   (_   ( o) /
         /     \\__)./  楊令伝が最高傑作なんだ、>>447
.      /´        ̄/
      /     / ̄
449無名草子さん:2009/02/16(月) 17:15:02
韓世忠というのも、わかりづらいキャラだ。

できあがっているもの、できかかっているものを、破壊する。世の中を、哀しみで
満ち溢れさせる。どうも、それを面白いと感じているようだ(346頁)。

宋がどうなるか見ていたいのは、自分も同じだ。しかし、じっと眺めていることにも、
どこか倦んでいる(348頁)。

346頁のような趣味があるなら、宋がどうなるか見ていたいという前に、できかかって
いる梁山泊や金を破壊したいと考えないか?
じっと眺めていることに倦んできたから、できかかっているものを破壊したい、という性向
になったのではないと思うが。
450無名草子さん:2009/02/16(月) 17:22:52
>>449
しかも、梁山泊軍に、いやな感じは持っていない(345頁)んだよな。
それなのに、できかかっているものは破壊して、世の中を哀しみで満ち溢れさせたいのか?
451無名草子さん:2009/02/16(月) 17:25:50
ところが、できかかっている梁山泊を破壊しようとしていた童貫に対しては、
「はっきりと嫌悪感を持った」(345頁)と言っている。
452無名草子さん:2009/02/16(月) 17:27:15
そこは、童貫が「自分のための戦」と正直に言えば魅かれたかもしれない、と言っているから、
自分と似たような性向の持ち主であることは認めているんだよ。
453無名草子さん:2009/02/16(月) 17:35:06
しかし、童貫は、戦らしい戦をしたいだけであって、世の中を哀しみで満ち溢れさせたい
というような変態ではないわな。
また、第1巻の楊令も、世の中を哀しみで満ち溢れさせたいなどとは考えていなかった。
周囲にはそのように誤解されたかもしれないがな。
それが誤解でなく、そのまま現実化したのが、韓世忠ということになるのか?
454無名草子さん:2009/02/16(月) 17:40:55
韓世忠も色々と言ってはいるが、結論は、「乱世を、飛躍の機会と考えない」、言いたいのは、
ここだけじゃないか?
「できあがっているもの、できかかっているものを、破壊する」は、梁山泊や金の敵になりますよ、
ということだろう。
455無名草子さん:2009/02/16(月) 17:44:14
「梁山泊軍に、いやな感じは持たず」「できあがっているもの(宋)を破壊する」ことが好きなのならば、
叛乱軍に身を投じればよかったのにね。宋を破壊すれば、世の中は哀しみで満ち溢れると思うけど。
456無名草子さん:2009/02/16(月) 18:08:15
>>449
>できあがっているもの、できかかっているものを、破壊する。

その二つ以外に破壊できるものはないよな。壊れたものは、壊せないといっているのと同じじゃないか?
相手が、宋だろうが、梁山泊だろうが、目についたものは、何でも壊したいと言っているのだろう?

>>454
南宋も、できかかっているものなんだよな。破壊したいのかな?
韓世忠は、宋に対する忠誠心は消えた(344頁)と言っている。
457無名草子さん:2009/02/16(月) 18:28:12
心底に暗いものは秘めているが、外見上は爽やかだよな。
童貫に対して、不遜な口調で返事をしたところ以外は、厭味なところは感じられなかった。
458449:2009/02/16(月) 18:38:07
どちらかというと、一字一句にこだわらないで、全体の印象で人物を捉えるようにしているから、
地悪の光一を読んだ後の韓世忠の印象は、趙安とそんなに違いはなかった。
いまでも>>449に挙げたところを除けば、考え方はともかく、性格は趙安とどこが違うのか、
といったような人物だ。
でも、「世の中を、哀しみで満ち溢れさせる」のが面白いというのが目に入ってくると、印象は
ずいぶん変るな。
子供の頃によく考えた「もし基地外が権力者になって核ミサイルの発射ボタンを押したら」のような
人物に思えてきた。
459無名草子さん:2009/02/16(月) 18:54:31
>できあがっているもの、できかかっているものを、破壊する。世の中を、哀しみで
>満ち溢れさせる。どうも、それを面白いと感じているようだ(346頁)。

じっくり読むと、ここは目立つよね。いままでの登場人物の中で、最も怖い人物かもしれない。
しかし、このような人物として韓世忠が今後描かれつづけていくのかどうかは、わからない。
いままでの楊令伝を見ていると、これが韓世忠の性格だとして鵜呑みにしない方がいい。
つまり、このようなドギツイ一滴をコップの水に垂らしても、かきまぜるということをしないのな。
この一行さえ無視して読むと、韓世忠は、李明や陳ショとどこが違うの、というような人物。
この部分がほんとうに韓世忠の個性の核心として描かれつづけるのか否かは、次回以降を
読んでみないとわからないんだよね。
ドギツイ一滴であるわりには、書き手の方にはそんな気持ちはなくて(孫二娘の老人殺しや、
自分の子供の出生の有無にすら興味のない楊令も、読者が気にかけるほどには、作者は
気に留めていない)、スッーと流されてしまうことがあるよな。
460韓世忠:2009/02/16(月) 19:02:54
世の中が哀しみに満ち溢れて、今日も飯がうまい!!
    +        ____    +
      +   /⌒  ⌒\ +
   キタ━━━//・\ ./・\\━━━━!!!!
    +   /::::::⌒(__人__)⌒:::::\  +
        |  ┬   トェェェイ     | 
     +  \│   `ー'´     /    +
     _|\∧∧∧MMMM∧∧∧/|_
     >                  <
   /  ─ /  /_ ──┐ヽ|  |ヽ  ム ヒ | |
 \/  ─ / / ̄ /   /  | ̄| ̄ 月 ヒ | |
  ノ\ __ノ   _ノ   \   / | ノ \ ノ L_い o o
461無名草子さん:2009/02/16(月) 19:29:53
>>459
>つまり、このようなドギツイ一滴をコップの水に垂らしても、かきまぜるということをしないのな。

楊令伝というのは、このあたりの判断が難しい。水滸伝では、そんなことはなかった。
高Qは全身から悪人の雰囲気を漂わせていたし、聞煥章や呉用は全身からインテリっぽさ
を漂わせていた(ただし前期のみ)。
俺は、コップの中の黒い一滴ではなく、固形のカレールーが完全に溶けていないカレーライス
を連想していた。その部分さえ除いてしまえば、よくある北方キャラ武将篇Tですね、って感じ。
俺も、>>458と同じで、全体の印象で人物を捉える読者なんで、この一行にはさほど注目して
いなかった。韓世忠のイメージがずいぶん変った。
462無名草子さん:2009/02/16(月) 19:31:09
今月の感想
もういいかげん梁山泊に新キャラ増やすのやめようぜ北方先生。
463無名草子さん:2009/02/16(月) 19:48:37
>>459
なにげなく書かれた一行なのか、
溶けていないカレールーなのか、
すべては小説すばる3月号で明らかになる。
464無名草子さん:2009/02/17(火) 00:10:26
3月号ネタバレ・・・日付も変わったし

呼延凌原野を駆けること双鞭が如く。
花飛麟天を射ることを小李広が如く。
史進先陣きること豹子頭が如く。
岳飛楊令が首狙うこと童貫が如く。
楊令天に駆け上がること青面獣が如く。
465無名草子さん:2009/02/17(火) 07:11:57
>>459
李明は視点ついた当初は普通だったのに、どんどん狂ってたことにされてったから、まあ別だろ。
466無名草子さん:2009/02/17(火) 11:49:24
>>464
また騎馬隊か?
467無名草子さん:2009/02/17(火) 12:46:32
文庫16巻 P.309
「つまり、必要もないことを、史進に喋らせようとしている。いいか、呉用殿。童貫が騎馬隊を三つに分けた。歩兵を五つに分けた。そんな話を聞いてどうなる。」
この頃は、まともだったのかも知れない。そんな気がする。
468無名草子さん:2009/02/17(火) 12:52:05
>>467
最近は、「騎馬隊を三つに分けた。歩兵を五つに分けた」
そんな話をしていないと、禁断症状に襲われるのかな?
469無名草子さん:2009/02/17(火) 13:20:57
>>465
李明は妙に気合入ってたよな。死に方あまりにも残念だったけど。
470楊令伝と楊令伝の対話:2009/02/17(火) 13:32:32
<2巻>[252〜253頁]
「楊令、おまえの志は、夢は、新しい国家というものに繋がるのか?」(呉用)
「不思議なことに、繋がらないのです。志を果して作りあげた国家は、倒した国家よりいくらか
ましである、ということにすぎません。
              ↓
しかし、いまある国家を倒し、新しい国家を創りたい、という思いには繋がるのです。
そのために、闘おうという思いに」
              ↓
「新しい国家を夢みて、闘うしかない、と俺は思い定めました。
              ↓
ほんとうに新しい国家ができてしまったら、俺はそれを、後ろから来たやつらに投げ渡してやりますよ。
もう、俺の夢ではなくなっているのですから」
              ↓
「ここですぐに、おまえが言ったことを理解しようとは思わん」(呉用)  

<すばる3月号>[347頁]
楊令は、宋という国を倒すことに、志の意味を見つけてはいなかった。
倒したのちに、どういう国を作るかということにこそ、志を生かすべきだ、と言ったのだ。(呉用)
              ↓
自分をはじめとして、かつて梁山泊で闘った者たちは、宋を倒すことそのものが、志だったと
言っていいだろう。その先にある国の姿は、実際のところ、夢のように思い描いていただけだ。(呉用)
471流せい便:2009/02/17(火) 13:39:34
>>470
 女真にいたころと比べると、楊令はずいぶん成長した、と呉用は思った。
あのころの楊令は、宋を倒すことそのものが、志だと思っていた尻の青い若者に
すぎなかった。その先にある国の姿は、実際のところ、夢のように思い描いていた
だけなのだ。志を果して作りあげた国家は、倒した国家よりいくらかましであるなど
と子供のようなことを言っていた。あるいは、ほんとうに新しい国家ができてしまったら、
俺はそれを、後ろから来たやつらに投げ渡してやりますよ、もう、俺の夢ではなくなって
いるのですから、と無責任なことも言っていた。
 呉用は、その言葉を信じて、ここまで楊令についてきたのだ。宋を倒せば、新しい国
を楊令が投げ渡してくれるものと信じていた。
 しかし、夢は破れた。かつて書いたところを読もうともしない、もしくは、読んだとしても
事実を強引に捏造しようとする誰かのために。  
472無名草子さん:2009/02/17(火) 13:42:19
楊令に信用がないので、民が梁山銭と宋銭の兌換を望んでいます。
473無名草子さん:2009/02/17(火) 13:44:20
      ,.. -::::‐:-..、_
    ,.r::::;r''"-‐  "'-、::-、
   /:::;r'        ヾ::ヽ、
  ,i:::i'              !::::l
  ,l::;!     = ー   、 l::::l
  .l i! ,r-__ヽ t- ;_-_- 、  !::」
  !;l l. '┴'ソーi' rエユ:.ヽ/i!"::!
__,..ィ:';.ヽ _ -'  ヽ`-  ,!.,;i!,r'
::::::'i;:.';'" .r'(_  _,)、` ´.;':::;!   
::::::::!;::':";;:;;''"-'_-';;;;;;;;:;,::'::';!        第2巻と第10巻
::::::::ィ;::'r'" ̄`ヽ、/ `!;.::.'.;'::ヽ、_    不思議なことに、繋がらないのです
::::::::::'lヾ;:`7    ` l;:;r'"::::::::::::::`
::::::::::l  r' `    ヾ':::::::::::::::::::::
:::::::::l! ィ' 、         ヽ:::::::::::::::::::
::::::::l: ´ ∧         ヽ::::::::::::::::
::::::::l   !:/:`ヽ      ノ:ヽ::::::::::
474無名草子さん:2009/02/17(火) 13:56:55
「宋江、わしの言うことを、わかったと言ってくれ」
「わからん。いや、わかろうと思わん」
「わしは、もう我慢ができん。いますぐ決起したいのだ、宋江」
「その気持ちは、わしとて同じだ、晁蓋。宋を倒すことそのものを、志と思っていたと軽く見られ、
その先にある国の姿は、夢のように思い描いていただけと侮辱されたのだ。わしとて、いますぐ
決起した」
「なぜ、いますぐ立とうとしないのだ、宋江?」
「せめて梁山泊軍が十万になるまで、待てぬのか、晁蓋?」
475無名草子さん:2009/02/17(火) 14:06:53
私は最近の楊令の発言について、怒るというよりも、笑っちゃうくらい、ただただあきれているところなんです。
楊令の志に対するスタンス、この問題についても、私は本当にこの小説が15巻を使ってでも成立させなければ
ならんような小説とは思っていないんです。
ぜひとも15巻までには国民に信を問わなければならないのですから、小説で一番大事なのは信頼感。
特に主人公楊令の発言は信頼がなきゃ選挙は戦えないんです。

     彡ミミミヽ ノ彡ミミ)))
   (彡彡ミミミミ))彡彡)))彡)
   彡彡゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ヾ"""""゙.彡彡)
  ))ミ彡゙         .ミミ彡(
  ((ミ彡゙ .._    _ _ ミミミ彡
 ((ミミ彡 '´ ̄ヽ ´/ ̄ ` ミミミ))
  (ミ彡| ' ゚̄ ̄' 〈 ゚̄ ̄`.|ミミ彡
 ミミ彡|    ´. | | `    |ミ彡ミ)
  ((ミ彡|    ´-し`)\  |ミミミ    
   ))ミ|   .  、,! 丶l.  |ミ((   
     .ヽ  '´ ̄ ̄ ̄'ノ /      
     ,.|\、    ' /_|、      
   ̄ ̄| `\.`──'´/ .| ̄ ̄`  
     \  ~\,,/~  /
       .\/▽\/
476無名草子さん:2009/02/17(火) 14:57:18
今、血涙を読んでる。
そして、このスレッドを覗きながら
楊令伝を読み始めることにするか
考えている。
477無名草子さん:2009/02/17(火) 15:07:40
戴宗視点は、良い。梁山泊が中国全土を統一するというのは、戴宗一人の意見ではなく、
楊令の意見でもあるのだな。良し。
478無名草子さん:2009/02/17(火) 15:12:24
>>470
ここも、戴宗視点で見せたようなフォローが欲しかったな。
楊令が宣言した領土不拡大方針は、李媛のような逸る同志を落ち着かせるための方便、
つまり敵を欺くには味方から、と理解した。
479無名草子さん:2009/02/17(火) 15:13:15
戦勝気分が横溢していると、戦力の損耗に考慮しないで、戦線拡大を主張する慌て者
が登場する。彼らの意見を抑えるための方便と見るべきだね。
480無名草子さん:2009/02/17(火) 15:16:46
戴宗の情況を見る眼は、確かなものがあるな。
「みんな、宋という消滅した国の幻影にぶらさがっているだけだった。幻影でないのは、
梁山泊である」
このあたりの表現は理解しやすい。
481無名草子さん:2009/02/17(火) 15:25:59
徐絢は、侯真のことを上級将校だと言っているぞ。
公孫勝に殺されるんじゃないか?
482無名草子さん:2009/02/17(火) 15:42:17
徐絢視点は、楊令伝の中でもトップ・クラスの出来だな。
会話がなく徐絢の一人語りが続く前半は、プロフィールの紹介も含め、最高の出来だ。
侯真との会話場面も非常によい。
李綱と宗沢の関係を語るところ、名前の分からない白髪の人を語るところ。
こういう形で第三者に語らせると、ぐだぐだした説明なくして、南宋王宮の様子が
手にとるように分かる。これが小説だ。
483無名草子さん:2009/02/17(火) 15:53:36
童猛「の」弟子入り?どうも。
484無名草子さん:2009/02/17(火) 16:00:29
測量を童猛から学んでいる場面で、楊令の好感度は少し上がるな。
これから職人連中に次々と弟子入りして、他人から学ぶ姿勢を見せれば、
楊令すごいシンドロームから脱却できるかもしれない。
485無名草子さん:2009/02/17(火) 16:07:55
>金軍がなにをやるかは、見ているしかなかった。

いまは南へ間者が集中しているからやむを得ないのかもしれないが、
蔡福からの情報があるだろう?
それから、塩の道がなくなったから金との関係が切れたような表現も
どこかにあったが、これは変だ。
宋国内では塩の専売制はなくなったとしても、梁山泊は引き続き塩
の取引を続けられる。裏の取引が表に出たことで、価格が下がり旨み
は減るとしても、塩の交易を止める理由はない。金が独自の製塩技術
を持っているとは思えないので、女真相手の塩取引は続けてよいはずだ。
また、盛栄は塩以外の商品を呉乞買との間で商っている。
呉乞買は、瓊英が日本から持ち帰る日本の着物に興味があると言っていた。
486無名草子さん:2009/02/17(火) 16:11:57
蕭珪材軍には、かつての楊令の部下もいるしな。彼らも別れを惜しんでいたから、
楊令が嫌いなわけではないのだろう。
唐昇・許貫忠を金軍に連れてきたのも楊令だ。
「金軍がなにをやるかは、見ているしかなかった」と言う楊令には、ひどく違和感を感じた。
487無名草子さん:2009/02/17(火) 16:13:33
金国には、楊令のかつての妾も大勢いるぞ。彼女たちと私的に通信することはできないのか?
間者として使えるだろうが?
488無名草子さん:2009/02/17(火) 16:24:23
言伝は、送り仮名の「て」を付けないのが一般的。パソコンの漢字変換にも「言伝」しかない。                                                                       
489無名草子さん:2009/02/17(火) 16:30:20
牛直は、面白そうな小僧だな。
490無名草子さん:2009/02/17(火) 16:33:26
斡本

                   /ヽ       /ヽ
                  /  ヽ      /  ヽ
                  /     ヽ__/     ヽ
   ┏┓  ┏━━┓     /               \   .┏━┓
 ┏┛┗┓┃┏┓┃    /       \     /   |   .┃  ┃
 ┗┓┏┛┃┃┃┃┏━|      >      < |━┓┃  ┃
 ┏┛┗┓┃┃┃┃┃  |.         (__人__)   |  ┃┃  ┃
 ┗┓┏┛┗┛┃┃┗━ヽ         \/   / ━┛┗━┛
   ┃┃      ┃┃   /               \   ┏━┓
   ┗┛      ┗┛  /         ̄ ̄ヽ / ̄  ヽ .┗━┛
               .ヽ_______/ \__/
             [[二二二二二二二二二二二二二二二二
491無名草子さん:2009/02/17(火) 16:45:48
>>481
というかそもそも一軍の指揮官なんだから、郭盛、史進にならぶ将軍相当のはずだよな
492無名草子さん:2009/02/17(火) 16:48:27
同年のケ広と史進の会話。
ちょっと頭を使えば、会話も面白くなるね。
493無名草子さん:2009/02/17(火) 16:51:56
韓成は敬語を使える。韓成に、梁山泊将校どもの言葉遣いの調練をやらせろ。
494無名草子さん:2009/02/17(火) 16:56:51
>鳥肌が立つ

元軍人である韓成が感じているのだから、恐怖で「鳥肌が立つ」ではないよな。
ゆとりが誤用している「鳥肌が立つ」だな。
ここまでゆとりに迎合するのか?
495韓成:2009/02/17(火) 17:15:00
>>477
これ以上の領土は、抱えきれないというのが、政庁が出した結論です
496無名草子さん:2009/02/17(火) 17:27:49

         ,l、::::::::::::::::::::::::::::::::::|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l
        ,ハ::`丶、:::::::::::::::::::::::|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;_,, -‐:〈
        {;;;;ヽ、:::::`丶、:::::::::::::l:;:;:;:;:;:; ィ";:;:;:;:;:;:;:}
        ,l;;;;;;;;;シ丶、:::::::`:`:ー'‐::'':"::::::::_, ィ"´;;l
       fうl;;;ミミ、  ``丶 、::::::::,: - ''"´  リ;;;;;;f-、
       { l l;;;;;ッ=`   (三> `^´ (三シ  ム;;;;;;ソl}
       t !;;;リ    _,,...,,_     _,,..,,_    l;;;//
        ゙l ヾ;l  :'ィテヘ9ンミ   ,: ',シヒ9ン、  l;//
        `ーll!   `''==ヲ'  l:.:^''==彡'" ,!リノ
            ll   ` '' "   l:.:.:` '' "  ,i;;l´
          li,     ,r .: :.ヽ、    ,:,り
           t、   / ゙ー、 ,r '゙ヽ  /,K′
           ゝ、 ,:'   :~:    } // /ヽ、
           /{lヽ ,ィ==ニニ==,ノ,ノ7 /:.:.:.:ヾニヽ    多少はピリッとしてきたようでおじゃるの、謙三殿
         , ィ/:.:い ヽ `` ー一 ''"/,/,/:.:.:.:.:.:.:.:ソ }- 、、
        / /:.:.:.:ヽヽ `' ー‐ -- '"//:.:.:.:.:.:.:/ /   ` 丶、
     ,, - {  ヾ:.:.:.:.ヽ丶     //:.:.:.:.:, -'" ,/       ` 丶 、
  ,, - ''"   丶、 `` ーゝ、ヽ.,_,,ィ"ェくユ- ''" , ィ"
497無名草子さん:2009/02/17(火) 17:42:36
岳飛視点における国の捉え方に関する悩みのところは良かったな。
南宋に対する思い、梁山泊に対する思い。漠然としているが、
現段階では、読者も岳飛や徐史と似たような印象で捉えている。
楊令が国をどのようなものと考えていようと、他から見れば、
「梁山泊では、幻王楊令が帝なのでしょうか。そしてあそこは国
なのでしょうか?」ということにならざるを得ない。
各軍閥も少しずつ固まってゆき、いまは漠然としているものが、
明確になってくるのだろう。
498無名草子さん:2009/02/17(火) 17:43:30
で、張邦昌は、どうなった?
499無名草子さん:2009/02/17(火) 17:44:26
斡離不もそろそろ殺してくれんと、年が明けるぞ。
500無名草子さん:2009/02/17(火) 17:48:28
斡本はずっと開封府に駐屯するのか?
501無名草子さん:2009/02/17(火) 17:58:03
梁紅玉でてくるかな?
502無名草子さん:2009/02/17(火) 18:06:15
>>500
宗沢が宰相になってしまったからな。武人として斡本に太刀打ちできそうな人物でも
なさそうだ。かりに斡本を追っ払うとしても岳飛・韓世忠の仕事になるんじゃないか?
503無名草子さん:2009/02/17(火) 18:07:39
>>501
今月号では、梁山泊に力が入っていた。
岳飛視点以外は全部梁山泊視点だ。
ちょっと出て来れそうにないなw
504無名草子さん:2009/02/17(火) 18:13:03
>>495
戴宗外しの陰謀のようにも思えるな。
505小説すばる3月号の情況:2009/02/17(火) 18:17:13
〔楊令軍〕 
    (黒騎兵) 100   楊令 蘇h  
    (青騎兵) 100   張平  
    (○○隊) 2000  ○○
    (越里隊) 2000  耶律越里
  〔遊撃隊〕   3000  史進(赤騎兵200) 鄭応 班光
  〔呼延凌隊〕  8000  呼延凌 鍾玄     (騎馬4000/歩兵4000)
  〔花飛麟隊〕  8000  花飛麟 董進 ケ広 (騎馬4000/歩兵4000)  蒼貴
  〔韓伯竜隊〕  4000  韓伯竜 孫安 馬霊 (騎馬2000/歩兵2000)         →【南皮】
  〔鮑旭隊〕  12000  鮑旭 岑諒 田忠   (騎馬2000/歩兵10000) 〔ショウ丹〕 →【大城】
  〔郭盛隊〕         郭盛 (副官)党厳 
                  周印   10000
                  山士奇  10000
                  李英   10000
  〔工兵隊〕   1000  陶宗旺
  〔砲兵隊〕         呂皖
  〔重装備隊〕  1200  李媛 荀響
  〔新兵調練〕       曽潤       
  〔予備役将校〕      宋万 黄鉞
506小説すばる3月号の情況:2009/02/17(火) 18:21:16
【聚義庁】 楊令 呉用 宣賛 杜興(軍監) 
  〔文治省〕 2000 金大堅 陳娥 カク嬌 〔保育所〕 金翠蓮 宣凱  
  〔医師〕 白勝 文祥 毛定 蘇良 〔大工〕 劉策  〔鍛冶〕 高平 陸博 田峯
  〔薬師〕 馬雲 〔牧場〕 皇甫端 段景住 尹舜  〔酒屋〕 朱樺 朱杏
  〔その他〕 チョ律 蒼香 五郎 源太 〔造幣〕 50 華鋒
  〔裁判官〕 顧大嫂 〔法務〕 孫二娘 〔巡邏隊〕 1千 蘇端 

  〔外交〕 韓成
  〔兵站〕 蒋敬 孟康 李立  〔通信〕 張横 王定六  〔交易〕 曹正 盛栄 牛直 
  〔調略〕 公孫勝 武松 喬道清 〔間者〕 戴宗 燕青
  〔致死軍〕 190 侯真 羅辰
507小説すばる3月号の情況:2009/02/17(火) 18:26:05
【洞庭山】 〔水軍〕1万1千 李俊 費保 倪雲 童猛 狄成 項充 張敬 (大型船40艘 中型船150余艘)
       〔造船〕 阮小二 趙林
【楡柳荘】 上青
【杭  州】 瓊英 ウ梨
【洞宮山】 王、 白寿 王貴 王清 張朔
【女  真】 蔡福
【子午山】 秦容 蔡豹 公淑

【逃走中】     宗沢−禁軍4万、劉光世−3万
【隆徳府】     岳飛−3万
【北京大名府】  張俊−3万
【流花寨】     韓世忠−1千、梅展−3千(大型船12、中型船23)

【開封府】     斡本−10万
508無名草子さん:2009/02/17(火) 18:26:58
>>504
まあ領土不拡大宣言はまずかったかなと一度は思ったものの、
あまりの罵詈雑言に逆切れして、再び領土不拡大方針に戻ったのだろうよ。
509無名草子さん:2009/02/17(火) 18:29:20
張朔は洞宮山へ行っていたはずなんだが、戻ってくるのが早かったな。
しかも杭州ではなく武邑で登場。
510無名草子さん:2009/02/17(火) 18:30:19
あちこち飛び回っている張朔を見ていると、ずっと洞宮山にいる王貴・王清が池沼に見えるなw
511無名草子さん:2009/02/17(火) 18:31:07
ずっと年長なのに子午山から動かない秦容は、さらに池沼?
512無名草子さん:2009/02/17(火) 19:11:13
>>505
幻王軍に行ったと思った班光は、どうやら遊撃隊に居続けだな。
宋万と黄鉞が浮いているんだが、どちらも騎馬隊経験者。
すでにどちらかが幻王軍に行っているのか、それとも秦容待ちか?
513無名草子さん:2009/02/17(火) 19:12:53
西夏の宰相李憲光はオリキャラのようだな。奎道も同様にオリキャラ。
514無名草子さん:2009/02/17(火) 19:14:22
一気に肥大化した張俊に期待したのだが、結局、金軍にやられて3万に逆戻り。
岳飛・張俊・劉光世、どこも3万横並びで、平和なもんだ。まあ頑張れや。
515無名草子さん:2009/02/17(火) 19:16:40
>>500
しかし、兀朮ではなく、斡本でくるとは意外だったな。
516無名草子さん:2009/02/17(火) 19:23:06
宣賛が旧宋の地方吏員を登用しているあたりは現実的で良いと思ったな。
地方吏員の中にも宋江のような良吏がいたわけだし、全部が全部、腐敗
しているわけではない。また、官吏が腐敗しようがないような制度構築をしてこそ、
天才楊令殿といいうる。
517顧大嫂:2009/02/17(火) 19:23:52
そういう話になると、あたしの出番かい?
518無名草子さん:2009/02/17(火) 19:29:41
しかし、オリキャラ出すのはいいんだが、似たような姓名のやつが多いな。
「牛」姓は大好きだし、「貴」という名も好きだな。
普通に「張」姓・「李」姓でいいと思うけどな。
519無名草子さん:2009/02/17(火) 20:00:52
今月は、最初の呉用視点が★★★
それ以外は全部★★★★★だな。
なかでも徐絢に関しては、★★★★★に加えて☆☆おまけ
史文恭の死と匹敵するぐらいの出来じゃない?
520無名草子さん:2009/02/17(火) 20:02:45
領土不拡大方針に関しては、方針そのものに梁山泊内部で解釈の違いがあるのか、
戴宗ひとりが勘違いしているのかをハッキリさせてもらいたい。
521無名草子さん:2009/02/17(火) 21:17:22
正直、なんのために徐絢だしたのかわからん
10巻といわず9巻くらいで終わるのか
あと1冊は例のデータ本かね
522無名草子さん:2009/02/17(火) 21:24:43
>>515
斡啜は蕭珪材に差し替えじゃないの?
そうでもしないと蕭珪材に魅せ場なさすぎでしょ。
523無名草子さん:2009/02/17(火) 21:39:20
>>519
確かになぁ・・ウルッと来たぜ。いつもの漢の死じゃなくて、なんか切なさ倍増だった。
扈三娘がエロ満開でよく分からん死に方をした分、女の死として光るもんがあるな。


