1 :
無名草子さん:
哲学関係ノミネート
渡辺彗『認識とパタン』(岩波新書)
岩田靖夫『ヨーロッパ思想入門』(岩波ジュニア)
木田元『ハイデガーの思想』(岩波新書)
細川亮一『ハイデガー入門』(ちくま新書)
木村敏『時間と自己』(中公新書)
入不二基義『時間は実在するか』(講談社現代新書)
鬼界彰夫『ウィトゲンシュタインはこう考えた』(講談社現代新書)
永井均『これがニーチェだ』(講談社現代新書)
伊勢田哲治『哲学思考トレーニング』(ちくま新書)
難波江和夫・内田樹『現代思想のパフォーマンス』(光文社新書)
高橋昌一郎『ゲーデルの哲学』(講談社現代新書)
中村雄二郎『術語集』(岩波新書)
谷徹『これが現象学だ』(講談社現代新書)
上野修『スピノザの世界』(講談社現代新書)
野崎昭弘『詭弁論理学』(中公新書)
法ジャンル
碧海純一『法と社会』(中公新書)
川島武宜『日本人の法意識』(岩波新書)
末弘厳太郎『嘘の効用〈上〉〈下〉 』(冨山房百科文庫)
樋口陽一『比較のなかの日本国憲法』(岩波新書)
長谷部恭男『憲法と平和を問いなおす』(ちくま新書)
星野英一『民法のすすめ』(岩波新書)
伊藤真『泣き寝入りしないための民法相談室』(平凡社新書)
神田秀樹『会社法入門』(岩波新書)
秋山賢三「裁判官はなぜ誤るのか」(岩波新書)
歴史
ウェルズ『世界史概観』
カー『歴史とは何か』
宮崎市定『科挙』
鈴木董『オスマン帝国』
岡崎勝世『世界史とヨーロッパ』
川北稔『砂糖の世界史』
岡田英弘『歴史とはなにか』
佐藤賢一『英仏百年戦争』
遅塚忠躬『フランス革命――歴史における劇薬』
林健太郎『ワイマル共和国』
坂野潤治『昭和史の決定的瞬間』
加藤陽子『戦争の日本近現代史』
大杉一雄『日中15年戦争史』
山室信一『キメラ―満洲国の肖像』『日露戦争の世紀―連鎖視点から見る日本と世界』
佐藤卓己『言論統制』
川田稔『原敬と山県有朋』
政治・経済・教育・社会・国際社会・メディア
『戦略的思考の技術』
『日本経済を学ぶ』
『日本人の躾けは衰退したか?』
『社会学入門』
『国際政治はとは何か』
『ウェブ進化論』
『インターネットの法と慣習』 ←(これジャンルは「法」の方がよくね?)
『美学への招待』
言語学
『ことばと国家』
『記号論への招待』
『言語学とは何か』
哲学・思想、追加
『はじめての構造主義』
『時間は実在するか』
『自由はどこまで可能か』
あと上記のように、まとめ書きをする時だけでいいですから、
タイトルは『』カッコで統一して下さい。
提案する時は著者名くらいは書いてください。出版社までは無理にとは言わんが。
さしあたっての方針としては、自然科学とか選ぶのは後回しにして、
まず数のそろってる哲学思想・法・歴史 に関して補充なり削除をしていったらどうですかね?
哲学・思想は東洋思想や日本思想が足りないので補充して下さい。
鈴木眞哉『刀と首取り 戦国合戦異説』(平凡社新書)
刀が戦闘の主要な武器であるという従来の合戦についての間違ったイメージを質す。
↑
ジャンルは歴史
どうも煽りっぽいスレタイにしたのは失敗だったな。
まあコンセンサスも得ずに勝手に立てたスレだからな
13 :
無名草子さん:2007/05/27(日) 21:18:24
14 :
無名草子さん:2007/05/27(日) 21:19:59
15 :
無名草子さん:2007/05/27(日) 22:42:14
>>1 じゃー、これも追加しといて
哲学・思想
梅原猛『哲学の復興』(講談社現代新書)
西尾幹二『ヨーロッパの個人主義』(講談社現代新書)
加藤尚武『応用倫理学のすすめ』(丸善ライブラリー)
村上陽一郎『科学・哲学・信仰』(レグルス文庫)
中埜肇『空間と人間』(中公新書)
井上順孝『神道入門』(平凡社新書)
間宮陽介『市場社会の思想史』(中公新書)
社会
谷岡一郎『社会調査の「ウソ」』(文春新書)
小浜逸郎『「弱者」とはだれか』(PHP新書)
法
福井健策『著作権とは何か』(集英社新書)
井上幸夫・笹山尚人『フリーターの法律相談室』(平凡社新書)
芸術
宮下誠『20世紀絵画』(光文社新書)
高階秀爾『名画を見る眼』(岩波新書)
岡田暁生『西洋音楽史』(中公新書)
大橋良介『時はいつ美となるか』(中公新書)
坂崎乙郎『夜の画家たち』(講談社現代新書)
西郷信綱『古事記の世界』(岩波新書)
哲学はもう大体きまりでいいのか?
>>16 定番すぎるが、丸山真男『日本の思想』(岩波新書)は入れないと格好つかないだろ。
あと東洋思想関係が手薄だな。四書五経関係とか。
残念ながら自分は、貝塚茂樹『論語』とか福永光司『荘子』くらいしか思い出せん。
詳しい人に選んで欲しいな。
西洋哲学関係も、もっと異論を出してもいいんじゃないか?
なんでこれが入ってないんだとか、こんなのイラネとか。
東洋思想では
森 三樹三郎『無の思想―老荘思想の系譜』
がなかなかよかった。
最初に哲学選んだ者だが、
哲学枠から、一応『ゲーデルの哲学』は削っとく。
あと、ハイデガーがダブってるので、
どっちにするか迷った末、定番の木田元の方を残しときます。
木田元を今読んでそれほど面白いかどうかはちょっと疑問だが。
木村敏は残しておきます。後で心理枠とか出来たら移動してもいいし。
再度、哲学・思想だけ集計してみますか。
哲学・思想 (暫定)
渡辺彗『認識とパタン』(岩波新書)
岩田靖夫『ヨーロッパ思想入門』(岩波ジュニア)
木田元『ハイデガーの思想』(岩波新書)
木村敏『時間と自己』(中公新書)
入不二基義『時間は実在するか』(講談社現代新書)
鬼界彰夫『ウィトゲンシュタインはこう考えた』(講談社現代新書)
永井均『これがニーチェだ』(講談社現代新書)
伊勢田哲治『哲学思考トレーニング』(ちくま新書)
難波江和夫・内田樹『現代思想のパフォーマンス』(光文社新書)
中村雄二郎『術語集』(岩波新書)
谷徹『これが現象学だ』(講談社現代新書)
上野修『スピノザの世界』(講談社現代新書)
野崎昭弘『詭弁論理学』(中公新書)
橋爪大三郎『はじめての構造主義』 (講談社現代新書)
森村進『自由はどこまで可能か』 (講談社現代新書)
梅原猛『哲学の復興』(講談社現代新書)
西尾幹二『ヨーロッパの個人主義』(講談社現代新書)
加藤尚武『応用倫理学のすすめ』(丸善ライブラリー)
村上陽一郎『科学・哲学・信仰』(レグルス文庫)
中埜肇『空間と人間』(中公新書)
井上順孝『神道入門』(平凡社新書)
間宮陽介『市場社会の思想史』(中公新書)
丸山真男『日本の思想』(岩波新書)
貝塚茂樹『論語』(講談社現代新書)
福永光司『荘子』(中公新書)
森 三樹三郎『無の思想―老荘思想の系譜』 (講談社現代新書)
もし「宗教枠」があるなら『神道入門』はそっちに入れるべきか。
構造主義の本は、「寝て学べる構造主義」か、暫定の「はじめての構造主義」
がどっちにする?
はじめてのほうでいいか?
>>23 『寝ながら学べる構造主義入門』じゃなかったっけ?
内田樹はもう入ってるしな。
ただ講談社新書ばっかりで、文春新書が一つもないのは寂しいというのはあるけどなw
難波江和夫・内田樹『現代思想のパフォーマンス』(光文社新書)
を選んだ者だが、本当は内田樹のアクロバット的なやり方ってあまり好きじゃないw
ただ現代思想のパフォーマンスというだけあって、
この本ではパフォーマンスとして読んで面白いのは確か。
現代思想の代表選手が何人か入っててお得だし。
構造主義は橋爪大三郎のでいいんじゃないかな。
やっぱり橋爪でいいか。
ちなみに、哲学の本で追加、異論はないか?
仏教・キリスト教関係のために宗教枠は必要だな。
浅羽通明『ナショナリズム』『アナーキズム』(ちくま新書)
はどうすかね?森村進のリバタリアニズムも入ってるんだし、入れてもよくね?
政治部門という手もあるが、どっちかというと思想の分析だろうし。
もっと権威がある奴でいいのがあればゴリ押しはしないが。
同じように政治思想について書いても、
政治学者が書くと政治部門で、思想家とか評論家が書くと思想部門になるのかな。
丸山真男くらい偉くなると政治学者というより思想家になるんだね。
微妙。。
俺も論点になると思ったが、丸山真男は入れたほうがいいところか難しいところだよな。
うーん、知識人を育成するという点では、入れてもいいんじゃないのか。
倫理の教科書にも乗るような人だしな。
政治思想を政治に入れるか思想に入れるかは難しいが、
明らかに「思想」に入れると違和感がある奴というのは判別できるな。
岡崎久彦の「戦略的思考とは何か」なんてのは「思想」じゃなくて「政治」だろうな。
国際関係論とか地政学とか政治家の評伝なんかも「思想」じゃなくて「政治」。
政治運動の思想に焦点を当てたようなのは「思想」に入れた方がしっくりくる。
ということで、
鹿野政直『近代国家を構想した思想家たち』(岩波ジュニア)
も「思想」に入れて欲しい。
丸山真男とか岩波青版まで入れたらキリなくねえ?
>>32 まぁ「権威」よりも、今読んで面白いのを優先すべきだろうな。
でも丸山真男のは、今読んでも普通に面白いと思うけどね。
名著であっても歴史的役割を終えたようなのも多いだろ。
岩波旧赤版の羽仁五郎とか青版の宇野弘蔵とか現代新書の三浦つとむとかw
今読むと違う意味で面白いかもしれんが。
そう考えると岩波青版を考慮に入れてもキリがないということはないと思う。
よほど権威主義のオッサンが選ぶとかじゃない限り。
本スレの方で「名著を選べ」という要望もあったが、
とりあえず権威とか教養主義も多少考慮しつつも面白さとか現代性重視になってるし、
それなりにバランス取れてていいんじゃね?
今のところ羽仁五郎とか向坂逸郎を猛プッシュする人もいないようだしw
35 :
無名草子さん:2007/05/31(木) 22:39:54
なんだかんだいって、いい雰囲気だよな。
俺好きだよ。
36 :
無名草子さん:2007/06/02(土) 21:12:35
経済系のやつもそろそろ決めないか?
37 :
無名草子さん:2007/06/02(土) 21:16:05
ジャンル:文字(?)で。
高島俊男『漢字と日本人』文春新書
屋名池誠『横書き登場』岩波新書
白川静『漢字』岩波新書
白川静『漢字百話』中公新書
このほかに
岩井寛『森田療法』講談社現代新書
高島俊男『中国の大盗賊完全版』講談社現代新書
も追加してください。
38 :
無名草子さん:2007/06/02(土) 21:27:16
中公の「科挙」を入れるべきか、入れないべきか・・・
>>38 歴史枠に入れていいんじゃない?
定番の名著だけど、それ以上に誰が読んでも面白い。
まぁ、今は文庫の方に入っちゃってるが…
>>37 「文字」ジャンルは「言語・語学」で一括しちゃってもいいかな?
そうすると該当するのが膨大になるかもしれないけど。
>>36 じゃあ「経済」をリストアップしまーす。
また俺流になっちゃうが、別にゴリ押しじゃないからw
経済学や金融実務だけじゃなくて、経営や会計も含むでいいよね。
岩田規久男『日本経済を学ぶ』(ちくま新書) ←これは確か既出だよね
鈴木正俊『経済データの読み方・新版』(鈴木正俊)
宇沢弘文『自動車の社会的費用』(岩波新書)
中北徹『国際経済学入門』(ちくま新書)
梶井厚志『戦略的思考の技術』(中公新書)
藪下史郎『非対称情報下の経済学』(光文社新書)
小島寛之『サイバー経済学』(集英社新書)
苅屋武昭『金融工学とは何か』(岩波新書)
大竹文雄『経済学的思考のセンス』(中公新書)
高安英樹『経済物理学の発見』(光文社新書)
ロナルド・ドーア『働くということ』(中公新書)
山本真司『会社を変える戦略』(講談社新書) ←これはビジネス書の中では凄くレベル高いので猛プッシュ
経済学関係は、あえて大御所は宇沢以外は外しました。
たぶん異論は相当あると思うんで、どんどん修正してください、
梶井厚志『故事成語でわかる経済学のキーワード』(中公新書)
もお薦め。
経済追加
原田泰『デフレはなぜ怖いのか』(文春新書)
土居丈郎『財政学から見た日本経済』(光文社新書)
真野俊樹『入門・医療経済学』(中公新書)
たぶん、かなり偏ってると思うんでwどんどん追加・異論を出してください。
友野典男『行動経済学』(光文社新書)も入れるか。
まだ未完成な分野だけに、色々批判もあるみたいだけど。。
まぁ経済学自体が異論続出だからな。
中西寛の国際政治とは何かもいいけど、高坂の国際政治もよろしく
46 :
無名草子さん:2007/06/03(日) 00:10:45
>>46 内容とか主張が明らかに懸け離れていればいいのでは?
あと言い忘れたが、経済分野で日経文庫は外しておりますが、
よろしいでしょうか?
少し真面目に「勉強」がしたいなら日経文庫の方が良い場合が多いのは
言うまでもありませんが、主旨に外れると判断しました。
経済追加
坂田豊光『欧州通貨統合のゆくえ』(中公新書)
橘玲『臆病者のための株入門』(文春文庫)
山田鋭夫『レギュラシオン理論ー経済学の再生』(講談社現代新書)
あと金融実務関係では何がいいのか?中国経済とかとかBRIcs関連でいいのがあるか?
やっぱり伊東光晴とか森嶋道夫みたいな大御所も入れたほうがいいか?
佐和隆光を選ぶとしたらどの本がいいか?佐伯啓思は?(どっちかというと「思想」分野か?)
できればその辺の補充もおねがい。
>>47 あー主張的にはかなり近いです…
40年も前の本だけど、未だに読まれ続ける名著だと思ったので。
建築関係の書籍なら紹介できるけど需要ある?
>>49 時代が離れているからいいんじゃない?
いまだに高坂の方がいいという人も多いようだし。
>>50 うむ、建築は大切だな。新書では多くないような気がするが。
53 :
無名草子さん:2007/06/03(日) 20:04:43
建築って難しいところだなw
みんな好んで読むもんなんかな?
建築関係は藤森輝信の『天下無双の建築学入門』(ちくま新書)
しか読んだ事ないな。
しかもこれは、体系的な建築学入門じゃなくて(看板に偽り)
お気楽建築史エッセイみたいな奴だったし。
面白いことは面白い。
自由に関する新書はなにがいいかな?
個人的には
岩波「自由主義の再検討」
講談現代「自由とは何か」
がいいと思うんだけど。
佐伯啓思の「自由とは何か」は?
57 :
無名草子さん:2007/06/03(日) 20:55:15
エロ本は入れないの?
ちくま新書の隈研吾のがおもしろかった>建築
>>55-56 それ、とりあえず哲学・思想に組み入れちゃっていいか?
間宮陽介や森村進も既に哲学・思想に入れちゃってるんで。
>>57 エロ本は入れないが、「性」というカテゴリーはあってもいいかもしれん。
でもそうすると、エロス論とフェミと生物学がごっちゃになるかな。
>>48 大御所はあえて外したほうがいいんじゃないの?
いや別に大御所だからと言って最初から外す理由もないし、
どうしても推薦したい人がいれば入れればいいと思うよ。
森嶋御大の「思想としての近代経済学」は入れてもいいと思う
光晴の代わりに小野善康「景気と経済政策」のほうがいいんじゃないか?
佐和とか宇沢とか都留の反経済学本は正直イラネ
>>48 >>橘玲『臆病者のための株入門』(文春文庫)
それよりは保田隆明 「なぜ株式投資はもうからないのか」(SB新書)の方がいい
森嶋の「思想としての近代経済学」はぜひ入れるべき本だと思う
間宮陽介が思想の方に入っているが、森嶋は経済の方でいいのか?
ま、いっかw
間宮と森嶋は入れておいたほうがいいよな。
ただ間宮は社会学のところだと思うがなw
後で訂正すればいいじゃまいか。
「経済」がかなり集まってきたので、いったん集計します。
岩田規久男『日本経済を学ぶ』(ちくま新書)
鈴木正俊『経済データの読み方・新版』(岩波新書)
宇沢弘文『自動車の社会的費用』(岩波新書)
中北徹『国際経済学入門』(ちくま新書)
梶井厚志『戦略的思考の技術』(中公新書)
藪下史郎『非対称情報下の経済学』(光文社新書)
小島寛之『サイバー経済学』(集英社新書)
苅屋武昭『金融工学とは何か』(岩波新書)
大竹文雄『経済学的思考のセンス』(中公新書)
高安英樹『経済物理学の発見』(光文社新書)
ロナルド・ドーア『働くということ』(中公新書)
山本真司『会社を変える戦略』(講談社新書)
梶井厚志『故事成語でわかる経済学のキーワード』(中公新書)
原田泰『デフレはなぜ怖いのか』(文春新書)
土居丈郎『財政学から見た日本経済』(光文社新書)
真野俊樹『入門・医療経済学』(中公新書)
友野典男『行動経済学』(光文社新書)
坂田豊光『欧州通貨統合のゆくえ』(中公新書)
橘玲『臆病者のための株入門』(文春文庫)
山田鋭夫『レギュラシオン理論ー経済学の再生』(講談社現代新書)
森嶋通夫『思想としての近代経済学』(岩波新書)
小野善康『景気と経済政策』(岩波新書)
保田隆明 『なぜ株式投資はもうからないのか』(SB新書)
若干、重複もあるが、一応保留しときます。
贅沢を言えば、バランス的に、金融関係とアジア経済と経営・会計関係が
あと各一冊くらいづつあればいいかな、と。
>>68 会計なら
永野 則雄「経営がわかる会計入門 」ちくま
これはどうだ?
高安英樹『経済物理学の発見』(光文社新書)
橘玲『臆病者のための株入門』(文春文庫)
が入っているのには疑問。
とりわけ後者はETFを買えだろ。それなら世間では「ウォール街のランダムウォーカー」ってことになる。
>>69 う〜む、橘玲は内容よりも語り口やスタンスが好きなんだがなぁ。
「マネーロンダリング入門」も面白かったし。
まぁまだ新しい人だし、今回は見送るか。
あと『経済物理学の発見』も取り下げるわ。
目新しいのが欲しいので入れてみたが、著者が経済学をバカにしすぎかもw
あと梶井厚志はどっちか選ぶとしたら『戦略的思考の技術』だろ。
『故事成語でわかる〜』の方は、一粒で二度美味しいを狙ったのはいいが、
ちょっとこじつけ気味で、ネタ半分で読ませるようなもの。
一般人に経済学に興味を持たせるには、こういうのも必要だが。
>>71 > あと梶井厚志はどっちか選ぶとしたら『戦略的思考の技術』だろ。
> 『故事成語でわかる〜』の方は、一粒で二度美味しいを狙ったのはいいが、
> ちょっとこじつけ気味で、ネタ半分で読ませるようなもの。
> 一般人に経済学に興味を持たせるには、こういうのも必要だが。
本当はミク戦がいいんだが新書じゃないからな・・・
73 :
無名草子さん:2007/06/06(水) 00:30:50
『はじめての〈超ひも理論〉』は玉石石石石混合の理系新書の中で頭一つ抜けてる。
欠点は〈超弦理論〉でなく〈超ひも理論〉なことくらい。
〈超ひも理論〉はダサすぎるだろ…
理系の新書を選ぶのは難しいな。ジャンル分けをどうするかも難しいが。
一口に理系と言っても範囲は広大だしね〜
いや、自分も頭の悪いヘタレ文系なりに、小学生の頃からブルーバックスは読んでるから、
自分なりにリストアップはできるけど、当然視野は狭いし、
理系から見て妥当な選択かどうかもわからん。
ブルーバックスをあらかた読んじゃってるようなマニアでもいればいいがw
>ブルーバックスをあらかた読んじゃってるようなマニア
あらまいやですようそんなん理系じゃないッスよう。
専門馬鹿こそ理系よ漢よええいそこな女郎尻を出さぬか。
別に馬鹿にしてるわけじゃなく馬鹿とつくこその馬鹿であるゆえにさてこの馬鹿は褒めているのかといわばいえな
んごんぐではまたらいしゅうのさざえさんもおたの
やっぱり哲学に野矢茂樹も入れたい。野矢『哲学の謎』(講談社現代新書)
最初外したが、やっぱりないと寂しいw
理系の分類は、ブルバとそれ以外に分けるのもひとつの手だが、
まず大きく、「物理系」と「生物系」に分けてしまえばいいかな。
そうすると、「物理系」には、少々乱暴だが、
物理・化学・工学・情報科学・地学・天文・気象など、かなりの範囲を入れてしまえる。
「生物系」には生物学や生命論の他に医学や農学まで入れてしまう。
あとはその二つに入りきれないものを個別に立てる。
要素の数が少なくてもそれはしょうがない。前に出てた「建築」とか。
「数学」は独立させていいだろう。
あと心理学は文系理系にまたがるので、隣接分野の脳科学や精神医学と合わせて、
「脳・心理」とでもしとけばいいだろう。
「環境」なんかは自然と社会にまたがるので独立させてもいいかもしれない。
統計は、社会分析など応用中心なら「社会」でいいし、
原理中心なら「数学」にでも入れとけばいいだろ。
あとは適当に。
芸能人で科学っぽいことを知ったかしてしゃべってるやつとむかつかねーか?
・「哲学・思想」「法」「経済」はかなり決まってきた。
・「歴史」はまだあるかもしれない。たくさんありすぎて絞るのが難しいのかも。
・あと文系では「政治」「社会」「宗教」「言語・語学」「芸術」など?
・理系は「物理系」と「生物系」に大きく分けて、あとは適当に。
・芸能人の知ったかウザイ
芸能人の知ったかってたとえば誰がいる?
タモリの鉄道の知ったかはうざいな。品川も。
じゃあ試しに
>>78のに従って既出を入れつつ理系を少しリストアップしてみます。
自分、文系なんで自信ないすけど。
「物理」(化学・工学・情報科学…も含む)
竹内淳『高校数学でわかるシュレディンガー方程式』(ブルバ)←本スレで挙がっていた。竹内淳はどれも良い。
川合光『はじめての〈超ひも理論〉』(講談社新書)←
>>73 竹内薫『熱とはなんだろう』(ブルバ) ←竹内薫ではたぶんこれが一番?
