大薮春彦

1 ：邦彦：2001/05/23(水) 00:05

1ヶ月くらい前に知って全部読んだよ。
はまった・・
なんていっていいか分からないけどよろしく。
一番好きなの｢ウィンチェスターＭ70｣

2 ：無名草子さん：2001/05/23(水) 07:11

ワンパターンすぎる。。

3 ：無名草子さん：2001/05/23(水) 07:22

めちゃめちゃ格好よくて腕っ節も強く、射撃の腕も一流の男が主人公なのは
たしかにワンパターンですな。でも昔ハマったよ。
「凶銃ルガーP08」読んで、ルガーのモデルガン買っちゃった。

4 ：無名草子さん：2001/05/30(水) 12:45

ワンパターンなので、昔読んだ本も新鮮（？）に読める！
文学的評価は低いけど、最も熱狂的に読まれている作家の一人だとおもう。
ハイウェイハンターシリーズ最凶。

5 ：無名草子さん：2001/05/30(水) 15:13

ハードボイルド界の寅さん

6 ：無名草子さん：2001/05/30(水) 15:17

最後の方はみんなゴースト。

7 ：無名草子さん：2001/05/30(水) 15:47

6さん、いやあ、あれは本人でしょう。あの狂いっぷりは（笑）。
じゃんけん、じゃんけんだもの。

8 ：草むしり：2001/05/31(木) 12:49

小学校高学年のころハマって親に嫌がられた（笑

振り返ってつらつら考えてみるに、
おれの書く文章（文体）の基本部分は、
大藪の影響で形成されているなあ･･･（恥？

9 ：コザのオタッキ－：2001/05/31(木) 13:05

「餓狼の弾痕」を読んでみて下さい。これはぶっ飛びます。

10 ：無名草子さん：2001/06/01(金) 19:41

>>9
ハウスミュージックを聞いてるかのような、繰り返し、繰り返し、繰り返し(笑)

11 ：無名草子さん：2001/06/01(金) 20:02

男は何を思ったのか、いきなりズボンのジッパーをおろした。

12 ：無名草子さん：2001/06/03(日) 01:03

私は高校時代、カバーなしで「ハイウェイハンターシリーズ」や
その他そのものズバリ拳銃の名前がタイトル！のシリーズを読んでました。
＞私は女です♪最近最後の伊達もの読みましたが、キャラがまる～く
変わってて変だと思いました…。
でも私は西城の方が好きだ！！

13 ：無名草子さん：2001/06/03(日) 16:38

西条は、１メートル四方のピザをファンタ・オレンジ三缶とともに平らげた。

14 ：無名草子さん：2001/06/03(日) 20:52

そして、１キロのボロニア・ソーセージをビールとともに流し込んだ。

15 ：無名草子さん：2001/06/03(日) 21:55

熱いシャワーと冷水を交互に浴びると頭がはっきりしてきた。

16 ：無名草子さん：2001/06/03(日) 21:56

そして愛銃のベレッタ・ピューマを取り出すと、

17 ：無名草子さん：2001/06/03(日) 23:44

まだベッドに寝ている女に向けた。

18 ：無名草子さん：2001/06/04(月) 23:49

意思の力で勃起させた。

19 ：無名草子さん：2001/06/05(火) 05:21

タバコに火をつけて満足気に煙を吐き出す。

20 ：無名草子さん：2001/06/05(火) 07:14

並べてみると、ノイローゼ作家だな。

21 ：無名草子さん：2001/06/06(水) 22:04

邦彦だった。

22 ：無名草子さん：2001/06/06(水) 22:05

冷蔵庫から生ハムを取り出し、ブランデーで流し込む

23 ：無名草子さん：2001/06/06(水) 23:12

大藪春彦は政界や経済界の暗部をえぐった作品を多く書いている。
彼の反権力的姿勢は過酷な引き揚げ体験に元づいている。
最近は角川文庫の棚を見ると彼のスペースがかなり縮小されてるようで大変残念だ。
彼が死んだときほぼ時を同じくして司馬遼太郎が亡くなったのだが、マスコミの扱いは
非常に小さいものだった。マスコミも国家権力だしな。しかし読者数は司馬と互角だったそうだ。これから大藪作品に取り組む人は長編を読むと良いだろう。車や銃器の詳細な記述も実体験に基づいている。そして何よりも根底に流れる思想。
おすすめは、「戦士の挽歌」徳間　「アスファルトの虎」角川　「黒豹の鎮魂歌」角川

24 ：無名草子さん：2001/06/07(木) 13:44

　パンサー電気の会長、杉山徳一郎はよせばいいのに、道徳で世の中を良くしようと
ＰＢＭ、ピース・バイ・モラルを創設した。

　杉山はパンサー電気の御用学者、泥川栄太郎とともに、広大な自宅で女子大生と交わるのが
毎週末の楽しみであった。杉山は若返り法として、若い女の小便を飲んでいるとも言われている。
　裸の女子学生を見ても愚息が反応しなくなった杉山は
ディオルド（張り型）の底部がベルトに固定さているものを下半身に装着し、
口止め料を含んだ多額の「アルバイト」料を手にした女子大生の花弁にねじ込んで
スラストをはじめていた。

25 ：無名草子さん：2001/06/07(木) 14:23

>>23

所詮は捌け口小説。

26 ：無名草子さん：2001/06/07(木) 18:01

初期の短編が面白いよ。
社会の底辺にいる者が怨念にまかせて道を踏み外すような話ばかり。

27 ：無名草子さん：2001/06/07(木) 18:31

この人が死んだ時の扱いはひどかった。
たしかに司馬遼太郎死亡大フィーバーのさなか
だったとは言え、ほとんど取り上げられず、
唯一週刊ポストだったかが記事にしていただけだった。
私はそれほどファンではないが、これはひどいと思った。
他に大物の裏でひっそり死んだのは胡桃沢こうじ（漢字分からん）
吉行淳之介の裏でひっそりと。

28 ：無名草子さん：2001/06/07(木) 19:22

死んで騒がれたい人でもないはずだと思うが

29 ：無名草子さん：2001/06/08(金) 01:01

>>27
漏れも大薮ファンだったからあんまり言いたくないのだが、
晩年の大薮は脳がイッテしまっていたらしいな(^^;　マジで。

30 ：伊達邦彦：2001/06/08(金) 01:21

「野獣死すべし」には痺れた。
でもあれだけで終わったほうがよかった……。
続けすぎ

31 ：無名草子さん：2001/06/08(金) 18:28

マグナム・ライフル欲しい。

32 ：d2fe6625.baynet.ne.jp：2001/06/08(金) 20:41

>>29
>>30
”野獣は、死なず”と”野獣は蘇る”はイタかったな～。読まなければ良かったと思ったよ

33 ：無名草子さん：2001/06/08(金) 23:20

>>24
このモデルは国民にお説教を垂れる出版社作った
関西の大企業創業者だな。

34 ：無名草子さん：2001/06/10(日) 02:41

罐詰のサーディンを乗せたオープン・サンドウィッチを頬張りながら、
テレビのニュースを眺めていた。

35 ：無名草子さん：2001/06/10(日) 06:27

ウォッカにレモンを絞って一息に飲み干した。胃が燃える。

36 ：無名草子さん：2001/06/10(日) 10:19

中学の時にはまった。高校から西村寿行に乗り換えた（藁

37 ：無名草子さん：2001/06/11(月) 14:46

一押しは「汚れた英雄」かなぁ。

38 ：ダンス：2001/06/11(月) 18:20

西城人気あるなぁ。野獣シリーズしか読んでないから、読んでみる。
密かに、伊達邦彦のファッションも好き。

39 ：無名草子さん：2001/06/12(火) 07:58

傭兵たちの挽歌がイイ！

40 ：無名草子さん：2001/06/12(火) 10:15

>>38
西城は海外が舞台の「エアウェイ・ハンター・シリーズ」が特にいい。

41 ：無名草子さん：2001/06/12(火) 23:42

ときどき発作的に南の島にモテモテ王国みたいなのを建国する話を書くよね。
伊達邦彦も最後はそんなじゃなかったっけ。

42 ：無名草子さん：2001/06/13(水) 02:33

>>７
光文社の文庫はゴーストだね。

43 ：無名草子さん：2001/06/28(木) 19:57

盗作があるということを聞いてから、その作家と姿勢に疑問を感じて読まなくなった。

44 ：あっちの９２：2001/06/28(木) 20:44

http://natto.2ch.net/test/read.cgi?bbs=books&key=993135301&ls=50
こっちが上がっちゃった。一応貼りつけ。
盗作ったってソースがわからんとねえ。

45 ：無名草子さん：2001/06/28(木) 21:59

あまり好きという人はおらんかもしれないけど
「青春は屍をこえて」という短編集が超好き。

46 ：おまんまん：2001/06/29(金) 02:28

緑島に住みたいぜ。

47 ：あっちの９２：2001/06/29(金) 08:02

あら、こっちがメインになっちゃった。モテモテ王国外人ばっかだから個人的には
やだなあ……。

48 ：あわびちゃん：2001/06/29(金) 15:52

ボロニアソーセージくいたいよ。

49 ：あっちの９２：2001/06/29(金) 17:57

２㌔くらい買いたいな。あとバターコーヒーも。

50 ：名無しさん：2001/06/30(土) 01:47

コピペ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
野獣死すべしの真田。
～邦彦がパリで目をきらきえらさせながら喋ってる時、
海の底で白骨に・・
～競馬新聞と文学書が複雑な調和をみせていた。
～酔うと太宰の詩を・・

15年くらい前中学行くのいやで
引きこもり､不登校だった俺に
同じクラスの奴3人くらい来て
「おいっこれ読め！」
「ハァ？なんか用？」
「べつに、俺が読んで面白かったから」
「そか、ありがと　気が向いたら読んどくよ」

今の中学生とかにとっては信じられない話かもしれないけど。

51 ：舌先で乳首転がしてみる：2001/06/30(土) 12:26

大藪読むと、女に対する価値観代わるよね。

52 ：無名草子さん：2001/06/30(土) 13:09

西城は、１０日間毎日女を替えて交わりまくり、精嚢をすっかり空っぽにした。
もう女を見るだけでゲップがでる気分であった。

53 ：無名草子さん：2001/07/02(月) 02:52

>>44
山村正夫の推理文壇戦後史って本に書いてあるよ。

54 ：無名草子さん：2001/07/02(月) 08:11

じゃどんな程度かチェックしないとねえ。少しでも工夫あればそうじゃないし、それを
盗作というんならみんな何かの盗作だし。まあ名前だけ変えたと言うならともかく。こ
の話題で盛り上げようかあ。

55 ：無名草子さん：2001/07/02(月) 13:14

>>53
あのー、その本プレミアがついていて高いんですけど。
……図書館にあるかなぁ。

56 ：無名草子さん：2001/07/02(月) 18:26

国会図書館にはあるんじゃないの？地方の人はチョトきついねぇ。

57 ：無名草子さん：2001/07/03(火) 10:44

野崎六助「大藪春彦伝説」（徳間書店）にも言及があるよ。
こっちなら比較的入手簡単でしょ。全作品解題があるのでお買い得。

58 ：無名草子さん：2001/07/03(火) 14:47

面白いのであげ。

59 ：Ｐ：2001/07/03(火) 16:00

＞＞５１
食事に対する価値観も変わります。
ボロニアスソーセージ、ホルモン、バター入りコーヒー等。

60 ：無名草子さん：2001/07/14(土) 12:59

ストラスブール産のフォアグラ（ときどき出てくる）をたくさん食べました。
ボロニアソーセージって、どんなところで売ってますか？

61 ：無名草子さん：2001/07/14(土) 19:03

ん～デパートが一番手軽じゃないすか。

62 ：無名草子さん：2001/07/14(土) 19:27

盗作問題は追悼特集の『蘇える野獣』で若干触れられていたと思うけど。

63 ：無名草子さん：2001/07/15(日) 18:18

大藪センセイ、肉の食い過ぎで身体をこわしたとき、ゴーストライターが書いていたという
話しがあります。

64 ：無名草子さん：2001/07/15(日) 22:40

スーパーサラーリーマンは朝倉と石川でしょう
彼らのような生き様にあこがれます

65 ：60：2001/07/16(月) 13:56

>>61
デパートの地下売り場で探してみます、ボロニアソーセージ。

66 ：無名草子さん：2001/07/16(月) 17:29

ところで、皆さん大薮ヒーロみたいに、キロ単位で食事できます？

67 ：無名草子さん：2001/07/16(月) 17:38

１０代の頃だったらなあ……。

68 ：無名草子さん：2001/08/03(金) 00:38

好きな作家が影響を受けた人、とゆー事で読んでみたいのですが、素人向けの
おすすめをお教え下さい。

69 ：無名草子さん：2001/08/03(金) 16:31

どれも素人向きだが、、、、
やっぱり初期の作品かな？

しかしテレビの蘇る金狼はひどかったな。
さらにあんなクソドラマなのに筒井康隆が藪さんのドラマに
出られてうれしい、などとほざいてるのを見てがっかり。

70 ：ぶす：2001/08/03(金) 20:49

66>
そんな食生活してると
大藪せんせのように膵臓炎になります

71 ：無名草子さん：2001/08/04(土) 08:13

飲み物の単位はみな「ガロン」あげ。

72 ：無名草子さん：2001/08/10(金) 01:05

初心者はどれから読めばいいでしょうかあげ

73 ：無名草子さん：2001/08/10(金) 22:44

私は西城秀夫のハイウェイハンター＆エアウェイハンターが
好きなんだけど…
女が読んでも西城にはしびれます。アイリーンとのＨには萌えた。

74 ：無名草子さん：2001/08/21(火) 15:47

>>68
>>71
どれも一緒なんでとりあえず本屋いって棚にある中で
最も「漢」を感じたヤツを買え！それが正解。

ってんではちょい不親切なんで、
主人公が西城秀夫か伊達邦彦のヤツを何作目かは見ずに買う。
ただ、後期のヤツはちとツラいんでなるたけ旧いのいっとこう。
どっちか気に入ったらどっちかのシリーズ掘り下げる。
結構楽しめるとおもうよ。古本屋なら１００円くらいだろうし。

75 ：無名草子さん：2001/08/21(火) 15:56

真の野獣・西城ﾏﾝｾ‐
ものすごいエクストリームっぷりだよね、女にしても食い物にしても。
俺も三日間寝たら銃創に薄皮が張るようなボデーになりたいです。

>>40
俺は反対に国内が舞台のハイウェイ・ハンターのほうが好き。
でも、気になってきたんで読み返そうかな（oi

76 ：無名草子さん：01/08/26 08:49

７９年の三菱銀行強盗人質殺人事件の犯人梅川昭美は
大藪春彦のファンだったそうだ。大藪作品のヒーロー
気取りだったらしい。

77 ：無名草子さん：01/08/26 09:17

「復讐の弾道」だったと思うけど、女が和服を脱ぐと、その下が紫色のスリップ
ブラ、ショーツ、というのがあった。
まだ中坊だった俺は、それ読んで少し萌えたけど、今にして考えると
そんな女いるのかなあ・・

78 ：無名草子さん：01/09/04 17:35 ID:YFovaT4A

わたしが知るところでは大薮晴彦氏は普通の人です。

79 ：ブス：01/09/04 17:52 ID:qPbpwMw.

大藪の主人公に一番あこがれていたのは大藪センセですね。
でも普通の人だったのでガロンとか洗面器で食ってるうちに
肥満でぶよぶよになり、膵臓炎でヘロヘロになり、
挙句に頭が切れて60代でボケて早死にしました。合掌

3日寝たら薄皮が張るような人は現実にいまして、XYYとかXYYYとかの
異常遺伝子の持ち主です。ガタイがデカく、痛みに鈍感です。
そのためにサジストです。タイガージェットシンとか怪しいです。
遺伝子の問題なので一般人が鍛えてもだめです。
普通人は早ね早起きハラ８分目が一番ですな。

80 ：無名草子さん：01/09/04 18:07 ID:5jVvafec

登場人物と使ってる銃器をコピペで
変換すれば新作ができあがるから、
旧作をパソコンに保存しているかぎり
ゴーストは必要ないのでは

81 ：ブス：01/09/04 18:08 ID:qPbpwMw.

>>77
そんな女はいません。断言できます。
ぶよでぶで女には縁がなかった
大藪センセの女性体験の貧弱さがよ～くわかるシーンですね。

82 ：無名草子さん：01/09/05 17:21 ID:QbgvRJQM

そういえば、処女は必ず血を流し主人公に逝かされるね。
確かに女性体験少ないみたい、、、

83 ：81：01/09/05 18:00 ID:1KfftwDc

ということは、必ず尻から犯西村センセも
女性経験は貧弱と考えてよいのでしょうか？

イカにも1000人切りの渡辺センセや半村センセなんかは
着物の柄から生地、織りからけだしの色までビニ入りサイに入り
書きこんでいますな。
作家の女性経験（特に数）はこういうところから
窺い知れることができますね。

84 ：無名草子さん：01/09/30 04:38

大藪春彦と西村寿行は別格。

85 ：画廊の男根：01/10/02 23:29

俺的には．．．
戦いの肖像
復讐の掟
戦士の挽歌
が好きだゾ！！

86 ：無名草子さん：01/10/02 23:39

確か、核搭載した空母をジャックして勝手に独立宣言するってラストの奴あったな。
それ読んだ時、大藪春彦は止めようと思った。

87 ：　：01/10/03 03:02

>86
戦いの肖像。
それ読んで、一生ついていこうと思った。

88 ：無名草子さん：01/10/03 14:08

中学で「破壊指令No1」にハマリ、内閣情報調査室にはボンドみたいな奴が本当に
いるんだと暫く思ってた。
ところで、伊達邦彦VS黒木豹介って誰か書かないかな。厨房には売れると思うよ。

89 ：無名草子さん：01/10/03 15:06

>>86,87

「ナオンと彼らだけの蜜あふるる約束の地」モテモテ王国の建国である。

90 ：ろんど：01/10/03 17:22

あ・・スレあった。ごめんなさい。先日もう一つ立てちゃったよ。
削除依頼出してくる・・・。

91 ：無名草子さん：01/10/03 17:55

面接受ける前に、大藪は読んではいけません。
私は、面接の前に読み、見事不採用通知をもらいました。

92 ：無名草子さん：01/10/03 21:09

>>91
俺は趣味のトコ読書って書いておいたら面接官にどんな本を読みますか？
って聞かれて素直に「大藪春彦」って答えたら面接官も結構詳しい人で、
しばらく話し込んでしまい結構いい感じの手応えか．．．と思ったけど、
不採用でした。

93 ：　：01/10/03 23:49

>91
だから僕無職なんだ！
4年のころ、エアウエイハンター読んでたよ。

94 ：91：01/10/04 14:33

因みに僕は、蘇る金狼でした。

95 ：無名草子さん：01/10/04 14:47

もう、身の程もわきまえず、大薮ヒーローになりきり状態で頭の中は、バイオレンスの坩堝で暴走しまくりでした。
本物の朝倉なら、クールに羊の皮を被りとうせたのに・・・。

96 ：無名草子さん：01/10/05 00:49

みんな映画版はどう思う？
優作の「蘇金」「野獣」仲代の「野獣」etc．．．

97 ：無名草子さん：01/10/05 00:53

「蘇金」は真木蔵人版もあったね！！

98 ：81：01/10/05 11:51

>>91
何読んでも良いんだよ。
面接のときに「司馬遼太郎」って答えておけばいいんだって。
素直に大藪って答えるあほさ加減が嫌われるんだよ。
その面接官が本当に大藪好きでも、堂々と答える奴は入社させるわけにはいかないの。
そういう素直さがリーマンに向かないんだよ。

大藪ファンをカミングアウトするんなら
仲代・優作・真木のような筋肉質な体して無い限り、公言してはダメだ。

99 ：無名草子さん：01/10/05 12:35

>>98
「司馬遼太郎」って答えた方がよっぽどアホだと思われんじゃないの？

100 ：ハリー：01/10/05 13:18

一応１００ゲット。大藪先生のスレで１００越すとは嬉しいね。

面接で、好きな作家を聞かれて「ハリー」と答えるのは間違ってる。
「こいつは社内転覆を狙っている」とか「社長秘書を愛人にする」とか
要らぬ心配を相手に持たせてしまうことになるからな。

ハリーのファンであること、週二回ボクシングジムに通っていること、
着痩せするが実は筋肉質であること等は、隠しておかなければいけない。
入社前は頭脳優秀で羊のように従順な若手社員を演じなければならない。

「自分は金狼だ」というのを自らバラしちゃいけないよ。。

101 ：９１・９５＝M70：01/10/05 16:03

レスありがとうございます。
>>98

僕は、カミングアウトした訳じゃないんですけど、前に書いたように暴走しました。
以前勤めていた会社が朝倉の勤務先の東亜化学（でしたっけ？）よりもひどい所で、
もう組織には頼らん！己の腕で生きていく！（一応技術屋でして・・・）
と身の程をわきまえず大藪ヒーローを気取ったわけですが、まあ返り討ちにされた訳で・・・。
あの時、頭の中のＢＧＭは、タイガーマスクのＥＤと消防の時ＣＭでかかってた、『蘇る金狼』のテーマでした。
今では、無事転職を果たし良い職場に恵まれ楽しく仕事させて貰ってます。

>>100
因みに僕は、当時ボディビルでした。
今はエアロビクスですが・・・。

102 ：無名草子さん：01/10/05 22:30

おお！こんなスレがあったのね(笑)。20代前半の頃、貪るように読んでたなぁ。
当時はアスファルトの虎が連載中だったね。自分の好きだったキャラは、
「破壊指令№１」の矢吹貴でした。しかし「餓狼の弾痕」と遺作になった、
「暴力租界」は読むのが苦痛な程ワンパターンだったね・・・。

103 ：朝倉：01/10/06 20:32

でかい書店二つ程まわったけどアス虎売ってないよ。しかも一冊もねぇ。
もう古本を通販で買うよ。もう。

104 ：石川克也：01/10/07 12:56

>>103
だめだぜ諦めちゃ！！
朝倉！！お前にはトライアンフＴＲ３があるじゃねえか、
それに乗って不屈の闘志で探すんだ。
なんだったら俺もスバルでかけつけるからな！！

105 ：曜変天目茶碗で雑炊を。：01/10/08 21:35

野獣の様にこのスレは甦る。

106 ：無名草子さん：01/10/09 12:17

>>105
Ｓさんのサイトを読んでるな（笑）

107 ：曜変天目茶碗で雑炊を。：01/10/09 13:38

>>106さん
その通りデスよ！！
するどいですね。

108 ：ぢ持ち：01/10/09 20:19

「ぢ」にも大変悩まされたそうですね。私もいぼぢに苦しんでいます。船戸与一さ
んが書いてらっしゃいましたが、晩年は確かにちょっとおかしかったそうです。
本人は普通の人なのに、無理するから・・・。

109 ：若林：01/10/09 23:24

>104
克也くん、朝倉が、キョーコたんから買ってもらったのはＴＲ４だ。
俺はフロンテだ。空冷だ。ヘッドだけ水冷だ。チャンバーつきでうるせえの何の

110 ：石川克也：01/10/10 10:25

>>109
ゴメンそうだったか！！
ご指摘感謝致します。

111 ：空母キルラージ：01/10/11 20:38

10/15に廣済堂文庫の新刊『復讐の掟』発売するよ！！

112 ：無名草子さん：01/10/15 10:15

掟シリーズなら、男(プロ)の掟、骨肉の掟がよかったね。

113 ：ろんど ◆8oYJioJU ：01/10/15 14:12

>91
無職・ダメ板住人で面接受けまくりだけど、いつも読んでる。。
（だから不採用なのか？

114 ：無名草子さん：01/10/15 14:40

落ち込むと大薮のアス虎を読み返す。
何度も何度も・・・。
そして明日に立ち上がっていく。
しがないサラリーマンだとわかっちゃいるが
心までは売ってはいない。

115 ：ろんど ◆8oYJioJU ：01/10/18 03:13

みな殺しのうたをもって専門学校に行った。
先生に見つかり「殺さないでくれよ（ｗ」と言われた。

116 ：山犬。：01/10/18 12:49

中学校の図書館で「ウェンチェスターＭ７０」を見つけたのが，この作家との出会い。
悪漢小説なんて言葉を知らなかったので，びっくり。
次に，こんな小説を中学校の図書室に入れていていいものかと悩み。
最後には，毎月１度は借りて読んではﾄﾞｷﾄﾞｷしていたのは秘密です。

117 ：ミステリ板住人：01/10/20 21:02

ここで大藪春彦必読作品リストを紹介する。
順不同
１　「野獣死すべし」
　　暗い情念に彩られた青春ハードボイルド。第１作のみが
　　持ち得る新鮮な感性が魅力を放つ。
　　映画化作品はすべて逝って良し！
２　「蘇える金狼」
　　ボリュームがあり読み応え充分なリーマンアクション。
　　松田優作主演の映画もまあまあ良かった。
３　「戦士の挽歌」
　　これもリーマンアクションだが２より娯楽性が強い。
　　読み応えは充分。
４　ウインチェスターM70
　　問答無用のピカレスクロマン。凄すぎ。
５　「長く熱い復讐」
６　「黒豹の鎮魂歌」
７　「傭兵たちの挽歌」
　　いずれもA・クイネルも失禁するリベンジャーものだが
　　特にスケールの大きい７がいい。
８　「凶銃ルガー０８」
　　拳銃放浪談の傑作。ある意味異色作。阿部寛主演の
　　ビデオは逝って良し！
９　「みな殺しの唄」「凶銃ワルサ―P３８」
　　マカロニウエスタンを凌駕する殺しのバラードが炸裂

１０　「獣たちの墓標」
　　　西条もの最高傑作。
　　　「ちゅらさん」もぶっ飛ぶ沖縄アクション

番外「赤い手裏剣」
　　　異色時代ハードボイルド。結構いい。
　　　市川雷蔵主演の映画は逝って良し！

個人的御薦め
「死はわが友」「奴に手錠を」
暗い情念が苦手な人向き。気軽に読める娯楽アクション。

女豹シリーズは逝って良し！大藪春彦は女性読者に媚びる
必要は無かったのに残念。
あの間抜けな主人公には引いた。

中期の処刑シリーズ以降の集団アクションものもいただけない。
大藪春彦の主人公は悪霊を守護神にひとりで戦い続けるのが
いいのだ。
　

118 ：無名草子さん：01/10/26 15:44

盛り上がってるな。

119 ：無名草子さん：01/10/26 22:25

最近出た、トンデモ本シリーズの中で、同じ処刑シーンが若干の
殺す順序とセリフを変えただけで、２７回くりかえされて、唐突に
おわる作品があると知りました。読みたーい。

120 ：無名草子さん：01/10/30 13:24

未完のまま終了した「暴力租界」だな。
しかし同じ展開が延々と続き、溜めに溜めた鬱憤を最後に大爆発させるのが
ハリーの真骨頂なのだよ。

121 ：無名草子さん：01/11/01 02:13

餓狼の男根という作品で、主人公がスコッチのお湯割
（たぶん、シーヴァス・リーガル）を「切れてるチーズ」を
ツマミに飲むシーンってのがあった。
「切れてるチーズ」かよー！　と思った。

