1 :
無名草子さん:
こっちが本当!
2 :
無名草子さん:2006/03/14(火) 02:34:09
このスレ伸びないと思うけどとりあえず2Get!!
生まれて初めて3Get!!!
4 :
無名草子さん:2006/03/14(火) 15:20:52
【挑戦者 チャレンジャー】もう読んだ人いる?
5 :
無名草子さん:2006/03/14(火) 19:59:09
徳間書店
¥1800−
6 :
無名草子さん:2006/03/14(火) 23:40:00
「狼は生きろ! 豚は死ね!」
7 :
無名草子さん:2006/03/15(水) 21:18:44
汚(けが)れた英雄
8 :
無名草子さん:2006/03/15(水) 23:19:59
>>6それは高木彬光『白昼の死角』のキャッチコピー
出典は石原慎太郎の戯曲『狼生きろ、豚は死ね』
9 :
無名草子さん:2006/03/16(木) 00:23:32
動く標的、撃ち落とせ!
10 :
無名草子さん:2006/03/16(木) 18:47:41
大藪春彦没後10年記念刊行
幻の小説、ついに発見!
単行本未収録作品集
ハードボイルドの巨人が'59年と'69年に少年漫画誌連載したアクション小説ほか、
長い間、埋もれていた貴重な作品ばかりを収録。
『挑戦者・チャレンジャー Challenger』徳間書店
11 :
無名草子さん:2006/03/18(土) 09:31:27
朝倉哲也
12 :
無名草子さん:2006/03/18(土) 17:33:15
伊達邦彦
13 :
無名草子さん:2006/03/18(土) 18:25:27
北野晶夫
14 :
無名草子さん:2006/03/19(日) 14:50:22
リンスキンL
15 :
無名草子さん:2006/03/19(日) 20:32:34
チャンリンシャン
ダスキン
17 :
無名草子さん:2006/03/20(月) 11:29:49
凶銃ルガー
18 :
無名草子さん:2006/03/20(月) 11:48:00
激ダサの価値観に貫かれた作品群ですね
買うやつもショボww
19 :
無名草子さん:2006/03/20(月) 21:20:15
>>18消防にはまだ早い!大人になってから嫁やww
20 :
無名草子さん:2006/03/20(月) 22:23:13
ショボww
21 :
無名草子さん:2006/03/20(月) 22:35:38
あっはぁはぁはww釣れたww
この知的障害者風は食い付きいいなぁww笑
22 :
↑落ち着け:2006/03/20(月) 22:50:29
金子次長
23 :
無名草子さん:2006/03/21(火) 20:49:46
小泉部長
24 :
無名草子さん:2006/03/21(火) 22:17:27
唇のまわりが白っぼくなった。
25 :
無名草子さん:2006/03/30(木) 16:34:45
ボロニアソーセージ
ストーヴ
テレヴィ
27 :
無名草子さん:2006/04/10(月) 10:56:49
劣等人間が一生懸命考えた夢想(といっても銃と車)を開陳しただけの只の恥本。
紫煙をくゆらせながら窓の景色(といっても電柱とコンクリート塀)を
眺め何故か悦に入っているような人にはピッタリ。
もし大人になって大藪を本気で読んでいるような奴がいたら、
十中八九、統合失調症です(笑)
28 :
無名草子さん:2006/04/10(月) 12:16:26
ぐりぐりもできるぞw
29 :
無名草子さん:2006/04/10(月) 16:14:46
>>27 主人公になりきって読む、という読書の仕方しか知らない人間から
このような痴呆的単細胞意見がでるのです。
西城のベレッタピューマって正式名称何?
31 :
無名草子さん:2006/04/14(金) 10:35:39
>>27その前におまえは日本語勉強しなよww。
読んでてこっちが恥ずしくなるよ(薄ら笑い)
でも過疎スレに参加して…偉いぞ偉いぞ
イーコイーコ
32 :
無名草子さん:2006/04/18(火) 00:03:08
33 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2006/04/18(火) 00:12:28
同じく西城のベレッタブリガディールというのはどんな拳銃なのかと調べてみましたら
単一の銃のペットネームではなく、ブリガディール(Brigadier)モデルというようなものが
シリーズによってあるようなのですが、
つまりよくわかりません。詳しい方、ご教授お願いいたします。
35 :
無名草子さん:2006/04/18(火) 06:53:59
>>27 すげーな。いまだに大藪がデビュー当時と同じレベルの煽りしかできない厨がいるとは!w
36 :
無名草子さん:2006/04/18(火) 15:06:01
ぐりぐりって何?
37 :
無名草子さん:2006/04/18(火) 19:33:50
大藪を30冊くらい読めばぐりぐりくらいわかるようになる
38 :
無名草子さん:2006/04/18(火) 23:07:40
やだよ30冊もぐりぐりのために
39 :
無名草子さん:2006/04/18(火) 23:53:56
どんな読み方をしているんだよ?
30冊も読めばぐりぐりはもちろん、
他にも色々なことが分るようになるだろ
40 :
無名草子さん:2006/04/19(水) 01:26:09
その通りだ。
ちゃんと読めば、悪霊に祈ったり、冷水と熱い湯のシャワーを交互に浴びたりできるようにもなる
盗んだ車の燃料はほぼ満タンだったりもする
42 :
無名草子さん:2006/04/19(水) 11:07:39
レイプした女が直ぐに懐いたりもする
43 :
無名草子さん:2006/04/19(水) 21:42:25
パッとヒマワリのような笑顔をうかべることができる
44 :
無名草子さん:2006/04/19(水) 23:30:16
奥多摩の山中
熊肉を三キロたいらげる
46 :
無名草子さん:2006/04/20(木) 10:39:22
女泣かせの凶器が黒光りして怪奇なほど逞しかったりもする
47 :
無名草子さん:2006/04/20(木) 12:26:47
蘇える金狼で、朝倉がトライアンフに乗り込むとこなんか
好きだな。
朝倉が古本を売ってボロニヤソーセージと目玉焼きを食うシーンが好きだ。
昨日酒を飲みすぎたせいか
便所の水を飲んでる悪夢を見た。
50 :
無名草子さん:2006/04/21(金) 19:54:44
オイラの好きな大薮定型文は
「冷えたエンジンをレーシングさせ、オイルに活を入れる」
オイルに活が入るかはさておき、
なんか語感が(゚∀゚)イイ!
平均して七キロの肉をたいらげるトラッカーやスキナーたちすげー!
52 :
無名草子さん:2006/04/22(土) 20:08:03
なんだか呑気なスレだな・・・。
ところで結局ぐりぐりって何?
53 :
無名草子さん:2006/04/22(土) 20:24:47
射殺したエゾシカの咽をかき切り、噴出する血を腹いっぱい飲んだらわかる。
54 :
無名草子さん:2006/04/22(土) 21:08:19
だから何でぐりぐりのためにそこまでしなきゃいけないんだよ
お前がやれ
55 :
無名草子さん:2006/04/22(土) 21:10:52
そういう時は、「うるせえ。てめぇが食ったらいいんだ」と言いながら人肉を
口の中に押しこむのが大藪ファンなんだよ。
56 :
無名草子さん:2006/04/22(土) 23:45:21
口の中に押し込むのは、ちょん切った男根だろ
57 :
無名草子さん:2006/04/23(日) 00:46:43
なんでもいいけど、『朝倉はどんなスピードからでも瞬間的にローに
落とすのでほとんどブレーキは踏まない』ってずいぶん雑な操作だよな。
クルマぶっ壊れそうw
58 :
無名草子さん:2006/04/23(日) 07:02:45
そんなことでガタガタ言うようでは、緊急事態とはいえフェラリやポルシェで高速走行中に
ローにブチこんじゃう伊達邦彦や嵯峨幸夫を見たら心臓が喉からせり出してきちまうぞ。
バイクで言ったら、2段落とし厨みたいに見えるな
(無理にギアを二段落として、エンジンを無理に高回転に持って行ってフル加速させる)
60 :
無名草子さん:2006/04/23(日) 17:07:34
蜂のようにくびれた腰の女とやらないとダメだろ。
バターを溶かしたようになっている。
62 :
無名草子さん:2006/04/23(日) 22:14:14
島津の注ぎ込んだものが流れ落ちる。
63 :
無名草子さん:2006/04/23(日) 23:02:46
みんな、排便の後は皮膚洗浄綿リンスキンLで肛門のあたりを良く拭ってるよな?
当たり前だ。良く絞ってから剥がして使うのが大藪流だ。
ボロニアソーセージを2キロ喰って吐き気を催すが、セブンアップを2本空けてゲップを出すと治まったりする。
肉が焼けるのを待ちきれず、とりあえず塩をつけて生のまま二キロほど貪り食うのだ。
67 :
無名草子さん:2006/04/24(月) 00:13:54
ビールだけだと腹が冷えるから、
交互にウイスキーを口に運ぶんだ。
68 :
無名草子さん:2006/04/24(月) 17:53:12
マルボロー
三日間は糞をしごき出した腸を食って過ごした。
70 :
無名草子さん:2006/04/24(月) 22:15:54
エンジンの咆哮とギアの唸り
野ウサギの脳みそを食いながら復讐を誓う。
72 :
無名草子さん:2006/04/25(火) 08:13:45
デミフォーンの録音スイッチ
73 :
無名草子さん:2006/04/25(火) 09:46:44
テレヴィのニュースを見ながら、ローストチキン三羽を貪り食う。
74 :
無名草子さん:2006/04/25(火) 10:12:59
タバコはゲルベゾルテじゃないとだめなんだ
75 :
無名草子さん:2006/04/25(火) 17:25:17
威張ってるやくざや政治家は殴ると、泣き喚いて、こっちのいうことを聞く。
ズボンの裾から脱糞がころがり出る
77 :
無名草子さん:2006/04/25(火) 20:00:49
『まだ片方は役に立つさ』
78 :
ぼぶ:2006/04/25(火) 20:09:46
悪玉コレステロールを避けるべく
ヨーグルトを一パイント飲み干すと
サウナスーツに身をつつみ
エクセサイズ・バイクで汗を流す。
79 :
無名草子さん:2006/04/25(火) 21:19:00
酔いがまわってきた。緊張がほぐれてくる
ポケットを探るが身分のわかる物は身につけていない。
弾薬サックと飛び出しナイフを奪う。
五寸釘をぶった切ることができるのに、ヒゲが剃れるほど鋭いナイフ。
多摩川に架かる橋の検問を避けるため、川崎のアジトで数日を過ごす。
その間、覚醒剤を舐めながら警察無線を傍受
84 :
無名草子さん:2006/04/26(水) 22:03:58
軍手をはめた手で壁の汚泥を掴み、それを顔にこすりつけた。
なんか「蘇る金狼」専門に書いている独り狼がいるな。それもまたよし。
らっきょう漬けに似て、らっきょう漬けより美味いピックルス。
刑務所でたまに出される衣ばかり厚くて中身は紙のように薄いトンカツ。
88 :
無名草子さん:2006/04/26(水) 23:47:17
帰宅。町田でビフテキとラーメンを夕食とした
奪った自動ライフルを試射する。右上に着弾するクセが
あるので照星と照門を調整する。
体長25センチのサンショウウオの皮をナイフで剥ぎ、生のままかぶりつく。
しじんだな
その時、向かいのビルの屋上で銃火が閃くのを目の隅に捉える。
焼け火箸を突っこまれたような痛み
狼のように夜目がきく鋭い視力で、岩陰に隠れる山野組戦闘員を発見する。
畜生、早くジッポーを買わなくては。
スターリング・シルヴァーのレギュラー・タイプ&彫刻細工を施したスリム・タイプ
97 :
無名草子さん:2006/04/27(木) 23:24:51
>>85 冬木のことですか?いや、まったくマスコミは怖い。
98 :
無名草子さん:2006/04/28(金) 02:28:39
俺は保健所の無料エイズ検査を過去二回受けたが
名前を朝倉哲也と伊達邦彦にした。
だってウイルスも避けてくれそうだもんW
99 :
無名草子さん:2006/04/28(金) 02:41:26
やむなく会社の健康診断を受ける。
内科医にシャツをはだけると
はたして競走馬のような筋肉が
ダッタン人来襲
101 :
無名草子さん:2006/04/29(土) 07:02:22
馬一頭分のレバーに塩とコショウとタバスコをなすりこんで生でたいらげる。
朝になるまでに、鯨油から作った保革油がしみこんだ負い革を半分胃におさめた。
103 :
無名草子さん:2006/04/30(日) 13:53:51
宿題:宇能鴻一郎の文体で大薮作品を描け!
頭の皮を剥いで小便をぶっかける。
火傷しそうに熱いシャワーと冷たいシャワーを交互に浴びると、頭がすっきりしてくる。
106 :
無名草子さん:2006/04/30(日) 22:56:40
足を閉じたとき太ももの間に、隙間があかない女が
好みだったりする
107 :
無名草子さん:2006/05/01(月) 00:38:55
わたし、火傷しそうな熱いシャワーと冷た〜いシャワーを交互に浴びてみた、
そしたら急にアタマがスッキリしてきたんです。
俺、こっそり特務工作員なんかしちゃってるんです。
精悍な上に動物的なセックス・アッピールがあって、怒りの感情なしに笑うと
女性はもうイチコロになってしまうらしくて。
服の下にはワイヤーを縒り合わせたように筋肉が盛り上がっているのに着やせして見えるらしいんです。
鍛え上げた肉体のあちこちには鉛色の傷まであるのに。競走馬のような太腿をしていて恥ずかしい。
やっぱり、女性ってコーフンするのかしら。熟れきった野獣と一緒にいるだけで。
ホントはいつもアノこと考えてて、太腿の内側がバターを溶かしたようになっているような、
そんな欲情した女の蜂のようにくびれた腰と豊満なヒップとバストをがっちり押さえ込み
常人離れした体力とテクニックでメロメロにしちゃうのが野獣のルールなの。
でも野獣に似合うヒロインは、精神的に結ばれていて最後は目を閉じてかなしげに死んじゃうような、
そんな女なんだなあって、考える暇も与えず、目の端に銃火を捉えると同時に地面に身を伏せ、
愛用のモーゼルを抜いちゃったり。ああ、どきどきしちゃう。
109 :
無名草子さん:2006/05/01(月) 09:37:55
>108
いいねww
110 :
無名草子さん:2006/05/01(月) 19:27:40
俺にとって大藪作品は主人公への憧れとかじゃなく食い物の願望充足小説だな。
池波正太郎を読んでると麦飯とか胡麻油を垂らした根深汁とか煎鴨がムショーに
食いたくなるのと同じで、唐辛子の粉がへばり付いたモツの焼肉とか目玉焼きとか
ボロニアソーセージとか干乾びたサラミをウイスキーで流し込むとか焚き火で焙った
猪のレバーとハツに塩コショーを擦り込んで貪り喰うとか焼きたてのパンケーキに
バターを厚く塗りつけてメープルシロップをかけて食うとか読んでるとモーレツに腹が減る。嗚呼
111 :
無名草子さん:2006/05/01(月) 19:36:07
自分で作ったソーセージを黒熊の脂で揚げて食べたら美味いだろうなあ。
112 :
無名草子さん:2006/05/01(月) 21:07:13
>>110 ホルモン料理は好きじゃないが「蘇る金狼」を読むとごっつうまげなw
『本場物のサラミ』が食いたい…
113 :
無名草子さん:2006/05/01(月) 22:31:36
やっぱりさあ、皿うどんに強烈に食欲を刺激されつつも
腹部に弾をうけたときの腹膜炎を考えて空腹に耐えて
戦いぬいて、悪魔のような奸智で封鎖を抜けてアジトに
たどりつき、強靭な顎で肉を噛み砕いたあとにウィスキーを痛飲して
目覚めた朝に、塩を振り込んでドンブリで飲み干すトマト
ジュースのうまさっていったら、他に比べるものがないよねー。
誰も分かってくれないかもしれないけど書く。
大藪作品に出てくる銃器は今は亡きCMCのモデルガン
のイメージなんだよなあ。
ガキの頃、大藪作品を読みながら憧れたのはCMCのチーフだった。
オイルの匂いやホルスターの皮革の匂い、火薬の匂いが似合うのが
CMCだった。ごめんね、古くて。
115 :
無名草子さん:2006/05/02(火) 00:04:16
帰宅。欝陶しい同僚に何かおごれと声をかけられ
町田のホルモン料理店へ連れ込む。
>>114 ダイヤモンド・バック…
銃が「外国」の象徴であるアイテムだった頃、子供にも大人にも
憧れの的だった、そんなひとつの時代がある。大藪が書きたかったのはその「憧れ」、
のではないかと思うんです(宇能鴻一郎がまだ抜けない)
海外(特にアメリカ)では、GUNは市民権を得て久しく、限界にストイックに挑戦するスポーツでありまた、
自立した市民の自由と自衛のための道具である!銃器に関するマナーを持つことは
健全な市民としての義務でもある!と何度も丹念にエッセイで書いていますし。
しかし全面的に市民が銃を持つことを制限された日本国内において
銃を、特に秘密に持ち運ぶことがより簡単な拳銃を活躍させると、
到底市民権を得られないような、ダーティな事件に絡む殺人アイテムとして
活躍させてしまうことになる。少年時にロシア兵のバラライカの掃射におびえた「恐怖」を
正直に熱心に書きすぎたような気もする。
天井裏の暗闇の中に身を潜め、頬と歯茎の間に噛みタバコをはさみ、
時々唾液をビニール袋に吐き捨てながらageるのを待つ。
自室のピーシーに電源を入れた後、九州の友人から送ってもらった
イノシシ肉を使ったシチューに舌鼓をうつ。
キー操作を進ませ、オグリッシュ・ドット・コムで最新のグロテスク動画を
閲覧しながら食事を進め、己の肉体に滋養が蓄えられていくような
心地よさを堪能する。
119 :
餓狼の711:2006/05/03(水) 01:33:00
>>118 > イノシシ肉を使ったシチューに舌鼓をうつ。
どんなに熱くても口が火傷をしないのがイノシシ肉の不思議なところだ...
というのを是非試してくださいw
120 :
無名草子さん:2006/05/03(水) 09:55:11
ぐりぐりのミルク煮
乾いた雑巾をくわえたような味がするタバコ。
英和辞書で丸めたマホルカ
安タバコに安ライターと笑わば笑え。
「シタン」
124 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2006/05/04(木) 00:40:01
プレイヤーズ・ネイヴィー・カットに火を点ける。
コンビーフの一ポンド缶の中身をセブンアップで胃に押しこみ、ありふれた銘柄の
タバコに火をつける。
126 :
無名草子さん:2006/05/04(木) 13:44:26
奪った金はナンバーが控えられてるから気をつけろ!
熱い札束はとりあえずヘロインに両替するんだ
脱糞の悪臭に顔をしかめながら車のキーを奪う。
「頃してやる、アイゴー!」と西城に向けて股を開いた。
西城はAKの銃口を女の蜜壷へと差し込んだ。
この後、銃口は恐ろしいことに…ガクブル。
AKの玩具を見ると思い出す、小学校X年生の
暑い夏の日の読書。
デッドリフトを350キロで8レップス行い
意識が朦朧となりながら近くのフラットベンチにぶっ倒れる。
しばらくして呼吸が整った後、シャワールームに向い、服を脱ぎすてる。全身がパンプアップしてるので脱ぎにくい。
熱いシャワーと冷たいシャワーを交互に浴び、筋肉を冷ました後、
ウィダーのホエイプロテイン100グラムを口に放り込みバッドワイザーとともに流し込む。
バッドワイザーが美味いのは氷のように冷やしてあるからで、
冷やしてないバッドワイザーはバッドワイザーではない。
肉が大好きなのであります。暇つぶしにパチンコなどしてみてですね、ちょっとばかり
勝って財布の中がほんわりあったかムフフフ気分になったりすると、すぐさま5ポンドのステーキをレストランで
しっかりと食ってしまったりですね、「あっ、財布の中がまた寒くなってきた」と思ったりしても、いざとなれば
2日も3日も!不眠不休で活動しなきゃいけない、そんなお仕事をやっちゃっているもんですから
一週間に一度はたんまりと、連れに「食欲がなくなるよキミ」と突っ込まれそうなくらいに
肉類をわしわし食っちゃわないと体がもたないのだ。だから肉代は必要経費といってもいいのだ、
とりあえず、世間的にもそこのところをはっきりしてもらおうではないか! エッ、どうなんだ!
バーン、バーン(興奮して机の天板をへし折る音)と、俺は誰に怒ってるのか分からないんだけれども、
この問題に対しては断固として立ち向かいたいと思っているのである。
で、肉ですね。野菜ばっかりでへばりそうなときなんかは、体力の枯渇にやや逆上しつつも
スバルで通りかかったのをいいことに、がっちりととっ捕まえた若者がブルブルしてるのにかまわず
「に、肉買ってきて!」と低姿勢(?)で肉を買ってこさせかつ結構反射的に2キロくらいの
生肉にむしゃぶりついたりもするのだ(オレ、ちょっと異常かなあ)
131 :
無名草子さん:2006/05/06(土) 17:42:56
火傷しそうに熱い湯と凍るような冷水を、交互にシャワーで浴びた。
132 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2006/05/08(月) 02:08:50
スコープ付きのライフルを試射するとまず当たらない。
後ろで見ているチンピラは揶揄するが主人公は動じない。
その後調整してセンター(V)に連続で必中すると
チンピラ連中は黙り込む。
「俺など伏せ撃ちでセンターに当たったらご機嫌なんだが。」
ボローニャソーセージを齧りながらラジオのスイッチをつけ、選局を変えつつ幾つかのニュースに耳を傾けてみると、
あいかわらず犯人と逃走車輌の特徴を告げる情報は錯綜している。
134 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2006/05/09(火) 00:54:07
手首がもげそうな反動。
火薬滓をまともに顔に浴びてしまい、アバタのようになってしまった。
バターをたっぷり使った自家製のクッキーに、さらに分厚くバターを塗って食っても
高血圧にならない。
パックリ開いた傷口に化膿止めの注射を打ち、抗生物質の軟膏をたっぷりとつけて
傷口を縫い合わせてやった。悪党は図太く、中々くたばらないことを新城は知っているのだ。
138 :
無名草子さん:2006/05/12(金) 10:52:37
寒いときは、一回に肉を2s食わないとスタミナが落ちたりする。
コブ胃を開いて半消化の苦い草を一キロほど無理矢理に食い、栄養をおぎなった。
140 :
無名草子さん:2006/05/13(土) 22:44:27
西条は喫茶店に入るとコブ胃のパフェを注文する。
胸の中で小さな巨人が小躍りする。
142 :
餓狼の711:2006/05/15(月) 22:00:00
男の下半身を裸にする。
包茎であった。
143 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2006/05/16(火) 01:37:40
ギアはチーズを切るように
サードに吸い込まれた。
144 :
無名草子さん:2006/05/16(火) 10:13:20
こないだ読んだライトノベルに、モテまくる様子を「大藪春彦か豪屋大介」という台詞で
形容したものがあってのけぞった。
著者は30代後半。松田優作の映画をリアルタイムで見た世代だ。
「ライトノベルか・・・そんなものは猪にでもサクらせればいいんだ」
”俺”は手に持っていたJ&Bのボトルの首を、アンプル剤のように
ポキンとへし折ってやった。
146 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2006/05/17(水) 03:29:25
左肩に焼け火箸を突っ込まれたような痛み。
147 :
無名草子さん:2006/05/17(水) 06:32:19
宇能鴻一郎が、復讐に燃える
大藪型の作品を描いていた事はあまり知られていない。
というか芥川賞受賞作「鯨神」も売ってない
>>147 貴君のカキコを読んで、
ああ、大藪は復讐の物語を飽かず書き続けた作家だったのか、と再確認した
149 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2006/05/19(金) 01:24:51
腕は常人の腿程もある。
150 :
無名草子さん:2006/05/19(金) 16:29:23
これで予約が出来たと思うが。
イタリアで実際にやってみたら、成功した。
10ユーロ札だったけどね。
151 :
無名草子さん:2006/05/19(金) 20:45:29
いま「濃霧」っていう超短編読んだ
やっぱハメットっぽいね
152 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2006/05/20(土) 09:26:09
落雷のような衝撃。
>>149 惜しい! 伊吹の二の腕は常人の腿より太いんですよ。
154 :
無名草子さん:2006/05/22(月) 09:45:42
156 :
無名草子さん:2006/05/22(月) 15:32:46
>アンプル剤のように ポキンとへし折ってやった。
そういえば、この手のアンプルって最近、見ないね。
鉛筆のキャップみたいな部分をへし折るアンプル。
157 :
無名草子さん:2006/05/22(月) 20:05:55
158 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2006/05/24(水) 00:54:59
『やられた!頭が割れちゃった!!』
159 :
無名草子さん:2006/05/24(水) 01:44:46
凶銃ワルサーP38読み終わった。
160 :
無名草子さん:2006/05/24(水) 12:53:26
ふ
162 :
無名草子さん:2006/06/05(月) 17:23:18
蘇える金狼の鈴本と、村上ファンドの行動が似て見えるのは俺だけ?
むしろ桜井だろ
164 :
無名草子さん:2006/06/09(金) 22:32:05
いや鈴本だろ。どっちかというとな。
鈴本はオリクスの宮○と妄想
166 :
無名草子さん:2006/06/13(火) 16:01:48
脱糞
167 :
無名草子さん:2006/06/13(火) 21:28:05
しかし、感傷にひたっている時間は無い。
168 :
無名草子さん:2006/06/14(水) 00:03:56
女の死体に片手拝みして部屋を出る
169 :
無名草子さん:2006/06/14(水) 00:26:03
.357マグナム・ジャケッテッド・ホローポイント弾が、
××(ヤクザの組長とか)の右手首を吹き飛ばした。
××は、血の噴出する傷口に狼のようにかぶりつく――。
↑ これも、なんか印象に残ってるシーンを書いたけど、
原典にあたってないから、あくまでイメージね(w
ココにフレーズを書き込んでいる人たちは、もしかして
みんなイメージで書き込んでないか?
