やっぱり
村上春樹のサンドイッチとビールか?
クリスティもおなかが減ってくるね
蔡菜飯店は美味そうな中華だけど後半暴走しすぎ!
きちゃない
2?
アラ2だった。
内田百けん先生の本でやたら牛肉ばっかり食べてるのがあったっけ。
筒井康隆のエッセイかなんかで、ウンコを輪切りにする話しがあったが、
アレは結局食ったのだろうか?
ヘミングウェイの本。
どちらかというと食べ物よりも飲み物の方がウマそうだけど。
無理矢理食べ物を出すんじゃなくてあくまでさりげなく出して欲しい。
お尻からな
東京グルメガイドと言った類のもの全部だ。
ギャートルズの肉 マンモスの肉 端からかぶりつく肉 そしてドテチン。
やっぱり映画やコミックにはかなわないね。
映画の「パルプフィクション」にでてくるサミュエルLジャクソン。
がチーズバーガーを食ったあとスプライトを胃の中に押し込む様子の、
美味そうなこと美味そうなこと。
ジョントラボルタのベーコンエッグを食いながら談笑してるところなんて最高だよ。
「ゴッドファーザー」でソニーが食ってるデリバリー中華も気になるけど。
やっぱり「美味しんぼ」と「酒の細道」が一番かな。
ミステリーになるが、アル中バーテンダーの作る
ホットドッグがむっちゃ美味そうなのを覚えている。
12 :
無名草子さん:03/08/30 06:31
向田邦子の随筆。おいしそうな酒の肴が多い。
13 :
無名草子さん:03/08/31 21:58
池波正太郎は反則的なまでにうまそうな食事シーンが多い。
14 :
無名草子さん:03/08/31 22:17
国語の教科書に載っていたチーズ工場の話だな。題名は忘れたが
15 :
無名草子さん:03/09/01 23:44
ぼくは王様シリーズ
「めだまやき」大好き
16 :
無名草子さん:03/09/01 23:53
金井美恵子の「愛の生活」で主人公が次々に一週間前までの
食事を思い出そうとする所。
牡蠣フライ、リンゴとレタスのサラダ、豆腐のみそ汁。
ポーク・チャップとジャガイモのサラダと葱と油揚げのみそ汁。
平目のフライ、できそこないのミンチ・パイ…
ってな具合に食べ物の名前が羅列されてるのがすごく食欲をそそった。
17 :
無名草子さん:03/09/01 23:56
宇能鴻一郎の食事描写。
ねちっこくてなかなかいいです。
グルメ小説を書いて欲しい。
18 :
無名草子さん:03/09/01 23:58
>>1 筒井ならフェミニズム殺人事件の高級ディナーのほうが個人的に…
19 :
無名草子さん:03/09/02 03:45
筒井康隆なら再高級有機質肥料だろ。
食欲を強引にそそられるのは大藪春彦。
20 :
無名草子さん:03/09/02 10:28
>再高級有機質肥料
スカトロマニアにはたまらんな
21 :
無名草子さん:03/09/02 16:37
筒井康隆のエッセイかなんかで、ウンコを輪切りにする話しがあったが、
アレは結局食ったのだろうか?
22 :
無名草子さん:03/09/02 16:58
水上勉の「土を食らう」
素朴でうまそう。
23 :
無名草子さん:03/09/02 18:01
俺も池波正太郎に一票。
旨そうな食事と、適度なエロと、主人公達の胸のすく活躍ぶり。
何度読み返しても飽きない。
24 :
無名草子さん:03/09/02 23:05
池波正太郎って「食卓の情景」が
一番おなかが減る読み物なの?
25 :
無名草子さん:03/09/02 23:34
「白い国籍のスパイ」作者忘れた
嵐山光三郎の「ほっぺた落とし う、うまい!」(ちくま文庫)。
文章はあまり上手じゃないけど、読んでると食べたくなる。
ホルモン焼きの所は感動して泣きそうになる。
27 :
無名草子さん:03/09/03 00:40
>>21 塩辛く、歯ざわりは…という描写が「俗物図鑑」にあった。
味わったのかも。
>>26 嵐山光三郎は新潮だったか文春だったかで
「コンセント抜いたか!」ってうまそうなエッセイ連載してるよね。
28 :
無名草子さん:03/09/03 14:46
おむすびころりん
29 :
無名草子さん:03/09/03 18:20
鬼平犯科帳
30 :
無名草子さん:03/09/03 19:15
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『蟹工船』 いや、覚えてないが・・・。
池澤夏樹「マシアス・ギリの失脚」
究極のカップラーメン小説
33 :
無名草子さん:03/09/22 03:12
風と共に去りぬの続編「スカーレット」
カニのスープだの
牡蠣のパイだの
肉汁タップリの厚切りハムソテーだの
見れば見るほど腹が減って仕方ないです(涙
シートン動物記に出てきた、飼い主と契約して
猫に肉を食べさせる「猫肉屋」
旨そうと思った私の家は、貧しかった。
35 :
無名草子さん:03/09/24 00:21
御馳走帖 内田百
36 :
無名草子さん:03/09/26 00:38
池波正太郎の『剣客商売』シリーズ。
色々つくったよ、おいら。
37 :
無名草子さん:03/09/26 02:03
池上正太郎の本はさぁ美味そうか?
それ以前に彼の年寄りじみた戯言が気になってどうもなぁ
女は板前になるのは無理だと言いつつ女料理人を褒めてるし
どうも考え方が戦争を経験してきたせいかふるっぽいんだよなぁ
まぁ当時戦争に男が真っ先にかりだされて、なんとか生き残ったんだから
いまさらこんな事を言ってもしょうがないと言えばしょうがないけど
言ってることに鼻につくんだよな
同じ愚痴も多い偏屈主人公の宗達の方が可愛げあるよ
まぁ年取ると石原慎太郎みたいになかなか話を聞かない
独善ジジィになりやすいかもね
でもちょっと彼の狭さを江戸の心意気とは感じられなかったなぁ
ハンニバル
39 :
無名草子さん:03/09/26 12:28
>>10 おーすめーすさーす
孤独のグルメがおすすめ
40 :
無名草子さん:03/09/27 12:11
> まぁ年取ると石原慎太郎みたいになかなか話を聞かない
独善ジジィになりやすいかもね
ははは、なるほど。
あなたは江戸っ子気性ですね。
41 :
無名草子さん:03/10/02 22:01
>14
カメすまそ。
アナトールというネズミが出てくるやつじゃないですか?
42 :
無名草子さん:03/10/03 00:27
スティーブン・キング 痩せゆく男
43 :
無名草子さん:03/10/03 02:11
クレイグ・ライス「スイートホーム殺人事件」早川文庫。
子供達が食べてる物、ごく普通のものなんだけどむしょーに食べたくなる。
おやつがないと読めない本。
44 :
無名草子さん:03/10/03 03:02
一時、雑誌で特集されてたけど
川上弘美「センセイの鞄」
いいとこついてくるんだなぁ
45 :
無名草子さん:03/10/03 06:55
マンガでも小説でも読んでいておいしそうな擬音語擬声語ってありますよね
私は「もぐもぐ」「バクバク」が一番好きです
なんだかモグモグはサンドイッチ、バクバクはステーキが一番似合いそうですね
焼き立てじゃぱんで「ボビョン!」とパンが膨らんだときは笑っちゃいました
「ちびちび」「むしゃむしゃ」「がつがつ」「ぐびぐび」
は美味そうじゃないなぁ
「食べるぞ食べるぞ」今江祥智
小柄で華奢なヒロインが作中ずーっと食べまくってたなぁ。
>>45 漫画家 川原泉さんの使う
「もぎゅもぎゅ」
が好きです。
48 :
無名草子さん:03/10/05 14:55
食べ物に関しては、
おいしい食べっぷりで書いてあるのがいいね。
写真より、作品の中の文字によだれが出てきます。
生唾、ごくっ、なんちゃって。
49 :
無名草子さん:03/10/05 15:35
>>48
それなら、スタインベック作品!
50 :
無名草子さん:03/10/08 01:05
新井素子「ひとめあなたに」の
ビーフ(?)シチュー
51 :
無名草子さん:03/10/20 16:19
けつろーん
∧_∧
( ・∀・)<自惚れな天狗野郎の糞コテは見てて寒い
/, つ
( ((_(_, )) )
しし'
どらえもんの未来のお菓子.かなり高くてのびたがたべた。
53 :
無名草子さん:03/10/20 16:57
ハーンの「食人鬼」
義兄の作るジャガイモソテー
55 :
無名草子さん:03/10/24 15:06
なんだろう。
食べ物ばっかだね。おかしいね。なんでだろうね。でも好き。
56 :
無名草子さん:03/10/24 15:07
そのうち誰か分析しだすのでは。
57 :
無名草子さん:03/10/24 15:10
やっぱ2ちゃんのNo.1は「蛙チョコ」でしょう。
58 :
無名草子さん:03/10/24 19:05
「大きな森の小さな家」かな。
外に降り積もった雪を皿に入れて、その上に熱々のメイプルシロップをかけて
食べる描写があった。
何回も読み返したくなるほど、おいしそうだった。
あとブタのしっぽを焼いて食べるところとか・・。
円谷幸吉の遺書
>11 アル中バーテンダーの作る ホットドッグ
テロリストのパラソルですね。あれは旨そうだった…
赤い薔薇ソースの伝説。
メキシコ料理レシピ入り。原作に凄く忠実な映画化もあったけど、
小説の方が好きだったかな。
62 :
無名草子さん:03/12/12 17:07
赤毛のアン!!
63 :
無名草子さん:03/12/12 17:07
赤毛のアン
64 :
無名草子さん:03/12/12 17:11
赤毛のアン!!