122 ：無名草子さん：01/11/01 13:02

「アスファルトの虎」の最初の頃は主人公がやたらと食べ物に気を使っていた。
玄米食べて見たり、
茹でたほうれん草をいりこからだしを取った味噌汁に乗せてみたり。

あの頃は健康になって・・・・という思いがあったのでは？

123 ：無名草子さん：01/11/02 13:32

エッセイは持ってないが大薮作品130冊以上持ってる。
どれも同じと思いつつも気が付いたらこんなに有ったよ(笑
アスファルトの…は長すぎて大薮式サザエさんと個人的には呼びたいが…
戦士の挽歌が一番好み。
とりあえず、ボロニアソーセージとタマネギをはさんだサンドイッチを
紙パック半分ほどのオレンジジュースで流し込み、
出かける時にはエンジンを軽くレーシングさせてオイルに活を入れるのが
お約束だっけ？

124 ：無名草子さん：01/11/04 02:48

「戦士のバラード」は、自宅で銃をいじるかなんかしてて、腹が減ったので
ボロニアソーセージと刻んだ長ネギをブチ込んだインスタントラーメンを
喰うってシーンが好きだ（Ｗ）。
あと、武器の試射だったかなんかに行った帰り、大盛り牛丼を食うのとか。

125 ：無名草子さん：01/11/05 19:10

最初に読んだのが東名高速に死す。
車が好きなのでハマったが、アスファルトの虎は萎えた。
５巻くらいまではいいのだが。。

あと長く熱い復讐もいい

126 ：無名草子さん：01/11/06 19:41

age

127 ：無名草子さん：01/11/08 01:42

あげ。

128 ：無名草子さん：01/11/11 02:25

熱いシャワーと冷たいシャワーを交互に浴びて、
カゼひいた。

129 ：無名草子さん：01/11/11 10:47

熱いコーヒーにバターを入れたら飲めなかった。

130 ：無名草子さん：01/11/11 19:23

うわぁ～、こんなスレがあったんですねえ。
高校の頃にはまって、１ヶ月で３０冊読む、
という荒行を行い、３０後半にして、
またまたはまっていたりします。

でもほとんど絶版でしょ。
手に入れるのが大変！
古本屋めぐりは、かかせませんな。

「野獣死すべし」がベストですが
「処刑の掟」も好きですね。
餓狼の～と暴力租界は、読めません。
何度チャンレジしても、ダメです。

131 ：屋根裏の活字中毒者：01/11/11 20:53

毎年毎年、夏になると「汚れた英雄」を読み返します。
頭のてっぺんから足の先まで大藪色に染まったら、
鈴鹿の８耐を見に行きます。
そして探すのです。
北野晶夫を。（字あってるかな）

132 ：無名草子さん：01/11/12 14:05

>>131
それで、いたのかい？＞汚野飽悪

133 ：無名草子さん：01/11/12 14:46

>>130
「暴力租界」
大藪先生の遺作であり購入もしているのだが、未だ未読。

134 ：無名草子さん：01/11/12 15:50

映画から大藪春彦を知りましたが、
大藪の小説から読んだ従兄は、
映画「野獣死すべし」の松田優作はミスキャストだと
言ってます。

135 ：無名草子さん：01/11/12 16:54

>>134
勤労のシンゴよりはマシだと思うぞ？

136 ：無名草子さん：01/11/12 17:28

正雄、蔵人、一八、慎吾、どれも駄目だ。
やはり優作以上のハマリ役はいないだろう。

優作以上のハマリ役がいたら言ってくれ。

137 ：無名草子さん：01/11/12 20:30

羽賀研二とか大澄賢也とかどう？
意外と面白いかもなんて思うのは漏れだけか(笑

138 ：無名草子さん：01/11/12 21:05

>>136
優作は「金狼」の時ヅラが気になって仕方なかったゾ！！
>>137
安っぽいＶシネマじゃないんだから！！（藁
結局大藪作品の映像化は無理だろうな．．．

139 ：無名草子さん：01/11/12 21:10

>136
正雄は基絶農イメージに合ってると思うぞ。ハーフでいい男だったし。
個人的に阿部にやって欲しい。１３７も前にチラっと思った。
悪そうでいい男がいいんだよな。

140 ：無名草子さん：01/11/12 21:14

「暴力租界」が読めないのは、大薮文体の魅力がわかってないからだ。
俺は大薮文体なら、トンデモだろうがなんだろうが読めるのだ。
ワッハッハ！自慢にもならんか…。

141 ：ミステリ板住人：01/11/12 22:25

阿部寛は、脚色されて原型は跡形もないが、凶銃ルガーの主役
なかなか、良い切れっぷりである。

142 ：無名草子さん：01/11/12 23:14

でも痩せっぽちじゃ、大藪の主人公のイメージに合わないと思うのは俺だけかな？

143 ：無名草子さん：01/11/12 23:39

>141
む？じゃあ見ておこう。Ｖシネか？
草刈の映画も悲惨ちゃあ悲惨だが、草刈が出てるだけでいいと思ったよ。

144 ：無名草子さん：01/11/13 00:01

実はかとりしんごに一票。
もちろん朝倉。

145 ：無名草子さん：01/11/13 00:18

一ヶ月で全部・・・はやいね

146 ：無名草子さん：01/11/13 00:20

おれは１じゃないが、マジ気合入れればいけるんじゃない？

147 ：無名草子さん：01/11/13 11:32

治五郎風で痩せてる様に見えて脱ぐとモリモリって設定なんだから、
基本的には痩せてなきゃ駄目じゃん。
Ｖシネって、良くも悪くも大薮作品に似合う気がする。

148 ：136：01/11/13 15:21

>>146
絶版になってる本も多いから、大藪先生の著書を全部揃えること自体が難しいだろう。
角川映画がフェアをやってた頃、角川文庫だけで百冊を軽く越えてたからね。
一月で全部というのは、キツイだろう。
特に「暴力租界」を読破するのは早くて一週間はかかるんじゃないの？

149 ：ミステリ板住人：01/11/13 19:51

ミステリ板の大藪スレ、こことは別種の熱気があるような。

http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/mystery/965731888/l50

150 ：無名草子さん：01/11/14 00:10

狼(ロボ)の追跡は著者名を見なければ、絶対に大藪の作品とは気付くまい。
タイトル的には秀夫が出てきそうなんだが・・・。

あまりに筆の遅い大藪に業を煮やした担当が、やっつけで書いたモノだと思う。

151 ：無名草子さん：01/11/14 01:56

「汚れたひでお」映画は、
２輪好きとしては、結構見ごたえがあるけど、
（スタントしてたライダーたちがね）
けど、２回も転倒して、勝つのは、無理。
あきおくんでも無理。
そんな風に思う私は、映画を見ても銃の持ち方が
気になってしまう。
嘘くさいのが多いんだもん。
テレビの金狼はねえ。
ストーリーまで、変えるなよ。
朝倉に義兄なんて、いねえだろう！

152 ：無名草子さん：01/11/14 01:59

>148
２時間半で読みましたが、何か？

153 ：無名草子さん：01/11/14 02:01

>151
いいんだ～、うそなんだもん。
テレビのは蚊取りというだけで見てないんだ。ごめんね。

154 ：無名草子さん：01/11/14 02:14

>153
結構身体鍛えてるみたいだったから、
期待してたんですけどねえ＞蚊取り
けど、キャスティング以前に脚本がねえ。
大体、ゴールデンで大藪やろうなんてのが
無理な気がする。

155 ：無名草子さん：01/11/14 05:03

優作の伊達邦彦は、チト雑念多い感じ。
小説の伊達より凶暴そうな部分もあり、脆い部分もあり。
大藪さんのイメージする邦彦とはズレてたと思う。

木村一八は、外面はけっこう伊達のイメージだったと思う。
内面はなかったけど（藁）。映画はクソだった。

156 ：無名草子さん：01/11/14 05:07

>>154
むかしは、ゴールデンでもアクションドラマがあった
もんだよ。なんかトレンディドラマのブーム以降、
恋愛ドラマばっかりになったと思わねー？
映画とはまた違う味の、痛快アクションドラマっての、
また見てみたいんだけどなー。

157 ：無名草子さん：01/11/14 16:44

>152
もう少しリアルな嘘を逝えよ。なさけねーやろーだな。

158 ：無名草子さん：01/11/15 04:04

脳内タフガイ、だからな…。

オレもだけど。

159 ：無名草子さん：01/11/15 10:05

小林信彦の「いちご色の鎮魂歌」という小説が、大藪のパロディとして秀逸でいいです。
「素晴らしき日本野球」新潮文庫　に入ってます。オススメ。

160 ：無名草子さん：01/11/15 13:30

優作が演じた伊達に大藪はどう思ってたんだろう？
あそこまで狂人にしてくれんでもええのに・・・。

161 ：無名草子さん：01/11/15 15:51

>>160
もう10年以上も前だけど週刊「平凡パンチ」で大藪先生と角川春樹氏の対談があった。
角川氏が「汚れた英雄」のメガホン撮った直後の対談だったけど、その中で大藪先生は
「こないだの（野獣死すべし）は酷かった。伊達ファンからも随分クレームが来たよ。
あんな神経質な伊達は観たくない」と。

162 ：１６０：01/11/15 17:46

>>161
情報ありがとうございます！
やっぱ大藪先生、優作の伊達は気に入らなかったんね。
私も優作の伊達は観たくないです～。

163 ：ミステリ板住人：01/11/15 20:10

ミステリ板の大藪スレのレスに、
大藪春彦作品をミステリとして読むのを不思議に思う、
という趣旨のものがあったので、この板の人に聞いてみたい。
ハードボイルドミステリとして読んでいる人いる？

164 ：無名草子さん：01/11/15 23:01

大藪春彦にジャンルを当てはめるとは‥‥。
大藪は他に比類無きジャンルであり、
あえて型を求めるのなら、大藪春彦というジャンルなのです。

165 ：ミステリ板住人：01/11/16 00:42

＞大藪は他に比類無きジャンルであり、
＞あえて型を求めるのなら、大藪春彦というジャンルなのです。

全面的に同意、まさに不世出かつ不滅の作家である。

ただ、ハードボイルドと理解した場合、
藤原伊織、大沢在昌などの現代の売れ筋作家は、
同じジャンルという捉え方が可能。
大藪氏の作品の魔力に魅入られた私には、彼らの作品は児戯に等しく見える。

このスレの皆さんは、読みますか？

166 ：：01/11/16 13:09

某ファンサイトの掲示板には大藪ファン＝優作ファンと勘違いしている優作信者の書き込みが多くて読んでて疲れます。
確かに優作映画は大藪ファンを増やしたとは思うし、
「野獣」や「金狼」ってタイトルでなかったら映画としては面白いと思う。
アンチ優作の大藪ファンっていないのかな？

167 ：無名草子さん：01/11/16 13:13

大藪の作品って、スピレーンやチェイスとはかなり近いんで、
ハードボイルドとして読むのにはそれほど違和感ないよ。

168 ：無名草子さん：01/11/16 13:42

「はい、はいのハイですよ」には陣内孝則以上の適役はいないだろう。

169 ：ミステリ板住人：01/11/16 20:44

ミッキー・スピレーン、ハドリー・チェイス
共にミステリ板でも忘れられた存在です。
全盛期でも、正統派のハードボイルドミステリとは評価されなかった。
大藪先生の世界観は、どちらかというとチェイスに近いかもしれません。
私も創元推理文庫でチェイス読みふけった時期もありましたよ。
スピレーンは、大藪先生に比較すれば、あれでも少し甘めかも。

170 ：ヒステリー番住人：01/11/16 22:48

>>168
「軽薄な印象を与えるメガネ」似合うしネ！！

171 ：無名草子さん：01/11/17 06:44

>>166

優作さんは好きですが、
大藪ヒーローとしては、許してません。
邦彦にしても朝倉にしても、あれは違います。
私的には、若かりし頃のアラン・ドロンかなあ。
日本人じゃないけど…。

>>164
激しく、同意！

172 ：無名草子さん：01/11/17 07:46

野獣死すべし復讐のメカニック（原作は復讐編）で
邦彦をやった藤岡弘もいいぞ。
強さにリアリズムがある。

173 ：無名草子さん：01/11/17 08:14

うわ、大藪スレだぁT T

自分にとっての大藪初体験は「汚れた英雄」母親が持ってたハードカバー
版を読んだのが始まり。今でも時々読み返す…あまりにもあんまりな展開
が目白押しなんだけど、レースシーンとか好きなので。でも女心に、こんな
男には会いたくないなぁと思ったっけ。

174 ：無名草子さん：01/11/18 08:18

>>157
ホントなんだけど……。
リアルな現実ほど、ウソ臭いのかも。
>>159
読んでみます。

175 ：無名草子さん：01/11/18 13:28

「気をつけろよ　刺すような毒気がなけりゃ、男稼業もお終いさ」と
いう宣伝コピーあったね。

男稼業も、女野獣のカミさんに追いまくられて廃業寸前か・・・（ＴＴ）

176 ：無名草子さん：01/11/19 01:03

>>175

>「気をつけろよ　刺すような毒気がなけりゃ、男稼業もお終いさ」と
> いう宣伝コピーあったね。

「蘇える金狼」の映画ね。
赤いカウンタックを走らせながら馬鹿笑いするシーンがよかった。

177 ：無名草子さん：01/11/19 02:00

>>175
ﾜﾗﾀ

178 ：無名草子さん：01/11/19 16:34

>>176
実は金狼撮影時には松田優作、普通免許持ってなかったんだ（後に取得）。
そういえば草刈正雄も「汚れた英雄」の撮影時まで二輪の免許持ってなかったし。

Ｓさん、そう悲観するな（ボソッ）

179 ：無名草子さん：01/11/23 19:12

大藪作品、アニメ化して欲しいもんだ。
これならイメージは壊れないんじゃないかな？

180 ：：01/11/23 20:44

>>179
どんな作品がイイ？

181 ：無名草子さん：01/11/23 21:39

>>180
俺に墓はいらない

内容も良かったけど、このタイトルには痺れた・・・。

182 ：無名草子さん：01/11/23 23:20

>>179
だったら男根をナイフで切り刻むシーンもきっちり映像化してもらいたいものだ。

183 ：無名草子さん：01/11/23 23:23

＜１７３さん
激しく同意。
よく病気にならなかったもんだよ、ひでおって。

184 ：無名草子さん：01/11/24 08:29

>>182
いや～、そのへんはあまりリアルに見たくないなぁ。(笑)

大藪作品って反社会的や私怨モノが多いから無理っぽいかな。
でも永井豪のバイオレンスジャックがビデオで出てる位だから、
ヤル気があれば出来るかな？ただ採算取れ無そうだけどね・・・。(笑)

185 ：無名草子さん：01/11/24 17:14

東宝「野獣都市」では石浜（三国連太郎）が岩野（小松方正）の顔面を
拳銃で粉々にしていくシーンが再現されていた。

186 ：無名草子さん：01/11/25 00:47

男の脳漿は飛び散って、眼球が眼窩から飛び出した。

187 ：無名草子さん：01/11/25 17:07

で、結局大藪ヒーロー役に適任の俳優は誰？

188 ：無名草子さん：01/11/25 17:50

伊達…木村一八
西城…藤岡弘

189 ：：01/11/25 22:48

>>159様
小林信彦「いちご色の鎮魂歌」
絶版だったんでブックオフで見つけました。
大藪パロディとしては面白かったけど短かすぎるなぁ．．．
大藪小説に慣れた者にとってはある意味短編は物足りない、と思ったゾ！！

190 ：無名草子さん：01/11/26 11:56

＞１８７
布袋はどうだ

191 ：とりかぶと：01/11/26 12:34

おお、布袋はいいぞ。
あの凶気の目つきは大藪作品そのもの。

192 ：無名草子さん：01/11/26 13:26

＞１９１
大藪作品には欠かせない、美人ではあるが高慢ちきな女役（主に社長秘書）は
菊池令でどうだ

193 ：無名草子さん：01/11/26 14:03

>>192
西城あたりにティムポと、そのあとに熱い鉛弾をマムコにぶちこまれて
くたばる。そんな役を引き受けてくれたら燃えるな。

194 ：無名草子さん：01/12/06 00:01

あげとこう

195 ：無名草子さん：01/12/06 03:26

>>81
学生時代はもてたらしい。20　30代で流行作家になった時も取材旅行等
で日本でも外国でも各地で編集者と一緒に遊びまくっていた。（ヨーロ
ッパでは城みたいなところで乱交もした。）と言うのをなんかで読んだ
ことある。

196 ：無名草子さん：01/12/06 12:57

>>195
城で乱交って、汚れた英雄でも出てきたなー。北野がドイツ人を変態
よばわりするくだりがあるけど、あれって大藪先生本人の感想だった
のかも……

197 ：無名草子さん：01/12/06 17:26

ばーか、ちびぶよお宅東洋人
大藪が持てるわけねージャン。

198 ：無名草子さん：01/12/06 19:01

＞ばーか、ちびぶよお宅東洋人って

それは197よ、ｵﾏｴ自身のことだろ

199 ：無名草子さん：01/12/06 20:39

短編「暗い春」はクライマックスで岸信介を射殺するのは別にして、
基本的にノンフィクションみたいだね。
同棲していた女を水商売で働かせてヒモまがいになってたそうだし。

200 ：無名草子さん：01/12/06 21:07

沖首相まんせー

201 ：無名草子さん：01/12/07 11:56

>>200
佐藤栄作首相は江藤首相に名を借りて何度殺されたことか。

202 ：無名草子さん：01/12/08 12:13

>>197
新評社「大藪春彦の世界」（絶版）に、当時早大同窓生だった友人の
文章で、当時カッコつけて文学語る連中（文藝部）差し置いて「うえっへ
へっへ」と奇妙な笑い声で「そんであんたの膣の深さはどのくらい？」
などと下劣な言葉を語りつつ、次から次へとオナゴを物にする大藪さん
の事がかいてあった。

203 ：無名草子さん：01/12/08 13:35

オーヤヴ氏がモテてた、ってのは、迫り方がめっちゃ強引で自分のペイス
に相手を巻き込んでた、ってコトじゃないかなぁ。
今でいったら「デイト・レイプの常習犯」というか。
そんな気がするんですが。

204 ：無名草子さん：01/12/08 14:18

春彦は猛烈にスラストを開始した。３時間後、耐え耐えてきた引き金を絞る。

　　　おっさん遅漏ですか？

205 ：無名草子さん：01/12/08 22:59

>>203
やはり「女を夢見させる何か」があったって事だよ。大藪さんに。
人間、外見は最初だけ。
漏れもいろんな女とやったが、「外見だけ」女は最後はうんざりするしな。

206 ：：01/12/09 20:24

>>204
候のチェリーにはワカランダロナ。

207 ：無名草子さん：01/12/12 13:50

母性本能を擽るんだよ。

夫人がハリーにすすめられた座布団には醤油、脂、ラーメン、ザーメンなどが
多々付着しており汚く気持ちが悪く感じたらしい。
夫人は座布団を裏返しにしてみたがそれはさらに汚く、とうとう我慢できなくなった夫人は
堪えきれず座布団にゲロを吐いたと言う。

しかしそれがきっかけとなりハリーと夫人は結ばれたらしい。めでたし、めでたし。

208 ：無名草子さん：01/12/12 16:33

なんだか「のび太の結婚前夜」みたいな話だな。

209 ：名無し：01/12/12 16:52

　　アホらしいんだけど、面白いんだよな。
　　コイツの本は。
　　何か真実があると思われ。

210 ：無名草子さん：01/12/12 17:49

体育会系江戸川乱歩て感じがした。
乱歩が大薮を見出したんだけど。

211 ：無名草子さん：01/12/12 18:04

江戸川乱歩の自宅に招待されたハリーは
連日連夜の乱交のため疲れていたんだ。
ふかふかで温かいソファーに座った途端、睡魔に襲われその場で爆睡。

爆音もどきの鼾をかいてたハリーのズボンはテントを張ってたそうだ。
恐るべし若き野獣時代のハリー。

212 ：無名草子さん：01/12/13 14:18

乱歩と大藪という組み合わせには男色の匂いがするな。

213 ：無名草子さん：01/12/15 16:41

「汚れた英雄」を読了した時に感じた圧倒的な満足感を今でも
思い出すなぁ。。。。。。。

214 ：無名草子さん：01/12/19 22:43

「蘇える金狼」で、戸棚の中で外の愛人と痴話喧嘩してる
上司の騒ぎを聞きつつ朝倉が腕の筋肉を膨らまして、
「歳はとりたくないものだ」というセリフが、妙に沁みる年頃に
なってしまった・・・。

215 ：無名草子さん：01/12/20 00:09

アウトドアのサバイバル描写が好きだ。
特に秀逸な描写は、「マンハッタン核作戦」「ヘッド・ハンター」あたりか。
ヘミングウェイの「心が二つある大きな川」に相当するのが、大藪作品中では「ヘッド・ハンター」なんだろうけど、昔の対談で片岡義男も言ってたけど、この人の書いた自然小説（一人の少年がアラスカあたりで大藪氏にとって理想的な成長をして行く）ってのも読んでみたかった。
ま、狩猟紀行文の「ザ・ビッグ・ゲーム」でも読んで心の隙間を埋めよう。

216 ：無名草子さん：01/12/25 21:02

>>207
マジかい？スゲー笑ってしまった。
夫人はアンルイス似ってなんかに書いてあったような・・・。

217 ：：01/12/29 23:36

藪夫人はどことなくサチィに似てる気が．．．って気のせいか．．．
ファソの皆さんスマソ。

218 ：無名草子さん：02/01/04 15:59

大藪氏の本を読んでいると、つい食欲が湧いてくるのは俺だけだろうか？

219 ：無名草子さん：02/01/10 20:00

というよりは、主人公が食べてるモノが食いたくなる。革靴はゴメンだが・・・。

220 ：無名草子さん：02/01/10 21:35

ステーキとかハムとかサラミとか。
オレも意味無くサラミソーセージ二キロとか食いたくなる。

221 ：無名草子さん：02/01/10 23:11

内腿はバターを溶かしたようにage

222 ：無名草子さん：02/01/15 17:10

誰かイノシシ食ったことある？

223 ：無名草子さん：02/01/17 20:23

面白い事聞くね。俺は無いけど。

224 ：無名草子さん：02/01/17 20:41

猪肉の鍋を食ったことある。まあまあウマかったけど。

225 ：無名草子さん：02/01/18 17:06

ボロニアソーセージage

226 ：無名草子さん：02/01/18 19:13

猪は寄生虫がいるから
よーく火を通すことＮＥ！

227 ：２２２：02/01/20 16:38

大藪先生はシシ肉が好きなんだよ。
シシ猟に行った時、例によって食いすぎたのはいいが
自宅に帰った途端、鼻血が噴水のように吹き出して止まらず入院したそうだよ。
しかし当時売れっ子の先生は鼻血を吹き出しながら口述筆記を編集者にさせられたそうだ。

228 ：大藪先生は意外とグルメだったよ：02/01/20 19:02

ねっとりしたストラスブール産のフォアグラを食べてボーヌの赤で舌を洗うとするか。

229 ：無名草子さん：02/01/21 18:55

とりあえずあんまり文庫読みなれてない人にはオススメ出来ない作家だよね。
俺は興味半分で消防の頃購入して読破するのに大変時間がかかった。

230 ：無名草子さん：02/01/22 14:59

イノブタを美味く食べる方法は
牛乳をブチこむことだね。

231 ：無名草子さん：02/01/22 21:29

大藪先生の書く小説の主人公って、肉系はやたらと食うが、
米は殆ど食わないような気がする。そう思うのは、漏れだけだろうか。
米代わりなのか、ポテトとかはよく食っているが。

232 ：無名草子さん：02/01/23 00:08

確かにあいつら米食ってねえな。記憶に残っている中では、

アスファルトの虎の主人公高見沢は和食党。
後半はないがしろだったが、前半は真面目に飯を炊いていた。

黒豹の鎮魂歌第3部で、主人公新城は北海道から本州に戻るために
身元を偽って下働きとして漁船に乗り込み、こき使われ、
食事の暇が無いのでどんぶりめしにイクラとショーユをかけて一気食いして
目を白黒するっていうのがあった。

233 ：無名草子さん：02/01/23 02:04

やつらって、うどんとか蕎麦もあんまり食わないんじゃないか？
ラーメンなら結構食ってるが。(朝倉なんか昼飯にしょっちゅう食ってた)

和食党の主人公がいるのは知らなかった。
基本的にレーサー系は読まないので。

まあ、奴らの食ってるもんですぐに思い浮かぶのは、
ビフテキ、ソーセージ、ハム、サラミ、臓物、卵、生野菜、こんな感じだな。

234 ：無名草子さん：02/01/23 02:29

>>232
アスファルトの虎は大藪先生自身の嗜好の変化の反映だそうだ。もともと
無類の酒好き肉好き薬好き（ビタミン剤、抗生物質、睡眠薬等）だった大
藪先生がアスファルトの虎を執筆する前に体を壊し、健康の為、和食中心
の自然食に変えた為　小説の主人公もそういう食生活になってしまったそ
うだ。

235 ：無名草子さん：02/01/24 23:07

アスファルトの虎、久しぶりに一気読みしたーよ。
今度は伊達邦彦モノ連続読みしよっと。

236 ：無名草子さん：02/01/26 07:58

この人よほど警察にうらみがあるの？
警官をやるシーンが多くて、異常

237 ：無名草子さん：02/01/26 12:46

警官と同じくらいﾁﾝﾋﾟﾗも殺られてる。

238 ：無名草子さん：02/01/26 13:04

大藪先生の筆にかかったら、
主人公以外の人間は虫けら同然。
だから彼らの行く手を阻む者は、
蝿かゴキブリみたいに、次々に殺されていきます。

239 ：無名草子さん：02/01/27 01:21

マグナム・ライフルで遠射してヤクザをぶっ殺すシーンはとても楽しい。

240 ：無名草子さん：02/01/27 13:05

加えて、大小便撒き散らす表現もなお楽しい。

241 ：無名草子さん：02/01/27 14:15

大藪さん、昔、ハンティング行くなら伊達と西城と
どっちと一緒に行きたいかと聞かれ西城と答えていた。
西城の方が人間味があるからだとか。
なるほどと思った。

242 ：無名草子さん：02/01/28 18:03

>>236
悪い奴等をヤるシーンはもっと多いよ。

243 ：無名草子さん：02/01/29 21:39

ところでボロニア・ソーセージってどんなソーセージなの？
うまいの？

244 ：無名草子さん：02/02/01 23:02

テキが食いたくなった。

245 ：無名草子さん：02/02/07 02:29

もうすぐ６周忌、だっけ？

246 ：無名草子さん：02/02/08 11:39

age

247 ：無名草子さん：02/02/08 12:35

大藪氏自身が「自作と似ている」とおっしゃった
「マフィアへの挑戦」シリーズはひどかった。
このシリーズの主人公、マックボランはベトナム
帰りで、「俺は間違っていた、アメリカの本当の
敵は国内にいる」ってー動機でマフィアを殺しま
くるんだがこれって単なる独善的テロリストだよ。

248 ：無名草子さん：02/02/09 12:11

＞247　まあ、身内の敵討ちだからね・・・・しゃーないかも。

　　　　しかし「暴力租界」は「餓狼の弾痕」以上のリフレイン・・・・
　　　　解説で鏡明が上手い事フォローしてたが、本心じゃないだろ・・・・・
　　　　

249 ：無名草子さん：02/02/10 21:17

今日デパ地下で初めてボロニアソーセージを見た。
長さ20センチくらい、直径5センチくらい。
だけど、千円以上もしたので、買うのはやめた。
あれを何キロも食う主人公達って、意外と金持ちなんだな。

250 ：無名草子さん：02/02/10 23:54

餓狼の弾痕、最近読みました。
これ、コピペしてません？

251 ：無名草子さん：02/02/13 23:16

映画では主人公役の松田優作や仲代達矢の話が多いが、
脇役にも大物が使われていたのは意外に知られていない。
「みな殺しの歌」の悪役・田辺を丹波哲郎とか、
「野獣都市」の主人公と手を組む事業家・石浜を三国連太郎とか。

252 ：無名草子さん：02/02/22 15:56

生誕記念、あげ

253 ：無名草子さん：02/02/22 20:34

>>250

　「暴力租界」のハードカバー版に手書きの原稿の写真がありました。スサマジイ癖字でとても第三者が捏造したものには見えません。
　従って、大藪センセは生涯手書きで原稿を執筆していたと考えられます。だからコピペはしていないと思いますが原稿をコピーして修正液を使って書いていたんじゃないかという疑惑は残ります（笑）。
　まぁ、いろんな意味で戦後の小説界に大きな影響を与えた方です（「と学会」の連中にこの人をけなす資格のある奴はいない！！特に会長、山本弘（＝真性ヲタク、ロリコン））。名前だけで売れるからあんな仕事でも許されたのでしょう。
　ただ個人的にはこういう手抜き仕事をしながらも、書き下ろしで新しい作風を模索（光文社のウェポン・ハンターとかね）していたと好意的に解釈していたんだが…。ゴースト？
　でも２ちゃんだし、ゴースト使ってたら「砂漠の狩人」とかのあからさまな駄作はもっとましな内容になっていた筈。

254 ：ホージ茶：02/02/24 10:47

良スレﾊｹｰﾝ!