大藪さんは文章はヘタクソだったけど、ある種の人間の
心には、傷痕のように印象に残る言葉を吐き続けた作家
だと思う。
これってすごいコトだと思う。
171 :
無名草子さん:2006/06/14(水) 09:16:38
うまい具合に・・・
173 :
無名草子さん:2006/06/14(水) 20:22:17
ここは美女とおとこまえのスレですね
175 :
無名草子さん:2006/06/14(水) 21:39:18
実際の大藪は小説の中の主人公とは似ても似つかぬ、どちらかと言えば小太りの醜男(ゴメンネ)で、
実生活ではよきパパであり、よき夫でり、意外にもお人よしで、
いわゆる「いい人」だったと聞きますが、
あのような凶暴な作品を生み出す源泉とはいったい何だったのでしょうね。
>>175 「荒野からの銃火」を読むのがいちばん手っ取り早いと思う。
177 :
無名草子さん:2006/06/15(木) 13:49:00
足で一気に引金を蹴る
>>177 両親と愛する妻を斬殺された男の、壮絶な復讐劇ですね。たった1人で国家に戦いを挑み、
最後には治安出動までさせる主人公の執念と戦闘能力は本当に凄いです。山中に潜んだり
いくつかのアジトを手に入れた後に焼酎とモツ焼き胃に詰め込んで眠りに落ちる描写が
特に心に残っています。
×斬殺
◯惨殺
「大丈夫だ。背負っていく。いや、ソリを作って引っぱる」
こんな表現がよく出てきますね。
家族(特に弟妹、妻)に対する強烈な愛情もまた大藪の一つの特徴のような・・・
読めば読むほど不思議な作家です。
181 :
無名草子さん:2006/06/16(金) 00:13:31
>175
基本的には「悪ふざけ」に近い感覚で作品のネタを考えていたんじゃないかなぁ?と
思います。後はまとまりが良くなるようにそれで統一した、と。
この人エッセイが 死 ぬ ほ ど ヘ タ だったので、あまりこの人の書いたギ
ャグに気付く人はいませんが、小説の方も注意深く読むとところどころに「悪ふざけ」、
「ギャグ」、「ユーモア」が読み取れるはずです。
「野獣死すべし<渡米編>」の悪ふざけというかユーモアはなかなかだと思った。
大げさすぎるがゆえにこみ上げてくる笑いというのが特徴的だと思った時期もある。
世間一般にはハードそのもの、男性的なハードボイルド的思考や表現の具現者、というように
枷をはめられていたようなところがありますが、
対談集やエッセイに、北杜夫や筒井などの作家の名前が見えたり
(ほんの少し話の流れで触れたようなものですが)もするところ、
けしてギャグセンス無しでおふざけも描けない作家ではなかったと思う
また大藪読んでみたいな
けど本はだいぶん前に全部処分しちゃったから、今は手元に一冊も無いし、
最近は本屋でも大藪は少ないらしいし、
ブックオフで仕入れるという手もあるが、一度人の手で汚れた奴はなぜか見る気がしないし
うまい具合に。。。
毒島とかいう主人公いなかったかな。ドブ鼠みたいに強い印象が残ってるんだが、作品名忘れちまった・・・orz
>186
「裁くのは俺だ」です。
>>187 おう、さっそく蟻がとう。
このスレいいな。
「戦士の挽歌」(主人公が医薬品会社プロパー)
に出てくる「ピピンH」って「ポポンS」が元ネタ?
>>189 ユーモアのセンスもなかなかの春さんならありえるかもね
睾丸を膝で蹴りつぶす
192 :
無名草子さん:2006/06/18(日) 00:01:28
男根の全組織も腐り落ちるから、一生女を抱けない。
それって根っこを濡れ皮で縛るやつだな
194 :
192:2006/06/18(日) 06:41:19
195 :
無名草子さん:2006/06/18(日) 14:15:40
まあ、大藪の主人公は何十回と睾丸を蹴り潰してるからなあ、、、どこの誰やら・・・
ナイフで男根に切れ目を入れた回数なら千回は超えていると思われ。
逆に切られそうになった主人公も10人以上いるに違いない。
ライターの火で耳を炙るのもよく使う手だね。
198 :
無名草子さん:2006/06/18(日) 21:15:55
睾丸をバーナーであぶってパンクさせる
羊の皮を被った狼
200 :
無名草子さん:2006/06/19(月) 14:51:38
200ゲット?
そういうのイヤ!
201 :
無名草子さん:2006/06/19(月) 18:52:06
>>199 スカGTR改、ただしRのエンブレムは外し、通常のものと取り替えてある。
でもオーバーフェンダーで判っちゃうけど・・・
ヴァギナが痙攣を起こし男根を万力のように締め付ける。
伊達邦彦の母親ってどうなったのかどこかに記述あります?
「野獣死すべし・復讐編」では、父親と妹の死に至る顛末が書かれているけど・・・
ほじる、ではなくて、ほじくる、または、ほじくり出す
そして眼窩に小便をぶっかける
206 :
無名草子さん:2006/06/20(火) 19:57:51
眼球は抉るだな。ほじくるは皮膚に食い込んだ散弾とか肉を食ったあとの骨の髄。
乾いた鼻血もほじっていたな。
俺はタバコを吸わない、つか嫌煙家なのだが大藪の主人公がヘビースモーカーであるのは許せる。
>>208 煙草の葉を傷口に押し込み
大型の絆創膏で固定する。
寝ている女の髪に煙を吹き込むが好き
211 :
無名草子さん:2006/06/21(水) 00:11:23
>>209 そして失神する。目覚めたときには、もう傷口に薄皮が張っていた。
強烈な空腹感に耐えかねて・・・ 貪り喰う。
水をガブ飲みする。どんな美酒よりもうまかった。
214 :
無名草子さん:2006/06/21(水) 21:49:52
強大な権力も膨大な富も関係ない。
標的はそれらに胡坐をかいている人間。
血と骨と内臓の入った皮袋。
テレヴィ
プッシー
217 :
無名草子さん:2006/06/22(木) 00:26:32
これほどストレスを解消させてくれる作品群つか作家も珍しいな
>>217 大藪の前に大藪なく、大藪の後に大藪なし。
219 :
無名草子さん:2006/06/22(木) 06:04:39
でもいつか大藪春彦の様な奴が現れてほしい
まねとかそういうのではなく
怒りを形にする人が
ほんとのところは知らんが、極端に迎合を嫌う人に思える。
木刀で相手の手首を切断する
腹を軽くする
223 :
無名草子さん:2006/06/23(金) 00:19:04
大藪の作品に触れると、破滅的ではあるが一丁やったろう!つう気持ちにさせられる。
前進、前進、ポジティブにポジティブに、どうせダメもとなんだから・・・と。
少なくとも自殺したくなくなる。これで何度助かったことか・・・
224 :
無名草子さん:2006/06/23(金) 05:54:15
ゾーリンゲンのナイフでヒゲを剃りんげん
原色の内蔵がぶちまけられる。
226 :
無名草子さん:2006/06/23(金) 07:37:55
女は股間にクリネックスを挟んだまま
227 :
無名草子さん:2006/06/23(金) 19:20:33
ワニの尻尾はエビに似た味がする
228 :
無名草子さん:2006/06/23(金) 21:08:12
それでも貴様は人間か!?
229 :
無名草子さん:2006/06/23(金) 21:21:46
ムースの舌喰いてーなぁ
蛇の鎌首のようなスピードでスカートをめくる。
231 :
無名草子さん:2006/06/23(金) 23:20:36
シチューに黒熊の脂を四分の一ポンドぶち込んで喰うと、額から湯気が出る。
232 :
無名草子さん:2006/06/23(金) 23:24:43
ラーメンよりチャーシューメン
233 :
無名草子さん:2006/06/23(金) 23:55:49
ショーユ
234 :
無名草子さん:2006/06/24(土) 00:18:51
>>219 大藪春彦は二度と出てこないけど、彼に限りなく近い作家っているのかな?
235 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2006/06/24(土) 01:52:12
中学生のようにその先の話を聞きたがる。
カウンター・ステアを当てる
太いピレリP7のタイアが鳴いた
237 :
無名草子さん:2006/06/24(土) 08:22:10
一人暮らしをはじめた女子大生の娘に
部屋を出るときはドアの隙間に髪の毛を一本挟んでおくことを忘れるな
と俺は伝えた
238 :
無名草子さん:2006/06/24(土) 09:54:08
う〜ん、やっぱ大藪はためになるな
239 :
無名草子さん:2006/06/24(土) 10:12:10
苦学生のバイブルだもんな。
俺なんか妄想で下宿のババアを何回殺したかわからないw
240 :
無名草子さん:2006/06/24(土) 19:47:52
キャリブーのリーヴァーステーキ って響きだけでうまそう
レバー食えないんだけど
241 :
無名草子さん:2006/06/24(土) 21:03:23
やっぱり、いちばん美味そうなのはカウ・エルクのリーヴァー・ステーキだと思う。
あとは黒熊の脂で揚げたエルク・ソーセージだな。
新鮮なイクラと鮭のおにぎりを頬張る
243 :
無名草子さん:2006/06/24(土) 21:08:34
ちょっと違うけどけんぼーってゆう作家知ってる?なんか文才能力のない若者で今大人気らしいんですが。HP見たらたしかに文才ゼロ!笑っちゃいました!でもなんか親しみやすくてそれが人気の秘密なのかな?ここで見れます〜
http://x13.peps.jp/3456/
昼飯のチャーハンを吐いた
245 :
無名草子さん:2006/06/24(土) 23:29:54
卵と豆腐ばかり食って食って食いまくる
246 :
無名草子さん:2006/06/24(土) 23:40:30
炊き上がった飯を丼に盛り、卵とバター、それにショーユをぶっ掛けて一気にかき込む
247 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2006/06/25(日) 01:38:46
チャーシュー麺とタン麺の大盛を食べた後
近くの公園を走り回る。
>>247 大藪の主人公では絶対有得んから・・・ と釣られてみますた
>>248 ところがどっこい,「黒豹の鎮魂歌」で主人公が
やってんですよこれが。
250 :
219:2006/06/25(日) 06:38:23
>>234いない少なくとも日本には
寿行や船戸も好きだけど違うよな明らかに
ましてまねしてる奴らなど・・・
251 :
無名草子さん:2006/06/25(日) 06:53:49
両手で首を絞め続け、ついには首が千切れる。
ベッドの上にサロンパスを50枚並べて寝っころがる。ファッキングより気持ちがいい。
253 :
無名草子さん:2006/06/25(日) 09:42:43
>>250 大藪に比べれば寿行の作品はまだ丸みを帯びてるもんな。
大藪は徹頭徹尾、直線的で硬い。
254 :
無名草子さん:2006/06/25(日) 09:49:48
>>249 すんまへん
まだまだ修行が足りまへんなあ
255 :
無名草子さん:2006/06/25(日) 18:26:24
>>252 テーブルの上にパテックスを十数枚並べたんだよ。さては久◯製薬の秘密工作員か!?
256 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2006/06/26(月) 01:01:12
>>249さん、
フォローTNXです(o^-')b
「さよならソウル。アンニョンハシムニカ----静かな朝の国よ。」
>>258 ところがどっこい,「謀略の滑走路」で主人公
が言ってんですよこれが。
260 :
無名草子さん:2006/06/26(月) 18:22:13
ところがどっこいさんてやたら詳しいんですね。 いや〜御見それしました。
糞をむさぼり喰う
262 :
無名草子さん:2006/06/26(月) 18:46:14
263 :
無名草子さん:2006/06/26(月) 18:50:09
好物のソフトクリームに蜂蜜とあんこを山盛りにして
2口で食べた。頭がキーンとなったが壁に額が裂けるまで
頭突きしたら頭痛はおさまった。
265 :
無名草子さん:2006/06/26(月) 19:30:17
パンティが丸見えだ。
シミのついたパンティーが丸見えだ、の方が・・・
267 :
無名草子さん:2006/06/26(月) 21:08:04
268 :
無名草子さん:2006/06/26(月) 21:27:32
糞の中から未消化の木の実を選って喰う
良スレですね
背中に食い込んだ弾丸をメリメリっと押し出したのはどの本でしたっけ?
>>269 もしも「背中に食い込んだ無数の散弾」なら、「非情の掟」です。
あと、
>>268は「アスファルトの虎」のカモ鍋のパロ、というのは考えすぎ?
>>271 カモ鍋うまそうですた。
しかし,「電子オロシ器」で作ってませんでしたっけ,大根オロシ。
>>270 TNXです そうだ散弾でした。
ああバターを落としたハムステーキが食べたい..
274 :
無名草子さん:2006/06/26(月) 23:56:34
バターを溶かしたようになっている
>>272 そうです。電子オロシ器で作った大根オロシにショーユをブチこんだタレ。ザクは深谷ネギの
ブツ切りだけ。そのシンプルさが良いです。
>>273 ウオツカ一本を飲み干した翌朝、生卵を五個も胃に収めたあとにバターの塊りを乗せた
ハム・ステーキを食える朝倉が羨ましいです。
276 :
無名草子さん:2006/06/27(火) 00:11:56
>>274 そっちはハムステーキつうより蒸し鮑のほうだな。
277 :
無名草子さん:2006/06/27(火) 07:55:11
下が火傷しそうなバターコーヒー
278 :
無名草子さん:2006/06/27(火) 19:24:27
タバコを5本灰にした
279 :
無名草子さん:2006/06/27(火) 21:06:34
踊っているうちに男たちは勃起し、娘たちは濡れてくる。
>>277 下が火傷しそうな・・どこで飲んでるんだ?
>>279 一日六食というオランダなどが舞台なだけに、食事シーンが多いですよね。
逆にカーリンの素朴な手料理が美味そうに見えます。
282 :
無名草子さん:2006/06/28(水) 10:19:33
初期から中期にかけての作品のほうがより大藪らしさが出てたな。
匂いからムルヒーヤ・スープと分かった。
カイロでそれを飲んで,一晩に6人の踊り子を抱いたことがある。
スーパーで売ってるモロヘイヤの事?
匂いからムルヒーヤ・スープと解った。
カイロでそれを飲んで,一晩に6人の踊り子を抱いたことがある。
スーパーで売ってるモロヘイヤの事か?
同時に二本のタバコを吸った。
凄まじい肺活量でタバコがたちまち灰になる。
287 :
無名草子さん:2006/06/28(水) 19:34:34
ひさびさに食ったチャーシューメンはうまかった。
288 :
無名草子さん:2006/06/28(水) 20:39:00
チャーシューメンは定番
289 :
無名草子さん:2006/06/28(水) 20:45:22
西城に頃してほしい奴がいるんだが・・・
西条は,ウドン屋に押し入り住人を縛り上げた後,
天プラウドンを自分で作って食った。
>>284 おそらくモロヘイヤのことだと思います。鼻血が出る強制作用は、むしろラクダの骨の方に
あるのかも知れませんね。
>>290 亭主が気絶しているのを知ると、助けてくれと自ら身体を開こうとするんですよね。
292 :
無名草子さん:2006/06/28(水) 23:22:42
>>290 西城なのだが・・・ ここは2ちゃんでも譲れない
ドロミテのハンティング・ブーツ、ゾーリンゲン・ヘンケルのカミソリ
294 :
無名草子さん:2006/06/29(木) 00:32:44
サンアントンGTX
295 :
無名草子さん:2006/06/29(木) 19:09:48
空腹に耐えかねて俺は愛犬のシェパードを頭から飲み込んだ。
胃の中で暴れる愛犬を黙らせるため、1リットルの硫酸を
一気に飲み干した。喉を激しく焼いたあと、液体はゆっくりと俺の胃に
おさまった
296 :
↑:2006/06/29(木) 22:39:44
もうヒトじゃない・・・
297 :
無名草子さん:2006/06/29(木) 23:11:08
大藪の本の大半は絶版になってるんですか?
298 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2006/06/29(木) 23:11:15
レイ・バン・ディコット・シューティング・グラス。
299 :
無名草子さん:2006/06/30(金) 13:00:17
久々に「蘇える金狼」観ました。
ところで小池朝雄さんと結城しのぶの情事のシーンの際
バックに流れていた曲を知っている方はいませんか?
演歌っぽい感じで
「朝の静けさに溶かされて時も歩みを止めたようだ〜」という歌詞なんですけど…
300 :
無名草子さん:2006/06/30(金) 18:45:22
俺もギャオで観た。
バックに流れていた曲は多分、ミスチルだと思う。
3日間、何も食ってなかった俺は民家にしのび込んだ。
しかし冷蔵庫は空っぽで食料は何もなかった。
しかたないので留守番をしていた老婆に塩・コショウをかけて
頭から丸呑みした。
骨と皮だけだったがうまかった。
301 :
無名草子さん:2006/07/01(土) 01:00:55
>>296 「蘇るエイリアン(侵略編)」からの引用です。
リボルバーをファニングで一秒間に4発撃つとか
GIコルトをワンマガジン速射して銃声が連なって
一発のように聞こえるとか、ボルトアクションライフルを
自動銃のような早さで3発撃つとか
ありえないと思うんですけど・・・
303 :
餓狼の711:2006/07/01(土) 10:34:55
>>302 > リボルバーをファニングで一秒間に4発撃つとか
> ありえないと思うんですけど・・・
ありえる。
むかーしTVで早撃ちのびっくり映像を見たときは
コルトシングルアクションの早撃ちは
2発撃って銃声は1発にしか聞こえなかった。
しかも標的の風船が同時に2個割れていた。すげー。
304 :
無名草子さん:2006/07/01(土) 14:57:23
俺は昔、ハワイの射撃場で間違ってスタッフを撃ってしまった。
なぜか快感を感じてしまって、もう一発撃ち込んでしまった。
「東名高速に死す」だったかな。西城にガンプレイの特訓を、アメリカで
半年授けた(という設定)セル・(マーク)・リードは、0.07秒で抜撃ちを行った
といいますし、ファンニングは連射を素早く行うテクニックのようですから、
できないことはないのではないでしょうか?
>305
いや、シングルアクションの銃ならどうあれ、今日のダブルアクションリボルバー
なら安全装置が作動して、まずファニングは不可能なんです(無理矢理やって出来
ないことはありませんが多分弾が当たりません)。
大藪氏も、日本でも触ることが容易だったボルトアクションライフルの描写などは
どうあれ、リボルバーにサイレンサーを付けたりするとか、ポカをやっていないわ
けじゃありません。
>>306 その無理矢理をやっているのが大藪流…ということになるのかしら
長距離狙撃については、簡単に狙って命中させすぎるスナイパー劇画の例も
あったためか、「漠然と狙っただけで当たるものではない」描写が延々と
続いたりしますね。
308 :
無名草子さん:2006/07/02(日) 10:06:52
309 :
無名草子さん:2006/07/02(日) 13:44:27
何だかんだ言っても皆も大藪から色々教えてもらったと思うけどね。
車にしろガンにしろ。
曳航弾が5発に1発位の割で飛び出すてーのも大藪で知った。
それまでは映画なんかで見ても、結構弾って遅いじゃん、肉眼で追えるし、
簡単に避けられそうなんて思ってたし。
310 :
無名草子さん:2006/07/02(日) 14:32:18
盾にした女の身体に銃弾が。
311 :
無名草子さん:2006/07/02(日) 23:12:23
最も多く人を殺した作品て何でしょうね?
312 :
無名草子さん:2006/07/02(日) 23:46:19
その作品中だけか、回想シーンも含むか、それに直接的なものだけか、間接的なものも含むか等々
条件によっても違ってくるんじゃないかな。傭兵出身の主人公たちは数百人単位で
殺しているからね。シリーズを含めてということなら伊達邦彦や西城秀夫が有利になるし。
少なくとも、北野晶夫じゃないことは確か…?
女はさんざん殺しているけれど
最も処刑シーンが残酷な作品キボンヌ。
315 :
無名草子さん:2006/07/03(月) 13:39:59
>>310 そう思いきや実際には弾は一番薄いものを貫通するという性質を持つので
実際には後ろにいる主人公の方が絶命する確率は高い。
316 :
無名草子さん:2006/07/03(月) 14:48:42
>>311 以前は「ウィンチェスターM70」というのが定説だったが…。
317 :
無名草子さん:2006/07/03(月) 17:41:28
>>311 名前は忘れたけど「ヘッド・ハンター」の主人公でしょ。
なんせ核爆発おこしたんだから。
でも杉田淳が核で消滅させたのはウラニウム工場だけだから、数万人というわけでは
ないですよね。それでも工場の連中だけで1度に300人以上を殺していますし、
トップクラスであることは間違いないでしょう。
核爆発といえば、「蘇る野獣」での伊達邦彦、「傭兵達の挽歌」の片山健一も、
同列に並ぶかもしれませんね。
あらら。トリップが…
以降は別のトリップで…と、もう必要ないかもね
321 :
無名草子さん:2006/07/03(月) 20:57:11
初めて大藪作品を読んだのは「殺人許可書bR」。
中学3年の夏休み最後の日に買って帰って
読み出したら一気に読破してしまった。
それからはもう大藪三昧。
もちろん受験勉強なんて全然しない。
勉強してるふりして大藪ワールドを堪能していた。
とくに「蘇る金狼」なんて早起きして読んでいた。
でもさすがに50冊くらい読んだら飽きてきたけど。
>>311 意外と「戦士の挽歌」の石川も多いぞ。
最後の方の聖全会襲撃や山野組のビル爆破等で
合わせて1,000人位死傷させている。
「野獣死すべし」DVD角川版を見た。松田優作が結構いい味出してた。ピストルの音がショボイけどね。
ライフルの腹に響くって感じは無かったな。
>>319 >核爆発といえば、「蘇る野獣」での伊達邦彦、「傭兵達の挽歌」の片山健一も、
「野獣は甦る」では核爆発で12000人以上が死にましたが、これは伊達邦彦が
やったことではないですからね。「傭兵たちの挽歌」の片山健一は死者の数が
はっきりしていない戦闘が多く、サンチョ・パンサ号での約百名の他に十数名
単位で殺害している戦いがいくつかあり、さらにルサンゴ・シー・サーヴィス
における手榴弾の爆発で何人が死んだのかがはっきりしません。いちばん
重要なのがパリの大爆発で、夜間とはいえ崩壊したり大破した数十のビルに
いったいどれだけの人間が残っていたのかが問題です。合計すれば全部で
1000人以上は殺しているかも知れません。
325 :
無名草子さん:2006/07/05(水) 07:02:25
どちらかと言えば、俺は復讐物が好きだな
326 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2006/07/05(水) 17:47:57
『ティラミスは出せるかね?』
327 :
無名草子さん:2006/07/05(水) 17:53:12
俺はサラリーマンものかな。
328 :
無名草子さん:2006/07/05(水) 19:40:44
俺は大藪の恋愛ものと福祉関係かな。
あと介護ものも泣ける。
329 :
無名草子さん:2006/07/05(水) 23:27:11
330 :
無名草子さん:2006/07/05(水) 23:32:13
「復讐の弾道」は恋愛小説のカテゴリーに入るのだろうか
331 :
無名草子さん:2006/07/05(水) 23:47:04
大藪の福祉ものといえば「孤剣」だよね。貧しい人たちに自分の稼ぎを分け与える
慈善家・伊吹勘之助!(・∀・)
332 :
無名草子さん:2006/07/05(水) 23:50:36
兄弟愛ものもなかなかですぞ
>>332 「非情の標的」とかですね。逆に(ネタバレになるから詳細は書けませんが)「骨肉の掟」
みたいなのもありますけど。
334 :
無名草子さん:2006/07/06(木) 18:07:46
デパートの屋上から万札をばら撒くとういのもあった。
あれも一種の福祉かな。
車をジグザグに走らせ,座り込んでいる一般の人々を
轢かないようにした・・・ これは福祉?
336 :
無名草子さん:2006/07/06(木) 22:56:15
素直に情報を吐いた敵の延髄を抉って一瞬にして殺すのが何よりの福祉活動。
血の罠がすき。
338 :
無名草子さん:2006/07/07(金) 17:34:45
「命があるだけマシだと思え!」
肛門から軟糞が噴出する
340 :
無名草子さん:2006/07/08(土) 11:25:41
目玉を抉り出し、替わりに俺の睾丸をいれてやった。
目玉はもちろん、玉袋に収納した。
341 :
無名草子さん:2006/07/08(土) 12:08:29
>340
脳内はダメですよ
342 :
無名草子さん:2006/07/08(土) 13:05:23
鞭で引っ叩かれた睾丸はみるみるうちに腫れ上がりソフトボール大に
睾丸にナイフを突きたてグリグリとこじる
343 :
無名草子さん:2006/07/09(日) 09:17:34
でも大藪春彦って本当は良い人なんだよね
344 :
無名草子さん:2006/07/09(日) 15:53:26
3億円事件の犯人もいい人なんです。
345 :
無名草子さん:2006/07/09(日) 16:50:05
グリコのキツネ目の男も実は・・・
346 :
無名草子さん:2006/07/09(日) 18:09:33
20キロのポーク・ステーキと5本のビールで朝食を終え、
ベッドに横になりタバコに火をつけた。
347 :
無名草子さん:2006/07/09(日) 18:17:43
主人公じゃないけど“平均して7キロくらいの肉を食う”シーンならありますね。
肉ばっかり喰ってると、腹が出る。
350 :
無名草子さん:2006/07/09(日) 21:38:15
やっぱチャーシューメンでしょ
351 :
無名草子さん:2006/07/09(日) 22:02:38
ギョーザは出てこない。フライパンでカリカリに揚げたベーコンは出る。
長崎名物皿ウドンに食欲をそそられたりはする。
すし屋で金が無いので大トロの部分を頼むの意味がよくわからない。
昔はオオトロ安かったのよ 赤身、チュウトロは価値あった
353 :
無名草子さん:2006/07/10(月) 14:43:53
山野組ってよく出てくるよな。
あの山口組を想定してるのかな。
いつもボロクソにやられるんだが嫌がらせとか無かったのだろうか。
354 :
無名草子さん:2006/07/10(月) 19:24:01
ビタミン補給でレモンを皮ごと食べる。
激しい夢精。
心臓が喉からとびだしそう。
痔という言葉も結構出てくるね。さては大籔さん痔に悩まされてたな。
356 :
無名草子さん:2006/07/10(月) 19:45:22
そう? 痔はあんまり見たことないなぁ
>351
雇われ探偵の最終話「鉄の掟」で、餃子三人前とニラ玉スープを、
"ゴールドフィンガー"読みながら喰ってるシーンが有るよ。
豚のような食いっぷりだそうだw
358 :
無名草子さん:2006/07/10(月) 21:09:24
カップラーメン食べるシーンって何かある?
359 :
無名草子さん:2006/07/10(月) 21:17:16
大藪流だと餃子ではなくギョーザだと思うが、違うかな?
セブンアップ。
361 :
無名草子さん:2006/07/10(月) 22:46:35
タバコを5本灰にした
362 :
無名草子さん:2006/07/10(月) 23:07:31
ニコチンの渇きを癒すためタバコをほぐして鼻の穴につめる
363 :
無名草子さん:2006/07/11(火) 00:49:12
>>356 西城秀夫は痔主になりかけているから、アフリカの猟場にもわざわざポータブル式の
洗浄機を持ち込んでいるんだよ。作者自身、何にでもタバスコを振りかけていたら
尻の穴が痛くなって困ったとエッセイで書いている。
364 :
357:2006/07/11(火) 17:43:48
>358
暴力租界で影山や森川組の男達が、
トンコツ味のジャンボ・カップ・ラーメンを食べるシーンが有ります。
又、戦士の挽歌でも、石川と仲の良い江崎医師が、
「カップ・ヌードルでも食って云々」と有ります。
カップとラーメンやヌードルの間の"・"にこだわりを感じますね。
>359
雇われ探偵(角川文庫初版)には、
餃子と書いてあり、ギヨーザとルビふってました。
365 :
無名草子さん:2006/07/11(火) 20:09:03
空腹にたえかねカップラーメンのカップごと食ってしまった。
366 :
無名草子さん:2006/07/11(火) 20:13:53
またまたw
367 :
無名草子さん:2006/07/11(火) 20:51:45
>>364 石川自身がカップ麺を食うシーンもあるよ。みんな「傭われ探偵」が出てくるあたり
さすがだなあ。石川はジャンボ餃子(“ギョーザ”とルビ)を食うシーンもあるし。
368 :
無名草子さん:2006/07/11(火) 21:58:52
あいつら骨や皮はもちろん髪の毛まで貪り食ってしまうんだ
369 :
無名草子さん:2006/07/11(火) 23:03:11
ここに来る奴は最低でも10冊は読んでるのは確か
370 :
無名草子さん:2006/07/12(水) 00:09:07
大藪は1冊読んでしまったら最低30冊は惰性でいっちゃう。
371 :
無名草子さん:2006/07/12(水) 00:13:32
読んでない作品が10冊くらいだと思いますが、何か?