65 :
無名草子さん:03/12/12 17:12
赤毛のア〜〜ン
なんやねん
58さん、つぼがまったく同じです(^^)
58さん、つぼがまったく同じです(^^)
58さんとつぼがまったく同じです(^^)
三回言うかw
ギャートルズなど原始ものの漫画・アニメに出てくるマンモスの肉は、
絵だけ見ているとおいしそうなんだけど、よく考えてみると象なんだよなあ。
象は食べたいとは思わないなあ。
だいぶ前に読んだ星新一の作品で、家畜が全滅してカバの肉を食べる話があったが、
唐沢俊一の一行知識(トリビアの元ネタになった本)に、
あらゆる動物の中で最もまずいのはカバの肉と書いてあったのを思い出した。
72 :
無名草子さん:03/12/21 00:37
姫野カオルコ「喪失記」
の、焼肉・寿司・てんぷら。
うまそう。
このどれかを食べに行く時はあらかじめこの本を読んで
食べたい感をアップさせてから食べに行く。
73 :
無名草子さん:04/01/22 20:22
山田詠美のエッセイの料理うんぬんは美味しそう。
小泉武夫(東京農工大教授、発酵学・納豆でおなじみの人)が日経新聞
(夕刊)の木曜日に連載してるエッセイ「食あれば楽あり」は毎週欠か
さずにチェックしてます。この人の食い意地からほとばしる食への執着
と偏愛が文章にいい感じに滲み出ていて読んでいて、読み終えるといつ
も食欲が喚起され何でいいから無性に貪り喰いたくなります。
既に既掲載分が本にもまとめられているみたいですが、連載自体は今も
続いています。
食にまつわるエッセイ本でおすすめがありましたらどなたかこれぞとい
うのをお教えください。
75 :
無名草子さん:04/01/25 17:27
雁屋哲『美味しんぼ塾』『美味しんぼの食卓』
漫画より面白かった。(漫画も好きだけど)
単純に笑って楽しめた。
私も小泉武夫先生のエッセイは、よだれを誘う名文だと思います。
「ねばねば」とか「どろどろ」って、おいしそう。
76 :
無名草子さん:04/01/27 00:42
「指輪物語」の序盤に出てくるキノコが、なんか美味しそうだと思った。
あと、この本に出てくる食べ物は、普通に「パンとチーズ」って書いてるだけでも
すごく美味しそうに思える。
レンバスだけはなんかあんまり美味しそうではないが。
「シェフとギャルソン、リストランテの夜」
舞台がレストランだから、まぁ、当たり前っちゃ当たり前だけどさ。
話に出てくる料理のレシピが紹介されているのが、なんとも親切。
78 :
無名草子さん:04/01/27 23:13
田辺聖子は食べることが好きそうだよね。
小説でもエッセイでも、
おいしそう。
79 :
無名草子さん:04/01/28 02:10
水滸伝の好漢たちが食らう肉と酒の美味そうなこと。
鴨の丸焼きだの、牛の脚の煮たのだの。豪快にムシャムシャいきたい。
人肉饅頭は勘弁。
80 :
無名草子さん:04/01/28 10:38
クリスティのポアロ、マープルもの。
葬儀をおえて・・・ハムと鶏、牛びタングとサラダ、レモンスフレとアップルパイ
復讐の女神・・・骨付きの小さな羊肉、焼きポテト、プラムタート
ポケットにライ麦を・・・ベイコン、炒り卵、コーヒー、ママレード付きトースト
同じ推理小説でも、ネルソン・デミルとか現代の作家だと
冷めたドーナツとか、野菜サラダとかなんか味気ないな〜
81 :
無名草子さん:04/01/28 12:58
P.コンウェルの検死官シリーズで
スカーペッタがつくる料理は美味しそう。
忙しいのにパスタとか手打ちしてるし
82 :
無名草子さん:04/01/28 13:02
>>36さん
食事だけ抜粋した本もいろいろ編纂されてますよね。
大根の千六本とアサリをさっと煮て七味かけたのと
パンケーキに生焼けベーコンを挟み、メープルシロップ…
など試しましたが 美味しかったです。
(関係ないけど
池波関係でよく執筆するもと番頭?佐藤隆介って人の
池波なりきり文章は痛いよね)
佐藤某は有名な池波寄生虫です。
84 :
無名草子さん:04/01/28 19:17
木の周囲で湯気を立てる虎のバタと
それで焼いたパンケーキ
85 :
無名草子さん:04/01/29 03:00
>>84 いっぱい食べたんだよね。162枚?
つか釣りのつもりでつか?
86 :
無名草子さん:04/01/29 03:44
最近の作品はよく知らないけど、江國香織の食べ物描写が好きだったなあ。
覚えているのは、
「デューク」で水泳した後に食べるアイスクリームの「舌にうれしいあまさ」って描写と、
「流しのしたの骨」で彼氏のお土産のお菓子の描写
「乳白色の、うすい板状の食べもので、齧るとぱりんと割れる。固くて甘い。コンデンスミルクの味がする。」
なんというか、形容のしかたが上手だと思う。脳裏にその味がさっと浮かぶんだ。
87 :
無名草子さん:04/01/29 09:38
宮殿では朝食の時間を迎えており、メイド達が次々と豪華な料理を運び出していた。
それは朝食とは思えないほどの豪華さで、一般市民がこの料理を見たらこれが本当に
朝食か?と目を仰天させるに違いない。これだけで一般市民との差は歴然と離れており、
王様が毎日どのようにして暮らしているかはこの朝食だけでも想像がついてしまう。
なおも料理は運び込まれていく。
王様の目の前に全ての料理が出そろった。豪華で目を見張るほどの大きなテーブル。
目の前には全てが金で作られているナイフやフォーク。
そして、背もたれが必要以上に天井へと伸びている豪華なイス。
全てが”豪華”これ以上の単語が見当たらない程、豪華であった。
>87
なにそれ?
説明になってないっつーか・・・
89 :
無名草子さん:04/01/29 12:27
林芙美子の「放浪記」で
炊きたてホカホカのごはんに秋刀魚をのっけて食べる描写があって
おいしそうでした
あとは、内田百けんの「じゆんばり」かな。
俺も池波正太郎に1票。
>>37 何を読んでそう思ったんですか?
エッセイとかですか。
91 :
無名草子さん:04/01/29 12:56
銀河鉄道の夜にでてくる、鷺がお菓子になったやつ。
93 :
無名草子さん:04/01/29 14:55
ハサミ男
ミートパイ。
94 :
無名草子さん:04/01/29 19:05
>>73 お母さんのつくる
厚い卵焼きののった筍ご飯って美味しそうだったね
>87
レスありがとうございます。
このスレ読んだ厨房が触発されて書いたのかと。
だとしてもいきなり「なにそれ」はないですね。失礼いたしました。
サラ・パレツキーの、ヴィクのシリーズ、作中一回は食事のシーンがあるんだけど、なかなかです。
朝食のルームサービスでコンビーフハッシュを見つけて大喜びで頼んでしまった。
96 :
無名草子さん:04/01/30 07:21
宮部みゆき「初ものがたり」
主人公は共通の一話完結型時代小説。筆者自身あとがきで「食べ物の描写に力を入れた。」と
書いている。
97 :
無名草子さん:04/01/30 10:42
ありがちだが「センセイの鞄」
食事をともにすることを重ねて
心が結ばれていく感じ
このわた…渋〜
98 :
無名草子さん:04/01/30 11:13
100 :
無名草子さん:04/01/31 09:08
100
101 :
無名草子さん:04/01/31 12:29
『ハンニバル』。レクター博士が美味しそうに食べてたね。
102 :
無名草子さん:04/02/07 21:24
星新一の「処刑」に出てくる、水に溶かしてクリーム状にして飲む赤い粒。
水が黄色に染まって表面に緑の膜ができるとできあがり。
極限の状態で命を繋ぎ止めているものだという貴重さもあって、美味しそう。
103 :
無名草子さん:04/02/18 22:23
「ぐりとぐら」のまっ黄っ黄でふわふわの巨大たまご焼き!!!
104 :
無名草子さん:04/02/18 22:49
エイミー、ポンちゃんシリーズのどれかで
ゆかりのおにぎりを作ろうと思ってたんだけど
時間と根性がなくなって、ゆかりごはんの山に海苔をかけたものになった・・
という、そのごはんが、なぜか忘れられない・・・(ヨダレ)
105 :
無名草子さん:04/03/07 21:33
山田詠美は食べ物書くのうまいよね。なんか勢いがあって好きだ。
あと「いちげんさん」にでてくるチャンポンやギョーザやビールが
おいしそうだった・・・。胸が熱くなる、そのシーンになると。
106 :
無名草子さん:04/03/08 17:58
まだ出てないよね?
武田百合子著「ことばの食卓」
牛乳、オムレツ、キャラメル・・・
どこにでもある、なんでもないような食べ物のひとつひとつが
この人の手にかかると、ずしりとした存在感で迫ってくるのだろう。
特に、巻頭にある泰淳との想い出をからめた「枇杷」は圧巻。
「富士日記」での、淡々と羅列される日々の献立もいいんだけどね。
107 :
無名草子さん:04/03/10 16:55
>91
はげどう!あれは美味しそうだよね。
私は気になって、児童書コーナーで漫画版の「銀河鉄道の夜」をかりた。
(想像力が乏しいもので・・・)ぺったんこできらきら光ってておいしそうだった。
108 :
無名草子さん:04/03/11 05:16
>>106 赤坂から来る間のSAで食べるカニクリームコロッケ。
泰淳がたまに作る中華。 酢油漬け。 糸をひいた
うぐいす豆の煮たの。 外川さんが持ってきてくれる
手打ち蕎麦。 せっかくありついたのに鼻血を出して
花さんに譲渡した天丼。
おう、山田詠美なら、ロブスターのしっぽの
部分を茹でたやつに、溶かしバター→わさび醤油
(逆かも)ってのが美味そうだった。それと、
「みんなアメリカの肉はまずいと言うけど、それは
調理の仕方が下手だから。」「大量のバターで揚げる
ように焼いた私のペッパーステーキは、絶品」って
記述にヨダレがたらたらだったよん。
111 :
無名草子さん:04/03/27 20:50
↑イーーーーネ!!!!
112 :
無名草子さん:04/03/27 20:55
ろぶすたーの尻尾買える場所おしえてー。
113 :
無名草子さん:04/03/31 11:57
フジニッキアゲ
114 :
無名草子さん:04/07/07 23:49
あげ
115 :
無名草子さん:04/07/08 01:17
森茉莉のエッセイに出てくる料理。
116 :
無名草子さん:04/07/08 11:22
孤独の何とかって言う文庫。
名前忘れた。
117 :
無名草子さん:04/07/08 19:06
池波正太郎のエッセイの特に洋食とかがおいしそうでたまらんかった。
本業の時代物をほとんど読んでないのに
エッセイは全て揃えてるという。
京都のクッキーやみかんゼリー食べてみたい・・・。
野中柊の「食べちゃえ!食べちゃお!」
電車では読めない。よだれ出そうで。
ウェットな表現がちょっとやだけど。
>120
最近読んだ。おいしそーだしラッブラブですごいよね。
しかしそんなに仲よかったはずなのに
離婚したんだよね。無常を感じますた
(ノ∀`)
クリスティの「バートラムホテルにて」
バターがしたたるような“本物の”マフィンが食べたくなるよ〜〜!