524無名草子さん:2009/02/17(火) 21:43:26
水滸伝面白かったけど気になることが一つ。
くせがある奴、おかしい奴がいるとすぐオウシンのところにつれていくワンパターン
覚えてないけど5から6人くらいはお世話になってるよね。
525無名草子さん:2009/02/17(火) 21:45:38
いや徐絢はもっと話つくれたろ
何かもう女書くの面倒になったからやめたってふうに見えた
また残った男が復讐の鬼パターンかい
526無名草子さん:2009/02/17(火) 23:56:24
>>524
ここは楊令伝スレだから、水滸・文庫スレで語れよ。

つか、おまえ古いから。
今ちょうどリアルタイムで麻生政権を語ってるのに、
今更、小渕政権とか語りたくない。
空気よめ。

527無名草子さん:2009/02/17(火) 23:58:48
すごい楊令殿も、すごい陸奥守殿をやるために、
負け戦は寝てたことにされた破軍の星より遥かにマシだと思うんです
528無名草子さん:2009/02/18(水) 01:00:08
》503
梁紅玉出すために、女減らした可能性ありそうかなって。

徐絢には良くも悪くも、もっと活躍してもらいたかったなー。
ほんと何のために出てきたのかわからん。
でも正直、個人的にあんまり悪い女にはなってもらいたくなかったから、
死ぬタイミング、死に方はすごく良かったと思う。
致死軍リーダーとの恋が円満に実るとは考えられないっしょ。

重要な仕事してきて、あそこで良い女のまま死んでくれて良かった、という思いもある。
529無名草子さん:2009/02/18(水) 07:29:13
>>527
おっと顕家様の悪口はそこまでだ
530無名草子さん:2009/02/18(水) 08:04:11
>>527
あれは一体なんだったんだろうな。師直と力の限り一ヶ月戦って衆寡敵せず、でよかったのにな。
一ヶ月の負け戦っていう史実に準拠した設定を導入しながら寝てた、ってのは理解できない。
531無名草子さん:2009/02/18(水) 12:07:20
>>528
徐絢は、期待の高い重要人物でもなかったから、彼女でこれだけの話を作れたのは、
まあ良かったのではないかと思う。
死ぬのが早すぎるとは、俺も感じたことだが、南宋関係では、この後に李師師と燕青
の話が控えているから、徐絢がいるとネタかぶりになって邪魔なんだと思った。
532楊令は狭量である:2009/02/18(水) 12:33:37
>>519
呉用視点は、俺も問題ありだと思った。
ここは楊令が頭領であることと関わる重要な問題だ。
このスレでは呉用を頭領に希望する声が高い。
俺もその一人だが、真面目に言っているのではない。皮肉で言っている。
楊令が狭量に見えてしまうからだ。頭領にふさわしい人物に見えない。

一般に人間の器量の大きさを文章で表現するのは難しい。
音楽を聴いた後の感動を文章化するのが難しいのと同じだ。
この点、頭の良さや力の強さを表現するのが比較的簡単なのと違う。

器量の大きさを表現する方法は二つある。
映像作品であれば、器量が大きく見える重鎮俳優を使うことだ。
これだと視覚的に器量を大きさを感じ取れるから、周囲の人物は「すごい、すごい」と言っていればいい。
しかし、文章表現では、それは無理。人間関係によって表現するほかない。
典型は、劉邦だ。
533楊令は狭量である:2009/02/18(水) 12:34:13
劉邦:貧乏人の次男坊、頭悪い、戦弱い、性格がさつ
張良:名門の子、戦略の天才
蕭何:政事の天才
韓信:戦の天才

この三人の天才が、劉邦に仕えるから、劉邦の器量が大きく見える。
もちろん兵がたくさん集まるのも、劉邦の器量の大きさを示す。
項羽は劉邦よりも戦は上手いが、周囲から人が減ってゆく。
何でも自分ひとりでやるからだ。
楊令は項羽に似ている気がしないでもない。
強いのだが狭量なのだ。

楊令伝を読んでいて、しっくりこないのがこの点だ。
宋江は劉邦に近かった。呉用は宋江よりも頭が良いし、柴進は名門だし、
呼延灼は戦が上手かった。彼らが宋江に仕えたから、宋江の器量が大きく見えた。

楊令は童貫を倒す役なので、戦の天才でなければならない。
しかし、戦略立案能力は、呉用(張良役)が楊令を遥かに凌駕しているべきだ。
その点、今回、宣賛が蕭何のような敏腕内政家であることが明確になった点は評価する。
宣賛の仕事に楊令は口出ししない方が、楊令の器量は大きく見える。
残る一点は、呉用を楊令を凌駕する天才戦略家にすることだ。
そのような呉用が楊令に仕えてこそ、楊令は頭領らしく見える。

呉用を頭領にしろという皮肉は、そういう意味だ。天才戦略家が頭領でいてどうする?
張良が劉邦を差し置いて頭領になったか?
諸葛亮が劉備を差し置いて頭領になったか?
534無名草子さん:2009/02/18(水) 12:45:25
>>533
>その点、今回、宣賛が蕭何のような敏腕内政家であることが明確になった点は評価する。

同感なんだが、戦が中心の小説なんで、内政家の地位が低すぎるよな。
宣賛の地位向上を望む。
535無名草子さん:2009/02/18(水) 12:52:58
>>532
>>533
司馬遷が偉大すぎるということだろう。
この手の軍記モノに登場する人物の典型をほぼ書き尽くしてしまい、
後世に与えた影響が大きすぎる。
頭領は劉邦だし、軍師といえばすぐに張良をイメージしてしまう。
諸葛亮も原典呉用も、すべて張良の亜流だ。
楊令伝ではこのイメージを打破するために、楊令を桁外れの戦略家にしたのかどうかは知らないが、
童貫にしても、楊令にしても、少なくとも戦略家・戦術家の面では、成功しているとは思えない。
楊令に関しては、天才戦略家であることが、かえって人気が出ない原因になっていると思う。
536無名草子さん:2009/02/18(水) 12:57:02
それでも、今月号では、楊令が童猛から測量術を学んでいる場面があって、
少しは楊令が人間らしく見えた。
楊令の不思議なところは、21歳の若さで人物が完成してしまい、それ以上
成長の余地のない頂点に辿りついてしまったことだろう。25歳になっても、
30歳になってもその水準は変化しない。高くもならないし、低くもならない。
そんなことは有りえない。
537無名草子さん:2009/02/18(水) 12:58:06
>>533
まあ戦略家としての手腕は楊令より呉用の方が上だというのはずっと示され続けてるよ。
楊令はアイディア出しだけやって、その実現は今までずっと呉用がやってきてる。
実際には楊令の能力のレベル、そんなに問題無いんだけど、年齢と喋り方のせいで、
いい印象のキャラクターにはならない。
538無名草子さん:2009/02/18(水) 12:58:50
失言、思慮の足りないところ、物語の展開に合わないところは、作者が捏造してくれるというのが、もっとも変。
539無名草子さん:2009/02/18(水) 13:00:04
>>537
>まあ戦略家としての手腕は楊令より呉用の方が上だというのはずっと示され続けてるよ。

      ___   ━┓  ___    ━┓
     / ―  \  ┏┛/ ―\   ┏┛
    /  (●)  \ヽ ・. /ノ  (●)\  ・
  /   (⌒  (●) /. | (●)   ⌒)\
  /      ̄ヽ__) /   |   (__ノ ̄  |
/´     ___/     \        /
|        \          \     _ノ
|        |          /´     `\
--------------------------------------
540無名草子さん:2009/02/18(水) 13:03:47
>>536
今月の【登場人物表】

韓成・・・呉用の手伝い   家政婦のことか?
童猛・・・水路作りが得意  水路作りは安井道頓。童猛が作っているのは、水路図。
541無名草子さん:2009/02/18(水) 13:06:38
>>539
楊令、アイディア出すだけで、実行には何の役にも立ってないんだよ毎回毎回。
やってることは騎馬隊を三つや四つに分けるだけで。
542無名草子さん:2009/02/18(水) 13:22:20
>>537
楊令の能力のレベルは、読者が読むと低いだけであって、作中での評価は異常に高いよ。
この点は、しっくりこないというより、滑稽。
『世紀の大マジック・ショー』というのを子供の頃観に行ったんだが、あまりのショボさに、
どこが「世紀の」なの?と思ったことがある。
作中での派手な宣伝は、よした方がいいね。
543無名草子さん:2009/02/18(水) 13:54:24
でもまあ、今回は、描写の緻密さが復活していたので、読み応えはあった。
武松が見た西夏の城壁の描写などは、歴史小説ファンが喜ぶようなところだな。
“出入りのために崩されて、道が通じているところもある。ずっと昔に築かれた城郭を、
そのまま使っているのだろう”
544無名草子さん:2009/02/18(水) 14:00:36
朱樺の台詞の中に登場した「言伝」もいいね。
言伝は祖母が生きていた頃は、みんな普通に使っていた言葉だが、
あの世代が少なくなると、誰も使わなくなった。
このような純粋の日本語(なんだろうと思っているのだが)を後世に伝える作業に、
作家の皆さんは、もっと力を入れてもらいたい。
メッセージのような敵性語は、使わなくていい。
545無名草子さん:2009/02/18(水) 14:08:17
かつて日常用語だったのに、最近は誰も話さなくなった言葉を見ると、嬉しくなるね。
たしか昭和49年だったかに、邦画と洋画の興行収入が逆転して、洋画が上回った。
この頃から、純粋日本語があるにもかかわらず、英語の言葉を日常用語として使う
悪しき慣行が一段と強まったような気がするな。
嬉しいことに、昨年は、邦画の興行収入が洋画を上回った(アニメのおかげだが)。
楊令伝で、言伝も復活した。この調子が続くといいね。
546無名草子さん:2009/02/18(水) 14:12:28
>>545
水洗トイレが家庭に導入されて、汲み取り式を見かけなくなった時期とほぼ一致するな。
汲み取り式便所は、トイレとは言いにくかったからな。
547無名草子さん:2009/02/18(水) 14:21:03
ネットによる意見の交換も、日本人のコミュニケーション方法としては、江戸時代に戻った観がある。
幕末、諸藩から京に集まった尊攘浪士は、宿が隣同士であるにもかかわらず、会合して口頭で
意見の交換をしなかった。手紙でやった。
口頭による意見交換が盛んになったのは、明治になって議会や役所ができてからだろう。
民間に普及するのは、集団で学校教育を受けるようになってからだ。
548無名草子さん:2009/02/18(水) 14:24:35
>>536
頭領になったからといって、他人から何かを学んではならないことはないからな。
国務大臣になっても酒で失敗する人もいる。過去の失敗は無視されるか事実を
捏造される楊令を見ていると、ジョージ・オーウェルの『1984年』を思い出してしまう。
549無名草子さん:2009/02/18(水) 14:29:21
>>522
史実では、張邦昌の楚が滅亡した後は、宗沢の義勇軍が開封府を占拠して、
南下してくる金軍を撃退することになるんだけど、楊令伝ではどうなるのだろう?
一度、宗沢・岳飛・韓世忠らによって斡本を追っ払い、その後、金軍による
本格的な南宋侵攻となるのだろうか?
550無名草子さん:2009/02/18(水) 14:33:00
あの場所に金軍が居座ると、岳飛は動きが取れんよな。
韓世忠は、揚州の闘いに参加できるだろうが、岳飛は斡本との闘いに破れ、
建康府に逃亡後、そこで金軍と闘うことになるのだろうか?
551無名草子さん:2009/02/18(水) 14:35:54
宗沢の登場場面が少ないから、いまのところ何とも言い難い。
熱血主戦派の李綱に比べ、宗沢はいくらか思慮深いというだけで、
主戦派であることには変りはないのだろうが、率いる戦力は惰弱なようだ。
552無名草子さん:2009/02/18(水) 14:38:15
東京開封府留守である宗沢を、あえて南京応天府留守と言っているところが気になるな。
開封府はあのままで、高宗逃亡後の南京応天府で、宗沢が軍閥化するのだろうか?
553無名草子さん:2009/02/18(水) 14:43:51
>軍勢が、街道を南へむかっている。
>城内にいた義勇兵もそれに従い

義勇兵。先月号ではこれが宗沢率いる禁軍になったとあった。
ここでいう「軍勢」とは?「義勇兵」との違いは?

>宮殿には、宗沢と李綱が、その部下とともに残っている。

宗沢は文官ながら、禁軍を率いることになったのでは?「部下」とは?
554無名草子さん:2009/02/18(水) 14:55:38
>>548
BIG YOUREI IS WATACHING YOU.

>>552
現時点で南京応天府留守なのは史実通り。これから東京開封府留守になる、はず。
555南宋禁軍のここまで:2009/02/18(水) 14:59:28
・康王趙構を推戴して帝位につけたのは、宗沢
   趙構と宗沢の出会いを仕組んだのは、赫元
・檄を飛ばして義勇兵を集めたのは、李綱
   三日で4万が集まる→その後、5万に
・開封府で金軍に破れた劉光世が2万を率いて南京応天府に
   劉光世は全軍の指揮を執ろうとはしなかった
・義勇兵5万は文官により統制され、5隊の禁軍を編成
・禁軍の総帥は、宗沢
   宗沢は、李富の予想では宰相になるはずだったが、宗沢も李綱も、帝の親政を
   受け入れていた。
・高宗は劉光世の軍勢に守られて南京応天府を脱出
   >>553の「軍勢」は、劉光世の2万
   >>553の「義勇兵」は、先月号の「禁軍」
・宗沢は、今月では「宰相」
   李綱は、宗沢の下で国家の構えを整えようとしている男
556無名草子さん:2009/02/18(水) 15:12:57
>>554
>現時点で南京応天府留守なのは史実通り。

そのような史実があるか?開封府留守の前の身分は、磁州の知府のはず。

>>555
先月の李富の予想どおり、宗沢が宰相になるのは良しとしよう。史実とは違うがな。
だが、禁軍はどうなった?義勇兵に格下げになったのか?
宗沢の禁軍総帥としての地位は、宰相になったことによって、消滅したのか?
どうして義勇兵(禁軍)は、総帥を南京応天府に残して、高宗の後を追ったのだ?
557無名草子さん:2009/02/18(水) 15:22:55
>>555
宗沢は、3月号の355頁までは、禁軍総帥だ。禁軍は寄せ集めという悪口は言われているが、
「禁軍と称するもの」と呼ばれている。劉光世は「宗沢の指揮から独立したがっている」と言って
いるから、この時点では、禁軍は存在し、その総帥は宗沢だな。
356頁の徐絢の視点から宗沢は「宰相」になる。
381頁。金軍の侵攻を聞いて1万が逃げたところから、禁軍は義勇軍に格下げされている。
それと同時に、383頁で、宗沢の禁軍総帥の地位が消滅している。
義勇兵は、総帥を置き去りにして逃げたwwww
558無名草子さん:2009/02/18(水) 15:26:14
斡本の金軍に開封府を奪わせたのが失敗でねぇ?
史実と違うことをやろうとすると、必ず他で齟齬が生じるよ。
559南京応天府留守 宗沢:2009/02/18(水) 15:31:46
           r'丁´ ̄ ̄ ̄ ̄`7¬‐,-、           /
        r'| |          |  |/  >、     /
        ! | |          |  |レ'´/|       |   李綱
        | | |   /\   |  |l  /⊂う    |
        | | |__∠∠ヽ_\ |  リ /  j     ヽ   わ、わしの禁軍は、
        |´ ̄   O   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`!      〉
        l'"´ ̄ ̄ヾ'"´ ̄ ̄`ヾ::幵ー{       /   どうして総帥であるわしを残して
        ⊥,,,,,_、    ___,,,,,ヾ| l::::::|      |
         lヾ´ f}`7   ヘ´fj ̄フ  | l::i'⌒i    |   帝の跡を追ったのじゃ?
         l ,.ゝ‐イ    `‐=ニ、i | l´ ( }    ヽ
         l     {         U | l 、_ノ    ∠ヘ
        l   / ̄  ''ヽ、   | l ヽ_       \,_________
           !  ハ´ ̄ ̄ ̄`ト、  |亅〃/\
        ,人 f ´ ̄ ̄ ̄``ヾ  j ,!// {_っ )、
      // `ト、__iiiii______,レ'‐'//  _,/ /スァ-、
    ,.イl{ { 々 !/´しllllト、 ̄`ヽ、 // /´,.-、 /彑ゝ-{スァ-、
  ,.イ彑l l > ゞ く l 〃 l|ハ.lヽ、 ハVゝヽ二ノ/ゝ-{、彑ゝ-{、彑ァ-、
,.イ彑ゝ-'l l ( (,) レシ′   !l `ソァ'´    _ノ7{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑{
ュゝ-{、彑l l  ` -イヘ      !l // /⌒ヽヾ/_ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、
 {、彑ゝ-'l l f⌒Yハ ',    !l/ / ヽ_う ノ /-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ
彑ゝ-{、彑l l{ に!小 ヽ   /!l /   ,/ /彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、
560無名草子さん:2009/02/18(水) 15:47:18
>>558
【邪推その1】
  先月号で宗沢を「禁軍総帥」にしたのは、楚の消滅後、宗沢を留守として開封府へ派遣する
  つもりだった(史実どおり)。
【邪推その2】
  岳飛を忠義の士にするのが嫌になった。当初は、宗沢が開封府へ派遣され、岳飛も宗沢の
  配下となって、南宋系列の軍閥になるはずであったが、ここで計画が変更された。
  ※忠義の士など北方作品にはもってのほか。岳飛は強いだけのボンヤリした青年にしよう。
【邪推その3】
  楚の消滅によりポッカリ穴の空いた開封府に宗沢が行かないとなると、そこに誰かを入れる
  必要がある。岳飛は少数精鋭の騎馬隊にしたいので、まだ開封府はやれない。そこで金軍
  の侵攻ということになった。
【邪推その4】
  宗沢が開封府に行かないのなら、禁軍は必要ないし、宗沢がその総帥である必要もない。
  そこで、宗沢を史実に反し宰相にした。禁軍は、もとの義勇軍に戻した。
561無名草子さん:2009/02/18(水) 15:54:53
>>560
ポイントは、「岳飛を忠義の士にするのが嫌になった」だな。
童貫も、そうだったしな。
楊令伝では、敵方であっても、忠臣蔵的要素は一切排除されるということだな。
進駐軍がいた頃は、進駐軍によって忠臣蔵が禁止されたわけではないが、
各映画会社は、進駐軍に遠慮して、封建的要素の強い映画の製作は控えた。
忠臣蔵はその典型。その証拠に、進駐軍がいなくなると、各社競って忠臣蔵映画を
製作した。
562無名草子さん:2009/02/18(水) 15:58:46

               ___ _ __        _
             /   \`ヽ_ `ヽヽ/´/─- 、
             /     、ゝ''7´        ─‐=ニ`丶
          /   . : . .:/{    _ _ _ _   `ヽ‐ 、
           l  . : : :./   ̄   ____ _____ __l __ `丶、 ヽ::ヽ
           {: : : : : :/ _ ‐ ´  /  .:./|ノ:. ハ丶、 \|::.ヽ
           `ーァー/´   l_,./z=斗匕´ |:.:. / !:. ! ヽ  `、 }
          / //l     | .:〃う:::.じハ  |/  くハ: i   Y
          ////:.|  :.  l:/{ {;;ヘぃノ     ,ィ尓 ヘ/   |
         〈 <___//:.:.:l :.:.:.:.:.:.:{ハ  `ー'′     {J;cj〉/`   l
       /\__/:.:.:〈ト、:.:.:.:.:.:.:.:.:.\~~"     丶ゞン |:.  .:! l
     <:_:_:_:_:.:|」:.:.:.:.:ヽ\:.:、:..:.:.:.:.:.:.>{ ̄ ̄  ァ ゙"''ノ:._ノ:.:!. i
       ‐=ニ二:.:.:.:.:.:.:.:`ーrヾミニ´  |     |  ´7:.:.:.:.:jノ      北方先生は、尽忠報国が
          _ノイ:.:.:.:.:.:_:_:| \     i     ノ   /:.:./         お嫌いなんですか?
            |:.:.:/|  ̄ ̄`\    ヽ _, イ/ ̄>-f
          /´ ̄ ̄\       丶、 __/ / // ̄ ヽ
          /       \      (_/_ノ! _ノ´ / ̄ }
         ./    ` 丶    ヽ、   __ {   ´ー''´, -─ {
       /    ‐-  、ヽ  ヽ>{{;;_)j       ー┬ イ
       |:..         ヽ _ 〉 <ヘ/        /: ノ
       |::: .       _:_:_:_:_.j} 匚/        /: /
563無名草子さん:2009/02/18(水) 16:16:46
>>546
便所は日本語じゃないな。<かわや>が日本語だ。
黒岩重吾の小説に、川の上に小屋を造って、うんこ・しっこを垂れ流していた古代の
かわやが登場する。タイトルは忘れた。
564無名草子さん:2009/02/18(水) 16:34:29
>>532
>>533
>>537
俺は、楊令と子供(楊令の子ではなく、子供一般)とのふれあいシーンがあると、
楊令の印象がよくなるのではないかと思う。
565無名草子さん:2009/02/18(水) 16:36:41
子役時代の楊令と触れ合った好漢、楊志・石秀・林冲・索超などは、暖かい人物
として記憶に残っているからな。
566無名草子さん:2009/02/18(水) 16:38:04
楊令だって、犬と戯れるシーンがあった頃は、暖かい人間として記憶に残っていたんじゃない?
子供がむずかしければ、犬でも出そうよ。
567無名草子さん:2009/02/18(水) 16:41:16
>>563

子麻呂が奔る?
斑鳩宮始末記?
568無名草子さん:2009/02/18(水) 16:41:44
>>532
「楊令が考え、呉用が具体化する」というように見えないんだよね。
今月の会話場面なども、呉用がおべっか遣いの腰巾着のように見えてしまう。
569無名草子さん:2009/02/18(水) 17:38:29
>>520
顧大嫂の暴力で、領土不拡大方針に収斂したのでは、面白くも糞もない。
やはり対立は生じるだろう。
現に南宋ウォッチングを続けている間者や致死軍の中には、戴宗のように
梁山泊による全国統一を夢みる人もいるし、現領土維持のためにも南宋
は打ち倒すべきだと考える者もいていい。
反対に、文治省を中心とする文官は、戦になりそうなことは極力避けて
内政を優先すべきだと主張するだろうな。
570無名草子さん:2009/02/18(水) 17:45:27
>>485
西夏や西遼に人を派遣して絹の道の安全確保もよいが、現に金国は梁山泊の傍を通過して、
旧北宋の領土を侵す軍事行動を始めているわけだ。
まず、かつて楊令が将軍として働いていた金国には、梁山泊の現領土についての主権を認め
させることはできないのかな?
571無名草子さん:2009/02/18(水) 17:48:41
呉乞買は、華北に関しては、張邦昌の楚の主権を認めたんだろう(すでに消滅したが)。
楚の主権が梁山泊の領土を除外することになっていたかどうかは、明確でないな。
572無名草子さん:2009/02/18(水) 17:50:19
金と梁山泊の関係が今後どうなるかを隠すことは、小説的には、今後の展開予想を
不能にして面白いんじゃないの?
573無名草子さん:2009/02/18(水) 17:54:50
おいおい、1125年といえば、いまから2年前。この年の金軍出兵については、
蔡福の力が働き、蕭珪材と韓成は共に闘い、梁山泊水軍は金軍主力とも協力しているんだぜ。
ここで梁山泊が金との関係をより濃厚にしようとしないことこそ不自然。
しかもすでに金軍は開封府を押さえているw
574無名草子さん:2009/02/18(水) 17:56:17
桁外れの戦略家楊令殿がいるから心配無用。
それに呉乞買の後ろには、いつも幻王がいる。
575幻王楊令:2009/02/18(水) 17:59:11
     /....:::::::   ''''::. l |
     /  ...................::::::: ノノ
    ノ ....:::::::::::::::::;;.=={彡'   ∧
    ノ .:::   ...::::ゝ_,..-'‐‐-- /∧ヽ
 _,.-'"_,   ....:::;-''"  _______// ,,,ヽヽ____
 `ー-/  .:::::::/    \ヽ ̄,, ; ;;  ̄/〈
   /.:: .::::::/      _,,.ゝゝ;;,, ,, ,,;; '< ヽ__
  / ..:: ..::/   ,.',ニ=''",,,,,.. "'ヾ,,,,,,;;' ;;:..`ー-‐}
 ノ..: ,.: .::::/   //;''";:______,.-‐-、 ''' ,.-、__,,,;;;;/
〃....::: ...::::|   // ;;: / -===、,,_ `'" _,.==j; |
_,.;' ...:::丿l   // ;;: /l  ,.rt=;y,`''" /,.t=y‐ }l| |
.....:::::/  l  //,,;' /l|    ̄~    i:: ̄~ ll| l'
...../     l ヾ、,,,.ヽl!         ;::.   l| l
/      ヽ ヾ、;;: ヽ        ''"   l l'
        ヽ ヾ、 ;,ヽ     _,,.-‐一,.  |l_l'       金軍がなにをやるかは、
         ゝ ヾ、_,.ゝ     '''"'' ::::/〈         見ているしかなかった。
         //ヾニ〃ヽ_       .::/ヾ丶
        //  l〃   `ー-- _____,,::シヾ:::ヾヽ
       //  〃 \        ノ/ \ ヾヽ
      //  〃    \     //   \ ヾヽ
     ///〃       \  / /    〃\`ー=ニ二
576無名草子さん:2009/02/18(水) 18:02:51
「これ以上の領土は、抱えきれないというのが、政庁が出した結論です」と勝手に国境線
を決め、ここを侵す勢力は、かつて自分が遼から独立させた金でさえ敵であると喚きちらし、
なんらの外交手段も施さない桁外れの戦略家ww
577無名草子さん:2009/02/18(水) 18:04:35
師匠が自宅警備員の王進だからな。
弟子も自国警備員になったのさ。
すっげーヒキコモリ小説。
578無名草子さん:2009/02/18(水) 18:19:20
先月号にくらべると、岳飛に迫力がなくなったのも気になるんだよな。
南宋三将が仲良く三万の兵力で横並び。
みんな将来は青蓮寺の部品になるのではないか?

