2
スレ立て乙です。
またマターリ語りあいたいもんです。
江戸っ子の先生に、「まったり」なんていったらどうだったろう?
先生は関西も嫌いではなかったようですが。
スレタテ乙
なけりゃ立てようかと思ってましたんで感謝
池波さん自体マターリするのはスキだったようだが
そんな言葉オレは聴いたことない!って言うかも
質問です。剣客商売の文庫本で、話の最後に小兵衛が
「よし、よし。わしを父親と思い、何もかも話してみるがよい。よいか、よいな?〜〜大丈夫かえ?」
のように、すごい長いセリフで締める話があったと思ったのですが、何巻の何て話かご存知ないですか?
池波先生が生きてたら、2ちゃんのことについて聞いてみたいw
「青空の街」読んで感動したよ。
1963年ころが舞台の小説だけど、いまにも通じるものがあると思う。
池波正太郎の文体を真似して(もちろん劣化コピー)
小説書いていた中学生の頃
ああ、思い出しただけでも恥ずかしい……
>>6 「ないしょないしょ」ではと憶測で答えてみる
ラストでなければ相当数あるような気も
11 :
無名草子さん:04/05/20 05:06
>>6 それ、5行くらいのセリフだよね?あったねそんなん。
どこだったか・・・出てきそうで出てこなくてキモイyo!!
12 :
無名草子さん:04/05/20 05:09
>>10 「ないしょないしょ」は違ったとおもう。
手裏剣女の一生の長編だよね。
>>6のは短編だったような。
13 :
無名草子さん:04/05/20 08:24
「ないしょないしょ」って、最初のほうに女が郷里を出てくる話は、
全体とあまり関係がなくて(みそ汁の話とか)、
けっこう行き当たりばったりで、復讐譚もお決まり……
なのではあるが、やっぱりラストに向かって、わくわくしてしまう。
池波さんって非凡だよなあ……。
下手な人が書いたらどうしようもない話になりそう。
鬼平にもそんな台詞なかったっけ?
池波さんて登場人物の名前のダブりもけっこうあるよね
15 :
無名草子さん:04/05/20 14:45
今、「ないしょないしょ」ざっと流し読みしてみたんだが、
「いってごらん。わしは、お前の親代わりのつもりでいる。
その親にいえないような悪いことかえ?」
ってのしか見つからなかった。
ああ〜、俺もなんかキモくなってきた〜
>14
鬼平も中間の人が亡くなって田舎から出て来た
娘に、
>>6みたいな事言ってた。父と思えって。
18 :
無名草子さん:04/05/20 18:45
真田太平記読みたいのですが飽きませんか?12巻もあるので。
19 :
無名草子さん:04/05/20 18:50
>>18 あきません!!
私も読み始めるまでは躊躇しましたが、いったん読み始めたらとまらない、とまらない。
お買いになる時は4,5巻分はストックしておいた方が良いでしょう。
でないと頻繁に本屋さんを往復する派目になるかも。
20 :
無名草子さん:04/05/20 19:31
では読ませていただまきす!!
21 :
無名草子さん:04/05/20 23:35
まきす!? 「きます」ですね。
22 :
無名草子さん:04/05/21 03:14
>>6 狂乱の「男と女」ではないかな?秋山道場の旧門人、
高瀬照太郎の話。ただ、そのセリフがでてくるのは
話の途中ですが・・・。
>>19 池波正太郎の小説は本当に止まらないですよね。私も
剣客商売を読み始めたとき、3冊買ってきたのですが、
読み終わると本屋に行ってまた3冊。それも読み終わる
と我慢ならずに三度本屋へ行ってまた3冊。さらに本屋
に行ってみたが、閉店していて悔しい思いをしたことが
あります。本当、止まらない。
間違えました。「男と女」ではなく「女と男」です。
この話の内容を思ったら、えらい間違いだ。
24 :
無名草子さん:04/05/21 05:10
>>6 漏れもキモくなったので話の終わりだけ、全巻読んでみた。
でも、発見できなかった。きっと話の終わりでなく、小区切りの終わりなのでは?
話の終わりで長文はこれだけだった。
待ち伏せ
小さな茄子二つ
「帰ったら、お前の義弟に、今度の事件をすっかりはなしてやれ。そしてな、わしが貸した
百両は、月々いくらでもよい。かならず返すように申せ。それでないと、お上のお咎めを受
けることになるやも知れぬぞ。これを機会に、義弟の性根を、お前が叩き直してやるのじゃ、
よいか。そしてな、月々の返金は、お前が持ってまいれ。そのときにこそ三日の間、此処に
泊り、大治郎の道場へ行って稽古をしてもらうのじゃ。それが嫌なら剣術をやめてしまえ。
わしも門人とはおもわぬぞ。
その年齢をして、まだまだ剣術にしがみついていたいのなら、それ相応に一歩ずつでも先
へすすまなくては、生きる甲斐もないではないか。な、そうだろう。ちがうか・・・・・・?」
「その男」を読了。
うーん、人生の変遷を思わせる話ですね。三人の方がモデルになったと
ありますが、エッセーで、昔旗本で料理店をやっていた人は出てきますよ
ね?他は誰だったのか……。
ま、そんなことを知りたがるというのも詮無いことだとは思いますが。
26 :
無名草子さん:04/05/30 18:47
「その男」に続き「人斬り半次郎」を読み始めました。
「人斬り半次郎」を読み終わったら「幕末遊撃隊」の伊庭
八郎を読むつもりです。
戦国の忍者物もそうですが、池波さんの小説は結構他の
小説とリンクしていることが多いですね。それを見つけ
るのも、また楽しみです。
暇つぶしにドラマが好きだった鬼平を読み始め
並行しつつ剣客にも手を出してます。
よく言われていることですが、やはり食べ物がウマソー
学生時代ならいざしらず、神保町にすら簡単に行けない。
年に2〜3度行く時には山の上で必ずてんぷら食って、会計の
ときにちらっと奥を見る。そこから銀座に移動しぶらぶら歩いた
あと、資生堂(改装してしまったが)でお茶にする。
>>18 いまさらだが、真田太平記は途中で飽きないと思う。
初めて読んだ池波作品が真田太平記だったんだが、
あれを初めて読んでるときは幸せだったと思える。
もう暇な時間はいつも続きが気になって読んでた。
まぁ、短編以外はどれも続きが気になって飽きないと思うんだけどね。
短編集は一つ読み終わってから 本をどっかに置いちゃうと
たまに忘れた頃に出てくる・・・
30 :
無名草子さん:04/06/03 14:02
池波さんの料理に関するエッセイとか好きです。美食っていうほど
気取った物じゃない自然さが良い。
31 :
無名草子さん:04/06/03 21:37
四十七人の刺客読破!いいねぇやっぱり。
描写と場面の流れがなんともいえない
32 :
無名草子さん:04/06/03 21:56
そ、それは池宮彰一郎さんなのではないのか?池と郎は同じだけど。
せっかくなので、池波さんの「おれの足音」や「堀部安兵衛」も
面白いので勧めておきます。
33 :
無名草子さん:04/06/03 23:29
真田太平記を読み始めたんだけど・・・
一巻で嫌になった
「・・・」であった。
こういう同じような文章が頻繁に出てきてうんざりしてしまった
「うーむ」や「はい・・・いいえ。」をくどいまでに多用する
山岡壮八を思い出した
こういうのって作家の癖なんだろうか?
時代小説にしてはボギャブラリーが少ないのも気になったし
山本周五郎や吉川英治を読みすぎたせいだろうか
34 :
無名草子さん:04/06/03 23:39
池波はえろい
35 :
無名草子さん:04/06/04 00:49
エロさなら司馬遼太郎に勝るものはなし
精液が尻から太腿にかけてかかっている、とかいう描写まである
36 :
無名草子さん:04/06/04 01:06
いやいやエロさなら峰隆一郎だ。
女性がイクシーンには必ず、女が
「あーーーーーー」って言うのだからたまらない。
おいおいエロなら隆慶一郎だろ
なんせ幼女をアレしてコレして仕舞いにゃ……だからな
39 :
無名草子さん:04/06/05 22:51
池波正太郎の「男の作法」と山崎武也のそれは全く違うものなんですか?
40 :
無名草子さん:04/06/05 23:42
>>38 「吉原御免状」、「駆込寺始末」あたりを御参照のことね。
41 :
無名草子さん:04/06/06 09:34
>>39 山崎某のは知らんが
「男の作法」はハードカバー本で再販してたな
でまたこれを読み違えてる佐藤云々がどうとかこうとか
同じ「男の作法」で著者が違うから間違えたっぽい。池波正太郎のが読みたいんだ〜〜
43 :
無名草子さん:04/06/06 13:10
山崎某は三笠書房御用達の自己啓発本ライターだよ。
そこそこためになること書いてるけど、池波先生とはまったく別ジャンル。
44 :
無名草子さん:04/06/06 13:11
佐藤云々は全てが勘違いみたいな存在なんだから、ほっときゃいいよ。
池波先生なら「半可通が服来て、一丁前に勘違いしてらあ」と一笑に付すだろうな。
いまの佐藤や嵐山光三郎、山本益博あたりをみたら。
激しく五鉄で軍鶏鍋が食いたいぞ
といつも思ってしまうわけだが。
文庫の解説には不快になることが多かったけど、
戦国幻想曲(新潮文庫 平成12年発行)の北森鴻氏の解説は
良かったなぁ。
戦国幻想曲もユーモラスなところが多くて好きだっただけに、お気に入り。
>>47 両国のとある軍鶏鍋屋に行ったが
庶民的な値段ではないな
>>49 ガ━━━━━━━━(゚Д゚;)━━━━━━━━ン!
52 :
無名草子さん:04/06/11 09:43
>>51 外弟子の佐藤隆介氏も池波師にそう言ったそうな。
佐藤氏の著作「池波正太郎の食卓」からその一文を抜粋。
「『いまでも五鉄みたいな軍鶏屋があったら、三日にあげず通うのになァ……』
と、あるとき私がボヤくと、池波正太郎がいった。
『ないことはない。池之端の鳥榮へ行ってごらん。ただし、あそこの親父は講釈がうるさいからな、覚悟して行けよ』
さっそく駆けつけ、たちまち鳥榮のとりこになった。」
とあり、また、
「ここ二年近く鳥榮にはごぶさたしている。行きたいのは山々だがまったく予約がとれないのだ」
とも書いている。
ちなみにこの店、講釈がうるさいという親父は残念ながら亡くなっており、現在は二代目がその味を変わらず守っているそうな。
おすすめが6500円だそうだが、高いか安いかは、自分の懐具合との相談で答えを出していただきたい。
梅安読んで、彦さんの湯豆腐にはまった
一時期毎日豆腐食った
小説と違って体調良かったぞ
鳥料理屋というと
「幕末遊撃隊」に出てきた鳥八十という店思い出すな。
55 :
無名草子さん:04/06/16 22:36
>>53 梅雨時の今、まさに彦さんの湯豆腐ですな。
「鬼平舌つづみ」購入
池波作品の食い物を再現するのって本当に難しい。
読んだ人それぞれのイメージがあるから、作り手側が満足していても
食べる側は納得行かない場合が多いと改めて思った。
で、やっぱり自分で作るのが一番だろうと、
調理の専門学校通ってるのをいいことに、
放課後こっそり日本料理の先生と一緒に
池波作品の料理を研究してたりする今日この頃。
冬になったらシャモ鍋食うぞ!!!!
>>56 将来「池波食堂」でもひらいて、再現料理を出してくだせぇ
岡本綺堂の半七捕物帳「唐人飴」に池波作品とそっくりなのがあって
すこし驚いた。時代からいうと綺堂の方が先で、池波の方が後だが。
池波作品で、押しこみ強盗が暑いので覆面を脱いで汗をぬぐうと髷が
なかった、というのがなかったかな?やはり半七捕物帳でおなじよう
な話が出ている。興味ある方はweb青空文庫で一読あれ。
給料日まで懐が寒いのでよくいにん(なぜか変換できない)とか耳無草に山芋や梅の実を混ぜ合わせた「丸薬」で飢えをしのいでまつ・・・・orz
飛苦無も鍵縄も切れてまつ 墨流しもクリーニングに出しちゃったし だれか助けて〜
「男振」読了
池波センセが登場人物に注ぐ目線は優しいね
61 :
これってマジ?:04/06/25 09:54
605 :名乗る程の者ではござらん :04/06/24 23:51 ID:ezYxET/N
>>604 >池波が糞作家
糞作家だよ。少なくとも過大評価されている。基本的に
この人、低学歴で、時代劇書くための教養がないんだよね。
黒澤『影武者』見て、城に石垣もないし、城下町もない、
時代考証が滅茶苦茶だと文句付けて、自分の無知を
暴露してしまったのは有名な話。
戦国時代の東国の話だから、城は石垣ないし、城下町
ないのが正しいだけどね。まぁ、時代考証が全てでは
ないけど、教養や基礎知識がないのに、無理して小説
書いてるんで、読んでいて嫌になることは多いね。
http://tv6.2ch.net/test/read.cgi/kin/1077542858/
>>61 時代考証は読者が違和感を感じなければよろしいかと。
歴史教科書を読んでいるわけでも、まして、日本史研究のために読んでいる
わけじゃないのだから、細かいことは別に気にならないけど。
史実で間違いがなにも無いがつまらない作品よりは、
誇張などが入っていても面白い方がいいでしょう。娯楽なのだから。
学歴についてどうこう言うのは馬鹿馬鹿しい。
まぁ、他人の作品の批評で間違いを述べたのなら多少恥ずかしいだろうが。
と、ここに書いてもしょうがないんだろうけどね。
影武者って1980年だかそのへんの作品でしょ?
そういう発言は聞いたことがないし、
>城に石垣もないし、城下町もない
だなんて、普通に考えて、それ以前から真田太平記その他戦国物を書いてきた人が
そんな中学生でも間違えないような誤指摘するとは考えにくいです。
まあ、ろくにソースも出さない煽り厨はスルーが一番ですよ
>>61さん
名前:名乗る程の者ではござらん 投稿日:04/06/26 08:59 ID:???
>605
スレ違いだとは思うが余りにも酷い発言なので一言言わせて欲しい。
言ってることが事実と反対だ。
>この人、低学歴で、時代劇書くための教養がないんだよね。
低学歴と時代考証とは関係が無いだろう。というより時代考証に拘る
製作者のほとんどが低学歴なんだが。黒澤も内田吐夢も
長谷川伸も藤沢周平も吉川英治も山本周五郎も、みんな低学歴だよ。
あと、池波正太郎の教養は「時代考証が正確だ」として
日本歴史学会の学界誌でも賞賛されているレベル。逆に黒澤の「影武者」は
歴史学的にありえない描写ばかりで、七人の侍の正確さに遠く及ばないと
批判されている。
>戦国時代の東国の話だから、城は石垣ないし、城下町
ないのが正しいだけどね。
池波正太郎が批判したのは「乱」。指摘内容も城に堀が無いというもの。
堀の無い城と言うのは歴史上存在しなかったので指摘は正しい。
65 :
無名草子さん:04/06/27 19:13
(age…)
であった。
66 :
無名草子さん:04/06/27 21:00
剣客商売って後半の作品、出来が悪いね。それに比べ鬼平は後半の作品が断然面白い。
先生、鬼平には愛着が沸いてきたけど、剣客商売は書くのが嫌になったって、心境だったんじゃない?
そうか・・・?
であった。
バイアン
71 :
無名草子さん:04/06/29 07:42
エッセイに出てくるどんど焼きの話、
編集部で作って食べさせたら大好評だった、ってご満悦だけど、
そりゃ好評を博するに決まってるじゃねえか!
たとえ不味くっても「旨くない」なんて天下の池波先生相手に言えるかよ!
と、初めて読んだ高校生の時思った(w
いや、確かに旨そうではあるんだけどね。
ところで時代小説と歴史小説の違いってなんでつか?
時代小説
「この作品はフィクションです。作品に登場する団体・人物・事件等は実在の
ものとは関係ありません。」
歴史小説
「作品はフィクションですが、作品に登場する団体・人物・事件等は実在の
ものと関係あります。」.
焼きそばを作る時に、麺にダシ(or清酒)をふりかけてから焼くと
ウマイって書いてあったので、マネしてみると確かにイイ味に。
75 :
無名草子さん:04/06/30 21:55
ウサチュー萌え
細川峯太郎萌え
あまり時代劇が好きじゃなかった彼女に、池波のエッセイを渡して読ませてみた。
「女性に関する視点では納得できないこともあるけど、面白いと思う」だそうで。
確かに(江戸っ子らしい照れかも知れないが)今の男性より喋りが乱暴だし、母と妻の共通の敵に、という発想は
現代人じゃなかなかできることじゃないしね。
しかしともあれ好評で何より。
彼女と今度フレード・ロールナツをやってみるつもり。
で、ここまで書いてて、うちの父親が長い時間をかけて母と母の兄(伯父)を池波読者に仕立ててたのを思い出した。
ダブルベッドの枕元に藤枝があったり。
なんかこまめに取り替えてたり、いそいそとどんどん焼きを作ってたり、がんばってたな。
かんでぇ、かんでぇ〜
池波初挑戦しようと思っているんだけど、まず最初に何読めばいい?
多少長くてもいいなら、真田太平記。
短いのが良ければ、戦国幻想曲、堀部安兵衛、さむらい劇場、男の秘図
連載物なら剣客商売か鬼平。
短編集だったら夢の階段
>>79つぁんが、もしも、時代小説てぇものに、初挑戦なら、
短編でいいものがござんしてねえ、読みやすいうえに、
抜群におもしろい「にっぽん怪盗伝」角川文庫てえのがありやす、へえ。
それで気に入ったつうんでしたら、エッセイ「男の作法」「食卓の情景」新潮文庫
気楽に読めて、そのうえ、・・・あっしが言うのもなんですが・・・
・・・大正生まれの、古き良き時代の日本人の気質がわかる・・・
ってなもんでさぁ。へえ。
金出すのが惜しいなら図書館行けばあるです、へえ。
まあ、図書館に行くのもめんどくせぇ、てなことになると、
あんさんもかなりな「いけず」ですなぁ、へへへ
まぁ、能書きはこれくらいにしといて、とりあえず本屋で目に付いたものを
手にとってご覧くだせえ。ここでいろいろ語るより、
そっちのほうが、あきらかでござんしょう。へえ。
長さ的にちょうどいいし、おいしそうな写真も付いてるしで
「散歩のとき、何か食べたくなって」はどうだろう。
あるいは、剣客商売の1巻。俺はこれを進めた。
キャラが立ってるし、それぞれ独立した短編集だし、鬼平よりは市井の話ということでとっつきやすそうだし
この間ドラマでやってたし。
今なら「幕末新撰組」とかいいかもよ
大河ドラマがコントにみえる
剣客商売 … あまりにもまぶしすぎて、薄汚れたあっしには向きませんでした_| ̄|○
鬼平犯科帳 … 清濁の絶妙なバランスがたまりませんですハァハァ
仕掛人・藤枝梅安 … 梅安さん、もうちょっと手加減してください。読んでるだけなのに、刺された部分が痛くなります
85 :
無名草子さん:04/07/03 17:49
真田騒動を読んで気に入ったら真田太平記を読むのがいいかも
恩田木工の墓参りでもしてくるかな
86 :
無名草子さん:04/07/03 20:22
>>73-73 昔、柴田錬三郎が、「柴錬さんの歴史小説……」といわれ(週刊プレイボーイ「円月説法」)、
「おれは歴史小説ではなく、時代小説を書いてるんだぜ」と回答してた。
歴史小説は武将モノ
時代小説はチャンバラ
>>87 (それでは藤沢周平は分類できまい…)
このことである。
89 :
無名草子さん:04/07/04 09:12
>>87>>88 それでは藤沢周平のこと、
(分類できまい…)
このことである。
だれだったかな、もう時代小説と歴史小説の区別なんて曖昧なものだから
作家が名乗ったほうで分類したほうがいいって書いてたな。
時代考証が緻密になった昨今は特に。
91 :
無名草子さん:04/07/04 15:36
>>90 ちょっと違うけど、最近は直木賞と芥川賞の区別も付かなくなってきた。
わざわざ区別をつける時代じゃなくなってきたのかも。
皆さん、お薦め感謝です。読んでみます。
時代小説では山風をよく読んでいるんだけど
他の時代物にもチャレンジしてみようと思いまして・・・
以前、司馬遼の「梟の城」読んでみたけどいまひとつピンとこなくて
今度は池正の(略ウザ堪忍)世界に挑戦する気になったというわけです。
ちなみに、宮部の時代モノも手に取りましたが、それはそれで面白い
のですが刺激が足りませんね。
時代小説って、作家によって相性の良し悪しがハッキリしていますから
池波小説と相性良いことを願っております。。。。。
鬼平ってよく「ほろ苦く笑う」けど、その「ほろ苦く笑う」ってのはどんなんだ?
どうも具体的に絵が浮かばないので、
(相応の画像のリンクを貼ってもらえないだろうか…)
このことである。
具体的な顔を出せといわれても、吉右衛門の(漏れの世代だと彼だ)顔なんて持ってないし。
たとえば、自分がかつて恋焦がれていた(そして今は一応折り合いが付いている)人の結婚を聞き
祝福する気持ちがあるときの笑いかたというか。
微苦笑というところかな?
>79
自分は、まず豪壮で派手な隆慶一郎の戦国物にはまり、
ついで池波正太郎の闊達自在な江戸物にはまり、
藤澤周平の描く田舎武士の素朴な一生を描いた海坂藩ものにおぼれ、
最後は宮部みゆきの、斬り合いすらないようなのんびりした市井物にはまってしまいました。
刺激なんていろいろあるもんですよ。
>>92 山風にハマってたんなら、柴田錬三郎の作品が一番合うかも。
主人公がかかえてる暗さが似てるし、エンターテイメントに徹する
手法も多少タイプが違うけど共通してる。
どんどん焼きの詳しい作り方の載ってるサイトないかなあ?