372 :
無名草子さん:2006/07/12(水) 11:19:31
>>368 死体処理の道具としてハイエナを飼っている記述は記憶にある。
でもこれって大藪の作品だったかどうか・・・そこらへんが?
373 :
無名草子さん:2006/07/12(水) 17:11:59
ビール瓶の首をチョップで吹っ飛ばし豪快に飲む。
が破片も入るだろう
と一応、言ってみる。
374 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2006/07/12(水) 21:03:34
『女が待って、と言ってるぜ』
>>372 「死体処理の道具としてハイエナを飼う」というのは記憶にないですが、
>>368氏の記述はたぶん「狼は曉を駆ける」のワニのことだと思います。
ハイエナを死体処理に使うのは「傭兵たちの挽歌」でありました。
富士樹海に群する野犬どもなども…
野犬どもが食付き易いように裸にして切り刻み、臓物を引きずり出しておく
378 :
無名草子さん:2006/07/12(水) 23:50:09
生きたままの人間の臓物をひきづり出し、体温を感じつつ
相手の悲鳴を聞きながら貪り食う。
とどめは相手の絶望的な悲鳴を黙らすために激しい痙攣を繰り返す
頭部めがけて脳みそを抉り出し、涎を流しながら食い尽くす。
>>378 出た! キチガイ! 東の末裔! 佐川くんの親類!
380 :
無名草子さん:2006/07/13(木) 10:21:06
匂いがきつい。
382 :
無名草子さん:2006/07/14(金) 00:18:00
378です。
貧乏がきつい。
体臭がきつい。
夏のはじまりがきつい。
383 :
無名草子さん:2006/07/14(金) 00:41:42
通りすがりの者らしい女の悲鳴が鋭く響く。
384 :
無名草子さん:2006/07/14(金) 00:50:05
>>380 あー、確か「エイリアンVS伊達邦彦」かな?
人をオチョクルのもエエ加減にせい ドタマにマグナムぶち込むど バカたれ
386 :
無名草子さん:2006/07/14(金) 19:28:33
>>380 俺の記憶では多分「哀愁の金狼 〜罠におちた朝倉哲也〜」
の湾岸戦争で麻薬漬けにされた朝倉がアメリカ兵をいただくシーンだと思う。
ある朝,大鍋一杯の味噌汁を作り一食分を小分けにして
食べた高見沢・・・
その後の味噌汁の行方については,誰も知らない。
388 :
無名草子さん:2006/07/14(金) 22:22:46
>>386 なんですかそれ?
それはそうと「暴力列島」での死体処理は「豚」さん。
389 :
無名草子さん:2006/07/14(金) 22:29:51
野犬、ハイエナ、ブタ、それにピラニア
390 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2006/07/15(土) 01:29:56
391 :
無名草子さん:2006/07/15(土) 01:53:15
>>388 「暴力列島」といえば、あのカツ丼争奪戦は壮絶だったな
392 :
無名草子さん:2006/07/15(土) 15:52:30
人の肉で作ったカツ丼だよね、うまそ〜。
393 :
391:2006/07/15(土) 19:51:19
>>392 間接的にはそうなるわけ…ないだろ。
あのカツ丼は店屋物だったはずだ。
394 :
無名草子さん:2006/07/15(土) 20:06:58
なんかカツ丼食いたくなってきたな。
口の中が火傷しそうに熱いやつをフーフー息で冷まして
汗だくになって食べたい。
395 :
無名草子さん:2006/07/15(土) 22:46:07
人肉趣味が一匹紛れ込んでるな
396 :
無名草子さん:2006/07/16(日) 02:02:44
大学へ進学して初めてひとり暮らしをしたとき、
まずやってみたのがボロニア・ソーセージの一気食いだった。
次にやってみたのが2ポンドのサーロイン・ステーキと
1ポンドのマッシュ・ポテト一気食いだった。
その後焼肉の大食いやらホットケーキにメープル・シロップを
たっぷりかけた朝食やらの挙句、1年間で16kgも太ってしまったよ。
397 :
無名草子さん:2006/07/16(日) 10:42:30
16キロも太ったのか?
うまそうだな
刺し身がいいな
398 :
無名草子さん:2006/07/16(日) 10:43:40
並行して筋トレやれば西城みたいになれたかもね
399 :
無名草子さん:2006/07/16(日) 15:05:17
こんなスレがあったんだね。懐かしい。
俺も2〜3年、朝倉哲哉のような食生活をしてたことが
ある。最後には体重が80キロを超過し、肝臓の検査値
が危機的な水準になってた。
夕食が丼一杯のキャビアにストレートのウオッカ一瓶、
次の日の朝は生卵6個にツナ缶二つ、昼は7キロの
ステーキに洗面器一杯のサラダとか続けてたら、
40前に肝臓か心臓がやられるだろう普通w
400 :
帝我都鮮民 ◆uF8XHRH2qs :2006/07/16(日) 15:07:47
400
401 :
無名草子さん:2006/07/16(日) 15:08:26
あとうろ覚えだが、「△△は○○の股間のジャングルに
銃口を向けた」とかいうのも覚えているな。小学生
だった俺は、何故股間に突然ジャングルが出てくるのか
どうしても分からなかったw
西城と高見沢の「栄養のつけ方」は
雲泥の差だ。
大藪作品中、最強の戦士は西城だと思うが・・・
404 :
396:2006/07/16(日) 19:36:42
案の定、30代後半で肝機能低下と診断されてからは
木綿豆腐にショーガをたっぷり載せてショーユをぶっかけたのを喰らい、
鉄観音茶で締め括るなんてこともしている。
先日ファミレスへ行ったときなど、回りがハンバーグランチばかりだった中で
自分だけシーフード・サラダ…。
でも、精神面ではいつまでも主人公たちのようなふてぶてしさと繊細さを
兼ね備えていたいと思っている。
ちなみにトレッキングをよくするようになったので、
身体は筋肉質だよ。腿が太過ぎるのが難点だがね。
405 :
無名草子さん:2006/07/16(日) 19:52:51
今、暴力租界を読んでいる最中。冒頭、ひたすら中国人アジト襲撃→尋問の
繰り返しですね。そろそろ飽きて、ほうの裏にグリグリが出来てきました。
これからちょっとは、物語展開するのでしょうか。
406 :
無名草子さん:2006/07/16(日) 21:02:56
時速70キロで逃亡する車を西城は全速力で走り、ついに追いついてしまうと
車と併走しながら運転手の側頭部に3発の38口径を続けざまにぶち込んだ。
全盛期の西城は時速83キロで走った記録があるのだ。
>>404 小説と現実は違うもんだ
マッチョな生き方もいいが無理は怪我のもとだよ
半年くらい前から毎週一回は焼肉をキロ単位で飽食したあげく、
体重が三桁の台に達した私はどうすれば…
筋トレもちょっとしてたので、上腕50センチ、太腿80センチの大台に乗ったけど
動きにくくてかなわん。ビールもリッター単位で飲んでたから腹も出た。
そういえば大藪主人公は、ビールは「水」がわりか、頭痛がするのであまり飲まないか
どちらかですね。
409 :
399:2006/07/17(月) 00:40:31
俺はその後酒は控え食事の量も減らし、肝臓と体重
はまともになった。
今では見合い結婚した連れ添いにがみがみ言われて
ランニングとジム通いも始めた。体調はすこぶるいいが、
食事の量は大藪ヒーローに遠く及ばない(及ばせると
山の神が口を利いてくれなくなるので)。
410 :
無名草子さん:2006/07/17(月) 01:07:25
>>405 展開しない。長々とした銃説が付いて未完。
「暴力租界」にしても「飢狼の弾痕」にしても、
見方を変えればあれほどリアルな小説はないな。
毎回毎回同じことの繰り返しで台詞まで同じって、
あの設定なら同じで当然。
ついに大藪はこの境地に達したかと感心したものだった。
いつもは過重労働に追われる俺だが、この三連休はめずらしく
パカッと休めることになってしまい、日曜日をだらだら過ごす。
乱雑で殺風景な部屋で、切れてるチーズをツマミにシーヴァス
の水割りを飲みながら、久しぶりに大藪の『ヘッド・ハンター』
を読んだ。
そういえば十年以上前には日本でもピーター・スターヴザント
が売っていたはずだが(日本名はピータースタイブザン)……、
いまでは入手できない。代わりにマールボロ・ライトを銜える。
学生の時に買って、何度も何度も読んだ角川文庫はジャケットが
ボロボロになり、活字が載った紙が陽に灼けている。
そういえば同僚に「杉田淳」って名前の恐妻家がいて、なんだか
笑ってしまう……。
空腹を覚えたので、インスタント・ラーメンに刻んだ長ネギと、
魚肉ソーセージ(ボロニアじゃないんだな)をブチ込んだもので
腹ごしらえして、さらに『ヘッド・ハンター』を読む。
412 :
無名草子さん:2006/07/17(月) 19:03:32
ボロニアソーセージって食べたことないんだけど
どんな感じのソーセージ?
柔らかい豚肉のぶっといソーセージ…かな。あんまり濃い味付けのは食べた記憶がない。
粒胡椒が効いてる奴は酒に合う。
「モルタデッラ」で探した方が、大藪ヒーロー好みの本格品が手にはいるかもしれませんね。
香辛料で味付けされたハムみたいのだよ。肉屋には大抵ある。俺はサラミソーセージの方が好みだが。
415 :
無名草子さん:2006/07/17(月) 23:32:43
「杉田淳」か、確か「酒井淳」てーのもいたね、、、ガソリンスタンドやってた、、通称人斬り淳、、違ったかな。。。
>>415 合ってますよ。「復讐の掟」ですね。あの作品は作者自身の親としての辛い体験が
ベースにあるので、親の立場で読むと特に心に残ります。
417 :
無名草子さん:2006/07/18(火) 14:30:24
飢餓体験のある人って大抵肉好きだよな。大藪さんもそんな感じ。
>>417 「非情の掟」や「荒野からの銃火」を読めばわかるように、蛋白質信仰みたいなものが
あったようですね。「ヘッドハンター」でも「この寒さでは一回に肉を二キロは食わないと
スタミナが衰える」とか書いていましたし。
冒険家の植村直己はアザラシの生肉食って体力をつけたと聞いた
420 :
無名草子さん:2006/07/18(火) 18:58:45
砂漠地帯や南極なんかは野菜で作れないから
生魚やトドだったかアザラシだったか忘れたけど
動物の血液でビタミン補給するそうです
これも「荒野からの銃火」にありましたが、
栄養をたっぷりとれば、寝不足にも対抗できるという。
確かに肉を食いまくると、体が休むことを望まなくなると言うか
よりエネルギーを充填して、パワフルになったような感覚があった。
でもこの状況をずっと続ければ、膵臓が危険になったりするのだろうと怖くもなった。
スペッシャル・チャージング・エンジンは、寿命が短くなるのが相場だ…
大藪は作家という運動不足がつきまとう坐業のなかで、パワフルな自分を保つべく、
無理にでも肉を咀嚼して、作品にエネルギーを充填していたのではないか。
白髪の写真の表情を見るたび、そんな律儀さがあった作家に思えてならない。
昔、NHKの歴史に関する特集だったか何かで大藪が出ていた。
テレビで大藪春彦を見たのはそれが最初で、たぶん最後でもあった。
火縄銃の解説をやらされて(何か嫌々ながらに見えた)いた。
司会者の「当時の火縄銃は武器としては実際どうだったんでしょう?」とかの問いに
黒いサングラスに皮ジャンの大藪が胸に赤ん坊を抱えるように銃を斜に持って
「こんな感じでバンとやる。大きな音で敵を脅す。貫通力はしれてますから」
思わず笑ってしまいましたよ。
当時、僕は大藪春彦にドップリ浸かってましたから、あの大藪に野暮なことさせんなよ、と
怒り半分苦笑したわけです。
大藪なら銃器に造詣が深いだろうからくらいの発想での起用だったのでしょうが、
今考えると大藪もよく出たなと思います。
それにしても誰に阿ることもせず、ニコリともせず朴訥に喋る大藪に改めて惚れてしまいました。
ちょっと教えてくだはい。大藪の作品で子供を足蹴にして突き飛ばし、いたいけない子供に何をする、
みたいなこと言われて、これくらいの子ならマスの書き方くらい知ってるさ、みたいに
言い返す作品があったと思いますが、どうしても題名を思い出せません。どうも気になってるんですが、
知ってる人いますか。
「孤狼の掟」かも。
>>419 植村直己はグリーンランドや北極圏探検の時に、解凍したアザラシの
生肉にクジラの脂をつけて食べていたそうです。食べた直後は身体が
冷えるけど、30分ほどすると逆にポカポカと火照ってくるのだとか。
しかし柘植久慶は著作の中で、この食事法がマッキンリーでの遭難に
つながったのではないかと書いていた記憶があります。
>>420 「非情の掟」でも、島津が追っ手に自分の居場所を知られることを恐れて
火を使わずに鹿肉を生で食べたおかげで、エスキモー(イヌイット)と
同じように塩分やビタミンC不足にならずに済んだという記述があります。
また、魚を食べるアザラシなどの肉にはEPAなども多く含まれているので、
イヌイットには心臓病が少ないのだそうです(その一方で、彼ら特有の
病気があるらしいですが)。
CJ-5乗ってたの?
427 :
無名草子さん:2006/07/19(水) 14:28:32
>>425 植村の件だけど、もしよかったら柘植の推測の根拠とか過程とか教えてほしいな
あまりに風吹けば桶屋式でさー
428 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2006/07/19(水) 16:55:58
『いい車だな。俺も一台欲しいが手が出ない。』
429 :
無名草子さん:2006/07/19(水) 19:31:45
当たり前のようにインターネットに接続されたパソコン
朝倉が京子を篭絡する手口が好きだな。
スポーツカーを借りたり、ボーリング場のくだりがいかにも大藪風で・・・
431 :
無名草子さん:2006/07/21(金) 14:36:51
馬を三週間で食い尽くす
432 :
無名草子さん:2006/07/21(金) 19:26:08
自分の体重より重いステーキを20分で平らげる
>>431 「非情の標的」ですね。この潜伏シーンの描写は凄かったです。散弾で受けた傷による
発熱から回復し、三キロの腿肉を骨髄までほじくり出して食うシーンも迫力があります。
>ほじくり出す
う〜ん この語感だね 大藪クオリティー
「茶碗(コップ)に残った酒を
囲炉裏に捨てると炎が高く昇った」
を真似したら,たき火が消火してしまった・・・
アルコール度の問題かと >435
>>435 「処刑戦士」の松尾の場合、シーヴァス・リーガルなんで40度だったはずです。
いちおうオン・ザ・ロックにしてましたが、乾杯の直後に口につけないまま囲炉裏に
中身を放り込んでいました。
丼一杯の野沢菜漬だったかしら
>>438 大皿に4つですね。それと密猟したカモシカの鍋。
いくつか大藪作品が映像化されているが、主人公が原作にほど遠いのが気になる。
「野獣・・」「金狼」の優作はちと線が細いし、藤岡は全体的に丸っこい。仲代版はまだ見てないがどうだろうか・・
テレビの香取に到っては完全にファンをオチョクってるし。
日本には大藪の主人公を演じられる俳優はいないのだろうか・・・
MUROFUSHI
>>441 ピンポ〜ン 俺もそれ思ってたとこ ハンマーのだよね
ただ俳優としての資質が?なのだが
大藪読んでる奴って同じこと考えるのかな〜 だとしたら不思議だ
棒高跳びの選手はどうだ?
西城も伊達邦彦もやったことあるし。
(邦彦は南北朝鮮国境を飛び越えた。)
>>440 ラグビーの大畑大介君、身体能力はもちろんだが、あの人の顔と一途にボールを追う時の表情は
大藪作品の復讐の権化と化した市井の一匹狼を彷彿させますね。
あと髪を振り乱しながらひたすら前へ前へとガムシャラに前進する全盛期のボクサー輪島功一なんかどうでしょうか。
・・・若い人は知らないかな。
いずれにしても映像化するについては監督の手腕次第だが・・
以上、もしもの世界。
熱々の飯に生卵とバター、それにショウユをかけて貪り食う
446 :
無名草子さん:2006/07/23(日) 20:38:58
コッペパンに取り出したばかりの牛のレバーと血の滴るタンを
はさみタバスコをたっぷりかけて3口で胃におさめた。
焼き上がったトーストに半ポンドのバターを塗り抉るように食い尽くす。
耳は残した。
448 :
無名草子さん:2006/07/24(月) 12:04:37
申し分のない即死だった。
>447
>耳は残した。
大藪の香りがする。
450 :
無名草子さん:2006/07/24(月) 19:00:10
起き抜けに眠気をさますため梅干5個を口に放り込みなら庭に行った。
野良猫がいたので梅干の種をフルオートで吐き出すと嫌な音を立てながら猫の
体に食い込み、猫はその場で即死した。
その猫は今夜の夕飯のステーキに化けるだろう。
451 :
無名草子さん:2006/07/24(月) 20:17:15
猫殺しキタ━━━━(゚∇゚)━━━━ !!!!!
犬を捌いて喰う描写はあるが・・
“大藪風”というネタでしょう。
犬に関しては「処刑の掟」がありますし、「孤剣」でも町役人が食べようとしている
描写があります。ネコに関しては、「汚れた英雄」で北野晶夫が「食べたかも知れない」
という感じの表現がありますね。
>>440 仲代版は伊達邦彦の端正でハングリーなところがよく出てるよ。
世代的に「蘇る金狼」の優作のイメージで大薮の小説を読むことがあるけれど、仲代の野獣を観て、大薮が邦彦に自己投影しているとすればたぶんこの仲代が近いはずじゃないかと思った。
>>453 こうして見ると平気で猫や猿を食う大陸の人たちは凄いね。
特に北鮮工作員に対しては大藪の主人公たちが物凄く強敵視するのもわかる。
倒したライオンの「ラッキー・ボーン」を受け取った時の反応の相違。
西城 「これが幸運をもたらすというラッキー・ボーンか!有難う!」(かなり興奮)
高見沢「どうも」(あっさり受け取る)
458 :
無名草子さん:2006/07/25(火) 23:56:46
結局、大藪氏お気に入りの車は初期のスカイラインGTRみたいですね
>>456 猿に関しては、あの片山健一ですら吐いてしまって食べられなかったらしいですね。
>>457 高見沢にとっては、その後に倒したカラハリ・ライオンの方が大物だったし喜びも
大きかったみたいですね。サイズ的にも西城の倒したライオンより大きかったし。
「アイ・ガッツァ・カラハリ・ライオン!」
一人も人を殺していないのは「汚れた英雄」だけですか?
少年向け作品や「アイヌ犬の咆哮」などがあります。「羽田上空の罠」も“主人公は殺していない”
作品だったはずです。
三味線をひいて、ハングオンのぶら下がりスタイルはまだ見せていない。
未完となった絶筆「暴力租界」の書かれざるラストですが…
大藪氏のメモが残されていたそうですね。
それによると…コロンビア・マフィアを制圧後、千葉県の、宅地造成されただけの更地に
マフィア後援の道場があり、ここが最期の決戦場になるんだそうですね。
横須賀のインディペンデンスのコックを買収して、対空ミサイルを地対ミサイルに改造したあと、
多摩よりミサイルを発射、敵機動部隊の殲滅を計る。それで良いのでしょうか?
ただ、貯めた金の使い道は?ヒーロー影山は高飛びするのか、それとも死ぬのか?
謎は残ります。皆さんはどう考えますか?
自ら心臓に一発撃ち込んで
生まれてきた虚無の中に帰っていくだよ。
海外の広大な猟場を購入して、狩猟三昧の日々を過ごすのです。
動く影をみると体だけが勝手に反応し、殺人機械のように機銃を射ちまくる私のような人間のクズは、発射の衝撃でトンネルが崩れて死んでしまったらいいのだ。
467 :
無名草子さん:2006/07/28(金) 00:36:11
>>466 伊達邦彦と同様に、北朝鮮に潜入して生還した“私”は、最終話でもやはり
トンネルの中を彷徨っているんですよね。
469 :
357:2006/07/28(金) 00:48:09
>460
雇われ探偵や、探偵事務所23の主人公達も、
直接の人殺しはしてない筈。
最も、田島は孤狼の掟だと、殺しまくってますがw
狩りのじゃまされてぶち切れて人を殺した奴がいたような…
なぜか秘密のトンネルはよく出てきますね
大薮春彦には料理の本を書いてほしかった。
>>472 大藪春彦監修”野戦料理の醍醐味”とか。。特に臓物料理は絶品だと思いますね。
>>473 ステーキやローストビーフ、それにカツオのタタキについても書いたでしょうね。
>>473>>474 シチューや本物のソーセージのつくりかたについても。
ダンディズムひけらかしの北方某や能書き優先で他人につくらせていた
開高某などよりはるかに実用的なことは間違いないだろう。
黒のグラサンにエプロンした大藪なんか想像したくもねーよ
>>472
料理といっても獲物を撃つところから始まるんじゃまいか?
それらな読みたいな
TV”愛のエプロン”に出れば”特エプ”の梅沢登美夫にだって勝てる気がする。。たぶん。。
調味料の単位をいつもの癖でつい「グレイン」で表記してあったりするのを期待。
食材の単位は「〜頭」。
テントの中でオムレツを作る際
セロリやネギやベーコンは隠れ家で既に切ってきたのだが
現地でチーズを半ポンド賽の目に切るのは大変だと思う。
>>480 「庖丁人味平」の白糸ばらしのテクニックを使えば、狭いテント内でも大丈夫です。
チーズやベーコン入りのオムレツは、実際に作って食べたことがあります。フライパンで
作りましたけど。
沢を堰き止めて造った小さな池に生石灰を放り込む。
しばらくすると夥しい数の小魚が白い腹を見せて浮き上がってくる。
これらを集めて串刺しにし、乾燥させて保存する。
>>482 カビの生えた黒味噌をつけて、廃村の山裾の横穴に保存してあったサツマイモと共に
たいらげるんですよね。アジト用にいくつかのアパートを借りて、フライパンで焼いた
モツを焼酎で胃に詰めこむシーンや、コジュケイの胸肉や股肉を生でかじるシーンもいいです。
ライオンのステーキに虎のチンポの刺身、象のハナのバター焼き、猿の姿焼き、
トロフィー付き鹿頭の丸焼き、ヤー公の指でダシをとった大盛ラーメンなどセンセの特異料理はいくらでもある。
が「クジラの油が染み付いた拳銃のホルスターでもしがんでいれば一週間位は生きられますよ」くらいのことは言いそうで怖い。
オリーブオイルがしみ出すオムレツに、さらにオリーブオイルをたっぷりかける。
サラダなど、オリーブオイルの中に野菜が浮かんでいる感じ。
ステーキのソースは
たっぷり残ったグレーヴィ(肉汁)に
みじん切りの玉葱をたっぷりブチ込んで
白ワインか日本酒を一合流し込む。
ショーユも入れたっけ?
>>484 ミンクオイルの染み込んだハンティング・ブーツも追加して下さい。
これがあれば10日間位は食い繋いでいけそうですので。
床屋でクルーカットにしてくださいって言ったら通用しますかね?
489 :
無名草子さん:2006/07/29(土) 18:47:10
大丈夫です。僕はいつもカウボーイハットにホルスターに電動ガンをいれて床屋に行き
おもむろに電動ガンを取り出し天井めがけて10発フルオートでBB弾を発射した後
「大藪カットよろしく」とさけんで椅子に腰を沈める。
>>486 >ショーユも入れたっけ?
速見は日本酒とショーユ、鷲尾は赤ワインと醤油です。
>>489 無論、その床屋のオヤジには充分なチップをはずんで勘定を払い、散髪後、駐車場に停めてあった車に
侵入の形跡がないことを確認してからキィでドアを開け、アジトに戻り、ウオッカの壜を手刀で叩き割り、
クジラの缶詰と一緒にゆっくり胃に収めるんでしょうな。。
492 :
無名草子さん:2006/07/29(土) 20:54:23
>>491 散髪後はもちろん、人気のない場所に駐車してある自分の好みの車を物色し
2本の針金でロックを解除し、バッテリー直結で帰ります。
>>492 帰宅後はナンバー・プレートを付け替え、エンジンのナンバーを削り落とし、
車検証を改竄することを忘れません。
>>493 荷台の「川口工務店」を「山田工務店」に直しておいてくれ。
ついでにヘルメットにも「山田工務店」と書き込んでくれ。
そういえば「舌を洗う」という表現はこの人の本で始めて見た。
>>495 初めて読んだのが「トラブル・シューター」で、北原が「分厚いシマアジの刺身を二十切れほど、
ローガンのスコッチの水割りで舌を洗いながら見る間に平らげる」という文章が
印象に残りました。よく冷えたウォッカで舌を洗いながら、カスピ海産のキャビアを
スプーンで豪勢に口に運ぶ片山とか。
497 :
無名草子さん:2006/07/30(日) 19:14:22
刺し身とスコッチってあわなそー
以外と平気だよ。ワインは吐きそうになるけど。
スコッチを水で割らずに生のままでやりたい誘惑に駆られた
500 :
無名草子さん:2006/07/30(日) 20:20:47
ギリシャ正教ビザンチン派
501 :
無名草子さん:2006/07/30(日) 20:46:48
ロブスターが食いたくなってきた
ビールのあとにシングルモルトのスコッチなんかで
大藪の主人公たちが飲んだ一番強烈な酒はやはりウオッカの類?
>>502 おそらくそうでしょうね。ウォッカを喉の奥に放り込んでビールで追い打ちをかけるなんて
飲み方を平気でするんだからすごいものです。
504 :
無名草子さん:2006/07/31(月) 00:01:10
唐辛子をぶち込んで飲む酒とかあった希ガス
505 :
無名草子さん:2006/07/31(月) 00:14:02
ユートピア島の座標キボンヌ。
>>504 「アスファルトの虎」には唐辛子を浸したウォッカが出てきます。「狼は曉を駆ける」では
主人公ではありませんが唐辛子をドブロクにふりかけて飲むシーンがありますし、
「戦士の挽歌」でもドブロクにキムチの残り汁を混ぜて飲んだりしています。
山ごもりしてる時に猿酒盗み飲みとかしてそうな気がw
>503
ビールをチェイサーにしてウォッカを飲むのです
>>508 ビールばかりでは腹が冷えるから、強い酒を追加で頼んで飲むのが普通なんですよね。
いちばん壮絶なのは主人公ではありませんが「狙われた野獣」に出てきたハンスの
飲み方だと思っています。
510 :
無名草子さん:2006/07/31(月) 23:14:02
隣のハイオクを飲みたいという激しい欲求に駆られたが、給料日まで
まだ間があることを考えて、レギュラーにした。5リッターほど飲んだところで
ようやく酔いがまわってきた。ガソリンだけでは腹が冷えるので、石鹸を齧り
ながらだ。
>509
逆でしたか。知ったかでした。ゴメン。
512 :
無名草子さん:2006/08/01(火) 05:06:10
アルコール度は弱いけど、"マッコリ"にキムチの汁を混ぜて飲むと
いうのがあった。
確か、薬のプロパーが主人公のやつ。
試したけど、確かにうまかった。
辛口のキムチでないと効果ないけど、お試しあれ。
>>512 それは私が
>>506で書いた「戦士の挽歌」でのシーンです。試したことはないですが、
やはり「汗まみれになる」という感じですか?
