通は「ヘッドハンター」を好む。
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あぼーん
あぼーん
「ヘッドハンター」はファンでも敬遠する奴が少なくないんじゃないか? 食事シーンが好きな奴にはたまらないが。
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8 :
無名草子さん:2007/04/20(金) 22:51:34
きもいお(^ω^;)ノシ シッシ
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/ ヽ / /:::
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ひさびさに来てみたけど盛り上がってないんだね(・ω・`)ショボーン
/⌒彡:::
/冫、 )::: モウ…夏カ…
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/ 丶' ヽ:::
/ ヽ / /:::
/ /へ ヘ/ /:::
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(_,,/\
じゃあ大藪作品での美味そうなものでも上げてみようじゃないか。
ただし、ヘッドハンターはあまりにも番外というか全部美味そうなんで除く。
私は「謀略の果て」の最初の方でヒグマだったかをワイン漬けにしたのが美味そうだなと
思った。ちょっと記憶曖昧。
あぼーん
>>13 塩コショウで味付けしたブドウ酒に漬けてからローストしたヒグマの肉を三キロ、
生のピーマンやネギと交互に食うシーンですね。この作品より少し前に書かれた
「連隊旗奪還作戦」の冒頭でも、北海道で体力回復のトレーニングを兼ねた猟を
してエゾシカの生き血を飲み、レヴァーを二キロほど焚き火であぶってウォツカで
たいらげる場面があります。身体が鈍った主人公が山中や原野で体力を回復させると
いうのも、大藪作品ではお馴染みですね。
>>13 渋谷は大和田通りにあるホルモン焼きの店「アリラン」
最近、ホルモン焼きがなんとなくブームになりつつありますね。
でも、なんだか高級志向になってるようで。
薄汚い店で「本物のトンチャン」を食べてみたいです。
17 :
無名草子さん:2007/04/24(火) 11:09:16
大藪のエッセイを読むと、作品中の食事シーンの多くが作者の実体験からきていることが
わかるんだが、中でもレバーステーキは本当にうまそうだな。特にエルクのレバーは絶賛
していたから一度は食ってみたい。無理だろうけど。
>>17 そうなんですよねぇ。
作中に出てきて食べたいと思っても
簡単にはたべられませんよね。
個人的には鹿のステーキが食べたいです。
鹿なら何とかなるでしょうか?
オー、ベニズン!
あぼーん
>>18 本格的なフランス料理の店とかなら、国内でも食べられる。ただし高い。
ひさびさに大藪スレに来て寂れてて(・ω・`)ショボーン
名無しの掟さんの名前を見れてうれしく思います。
>>15 クマの胆のうを傷口に貼って治したのもこの時でしたっけ?
>>16 たしか「屠殺場」とかそんな名前じゃなかったっけ?
同僚をさそったら、どん引きするシーンがあったなぁ。
漏れは38歳なんですが、このごろ食は細くなる一方です。
若い頃はやせの大食いと言われてたのにな。
喰うシーンも多いですが、「腹を軽くした」とか「放尿」シーンも多いですなw
あぼーん
>>22 >クマの胆のうを傷口に貼って治したのもこの時でしたっけ?
それは「破壊指令No.1」の矢吹貴じゃないかと思います。「原始林ミサイル基地」の
冒頭で邦彦と同じように北海道で猟をしていてヒグマを倒す際に負傷し、獲物の
胆汁がしみこんだスポーツシャツを着て傷を回復させるシーンのことでしょう。
>たしか「屠殺場」とかそんな名前じゃなかったっけ?
「屠場」という名前の店が出てくるのは、西城秀夫シリーズの「東名高速に死す」です。
>>16氏が書いているのは「蘇る金狼」で朝倉哲也がアリランに同僚を誘い、どん引きさせて
追い返すシーンです。
>>24 うはwwwお恥ずかしい。
シーンばかりが印象に残ってしまうもんで、作品との関連がめちゃくちゃだorz
>>24 「暴力列島」でも胆のうをあてがうシーンがあったような。
ボロニアソーセージとかレバーソーセージって、明治屋とか行けば売ってるんでしょうかね?
高そうだな。
あぼーん
あぼーん
>>26 >「暴力列島」でも胆のうをあてがうシーンがあったような。
そうでしたね。ド忘れしていました。ツキノワグマの胆嚢を直接傷の上に
押しつけるシーンですから、
>>22氏が記憶していたのはこちらの方かも
知れません。どうもありがとうございます。
>ボロニアソーセージとかレバーソーセージって、明治屋とか行けば売ってるんでしょうかね?
ボロニアを探すのはそれほど難しくはないですが、本格的なレバーソーセージ
となると専門店や大きなデパートの地下食料品売り場などでも時期によって
見つからないことがあるみたいです。確か大藪春彦もエッセイの中で
「美味いソーセージは高くて金がかかるから嫌になる」という意味のことを
書いていましたね。
罠にかかったクマを「もがくほど胆嚢に胆汁が増える」とかでしばらく放置する話があったが、
あれは「ヘッドハンター」だったかな?
あぼーん
>>31 いま手元にないから断言はできないが、矢吹貴のシリーズじゃね?
あぼーん
なぜかミステリー板の方と流れが似通ってくるw
それほど食事シーンは(も)印象的だということか。
>>30 たぶんヘッドハンターではないと思います。
なんだったかな……。
バターをパンより分厚くなすり付けるのは何でしたっけ?
>>13 3キロのベーコンを焼いて、その出た油でスクランブルエッグを作るのってなんでしたっけ?
>>16 最近のは殺気立ってないですよね
学生の頃、勇気を出して入った横浜のホルモン屋がそんな感じで、
作業服の人が文庫本を読みながら、独りでホルモンを焼いて食ってるのを見て
妙に男を感じたことを思い出します
そのお店も改装後は焼肉レストランと銘打つように…
>>30 「傭兵たちの挽歌」だったような気がする…
書き飛ばしなので、どなたかフォローおながいします
>>36 自己レスです。「長く熱い復讐」でした。
スクランブルエッグじゃないしorz
>ジュースを飲みながら、厚切りにしたベーコンを一キロほど大型のフライパンで炙る。
>ベーコンが自分で出した大量のラードのなかで躍りはじめるとフライパンの片側に寄せ、
>ガス火を弱めて卵を五個、高熱のラードのなかに割り入れる。
>まだ卵の黄身が固まらぬうちにベーコン・エッグスを、
>ガス・レンジのもう一つの火で温めておいた大皿に移した。
>(中略)
>鷲尾は台所のテーブルで、ベーコン・エッグスに塩とコショウを軽く振り掛けて、
>よく噛みながら平らげていく。
これと同時に残ったラードでポテト・フライを作ります。
>>35 >バターをパンより分厚くなすり付けるのは何でしたっけ?
うーん、私がすぐに思い出せるのは主人公ではなくて、「アスファルトの虎」の8巻で
高見沢がカナディアン・ロッキーで密猟した時のガイドの1人のディック・ヴィッカース
ですね。ものすごい大食漢で、“パンと同じぐらいの分厚さにバターを塗って”食べて
いました。同じくらい大量のバターを消費した主人公では、「蘇る金狼」の朝倉も
パンと共に“半ポンドずつのバターとチーズ”をたいらげています。
>>36 おっしゃる通り、
>>30は「傭兵たちの挽歌」だと思います。妻子を失った片山健一が帰国して
山にこもり、猪の密猟をやっている時に罠にかかったツキノワグマを見つけた時の描写です。
コーヒーにブランデーとかバターをを入れるっておいしいのかな?
食べ物じゃないけど、火傷しそうな熱いシャワーと冷水を交互に浴びる時の熱いシャワーの温度は何度くらいなんだろう?
>>39 冬場で、缶詰に入っているような本格的なバターだとけっこう美味かったですよ。
バターもブランデーも、やはりちょっと良いコーヒーの方が美味しいです。
シャワーの温度はわかりませんが、皮膚が赤くなるくらい熱いシャワーと冷たい
シャワーを交互に浴びると、確かに身体が引き締まる感じでした。まあ共に
若い頃の話で今はやりませんけど。
41 :
無名草子さん:2007/05/01(火) 12:57:09
>>38 半ポンドのバターって200グラム以上かよ!
>>38 “何ポンド”ではなくて、“パンと同じぐらいの分厚さ”だったのは間違いないんで、
アスファルトの虎で正解だと思います。分厚くなすり付けるっていうのは結構あると
思うんですが、パンと同じ厚さかよ! と思った記憶があるんで。
ありがとうございます。しかし常人だと健康に悪そうだw
熱いシャワーと冷たいシャワーは、やっぱりアスファルトの虎の何巻かで誰かが解説に
書いてたと思いますが、熱い→生ぬるい→冷たい→生ぬるい→熱い、という感じになっ
てしまって萎えた記憶があります。
>>36 やっぱり、なんだかんだでソフトになっていきますね。
残念と云えば残念です。
>>35 >バターをパンより分厚くなすり付けるのは何でしたっけ?
「傭兵たちの挽歌」ですと、
“バターをたっぷり含んだ自家製のクッキーやケーキに、
さらにバターを分厚くなすって食っていても高血圧に…”
という描写がありますね。
真似てみたいけど後が怖いです(^_^;)
以前にも書いたけど
熱水と冷水を交互に浴びることによって
滋養強壮や体内の毒素の除去に役立つらしいよ。
とはいえ大藪さんが知っててやってたか、単に二日酔いの眠気覚ましでやってたかは知らないけどね。
自律神経にカツを入れ、血行を良くするらしい。
米軍パイロットの20分の1の栄養。
それに米軍じゃなくて空自だ。
おまえら何でそんな短い文でわかるんだ?w
衣ばかり厚くて、中身は紙のように薄いトンカツ。
>>46と
>>50は「長く熱い復讐」ですよね。いきなり刑務所のシーンから始まり、山中での
逃亡生活、そして娑婆で身を潜めながら現金強奪の計画を練り、大金を手に入れてからの
復讐と、見所満載の名作です。食事シーンも刑務所内、山中、負傷した後など、それぞれに
味わい深いものがあります。
ひげを剃ると体まで引き締まるんだよね。
53 :
無名草子さん:2007/05/04(金) 12:29:00
蘇る金狼と野獣死すべしの文庫がいつもない
男に宿命があるとすれば
それは戦い続けることだ。
トール・アンド・クール・アンド・゙ダーク・アンド・ハンサム (順不同、つか実はうろ覚えw)
「孤高の巨星、墜つ!」のコピーに泣きますた・・・あれからもう10年以上経つのか・・・
健康志向の主人公より女の方がワイルドで量も多い食事。しかし猟場ではキロ単位で肉を食う。
一族で猟をしてる親族がいるけど、若いヤツは普通に食うらしい
猪肉1キロくらい楽勝と聞いた
>>58 「アスファルトの虎」でも、若者の方が大食漢だったりするんですよね。まあ高見沢も
その気になれば2キロの肉を食べることができるわけですが。でも実は大藪作品でいちばん
たくさんの肉を食べたのは主人公じゃなかったりしますから。
マウンテンデューよりもセブンアップ
ラーメンよりもチャーシューメン
30分ではなく半時間
>>13 やはり日本人なら炊き立てのどんぶり飯に生卵とバターの塊をぶち込み、
それにショーユをぶっ掛けて貪り食うのが最高でしょ
それに野沢菜漬けなどあれば、なおよろし
これ処刑戦士だったか・・
学生を脅し、焼肉パーティーをさせる島津。
>>61 これ処刑戦士だったか・・
その通りです。ただし野沢菜漬けは最初の大仕事を成功させた後に密猟した
カモシカ鍋を食うシーンに出てきて、翌日の朝に相馬が食べたのが生卵と
バターを混ぜた熱い飯です。
>>62 「蛋白質に飢える」という表現が、作者の栄養に対する考え方を示していて
興味深いですね。肉が焼けるのを待ちきれずに生肉にむしゃぶりつく場面は
実に衝撃的でした。「非情の掟」は捕らわれた時の残飯雑炊から始まり、
クライマックスの“鹿一頭生でゴチ”まで印象的な食事シーンが多いです。
好きな大藪小説の食事シーンは、ベスト100にできるくらいありますが、特に
気に入っているものは、
「自分で倒したムースで作ったソーセージを黒熊の脂で揚げたもの」
「自分で獲ったシャケで作ったイクラやシャケ鍋、カナダ雁のロースト等で酒を飲む」
「自分に襲いかかってきた犬を殺して解体し、後で丸焼きにして食う」
「重傷を負い、凍死か餓死かという状況で倒した鹿を生のまま1ヶ月でたいらげる」
「分厚いシマアジの刺身、アワビを五個、生ウニとアユの味噌汁を丼で一杯ずつ」
「ナイフで刺殺したイノシシの心臓と肝臓を焼いて貪り食う」
「朝食は塩茹でのタン、昼食はリヴァーの塩焼き、夕食はリブ・ステーキ、
翌日の朝は背肉のカツレツ、夕食は前日に作ったエルク・ソーセージ」
「倒した鹿の生き血を飲み、腿を焼いて食い、仮眠後に胸肉の刺身を食う」
「本場のキムチ、塩辛、ユッケ、ナムル、仔豚の丸焼き、カルビクイ、ピヨンス、
ピンジャット、マクワウリのデザート」
「親友と飲みながら食う鮎の塩焼きと鷭の付け焼き」
「これまで食べた中で最高の味の、カウ・エルクのレバー・ステーキ」
いかん、キリがない……。
大藪さんの小説を読むと食欲がわいてくるけど、いざ食べ始めると全然だめな38歳の春orz
>>64 >自分に襲いかかってきた犬を殺して解体し、後で丸焼きにして食う
自分の記憶にあるのは土佐犬のような少しダブついた皮を持つ大型犬を解体
(ナイフを使って外套を脱がすように器用に皮を剥ぐ)し、さらに
臭みを取るため川の水に晒してから干し肉として保存するというもの。
記憶があやふやなので間違ってたらゴメン。
ひょっとしたら大藪作品ではないのかもしれません。
ほお骨が頬の皮をいまにも突き破りそう。
切れ目のような細い目。
ニンニクくさい息。
一目でコーリアン民族とわかた。
この人、<丶`Д´>が大嫌いなんだねw
>>65 若い頃は真似をして1キロの肉を食ったりウォッカを飲み干したりして
いましたが、今は高見沢優を見習って緑黄色野菜や海草や納豆を食べる
ようにしていますw
>>66 私が書いたのは「処刑の掟」のワンシーンで、射殺したマスティフの
皮を剥ぎ、四肢と頭を切り落とし、内臓を取り去って防水タープに包んで
山中を逃げ回ります。そして川の中の砂の下に埋めておいて体力がいくらか
回復してから取りに戻ると、冷たい水でアクが洗い流されているという
ものです。おそらく、他の作品のシーンなどと重なったのかも知れませんね。
>>61 どんぶり飯なら二百d級の大虎丸の厨房で
イクラと味の素とショウユをかけて掻き混ぜたのを、
ガツガツしすぎて飯を喉につまらして
目を白黒させながら食ってみたいです(笑)
>>68 どうやら混同してたみたいです。
犬といえば追ってくる猟犬に罠を仕掛けるシーンとかもありましたよね?
作品名は忘れましたが確かよく撓って強い反発力を持つ小枝の両端を鋭く削って動物(これも犬?)の腱で
縛りU字形に圧縮させたものを肉片で包んでばら撒いておくとそれを追ってきた猟犬が丸呑みにする。
やがて犬の胃の中で腱が溶けて小枝が弾け犬たちの胃壁を切り裂くというものでした。
いやぁここに来ると若き日に貪り読んだ大藪作品が次々と目の前に浮かんできますよ。
かくいう自分は四十を過ぎたオッサンです。 by66
>>69 どんぶり飯にイクラをかけて貪り食うというのは、「アスファルトの虎」でも
出てきましたね。美味い素材というのはシンプルな食い方がいちばんです。
>>70 >作品名は忘れましたが確かよく撓って強い反発力を持つ小枝の両端を鋭く削って動物(これも犬?)の腱で
>縛りU字形に圧縮させたものを肉片で包んでばら撒いておくとそれを追ってきた猟犬が丸呑みにする。
>やがて犬の胃の中で腱が溶けて小枝が弾け犬たちの胃壁を切り裂くというものでした。
それなら「人間狩り」ですね。実際には若木をW字型に曲げて犬の腱で縛り、
蒸し焼き肉を巻きつけて欲しい蔓で縛った犬用のトラップですが、おそらく
この作品のことでしょう。徳間文庫では「トラブル・シューター」に収録
されています。大藪小説では、こういう人間狩りを扱った短編や長編の中の
エピソードがけっこうたくさんありますね。
>>70 よう、御同輩。
伊達邦彦や北野晶夫に憧れて思わず腕立て伏せに励んだのも遠い過去、
お互い「カッコいいことばかり言っても お腹が出てくるのよ♪」になってしまいましたな・・・
(勝手に決め付けスマソ)
73 :
無名草子さん:2007/05/10(木) 03:15:37
最強にして最狂で最高
快楽とは生命の充実感でなくて何であろうか。
>>74 後に「汚れた英雄」でも同じ意味のことを書いてるな。
で、塩と煙草とライフルを持って極限の荒野をさすらうのも快楽なんだよね。
大藪さんの小説の主人公はみんな美男子だけど、俳優で言うと誰に近いイメージなんだろ。
微笑んだだけど女の腰がフラフラになるなんてウラヤマシス
辰巳四郎のカバー絵のようなダーク&ハンサム…と云う事で
アランドロンでどうでしょう?日本人では残念ながら居ない。
原作を読みつつ日本の俳優で脳内変換は無理。
仲代達也でも優作でも仮面ライダーでも草刈正男でも絶対無い。全部無理。
角川映画版は嫌いじゃないが、優作は大藪ヒーローがそもそも嫌いだったし
草刈正男はこの俺のルックスでしか有り得ないと角川春樹に自ら売り込んだ
結果まあ映画的にはヘンテコだが面白かったと思う。原作とは違う意味で。
…個人的には加藤雅也ならちょっとイケそう。
「女の子宮にもろに訴える笑み」って、
どんな表情なんだろ?
外見は「欧米か!」でも心は信義を重んじ、義理人情に厚い古風なほどの日本人というのが
概ね大藪ヒーローの基本のような気がしますね。
要するに大藪さんの理想というか憧れを具現化したものが大藪ヒーローなので
実在した人物の中から捜そうとするのはちょっと無理があるのかもしれませんね。
ましてや日本の俳優さんからなんて大藪さんは絶対満足しないでしょう。
優作版の映画を2つ観ましたけど、あれは「ふざけるな!」と言いたいほどのミスキャストだったですよ。
「優作、氏ね!」
>>80 もうとっくに氏んどるわ。角川大藪映画は俺大好物だけど…まあいいや。
が…義理人情古風云々は納得できんな。大藪ヒーローはそんなもん軽く超越
してあらゆるタブーを犯し(子供だけは殺さないが)限りなく自由で在るが故
に永遠のヒーロー。
あっちの方もすごいよな。
何度も逝かせて、たっぷり注ぎ込むとかさ。
>>80 > 外見は「欧米か!」でも心は信義を重んじ、義理人情に厚い古風なほどの日本人
全然違うだろ。
84 :
80:2007/05/12(土) 11:21:29
>>81、
>>83 敵対者に対しては常に非情な冷酷さを発揮する大藪ヒーローですが友好関係にあるもの特に身内に対しては
人並み以上に信義を重んじ義理人情に厚いのもまた大藪ヒーローではないでしょうか?
タブーに関しては何を持ってタブーとするのか人によってまちまちですから一概に言えませんが、
少なくても大藪ヒーローにおいては人間性までもを崩壊させるようなタブー、例えばカニバリズム、近親相姦、
意図的な無差別攻撃などのタブーは犯していないと思います。
最近では社会的に認知されつつあるホモやレズなどの性倒錯についても、どちらかと言えば否定的だと思います。
>>84 近親相姦サドマゾ性倒錯は敵側によく見受けられるがそれらを必ずぶっ殺す
のが大藪ヒーロー。なんでその辺は嫌いなのは間違いない。
晩年の作品なんかには家族のための復讐譚が多く存在するし、友人キャラが
度々登場するのも事実だし、それらと主人公の関係性は初期の最後は必ず殺
す共犯キャラとの関係とはチト違う気もするがある種の打算は必ず描写され
主人公の内面の孤独さは最後まで変らないし又、無差別殺人も全然平気のま
までシャブ喰って警察や暴走族のみならず自警団のお父さんまで皆殺しだし
東北で核爆発まで引き起こしたりしてデーモンさ加減はさらにエスカレート
したままでしょ。…それでも読後感が何故か爽やかなのが大藪マジックw。
>>84 悪役のヤクザにホモはよく出て来るね。
どの作品かわからんけど、主人公がホモの悪役に掘られちゃうのってなかったっけ?
89 :
80:2007/05/12(土) 19:05:50
>>85 すべての大藪作品を読んだわけではありません。
せいぜい20〜30冊というところです。
それらから受ける印象を纏めてみたわけですが、
実際には一部を見て全体を評するような事をしてしまったわけで
的外れな点があったかもしれません。
後期、特に晩年の作品にはほとんど接しておりません。
なのであなたの無差別、核爆発の話には少々驚いています。
目的を遂行する過程で心ならずも無辜の人たちを巻き添えにしてしまう事や
大目的のため、敢えて味方をも犠牲にしてしまう事はあっても
それは大藪主人公が常に戦争状態の中に身を置いているからこその事であって
自らの信念も倫理観も持たず、シャブ喰ってただただ破壊だけが目的みたいに暴走する主人公を
大藪氏が書いていたとすれば少し残念な気がしますね。
>>86 うん、あったような気もする。敵に捕らえられ拷問とかで・・
定かではありませんが・・・
>>89 そうそう、拷問でされてたような気がするんだよね
でも確かに新宿鮫も読んだから混乱してるのかも。
シャブ食って皆殺しとか釜掘られちゃうとかあったっけ??
全然思い当たらんなー コテさん降臨プリーズ
>>91 男に犯される主人公はいなかったと思いますよ。私も何冊か読んでいない作品が
あるようなので、断言は出来ませんが。金や目的達成のため、男を抱いた主人公は
何人もいますけどね。
>>85氏の
>シャブ喰って警察や暴走族のみならず自警団のお父さんまで皆殺しだし
これは「アスファルトの虎」ですが、高見沢優が覚醒剤を注射したのは隠し部屋の
中で眠り込んでしまわないための眠気覚ましで、ヤクザがよくやる度胸付けの
ためではありません。彼がターゲットを含めた別荘の人間を皆殺しにした時点で
覚醒剤の効き目は切れていたはずです。その後の警官や暴走族や自警団たちの
虐殺は逃走途中のアクシデントが重なった結果ですし。
コテさん、サンキュー (^ー^)ノ
>金や目的達成のため、男を抱いた主人公
確か「戦バラ」の石川克也とかがやってたね
>高見沢優が覚醒剤を注射
なるほど「アス虎」か、あれ後半は飛び飛びでしか読んでない
そんな場面があったんだ
>>93 >なるほど「アス虎」か、あれ後半は飛び飛びでしか読んでない
高見沢は5巻で田口のボディガード軍団の依頼による暗殺仕事をした時と、6巻でパリに
到着した直後に、それぞれ眠気を追い払うために覚醒剤を使用しています。大藪作品の
主人公たちは高見沢優の他にも石川克也、片山健一、速見誠、新城彰など多くの者が
麻薬を使用していますが、そのほとんどは眠気覚ましや痛み止めが目的です。快楽を
求めての麻薬といえばマリファナくらいですが、強靱な肉体と耐性によって我を失うほど
酔うことはほとんどありません。北野晶夫は妻のスーザンとの新婚旅行中にマダッド
という強烈な麻薬を使用して酷い目にあい、すぐに使用を禁止しますがスーザンは
中毒になって悲惨な結末を迎えることになります。
>>94 そう。
なんかアスファルタイガー得意のサプリ摂取描写の一つでしかないんだよね。
それもそれでモラルを超越してるとは思うんですが…
ハリー先生だから「有り」かなと。
96 :
無名草子さん:2007/05/15(火) 11:32:31
法規などクソくらえな男たちだからな。
やっぱオーヤブはええなー
98 :
無名草子さん:2007/05/15(火) 16:27:56
>>92晩年は病気による気力、体力の低下により、プロットしか書けなくなった
オーヤブ先生の最期の自筆作「暴力租界」の影山が、「ちょっと一服させてくれ」
と言って「呑むシャブ・エクスタ」を服用し「体がスッと冷えやる気がモリモり
湧いてきた」と言うシーンがあるよ。就寝する前にハルシオン使う主人公に違和感
感じたな。末期のオーヤブ先生は病気でクスリ漬けだったようだし、お気の毒だったな・・・
>>98 「暴力疎開」の主人公に関しては、「餓狼の弾痕」の世見月よりも違和感が
あったりします。「アスファルトの虎」の高見沢も、大藪作品の中では
珍しい“肉のない朝食”シーンなど健康に気を遣っている様子がある一方で、
タバコはともかく催眠剤を(肝臓障害を気にしながら)良く使うあたり、
メンタル面などで過去の主人公たちとは少し違うのかなという印象があります。
100 :
無名草子さん:2007/05/15(火) 19:41:55
98だが
>>99さんレスの解説は分かったから名無しの掟さんみたいに
なんか話題振ってちょーよ。
お洒落の健
103 :
無名草子さん:2007/05/15(火) 23:28:44
粋でニヒルでお水にモテモテのお洒落の健ちゃんだったが、一瞬後には主人公にボコボコにされ長々と路上にのびてしまうという
オオヤブ氏が大嫌いな高倉健をモデルにしたワンシーン
105 :
無名草子さん:2007/05/16(水) 09:06:58
どの作品だっけ?初期か中期?