>123
今は新しいオトコ(多分日本人)とLOVELOVEです。
あいかわらず美味しい食べ物の描写は上手。
しかしもう信用できないのであった。
126 :
無名草子さん:04/07/23 11:05
高里椎奈『薬屋探偵妖綺談』シリーズ。
主人公のサポート役がすごい料理上手だからそういうシーン多い。
池田あきこ『わちふぃーるど』シリーズ。
多分児童書だと思うけどレシピブックなんかも出てる。
北森鴻「花の下にて春死なむ」
創作料理の居酒屋の話。
坂木司「青空の卵」
主人公が料理上手で地方名物産好き。
127 :
無名草子さん:04/07/23 11:10
モンゴメリ「丘の上のジェーン」
128 :
無名草子さん:04/07/23 11:15
ぐりとぐらのカステラのレシピは雑誌「MOE」の
いつだかのバックナンバーに載ってる。
129 :
無名草子さん :04/07/27 19:29
長野まゆみとかも食事の描写がおいしそうで好き。
宮部みゆきの「初ものがたり」
季節ごとの文字どおり“初もの”が一話ごとに出てきて旨そう。
蜂谷涼著『ちぎり屋』
料理は数々出てくるがその中でも
ホクホクに蒸かしたジャガイモにたっぷりバタ−をつけ
その上に自家製の烏賊の塩辛をのせる。
バタ−の芳醇な香りと塩辛の磯味がジャガイモの味を引き立てるってなところなんか、なかなかに良い。
132 :
無名草子さん:04/08/08 00:14
>>106 どう考えてもへんてこりんなメニューだったり、泰淳さんだけ
脂ぎったものを食べていたりするんだけど、とても好きです。
生きてるんだなあ!!って感じ。
「遊覧日記」に出てくる天丼(鼻血が出てたべられない)とかも、いい。
森茉莉の、鯛を酢で洗ってその酢を使って酢の物にするというのも
気になってしかたない。チョコレートやビスケットの話もおいしそう。
渡辺満里奈のエッセイはいただけない。
133 :
無名草子さん:04/08/08 00:14
椎名誠
>132
同意。>満里奈のエッセイはいただけない。
台湾本しか読んでないけど
美味しそうな写真があっても彼女の文章で台無し。
なんていうんだろう、知性をアピールするのに懸命で
素直な言葉が出てないかんじ。
素直に書くとすごくバカっぽいかもしれないけどそれでも気取るより
いいと思うのだけど。
ぶっとびスープくらいかなあ、読んでまあ美味しそうと思えたのって。
135 :
無名草子さん:04/08/08 08:33
<<134
132です。そうそう。わざとオヤジみたいな言葉遣いにしてるのにも
違和感がある。なんか・・・「すこぶる旨い」とか、「しこたま呑んだ」
とかなあ。むしろ本上まなみなんかのほうが賢いんじゃないかと
思うことがある。
コラコラここは批判スレじゃね〜YO!
137 :
無名草子さん:04/08/08 21:11
そこまで言ってないじゃん?
本上まなみはええなあ。
藤沢周平『三屋清左衛門残日録』
行きつけの店「涌井」の料理の数々。特に「はたはたの湯上げ」が旨そう。
同じく、藤沢周平「ただ一撃」(『又蔵の火』所収)
じいさんが民田茄子の漬物を食うシーン。
139 :
無名草子さん:04/08/10 23:22
大草原の小さな家のシリーズ、いろんなの。
メープルシロップとか、豚をつぶした後の
尻尾をかりかりに焼いたやつ。クリスマスのキャンディだとか、
パーティのバニティケーキ。
長い冬の、そば粉のパンケーキだとか、異常にむくどりが
繁殖してそのむくどりを食べるところなんかもうまそう。
鬼気迫るかんじ。
140 :
無名草子さん:04/08/11 00:08
岡本かの子の小説/タイトル失念。
どじょうの老舗に、毎晩一杯のどじょう汁を楽しみにもらいにくる老人の話し。
骨をかむ静かなぽきぽきという音がスキ。
お嬢様のかの子はどじょう食べたことなくて
一度だけ夫にすすめられて口にしたけど
店をでてすぐ吐いてしまったとは思えないくらい美味しそう。
141 :
無名草子さん:04/08/12 16:01
>>93 ハサミ男、最近読んだよ。ヤラレター
主人公が作るシンプルな朝ご飯もなかなか旨そうな。
このスレのおかげで、敬遠してた時代小説に興味津々ですよ。
とりあえず池波正太郎だな、うん。
142 :
無名草子さん:04/08/13 23:45
>>139 そうそう!全部言われた。ズルイ!!
あとはなんだろ、塩漬け豚?グレイヴィー?
「ちび黒サンボ」のぐるぐる回るトラのバター、
ホットケーキ。もう出てるか。
>>139 そば粉のパンケーキいいよねぇ。
私が読んだのはホットケーキと表記されてた。
ふわふわ軽い泡のようなホットケーキを高く積み上げて、
とけた赤砂糖や糖蜜がすっかりしみこんだやつを
下の方からひっぱり出して食べる。
うちで焼くホットケーキは小麦粉のだけど、食べ方だけ真似っこ。
軽く小さめに焼いて、蜂蜜かけて積み上げとく。
そんで下から食べると蜂蜜とバターがしみしみでウマママー
144 :
無名草子さん:04/08/15 18:27
「ムーミン谷の十一月」に出てくる
ピラルクというでかい魚を焼いたの。
ムーミソなら、
飛行おにの帽子から出てくる
水から変化したラズベリージュースとかも美味しそうだった。
あとムーミソママが作るお弁当とかね。
ズバリ『我が家の夕めし』(アサヒグラフ)
昭和40−50年代の日本の有名人たちの自宅での
食事風景、メニューなんだけどすごい面白い
京都の高僧の精進メニュー、庭で焼肉の池田大作(汗
丹下健三の超絶豪邸に浮世離れした豪華メニュー、
遠藤周作は洒落なのか、普段どおりなのか
ご飯に梅干とメザシのみ・・・
小説じゃないので反則かもしれんけど一般書籍
ってことで許して・・・
147 :
無名草子さん:04/08/18 02:37
井上靖の”しろばんば”で、おばあさんが自慢料理として作るライスカレー。
もっと本格的なレシピを教わったお姉さんには「あんなのごった汁よ」
と言われてるけど、
「たくさんお替りして、お腹がはちきれそうになったら
寝転がって休んでまた食え」とかいうお婆さんの独特の甘やかし。
なんか自分もそうやって心行くまで食べてみたかった。
ウミガメのスープ
食えるかっ!
149 :
無名草子さん:04/08/18 03:02
海ガメのスープうまいんじゃい?海ガメ自体はたべないけど、ダシとかならフランス料理とかでも使うじゃなかったっけ
150 :
無名草子さん:04/08/18 03:03
↑うまいんじゃない? です
151 :
無名草子さん:04/08/18 03:24
死ぬまでに一度は食べてみたいなあ>海がめスープ
「バベットの晩餐会」でも、わざわざフランスから活きた
海がめ取り寄せてコンソメにしてたもんなあ。
152 :
無名草子さん:04/08/18 03:58
「不思議の国のアリス」だと贋海亀は甲羅つきのブタみたいな挿絵が載ってるね。
153 :
無名草子さん:04/08/18 04:15
154 :
無名草子さん:04/08/18 05:44
うさぎ亭のコロッケ定食食べた〜い
155 :
無名草子さん:04/08/18 06:22
156 :
無名草子さん:04/08/18 13:48
国民の貯蓄が食い物にされる予定だって?
そりゃ美味しいだろうさw
157 :
無名草子さん:04/08/18 16:27
古川ロッパ「ロッパの悲食記」
戦前から戦後にかけて贅沢した人なので
この人が好きなフランス料理とかも、今から見たら
重くて古臭いものばかりなんだろうけど、
当時は大多数の庶民が夢にも食べられなかった
ものだということを思うと、すごく興味がわく。
終戦直前、庶民がすいとんや芋を食べていた時も
軍部に招待されて、カツレツやらローストチキンやら食べてたり
戦前の箱根の冨士屋ホテルで、朝昼晩とメニューに書いてある
料理すべて持ってこさせて平らげたり・・・(大食漢)
同じ食べ方はできないだろうけど、味見してみたい・・・
158 :
無名草子さん:04/08/18 16:32
11匹のねこのコロッケ
159 :
無名草子さん:04/08/18 18:12
北方三国志の劉備と関羽と張飛が食ってた豚肉(?)
岩塩だけで味付けされたやつ
Cena Trimalchionis
161 :
無名草子さん:04/08/18 21:45
ナルニアの、白い魔女が出してくれたプリン
162 :
無名草子さん:04/08/19 00:33
森茉莉の著作に出てくる食べ物全般
(料理を再現したムックも最近出たらしい。未見だけど)
洋風料理が好きだったみたいだけど、一回目の結婚をした先で
舅の妾(実質上の妻)が教えてくれたという江戸風の料理もおいしそう。
(出典・ドッキリチャンネル)
○大根とゆずの薄切りを三杯酢につける”ゆずだいこ”
○生姜の角切りを散らした”牡蠣酢”
○鰯をおろしたのと大根を煮て、出汁と酢の味をつけた"煮なます”
○白身魚と筍、木の芽だけが具の"押し寿司”
なんか酢を使ったものが多い。・・・でもきっと粋な味だったような気がする。
163 :
無名草子さん:04/08/19 06:38
164 :
無名草子さん:04/08/19 14:17
ホッツェンプロッツにでてくる料理
165 :
無名草子さん:04/08/19 22:58
既出だけどヘミングウェイのは美味そう
「心が二つある大きな川」とかのキャンプでの夕食とかタマらん
166 :
無名草子さん:04/08/20 07:56
ちょっと変かもしれないけど、金賢姫の告白記にでてくる食べ物の描写ってけっこうそそられる。
慢性的食糧不足の北朝鮮でそだった影響もあってか、
食べ物への執着振りが伝わってくるというか。
ヨーロッパに潜入工作のとき、久しぶりに中華が食べられるので
嬉しかったのに同志のじいさんが体調悪くて一品しか頼めずガッカリ、とか
韓国の捜査員が、自分がお粥を食べている前でご飯と味噌鍋を食べていて、
香ばしい匂いに我慢できず次回から自分もご飯にしてほしいと頼むところとか
167 :
無名草子さん:04/08/20 09:53
山中恒の「ボクラ小国民」で読んだ気がするんだけど、
戦争中は穀物粉がなくて、珪土がまざった粉で団子作ってたべてたらしい。
あと斉藤美奈子が戦時中のレシピについての本を出してるんだけど、
イナゴがごちそうだったんだって。南方の兵士はクモやネズミも食べた
らしいけど、本土でもクモは蛋白源として推薦する本があったらしい。
168 :
無名草子さん:04/08/21 01:59
なにげに良スレになっとる。
ホッツェンプロッツ、おいしそうな食べ物が次々と出てきますね。
私はシリーズの最後にホッツェンプロッツが転職するレストランの料理が食べたい。
同じ作者のクラバートにもおいしそうな食事のシーンが登場する。
169 :
無名草子さん:04/08/21 05:11
団伊久磨のエッセイ「パイプのけむり」
ながーい連載だったから当然かもしれないが、食べ物のことが
折々に出てきて興味深い。
特権階級の生まれだし、欧州留学もしたし、色々おいしそうなものを
食べなれているという感じで、子供ながらにあこがれた。
このエッセイで存在を知った食べ物:生肉のタルタルステーキ、
朝鮮焼肉、クレソン、オリーブの缶詰・・・他多数
他にも羽田国際(!)空港のレストランで虹鱒のムニエルとデザートにバナナ(!)