朝倉が京子を篭絡しようと料理や酒に精力エキス、催淫剤をバンバン入れて飲まそうとしていました
一度やってみたいですね
515 :
無名草子さん:2006/08/01(火) 20:26:34
俺は禁煙2年目なんだけど大藪読んでるとタバコが吸いたくなる
そいうえば高校1年の冬に「汚れた英雄」読んでていて主人公が
キャメルを吸ってるを読んで、吸ってみたくなり買いに行った記憶がある
516 :
無名草子さん:2006/08/02(水) 03:41:26
>>513 あ、失礼しました。書名までは思えていませんでしたので。
問題は「汁が多くて、しかも辛口」のキムチでないと効果がないこと。
スーパーで売っている干からびたようなキムチじゃ、当然全く駄目です。
ちなみに、一緒に食べていた友人は、キムチの汁をマッコリにぶち込む
私を見て呆れていましたが。
これも書名は忘れましたが、主人公が本格的な韓国焼肉屋に会社の同僚を
連れて行き、生肉などをバリバリ食うのに同僚がビビッて逃げ出すシーン
がありましたが、思わずそれを思い出してニヤリとしてしまいましたが。
試すときは、彼女以外の人と行った方が良いかも。
>>516 >生肉などをバリバリ食うのに同僚がビビッて逃げ出すシーン
これは代表作のひとつである「蘇る金狼」の最初の方の場面ですね。勤勉なサラリーマンの
仮面をかぶっている朝倉ですが、血とごま油とニンニクの汁で生々しく光る生の臓物を
強靱な歯で噛み裂く瞬間、彼の闇の素顔が一瞬だけ剥き出しになる感じです。
同僚たちが逃げるように去った後は、ボクシングのトレーニングを控えていることもあって
普通に焼いて食べていましたが、その気になればすべて生のまま平らげることも
可能だったでしょうね。
518 :
無名草子さん:2006/08/02(水) 16:05:03
>生の臓物
確かウザイ同僚たちを避けるためのパフォーマンスだったような・・・
>>518 そうです。夜はボクシングの練習や犯行の準備など時間がいくらあっても足りないので、
犯罪と結びつかない形で同僚たちが敬遠するように仕向けたんですね。朝倉は勤勉で
人付き合いが苦手な印象ですが、「戦士の挽歌」の石川克也の場合は軽薄でお調子者の
営業マンという仮面を被っています。このあたりは職種による差でしょうね。
朝倉の仕事って東和油脂の経理だったかな?
奪った金をリンゴ箱に入れて机の下に置いてたんだっけ?
最近、歳のせいか記憶力が落ちてきてしまってなぁ。
3年前の引越時、本を全部処分してしまったのが惜しい。
肉は生で食った方が、飽きがこなくていいのですが、臓物は思い切り香辛料やニンニクが
効いて「毒消し」してくれているようなのでないと、生で食べるのに躊躇しますね。
>>520 >朝倉の仕事って東和油脂の経理だったかな?
その通りです。
>奪った金をリンゴ箱に入れて机の下に置いてたんだっけ?
最初の犯行で奪った金は、ボストン・バッグに入れてベッドの下の古本の山の下に
隠してありました。
>>521 レバ刺しに関しては、新鮮で薬漬けになっていないものは色も綺麗で味の方は
わずかに甘みがあって実に美味いものですよね。
イノシシの肝臓は食い残したが、馬の肝臓は生のままたいらげた片山。
>520
リンゴの箱は松田優作主演の映画の方だね
>>520 映画版は「クニの母からリンゴを…」と、机の横の箱に札束を詰めていましたね
ご丁寧に、一番上にリンゴまで仕込んでカモフラージュを…
映画版「蘇える金狼」は上司の小池朝雄、成田三樹夫が面白くていいですね。
526 :
無名草子さん:2006/08/03(木) 17:47:51
イノシシ、と言えば高見沢優のモツ鍋ですね。
「焼酎で鼻を麻痺させておかないと、糞臭がキツくてたまらない」
とありましたが、そんなにすごいものなんでしょうかね?
料理屋で食べる上品なシシ鍋とは別物だくらいは想像がつきますが。
>>526 臭いがすごいのは腸の部分でしょうね。糞をしごき出して水洗いするとはいっても、
糞臭を完全に落とすのは難しいでしょう。丹念に洗ったり悪臭を落とす処理を丹念に
することも可能でしょうが、基本的に野戦料理ですからね。それでも自分たちで
仕留めたイノシシの味は格別なんだと思います。
剛毛を剃っただけのイノシシ肉をそのまま火に炙って喰うのが通とか書いてあった
>>528 「戦士の挽歌」ですね。「美味しんぼ」の回鍋肉とかでも出てきましたが、脂肪層だけでなく
皮の部分まで味わうのが通ということらしいです。そういえば「ヘッドハンター」で
カナダ雁のローストを作る時も羽をむしった後に残った毛を火で炙って処理して
いましたね。こういった食材は口にする機会が限られていますから、食べられる人は
本当にうらやましいです。
単なる栄養補給だけに見える主人公の食事でも時には楽しむこともあるらしい。
最後の晩餐的に食べ歩いくという記述が確かあった。
でも腹を撃たれた時の用心のために結局全部吐いてしまうんだけど・・
100日間は糞をしごき出しておいた腸を食って過ごした。
死体を足で踏んづけ血抜きをする
533 :
無名草子さん:2006/08/04(金) 18:54:25
>>530 いくつかの作品を読めば分かると思いますが、基本的に主人公たちは
美味いものに目がありません。ただ、経済的に苦しい時期や体力回復を
最優先する場合は栄養重視の食事内容になりますね。
特に伊達邦彦や西城秀夫のようなエージェント系の主人公たちは、
「明日をも知れぬ命が贅沢を要求する」ということで食へのこだわりが
特に強いようです。西城などはパリにお気に入りの中華レストランが
ありました。
>>533 >>531は「非情の掟」のパロだと思います。実際には鹿の腸を3日間に
わたって食い続けていました。糞をしごき出した腸を生で食うのですから
臭いは相当のものだったと思いますが、餓死寸前の状況で手に入れた
肉ですからまったく気にならなかったでしょう。
腸から糞をしごき出して食べるという描写を最初に読んだのは小説では
なくてマンガでした。白土三平の「カムイ伝」(外伝?)だったと
思いますが、非人と呼ばれた人たちが死んで放置された牛の腸を手に入れて
鍋にして食べていましたが、ものすごい悪臭に主人公たちが驚くという
感じだったと思います。
しごき出す、抉り出す、穿り出す、搾り出す、え〜とあとはなかったかな・・
>>536 建物に火を放ち炙り出すつうのは? なかったか・・・・・?
糞をひり出す。これもあったような無かったような
1bもあるような巨大な張り形の男根を女性の陰部に突き刺し、体内を貫通させ
内臓と一緒に口からあふれ出させるという描写はあった希ガス。
ただこれも溢れ出すという表現を用いていたかどうか・・・ 定かではない。
肛門にゴムホースを突っ込んで放水したのもあったね。
>538
ペットボトルロケットみたいに人間がすっ飛んでくんか
540 :
無名草子さん:2006/08/04(金) 23:31:29
DVD「野獣BOX」でageますよ。まだ買ってないけど。
>>537 >1?もあるような巨大な張り形の男根を女性の陰部に突き刺し、体内を貫通させ
>内臓と一緒に口からあふれ出させるという描写はあった希ガス。
「日銀ダイヤ作戦」ですね。あれは「はみだした」でした。
>>538 「処刑の掟」では、肛門から空気を入れて拷問の痕跡が残らないようにしていました。
542 :
無名草子さん:2006/08/05(土) 00:14:14
こうしてみると大藪の小説って結構残酷ですね
543 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2006/08/05(土) 00:45:47
>>538 「女豹の掟」ですかね?
口と蜜壷と肛門にホースを突っ込んで
拷問をします((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
『話す気になったらそう言って。タイミングがずれると命取りになるから早めにね。』
544 :
無名草子さん:2006/08/05(土) 02:54:46
>>535 どっかのゴミ屋敷の親父が、庭で人糞を鍋で煮るというのがありましたっけ。
勘弁してくれ〜。
>>542 大藪の主人公たちは死に際してよく「土に還る」と言います。
人間も単なる物質、原子の集合体と見てるんですね。
土を掘り返したり、石を砕いても残酷とは言えません。
焼死だろうが爆死だろうが切り刻まれてバラバラにされようが
死んでしまえばただの土塊に戻るだけ。
どんなに強大な権力を誇ろうと巨万の富に囲まれていようと死ねばただの土塊です。
生あるものも実は土塊の仮の姿かもしれません。
人間同士の絡み合いも物質と物質の化学反応みたいなものです。
こう考えると残酷な描写もそれほどでもないなと思えませんか。
勝手に大藪の死生観を表現してしまいました。
547 :
無名草子さん:2006/08/05(土) 22:31:05
>>306 >リボルバーにサイレンサーを付けたりするとか、ポカをやっていないわけじゃありません
亀レスです・・・ 別にポカとは思いませんが・・・
548 :
無名草子さん:2006/08/05(土) 23:19:17
>>547 これはポカなのか、そうでないのか判定は確かに難しいですよね。
リボルバーにサイレンサーを付けた場合、シリンダーとフレームの間の隙間から
音が盛大に漏れるので効果は限られている、と言う意味ではちょっと?ですが
とりあえず取り付けることは可能です。
トンデモはオートマチック(それも大型)にサイレンサーを付けるという場合で
こんなことをやったら回転不良で次が撃てません。さすがにこれは大藪さんの
小説には出てこないと思います。
サイレンサーが一番効果的に使えるのは、小型のオートマチックに付ける事だと思います。
(大型のものと違って機構が違うので回転不良はおきませんし、リボルバーのような
隙間もありませんので)
大藪さんが主人公がよく大口径のピストルの他に、サイレンサーを付けた小型の
オートマチック(ベレッタあたりが多いですよね)を持たせているのはこういう
理由だと思っています。
549 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2006/08/05(土) 23:28:59
>>548 晩年の作品ではM92Fとかに
サイレンサーを使用してますね。
テレスコピック構造になってて
回転不良をおこさないとか。
「ナガンリボルバーにサイレンサーをつけている話があったと思うが
よく考えた物だと思った
「どうしてサイレンサーを装着する銃としてベレッタ・ピューマを選んだのか」とか、
「ナガン・リボルバーがサイレンサーを使用する銃として優れている理由」などについて
作品中で解説していましたね。「アスファルトの虎」でも、サイレンサーの大きさにヤクザが
驚くシーンがあります。
552 :
無名草子さん:2006/08/06(日) 00:11:10
穴を開けたクッションに銃口を差し込んで撃つのはアリ?
553 :
無名草子さん:2006/08/06(日) 00:29:31
映画「ゴッドファーザーU」でデニーロ演じる若き日のコルレオーネが大きなタオル(もしくは上着?)で
リボルバーを握った腕ごと巻くようにして敵を撃つシーンがありましたが、
あれって消音効果としてはどうなんでしょうね?
>>553 一応の効果は見込めるんじゃないかな
しかし、少なくとも大藪作品の主人公はやってない
555 :
無名草子さん:2006/08/06(日) 01:26:44
大藪作品で最強の銃って何でしょうね?
とりあえず思い出せる範囲では、高見沢のアフリカ猟で出てきた460ウェザビー
のライフルですが。
もっとも、最強=最大パワーとはかぎりませんよね。
単にお気に入りの銃ということでも。
556 :
無名草子さん:2006/08/06(日) 01:36:41
地味だけど「コルト ハンツマン」
557 :
無名草子さん:2006/08/06(日) 01:39:39
ウッズマンのローコストモデルですね。
確か、どっかの日本メーカのモデルガンにもあったような...
ベレッタ・ブリガディール(特注品)
559 :
無名草子さん:2006/08/06(日) 01:59:14
"凶銃"ルがーP08。
海軍用の長銃身タイプだと思いました。
ランチャーというのか、手榴弾を飛ばせる機能付きのガンがあったような
561 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2006/08/06(日) 12:25:19
やっぱり、ウインチェスターM70でしょう。
口径は問いませんがプリ’64モデルで。
562 :
無名草子さん:2006/08/06(日) 14:22:08
>>561 銃の使い手にもよるな。
登川は凄すぎる。
563 :
無名草子さん:2006/08/06(日) 20:38:40
みんなの好きな銃って何ですか?
僕はワルサーPPKかな。
>>552 穴を開けたバスケット・ボールにサイレンサーを付けた銃を突っ込んで撃つと
いうのはやっていましたね。
>>554 >しかし、少なくとも大藪作品の主人公はやってない
あそこまで大袈裟ではありませんが、サイレンサーを装着したハイスタンダード・ダブル・ナインの
輪胴と銃身の隙間から漏れる音を防ぐためにバンダナを巻きつけるということはやっています。
>>555 >単にお気に入りの銃ということでも。
そういうことでしたら、コルト・パイソンなどの357マグナム・リボルバーですね。
初めての大藪作品である「トラブル・シューター」で、北原がぶっ放すシーンが
強烈だったので。
>>560 「処刑の掟」の速見が使っていたストーナー63A自動カービンなんかがそうですね。
同じ銃でも「狼は曉を駆ける」での西城はランチャーから榴散弾を発射していました。
>555
個人的に面白いと思ったのはストーナー63ウィーポン・システム(大藪風)。
同人でこじんまりと漫画描いているんですけど随分前からコイツを漫画に出したいと思っていま
す。
ただ、床井雅美氏が出した「M16&ストーナーズ・ライフル」という本は左右両面の写真しかなく
て絵の資料としては役に立ちません(これを元に描いたとおぼしき漫画「ジオブリーダーズ」も
上下の描写はぼかしていました)。
この銃の面白いところはフレーム以外を取り替えることで別の用途の銃になるというところなの
で、ここを完全再現するにはマジで外国に取材しなければいけないかもしれません。
>>564 >>564 >バンダナ
これって消音効果を得るためかな?
打った瞬間に出る光や火花や硝煙とかを隠すためじゃないの
昔の記憶を頼りで確かなことは分からんが・・・
568 :
無名草子さん:2006/08/06(日) 22:49:57
>>566 その系がお好きであれば、FN2000とはどうでしょうか。
(大藪さんが生きれいれば、きっと登場させたと思うのですが)
このスレを読んでいて懐かしくなったので本棚から「処刑の掟」を探し出して再読中。
何故この作品を選んだかというとクライマックスのアクションが強烈だったから。
今中盤まで読んだのだが、途中に「ボヘミアン髭」という謎の語句を発見してのけぞった。
「ボヘミアン髭」……。意味が判らない。記憶にもない。
ところで、大藪作品を数冊読んだ人は多分みんな思う、「この人(大藪氏)はもっと趣味を
広げた方がいいんじゃないか」という素朴な疑問は再読で氷解。「広く浅く」じゃなくて
「深く狭く」。それでも大藪氏は独自の小説世界を充分に勝ち取っている。これでいい。と
思った。
>>567 >これって消音効果を得るためかな?
そうです。「処刑の掟」ですが、「輪胴と銃身の隙間から漏れる音を防ぐため」
ということでやっています。
>>568 >その系がお好きであれば、FN2000とはどうでしょうか。
作者が今も元気だったら、海外へ射撃旅行に出かけて何とか試射のチャンスを
手に入れて撃ちまくっていたでしょうね。その上で気に入ったら作品採用と。
571 :
無名草子さん:2006/08/06(日) 23:08:32
大藪氏の著書と三億円事件の類似は知る人ぞ知る、と言う話ですが
正体をくらますために馬鹿でかい靴を履くという手口があったような。
これと某世田谷の事件が類似しているような気がしてぞっとした記憶が
あるのですが...
>>571 サイズの違う靴は大藪氏に限らず、推理小説ファンなら普通に考えることだよ。
ちなみに銃での自殺に見せかけて殺害する場合は指紋と硝煙反応が難しい。
>>572 この場合、よほど上手くやらないと靴底にかけられる体重の配分が通常と違うため、
足跡が不自然になって見破られるようですね。
574 :
無名草子さん:2006/08/06(日) 23:47:02
大藪の作品が好きな人ってやっぱ一匹狼的な生き方しかできない人ですか?
>>566 大昔の「GUN」に、ストーナー63Aの実射レポートが
あった気がする。1970年代だったと記憶するが…
あとは、初代ルパン「魔術師と呼ばれた男」内でルパンが
白乾児に向けてぶっ放してたけど、絵面は役に立たないかもしれませんね。
大藪に出てくる拳銃となると、初期の.22口径のポケット・ピストルなども好きですね
どでかい強力な弾で相手をズタズタにするよりも、小口径で急所を狙い撃つ
精密なメカニックさ加減も、意外に他の作家にはない描写だと思うから。
昨日、孤狼は挫けず買ってきた。
そういえば、大藪主人公って女性の首の膨らみ具合で相手の経験がわかるんだよね?どういうこと?
577 :
無名草子さん:2006/08/07(月) 04:41:06
578 :
無名草子さん:2006/08/07(月) 05:04:06
政治家とかを悪役に据えた社会性に重点をおいた作品は、時間が経てば古びてしまうが、
初期の「みなごろしの歌」あたりの純粋なアクション系の作品はこれからもかなり長く
読まれるんじゃないかな、と思う。これだけ激しいバイオレンスを連続させる作家は今
でもほとんどいない。
絶版にならなければな。年々本を読む人が減りつつある状況ではそっちが心配。
>>576 「孤狼は挫けず」の山岳での戦闘シーンは凄いらしい。
何でも戦闘シーン部門の大薮最高水準だそうだ。
以降の作品はおおむねこの作品の戦闘シーンを手本として書かれているらしい。
過剰なまでの《自伝》を付与されていて、そこがまたリアリティを与えてるんだそうだ。
野崎六助の「大薮春彦伝説」の作品解説に書いてあったことだが。
581 :
無名草子さん:2006/08/07(月) 17:36:05
初期の大藪作品(たぶん絶版)を手に入れたいのだが・・・
どうすればよかですか?
>>578 >政治家とかを悪役に据えた社会性に重点をおいた作品は、時間が経てば古びてしまうが、
ロッキード事件など特定の事件、政治家をモデルにした作品はいくつかありますが、
当時のことを知る私でも物語そのものの面白さにぐいぐいと引き込まれてしまって
特に「古い」と感じることはないです。これから大藪作品を読む、当時のことを
知らない世代にとっては、むしろ新鮮に感じるかも知れませんね。
>>580 まだ未読ですか? 面白いですよ。組織から抜けてフリーの立場になった主人公ですが、
途中までは仲間というか、部下をつれてのゲリラ戦が展開されます。物語のストーリー
そのものは荒唐無稽系ですが、携行する弾薬の重さについて検討し、身軽であることが
レンジャーの身上であると“部下”が発言するなど、戦闘そのものはかなりリアルかつ
迫力があります。
>>581 具体的に読みたい作品とかがありますか? 単に初期の作品を読みたいということであれば、
大型の古書店などでけっこう安く手に入ります。ヤフオクでもけっこう出品されていますが、
私から見るとかなり法外な高値で売られているものも多いので注意が必要です。
基本的にはあなた自身の価値観にもよりますが、まとめて数冊をそれなりの値段で
出品しているものを狙った方が、重複があっても結果的に得かも知れません。
今はガソリン代も高いし、あっちゃこっちゃ歩き廻るよりも、ネットで入手するほうが
手っ取り早いし、安くあがるでしょうね。ヤフオクやアマゾンで根気よく待つのが良いようです。
僕が今探してるのは、角川版イラスト・カヴァ「野獣死すべし」。
表紙は、豹の頭とアランドロン風男性のイラストとレトロチックな自動車のコラージュです。
マジ欲しいです。何故かっていうと、光文社版は渡米編というパロディが入ってしまうんです。
僕の中の「野獣死すべし」は「復讐編」で鮮やかに幕切れとなるものですから。。
”たとえ身は土に還っても、暗い野獣の悪霊は人々の暗い心の傷跡から消えることはない…”
野獣降臨の最大のエクスタシー場面です。(自分的には)見つければ即買いの品ですが、
いざ探すと中々ありませんね。
586 :
581:2006/08/07(月) 21:20:14
>>584 アドバイス有難うございます。
実は数十冊ほどあったのですが処分してしまい、現在手元に3冊しかありません。
「非情の標的」「俺の血は俺が拭く」「復讐に明日はない」の3冊です。
比較的新しい作品ばかりです。
自分は初期の凶銃物、一匹狼ものなどに特別な思い入れがあるのです。
今でも大藪作品を想う時、なぜか不思議と古い作品に惹かれます。
>>564 バスケットボールはどういう音がするんだろ。興味津々。
590 :
無名草子さん:2006/08/08(火) 01:23:13
最近知ったのですが、「凶銃ルガーP08」は阿部寛主演で映画化されているんですね。
DVDでも出ているようですが、どなたか見た方はいらっしゃいますか?
阿部寛というと、最近はトリック等のコメディ専門になってますが、
意外に性格俳優としてもいけるかな〜、と思うので。
591 :
無名草子さん:2006/08/08(火) 15:22:47
映画は原作から程遠いものばかり。何度失望を味わったことか・・・
一般受けするためにはあそこまで変質させねばならないのか。
それだけ大藪作品は異質だということなのだろうか。もう映画なんか見たくもない。
つ仲代版「野獣死すべし」
>>586 野崎六助氏によれば、大薮作品は「蘇る金狼」までが「初期」以降を「中期」
「ヘッドハンター」以降を「後期」とカテコライズするんだそうです。
何かいまいちピンとこないようですが、このカテコライズからすると、
僕は後期はほとんど読んでないことになります。「初期」「中期」が主ですが、
特に今はややノスタルジーの境地からか(?)初期作品に惹かれてしまいますね。
また野崎氏は「復讐の弾道」を大薮が唯一「愛を描いた作品」として評価しています。
この作中でてくる「洋子」なる女性は、悪霊のごとき大薮ヒーローと
唯一互角に渡り合える存在なんだそうです。その原型になったのは…
盗作疑惑で問題になったあの「火制地帯」です。これをプロトタイプとして、
「復讐の弾道」は出来てるとのことです。もっかのところやっきになって
古本屋やネットで探してますが、今のところこの作品は見つかりません。
594 :
586:2006/08/08(火) 21:55:49
>>593 特別印象深かった作品を一つ挙げろと言われたら迷うことなく「復讐の弾道」を選ぶでしょうね。
誰かは忘れましたがあとがきで(文学的にも)かなり高い評価をしていた記憶があります。
実は私も探しているのですがなかなか見つかりませんね。
処刑の掟がいい
登場人物の心理などもけっこう詳細に書いている作品では「野獣死すべし」や
「汚れた英雄」や「復讐の弾道」など、ストレス解消に最適な作品としては
「処刑の掟」や「非情の掟」、それに西城秀夫シリーズなどが良いと思います。
個人的にいちばん印象が深かったのは、やはり「ヘッドハンター」ですね。
主人公の行動を淡々と描き続ける展開には、哲学的な雰囲気すら感じます。
>>594 平井和正氏が大藪作品中ではナンバー1だと言ってたほか
森村誠一氏も大藪作品でベスト10に入る作品だと推してました。
プロの作家から見ても評価が高い作品ですね。
蘇える金狼 の細かい描写が好きだな。
>>593 記憶を辿りながらで、あやふやなんだが主人公の羽山が洋子の寝顔を見ながら
「こいつも俺と同じ」みたいなことを呟くのが印象的だった。
羽山にとって洋子はいつかは倒さねばならない宿敵であり、結局殺してしまうんだが、
殺した後で羽山が寂寥感に苛まされるのがまた印象的だった。
大藪作品には珍しい特異な存在が洋子だ。
血の繋がった兄弟でもなく妻や愛人といった最愛しい存在でもないけど、
それらよりさらに身近というか同質なというか深いところで繋がった存在、洋子。
羽山は洋子という羽山の分身を殺してしまったのか。
何か臭いカキコでごめん。ちょっと懐かしくなって・・・
>>598 胸ポケットに黄色い物差しを差して・・・でした?
そういえば、あの頃にはまだデパートの屋上に遊園地とかありましたよね。
今でもありますか?
桜井つう朝倉にとってのライヴァルが出現したときは胸がドキドキしましたもんです。
「復讐の弾道」といえば、別人になりすまし、肉親の復讐を完遂し
「父母に逢うては父母を殺し 仏に逢うては仏を殺し」のように、
殺した物しか愛せないという、自らの修羅の道のりを清算し野獣から
人間に戻った所まで書いてあるのが印象的でした。
ユートピア島をつくったり、海外に脱出したりするような野望成就以降の
生活は読者のご想像におまかせするようなラストでないのがよかった
「ムショの中では・・・」
「すいません、だんな。 少し疲れてたもんで・・・さあどうぞ、暖まってください」
皆さん、レス、ありがとう御座います。多かれ少なかれ皆さん「復讐の弾道」について、
心に残った作品であることが分かり嬉しく思いました。
さて野崎氏の解説本ですが、大薮の解説本として貴重だとは思いますが、
野崎氏の文章って、独特で、ちょっとわかりづらいんですよね。
難しい、とはあえて言いませんが、インテリ臭い文学チックな云い廻しようで、
「暴力租界」もあれだけの「問題」がありますが、肝心な作品の「背景」には触れてません。
(私があたまが悪いのかもしれませんが)要するに机上の論理をこね廻してるような、
靴の上から掻いてるようなもどかしさがあります。
それに大薮ファンほどには深く読み込んでないような気もしますね〜・・・
野崎さんによれば「復讐の弾道」が唯一「愛を描いた」とのことですが、
私の見たところ「蘇る金狼」の終盤にも、朝倉が京子を殺した直後、
ヒーローが女の死体の上でじっと瞑目して動かずにいるシーンにして(ほんの一行ですが)
「愛が描かれている」と感じますし「傭兵たちの挽歌」に於いては、もっと顕著で、
妻、晶子やエレーンに対して、かなり「大薮らしからぬ」愛情らしい
”思い入れ”は描かれている気がします。
まぁ主観や好みの問題もあり、一概には言えないと思いますが・・・
604 :
599:2006/08/10(木) 22:17:10
>>603 実は「復讐の弾道」を読んだのはかなり前のことなので全体的な印象としての記憶しか無いのですが、
洋子は有名な世界的小説「嵐が丘」の女主人公を彷彿とさせますね。
彼女の名はキャサリン、かの小説ではもう一人の主人公ヒースクリフと激烈な愛を繰り広げるのですが、
それはそれは尋常な愛ではないのですね。
お互いを激しく傷つけあいながら離れられない愛というか同じ魂同士の闘争というか一部のDNAを共有する程度の
浅いものではないのです。
現実にそのような愛が存在するか否かはさておいて、僕は洋子と羽山からそんな「愛」を感じました。
「蘇る金狼」(「傭兵たちの挽歌」は忘れてしまいました)の朝倉が京子に抱く愛とは少し違うと思いますがどうでしょう。
確かに主観や好みの問題であり決め付けられるものでもありませんが。
文章が下手なのでいつも臭い表現しかできなくてすいません。
>>604 601とかぶるけれども僕は、大藪作品に臨済宗の
逢著せば,便ち殺せ。
仏に逢うては,仏を殺し、祖に逢うては,祖を殺し,
羅漢に逢うては,羅漢を殺し、父母に逢うては,父母を殺し,
親眷に逢うては,親眷を殺して、始めて解脱)を得ん.