早稲田大学理工学部『応用物理の最前線』(ブルバ)
伊達宗行『新しい物性物理』(ブルバ)
けいはんな社会的知能発生学研究会『知能の謎』(ブルバ)
木村英紀『制御工学の考え方』(ブルバ)
竹内繁樹『量子コンピュータ』(ブルバ)
相対論と量子力学と宇宙論は膨大な量の啓蒙書があり、
俺も多少は読んだが、どれ選んでいいかわからん。
電磁気学や化学もわからん。
岩波の旧赤版青版黄版には古典的名著がたくさんあるが、俺はちょっとわからん。
ブルバも実は昔のものの方が質がいいという話だが、
絶版も多いし、情報も古いだろうし、昔読んだのは忘れたので入れなかった。あとよろしく。
「生物」(生命論から医学・農学まで含む)
シュレーディンガー『生命とは何か』(岩波新書)←定番名著、とりあえずこれだけ。
木村資生『生物進化を考える』(岩波新書)
長谷川真理子『オスとメス=性の不思議』(講談社新書)
清水博『生命を捉えなおす』(中公新書)
福岡伸一『生物と無生物のあいだ』(講談社新書)←これ出たばかりだけど入れてみた。
どうも抽象的な奴ばかりですまん。具体的な動物学とか植物学とか昆虫学とかがない。。
分子生物学ももっと欲しいな。あとよろしく。
ゾウの時間 ネズミの時間
「数学」(統計なども含む)
竹内外史『集合とは何か』(ブルバ)
吉永良正『数学・まだこんなことがわからない』(ブルバ)←古いか。フェルマー問題とかもう解けてるらしいしw
永瀬輝男・南みや子『ポアンカレの贈り物』(ブルバ)
小泉寛之『数学オリンピック問題にみる現代数学』(ブルバ)
吉永光雄『数学的発想法』(講談社新書)
ダレル・ハフ『統計でウソをつく法』(ブルバ)
「脳・心理」(心理学・精神医学・精神分析も含む)
下條信輔『サブリミナルマインド』(中公新書)←本スレで出た
池谷裕二『進化しすぎた脳』(ブルバ)
酒井邦嘉『言語の脳科学』(中公新書)
佐々木正人『知性はどこに生まれるか』(講談社新書)
木下清一郎『心の起源』(中公新書)
新宮一成『ラカンの精神分析』(講談社新書)
87 :
無名草子さん:2007/06/06(水) 23:06:58
>>80 歴史はいろんな地域のいろんな時代のいろんなジャンルを網羅しようとするだけでもえらい数になりそう
とりあえず歴史の候補を追加
村井章介『中世倭人伝』岩波
宮本正興、松田素二・編『新書アフリカ史』講談社
池上俊一『動物裁判』講談社
小林登志子『シュメル』中公
杉山正明『モンゴル帝国の興亡』(上・下)講談社
88 :
無名草子さん:2007/06/06(水) 23:31:16
スレちですけど。
昭和史についてのお勧めの新書を教えてください
>下條信輔『サブリミナルマインド』(中公新書)
「メディアセックス」みなたいなトンデモ本を鵜呑みにしてるトンデモ本。
脳科学者たちに笑われてる。
>>89 確か「メディアセックス」には批判的なスタンスだと思ったが。
>>89 俺も映画館でコーラがバカ売れ的な「サブリミナル効果」
は胡散臭いと思って敬遠してたが、下條のは俺が読んだ限りでは、
反証可能性の担保、実証された事とされていない事の仕分けなど、
科学性に関しては全然問題はないように思ったが。
>>81 石原良純の気象ヲタぶりはちょっとな。
むしろ、ラカンのほうが科学的にはアレだよね。
むしろ下條より茂木とかの方が怪しい
浜本隆志「魔女とカルトのドイツ史」講談社現代新書
は軽いからダメ?
>>85 脳・心理系統に
安西祐一郎『問題解決の心理学』
杉山尚子『行動分析学入門』
波多野誼余夫・稲垣佳世子『無気力の心理学』か『知力の発達』
岩井寛『森田療法』
>>37で出てる
辺りは入れてもいいと思う。
96 :
無名草子さん:2007/06/07(木) 04:08:12
>>88 保坂正康『昭和史入門』(文藝春秋)
遠山茂樹『昭和史』(岩波書店)
『昭和史入門』は昭和史についてのブックガイドがあらので、
自分が興味あるものから調べていけばいい。
『昭和史』は初版が1959年と古く、左翼史観ではあるが、詳細な
内容で、初心者が読むにはいいかもしれない。
97 :
無名草子さん:2007/06/07(木) 04:09:26
ウェルズ『世界史概観』(岩波新書)
カー『歴史とは何か』(岩波新書)
宮崎市定『科挙』(中公新書)
鈴木董『オスマン帝国』(講談社新書)
岡崎勝世『世界史とヨーロッパ』(講談社新書)
川北稔『砂糖の世界史』(岩波ジュニア)
岡田英弘『歴史とはなにか』(文春新書)
佐藤賢一『英仏百年戦争』(集英社新書)
遅塚忠躬『フランス革命――歴史における劇薬』(岩波ジュニア)
林健太郎『ワイマル共和国』(中公新書)
高島俊男『中国の大盗賊完全版』(講談社新書)
宮本正興、松田素二・編『新書アフリカ史』(講談社新書)
池上俊一『動物裁判』(講談社新書)
小林登志子『シュメル』(中公新書)
杉山正明『モンゴル帝国の興亡』(上・下)(講談社新書)
浜本隆志『魔女とカルトのドイツ史』(講談社新書)
坂野潤治『昭和史の決定的瞬間』(ちくま新書)
加藤陽子『戦争の日本近現代史』 (講談社新書)
大杉一雄『日中15年戦争史』
山室信一『キメラ―満洲国の肖像』(中公新書)
山室信一『日露戦争の世紀―連鎖視点から見る日本と世界』 (岩波新書)
佐藤卓己『言論統制』(中公新書)
川田稔『原敬と山県有朋』(中公新書)
鈴木眞哉『刀と首取り 戦国合戦異説』(平凡社新書)
村井章介『中世倭人伝』(岩波新書)
保坂正康『昭和史入門』(文春新書)
遠山茂樹『昭和史』(岩波新書)
大杉一雄『日中15年戦争史』は中公新書ね。
日本史が近現代史ばっかりだぞw
岩波の「吉田茂」は歴史? 政治?
>>101 それはどっちにも入れられるな。
もう今となっては昭和の政治家の評伝は「歴史」の方がしっくりくるかも。
逆に戦後の政治家は政治の方に入れる、とか恣意的に決めるしかないだろうね。
まぁ昭和の政治家評伝は「歴史」でいいじゃね?
ってか、吉田茂って誰?
ヒント 麻生太郎
安達正勝『死刑執行人サンソン』(集英社新書)
海野弘『秘密結社の世界史』(平凡社新書)
佐藤常雄・大石慎三郎『貧農史観を見直す』(講談社新書)
黒田基樹『百姓から見た戦国大名』(ちくま新書)
正直歴史わかんないんで、これを入れてもいいのかどうかわからんけど一応出してみます。
ダメならダメって言ってください。
あと新書の王様はなんと言っても「歴史」だと思うんで、
世界史・日本史で計50冊くらいあってもいいと思う。
だから詳しい人はもっと紹介してください。
・絶版(重版未定)になってる
・文庫が出てる
というようなやつはどうする? 『科挙』がそうだし
同じく宮崎市定の『謎の七支刀』とか三田村泰助の『宦官』も面白いんだが
入れちゃっていいものか
>>107 うーん、厳密に考えたら外した方がいいのかもしれんが。
中公は文庫にしちゃうんだよね。。
絶版でも古書で手に入りやすい奴と
文庫になってるのはとりあえずOKってことでもいいんじゃないか。
『科挙』とか外されるのは何か不快だw
>>106 >>海野弘『秘密結社の世界史』(平凡社新書)
外した方がいいとおもいまーす。
なぜなら似たような書籍はたくさんあるからでーす。
で、これがそれらに比べて優れてはいないからでーす。
新書=手軽さ ってことなら別かもしれまへんが。
111 :
107:2007/06/09(土) 02:25:15
>>108 まあ『科挙』挙げたのはおれなんだが気になったもんで
しかし入手困難だとダメということは
『侯景の乱始末記』『康熙帝の手紙』『中国の城郭都市』『ジャンヌ・ダルクの神話』あたりは
軒並みアウトだな
文庫化はいいんじゃないの? そんな理由で「科挙」を外すのはもったいないもの。
じゃあ『「星の王子さま」の世界』もぜひいれてください。
>>113 ジャンルは「文学」かな
それとも「芸術」に入るのか?
文学系なら中野美代子『西遊記』(岩波)も入れてほしい
文学・文芸モノがたくさんあれば、ジャンル独立してもいいよね。
新書以外でもやってください。
>>116 新書以外のブックガイドだったらたくさん出てるし。
>>117 5000円以上の新書じゃない本でやってください。
講談社現代新新書も
絶版ものを講談社学術文庫化してるねえ
文芸は入れません。入れさせません。
政治経済、社会科学などの新書以外の専門書、
つまり、参考図書としては善意のある方が入れてくださるかもしれません。
121 :
120:2007/06/10(日) 16:31:28
あくまで、新書200選にいれるのではなく、参考図書という形で入れるかもしれません。
とりあえずジャンル分けをきっちりやらないか?
哲学思想や歴史はわかりやすいけど、他ジャンルはまだ決定されてないのも多そうだし
参考
講談社現代新書のジャンル分け
哲学・思想、宗教、政治・社会、経済・ビジネス、世界の言語・文化・地理、日本史、世界史、
自然科学・医学、心理・精神医学、知的生活のヒント、文学、趣味・芸術・スポーツ、日本語・日本文化
で13種類
中公のジャンル分け
哲学・思想、宗教・倫理、心理・精神医学、日本史、世界史、現代史、経済・経営、政治・法律、
言語・文学・エッセイ、芸術、社会・生活、教育・家庭、知的戦略・実用、情報・コミュニケーション、
科学・技術、医学・医療、環境・福祉、自然・生物、地域・文化・紀行
で19種類
今のところだいたい決まっているのは
[文系]
哲学・思想、法、経済、歴史
[理系]
物理系、生物系、数学・統計、脳・心理
って感じか。理系の方はそんな分け方でいいだろ。
文系の方はあと、政治、社会、地理、言語、芸術、文学などをどの程度細分化するか。
特に「社会」からは少し独立させた方がいいかどうか。
メディア、教育、環境など?
あとなんとなく想定してたのは「言語」に言語学・語学・日本語論・文字論まで入れてしまう。
中公の分類にある「知的戦略」というのはあってもいいね。
議論・つっこみ・リテラシー・クリシン的なものが増えてきてるから。
人文科学、社会科学、自然科学、でざっくり分けるだけでもいいと思う。
>>124 あんまりざっくりすぎても、データベースとしての用をなさない。
多少の体系性は欲しいでしょ。
フレームが全くないと選ぶにも選びにくい。
無理にジャンルを細分化して、それに当てはまるのを探すという必要もないけど。
俺エロの歴史を調べたいんだけど、いい本ある?
黒野耐のを1冊入れてください
単に良書を選別したい派と、ジャンルを網羅したい派と、どちらのスタンスに立つかで話は変わってくるよな。
>>128 当初の目的は単に良書を選別したいというだけだよね。
でもそれだと選びにくいからある程度ジャンル分けしながらやってきた。
(単なる「有名人ベスト10」は選びにくい。やっぱり「上司にしたい芸能人ベスト10」とかにしないと)
でもジャンル分けが揃ってくると、網羅したくなったりバランスが気になったりするのはしょうがない。
あんまりこだわり過ぎないようにするのもバランスだな。
>>127 黒野耐を入れるなら『「戦争学」概論』(講談社)かな
ジャンルは政治か
バランスをとるために地政学に批判的な作品も入れたいところだが
じゃあ、そろそろ「政治」ジャンルも揃えて行きたいですね。
「歴史」は引き続き募集続行で。
政治は国際政治とか軍事も含むってことで。
自分は最近読書に目覚めたばかりの学生ですが、ここの本の集計は楽しみにみております。
皆さんものすごい数の本を読んでるんですね…。
さすがに本の選出はお手伝い出来そうにないですが、陰ながら応援しております!
僕もものすごく楽しみにしています。
がんばれー
>>98 すみませんが 小路田泰直「『邪馬台国』と日本人」(平凡社新書) はダメでしょうか?
政治には
高坂正尭「国際政治―恐怖と希望」中公新書
村田晃嗣「アメリカ外交」講談社現代新書
添谷芳秀「日本の『ミドルパワー』外交」ちくま新書
原彬久「戦後史のなかの日本社会党」中公新書
バク・チョルヒー「代議士のつくられ方―小選挙区の選挙戦略」文春新書
このあたりはいかがでしょうか?
文系でまだ形が決まってないジャンルをいったん集計してみますか。
「政治」(軍事なども含む)
中西寛『国際政治とは何か』(中公新書)
高坂正堯 『国際政治ー恐怖と希望』(中公新書)
黒野耐『「戦争学」概論』(講談社新書)
村田晃嗣『アメリカ外交』(講談社新書)
添谷芳秀『日本の「ミドルパワー」外交』(ちくま新書)
原彬久『戦後史のなかの日本社会党』(中公新書 )
バク・チョルヒー『代議士のつくられ方―小選挙区の選挙戦略』(文春新書)
岡崎久彦『戦略的思考とは何か』(中公新書)
加藤朗『現代戦争論』(中公新書)
千田善『ユーゴ紛争』(講談社新書) ←もう「歴史」入りか?
岡崎、加藤、千田は自分が選んでみました。
あと『吉田茂』などの政治家評伝をどうするかという問題も未解決。
歴史の方に入れるか、昭和以降のはこっちに入れるとかにするか。
>>137 『吉田茂』は「政治」でいいと思うのですが。
>>138 おK、近代以降の政治家評伝は政治に入れます。
「社会」(とりあえず、社会学・教育・メディア論・環境・福祉・地理・民俗学・人類学・まで含めておきます)
見田宗助『社会学入門』 (岩波新書)
広田照幸『日本人のしつけは衰退したか』(講談社新書)
梅田 望夫 『ウェブ進化論』 (ちくま新書)
谷岡一郎『社会調査の「ウソ」』(文春新書)
小浜逸郎『「弱者」とはだれか』(PHP新書)
佐伯啓思『自由とは何か』(講談社新書)
藤原保信『自由主義の再検討』(岩波新書)
大塚久雄『社会科学の方法』(岩波新書) ←定番古典、ちょっと古すぎるか…
富永健一『社会学講義』(中公新書) ←社会学総論として定評あり
山之内靖『マックスウェーバー入門』(岩波新書)
矢作弘『大型店とまちづくり』(岩波新書) ←まぁ一応こういうのも…
竹内洋『教養主義の没落』(中公新書) ←歴史というより社会学でいいでしょう
薬師院仁志『日本とフランス二つの民主主義』(光文社新書)←自分は若干批判的なんだけど…
岡沢憲芙『スウェーデンの挑戦』(岩波新書)←北欧マンセー本ではあるがその中では一番まとも
勝俣 誠『現代アフリカ入門』(岩波新書) ←アフリカ論としては無難すぎるか?
東浩紀『動物化するポストモダン』(講談社新書) ←「思想」かも知れんけどまぁ一応社会論だし
大塚から下は自分が追加してみました。ちょっと微妙なのも入ってる。。
あと「環境」は理系と社会にまたがるから分けてもいいのかな。
佐倉統『現代思想としての環境問題』(中公新書) ←ちょっと変わったスタンスか…
武田邦彦『リサイクル幻想』(文春新書) ←ちょっと問題含みなんだけど…
両方とも癖があって、あまり標準的じゃないかも。批判があれば引っ込めます。
141 :
無名草子さん:2007/06/13(水) 01:05:13
「政治」よりは「現代史」の範疇だと思うけどそのへんの切り分けは難しいな
近代以降の政治史は政治に入ることになるのか?
>>141 「歴史」ジャンルに「昭和史」とかもう入ってるから、
政治家の名がタイトルのは「政治」でもいいかな、と。
>>140 >>矢作弘『大型店とまちづくり』(岩波新書) ←まぁ一応こういうのも…
これはいいと思います。三浦展みたいなのとは違うw
「宗教」
井上順孝『神道入門』(平凡社新書) ←思想ジャンルから移動
渡辺照宏『仏教』(岩波新書)
渡辺照宏『お経の話』(岩波新書)
村松剛『教養としてのキリスト教』(講談社新書)
宗教は独立させていいでしょう。
「言語」(言語学・語学・文字)
田中克彦『ことばと国家』(岩波新書)
田中克彦『言語学とは何か』(岩波新書)
池上嘉彦『記号論への招待』(岩波新書)
高島俊男『漢字と日本人』(文春新書)
屋名池誠『横書き登場』(岩波新書)
白川静『漢字』(岩波新書)
白川静『漢字百話』(中公新書)
町田健『チョムスキー入門』(光文社新書)
マークピーターセン『日本人の英語』(岩波新書)
日本語論や英語論はたくさんありそう。
「芸術」
佐々木健一『美学への招待』(中公新書)
宮下誠『20世紀絵画』(光文社新書)
高階秀爾『名画を見る眼』(岩波新書)
岡田暁生『西洋音楽史』(中公新書)
大橋良介『時はいつ美となるか』(中公新書)
坂崎乙郎『夜の画家たち』(講談社現代新書)
「文学」
西郷信綱『古事記の世界』(岩波新書)
塚崎幹夫 『星の王子さまの世界』(中公新書)
中野美代子『西遊記』(岩波新書)
廣野由美子『批評理論入門』(中公新書)
「建築」
隈研吾『新・建築入門』(ちくま新書)
藤森輝信『天下無双の建築学入門』(ちくま新書)
>>144 井上章一「キリスト教と日本人」(講談社現代新書)
加藤隆「一神教の誕生―ユダヤ教からキリスト教へ」 (講談社現代新書)
はどうでしょうか?
本スレをチェックしたら、推薦されてたのにスルーしてたのがいっぱいあったので、
あらためて追加しときます。
「哲学・思想」
河上徹太郎他『近代の超克』 (冨山房百科文庫) ←これって、手に入るの?w
竹田青嗣『哲学ってなんだ』(岩波ジュニア)
「政治」
佐々木毅 『現代政治学の名著』(中公新書)
大嶽秀夫『日本政治の対立軸』(中公新書)
「経済」
中島隆信『これも経済学だ!』(ちくま新書)
「社会」
芹沢一也『犯罪不安社会』(光文社新書)
三土修平『頭を冷やすための靖国論』(ちくま新書) ←入れる場所迷うが一応「社会」に
奥井智之『60冊の書物による現代社会論』(中公新書)
吉田禎吾『日本の憑きもの』(中公新書) ←これも民俗学だから「社会」でいいかな
「生物系」
木村龍治『自然をつかむ7話』(岩波ジュニア)
あと「複眼的思考法」というのを推薦してた人がいたが、
誰の何新書かわからん。本人いたら詳細を。
苅谷の複眼的思考法は新書ではない
しかも正式書名は『知的複眼思考法』だな。
番外編としていれてもいいんじゃないのか。
そんくらいの名著だと思うよ
そろそろ、切り崩しも始めないか。
こんな本くだらねー、こんな本入れるんじゃねーよみたいなのあるか。
>>151 じゃあ、これ。
中島隆信『これも経済学だ!』(ちくま新書)
政治
福田歓一『近代民主主義とその展望』(岩波新書)
杉田敦『デモクラシーの論じ方』(ちくま新書)
石川真澄『戦後政治史 新版』(岩波新書)
いまのところ選ばれてるのが合計200冊前後(削るものがないとして)
最初、みんなが想定してたのが200冊ぐらいだと思うから、
数の上ではほぼ目標に達したわけだ。
しかし、まだ充分という感じはしないな。
理系はまだ全然足りないし、
「社会」カテゴリーは細分化してないから、まだまだあるだろうし。
既成のジャンルに当てはまらないのを随分取り逃してるような気もする。
ミヤテツに対抗して365冊目指すかw
ジャンルを網羅すれば無駄に多いというほどの数字じゃないだろ。
まぁ無理に数を増やすのもアレだが。
まだ数字はそんなに意識しなくていいと思うし、
いらないのを削って絞り込んでいくのもスレの1000までかけてゆっくりやればいいのでは?
157 :
152:2007/06/14(木) 01:10:39
>>154 この手のなら「ヤバい経済学」を勧めるのが素直じゃなかろうかと。
「新書以外でもっといいのがある」とか言うのがアリなら、
コンセプトが根底から覆る。もう最初からやりなおしだなw
160 :
無名草子さん:2007/06/14(木) 08:56:15
確かに佐々木毅「現代政治学の名著」はいいな。
モーゲンソーが要約してあるし。
うーんこれでどうよ。
すこし専門的なものはすべてが決まってから、番外編としてまとめる。
今は新書という形でまだ社会の分野で足りないところ、
これはいらないだろというものを削るのに専念する。
武田邦彦『リサイクル幻想』(文春新書)を推薦した者だが、
やっぱり撤回します。
データの解析、コストの推計などに問題がありすぎる。
ただリサイクル原理主義者に対するアンチとしては意味があったと思うので、
興味のある人は目を通しておいてもいいかと。
代わりに無難なところで
中西準子『水の環境戦略』(岩波新書)を推しておきます。
何で撤回するんだ?
>>164 *ひとつの重要な視点を提供したのは間違いないが、やはり全部鵜呑みにするのは危険な本である点。
*他の環境学者・環境経済学者との議論が不十分な点。
武田っちが正しいにきまっている。
そこまでいって委員会をみれば明白。
武田っち最高だよー
だがそんな番組を見るつもりはない
社会がたりないんじゃね。
教育でいい本ないの?
正直、教育はわからん…
これはごく個人的な偏見だが、教育論ってロクなもんがない気が…w
まぁ教育と言えば苅谷剛彦とかだろうけど、
俺、実は読んだ事ないんだが、どうなん?
あ、そういえば西研と苅谷の対談本だけ読んだ事あるわw
忘れてた。忘れてたってことはたいした内容ではなかったんじゃないかな。。
苅谷剛彦ぐらいしか知らんな、俺も。
そういえば、靖国のやつも入ってなくないか?
広田照幸『日本人のしつけは衰退したか―「教育する家族」のゆくえ』(講談社現代新書)
竹内洋『立志・苦学・出世―受験生の社会史』(講談社現代新書)
本田由紀, 内藤朝雄, 後藤和智『「ニート」って言うな!』(光文社新書)
この辺かな
>>174 広田照幸のは既出だな。
あと『「ニート」って言うな!』は問題提起の書なわけで、
まだ評価が定まってないと思うんだが、入れてもいいものか?
現在進行形のホットな問題について書かれたものというのは、
どうしても賛否両論になって評価が難しいね。
格差問題とか環境問題とか靖国とか護憲改憲とかもそうだな。
ある程度、議論の蓄積がある分野なら、
結論に賛否があっても、基本的な認識に同意が得られたりするわけだが。
従軍慰安婦でなんかいいのあるか?
間が空いたなw じゃあちょっとテコ入れ。
このジャンルは独立させたいとか、新規に立てたいとかないかな?
たとえば、中公の分類から拝借して「知的戦略」とか。
あと自分が考えたのは「食」というジャンル。
まぁ社会とか文化史に入るんだろうけど。
ということで、提案してみます。
「知的戦略」(情報整理、発想法、思考法、議論法、論文の書き方、勉強法、クリシン・ロジシンなど)
梅棹忠夫『知的生産の技術』(岩波新書) ←もう古いか…
野口悠紀雄『「超」整理法』(中公新書) ←もう古いか…
木下是雄『理科系の作文技術』(中公新書) ←理科系に限らず参考になる名著
飯田泰之『ダメな議論』(ちくま新書)
吉岡友治『だまされない〈議論力〉』(講談社新書)
仲正昌樹『ネット時代の反論術』(文春新書) ←下品なんで嫌いな人がいたら引っ込めますw
「食」(料理、食文化)
21世紀研究会編『食の世界地図』(文春新書)
勝見洋一『中国料理の迷宮』(講談社新書)
森枝卓士『カレーライスと日本人』(講談社新書)
別に独立させる程のもんじゃないという意見があれば取り下げます。
社会分野に色々詰め込んであるから、そこから独立させたいものがあれば。
ただその分野でせめて3冊以上は選ばないと独立させる意味がないが。
「社会」分野ももっと欲しいが、
「歴史」や「理系」ももう少し出して欲しいな。
歴史の新書なんてたくさんありすぎて、どれ読んでいいかわからん。
詳しい人に紹介してもらわないと。
社会の分野がなさすぎるな。
「世間とは何か」とかがいいと思う。
あれ、入ってたかなw
>>184 阿部謹也ね。
俺は入れていいと思うが、西欧中世史家による余技ということで、
アカデミックな評価は必ずしも高くないという点で反対する人もいるかもしれない。
このスレにもしインテリがいたら意見を聞きたいね。
>>185 京大文学部卒。
西田哲学派ですが、何か?
