翻訳版は岩波書店等にて発行
関連作品も多数の古典名作。
2 :
無名草子さん:2006/01/11(水) 19:02:55
岩波文庫1〜10
中野 美代子 訳
平凡社
太田辰夫・鳥居久靖訳
完訳での定番はこのあたり?
3 :
無名草子さん:2006/01/11(水) 19:07:53
悟空の誕生から五行山へ閉じ込められるまでのくだりが好きだ。
4 :
無名草子さん:2006/01/11(水) 19:09:47
オッス!オラ猪悟能
5 :
無名草子さん:2006/01/11(水) 19:13:23
月9のアレは酷かったな
6 :
無名草子さん:2006/01/11(水) 19:16:19
GO!GO!WEST〜
7 :
無名草子さん:2006/01/11(水) 19:30:48
如意棒1万3千5百斤=810万g=8100kg
8 :
無名草子さん:2006/01/11(水) 19:33:48
想像してたよりはケタ違いに重い感じはしないな<如意棒。
耳クソにしたらかなり重い。
9 :
無名草子さん:2006/01/11(水) 19:49:59
きん斗雲は雲の名前でなく術の名前なんだよな
10 :
無名草子さん:2006/01/11(水) 20:07:30
なぜか「孫悟空」「猪八戒」は出るのに「さごじょう」は出ない。
11 :
無名草子さん:2006/01/11(水) 20:09:00
マンガだが藤原カムイ版西遊記はいいぞ。
4巻で未完になっちまったのが非常に残念だ。
12 :
無名草子さん:2006/01/11(水) 20:27:45
>>7 81tの耳クソは重すぎるなw
小さくなってる時はそれなりに軽くなってるんだろうが
13 :
無名草子さん:2006/01/11(水) 20:33:01
悟空が八戒をかばうというか、ただ妖怪というだけで忌み嫌った事について
憤慨する場面が好きだったな
孫悟空が何かというとすぐに天界に助けを求めに行くんで
後半飽きた。
15 :
無名草子さん:2006/01/11(水) 20:39:07
三蔵と出会ってからはかなり頻繁に助けを求めに行ってるよな
でも男ばっかのパーティで潤いないから、観音様が出ると正直嬉しい。
観音様ってもともとは「男or性別なし」なんだけど
女になったのはいつ、どこで、なのかなあ?
18 :
無名草子さん:2006/01/11(水) 20:53:35
そうか!観音様にはそういう要素もあったのかw
>>17 昔から女抜きの僧侶は仏像にハアハアしてたらしく、そのせいで観音や弥勒の
像がどんどん女性化していったという噂は聞いたことがある。
仏像や仏画の観音様って完全に女性だしね(オッパイもあるし)。
20 :
無名草子さん:2006/01/11(水) 21:31:37
自然の成り行きということか?
仁王像とかにハアハアしてたウホッな坊主も多かっただろうな
仏教だと女性は仏になれないから、物語で女性が成仏する時にチソコがにゅっと
生えたのを読んだことがある。龍女伝説だっだか(西遊妖猿伝の龍児女のモデル)。
最初から女だったバージョンもあるはず。
23 :
無名草子さん:2006/01/11(水) 21:56:45
読んでると三蔵って悟空によくたしなめられたりしてた覚えがある。
けっこう悟空じゃなくてもこのク○坊主〜って思う所あったり
24 :
無名草子さん:2006/01/11(水) 22:34:45
八卦炉に入れられて巽は風=火を消す。と気がついて難を逃れる悟空カッコヨス
>24
そのせいで煙に燻されて「火眼金瞳」になるのもテラカッコヨス
子供の頃、思わず真似しかけた。
26 :
無名草子さん:2006/01/11(水) 23:26:22
あれの真似は危険だなw
27 :
無名草子さん:2006/01/12(木) 03:55:05
例のドラマの逆効果で再燃して原作読み返してるんだがやっぱり面白いわ。
悟空ほんとカッコイイ
騙されて輪っかつけられて、最終的にはカラッと笑って済ませる孫行者いいね。
28 :
無名草子さん:2006/01/12(木) 12:59:05
小学生の頃、子供向けではないヤツを読んだことある。
記憶違いかもしれんけど、孫悟空ってかなり人間(?)できてたような気がする。
むしろ三蔵がダメダメで、どっちが師匠なんだよ!って感じだった。
29 :
無名草子さん:2006/01/12(木) 14:23:34
記憶違いじゃないと思うよ、うん確かにそんな場面多かった
>>12 いつから1t=100kgになったんだ?
しかも、
物理持ち込むのはどうかと思うが普通に考えて、
大きさが変わっても重さは変わらない。
>>22 > 仏教だと女性は仏になれないから、
ほんとに?
性別論争のある仏もいるのに?
32 :
無名草子さん:2006/01/12(木) 16:49:52
如意棒約8dかー。現代の物に例えるとどのくらいなんだだろう?
車○台分とか。 よく聞くのは相撲取りと比べたりとかか?
8dってーと得物にしては確かに滅茶苦茶重いだろうけど、
海の底を固める重し云々というのを考えると結構軽く思える。
戦車ヲタなら8tなんて羽毛布団みたいなもんじゃないの?
34 :
無名草子さん:2006/01/12(木) 17:58:27
八戒の武器もかなりの業物なんだよね。
「神氷鉄」を鍛え上げた九つの歯(刃?)の馬鍬、太上老君の作。
振り上げると炎と光が、振り下ろすと風と雪が吹き出す
派手な武器だよなw
しかし石猿の頭は割れないと。
35 :
無名草子さん:2006/01/12(木) 18:02:30
36 :
無名草子さん:2006/01/12(木) 18:28:11
曙40人分と聞くと重い気はする
すぐつぶれそうでもあるがw
普通車が1t強、大型の普通車で1.5tぐらい
小型車8台分の棒を振り回されて殴られたら、普通の人間は一撃で即死。
38 :
無名草子さん:2006/01/12(木) 20:35:17
コンバトラーVって重いんだな
>39
耳の中に8tの物体が入ってるってどんな感じなんだろう。
まあ、山5個を500年身体の上に乗っけてた悟空の感覚を
我々人間が想像するのは無理があるが。
41 :
無名草子さん:2006/01/12(木) 23:50:13
耳重いなー
42 :
無名草子さん:2006/01/13(金) 00:04:27
そういや500年間鉄の玉食って銅の汁飲んでたんだっけ。
これもまた想像難しいな。不味そう。
子供向けに訳されたものとはいえ、君島久子訳が自分にとっては思い出の品。
堺西遊記が面白くて、親にねだって買ってもらった。
百回の講談だったとか、二郎真君が出てくるとかもその本で知ったし、悟浄が
河童じゃなくて不景気顔の色黒坊主だってこともしの本の挿絵で刷り込まれたな。
悟能が腐れ柿で通れなくなった道を開墾するときの見開き一杯の巨大な豚の絵
も印象的だった。
中野訳、村上訳も読んだけれど、一番自分がわくわくして読んだのはこれだったな。
44 :
無名草子さん:2006/01/13(金) 01:58:47
ぐぐってみたら福音館書店から出てる物かな?
>>43 私も一番最初に読んだのはソレダ! 悟空の天界大暴れ篇がきちんと入ってるから
それで西遊記ファンになった希ガス。取教の旅篇だけじゃ、あそこまで夢中に
ならなかっただろうなー。
それと中島敦の沙悟浄小説が、今まで読んだ中で一番面白い西遊記パロだ。
『後西遊記』(だっけ?)は全然つまんなかったな
47 :
無名草子さん:2006/01/14(土) 01:31:35
『後西遊記』は『西遊記』を否定するところから始まるので好きになれない
48 :
無名草子さん:2006/01/15(日) 01:19:22
あげ
49 :
無名草子さん:2006/01/15(日) 19:06:27
ごーごーうぇすと
邱 永漢 氏の「西遊記」(中央公論社)もよろしく。
藤城清治氏の挿し絵も素敵でした。
あと、栗山奉行という人の「西遊記の心(上・下)」という抄訳本もあるのだけど本文の三割方が注釈で占められていて、なかなか興味深い…。
>>51>>52 それです。
ありがとうございます。
ただし、私はパソは出来ず携帯しか使えない時代遅れなヤツですので(汗)
でもアドつけてメールをすれば遠方の友人にも送れますね。
ちなみに私が所持しているのは奥付によると「昭和三十八年発行 価450円」とあります。
中公文庫に入る前のハードカバー版でした。
>>53 ふむふむ。良い物をお持ちで。
カッパブックスが200円ぐらいの時代ですね。
55 :
無名草子さん:2006/01/15(日) 23:50:23
西遊記の決定版と言えば、太田&鳥居版(平凡社)か。
それとも中野版(岩波)? 個人的には太田&鳥居のファンなんだが。
>>54 大阪の古書店で全巻セットを購入しました。
所持していた文庫版が、人に貸したりして何巻か無くしていたので助かりました。
奥付の刊行年を見て、古いものだと驚かされました。
>>55 私はたまに通して読み返したくなる時は、平凡版・岩波版・中公版のどれかを選択しますが、その選択自体も楽しみのひとつです。
中野美代子氏の西遊記に関する諸作も興味深いものです。
> 中野美代子氏の西遊記に関する諸作も興味深いものです。
素人には岩波新書の「西遊記」ぐらいしか手が出せませんが
中公新書「『西遊記』の神話学」(入谷仙介)もなかなか。
58 :
無名草子さん:2006/01/16(月) 10:56:08
>>52 挿絵(影絵)が最高に好きです。
敏捷そうな悟空とか品のある観音菩薩とか
文章もくだけてて読みやすいけど
書いてるのが金儲けの神様だから、アレンジでやたら
経済論が出てくるのがなァ・・・・
自分は中野さんの訳は正直、好きじゃない。
でも中野さんの考察本は博覧強記で面白いんでいろいろ読ませてもらってますが。
平凡社の方がいいです。清刊本には江流譚もあるし。
陳舜臣「新西遊記」も面白い
61 :
無名草子さん:2006/01/16(月) 18:56:26
自分の前に読んだのはハードカバーで10巻くらいのだったから、
岩波書店のなんだろうか?
最初から最後まで楽しんで読めた記憶があるな。
>>57 玄奘の弟子が著したとされる「大唐大慈恩寺三蔵法師伝」も西遊記理解の助けとなるかもしれませんね。
光風社選書から長澤和俊さんの訳書が出ています。
私は「大唐西域記」までは手が出ませんでしたが。
>>58 私も あの影絵が大好きです。
登場人物(化け物?)の視覚イメージは殆ど藤城清治さんの影絵で刷り込まれています。
ネット上で作品公開して下さるとは「金儲けの神様」も粋な計らいをして下さいます(笑)
慧立・彦棕作、長澤和俊訳の「大唐大慈恩寺三蔵法師伝」は、今は
講談社学術文庫で『玄奘三蔵―西域・インド紀行』というタイトルで出てますよ。
ただし訳出しているのは原点の前半分、長安に戻ってくるまで。
でも未訳出部分は解説で詳しくまとめられているし、史実の玄奘三蔵の理解の基本書ですね。
弁機『大唐西域記』は平凡社から。まあ退屈ではあるし、西遊記好きというよりも
シルクロード好きに向いてるでしょう。
個人的には玄奘研究には桑山正進さんの著作がおすすめです。
中野さんの著作では岩波現代文庫の『孫悟空の誕生 サルの民俗学と「西遊記」』が、
西遊記の成立史や悟空たちの変遷を詳しく分析していて面白いです。
あと漫画となると枚挙にいとまがないかと思いますが、それでも原作に忠実な藤原カムイさんや、實吉達郎さん(構成)・東山鈴鹿さん(画)らの両「西遊記」の続刊も待たれるところ。
関連本としてはやはり諸星大二郎さんの「西遊妖猿伝」や、玄奘を主人公とする諏訪緑さんの「玄奘西域記」などは面白かったです。
特に「玄奘西域記」は、私には涙なくしては読めないものでした。
この本も人に貸したまま帰ってこないという私には悲しい結末・・・
諏訪さんは確か史学専攻だったんですよね。大唐西域記や史料を読み込んで、
よく研究されていると思いました。でも自分は史実玄奘大好き人間なので、
「兄の長捷が取経僧だった」というオリジナル設定がちょっと不満でした。
史実部分は動かさずに、伝わっていない部分でオリジナル全開にすればよかったのではないかと。
でも玄奘の性格の描き方などは大いに共感します。女性への思慕の表し方とか。
藤原西遊記は、結局昨秋の四巻で完結ですか?原作に忠実に漫画化していくのは
やはり創作家にとっては苦しいことも多いのでしょうか…
小池『アクションロード西遊記』は主に三蔵の描き方にものすごく不満もありますwが、
力技で独特の理論を進めていく手腕にはうならされました。弟子たちの過去話にも。
寺田『大猿王』は大人向けですがとにかく絵がすごい。二巻はいつ出るんでしょうかね。
66 :
無名草子さん:2006/01/19(木) 01:17:59
西遊記ファンの實吉達郎氏は、本業の動物学者の知識を生かした著書
「西遊記動物園」がある これも面白い
>65 『アクションシルクロード孫悟空』ですね
67 :
無名草子さん:2006/01/19(木) 03:08:00
フジのドラマ西遊記は全然ダメダメだけど、及川の妖怪はちょっとよかったな。
今ならCGや特殊メイク駆使して妖怪や妖魔、神仙を映像化できるだろうから、
派手でスゴイの見たいんだけどな〜。
>66
訂正ありがとう。以前に一度読んだきりでうろ覚えでした。ストーリーの印象は強烈ですが。
『西遊記動物園』も『中国妖怪人物事典』も西遊記好きに楽しい著作ですね。日本の文物との関連も興味深く。
『完訳西遊記』(上)(下)
村上知行訳 現代教養文庫(社会思想社) 1976刊
↑たまたま本棚にあった。
短くてすぐ読めるので、内容だけ把握したい人にお勧め。
70 :
無名草子さん:2006/01/19(木) 22:41:35
『アクションシルクロード孫悟空』って三蔵法師が猪八戒以上のエロ親爺で、
行く先々で女を手篭めにして、怒った孫悟空に撲殺されるってヤツ?
昔、一度読んだけど腹立って捨てちゃったのがそういうマンガだったなあ。
そう。青年誌の漫画だからお色気がいいって人も多いみたい。原作三蔵ファンはむかつくね。嫌い。
でもずっと読むと三蔵にはある仕掛けがある。(ネタバレになるんで…)
娯楽漫画だから え、なんで? ってとこもあるけど人間になりたい孫悟空の想いとか、
天界から落された悟浄や八戒のせつなさとかは書き込んでるし、
仏陀の牽強付会な理屈はある意味お見事。
72 :
無名草子さん:2006/01/19(木) 23:25:55
>71
そういえば観音様もお色気ムンムンの美女で、孫悟空とどーのこーのなってた
ような記憶が…。弟子たちの心情や葛藤が描かれてるのは面白いと思ったけど
わざわざ西遊記でやる意味あるのか?と思ったのも確か。
孫悟空って人間みたいに悩みや痛みを感じない、一種の理想的な存在だと思ってる
から、そこにわざわざ人間的な感情(苦悩とか恋愛とか)を付加する演出は
好きになれないなー。
>孫悟空って人間みたいに悩みや痛みを感じない、一種の理想的な存在だと思ってる
このフレーズ見てなんか悟浄歎異を読み返したくなった。中島敦は自分にはちょっと難しいけど。
確かに原作の孫悟空には負の感情や弱さは感じないね。そこから三蔵法師との関係を読んでくと面白そうだなあ。
自分は漫画とかで孫悟空の(恋愛はともかく)人間的な感情を描くのは気にならないけど、
「アクション…」ではあまりに善良すぎるとこに違和感があった。
それから最後のあたりの三蔵一行をもう少し描いてほしかった。
はっきり言っていろんな点で嫌いな漫画だけど、連載漫画だから売れ線狙いはあるとしても、
着想や展開に考えさせられるところはあった。
(自分71です。71の文章におかしいとこがあるけど、原作三蔵ファンとしてあの漫画の三蔵はむかつく、という意味です。念のため)
74 :
無名草子さん:2006/01/20(金) 04:51:50
孫悟空ってあっけらかんとしてて無敵、それが子供の心をくすぐるんだとオモ。
しかも性的に無欲だしね。鳥山明のアラレちゃんが首もげても「ほよ?」とか
言ってるのに似た身体的な面での無頓着さ(3人の道士との法術比べの回とか)や
500年山の下敷きになって鉄玉と銅汁食ってるムチャクチャさが、わくわくする
くらい魅力的なんだよね。
そんな設定の孫悟空が弱っちい、足手まといな三蔵法師を守るって展開は中国の
昔の人、ナイス!としか言いようがない。
孫悟空は花果山水簾洞の王となった後、仙人に弟子入りし仙術を身につけるが
「斉天大聖」を名乗り天界で大暴れ。見かねた如来が孫悟空を捕らえ、悟空と
賭けをする。「私の手からでることができれば許す」と言った。孫悟空は金斗雲
に乗り5本の柱がある所にたどり着く。そこが「この世の果て」と思い込んだ悟空
は、柱に「斉天大聖・孫悟空」と書くが実は如来の指だった。
孫悟空は賭けに負け五行山の500年閉じ込められる・・・
沙悟浄は天上界で「捲簾大将」の位だったが、ある日天帝の宝である玻璃を割ったことで
天界を追われ、南瞻部州・唐土の流沙河の万人となり、旅人を待ち伏せては食べる妖怪(本当は河童ではない)
になった。
三蔵の前世9代渡って殺しその頭のガイコツをつなぎ合わせている九つの髑髏の首飾りをつけている。
猪八戒・沙悟浄は三蔵に付けてもらった名前。
猪八戒は天の川の軍隊の将軍「天蓬元帥」。しかし宴の席で酔った勢いで広寒宮の嫦娥に手を出したため、
天界を追われて死刑となった。人間に生まれ変わるはずが、誤って雌豚の胎内に入り、
豚の妖怪となった。
三蔵法師と出会うまでいろんなストーリーがあるのに、全部省かれてるよ・・・
>75
三蔵が前世に何度も取経の旅に出たという伝説が生じて、
「深沙神の頸の7つの髑髏は、玄奘が7度生まれ変わったもの」と記した注釈書があったり、
宋代の「大唐三蔵取経詩話」には二度深沙神に捕まって食われたとあったりする。
でも明刊・清刊本「西遊記」では9人の取経僧の髑髏が三蔵のものと明記はされていないよ、確か。
今度西遊記を読もうと思っているのですが、ある程度内容が細かく書いてあるものは、
どこの会社から発刊されているのでしょうか?