カツレツの作り方がいまいちわからんです。
100 :
無名草子さん:04/07/12 18:28
>>92 司馬遼の「梟の城」は俺も面白くなかった。
彼の作品なら「花神」と「国盗り物語」が傑作だな。これは面白い。
池波さんはやっぱり「剣客商売」がブッチギリで最高。次点で「真田太平記」が良い。
これは絶対にオススメしないけど、峰隆一郎の柳生十b(うわー、なにをするやめ
101 :
無名草子さん:04/07/13 11:53
池波さんの文庫本をほとんど読破したつもりなのですが
どこかに出版社別の文庫本のリストが出てるサイトないですかね?
しらね
103 :
無名草子さん:04/07/16 00:54
峰隆一郎の作品で楽しく読めるのはセックs(うわー、なにをするやめ
女ざかりの凝脂age
そういえば、何か印象に残った作品やシチュってある?
漏れは厨房のときに読んだ作品で、もう名前も覚えてないが
敵討ちをしようと旅立った若い侍が、当の仇にレイープされて
なし崩し的にウホッな関係になった話。
ありゃ思春期にはきついよ。
わかんないよう。
>>110 朝っぱらから濃いいものを見てしまった。
105の気持ちが分かった
112 :
無名草子さん:04/07/21 12:52
なぜだか知らないけれど、『おみよは見た』がものすごい好き。
113 :
無名草子さん:04/07/21 15:18
真田太平記全巻買ってきた
2500円で
土用の丑の日
又六の焼く辻売りのうなぎが食いたい
はぁーい
115 :
無名草子さん:04/07/21 17:51
『仇討群像』の、武家の奥方が夫の仇を討ちにいって、
そのまま仇と夫婦になってしまう話が印象深い。
>>110 ごっつぁんでした。
>114
でも又六の鰻は骨もとってないしただ丸焼きにしたのをたまり醤油で食べるだけだから
脂っこいし、蒲焼などよりおいしくないと思う。
おまけに下賎の食い物だから、下層の町人風情でないと食えぬな。
>>116 どちらのお武家さんで?
さぞご立派なもんを食ってらっしゃるんでしょうねぇ
そなたよりはましなものをたべておるであろうよ。
>118
さては、このあたりでいい女(の)でもできたかえ。
120 :
無名草子さん:04/07/23 21:57
毛饅頭じゃよ
ああ、かね子や、かね子や。
おお、そうだ。時期もいいし昼飯は「前川」のうなぎでもとろうかね。
テレ朝でウナギ特集キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
>>121
いま、見てるだろ
123 :
無名草子さん:04/07/24 10:18
昨日昼、池波小説読んで、ヘルスに行きました。その帰りに蕎麦を手操ったりして・・
で、夕方、またヘルス行きました。その帰りにステーキ食ったりして・・
夜はグッスリ! 性欲・食欲・睡眠 全て満たした一日でした・・・・・・
124 :
無名草子さん:04/07/24 10:58
125 :
無名草子さん:04/07/24 14:12
ダイエット中に読むべき本ではない。腹が減ってたまらん。
前スレに池波小説読んでやせたってレスがあった。
腹が減ったら食え。あわせて剣術修行もせよ。
>127 忠吾ではないですけど・・・たまさかには
よいではありませぬか。
あは、はははは
昨日は昼の子も夜の子もよかったですね。
こないだ氷川きよしかなんかの浅草食べ歩きの番組で「前川」でてた。
鰻がうまそうなのは良いとしよう。池波正太郎のことを写真入で解説してくれたのもいい。
でも鰻が時価7000〜11000って取りすぎだ・・・なんだそりゃ。
あんなのを気軽に食いに行けるって、やっぱすごいわ。
130 :
無名草子さん:04/07/25 19:45
そんなに高いか?
季節が季節だし、さもあろう。
>132が元締めに締められますように。
真田町と松代をつなぐ道のちょうど中間にオコウ山
というのがあるんだがお江と関係あるデスカー?
テレ朝で一本うどんキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!ウホッ
今でもあんのか、一本うどん・・・
自分の中で、「一本うどん」という言葉が「男色」とセットになってしまっている
なぁ。
自分は「梅安シリーズ(ただし短編)」が好きです。
>138 同じく梅安シリーズ好きです。
鵜ノ森の伊三蔵が印象的ですね、個人的には。
梅安では「殺気」と「秋風二人旅」がすきだったなぁ
梅安だけ読んでないや。そういえば。
142 :
無名草子さん:04/07/30 17:26
うちの息子が爪の間にぐっさりトゲを刺してしまいましたorz
おもわずお館様の拷問を思い出してしまい、ぞっとしたです。
143 :
無名草子さん:04/07/30 18:18
ご主人はどちらへお盗めですか?
問:「い」で始まる言葉を書きなさい。
答:「いそきばたらき」
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
問:「う」で始まる言葉を書きなさい。
答:「うしくぼのじんぞう」
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
問:「〜たら・・・は」を用いて短文を作りなさい。
答:「こんなちくしょうばたらきはゆるしちゃあおけねえ」
147 :
無名草子さん:04/07/31 00:04
ツマンネ・・・・やめてくんねえかな!?
しかしネズミの糞を入れる女中というのがよく出てくるな。
>>147のような人間を、場の空気が読めない馬鹿だというのだ。
最近は、このような若者がまことに多い。
150 :
無名草子さん:04/07/31 14:32
>149 寒いし、オマエのオナニーするところじゃねえだろ?
大体センスまるでなし
本人は うまい とか書いて欲しいのか・・・・?
池波さんみたいな作家はもう出てこないかなー。
おまいら時代小説ってチェックしてますか?
お勧めの作品を教えてもらいたいんですけど。
池波さんの作品では、江戸の暗黒街が好きっす。
153 :
無名草子さん:04/08/01 09:30
池波さんが好きならこれからは長谷川伸だね。
154 :
無名草子さん:04/08/01 10:31
>>153 別府市のサイトでは、なぜか永谷川伸となっている。
いちおうメールは送ったんだが。
155 :
無名草子さん:04/08/01 10:48
>153 誰なんですか?
別府に住んでるのに・・・知らない・・・・・
>>155 池波先生の師匠の劇作家。
「瞼の母」の作者だって言えばピンと来るかな?
っていうか「瞼の母」そのものを知らねえか。
氷川きよしの「番場の忠太郎」で少しは長谷川伸にライトあたらんかのう。
せっかくだから、氷川の次の新曲は「駒形茂兵衛」で。
158 :
無名草子さん:04/08/01 20:36
>>155 別府とは関係ないよ。
ちょっと油屋熊八について調べていたら、別府市のサイト内にある別府温泉についての記述の中に見えるだけ。誤解させてしまって申し訳ない。
>>156 他にも、長谷川氏主催の「二十一日会」や「新鷹会」出身だと、山手樹一郎、村上元三、山岡荘八、戸川幸夫、平岩弓枝などのそうそうたるメンバーが育っていますね。
>>156 一本うどん、違う、『一本刀土俵入』の作者ですな
池波氏も恩師に及ばず、ってことで一本刀のようなタイプの作品は
一作しか書かなかった、とどこかのエッセイで言ってたな。日曜日の万年筆だったか?
162 :
無名草子さん:04/08/01 23:43
冗談で長谷川伸ってカキコしたら有用なマジレスが!ありがとう。
子母沢寛もいいよ
伊庭八郎のこと書いてるし
>159
どうも君は男色に毒されすぎてるようだね。
165 :
無名草子さん:04/08/02 18:03
【長谷川伸の弟子】
池波正太郎(「鬼平犯科帳」「剣客商売」)
山手樹一郎(「遠山の金さん」「桃太郎侍」)
【山手樹一郎の弟子】
小池一夫(「子連れ狼」)
【小池一夫の弟子】
高橋留美子(「犬夜叉」「うる星やつら」)
原哲夫(北斗の拳)
堀井雄二(「ドラゴンクエスト」)
鬼平も剣客も金さんも桃太郎侍も子連れ狼もラムちゃんもケンシロウもドラクエも
全て長谷川伸から派生していったヒット作と考えると、ある意味恐ろしいな。
そういえば小池一夫原作の「花縄」(ビッグコミック)は、
鬼平と元相撲取りの無宿人、この2人が主人公だ。
池波正太郎と長谷川伸の双方から本歌取りしているのね。
>>165 へぇ〜。
はまってたやつが、今はまってる作家の弟子って
なんか不思議な気分だ。
すごいなあ、長谷川伸。
時代小説や芝居関連だけかと思いきや、めぐりめぐってドラクエまでか。
どうもイメージから、横浜でラウメンとシウマイを食ってた人という印象しかなかったんだが。
169 :
無名草子さん:04/08/02 21:32
読み方は「はせがわしん」であってますか?
>>169 あってます。
長谷川伸は『国姓爺』しか読んだことないなあ。
タイトルに関わらず、国姓爺の父鄭芝龍(テイの字が自信ない)
が劉香を倒して海賊の頭領になるところで絶筆。
171 :
無名草子さん:04/08/03 20:22
夕暮れを見てたら無性に色街へ行きたくなって・・・・
さっき終わりました。エヘ
172 :
無名草子さん:04/08/04 08:24
>>171 石川啄木よろしく、10人ばかしの女を買ったとか?(笑)
173 :
無名草子さん:04/08/04 09:08
神田に「うさ忠」って飲み屋があった
今度いってみるかな
175 :
無名草子さん:04/08/05 12:51
>>162 その名前、冗談で出せるほど、安くはないゾ。
アニメ・鬼平さん
「ウサチュウのなつやすみ」
って、ここでどれくらいの人に通じるんだろう?
しかし、剣客商売って、当初は小兵衛の方がメインではあるが、小兵衛と
大次郎の、父子鷹で二枚看板って感じだったのに、大次郎の方は身を固め
てからは、すっかり脇役になっちゃうんだよなあ。
>>177 オレもそう思った。今、「暗殺者」まで読み進んだんだけど、大治郎全く活躍無し。
それはそうと、小兵衛ってやたらと下痢するよねw
昨日の「クイズ$ミリオネア」で「鬼平犯科帳の作者は誰か?」という問題があった。
出場者は電話で応援団に聞いていたんだが、そのとき「あああ、ここの住人さん達なら
秒殺(瞬殺?)だったのになー」と思ったよ。
たまに自分の好きな分野が出題されるとなんかうれしい。
181 :
無名草子さん:04/08/20 23:39
>>180 そんなのここの住人じゃなくたって瞬殺じゃないか?
「一線を退いた老脚本家が主人公の小説『原っぱ』の作者は…」
っていうんだったら話は別だけど。
>>181 自分もそう思ったんだけどね。
テレビドラマ化された作品でも原作者までは知らないっていう人は結構多いのかなぁ…。
183 :
無名草子さん:04/08/22 23:43
今日の読売朝刊、野菜の広告で鬼平と剣客が引用されている。
古本屋行ったんだけど、探してたのなくて「幕末新撰組」買った。
いきなりヽ(・∀・)ノ●ウンコー入り大福が出てきてびっくりw
司馬でもいきなりうんこがあったよね。
健康な子供の排泄物にふさわしい、あざやかなものってナンでしょう?
^^^^^^^^^^^^^^
187 :
無名草子さん:04/09/11 22:56:57
肉置きage
188 :
無名草子さん:04/09/11 23:03:21
棒切れのような体の私は池波先生の小説の中では抱き甲斐のない魅力ゼロの女ですね。
何を仰られる
人の好みは千差万別
木村忠吾なぞ、細身の女性をこよなく愛したではありませんか
190 :
無名草子さん:04/09/12 09:29:28
細身ながらも女ざかりの凝脂に漲っていれば問題ないかと存じます。
191 :
無名草子さん:04/09/12 21:23:54
すみません、食べ物のエッセイばかり読んでて。
資生堂パーラーいいなあ。
図書館に「おおげさがきらい」「わが家の夕めし」「作家の四季」等々…
未見だった未刊行エッセイ集があったので、とりあえず上記の3冊を借り、
夜な夜な読んでます。
昭和30年台のエッセイは、後年のそれに比べると「やはり若い…」と言うか
行間からエネルギイがにじみ出てる感じがします。
「本所・桜屋敷」のように昔の憧れの女性が悪女になるのを
見るのとセカチュウのように若くして死に別れるのは
どっちがつらいかな〜とか考える今日この頃。
195 :
無名草子さん:04/09/18 00:03:57
>>194 どっちにしろ
「それにしても女は恐いものだor強いものだor哀れなものだ」
このことである。
で片付いてしまうのが池波ワールド。
女のことなんてぐじぐじ考えるな!
京都の許嫁が死んだってぇのに、
間もなく同僚の娘を娶ってデレデレしてる兎忠を見習え!!
196 :
無名草子さん:04/09/18 00:56:46
このことである。
「女はその場がよければいいのだ。先のことなど考えもしない。」
台東区立図書館の池波コーナーは充実してる
ついでに記念文庫で革製の文庫カバーなるものを買ってみた
これがなかなかよい。
使い込んで行くうち私の手に馴染んでいきそうで楽しみである
199 :
無名草子さん:04/09/23 09:40:37
肉(しし)おきの良くない女ですが、太りたくはないです
お肉が付くところには付いている、のと
単なるデブはまったく違います
痩せてりゃいいなんて考え方は(・ A ・)イクナイ
以前「男の系譜」(だったかな)
っていう本読んで、池波正太郎って物事の好き嫌いが
かなり偏ってるな、と思って敬遠してたんだが
今更鬼平を読んだらめちゃくちゃおもしろくて一日一巻読んでる。
好き嫌いが激しいってのはむしろ美点なのかもね
妖怪葵小僧になりたい
うちの彼女はエッセイを読んで、大正男の嫁を見下すような言い方が嫌い、といってたが。
どこかの巻末にあった池波豊子氏の文を読むとそうでもないんだよな。
つまりは人前で身内を褒めるのを良しとしない、昔風の人ってことだったんだろう。
そしていい加減彼女の尻に敷かれてる俺は、
池波氏からすればカメラマンの某氏のように「舌打ちをしたくなる・・・」人間なんだろうなあ・・・orz
204 :
無名草子さん:04/09/23 23:07:07
>>198 俺も半年ほど使ってるけど、値段の割には凄く丈夫ですよ。
手にも馴染むし、気に入ってます。
俺も郊外の農村に遊びに行った帰りに
美味い蕎麦でも食いたい
池波ワールドの江戸は理想郷だよな
物騒だけど
206 :
無名草子さん:04/09/24 03:05:59
俺も最近鬼平読んでるんだけど、
途中からいきなり五郎蔵とおまさが夫婦になってて面食らった。
どこか読み落としてるのかな?
それは思いっきり読み落としてるよ!
208 :
無名草子さん:04/09/24 14:11:33
>>207 やっぱりそうか。
何ていうエピソードで結婚するの?
同心の中では山田ハァハァ
210 :
無名草子さん:04/09/24 18:38:16
211 :
無名草子さん:04/09/24 23:31:54
>>210 教えてくれてありがとう。
1巻から順番に買ってたつもりだけど飛ばしちゃったみたい。
早速買ってきた。
お雪の乳房、でアシストに徹したのが山田だったよな。
でも彼は一応、与力だぞ。
この人の本ってよく売れるねー
山田って与力なの?
にしては貧乏だな
鬼平犯科帳の世界、によれば山田姓で有名な市太郎は同心。
妻の病気で金に困った山田に
鬼平は五両あげたシーンはホロリときた
最近池波作品読み始めたばっかなんだが
鬼平の世界と剣客商売、藤枝梅安の世界って
つながってるの?
平蔵が秋山小兵衛について言及するくだりはある
それ以外はどうだったかな
>>218 知り合いだったのかよw
剣客が田沼、鬼平が松平だから
そんなに時代離れてないよな
220 :
無名草子さん:04/09/25 17:54:08
同じ話の短編版と長編版ってのが多いな
小杉十五郎が仕掛人になったそもそもの原因は牛堀クマさん道場の跡目争いだし。
>知り合いだったのかよw
知り合いじゃ無いけど、話の中で小兵衛の名前が出た時に平蔵が、
「秋山小兵衛先生か、世にお隠れになってしまったが稀代の名人と聞いた…」
みたいな事を言ってたかと。
ちょこちょこと話が繋がってるよね。
番外編みたいので、小太郎と辰蔵が知り合って協力して悪人退治……
みたいのも想像すると面白そうだ。読んでみたい。
辰蔵「父上、今日は道場にて恐るべき剣士に出会いました。
秋山小太郎とかいいまして、まだ若いのですが……」
平蔵「何、秋山?もしやあの秋山先生となんぞ縁のある……」
みたいな。野暮ですか?すいません。
223 :
無名草子さん:04/09/26 00:05:59
>小太郎と辰蔵が知り合って協力して悪人退治
辰蔵役立たず(w
親父ほどじゃないだろうが、後半の辰蔵は市ヶ谷の坪井主水道場の四天王なんていわれて
襲ってきた曲者を斬って倒したりしてる。
秋山小兵衛は、文庫「助太刀」収録、「寺尾の治兵衛」で、昔平蔵が田沼の御前で佐久間伊織と試合をした際
審判を務めた、とあるな。
彼は平蔵の剣の師、高杉銀平とほぼ同年代のはず。小兵衛は本所の高杉なら知ってたかもね。
>>224 確かに辰蔵、後半はそれなりの腕になってるな。
だからこそ小太郎の引き立て役にふさわしいとも言えるw
鬼平でも梅安でも、秋山大治郎の名前すら出てこないのは、
やっぱり田沼失脚とともに表舞台を去ったということなのかねえ。
秋山小兵衛って90歳ぐらいまで生きるから
平蔵のころにはまだ生きてるんではないだろうか
227 :
無名草子さん:04/09/26 17:18:13
下らん落語読まされてるみたいで嫌い(`・ω・´)
>>225 早死にしたか、橋場の小さな道場の主として一生を終えたか・・・
まあ田沼が権力を握ってたとして、彼が義理の息子として顔を広く知られるようになるとも思えないが。
くだらん落語かぁ、なんとなくわかるような気もする。
でも年取るとそんなことが現実に起こったりすることを知るんだよな〜。
結局この世は黒白じゃないってことか。
これを飲めば女郎を五,六人でも抱けるという
芋酒飲みたい
まあ親爺向けの作家だと思うよ。うるさいくらい濡れ場も多いし(w
工房の頃は司馬は読んでたけど池波は読めなかった。
両方好きだったよ、工房時代
司馬と池波じゃ読むスタンスがまったく変わってくるし
池波小説、というよりも鬼平や剣客かな
主人公のあまりにも常人離れした部分がちょっとどうかと思ったことはあった
平蔵や小兵衛がどしんと中心に据わる事で、物語に安定性や安心感が生まれるのも確かだけど
特に連載後半は、危機に直面したときの人間の危うさや脆さが損なわれてしまっているような
もっとも、脇役達の絡み合った人間模様がそれを補って余りあるのだけれどもね
伊三次の死も衝撃的だった
俺はエッセイから入った人間だから、最初は時代小説があまり読めなかった。
藤沢や司馬なんかと比べて人間の泥臭い部分を多く書く人だったしね。
昔、俺が時代小説の侍に求めてたのは英雄だったと思うから。
新潮や文春の連載もあまり読まなかった。
池波が死んで新刊が出なくなった今になって面白さに気づき始めた。
不思議なことに、彼が死んでから後になって、彼のキャラが俺にとって生き生きとしてきたように思える。
兎忠みたいな半人前キャラ好き
火盗同心の強さ議論しようぜ
236 :
無名草子さん:04/09/29 19:37:39
剣術は小柳が一番強いんじゃないの?
剣術では沢田と言うことになってますが?
238 :
無名草子さん:04/09/29 21:51:44
健脚商売
飛脚の話か?
小柳同心、それほど強いわけじゃないんだよな。ただインパクト強いだけで。
取縄は嫁さんレイープ事件の松永同心だし
剣はどこぞの流派免許皆伝の沢田小平次か目録持ちの筆頭同心・酒井佑介。
登場回数の多い中では
一刀流沢田 ?流酒井 縄と僧侶松永 捨て身の小柳 ラビット木村 算盤細川 の順??