なにこの過疎
「政治」
鍛冶俊樹『戦争の常識』(文春文庫)
↑
初心者向け軍事入門。中級以上のは知らん。詳しい人よろしく。
あと「社会」で、
松永和樹『メディア・バイアス』(光文社新書)
↑
理系にも跨ってるのでどのジャンルに入れるか迷うが、
メディアリテラシー関係ということで『社会調査のウソ』と同じくくりで。
増田直紀『私たちはどうつながっているのか』(中公新書)
↑
ネットワーク理論の入門書。最新の知見も入っており、しかもわかりやすい。
あと理系に追加で、
松井孝典『松井教授の東大駒場講義録』(集英社新書)
↑
どうかね。惑星科学なんだけど、話を拡げすぎて若干電波を感じるw
面白いことは面白い。
「知的戦略」で
関満博『現場主義の知的生産法』(ちくま新書)
↑まぁ「経済」でもいいが「知的生産」って言ってるから。
あくまでも推薦だから、文句があれば理由を添えて書いてください。
「2ch厨房が選ぶ文庫ベスト」と、「2ch厨房が選ぶ単行本ベスト」を立ててもよろしいですか?
>>192 それは範囲が広すぎて成立しないと思うよ。
2ch厨房が選ぶ名著ベスト
単行本、文庫、新書問わず。
>>194 それ見てみたい
文庫とか単行本に絞るより成立しそう。
何で香山リカの本が入ってないの?
これは悪意ですか?
ま、地味に続けるか…
みんな飽きちゃったのか…
「社会」
綾部恒雄『文化人類学15の理論』(中公新書)
↑
文化人類学では祖父江孝男のもあるが、こっちの方が網羅的でいいんじゃないかな。
個々の学派についてそれぞれ別の人が担当したのを学説史的にまとめてある。
ただ各学派の理論や方法論が中心で面白おかしい実例が少ないのと、
論文調で堅苦しいので、あまり気軽に読めないのが欠点か。
「宗教」
竹内義範・梅原猛『日本の佛典』(中公新書)←もしかして絶版?
「知的戦略」
三中信宏『系統樹思考の世界』(講談社新書)
↑
これを選んどくとかっこいいような気がする。なんとなく。
システム論とか複雑系とかリゾームとかわけもわからず口にする前に、
ツリー的思考をちゃんとやっとけ、みたいな。そんな感じ。
「物理系」
山田克哉『量子力学のからくり』(ブルバ)
↑
量子力学の啓蒙書はたくさんあるが、たぶんこれがいいと思う。2003年出版で割と新しいし。
「文系にもわかる量子論」というのもあるが、これはタイトルの割にわかりにくいw
細かい事だが、講談社現代新書は、後の方では「講談社新書」に略されてるな。
そろそろ落ちそうなので一応sage保守
ついでに「脳・心理」で
市川伸一『考えることの科学』(中公新書) を推薦。
ネタはないけど一応sage保守
まぁほぼ完成なのかな。。
理系と歴史がまだ足りないような気はするが。
★★★★★★★<<な ぜ マ ン コ は 臭 い の か>>★★★★★★★★
1. @尿 Aおりもの B恥垢 C腺体からの分泌物
を乳酸桿菌が分解してヨーグルト臭を放つ。
2.@プロピオン酸 Aイソ酪酸 B酪酸 Cイソ吉草酸 D2メチル酪酸
E4メチル吉草酸などの脂肪酸が腐ったチーズ臭を放つ。
3.1オクチン3オール物質がカビ臭い臭気を放つ。
4.トリメチルアミンが魚の腐った強烈な臭気を放つ。
5.カラジンがイカ臭い臭気を放つ。
6.ウンコの付着によりウンコ臭を放つ。
これら複数の臭気が混合してあのマンコ独特の悪臭となるのである。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
、-'""""''''=='、,_ , r''''""'ヽ、、,,,_ ,、-‐
/ `'‐ 、 i' ヘ i⌒、____ 、\ _,,,、 ,、- '´-‐-,
r' ミ''- 、_ ヽ、 ,,i'´i , |i \' `i, `!r'''(´ /~
、=''´ ヾ、ヾ '、<r-'~ヾ, i '! "' r‐'_""`yヾ!ヽヾ,r'´
/ 、、=_‐''''ミヾ` ミミ`\ヽヽ. \| /i'´  ̄ヽ〉 '"; } i \
, ' ヽ; '7 , ;,、 、 ミ丶' 、ヽヽ ヽ、'、_. 〈. 人;, \ ノ | ‐+==
. イ ミ ! { {,'! ,ヽ `ヾヽ / rヽ;‐`;;\ Yレヘ ‖
| ミミ、 丶'' , 'i 、 } X´ ;;;;;'' ノ ノ} i'''7´i +=
ノ `ヾミミ , ゛ ' ` /´,, \ /ノ'ぅ | ;.,'πヽ~"'''''''
;;;;' \、、 r'!, t,,!` , ,,,,; /;;,,ー''"~フ''"フ'''f‐-;| ;,'-=、,'_ ,,,;;;;
┐ `ヽ、 {:丶ヾ ' ___:;;;;/;;;'''' '´, 7 r' | ;;,' `'''‐-
-='_ ミミヽ_,,,、‐''";==ー‐‐'''''‐-'、,,,,,i、、{;;;;;;;;;;i .;,'
 ̄っ、-‐、_ と´ | ;,' ̄````'''''''=
"""""""""""`"゛'''''''''''''''''''''''''''''''´-‐‐‐‐''''''''''''''''''''''''''''''''''''','r'~´ ,''''''''''''''''''''''''''''''
_,,,、,_ / ,、 , i
// 'χ';"'''-'7' , , ,'
ヾヽ. } ( ;;,,, ノ///ノ
`''''""`~"" `~~ ̄
「キリスト教は邪教です!」はどう?
あとサルトル「ユダヤ人」
哲学書の超訳って画期的だったな。
カントとかヘーゲルとか他の奴でももっとやりゃいいのに、と思ったけど、
ニーチェ以外だとやっぱり無理なんだろうな。
本気で怒る奴もいそうだしw
しかもなんともバカにした語訳もよかったw
たしかに純粋理性批判とかやってほしいねw
なだいなだ 『権威と権力』 岩波新書
今までここに挙がってる本からは、かなり逸れてると思うけど
時代背景が違うとはいえ、初めて政治なり思想に興味を持った中高生向けに。
定番かもしれないが、
「物理」で
中谷宇吉郎 『科学の方法』 岩波新書
が無いとカッコつかないだろう
>>213 まさに名著ですね。
1958年に出た科学エッセイなのに今読んでも全然OKってのはすごい。
今だと養老孟司とか、出た瞬間に駄本だもんなw
なだいなだは今読んだらどうだろう…微妙だな。
そりゃ香山リカとか出た瞬間駄本の奴とは比べられないが。
なだいなだは良くも悪くも反動チックなので、最近の本のほうがいいよ>政治学
216 :
215:2007/07/16(月) 23:16:33
あ、でも丸山真男や大塚久雄も入れるなら入れても良いんじゃない?
あくまで古典だから、初心者には薦められないけどw
古典だから初心者には勧められない
といえば歴史に入ってるカーの『歴史とは何か』もそうだな
なんも知らん人があれ読んでも退屈なだけだろう
カーのは歴史は知らなくても哲学・思想に親しんでる人なら面白く読めるだろう。
逆に具体的な歴史が好きな人が読んでもピンとこないかもしれない。
219 :
215:2007/07/21(土) 01:48:25
オタク文化、サブカル、ホビー関係がでてないようなので推薦……
津堅信之『アニメーション学入門』平凡社新書
↑アニメの定義、歴史、分類、状況…かなり体系的にまとめてある。
桝山寛『テレビゲーム文化論 インタラクティブ・メディアのゆくえ』講談社現代新書
↑テレビゲームの歴史。文化的可能性。
大塚英志・ササキバラゴウ『教養としての<まんが・アニメ>』講談社現代新書
↑最低限、知っておくべきマンガ・アニメの作品論。歴史。
大塚英志『「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか』角川oneテーマ21
↑日本のマンガ・アニメの起源は「鳥獣戯画」ではなく、ディズニー。
日本のアニメは世界でそれほど受けていないことを数字で検証。など。
夏目房之介『マンガと「戦争」』講談社現代新書
↑戦争を取り扱ったマンガの作品論。夏目にしては出来がよくないのだが…。
221 :
無名草子さん:2007/07/24(火) 15:47:17
「文学」に推薦
奥野健男『日本文学史 近代から現代へ』中公新書
↑
日本における近代文学の成立の背景から
現代文学(公房、大江あたり)までの流れをコンパクトにまとめた文学史
何かもっと隠れた名著とかを紹介しろよ。
新書ガイドとかに載ってるようなのばっかじゃん。
あと、進歩的文化人の書いた本はもういいだろ。
丸山とか大塚とか、教養として知っておく以上の価値はないし。
>>222 ベストを選んでいるなら、
ある程度名の知れたラインナップになっても
仕方がないんでない?
隠れた名著は出ればラッキーくらいの期待で。
224 :
無名草子さん:2007/07/24(火) 20:39:25
「にっぽん部落」ってもう出た?きだみのるのやつ。
個人的には日本のムラの姿を知る最良の入門書だと思うのだけど。
225 :
無名草子さん:2007/07/25(水) 03:20:18
きちがい部落周遊記じゃなくて?
>>224のは岩波新書だろ。
復刊の可能性なさそうだが。
岩波新書は、左翼っていう説もあるよね。
何を今さらw
>>227 飲んでた茶を噴いた。
2chはこういう発言もあるから止められないな。
>>225 気違ひ部落周遊紀行は新書じゃないよ。
にっぽん部落は岩波青版で出てる。
中公や文春は右翼っていう説もあるよね。
二番煎じはいただけない
「生物」で、
サイモン・コンウェイ・モリスの『カンブリア紀の怪物たち』(講談社現代新書)
を追加申請。
グールドの『ワンダフルライフ』とセットで読むといいかもな
あれは新書じゃないけど
坂本多加雄 「国家学のすすめ」 ちくま新書
保守系知識人の国家論。昨今の似非保守言論人とは一線を画しているので推薦します。
反ナショナリズム論者はもちろん、反「反ナショナリズム」論者にも一読の価値はあるでしょう。
ところで、このスレに集計人は常駐しているのかい?
いきなり要望で申し訳ないが、
>>202が流れているので、ブログでも借りて掲載するか、
もう一度どこかに上げなおしてもらって、ウェブ魚拓をとりたいのだが。
サルトルの『ユダヤ人』のカテゴリーは
「哲学・思想」か「社会」かどっちだろう?
一応「社会」にしとくか。
坂本さんは福沢諭吉のやつも面白かった。
240 :
215:2007/07/26(木) 22:20:13
うわ・・・名前欄消し忘れたorzすまん
分類の仕方で気になるところとかあるかな?
例えば藤原保信なんかは「社会」より「政治」に入れといたほうがいいだろうな。
佐伯啓思のはどっちでもいいんだが、題材的には「政治」の方がいいか。
そうすると、哲学・思想の方に入っている森村進と浅羽通明も
「政治」の方にまとめといた方がいいかも。
丸山真男はそのまま「思想」の方でいいが。
まだ推薦いいかな?
「政治」に推薦(「社会」かも)
薬師院仁志『日本とフランス 二つの民主主義』光文社新書
↑日本の左派の奇妙さをフランスと比較することで浮き彫りにしている。
・・・と思ったら「社会」に入ってたよ・・・
「知的戦略」に?推薦
飯野健次『「失敗をゼロにする」のウソ』ソフトバンク新書
↑「失敗学」を提唱している人。「失敗はなくならない」事を前提にした仕組みづくりが
重要と言っている
「社会」に推薦
太田肇『囲い込み症候群』ちくま新書
↑日本の組織の閉鎖体質を批判。
若林幹夫『郊外の社会学』ちくま新書 ←特にお薦め
↑「郊外」という場所がどのように生み出されてきたかが、凄くまとまっている。
関連する書籍の要点も多数取り上げられており、都市論、まちづくりなどの
入門書として良いと思う。
広井良典『持続可能な福祉社会』ちくま新書
↑福祉分野が出てないようなので・・・
とりあえずいかがでしょう。
>>244 失敗学って畑村洋太郎の専売特許かと思ってた。
>>244 名前の字が違ってるな。
飯野健次×
飯野謙次○
で、畑村が失敗学会の会長で、飯野が副会長らしい。
247 :
244:2007/07/29(日) 12:04:20
>>245 新書だと
畑村洋太郎『失敗を生かす仕事術』講談社現代新書
などありますね。確かにこっちのほうが元祖ですね。
飯野謙次の本のほうが新しくてまとまってる感じがしたので挙げました。
>>246 おー字間違ってました、訂正ありがとうございます。
248 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 15:22:47
新潮新書で出てる「字がうまくなる」、わりといいよ。
よくあるうさんくさいハウツー本かと思ったら、かなり現実的で理にかなった方法提唱してる。
字の汚い奴は一読の価値あり。
249 :
227:2007/07/29(日) 16:20:35
>>249 お前こそ ここでサヨクなんて持ち出すな。サピオでも読んでオナニーして死んでしまえ。
坂本氏の国家学はいいな。
ちくまで同じようなタイプの本で、
「国家の役割とは何か」
「政治学を問いなおす」
があるけどこれもどう?
>>222 禿同。
何十年経っても古びないような名著
読んで面白い名著
思想押し付けや一年も経てば誰も覚えていないような駄作はイラネ。
>>253 批判はかまわないが、できれば具体的に書名をあげてダメな理由を説明して欲しい。
推薦する人も一言でも推薦文を付けてくれないかな?
誰もが知ってるような名著にはいらないけど。
思想の押し付けってどいゆうこと?
論証不可能な個人的なイデオロギーや、本来なら検証の必要な思想などを
普遍的な真理であるかのように前提してしまっている本のことだろう。
自己相対化や客観化への努力がされているかどうかが重要な点だな。
>>252 後者はいくない。
思想的な意味ではなくて、本の構成が総合雑誌の寄稿や自著からの継ぎ接ぎで組み立てられているから。
そろそろまとめてよ。
>>258 ん?もう形としてはだいたいまとまってるんだから、
あとは、足りない分を随時追加していったり、
既出のに文句をつけたりしていくだけでしょ。
HPなどでしっかりとまとめろってことだろ。
スレの段階ではごちゃごちゃになるし。
修正するにしたって何を基準にするかでだいぶ違うだろ。
予想はしてたけど、2chの場合はブレストの後にまとめるのは困難だからそのままでいいと思う。
環境で加藤尚武『環境倫理学のすすめ』(丸善ライブラリー)を追加申請。
端的に言って環境分野で無難にオススメできるのはこれと中西準子ぐらいだと思う。
他のは素人ではどこからどこまで信じていいのやら判断できない。
ここでついでながら広井良典(
>>244)に物言いをつけておきたい。
広井は環境主義者なのだが、
福祉志向と環境保護主義が何の葛藤もなく両立するかのような甘さが感じられる。
また地域的な環境保護と全地球的な環境保護が
トレードオフになるような局面にも無頓着のように見える。
加藤尚武も、反成長主義・定常社会志向という点では広井とほぼ同じ立場だが、
環境保護と貧困問題をどうバランスさせていくかには意識的だ。
また反成長主義の論拠として、日本の長期不況の原因とも絡めて
「世界的な消費の飽和」などと言ってるのもトホホだな感じ。
現に貧困があるのに飽和してるわけがない。
広井の経済学の理解が一知半解的であるのは、まぁ広井だけの問題じゃないんだろうけど。
薬師院の『日本とフランス二つの民主主義』を最初に推薦したのは俺だが、
これもそういう意味では広井に近いトホホ感があるのは事実。
もちろんこういうのはどうせ少数意見だろうから広井を外せとは要求しない。
俺も、加藤尚武の著書は入れるべきだと思う。
いい本だよ。
264 :
魚拓:2007/08/06(月) 00:27:38
266 :
無名草子さん:2007/08/07(火) 23:58:35
このスレって「新書16」から発生したんだっけ?
すごいまとまりだね。こっちに乗り換えるわ。
しかし、246はすごい。実に助かったぜ。
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268 :
無名草子さん:2007/08/08(水) 21:10:10
>>266 教育はやはり苅谷剛彦『大衆教育社会のゆくえ』(中公新書)
があった方がいいね。『教育改革の幻想』(ちくま新書)も悪
くはないが、時事問題的で賞味期限が切れた感じ。
哲学は古東哲明『ハイデガー=存在神秘の哲学』(講談社現代新書)もいい。
270 :
無名草子さん:2007/08/09(木) 01:05:07
>>269 ハイデガー解説としてはかなりユニークというか、偏ってる
感じがするけど……。専門じゃないからわからないけど。
できれば、ちょっと解説を。
中公「ヘーゲルに還る」はどう?
あんまヘーゲル関連の新書見たことない気がする
おなかすいた。
食の安全とかもないの?
>>272 松永和紀『メディア・バイアス』というのが選ばれている。
食というよりメディア批判に重心があるので「社会」分野に入れてあるけど。
>>269-270 横レスでスマンが、ハイデガー関連では当初、
木田元『ハイデガーの思想』と細川亮一『ハイデガー入門』の2冊が入っていて、
細川の方を削ったんだよね。
細川の奴はちくま新書の哲学入門書には珍しく気合の入った代物で、
かなりいいと思ったんだけど、あんまりマニアックなのもどうかと思って木田元のにした。
その時点で古東哲明のも俺は一応読んでたんだけど、なぜか候補としては浮かばなかった。
アマゾンの書評とか見ても結構評判はいいんだけど、
ハイデガーの思想を「神秘」の方向に持って行くのが安易に感じるというのがちょっとある。
そういえば広井良典も「スピリチュアリティ」とか言ってるけど、そういうのが何かいやなんだよねw
オーラの泉的なものを連想するというか。
>>271 一応ヘーゲル関係では、中埜肇『空間と人間』ていうのが入ってる(絶版?)
でも確かにヘーゲルのは少ないね。
長谷川宏の『新しいヘーゲル』というのがあるけど、あまりピンとこないし。
弁証法だと三浦つとむの『弁証法とはどういう科学か』というのがあるが、
これはマルクス主義だし、今読んだらネタ以上のものではないかもなぁ…
誰か暇な人がいたら、
木田元『ハイデガーの思想』と細川亮一『ハイデガー入門』と
古東哲明『ハイデガー=存在神秘の哲学』の三冊を読み比べてもらって、
どれが一番いいか改めて判定してくれないかな?w
277 :
無名草子さん:2007/08/10(金) 02:52:16
>>276 素人からみると、一般性のある順で、木田→細川→古東となります。
木田元は、哲学者としては何も残さなかったように思いますが、
哲学の解説者としては一流という気がします。
木田元は授業中に煙草を吸っていたなあ。
279 :
無名草子さん:2007/08/10(金) 15:25:13
木田元はいまになってさも自分が偉かったかのような
自伝を書いていますがね。
エッチしたい
エッチの本もないの?
281 :
無名草子さん:2007/08/10(金) 21:22:47
木田元って、人生論ノートって書いてなかったけ?
木田元は過小評価されすぎだ。
彼は教育者としては最高の人だよ。
284 :
無名草子さん:2007/08/11(土) 00:05:33
>>283 おれは279だが、教育者としての木田元についてはなにも
言及していないよ。哲学者としての木田元について議論しているときに、
別の基準を持ってきても意味がないでしょ。
あなたは誰に向かって反論しているのですか?
お前は偉いかどうかの話しか書いてないだろw
286 :
無名草子さん:2007/08/11(土) 15:19:43
>>285 俺は277でもあるのでした。
教育者かどうかはまた別の話。
それは習った人にしかわからないし、
二流の学者がすぐれた教育者だった例は山ほどある。
その逆も山ほどあるが。
木田元に習った人がすぐれた教育者だったというのなら
そうなのだろうが、このレスには直接関係のない話題。
>俺は277でもあるのでした。
後出しでそんなこと言い出すならはじめから鳥つけとけよ恥ずかしい
>>286 >二流の学者がすぐれた教育者だった例は山ほどある。
話題がそれるが、桐朋学園の齋藤先生を想い出した。
演奏家としても優れた人が教育者としてはなお優れた才能を発揮することも
あるという実例。
教育者には、特別の資質が要るような気がする。
289 :
無名草子さん:2007/08/11(土) 16:49:54
>>288 それはそうだね。同意するよ。
大学では、教育者として資質は大切だね。
ただ、この一連の話題では、
木田元は解説者として一流で、
ハイデガーが木田元のが一番ということ。
>>271 長らく積読だった『ヘーゲルに還る』今読了した。
これ思ってたよりもかなり良かった。
たぶんヘーゲルの捉え方がかなり狭いんじゃないかと思って敬遠してたんだけども。
実際、いわゆる法哲学(「法と権利の哲学」と筆者はあえて訳しているが、これも見識)
の市民社会論と自由に関するヘーゲルの政治思想の分析が中心で、全体像には程遠いが、
ヘーゲル自身が置かれた政治的状況の分析も絡めて結構緻密な内容。
哲学というより現実的・現代的意義を追及した政治学的なアプローチですね。
文献リストも充実。ただ内容が硬くてあまり読みやすくはない。ヘーゲルだからしょうがないが。
加藤尚武だったらもう少し読みやすいヘーゲル入門が書けるんじゃないかとは思った。
で、ハイデガーは木田元のでOKってことでいいのかな。
「存在神秘」のも哲学ネタの新書としては結構力作で決して悪くはないんだけどね。
木田元と細川亮一のよりはちょっと落ちるよな。
291 :
無名草子さん:2007/08/12(日) 20:55:04
>>290 それでは、木田元の件は解決ということで。
加藤尚武は新書ではないが、『ヘーゲルの「法」哲学』(青土社)
がありましたね。その当たりのことをおっしゃっているのかな。
>>291 >『ヘーゲルの「法」哲学』(青土社)
そう、それ。
・普通の人が読んで意味がわかるw
・ヘーゲルなのに面白いw
素人としてはそれだけで高評価になるけど、玄人の人の評価はどうなんだろうね。
293 :
無名草子さん:2007/08/12(日) 22:37:45
>>292 同じで、素人には面白かったけど、哲学をやっている人
にはどうなのかなと思っていました。
ただ、貧しい体験から言うと、玄人は自説が偏っているから
(偏っていなくては「自説」とは言えませんよね)評価も偏
ることが多いですね。だから、素人が読んで面白ければ、
解説としてはそれで良しということではないでしょうか。
先の木田元の場合のように。
294 :
無名草子さん:2007/08/12(日) 22:40:50
295 :
271:2007/08/13(月) 11:00:18
>>290 どうもです。中公らしい渋い新書のようですね。
書店に買いに走ります!
じゃあまだ挙がってないものを挙げてみる。
佐伯啓思「市民とは誰か」PHP
木田元「現象学」岩波
今村仁司「近代の労働観」岩波
今村仁司「群衆―モンスターの誕生―」ちくま
詫摩武俊「性格」講談
新田義弘「哲学の歴史」講談
江畑謙介「日本の軍事システム」講談
江畑謙介「安全保障とは何か」平凡
野本陽代「宇宙の果てにせまる」岩波
渡辺純「ビール大全」文春
>>295 『ヘーゲルに還る』あんた自身はまだ読んでなかったんかい!w
ベスト新書を選ぶスレだからそういうのは困る。
責任持って推薦してくれよ〜
あと推薦するのはもう少し絞ってくれないか?