最初は○○社から読むのがお勧め、というのがあったら教えて下さい。
全訳本は二種類
岩波文庫「西遊記1〜10」
白話(話し言葉の文学)を意識したくだけた訳。好き嫌いはあるだろうけど、さくさくとは読める。
平凡社(中国古典文学大系、奇書シリーズなどいろんな版あり)
普通に本好きなら読みやすいオーソドックスな訳。
ただし今はすべて絶版で、図書館で読むか中古本で。
9回が玄奘の子ども時代の話(江流和尚譚)となっているのが岩波版とは違う。
>69など(今は第三書館からでてる?)の抄訳本は現在絶版が多いもよう。
どうせなら岩波文庫版がいいと思いますが、あまり時間がとれないなら児童書の福音館(古典童話シリーズ、文庫、全百回のうち六十回を抜粋) 岩波少年文庫もおすすめ。
福音館のは
>>43-45でも話題になってる
>>75 >三蔵法師と出会うまでいろんなストーリーがあるのに、全部省かれてるよ・・・
テレビドラマのこと?
孫悟空はともかく、沙悟浄や猪八戒のは短い回想語りだけだし省かれてもしょうがないのでは。
80 :
無名草子さん:2006/01/22(日) 00:40:29
>75
×柱に「斉天大聖・孫悟空」と書く
○「齋天大聖到此一遊」
>沙悟浄は三蔵に付けてもらった名前。
沙悟浄の名付け親は観音菩薩、三蔵が付けた呼び名は沙和尚
今手に入るものだと
中野美代子訳 岩波文庫 全10巻 完訳 9030円
君島久子訳 福音館文庫 上中下巻 2520円 抄訳子供向け
村上知行訳 光文社文庫 上下巻 1300円 抄訳
伊藤貴麿編訳 岩波少年文庫 上中下巻 2352円 子供向け
吉本直志郎文 ポプラポケット文庫 全3巻 2079円 子供向け
主だったのはこんなもん?
82 :
77:2006/01/22(日) 16:32:23
>>78 >>79 >>81 ありがとうございます。
同じ西遊記でも色々なところから発売されているのですね。
また本屋を漁ってみることにします。
83 :
無名草子さん:2006/01/23(月) 00:30:58
84 :
無名草子さん:2006/01/24(火) 18:52:23
福音館書店 君島久子訳のを読んでるんだけど
これには「岩波書店版」にあった、
酒に酔った孫悟空が冥界に連れて行かれて自分達の名前を帳簿から消しちゃうのは無いんだね。
代わりに唐の皇帝が帳簿を書き換えてもらって冥界から帰ってくるのがあった。
でも、孫悟空は色んな修行をして死からは解脱したんだから、
勘違いで連れて行かれる話より三蔵を送り出す皇帝が信心深くなるきっかけのほうがしっくりくるかも。
孫悟空の年齢だけど、この福音館版内だけでも
美候王となってから「4,500年が経って〜」とあるのに
天人の報告では「300年ほど前に生まれ〜」とあるw
これは天の時間と地上の時間の違いから生まれた天人の勘違いか?w
天界に初めて召された時に〔300歳〕と言われているのを信じるとして、
弼馬温で十数年(天上では半月)
再び召されて桃番やらなんやらで100年(天上では半年)
その後しょっ引かれて八卦炉で燻されて天上で49日だから地上では49年
そして五行山の下で500年だから
地上年齢約950歳ってとこでいいのかな?
孫悟空、彼女イナイ歴950年。
>>86 代わりに「ドラゴンボール」で牛魔王の娘と結婚。
…ゴメンナサイm(__)m
修行して後は祖師に「決して漏らすな」と言われてるから、女っ気無しかもしれんが、
それ以前の花果山美コウ王時代はなんつってもボス猿だから……
けど、石ゆえに子孫繁栄に興味が薄いとか有るかもしれんね。
>>88 漏らすなというのはそういう意味だったのか……
って違うだろっ!w
元々生まれが自然発生みたいなもんだからね。そうかもしれんな。
ていうか、子孫できないんじゃないか?
人間とも猿とも種族違いそうだし、ほぼ不老不死だし。
91 :
無名草子さん:2006/01/25(水) 14:18:39
仏になったらふたなり?
南遊記だっけ?では娘持ちらしいじゃん。読みたいなぁ
子孫繁栄=自分の遺伝子を残したいと言う欲求は、自身が不滅ならば起こらないと思うのだが、どうだろう?
(水簾洞の四建将は「お世継ぎを〜〜〜〜!!」とやきもきしてそうだ。マツケン吉宗だな)
八戒は根が女好きだからともかく。
孫悟空の娘お転婆そうだなwそれも尋常じゃなく
94 :
無名草子さん:2006/01/26(木) 09:18:01
妖怪の頭目が降伏して、おめおめと生き延びた後、残ったザコが非戦闘員
含めて、降伏の余地なく皆殺しというパターンがあんまり好きくない。
後、三蔵の弟子達血の気多すぎ。仮にも仏の道にいるのに、怪しい
奴はとりあえず殺すって思考パターンはどうかと……。
そう?
真っ当な仏教説話ではなく飽くまで娯楽小説なんだから、じめじめしてなくていいけどな。
慈悲をたれて救済するいいとこ取りは仏教、力を持って制圧する汚れ役は道教(仙術)
取経が義務だから精神修養を主とする仏弟子の身分だがそれは表面だけで、駆使するのは力を求める道術だしね
>>89 祖師に言われたかどうかはともかく、精を漏らさないことは中国の思想の基本だよ。
不老長寿を目的とした道教では、キリスト教的な「純潔」「貞操」を守るというよりも、
自分の気を放出しないために欲望を抑制することが求められていた。
97 :
88:2006/01/26(木) 19:10:12
あ〜…ソノなんだ、ゴメン
師が言ったのは、学んだ技をひけらかすな=やたらと(他人に)漏らすなという事なのを
悟空は、精を漏らすな>性交イラネという解釈しているというのを何かで読んだのよ。どの本だったかな?
彼が房中術(接して漏らさず)を学んだかなんてことは微塵も書いてないけど。
しかしこの須菩提祖師も、「お前がどんな面倒を起こそうとも、絶対に自分の名前を出すな。もし出したら…」と脅しを掛けて悟空を放逐するのが、海千山千だな。
須菩提祖師には結構ヤンチャな過去があると思うな。
99 :
無名草子さん:2006/01/27(金) 00:27:57
ドラマは何で老子がレギなの?
観音はクレームくるから?
>>99 さあな。あの番組は西遊記という名の
ルパンやドラゴンボールだそうだから
銭形でも出したかったんじゃないの?
と一話だけ観てやめた自分が言ってみる
観音がクレームつくなら今までの映像化はどうなんだって話になるし
スポンサーにシューキョー関連があるとか言ったら
道教はどうなんだって事にw
何にしても本当の所は作ってる人に聞かないとわからないのでは?
なる!
銭形+亀仙>老子か!
そしてDBしか読んでないというカトリのために「毛が逆立った大猿サイヤ人」なんだな
老子は老子なんだけどさ、ちゃんと太上老君って言ってくれないと
西遊記っぽさが半減する希ガス。まあ、あのドラマは半減どころじゃないが。
そんな事より恵岸よ、ちょいと聞いてくれよ。
このあいだ、天宮行ったんです。天宮。
そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで座れないんです。
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、【蟠桃会】、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、ババアの誕生日如きで普段来てない天宮に来てんじゃねーよ、ボケが。
なんか親子連れとかもいるし。父子二人で蟠桃会か。母親はどうした。
よーしパパの股間の塔も聳え立っちゃうぞ、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、人参果やるからその席空けろと。
天宮ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
コップ割っただけでいつ追放されてもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。ハシタ神は、すっこんでろ。
で、やっと座れたかと思ったら、隣の奴が、俺弼馬温、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、弼馬温なんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、弼馬温、だ。
お前は本当に弼馬温に成りたかったのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、弼馬温ってどういう意味か知らないだけちゃんかと。
天宮通の俺から言わせてもらえば今、天宮通の間での最新流行はやっぱり、
大閙天宮、これだね。
斉天大聖大閙天宮。これが通のやり方。
大閙天宮ってのは危険が多めに入ってる。そん代わり前例が少なめ。これ。
で、それに斉天大聖(不遜)。これ最強。
しかしこれをやると次から如来にマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
あのテレビはどうでもいいが、
中国ロケなど微塵もする気がないところは立派だ。
105 :
無名草子さん:2006/01/29(日) 16:15:16
GO!WEST
106 :
無名草子さん:2006/01/29(日) 16:28:18
>>65 自分も藤原版西遊記は4巻で「完」となっていて非常に残念。
担当者が不在になってしまったからというような事を見たけど、
やはり続き見たかった……。
ああ、そうなんだ。 >担当者不在
原作に忠実だし、絵柄がかわいいんでよみやすくて楽しみだったのに。
諸星大二郎「西遊妖猿伝」は西遊記好きに評判いいようだけど、
自分は絵柄がだめな上に巻数が多んでなかなか手を出せないんだけど、やっぱ面白いのかな?
>>107 『西遊妖猿伝』は、正統的な西遊記からはかけ離れてるけど
傑作と呼ぶにふさわしい出来でしょう。
絵柄はまあ好き嫌いはあるけども。
私は藤原西遊記の絵柄が駄目で未だに手が出せない。
妖猿伝も苦手だったけど、読んでるうちに気にならなくなったから
藤原版もとりあえずは読んでみるといいのかもしれないけど。
諸星絵は癖になった。
妖猿伝は何も知らなくても面白いけど、
西遊記を知っていると尚更面白い部分がたくさんあるよ。
藤原版は「中野監修」ってとこだけで飛びついた。
端折ってる部分以外は原作に忠実すぎるので、ビジュアルが欲しい人はいいのでは。
尻切れにならなければ、初心者向けに恰好だったのになぁ
妖猿伝は原作キャラの使い方がニクイ。黄ホウこんなイイ役かよ!とか紅ガイ児に比べてナタの役回りって…とか、萌え系?!蜘蛛女7人衆とか。
原作ファンにとって愉悦だな
107だけど、途中の巻をチラ見する機会はあったんだけど、どうもなじめなくて…
でもよみこめば楽しいんだろうね。
西遊記ものは小説も漫画もできるだけよみたいし、最初からコツコツ買ってみるよ。
112 :
109:2006/01/30(月) 09:59:13
>>110 中野監修と聞いて早速カートに入れました。
もはや「中野美代子」は日本製西遊記モノのブランドだな!
そんなアナタにもう一報
『猪八戒の大冒険』の武田雅哉は同大学の中野センセイに西遊記に引きずり込まれたそーだ
新聞書評のこの一文で買いに走った私。
みんなパタリロ西遊記は当然持ってるよな?
>>114 持ってるけどぉ。
・妖猿伝はモロ先生が死ぬまでに続きが出るかわかんないからなあ。
・巣田祐里子のGo Westも完結しなかったし
・Benny'sの桃色西遊記はどーしよーもないらしいので買ってないし
・悟空道はそれなりに○
・田沼雄一郎のGo!Go!Westも終わってないし。
・最近出たDear Monkey は1巻買ってみたけどいまいちだし。
・ヨウキヒとかいう人のやつ(何だっけ)は,まあエロカワイかった。
・DBはまともに読んでナス。
・吾妻ひでおのは好き。
・手塚のは嫌い。何か悟空がかわいそうだった。
・小池一夫のはまだ全部買えてないな。三蔵がゲスで観音がえろいやつ。
・峰倉の最遊記。腐女子(・x・)コロヌ
・山本貴嗣の西遊少女隊は短いけどよくまとまってて好き。
・カムイ先生のは,岩波版をもとに忠実で期待してたのにあれでおわりかい!だし。
……ここまでで記憶切れ。他に西遊記系の漫画ってアル?
116 :
115:2006/01/30(月) 21:29:01
追加
えびふらいだったか誰かがホットミルクに書いてたやつも
西遊記系だったけど題名が出てこない。悟空が女のやつ。
宗像教授伝奇考にも西遊記ねたがあったね。
単行本の表紙の悟空が諸星のあれの衣装だった。
115にあがってる漫画なら自分は巣田、Benny’s、山口、吾妻、小池、峰倉、山本、藤原は既読。あと、
寺田克也 「西遊奇伝 大猿王」
東山鈴鹿 /實吉達郎 「西遊記GOKU SANZO」
田中加奈子 「三獣士」
三上龍哉 「それ行け!三蔵法師」
宇野彰宏 「天にひとしい 後西遊記異聞」
上城由羽 「妖魔西遊記」
唐沢なをき 「八戒の大冒険」 (4コマ漫画数ページだけ)
山本貴嗣 「サン・ド・ホリー西へ」
エロで、やがみだい「WEST」 、上月まんまる「ゴーゴーヘブン」
あと、西遊記ではないけど、諏訪緑「玄奘西域記」
Benny’s桃色西遊記はもろエロで、キャラは峰倉のパクリっぽい。
小池一夫のはヤフーコミックでもよめるよ。(1冊300円〜400円で80日)
みんな凄いなw
しかし「八戒の大冒険」まで入ってるのにはワラタ
117ですが、「サン・ド・ホリー西へ」は長谷川裕一でした。
「八戒の大冒険」は4コマではなく、8ページの漫画でした。たびたびすみません。
レア・・・というか、古本で
なるいとしろう「ゴーゴー悟空」
村野守美「西遊記・石猿冒険物語」
しかし西遊記ネタ漫画は尻切れ(打ち切りともいう)が多いよね
サン・ド・ホリーおもしろいのにな〜
B級映画ならぬB級漫画?の中にもなかなか面白いものあるよね。
サン・ド・ホリーは主人公(三蔵?)が弱くて笑ったけど、けっこうよかった。
ギャグの三上龍哉「それ行け!三蔵法師」はツボにきた。
下ネタっていうか汚いネタとかあるんで好き嫌いあるだろうけど、自分的にはもうハゲワラ。
ギャグマンガ日和は?
アマゾンで探したら古今東西のキャラがたくさん出てくる漫画だってね。
どのあたりが西遊記になってるの?
125 :
115:2006/01/31(火) 20:29:23
>>117 おおおおお。凄いです。
寺田,三上,唐沢,諏訪はそういえば既読(忘れるなよ俺)
>>122 ウンコだって食べます!
ちょっとこのハゲ タメグチきいてるし
(ウロオボエだけど)とか好きですw
他のも漁ってみよーっと。みなさんGJですー。
126 :
115:2006/01/31(火) 20:31:35
もういっこ!
ユリイカっていう雑誌の西遊記特集版に,坂田靖子の
読みきり漫画が載ってました。悟空が小虫に化けるやつ。
坂田先生なので,ほのぼのかわいい漫画でした。
>>121 > しかし西遊記ネタ漫画は尻切れ(打ち切りともいう)が多いよね
出版関係の友人に昔、聞いたが「西遊記は売れない」という出版会のジンクスが
あるそうだ。で、実際に大して売れないらしい。三国志なら売れるそうだが…orz
岩波版西遊記1〜3、新訳の中野版はどんな感じ?
旧訳の小野忍版を持ってて、これはこれで好きだから
新訳は買うつもりがなかった。
でも改めて読み返してみたら、やっぱり4巻以降の解説が面白くてたまらない。
中野訳も解説が充実していたら買ってみようかと思う。
解説→訳注
失礼しました。
四〜十と同じように詳しく書いてあるよ。小野版の訳注よりも分量も多いし、四巻以降と同様に
図(イラスト)も入っているから楽しい。
たとえば第1回で小野訳27に対して、中野訳は35。
第3回の訳注(2)では篠田「武器と防具」からイラストを抜き出してずらっと武器を並べてあり、
もちろん「武器と防具」のように詳述しているわけではないけど、対照できて面白い。
でも当然かぶってない訳注も多いし、簡潔な小野版の訳注や一巻の解説も貴重な資料だし、
自分も小野訳好きで迷った末に新版の一巻〜三巻買ったけど、両方あって正解だと思うよ。
篠田→篠田耕一
でもついでに自分の好みを言わせてもらう。
自分は中野さんの著作は西遊記に限らず文化史・民俗学関係でもいろいろ読んで楽しませて
もらっていて、西遊記の訳注も「中身は」充実していて敬服してるんだけど、
七巻以降の訳注で、ちょっとふざけて本文同様口語調になる部分が出てきて、
本文読みながら参照していて違和感があった。
筆がのったんだろうけど、解説書ならともかくテキストの訳注では抑えてほしかった。
とくに九巻、第82回の(9)、第88回の(8)。新版の一巻第8回(29)
遊びのつもりだろうけど、私的なメモ帖でも個人の研究書でもなく「西遊記のテキストの訳」だし。
>>128 1〜3、中野版の新訳出ていたのか。。。orz
>>132 そうだね。あれは解説書と割り切ったほうがいいかもw
>125
やっと押入れの奥から三上を見つけ出した
「いつもより多く回しておりまーす!」
不憫三蔵、反省猿にシリアス悟空、つけ鼻美男子八戒、砂古招子さん、女子高生金銀w それに馬!
笑うねw
>>130 中野氏の訳注のごとく詳しい解説ありがとう!
Amazonに突撃してきます!
>>132は同感です。
>>43,45
私もあれが好きだ
分厚くて上品な装丁なのにあっというまに読み終われるところもw
何より好きなのは、毎回のタイトルが読み下しな点がかっこいいことかも
これと平凡社刊が好き。平凡社は絶版だっけ
少し固めの文が好き
138 :
115:2006/02/03(金) 11:20:09
自分は金銀がむかつきながらツボ。
馬みたいな小ネタも勿論大好きだ!