106 :
無名草子さん:2007/05/16(水) 11:44:42
102は逃げますた
『黒豹の鎮魂歌』に高○健がモデルの人が出てこなかったけ?あれ違うのかな?
>>77 亀レスだけど北野晶夫のイメージは映画「肉体の悪魔」のジェラール・フィリップらすい
>>102 う〜ん、ギブアップ。
頭の片隅に記憶があるんですが(^_^;)
健というと「殺し屋の健」が真っ先に浮かびます。
>>109 その方は、いかにもヤクザの若親分然とした高木健次ですね。
新城の案内で一週間ほどイタリーの女優とねんごろになったり
貴婦人の乱チキ・パーティに連れられたりして
ヨーロッパの夜の世界を堪能したのでした。
112 :
無名草子さん:2007/05/16(水) 23:28:21
「殺し屋の健」もわからん。どの作品?
>>112 「凶銃ルーガーP08」の一番最初?の持ち主です。
114 :
無名草子さん:2007/05/17(木) 06:42:20
>>113 サンクス! まだ読んでないんだ。ブクオフで探してみるよ。
115 :
無名草子さん:2007/05/17(木) 09:34:38
116 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2007/05/17(木) 10:00:45
>>115 「殺し屋の健」はストーリーの導入部で田原組の代貸の三田と
相打ちで射殺されてますから
>>102氏の描写とは異なってます。
それにしても「お洒落の健」ってすごいネーミングだなぁ(笑)
他にも「スピードの明」とか、「マグナムの徹」とか。
117 :
無名草子さん:2007/05/17(木) 11:05:19
蘇る金狼読みたいんですけど調べたらこれまで角川、徳間など
いろんな所から出てるようですがどれが一番いいですか?
>>102が「ヤクザ映画の主役をやる俳優を叩きのめすシーン」で勘違いしてるんだよ。
必死に本棚をひっかきまわし、間違いに気付いて赤面している
>>102
120 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2007/05/17(木) 12:50:25
>>117 自分は角川版を所有してます。
(表紙は古いセリカとS&Wの短機関銃の奴)
版数が新しめの物だと朝倉のフル・ネームが出てこない、
と聞いた事がありますが真偽の程は不明です。
ブックオフ等で手に入りやすいのは角川版かな?
(香取慎吾の表紙の奴)
フルネームが出てこないのは、かなり初期の方じゃないか? 文庫じゃなくて単行本とか。
122 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2007/05/17(木) 14:31:31
>>121 あれ?そうでしたか(^_^;)
うろ覚えでしたm(_ _)mスマソ
124 :
無名草子さん:2007/05/17(木) 17:29:39
>>102 「お洒落の健」ってごく初期の短編に出でいた気がするんだがな〜
文庫未収録のやつかな〜確か紫色のスカーフしていつも髪に櫛入れてる
殺られチンピラ役で。
125 :
無名草子さん:2007/05/17(木) 17:36:43
>>120 オレは徳間の昭和39年初版のヤツ所有している。
昔の本だけに糸綴で頑丈。
悪いが香取なんとかの朝倉なんて反吐がでるよ。
126 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2007/05/17(木) 17:48:41
>>124 確かに読んだ記憶はあるんですが…。
どこかの文庫本にも収録されてる筈です。
>>125 まぁ、あのドラマは全くの別物という事で(笑)
127 :
無名草子さん:2007/05/17(木) 23:20:08
>>124 もう少しヒントもらえませんか?俺もどこかで読んだような記憶が・・・。
>>125 その初版本に朝倉のフルネームは出てきますか?(最初の方とか)
128 :
124:2007/05/18(金) 09:40:45
>>127いや、俺も良く思い出せんのだよ。
昭和34〜36年あたりの作品だった印象はあるんだけど・・・
そういや「ダブル・フックの笹木」となんてのもいたな〜(笑)
129 :
無名草子さん:2007/05/18(金) 17:01:34
>>124 私も初期の作品は数回しか読んでいないものが多く、「お洒落の健」は記憶にないですね。
「拳銃稼業」には、話の中だけで「おしゃれの源」という名前が登場しますが、服装に関する
描写がないんですよね。
やっぱ源さんだったのか〜
勘違いつーか濁点違いつーことで大目に見てやろうやw
134 :
無名草子さん:2007/05/18(金) 21:33:06
立て篭もり犯、どうやら捕まったみたいですね。
それにしても警察の何と悠長な作戦だったのか、、、
もし大藪先生が見ていたら何と仰いますか、、、
135 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2007/05/18(金) 22:22:02
う〜ん、「お洒落の健」まだ探してますが出てきませんねぇ。
ちなみに
>>118氏が言ってる俳優は
「殺人許可証No.3」の初めの方に出てきますね。
二枚目ヤクザ(笑)の役で売り出し中の高木悠治です。
主人公の「私」の短いフックで派手にブッ倒れました。
高木サンは何も悪い事なかったのに…。
いい加減
>>102のネタに振り回されるの、やめにしない?
>>102氏がほくそ笑んでる姿が眼に浮かぶよ。
>>133 濁点どころか漢字も表記も違う。
>>102が適当に書いたことに振り回されたな。
だけど面白かったから良いんじゃね?
ペッパーランチの強姦事件、大藪先生なら、どんな風に
作品にしたかのぅ。
犯人は在日って方向か?
無法がまかり通る街で、暴力団がバックについている店で客の娘をレイプしようとした
チンピラたちが、秘密捜査官か儲け話を求めて流れてきたアウトローの主人公にキンタマを
蹴り潰されて悶絶するんだよ。
140 :
無名草子さん:2007/05/19(土) 17:04:59
わからないことがあっても、ここで聞いたら誰かが教えてくれるから便利だな。
そうだね
禿同
オーヤブ辞書みたいなコテも常駐してて、ココは良スレ
オーヤブ作品の映像化されたものに、納得いくモノが
一個もないのは不幸だなぁ。
そうだね
145 :
無名草子さん:2007/05/20(日) 15:30:16
大藪さんに限らず、原作に忠実なものなんてまず無いですね。
それにしても「蘇る金狼」の桜井(千葉真一)と興信所所長石井(岸田森)は酷かった。
146 :
無名草子さん:2007/05/20(日) 20:08:24
>>145 映画の蘇えるファンには人気あるね、千葉ちゃんの桜井も岸田森も。
>146
人気はとにかくイメージちゃうだろw
餃子→ギョーザ
醤油→ショーユ
鹿の血を喉を鳴らしてすする。夜露で冷えた体が熱くなる。
150 :
無名草子さん:2007/05/20(日) 21:59:41
>>147 だからちゃんと映画ファンにはって言ったのに
あと文章変ww
151 :
無名草子さん:2007/05/20(日) 22:03:26
チーフス・スペッシャルのリヴォルヴァー
エレベーター → エレヴェーター とか。
なんか語感がいいなぁ・・・
153 :
無名草子さん:2007/05/20(日) 22:19:12
映画では工事現場に追い詰められて撃ち殺されるんだけど、原作ではどういう死に方したんだろうね、桜井
「原作は読んだが桜井の最後の詳細が知りたい」という意味か?
155 :
無名草子さん:2007/05/21(月) 09:03:35
>>154さんへ 153です
原作を読んだのは10年も前のことではっきりとした記憶がないんですよ
本も手元に無いし・・ 書店に行けば見れると思いますが、よかったらお願いします
桜井が死んだ経緯がどうも曖昧だった気がしてますが
>>155 東和油脂の社長たちが傭った殺し屋たちが、桜井の不意を襲って恭子と共に連れ出し、
尋問しようとした。桜井は朝倉が残してやった拳銃で逆襲したが、もう1人の殺し屋に
恭子と共に射殺された。2人の死体は東雲の埋め立て地に運ばれ放置された。
ざっとこんな感じです。
157 :
無名草子さん:2007/05/21(月) 12:07:49
>>156 掟さん、どうもです、155です
映画ではカーチェースとかもあったですが、殺し屋、女ともども埋立地で射殺など
この映画にしてはそこそこ原作をなぞったシーンではあるんですね
原作では朝倉がライバル視していたほどの好漢だったのに意外とあっさり消えてしまったので
惜しい気がした記憶があります、桜井
>>157 桜井に限らず、大藪小説には主人公に匹敵する狡猾さや腕力を持ちながら、運に見放されて
命を落とす若者がけっこう出てきますね。初期短編の「スピードの明」のように、主人公の
地位を夢見て果たせず消えていった者もいます。
朝倉と桜井は、もしも違う形で出会っていたらコンビで東和油脂に立ち向かい、
大勝利の後は新たな野望を果たすため海外へ逃亡していたかも知れませんね。
159 :
無名草子さん:2007/05/21(月) 18:56:03
単なる主人公朝倉の対比当て馬キャラじゃないのか?
始めから徒手空拳の持たざる男とコネをバックに登場する男
大藪世界では最後は当然…。
「俺だって銀のスプーンを咥えて生まれた訳じゃない」by北野晶夫
>159
東和油脂に対するユスリは桜井の個人的計画だからコネを活用してるとは言えんが、
いざという時には逃げ込む場所(バックの大物)があることも確か。
まあ、そこが朝倉に比べてイマイチ線が細いところとも言えるが。
別冊新評「大藪春彦の世界」を書籍化したような本を古本屋で見かけたのですが、
あれと新評版と違いってありますか?
それと問題小説増刊「蘇える野獣」も書籍化されていますが、
書籍版には馳星周と大沢在昌の対談が付け加えられていたと思います。
こちらも他に違いがあったら教えてください。
>>138 ニンニクくさい息
頬の皮を突き破りそうなほお骨
裂け目のような細い目
この表現は良く出てくるね
>>152 スェーターとか。
あと、ステレオのことをハイファイとか。
今だらだらと音楽を流しながら大藪さんの小説を読んでた。
寺尾聡の曲って大藪さんに合うと思った。
藻前ら、どんな音楽を流しながら読むと合うと思いますか?
優作版の映画「野獣死すべし」の主題曲は合うと思うね。冷たい鋼のような孤独感がよく出ている。ただし映画は三流・・・
大藪がTレックス聴いてると知った時は驚いた。
正月にヒーロー真似てロースハム1本かぶりついてみたが、脂身の多さに閉口しました
さすがにヒーローみたいにはいかないわ
ちなみに半s完食しました(気持ちワル〜)
何でロースハム? やはりボロニアソーセージかサラミソーセージあたりだろ。
たまたまハムがあったわけです
ビールで喉を洗いながらだったけど、
そのままだと脂身の多さもそうだけど
味も均一でよっぽどの肉好きならともかく
ヒーローみたいに肉だけつうのはキツイですね
マヨネーズとかカラシと一緒ならよかったかなあ
168 :
無名草子さん:2007/05/23(水) 21:10:14
チーズとクラッカーを交互に食いまくるなんてーのもあったな。
>>167 喉を洗いながらワロス
今日は暑かったから、漏れもこれから火傷をしそうな熱いシャワーと冷水を交互に浴びて来ます。
それはそうと、この前、嫁がいない時に鏡の前で30分くらい「凄みのある笑い」をやってみたけど、結局出来無かった38の初夏。
大藪作品では「ローガンのスコッチで舌を洗いながら」とか、「ポテト・サラダで舌の脂を取る」とか
「残ったワインとチーズで舌を楽しませる」とか、「ロール・パンを食って舌をリフレッシュさせる」とか
読んでいて食欲を刺激する表現が多いですね。
172 :
無名草子さん:2007/05/24(木) 10:27:35
コテハンのドブ臭い口臭に辟易(笑)
だぶつき気味の腹が気になって今年からダイエットに挑戦している。
徐々に効果が出始め80`あった体重が今では60`近くにまで落ちた。
食事は1200`カロリを1日5回に分けて摂る。
アルコール類はいっさい摂らない。時間があれば運動もする。
だが、食欲が落ちたわけではない。
食に対する執着度はむしろ増している。
こんな状況の中、最近疑問が頭をもたげ始めた。
こんなことまでして健康を維持することに何の意味があるのかと。
大藪氏の描く主人公が羨ましく思える41の初夏。
みなさん楽しく読ませてもらってますよ。
これからもよろしく。
>>172のニンニク臭いゲップの悪臭がスレに漂っているな。
え〜、ようやく判明しました。
『お洒落の謙』です。
協和会会長、石黒に命じられて暴力サルベージ屋を撃退した後、
警察に追われてピンチになった主人公、高城を迎え(助け)に来たのが
お洒落の謙の仇名のある多田でした。
渋い服をスマートに着こなした長身痩躯の若者です。
作品名は「無法街の死」でした。
>>176 乙です!
何か予想よりかっこいい設定だな。ここは大抵の疑問が解決するから気に入ってる。
>>176 あは、いたんだ。健じゃなくて謙ねw
なんか生意気そうな若者だな。
こういうヤツってだいたいタメ口叩いて主人公に焼きを入れられるタイプだよね。
>>178 いえいえ、中々頼りになる若者でして
和田組との最終決戦時には高城に指名されて行動を共にし、
高城を援護してました。
最後は海上保安官に射殺されてしまいましたが。
結局
>>102は名前の漢字を間違えてたんだな。それでも類似のキャラを見つけてくるとはGJ!
181 :
無名草子さん:2007/05/24(木) 16:51:35
「ケン」はもひとりいるよ。
地回りのちんぴらで粋がってたけどヒーロにもろストレート叩き込まれて
口元をトマトケチャップのように潰されてしまう。
「これでケンもオシャレではなくなった」の最後のセリフが効いてた。
ただ作品は忘れた。オーヤブでないかもしんない。
ヽ(`0´)ノ またかー?
>>176 乙
ところで大藪氏の小説で最も頻繁に出てくる動物と言ったら何?
犬じゃね
意外と鹿とか?
188 :
無名草子さん:2007/05/24(木) 20:21:48
コジュケイもやたら出てくる
実際見たことないが…
>>183 「おしゃれの源」や「お洒落の謙」の他に、まだ「ケン」がいるわけですね。確かに読んだような
記憶もありますが、はっきりしません。さて、ここでさらに話をややこしくするようなことを
書きますが、「狼は曉を駆ける」には「健」という名前の色男が出てきます。西城に唇と前歯を
吹っ飛ばされた後の描写が、
「口の前側が消失した健ははもう色男ではない」
だったりします。同じようなフレーズ、人名がけっこうでてきますからね。
>>185 犬、鹿、キジあたりじゃないでしょうか。後は馬たムースやエルクなどですね。
>>189 たぶん、それだと思う。「口の前側が消失〜 」は読んだ記憶があるよ。これでスッキリした。ありがトン by183
>>190 西城は銃で口の前を撃ち飛ばしたんだよな。人間の記憶ってけっこう曖昧なもんだな。
>185
ワニ、アナコンダ、ゴリラ
194 :
無名草子さん:2007/05/25(金) 06:02:10
195 :
無名草子さん:2007/05/25(金) 07:45:14
>>194 横から口の前側を撃って、唇と前歯を吹っ飛ばした。
196 :
無名草子さん:2007/05/25(金) 10:56:32
>>195 わぁ それ痛そうでつね 傷治ってもクシャおじさんみたいになっちゃうね
トラックのタイヤも噛み千切るとかあったような希ガス
ゴリラは『破壊指令No.1』に出てきますね。
サルベージ屋(手形の方ではなくダイバーの方)として
潜入した際に正体がばれそうになり、
逃げる途中で五剣山寄りの灌木の茂みの陰から出てきた
三匹のローランド・ゴリラに出くわしたのでした。
他にも羆やアフリカ水牛に襲われてましたね。
第三話「狂ったレーダー」の中のエピソードでした。
よく切断した男根を口に押し込んだり、尻の穴に突っ込んだりするけど、あれは大藪先生の趣味ですか?
輪殺の掟の津場登が雄琴のトルコ街で大暴れして
ポン引きの口に切断した男根を押し込んでとか
頬にナイフで穴を開け、ベルトに通した生首をそこにくくりつけてとかの描写があるけど
あれって大藪先生が雄琴でチンピラに脅されて、相当悔しい思いさせられたんだろうね。
無茶苦茶だなw
あとさ、よく脳漿が・・・
>>201 最初の頃読んだ作品だったが風呂場で死体を踏んづけて血抜きをする描写があってビックリした憶えがあるが
狩猟という観点から見れば一応スジは通っている。
しかしベルトに生首云々はどう見ても酒鬼薔薇の世界だろうよw
>>201 > あれって大藪先生が雄琴でチンピラに脅されて、相当悔しい思いさせられたんだろうね。
むしろ逆だと思うよ。水商売関連は、出版社持ちで遊びを兼ねて熱心に取材してたらしいw
ペニスを切断して口に突っ込んだり、首を切断してああいう扱いをするとかは中東とかアフリカとか
世界各国の戦闘のお約束などを調べた結果らしい。
ヨーロッパ旅行ではかなり遊んだんだろうな。取材の成果を活かすためか複数の作品で食い物や
エロ関係の似たような描写が出てくる。
>>199 ゴリラも出たたのですか…
勉強不足でした。失礼。
>>206 何で読んだか憶えてないが編集者が先生のお供で海外へ行くと先生は何所
でも必ず絶対に女買ってたって暴露してた。
しかし先生の晩年の旅エッセイでは編集者が女買いたっがって困ったものだ
…俺は明日も銃撃ちたいから眠いのに〜とか書いてる。
>>208 編集者をそうやって構ってふざけて遊ぶみたいなことはよくやってるんでしょうね。
「熱く長い復習」の鷲尾進が最後に殺す大ポスの名前が編集者の名前だったり
>>209 ずいぶん勉強熱心だな。いや何でもない。
>>209 主人公の名前もいかにも強そうな名前ばかりですね。
面白いのは苗字がア行からワ行まで満遍なくあることです。
きっと電話帳などからイメージに合った名前を拾ったりしてたのでしょうね。
何だかそれらしい単語をシャッフルして組み合わせると
大藪作品らしい「タイトル」と「主人公」が出来上がりそうだね
「野望都市・・城乃内誠」とか
「ベレッタの掟・・黒木勇作」
「南アフリカ秘密指令・・虎田拳介」みたいに
>>211 男性の名前の最後の部分が「夫」が多いのは時代を感じますね。
214 :
無名草子さん:2007/05/27(日) 14:55:24
>>212 それって大藪ヒーローというよりも、むしろ演歌歌手かな
いやぁ〜けっこう難しいでつね、なまえ
掟シリーズだか何だか忘れましたが、キャバレーで「矢理貴郎」って偽名を使ってた主人公いたよ
>>215 ははっ、「矢理貴郎」とは。
殴夜部先生もなかなかやりますね。
他にもなんかあったらおせーて。。。
大藪さんの小説の中でコンピューターに関する描写が何作が出てくるけど、たいてい「インターネットに接続されたマッキントッシュが無造作に置かれている」だね。
自分はマカーなんでちょっとうれしい。
大藪さんが生きていたら、もっとネットとか色々と描かれたのかな?とか妄想してしまう。
218 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2007/05/28(月) 00:24:16
>>213 そうですね。
西城に鷹見、篠原辺りですか?
何とはなしにカッコイイ名前ですね。
>>218 今読んでる作品の中に「手榴弾型ライター」という記述が出てきてワロタ。
「ライター型手榴弾」だろがwww
>219
昔の本って結構誤植多いですよね。
>>219 「日銀ダイヤ作戦」ですね。
私も読んでいて気になりました。
どのページでも手榴弾型ライターと書いてあるので、誤植ではなく実際に
本人がそう書いていたのでしょう。
大藪さんと懇意にしていた、出版関係の友人に直接聞いた話ですが、本人は
原稿を書く時は、異常なほどに手書きにこだわっていたそうです。
また、自身の原稿を編集者に手直しされるのも凄く嫌がったとか。
だから、こういった珍妙な言葉も、(本人が気づかなかった?)修正されること無く
本になってしまったのではないでしょうか。
実際、大藪さんの作品は、ノリと勢いで書いてしまったと思われる記述も多々
見受けられますし。
大藪ヒーローに撃たれて糞と尿を垂れ流す野坂昭郎が出てくる作品知ってる方おられますか?
223 :
無名草子さん:2007/05/28(月) 18:36:34
設定とか何でも良いからヒントくれ。
>>221 >実際、大藪さんの作品は、ノリと勢いで書いてしまったと思われる記述も多々
見受けられますし。
アスファルトの虎の中でルンルン気分なんて言葉も出てきましたね。
当時の流行語だったんでしょうね。
林真理子だったかな。
225 :
無名草子さん:2007/05/28(月) 21:00:20
「気分はルンルン」な。
226 :
222 :2007/05/28(月) 21:57:22
すいません、昔朝まで生テレビで野坂昭如が「大藪春彦にこんな風に書かれたことがある」といっていたもので、それしか分かりません。
それとこれも朝生でオウム事件を扱っていたとき、栗本慎一郎が「大藪春彦さんが70年代に既にサリンを作品に出してましたね」なんていっていました。
>>225 富士スピードウェイにて、
F・Pのニュー・マシーンのテストの際に
チーフ・メカの近田が
『…ベスト・ラインを試してみる?
ルンルン気分になっているところで』
と言っています。
また、トーキョー・タイアの製品開発部に電話した際、
開発本部部長の安部に
『…君のことだから、ルンルン娘のベッドの上だったんじゃない?』
と揶揄?されています。
この他にルンルンの記述があったでしょうか?
>>226 サリンを題材にした作品は「暴力列島」です。
>>227 同じく「アスファルトの虎」で目覚めた高見沢の描写で「気分はルンルンとはいかなくても〜」
というのがありました。
>>228 あ、そうでした(^_^;)
確認しました。
dクスです。
なんでみんな断片的な話だけで作品名とかわかるんだ?w
古本屋で買ってきたらすでに持ってる奴だったことが二度ほどある。
冒頭をちょっと読んだだけじゃ過去に読んだことあるのかどうか判別を付けられないw
232 :
222 :2007/05/29(火) 16:09:13
非情の女豹では結構ヌキましたよ(*´Д`)ハァハァ♂*:・'゜。.:*:・'゜。.:*:・':*・
大藪作品でヌケるシーンありますか?