(木田や佐伯はもう入っているし今村と江畑は2冊…)
同じ人や同じ分野を複数選んではいけないというルールはないけど、
バランスというものもあるからなぁ。
あえて2冊出すならそれなりのプレゼンをしてくれんと。
このスレ人が少ないし、誰かが仕切ってやってるわけじゃないから、
(つまり人が推薦した新書を却下する権利は誰にもない)
各自が絞ることを考えてくれないとどんどんアナーキーになっていくよねw
2chだから多数決も機能しないし、誰かが仕切ろうとすれば荒れるしな。
>>296みたいに、ちょっと誰かが偉そうに仕切っただけでムカつくだろw
最初からアナーキーになるリスクは覚悟の上だから
「2ch厨房が選ぶ」ってスレタイになってるわけだ。
それにしてはここまでそれなりにうまくいってるが。
各自が空気を読んでやっていけばいいだろう。
・あまり期待しない
・熱くならない
・煽らない
の3つの「あ」だけルールにしようかw
298 :
無名草子さん:2007/08/13(月) 13:40:01
>>295 それでは、296と297に敬意を表して、なにげに絞り込みをはじめよう。
佐伯啓思は啓蒙家でわかりやすいが、図式的で浅いからカット。
木田元「現象学」は悪くはないが、刊行当時から「じゃ、おまえの考えはどこに書いてあるんじゃ」
と突っ込まれてたから、カット。ただし、ヘーゲルを別なのに変えるなら、「現象学」を入れてもいい。
古いが、新田義弘のよりは木田元の方がいい。無類の啓蒙家だからね。
今村仁司は「群衆」だけでいい。「近代の労働観」は今村にしても、出来が悪いほう。
とりあえずは、こんなところで。
299 :
215:2007/08/13(月) 15:57:20
>>295 >江畑謙介「日本の軍事システム」講談
古いので却下
これめっちゃ期待してるで。
知的なもの大好きやねん。
301 :
無名草子さん:2007/08/13(月) 20:03:30
>>295 298だが、もう一度。
佐伯啓思のは「戦後民主主義を問い直す」というサブタイトルで、
戦後レジーム批判の色彩が濃い。つまり、ひどく政治的。その意味でも、
はずした方がいいと思う。それに代わるものとして、篠原一『市民の政治学』
(岩波新書)を挙げたい。「討議デモクラシーとは何か」というサブタイトル
からは「朝日新聞」的な「共産党=市民政治」的な臭いがするが、中身は
いたってまともで、ポピュリズム批判も組み込んでいる。
というわけで、入れ替えを提案。
「ポピュリズム批判」とやらも充分政治的じゃないか。
303 :
無名草子さん:2007/08/13(月) 20:13:37
勝手に進めてすまん。
現象学は木田元『現象学』(岩波書店)を読み直したが、
現代では「入門」の域を超えていて、わかる人にしかわからないのでは。
谷徹『これが現象学だ』(講談社現代新書)に入れ替えを提案する。
ところで、文学系はないの?
304 :
無名草子さん:2007/08/13(月) 20:15:25
>>302 もちろんだ。
問題はなにを「ポピュリズム」と見なしているかだろう。
>>303 実は、谷徹『これが現象学だ』は既に入っている。
306 :
無名草子さん:2007/08/13(月) 20:25:42
みんな
>>264のまとめリストを見てから議論してくれよ。
既出のでもこれはダメとか、これよりもこっちの方がいいとかあるだろ。
308 :
無名草子さん:2007/08/13(月) 21:03:56
物理の項が足りないと思う。
ファインマン物理学を入れようよ。
これは絶対に入れるべき。
結局、今のところ何冊ぐらいあるんだろ。
数えたやついる?
>>309 新書スレなんで入れませんw
新書レベルで物理というのは難しいんだよ。
なぜかというと一般向け書籍では「数式をなるべく使わない」という編集方針が普通だから。
バカげた慣習だが、数式が入っていると売れないんだからしょうがない。
ちくま学芸文庫に数学書や物理学書が入った時は画期的と言われた。
これは日本だけでなくアメリカでさえそうらしい。
文系と理系における文化の分断という奴。
最近ではゆとり教育のせいでもっとひどくなってるんじゃないか。
数式を理解せずに物理が理解できるわけがないのだが、
ブルバでも数式を果敢に使っているのは少ないね。
竹内淳とか保江邦夫ぐらいか。
高校レベルの数学をしっかり使いながら、
そこから一歩踏み出すような啓蒙書がもっとないとダメだな。
じゃ余裕ができたら、補足として入れさせてw
ファインマン物理学がない物理学は物理学ではないよ。
なんといわれようと新書じゃないのは入れられない。
俺は補足としてなら入れるのは問題ないと思うが。
315 :
無名草子さん:2007/08/14(火) 15:27:15
>>311 だって、1+1=2 以上はわからないしな。
再度確認しときますが、形は新書でも、
中公クラシクス、プレップシリーズ、有斐閣新書、日経文庫、
などは外すという暗黙のコンセンサスがあると認識しております。
なぜかと考えてみるに、そういうものを選ぶならば
最初から古典名著なり教科書の良書なりを選べばいいわけで、
新書という枠組みは無意味だからですね。
自分としては新書本来の娯楽性や大衆性を担保しつつ、
現代的意義を持った教養主義が新書だけでどこまで構成できるかに興味がある。
本スレでこの新書ベストを決めようと提案したものです。
よく進んでるみたいで、感心感心。
318 :
無名草子さん:2007/08/14(火) 23:57:36
319 :
無名草子さん:2007/08/14(火) 23:59:32
新書で長く売れて敷居が低くて質が高いというとEHカー歴史とは何かじゃないかな
EHカーは神
>>318 ブルーバックスはおk。
しかし文系も理系も満足させるようなのは希少だと思う。
できれば文系を理系の領域に引きずり込むようなのがいいんだよね。
322 :
無名草子さん:2007/08/15(水) 00:37:54
なれば木村資生先生の「生物進化を考える」(岩波新書)などどうであろうか
標準的な生物学概説(フィッシャー、ライト、ホールデン)をしてくれたあとにSF的な大風呂敷まで広げてくれる良い本ですよ
324 :
無名草子さん:2007/08/15(水) 00:47:53
失礼しましたちゃんと過去ログ読んでませんでした
言い訳すると既出になるくらい定番ってことですね
すみません
まぁ既出のが挙がるというのは、ここまでの選択がかなり的を射ているということだな、
とフォロー。
326 :
無名草子さん:2007/08/15(水) 01:24:01
ああ
>>264でのまとめあらためて見ると対立するのもひとまとめってわけじゃないんだね
いや、既出ということは当たり前のことしか言えない無能やろうってこと。
328 :
無名草子さん:2007/08/15(水) 01:26:57
>>327 sageてるところを申し訳ありませんがせっかくですのであなたのおすすめを教えていただけませんか
329 :
無名草子さん:2007/08/15(水) 16:02:01
>>328 327は答えられなくて、逃げたみたいだぜ。
ただの冷やかしだな。
330 :
無名草子さん:2007/08/15(水) 16:06:35
リストを見ると、どうも文学系が弱いんだが、何かないか。
もっとも、最近はどの新書も文学無視だからな。
もっと学びたい人向けに専門書も紹介できるような形式にしよ?
もちろん、新書とは別途に。
科学系に詳しい人がいなさそうなのがちょっと不安要素だが。
エッチしたい。
既にオススメはリストに挙がってるだろ?
いつまで粘着してんの?
>>328
黙って逃亡してればいいものを書き込まずにいられない
>>327
337 :
無名草子さん:2007/08/16(木) 01:45:53
スレタイにふさわしい感じになってまいりました
やっと、な。
香山リカってどんな人?
新書も出してるみたいだけど、新書ベストに入れるほどでもないの?
まぁ香山リカを入れるくらいなら、
その前に河合隼雄を10冊くらい入れてるだろうけどな。
(そんなにないかw)
342 :
無名草子さん:2007/08/16(木) 23:04:30
香山リカはタブーだぜ。
香山リカの本の内容はどうなってるの?
ちなみに、河合隼雄が亡くなったみたいだね。
ご冥福をお祈りします。@一般書籍板より。
344 :
無名草子さん:2007/08/17(金) 02:17:57
>>343 週刊誌的感性で、グダグダ世情について述べているだけ。
345 :
無名草子さん:2007/08/17(金) 02:23:28
香山リカはスルーしよう。
検討に値しない。
リカって名前はかわいいのにね。
>>343 立ち読みするなりブクオフ105円コーナーで買うなりして自分で確認した方が良い。
ま、一番いいのは定価で買って、読んで愕然とする事だな。
痛みがないと人間って学習しないからな。
ペンネームだよ。
349 :
無名草子さん:2007/08/17(金) 16:11:16
仕事を依頼すると、事務所から「このたびは香山リカにご用命いただき、
ありがとうございます」っていうFAXが来るよ。数年前にやり手の
マネージャーに代わってから、マーケティングがうまくなって、急に当たり
はじめたという話。そして、内容が薄くなったという結論。
香山リカってペンネームだったのかw
このスレも内容が薄くなったな
352 :
無名草子さん:2007/08/17(金) 20:01:09
内容がないよう
俺は、小浜逸郎の本を入れたいんだが、どう思う?
354 :
無名草子さん:2007/08/17(金) 22:11:17
>>353 小浜逸郎は『「弱者」とはだれか』(PHP新書)がすでに入っているが、
その他にも何かあるかな?
>>353 それでよかったよ。
大人の条件という本も入れてもらえれば、嬉しいが、
まずはここの人の意見を聞きたい。
リカちゃん人形の本名が香山リカ。
>>355 小浜逸郎は一冊で充分じゃね?
教育論、家族論、エロス論などが守備範囲だが、
普通の教育学者や社会学者より優れた部分ってどこなのか、
むしろファンの人に訊きたい。
専門の教育学者や社会学者が在野と差別化できないほどショボイということかもしれんが。
359 :
無名草子さん:2007/08/18(土) 01:08:19
小浜逸郎は文章が学者よりまし。
それ以外に取り柄なしというのが、俺の評価。
小浜さんはいいこと言ってると思うけどな。
今は右も左も極論ばかりが横行する時代だから
ああいう「微調整」的はスタンスはあっていい。
362 :
無名草子さん:2007/08/18(土) 18:28:08
>>360 とりあえずは、訳のわからない専門用語を振り回さないってことかな。
ただ、知らないんじゃないかっていう気もする。全体に論理でなく、
感じたことを書いているから。でも、「評論家」ってそういうものだよね。
363 :
無名草子さん:2007/08/18(土) 18:39:49
アブサオン、アブサオン!
このスレでは、専門性、学問性をもちつつも一般向けに楽しめるように書かれたものが、概ね評価を得ている。
小浜逸郎は面白い書き手だが、新書で出してるのは総合的な人生論の要素が強く、このスレには馴染みにくい。
そのなかでは、社会論というジャンルにおさまる『「弱者」とはだれか』が選ばれたのは妥当なところだと思う。
専門用語を振り回す輩と言えば?
366 :
無名草子さん:2007/08/18(土) 22:06:29
>>364 俺は359だが、ちょっと厳しすぎた。
364に同意する。俺も、小浜逸郎は嫌いじゃない。
大体まとまってきたね。
いい感じだよ。
368 :
無名草子さん:2007/08/19(日) 03:04:14
じゃあ「2ch厨房が選ぶ新書ベスト」っていう企画で、
新書として売り込むことになるよね!
言っとくが、書籍化したら企画の発起人である
俺が全部印税もらうからな。
すずめの涙程度ならお前らにもやるよ。
371 :
無名草子さん:2007/08/19(日) 15:43:27
>>370 そりゃいいぜ。だけど、カムアウトしなくちゃいけないぜ。
『電車男』みたいにはうまくいかないぞ。
書籍化しても宮崎の新書365を買った方がマシだと思うんだが。
373 :
無名草子さん:2007/08/19(日) 16:35:26
ただなぁ、リストを見直しているんだが、「2ch厨房が選ぶ新書ベスト」
と銘打つ割には「まとも」すぎないか? これはこれでいいが、もっと
はじけた感じのをもう一つ付けないと、企画としては弱いな。「新書ワースト」
ってのも考えられなくはないが、これも手垢が付いた感じだし。「2ch厨房」
らしさがほしいところだ。と、マジで考える。
>>373 スレタイには、
2chを鼻で笑って小バカにするようなインテリよりも2ch厨房の方が実は「まとも」なんじゃないか、
という皮肉もこめたつもりなんだけどね。
「はじけた感じのを」と言っても、新書の中にはじけた奴がないとどうしようもないし。
悪い方向にはじけたのだったらいっぱいあるけどな。
複数の人が選んでいるんだから方向性はぼやけてくるし、
必然的に中庸に落ち着いてくるだろう。
2ch厨房らしい事を言えば、岩波的良心に対する反発というのが潜在的にはあって、
俺だったら、広井良典とか篠原一とか大塚英志などは、まず選ばない。
そういうのが入った時点で2ch厨房らしさは薄れたなw
岩波新書を選ぶ時でも岩波公認的な市民主義を相対化する契機があるかどうかが基準になる。
もちろん、底の浅い保守主義は最初から論外だし、
保守そのものの、しょせんアイロニー止まりである限界も意識しているが。
(例えば佐伯啓思とか。一冊入っているが、まぁ一冊で充分だろう)
375 :
無名草子さん:2007/08/19(日) 17:33:47
>>374 その趣旨(というか「皮肉」)には大賛成なんだよ。
でも「ベスト」と来た時点で「まとも」になっちゃったんじゃないかな。
企画としては、やっぱり「裏ベスト」が必要なんじゃないか?
佐伯啓思の自由は何かは名著だね。
>>375 なんとなくわかるけど、難しいな。
中公・岩波だけじゃなくて、有象無象の新興新書を漁らないと見つからないよなw
いくら新書好きでも、そんなに広くは読めないから、オーソドックスなのを中心に読んでるわけだから。
ユニークなのだけ選んで読んでいる人がいれば、結構色々出てくるだろうけど。
自分の中でベストには入れたくないけど、裏ベストなら入れたいというはあるけどね。
例えば、俺的厨房的裏ベスト5 *ベストには加えないでください
浅羽通明『右翼と左翼』←2chでウヨサヨ論争する時には必携
田中秀臣『経済政策を歴史に学ぶ』←各界の反発を呼ぶリフレ史観本
糸圭秀実『1968年』←これもウヨサヨ論争する時には重宝する
柄谷行人『世界共和国へ』←これを普通にベストに入れる人もいるのだろうが、まぁ裏だなw
あとベストの方に入っちゃってるけど
仲正昌樹『ネット時代の反論術』もむしろ裏にふさわしい感じ。
ま、こうして選んでみても、そもそも読んでる範囲が狭いから、
そんなにはじけた感じにはならんな。
経済の専門書も入れてほしい。
>>379 新書の巻末文献リストを参照してください
物理の専門書がいいなら経済の専門書も入れてよ。
じゃあもう専門書スレにしちゃおうぜ
383 :
無名草子さん:2007/08/19(日) 21:09:51
>>382 おい、おい。それじゃ意味ないじゃん。別スレ立ててよ。
それから、これを企画にするにはだよ、表裏のベストに
レビューを付ける必要もあるよ。
選書としては
>>378がいい線行ってると思うけど。
「2ch厨房のためのウヨサヨ論争新書」みたいなジャンルを作ってね。
専門書は番外編としてひとまず決まってからするってことでfaでいいでしょう?
専門書は別スレ
>>383 じゃあ、裏ベストも並行して募集していくか。
・裏に推薦する時は「裏ベスト用」と明記
・裏ベストとして出す趣旨を一言添える(できれば厨房的趣旨のジャンルを想定する)
これ選ぶのって単にベスト選ぶよりセンスいるよね…
単に駄本を選ばれても困るし。
哲学思想系は種類も多いが、どんどん批評しあったほうがいいんじゃないのか。
開くのが面倒だしっていう人もいるからはっておく。
渡辺彗『認識とパタン』(岩波新書)
岩田靖夫『ヨーロッパ思想入門』(岩波ジュニア)
木田元『ハイデガーの思想』(岩波新書)
木村敏『時間と自己』(中公新書)
入不二基義『時間は実在するか』(講談社現代新書)
鬼界彰夫『ウィトゲンシュタインはこう考えた』(講談社現代新書)
永井均『これがニーチェだ』(講談社現代新書)
伊勢田哲治『哲学思考トレーニング』(ちくま新書)
難波江和夫・内田樹『現代思想のパフォーマンス』(光文社新書)
中村雄二郎『術語集』(岩波新書)
谷徹『これが現象学だ』(講談社現代新書)
上野修『スピノザの世界』(講談社現代新書)
野崎昭弘『詭弁論理学』(中公新書)
野矢茂樹『哲学の謎』(講談社現代新書)
竹田青嗣『哲学ってなんだ』(岩波ジュニア)
橋爪大三郎『はじめての構造主義』 (講談社現代新書)
梅原猛『哲学の復興』(講談社現代新書)
西尾幹二『ヨーロッパの個人主義』(講談社現代新書)
加藤尚武『応用倫理学のすすめ』(丸善ライブラリー)
村上陽一郎『科学・哲学・信仰』(レグルス文庫)
中埜肇『空間と人間』(中公新書)
間宮陽介『市場社会の思想史』(中公新書)
丸山真男『日本の思想』(岩波新書)
貝塚茂樹『論語』(講談社現代新書)
福永光司『荘子』(中公新書)
森 三樹三郎『無の思想―老荘思想の系譜』 (講談社現代新書)
鹿野政直『近代国家を構想した思想家たち』(岩波ジュニア)
河上徹太郎他『近代の超克』 (冨山房百科文庫)
ニーチェ・適菜 収 『キリスト教は邪教です!』(講談社+α新書)
ってか、すぐに書き込まれたやつを反映できるように、wikiとかにしたほうがいいんじゃないの?
>>386 例:裏ベストで、
中島義道『ウィーン愛憎』(中公新書)←「偏屈人生指南」として
勢子浩爾『思想なんていらない生活』(ちくま新書)←ジャンルは「思想なんてイラネ」
小谷野敦『もてない男』(ちくま新書)←ジャンル「喪男」
例えばこんな感じか。
裏ベストと専門書の応募ね。
新書が選び終わったらな
専門書って、ハードカバーのやつのこと?
その前に、選書のベストを希望。
新書が終わればだけど。
教養書ベストスレを別に立てればいいんじゃね?
文庫・新書・選書・単行本OKで。
それは細分化しすぎ。
ひとまず、今は新書を重点的に、
裏ベスト、専門書を順次決めていこうじゃないか。
>>264 俺がいいと思った本はあまり入っていないな
397 :
無名草子さん:2007/08/20(月) 00:01:49
とにかくいまは「新書裏ベスト」を選ぼう。
>>390のセンスでいい感じだと思う。
俺は懐古趣味で、『アグネス・ラムのいた時代』(中公ラクレ)
を選ぶ。理由は「いつの時代でも「オナペット」は必要だ」でしょ。
「オナペット」という言葉自体が、懐古的だし。
新書が決まってないから
399 :
無名草子さん:2007/08/20(月) 00:10:49
>>398 だからさ、
>>386が言うように、「並行」していこう。実際には、
「裏ベスト」の方が難しいんだからか、息抜き程度に、思いついたときに
はさんでいこう。表ベストだけじゃ肩が凝るよ。それに、表ベストも100
まで絞り込まないと、企画としては弱いね。
>>399 まぁ絞ると言っても、ここまで網羅したのを完全削除するのは忍びないから、
ベスト中のベスト(◎)普通のベスト(無印)物言い付き(▲)
という感じでランク付けしたらどうか。
なんでこのスレで専門書も選べという要求が出るのかわからんw
各学問板の教科書スレや書籍紹介スレを見たほうが早いだろ。
専門書を選んでオススメする資格があるのは各専門家しかないが、
なんで新書スレでそれを要求するのか。
自分の専攻してきた範囲で定番の教科書を選ぶくらいは誰でもできるけど、
そんなことここでする必要あるか?
もちろんこのスレにも専門家はいるだろうが、
空気読まない要求してるのは、専門家ではないわな。
高校生か学部生。まさか院生ってこたないでしょ?
網羅的な専門書選びがこんなスレでできると思ってる時点で学問なめてる。
まともな文献リストを作ろうと思ったら、
最低限、各分野の専門家や研究者が複数ずついなけりゃ話にならん。
責任持ってもらうために、ある程度素性を明かしてコテハンにしてもらう必要もあるな。
しかも自分以外の専門については判断できないだろ。
全体を見渡せるディレッタント(浅田彰みたいな奴w)もいないと無理。
403 :
無名草子さん:2007/08/20(月) 01:21:49
>>401 >>402 まあ、そこまで言わなくても。
たしかに専門書は専門家が選ぶと偏るんだよね。それが専門性というものだから、
やむを得ない。ここは、あくまで「新書板」なんだから、新書で。
404 :
無名草子さん:2007/08/20(月) 01:22:31
>>400 わかった。それがいいかも。で、早速やってみた。
◎渡辺彗『認識とパタン』(岩波新書)
◎岩田靖夫『ヨーロッパ思想入門』(岩波ジュニア)
◎木田元『ハイデガーの思想』(岩波新書)
◎木村敏『時間と自己』(中公新書)
入不二基義『時間は実在するか』(講談社現代新書)
◎鬼界彰夫『ウィトゲンシュタインはこう考えた』(講談社現代新書)
永井均『これがニーチェだ』(講談社現代新書)
伊勢田哲治『哲学思考トレーニング』(ちくま新書)
◎難波江和夫・内田樹『現代思想のパフォーマンス』(光文社新書)
◎中村雄二郎『術語集』(岩波新書)
◎谷徹『これが現象学だ』(講談社現代新書)
上野修『スピノザの世界』(講談社現代新書)
野崎昭弘『詭弁論理学』(中公新書)
野矢茂樹『哲学の謎』(講談社現代新書)
▲竹田青嗣『哲学ってなんだ』(岩波ジュニア)
◎橋爪大三郎『はじめての構造主義』 (講談社現代新書)
▲梅原猛『哲学の復興』(講談社現代新書)
▲西尾幹二『ヨーロッパの個人主義』(講談社現代新書)
▲加藤尚武『応用倫理学のすすめ』(丸善ライブラリー)
▲村上陽一郎『科学・哲学・信仰』(レグルス文庫)
中埜肇『空間と人間』(中公新書)
◎間宮陽介『市場社会の思想史』(中公新書)
丸山真男『日本の思想』(岩波新書)
◎貝塚茂樹『論語』(講談社現代新書)
福永光司『荘子』(中公新書)
森 三樹三郎『無の思想―老荘思想の系譜』 (講談社現代新書)
▲鹿野政直『近代国家を構想した思想家たち』(岩波ジュニア)
▲河上徹太郎他『近代の超克』 (冨山房百科文庫)
▲ニーチェ・適菜 収 『キリスト教は邪教です!』(講談社+α新書)
>>404 後でもいいので、◎と▲の根拠についてコメントを。
406 :
401:2007/08/20(月) 02:00:54
まぁちょっとキツく書きすぎた。謝らんけどw
新書の話題に絡めて専門書に言及するのはかまいませんよ。
どんどんやって。
>>404 ◎は直感的でもいいけど
物言い付き(▲)には積極的な理由が欲しい。
理由についてコンセンサスが得られれば削除も検討するわけで。
まぁ俺が選んだのにはひとつも▲は付いてないんだけども。。
古代・中世が薄い気がする。中世の新書は少ないけど、古代は多いよね。
いちおう、藤沢令夫『プラトンの哲学』岩波新書を挙げておきたい。
他にもあると思うので、複数読んでる人に教えてもらいたい。
ヘーゲルで一冊あるといいと思うけど、良いのが思いつかない。
もし、お勧めがあったら教えてもらいたい。
三島憲一『ニーチェ』岩波新書も良本だと思うんだけど、古いのかな。
永井のと読み比べてる人がいたら、どっちがいいか検討してもらいたい。
三島のは、最終章での現代思想との関係を論じているところは、面白かった。
あと、加地伸行『儒教とは何か』中公新書をお勧めしたい。
特徴は、儒教の宗教性を強調していること。
読みやすい本で、儒教の全体像がよくわかる。
理由をつけなきゃ、削除するにも削除しがたい。
それと、新書数はもっと増やすべきだ。
>>408 ヘーゲルについては『ヘーゲルに還る』が推薦されてるから、
とりあえずそれでいいんじゃない?