センスいいよなあー,三上。
今、毎日新聞朝刊で連載してる平岩弓枝の西遊記、日本の時代劇みたいで
ちょっとウェットな雰囲気なんだけど、悟空が子供っぽくてカワイイ。
言い回しとか時代劇臭いよねw
でも悟空出て来てからどんどん面白くなってる。
始めの方は正直取っ付き難かったけど。
この人のは「かわせみ」とあと一冊物を何冊かしか読んでないんだけど、
元々文章割と好きなタイプだし、このまま行ってくれたら単行本欲しくなりそうだ。
ラノベだけど
「幻妖草子西遊記」(七尾あきら著・山田章博画/角川スニーカー文庫全二巻・2000年)
インド神話の要素が加えられてたりもして、
ちょっと短く纏め過ぎな感じもするけど結構好き。ちょくちょく読み返す。
ゲームのノベライズなんだけど、ゲームやってなくても楽しめた。
山田氏の絵も魅力的で。自分にとっては藤城氏の画と並ぶ。
多分中古でも見付かると思うので、どうせなら山田氏の絵や細かい設定が満載の
ゲーム版の攻略本も一緒にどうぞ。
因みに三蔵が(男装の)女の子なんで、そーゆーのが駄目な人はスルーして下さいw
>139−140
悟空が新しい保護者に預けられた元不良少年みたいで、割と新鮮だよね。
原作のあのスケールの大きさや破天荒さはないけど、あれはあれで面白い。
挿絵も綺麗だし、悟空が小猿で可愛いね。
ちょっと毎日の朝刊買ってみようかな……
教育テレビで三蔵の軌跡
>141
西遊記サイトで知って『西遊記解体新書』は買った。(けっこう詳しくて西遊記小事典として使える)
ゲームには手が伸びないんだけど、カバーイラストの悟空がやたらかっこいいんで、
気にはなってたんだ。
同じ絵師のイラストなら小説も攻略本も買ってみようかな。情報サンクス。
ゲームでは男の子か女の子か選べるんだったかな。
漫画や小説では三蔵=女(ヒロイン?)ってのもよくあるね。
>144
途中から見たよ。トン。
>>145 コーエーのゲームは三蔵(僧侶じゃない)の性別選択可能。
竜王の三男坊が馬ならぬ女の子だったり、花の妖精の女性が一緒だったりするな。
金銀が幼い女の子とか、意外な妖怪が一緒に旅したりとかというパロディを
笑って許せるならOK
148 :
145:2006/02/05(日) 23:04:30
>>147 サンクス。パロは平気なんで、攻略本見て面白そうならゲームもやってみるよ。
そう云えばそうだったなあ<金銀が女の子
その辺は攻略本でしか知らないから忘れてた。
小説版には出て来てないです、念の為。
意外な妖怪が…ってのはあの人のことかな。
ゲームの女の子三蔵は普通に女の子なデザインなんだけど、
小説の男装の女の子ってのは小説オリジナル。
だから山田氏のデザインは三通りってことになるか。
個人的には小説版のデザインが一番好きだったり。
表紙にしかいないけどw
でもこれ、攻略本眺めるだけでもなかなか楽しい。
普段ゲームやらない人間がやってみたくなったよ。
…長文失礼。
馬=龍が女性なのは手塚センセが発祥だろ
悟空の彼女の名が「リンリン」なのも同>フジ
!ということはコーエー版も三蔵は徒歩!?
あの人の扱いがアレだったから、そこで投げた>ゲーム
先生方,質問です!
ドラマの西遊記は過去より一度も見たことが無いのですが,
夏目雅子から始まって三蔵はすべて女性に演じられて居ますよね?
あれは,
1)三蔵はマジ女性設定
2)きれいな男ということで
3)その他
のうちのどれなんでしょうか?
>151
夏目三蔵って、なんか観音菩薩のイメージが混じってるんだよね。
キャラ設定時のミスが逆にうまくいったって感じ。後はそのパターンを
なぞってるだけ。そろそろ本来の三蔵像に戻るべきだと思うんだが。
>150
玉龍が女性なのは、旅の途中で三蔵を救うため舞女に化けた印象が強いからでは。
153 :
151:2006/02/07(火) 01:05:06
1〜3のどれなんでしょうか……。
>>152 ミスっていうのは性格設定ということですか?
観音様は,西遊記では女性みたいなこと言われてますね。
(婿が来ないだかなんだか悟空に罵られてた気が。)
>>151 色気による単なる視聴率かせぎだと思うんだが…
夏目三蔵で、あの西遊記に華が加わったとは思う。
夏目三蔵が最初ではないらしいよ
アニメだがスタージンガーってので三蔵に当たるキャラが姫だったりした
あくまで推測だが女性起用は原作の高僧なのにどこか頼りないイメージもあるのではないかな
(ドラマでは夏目は徳は高いがまだ修行中の若い僧という設定だったようだ)
一番は既出だが話題性、男性ファン獲得狙いだろう
原作と同じく美男という設定だったから、2だろうね
下手にナヨった男優を入れるよりも宝塚みたいなのをイメージしたのかもな
156 :
151:2006/02/08(水) 00:18:04
>>154-155 ありがとうございます。
男って言う原作の設定が,変ってたわけじゃないんですね。
平岩西遊記いいね
挿絵もあいまって孫悟空がとても愛らしい
うちは他新聞だから、単行本待ちだな>平岩
楽しみにしているよ
新聞って図書館なんかで読むこと出来なかったっけ?
>>150 コーエーのゲーム引っ張り出してやってみてるけど
三蔵は徒歩じゃなく馬みたいだよ
全体マップ画面では馬に乗ってる
戦闘画面ではゲーム形態の都合上か、乗ってないけど
それよりも設定上寺の見習いになってて、男もつるっぱげじゃねい
ビジュアル重視ゆえなのか?
161 :
無名草子さん:2006/02/08(水) 15:49:56
>157
あの挿絵いいね。単行本の装丁もあの人の絵でやってほしいな。
美男ねぇ・・
とりあえず一番重要なイメージは
デ ブ
これ
誰のこと?三蔵法師?
デブねえ。
史実で17年前後、西遊記で14年(だっけ?)の取経の旅は無理っぽい気がするが。
時代のヒーローだから美化はあるにせよ弟子の著した「慈恩伝」でも、
「西遊記」でも美男だなんだの描写はあるし。
ま、イメージは各人それぞれ、国や時代によっても違うだろうね。
そういや、「のび太のパラレル西遊記」じゃ、あの過酷な旅を成し遂げた人物と
いう考えから、ゴツいおっさんになってたな。
しょっちゅう食われかけてるんで 美味い→肉がのってる→デブ とか
よくある三蔵=女は 美味い→いけてる→美女 の連想もあると見た
167 :
無名草子さん:2006/02/10(金) 14:08:42
自分が読んだ翻訳では「白くてポチャポチャ」と書かれてて
この一節だけはなぜか鮮明に記憶に残ってる。
三蔵を嫁にしようとした女妖怪が、三蔵に饅頭すすめる場面で、
自分用の饅頭は人肉の餡、三蔵用は小豆の餡と使い分けてる
のに笑た。
普通の庶民がやせやせの時代だから,今の時代じゃ
当時のぽちゃぽちゃは普通だろうなと勝手に解釈。
たとえば第40回、不老長生を約束する肉を食らおうと待ちかまえていた妖怪が三蔵一行を見て
馬に乗っている「色が白くてふっくらしたのこそ、唐の聖僧にちがいない」と感じ入る。
こんな表現からはポチャポチャ坊さんをイメージするだろう。
ところが弟80回には、宿を借りようとした寺で「そんなきゃしゃなやさ男が、取経のお方だなんて!」
とラマ僧に驚かれている。
肉体的にひ弱な高僧がすぐ泣き、しょっちゅうぶるぶる震えて倒れ、常に弟子たちに守られる姿が
パロディー小説や漫画、TVドラマでときに女性化・ヒロイン化するのもうなづける。
三蔵は美男、きれいと書かれているが、
「凛たるお顔は雅にして秀」「眉は清らで目は秀で」あたりはよいとしても、
羅漢・貴人の相として耳が肩まで垂れていた、膝まで手が長かった等、
現在とは感覚が違うのも確かだろう。 (引用は中野訳)
しかし。一貫して醜いの不器量の化けものの言われ続ける三弟子よりはよい扱いといえないか。
つか、やるせねーw
171 :
250:2006/02/10(金) 22:34:38
>>170 > 羅漢・貴人の相として耳が肩まで垂れていた、膝まで手が長かった等、
> 現在とは感覚が違うのも確かだろう。 (引用は中野訳)
それは釈迦の三十二の特相から借りているね。
> しかし。一貫して醜いの不器量の化けものの言われ続ける三弟子よりはよい扱いといえないか。
読んでると、沙悟浄が特に怖い顔に思える。
↑スミマセン、ageてしまいました。
石川英輔『SF西遊記』の評価はどうなんでしょう。
私は好きですよ>SF
スタージンガー原案とされてますが、玄奘は史実の如く国禁を犯して出国し砂漠で行き倒れそうになったところを観音に救われ、宇宙の彼方・釈迦のもと目指して航宙船で宇宙へと旅立つ、と。
あれで好きなのは、悟空が宇宙で迷子になって、救出された時点では
巨人になっている。何故かと言うと、宇宙には比較対照できるものが
無いので、自分の大きさが自分でも判らなくなったから。
何だか哲学的でしょう。
>>174 ちなみにこのアイデアは永井豪『手天童子』で盗用されていました。
176 :
170:2006/02/11(土) 15:15:41
>>171 >それは釈迦の三十二の特相から借りているね。
そう、訳文では「まるで 羅 漢 が俗界に降臨したかと思われるほど」となっているし、
当然三蔵の聖性の象徴だろうね。(原文は「耳垂肩 手過膝」とのこと)
が、訳注みると「両耳垂肩 双手過膝」は三国志演義の劉備の形容として有名だが、
「貴人の異相の表現の一つとして多く使われてきた」らしいんで、他に誰に使われたんだか
知りたいとこです。自分、西遊記以外は三国志も含め中国ものに不案内なんで。
石川英輔『SF西遊記』は、玄奘は史実より、他のエピソード・キャラは原作の流れに
かなり忠実、という印象。
>>174で思い出したが、仏教哲学っぽい考察がちょこっと入ったり、
沙悟浄が中島敦っぽく哲学的で、玄奘と問答してるとこが面白かった。が、分量が少ない。
エピソードを科学SF的に移し変えるという意味ではうまいパロになってるんだろうが、
個人的にはどうせならもうちょっと自由に脱線すりゃいいのになと。哲学問答とかもっと読みたかったし。
西遊記サイトはたいてい西遊記書籍リスト挙げてるので巡回してるが、最近覇気が無いと思わないか?
フジのあれのせいでHP削られてるのだろうか?むしろ、こんな時こそ声を大にして主張すべきなのだと思うのだが…
3年くらい前から数サイト覗かせてもらってるけど、最近っていうよりもうその頃には
更新が滞ってるとこが多かったような。一サイト、こまめに情報を載せてくれるところもあるけど。
わりと長くやってるサイトが多いだろうし、まったり気が向けば…じゃないかな。
フジのはシナリオがつまらなくて意欲的に更新するきっかけにはならないかも。
先週久しぶりにドラマの後半から見て、カトリの元気よく真っ直ぐな感じはいいと思ったけどもね。
ギャグがうまく回って楽しめるなら気楽に毎週見るんだけど、初回はあくびでたからなー
でもあれで新たに原作や研究書読み始めた人もいると思うし、ここや神話板にも来てるんでは。
179 :
無名草子さん:2006/02/12(日) 23:22:13
>178
大人はどうか分からないけど、子供のハートはキャッチしてるみたいだね>フジ西遊記
これをきっかけに、子供のファンが増えればドラマの意味もあったというものだ。
太上老君(老子)を、どうしてああまで下卑たキャラにしたのかな?
他はまあ耐えられるけど、老子が出て来ると目を背けたくなる。
あれは西遊記という名を借りた似ても似つかないものだからな
出来としてはテレ朝水曜7時ならエチケットタイムだろう
白馬に乗ってもいないしな
龍の馬もそうだが、孫悟空も花果山の王でもなければ
ただの受け売り説教を叫ぶだけのバカとなっている
原作と他媒体は別物が常だが、狐が落ちてた虎の皮被ってるようなものだな あれは
西遊記にほとんど愛着ないのだろうな。と感じさせられたよ
184 :
無名草子さん:2006/02/14(火) 03:11:58
どうせフジだし。
でもまあ、子供が興味持って原作読んでくれたらいいな。
あまりにストーリー違うんで、驚くかもしれないけどw
DRAGON☆BALLよりいくらか原作寄り。
あれ、海外でオンエアされるんだろう。何か恥ずかしい。
ドラゴンボールは一部題材だけ借りて、いい意味での改変というか、
バロディ、ニュアンス物だからな
八犬伝も混ざってるし
タイトルもまんまなのに改悪はなぁ……。
実写版ドラゴンボールだと思い込むことにしました。
30分程しか見てないけど…。
とすると、あの下卑た太上老君は亀仙人のポジションなのかな
西遊記にドラゴンボールとルパン混ぜてるらしいよ
赤ジャケットのルパンに「ルパン西遊記」って回があったな
有ったね>ルパン
悟浄はもちろん五右衛門だった。
ちなみに山田さん、中国製西遊記アニメのNHK放映の際、悟空の吹き替えしたことあるよ
192 :
無名草子さん:2006/02/15(水) 22:14:11
すんげえいい加減な記憶だけど、昔TV放映した中国版西遊記アニメ映画が
面白かった。金角銀角の回で、いつも通り京劇風の黄色い衣装&動きの孫悟空。
ラストで金角銀角は童形(可愛い)に戻って太上老君に連れられて天界に帰る
んだけど、絵が可愛くて音楽が変わっててよかった。もう一度見たいと思い
続けてるんだけど、誰か心当たりない?(ウロでスマン
そりゃ有名なアニメだよ。オレも観た。
同じスタッフが後に『ナージャと龍王』って傑作アニメを作ってる。
悟空が戦った、あのナタ三太子の物語。魂がふるえるほど面白い。
>>189 そうか!あの女盗賊が不二子ちゃんのつもりなのか。
>>194 そうらしいよ。インタビューで脚本家だかが公言してた。
>>184 うちの子(小2)は興味持って原作読んだよ。つーか、読み聞かせだけど。
偕成社から出てる渡辺仙州の。読みやすかったよ。
挿絵もマンガっぽいけどキレイだし、人物や武器や小道具の絵や解説を
余白に繰り返し載せてて親切。
毎日新聞の挿絵の悟空はほんとにかわいい。
197 :
192:2006/02/16(木) 19:10:42
>>193 レスどうも。ナージャのあのスタッフが制作したものだったのか、納得。
ビデオかDVDで捜してみます。
198 :
無名草子さん:2006/02/18(土) 15:21:59
福音館、君島訳のを読んでるんだけど牛魔王って悟空の兄貴分になんだね
何のだったか忘れたが弟分だというのを読んだ気がしてたのでちょっと意外だった。
単なる記憶違いかな
この福音館版、実際悟空が冥界で暴れたエピソードは描かれてないのに、後半の方でそういう出来事がかつてあった。と軽く触れられてた。
199 :
無名草子さん:2006/02/19(日) 19:51:14
>>81 君島訳が子供向けとあるが
あれは翻訳の賞も受けているし
NHKラジオで久米明がずっと朗読してた
十分大人の鑑賞にも堪えると思う
他のに比べて省かれているところもあるが
情報量が多けりゃイイってもんじゃないし
200 :
無名草子さん:2006/02/19(日) 20:03:55
>199
ラジオドラマ西遊記は、子供心にすごく面白かった記憶があるな。
特に天界で大暴れした悟空が太上老君の八卦炉に入れられる場面で、
期間が「しちしちしじゅうくにち」だったり、出てきて「かがんきんせい」
になっていたり、耳で聞いててリズムがよくてカッコいい!と思ってた。
201 :
無名草子さん:2006/02/19(日) 20:06:30
>>200 ラジオドラマといえば、NHK-FM の「封神演義」も忘れ難い。
藤岡弘(糸寸 王)に増山江威子(ダッキ)に大山のぶ代など
すごい豪華キャストなんだよ。
>>196 > 毎日新聞の挿絵の悟空はほんとにかわいい。
そんなに可愛いのか……。
以前毎日新聞の西遊記が話題になった時、
興味があったので朝刊を買ってみた。
ちょうど江流譚だっけ?あそこの話で、悟空の挿絵が見られなかった。
気になるからもう一度買ってみようと思いつつ、
今日も買い忘れてしまった。
204 :
無名草子さん:2006/02/19(日) 21:18:04
>203
図書館でまとめ読み汁
>>204 その手があったか。近くにないんで今度遠征します。
206 :
無名草子さん:2006/02/20(月) 00:29:12
>>202 何度かに分けてやってたよね
ちょこちょこ聴いてた
青春アドベンチャーはこういう冒険活劇向いてると思う
金庸とかやってくんないかな
武侠小説といえば、
古龍「多情剣客無情剣」
この世にこんなに面白い小説がまだ残っていたのか!
と思った。
>>203 平岩弓枝描くところの三蔵や悟空の所作がまた可愛い
岩の下から悟空が解放されたとき、頭に草が生えちゃってたのを
三蔵が抜いてあげるところとか、
悟空に飯を炊かせるとずーっとつきっきりでかきまぜるので
とろとろのお粥になってしまう(小さな男の子がいかにもやりそうだ!)けれど
量が増えるからと三蔵は喜んで食べたってところとか
209 :
無名草子さん:2006/02/20(月) 19:58:18
>208
今日の話&挿絵も可愛かったね>平岩西遊記
三蔵は優しいし、悟空は健気。沙悟浄と猪八戒の合流がテラ楽しみ!
210 :
無名草子さん:2006/02/20(月) 20:01:08
>>207 古龍と言えば1巻しか翻訳されてないけど「陸小鳳(全7巻)」だろ。
なんつーか、ルパン3世みたいなノリなんだよな。
西門吹雪はそのまんま石川五右衛門だし。
>>208 あー可愛いね。
原作は年長である事を強調する、機転の利いた忠義心にあふれた猿と
へたれ坊主だけど、
平岩版はほんと小猿と保護者みたいだね。
江流譚のとこも仲良さそうで新鮮だった。
>>209 今、どのへんまで話が進んでますか?
212 :
無名草子さん:2006/02/20(月) 22:01:20
>211
今日の部分は原作の第16回「観音院の僧 宝貝を謀り、黒風山の怪 袈裟を盗む」
の前半だね。挿絵は悟空が小さいのでなおさらカワイイ。
>>212 ありがとう!図書館でまとめ読みする前に朝刊買ってみます。
明日こそ忘れないようにしたい。
214 :
213:2006/02/21(火) 22:44:27
毎日買った。こりゃ可愛い。
昨日の挿絵は、後ろについてくる僧たちとの対比で特に可愛かった>平岩版悟空
あまりの可愛さに待ち受けにした。
ある日せっせと野良かせぎ〜
そこへ兎が跳んで出て〜
ころりころげた 木の根っこ〜
それは待ちぼうけ
感覚はそれぞれだけなー
あの絵は嫌いじゃねーけどなー
あの悟空は お も ろ い 顔じゃねーの?
一度や二度ならいーけどなー
連日「キャーかわいい! あいらしい! 待ち受けにしたピョン!」 キモ
毎日レポする気かよ 自分のブログでやってろよ
こっちは中身も楽しみに読んでだけどさ
はあ?子猿?保護者? いろいろ言いてーけどよー 新 聞 連 載 中 作品だぞ
スレ的に単行本待ちのやつもいるだろーがよ
じゅーぶん宣伝になったからいいかげん控えろよ 毎日工作員
219 :
無名草子さん:2006/02/22(水) 19:42:02
>218
お前の人生が不幸らしいということは分かった。
どうでもいいから西遊記の話しろ。
220 :
無名草子さん:2006/02/22(水) 20:08:48
お前がしろよ 原作の話しをよ
>209=210=212=219
まあアニメやドラマの話よりはマシだ。
勘弁してやんな。
222 :
無名草子さん:2006/02/22(水) 20:41:08
西遊記って普通に面白いな
作品を読んだ感想は
三蔵法師ってかなり我儘
そしてトラブルメーカー
こんな師匠じゃお供も大変だ
ドラマやアニメの考察も冷静にすれば面白いんじゃないの?