ひょっとして、金と南宋が手を組み、梁山泊以外は全部敵になって、
四方八方から攻められる。楊令殿の八面六臂の奮戦で、14巻まで
もちこたえるが、15巻で梁山泊全滅。闘鶏ヨウレイ・ファイトという最悪
の展開になるのではないか、ということを心配している。
579無名草子さん:2009/02/18(水) 18:20:55
それだと、史実なんていう、くそ面倒くさいことを考えなくていいから、楽だな。
味もそっけもないけど。
580南京応天府留守 宗沢:2009/02/18(水) 18:24:01
           r'丁´ ̄ ̄ ̄ ̄`7¬‐,-、           /
        r'| |          |  |/  >、     /
        ! | |          |  |レ'´/|       |   北方君
        | | |   /\   |  |l  /⊂う    |
        | | |__∠∠ヽ_\ |  リ /  j     ヽ   わ、わしは南京応天府で朽ち果てるのか?
        |´ ̄   O   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`!      〉
        l'"´ ̄ ̄ヾ'"´ ̄ ̄`ヾ::幵ー{       /   東京開封府の留守にすると、
        ⊥,,,,,_、    ___,,,,,ヾ| l::::::|      |
         lヾ´ f}`7   ヘ´fj ̄フ  | l::i'⌒i    |   き、君は約束したじゃないか?
         l ,.ゝ‐イ    `‐=ニ、i | l´ ( }    ヽ
         l     {         U | l 、_ノ    ∠ヘ
        l   / ̄  ''ヽ、   | l ヽ_       \,_________
           !  ハ´ ̄ ̄ ̄`ト、  |亅〃/\
        ,人 f ´ ̄ ̄ ̄``ヾ  j ,!// {_っ )、
      // `ト、__iiiii______,レ'‐'//  _,/ /スァ-、
    ,.イl{ { 々 !/´しllllト、 ̄`ヽ、 // /´,.-、 /彑ゝ-{スァ-、
  ,.イ彑l l > ゞ く l 〃 l|ハ.lヽ、 ハVゝヽ二ノ/ゝ-{、彑ゝ-{、彑ァ-、
,.イ彑ゝ-'l l ( (,) レシ′   !l `ソァ'´    _ノ7{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑{
ュゝ-{、彑l l  ` -イヘ      !l // /⌒ヽヾ/_ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、
 {、彑ゝ-'l l f⌒Yハ ',    !l/ / ヽ_う ノ /-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ
彑ゝ-{、彑l l{ に!小 ヽ   /!l /   ,/ /彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、
581無名草子さん:2009/02/18(水) 18:29:22
好意的に解釈すると、高宗が1127年10月に南京応天府から揚州(史料によっては鎮江)に
逃げた事実を上手く説明するために、斡本の金軍に開封府を占拠させたと考えられるな。
582無名草子さん:2009/02/18(水) 18:33:38
その後、宗沢は侵攻してきた金軍を打ち払うわけだが、先に宗沢を開封府に入れて金軍に
攻めさせるより、宗沢・岳飛・韓世忠に城攻めをさせて勝たせた方が、彼らの名声は高まるよ。
城攻めの方が難しいからね。そういう配慮から斡本を入れたのなら一石二鳥の名案といえる。
583無名草子さん:2009/02/18(水) 18:43:18
北方謙三は、いつも一石二鳥の名案を出してくる作家だよ。
斡本は宗沢(実質的には岳飛と韓世忠)に開封府を追っ払われ、金へ帰るか、
転進して高宗を攻めるのではないか?
584無名草子さん:2009/02/18(水) 18:45:02
斡本だけでは物足りないな。援軍として斡離不も開封府へ来て、そこで年内に戦死すれば、
史実の病死よりもずっと面白くなって、一石三鳥の名案だよ。
585無名草子さん:2009/02/18(水) 18:50:01
それよりも北京大名府の張俊が目障りだわな。
北京大名府こそ斉(梁山泊)の首都。そろそろどいてもらおう。
586無名草子さん:2009/02/18(水) 19:03:35
張俊軍の兵数が膨れ上がったときは、大量の兵員を維持するために、張俊が住民に
重税を課し、領地が荒廃する。「張俊の暴政を放置しておいてよいのですか、楊令殿?
あの暴政を見て見ぬふりをしていて、梁山泊の志の悖ることはないのですか?」
いざ出陣かと思ったんだが、まったく違ったな。
587無名草子さん:2009/02/18(水) 19:04:09
>>569
それなんて楊家将の宋?
588無名草子さん:2009/02/18(水) 19:04:18
張俊=元盗賊にも適合するしな。
589無名草子さん:2009/02/18(水) 19:05:50
>>585
梁山泊は流民は受け入れないが、商人の出入りは自由にして、そこからも税を取る
と言っていた。商売は田舎でやるより都市でやってこそ利が上がる。
北京大名府を取れば、斉の首都が確定すると同時に、税収も増大する。一石二鳥の名案だよ。
590無名草子さん:2009/02/18(水) 19:07:54
誰の台詞だったか忘れたが、今月号の中で、開封府が宋の手に戻ることは二度とないだろう
と予想している香具師がいなかったか?
591無名草子さん:2009/02/18(水) 19:10:33
確か、張俊と劉光世って韓成のアレでびびって負けた時、ツーカーの仲のように書かれてたよな。
今月号では劉光世は張俊を嫌っている、って書かれてた。

まぁ、そっちの方が後々都合がいいんだけど
592無名草子さん:2009/02/18(水) 19:15:41
「幻王」楊令 ⇒ 「闘鶏」楊令
593無名草子さん:2009/02/18(水) 19:15:49
>>569
しかし、どうして領土の不拡大に固執するんだろう?
戸籍まで作って梁山泊の住民と他の領土の住民とは徹底的に差別する。
他の領土では戦をやってんだよね。でも、自分のとこだけ平和ならいいんだよね。
不思議な感覚だわ。
現在の領土の広さでないと、豊かな国はできないというが、なぜそういうことが
楊令殿にはわかるのだろう?適正な広さなんて、やってみて初めてわかることでねぇ?
594無名草子さん:2009/02/18(水) 19:22:38
>>593
叩けば叩くほど固執なさるだろうよ。素人に文句いわれて、「ああそれもそうですね」と
コロリと従来の考えを変える作家はいないぞw
まあ21世紀の現代でさえ、国家の適正な広さなど、わかる奴はいないと思うがなw
だいいち人口の変動もあるし、従事する職業人口の構成などは日々変化するわけであって、
一時点で決定した「適正な広さ」が何年通用すると楊令殿はお考えなのだろうかw?
595無名草子さん:2009/02/18(水) 19:24:27
梁山泊の領土にだけ、四川大地震クラスの災害が起きれば面白いのにね。
適正な国土の広さwwwwwww
596無名草子さん:2009/02/18(水) 19:28:04
絹の道の交易による収益を、北方謙三の執筆活動で得られる収入に置き換えて、
それで養える人口が500万人ということなの?
597無名草子さん:2009/02/18(水) 19:33:50
重要資料なんで、前スレから転載しておく。

98 名前:高宗の逃亡記録[sage] 投稿日:2009/01/21(水) 14:04:34
移転時期の月日までは記されていないが、おおまかな目安になると思う。

1127 南京王天府 → 揚州 
1128 揚州 → 鎮江 → 杭州
1129 杭州 → 建康 → 鎮江 → 常州 → 杭州 → 越州 → 明州 → 定海 → 温州沿岸
1130 温州沿岸→ 越州〔秦檜帰国〕
1131
1132 越州 → 杭州
598無名草子さん:2009/02/18(水) 19:38:29
>>593
不思議な感覚でもなんでもなくて
当時はそれが当たり前だろ
国ってそういうものじゃないか
599無名草子さん:2009/02/18(水) 20:54:17
リキが溺れて死んだ。
あっけなく情けない最後だったな。
600無名草子さん:2009/02/18(水) 20:58:32
>>593
兵数の限界でギリの広さってのがまずあるよね。
あとは、晁蓋の言っていた全国での梁山泊に呼応した叛乱ってのが起こらなかった事。


601無名草子さん:2009/02/18(水) 21:28:23
今週号の呉用は宣さんの軍学以外の読書量に舌を巻いてたけど、
水滸伝時代は軍学書の読書量に舌を巻いてましたよね、確か…
602無名草子さん:2009/02/19(木) 02:37:19
>>601
まぁ、基本的には顔潰した後は晴耕雨読どころか晴読雨読でしょw
603無名草子さん:2009/02/19(木) 09:14:10
楊令は項羽みたいな最期を迎えるんじゃないかな?
604無名草子さん:2009/02/19(木) 14:44:32
>>600
梁山泊で入山を断るから、張俊のところへ兵が流れた。
兵数の適正規模の決定じたいが不思議。
605無名草子さん:2009/02/19(木) 15:03:15
>>598
梁山泊の兵というのは、現在の領土で徴募された兵ばかりでなく、建前は全国各地から
集まったことになっている。
たとえば、江州出身の兵に弟がいて、梁山泊はいい国だからおまえも来い、と兄に呼ば
れたとする。
ところが、「梁山泊外からの、人民の流入はできない(345頁)。追い返される。
他にも他郷に家族を残して梁山泊で闘ってきた兵は多い。そして、宋を倒し、立派な国
を建てた。宋の時代よりも豊かな暮らしができる。他郷にいる家族を呼んでやりたい、と
思うのが人情。
しかし、梁山泊国の豊かさを享受できるのは、見ず知らずの他人。これが国かな?
闘いの中で死んで行った兵はそれで成仏できるかな?生き残った兵が満足するかな?
他郷にいる家族は、南宋の圧政に苦しむかもしれない。心を痛めないかな?
梁山泊に呼ぶだろう、普通。国ってそういうもの。
606祖永:2009/02/19(木) 15:08:57
俺は伯父の杜遷を頼って梁山泊へ来ました。
えっ!いまは駄目なんですか?追い返されるんですか?
607隆徳飛 ◆6M5fgYGV9c :2009/02/19(木) 15:27:21
 つまらないものを見た、とケ広は思った。
 金軍の来襲に対して、はじめから闘う意志のなかった三万以上の元張俊軍の兵が
流民となり、梁山泊軍への入隊を求めて、国境へ押し寄せてきたのだ。
 彼らの多くは、かつて梁山泊軍への入隊を求めたが、陳娥に追い返された者たちだ。
口々に「陳娥を殺せ」と叫んでいた。
「放置しておくと、三万の流民は賊徒になり、梁山泊を襲うかもしれません」
 蒼貴が言った。
 童貫戦の中で、ケ広が兵から引きあげた下級将校である。
「やつらが梁山泊を襲えば、我々は彼らを殺すのですね、ケ広殿?」
「それが幻王楊令殿の方針である。抵抗する者は、兵であろうと民であろうと殺し尽くす。
殺し尽くす戦をすれば、次からは抵抗しなくなる」
 釈然としない気持ちを抱えながらも、ケ広は、そう言うしかなかった。
「見てください、ケ広殿。張俊の現兵士が、三万の流民の群れに襲い掛かり、無抵抗な
三万を殺しています。彼らを助けないのですか?彼らの中には、梁山泊にいる身寄りを
頼って他国から流れてきた者もおります」
 張俊軍の現兵士は、梁山泊軍が領土を侵されない限り討って出ないことを知っている。
安心して殺戮を楽しんでいた。
「無視しろ。我らで殺し尽くす手間が省ける」  
608無名草子さん:2009/02/19(木) 15:35:47
>>605
>生き残った兵が満足するかな?

生き残った兵なんて、コンニャクや大根と同じ。
意志も感情もない。かりにあっても、楊令伝では無視される。
楊令殿ひとりの意志が実現できれば、楊令伝はそれでいいんだ。
余計なことを考えるな。
人間は楊令殿ひとりで、他は意志も感情ももたない。
609無名草子さん:2009/02/19(木) 15:40:28
>>605
>しかし、梁山泊国の豊かさを享受できるのは、見ず知らずの他人。これが国かな?

ワロタwww
しかも、最初は、蘇端を棒で殴っていた連中。
こいつらにいい思いをさせるために、命をかけて闘い、故郷に残した家族には、
何もしてやれない。呼べば追い返される。
これじゃぁ、梁山泊の兵は闘わないよ。

【予告】 来月号で梁山泊軍は解散します。
610無名草子さん:2009/02/19(木) 15:42:17
水滸伝時代は、兵には僅かな給金が配られていた。
それを故郷の家族へ仕送りしていた者もいたよな。
仕送りぐらいは、していいんだろうww
611故郷の家族:2009/02/19(木) 15:44:38
>>610
梁山銭なんか仕送りしてもらっても、使えねー。
送料がもったいないから、もう送ってくるな。
612無名草子さん:2009/02/19(木) 15:52:37
ろくでもない国づくりの話なんかに具体的に踏み込むから、収拾がつかなくなってきたじゃないか。
政略と戦略と痛快な戦闘場面。その中で死んでゆく人間たちのドラマ。
志の実現を阻む敵と闘う、エンタメ水滸伝に戻ろうよ。
国境と戸籍で住民を確定するというのが、そもそも不可能なんだよ。
ずっと陸続きの大陸では、島国的発想は通用しないよ。
楊令梁山泊は、鎖国日本を連想させて、まったく明るさ・解放感がないよ。
613無名草子さん:2009/02/19(木) 16:00:05
舞台は12世紀の中国で、読んでいるのは21世紀の政治・行政にどっぷり浸かった現代人。
内政を事細かく具体的にやると、不思議世界発見になる。
内政は住民の暮らしが楽になったという程度で軽く流して、外交をしっかりやれよ。
北宋は滅ぶ。南宋建国。金軍は攻めてくる。軍閥は割拠する。外交に重要課題が山積している。
614無名草子さん:2009/02/19(木) 16:12:44
>>608
天地創造神話なので、楊令殿以外の登場人物に意志や感情がないのは当たり前。
楊令殿が御造りになった国に他の地域の住民は流入できないと楊令殿がおっしゃれば、
流入できないのだ。また、楊令殿以外の人物は、暑い寒い痛い以外の感情を持たない
ので、何とも思っていないのだ。これでいいのだ。
615無名草子さん:2009/02/19(木) 16:24:46
>>603
読者の感覚ではそうなんだけど、項羽のような楊令殿が、なぜか人に好かれるという
理解しがたい構成で物語はこれからも進行する。
616無名草子さん:2009/02/19(木) 16:36:35
>>470
ここは明らかに矛盾していると思う。
楊令の夢・志は、宋を倒し新しい国を作るための闘いにのみあった。
新しい国ができれば、俺の夢は終るから、俺はそこから先はタッチしないと言っている。
楊令と区別された梁山泊の皆さんの志は、その新しい国づくりの中で生かされるべきだ、
と言っている。
ところが、今月号では、正反対になっている。
以前自分の言ったことは間違っていたと楊令に言わせた方が、ずっと楊令の好感度は
上がると思うのだが、こういう理不尽な楊令擁護の繰り返しだと、楊令の不人気が拡大
するばかりだと思うのだけど、違うかな?
617無名草子さん:2009/02/19(木) 16:41:55
>その先にある国の姿は、実際のところ、夢のように思い描いていただけだ。

小説なんで、それでいいんじゃない?政治学の教科書じゃないから。
実際、楊令が提示した新しい国の姿には、ちっとも魅力がない。
こういうものを具体的に示すと、面白くなるはずがない。
腐敗していた宋であったが、武松が山中で出会った虎の番をしていた老人は、
ずっと幸せそうに見えた。
618無名草子さん:2009/02/19(木) 16:48:59
>>606
どうやら軍に入ることはできるらしい。
住民になろうと思って入ってくると追い返されてしまいます。
つまり梁山泊の住民になろうと思ったら、まず兵士になって(ここで厳しい審査があります)、
45歳まで実戦よりも苦しい調練とまるで地獄のような実戦を戦い抜く必要があるのです。
619隆徳飛 ◆6M5fgYGV9c :2009/02/19(木) 16:56:55
「俺は北にいる時から、なんとか光を見つけようとしてきた。童貫と闘っている時もだ。
しかし、宋を倒すことそのものが、志だったと言うしかない。その先にある国の姿は、
実際のところ、夢のように思い描いていただけだ」
「国を作ろうと思い続けていた。それは、はじめから変っていない。それだけで良いで
はありませんか。徽宗が、蔡京が、童貫が、民のための国を作ろうと考えていたで
しょうか?彼らには、民のための国を作ろうという志はありません。楊令殿、いや
梁山泊には、その志がある。それだけで十分ではありませんか」  
620無名草子さん:2009/02/19(木) 17:05:14
>>619
このあたりでまとめていただければ、読者の気持ちはスッキリするな。
しかし、12月号で長々と述べた楊令殿の演説を、あれは、思いつきのたわ言
にすぎない、と笑い飛ばすだけの度量は、楊令殿にはないだろうな。
水滸伝史上最低の狭量男楊令だからな。
621無名草子さん:2009/02/19(木) 17:14:16
>>616
そうかな?呉用の「頭領なんだからさ」ってな言葉に無表情で黙ったり、
暇ぶっこいてるところを見ると、この先は託すような気がしてならないのだが。
622無名草子さん:2009/02/19(木) 17:18:09
熟女真の女を攫い数人囲っているのだが、2〜3巻を読む限り、熟女真と生女真の融和
といった崇高な理念は毛ほども感じさせない。B級バイオレンスの寒々とした雰囲気を
出そうとしていただけだな。水滸伝の梁山泊の闘いは甘い。本気で権力を奪取しようと
思うのなら非情にならなきゃ駄目だ、と若干21歳の楊令殿が、梁山泊の歴戦の勇士に
説教してくださっているわけだ。ありがたや。

熟女真の女を二つの村に分けて囲っていて、子供が生まれているかどうかにさえ無関心
なのは、改訂しない限り、ずっと文章として残るわけだ。読者は、そういう楊令であることを
前提として、この先も楊令伝を読まざるを得ない。
「楊令殿は変った」とおおはしゃぎするだけで、楊令が変るわけがない。あの周囲のはしゃぎ
ぶりは腹が立つだけだ。

若気の至りだった。いい女だったので、他の男にはやらせたくなかったから囲った。
頭領にあるまじき行為であった。いまは反省している、と言ってもらえないかね。
豪快に過去の失敗を笑い飛ばせる度量は、楊令殿にはないかね?
623無名草子さん:2009/02/19(木) 17:25:39
>豪快に過去の失敗を笑い飛ばせる度量

僕は、人間の器量の大きさを文章化するには、人間関係で示すしかないと言って劉邦の例を出した者です。
>>622を読んで考えを変えました。この方法がありましたね。
自分の過去の失敗を素直に認め豪快に笑い飛ばす。
もちろん責任を果たすべきところは果たさなくてはなりません。笑っただけではだめですが。
624無名草子さん:2009/02/19(木) 17:29:33
他にもあるよ。現在は成功している人が、貧乏で苦労していた若い頃の話をすることがある。
話し方によっては現在を自慢しているだけのこともあるが、大方は、あれはあれで楽しかった
と懐かしんでいるのな。話し方に厭味がなければ、器量の大きさを示すこともできる。
625幻王楊令:2009/02/19(木) 17:39:49


           ,, -──- 、._ 
        .-"´         \. 
        :/   _ノ    ヽ、_ ヽ.:
        :/   o゚((●)) ((●))゚oヽ:
      :|       (__人__)    |:    う、う、うるせー、>>620 >>622
      :l        )  (      l:    僕ちゃんの失敗は、僕ちゃんに都合がいいように
      :` 、       `ー'     /:    北方先生が、事実を歪曲してくださることに
       :, -‐ (_).        /      なってんだよー。
       :l_j_j_j と)丶─‐┬.''´
          :ヽ   :i |:
             :/  :⊂ノ|:
626無名草子さん:2009/02/19(木) 17:51:32
>>620
>>622
童貫軍の陣へ単騎突入の場面さえなければ、「豪快に笑い飛ばす」で、過去の失敗は
流せると思うんだ。
単騎突入の場面は、精神病を疑わせる気配があるからな。もっと違う楊令のキャラクター
をお考えになっているのかもしれないよ。
627無名草子さん:2009/02/19(木) 17:58:12
>>626
楊令が完璧人すぎる。弱点はないのか、という疑問に対する答えではないかと思っている。
弱点といえば弱点なんだが、単騎で敵陣へ突入しても楊令は死なない、「すごい」という
オプションつきだった。やはり精神分裂にしか見えんよな。
628無名草子さん:2009/02/19(木) 17:59:29
あれは失敗だったと自覚されているのかね。二度と出てこない話題になってしまったな。
629無名草子さん:2009/02/19(木) 18:02:55
カク瑾だか張平だかが、女真にいた時も何度か発作が起きたと言っていたよ。
周期からすれば、そろそろ起きるな。
630無名草子さん:2009/02/19(木) 18:06:44
楊令
「この食い詰め者ども、死ぬ寸前まで食料、水 与えてはならぬ!
極限状態で食料、水を与えれば、この食い詰め者どもの眼には
この楊令が”神”に映ろう
食い詰め者の”脳”は簡単に”洗える”
いずれこやつらが、絶対忠誠の”兵”となる!
この董卓が築くは10年、20年―― 永々と続く独裁国家!」
631無名草子さん:2009/02/19(木) 18:17:48
前作を越えようと努力するのは分かる。一作ごとに前よりすぐれた作品を書きたいと思うのは
当然だ。しかし、その方法を誤ったな。楊令が、梁山泊を越えることが、楊令伝が水滸伝を
越えることだと勘違いしたな。>>619と今月の本文を比較すると、よく分かるわ。
632無名草子さん:2009/02/19(木) 18:21:20
>>631
民のための国を作ろうという志は、梁山泊の専売特許ではなく、戦闘モノの小説一般にしばしば
見られる普遍的なテーマなんだよな。この普遍的なテーマを越えようとすると、越えられんよな。
633無名草子さん:2009/02/19(木) 18:23:52
>>632
第2巻でわめきちらしていた楊令は、何を言いたいのかサッパリ分からんかったからなw
634無名草子さん:2009/02/19(木) 18:32:01
>>607
陳娥のモデルというのは、派遣会社経営のあの方なのかね?
635無名草子さん:2009/02/19(木) 18:46:18
>>617
>こういうものを具体的に示すと、面白くなるはずがない。

というか、「多数決」を真剣に説いている楊令を見ていると、見ているこっちが恥ずかし
くなるぐらい幼稚。
636無名草子さん:2009/02/19(木) 18:53:30
斡本の金軍が開封府を奪ったことだし、そろそろノホホンとしたお見合いモードから
戦闘モードへ移行しなければならんね。
637無名草子さん:2009/02/19(木) 19:04:27
真面目に考えれば、梁山泊・金vs南宋・旧禁軍系軍閥でスタートするしかないだろう。
つい最近まで味方だった金とでも闘うことがあるようなことを匂わすのはなぜなんだろう?
関係が悪化する要因が何かあったか?通常は、そのようなエピを挟んでから、悪化を
匂わせるものじゃないの?
水面下で金と南宋の講和の話が進み、梁山泊の領土が俎上に上げられるのは、まだ
先の話だろう。
物語内部での時間の経過、読書をする上での時間の経過、いずれから見ても、
金と梁山泊の関係の希薄化を匂わせる叙述は不自然なだけ。
638無名草子さん:2009/02/19(木) 19:09:44
宗沢が開封府留守として出陣。だが実質的な戦闘力はない。
岳飛と韓世忠に動員をかける。
金軍に惨敗した張俊は北京大名府で引きこもり。
呉乞買からの要請、あるいは梁山泊内部からの突き上げによって、
梁山泊軍は北京大名府の張俊軍を攻撃。簡単に破る。
張俊は、高宗の後を追って、揚州へ。
開封府では、岳飛の活躍により、斡本敗退。
そのまま女真に帰るか、北京大名府を占拠した梁山泊軍の世話になるかは知らん。
639無名草子さん:2009/02/19(木) 19:29:01
>>614
梁山泊の兵士は何のために闘っているか、というところについては沈黙だよな。
水滸伝時代には志があった。
しかし、下層の兵卒の志など、そんなに洗練されたものじゃない。
いわゆる食いつめ者だって、正直なところ多いよ。
柴進のような名門は少ないと思うね。

だからこそ、梁山泊が新しい国を作った後は、郷里の家族を呼んでやりたいと
思わないだろうかね?
640無名草子さん:2009/02/19(木) 19:35:10
宋江の父親のように長年暮らした土地で土に還りたいと思う者もいるだろう。
しかし、一般に妻子と離れて闘っている兵士は、間違いなく梁山泊国へ妻子
を呼ぶな。
兄弟がいる場合は、むしろ梁山泊外の兄弟の方から、梁山泊への紹介を
求めるケースが多いだろう。
中国って同姓同族の意識が強いから、身内の中の優秀なやつが科挙に合格
すると、遠く離れた親等の縁者までが頼ってくると聞いたことがある。
そこまで考慮しろとは言わないが、北宋滅亡により賊徒が横行している。
安全な梁山泊領内に逃げ込みたい兵士の縁者知人は数知れずいると思う。
641無名草子さん:2009/02/20(金) 00:11:20
>>637
・扈成と三馬鹿の関係。
・呂英。
・呉乞買の危うさ。
・けじめをつけた蔡福

・何と言っても秦檜。

たくさんありますがなw
642無名草子さん:2009/02/20(金) 07:46:52
>>641
三馬鹿、斡離不だけが馬鹿にされてしまってとても残念な気分。
史実では金最強の将軍なのに、楊令伝ではただの馬鹿に。。。
643無名草子さん:2009/02/20(金) 12:04:13
>>641
>・扈成と三馬鹿の関係。

何かあった?三馬鹿といえば李俊との親密な関係しか思い出せない。
扈成は劉彦宗を担いで燕雲十六州の独立を画策したが、李富によって劉彦宗が木偶にされたのみ。
劉彦宗が青蓮寺の手下になって金国内で何かしているとも思えない。秦檜とキャラがかぶるから。

>・呂英。

呂英はカネで動く間者。侯真と出会ったとき、カネをくれるのなら梁山泊のために働くこともあると
いうことを仄めかしていた。かつては敵方であった呂英ではあるが、李富・聞煥章といった大物では
ない。撻懶と呂英の間に新たな関係ができたからといって、そのことから直ちに金と梁山泊の関係
の険悪化につながるものではない。
644無名草子さん:2009/02/20(金) 12:13:10
>>641
>・呉乞買の危うさ。

将来的にはありうる。呉乞買は、楊令と公孫勝を、肉を喰らっても飽き足りないぐらいに
憎んでいると考えるのが世間の常識。しかし、北方楊令伝には、憎しみの感情と嫉妬の
感情は登場しない。侯真、曹正その他、肉親を宋のために殺された同志を参照せよ。

>・けじめをつけた蔡福

よく分からない。梁山泊と敵対する理由はない。

>・何と言っても秦檜。

靖康の変前後からまったく登場していない。史実では金に拉致されるが、楊令伝では、
その事実は語られていない。
645無名草子さん:2009/02/20(金) 12:19:14
>>607
今月号の陳娥による入山希望者の選別には、大きな問題がある。
というか北方作品の少数精鋭主義に疑問がある。
少数精鋭そのものはよい。しかし、少数精鋭は育てるものであって、選別するものではないと思う。
なにか人間の中には先天的に有能な者と無能な者がいて、先天的に有能な者だけを選別して
集団を組織すれば、有能な集団になるという先入観で一貫しているように見受けられる。
現実は、そうではない。
646無名草子さん:2009/02/20(金) 12:21:27
どういうことよ?
647無名草子さん:2009/02/20(金) 12:26:24
有能な者は自負心が強く、それゆえ嫉妬心も強い。
選別時点で有能な者のみで集団を組織させるとまとまらない。バラバラになる。

大企業は有能な者を選別する。中小企業にはそのおこぼれしか来ない。
しかし、大企業は設立のときから大企業ではなく、最初は中小企業だった。
選別時点では必ずしも有能とはいえない集団を有能な集団へと作り変える
のが頭領の手腕。陳娥ひいては呉用のやり方は現実に則さない。
曽潤のやり方が正しい。
648無名草子さん:2009/02/20(金) 12:29:31
たしかに有能な集団と無能な集団の差別が、楊令伝になってから極端だな。
宋の地方軍、遼の地方軍の弱さは、目も当てられないものだった。
ここまで差別すると、弱さにリアリティがないし、戦闘シーンも面白くならない。
史実の宋地方軍は本当に弱かったんだけど、水滸伝の頃は、もっとまともに
闘っていた。差がありすぎる。
649無名草子さん:2009/02/20(金) 12:38:38
>>647
育てるという観点は大事だよね。ドラフト外で採用した選手が、チームの中心選手になること
もある。大金はたいて他球団の4番打者ばかりを集めても、優勝できないチームもある。
部下の能力を引き出すのが、上に立つ者の仕事であって、有能な者だけを選別すると、
そこそこに強いチームはできが、それ以上に強い集団になるかどうかは、未知数。
有能な人材ばかりを集めても、組織が腐っていれば、無能な人間に成り下がる光景を、
俺たちは毎日見ている。北方作品の少数精鋭主義は、なんか硬直した先入観を基礎として
成立しているような気がしないでもない。
650無名草子さん:2009/02/20(金) 12:41:22
要するに、星野ジャパンを北京へ送り出すのではなく、12球団の中から、監督・コーチ・選手
がまとまっている既成のチームを送り出した方が、成績は良かっただろうということですね。
651無名草子さん:2009/02/20(金) 12:43:31
そのうち梁山泊国400万の住人の中でも、無能な住人は、国外に追放されるんだろうww
652無名草子さん:2009/02/20(金) 12:54:22
>>638
そろそろ、楊令と童貫は越えてはならないという根拠の明確でないルールは外してもらいたいね。
どうして楊令が、並み居る英雄の中の一人であっては駄目なのだろう?
魅力的な人物がたくさん登場しないと、こういう長い作品はもたないと思うのだけど。
宗沢は年齢的にも童貫のような強い武将にはなれるはずはないのだが、
筋力が強いことがこの世の唯一の価値なのだろうか?
南宋を愛する気持ちが誰よりも強い宗沢だって強い人間ではないだろうか?
「愛国」が嫌いだからといって、小説の中に、愛国者が一人も登場しないというのでは、
現実的でないのではなかろうか?
嫌いなタイプの人間はまったく登場させず。ぬるま湯に浸ったように登場人物同士が仲良くし、
裏切りも、分裂も、嫉妬も、憎しみもない小説というのが、はたして面白いのだろうか?
無能だという理由で梁山泊に入れてもらえなかった無能な人々は、梁山泊を恨むのでは
なかろうか?
653南京応天府留守 宗沢:2009/02/20(金) 13:09:38
           r'丁´ ̄ ̄ ̄ ̄`7¬‐,-、           /
        r'| |          |  |/  >、     /
        ! | |          |  |レ'´/|       |   北方君
        | | |   /\   |  |l  /⊂う    |
        | | |__∠∠ヽ_\ |  リ /  j     ヽ   わ、わしの実力を侮っているのか?
        |´ ̄   O   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`!      〉
        l'"´ ̄ ̄ヾ'"´ ̄ ̄`ヾ::幵ー{       /   斡本を開封府から追い払うことなど
        ⊥,,,,,_、    ___,,,,,ヾ| l::::::|      |
         lヾ´ f}`7   ヘ´fj ̄フ  | l::i'⌒i    |   わしひとりで十分であるぞ。
         l ,.ゝ‐イ    `‐=ニ、i | l´ ( }    ヽ
         l     {         U | l 、_ノ    ∠ヘ
        l   / ̄  ''ヽ、   | l ヽ_       \,_________
           !  ハ´ ̄ ̄ ̄`ト、  |亅〃/\
        ,人 f ´ ̄ ̄ ̄``ヾ  j ,!// {_っ )、
      // `ト、__iiiii______,レ'‐'//  _,/ /スァ-、
    ,.イl{ { 々 !/´しllllト、 ̄`ヽ、 // /´,.-、 /彑ゝ-{スァ-、
  ,.イ彑l l > ゞ く l 〃 l|ハ.lヽ、 ハVゝヽ二ノ/ゝ-{、彑ゝ-{、彑ァ-、
,.イ彑ゝ-'l l ( (,) レシ′   !l `ソァ'´    _ノ7{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑{
ュゝ-{、彑l l  ` -イヘ      !l // /⌒ヽヾ/_ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、
 {、彑ゝ-'l l f⌒Yハ ',    !l/ / ヽ_う ノ /-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ
彑ゝ-{、彑l l{ に!小 ヽ   /!l /   ,/ /彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、
654無名草子さん:2009/02/20(金) 13:12:43
>>652
>無能だという理由で梁山泊に入れてもらえなかった無能な人々は、梁山泊を恨むのでは
>なかろうか?