ほぼ法哲学限定なので政治学寄りだけど。
前にも書いたが長谷川宏『新しいヘーゲル』は全然印象に残らなかった。
ニーチェについては、たぶん三島憲一のがオーソドックスだと思うんだけど、
ニーチェの場合いわゆるオーソドックスな解釈にどんだけ意味があるのかという気がする。
バタイユ、ハイデガー、クロソフスキー、ドゥルーズ、西尾幹二、それぞれのニーチェがあるわけで。
永井均はニーチェの核心的な「毒」の部分を哲学的に真正面から受け止めてる所が好感度高い。
まぁ永井は厨房臭いということで裏ベストにまわして表には三島を入れるという手もあるが、
表ベストから毒っぽい部分が消されてしまうのもさびしい気がする。
ただ『キリスト教は邪教です』は見事なまでの変化球なので裏にした方がいいと思うが。
411 :
無名草子さん:2007/08/21(火) 02:26:26
>>408 加地伸行『儒教とは何か』を「哲学思想」じゃなくて
「宗教」カテゴリーに入れる方がよくね?
儒教にも宗教的側面があるということをアピールできる。
哲学・思想としてなら、島田虎次『朱子学と陽明学』(岩波新書)を入れたい。
新書とは思えない濃い内容。朱子学を中心として東洋思想史の全体像が見えてくる凄い内容。
新書だと思って油断してると結構読むの大変。
413 :
無名草子さん:2007/08/21(火) 19:40:48
リストの中に俺が面白いと思った
藤沢道郎 物語りイタリアの歴史 中公文庫
阿満利麿 日本人はなぜ無宗教なのか ちくま新書
は入っていないし、絶版だけど本スレに出ていた
チベット密教 ツルティム ケサン 正木晃 ちくま新書
も面白そうだし、偏っていないか?
そういう隠れた名著を紹介してほしいわけで、これは教養のために読んでおいたほうがいいとか、
これは知っておいておいたほうがいいとか、たいして面白くもない本を
載せすぎじゃないのか。
>>413 まだ選んでる途中だから、
面白いと思う本が載ってなければ推薦すればよい。
逆にこの本はイラネと思うなら、
理由をつけて書き並べればちゃんと検討されると思うよ。
誰か更新しろ。
>>264のを。
リアルタイムに反映できるようにしようぜ。
だれかwikiにしろ、と言ってた人がいたよね。
使い慣れた人が作ったほうがいいから、その人におまかせするということで♪
>>413 ま、当然そういう不満も出てくるわな。
オーソドックスばかりでつまらないので裏ベストを作れという意見も出たばかりだし。
逆に、もっとゴリゴリの権威的教養主義の人もいるだろ。
ずっと絶版になったままの岩波旧赤版とか冨山房百科文庫を選んで俺らを冷笑してるような狷介な奴とかw
どんどんカオスになっていってもいいと思うからみんな好きなようにやってくれ。
wikiとかわかんねーけど、一応テスト版にうpしてみたぞ。
内容の更新は後でやればいいべ。
見づらいなw
後でもっといいところがあればそっちに引っ越すなり、正式登録してやるなりすればいいか。
教科書的なものは面白くない。
どうも興味をそそる本がそんなに入っていない。
知的興奮知的創造性はそんな当たり障りのない教科書的なものからは生まれてこない。
推薦するのは自分が自信を持って推薦するものだけにしてくれ。
どれが教科書的か言わないとわからないし
自分が興味をそそるかどうかで判断されても困る
そんな抽象的な愚痴はやめてくれ
>>421 俺個人の意見はちょっと違う。
本当の創造性は手堅い基礎の上にしか芽生えない。
権威主義は排除したいが、基本がなってないのも排除したい。
たとえば『生物進化を考える』などは教科書的でもあるが、
これを読まないと話にならないという意味で必読だと思う。
富永の『社会学講義』も教科書的で地味で刺激がないのは確かだが
浮ついたポモ風の「社会思想」(例えば…大澤真幸とかw)なんかよりよほど面白いと思う。
また、毒とかエンターテイメント性もちゃんと尊重してると思う。
前にも書いたが無味乾燥なものにならないように、有斐閣新書や日経文庫はなしにしてるし。
専門書を入れようか。
wiki作ったやつ乙。
ただ、普通のwikiと何か違うくないか?
@がついてるしwww
426 :
423:2007/08/22(水) 00:26:13
まぁ
>>421の言いたい事も俺はよくわかるんだけどね。
木田元を選んだ時に、「今これ読んで面白いか?」と迷ったのも事実。
三島憲一を推薦した人に対して永井均を擁護もしたし。
定番ばかりじゃ面白くないという気分は常にある。
一方で、真逆の不満を持ってる人も絶対いるだろ?
なんで岩波青版の名著がこんなに少ないの?とかw
>>424 もう一度だけマジレスしとくか。
新書ってのは色んなのがあるけど、
だいたいの位置づけとしては「入門の入門」ってとこだろ。
新書→入門書・教科書→古典・専門書 という階層になるわけだ。
有斐閣新書なんかは教科書的な入門書になる。
専門書を新書に接木して選ぶ前に、本当の入門書や教科書を選ばないと意味ないわけだ。
とすると有斐閣新書や中公クラシクスを先に選んだ方がいいということになる。
コンセプトを変更しますか?
430 :
無名草子さん:2007/08/22(水) 01:31:34
>>427 あのな、スレタイをよく見てな。
ここは、新書の良いところも愚かしいところもすべて認めようという
心優しい人たちのスレだよ。「古典」は相手にしないんだよ。
篠原一『市民の政治学』にちょっと物言いをつけておく。
まず、定常化社会、ウォーラーステインと来た時点でお腹いっぱい。
べックの「リスク社会」という概念も個人的にはあまり好きではない。
共同体が健在だった前近代にはリスクはなかったんですか?と問いたくなる。
子供を5人産んで3人死ぬのが当たり前だった時代とか、
飢饉があれば村一つ全滅していた時代より市場経済が発達した現代の方が安全じゃないかと。
まぁ近代においてリスクはチャンスでもある、という文脈はわかりますが。
ポピュリズム批判も世の中が右傾化してきてから言い出すのは姑息な感じ。
香山リカのプチナショナリズム批判を引用してくるのもショボイ。
オルテガやフロムなどのポピュリズム批判はもともと保守派が援用してたのに。
アドルノなんかはまぁ左翼だけど、大衆批判という文脈では保守っぽいでしょ。
ハーバーマスではまだちょっと保守っぽいのでもう少し左が良いと言ってるだけの感じ。
ま、篠原先生は姜尚中先生なんかに比べればずっと誠実な感じはするけどねw
つまりこのスレは一応、討議デモクラシーを目指してやってるけど、
2ch自体がポピュリズムの総本山だから無理ってことでつね?
435 :
無名草子さん:2007/08/22(水) 21:56:13
どうでもいい
弁証法的にすすめていこうぜ。
「哲学・思想」
福吉勝男『ヘーゲルに還る』(中公新書)
新田義弘『哲学の歴史』(講談社現代新書)▲
島田虎次『朱子学と陽明学』(岩波新書)
藤沢令夫『プラトンの哲学』(岩波新書)
三島憲一『ニーチェ』(岩波新書)▲
「政治」
篠原一『市民の政治学』(岩波新書)▲
江畑謙介『安全保障とは何か』(平凡社新書)
「社会」
今村仁司『群衆―モンスターの誕生―』(ちくま新書)
苅谷剛彦『大衆教育社会のゆくえ』(中公新書)
「宗教」
加地伸行『儒教とは何か』(中公新書)
阿満利麿『日本人はなぜ無宗教なのか』(ちくま新書)
ツルティム ケサン 正木晃『チベット密教』(ちくま新書)
「歴史」
藤沢道郎『物語・イタリアの歴史』(中公文庫)
「脳・心理」
詫摩武俊『性格』(講談社現代新書)
「物理」
野本陽代『宇宙の果てにせまる』(岩波新書)
「食」
渡辺純『ビール大全』(文春新書)
例によって批判コメントがついているものには▲を付けた。
>>404の▲マークについては、理由が明記されるまでは保留とします。
wiki更新する前にコンセンサスを再確認しときたいんですが、
以下の推薦については、ダブりその他の理由で却下ということでよろしいでしょうか?
木田元「現象学」岩波
今村仁司「近代の労働観」岩波
佐伯啓思「市民とは誰か」PHP
江畑謙介「日本の軍事システム」講談
木田については既に『ハイデガーの思想』が入っており、
現象学というジャンルにも他のものが入っている。
今村のは『群集―モンスターの誕生―』だけで良いのでは、とのこと。
佐伯のも既に『自由とは何か』が入っており、内容もあまり差異がない。
江畑のは古いので却下。軍事情報だから新しくないと意味がないということで、
『安全保障とは何か』の方を採用。
あと裏ベストというジャンルが出来たらしいのでまとめときます。
【裏】
「ウヨサヨ論争必携」
浅羽通明『右翼と左翼』(幻冬社新書)
糸圭秀実『1968年』(ちくま新書)
仲正昌樹『ネット時代の反論術』(文春新書)←表から移動
「世界系」
柄谷行人『世界共和国へ』(岩波新書)
「リフレ厨」
田中秀臣『経済政策を歴史に学ぶ』(SB新書)
「偏屈人生指南」
中島義道『ウィーン愛憎』(中公新書)
「思想なんてイラネ」
勢子浩爾『思想なんていらない生活』(ちくま新書)
「喪男」
小谷野敦『もてない男』(ちくま新書)
「オナペット」
長友健二 長田美穂 『アグネス・ラムのいた時代』(中公ラクレ)
「邪教」
ニーチェ・適菜 収 『キリスト教は邪教です!』(講談社+α新書)←表から移動
こんな感じでおk?
「裏」の「思想なんてイラネ」枠で、
加藤典洋の『日本の無思想』と養老孟司『無思想の発見』を追加希望。
加藤典洋はこういう枠でもないと出番ないだろう。
内容は「思想なんてイラネ」という主旨じゃないんだけども。。
あと養老は表ベストには死んでも名前出したくない系だけど、
裏ならば洒落で入れてもいいかな、とw
こっちは「思想なんてイラネ」という主旨に近いし、
養老の新書にしてはまともな方なんで。
>>439 エバタンに限らず軍事本って
データが新しくなるたびに更新されるのがネックだよなあ
大和について研究したい。
>>442 十干の最後かよ。それだとワーストみたいじゃん。
裏ベストはワーストとは違うぞ。
優等生じゃないけど、どこか光るところがある子だぞ。
はよ、まとめろよ。
宗教カテゴリにイスラムが一冊ほしいな
裏ベストの
「柄谷行人『世界共和国へ』(岩波新書)」
このカテゴリなんだが「世界系」ではなく「セカイ系」の方が適切ではないだろうか?
配列を少しだけいじった。ジャンルを移動したのもあるので確認ねがいます。
猪塚恵美子『字がうまくなる「字配り」のすすめ』(新潮新書)
が「言語」のところにあったのは変なので、「知的戦略」の方に移動しました。
全部入ってるはずですが「あれ俺の推薦したのがないお?」というのがあったら、
報告ねがいます。
裏ベスト
「左翼系」
井上清『日本の歴史』下、岩波新書。
理由は、あとがきにある文章。
「世界の歴史潮流が、帝国主義の没落、人類の社会主義と非資本主義社会発展の方向をはっきり示している現在、この世界史の大潮流にさからって勝つことはできないであろう」。
>>453 その本は終戦後まもなく書かれたものだから、勘弁してやった方がいいかと思う。
社会主義が絶頂だった頃の本なんてアホなものが多かったし。
逆にここ10年でそのような時代錯誤な考えをしている本を挙げたほうが適切じゃね?
>>454 最近の奴をあげつらうとシャレにならなくね?
それこそベタなウヨサヨ論争が始まっちゃうというか。
むしろ昔のやつの方が笑って許せるというかw
左に対抗して、右方面で国家の品格とか挙げられてもつまらないし。
いずれにしろ、そっち方面をやるんならもうひとひねりあった方がいいね。
柄谷→セカイ系ぐらいの感じで。
それに「裏ベスト」ってコンセプトは「トンデモ本」とは若干スタンスが違うからなぁ。
近い事は近いけど微妙に。
やっぱり、トンデモの部分はあるけど、肯定的な部分もあるって感じじゃないと。
たとえば、最近で、トンデモサヨク電波(ウヨク電波でもいいが)飛ばしていながら、
どこか憎めないとか、否定しきれない何かを持ってる人っているかな?
そういうのがいいんだけど。
と自分で書いて思い浮かんだのは、外山恒一。。。
2ch的に言っても底が浅いな。
あいつに新書を書かせるという手はあるとは思うが、
ロクなもん書きそうもないね。
右で言えば、故山本夏彦かな?
>>459 右ってほどじゃないんじゃない?まっとうでニヒルな「保守おじさん」だと思う。
あと鈴木邦夫ってのは一応右翼だけど、最近のイメージは完全にサヨクだよな。
逆に外山恒一はあのパフォーマンスもあって右翼のイメージ。
スキンヘッドだし、マジで右翼だと思ってる奴もいるんじゃないか?w
×鈴木邦夫、○鈴木邦男な。
昔の左翼をネタにするなら、プレゼンを工夫しないとね。
いいのが思いつかんな。。
「古き良き時代」
「革命的な、あまりに革命的な」
「死霊」
「ゴーゴーインターナショナル」
とかそんな感じか。
>>460 活動家は右翼であれ左翼であれ公安と対峙する。それは戦前も戦後も一緒。
その程度のことに対する無知が鈴木邦男は「サヨク」だというお前の認識につながっているんだろう。
新左翼と新右翼って天皇制に関して以外、思想的に似ているような。
>>462 公安との対峙でイメージ的に「サヨク」だなんて
>>460は言ってないぞw
何だその詭弁はw
464 :
無名草子さん:2007/08/24(金) 02:06:22
>>462 いきなり怒りすぎだぞ。まったりいこうや。
それから「裏ベスト」というのは俺が提案したんだが、
その時よりイメージがはっきりしてきたな。感謝。
俺
>>460だが浅いこと書いてサーセンw
北一輝は社会主義者で亜細亜主義の右翼だよね。
今のサヨクよりサヨクかもねw
466 :
無名草子さん:2007/08/24(金) 02:39:54
>>462 リアルな世界でどうであれ、最近の鈴木邦男の書くものが
左翼的言説として機能していることは間違いないと思うが。
裏ベストと表ベストの違いもしっかりとwikiには明示しておけよ。
裏ベストとは……なんだろね?
ワーストでもなければトンデモ大賞とも違う。
一番近いのは「イグノーベル賞」だが、そこまで奇抜でなくても可。
優等生じゃないけど、どこか光る子。
美人じゃないけど、どこか捨てがたい魅力のある子。
正面から見るとアレだけど、角度を変えてみると可愛かったりする子。
そんなところか。
裏ベストとトンデモ大賞との違いに関する考察。
まず、と学会のコンセプトはトンデモを笑って慈しむという建前だったのが、
だんだんトンデモを嘲笑して叩き潰す方向に振れてきた。
もっとも最初から両方の方向性を含んでいたのだが、
と学会幹部がその両方のスタンスを恣意的に使い分けるようになり、
政治性が強くなって面白くなくなってきたという経緯がある。
もちろん現代においてトンデモを叩き潰す必要性というのは大いに存在するわけだが、
と学会でトンデモへの愛情と憎悪の両方を扱うのは無理があったわけだな。
で、裏ベストは、あえてトンデモ大賞との類似点を言えば
前者のスタンス、すなわちトンデモへの愛情に近いということ。
憎悪ではない。だからサヨク本を嘲笑するだけではちょっとね、となる。
人物的にいえば、森岡正博や小谷野敦あたりか?>裏ベスト
小谷野は裏ベストにまさにうってうけの人材だな
まぁ愛憎半ばでもいいけど、愛の方が5割以上が条件だね。
小谷野に対する愛は5割もないけどな。多く見積もって3割ぐらいかw
小谷野に対して0.1%でも愛情を感じるだけで、それは神の愛に等しいのでOK。
もてない男。
お前らのことじゃないか。
わかりきった事言わなくても
自覚してるわい orz
好きでもない異性にもてたってウザいだけじゃん。
キモがられて誰も近寄ってこないとかだとさすがにしんどいが。
俺は戸田恵梨香にすかれたい
新書板で人気のあるアイドルベスト作らね?
480 :
無名草子さん:2007/08/25(土) 01:42:34
>>480 じゃお前は、がっきーが好きじゃないのか?
482 :
無名草子さん:2007/08/25(土) 21:47:05
20時間経って言われてもなぁ。そんな前のことは覚えてられないよ。
がっきーかわいいよ。
484 :
無名草子さん:2007/08/26(日) 15:53:24
こんなバカがまた入り込むとは、このスレともおさらばだな。
急に過疎ったなw
486 :
無名草子さん:2007/08/26(日) 18:59:38
バカが来たからだ。
バカは放置しよう
488 :
無名草子さん:2007/08/26(日) 21:16:07
そうしたら、みんなもカキコしなくなっちゃたんだ。
どこまで巻き戻す? 裏ベストの定義ぐらいか?
どうも小谷野敦の話題が馬鹿を呼んだんじゃないかと
疑っているんだが。
小谷野スレの嫉妬団が嗅ぎ付けてきたのかw
490 :
無名草子さん:2007/08/26(日) 21:55:11
みたい。
491 :
無名草子さん:2007/08/26(日) 23:15:34
裏ベストなんか作ったからだな
ひとまず裏ベストはいいんじゃないのか。
表を決めてからでも十分だと思う。
このスレの雰囲気好きだ
ひとまず、小浜逸郎はすばらしいってことで先に進もうか。
過疎すぎだろwwwww
まぁ、あせるな。
この大変な作業が完了するには10年かかる
いや後1ヶ月ぐらいじゃね。
歴史で網野だっけ?
その人って新書だしてたっけ?
>>499 もちろん出てる。
『日本社会の歴史』上・中・下(岩波新書)
だが俺は推薦しない。誰か他の人が推薦するなら別にいいけど。
網野歴史学は有名だけど、
実際どうなの?評判などは。
歴史はよぉわからんから、これをよんでみようかと思ってたんだけど。
新書百選に入れるぐらいの大書ではないの?
ここは歴史に詳しいエロい人待ちだな。
煽りではなく、日本史なら西尾幹二の国民の歴史の一読をお勧めする。
特に前半部分は目を見開かせられるような驚きの連続だった。
昔岩波新書で今現代文庫のほうに入ってる
長幸男「昭和恐慌」入れたいが新書のカテゴリーに入るのか?
西尾幹二って極右派の人だろ?
>>504 それ絶版の新書の方はレアなの?
まぁ既に絶版本とか結構入ってるから拒否する理由はないが。
できれば推薦理由を一言。
ところで、今さら言うのもなんだが、
冨山房百科文庫の『近代の超克』選んだ人誰?w
読んだ事ある人がどれだけいるのか知らんが、
これは…違うんじゃないの?
これ自体が思想史上の資料であって、新書と言うには違和感ありありなんだが。
まぁ中公クラシクスは排除ということで一応合意を得たが、
冨山房とかクセジュなんかは別に排除してないんだけど。
空気嫁!とは言わんが、あえてこれ入れる意味がわからんw
別に空気とか関係なく推薦者のどうしてもこれは入れるべきだという熱意があれば、
入れてもかまわないと思うが。その辺どうなん?
推測だが、日本の近代思想史を俯瞰してみた場合、
やっぱりこれは入れなきゃ!ってことだったのかな?>>『近代の超克』
熱意だけではダメだよ。
じゃ俺は香山リカ最高だよ、絶対に入れるべきだよっていって入れてもいいと思うか。
新書ベストっていうぐらいなんだから、中途半端なものをいれてもらっちゃ困る
>>510 本気で熱意があれば、何らかの納得の行く説明があるんじゃないの?w
じゃあ、もしもカルト信者みたいな頭の具合がアレな人が来て折伏とか始めた場合は…
その時はこのスレも終わり。未練なし。
>>501 最初に読むなら岩波新書の通史よりも
『日本の歴史を読みなおす』ちくま学芸文庫 がおすすめ。
中公・文春系の人物に的を絞った歴史物が好きな人は
網野はあまり面白く感じないのかも。
社会史好きには最高に面白いはず。
網野善彦 『日本社会の歴史』 岩波新書と
平泉澄 『物語日本史』 講談社学芸文庫
井上清 『日本の歴史』 岩波新書
あたりを読み比べるのは面白いかも。
網野だけを読むのはともかく
下2書を単体で読むのは激しくおすすめできない。
凡庸な新書の話はよそでやれよ
網野善彦 『日本社会の歴史』をベストに入れるべきかどうか、
意見出してよ。(他にも網野の新書はあるけど)
推薦者がいないことには話が始まらないよ。
>>515 網野は文庫などでもっと面白い本があるだけに薦めづらいけど、
日本史関連の推薦は少ないから、通史の本を入れておくという意味でもいいと思う。
一応、網野の代表作のひとつに数えられる本だろうし。
まぁできるだけ相対評価じゃなくて絶対評価で選ぶべきだろうな。
バランス的にこれも一応入れておこうじゃなくて、これこそ入れるべきだ的な。
あとベスト選びとなると、どうしても「減点法」での評価にもなり勝ちだわな。
結果的に優等生的で無難なものが残りやすい。
これはベスト選びである以上しょうがないけどね。
>>518 「教養のために読んでおいたほうがいい」「知っておいたほうがいい」という本は名著じゃないのか?
むしろ新書の名著というのはそういう本だと思うが。
時代別にするとこんな感じか。
古代
小路田泰直『「邪馬台国」と日本人』(平凡社新書)
宮崎市定『謎の七支刀』(中公新書)
中世
村井章介『中世倭人伝』(岩波新書)
戦国
鈴木眞哉『刀と首取り 戦国合戦異説』(平凡社新書)
黒田基樹『百姓から見た戦国大名』(ちくま新書)
江戸
佐藤常雄・大石慎三郎『貧農史観を見直す』(講談社現代新書)
前近代までの通史
網野善彦『日本社会の歴史』上中下(岩波新書)
近現代
加藤陽子『戦争の日本近現代史』(講談社現代新書)
山室信一『日露戦争の世紀―連鎖視点から見る日本と世界』(岩波新書)
川田稔『原敬と山県有朋』(中公新書)
山室信一『キメラ―満洲国の肖像』(中公新書)
大杉一雄『日中15年戦争史』(中公新書)
佐藤卓己『言論統制』(中公新書)
坂野潤治『昭和史の決定的瞬間』(ちくま新書)
遠山茂樹『昭和史』(岩波新書)
保坂正康『昭和史入門』(文春新書)
通史的な歴史を解いたものはないの?
>>522 近現代まで含めた全通史を新書一冊ないし三分冊程度に収めたとして、
新書ならではの面白さがあると思うか?
井上清とか違う意味で面白いのかもしれんけどw
だったら教科書読んだ方が早いんじゃないの?
網野善彦『日本社会の歴史』上中下(岩波新書)はお勧めしない。
網野らしい、社会史らしさはなかった。平凡な通史だと思う。
しかし、通史にしては、近代以降が書かれていない。
勧められるポイントは一つもなかった。
『日本社会の歴史』は、そもそも積極的に推薦した人はいなかったわけだからな。
じゃ網野歴史学がしっかりわかるものは、補足として載せるってことでいいかね?
それで、細野以外で個別の歴史について以外で歴史を概観を
捉えた本はないのかな?
補足はいらない
このスレ自体を補足としてリンクさせておけば、それで充分。
日本史の通史で候補はない、でFA?
うむ、ないな。
ないのかwwww
それでいいのかwwwww
まぁそれがスレとしての結論ならいいけど。
小田中直樹『歴史学って何だ?』PHP新書は良い本だったな。
結論はちょっと平凡かもしれないけど、読みやすいし面白い。
ただ、岡田英弘『歴史とはなにか』 とかぶるのかな?
岡田の方は、日本史の話を不用意に持ち出してきている印象があるんだけど。
両方読んだ人、検討してください。
坂野潤治『昭和史の決定的瞬間』(ちくま新書)
遠山茂樹『昭和史』(岩波新書)
保坂正康『昭和史入門』(文春新書)
このへんは、ひとつにできないかな?
>>532 確かに昭和史ばっかりでバランスは悪いが、
バランスよりも個別的な絶対評価を重視したい。
三冊とも違う視点から見た昭和史として良くできているとしたら、
別に絞ることにこだわらなくてもいいと思うが。
三冊とも読んだ人による評価を待ちたいね。
あと小田中のは俺も読んだが、ちょっと力抜けすぎじゃね?