大藪ファンってやっぱり銃、女、酒、車が好き？
漏れは厨房から読み始めて、すげー影響受けたよ。

車は「羊の皮を被った狼」的なのに憧れた。
厨房のころにモデルガン集めたし。
酒はもちろんシ―ヴァスね。
女は…まあ普通に…とても「ピッピッ」に「ドクッドクッ」というわけにはいかないが。

まだ塩をブチこんだ紅茶は飲んだことないけど（w

255 ：無名草子さん：02/02/24 20:02

hage

256 ：無名草子さん：02/02/25 02:40

史上最強の名コンビの一つといわれる
加山雄三＆田中邦衛の初共演も実は大藪映画だったことはあまり知られていないだろう。
１９６１年４月公開の「顔役暁に死す」（原作はいわく付きの火制勢地帯）で、
その３ヶ月後に若大将シリーズ第一作が公開された。

257 ：無名草子さん：02/02/26 02:06

　本日は大藪先生の命日です。従って、age。

258 ：無名草子さん：02/02/27 18:34

浪人のとき、神田の川村文庫の脇の路地の今はなき50円コーナーで
『野獣死すべし』を買いました。
「助けてやるから白状しろ」とか言って、
白状するとあっさりと撃ち殺してしまうのにﾋﾞｸｰﾘしました。

259 ：無名草子さん：02/02/28 12:56

>>258
「狼は復讐を誓う」はもっとすごい描写だぞ。

260 ：無名草子さん：02/02/28 19:51

>>259

　　「ヘッドハンター」は本来純粋なハンティング小説として書かれていてもおかしくないが、
　編集サイドでそれをストップさせたのか、主人公の趣味（＝ハンティング）を妨害する敵役
　が出てくる。
　　それが不満だったのかどうか良く判らんがラストは駆け足で大虐殺。あのシークエンスだけ
　読むと人間不信になるかもしれん。　

261 ：無名草子さん：02/03/01 11:46

>>260
『ヘッドハンター』は、大藪作品の中ではストイシズムを突き詰めた
描写が続いて、漏れにとっては評価高い作品。
大藪さんのは100冊近く読んだと思うが、現在手元に置いている唯一
の大藪作品なくらい。
でも、確かにあのラストはスゴイな。あそこだけ別の作品になる。
核兵器はないだろ。いくらなんでも。

262 ：無名草子さん：02/03/01 12:02

大藪がゴーストを使っていたのはホントだよ。

263 ：無名草子さん：02/03/01 12:43

>262

「オメガ・ワン破壊指令」からの星島シリーズだとか、平成伊達邦彦シリーズ（イヤな略称だ）は
やっぱりゴーストじゃないの？

「暴力租界」とか「アスファルトの虎」「餓狼の弾痕」なんかは悪い意味で
ゴーストには書けない内容だけど。

264 ：無名草子さん：02/03/01 13:56

>>261
あのラストがなかったら伊達や西城のように
シリーズ化されてたかも知れないね。

それにしてもあのラスト、原爆の200倍だっけ？
大藪作品史上、あれ以上悲惨な結末で終えた作品ってある？

265 ：無名草子さん：02/03/01 16:40

「野獣は蘇える」はゴーストが書いたとしか思えん・・・

266 ：無名草子さん：02/03/01 16:55

>>263
「アスファルトの虎」は最初の方は面白く読んでいたが、
さすがに、あとの方はどうでもよくなってきたな。
最後の方は別の人が書いてたのか？

267 ：無名草子さん：02/03/02 17:10

マッシー、ゴー！

268 ：無名草子さん：02/03/03 21:31

中学生の頃には、「汚れた英雄」を読んでバイクが欲しくなったもんだが…

３０過ぎて「暴力租界」を読むと、なぜかイトーキのロッカーが欲しくなる。
鬱だ…

269 ：無名草子さん：02/03/04 05:19

>>265

　「野獣は、死なず」の方がひでーよ。常温核融合に超能力少女だぜ。
　大藪さん、伊達邦彦に思い入れないのか？処女作の主人公なのに。

270 ：無名草子さん：02/03/04 18:44

楡修平の朝倉恭介モノって
「平成伊達」みたいだよね。

271 ：無名草子さん：02/03/05 09:40

ttp://mypage.naver.co.jp/popsaurus2601/index.html

　↑このページ作った人大藪さん好きだったんだろうな…。

272 ：無名草子さん：02/03/09 01:18

↑これ面白い

273 ：無名草子さん：02/03/10 15:44

　保全

274 ：無名草子さん：02/03/13 07:48

　　　　＿_∧ ∧__
　　(,,ﾟДﾟ) ＼
　 ./ つ|￣|つ＼　
￣￣￣|保|￣￣|
　　　 |守| 　

275 ：無名草子さん：02/03/14 13:46

今晩テレ東で「蘇える金狼」やるね記念age

276 ：無名草子さん：02/03/14 15:11

そうなんだ。見てみるかな。

277 ：無名草子さん：02/03/14 15:46

見たら感想書こう。

278 ：無名草子さん：02/03/14 19:29

ttp://www.lfx.jp/each/ondemand/asx/03.asx

小林信彦×大瀧泳一で日活アクションから大藪の話題へ。
今週いっぱいなので気をつけて。

279 ：長文スマソ：02/03/14 20:51

２ちゃん内で糞面白くないことが起こった。
自分が某板で連載してる小説とそれに関連する雑談で
熱くなって、粘着バカが自分をこき下ろしにくる。

猛烈に腹が立ち、西城秀夫シリーズを猛烈に読みたくなった。
自分が書いてる主人公男は、多分に西城に影響を受けている…。
西城は伊達よりも好き。素直にカッコイイと思う。
自分の書いてる作品に（まだ）派手な暴力は出てないが、銃でも
ぶっ放してみたい。読者引くだろうな…

実家で大量に大藪小説を置いてあったが、結婚を機に整頓したら
その後、弟がほとんど同じ西城・伊達シリーズを新装版で入手していた…
獣たちの墓標の表紙、（・∀・）イイ！！

280 ：無名草子さん：02/03/14 21:50

こんなところにも作家志望者がいたのか。。。

281 ：無名草子さん：02/03/15 00:22

おれの兄貴も作家だけど、２０代まで大藪先生読んでたよ。

282 ：無名草子さん：02/03/16 11:53

279っす。
作家志望、とまで至らないけどちょっと書いてみて
発表してみて、案外とウケて伸びてきたって感じで…しかし
今発表の場が荒れに荒れまくって食傷状態っす。暫し放置、静観…

獣たちの墓標、読了…やっぱ西城カッコイイ…凄え。惚れた…
なんのかんのいって宮子の危機に動揺してる描写が幾度か出てるし。
そういう冷酷になりきれない、寝て気に入った女を見捨てられない
人間的な弱さに惹かれる。
その後の活躍も一気に読んだ…うあ、実家から弟が残してった本みんな
かっぱらって来よう…エアウェイ＆ハイウェイハンターシリーズ、再読しよう！

283 ：無名草子さん：02/03/16 11:59

>281
ほおお、作家さんなんすか…凄いなあ…ちなみに
どういったジャンルのモノを書いてらっしゃるんですか？
差し支えなかったら…

自分は高１から、受験失敗した頃から荒んでてふと手にとって
見ました。容赦ない殺戮シーンにカタルシスを求めて。
今でも読むと元気づけられます。任侠もんの映画見て肩怒らせるのと
同様な感覚かも…汗
やっぱ西城もいいけど、伊達も読み返してみたくなってきました。
凄え荷物になるけど、実家で発掘して来たいっす。

284 ：無名草子さん：02/03/16 12:08

西条シリーズの最終作ってどれだったっけ・・・　　
東側の科学者亡命させるヤツだったかな、ユダヤ人のテロ組織潰すヤツ
だったかな・・・

285 ：無名草子さん：02/03/16 12:33

>284
翔伝社のノン・ノベルシリーズですよね。
…と思って今検索したら、ケイブンシャから文庫で出てたとは…。
あれ未完でしたね…西城の続きはすっげー見たかった…
狼たちの黙示録、でしたね。上下編で、これは「第１部　潜入編」
だったから第２部があったんだろうけど…

286 ：無名草子さん：02/03/16 23:02

>>285

　一説では「取材の結果、西条が生きて返ることが不可能と判断した」から書かなかったとか…。
　大藪先生の“計画性のなさ”はクライマックスがすんごい駆け足になる作品が多いことからもわかります。だからこの噂も本当かもしれませんね。

287 ：無名草子さん：02/03/17 22:53

いやー、良いスレだ
age

288 ：無名草子さん：02/03/19 01:25

>>278
ありがとう。

289 ：無名草子さん：02/03/20 01:05

>>286
ぐあ…そんな裏事情があったとは！！

確かに後半にバタバタっと展開が慌ただしくなるってのは
ありますね。そうか、西城でも…そんな厳しい状況だったとは…

でも、結果西城は生かされたまま…なのか。
誰か続き書いてくれ…うう…西城のが読みたい…

290 ：よろよろ：02/03/20 22:46

良スレですね、ほんとに。
個人的にはバイク好きなので「汚れた英雄」にわくわくした高校生でした。
その後お約束の「伊達」「西条」「朝倉」は読み散らかし、「女豹」に欲情。
でも、当時、描写として一番エグイと思ったのは「処刑戦士ｏｒ処刑軍団」（？）
だったです。
そんなおいらも３５歳。
大藪作品の主人公がビルの屋上からマシンガンで撃ち殺しまくりたい、
と殺意を抱くような無気力なリーマンになっています。

291 ：無名草子さん：02/03/20 23:30

文学板のスレに書き込んだのコピペ。こっちの方が良さげなんで・・・

高校の頃から読んでる（今34歳）。今でも読み返し読み返し。
実家に置いてあるのと合わせればほぼ全部読んでると思う。

俺的には「ヘッドハンター」が一番かな。それも1の方。
最初に読んだときにアタマ殴られた気がした。まさに狂気との狭間。
俺が持っているのは角川文庫の初版だけど、もうすり切れまくり。
買い直そうかと思ってる（今あるのは徳間だっけか）

「戦士の挽歌」も好きだなぁ。これも何百回も読んでる。
長い長いプロローグからの最後の怒り爆発がたまらなく好き。

「ウィンチェスターM70」もいいですね。プリ64モデルのウィンM70って、
「ヘッドハンター」の杉田も使っているけど、モーゼルHSCと並んで、
大藪小説の重要な銃だなと思う。

もちろん伊達邦彦も北野晶夫も朝倉哲也も西条秀夫も高見沢優も片山健一も
全部好きなんだけど。

伊達邦彦なら「野獣死すべし」は原点だから特別として、「諜報局破壊班員」と
「マンハッタン核作戦」が結構好き。
前者は邦彦らしいきらびやかな感じがいいし、後者はエンターテイメントとして、面白い。
最後の方の「野獣は甦える」「野獣は、死なず」辺りはあんまり好きじゃないかな。
DKと呼ばれる伊達邦彦って邦彦じゃない気がする（野獣も歳をとったと言うことか・・・）

文学じゃない？結構ですとも。俺は文学より大藪を読みたい。

292 ：無名草子さん：02/03/22 23:53

「戦士の挽歌」最高です。

293 ：無名草子さん：02/03/28 05:52

　作風のせいか、大藪氏本人を知る人で氏を悪くいう人は余りいませんね。
例外は西村寿行だけどあれはどうも寿行側に非がありそう。
　私は氏の創作意欲はお人よしで散々な目に遭う自分の性格に対する嫌悪
感からきていたんじゃないかなぁと思う。

294 ：無名草子さん：02/03/28 06:37

『汚れた英雄』が好きだな。
オンナも肥やしにしながらストイックに精進するとこ。
文学じゃなくて結構。他の書籍スレのレベルの低さ見てみな。

295 ：無名草子さん：02/03/29 22:27

いや～ん、スプロから指令が来ちゃったわー！
ちょっと行ってくるね～
今度こそ邦彦様に会えるかしら？

296 ：無名草子さん：02/04/05 19:58

大藪氏の作品、特に６０年代のものを読むとその当時の街並み、ファッション
などを想像するのが楽しいです。

297 ：無名草子さん：02/04/10 23:43

西城が長髪のヅラにパンタロン＆トンボ眼鏡でキメたりするんだよな

298 ：無名草子さん：02/04/15 21:41

>>297
あるいはギンギラのファッションとかって言うとこがいいよね

299 ：無名草子さん：02/04/15 23:11

＞297　でも西条は痔なんだよな・・・

300 ：モル ◆.6X/mols ：02/04/15 23:16

300ｹﾞﾄ

にくばっかり食ってるからだよー。

301 ：オルテガ ◆RS05gDgk ：02/04/16 05:14

厨房のころハマりまくった。
復讐の挑戦者とか好きだったなあ。
大藪のヒーローはみんな最後に自滅するパターンが多いな。
そこが好きなんだが。
太く短く生きるとこが。

302 ：無名草子さん：02/04/17 23:36

＜獣たちの黙示録＞完結していたならやはり西城は死んだのだろうか？
作者が中断したからなんとも言えないが
ハンターファンとしては一番続きが読みたい大藪作品です

303 ：無名草子さん：02/04/19 16:25

もし今、ハリーが健在だったとしても続きは暴力租界並になると思われ。

304 ：無名草子さん：02/04/26 13:54

昨日ブックオフに行ってきました。どうしても実家から発掘
できなかった「荒野（漢字が出ない…）に死す」を一気に読みました。
西城、この巻でさんざんな目に遭ってますね…
>>286さんの指摘されたように、最後でドタバタしすぎて急遽まとめに
かかる、ってのはこれですね。
因みに、一緒にドーベルマン刑事も買って熟読してしまいました（笑

305 ：無名草子さん：02/04/26 14:05

曠野に死す。
曠野は広いのっぱらの意。

>303
租界の続きがよみたいよ。書くか？みんなで。

306 ：朝倉：02/04/26 21:33

思うんだけどなんで大藪春彦原作の映画って忠実に原作どうりにしてくれないんだろう。
でも映画で一番すきなのは「蘇える金狼」（松田優作編）だね。

307 ：無名草子さん：02/04/26 22:46

金狼を読むと決まって上司をぶっ殺したくなる

308 ：無名草子さん：02/04/26 22:50

ケツの穴に焼けシバシ突っ込んで
ケケケ、って叫びながら小便漏らす上司の金玉を
革靴でふんずけてぶっ潰す。
激痛に糞をもらして泡を吹く中年オヤジの尿道に
力任せにあいすピックを差し込むと心臓が停止していた。

309 ：無名草子さん：02/04/26 23:23

横領している上司の愛人の鎖骨部に小型爆弾を仕込んで爆破

310 ：無名草子さん：02/04/26 23:58

角川映画世代なんだけど、
仲代達矢版の「野獣死すべし」を見て、伊達邦彦ひとりではなくて
伊達というキャラクターを成立させている社会的雰囲気や背景がよくわかったんで
目から鱗がおちたよ。

311 ：無名草子さん：02/04/27 00:26

>>310
仲代達矢版はほぼ原作に沿っていたな。
原作と違うと言えば、「顔役暁に死す（原作・火制地帯）」の加山雄三。
放蕩息子が殺された父親の復讐に立ち上がるのだが、
実に軽妙で明るいタッチの娯楽映画。

312 ：Ｂ３７ ◆lPJpzlnU ：02/04/27 00:52

「トータル・リコール」を見たとき大変に大藪ティストを感じたんだけど

・・・そんなことないですかね？

313 ：無名草子さん：02/04/27 00:52

カタログの知識で書く作家を軽蔑していた
本人が最後はモノマガジンや銃器雑誌等か
らまるまる引用していたのが情けなかった。
ホンコンが舞台になった作品なんて半分が
引用。もっとも索引に出典は明記していた
が、これは初期の盗作事件に懲りたからだ
ろうが。

314 ：無名草子さん：02/04/27 01:06

伊達を日本人がやっても白々しいだけだな。

315 ：無名草子さん：02/04/27 02:18

さすがに暴力疎開はきつかったな。

316 ：無名草子さん：02/04/27 02:38

先生の書く主人公に憧れてサラミをｶﾞﾂｶﾞﾂ食ったら、
クドすぎて気持ち悪くなりました。

317 ：無名草子さん：02/04/27 15:06

>>316
ボロニアソーセジのサンドイッチならうまいぞ

318 ：無名草子さん：02/04/27 17:02

>>313
あのころは大藪先生は身体がヨイヨイになっていて、ゴーストが書いていた。
大藪作品では読んではいけない部類。

319 ：無名草子さん：02/04/27 17:19

>>312
ポール・バーホーベンの身も蓋もないバイオレンス描写は大藪に
通じるところがあるかも。

320 ：無名草子さん：02/04/27 17:46

雄向け一人ハーレクイン・ロマンス文庫。

321 ：無名草子さん：02/05/19 05:24

age

322 ：無名草子さん：02/05/22 17:56

こちらもよろしく。

323 ：無名草子さん：02/05/22 18:32

あれ？こっち書けるんだ…
獣たちの黙示録…読みたい。
>>320
言い得て妙！

324 ：無名草子さん：02/05/25 03:53

実は松本人志も大藪作品を愛読してたりして・・・（w
モノを喰った量や、ｾｸｰｽの時間などにおける、かなり大ザッパで
やたらとデカい表現のしかたとか、
TVなどでトークをきく限りでは、けっこう影響受けてそうな感じ。

325 ：無名草子さん：02/06/02 02:53

復活あげ

326 ：無名草子さん：02/06/06 20:28

初期の作品を読んで昭和30年代の新宿や池袋の街並みがどんなだったか想像するのが楽しい。

327 ：無名草子さん：02/06/06 20:29

あと、昔の道路や自動車に関する記述を読むのも面白い。

328 ：無名草子さん：02/06/14 13:01

ペルメルage

329 ：無名草子さん：02/07/01 17:45

保全

330 ：無名草子さん：02/07/01 18:04

梅川昭美の愛読書？だっけ？

331 ：無名草子さん：02/07/01 20:32

>>330
そ

332 ：無名草子さん：02/07/13 23:33

ホントに「ホエ～ッ！」でバッファロー立ち止まるのか？（笑

333 ：無名草子さん：02/07/19 17:39

ホエー！

334 ：ひえー！：02/07/22 11:56

ハンティングに関しては
今月号の「すばる」（集英社）を読んでくれ。

335 ：無名草子さん：02/08/01 17:19

大藪さんと言えば、やはり夏のイメージだな。
春彦だけどな。

336 ：無名草子さん：02/08/06 17:32

何かの本で、
「申し分なくくたばっているそいつを・・・」
という言い回しが合った。しびれた。天才だよな。

337 ：無名草子さん：02/08/10 19:57

今こそ、大藪が書く純文学書き下ろしが読みたい!

338 ：無名草子さん：02/08/10 21:17

松本は本読まないから違うだろ
松本が本読んでたら、今でももう少しはおもしろかったハズ

339 ：無名草子さん：02/08/11 16:24

三星自動車とかナゴヤにﾜﾗﾀ

340 ：童貞：02/08/11 17:42

愛液ってバターみたいなんですか?

341 ：無名草子さん：02/09/01 23:14

ネタが無いので保全age

342 ：無名草子さん：02/09/19 17:38

湿った肉がぶつかり合う音に萌え

343 ：無名草子さん：02/09/20 20:46

短編「女猫」って一度も銃器が登場しないね。

344 ：無名草子さん：02/10/01 15:30

「俺に墓はいらない」買っちまったage

345 ：無名草子さん：02/10/01 15:48

韓国利権で金まみれの政治家というのがよく登場するんだよな。

346 ：無名草子さん：02/10/01 16:44

鈴木宗男を
大藪ヒーローズに
拷問の末なぶり殺しにしてもらいたい

田中真紀子は膣から日本刀を差し込んでもだえ死に、ｲｲ！

347 ：無名草子さん：02/10/01 20:34

初めて大藪読むやつにお勧めのはどれですか？
スレはネタバレ怖くて読めません。

348 ：無名草子さん：02/10/02 05:25

>>347
『野獣死すべし』
『蘇る金狼』
『汚れた英雄』
『傭兵たちの挽歌』
『戦死の挽歌』
『ヘッドハンター』
以上必読です。

349 ：無名草子さん：02/10/02 10:14

まずは「野獣死すべし」だけでいいんじゃないでしょうか。

350 ：無名草子さん：02/10/02 17:39

第二段階
『絶望の挑戦者』
『ウィンチェスターＭ７０』
『黒豹の鎮魂歌』
『凶銃ワルサーＰ３８』
『諜報局破壊班員』
『マンハッタン核作戦』
『日銀ダイヤ作戦』

351 ：無名草子さん：02/10/02 18:16

外出だったらスマソ。
蘇る金狼って映画化された時に松田優作主演だったから
しばらく表紙が、映画のシーンそのものだったのか、
松田優作がカバーだった。
今でも持ってるもん。格好いいぞ。

352 ：無名草子さん：02/10/02 19:45

角川は大薮作品を三本映画化するつもりだったらしい。
んで「野獣死すべし」「汚れた英雄」ときて最後は「傭兵たちの挽歌」
ロケハンだけで映画一本取れそうなんで中止になったらしい。

353 ：無名草子さん：02/10/03 10:51

蘇る金狼も角川映画じゃなかった？

354 ：無名草子さん：02/10/03 11:16

この人の主人公って、痩せてるのに大食いだったよね。
牛乳ごくごく、生卵平気で何個か一気食い、
ステーキ1㌔位とか。
関根勤が「笑い話として読んでます」
て言ってた。私は妙にすっきりする読後感があるもんだから
元気になりたい時に読んでた。

355 ：無名草子さん：02/10/03 17:30

>>353
そうだよ。それで、蘇る金狼に続けて、>>352の３作品も映画化しようとなった。
「傭兵たちの挽歌」も「汚れた英雄」のように思いっきりスケールダウンしてやれば
できないことはなかったと思う。

356 ：無名草子さん：02/10/03 23:43

アメ公は実際、ステーキ１キロとか食うよ。
旅行中目撃してびびった。

357 ：無名草子さん：02/10/17 17:23

>>354
着痩せするという事であって、痩せてるワケではない。

358 ：無名草子さん：02/10/17 21:04

きょう、はじめて大藪作品を読んだのですが、
「長く熱い復讐」ってのは氏の作品のなかではどのくらいのランクなんですか？
最初はスピーディーな文体にぐいぐいと引き込まれていったのですが、
上巻の終わりぐらいになると、同じこと繰り返しに飽きてきて。
口を割らせるのに、毎回毎回ちんぽにナイフ……。

359 ：無名草子さん：02/10/17 23:16

黒豹の鎮魂歌の次ぐらい
>>358

360 ：無名草子さん：02/10/19 23:45

ドンキホーテでボロニア・ソーセージ売っていたので買って食べますた。うまかったれす。
でも大藪先生が食べていたのはもっと高級そう。

361 ：無名草子さん：02/10/21 11:30

肉１キロとか一度食ってみてえ。

362 ：無名草子さん：02/10/21 22:50

>>358
上の中くらい。

363 ：無名草子さん：02/10/21 23:10

そんなに肉ばかり食ってると
晩年の大藪先生みたくぶよぶよに太って
すい臓円になってしわしわになって
脳梗塞をわずらって
ボケちゃいますよ

364 ：無名草子さん：02/10/21 23:10

脳髄らろ。

365 ：無名草子さん：02/10/24 00:05

エアウエイハンターシリーズでソビエトが舞台になっている
作品ってありますか？

366 ：無名草子さん：02/10/31 01:22

>>365
「獣たちの黙示録」だったかな。未完だけど。

367 ：無名草子さん：02/10/31 03:43

言うまでもないけど、大食、巨根は過剰なほどのバリタリティーと獣性のメタファーか。
自分がなりたいどころか、まわりにああいうヤツがいただけで恐ろしいわな。

368 ：365：02/11/01 00:12

>>366さん
レスありがとうございます！
知り合いに読みたいっていう人がいたので早速教えときます。

369 ：無名草子さん：02/11/24 13:03

焼肉なら１キロ近く食えるけど、ステーキだとその半分位かな。
同じ味が続くとやっぱ飽きる。

370 ：無名草子さん：02/12/12 22:32

保全

371 ：無名草子さん：02/12/18 22:48

大薮マンセー

372 ：無名草子さん：02/12/29 23:20

大藪ﾋｰﾛｰｽﾞってゴム着けませんね

373 ：無名草子さん：02/12/30 01:54

俺は誰がなんと言おうが大藪命。

北方読む奴逝ってよし。

374 ：：02/12/30 21:23

　探偵事務所２３が好きだなんて言ったらまずいかな。あれ大藪版「探偵物語」って
感じで結構楽しめるのですが。
　野獣死すべしも好きだけど、第１作以降は単なる和製ジェームズ・ボンドになって
しまったのがなあ……
　
　既出だが大藪春彦作品を映像化する際、主演俳優は松田優作（非情の女豹シリーズは
除）であるべし。小説読むときは主役のセリフを彼の声に脳内変換して読んでいる。

375 ：無名草子さん：02/12/31 04:17

＞＞374
拳銃を構える練習をする場面、最高ですよね。

376 ：無名草子さん：03/01/11 00:27

サバゲ版に大藪氏関連のスレがたってるよ。

377 ：山崎渉：03/01/12 18:23

（＾＾）

378 ：無名草子さん：03/01/23 00:29

さーて、熱いシャワーと冷たいシャワーを交互に浴びるか！

379 ：無名草子さん：03/01/23 01:07

＞378
378は熱いシャワーと冷たいシャワーを交互に浴び眠気をさました。
ダンガリーのシャツを素肌に着け、リーのジーンズのを履いた378は、椅子にかけてあったショルダーホルスターごとルーガーを身につけた。目立たないジャケットを羽織り東都銀行に勤める吉井礼子の自宅の前に目立たないブルーバード1600sssクーペで乗りつけた。