主人公が化け物みたいに強い話が好きだ。素手で首を引き千切ったり、木刀で手首切断したり。
素手で心臓を掴み出せるからな。
いま「ヘッドハンター」読んでるけど、「ブラッディ」が口癖の変なおっさんが登場しててすげーワロタ
>>233-234 股間に蹴り入れるとつま先が直腸までめりこんだり、パンチすると肘まで入っちゃうとかw
「信じられぬ・・という顔で」
身体をナイフのように折って
主人公にタマを蹴り潰されたヤツの描写で「男根の組織も腐り落ちるから、もう一生女を抱けない」
というのがすごかった。
大藪ヒーローに殺されるなら延髄にナイフが一番痛くなさそうだな。
やたらチンポに対する拷問が多いよね。
頭の皮を剥いで小便をぶっかける。
生きたまま犬に食わせたり、上半身だけになるまでバイクで引きずったり。彼は基本的に
怒りと怨念の作家だったんだね。
女豹の掟の後書きでも「僕はいくら酒を飲んでも酔えない理由がある、それは怒りである。」なんて言ってる
242 :
無名草子さん:2007/06/03(日) 09:16:24
基本的に体験したことしか書けないと言ってたな。確かにハンティングとかは彼自身の
経験が元になってるようだ。オーストラリアでのバッファロー狩りなんて数作品に出てくる。
大藪小説の集大成と言える「アスファルトの虎」でも書いてほしかった。
243 :
無名草子さん:2007/06/04(月) 19:10:09
戦士の挽歌、復讐に明日はないと連続で読んだ。
次は黒豹の鎮魂歌を読もう。
>>243 読み終ったらイクラ丼を貪り食ってくれw
>>243 大藪作品に意外と多い、脳を損傷した主人公の一人だな。
ヨーロッパから北海道まで。
247 :
無名草子さん:2007/06/08(金) 11:48:32
春彦、夏彦、秋彦、冬彦の中では春彦がいちばんバカっぽいなW
249 :
無名草子さん:2007/06/08(金) 16:20:05
>>248 大藪春彦
京極夏彦
吉村冬彦(寺田寅彦)
で、秋彦でググッて出てきた作家が・・・嬉野秋彦
>>249 スマソm(_ _)m
改めて読み返したら信原でした。
『沈黙の刺客』信原邦夫です。
この作品は解説を含めても199頁しかなく、
値段も大藪作品の角川文庫では一番安かったのでした。
(昭和54年当時、220円)
252 :
無名草子さん:2007/06/08(金) 20:30:32
ショーユはかけるが、ソースはかけないな。
>>248 個人の主観で得意顔のお前がいちばんバカっぽいW
「ヘッドハンター」の中での「ブラッディ」という言葉の出現回数は異常w
>>254 その理由はちゃんと書いてあるじゃん。実際あの訛りがある連中の「ブラッディ」連発は
酔った時なんか作品よりひどいぞ。
「ヘッドハンター」のバッファロー狩りのシーンは豪快だな。あれって作者自身の体験が元ネタに
なってるらしいけど、他の作品でもバッファロー狩りについて書かれてなかったっけ? 確か主人公の
過去話とかであったような……。
>>256 西城も高見沢もバッファローを撃ってますね。
両名ともその後、村の娘を族長に進呈?されてます。
>>257 「ヘッドハンター」と書いてあるから、
>>256氏が書いているのはオーストラリアでの
バッファロー・シューティングのことじゃないかと思います。「ヘッドハンター」より
ずっと前に、「処刑の掟」で主人公の速見誠が過去にオーストラリアで食肉用として
バッファローを撃っていたという話が出てきます。
>>258 あ、なるほど。
ミート・ハンティングの方ですね。納得。
おおっ、コテ神の夢の競演w まさに神々の対話ww
261 :
無名草子さん:2007/06/12(火) 10:28:58
先週から文庫を読みまくってるので、そこからコテさんたちでも簡単にはわからない質問をいくつか
書いてみようw
1「ハムが嫌い」とはっきり言っている主人公は?
2主人公が子供の指をヘシ折る衝撃的な作品は?
3女を縛って犯していたSM好きな主人公は?
さすがにすぐはわからんだろ。
>>261 1.だけは答えが出ました。
『殺人許可証No.3』の「私」ですかね?
根岸会に潜入した折に身元照会の為に監禁された際、
部屋の備え付けの冷蔵庫からオレンジと
サラミ・ソーセージの朝食を採ってますがその中で
「私はハムは嫌いで、よほど飢えた時ではないと口にしない。」
とあります。
2.3.についてはちょっと記憶になかったです(^_^;)
>>261 連投スマソ。
3.は『長く熱い復讐』の鷲尾ですかね?
おおっ、神々に挑むイカロスまで出現w 舞台は佳境へww
あ、なんか思い出したw
登場してイキナリ「これが今ナウいSMだ」とか言ってヤリだした主人公がいたw
確かアレは(ry
コテさんわかる?
266 :
261:2007/06/13(水) 08:40:59
>>262 当たり。さらっと書かれていたから覚えてない読者が多いと思っていたのになw
>>265 あー、それは知らないな。西城か? 少なくとも俺の書いてる作品とは別だ。
267 :
無名草子さん:2007/06/13(水) 10:38:17
>>261 Aは初期作品「人狩り」の水野だな。指を無造作にへし折る前にバックハンドで
殴ったりしてた気が・・・「このくらいの齢になれば、気の利いた奴は
マスの掻き方くらい知ってるぜ」とババアに言ってたセリフが印象的。
例によってババアは怪奇な部分をむき出しにする訳だが(ニヤリと笑った)
268 :
無名草子さん:2007/06/13(水) 10:40:40
>>261 BSM好きな主人公はいない。縛って犯すのは女のリクエストに
答えたんだろ。
269 :
無名草子さん:2007/06/13(水) 14:48:41
糸冬 了
みんなマニアだな
270 :
無名草子さん:2007/06/13(水) 14:53:40
ちょっと気分を変えて、古本屋で100円だった新宿鮫を今読んでます。
272 :
261:2007/06/14(木) 11:44:47
参ったな。やっぱすげぇやw
じゃあ最後に「バターをパンと同じ厚さに塗って食った主人公」は分かるかな? 脇役ではなく主人公ね。
273 :
無名草子さん:2007/06/14(木) 14:26:24
金狼の最初のほうで出てきたような焼肉屋ってどっかに無いかな?
>>272 バターじゃなくてチーズならたくさんあるな。
>>273 七輪で新鮮なモツを食わせる店ならけっこうたくさんあるよ。食い物関係の板で聞いた方が良いと思うが。
>>272(261)
その設問についてはこのスレの上の方で答えが出てます。
>>273 渋谷の「アリラン」ですね。
実在するなら是非とも行ってみたいですね。
276 :
273:2007/06/14(木) 23:17:30
探したら見つかったw
むかつく奴がいたら連れて行こう
277 :
無名草子さん:2007/06/15(金) 01:11:42
朝倉は、血泡の中でのたくる唐辛子まみれの小袋を箸で
つまみ上げると、口に放り込んだ。強靭な歯で噛み砕く。
『生だと尚更元気が出ますよ』
みたいな感じだったかな?
278 :
272:2007/06/15(金) 05:23:47
>>275 俺の問題は「バターをパンと同じ厚さに塗って食った主人公」だよ。まあ俺も偶然見つけたんだけどね。
ついでに「車体の一部を崖からはみ出させるコーナーリングで女をビビらせた主人公は?」という
問題も追加しておくよw
279 :
無名草子さん:2007/06/15(金) 09:37:48
>>278 そりゃ「戦いの肖像」の水島か「全開で飛ばせ」の嵯峨だろに
>>279 私も思い出せるのはその2作品だけですね。
>>278 >「バターをパンと同じ厚さに塗って食った主人公」
以前にその話になった時は思い出せませんでしたが、主人公ということなら
「拳銃稼業」の三島です。
281 :
278:2007/06/15(金) 22:19:05
参った。みんなディープだわw
>>281 『参った。あんたのような手ごたえのある男にははじめて会った。
俺の完敗だ。ハジキを渡すから射たないでくれ』
ってところでしょうか(笑)
283 :
無名草子さん:2007/06/16(土) 03:23:59
ロード・エージェント・スピンと称されるガン・プレイのテクニックだ。
284 :
無名草子さん:2007/06/16(土) 09:56:36
プッシュ・ロッディングもお忘れなく。
文字にすると長いが,西城はそれらの動作を
0.02秒でやってのけた。
西部劇の惹句に「0.2秒驚異の早撃ち」などどあるが,
本物の早撃ちに比べると1けた遅い。
あとさ、筆者のナイフ自慢もワロタ
287 :
無名草子さん:2007/06/19(火) 14:31:42
なんぼなんでもオート・マチックで0.02秒は先生の勇み足だな。
手刀で相手の首を切断し、素手で心臓を掴み出す主人公が活躍するハードなファンタジーだからな。
手刀で切断なんてあった?
素手で首を千切るのは現実にできる人もいそう。
>>289 >手刀で切断なんてあった?
つ「戦士の挽歌」
ちなみに素手で心臓を掴み出す作品には「黒豹の鎮魂歌」があります。
「汚れた英雄」の北野晶夫も、その一歩手前までのことをやりました。
「骨肉の掟」では、素手で相手の首を締めて最終的に千切っています。
あの人間離れした暴力が、ストレスに悩む現代人にはたまらない。「理論的に云々」とか
言ってる奴には、あの楽しさはわからない。
手刀で切断は知らなかったけど首をねじ切るのはあった気がする。
首の関節をパコーンと外してから。
パコンはわかるが捩じ切るのはない。
コテさんが書いてた「骨肉の掟」はねじ切るって感じだな。関節カコーンの後にナイフはよくある。
295 :
無名草子さん:2007/06/24(日) 17:55:32
「ウサギの脳みそを食いながら復讐を決意した」みたいな作品をかなり前に読んだけど、
これって大藪春彦だよね?
ごめんアゲちまった。
専ブラは抜かれる
ウサギを食うのは星島シリーズであったような。
大藪ヒーローが食ったグロテスク食材NO1は蛇でOK?
>>295 これまで何度か話題になっている「処刑の掟」ですね。犬を食った後です。
>>299 個人の好き嫌いにもよりますが、私だったら蛇よりサンショウウオの皮を剥いで
生のまま食う方がキツいですね。北野晶夫はもしかしたら犬や猫の内臓を
食べたかもしれないし、カツオの内臓を生で食うというのもかなり凄いです。
星島弘は龍虱というゲンゴロウに似た虫や生きたトンボなどを食べています。
猿の脳みそ食ってるの無かった?生で
ショーユの代わりにメンスの血で刺身を食う キモ
革靴
>>299 グロとはちょっと違うけど
銃の負い革を食べちゃった主人公もいましたね。
>>305 おそらく
>>304氏が書いているのも同じだと思われますが、「非情の掟」ですね。
革製品であるライフルとトミーガンの負い革、ズボンのベルト、そして靴を食べています。
「チャップリンの黄金狂時代」ではいちおう茹でて靴を食べてますが、「非情の掟」では
そんな余裕もなく、ただひたすらにしゃぶり続けて少しずつ胃に収めています。
精力剤だと言ってカズノコのヌルヌルした薄皮ばかり食らう政治家の先生もいましたね
山本皓一氏のHPで大薮氏が自らが仕留めた巨像に腰かけてる写真や
その巨像を現地の村人が数百人がかりで解体している写真が掲載されているのですが
「モノ」が巨大なだけに、あれは強烈でした。
現地では貴重な蛋白源なのだそうです。
309 :
無名草子さん:2007/06/27(水) 02:21:43
お前らが選ぶ作品ベスト3って何?
俺としては銃と車で組織とドンパチってのより社会派なのが好きだな。
1 蘇る金狼
2 戦士の挽歌
3 復讐に明日は無い
>>309 以前にもベスト10を書いたことがありますが、今も変わっていないので
1位「ヘッドハンター」
2位「野獣死すべし」
3位「汚れた英雄」
ですね。「ヘッドハンター」は文体も内容も大藪作品のひとつの到達点だと
思っています。「野獣死すべし」は、やはり最初に読んだ時の衝撃が強烈
でしたし、作者のすべてが包み隠さず描かれている点も興味深いです。
「汚れた英雄」は“鋼鉄がいかにして鍛えられていくのか”を主人公の
少年時代からしっかりと描いた、大藪流青春小説の傑作だと思います。
でもやっぱり大藪小説と「どうでしょう」の企画は最低でもベスト10
くらいじゃないと足りないですね。
朝っぱらからキャンキャンキャンキャン隣の犬がウルセー
ミニチュアダックスだかなんだか知らんが蹴り殺してやりてーよ
「ウルセーな!」ってな
ついでに飼い主も五寸釘で磔にしてやるぜ
>>309 私としては「復讐の弾道」は外せないですね。
陸送屋稼業は外せないね
>>309 う〜ん、ベスト3は難しいですね。
強いてあげれば、
1.野獣死すべし
2.傭兵たちの挽歌
3.名のない男
でしょうか。
もっとも、掟氏と同じくベスト10じゃないと
足りませんね。
僕は後期長編よりも初期短編派ですね
「白い夏」とか「テロリストの歌」「誤算」「暗い春」みたいなのが好きです
>>315 うん、短編はいい。味わい深いし余韻が残る。
>>315 短編なら『自爆』ですかね。
初めて読んだ時が16の頃で
自分も4ストロークの軽自動車を
フル・チューンするんだ、と夢想してました。
他にも若林のフロンテとか
邦彦のR2とかが憧れでした。
そんなこんなで初めて買ったクルマは
ソレックスのツイン・キャブで武装した
コロナ2000GTでした。
大藪作品での描写がまさに砂に水が染みこむようでして、
ヒール&トゥも割と簡単に実践できました。
まさに、バイブルでしたね。
大藪氏のヒール&トゥは時として踵でブレーキング、つま先でアクセルを吹かしたりしますが
これってどうなんでしょうね
>>318 時代の背景もあるでしょうが実際には、
つま先でブレーキ、
踵でアクセル、です。
何故なら単にエンジンの回転数を
合わせる為だけの空吹かしよりは
確実に停止位置を合わせるブレーキが
重視されるからです。
ただ、ヒール&トゥも既に過去のテクニックとなり
(何故なら一般市販車もシンクロが強化された為)
ワン・クラッチ・シフトなどはしらないドライバーもいるようですね。
今はAT全盛ですから。
ストレートアームつうのも過去のテクでしょうね
「蘇る金狼」のじゃじゃ馬社長令嬢なんかがやってました
321 :
無名草子さん:2007/06/28(木) 10:46:01
大藪自身、免許取ったのが20代後半だったっけ?
最初期の作品群だと「グゥンとアクセルを踏み込んだ」とかあるし。
322 :
無名草子さん:2007/06/28(木) 10:51:50
プリンスGTB、ハコスカGTRは主人公が良く使うが
ケンメリは何故か出てこないね
20冊くらいは読んでるのに、タイトルと内容がほとんど一致してないorz
>>322 最初に接した車だから愛着があるんじゃね?
特にあの時代の人たちのGTR信仰は半端じゃなかったらしいと聞くし
>>323 ざっと内容を言えば、たちまち誰かが答えてくれるのがこのスレだw
>>324 確か痔主になってマニュアル車がきつくなるまではハコスカに乗ってたんじゃなかったっけ?
オートマ車も右足アクセル・左足ブレーキだったんだろうな。
326 :
無名草子さん:2007/06/28(木) 23:28:42
大藪の人物描写って攻撃的すぎてワロテしまうときがある。
「準幹部クラスらしく、バンドマンのような派手な身なりをして滑稽なほど
粋がっていた。チンピラ歌手を舞台に呼ぶ三流の司会者のような身振りで車を招く・・」
ちなみにどの作品でしょう。
おしゃれの健さんか?w
328 :
無名草子さん:2007/06/29(金) 10:30:28
テレヴィの画面では、ジャリ・タレが猿のように飛び跳ねていた。
一人はグラマーと言うには肉がつきすぎ、もうひとりは、胃でも悪いのか、
痩せこけた体に、平べったい胸をしている。
「お客さん、この店、はじめてですね」
狐のような顔のバーテンが愛想笑いを見せて言った。
専ブラ入れなきゃ見られんような掲示板なら閉鎖しやがれ
何、この人大杉は、、、 閲覧有料化狙ってるんか、ひろゆき。。。
332 :
無名草子さん:2007/06/29(金) 15:30:08
>>326 コテさんに訊くしかなさそうね。コテさんカモーン。
白髪を不気味なほど黒く染め、
反っ歯を剥きだしてギョロ目を光らせているのが
元首相の沖山だ。
黄土色の皮膚はたるんでシミが浮き、
骸骨のように痩せている。
この人物のモデルとなった有名人は?
ダサワ ケンジ
>>326 蘇える金狼で、朝倉が磯川の娘を誘拐する前の下見の描写じゃない?
>>331 例の山口県光市母子殺害の審議差し戻しの件で
少年犯罪板が祭になってるからと想像
>>326 大藪さんが生きてたら細木女史は絶対やられますね。
>>337 大藪さんだったらどちらの側についたのでしょうね。
やはり本村氏に同情して21人の(悪徳)弁護士を殺戮する方向で構想を練るのでしょうか。
それとも運命だからしょうがないと本村氏を突き放すのでしょうか。
あるいはこの程度の事件は歯牙にもかけないのでしょうか。
「悪徳弁護士集団を罠にかけ殺戮し財産を奪う」という話のネタとしては使いそう。(ていうか、実際そんなんなかったっけ・・・)
ただ必要以上に被害者側に肩入れすることはないだろうな。
>>341 オペレレーション・ヴァルチュアーの連中が
出張ってきそうですね。
まあ、罠にかけるのではなくて
私刑にかけるのでしょうけど(笑)
343 :
無名草子さん:2007/06/30(土) 12:30:27
大藪の正義観は正しいか正しくないかじゃなくて好きか嫌いかだからな。
好きな奴は正義だし嫌いな奴は悪、それも徹底的にこき下ろす。
その程度の作家だよ。
う〜むむむっ アンタはエライ!
>>340 本村氏は事件以来どんな日々を送ったのかと思うと胸が痛くなる。
TVで会見してるのはほんの一場面で、彼にも普通の生活があるんだ。
きっと周りは腫れ物にさわるように扱うんだろう。
大藪ヒーローのような痛快な私刑ってそうそう実現できるもんじゃないんだな。
犯人を地獄の苦しみの揚げ句に殺して、いっさい罪に問われないで復讐を成し遂げても、ささやかな当たり前の幸せはどうやっても取り戻せない。
死ぬまで背負っていくものが増えるだけだ。
拷問だったかリンチだったか五寸釘でハリツケつーのもありましたよね?
>>334 「裁くのは俺だ」に沢田という若い男が出てくるが・・・
主人公に車乗っ取られる髪の長い若い男のこと?
作品の中でさりげなく自分のナイフ自慢。
349 :
無名草子さん:2007/07/03(火) 20:20:59
>>339 TVでは整髪量をべっとりつけてオール・バックにした自称占い師が欲の深そうな大柄な体に狡猾な眼をギラつかせながら
有無をいわさぬ調子で一方的に相談者を罵倒していた。共演者の三流タレント達も触らぬ神に祟りなしといわんばかりに皆口をつぐんでいた。
こんなかんじでしょうかね
>>349 バッチシだよ 大藪氏が生き返ったみたいだ (ただTVよりはテレヴィのほうがいいかな)
山野組の田所とか出てたけど、これ〇口組三代目のことだろ?
ボロクソに書いているけど、よく報復されなかったな。不思議だ。
352 :
無名草子さん:2007/07/04(水) 22:50:49
いちいち小説に因縁つけるほど暇じゃないし、ヤクザはバカだから小説なんて読まないと思う。
>352
そだな。
大藪さん有名な人だし、因縁なんかつけたら大きなニュースになるだろうしな。
メリットよりもデメリットのほうがでかいだろうな。
最近、何とかっつうノンフェクション作家がヤクザに襲撃されたニュースが出たが、
それに比べたら大藪さんのはしょせん架空の物語だし目くじら立てるほどのことでもないか。
でもどこの世界にもバカつか血の気の多いはねっかえりはいるからな、
勇気とまで言えるかわからんが、何か大藪さんの心意気みたいなもんが垣間見える気がする。
354 :
無名草子さん:2007/07/05(木) 09:48:10
>>339 いや、むしろ松の根っこのような灼熱の男根で
渾身のサーヴィスをして大金を貢がすんだよ。
それがオーヤブ・テイスト。
355 :
無名草子さん:2007/07/05(木) 13:04:16
>>353 実際に取材活動でもかなりヤバイ域まで
踏み込んでたみたいですね。
だからこそ、の大藪作品なんですが(*´ー`)
でもあそこまで酷く書かなくても
よほど自尊心を傷つけられたか・・・
358 :
無名草子さん:2007/07/05(木) 22:34:00
山野組の田所ってどの作品?よみてえ
>>357 むしろ醒めた感じで淡々と書いていたんじゃないかね。
「・・・・貴様を怖れて震えている何十万何百万という連中に
今の貴様のザマを見せてやりたい。
夜の帝王として全国に睨みをきかせていた貴様の正体が、
一人きりになると、こんなにだらしないもんだということをな」
浅岡はののしり、瀕死の田所の顔をナイフで切り刻んでいった。
体にもナイフを突き刺す。
田所は死んだ。
362 :
無名草子さん:2007/07/05(木) 23:45:47
363 :
無名草子さん:2007/07/06(金) 03:45:05
「野獣死すべし渡米編」が唯一のギャグ作品ですが、他の作品にも文章にところどころ「遊び」み
たいな物がありますよね。皮肉ともギャグとも取れる文章が。もう一作位ギャグ作品を書いて欲し
かった。
帰国の船の中で人目も憚らずマスをかいたのはどうして?
>>364 姉と母を相次いで、それも無惨な形で失ったショックから逃れるためじゃないかと。
北野晶夫も母親が死んだことを虫の知らせというか幻影で感知した時、初めての
自分から疼くような欲情を感じたとありますね。
伊達邦彦だと思ってた
どの作品かわからん。
>367
北野と言えば、あの作品しかないのでは?
369 :
無名草子さん:2007/07/07(土) 15:53:05
「ソナチネ」、いや「コマネチ」では?
>>365氏の文を良く読めば「汚れた英雄」でないことは判ると思うが。
ほとんどの本を失くしてしまったので記憶に頼るしかないが宮内猛?
>>372 私はそう思いました。
>>364氏が本当に「孤狼は挫けず」のことを書いたかはちょっと
自信がありませんが、私はそれしか思い浮かびませんでした。
魚のハラワタ腹いっぱい食って育った奴だな
食糧難の時代に親がいない主人公たちがいかにして栄養をとりタフな肉体を手に入れたかという
エピソードが実に興味深いな。
大藪氏の小説は生活の知恵みたいなのが結構出てきていいよね。
「戦士の挽歌」に出てきた氷水洗顔はオススメ
大藪作品の主人公の多くは最後壮絶な死を遂げるのですが中にはハッピーエンドというのもありますか?
>>376 私もあれは何度かやりました。「アスファルトの虎」は生活の知恵満載ですよね。
>>377 ネタバレになるから作品名は書きませんが、復讐を完遂し大金を手に入れて国外へ逃亡、
後は好きなことをやって生きていくだけというパターンの作品はけっこうありますよ。
379 :
無名草子さん:2007/07/07(土) 23:54:43
優作版映画「野獣死すべし」。
最初はともかく最後ほとんど意味不明。
泣けるぜ!
大藪ヒーローのような人間たちが大金を手に入れて
悠々自適な生活といったらハンティングかクルージングか、
まあ、そんなところだろうな
しかしやがてそんな生活にも飽きて結局はアスファルトジャングルに戻っていくことだろうな
やはり老衰や衰弱死や孤独死は大藪ヒーローには似合わないよな
大勢を道連れに最後の血の一滴までも出し切って死んでこそ大藪ヒーローだ
381 :
無名草子さん:2007/07/08(日) 00:48:49
横道にそれるけど米映画「ランボー」でもベトナムの戦場から戻ったランボーが
一般社会にとけ込めずに自分の戦いを再開するね。
ランボーに限らず戦士とは敵があってこそ輝くものだからね。
>>380 いや、飽きるんじゃないんです。ハンティング三昧で金を使い果たし、
慌ててトロフィーとか売り払って、そして戻ってくるんですよ。
売り払ったトロフィーがらみで、
関税法(?)違反と旅券法違反で
逮捕されて・・・と云うのも有りですな。
384 :
無名草子さん:2007/07/08(日) 06:27:41
大金と言ってもその程度のものかよw
今の時代に一年中アフリカやカナダなどでハンティングをやっていたら、絶対に
年間億単位の金が飛んでいきますね。まあ海外脱出組なら資産が数百億規模だから、
スイス銀行に預けた金の運用利益だけで十分に賄えるはずですが。おそらくは
アメリカやカナダの牧場を買い取って、趣味と実益を兼ねた生活を送るのでしょう。
主人公たちがそういった生活の中で結婚し、子どもができたら「ヘッドハンター」の
マクリーン家の当主ハワードのように、「ほとんど口を聞かず、穏やかに笑う」
老人になり、そしてある日、たった一人でハンティングに出かけてそのまま
戻ってこないかも知れませんね。
>385
いいなぁ、そういうの。
理想の暮らしだぁ…
>結婚し、子どもができたら
今度こそ、平穏な暮らしが
続きますように…
>>385 大藪氏の理想なんだろうけど
現実はなかなかです
大藪氏の理想なんだろうけど
処女と結婚
389 :
無名草子さん:2007/07/08(日) 09:36:27
文中「運命に従うのも運命、運命に逆らうのもまた運命」はよく見るところだけど
大藪さんも運命論者だったですか?