物と拘わらず、透脱自在なり。
と言う解脱の道程を感じたりする時がある。
自分が殺した、殺そうとしたものしか愛せないというのはどういう心理なんだろう
理由は解らないけれど、どこか解る気がする
>>604 うーん、「復讐の弾道」の二人の関係から「嵐ヶ丘」のヒースクリフと
キャシーを連想するとは凄いですね。確かに愛の一言では片付けられない
激しさには共通するものがあるような気がします。大藪春彦は英国文学も
かなり読んだでしょうから、ブロンテの名作における、互いの魂を
貪りあうような愛の形が心の片隅に残っていたとしても不思議では
ありませんね。
クジラのステーキとトン汁でドンブリ飯を胃に送り込む
608 :
無名草子さん:2006/08/11(金) 05:38:27
>607
送り込むつうところがいかにも大藪流でいいね
人もしょせん機械だということか・・・
609 :
無名草子さん:2006/08/11(金) 05:54:54
ヒール&トゥって今でも通用するテクニックですか?
>609
MTを速く走らせる為には必須
時速300`をヒールアンドツゥーで120`まで急激にスピードを落としていく
瞬く間に直角コーナーが迫ってくる
喉から心臓がせり出しそうな恐怖にかられた
懸垂の回数を教えてくれという質問に対して
懸垂の回数は聞かないほうがいいよ。私は片腕だけで一度に20回できる。両腕でやったら何回できるか見当がつかない。
1000回ぐらいまではやったが数えるのが面倒になってやめちゃったよ。それぐらいできないと牛と戦うことはできない。
片腕で20回できても両腕で1000回は無理だと考えてしまっては牛と戦うことはできない。
良スレになってきたようで、嬉しいです。読み捨てされる大薮さんの作品だからこそ、
各人が率直な意見をカキコッて、楽しめれば良いと思います。
ソフビのオモチャーー、ウルトラマンの怪獣に値がつくように、大薮さんのパーペァ・バックスに
プレミアがついても今はおかしくないのでは(?)と思ってるんですけれども…
野崎さんの見解では、妻帯者は大薮ヒーロー中「傭兵たちの挽歌」の片山だけみたいに書かれてますけど、
「汚れた英雄」のアキオだって、最期のほうでは由紀子との男の子二人を認知してます。
「汚れた英雄」では、父親になるヒーローが描かれてるんです。
さて「嵐が丘」ですが、一人の男が狂っていく心の相克が描かれてます。
この作品は既に半ばあたりでヒロインが死んでしまい、いわゆる純粋な恋愛ものとも思えません。
が「邪悪なもう一人の存在」「唯一絶対無二の存在」といったところで、
「復讐の弾道」を書く上で、大薮さんの頭の中に「嵐が丘」があったとしてもふしぎではなかろう、
と思いますし
>>604さんの意見を面白く読みました。
615 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2006/08/11(金) 21:23:41
>>609 「ギヤはチーズを切る様にサードに吸い込まれた。
巨人の手に捕まれた様にスピードが落ちる。」
こんな感じでしたか?
最近?はワン・クラッチ・シフトとか云うみたいですが。
ドラテクに関してはリアルに吸収しましたよ。
ちなみに初めてのクルマは
『トヨペット・コロナ2000GT』でした。
ソレックス二連装で武装したヤツ。
>>614 ウルトラ怪獣は意外と侮れない。成田亨デザインはすごいぜ
617 :
無名草子さん:2006/08/11(金) 23:08:14
ホンダ1300フォーキャブ
カックンブレーキ
となれば「汚れた英雄」はさしずめ大藪版「赤と黒」といったところか・・・・・
620 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2006/08/12(土) 00:18:01
>>617 マジレスですが、
ホンダ1300シリーズの中である車種は
スピードが出すぎてリヤウインドウが外れる事があるとか。
空力っていうか、整流の都合みたいだす。
77クーペだったか、145クーペだったか。
CVキャブ4連装なんてな。
4連装はセダン99、クーペ9じゃなかろうか
622 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2006/08/12(土) 00:49:27
>>621 あぁ、スマソ。
ちょっとうろ覚えでした(´□`;)
623 :
無名草子さん:2006/08/12(土) 00:51:37
ジジイが多そうなw
つかジジイばっか
夏は餓鬼が多いな
昔、読み漁ってました。
今でも自分の中では特別な作家です。
さて、別にこれは彼を貶める意味で書くのではないですが、ある方が「暴力租界」に関してネット上で書いていたことに目から鱗でした。
曰く、晩年の大藪は頭がボケていたのではないかと。
ファンとしては信じたくない話ですが、そう考えると晩年の作品がエンドレスリピートな内容だったのも納得できます。
絶望の挑戦者の武田も妻子がいたな。妻子ともすぐに殺されてしまったが。
628 :
無名草子さん:2006/08/12(土) 14:57:50
俺のイメージする大藪さんは子供のような純真無垢な一面を持つ作家なんだが、違ってるかなぁ?
妻子を殺されての復讐劇といえば「絶望の挑戦者」や「傭兵たちの挽歌」ですが、
他にも妻、あるいは妻子がいる主人公は何人もいますね。未読の方もいるでしょうから
作品名は挙げませんが、
「妻を殺されて復讐」
「息子を誘拐されて奪還後、敵と相討ち」
「妻と結婚したが死別」
「別に愛してはいないが色々な理由から結婚。しかし浮気されて相手の男を
半殺しにしてから離婚」
「めでたく結婚して子どもにも恵まれる」
など、色々なパターンがあります。
>>626 この問題についてですが、大薮さんに関する”最大のタブー”と言ってよいかと思います。
敬愛する作家ですので、私自身言いにくいのですが、あるプログや識者の意見を読めば、
「暴力租界」の”特異性”について、知らされることになります。
それは最晩年の作品「餓狼の弾痕」「蘇る女豹」についても同じことが言えます。
「銃は知っている」が「血の罠」のプロトタイプで、創作後何年も発表されなかったように、
「蘇る女豹」もプロトタイプ的に書かれ、或いは日の目を見ることなく終わったのかもしれませんが、
世間がこの”巨星”の作品を放っておくわけもなく、
「蘇る女豹」は”アイディア・ノート”であるにも拘らず、角川より出版されてます。
誰にしろ歳を取ればボケたって不思議じゃない。
レーガンだってボケたといえばボケたんだから。
ただボケつう言葉は聞こえが悪い。
病気と言おう。
晩年の大藪は病や老化でぼけていたのだろうが、
それでもその攻撃目標設定や、その破壊レベルは大きく外れてはいなかった
と思う…年の功というか、バリサイ文化人とは経験や軋轢の重みが違うのだろう
処女作「野獣死すべし」が作家以前の大藪の要素から成り立つとすれば、
大病以後の晩年作のエンドレスさ加減は、作家稼業によって作られた大藪の
感触があるようで興味深い。そして俺はそれが嫌いじゃない。
そしてみんな大藪ファンなんだね。 よかった。
634 :
無名草子さん:2006/08/12(土) 22:01:59
大藪さん自身は、巨匠とか大家とか言われるのには内心不満だったんだろうけどね。
いい意味での職業作家として期待されているものに、精一杯応じようとしただけだと思う。
別に無理して書かなくても、それまでの印税で食えたはずだしね。
でも、「これ以上書く意味を感じない」とか「限界を感じた」とか言って逃げるひ弱な
ような作家連中を軽蔑していた大藪さんらしいとも思う。
「これ以上書く意味を感じない」とか「限界を感じた」というのは
べつに逃げてるわけでもひ弱なわけでもないだろ。
いいことしか見ないからね、ファンは。 だからファンなんだが・・
少し大袈裟だけど俺は大藪の小説たちと時代を生きてきた気がするよ。
以前にも別の場所で書きましたが、潔く筆を置くのも、意識朦朧となりながら
力尽きるまで書き続けるのも、個々の作家の判断でありどれが正しいということも
ないと思います。
大藪春彦に関しては、まるで全盛期のプログレのように同じフレーズを延々と
繰り返すような兆候が「アスファルトの虎」の後半部分あたりから見え隠れして
いましたが、それがはっきりとわかるようになっても彼は筆を置こうとは
しませんでした。それはもちろん金のためでもなければ作家としてもプライドの
ためでもなく、かつて己の内側に溜まったドロドロとした怒りをペンによって
噴出させて「野獣死すべし」を書きあげた時と同じ衝動によるものだったのだと
考えています。
>>637 やっぱファンですね。
でもリピートはアルツの典型的な症状でもあるよ。
>>638 膵炎によりDMと同じ状態になったことから脳などの動脈硬化が進んだ、アルツハイマー、
アフリカなどで野生動物の内臓を食べたことなどによる、寄生虫が原因の脳疾患等々、
色々と想像しています。肝臓や肺などが繊維化するような状態なら、脳のダメージも
あったかも知れません。
何にせよ、本人も家族も現状とそう遠くない未来に関する認識はあったと思いますし、
その上で「書き続ける」ことを選んだのだと思います。
640 :
無名草子さん:2006/08/12(土) 23:49:54
>>635 そうかな?
そんなことを言って、単なる評論家になって後輩をけなすしか能がない
元大物作家ってのは逃げだと思うよ。
誰だって、年取って自分の筆が衰えたのを知られたくないと思うもの。
>そんなことを言って、単なる評論家になって後輩をけなすしか能がない
>元大物作家
こういう作家だけが634みたいなこと言うわけじゃないだろ
ちょっと毛色は違うが、自らの生き様を作品世界に反映させる作家として麻雀小説の先駆者、阿佐田哲也がいますね。
大藪さんと同じ大衆作家?としてこの人の作品たちも僕には思い出深いものがあります。
大藪さんがどこかでギャンブルは好きでないみたいなこと言ってたのをふと思い出したので・・・
643 :
無名草子さん:2006/08/13(日) 02:22:38
人生がギャンブルだからね・・・
違うな、人生は努力しだいでどうにでもなる。
ギャンブルにあまり興味は無い・・・
人生そのものがギャンブルだからだ
「アスファルトの虎」も、という指摘があったけれども「汚れた英雄」も四分冊の二冊目に入ったくらいの時点で金女車ときどき銃の反復になっている。
北野晶夫が作者や読者の願望の代理として活躍するためにはさしたるプロットはもはや必要なくなっていた、ということだと思う。普通の作家だったらそこまでで物語は終わるわけだけれども…
なんか、「ドカベン プロ野球篇」みたいだよね。
しかし、私は、「ザ・ビースト」とか「DK」と呼ばれる超有名人が登場する作品のほうが遙かに問題作だと思う。
「常温核融合」だとか、異種格闘戦ブームを反映してか"相手の望むとおりに組め”と主人公が
考えたりするのも問題だった
どう見ても晩年は惰性で書いてたよな。
初期の内側からマグマが沸々湧くような勢いが消えた。
本人も坦々と作業をこなす感じで辛かったんじゃね?
「野獣は甦える」「野獣は、死なず」、あと、星島という武器商人のシリーズは当人が書いてないんじゃないかなあ。
マグマ的な欲望という点では「ボケ」と呼ばれる作品にはむしろ純粋な形で感じられるけれど、上記の作品についてはかなり表層的で、メンタリティが違うって思うんですよ。
650 :
無名草子さん:2006/08/13(日) 15:52:02
「野獣は、死なず」は読んでいてつらいものがあった
>>650 俺は上記の「望んだとおりに組め」のあたりで読めなくなり、
押し入れに投げ込んでそのまま。死ねや伊達、とか思った。
>>649 野獣のどちらだったかな、敵役にドクター・ソクラテスというのが出てきて
これはゴーストが書いているんじゃないかと思った。
西村寿行の小説(これも最後は破綻気味)にもまったく同じ名前の敵役がいたからね。
「餓狼の弾痕」はともかくとして、「暴力租界」の反復に関しては
プロといえども、否、プロだからこそあの様なワンパターンな状態になるのだという
他の作家や読者に対する強烈な主張だと感心したものだが。
星島のシリーズに関しては、参考図書として「地球の歩き方」が挙げられていたことで
これもゴーストの手が入っていると確信した。
大藪本人なら少なくともLonely Planet,Rough,Fodor'sのいずれかを参照して、
「地球の歩き方」などは無視するはず。
653 :
無名草子さん:2006/08/13(日) 18:37:40
ゆで玉子10個とビールで遅い朝食をとった
野獣死すべし(復讐編)より
コレステロール高そう〜
>>653 しかもそのあと車で大学に顔を出しに行くぞ。
ゆで卵とビールじゃ、車の中じゃ臭い屁が出て
しょうがないんじゃないかと心配したものだ
”ゴースト”の件です・・私も「蘇る女狼」を読んでいて、
「こんなばかな」と思ったクチですから”ゴースト”の存在を
疑いたくなったのは事実です。が同時にこうも思いました。
「ゴーストならもっと巧く似せて書くよな・・」”下手”だからこそ、
本人だと思わざるをえないというわけです。
その点、野崎さんは大薮さんを”志半ばで倒れた悲運の作家”
とでもいうような口吻で、晩年の「異常」にメスを入れるでもなく、
大薮氏を”伝説の人”に祀り上げている点が気にかかります。
奥さんの龍子さんの証言によれば、晩年の大薮さんは道端で花を見つけると
「あれは何?、これは何?」と尋ねるようになっていたそうです。
その意味するところはともかく、野崎さんは「作家のプライベートに興味がない」
と作家の深層にふれることなく、作品の分析だけに終始しています。
三島由紀夫の専門書を読んだ人なら、三島が自衛隊に斬り込みに行った際の行動をまるで
「見てきたように」詳細に書かれている本が多数存在するのをご存知でしょう。
また福島次郎氏は、ズパリ、三島との「SEX」を暴露してしまいました。
そういったものが良いかどうかは分かりませんが、そろそろ”大薮さんの真実”が
語られても良いのではないか、と思っています。
認知症患者は中期にもなるとショーユとソース、リンゴとバナナの区別もつかなくなってしまう。
そのような状態で果たして正常な創作活動が可能なのだろうか。
ま、仮に大藪さんが認知症だったとしたらの話だけど。
なるほど、小説というのは
読み手の自由に解釈出来る物ですから。
ちなみにオイラは
『野獣は甦る』も
『野獣は死なず』も
楽しんで読めました。
それ以前の『暴力租界』も
エンタティメントとして
読めました。
色々感想はあると思いますが
自分が楽しめるのが一番かと。
何にしても、他に変えがたい作家なのですから。
“大藪の前に大藪なし。大藪の後に大藪なし。”
ですよね(o^-')b
658 :
無名草子さん:2006/08/14(月) 00:14:36
「処刑戦士」だったかギャーギャーうるせーなって口をタコ糸で縫いつける場面があったけど、
あれって南米の首刈り族からヒント得たんだろうね
「野獣は、死なず」は1995年の作品だそうで。
95年…
「DK95」…
661 :
無名草子さん:2006/08/15(火) 01:14:13
大藪の前に大藪なし。大藪の後に大藪なし
これだな
662 :
無名草子さん:2006/08/15(火) 01:42:40
大藪は「蘇る金狼」執筆後、絶命していたら生き恥じをさらさず
ダーティーヒーローのままで俺達の永久の憧れであっただろう・・・
矢吹貴も嵯峨幸夫も島津浩も白鳥雅也も鷹見徹夫も新城彰も鷲尾進も
速見誠も片山健一も石川克也も杉田淳も星島弘も高見沢優も可哀想です。
大藪ヒーロー稼業が一番大変でかわいそうなのかもナー
666 :
無名草子さん:2006/08/15(火) 17:43:50
しかし大藪作品の主人公はみんな体型や思考能力や似ている
主人公が全員喫煙者なのも、作者が重度のニコ中だからだろう。
煙草を吸わないアタシとしては、噛みタバコを歯茎と頬の内側に放り込んで、
次の獲物の狙撃を待つ瞬間の描写なんざ、たまりません。
これぞ大薮春彦の世界〜〜!!つーことで、まじシビレますね!!
さて大薮さんのエッセイが品薄で値が張るのはもはや仕方ないのかもしれませんが、
ネットで検索しますと「荒野からの銃火」が千円(!?)「男たちよ戦いの荒野に死ぬ」
が三千円〜五千円の値がついてますが、これって高くないですか?
間違ってたらスミマセンが(私の記憶では)対談集「男たちよ戦いの荒野に死ぬ」は、
エッセイ「荒野からの銃火」と比べ重なる部分も多く、面白くなかったように思います。
>>668 発行部数の問題だと思います。「荒野からの銃火」自体が他の作品と比べてそれほど
刷られていませんが、「男たちよ〜」はもっと少ないんじゃないかと思います。
少なくとも私の知る範囲の古書店ではそうですね。
でも、私は最初に一般書店で購入してからいったん処分し、後から古書店で初版を
買い直したのですが、それでも100円〜150円くらいでした。やはり共に1,000円から
2,000円くらいが限度じゃないかと思います。もちろん、最終的には個人の価値観ですが。
670 :
無名草子さん:2006/08/16(水) 00:07:28
星島シリーズは評価低いようですね。
まあ、仕方ないかな。
でも、韓国の焼肉屋で注文していた「星島スペシャル」は妙にうまそうだった
記憶が。
確か肉の脂身をカリカリに焼いて、キムチを混ぜるんじゃなかったかな。
装備が当時流行のサーヴァヴォーなものが多かったから、
ウエポン・ハンターの星島は若い感じがしてよかった。
>>671 「サヴァイバル・マガジン」で特集が組まれたり、出版社側の狙いと作者の好みが
一致した結果生まれたシリーズですね。「金よりモノ」という主義の作者が本当に
嬉しそうに様々なグッズや武器や兵器について説明しています。ベトナム、韓国、
香港などアジアの食の魅力についても書かれていて、私は気に入っています。後半は
ドイツや中東などが舞台となり、そちら方面の食事の描写も楽しかったですね。
>>672 フライト・ジャケットやミリタリー・ウオッチ、
さらにはジッポーのオイル・ライターに至るまで
細かく書き込まれてますね。
読んでいくうちに
『ひとつ、買ってみるか』
と、云う気になりました。
674 :
無名草子さん:2006/08/16(水) 23:19:48
桜井と朝倉の格闘が見てみたかった
松田優作VS千葉真一のワクワク空手対決?
どう見ても千葉はミスキャストだろう。優作もそうだが・・
>>673 >>『ひとつ、買ってみるか』
と言うわけで、シリーズ第二作の「地獄からの生還」にかぶれた馬鹿は
ナイフを無理して買い込んで、スキー行の途中で紛失したり
MA−1でスキーして、山水でだんだらに色落ちしたOD色をみて泣いたり
しましたとさ。ジッポは寒い所じゃオイルが気化しねえ。
サヴァイヴァル・ライターよりも安物のターボライターの方が
タバコに火をつけるにはえらい。濡れたタバコの葉を新聞紙で巻いても
喫えたもんじゃねえ。
678 :
無名草子さん:2006/08/17(木) 00:44:49
>>676 映画の興信所の所長(岸田森)は笑えたな
あんな目立つ格好で尾行かよ 「ギャラ高いよー」なんてw
最近、日本漁船がソ連船に銃撃、拿捕されたが、確か大藪さんは北海道を舞台にした作品も書いていましたよね?
うろ覚えだけど、金髪の美少女が出てくるやつで、シャケやイクラのおにぎりが出てきたのを憶えています。
>>679 『曠野に死す』 ですね。
大阪や名古屋で暴れすぎた西城が北海道で休暇中に起きた
自衛隊武器強奪事件を追う話でした。
681 :
679:2006/08/17(木) 17:39:53
>>680 やあ。さっそくどーも
ところでヤフオクなどで大藪さんの作品が出されていますが、初期のものはかなりの代物(焼け、傷など)なんでしょうね?
>>679 名のない男氏が書かれている通りに「曠野に死す」ですが、確か金髪の美少女は
出てこなかったと思います。おそらく可理奈の“金色の産毛”というのが679氏の記憶に
残っていたせいではないかと思うのですが。それにしても、可理奈が作ってきてくれた
“イクラや蟹の卵の塩漬けのおかずと、鮭や蟹の身や内臓をタネにしたお握り”は
本当に美味そうでした。この作品は北海道ならではの食事シーンがたくさん出てきますね。
>>681 >初期のものはかなりの代物(焼け、傷など)なんでしょうね?
これはもう、保存状態によりますね。30年くらい前の文庫でもカバーが綺麗でまったく
色焼けしていないものもあります。古本屋経由のものだと、色焼けしているものが多い
みたいですから、説明文や写真で判断できなかったら積極的に質問した方がよいです。
もちろん、そこで曖昧な返事をするような出品者はパスです。
「飢狼の弾痕」読了しますた。
何なんだ、この無限ループは。何かのギャグかと・・・
晩年の筆者は認知症だったという話は信憑性ありますね。
黒澤明にしても晩年は創作力が衰えて、訳のわからない作品を
撮ったけど。作家自身は、質の衰えを自覚してないということか。
684 :
681:2006/08/18(金) 01:00:27
>>682 そうそうカリーナ。当時はあのトヨタ車を連想したものでした。
西城が潜入した敵の組織の女・・でしたよね。
確か混血だったと記憶していますが西城に尽くす乙女の一途さが印象的でした。
僕も一生に一度でいいからあんな美少女に見つめられて美味しい手作りのお握りを頬張ってみたいものですが、
大藪ヒーローとは似ても似つかぬエンピツ男ですからしょせん叶わぬ夢ではあります。
実はこのところなぜか昔読んだ大藪作品が無性に恋しくなる時があります。
似たり寄ったりの作風が多い中、それらに食傷気味なのに加え、やはり孤高大藪の密林の黒豹が牙を剥き鋭い爪で
獲物を引き裂くような破壊的な味わいを今もって身体が憶え、欲するからでしょうか。
まさに大藪の前に大藪無し、大藪の後に大藪無しを実感しているところです。
ところでヤフオクですがどうも今ひとつ自信が持てません。
生来駆け引きとかが大の苦手な人間なんですよね。
そこで友人から聞いた最近?流行りの電子書籍とかいうものをまずは試してみようかと思います。
ご丁寧なレス、有難うございました。
ヤフオクはいいよ。駆け引きとかはあまり必要ないよ。
スタートの価格とほぼ同じ価格で落札できる場合がほとんどです。
気になる品があれば出品者に質問すれば結構親切に答えてくれるよ。
喉の張り具合を見ればその女性が処女かどうかが判るつうのは本当でしょうか?
もしよかったら見分け方を教えてください。
>>684 >そこで友人から聞いた最近?流行りの電子書籍とかいうものをまずは試してみようかと思います。
目に負担のかからない画面のPDAをお持ちなら、そういう選択肢もアリだと思います。
私は今のところ「傭兵たちの挽歌」だけ持っていますが、電子データなので文庫のように
ボロボロになってしまうこともないので半永久的に活用できますよね。でも私のように
古いタイプの人間は、やはり紙の質感がないと落ち着かないです。それと古い作品は
例の“言葉狩り”の影響を受けていますから注意が必要です。
688 :
無名草子さん:2006/08/18(金) 22:17:42
“言葉狩り”って何? 不適切なフレーズを削除するってこと?
【盗作3バカ】のスレに
田口ランディ本人後輪中?! 盗作犯人同士がバトル?!
>>688 ミステリ板の大藪スレで何度か書きましたが、“めくら”、“かたわ”、“屠場”、
“屠殺場”、“穢人(ひにん)”といった言葉が削除されたり、別の表現に
置きかえられたりしています。
教育委員会かPTAか・・・ くだらん改悪だね
692 :
無名草子さん:2006/08/18(金) 23:48:07
『曠野に死す』西城だったっけ?
「暴力租界」の一巻読んでまして、ヒーロー影山がドンブリ一杯の白飯に
生卵二つにショーユをかけてこね廻し、タラコと焼き海苔で喰うシーンにシビレました。
今度マネしてみようと思いますが、太りそうなので茶碗くらいでやってみたいです。
…普通やん
>>694 あなたは女性? だとしたら貴重な存在だと思うが
697 :
無名草子さん:2006/08/19(土) 17:13:28
伊達邦彦はゆで卵10個とビールが朝食なんだぞ
松田優作の「野獣死すべし」は原作を無視したひどい映画だな。
松田優作は好きだし、映画自体はつまらなくはないので
「野獣死すべし」の名前を使わずにやればよかったのに。
あの伊達は病人に見えるしな。タフネスのかけらもない。
やっぱハンマーの室伏かラグビーの大畑しかないっしょ
ヒーロー影山が由紀子と飽食する料理ですが・・スズメの開き焼き、軟骨、カシラ、手羽焼き、
レバー、ハツ、がんも、ツミレ、爆弾、スジ、くじらのコロ、
焼きソバ入りお好み焼、博多ラーメン・・あのね・・これって旨そうだけどマジ、ブタになる・・
原作の翌年の仲代達矢の映画ではみんな貧しくて、みんな金持ちになりたくて、だからみんな伊達邦彦のような人物像に共感を寄せている、という構図があからさまだった。
それはもうカワイイといっていいほと伊達邦彦好き、という感じで作ってある。
正直、あの映画を見てはじめて原作の価値とか受け止められかたとか理解できた。
松田優作版は、20年後の時代で同じことをやる人間は誰にも共感されない、心が壊れた人間だと回答を出した上で病的な犯罪者の美学を追求してある。
そりゃ原作者は怒るよな。原作は半ば自伝なんだから。
脚本の丸山昇一は原作者に批判されて、そこを角川春樹がとりなして守ってくれたので恩に着ているそうだ。
あの映画で大藪氏の懐にはどの程度入ったんだろうね、お金
実は角川春樹が大藪氏に札束の入ったトランクを渡す映像が頭のどっかに引っ掛かってんだ
作家も儲かってくると創作活動に何らかの影響が出るのかなと、思ったりしてね
優作版の「野獣死すべし」は、
デニーロの「タクシードライバー」と見比べろって話もあるよな。
そういえば、角川春樹と徳間康快と西崎義展が手を組んで大薮作品を映画化するという話が当時の書籍とか文庫本の解説などに残っているんだけど、
実際にはどうなったのかな?
なんか亀田ランダエダ戦のリングサイドみたいな顔ぶれで、結果がすげー気になるw
背中を至近距離から撃つような優作伊達は最低だ
>>705 その話は結局ボツになった、その代わりカドカワで
蘇える金狼、汚れた英雄、野獣死すべし、の3本が製作された。
「蘇る金狼」も酷い作品だった。ありゃ漫画だよ。
「汚れた英雄」は吹き替え必須だから最初から見る気が起こらなかった。
そして「野獣死すべし」だ。
銀行襲撃シーンだけは面白かったが、あれも大阪の梅田某事件のパクリだな。
優作はタッパはあるが線が細すぎる。
せめて手錠を引き千切るくらいのバケモノでなきゃダメだ。
>>705 そんな話あったねぇ( ´¬`)
汚れた英雄を「アニメ」で製作する予定だったんだってさ。
エーガの話題はもうエーガ
クールカットて、どんな髪型なんだろ
クルーカットな。メット被るのに適してるらしい。
713 :
711:2006/08/20(日) 08:31:13
>712 本当だ。間違えて書いちゃった ごめん
ところで香取慎吾版の「蘇る金狼」見た人いますか?