380 ：山崎渉：03/01/23 04:05

（＾＾）

381 ：無名草子さん：03/02/16 22:03

さーて、バターを分厚く塗りたくったパンにボロニアソーセージを挟んで、
夜食にするか！

382 ：無名草子さん：03/02/19 22:19

後にも先にも一度に三、四冊買って狂読したのは大藪だけだな。
今これだけ夢中になって読みたい作家っているかな？

>>３７３
たしかに北方、大沢、門田と他のHBもいいけど、
大藪の麻薬的面白さに比べちゃうとね……大分見劣りするよなぁ。

383 ：無名草子さん：03/02/22 03:16

　敗戦引き揚げの惨状で人間性というものを疑い、
暴力を描くようになったがのこしたものは三菱銀行梅川事件だけ。

384 ：無名草子さん：03/02/23 20:36

読者を第一に考え裏切らなかった作家大藪春彦氏。

385 ：無名草子さん：03/02/24 03:45

漏れはテレビで蘇る金狼を見て大藪春彦にハマりました
まずは蘇る金狼から始まり、野獣死すべし、絶望の挑戦者、
そして今は血まみれの野獣を読み終わった所です
近くの本屋に置いてないのでまだあまり読んでませんがとりあえず伊達邦彦シリーズ
は全部集めたいと思ってます。あと野獣死すべしの映画もみたいですね
早く読みてぇぇぇぇ

386 ：無名草子さん：03/02/25 21:52

>>382
例え方が不適切かもしれませんが、ブルースリーの映画を
観てしまうと他の格闘映画観てものめり込めませんからねぇ。

387 ：山崎渉：03/03/13 17:09

（＾＾）

388 ：無名草子さん：03/04/01 23:52

「イスズ・ジェミニと共通のボディ・シェルを持つ」
オペル・カデットの実車を見つけた時はすごく嬉しか
った

389 ：山崎渉：03/04/17 12:10

（＾＾）

390 ：山崎渉：03/04/20 06:00

　　 ∧＿∧
　　（　　＾＾）＜ぬるぽ（＾＾）

391 ：無名草子さん：03/04/24 23:25

阿部寛の自伝読んだら「凶銃ルガーＰ０８」が芸能界を去る寸前だった
自分を蘇えらせてくれた、といっていた。
最初はＶシネだったが作品のできがよかったので劇場公開されたそうな。
（自分はビデオしか見ていない）
売れる前の高嶋礼子も出てたな。（犯人探しをする新聞記者だったかな？）
原作の「凶銃ルガー～」は短編集だったので、その第一回の
主役、土井士郎が阿部ちゃんの役どころだった。
同僚女との汗びっしょりでの激しいセックスシーンが印象的。
原作では婚約者がレイプされるのだが、映画では自分の妹がレイプされて
狂う、という設定だったな。

392 ：無名草子さん：03/04/25 00:03

男は、裂けるチーズカマボコを冷蔵庫から取り出し、グラスに注いだCCレモンで勢い良くのどに流し込んだ。

393 ：山崎渉：03/05/22 02:09

━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅（＾＾）]━―━―━―━―━―━―━―━―━―

394 ：山崎渉：03/05/28 16:53

　　　　∧＿∧
ﾋﾟｭ.ｰ　(　　＾＾）＜これからも僕を応援して下さいね（＾＾）。
　　＝〔~∪￣￣〕
　　＝ ◎――◎ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　山崎渉

395 ：無名草子さん：03/06/06 23:28

ここ１ヶ月以上、山崎だけかよっ！（ｗ

396 ：無名草子さん：03/07/11 22:28

アイリーンの蜜壺は狭いというのは定説

397 ：山崎渉：03/07/12 08:12

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|::::.| . 山崎渉ニュース（＾＾） |　.|＿　　┃..と～けたこおりのな～かに～♪　┃
＼.|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|／　　......┗━━━━━━━━━━━━━━┛

398 ：無名草子さん：03/07/12 23:01

男達よ　闘いの荒野に　死ね

気をつけろよ　刺すような毒気が無けりゃ　男家業もお終いさ

青春は　屍（しかばね）を超えて

399 ：無名草子さん：03/07/13 11:58

本スレじゃない方が盛り上がってる感じが・・・

400 ：山崎渉：03/07/15 11:27

　__∧＿∧_
　|（　　＾＾）|　＜寝るぽ（＾＾）
　|＼⌒⌒⌒＼
　＼ |⌒⌒⌒~|　　　　　　　　　山崎渉
　　 ~￣￣￣￣

401 ：無名草子さん：03/07/24 22:57

10年振りに読んでるアス虎だが、あまりの同じ事の繰り返しに唖然。
当時は全然気にならなかったのに。不思議だ・・・。

402 ：無名草子さん：03/07/25 00:51

>>401
漏れは気にならなかったおまいが不思議だ…

403 ：無名草子さん：03/07/26 10:04

ヤフオクにて50冊3000円でgets！！

404 ：ぼるじょあ ◆yBEncckFOU ：03/08/02 05:50

　　　　∧＿∧　 ∧＿∧
ﾋﾟｭ.ｰ　（　・３・） (　　＾＾）＜これからも僕たちを応援して下さいね（＾＾）。
　　＝〔~∪￣￣￣∪￣￣〕
　　＝ ◎――――――◎ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　山崎渉&ぼるじょあ

405 ：無名草子さん：03/08/08 23:09

パッとヒマワリのような笑いでage

406 ：無名草子さん：03/08/24 11:54

「血の罠」が好きな人っていないの？　

407 ：無名草子さん：03/08/24 15:29

黒豹の鎮魂歌読んだけど、最初のとこで読む気が……
色々な面で無茶すぎて。度が越すと萎えてしまう。
上の方のランキングで上がってるけど、面白いんかな。

408 ：無名草子さん：03/08/26 10:01

>406
どっちかというとプロトタイプの「銃は知っている」の方が好きだな。

409 ：無名草子さん：03/09/11 01:37

マンハッタン核作戦、いま読んでます。
なかなか面白いですね。

410 ：●のテストカキコ中：03/09/11 01:38

http://ula2ch.muvc.net　(このカキコは削除しても良いです)

411 ：無名草子さん：03/09/12 01:35

シャワーをお湯と水で交互に浴びてきた。
次は何したらいいかな？
牛乳1リットルくらい飲めそうな気がしてきた。

412 ：無名草子さん：03/09/12 08:45

>>411
火傷しそうなほどの温水でしたか？
凍えそうなほどの冷水でしたか？

ィィ

413 ：無名草子さん：03/09/12 08:57

生卵10個を飲み、バターを入れたコーヒーを飲む。

……胸ヤケしそうだ。

414 ：411：03/09/12 22:13

牛乳は500mlがやっとですた。ちょっと下痢気味かも。
>>412
温度差を激しくするのを忘れていますた。
お湯は40度、水は20度くらいですね。
水はあんまり冷たいと心臓麻痺しそうですね

415 ：無名草子さん：03/09/14 22:03

下目黒のアパートに戻ると缶詰はもう残っていなかった・・・

416 ：無名草子さん：03/09/16 07:53

>>415
>下目黒
上目黒の間違いでした。

417 ：経験者：03/09/16 22:58

＞＞４１３
バターコーヒーはやめたほうがいい。。。ｗ

418 ：無名草子さん：03/09/16 23:51

嫁さんを2時間くらいのたうちまわらせようとしたら1分ももちませんでした。

419 ：30-06：03/09/16 23:52

バター入りコーヒーは結構いけるぞ
熱湯でないと溶けないから注意しる
くれぐれも４分の１ポンドなんていれるなよ
せいぜい１０グラムだ（どっかのメーカーで１０グラムずつ
切れ目がはいってるのがある）

念のため言っとくが、まちがってもマーガリンなんて使うなよ。

420 ：経験者：03/09/17 00:44

>>419
おれ、調子に乗って結構いれちゃったからな。
コーヒーの上に３ミリ厚くらいの油膜が張ってたｗ
香りはいいんだけど、飲めたもんじゃなかったよ。

421 ：無名草子さん：03/09/26 01:18

残業がおわってくたくたになってやっと終電で帰ってきました。
これからお湯と水で交互にシャワーを浴びます。
風呂から出たらコンビニでかったハンバーグを500のコーラで
かまずに流し込んだ後ランニングに逝こうと思うのですが
何キロくらい走ればよいでしょうか？
あと、そのときに職務質問されたらなんてこたえたらいいですか？

422 ：無名草子さん：03/09/26 13:27

撃たれるとまずいので、食べた後ちゃんと吐かなきゃ

423 ：無名草子さん：03/09/28 11:50

はげしくユートビア

424 ：無名草子さん：03/10/02 03:57

>>421
コーラは、缶ではなく瓶にしてください。
瓶は栓を抜かずに、手刀で栓を叩き割る
ことをお忘れなく。
また、ランニングの後には、生卵を10個
飲むようにしてください。
職務質問には、「自分を穢すことをしても
眠れないので、走っています」と答えて
ください。

425 ：無名草子さん：03/10/06 12:04

朝倉哲也ってどうよ？

426 ：金狼信者：03/10/06 17:04

最強。

427 ：無名草子さん：03/10/09 15:40

日本テレビ版はビデオでないや・・・・

428 ：無名草子さん：03/10/10 22:31

「野獣死すべし」特に前半はすげえショック受けたけど、
後の作品はすべて、あれを水で薄めたようなものばかりだったような。
いや、悪口じゃないですよ。
それほど「野獣死すべし」は画期的ですごかったってこと。
作家というのは、どうしても傑作を水で薄めた焼き直しが多数存在したりする。

429 ：名の無い男：03/10/27 23:18

工房の頃、ファンレターを出したら返事を戴いた。
後で知った事だが、膵炎で緊急入院し、退院した直後に書いて頂いたもの
らしい。（涙）

430 ：無名草子さん：03/10/29 07:38

最近の成人ガキは本を読まんな・・・・

431 ：無名草子さん：03/11/03 21:02

野獣死すべし復讐編って皆、どうよ？
俺はかなり好きなんだけど。まぁプチ金狼みたいな向きもあるが。

432 ：無名草子さん：03/11/08 12:46

>>431
俺も大好き。自分内評価では伊達邦彦モノの最高傑作。彼はあのラストで
死ぬべきだったと思う。

433 ：無名草子さん：03/11/08 19:03

あれ以降は伊達邦彦の名義貸しだよね・・・・・
あつく燃える邦彦ﾀｿはｶｺｲｲ

434 ：無名草子さん：03/11/08 21:15

復讐篇で思い出したが･･･
復讐の動機になるコンチェルンの御曹司に妊娠させられた上に捨てられた邦彦の妹。
独身という設定だったけど実は「野獣死すべし」（初版）の時に既に結婚していたのよね。
後の版では修正されているが。
大藪氏が忘れてたのか動機作りのためにあえてそうしたかは知らないけど。

435 ：無名草子さん：03/11/08 22:05

へぇ～（略）
それは知らんかったや。意外。

436 ：ぶっ放せ!!：03/11/11 23:01

大藪が好きだと言って、誉められた覚えがない。
あんなものが・・・　っていうヤツバッカリ。
「知ってるつもり?!」もヒドかったもんな。
ウインチェスターＭ７０をアンチ大藪にぶっ放す以外に、
この怒りをこなす方法を教えてくれ!!

437 ：日本雀観察協会会長：03/11/16 19:12

>>434考えてないよ。
適当だって。
、暴力租界を読んでそう思った。

438 ：無名草子さん：03/11/17 20:44

暴力疎開、おんなじの繰り返しすぎ。
適当というより、頭いってたんじゃないか？

439 ：無名草子さん：03/11/18 21:19

↑大藪先生の悪口を言うな！！

大藪先生は、すばらしい人だ。

440 ：無名草子さん：03/11/18 22:35

このスレ眺めてたらなんか読みたくなってきた。
そういや大昔、平井和正が大薮春彦を褒めてたことを
思い出しました。

何から読むのがいいんだろう・・・

441 ：無名草子さん：03/11/18 23:15

野獣死すべしから読むべし！この作品に大藪春彦の原点と全てがあるといっても
過言ではない！

442 ：無名草子さん：03/11/19 00:16

>>437
君のほうがよっぽど考えてないよ。

443 ：無名草子さん：03/11/19 05:54

まぁ暴力租界については何言われても仕方ない向きはあるがな。

444 ：日本雀観察協会会長：03/11/19 19:50

スまっぷ香取主演でドラマやってたな。
香取はがんばってたけど。ちょっといまいちだったという気が。
銃を撃つときに背筋を伸ばしすぎなんだよな。
誰か拳銃のうち方指導してやれよ。

445 ：無名草子さん：03/11/19 19:51

↑お前は撃ったことあんのか？

446 ：無名草子さん：03/11/19 20:22

このスレ住民の平均年齢は同板の他のスレより高そう。

447 ：無名草子さん：03/11/20 00:07

>>444
あのドラマは本上まなみを見るためのものだよ。

448 ：無名草子さん：03/11/20 02:03

秘書萌え。朝倉の隣の席のオバハンには萎え。

449 ：日本雀観察協会会長：03/11/20 20:52

秘書姿のまなみタン。
もしかしたら、今までやった全部の役の中でいちばんいいかも。

450 ：無名草子さん：03/11/20 22:45

本上まなみに上原多香子、大根二人の揃い踏みだったな

451 ：無名草子さん：03/11/21 01:24

それは否定できん……役者としては、な。（笑）

452 ：無名草子さん：03/11/21 01:28

あとTV金狼とは全く関係ないが、黒豹の鎮魂歌読了。
復讐モノはワルサーと長く熱い～しか見たことないんだが、
それもあって、メル欄の終わり方だったのには痛快な思いがした。
あと第3部はほとんどセックスしてねーのも激しく新鮮。

453 ：無名草子さん：03/11/21 23:11

やっぱ「野獣死すべし」だよなぁ。
中１の時にアニキの部屋にあった文庫本をこっそり読んだ。後頭部を
ニューマティック・ハンマーでブン殴られたようなショックを受けた。
市立図書館から「マル・エン全集」借りて読んでたのは中２の頃。
意味なんか何一つ分からなかった。
３０過ぎた今でも、時折、「死ぬなら銃弾に斃れたい」と思う。
ハタチ前のコには正直オススメできない。
「悪霊」にとりつかれると、幸せな人生送れないぜ。

454 ：無名草子さん：03/11/21 23:24

１８６ｃｍ、１００kg。
入院してたらずいぶん贅肉がついてしまった。
水泳とロードワーク中心に３ヶ月で２０ｋｇ絞る予定。

455 ：無名草子さん：03/11/23 18:26

まぁ何も言わんが、頑張れよ。水泳は良いと思う。

456 ：【占有屋】 ◇zGQNHDP.Wk：03/11/24 20:52

食わないで、水も飲まなきゃ、確実に絞れるって。

457 ：無名草子さん：03/11/25 00:00

悪徳政治家でいちばん出番が多いのは沖首相?

安倍晋三が首相になったら、間違いなく大薮春彦の作品は
焚書されるな(w

458 ：無名草子さん：03/11/25 00:59

>>457
江藤首相もよく殺されたな。

459 ：無名草子さん：03/11/25 02:44

豚のままくたばるか、獣になって生き抜くか・・・・、道はひとつだ。

460 ：無名草子さん：03/11/25 15:30

「処刑の掟」では主人公の速見が犬の肉を食ってたな

461 ：無名草子さん：03/11/26 01:42

大薮春彦の作品で、初めて自民党政治家と暴力団や韓国ロビーの黒いつながりを
知った、厨房の頃。

462 ：無名草子さん：03/11/27 07:52

大薮ってペンネームなのかねぇ？

463 ：無名草子さん：03/11/28 17:50

本名じゃないの？

464 ：無名草子さん：03/12/06 20:59

(・∀・)ﾓｴｯ

465 ：無名草子さん：03/12/06 21:58

>>464
意味わかんない

466 ：無名草子さん：03/12/08 01:22

>>464 ほいよ
>>465 萌え～

467 ：無名草子さん：03/12/16 14:09

大事件まだー

468 ：無名草子さん：04/01/12 09:50

新年明けてから、誰も買いとらんのか……。
とりあえず今年もよろしく。
周りに大薮語れる人いないから、このスレの住民の存在はありがたい。

469 ：無名草子さん：04/01/13 18:20

>>460
漏れは「処刑の掟」のそのシーンで大藪春彦の虜になったよ。
復讐を誓いながら蒸し焼きにした野ウサギの脳味噌を貪り食う速見サイコー!!

470 ：無名草子さん：04/01/25 11:23

三億円事件の犯人をほめたたえたエッセイがあるらしいが、
今でも読めるんかね？

471 ：無名草子さん：04/02/15 03:13

東京を中心とした地域に住む人には
ばしばしでてくる地名がリアリティーが増して興味深いはず。

最近読み直したらウチの近所がたくさん描写されててうれしくなった。

472 ：無名草子さん：04/02/20 11:19

神奈川周辺の描写報告まだー？

473 ：無名草子さん：04/02/20 14:14

綱島の近くに住んでるけど綱島ってそんなにホテル街のイメージしないなあ

474 ：無名草子さん：04/02/26 01:47

命日上げ。

475 ：無名草子さん：04/03/13 16:32

保守。

476 ：無名草子さん：04/03/14 04:26

暴力列島なんて「エセ共産党」→「エセ宗教」の違いはあるけど
サリンを散布して日本を乗っ取ることを企てる教祖なんて
オウムそのものだったな。

477 ：無名草子さん：04/03/23 05:50

中学生のときに初めて読んだのが「東名高速に死す」。
その後、かなり読んだけどやっぱり金狼と汚れた英雄が好きだな。
どれもワンパターンなんだけど、それでも楽しめてしまう（ｗ

大薮センセって世田谷に住んでたんだろうか？
どの作品でも主人公がよくウチの近所に住んでいるorアジトを
構えてるんだよね。中学生のときは東京の地名なんて
わからなかったけど、今読むと感慨深い…

478 ：無名草子さん：04/04/14 23:20

保守

479 ：無名草子さん：04/04/17 00:33

>>470
新聞に書いたやつ？

480 ：無名草子さん：04/05/09 01:47

スウィス銀行

481 ：無名草子さん：04/05/12 04:21

>>477
自宅は世田谷区松原。
別荘は軽井沢。

482 ：無名草子さん：04/05/12 11:36

金をやる。だから、どこかで車を停めて肉を買ってこい。
君のアパートで今夜は焼肉パーティーだ。肉は五キロは欲しいage

483 ：無名草子さん：04/05/28 15:44

保守

484 ：無名草子さん：04/06/27 15:51

保守

485 ：無名草子さん：04/07/25 03:47

大薮作品つて、朝鮮人を露骨に毛嫌いしてるけど、チョンに何か恨みでもあるのかな？
多分、戦後の動乱期に朝鮮人の横暴を目の当たりにしたんだろうね。

486 ：無名草子さん：04/07/31 13:12

>>485
大陸生まれで、引揚者だったんだよ。当然、鮮人たちに苛められた筈だし。
（伊達邦彦とかの）主人公の生い立ちはそのまま先生の生い立ちなんだよ。

487 ：無名草子さん：04/07/31 18:44

>>485
舗装路の虎では韓国系ｲﾝﾁｷ教団（元ﾈﾀ統一○会）を
小遣い稼ぎが目的で襲撃してましたね

488 ：無名草子さん：04/08/01 12:58

>>485
その朝鮮人たとちとつるんだ自民党も毛嫌いしてたな

489 ：無名草子さん：04/08/10 12:25

中学生の頃、大薮作品を読み漁ってたんだけど、
いろんな作品でやたらと朝鮮人暴力団が出てきて、俺は厨房だったから
なんで朝鮮人がヤクザなんだろ？と思ってた。でも、現実にヤクザや右翼の
構成員に朝鮮人が多いことを、その後に知って合点がいった。
朝鮮人を批判することが後ろめたい雰囲気の時代でも、先生は堂々とやってたんだな。

「汚れた英雄」の中で、主人公が少年時代、朝鮮人グループと争っていた、というのも
先生の実体験なんだろう、きっと。

あ、思い出した。
朝鮮人嫌いの先生の作品を、在日の松田優作が映画で主演したのも、
いま思うと、ただの偶然とはいえ、面白い皮肉だね。

490 ：無名草子さん：04/08/28 00:57

保守

491 ：無名草子さん：04/09/21 12:04:16

保守

492 ：無名草子さん：04/10/09 01:23:55

「死んでしまった野獣たちへ」というコラムを初めて読んだ。
非常に共感した。

ほんと最近の男は女に媚び売りすぎ。これからは女に甘い態度とるな。
食事はいつも割り勘で。

493 ：無名草子さん：04/11/22 16:42:58

わしは42歳だけど　浪人中に大藪と出会った。
「黒豹の鎮魂歌」。
好きな大藪作品は他にもいろいろあるけど、
やっぱし　これが一番だなぁ。

494 ：無名草子さん：04/11/23 00:17:12

父が大藪作品が好きで、いっぱい持っていたので
小さい頃から端から読んでました。一番多かったのは雌豹シリーズ。
小学生のときに父と
大藪氏の小説に出てくる肉を焼いたやつはおいしそうという話をした覚えがある。
グリとグラのパンケーキの話くらいのノリで。

高校の頃片思いした相手の名前は春彦
で、ためしに「大藪春彦って知ってる？」と訊いたところ
彼の父親がファンで、同じ名前を息子に付けたのだとか。
どうせなら登場人物の名前にすればいいのにな、となんとなく思いました。

495 ：無名草子さん：04/12/18 20:07:53

保守。

496 ：無名草子さん：05/01/19 08:26:17

保守。

497 ：無名草子さん：05/02/01 19:51:18

保守

498 ：無名草子さん：05/02/10 18:55:01

とうとう「餓狼の弾痕」買っちまったい！ブ区オフで１０５円！初めての大藪がこれでいいのか、悪いのか・・・

499 ：無名草子さん：05/02/10 21:09:52

初めてなら悪すぎるだろう。熱狂的大薮ファンの俺でも半分も読めなかった。

500 ：無名草子さん：05/02/17 15:49:57

＞487
舗装路の虎、言い得て妙。

501 ：無名草子さん：05/02/26 21:51:52

今日は大藪先生の命日なのでageます。

502 ：４９８：05/03/13 13:39:49

遅くなったが「餓狼の弾痕」読み終わった。

もう二度と読むもんかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！

503 ：無名草子さん：05/03/19 19:11:54

蘇える金狼、書店に入荷age。
月曜まで取りに行けない…

504 ：無名草子さん：皇紀2665/04/01(金) 03:59:49

凶銃ルガーP08が阿部寛で映画化されてましたね。片手で弾込めする姿がかっこよかった！テイストは松田優作系だけど、同系列の作品群の中じゃ最高傑作。

505 ：無名草子さん：2005/05/04(水) 14:19:18

汚れた英雄で
主人公の学歴が　早稲田大学理工学部工学科というところに
ﾜﾗﾀと同時に筆者の理系軽視が見えてげんなり。

こいつに言わせると土木も建築も電子工学も機械工学も化学工学も
全部一つの学科ですむらしいｗ
おまけに電子工学を「児戯に等しいと思った」はないだろう。
武器や車を愛する人にしては情けなさ杉

506 ：無名草子さん：2005/05/04(水) 15:52:28

「野獣死すべし」　若いころ読んだ。文体が硬質で煌いていた。
自分が読んだ時点でそれは２０年前の話だったのに
ちっとも古臭くなかった。
　食べ物、飲み物、タバコ。グルメ本よりよほどソソラレタナ。
先日、１０年ぶりに読み返した。母思い、妹思いという設定と行動に
決定的に違和感を感じた。自分自身の変化を発見した。

　邦彦の真似して、昔、ゆで卵１０個喰った。

507 ：無名草子さん：2005/05/04(水) 16:23:14

嗅いだら即死しそうな屁をこいて
3日眠れないほどの猛烈な下痢を下に1万ﾜﾙｻｰ

508 ：無名草子さん：2005/06/02(木) 20:10:19

工房の頃10冊ほど読んだ。こういう学生から社会経験がなくて即作家生活
に入った作家って、純文学作家はいいけれども、エンターテイメント系は
社会常識や社会通念がなく、幼稚過ぎて、厨房向けとしかいいようがない。
大藪以外の例、平井和正など。

509 ：無名草子さん：2005/06/02(木) 22:48:58

平井和正はちょっとだけ会社勤めを経験していたはず。まあ社会通念のなさはおっしゃる通り。

510 ：無名草子さん：2005/06/18(土) 18:22:06

>>508
これってギャグだよねぇ
工房のお前にお前の言う「社会常識や社会通念」はあるの？ないの？

511 ：無名草子さん：2005/06/23(木) 22:43:22

高校の時「殺人許可証NO.3」読んで震えた。
俺も殺人許可証がほしくなった。

512 ：無名草子さん：2005/06/29(水) 00:31:02

>508
作家は自由気ままな商売ってイメージがあるだろうけど、仕事をする上でドロドロした
ものや政治がない訳ない。
「戦士の挽歌」あたりは決して大藪ヒーローがガキの夢の具現者じゃない事を証明する
に格好のサンプルなんだが…。

513 ：無名草子さん：2005/07/08(金) 23:40:54

508 よかったーつまらん事やらなかったからあんだけ書けたんだね

514 ：無名草子さん：2005/07/14(木) 04:15:45

保守

515 ：無名草子さん：2005/08/11(木) 21:19:07

あげ

516 ：無名草子さん：2005/08/11(木) 22:52:55

林望が大藪オタであることを最近知って驚いた。

517 ：無名草子さん：2005/08/18(木) 15:50:53

浅間テストコース跡地に行ってみた。まだ名残はほんの少しだけあるんたね。「強者達の夢の後」

518 ：無名草子さん：2005/09/13(火) 20:38:41

保守

519 ：無名草子さん：2005/09/24(土) 21:07:44

高見沢の様なレーサーは日本からは出ないのかな？タクマもダメだったし

520 ：無名草子さん：2005/09/25(日) 12:10:48

高校１年のときに「野獣死すべし」を読んで一遍にハマった。
あの暗い情念の迸りに圧倒された。あれは小説じゃなくて思想書だと思う。

他の作品も読んだけど、「野獣死すべし」以上のインパクトは感じなかった。
たぶん、俺は大藪晴彦ファンではなく「伊達邦彦」に惚れ込んだのだと思う。

521 ：無名草子さん：2005/09/27(火) 04:59:45

>>519
タクマはタクマでも、宅間守みたいな狂気をはらんだヤツが何かの拍子にレーサー
を目指しちゃって、死に物狂いで努力すれば･･･ないかｗ

522 ：無名草子さん：2005/10/05(水) 23:12:28

保守

523 ：無名草子さん：2005/10/29(土) 22:35:59

保守

524 ：無名草子さん：2005/11/21(月) 18:26:27

暴力列島2005

525 ：無名草子さん：2005/11/30(水) 21:15:54

保守

526 ：無名草子さん：2005/12/01(木) 06:13:41

昔、はまって読みまくってたな。
飽きがきてた頃に何の罪もないヤクザボスの娘とかまで犯しちゃったりするのに
鬱になってやめちゃったーよ。抜いたけど(`・ω・')