391 :
無名草子さん:2007/07/08(日) 15:13:06
作品を読めば強烈なリアリスト且つニヒリストだったのは一目瞭然
ケコーンしてつくづく丸くなったなと思う>自分
たまに上司にためていたものをぶつけて辞表を叩きつけるときだけ男だと思う。
393 :
無名草子さん:2007/07/09(月) 00:14:54
春彦「誰だお前。」
394 :
無名草子さん:2007/07/09(月) 23:27:30
何年か前、親父に連れられて行った地方の公営競馬場でのことです。
ハチマキに地下足袋、毛糸の腹巻の本格派からヨレヨレスーツの不良リーマン、
一見して下っ端ヤクザとわかる地回りのチンピラや風俗嬢といった面々ばかりの中に
頭のテッペンからつま先まで真っ白なカウボーイファッションでまとめた一人の中年紳士が現れました。
それはまさに掃き溜めに鶴のごとき景観で目立つこと目立つこと、その場にそぐわないこと尋常ではありませんでした。
しかも口には20cm以上はあろうかと思われる長大な葉巻を咥え紫煙さえくゆらせているのでした。
僕が何事もなければいいけどと思っている間もなく人ごみから数人の地回りが現れ中年紳士を取り囲みました。
地回りたちは中年紳士のジャケットに付いているフリンジを引っ張ったり
ピカピカに磨かれた先が尖った皮のブーツを踏んづけたりし始めました。
中年紳士は(たぶん恐怖のため)一言も発することもできなく震えたまま突っ立っているだけです。
やがて中年紳士の股間から湯気を立てて黒いシミが広がっていきました。
親父が見るなというように私の頭を抱えてその場から離れてしまったので、
その後中年紳士がどうなったか知りませんが競馬場の帰り道、
土手下の側溝に見覚えのあるカウボーイハットが落ちているのを見つけました。
それは先ほどまであの中年紳士が被っていた帽子でした。
白かった帽子は今は見る影もなく泥にまみれ地下足袋らしき靴跡まで付けて潰れていました。
その日は僕が現実というものの怖さを初めて知った記念すべき日となりました。
現在ミステリースレとレス数同じでつね
396 :
無名草子さん:2007/07/10(火) 14:11:29
>>394 コピペだろうが、なんか「復讐の弾道」を彷彿とさせるなw
>>394 仮に実話なら、そんな物騒な場所に我が子を連れていったお前の親父は人間のクズだなw
地回りのヤクザがお大尽のお客様に絡んだ処で意味ないべ
カーボーイの格好で思い出したが平岡正明がハリー先生に
取材した時待ち合わせの原宿のナントカアパートの坂を
カーボーイルックで現れて無茶苦茶カッコよかった
って話を思い出した ありがとう
■ 神作譲( 帰化人 犯行時は小倉 )足立コンクリート惨殺事件犯人 親は三郷在日部落の名主
■ 都〇洋( 在日 犯行時は別姓 )同上犯人。現在、在日暴力団極東会構成員
■ 和田真一郎 ( 帰化人 )早稲田大サークルによる集団婦女暴行事件主犯
■ 織原誠二( 在日 金聖鐘 )英国人ルーシー・ブラックマン殺害犯。
■ 李昇一( 在日 )「 ガキの使い 」 騙り140人以上の女性をレイプした強姦魔
■ 金保( 在日 通名は永田保 ) 多くの少女を強姦した鬼畜牧師。朝日新聞は通名のみで報道
■ 酒鬼薔薇聖斗 ( 在日 通名は東慎一郎 ) 神戸の淳君首切り犯
■ 郭明折 ( 在日 )韓国キリスト教の宣教師。連続強姦魔で少女含む被害者100人以上
■ 金大根( 在日 )連続児童虐待の強姦犯。女児6名が死亡
■ 金弁植( 韓国籍 )韓国の強姦犯で指名手配中に逃亡目的で来日。日本で主婦100名以上をレイプ
■ 李東逸( 韓国籍 )檀国大学教授。芝居観覧のため来日中、東京で日本人女優Nを強姦
■ 金大根( 在日 )強姦魔 連続児童虐待暴行殺人。6名の女児死亡 ■ 沈週一 ( 在日 )各地でベランダから女性の部屋へ侵入し9人を強姦
■ 張今朝( 在日 )長野で 「 一緒に猫を探して 」 と小学校4年の女児をレイプ
■ ぺ・ソンテ( 在日 )女子小学生14人をレイプ
■ 宋治悦( 在日 )主婦19人を強姦 ■ 崔智栄(在 )朝鮮大学校生。木刀で傷を負わせ、少女2人を車の中で強姦
■ 金乗實( 在日 )朝鮮大学校生。同上の共犯者。他にもう一人19歳の共犯者 ( 朝鮮籍 ) あり
■ 鄭明析( 在日 )韓国人 カルト 「 摂理 」 教祖。日本人1,000人、台湾人100人、米英仏人などを強姦
■ 閔洪九(北朝鮮元兵士 )宇都宮で買い物をしていた女子学生にわいせつ行為
□ 宅間守( 両親が朝鮮部落出身 ) 池田小学校大量殺人犯
□ 野口孝行( 帰化人 )脱北者支援という名の民団の密入国工作員。中国にて拘束
□ ホソクミョン( 韓国籍 )密入国元締めの一人。対馬で逮捕
■ 金平和( 在日 )女性をバッグに入れ拉致監禁、強姦。別女性も6日監禁および強姦
■ 鄭明析(韓国籍)99年に密入国。カルト 「 摂理 」 で100名以上性暴行。統一協会出身
■光代( 帰化人 )娘がダウン症の基地外
■和歌山でも有名な、貧乏 ・ 部落出身の竹中平蔵
モンゴル猟の時の大藪先生は特にカッコいい。
401 :
無名草子さん:2007/07/12(木) 16:27:36
オーヤブにレイバンは良く似合うね。
402 :
無名草子さん:2007/07/12(木) 18:25:16
>>401 そうですね。
廃盤になってるディコット・タイプなんかが
よく出てきてます。
復刻してくれませんかねぇ。
404 :
無名草子さん:2007/07/13(金) 00:26:47
そんな大藪先生なら万年筆にもこだわりがあったんでしょうな。やはりモンブランでしょうかね。
>>404 パーカーだかなんだかが作中に出てたような?
万年筆拳銃でしたが(笑)
晩年は手に負担を掛けないように、
「水性のボールペンテル」を使用してたようです。
世田谷の文学館に展示してありました。
406 :
無名草子さん:2007/07/14(土) 07:32:24
暴力租界のハードカバーの表紙裏に原稿が載ってたけどたしか鉛筆で書いてあった
ような気がする・・・手元にある人いないかな
407 :
無名草子さん:2007/07/14(土) 09:04:06
パーカーかー だせーな まだエンペツのほうがいーな
今の感覚で言われてもねぇ。
かつて万年筆は
入学祝いや就職祝いの花形でしたからね。
今は使ってる人、見ませんねぇ。
ちなみに邦彦は英国時代、
モンブランとペリカンを使用してました。
「モンブランのほうには懐中電灯が、
もう一本のペリカンには、強力な催涙ガスが仕込んである」
と、あります。
20年以上前、小学生の時に父の本棚にあった本を読んだのですが…。
・主人公は記憶をなくしている。徐々に思い出していく。
・妻(名前は雪子か雪…だったか)が敵に陵辱されて殺されている。
・復讐と自分の記憶を取り戻すため、敵を追い詰めてはリンチ・殺害する。
・男根を切り取って殺し、ブルーシーツを敷いた浴槽でバラバラにする。
・敵の妻と娘(娘は生娘なのよ!と言っていた)をレイプし、殺害する。
これは大藪作品でしょうか。父の本棚には黒豹シリーズもありましたので。
ご存知の方いらっしゃったら、教えてください。お願いします。
「遅かったな、イライラしたぜ」
>>411 ありがとうございます!
まさか、父に「これこれこういう筋の本、なんだっけ?」と聞く訳にも
いかず途方に暮れていました。ここに辿り着けてよかった。
旦那に尋ねても「そんな本を小学生で読んでたのか」と言われる始末で。
ありがとうございました。
ちょwww
416 :
無名草子さん:2007/07/14(土) 22:50:03
ところで大藪ヒーローが「痔持ちには堪える」と言った車は何でしょう?
>>416 西城秀夫が「サニーはサスペンションが固いのでダートを走ると痔にひびく」とか言っていた覚えが・・・
タイトルは解りません
418 :
無名草子さん:2007/07/14(土) 23:00:25
>>417 レス早いなあ
実は俺、答え知らないんだ、、、ごめんな、そしてありがと
傭兵たちの挽歌でも
片山が痔が悪化したから
乗せてきてもらったトラックから降りてなかったっけ?
大藪先生御自身を主人公に投影しているからね、主人公も痔主になったり
また食べ物の好みは勿論、野菜は嫌いだと言ってビタミン剤をボリボリかじったり
しまいには体型まで先生と主人公が同じになってきた。
処刑軍団の主人公、津島の描写で「続いてタンクのような男が飛び出してきた」なんてのもある
>>419 あの時は途中下車する口実として痔が悪化したと言っただけで、実際には
初日に少し尻が痛くなった程度でそれ以降は問題なかったようですね。
>>420 >処刑軍団の主人公、津島の描写で「続いてタンクのような男が飛び出してきた」なんてのもある
津島は「傭われ探偵」でタンクのような体型ではありませんし、「処刑軍団」の
津場は確かに身長175センチ、体重100キロというゴリラのような体格ですが
「タンクのような〜」という表現が使われていたのは「処刑戦士」の久保ですね。
「処刑戦士」は4人のチームだったかな
4人ともが主人公とも言えるが体型はともかく
一番大藪氏を投影してるのは名前を忘れたが久保でないことは確か。
確か大藪作品のチームもので、若手がリーダー格を「兄貴」と呼ぶのがあったな。タイトルは忘れたが。
>>423 一番大藪氏を投影してるというのは、大藪氏のどういった所を投影しての事ですか?
ハンティングの趣味とか食べ物の好み、女の好みやクルマ好き、服の好み
自我形成過程に至る不幸な少年時代などは殆どの主人公に共通している事だし
その中でも更に大藪氏に近いといったらもはや体型しか無いのでは?
>>423 個人的には相馬英夫じゃないかと思います。
>>424 「処刑軍団」の本城が、津場のことを「兄貴」と読ぶシーンがあります。
ところで「輪殺の掟」では津場登、本城昇、岩下健一という名前ですが、
「処刑軍団」では本城の名前が“武”になっているんですよね。おそらく
作者の勘違いではないかと思うんですが。
427 :
423:2007/07/15(日) 20:05:33
>>425 平均的大藪主人公像≒大藪氏の投影と勝手に想像してのことです。
チームの一員ではあっても己の主義は変えない一匹狼的な面も併せ持つ存在がそれです。
多少個人的な主観が入りますが「処刑戦士」に限ればそれはリーダー格的存在の久保ではなく、
かと言って相馬(426さん、ありがとう)を除くあとの二人でもないということです。
>>427 なるほど、四人全てが大藪自身と云う事でしょうか?
大藪ヒーロー全てが自身の投影ならば
チーム・ヴァルチュアの連中も大藪自身ですね。
廃棄された狩人の集落でカモシカ鍋を喰うシーンが好きです。
肉も野菜もたっぷりで。
もっとも相馬あたりは雑食ですから
「俺にとっては、ヘビもカエルも、もしショーユとワサビが
あったとしたら結構な味だったろうな、と思ったが」
ですがね。
>>428 平均的とは単に大藪作品に登場する主人公たちの多くが有する共通の特徴とでも解釈してください。
チーム・ヴァルチュアは知りません。
「処刑戦士」に限れば相馬が大藪氏を投影してると思うのはリーダー的存在の久保と
同等かそれ以上の実力がありながら強烈な自我ゆえにチームを統率するのが不得手であり、
といって一兵卒に甘んじるのも受け入れ難いという相馬の存在がなぜか実生活における大藪氏にかぶるからです。by427
盗んだ車を捨てに行くつうのがよくわからん
最初からチャリとかバイクとか隠れ家に隠せるもので来ればいいんじゃね
あと歩いてくるとか
>>431 他人をバカ呼ばわりすんな
捨てに行ったあと、結局バイクとか歩きで帰るなら最初からそうすればと言ったまでよ
おまいこそ極めつけのバカだろwww
> 捨てに行ったあと、結局バイクとか歩きで帰るなら最初からそうすればと言ったまでよ
すげー馬鹿がいるな。
あんまりつっついてやるなw
想像力の欠如したバカがいると聞いて飛んできました。
アジトから敵地まで徒歩の主人公w
アジトつーたってなー車庫付きのアジトばかりじゃねーだろってこった
おめーらこそ馬鹿の集合体だろ ノータリンのクルクルパーどもがwww
>>437 お前、もういいから黙ってろ。ますますお前自身の無知と考えの無さを晒すだけだ。
>>437 > アジトつーたってなー車庫付きのアジトばかりじゃねーだろってこった
うはwwww馬鹿だこいつwwwww
反論もできねーカスどもが偉そうにぬかすなwww
>>440 涙目で「www」なんて打ちこんでないで、もう寝ろよw
>>437 >アジトつーたってなー車庫付きのアジトばかりじゃねーだろってこった
確かにそうですが、アジトに関しては圧倒的に駐車スペースを確保するケースが
多いはずです。
>>437氏がどの作品を読んで「最初から徒歩やバイクで出かければ
良いのに」と判断したのかを教えてもらわないと最終的な判断はできませんが、
大藪作品の主人公たちは犯行の下見、尾行、暗殺、現金強奪、重武装しての
敵アジト襲撃等々、ケースに応じて車やバイクやエンジン付き自転車、自転車、
徒歩など手段を使い分けていますよ。
犯行に使用する車は、計画的なものであれば盗難車のナンバーを付けかえて
アジトに用意するというのが普通ですが、使い捨て目的の場合は盗んだ車を
わざわざアジトに持ち帰ってからあらためて出発するより、やはり徒歩や
バイクで出発してから途中で盗み、犯行後に乗り捨てるというのがいちばん
リスクが少ないやり方でしょう。主人公がまだ十分な資金を確保していない
場合などは特にこうした使用方法が多いですが、犯行を重ねて経済的な余裕が
出てくると、前述のように犯行用の盗難車をアジトに持ってくるパターンが
多くなりますね。とにかく、彼らはそれなりの理由があって行動している
ということです。
とりあえず、
>>437氏が非合理的だと考えた作品名を教えてほしいです。
煽り厨は放置で。
>>442 「血の挑戦」て作品
橋桁と水道管の間の暗渠に隠れるやつですが・・ by430
最初から作品名を書いとけば荒らし扱いされなかったのにな。「血の挑戦」にせよ他の話にせよ
車を使うのはそれなりの理由があるからだよ。機動力、姿を晒さずに済む、銃撃を受けた時の
安全性、敵の捕獲や逃走時のバリケード突破の場合は体当たりが出来る車が有利、情報を
引き出すための拉致にも車は欠かせない等々。「血の挑戦」でも車が不要とは思えるシーンは
ないと思うが。結果的に「バイクでも良かったのでは?」みたいなことはあるかも知れないが、
常に襲撃される危険がある北見には、やはり車がベストだと思う。
女の髪に煙を吹きかけて楽しむ。
煙草を吸わない俺にはいただけないシーンだ。
で?
で?って何を期待してるの?
一つ言えるのはここ三十年で世の中も大きく変ったつうこと。
喫煙に対して世間の見る目も変った。
近い将来、小説の中でも煙草が消えるかもね。
今さら何をw
一つ言えるのは携帯やネットの普及で推理小説の形態も変わってきたということかな
何を今さらw
自己完結してみますたw
451 :
無名草子さん:2007/07/19(木) 14:36:14
>>448-450 子供の頃、女性推理作家だったと思うけど刃物の傷に弾丸を押し込んで
射殺されたように偽装する作品を読んだことがあるよ。
その時は単純に凄いと感じたけど大藪小説を読み始めてからは
あれって喜劇小説だったんだと思うようになった。
452 :
無名草子さん:2007/07/19(木) 14:39:11
>>446 「吹きかけて〜」ってよりむしろ「〜吹き込んでゆっくりと紫煙が
洩れるのをぼんやりと眺める」ってな感じでは?
453 :
無名草子さん:2007/07/19(木) 17:23:04
それ変態じゃんw
情緒というものがわからないんだなー。
>454 プッ
>吹き込んでゆっくりと紫煙が洩れるのをぼんやりと眺める
情緒つうよかキモイ、クサイ
>>455 君、あのシーンをちゃんと読んでないだろ?
>>452 まあ仕方がないことではあるけどさ、書かれた当時の時代背景や世相や文学表現も知らずに
現代の感覚をそのまま当てはめてキモいだの滑稽だの言うヤツが増えたな。
ホードボイルドと聞いて最初に思いつくのがタバコだといっても過言ではない時代だったな
460 :
無名草子さん:2007/07/19(木) 23:53:07
ニコチンの渇きに耐え切れず煙草をほぐして鼻の穴に詰めるなんてーのもあったね
銃創に詰めるというのもあったような・・・
でも煙草ではなかったかもしれない。
>>461 西城秀夫が、応急的な止血のためにタバコの葉をほぐして傷口に詰め込んでましたよ。
ニコチンには血管収縮作用があるらしいからかも知れませんが、あくまでも応急処置であり
放置したら身体に毒でしょうね。
463 :
無名草子さん:2007/07/20(金) 09:37:25
>>462 「非情の標的」の浅岡がアルゼンチン時代、貫通銃創の応急処置として
沼の水草を丸めて押し込んだのだけは、ガチでヤバイと思う。
464 :
無名草子さん:2007/07/20(金) 09:58:34
痛さに気絶しそうになりながら肉にめり込んだ散弾を一つ一つナイフでほじくり出すつーのも凄いね
一旦捨てたタバコの吸殻をほぐしてフライパンで焼いて再び吸ったとかいう
エピソードもあった。
「蘇える野獣」に載っていた大藪氏の体験です。
厳冬の中、ハンティング中に、まだタバコの買い置きがあると思っていたら
切らしていたので焦って捨てたタバコを拾い集めてフライパンで焼いて葉を乾燥させたそうです。
オーヤブ先生の料理は基本的にフライパンだな
いちどオーヤブ流にフライパンでベーコンをカリカリになるまで焼いたら真っ黒くなってしまった
全然旨くなかった
>>468 それはベーコンの量が少ないか焼き方が下手なんだよ。大量かつ上質のベーコンを
入れて炒めると脂がたくさん出てきて、その中でフライにするような感覚でカリカリに
なっていく。その後に残った脂でポテトフライや目玉焼きが出来るくらいじゃないと。
>>468 又聞きのハナシでスマンけど、
カリカリベーコンは、
アメリカやカナダ産のベーコンじゃないと
作れないんだってさ…
>その後に残った脂で
雑に見えて意外と効率的というか手際が良いんだよね
ボロニアソーセージの塊りもいいが一手間かけた朝食もいかにも美味そう
現実には、ベーコンの脂で目玉焼きを作るというのは動脈硬化まっしぐらの調理法なのだ
そうですが、たまに食べるくらいなら問題ないと思います。個人的には鷲尾進が作った
ベーコン・エッグとポテト・フライがいちばん美味そうだと思ってます。
>>472 何しろ1キロのベーコンだからな。ポテトフライも楽勝だったろう。あそこから雪山で
キャンプしてアラスカ式オムレツを作るシーンまでの流れは、脱獄後の山中潜伏と共に好きだ。
474 :
無名草子さん:2007/07/23(月) 10:41:41
>>468 直径1mほどの人間炙り用のフライパンつうのも出てきますねw
どの作品?
沢村鉄夫じゃね?
477 :
無名草子さん:2007/07/23(月) 15:16:55
>>472 鷲尾がアウト・ドアで作ったチーズ入りの
ふっくらオムレツじゃなくて?
478 :
無名草子さん:2007/07/23(月) 15:23:24
「バビブベボ」を「ヴァヴィヴゥヴェヴォ」と表記
それがオーヤブ・クオリティ。
>>477 もしかしてチーズ、砕いたクラッカーと
刻んだセロリやパセリを混ぜ込んだヤツ?
…昨日作って食べましたわ。それ
480 :
473:2007/07/23(月) 21:36:03
いけねアラスカ式はポテトフライの方だったw
482 :
無名草子さん:2007/07/24(火) 00:00:42
>>475 476さんの言う通り「俺の血は俺が拭く」です。
人間炙り用フライパンだけでなく釜茹で用の釜まで出てきます。
犠牲者は大山という保守党の幹事長で最後はその釜で茹で殺されてしまいます。
残酷過ぎの感もありますが実行者が北鮮工作員という設定なら
まあまあ納得(現実の北では今でももっと酷い拷問も行われてるらしいですから)つうところ。
焼肉10人前ぐらいは俺でも食えそうだがな。
でも飢えた狼みたいにガツガツ食えるかどうかはわからん。
生肉ニキロを貪り食った直後に肉の焼ける匂いに再び猛然と食欲が出てきて、さらに一キロの肉を
たいらげるのが大藪クォリティ。
実際には新宿の裏通りの焼肉屋とかで箸使ってチマチマ喰ってる姿が眼に浮かぶ
たぶん学生時代の体験なんだろうが・・
このところの大食いブームで2〜3キロ程度の肉では驚かなくなっちまったな
ギャル曽根あたりと食いっこしたら大藪ヒーローも形無しだろうよ
>>485 学生時代は焼肉なんか喰う余裕なんか無い位ハングリーだったろう
で有るが故の蛋白質欠乏恐怖症
曰く 偶の外食はおでんの屋台で卵と豆腐だけを貪り食った
曰く 常日頃は実家からダンボール一杯煮干を送って貰って
コッペパンに挟んで喰っていた
だそうだから。
>>486 作品中でも「大藪ヒーローより大食」、「大藪ヒーローより力持ち」、「大藪ヒーローより
運転が上手い」といった連中は何人も出てくるよ。ギャル曽根がエミーより強いとかなら
「形無し」と言えるだろうけどね。
>>487 煮干しの話は知らなかった。どの本に載ってますか?
>>489 蘇る野獣 大藪春彦の世界 徳間書店
の実録大藪春彦の中での早稲田の同級生の証言
読み返したら煮干は実家から学費代わりに送られて来て
よく同級生に下宿でおすそ分けして上げたってさ。
…コッペパンには納豆を挟んで喰ってた…だった。
百キロはあろうと思われる鉄筋を一気にかつぎ上げる
492 :
489:2007/07/24(火) 17:54:14
>>490 どうもです。納豆にコッペパンなら覚えがあります。
>>491 微妙に違うけど久々の金本シャーリングだねw
コッペパンに納豆は無理だなあ、、、考えただけでゾッとする
でも食欲が失せるつう点ではいいかもしんない・・・食費が浮くし
>>493 アイドルの上戸彩が納豆トーストを
大好物だと云ってますね。
美味しいのだろうか(^_^;)
なんかの作品でイワシのマリネを
パンに挟んだのもありましたね。
先生の年代はご飯よりパン党みたいですね。
アメリカへの憧れでしょうか・・
>>492 金本シャーリングの記憶はあるが作品名が思い出せない。
西城シリーズだった?
5年ほど前の引越の時に30冊ほど紛失してしまった。
今考えると惜しいことしたもんだ。
せめて「ウィンチェスターM70」だけでも残しておきたかった。
>>496 「狼は曉を駆ける」です。西城でも持ち上げるのに苦労しそうな鉄材を一気に担ぎ上げる男たち。
しかし実戦に関しては西城の方が上で、彼らが束になってもかないませんでした。
ここのところ新宿鮫に浮気してた
現在、大藪継承者って作家、誰かいます? 匂いを感じさせるような作家でもいいですが
楡 周平 Cの福音 なんてどうでしょう?
帯文に野獣の嫡男にして新宿鮫のライバル登場
なんて煽りが書いてありましたね
読んだ感想は野獣がパソコン弄うのか…だったけど
501 :
無名草子さん:2007/07/25(水) 05:22:27
>>499 夢枕獏なんかどう。一時先生も推奨されてたよ。作品にもよるけど。
>>499 時代背景からしても作家というのは家元と違い、一代限りだと思いますね
503 :
無名草子さん:2007/07/25(水) 10:23:00
大藪の後に大藪なし
504 :
無名草子さん:2007/07/26(木) 14:31:55
大藪の前に大藪なし
大藪の上にいっぱい人がいる
>>506 マクドナルドの代用が大藪でできるか? 大藪の代用がマクドナルドでできるか?