よく言われる事だと思うけど
剣客〜でも見るけど、相手を飛び越えざまに頭を蹴りつけるってのは想像しながら読むと少し萎え
あと、船頭友五郎の島送り?は無かった事になってるのかな
そう、小兵衛とかがよく、怪鳥のごとくとびあがり……とか言って
すごいジャンプしたりするけど、いくら何でもマンガかよ、とか思っちゃうよな〜。
>船頭友五郎の島送り?は無かった事になってるのかな
し〜〜っ!(w
小柳って香川照之が演じてたよな
何巻かで、沢田、酒井、小柳、山田ら腕利きの同心が・・・
って記述があった。たしか身障のやつが冤罪にかけられる話だったかな
真田太平記に出てくる馬場彦四郎が、
田代まさしみたいに見えちまった。orz
与力で言えば確か富田達五郎も強かったけど、
彼は7代分の祟りが一度に来たかのような悲惨なことになったし。
>そう、小兵衛とかがよく、怪鳥のごとくとびあがり……とか言って
すごいジャンプしたりするけど、いくら何でもマンガかよ、とか思っちゃうよな〜。
そこでPS2格闘アクション剣客商売の登場ですよ
おはるも参戦
佐藤隆介ってほんとに・・・クソバエみたいな男だな。
なんだかんだ言って、いろんな意味でウサチュー最強に一票。
兎忠は事務能力は人並みにありそう
佐藤隆介氏自体は特にどうも思わないけど、
いつまでたっても師匠の影から抜け出せない、抜け出させてもらえない人なんだなと思ったよ。
もうかなりの年だろうに。
亡師と池波を仰いでいるが、池波は亡師・長谷川伸の模倣はしなかった。
中途半端に池波の文章に似せてるだけに、かえってかわいそうに感じる。
250 :
無名草子さん:04/10/01 00:12:09
小柳は妻子失うまでは剣の腕はさっぱり。
その後、坪井道場に通ってめきめき腕を上げるけど、
確変した辰蔵に「私も3本に1本は取られる」「まだ小柳ごときには・・・」と言われる腕前。
有名どころでは沢田、酒井以外は剣は二流以下じゃないかな。
それでも町人上がりの盗賊には十分なんだろうけど。
軍鶏鍋食ったことないけど美味いんだろうな
血闘、なんかの特殊な事情を除いて、大勢の取り方と共に打ち込むんだから
それほど剣の腕がなくても勤まるんだろう、と思うよ。
基本的には殺さず捕らえる、という方針の様だし。
佐藤へのむかつきを俺もちょこっと・・・
他人のふんどしで相撲とって金まで取る佐藤
のくせに薀蓄がたり。文体は人真似。
池波未亡人に印税のいくばくかは払えよ。
もう書かないので許してください。
与力や同心って何人ぐらいいるんだろ
6,7巻に平蔵が任命されてから与力二名、同心七名が死んだって
書いてあったが
ぐぐって調べれ。
長谷川家は御先手弓組、佐嶋は出向という形のため、公式にはまだ御先手堀帯刀組下。
火盗改メの場合およそ与力10騎、同心50名。
しかし佐嶋のような与力の下につければいいけど、
新任の子供みたいな与力の下につく腕っこきの同心は大変だろうな。
こういうとき、完全世襲制って不便だよなあ。
つーか、江戸以前の警邏状況を見るたびに顔が青くなっていく。
それにしては治安よさそうな感じがするけど
他の国の都市にくらべて
でもどんなバカな若者とかでも侍の身分であれば
常に大型の凶器を腰にぶら下げてるってのは結構恐い感じ。
当時、下らないケンカ、酔っぱらいなどが
殺傷事件に及んだとかいう話も結構あったようです。
まあほとんどの人は手入れでもする時以外抜く事なんかないんだろうけど。
>>259 故に「人切り包丁」なんて嘲られたりもするわけで。
池波正太郎が書いた斎藤道三とか読んでみたい
>>258 住民のモラルじゃないかな。地域ごとの自警組織、あるいは後の自身番なんか。
池波の言うような一種のユートピアでなかったにせよ。
地域の顔役などがやくざ・無頼どもを抑えてたということもあるし、識字率や教育の行き届きという面もある。
なにより、わけのわからない死体が見つかっても「あ、そう」で済ませてたということも大きい。
ごろつきどもは捕縛しても所払いで江戸市中から追い出していたから
中心部は安全でも郊外の治安はかなり悲惨だったワナ
264 :
無名草子さん:04/10/03 18:13:35
>なにより、わけのわからない死体が見つかっても「あ、そう」で済ませてたということも大きい。
治安よくないじゃん(w
軍鶏鍋って美味いのか
>>245 剣客無双? まあ、今度の戦国無双に真田太平記のお江は出てたけど。
・・・設定だけ、な。口調、格好などは多分原作読んでたら卒倒しかねんほどとんでもない。
同心無双
十手や捕縄、熊手や投網で狂賊を一網打尽に!
268 :
無名草子さん:04/10/07 01:03:07
細川峯太郎が強引に結婚させられた件はいくらなんでも可哀想な気がする。
当時のケコーン→男をしっかりさせるための一服の清涼剤ってとこだから
今の恋愛結婚重視の風潮では違和感を覚えるのも無理はない。
なんで清涼剤なんだよ(w マジボケ?
ないしょないしょ
最期の2頁で泣いてしまいましたよう
冥土に旅立つ前に脳裏に浮かぶのは、最後の夫じゃなくて
最初の男ですかー・・・
深いね。(でも違和感ナシ)
>>266 ゲーム好きの友人に「お江がモデルっぽい
くのいちが出てるぞ」と言われて買った
のだが、凄い破壊力だった。
風呂入ってるとこ囲まれて、すぽーんぽんで
戦ってるムービーと
川中島の冒頭で幸村と視線交わしてるのは、
いい感じだったが、
しゃべるとあかん。ほんまにあかん。
くのいちばかりでプレイしているのは、
ここだけの秘密…んがぐぐ。
にゃは♪ とか、ありえな〜い、とか・・・やりすぎだぜ光栄さんよ。
服装も池波言うところの「乞食ルック」だし。
いま銀座日記読んでる。
映画観まくり
うまいもん食べまくり
絵描きまくり
仕事もきっちりこなしまくり
ねこ大好き。
こんな元気な年寄りになりたい。
と思う無気力病に悩む自分。
長谷川平蔵ってほんとに50歳で死んでるんだな
BS2で「その男」の映画版があるね。
狼よ落日を切れ、だっけ?
>>274 でも最後のほうを見ると万事辛そうなのが・・・
「酒も飲めなくなってしまった、食べたいと思う気力もない」と言ってるのが悲しいなあ。
67って、今の爺さんにとってはまだまだ第二の青春あたりなのに。
279 :
無名草子さん:04/10/09 12:13:00
おまいらサライ読んだか?
>>279 読んだ。絵がたくさん見れたのが良かった。
ところで最近あちこちの本屋でやたら「男の作法」をプッシュしてるのを見るけど
なんかがきっかけで流行ってるの?
剣客包丁ごよみのP128〜145がごっそり抜けてた、、新潮におくったった
282 :
舐め役:04/10/10 15:13:15
最近は夜のお勤めもさっぱりでござんして、
舐め役からも足洗ってかたぎになろうと思っていやす。
283 :
無名草子さん:04/10/12 08:51:10
嘗め役もそうだが、結構この人造語が多い。
あと、蕎麦を手繰るとは言わないと思うが、蕎麦はすするものだろうね。
たぐるは別に造語ではない。手繰るとすするでは使い方も違います。
>>283 蕎麦すすってたらまずそうだなぁ。
かけ蕎麦すするってのならまだわかるけど。
蕎麦っていったら普通笊や盛のことだから
はっつぁん、くまさんにぶっとばされるよ。
もしかして関西の方ですか?
と釣られてみる。
梅安流れ星で小杉が江戸に来たのが、
さみだれ梅安では無かったことになってない?
287 :
283:04/10/12 20:57:53
>>284 「手繰る」が造語といっているわけではありません。
「蕎麦を手繰る」という言い回しを初めて読んだので、池波の造語・創作であろうと思ったわけです。
例えば、盗人宿は造語、木賃宿は国語。
>>285 蕎麦ってもんは、啜って喰うのが本筋だと思いますよ。
かけだろうが、ザルだろうがモリだろうが同じだと思います。
啜るというのは、吸い込んで食べるということ。
蕎麦を啜らず、もぐもぐもぐもぐ食べるのは粋じゃないでしょう。
昔々、小さん師匠が存命の時、テレビで蕎麦(モリ)の食べ方を実演してましたが、盛大に啜ってましたよ。
師匠曰く、自分の弟子に蕎麦をもぐもぐもぐもぐ食べるような奴が居たら直ぐに破門する、と仰っていました。
いずれにせよ、「蕎麦を手繰る」という言い回しは池波の発明ではありませんか? 少なくとも他で読んだことがありません。
あ、漏れは「蕎麦を手繰る」というのが悪いといっているのではありませんよ。 念のため。
蕎麦を啜る、蕎麦を手繰る、
いずれも蕎麦を食べている動作からこう表現されているわけですね。
どっちが正しいと言う事ではなく、その場その場の雰囲気の表現で
「蕎麦を食べている」と言う事を、手繰る、啜る、と使いわけている訳です。
例えば酒を飲むのでも、呑む、やる、ひっかける、盃を傾ける、とか
色んな言い回しがありますね、それと同じです。
もちろん蕎麦を手繰るという言い回しはあるものです。
っていうか手繰らないと食べれませんから。
あなたがテレビで見た小さんも、蕎麦を手繰ってからつゆにつけ、啜っていたはずです。
自分が知らないから造語だと言うのはちょっと乱暴です。
そこから蕎麦で食事をとる事を「蕎麦を手繰る」と言ったりもするわけですね。
どっちかっていうと洒落た、粋な感じの言い回しですね。
落語でも「どれ、ちょいと蕎麦でも手繰ってくか……」
みたいなセリフとか出てくるはずですよ。
>例えば、盗人宿は造語、木賃宿は国語。
この例えは無茶です、もとの意味が全然違いますから。
小説の雰囲気を盛り上げるために盗人用語を作ったりはするでしょうが、
日常の言葉、言い回しを勝手に作ったりはしないと思いますよ。
むしろそんな事をする人を怒るような方だと思います。
「雨」が「熄む」
この組み合わせを使われたのは池波先生だったと
鬼平か何かの解説に書かれてあったな、たしか
記憶が曖昧だから誰か別の作家だったかもしれないが
まず一行飛ばしで面倒くさい長文を書き散らす前に、
「手繰る」をぐぐって、そもそも手繰るという言葉が何を意味するのか理解してから囀るがいい。
柳家小さんまで引っ張り出して、夜郎自大も甚だしい。
ひとつ無学なおのれのために教えてやれば、すするは口の動きを表したもの、
手繰るは手の動きを表したもので、まったく違うのさ。
わかったか? あとはてめえで調べて、莫迦がわかったならとっととすっこんでろ。
すするって
鼻ずるずるしてるいたいでやだな
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
/": : : : : : : : \
/-─-,,,_: : : : : : : : :\
/ '''-,,,: : : : : : : :i
/、 /: : : : : : : : i ________
r-、 ,,,,,,,,,,、 /: : : : : : : : : :i /
L_, , 、 \: : : : : : : : :i /手繰るを使うと負け
/●) (●> |: :__,=-、: / < かなと思っている
l イ '- |:/ tbノノ \
l ,`-=-'\ `l ι';/ \
ヽトェ-ェェ-:) -r'  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヾ=-' / /
____ヽ::::... / ::::| ニート(24・男性)
/ ̄ ::::::::::::::l `──'''' :::|
/,,,,,,, ::::::::\\:::: :::|__
/::::::'''-, ::::\\____ノ '''l__
::::::::::::::::ノ \____,,-''':::::\
::::::::::/ ::\
\/ \
' ヽ
今の生活で蕎麦を手繰ろうかだの、木賃宿がどうのこうのだの
まったく使うことがないからな。
283が物を知らないのも無理はない。
>>283を読んで
落語も聴いたことがないのなら知ったかぶ(ry とでもレスしようかと思い、
でも大人げないわな、と思ってやめたんだが、昨日の昼間。
まさか、その落語まで持ち出して勘違いの強弁を続けていたとは…。
池波好き小さん好きとして二重に唖然。
多少モノを知らなかった、あるいは知らないことにぶち当たった、
それ自体はたいした恥じゃない、年齢にかかわらず。でも…(以下自粛)。
どさくさに紛れて質問。
「〜まいた」は時代劇板で言われているように
方言でファイナルアンサーですか?
もうちょっと詳しく使用例などを。
鬼平みたいな上司ほしい
300 :
283 :04/10/13 18:20:23
なるほど今となっては「蕎麦を手繰る」というのは特別な言い回しというわけでは無さそうですが、例示された食べ物系サイトなどは、池波正太郎に強い影響を受けていそうなところばかりですね。
で、なおも疑問は残るのですが、「蕎麦を手繰る」は彼の発明でなくて、
彼以前にも何かの本などにそういう記述はあるのでしょうか?
その他にも、「裏を返す」というのに引っかかりましたが、調査の結果、少し前の粋人にとってはごく普通の言い回しで在ったことらしいことが判明しました。
最初を「初回」、二度目を「裏を返す」、三度目以降を「馴染み」というらしい。
302 :
283 :04/10/13 18:40:03
何歳だと思います?
>なるほど今となっては「蕎麦を手繰る」というのは
特別な言い回しというわけでは無さそう
逆。むしろ今となってはあまり使われなくなった言い回し。
だから君だって知らなかったわけだろう?
まだ疑問に思っているようだが蕎麦を手繰る以外にどうやって食べるんだ?
それだけ考えたって判りそうなもんだが。
時代小説でも色々読むなり、下町の人にでも聞くなり自分でしなさい。
裏を返す、なんてのもある程度の年齢の大人であれば結構皆知っているし
特に時代小説が好きな人なら大抵知ってる事。
自分の無知を補うのは有意義な事だがそれをいちいち報告しなくてもいい。
その前に改行する事を学べ。
283はあまり本を読んだことのない人だと思う。
たとえば
>>300の中でも
>特別な言い回しというわけでは無さそうですが
こういう場合の「ない」では平仮名とすることが多い。
>ごく普通の言い回しで在ったことらしい
「在った」これも少々無理な使い方。
同様に「あった」でよい。
わざわざ漢字に変換しているようだが、少々背伸びが過ぎるね。
何歳だと思います? なんて書くような奴が若くないはずがないじゃないか。
物を知らないのは結構、どうせ生まれたときは誰も何も知らない。
しかし知らないことをさも間違っているかのように書き散らすのは感心できないな。
ことが庶民の言い回しだし、はっつぁん熊さんでも調べるのでなければ
それこそ東京に出て下町のおじいさんおばあさんに聞いてみなよ。
306 :
283 :04/10/15 13:05:53
「仕掛人」も造語でしょう?
テレビ的には「仕置人」がすきでしたが。
「おれの足音」がとても好き。
「火消しの殿」など、周辺の短編もたいそう好き。
負け犬もよく使うw
「何歳に見えるぅ?若く見えるって言われるの」
309 :
無名草子さん:04/10/16 13:52:08
急ぎ働き・お盗め(おつとめ)・盗人宿なんかも造語。
もっとも他じゃまずみかけない言い回しだけど
実際、泥棒のシステムってどんなもんなんだろうね
311 :
無名草子さん:04/10/16 16:41:26
池波先生のスレ発見で狂喜している20歳・女です。
今、先生の作品で持っているのは・・
剣客商売関係・全巻 鬼平関係・全巻 あほうがらす
まんぞく まんぞく 池波正太郎の春夏秋冬 江戸切絵図散歩
近藤勇白書 戦国と幕末
こんな感じです。特に「鬼平」はかじりつくように読みました。一番好きな作品です。
ところで、次は何を読もうかと迷ってます・・「これは読んでおけ!」という作品があれば教えて下さい。
やっぱり鬼平や剣客商売みたいなシリーズ物がけっこう好きなんで、藤枝梅安に行こうかと思っているのですが・・
>>311 永倉新八のやつ面白かった。
俺は鬼平読んでる途中.今九巻
>>311 好みかどうかわかんないけど、ないしょないしょもいいよ。
そうだね、その2シリーズを読んだなら
やっぱりそのシリーズつながりの、ないしょないしょ、
黒白、乳房などを読むといいかと。
そして素直に梅安突入でしょ。
この人、おっさん臭いエロシーンが多すぎ。
ある程度の作品数を読んだ上でなお熱がある状態なら、
おそらくどの本を手に取っても大きく外れることはないとは思うけれど。
梅安はもちろん、大お勧めです。
鬼平、小兵衛、梅安を読むと、それぞれの持ち味の違いがくっきりして、
おかげでそれぞれに、更に深くはまりました、私の場合。
「雲霧仁佐衛門」などの、
たいていは厚い文庫で1冊あるいは上下巻の単発の長編ものは、
どれも完成度の高い見事な作品群で、
読後、満足感の得られなかったものは無かったように記憶してます。
たくさんある短編群やエッセイは、個別にはいろいろですが、
楽しめなかった「短編集」には当たったことがなかった…と思う。
さらに、数は少ないですが現代物の味わいもまた格別で、
時代物ともエッセイとも違う珠玉作が多いです。
連載途中で絶筆となった鬼平や剣客も切ないですが、
晩年に意欲的だった現代物をもっと読みたかったという気持ちも私はとても強いです。
…と、
>>311さんのお題に飛びついて、つい勝手に書き飛ばしてしまいました(w 、失礼。
大長編「真田太平記」スルーなのは、最後の最後の最後の楽しみという感じで、
もう何年も全巻本棚に置いたまま、だからです。
317 :
311:04/10/17 04:39:58
>>311です。皆さん親切にレスありがとうございました!やはり、池波先生のファンは大人の男性が多いんでしょうか?
やっぱり梅安は外せない作品のようですね。明日にでも第一巻を買いに行きます!
>>315 :無名草子さん :04/10/16 17:27:20
この人、おっさん臭いエロシーンが多すぎ。
それもまた、いいんですよw独特の台詞回しや文章が好きなんです。
戦いのシーンなんかでよくある「あ・・もう、いけねえ・・」とか、池波ワールドですよw
それから、「ないしょ ないしょ」はもう持ってます。書き忘れすみません。
包丁ごよみや「鬼平お楽しみ読本」も面白かったです。
包丁ごよみはさっきまで読み返してたんですが、夜中に見るとお腹が空きますねw
>>316さん 「真田太平記」スルーなのは、最後の最後の最後の楽しみという感じで、
もう何年も全巻本棚に置いたまま・・←なんだか、すごくいい贅沢をしている感じしますねw
では、ありがとうございましたー
318 :
無名草子さん:04/10/17 09:25:13
あの時はもういかぬと思うた
おっさん扱いするな、まだ19じゃ。
漏れはエッセイが良かったな。現代ものもよかったけど、さすがに大正生まれだけに
違和感があるというか、東京オリムピックのころの若者を見ているような。
320 :
無名草子さん:04/10/17 15:04:52
>>311 「幕末遊撃隊」おすすめ
伊庭八郎が格好いい!
梅安
途中までは面白かった。自由さがあって。
でも、浪人と大阪の暗黒街の首領が絡むあたりから
面倒になってきた。
「殺気」だかなんだか、昔子供を捨てた女に警告を与える話は
良かった。
6、70冊あるけど、エッセイは一冊も無いや
311は自分に親切にするのはみんな男だと思ってるのか?
せっかく答えたのに不愉快だな。
>>323は一見二十四五の職人の女房に写るが、
その実年増らしい女盛りの凝脂が着ているものを透かして漲っている、
そういう女。
「いちど味わってみてえ…」
このことである。
>>323 まあまあ、ネットでわざわざ性別晒すような人だから
やっぱりそっちに意識が飛んじゃう人なんでしょう
池波小説と男女の仲は切っても切れない間柄ですし
芋酒のんで頑張る三井老人の愛人
カネ子タイプの方ですか?
芋酒ってほんとにギンギンになるのかな
323とは別の、「大人の男性」ではないが311へのレス書いた者だけど。
「池波読者=男=ものが分かってる」
という偏見むきだしの文庫解説などを
たくさん読まされてうんざりしてるもんで、
この手の安易な括られ方にはちょと萎える、というのも事実。
>>327 テレビ鬼平でてんぷら近藤の近藤チーフが作ってみたが小説の描写そのままに作るとうまくいかないらしい。
澱粉が分離してしまうんだとか。で、作っては見たが、あまりうまくなかったそうな。
「まあ、精力剤の類なんでしょうね」とは本人の弁。
今の時代なら、それこそバイアグラでも飲んだほうがいいのではなかろうか。
時代小説を最初に読んだのが藤沢周平の「蝉しぐれ」
これを読んで時代小説が好きになった。
池波正太郎にも挑戦してみようと、真田太平記の第1巻
を半分くらい読んだが、登場人物が多すぎて・・・リタイヤして
しまった。歴史が好きな人だったら面白いのかもしれんが。
で、剣客商売を読んだけど、最初の3話くらいまで読んで
どうもテレビの時代劇みたいで・・・リタイヤ。と思いながらも
読まないともったないと思ってまた読み始めたら、以外と
面白くて今2巻を読んでます。
さらに、侠客というのを買ってきて読んでいたら、これがまた
面白くて途中でやめれない。徹夜になりそうw
小説を挫折する理由に登場人物が多くて憶えられないっての
けっこう多いと思う
おれは忘れてても気にせず読み進めるタイプだ
332 :
無名草子さん:04/10/19 20:17:27
ん、それが正解だ。
作者が忘れていることも多いし。
友五郎のことかー!!
334 :
無名草子さん:04/10/19 21:50:05
鬼平1巻だけ読んだけど、言われているほど面白いとは思わなかった。
登場人物大杉でだれがどの盗賊だか訳わからなくなったし。
もうこれで他のを読もうと思うけど、2巻以降はもっと面白くなるんかな?
引き返すなら今のうち。
俺は2巻以降だんだんとはまって大変なことになった。
336 :
無名草子さん:04/10/19 22:16:20
>>330 俺も「蝉しぐれ」から時代小説に入ったクチだが、あれに比べると池波作品は確かにテレビの時代劇っぽいよね。
とすると、池波の愛読者ってテレビの時代劇も楽しんで観てるんだろうか?
俺は全く受け付けないんで。
1巻とかだとまだ割とストイックな感じなんだけど
巻が進むにつれ、読者に読ませるサービスが多くなって楽しくなってきます。
終わりの方になると話が同じようなのが多くなってくるけどね。
でも登場人物多いって事はないと思うぞ。
338 :
無名草子さん:04/10/19 22:22:18
>>335 で、今は何巻目?
変な名前をもつ盗賊が出てきて退治するってパターン(そこまで単純ではないけど)は最後まで続くのかな?
確かにテレビ時代劇みたいだよね。
つうか今のテレビ時代劇の基礎は池波作品等に拠ってるんじゃないの?