悟空が可愛いはもういいよ、とは思った。
かといって詳しいネタバレは勘弁。平岩西遊記には期待してる。
質問 西遊記で好きなエピソード
自分はまず
荊棘嶺(64)
不思議と心に残る。樹木の精霊たちとの対話がなんともいえず。
金角銀角(32〜35)
これはもちろん好き。こんなワクワクする展開、数ある冒険もののなかでも白眉では。
225 :
無名草子さん:2006/02/22(水) 22:07:50
>224
好きなエピソードは断然、三打白骨精だな。
破門された悟空が泣きながら花果山に帰る場面や、迎えに来た八戒相手に
嫌味を言いつつも「お師匠様はきれい好きだから」と先にお風呂に入る場面。
悟空、イイ奴!と感動した。
大閙天宮のDVDを見つけて、気づいたら注文ボタンをポチッと押していた・・・・・。
たとえ中国語でもストーリーはわかるさ、きっと!>俺
>>224 八卦炉で絶体絶命かという時に素早く頭をめぐらせ、難を逃れる悟空
聖地に着いたのにわかってない三蔵や、わかってからやたら拝もうとする三蔵に
ツッコミを入れる悟空
このやりとり
今思いつくのはこんなところ
これ、山本貴嗣ってマンガ家が指摘してたんだけど、『西遊記』って
寒さに苦しむエピソードが無いんだよ。作者は南の人なのかな?
>>228 そういえば極端なのは無かったよね。
どの章か忘れたけど、凍えるほどではないが寒さを愚痴る八戒か三蔵ってのはあった気がする。
230 :
無名草子さん:2006/02/22(水) 23:42:57
>228
金魚の妖怪が河を凍らせて、三蔵一行をワナにかける回があったな。
あれは寒そうだった。まあ、三蔵以外は寒さ暑さ関係ないだろうけど。
寒さネタは通天河・霊感大王編だけだよね。河を全面凍結させて一行を罠にかける。
中野氏辺りも指摘してた様な気が。
関係ないが、霊長類の北限は日本本州だと言われてるくらいだから、悟空は寒いの嫌いかも…な…何故セブンは寒さ苦手なんだ?
>244
破門されて観音様の前でこらえきれずに大泣きする悟空。
白骨夫人もいいね!
天下無敵な悪党のクセに、三蔵を想って泣いてる悟空のギャップが好きだ。健気でさ
232 :
231:2006/02/22(水) 23:55:56
うお…ちんたら書いてたらかぶりました。てか寒さネタは本当にアレだけだからナー
>>224 紅がい児の妖火にやられて水に冷やされて固まった後、
気がついて第一声がお師匠さま!っていうのも可笑しいというか微笑ましかったな。
忠義の人(猿だけど)って感じで。
で、八戒に兄貴はどんな時もお師匠様第一だな。とか言われるんだよね。
234 :
無名草子さん:2006/02/23(木) 00:24:44
>233
お師匠様第一だな、と言って感動したのは沙悟浄。あとはまるっとドウイ。
ミミ ヽヽヽヽリリノノノノ
ミ ,,、,、,、,、,、,、,、、 彡
┏┓ ┏━━┓ l i''" i彡 ┏━┓┏━┓
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┗┛ ┗┛ /\ ヽーニニニニニニニ ソ. ┗━┛┗━┛
/ ヽ. ー----一' ノ/ヽ
西遊記の妖怪ってルーツが楽しいでしょう。
金魚がお経を聞いてるうちに神通力を得た、とか。
三蔵や罪を犯した人間に難を与える為とはいえ、仙人や仏の下から妖怪になったのっていくつかあったよね。
で、ほとんど気付いてなかったり。管理ずさんだぞ!って少し思ったな。
あと思うのは、あれだけ天界を苦しめた悟空が最強かと思いきや、
その悟空と互角以上に戦う妖怪があれだけいるって事実。
天界って、薄氷の上にある政権なんですねぇ。
>>238 封神演義を読めばわかるが、天界で悟空が戦った神仙はまだまだ下っ端。
天界の総力を結集すれば悟空退治は出来るけど、天界の損害も大きくなるし
上層部が出ると大きな動乱を誘発しかねない。そこで玉皇大帝は適当な将軍を退治に向かわせた後、
事を荒立てないため、あるいは釈迦の顔を立てるために釈迦に退治を依頼した。というわけじゃないかな?
あそこの世界では、権威を釈迦が持っていて、権力を道教の神仙が持っているような気がする。
>>237 弥勒菩薩は弟子の黄眉童子の管理不行き届きを悟空に突っ込まれて、
一応「私の落ち度は落ち度として」って、一応認めてはいるね。
続けて「たくさんの神が下界に降生し、そなたたちに難儀を与えなければならん」
って、受難を与えなきゃいけないからだとも述べてるけど。
>>225 読み返したら、そっぽを向いて別れの挨拶を受けようとしない三蔵に、
悟空はにこ毛で四人に分身して無理やり礼をしているね。
悟空の健気さと三蔵のわからずやぶりが際立ってる回だなあ。
でも自分はなんだかんだいって悟空たちを頼りにするし庇いもする三蔵は好きだけど。
一途で純真だし、我儘坊主だけど鐘の音で尻もちつくような臆病なとこもなんか憎めない。
好きなエピソード
車遅国
迫害される僧侶の様子、道士との確執が興味深いし、3道士と悟空の腕比べも面白い。
「うちの師匠は…座禅ができると言ったらぜったいできるんだ」みたいな信頼の言葉もいい。
通天河・霊感大王
氷や雪が印象的なのと、金魚ってオチが面白い。半分の地点だし、99回との関連でも印象的。
で、これ極寒ネタだけど季節自体は秋なんだよね。
ちなみに以前に自分が数えた内訳では、三蔵の旅立ち第13回から第97回までの39のエピソード中、
春11、夏7、秋12、冬5、不明(たぶん晩秋〜冬)2、正月(新春?冬?)2だった。
今まで挙がったエピソードをまとめてみます(タイトルは第7回以外ユリイカのまとめより)
八卦炉〜五行山(第7回) 八卦炉で難を逃れる悟空
白骨夫人(第27回) 破門され泣きながら花果山に帰る悟空
黄袍怪(第28〜31回) 「師匠はきれい好きだから」とからだを清める悟空(第31回)
金角・銀角(第32〜35回)
紅孩児(第40〜42回) 覚醒した悟空の第一声が「お師匠さま!」(第41回)
車遅国(第44〜46回)
通天河(第47〜49回)
にせ悟空(第56〜58回) 破門され観音様の前で大泣きする悟空(第57回)
荊棘嶺(第64回)
凌雲渡(第98回) 聖地に到着したときの三蔵と、ツッコミ入れる悟空
健気な孫悟空が人気あるね
>>241 あったねー<四人に分身して礼
ほんとに律儀というか健気というか。
思ったけど三蔵ってかなり天然だよね。
元々人間にされちゃったのも居眠りが原因っていうのもしっくりくる。
しかも米粒踏みの連続技
>>238 とはいえ、大半の強敵はアイテム頼り(大体は天界にいた頃に高位者が
作ったのを持ち出した物)で、実力で悟空とまともにやりあえたのって、
牛魔王とかごく少数じゃなかった?
アイテムっていうと今思いつくのは
火が出たり爆発を起こす鈴
芭蕉扇
名前を呼んで答えると吸い込まれるひょうたん
呪文を唱えると縛り上げる紐?
あとどんなのあったっけか?
銀角の持つ七宝剣。特別の効果があるわけじゃないだろうけど。
金角と銀角が太上李老君から盗んだのが、
紅ひさご、琥珀瓶、幌金縄、芭蕉扇と、この七宝剣だね。
独角じ大王の、なんでもからげとってしまう白い輪(金剛琢)
黄眉大王のニョウ?(シンバル)。子供の頃はイメージが湧かなかったが
金庸の「鹿鼎記」で、ラマ僧の持ってたタンバリンみたいなものを見て
こんな感じか?と思った。
比丘国の国丈(実は鹿)が南極寿星から盗んだ蟠龍杖。たいした武器ではない。
西遊記じゃ宝貝(パオペエ)って呼ばないのかな?
>251
例えば平凡社版十六回タイトルには「宝貝」に「たから」とルビ振ってあるよ。
>>252 サンクス!
そうか、あれってポピュラーな言葉なんですね。
そういや、以外と悟空と正面からやりあって善戦した奴って少ないよな。
宝貝の効果やら、策略や不意打ちとかで。
偽悟空も正体が判明した途端に瞬殺だったし。
昔天界にいた妖怪が、斉天大聖の名前を聞いてビビるのが好き。
八戒や沙悟浄も面識はないけど名前(悪名?)を聞いてたって設定がいいな。
まあ、ヒツバオンとか余計な過去も知られてるわけだが。
弼馬温って八戒に言われて怒り狂う孫悟空もいいな
相当根に持ってるんだなwと
でもそのおかげで馬を上手く操れたりと無駄ではなかったんだよね。
実際やってる時は天馬達をとてもよく育て管理してたわけだし。
ローカルな神なんかパシリ扱いだし
258 :
無名草子さん:2006/02/24(金) 21:57:28
>256
弼馬温は悟空の消したい黒歴史だからねw
でもまあ、八戒もその詳細を三蔵や悟浄に言いふらして悟空を貶めたり
しないあたりは十分性格いいよな。
>>253 うん、宝貝って宝物、たからものって意味の普通の言葉。
封神演義も原典(普通の中国語版だが)では
たんに宝、宝物、法宝と表記されてる場合ももあるし、
三国志演義にも財宝という意味で宝貝が使われてる。
>>258 なんか馬小屋の火事を防ぐため、サルの絵をおまもりに貼っていたそうで、
サルとウマとは関係が深いらしい。
261 :
無名草子さん:2006/02/25(土) 01:02:34
ああ、中野さんの本にそういうこと書いてあったね>馬と猿
馬小屋の民俗は不思議だよ。
キリストが馬小屋で生まれたのは有名だけど、聖徳太子も厩戸皇子で
馬小屋生まれでしょう。
死海文書の中に「父親の判らない子は馬小屋で生むべし」って戒律が
出て来る。馬小屋で生むことで罪が浄化される、ってことなのかな?
263 :
無名草子さん:2006/02/25(土) 17:19:30
水簾洞で、鉄板橋・水の流れ・石の穴・滝
の位置関係がよく分かりません
>>263 「花果山福地水簾洞洞天」 「位置関係」
でぐぐってみるとわかりやすい所がみつかるよ。
266 :
無名草子さん:2006/02/25(土) 19:11:16
>>265 漢詩のページ一件ヒットしただけです
「水簾洞の入り口」 で、それらしいのがあったみたいですが
肝心の画像が見当たりませんでした
そこには水もなく波もなく、明るく橋がかかっている。
石猿は静止して、気をおちつかせ、もう一度よく見てみると、
それは鉄板の橋で、橋の下の水は、石の穴を突きぬけ、
それから逆に橋の上に落ちかかりながら流れ下っているので、
橋の入り口をふさいでおります。
[西遊記]岩波文庫 小野忍訳
267 :
新訳未読です:2006/02/25(土) 19:21:57
>>266 中野先生の訳では、どのように変わっているのでしょうか?
そこにはなんと、水もなく波もなく、くっきりと橋がかかっているではありませんか。
石ザルは立ちどまり、気をおちつかせてから、もう一度よく見てみました。
すると、それは鉄板橋で、橋の下を流れる水は石の穴を通りぬけ、
そこからまっ逆さまに流れ落ちて橋のたもとをふさいでおります。
[西遊記]岩波文庫 中野美代子訳
訳で石の穴を抜けたあとの水の向きが違うみたいだけど、
最後、橋のたもとをふさいでいるのは同じようです。
でも、どちらの訳でも位置関係が??
270 :
無名草子さん:2006/02/25(土) 23:40:15
>>269 さんくす、ちょっと複雑だけど、こう解釈するしかないのかな。
おれのグーグルだと「紹介漢詩」というサイトが一件ヒットするだけです。
試しにセキュリティきったり、ブラウザを普段使ってるFirefoxからIEにしたりネスケにしたり
PC変えたり
キーワードを
花果山福地水簾洞洞天 位置関係
の一発から
花果山福地水簾洞洞天
絞込み
位置関係
の二段階にしてもダメだった。水簾洞の入り口と同じくわけわからん。
外から見ると洞窟の入り口を簾のように滝が覆っているんだよね。
でも、よくあるような崖の上から流れてくるんじゃなく、
洞窟の大きな口の上部からその下へと落ちて行ってる。
悟空が滝をくぐっていくとそこが橋の上で、
その片方(洞窟の入り口側)は洞窟の外へ流れ落ちる水で隠れてしまっている。
水はどこからくるかというと洞窟の内側天井のどこかから盛大な雨漏りのように降り注いでいるか、
藤原版のように中にもうひとつ山があってそこから噴出しているか。
でも
>>266の漢詩からするとそういう記述はないから、
普通なら崖の上から落ちるはずの流れが洞窟の天井部分の穴辺りから流れ落ちてるというイメージなのかな?
どうだろう?
つまりあれだ。
でっかい山を想像してそのどこかに洞窟があるとする
その洞窟の天井からは地下水脈か川の流れが変わったものか水が盛大に漏っていて滝のようになっている。
ちょうどその流れは洞窟の入り口を隠すように流れ落ちていって
落ちていく途中、入り口付近で鉄の橋の片方に当たっている。
橋のもう片方は水の無い奥へ伸びていて居住スペースへと続いている。
こんな感じだろうか
>洞窟の大きな口の上部からその下へと落ちて行ってる。
これはそのとおりだと思います。
石ざるたちはもともと、川の水源を探すため上流へ辿って
水源が滝だと発見したらしいから。
普通の滝だったら、さらに上流へ辿ることになるから。
>洞窟の天井部分の穴
というのが両訳の「石の穴」だとすると
橋の下を流れてる水が一端、洞窟天井まで昇って、
天井の石の穴から落ちてくることになる。
石ザルが最初に滝をくぐって、降り立った場所は橋の上じゃないのでは。。。
降り立った地点からさらに水がかかっている側の橋のたもとへ昇り
橋を渡って水簾洞側に着く描写になってる。
>>269の図だと直接橋の上に降り立つように見える。
また橋以外の場所だと水の中に降りることになりそう。
275 :
無名草子さん:2006/02/26(日) 19:50:08
この位置関係の分からなさというのは、単なる設定ミスじゃなくて
この世ならぬ場所、というのを表現するレトリックというかお約束なのかな。
だって、講談でこの部分聞いたら文章で読むよりもっと分からない。
桃源郷などのように、花果山水蓮洞の神秘性を出すための技なんじゃ?
自分の疑問は、
東勝神州とか西午賀州とか(うろ憶え)西遊記世界の地球には4つの大陸が
あるんでしょう。
でも、海を渡ってゆく描写が特に無かったように思う。
4大陸は接近していて、途中に流砂河とか、そういう大河があるって解釈で
いいんでしょうか? 詳しい方お答えをよろしく。
277 :
276:2006/02/26(日) 21:00:32
ん、待てよ。
四国に4つの県があるように、1大陸に4つの州があるのかな?
>>276 大唐国が南贍部州。
天竺が西牛貨州。
二つの大陸の境は通天河(人間になりたがってた亀のいたところ)。
西牛貨州 南贍部州 東勝神州
天竺・大雷音寺⇔通天河⇔大唐国⇔大海(花果山を出た後の悟空の師匠探しから)⇔花果山
だと思う。
一応出だしで石猿(まだ悟空という名になる前)が、東勝神州から筏で
南贍部州に渡って(言葉を覚えて)また筏を組んで西牛賀州に渡って行って
須菩提師のところに辿り着いた描写はあるね。
仏教の世界観では、
大きな円盤状の「風輪」があり、その上に小さな円盤状の「水輪」、「金輪」がある。
(ちなみに水輪と金輪の境が金輪際)
金輪の上部には水が満々とたたえられており、その真ん中に須弥山があり、
東西南北に浮かんでいる島(大陸)が、勝神州、牛貨州、贍部州、倶る州。
小野忍さんの訳注でも触れられてますが、
定方晟さんの『須弥山と極楽―仏教の宇宙観』 講談社現代新書に
図解入りで詳しく書いてあります。
これはもともと『倶舎論』にある叙述で、玄奘三蔵が編集した『大唐西域記』の冒頭でも
紹介されています。
で、インドのある贍部州が、我々の世界。
ところが西遊記では第1回で「本書は、このうちの東勝神州でのお話しです」と明記しているのに
目的地は天竺、すなわち贍部州。
そして第98回では釈迦如来が三蔵たちに「なんじの国なる東土は南贍部州である」と言っている。
そのあたりは「おおらかな矛盾だ」と、中野さんが岩波現代文庫『孫悟空の誕生』の
「W西遊記の地理学」で指摘しています。
要するに娑婆世界がどのへんで、極楽浄土がどこにあるかなどは
いろいろな説があるということらしい。
西遊記は仏典の中のそんないろいろな宇宙観を「矛盾をおそれずに自在に利用し」たそうです。
282 :
276:2006/02/27(月) 05:38:03
なるほど、そういうことですか。
皆さま有難うございます。
283 :
無名草子さん:2006/02/28(火) 01:50:07
矛盾といえば八戒が、悟空の天界を騒がした事を知っていたのに、その顛末
を知らなかった事。天蓬元帥なら、安天大会に招待される資格はありそうだ
国際放映版の西田敏行のように、騒ぎの最中に天界を追放されたなら、説明
がつくが原典ではちがう、なぜあれだけの騒ぎの顛末をあいらなかったか?
284 :
無名草子さん:2006/02/28(火) 01:52:25
×顛末をあいらなかったか?
マル顛末を知らなったか?
>>237 つか1,2日居なくなっても下界だと1,2年だからな・・
1分ごとに点呼取らないとヤバイとおもう、天界は
そうだよなw一晩気づかなかったら半年何かやらかしてるかもしれないんだからな。
287 :
無名草子さん:2006/02/28(火) 20:35:08
太上老君なんか、しっかり管理してない牛が地上で大暴れしてたしな〜。
最近の日本でも連発した、無責任なペットの飼い主みたいだ。
三魔王は、封神演義と合わせて読むと泣けてくる。元は偉い仙人だった
のに、封神騒ぎでひどい身上にされ、西遊記では賊妖怪にまで身を墜とし……
しかし、悟浄は鉢割っただけで下界に落とされちゃうんだからかわいそうな気もするなw
しかし、三蔵の前世の取経僧を何人も食っているし可哀相とも言えんぞ
>>288 西遊記より封神演義のほうが書かれたのは後だから
西遊記の三魔王が元は仙人なんてことはないがな…
当たり前のことだけど菩薩の騎獣の象とか獅子って
封神演義はもちろん西遊記が由来でも起源でもないし。
菩薩はそれぞれ乗る動物が決まってるんだよね
封神演義、安能版と許仲琳編の完訳版ならどっちがおすすめ?