527 ：無名草子さん：2005/12/21(水) 05:23:08

大藪ヒーローって、吉野家より王将をよく利用してそう。

528 ：無名草子さん：2005/12/21(水) 12:35:25

「唇に微笑、心に拳銃」読み終えたんだけど
これって仲間ができてからはかなり退屈。
簡単に人殺しすぎるし。やる気のない終わり方に失笑
前半は面白いのにな

529 ：無名草子さん：2006/01/09(月) 22:45:15

>>527
中華よりもホルモン屋だろ。

　朝倉は、血泡の中でのたくる唐辛子まみれの子袋を
　箸でつまみあげると、強靭な歯で噛み砕いた。

　｢生で食べると一層元気が出ますよ｣

こんなかんじだっけ。

530 ：無名草子さん：2006/01/10(火) 00:49:45

４年で１ｽﾚも未消化かいw

531 ：無名草子さん：2006/01/12(木) 21:51:47

大藪で書籍検索したけど、色んな出版社で品切れ扱いだわね

532 ：無名草子さん：2006/01/12(木) 21:57:03

昭和レトロ

533 ：無名草子さん：2006/01/12(木) 22:05:26

鬱屈したエネルギーを発散させる効能があるから、大藪ノベルがベストセラーになった。
けど今はエネルギーが欝にこもらせてしまう人が多いんで、売れなくなってるのでは。

534 ：無名草子さん：2006/01/12(木) 22:14:15

現代は作家群も充実してるしな、あえて古い作品読む必要もないんだろう
痒いところに手が届く作家を見つけられる時代なのかな

535 ：無名草子さん：2006/01/12(木) 22:25:43

大藪　と　大薮　どっち？

536 ：無名草子さん：2006/01/12(木) 23:27:09

どっちでもいい！大薮は大藪だ！

537 ：無名草子さん：2006/01/13(金) 18:24:04

あげ彦

538 ：無名草子さん：2006/01/14(土) 16:57:25

東名高速に死す　集英社文庫　初版　発見

539 ：無名草子さん：2006/01/15(日) 23:22:32

保守

540 ：無名草子さん：2006/01/16(月) 00:45:25

木村１８　代表作　野獣死すべし
真木蔵人　代表作　　　　蘇える金狼

541 ：無名草子さん：2006/01/16(月) 13:11:05

名前だけ並べるとイメージ沸かないな

542 ：無名草子さん：2006/01/16(月) 20:59:15

OHYABU

543 ：無名草子さん：2006/01/17(火) 01:20:01

おれのチンコは凶銃だぜ。一連発だけどな・・・

544 ：無名草子さん：2006/01/17(火) 01:59:02

おれが散弾銃に改造してやろうか？

545 ：無名草子さん：2006/01/17(火) 03:44:17

スナップ・ノーズをなんとかして。

546 ：無名草子さん：2006/01/17(火) 13:29:57

鍛えぬかれた男根

547 ：無名草子さん：2006/01/17(火) 18:42:35

超人的な・・・・　その前に超人てなんだ？

548 ：無名草子さん：2006/01/17(火) 22:34:39

ﾁｨﾑﾎﾟだろ

549 ：無名草子さん：2006/01/18(水) 20:59:46

大薮作品は奪うお金の額がすごすぎ・・・

550 ：無名草子さん：2006/01/26(木) 04:39:31

外国映画を観てもルーガーって発音してる。
なんで、凶銃ルーガー０８はルガーＰ０８にタイトル変えたんだろ。

551 ：無名草子さん：2006/01/27(金) 16:32:17

ストーンズの「ジグソー・パズル」という歌でも
ミックがルーガーと発音しているね。どうでもいいけど。

552 ：無名草子さん：2006/01/28(土) 00:08:44

保守

553 ：無名草子さん：2006/01/31(火) 07:51:44

サプリメント飲みまくりのヒーローはなんかダサイ。

554 ：無名草子さん：2006/01/31(火) 17:06:29

ヒーローにふさわしい食べ物ってナニ？

555 ：無名草子さん：2006/01/31(火) 17:29:38

ニンニク、唐辛子のみじん切りたっぷりのタレの中でのたくっている
原色のホルモン

556 ：無名草子さん：2006/02/01(水) 03:19:08

クラブハウス・サンドイッチ食いながらバーボンとか。

557 ：無名草子さん：2006/02/01(水) 15:20:26

傍らに拳銃おいて。

558 ：無名草子さん：2006/02/02(木) 03:54:37

サンマの唐揚げをコッペパンに挟んだものを食いながら、
ショーチューの番茶割りだろ
そうじゃなきゃ、豚の水子の浮かんだスープとマッコリル

559 ：無名草子さん：2006/02/02(木) 06:41:29

>>558
そのヒーローの武器って「つるはし」かなんか？
（笑）

560 ：無名草子さん：2006/02/02(木) 16:33:54

ナイフなどにも使用されるハイスピード鋼で造られたその「つるはし」は、
ロックウェル硬度計で実に９以上の数値を示す。
無論のこと、シール等ははがしてあり、何も知らない者が見れば一般の
「つるはし」と区別がつかないであろう。
朝倉は、柾目の揃った白木の柄と本体の間にロックタイトの接着剤を垂
らし、衝撃に備える･･････。

561 ：無名草子さん：2006/02/04(土) 05:37:04

「蘇るつるはし・野望編」

562 ：無名草子さん：2006/02/07(火) 03:04:33

山野組土方部隊は、死の恐怖を忘れるために夢中で「つるはし」を振り回した。
中には勢い余って自分の足の甲を「つるはし」でつらぬき、悲鳴を上げるチンピラもいる。
予想通り、彼らは実戦経験はおろか、ロクな訓練も積んでないと知った片山はニヤリと笑み
を浮かべた。
片山は重量約15kgのSR-MM78を軽々と担ぎ上げると、素晴らしいスピードで工事現場の足
場を駆け下りる。
ホールド性に優れるワークボーイ安全靴の足音は小さい。
マルゼン製SR-MM78は、外人日雇い部隊時代にザンビアの現場で片山も扱ったことのある
機動性に優れたコンパクトな削岩機だ。
ガソリン・オイル混合燃料を使用するフライホイールマグネット付き単気筒強制空冷エンジン
は、75ccの排気量を持つ。
特殊マグネシウム合金の採用と強制空冷により、加熱による馬力低下を防いでいる点が最大
の特長であるが、一方で操作性を重視した設計が（ry…以下、２ページ説明）

563 ：無名草子さん：2006/02/07(火) 11:31:29

こりゃまたワイルド。

564 ：無名草子さん：2006/02/20(月) 18:42:19

今日本屋で、『挑戦者（ﾁｬﾚﾝｼﾞｬｰ）』というのが出てた。内容は今まで文庫化されてない作品の短篇集なんだが、なんと、少年誌に掲載された少年向けの作品なんだよね。しかも主人公が小学生！
おまいら、読んでみれ！

565 ：無名草子さん：2006/02/21(火) 12:46:31

文庫落ちまで待つ

566 ：無名草子さん：2006/02/21(火) 20:23:45

1800円は高井戸

567 ：無名草子さん：2006/02/26(日) 07:54:19

今日は先生の命日なのでageます。

568 ：無名草子さん：2006/02/26(日) 09:42:36

嫁がいる勤労

569 ：無名草子さん：2006/03/01(水) 15:07:03

血豆だらけの野獣

570 ：無名草子さん：2006/03/22(水) 23:07:44

汚れたエイユウ

571 ：無名草子さん：2006/04/11(火) 21:32:05

保守

572 ：無名草子さん：2006/04/12(水) 02:52:57

昔靴屋で
｢ラバーソールの靴をくれ｣と言ったら
｢ああ、盗人靴ですね！｣と言われた　　orz

573 ：無名草子さん：2006/04/12(水) 18:40:35

ヘッド・ハンターが俺の中ではNo1

574 ：ぼぶ：2006/05/16(火) 22:12:46

全開で飛ばせ

が、良かった。

575 ：無名草子さん：2006/05/17(水) 06:12:29

女嫌いだよね?
なんかいい加減だよねいつも
かわりにホモ臭さがただよう
さう言う意味では
平岡正明や仁義なき戦い
にちかい。
松田優作はユーモアがないと
大薮作品を評したそうです。

576 ：無名草子さん：2006/05/17(水) 06:33:22

それであのキャラ

577 ：無名草子さん：2006/05/18(木) 15:00:08

遅ればせながら「挑戦者」、『黒い死の影』まで呼んだが、これまでオクラだったのは、それなりの理由がある、という感想。
特に頭3篇の少年誌掲載物は、書いてる人の頭の中が子供レベルになったのかという感じで、かなり辛かった。
デビュー直後の作品だから無理も無いかもしれんが、構成力にも欠けるし、何よりも子供向けと言う事で毒気が薄い、と言うか無い。
描写のフェティシズム？が健在なのは興味深いが、『みじかくかったかみからたれるしずくがジャンパーのえりをくぐってせなかにながれこんだ』といった調子で全部平仮名表記なもんだから、背伸びした小学生の作文を読んでる気分。
表題作も、前2篇の比べると多少文章は上達してるが、話にまとまりが無くやっつけ仕事といった感じ。
『黒い死の影』は続きを読んでみたかったと思ったが、話は全く動いておらず、プロローグにもなってない。
この短編集は資料的な価値以上を求めるとがっかりすると思う。
さ、最後のアイヌ犬のやつ読むか。

578 ：無名草子さん：2006/05/19(金) 20:38:39

今、なぜか大藪春彦

579 ：無名草子さん：2006/05/23(火) 00:07:49

最近、別冊新評を入手して、「黒い死の影」を呼んだのですが、未完だったんですか。
どうりで、文庫本が出ていないのか。

ちなみに、別冊新評でおもしろかったのは、当時の週刊誌での書かれ方でした。

580 ：無名草子さん：2006/05/23(火) 21:43:26

「別冊新評」お持ちなんですね。羨ましい

581 ：無名草子さん：2006/06/29(木) 21:08:38

もうひとつのスレが活況なのでこのスレ不用かとも思うが念のため保守。

582 ：無名草子さん：2006/07/18(火) 14:27:55

懐かしい邦画スレに出てたが
伊達邦彦を加藤雅也でキャスティングしたらいける話が出てた

俺見てみたいな

583 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2006/08/20(日) 00:08:38

このスレでは初めましてm(_ _)m
『私』の名は云えませんがヨロシクです。

ご挨拶(？)代わりに、自分は
「問題小説’９６年８月号」を所有しております。
チラウラでｽﾏｿ(＾_＾;)

584 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2006/09/25(月) 22:05:05

>>582
加藤雅也はいいかも？
『あぶ刑事フォーエバー』の映画に出てたね。
なかなか良かった。

585 ：無名草子さん：2006/10/19(木) 14:06:51

保守

586 ：無名草子さん：2006/10/24(火) 17:13:06

保守

587 ：無名草子さん：2006/10/24(火) 19:08:00

馬鹿な>>1が名前間違ったけど仕方ないんでこれ先に使おう。
早く黒歴史は使い潰すに限る。

588 ：無名草子さん：2006/10/24(火) 19:49:38

>>587

589 ：無名草子さん：2006/10/24(火) 22:54:50

まずここを潰すわけだね

590 ：無名草子さん：2006/10/24(火) 23:42:24

薮じゃねぇって・・・

591 ：無名草子さん：2006/10/25(水) 05:33:14

>>1は基地害だから仕方ないよ。
その糞スレタイは気にせず話を進めよう。

592 ：無名草子さん：2006/10/25(水) 10:01:22

とりあえずは、佐賀県

593 ：無名草子さん：2006/10/25(水) 12:49:27

5年間に8日しか出勤しないのに2700万の税金が開同の犬畜生に使われた。
奈良市長も見て見ぬ振り。
もう奈良市庁舎に毒島を送り込むしかないだろう。

594 ：無名草子さん：2006/10/25(水) 13:10:43

街道の宣伝をしてたのが、裏切られて復讐に燃えるほうがそれらしいな

595 ：無名草子さん：2006/10/25(水) 14:51:54

邦彦はパソ・コンを起動すると総会屋秋月の情報をググり始めた。

596 ：無名草子さん：2006/10/25(水) 16:23:01

主人公の名前に氏のこだわりが感じられる　さすが、と思わせる名前ばかりだろ？

おそらく伊達は伊達政宗から邦彦は自分の名前から取ったと思われる

島木譲二もありそうな名前だが今は吉本を連想してしまうからNG

小説って名前一つにしても難しいものだね

597 ：無名草子さん：2006/10/25(水) 16:25:27

薮じゃねぇって・・・

598 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/10/25(水) 18:22:27

>>596
伊達邦春という、早大の名誉教授の名前からきているという話です。

599 ：無名草子さん：2006/10/25(水) 20:23:53

【俺の血は】大藪春彦の本を語る　６【俺が拭く】

おまいらのことけなしてる香具師ﾊｹｰﾝ

600 ：無名草子さん：2006/10/25(水) 21:11:19

下手な釣糸乙

601 ：無名草子さん：2006/10/25(水) 21:43:20

疲労にガッツワン肛門にリンスキンＬ

602 ：無名草子さん：2006/10/25(水) 23:28:51

スレ乱立の原因。前スレで新スレ建てろと言ってた香具師が一番イクナイ。

603 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/10/26(木) 07:37:54

>>601
いくら体重95キロでプロレスラーも悲鳴をあげるほどの特訓をした直後とはいえ、
ガッツ・ワンを立て続けに10本は飲み過ぎ。

604 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2006/10/26(木) 10:14:35

>>603
下痢になりますかね？
そんな時にはイモディウム。

605 ：無名草子さん：2006/10/26(木) 18:34:40

大薮は応援部員が大嫌い

606 ：無名草子さん：2006/10/26(木) 18:53:08

サヨだからね

607 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/10/26(木) 19:25:55

>>604
その後に「リンスキンL」というエンドレス。星島弘の人参ドリンク500mlも飲み過ぎ。

>>606
応援団員たちを半殺しにした後の「お坊ちゃん左翼」云々からも分かるように、
最終的には左翼にも失望。信じられるのは己の知力と体力、それにナイフと銃と車のみ。
それが大藪春彦の思想。

608 ：無名草子さん：2006/10/26(木) 20:01:52

>>607
いや勿論知ってるけど２ちゃんのニュー速小僧とかが
「裁くのは俺だ」なんか読んだらサヨサヨ喚くんじゃないかなって。

609 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/10/26(木) 20:16:12

>>608
「言いたい奴には言わせておけ」と高見沢優のように言うことでしょう。そういえば
「暴力列島」に対しては「ネオ右翼の臭いがする」という批判があったそうです。
単純思考にも程があるw

610 ：無名草子さん：2006/10/26(木) 21:16:10

薮じゃねぇって・・・

611 ：無名草子さん：2006/10/26(木) 23:13:11

嫁がいる勤労

612 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2006/10/27(金) 00:51:03

>>607
星島スペッシャルを食してみたい。
常人の胃袋だと確実に腹下すだろうけど('A`)

613 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/10/27(金) 07:15:03

>>612
私も食べてみたいですが、その直後のリバースは勘弁です。

ウォツカを飲みながらフランス・パンに色々と挟んで食べるシーンも好きです。
この作品も食事シーンが充実していますね。ヴェトナム料理店での食事や
全少将との晩餐とか。

614 ：無名草子さん：2006/10/27(金) 22:23:15

>>613
星島が国家公安委員長を監禁しながら作った
トーストも相当の分厚さだぞ。

615 ：無名草子さん：2006/10/27(金) 23:54:01

大藪ヒーローが自作の爆弾作ることありますか？
出来合いの物はよく使用するけど・・・

616 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/10/28(土) 00:13:32

>>614
あれはB級グルメ的なこだわりが感じられる一品でしたね。

>>615
けっこうありますよ。今すぐに思い出せるのは「黒豹の鎮魂歌」と「狼は復讐を誓う」
ですね。彼らは戦闘のプロとして手製爆弾の製造方法なども熟知していますから。

617 ：無名草子さん：2006/10/28(土) 10:42:49

手製爆弾造らしたらケイシー・ライバックには敵わんだろう。
あいつは酒から香水から小便からでも爆弾造る。

618 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/10/28(土) 13:43:46

そういうことなら小麦粉の粉塵爆発でマフィアの殺し屋たちを葬り、水脈を蘇らせた
ブルーノ師もなかなか。

619 ：無名草子さん：2006/10/30(月) 09:56:23

そんなことより、チンポの刺身喰ってみたいw
中小企業を応援します！金本シャーリング

620 ：無名草子さん：2006/10/30(月) 11:43:09

確かに当時の特務員は頑強だった。
一気に百キロの鉄筋を持ち上げることも容易かった。
でも今はダメ。
ろくな物食ってないし指導部に忠誠心の欠片も無いからやる気も起こらん。

621 ：無名草子さん：2006/10/31(火) 22:54:44

ピンジャットって，韓国料理店とかで
今でも出してるの？　一度食ってみたいのだが。

622 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/10/31(火) 23:27:12

>>621
今はピンデットとかピンデトックとかピンジャトックとか言うらしいですね。
日本ではチヂミの方が一般的で、緑豆を使ったピンデトックの方を食べられる店は
あまり多くないのでは？

623 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2006/11/01(水) 19:01:40

>>622
チヂミなら祭りの夜店で食しました。
タレにラー油が効いてて( ﾟДﾟ)ｳﾏｰでした。
ビールによく合いますね。
もっともビールなんぞは水代わりですが(o^-')b

624 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/01(水) 20:20:40

>>623
やっぱり、お好み焼き系にはビールですよね。大藪作品の主人公たちはみんな
ビールを水代わりに飲むくらい体力がありますが、「獣たちの黙示録」で西城以外の
連中がビールを豪快に飲むシーンが好きです。

625 ：無名草子さん：2006/11/02(木) 01:49:55

アソーはクレーのオリンピック選手だったとか・・・・・

大藪先生があのアソー以下（射撃）だったとは悲しい

626 ：無名草子さん：2006/11/03(金) 10:20:40

>>624
冷えてないバドワイザーはバドワイザーでない。

627 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/03(金) 19:05:27

>>626
「ぬるくなったバッドワイザーはバッドワイザーではない」という一文に影響を受けて、
一時期夏場には冷たく冷やしたバドばかり飲んでいました。「戦場の狩人」では
ヴェトナムの焼鳥屋の客たちがビールにブッ掻き氷を放りこむという対照的な
飲み方をしていましたね。

628 ：無名草子さん：2006/11/04(土) 17:15:11

>>627
相変わらずの生き字引っぷりですねw
久々に来たけど･･･
そんなあなたに、トウガラシをブチ込んだマッカリを一献。
さっぱりしてるから、麦の方を御所望ですかな？

629 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/04(土) 21:01:58

>>628
マッカリ（マッコルリ）は若い頃に1度だけ飲んだことがありますが、麦で作った
上品な味のものでした。「狼は曉を駆ける」では、普通の朝鮮の人も米から作った
白いドブロクに唐辛子を振りかけ、ニンニクを生のままかじるという“辛さ優先”の
描写があるのですが、「戦士の挽歌」では韓国料理に使われる唐辛子は辛いだけでなく
旨味もあるのだという説明が加えられていますね。

豚の水子を刻んだ羊水に浮かせたものは、以前にある韓国料理本に載っていました。
少し甘い味がするのだそうです。牛の臓物を生のまま食う金本サーリングの男たちの
描写は、同じく臓物を生のまま噛み裂いてみせた朝倉と同様に強靱な肉体の象徴
と言えますね。

630 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2006/11/04(土) 21:09:04

　　　　　　　　 ∧＿∧　　　　>>628　>>629　
　　　　　　　　（・∀・　）　　　　　　　キムチの汁入りマッカリでつね！　　　
　　　　　　　　（つ　　と彡　./ 　　　　
　　　　　　　　　　　　／　　./　ｼｭ
　　　　　　　　　　／　　　./
　　　　　　　　　／　　　　/
　　　　　　　／　　　　 /
　　　　　　／　///　　 /　ﾂﾂｰ
　　　　／　　□　　　/
　　　／　　　　l_　　./

631 ：無名草子さん：2006/11/04(土) 23:06:43

>>630
ありがとうよ。

ついでに，あちらのお嬢さんに
キュウリの一夜漬けのオイキムチを差し上げてくれ。

632 ：無名草子さん：2006/11/04(土) 23:20:02

吹越満＝伊達邦彦だと

633 ：無名草子さん：2006/11/04(土) 23:39:51

>>631
じゃ、おかえしにホンタクをめしあがれw

634 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/04(土) 23:45:52

>>631
“キムチの汁入りマッカリ”と“キュウリの一夜漬けのオイキムチ”のやりとりだと、
安富忠治と西城秀夫とラブ・ロマンスということにwwww

635 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/04(土) 23:49:58

>>633
さすがの西城秀夫も、本物のホンタクは「ノーサンキュー」でしょうw

636 ：無名草子さん：2006/11/05(日) 00:42:17

すばらしい安富忠治とニュー・アリラン酒幕ででぇと！
日本酒とニンニクの混ざったドブのような口臭を嗅がされるわけですねw
アイゴー！

637 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/05(日) 19:21:02

>>636
飲んで食っている間に同じ体臭になるから大丈夫。

638 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2006/11/05(日) 20:54:22

スケ・スケ・ルックのチョゴリとチマの娘たちを指でからかいながら
ニンニクとトウガラシを思いきり効かせたキムチを食うんですよね。

『キーセンパーティとは有難い。』
囚われの身にもかかわらず
超然とした邦彦の台詞でした。

639 ：無名草子さん：2006/11/05(日) 21:03:54

>>637
ひでぇぇw

640 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/05(日) 21:49:00

>>638
邦彦の他にも、「狙われた野獣」の“私”も北朝鮮に潜入して生還していますね。

641 ：無名草子さん：2006/11/05(日) 22:25:06

当時、北朝鮮の工作員や、日本の韓国ロビーとパク政権の癒着、ベトナムで無茶苦茶やってた韓国海兵隊、統一教会、勝共等のことしっかり書いてたのは先生だけだったような気がする。

642 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2006/11/07(火) 00:36:46

>>641
「無茶苦茶だと？勇猛果敢と言え」
と安富忠治に叱られますよ(笑)

643 ：無名草子さん：2006/11/07(火) 05:00:29

安富忠治ってやってる悪事は悪事としても、なかなかお茶目で憎めないキャラ
だよなｗ

644 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/07(火) 07:18:29

>>643
悪役なんだけどデフォルメ凄すぎて、どこか憎めないキャラになっています。
大女のミリーちゃんにしがみついて御機嫌w

645 ：名無しは、死なず：2006/11/07(火) 12:19:10

私も最近「戦士の挽歌」（上巻）を再読しました。
大藪作品にしては珍しく（上巻に限って言えば）
最初から最後まで殺戮シーンも派手なレース・シーンもありません。

物語冒頭で石川は自分自身に「おまえは度胸が無いため一線を越えられない。
いつまでも決定を先延ばしにする気だ」と自問自答する場面がありますが、
まさにその通り「一線を越えられない」ために上巻では曲者揃いの悪徳医師に対し
ひたすら男芸者、太鼓持ちに徹します。
医師に気に入ってもらう為にはゴルフだってやるし自分が勝って医師が不快に
ならない様にワザとパットを外す練習さえもする…

こう書くとストレスが溜まりそうな小説に思われそうですが石川と悪徳医師との会話や
やりとりが面白いため全くストレス無く読めます。「大藪作品中、ベスト１０に入る」
と私は思います。

もっとも主人公の石川は知らず知らずにストレスが溜まっていたみたいで
物語半ばでモトクロス用バイクに乗り野ウサギ数匹をグシャグシャに轢き殺したりもします。

しかし一番ストレスを溜めていたのは執筆していた大藪氏であると思われ
作品の最後の方では薬品名で「ニヤニヤリン」、「ニタニタリン」、「ゲラゲラリン」
とおふざけを連発。大藪氏が作中でストレスを発散させたと感じるのは私だけか？

646 ：無名草子さん：2006/11/07(火) 13:00:25

リンスキンLは具合いいぞ～w

647 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/07(火) 18:18:27

>>645
大藪作品の中でも“溜め”の長さが半端じゃないですよね。「蘇る金狼」では
物語が始まって間もなくビルの屋上で醜態を晒す連中にブチ切れて、降り出した
雨の中で一線を越える決意をするわけですが、石川は例の一件で大ダメージを
受けるまで、準備は整えつつも延々と迷い続けていたんですから。

648 ：無名草子さん：2006/11/09(木) 00:19:57

石川が住んでいた米軍人／軍属用の家（の払い下げでしょうけど）が
カッコ良かった記憶があります。
さすがに横田基地付近でも、こういう物件はもうないでしょうね？

649 ：無名草子さん：2006/11/10(金) 00:16:34

巨大な冷蔵庫

650 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2006/11/10(金) 01:15:15

「長く熱い復讐」にて。
長尾が春日の別荘を襲撃した際に、
チンピラやくざからナイフを奪って狂喜するシーンが好きです。
なんでたかがチンピラがそんな上等なナイフを所持してたのでしょうか？
また、その奪ったナイフで自分の腕の毛を剃ってみる鷲尾が
微笑ましいです。その後の過酷な闘いを知っているだけに…。

651 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/10(金) 08:00:45

>>650
春日の別荘を襲う前に情報を得るために拷問した西村はチンピラでしたが、
別荘を警備していた連中は、あのタフな三崎が率いているだけあって
チンピラではなかったと思います。ナイフなどの武器に関しては、関東会
から優れたものを支給されていたのではないかと思います。

＞また、その奪ったナイフで自分の腕の毛を剃ってみる鷲尾が
＞微笑ましいです。

名品といえるナイフをいくつも手に入れて喜ぶ鷲尾は、作者そのものの姿と
言っても良いでしょうね。ロックウェル硬度計Cスケール63度のガーバーを
手に入れるのは難しいようですから、「傭兵たちの挽歌」でたまたま優れた
銃身のM-16を手に入れたと知った時の片山健一と同じように嬉しかったのだと
思います。

652 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/10(金) 08:02:21

フォローが前後してしまった。済みません。

>>648
あの物語当時でも、すでに石川が借りた時と敷金などの条件が異なっていたので、
現在でも同じように借りることは無理なのではないでしょうか。

653 ：無名草子さん：2006/11/11(土) 01:46:23

>>652
ところで兄貴、痔の具合はどうだい？

654 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/11(土) 07:16:45

>>653
まあ、何とかな。お前はいま、どこにいるんだ？（見殺しケテーイw

655 ：無名草子さん：2006/11/11(土) 09:01:34

ススム帰って来い。すべて許す。　父

昔は新聞によく載っていたこの手の広告が
実際のところ何かの暗号だったってのも多かったかもね。

656 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/11(土) 10:37:50

「13年式G型トラクター売りたし」

657 ：無名草子さん：2006/11/11(土) 14:42:55

>>656
ゴゴゴルゴ13！

658 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2006/11/11(土) 23:40:38

>>654
「哀願しながら、さかんにシー、シーという単語をはさむんだ」
って、これは違う話ですね(＾_＾;)

659 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/12(日) 07:37:46

>>658
そう、「アスファルトの虎」ですね。こちらも見殺しですが。

660 ：無名草子さん：2006/11/12(日) 17:12:03

処で、ﾛｯｸｳｪﾙ硬度なんて、どうやって知るの？
ﾔｸｻﾞから奪った時点で其れが判るってのは、
ﾅｲﾌのどこかに刻印でも有るのかな？

661 ：無名草子さん：2006/11/12(日) 19:20:21

>>660
主人公が知識として知っていたとみるべきでしょ。

662 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/12(日) 20:28:30

>>660
実際には、ロックウェル硬度をその場で測定することができるわけもなく、従って
鷲尾手に入れたガーバーが本当にCスケール63度かどうか分かるはずはないのですが、
私は文章全体の流れなどから作者が“鷲尾が自分と同じようにCスケール63度のガーバーを
手に入れ、切れ味からそれを察知して狂喜した”と表現したのだと判断しています。