望んで拒絶されれば、逆恨みするわな。そういう人間が増えれば、アンチ梁山泊の一大勢力となるだろう。
655無名草子さん:2009/02/20(金) 13:16:33
>>652
無能なら無能で足利直冬みたいな魅力の出し方あるのにな。
過去作品よりもそのあたり劣化してる気がする。
656無名草子さん:2009/02/20(金) 13:26:28
宗沢は視点つきで愛国バカ演出あっても面白そうだけどな。
もしくは劉光世あたりから視てもらう。
657無名草子さん:2009/02/20(金) 13:27:28
>>641
謀叛の企てを暴いた楊令に対する憎しみと、それを暴力で封じ込めようとした公孫勝
に対する憎しみを、呉乞買が呟くだけで、金と梁山泊の敵対関係は明確になると思う。
旧幻王軍の約半数は蕭珪材軍にいるし、宋との闘いでも協力した金と梁山泊だ。
しかも、金建国に果たした楊令の功績が大きすぎる。
帝である呉乞買の個人的な恨みがハッキリしないと、両国の間に暗雲は立ちこめないよ。
いまでも呉乞買の後ろには常に幻王がいると呉乞買は自覚していると、読者は思い続けると思う。
658無名草子さん:2009/02/20(金) 14:13:16
>>656
その劉光世だけど、ただのいい人って感じで、従前のイメージから一番変わってるのコイツだよな
659無名草子さん:2009/02/20(金) 14:33:55
劉光世、最後はアル中になるんだろう?
660無名草子さん:2009/02/20(金) 14:37:12
>>657
呉乞買視点は出てきそうにないし、蔡福と呉乞買のプライベートな会話というのも、
いまではちょっと考えにくいので、>>656のように、楊令または公孫勝が、呉乞買は
梁山泊が嫌いだろうなという認識を示すのでもいいね。
661無名草子さん:2009/02/20(金) 14:41:34
>>660
そういうのでもないと、金と梁山泊の縁がいますぐ切れるということは、理解しにくいよな。
今月号でも、韓成が蕭珪材に会い、李仁孝への紹介状を書いてもらっている。
662無名草子さん:2009/02/20(金) 14:43:38
韓成の紹介状の示し方は良かったね。蕭譲が偽造した秦明の手紙を、魯達が秦明に示した場面
を思い出した。
663無名草子さん:2009/02/20(金) 14:50:18
3月号は描写に粗雑なところがなくなったね。この点はたいへん嬉しい。
会話の長さも適正になってきた。梁山泊国の適正な広さを考える前に、
会話の適正な長さを考えてもらいたかったからね。
664無名草子さん:2009/02/20(金) 14:58:24
>>657
   _____
  ||// ∧_∧|∧_∧
  ||/  ( ´・ω・)(    ) 幻王くさい…
  ||   (    )|(  ● )
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ u―u'

   _____
  ||// ∧_∧|∧_∧
  ||/  (n´・ω・)n   ) でも幻王ついてない…
  ||   (ソ  丿|ヽ ● )
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ u―u'

   _____
  ||// ∧_∧|∧_∧
  ||/ r(    (n´・ω・`n) 幻王ついてないのに幻王くさい…
  ||  ヽ  ● )|(     )
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ u―u'
665無名草子さん:2009/02/20(金) 15:02:01
>>655
>宗沢や李綱は、青蓮寺のほんとうの力さえも、知らないかもしれない。
>自分の意思のつもりで、青蓮寺の目論見通りに動いている

高Qと同じ運命なのかな。
666無名草子さん:2009/02/20(金) 15:04:08
「意志」と「意思」は、とくに意識して使い分けているわけじゃないんだろうね。
意志と書こうとして、つい意思になっちゃうんだよね。
667無名草子さん:2009/02/20(金) 15:12:06
>>663
9巻所収分あたりから、描写面は徐々によくなってきていた。
今月号は完全復調と考えてよい。
先月あたりは、まだ少し禅問答のような意味不明なところがあったが、前はもっとひどかった。
とくに年寄りになにか気の利いたことを喋らせようとして、禅問答になる場面が多かった。
方臘戦についてどう思うかと公孫勝がウリに訊ねた場面
「遠くてよくわからない」
「遠いということは、また近いということでもあります」
668無名草子さん:2009/02/20(金) 15:19:34
>>667
遠ざかれば、近づくというのは、真だろう。
だって地球は丸いんだもん。
669無名草子さん:2009/02/20(金) 15:22:52

       \\ 地球は ひ〜とつ ♪ //
   +   + \\ みんなの 地球 ♪/+
                            +
.   +   ∧∧     ∧∧     ∧∧  +
       (*・д・)   (,,・д・∩  (・д・*)
 + (( 〜(_っ,,っ   〜(_つ,,ノ   ⊂,,⊂_ノ〜 ))+
670無名草子さん:2009/02/20(金) 15:25:03
>>669
フォーリーブスも3人になってしまったな
671無名草子さん:2009/02/20(金) 15:33:36
>>513
李憲光は李元昊の洒落だな。
奎道は、李元昊が父の諱を避けるために定めた元号である“顕道”の洒落なんだろうか?
672無名草子さん:2009/02/20(金) 15:38:25
>>665
原典キャラや史実キャラはつまらない人物だが、オリキャラはすごいよ、
と書きたくなってしまう作家の心理というものを、どなたか分析してください。
673無名草子さん:2009/02/20(金) 15:47:41
>>658
靖康の変のとき開封府で金軍と闘ったのも劉光世。
高宗の揚州逃亡を守護したのも劉光世。
いちはやく童貫に副官の地位を与えられてから、
飛躍の場所を失った感じだ。ちょっと気の毒。
674無名草子さん:2009/02/20(金) 15:49:06
それよりも童貫戦死後の旧禁軍が弱すぎる。死してなお「童貫すごい」なの?
675無名草子さん:2009/02/20(金) 16:01:50
>>674
金軍の側が、指揮官の交替によって、強くなったとも考えられる。
斡本に続いて兀朮も登場するんだと思うが、阿骨打の子は全員強いんじゃないかね?
まあ>>642の斡離不は、阿骨打の子としてでなく部将として登場したのが不幸だった
ということで勘弁、なんだろう。
676無名草子さん:2009/02/20(金) 16:07:52
田舎者と罵倒され続けていた金軍が、いきなり強くなった感じだな。
阿骨打が死ぬ直前には、完顔成は「おまえは金軍を整備することを怠っていた」
と阿骨打に叱責されていたことを思うと、昔日の観がある。
あの頃は、金軍といえば幻王軍。幻王軍以外はクズにすぎなかった。
677無名草子さん:2009/02/20(金) 16:08:55
>>676
創作上の都合でしょう?
678無名草子さん:2009/02/20(金) 16:12:15
>>676
クズというより、どこで何をしていたのか、何も書かれていなかったよ。
幻王軍のみが軍だった。耶律越里がいることで、他にも軍があると認識できたのみ。
遼掃討作戦において阿骨打も中京ナントカ府を攻撃したということが1行に
まとめられていたのが印象に残っている。
679無名草子さん:2009/02/20(金) 16:25:42
>>678
そこだな、「金軍がなにをやるかは、見ているしかなかった」という楊令の台詞が
こっちの頭にスッと入ってこないのは。
幻王軍は金軍の一部にすぎなかったが、他の金軍はほとんど描写されていなかった。
撻懶も斡離不も存在はしていたが、楊令がいた頃は台詞もないし軍事行動もなかった。
まるで幻王軍が金軍のすべてのような様相を呈していた。
680無名草子さん:2009/02/20(金) 16:30:22
阿骨打が死んで計画が変ったということを楊令殿は何度もおっしゃっていたが、
桁外れの戦略家である楊令殿が、阿骨打の病状も考慮しないで桁外れの戦略を
お立てになっていらっしゃったとは考えにくいんだよね。
楊令殿に「金軍がなにをやるかは、見ているしかなかった」という台詞は、お似合いにならない。
681無名草子さん:2009/02/20(金) 16:33:46
>>679
ほんと女真族の部隊は、耶律越里以外は、何もしなかったな。
楊令以外で仕事をしていたのは、唐昇だ。楊令と唐昇だけだ。
その唐昇も楊令殿が金軍へ連れてきた。
まさに楊令殿=金軍だった。
なんでいまさら梁山泊を攻めるものは、金だろうと宋だろうと敵だ、というのか理解に苦しむ。
682無名草子さん:2009/02/20(金) 16:40:24
          ____ ..::/     \  おはようございますw
        /     \  ─    ─\      ___
今沖田w /  ─    ─\ ⌒  ⌒  ヽ     /      \
     /    ⌒  ⌒  ヽノ(、_, )ヽ    |  / ―   ―  \   わたしたち馬鹿には、
    |       ,ノ(、_, )ヽ    |-=ニ=-   / /   ⌒  ⌒   ヽ  どうして金国と梁山泊が
     \     -=ニ=-   /:.      <  |     ,ノ(、_, )ヽ     |  闘うことになるのか理解できません
    ノ            \⌒ ̄ ⌒⌒〜 \    -=ニ=-    /
   〜⌒ ⌒ ̄⌒ ⌒ ̄ ⌒⌒〜         >        <
                   \    /⌒ ⌒ ̄⌒ ⌒ ̄ ⌒⌒〜
683無名草子さん:2009/02/20(金) 16:54:45
>>678
1115年に遼との大会戦があって、これによって金国は成立したといってよい。
この戦については、『楊令伝』でも触れられている。
阿骨打の即位も、この年だ。このとき楊令はいない。梁山泊が童貫と闘って
いるときだからな。

金は、どうやって勝ったんだろう?信じられないよね。
ちなみに金軍が闘ったのは、後に燕京で趙安と闘った、あの精強な遼禁軍だよ。
信じられないよね。
684無名草子さん:2009/02/20(金) 17:04:17
ドラマの中心人物とそうでない人物とはメリハリをつけて描写されるのは当然だけど、
戦の場面で幻王軍だけが闘っているような印象をもたれるまでにメリハリをつけるのは、
ちょっとやりすぎだと思っていた。軍の行動というのは役割の分担がとても重要で、
99%を幻王軍の描写に当てるのは、役割分担が分からなくなってしまう。
685無名草子さん:2009/02/20(金) 17:05:16
>>684
役割分担ないからwwそもそも作戦がないんだからwww
楊令殿がすごけりゃ、それでいいのよwwwwwww
686無名草子さん:2009/02/20(金) 17:12:42
>>671
奎道って、そういう意味なのか。。。
李憲光は、一見して李元昊の語呂に合わせたなと思ったけど。
687無名草子さん:2009/02/20(金) 17:14:59
>>684
俺は、阿骨打と呉乞買のメリハリに驚いたよ。あれじゃ兄弟に見えない。
688無名草子さん:2009/02/20(金) 17:17:47
楊令伝の結末はどうなるんだろうね?

@梁山泊は滅ぶ
A梁山泊は斉になる
B梁山泊のままで滅ばない
689無名草子さん:2009/02/20(金) 17:20:37
>>688
歴史小説という縛りがあるなら、@かAの選択肢しかないはずだよ。
Bは、1000人ばかりの集落として梁山泊が残るのなら許されるが、
500万人の国家として梁山泊が残ってしまったら、もはや歴史小説ではない。
690無名草子さん:2009/02/20(金) 17:22:21
>>688
2だよ
通巻30巻以上も読まされて、梁山泊が二度滅んだのでは、疲れるだけだ。
691年表−楊令伝:2009/02/20(金) 17:41:33
1127年5月  高宗即位
          張邦昌、帝位を放り出し、南京応天府へ逃亡
     10月  高宗、揚州へ
1128年7月  宗沢、死亡
     10月  金軍、侵攻開始
1129年2月  高宗、杭州へ
      3月  明受の乱/高宗退位/李師師の子帝位に就く・・・乱は1ヶ月で終結
      4月  高宗、江寧府に入る。建康府と改称する。
      6月  杜充、岳飛、開封府から建康府へ移転。・・・この時点で開封府は南宋の手を離れる。
      9月  高宗、杭州を捨て、越州に入る。
     11月  兀朮、建康府を陥す。杜充は、金軍に降る。・・・淮水以北はほぼ金が制圧
          高宗、越州を捨て、明州へ入る。
          兀朮、杭州を陥す。
          高宗、明州を捨て、温州へ入る。
1130年1月  兀朮、温州を陥す。ここで、高宗の追跡を諦め、金軍は引き揚げる。
          史上有名な韓世忠と岳飛が兀朮を破る闘いは、この引き揚げの途中で起きる。
      9月  劉豫、斉の帝になる。
1131年     高宗が杭州臨安府に戻るのは翌年のことである。
692無名草子さん:2009/02/20(金) 17:47:40
>>665
李綱はこの後一時的にではあるが退隠するので、宰相は黄潜善(講和派)になる。
開封府留守となった宗沢は金軍を打ち破り、揚州にいる高宗に、何度も開封府
に帰るようにと願うが、宰相黄潜善に阻まれる。

まあ、黄潜善を出すのが嫌なら、その役は李富にするんだね。
693南京応天府留守 宗沢:2009/02/20(金) 17:50:43
           r'丁´ ̄ ̄ ̄ ̄`7¬‐,-、           /
        r'| |          |  |/  >、     /
        ! | |          |  |レ'´/|       |   李富
        | | |   /\   |  |l  /⊂う    |
        | | |__∠∠ヽ_\ |  リ /  j     ヽ   君は、わしのほんとうの力さえも
        |´ ̄   O   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`!      〉
        l'"´ ̄ ̄ヾ'"´ ̄ ̄`ヾ::幵ー{       /   知らないのではないのか?
        ⊥,,,,,_、    ___,,,,,ヾ| l::::::|      |
         lヾ´ f}`7   ヘ´fj ̄フ  | l::i'⌒i    |   青蓮寺の目論見とは、
         l ,.ゝ‐イ    `‐=ニ、i | l´ ( }    ヽ
         l     {         U | l 、_ノ    ∠ヘ  帝を連れて江南を逃げ回ることなのか?
        l   / ̄  ''ヽ、   | l ヽ_       \,_________
           !  ハ´ ̄ ̄ ̄`ト、  |亅〃/\
        ,人 f ´ ̄ ̄ ̄``ヾ  j ,!// {_っ )、
      // `ト、__iiiii______,レ'‐'//  _,/ /スァ-、
    ,.イl{ { 々 !/´しllllト、 ̄`ヽ、 // /´,.-、 /彑ゝ-{スァ-、
  ,.イ彑l l > ゞ く l 〃 l|ハ.lヽ、 ハVゝヽ二ノ/ゝ-{、彑ゝ-{、彑ァ-、
,.イ彑ゝ-'l l ( (,) レシ′   !l `ソァ'´    _ノ7{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑{
ュゝ-{、彑l l  ` -イヘ      !l // /⌒ヽヾ/_ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、
 {、彑ゝ-'l l f⌒Yハ ',    !l/ / ヽ_う ノ /-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ
彑ゝ-{、彑l l{ に!小 ヽ   /!l /   ,/ /彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、
694羅辰盤:2009/02/20(金) 18:02:48
>>691
翌年7月の宗沢の死去までは、開封府と北京大名府をめぐる戦いが中心になるな。
総大将宗沢が史実では中心になる。
ところが楊令伝には、問題が多い。
1.二月号では禁軍の総帥だった宗沢が、三月号の途中から宰相にされた。
2.禁軍、劉光世軍、いずれも高宗とともに揚州へ逃げた。
3.宗沢が入るべき開封府へは、なんと敵将の斡本が入った。
4.史実では宋が金に勝つのであるが、張俊は負け、岳飛は闘いを避けた。  
695無名草子さん:2009/02/20(金) 18:04:32
金まわりのことは楊令が斡離不も斡本も粘没喝も兼ねてしまったことが今になって矛盾として噴出した感じだな。
斡離不と斡本は史実通り出して、粘没喝の軍事行動を楊令が代行、完顔成は阿骨打の側を動かない、
とかにしとけば自然だったのにな。
696無名草子さん:2009/02/20(金) 18:14:41
>>665
「17巻あたりから何もやっていない青蓮寺がいまごろ出てきて

     南宋作ったぐらいで偉そうに、宗沢や李綱を馬鹿にするなんて

        何様のつもりなのかしら( ´д)ヒソヒソ(´д`)ヒソヒソ(д` )」
697無名草子さん:2009/02/20(金) 18:23:33
>>695
そういう感じなら納得できるな。
楊令伝では、何億万の人類の歴史なんかよりも、楊令殿一人の歴史の方が上回るんだぞ、
と言われているみたいで、抵抗があるな。
楊令のどこが飛びぬけて優れているのか、この小説を読んだだけでは理解できないし、
あの程度の人物なら、掃いて捨てるほどいると思うが。
698無名草子さん:2009/02/20(金) 18:25:58
>>697
やめてくれ!
俺たちは殺人鬼でも強盗でもないし、レイプ魔でもない。
子供の誕生にも無関心なほどに薄情ではない。
クソ楊令なんかと、一緒にしてくれるな!
699無名草子さん:2009/02/20(金) 18:29:10
     _∠コ     __∠ コ  すみません、すぐ片付けますんで。
     ( ≡)    (・ω・`)
     r´ ̄.ハ    r´  ハ
     ∪=i∪∧ ∧∪=i∪
     丿八ゝ∩´Д`∩ヽゝ、
     と´) し' \`⌒ く し'
           (⌒)--(⌒)
            ̄`   ̄
          \ ↑>>698ヽ\丶\
       ずざざざ   ヽ \
1巻2巻の楊令に、きっちりケリをつけて、先に進むべきじゃないかな。
まず2巻3巻の楊令と幻王関連の発言をしっかり読むことから。
15分ぐらいで、全部読めるから。
2巻3巻での言い訳は、すべて周囲の人物が楊令の心を推測して言っているだけで、
本人は何も語っていない。他人の推測だけに、まったく説得力がない。
5巻で梁山泊へ来てからの「楊令殿は変った」には、憤慨している読者の方が多い
のだと思う。といっても俺は他の読者を知らないがw
俺は猛烈に憤慨した。説明の放棄にすぎんから。

最低限、攫った女たちがどうなったのか?
以前、呂牛が聞煥章の妾を秘密漏洩防止のために殺したが、そういう事実があった
のかなかったのかを明らかにしてもらいたい。
梁山泊でも1巻で孫二娘が秘密漏洩防止のために洞宮山の老人を数名殺している
から、容疑は晴れていない。
それと、楊令は避妊をしたような風ではない。子が生まれているのなら、その有無に
ついても知りたい。   
701無名草子さん:2009/02/20(金) 19:05:03
李立の妻は、李俊らから少し遅れて、李立・公淑などと一緒に二竜山に来た。
その後、音沙汰がない。
疑えばきりがないが、当時二竜山にいた楊令にレイプされて、人生をはかなみ、
首を吊って自殺したのかもしれんね。
>>700の疑問が解消しない限り、楊令に関する様々な犯罪容疑が生じるよね。
702無名草子さん:2009/02/20(金) 19:09:21
>>701
それはないだろう。
子午山の近くのソープへ行ったとき、楊令は、自分は童貞だと言っていた。
703無名草子さん:2009/02/20(金) 19:14:02
>>702
おまえは、お人好しだな。犯罪者が疑いを招く発言をすると思うか?
しかも楊令殿は、桁外れの戦略家だぞ。その程度のウソなら、いくらでも考える。
だいたい失語症も完治して明るさを取り戻した楊令をどうして子午山へ送ったと
思うんだ?馬麟などと違って、子午山送りにする理由はないぞ。

李立の妻に対する強姦事件で官憲の眼がうるさくなってきた。
官憲の眼の届かない子午山送りにしたのさ。ちょっと考えれば、分かるだろうw
704無名草子さん:2009/02/20(金) 19:19:43
なるほどなー。張横の妻は出てきた。格詩文の妻(陳娥)は楊令伝になって大活躍。
水滸伝では登場しなかった李応の妻まで登場して、二つも名前をもらった。
李立の妻だけ突然名前が消えるのは、俺もおかしいと思ってたんだ。
李立が盛栄の手首を斬ったのも、楊令に辱められて自殺した妻のことを思い、
むしゃくしゃしていたからだな。梁山泊には軍法会議があるから私刑は許されないはずだ。
そうか。李立の妻は、楊令に強姦されて自殺したのか。納得。
705無名草子さん:2009/02/20(金) 19:32:23
>>704
そうだろう。李立が死んだのなら、その妻は気にならない。
ただし、カクシブンの妻などは亭主が死んでも登場しているがな。
李立が生きていて視点まで与えられているにもかかわらず、
その妻が登場しないって、どうゆこと?って誰でも思うよな。
北方謙三も、李立の妻が楊令にレイプされて自殺したなんて言えないのさ。
だって、主人公の醜聞を公にしたい作者なんて、いるわけないだろう?
706無名草子さん:2009/02/20(金) 20:51:54
>>688
もっと飛躍した発想をしろ。
梁山泊は、元になるのだよ。
707無名草子さん:2009/02/20(金) 22:27:49
>>643
>何かあった?三馬鹿といえば李俊との親密な関係しか思い出せない

おい 完顔成は違うが、残り二人は扈成が親筋に食い込んでなかったら出て来なかったろうが。

>侯真、曹正その他、肉親を宋のために殺された同志を参照せよ

志で相殺してるんだよ。基本だぜ。
呉乞買に何か志があれば別だが、そんなもの未だかつて語られた事は無い。

>史実では金に拉致されるが、楊令伝では、その事実は語られていない

その場面はまだだが、李冨が5年我慢しろと言っている。
金に食い込め、と言っているんだよ。
708無名草子さん:2009/02/21(土) 11:49:26
>>706
それは水滸伝とは無関係。
今後の楽しみは、楊令殿の戦死場面のみ。
元を書いた小説が続くのかもしれないが、俺は読まない。
709無名草子さん:2009/02/21(土) 11:51:35
>>707
扈成と撻懶・斡離不との関係は、お得意の後付け。
撻懶・斡離不は、それ以前から出ていた。
それに、彼らは意思を持った人間だ。山芋じゃない。
扈成が山芋を掘り出して、阿骨打に献上したわけではあるまい。
710無名草子さん:2009/02/21(土) 11:57:13
>>707
>金に食い込め、と言っているんだよ。

李富という人間を第1巻からずっと見ているが、やったことと言えば暗殺だけだよ。
ほかには闇塩関係の暗号解読に没頭して盧俊義にたどりついた。まあこれも沈機
の功績の方が大きいがな。呂牛と二方向から盧俊義を探していたが、呂牛は空振り。
それはいい。
青蓮寺でもっとも優秀なのは聞煥章だろう。性格は最底辺の変態だがな。
南宋建国だって強盗して得たカネでパトロンになったというにすぎない。
李富なんぞ、所詮小役人。暗殺屋の元締めという印象しかない。
明受の乱でクーデタを起こし、韓世忠に斬られて死ね。
711復習楊令伝:2009/02/21(土) 12:15:42
>>700
<第2巻18頁>
「汚れても、汚れきれなかった。それがおまえだ、楊令」(燕青)
「……、これから生きる喜びを知ろうという、若い娘を何百人も攫ったのが……?」(楊令)
「攫ったのは熟女真の娘だけで、山中の兵の妻にするためだ」(燕青)

<第2巻248頁>
「俺は、女真族の人間じゃありません。方々に女はいて、俺の子を産んだかもしれない。
その子は、女真族と言ってもいいかもしれませんがね」(楊令)

<第3巻70頁>
熟女真の女を、生女真の集落に運んだりもした。楊令自身も、熟女真から攫ってきた女を、
二つの集落に置いていた。(カク瑾)
712無名草子さん:2009/02/21(土) 12:18:16
>>711
攫った熟女真の女は、「何百人」ではすまないだろう?
「山中の兵の妻にするため」に運んだだけでなく、「生女真の集落に運んだりもし」ている。
713隆徳飛 ◆6M5fgYGV9c :2009/02/21(土) 12:34:16
 童貫は、上半身を引き剥かれ、頭上の横に通った丸太に、両手首を縛りつけられた。
 二百回の棒打ちが、これから始まる。今日は、これで五回目だ。
「われらの言う通りに、楊令伝で喋れば、楽になるぞ、童貫」
「わかった。何でも言うとおりに喋る。わしも六十歳を越えた。この老体に棒打ちは、
こたえる。わしが楊令伝で喋るべき台詞を教えてくれ」
 髭の男は、原稿用紙を童貫に示した。童貫の顔が、青くなった。
「こんなことは、言えぬ。武人の矜持が許さぬ」
 童貫の躰に、棒がくい込んだ。
「やめてくれ。喋る。この通りに喋る」
「ここで台詞の稽古をしろ、童貫」
 髭の男が、言った。童貫は、悔しさを堪えながら、原稿用紙に書いてある通りに喋った。
「林冲や史進という男は、確かに非凡な闘いをした。しかしその非凡さは、かわそうと
思えばかわせるものだった。呼延灼も、張清もそうだ。
 楊令は、かわせない。まともにぶつかって勝つしか、方法がない。そういう戦をするのだ。
 麾下の将軍や将校たちに、いつも感じるなにかもの足りないという思いは、楊令と
較べてのことではないか、と童貫は思った」
「それでいい」  
 髭の男が、にやにやと笑った。
714無名草子さん:2009/02/21(土) 12:38:01
>>713
>しかしその非凡さは、かわそうと思えばかわせるものだった。呼延灼も、張清もそうだ。

張清の飛礫をかわせなくて、大怪我したの、童貫じゃなかった?
715無名草子さん:2009/02/21(土) 12:39:06
>>714
そう。呼延灼の連環馬をかわせなくて、大敗したのも、童貫だよ。
716無名草子さん:2009/02/21(土) 12:40:29
>>714
>>715
それ南方捏三先生の小説?
717復習楊令伝:2009/02/21(土) 12:52:05
>>713
それは第3巻の38頁ですね。
718無名草子さん:2009/02/21(土) 13:00:10
>>710
聞煥章が第6巻で初登場したときは、それまでの青蓮寺のメンバーが霞んで見えるほど、
鮮やかな戦略を示したな。呉達などは、聞煥章の高圧的な態度に憤慨していたが、彼の
才能に対する嫉妬もあっただろうな。
その後、蔡京と聞煥章の関係がまったくなくなったのが、いつもの北方節らしかったがw
719無名草子さん:2009/02/21(土) 13:01:31
楊令伝になってからも、燕建国は、よい戦略だったな。
北方さんは、楊令にやらせたかっただろうがww
720無名草子さん:2009/02/21(土) 13:06:19
>>713
童貫にまで「楊令すごい」をやらせる必要はないわな。
2月号に較べ3月号では、岳飛が小さく見えたのが、心配だ。
童貫のかつての部将たちが、こぞって「楊令殿すごい」をやりはじめる
前兆ではないだろうな?
721無名草子さん:2009/02/21(土) 13:10:48
俺は、宗沢の方が心配だわ。
どういうわけだか宰相にされてしまった。
過激主戦派の李綱を押さえ込む役割のようだが、
まさか宗沢を講和派で書こうなんて考えられているのではないよね?
宗沢=講和派だったら、マジで怒るからね。
722無名草子さん:2009/02/21(土) 13:11:06
楊令伝の劣化っぷりを見てて、思い出した事。

約束の街!