>>714 私はSMAPメンバーの演技はけっこう好きなので、とりあえず“原案・大藪春彦”という
感じで楽しんで観ました。いかりや長介も相変わらず熱演していたし。でもやっぱり
香取慎吾は「沙粧妙子最後の事件」の時の演技がベストかな。
>>714 観てました。
まぁ、アイドルドラマでしたねぇ( ´ー`)y―┛~~
ただ、優作版金狼や野獣を観てた人が
思わずニヤリ、とするシーンがあって楽しめました。
キャストでは小野“ボンさん”武彦がいい味だしてました。
718 :
無名草子さん:2006/08/20(日) 23:40:52
やっぱ映画なんかは原作に忠実にやるとウケないのかなあorz
>714 俺も見てた。当時は小学生だったし、原作をしらなかったから、面白いドラマとして見てたよ。
高一の時に偶然見つけた、原作の、蘇える金狼 から大藪ワールドに入っていったな
>>718 原作に忠実ってのはなかなか難しいのでしょうね。
特に大藪ワールドは銃や車の描写がキモですからね。
>>720 その程度の(車や銃の)描写なら(年齢制限はかけられるとしても)アメリカ映画なら通常の範疇でしょう。
極一部の熱狂的なファンに支えられてるという大藪作品の特殊な事情が大衆受けしない原因だろうかと思われ。
いずれにしても日本では無理でしょうね。
>>721 >いずれにしても日本では無理でしょうね。
無理だと思います。
日本の映画で変にこだわったりすると
良くも悪くも『Vシネマ』になっちゃいますから。
>720
黒澤明の「椿三十郎」でも決闘シーンで血がシャワーのように
ドピューと1メートル近くも吹き上がりましたが
特別キモイとは思いませんでした
キモイ、キモクナイは作品の出来如何によるのだと思います
【盗作3バカ】のスレに
田口ランディ本人後輪中?! 盗作犯人同士がバトル?!
726 :
無名草子さん:2006/08/21(月) 05:40:42
ハリー先生と西村寿行って仲悪かったの?
誰かおちえて。
727 :
無名草子さん:2006/08/21(月) 13:00:53
>726
何かハンティングに関する思想の持ち方で喧嘩したらしい。
ただ、この件、どう考えても寿行が大藪さんに自分の考えを無理矢理押し付けた結果喧
嘩したようにしか思えないんだよ。
「ハンティングというのは銃に尽きるんだYO!」
「いや、犬だ!犬に決まってるじゃねーか!」
こんな争いか
映画『TATOO<刺青>あり』で宇崎竜童扮する主人公が銀行襲撃の準備過程で大藪の本を買い漁るシーンがありましたね。
本屋の店員が「西村寿行は?」と薦めると「西村は・・・(セリフ忘れたけど何か女性っぽい意味のこと言って)」と拒否していました。
ひょっとして脚本書いた人も大藪派なのかな。
ちなみにこの映画は大阪で起きたあの梅川事件をモデルにしているらしいですね。
「エロっぽいからきらいじゃ」だと思う
風呂上がりに鏡に自分の姿を映してみると、筋骨はブルース・リーそっくり。へっへっへ。
>>731 おそらくこの時期が、いちばん引き締まった肉体だったんでしょうね。「アスファルトの虎」
などからも分かるように、栄養学などもかなり勉強したんだと思います。
733 :
無名草子さん:2006/08/22(火) 02:53:12
ネギと大根の味噌汁をぶっ掛けてドンブリ三杯食ってしまった
>>732 「アスファルトの虎」はもう何度読み返した事か。
デパートの自然食レストランで
豆腐ハンバーグ食べるんですよね。
>>734 前半は例の“肉はないが栄養満点の朝食”や、こってりした外食の後に帰宅して
ホウレンソウを食べるなど驚きのシーンの連続でしたが、後半になると健康に
気を遣いつつも特に猟場などでは濃厚な食事をとって体重が100kgになったり
しちゃうんですよね。その後のダイエット・シーンがまた良い。
しかも、納豆まで食べる。
737 :
無名草子さん:2006/08/22(火) 19:47:54
納豆は食うべ。タンパク質なんだから。
思えばハリー先生は蛋白質欠乏恐怖症だったゆえに病気になっちゃったようなもんだべ。
ハリー小説の醍醐味は個人的には「飢餓感」だったと思います。
最近の作品は知らないけど何気に身体に気を使ってる印象だね
でも健康志向の大藪さんなんて想像できんな
739 :
無名草子さん:2006/08/22(火) 19:58:47
でも年とって健康に気を遣わないと死んじゃうしね。
俺もタバコやめて2年になるし、週3日は禁酒してるし。
【盗作3バカ】のスレに
田口ランディ本人後輪中?! 盗作犯人同士がバトル?!
大藪春彦は昔から体調維持には気を遣っていたんだと思います。若い頃は引き揚げ時の
飢餓体験からくる蛋白質信仰により、「3日に1度は卵と豆腐ばかり食いまくった」
という生活で、膵炎に倒れてからはビタミンやミネラル、EPAなど健康ブームを先取り
した感覚を持っていたようです。
742 :
無名草子さん:2006/08/23(水) 00:16:04
豆腐と卵ばっかりって、おでんの中じゃあんましおいしくない方だよね。…豆腐はうまいか?
後、煮干を実家からダンボールで送ってもらって、コッペパンに挟んで食ってたって話もあったよね。
昔の学生さんはハングリーじゃのう。
743 :
無名草子さん:2006/08/23(水) 00:45:15
豆腐屋のオヤジを殴り殺してトンズラ
大藪のハングオンを見たいのだが・・・
>>742 煮干とコッペパンはやっぱ別々に摂るべきだろう。
同時に胃の腑に送り込めば合理的には違いないけど喉を通るか疑問。
746 :
無名草子さん:2006/08/23(水) 01:44:50
…嫌、それはヤングハリーに聞いてみて。
ここだけの話だけど大藪氏はシャブとかペーとかやったことがあるのかしら?
あくまで創作活動の糧としてだけどね。
748 :
無名草子さん:2006/08/23(水) 04:57:26
それはどうだろ?…やっぱ有ったかも。しかしあんだけの事、書いていたら当然官警にも監視されてても不思議じゃ無えしなー。
ちゅうかドラッグもハリーの中では銃や車と一緒で「装備」「モノ」「道具」って感じで書かれてないか?
749 :
無名草子さん:2006/08/23(水) 15:20:08
大藪氏が一時三億円事件の容疑者とされた経緯を知ってたら教えてください。
【盗作3バカ】のスレに
田口ランディ本人後輪中?! 盗作犯人同士がバトル?!
>>749 ジュヴナイルとして書かれた「血まみれの野獣」の内容が三億円事件と酷似していたことや、
大藪春彦自身がエッセイで「芸術的犯行だ」と書いたことなどから、事情を聞かれたそうです。
私は「ボーイズライフ」に掲載されたジュヴナイル版を読んだことがないのですが、
後の「血まみれの野獣」と違い犯行に使われたのが偽造白バイだったらしいですね。
このためかなり書き直されて現在の形になったようです。
752 :
中藪春彦:2006/08/24(木) 00:56:41
チンポの力だけで女を持ち上げ盾とした。その間に三〇八ウインチェスターを肩付けし敵にすばやく照準を合わせる。
引き金を絞ると蹴飛ばされるような反動とともに轟音が部屋を揺らした。同時に俺はチンポの引き金を引き、一気に
発射した。夥しい量のザーメンだ。快感が長く続く。
753 :
無名草子さん:2006/08/24(木) 12:54:48
全然駄目だ。同時に撃てよ。
かつてのオウム真理教って大藪作品に出てきてもおかしくない組織だよな
大藪ヒーローにぶっ潰して欲しかったな
755 :
名無しを見る目で漏れを見るな:2006/08/24(木) 20:11:20
アク禁になった。携帯からカキコした。黄味たちに訊きたいのは、ナマズを生け捕り、塩、コショウを振りかけ頭からムシャムシャ貪り喰い、最期に一言「ん〜…上手い…!」と心から叫ぶことが出来ますか?
757 :
無名草子さん:2006/08/24(木) 23:18:33
明らかに統○教会がモデルの組織のカネを分捕る
作品だったらあったような気がしましたが。
天声君とかナントカ。
758 :
無名草子さん:2006/08/24(木) 23:59:03
>>754 サリンだよ、VXGだよ、自動小銃だよ、ロシアだよ、ミルだよ、暗殺だよ、
血の儀式だよ、リンチだよ、ポアするよ、こりゃもう大藪ヒロしかないっしょ
>>750 盗作で賞に応募して500万円ぱくった話だった・・・おえっ
漁船の甲板で人目も憚らずマスをかく
>>759 そういう噂を流す奴は卑怯者
本人に直接言え
89式小銃が出てきたことあった?64は結構あったよね。以外と誉めてた。
>>758 教団長はたぶん大小便垂れ流しにすると思うゾ・・あ、アク金治った。。
大藪春彦の作品は長中距離射撃ばっかで至近距離から撃つ描写ってあまりないよね?
例えば銃口を頭にくっつけて撃つとか・・・あったかな?
拷問して口を割らない敵とか、けっこう銃口を頭に押し当てて射殺してますよ。
至近距離から銃では撃たないのですが、口を割った途端、
うつ伏せに寝かせておいた敵の延髄をガーヴァ・ナイフで抉り
即死させるパターンは多いようです。
遠距離から狙うのは、敵にも反撃のチャンスを与える同等の立場で戦うという、
大薮さん独特の美学からきてるような気がする・・
>>765 >銃口を頭にくっつけて撃つとか・
んなことしたらどうなるか想像つくだろ
あの落合信彦の作品でさえ近くで撃つ時には広げた傘とか用意するつーのに・・・www
>>767 うーん、私個人の意見としては「戦闘のプロらしく相手が準備を整える前に攻撃する」
ということで、背後から撃つことも躊躇わないというのが大藪流美学だと思います。
西城秀夫は射撃訓練をしている敵が装弾しようとした途端に襲ったりしていますし、
「傭兵たちの挽歌」の片山健一はカイオーテから抜き撃ち勝負を挑まれますが、
プッシュ・ロッディングとホルスターの底を撃ち抜くという緊急射撃で勝利しています。
もちろん、まったく同じ条件の抜き撃ち勝負でも片山の圧勝だとは思いますが、
あれはダウンタウンの松ちゃんの早撃ち(その場で銃を抜かずに引き金だけ引く。
実際にやれば足を撃ち抜く)と紙一重ですからw
>769
>うーん、私個人の意見としては「戦闘のプロらしく相手が準備を整える前に攻撃する」
>ということで、背後から撃つことも躊躇わないというのが大藪流美学だと思います。
まったく同感です。この辺りが大藪さんの本領で、こういうことをするキャラは通常の
アクション小説はともかくクライムノベルにすら現れません。
A.J.クィネルの「燃える男」のクライマックスのアクションはマフィアのボスの家
に飛行機からパラシュート降下をして襲撃するのですが、大藪さんなら降下前に絶対爆
撃してから襲撃するのになぁ、と思ったことがありますが、そういう(一般的な意味で
の)卑怯な真似をするヒーローは皆ビビッて書かないのか、想像できないのか、どっち
なんでしょうね?
>>770 気合いの問題じゃないかなあ。
というのはさておいて。
外国だったら、効果的な戦闘方法を考えついて創作物ででも
発表したら、その筋の人間が、危険とみなして危害を加えるんじゃないか
大藪は日本官憲から種々の圧力を受けたようなことを書いていたが
却ってそれは日本の公安性を示すものだったかもしれない。
>>770 やはり、あまりにもリアルな戦闘を追求すると身も蓋もないことになってしまうので、
小説にしても映画にしても主人公はあくまでも正々堂々と戦い、背中から撃つのは
常に悪役ということなんでしょう。
773 :
無名草子さん:2006/08/25(金) 22:52:38
大藪さんの小説の場合、殺される相手は背中から撃たれても
文句の言えないような極悪人ばっかなので、気になりませんが..
時と場合によっては一般人も巻き添えにします。
でも西城は同胞である警官殺しを、気がすすまない、と言って家族の有無とか確認したりしてるよね。
あと敵の背後のから回り込んで攻撃するのに、気が引けるが、なんて思ったりする場面もあったような。
>>775 そこんところが伊達邦彦を超えれない壁だ。
DKだったら殺した刑事の家族の写真も口笛吹いてビリビリに破いて燃やす。
メイドさんも後ろから殴り殺す。終いに核爆破さえ平気。さわやか笑顔。
読んでる読者も何故かにっこり。うっとり。
ハリー先生はつくずくデーモン。
見たけど盗作で賞金500万円とったんだって佐藤って奴
盗作本「バルタザールの遍歴」
↓
【盗作3バカ】のスレに
田口ランディ本人後輪中?! 盗作犯人同士がバトル?!
>>776 伊達邦彦は陰、西城秀夫は陽のキャラクターですからね。それに邦彦は最初から
犯罪者という反社会的な立場であり、西城秀夫は自由人でありたいと願いながら
最初は警察官として登場します。どちらも作者の分身ではありますが、それぞれ
背負わされているものが違うので、行動にも差が出てきますね。
教えて下さい。皆様、本好きの中には、初版本に興味がおありの方も多かろうかと思います。
私、かねてより待望の「野獣死すべし」・角川初版(54年6月10日版)を入手致しました。
例の、豹のドタマに青白い男の顔、車2台のコラージュです。
レトロチックで味のある、このイラストカヴァ版を探してました。
(57年5月30日発行・14刷も持ってますが、装丁のデザインが微妙に違うんですね)。
さて年表で調べますれば「野獣死すべし」は、昭和33年10月に講談社より出版されてます。
収録作品は「野獣死すべし」「揉め事は俺に任せろ」「街が眠る時」の3作とされてます。
この本を所有している人、いますか?
もし流通しているとすれば、今現在、幾ら位の価格になってるんでしょうか?
780 :
無名草子さん:2006/08/26(土) 18:44:13
500万円はいくだろうな
781 :
中藪春彦:2006/08/26(土) 22:56:11
俺は朝鮮料理の店の油と手垢まみれの暖簾をくぐった。
「ビール。それから、チンポの刺身をくれ。」
「すいません。生憎とチンポは切らしておりまして…。代わりといっては何ですが
処女牛のマンコでしたら新鮮なのが入荷しております。」
「チンポは無しか…。じゃ、そのマンコを刺身にしてくれ。ビラビラのところをな。それから、直腸もだ。」
「ありがとうございます。マンコ一丁!ケツのアナ一丁!」
「ブーッ!」
「孤狼は挫けず」のヒーロー、宮内の戦後引き揚げ体験や、その後の少年時代って、
大薮さんそのものじゃないですか?要は伊達邦彦と同列。また「非情の標的」の浅岡の、
養子故の虐待、雑魚などによる蛋白源補給、思春期、成長期後の養父への暴力的返礼などは
「汚れた英雄」のアキオを想起させます。この不遇なヒーローの生い立ちは、
何処か別の作品でも見たような気がするのですけど。。なかったかな?
>>783 吸い殻の混じった残飯を貪り食い、それでも足りなくて捨てられている
カツオのアラを飽食するという宮内の過去は、しかしその食生活がタフな
臓腑の基礎になったという辺りを含めて他の主人公たちと共通していますね。
北野晶夫も食い残しの魚の頭や闇市の内臓料理で成長期の肉体を維持して
いますし、戦中戦後が少年期だった主人公たちの過去は作者のそれとほぼ
一致するものとなっています。
>何処か別の作品でも見たような気がするのですけど。。なかったかな?
それこそ数え切れないくらいです。「非情の掟」の島津浩、「復讐の掟」の
酒井淳、それに「名のない男」の“私”も最後の最後で過酷な少年時代を
送ったことをほのめかしています。その一方で、父親が健在な場合は
「復讐に明日はない」の鳥羽のように飢えることを免れることもあった
みたいですが……。
>>784 「処刑の掟」の速見も、滋養を十分に与えられて育ったという
描写がありますね…
年代的に戦後の食糧難の辛酸を嘗めた世代は「皆餓えていた」
という条件があり、その中で屈強な肉体を得られる理由として、
様々の滋養吸収の説明があるわけですが
食料難世代から大藪ヒーローの年代が離れはじめた頃から
遺伝子的に(ハーフ・クォーターなど)優れた肉体の持ち主が
台頭してくるように思うのですが、いかがでしょうか?
いやはや、それにしても皆様良くお読みになってますね!
『私』も負けないように読み込まなくては!!
差し詰め、津島の如く餃子三人前とニラ玉スープをお供に
活字からほとんど目を離さずに読みますか?
それとも高見沢のようにクラブ・サンドウィッチと
レモネードとコーヒーの昼食をとる時も読み続けましょうかねぇ。
787 :
中藪春彦:2006/08/28(月) 15:16:11
その店を出ると、待ち伏せしていたらしい男たち3人に囲まれた。ここは新宿三光町、何が起きてもおかしくない。
「兄さん、ちょっと顔を貸してもらおうか。」
右側の男が言った。頬骨が頬を突き破りそうに尖っている。それに、腫れぼったい一重瞼に、カミソリのように薄い
唇。間違いなくニダー系だ。
「何か用かい?」
俺はピータースターヴザントにダンヒルの火を移しながら言った。
「近頃ウリのシマを荒らしまわっている男がいて、そいつがあんたじゃ…」
相手が言い終わらないうちに、俺の右足のつま先が男の睾丸を蹴り潰した。はずだった。
男は一瞬、ウッとうめいたが、すぐにニヤリと不敵な表情で言った。
「オカマのキムさんと言やあ、ジュクで知らねえ奴はいない。俺にキンタマ潰しは効かねえぜ!」
俺は逃げた。恐怖のあまり漏らした小便で濡れたズボンが脚に纏わりつくのも構わず、ドブネズミのように逃げた。
悪霊の神よ、どうか俺を無事、滝野川のアジトまで逃がしてくれ…。
788 :
無名草子さん:2006/08/28(月) 16:41:59
三角窓をどうしたらいいのかわかりません。
>>777 そのスレすごい。盗作で賞金500万円詐欺だと。佐藤てのw
盗作本「バルタザールの遍歴」
こいつ ↓
【盗作3バカ】田口/ 佐藤亜紀 /篠原
田口ランディ本人後輪中?! 盗作犯人同士がバトル?!
>>787 滝野川のアジトに戻った。脱糞と小便の染み付いたズボンを脱いだ漏れは、
熱いシャワと冷たいシャワを交互に浴びて体と気持ちにカツを入れた。
セラレットに歩み寄り、ウォッカの壜を手刀で叩き割った。無理だった。
半泣きになった。仕方なく漏れは、ドンブリに白飯を盛り、生卵五個をぶっかけ、
貪り喰った。が、腹を撃たれたときに腹膜炎になることを考え、
近所をランニングすることにしたのだ。
オメガのシーマスターをはめ、藤色のスーツにラバーソウルの靴でジョギングしていると、
見慣れないジャガーを発見した。反射的にスーツの襟の後ろにかくしてある2本を針金を取り出し
車のキーを解除をエンジンを直結にしてスタートさせた。玉子かけご飯専用醤油を買いに伊勢丹に
向けて走っているとバックミラーにパトカーの存在を確認した。俺はパニックになりつつ、最新のジャガー
にはGPS探知機が設置されているのを思い出した。
今の俺の武器は肛門に分解して隠してあるデリンジャーだけだった。
>>785 > 食料難世代から大藪ヒーローの年代が離れはじめた頃から
>遺伝子的に(ハーフ・クォーターなど)優れた肉体の持ち主が
>台頭してくるように思うのですが、いかがでしょうか?
片山健一や高見沢優、石川克也などが典型的な例ですね。もっとも、
戦時中に少年だった主人公でも白鳥雅也のように欧米人の血を持った
キャラクターがいたりします。
>>791 ジャガを運転しつつ漏れは舌打ちした。
リンスキンでけつの穴を拭くのを忘れていたからだ…。あのね。。
とーとつですが待望の「ザ・ビックゲーム」入手しました!
集英社79年初版です。ネットで徳間版が3000円ででてます。
入金手数料、発送費込みで4000円を覚悟してました。
が偶々古本屋で店の外に山積みになった本の中に発見しました!
(何と100円でした!)
宝物のように家に持ち帰り、さっそく手垢で汚れたカヴァなどクリーニングしますと、
ドンドン綺麗になっていきます。さすがに30年経過してますので、
項の黄ばみはどうしようもないところです。
カッパノヴェル「野獣を撃つ」に大幅に加筆を加えたというこの本は、
大薮さんの狩猟のみならず、人生観も伺い知れるのではと期待してます。
これから読み込んでいくつもりです。
>>793 おめでとうございます。読み進めていくと「これは、あの作品に出てくるシーンだ!」と
感動したりニヤリとしたり、とにかく楽しめると思いますよ。
795 :
無名草子さん:2006/08/29(火) 11:04:50
遺作は暴力租界でしたっけ?餓狼の弾痕でしたっけ?
>788
開けてみ
>>788 窓とピラーの間に先端を曲げた長い針金を差込み、プッシュ・ロックに引っ掛けて外す
ちょwwww“倒れたました”ってwwwww
800 :
中藪春彦:2006/08/29(火) 16:38:48
>>793 ツイて無い時は、とことんツイて無いものだ。その時、モーレツな便意を催したのだ。
よりによってこんな時に、と俺は舌打ちをした。どうやら、さっき食った生卵が痛んで
いたらしい。薄れゆく意識の中で、俺は、朝鮮でソ連兵に散々嬲りものにされた挙句
犬のように殺された母親の最期の言葉を思い出していた。
「夏場に生卵を食べるんじぁないよ…。」
感傷に浸っている場合ではなかった。素早くデリンジャーを直腸内で組み立てると、引き金
を引いた。肛門から閃光(やら色んなもの)が迸り、轟音は数キロ四方に響き渡った。
801 :
無名草子さん:2006/08/29(火) 16:41:20
遺作、完成された作品の中では確か「野獣は死なず」では?
伊達邦彦でデビューして伊達邦彦で終わった、みたいな記述をなにかでみたような。
厳密には未完の作品は遺作とは言わないんじゃなかったっけ?
違ってたらごめん!
>>800 あのさ…デリンジャを直腸内で組み立てるって、あーた。。
…そのとき、目つきの鋭い男たちが
3人歩いてきた。「うちのシマを荒らしてるってのは、アンタか?」減量しすぎのボクサの
ような男が言った。隣の男が言った。「こいつはラテンの血が1滴、2滴入ってる…
30滴位か…まぁ、何でもいいわ。ナイフを使わせても巧いもんだぜ」男がナイフを閃かせた。
>>793 これは本当に貴重な一冊でした。大薮のエッセイは希少性が高いというわけか、
法外な値を吹っかけてくるネット出品者が多い中で、
我ながら地道に足で見つけ出した、執念の逸品とでも申せましょうか。
行き着けの古本屋のオヤジも、過去にもほんの1回扱っただけと言ってました。
店の外で横積みになって放り出されてるのを見つけた時には、それこそ、
傭兵たちの挽歌のラストの片山のように雄たけびをあげたくなりました。
>>803 次の瞬間、直腸内で組み立てたデリンジャーが火を吹いた。357マグナム実包を
使用できる特製デリンジャーだけあって、反動は強く発射音も凄まじかった。
普通の男なら手が切れて血まみれになるところだ。ナイフ片手に自信満々で
近付いてきた男は、ナイフを放り出して尻餅を付くと塹壕でも掘りたいのか
アスファルトの路面に爪を立てた。他の男たちも叱られた飼い犬のように腹を
上にして路上に転がった。二連発なので連中が死ぬ気になればこちらが危ういが、
幸いにして男たちは戦闘意欲を失っていた。「堪忍してけれ!」「おっかあ!」
とうるさい。
「これに懲りてヤクザはやめることだ。任侠だなんだとイキがっても、いざと
なったら仲間すら裏切るのがヤクザだからな」
脇の下の汗を男たちに悟られぬように、ニヒルな笑いを浮かべながら俺は言った。
そして油断なく周囲に視線を配りながら後じさり、その場から立ち去った。
最初に目についた公園のトイレに駆け込み、ズボンとパンツをおろすのも
もどかしく便座にまたがると、果たして激しい下痢であった。俺はリンスキン-Lで
肛門を拭うと腸内細菌のバランスを取り戻すために善玉菌を増やす薬を服用し、
新宿駅から山手線に乗った。途中で閉まりかけたドアから飛び降りたり逆に
飛び乗ったりして尾行を警戒しながら、俺はいくつかあるアジトのひとつである
下総中山駅近くにあるアパートの一室に転げこんだ。カビ臭い布団にもぐりこむと
十秒もかからずに深い眠りに落ちる。
>>803 >法外な値を吹っかけてくるネット出品者が多い中で、
本当に、「いくら何でもそれはないだろう」という値段の出品者が少なくない
ですよね。まあ、その多くは相手にされていないようですが。悲しいことですが
大藪春彦の初期作品を欲しがる人間はそれほど多くないのが現状なので、そういう
連中がボロ儲けする余地はあまりないようです。
個人的には、柘植久慶風に言えば“時間を金で買う”という感じで古本屋巡りを
する時間がない、あるいは近くに古本屋がない人なら、自分の価値観に従って
多少の出費を覚悟するということもアリだとは思います。だけど私などは少し
足を伸ばせばけっこう古本屋とかがあるので、とてもヤフオクの法外な値段を
受け入れる気にはなれません。
本はどんなコンディションでも、読めたら有り難い
と思っている俺は、貸本上がりのボロ本をヤフオクで
落札して結構満足。大藪の本はペーパーバック感覚
のぞんざいともいえるラフな扱いがそぐう気がする。
だから美品本が少なくなる→高値販売となるのか(?)