元々脚本書いてた人だしね
340 :
無名草子さん:04/10/19 22:31:54
>>337 出てくる人物名は多いと思うけどな。読んでて、「この盗賊って何した奴だっけ?」とページを捲り返すことも多かったし。
俺の場合、他の小説やエッセイと掛け持ちして読んでるからちょっと読んでないと盗賊の名前なんか忘れちゃうんだよね。
池波の小説の場合、それぞれの短篇がつながっていて、一気に全巻読ませるような仕組みになってるのかと思ったりした。
341 :
無名草子さん:04/10/19 22:41:46
>>339 銭形平次捕物控の野村胡堂とかの流れを汲んでるのかね?よく知らんけど。
テレビ時代劇というより、どこまでも芝居じみているというか。
序破急をしっかりと踏んだ上でお色気あり、剣戟ありと入れてる感じ。
だけど本人の銀座日記からはテレビ時代劇が好き、というわけでもなさそうなのが伺える。
そういや、蝉しぐれも本人読んで褒めてたっけか。
>>338 今は3周目。先のことは読んでからのお楽しみに。
TVシリーズのレンタルビデオも第1シリーズから借りまくり。
料理本も地図本も買ってしまった。次は山の上ホテルに行く予定。
何歳か存ぜぬが、山の上ホテルは結構高いよ。
ついでに今のチーフは近藤氏ではない。
高くても良いよ。気分の問題だから。
てんぷら近藤はもう行った。また食べたい。
あと、年齢はどうでもいいじゃん。
剣客商売、鬼平を全冊買いました。
あまり読書はしなかったんですがもう止まりません。
ようやく取れた夏休みでひたすら読んでおります。
ちなみに今「さむらい松五郎」
348 :
無名草子さん:04/10/20 17:44:55
最初から全冊買う人がいるとは…
>>346 モティツケ、若人。わざわざ2レスにわたって噛み付きなさるな。
漏れは小学校中学校を通して揃えたよ
乏しい小遣いを遺憾なく散じて一冊ずつ……
当時はカコイイ大人の会話とチャンバラ目当てだった
年取ると視点が変わってくるね
1冊ずつ買い揃えていくと、楽しい反面、あまりに増えすぎて
いったい自分は何を持っていたのか忘れてしまうことも多い。
本屋へ行って、すでに持っている本を誤って買ってしまいそうになることもある。
いや、これは奉公人のしわざだと思いますぜ。
354 :
無名草子さん:04/10/22 09:12:50
>>351 剣客・鬼平は何巻目だか2冊ずつ買ってきてしまった・・・
一冊は本棚・もう一冊は旅のお供として使ってます
>>352 で、どこに「血頭丹兵衛」の札があったんだい?
金庫の中にウ○コがあったら
もっと面白かったのに
>>356 盗みに入った相方が
実は警視だったり?w
事件後バッタリ姿を消した行員なんかはいないのかね?
このような本格の仕事は四,五年の月日と
2000万ぐらいの費用がかかるんだろうな。
361 :
無名草子さん:04/10/23 09:38:55
今梅安シリーズ読んでいるところですが、地元の本屋で梅安シリーズおいているところがほとんどありません。
おいていても、1巻から7巻へ飛んだまま、ずっと補充されません。
鬼平シリーズは地元の本屋で全て調達可能だったのに。
このあたり、両シリーズに対する一般的な人気を物語っているようです。
梅安は黒い部分をより露にして話が進んでいくからねえ…
仕掛けの場面は、こっちの胸まで針で貫かれたように冷たくなるよ
陰 梅安---鬼平---剣客 陽
こういうイメージ
好き嫌いはおいといて、俺は梅安が一番読みやすかった
俺は鬼平犯科帳かな?事件がむこうからやってくる、という態だからな。
剣客は、事件を引き起こすのに池波が四苦八苦してるのがわかるのと
池波地震の衰えとともに暗い色調の話になってしまうのが悲しい。
366 :
無名草子さん:04/10/24 22:57:46
毛饅頭
367 :
無名草子さん:04/10/24 22:58:23
毛饅頭
368 :
無名草子さん:04/10/25 11:15:11
先程、梅安シリーズ読み終わりますた。
池波は鬼平シリーズ読んだときもそう思ったが、長編は面白くないですね。
短編はすごく面白いのだが、長編になると良さが消えますね。
それもあって鬼平シリーズ(短編が主体)は人気が高いのでしょうね。
同じジャンル(娯楽長編)で今まで面白かったと思ったのは、「ジャッカルの日」、「レッドオクトーバーを追え」、「ホワイトアウト」、「八墓村」、「100万ドルを取り返せ」くらいかなあ。
司馬遼太郎や海音寺潮五郎は、漏れの中では池波と別ジャンルの人なので別にしますた。
いくらなんでも、同一ジャンルでくくるのは無理がありすぎじゃないか?それ。
司馬っちも、基本は娯楽長編とやらだし。歴史考証のための本を書いてたわけじゃない。
370 :
368:04/10/27 09:22:32
まあ一般的な分類ではないとは思います。
「日本怪盗伝」読了しましたが、結構面白かったです。
最初の3話くらいは鬼平の焼き直しか、と思ったのですが、
鬼平死亡以降の話はなかなか良かった。
時期的にはこちらのほうが早かったのでしょうか?
繰り返しになりますが、短編は本当に面白いですが、長編は今ひとつ。
そうは思われませんか?
思いませんな。
長編鬼平「迷路」なんかの、次々と暗殺されて火盗改が臨戦態勢に移っていくところとかは
読んでて緊張感にぞくぞくする。
その中でも飯のシーンがうまそうなのは凄いが。
個人的には剣客商売だと長編より短編のが好き
鬼平はどっちも同じぐらい
>>370 思いません。
私はジェフリー・アーチャーの娯楽作も大好きで、
そのほとんどをたいへん面白く読みましたが、
池波作品を読む時に感じる面白さ快さは、全く別物です。
短編長編シリーズ物エッセイそれぞれを幸せに楽しんでます。
感じ方は人それぞれということです。
>池波は鬼平シリーズ読んだときもそう思ったが、長編は面白くないですね。
>短編はすごく面白いのだが、長編になると良さが消えますね。
自分も鬼平、剣客、梅安を一気読みしたとき同じ感想を持った。
でも、しばらく経ってから長編だけじっくり読んでみたら、
これがなかなか面白かった。
短編の調子で長編読んだのがまずかったんだと自分では思ってる。
あと、シリーズもの以外の長編もなぜか再読、再々読のほうが燃える。
一回目は正直苦痛で苦痛で仕方がないんだが、次のために読まねばならんw
375 :
無名草子さん:04/10/27 17:58:08
真田太平記の面白さをなんと説明すれば良いのか思い付きません。
376 :
無名草子さん:04/10/28 10:53:13
鬼平の長編がいまいちなのは、シリーズも後期というか晩期に当たっているからではないでしょうか?
「迷路」など、似た話が既に短編に出てました。
毎月連載で百数十本も短編を出していると、流石に種切れになるのでしょう。
完結した最後の長編だったか、鬼平が若い時分、お盗めの手伝いをしたことになってましたが、以前の話と違っていて、作者の混乱が感じられます。
連載なので、長篇の場合あとで本にまとまった物を読むと
ちょっと流れが悪くなるのかもね。
連載時は毎号それなりに、その号の長さの中で話をまとめなきゃならないので。
逆にいえば短編は、限られた短い枚数の中で毎回よくまとめあげるなあ、
とか思う。毎回読み切りの短編を長年続けるのってすごいよ。しかも複数。
しかも本人、「別に毎回考えて書いてるわけじゃない」だからな。
確かに伏線の張り方は、きちんとプロットを立てる作家よりは甘いと思うが
それでもあれだけかけるのは凄い。
池波って読み進めるだけでおもしろい
オチとかいぜんに
「男振」とか「その男」とか長編でもおもしろいと思うけどな
「男振」は面白い。
「雲霧仁左衛門」は充実感あった。
「おれの足音」はこれまで観たり読んだりした忠臣蔵ものの中では一番好き。
ちょっと異色とも言えるんで好き嫌いはあるかもしれないけど。
382 :
無名草子さん:04/11/01 17:34:46
思うに、実際あった事件を書く場合は割と起承転結がすんなりいくのでしょう。
が、鬼平シリーズのように全部自分で作り出すとなると、結構大変なんでしょうね。
池波も結局たかだか大正の人間で、人生の大部分を戦後日本で過ごしたから
どうしてもフィクション的な場面が多くなるのかも。
戦前の老人たちをいろいろ知ってるとしても、江戸を生きてたのは
彼の曾祖母の時代だし、その曾祖母にしても幕末動乱を少女の目から見てるだけだ。
>>383 >フィクション的な場面が多くなるのかも
そりゃそうだろう、歴史書書いてる訳じゃないんだから。
あなたは小説を何だと思っているので?
原っぱが未読です。現代モノと聞きおよびためらっています。
面白いですか?
387 :
無名草子さん:04/11/04 03:15:43
>>386
作者の人生観が仄見えて、個人的には好きな作品です。
>>386 講談社文庫(現在廃刊?)
「娼婦の眼」という現代小説(短編連作)も機会があったら
古本屋さんで探して読んでみてくださいな
読んでみます。人生観かぁ・・・
関係ないけど、「B級グルメ」の池波ご推奨の店編で、
銀座日記の最後の「食べたいものが何も浮かばない」
って一説に親しかったおじさんが亡くなった時のような
寂しさを感じるってところがあって、
私もそんな感じを抱き続けてます。
390 :
無名草子さん:04/11/05 23:03:36
なにしろ死ぬ一月前だから・・・
体もかなりぼろぼろだったんだろうなあ。
391 :
無名草子さん:04/11/06 09:34:26
「銀座日記」は私も好きな作品です。
これが私の池波初体験。銀座の魅力を再発見しましたね
でも60歳じゃやっぱ早逝だよなぁ
67だから年齢としては70に近いよね。
おまけに食う、飲む、喫むと平気でしてたんだから。
ついでにいうと夜型人間。そりゃ体壊すわ。。。
煙草吸ってる写真、多いよね。
湯島天神などを、昔をしのびつつ歩き煙草をするのがすきだったみたいだな。
ポイ捨てについても少し触れてる。
今の千代田区の禁煙運動を見たらどう思うかな?
木っ端役人の決めた下種な法律、と一刀両断にするかも。
池波は東京生まれのシャイな気立てだし、粋にふるまいたいタイプだから
そう声高には物申さない・・・と思う。
エッセイでそれとなく触れるかも、だけど。
ま、あくまで俺の予想だが。
それより池波先生、漢方飲むだけじゃなくて
痛風はやっぱ食養生で治さなくちゃ怖い病気なんですよ、と
食のエッセイ読むたびに思う。まだまだ元気で書いてほしかった。
つっても、日本橋高架事件とか、どんどん開発されてく深川・品川だとか
そういったことには結構歯に衣着せずに罵倒してるけど。
しかし晩年はそれほど酒にもタバコにも執着してないし
意外と「もうどうでもよい」とでも思うかも。
>>396 ん?
「罵倒」ってのは「口汚くののしる」ってことだが
そういう下種な感じではなかったよ。
池波世界の江戸に住んでみたいけど
急ぎ盗きにあったり仕掛け人に殺されたりすんのはやだな
399 :
無名草子さん:04/11/12 16:01:33
「軍鶏鍋」安く食えるなら、期間限定で可。
吉原も覗いてみたいぜ。
現代人が実際に住むとなったら無理だろうねえ・・。その時代に生まれるならともかく
剣客商売は朝食が
鬼平は昼食が
梅安は夕食、夜食
が美味そうだと思う
402 :
無名草子さん:04/11/12 20:42:25
今月に入って、初めて「鬼平」を読み始めた、ハマった
20代を過ぎてから読むと、話の筋を綺麗に忘れるので数年毎に何回でも読める。
これが愉快です
405 :
無名草子さん:04/11/12 22:17:56
でも、何話かに一回くらい、既視感があるでしょ?
昔読んだのを思い出すのじゃなくて、今回読み始めた話の中に。
>>405 長編と短編集をランダムに読むと、同じ話のロングバージョンとショートバージョン
によく出くわすw
後、おんなじ名前と役柄の別人物も多すぎ。座頭の富の市とか、くノ一オマツ(漢字
忘れた)なんか、何人いるんだよw
「伊織」も結構いない?
先月出たらしい「最後の映画日記」って呼んだ人います?
「おじゅん」に戸惑う。養女?別人?って。
410 :
無名草子さん:04/11/13 14:38:19
>>408 読みました。いつものノリです。寄せ集めで、薄くてて値段が
やや高いのが難かな。
佐藤隆介、常盤新平を相手にした対談がちょっとイヤン。黒澤の
「影武者」批判は論旨明晰で良かったけど…
>>410 なんだよ「のび太の両眼が、ぬらりと光った」って
「池波正太郎の食卓」買った。
佐藤氏の文が気に障る。
メニューの再現って面白そうだと思いつつも、随所に見られる佐藤氏自身の好みの記述がイラネ。
芋やカボチャは昔食いすぎたから要らないとか、ハンバーグが嫌いだとか。
食べ物の本なのに、せっかくの料理を食べないってどういう神経しているんだろう。
あと、こっちが読みたいのは池波正太郎のことであって佐藤氏については一つも知りたくないです。
せっかく企画が面白いのに著者のせいで台無し。
大人なんだから仕事で出たメニューは残さず食え。
どうしても無理なら、同席の人にでも食えない料理について書いてもらえ。
>410
荒らしさんでなかったら、直リンはしないほうがいいですよ。
あとメール欄に半角でsageって入れることをおすすめします。
>どこかで、草雲雀(くさひばり)が透き通った可憐な声で鳴いてい、
>庭の向うの葦の群れが微かにそよいでいる
笑いをこらえて読んでいたけど、ここで我慢しきれず噴いた。
(あざやかな‥‥)
ひみつ道具である
ってのがどうにも可笑しいw
「女の精気が弾みきってる小学生」で俺は吹いた。
まあその後の、端倪すべからざるネコ型ロボットでも爆笑したが。
ここまでミスマッチだと面白すぎる。作者さん神杉。
>>409 お順は盗人の娘で平蔵の養女だったっけ。
>>413 楽しそうに書いてるのはわかるんだけどね。せっかくの「たいめいけん」の洋食も、
てんぷら近藤の和食も、紹介の仕方しだいでうまそうにもまずそうにもなるってことを
基本的にカテゴリで食べ物をけなしたことがない師匠に学ばなかったんだろうか?
鬼平料理帳でも、肝心の解説といえば古書をそのまま引用するだけ。全然わからん。
後は俺語りに終始してるんだから。
鬼平・剣客・梅案と、全てから微妙に持ってきてるところがよいね
野比家の朝食すげえ美味そう
後書きで「ママだけは大げさにしました」というが
大げさどころの話じゃないだろ。
三井老人と秋山小兵衛くらい違うぞ。
砂糖は最後は出入り禁止になったんだろ?
池波も分かってきてたんだよ。ロクな奴じゃないって。
砂糖、誰がてめえの好みやらきいてるかってんだ。
カンチガイもほどほどにしときやがれ。
出入り禁止かどうかは知らないが。
個々人の好みなんてそりゃ勝手だが、うまいものを紹介するのにあんな大上段だと食う気をなくすな。
「俺はこれだけ勉強したんだ。さあ食え。食えばわかるだろう」という高飛車で気取った紹介の仕方は
やっぱりどうしてもな。
彼とは別に馬場とか言う人が「池波正太郎の通った味」という本を書いているが
同じように硬い文章だが好感が持てた。
別に自分語りや池波云々を入れず、淡々と食って淡々と書いているからかも。
あからさまに礼賛でもなく、「うまくないものはうまくない」とはっきり書いてもいる。
儲じゃないからいいとは言わないが、少なくとも佐藤氏よりはいいな。
編者紹介を見るまで、この佐藤某というのは
料理人かなにかだと思っていた……それでなにがしかの矜持があって
ああいう文章を書いたのかと
まあどういう料理が出ていたか見たかっただけなので
肝心の内容はよく読んでないんだけどねw
てか、その「店」に行って食うなきゃ意味ねえし。
シェフだかなんだか知らんが、池波エッセーに出てきた
料理を一人に作らせてる時点でとんでもねー間違いだべ。
佐藤ってバカ。
「鬼平料理帳」だっけ?
その頃はそんなにいやな感じはしなかったが
最近のはちょっとクドい。
もともと物書?だから多少主観で書いてもいいとは思うが・・・
>>423 馬場何某もさらっと書いてるのは好感が持てる
でも下町氏ら無すぎ?
痔の体操と酒飲むときの肝臓の押し方を詳しく知りたいのですが
>423
私もその本読んだと思う
読後すぐ「砂糖より全然いい!」と思いました
、などと言ったものである。
>>297の質問の答えを私も聞きたいのですが。
「〜まいた」ってのは真田太平記によく出てくる「心得まいた」とかのまいたじゃないかなと。
これって方言なんですか?
女忍者の返事「あい」ってのも方言かい?
あい、おとっさんは十郎兵衛、おっかさんはおゆみともうします〜。
町田のお好み焼きがくいてえ。フレードロールナツも。
砂糖はゲテの中の上手を理解できない鼻持ちならねぇ似非野郎。
ワイン通?けっ。
あい っておはるもよく言うよな
あいあい
武士でなく、金持ちでもない田舎娘は良く遣う気がする。
「〜だよう」もそう。
あい、とか、〜だようは
単なる日常的な、人それぞれのしゃべり方でしょう。
又六「はぁ〜い」
思えば、今の時代劇の口調って結構おかしいのかも。
この間、どこかの時代劇で町人が「かたじけない」を使ってて思った。
司馬遼太郎の「梟の城」(「尻啖え孫市」だったかもしれん。
同時に読んでたので記憶が混ざってる)で、「まいた」を見かけた。
信州の人でも甲斐の者でもない人物が使ってた。
ただ、一ヶ所だけだったので誤植の可能性あり。
山岡荘八「徳川家康」の2巻で竹千代(家康)が「あい」と返事していた。
「あい」って返事、そんなに珍しいかな?
「あいよ」なんて言うじゃん。
あいよはあるけど、あいはリアルで聞いたことないなぁ。
ここで言ったらヒンシュクかもだけど、
西原理恵子が師匠の山崎のセリフ語尾に「まいた」を使わせてるのを
見かけました。だもんで「まいた」は高知弁かと思ってた。。。
最近「鬼平」読み始めた。
めっちゃおもろい。全集で読んでるから腕が重いよ。
この人の文章って楽しいね…。
プッチンプリンの蓋をはがして、
「これは、うまそうな…」とか言ってしまう、今日このごろ。
朝飯食うときとか、池波文章を思い出しながら食うと
美味しく食べられるよな。ついつい生卵を3つほど食ってしまいそうな
Hする前に生卵3つをごくりと飲み込む癖がある人は重症だ
444 :
無名草子さん:04/11/21 16:38:00
皆、池波正太郎記念館においでやす。
たまに暇だから小説かこうとすると、
「ついつい文が池波風になる」
のである。
俺が高校時代に書いた小説群は
まんま池波文体の劣化コピーだ……
もう開けるのも恥ずかしい……
>>446 (ああ・・・おれは一体どうしてしまったのだ・・・)
「ええい、もう…」
・・
(>446め。その小説とやら、このまま、うぷせぬつもり、か……)
(やたらと括弧でくくればいいというものではない……)
このことである。
面白いよ!
>446、うぷして
真田太平記は読んだことないんだけど、
やっぱバリバリの池波文章なのかな
ラウンジにこないだ出来た
「鬼平犯科長の続きを考えるスレ」
ちょっとワラタ。
このスレの住人様で続きを書いたら面白い鴨。
453 :
無名草子さん:04/11/23 10:09:44
真面目な(2chを知らない)ファンから仕掛けられる可能性あり。
>>447-450 もう勘弁してください……
なにしろ原稿用紙に書き溜めたものだし
若き日の過ちをこの年齢になって再び掘り出すのは辛いんです
本所の銕とはスケールのまったく違う過ちですが
もしも、
>>446が池波文体小説を書いていなかったら
スレの流れは思いもかけなかった方向へ展開していったろう。
>>455 善と悪とが紙一重であることを知っているな
457 :
無名草子さん:04/11/24 00:20:33
なまなかには言えぬことであるが、「あの時はもういかぬと思うた・・・」と、後に言っている
446が書いた小説を見て瞠目したい。
俺は一目見て、「ふーむ」と得体の知れぬ戦慄を体に走らせたいな。
常人には、たまさかの間に書き上げたように見えるであろうし事実そうかも知れぬが
>>446堂のペンにも原稿用紙にも、天地の神霊がことごとく結集していたに違いない。
俺が高校生の時に書いた作文は司馬調になってたはずだ。
若いって恥ずかしいね
「よござんす」って言葉が使いたくなってしまう。
関西人だから使ったことが無い。憧れ。
瞠目わらた
皆さすがでがすな
>>461 「いらっしゃいまし」ってのも使いたいけど、関西じゃ使うシーンが全くない。
マクドナルドのバイトでもすれば使う機会もあろう。
鬼平犯科帳つい最近読み始めました。
まだ2・3話しか読んでないけど、かなりぐっときますね。
粂八せつねぇよ・・・。
全巻読破したいっす。
青臭いこと言ってると思われるかもしれないが、
こう世の中嫌なニュースばっかりだと、
小説で鬼平などが憎んでも憎みきれない悪を
バッサリ斬ったり、ジンとくる人情話を読むと癒される。
自分も決して完全にマトモな人間じゃないが、
疚しい部分を洗い流してくれる感じ。もっと読みたかったな
>>466 青臭いもなにも、大衆娯楽小説てものはそういう性格のものだもの。
何で言ってた(書いてた)かは忘れたけど
「芸術も結構だけど、お金を払って読んでくれているのだから楽しませなきゃ」
て池波先生の姿勢は清々しくて好きだ。
>「芸術も結構だけど、お金を払って読んでくれているのだから楽しませなきゃ」
そうそう、だから何度読み返しても新鮮だし面白い。
最近は読書に疲れたら池波作品を読んで息抜き、んでまた読書。
>468
>最近は読書に疲れたら池波作品を読んで息抜き、んでまた読書。
「げえっ・・・・・・」おんなじことしてるw
桐野夏生→うんざり→「鬼平」
ところで、大滝の五郎蔵とか粂八は、密偵になるまでのエピソードがあるけど、
同じように平蔵の信頼厚そうな伊三次は、どういった経緯で密偵に?
「鬼平犯科帳の世界」によれば、急ぎ盗の盗賊・四ツ屋の島五郎一味にいたとき捕縛、
人柄を見込まれ密偵に転じたらしい。
すると彼も掟三か条を律儀に守ってきたわけじゃないということになるが
実直そうな彼の描写を見るととてもそうは思えないんだが。
「人は状況しだいで善にも悪にもなる」という池波哲学のひとつかもね。粂八もそうだし・・・
そういえば、全く時代小説に縁のない、虹ヲタが知り合いにいるのだが
彼の家で見たエロゲーだかなんだかで、年端も行かなさそうなアニメの女が、偉そうに
「急ぎ盗」だの「盗人の掟三カ条」だのをのたまっていたときには笑ったな。
題名も忘れたが、そのゲームをやってる人は、これが鬼平由来だってわかっているのだろうか?