そう考えてるなら何も言わんが。
>>502 >一代限りだと思いますね
もはや大藪ジャンルと言うべきだが後にも先にも誰もいないつうのは寂しいもんだな
こういう作家、他にいるか?
代用つかマックバーガーよりオーヤブバーガーのほうが食べごたえがあることだけは確か
実は私、西村寿行って人の話は読んだ事が無い
511 :
無名草子さん:2007/07/28(土) 06:48:22
オーヤブに比べると少なくとも作品においては西村は体制に阿る雰囲気があるな。
俺は大薮も寿行も両方読む。
主人公が刑事や検事という設定が多いから、そういう印象はあるかもだけど、西村寿行の主人公も体制や政治の巨悪に対する復讐譚が中心だから、おもねるというのはちょっと違うような‥‥
むしろ体制におもねらない無頼な雰囲気というのは、共通していると思う。
ただ、大薮の方がマシーン的というか、先鋭的というか、目的にまっしぐらな雰囲気はある。
まあ、どっちもオンリーワンの作家だと思うし、作家としては、それが理想の姿なんじゃないの?
「衣鉢を継ぐ」とか「正統なる後継者」とか出版社はよく使いたがるけど、セールスのためのキャッチフレーズであって、継ぐ方も継がれる方もそんな呼ばれ方は望んじゃいないだろうし‥‥‥
513 :
無名草子さん:2007/07/28(土) 15:34:02
最初のサイコダイバーの帯に「大藪春彦激賞!」と書いてあったので
獏が誰だか知らなかったが、とりあえず買って読んだ
514 :
無名草子さん:2007/07/28(土) 21:52:14
実は大藪的な小説ってあんまりない。
あってもあまりにも現実離れしたヒーローとか。
大藪の場合大体において主人公は一般人で腹に一物持ってて目的を実行するっていうのが
いいんだよ。「蘇る金狼」は国産ハードボイルドの金字塔だと思うよ
>>514 ホントのところは知らないけど、どちらかというと大藪さんは群れで行動するのが
苦手のように思われます。
集団のルールに縛られるのが嫌いと言ったほうが当たってるのかもしれません。
他人に命令されて行動するのが嫌なんでしょう。
だから孤狼であり普段は羊の皮を被った狼たるわけです。
金狼に限らず集団の力に頼らず己の力だけで事を成し遂げる一匹狼を描いた作品が特に
躍動感と生命力に溢れているのは大藪さんが多くを地で書いてるためかもしれませんね。
マアほとんどの作品がそんなんではありますけど・・
みんな選挙の投票は済ませてきたかい?
俺は一週間も前に済ませてきたよ。
しっかしこうも糞暑いと(西日本だが)出て行く気も失せてしまうよな。
思った以上に投票率が上がらんのじゃあるまいか。
ここら辺り与党が投票日を延ばした狙いだったんだろうか・・・・
しっかし、このままじゃ依然沖の末裔が政権の座に君臨する事になる。
大藪先生の出番だなw
それにしても大きい一票とは言うが上手い事国民が欺かれてるような気がするな。
やはり投票の仕組みそのものを変えないと大きな変化は得られないだろうな。
以上チラシの裏ですたw
沖こと岸信介は、良くも悪くも昭和の大久保利通。満州って実は国家社会主義を中心とした左系の人材の巣窟だった。
関東軍は、実は赤い陸軍だったし、現に志位正二(終戦時の関東軍情報参謀、現在の日本共産党書記局長・志位和夫の
叔父)、平沢道則(関東軍第三軍参謀長)、種村佐孝(参謀本部戦争指導班長)など、大戦後に相次いで日本共産党に入
党している。ロシア革命が起きたとき世界中のインテリはこれを歓迎した。理由は従来の資本主義体制に行き詰まりを感
じ、それに変わる新たな体制が出現したと期待したからだ。しかしスターリン時代になって絶望に変わる。
そりゃそうだ。私有財産制×だし、農業政策で派手に失敗して数百万人が飢餓状態に陥ったりと散々。さらにツァーリズム
以上の搾取構造だってバレてからは、それなりにまともな奴は現実的な修正資本主義を選択するようになる。
で、満州で全くゼロから国づくりを始めることとなった戦前の大日本帝国は、その満州の地において壮大な実験をやった。
ある種の国家社会主義を基盤とした国つくりだ。そこに投入された人材も資本もなにもかも空前絶後のレベル。何せ満州
って何も無い只の広大な大地だったからね。日本人はこういう大陸への幻想を持ちやすかったんだな。この満州問題が
引き金になって第二次世界大戦に引きずられていったってのに。
岸信介はその国づくりを任されたスーパーエリート一人、弟の佐橋こと佐藤栄作(運輸官僚)とは比べ物にならないレベル
の大物農林官僚エリートだった。統制経済や国家社会主義的な(この呼称は使われず、あくまで帝国主義という建前では
あったけど)新国家設立の壮大な実験場で、沖こと岸信介は多分誰よりも国づくりについて学んだのだと思う。
ただ、この大陸への夢(海洋国家日本にとってはある意味鬼門)は、もっとマクロな世界情勢のなかで潰える。現在の貨幣
価値でみれば百兆円を超える日本人の血税が大陸に残されたまま日本は負けたのだ。そこの取り残された一人(朝鮮半
島の平壌だっけか?)が大藪だったんだね。
戦後、A級戦犯で告発され、公職追放に憂き目にあった岸はしかし、かなり早くに公の場に復帰する。理由は、今度は逆
に日本の赤化を警戒したアメリカサイドの意向だろう。のちに日米安保に連なる流れはこの時期に出来たと思われる。ほ
ぼ同時期に公職追放措置を解かれた正力松太郎がCIAに関わっていたことは最近になってわかった(読売新聞の労働
争議を治めるため。これにより赤化せずに済んだが、朝日や毎日は結局幹部クラスにソビエト共産党系の人材、後に中
国共産党繋がりの人材が巣食うことになった)ように、完全にアメリカの肝煎り。ただし岸などの戦前のシビリアンエリート
はその辺はクセ者。彼らはアメリカを牽制しつつ、満州でやろうとしていた国づくりを戦後の日本で為そうとし、それをやっ
てのけた。
勝算はあったろう。まず、間もなく始まった朝鮮戦争や冷戦により、アメリカとしても日本の早期の経済復興を必要として
いたのだし、自衛隊は出来たもののハイ・ポリティクスたる安全保障については完全にアメリカまかせ(ただしここで60年
安保闘争で大騒ぎ)。産業経済の再興や金融の保護政策など、文字通り修正資本主義以上に社会主義的なスタイルで
見事に戦後復興をやってのけた。当時為替の固定相場性制(71年まで続いた)の恩恵を受けに受けまくったのも日本だ
し、多分これに関しては確信犯だったろうね。まあ、現在ではアメリカの財政赤字を買い支えるまでになったんだから。
さて一方で当時、武力闘争至上主義を掲げた共産党や、その他武闘派左翼ゲリラを抑える必要性が生ずる。そもそも第
二次世界大戦でのソビエトの狙いの一つが「資本主義国同士を暴走させ、衝突」させ。「負けて崩壊した国から順に共産
革命を」引き起こすという、とんでもないものでもあった。しかし日ソ中立条約やゾルゲ事件、そのゾルゲ事件の尾崎秀実
が近衛内閣の「昭和研究会」や「朝飯会」の常任メンバーで近衛のブレイン(しかも近衛は社会主義シンパの過去あり)だ
ったことや、アメリカのハルノートを起草した財務省次官のホワイトが共産スパイだったことが戦後に明らかになったこと
など、あながち嘘ではなかったのだ。彼らは本気で二段階革命を実施しようとしていた節があり、尾崎自身の獄中での著
述は明らかにそれを示唆している(彼は日本の敗北を完全に予見し、戦後の共産革命を夢見ながら悔いなく死刑台の露
と消えた)。
戦後こうした連中(何せ共産党は一時武力闘争至上主義を掲げていたため、未だに公安調査庁の要監視団体指定が解
けてない)を抑える必要が高まった。そこで児”島”や、その師匠筋の笹”山”(だったか?)あたりのフィクサーが動き出す。
朝鮮進駐軍と自称し暴れまくっていた在日愚連隊を次々と右翼団体へと放り込んだり、やはり在日系暴力団(関東会w)
への資金提供したりしたのもこの時代。大陸系の人脈を持つ彼らならではといえる。何せ彼ら朝鮮系は「戦勝国民」、当
時内務省が崩壊し、日本の治安を担う組織が崩壊しており、警察活動も一々GHQのお伺いを立てなければならなかった
ため、彼らはやりたい放題だった。さらに「反共」の旗印の下、統一教会へのパイプを繋げたのも児”島”や笹”山”などの
大陸系フィクサー(満州アヘン王の里●については大藪は書いてなかったような…)。見返りは戦後賠償ビジネス。安倍
晋三が未だに統一教会との繋がりを揶揄されるのはこのときの名残り、つまり反共。敵の敵は見方だっていう理屈。しか
しこうした在日の裏社会人脈や裏社会利権が今、日本を蝕んでいるのはかなりキツイ。
こうして戦後の日本には、朝鮮系高級ヤクザが誕生した。沖こと岸は別に朝鮮系ではないが、こうした在日を使って左翼
叩きをやってたわけだ。まあ、大藪氏にとってはそんなことよりもむしろ、自分達高級官僚だけがとっとと祖国に引き返し
多くの日本人が大陸棄民となったあたりが、その後の創作の原動力になったのかもしれんね。
締まりはマァマァだが、お汁が多過ぎて
522 :
無名草子さん:2007/07/30(月) 17:11:23
>>521 処刑軍団か? カモメと港を絶唱する演歌のプリンセスW
耳元でフランス語を囁くと塩もみしたアワビのようにしまる女
確かサル顔の小男の芸達者とはサミー・デービス・ジュニアですね
>523
なにその清清しいほどのバカ女
526 :
無名草子さん:2007/07/30(月) 21:03:27
黒豹の鎮魂歌のなかに出てくる女優の女じゃなかったか?
上の方で誰かが言ってたが、ヴァヴィヴヴェヴォだな、大藪クオリティ
528 :
無名草子さん:2007/07/31(火) 13:47:29
>>523 悪魔教の黒ミサで惨殺される松平純子?だったか。
淳子な
530 :
無名草子さん:2007/08/02(木) 00:23:13
>>513 >「大藪春彦激賞!」
俺のは新聞の広告欄だったが、これはキクよな
即、本屋に買いに行ったぜ!
531 :
無名草子さん:2007/08/07(火) 09:55:45
大藪春彦の作品はすべて頭に入っているオマイラに出題だ!
「かつてのセクシーな外観を取り戻していた」
この作品名を答えよ!
532 :
無名草子さん:2007/08/07(火) 12:31:16
食糧難の時代に親がいない主人公たちはいかにして栄養をとりタフな肉体を手に入れたんですか?
>>532 生い立ちが書いてある作品を嫁。「汚れた英雄」とか「処刑の掟」とか「非常の標的」とか
535 :
無名草子さん:2007/08/07(火) 16:34:40
>>535 知ったかぶりするのは作品名を書いてからにしろ
537 :
無名草子さん:2007/08/07(火) 19:11:24
クイズはもういいや
やっぱ「汚れた英雄」の少年時代がいちばん分かりやすいな
黒ビールにクラッカー&チーズって意外と合いますね
普段は発泡酒に冷や奴専門なんですが・・
それにしてもポンドでチーズは差し歯が取れそうです
洋子は恐ろしい女だなー これエミーの原型?
543 :
無名草子さん:2007/08/09(木) 22:53:42
強盗に等しい金額を花屋がふんだくったランの花束AGE
544 :
無名草子さん:2007/08/12(日) 12:54:57
人生七転び八起きage
高見沢乙
オデン屋台のオヤジGJ(o^−’)b!
ショーユ ギョーザ ショーガ 等々、『ウ』 → 『ー』変換は先生の得意技。
微かだがバカっぽさが漂うので、余りいい印象がないのだが、何かこだわりが
あったのだろうか?
俺はバカっぽいとは思わないな。むしろ大好きな表記だ
たしかにバカっぽいなw
まあ、あまり気になるようなことでもないが
ベテランをヴェテランとかバラエティーをヴァラエティーサバイバルをサヴァイバルなんて
書くこともあるけど、これもある意味バカっぽいなあ
高見沢が発音すると「キャリフォーニア」、スポンサーの誰かだと「カリフォルニア」と
区別して書いてあるケースもあったような。もしかすると高見沢じゃなかったかも。
>>551 「アスファルトの虎」で間違いないです。ブリジストン・タイアから誘われてウナギ屋で
話をするシーンですね。
ちなみに、この時点で高見沢が契約していたタイア・メーカーの名前は
“トーキョー・タイア”です。“トウキョウ・タイア”でなく。
“ショーユ”とか“ギョーザ”もそうですが、「外国人の発音を表記すると
こういう感じになる」という書き方をしていたんだと思います。その他、
“ヴェテラン”や“サヴァイバル”も要は“V”と“B”の違いに対する
こだわりですね。“ヴァレンチノのコート”なら本物ということになりますが
これが“バレンチノのコート”だと“V”ではなく“B”なので韓国製の
ニセモノです。わかる人だけわかってください。
語学に堪能な者からすれば正しくない部分も多々あると思いますが、私は
こういうこだわりこそ大藪春彦の文体の魅力のひとつだと考えています。
>>553 どうでしょうといえばオーストラリア縦断で「カレー・グレーヴィー」を大泉が「カレー・グラビー」
と発音してたな。DVDの副音声でヒゲが「肉汁という意味らしい」と言っていたこともあって俺は
すぐに大藪の「長く熱い復讐」や「処刑の掟」を連想したW
『エレヴェーター』は判るけど、『ショーユ』は如何なものか。
日本人である主人公が、イリコぶっかけご飯を喰うときに、
外国人風もないように思うのだが・・・
文字にしたときにどうか、という問題はあるんだろうけど、発音するときは
私は「ショーユ」と言いますね。「ショウユ」ではなく。
前にここか別スレで話題に出てた「何ぼ何でも」のように、ある種の方言と
して、明確に「ー」で発音する地方があるのかもしれません。
で、大藪氏は近代文学の基本である「文言一致」を突き詰めるべく、あえて
発音どおりに書いたと(わからんけど)。
案外、元植民地の半島から引き揚げて来た
オーヤブ先生にとっては、「醤油」も「豆腐」も
イマイチ馴染みの無いモノだったのかも…
醤油だと何となく繊細さを連想させてしまうからな。やはり大藪作品ではショーユでしょう。
大藪春彦のこだわり・・・ 文字のほかに何かある?
>>558 >醤油だと何となく繊細さを連想させてしまうからな。
ないないw
深い意味はなさそうだなあ
殺伐とした大藪作品にちょっと軽妙な感じを出したかったとか、その程度のものじゃないんですか
>>561 でも終始一貫して「ショーユ」だからなぁ・・・
563 :
無名草子さん:2007/08/16(木) 01:07:48
そのショーユにそっくりなアフリカのソースの名前は何だったけ?
アス虎で出て来た記憶が…
あえてカタカナを使う事でハードっぽさを出してる
ハードボイルドだからw
>>563 X巻の88ページに、「ショーユそっくりの
マギー・アロマ・ソース」をシャケ缶にかけて
パンに挟んで食べるシーンを見つけた!
.300ウィンチェスターマグナム口径のM70を
背負って捜し回った甲斐があったぜ…
566 :
無名草子さん:2007/08/16(木) 11:21:09
ヤブ先生は、クリスチャン・カレッジ以来、英語にはこだわりがあったんだろうな。
最初は東京外語大を受けたみたいだし。
>「文言一致」を突き詰めるべく、あえて発音どおりに書いたと
私は、これだと思う。
>あえてカタカナを使う事でハードっぽさを出してる
なるほどね。
ハマーはバーボン、スペンサーはインスタントコーヒー、ボンドはマティーニ。
『邦彦は熱燗をちびりと啜った』では絵にならない。
コニャックを生のままで煽らなければ。
『醤油』や『しょうゆ』は小道具として格好良くないよね。
しかし、イリコかけご飯にソースをかけることは、先生の原体験が許さない。
『ショーユ』表現は、和風臭をギリギリまで削ぎ落とし、しかし我々が
親近感を抱けるヒーロー演出のための妥協点だったのではないかしら。
ま、真実は先生のみぞ知るだが。
イリコかけご飯(ごはん)なら醤油、イリコぶっかけ飯(めし)ならシューユ
文壇から追放された格好の先生にとっては「てめえら、お品ぶりやがって」つうところか・・・
ウン。
『卵5個をブチ込んだスクランブルエッグ』
『鶏卵5つを用いた炒り卵』
似たようなものでも、勢いが違う。
改めて考えてみると、随分端々まで気を配ってたんだね。
ブチ込んで貪り食う 瞬時に食ってる奴の表情までアリアリでし
大藪作品は即物的な表現が多い代わりに心理描写が極端に少ないですね
>>565 おぉ!
正にセレクティブ・ハンターですね( ´¬`)
574 :
565:2007/08/18(土) 06:33:02
>>573 長い夏休みの間に「ザ・ビッグ・ゲーム」と
「ヘッド・ハンター」、「孤高の狙撃手」を再読した挙句に
この暴挙(笑)
無可動のウィンM70背負ってサファリの疑似体験してましたねぇ。
>>572 日本のブンガクに付き物のウェットで
時に病的な心理描写や、
書き手の身辺にのみ範を採った様な
矮小なテーマ性、
男女の痴情のもつれから心中したり相手を
殺してしまうような「恋愛小説」
これらに対するアンチテーゼなのですよ。
大藪作品と、その文体は。
(まだまだ敵は居るンですがね・・・)
>>574 >これらに対するアンチテーゼなのですよ。
考えすぎじゃね?
ハードボイルドとしては普通なことだし
「まだまだ敵は居る」ってまたおおげさな…
趣味の違いでウェットだろうが心中しようが
別に小説として悪いことじゃないだろ
576 :
無名草子さん:2007/08/18(土) 10:20:45
なんにせよ大藪氏の感性はやたら暴力的で日本人に珍しい野獣作家で
本当に貴重だった。
初期はけっこうあるんだけどね。くどくど書くよりも、例えば家族との日々を思い出しながら
眠って目覚めると頬が涙で濡れていたとか、そういう表現の方が大藪らしくて好きだ。
「陸送屋稼業」という短編を読んだ記憶があるけど内容を忘れてしまった
事件性のある作品だったのかな?
よかったら教えて
「児童拳銃としては珍しいダブル・アクション〜」という文章が微笑ましい。今は
少なくとも軍隊や法執行機関で採用されている自動拳銃のほとんどがダブルアクシ
ョンだ。
まぁ、シングルアクションはメカが単純なので、故障も少なく手入れも楽。これか
ら先もなくなる事はないだろう。
>>578 ちょっとトボケた感じの陸送屋が
麻薬と拳銃を入手して小遣い稼ぎを企む話です。
元自衛隊員だったような?
>>580 サンクス。
確か一人称で語られる作品でした。
車を運び終えた後は電車で帰るんでしたね。
大藪氏の場合、長編ばかりに目がいきがちだけど
短編もなかなか趣があって捨てがたいです。
>>581 一人称が「オレ」でした。
陸送屋の稼ぎは安く,帰りの電車代は同僚から
日付を改ざんした切符を150円?で買ってあるので助かる。
という箇所がありましたね。
『獣を見る目で俺を見るな』も少し変った描き方をしてる。
一人称になったり三人称になったりする。
酔っ払ってたんだろうな
以前ここで「汚れた肛門」という臭作が連載されてたのですが再開はしないのですか?
確かエレヴェーターの前で撃たれたところで終わったはず。
数人のコテさんがリレーで書いてたやつだろ? ウザくなる前に切り上げて「ここまで」とか
書いてたから、気になるなら自分で続きを書けば?
敗戦で満州から引揚げた伊達邦彦少
年は、大戦の惨害に人間性の根底ま
で蹂躙され、大学生の頃には計算し
つくされた完全犯罪を夢見るように
なる。大学入学金の強奪に成功した
彼は、戦時中父の会社を乗っ取った
京急コンツェルンに対し、執拗な復讐
を開始する。怜悧な頭脳、端正な容
貌と猛獣のような体躯を持つ非情の
男伊達邦彦を描くハードボイルド小
説の傑作。正編・復讐編を収める。
そのとき夢見るような瞳は冷やかに
冴え、唇は挑むような不適な微笑にゆ
がむ…。若き伊達邦彦が計画するのは
完璧に計算し尽くした美しいまでの完
全犯罪だ。そして狙う獲物は千数百万
円もの大学入学金!
−−彼の胸に秘めるのは、殺人の美学
への憧憬、耐えて耐え抜くストイシズ
ムの詩、己れの能力の最後のひとしず
くまで傾けて目的に執着する強烈な決
意と戦うニヒリズム…。そこには生命
の充足感がある。−−決行の日は迫り
つゝあった!
大藪春彦が、若きローン・ウルフの
生き様を描き、“非情美の世界”を確立
した名作! 父の会社を乗っ取った男
への復讐を描く「復讐編」を併録。
新潮社ハードカバー版野獣死すべし 復讐編
巻末内容紹介(宣伝ページですね)
人間の血がかよっているだろうか−−綿密
に計画された予定通り着実に復讐していく
男。悪の天才青年が、大京急コンツェルン
を相手どって行う完全犯罪の物語二五〇円
盗作疑惑にまつわる騒動などがなければ、作家大藪春彦は
大衆雑誌のカラーにマッチングした作品を量産することはなかったかもしれない
高度経済成長と安保挫折までに大量産されたエージェント・ヒーロー群
権力は腐敗し、謀略と欲望の汚れに満ちているという社会を敵とするワンマン・アーミー達が
大藪の筆によって出現してくることもなかったかもしれない
591 :
無名草子さん:2007/08/26(日) 12:32:54
ブクオフで「復讐の弾道・前編」影丸丈也というコミックを見つけて
買ったんだけど、意外とよかったので、続きを探したけど全く見つからない。
たまに前編はヒットするけど、中篇後編はまったく出てこない。
もしかして、中後編って出版されてないの?
出てたはずやで…とはいっても、交通タイムスの広告で見たきりですが…
「復讐の弾道」映画化しても面白そうだ
仮に映画化するとしたらどんな配役がいいと思います?
594 :
無名草子さん:2007/08/26(日) 19:50:11
悪徳弁護士役に北村弁護士。
595 :
無名草子さん:2007/08/27(月) 15:45:18
「戦士の挽歌」はおもしろい。
大藪作品の中でも題材が異色だが、氏はこういう社会派路線に行ってもよかったような気がする。
まあ今となってはどうにもならんが・・
596 :
無名草子さん:2007/08/27(月) 15:49:18
私も大好きです。ベスト3に入るな。
読み返した回数では最多。
ただし社会派路線でも、結局最後は元傭兵が暴れまくって大量殺戮及び処刑ってのが大藪流だと思う。
597 :
無名草子さん:2007/08/27(月) 16:01:03
>>596 おぉ!俺は勤労の次に好きだ。
まぁ最後の大爆発はなきゃ大藪作品じゃないけどなぜかよんでてワロタw
こういう半分タブーな世界のリアルな話は大藪氏クラスの作家じゃないとなかなか扱えないのもあるけど
薬価基準云々とか興味深かったな。
蘇る金狼の映画版に触発されたんだろうけど
石川克也のキャラクターは、明るくて面白いですね。
599 :
無名草子さん:2007/08/28(火) 09:45:36
「蘇る金狼の映画版に触発されたんだろうけど」
オーヤブ先生はそんなモンに触発されないって(笑)
601 :
無名草子さん:2007/08/28(火) 15:51:17
>>598 石川の内面は主人公の中でも「暗い」よ。
602 :
無名草子さん:2007/08/28(火) 16:23:24
私は大藪ヒーローの中では明るい方かなと思うけど。
ピッピーの群れに混じってエレキギターを弾きながら歌う西城と並んで。
プロパーやっている時に医者の足元にすがって薬の売り込みやる主人公だよ
明るい部類に入るんじゃない
内面の暗さは大藪ヒーローに共通のもんだって事は判り切ってるよ
作風全体もコミカルだしね
ああいった石川のキャラとかM60マシンガンぶっ放すとかやっぱり「映画の蘇る金狼」の影響はあると思うけど
604 :
無名草子さん:2007/08/28(火) 20:22:38
映画の影響を大藪が受ける?