807 :
中藪春彦:2006/08/30(水) 01:28:13
>>804 突然の銃声で俺は飛び起き、ベッドの下に潜り込んだ。愛刀二尺四寸の胴田貫を
掴みベッドの下から転がり出ると、出口へと突進した。外へ出るなり又もや襲って
来る銃弾を避けつつ鯉口を切ると、抜く手も見せず手前の男目掛けて斬りつける。
男の首が飛んだ。二人目の男は真っ向から斬り降ろした。男は臍の下まで斬り割かれ
切り口からは赤や黄や紫や灰色の臓物が蠕動するのが見えた。一瞬の間をおいて
臓物は湯気を上げながら地面に落ちた。
「このアジトは敵に知られてしまった…。」
俺は又もや逃げるハメになった。
808 :
蘇える名無し:2006/08/30(水) 03:14:49
>807
しかし、再び便意が襲ってきた。俺は、すぐにアジトを出るか、トイレに行くか迷った。
その迷いが失敗を生んだ。敵の気配を感じ、片膝を床につけながら振り向こうとする。 一瞬遅かった。次の瞬間、激痛と共に便意が最高潮に達し、完全に意識が途切れた。
809 :
無名草子さん:2006/08/30(水) 15:50:42
暴力租界の終わり方について
>>808 頭の中にドリルを突っ込まれたような激痛を意識しながら、俺は目を覚ました。
天井に裸電球がぶら下がる寒々とした部屋だ。どうやら地下室らしい。激しい
頭痛をこらえながら頭を上げて見ると、俺は手足を鎖で縛られ、木製の粗末な
ベッドのような板に全裸で寝かされていた。尻の辺りが寒々とするのは、そこに
穴が開けられて便を処理するようになっているらしい。とりあえず脱糞しても
安心だと分かると、俺は少しだけ元気を取り戻した。
室内には三人の男たちがいた。ブルドッグのような顔とレスラーのような体格を
持つ若い男と、細く酷薄な目の中背で太った中年男、それに五十過ぎだが精力が
みなぎった感じの痩せた小男だ。
「お目覚めかね? この時をずっと待ち続けたよ。私のことを憶えているかね?」
小男が嬲るような表情で言った。その声は妙に金属的で不自然だ。良く見ると
男の喉元には大きな傷痕あった。それを見た瞬間、俺は男が誰であるかを
思い出した。
>>806 大藪小説は基本的には読み飛ばすのが正解だと思っています。そしてその世界にハマった者は
何度も読み返す。当然、本はボロボロになる。そういう読み方を作者は望んでいたのでは
ないかと勝手に考えています。
私自身は、思い入れのある作品で初版本などが手に入ると保存用として、読み飛ばし用に
もう1冊買ったりします。
>811
僕が大藪さんの本に触れたのは、3年前でした。
最初は、初版とかには興味はなくて、とりあえず大藪さんの世界を知りたくて買いました。
初めて買った、蘇える金狼は、毎日のように読んでいるので表紙はボロボロですね。
これから、初版を探したり、まだまだ持っていない作品も多いので、そっちも探していきたいです
>>789 そのスレえらく面白い。盗作で500万円詐欺した佐藤亜紀てのが
盗作の内容を「赤裸々告白」してる。 盗作本「バルタザールの遍歴
ここ
、 ↓
【盗作3バカ】田口/ 佐藤亜紀 /篠原
本人後輪スレ。盗作犯人同士がバトル?!
>>806 貸本上がりっていうのも味があっていいですね〜・・僕も好きですよ。
大薮の本は面白いが故にボロボロになるまで読まれる運命にあるようです。
が、玉数があるせいか、犬も歩けばじゃないが、中にはビックリするような
美品があるのも確かです。でもこういうのは不思議とヤフオクにはないようですね。
古本屋を小まめに廻っていると出くわします。無論、スグ売れてしまうようです(笑)
>>810 思い出したようで思い出せなかった。要はそこまで読み込んでないということだ。
男が言う「漏れは早撃ちのジョーてんだ。あんたのブラディな自動拳銃に一発弾を込めて渡す。
薬室には装填させない。漏れは全弾装填されたリボルバだ。せ〜の、の合図で
お互いヒップホルスタから早撃ちする。傭兵たちの挽歌を読んでれば
手前は助かるんだ。読んでなければ…ヒャハヒャハハ…」
男はドタマのてんこから突き抜けるような、大薮春彦みたいな声で歯茎を剥き出しにして哂った。
>>814 “早撃ちのジョー”という名前を聞いて俺は五年前のことを思い出した。
まだ内閣調査室でアルバイトをしていた頃のことだ。某国のスパイ容疑のある
男を尾行していた時、俺は例によって激しい便意に襲われ、近くの公園の
トイレに駆け込んだ。するとそこには同じようにトイレに入ろうとしている
男がいたのだ。トイレのクローゼットはひとつ。俺と男は反射的に互いの
腰に手を走らせ、それぞれの拳銃を抜いた。
ドドウーン!
二発の銃声はほとんど一発に聞こえた。俺の撃った弾は男の喉を貫き、俺は
左の肩に焼け火箸を突っ込まれたような激痛を覚えながらもトイレに入り
事なきを得た。あの時、ズボンの裾から脱糞が転がり出たまま意識を失って
倒れている男の胸には、“早撃ちのジョー”という名札がついていたのだ。
レスラーのような男が俺の右手の鎖を外して愛銃のGIコルトを握らせた。
俺は再び激しい便意をもよおした。この時ほど、板にあけられた穴を
ありがたいと思ったことはなかった。
>>815 あの〜・・何かリレー小説みたいになっちゃってるんでしょうか・・
「よーーーーし、いよいよ、早撃ちの勝負だ。覚悟しやがれ。勝手にしやがれ」
レスラーのような男が叫んだ。「いくじょ。せーーーの、よーーい、ドン・・」
>>816 >あの〜・・何かリレー小説みたいになっちゃってるんでしょうか・・
書き手によって微妙な違いが出てるような気がしますが。
「……と言ったら撃つように」
レスラーのような男がビートたけしのようなギャグをかますのを無視して、
俺は下腹部に渾身の力をこめた。落雷のような轟音と共に、直腸の中に隠して
おいた百八十グレインの七ミリ・レミントン・マグナム・ライフル用実包が
放屁によって勢い良く肛門から飛び出して早撃ちのジョーの顔面を砕いた。
ジョーはキリキリ舞いしながら拳銃を暴発させ、その弾丸がレスラーのような
男の胸から入って内臓を滅茶苦茶に引き裂き、背中から抜けて今度は呆然と
立ちすくんでいた中背の中年男の額をブチ抜いた。
血と硝煙と屁の臭いが立ちこめる地下室で生きているのは、俺だけになった。
俺は愛銃をいったん身体の横に置くと、唯一自由な右手で鎖を外した。
あのね・・そういうオチじゃなかったと思うんですけど・・
こーもんが裂けた真っ赤なトマトみたいになった漏れは、
とりあえず休養をとることにした。無人島に忍び込み、
朽木やカヤで作った掘っ立て小屋に棲みつく。
無論、カンパンや粉末のオレンジュース、抗生物質などは持参している。
竹で小川の雑魚どものドタマを叩いて捕獲し、
生のまま、塩、コショウをふりかけ貪り喰った。
819 :
無名草子さん:2006/08/31(木) 12:39:06
茂みで下腹を軽くする
820 :
無名草子さん:2006/08/31(木) 15:28:49
エンドレスから突然のエンド「暴力租界」AK-47って・・・
>>818 >>819 その時、いきなり茂みの中から体長五メートル以上もある巨大なイノシシが
飛び出し、鼻息も荒く俺に向かって突進してきた。その化け物のような体躯と
牙から、この島に住むという言い伝えがある鎮西の乙事主の子孫であることが
分かった。俺は素早く腰につけたシースから愛用のガーバー・マークIIを
引き抜くと、間一髪のところでイノシシの鋭い牙をかわし、目にも止まらぬ
速さで心臓にナイフを吸い込ませた。深く抉ってから引き抜く。
巨大イノシシは真っ赤な目に憤怒の炎を燃やし、向きを変えて俺を追おうと
したが、その目からは次第に光が失われていく。やがてイノシシは、全身を
痙攣させながら横倒しになった。
「汚らわしい人間どもめ……我が憎しみと苦しみを知るがいい!」
佐藤允のような声の呪いの言葉を確かに聞いた気がして、俺は軽く身震いした。
だが、その巨大な牙を見て俺の恐怖はふっ飛んだ。顎から引き抜いた全長は
五十インチ強、S・C・Iのレコード・ブックでも桁外れの最大レコードだ。
俺は再びナイフを振るい、胃腸や膀胱を傷つけないように気をつけて腹を割き
はじめた。そのイノシシの肉を使ったハムやベーコンを飽食して、俺の肛門は
三日で完治した。もう、どんなに頑強な兄貴とウホッなことになっても大丈夫
であろう。
……続けますか?
つづけてくらさいw
続行希望 濡れ場もよろしく
この際タイトルもつけたら?
汚れた肛門、とか
糞臭はするが大藪の香りがしないなw
今「復讐の弾道」読んでます。偶々古本屋にて100円でゲットしました。
何となく風俗というか時代背景が蘇金を彷彿として良いです。
ブルバードSSSのチュウナップした事故車を値切って買うシーンなどは、
さすが大薮だな〜と楽しく読めます。さてまたまた”初版”についてなんですが・・
大薮さんの著作は膨大で、一つのタイトルでも複数社出版されてます。
例えば「復讐の弾道」なら、カッパノベルス昭和42年、角川48年、光文社平成3年と続きます。
つまりそれぞれの出版社の”初版本”が存在するわけで、いわゆる”初版本コレクタ”からすれば、
創作年度の近いもの(要は一番古いもの)の美品が欲しいのは当然かと思います。
その中で読者それぞれの好みと言いましょうか、カッパノベルス、ノン・ノベルス、
オーヤブホットノベルズ、角川、徳間、光文社などそれぞれの初版を集めることになるようです。
初版好きの方、どの出版社の初版を集めてますか?
おバカ連載小説「汚れた肛門」は、他の方が続きを書いたらそれに合わせます。
なければ適当に続けます。
>>826 スペースの問題があるので、基本的には角川文庫がメインです。ただ以前にも別の
大藪春彦スレで書いたように昭和40年代の新書版を何冊か持っています。個人的には
徳間書店の「大藪春彦活劇選集」が好きですね。
>>827 連作のタイトルですが「痔の罠」「血まみれの肛門」「漏れにリンスキンはいらない」
「アヌスたちの黙示録」「痔核は漏れの持病」「痔はわが友」「ザ・けつの穴」
「座薬=邪魔者」「最期の持病」「治療許可証NO3」「長く熱い治療」「肛門を洗え」
「沈黙の痔核」「マンハッタン痔核作戦」など如何でしょう?
>>826 徳間版となると、昭和35年から始まっている大薮の初版にしては
新しすぎる気がしますね〜・・角川は今、集め易いでしょう。
鮮やかなアズキ色の背表紙がキモです。私も状態の良いものを探しています。
>>821 それから一週間、俺は体力回復のための反復横飛びに明け暮れた。もう、どんなに
腰をグラインドさせても傷痕は痛まない。その夜、イノシシの鼻のシチューに
舌鼓を打ちながら、俺はそろそろこの島を出ることに決めた。オカマのキムとの
決着をつけねばならぬが、その前に俺をキムに売った裏切り者を始末するのが先だ。
そいつが誰なのか、俺には心当たりがあった。
その日の深夜、俺はナイフで「ジョン・ブース号」と彫ったイカダにマブチの
水中モーターを取り付けて島を脱出した。夜明けまでに人気のない入り江に
漂着した俺は、背中のバックパックから取り出したゴム人形“トオリ弐号”に
息を吹きこんでふくらませると海岸沿いのトオリに、いや通りに放置して
岩陰に身を隠した。五分ほどして、赤いスズキ・マイティボーイがやってきて、
トオリ人形を見つけて急ブレーキをかけた。中から出てきたのは頭の禿げた
漁師風の中年男であった。だいぶ酒を飲んでいるらしく、その顔はまっ赤だ。
「オウオウオウ! そんな所で寝てたら邪魔やないかい兄さん!」
自分ではイキがっているつもりの男は、近くまで来て相手がゴム人形だと知ると
呆然として立ちすくんだ。俺は足音を忍ばせて男に近付くと、首筋に手刀を
叩き込んで昏倒させた。シークレット・ブーツを履くと百八十センチ近い長身の
俺には窮屈なマイティボーイに乗りこみ、東京を目指してアクセルを踏みこんだ。
あのね・・連作タイトルに「尻に獣の痛みをもて」も追加して下さい。。
途中、漏れは金物屋に寄ると、スプーンとヤスリを買った。
次に作業道具の店へ行き、ヘルメットとゴーグル、軍手も買う。
針金を一巻き負けてもらった。先端を潰すためのペンチも買った。
蛋白質補給のためスーパーで肉3キロと大量の缶詰、生卵2パック、
トマトジュース、ウォッカも買った。
それらを抱え込み、滝野川のアジトに戻った。
アジトに戻った俺は、侵入者をチェックするためにドアの上に貼り付けた陰毛の
色と太さが微妙に変化しているのに気付いた。誰かが部屋に入ってから自分の
陰毛を貼りなおしたのだ。俺は肛門からGIコルトを引き抜くと、そっと撃鉄を
起こしてから静かに鍵を開けた。次の瞬間、勢い良くドアを開けると同時に
部屋の中に転がりこむ。買い物袋を左手に抱えたままだったので、せっかく
買ってきた生卵の大部分が割れてしまった。
薄暗い部屋の奥に人影が見えた。「待て、俺だよオレオレ」と、その男は言った。
詐欺かも知れないので、俺は油断なく銃口を男に向けたまま買い物袋を床に置くと、
頭から垂れてくる生卵の黄身や白身を左手で拭った。
「サンタクロースはマッハ100で飛ぶ」と、男が歌うように言った。
「お金は国が出してくれる」。そう答えながら、俺はそっと安堵の溜め息をついた。
「やあ、あんたか」。俺はGIコルトの撃鉄を元に戻して言った。男の名前は二階堂。
国家保安省の人間で俺とのパイプ役だ。これまでに何百という数の敵を葬ってきた
凄腕だが、ネズミが苦手なのが玉にキズだ。俺は部屋の明かりをつけた。二階堂の
周囲には魔法陣のようにネズミ取りが仕掛けられていた。その腕には、いつも
連れている三毛猫のミケが抱かれていた。
「仕事か?」。俺はウォッカの瓶の首にヤスリで切れ目を入れながら尋ねた。
「そうだ。最近、新宿でのさばっているオカマのキムという男を始末してほしい。
できれば二週間以内に頼む」二階堂の言葉に、俺は内心の動揺を悟られないように
曖昧な笑いを浮かべた。どうやら悪霊の神は、どうしても俺にキムとの因縁の
決着をつけさせたいようだ。
「ギャラは?」。俺は尋ねた。
「税込みで七万八千円」
「安い」
「じゃあ、他の奴に頼む」
「ちょwwwwハッタリ効かなすぎwwwww分かった、引き受けよう」
俺は肩をすくめて言った。
「前金で三万ある。アシがつかないように、すべて使い古しの百円硬貨だ」
二階堂はずっしりと思いイトーヨーカドーのビニール袋を俺の足元に投げた。
二階堂が去ると、俺はベッドに腰をおろして念入りに切れ目を入れておいた
ウォッカの首を平手で叩き折ると、そのままラッパ飲みした。唇が血まみれになる。
アルコールが全身の血管を駆けめぐると共に、猛然と食欲が出てきた。俺は台所で
包丁を使い、三キロの肉のかたまりを十個に切り分けた。ガスレンジにかけた
焼き網で焼こうとしたが、空腹に負けて塩と胡椒をなすり込むと、生のままで
むしゃぶりついた。
それから二時間ほど、ベッドに横になって胃を落ち着かせた。それから目立たぬ
作業服に着替えると、さっき買ってきた品々をポケットやバックパックに
押し込んで部屋を出た。もちろん、ドアには再び陰毛を貼り付けておいた。
それからさらに二時間後、マイティボーイで夜の街に出た俺は裏通りでスプーンを
ヤスリで削って作った合い鍵を使い、旧型のアルトに盗み替えた。目的地は
××区の外れにある住宅街だ。俺はバックミラーで尾行を警戒しながら慎重に
車を走らせた。目的地に到着すると、裏通りに車を停めて歩き出す。すでに深夜
なので、周囲に人影はなかった。
目的の家は、住宅地の外れにある古びた一戸建てだった。俺は影のように
音もなく狭い庭に侵入すると、裏口のドアの鍵穴に先端をつぶした針金を
さし込んで開けた。そっとドアを開いて家の中に入る。俺はまず寝室に忍び込むと、
そこに寝ていた老夫婦の頭を靴下に米を入れた即席のブラックジャックで次々に
殴りつけた。彼らには恨みはないので後遺症が残らぬように手加減したが、
それでも数時間は目を覚まさないであろう。
次に俺は足音を忍ばせて二階へと上っていった。突き当たりの部屋の前には
ドンブリやカップ麺の空容器が積まれ、室内からは何年も風呂に入っていない
人間特有の悪臭が漂ってくる。俺は用意してきた洗濯ばさみで鼻をつまむと、
勢い良くドアを開けた。
目指す裏切り者は、万年床の枕元に置いたパソコンで2ちゃんねるにアクセス
して荒らしや自演の真っ最中であった。年齢は五十近い。薄くなった頭と
脂ぎった顔、そしてだらしなく肥満した身体が不快な男であった。名前はH。
かつて有名なハッテン場のひとつである新宿の××映画館で知り合ったものの、
あまりの不潔さと品性下劣さに嫌気が差してすぐに捨てたのだが、そのことを
俺逆恨みして俺のアジトの場所をキムに漏らしたのだ。
いきなり部屋に入ってきた俺を見てHはバセドウ氏病患者のように目を見開き、
口から泡を吹いた。
「良くも俺をキムに売ってくれたな。礼を言いにきたぜ」
そう言いながら、俺は針金で作った投げ輪を素早くHの三重顎の下の首に
引っかけてから手前に引っ張った。Hは両手で首を掻きむしりながら針金を
外そうとするが、いったん贅肉に食い込んだ針金はどうすることもできない。
俺はHの身体を引き寄せると、その両手首を手刀で叩き折った。Hは悲鳴を
あげようとするが、喉を絞められているので声が出せない。あっさり窒息死
されると困るので、俺はHがかすかに声を出せる程度に投げ縄をゆるめた。
「た……助けて……助けてください! お金がほしかったんです。ボクの論考を
自費出版するには金がかかる……もうすぐ裁判も始まるし……両親の年金を
ピンハネするだけでは、とても足りないんです!」
Hは涙と鼻水と涎で顔をベトベトに汚しながら、聞き取りにくい声で哀願した。
「裏切り者の末路は悲惨な死と決まっている。それに貴様の親たちも、貴様が
死ねば厄介払いが出来たと喜ぶだろう」。俺は唇をほとんど動かさずに言うと、
右腰のシースから愛用のガーバー・マークIIを引き抜いた
その時、Hは捨て身の表情で立ち上がると「ダッー!」と絶叫しながら
俺に向かって頭から突進してきた。俺が苦もなく身をかわすと、そのまま
押し入れに激突した。押し入れの襖が破れ、近くの小学校から盗んできた
らしい女児の下着やランドセル、それに縦笛などが崩れ落ちてくる。
「性根の腐った変態め! 貴様のような奴を刺したらナイフが穢れる」
俺はナイフをシースに戻すと、縦笛を拾ってHの尻に突き刺した。凄まじい
スピードによって、縦笛は茶色く汚れたパンツを突き破ってHの肛門に突き刺さり、
直腸を破壊した。
「イテッテラー、ダッー!」
Hは全身を突っ張らせると、壁に貼られたプリキュアのポスターに折れた両手を
伸ばそうとして、そのまま布団に突っ伏して絶命した。
次はキムの番だ。Hの部屋を出て階段を下りる俺の口からは、沈痛な「笑点」の
テーマが口笛となって流れ出る……。
いちおう、終わり? 連投、失礼しました。
それからの調査で、漏れは、オカマのキムと新宿のチャイニズ・マフィアとの係りを
徹底的に調べあげたのだ。キムはどうやら新宿にあるアパトの屋上で大麻を栽培しているらしい。
漏れはキムのアパトの前まで行った。非常階段の途中で人がこない事を確認してから、
ヤスリでけつの穴に合わせて削ったスプゥンを取り出した。そいつでけつの穴に、二、三度、
しごきをくれ、オナニしてから捨て、ワルサPPKを取り出した。キムの部屋の前まで行った。
ベルを鳴らし「宅急便でーす」と叫ぶと、中からキムらしい、カマッぽい男の声が応えた。
わくわく
838 :
無名草子さん:2006/09/04(月) 20:11:23
ドアを開けたキムは俺を見た。
素肌にベルサーチの朱色の鮮やかなスーツに迷彩ズボンに下駄という
宅急便の配達員には見えない俺の服装を見てキムはたじろいだ。
私は目にも止まらぬ速さでワルサーPPKをキムの眉間に突きつけた。
心臓が喉から飛び出しそうな表情のキムはヒューという声にもならない悲鳴を
あげて、後ずさりした。玄関に入った私は後ろ手でドアを閉め、ロックをした。
キムにワルサーを突きつけたまま2メートルほど進んだ時だった。
背後に人間とは違う獣の気配を感じた。野生の獣が敵に襲い掛かる瞬発力だ。
その瞬間、私の後頭部には冷たい銃口が突きつけられていた。
「拳銃をキムにわたせ、下手な真似をしたらお前の頭部は一瞬にして吹っ飛ぶ」
俺は脇の下に汗が流れるのを感じながら、ゆっくりとキムにワルサーを渡した。
俺はこのピンチを逃れるために回りを見渡してみた。
左墨に大きな水槽があり、それが鏡を役目をして、俺に銃をつきつけている男の
顔が鮮明にではないにしろ、判別できた。
短く刈り込んだ頭、太い眉、長いもみ上げ、そして鋭い眼光。
男は国際的スナイパー、デューク東郷ことゴルゴ13だった。
俺は絶望感にとらわれ、全身が震えだした。その直後、俺は脱糞してしまい
肛門に収納しておいたデリンジャーも一緒に体外に出てしまった。
糞とデリンジャーは俺の迷彩ズボンの中でグチャグチャになってしまった。
どなたか昭和47年に出た「狼はしなやかに跳ぶ〜大薮春彦の世界1〜」と
「野獣の青春〜大薮春彦の世界2〜」という作品について知りませんか?
エッセイだと思いますが。どうも大薮さんの作品はタイトルは違うのに
よくよく調べると同内容というのが多いようです。最近私が入手した「ザ・ビックゲーム」にしても
「野獣を撃つ」を加筆訂正したものですし−−−これってやはり「荒野からの銃火」
「男たちよ戦いの荒野に死ね」と同じ内容、若しくは加筆訂正したものなんでしょうかね?
840 :
無名草子さん:2006/09/06(水) 16:43:34
その男は国道145号線を西に向かって車を走らせていた。
強い西日と、周囲から顔を隠すかの様にあみだにかぶったハンチングからのぞく横顔は
のみで荒削りした様な、それでいて女の子宮にもろに響く様なセックスアッピールを漂わせていた。
車は一見するとノーマルのミニメイフェアなのだが、タイヤがダンロップのR7なのと、
見た目は純正マフラーとそっくりなのだが排気音が野太いRC40を装着してあるのが
この車の素性を物語る。男は吾妻渓谷のワインディングをほとんどスピードを落とす事無く
R7の固いサイドウォールをきしませ右に左にと楽々とコーナリングして行く。それも右手だけでだ。
車はやがて草津道路の長い登りにさしかかったが、ノーマルクーパーをイギリスに送って
スペッシャルチューンを施したこの車は、まるで下り坂を走ってるかの様に加速し、
重い荷物を背負って黒煙を吐きながらのろのろ走るトラックを軽々と追い越した。
ほどなく峠を越えて、ホテル櫻井の前の草津唯一の信号を左に曲がると志賀草津道路になるが、
男はいささか空腹を覚え、天狗山スキー場のレストランで遅い昼食をとる事にした。
空いてるパーキングロッドに車を止め、注意深く周囲を見渡しながら車を降りた。
軽自動車程の大きさのミニに乗ってる時はわからなかったがかなりの長身だ。
上品なドスキンの背広の内ポケットからペルメルを1本だしてくわえ、ダンヒルで火をつけて
大きく吸い込むとみるみるタバコが短くなった。2〜3口吸って踵で踏みにじり
シーズンオフで客もまばらなレストランに入った。すえた様な匂いがする店内に入ると
駐車場と店の入り口が見渡せる席に座り、ほっぺたを紅くし髪をおさげにしたウエイトレスに
ステーキを半ポンド、大量のフライドポテト、フレッシュオレンジジュースを持ってくる様に言いつけ
やがて運ばれてきた料理を旺盛な食欲で常人の倍程のペースで平らげていく。
食事を終えた男は、煙草を取り出し、ダンヒルのガスライターで火をつける。食事の後だからうまい。
男はウエイトレスに食事代とチップを渡し、店を出た。
>839
それはエッセイじゃなくて短編集だったと思います。
ところで三島由紀夫が大藪さんの熱心な愛読者だったのは本当なんでしょうか?
>>842 本当だったようですよ。が、ご承知のように三島は日本刀派、大薮は銃火器派ですからね。
この二人の対談が実現してるんですが、大薮は三島のことを「先生」と呼んで慕っています。
しかし三島があくまで私小説作家、太宰治を唾棄すべきもの、として嫌っていたのに対し、
大薮はある意味、太宰が好きだったようで、この文学論では二人の意見は対立しています。
意見は合わないが話は合いそうな二人ですナ。
ウルトラ・ナショナリストの三島、反体制で個人主義の大薮ですが、
でっかい赤ん坊のような点では似通っていたと思います。
847 :
無名草子さん:2006/09/07(木) 14:22:16
西村寿行との関連は?
又聞きですが西村寿行と大藪春彦の対談というのがあったそうでして。
元漁師でもあり、日本的な一発必中の狙撃を旨とする西村と
アメリカナイズとも言える多銃・多弾方式の大量殺戮猟が趣味の大藪が共に
狩猟者として歓談しても会話が噛み合うわけもなく。
西村が大藪に「一弾のみの必中勝負ならば負けない」と言ったとか言わなかったとか(?)
元のソースは何なのか俺も知りたい。
問題小説だかの追悼特集に寿行の文があったのはたしかその件だったような。
それよりも佐藤大輔が大薮作品を一読して銃についての考え方が自分とは違うと納得した、という話が印象深い。別名義で書かれた「デビル17」というシリーズはまぎれもなく大薮のパスティーシュであるだけに。
851 :
無名草子さん:2006/09/08(金) 09:57:41
男根と女陰
>>841 店を出ると、胸に銀バッチを付けた数人の男たちに取り囲まれた。
幹部らしい男が言う。「漏れは手前のスケの世話から包茎手術の世話までして
目をかけてやった男だ。昔の恩を、よもやお忘れでないな?」
男はラ・コロナ・コロナに火をつけて言った。悪徳不動産のような顔つきになっている。
「足を洗ったんだ!」漏れは言った。胃の辺りに硬いしこりが出来ている。
「リキむんじゃねぇ。府中で、現金輸送車を襲撃(やる)ヤマがあるんだ。
手前の役割は、ブツと舎弟を乗せ、パトカや検問をブッ千切ッて
安全域まで移送することだ。車はエンブレムを外したブルバドSSSだ。
普通のブルにしか見えねぇが、中味はなんだ…
パイプカットか…コックサックか…まぁ専門的なことはよくは知らんが、
フィアレディのパーツで武装した本格レーシングっつーことだな…」
幹部はラ・コロナ・コロナの吸い口をぐちゃぐちゃに噛み潰して言った。
「報酬は?」
「五百万だ」
「断る…見くびって貰っちゃ困るね」
「あのね、手前…幾ら欲しいッてんだ…」
「一億だ…ゼロ戦で鍛えた腕だ。漏れを雇うにはそれくらいは頂かないとな…」
「なんだと!」「増長しやがって!」
男たちは口々に言い、拳銃を隠しているらしい、胸ポケットに手をつっこんだ。
>>852 男たちが胸ポケットから引き抜いた物を見ると,
・電気カミソリ
・ドライヤー
・ピンク色のヴァイヴレーター
であった。
男たちはみるみる顔色を変え,
「覚えてやがれ!この屈辱は決して挫けず!」
などど叫びちらしながら,スプーンをヤスリで削ったキーで盗み出した
ニュー・パプリカSLに折り重なるように乗り込み,
クラッチを滑らせながら急発進すると,
次の交差点を曲がりきれずに横転,炎上した。
854 :
無名草子さん:2006/09/08(金) 23:46:26
男はチューンナップしたミニクーパーを志賀高原に向かって走らせた。
途中、渋峠の公衆便所で喉に指を突っ込んで胃の中の物を吐いた。
満腹では動きも鈍るし、腹を撃たれると腹膜炎を起こすからだ。
ーー本人後輪中! 盗作同士の激バトル?!