水滸伝→ブラド
楊令伝→約街

チョーガイ&ソーコー→川中orキドニー
リンチュー&ヨウシ→藤木
シシン&リンチュー→坂井

楊令→塩辛

水滸伝にはブラドの人物が当てはまるが、楊令伝には約街の人物がよく似合う。
723無名草子さん:2009/02/21(土) 13:20:51
>>721
史実キャラである宗沢でそれはやらんだろう?
藩金蓮の性格逆転をしたようには、史実キャラの性格逆転は許されんぞ。
呂布の場合は、強さはそのままに、内面だけを変更した。
弱い呂布を出していたら、ファンは激怒するからな。
724無名草子さん:2009/02/21(土) 13:28:25
金の遼からの独立に際しての幻王の活躍、金の武将ではなくオリキャラ唐昇・蕭珪材を
もってきたあたりを見ていると、読者は金国の人物になじみがないだろうから、という
配慮があるんだと思うよ。史実キャラがいまいちなのは、そのせいでねぇ?
知っている人にとってはいいけど、知らない人にとっては史実キャラが大勢出るのは、
面白くないんじゃないかと。。。
725無名草子さん:2009/02/21(土) 13:35:27
>>724
老婆心。
おかげさまで、日本は世界有数の高学歴社会。
しかも、近時はゲームの影響もあり、中国の武将の名前になると、
大人よりも子供の方が詳しい。
団塊世代の少年時代とは、情況が激変しているんだよ。
なじみがあるのは史実キャラ。まったくなじみのないオリキャラを
出されても、時代小説では違和感しかない。
人間ではなく、マネキン人形にしか見えない。
有名な史実キャラがいるのに、オリキャラを出すなんて、もってのほかだよ。
726無名草子さん:2009/02/21(土) 13:43:37
>>724
>知らない人にとっては史実キャラが大勢出るのは、面白くないんじゃないかと。。。

図書館へ行かなきゃ調べられなかった昔とは違い、
現代は、ネット検索で即時に何でも調べられるから、
「読者が知らないものは、何もない」が原則だと思って書いていただかないと、
時代についていけないと思うよ。
かえってオリキャラはネット検索に出てこないから、調べようがない。
ただし、楊令伝の場合は、すばる発売から1週間もしないうちに、ネット検索で
オリキャラでも調べられるけどね。
727無名草子さん:2009/02/21(土) 13:51:59
>>725
ゲームで知ってるのは三国志までだろ。
金の武将なんて有名じゃねーんだよ、ちっとも。

>>726
ちょっとネットで検索したくらいじゃ「馴染み」にはならんよ。俺は、だけど。
おかげさんでオリキャラだろうが史実上の人物だろうが誰が出てきても知らん人物だ。
血涙読んでる分、蕭珪材のほうがよっぽど馴染みがある。
728無名草子さん:2009/02/21(土) 14:00:58
>>710
>李富なんぞ、所詮小役人。暗殺屋の元締めという印象しかない。

楊令、童貫、李富。これらに共通するのは、すごい奴を書こうと肩に力が
はいると、ことごとく失敗しているということ。
黄文炳、史文恭、入山前の鮑旭・王定六・武松等々。さらりと書いた社会
の底辺にいる人物は、だいたい出来が良い。
今月号の徐絢も、同じく社会の底辺にいる人間。出来は良好だ。
自分がどういう人間を書くのが上手いのか、そろそろ気付けよ。
729無名草子さん:2009/02/21(土) 14:04:18
>>727
>ちょっとネットで検索したくらいじゃ「馴染み」にはならんよ。

それはそのとおり。日本は世界有数の高学歴社会であること(>>725)を前提に
話を進めた俺がバカだったようだ。
730無名草子さん:2009/02/21(土) 14:16:57
>>709
梁山泊と金の関係を悪化させるエピは無い、というから
いや、あるだろ、と言ってるだけで、後付けだからどうだというんだw

>>710
李冨についてはその通りだと思うw
秦檜の器を見誤っているような感じを受けざるをえないし。





731無名草子さん:2009/02/21(土) 14:28:33
>>730
扈成と撻懶・斡離不の間に深い関係があるわけではない
と言っているだけで、後付けであることに意味はない。
扈成との関係を論じられるかなり前の時期から、二人が阿骨打の傍にいたという事実が重要。
732無名草子さん:2009/02/21(土) 14:45:22
>>713
>麾下の将軍や将校たちに、いつも感じるなにかもの足りないという思いは、楊令と
>較べてのことではないか、と童貫は思った」

どうして、こんなことを書くの?
楊令はオリジナルだから、子孫も親戚もいないでしょう?
こんなことを書いても、誰も喜ぶ人いないじゃない。
どういうつもりで書くの、こういうこと?
733無名草子さん:2009/02/21(土) 14:51:20
>>732
明らかに失敗だよね。予告では全10巻の大長編小説に、あのクソ面白くない楊令
以上の人物は出てこないぞと、2〜3巻あたりで宣言しちゃうと、その後読む気が
しなくなる。
734無名草子さん:2009/02/21(土) 15:02:05
>>728
>>732
先に「すごい」とか「優秀」だとかを周囲に言わせて、後から「すごい」や「優秀」という賛辞
にふさわしい内容を考えようとするから失敗するんだと思う。
要するに、作品内での宣伝が、無責任かつ派手すぎるんだ。
「俺は10億円の豪邸を建てる」と豪語した一文無しが、必死で10億円のカネを工面しよ
うとしている小説みたいで、痛々しい。
とくに楊令の場合、殺人・強盗・強姦という悪事に手を染めた人間なんで、「すごい」と称賛
することが矛盾にしか感じられなくて、「すごい」と言えば言うほど、憎くなるんだよ。
735無名草子さん:2009/02/21(土) 15:03:15
あたり前田のクラッカーを越える作品内での宣伝はないよな。
736無名草子さん:2009/02/21(土) 15:13:25
>>711
第2巻18頁の燕青の台詞が、どうも腑に落ちない。熟女真の女を、結婚目的で略取することは
刑法225条の営利拐取罪という立派な犯罪だよ。燕青は、楊令の悪事を正当化するために
言い訳をしているんだが、営利拐取罪になるから楊令のしたことは正しい、と言っているんだ。
論理になってないだろう。
737無名草子さん:2009/02/21(土) 15:17:02
>>736
万引きがバレて本屋に捕まった子供を、その親が理屈にもならない屁理屈で擁護し、
本屋に逆ギレしているみたいだな。
要するに、黒を白ということは不可能なんだよ、北方君。
738熟女真の女:2009/02/21(土) 15:22:51
            ____
         __,,/  _, ----`ヽ
        / _     ___   、\
       / /   i      \   \\
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      ,'/    / .ハ ヽ ヽ:.:.:.:. ヽ::.. ヽヽ
       |i .i i  .i /  ヽ ト 、 \、:.:.:. ',:.',:.:.lヽ}
       |i .i l  :N_, -弋 \弌弋ナ:}:.:}
      |i∧ ', :{ ,ィjモト \  イjミトイイV
       .|  :メヽ.', `ozZ}      izN。ハ::{
        |  :ヾ_! ゝ "゙゙    '  `゙ ハ.:',
      |  :.:_イ .:.ヽ.   (二フ , イ :.:.:!:.ヽ      楊令なんか顔を見るのも嫌です。
      / rィイ | :.:.ヽ: >r/`<ノ .:.::.}ヽ、\     日本の警察は楊令を逮捕できないんですか?
      / ∧l;l ! :.:.:.://{二 ̄ .} ..:..::リ//ハ.:\    >>736の事実だけでも逮捕できると思います。
    / .{. ',ヾ、ヽi .:.:.{ /(^`  |.:.:.:.//: : :.}: . ヽ.
   / /  ) ヽ ヾ、ヽ:.ハ ヤ{   ∧/.-‐'": : |:.:. i ',
  ./ .,イ .:..} : :\ヾレ'ハ ∧__ノノハヾ、  : : : l:.:.: .ハ ',
  { /| .:.:ハ : : :i Y {ヾ`Yヽニン'ノ}: : } : : : :/:.:.:/ }:.}
  V | .:.:/:.:|_,ィ' ̄  ヽ三{ `ー-ノ : イ : : :/:.:i.:{  リ
    ヽ:.:{、.:.V     : : ヘ     : : {: : :/:.::∧|
     ヽ! )人    : : :人      : : : / \!
      "  ヽ : : : : :/イ{     :.ノ: : : :.\
          \__///: :\______/: : : : : : : ヽ
           / //: : :|;|: : : : : : i: : : __: : : : ',
             / 、 {;{   |;|   . : i/. : : : : : :|
          / `Y;{. . . .|;|. : : : /i: : : : : : : : :l
739日本の警察:2009/02/21(土) 15:25:57
>>738
結婚目的の刑法225条の罪は親告罪なので、あなたの告訴がなければ公訴を提起
することができません。
740無名草子さん:2009/02/21(土) 15:54:15
方臘信者が、死ぬために度人をするところも、もう少し説得的な理由がほしかったな。
個人または数人で自殺をするのとは違う。100万人もの信徒が集団自殺するわけだ。
宋の苛烈な収奪の結果、民の生存まで脅かされる。生存の喜びを奪われた信徒たち
の描写がほしかった。
昨夜読んだ島原の乱に関する本は、それを宗教叛乱ではなく、民が早くこの世を去る
ために結束したと位置付けていた。それほどまでに領主の松倉重政は苛烈な収奪を
していた。収奪の描写抜きに「死ぬための度人」を見せられても、いまひとつピンとこなかった。
741無名草子さん:2009/02/21(土) 16:08:41
絹の道に関し、宋代は唐代に較べ、規模が縮小していたというのはそのとおり。
唐末の戦乱により、陸のシルクロードは衰え、代わって海のシルクロードが盛ん
になった。その起点は、福建省の港町である泉州。宋はこの都市を押さえて、
莫大な税収を収めていた。
742無名草子さん:2009/02/21(土) 16:16:12
>>721
徐絢の台詞の中にあった、宋帝室の系図を見て、「何度も宗沢という爺さんが、怒鳴っていた」
という情況がちとわかりづらい。
743無名草子さん:2009/02/21(土) 16:17:50
徐絢が「収ってあるところを、見ていた」と言っているから、
南京応天府を脱出する混乱の中で、宗沢が怒鳴っていたわけではないよ。
平時に、そうしていたということだろう。李富による系図の偽造に腹を立てていたんだな。

結局、宗沢の怒りは、高宗の相続に関することであり、宗沢がかつての北宋の領土の
回復を望んでいるかどうかは、この記述だけではわからない。
744羅辰盤:2009/02/21(土) 16:27:34
南京応天府と揚州の位置関係は、淮水を挟んで北と南というだけではなく、
南京応天府は首都圏だが、揚州ははるかな遠隔地という違いがあるということだ。
開封府と南京応天府というのは、実はそんなに遠くない。
揚州への動座というのは、たいへん大きな意味がある。
つまり高宗は中間を捨てるということだ。
次回は、中間回復を目指す一派(主戦派)と、とりあえず江南だけを支配できれば
よいという一派(講和派/主戦派だが即時の全国統一は保留する立場)の対立に
触れざるを得ない。  
745無名草子さん:2009/02/21(土) 16:29:44
>>744
岳飛も、「俺は、俺の考えをまとめてみる」と言っています。
次回は、岳飛も旗幟鮮明にしなければなりませんね。
746東京開封府留守 宗沢:2009/02/21(土) 16:33:23
           r'丁´ ̄ ̄ ̄ ̄`7¬‐,-、           /
        r'| |          |  |/  >、     /
        ! | |          |  |レ'´/|       |   岳飛よ
        | | |   /\   |  |l  /⊂う    |
        | | |__∠∠ヽ_\ |  リ /  j     ヽ   そして国を愛する若き戦士たちよ
        |´ ̄   O   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`!      〉
        l'"´ ̄ ̄ヾ'"´ ̄ ̄`ヾ::幵ー{       /   河水を渡れ!
        ⊥,,,,,_、    ___,,,,,ヾ| l::::::|      |
         lヾ´ f}`7   ヘ´fj ̄フ  | l::i'⌒i    |   これを、わしの遺言と思え
         l ,.ゝ‐イ    `‐=ニ、i | l´ ( }    ヽ
         l     {         U | l 、_ノ    ∠ヘ
        l   / ̄  ''ヽ、   | l ヽ_       \,_________
           !  ハ´ ̄ ̄ ̄`ト、  |亅〃/\
        ,人 f ´ ̄ ̄ ̄``ヾ  j ,!// {_っ )、
      // `ト、__iiiii______,レ'‐'//  _,/ /スァ-、
    ,.イl{ { 々 !/´しllllト、 ̄`ヽ、 // /´,.-、 /彑ゝ-{スァ-、
  ,.イ彑l l > ゞ く l 〃 l|ハ.lヽ、 ハVゝヽ二ノ/ゝ-{、彑ゝ-{、彑ァ-、
,.イ彑ゝ-'l l ( (,) レシ′   !l `ソァ'´    _ノ7{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑{
ュゝ-{、彑l l  ` -イヘ      !l // /⌒ヽヾ/_ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、
 {、彑ゝ-'l l f⌒Yハ ',    !l/ / ヽ_う ノ /-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ
彑ゝ-{、彑l l{ に!小 ヽ   /!l /   ,/ /彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、
747無名草子さん:2009/02/21(土) 16:35:45
>>746
宗沢は、日本の幕末モノでたとえると、吉田松陰のポジションだからな。
平凡な文官で終ってもらいたくないな。
748無名草子さん:2009/02/21(土) 16:44:55
>>745
岳飛の躰に尽忠報国の刺青があったというのは、動かしがたい事実なんだから、
岳飛のキャラのスタート地点は、そこしかないよ。
その内実をどのようにするかは、作家の自由領域。
単純な尽忠報国だけのキャラにしなければならないという決まりはない。
武松と虎の闘いのように、面白いアレンジを期待している。
749無名草子さん:2009/02/21(土) 16:55:12
>>694
>3.宗沢が入るべき開封府へは、なんと敵将の斡本が入った。

金または楚の残党によって占拠されていた開封府を、宗沢が奪還したという史料も多い。
空き巣になった開封府へ宗沢が入るよりも、金に占拠された開封府を武力で奪還する
方がドラマとしては面白い。岳飛・韓世忠の見せ場も出来る。
口を開けば「内政、絹の道、適正な領土」と痴呆化している梁山泊も、これを機にピリッとするだろう。
楊令が部下たちの願いに動かされて出陣するという展開もありうるが、
開封府でピンチに陥った金国(呉乞買)が、兵站線確保のために、梁山泊に北京大名府
の奪還を依頼するという展開もありじゃないか?
童貫戦の際は、金国の出兵によって、梁山泊軍は助けられた。当然、呉乞買は見返りを
求めるだろう。
友好国との関係を、外交無策で放置して、友好を深めない奴のことを、世間では馬鹿という。
周囲は、つい先日まで戦っていた宋禁軍崩れの軍閥ばかり。つまり、敵だらけだ。
金に外交使節も送らず、金がなにをするかは、ただ見ているしかないという楊令は、史上空前の大馬鹿。
750無名草子さん:2009/02/21(土) 16:57:50
歴史小説は人物の内面をどう描くのも自由だし、
史実にないエピソードやキャラを創作するのも自由だと思うが、
史実を曲げることだけはしちゃいけないと思うんだ。
それをしたら歴史小説ではなくなる。
751無名草子さん:2009/02/21(土) 17:01:48
>>749
>金に外交使節も送らず、金がなにをするかは、ただ見ているしかないという楊令は、史上空前の大馬鹿。

楊令は嫌いだから大馬鹿なのは、いっこうにかまわない。しかし、楊令の馬鹿のおかげで、
呉用、宣賛、その他多くの梁山泊好漢までが、みんな馬鹿に見えてしまうのは耐えられない。
752無名草子さん:2009/02/21(土) 17:08:05
>>750
童威。
それと、明らかに不可能なエピソードが、当たり前のように北方作品では出てくる。
たとえば、まだ1歳の李仁孝が、大人のように外交をやる。これは不可能。
史料の上で生年に争いがある場合は仕方ないが、李仁孝の生年には争いがない。
俺の感覚では、これも歴史小説のルールだと思うのだが、このあたりの感覚が異なる。
753無名草子さん:2009/02/21(土) 17:20:35
>>750
過大なお願いのような気がしないでもない。
オリジナル部分相互間に矛盾がある。
それも、主人公楊令が作品の(かつての)主題、志についてどのような考えを持っているか
について矛盾がある。まずはこのあたりからきちんとしてもらいたい。
754無名草子さん:2009/02/21(土) 17:26:09
>>752
そもそも梁山泊なんて史実じゃないし、趙安のような伝が立つのが自然であろう大キャラが
オリジナルで出てくるし、あくまで歴史小説ではなく水滸伝の翻案小説と取るべきだろ。
歴史小説として読むのは不毛。
755無名草子さん:2009/02/21(土) 17:31:15
水滸伝なんて単なる物語だよ。そんなのも白ねーで読んでたのか。ソープいけ
756復習楊令伝ー宗沢:2009/02/21(土) 17:36:03
・趙構の推戴も、南京応天府の留守、宗沢の力ではない。宗沢は、推戴する存在を与えられ、
 宋がいまだあると声をあげただけだ。
・宗沢や李綱は……自分の意思のつもりで、青蓮寺の目論見通りに動いている。
・「李綱という人の、声が大きい。誰か、黙らせられないか。そう言っている人がいました。
 宗沢という人の部下です」
757無名草子さん:2009/02/21(土) 17:40:05
>>754
金の建国、方臘の乱、遼の滅亡、靖康の変、おおまかにいうと史実どおりに進行している。
歴史小説じゃないというのを手抜きの正当化の方便にしてもらいたくないだけだよ。
それに、水滸伝の翻案小説であるなら、方臘と闘うのが童貫というのは、大きすぎる変更だ。
758無名草子さん:2009/02/21(土) 17:43:13
楊令伝は、歴史小説でも、水滸伝の翻案小説でもないだろう。
>>714
>>715
を読めよ。ユーモア小説だ。
759無名草子さん:2009/02/21(土) 17:48:42
>>758
俺も、それまでのストーリーの流れとまったく違う方向に強引にもっていこうとするときに、
おかしなことばかり起きるドタバタ喜劇として読んでいる。

暴虐幻王を突如善人にして梁山泊の頭領として迎えるところ、
洞庭山が本拠地でなくなるところ、
突如として金と無関係になろうとするところ、

いずれも自然な事物の道理が蹂躙されている。後でフォローが入ることもあるが、
熟慮していないフォローの場合、さらに傷口が大きくなる。
760無名草子さん:2009/02/21(土) 17:49:03
>>754
趙安はオリキャラじゃない、原典キャラだ
761無名草子さん:2009/02/21(土) 17:53:31
>>753
>>758
決して細かな部分とは言えないんだよなー。
というより誰でも覚えている超有名場面のような気がする。。。。。
762無名草子さん:2009/02/21(土) 17:54:35
>>760
呼延灼が、趙安撫と呼んでいたからな。
763楊令伝と楊令伝の対話:2009/02/21(土) 18:01:39
<すばる12月号>(440頁)
「新しい国を作るために、もうしばらく頭領を続けようと思っている。それだけだ。
国のかたちが整えば、俺は頭領をやめる」(楊令)

<すばる3月号>(345頁)
「来年になれば、一応の国のかたちはできる。それからだな、楊令殿」(呉用)
764南方捏三 ◆y7XYmaFpQA :2009/02/21(土) 18:05:21
>>763
「事物の自然な道理にしたがわぬと、わずか三ヶ月しか経たぬのに、矛盾したことを
書いてしまうということです、謙三殿」
「はい、王母様。わたしは子午山で、多くのことを学ばせていただきました」  
765無名草子さん:2009/02/21(土) 18:12:09
>>763
ほんとうに何も考えてないんだな。楊令がいつまで頭領をやるかなんてことは、
何をさておいても考えるべきことじゃないか?
766763:2009/02/21(土) 18:15:52
俺は、別に、矛盾した箇所を探すために、本を隅から隅まで、舐めるように読んでいる
わけではないことを、お断りしておく。
タバコを一服するときに、手近かにある本を、ペラペラとめくっているだけなんだ。
すると必ずこういうのが眼に飛び込んでくるんだ。
767無名草子さん:2009/02/21(土) 18:22:06
北方の歴史小説で、実際に国を造れたのは楊令だけじゃないか?
流石オレ等の楊令殿だぜ!
768無名草子さん:2009/02/21(土) 18:29:38
>>765
楊令は、はじめから辞める気なんかサラサラないのに、いい恰好しただけだよ。
769無名草子さん:2009/02/21(土) 18:31:51
>>767
三ヶ月ぐらい前までは、そういうことを書いてある好意的なブログもあった。
いまはない。
770ゆかいな楊令音頭:2009/02/21(土) 18:50:30
     ∧_∧   
    (´∀` )    敵である旧宋軍は襲ってくるわけがない
    (つ⊂ )
    | | |
    (_(_)

           
    ∧_∧_
  ⊂⌒   ○⌒つ   味方である金軍が襲ってくれば受けて立つ
     ̄丶( /
        し

    ∧ ∧∩
    ( ゚Д゚)ノ     そんでもってオイラは絹の道 ア・ソーレ!
    /  ⊃
  〜( ヽノ
   ヽ∪
    ∪
771無名草子さん:2009/02/21(土) 18:57:30

        ア ソレ ソレ ソレ ソレ♪  絹の道♪
        ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄
         ∧_∧   ∩,_∧    ∧_∧゙     ∧_∧     ∧_∧
       (, ・∀・ )   | |・∀・)   (・∀・ )    ( ・∀・)     (・∀・ ) <あ、ソーレ♪
    (( ⊂     ⊃  /    ,⊃ (⊂、   ⊃゙ ((⊂    ,⊃)) ((⊂  ⊂ヽ
    (( ⊂,,,  ノ゙ (((  ,,_,,⊃゙  ((⊂,,,_,, ) (( (  ,,_,,⊃))   ((⊂,,__,, )))
         (__/,,    ヽ_),,        (_/,    ヽ_),,         ,,(_/
772無名草子さん:2009/02/21(土) 19:10:41
>>758
もうこのあたりになると、既に出版されている部分との整合性なんてどうでもいいって感じだよな。
とにかく楊令がすごい人に見えればいい。
しかし、実際に楊令がすごいことをしない限り、第三者の台詞で読者が感銘を受けるはずがない。
それで出てくるのが、10万の敵陣へ少数で突入。それでも足りなくて単騎突入。
楊令は「すごい人」なんかじゃなくて、気の毒な人なんだと思う。
773無名草子さん:2009/02/21(土) 19:25:06
>>752
そこは、つまらないとは思わなかったから、あまり気にならなかったよ。
気になるところは、あえて史実を変えているのに、そのことによって面白くなるどころか、
かえってつまらなくなっていると思えるところ。
その最大のものが、楊令が他のすべての登場人物と比べて、能力的に優っているという
設定。神に近いよね。とくに金国で幻王として闘っていた頃などは。金の武将たちは、
いったい何しているの、と思っていた。
774無名草子さん:2009/02/21(土) 19:32:41
>>773
そこなんだわな。フィクションの楊令が、史実キャラの功績を全部横取りしていいのか
と思ってしまう。横並びの一将軍として活躍するのなら、まあフィクションを混えてもいいか、
と思うけど、功績を全部独り占めするのはおかしい。そして、その金をいまは敵だと認識している。
これなど不可解というほかない。
宗沢や李綱は人形で、青蓮寺が能力的には遥かに優れているとすることで、どこが面白く
なるのだろう?いまのところ青蓮寺は「カネ持ってんどー」以外の何物でもない。
高宗の血の高貴さもないし、その高宗を帝位につくよう説得した宗沢の苦労など何も報われる
ところがない。
史実キャラや原典キャラを小馬鹿にするのが楽しいのだろうか?
775無名草子さん:2009/02/21(土) 19:40:49
>>774
韓世忠が李富をスパッと斬り殺し、溜飲を下げてくれるよ。
もう原典キャラ・史実キャラvsオリキャラの闘いにした方が面白くなると思う。
776無名草子さん:2009/02/21(土) 19:46:31
【韓世忠の性格】
>できあがっているもの、できかかっているものを、破壊する。世の中を、哀しみで
>満ち溢れさせる。どうも、それを面白いと感じているようだ(2月号346頁)。

「できかかっているもの」…高宗を退位させ、幼い自分の子を帝位につけた李富のクーデタ政権
李富と李師師とそれを取り巻く人々を、哀しみのどん底に突き落とすのが、韓世忠の趣味。
やってくれますよ、韓世忠が。
777無名草子さん:2009/02/21(土) 19:50:31
>>776
9ヶ月先ぐらいの話になるのかな?
今年の11月がオリキャラ撲滅強化月間になるということですね?
778無名草子さん:2009/02/21(土) 19:56:52
>>754
>>755
史実を大幅にいじることによって、後で矛盾が出てこないのなら、それでいいんだ。
すでに過去に起きた事実というのは、ハプニングの連続ばかりではない。
物事の自然な流れというものがある。強引に改変すると他の部分に矛盾が生じる。
楊令伝でも、すでに生じている。宗沢を禁軍総帥にしたり、軍と引き離して宰相に
したりと、理解しにくい部分が出てきている。すんなり宗沢を開封府へやっていれば、
かかる矛盾は生じていないはずだ。
フィクションは、史実の流れに上手く載せていかないと、面白くならない。矛盾というもの
は、小説を読みつづける興を殺ぐ。
779無名草子さん:2009/02/21(土) 21:03:23
宗沢が宰相と呼ばれてる件だけど、徐絢はそんなに政事に詳しくないみたいだし、
あんまりなにがなんだか分かってないんじゃないの?俺は読んでてそう思って特に気にしなかった。
780無名草子さん:2009/02/21(土) 23:21:19
>>731
へ? 
>扈成との関係を論じられるかなり前の時期から、二人が阿骨打の傍にいたという事実
これって梁山泊が出遅れたって事以外に無いじゃん。実際そういう書かれ方だったし。

なんであれ、金と梁山泊が場合によっちゃ事を構えてもおかしくない、って方向に
発展しそうな事柄はずいぶん語られているよ。
旧宋出身vs金・梁山泊
のような簡単な図式になるにしても、両陣営内に火種は常に抱えている状況に
するだろう。そうじゃなきゃおもしろくない。
ここのところ、各軍閥の性格分けを丹念にやっている感じだし、岳飛に至っては勤王色を
排除したしな。部下は天下とらせたいと思ってるみたいだしw
781無名草子さん:2009/02/21(土) 23:25:21
>>751
確かにこのところ、蕭珪材との関係が深まる事ばっかりだなw
782無名草子さん:2009/02/21(土) 23:39:50
もう楊令伝より史記に期待してるからいいよ
783無名草子さん:2009/02/22(日) 15:12:16
>>780
>両陣営内に火種は常に抱えている状況