あんまりイタイこと言わないでね。
605 :
無名草子さん:2007/08/28(火) 21:22:58
>>603 オートマチックの拳銃を打ち尽くした後、ガチャガチャとスライド
を前後させて排莢させる映画に大藪春彦が影響されるのか?
大藪を舐めるな。
>>603 家族を皆殺しにされて仇討ちもできず、さらに愛する妻も事故で失った主人公が明るいわけないじゃん。
あまりにも表層的な部分に目を奪われすぎ。
607 :
無名草子さん:2007/08/28(火) 22:16:30
>>603 「男芸者も真っ青であろう」
声を出して読んでみよ。
605じゃないが
石川を舐めるな
608 :
無名草子さん:2007/08/28(火) 22:20:54
「ハレハレ天国」の鷹見(「俺に墓はいらない」時の)なんかは
例外的に陽性だと思うが、石川は正反対だ。
まあ鷹見は「平凡パンチ」の読者層に敢えて合わせたのかもしれないが・・・
>>606 内面の暗さは大藪ヒーローに共通のもんだって事は判り切ってるよ
って書いてあるよ
>>607 悪い、現在本持ってないんだよ
その辺コピペしてくれない?
本も持ってないくせに大藪語るなとか言わずに
>>609 > ああいった石川のキャラとかM60マシンガンぶっ放すとかやっぱり「映画の蘇る金狼」の影響はあると思うけど
この文章の論理的説明が先だな
>>610 元の
>>598の
> 石川克也のキャラクターは、明るくて面白いですね。
これはどう考えても分かってなさすぎだろう。あの明るい振る舞いは、営業職の辛さを
知っている者ならとても笑えないぞ
映画版蘇る金狼の朝倉の3枚目っぷりとか、海神組との銃撃戦のシーンとかを
戦士の晩歌にも取り入れたんだろうなという事
> 石川克也のキャラクターは、明るくて面白いですね。
石川克也のキャラクターは、表面的には明るくて面白い2枚目半という色付けがされてますね。と言い直すよ
おれは映画の影響受けたとは考えないが
別に映画の影響受けてたと考える603みたいな人間がいてもいいんじゃないの
「舐めるな」とか過剰反応しすぎでは
603は世間の狭さから中学生とかだと思うし、暖かく見守ってやればいいとおもう。
角川映画・松田優作主演の大藪作品は、大藪的ではない。
角川の制作サイドが散々改変して、さらに松田優作が主人公のキャラを随分変えてる。
狂気に取り付かれて破滅したり、女が死んで呆けたりなんか大藪版ではなかったろ
あれは松田優作の趣味。エキセントリックで破滅志向の狂気がお好みみたいだったからw
角川春樹も当時は(ヤクで?)ぶっ飛んでたし、原作なんか元ネタぐらいにしか見てなかったんじゃね?
男芸者っぷりなら例えば新城彰なんかも結構がんばってないか?
オランダだったか?の貴族の城で、政治家の秘書だかに金髪淫売抱かせるところなんか、
石川が欧州の学会に同伴して教授に女を抱かせたのと似てないか?
心にもないおべんちゃらを言ったり、都合よく嘘の通訳したり
まさに表面的には明るくて面白い二枚目半の男に思える
その後キッチリと殺してるけど
銃撃戦シーンなんか珍しくもない
M60ぶっ放す程度ならしょっちゅうだろ
日銀にヘリコから爆弾落としてミサイル撃ったチーム・パラダイスの若林誠は元・プレハブ販売会社のサラリーマン
これは「甦る金狼」のパロディか?
他にもウラン基地を襲撃してアサルトライフルを散々ぶっ放した挙句に核爆発まで引き起こす杉田淳なんかもいるね
石川のランボーっぷりは描写はゴツイけど、荒唐無稽さという点では大人しいほう
>>615 もちろんどんな意見を書こうが自由だよ。だけどそれが的外れならこうなるのも当たり前
> 角川映画・松田優作主演の大藪作品は、大藪的ではない〜
あの映画が大藪の原作に忠実だとは別に言ってないよ
> 男芸者っぷりなら例えば新城彰なんかも結構がんばってないか?
中略
> まさに表面的には明るくて面白い二枚目半の男に思える
でもまだカッコ良過ぎる2枚目の範疇だと思う、医者の足元にすがって薬の売り込みやるなんてことは大藪先生もさせないでしょ この頃の主人公には
> 銃撃戦シーンなんか珍しくもない
うん、別に当たり前のことだ 「戦士の挽歌」の銃撃戦に海神組の銃撃戦がオーバーラップしたのは個人の主観の違い、放映年度の後スグ後に発表された小説だから
> 日銀にヘリコから爆弾落としてミサイル撃ったチーム・パラダイスの若林誠は元・プレハブ販売会社のサラリーマン これは「甦る金狼」のパロディか?
それは自身の蘇る金狼のインフレ化であって流石に映画とは関係ないよ
映画「野獣死すべし」なんかあんまり原作から掛け離れてて先生頭にきたとか聞いてるけど
映画に触発されたなんてこと絶対に無いと思うよ
615だが
>>620 大藪春彦自身がそう書いてるならともかく、絶対無いとも言えないんじゃないのか
>>618 やっぱ過剰反応しすぎだと思うわ
こんな反応するならスルーすればいいのに
「蘇る金狼」映画版のゴルフ練習場での三枚目ぶりには呆れた。
あの石川の能天気な営業キャラの後ろにどれほどの暗い怒りがあるのか想像できないのは
やっぱ読みが浅いとは思う。
過剰反応とは思いつつ一応。
624 :
無名草子さん:2007/08/29(水) 15:05:14
大藪先生はチャラチャラした奴とかお調子者が大嫌い
唯一の例外が汚れた英雄の中に出てくる親友田中健二郎(元オートレーサー)
ま、田中は単に明るいだけかもしれないが・・・
先生、自分に無いキャラだからそういうのに憧れるんだろうな
625 :
無名草子さん:2007/08/29(水) 16:16:08
必ずしもそんなこと無いと思うけど。
浅見の「まいどありぃ一千万円です。」のセリフでしたっけ、に見られるように、大藪氏自身は面白キャラですよ。
逆に鷲尾とか伊達に憧れるからああいう無表情なクールキャラを書いたんでしょ。
「俺はこう思う、なぜならばこうだからだ。」と議論せずに>>やっぱ読みが浅いとは思う。と決め付けて相手がどう思うか想像できない方が読みが浅いのでは?
元が解らないものでスイマセンが、浅見の「まいどありぃ一千万円です。」っていうのはギャグとして使われているんですか?
千円の買い物して店の親父が「はい〜一千万円とか、千両で〜す」とかのオヤジギャグみたいな感じで使ったんですか?
627 :
無名草子さん:2007/08/29(水) 17:04:44
金額は定かでありませんがそうです。オヤジギャグです。
まあ大藪氏はそもそもクールと能天気の両方が好きだったのではないでしょうか?
いづれにせよ初期の登川だの朝倉だの羽山よりは石川の方が圧倒的に明るいでしょう。
初期の、特に短編の主人公達は鬱屈とした青春の只中でルサンチマンを抱えて暴走するってイメージがあったな…
青春は屍を越えてって短編は凄く良かった
その時期を抜けたら、だんだん途方もないインフレに突入したって感じだがどうだろう?
映画だってTよりU、UよりVとエスカレートしてく 当たり前なこってす
精神的飢餓感の喪失。
先生自身も「ストーリーは上手くなっていると思うが、そのかわり初期の頃の怒りが無くなって来た」と言っていますね
そしたらもう怒りの衝動とは別なところに活路を求めなきゃいけなかったんでしょう。エンターテイメント性とかに・・
そういう意味ではヘッドハンターなんて画期的な試みですね
「ヘッドハンター」はもう単なるハードボイルドではないですね。
創作の衝動みたいのが無くなったらそこで終わるか、自分で探してゆかねばならなくなります。
車やバイク、銃やハンティングや美食というか肉食など、始めは趣味や興味でやり始めたことであっても
そのうちにただの趣味ではなく、作品にフィードバックさせてゆかねばならなくなった。
それゆえ、相当なレベルまでそれらをやらないと創作活動自体を続けられなくなってたとおもいます。
それが苦痛かどうかは分かりませんが、少なくとも中途半端であれば作家としても終わっていたでしょう。
キャリアの長い作家が活動的で取材を厭わない人間が多い一方で、
純文学系の人間が比較的消えるのが早いのは、持って生まれた貯金が消えた時点で才能が尽きるからでしょう。
作家として世に出ることも難しいが、それ以上に作家として売れ続けることもまた難しいと思います。
そういう意味では、「ヘッドハンター」は一つの実験だったのではないでしょうか?
「ヘッド・ハンター」は、大藪ならではの蓄積がないと、書けなかった作品だと思います
いいよねー。「ヘッドハンター」!
大藪作品の年代を意識して読んでいくと、だんだん主人公の肉の摂取量と
肉体のパワーが現実離れしていく。「野獣の体力」プラスアルファの一行でさらりとすますような
ことがなくなり肉体鍛錬や筋肉の発達具合の描写が克明に描写されていくようになる
それを読んで、大藪も体力や肉体に諦念に似た限界を意識しているのか…と思ったものです
大藪の作品て、あきらめた所から始まるお話が多いと思う。
「戦士の挽歌」は、大藪著者が、自分より下の世代、というディティールを手探りで書いているような
所があると思います。やはり優作映画も若い世代の要素として、意識したんじゃないか。
そしてその意識が、カマキリ男に対する石川の筋肉の塊であるボディと、
戦地取材で戦争神経症になったりするような事と比べものにならない悲惨な過去と
半端じゃないビジネスマンの仮面を仮託されたのだと…
などと想像してみるのも面白いですね。
晩年の創作活動は苦行のようなものだったかもしれないですね
「ヘッドハンター」なんて、悪く言えば殆ど作業の描写
なのになんでだろう
あんなに面白いのは
元々、淡々とした作業の描写が大藪小説の魅力だったが、それを極限まで突き詰めたからかな。
余計な心理描写もいっさいなく、逆に主人公にシンクロしやすい。
638 :
無名草子さん:2007/08/30(木) 22:14:36
体壊してからは、真っ直ぐ歩けない状態だったみたいだね。
代筆疑惑の数作はともかく、「暴力租界」のラストはある意味
最も大藪らしい…
「二人とも処刑したぜ」世見月は嘲笑った・・というような同じシチュエーションが餓狼の弾痕では、計27回繰り返され
トンデモ本でも紹介されましたね。
その頃から頭が? だったという説があるというようでしたが・・
>>639 酒肉を暴飲暴食したりして、膵臓がやられてしまうのは梶原一騎にも通ずるものがあるかもしれませんね
武者小路実篤の恍惚の例もありますが、むしろそう言う状態に陥っても、作品を書きつづけた事にこそ
凄みを感じます。そういえば、元小説家、と名乗る人って殆どいませんね。
やっぱ小説書けるって特殊な才能だからな・・
そもそも普通の人間に一冊でも500P以上の小説書けるか?
642 :
無名草子さん:2007/08/31(金) 02:26:35
餓狼の弾痕・・もうあのころにはかなり氏の意識は混濁してたと思われます。
残念ながら「汚れた英雄」などのような完成度の高い作品を書いた人の作品とは思えませんね。
なにをいまさら
644 :
無名草子さん:2007/08/31(金) 08:41:50
私は「餓狼」、「租界」ともにビートルズで言えば「Revolution No.9」あるいは「I want you」
だったと思っています。
>>644 いやいやいやw
いくら何でもそれは儲視点杉だ。実験的な作品というならむしろ「ヘッドハンター」だな
いやいやいやって女か?w
>>647 お客さん、言って良いことと悪いことがあるよ
そうそう648さんの言う通りあるよ
おまえたちなかよくしろ けんかするのはためた
651 :
無名草子さん:2007/09/01(土) 04:06:34
654 :
無名草子さん:2007/09/01(土) 15:12:47
スレ違いですが映画の中でチョイ役でも春彦先生が出てるのってありますか?
春樹はちょくちょく出てますけど・・・
>>644 実験作という意味なら「ヘッドハンター」の方だろうな。「餓狼」とかは違うと思う。
656 :
無名草子さん:2007/09/01(土) 23:53:23
657 :
無名草子さん:2007/09/02(日) 01:27:34
角川春樹は「蘇る金狼」にボクシングのコーチ? の役で出演してたけど、
大藪本人は・・・聞いたこと無いな。
ところで、「死の黒い翼」って何???
658 :
無名草子さん:2007/09/02(日) 01:32:41
「死の黒い影」だったかも
「黒い死の影」だろ。
660 :
無名草子さん:2007/09/02(日) 14:33:51
春樹って角川か、村上かと思ってびっくりしたよ
661 :
無名草子さん:2007/09/02(日) 15:19:59
う〜ん そっちへ来たか
662 :
無名草子さん:2007/09/02(日) 15:24:13
大藪先生なら場末の中華ソバ屋の親父なんか似合いそう
注文入ってもムソーッと返事もしないような
仲代達也版野獣死すべしに出てたようです。
>663
まだ若い時の大藪氏ですね 見てみたいなあ
665 :
無名草子さん:2007/09/02(日) 21:44:49
666 :
無名草子さん:2007/09/03(月) 10:55:37
>>663 一瞬だけ、その他大勢のバーの客として。
幻滅だな そこまでして映画に出たかったのか?
>>667 バカか? ああいうのは撮影を見にきたついでのお遊びだろうが。
669 :
無名草子さん:2007/09/03(月) 15:11:06
>>667 安っぽい幻滅だな〜
大昔、お昼のワイドショーにもゲストで出たし
角川のフェアの時は、ラジオ出まくりだったぞ。
久々にジョジョを読んだらら息子さんのコメントを巻末に見つけた。
嬉しかった。
25 :無名草子さん:2007/08/30(木) 00:00:22
大薮のほうがいいよ
26 :無名草子さん[sage]:2007/08/30(木) 00:47:37
寿行を知るまでは面白かったが、知った後では大藪は受け入れないなぁ・・・
自己完結しているので勝手にやれやと放って置いても元通り、知らん振しそして関心が湧かない、喩えていうならDCコミックのスーパーマン。
人間の醜いところ、優しいところ、弱いところ、そしてだらしなさを内包しながら進める寿行の筆捌きは何者をも変えられない味がある。
読書後の不思議な清々しさは煩悩抱え、煩悩から解放される感じに似て、もっと読みたいと思わせる。
27 :無名草子さん[sage]:2007/08/30(木) 12:53:33
俺も大薮と寿行は同時期に読んでいた。
両方ともそれなりに面白かったが、大薮はじきに飽きた。
寿行は最後まで飽きなかった。
作品としてどちらが上という話ではなく、単に好みの方向性の問題だと思う。
最初の頃からテーマが一本調子な大薮作品を豪速球の直球に例えるなら、
寿行作品は変幻自在の変化球。新作を読む度に驚きに満ちていた。
まあ、男根様が頻発する頃からネタ小説として読むような気持ちになってはいたがw
それでも、そこまで熱心な読者を引っ張っていって飽きさせなかった寿行には敬服する。
本読みとしていろんなエンタメ小説を読み漁り、面白い小説もたくさん読んだ。
正直、寿行作品より面白い完成度の高いものも少なからずある。
それでも、(俺のベスト作品は寿行)といわせる不思議な魅力が、この人にはあるんだ。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1184846887/25-27 なんだそうだ。
まあ、好みの問題なんだけどねw(マルチで悪いね)
>>671 両者に優劣なんてないけど、やっぱりストレートな表現の中に優しさや繊細さが隠れている
大藪が好きだな。
それにしても、亡くなったばかりなのに過疎ってるねそのスレ。
673 :
無名草子さん:2007/09/04(火) 15:04:38
アメリカの牧場で生まれ育つとこから話は始まり、食事はカウボーイたちと共に摂る。
牛乳1リッター、パンにバターを1ポンド塗りつけ、(中略)...ジュース1リッターでしめる作品はなんでしたっけ?
>>673 大藪春彦の作品についての質問なら、「傭兵たちの挽歌」の内容の記憶違いではないですか?
676 :
無名草子さん:2007/09/05(水) 14:12:03
白痴美人のアン・ロバーツに手を出したばっかりに、なまじ純粋な白人以上の硬度と持続力があったばかりに…泥沼のベトナムへと志願しなければならなかった…
幾分マッシーと似た境遇でした。
>>676 あなたが
>>673さんなら、それはやはり「傭兵たちの挽歌」の片山健一です。アメリカではなく
ニュージーランドで、確かに牛もいましたがそれ以上に羊がたくさんいたのでカウ・ボーイと
してより牧童としての仕事がメインだったようです。食事内容に関してですが、牛乳と
野菜ジュース各1リッターというのは牧場での一日の食事のメニューを書いた部分ですね。
「朝はベーコンかソーセージ約五百グラムと卵四個にバターやハチミツやジャムやシロップを
たっぷりつけたパンケーキ六枚、ミルクと野菜ジュース各一リッターにフルーツの半ポンド罐……
昼はロースト・ミートとチーズと玉ネギをはさんだ分厚いサンドウィッチとオレンジかリンゴ……
夜はワインとビーフやラムのステーキ二キロにポテトとインゲンとケーキといった具合だ。金曜日は
肉のかわりに、冷凍しておいた鮭や鱒が使われる。感触は干肉か干魚とキャンデー・バーやレーズンだ」
この文章を記憶されていたのだと思います。あと、片山の場合は当初はベトナムへ行かされる
くらいならアメリカ国籍を放棄するつもりでしたが、高見沢の場合は事故により将来の夢を
断たれてヤケクソになったことが志願のきっかけですから、その辺りが違いと言えますね。
678 :
676:2007/09/05(水) 18:27:45
ごめんなさい違います。でも明らかでしょ?片山だってのは。
たまたま「ニンフォの白痴美人」とか「マット牧場の血の気の多い牧童たちが殴りこみ」とか20年以上たった今も憶えていたので。
傭兵たちの挽歌は面白い
しかし、アメリカナイズな文化を自分の物にしながら、過酷な生の流転に抗う主人公路線と
大陸・朝鮮半島からの引き揚げ者路線とは、微妙に主人公の立ち位置が違うようにも感じます
680 :
673:2007/09/05(水) 21:36:33
>>677さん
ご丁寧な対応ありがとう!
まさにこの一文です。
舞台はアメリカではありませんでしたか、失礼...
朝食だけでも5000キロカロリーくらいあるんではなかろうか。
私は「長く熱い復讐」が好きで、
鶏の腿肉を酒で舌を洗いながら食うシーン、
敵を池かなんかに捨てた帰りに肉を買ってステーキを食うとこ。
大藪料理はほんとに食えるんですかね?
681 :
無名草子さん:2007/09/05(水) 21:37:31
「傭兵〜」はある意味、大藪の最後の傑作だよね。
そういや「非情の標的」の浅岡も逃亡先で牧童してたっけ。
>>678 そうですか。失礼しました。
>>679 >>676さんが指摘していたように、片山健一も高見沢優も戦後派であり、日本人の母と米兵の間に
生まれ、朝鮮戦争によって父親を失っている点で境遇が似通っています。ギリギリの戦中派として
終戦直後の修羅場を自分の力で生き抜かなければならなかった伊達邦彦や北野晶夫たちとは
明らかに立ち位置が違うわけで、そんな彼らにローン・ウルフの哲学を持たせるためには、
兵士としての戦争体験が必要だったのでしょうね。
683 :
無名草子さん:2007/09/05(水) 21:41:21
>>680 鷲尾の自宅で焼くステーキのグレービーソースと
アウト・ドアでのふっくらとしたオムレツにそそられる…
>>680 >朝食だけでも5000キロカロリーくらいあるんではなかろうか。
一日の食事量だけで、体重が8キロは増えますよねw それだけカロリー消費が
激しい重労働なんでしょうが。ニュージーランドの牧場の男たちの食生活に関しては、
「ヘッドハンター」でも少し出てきますね(クッキーにバターをなすって食う)
>鶏の腿肉を酒で舌を洗いながら食うシーン、
揚げ足取るみたいで申し訳ないんですが、これは仔羊の腿肉ですね。その前の部分の
“バッドワイザー”に関する蘊蓄とかも好きです。あと、チンピラを解体して捨てた直後に
ステーキを食べるシーンは、主人公が精神的にタフであることをさり気なく表現していますね。
>>683 ステーキのソースに関しては、「処刑の掟」の速見が作るステーキがいちばん美味そうです。
>アウト・ドアでのふっくらとしたオムレツ
あれは美味そうですよね。作り方からして、石川克也も作った“アラスカ中部式オムレツ”だと
思うんですが。このオムレツの前に、負傷による高熱を克服した後に作るベーコン・エッグスや
“アラスカ式ポテト・フライ”は実際に作って食べたことがありますが、美味かったですよ。
生活習慣病が気になる歳になった今は、ちょっと食べられませんがw
685 :
673:2007/09/05(水) 23:11:43
あれは仔羊でしたか。
まあ、記憶が怪しいんで指摘は別に構わないです。それに私は大藪初心者。
>>あと、チンピラを解体して捨てた直後に
ステーキを食べるシーンは、主人公が精神的にタフであることをさり気なく表現していますね
私はこんな深夜に肉屋空いてたのかな?と思いました。
>>685 >私はこんな深夜に肉屋空いてたのかな?と思いました。
チンピラの死体を処分したのは夜ですが、肉を買ってステーキを焼いて食べたのは翌日なんです。
キムチやトウガラシ好きなのはよく知られてるけど甘党の大藪ヒーローはいますか?
甘党は?
ちなみに西城の好物はコブ茶。
やはりハードボイルドに甘党の主人公は似合わないですか・・・
一人ぐらいいても面白かったのにと思うのは私だけか
>>682 そんな二つの彼岸を埋めるのが、量産時代のエージェント・ヒーロー達だったのでしょうか
超人的な体力とストイックなまでの意志とを支える過去の過酷な体験をもつ異能者としてではなく
能力を買われて国家的組織の手足とされればいい…何しろあの伊達が(!)破壊工作員として
活躍することも可能だったのですから。
過去を語られない西城によって、その殺人機械としての完成度は飽和したとも考えます
再び、常人のものではない背景を持つ異能者を大藪が描き出すには、もう時代が変わっていたの
でしょうね。
>>688 ミスター並みに甘い物が苦手なイメージがある大藪小説の主人公たちですが、実際には
パンケーキやクレープにジャムやハチミツやメープルシロップをたっぷりかけて食べる
シーンがけっこう出てきます。
>>691 初期の主人公たちは、デビュー作の伊達邦彦に代表されるように作者の分身であり
代弁者でした。しかし月日が流れ主人公の年齢設定が作者からどんどん離れていき、
「戦争を知らない子どもたち」を主役にしなくてはならなくなります。そうなると、
いかにして主人公を“血と暴力に生きる自由人”にするかという問題が出てきます。
彼らの多くは幼い頃に事故や事件によって両親を失ったり、自ら海外の戦争に
身を投じたりすることで人間や社会の本質を知ることになります。しかし、それは
幼い頃に戦争に巻きこまれ、戦後の混乱期を死に物狂いで生き延びた伊達邦彦たちと
比べると、やはり本質的に違う体験です。
そうとはいえ、大藪春彦が今も健在だったら日本人でありながら平和ボケした
祖国に幻滅し、湾岸戦争やイラク戦争を米軍兵士として戦った過去を持つ若い主人公を
登場させていたかも知れませんね。
船戸与一の「諸氏乱想」なる対談集に93年2月の大藪との対談も入っていて
大藪は「暴力の義務」というフレーズに対し、暴力が行使されるべき時に行使されないという
状況において世間的に許されない暴力を、いかに完全犯罪的に使うかが問題だと答えています。
という哲学を、幼少の頃からたたき込まれるかあるいは長じて後に得た体験により
身につけているか、の違いはあるにせよ、本質はやはり、
「状況の最前線では暴力しか機能しない」と言うことに尽きるのではないでしょうか
「力なき正義は無能なり」
大山倍達(談)
話豚切りますが、かなり前に図書館で読んだ古いペーパーバックス版で主人公が記者か何かで飛行機の
墜落事故の真相を追求するんだけど、敵に捕まってあっさり殺されて終わりという短編を読んで
(゚д゚)ポカーンとなった記憶があるんだが、作品名が思い出せない。どなたか教えてください
暴力の前では全てが無力。
だから暴力に屈しない人には「舌を巻く」んだね。
>>696 それはたぶん「羽田上空の罠」じゃないでしょうか。あのラストは私も驚きました。
主人公が戦闘訓練を受けた国家の特殊工作員とかなら、隠していた拳銃の速射や
ライター型手榴弾で反撃するんでしょうけど。
699 :
696:2007/09/08(土) 13:58:05
>>698 どうもありがとうございます。読んだのが厨房の頃で記憶が曖昧だったんで、もしかしたら他の作家だったかもと
思いはじめてました。オクか古本屋で探してみます
>>697 特に拷問でもなかなか口を割らない北朝スパイのしぶとさには
尊敬の念さえ抱いてるふしがある
それに対して日本のトップは情けない描かれ方をされてるな
引き揚げ体験者の大藪氏の目には日本人はやはり「温室育ち」と映るのだろうか
生ぬるい状況に安住し、親から貰った毛並みやバックやコネで社会での身分が決まるといった
そんな巷の栄華を低く見ながら、強烈な自我とストイックさで闘うローン・ウルフを描く大藪作品においては
必然的に中流階級の程々に幸せな連中は「温室育ち」として描かれるでしょうね。
702 :
無名草子さん:2007/09/09(日) 03:28:22
大藪作品で文庫化されていないのはあと何作あるの?