294 :
無名草子さん:2006/03/01(水) 19:48:35
安能版は二次創作。
安能版は読むといろいろ勘違いするから…
それを言うなら中野さんの訳も、敷居を低くした分、敷居を高くもしてるぞ
「完訳」というので3巻のものもあれば10巻のものもある不思議な世界。
そりゃ漢文を訳すときの態度によるのでは?
春眠不覚暁
を「春眠、暁を覚えず」でいいやってタイプの訳者と、
「春の夜はよく眠れるから、朝日を見ることが無くなる」じゃなきゃ
伝わらねえ、って訳者と。
>>297 本自体にもいろいろサイズの違いがあるんだから
岩波文庫のほうより大きい平凡社版のほうが巻数が少ないのは当たり前
文庫版で完訳全三巻って出てたよ
どこの出版社だったかなー?
『完訳 西遊記』(全三巻)教養文庫刊/村上知行訳のことをいってるようだが
これは省略だらけでちっとも完訳じゃないらしいぞ
そもそもオリジナルテキストはひとつじゃない。
繁本だったり簡本だったりするから。
水滸伝には七十回本とか百回本とか百二十回本とかバージョンがある。
西遊記は真ん中辺のエピソードをいくつか抜いても、あまり違和感なく
読めるんじゃないかな
村上訳や他の短い翻訳は、簡本を訳したんじゃなくて訳者が勝手に短く編集したんだと思ってた。
どの簡本を底本にしたとか説明してる?
目的や読者層を考慮して省略するのは悪いこととは思わないけど、説明が曖昧だとしたらまずいと思う。
福音館のあとがきには訳者の判断で省いたというように書いてあったはず
西遊記は似たようなエピソードがいくつか出てくる事をよく言われているが、
中野著の西遊記考察本によると、それらも対になったりしているらしいとの事だが。
五行思想や数字、各話の配列の謎解きが面白いよね。中野説が正しいかどうかは知らんけど、
そういった構成も含めていろいろ味わいたい西遊記ファンなら岩波版か平凡社版がいいね。
でもたとえ本好きでも後半は退屈しがちだろうし、
気楽に手に取れる半分くらいの量で、大人向きのものがあるといいんだろうね。
孫悟空は当然第一人気だろうし、三蔵法師にもコアなファンがいるようだし
沙悟浄は影が薄い故にかえって肉付けしやすいのか中島敦の影響かファンがついてるようだが
猪八戒が純粋に好きだってやつはどのくらいいる?
中国では人気らしいが。
言動がくるくる変わる薄情者的印象と
柿の腐った道を猛突進で掃除する挿話で唖然とした記憶しかないんだが、
魅力を教えてほしい。
ウーロンかわいい。
>308
天界ではそれなりの地位にいたのに、地上に落とされて豚になっても過去の
栄光を未練がましく愚痴らないところは好きだな。今を生きる男、というか、
どこにいてもそれなりに楽しく生きてる。享楽主義者だよね。
三従者で性欲があるのは八戒だけのような
三蔵の弟子になると決まってからは一応真面目に働いていたんだよね
自分はあまり八戒に魅力を感じはしないが(こすずるい印象がやはり強いので)
一番欲望が捨てきれないあたりは逆に人間に近いものがあって親しみ深いとかなのかな?
すぐ妬んだり不平をもらすあたりも良く取れば自分の心情に正直ととれなくもない?
313 :
308:2006/03/04(土) 18:05:37
享楽主義、性欲、欲望が捨てきれない、人間に近い‥‥等身大の共感ということか。
確かに他の三人は特に後半かなり真面目な修行僧っぽいからな。
多分昔のTV ドラマの西田は、芸達者な演技で八戒の面白みをよく伝えてるんだろうな。
腐柿の挿話が妙に記憶に残るのは純朴な一面(orのせられやすい)を
垣間見せるものだったからかもしれない‥
レスくれた人、サンクス
見ていて思うに、何気に八戒が一番凶暴だと思う。
三従者のバランスがいいな。これだけバランスがいいとは、のちの
キャプテンフューチャーばりだ。
新しい烏龍茶のCM、ペッパー警部に合わせて悟空と三蔵が踊っているが、
三蔵がオカマみたいですごく嫌だ。
ただ、この悟空のデザイン、まさに上海電影の悟空だね
八戒と踊ればいいのに。
おかまっていうか胸があるように見える…女?
mms://wmt-od.stream.ne.jp/suntory/selector/softdrink/oolong/nanodance_500k.wmv
スローver.を見てみると
悟空が三蔵の法衣の中を覗こうとしている様にも見える…やっぱ女?
第2弾あたりで三蔵の中から悟浄と八戒が出てくるとか?
つか、あの服はチャイナドレス……か?
三蔵のコスプレした現代女と孫悟空が踊ってるみたいなかんじかも
三蔵の太股なんて見たくないよ〜。
それをチラ見する悟空なんてイヤだよ〜。
どう見ても右側は女ですありがとうございました。
なぜにペッパー刑部
■03月13日(月) - 午前 10:30 〜 午前 10:45 - 教育テレビ こどもにんぎょう劇場 「西遊記」(2)
■03月17日(金) - 午前 09:15 〜 午前 09:30 - 教育テレビ こどもにんぎょう劇場 「西遊記」(2)
(13日の再放送)
今日初めてCM観た。
…えーと。
OTL…ナニアレ
サントリーのCMはかっこいい・センスいいイメージがあるけど、あれは一般受けしてるのかな?
センスのない身としては
女三蔵ならもう少し女っぽく(剃髪姿であれはげろげろ)
男三蔵ならもっとシャキっとかっこよくしてほしかった
やっぱ生真面目な三蔵法師じゃなくて猪八戒とか、そうでなければナタ三太子
みたいな外見の可愛いキャラとか、逆に金角銀角コンビとかに躍らせてほしかった。
一般的には三蔵と弟子三人以外では
中国物のキャラだとは思っても、すぐ西遊記とはわからないだろう
どうせなら孫悟空と馬で
関節が妙な事になるかもしれんが
昔、パワードスーツみたいにアレンジされたSF風デザインの西遊記キャラ
によるラーメンのCMがあったな。
「がんばれ猪八戒」てな銘柄のがシリーズにあったと思う。
CMと言えば、エースコックのカップラーメンだっけ?ウロ覚えだが
悟空にチャーシューメンか何かに変身させられた八戒を見て
三蔵「食べちゃおうか?」
悟空「えっ!?」
三蔵「だって豚だし」
ってのがあったなw 最終的には元の姿に戻れるんだけど、八戒が
「なんかシコリが残るなあ」とぼやいていたのがおかしかった覚えが。
あったあったwカップ麺の
三蔵役は女性だがやけにサバサバした感じで面白かったな
ショムニで江角マキ子が演じてたキャラみたいだった
オー人事オー人事のスタッフサービスのCMでも西遊記ネタ(アニメ)があったね。
西遊記のキャラクターはやっぱ、ギャグに使いやすいんだろうな。
桃屋のCMでも西遊記物やってて今日見たよ。
「そんごくう(すごく)美味しい」とかメガネかけた孫悟空が言ってたw
平岩西遊記カワイーカワイー厨うぜぇの次は
CM厨うぜぇで
同じCMのことをしつこく繰り返してヨイショしてるわけでもなし普通のレスにみえるけどな
うぜえと思えば他のうざくねえと思う話題を振ればいい話ですよ。
中野訳で八戒が主語のときに
このおたんちんは、あほんだらの八戒は、まぬけは、とんまは
みたいになってるとこ、原文ではどんな単語?
知ってたら教えてくださいエライ人
また新たにCMの題材に使われたりしているということは、
多少西遊記というものに興味を持ったり再燃したりしている人がいるってことだよね。
自分も再燃した一人なんだが
CMだけでなく新訳なんかも新たに発行されたりしないのかな?
名場面の画集なんかも見てみたい気がする。
>>340のレスを読んで研究本も出ないかなと思ったりした。
ちょうどさっき鉄腕DUSHでコーエーのゲーム「西遊記」のサントラが使われてたw
>>342 リンク先見てきた。
内容(「MARC」データベースより)
人物紹介、長安~天竺への旅ガイド、孫悟空の激闘ファイル、
猪八戒のグルメガイド、沙悟浄の旅装チェック、「西遊記」全100回ダイジェストなど、
楽しくわかっちゃう「西遊記」のガイドブック。
>猪八戒のグルメガイド
これ見てみたいなw
原作と全然違うとはいえ一応、フジの西遊記ドラマなんだから、
もうちょっと関連本が出るかと期待したんだけどなあ。
やっぱ原作と関係なさすぎなのが問題なのかなw
あれはなんで「西遊記」ってタイトルが売名行為のように思えるシロモノだからなw
>342
ゲーム出た頃に出た奴じゃないの?
と思ったら新しく出たのか。
面白そうかも。
でも注文してまではって感じかな。
見掛けたら買っちゃいそうだけどw
コーエー本読んでみたよ。
中に使われてる絵が所々少女マンガ(それとも同人誌?)っぽいのとかあって苦笑いしたが、
各話ダイジェストや各キャラ設定(旅の間で出会う敵達も)、関連作品ラインナップなど上手く纏まっている感じだった。
初心者導入という趣でもあるが、どちらかというと西遊記簡易資料集という感じかな?
「八戒のグルメガイド」はばん桃園の桃とか、作中に出てきた食べ物について解説したものだった。
>作中に出てきた食べ物について解説
面白そうだね。
自分は西遊記に出てくる食べ物にけっこう興味もって読んでたんだ。
干飯、焼き飯、生麩、豆腐…文中にもいろいろ出てくるけど、
たとえば第百回に挿入されてる詩文では宴会料理をいろいろ書いてたりするね。
じっくり煮込んだかぶら、生姜じこみのたけのこ、糖でからめたさといもetc.
よかったらどんな食べ物を解説してるか教えてくれない?
ページ数はどれくらい?
350 :
無名草子さん:2006/03/25(土) 02:13:47
三蔵が緊箍児の付い頭巾を、悟空にかぶせた時に食べてた「焼餅」
ずっと食べたくて、初めて食べた時は感動した。
その後手に入らない、近い物はできるけど本物とは違う。
生麩、麺筋、人参果など興味あり、人参果は無理だけど…
351 :
無名草子さん:2006/03/25(土) 02:53:23
西遊記の食い物というと、人肉餡と小豆餡のセットの夫婦饅頭とか、
街道を使用不可にするほど大量の柿とか……
>>351 > 街道を使用不可にするほど大量の柿とか……
そこ、強烈だったね。八戒も役に立ったし
353 :
無名草子さん:2006/03/25(土) 16:26:18
芸能人IQサプリCX あの人気キャラクターも参加!!
孫悟空かDBかな。一応チェック
354 :
無名草子さん:2006/03/25(土) 19:06:35
食べ物といえば、悟空って火を通したものは食べないんだよね、確か。
>>354 それは何か道教的な意味があるの?
悟空が五行の火と金だからとか。
悟空は肉食はしない、精進料理だけだけど、
火を通したのは食べると思うよ。
第1回の猿たちの送別会で、石鍋で羹を弱火で煮たりしてるし、
他でも炊いた米を食べてるような描写もあるし。
ついでに。八戒たちも精進料理っぽいけど、人を食べてたから
幼少から果物なんかを食べてた悟空とは違って息は澄んでいないんだよね。
元々が天地の霊気やら日月の精華やらから出来てるんだもんね、孫悟空は。
358 :
356:2006/03/30(木) 11:15:10
「火を通したのは食べると思うよ」とは書いたものの気になってパラパラ読んでたら
第九十九回に「悟空はといえば、もともと火をとおしたものは食べませんから」とあるね。
>>354、すまん。
個人的には猿の宴会その他で孫悟空が煮炊きした料理を食べてなかったら不自然だとは思うけど
精進料理しか食べないはずなのに第二十七回では
「この孫さまだって…人の肉が食いたくなったら、似たようなことをやったもんです」とあるし
(中野氏訳注では、他の多くの妖怪の言葉を真似しただけだろうとのこと)
西遊記にある矛盾のひとつかもしれないとも思う。
359 :
354:2006/03/30(木) 21:42:30
>358
ああ、わざわざチェックしてくれてありがとう。
子供の頃マネして親に怒られた覚えがあったから、西遊記以外のどこで
読んだのかな〜とずっと考えてたよ。
生で食べてはいけないものを食べてしまったのか?
>360
いや、食事の時に「今日から火をとおしたものは食べない」と宣言して怒られた。
そんなことはどうでもいいけど、今日の午前8時からWOWOWでやった「モンキー・
キング・西遊記」出演トーマス・ギブソン、パイ・リンっつーのを見た人いる?
録画したからこれから見るよ。
>>361 昔レンタルで観たけど、深層心理レベルで規制がかかってしまい、
とてもじゃないが東洋人には発想できない展開だったよ。
scholar(三蔵のポジション)と観世音の関係とか、孔子とか。
稀屎?がええな。
終盤の獅子軍団の話題は出ないのね(T T)。
金閣銀閣より燃えると思うんだが。
獅子軍団、捕虜を取ったり取られたりなかなか忙しい戦いだったよね。
珍しく悟浄も戦闘に参加してるんだっけ。
しかし、西遊記って読んでるとよく出てくる「肉餅」って表現、面白いような気持ち悪いようなw
何年もどろどろ腐臭を漂わせてる柿も想像すると物凄いなw
>366
腐柿、大人気だねw
身近にあってイメージしやすいせいかな。
腐れ柿、読みながらかなり衝撃だったよ
うち、親戚から毎年柿が送られてくるんだが、箱の下の方なんかにぶよったのが残ったりして
匂いとかぬるっと感だとか道一杯(林一杯?)を想像すると壮絶だなーーwと。
しかも何年もだもんなあw
熟柿(じゅくし)って、酔っ払いの息の臭いに例えられるよね。
370 :
無名草子さん:2006/04/07(金) 02:53:06
ここん所検索してるんだけどわかんなくって、誰か知りません?金身羅漢菩薩て何?><
それと、確か八戒の法名は悟能で、やっぱり観音様につけられてて
唐僧につけられたあだ名が、それぞれ孫行者、猪八戒、沙和尚だったと思うなあ。
このスレに来てるくらいなら、図書館行って原作読んでくれって思うよ…orz>370
まぁ、検索が足りないとも思うがな
372 :
無名草子さん:2006/04/07(金) 18:51:12
原作に載って無いって・・・金身羅漢像は。検索して見てもはっきりコレだってわかんねえし。
コレに乗ってそうだってサイトは中国語で読めないし。やっと中国語辞典を200円で手に入れた。
図書館は遠いしね。浄壇使者もすがたはよくわからん。主婦は図書館に行く暇が無いんだよ。
仏教系のサイトも余りそういうの乗ってないみたいだわ。栴檀功徳仏と闘戦勝仏の姿はわかるんだが。
仏教系の大学とか研究所とかのサイトに聞いたら判るかな?検索しても出て来ないんだがなあ・・・
それとも図版乗ってる版ありましたっけ?原作本で?ほんのひとことしか皆乗ってないぞ、確か。
図版探してたのか!これは申し訳ない。フジ辺りからの初心者さんかと。
数種の連環画含めたうちの蔵書にも無いな。ラストの挿絵・コマもみんなそのままの姿だし。
成仏のくだりは全く重要視されてないんだなぁ…自分もだが。
中国中央電視台TVドラマ版はどうだろうか?
昔、深夜放送していたのを録画ミスで最後の方観てないのだが、DVDは出てるらしい・・・が、同じく主婦は金無いのさ…
>>373 DVDが出てるのは上海電視台製作じゃなかったっけ?
六齢小童が悟空のやつ。
375 :
無名草子さん:2006/04/12(水) 18:29:51
376 :
無名草子さん:2006/04/17(月) 22:34:15
著作権侵害のDVDはさておき
あげ
377 :
無名草子さん:2006/04/24(月) 17:20:52
ほしゅ
毎日での連載で、今日が三菩薩猪八戒におしおきの巻だったから思い出したが、
西遊記で松の木が物語のあちこちに印象的に散らばってる気がする。
最初に須菩提師のところに悟空が行ったときには松の木によじのぼり
お師匠様は「帰る頃には松の梢がなびくだろう」と唐の弟子に告げ
八戒は婿になろうとして松の木に吊られ
お師匠様は十八公から木の精霊の娘を嫁に薦められると。
記憶で書いてるからもっとあったかもしれないし、記憶違いもあるかもしれないけど。
物語通して生えていた本数で多いのは柿の木と桃の木どっちなんどろう。
中国人は松竹梅の松を尊重するんじゃないかな。
玄奘の摩頂松の故事は唐代にもう広まってた有名な伝説だから取り入れられてるんだろうね。
あと本来の中国の領土の範囲には森はほとんどないっていうから、松が目立つんじゃない?
中国の絵図に松が描いてあるのはよく見るし。
竹や柳じゃへろへろするだろうし。
桃はもちろん吉祥のシンボルだけど、柿は中国的になんか意味があるのかね。
モモクリ三年、カキ八年。
20世紀末の香港旅行で、大富豪のベンツのナンバーが8888ってのを見学した。
八は吉数。八年目に成るカキがめでたいんじゃなかろうか?
柿の効能は原文に「七絶」って出てる。
長寿に益する、木陰が多い、鳥の巣がない、虫がつかなない、もみじが美しい、実がうまい、落葉が大きい、だと。
ネットで探したら、柿は原産は中国でも元々は渋柿で、日本に渡って改良されて甘柿ができたらしい。
世界的にはkakiの日本名で広まってるのはそのためのよう。
中国では昔は干し柿にして、白いとこを砂糖代わりに珍重したと。
稀しどうの柿はもともと渋柿なんだね。
383 :
無名草子さん:2006/05/04(木) 14:03:57
パタリロ西遊記を読んだので、原作にチャレンジしてみようと思います
やっぱり、岩波でしょうか?
お薦めがあったら教えて下さいm(__)m
384 :
& ◆O80z58RlMQ :2006/05/04(木) 17:00:27
>>383 自分が初めて読んだのは岩波だけど、福音館のもお勧めですよ。
一冊はぶ厚いけれど、上下巻で読みやすい
じっくり読み込みたいのなら岩波がいいと思います。
語り口調は岩波のほうが丁寧な印象。
385 :
無名草子さん:2006/05/04(木) 19:52:16
383です
有難う御座います。
本屋さんで探してみます。
386 :
無名草子さん:2006/05/06(土) 23:15:10
私370のスレ書いた人!ですが、肉餅って「黄牛」の料理じゃないかなあ?水滸伝にでてきたんだがね昔。
旅人を料理するんだって、割と最近(18〜19世紀ぐらい?)まで実際に売ってたらしいぞ?人肉料理。
八宝金身羅漢菩薩の八宝がわかんなくって。金身は立派な様?で羅漢の格好で駆けずり回ってる菩薩なのかと、考えてるんだけど?