盗作で賞金500万円詐欺佐藤亜紀(盗作本バルタザールの遍歴)を
田口ランディが叩きつぶしてる…ORZ
, ↓
【盗作3バカ】田口ランディ/ 佐藤亜紀 /篠原一
この週末、書店へ行ったら「裁くのは俺だ」徳間社、「絶望の挑戦者」光文社が、
新刊で出てた。特に「絶望〜」は、装丁のデザインも良く、欲しくなった。
が、これは徳間のオーヤブ・ベストセレクションのハード・カヴァで持っているだけに
買わなかった。でもいいなぁ。徳間社も光文社も、大薮の”古典(?)”をほじくり出して、
何が何でも新刊を出したいのかな。
遺族の希望とか、「今月の新刊」名目での周期的改訂再刊だとか
他にも理由はありそうだ。
ハリー先生のご子息ってなにしてる人なんだろう?
一度TVで観た時はサラリーマンには見えんかった。
偉そうな感じでもなくて、なんか絵描きさんみたいなおじさんだった。
実は秘密エージェントと言うことだったら凄いなあ。
一見平凡に見えるが、服を脱ぐとふてぶてしい迄に発達した筋肉が…
861 :
無名草子さん:2006/09/10(日) 11:33:05
東和油脂(株)の経理マンです。
大藪ハルヒの憂鬱
(唐突に思いついたぞコノヤロウ)
863 :
無名草子さん:2006/09/10(日) 20:46:11
.308一発でアフリカ象を撃ち倒したと本気で思い込んでいた時が
私にもありました。
ただのリーマンだと思ってた猟やマージャンの仲間が実は伊達邦彦や朝倉哲也だったり、行き着けの喫茶店の巨乳メイドが実は小島恵美子だったりする作家のお話か!
仲代達矢と藤岡弘と松田優作のハレ晴れダンスとか
ボケ! みんな死んどるわ!
868 :
無名草子さん:2006/09/12(火) 23:09:22
いくらなんでもケツの穴にダイナマイトぶち込んで爆破させるとか変質狂的人物は大藪ヒーローにはいないみたいですね
870 :
無名草子さん:2006/09/14(木) 14:07:20
伊達のぉ〜、メンバの中にゎ〜、木村ぁ一八くんもおるぅ〜♪
木村一八の戦績
○ 対 タクシー運転手 半身不随
○ 対 横山やすし 意識不明(後死亡)
結論:亀田より強い。バイオレンスはガチ。近頃は日本刀も装備。
今の俺にあるのは絶望だけだ もう死にてえよ 藪さん、どうしたらいいんだよ 助けてくれ
873 :
無名草子さん:2006/09/15(金) 20:17:02
絶望だけでもあればいいじゃないか。
大藪ヒーローは最後まで戦い抜く。
875 :
無名草子さん:2006/09/15(金) 21:59:49
どんな人生を送っても、最後は土に還るだけだ。
876 :
無名草子さん:2006/09/15(金) 22:09:22
熱烈なファンはいいけど動物撃っちゃ駄目だよ。
衰弱した男女は次々に倒れていったが、872は下痢便を垂れ流しながらもくたばらなかった。
死んだら負けだ。
死んでも悪霊になるんだよ。
戦いは終わらない、戦士に休息はない。
879 :
無名草子さん:2006/09/18(月) 12:33:25
舌が火傷しそうなバターコーヒー
880 :
無名草子さん:2006/09/20(水) 14:53:51
そこを目がけて捻り込むようにする。
何分経っただろう・・・
次から次へと不幸の連続(対処法が悪いなんて言うなよ。運不運は絶対に在るんだ)、こんな自分に腹が立って旗が立って、
群集のど真ん中で爆弾破裂させるとか、六本木ヒルズにプラステック仕掛けて崩壊でもさせれば少しは気が晴れるか・・・
とにかく全てが裏目に出ちまう俺。
「うまいぐあいに」の藪さんが羨ましいぜ。
>>881 まあ、そういう時のための大藪春彦ですよ。本来、大藪小説はそんな状態の人間が
犯罪に走る時の手引き書ではなく、ガス抜きをするためのものなんですから。
片山健一の復讐物語には心を奪われますが、愛する家族がいる身としては彼の立場には
絶対になりたくない、物語を物語として楽しめることは幸せだと感じています。
883 :
無名草子さん:2006/09/22(金) 21:02:43
現代の鑑識てどの程度まで分かるの?
指紋、血液反応、毛髪、体液、足跡、&DNA、他にもある?
残留思念??? なに?
886 :
無名草子さん:2006/09/23(土) 10:24:15
TVのチカラ
ラバーソール
888 :
無名草子さん:2006/09/23(土) 23:24:13
>>882 確かに大藪読むとストレスが解消できますね。
これも大藪作品のリアルな描写によるところが大きいですね。
889 :
無名草子さん:2006/09/24(日) 10:55:02
怒りの感情のハッサン国王
大藪晴彦と田嶋のババアの対決が見たかった。
>>890 『かゆいよ』で終わり。
格が違い過ぎます。
>>890 晴彦× 春彦〇 他は許せるがここだけは許せん バカヤロー
>>892 そー云えば、大藪の主人公って
罵声を漏らしたりするけど
『バカヤロー』とかは言わないね。
先生曰く『地の文ではパロディは書けない』
と、いう事だそうですが。
894 :
無名草子さん:2006/09/24(日) 22:17:49
「ハッハッハ、さすがの俺でもチンポは一本しかないんだぜ。」
纏わりつく女どもを適当にあしらいながら、俺はその店を出たんだ。
>>894 その台詞を聞き始めた瞬間に右手はコブラの鎌首の様に閃いた。
ショールダーに吊った革ケースからG.I.コルトを抜き出すと
左手でスライドを引き放ち、初弾を送り込みながら右手にかぶせ
ウイーバー・スタイルで顔面に叩き込む。
文字にすると長いが0、2秒程でやってのけた。
>>893 >『バカヤロー』とかは言わないね。
あまり言いませんね。ごく稀に「馬鹿……」とか「馬鹿野郎!」と言うことはありますが。
野郎!
畜生…
「・・・・・・・・・・」
思わず罵声を上げた
>>896 高見沢に限って云えば
ファックとシットを連発してるシーンがありましたね。
『ブル・シット・エンジン』とか。
>>901 確かに高見沢優は石川克也みたいに「ファック」や「シット」を連発し、「ファック・オン・ゼム!」
とか叫ぶシーンもありますが、
>『ブル・シット・エンジン』とか。
これはニキ・ラウダの言葉です。
>>902 ありゃ?『ブル・シット・エンジン』はニキでしたっけ?
ニキ・ラウダは「グランプリの鷹」の登場人物としてしか印象がない上に、「ダンガードA(エース)」のキャプテン・ダンと自分の中でごっちゃになってる…
>>903 角川文庫では171ページで、ニキが「ファッキング・エンジン。ブルシット・エンジン」と
言いながら、椅子を蹴とばして八つ当たりするシーンがあります。
ニキはケロイドお化けw
「鉄仮面に顔を奪われとおとななとせ…」
「俺の名前を言ってみろぉ」
↓以下大藪と北斗、夢のコラボ展開
ここ数日「戦士の挽歌」を読み返し中。企業戦士としての石川克也のタフさは、
本当に物凄いものがあります。そんな彼もかつて肝炎で死にかけたことがあるわけ
ですが。大藪作品の主役たちは、けっこう大きな病気やケガを経験している者が
多いです。もっとも、回復力は超人的。
翌日には小便の色も正常になり、撃たれた跡には既に薄皮が張っていた。
とかいうやつですね。
「トカゲのような回復力」というのには爆笑しましたが。
>>910 小便の色が黒から血のような赤、そして褐色へと変わっていくことから西城秀夫の
回復の様子がわかり、自分まで元気になっていくような気がしたものです。
同じような描写は「ヘッドハンター」で杉田淳が肺炎になった時にもありました。
>「トカゲのような回復力」というのには爆笑しましたが。
片山健一とかですね。「非情の掟」の島津浩はわずか数日で折れた肋骨がくっつき、
戦闘能力を取り戻します。高見沢優なんて砕けた肘の骨が自然治癒しちゃいます。
もっとも、「ケガの後遺症で手足の筋肉の太さが左右で違う」というのはこれまでの
主役たちにはなかった部分ですが。
星島の難病にはビクーリしましたが(^_^;)
>>912 事故で脳内出血
銃弾によって脳の一部を破壊
手榴弾の破片が脳内に残留
地雷の爆発で大腸を1メートル摘出
周期性四肢麻痺
左膝の神経痛
けっこう病気やケガに悩まされている主人公たち。
>913
西城の痔。
>>913 こうやって見ると結構いますね。
ただ、星島のは系統が違う気がして。
事件や事故の後遺症じゃないですからね。
先生ご本人も色々と病気には悩まされてたそうですね、晩年は特に。
ところで皆さん、大藪作品を読むときの「副読本」ってありますか。
私は銃器やミリタリー関係の雑誌をたまに読んでいるくらいです。
これから試みようと思っているのは、昭和30年代初めくらいの映画
を見ることです。当時の街並みや風俗を確かめたいからです。イメージ
をはっきりと持って読むと、楽しさも倍増するでしょうから。
>>916 なるほど、日活の無国籍アクションは
時代背景的にも参考になりますよ。
『飛魚のようにピンと張ったテール・フィン』とか、
銀座の街並みとか。
>>916 確かにそうですね。
私の場合、大藪さんの初期作品に出てくる車がイメージできないことが
よくあります。50〜60年代の作品で、さすがにベンツやキャデラックは
分かりますが、ヒルマン、オースチン、日野ルノー等々となってくると
どんな車なのか見当もつきません。
車は結構好きなので、メジャーなスポーツカーメーカーのものであれば
当時はどんな車だったか分かりますが、脇役的に出てくる(主人公が
”目立たないから”と言う理由で無断拝借するような)車は、それこそ
日活のアクション活劇に登場するような車をイメージしてしまいます。
そういえば59年の「野獣死すべし」のビデオを見て建物の低さに驚いたっけ。
ついには自分でウンチをカーペットの上に垂れて、
それを食いはじめたんです。
921 :
無名草子さん:2006/09/29(金) 13:02:11
大藪さんて好き嫌いがはっきりしてまして、まずアメ車はロードフォールディングがダメ、
で欧州車が上位、トヨタはコロナ系、ニッサンはスカイライン系、いすゞはベレットあたりが大好き
>>921 ブルーバードも目立たないからよく使用してましたね。
>>922 目立たないがキーポイントの大藪ヒーロです。
スカGTRのエムブレムもわざわざ普通のものに付け替える。
でもピレリのぶっといタイヤがやけに目立つからカムフラージュになってるかはわかりませんが・・・
>>838 そのとき、窓ガラスにパシッとヒビが入るのと同時にキムの顔の上半分が吹っ飛んだ。
横に倒れながら、ズボンの裾から転がり出たデリンジャーを拾った俺は、
そのときになって大口径マグナムライフル特有の腹にこたえるような銃声が伝わってくるのを聞いた。
マグナム・ライフルに拳銃で対抗しても無駄なので、俺は糞にまみれた
デリンジャーの銃口を背後のゴルゴに向けた。驚いたことに、ゴルゴは
紙のように白い顔であえぎながら両手を高々と上げていた。その足元には、
右手から転がり落ちた電気カミソリがあった。それが銃口の正体だったのだ。
「た、助けてくれ! 俺はゴルゴ13じゃねぇ……ゴルゴ松本だ! 時給5,000円で
キムに雇われたんだ!」
男は確かにゴルゴ松本であった。俺は苦笑いしながらワルサーをキムの死体から
取り戻し、デリンジャーの糞を拭ってポケットにおさめた。
「よし、さっさと失せろ。ここで見たことは忘れるんだ。そうすれば“命”!
だけは助けてやる」
俺は“命”のポーズをとってゴルゴ松本を威嚇した。ゴルゴ松本は夢中で
部屋から転がり出ると、這いながらエレベーターの方へ向かった。ズボンの
裾から脱糞が転がり出た。
その間にも、数十発の銃弾が射ち込まれる。銃声から判断して、
四百から五百メーターほど離れた右前方の山中からから射ってきてるらしい。
一丁の銃からではなく、少なくとも五丁だ。銃声の方は百発をこえた。
俺は敵の方に忍び寄るべきか、それとも待ち伏せすべきかを考えた。
待ち伏せするよりも、忍び寄ることにする。
先ほどの部屋へ匍匐しながら戻り、ワルサーPPKを肛門に仕込むと、
エレヴェーターへ向かい猛前進する。
犬の様に這いずりながらエレヴェーター・ホールにたどり着く。
階数表示を見ながら肛門に手を伸ばした。
いきなり撃たれた。
恐らく大口径の銃だろう。
3発、4発、5発。
まだ撃たれた。目の前が白っぽくなる。
全身がマラリアの発作の様に痙攣した。
『ほう。オレのマグナムを7発喰らっても
まだ動けるのか…。流石だな。』
ゴーっと言う耳鳴りの合間から声が聞こえた。
「き、貴様は、ビッグ・シリンジだな!」
『いかにも。組織の命令でお前を追っていた。
いや、半分はオレの趣味だがな。』
「ここで殺す気か?」
『いや、オレもこの世界じゃ名の通ったハイヤード・ガンだ。
貴様と勝負してやる。』
「勝負だと?」
『あぁ、貴様のPPKとオレの41オート・マグ。
どちらが早いか勝負だ。』
「本気か?」
引き攣るような痛みに堪えながら
逆襲のチャンスを模索した。
自己満足のオナニー小説は、
そろそろ終わりにしないか?
だらだらと続くばっかりで、面白くもないんだが。
せめて、このスレだけで終わらせてくれ。
929 :
無名草子さん:2006/10/06(金) 19:26:38
だめだ、永遠に続ける。
面白くなければ読まなければいい。
私はいちおう
>>835で終わらせたつもりなので、もう降ります。
どうせ書くのなら本物が書いたと錯覚するようなのを頼むぜ もどきは断る
932 :
無名草子さん:2006/10/08(日) 18:25:59
では本物を越えてもいけないわけだね
933 :
無名草子さん:2006/10/08(日) 20:30:40
本物を越えるってどういうことなんだよ、タコ!
いらいらしてますね?
そんなときは大藪春彦ですよ。
>931-934
大藪の前に大藪無し。
大藪の後に大藪無し。
醜悪なパロディ書かなかった氏を冒涜するのは止めろって事。
ケツの中でデリンジャー組み立てるなんて、
ファックとシットを連発するよ。
チ〇ポに先ほど食ったメロンの種が付着して・・・・
>>936 ここ数日、その作品を読み返しています。キドニーパイが実に美味そう。女性に安らぎを
求めるあたりも、戦争体験のある主人公たちと明らかに違う部分ですね。
>>937 いやはや全くです。
自分も願わくばA型エンジンでワークス・マシーンを
追い詰めてみたいもんです。
その後はテニスクラブで若き女医をすっちゃねっちゃ…。
>>939 たっぷり時間をかけて金髪女を昇天させた後、空腹と喉の渇きを癒すため素っ裸のまま冷蔵庫から取り出した
大ぶりのメロンをその破壊的な握力と強靭な顎の力で貪り食った主人公が何気なくチ〇ポに目を落とすと・・・
安富親子が笑わせてくれますよね。
主人公は安富のことを思い出して、ボールを握り潰すんじゃなかったかな。
日頃の卑屈な態度と、その後の爆発ぶりがスカッとさせてくれる名作です。
944 :
無名草子さん:2006/10/14(土) 05:24:41
しかし自炊の朝食がだんだん簡単になっていくぞ。
後半はインスタント・カップ麺とか。
アス虎の高見沢も同様。
>>944 インスタント・カップ麺は朝食ではなく、ヨーロッパから帰国して報告などを
済ませた後に寝る前の軽い腹ごしらえとして食べたものですね。でも確かに
帰国後は犯罪者になる覚悟を決めて犯行の準備と実行を繰り返す日々でしたから、
ベーコンエッグに野菜ジュースとかオムレツとか、簡単な朝食が多かったですよね。
高見沢優の場合、浅見が食事を作ってくれるようになったので海外で活動する
ことが多くなっても日本式の朝食を食べるシーンは多いです。後半になると
朝食の描写そのものが少なくなりますが、実際にはけっこう食べていたのでは
ないでしょうか。レースとハンティングに忙しかったので、調理は浅見任せで
自炊はほとんどしなかったと思いますけど。
個人的には、ダイアナと結婚した後の朝食はどうしていたのか興味があります。
たまには自分だけ初期の頃のように飯を炊き具沢山の味噌汁を作り、納豆を
かき混ぜてダイアナに微妙な顔をされたりしたのではないかと思っています。
自分は虎まだ読んでないんだけど、高見沢はエイズ感染に神経質になってると何かで読んだ記憶があります。
だとすると、高見沢はゴム装着ファックなんすか?!
大藪ヒーローはたいてい生ファック…だよね…
>>946 当時はエイズに関する正しい知識もまだ世間一般に浸透していなかったわけですが、
それでも閉鎖的な性交渉が多い同性愛者や注射の回し打ちをする麻薬中毒患者、
さらに不特定多数の相手との性交渉数が多い売春婦などの感染リスクが高いことは
知られていました。
そんな中でホモのダニーとセックスしなくてはならなかった訳ですから、高見沢が
コンドーム使用を絶対条件としたのは当然のことだと思います。酔った勢いで
売春婦とコンドームなしでセックスしてしまった浅見も、翌朝には orz 気味でした。
鉄マラだと思うしかないだろう。
って、おいおい。
>>945 朝食について。
高見沢ではなくマネージャーの浅見氏ですが
F 1進出前は普通に食べてた筈なのですが
転戦中に「今朝は食欲が無いんだな」
などといってポーチド・エッグかなんかを食べてます。
その後、
“嫌々のように朝食を口に運ぶ”シーンがあります。
さらにその後、
“洋食では食欲の沸かない浅見も和食では旺盛な食欲を見せた”
とあります。
なんだか浅見氏のお人柄が忍ばれますね。
浅見氏あってこその高見沢だと思います。
>>949 浅見は、朝は和食じゃないと駄目というアッパレ日本人なのですw
焼きビーフンやフグチリなど、その時々で高見沢の食べたいもの、食欲をそそるものを
作ってくれる浅見は、名のない男氏の言う通り高見沢の健康維持に大いに貢献して
いると思います。
>>950 そうそう、それそれ。
まさに『男芸者』真っ青なんですよね。
微に入り細に入り、高見沢に尽くしてます。
世田谷に愛する妻子を残して
高見沢のグルーピーとファックしたり(笑)
(まぁ、それは置いといて)
ほぼ、高見沢の要求(欲求)に答えてます。
高見沢の引退後はどうしてるのでしょう?
今頃はどこぞのチーム・マネージャーか
ディレクターでもやってるのでしょうかね?
>>951 高見沢と契約を交わした時から「ボスと呼ぶことにします」ということで、本当に
尽くしてますねぇ。もちろん、F1レーサーのマネジャーとしての名声と巨額の収入、
それに高見沢のおこぼれ的ではありますが浮気も楽しめると、見返りは十二分に
あるわけですが。
それに、国内レースの時には大ポカをやったことがあるとは言え、基本的には
本当に有能ですからね。高見沢が引退した時点では、彼も巨額の富を得ていたと
思います。それでもレースが好きだから、また国内レースの仕事をしているかも
知れませんね。
>>952 元々が敏腕マネジャーだったんですよね。
高見沢に引き抜かれてからはそれこそ
『めくるめく』体験をして超一流になったんですよね。
なにしろ、一匹狼?の高見沢が全てを任せたんですから。
954 :
無名草子さん:2006/10/16(月) 22:53:29
他の主人公のスマートさとは程遠い毒島徹夫が好きだよ あのドブネズミみたいな醜男さとタフさが大藪らしくてたまらんね
>>954 この話は前半ではエージェント物なんだけど
突如として毒島が裏切るんだよね。
で、組織と対立するんだけど結局は
組織側が折れて再契約するという、
ちょっと変わった構成になってます。
なんか試行錯誤でもあったのかしら?
角川文庫版のあとがきにしびれますね(o^-')b
>>956 大藪氏のドライビング・テクニックについて書いてあります。
解説の方が実際に氏の助手席に搭乗して体験された話です。
「弱アンダーのファイナル・オーバーステアだな」
こんな台詞をサラリと云ってみたいもんです。
958 :
無名草子さん:2006/10/17(火) 21:27:39
「新車情報」の三本和彦みたいなもんだな。
彼の「羊の皮を被った狼」は大藪氏もよく使う表現。
初期の作品“殺人許可証No.3”の主人公は
潜入した組織の者のミニ・クーパーに乗って,
「いい車だ。俺も欲しい。金が入ったらさっそく手に入れて
ボディはもっと“スズライト”に似せて改造する。
そして横腹に“何とか酒屋”とか書き込んで
馬鹿にして追い越してきた車を一瞬にして置き去りにしてやる。」
と言って組織の者に「あんたが何だか気に入った」と言われたと記憶しているが
ところで“スズライト”を知っている人はいる?
>>959 私が子供の頃は、けっこう見かけました。個人的にはトラックタイプの方を
よく憶えています。ミニ・クーパーSとはパワーが桁違いだから、酒屋の名前を
書いたスズライトに偽装して突っ走ったら周囲の車は仰天するでしょうね。
豆腐屋ハチロクの原点はここだったのか!
962 :
無名草子さん:2006/10/18(水) 12:56:40
「新車情報」の三本和彦
懐かしいなあ。
福岡でも、ほんの一時期やってた。
「ぶしつけですが」で始まる言い回しが好きだった。
>>958.962
アスファルトの虎に、三本氏をモデルにしたと思われるジャーナリストが出て来ますね。
964 :
無名草子さん:2006/10/19(木) 15:00:36
大藪さんは元オートレーサーの田中健二郎さん(こんな字だっけ?)と仲が
良かったらしいですね。「汚れた英雄」の中で気さくさと豪快さと併せ持った人だとベタ褒めしてた。
965 :
無名草子さん:2006/10/19(木) 17:35:44
》946
沖縄を舞台にした「獣達の墓標」で西城がベトナム帰りの米兵からの伝染を
恐れて、コンドームを使ってます。
966 :
無名草子さん:2006/10/19(木) 20:07:21
安富忠治はそんなに悪い奴じゃない・・・
安冨や輪殺の掟の山田とかは何か可愛気のある描かれ方してますな。
968 :
無名草子さん:2006/10/19(木) 22:47:32
サーチライトが砕け散り、暫らく経って轟音が耳を劈く・・ 素晴らしい弾速だ
伊藤史朗、20年以上無免許運転で逮捕!
えっ、北野晶夫のモデルの人だよね??
って思ったら、同姓同名の別人だったかw
970 :
無名草子さん:2006/10/20(金) 16:04:01
>>955 「この話は前半ではエージェント物なんだけど
突如として毒島が裏切るんだよね。
で、組織と対立するんだけど結局は
組織側が折れて再契約するという、
ちょっと変わった構成になってます。」
はっ?「裁くのは俺だ」がエージェントもの?
徹夫は徹夫でも高見ですよね
973 :
無名草子さん:2006/10/20(金) 19:24:18
そろそろ次スレの季節?
>>970 てっきり「特務工作員01」のことかと思っていました。
ブスジマwww
>>975 そうそう、それそれ。
デパートの屋上シーンが◎
>>974 一般書籍板には2001年に立てられたスレがまだ残っていますね。
ミステリ板にもあるし。どうします?
>>977 組織から抜け出せず死んでいったり物語が終わったりする作品が多いですが、
自由になることができた主人公も稀にいますね。彼のように再契約というのは
確かに珍しいです。あのラストも好きですね。
二重スパイ物も結構ありますね
>>979 ありますね。傷ついて敵に捕らえられる(あるいは、所属組織から逃亡するふりをして
身柄の保護を求めるが、当然疑われて拘束れる)→傷ついていない場合は拷問で気絶
→目覚めると美女がいて傷の手当てをしてくれる。栄養補給に肉を飽食→短時間で快復
→豪華な食卓に招かれ、敵のリーダーたちと乾杯して組織の一員として迎えられる。
だいたい、こんな流れが多いですね。
981 :
無名草子さん:2006/10/22(日) 12:21:17
ゴーモンつうと男だとティンポをいたぶり女だとコーマンをいたぶるのが定番w
>>974 次スレは無いよ。
ミステリー板の大藪スレに合流するから。
>>966、
>>967 そうですね。
私は長身金髪のミリーが
チンパンジーそっくりの忠治を軽々と抱え上げた時、
忠治が「お、おい。よさんきゃ」と嬉しそうに
足をバタバタさせるシーンが好きです。
>>981 山野組や関東会の戦闘員は殴ったぐらいでは吐かないからということで。
>>981 チ〇ポに濡らした牛皮を巻きつけて乾くのを待つという拷問はなかなか効きそうだね
恐怖の時間が長いから・・・
>982
次スレ欲しいなー。
だって、大藪春彦ってどれもワンパターンで、謎解きの快感なんてないもん。
ミステリ板にふさわしくないよ。
988 :
無名草子さん:2006/10/23(月) 21:46:58
まあミステリ板からはさっさと出て行って欲しいな。もともと押しかけで来たようなもんだし。
989 :
無名草子さん:2006/10/24(火) 17:03:54
990 :
無名草子さん:2006/10/24(火) 17:24:21
991 :
ミステリ板住人 ◆r.xIqwQVHA :2006/10/24(火) 17:33:38
>>989 そこは「大藪春彦」ではなく「大薮春彦」のスレだ。
間違えるな。
ミステリー板の大藪スレに合流すれば良いのだ。
992 :
無名草子さん:2006/10/24(火) 18:45:18
993 :
無名草子さん:2006/10/24(火) 19:13:40
と言う事で、
@
>>989(誤字放置スレ→見苦しいので早く終わらせる)
A
>>992(重複スレ)
B
>>990(ミステリー板スレ・時期的には多分後継スレ)
の順に消化しましょう。仕方ない。
994 :
無名草子さん:2006/10/24(火) 19:32:32
とにかくミステリ板の大藪スレはさっさと潰すべきだな。
995 :
無名草子さん:2006/10/24(火) 20:29:59
遺言
↓↓↓
今頃になって「水曜どうでしょう」にハマっているのですが、「東日本 原付の旅」では
「汚れた英雄」のテーマ曲がかかっていました。
「傭兵たちの挽歌」の挽歌で、片山健一がヴェトナムのジャングルでタコツボに
五日間も潜んだ後に出撃した時、フランクとジョニーは生きていたのだろうか。
あの文章の「部下の死体」が最初の攻撃で死んだ部下なのか、フランクとジョニーの
ことなのかが不明なので。おそらくは生きていたと思いますが。
太い木の根をシャベルで牛蒡のように切断して、埋めさせていただきます。
1000なら、大藪春彦伝説は永遠のものとなる。
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。