703 :
無名草子さん:2007/09/09(日) 03:37:04
すいません、大藪作品を初めて読むならどれがいいでしょうか
>>697 大藪ヒーローたちも社会から虐げられる境遇にありながらも、それをハネ返すべく
力を蓄え、社会に挑戦していきますね。
エージェント・ヒーローもさることながら、サラリーマンである者たちも
復讐や怒りといった感情を胸に抱きつつ静かに爆発する瞬間を待っている
最近はその待ち続けている辺りの描写が好きになってきました。
>>703 戦士の挽歌、時代設定がわりかし最近の方なんで入り易いかも、まあ俺が最初に読んだ大藪作品なだけなんだけど
初めて読んだのは「蘇える金狼」です。松田優作映画からの導きです
今映画を改めてみても、小池朝雄や成田三樹夫の演技が良いと思ってしまいますが
あの頃は優作が日本で一番ハードボイルドな男だと思っていた。
大藪作品としては「野獣死すべし」かなやっぱり。「復讐篇」のほうが読みやすいと思います。
>あの頃は優作が日本で一番ハードボイルドな男だと思っていた。
過去形だから許す
>>707 黒歴史になりますか?<優作ファンだった過去
709 :
無名草子さん:2007/09/09(日) 21:22:10
>松田優作映画からの導きです
私は原作からのお導きです。
(映画)の前宣伝も凄かったから初日から観ました。
それも立ち見。今では考えられません。
あれでフアンになった人も多いでしょうね。
>>709 恥ずかしながら「金狼」も「野獣死すべし」映画も、優作追悼のTV映画で観ました
それからしばらく優作中毒になって、こわばった顔でクラシックを聴いたりぎくしゃく動いたり
してました。
「金狼」は原作をその直後に読んで、朝倉の内面の力強い描写にやられた!
もっと読みたくなり、その次に買った大藪文庫が「青春は屍を越えて」でした。
「暗い春」で狙撃者主人公に触れ、これもまた驚いた…
この主人公たちは世界を、自分の回りの境遇を大きく変える為に目標を設定しているのか?とね。
711 :
無名草子さん:2007/09/10(月) 12:58:46
>>707 優作以上のハードボイルドがいるとでも?
>>711 日本ではいない。というか育たない。 風土的なものか・・・
713 :
無名草子さん:2007/09/10(月) 17:21:55
カマキリ男が演じた朝倉や邦彦は全くの別キャラ。
714 :
無名草子さん:2007/09/10(月) 23:13:40
ハンフリー・ボガートのようなタフさやズルさがないね
1 :無名草子さん:2007/04/20(金) 12:44:51
通は「ヘッドハンター」を好む。
716 :
無名草子さん:2007/09/11(火) 05:36:28
>>670 ジョジョの解説を大藪先生の息子さんがしてるの?何巻か教えて!
息子さん何してる人なんだろう?
717 :
無名草子さん:2007/09/13(木) 00:18:20
大藪作品は時代性が色濃く出ているから年月と共に風化していく可能性が高いね
一つ例を挙げると携帯電話
特に今の若い人にとって携帯無しのストーリーってたぶん付いて行けないだろうね
そこでいっそのこと現代的にアレンジした映画作品として残しておいた方が良さそうに思うけどな
変質させてしまうのがオチかな
>>717 その理屈から言えば、携帯電話出現以前の文学作品は全滅だなw
「野獣死すべし」や「汚れた英雄」を初めて読んだ時、古臭さはまったく感じなかったな。
むしろ親たちが生きた時代の空気のようなものを感じて、物語に引き込まれていった。
719 :
無名草子さん:2007/09/13(木) 09:40:21
大藪にとって携帯(その時あれば)とかはストーリーの骨格を為すもんだろ
漱石や鴎外なんかとは違う(すごい比較w)
>>720 そりゃ大藪に限らず携帯があったら話がだいぶ変わったであろう作品はたくさんあるだろ。
だが携帯が出てこないから云々なんて頭悪杉
昔の作品を昔の作品として読めないのはただの馬鹿だよな
携帯が出てこない事を気にするよりも
書かれたその時代の雰囲気などを楽しめばいいと思う
携帯がどうとか言うなら、あの時代に街頭の監視カメラやNシステムやDNA鑑定などがあったら、
邦彦や朝倉たちの犯行も(ry
ここの連中は「モノ」を書く作家つうのが分かってないようだなw
他の作家にとっては単なる「車」であっても大藪にとってはスカGTRでなければならないし、
69年式コロナでなければならないつうことが・・
>>724 わかってないのは携帯云々と言ってるヤツだけだろ
726 :
無名草子さん:2007/09/13(木) 16:18:51
基本的に悪党が「いつ何をやるか」(山野組や世界幸福教会のパーティがいつどこで、現ナマいくら積み上げるとか)の情報と「相手の頚動脈に手刀を叩き込んで瞬時に失神させる」能力があれば俺も西城のように強くなくても、射撃が下手でも絶対犯罪する。
「相手の頚動脈に手刀を叩き込んで瞬時に失神させる」能力=西城のように強い
728 :
無名草子さん:2007/09/13(木) 17:42:07
エミーもやってるけど…相手の頚動脈に手刀
だからエミーも普通に強いだろ。腕力はヒーローたちに劣るものの、それでも並の男では
素手でも歯が立たないよ。
さて、お立ち会いの大藪ファンの諸氏方々へ。
かつて、氏のエッセイ「俺とGUN」内に於いて
邦彦の使用した銃に触れてますが
“『非情の牝豹』で、リヴォルバーでは44マグナムと
コルト・パイソン357マグナムを使わせたのが、
いまのところいちばん新しい。”
と、あります。
ただ、実際に角川文庫版非情の牝豹を読んでみると
パイソンしかでてこなかったのですが
もしかして出版元によって、
或いは版数によって違ってたりするのでしょうか?
長年の疑問であります。
731 :
無名草子さん:2007/09/14(金) 19:51:16
暴力租界のオチが気になって昼も眠れません
確か大藪春彦の小説だったと思うがサルの脳みそを食った主人公がいたような記憶が。牛とか鹿とかは
それなりに美味そうだったがサルはさすがに引いた。確かに大藪だったはずだか作品名や詳細が
どうしても思い出せない
>>732 「傭兵たちの挽歌」の回想で片山が猿の肉を食おうとしたが駄目だったというのがあったな。
でもさすがに猿の脳ミソはないだろ
ウェポン・ハンターシリーズのどれかで、
救出した戦友に主人公が猿の脳みそを
体にいいからと言って食わせるくだりがあったと思う。
736 :
無名草子さん:2007/09/18(火) 01:02:59
食べ物を味わうというよりエネルギーとして、身になる事だけを考えて食事をするのが多いよね。ハードボイルドってそういうの多いよね。そしてそれに惹かれてしまう。
俺も旺盛な食欲で臓物を胃に送り込みたいもんだ
皆さんがこれは元気出そうと思った食事シーンは?
「処刑の掟」にて速見がアジトでステーキとポテトサラダをむさぼり食うところ
と簡単に書くと陳腐なことを、パワフルに描写してくれたハリー大藪有り難う…
「大藪春彦賞」というのが残ったが、現在は本屋でも置いていない所が多くて、
なんとなく「過去の人」になってしまった感があるな。
大藪小説はチマチマと細かいところを書くので、濃厚に「時代」という物が封印
されているように思う。そこがいいと思うのだが、一般には「古臭い」と捉えら
れてしまうのか?
>>736 >皆さんがこれは元気出そうと思った食事シーンは?
初めて読んだ「トラブル・シューター」で、分厚いシマアジの刺身やアワビや生ウニや
鮎の味噌汁を飽食する主人公にまずやられ、続いて読んだ「処刑の掟」で山中に潜んだ速見が
犬肉をこんがり焼いて貪り食うシーンで完全にノックアウトされました。名無しからの銃火氏も
書いている、ステーキを焼くまでを延々と描写しているシーンも素晴らしいですね。
元気が出るという点に絞れば、「非情の掟」での残飯雑炊、熱いコーヒーとステーキ、
鹿一頭丸々生食い、「傭兵たちの挽歌」での猪のハートとレバー貪り食いやコックに命じて
作らせた鳩の丸焼きやステーキなどの鯨飲馬食、さらにエルクのタンやレバーやリブや
背肉のカツレツやソーセージ、キャリブーや馬のレバー生食いなどでしょうか。「汚れた英雄」で
晶夫が体力回復のために食わされる生レバーや白子、それに傷心の中で酔っぱらいながら
貪り食うソーセージや鶏肉のオーブン焼き……駄目だ、キリがないw
サンショウウオを生で丸かじりするとかw
天然記念物だろうが何だろうが生きるためには何でも食う!
これが大藪クオリティー
パンダは旨そうだ
>>740 「外観に似ず、味はさして悪くなかった」
大藪先生、あなた食ったのかとw あと、ワニの尻尾に関しては作者は食べられなかった
らしいので「イセエビに似た味」というのは実際に味わったわけではなく、アフリカの
猟場で現地スタッフたちから聞いた知識のみで書いたのでしょうね。
「ヘッドハンター」で病み上がりの杉田が食う赤鹿の脳の炙り焼きは、身体が火照ってくる
くらいだから精がつきそうですが、今なら主人公たちも絶対に食べないんでしょうね。
そういえばかつてはあの「美味しんぼ」でさえ、脳みそ料理を紹介していましたね。
生肉といえば植村直己のアザラシの生肉を思い出す。
テレビで実際器用にナイフ使って食ってたもんな。
>>745 私は初めて「肉を生で食う」というシーンを目にしたのが「アラスカ物語」のマンガ版で、
これは大藪ファンにはお馴染みのカリブーの肉を食べていました。テレビでは「スペクトルマン」で
徐々に怪獣になっていく男が冷蔵庫の生肉を無意識に食べてしまうシーンでしたね。
植村氏はどこへ行っても現地の人と同じものを食べるようにしていて、それが様々な
冒険を成功させた要因のひとつだったようです。イヌイットたちから最初にアザラシの肉を
ふるまわれた時には、とても食いきれなくて隙を見てポケットの中に隠したりしていた
そうですが、次第に生肉の生臭さに慣れていったとか。
アラスカ物語テラナツカシスW
日本家屋などに侵入するとき襖などが軋らないように小便を垂らしてから入るのは大藪作品?
サンショウウオは天然記念物じゃないよ。俺も昔食ったし
オオサンショウウオは食べちゃ駄目
751 :
無名草子さん:2007/09/19(水) 09:49:52
復讐の弾道で植木鉢に小便してから横井の娘に夜這いをかけるのはあったけど。
どうでしょうかね。私は憶えてない。
>>751 行動を起こす前とか張り込み中に植木鉢に長々と放尿するつうのはよくありますね
私の場合は緊張しやすいもんで
なにをやるにも事を起こす前には必ず小便ですね。
>>748 うーん、あったような、なかったような……まだまだ修行が足りないなあ。
小便ではなく水を雨戸などに垂らして音を消すというのであれば、西城秀夫や伊吹勘之助が
やっていますね。
756 :
無名草子さん:2007/09/19(水) 20:21:48
敵の家屋に忍び込んで、
警備員かヤクザがそばに置いてある洋物のビニ本と、
一物を握りしめながら居眠りこいてるシーンもよくある。
寿行もそうだが、バイオレンス物はいいねえ。
俺、そういう映画や画像は苦手だから小説だと妄想できて愉しい。
警備員とかやくざが気絶した振りしてるのはあるね
ジッと見つめられると耐え切れなくなってマブタがピクピク
そうすると「コノヤロー、タヌキ寝入りしやがって!」とまた一撃
で、こんどはマジで気絶とw
>>756 寝ぼけて自分の女と勘違いして主人公に抱きついてきて、延髄を抉られて瞬殺されるヤツも
いましたね。まあ夢を見ている間に死ねたのだから、悪党の最後としては幸せだったかも知れません。
>>757 寝ている時に主人公が部屋に侵入してきたことに気付き、タヌキ寝入りを続けるものの見破られて
殺される敵もいますね。逆に主人公が敵に捕らわれて頭を殴られますが、タフなので気を失いふりを
しながら相手方の会話を盗み聞きするというのも良くあります。ただ、気絶したフリを見破られて
再び殴られて今度は本当に失神なんて場合もあります。
大藪さんて意外とユーモアのセンスがありますね。
「トラブル・シューター」もユーモアの香りがします
元国家機関の工作員であったがドロップ・アウト
夜の巷にたゆたいながら、バーの女の相談に乗ってやったり、楽しく酒を飲んだり
昔のしがらみに引っかかったり…それこそ「男と女がベタベタひっつく」ようなシチュエーションなんだが
そう言う路線に進ませてくれないのが大藪マインド…
ってな感じで、読む度にニヤニヤしてしまいますよ。大藪は何を書いても大藪だったんだろうなあ。
>>760 「トラブル・シューター」の場合、元国家機関の人間とはいえ現在は引退しているので、
名作「傭われ探偵」に近い小気味よさがありますね。女を抱くのは手付けや謝礼代わりの
場合が多く、女たちもその辺は割り切っているから湿っぽさがなく痛快です。
スーパーヒーローもいいけど適度に失敗もし人間臭さのある主人公も捨てがたいですね
そう、そのへんのバランスが絶妙なんだよ大藪作品は
ヒーローでも傷や弱点やどこか憎めない所とかあったりして感情移入しやすかった。
大藪氏復活キボン
水虫だかインキンだかをうつされた主人公がいたような・・
大藪読者にお勧めな作家っています?
国内外問いません。
大藪の前に大藪なし、大藪の後に大藪なしつうことで結論でてるのに
>>765 とりあえず西村寿行あたりから入ってみたら
>>766 単なる読書量不足、見識の狭さをごまかしてるだけ。
>>767 wikiで調べたら面白そうだったのでちょっとよんでみる
大藪以外の作家もいいもんだが
大藪もいいもんだぜ。
個人的にはスティーブン・ハンターにはまった。
「真夜中のデッド・リミット」が一番面白かったが大藪的じゃない。
大藪的なのは「極大射程」、「ダーティホワイトボーイズ」、「狩りのとき」、「悪徳の都」等。
>>770 ダーティホワイトボーイズだけ毛色が違った作品だったね
だけど銃器に五月蝿いのはやっぱスティーヴン・ハンターだった
まあ、大藪を読んでたんであの手の克明な描写は初体験ではないけど
私も全て読んでますよ
>>765 例えば西村寿行の「怒りの白き都」と大藪の「唇に微笑み 心に拳銃」あたりを比べると
メス奴隷というものに対する両作家の比較ができるよ
そういえば昨晩の朝日新聞夕刊に西村寿行の追悼記事が出てたね
そこには殺生について大藪と口論になったと書いてあったな
寿行の方は飼い犬が事故死して以降、ハンティングを完全にやめ、菜食主義者になったらしいし、さらに地蔵菩薩に凝り始めた
ハンティングと肉食をやり続けた大藪(体壊して食生活改善したんだっけか)とはその辺で衝突したんだね
>>768 > 単なる読書量不足、見識の狭さをごまかしてるだけ。
そもそも大藪作品に何を求めているか、どの部分に惹かれるかによって「お勧めの作家」も
異なってきますから、相手を非難する前にその点をはっきりさせるべきですね。
「バイクや車が活躍する作品が読みたい」、「骨太のハード・ボイルドが好み」、
「冒険小説、ハンティング小説が良い」、「緻密な銃器描写を楽しみたい」等々。
個人的には大藪春彦という作家に対する飢餓感は、他の作家では埋められないと
いうのが結論ですが、強いて言うなら夢枕獏や柘植久慶あたりが良いと思います。
柘植は胡散臭いからやめとけ(落合に通じる)
最初からフィクションとわかってる獏のほうが数倍まし
>>773 アホか。面白ければそれで良いんだよ。柘植が本当に元グリンベレーかどうかなんてどうでも良い
そんなのは儲とアンチだけでやってくれ。落合の作品は自分登場のイタタタなものが多いが柘植は
大部分がフィクションだろ
蜂田迅シリーズや「マンハッタンの墓標」あたりは面白いぞ
夢枕獏が西村寿行のリスペクターであることは有名な話だから、
獏の前に、まずは西村だな。
何か必死な西村ヲタがいるな
柘植さんは一時期良く読んだ。
「チェックメイト・キング」が印象に残ってるな。
一仕事した後の生タマゴぶっ掛け飯は最高だぜ あとショーユとバターを忘れるなよ
>>765 ちょっと反則ぎみのお薦めだが、戸梶圭太のバイオレンスものなんか大藪のパロディ感覚で面白いかも
クールトラッシュとかの鉤崎シリーズは大馬鹿劣化大藪って感じ
考えれば考えるほど大藪は大藪だ 大藪に代替品はどこ探してもねえよ いまさらながら大藪は異端の作家だと思った
大藪「日本の冒険小説作家で僕の影響を受けなかった人はいない。」
小説の上とはいえ沖首相がシミだらけの反っ歯だとか人肉食ったとか生血を啜るとか書いちゃう人だもんね
>>777 柘植久慶では「チェックメイト・キング」や「国家転覆」みたいに下準備から丹念に描いていく
作品が特に好きですね。蜂田迅シリーズも少人数でクーデターやらかしたり、大藪作品でも
お馴染みの「敵の意向で行われる人間狩りゲーム」で主人公が大逆転して勝っちゃう作品が
気に入っています。
>>785 文字通り国民の生き血を啜り、食い物にしちゃうんですよね。すごいブラック・ユーモアです。
ひとつ人の世の生血を啜り、ふたつ不埒な悪行三昧、みっつ醜い浮世の鬼を・・・
桃太郎侍も僕の作品を手本にしている
788 :
無名草子さん:2007/09/23(日) 19:56:59
おっさん
西村寿行はエロっぽいからアカンでぇ
やっぱ大藪やでぇ大藪
新刊出たら又教えてんかぁ
>>788 それ映画のセリフでしょう
「タトゥあり」で宇崎竜堂が本屋のオヤジ相手に言ってたね
ちなみにあの三菱銀行猟銃人質事件は映画「野獣死すべし」の下敷きとなってまつ
三菱銀行猟銃人質殺人事件の犯人は、自分の名前の読み方もあやふやだったと言いますね。
そして大藪の愛読者だったけれど。
鳴海清
結局大藪の本質って怒りなんだよな
その怒りと共鳴しあう事が出来る読者だけが大藪マニアになる
どっちも怒りなんだ
怒りを共有しあうことで繋がってる
大藪と出遭ったことでムショ暮らししないで済んでる奴はかなりいると思うw
鳴海清は田岡組長を銃撃した人
三菱銀行は梅川昭美 本屋の話は実話
大藪作品のフアンだった梅川はムショ暮しはしてないが死んでるw
大藪を読む前に殺人で少年院に入所してた梅川
大藪の楽しみ方も知らないチンピラの話なんてどうでもいい
>大藪の楽しみ方
どういう楽しみ方してるの?
大藪読んで犯罪やらかすのはアホウ
本を重しがわりにスクワット
>大藪と出遭ったことでムショ暮らししないで済んでる奴
呼んだ?
801 :
無名草子さん:2007/09/24(月) 14:02:55
ショーユ、ウドン、オデン
なぜカタカナ
漢字だと堅苦しいし、ひらがなだとちょっとやわらかすぎな感じ?
そこで硬質なカタカナを!
邦彦は愛用のもーぜるの銃把をそっと握った(違う)
>>797 大藪の楽しみ方と言えば、
まずは肉を2キロ食ってみたり(腹が出るけどスタミナは続くのを実感)
原作とした映画に影響されてクラシックを聴きながらぎくしゃく動いてみたり
カウンタックを見てハアハアしたり、RZV500Rに乗ってみたり
モデルガンをメンテナンスしながら気分に浸ったり
後は猪狩り熊撃ちなどのライフル・ハンティングや、四輪でのハード・ドライヴィングテクニックを
体験してみたいものです。
干涸らびたコッペパンをフライパンの油に浸して食べるとかw
おまいら腹が立った時、オーヤブ読みたくならないか?
俺は腹が立つとオーヤブ読んで熱くなった頭をクールダウンしてるが・・
どうも日常に覇気がなくなったときに、大藪を読んで
気持ちにバリエーションを持たせるようにしています。
大藪の本は飯場で土方が回し読みしてボロボロになってるのが幸せです
入院して気が滅入ってる時に大藪を読んだら元気が出て他の患者も借りて読み出した。
ってなんかに書いてあったな 安倍晋三総理も読めば元気になるかもしれない
オーヤブ読んでると何でもやれそうになるから不思議だよな
安倍ちゃんに誰か黒豹の鎮魂歌送ってあげて
く〜ろひょ〜のちんこんか〜♪
811 :
無名草子さん:2007/09/25(火) 16:56:40
>>808 しつこいようだけど「頚動脈に手刀」で相手を一瞬に気絶させられる能力が欲しい。
>>811 頚動脈に手刀を叩きつけたくらいでは気絶してもすぐ息を吹き返すだろうな
むしろ首の骨が折れると思われ
大藪先生も実際試してみたかは疑問だな
実際にそんなことしちゃダメだぞ
下手すれば相手に障害が残ったりするからね
空手初段の私からの注意
空手家が簡単にやられちゃうつうシーンもあったような・・・
晩年の作品ではグレイシー柔術も出てきたな
リングでは軽量級のボクサーがバッタみたいに飛び跳ねている
817 :
無名草子さん:2007/09/26(水) 19:45:49
「朝倉の恥知らずに発達した筋肉を見て目をそむける」でしたっけ…
学生時代「軽量級ボクサー」だった私はチョト憤った。
大藪だってデブだからデカく見えるけどホントはチビじゃねえか…と
>「軽量級ボクサー」だった私はチョト憤った
しかし蝿とか蚊とか・・ 他に何かあんだろに なあ
松田優作映画の「蘇える金狼」にて朝倉が磯川市会議員のボディガード(?)に
そこのカトンボ!デブ!とか言ってたけど、その薄っぺらいお前の体の方が
カマキリナナフシ男だと、ちょっと思った
>>820 猪狩元秀と田畑靖男な
両者とも当時現役のキックボクサーだね、それもカリスマ的チャンプ
優作ごとき回し蹴り一発で首が千切れるね
映画じゃ情けないほど弱かったけどねw
大藪作品から学ぶ喧嘩の勝ち方
手刀で頸動脈を一撃
爪先で金的
鈍器や拳銃で後頭部を強打
…まだまだあるよな
823 :
無名草子さん:2007/09/27(木) 13:36:26
手刀が肋骨をかいくぐる
なかには「ヒグマのような咆哮を張り上げる」で女を気絶させたやつもいましたよね。
新城だっけ?マグロ漁船に乗り込む直前。
鳩尾に肘までめり込ませる さらに捻る
>>823 そう新城
>>824 みぞおちに肘まで叩き込んだら死んじゃうよ。腹だね
手刀を相手の体に突き刺した主人公って2人いたよね
手刀を突き刺し、ついでに内臓を握り潰すのは大藪じゃなかった?
夢枕獏かも
827 :
無名草子さん:2007/09/27(木) 18:58:28
嫌 大藪だったと思う
手刀でアバラを突き破り心臓寸前で止めて
握り潰してやろうか?ってのが在った記憶が…
汚れた英雄だと思う
828 :
無名草子さん:2007/09/27(木) 19:11:22
晶夫が関根を懲らしめるシーンですね。
確かに心臓の寸前で手刀を止めた後、それらしきセリフはありました。
「つかみ出してやろうか」だったかな…
耳の上を蹴って記憶を失わせるってのもあったな。
大藪作品で最高の完全犯罪といえば何ですか?