八戒と悟浄って本性に戻ったんだろうね?今度読み直す心算なんだけど。
387 :
無名草子さん:2006/05/07(日) 08:23:18
怖えーw
どういう人達が犠牲になってたんだろう?
奴隷とか?犯罪人?
野垂れ死にや病気のは使わないよなあ
金が無くて妻を肉屋に売って、後悔した夫が引き返したら、すでに妻の首が
店頭に飾られていた、って悲話を読んだことがある。
羊頭狗肉(羊頭を飾って狗肉を売る)って言葉があるように、肉屋は看板の
代わりに動物の頭を飾っていたらしいよ。
人肉は「両脚羊」と呼ばれていたから、ヒツジの味に近いのでしょう。
389 :
無名草子さん:2006/05/07(日) 20:28:22
>>386 宿泊する旅人を料理する宿って、中国語で言う「黒店」ってヤツだね。
こんな単語があるんだから、実在したんだよね…コワス
水滸伝では、梁山泊の孫二娘が売ってた「十香肉」が人肉料理だったっけ。
>>388 嫁さん売ったらあかんわなあ・・・しかしこれは、女性として売ったんじゃなくて肉として売ったのかな
391 :
無名草子さん:2006/05/07(日) 20:54:45
>390
三国志でも劉備に嫁の肉食わすヤツが出てきたし、嫁は食用かっつーの。
史記だったか、春秋戦国時代の斉の桓公の好きな食べ物を挙げる中に、
赤ん坊の蒸し焼きってのがあったような。特に非難する調子ではなく、
いくつかある好物の中の一つなんだよ。
中国人が足のあるもので食わないのは机だけ、って言うから人食いは
アリなんでしょう。
妖怪は実は人間のことかもしらんね。
人間食べちゃうぐらいだし。
>393
異教徒(非仏教徒)の山賊や盗賊団、地元のヤクザ、邪教集団みたいなもんかね。
これじゃ夢もロマンもないけどね。
395 :
無名草子さん:2006/05/10(水) 21:54:20
>>394 逆にそうだとしたら相当殺伐なものをずいぶん夢とロマン溢れる冒険物にしてくれたってことだな。
玄奘はインドに行く道中で何度か賊に襲われてて、
中野氏はそれが西遊記の中のいくつかの妖怪襲撃の元話だろうと指摘してた。
ガンガー河で首を落とされそうになったけど、神風みたいなのが吹いて
賊を改心させたくだりとかとても印象的で
それ読んだのは中野氏の指摘を知る前だったけど、普通に西遊記を連想したよ。
現実の三蔵はつわものだったんだなあ
割と大柄の人だったみたいだね>現実の三蔵
14年も徒歩で旅行できる人だから、心身共に頑健だったのだろう。
むしろ普通か小柄じゃないのかな。
伝記では身の丈七尺だの八尺だのになってるけど、言葉通りなら2メートルをゆうに越す…
英雄は八尺〜十尺あたりに書かれるのが普通みたいだから、それと比べるとね。
外見が美丈夫って絶賛されてるのは脚色入りだろうから本当はどうかわからんけど、
精神面がタフで意志がものすご〜く強かったのは確かだろうね。
インド往復はあくまで後半生の翻訳のための準備だし。
政治的な目配りも怠りなく、往路も莫賀延蹟以降は諸王にサポートされてたもよう。
頑固なとこ、経典命なとこは西遊記の三蔵法師にちゃんと受け継がれてると思う。
前に某国営でやっていたのでは、現実の玄奘三蔵はガタイのいい男だったらしいということだったな。
ウィキなどの肖像画では大柄かどうかはわからないが。
中国の昔の1尺は20〜24センチらしいよ
孔子も9尺あって、長人というあだ名をもらっている
あのよく見る笈を背負ったやつは、来歴はよく知らないけど、鎌倉時代に日本で描かれたみたい。
そこそこ見かける同じ構図の拓本は、元は中国の石碑の線刻だけど20世紀のもの。
玄奘の同時代人が描いた絵や像はないから、後世各時代の理想やなんかが反映してんだろうね。
国営の番組は結局シルクロード主眼でロケの映像見せるの目的っぽくて、掘り下げ浅い気がする。
自分の見た番組はそうだった、ってことね。
きちんと一次資料にあたって吟味して、後半生をちゃんと描いた番組があるならぜひ見たい。
唐制の1尺は約30センチという資料もあるよ
周の時代は18センチ
明の1尺は何センチ?
北方漢民族には昔でも稀に2M超いたのかも?
豊田有恒の短編「西遊記プラスアルファ」を読んだ方いますか
角川文庫の同名の短編集に入っているようですが面白いですか
あんまし面白くないよ
サンクス
小説なんですよね
確か、体感シミュレーションゲームみたいなものの中で、色んなソフトが入り混じって
変な西遊記になる、そんな話だったような
412 :
無名草子さん:2006/05/15(月) 17:09:21
>>411 詳細をサンクス
ネット古本屋に安く出ているので迷っていたのですが
短編でその内容なら図書館や立ち読みできる古本屋で地道に探します
一、二巻は小野訳を読んで三巻からは小野訳が無かったので
中村訳を読んでるんだけど翻訳がちょっと受け付けないなぁ……
悟空に「〜でーす!」と言わせるのは止めて欲しかった
一応、三蔵より長生きなのに子供っぽく見えてしまう
中野訳だよな
同意!
わざわざ岩波文庫で完訳版を読もうという読者にあれはないだろー
ハンサムとかのカタカナ横文字もあったよな
カタカナ文字はさすがに違和感あるよね
元々くだけた話とはいえ、そこまでくだけて欲しくなかった
解説は充実していて良いんだが>中野訳
同感です。
子供は喜ぶだろうけど、子供は岩波文庫を読まない罠。
原作は当時の口語で書かれたんだろうけど、
今はドラマ・漫画・演劇etcで現代風含めていろんな西遊記が見られるんだから
決定版翻訳はそんなとこに拘らずにフツーに訳してほしかったな。
詩の翻案なんかはすごいと思うし、物の名前を列挙してるとこなんか
ワクワクして読むんだけどね。文献を詳細にあたってるとこは楽しいのに…
うんうん、なんかカタカナ横文字が出てくると、そこだけなぜか
頭に浮かぶ絵がパタリロ西遊記になっちゃうんだよねー、自分の場合。
他のところは挿絵の絵で浮かんでくるんだけれど。
脱力するよね。
さっきパラ見したら、ノー・コメント、グループ、ハンサム・ボーイ、テーブル…
なんで卓や机じゃだめなんだろうと。
そういや、現代教養文庫だったかな? そこの三国志には「董卓はゴジラか」なんて
ひどい翻訳があった。ゴジラも好きだし三国志も好きなのだが、これは困るよ。
423 :
無名草子さん:2006/05/22(月) 19:00:37
毎日新聞の孫悟空を毎日楽しみに読んでいます
今日のごくうで泣きました
早く続きが読みたい・・
424 :
無名草子さん:2006/05/22(月) 19:17:52
425 :
無名草子さん:2006/05/22(月) 20:01:42
>>423 おお! 同志!
あんなに可愛い悟空は今までにないよなぁ。
(八戒のろくでなしぶりもイカス)
イラストもすげぇいいよね、毎日西遊記。
426 :
無名草子さん:2006/05/22(月) 20:48:29
いいですよね!
本当に可愛い(*´ー`)
毎日新聞の西遊記、面白いんでなるべく我慢して単行本待ってるんですが
まだ白骨精の辺りなんですね。これはかなり長くなりそうなんですが、
いつまで続くんでしょうか。
428 :
無名草子さん:2006/05/23(火) 21:21:37
ゴクウどうやって戻るんだろう・・
またうざいと怒られそうだが我慢できない
今日も平岩孫悟空は一段と可愛い…
でも、単行本に挿し絵は入るの?
画家の画集が出れば、普通はそれに収録されると思う。
単行本、文庫本の装丁はあの人にやってもらいたいね。
432 :
無名草子さん:2006/05/25(木) 21:02:38
ごくううううううううううううううううううううううううう
ヨチヨチ(*^^)ノ('A`)
433 :
無名草子さん:2006/05/26(金) 07:57:03
今日もよかった
天女さんありがとう
山神様ありがとう
孫悟空がんばれ(*´・へ・`)
このスレは平岩西遊記を語るスレになりました。
・・・・・・っちくしょぉぉぉぉおおぅうう…見てろっ単行本が出た暁にゃ萌え盛ってやるからッ
だから燃料投下ヨロ
ごめんよ
現在進行形なもんでついついね
以前からの毎日読者としては嬉しいんよ、女信長や虹の彼方でげんなりしてたところへ
こんな良作がキタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━ !!!!!って気分でさ
436 :
無名草子さん:2006/05/28(日) 22:54:12
挿し絵のごくうも超かわいいね
たまらんよ
(*´д`*)
たまに図書館で読むけど、八戒や沙悟浄のイラストを見たことが無い。
>435
激しく激しく激しく同意>げんなりしてたところにこんな良作が
自分もその二作、というよりここ最近の連載軒並み受け付けなかったんで。
いやまあ読まずに文句言うのは失礼だし一応目は通してたんだが駄目だった…
元々平岩作品はちょくちょく読んでて好きではあったんだが、
何つうか、これまでと意味のかなり違う感動があるとでもいうか…
上手く説明出来んのだけどw
439 :
無名草子さん:2006/05/30(火) 09:47:24
悟空がかわいいのはいいけど
八戒。。
嫌われてるんだな
電車男の八戒はかわいかったけどな
平岩八戒は
ムカつく豚だ
平岩弓枝のことだから、八戒もそのうち人情味溢れる名誉挽回の場面がくるよ
とは言うものの、他に類を見ないほど可愛い悟空とは対照的に
他に類を見ないほどのろくでなしの八戒なのであった…
沙悟浄はお人よしで損ばかりしているような実直な田舎者
多分平岩弓枝はこのキャラクターを殊の外愛している
今日のイラストは八戒悟浄
442 :
無名草子さん:2006/05/31(水) 12:39:38
この連載の孫悟空は
何月ぐらいまで続きそうですか?
今年いっぱいで新聞換えることになっているもので・・
自分は電車男八戒にむかついてた・・・てかアレは最終回のマチャアキだけの値打ちだ。
もともと八戒は本音で生きてる愛すべきヤツじゃん。
白骨精でも烏鶏国でもここぞとばかりに悟空をなぶってる(普段は悟空が八戒にパワハラ)し、常に虎視眈々と憂さ晴らしを狙ってる。
単行本待ちだが、知り得る限りで平岩八戒は期待してる。前代未聞の萌えキャラ化したという悟空とともに。
で、平岩悟空は八戒にはどうなの?パワハラあり得なさそうだね
444 :
無名草子さん:2006/05/31(水) 13:22:08
パワハラ
ってなんですか?
パワハラ=パワーハラスメント
地位を利用したいやがらせ。(上司→部下、教授→助手)
446 :
無名草子さん:2006/05/31(水) 15:13:47
へえー
ありがとう
八戒が本音で生きてるのが愛すべきヤツかどうかは解釈しだいでしょう
自分には原作の八戒はもともとむかつくキャラ
お師匠にいい顔ばかりみせて、とよく愚痴られてるよね
素直で純粋、一種とぼけた孫悟空は好きなんだけど
前代未聞の萌えキャラとか他に類を見ないほど可愛い悟空とか
説明できないんだけどかなり違和感あるね
この悟空だと、しんごと重なってますます萌えキャラ
スマップが誰が誰かも知らず筋がつまらんので時々しか見なかったが
かとり悟空は真っ直ぐかつ元気いっぱいでよかった
かわいいやっちゃ!と思わされた
堺正章の孫悟空よりも香取慎吾の孫悟空が良いと思った
唐沢さんのごくうは知らないけど・・
原作に忠実に漫画化した(のに)、藤原カムイの孫悟空はすごくやんちゃで愛らしい。終了無念…
手塚とか低い視点からの悟空は昔から可愛らしくかかれてたさ
堺悟空は大好きだが香取悟空もいい!それぞれ持ち味が違うかと
役者は頑張ってたのではないかな
シナリオがなー
ドラマはバトルが決まればスカッとしギャグがうまく決まれば楽しい
映画化されるらしいが良いシナリオならいいが
映画化いつ?とぐぐったら役者の年齢が載ってたよ
香取29、内村41、伊藤八戒22、深津33
内村はもともと年っぽかったけど八戒は若かったんだ!?
まあどうでもいいことだけど
454 :
無名草子さん:2006/05/31(水) 20:44:10
普段は過疎スレなのに。
平岩効果なのかもね
チェックは一応わりとしてるけど興味ないときは放っておく
妙なテンションに支配されるよりは過疎スレの方がいい
動いてるスレのほうがいろんな意見が見られて゚+.゚(′▽`人)゚+.゚ィィ!!
同じ人が同じことばっかしつこいのはいろんな意見じゃなかろう
悟空ってやんちゃな子どもみたいな印象でしょう。
ところが完訳版を読むと、やたらに相手を子ども扱いするんだよ。
「この孫おじいさまが…」とか。あれに違和感を覚えた。
そりゃ何百年も生きてるからなあ・・・
つまり、あれかな。
日本人の我々は二次創作としての西遊記のアニメや人形劇やドラマによって、
「悟空はやんちゃな子ども」って印象をいだいているが、原作の悟空は案外
老成したキャラクターなのかな。
一般には子ども向け絵本や人形劇のイメージか、まちゃあきドラマの影響あるだろうね
でもここには原作ファンが多いから
原作キャラを知った上で関連作品を楽しんでるよ多分
人形劇では名古屋のむすび座のが楽しくて何度か観たよ
人形劇って何分ぐらいあるのだろう
いまだかつて見たことない
むすび座は本格的な人形劇団で、大人向け子供向けいろいろなプログラムで全国公演をしてる
西遊記は子供向けの「悟空誕生」「天竺への道」の2プロ、大ホール公演でどちらも2時間くらい
布や紐を使った凝った演出で大人でも楽しい
「悟空誕生」は最後に岩山の下に閉じ込められて終わって照明もきれいで余韻があるよ
なんか劇団の宣伝みたい(wara
いつか京劇観たいよ
人形劇って子供のものという意識があったけど
今度近くであったらいってみよう
467 :
無名草子さん:2006/06/01(木) 11:00:08
>>460 > ところが完訳版を読むと、やたらに相手を子ども扱いするんだよ。
それは中国的な罵倒の仕方で、上下関係でどっちが上かと言ってるだけだよ。
目下の者は、目上の者に「老」とかつけて呼ばなきゃならないけど、妖魔が
目下扱いしたんで、悟空が「敬称をつけて呼べ、お前より俺の方が格上だ」と
戦闘前の口上を述べてるわけだ。
古龍の武侠小説なんかにも、武侠二人が出会って意気投合したあと、どっちが
兄で弟か呼び方を相談したりしてる(ここで意見一致しないと決裂するw
そういやミッキーマウスの中国名が「米老鼠」だったような。
老、の意味が日本と違うのかも。
ほおおおおおおおお
ここきてるとべんきょうなるね!
明日になったらもう忘れてると思う、けどありがとう
470 :
無名草子さん:2006/06/01(木) 12:39:52
>>468 香港映画ファンの友人に聞いた話だが、チャウ・シンチー(周星馳)の渾名は
星仔(シンチャイ。北京語だと「小星」と表現するところ)。
彼がビックスターになった後、香港人がもう星仔なんて失礼だね、これからは
星爺(シンイェ。「老星」って感じ)って呼ばなきゃ!と言い出したそうだ。
これは星お爺さんじゃなくて、星サマってニュアンスだそうだ。
ちなみにシンチー本人は「星仔でいいです」と言ってるらしい。
老婆は奥さんの意味らしいね(婆は身分の高い目上の女性の意)
やっぱ中国語知ってると幅が広がるんだナ
漢文は好きだったけど中国語は発音が難しそうでメンドイ…
>目下扱い
悟空はチビだから余計にバカにされやすいよね。
一行が多目怪に毒を盛られる時、「図体がデカイのが一番弟子、次が二番弟子、小柄なのが三番弟子」と思われたもんな
そういや、花果山時代の七義兄弟で牛魔王が長兄なのは明らかだが、他の順番はどうだと思う?
>>468 意味が違うわけではなく、意味が広い。
「老師」といったら日本では年取った先生を想像するが、
中国では例え20代の女性でも「老師」と呼ぶ。
日本語の「老い」の意味の他に、古いものや「常にそうである」という状態に
ついても「老」を使う。
ちなみに、老鼠の老には「老いている」の意味はない。
>>473 「老鼠」が中国語でネズミって意味だよね。
>>470 そういやチャウ・シンチーも孫悟空役をやったよね。「チャイニーズ・オデッセイ」
ってヤツ。正統派の西遊記じゃなかったけど、あれに出てきた三蔵法師はすごく
イヤで、とてもよかった。大笑いした。
>>472 牛魔王 蚊魔王 鵬魔王 獅駝王 び猴王 ぐじゅう王
のってる順番としか思ってなかった。何か判断材料あったけ?
476 :
472:2006/06/01(木) 22:19:24
>475
そうそう!そこ、自分も
「〜ぐじゅう王、そして彼自身」とあるので、美猴王=悟空は末弟だと思ってるし、それでもいいんだが、しかし実力からいったら悟空は末ではないと思う。
あるいはすでにある六兄弟に新参で加わったからだろうか?と。
そこらへんの義兄弟仁義には疎いので、どんな事情なのだろうか?
>>473 なるほど、聖闘士星矢でドラゴン紫龍の老師が若返ってからも、老師と呼んで問題ないのか。
>>476 義兄弟の契りを結ぶ場合、普通は年齢順が決まりだよ。
三国志の桃園の誓いとかね。でも、そのメンツで悟空か一番若いとは思えないけど。
479 :
472:2006/06/02(金) 16:44:26
>478
おお!ありがとう。兄弟だからやはり基本は年齢順なのか。実力順や相手を立てるというのも有りかと思ってた。
しかし不老長生が基本の妖怪・仙人などだと、年齢は有って無いようなものだから、ソレもありかな・・・
もっとも、義兄弟の契り後の森羅殿騒動で、生死簿に「342才」と記載してあったから、一番若いかもしれないとも思う。
>>451 自分も藤原カムイ版もっと読みたかったよ。。
色欲
見栄っ張り
大食い豚
八戒きもい
人間の出来てる度
悟浄、馬>>>悟空>>>>>>>>三蔵>(越えられない壁)>>>>>>>八戒
まあ、八戒ほど突き抜けてると却って清清しいけど
人間の出来てる度
悟浄、馬>>>悟空>>>>>>>>三蔵>(越えられない壁)>>>>>>>八戒
まあ、八戒ほど突き抜けてると却って清清しいけど
484 :
無名草子さん:2006/06/04(日) 08:56:07
__
_.. ..‐::´/
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/:::::::::::::::::|ヽ、:::::;::::::::::::/
/:::::::::::::::::::::|´|ヽ|/_:::.::/
_ .. -─':::::::::::::::、::|`'./`' ,.!::∠
`'' ‐-.._:::::::;-‐、` |_・ ・|::::`::-、
=ニ二::::::::::::::::| """r‐-`,、-──` / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
‐=.二;;;;;`‐t ` 一',.' < 気はコントロールしないとね
' `'ー- '" \_______
487 :
無名草子さん:2006/06/13(火) 14:11:53
・・・悟天?