そういう状況があるにもかかわらず、梁山泊の頭領が「金軍がなにをやるかは、
見ているしかなかった」というのが、おかしいと言っているだけ。
金軍の中に、梁山泊と敵対するグループが出てくるとしても、原則は、最近闘った相手
は宋。そのとき協力したのが金。両陣営内に火種は常に抱えている状況があるなら、
その火種について調べるなり、火種を消すなりすることを考えなくてはならない。
「金軍、来るなら来い。受けて立つぞ」と頭領が言っていたのでは、単なる阿呆。
784無名草子さん:2009/02/22(日) 15:21:41
>>779
その後、高宗が揚州へ逃げる際、禁軍が禁軍総帥をほったらかしにして、
劉光世軍の後を追ったことを問題にしている。
そこ後に残った「部下」というのは、文官(宰相)である宗沢の部下の話をしているんじゃないか?
徐絢の勘違いが、その後もずっと続いているということ。
さらに、先月号では禁軍であったものが、義勇軍に成り下がっていること。
785予習楊令伝:2009/02/22(日) 15:29:21
>>581
>>597
現代の行政区分では、鎮江の北に接して揚州がある。
ところが昨夜、帝国書院の歴史地図を見ていたら、揚州(鎮江)となっていた。
南京応天府を出奔した高宗が次に動座した場所は、史料により揚州としている
ものと、鎮江としているものとがある。両者の近接性からして、同一場所と考えて
よいのではないか。帝国書院の歴史地図の描き方からすると、古い時代は
現代の鎮江にあたる場所を含めて揚州と呼んでいたと考えることもできる。
786無名草子さん:2009/02/22(日) 15:33:10
>>781
というより、金軍の一部将にすぎない蕭珪材と接触しても、呉乞買にあらぬ誤解を受けない
ほどに、金と梁山泊の信頼関係が厚いということだ。
【両陣営内に火種は常に抱えている状況】があるならば、梁山泊が蕭珪材とばかり接触して
いると、蕭珪材の金軍における立場が悪くなるはずだ。
787予習楊令伝:2009/02/22(日) 15:38:50
金軍の内部に現時点で南宋との講和を画策しているグループはいない。
金が南宋との講和を考え始めるのは、1129年の撤収時に、岳飛と韓世忠に
手痛い敗北を喫して後のこと(なお1129年の本番の勝負は金軍の大勝利。
敗北は撤収時のみ)。
したがって、南宋にも講和派はいない。講和派の形成は、秦檜の復帰後の話。
それ以前の黄潜善らは、講和派というよりも、臆病派。現在の時点では、金軍
の出方は、まだ南宋には分かっていない。
788無名草子さん:2009/02/22(日) 15:40:51
>>787
黄潜善の役は、李富がやるんだろうな。自分の子を帝位に就けようというおぞましい野望
を抱いた小物李富にお似合いの役だわw
789無名草子さん:2009/02/22(日) 15:45:38
>>788
宗沢・李綱が傀儡で、青蓮寺が南宋の本体であるという叙述は、李富青蓮寺には似合わないな。
北方水滸伝における青蓮寺の評価は低くないが、それは袁明が存命中の話。
袁明は特に何をしたというわけではないが、あの人格的迫力は、李富には出せない。
北方氏は、例によって「李富が袁明に似てきた」みたいなことを李富自身に言わせているが、
李富のひとりよがりであり、読者の目には、李富は袁明に遠く及ばない。
790無名草子さん:2009/02/22(日) 15:48:30
李富の場合、馬桂が死んだ後の覚醒ぶりが、可憐すぎるからな。
聞煥章と袁明の思惑通りに、愛人を殺したら、覚醒した。
その後は、手当たり次第に、梁山泊の幹部を殺してやると、わめきちらしていた。
釈迦の掌の上で暴れ回っている猿が李富であり、これを袁明と同視しろというのは無理。
791無名草子さん:2009/02/22(日) 15:50:34
李富は所詮学校秀才。信じられないほどに偏見と先入観が強く、馬桂を殺したのは
梁山泊に違いなく、身内の青蓮寺に殺されたとは、露ほどにも疑わない。
こんなんでよく諜報部員が務まるな、と笑ってしまったよ。
792無名草子さん:2009/02/22(日) 15:54:03
>>791
しかも、呂牛が馬桂を殺した事実は、読者は全員知っている。
李富が真相を知るまで読者にも真相を伏せておけばよかったのに、そうしなかった。
読者は李富に対して圧倒的な優越感を抱いているよ。
だって、知らなかったのは李富ひとりだからね。
いまさら根拠のない「李富すごい」をやられても、苦笑するのみ。
793無名草子さん:2009/02/22(日) 16:01:07
>>780
>これって梁山泊が出遅れたって事以外に無いじゃん。

どうして撻懶と斡離不について、梁山泊が扈成に先んじなければならないんだ?
意味がないだろう?
794無名草子さん:2009/02/22(日) 16:02:46
>>792
「馬鹿だ。李富は、欧鵬より馬鹿だ」
「なぜ、俺が?」
795羅辰盤:2009/02/22(日) 16:05:39
>>793
もうやめろ。不毛な争い。
だいいち撻懶と斡離不は、熟女真なんかじゃない。斡離不は阿骨打の実子。
撻懶の従兄弟じゃなかったか?
無意味に史実を変更するから、余計な議論になってしまう。くだらん。 
796無名草子さん:2009/02/22(日) 16:18:08
>>792
>読者は李富に対して圧倒的な優越感を抱いているよ。

これは事実だな。この点を配慮して書いていただかないと、滑稽になる。
聞煥章にはいくつか切れ者に相応しい仕事をさせてやったが、
李富にはない。暗殺という、いちばん頭の悪い奴のやる仕事をせっせと
やっているだけ。しかも、暗殺の見せ場は現場のアクション。
史文恭にはファンがつくが、李富にファンはつかない。
暗号解読や祝家荘の兵員選びなど、いずれの仕事も小役人。
李富に人格的迫力がないのは、水滸伝前半と比べて、楊令伝のキャラ全員
にいえることだけど、李富にそれがないのも事実。
797無名草子さん:2009/02/22(日) 16:19:05
宗沢や李綱の方が、ずっと立派に見える。張邦昌でさえ、李富とは比較にならないほど魅力がある。
798無名草子さん:2009/02/22(日) 16:23:16
>>790
                          サルでも              (  (
                   ,,.r'' ゛~~` ''ッ,,  李富よりは             )   )
                 、 ゛  ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,, ヾ.   かしこいぞ     ,.、   / /
                  ミ   ミ゛,へ.__, ,_ノヽ i.                .| |l   l ,´
                ミ    ミ, ( ・) {・フ 〉 ミ.          _-、i::| |ニニii '
            、,,,,ツi:     ミ,`~´ ヽ~〈  .ミ        /,‐ヽヽ`、||
          、シ``   i:      ,ゞ  'n.inヽ. .ミ          ( .〉〉/
         シ  //      ミ`    l.l ヽ"、         /  ノ
        ミ/ シ           彡 ,=こ二=.{ ミ,,      ,r'´ ,,、'゛
        ミi. /  /       ' ! w、`~^' vwv '、   ミ      〃 .ミ
       .ミ /     i:  /      `^^     \ ."   〃  ミ
      .ミ.:/ / / i:      v    !  ,,   \ 、 〃  ミ
      :i;     .i:   w      !!   ミ!:   ミ \\( ⌒ヽ
      :i;  /   i:      !!       .ミ キ    , ⌒`、_  )  )
      :il     .i:    !    w!    ミ .:i.   (_ (  _,ノ  ) ,
     :il   !  i:           ! ,〃゛  キ    ゞ、 __,  ノ ,
     .:il !   /~~````` " '''' = ‐- 、ミ  _,,,,_ミ,  il `  ー ´
     :il   ´ ―  ̄ - ,,. -‐‐-、、 ヽ. ヾ、  ゞ、 `  〃
     ゝ、wx.mn.!!++ナ'~      ヾ~ヽ、 ヽ、 ,, ~^^}´
        彡   〃  〃     }} /〉.〉〉〉i''"   〃
         彡、     {{     〃,__!////l |    〃
           X,,    》.   ≪.__`‐'.' '´,Uwwvw'、...,,,___
            ^^^^ !wニこ)こ)二)`) (_,,,..- 、...二⊃_).)
799無名草子さん:2009/02/22(日) 16:26:01
>>797
燕青と李師師の関係に嫉妬していた場面などは、唐牛児レベルだったしな。
青蓮寺にカネがあるといったって、強盗して得たカネだろう?
自慢になんねーよ。
800無名草子さん:2009/02/22(日) 16:30:46
>>796
楊令伝になってからも、残党狩りと耶律淳の暗殺だけだからな。
しかし、残党狩りをすることなど当たり前だし、耶律淳の暗殺は聞煥章との私闘。
南宋建国といっても、強盗して金を得ただけのことで、他にはなにもしていない。

李綱が高宗の名義で檄を飛ばせば5万の義勇兵が集まる。
李富が5万の義勇兵を集められるかね?まあ無理だ。
裏の人間は、裏にすっこんでろよw
801無名草子さん:2009/02/22(日) 16:34:24
>>800
どうして5万の兵が集まるのか、ということは楊令伝ではまったく考慮してもらえないよね。
強盗して金を集めた奴が偉くて、5万の兵を集めた人間の功績はまったく称賛されない。
劉光世だって高宗がいなければ南京応天府には来ない。
李富が呼びかけて何人の人間が集まると思っているのかね?
いいかげん「青蓮寺すごい」は、やめてもらいたいよ。
人間社会において大事なものは何かということを、若い読者が誤解してしまうよ。
802若い読者:2009/02/22(日) 16:36:26
>>801
強盗して金を奪うことが立派なことで、たくさんの人間を集めるカリスマなど
クソのようなものと理解していました。違うんですか?
803無名草子さん:2009/02/22(日) 16:48:57
>>800
精兵主義の行き着いた場所がそこだな。
三国志のころは死の調練は蜀の専売特許でそれが個性になってた。
でも水滸伝、楊令伝になると敵も味方も最精鋭。調練してない兵はただのゴミ。
史実では大して調練されてない義勇兵が活躍したりしてるからそこに矛盾が生れる。
童貫軍は圧倒的大兵力でとにかく押してくる、とかにしてればこうはならなかった。

呂布軍の幻想を追った結果が騎馬隊が三つや四つに分かれてだし、
蜀軍の幻想を追った結果が青蓮寺のクソ化。
804無名草子さん:2009/02/22(日) 17:11:09
>>795
つーか史実どおり斡離不は今年中に死んでくれるのだろうか?
あと2ヶ月しかないべ。
805無名草子さん:2009/02/22(日) 17:20:00
>>801
秦檜が1130年に帰って来る前の南宋は、惨めな逃亡生活を強いられるだけで、
いいところはまったくない。それなのに、李富や青蓮寺を褒めていると、滑稽なだけ。
806無名草子さん:2009/02/22(日) 17:22:39
>>803
>童貫軍は圧倒的大兵力でとにかく押してくる、とかにしてればこうはならなかった。

それだな。敵も味方も同じものになってしまった。
梁山泊の会の質疑応答で、北方先生は映画「レッドクリフ」について、こうおっしゃっていた。
「レッドクリフ」の曹操は、小橋に岡惚れして南へ攻め入った。敵役がこういう小物だと
面白くない。水滸伝の敵役は、そのようにはしたくなかった。
おっしゃっていることには大賛成だ。
しかし、そのことが童貫以外の原典敵役を腑抜けにすることとを直結するのはおかしい。
蔡京や高Qを面白い敵役にすることは可能だった。
また、童貫軍を限りなく梁山泊軍と同質化してしまって、二度にわたる長い長い童貫戦
が退屈なものになってしまった。
807無名草子さん:2009/02/22(日) 17:24:21
>>805
心配なのは、李富すごいを実現するために、李富に岳飛や韓世忠や張俊を糾合する
役回りを宛がわれることだな。
いまの流れでいうと、李富は講和派の前身である臆病派の首魁となるべき立場。
宗沢の役割と混同されると、紛らわしくなる。
808無名草子さん:2009/02/22(日) 17:28:52
>>806
尽忠報国を志とする人物は、多くの物語で登場し、読者には理解しやすいタイプの
キャラだ。好き嫌いは別として、対立関係が明確になって、分かりやすくなると思う。
またぞろ、童貫のような梁山泊とどこが違うのか理解しづらい人物を出して、退屈
な闘いがダラダラ続くより、よほどマシだと思うが。
愛国者が嫌いなら、作品の中で叩けばいいことだし。
809無名草子さん:2009/02/22(日) 17:34:52
>>803
梁山泊の面々は、軍隊規律が厳しくなった第6巻あたりから変質してきたな。
それまでは原典と同じく、“侠”の倫理を強く持った人物が多かった。
“侠”の倫理、つまりヨコの関係重視だ。
1巻の柴進と林冲の会話、「同志だから呼び捨てにさせてもらうぞ」
3巻の宋江とケ礼華の同志の関係を男女の関係と誤解して嫉妬する宋清。
いずれも、“侠”の倫理の表現だ。
これが軍隊規律が前面に出てきた6巻あたりから変質してくる。
上命下達が基本の軍隊規律と“侠”の倫理は、融和しにくい。
ここらも、童貫軍との同質化を助長しているよね。
810無名草子さん:2009/02/22(日) 17:39:28
もう一度、基本に立ち返ってもらいたいね。
宋江の最初の構想は、全国に人のネットワークを広げることだった。
それが叛乱の基本戦略。
その線に即して、戴宗と張横は全国に飛脚通信網を作った。
今月の戴宗が全国の統一を志の究極の目的と言ったのは至極当然なこと。
いまでも飛脚通信網は全国に広がっている。
荀響に言わせると、宋の外には飛脚通信網はありませんよ、と言うのだろうがw
どうして、戴宗は宋の国土を基準として飛脚通信網を作ったのかを、
楊令殿や荀響は説明できるのだろうか?
811無名草子さん:2009/02/22(日) 17:40:54
楊令伝になってからも、洞宮山から中継港湾を数箇所経て、金に至るまでの海上交通網
を作っている。全国を統一しないのなら、こんなもの必要ないだろう?なぜ、作ったの?
812無名草子さん:2009/02/22(日) 17:45:31
それと、金と梁山泊の同盟の基本について、少し考えてもらいたい。
梁山泊も元々叛乱軍。抑圧されていた階級が、上にある権力を打ち倒して成立した。
金も少し前までは、遼によって抑圧されていた他民族。
上にある権力を打ち倒して成立した。
魯達が女真と共同できないかと模索したのも、呉用が女真の独立のために梁山泊の
資金を女真に与えたのも、同じ抑圧された階級として共同できるという戦略があったから。
それがいつの間にか、「敵になるかもしれない」だ。

基本に立ち返ってもらいたい。両国が成立してから、まだ5年ぐらいしか経過していないぞ。
813無名草子さん:2009/02/22(日) 17:47:55
      r、,、,、,、____,ム
      ,〉、   ,ヾく_
.     ,イ{,ゞ^ko'´》`メ、
    ,イ⌒ゝ_,ィ代 `ヽハ      無駄じゃ 無駄じゃ
    {,ィルイ`二,_入__ } ト、    三ヶ月前のことすら忘れるやつに
    /N   ̄ ̄,イ /`ソ ハ    何を言っても 無駄じゃ
   ./ ' ___, -'´/     |
  /.      /       ',
  |       /          ',
  |___,  ,イ′      _,__」
  i  ! ./      _jィ´ |  リ
  'ヘノ '  ,____,」ィ´ / .l ,イ
   |   i    / /  Y
   |   l   / /   .|
   |   |     /    |
   L_L_'_L__」____l___」
  ______,ゝ,__」   「,、_∠____
  'ー―冖'一  └ー-----`
814無名草子さん:2009/02/22(日) 18:00:48
>>810
>>811
“侠”の倫理にそぐわないよな。
ヨコの繋がりが、国境と戸籍で限定される。違和感ありあり。
815桁外れの戦略家:2009/02/22(日) 18:04:26
>>810
すみません。張横の飛脚網は、直ちに現在の梁山泊の領土内に縮小します。
816無名草子さん:2009/02/22(日) 18:06:22
>>808
岳飛の刺青は、桜吹雪なんだってさ
817無名草子さん:2009/02/22(日) 18:12:03
>>809
>3巻の宋江とケ礼華の同志の関係を男女の関係と誤解して嫉妬する宋清。

これが梁山泊の基本だよな。
宋清は、二人の関係に、自分は立ち入れない寂しさを感じていた。
一人は実の兄。他方は恋人。
それなのに自分は立ち入れない。これが梁山泊。“侠”の倫理だ。

いつから頭領は独裁者ということになったんだ。
それに、国のかたちが整えば辞めると言っていたのに、いっこうに辞める気配はない。
818無名草子さん:2009/02/22(日) 18:13:13
いまでは読者が、楊令殿と同一化できない寂しさを感じていますが、何か?
819無名草子さん:2009/02/22(日) 18:16:23
【楊令殿への宿題】
1.熟女真の妾はどうなったのか?孫二娘に殺されていないのか?子供はいるのか?
  これらを明らかにしてもらいたい。
2.領土不拡大方針は、童貫戦後の疲弊から梁山泊が立ち直るための一時的なものなのか?
  未来永劫の梁山泊の志なのか?
  明らかにしてもらいたい。
820無名草子さん:2009/02/22(日) 18:22:40
>>792
これは決定的に李富の評価を低くしているんだよ。
30万読者は全員、馬桂を殺したのは呂牛だと知っている。
李富ひとりが馬桂は梁山泊に殺されたと可憐に信じて、
聞煥章の操り人形になっている。李富は読者から軽く見られてしまうよ。
南宋を作ったものの、これから、休む間もなく逃亡生活が続くし、
いいとこないのよ、李富は。
頼むから「李富殿、すごい」はやらないでね。暗殺屋の元締め。
典型的小役人の李富殿なんだからさ。
821羅辰盤:2009/02/22(日) 18:35:48
>>788
李富は、なりふりかまわず自分の子を帝位に就けようと画策する権力亡者で十分だよ。
水滸伝の第1巻から登場している最古参キャラで、ここまで間抜けぶりを露呈している
李富を、いまさら聞煥章のような切れ者にすることも無理だし、袁明のような迫力のある
人格にすることも無理。通算29巻の間に固まった読者の李富のイメージは、容易なこと
では変らないよ。李富は張衛になるしかない。  
822無名草子さん:2009/02/22(日) 18:39:06
水滸伝1巻の李富は、底知れぬ感じがあって凄そうだったのにな
823無名草子さん:2009/02/22(日) 18:40:23
南京応天府から揚州に逃げたのは、金軍が怖いから、というのが誰が考えても分かる
理由だからね。李富に深い考えがあって後退したなんていう屁理屈だけはやめてね。
824無名草子さん:2009/02/22(日) 18:43:24
>>822
いま底知れぬ実力を感じさせるのは、宗沢と李綱だね。
瞬時に5万の兵を集めてしまう辣腕は、水滸伝・楊令伝を通じて、トップクラス。
今後の活躍が期待されます。
825隆徳飛 ◆6M5fgYGV9c :2009/02/22(日) 18:52:59
「銀を出せ、李富」
 よく響く低い声で、宗沢は李富に要求した。
「これは僕ちゃんが、息子を当選させるために、強盗までして貯めた銀だ。やらないよ。
選挙で当選するためには、ジバン(地盤)、カンバン(看板)、カバン(鞄)の三つのバン
が重要なんだ」
 宗沢は、李綱に目配せをした。李綱が片手を挙げると、武装した禁軍の兵数名が、
李富を取り囲んだ。
「何をするんだ、宗沢。南宋を建てたのは、僕ちゃんなんだぞ」
「命までは奪わぬ。だが、わしの目の黒いうちは、宮廷内をちょろちょろするな。この銀は、
開封府を攻めるための軍資金にする。即刻、陛下の勅命を頂く」
「おのれ、宗沢。僕ちゃんだって、馬桂を殺したのは梁山泊じゃないって知っているんだぞ。
なめるなよ」  
826無名草子さん:2009/02/22(日) 19:07:19
>>825
しかし、馬桂を殺したのは梁山泊だと単純に信じて、次から次へと梁山泊の要人を
暗殺して、忸怩たる思いは李富にはないのかなw?
恥ずかしくもなく、よく楊令伝に出てこれるよw?
まるっきり聞煥章の操り人形だったんだからなw
俺が李富なら、穴があったら隠れたいと思うよ。ほんと。
827無名草子さん:2009/02/22(日) 19:10:16
>>826
でも、明受の乱までは李富にも生きていてもらわないと。
韓世忠の見せ場なんで。
828無名草子さん:2009/02/22(日) 19:29:47
>>817
あのころの宋江が、いまの楊令のように、食堂で水夫相手に偉そうにしている
場面など、想像すらできないな。
829無名草子さん:2009/02/22(日) 19:33:13
下の者を緊張させないように、くだけた態度で話すところなどは、楊令殿は、宋江に
及ばないね。これなどは年齢が醸し出す技だからね。
そもそも楊令の年齢で偉そうにすること自体、見ていて不自然。
ああいう場面はない方がいい。
830無名草子さん:2009/02/22(日) 19:36:02
どんなにつまんなくても
ようれい殿さえ死んでしまえば
おまいらの苦しみは終るよ!
                    /!   ,. 'ヽ.
                  / -─-'   l.
                 /O    O     l
             /⌒ヽ l  l―!    /⌒ヽ   終るよ!
             (    ヽ、 ヽノ    |    l    
              `、     `ー- -─|    l、  
               ヽ.             l/  
                  ヽ            |
                  ` i        〈
                      ヽ         ヽ
                      ヽ   、     ヽ
                      ヽ   ヽ    ヽ
                         ヽ   ハ     l
                        (__ノ  ヽ__,ノ
831無名草子さん:2009/02/22(日) 19:52:34
>>793
武松だったか誰だったかが接触しようとして失敗してたじゃん。
832無名草子さん:2009/02/22(日) 20:01:06
>>831
撻懶・斡離不と結ばなくても、呉乞買・粘罕を押さえているから、問題ないだろう?
彼ら二人は金の部将だよ?
それに斡離不はもうすぐ死ぬ。
撻懶は秦檜と結ばなきゃ、話が先に進まない。
833無名草子さん:2009/02/22(日) 21:46:54
なぁスゴイ事に気付いたんだが、
もしかして楊令って楊志暗殺の時にもう死んでんじゃね?
今いるのは思念体…
834無名草子さん:2009/02/23(月) 10:03:45
楊令「私は地獄で究極のパワーを身に付けて蘇ったぞ」

この魔神をウボァーさせる勇者よ、早く現れてくれ!
835無名草子さん:2009/02/23(月) 10:30:15
>>834
わたしは そうりょ李富
たたかいはできませんが じゅんたくにかねがつかえます
よろしければ ごいっしょさせてください
836無名草子さん:2009/02/23(月) 11:30:07
李富の新国家の夢は綺麗に潰えて欲しいな。
李富最古参キャラなんだし、死に様はかっこよくあって欲しい。
837南京応天府留守 宗沢:2009/02/23(月) 11:54:55
           r'丁´ ̄ ̄ ̄ ̄`7¬‐,-、           /
        r'| |          |  |/  >、     /
        ! | |          |  |レ'´/|       |   見よ、李綱
        | | |   /\   |  |l  /⊂う    |
        | | |__∠∠ヽ_\ |  リ /  j     ヽ   われらに対する読者の熱い声援を
        |´ ̄   O   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`!      〉
        l'"´ ̄ ̄ヾ'"´ ̄ ̄`ヾ::幵ー{       /   われらの忠義の誠心が
        ⊥,,,,,_、    ___,,,,,ヾ| l::::::|      |
         lヾ´ f}`7   ヘ´fj ̄フ  | l::i'⌒i    |   読者の心に届いたのじゃ
         l ,.ゝ‐イ    `‐=ニ、i | l´ ( }    ヽ
         l     {         U | l 、_ノ    ∠ヘ
        l   / ̄  ''ヽ、   | l ヽ_       \,_________
           !  ハ´ ̄ ̄ ̄`ト、  |亅〃/\
        ,人 f ´ ̄ ̄ ̄``ヾ  j ,!// {_っ )、
      // `ト、__iiiii______,レ'‐'//  _,/ /スァ-、
    ,.イl{ { 々 !/´しllllト、 ̄`ヽ、 // /´,.-、 /彑ゝ-{スァ-、
  ,.イ彑l l > ゞ く l 〃 l|ハ.lヽ、 ハVゝヽ二ノ/ゝ-{、彑ゝ-{、彑ァ-、
,.イ彑ゝ-'l l ( (,) レシ′   !l `ソァ'´    _ノ7{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑{
ュゝ-{、彑l l  ` -イヘ      !l // /⌒ヽヾ/_ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、
 {、彑ゝ-'l l f⌒Yハ ',    !l/ / ヽ_う ノ /-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ
彑ゝ-{、彑l l{ に!小 ヽ   /!l /   ,/ /彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、
838無名草子さん:2009/02/23(月) 11:59:39
>>832
阿骨打と楊令は義兄弟だったんだよな。
阿骨打の子斡本にとって、楊令はオジキ。
開封府まで来ているのなら、梁山泊の楊令に挨拶に出向くのが、
渡世の義理ってもんじゃねーか?
839無名草子さん:2009/02/23(月) 12:05:20
宋江がいた頃の女真族は、遼の支配化にあって、そろそろ叛乱を始めようとしている
時期だった。梁山泊は、その阿骨打に軍資金を与えたりしていたな。そのあたりは呉用がやっていた。
つまり、当時は梁山泊が先輩で、金が後輩。
ところが今では金軍は10万の兵力で宋を攻めるまでに急成長した。
国づくりに関しても、金国の方が先輩格になっている。逆転してしまった。追い抜かれたんだ。
楊令は、「金軍がやることは、ただ見ているしかない」と言っている。
やはり楊令は、ダメ頭領だったな。
840無名草子さん:2009/02/23(月) 12:08:46
>>839
楊令伝になってからでも、女真は後輩だったよ。
梁山泊軍は流浪していて、組織だった軍事行動はできなかったが、
闇塩の道や交易の道はあって、女真族に交易のやり方を教えていた。
まだまだ先輩格だったな。
12月号で楊令が国づくりの方針を示してから、突如、金国が大国になった。
まっ、楊令がダメ棟梁というところには、異論はないけど。
841無名草子さん:2009/02/23(月) 12:14:21
金国は、斡本一人が10万の大軍を率いてきているからな。
まさか完顔成や撻懶や唐昇が、自分の率いる兵を斡本に貸した、なんてことはないよな。
急成長というより、少数精鋭主義を捨てたってことか?
842無名草子さん:2009/02/23(月) 12:16:11
>>841
精鋭だよ。簡単に張俊を打ち負かしているし、岳飛も真正面から闘おうとしなかった。
皮肉はよせよ。いつもの御都合主義だって分かっているくせに。
843841:2009/02/23(月) 12:19:27
今月号で、急速に兵数を増やしても軍は強くなるものではない、と張俊が敗北したところで
書かれていたので、金国も弱くないとおかしいと思いました。
ご都合主義というところにまでは思いが至りませんでした。すみません。
844流せい便:2009/02/23(月) 12:34:48
「ねえ、お父さん。中国人には、お母さんが二人いるの?」
 小学6年になる娘が、筆者に尋ねた。
「お母さんは、一人しかいない。世界中、どこでも同じだよ」
「でも、李媛と李英には、陳夫人と王、という二人のお母さんがいるんだよ。どうして?」
 困った質問だった。子供がどうやって生まれるかの質問よりも、答えにくい質問なのだ。
いま日本中の親たちを困らせているのが、この質問だった。
「たぶん作者の人が『陳夫人』と書いたことを単純に忘れたか、陳娥と紛らわしいから意識
して変えたかのどちらかだ」
「でも、楊令伝の2巻や3巻では、李媛と李英の母親は、陳夫人になっているよ。有名な作家の
人が、そんな変なことするかな?それに集英社といえば、小学生でも知っている出版社だよ。
そんな変なことするかな?」
 困ったものだ。この年代の子供は、両親の言葉よりも、活字になったものを信じる傾向が
強い。筆者の説明など、口からでまかせと思っているに違いないのだ。
 このようなことが重なって子供は親を軽蔑するようになり、父親の洗濯物と自分の洗濯物は
別に洗ってくれと言うようになり、最後にはお父さんは自分の結婚式に来ないでくれ、と言い出すのだ。
 困ったものだ。  
845無名草子さん:2009/02/23(月) 13:04:39
>>844
インタビューで、北方さんは、中学生の読者にも分かりやすくするように書いているから、
文体が変化したように見えるのかもしれないと、おっしゃっていた。
確かに中学生にでも分かりやすくなっている。中国人の家庭には、どこでも母親が二人いる。
846無名草子さん:2009/02/23(月) 13:12:13
>>844
>「たぶん作者の人が『陳夫人』と書いたことを単純に忘れたか、陳娥と紛らわしいから意識
>して変えたかのどちらかだ」