663 ：無名草子さん：2006/11/12(日) 23:10:02

>>656
ラジオ局に賛美歌をリクエストする、というのもありませんでしたっけ？

664 ：無名草子さん：2006/11/12(日) 23:21:36

ロックウェル硬度といえば、共産系の過激派か何かに潜入した主人公が
ナイフ一丁渡されて狩のターゲットになって逃げ回る、という話の際に
敵に渡されるナイフに関してそんな記述があったような気が。
「そんなスゴいナイフを渡されるなんて都合良過ぎ」と読んでいて
思ったのでした。
ついでに、日本刀なんてヤワでゾーリンゲンの量産品でぶった切れる。
そのゾーリンゲンをぶった切れるのが、そのロックウェル硬度63の何とか
言うナイフだ、というような記述もあったように思います。
日本刀ってそんなものなんですかね？

665 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2006/11/13(月) 00:14:05

>>664
日本刀は西洋の刃物とは構造が違います。
鋼を鍛いて焼きを入れてから焼き戻し。
これを繰り返していくうちに鋼の純度を上げていきます。
最終的には柔らかい鋼と硬い鋼の二重構造になっていきます。
切れ味はいいけど長持ちしないとか。

これ以上は「伊達助教授」の講義を受けましょう。

666 ：無名草子さん：2006/11/13(月) 00:48:25

チーズのように切断する。
チンポに切れ目をいれる。
恥骨まで一気に切り下げる。
肛門に切っ先を突っ込む。
延髄を抉る。

667 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/13(月) 07:41:34

>>663
そのあたりがひとつの流れになって依頼が届くんです。

>>664
日本刀を削ることができるとか、五寸釘をぶった切ることができるといった描写が
ありますが、要はねばりと硬度のバランスの問題です。それにどんなに優れた刃物でも
正しく砥がないと本来の切れ味は出ませんし。

668 ：無名草子さん：2006/11/13(月) 18:34:44

某劇画の遠距離狙撃について

「痒いよ」

669 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2006/11/14(火) 00:20:38

某月刊誌にて。

鴨は「カユーイ」といって
飛んでいってしまうだろう

670 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2006/11/15(水) 19:03:46

日は断崖の上に上り憂ひは陸橋の下を低く歩めり。

無限に遠き空の彼方続ける鉄路の柵の背後に

一つの寂しき影は漂ふ。

ああ汝　漂泊者！過去より来りて未来を過ぎ

久遠の郷愁を追ひ行くもの。

いかなれば蹌爾として時計の如くに憂ひ歩むぞ。

石もて蛇を殺すごとく一つの輪廻を断絶して

意志なき寂寥を踏み切れかし。

ああ　悪魔よりも孤独にして汝は氷霜の冬に耐へるかな！

かって何物をも信ずることなく汝の信ずるところに憤怒を知れり。

かって欲情の否定を知らず汝の欲情するものを弾劾せり。

いかなればまた愁ひ疲れてやさしく抱かれ接吻する者の家に帰らん。

かって何物をも汝は愛せず何物もまたかって汝を愛せざるべし。

ああ汝寂寥の人悲しき落日の坂を登りて意志なき断崖を漂泊ひ行けど　

いづこに家郷はあらざるべし。

汝の家郷は有らざるべし！

671 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/15(水) 20:20:01

>>670
萩原朔太郎ですか。私は大藪春彦とはイメージ的にあまり関係のない西脇順三郎がいちばん好きです。

672 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2006/11/15(水) 20:29:23

>>671
恐縮ですm(_ _)m
この詩はご存じでしょうが
「野獣死すべし」映画版にて朗読されてまして
感銘を受けました。
チラウラですいません。

673 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/15(水) 21:13:13

>>672
以前にあったNHK教育の松田優作特集でも、この詩の使用についての話があったような記憶が。
でも、この詩人のこの詩を選んだのは凄いと思っています。

674 ：無名草子さん：2006/11/15(水) 21:32:21

やっぱ大破貼彦おもしろいわ

675 ：無名草子さん：2006/11/15(水) 21:57:38

最近、ブクオフやなんかで金表紙の大藪角川版見かける
「名のない男」は２バージョンあったんだね　これは紫版前期だけど。。。

676 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/17(金) 20:58:14

>>675
私の持っている「名のない男」は、辰巳四郎によるアメリカのギャング時代のような七三分け男の
イラストなんですけど、他はどんなものですか？

677 ：名のない男：2006/11/17(金) 22:36:03

ヤサ男風　長めの７・３分け　確か黄色いタートルネック風の服　
イラストは少しリアル風貌
なんか神経質ぽい主人公なイメージで購入をやめた記憶あり

間違ってたらゴメン
確か、角川版大藪映画のいずれかのパンフ裏に当時の全タイトルの表紙が載ってたよね

＞アメリカのギャング時代のような七三分け男の

この前見たのがソレです

678 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2006/11/17(金) 23:42:41

私の持っているのも>>677氏のと同じです。
って、あらら？HNが同じになっちゃってますね(＾_＾;)

679 ：無名草子さん：2006/11/18(土) 08:03:45

さすが常に時代の先を行く作品を
次々に生み出していた氏は
未来のこのスレのために
「名のない男」のタイトルをつけたのか！

でもタイトルって，連載時とは改題だったり，編集側でつけてたり
色々だよね。

680 ：無名草子さん：2006/11/19(日) 22:17:56

「サタンとハイエナ」より「処刑軍団」、「日本パルチザン伝」より「処刑戦士」、
「汚れた野望」より「復讐の弾道」etc...の方が良いと思う。

681 ：無名草子さん：2006/11/20(月) 16:31:34

アパート借りるのに頭を下げて保証人になってもらうつーのがいいなあ

682 ：無名草子さん：2006/11/20(月) 19:18:10

数少ない時代劇の扱いはどうなってるんでしょう？
「掟」のボス？

683 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2006/11/20(月) 23:36:48

>>681
えっと、邦彦が
周旋屋に案内されたときに
スーパーカブの荷台に座らされたのがあって
微笑ましかった( ´￢｀)
「血の来訪者」だったかな？

684 ：無名草子さん：2006/11/21(火) 16:49:25

>>681
お礼はタバコ１カートン

685 ：無名草子さん：2006/11/21(火) 23:25:10

>>683
確かに大藪ヒーロにしては微笑ましいショットだなｗ

他に似たようなのあるかい？

686 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/22(水) 19:45:23

>>685
クリスマス・ツリーを飾って七面鳥を食べる田口のボディーガード軍団。さらに
似非キリスト教団体の隠し財産をイブの夜に強奪するなど、もしかしたら彼らは
敬虔なクリスチャンなのかもしれませんw

687 ：無名草子さん：2006/11/22(水) 23:10:25

映画版「蘇える金狼」を見ました。これ最悪ですね。
特に興信所所長石井は酷い。
原作を愚弄するにもほどがあります。

688 ：無名草子さん：2006/11/23(木) 00:50:50

松田優作プレゼンツ「蘇える～」とお考えをｗ　

689 ：無名草子さん：2006/11/23(木) 16:03:56

いくら松田優作プレゼンツはいえ・・・アレはないよ(´・ω・`)

>>687
細かい点もいろいろあるけど、最後がなぁ・・・。
女に刺されて、それでも飛行機に乗りに行って「ジュピター到着がどーのこーの」
などと意味不明のタワゴトの上、死亡って・・・酷すぎ。
あそこはやっぱり、個人医院かなんかに潜り込んで自力で傷の治療、体力が戻る
まで潜伏。
ついでに自分を発見した看護婦とファックなどしてくれないとなーｗ

と、昔観た時に思ったもんです。

690 ：無名草子さん：2006/11/23(木) 17:22:01

あの頃の映画の作りはハッキリいって悪い。
時間的にも予算的にも不充分だし、監督や脚本家が変に自己主張強くて
原作への敬意もヘッタクレもなく勝手に内容改竄してた。
ユーサクと岸田森さんが見られて、個人的には好きな映画だけど。

691 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/23(木) 17:45:23

>>690
少し前に放送されたNHK教育の「ETV特集・蘇る松田優作」などによると、優作自身も自分で
「野獣死すべし」の長ゼリフを書いたりしていたようですね。以前にも書いたことですが、
原作に忠実に描くことが恥だとでも思っているかのように、前衛劇場みたいな妙な
自己主張とかされるとしらけてしまいます。仮にストーリーを大幅に変更するにしても、
大藪作品の根底にある作者の思想だけでも残っていればいいのですが、それすらない
のでは、もはや“原作”ではなく“原案”です。

692 ：無名草子さん：2006/11/23(木) 19:05:58

大藪作品の映画化まかされた顔ぶれには、傷天や探偵物語で低予算のハードボイルド
ドラマをヒットさせた実績があったからなあ。
スタッフと役者が暴走しちゃったって感じですね。

693 ：無名草子さん：2006/11/23(木) 20:21:31

ニンニクとトウガラシをぶっ掛けた生の臓物を喰らってこそ大藪ヒーロー

694 ：無名草子さん：2006/11/23(木) 20:51:59

まあ少なくとも女に刺されてヤニさがって死ぬような腑抜けは大藪ヒーローではない

695 ：無名草子さん：2006/11/23(木) 22:09:46

3週間で馬１頭を食い尽くす・・・

696 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/23(木) 22:50:27

>>695
「非情の標的」のサバイバル・シーンは、「非情の掟」で鹿一頭を食い尽くす山中での潜伏に
匹敵する凄まじさです。浅岡の場合、腹部を撃たれて腸と腸の間を弾が貫通して射出口に
指を突っ込めるほどの穴があきながら、馬の心臓を生で食い、乾し肉にして生き延びるの
ですから、まさに超人的な生命力ですね。

697 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2006/11/23(木) 23:29:59

>>696
「非情の標的」での好きなシーンは
協栄海運を監視しながら釣りをしてるシーンです。

「何しとるんや？」
「ほら、ほら、引いとるやないか？」
『考えごとをしとったんでな。これ、受け取ってや』
「おおきに。夜食のオカズが助かった」

ちょっとほのぼの和む場面ではないでしょうか？

698 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/24(金) 07:10:20

>>697
釣りが目的でない時に限って入れ食いで、エサをつけないようにしても食いつく魚が
いるという描写には笑いました。他の作品でも、ハンティング目的ではなく森や
ジャングルにいる時に、レコード・クラスのトロフィーを持った獲物などに遭遇する
シーンはいくつかありますよね。

699 ：無名草子さん：2006/11/24(金) 15:04:52

「非情の標的」は最後の部分がいいね。
大藪さんにとって家族は唯一信じられるものなんだろうか。

700 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2006/11/25(土) 00:08:09

>>699
或る意味、「非情の標的」と「骨肉の掟」は
対になってると思ってます。
執筆時期は四年ほど離れてますが
どちらの作品も弟が重要な位置を占めてますね。

結末は全く正反対ですが。

701 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/25(土) 07:01:37

>>700
>結末は全く正反対ですが。

本当に対照的ですよね。でも基本的に大藪作品では、少なくとも主人公の肉親に関しては
悪いヤツというのはほとんど出てこないようです。これはやはり作者が家族というものに
抱く願望のようなものがあるのではないでしょうか。

ちなみに「復讐に明日はない」でも、唐突に弟が登場してすぐに別れることになりますね。

702 ：無名草子さん：2006/11/25(土) 11:12:38

浅岡はまだであったが、こんなことで体力を消耗させてはいられない。

703 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/25(土) 18:16:06

>>702
北野晶夫の頃から高見沢優まで、やはり秘訣は“接して漏らさず”なんですね。

704 ：無名草子さん：2006/11/25(土) 20:48:51

>>698

時間つぶしに入ったﾊﾟﾁﾝｺ屋で隣の客に声を掛けられ、
強い口調で返したら「なんや、親切に教えてやったのに・・・」
みたいなのも有りましたね。

705 ：無名草子さん：2006/11/25(土) 23:30:03

今夜はＭ16をフルオートでぶっ放したい気分だよん

俺を苦しめた奴等を皆殺しにした後で静かに死にたいです

706 ：無名草子さん：2006/11/25(土) 23:43:06

日本人に銃を持たせたら、それこそキチガイに刃物ということか・・
日本人に銃は似合わない。
ドスがお似合いｗ

707 ：無名草子さん：2006/11/26(日) 00:08:06

大藪主人公で一人も殺してないのは北野晶夫だけですか？

708 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/26(日) 09:10:19

>>707
ジュブナイル物を含めていくつかあります。

709 ：無名草子さん：2006/11/26(日) 22:56:41

「汚れた英雄」では殺人どころか銃器すら出てこなかったはず。

710 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/27(月) 07:02:14

>>709
たくさん出てきますよ。バイアスロン競技やハンティングだけでなく、拳銃で他人を威嚇したり
実際に撃って負傷させるシーンは少年時代から大人になってからまで何度もあります。

711 ：無名草子さん：2006/11/27(月) 15:58:44

晶夫は最後ルマン24で死ぬんだが、
確か大藪さんも実際そのレースに出たことがあったと記憶してるが、どうなの？

712 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/27(月) 18:42:22

>>711
ル・マンに選手として出場ですか？　それはないでしょう。チーム・マグナムという
レーシング・チームに参加していたことはありますが、ドライバーとしてでは
なかったはずです。

713 ：無名草子さん：2006/11/27(月) 22:03:17

>>712
そうでしたか。サンクスです。by711

714 ：無名草子さん：2006/11/28(火) 08:52:51

GT-Rのシートは痔に悪い。
先生の時代のスカイラインは160hp。
RB26のチューンドに乗ってほしかったな･･･。
また編集を乗せて、300キロオーバーとか、とんでもないことしてほしかった。

715 ：無名草子さん：2006/11/28(火) 09:20:09

東名をマクラーレンの2シーターが走る場面があったね
優に300キロオーバーで・・・

716 ：無名草子さん：2006/11/28(火) 16:22:25

マクラーレン？大藪の小説にそんなシーンはないよ。

717 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/28(火) 18:27:44

「全開で飛ばせ」では、ランボルギーニ・ミウラP400の430馬力タイプで東名高速を
270キロ以上で走行するシーンがありますね。

718 ：無名草子さん：2006/11/28(火) 20:30:18

ところが主人公のランボルギーニを狙撃してから
320～330キロで消えていったマクラーレンが
いたんですよこれが。

719 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2006/11/28(火) 20:51:23

マックラーレン・エルヴァ・シヴォレーのマークⅡですね。
たぶん、この辺りじゃないかと↓
ttp://www.tuttomclaren.it/Cars.asp

720 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/28(火) 21:33:09

>>718
主人公より敵の車の方が早いというパターンは、同じく「全開で飛ばせ」のポルシェ911Sの
時にもありましたね。ただ早いだけでなく、操縦性など総合的に優れていないと主人公の
乗る車にふさわしくないのでしょう。それにしても、あんな車を盗んで犯行に使うとは、
当時の日本で、そう何台も走っていたとは思えないのですが……。

721 ：無名草子さん：2006/11/28(火) 21:53:22

話は飛びますが、朝倉が新聞広告見て車を借りるんだけど、
コックピットに座った時の朝倉の気持ちって分かるなあ。
これは大藪氏の気持ちでもあるね。
車好きが憧れの車、特にスポーツカーを手に入れた時の感激は皆同じ。

722 ：無名草子さん：2006/11/28(火) 22:31:26

大藪作品で走ってる車から狙撃するシーンとかありますか？

723 ：無名草子さん：2006/11/29(水) 00:24:23

国産チューンドカーが作品に現れるのは後期に入ってから。
日本の技術の発展が作品ごとに見られるのは興味深い。
初期のヒルマンや、日野ルノーが懐かしい。

724 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/11/29(水) 08:02:53

>>721
自動車雑誌の売買や貸借のコーナーを見て、女に近づくための車を手に入れるという
過程そのものも良いですね。その雑誌は（おそらく国産車の）チューン・アップ記事と
外国車のロード・テストが売り物ということになっていますが、この辺も時代を
感じさせます。

>>722
ここで話題になっている「全開で飛ばせ」では、敵側が狙撃してくるシーンがあります。
基本的に狙撃手は運転を別の人間に任せてでないと精密な狙撃は難しいですから、
どうしても敵組織の狙撃シーンが多くなります。敵に応戦する緊急射撃ということなら、
主人公も運転しながら片手で射撃をするシーンはあります。

725 ：無名草子さん：2006/11/30(木) 23:41:19

>>724
見も知らない人に車を貸すという発想が面白い。
まだレンタカーなど無かった時代か・・・

726 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/12/01(金) 07:45:52

>>725
貸し自動車業そのものは大正時代からありましたが、現在のように誰でも気軽に
借りられるようなシステムになったのは1970年代になってからのようです。
「野獣死すべし」の伊達邦彦などはドライブクラブを利用していますね。
朝倉の場合、予算的に毎月の支払いが必要なドライブクラブより、一般人から
借りる方が良かったのでしょう。

727 ：無名草子さん：2006/12/01(金) 13:32:56

大藪主人公中、長距離狙撃の記録持ってるのは誰？

728 ：無名草子さん：2006/12/01(金) 17:06:56

二度と喋れないように針と糸で唇を縫い合わせる。

729 ：無名草子さん：2006/12/01(金) 17:56:37

>>727
長距離レコードは誰？っていう記憶は余りないけど、
ブローM2 50口径(12.7mmx99)重機関銃のバレル利用→アキュアライズ狙撃銃の描写があったような･･･
最近復活著しい「ビッグママ」ことM2、氏は海兵隊のキャンプでこれを数千発試射されて身体がガタガタになった、と銃雑誌に書かれていたw

730 ：無名草子さん：2006/12/01(金) 18:00:34

ごめん、解答になってないわ。
詳しくは「掟」のボスに訊いてw
わたしゃただのトリガー・ハッピーだから･･･w

731 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/12/01(金) 18:44:25

>>727
私は銃や射撃技術などの知識はあまりなくてそっち方面の記憶も曖昧なんですが、
とりあえず思い出せる限りでは「凶銃」の若杉が夜間、2キロ先の野球場にいる
標的を狙撃して見事に仕留めています。中期以降の作者なら果たしてこういう
状況での狙撃シーンを書いたか疑問ですが、とりあえずは驚異的な数字ですね。
他の主役たちはだいたい1キロくらいが限度だったと思います。

おそらく、大藪作品の中で最も遠距離狙撃を成功させたのは、主人公ではなく
「C・I・Aの暗殺者を消せ」に出てきたトニー・サクソンではないでしょうか。
>>729氏が書かれているように、五十口径のM2重機関銃の実包を利用できる
特製銃（M2の銃身流用かは不明）を使って、過去の描写ながら朝鮮戦争で
3200ヤード（約2.9キロ）の狙撃に成功したとあります。

もしかしたら、他の超遠距離狙撃のシーンをド忘れしているかも知れませんので、
他にご存じの方がいらっしゃったらよろしくお願いします。

732 ：無名草子さん：2006/12/01(金) 19:50:14

あわわわわ
やっぱり「掟」ボスはすごいなぁ。
一緒に日銀還流現金狙いましょうw
それでいて、毒入シャンパン飲まされて、崖から突き落とされるのでしょうね、やっぱりw

733 ：無名草子さん：2006/12/01(金) 20:33:16

>>731
2キロ先ではもはや目視不可。完全犯罪の領域でしょうね。

734 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/12/01(金) 20:54:57

>>733
ちょっと読み返してみると、正確には2100メートルということでした。うーむ。

735 ：無名草子さん：2006/12/02(土) 00:32:23

頭の皮を剥ぎ小便を引っかける。

736 ：無名草子さん：2006/12/02(土) 05:08:19

怪鳥のような悲鳴上げる。

737 ：無名草子さん：2006/12/02(土) 10:20:47

トレーニング方法については初期の大藪氏は素人だったな。
毎日腕立て数千回もやれば筋肉が付くどころか痩せるよ。
作品と共に大藪氏も成長してきたってことか。

738 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/12/02(土) 18:48:27

>>737
これは大藪春彦だけを責めるわけにはいきませんよね。スポーツや武道においても、
けっこう最近までウサギ跳びとかさせている指導者がいましたし、筋量やパワーを
アップするためには限界近くの重量を用い、筋肉のキレを良くしてスピードアップを
目的とする場合は軽い重量で回数を増やすというような基本も、昔は知っている人が
少なかったでしょうから。

「汚れた英雄」が書かれた頃のスポ根マンガのトレーニング方法なんて、ほとんど
SFですからね。ジャンプ力をアップするために、高い所から飛び降りるとか。

739 ：無名草子さん：2006/12/03(日) 16:06:38

魚のアラを貪り食えば筋肉モリモリは必定でつ

740 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/12/03(日) 18:52:59

>>739
「孤狼は挫けず」の宮内猛ですね。終戦と共に大陸から命がけで
引き揚げてきた後に親戚にコキ使われるという、作者自身の体験を
投影したお馴染みの過去を持つ主人公です。タバコの吸い殻まで
混じっているバケツに捨てられた残飯を食わされながら、これも
大樽に捨てられているカツオのアラを飽食することでタフな内臓と
肉体を手に入れるという描写が良いです。さらに中学に入ってからは
女たちを相手にする報酬として牛や豚の肉や内臓を貪り食って、
さらに逞しい肉体を形成します。

「非情の標的」の浅岡晃一も、主食は配給の芋でしたが弟が川で
とってくる雑魚で蛋白質とカルシウムを補給して成長します。
大藪小説の主人公たちが戦後の混乱期に成長期だったにも関わらず
野獣のような肉体を手に入れることができた原因が逆境にあったと
いうのも、読者の共感を得る理由のひとつなのでしょう。

741 ：無名草子さん：2006/12/03(日) 20:44:52

以前、大藪氏は実戦で鍛えられた肉体とトレーニングによって造られた肉体とは違うみたいなこと言ってたな。
あれは三島由紀夫に対する当てこすりのようにも感じたが・・
勘違いだったらごめん。

742 ：無名草子さん：2006/12/03(日) 21:50:20

たしか「孤狼は挫けず」の次に三島の連載がある予定で
三島の死は書けなくなったことが原因だったのではないかとの
文章があったと思う。

743 ：無名草子さん：2006/12/03(日) 22:33:38

ミシマは自衛隊乗り込んで切腹したんだっけ？

理由はとにかく人のやれないことをやったつう点においては大した奴だった

744 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/12/03(日) 23:17:54

>>741
主人公の肉体描写で、「ボディ・ビルで無理矢理につくられたものとは違う」
という意味の文章がけっこうありました。それだけに「アスファルトの虎」で
かつてボディ・ビルダーだった主人公が登場した時は驚きました。もっとも、
彼は事故によってプロのボディ・ビルダーになることを断念すると共に、
見せかけではなく戦うための肉体を手に入れるためのトレーニングへと
移行していくわけですが。

745 ：無名草子さん：2006/12/04(月) 00:06:30

大藪さんにとって強靭な肉体は見果てぬ夢だったのでしょうね。

746 ：無名草子さん：2006/12/04(月) 15:33:53

>>714

＞先生の時代のスカイラインは160hp。

そんなもんなの？

747 ：無名草子さん：2006/12/04(月) 20:51:17

初代GTRは調整がシビアで、CGのテスト見ても最高速180ｋｍ/hくらいがいいとこだったな。
大藪氏はオーナーだっただけに、かなり過剰な思い入れを持って描写してた。
作品中のマシンはチューンナップ済みだったと解釈しとこう。

748 ：無名草子さん：2006/12/04(月) 21:57:19

沢村鉄夫のGTRは200psまでチューナップされてた
最高速は240km/hというところか・・

749 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/12/04(月) 22:33:27

「全開で飛ばせ」で嵯峨幸夫が乗ったGTRも、改造が施されていて200キロ以上
出ましたね。あの、ジェット戦闘機かと思わせる描写はさすがだと思います。

750 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2006/12/04(月) 23:19:50

>>746
今とは違ってあの頃の１６０ｈｐは
物凄い性能だったのですよ。

751 ：無名草子さん：2006/12/05(火) 11:56:11

SAEグロスはハッタリと呼ばれても仕方ない

752 ：無名草子さん：2006/12/05(火) 13:23:32

僕が大藪氏の作品を好きなのはドロドロしたところがないところ。
文体も簡潔だが描写も簡潔。
銃弾を撃ち込まれて顔が消失したとだけ書く。クドクド書かない。
どっか無機質なとこがいい。
それとどんな極限状態に置かれても人であること。
蛙や蛇でも食えるなら人肉も食えるはずだが、そうしない。
人間の心は残してる。誇りは失わない。

753 ：無名草子さん：2006/12/05(火) 13:40:14

睾丸にナイフを突き刺し刃をこじる

754 ：無名草子さん：2006/12/05(火) 14:25:30

学生の頃、焼肉屋でバイトしていた時の事だ。
従業員の賄い用に牛のマンコを注文した。肉屋がそれをもって来ると、
男たちは妙に興奮し、野卑な冗談をとばした。パートのおばちゃん達は
年甲斐もなく顔を赤らめていた。長時間煮込んだマンコは美味かった。
その頃俺は、未だ童貞だった。

755 ：無名草子さん：2006/12/05(火) 20:26:58

確か「全開で飛ばせ」のGTRの話だったと思うんですが、いきなり「僕が前から主張していたように」
みたいに大藪さん本人が出てきてしまうのが、ある意味とても大藪さんらしい感じがして好きです。

756 ：無名草子さん：2006/12/05(火) 20:39:43

「全開で・・」はそういう類の作品だからね

757 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/12/05(火) 20:46:50

>>755
そうです、「全開で飛ばせ」です。「戦士の挽歌」でも同じように作者自身の
現代の医療現場の現状に対するコメントが出てきますが、それくらい書きたかった
部分なんでしょうね。

758 ：無名草子さん：2006/12/05(火) 23:37:42

「戦士の挽歌」は終盤で付き合ってた女２人が”うまい具合に”鉢合わせて
１人がもう１人を刺したのを機に石川克也がまとめて始末しちゃいますね。
ここら辺は「蘇える金狼」の高飛び直前とダブりますね。

759 ：名無しは、死なず：2006/12/06(水) 15:16:20

ありましたねえ。
「戦士の挽歌」の冒頭で「筆者個人としては、幸いにして」と
突如、大藪氏が登場したのでビックリしたのですが
これは作品の性格上、多くの悪徳医師をえげつなく描いていくので
予め、大藪氏が関わった医師と誤解されないよう
「私がお世話になった先生がたは違うのですよ」とフォローしたのでしょうね。

760 ：無名草子さん：2006/12/06(水) 16:15:44

大藪もなかなかやるな　抜け目ねえｗ

761 ：無名草子さん：2006/12/06(水) 16:17:00

けっこうマメに年賀状とか書いてるんじゃね？　　大藪ｗ

762 ：無名草子さん：2006/12/06(水) 16:48:04

医師と言えば、実生活で息子が大病したとき担当医に氏らしい「お願い」をしたと・・・

763 ：無名草子さん：2006/12/06(水) 19:13:55

>>762
それ、知らないです。なんだろう。氏らしい「お願い」か。
うーん。ヒントは？

764 ：無名草子さん：2006/12/06(水) 19:51:52

ある物を構えて病院へ・・・

765 ：無名草子さん：2006/12/06(水) 20:08:58

奥さんのご両親に結婚のお願いの挨拶にいった時は確か、仕留めた鴨(雉だったか？)を丸ごと一羽持っていったとか

766 ：無名草子さん：2006/12/06(水) 20:24:05

>>764
ラッキーボーンを渡す。
あるいは象の足で作ったイスをプレゼント、とか？
まさかケープバッファローあたりのショルダーマウントを。

767 ：無名草子さん：2006/12/06(水) 22:15:21

文壇から無視され続けた大藪作品だけど訊くところによると、かの三島などは実は熱心な愛読者だったらしいね。
純文学の俊英が大藪作品に惹かれる要因っていったい何だったのだろ？
三島には絶対書けない領域であることは間違いないけど・・・
非情に興味ある。