「まいらぬ」てのはいくら池波でもちょっとキザすぎ。
>>470 「血頭の丹兵衛」じゃ、粂と丹兵衛、蓑火の親分の三者三様が見事だったなあ
連載開始当初のものだから当然といえば当然だけど
やはり文庫版一桁のころのエピソードが強烈に胸に残ってる
>470
サンクス!
粂八も、荒っぽいお頭のとこにいたんだったっけな。
鬼平に足の甲に五寸釘、蝋たらたら拷問されてたね(;´Д`)
しかし…エロゲのキャラまで池波造語を使うようになったのかw
まあ、時代劇仕立てなら、どうしても使いたくなるよな。
というか、作ってる人が池波ファンなんじゃないか
しかしあまりに異質というか、せめて絵柄がさいとう・たかをなら良かったのに。
ってそれだとヲタが嫌がるんだろうけど。
>>472-473 丹兵衛も弥平も、元は本格のお頭だったのに
やがて血を見るのも厭わなくなったらしい。丹兵衛については描写が露骨だが、
弥平についても、馴馬の三蔵が
「このごろの野鎚の盗めは血を見るようになった」とある。
島田正吾さん死去・・・
98歳、大往生ですね。
ご冥福をお祈りします。
今頃あの世で池波とねっちりと杯を交わしているんだろうか?
そしてその横で饅頭をむしゃむしゃ齧っている辰巳柳太朗と。
それとも、沢正に新国劇についていろいろ言われたりしているんだろうか。
ともあれ、喜之助爺さん乙。
幕末新選組でも土方が五寸釘→蝋燭コンボしてたね。
あれだけはやられたくないなぁ。想像しただけで…ガクガクブルブル
池波の描く釘・針系は((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
梅安の仕掛けシーンなんて顔が青ざめてくるよ
五寸釘よりも、
細く細く削った竹串を爪の間に打ち込んで
そこから蝋燭をたらーりたらーりの方がより恐い感じ。
もし全部の指にやられたら……
痛い痛い痛い痛い。
俺はもー想像しただけで白状します。
竹串持ってきた時点で白状してしまう
酔ったお熊婆さんが寝床に入ってきた時点で白状します。
あのころはお熊「おばさん」だったんだぞ。
当時の40なんてばあさんだけど。
これが今の東京で喫茶店を営む40台未亡人だったら(人によるが)ほぼ無条件でOK。
俺は鯉肝のお里でヨロシクOK。
網虫のお吉で十分OK
知りませぬ!
そうつれない事を申すな、よいではないか。
さ、さ、近うよれ。
くるくるくるくる〜、わさわさわさ。
と、一般に封建時代の大名や旗本、あるいは代官職にある旗本というものは
平民を虐げ、無道の限りを尽くしていたかといえば、これがそうでもないのである。
忠悟の血って美味いのかな
>>489 40年前、30年前はそういった認識あるいは教育が一般的だったんですかね?
今の学生や若者って江戸時代の生活に対する認識すらない気がするけど。
そもそも江戸時代を知ってるかどうかが微妙だ
>>491 古き良き日本には「時代劇」というものが巷にあふれておったのぢゃ
40年前、30年前であればTVが主流
それ以前なら黄金期の映画あるいは舞台
雑誌や新聞には連載小説
>>489 487-488を見てそう言っているなら君も全然わかってない。よく読んでみよう。
身分制度=悪、じゃない?小学校のとき、左の担任に随分教えられたっけ。
穢多非人を生み出し、全人口の2割ちょいの侍が収穫量の半分を取るような政治制度は悪だ、って。
今にして思えば、文化論と倫理観念をごっちゃにしたひどい授業だったな。
まあ、寺内武兵衛さん、よろしくお願いします
ということで
ウホッ、いい教師。
同席させていただいて、よろしい?
鬼平シリーズ一通り読み終わった。
面白かった。ムハー( ゚∀゚)=3
「誘拐」が未完なのがつくづく惜しい。
そして剣客商売シリーズ読み始めますた。
剣客は未完ながら、あれはあれで完結してると言えなくもないね。
続いても今後は暗い展開中心だったろうし。
うん、でも少年剣士小太郎の成長とか
剣も人間的にも練れていく大痔瘻とか見たかったな。
それとか本所の鐵に遭遇して大痔瘻がたしなめるの巻とか。
>498
おいらはまだ途中だ。
しかし同心の小柳さん渋い!
うさぎは嫌いだけど、小柳さんは(・∀・)イイ!!
鬼平読み終わったら、「剣客商売」いこうかな。
「真田太平記」も、良いものかな。
>501
小柳同心渋いね。
でもうさぎのお調子者っぷりも憎めなくて好きだ。
細川のほうが小賢しくて嫌いだけどな。
そうだね。
うさぎは怠けたり遊んだりしてても
何だかんだで最終的には必死にお役目を果たそうとするが
細川は頭の悪い中学生みたいだ。
鬼平の中で兔の成長ぶりっていうのもひとつの楽しみ。
タイトル忘れたけど長篇ものでうさぎが茅ヶ崎の盗人宿と江戸を往復しながら
采配をふるう場面とか、何か読んでて嬉しくなっちゃうよ。
剣客商売って最後、コヘエが死んでfinなの?
剣客商売に限らず、池波氏が死んでfinです。
小柳同心カッコイイよな
あと山田同心、妻思いでいい
沢田小平次がいい
鬼平の息子の成長っぷりも楽しみに読んでいたなぁ。
忠吾と辰蔵コンビ最強
辰蔵、当時で20越してあれはどうだろうと思ったが
後半は暗殺者を撃退してたり、なかなかの剣客ぶりだ。
佐嶋以外の部下も辰蔵に仕えることになるだけに
部下たちも気が気じゃないだろうなあ。
でも、若いわりには事が起こっても堂々としてるし
父の部下である与力や同心達にも敬意を払っているようだし
成長すればいい感じになるようにも思えるけどなあ。
周りの受けは昔の本所のテツよりはよかっただろうな。
阿部君が悪い
>507
山田同心て何に出てたっけ?忘れてしまったよう……。
小柳安五郎といえば、忠吾との会話、
「忠吾。ひどく威張ったな」
「それにしても、威張ったな」
「もうかんべんしてください、小柳さん」
が面白かった。
上記のセリフがあった『さむらい松五郎』読み返すと、
“小柳は、盗賊改方屈指の美男”という一文があった。
さいとう・プロの絵に限れば、たいしたことなかったような覚えが。
忠吾もなんか、うさぎというより、インド人みたいな顔だった気がする。
砂糖、砂糖、砂糖、砂糖・・・・池波に砂糖がもれなく
ついてくる。ううううううううう。砂糖〜。
>515
>忠吾もなんか、うさぎというより、インド人みたいな顔だった気がする。
ワラタ。見たくねーw
518 :
辰蔵:04/12/03 13:15:34
弥太郎へ
お前に妹はやらんからな
520 :
無名草子さん:04/12/03 17:07:19
>「俺の後ろに立つな!」とか言いそうな平蔵だ
命!かよ。ワラタ。
嵐山光三郎の「文人悪食」という本に
池波さんの話が書いてあった。
さらっと書いてあって砂糖某よりゃいい
>519
読んでしまった。登場人物全員濃すぎ。
火盗改方も悪人顔だw
平蔵も「うふ、ふふ・・・」なんて笑わない感じで怖いよう。
ほんとだ、濃い!w
皆、軍鶏鍋っていうよりも牛肉をモリモリ食べてそうだ、ウンコ臭そう。
なんかハードボイルドに過ぎる感じ。
まあ漫画は漫画でまた別もんで見るべきなんだろうけどね。
それにしても、濃い。
でも彦十だのお熊婆さんだのはよく似合ってるよ。
平蔵も、ゴルゴというよりもう少し人情味のある目つきをしている。
それより、剣客商売の方の顔が濃い・・・
不二楼・与兵衛の顔はまるで鯰だし、大治郎は濃い顔のホモっぽいし
眉墨の金ちゃんはチュル、といって酒を飲むし。
俺の中では酒井さんは
35,6の男前なんだが
でも小雨坊になる前、国許で暮らせといわれて悔し涙を流す彼は哀れだった。
それこそ、血筋も剣も素晴らしいのに悪相のせいで人生踏み外したから。
しかし、「白い鬼」の塚本伊太郎もそうだけど、
そういうやむをえざる理由で悪の道に走った人間に、池波氏の目は冷たいね。
現代の作家なら何かしら救いを持たせると思うが。
江戸っ子=
古くは「江戸者」「江戸びと」「江戸根性(お)い」
などと読んだ。江戸っ子という言葉が現われたのは
明和年間(1764−1771)辺りといわれる
金銭を卑しむ風潮、落語「強情灸」に見られる強情者、意地っ張り
などといった気質が「江戸っ子」のイメージとして定着しはじめる。
なお、江戸っ子の定義は様々あるが、山王権現・神田明神の
氏子であること、芝口から筋違橋門までの範囲で生まれた者
(これを古町」と呼び、行政区画としての江戸の範囲である
「御朱印内」よりなお狭い)、親子三代続いて下町に住んだ者
(四谷・牛込などの山の手は厳密には「江戸」ではない。
従って、夏目漱石も「江戸っ子」ではない)、職人たること
(商人は他国者が多く、江戸っ子ではない)などが挙げられている。
こうした希少価値の「純粋な江戸っ子」は、かえって正面切って
「江戸っ子」というのを恥じらい、「江戸者」「東京びと」と自らを
呼んだ。七代続きの江戸人である故・池波正太郎の小説に
「江戸っ子」は一回も出てこない。
そういう言葉を使うのは全て「ニセ江戸っ子」ということになる。
また、商人も、江戸者のガサツさを嫌い、下町育ちでも
「江戸っ子」と呼ばれるのを嫌った。
たとえ御門内で生まれても武士は江戸っ子じゃないし、
代々の神田の明神・氏子だなんて何人いることか。
池波先生、落語の江戸っ子会話を東京弁と思わないでほしいって
言ってたな。
ちゃんと「てにをは」を付けるのがほんとの東京弁だって。
毛饅頭
池田大作が「下町の生まれ」だと言ってるのも批判してた
毛饅頭食いたい
「食卓の情景」読んだ。
女性差別はそうでもなかったが、現世批判は気になった。
「今では、そういう風景も見られなくなったが…」
「すっかり変わってしまい、昔の面影も無い」
彼が大正生まれだからだろう。
子供のころの風景をそれこそ爆撃したみたいに壊されてメガロポリスにされたら
池波ならずとも文句は言いたくなると思われ。
それに、戦前の人は地方意識も強いから、
「俺の故郷を、何も知らない異国人がむちゃくちゃにしやがって」という
占領された国の国民みたいな思いもあったんじゃないかな。
今じゃ池波が批判してたころよりさらに悪化してるからな。
>>535 この数十年で劇的に変わったから、やはり大正生まれの人には色々思うところがあるんでしょうね。
あと、「女性差別」というほどのものはない気がするな、池波さんの考え方は。
ちょっと厳しいめの区別、くらいのところで止まっている感じ。
たまに「ん?」と思う時もあるが、近頃流行のジェンダーフリーよりは、うなずける所も多い。
自分が許せなかったのは、梅安料理ごよみでの佐藤氏だか筒井氏の文章。
粕漬けの鮭が美味しいという話題で、
「一切れしかない時は家長の権限で私が食べる。
二つに切って出せば家内のものまで取ろうとは言わないのに、女というものはあさはかなものだ」
みたいな発言だった。
それはお前の嫁はんが馬(r なのか、亭主に花を持たせてやろうとわざとやってるかどっちかだろうに。
なんでそれを女全般に拡大解釈するのか理解不能。
佐藤氏については過去ログでぼろ糞に言われてるな。
まあ、池波って、まずい店を匿名で貶すことはあっても、
食べ物の種類そのものを貶すってことはなかったからな。
池波氏が言うのはどっちかっつーと
店員の態度とか店の心構えみたいな事が多い。
良くも悪くも職人気質ってことだろうな。
「池波正太郎の通った味」にもあるし漏れも数件逝って思うけど
一概に池波好みの店=ものすごくうまい店、ってわけじゃない。
ただ、又行きたいなとは思わせる店だ。
よい匂いのする・・・だな。
嫌いなものをわざわざどうして嫌いか如何に嫌いか縷々書きつける
のは趣味悪いよな。
田舎もんの厚顔だけは好きに慣れんたい。
筒井氏の文章は結構好きなんだが、佐藤氏は…
妙に偉そうに書いてるかと思いきや急に
「小生のような貧乏書生には…」とか急にへりくだったりしてなんか嫌な感じ。
漏れの好きなポテトコロッケを貶されて悲しい。
池波がポテト・サラダやコロッケを食ってるのを読むのが好きなだけに尚更。
佐藤さん、お前さんはジャガイモをいやというほど食ってこりごりなんだろうが
来る日も来る日もジャガイモを食ってなお好きだという香具師もいるんだが。
>>542 へりくだって嫌味になる奴は本当に嫌な奴だ。
荏原町に出入り禁止になった理由が聞いてみたいな
池波はまあ、年若い友人の不名誉を広言はしないだろうし
彼も死んだ今となっては佐藤隆介の胸三寸じゃないかな。
本人に聞く以外に、少なくとも真実に近いものすらわかりそうにない。
正直どうでもいいんだけどね。どっちにしろ出入り禁止だったんだし。
ここんとこ伸び無いね。
図書館で剣客商売借りるのは本当に止めたほうがいい。
大抵借りられてるから。
>>537 そういえば俺の彼女は池波の女性評が嫌いだな。
「過去も未来も考えず現在しか見れない。気分によって決まったことをすることも出来ない」
とかかれれば腹も立つんだろう。
まあそこらへんを受け止める女性というのもそうそういないよ
>547
剣客商売、図書館で借りてるよ。
文庫本が貸し出し中でも単行本は借りられてなかったりするので
今のところ順番通りに読み進めてる。
大治郎と三冬、"朴念仁"同士の恋の行方が楽しみだ〜。
砂糖が卑怯なのは、池波の弟子づらして飯食ってるところ。
「田園の微風」の解説読んでから、こいつって虎の威を借るヤシだろうか
と思ってたが、やっぱりそうだった。
文体まで似せてるところも嫌だ。
だから池波にオリジナリティを出せくらいは叱責されたと思う。
いまだに少女のような池波夫人とかヨイショを欠かさないところも
いや。
全くの他人なら呼び捨ても可だろうが、
池波は名前こそ「長谷川伸」としているが、必ず
「わが師」を頭につけてたろうが。礼儀知らずが。
それか、長谷川師だな。
呼び捨てにしていい立場とそうでないのも分からん
田舎もんの半可通の守銭奴の佐藤なにがし。
「男の作法」のインタビューで、佐藤自身池波の社会観を実地で学ぶことが出来たと思うのにな。
すし屋なんかで通ぶる客はどう扱われるか、やたらと東京のうどんをこき下ろす「ばかの骨頂」という奴が
どれほど滑稽か、とか。
きちんと言ってるのにな。「食べ物の種類や生半可な知識で他人を貶すのは場違い」って。
んだな。池波は小説つー立派な本筋があるけども
砂糖はない。実績がゼロのヤシにあれこれ言われたくないな。
16キロ、180センチの棒を背中に着くまで振りかぶって日に2000回……。
とてもじゃないけど無理です、若先生!
剣客SPが放送されたそうですね
>>557 鬼平犯科帳のキャストもいて
ニヤリとさせられた
蟹江さんとか梶さんとか
あいかわらずクドいコヘーだったな。
などと思いつつ、それでも見てしまった自分が悲しい。
録画しようと思っていたのに、病院行っていたら忘れてた。
最後の30分だけ見たんだけど、あの、随分親爺臭い剣客商売ですね。
あのドラマの元話って「ないしょないしょ」?
粂八・おまさか。
あと、伊三次とか沢田さんとかでてた
あの大治郎は誰ですか?
漫画に近い濃い顔・・・
澤田さんやってる藤森健之ってたしか新国劇の座員で
辰巳の直弟子じゃなかったっけ。
そのへんの縁故もあるんだろうな。
すっかり剣客SPがあることを忘れてた。
まあ藤田版はどうでもいいや。
でも伊三次は見たかったかも…
俺何がダメって、藤田がダメなんだなぁ・・・
はぐれ刑事やってろっての。
もっと小柄で枯れた老人で、実はスケベみたいな
感じを出せるじつりき役者いねーの?
思い当たらない
個人的にはかつての中村・加藤版SPを元の三冬(名前忘れた)で
作ってくれてたら一番よかったな。
山形さんも好きだったけどちょっと大きい。
あの三冬は大路恵美です
あ、ごめんね、「元の」ってのは山形・加藤版のつもりだった。
だからえーと音無美紀子さんかな←今検索してみた
中村又五郎さんはなんといっても小兵衛のモデルの人だし
加藤剛も大柄で心正しい大治郎にぴったりだったし。
ちょっと前、時代劇チャンネルで長編二本を観る機会があったんだけど、
やっぱり配役としてはこの二人が決定版だと思った。
出来の良し悪しってことは全く別の話だけど、自分の場合、
原作のイメージぴったりという俳優を見たことがないのは梅安。
そういうことで言うと、
初代がモデルの人で大人気の四代目がその息子だった鬼平は、
幸運な例だなとしみじみ思う。
もう時代物ができる俳優が少なくなってきたので
この先はあまり期待できませんな。
俺は渡辺謙の梅安が見てみたいけどもう無理かな。
鬼平は勘九郎あたりでどうか。
とりあえずマツケンとシドーが出なけりゃいいや。うん。
マツケンばいあん・・・w
髪型は合いそうだぞ
「彦さん…………オ・レエッ!♪」
「な、何だ梅安さんいきなり」
いや、前の時代劇の柴田修理だとか米将軍だとか、あっちの謹厳なイメージがあるな。松平には。
なにしろ名字も名字だし。ああ、シドーはいらん。ホームルームにでも出てろ。
藤田まことは、枯れた老人っぽくはあるんだが、いかんせんスケベに見えん。
といっても、若い頃の小兵衛は謹厳だったそうだが、なんとなくその頃の小兵衛がそのまま年をとったように思う。
でも、昔の山形さんよりは好きだが。
「真田太平記」って…幸村が草刈正雄なのかよ!
今知って、あまりにショックだったので豚義理カキコしてしまった…ごめんなさい。
大奥なんてお前、この間ちょっとチャンネルあわしたら
着物に着られたような男ばっかりで
もうガッカリ。新撰組にもガッカリ。
カツゼツ最悪だし。池波も若い俳優のセリフ
峠がトゲに聞こえて意味分からんて言ってたが、
俺も分からん。
(おんどぅるるらぎったんでぃすか・・・)
いやあそこまでには。でも見てるよオンドゥル。
時代劇俳優のカツゼツが悪いのって、実際の昔の言葉、昔の江戸弁を知らないからじゃないのかな。
ただただべらんめえで忙しげに喋るのが江戸弁ではないし。
歌舞伎・狂言、そういった言葉も年々崩れてしまっている。イントネーションを知る古い人が死んでるから。
時代劇をやってても本業は歌手だったり現代劇の俳優だったりすると
スケジュールに追われて、まともな言葉の勉強をする暇もなく、
また現在の視聴者が勉強不足の言葉でも許す、というより江戸弁と似非江戸弁の区別もつかないので勉強する気にもならないんでしょう。
清兵衛は田舎言葉は堂に入ったものだったが、映画だからだろうね。
同じ映画でもラストサムライはアレだったが。
583 :
無名草子さん:04/12/17 16:39:26
(ラスト侍はアレだったなぁ・・・)
このことである。
584 :
無名草子さん:04/12/19 12:43:49
端倪
凝脂
目の光り
軍鶏鍋
蕎麦
むぅん…
586 :
無名草子さん:04/12/20 09:07:32
うふ、ふふふ。
雨が熄む
豊かな肉置き
589 :
無名草子さん:04/12/20 14:52:51
文庫本で鬼平読んでるんです。もちろん図書館から借りてです。
で、伊三次が死んだのです。残念。
因みに、「怪鳥のように飛び上がり」って表現が好きです。
下町描写での、プライバシーについての下りだったかな、そんなもの無いように思える
かもしれないが、実は見て見ぬふりをするのが長屋住まいだ、というようなことが書いて
あり妙にうなずけた。田舎の百姓のほうが村内で遠慮なかったりするよね。
591 :
無名草子さん:04/12/20 15:52:12
なにしろ長屋などというものは壁がごくごく薄い。
となりの部屋で若夫婦が乳繰り合ってるその隣部屋で、
貧乏浪人が寝酒など舐めながら聞き耳を立てている。
そのうちに勃然として立ち上がり、
(いかん、白粉のにおいでも嗅がぬと、今夜は眠れぬわ・・)
このことであった。
長屋から外に出ると、若夫婦の逆隣の部屋からも若い男が出てきて
いかにも悶々とした表情が見て取れる。
「ふふ、おぬしもか」
「へぇ、隣の若夫婦、昼も夜もなしでおっぱじめるもんで、矢も盾もたまらず・・」
・・・などと妄想してみる
そして「一本饂飩」の世界へ…
現代人がそんな生活させられたら
「一発、殴り飛ばして人妻を味わいつくしてやろう・・・うふ、うふふ・・・」
と、よからぬ妄想をたくらむに違いないな。
ってべつに現代でも安アパートとかはそんな感じだよ。
>>589 「五月闇」………。
タイトルと読んでた時の気持ちがぴったり合いすぎて忘れられない。
自分は「もちろん」全巻所有してますw
596 :
595:04/12/21 10:41:36
>>589さん
鬼平も剣客もとても面白くて、何年かしたらまた読み返すだろうなぁって
感じでして、本当は買って手元に置いておきたい気はするのですが・・・
分厚い池波正太郎大全集みたいのも図書館にありますね。
一冊7000円ちょいで全30冊だったかな。
広い部屋とお金があればほしいなぁ。
マンガ版鬼平も62巻だな
本気の江戸弁で一本とおした話を書いて欲しかったな。
関西人でないやつが関西弁しゃべると関西人て
怒るでしょ?