俺は単純に忘れたんだと信じたいね。陳娥と紛らわしいから意識して変えた、という理由で
世間に通用するはずがないから。もう何やってもいいっていう感覚なんだろうか?信じられんよ。
いずれにしても、こういうことがあると、陳夫人(王、)というキャラについて、作者がまったく
関心がないことが明らかになるだけ。全然期待できないよね。
847予習楊令伝:2009/02/23(月) 13:22:39
>>741
単行本の地図で見ると、洞宮山というのは、現在の福州あたりだ。
泉州とは近い。泉州を押さえると、南宋の財源は激減して、立ち枯れると思うが。
848無名草子さん:2009/02/23(月) 13:25:10
>>847
それもあるが、高宗がいよいよ揚州へやってくる。
梁山泊滅亡後、揚州を拠点に活動していた同志が多い。
梁山泊人脈が豊富な地域だ。洞庭山とも近い。
洞庭山は、方臘の乱のときと同じように、亀が首をすっこめた状態になるのだろうか?
849無名草子さん:2009/02/23(月) 13:29:17
>>847
方臘の乱によって、泉州からの税収は、途絶えていたかもしれんよ。
とりあえず南宋は、揚州・杭州あたりの商人に課税して軍費を稼ぐのだろう。
史実では、南宋軍閥は、兵を出すからという理由で、高宗からカネを巻き上げて
いた。かなりのカネは持っていたんだろう。
まあ楊令伝では、強盗李富がついているから、カネのことは心配ないがww
850無名草子さん:2009/02/23(月) 13:32:21
>>838
呉乞買は暴力で押さえ込んでいるから、思いのままに動くんじゃないのか?
もし公孫勝の暴力の効果が持続していないとするなら、呉乞買は明確に
反楊令・反公孫勝の旗を掲げるべきだ。
あんなことをやられて怒らない人間はいないからな。
851無名草子さん:2009/02/23(月) 13:34:59
>>821
初期の袁明や蔡京のように人格的迫力のある人物が書けなくなったから、最近は、
すぐに暴力が出てくるのだろうか?公孫勝、顧大嫂・・・、もう飽きたよ。チンピラ小説。
852無名草子さん:2009/02/23(月) 13:38:14
水滸伝1巻あたりを読み直すと、柴進や花栄ですら、すごい人格的な迫力を感じさせるよね。
宋江、晁蓋、盧俊義、魯智深などは、彼らよりずっと上。
「中学生にでも分かりやすく」というのは、こういう迫力のある人物を出さないということかね?
楊令伝では、アニメ・キャラクターのようなのしか登場しないということ?
853無名草子さん:2009/02/23(月) 13:39:12
>>852
名前が二つあるキャラも登場するよ。
854無名草子さん:2009/02/23(月) 13:40:52
方ロウはよく書けてたよね
855無名草子さん:2009/02/23(月) 13:41:40
清濁併せ呑む蔡京という怪物

1巻のたったこれだけの文章でも凄い迫力が感じられたのに…
856無名草子さん:2009/02/23(月) 13:51:14
>>849
泉州は洞宮山よりも南だ。方臘の乱の影響は少ないんじゃないか?
857無名草子さん:2009/02/23(月) 14:11:17
>>841
唐突にどこから10万の兵が出てきたんだ、と思ったよ。
自分の子飼いの兵を手放す将軍はいないだろうから、単純に金軍の兵力が10万以上
増えているということなんだろうな。しかも、超精強。
この変化は何を意味するのだろう?
858無名草子さん:2009/02/23(月) 14:15:24
>>857
阿骨打の死と呉乞買が帝になったことで予定が狂っていた楊令殿の戦略が、
阿骨打存命時の計画どおりに進むということだろう。
阿骨打と楊令は義兄弟。斡本はオジキの楊令には逆らえない。
ひょっとすると、幼い斡本に、楊令が剣の手ほどきなどをしているかもしれんな。
それぐらい阿骨打と楊令の関係は親密だったよ。
859無名草子さん:2009/02/23(月) 14:18:14
そんなに難しく考えないでも、幻王=楊令=呉乞買なんだから、簡単だよ。
かつて幻王という役を二人で演じていたんだ。
楊令の「金とでも闘う。金が考えていることは分からない」という台詞は、
狂気の沙汰に思えた。
860無名草子さん:2009/02/23(月) 14:24:43
>>859
楊令は基地外だよ。
今月号の347頁を読め。
楊令が「北にいる時から、光を見つけようとしてきた」というから、
呉用は志について楊令の気持ちを代弁した。
その後、地の文で志に関する呉用の述懐がしばらく続く。
ところが、直後の楊令の台詞。
「俺が考えているのは、韓成でうまくいくだろうか、ということだ」
と突然、前の話に戻っている。
さすが基地外は違うなーと思った。
861隆徳飛 ◆6M5fgYGV9c :2009/02/23(月) 14:35:05
「厨房には、俺から言った方がいいのか、呉用?」
「それは、頭領が言うべきであろう」
「わかった」
「六日も続けてカレーライスを注文することを恥じることはない。頭領は、ただ命じれば
いいのだよ、楊令殿」
「俺は北にいる時から、なんとか光を見つけようとしてきた。童貫と闘っているときもだ」
「国を作ろうと思い続けていた。それははじめから変っていない。どういう国か、ということ
が問題なのだ、と私には言い続けてきたではないか」
「俺が考えているのは、厨房は俺の注文どおり、毎日カレーライスを作ってくれるだろうか、
ということだ」  
862無名草子さん:2009/02/23(月) 14:44:08
>>861
ここのところの呉用の述懐をどう読むかなんだけど、第2巻で楊令が言ったことと
正反対のことを、呉用は楊令が言ったと述べている。
この呉用の述懐によって、2巻の楊令の台詞が訂正されるんだ、という小説のルール
は世界中どこを探してもないよ。
呉用も、楊令同様、狂った、基地外になった、と解釈する以外に解釈の仕様がないんだけど、
基地外ばかりの小説は、面白くないよ。
863無名草子さん:2009/02/23(月) 14:50:32
>>862
訂正するのなら、楊令自身が、女真で呉用と再会したときは、これこれと言ったけど、
いまは考えが変ったよ、と言うしかない。
そして、それを楊令に言わせることに、何か問題があるわけでもない。
恥ずかしいことでもないし、それで楊令の人格に傷がつくわけでもない。
むしろ浅慮だった楊令も、成長したんだなあ、と読者は思うはず。好感度アップするよ。
どうして、2巻のころから、ずっとそうだったんだ、と強弁するわけ?
作品の中に、精神異常者が増えるだけなんだけど。
864無名草子さん:2009/02/23(月) 15:03:31
お金がなかったので、昨日やっと8巻を買ってきました。
これから読みまーす(・∀・)
865無名草子さん:2009/02/23(月) 15:09:39
>>863
連載終了後に、「この作品の中には、楊令の台詞が後日梁山泊の同志によって
捏造された箇所がいくつかあります。さて、何箇所あるでしょう?」というクイズが
あって、正解者にはプレゼントが出るんじゃないか?
866無名草子さん:2009/02/23(月) 15:23:20
>>863
第2巻の楊令の発言を、楊令が自分の考えを100%正確に述べたと思っている読者も
いないんだと思うよ。梁山泊のかつての仲間に会うことを避けていた風もあるし、
どこか背伸びしていたようなところもあるし、考えがまとまっていないように見受け
られるところもあった。だいたいあの若さで、いろんなことに精通できるわけがない。
拙劣な考えしか言えないのは当然だ。
しかし、曖昧にしてごまかすには、楊令は詳細に述べすぎている。その後の態度も倣岸
不遜であることが多い。1〜4巻の殺伐とした雰囲気は、かなりな部分楊令の真実でも
あったわけだ。あのままのキャラクターではダメだと思うのなら、文章として記録された
部分については、楊令が自身で訂正しなければならない。
12月号の「正しいものも間違いもあった」(441頁)という抽象的な一言で済むような
話じゃないよ。楊令が自身で訂正しない限り、「楊令殿は変った」と、作品中でいくら
騒いでも、読者の楊令像は変らない。それが小説のルール。
867無名草子さん:2009/02/23(月) 15:29:41
ねーねー、今でも担当編集は山田さんなの?
設定忘れとか人間違いとかが多すぎないか?最近。
868無名草子さん:2009/02/23(月) 16:53:40
>>803
>その気になれば、すぐに四万に達するのに、兵を選んでおられるのは、岳飛殿御自身なのですから。

予想どおり優れた武将は少数精鋭主義だな。
どの程度、少数精鋭主義を貫くかが、楊令伝における武将の優劣のメルクマールだ。
そして、闘鶏を育てる。
869無名草子さん:2009/02/23(月) 16:56:30
李綱が集めた5万の義勇兵は、金軍来襲の報を受けて1万が逃げたとあった。
徴募もされないのに、自ら進んで兵になることを志願した人間が、そんなに簡単に逃げるかね?
870無名草子さん:2009/02/23(月) 17:00:31
>>869
兵を逃がすような甘い集団だから、南宋義勇兵(旧称は禁軍/ただし前回のみ)は
劣弱といいたいわけだろう。
兵に優劣があるのは間違いない。しかし、使いようによっては、弱兵とて有効である。
自慢の精鋭騎馬隊だって、1万の弱兵が一斉に弓矢を射れば、容易に近づけるもの
ではない。頭を使わず、兵の強弱を先天的に決定されたのでは、面白みに欠ける。
871無名草子さん:2009/02/23(月) 17:03:26
筋力・膂力によって、兵に個人差があるのはわかる。
しかし、戦場で負けるということは、死ぬということだ。
死ぬのが嫌なら、厳しい調練にでも耐えるだろう。
楊令伝で弱兵と言われる旧宋地方軍、義勇軍の兵というものが、
いまひとつ生身の人間のような印象がない。
弱兵という名の風景にしか見えない。
872無名草子さん:2009/02/23(月) 17:05:39
精鋭が直径3mの大木であるならば、弱兵は枯草のようだよな。
いくらなんでも、そこまで差はつかない。
そこまで差をつけるならば、出てこなくてよい。
方臘戦、燕京戦における地方軍は、邪魔なだけだった。
873無名草子さん:2009/02/23(月) 17:09:14
童貫は、ほんとうに「地方軍は足手まとい」と言って、軍に加えなかったけどなw
使い道は幾らでもあるよ。弱兵を効果的に使えば、そのことによって戦闘場面が
面白くなることもある。そのような努力なしに、「弱い、弱い」だけではつまんない。
今月号の南宋義勇軍(旧称禁軍/ただし前回のみ)には、ガッカリした。
874無名草子さん:2009/02/23(月) 17:17:50
>>873
楊令殿は「すごい、すごい」
地方軍は「弱い、弱い」
いずれにしても、女子高生レベルの大騒ぎ。
もう辞書の中から「思慮」「熟慮」という言葉は、なくしていいね?
875無名草子さん:2009/02/23(月) 17:24:06

    ,il;;;;;;;;;;;;;ヽ
   ///.~~~'ヽヽヽ.       人人从
  ///;;;;;;;;;;;;;ヽヽヽ..       \,,,,,,,、〉
 ///;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽヽヽ       ,'. ミ ゚ >    続いての闘鶏シーンは、岳飛対楊令です。
 ||li!゙   ,,,,,===ヽヽヽ,,,,,,,,,,,,,,,,-',illlllll'lJ      お楽しみに。
 llli!゙     ゙!illlllli!゙゙/   ノノノノノノノノノl
 lli!゙     ゙!illli!゙゙/       ノノノノノノl
 li!       ゙!ill/       ./ノノノノノ
         ヽヽ,,,,,,,,,,,,,,,,/ノノノノ
          ヽlllノノノノノノノノノノ
              |./. |./~
.             -||. -||
.             .´!ミ ´!ミ
876無名草子さん:2009/02/23(月) 17:34:44
>>854
方臘以外にも出来のいい人物・事件はある。
ところが、一人の人物は、作品の中で、ひとつだけしかやることがないといった感じ。
趙仁になった呉用は面白かったが、梁山泊復帰後は何もしていない。
徐絢だって、何のために出ているのか分からないような間延びした登場場面が
三回ぐらいあって、やっと四回目に仕事らしい仕事をする。
とにかく用もないのに出てくる奴が多すぎる。李富など典型例。
本一冊中のコンテンツが少なすぎるんだ。だからテンポも悪い。
877無名草子さん:2009/02/23(月) 17:44:00
よそのブログとか見ていると、当たり前のような顔をして、楊令伝は15巻で完結と書いてあるが、
正式発表あったのか?ここで15巻と言っているのは、単なる予想だぞ?
878無名草子さん:2009/02/23(月) 17:47:39
童貫が影武者を開封府に残して単騎で出陣したのって、何か意味があったのか?
少数で楊令と対決したが、しょっぱなで決着がつくと考える奴なんて、いないだろう?
あれはいったい何だったんだ?「読み合い」もヘチマもなかったと思うが。
879無名草子さん:2009/02/23(月) 17:57:31
>>841
金が最初に動いたことで、ボサーっとしている岳飛や梁山泊も、動かざるを得なくなった。
その点は評価してやろうよ。
ただし、10万を斡本一人が率いてきたというのには、俺も内心驚いている。
いつから金国は、初登場の新将軍に10万もの兵を付けられるような大国になったのだろう?
しかも、強い。
せめて、斡離不と唐昇ぐらいは、いてもよかったんじゃないか、と思う。
これ以前に登場した兵力はすべて国内に温存して、いきなり10万の精鋭が登場するとは、
唐突すぎる。
880無名草子さん:2009/02/23(月) 18:04:51
>>879
斡離不・撻懶は出てきていないと書いてあっただけだ。唐昇・完顔成は来ている可能性がある。
ただし、総大将が斡本なので、戦歴からすると唐昇・完顔成が下につくのは変だが、
斡本は前帝の子、現帝の甥だから、ありえないことではない。
ついでに、唐昇・完顔成というオリキャラ二人が、宗沢・岳飛に討ち果たされると、非情に嬉しい。
881無名草子さん:2009/02/23(月) 18:15:15
>>880
唐昇は年齢的にそろそろ限界かな、という気がするな。
視点をもらった完顔成ではあるが、こいつもけっこうな年齢じゃないか?
後釜は、斡本の弟の兀朮と訛里朶あたりだといいな。
882無名草子さん:2009/02/23(月) 18:16:48
そうすると、斡離不は史実どおり女真の地で病死か。
もう一人武将がいるな。
883無名草子さん:2009/02/23(月) 18:25:54
帝の親族以外では、
斡里衍(1077〜1130)
銀朮哥(1072〜1140)
あたりか?
884予習楊令伝:2009/02/23(月) 18:35:33
>>658
>1129年春、金軍が揚州に迫ると、劉光世は、江淮制置使として兵を率いて迎撃したが、戦わないうちに潰乱し、
>高宗とともに長江を渡った。まもなく江東宣撫使となって、江州に駐屯し、酒びたりの日々を送った。

劉光世には、以上のような2年後の闘いのときのイメージがあるから、いまから逃げ回っているんだろう。
なお、同闘いでは、
張俊は、明州城を守り、金兵の来攻を阻んで勝利を得た。
韓世忠は、八千の手勢を率いて宗弼の退路を阻み黄天蕩で撃破した。
岳飛は、建康で善戦したが、彼の上官の杜充は、金軍に捕らえられている。
885無名草子さん:2009/02/23(月) 18:39:53
>>884
>張俊は、明州城を守り、金兵の来攻を阻んで勝利を得た。

それは、兀朮が攻めてくる前の話な。張俊は、兀朮が大軍を率いて南下すると、城を棄てて逃れた。
つまり、劉光世と同じ。
886無名草子さん:2009/02/23(月) 18:46:03
>民で暴れている者は捕え、裁判にかける(3月号374頁)。

裁判官が暴れたら、どうなるんですか?
887復習楊令伝:2009/02/23(月) 18:51:24
日本の人口千人当たりの警察官数は、全国平均で1.92人【2005年度統計】。
人口400万人の梁山泊国では、7680人は必要だと思う。
ちなみに、蘇端の巡邏隊は1000人。
888無名草子さん:2009/02/23(月) 18:58:51

      ∧_∧
     ( ´Д` )    オジキ。おなつかしゅうございます。
     /     ヽ
     し、__X__,ノJ
      斡 本

  〜  〜

 〜    ∧_∧___     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      (´∀` ) / |   <  よう来たの、斡本。まあ楽にせえや。
  ~━⊂ へ  ∩)/ .|     \_____
   i'''(_) i'''i ̄,,,,,,/
    ̄ (_)|| ̄ ̄
       楊 令
889無名草子さん:2009/02/23(月) 19:10:04
>>879
頼むから、完顔成と斡離不と撻懶の兵を、斡本に預けたなんて、非常識なことは言わないでくれよ。
890無名草子さん:2009/02/23(月) 19:27:02
>>881
どうしても金と梁山泊を闘わせたいのなら、楊令・梁山泊と関係の深い金の要人には、
次々に死んでもらわんとな。残るは楊令・公孫勝憎しの呉乞買だけにして、あとは
新人の将軍で固めないと。文官の蔡福と許貫忠も、当然、殺される。
891無名草子さん:2009/02/23(月) 19:29:52
>>890
その次は、幻王軍の女真族兵士6000名を皆殺しですね。
ついでに蕭珪材軍にいる旧幻王軍4000名も皆殺し。
892国境付近の民:2009/02/23(月) 19:47:05
国境の向こうにある村の娘と恋をしました。
結婚しても、同居はできないんですか?
893聚義庁:2009/02/24(火) 11:45:32
>>892
楊令殿が、漢族の若い女を攫って、おまえに娶わせる。
梁山泊国外の女と結婚することは禁ずる。
894無名草子さん:2009/02/24(火) 11:46:48
>>892
今でも恋愛したからって密入国は出来ないだろ。
毎年何人の中国人が強制送還されてると思ってんだ。
895国境付近の民:2009/02/24(火) 12:00:29
北京大名府に出稼ぎに行っていた弟と妹が、父親の葬儀のために梁山泊国へ帰ってきました。
梁山泊国が税も安く立派な国になっているので、弟も妹も驚いています。
幸い私は畑をたくさん所有しているので、弟と妹に一部を分け与えてやり、梁山泊国で一緒に
暮らしたいと思っています。「国外からの人民の流入」(345ページ)に該当するから、駄目ですか?
896無名草子さん:2009/02/24(火) 12:02:17
>>894
梁山泊国が成立する前は、自由だったのですが、梁山泊が成立したとたんに、
強制送還されるようになりました。
叛乱を起こした方がいいですか?
>>895
「国外からの人民の流入」に該当するので、肉親であっても梁山泊国外へ退去していただきます。
これを許すと、自分は梁山泊国の民の肉親であると偽って、梁山泊国へ流入する不届者の国内
流入を許してしまうことになるからです。
同様の理由から、養子縁組も梁山泊国内の養親・養子の場合に限って有効です。国外から養子
を迎えることはできません。国内で適当な養子が見つからない場合、御家断絶になります。
なお、ご質問の末期養子の禁止については、徳川幕府と同様です。
898国境付近の民:2009/02/24(火) 12:21:24
村内を通る河川の氾濫に備え、雨季になる前に堤防増築工事をしたいと思っています。
千五百年前から、隣り村と人夫を半数ずつ出し合って工事を進めるのが慣例です。
隣り村には適当な宿泊施設がないため、隣村の人夫はわが村に宿泊します。
ところが梁山泊国の成立によって、隣り村の人夫が「国外からの人民の流入」に該当する
として強制退去させられてしまいました。梁山泊で堤防増築工事を肩代わりしてもらえますか?
899無名草子さん:2009/02/24(火) 12:24:04
梁山泊の成立によって、様々な問題が生じているな。
なくなってくれんかな、梁山泊。どこかよそへ行ってくれよ、楊令殿。
900国境付近の民:2009/02/24(火) 12:26:15
そうずら。こっちから来てくれと頼んだわけでもねーずらに、どうして梁山泊は、勝手にやって
きて国なんか作ったずら?徴兵なんかぜってぇい嫌ずら。
宋の方が良かったずら。梁山泊は、いなくなってほしいずら。
901無名草子さん:2009/02/24(火) 12:43:34
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     |  |     さあ‥ 逝こうか‥‥     |  |
     |  |                       |  |
     |  |      徴兵制度開始        |  |
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902無名草子さん:2009/02/24(火) 12:46:51
別れろ 切れろ は芸者のときに言う言葉
徴兵開始は フランス革命やってから言う言葉
903無名草子さん:2009/02/24(火) 12:49:06
12月号の楊令君の演説って最高に良かった。
G7終了後の中川前財務相の記者会見と甲乙つけがたい名演説でしたね?
904無名草子さん:2009/02/24(火) 12:56:11
>>902
それはいいんだよ。
水滸伝では、宋が徴兵制を採用している設定だ。
梁山泊は宋の制度を受け継いだだけ。
地方の文官も、宋の吏員を採用するみたいだよ。
宋との違いは、税が少し安くなったのと、
国内に国境線を設け、人間が交際するのが不便になっただけ。
905無名草子さん:2009/02/24(火) 13:01:01
>>902
まあ、この作品にあまり期待すんなよ。
楊令のあだ名が「幻王」だぞww
セイコツ鬼はいいと思ったけど、幻王じゃまるでアニメ・キャラだよ。
狙っている読者層が、だいたい想像できるだろう?
楊令伝の表紙カバーも、今風のアニメにすればいいのにww
906無名草子さん:2009/02/24(火) 13:08:32
>>904
岳飛が支配する領地の税を2割にしたと以前書かれていたが、
3月号では、梁山泊の1割の話はしていたが、自領の税の話には及ばなかった。
こういうのを具体的な数値を上げてやりだすと、疑問・矛盾・根拠の不明快さ
が増えてくるだけで、小説にとって益することは何もない。
闇塩の道で莫大な利益を上げた、銀山を発見した、そういう大雑把な財源把握で十分。
907無名草子さん:2009/02/24(火) 13:23:12
島原の乱の後、島原領主になったのは高力某だが、人口激減した島原を復興
するために、当座は無税にしたことがある。他領からの人口流入を期待したんだな。
案の定、隣りの大村藩から大量に民が流入し、大村藩では公儀に対し、
島原藩の無税をやめさせるよう申し立てた。
梁山泊はかつて2年間は無税、その後1割の税に変更されたが、格安の税体系を採用している。
人民の流入を防止するために、梁山泊軍は、流民の群れを相手に戦を続ける毎日になるだろう。
とても岳飛や金と闘っている暇はないと思う。人民の流入禁止という馬鹿な政策だけは撤回
した方が良いと思う。あるいは、その元凶となっている格安の税率を引きあげるか、どちらか。
なお、日本の幕藩体制の下では、天領で五公五民、藩領だと六公四民が普通ではなかろうか。
それでも各藩は赤字だった。
アニメ愛好者が読者対象ならば、文句を言うような筋合いではないけど、あまりに非現実的な政策
を梁山泊が採用していると、アホくさくなってくる。
908無名草子さん:2009/02/24(火) 13:26:50
>>907
それに、梁山泊の民が豊かになれば、盗賊の恰好な餌食になる。
もっとも、こちらは精強な梁山泊軍がいるから心配ないが、
それでも、盗賊の掃討に追われて、他の軍勢と闘っている暇はない。
909無名草子さん:2009/02/24(火) 13:31:54
>>907
流入を禁止しても、梁山泊国が豊かだと思えば、人は自然に集まってくる。
それを防止することは不可能だよ。
意地でも民の流入禁止を実現したいのなら、6万の梁山泊軍を国境に
貼り付かせるという馬鹿なことをやっていろよ。四囲が国境だから、6万全部
必要になるんじゃないか?よそと闘っている暇なんか、ほんとないよ。アホクサ。
910無名草子さん:2009/02/24(火) 13:36:47
金や南宋と闘わなくても、自然消滅しそうだな、梁山泊wwwwwwww
911無名草子さん:2009/02/24(火) 13:43:34
>>907
>あまりに非現実的な政策を梁山泊が採用していると、アホくさくなってくる。

採用したわけじゃないんだよ。深く考えずになにげなく書いたんだと思う。
>>906のいうように「闇塩の道で莫大な利益を上げた、銀山を発見した」
そういう大雑把な財源把握で十分なんだろう。数値を書くからおかしくなる。
内政に関して詳細に書きたいのなら、それなりに勉強して書くべきだと思うが、
この小説がそもそも12世紀が舞台なのか20世紀が舞台なのかが分からない
ところがある。こういう無国籍小説では、政策内容に踏み込まない方が賢明だと思う。
912国境付近の民:2009/02/24(火) 13:49:01
難しい話は、よく分からんずら。とにかく楊令と梁山泊さえ、いなくなってくれればいいずら。
913無名草子さん:2009/02/24(火) 13:57:10
>>911
童貫と梁山泊を同質にしてしまうから、梁山泊がめざした新しい国の内容を
書かざるを得なくなったんだと思う。
読者が読んで、童貫を含めた宋に腐敗が感じらられば、梁山泊の新国家の内容など書く必要がない。
腐敗した国家にかわり、腐敗していない国家ができましたよ、だけで良かった。
914無名草子さん:2009/02/24(火) 14:09:27
読者としても、自分はすごい人間ではないが、少なくとも腐敗した人間じゃないと
思っている。梁山泊が>>913のようであるならば、同一化しやすかった。
915無名草子さん:2009/02/24(火) 14:10:57
>>914
趙安が言っていたように「天才の闘いを見てみたい」なんて、俺らは思わないよね。
見てみると、ちっとも天才の闘いじゃなかったし。
916無名草子さん:2009/02/24(火) 14:16:13
天才の闘いなんて、構想3年、練りに練って書くもの。
自慢したがり屋の法螺ばなしを聞いているようだよ、楊令伝は。
917流せい便:2009/02/24(火) 14:32:27
>>839
3月号を読んでいて、最も違和感を感じたところは、呉用の正反対発言だけど、これは論外ね。
まともな小説部分で、違和感を感じたのは、金国の急成長だな。
とくに斡本の率いる兵が精強すぎること。
適正な国土の広さとか、人民の流入禁止とか、つまらないことを言っている間に、
梁山泊は金に追い抜かれたよ。ウサギと亀の話みたいだ。
水滸伝時代は、圧倒的に梁山泊が金の先輩、というより先生みたいだったのに。
918無名草子さん:2009/02/24(火) 14:35:15
金が急成長しても、「楊令すごい」のような厭味がないな。どうしてだろう?
呉乞買が公孫勝に苛められたりしたからかな。
史実にある国だから、活躍して当然という眼で見るからだろうか。
919無名草子さん:2009/02/24(火) 14:40:37
>>918
幻王楊令のせいで、歴史が歪められた気の毒な国という同情からだろう。
楊令が一人で金を建国したので、他の全員が間抜けに見えた。
その間抜けを靖康の変で活躍させるわけにはいかないから、田舎者と辱めた。
そろそろ金軍が精強になってもらわないといけないから、変身させようとしているが、
いきなり新登場の斡本に10万の兵はないだろう、おいオッサン?という印象じゃまいか。
920無名草子さん:2009/02/24(火) 14:44:11
>>919
楊令は現在梁山泊にいるから、水滸伝のキャラたちが、楊令によって歪められて
いるよな。結局、この小説って、楊令さえ登場しなければ、面白くなってたんじゃない?
921無名草子さん:2009/02/24(火) 14:51:15
本スレ第17章の
>620 名前:無名草子さん :2007/02/12(月) 14:49:15
>妻しか出てこないな。でも子供がいないとも書かれていない。
>妻とは14年暮らし、最近は関係が冷え切っている、だったから、息子がいるとすれば、
>結婚後、早い時期に生まれた子。即戦力の期待大。

を書いた人さー、間違っているよ。
李応と陳夫人(またの名を王、)と李応の別居期間は、16年(>>57参照)。
922無名草子さん:2009/02/24(火) 14:53:10