とか、自宅の庭に生えたお化けキクラゲを炒めたのとか、
どこかの漁師の家の家庭料理の、食後ビリビリ辛味がくる貝の味噌汁
別荘のある大島で釣ったフグのフライ、とか・・・
どれもこれも、実際に食べれそうにないものばかりで
ゆえに一層想像が膨らむのだった。
170 :
無名草子さん:04/08/21 11:10
吉田健一の『私の食物誌』と『舌鼓ところどころ』(中公文庫)
酒田や神戸や長崎の食べ歩き文章が載ってるんだけど
朝から晩まで食いどおしで、読んでるとものすごく食べたくなる。
あと、食べ物関係のアンソロジーによく出る「饗宴」もよい。
文体が独特なので慣れるまで大変だけど、文庫は絶版にしないでほしいっす。
171 :
無名草子さん:04/08/21 16:23
上のほうで森茉莉の事が出てたけど、自分も好きです。
冷やして玉ねぎの輪を浮かせた牛肉のスウプ、とか
冷蔵庫がないので氷の入ったジャーにトマト、キュウリなどを入れて冷やして
それとハム、パンなどで取る夏の食事とか
缶詰のハンバアグ、シチュウとか(色々工夫しておいしくする)
平目の刺身を口に運ぶところなど
食べ物の描写を見ていると、自分も食べたような気になってきます。
172 :
無名草子さん:04/08/22 02:02
>171
この板に森茉莉スレありますので、どうぞおいでませ。
同世代で同じく文豪の娘幸田文の随筆は食べ物描写が少なくて残念。
あとは中公文庫の『檀流クッキング』(檀一雄)。
丸谷才一も宮脇俊三もほめた、写真のない料理本。
友達に「檀一雄って檀ふみの父親だよね」って言われたときに
「檀一雄の娘が檀ふみなの1」と力説した。今はあまり流行らない?
これが坂本一亀と坂本龍一になると微妙だけどね。
スレ違いにつきsage
174 :
無名草子さん:04/08/22 16:58
寺村輝夫の「ぼくは王様」シリーズ。
オムレツとかチョコとかおいしそう。
くじらのたまごから作る不思議なメニュー。
>172壇流クッキングいい。地面に鶏を埋めて焼くのとか。
息子の壇太郎さんの「自由奔放クッキング」なども大好き。
なんか、「食通気取り」じゃなくて、
おおらかに食べることを楽しんでるかんじ。
日本ではややマイナーな中国の大河小説「紅楼夢」。
貴族の食べるご馳走がおいしそうなんだ・・・。
庭園で食べる蒸し蟹、鹿肉のバーベキュー、
切り絵のように繊細な花の形のお菓子。
食べているのが美少女なのもいい。
>174の「ぼくは王様」も好きだったなぁ。
愛蔵版で買った。
いつか生まれるかもしれないわが子に読んでやる予定。
『リアル鬼ごっこ』(山田悠介)の、王様の「豪華な」食事。
王様はナイフがいらないほど柔らかいステーキを金のナイフとフォークで食す。w
177 :
無名草子さん:04/08/23 13:38
ああー
いきなりど忘れしちゃったんだけど、なんか、戦争中のはなしかなんかで、
仲間を殺して食べちゃうのあったじゃん。
あれ読んだときに、目の前にいる神経質そうなサラリーマン風の男の人、
食べたくなったよー。
図書館だったので、やめといたが。
178 :
無名草子さん:04/08/23 14:08
図書館がそんなデンジャラスな場所とは知らんかった
>>177
つうか図書館じゃなかったら食ってたのかw
181 :
無名草子さん:04/08/23 21:28
戦時中の食べ物描写は食べたくなるもの多い。
不良少女と呼ばれて(原作の方ね)のお汁粉食べたい。薄いの。
佐藤大輔「皇国の守護者」
架空世界の日本風料理が無茶苦茶美味そう。
183 :
無名草子さん:04/08/24 22:24
184 :
無名草子さん:04/08/25 06:13
たしか「酔いどれの誇り」だったと思うんだけど
主人公が自分で作った虹鱒の燻製を、それ専用の部屋につるしておいたのを
勝手に訪問者(頭の軽い娘と確か後一人)に食べられてしまうシーンがあって、
その燻製を食べてる様子が妙においしそうだった。
頭と尻尾を持ってむしゃむしゃ、平らげた後自分の指をなめたりして・・・
185 :
無名草子さん:04/08/26 18:39
宇能鴻一郎「あたし好きなの」
エロ小説だがすき焼きのシーンと部位の違うステーキ食べ比べるシーンは
それだけでオカズになる
>>147 便乗して「しろばんば」にでてくる黄色いゼリー。
しろばんばにでてくる食べ物ってどれも美味しそう。
187 :
無名草子さん:04/08/28 19:07
ゼリーで思い出した
「楡家のひとびと」で、甘やかされている長男が怪我したときに
養生のため毎日食べる、イチゴがたくさん入った大鉢入りののジェリー
下の子供が一口ももらえないでずっと見ているのが何とも・・・
188 :
無名草子さん:04/08/29 10:06
筒井康隆「薬菜飯店」。
是非食べに行きたい。
千夜一夜物語。
素麺菓子のナッフェー、アーモンドのクリーム、鶏や羊のロースト、
韮の飯料理ロズバジャ、レモンの砂糖漬け、トルコぎゅうひ・・・・
>>189アラブ系の菓子はごってり甘+くどさで
あんまり好みじゃないけど、文学上の描写を見るとそそられて
食べたくなる。
>>186”黄色いゼリー”って、どんなのでしたっけ?
191 :
無名草子さん:04/08/29 21:37
既出だけど斎藤美奈子の『戦下のレシピ』から
ヌカを弱火でじーっくり炒ると、チョコレートのような風味がするそうな
それを使ったビスケット。
あと、まだそれほど窮乏していない戦争開始時期の
男児用お子さまランチが凝っていた
・鉄兜のマッシュ
(芋きんとんをヘルメット形にまとめてシナモンをまぶし
額のところに星形人参を埋め込む:陸軍)
・軍艦サラダ
(舟形にくり抜いたリンゴにフルーツサラダ:海軍)
飛行機メンチボール
(ハンバーグ+ホワイトソースの上に、
切ったインゲン並べて飛行戦隊:空軍)
>>190 『そして若松園という大きな菓子屋へ立ち寄って、その喫茶部で菓子を食べた。
菓子を食べるということは、洪作には初めてのことであった。黄色のゼリーの菓子で、
スプーンを入れるのが勿体ないように、洪作にはそれが美しく見えた。
口に入れると溶けるように美味かった。洪作は、この美味さを上の家の祖母や、
さき子や、幸夫たちに知らせることができないのが残念に思われた。』
これですな。
瀬尾まいこ「天国はまだ遠く」
田舎暮らしの美味しい食べ物満載。
お腹すくよ。
194 :
無名草子さん:04/09/04 00:09
シャンソン歌手石井好子の
「パリの空の下オムレツの匂いは流れる」
パリ留学時代に、下宿のマダムに
栄養不足を気遣って振舞われた”ナスのキャビア”
ナスを中心に色々な野菜を炒めてペースト状にしたもので
「貧乏人のキャビア」とも呼ばれるとか。
真似して作ったら、とてもおいしかった。
195 :
無名草子さん:04/09/04 00:13
>194
よかったら簡単にレシピ教えて下さい
196 :
無名草子さん:04/09/04 00:21
美食倶楽部の白菜料理(正式名称忘れた……)
軟らかくて汁気たっぷりで美味そうだった。
197 :
無名草子さん:04/09/04 10:03
>>195今手元に本がないので自己流でごめんなさい
ニンニクをたっぷりオリーブ油で熱して香りを出し、そこに
タマネギ・セロリのみじん切り、皮をむいたナスの小角切り(大量)、
パセリの茎ごとみじん切り・・・を、順に入れて炒めていきます。
白ワインを少し注いで蒸発したら、好みでトマトピューレを少々加え、
塩で味を調えて
フードプロセッサーでピューレにします。これだけです。
ナスは必需として、一緒の野菜は何でもいいんですが、セロリは
おいしくなる素のようなので必ず入れます。
あと、オリーブ油は惜しまずたっぷり入れると良いです。
198 :
無名草子さん:04/09/04 16:11
>197さん
ありがとう!
うち、フードプロセッサーないのですが、なんとか
作ってみるね、ナスキャビア
199 :
無名草子さん:04/09/04 20:18
長野まゆみ
向田邦子のエッセイ「ごはん」。
高校の教科書に載ってるんだけど、
昼休み前に読むとお腹が鳴る。
うな丼。さつまいもの天ぷら。
201 :
無名草子さん:04/09/05 16:41
>197
うちの母は、私がちっさいころよくこれをつくりました。
ほんとにおいしかった。かりかりに焼いた薄いパンに
びっちり乗せて食べるんだ。
202 :
無名草子さん:04/09/05 22:10
浅井ラボの「されど罪人は竜と踊る」がホントに極たまにだけど出てくるよ。
ガユスの料理美味しそうv
203 :
無名草子さん:04/09/06 04:49
桐島洋子「聡明な女は料理がうまい」
男の部屋に遊びに行って、台所で見つけた全ての材料
(バターのかけら、腐りかけたタマネギ2ケ、ひからびたフランスパン、
スープの素、粉チーズの缶)を総動員して
オニオングラタンスープを作ったというエピソード、(創作か真実かは
さておき)カコイイ!と子供ながらに感銘を受けた。
霧島のその本は確かにおもろいが
なんとなく、ツクリが混ざってそうなきがするの
205 :
無名草子さん:04/09/06 17:04
↑ノンフィクションという触れ込みだったわけではないと思うし、まあいいんじゃないの
自分もこの本好き。食べる喜び、作る喜び、人に喜んでもらう喜びが感じられたし
簡単な料理でも、どこか品が良かったと思う。
”フローズンクッキー”はまず母が真似して作ってくれ、それ以降は自分で色々な
味を試みてせっせと冷凍庫に作りだめした。
幕の内弁当箱つかってシックに昼ごはん食べてるって言うくだりがあったけど
いつだか、別のエッセイストに
某女性エッセイストが、そんなこと書いてたけど、ウソウソって書いて手ワロタ
誰のだか忘れたけど、読めば一発で霧島のことカーって感じで。
207 :
無名草子さん:04/09/06 22:14
杉浦日回子女史の何かのエッセイで
「水から炊いた大豆に、大根おろし+醤油」をかけた一品が
いかにおいしいか、を得々と描写した文があって
それまでそんな食べ物に少しも興味なかったのに
ものすごくおいしそうなものに思えた。
208 :
無名草子さん:04/09/06 23:34
ん?しかしそれはまずそうだな。
209 :
無名草子さん:04/09/07 01:30
>>208でしょう?
でもその文を読むと
淡白な中にも滋味あふれる、一口はこぶほどに
ため息がつくようなおいしさだと・・・いう感じだったの。
江戸前の味なのかもしれませんね。
210 :
無名草子さん:04/09/07 03:03
藤原新也の「全東洋街道」のなかの、トルコで食べた・・・
というか、食堂の食い女(客の食事を平らげて勘定を増やすのが商売)
にたいらげれられた料理の数々。
食べたことも見たこともない料理ばかりだったけど、どれもコッテリ、スパイスが
効いてそうな感じがした。
211 :
無名草子さん:04/09/07 06:13
長靴下のピッピ、赤毛のアン、やかまし村、メアリーー歩ピンズの
お菓子全般に美味しそう。
212 :
無名草子さん:04/09/07 09:05
>207
杉浦日向子の食べ物の描写は(文章)意外にいいですよね
会津のお店の、つゆなしで、清冽な清水につけて味わう水そばとか
温泉宿で、炭火で焼く白子+日本酒とか
おいしそうだった。
そういう日本ぽい食べ物には筆がさえるけど
マキシムでフランス料理食べるところ(呑々草子)なんかは
照れが入るのか、真剣に書いてない感じだったなあ
213 :
無名草子さん:04/09/07 09:55
古い本ですが、森村桂の「食いしんぼ旅行」!