なんちゃって江戸弁をここが違うって
いえるような人は池波くらいかなーと思って。
東京人つってもほとんど地方出なんだな。
子母沢寛の幕末小説がそんな感じだね
ロックンロール!チャ
ックモンキベイベー!
ピンクイエイハー!!
ヤンキーモンキー、キ
クラメンズ!ヘイ!!
ゲ
ッ
ト
ユー!
まあ子母沢寛くらいまで昔になれば時代が時代だからなぁ。
602 :
無名草子さん:04/12/25 11:38:15
でもね、「勝海舟」とか実に読み難い。
漏れはここ30年程、「勝海舟」全巻読破に
10回くらい挑戦しているのだが(たかだか6巻)、
大体3〜4巻で息切れしてしまう。
「鬼平」24巻は1ヶ月程で読破できたのだが。
603 :
無名草子さん:04/12/25 12:04:07
「真田太平記」と「火の国の城」は最高ですね。
とくに、真田昌幸と徳川の攻防は涙ものです。
「真田太平記」今途中まで読んでるけど、ドラマも見たかったな。
時代劇チャンネル、本気で検討しようかの。
しかし、しつこい猫田与助は、お江に何されたんだ?
605 :
無名草子さん:04/12/25 22:41:50
ぬるぽ
>>604 そのうちわかります。
っても伏線が5000ページ以上経過後に突然拾われるような
お話だから、そのうちといってもいつのことやら。
>>605 ガッ
>>604 時代劇板の真田スレ、いま丁度ネタバレ中だから注意ね
609 :
無名草子さん:04/12/26 16:58:40
鬼平文庫本21巻まできた
辰蔵、四天王ねぇ
忠吾はたまに頼もしく見えるが、相変わらずですな
>606
分厚い「池波正太郎大全」で読んでますが、まだ伏線回収のとこまで
いってないようです。
>608
(我慢できずに見てしまった…・・・)
このことであるorz
しかし、猫田与助はレンヂだったのか。ますます見てェ(;´Д`)ハァハァ・・・
剣客読み中。
「徳どん、逃げろ」で半ベソかいた。
612 :
無名草子さん:04/12/29 10:02:55
あーどんな話だったっけなー?
盗賊が傘徳と仲良くなって、捕まりそうになったときに傘徳を逃がそうとする話だっけ?
>>612 賭場で傘徳を盗人を勘違いしたお人好しの男が
一緒に小兵衛の家でお盗めをしようと持ち掛けて意気投合(?)
いざ実行、という日に二人で鐘ヶ淵に向かっていると
傘徳に恨みを持つ浪人に出くわして…
ていう話。
真田太平記のラストは泣けたなぁ
615 :
無名草子さん:04/12/29 21:41:49
鬼平、長編の「迷路」読みおわた
奈良の犯人を
「裁きにかけるまでもない。その場で斬れ!」
ってやりたい
617 :
無名草子さん:04/12/30 19:24:17
「おのれのような畜生はすぐには殺さん!じっくりと苦しんで死ねい!」
んで腰の粟田口国綱が一閃したかと思うと右足だけ切り落としたりするんだな。
619 :
無名草子さん:04/12/30 20:24:08
「おのれだけは殺さぬ。、じわじわと責め苛んでくれる」
とか?
620 :
無名草子さん:04/12/30 21:36:15
しかし、気持ちはわからんでもないが、鬼平、悪人の足切断、腕切断とかでなぶり殺し
やってのけるもんな
これ見てる与力同心も本気でビビルでしょうねぇ
新選組も使った足の甲に五寸釘→臘責めコンボもガクブルだけど
俺としては爪に竹串五連打のほうが失神モノ
しかし、いかに切れる刀で達人でも
手とか足とか(しかも着物の上から)
そんなに切断できるもんなんだろうか?
>>622 状態の良いものなら一太刀くらいならいけるかも。
でもその時点で刃は欠けるし刀身なんか思いっきり曲がるだろうね。
大体日本刀って実用品じゃなくて装飾品として発達してきてるものだし。
と、ここまで書いておいてなんだけど、お話にそんな突っ込み入れちゃ野暮ってもんですよ。
刀ってメンテが大変だよなあ。かの土方歳三も刀の柄の中の部分が、人を殺すのに使いすぎて
血で腐ってしまったらしいし。
625 :
無名草子さん:04/12/31 11:43:51
腐る前に柄くらい替えないの?
626 :
無名草子さん:04/12/31 11:46:10
そういえば、二十番斬り、だっけ?よく刀が保ったもんだみたいなシーン
気弱な勘定方のヤツ、拷問シーン見たら失神するかな
失禁します。
皆さん、よいお年を!
629 :
無名草子さん:05/01/01 21:50:21
留さん、今年もよろしく。
池波どんの時代小説は、すぐ手足チョンパですね。
ご同様に。
632 :
無名草子さん:05/01/04 23:21:11
あは、はは
633 :
無名草子さん:05/01/05 17:58:10
文庫本24巻、誘拐の途中で終わってた
そのページ開いたとき鳥肌がたった
ポテ正
635 :
無名草子さん:05/01/06 15:58:09
この前のサライに池波の特集やってた。よかった
昨日、合羽橋道具屋街の先にある池波正太郎記念文庫に行ってきた。
濃ゆい展示内容に徹夜明けの頭がクラクラした。
体調のいい時にもう一度行こう。
イカス年賀状をはじめとした絵の展示がヨカタ。
637 :
無名草子さん:05/01/06 23:12:09
常磐氏に倣って、年末年始に池波作品を再読したが、
改めて、文章の読みやすさ、会話のうまさには驚いた。
本を全く読まない人に勧めるという常磐氏の意見には賛成。
1冊すぐ読めちゃうしね。
読みやすく書くのがいかに大変かということを
馬鹿にするヤシは分かってないと誰かが誰かが誰かが
あう〜〜。。言ってました。
説明台詞は多いけどね。
「言うまでもないが、俺とお前は○○お頭の元で共にお盗めをした仲だ」
みたいなの。
そのあたりが非常に劇作家の習い性に思う。
640 :
無名草子さん:05/01/07 19:26:44
毛饅頭
641 :
無名草子さん:05/01/07 21:51:14
若い凝脂がみなぎったいい女・・・
毛饅頭の話は随分引っぱってたよね。
もう終わりかと思ったらその後何回にもわたって……。
鬼平のドラマ、12月に撮影したらしぞ。
宗哲先生の冗談を大治郎理解できず
↓
三冬と粂太郎に相談
↓
小兵衛に聞いてやっと判明(三冬赤面)
↓
小兵衛、おはるに話すもおはるも知らず
この後、小兵衛が女に嵌った弟子を皮肉ってまた出してたな。
よっぽど「毛饅頭」ていう言葉が池波先生の琴線に触れたんだろうか
あは、はは……
平成吉右衛門シリーズとキャスト一緒?
もう随分と故人が多くなってしまい悲しい限りなのだが、
ここらでキャスト一新とか……いや、やめておこう。
どうせロクな人材が集まらないだろうから。
>643
放送はいつなん?
三浦浩一の(公認?)ファンサイトに12月に撮影放映日未定とある。詳細は不明。
時代劇板の鬼平スレで正座して待ってれば、そのうち情報が流れてくるんべ。
649 :
無名草子さん:05/01/10 01:45:34
さて、じゃあ、好きな盗賊の話でもしましょうかね。
俺はなんといっても雨引の文五郎かな。
仕事ぶりも死に際も思い切りが良くて惚れ惚れする。
ただドラマ版の、殊に目黒裕樹の演ったのなどは少し
(気障りな気がする…)
このことである。
俺は馬蕗の利平治だな。
彼が出てくるとその場面が転瞬、
「牛蒡色に染まる・・・」
のである。
伊砂の善八親分w
「盗法秘伝」は人気のあるエピソードだけど、やはり俺もファンの中のひとり。
あとは元盗賊になるけど豆岩かな。
鬼平最初期の悲哀漂う雰囲気をもっとも象徴する人物ではないかとも思う。
652 :
無名草子さん:05/01/10 12:15:44
葵小僧であろう。
シリーズの方向性を決定したといっても
過言ではあるまい。
実在の人物だしね、葵小僧。
654 :
無名草子さん:05/01/10 16:35:08
みなさんすごいね
名前聞けばなんとなく思い出すが、盗賊の名前まで覚えられません
三国志もしかり
鬼平、剣客、梅安の中でどれがお前ら一番好き?
俺はまだ剣客しか読んでない新参だから、なんともいえないけど、
レス見てると鬼平>剣客>梅安っぽい。
こういうのは荒れるかもしれないが、漏れは剣客が好き。読んでてほのぼのする。
梅安は結局は殺し屋の陰惨な世界を描いてるし、鬼平も主もちの武士と盗賊ってことで
どうしてもやるせない話になりがちだから。その分「密偵たちの宴」などは好きだけどさ。
後、白河の清き流れに住みかねる性格だってのもあるだろう。
でも、個人的に梅安も鬼平も大好きだし、愛読した回数は数え切れない。
そういう読者がほとんどじゃないの?
俺は
剣客前半>鬼平>剣客後半>梅安
かな。でも敢えて比較するならって程度で、実際は
> 個人的に梅安も鬼平も大好きだし、愛読した回数は数え切れない。
このことである。
658 :
無名草子さん:05/01/11 15:46:06
おれは
剣客>鬼平>梅安かな
池波さんも言ってたが、人殺しの場面を毎回書くのはつらいみたいな話で
どうも内容がダークだよね梅安て。だからなのか梅安はほとんど読み返さない
でも甲乙つけがたいとは思う
3大シリーズ以外だと、幕末遊撃隊とか銀座日記なんかは何度も読み返した
それぞれ作風というか、カラーがあっていいと思う
個人的には鬼平は極悪人を問答無用でぶった切るところがスカッとしていいし
剣客はほのぼのしてて理想の生活がいいし
梅安は独特の緊張感と彦二郎さんがいい
鬼平読んでたら感覚がおかしくなるが
ほんとは与力や同心って
町民からしてみれば絶対アタマがあがらない存在で
旗本なんてのは口きくこともできないんだよな
そう。特に天下の江戸じゃあねえ。
一万石かそこらの田舎の小藩じゃ、殿様が庄屋あたりに出向いて、百姓相手に
「お互いがんばろうZE」なんて言ってたところもあるらしいが。
こないだ越前・大野を舞台にした「そろばん武士道」っつー歴史小説を読んだけど
池波の言うとおり、本当に清廉な大名もいるもんだよな。
662 :
無名草子さん:05/01/11 20:59:04
夜の戦士、読みました
いいねいいねぇ
笹どのいいねぇ
終わり方もいいねぇ
傘徳ハァハァ
664 :
無名草子さん:05/01/11 21:44:14
剣客スペシャルでしたね
みなさん見ましたか?
鬼平スペシャルの番宣もありました2月8日だったかな
あの女の子可愛かった
尾美としのり(39)、こないだTOKIOの長瀬がやってた噺のドラマに
おっさん役ででてたけど忠吾役大丈夫だろうか
最近、現代に火盗が復活したら・・・という妄想をしている
粂なんてもう60ですよ。おじいちゃん。
塀なんて飛び越えられません。
三冬がブスでもう見てらんない!
>670
ドラマの方は見てないけど、寺島しのぶは嫌だなあ…
「シベ超」女優だけど。
しかし、「剣客」の原作、男色が多くて瞠目する。
なんか必ず死んだりしてるし。
助九郎ひどい…。・゚・(ノ∀`)・゚・。
盲目の武士と坊さんの男色の話は
感動した
>>672 『剣客商売』?
まだ読んでないんかな。記憶に無い。
念友話は多いな。
どうしてまともな美女を書かないんだろう。
顔のいい女は性格がおかしいし、性格のいいのは女ですらないこともある。
そして肉体がすばらしいのは顔も性格も悪い女ばかり。
あれって男色関係にあったという証拠はあったっけ。
確かに爺二人の友情にしてはちょっと粘着だったけど。
>>675 いわれてみりゃそうだな。
でも容姿が普通でも
「おめえのような躯の女は初めてだ・・・」
ってのはイイ
実際そういう人って現実にいるもんな。
池波自身が若いころ世話になった吉原の姉さんや
恩師・長谷川伸の「まぶたの母」のおたかさんなんかもそのタイプだったのか?
まともな美女じゃ話として面白くないじゃん!
久栄はまともな美女なんじゃないか?
681 :
お楽しみ弁当屋:05/01/14 12:43:28
先代の幸四郎版の「鬼平」の「井筒屋おもん」長谷川平蔵がラストに一瞬
だけ出るという趣向なんだけど、前半にすごい濡れ場がある。露出度は
たいしたことないのだけど、女の声がすごい。あれ今再放送できないんじゃ
ないかな。生々しすぎる。中学の時に見てドキリとした。志ん朝さんの
忠吾も良かったなあ。あと高島彩さんのお父さんの竜崎勝さんも。
久ゑの容貌って作中で表現されてたっけ?
よしんばまともな美女でも、作中の時代ではすでに50がらみ。
当時で言えばりっぱなばあさんだ。
683 :
無名草子さん:05/01/14 17:08:14
乙な大年増age
長谷川平蔵みたいな有能な官僚もいるけど
割合的にはほとんどの旗本が
ダメだったんだろうなぁ
なにせ愚兄の下に賢弟がいてもほとんど飼い殺し、
武を励めと言われても武を生かすこともできず、れっきとした旗本も大抵仕事には就けず、
年々暮らしはひどくなるのに収入を増やすこともできない。
いくら手柄を立てても出世もできなければ金も入らない。
作中の長谷川平蔵なんて、仕事をすればするほど貧乏になってるんだから。
やっぱり江戸時代は根本的に歪んだ世界だな。
小牧長久手の頃は一騎当千ぞろいと言われた旗本が腐っても、そりゃしょうがない。
無能な人間が官職についていても何も問題が起こらないというシステムなんですよ
問題は起こるぞ。
ただ華麗にヌルーする組織だっただけだ。
火盗みたいな臨時の組織はさすがに有能なのを選ぶんだろうけど
でもがんばるインセンティブを与えないってのがなんとも
有能と言っても、モチベーションにかける上に慢性的人手不足。
鬼平にしても、現代までその業績が伝わってるのは、主に人足寄場の設置を提言して
犯罪者・無宿人の再犯防止なんて一歩進んだ見方をしていたからだし。
大盗・日本左衛門や葵小僧なんて、歌舞伎のネタみたいな盗賊をとっ捕まえたこともあるだろうけど。
どれだけ有能な幕吏でも、頑張れば頑張るほど子孫が辛くなってしまうと言うんじゃ
頑張れるわけないよなあ。
690 :
無名草子さん:05/01/16 11:20:23
このことであった
691 :
無名草子さん:05/01/16 17:38:28
鬼平のDVD見ながら今から酒でも呑むよ・・・
「本門寺暮雪」いつ行っても貸し出し中なんだよなァ・・・・・
692 :
無名草子さん:05/01/16 21:38:00
//
/ / パカ
//⌒)∩__∩
/.| .| ノ ヽ
/ | | ● ● |
/ | 彡 ( _●_) ミ
/ | ヽ |∪| /_ コレ、うさぎはおらぬのか?
// │ ヽノ \/
" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(..ノ
「お呼びでございましょうか。お、長官…」
と、言いさして忠吾は言葉を飲み込んだ。これはまたずいぶんと
(熊じみたような…)
そう思わずにはおられぬ。
ここにもクマの人が…
ところでだ、鬼平で「構えて気取られるなよ」って台詞がよく出てくるけど、
それって「ここぞとばかりに張り切りすぎて、返って勘付かれるような真似すんなよ」ってことなのか
「勘付かれないようにここぞとばかりに張り切れよ」ってことなのか、そこのところがどうにも
(分からぬ…)
このことなんだけど、どうよ?
696 :
無名草子さん:05/01/16 22:16:20
くれぐれも用心して勘付かれないように気をつけるんだぞ。
698 :
無名草子さん:05/01/16 23:38:52
|┃三 ∩___∩
|┃ | ノ _, ,_ ヽ
|┃ ≡ / ● ● | 何?彦十がきたとな?
|ミ\___| ( _●_) ミ
|┃=___ |∪| \
|┃ ≡ ) ヽノ 人 \ ガラッ
三冬より、「手裏剣お秀」さんのが好きだな…おはるにドーイ。
「剣客」まだ、途中までしか読んでないんですけど、上記の話にしか
出てこないのでしょうか?お秀さん。
秀はその後も準レギュラー扱いで度々登場します。
そしてついには……!!
まあ読んでみて下さい。
>>688 作中では火盗には金のある奴が指名されるみたいだけどな。
平蔵はやたら優秀で貧乏になるのにもかまわずやるんで、
結果的に火盗は平蔵でないとって扱いになってるが、先代
長官は自腹を切って貧乏にどころか、あわよくば御役料まで
余らせて懐に入れようって根性だったし。
元々、人も少なく有能な旗本の目も行き届く小さな江戸を見た徳川重臣が
自分のところの有能忠烈な旗本と、贅沢を知らぬ愚かな東人を見て、
幕府の力の強大さを無条件に信じて作った制度だったのが問題だったわけだ。
土井・本多なんて幕臣はおろか神君ご自身でさえ、諸物価高と旗本の質的低下は予測していなかっただろう。
なにしろそれまでの徳川家臣団は勇猛誠忠人後に落ちず、主君のためなら貧乏粗食重労働に耐え
喜んで虫けらのように死ぬ、徳川家の忠実なマゾ狗揃いだったからな。
一向一揆鎮圧後はさらに。
>700
ありがとうございます。
秀さん出るのか(n‘∀‘)ηヤァーッホォ!
楽しみに読みます。
>>695 見るものが見れば、後者であることは
(火を見るより明らか・・・)
なのである。
705 :
無名草子さん:05/01/17 11:56:16
>>704さん、言うまでもねえが、俺とあんたは○○のお頭のもとで共に働いた仲だ。
今回ばかりは俺の顔を立ててくれねえか?
なあに、悪いようにはしねえ。あんたはこの金で上方にでもとんでしばらくあそんでりゃあいいさ。
つなぎはいつものように。それじゃ、な。
司馬遼太郎の随筆に若いころの池波正太郎がでてきた
司馬にもんじゃ焼き作ってあげてた
無論、
>>704は
自分が我れを忘れてその肌身に
(溺れきっている・・・)
女が、
>>705の女房であることを知らぬ。
あのお盗めのやり方というか、お盗めシステムそのものも創作なんだから池波正太郎って
(やっぱすげえよな…)
このk(ry
>>708 元々若い頃の放蕩無頼の青春時代で知り合った、足を洗った老盗賊に聞いた部分があるそうなので
そこからの想像がすごい、というべきかも。
多種多様の盗人どももオリジナルだからな。
実際の盗人は今のその場しのぎの空き巣や強盗とたいして
かわらないもんなんだろうな
死後までネタにされるような大盗賊はともかく、
普通の盗人なんて血を見るのも厭わず、だっただろうな。どうせつかまりゃ死罪だし。
実は隠れて大名の下屋敷に入り浸っていたんだろう。
714 :
無名草子さん:05/01/19 01:20:42
剣客商売の「秘密」っていいね。立ち読みして半べそかいてた
715 :
無名草子さん:05/01/19 21:09:20
買ってあげて
古本屋で安く買うか、せめて図書館で。
ゆっくり読もうよ。
剣客なら「狂乱」も泣いたよ…。
小兵衛が石山の背中を抱いて諭すところ、なんか涙出てしょうがなかった。
ああ、良かったと安心したのに。
「徳どん、逃げろ」もちょいホロっとくるな
「助太刀」にもジワっと来た。
おいらが泣いたのは真田太平記だな。
幸村の最後のシーン。
会社帰りの電車の中で思わず涙ボロボロと・・・
近くのおっさんに変な目で見られた。
>720
そのおっさんが、同じイケナミストなら、
清げな小料理屋で一杯いかが……?
となるのにな。
>>718 徳どん、いくらなんでも見込まれすぎじゃないか?
死別した兄にそっくりだったんだろうか。にしてもちとついていけない部分はある。
同じ剣客の、「隠れ蓑」でもちょい男同士の友情にしては依存度が高すぎたような。
自立した男同士というより、助け合わなければ生きていけない連中だったからかな?
いや、だから「勘違いじゃよ」云々のセリフが生きるのさ。
あの話の肝はそこでしょ。
夜明けの星で泣いたのは俺だけ?
就職まであと2ヶ月ちょっとか…懐が寒くってたまらねぇ。
あんまり気は乗らねぇが急ぎばたらきでもしねぇと、
とてもじゃがやってけねぇや。どこか良いつとめ先でもないものか…。
>>724 意外と居ると思うよー!原型の平松屋おみちも読んでみたいものです。
…ところで鬼平犯科帳の一本眉の話が好きな俺は少数派かなぁ。
>>724 泣かなかったけど、息をのんだ。
おみちにアノことを告白するのか否かで
「霧の朝」だっけ あれ好きだぁ
>>725 「ウホッ、いい忠吾」
「盗らないか?」
だっけ?
>>728 清洲の甚五郎に忠吾がおごられまくるやつ。
こういう微笑ましい話、好きなんですよ。
冒頭で兎忠が1頁近く放し続けているのも印象的。
「ウホッ、いい忠吾」って拉致監禁された話だっけ??
ついに念願のタニシ汁を食ったぞ!
みんなの食ってみれ。うまいから。
>>730 半年間、根深汁と飯と漬物だけの食事を続けた後で食うと格別!!
鬼平っておかっ引あんまりでてこないよな。
火盗は使ってないんだっけ?