768 ：無名草子さん：2006/12/07(木) 02:38:24

>>763　荒野からの銃火だったかな？失念したが、「助からなかったらおまえ。。す」という子供思いのお願い
子煩悩なところは息子の注文したＲＧ２５０Γを試乗中、コーナリングの限界を試しクラッシュ、事故を未然に防いだことでも伺える

769 ：無名草子さん：2006/12/07(木) 02:53:18

ｑ

770 ：無名草子さん：2006/12/07(木) 16:51:44

>>768
正確には、息子のバイクが届けられた日、いきなり試乗してくるって走り出し、いつまでも帰ってこないと思ったら事故ってたw
追悼出版された雑誌にエピソードが載ってた記憶が。

771 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/12/07(木) 20:41:31

>>770
「汚れた英雄」撮影中の角川春樹みたいですねw

772 ：無名草子さん：2006/12/07(木) 21:22:14

ところで大藪って大橋巨泉に似てねーかｗ

773 ：無名草子さん：2006/12/07(木) 23:19:49

うっしっしうっしっし

774 ：無名草子さん：2006/12/07(木) 23:47:21

大藪さんをバカにする奴は僕が許さない！

775 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2006/12/08(金) 00:54:14

>>771
うーん、角川氏は実際には
スクーターでコースに出て転倒し、
失神したようですねぇ。
まさか、二輪に乗った事も無いのに
いきなりTZは無理でしょう。
アクシデントを映画の宣伝にしたんでしょうね(＾_＾;)

776 ：無名草子さん：2006/12/08(金) 03:45:33

GT-R買った時も、編集を助手席に乗せて公道ブッ飛ばして恐怖に陥れたり、先生の私生活における子供っぽさ、茶目っ気に好感が持てます。
後にはBMWとかの洗練された欧州車を好まれたようですが。

777 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2006/12/09(土) 00:10:31

>>776
氏、曰く
「サンダル替わりのシビック、
下駄替わりのスカイライン、
靴替わりのBMW」
だったそうです。

778 ：無名草子さん：2006/12/09(土) 01:55:03

映画「汚れた英雄」公開当時、主演の草刈正雄の大麻疑惑が報道されて
プレミア試写会場で司会の「汚れた俳優に主演の･･･アッ」というのにはﾜﾗﾀ

779 ：無名草子さん：2006/12/10(日) 23:13:22

殺し屋ジョー

780 ：無名草子さん：2006/12/13(水) 18:15:19

おでん屋賛江

未来のF1ドライバー　高見沢優

781 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/12/13(水) 18:37:04

「人生七転び八起き」のオデン屋さんなら、この時点ですでに高見沢優はF1ドライバーに
なっていましたよね。「七転び八起き」があまりにもピッタリで笑っちゃいます。

782 ：無名草子さん：2006/12/14(木) 14:25:41

ここに来る連中の多くは40代～50代ってとこだろか

何かそんな気がする

理由は（ry

783 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/12/14(木) 18:13:13

>>782
たけしの「オールナイトニッポン」で例の「汚れた俳優」ネタを聴きましたが、何か？w

784 ：無名草子さん：2006/12/15(金) 14:17:20

たけしはオールナイトでヒール・アンド・トゥがどうとか、大藪春彦のネタを良く言ってた。

785 ：無名草子さん：2006/12/15(金) 15:06:59

たけしも五十代だね。

786 ：無名草子さん：2006/12/16(土) 07:55:58

>>782
僕は十代ですが、君は？

787 ：無名草子さん：2006/12/16(土) 10:03:33

>>786
わしゃ70代じゃよ
大藪と共に歩いてきた世代じゃ
おめーらにゃｺﾛﾅやｾﾄﾞﾘｯｸちゅうてもﾋﾟﾝとこねーじゃろ
「今」を描く大藪を堪能するにゃ青過ぎるわｗ

788 ：無名草子さん：2006/12/16(土) 10:59:28

イタイおっさん騙りが出たり、つまらんスレになったもんだな。

789 ：無名草子さん：2006/12/16(土) 18:33:14

若者騙りもな

790 ：無名草子さん：2006/12/16(土) 20:36:52

寒いですね～。
シシ鍋が食べたい。味噌味のw

791 ：無名草子さん：2006/12/16(土) 23:06:08

皆さんが大藪作品と出合ったきっかけとは？

792 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2006/12/16(土) 23:53:59

>>791
元々は優作版「野獣死すべし」がきっかけでした。
映画をやる、というので原作本を買ったのです。
大げさでなく、読んだ日から人生変わりました。

793 ：無名草子さん：2006/12/17(日) 04:17:52

>>791
きっかけは夏休み、部活で行った民宿で何気に手にした古びた一冊です。
最初の数ページで「何だこりゃ」っと体ごと持ってかれましたね。
練習の合間を縫って読み耽り、夜は夜でみなが寝静まった部屋で灯りを点けるわけにもいかず、
トイレに篭って一気に読み切りました。
その日を境に世の中を見る目が変りましたよ、マジで。
矢でも鉄砲でも持って来いって風にね。
やっぱ大藪は凄いです。

794 ：無名草子さん：2006/12/18(月) 00:06:51

ドンブリ一杯の生ウニを啜る

795 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/12/18(月) 08:57:09

>>794
以前にも書きましたが、私が最初に読んだ大藪作品はその食事シーンが出てくる
「トラブル・シューター」でした。ローガンの水割りで舌を洗いながら分厚いシマアジの
刺身やアワビ5個、そして生ウニをドンブリ一杯たいらげた後でアユの味噌汁を
さらにドンブリで飲むというシーンに度肝を抜かれました。短編ゆえの小気味よい
テンポもあって、たちまち彼の作品の虜になりました。

796 ：無名草子さん：2006/12/18(月) 15:36:32

ちなみに>794は毒島

797 ：無名草子さん：2006/12/18(月) 18:30:14

>>791
優作版「蘇える金狼」です。以下は792氏と同じ。
映画そのものの評価は色々ですが、なんだかんだ言っても大藪中毒者の生産に
一役買ってるみたいですね。

まさかとは思うけど、香取慎吾版から中毒者は出てるかな？

798 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/12/19(火) 19:21:02

>>796
ああ、「裁くのは俺だ」の方でしたか。1人で食べるわけではありませんが、「曠野に死す」の
“バケツ一杯の生ウニ”というのもインパクトがありました。

あの作品の角川文庫版の解説では、GMの試乗会で大藪春彦の運転する車に同乗して、その
テクニックに感心したという内容のことが書かれてありましたね。

799 ：無名草子さん：2006/12/19(火) 22:34:11

>>797
香取慎吾版は時代背景もさることながら主役の慎吾があまりにも大藪エッセンスからかけ離れたキャラクタで
嫌気が差し途中で見るのを止めてしまったので
確たる自信は無いが大藪作品を開くきっかけとしては有り得ると思う。
ただしあのドラマからの延長で原作を読んだ人が真の大藪中毒にまで到るかは大いに疑問。

800 ：無名草子さん：2006/12/19(火) 22:52:17

アツアツの大盛り飯にバターと生タマゴ、それにショーユをぶっ掛け貪り食うのが大藪流

さらにドンブリ一杯の野沢菜ヅケなどあれば言うことなしですね

801 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/12/20(水) 07:42:37

>>799
私はSMAPの演技力というのは、昔のアイドルのそれと比較してかなり
レベルが高いと思っています。香取慎吾に関しては「沙粧妙子」での
演技をかなり評価していますが、「蘇る金狼」では「新選組！」と
同様に良くも悪くも彼のスタイルが前面に出ていますね。それ自体は
悪くないと思っていますし、いかりや長介をはじめ演技陣の質が
高かったこともありけっこう楽しめました。ただし、ヒロインを
お約束的に殺してしまったり、復讐の動機が兄の仇討ちだったりと
いった演出には不満がありました。

アジトの描写や自分で傷の手当をして、苦痛を堪えて出社する場面
などには原作の名残がありました。

>>800
大藪作品のドンブリ飯は本当に美味そうですよね。特に熱い飯に
バターと生卵（他にタラコとか）とか、トロロ飯とか。

802 ：無名草子さん：2006/12/20(水) 14:33:08

このスレの住人の方々にとっては既出かもしれませんが、

｢蘇える金狼｣というタイトルは主人公の朝倉ではなく、大藪氏
本人を指しているそうですね。

この時期スランプに陥っていた大藪氏がカムバックを賭けて
自らを｢金狼｣と称して書き上げたのが本作だったとか。

ちなみに、このソースは大藪さんの関係者の方から聞いた話です。

803 ：無名草子さん：2006/12/20(水) 21:41:31

>>802　なるほど、それで一時期「蘇る金語楼」という人を食った論評が出たんだな。ふざけた野郎だ。ダムダムをお見舞いしてやらねば・・

804 ：無名草子さん：2006/12/20(水) 22:12:11

38391

805 ：名無しは、死なず：2006/12/21(木) 16:51:27

突如、話が変わりますが新型スカイライン、中々いいですね。
月販目標の4倍を超える勢いで売れてるそうです。
ただ最多購入層が60歳以上で次が50－59歳と知ってビックリ。
29歳以下はたったの1.9％。
私が10代、20代の頃は一番カッコ良く人気があった車なんですけどね…

806 ：無名草子さん：2006/12/21(木) 18:17:39

>>802
あんまし大藪作品を読んでないんで偉そうな事は言えないけど、金狼以前の
ギラギラした情念の果てに破滅にまで突き進む主人公たちと朝倉は異質だと思います。
そんなギラギラ感が作者の情念を反映した結果だとしたら明らかに金狼は以前の作品と比較して
作者の情念が希薄だと思います。
内容も合法、非合法、あらゆる手段を使って目的を達成しようとするのは同じだけど、
要するに１リーマンの出世物語ですね、金狼は。
情念の赴くままにその主人公に憑依して作品に叩きつけるような以前の勢いが無いです。
物書きのテクだけで書いてる気がします。
勝手な想像だけど、大藪氏のスランプの原因はハングリーさが減衰した結果、
情念も減衰したんではないでしょうか。これって当たり前か・・
何書いてるんだか解らなくなった。もう止めます。

807 ：無名草子さん：2006/12/21(木) 20:18:52

>805
高橋国光、北野元、黒沢元治、当時ﾆｯｻﾝはGTﾚｰｽでも強かったです

808 ：無名草子さん：2006/12/21(木) 21:24:59

当時のＧＴならやはりサバンナＲＸ３でしょうな。

809 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/12/22(金) 20:26:52

>>806
並みの人間なら、「野獣死すべし」一作で己の中に燻っていた暗い怒りをすべて
吐き出してしまい、同じジャンルで書くことすらできなかったかもしれません。
戦時中に少年だったということは同じでも、外地から死に物狂いで生還した邦彦と
国内で過ごして高校時代まで両親が健在だった朝倉では、背負っているものの
重さはともかく質に違いがあったはずです。また、作者と主人公たちが大学を
卒業してサラリーマンになる年齢となったことで、主人公の設定も必然的に
変わっていったかも知れませんね。もちろん、読者層の年齢の変化というのも
大きかったはずです。

ただ、対象は変わっても主人公たちのエネルギーと行動原理が怒りからきている
ことだけは、常に変わりがなかったと思います。ハングリーさが失われても、
常に怒り続け、それを創作のエネルギーとしていた作者自身と同じように。
だからこそ第二次世界大戦を知らない世代が主人公になってもなお、大藪作品の
主人公たちは闘い続けることができたのではないでしょうか。

810 ：無名草子さん：2006/12/22(金) 21:13:37

>>797

香取慎吾、なかなか良かったと思いますよ。
掟氏もｶｷｺしてますが、撃たれた傷を自分で手当して、
翌朝何喰わぬ顔で出勤、なんてしびれましたもん。
ｱｼﾞﾄでの射撃練習で、上半身を半分折り込んで撃つｼｰﾝとか、判ってるなと。

SMAPと云うか、ｼﾞｬﾆｰｽﾞと云うだけで過剰反応する人が多いですが、
もっと楽しんで見たら良いのにと思います。

811 ：無名草子さん：2006/12/22(金) 21:17:02

大薮さんは生ウニが大好物みたいですね　　あと肉とか　　コレステロールが溜まりそうで｡｡｡｡

812 ：無名草子さん：2006/12/22(金) 21:34:12

彼の生前、私は大藪小説の何本かを、自らの手で映像化したいと願いながら、果たすことがかなわなかった。
それまでに映像化された作品が、あまりにも原作のスピリットから遠く離れてしまっていることに、
本気の怒りと苛立ちを覚えていた。
それらの作品からは、映像の作り手達が、己の全てを賭けたという、熱さが感じられなかった。
全身全霊で書かれた原作小説に対する、命懸けの礼儀が見られなかった。

しかし、今はむしろ、それでよかったと思っている。
しょせん、大藪春彦の小説世界に挑めるものは、此の世に存在しないのだ。
大藪春彦が生み出した孤高の主人公達は、猿真似すらも許さぬ物語と共に、
愚か者達の遥か先を疾駆し続けているのだから。

「裁くのは俺だ」のあとがき（梶研吾　劇画作家）から。

813 ：無名草子さん：2006/12/23(土) 01:00:29

>>812
梶研吾・・・こいつが言っちゃいかんやろ('A`)

814 ：無名草子さん：2006/12/23(土) 01:38:58

アブラの乗ったころの池上遼一に「野獣死すべし」シリーズを描いて欲しかったな
いまはダメ

815 ：無名草子さん：2006/12/23(土) 05:50:19

>>814
登場人物の台詞が
「わッ」とか
「あンたの…」の漫画か？

816 ：無名草子さん：2006/12/23(土) 09:35:27

>>815
そりゃ小池一夫一派（梶研吾とかｗ）のフィルター通した場合の話。
脚本みたいな形で変なヤツ噛ませずに、素直に大藪原作＋池上作画で
やれば、そんな風にはならんよｗ

でも、大藪作品の漫画化を妄想するのもちょっと楽しいね。
今なら誰がいいのかな？
定番過ぎだけど井上雅彦かなー・・・。

あ、後、柳沢きみおの大昔の作品「ディーノ」読んでみると面白い。
ほとんど大藪というか丸パク・・・いや、影響を受けたというかリスペクトし
てたんだろーな、というのがわかるｗ
しかし、あの絵でなぁ・・・。

817 ：無名草子さん：2006/12/23(土) 19:13:46

>>816
柳沢より下手な漫画化なんて満画太郎くらいしか知らん
下手すぎる！

井上雅彦は上手いけど、違う方面に趣向が行きそうで・・・・

818 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/12/23(土) 20:30:10

>>811
＞大薮さんは生ウニが大好物みたいですね　　あと肉とか　　コレステロールが溜まりそうで｡｡｡｡

エッセイを読むと分かるように、大藪春彦はひとつの食べ物を気に入ると
それを毎日食べ続けたらしいですね。戦後の飢餓体験によって、食べ物への
執着が強いという意味のことを書いていました。生ウニ、チーズ、毛ガニ、
ローストビーフ等々、食べ物に関しても作者の実体験が反映されています。

>>816
＞しかし、あの絵でなぁ・・・。

「女だらけ」の頃から柳沢きみおを知っているので、「飛んだカップル」の
途中からシリアス路線になり、「朱に赤」を読んだ時はぶっ飛びましたね。
「DINO」は、今となっては香取慎吾版の「蘇る金狼」を連想させます。

819 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/12/23(土) 23:11:39

SMAPで思い出したけど、先日の「SMAP×SMAP」の録画を観ていたら、料理コーナーで
ラクレットが出てきましたが、反射的に「黒豹の鎮魂歌」を思い出しました。

小説のように金串に刺して暖炉で炙るというものではありませんでしたが、やはり
美味そうでしたね。

820 ：無名草子さん：2006/12/24(日) 09:40:02

>>819
ラクレットを削っていた短剣で戦闘。

食器（食事用のナイフ等）で戦うのって，大藪で他にあったっけ？
あとは西村寿行のやつでパーティ会場で
敵にフォークを猛烈な速度で投げた位しか記憶に無い。

821 ：無名草子さん：2006/12/24(日) 10:46:08

数あるエピソードの中で、猪肉食い過ぎて鯨のように血を吹いた、というのには笑ったw
朝鮮時代にひもじかったから鯨飲馬食しないと気がすまなかったのか、でもこうでなかったら、強烈な食事シーンは書けなかったか。
全てにおいてリアリストな先生。発砲シーンで「ドキューン」などとは死んでも書けないとおっしゃった。遅筆。一行書いて、ピタリとペンが止まってまったく進まない。遺作の生原稿（ハードカバー版の写真）見たら涙出ました。
もっと生きたかったかったんだろうな。あの繰り返しも遮二無二生きようとする執念にも思える。だから終わらない。

822 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/12/24(日) 12:57:51

>>820
食事用のナイフやフォークを凶器にするということですぐに思い浮かぶのは、
「マンハッタン核作戦」で伊達邦彦が刑務所のプラスチック製のフォークを
ミッキー・カナハンの手の甲に突き立てるシーンですね。やわらかいプラスチック
でも、大藪作品の主人公たちのスピードとパワーによって鋼鉄製のような凶器に
なるというわけです。

あと、「傭兵たちの挽歌」で百戦錬磨の傭兵たちが旅客機に乗りこむ際に砥石を
隠し持っていて、機内食のナイフを鋭く研ぎあげておいたこともありましたね。

>>821
＞数あるエピソードの中で、猪肉食い過ぎて鯨のように血を吹いた、というのには笑ったw

しかもそんな状態にあっても原稿取りが鬼のように催促し、ついに病院へかつぎ
こまれても口述筆記をさせられたんですよね。このガッツを、マンガの下書きを
平気で週刊誌に掲載するどこかの勘違いマンガ家にも見習ってほしいものです。

823 ：無名草子さん：2006/12/24(日) 22:32:15

死体を踏み付け血抜きをするとか軟骨と脂肪層の間に刃を入れ切断するとか人体を解体する残酷描写も大藪作品の特徴だけど、内容ほどには残酷さを感じさせないのはきっと狩猟の延長からくるものだからだろうね。

824 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/12/24(日) 23:05:35

>>823
私はホラーとかグロとか苦手なんですが、大藪作品の描写は良い意味で無機質というか淡々と
しているので、映像化すると正視できないような描写も抵抗なく読めますね。

さて、子どもたちの枕元にプレゼントを置いてくるか。

825 ：無名草子さん：2006/12/24(日) 23:06:46

大藪さんて車とガンの他にも何か趣味ってありますか？

小型船舶、飛行機、スカイ＆スキューバダイビング等々のシーンがありますが・・・

826 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/12/24(日) 23:27:13

>>825
エッセイや年表などによると、例の拳銃不法所持事件の後の暇な時期に飛行機の操縦や
ヨット、それにモータースポーツに夢中になっていたとあります。ただ飛行機の操縦免許は
仕事が忙しくなって取得できなかったようですね。音楽はビートルズが好きだったようです。

827 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2006/12/24(日) 23:37:39

>>825
それと、云ってしまえば食い道楽でしょうか？
まぁ、これに関しては趣味と云うよりは
生き方そのものだったのでしょうが。

828 ：無名草子さん：2006/12/25(月) 00:14:19

皆さん詳しいね。脱帽です。ついでと言っちゃなんだけど例の府中3億円事件の犯人が参考にしたと言われてる大藪作品とは何だったんだろ？知ってたら教えてくだされ。

829 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/12/25(月) 07:24:05

>>828
「血まみれの野獣」です。

http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1142341725/

このｽﾚの281あたりでも話題が出ています。

830 ：無名草子さん：2006/12/25(月) 11:58:30

何と言っても圧巻はサファリでしょう。
ローバーの射撃席でガンガン揺られて、またまた痔が悪化！

掟氏のお子さんの名前がアランとかリズだったらハンター×2連載再開w

831 ：無名草子さん：2006/12/25(月) 16:36:03

思いがけず「柳沢きみお」の名前が出てきたので思い出を一つ。
私がまだ小学校二、三年だった頃、ジャンプに「女だらけ」？とかいう漫画が連載されていた。
１２月頃、欄外に「柳沢きみお先生に励ましの年賀状を送ろう。返事は必ず来るよ」
という文句に誘われ私は年賀状を出した。
だが正月になっても返事は来なかった。
幼心に「所詮こんなもんだろう」とシニカルに私は考えた。

そして月日が経ち、その年の１２月になんと返事が来た。
さすがに「明けましておめでとう」と言う文面ではなかったが
ハガキには氏の直筆イラストが描かれており
横に「遅れてゴメンベッチ」とかいう文章が書かれてあった。

全国から来た年賀状（何百枚か何千枚か）に
売れっ子作家が直に返事を書くのは大変だっただろう。
ハガキ代だけでも結構なモンだろう。
子供との約束を守り律儀に返事をくれた氏に今でも私は感謝している。
メリークリスマス。

832 ：無名草子さん：2006/12/25(月) 18:07:28

『柳沢きみお』ついでに…
昔、柳沢きみおの『青き炎』（”青い炎”だったかな？）って漫画を読んだとき、なんとなく
「ああ、なんか大藪春彦の影響あるな」
と思った。
田舎で金持ちの娘をコマした主人公が地元にいられなくなり上京。ホストをやったり
猛勉強して早稲田大学に入学したり、体を鍛えまくってラグビー部に入部して活躍したり
とにかく物凄い向上心の持ち主で、目的のためには人殺しなどダーティーなことも厭わなかった。
ただラストは破滅して終わったと思う。結構面白かった。

『赤と黒』のジュリアン・ソレルよりも大藪春彦の作品の主人公に感触が近かったのを憶えている。

現在の『只野仁』なんて、大藪作品系の作品のセルフパロディなのでは？って思ってしまう。

833 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/12/25(月) 21:10:25

>>830
私の子どもは2人とも男の子です。それに創作とはいえ縁起が悪い名前なので、
親としては遠慮したいですね。私の子どもたちは長男が某アニメの主人公の
名前で、次男は長男とのバランスを考えた名前です。晶彦と由紀彦でも
良かったかなと思いますが、こればっかりは授かりものなので2人目が
弟か妹か分かりませんからね。

そういえば、高見沢優の次男も片山健一の長男と同じ“亜蘭”ですよね。

834 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/12/25(月) 21:19:27

>>831
「ジャンプ」に連載しているマンガ家が、すべての年賀状にイラスト入りの
返事を描くというのは物凄いエネルギーを必要としたでしょうね。

＞柳沢きみお先生に励ましの年賀状を送ろう。

このフレーズで思い出したのですが、20年くらい前の「ロキング・オン」で
渋谷陽一が「翔んだカップル」の人間関係の描き方が「ちっとも翔んでない」
という感じで批判的な記事を書いたことがあります。その最後で「批判的な
内容の記事にも関わらずイラスト掲載を許可していただいた先生に感謝します。
柳沢きみお先生に励ましのお便りを出そう！」みたいなことが書いてありました。
人間的に誠実な人なのでしょうね。

>>832
＞昔、柳沢きみおの『青き炎』（”青い炎”だったかな？）って漫画を読んだとき、なんとなく
＞「ああ、なんか大藪春彦の影響あるな」

前述の「DINO」もそうですが、やはり意識していたのではないでしょうか。
多彩なストーリーを量産する作家ですから、様々な小説や映画なども参考に
することが多いと思いますし。「只野仁」に関しても同感です。

835 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2006/12/26(火) 02:15:33

>>833
掟氏へ。
二人の息子さんに幸多からん事をお祈りいたします。

>晶彦と由紀彦でも良かったかなと思いますが、
そうですか、違うんですね。
願わくば、ゴルフ場を叩きつぶして浅間にサーキットを、
なんて夢想しますた(＾_＾;)

836 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/12/26(火) 07:48:55

>>835
＞二人の息子さんに幸多からん事をお祈りいたします。

ありがとうございます。そういえば、大藪春彦の息子さんたちは小説や出版とは
関係ない仕事なんですかね？　そういうプライベートな面はまったく知らないので。
どちらかがテレビの大藪特集の時にインタビューを受けていたと思いますが。

＞願わくば、ゴルフ場を叩きつぶして浅間にサーキットを、

その解説文では、主人公たちのような生い立ちではない彼らが、そういうガッツの
あるタイプの人間に育つ可能性は低いというような意味のことが書いてありましたね。
それでも、大藪小説に登場する子どもが幸せに育つ確率はそれほど高くないので、
もしも自分の子どもに名前をつけるなら、生き残った主人公や幸せに育つであろう
子どもの名前を選びますね。

若い頃は特に意識していませんでしたが、親になると子どもが不幸になる作品は
読むのが辛いです。また、作者自身の体験にも心が痛みます。作者もまた、
親になってからの作品では人間の描き方が良い意味で変わってきていますね。

837 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/12/26(火) 22:58:53

さっき某FM番組を聴いていたら、9mm Parabellum Bulletという若手のバンドの曲が
流れていましたが、バンド名で真っ先に大藪春彦を連想してしまいました。

あ、そういえば44MAGNUMというバンドもいたな（歳バレ

838 ：無名草子さん：2006/12/26(火) 23:58:37

ジョジョの単行本のどれかに息子が文を寄せてるよ

839 ：無名草子さん：2006/12/27(水) 05:47:28

「青春は屍を越えて」は良かった。
何気に短編の方がキレがあるように思える。

この本は今もう絶版？

840 ：無名草子さん：2006/12/27(水) 06:09:59

金で買えないものを得てから先生の作風は変わったと思います。
野性時代 1978年10月号「傭兵たちの挽歌」壮大な復讐譚と生への讃歌。
自分の子供が理不尽な目にあったらどう反応するのか「ギャーと叫んで、髪の毛がバリバリと音をたてて狼のように逆立つ」のか。
ひとつの解答がA.J.クィネル「燃える男」でした。先生と同じティストで読めた本のひとつです。

841 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/12/27(水) 07:07:50

>>838
ありがとうございます。ジョジョは新連載の時にしばらく読んだけど、本格的な
ブームになってからはほとんど目を通してなかったな。

>>839
絶版になっているはずです。ネットを含む古書店やオークションで探すと、たまに
出ていますよ。あまり法外な値段なら止めた方が良いです。

>>840
＞自分の子供が理不尽な目にあったらどう反応するのか「ギャーと叫んで、髪の毛がバリバリと音をたてて狼のように逆立つ」のか。

作者にとって、結婚と子どもの誕生、その間にあった死産などは作風に大きな影響を与えたと
思います。ストレートに反映されているものもあれば、さり気ない描写に隠されているものも
ありますが。家族の復讐物語はいくつかありますが、「傭兵たちの挽歌」はその集大成とも言える
傑作ですね。

842 ：無名草子さん：2006/12/28(木) 22:39:37

＞ギャーと叫んで、髪の毛がバリバリと音をたてて狼のように逆立つ

これと同じような描写は「復讐に明日はない」にもありました

主人公が人間から野獣に変身する、まさに象徴的表現ですね

843 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2006/12/29(金) 22:54:45

>>842
拷問にかけられて死を覚悟した西城秀夫も、同じような状態になったことがありますね。
縮みあがっていたホースまでスルスルと伸びてくるという。

844 ：無名草子さん：2007/01/02(火) 22:03:34

｢青春は屍を超えて｣
うわー懐かしい。これが初めての大藪体験だった。
とりわけ｢若き獅子の最期｣のラストで、銃弾が打ち込まれるシーンは映像が浮かんでくるようだった。