無難な感じで全力投球してないというか。
岡田の方がアクが強いだけに印象には残る。
小田中よんだけど、軽い感じってのは同意w
しかし岩波の『昭和史』も今読むと、かなり香ばしいと思うんだが、どうなん?
これ自体を歴史的産物として許容するというなら別にいいが。
まぁバランス取るために保坂のも入ってるんだろうな。
言っとくが俺はウヨじゃないしアンチ岩波でもないぞw
ほんと絶対評価で頼むよ。
>>517みたいな価値観で網野とか遠山茂樹の駄作読まされちゃたまらねえ。
確かにこのジャンルないからとりあえずみたいのは勘弁してほしいな
>>532 岩波の『昭和史』と保坂の『昭和史入門』を推薦した者です。
確かに岩波『昭和史』は古いし左翼フィルターかかりまくりなのだが、記述が詳細でなかなか面白いのよ。
それを読んだ後に、保坂の岩波『昭和史』批判が読むのが楽しかった。
もう一冊の『昭和史の決定的瞬間』は読んだこと無くてわからないです。
539 :
無名草子さん:2007/09/04(火) 22:26:30
ほんと絶対評価で頼むよ。
>>538みたいな価値観で網野とか遠山茂樹の駄作読まされちゃたまらねえ。
煽り禁止なw
俺は網野と遠山茂樹を強く推薦するよ。
>>536-
>>537 まぁ俺もいくつかそういう感じで妥協を交えつつ選んだのもないこともないから、
ちょっと反省中。もういちど初期に選んだ奴を再検討するわ。
なんか変なのがとりついちゃったようだ
また過疎るのはいやだなw
ジクロロジフェニルトリクロロエタンッ!!
ごめん誤爆
w
549 :
無名草子さん:2007/09/05(水) 23:59:03
笹原秀彦『歴代天皇総覧』(中公)
を薦めたい。通史としても
>>546 フェニル基について知ってるぐらいなんだから
化学は詳しいんだろうから
化学に関する本をあげてよ。
>>549 それ、確かに良い本だった。
どっからでも読めるので、寝る前に適当なページを読んだりしてた。
歴史物と理系は大歓迎だな。
バランスより絶対評価とは言っても、ミッシングリンクがありすぎ。
日本史の中世とか近世がもう少し欲しいね。
政治系はもうお腹いっぱいって感じ。
ちょっと同じ系統のが集まりすぎた感がなきにしもあらず。
江戸時代で
神坂次郎『元禄御畳奉行の日記』(中公新書)をオススメします。
江戸の小役人の日常生活記録。どこか能天気で楽しい。
歴史物としてはある意味新書らしい軽い内容だと思うんだけど、
今読んだら結構格調高く感じるのかもしれない(文章とか)
名著じゃないかな?
バランスバランスうるせーよ
コテつけろ
まあ日本史は需要が多い分野だから、もっと充実させたいポイントではあるだろう。
過疎フラグ、立ちました
世界史も充実させたいところだけどね。
エジプト史みたいなのもいいよなー。
新書の本スレは大荒れだね。
あの流れがこっちに来ませんように南無南無w
ウヨサヨはいつもの事だからww
あそこは遊び場としてレスしてるから大丈夫。
ジャンル網羅型でまとめるのか、単体で厳選するのかはっきりした方が良くない?
必要ない
例えば、
日本史の通史が欲しい→単体で推薦したいのがない→じゃあいいや
って感じだろ。
別に無理に網羅することはないが、
最初探す時はジャンル的に足りないものから探してみるというのはあるだろ。
ただ探さなきゃ見つからないようなのは、
記憶が薄いってことだからベストにふさわしいとは言えないかもな。
お前が提案者なんだからお前1人で勝手にやってろ
新書スレ何かあったのか?
提案者ってこのスレにいるのか?
荒らしらしきものはスルーでお願いします。
裏ベストつくろうっていってからおかしくなった
ひとまず裏ベストはなしでいいと思う。
じゃあ加藤鷹「エリートセックス」はどこに分類すればいいんだ?
今、裏ベストに入ってるのは、普通のベストには絶対入れたくないのばかりだな。
日本史の通史では『図解雑学 日本史』
なんてのがあるが新書じゃない。
本スレの方は煽る奴が出ると伸びるが、
こっちは煽る奴が出ると寂れるねw
過疎杉wwwww
誰も今回はあおってないのになw
網野の『日本社会の歴史』は却下ってことでいいですよね。
あと新たに推薦されてるのは
長幸男『昭和恐慌』(岩波新書)
小田中直樹『歴史学って何だ?』(PHP新書)
笹原秀彦『歴代天皇総覧』(中公新書)
神坂次郎『元禄御畳奉行の日記』(中公新書)の4冊。
『昭和恐慌』は、新書が絶版で今は文庫になっている点。
小田中のは多少批判が付いてる。
よってさしあたり▲付きで追加しとくことにします。
―凡例―
岩波新書、中公新書、講談社現代新書からは多めに。
ブルーバックス、カッパブックスから広く浅くね。
最近売れてるのは新潮新書、PHP新書あたりだから、そのへんも入れて。
あとはまあ、文春新書、ちくま新書あたりからまんべんなく。
まんべんなくとかそういう指定はいらないと思うけど
別に岩波中公講談を多くしようとして多くなったわけじゃないしな。
いいのを選んだら結果的に多くなっただけ。
いいものいいしダメなものはダメ。
出版社でバランス取るなんてそれこそ必要ないだろw
通史の奴がずっと粘着してるな
養老たけしの本は何で1冊も入ってないの?
ちくまの「からだを読む」とか?>養老
ベストかどうか問われると微妙。
さあ、安倍首相に敬意を表して「美しい国へ」(文春新書)を入れようか
過疎ったな
中部大学の武田先生がまた新しい本出したね
あれって新書だっけ?
「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」の武田ですね。
ってか、国家の品格ってどんな本なの?
新書ベストに入れるほどの本?
評価を知りたい
読めばいーじゃん
そういえば、俺、国家の品格っていまだに読んでないや。
今後も読むつもりはない。
読まないから批判もしない。
ところで、みんなこのベストリスト役に立ってるのか?
俺はブクオフでリストに入ってる奴を見つけたら必ず買ってるぞ。
結構な積読状態。コツコツ読んではいるけどな。
多少批判したいのもなくはないが、今のところ買って損したというのはないな。
論理学の入門書で何か
>>597 一応、野崎昭弘 の『詭弁論理学』というのが既出。
だが、もう一冊というなら、私はあえて
内井惣七の『うそとパラドックス』(講談社現代新書)
をオススメしてみたい。(賛否ありそうだが)
論理学って面白いと初めて思った本。
ゲーデルの不完全性定理を「うそつきパラドックス」の応用として説明している。
野矢茂樹の『入門・論理学』もあるけど、
これは入門者向けじゃないんじゃないかと思った。
ついでだけど、数学で遠山啓『無限と連続』(岩波新書)も推薦します。
複雑な数式は全く出てこない。
教科書では端折られている数学的思考の過程を丁寧に書いている。
一方で省略とか説明不足の部分も少しあるが。
名著かと。
同じ遠山の『数学入門』というのもあるが、これは教科書的で面白くなかったと思う。
数学嫌いの興味をひきつける程じゃないし、数学好きには物足りないだろうし。
野矢の『入門・論理学』を読むのは、
もしかしたら野矢の『論理学』教科書を読んでからのがいいのかな。
一見やさしく書いてあるように見えるけど、結構やっかいな感じ。
amazonをチェックしてみたら、
やっぱり、野矢の『入門・論理学』は初心者向けではない、
という意見が載ってた。全く同感。
内井惣七のやつのレビューは1件もなしw涙目www名著だと思うんだがな〜
後で自分がレビュー書いといたろか。
中村秀吉『パラドックス』というのもあったな。
これも悪くなかったとは思うが、やっぱり内井惣七の方を押したい。
あと沢田允茂『現代論理学』というのはオーソドックスなものだったと思う。
無難かもしれないが、ちょっとつまんないんじゃないかと。
どうせつまんないんだったら教科書読めばいいんじゃないかと。
素数の音楽がいいよ
*新書スレです
数学で新書あるの?
昔は矢野健太郎とかが書いてたような
数学者が書いた一般向けの数学啓蒙書って、
どんなに本人がわかりやすく書いているつもりでも、
ほとんどの一般人にとってはわかりにくい。
遠山啓とか矢野健太郎も同じ。
なぜかというと、元々数学者になるような脳の人は、
初歩的なところでつまづく人の脳のことはわかんないんだよねw
初歩的なことなら中学校の数学の先生あたりが書いた方がわかりやすいはず。
数学おばさんのドリルをコツコツやるのが結局いちばん近道。
ごちゃごちゃ書いてるけど、
結局、論理学で内井惣七『うそとパラドックス』(講談社現代新書)
あと数学で遠山啓『無限と連続』(岩波新書)
を推薦ということね。
そうだよな、うちら凡人じゃわからない
無限と連続だったら、駿台予備学校で鞭をとっていた無限のほうがいいよ
名前なんだっけな
611 :
無名草子さん:2007/09/24(月) 08:02:54
流れ切ってすまんが、
倫理で、前田英樹『倫理という力』(講談社現代新書)はどうだろう。
まだ出てなかったよね?
読んでみてかなり正確に論が詰められていて良書だと感じたのだけれど…
誰か評価してくれんかな
>>606 「算数・数学が得意になる本」芳沢光雄 (講談社現代新書)
613 :
無名草子さん:2007/09/24(月) 15:53:53
次の人のお勧め新書買います。尼でうってれば
ルワンダ中央銀行総裁日記
中島義道を入れようよ
>>612 芳沢光雄のは『数学的思考法』というのが既出だからなぁ。
よっちゃんはどんな本書くの?
>>611 前田先生の本は衒学的で難しいというイメージがありますが
その本はわかりやすいですか?
過疎ったなw
もう離れていったのか?
>>611-619 前田英樹『倫理という力』読んでみました。
文章はかなり意識的に日常的な言葉で書かれており、非常に読みやすい。
普通の哲学本なら「他者」などという言葉を頻発するところを、
「人様」というもう少し下世話な言葉を使っているのもよい工夫だと思う。
しかし読む前からある程度予想していたのだが、
案の定、論の立て方や運びが自分にとってかなり気に食わない部分が目に付く。
まず、いきなり「理屈は人を救わない」などと書いてしまうのは反則ではないか。
実直な職人気質のトンカツ屋のオッサンを引き合いに出してきて「怖れよ」と言うのも卑怯。
そりゃそういう偉いオヤジが出てきたら誰も文句言えないけどさ。
功利主義的な議論をすっとばして(むろん倫理は功利主義に還元できないのは自明だが)
最初から「倫理の原液」という超越的なものを出してきてしまうのもどうなのか。
また「なぜ人を殺してはいけないの」をめぐるメディアの俗論や
「インテリの俗論」に対して上から目線で冷笑しつつ、
著者自身も「現代人からモラルが消え不気味な殺人が増えている」かのような
メディアの通俗的なイメージに無批判に依拠していたりする。
そういう部分も含めておおまかな雰囲気は内田樹にも近い。
前田氏はスピノザやベルクソンに依拠し、内田氏はラカンやレヴィナスに依拠しているが、
言っていることはよく似ている。
内田氏のように小賢しいレトリックを弄ばないところは好感が持てるが。
倫理学者以外では養老孟司や橋本治にも近いだろう。
倫理は技術とともに継承されるという論旨はよくわかるし、
宮大工を例にとって道具連関と倫理のあり方を精緻にたどっている記述はすばらしいとは思う。
しかし宮大工のような特権的な人ばかりを持ち上げて、
機械をくさすのはやっぱり視野が狭いんだなぁと思ってしまう。
町工場の職人のおっさんも機械を使っているが、
基本的にはその倫理のあり方は宮大工と同じではないか(小関智弘の本などを参照)
いわゆる「功利主義」とは違う「ものの役に立つ」ことを指標とした倫理学は、
確かに説得力はあるが、これは基本的に「強者」の倫理学だ。
これだとホームレスとか、パックの刺身にタンポポ載せて日銭をもらっている人には倫理が発生する余地がない。
最後のストラーテンや小津安二郎によせて「在るものを愛する」倫理を語った文章はすごくいいと思うし、
これに感動する人がいるのはわかる。しかしもっと功利的な態度で社会問題を解決すべき時に、
こういう風に静かに倫理を説かれても、ちょっと腹立たしいと俺は思う。
自分は全く哲学や倫理学を体系的に学んだ事はないので、
これは批判というより単なる個人的なチラシ裏だと受け取ってください。
ベストに入れるのも、クォリティ的には特に反対ではない。
「美学への招待」以外に芸術系の新書でこれは読んどけっていうのありますか?
「西洋音楽史」とかも上のほうに書いてあったと思うけど、
このスレにまだ書き込まれてない良書ってどんなのがあるんだろう。
恥ずかしながら未読だった「美学への招待」が予想以上におもしろかったので。
美学への招待はいいよな。
名著だと思う
内井惣七『うそとパラドックス』(講談社現代新書)→「哲学・思想」
遠山啓『無限と連続』(岩波新書)→「数学」
服部正也『ルワンダ中央銀行総裁日記 』(中公新書)→「経済」
前田英樹『倫理という力』(講談社現代新書)→「哲学・思想」
それぞれ追加しました。
http://www1.atwiki.jp/test/pages/3774.html 「算数・数学が得意になる本」芳沢光雄(講談社現代新書) も挙がってるが、
芳沢は『数学的思考法』が既出なので、とりあえず却下。
異論があれば言ってください。
>>623 ベストのリストに入っているが、坂崎乙郎『夜の画家たち』はどうかな。
ただし、これは新書としては絶版で今はなぜか平凡社ライブラリーに入っている。
板崎の『幻想芸術の世界』(講談社現代新書)というのもあったが、
これも絶版の上、どこにも入っていないのか。
中学生の時読んだが、いかがわしくて危険な香りでエロくてよかったんだがなぁ。
もう手元にもないし。復刊しろや。
>>626 回答ありがとうございます。
「夜の画家たち」今度ネットで本買うときに一緒に買ってみるよ。
「幻想〜」も復刊されるといいですね。
「いかがわしくて危険な香りでエロくて」だなんて(;´Д`)ハァハァしちゃうじゃないか。
一般的にペストセラーとなったやつはあんまり入ってない
板崎の『幻想芸術の世界』(講談社現代新書)と書いたが、坂崎の間違いね。
過疎りすぎwww
早くつくれよ
631 :
無名草子さん:2007/10/07(日) 01:27:10
皆さん乙です!
このスレ頼りにブックオフ、古本市場、eブックオフで50冊くらいかいました!
卒論やらなきゃないのに読んでしまう…
俺はここにいるお
環境とか犯罪とか心理学とかもっともっと入れようぜ
既成のジャンルから外れるようなのでも、いいのがあれば出して欲しい。
お前らあきたのかw
というか、ちょっとハードルが上がったかもな。
心の底から感心した本じゃないと出しにくくなった。
中途半端なのを出してこられるよりいいんじゃないの?
そもそも、議論自体なされてないじゃん
俺、結構長文とか書いてるんだけど華麗にスルーされてるw
チラシ裏文だから当然ではあるが。
まぁ変に殺伐とするより過疎ってる方がいいけどな。
ただ、そろそろベストに挙がってるのを読んだ人が、
「読んだけどつまらなかった、金返せ」とか言いはじめてもよさそうだけどね。
でも「つまらん」だけじゃ議論にはならんわな。
ちゃんと筋道立てて論じてくれないと。
>>641 いいこといった。
俺はお前を支持するぞ
なんか落ちそうな予感なので保守
俺も保守
俺はリベラル
age
あげあげ
AGE
心理学追加希望
ナイジェル・C. ベンソン 『マンガ心理学入門』(ブルバ)
心理学の全体がとーしろにも見渡せるように出来てる良書。
挿し絵は多いけどマンガではない。
中学〜高校生にも分かるようにかみ砕いてあるし入門書としては
最高クラスだと思う。
文学や言語学・外国語学でオススメない?
652 :
無名草子さん:2007/10/17(水) 19:45:44
あげ
もげ
654 :
無名草子さん:2007/10/17(水) 22:21:35
5冊推薦します。
どれもかなりの力作だと思います。
経済部門
・森生明「会社の値段」
同じ著者の単行本としては名著「MBAバリュエーション」があるが、それを新書向けにわかりやすくしている。
ファイナンス、バリュエーション理解へのとっかかりに。
・藤巻健史「藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義」
為替やデリバティブを学ぶには最適。
講義録をまとめたものなので、話言葉でわかりやすい。
・菊地正俊「外国人投資家」
ハゲタカ等色眼鏡でみられがちな外資が、実際どのような方法論に基づいて投資を行っているのか書かれている。
著者自身メリルリンチの現役ストラテジストのため、新書ではあるがかなり突っ込んだ内容に。
・國定克則「財務3表一体理解法」
貸借対照表、損益計算書、キャッシュ・フロー計算書のつながりが非常にわかりやすい。
法部門
・郷原信郎「「法令遵守」が日本を滅ぼす」
元検事にもかかわらず、談合は本当に悪いことなのか、,村上ファンドの立件には無理がある等々かなりの本音トーク。
それでもトンデモ本にはならないのは筋が通っているから。
655 :
654:2007/10/17(水) 22:25:48
すいません、それぞれどこの新書か書き忘れました。
・森生明「会社の値段」 ちくま新書
・藤巻健史「藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義」 光文社新書
・菊地正俊「外国人投資家」 洋泉社新書
・國定克則「財務3表一体理解法」 朝日新書
・郷原信郎「「法令遵守」が日本を滅ぼす」 新潮新書
梅棹忠夫 「日本文明77の鍵」 文春新書
表紙がつるつる
661 :
658:2007/10/18(木) 01:50:10
豊かな自然、茶の湯や歌舞伎といった文化的伝統、近代の
軍国主義、戦後の経済発展――この一見ばらばらな日本文
明の要素を、外国人に理解してもらうにはどうすればいい
か。そのような発想から、環境、ことば、芸術、メディア、
科学技術など日本史学の域を超えた視点から77のキーワー
ドを選び、現代日本文明のさまざまな面を歴史的パースペ
クティブのなかでとらえた本書は、日本人自身が見落とし
てきた、日本文明のすがたを明らかにする。
文春新書 日本文明77の鍵
梅棹忠夫 編著
定価760円(税抜) ●新書判/172頁 ISBN4-16-660435-X
>>661 乙です。
なかなか興味深い題材だな。おもしろそう。
今度買おうかな。
紹介文をコピペしてきただけで賞賛されんのか
>>660 そんなにつるつるなら、ちょっと買ってみようかな。
ナイジェル・C. ベンソン『マンガ心理学入門』(ブルバ)→「脳・心理」
森生明『会社の値段』(ちくま新書)→「経済」
藤巻健史『藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義』(光文社新書)→「経済」
菊地正俊『外国人投資家』(洋泉社新書) →「経済」
國定克則『財務3表一体理解法』(朝日新書)→「経済」
郷原信郎『「法令遵守」が日本を滅ぼす』(新潮新書)→「法」
梅棹忠夫 『日本文明77の鍵』(文春新書)→「社会」
追加しました。
http://www1.atwiki.jp/test/pages/3774.html あとジャンルの並びを少し変えた。
「哲学・思想」→「歴史」→「法」→「政治」→「経済」→「社会」→以下同様
の順番。
>>661 なんだコピペかw
なんで自分の言葉で書かないん?この横着もんが!
コミュニタリアニズムは日本で誤解されている!
格差が広まる傾向は英米でも八〇年代以後強まっています。その思想的背景には最
小国家を溶く「リバタリアニズム」や市場(万能)主義を唱える「ネオリベラリズム」が
あります。わが国では、政治に対する思想の影響力を過小評価する傾向があります
が、このリバタリアニズムやネオリベラリズムは、小泉構造改革、「小さな政府」がめざ
したものとも重なります。
この点では、リバタリアニズムやネオリベラリズムを何よりも批判する英米の「現代
のコミュニタリアニズム」は、現在の日本においても有意義な思想です。実際、コミュニ
タリアニズムという政治思想は、現在の英米では、さまざまな政治理論や実際の
政治に対して影響を与えています。ところが、このコミュニタリアニズムに関して、
わが国では十分に知られていないか、誤解され、批判的に語られていることが多い
のです。――「はじめに」より
講談社現代新書 日本を蘇らせる政治思想
菊池理夫 著
定価:本体720円(税別) ●新書判/224頁 ISBN978-4-06-149875-4
コピペだと読んだ本人が感動したのかどうかわからんがな
いや、読んでへん
>>669 この本自体はいいよ。
森村進の本と一緒に読んで欲しい。
674 :
669:2007/10/19(金) 14:53:25
宮崎哲弥もコミュニタリアンだってWikipediaに書いてあるから、「コミュニタリアニズムって何だ」と思って買った。
藤原保信もコミュタリアンだから「自由主義の再検討」の後に読むといいよね。
民主主義という不思議な仕組み
梅棹さんがいまだに著作活動できてるということに驚いてしまう
昨日スマステで女性の品格をやってたけど、
あれ入れようぜwww
681 :
669:2007/10/21(日) 18:31:10
梅棹忠夫(うめさお ただお)
1920年生まれ。京都帝国大学理学部卒。理学博士。専攻は民族学、比較文明学。
京都大学人文科学研究所教授、国立民族学博物館長などを歴任。
千里文化財団と日本ローマ字会の会長も務める。94年に文化勲章受章。
>>677 佐々木毅が書いた新書って他にも結構あるわけだが、
その中でそれをベストに選ぶほど内容がいいのか?
そのあたり少し議論してほしい。
>>680 買って読んだの?
「民主主義という不思議な仕組み」については、
本スレの方でちょっと前に妙に細かい議論があったよな。
梅棹は失明してるんだぜ。
10年以上口述筆記で著作を出し続けてる。
すごいな、稗田阿礼みたいだなw
保守
687 :
無名草子さん:2007/10/26(金) 16:38:01
age
688 :
無名草子さん:2007/10/26(金) 17:31:54
>>684 だからこそ、
>>681でも触れたが、未だにローマ字国字論を
主張している。点字の邦語表記は、かなやアルファベッド止まり
だからね
まぁうめざおくらいぶんしょうがうまければべつだが、
かなとかローマじだけではよみにくくてかなわん。
690 :
669:2007/10/26(金) 18:04:15
盲のエゴか
691 :
無名草子さん:2007/10/26(金) 18:04:34
盲のエゴか
693 :
無名草子さん:2007/10/26(金) 19:52:57
講談社現代新書『生物と無生物のあいだ』福岡伸一
二十万部突破と書いてあったので中身をチェックせず購入。未読。
爆笑問題がやってるNHKの番組みたけどこの著者は面白かったので
ハズレではないだろ〜
694 :
無名草子さん:2007/10/26(金) 20:06:29
爆笑問題好き?
嫌いじゃない。
696 :
無名草子さん:2007/10/29(月) 15:25:03
おいこら
やばいくらい過疎w
ベストリストに入ってるのとか、
ベスト候補になりそうな新書とか、いろいろ読んでいます。
なんか推薦しようと思ったけど、いまいち気が乗らないのでパス。
楽しみ
哲学の誤読 ─入試現代文で哲学する!