馬
489 :
八戒:2006/06/17(土) 01:06:29
こら孫よ。おじいちゃんが来ましたよ。
役立たずの八戒め
491 :
無名草子さん:2006/06/18(日) 06:27:40
にこ毛って言い方が何とも可愛い
492 :
無名草子さん:2006/06/18(日) 07:35:08
ご先祖様の呼び方を忘れるとは情けない奴らだな
493 :
無名草子さん:2006/06/19(月) 12:12:09
後西遊記という本見つけた。続編だけどけっこう面白い。
作者不明。
出版社とか教えて?
今日も八戒は嫌なやつ全開w
だけど悟空が天真爛漫ないい子すぎるので(・∀・)イイ!!対比
493じゃないけど。
『後西遊記』寺尾善雄訳、秀英書房のことかな。
三蔵たちが持ち帰った真教が難解すぎて世の中が乱れてしまったので、三蔵の後継者の大顛、
石猿孫履真、猪八戒の子ども猪一戒、沙悟浄の弟子の沙弥が再び天竺に取経の旅に出る
……というパロもの。元祖の三蔵たちも出てくる。
原作はあるようだけど訳者がかなり自由に編纂していて、随所で薀蓄垂れてる。
あと今買えるのは94年版だけど、もともとの訳はおそらく冷戦時代。そのせいか、
訳者が挿入する日本の政治・仏教批判の視点がちょっと古くてあんまりピントこない。
でも妖怪との戦い方とか面白い部分もあるから軽い気持ちで読むと楽しいかも。
>496
以前、神戸の中華街で「後西遊記」の画本を買ったよ。全30巻くらい。
中国語でもいいなら、子供向けの絵本も結構ある。
概略と主要エピソードを掴むだけなら、それで十分かもよ。
日本語がいい
全30巻ってすごいね。
厚さはないのかもしれないけど。
>>500 中国画本は縦8〜9cm×横10〜11cm程度の大きさのザラ紙を綴じたもので、
1ページ1コマの絵に1〜2行の説明がついたモノだからね。1冊60ページ前後。
いい絵師のものに当たると、ものすごく綺麗だよ。
西遊記の画本も昔、中央公論社から全6巻(1ページに2コマ収録)で翻訳出版
されたよね。あれは好きだった。
503 :
無名草子さん:2006/06/21(水) 19:51:29
横浜の中華街にあるかな…
その内探しに行ってみよう。
西遊記を読み返してるうちに
八戒がいない方が、楽に雷音寺にいける
ということに気づいた
(-ι_- ) ぷぷ
それはきっと禁k(ry
…いやアレだよ、
辿り着くまでに色んな試練を乗り越えて成長しておいでなさい、
というありがたいお考えなんだよ。
八戒はあまり好きじゃないけど八戒がいなかったらつまらない
敵であれ味方であれ悪役がいないとつまらない
冒険小説で楽に着いちゃったら…
509 :
無名草子さん:2006/06/23(金) 12:41:46
せがれやよく読みなさい。
八戒の所為で旅が遅延する確率よりも、むしろ三蔵の注意力不足の所為で遅れる確率が高いぞ。
比丘の一ケ月滞在は誰も異論は無かったんだろうか
510 :
無名草子さん:2006/06/23(金) 12:43:27
役立たずは認めるが、足を引っ張るのはゲンジョイ
もしや、
八戒・・・
改心
つーか確かに取経が目的だけど
裏の目的は5048日かけて三蔵が81難を受けること
(悟空や八戒は雲に乗れば一瞬で天竺に行けるし)
5048日で81難ってことは平均、二ヶ月で一難か
そういう計算したことなかったんで目から鱗
1年に6難つったらまあまあのペースかなw
515 :
無名草子さん:2006/06/23(金) 19:59:48
そうすると三蔵は旅のコンセプトを唯一理解できていない奴だな。
「何で自分ばっかりこんな目に…」ってすぐ泣くし
三蔵は何度も同じパターンで難にあっている
よほど学習能力が無いのか、縛りプレイに目覚めたかのどっちかだな
縛りプレイだけではないよ
叩かれ吊るされ箱に詰められ放置され
西遊記は隠れSM本〜
馬が話せて人にも変身出来てかしこくて
たたかえるんだって
しらんかった
519 :
無名草子さん:2006/06/24(土) 14:36:26
馬自体が竜の変化の一つだからね
竜の涎が雨かと思うと酸性雨も納得出来る
竜馬が宮廷女官に化けて、剣舞から妖怪に斬りかかるシーンは良かった。
子どもの頃、読んだ本の挿し絵がまたカッコよくてね。
龍馬のオシッコは薬にもなるしね! 考えてみると悟空の次くらいに
有能な弟子だな。乗ってるだけじゃもったいないかも。
竜馬も最後は仏になるのかな?
三蔵→栴檀功徳仏
悟空→闘戦勝仏
八戒→浄壇使者
悟浄→金身羅漢
白馬→八部天龍馬
四人と同様に正果を認められてるんで、仏の一種になったと思う
>>502 ああ、あれ中央公論から出てたのですか!
自分は西遊記じゃなくて紅楼夢を全巻持ってました。
紅楼夢もものすごく綺麗な絵で、模写してみたりする位、
お気に入りの本だったのに、何処かへ行ってしまって(涙)
>>524 最近買った「あらすじでわかる中国古典『超』入門」には「紅楼夢」を
「十二人の美少女と、美少年が繰り広げる人生絵巻」と紹介されている。
何だか恋愛シミュレーション・ゲームみたい。
526 :
525:2006/06/24(土) 20:40:17
てにをは、が変なので訂正します。
> 「紅楼夢」を→×
> 「紅楼夢」が→○
>>523 ものしりさんだな!
勉強なった
今日の毎日の読んだ
声の優しい妖怪の匂いのしない妖怪って何なんだろ
しりたい・・・・・・・・・・
落とすんじゃねぇ、潰すんじゃねぇとハラハラしながら読んでいたが、
うまいこと受け止めてくれてほっとしたよ。
529 :
名無しさん:2006/07/02(日) 08:48:21
死にやがれー
だれが?
531 :
無名草子さん:2006/07/04(火) 09:46:06
あげ
532 :
無名草子さん:2006/07/11(火) 17:35:13
揚げ
ぎんかくきんかく
534 :
無名草子さん:2006/07/17(月) 17:27:27
↑ブラクラだ! 踏むな
ありがと
537 :
無名草子さん:2006/07/25(火) 00:07:26
うーーん過疎ってるなー
ちょっと、悟空ずるいなあー
いい子だったのに、どうなっちゃったの?
最近孫悟空つまらない
540 :
無名草子さん:2006/07/30(日) 18:49:06
541 :
無名草子さん:2006/07/30(日) 20:10:18
三蔵法師って「経」「理」「論」の三つを備えた高僧のこと。モデルとなったのは唐の僧・玄將(ゲンショウ)。当時28歳。天竺(現インド)からありがたい経を持ち帰った。月命日に唱える般若心経も玄將が持ち帰ったものである。
知らんうちに二重書き込みになってた。すまんね
ひょうたんを手にしたら、つい友達の名前を呼びたくなるよね
ついに堺西遊記のDVDが出るな。
本当だ!情報サンクス!
今までどーして海外版しかないんだよ、って思ってた
549 :
無名草子さん:2006/08/04(金) 20:36:45
おお!ほんとか!みてえ
550 :
無名草子さん:2006/08/04(金) 23:38:40
長渕のとんぼDVDーBOXのように発売直前になって延期から発売中止と
言う最悪の結果にならないことを切に願う!!
551 :
無名草子さん:2006/08/06(日) 00:20:44
ポジティブでいこうぜ
DVD化でまた原作を手に取る人も出てくるかな
553 :
無名草子さん:2006/08/18(金) 20:27:57
保守挙げ
「盗作3バカ」スレに
田口ランディ本人後輪中?! 盗作犯人同士がバトル?!
555 :
無名草子さん:2006/08/25(金) 10:55:37
中野訳かわいい!
派手で面白そう。役者さんが皆かっこいい!
ストーリーは原作に忠実めなのかな。
見せてくれてありがとう。
中国もの香港ものはよく知らないんだけど、2002年版って六小齢童主演のもの?
ドラマの話で長文レス…すみません。
>>557 六小齢童主演は中国中央電視台制作のものでDVD発売中。
自分はまだ未見ですが、素晴らしい出来とか。
2002年版「西遊記」は同じ張衛健主演で日本でDVD化しています。
ただ、原作をかなりいじくっているのと、
悟空のキャラクターが恋愛要素も入り、
より人間くさくなってしまっているので
西遊記ファンには1996年版をお薦めします。とても面白いです!
中文字幕のVCDでしか今の所は観れないけれども
だいたいの話の筋を本で読んでいれば無問題。
>>558 詳しい説明をありがとう!
とんちんかんなこと言ってすみません。
556のは本当にワクワクするような出だしだね。
ドラマものは高いんでなかなか手を出せないでいるけどぜひほしいです。
560 :
無名草子さん:2006/09/17(日) 12:21:20
マチャアキ西遊記DVDってもう出たの?
アマゾンでは発売予定日9月27日になってるけど
この前、図書館の古本市で
筑摩書房世界文学全集の西遊記を貰い受けてきた。
入谷仙介氏訳。
久々に西遊記読むし、堪能しよかと思います
しかしこのスレでは筑摩版はあまり話題にのぼってませんね。
自分的には普通に面白いんだけどな。
手に取る機会がありませんでした。図書館でも見かけないし…
入谷さんの『西遊記の神話学』には
世徳堂本系の、北京の作家出版社版を底本にしたと書いてあるので
もとは岩波版とほぼ同じということですよね
どんな雰囲気の訳なんでしょうね
564 :
無名草子さん:2006/09/27(水) 12:47:03
読売にマチャアキ西遊記の全面広告出たね
中村敦夫主演『水滸伝』マダー
566 :
lan:2006/09/27(水) 14:39:51
『水煮西遊記』というビジネス系の本、けっこう売れてた『水煮三国志』の続編?知ってた?
水煮西遊記の方は読んだよ。中国ですごく売れたって。
西遊記のストーリーを辿り、代表的なエピソードを紹介しながら、
行動を分析したり、ビジネスの人間関係などに当てはめたりして解読していく。
ビジネス関係の分析は、きんこじゅが企業の行動規範だとか類型的だけど、
仏教説話や詩の引用、用語解説などが中国人らしく詳しいし、
流沙河で沙悟浄が猪八戒とやりあったとき、三度河に逃げたのは
「衝突を避け、なりゆきにまかせてしまう沈着冷静型の特徴」とかけっこう面白い分析もある。
ちなみに「水煮」は、四川料理の辛い川魚の煮物にちなんでピリっと風刺をきかせた意だって。
「鏡の国の孫悟空」ってどう?
そこそこ面白い。自分で読めば?
訳が最悪。
571 :
無名草子さん:2006/10/26(木) 12:09:11
572 :
無名草子さん:2006/11/06(月) 07:20:36
ずいき
577 :
無名草子さん:2007/01/14(日) 02:39:16
578 :
無名草子さん:2007/01/14(日) 21:25:37
小説ほとんど読まない自分でしたが毎日の西遊記を楽しく読んでますよ。
心が冷たくなって死にかけの悟空に涙。
579 :
無名草子さん:2007/01/18(木) 22:29:20
そんな事より
>>1よ、ちょいと聞いてくれよ。スレとあんま関係ないけどさ。
このあいだ、東勝神洲傲来国の花果山水簾洞行ったんです。花果山水簾洞。
そしたらなんか猿がめちゃくちゃいっぱいで入れないんです。
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、「祝・孫悟空天界へ招安(゚д゚)ウマー」、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、招安如きで普段来てない花果山水簾洞に来てんじゃねーよ、ボケが。
招安だよ、招安。
なんか親子連れとかもいるし。一家で花果山水簾洞か。おめでてーな。
よーしパパも身外身の法学んじゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、招安の聖旨やるからその席空けろと。
花果山水簾洞ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
滝壺の向かいに座った奴といつ喧嘩が始まってもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。木っ端妖怪は、すっこんでろ。
で、やっと入れたかと思ったら、孫悟空の奴が、「俺は弼馬温になったぞゴルァ」、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、弼馬温なんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、弼馬温、だ。
お前は本当に馬の世話をしたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、音の響きに騙されただけちゃうんかと。
西遊記通の俺から言わせてもらえば今、西遊記通の間での最新流行はやっぱり、
天界に反旗を翻す、これだね。
斉天大聖を勝手に名乗る。これが通の反旗の翻し方。
斉天大聖ってのはネーミングセンスが多めに入ってる。そん代わり仕事が少なめ。これ。
で、それに義兄弟にも大聖を勝手に名乗らせる。これ最強。
しかしこれを行うと次から天界にマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前、
>>1は、天竺まで有難いお経でも取りに逝ってなさいってこった。
581 :
無名草子さん:2007/02/26(月) 21:10:43
age失礼します。
なんとなく読み返したら最期三蔵が死んじゃうので
驚いた。生身のまんま天竺に行くものだと思い込んでたので。
日本でもゲトできる綺麗な挿絵のはないかな...
凡胎を脱して仏になった=死んだ ってことになりますか
意識してなかったのでなんか目から鱗です
中国語版ではなく原作の翻訳ということなら
>>43−
>>61あたりにいろいろ出てますが
藤城清治の影絵の(中公)が評判いい様子ですね
文章は癖がありますが、ネットで読めるようですよ
>>52 個人的に斉藤洋の『西遊記』(理論社)の広瀬 弦の挿絵はけっこう好きです
(児童書でまだ刊行途中ですが)
>>582 早速ありがとうございます。広瀬弦の挿絵、
画像で見たらなかなか力強い感じですね。
私が読んだのはその藤城清治の絵の物なのですが
最後はいつのまにか三蔵が魂のみで弟子もろとも行方不明....
というのがちょっと虚しくなってしまって...。
前レスをざっと見た所毎日新聞の蓬田やすひろの絵が
人気なので本にならないかな。
中国のは烏龍茶のcmの孫悟空が可愛い。
自分の中で三蔵はカタブツ美男のイメージだからあれは
ちょっと女っぽいけど。
>>583 >私が読んだのはその藤城清治の絵の物なのですが
私は未読なんです。不必要な案内、失礼しました
>最後はいつのまにか三蔵が魂のみで弟子もろとも行方不明....
なんだか悲しい最後ですが、視点を変えればそういうことにもなりますね
もともと天界から落とされた弟子たちはともかく
三蔵は僧侶としては本懐かもしれないけど人間として仏になるのはどうだろう…
なんて考えていったらすごく新鮮です
毎日新聞小説のような二次創作や漫画まで広げれば個性的な絵がたくさんあって
個人的にはいろいろ楽しんでいますが、原作(ほぼ)準拠版は案外少ないかも?
やはり児童書ですが佐竹美保/絵の「西遊記上・中・下」(偕成社)は綺麗系かなあ
(ちょっと気になっていますが未読です)
>>584 いいえ、1カ月くらいレスの無いスレなのに
御説明頂いて嬉しいです、ありがとうございます。
藤城清治の挿絵はほぼ白黒のシルエットなのに登場人物が
活き活きしてて愛着が湧きます。
佐竹美保挿絵の物は最近のなんですね、いつもは脇役の
白馬の話が多い様なので白馬好きとしては読みごたえありそう。
今度初山滋挿絵の(求龍堂)を頼んだので楽しみです。
初山滋さん!!
子どものころ家にあった「たなばた」の綺麗な絵本が大好きだったー
あれも考えてみれば中国の話だったか…
初山滋挿絵の西遊記があるんですね
いつか欲しい本がふえていくw
天将も菩薩の乗り物も下界に下れば
平気で人食ったりしてんのね。
588 :
無名草子さん:2007/03/29(木) 08:08:42
平岩西遊記の上巻が出てることをついさっき知った。
(当の毎日新聞にもまだ広告が出てないってどうなのよ)
約1800円か…
買う積りではいたけどちょいと怯む値だな…
平岩西遊記、八戒がいい感じになってきましたね
上巻買ってくるか
590 :
無名草子さん:2007/04/01(日) 13:11:24
平岩西遊記上巻読了。
蓬田やすひろの挿絵とあいまってなんと可愛らしい物語にしていることか。
かつての可愛い可愛いの連呼に改めて納得w
591 :
無名草子さん:2007/04/01(日) 15:40:26
>なんと可愛らしい物語にしていることか。
それは良いことなんだろうか???
様々なヴァージョンの中のひとつであり、悪いととる人は当然いるだろう
西遊記に対して確固たるイメージを持ちそれにこだわるかどうかの問題だね
丁寧な良い文芸作品だと思うよ
人によって面白いくらい正反対の評価になるな。驚かされる。
だいぶ前からこのスレでも物議をかもしてたし久々の西遊小説なんで
いろんな意味で期待してたが、普通にツマンネ。
腹が立つので平岩脚色西遊記がツマラン理由を書く。
ツマラン最大の理由。
帯の煽り「悩み、苦しみ、成長していく師匠と弟子たち。今まででいちばん美しい西遊記」
との触れ込みの割りなんとしょぼすぎる心理描写、成長過程。人物描写が浅い。表面だけ。
情を中心にすえる再話には好き嫌いあるだろう(個人的には嫌いだ)が、それがウリの再話なら
少なくとも師弟の絆が深まる過程を丁寧に書くべき。それなら納得できる。
お涙ものが嫌いでもそんな作品として読むし、場合によっては感動することもあろう。
ところが。
金こじゅを嵌める一連のエピソードで、孫悟空の須菩提師匠への思慕や、三蔵の心情を書くのはいい。
と思ったら、次の章の冒頭、三蔵の幼児期の話を聴いただけでもう心情が変化し、
1ページ後には情愛の深い師弟になっとるw
孫悟空の心の変化の過程にあるのは特別な事件やエピソードではない、ただ言葉だけでこの変化。
師弟の葛藤は、せめて白骨婦人くらいまで引っ張れや。
その後はひたすら、西遊記の有名な挿話を羅列。
合間にちょこちょこっと孫悟空ががんばってます、師弟がお互い気遣ってますと描写されるだけ。
成長物語として雑すぎ。
ツマラン理由その2。
天界編を省いて太宗地獄めぐりから始まった構成にどれほどの意味があるのか?