司馬遼太郎のエッセイで池波氏の顔を、
「塩味のきいた昔の顔をしている」
「向かい合っていて日本人とはこういう顔
していなくちゃいけないと声をあげたくなる」って書いてあった。
塩味のきいた顔ってどんなんだろ。
一言で言えば頑固ジジイ。女をとろけさせる甘い顔立ちではなく
見られると背筋がびしっとするような顔立ちってことだろう。
晩年の白髪姿だと温厚な感じもするが、
若いころ(つっても50がらみ?)のころの顔なんて怖いぞ。
尊敬できる人だが、駄目と思われたらとことん軽蔑されそうだ。
好き嫌いが激しそうな人だよな
>>732 使ってる事は使ってるが、あんまり信用できないのが多いんで、手持ちの密偵の
方を重視してるって記述があったと思う。
セミレギュラーに本来は町奉行所の同心の下にいるが、火盗のために働く事の
多いのがいたと思う。付いてる同心も火盗に理解のある人なので協力的って
扱いで。
銭形平次みたいな紳士の岡引は実在しないのかな
>>734 小学校の校長先生みたいな感じだよね。
柴田錬三郎も似たような感じだよね。
739 :
無名草子さん:05/01/25 19:25:09
十手をちらつかせて町娘を手篭めにする
旗本から小遣いをもらい、なにかあったらもみ消す
無銭飲食当たり前
最近の校長先生は温厚、というより軟弱・弱気な人も多いそうだけどな。
下手に厳しく叱ったりしたら「体罰だ」とPTAのおばんどもが騒ぎ出し、
中学に入って悪党と手を組んだ餓鬼どもが陰湿な仕返しにやってくる。
カリキュラムをうまく考え、詰め込むように教育しないと、中学以降の学歴に障る、職務怠慢だと
またぞろ教育ママどもが騒ぎ出す。
結局、池波の言うように、女に教育を任せるから、小学校のときはいい中学へ、幼稚園のときはいい小学校へ、と
目先のことしか見えない。だから失敗するって訳だ。
ここじゃかなりのスレ違いだが、ゆとり教育を与えられてしかるべき初等教育が詰込み型で、
中学以降で「ゆとり」を取らせたら小ざかしい遊びに夢中になるに決まってるだろうに、文部科学省の木っ端役人どもはバカか?
池波の恩師の立子山先生だとか4年生のときの薩摩人の先生だとか、今の時代じゃやっていけないだろうな。
さて…と
>737
あと、「人形佐七」くらいしか思いつかんな。
なんかまだいたような気がするけど。
俺も戦前の兜町で働いてみてえ。
多分相場で失敗して消息不明になるだろうけど・・
>>734 サンクス。
なるほど、たしかに池波氏はそんな印象だね。
エッセイでも日本語を横に書くなとか、
石田三成の再評価についても聞く耳持たなかったり、
一徹な人というのが見て取れる。
744 :
無名草子さん:05/01/26 23:30:37
池波氏の朋友の、井上留吉さんはどうなってしまったのでせうか?
行方不明との文を見るたびに、涙がこぼれまつ。。。
池波自身は
(もう、この世にはおらぬ・・・)
のではと思ってたみたいだが、
池波と同年代のあの人なら、流石に亡くなられているだろうな。
資生堂パーラーの山田君も、どっかの海兵として死んだんだろうか・・・。
井上氏は戦後になっても東京にかえらなかったってことは、一家全滅でもあったんだろうか。
しかし越後から九州まで流れながら、彼はどんな気持ちで親友の書いた少年時代を思い返していたんだろう。
746 :
無名草子さん:05/01/26 23:59:16
>>745 けっこう泣けますよね。。
井上氏は福岡から、池波氏に「いつも読んでますよ」旨の電話をよこした
そうだが、本当に、どんな気持ちであったろうか、その事を思うと、
(胸が張り裂けそうに…)
なりますな。
いまさらながら>410は噴飯ものだw
コーヒーのみながら読んだら危険だね
何か頑張ろう、精をつけよう、ってときに栄養ドリンクじゃなく卵2,3個割って飲んだりするんだけど
これってよく考えたら間違いなく池波正太郎の影響だな。
しかも本当に精気が漲ってくるんだ、これ。十中八九プラシーボなんだろうけど。
妙なところに影響受けるひとだなぁ。w
むかしの人って粗食だから
ホントに卵とかでパワーでたんだろうなぁ
やっぱり寒いこの季節には彦さんに見習って湯豆腐ですよ。
そういえば剣客に鮎の焼き干で湯豆腐ってでてきたなぁ。
一度食べてみたい。すごい贅沢。
>752
ああ、あれすごい旨そうだった。
鮎の焼き干なんか…そのまま食っちまいそうだw
むかしやってたキリンの「うまいがいちばん」って見てた?
役所広司のやつ。
あれみて、池波正太郎の料理エッセイを読みあさったけど、あの番組そのものって、小説の料理を取り上げてないんだよね。
きっかけにしてるだけで。
最近では旅の香り時の遊びとかいうのが池波臭いな。
後半のコーナーで演歌歌手のなんとかとかいうのが江戸下町を散策する、と言うんだが
そっくりそのまま「池波正太郎が愛した〜」なんて副題がつくこともあれば
それとなく「前川」や「金田」「資生堂」なんかをだしてみたり。
そのことよ
河出書房から特集本が出てた。
さらっと立ち読みしただけだけど
書き手に佐藤某の名前が無かったのが好印象。
>>751 実は、江戸時代において卵を朝っぱらから二三個食うなど、
(贅沢なこと・・・)
なのである。
去年の終わりから剣客を読み出してようやく『春の嵐』まで到達。
今まで小気味良く一話完結だったのがいきなりの長編、
しかもそのサービス満載の内容に
(腹がはちきれんばかりに御馳走を頂いたような……)
心持ちでぐったりしております。
男泣きにむせぶ傘徳に小兵衛だけじゃなくこっちの目も潤んだよ。
762 :
無名草子さん:05/01/30 09:54:54
カルサン袴コスプレで町を練り歩いてる人いる?
普通の服がコスプレになってしまったのが、現代の日本なんだなあ。
まあ珍しくはなっただろうが、着物好きの人とかにはまだいるよ。
コスプレって事はないでしょうw
俺38歳憂国の士。
ここはある程度年輩の方の書き込みが多いと思いきや、20代と思われる者の書き込みも
チラホラ。
池波の小説を理解し愛する事が出来る若い世代がいるってことは、日本は大丈夫。
うへぇ
近所に「梅安治療院」というのがあるが…
>>767 ((((;゜д゜)))ガクガクブルブル
鍼灸の治療院?
五鉄って居酒屋が近所に在るけどやっぱり池波好きなんだろうか。
>>770さんの言ってる店とは違うと思うが
大阪・北新地のアバンザ堂島ビルの東隣に「五鉄」ってが店ある。入ったこと無いんで
内容はシラネ
>>771 おぉ!そんな所にも五鉄が。
こっちの五鉄は東京の下町だよ。
結構いろいろな所にありそうだね。
773 :
無名草子さん:05/01/31 11:08:03
非鉄金属関係者のオヤジが集まる飲み会で、
「五鉄」会というのがあるらしい。
774 :
無名草子さん:05/01/31 16:32:44
>>773 それは非常に
(興味深い・・・)
のであった。
みなさん、お先に……
777 :
無名草子さん:05/02/03 16:47:36
(アレが実写版三冬さんかぁ・・はぁ)
このことであった
>>776 この池波と言う人は、元々プロットを立てて書かないタイプ。
よりわかりやすく言えば、書き方が行き当たりばったり。
なので、長編などだと収集しきれない伏線や微妙に筋と食い違う場面も出てくる。
ってことだ。
剣客商売>梅安>鬼平な俺はやはり少数派なんだろうか。
て言うより剣客商売が圧倒的に好きで、他のシリーズはそんなに好きじゃない。
特に剣客商売の10巻くらいまでは、多分50回くらいは読み返したと思う。
理由は自分でもよく解からん。
780 :
無名草子さん:05/02/04 19:38:46
世間一般の評価(好み)では、
鬼平>剣客>仕掛人
と思われ。 自分もそう。
剣客は後半、物語が鬼平展開してるよ。
小兵と鬼平がだぶりまくりだ。
>>778 が指摘しているとおり、長編はつまらない。
というか、無用(物語の展開に全く関係ないエピソードなど)に長い。
なので、短編主体の鬼平、剣客の方がより好まれるように思う。
>>779 私もそんな感じですよ。剣客大好きというわけじゃなくあえて順番をつければだけども。
そんなに差はない
782 :
無名草子さん:05/02/04 20:07:48
剣客商売役の加藤剛になら抱かれてもいい。
783 :
無名草子さん:05/02/04 23:05:22
大小差して浅草を歩きたいのは俺だけじゃないはずだ
着物ちゃんと来て大小差したら歩くのにも一苦労だぞ。やめとけ。
それにしてもなぜに浅草?
短編集「あほうがらす」読んだら男色の話ばかりでげっぷしたw
何話目か、大石内蔵介の話のあたりでお手上げ。
別に当事の男色という文化にどうこうはないんだけど、ああも立て続けに食らうと。。
>>778 そうなんですか!…なんかすごいですね。
一瞬コナン・ドイルが頭に浮かんでしまった。
やっぱ、一発アイデア勝負の短編の方が面白いからな、この人も。
>>783 どうせ使えないんだから、和服だけ着て
「あんな重てえ刀(の)は持ち歩くのも面倒だ」と言っとけ。
でも、浅草もそうだし銀座もそうだが、老人は時々紋付羽織にシャッポなんて格好で
杖をついてぶらついてたりする。
若者には似合わないダンディズムなだけに、羨ましいよ。
やっぱり刀は落とし差し
どうせ武家の出身でもなければ
うまく使えるわけでもないくせに。
仕掛け用の針を3本くらいしのばせておけばいいんじゃね?
791 :
無名草子さん:05/02/05 14:50:52
「むぅん・・・」「や・・・」「げぇっ・・・」
792 :
無名草子さん:05/02/05 14:52:47
本所深川で不逞浪士と戦いたい
795 :
無名草子さん:05/02/05 22:46:20
又四郎・・・
796 :
無名草子さん:05/02/06 00:02:08
「その男」っていいね。それこそ、いくつものフレーバーを一つに凝縮させた感じだ。
薩摩と幕府の隠密物から、維新、西南戦争、色々入っていて面白い。
798 :
無名草子さん:05/02/06 08:56:31
鬼平が回想する中で、秋山小兵衛が出てきますね。ファンサービスか
ファンサービスと、
あと二人とも同時代に生きた卓越した剣客だったので
剣客界の優れた先達として小兵衛先生の名前はわかったんだろう。
大体において、専門的なアスリートの世界なんて狭いものだし。
後、秋山先生は田沼家と深いかかわりのあった(息子がほとんど若党扱いじゃ、関わりなしとはいえまい)人間だけに
幕臣としてもいろいろ知るところがあったんじゃないのかな。
800 :
無名草子さん:05/02/06 16:18:10
「五鉄」は3シリーズともに出てくるね。
「ないしょ ないしょ」は長編だが結構面白かった。
が、後日談は余分だった気がする。
801 :
無名草子さん:05/02/06 23:31:54
鬼が出た御前試合のレフリーしてたんだっけ?<こへえ
そう。ちなみに主催は田沼様。
同じように、秋山大治郎と小杉十五郎も面識程度はあるかもね。
父の剣友・牛堀久万之助の後継者だし。
高弟とはいえぬまでも、牛堀さんにゆかりある眉墨金ちゃんを大治郎はたたっ切ってるしね。
>>779 自分も同じ順番だよ。
「必殺」好きだったのでそのつながりで梅安読んで、
その時はそれっきりになってたんだけど、
たまたま祖父ちゃんの持ってた剣客を手にとって読み始めたら
止まらなくなって全巻一気読みした。
今思うと、それが池波作品に本格的にはまりだしたきっかけだからなあ。
その後、鬼平を全巻買い揃えながら読んだけど、正直あんまりのめり込めなかった。
同心とかの登場人物が多すぎて、頭の中で描き分け切れなかった。
年明けから剣客を読み始めて、ようやっと二巻まで読んだ池波ビギナーです。
もう既に散々語られている事かも知れませんが、先輩諸氏の見解を聞かせて下さい。
伊藤三弥の実父、伊藤彦太夫なんですが、一巻においては、
『剣の誓約』から『芸者変転』で、大治郎が三弥の右腕を切り落とした件を、
柿本源七郎の兄、伊作から申し伝えられた後、音沙汰が無いままに、
『まゆ墨の金ちゃん』で大治郎暗殺の黒幕として暗躍していたはずなのに、
二巻の『妖怪・小雨坊』では、彦太夫は「ぜひもなきこと」と返答したとされ、
また、小兵衛を訪ねた際も(よくできた仁じゃ)と好意的な描かれ方をされ、
末の男の子である三弥を(可愛いくないはずがない)としながらも、
柿本源七郎の異常な関係から、三弥の将来を「あきらめていた…」フシもあり…。
と、どうも彦太夫のイメージが一致しない感じがしたんですが…。
こりゃあ、池波先生のうっかりなんでしょうか?
それとも、彦太夫の親子愛と封建的責任感との葛藤だったのか。
はたまた、小雨坊に手を焼いた彦太夫が、
秋山親子この処理を押し付けた、といズルさを描きたかったのか…。
そう言えば『まゆ墨の金ちゃん』で、懸命に助勢をしないよう努めた小兵衛が、
『妖怪・小雨坊』では、散々嗅ぎまわって備えたあげく、
あっさり自ら小雨坊を斬った…という矛盾も、ちょと気になりました。
805 :
無名草子さん:05/02/07 06:29:19
池波先生の本は勢いで読みすすみましょう。
細かな矛盾点、本筋に関係ない伏線らしきもの、
はいっぱい出てきます。
軍鶏鍋食ったことないけど美味いんだろうな
東京じゃないと食えないのか?
小兵衛って五鉄に客として来た事はあったっけ?
>>806 軍鶏がおいしいところならどこでも食べられるよ。
ただ、五鉄風の味付けは、やはり関東なんだろうね。
後、江戸は知らず現代の東京には、田舎にあるものの大概が存在すると言うこともある。
>>804 実際、池波風に言えば
「伊藤彦太夫という男を書き始めたとき、勃然として彼の姿が脳裏に思い浮かんだ」んだろうけど。
無理に擁護すれば、伊藤彦太夫=秋山親子謀殺の黒幕、というのは小兵衛のあくまで推測。
809 :
無名草子さん:05/02/07 18:09:40
小兵衛が五鉄に来たとしたら、時代的に平蔵は京都だな。
これが「ないしょ ないしょ」や「黒白」後半あたりの時代だと
一階で小兵衛が鍋をつついている階上で、平蔵と彦十が酔っ払っててもおかしくはない。
>>805氏
> 池波先生の本は勢いで読みすすみましょう。
うはは、了解です(笑
いや、実は自分で打ちながら野暮ちんだなとも思ってました。
>>808氏
> 「伊藤彦太夫という男を書き始めたとき、勃然として彼の姿が脳裏に思い浮かんだ」んだろうけど。
なるほどなるほど。その時々のインスピレーション優先して、
軌道変更も辞さないというのが池波先生の“ノリ”なのですね。
> 無理に擁護すれば、伊藤彦太夫=秋山親子謀殺の黒幕、というのは小兵衛のあくまで推測。
それ、いただきです。伊藤彦太夫は村垣主水と別件で会談中に我が身の辛さを洩らし、
それを曲解した村垣が勝手にやった事だ。それが故に彦太夫は自ら小兵衛の隠宅を訪ねた…
とでもしておきます。
あ…「音沙汰もなかった」はずが「ぜひもなきこと」と返答した件は…忘れよう(笑
いやはや、ともかくスッキリしました。
お二人ともありがとうございました。
勢いで読んでる自分は剣客の『消えた女』の最後に
>*この作品は時間の前後関係に多少のズレがありますが、
>原作通りとしました。 編集部
と書かれているのを見ても全くピンと来なかった。
初読はストーリー追うのに夢中過ぎて細かいとこ理解する余裕がないんだYO!
……いや、それじゃいかんのはわかってるんですけどね。
今日はテレビで「山吹屋お勝」をやるようですな。
814 :
無名草子さん:05/02/08 21:22:55
ずっと思ってたんですけど、故・江戸屋猫八さんは彦十より
舟形の宗平さん役の方が合っていたように思えますが
忠吾が強かった
小船で川岸沿いの小料理屋に小粋に乗り付けたいのは俺だけじゃないはずだ
ほんの少し前までそれができたんだよなあ。
それこそ戦後でさえ。
今の東京を歩いてると悲しくなってくるよ。
池波の小説ではなくて、語り降ろし物も結構面白い。戦国時代物は結構ある。
>>817 地方とかでそういう趣向の料理屋作ったら儲かりそう
都市ではもう無理だろう
>>819 無理だろう。今の川はどこも汚れているし
どうしても高所得者向けのものになって計算しうる利益があんまない。
821 :
無名草子さん:05/02/09 17:54:44
その日、男は鬼平スペシャルを録画予約して自宅を出た。
しかし、男には心にひとつ引っかかることがあった。
というのは、居間にはコンセントの空きがなくて、ファンヒーターを使うときには
ビデオのコンセントを引っこ抜き、差し替えるということをいつもしていたからだ。
「録画予約のランプが光ってるし、よもやコンセントを抜かれることなどあるまい・・」
このことであった。
帰宅した男は悶絶した。このことについて詳しく語る必要はないだろう。
電気屋へ行ってきなさい
>>821
こういうの好きだ 激しくワルタ
824 :
無名草子さん:05/02/09 21:44:09
>>821 その後、男がホームセンターへ直行したことは言うを待たない。
おのれ、ようも仕てのけてくれたものよ。
日本語が滅茶苦茶ですw>825
もはや事ここに到っては、821のなすべきは、
「妻を亡き者にする・・・」
このほか、あるまい。
>>821は、むしろ静かに、刀の鯉口を切った。
予想するに下手人は母か姉or妹だと思うがどうか
その日…
821の家人は見るともなしにビデオデッキに目をやり
(おや…)
と呟いた。
(ビデオの録画予約ランプが光っている…)
このことである。
しかしファンヒーターを使うにはビデオのコンセントを抜かなければ
ならないのは言うまでも無い。
821の家人は激しく舌打ちをした。
(ええい…代わりのコンセントは無いし…なに構う事はねぇ、今時電気屋へ
行ってコンセントを買ってくるなんて悠長な事を言っていても始まらねぇのだ)
821の家人の目が異様な光を放ち始めた。
830 :
無名草子さん:05/02/10 13:41:31
と、暗闇から何者かの影が飛び出してきた。
「むうん・・・・・・」
胸に当身を食らった821は崩れ落ちた。
いつの間にか
>>821と家人が神韻郁々たる剣士になってないですか?
832 :
無名草子さん:05/02/10 19:17:48
新潮文庫版剣客商売を読んでおりますが、常磐新平氏に
よる各巻の解説文が非常に目障りです。
本文のコピーアンドペースト、筒井ガンコ堂の引用等に
数ページも割くのはいかがなものか。
常磐が嫌なら砂糖ry
>>832 なんと世の中にはその目障りな常盤の解説をまとめて一冊の本にした
「快読解読 池波正太郎」なる文庫まであるのだよ。
835 :
821:05/02/10 22:05:43
「ほう、俺のレスもまんざらじゃアねぇなあ・・」
男は、ほろ酔い気分で池波スレを眺めながら、自分のレスの反響に目を細めていた。
(しかし、誰一人鬼平スペシャルの内容について語ってはおらぬ・・・)
このことであった。
「時代劇板に鬼平スレがあるから、みんなそっちでしゃべってるんですよう」
このごろはおはるも小兵衛に教えられ、2ちゃんを大分に見て回るようになっていた。
>>835 > (しかし、誰一人鬼平スペシャルの内容について語ってはおらぬ・・・)
> このことであった。
ワロス(w
確かに皆ネタに夢中で、誰も語って無い。
>>836 > 「時代劇板に鬼平スレがあるから、みんなそっちでしゃべってるんですよう」
> このごろはおはるも小兵衛に教えられ、2ちゃんを大分に見て回るようになっていた。
上手いなぁ。さすがこのスレの方々は池波先生の文体をよく心得てらっしゃる。
しかしここはひとつ「むっちり」という単語を盛り込んで頂きたかった。
838 :
821:05/02/11 00:46:02
>>836 「むうん・・・」
男は、驚きのあまり失神してしまった。
「あらやだよこんなことで気を失うなんて、大先生!すぐきてくださいよう大先生!」
「えい!」気合声一発、喝を入れると男は息を吹き返した。
(なんとも情けないやつじゃ。近頃の二本差しなぞこのような輩ばかりじゃわい)
呟く小兵衛の頬をかすめるように、一羽の燕が矢のように飛んでいった。
完
小兵衛「はて、この男はどこかで・・・」
821 「はっ!秋山先生!」
続く
840 :
無名草子さん:05/02/12 21:49:56
821 「四谷の道場でお世話になりました821です。」
小兵衛 「しかしどうしたのじゃ?お前程の使い手がこんな夜更けに倒れてるとは」
821 「(まさか嫁の当身とは言えんし・・・)いましがた一刀流の使い手と思しき男に
不意に襲われまして」
さらに続く
841 :
無名草子さん:05/02/12 23:11:04
「ま、落ち着くまでゆっくりしていきなさい。おーいおはる!おはるや!酒肴の準備をはやくせぬか」
「いやですよう大先生たら。821さんにお酒は毒ですよう。今まで失神していたんですもの」
「おおそうじゃった。許せよ821殿!ともかくゆっくりしていくがよいわ」
この夜、821は恐縮しきりで小兵衛の顔をまともに見ることもままならなかった。
(今夜の俺の失態を秋山先生に知られでもしたら・・・)
このことであった。
しきりに泊まるようにすすめる小兵衛の申し出を固辞し、足早鐘淵をあとにした。
「むう、今夜の821の様子、ただごとではなかった・・)
小兵衛の双眸は鋭い光を放ち、闇夜をじっと睨んでいた。
続く
>足早鐘淵をあとにした。
足早に鐘ヶ淵をあとにした。です。
あわわ、むうん・・・
もう文体模写はいいわえ。
844 :
無名草子さん:05/02/13 03:26:58
三度の飯より好きだが、だからこそ逆に一冊も読んだことはない。
ところで、こちらの御仁は「毛饅頭」なる菓子を御存知か?