アメリカのテレビディナーとか、フランスのチョコボンボンに、金色のゼリー。
今では簡単に手に入るものばかりですが、
当時は珍しくて。
でも、ほんとに美味しそうなんです。
214 :
無名草子さん:04/09/07 22:45
>210
わかるー。前菜からデザートまで、アラックの水割りで流し込んでいくんだよね〜
思春期突入くらいで読んだため、フジワーラが何でもセックスに結びつけてるようで
妙に生臭く感じたなあ。
「アラックに水を加えると、乳か精液を流し込んだように白濁する」だとか
「林立する瓶が、ミナレット(イスラムの尖塔かなんからしい)か
コンドーム(か男根だったか)のようだ」だとか。考え過ぎじゃねーかーと。
215 :
無名草子さん:04/09/07 23:12
スペンサーの作る料理はシンプルだけど「男の料理」って感じで旨そう。
料理本も出てたよね。
あと、村上春樹の「遠い太鼓」を読むと、イタリアやギリシャに行って
旨いもん食いたくなる。
アレックス・シアラーの「チョコレート・アンダーグラウンド」は胸が悪くなる
程チョコ・お菓子のオンパレード。甘党にはたまらん!
216 :
無名草子さん:04/09/07 23:29
>214 210書いたものです
そうそう、食のシーンがどれも官能的というか、猥雑に感じたものです。
チベットだったかで、修行僧と一緒に暮らした後
下界に降りてきた時、ヒヨコをみて食欲と性欲がいっぺんに湧くとか・・・
中国の列車のなかで「ハム色をしたアメリカ人」とかいう描写に
米帝への反感を託している気もしたりW<全東洋街道
ちなみにこの頃70年代後半〜80年代?の中国は、
反日政策とかもしてないし一人旅も楽しかったと思います
丸山健司の『虹よ、冒涜の虹よ』
で、主人公に毎日差し入れされるお味噌汁とご飯がおいしそう。
218 :
無名草子さん:04/09/08 04:43
ハンニバル ガイシュツか?
栗本薫のエッセイ(?)で自分の高校時代のお弁当について語ったもの。
ご飯の上にかたーーーく焼いた目玉焼きと鶏肉の焼いたのだったかな?
なんか、実際にはものすごくしょぼそうな中身なのに、くらくらしてしまうほど
おいしそうな書き方だった。
そういうものは嫌いなんだが、食べたくて仕方がなくなったほど。
本の名前は忘れてしまいました。ずびばぜん。
220 :
無名草子さん:04/09/08 10:07
「くたばれグルメ」だと思います。<栗本
高校の時三年間毎日まったく同じメニューで続けたとかいう
ササミ弁当。
・トリささみを一口大に切って粉をつけて焼いたもの
・黄味がカタ焼きの目玉焼き
・ピーマンいため
・カリカリ小梅 だっけ
何をどう食べるかの順序が毎回決まっていたとか(常軌を逸してる)
高校時代に放課後立ち寄ったというホットドッグも美味しそうでしたね。
221 :
無名草子さん:04/09/08 14:49
野菜は、ほうれん草のバター炒めじゃなかった?>220
そうそう、あれはなんかおいしそうだった。
偏食+小食で、食べられるものが限られてたんだよね。
そういえば、その本には
”カップヌードルを一つ食べきれるようになったのが
つい最近のこと”なんて記述があった。その頃はかなり
スリムだったようだが、今は・・・
222 :
無名草子さん:04/09/09 10:13
>野菜は、ほうれん草のバター炒めじゃなかった?>220
あっ、そうだったかも。ありがと。何でピーマンと思ってたんだろ・・
昔の中島らものエッセイで、汚い中華食堂のあんかけ焼きそばが
意外にもすごくおいしかったという話のその描写がとても美味しそうでした。
223 :
無名草子さん:04/09/10 00:53
中島らもは、衝撃的に不味い店を「今の世の中かえって珍しいから
”あえて”捜し求める」なんてしていましたね。そういえば・・・
中島らも&わかぎえふのエッセイででてきた、センスのいい料理
(事前に、普段から小食で、今日も大変な空腹ではない旨伝えて
二三品みつくろってくれ、と頼んだ中華料理屋にて、二人前のメニュー)
1・アワビの旨煮
2・魚のクリーム系料理
3・青菜と筍を塩味でサッと炒めたもの
らもさんはおでんや湯豆腐の描写も、実に美味しそうですよね
あと、雪深い山寺でもてなされる白湯のおいしさ(想像で)なども。
暑さより寒さに弱かったのかな。
しかし、キャベツ鍋、お湯鍋は・・・きゃ、却下!
椎名まことの『哀愁の街に霧が降るのだ』だったと思うけど
コロッケをソースに泳がせるくらいビシャビシャにして
それをご飯のなかに埋めて(上からもご飯で蓋をして)
しばらく置いてご飯にソースが染み込んでから食べる。
ときどきやるけど、ご飯は本文通り、米どころの新米とかいいものだとモアベターです。
開高健「最後の晩餐」
和田金の牛モツは全てとろけるようでミノなんかサクサクで
肉汁がジュワーっとか言ってんじゃねえぞこの野郎! 食わせろ!
227 :
無名草子さん:04/09/11 00:09:12
>225椎名誠つながりで思い出しました
けんかか何かで、氏が拘置所に放り込まれたとき
出された食事。
アルマイトの弁当箱にはいった麦入りのご飯と
薄い味噌汁(確かワカメとフがわずかに混入)、
チクワの煮物、という貧しいメニューなんだけど
同房にいたオヤジが、チクワを一口ごとに
「うまいね兄ちゃん、これとてもうまいよ」といいながら
食べていたという所に妙にそそられた。
228 :
無名草子さん:04/09/11 08:10:31
>>224「さあ、お父さんが切り分けてあげよう」だっけ?まるごとキャベツ鍋・・・
だいぶ上のほうで出てた、姫野カオルコの「喪失記」
焼肉を食べる、主観的描写がたまらない。
”・・・(口の中に)ロースの柔らか味と(ビビンバのもやしの)大豆の粒の固さ、
そこにたれの甘味が加わる。それらが口蓋を通過するあたりでワカメスープをほんの
一口飲む。スープの塩味が喉で加わる。”
きっと作者は食べる事が好きなんだろうなあと思わせます。
ここに書き込んでる人たちも食べる事好きなんでしょうね
話が合いそうだ
林真理子の「ルンルンを買っておうちに帰ろう」
学生時代ローカルラジオ局?のDJのバイトで人気を得た林氏。
(声だけは鼻に掛かった甘い声の持ち主で、評判がよかったらしい)
その「マリリン」を見に来た男達に「なんだあいつか〜」といわれたときに
ほおばっていた、イカと里芋の煮物。
お母さんの手作り弁当のおかずって感じでおいしそう。
それに、せつない状況にちょっとマヌケなメニューが
読み物としてバランスいいなーとも思った。
231 :
無名草子さん:04/09/12 19:14:22
向田さんのエッセーのお料理は本当に美味しそうだった。
232 :
無名草子さん:04/09/13 06:16:12
深夜特急のイタリア編で、沢木氏がハマったというパスタ
”噛むと微妙な抵抗を感じる固ゆでの麺”
お気に入りはポモドーロだったらしい。シンプルなのがうまそう
イタリアを後にして、フランスとの国境近くでボンゴレを頼んだら
"アサリ入りのうどん”が出てきて、ああもうここはイタリアじゃないんだ
と思ったらしい
ありがちですがCWニコルの『冒険家の食卓』角川文庫だっけ。
猫スパ、ウンコチョコボール以外、みんなたまらなく美味しそう。
読んでるとお腹すいてくる。
自力で食い物を調達して火を焚いて食っていける
(食わしてくれる)男、カッコイイ!です
↑同意!ありましたねそういうの!