          (;;;;:::::)
        (;;;;;;;;:::::::::)
       (;;;;;(;;;;;;:::::);;:::)
      (;;;(;;;;;(;;;;;:::);;:::);::)
     (;;;;;(;;;;;;;;(;;;;;:::);;:::);;::)
    (;;;;;;;;(;;;;;;(;;;;;:::);;:;;;::);;:;;:)
        ヾ|i l i i l;|ソ
         |i l i i l |
         |i ( ゚Д゚)っ < 木にするな
         |i (ノ l !,|
         人从从入
          ∪∪
923無名草子さん:2009/02/24(火) 14:56:46
>>921
本スレ第17章の620の無名草子さんさー、予想はずれたね。
李英は1103年生まれ。夫婦が別居する寸前に生まれた子であって、
ほんとうに李応の種かどうかが争われているんだよ(>>61参照)。
924無名草子さん:2009/02/24(火) 15:01:25
>>920
もう呉乞買が、梁山泊以外の全勢力を結集させて、楊令を血祭りに上げるドラマで
いいのではないか、と思うようになった。
925国境付近の民:2009/02/24(火) 15:02:40
>>924
そうずら。うらも、そうおもうずら。
926無名草子さん:2009/02/24(火) 15:05:07
おまいら、楊令の悪口ばかり言っているが、反対に、楊令の良かった場面を
指摘してみれば、楊令の良さも分かるかもしれんぞ。もちろん、子役時代は除き。
927無名草子さん:2009/02/24(火) 15:08:06
>>926
必死で楊令のいい場面を思い出そうとするのだが、思い出せない。
928国境付近の民:2009/02/24(火) 15:08:40
>>927
そうずら。うらも、そうおもうずら。
929無名草子さん:2009/02/24(火) 15:09:00
>>926
「すご(ry
930南方捏三 ◆y7XYmaFpQA :2009/02/24(火) 15:16:55
 楊令は、領土を拡大しないことに、志の意味を見つけてはいなかった。はじめから、
宋の全土を統一するということに、志を生かすべきだ、と言ったのだ。
 自分をはじめとして、かつて梁山泊で闘った者たちは、小さく固まって梁山泊の狭い
領土を守ることだけを、志にしていたと言っていいだろう。
「すごい。楊令殿、すごい」  
931楊令伝と楊令伝の対話:2009/02/24(火) 15:27:33
<今月号351頁>
いまの梁山泊が、最終のかたちだと、戴宗は考えていなかった。
楊令は、領土を拡げるつもりはい、と言っている。それは、ここしばらくのことで、
いずれ周辺に手をのばしていく。

<今月号380頁>
これ以上の領土は、抱えきれないというのが、政庁が出した結論です。
932無名草子さん:2009/02/24(火) 15:35:27
>>919
どこに書いてあったか思い出せないのだが、靖康の変の前までは、
将軍ごとに誰が何名の兵を率いていると書いてあった。総数で17万
ぐらいの兵力が金の全兵力だと思っていた。
そこに斡本の名はない。ないのはよいのだが、突然10万の兵力。
しかも、斡離不・撻懶は本国、蕭珪材は燕京にいる。
斡本の下に完顔成・唐昇がいるとしても、突然10万は多すぎる。
933無名草子さん:2009/02/24(火) 15:36:52
>>932
兵力10万の他に、兵站線の守備だけで5万の兵力。
ここにも、斡離不・撻懶・蕭珪材はいない。
934無名草子さん:2009/02/24(火) 15:41:17
>>926
ないだろう。童貫を討つことは、はじめから予定どおりのスケジュールだから、感動も何もなかった。
時間どおりに列車がホームに入ってきた感じだな。日本では当たり前のことだから、感動はない。
薛永の戦死場面に遠く及ばず、鄭天寿の死亡場面にも及んでいない。
935無名草子さん:2009/02/24(火) 16:04:20
>>934
好意的な評論をする連中は、「情緒を排した文体」とか言うんだよな。
俺は、情緒たっぷりの楊志や雷横の戦死場面の方がええわ。
936無名草子さん:2009/02/24(火) 16:14:46
>>875
>「岳飛は、梁山泊軍と似た軍を、作りあげているようだな、呉用」

またか、また似たもの同士の闘いか。

>「四万に達してくれば、なかなかの軍になるだろう。童貫軍ともどこか違うな。泥臭い軍だ」

またか、また先に兵数を決めて、ドラマをそれに合わせるのか?
しかし、3万なら「なかなかの軍」ではなく、4万なら「なかなかの軍」ってどういうことじゃ?
泥臭い軍って何じゃ?
937無名草子さん:2009/02/24(火) 16:18:11
>>936
このあたりは雑談ではなく、他の勢力の分析をしている場面で、雑談よりは面白いんだが、
それでも水滸伝前半のようなシマリはないな。
もう呉用と杜興はいらないんじゃねぇ?こいつらの話は、ほんとつまんねー。
938無名草子さん:2009/02/24(火) 16:23:24
下級将校を名前つきで出したのは、いいアイデアだと思う。
蒼貴だっけ?これが先月号までの一般的な上級将校のレベルだ。
これを話相手にしていると、ケ広がいくぶんましな上級将校に見える。
もっとも、下級将校は、ワンポイント・リリーフでいいぞ。
こんなところやるより、梁山泊以外の陣営をやった方が面白いのは、
いまも昔も変らない。
939無名草子さん:2009/02/24(火) 16:25:43
>>924
その前にとりあえず、楊令殿は大病でもして、1年ばかり寝たきりというのはどうかね?
このところ毎月のように楊令殿が登場するので、楊令伝がつまらなくなった。
940南京応天府留守 宗沢:2009/02/24(火) 16:26:54
           r'丁´ ̄ ̄ ̄ ̄`7¬‐,-、           /
        r'| |          |  |/  >、     /
        ! | |          |  |レ'´/|       |   李綱
        | | |   /\   |  |l  /⊂う    |
        | | |__∠∠ヽ_\ |  リ /  j     ヽ   オリキャラをのさばらせたことについては
        |´ ̄   O   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`!      〉
        l'"´ ̄ ̄ヾ'"´ ̄ ̄`ヾ::幵ー{       /   われらも責を負うべきじゃ
        ⊥,,,,,_、    ___,,,,,ヾ| l::::::|      |
         lヾ´ f}`7   ヘ´fj ̄フ  | l::i'⌒i    |   われらがいち早く東京開封府を
         l ,.ゝ‐イ    `‐=ニ、i | l´ ( }    ヽ
         l     {         U | l 、_ノ    ∠ヘ  攻めてさえおれば。。。
        l   / ̄  ''ヽ、   | l ヽ_       \,_________
           !  ハ´ ̄ ̄ ̄`ト、  |亅〃/\
        ,人 f ´ ̄ ̄ ̄``ヾ  j ,!// {_っ )、
      // `ト、__iiiii______,レ'‐'//  _,/ /スァ-、
    ,.イl{ { 々 !/´しllllト、 ̄`ヽ、 // /´,.-、 /彑ゝ-{スァ-、
  ,.イ彑l l > ゞ く l 〃 l|ハ.lヽ、 ハVゝヽ二ノ/ゝ-{、彑ゝ-{、彑ァ-、
,.イ彑ゝ-'l l ( (,) レシ′   !l `ソァ'´    _ノ7{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑{
ュゝ-{、彑l l  ` -イヘ      !l // /⌒ヽヾ/_ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、
 {、彑ゝ-'l l f⌒Yハ ',    !l/ / ヽ_う ノ /-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ
彑ゝ-{、彑l l{ に!小 ヽ   /!l /   ,/ /彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、
941無名草子さん:2009/02/24(火) 16:29:56
>>937
宣賛が初登場の頃の風格を取り戻してくれれば、宣賛が傍にいれば締まると思うがな。
942無名草子さん:2009/02/24(火) 16:34:52
>>941
呉用や杜興も同じだよ。初登場時は良かった。
呉用の初登場時は、台詞は少なかった。次に登場したときは、宋江とともに朱貴の前
で芝居をしていたので、おどけた感じだった。いまの呉用が、そのときの呉用
のようだな。しかし、素顔はそうではなかった。3巻あたりの呉用に戻ってもらいたい。
杜興も、初登場時は、いまのような馬鹿じゃない。冷静沈着な李家荘の執事だった。
あの場面を読んでいると、杜興が聚義庁にいることに違和感がない。
いまの杜興は、吉本へ行け、という感じ。正直なところ、早く死んでもらいたい。
943羅辰盤:2009/02/24(火) 16:47:22
李英が郭盛隊に移動してから、呼延凌隊への将校の補充がないため、
  〔呼延凌隊〕  8000  呼延凌 鍾玄     (騎馬4000/歩兵4000)
のままだ。将校の補充を求む。
  〔予備役将校〕に、宋万 黄鉞の二人がいる。
なお、一時は幻王軍に移動になった班光が、史進のアホのところへ戻って
いるので、幻王軍の将校に空席が残ったままだ。 
944無名草子さん:2009/02/24(火) 16:53:28
>>927
ほんのり心が温まる程度のエピソードしかないのだが、楊令の態度と口調がいつもの調子
なんで、摂氏15度ほど温まるべきエピソードで、1度ぐらいしか温まらないんだよな。
  鄭天寿の解熱の蔓草
  王母死亡の知らせを聞いたときのリアクション・・・実は俺自身は、その場面があったという記憶しかなく、楊令が何をしたかは思い出せない。
945無名草子さん:2009/02/24(火) 17:00:52
>>932
昨年のすばる10月号だな。

【金軍】
[燕京]
6万 蕭珪材 唐昇
[太原府より南下]
9万 完顔成 斡離不 撻懶
946無名草子さん:2009/02/24(火) 17:01:29
>>939
熱もないのに、鄭天寿の解熱の蔓草を煎じて飲み、体調を崩さないかな?
947無名草子さん:2009/02/24(火) 17:07:55
>>943
班光が幻王軍に移動になった時点では、宋万はいまだ方臘軍の生き残りの面倒を
みていたから、単行本化に際して、班光と宋万を入れ替えるのは無理。
史進の口調だと、一度幻王軍へやった班光を遊撃隊に取り戻したといった感じだった
ので、班光は短期間ではあるが幻王軍の将校だったのだろうな。
李英が呼延凌隊から郭盛隊に移動して2ヶ月以上が経つので、ここにも補充が必要
だ。黄鉞が予備役将校のままでいたことについては、童貫戦で軽傷を負ったということ
にしておくか?
948羅辰盤:2009/02/24(火) 17:21:16
>>919
史実どおりにやると、梁山泊以外の国の人名もやたらと増えるから、重要度に応じて簡略化する
必要は大いにある。
でも、金の建国時における楊令の働きは大きすぎる。手の回らないところを唐昇が手伝った
のみで、あとは全部楊令一人がやった。
ここまで簡略化というかフィクション化すると、後の流れが却って理解しづらくなる。
斡離不を阿骨打の子でなく、単なる田舎者にするといった無用の操作が必要になるからな。
やはり幻王なんていうこけおどしのあだ名などは付けないで、金の一武将楊令にすべきだったな。
楊令が抜けた後の金国は、極めて理解しにくい国になっている。それは、現在の梁山泊と金の
関係が理解しづらい、というところまで続いている。
公孫勝が呉乞買を締め上げて失禁させるといった、およそ国家元首に対する行動とは思えない
変な場面もあった。
949無名草子さん:2009/02/24(火) 17:24:30
斡本のような強力な武将がいるのなら、どうして靖康の変で使わなかったのか?
ここもよく理解できない。
金国の独立戦争の場面を楊令一人の功績にしたため、これから新登場する金の
部将の前史がすべて省略された形になり、違和感を湛えたままの登場になるね。
兀朮なども。。。
950無名草子さん:2009/02/24(火) 17:28:39
>>949
単なる部将であるならば、完顔成の副官として靖康の変でも登場させられたんだよ。
ところが、斡本や兀朮は、帝室に連なる者。完顔成の副官にはできない。
そこは難しかったな。
それから、北方さんの小説は、今後の登場が予定される人であっても、それほど
早くには登場させない。ある場面の人数は最小限に絞るのが特徴。
951無名草子さん:2009/02/24(火) 17:33:53
それと、斡本=オホンのルビなんだが、一般的には《あつほん》と読む。
撻懶や斡離不のように女真音で読むならば、《オベン》と読む。
952予習楊令伝:2009/02/24(火) 17:45:05
斡本(オベン)は、呉乞買の後継者争いでは、撻懶と対立する。この件に関しては、
斡本と粘罕は協力して、撻懶と対立している。
その後、斡本は粘罕の失脚を図るが、その際には、撻懶と協力する。
ただし、ここまで来ると、楊令伝の範囲ではないかもしれない。
斉の廃止までやるなら、粘罕の失脚が、斉の廃止を招くことになる(1137年)。

帝位承継問題については、
 合刺(ホラ)派:阿骨打の孫・・・斡本/粘罕
 阿魯(アル)派:呉乞買の子・・・撻懶
953無名草子さん:2009/02/24(火) 17:47:38
    ∧_∧        
    (´∀ `  )    斡本=オベン!!
     |    \    
     |   ヽ 丶              ∫                ∫
     丶   > \     
      \ / /          ∫∫                ∫∫  
        ( ノ*  )     ∫   ∫ ∬          ∫   ∫ ∬
       / /|  |       ∬  _人  ∫          ∬  _人  ∫
      / /  |  |         ノ⌒ 丿              ノ⌒ 丿
     / /   |  |       /   ::(              /   ::( 
    │ |    |  |      /     :::::::\          /     :::::::\
   (___」   (___)     (     :::::::;;;;;;;)         (     :::::::;;;;;;;)
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                 ノ ̄     ::::::::::::::::::::::)     ノ ̄     ::::::::::::::::::::::)
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              \__::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ     \__::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ
             (        :::::::::::::::::::::::::::::::::)    (        :::::::::::::::::::::::::::::::::)
              \__::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ     \__::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ
954無名草子さん:2009/02/24(火) 17:51:41
>>951
斡本=オホンというのは、重箱読みとも少し違うんだよな。

《斡》=オ=女真音+《本》=ホン=訓読み
955無名草子さん:2009/02/24(火) 18:00:50
>>924
よってたかって梁山泊をやっつけるのなら、早く劉豫を出した方がいいな。
ここで楊令血祭りは確定し、いくらかおまいらの気分もよくなるんでねぇ?
956無名草子さん:2009/02/24(火) 18:01:53
オホンといえば龍角散
957女真音で読む女真族の名:2009/02/24(火) 18:08:13
阿骨打(アグダ)
遼王斡本(オベン、宗幹) - 海陵王(海陵庶人)の父。
?王繩果(ヒェンガ、宗峻) - 熙宗の父。
宋王斡離不(オルブ、斡魯補・宗望)
潘王訛魯観(オルゴン、宗雋)
?王訛里朶(オリド、宗輔・宗堯) - 世宗の父。
梁王斡啜(オット、兀朮=ウロジュ、宗弼)
豊王烏烈(ウリ)
陳王斡魯(オル) 
沈王訛魯朶(オルド) 
息王寧吉(ニンチー)
?王斡忽(オグ)
高宗劾者(ヘテェ、伯父) - 撤改の父。粘没喝の祖父。
蕭宗頗剌淑(ポラシェ、叔父)
穆宗盈歌(インコ、叔父) - 撻懶の父。
康宗烏雅束(ウヤス)
斡帯(オータイ)
太宗呉乞買(ウキマイ、中国名は晟)
斜也(シエ、中国名は杲、遼智烈王)
烏古乃(ウグナイ)
闍母(シェム)
958無名草子さん:2009/02/24(火) 18:11:36
    jf 
  、,、 j!i 
  ヽ,),.ィτ
煤Ю'...=-'' 
  /"ハ`ヽ       _
  '^'j{!{`^      '´   ヾ 
    {'.i^'! ,ィ_   / ノノ( ))〉
  、--ゝノiン"   │ (l.゚ ヮ゚ノ|    若〜い娘は オホン   ♪
  '‐''"ハヽ`ヽ   |/ヽヽyノノ†   お色気ありそで オホン   ♪
    ん' `'    ソ /'ノ=ヾヽ 
   j|ド      /__/__)ヽゝ
959無名草子さん:2009/02/24(火) 18:29:57
>>955
晁蓋と宋江は、それなりの人物が謙虚に振舞っているという印象だったが、
楊令の場合、年齢が若いこともあって、無理して偉そうにしているように見えるな。
気持ちよく楊令伝を読もうと思えば、楊令の死を願いながら読むしかないかな。
でも今月号なんか、梁山泊コーナーが増強されているんだよな。迷う。
960無名草子さん:2009/02/24(火) 18:32:48
>>959
徐絢と侯真のところのように、楊令と無関係な梁山泊コーナーは面白いから、
梁山泊コーナーという分類ではなく、楊令コーナーとそれ以外という分類がいいな。
非楊令コーナーは、面白いよ。
961無名草子さん:2009/02/24(火) 18:40:03
誰が読んでも、梁山泊側に肩入れしながら読む小説なんだわな。7割ぐらいは梁山泊のことが
書かれている。
しかし、1〜2巻の楊令の所業は許せないんだよな。あれが正しいものなのなら、いまでも梁山泊
は幻王がやっていたことを、そのままやっているはずだ。
今はやってないからな。どうにかして楊令の反省の弁を聞いてみたいな。それまでは、楊令の
死を願って読みつづけるしかない。
962無名草子さん:2009/02/24(火) 18:45:57
>>938
下級将校は名前なしでもいいから、台詞をどしどし言わせてほしい。
兵卒もそう。上級将校が偉く見えた。偉いのが楊令殿だけというのは面白くない。
963無名草子さん:2009/02/24(火) 18:48:11
>>962
それはあるな。楊令殿という絶対神の下に凡下が大勢というのが梁山泊だった。
呉用や宣賛は、対等扱いだったからな。
各部隊の隊長は部下から敬われてもいいし、上級将校も敬われてもいい。
964無名草子さん:2009/02/24(火) 18:49:39
もう10巻だというのに、いまだに「すごい、すごい」と言ってやらなきゃ頭領に見えない楊令なんか、ほっとけよ。
965無名草子さん:2009/02/24(火) 19:02:01
>>949
斡本(オベン)を使う必要はないだろう。童貫はすでに戦死していたし。
ただ、その前に登場した三田舎者が、少し漫画っぽく描かれすぎだったな。
966無名草子さん:2009/02/24(火) 19:04:35
>>955
踏ん切りはつくな。楊令梁山泊を滅ぼすための戦略に没頭できる。いまはどこを応援していいのか
分からない状態だ。
967無名草子さん:2009/02/24(火) 19:06:23
>>964
禿同
楊令って、過保護で見てられんのよ。
そろそろ一人立ちしろよ。
21歳で頭領にされて気の毒と思うけど、そろそろ自力で頭領らしく振舞ってもらえんか?
いつまで古株に「すごい」をしてもらわんといかんのよ?
うんざりするんよ、あんた。
968無名草子さん:2009/02/24(火) 19:07:41
なんか、「楊令殿、すごい」をやっているうちに、楊令伝が完結しそうなんだよなw
969導師ベテ:2009/02/24(火) 19:13:18
>>967
第1巻(それ以前も含めて)でやった犯罪行為を悔い改めないと、
楊令の傲慢な口調も、暗い雰囲気も、払拭できんよ。
もう10巻まできたから、楊令に明るさや豪放さを求めることはできない。
性格は固まってしまった。
楊令が見せる衒いは、過去の悪行に起因するもの。
悔い改めよ、楊令。
970無名草子さん:2009/02/24(火) 19:40:10
>>968
世間でいわれているように15巻完結だとしたら、3分の2を経過するまで、楊令を頭領らしく
見せるための操作だからな。こんな小説ないだろう。親子ほどの年齢差のある大人を相手に
口調まで含めて楊令を偉そうにさせたのが反感を買った。
年長者にはそれなりの敬意を払いつつ、頭領であり続ける道はあったと思うがな。
971無名草子さん:2009/02/24(火) 19:42:16
楊令が30歳ぐらいになれば、頭領らしく見えるかと思っていたけど、思い違いでしたね。
年齢差は縮まらない。
972無名草子さん:2009/02/24(火) 19:44:10
>>970
人生を90年としたら、60歳になるまで、就活しているようなものか?
973無名草子さん:2009/02/24(火) 19:48:49
人生を90年としたら、60歳になるまで、お誕生日会をやって、喜んでいるようなものだろ
974無名草子さん:2009/02/24(火) 19:56:13
>>969
強盗と誘拐という犯罪を悔い改めていないこと隠すことによって生じる衒いがあって、楊令の性格に
伸び伸びしたところが感じられないのだと思う。
妾のことと、生まれているかもしれない子のことについては、ちきんと手当てをした方がいいと思う。
かりに子が生まれているのなら、女真族の子として放置するのではなく、自分の子として梁山泊で
育てろよ。無責任で反社会的な発言が、世間に好感をもって迎えられるわけがない。
そんな発言をした楊令を、世間が梁山泊の頭領として認めるわけがない。

出家しろ、楊令!一生仏に仕えて、罪を悔い改めよ!
975無名草子さん:2009/02/24(火) 22:35:56
楊令伝を叩いてる奴は何で読んでるんだ?やっぱり水滸伝から読んでる義理とか?
976無名草子さん:2009/02/24(火) 23:28:23
楊令殿は嫌いでも「楊令伝」そのものは嫌いじゃないってことだろ。
977無名草子さん:2009/02/25(水) 11:26:18
>>975
簡単だよ。水滸伝ファン。
978970:2009/02/25(水) 11:36:44
次スレ 立てました。

北方水滸伝・楊令伝を語ろう 第三十七章
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1235529298/
979無名草子さん:2009/02/25(水) 11:51:58
>>976
9巻も書いてきて、まったく魅力の出てこない主人公というのは、珍しいからな。
ある意味、ものすごく難しい作業をやられているのではないか、と感心している。
うっかりすると、楊令を魅力的に書いてしまうこともあるだろうからな。
非常に注意深く楊令を書いておられるのだと思う。
980無名草子さん:2009/02/25(水) 11:56:23
いまいちばん熱い漢は、宗沢だろうな。
981無名草子さん:2009/02/25(水) 12:02:43
李富が趙構に失望する日も近いだろう。江南の開発が当初からの計画であったと言うのだろうか?
982無名草子さん:2009/02/25(水) 12:04:35
>>981
楊令が言った領土不拡大方針は、李富にこそふさわしいのだと思うよ。趙構はただ金が怖いだけだ。
宋が大きすぎたから統治が上手くいかなかった。宋は淮水の南に領地を限定すべきだ、と言うのは、
李富であるべきだった。
983東京開封府留守 宗沢:2009/02/25(水) 12:06:59
           r'丁´ ̄ ̄ ̄ ̄`7¬‐,-、           /
        r'| |          |  |/  >、     /
        ! | |          |  |レ'´/|       |   何を言っておるのだ、李富殿?
        | | |   /\   |  |l  /⊂う    |
        | | |__∠∠ヽ_\ |  リ /  j     ヽ   わしには理解できぬ。
        |´ ̄   O   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`!      〉
        l'"´ ̄ ̄ヾ'"´ ̄ ̄`ヾ::幵ー{       /   陛下は全土を支配なさるべきなのだ。
        ⊥,,,,,_、    ___,,,,,ヾ| l::::::|      |
         lヾ´ f}`7   ヘ´fj ̄フ  | l::i'⌒i    |   東京開封府こそ、宋の都である。
         l ,.ゝ‐イ    `‐=ニ、i | l´ ( }    ヽ
         l     {         U | l 、_ノ    ∠ヘ
        l   / ̄  ''ヽ、   | l ヽ_       \,_________
           !  ハ´ ̄ ̄ ̄`ト、  |亅〃/\
        ,人 f ´ ̄ ̄ ̄``ヾ  j ,!// {_っ )、
      // `ト、__iiiii______,レ'‐'//  _,/ /スァ-、
    ,.イl{ { 々 !/´しllllト、 ̄`ヽ、 // /´,.-、 /彑ゝ-{スァ-、
  ,.イ彑l l > ゞ く l 〃 l|ハ.lヽ、 ハVゝヽ二ノ/ゝ-{、彑ゝ-{、彑ァ-、
,.イ彑ゝ-'l l ( (,) レシ′   !l `ソァ'´    _ノ7{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑{
ュゝ-{、彑l l  ` -イヘ      !l // /⌒ヽヾ/_ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、
 {、彑ゝ-'l l f⌒Yハ ',    !l/ / ヽ_う ノ /-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ
彑ゝ-{、彑l l{ に!小 ヽ   /!l /   ,/ /彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、
984無名草子さん:2009/02/25(水) 12:13:24
>>982
李富の話に乗ってくる金の政治家がいるということだな。撻懶だろう。
動かすのは、捕虜の秦檜だな。
呉乞買が、この方針に乗るのは、1129年に岳飛と韓世忠に敗北し、
淮河以南の経営が困難と悟ってからになるが。
985無名草子さん:2009/02/25(水) 12:17:50
李富・秦檜は、講和の見返りとして、淮水以北を金に割譲する。
その地を直接統治しようと考える撻懶にとっては、梁山泊が邪魔になる。
立皇太子問題では、斡本(オベン)と対立した撻懶であるが、
梁山泊(斉)の保護者である粘罕の失脚を画策する。
斡本と撻懶が勝者となり、粘罕失脚。梁山泊(斉)廃止となる。
ただし、1137年というずっと先の話。
986無名草子さん:2009/02/25(水) 12:19:56
いまはまだ講和のコの字もないよ。
楊令が「宋だろうが金だろうが梁山泊を侵す勢力とは闘う」というのは、先走りすぎ。
1年前までは宋と闘っていた。反対に、金とは闘ったことがない。どころか、楊令は
金の幻王。
987無名草子さん:2009/02/25(水) 12:22:24
楊令の演説は幹部だけを相手に行われたものだろうが、その内容は、もう兵卒にも
伝わっているよな。女真族で組織された幻王軍の兵卒は、どう思っただろうか?
988無名草子さん:2009/02/25(水) 12:24:07
>>987
また、どうせ、自分らは金国のためではなく、楊令殿のために闘ったのだ。
祖国を忘れさせるぐらい楊令殿は魅力的な頭領なのだ、という話になるんだろうよw
「すごい。楊令殿、すごい」
989無名草子さん:2009/02/25(水) 12:26:30
>>982
楊令、岳飛、呉用、韓世忠などは、「ただ見ているしかない」というボンヤリ路線なんで、
しばらくの間は、李富、宗沢が物語を引っ張っていくしかないな。
990無名草子さん:2009/02/25(水) 12:29:29
>>989
前作からの流れからすると、撻懶をはじめ金の政治家がイニシアティブをとるのは変だな。
主戦派宗沢と講和派李富の対立を軸に、進行させるしかないか。
ここいらで年寄りの実力を見せないとな。若い連中は、ボーっとしているだけで役に立たん。
991無名草子さん:2009/02/25(水) 13:11:54
>>988
梁山泊に女真族の兵がいることは、楊令が将来、金との前面対決になる場合のブレーキ役
になるのさ。彼らがいるから楊令は金と対決することを躊躇する。
そこで黒騎兵代表が、「われらは、楊令殿のために闘ってきたのです。これからも楊令殿の
ために闘うのです」という。
992無名草子さん:2009/02/25(水) 13:14:14
忠臣は美しい・゚・(つД`)・゚・  
993無名草子さん:2009/02/25(水) 13:17:23
>>954
《本》=ホンって音読みでねぇ?
994無名草子さん:2009/02/25(水) 13:19:50
>>982
たしかに、李富または宋の廷臣のように、一度は国家統治の経験がある者が言わないと
説得力がないな。楊令は、はじめての経験だろう?悟りきったような顔をした若造は、嫌われるだけ。
長年統治に当たった者が言ってこそ、説得力がある。
995無名草子さん:2009/02/25(水) 13:21:58
       ハ,,ハ
 ((⊂ ヽ ( ゚ω゚ )  / ⊃))
   | L |   '⌒V /
    ヽ,_,/   ヽ_./  罪を悔い改めてみれば、楊令君?
  __,,/,,   i      
 (  _     |
  \\_  ̄`'\ \
   ヽ )     > )
   (_/´    / /
         ( ヽ
         ヽ_)
996無名草子さん:2009/02/25(水) 13:24:10
>>990
それと金の斡本(オベン)な。
斡本が阿骨打の息子として登場したということは、楊令伝初期の阿骨打+楊令路線の
復活と、俺は見ている。つまり、金の主戦派の登場。
斡本は、呉乞買の子である阿魯(アル)を排斥して、自分の養子である阿骨打の孫、
合刺(ホラ)を皇太子に就ける。ここでは、親梁山泊派の粘罕と協力する。
斡本=粘罕(思い通りに動かないと殺すと言った蔡福が背後にいる)=楊令の派閥が、
講和派撻懶と対立する。
997無名草子さん:2009/02/25(水) 13:25:44
>>996
ほんと楊令伝というのは、楊令抜きで読むと、面白い小説だな。
998無名草子さん:2009/02/25(水) 13:28:44
>>996
3月号では武将として登場した斡本だけど(それも間違いではないけど)、この先は、
政治家としてのイメージが強いですよね。
屈強な武将としては、弟の兀朮が有名。兀朮は、何時出てきますか?
999無名草子さん:2009/02/25(水) 13:33:31
疾風のごとく 開封の都を陥す 遼王斡本
楊令閑として 水底と語っている場合か?
智多星 軍扇を執りて破る 張俊の陣
すべては 小説すばる4月号で 明らかになる
1000無名草子さん:2009/02/25(水) 13:41:26
で、王慶は、誰が回想するんだ?

北方水滸伝・楊令伝を語ろう 第三十七章
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