話の前後からうっすらと想像はできるのだが……どうも確信がもてませぬ。
どなたか覆い隠す事無く、はっきりと、伏字無用でお教えくださらんか?
男振を久しぶりに徹夜で読んだわえ。
いろいろ心に残る部分はあるが、一番心に残ったのは
家臣にハブられて、夜中に「すみませぬなあ」と冷酒をすする文吾の姿だったりする。
お人よしで、あまり物事を深く考えず、子供のようにはしゃいで人の逆鱗に触れる、そういう人って
思えばかわいそうだな。
影のナルニアで死に掛けの太陽を握りつぶした時の翁は、
真のナルニアへの扉をくぐったという描写がない。
あのまま置き去りにされてしまったのだろうかととても気になる。。
すまぬ・・・847だが、誤って豚斬ってしまったようである。
849 :
無名草子さん:05/02/13 17:03:19
幕末新撰組、新撰組ものは初めて読んだが、なかなか楽しく読めました。
新倉新八いいね
で、人斬り半次郎よんでます。
半次郎いいね
>>849 あぁ、いいよね。
法秀尼がいいですよね。
けど賊将編だと、二重顎の、デブで
ただの嫌な女になっててショックだった。
半次郎がよく食っていたへそ石餅が美味そうだったなあ。
食ってみたいと思ったが京都の六角堂でしか売ってないようだ。
852 :
無名草子さん:05/02/13 21:45:59
池波さんってアサリとか貝類が好きそうですね
853 :
無名草子さん:05/02/14 10:24:27
>>850 法秀尼いいですよね
後の再会のときも、やっぱり利秋(半次郎)は法秀尼に頭が上がらず、
例の「はアい」って返事するところがよかった
実際に薩摩なまりの人と話したことはないが、おいどん、ちげもす、西郷さぁ、などを
文面でみると、会話から憎めないというか、人懐っこい印象を受けます。
その男、では恋と性欲は別物、ときっちり割り切る鉄火な女だったな。
恋愛するなら杉虎之助、しかし体だけなら中村半次郎。
そういう女性は嫌いじゃないが、男の自分に自信がないと、扱いきれないだろうなあ。
人斬り半次郎、読了
あとは死に場所を探すだけ・・・
最後の最後は皆雄雄しく死ぬんだな
今の感覚からすれば・・・とても真似できないが
それでも涙なしには読めませんでした
856 :
無名草子さん:05/02/14 20:40:31
「剣客商売」読んでたら「仏の伊三次」て名前が出てきた
857 :
無名草子さん:05/02/15 11:55:58
スレ違いかもしれませんが、池波先生は日本刀の収集家
でもあったのかどなたかご存知ないでしょうか?
エッセイによれば「私は戦争というものを見てきているので、
何かを集めようという気分は起きないのである」と書いてる。
例外が戦病死した従兄のあつめていたこけしだが、それも自主的に集めたわけではないし。
よって、世の銘刀を血眼になって探し回るなんてことはないんじゃないか。
作中に登場する刀の選択も、特にマニアックというわけでもなく
折れのような只の時代小説好きでも聞いた事があるほどのメジャーな名前ばかりだしね。
平蔵の愛刀「粟田口国綱」なんかも、たかだか400石の旗本が持てるレベルではないようですし
小説作品を読んだだけで判断すれば、収集家としての「こだわり」といったようなものは特に感じないかなと。
そりゃまあ、400石の幕臣が帯びる刀、
ちょっと小金を持った浪人剣客の帯びる刀、
あるいは町人上がりのごろつき浪人の帯びる刀と勉強してはいるだろうけどね。
定期的に毛饅頭の話が出てくるのは荒らしなのか?
と今天魔を読んで、毛饅頭の意味を知ったので言うのですが。
妖怪毛饅頭
饅頭といえば
「どうにもたまらねぇ不味さだ」
といいつつ茶店の饅頭をガツガツ食べる傘徳と茶店の親父の
やり取りが面白い。
梅×彦で妄想する腐女子なんていたりするんだろうか?
865 :
857:05/02/15 21:18:15
井上真改、河内守国助、和泉守國貞、近江守助直、
加賀守貞則等畿内の刀工が好きなのかと想像して
いました。
>>864 そもそも腐女子なんかが池波に手を出すか??
池波自身も「若い女の子が自分の小説を読んでくれるのは驚きだ」なんて書いてるが
一般的に池波って大人向け、親父向けの小説だと思うし・・・
だいたい、あの池波の独特な文章で、
女はブサイクばかり、男もいかついのばかり、たまに優男が出れば気狂い犬か念友もち。
挙句、イメージ画像がさいとう・たかをじゃ悲惨なものがある。
867 :
無名草子さん:05/02/15 22:44:13
>法秀尼いいですよね
映画では確か大地喜和子さんが演じてましたが小説のイメージ
通りでした。
868 :
無名草子さん:05/02/16 18:38:00
>>866 女は大抵、鼻腔が天井を向いていて、金壺眼の怒り肩、大柄な奴ばっか。
けど池波は女でも剣客ぐらいだったら結構いけんじゃない?
さすがにあほうがらすとかはキツイんじゃない。
女は読まないって思い込んでるのは阿呆な解説者だけかと思ってたが、
読者もか・・・
つか時代小説の中では女性読者に人気が高い作家だろう。
まあ男女問わず読まれているわけだが。
普通の女なら読むかもしれないが
上に腐の字がつくのはなあ。
872 :
無名草子さん:05/02/16 21:59:18
池波小説読むようになって、蕎麦好きに拍車がかかった人は挙手ノシ
俺はあさりをぶっかけた深川丼に1票ノシ
卵かけごはんと根深汁が異常に好きになったな。
菜飯田楽食いに半年に一度吉田宿まで行くようになってしまった
こういう寒い夜には小鍋立てで一杯だな。
雪の降りきしる夜に
道端の蕎麦の屋台で一杯
小鍋に大根だけを煮たやつのどこがうまいのかと思っていたが
歳をとってからその良さに気付いたというエピソードは
多くの日本人が共感できるものだと思う。
どこからともなく山田五十鈴の哀愁漂う調べが流れてきそうだな
昨日は大根千六本に切ったやつと
油揚げで薄味のだしでさっと煮付けたものを食した
山椒を振りかけて。
昨夜は根深汁・・・と思ったけど豆腐とわかめも入れてしまった。
鬼子母神の近くに住んでいると、
まるでそこらの街角から帽子をかぶった池波氏が
(ふいに、あらわれるのではないか・・・)
そういう幻を見たりする。
883 :
無名草子さん:05/02/17 19:17:58
>>881 それ美味いよね。
俺は味噌汁の中で一番好き。
884 :
無名草子さん:05/02/17 19:37:42
885 :
無名草子さん:05/02/17 19:55:38
>粟田口国綱は?
こちらは同じ畿内(山城)でも古刀ですね。
根深=ごぼう でしたっけ?
ネギ
牛蒡
ゴボウみたいに痩せて、色黒の女が何度か出てきますね
味見しないと饅頭の餡が甘いかどうかもわからないとかなんとか、言ってたね
春の嵐だな。
饅頭というと、どうしても、餡の代わりに尻から出る黄色いものがつまったものを思い浮かべてしまう。
つーか食う前に臭いでわかれよ足軽野郎。
「真田太平記」読み終わって泣けてきた。
なんか、角があわれだ…。あんなオカンじゃおかしくなるわ。
あんなオカンを乗り越えて、角には成長して欲しかったなあ。
真田幸村と、和解したような場面あったから、安心したのにな。ああ。
根深がネギってのは、関東の感覚だよね。
関東のネギは青ネギ系の西のとは違って
地中で育てた白いところを主に食べるものだから。
892 :
無名草子さん:05/02/18 15:07:32
河出のむっ区本にいきつけの料理人の対談があるけど、美食家でもありいつも
銀座のホステスらしき若いおんなと食べにきてたなんて書かれて、
池波さんもあの世で苦笑してることでしょうなあ。
>880
激しく美味そうだとは思うのだけど、煮た大根が死ぬほど嫌いな
あたしにはちと敷居が高いようで。
いや、いつかは試してみようと思っていますがね。
嫌いなら無理に食わぬともよいわい!
895 :
無名草子さん:05/02/19 13:18:36
>>885 畿内の古刀かどうか覚えておらぬが、とにかく長谷川様が使ってた刀だから、池波先生も一振ぐらい持ってんのかなと思ったのさ。
池波先生の作品を読みはじめてから、べらんめぇ調の物言いと、
「まぁ、良いわさ」
ってのが口癖になっちまった。
896 :
無名草子さん:05/02/19 14:22:50
野田岩で飯を食ってきたよ。
>>893 大根のウマさは歳食ってからわかるもの・・・
と池波先生もいってますので、大丈夫でしょ
899 :
無名草子さん:05/02/19 16:20:09
>>898 俺は26だが、大根の煮物をハフハフしながら食い、冷やい酒(の)で流し込むのが好きなんだが。
俺はもう、オジイって事なんだろうか。
大丈夫、俺は19だが
近くの古いすし屋で章魚や貝でつくったぬたを食べるのは快味だな。
今は、造る人も少なくなったとさ。
君、本当は19じゃないだろう?
池波センセのかばん持ちを十年やってた人が、
今エッセイストとなって、食に関するコラムや紀行文を
いろいろ書いてるけど、もうほとんど文章の書き方が
池波センセにそっくり…w
もう佐藤の話はいい。嫌な気分になるだけだ。
>>901 そんなこといってると、「よう、わかりましたなあ」と驚かれるか
「そのようなこと、詮索するは無用」などとぬらりと目を光らせられるぞ。
そろそろ真田を読み始めようと思うが
ここはsage進行?
ところで、他人にすすめる場合、
鬼平→剣客読了の次にくるおすすめシリーズときたら何ですか?
>>905 なにはさておき三大シリーズの残り、梅安でしょう。
あとは・・・真田モノか忍者モノか、
「堀部安兵衛」「おとこの秘図」ラインという手もあるか。
>鬼平→剣客読了の次
ならば梅安を読む前に、乳房、黒白、ないしょないしょ等をどうぞ。
ゴルゴ13にハマって経済危機に陥る
↓
ほぼ買い揃えてほっと一息、と思いきや池波氏にハマって経済危機
↓
これもほぼ買い揃えてほっと一息
↓
と、思いきや 原作:池波正太郎 画:さいとう・たかを の作品の数々
なんかものすごいはめられてる気がする。
↑俺もまったく同じパターンw
さいとうプロの絵も悪くは無いが、もうちょっと線がすっきりしてる人にも
描いてもらいたいな〜。
>>861 ちと忙しくて久々に覗いてみたら、荒しにされてる…_| ̄|○
悪かったよぅ。「天魔」で毛饅頭が出てきた章を読み終わった時点で、
直ぐ書き込んだんで、ちょっと確信が持ててなかったダケだよぅ。
まさかその後の章で「…どの女ごも所有いたして…三冬さんのお臍の下にも…」
などと説明されているとは…なんかその後、次巻に至ってもまだ出てくるし…
池波センセも好きだなぁ、と思た。
まだ七巻を読んでる最中なんだけど、もしかして今後も度々出てくる?
たびたび出てくるよ。
でも、大治郎も結婚し、小兵衛も年老いていくうちに
だんだん書かれなくなって行くけど。
905です。
>>906>>907 本人に確認したら未読とのことなので、
梅安シリーズ、乳房、黒白、ないしょないしょにします。
短期入院の差し入れなので、十冊きっかり、ちょうどいいです。
どうもありがとう。
>>913 レスthx。やはり…(w
あんまり毛饅頭の話引っ張っても荒しと思われちゃうからここら辺で。
根深汁なんですけど、藻前等様は赤・白・合わせ、どれで作ります?
まだ「包丁ごよみ」買ってないんで池波レシピ知らないんだけど、
漏れは常々赤だし(豆味噌)で作ってます。
>>915 深谷ネギのぶつ切りに信州味噌。仕上げに七味。
ネギはお椀の半分以上がネギってくらいw 惜しげもなく使う。
池波小説読むようになって、大根の煮たのとか、きんぴらとか、
もう飽き飽きしていたおふくろ料理が旨く感じるようになった
エッセイで編集部に材料持ってってどんど焼きを振る舞ったら大好評だった。
てなことを自慢気に書いてるけど、そりゃあんた、大池波先生お自ら作ったものを
「あんま旨くねえっす」なんて言える奴がいたら神だよなw
池波先生の前で、わさびを醤油で溶いて刺身食ったり、
揚げたての天ぷらを無視して、お喋りに夢中になったり、
した編集者は、左遷?
自分でも言ってるが、
「あんなことしちゃ、うまいものもうまくなくなるよなあ」
と生暖かくヲチされていたのではなかろうか。
もちろん、料理評論家なんて人々がそのような浅ましき真似をしていたときは違うだろうけど。
「こころづけ」なんて渡す機会ねーよ。
自分で出来ない?パンカツくらい。
うちは鉄板を引っ張り出してやってる。
924 :
無名草子さん:05/02/24 19:27:44
三大シリーズを中心に面白い作品が目白押しだが、
個人的に「青春忘れもの」が気に入っている。
自伝だけど池波さんの原点、ここにありって感じだね。
小説類では女性が主人公のもいいな。
「雲ながれゆく」「旅路」「乳房」「ないしょないしょ」などなど
どれもこれもみんないい・・・
925 :
無名草子さん:05/02/25 10:44:05
ふと気づいたのだが、秋(山小兵衞)・(大治郎)、(お)はる、(三)冬。
夏以外の四季が名前に込められたのですね。
いや、ただの偶然ですが。
特に三冬は、元々知人の娘に三冬さんってのがいたの。
「三冬」っていい名前だな。
「お江」もいい。
>いや、ただの偶然ですが。
小兵衞が歳とともに夏が嫌いになるので、名前遊び
が得意な池波先生ならきっと意図的に秋、冬、春だ
けを採用したのかと想像したのですが。
>特に三冬は、元々知人の娘に三冬さんってのがいたの。
解説にも出てましたが、友人の伊手雅人氏に誘われて泊
まったという伊東の西東荘の娘さんだそうですね。
それは九泉の下の池波氏に聞かないことにはわからないね。
小兵衛の夏嫌いも銀座日記にある本人の夏嫌いが元ネタだし。
>本人の夏嫌いが元ネタだし
そういえば、鬼平犯科帳に登場する荒神の二代目お夏は
レズビアンの女賊でした。
テレビだと確か先代の妾だったんだっけ。
なんでだろ?
933 :
無名草子さん:05/02/28 22:51:15
>>807 最後の巻だったか、皆で五鉄へ行って飲み食いしてます
時間的に、ちょうど京で平蔵の父・宣雄が死に
平蔵が小普請入りしたあたりだろうか。
935 :
無名草子さん:05/03/03 09:22:39
京都、平野屋テレビ出てたな
新粉もちくいたい
936 :
無名草子さん:05/03/03 20:46:06
秋山小兵衞の両親や幼少のころについて書かれている
作品はないのでしょうか?
梅安シリーズの再読が終わった。
何度読んでも「絶筆」の二文字が切ないね。
平尾がどんな仕掛けをするのか読みたかったよ。
もちろん、梅安たちの仕掛けも。
「鬼平」もう少しで完読。
おいらのヒーロー小柳さんが、お園と…orz
いや、いいんだけどさ…小柳さん、幸せになってくれ。
お園はあのオニヘーの義妹だよな?
いや義妹じゃなくて妹。
>939
そうです。
なんか、クラスの中の、かっこいい硬派で優しいアニキが、転校してきた
バックに影の大番長が付いてる、はすっぱな女にもぎとられたみたいな。
いや、まあ、そんだけ…。
ああ、妹だったorz
あ、義妹っていうか、腹違いか
そうですね。母親違い。実の母親の名前と一緒でしたよね。
945 :
無名草子さん:05/03/04 22:43:32
鬼平は妹思いでも同じ作者の梅安は実の妹を殺してますね。
そりゃ、よって立つ立ち位置も違えば妹の性格も違うんだから当たり前だろう。
平蔵とて、お園が凶賊の情婦の女賊だったりすれば斬ってるだろうさ。バカらしい。
>>941 あんた、男か女か知らないが、別にいいんじゃね?
平蔵もバックについてるといっても、当のお園も小柳も、まさかに平蔵の妹だとは知りもしないし
知ったところで、その事実を何かに利用しようとは思うまい。それに、お園は言動において時と場所を弁えている。
>>946 (なにをそれ程に苛々していなさるのだ…)
思わずにはおられぬ。
948 :
無名草子さん:05/03/06 00:14:50
>>946 威張る事でもあるまい。
心ノ臓に悪いぞ。
( ゚Д゚)⊃旦 < なみなみと汲みこんだ冷酒でも飲んで落ち着け
なみなみと汲みこんだ冷酒を呷ると、
「あっと言う間に・・・」
気絶してしまう俺は、せっかくいい酒があってもどうしようもない。
辰巳柳太朗じゃないが、饅頭でもむしゃむしゃやって寝るとしよう。
>946
あーびっくりしたw
え?
じゃあ酔っ払いじゃないのか…
「
>>946には気をつけるがよい。狂人の馬鹿力は凄まじいものじゃ。よいな」
「はい」
>>946は躰を縛りつけられ、辻番所の土間へ坐り込み、胸を反らしあたりを見まわし
ながら、にやりにやりと薄気味悪い笑いを浮かべている。
「これはやはり、
>>946は、あの顔で損をしたのじゃな」
お前ら
>>946を気違い犬よばわりかよwwwww
ワロスwwww
>>946は口調こそ荒いが、言ってることは正しいと思うな。
「妹」というくくりで平蔵の妹と梅安の妹を同一視するのは間違いだし
お園はごろつきまがいの客相手に女手一人で酒場を営むからこそのあの口調であって
四百石旗本の女中としては蓮っ葉な態度は出していない。
おまえさんらはただ性格が悪いだけなんじゃないのかと小一時間。
>>956 >
>>946は口調こそ荒いが、言ってることは正しいと思うな。
ごめん、実は漏れもそう思ってはいたんだけど…。
あまりにも2ch的な斜に構えた物言いだったんで、
つい茶化したくなってやった。今は反省している。
なんでもいいけど、このスレって荒れはじめると、
池波の文体で書き込むレスが増えて、
結局荒らしも興ざめして帰っていくパターンが多いよね。
これ、荒れてるの?
どれが荒らし?
荒らしはいないだろ。
池波関連スレって2chとは思えんほど落ちついてる。
池波さんの人徳ですかな
964 :
無名草子さん:05/03/11 10:51:29
読者の年齢層が高めで、人間的に円熟しているからだと思いたい。
>>964 どうも自分自身は「人間的に円熟している」とは思えない(苦笑)
ところで過去ログにもあったけど、剣客の常盤新平氏の解説がうざい…。
今、新潮の新装版で読んでるんですが、これって以前の刷も同じ人ですか?
新装旧版云々はわからぬが、
TにしろSにしろ池波ものの解説がうざいのは 、
(いまにはじまったことではない…)
このことである。
梅安を狙う田島ナントカのモデルになったカメラマンの解説は
面白かった。ウホッ。
>>965 少なくとも佐藤隆介よりはマシだと思うのじゃが・・・
970 :
無名草子さん:05/03/12 09:20:42
>>969 あの例えはいかんだろ
わし読んでも生生しいぞ
食卓の情景が発禁になったりしてw
あぁ、「松坂牛は年増女、伊賀牛は処女」だっけ?
多分こってりとあっさりを上手く例えたかったんだろうけど、
うーん。どうなんだろ。
「池波正太郎著「食卓の情景」」の中にある分には別にいいんだけど
わざわざ県のポスターにのっけるのにはどうか、とは思うなあ
別に池波氏も、文学的な表現とかそう言うつもりじゃなく
戯れて言っただけだと思うので、もし存命中だったら、
それはポスターには相応しく無いよ、と断わったんじゃないかなあ。
まあポスターに使おうと思うセンスがおかしいよね。
何十年も前の「処女」と今の「処女」の違いってなんなんだろかね
976 :
無名草子さん:05/03/12 22:57:24
>梅安を狙う田島ナントカのモデルになったカメラマンの解説は
面白かった。
但馬一憲氏ですね。
池波志乃さんも「実にたまらない・・・」
「剣客商売(一)」常盤氏の解説で三冬の成りゆきについてネタバレしてるのには殺ってしまいたくなったものである。
978 :
無名草子さん:05/03/13 16:56:57
鬼平犯科帳(オール読み物)、剣客商売(小説新潮)、
仕掛人・藤枝梅安(小説現代)の3大シリーズは執筆
時、それぞれが月刊誌の連載だったからでしょうか、
繰り返しの説明が多く有りますよね。例えば料理屋
の隠し部屋とか、下屋敷の賭場とか、主人公の生い
立ちとか。
現在文庫版で読むとこの部分は飛ばしてしまうので、
あっと云う間に読み終えてしまうのが難点でしようか。
もっとも、月刊誌に連載中であったら次号を読むの待
ち遠しくてこれは又、別の悩みがあったかと思いますが。
仕事で藤枝行ってくるノシ
980 :
無名草子さん:05/03/13 23:14:53
逆だよ。伊賀牛が年増。
若鮎の香りを嗅ぐと「あぁ処女を抱きたくなった・・・」とか
生娘はやっぱりいいものですなあ
こう、おっぱいがこりこりとして
今剣客読んでるけど、これの解説全部常盤なの?(一回佐藤だったかも)
ホントウザいんですけどこれ。
バーで池波好きと偶然会って盛り上がったとか、
食卓の情景を5回読めとか、痛い痛い痛い…
一巻で平気でネタバレする非常識さ、
六巻では、池波正太郎の訃報を聞いて、さほど驚かなかった、
(事前に知っていたから、と倒置法で書いてたけど、お前なぁ…)
と余計な事かいていらん顰蹙を買ったり…