(まあこれは最終話まで読まないとわからんが)
その補完として登場人物が過去を回想して天界のエピソードを入れる手法が、まったくもってツマラン。
孫悟空の成長に説得力が薄いのは、孫悟空の天界の活躍が省かれてるせいもあるだろう。
逆になぜその後の挿話を羅列する?
1とも関わるが、成長物語を書くつもりなら、主要な挿話を「西遊記入門」とばかりに羅列するのではなく、自分なりに挿話を構成して、師匠と弟子たちの内面や成長を浮き彫りにするのが小説家の仕事だろう。
(無理に長篇にせず、短篇や中篇にまとめりゃいい)
ただの西遊記再話なら、既刊がいくらでもあるだろうが。
個人的な、ツマラン理由。
孫悟空は中二病か。
孫悟空が天界で大暴れしたのは、どう表現したらいいかわからんが、
男の夢とかさ、天真爛漫な奔放さとかないか?
ほかの登場人物の場合にも「やたら」母親がどうのにこだわる。
まあ、そういうお涙人情路線がこの小説のウリで、好きな人には癒しになるんだろうが、
しかしこの路線、合わない人間には気持ち悪い。
「孫悟空可愛いって連呼してなんで悪いの!」と今もって連呼する人間には理解できんだろうが。
八戒、中途半端。
悟浄、おざなり。「…でがす」?
三蔵法師に「…ございません」とか、頭悪そうな言葉遣いさせとるw
作者の文章や時代考証に難があるのはたしか以前、高島氏に批判されてたと思うが。
まあ、最終的にわざわざ西遊記を再話したのが視聴率狙いのテレビドラマと同列の売れセン狙い
(それはそれで一つの方針だろう)ではなく、人物描写なり構成なりの必然性に納得できるか
どうかは、夏に出るという下巻しだい。
598 :
無名草子さん:2007/04/01(日) 16:57:53
なるほどーと思いつつ読んでたら
>男の夢とかさ、
でちょっと笑った
599 :
無名草子さん:2007/04/04(水) 00:18:56
マチャアキver.のドラマ観てると、10年近く掛かって天竺に行ったかに思えるけど、
実際の玄奘って行きも帰りも2年弱で踏破してるんだよな。
空腹は当たり前、たいした病気もせず、雪山にもめげない。
物語の西遊記と違って、本物はかなり体力のある人だったらしいね。
600 :
無名草子さん:2007/04/04(水) 08:29:04
片道2年もかけたのか
ゆっくり休み休み行ったんだな
601 :
無名草子さん:2007/04/04(水) 08:51:53
>>600 本気で言ってるのか?www
1400年前にたいした装備も無く、砂漠やら雪山やら、
中国からインドまで中央アジアを徒歩で越えたんだぜ?
602 :
無名草子さん:2007/04/04(水) 09:52:26
通りすがりで詳しくは知らないけど、
馬に乗ったりパトロンに保護されたってテレビかなんかでみた記憶が。
江戸→京都が徒歩で11日〜2週間だから2年間歩き続けはないかも。
でも雪山とか砂漠とかすごく苦労して旅をまっとうされたんだしねえ
空に飛鳥なく地に走獣なし
……って『大唐西域記』の一節にあるね、タクラマカン。
605 :
無名草子さん:2007/04/07(土) 22:02:51
606 :
無名草子さん:2007/04/07(土) 22:11:10
平岩西遊記見てみたんだが
登場人物全員きめえw
悟空の事マンセーしすぎだろww
中には悟空とあんまり仲の良くない、
もしくは仲の悪い天将まで悟空を持ち上げる始末wwww
悟空がどうみても偽善者だw
ぶっちゃけ敵の妖怪を好感もてるわww
作者は悟空が一番好きらしいから良い子ちゃん悟空にして自己満足オナニーしてんだな
平岩婆キモスw
ってのが感想
>>595 天界の話入れたら悟空が平岩の好きな良い子ちゃんできゅわゆいw悟空じゃなくなるからだよ^ ^
斉天大聖大いに天宮を騒がす、
が西遊記で一番面白い所だろうに、
そこを省くなんて信じられん。
平岩版西遊記の孫悟空には猛々しさとか狂暴さがカケラもないよね。
過去にちょっと万引きしてた元不良少年って感じ。三蔵は保護観察官。
でもまあ、個人的にはそれはそれでいいかって思う。
嫌なヤツ八戒がいいヤツになっていくのが面白いし。
元不良少年で健気な平岩悟空の中の可愛いさや心情を語るならともかく
マスコットか赤ちゃんの様に可愛いと連呼する新聞読者にはまったく共感ない人もここには多いかと。
挿絵の悟空も私はかわいいと思わないな。
孫悟空には子どもの心もあるけど
子どもでも被保護者でもなくむしろお師匠を心の支えとしててもちゃんと保護してるし。
平岩悟空は猪八戒や沙悟浄にも対しても金角銀角や紅孩児にもちゃんと兄貴分してるのにねえ。
平岩さんはテレビの時代物の原作を書いてる人でしょ。
ワンシーンは作り込んでもつなぎが適当に流れるとこってテレビドラマっぽい。
もちろんいいテレビドラマの場合は適当じゃないんでしょうが。
回想が多いのもアニメやテレビドラマっぽいけど映像がない小説で多用されても‥
あと短編+短編+短編‥=長編じゃない。
一年物ドラマや新聞連載なら勢いや惰性で見る読むしても単行本ではなあというのが感想。
原作読んでるからとくにそう思うのかも。
でも原作未読の人のためにはやっぱり天宮騒動なしは西遊記冠する長編として片手落ちと思う。
けど下巻で猪八戒が面白くかけてるなら楽しみ。
沙悟浄は‥‥?
沙悟浄は空気です
マジで
そうなんだ
いちばん創りがいありそうなのに
悟浄は水属性で八戒と被っちゃってる上に
取経の道中の半分ぐらいが悟空と八戒の漫才で
成り立ってるからなあ。
615 :
無名草子さん:2007/04/12(木) 14:45:44
中島敦の悟浄を越えるのはなかなか難しいだろうな。
ところで悟浄の外見て本当は麻原系のごついオッサンという事で
いいんですか? 日本ではアンガールズ系、ガチでカッパ系、
イケメン系、地味なオッサン系いろいろあるけど。
617 :
無名草子さん:2007/05/02(水) 00:24:58
618 :
無名草子さん:2007/05/04(金) 18:18:55
福音館文庫 君島さん訳の
西遊記上中下は出来はどうですか?
ほんとは平凡社のほしいんだけど絶版じゃ…
すみません、君島さん訳についてスレにでてたね
岩波文庫を集めようと思うけど
訳し方が砕けてるだけで、一応完全版ってことかな?
確か三蔵の幼少期はないんだったっけ
天界編はあるよね?
こんなとこあるの知らなかった!
ありがとうございます。
>>616 遅レスだけど
沙悟浄の原型は玄奘三蔵が砂漠で夢に見た身のたけ数丈の一大神が原型なんで
「大きい」というのがとりあえず基本な気がする。
西遊記では赤い髪、青い体と描写されているが、個人的には異国風西域風の容姿もありかと思う。
あと沙河にいるころは餓えて痩せてたね。(河童は日本的改変だけど)
まあ西遊記では醜い妖怪と言われてるけど、おっさんかどうかは?
>>614 八戒は天の川の水軍の大将だったとはいえ、西遊記内の役割では悟浄と被ってないんでは。
三蔵のお世話係りなんで悟浄は地味だけど。
漫画では孫悟空のライバル的美形だったり、頭脳派だったり、アホだったりで面白い。
624 :
無名草子さん:2007/06/27(水) 12:58:56
>>623 活躍どころが八戒のオマケで水に潜るってのが殆どだから…
落胎泉の水を取りに行った時と黄袍怪に啖呵切った所ぐらいかな。
目立っていたのは。とにかく悟浄のキャラ描写が無さ過ぎて。
パタリロ西遊記だと、かなり活躍してるがな。
以前書店で北方謙三の西遊記を読んだ記憶があるのですが…どこの出版社から出ているかご存知の方いらっしゃいますか?
念のため訊くけど三国志や水滸伝と間違ってるんじゃないんだよね?
ネット書店や国立国会図書館の検索でも西遊記じゃヒットしないけど、短編とか?
レス感謝です!
冒頭で三蔵の弟子となった悟空は他の弟子達よりも頭が良いようでした。
三蔵は弟子達の前で謎の言葉?を口にしてその場を離れるのですが、悟空だけがその意味を理解して三蔵の前に現れ…
という流れがあったと記憶しています。他の作者のものだったのでしょうか?
それは三蔵との話じゃないんだが、
まあ西遊記ではあったようだね。
北方西遊記あるんだったら読みたいな。
沙悟浄あたりが途中で死んだりしそうw
平岩下っていつ出るん。
9月中旬発売予定とどこかでみたな
636 :
無名草子さん:2007/09/10(月) 20:11:34
637 :
無名草子さん:2007/10/16(火) 02:26:02
あげ
638 :
無名草子さん:2008/01/11(金) 20:38:31
如意棒で敵をなでるだけで敵がはじけ飛ぶ強さがたまらない
640 :
無名草子さん:2008/03/13(木) 17:17:49
あすなろ書房から「こども版西遊記」が全10巻シリーズで出てるんだが、1〜7巻と8〜10巻で文章担当者が違っている
1〜7巻が村山庄三、8〜10巻は桜井信夫
イラストは同じなのに、文章担当者が変わると、こうも雰囲気がガラリと変わるのかよ!?と戦慄が走った
それが一番顕著だったのは三蔵
1〜7巻は実に中性的で非の打ち所の無い、メアリー・スー的な聖人君子で、言葉遣いも丁寧(です・ます調)
ところが8〜10巻だと口調が尊大なくらい男っぽくなり、目つきも鋭くなった
その反面、決してなよってはいないんだが、妙な所で抜けてたりと、相対的に桜井信夫版の方が人間臭い
同人用語(スレ違いスマソ)でいう所の、強気受って感じ
女々しくないが、ヘタレツンの美青年僧だったので、これはこれで新鮮
三蔵はツンデレだな
自分は落ち着いた美男子な東映アニメ版や、麗しき美青年な夏目雅子版の三蔵から入ったクチなので、原典を読んだ時の落胆ぶりは半端じゃ無かった
やっぱり三蔵は、気丈で気高いクール・ビューティーであって欲しい
その上でのツンデレなら、諸手を挙げて大歓迎
三蔵は原作でも気高いクール・ビューティー
ただし、超弩級の弱虫泣き虫でもある
しかし仏心や経典に関しては気丈で頑固なこともたしかだ
孫悟空にツンツンと仏道を説きながら
妖怪に食われそうになり助けられるとデレっと感謝する
美僧であるのは原作がくり返し保証
つか玄奘三蔵自身がビューティー坊さんだ
644 :
無名草子さん:2008/03/27(木) 23:15:18
チキンだったり、涙腺が弱過ぎたりしなければ原作の三蔵も好きになれてた気がするんだけどな
玄奘自身が美男子だと言うのも史実なんだろうが、あのチンドン屋みたいな肖像画にはorz
西遊記の三蔵さんは、その身分(喰えばとってもお得な、ふたつと無い聖僧)や美貌を狙われて敵にさらわれちゃぁ、ヒーローに救出される「お姫様」の役だから、
女 々 し く てOKだと納得してるのだが。
すなわち悟空道
肉体的にはか弱くても、芯は強い人で無いと「お姫様」役としても説得力が無いと思うんだよね
夏目雅子の三蔵だって、堅物で生真面目で融通が利かないが故に、完全無欠の聖人君子とは言えないんだけど、精神面では決してヘタレでは無かったし、だから弟子達が三蔵を躍起になって守ろうとする所も自然に見えたのでは無いかと
別に三蔵を嫌いでもどうでも自由なんだけど、
西遊記の原作は読んでるのかなあ?
三蔵は臆病・泣き虫・わがまま・ひ弱だけど芯は強いでしょ。
「堅物で生真面目で融通が利かないが故に、完全無欠の聖人君子とは言えないんだけど、精神面では決してヘタレでは無かった」は、まんま原作三蔵法師じゃん。
そして他の人間に嫌悪される弟子たちに差別感なく接していて、庇ったりする。
弟子達が三蔵を慕ってるのは観音にそうするよう言われたからだけじゃないよ。
あと泣くといえば孫悟空だってけっこう泣いてるね。
まあ原作も年月かけてできあがってった長編だし整合性おかしい部分は多々あるけど。
>>644 史実玄奘の同時代人が本人を見て描いた肖像画は存在しない。
美形といわれるのは弟子の書いた伝記の記述などに由来。
玄奘を描いたらしい祖師増・仏画・取経僧図はいろいろあるけど
系譜的には不明な部分が多い。
有名なあれは宋元仏画の影響を受けた鎌倉時代の日本のもので、
当時の感覚では眉目秀麗な若僧。
今は今なりの、挿絵や漫画の美僧三蔵でイメージしてていいんじゃないの?
×祖師増
○祖師像
651 :
無名草子さん:2008/04/02(水) 19:33:05
もしハリウッドで西遊記をやるなら、個人的には
悟空→ブラッド・ピット
三蔵→オーランド・ブルーム
八戒→ジャック・ブラック
と言うキャスティングにしたかったが、悟浄役が思い浮かばない
悟浄→ドナルド・サザーランド
だったら別の話になってしまってもいい
観世音菩薩→ケイト・ブランシェットはどうだろう?
指輪のガラ様を思い出しながら書いた
この場合なら、恵岸→ジョン=リス・デーヴィス(ギムリ役の)もアリかも
ただ、ハリウッドで映画化だったとしても、白人や黒人をキャストにはしたくないw
そして、天竺の住人をインド系にしたら、現実の地理には忠実でも、
原典の描写には反しまくりという、わけのわからん事に。
つーか、天竺に突入して、人も建物も唐と変わらないはねーと思うよ
655 :
無名草子さん:2008/04/15(火) 16:54:37
今更な話題で恐縮ですが
平岩西遊記の上巻を読んでて、ちと気になったのが三蔵の口調
「消えておしまい」とか「お黙り」ってアナタ、どこの貴婦人ですか(絶句)
観世音菩薩ならまだしもなんだが
657 :
640:2008/04/16(水) 00:41:17
>>656 激しく同意!!>塩沢兼人
自分は偕成社版の西遊記を読んだ身だが、佐竹美保のイラストを見た瞬間(三蔵が超絶美形!)三蔵の声担当は、井上和彦しかいない!と勝手に思ってしまった
もし西遊記を偕成社版をベースに週1アニメ化出来るなら、悟浄は大塚明夫、白龍馬は三木眞一郎、紅亥児は斎賀みつき希望
あすなろ書房版の三蔵も、8〜10巻は文章担当者が変わった事もあってか、見た目より中身が男っぽい(と言っても子供向けなので文章自体があまり多くないが)
こちらの三蔵の声は、森川智之(通称・帝王)のイメージ
(あすなろ書房の)桜井版の三蔵も、平岩版の三蔵も実に男前で好感が持てる
桜井版の三蔵は勝気そうだが、それでいてほっとけないww
平岩版の三蔵は、絵に描いたような外柔内剛型と言う違いが面白くもある
声優はよく知らんが三蔵法師は美声だろう
井上和彦は塩沢兼人に声質が似ているらしいよ
661 :
無名草子さん:2008/04/17(木) 23:53:55
>658
桜井版の三蔵は、平岩版の三蔵に較べると割と硬質だよね
>>657 2003年の「ぼくの孫悟空」で、実際に大塚明夫が悟浄の声をやってた
偕成社のは2巻だけ持ってるけど、佐竹美保のイラストの傾向は
プレステ西遊記の山田章博に近いかな
こっちの三蔵は少年(or少女)だけど
プレステの三蔵(性別選択可能)は確か16歳だったような
佐竹美保の挿絵の三蔵は、上に見ても26〜7歳程度に見えた
665 :
無名草子さん:2008/04/20(日) 00:27:03
>>651 河童設定の悟浄なら、二コラス・ケイジが妥当じゃないかと
私の中のベスト三蔵は
中国中央電視台の西遊記の3代目(なぜか途中で役者がチェンジしたw)の遅重端さんだな。
私は徐少華さんの三蔵が好きwふっくりした顔に美形というww
遅さんも優しい笑顔が良い。
3人の方が三蔵役やってましたよね。
電視台の西遊記はチープだけど好きだ。
自分、中央電視台の西遊記は未見なんだが
佐竹イラストの美麗三蔵は、もしかして中央電子台版がモデルなんだろうか?
文章担当の人が後書きで中央電視台のドラマについて言及してたような・・・
669 :
無名草子さん:2008/04/22(火) 22:55:25
記憶が曖昧で申し訳ないんだが
佐竹美保の三蔵はどちらかと言えば、ほっそりした面差しだったような気がする
670 :
無名草子さん:2008/04/27(日) 13:30:56
四遊記の他の三つは和訳ないのかな?
「北遊記」「南遊記」「八仙出処東遊記」どんな話か読んでみたい
南遊記、北遊記、東遊記、エリート出版から出てるね。迷訳らしいけど。
アマゾンの中古とか、あと大きな図書館ならあるかも。
672 :
無名草子さん:2008/04/27(日) 17:18:51
図書館で借りた平凡社版読んでるけど、
八戒って悟空と悟浄から「たたきにしてやる」とか「耳たぶが旨い」とか散々言われてるな。
菜食果実食のくせにねー
あ、でも悟浄は前世の三蔵を食べてるか
675 :
無名草子さん:2008/05/12(月) 17:19:22
明の時代に描かれた(昔の人が描いた)西遊記の挿絵
(孫悟空、猪八戒、サゴジョー)の画像が載ってる
サイトがあったら見たいです。
西遊記マニアのみなさん教えてください。
ごめんね自分はサイトは知らない。
でも岩波文庫版の西遊記は明刊本(李卓吾先生批評西遊記)を定本にしてて
挿絵がたっぷり入ってるから
近くの本屋か図書館に走ればすぐ見られる。
まあ手っ取り早くは
Amazonで「西遊記 中野美代子」で検索して表紙画像を大きくすれば
(一)〜(十)までの表紙十枚分、明代の挿絵が見られるということ。
知ってたらすまんね。
あと、日本のだけど「田秋先生 西遊記」でとべるサイトに江戸時代の
絵本西遊記がのってる。
まあ研究書なら資料の図版のせてるのはあるけどね…
677 :
無名草子さん:2008/08/01(金) 15:19:01
今更になって気付いたんだが、ピーター・パンも女性が演るのが伝統らしいね
それは原作者ジェームズ・バリの指定なんだよ。
ウェンディの父とフック船長は二役という指定もある。
沙悟浄は色黒長身で(中国的には)醜い顔ってことなんで
黒人が演じるのが合う希ガス