ウンコチョコボールの項、昔はただ面白く読みましたが
長じて料理の仕事につくようになり、そうすると
自分が精魂傾けて料理を作っている最中に阻害される事(つまみ食い等)に
ウンコチョコに匹敵するくらいの憤りを覚える事を実感しました。
(や、心の中で思うだけですが)
235 :
無名草子さん:04/09/16 03:17:04
窓際のトットちゃん で、トットちゃんに
お母さんが持たせてくれたお弁当
ほぐしたタラコ、炒り卵、グリンピースが
”お花畑みたいに”ご飯の上に乗っているというところ。
お母さんの愛情が感じられてうらやましかった。
>234
あの本は、なんでも美味しくいただく
=「食べ物に敬意を払う」
「食べ物をつくった人に敬意を払う」
「未知の食べ物≒異文化に敬意を払う」
……ことが人生を豊かにすることを
自然に教えてくれますよね〜。
イルカの皮の塩漬け食べてみたいなあ…
↑うろ覚えでスマソ
冒険家の食卓に出てきたのって、イルカの皮だったっけ
鯨の皮の寿司は覚えているのだが・・・
238 :
無名草子さん:04/09/16 18:55:08
宇野千代の料理本「わたしの作ったお惣菜」ていうのよかった。
色々な自慢料理が載っているんだけど、当時90歳くらいの宇野さんの
人生がしみこんだ色々なレシピが興味深かった。
そのへんのタレント本とは違う、地に足の着いた料理というか。
枝豆豆腐、あなごのバター焼き、梅干しチャーハン、かますの干物・・・など
作ってみたのは、どれもおいしかった。
一つだけまだ真似できないでいるのは、「極道すきやき」なるもの。
100グラム3000円くらいの牛肉にブランデーと醤油、卵黄たっぷりを
まわしかけ、焼くというもの・・・
「でも皆さんがお作りになるときは、100グラム千円くらいのお肉でも
十分おいしいものですよ」って・・・千円でもキツイヨ宇野先生・・・
でも食べてみたい・・・ジュル
>237
アラスカの無人の観測小屋か(確か)で、
前滞在者のおいてった保存食である件の食物(ムクタック)
をいただくシーンがあります。いかとチーズのあいのこのような味なんだって。
>238
私も、極道すきやきの最後の文には息を飲みました。
100g千円でも歩みよったつもりなのかも?と無邪気さも感じました。
薬味色々カレーとか、大平+押し寿司とか、白菜のごまあえとか美味しそうでした。
「当時の夫がこんな風にほめてくれたのお」、ってな感じで
無邪気に華々しい結婚・交際遍歴披露しているのも楽しい。
炒り黒豆は、「生きていく私」でも出てきますね。
240 :
無名草子さん:04/09/18 14:39:07
宮尾富美子 『櫂』
冒頭に出てくる、山桃の大盤振る舞い
ちょっと塩をまぶして、柔らかくてあまーい、はしりの短い果実を口に運ぶようすが
食べたことないけどぞくぞくするほどうまそうです
清水義範の『ブガロンチョのルノワール風マルケロ酒煮』だにゃ。
タイトルの料理も美味しそうにゃんだけれども、猫としてはやっぱり
「水晶魚の冷製」によだれを垂らしたもんだにゃ…。
242 :
無名草子さん:04/09/18 16:31:40
清水義範の短編で、
マグロの切り身を酒醤油ニンニクにつけ、粉をつけてフライパンで焼いた
ものを食す描写が妙においしそうで試してみたことあったんだけど、くどくて
いまいちだったな。作り方が悪かったんだろうけど
あれは何という短編でしたっけ・・・
はじめ人間ギャートルズのマンモの肉
244 :
無名草子さん:04/09/18 19:51:24
川上弘美「センセイの鞄」に出てくる酒のアテ各種
245 :
無名草子さん:04/09/18 20:08:28
金井美恵子の「彼女について私が知っている二・三の事柄」だったかな
ミックスナッツ食べてるシーンで
アーモンドとカシューナッツは先により分けて食べるのでもうなくなってて
ジャイアントコーン、ピーナッツ・・・などのつまんないヤツを食べて
油と塩と化学調味料で手がべたべた・・・ていうの、何かリアルだと思った。
自分もカシューナッツ先に食べちゃう派です・・・
同意! ジャイアントコーンやフライドビーンズ(そら豆)など、
油分少なく、いたずらにアゴが疲れるものばかり残りますね(笑
>166
インスタントラーメンが高級食品じゃないのに驚くとか
キューバではチョコレートもふんだんにあったとか
ウネに北朝鮮のお菓子マズーって言われて憤慨するとか
夢の中で家族(おそらく粛清されている)がうつろに食らい付く豚足とバナナとか
確かに多いですね 食べ物の描写
247 :
無名草子さん:04/09/18 21:46:13
>>246>>166(金賢姫の告白記)
自分が印象に残っているのは、正月に炭鉱支援(学生が
強制的にに炭鉱労働に駆り出される)に行き、その報酬としての
正月の食事。
豚汁、天ぷら、生のリンゴ、茶色の砂糖・・・
どこが正月料理?ってかんじだけど、北朝鮮では
豚汁→肉自体が入手困難
天ぷら→食用油があるのは暮らし向きのいい家だけ、
つまり揚げ物料理は超高級品
リンゴ→生の果物なんてめったに手に入らない。
凍ったリンゴがたまに売られると長蛇の列
砂糖→高級幹部の家でさえ砂糖はしまっておいて
特別の客に出したり、薬としてなめるもの
っていう背景を読んだら、なんだか切なくなった。
可愛がっていた犬が食われてしまったって話なかったっけ。<ヒョンヒの手記
「忘れられない女」の方だったかに。
かに
蟹
栗本薫の「グルメを料理する十の方法」
一般人には手の届かなそうな料理がいっぱい。
いちばん美味しそうだったのは家庭料理の店だ…
うに飯食いたい
「ノラや」
ノラの好きな
「コンビーフにバタと生卵を入れてこねまはしたもの」
「お寿司の卵焼き」
クルの好きな
「コロッケのわきづけのウヰンナソーセーヂ」
「グワンジイ牛乳」「シュウクリイム」
252 :
無名草子さん:04/09/21 18:37:36
>>251猫の食べ物ばっかりじゃん!w
グワンヂィ牛乳は、本当においしいらしいですね。
わたしは内田百間の「ご馳走帖」にでてくる
「こち飯」なるものが食べてみたいです。
おばーさんかお母さんだかが、幼いヒャッケンの身体を丈夫にするために、
当時生臭モノだった牛肉を、遠くの家に行って食べさせるところも
ものものしくてよかった
熱した鍋の上で牛脂をすべらせる「しゃあ、しゃあ」という音を読むと
美味しそうな匂いが立ち上るのが読んでても感じられました
>252グワンジイ牛乳、本当に美味しいんですか……
飲んでみたいなあ。値段もちょっと高くて普通の牛乳はクルは飲まないんですよね。
いまだったらよつば牛乳クラスかなあ
ガンジー牛乳
「どっちの料理ショー」で登場してたよ
那須で買えるような記憶
256 :
無名草子さん:04/09/22 01:27:33
えっ本当?情報マリガトー
ばななの何かで
どんぶりにプリンをつくって縁側で食べるところがよかったです
257 :
無名草子さん:04/09/22 02:35:17
>253
肉の臭いを消すために、食後にお酒でうがいをして
みかんをたくさん食べるんですよね
そのみかんもなんか美味しそうでした。
258 :
無名草子さん:04/09/22 09:29:58
内田百閧フ食べ物話、ツボの人多いのかなage
>251ノラの好きな寿司屋の卵焼きは、
「魚河岸で特別にもらってくる魚のエキスのようなものの汁」
が入っているから猫の口にも合ったのだろう、との事で
特別に出汁が入っているような描写でしたが
江戸前の卵焼きって、もともと出汁は入れないで作ってたんでしょうかね?
いや、関西の人がよく「東京の卵焼きは甘くてまずい」というのを聞くので。
油揚げを焼いて醤油をたらした、ジンバリうまそう。
「ハイジ」の白パン・ヤギのミルク・チーズ
自分は日本の食べ物より、外国の食べ物が出てくるほうがウマソー…( ゚Д゚)といろいろ想像できて楽しい
「
↑そうですね。あと、日本の食べ物でも、もうすでに口に入らないと思われるものも
想像力を書き立てられます。古川ロッパ、吉田健一、ヒャッケン、そういった人々
が特権的に口にしていた古き時代の、こってりした西洋料理などの描写も
結構すきだなあ。
吉田健一の書く「神戸のイタリー料理」で食べる”フェテュチネ・ヴェルデ”
(多分ほうれん草を練りこんだパスタに、おそらくバターとチーズをかけただけ)
の描写「味は太陽を食べているのに近いとでも言う他ない」。。。うーむ...
あまりおいしそうじゃない所がまた惹かれたり。
261 :
無名草子さん:04/09/22 19:38:04
スレドニー・ヴァスター(サキ)
主人公が最後に、満足そうに作って食べる、普段は禁じられているトースト
薪の火でこんがりあぶって、バターをたっぷりつけて....
262 :
無名草子さん:04/09/22 20:02:43
ノラが居なくなってから、お寿司を見ると思い出して泣いちゃうからお寿司を取るのをやめ
クルが死んでからは
あれからお刺身は食べていない。もうお刺身なぞ食べなくてもいい。
といって泣く百けん先生がいじらしい
263 :
無名草子さん:04/09/22 20:26:05
ちょっとスレ違いかもしれないけど、おいしそうなお酒が出てくる
小説があったら教えて欲しいです
264 :
無名草子さん:04/09/22 20:33:25
>261
同意!なぜ禁じられているトーストを堪能できたかは
読んでない人にはナイショですね……ははは
バターと言えば、「チャップリン自伝」
興行先で泊めてもらった人の家でいただく
できたてのバターを焼き立てのパンにつけて食べるところ
家庭に恵まれない茶にとって果てしなく美味だったと思われこっちもせつない
あと、題名忘れちゃったけど絵本(福音館だったかな)で
パンを手づくりする本
最後にほかほか焼き立てのパンを家族で頬張っている絵に添えられた
「のどが ごくりと なるよ。」
というテキスト。
読んでるこっちもごくりと唾を飲み込みました。
265 :
無名草子さん:04/09/22 20:41:44
>263
太宰治の『御伽草子』の一編「浦島太郎」に出てくる
竜宮城でもてなされるお酒はどうでしょう。
桜(モモだっけ?)の花びらの形をしていて、口に入れるとシュッと甘く溶けて
お腹には全然たまらず、
花の香りとこころよい酔いだけが残る……というもの。
酒のみで乙女チックな太宰の、理想のお酒なんだろうなあと思ったものです
266 :
無名草子さん:04/09/22 21:15:25
>>264自伝にもう一つ、ウェルシュ・ラビットという
チーズトーストみたいな料理がでてきた
たしかタマネギ、ベーコンの皮(?)、ビール、チーズで作る・・・
赤貧の少年チャップリンには、天下の美味だったのだろうと想像
しながら読んでた。(まずそうっていう意味じゃないですよ、より
いっそうおいしそうに感じるために)
267 :
無名草子さん:04/09/22 21:27:40
山田詠美「彼女の等式」(120%COOOL)
下心あるオヤジに高級和食をおごってもらってエッチな誘いをうまく
かわし帰宅、本命の彼氏が作って待っててくれる夕食も
よろこんでお替りして食べちゃうところ。
豚汁にはアサツキ、浅漬けには柚子が散らしてある・・・なんて
男の料理にしては細やか過ぎるともおもうけど、おいしそうなのだった。
>265その小説読んだことないけど、お酒の描写いい!
お腹にたまらず、花の香りと心地よい酔いだけ....かあ
ドラッグって感じですね
269 :
264:04/09/22 22:39:12
>266
それもありましたね。
きっと美味しいのでしょうが、廃物利用のお惣菜っぽいですね。
でも、いよいよ貧乏になってきたときに、パンのおかずとして買ってくる
焼肉のたれ、という食事よりはまだ豪華なんですよね……
あぶく銭が入った時刹那的な贅沢って感じで
二人前のお茶とケーキなんかを三人で分けるところ(正確じゃないかもスマン)もよかった
お母さんは苦境におちいっても
人生を楽しむタイプだったんだろうなと思いました
270 :
無名草子さん:04/09/22 22:42:57
最近読んだ『だりや荘』井上荒野。
でてくる料理がどれも旨そうなこと旨そうなこと。
お腹がぐうとなったね。
ウェルシュ・ラビットは、名前の通りウェールズのウチ飯だよん
ロンドン・ピカデリーのフォトナムアンドメイソンでは
えらくお上品なウェルシュ・ラビットが食べられます
「料理人」って本、最悪な。
料理の作る過程とか料理の描写とかがほとんどなくて
ただ淡々と主人公の男が小さな村でハバを利かせていく過程が書いてあるだけ。
イギリス人的にはカッコイイのかな、この主人公?
こんなつまんないの人に薦められないよ、まったく。
私それ好きなんだけど。
自分のお気に入りでないからって、そういう言い方はいくないよ
>>272 お前、イギリス人に料理の描写を期待してたのか?
アホとしか言いようが無いな
275 :
無名草子さん:04/09/23 00:49:17
まあまあ....マターリいきましょう
インドの名家に嫁いだタゴール映子さんの「嫁してインドに生きる」
あんまり聞かないインドの料理がおもしろい
ナスを蒸し焼きにし、辛子油とタマネギであえたペースト、ナンに巻いて食べる
アーモンドのすり潰しに蜂蜜と黄金を入れたシャーベットの朝食
マリファナ入りアイスクリーム菓子
神秘的・・・
276 :
無名草子さん:04/09/23 01:36:21
>269
>パンと焼肉のたれ
『愛を乞う人』の被虐代児童主人公の食事
毎日ごはん+でんぶを思い出した(泣
おいしそうじゃなかったスマン
焼肉のたれって、エ○ラとかじゃなくて
いわゆるグレービーの事だよね?