入不二 基義 著
ちくま新書 新書判 304頁 刊行 12/05 ISBN 9784480064011 JANコード 9784480064011
定価903 円(税込)
この著者なら「入試英語で哲学する」のほうがよかった
スレ違い
申し訳ない
「建築」で
越後島研一『ル・コルビュジエを見る』(中公新書)を推薦。
著者の意気込みが半端じゃなく、写真も豊富で、これで760円は安い。
正直、建築って縁遠くて、よくわかんない世界だけど、
これは一般教養として読んどくべき。
やっぱ中公新書のクォリティは一番安定してるな。
703 :
無名草子さん:2007/11/02(金) 17:02:59
>>698 その人ってあれでしょ、
駿台の講師だったんでしょ
698ではないが
その著者は、いまや伝説の名著とも言われる
『思考する英文読解』の著者でもあるな。
駿台の人気講師だったころは、まだ大学院生だったとか。
705 :
無名草子さん:2007/11/03(土) 18:25:15
>>704 大学院生というかポス毒だった。伊藤和夫師のモノマネがそっくりで
哲学チックな話も面白く大人気だった。
ついでに思考する英文読解はサイン入りで今も大事に持っている。
スレ汚しヾ(゚д゚;) スッ、スマソ
706 :
無名草子さん:2007/11/03(土) 19:26:46
思考する英文読解といえば今の受験生でもめったに手をつけないあれか。
あれを書いた人だったのか。意外だ
707 :
無名草子さん:2007/11/03(土) 22:53:13
>>706 勘違いされているかもしれないが、すでに絶版になってしまったから
伝説の本なんだよ。
「思考訓練の場としての英文解釈」とまちがえてない?
入不二基義の人気に嫉妬
「哲学の誤読」も
出る前からすでに
ベスト候補の予感
711 :
無名草子さん:2007/11/06(火) 19:41:09
あげ
712 :
無名草子さん:2007/11/10(土) 23:44:30
あげ
司法のしゃべりすぎ
タイトルどおりの問題意識が身に付くほか、
法律論一般の勉強になる
714 :
無名草子さん:2007/11/11(日) 17:09:20
このスレのみんなは無口だな
人いなすぎて機能しなくなったな。
縮小均衡というやつかw
多少は議論がないとどうにもならん。
716 :
無名草子さん:2007/11/12(月) 00:35:39
香山リカ最強最高、みんなもそう思うよな?
アニメ夜話で「あしたのジョー」について、
「格差社会到来を予言」と言っていためがねの女?
720 :
無名草子さん:2007/11/12(月) 18:58:16
香山リカっていう名前もかわいいし、本人もかわいいし、本も最高だよ
香山リカが山崎春美なんかとつるんでいた頃のこと知ってる人どのくらいいるのかな。
新人類とかなwwww
722 :
無名草子さん:2007/11/12(月) 21:19:45
山崎春美って誰?
wikiにもでてこんな
香山・リカをNGWORDに登録汁
724 :
無名草子さん:2007/11/13(火) 09:19:22
>>720 リカちゃん人形からとった芸名だぞ。本名は非公開だぞ。
「香山リカ」はリカちゃん人形の設定上の「本名」だよ。有名。
727 :
無名草子さん:2007/11/13(火) 17:57:30
偽名なのか、香山リカめ。
同級生に何かチクられるのが怖いんだな
728 :
ギニア3世:2007/11/13(火) 19:40:19
「仁義無き英国タブロイド伝説」 新潮社
イギリスの裏がわかりおもしろいよ
730 :
無名草子さん:2007/11/13(火) 21:22:37
個人的には「民主主義という不思議な仕組み」と
「司法のしゃべりすぎ」は少々疑問なんだけど。。
前者は子供向けなのか大人向けなのか中途半端な感じだし、
後者は、出た時にかなり賛否両論だったような。
問題意識は評価しても法律論の内容は異端的で、という評価が多かったと思う。
とは言え、このスレ、識者がいなくなったので、
選別とかはもうできないです。議論がないと判断のしようもないので。
そこんとこよろしく。
無難なものばかりじゃなくて問題提起的なものを入れてもいいような気もするけど。
お?それなら溢れるほど推薦するが
734 :
無名草子さん:2007/11/13(火) 22:54:08
識者www
識者よ来い!
っつーか、ゆとり世代じゃなくて、そこそこの大学出た人なら充分に識者の範囲だけどな、俺から見たら。
院生とかならもう知識階級だな。
738 :
色魔:2007/11/14(水) 23:41:32
呼んだ?
>>738 「シキ」しか合ってNEEEEEEEEEEEEEEEE!!!
俺だよ俺。
エロガッパ識者ですが・・。
米本昌平・市野川容孝ほか『優生学と人間社会』(講談社現代新書)を推薦。
「社会」分野として、この主題は重要だと思うので。冷静に論を進めているところがすばらしい。
ナチス=優生学=悪の学問という短絡的な連想を退け、
近代合理主義や福祉国家と結託した善意に満ちた優生学という側面を実証的に明らかにしている。
ある面では進歩主義やフェミニズムとも結託し、宗教や保守主義が歯止めとして機能した面もあり、
一筋縄ではいかない倫理的な難問を突きつけてくる。
よくある、フーコーの理論あたりを持ち出してきて
それに丸投げしてしまうような安易な議論をしていないのも評価高い。
743 :
無名草子さん:2007/11/16(金) 20:33:46
744 :
無名草子さん:2007/11/17(土) 12:35:52
雑学系では?
新書を片っ端から読むこと自体、雑学かもしれんな。
746 :
無名草子さん:2007/11/21(水) 21:51:38
今年読んだ新書の中では、福岡伸一の『生物と無生物のあいだ』(講談社)が一番良かった。
前半は純粋に生物学史の読み物としても面白い。でも、もっとすごいのは後半。
前半で20世紀の生物学の成果を紹介し、
「生物は機械と同じ」であるかのように読者に錯覚させておいて、
後半で動的平衡や細胞膜の話を通して、
「実は生物は機械ではない」という結論に持っていく構成がすばらしい。
予想をはるかに上回る面白さだった。
生物≠機械
こんなのは、当たり前の事です。
>>746 同業の研究者からは必ずしも評価されてないことも一応チェックしておいた方がいいな。
もちろん、嫉妬とか生臭い事情もあるんだろうけど。
俺は立ち入った事はわからないしその本は一応楽しめたけど、
ちょっと美文を衒った感じがこそばゆかったなw
あとその本とは関係ないけど、この人の安易なロハス志向は嫌だな。
そういえば今日のニュースでプチ話題のips細胞のアレも、
ノーベル賞級と大騒ぎしている人がいる一方で、
専門板とかで玄人達はいろいろ文句付けてたりするみたい。
749 :
748:2007/11/22(木) 01:40:51
あ、ちょっと悪口書いたけど、読み物としては評価してます。
ちなみに
>>83で『生物と無生物のあいだ』を推薦したのは俺ですし。
>>746 あれ、タイトル通りの話題、全然無いじゃん
ほとんど作者の自伝
>>746 全然無いことはないだろ。
あったじゃん。
752 :
無名草子さん:2007/11/23(金) 20:38:51
新潮新書 議論のルールブックはどうでしょう?
>>752 まず、あなたの評価を書いてください。
できれば類書と読み比べて、ベストに入れる程のものかどうか、
自分で判断してみてほしいです。
つーか議論が全然ないよねこのスレw
まぁ言い合いで殺伐とするのも嫌だけど。
「意見は特になし」か、煽り合いで荒れるか両極端だな。
どっちにしても言葉足らず。
まぁ、携帯で書き込んでて長文書けない人もいるんだろうが。
>>746みたいに感想をしっかり書いてくれる人がもっと来てくれればなぁ。
ケータイの人はしょうがないけど。
756 :
無名草子さん:2007/11/23(金) 21:53:49
>>753 私がこれから買おうと思っているところなのです。
757 :
無名草子さん:2007/11/24(土) 21:14:02
懐かしいスレだなぁ
裏ベストを提案したのは俺だけど、
進んでないね やっぱ
758 :
無名草子さん:2007/11/25(日) 18:33:14
裏ベストって要するに「ワースト」だろ。
759 :
無名草子さん:2007/11/27(火) 03:06:57
「ワースト」じゃないんだなこれが
基本的にダメなんだけど、捨てがたい何かを持っている新書だ
保守
なんかもういいような気がするけど、一応保守
経済分野で藤井良広『金融NPO・新しいお金の流れをつくる』(岩波新書)を推薦したい。
非営利・低金利で「意志のあるお金」を貸す金融NPOを、日本各地と米英の実例をルポしながら解説。
目的は、貧困対策、障害者福祉、地域再生、環境問題など。
ある程度の営利性のあるものから寄付の類までを視野に入れている。
営利金融に偏在する金を非営利金融に流し込むための仕組みをどう作るかという問題意識に導かれている。
環境問題への入れ込み方などは、どうしてもプロ市民的な臭みを感じてしまうが、
その実行力に関しては市民派を見直さざるを得ない。社会主義幻想を払拭した社会資本主義とでもいう方向か。
長期のデフレ不況と地方格差で疲弊した日本経済に、数少ない希望を感じさせる方向性であろう。
時期的にまだサブプライム問題が発覚していないうちに書かれた本なので、その辺の問題に関する言及はない。
まだ始まったばかりというか、問題提起的な本だが、先物買い的な意味で推しておく。
つーか、えれぇ仰々しい長文レビュー我ながら吹いたwww
763 :
無名草子さん:2007/12/07(金) 20:36:17
あげ
吉田洋一『零の発見』(岩波新書)が挙がってないとは
岩波新書の『湖南事件』は文庫になってしまったから対象外か?
「誰もが認める名著」であっても、やっぱり本人のレビューが欲しいなぁ。
でないと単なる権威主義になりそうで。
>>765 別にそういう制約はないみたい。
絶版のや文庫化してるのも既に結構入ってるし。
768 :
無名草子さん:2007/12/12(水) 11:30:24
石野雄一『ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務』(光文社)
今見たらwikiには入ってなかったので推薦。
ファイナンス関連の新書の中で、平易な解説、
かつ網羅的に解説してくれているので、実用的
かと思います。同社の『さおだけ屋〜』より
よりつっこんだ内容なのも○
会計関係は本を読むより簿記を勉強した方が確実
米本昌平・市野川容孝ほか『優生学と人間社会』(講談社現代新書)→社会
吉田洋一『零の発見』(岩波新書)→数学
尾佐竹猛『湖南事件』(岩波新書)→歴史
藤井良広『金融NPO・新しいお金の流れをつくる』(岩波新書)
石野雄一『ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務』(光文社新書) →経済
以上追加しました。
http://www1.atwiki.jp/test/pages/3774.html 『ざっくり分かるファイナンス』については
>>769に厳しい批判が付いているので、
熟慮の末、とりあえず▲をつけさせていただきました。
最終的には各書名から推薦レビュー文なり批判レビューに飛べるようにリンクすればいいのかも。
今めんどくさいんでやりませんが。
引き続き御意見等あればよろしく。
いつもの人乙
テンプレにある本で読了したのあったらガンガン感想上げた方がよくね?
age
777 :
無名草子さん:2007/12/18(火) 17:33:23
俺このスレが完成するのずっとまってます、
がんばってね
地学モノ
丸山茂徳・磯崎行雄『生命と地球の歴史』
文学モノ
高橋源一郎『一億三千万人のための小説教室』
誰か感想とかも書いてくれよw
批判でもいいし。
死刑存廃問題について書かれた新書のオヌヌメない?
>>782 それだけについて書かれているわけではないけど
小林 和之 『「おろかもの」の正義論』 ちくま新書
の死刑存廃論の章が個人的に面白かった。
廃止論に同調しつつも、「折衷的」なアイデアを出してる。
哲学的には筋は通っていない(確か本人も文中で認めてた)アイデアだし
訴訟法上の問題もあるから実現可能性は微妙だけど
法哲学者が書いてるのに妙に現実主義的で面白い。
随分前に読んだので誤解があったらスマソ。
年末保守
785 :
無名草子さん:2008/01/02(水) 00:16:33
仲正昌樹『「プライバシー」の哲学』ソフトバンク新書
なによりもまずテーマが面白い。
「プライバシー」という概念がどのようにして誕生し変化していったのかがよく分かる。
そして仲正の他の本よりも分かりやすくて読みやすい。
>>783のは、ベスト新書として推薦されてはいないようなので入れてません。
>>787 内容良かったから追加してもいい気がする。
>>788 ご要望があったのでやっぱり追加しました。
小林 和之 『「おろかもの」の正義論』 ちくま新書 →「哲学・思想」
ジャンルは「法」かな?とも思ったけど、とりあえず「哲学・思想」に入れました。
俺も随分前に一応これ読んだんだけど、あんまり内容覚えてないんだよね。。
法的な議論が多かったっけ?
>>779 個人的にあんまりイイ本だとは思わないけどなぁ。
大塚英志とかのほうが、小説の技術は身につきやすい。
ただ、大塚の著書の帯に高橋が「ホントにムカツク奴だ」って書いたように、
文学を愛してる人には大塚より高橋のほうが合うんだろうな。
大塚とかやめてくれよ。
スレの品格が落ちるから。
>791
サブカル・文芸ネタの大塚英志なら問題ないよ。
今のうち今後の方針を考えとくか。
このスレがdat落ちした時点で終了ってことでいいかな。
次スレ立てたとしても誰も書き込まなければすぐ落ちるんで。
794 :
無名草子さん:2008/01/14(月) 20:23:40
おいこら
795 :
無名草子さん:2008/01/14(月) 20:32:55
ベスト候補をコツコツ読んで検証中。そのうち補完するつもり。
まだスレが残っていたらの話だが。
wikiに誤字発見
>笹原秀彦『歴代天皇総覧』(中公新書)
笠原英彦の誤りでは?
>>797 ご指摘の件、訂正しましたm(_ _)m
裏ベストに 森昭雄『ゲーム脳の恐怖』生活人新書 はどうだろう?
ジャンルはトンデモ科学か擬似科学とかで。
こういうのをあえて読むと懐疑的思考の訓練になりそう。
じゃあ森達也や香山リカも入れろよ という話になる
>>799 それは、どうひねってもワースト候補でしかないよなw
裏ベストつくるなら、いくらでもあるぞ。
太田と中沢センセイの本とかな。
裏とは言えど、ベストと銘打つからには愛せるもんじゃないとなぁ。
せめて気持ちよく笑えるのじゃないと。
『9条を世界遺産に』とか、寒いだけだし。
804 :
無名草子さん:2008/01/29(火) 00:41:23
橋本努『自由に生きるとはどういうことか』(ちくま新書)
戦後日本において、人々がどのような「自由」を求めていたのかを
時代ごとに書き記してあって、とても興味深い内容。
805 :
無名草子さん:2008/01/29(火) 21:14:31
本日、NHK総合「爆笑問題のニッポンの教養」に『美学への招待』の佐々木健一先生出演ageヽ(´ー`)ノ
807 :
806:2008/01/31(木) 00:55:36
橋本努のを「政治」カテゴリーにとりあえず入れたが、
これは議論の余地があるかもしれない。(実は自分は読んでないんだが)
経済社会学の人だし内容はあまり政治学的じゃなさそうだけど、
まぁ自由論だから常識的に「政治」に入れときました。
で、リスト見ると政治分野に「自由」をタイトルにしたのが4冊になったw
森村進『自由はどこまで可能か』(講談社現代新書)←リバタリアニズム
佐伯啓思『自由とは何か』(講談社現代新書)←保守主義
藤原保信『自由主義の再検討』(岩波新書)←リベラリズム
橋本努『自由に生きるとはどういうことか』(ちくま新書)←?
ふと「自由論」だけカテゴリーを独立させようかとも思ったが、
あまり必然性もなさそうなのでやめました。
そういや、ちくま新書から大屋雄裕の「自由とは何か」も出てたっけ。
藤原保信は、コミュニタリアニズムにコミットしてたんだっけ。
図式的には市民主義的リベラル+コミュニタリアニズムか?
既成のジャンルに入らない奴でも、いいのがあったら出して欲しいな。
欠落しているカテゴリーもあるわけだから。
例えば、「食」と「住・建築」というのがあるのに、
「衣」のカテゴリーがないよね。
ファッション・モードに関する新書ってなぜか少ない。
あってもあまり良いものがないのが不思議といえば不思議。
クセジュで「衣装の歴史」みたいなのはあったかな。
「食」の新書はたくさん出てるけど、やはり良いのは少ない。
例えばフランス料理に関して、故・辻静雄レベルのものを書ける人がいない。
あとリストに医学関係も出てないな。重要な事なのに。
まぁ理系の新書自体あまり出てないんだけど。
810 :
無名草子さん:2008/02/12(火) 17:06:44
暉峻淑子「豊かさとは何か」はいかが?
西ドイツ(福祉や自助努力の意識、教育、労働など)と日本の比較がメインになってる
1989年初版で古いけど今読んでも考えさせられる
社会のジャンルだと思うけど経済問題としても興味深い
講談社現代新書の伝記物もいい。
『石川啄木』とか『シモーヌ・ヴェイユ』とか。
もうほとんど絶版だけど、昔の現代新書は面白かったな。
自由系で申し訳ないけど、仲正昌樹の「『不自由』論」はどうだろう?
新書読み始めた頃に出会ったけど感動したよ
あとは...
・催眠術のかけ方
・ヒルズ黙示録 最終章
・非属の才能
かな、裏狙いで。
行動経済学と社会調査のウソは経済学部の自分には非常に面白かった
中島義道が偏屈扱いされててワロス
うわーこいつキモイ・・・
_ , _ ノ)
γ === `ヽ γ∞γ~ \
|_|||_||_||_| | || | / メ从从) )
||ー.,,,,ー |) || ヽ | | l l |〃
.|ハ ワ ~ノ| || `从ハ~_(フノ)
| ノ卯⌒l | || / ̄ ̄\∩
ゝ/.|.V ̄jヽ ノ__ ブボッ ∠__ イ | フ
{ |/ / __/ヽノ ブホッ´⌒`:`) (´:´⌒` / __ \/ l __/
iつノV\_/≡⌒;;⌒`);;⌒`);;(´⌒;;(´ ⌒;;⌒≡∠ |`T´\|
ヽ/_|/ノ ::⌒`;; ) (´;;´⌒`:: | | | '
| | / |__|__|
| | { | | |
_|_|__ノ (~(~~ ヽ
(_(____}  ̄  ̄
http://www1.atwiki.jp/test/pages/3774.html 追加しました。
暉峻淑子『豊かさとは何か』(岩波新書)→「社会」
草壁焔太『石川啄木―天才の自己形成』(講談社現代新書)→「文学」
田辺保著『シモーヌ・ヴェイユ』(講談社現代新書)→「哲学・思想」
仲正昌樹『「不自由」論』(ちくま新書)→「自由」
まず『豊かさとは何か』は社会か経済か迷ったが、「社会」分野に。
広井良典の福祉本も社会分野に入っていたので仲良くという感じで。
それから自由論が妙に集中してしまったので、
やっぱ「自由」というジャンルを作って『不自由論』を入れました。
『石川啄木』と『シモーヌヴェイユ』は絶版という事ですが、
後で絶版の新書には印でも付けておこうかと思ってます。
裏ベストについては、また後で入れます。
ふと見ると、仲正のが2冊ベスト入りだな。裏入れると3冊。
そんなに人気あるとは思わなかった。
裏のを選んだの俺だが、仲正は表には出番ないだろうと思って入れたんだけど…w
で、裏ベストについて検討します。
まず
>>799の『ゲーム脳』は却下させていただきます。
やっぱコンセプトと合わない。
>>800の言うとおり、クズ本なら何でもありではあかんので。
トンデモでもいいけど、もう少しレベルの高いのが欲しい。
例えばペンローズの「心は量子ではかれるか」(ブルバ)とか
三木成夫「胎児の世界」(中公)なんかはトンデモだけど迫力が違う。
『9条を世界遺産に』の方はまだ検討の余地があるかもしれない。
自分は読んでないのでなんとも言えんけど、たぶん寒いんじゃないかと思うが。
>>812の
・催眠術のかけ方
・ヒルズ黙示録 最終章
・非属の才能
についてだが、自分はどれも読んでないんで、
できれば推薦者による説明が一言欲しいです。
どこが裏としてのセールスポイントなのか。
あ、あと一人相撲ばかりで恐縮ですが、
暉峻淑子『豊かさとは何か』には個人的には批判的です。
今日は眠いのでまた今度それについて書きます。
820 :
無名草子さん:2008/02/15(金) 02:08:35
暉峻淑子『豊かさとは何か』は内容もひどいが
それより、ご本人のチック症が気になってしょうがない
殺人が法律で規制される理由について詳しく言及している新書ってないスか?
>>818 この3冊あげちゃったのもどうかと思うけど。
「催眠術〜」は催眠術の仕組みや具体的手法が非常にわかりやすく書いてある。
ただ「催眠術」っていうジャンルと、具体的方法が少々詳しすぎる点が裏の理由。
「ヒルズ黙示録」はノンフィクションものとして非常に完成度が高く、題材も興味深い。
ただ、あくまで続編として出版されたもので、前編は新書じゃないのが裏の理由。
裏の理由としてどうかと思うから、表としても全く問題ない。
「非属の才能」は『絶望に効くクスリ』の作者が書いた本で、KYな人を全力で称賛している。
偏屈人生指南入門的な位置づけで裏。この中では一番裏っぽい、というか2chっぽい
どれも個人的には面白かったけど、正直「トンデモ」ってほどでは無いといえば無いかも。
ごめん裏の意味がどうもつかみきれてない。
>>822 乙です。後ほど裏ベストに追加しときます。ヒルズもこの際、裏で。
>>821 たぶんない。
小浜逸郎の『なぜ人を殺してはいけないのか』というのはあるが、
法哲学とは関係なかったし。
825 :
無名草子さん:2008/02/17(日) 23:21:56
久しぶりに来たけど、いいなあ、このスレ
826 :
無名草子さん:2008/02/20(水) 17:09:06
役に立つスレだ
ところで折れ4月に就職控えてるんだけど、今のうちに読んどけばいい必読書ってどれか教えてください
>>826 あなたがどんな人で、どんな環境にあるかわからない以上、
アドバイスは誰もできないと思うよ。
もしかしたら、本なんか読むより他のことをした方がいいのかもしれないし。
だいたい、新書なんか読んでなにかの役に立つのかどうかすらよくわからんしな。
役立たせる能力がある人なら役立つんだろうとしか言えん。
俺のような無能だと2chで知ったかぶりできるぐらいか?
それも新書程度じゃ限界があるが。
あと頭のいい人が何を言ってるのか、だいたい見当が付くようにはなるな。
ま、読まないよりは読んだ方がいいのは確かなようだな。それしか言えん。
>>830 そんなこと言うなよww
本を読むって言うのは本当の意味で頭が良くなることへの第一歩だと思うけどな。
だから新書を読むのは一歩の一歩て感じかな。
832 :
無名草子さん:2008/02/21(木) 23:48:30
っそもそも親書って何だよ
うぜーな
833 :
無名草子さん:2008/02/22(金) 00:06:16
はっ?
親書?