泥酔させて路上放置とか
>>826 心臓の前で寸止めして命だけは助けてやったのが「汚れた英雄」の北野晶夫。
心臓を掴みだして本人に見せてから、死体の顔に叩きつけたのが「黒豹の鎮魂歌」の
新城彰ですね。
体重の乗った左フック最強
普通の人間は腕力より脚力のほうが強いのだけど・・・
大藪主人公もだよ。蹴りで胃はパンクし背骨はヘシ折れる。頭なら首の骨が外れ頭蓋骨が砕け
脳が飛び散る
だったら最強なんて言葉を使うな
837 :
無名草子さん:2007/09/28(金) 13:44:40
朝鮮人の喧嘩方法に学んだんだったな
>>836 なんで怒ってんの?
パンクとか糞まみれって言葉よく使うね あとギザギザとかも
>>829 記憶を失わせるなんてない。気を失わせるならたくさんある
840 :
無名草子さん:2007/09/28(金) 15:27:19
秘孔を突かれたんですか?
処刑戦士が松下幸之助の頭のてっぺんに針打って「膣痙攣を緩める」ってあったよね。
「バギナが万力のように締め付けて離れない」も数知れずありますよね。
「膣痙攣などどいう現象は、ジョークのネタとして都市伝説となってはいるが、実際にはそんなもの無い」と知ったときちょっとしらけました。
絶食の後にスープと粥と鳥の丸焼きと仔牛のカツ食って「腹七分目」ってすげぇな
あれ「腹八分目」だったかな? どちらにせよ常人離れしてるな
大藪春彦氏は新聞に連載したことありますか?
ちなみに夢枕獏氏は現在アサヒに連載しています
844 :
無名草子さん:2007/09/29(土) 00:08:16
>>838 「鋼鉄の意思」と「口の中で罵った」もお忘れなく
845 :
無名草子さん:2007/09/29(土) 01:00:08
「灼熱の鉄塔」
「熱いバターを溶かしたように」
「ブチ込む」
「ノヴ」
も多数だ。
大藪のサバイバル料理くいてー。
先ほど食ったメロンの種がチンポには笑えたな
女のアソコから1メートル以上もある巨大な張形を突き刺すつーのも凄いな
内臓が口から溢れ出すっての俺もやってみてー
「野獣死すべし」には名フレーズがガンガン出て来るが、特に
「孤独とは己れを失うことである限り、己れのみ頼りとし、目的に向かって突き進む彼には、青白
い孤独感なぞ有り得ない。」
が好き(光文社文庫版33ページ)。目的も野望もない私だが、このフレーズを思い起こすたびに
なにか勇気付けられる。
>>841だけ作品名がわからん。マイナーな話かな?
850 :
849:2007/09/30(日) 17:47:34
この非常識な食いっぷりは西城かも。とりあえずその辺から調べてみる
野獣死すべしは執拗なまでの自己言及、そしてそこからの悪霊としての復活という点で
以降の復讐物、エージェントが支配者階級に牙を剥くパターンを丁寧になぞってくれている
ので、読む度に日常に埋没しそうな心を殴りつけられるようです。
原作を自分流に解釈し世間に誤解を与えた『松田優作は糞』
854 :
無名草子さん:2007/10/01(月) 04:47:29
蘇る勤労はラスト以外わりと原作に忠実だったし
あの映画のおかげで大藪を知ることが出来たので、俺の場合
一概に糞ともいえないんだよなぁ
>>854 TV版の金狼も評判悪いですよね。ただ、私は好きです。
あれ、ストーリーは「野獣死すべし・復讐編」に似ていますよね。血縁者の復讐ですから。
ただ、松田優作のお陰で金狼の方が知名度高いからこっちを選んだのでしょうが…。
ところで、TV版金狼のサントラはワイドショーとかニュースで結構使われていますね。カッコイイ曲が多いです。
>>849 >
>>841だけ作品名がわからん。マイナーな話かな?
「狙われた野獣」シリーズの「原子炉を砕け」の中で、捕らえられ絶食させられた
主人公がスープと支那粥、アヒルの丸焼きと仔牛のカツをたいらげた後で「それでも
腹八分でやめておいたのだ」というシーンがあるので、たぶんこの作品だと思います。
ちなみに「腹七分」でやめておいたのは「傭兵たちの挽歌」の片山健一が屋台で
羊肉や臓物の串焼きやナムをサトウキビ・ジュースと共に食うシーンとかですね。
>>855 >TV版の金狼も評判悪いですよね。ただ、私は好きです
私もテレビ版の「蘇る金狼」はけっこう気に入ってます。もちろん原作とは別物
という前提ですが。
>ところで、TV版金狼のサントラはワイドショーとかニュースで結構使われていますね。カッコイイ曲が多いです。
中でも「FIRE DANCE」という曲が良く使われていますね。この曲は「水曜どうでしょう」の
「原付東日本」という企画の“だるま屋ウィリー事件”の時に、大泉さんが激突するまでを
解説する時のBGMにも使われているので、個人的にはニュースなどでこの曲が流れると
どうしてもこの激突シーンを連想してしまいます。
ちなみにこの「原付東日本」の他、「原付西日本」と「原付ベトナム」といったカブを
使った企画では映画「汚れた英雄」でお馴染みの「Riding High」(ローズマリー・バトラー)が
使われています。
858 :
849:2007/10/01(月) 10:10:07
>>856 ありがとうございます。検索したですが現在は絶版みたいですね。古本屋とオクを根気よく
探してみます。
文章は下手だけど初期の作品の方が魂がこもってる分だけ質が高かったな
デビュー作を含めて初期の方が文学的な要素が残っていた。週刊誌連載を経て「ヘッドハンター」で
ある種の境地に達した感じ
ペン一本で食ってくてことで必死だったんだろ
薄ボンヤリしたガキだった僕は漸くこの年になって、大藪が何に怒っていたのか
わかってきた気がする。
大藪小説はワンパターンな大人の寓話、と言われるらしいけれど
不正が知らないうちに横行する世の中を自分の掟で踏みにじり、咬み破る男が
精緻な筆で描かれている。それで十分だと思うんだな。
大藪ヒーローになったつもりで、ちょっと焼肉を奮発する。パワフルに旨い気がする。
せこいかもしれないけど、そういうのが俺は好き。
>大藪ヒーローになったつもりで、ちょっと焼肉を奮発する。パワフルに旨い気がする。
せこいかもしれないけど、そういうのが俺は好き。
こういう奴大藪が一番嫌いな種類な人間な気がする。そして俺も。
俺は大藪さんは恣意的に怒りを増幅してたように感じるんだけどね
彼にとって怒りは創作活動の燃料みたいなもんだからね
常に何かに怒っていたのは確かなようだけど・・
恣意的の使い方が間違ってるので却下
867 :
無名草子さん:2007/10/02(火) 17:14:54
大藪は兎に角偉そうにして居る奴が嫌い
>>865 そして俺もお前みたいな奴が嫌い
松田優作よりは豊川悦司のほうが面白いと思いませんか、大藪ヒーロ
焼肉くらい好きに食わせてくれえ
オーヤブマニアなら生で食え
真の大藪マニアなら肉が焼けるのが待ちきれずに生肉にむしゃぶりついて2キロほどたいらげるが、
肉が焼ける匂いに再び猛然と食欲が出てきて、その肉が牛や豚のものか、それとも犬や猫のものか
などということは気にせずに焼けるのを待ちかねて貪り食うべき
そして寄生虫対策としてアルコール度数90%の酒を流し込む
>>872 「平手でウォッカの瓶の首を叩き折る」とか「ローガンの水割りで下を洗いながら食う」とか書きなさいよ
>>873 なってないよ
適当に思いつきで書いただけ
自分が食い終わったらテーブルを引っくり返すW
>>876 バカボンのパパじゃないんだから手刀でテーブルを真っ二つに叩き割るとか書け!
「汚れた英雄」以外はさっぱりわからん。元ネタ知ってる人、教えてくれ!
爪楊枝で歯をせせる
私が分かるやつだけ。
>>871 >肉が焼けるのが待ちきれずに生肉にむしゃぶりついて
「非情の掟」
>その肉が牛や豚のものか、それとも犬や猫のものか
「汚れた英雄」
>>874 >「平手でウォッカの瓶の首を叩き折る」
「蘇る金狼」
>「ローガンの水割りで下を洗いながら食う」
たぶん「トラブル・シューター」
>>876 >自分が食い終わったらテーブルを引っくり返すW
食い終わってからじゃないけど、たぶん「狼は曉を駆ける」
大藪氏がルマン24に出たって本当ですか?
>>883 出ていません。レーシング・チームを率いていたことはあります。そのチームにスカウトしようと
していたホンダの選手がル・マンの事故で死亡したため、チームは自然消滅しました。
>>884は色々と誤解のある書き方でした。チーム・マグナムは田中健二郎が主宰し、
大藪春彦がそれに加わるという形だったようです。レースは国内で戦い、ル・マンに
出場したこともありません。チームは1971年の日本グランプリでは1600ccクラスで
二位という好成績でした。その後、ホンダのドライバーをスカウトしようとしたものの、
そのドライバーがル・マンで死亡したためにチームは自然消滅しました。
要するに大藪さんはスポンサーだったわけだね。
自動車レースって金食い虫だから大変だったろうね。
そういえば大藪さんのルマン観戦記つうの読んだ記憶があるよ。
>>887 大口のスポンサーは三菱とロンソン・ライター
敵に撃たれたケガで高熱にうなされてる時とか筋トレのやりすぎで軽い脱水症状になってる時に
水洗トイレの水を飲もうとする悪夢を見るけど、あれは作者自身が二日酔いの時に見た夢なのかもね。
悪夢といえば乾燥機に入れられている夢にうなされるのは何だっけ? 想像するだけで暑苦しいW
トイレの水をほしがる夢って確かに多いな。非情の掟で谷川に近い洞窟の中で高熱に
うなされている時に、川の水を飲もうとするが届かない夢を見ていたがあれは苦しそうだった
ちなみに乾燥器の夢はわからん
「全開で飛ばせ」の主人公は一人だったんでしょうか?
読んだけど忘れてしまった 今は本も無いので >ヤクザさん by白痴
>>894 主人公は大藪作品の中でも異色の「作曲家」の嵯峨幸夫だけです。
896 :
894:2007/10/05(金) 21:41:49
>>895 どうもです
作曲家だったんですか・・ 大藪さんなら、おそらくクラシックでしょうね
それにしても、たまげた〜
>>890 乾燥機に入れられている夢
西城だと思う。
東欧に潜入の時,KGBの拷問室で巨大な電気乾燥機に放り込まれた…
の悪夢を見て目が覚めた。
898 :
890:2007/10/06(土) 07:59:51
ところで大藪作品の魅力って何?
分かってるようで実のところよく分からんのだが・・・
人間の欲望を(作品の中で)すべて満たしてくれるから
トイレで腹を軽くする
スゲー出しそうだw
腹を撃たれたときに腹膜炎をおこさないように喉に指を突っ込んで先ほど食った胃の内容物を吐く
それなら初めから食うなよと思ったりもする
>>904 主人公の置かれた状況や心理をもう少し考えてみたら解るよ
最後の晩餐ですね
ショーケースにある皿ウドンが無性に食いたくなる。こんなシーンを思い出したw
野獣都市発売か
そういや、大藪ヒーローは怒ると口の周りが
白っぽくなるよね。なんでなんだろ・・・
910 :
無名草子さん:2007/10/08(月) 02:37:13
怒ると血の気が引くんだろうな
冷静では無いが醒めた狂気と云おうか
赤では無くて刃物の様な蒼い殺気
逆に怖い
唾が泡になってつくんじゃね
913 :
無名草子さん:2007/10/09(火) 00:48:01
昨日死んだレーサー 北野晶夫みたい あっけなくて
>>876 業田良家の「自虐の詩」?
>>913 俺も同じこと考えた。
あとテーブル引っくり返しは答えが出てるよ。確かにそういうシーンがあった
よく室内にいて外から銃撃されたとき冷蔵庫の陰に隠れたりするけど効果あるの?
銃と弾と射撃距離による。大藪春彦の小説とか読むと良いよ
>>913 どうも事故起こしたトラックの運ちゃんは片側二車線の左側を走っていて反対車線にUターンしようと
いきなり右にハンドルを切ったらしいな
それじゃノリック(バイクで右車線を約60kmで走行していた)も避けきれないなあ
北野晶夫はルマンだったな
晶夫は300キロに抑えて霧の中へ突っ込んだ…
って,ルマンでは皆やってるの?
江川一派に対する憎悪のありたけをこめて突き破ると、ザクロがはぜたようになった・・・
辰巳四郎さんの表紙が好きなのですが、ちょい質問です。
「野獣死すべし」「マンハッタン核作戦」「日銀ダイヤ作戦」「優雅なる野獣」の
DKさんの顔はかろうじて同一人物に見えますが、「東名高速に死す」と「曠野に死す」の
西城さんはどうしても同一人物に見えません。 「曠野に死す」と「破壊指令NO.1」の
表紙は同一人物に見えたり(しかもそれがハリウッドの名俳優&監督に見えたり)するのは
私だけでしょうか? 果たして辰巳氏は小説読んでいたのでしょうか?
それともハードボイルドのイメージで量産した絵を使い回していたのでしょうか・・・
あと「東名高速に死す」「狼は暁を駆ける」は僕の目にはスティーブ・マックィーンに
見えます。 みなさんどうですか? ってどうでもいいか。。
>果たして辰巳氏は小説読んでいたのでしょうか?
彼に限らず、主人公が使っていない、それどころか作中にも登場していない拳銃や車が
出てきたり、アクション映画の俳優そっくりの人物が出てきたりするあたりで察して
あげてください。
辰巳四郎は自分が装丁を担当する作家の本は読んでいたと聞いたことがあります。
辰巳の角川文庫装丁はほとんどがコラージュ(写真合成)でしたが、
当然、そこに登場するモデルには、肖像権、撮影者の版権が存在すると思われます。
制作コストを考えれば、膨大な作品量に毎回違う写真を使うわけにもいかなかったのではないでしょうか。
特定のモデルの写真や入手の難しいレアな銃器の写真は使うことができなかったので、
買取りした写真や版権の存在しない限られた写真を、そうと知りながら使い回していたのではないかと。
(大藪の装丁に使ったモデルや銃器の写真が、海外冒険小説等の装丁に使い回されていることも多々ありますし‥‥)
923 :
920:2007/10/12(金) 23:36:57
>921>922
サンクスです。 う〜ん・・・よう分からん
個人的に好きなのは「赤い手裏剣」の表紙(孤剣ではなく)です。
アル・パチーノかなぁって思ったり・・雰囲気ありましたね。
たまにカバーに乳首載せたりする辰巳四郎のセンスは好きだ
それにコアな大藪ファンじゃない読者からしたら
銃や車が作中に登場するかどうかよりも雰囲気の方が大事だろうし
僕あ生瀬範義のタッチが好きだなあ
辰巳はイラスト部分が減って写真コラが増えてから微妙になってきたな。同じシリーズで
同じモデルの同じ写真を使った時には萎えた
大藪の小説の主人公でいちばんの力持ちは誰だろうな。やはり高見沢?
大食いの次は力持ちか
誰にしろ金本シャーリングには負けるだろうがな
>>929 あの当時はともかく、その後の西城はウエイトアップして金本シャーリングの連中より怪力に
なってるよ。瞬発力ではトップかも試練。持久力的なパワーだとまた変わってくるだろうが
931 :
無名草子さん:2007/10/15(月) 08:41:47
順当に考えたらマッシーなのでしょうが、やっぱり「暁を駆ける」で「大人を2人水平に伸ばした腕にぶら下げられる」という現役最重量ウェイトリフターでも不可能なこと書いてしまったので、西城で決まりでしょう。
マッシーがサイドレイズやフロントレイズで使っていたダンベルの重量はせいぜい100キロでしたから。
片手で大人一人じゃないの?
100k×2のサイドレイズの方がありえんよ。
>>932 読んでないなら口出すな。
まあ作品発表当時は日本人の体格も今より小柄だったからな(主人公の体重が時代と共にアップして
いくのはそのせい)。一人辺り50キロくらいのつもりで書いたんだろう
165センチ、60キロの松尾は特別として、素手で相手の鎖骨をヘシ折れる島津浩は、実は体重が70キロ半ばもない
手錠を引き千切る主人公もいたな
935 :
無名草子さん:2007/10/15(月) 19:15:48
だんだん主人公が巨大化してったのは何故だ?
やっぱり先生が不健康化しつつボディビル雑誌をカタログ
にして書いたためか?
でも妙に健康的でステロイド打つ描写は無いんだよな
今の時代ならそこまでやんないと
>>931 >>932 高見沢優がダンベル・レイズで使っていたのは、50kgのダンベルです。両手に
100kgずつのダンベルを使ったのはシュラッグの時ですね。これは両手に持った
状態で肩をすぼめる運動で、腕を持ち上げるものではありません。そして西城は
当初の体重80kgちょうどの頃で、すでに「水平にのばした片腕に二人の男を
ぶらさげる」ことが出来たわけです。私も
>>933氏と同意見で、当時のチンピラを
50kg前後の痩せた小男と想定して書いたのではないでしょうか。それでも二人で
100kgとなり、西城の体重を考えるとちょっと無理があります。大藪先生もきっと
筆がすべったんでしょう。
重量物を持ち上げることに関しては、単に持ち上げるのか、そのまま歩いたり
走ったりするのかという条件の違いがあります。杉田淳は100kgの荷物を担いで
足場の悪い荒野を移動することができ、片山健一は150kgの獲物を背負って
山の上り下りをやってのけます。最後に登場した時の西城は250kg近くの
レッド・スタッグを持ち上げて投げ飛ばし、高見沢は320kgのウエイトで
スクワットをやることができます。個人的には、短距離スプリント選手並みの
スピードで30分走ることができる上に150kgのウエイトを背負った状態でも
ジョギング程度のスピードながら山道を走ることができる石川克也がいちばん
バランスの取れたパワーの持ち主ではないかと考えています。
>>935 >だんだん主人公が巨大化してったのは何故だ?
「野獣死すべし」でデビューした頃は、身長180cm、体重80kgは当時の平均的な
体格の男たちを圧倒する“大男”でした。しかし食糧事情が良くなっていくに
つれて国民の体格は向上し平均身長もどんどん大きくなっていきます。初期の
主人公たちは体重が80kg弱のものがほとんどで、中には島津浩のように72kg
くらいの者もいましたが、若者たちの体格が良くなっていくと主人公はさらに
その上を行く肉体を要求されるようになります。身長は最低でも175cm、平均で
180cm、後期には190cmの者も登場します。体重は90〜95kg、中には100kgの者も
いました。まあその一方で、肉が嫌いで酒もアレルギーで飲めず、165cmで60kgと
小柄な松尾利夫のような主人公もいますが、これはあくまでも例外です。
>でも妙に健康的でステロイド打つ描写は無いんだよな
ボディビルダーだった高見沢優自身、見せるだけの筋肉を否定しています。
ステロイドで作った筋肉は大きさとパワーはあるかも知れませんが、実用性と
いう点では落第点です。さらにそのピークは短く、後は悲惨な副作用だけが
残ることになります。大藪作品の主人公たちが求めるのは、あくまでも実戦に
強い肉体です。
938 :
無名草子さん:2007/10/16(火) 00:43:19
なるほどね
つまり卑怯云々では無いんだよね
アス虎では初期のレースでは平気でズルしてる訳だし
要らない事はしないって事か
よく考えればステロイドもプロホルモンも必要無いもんね
主人公の金玉からテステストロンが天然に過剰分泌されてる
大藪小説の主人公たちは中学生ですら「百害あって一利なし」とばかりに周囲の連中が常用する
ヒロポンを敬遠していた。ステロイドなんて使うはずもない
健康優良優雅な野獣。
一方,マリ花については好意的な記述が。
そういえば北野晶夫は、ヤク中になりかけていたなあ。
「蘇る金狼」の朝倉はヤク中でつ
中毒どころか常用すらしてないじゃん。他の作品と間違えてないか?
947 :
無名草子さん:2007/10/17(水) 10:19:38
戦バラ初めて読んだとき「こいつは薬中」だと思った。
ガッツワン、ピピンH、ネムール、ツカレトール、筋肉消炎スプレーたっぷり、その他もろもろ…
>>947 いつの頃からか(高見沢あたり?)睡眠薬や精神安定剤の類の薬を
服用する主人公が出てきてますね。
作者の研究によるものなのか、それとも実際に服用した成果なのか。
まぁ、「薬中」っていう程の事とは思いませんが。
949 :
無名草子さん:2007/10/17(水) 19:36:26
いづれにせよ必ず常人の2倍量を服用。
それも唾で飲み込む
大藪春彦のドラッグに関する考え方は、各作品の通りです。ハッピーになれる
程度のものはたまに嗜むが、中毒になるようなものは何らかの目的がある場合を
除いて使用しません。いちばんヤバかった北野晶夫ですら、一度の失敗で懲りて
スッパリと止めています。そもそも彼は中学生の頃から麻薬の副作用を同級生
たちの様子から察知し、強制された時以外には使用していませんでした。他の
主人公たちも、ごく稀に戦闘時の眠気覚ましが必要な時や負傷時の痛み止め等の
目的以外では使用しません。重傷を負って痛み止めとしての麻薬の服用期間が
長引き、中毒になりかけても強靱な意志の力で禁断症状を克服しています。
>>948 睡眠薬などは、おそらく作者自身の体験でしょうね。大藪作品は基本的に
作者の実体験を基にしていますから。睡眠薬に関してはアフリカの猟場での
西城秀夫や、新城彰、杉田淳なども使用しています。
>作者の実体験
シークレットブーツとかも出てきたけど
アホか。作者の実体験云々は主人公の話だろ
前どっかで出てきた「顔だけ異様に大きい俳優」は天知茂のことだった
三橋じゃなくて?
三橋は歌手だろ
蘇るの朝倉がタバコの先にヘロインを付けて女に吸引させるシーンがあるけど、あれって効くのかな
まさか先生が実体験したのでもないだろうけど
例の少2女児殺害の凶器は、もしかして錐刀か?
しっかし子供を殺すってーのは許せねーなー
どうせ捕まっても人権屋の「便護士」が基地害のふりさせるんだろうな。今の日本は人を
一人殺しても滅多に死刑にならない人殺し天国だ。大藪小説の主人公に一昼夜かけて
殺されれば良いのに
さすがに大藪作品でも一昼夜かけて殺すつうのはないだろう
不安と焦慮に耐えかねた近親者が無理心中をたくらんだ挙句、コーヒーに一服盛られ
汚物にまみれて死に瀕し、手当の甲斐なく一昼夜凄惨な苦痛を示した後死亡する。
というのがありましたな
腹を撃たれて苦しんだ末に死ぬとかも・・・ あれ映画だったかな
>>964 「骨肉の掟」の二見沢は、妻を殺した殺し屋2人を二昼夜にわたって責め続け、
ついには狂死させています。
>>965 続編ですね。
>>966 朝倉はその前に楽にさせてやっていますね。
>>967 なんでそんなマイナーな作品まで知ってるんだW
逃亡中に木の実ばっかり食ってたから糞まで木の実だらけの糞が出て追って来た猟犬がそれを貪り食うという発案も先生の実体験に基づいたものですか?
もちろんです
>>969 新潮社版ハードカバーでは、「復讐篇」
角川文庫版は「復讐編」なのさ
「骨肉の掟」マイナーか?
ファンなら当然読んでる部類と思うが・・
最初ファンになった連中は読みたくてもなかなか読めないだろう。それにこのスレの書き込みを読むと
ほんの数冊しか読んでない初心者も多いみたいだし。それはうれしいことだがな
掟シリーズはどれも面白いからまとめて出してほしい
「最初ファンに」じゃなくて「最近ファンに」な
「ウインチェスターM70」が読みたいんだけど、どうしたらいいの?
978 :
無名草子さん:2007/10/23(火) 00:04:38
そういえば公共の図書館て大藪作品を置いてないところが多いよね
「野獣死すべし」だけはたまに見かけるけど他の作品は皆無
俺的にはもっと置いてもいいと思うけど
内容が内容だけにやはり無理か
979 :
無名草子さん:2007/10/23(火) 17:43:10
新スレ立てようとしたけど規制がかかっててダメですた
誰か立ててね
980 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2007/10/23(火) 21:40:05
981 :
無名草子さん:
埋めアゲ