845 ：無名草子さん：2007/01/05(金) 19:23:04

｢青春は屍を超えて｣の中では半自伝的な「暗い春」良かった
貧乏な学生がいざこざで射撃部を追い出されて、女も孕んで
遂には岸首相を射殺するまでに至る短編。

再販希望

846 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2007/01/05(金) 20:40:07

>>845
あの作品は、作者自身が「もしも俺が作家になれなかったら……」と思って書いた
ような気がします。あのラスト、おそらく狙撃前に……。

847 ：無名草子さん：2007/01/05(金) 23:00:15

＞｢青春は屍を超えて｣

最後はヤケクソになって、軽自動車ごとタンクローリーに突っ込んで行く
のはこの中の一編でしたっけ？

848 ：無名草子さん：2007/01/06(土) 02:53:17

『青春は屍を超えて』
手元に角川文庫あるよ（昭和５５年５月３０日初版）
「拳銃のわかれ」はこの文庫の他に『男の墓標』にも掲載されてたな。
>>846の軽自動車がタンクローリーに突っ込んでゆく話はそのまんま「自爆」ってタイトル。
妾の息子がかつての不良少年仲間と強盗に入ってヤクザに追われて…という展開。

いいね、この短編集。

849 ：無名草子さん：2007/01/06(土) 13:28:08

＞>>846の軽自動車がタンクローリーに突っ込んでゆく話はそのまんま「自爆」ってタイトル。
＞妾の息子がかつての不良少年仲間と強盗に入ってヤクザに追われて…という展開。

やはりそうでしたか、Thanks。
いつの間にか手元には無くなってしまったけど懐かしいな。
ブックオフで探してみるかな。

850 ：無名草子さん：2007/01/06(土) 19:02:19

>>849
古本市場てゆう携帯サイトで在庫ありになってたよ。
http://www.ubook.co.jp
通販で買える。

851 ：無名草子さん：2007/01/06(土) 19:18:05

「青春は屍を越えて」
なんで「野獣死すべし」の映画（松田優作ヴァージョン）の副題になってたんですか？

あの映画のどのへんが「青春は屍を越えて」るんでしょうか

852 ：無名草子さん：2007/01/06(土) 19:41:18

大薮氏はクザンの近所に住んでいたためにクザンのナイフのモニターみたいなことをやってたらしい。
で、当時のクザンのナイフは硬すぎてバチバチ折れていたと。
一番のお気に入りはガーバーのフォールディングハンター。
ハイスピード鋼でロックウェル硬度６２（何のことかわからん）現在は製造中止なんだそうだ。
他にもバックのフォールディングハンター＃１１０（有名な奴ね）とかガーバーのマグナムハンターとか
がお気に入り。ラブレスのナイフとかランドールのアタックサバイバルＭ１４など合計２００本ほど
ナイフを持っていたそうだ。

853 ：無名草子さん：2007/01/06(土) 21:46:23

外出

854 ：無名草子さん：2007/01/07(日) 22:40:49

>>851
なんとなく理解してくれ＾＾

855 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2007/01/09(火) 14:26:48

>>851
>>854氏の云う通りです。
“アデュー・ラドレサ”って事ですよね。
映画のラストで仰け反りながら崩れ落ちる優作が
ストップ・モーションになるシーンに痺れました。
その時、かかってた曲が「青春は屍を越えて」です。

856 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2007/01/09(火) 14:34:39

>>852
フォールディング・ハンターやら、
マグナム・ハンターやら強烈に憧れました。
まさに“喉から手が出る程”に。
中学生の頃に読んでいた月刊Gun誌の広告に出てました。
その時はまだ普通に購入出来たんですね。
まぁ、当時とは物価が違いますが。

何かのインタビューで
無人島に持って行く物について聞かれた時に
銃では無く、即座に「ナイフですね」と答えた氏を尊敬しております。

857 ：無名草子さん：2007/01/12(金) 21:28:09

ナイフが無いと薪集めも獲物の解体もできないからなあ
棒に縛り付ければ槍にもなるし

858 ：無名草子さん：2007/01/14(日) 01:49:42

ヒゲも剃れるし

859 ：無名草子さん：2007/01/15(月) 13:02:21

一握りの塩とﾅｲﾌと毛布、なんてな事を邦彦も云ってましたね。

860 ：無名草子さん：2007/01/15(月) 14:11:18

フィルムのケースに塩･コショウが入ってる。

しかし、流行りのバラバラ、素人の解体は怖いですね～。
先生の作品読んでたら((( ；ﾟДﾟ)))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

861 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2007/01/15(月) 18:42:54

>>860
＞フィルムのケースに塩･コショウが入ってる。

野山を駆けめぐりハンティングをする主人公たちは、フィルム缶（ケース）に塩コショウや
一味唐辛子などを入れたものを持ち歩いていますね。無人島のように海がある場合はともかく、
荒野や山の中では、ナイフと共に塩も生きていく上で欠かせません。山中に潜んでいた
主人公が、“塩が尽きた”のを期に山を下りるシーンもあります。

862 ：無名草子さん：2007/01/17(水) 06:01:50

「破壊指令No.1」第一話再読。スパイものの短編(これは連作短編だが)は、スケールがで
かくて、派手なアクションをお手軽に読めるので好き。

読み返すと、思っていた以上にサーヴィス（笑）精神の旺盛な作家だったことに気付いて
驚いた。寿司を食べたり、焼肉を食べたり、伊勢えびを食べたりするわ、女とヤルわ、ア
クション豊富だわで目まぐるしい。大した作家だと改めて思った。

863 ：名無しは、死なず：2007/01/18(木) 14:29:06

>>858
そういえば髭を生やした大薮氏の写真って見たこと無いですね。
厳寒での長期に渡るハンティングの写真でも病床時の写真でも。

864 ：無名草子さん：2007/01/18(木) 21:16:13

>>863
言われてみればそんな気もする
マメに剃ってたというより生えない体質のような希ガス

865 ：無名草子さん：2007/01/18(木) 21:27:16

光文社文庫の孤高のスナイパーのカラーページを見るとうっすら生えてるな

866 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2007/01/19(金) 19:19:17

>>865
生えてますよね。モンゴルやアフリカの写真など。そんなに濃い方ではでないでしょうが、
けっこうまめに剃っていたんじゃないかと思います。

867 ：無名草子さん：2007/01/20(土) 02:37:12

大藪作品を読み返してしみじみ思うことは、当時厨房の私は氏の作品をどれ位理解
していたのかということだ。

読み始めた動機は、銃器について詳しく書かれていると聞いたからで、読み始めてからは
派手なガンアクションを目当てに読んでいた。しかし、ヨノナカの汚い面に関して、どれ
くらい理解して読んでいたのだろう。若いって不思議だ。

868 ：無名草子さん：2007/01/20(土) 10:36:07

とりあえず年取ってからヘッド・ハンターの良さが分かった

869 ：無名草子さん：2007/01/24(水) 22:00:54

ナイフでヒゲ剃れる？カミソリとはチト違う気がするが･･･

870 ：無名草子さん：2007/01/25(木) 14:23:55

剃刀並みに研ぎあげられたナイフ

871 ：無名草子さん：2007/01/25(木) 14:25:31

で五寸釘を叩き切っても
刃零れしないナイフ

872 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2007/01/26(金) 18:33:23

ドアのチェーンを一瞬で切断。

873 ：無名草子さん：2007/01/26(金) 22:08:29

「全開で飛ばせ」の第十話、ﾗﾝﾎﾞﾙｷﾞｰﾆ･ﾐｳﾗP400。
"点灯時にはﾌｪﾝﾀﾞｰから突きあがっているﾍｯﾄﾞﾗｲﾄの空気抵抗のために、
どうやっても実速は二百七十五(km/h)以上は出なかった"注:ｶｯｺ内筆者

角川文庫刊で読んだ当時、ﾊﾞｲｸは乗ってたけど車は未だ免許持ってなかった。
来為度、その細かい描写、ﾘｱﾘﾃｨに感銘しました。
まるで、自分が運転してるみたい、と云ったら大袈裟かな？

874 ：無名草子さん：2007/01/29(月) 17:24:51

>>873
おまえはシャクティーパットかwww

875 ：無名草子さん：2007/02/04(日) 06:57:48

>>873
> まるで、自分が運転してるみたい、と云ったら大袈裟かな？

いや、それこそが大藪小説の魅力のひとつだろ。厨房の頃に読んで高性能の車の
激しい加速感が伝わってくるような描写にしびれたよ。

876 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2007/02/06(火) 00:26:42

>>873
やっぱり大藪作品には魂が籠もってますから。
自分もその作品や「自爆」、あるいは
「唇に微笑み、、」等の自動車の描写に胸を躍らせてました。
軽自動車を購入して物凄いチュ－ニングを施したりﾄｶ。

実際に免許を取得して初めて購入した車は
トヨペット・コロナ２０００ＧＴでした。
１８Ｒ－Ｇをソレックスのツイン・キャブで武装した型でしたが
惜しむらくは排ガス規制の影響をもろに被ってました。
それでも気持ちよく廻るツインカム・エンジンでした。
今でも再購入したい車です(o^-')b

877 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2007/02/09(金) 08:28:47

>>876
＞軽自動車を購入して物凄いチュ－ニングを施したりﾄｶ。

私は同じ改造車でも、現在よりも排気量的にさらに非力な軽自動車を改造して
豪快に飛ばすシーンが好きですね。それだけシビアな運転が要求されて、あの
伊達邦彦ですらエンストさせたりとか。

ミステリ板のスレ、落ちちゃいましたね。

878 ：無名草子さん：2007/02/09(金) 22:16:50

ここ使い切ってから立てればいいさ

879 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2007/02/10(土) 07:41:31

そうですね。個人的にはスレはひとつの方が話が分散せずに良いと思っています。

冬場には「ヘッドハンター」や「アスファルトの虎」のモンゴル猟など、寒いシーンを
読んで雰囲気にひたるんですが、今年は暖冬なのでイマイチです。

880 ：無名草子さん：2007/02/10(土) 14:10:08

芯まで凍ったリンゴ

雪で冷やしたウイスキー

雪の別荘で上半身裸で薪割り

881 ：無名草子さん：2007/02/12(月) 10:24:10

息子と仲良く風呂に入る。

882 ：無名草子さん：2007/02/14(水) 09:44:31

肉を平均七キロ食う男たちｱｹﾞ

883 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2007/02/15(木) 00:30:52

昼飯はいつもラーメン。

884 ：無名草子さん：2007/02/15(木) 21:04:42

みんな、全部が大藪ネタだとわかっているかな？

885 ：無名草子さん：2007/02/16(金) 06:45:30

わかる人にはわかる。

殺したばかりの熊の肉を生で食う。

886 ：無名草子さん：2007/02/16(金) 07:55:03

冷徹にして非情

887 ：無名草子さん：2007/02/16(金) 19:55:11

誰か名作　『汚れた肛門』　を保存しておいた人いますか？
途中で終わっちゃったと思ったんですが。

888 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2007/02/16(金) 20:38:23

>>887
8/26～9/2までの分なら保存してます。その後も続けた人がいたような気もしますが、
何事にも潮時というのがあるから、私は自分で終わらせた部分で完結したことにしてます。

889 ：無名草子さん：2007/02/17(土) 14:03:33

前の大藪の子の書いた文ジョジョの７巻だった

890 ：無名草子さん：2007/02/17(土) 14:57:03

ありがとう。でも一瞬意味不明だったw

891 ：無名草子さん：2007/02/18(日) 15:46:28

すぐシャワーを浴びる前にもかかわらず
リンスキンLで肛門部を拭う高見沢。

892 ：無名草子さん：2007/02/18(日) 21:03:42

中期の作品では抗生物質の軟膏（フルコートF）も
やたらと使っていたが耐性菌が増えてくるとかなり危ない。

893 ：無名草子さん：2007/02/18(日) 23:53:08

野獣死すべし
男の掟
処刑軍団
ﾃﾗﾅﾂｶｼｽ(:_;)
実家の本棚にマック・ボランシリーズと一緒に並んでる…また読みたくなった。

894 ：無名草子さん：2007/02/19(月) 03:16:25

最近何作か読み返したが、読み返して気付いたのは、野崎六助の「大藪春彦伝説」
に結構誤りがある点。野崎氏はどうやら自分の思いこみが先行して、冷静な批評が
出来ないタイプのようだ。

895 ：無名草子さん：2007/02/19(月) 11:02:57

斎藤暴策首相
ファック・ジャクソン大統領

久し振りに笑えた

896 ：無名草子さん：2007/02/20(火) 17:06:42

昨日の夜、池袋でやってた古本市にふらりと立ち寄ったら、

徳間書店問題小説増刊号・大藪春彦追悼特集「蘇える野獣」

というのがあった。うおおと思ったけどちょっと事情で買えなかった。
今日の昼、仕事を抜け出して行ったらまんまと売れた後だったorz
ちなみに800円でした。ああ～買えばよかった～。後の祭り。
古本は見つけたらその瞬間に買わないとダメだね。でなければ最初から行かないか。

買った人あるいは持ってる人、どんな感じか教えて下さい。

897 ：無名草子さん：2007/02/20(火) 21:35:52

主人公が使う偽名で「三船裕次郎」が殺伐した作風の中で馬鹿馬鹿しくて何か印象に残ってる。
大藪の冗談だったんだろか

898 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2007/02/21(水) 10:30:03

>>896
発売当時は９８０円でした。

内容は大藪氏のエッセイ
単行本未収録作品（１９９６年時点）
他の作家から見た大藪論
大藪夫人による寄稿文
『野獣死すべし』
作家による対談集
ハンティングのグラビア
著書リスト
年譜
大藪氏の私物グラビア(モノクロ)

こんな感じです。
次に見掛けた時は是非購入してください。

899 ：無名草子さん：2007/02/21(水) 20:21:34

>>896
大薮とは仲の悪かった西村寿行の追悼エッセイも載ってるよん

900 ：無名草子さん：2007/02/21(水) 20:57:26

ちょっと喧嘩したけどそんなに仲が悪かったってわけでもないみたいだけどな
つーか、二人が喧嘩した理由が馬鹿馬鹿しくて笑った

901 ：無名草子さん：2007/02/21(水) 22:27:33

日本型ハンターの西村氏は大藪氏のヨーロッパの富豪みたいな大名ハンティングに激しい反発を覚えたと
でもなんか良い話だと思いますよ

902 ：無名草子さん：2007/02/22(木) 07:32:34

親父の書棚にあった大藪、寿行、風太郎は、
若き日の俺のズリネタだったなあ。

903 ：無名草子さん：2007/02/22(木) 18:16:53

896です。みなさんありがとうございます。
西村寿行と仲が悪いのは知りませんでした。ちょっと調べたら過去ログを発見。
http://book.2ch.net/book/kako/1043/10434/1043460681.html
ここの275から
私の買い逃した本と同じかどうかは微妙ですが、西村氏のエッセイは載ってるみたいです。
あー返す返すも悔やまれる。

904 ：無名草子さん：2007/02/25(日) 18:17:00

最近心配だからな、保守

905 ：無名草子さん：2007/02/25(日) 20:39:43

徒手空拳

906 ：無名草子さん：2007/02/25(日) 21:02:03

冷水と温水を交互に浴びるのは実際カラダの毒素を出すらしいから健康に良いらしいよ。

907 ：無名草子さん：2007/02/25(日) 21:19:43

ほんとですか？
ちんちんにはそうやってるけど…

908 ：無名草子さん：2007/02/26(月) 02:21:06

命日age

909 ：無名草子さん：2007/02/26(月) 13:32:51

>>907
チンコに良いと身体に良いは別かと・・・・＾＾

910 ：無名草子さん：2007/02/26(月) 14:16:00

女が主人公ということで、邪道扱いされている向きもあるが「非情の女豹」は
結構好きだな。「ちきしょ～　女のくせにやたら強ぇ～な。調子ん乗ってると犯
すど～」なんて感情移入してたら、ラストで見事に伊達の邦ちゃんにズッポシは
められて悶え狂ってやがんの。（笑）あのシ－ンは文脈からして、エクスタシ－
に達したと同時に絞殺されたのかなって解釈してたんだけど、これって続編ある
の？あと、もしこれを映画化するんだったら、チェ・ジゥくらいのタッパか小池
栄子くらいのボディが欲しいね。知花くららなんかもいいかな。Ｖシネあたりで
やらねえかな～

911 ：無名草子さん：2007/02/26(月) 14:23:17

>>910
っ「女豹の掟」

こっちも伊達邦彦が出ると思ったが、劣化は否めない印象がある

912 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2007/02/26(月) 23:35:26

>>910
っ「蘇える女豹」
最終的には３部作になりました。

今日は先生の命日ですね。
　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　合掌。

913 ：無名草子さん：2007/02/27(火) 13:20:20

命日さげ｡
あらゆるｾﾝﾁﾒﾝﾀﾙを流し去り鋼鉄たる人ならん?

914 ：無名草子さん：2007/02/27(火) 20:56:49

命日ですか…早い。

今も最初に読んだ作品｢野獣死すべし｣の衝撃は忘れられません。
読後しばし茫然としていました。
これほど人を中毒にさせる作家は彼をおいて他に見当たらない。

合掌。

915 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2007/02/28(水) 07:31:21

書店の棚に並ぶ数も少なくなってきましたが、光文社文庫ではけっこう洒落た表紙で
旧作が出ていますね。「戦士の挽歌」に続き、「探偵事務所23」あたりを購入予定。

916 ：無名草子さん：2007/03/01(木) 16:48:54

みな殺しの歌も出てるよね

917 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2007/03/06(火) 13:35:16

２０年程以前は書店の棚にびっしり並んでたんですがね。
角川のあずき色の背表紙を眺めては悦に入ってました。

今じゃ、BOOKOFFでもあまり見掛けませんねぇ(´Д`;)

918 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2007/03/06(火) 19:06:46

>>917
角川文庫版は、言葉狩り以前の内容なので何とかコンプリートしたいと思っています。
私の住む地域の大型古書店にはかなりの数のストックがありますが、やはり発行部数の少ない
作品はなかなか見つかりません。

919 ：無名草子さん：2007/03/06(火) 20:08:50

絶望には慣れている｡

920 ：無名草子さん：2007/03/06(火) 22:20:01

>>918
たとえば？

921 ：無名草子さん：2007/03/06(火) 22:22:06

そうそう「青春は屍を越えて」がお気に入りなんだけど
角川版初期短編集はコレと同じテイストかなぁ？
同じなら買おうかな、と思いまして。

922 ：無名草子さん：2007/03/07(水) 19:40:04

前々から思ってたが角川版の非情の掟と処刑の掟の表紙の人物が似てるなｗ

923 ：無名草子さん：2007/03/10(土) 15:06:40

青春は屍をこえて

924 ：無名草子さん：2007/03/12(月) 05:28:15

>>918
言葉狩り情報、新しいのありましたら、また教えてください。

925 ：無名草子さん：2007/03/12(月) 23:13:58

ふてぶてしいほどの筋肉を保つ為に
咀嚼を多くしています。

926 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2007/03/13(火) 07:47:00

>>924
了解です。まあ新しく文庫化された昔の作品は、ほとんどが言葉狩りの影響を受けていると
考えた方が良いです。少しずつチェックしてまとめてみます。

>>925
大前春子さんですか？（違っ

927 ：無名草子さん：2007/03/14(水) 08:36:09

春子は好きで食ってるけど、あの主人公は無理矢理なわけで。

928 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2007/03/16(金) 12:46:13

「非情の標的」で変更になった部分を書いておきます。

◯“もう少しで不具になるほど痛めつけてやった”→“もう少しで殺してしまうほど痛めつけてやった”
◯“三国人系の新港暴力団町田一家”→“韓国人系の新港暴力団町田一家”

929 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2007/03/16(金) 12:49:30

“新港”は“新興”のミスです。失礼。

基本的に障害者、人種、同和問題に引っかかりそうな部分は削除あるいは変更ですね。

930 ：無名草子さん：2007/03/18(日) 23:27:30

ふはは、まったく２１世紀にもなって大薮春彦か！自嘲せずにはいられない
汚れた英雄は失われた日本の情緒があるなぁ
大薮氏の再評価を・・・

931 ：無名草子さん：2007/03/19(月) 07:10:11

>>928
乙です。
三国人系→韓国人系

よりピンポイントになってるのは気のせいですかw
しかし、あまりに神経質になると、時代背景とか雰囲気が損なわれてしまいますね。

932 ：無名草子さん：2007/03/20(火) 22:03:44

孤独に耐えられない奴に何が出来るのか?

933 ：無名草子さん：2007/03/21(水) 00:16:32

それができないから作品の面白さがある。
それらを目にしてるはず。

934 ：無名草子さん：2007/03/22(木) 23:40:48

レイバンのシューティンググラス。

935 ：無名草子さん：2007/03/23(金) 07:29:41

血生臭いスポーツを好んだ｡

936 ：無名草子さん：2007/03/24(土) 23:40:11

拷問から脱出するところと
食事の場面が好き。

937 ： ◆Man39buSiI ：2007/03/25(日) 12:36:22

金で買えない物にろくな物は無い

938 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2007/03/25(日) 18:47:20

>>936
＞拷問から脱出するところと
＞食事の場面が好き。

関節を外して手錠を抜く。見張りを油断させて倒し、鍵を奪う。隠してあったヘアピンや
工具などで鍵を開ける。敵の敵が主人公の力を利用するために助けに来る等々。主人公が
捕らえた敵の反撃を防ぐために手足の腱を切断するのに比べれば、やはり主人公の
戦闘能力を甘く見る傾向が敵側にはあるようです。お約束なわけですが。

939 ：無名草子さん：2007/03/25(日) 18:48:06

耐えて耐え抜くｽﾄｲｼｽﾞﾑ｡

940 ：無名草子さん：2007/03/26(月) 07:34:01

外面の繊細さと内面のしぶとさ

941 ：無名草子さん：2007/03/26(月) 13:55:25

朝鮮料理店で大量に食べた割には値段は思ったよりずっと安かった、という
記述を何度も見たけど実際そんなに安くてうまい店に当たったことないな

942 ：無名草子さん：2007/03/26(月) 15:35:44

作品が書かれた時代を考えような。

943 ：無名草子さん：2007/03/26(月) 21:13:38

当然当時の物価基準で安い、と書かれたんだろうから。
輸入品使うから為替のことかな？

944 ：無名草子さん：2007/03/27(火) 19:53:54

＞当時の物価基準で安い、
のは何も朝鮮料理店に限ったことじゃないと思うけど

当時は今と違って朝鮮料理を食べる日本人客が少なかったってことじゃないのかな？

945 ：無名草子さん：2007/03/28(水) 09:38:00

元々が日本人向けの店じゃないということ、臓物料理系に関してはモツブームとかの前だから
材料が安いということもあったんじゃないかな。今なら韓国料理なんて逆に高い店が多い。

946 ：無名草子さん：2007/03/30(金) 07:25:43

生命の充実感

947 ：無名草子さん：2007/03/31(土) 01:08:52

ドアミラーは見にくいからフェンダーミラーにしろよ。

948 ：無名草子さん：2007/03/31(土) 15:11:36

とりあえず、腹軽くしておこうかw

949 ：無名草子さん：2007/03/31(土) 15:53:22

＊＊椎路ちひろ＠東京 (^-^)d ＊＊
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＊＊図書委員、美術部、テニスは… ＊＊
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950 ：無名草子さん：2007/04/01(日) 18:09:19

サラミソーセージ

951 ：名のない男 ◆bjgqCApaa. ：2007/04/01(日) 23:35:28

ボロニア・ソーセージ

952 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2007/04/02(月) 07:47:13

レバー・ステーキや自分で作ったソーセージが食べたいという理由で、獲物を倒しに行く杉田淳。
サラダ用のキャリブー苔を手に入れるためだけに獲物を倒す杉田淳。
自分たちの昼食用に獲物を倒し、一部の肉とレバーだけ取ってくる杉田淳。

中途半端なグルメ顔負けの贅沢さ。

953 ：無名草子さん：2007/04/02(月) 16:14:03

タンをとるためだけのプロハンターまで出てきたのだから、たまったものではない。

954 ：無名草子さん：2007/04/03(火) 06:44:44

ピータースターヴィサントのエクストラマイルド。

955 ：無名草子さん：2007/04/03(火) 07:31:04

リップバンウィンクル

956 ：無名草子さん：2007/04/03(火) 08:36:28

馬一頭分のリヴァーを生でたいらげる。

957 ：無名草子さん：2007/04/03(火) 18:16:46

おぉ、モーレツ！

958 ：無名草子さん：2007/04/03(火) 21:00:16

「非情の掟」だね。

959 ：無名草子さん：2007/04/07(土) 13:00:59

表面は丸焦げだが中は生焼けのサツマイモをむさぼり喰う。

960 ：無名草子さん：2007/04/09(月) 13:51:09

>>959　ハヤの串焼きもな

961 ：無名草子さん：2007/04/09(月) 17:25:52

カビの生えた味噌をつけるんだよな。

962 ：無名草子さん：2007/04/10(火) 16:38:04

失ったニキロの体重を明日までに取り戻さねばならぬ。

963 ：無名草子さん：2007/04/12(木) 10:03:54

絶食で十キロも体重が減ったのを体が取り戻そうとしている。

964 ：無名草子さん：2007/04/13(金) 11:38:20

負傷で一番体重が落ちた主人公は誰？

965 ：無名草子さん：2007/04/14(土) 02:29:05

文章ど下手だよなあ。
特にカタカナの擬態語、たとえば「プリプリ」みたいなの平気で使うでしょ。
それにどの作品にも大抵ある尋問というか拷問詰問のシーン。
あそこで繰り広げられる説明口調丸出しの陳腐な会話のやりとりは
不自然を通り越して笑うしかないレベル。

966 ：無名草子さん：2007/04/14(土) 07:17:17

>>965
そうだよな。だけどあの下手なはずの文体の影響を受けた作家はかなりいるんだよ。
それに簡単に真似できるはずなのに、いまだに再現できた作家はいない。

967 ：無名草子さん：2007/04/15(日) 07:36:40

>>963
そんなマニアックな質問に答えられる奴はこのｽﾚにいない。

968 ：無名草子さん：2007/04/15(日) 17:52:13

>>964だろ？

969 ：名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw ：2007/04/16(月) 19:26:00

>>964
おそらく「非情の掟」の島津浩と「アスファルトの虎」の高見沢優のどちらかではないかと
思います。島津はクライマックスの山中サヴァイバルで19貫（約71kg）から13貫（約49kg）へと
22kgも体重が落ちていますし、高見沢もベトナム戦争で捕虜になった時に少なくとも80kgから
60kgへと20kgは落ちています。

高見沢の場合、ベトナム戦争で負傷する前の正確な体重は分かっていませんが、ボディビルの
大会にライト・ヘヴィ級で出場しています。通常、ライト・ヘヴィ級は80～90kgという設定
だったと思いますので、大事故からリハビリを経て（アンバランスさはあるとはいえ）以前と
同じ筋肉を取り戻していれば、最低でも80kgはあったはずです。ただ、ボディビルの試合に
出場する時は他の体重別スポーツと同様に減量するのが普通ですので、オフ・シーズンの体重は
85kgはあったのではないでしょうか。従って、高見沢の減量体重予想は20～25kgと幅があります。

もっとも80～85kgから60kgへ落ちるよりも、71kgから49kgへ減量する方が負担が大きいですし、
島津の場合は負傷に加えて餓死寸前の状況での体重減少ですから、肉体的なダメージは彼の方が
大きかったのではないでしょうか。

970 ：無名草子さん：2007/04/18(水) 11:16:23

20キロはすげぇな。普通は死ぬだろ。特に島津。