834 :
無名草子さん:2008/02/22(金) 11:25:51
あげ
835 :
無名草子さん:2008/02/28(木) 22:53:51
新書でしょ
836 :
無名草子さん:2008/02/28(木) 23:16:07
2ちゃんでいちいち誤変換気ににしてる馬鹿っっw
そういや、暉峻淑子『豊かさとは何か』の批判を書こうと思ったけど忘れてたよ。
しかし、もう一回ザッと再読しないとちゃんとした事は書けなさそうだし、
どうしよっかな。再読はめんどくせーな。
別に誰に頼まれたわけでもないけどw
『豊かさとは何か』に違和感を感じた部分と、今現在読むべき必然性を感じない理由を書きます。
まず、この本がバブルの真っ最中に書かれた点。
バブル中ならばそれなりに意義のある問題提起もあったと思うが、
長期不況を経た現在ではマクロ経済的状況が変化していて参考になる部分が少ない。
西ドイツを参照しているんだけど、これもベルリンの壁崩壊前のことだし、
ユーロ統一通貨の経済になって、環境はかなり変わっている。
冒頭で成田空港のトイレの汚さを日本の公共性が貧しいことの象徴として出てくるが、
これからして妙な感じだよな。
今はもうキレイだろうし、むしろ日本の清潔好きが話題になるぐらいで。
旧国鉄のトイレは汚かったが、これがキレイになったのはJRになってからだ。
公共性よりも民営化の方がトイレの浄化には寄与したわけだなw
欧州型福祉社会礼賛でも良いのだが、かなり情緒的なマンセーが目に付く。
「経済」分野のベストに挙がっている『スウェーデンの挑戦』も
北欧型福祉社会マンセー本ではあるが、これはもっと公平な記述がしてあって、
福祉社会を成り立たせるための経済成長の重要性も指摘してあり、
暉峻淑子の本よりずっと説得力がある。
労働の疎外、住宅問題、介護福祉、格差問題、教育問題など、
現在でも問題となっている主題が一通り出てくるけど、
それぞれバブル時の状況とは意味が違ってきている上に、
情緒的なないものねだりの風情が強くて実効性のある対策が提案されているとも思えない。
なので、これを今読んでもあまり意味がないと思う。
>>838 『スウェーデンの挑戦』は「経済」分野じゃなくて「社会」分野でした。
で、『豊かさとは何か』のアンチテーゼとして、
増田悦佐の『高度経済成長は復活できる』 (文春新書)を推薦します。
ただし裏ベストとして。
都市集約化による効率化と生産性アップで高度成長をもう一度という論旨。
なぜ「裏」かというと、徹底したネオリベ的思想が暴走気味で、
環境保護サヨクや反成長主義・定常型社会論に真っ向からケンカを売ってるから。
ただ自分は暉峻より増田の方が基本的には正しいと思う。
増田は日本のヲタク文化擁護の本も書いていて、これもちょっとトンデモっぽいらしい。
俺は読んでないが。裏ベストにふさわしい人材かと。
840 :
無名草子さん:2008/02/29(金) 09:32:38
>>838 わかるわかる
あの作者ムダに西欧マンセーだよなw
日本政府は小さな政府目指してるってのに今更北欧並みの社会保障政策なんて無理がある
日本は日本様式に合った社会保障を考えていかなきゃならんのに
でも
>労働の疎外、住宅問題、介護福祉、格差問題、教育問題など、
>現在でも問題となっている主題が一通り出てくるけど、
>それぞれバブル時の状況とは意味が違ってきている上に、
>情緒的なないものねだりの風情が強くて実効性のある対策が提案されているとも思えない。
この部分に関しては俺は今でも読む価値はあると思う
バブルと状況がそう違うとも思わない 少なくとも本質の部分では日本的な産業構造は今も昔もほとんど変わっていない
変わりつつあるのは表面だけじゃないか?
対策は書いてないけど少なくとも問題を知るってことは大切だよ
小さな政府って本当に目指すべき指標なんだろうか?
状況が状況だけにもうそうするしかないんだろうけど、
大きな政府であることを止めてしまうデメリットの方が日本にとって大きいのでは?
その辺のことをまとめた新書ってないんでしょうかね。
842 :
無名草子さん:2008/03/01(土) 13:57:02
>>839 増田悦佐『高度経済成長は復活できる』 (文春新書)
俺も推薦する
ちょっと前に、山崎正和が朝日新聞にこれからは都市集中しか日本の生きる道はない
という趣旨の文章を書いていた 朝日新聞がよくこれを載せたと思う
地方には悪いが、これからは少なくなる人口を都市に集中させるしかない
近代以降は超出したアイデアは密集状況からしか出てこない
地方は農業と工場という形で、役割分担するしかない
俺は『豊かさとは何か』ってバブル時代にあれが書かれたってとこにしか価値が無いと思ったけどな
まあベストセラー教養書って奴だから話のネタとしてはアリなんだろうけど
845 :
無名草子さん:2008/03/03(月) 14:06:32
>>844 俺もそう思ったが、いまはこれしかないという気もする
哲学系の新書で現代の先端の哲学を解説してるのないの?
ポストモダンが終わって次の主流になってるのは米英系の分析哲学らしいけど
このあたりを取り扱った良書ないかな?
一応、 哲学の最前線、対話・心の哲学がそうみたいだけど読んだ人いる?
>>846 講談社現代新書で出ている冨田恭彦先生の三部作ね。
一応私は三冊とも読みました。
自分の知能では全部理解できたとは言えないし、
あれこれ論評するのもおこがましいですが、
正直、あまり面白くないですw
ローティとかオースティンとかクワインとかクリプキとか
哲学者の名前に萌える人は読めばいいと思う。
新書じゃなくてサール自身が書いた「MIND」という心の哲学の入門書があるんだけど、
これの方が「心の哲学」の全体像とサールの主張が手際良くまとまっている。
しかし、これも実は(個人的には)あまり面白くない。
永井均が突きつけた問題に答えてないんだよね。
848 :
無名草子さん:2008/03/04(火) 20:02:58
だれか「バカの品格」書けよ
ベストセラーになるぞ
最近出たのでは、貫成人『真理の哲学』の第五章で分析哲学の全歴史が
たった16ページのうちに上手くまとめられている。力技だと思う。
本論は、ニーチェの遠近法とドゥルーズ的なシステム論で、
現象学とフーコーを扱った代物で、ちょっと哲学ヲタ以外にはシンドイと思う。
ベスト推薦とかではなく、参考までに。
>>848 それを書くには相当の才能が必要。
もしタイトルを完全に表現したものが書ければノーベル賞取れる。
野田秀樹の「ミーハー」は「馬鹿の品格」に近い
>>847.849
サンクス。どれも読むのがしんどそうというのが共通見解みたいですね。
一応チェックしてみるけどベストに入れるには凡すぎるか・・・・・
>>851 いや、冨田先生のは難しくはない。ただ面白みがないというか…
有馬哲夫『原発・正力・CIA 機密文書で読む昭和裏面史』(新潮新書)
正力松太郎とCIAが行った世論操作、保守合同の舞台裏
などが詳しく記されていて、非常に興味深い内容だった。
854 :
無名草子さん:2008/03/05(水) 22:01:40
あげ
>>853 ジャンルはどこかな。
現代史でもあるし、政治もからんでるけど、
まぁメディア関連だから「社会」だろうな。
857 :
無名草子さん:2008/03/07(金) 01:59:08
分析哲学は面白いと思うが、日常言葉を使うときには
必ず言葉がその中にあるはずの文脈をほとんど考慮せずに
論じるから、なんかしっくり来ないな
岩波の『西洋哲学史』ってどう? 上下巻だけど。
>>858 哲学史は既出の岩田靖夫『ヨーロッパ思想入門』一冊で充分だろう。
これを読んで哲学史に興味が出たら他のも読めばよい。
熊野純彦のはマニア向け。文体も好き嫌いが分かれるだろう。
詩歌を吟じているかのような流麗な文体。
たぶんこの人は言葉に対する鋭い感覚を通じて哲学してる人だろう。
そうすると言葉の感覚が鈍い人にはかえって伝わりにくい可能性がある。
哲学史は新書だけでも新田義弘とか田島正樹など色々出てるが、
どれも唯我独尊というか、素人が理解するかどうかについての配慮が薄い。
哲学者って空気読めない人が多いのか、読者を置き去りにして自分独自の思考に没入しがちだね。
そういうのに付き合える人だけが読めばいいと思う。
>>860 哲学史だったら新書じゃないけど、「喪男の哲学史」なんてのもある。
無理にもてないオタクの実例に当てはめようとしてるところもあったりするが、
そういうのも含めて笑えるし、大して哲学に興味ない人でも読めるようになってる。
ちょっと前にはやった「ソフィーの世界」なんかもそうなのかな。
wao
>>861 そんな話誰も聞いてない
ここは新書のリスト作るスレだし
864 :
無名草子さん:2008/03/16(日) 17:46:08
さすがに過疎りすぎじゃない?w
>>863 せっかくの過疎スレへのレスを罵倒するなよw
ますます誰もいなくなるぞ。
ある程度名著と言われる物は出し尽くしたんだしこのスレの役目は9割終わってる
リスト残してあとはスレは無くなっていい
どうせならリストに挙がっているものに対する推薦レビューとか批判とか欲しいんだが。
議論も少しはあってもいいだろ。
とりあえず1000まで議論・雑談してあとは新書本スレにリストを引き継ぎ、向こうで継続審議だな
本スレでは邪魔になるから次スレは立てた方がよろしかろう。
話が尽きたらリアルに過疎るで
大丈夫、俺が自作自演で保守する
872 :
無名草子さん:2008/03/16(日) 22:29:44
誰か「スイーツ脳の恐怖」を書いてくれ
「スイーツ(笑)って馬鹿にしてるのは中二脳」
を誰か書いてくれたらな
874 :
無名草子さん:2008/03/16(日) 23:21:18
推薦します。
・西部邁著 ちくま新書『保守思想のための39章』 筑摩書房刊
・佐藤健志著 新潮新書『本格保守宣言』 新潮社刊
・『日本の論点』編集部編 文春新書『常識「日本の論点」』 文芸春秋刊
・篠沢秀夫著 文春新書『愛国心の探求』 文藝春秋刊
・吉岡友治著 PHP新書『世の中がわかる「○○主義」の基礎知識』 PHP研究所刊
876 :
無名草子さん:2008/03/18(火) 03:52:46
クソ本ばかりよく集めたわ
877 :
無名草子さん:2008/03/18(火) 13:32:04
なんだと
そろそろ、次スレの時期といいたいけど、今立てても1000行くまでに落ちちゃいそうだなw
本を推薦する人は、理由も書きましょう
俺は、せっかく一般書籍版なんだから、
新書以外で役にたつ書籍を紹介していったらどうかなと思うんだが。
池谷の著作とか野矢さんの論理トレーニングとか、複眼的思考法とか。
>>880 それはリストに挙がっている新書のレビューに付録として付けてもいいでしょう。
新書自体に参考文献リストが付いていればいらないけどな。
その前に既出のにレビューが欲しいね。
そう、レビューというよりは新書以外の推薦図書として扱って欲しい。
一応新書のスレだから体は保つとして・・・
論理トレーニング(笑)
複眼的思考法(笑)
>>883 野矢の著作はすばらしい本ばっかりなんだが。
885 :
無名草子さん:2008/03/18(火) 19:20:49
「この新書を読んだ後は、この単行本を読むと良いよ」というのを書いていこう。
ちくま新書『哲学思考トレーニング』の後なら、『論理トレーニング』、
ちくま新書『保守思想のための39章』の後なら、中川八洋『正統の哲学 異端の思想』
とか。
…
887 :
875:2008/03/18(火) 19:29:52
■推薦する新書と単行本
●ちくま新書『保守思想のための39章』 → 『正統の哲学 異端の思想』『保守主義の哲学』
保守思想の最良の入門書。
●新潮新書『本格保守宣言』 → 同上
「保守」とは「現体制を維持する」という意味なのになぜ「改憲」?その疑問を解消。
●文春新書『常識「日本の論点」』 → 『日本の論点』
まさに、日本の論点が分かる。
●PHP新書『世の中がわかる「○○主義」の基礎知識』 → 無し
世の中にあらゆる○○主義が分かる。
888 :
無名草子さん:2008/03/18(火) 19:46:42
いいね
ゲーデルの不完全性定理について詳しく知りたいんだけど、
何か詳しい本ある?
>>884 別に野矢だったら中公の「入門!論理学」があるんだから
わざわざ枠外のを持って来る必要は無いと思う。「新書」のアイデンティティはギリギリまで保つべき
イスラーム入門は
小杉泰「イスラームとは何か」(講談社現代新書)を推薦する。
林道義センセイの著書が挙がっていないのはフェミニストの陰謀ですか?
893 :
無名草子さん:2008/03/19(水) 02:39:53
>>892 知性があれば、林のはあげないだろ
「俺の家内は喜んで主婦になった」なんてのが、フェミニズム批判になるわけないだろが
だって、女性は男性よりも自由に選べる道が限られているんだから
勤務先だった東京女子大からも名誉教授をもらえなかった奴を挙げる必要はないな
釣りだろうが、一応レスしておくよ
894 :
無名草子さん:2008/03/19(水) 02:41:17
>>891 小杉泰「イスラームとは何か」(講談社現代新書)
100パーセント同意
そんなにイスラームとは何かは良いのか?
推薦ポイントは?
896 :
891:2008/03/19(水) 15:13:34
>>895 いわゆる入門書の中で、一番幅広くバランスがとれている点
他は欧米系の学者の引き写しっぽいのとか、過度に同情的なのが多い
もっと多面的にとらえたい場合なら「現代アラブの社会思想」でもいんだけど、
あれは後半トンデモスレスレだし、「入門」ではない。
あとはイスラーム云々はおいといても野町和嘉「カラー版 メッカ」(岩波新書)は名著なので、加えて欲しいところ
>>891 新書の体をなさくても良い本は薦めるべきだと思う
それはまた別の形でもいいから。
ちょいちょい、推薦してくれれば助かる。
899 :
無名草子さん:2008/03/19(水) 21:17:40
>>885の言うように、「新書を読んだ後、より知識を深められる様な本」として単行本を挙げていこうよ。
だったら次スレでしっかりスレタイ変更してからやってくれな
あるいはこのスレの2を立てて別スレを立てような
スレタイ変更でいいんじゃね。
さすがに、別スレまでたてたら過疎るだけだしな。
新書中心でサブ的要素でいいと思うんだがな。
ちなみに、イスラーム入門は追加でいいんだよね?
903 :
無名草子さん:2008/03/19(水) 22:50:42
西部邁『保守思想のための39章』(ちくま新書)→「哲学・思想」
佐藤健志 『本格保守宣言』(新潮新書)→「ウヨサヨ論争必携」
『日本の論点』編集部編『常識「日本の論点」』(文春新書)→「政治」
篠沢秀夫著『愛国心の探求』(文春新書) →「政治」
吉岡友治『世の中がわかる「○○主義」の基礎知識』(PHP新書) →「思想なんてイラネ」
小杉泰『イスラームとは何か』(講談社現代新書)→「宗教」
野町和嘉『カラー版 メッカ』(岩波新書)→「宗教」
http://www1.atwiki.jp/test/pages/3774.html 追加しました。
『愛国心〜』は前半歴史的叙述が中心だったので歴史に入れようかとも思ったが、
「政治」に。政治学的だからというより政治的書物だから。
『日本の論点』は経済・社会の論点も入っていてごった煮で、
どこに入れてもいいのだが、一応「政治」にしときました。
2冊を裏に入れたことについては反発もあるかと思いますが、
これ以外に考えられなかったのでw
>>899 >「新書を読んだ後、より知識を深められる様な本」として単行本を挙げていこうよ
新書のレビューのついでに参考文献を挙げてくれれば、ウィキのリンクに書き加えます。
あくまでもついでです。むしろ新書のレビューを優先してほしい。
>>896のようにレビューの中に自然に関連する書名が出てくるでしょう。
たとえば西部邁の新書について何か書くとしたら
『ソシオエコノミクス』『経済倫理学序説』『大衆への反逆』
あるいはオルテガとかハイエクなどが自然に出てくる。
または佐伯啓思とか弟子筋の話も出てくるだろうし。
西部・佐藤・『論点』・篠沢・吉岡の5冊については、
すべて目を通した上で、いずれ(たぶん批判的な)レビューを書く予定。
>>876のように全部がクソ本とは思わないが、
正直ベストに入れるには不満。入れたけど。
>>890がスルーされててかわいそうなので一応レスw
ゲーデル『不完全性定理』は岩波文庫から元論文の翻訳が出てます。
むろん我々一般人が読んでも理解できませんw
これには長い解説がついていて、こっちの方は何とか読めるかも。
あと野矢茂樹の『論理学』教科書(東京大学出版社)に、
ごまかしを最小限にとどめた説明が載っている。
論理学の基礎を学んだ後なら理解できるはず。
ちくま学芸文庫で野崎昭弘が書いたものもある。
これは自分は積読のまま、まだ読んでないがw
新書ではブルバなどからいくつか出ていて、自分も何冊か読んだ記憶があるが、
まぁわかったような気がするだけの効果しかないかと。
あと内田惣七の『うそとパラドックス』(講談社現代新書)にスマリヤン由来の
論理パズルを使った直感的な説明がある。
ごめ、内田惣七じゃなくて内井惣七。
『うそとパラドックス』はベスト新書リストにも入っている。
909 :
無名草子さん:2008/03/20(木) 04:15:56
新書だけでいいだら
広げすぎるとまとまらないよ
>>893 林道義の問題点はそんなところじゃないだろ。
個別的な論点では林のフェミ批判にも妥当なところはある。
林がヤバイのは何でも最後は北朝鮮の陰謀に結びつける狂信的反共精神。
取り敢えず、この3冊には異論がある。削除を提案したい。
@西部邁『保守思想のための39章』(ちくま新書)→「哲学・思想」
A『日本の論点』編集部編『常識「日本の論点」』(文春新書)→「政治」
B吉岡友治『世の中がわかる「○○主義」の基礎知識』(PHP新書) →「思想なんてイラネ」
@への反対理由。
1.これを読んでも専門書・アカデミズムとの距離は全く縮まらない。
『イギリス保守主義の展開』(御茶の水書房)など北岡勲の一連の著作や、
佐々木毅『現代アメリカの保守主義』(岩波書店)など、先行する研究を無視している。
2.西部の評論活動の柱には「専門人としての知識人」批判があり、
その記述スタイルも含めて、専門的な著作になることを意図的に拒否している。
その西部の本を「哲学・思想」という一ジャンルの啓蒙書として並べるのはセンスがない。
3.文章的に、西部の作品のなかでも精彩に欠ける。
この本で西部に入門するのは著者・読者の双方にとって不幸。
4.その上、既に絶版である。
A、Bへの反対理由。
新書ベストに並んでいる作品は「良書」である。
そこにある漠然とした共通了解とは何かを考えるに、
ちょっとした記事を書いたり、大学の講義を聴いたり、調べものをするうえで、
タネ本として参考にしうるか、というのが一つの基準になると思う。
そういう新書には、専門書や、現場取材のメモや、統計データなど、もともとの根っことなる資料がある。
つまり、「知識・情報」の流れとしては、このようになる。
専門書・生のデータ → 「良書」 → ちょっとした記事
そこでA、Bなのだが、これらはこの図式でいうところの「ちょっとした記事」にあたる。
新書ベストが対象にしているのは、その元ネタとなりうる「良書」だから、同列に並べるのは違和感がある。
ベスト、裏ベストとは別に「雑学・マメ知識系新書」の項目を作るのも一案だが、俺は不要だと思う。
俺は新書以外のリストも作っても良いと思う。
ある程度できてきたらね・・・
エッチしたいなー
919 :
無名草子さん:2008/03/20(木) 22:57:45
920 :
無名草子さん:2008/03/20(木) 22:59:11
>>918 不朽っていったら、古典しか集まってなさそうww
不朽とまでいくと大げさだよな。
エロ本とDVDで名著はないの?
924 :
無名草子さん:2008/03/21(金) 00:58:23
かほの画像が見たい
928 :
無名草子さん:2008/03/22(土) 04:13:09
(~o~)
どうもこうも
931 :
無名草子さん:2008/03/22(土) 21:05:04
削除してもいい人?
挙手
で、誰に頼まれたわけでもなく勝手にまとめ係をやってる者ですが、
削除するかどうかは議論の趨勢を見て決めたいと思います。
っていうか自分には決定権ないし。
基本的に来る物は拒まずで、よほど明らかにコンセプトから外れてないありがたいですよね。
こういうところで多数決とっても意味ないと思います。人もいないし。
肯定でも否定でも、理屈を言葉を尽くして書いて欲しいです。
感情的な煽りとかはなしで。
とりあえず批判なり推薦者の反論なりををウィキのリンクに書いとけばいいんじゃないすか?
推薦者が納得して取り下げるまでは削除するつもりはないです。
>基本的に来る物は拒まずで、よほど明らかにコンセプトから外れてないありがたいですよね。
なにこの文章?w
よほど明らかにコンセプトから外れてない限り拒否権は行使するつもりなし、と書きたかったのに。
そうゆうことです。
あと、
>>913のように理路整然と論陣を張ってくれる人はありがたいですよね、
と書きたかったが途中が抜けた。
ナツメ社のも入れようぜ
ナツメ社ってどんなの?
何か追加したい本とかないの?
最近出版された新書のやつが少なくないか?
温故知新
ヨーロッパの思想入門買ってみた。
う〜ん、むずかしいな(´・ω・`)…
あの本は高校生用だぜ?
いや、あの手のものをすんなり理解できる方がおかしい。
普通の日本人はああいうものの考え方はしないし。
裏ベストの定義ってなんなの?
表ベスト→欠点のないバランスのとれた秀才
裏ベスト→欠点に満ちているがどこか魅力のある面白い奴
あげ
948 :
無名草子さん:2008/03/29(土) 18:32:51
アゲ
『ヨーロッパ思想入門』はジュニア新書だけど、
一切手加減抜きで書かれた名著として定評があるね。
哲学なんて一般の西欧人にとっても難しいもんなのに、
古代ギリシア的伝統もユダヤ・キリスト教的信仰もない日本人には
理解できなくて当たり前。
むしろ違和感を意識しながら読むのが正解だろう。
950 :
891:2008/03/29(土) 22:35:53
>>949 おもしろいよね。繰り返して読むと前半で現代へいく伏線をキチンとやってるのもわかって(まあ、中近世すっ飛ばしだが)
少なくとも「お子様サイズ」の規模じゃない。
この本書以外の思想を補うのに「現代思想のパフォーマンス」なんてどう?
951 :
無名草子さん:2008/03/29(土) 23:51:06
俺も岩波のジュニア新書よんだことあるけど、
確かに子供向けじゃねーよってやつ時々あるな。
ジュニアって書いてあるんだから、著者も手加減しろよw
岩波シニア新書 禿の壁
953 :
無名草子さん:2008/03/30(日) 03:34:04
>>945 ずいぶん前に裏ベストを提案したのはオレだけど、きちんと定義しなかった
いい定義ですね ありがとう
954 :
無名草子さん:2008/03/30(日) 11:46:48
955 :
無名草子さん:2008/03/30(日) 14:45:04
あげ
956 :
無名草子さん:2008/03/30(日) 15:36:40
>>945 こら、ウソつくな
ま、どっちでもいいけど
957 :
無名草子さん:2008/03/30(日) 15:47:41
ここへ来てレスの無駄遣いするな
958 :
無名草子さん:2008/03/30(日) 18:43:04
香山リカが入ってないのは何かの陰謀だよな
959 :
無名草子さん:2008/03/30(日) 21:34:07
香山リカの自業自得でしょ
960 :
無名草子さん:2008/03/31(月) 04:04:49
>>949〜
>>951 ジュニア新書の読者の5割ほどは老眼の60歳以上だそうだ
岩波新書は字が小さいから、字の大きいジュニア新書を読むという
これ、みんな知ってることだったかな
961 :
無名草子さん:2008/03/31(月) 13:00:38
ジジイは本なんて読まずに、奥さんとエッチでもしてればいいのにな。
>>961 そんな体力無いって。暇は持て余して知識欲が有るけど、
一般成人対象の書籍だと知力が追いつかない。
だから
>>960の言うジュニアかと。
963 :
無名草子さん:2008/03/31(月) 15:40:35
ジジイの性欲すげーぞ。
964 :
無名草子さん:2008/03/31(月) 20:11:21
>>962 うちのじいちゃんがイケナイことをしてるのを見てしまったorz
>>960 それもうジュニアじゃなくてシニア新書じゃまいか
966 :
無名草子さん:2008/04/01(火) 02:09:41
そう、実質的にシニア新書であることは岩波書店が認めてる
って言うか、むしろそれを宣伝すらしている
>>964 この少子化の時代、立派なじいちゃんであります
自慰ちゃんでないのなら、なお立派
967 :
無名草子さん:2008/04/01(火) 15:12:45
ヨーロッパ史入門でよい本ある?
新書じゃなくてもいいから
>>964 おまえはじいちゃんだと思ってるんだろうけど、
それがおまえの本当の父ちゃんなんだぜ・・・・・
俺が何よりもヨーロッパな件
は?w
俺の方がヨーロッパですからw
972 :
無名草子さん:2008/04/01(火) 17:16:29
お前等よりも俺のがヨーロッパだよバカ
誰が1番ヨーロッパなのか話し合う必要があるようだな……
無論ヨーロッパは俺だがね
仏教の本でオススメない?
俺が史上最強のヨーロッパ
976 :
無名草子さん:2008/04/01(火) 19:19:31
スレがのびてると思ったら、くだらねーw
977 :
無名草子さん:2008/04/01(火) 19:35:34
くははははははは!
間抜けなヨーロッパ共よ!
見ろ!私を見ろ!見ろ!
そうだ!我こそがアジアだ!!!!!
最高戦士であるヨーロッパ
それが俺だ・・・