日本でいったら、うなぎのタレとかをウナギ屋でわけてもらって
ごはんにかけて食べるような感じだろうか。
毎日はきついなあ。
>>274 これ好きな人ってクロコダイルダンディとか好きな人かも。
酒のみくらべとか、大食い大会とか、
ナイフで手をグッサリとか、イギリス人的な
血の気の多さが目立って繊細さが感じられないんだよな、これ。
東野圭吾の「エンジェル」にでてくるエンジェル
適度に脂が乗ってて、そのくせ全然しつこくない
口に入れたとたん風味が広がりだしてそれがピークに達すると同時に
エンジェルの肉も舌の上でとろける感じだそうだ
ウェルシュレアビットともいいまつ
282 :
無名草子さん:04/09/25 18:18:51
児童文学だけど
「にんじん」の中で、唯一優しくしてくれるおじさんが作る
インゲン豆のクリーム煮みたいなの、おいしそうだった。
メロンの皮を食べるところはつらすぎるが....
283 :
無名草子さん:04/09/25 19:00:18
サガン追悼で・・・
「悲しみよこんにちは」で、セシルが毎日とっていた朝食
オレンジとコーヒー
アンヌが食べなければならないとすすめる朝食
バタつきパン
なんか、小説の中の、色々な背景の象徴って感じがする。
284 :
無名草子さん:04/09/25 21:25:51
倉橋由美子「スミヤキストQの冒険」に出てくるハム。
いやその、原料はともかく
チョコレート工場の秘密・・・だったかな?
に出てくるチョコレートの川。
ここで「だりや荘」知って読んだよー
初めて手に取った作者だったんだけど、久々にぐっと読めた
ありがとう!
森村桂の本。題名忘れた。
バナナケーキっていうのが出てきてすごーくおいしそうだった。
軽井沢に行った時、森村の出してるサテンで食ったけど、そんなにウマくなかった。
現実ってこんなもんなんだな・・・としみじみ思った。
288 :
無名草子さん:04/09/27 19:45:29
>283さんのまねっこで
森村桂追悼……
『お菓子とわたし』っていう本だったかな。
カトルカー、という、小麦粉、バター、砂糖、卵だかを1:1:1:1で合わせたカステラ。
フランスの家庭で教わって、帰国後お母さんに食べさせたら
昔知り合いの仏人にごちそうになった味と同じと言って泣いたというやつ。
あと、アメリカに行ったときに
いきなり豪邸におしかけて、滞在させてもらい
なおかつレモンパイのレシピも教わるという話も豪快(ある意味ドキュ略)
……で印象深い。合掌。
ひさびさに森村桂を思い出したら、訃報が・・・。
>288
ああ、そうだ。「お菓子と私」だ。
カトルカー作ったよ・・・・。
フルーツケーキもこれ読んで好きになったんだっけ。
カトルカール、だと思ってたけど
フランス語で発音すると「カトルカー」の方が近いのかな?
森村桂の本文にそう書いてあるから。
292 :
無名草子さん:04/10/09 16:05:23
美味しそうな小説の作者は、やはり美味しいもの好き?
料理が出来るかどうかは別として。
赤毛のアンは、美味しそうなお菓子オンパレードでした。
赤毛のアンの続編(どれだか失念)で、ダイアナが
「あんたのチョコレートケーキはもう美味すぎ…」みたいなことを
言うシーンがあって、そこだけすごい覚えてるよ。
どんなタイプのチョコケーキなんだろう?って興味津々ですわ。
あと、アンが焼いたビスケットがいかにも白くほっくりと焼けていたので
リンド夫人が感心した、という場面。
これはケンタのビスケットがほぼ実物に近いかなと予想。
川に放り込まれた金銀ケーキやら、レイヤーケーキやらは
今食べると、甘過ぎ&重すぎの古めかしいケーキなんだろうなぁ
初めてシフォンケーキ食べたとき、「レイヤーケーキってこれかも?」
って思ったりしたよー
「黄金色の泡のようにふわふわ」みたいな描写だったから。
294 :
無名草子さん:04/10/11 02:50:04
ジル・チャーチルの「ジェーン・ジェフリー」シリーズ。
読みながら必ず何か食べてしまう…
295 :
無名草子さん:04/10/11 06:27:13
和的なところで、
池波正太郎著「仕掛け人」によく登場する味噌汁ぶっかけ飯(たまご入り)が、庶民的なのにたまらなく食欲を刺激します。
>>285 ワラタ
ロアルド・ダールですね。
あれは映画化された『夢のチョコレート工場』を見るとうなされるから見るといい。
ウンパルンパとワンカがやばすぎるよ。
297 :
無名草子さん:04/10/11 06:46:51
全身火あぶりにされた人の本。けろいどしちゅー
【ラッキーレス】
このレスを見た人はコピペでもいいので
10分以内に3つのスレへ貼り付けてください。
そうすれば14日後好きな人から告白されるわ宝くじは当たるわ
出世しまくるわ体の悪い所全部治るわでえらい事です
>293
レイヤー・ケーキって、スポンジを底面と平行に何段か切り分けて、間にクリームをはさみ、表面をクリームや砂糖ごろもでコーティングしたものだそうです。
森茉莉の「甘い蜜の部屋」、叩いた牛のステーキの玉葱添えとか、鶏のコンソメとか・・あと、初めて恋人と過ごしたあとで摂る食事とか読むと、料理したくなります。
映画にもなった「ショコラ」、想像をボブ・サップ並にさせながら読みました。
300 :
無名草子さん:04/10/16 17:45:42
>>252 遅レスですが
こちの身を細かくして根菜なんかと煮たそぼろを
おつゆごとごはんにかけたものだったかと思います。
高級になると、錦糸卵とかいろいろな具と一緒みたい。
301 :
無名草子さん:04/10/17 00:40:13
井伏鱒二の「珍品堂主人」
抑制が効いていて、ジワっと食いたくなる。
読み終わって、蕎麦屋を探した。
絵本「ぐりとぐら」のパンケーキ。
唾飲み込みながら絵を眺めてました。
あの香ばしそうな黄金色…たまらんっ!
「かすてら」でしょ
304 :
無名草子さん:04/10/17 17:34:52
「ぐりとぐら」よかったね。
「エルマーの冒険」のキャンディも美味しそうだった。
「メアリーポピンズ」も。
305 :
無名草子さん:04/10/17 19:00:13
ぐりとぐらのカステラ食べたいよお。
小学校のときに読んだのではかぎばあさんシリーズも温かくて美味しそうな手料理が一杯出てきます。
手嶋悠介さん優しい文書きますね。
306 :
無名草子さん:04/10/18 07:35:47
ぐりとぐらのカステラ!!!!
思い出したよ、すげぇうまそうだった。
ぐり ぐら ぐり ぐら
ぼくらのなまえは ぐりとぐら
このよでいちばん すきなのは
おりょうりすること たべること
ぐり ぐら ぐり ぐら
カステラづくりで残ったたまごの殻のリサイクル車も(・∀・)イイ!!
「飛ぶ教室」でみんなが食べてる
クッキーのくず
309 :
無名草子さん:04/10/18 20:05:42
>>307 懐かしくて涙が出そうになった。今度本屋で読もう。
↑お願い。本屋で買うか、図書館で読んで……書店員より
>>310 ついワロタ。
若竹七海のミステリに出てくる料理はどれも美味しそう。
鮭とシソの実のスパゲッティとか、各種ソースで食べる一口コロッケとか。
チビクロサンボのパンケーキ
とらのバターで作ったやつ。
519 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:04/10/22 15:32:08 ID:TY04Obw1
遅レスだけど……
塾で受け持ってる生徒(小6男子)が、「大きな森の小さな家」
シリーズを読んで、面白いと言っていた。そこで、
「この本に出てくるお料理の方法を集めた本があるんだよ」
と水を向けると、読みたがったので貸してあげた。
数日後、返しに来た彼に、どうだった?と聞いてみると、
「せんせー、この本あかん。駄目」
男の子にはやっぱり無理だったか、悪いことしたなぁ、と
反省しかかった私に、次の一言が。
「読んでると、腹減って腹減ってどうしようもなくなる!」
お母さんにせがんで、実際にアイスクリームを
作ってもらったそうです(笑)
米原万里のエッセイ「旅行者の朝食」(文春文庫)に、ちびくろさんぼの「虎バターのパンケーキ」に
関する考察(?)が載ってた。
ちと夢が壊れるかもしれないけど、邦訳の妙を味わえるかも。
315 :
無名草子さん:04/10/25 16:28:40
ヒャッケン先生
「お茶漬けさぶさぶ、おかうこかりかり」
音がたまらない〜
316 :
無名草子さん:04/10/25 16:48:18
江國香織の小説も美味しそうなものがたくさん出てくる。
村上春樹は本当に腹がへる。ビールにスパゲッティにサンドイッチ。
ダイエット中に読みたくない。
317 :
無名草子さん:04/10/26 13:36:42
わかる。江國さんの幸せななんとかっていう本は食べ物ばっかでてきて
お腹すいた。個人的にはおばあさんとおじいさんが食べてた
卵焼きがツボだった。
吉本のキッチンに出てくる、「かつどん」。
衣がサクサクでお肉は柔らかくて世にも美味しい…とか…「私にも届けて!」と思った。
東海林さだおとかも読んでて物凄く腹が減る
あの、ミソシルとかタクワンとか身近なものをあそこまでうまそうに書くのは凄い
319 :
無名草子さん:04/10/31 21:12:24
村上春樹「アフターダーク」
デニーズのシーチキンサラダとカリカリトースト
食べたことある人いますか?
これしか、デニーズでは美味しくないと断言してるけど、
営業妨害にならないのかねw
んにゃ、逆に大威張りじゃないの?春木のオキニなんて。
ユーミンも昔、デニーズのまぐろたたき丼をはやらしていたな。
321 :
無名草子さん:04/11/02 20:56:13
デニーズで試したくなってきた(単純)
春樹おすすめ、食べた人いない?
>321 チキンサラダ!シーチキンサラダじゃないよ。
どこ読んでるんだ>319
妹が持っていた野中梓の「食べちゃえ!食べちゃお!」。
読んでいてうざいが、おいしそう・・・・・。
特に、クイーン・シバ・ケーキ
325 :
無名草子さん:04/11/06 22:19:54
で、デニーズの チキンサラダおいしいの?
326 :
無名草子さん:04/11/22 23:23:55
モーパッサンの「脂肪の塊」の主人公のバスケットの中身が
まだ出てないのがとても不思議だ。
雛鳥の丸焼きとか果物のコンポートとかフランスパンとか
小さなたまねぎのピクルスとかパテとかワインとか、、、、
あと、マンディアルグの「城の中のイギリス人」で、
モンキュ氏の城で振舞われるご馳走とか朝ごはん。
どうにも悪趣味で(そこがいいのだが)胸が悪くなるよなメニューの中に
いくつか本当においしそうなものがある、と私は思った。
甲殻類の殻に詰め込まれたデザート(ゼリーやムース)とか花のジャムつきパンケーキとか。
開高健の「最後の晩餐」で、あえて「トトチャブ」(食べ物じゃないか。)
328 :
無名草子さん:04/12/02 23:23:35
『もりのへなそうる』に出てくるお弁当は、子供の頃滅茶苦茶食べたくなったなぁ。
おかあさんは、いちごを とんとんと うすくきって、それに、はちみつを
とろとろとろっとかけたのを、パンにはさんで、サンドイッチを つくってくれました。
おかあさんは、たらこを やいて、それをほぐして、ごはんに まぜて、
きゅっきゅっきゅっと にぎって、ちいさな おにぎりを つくりました。
児童本やら絵本に描かれる食べ物って、何であんなに美味しそうなのかな。
「ファーブル昆虫記」のタマオシコガネムシの章
もう、なんつーか、さすがフランス人だな、と思わせるくらいに
コガネムシの食事風景を描写している。
何食べてるかって?いやそれは・・・
古典三題。
「海底二万マイル」
ノーチラス号で出る各種メニューの他にも、島に上陸したときの野バトの焼肉とか。
他にも、食用としての魚の話がたくさん出てくる。
「ロビンソン・クルーソー」
鳥やらヤギやら海がめやら。特に海がめがうまそう。
あと、初めてなべを作ったときのスープとか、フライデーに焼いたヤギの肉を食べ
させたときとか。
「モンテ・クリスト伯」
獄中で、希望を取り戻した時に飲み干すスープ。
これを読んだ時から「スープ」という言葉にとりわけ食欲を刺激されるようになった
気がする。
331 :
無名草子さん:04/12/03 12:48:49
「つづり方兄妹」理論社
作文コンクールの賞金で買う、粉ミルク。
貧困家庭に暮らす作文の天才兄弟が
貧しい家計をたすけて、長男は(赤ん坊のときの)長女に、
成長した長女は次男に
次男は三男に買ってのませる。
栄養のない時代に痩せた赤ちゃんが心づくしのミルクを飲む様子は
天の甘露という感じで美味しそうであり
同時に何ともせつない
和食党の私は「御宿かわせみ」を読んでると、
想像力が増して、翌日作ってみたくなる。
けど、材料が手に入らん!!
333 :
無名草子さん:04/12/04 10:57:07
椎名誠の旅行記のどれか(忘れた、スマソ)
エスキモーの人たちになめたけのスパゲティをふるまうところ。
速攻でつくってみて我が家の定番手抜きメニューに加わりました
瓶詰めのなめ茸をスパゲティにからめて海苔をふるだけです。んまいです。
↑麺が熱いうちにバターなんか掛けとくと濃くが出そうだよね。
ちょろっと生クリームをかけてもうまそ
ですよねー。
エンデの「モモ」のごちそうはほんと美味しそうだった。
子供心にのめるチョコレートとかいいなぁって。
実際はあんまり美味しいもんじゃないけどな…飲むチョコレート。
サラ・パレツキーのV.I.ウォーショースキーシリーズもおいしそうな料理が出てくるよ。
ミスタ・コントレーラスと一緒に裏庭のグリルで焼くマリネステーキとか
手打ちの「本物のパスタ」とか、たまらん。
でもヴィクって皿洗いは大嫌いでいつも流しがすごいことに…衛生面では難有り。
340 :
無名草子さん:04/12/30 17:33:52
>328
こんなところで「へなそうる」に再会できるとは。
幼稚園の頃(だったと思う)、萌えとったのだ。
森茉莉かな
トマトあまり好きじゃないんだけど「玲瓏玉のごときトマト」とか書いてあると食べたくなる
「記憶の絵」「貧乏サヴァラン」の卵の話も大好き
佐野洋子出てきてないよね
なんてこと無い食べ物だけど、美味しそう、田辺聖子さんもそう
吉田健一とか池波正太郎とか男性作家は美味しそうと言うより旨そうな感じがする
おいしそうな食べ物、中華なら断然南條竹則。
『満漢全席』『寿宴』『酒仙』。
全編これ中華。『酒仙』はお酒だけれども。
積んでる『中華満喫』と『飲食男女(翻訳)』早く崩そうっと。
344 :
無名草子さん:05/02/03 15:33:39
当たり前すぎて出て来てないのか?村上龍の「料理小説集」。
ガーリックをまぶされたパスタが脂でツヤツヤしている、とか、
生牡蠣がノドを滑りおちる、とか、
果肉のような蟹の身がねっとりと…とか、
官能的。たまらん。
開高健のエッセイもいいですね。貝にレモンを搾るとキュッと縮む、なんてところが。
食べ物についてのエロティックな描写が好き。
346 :
無名草子さん:05/02/15 15:22:49
開高 健の名前がでてくるなら
新しい天体
あと丸谷才一の
食通知ったかぶり
347 :
無名草子さん:05/02/15 15:27:26
小川洋子の本。
348 :
無名草子さん:05/02/15 16:36:04
「料理長が多すぎる」
349 :
無名草子さん:05/02/20 23:56:52
「賢者の食欲」里見某
ウミガメのスープを思い出した。
ある男がレストランでウミガメのスープを食べた。
そしてその夜に自殺してしまった。
さて、なぜだろう。
351 :
無名草子さん:2005/03/22(火) 21:24:03
人間の亀頭だったから
352 :
無名草子さん:2005/03/23(水) 08:59:15
死もネタかよ。
男は元漁師でした。
353 :
小石:2005/03/23(水) 10:08:49
湘南人肉医 グルメ小説並に美味しそうに人肉が描写されてるのでとても困る。
354 :
小石:2005/03/23(水) 10:19:23
ハリーポッターとアズカバンの囚人でチョコレートが猛烈にくいたくなる
ロアルド・ダールのマチルダはちいさな大天才
マーガリンをぬった黒パン、何でもないのに食べたくなる。
巨大チョコレートケーキとかも美味しそう。
あと、ジョアン・ハリスのショコラ
チョコチップとクリームと砂糖をたっぷり入れた
ホットチョコレートとか、フィレンツェ風クッキー
とか。たまらん。
角川文庫の表紙のチョコも美味しそう。
吉本ばなな「キッチン」は色々出てくるからお腹すいちゃったなー
特にカツ丼かな
357 :
無名草子さん:2005/04/29(金) 21:22:41
小川洋子の「シュガータイム」
過食症のハナシで(ry
キッチン!おじやもおいしそうだった…
359 :
無名草子さん:2005/05/07(土) 16:56:00
鬼平犯科長。久栄奥様の手料理がそそる。
新堂冬樹
吐きたいほど愛してる
361 :
無名草子さん:2005/05/15(日) 20:09:46
えーとね、田中啓文の
「異形家の食卓」
ってタイトルの短編集に載ってる
“新鮮なニグ・ジュキペ・グァのソテー。キウィソース掛け”
読んでみ。
凄いよ。
指揮者岩城宏之さんの「棒ふりの休日」
旬のホワイトアスパラガスを茹でて、塩とバターにつけて食う。
何ともウマそうだが、日本じゃなかなか食えないのが悔しい。
キッチンの映画版をみたけど、川原亜矢子キモス。
タイトル忘れたけど、宮本 輝作品で出てきたマロングラッセ?
おいしそうだったなぁ
屋根裏部屋で瓶詰めがたくさん並んできらきらしてる描写もスキだった。
365 :
無名草子さん:2005/05/30(月) 15:01:35
星新一「月光」のメロンとパイとアイスクリーム。
夢枕獏の「闇狩師シリーズ」の「餓鬼魂」
山で遭難し餓鬼に憑依された男が、次々と食べ物を妄想するシーン
美味そう…
367 :
無名草子さん:2005/06/18(土) 20:58:34
やっぱり村上春樹!
小説もいいけど
「村上レシピ」は日々の献立に貢献してます(爆
春樹といえば、『海辺のカフカ』で大島さんが食べてた
サーモンとホースラディッシュのサンドイッチがおいしそうだった!
あと、星新一の作品に出てくる体に悪そうな食べ物食べてみたい。
ボッコちゃんの出してくれる酒(ボッコちゃんのお下がり)とか?
S・キングの短編「生きのびるやつ」
主人公が
“コールドローストビーフ、コールドローストビーフ”
って唱えながら食べてる肉。
まあ、○○の肉なんですが。
(ちなみに○○に入る言葉で、“人間”って答えには
正解はあげられません)
>>369氏
とか、「空から降ってきたピンク色のゼリー状の物体」とか、
「水に溶かすと緑色(?)になる粒」とか。
>>371 「水に溶かすと緑色(?)になる粒」はいいね。
食事のたびに生きてる事を実感できるし。
373 :
無名草子さん:2005/06/24(金) 13:16:46
缶の隅に残ったビスケットの粉をホットケーキに混ぜて焼く、という話なのですが、誰のエッセイだったか思い出せません。ご存知の方いらっしゃいますか?
374 :
無名草子さん:2005/06/24(金) 23:51:34
ハンニバル
いや、本当に。たまらない薫りが漂ってくる。フォションのランチボックスとか、たまんない…。
チョコレート工場の秘密にでてくるおかし。
>>374 だからって他人の子供に喰わせるのはどうかと。
377 :
無名草子さん:2005/06/25(土) 20:16:34
村上龍の「5分後の世界」に出てくる豚肉入り赤飯が食べてみたい
378 :
無名草子さん:2005/06/25(土) 20:31:10
ぼんくらのお徳の煮物。特にコンニャク
379 :
無名草子さん:2005/07/01(金) 23:56:37
380 :
無名草子さん:2005/07/02(土) 13:28:34
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同じスレにはコピペ ┌╋┐ ┌╋┐
できるけど、違う ┃└╋╋━━╋╋┘┃
スレにはコピペでき ┃ ┃┃ ┃┃ ┃
ない不思議コピペ ┃ ┃┃ ┃┃ ┃
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トム・クランシー 「愛国者のゲーム」
英国で事件に巻き込まれて入院した主人公が
病院の食事に辟易していたときに差し入れられた
マクドナルドのハンバーガーとバニラシェイク。
アメリカ人ってほんとファーストフード好きだよなー。
あと英国からの客人をアメリカ料理でもてなしたいといって
焼いてたシンプルなステーキ。これは本当にうまそう。
383 :
無名草子さん:2005/09/12(月) 04:57:37
有吉佐和子 「和宮様御留」より
キツい女房の「藤」が持ってくる「道喜(粽屋)のおあつあつ」
白いつきたての柔らかい餅に、菱形の紅色の餅を乗せ、
白味噌の餡と、甘く煮た牛蒡をのせて二つに折って食べる。
「この世にこんな取り合わせがあるかと思うほどの美味」らしい。
もともと宮様にと献上されたものだから味は保証つき。
主人公と側の女房とでガツガツ食べまくる様子が
最高に空腹と唾液を促す。
>>383 初釜の主菓子としても用いられる“葩餅”ですか?
385 :
383:2005/10/20(木) 16:25:34
>>385 京都じゃなくても、正月頃になると和菓子屋さんやそこそこの銘菓店では
季節の和菓子として売ってますよ、はなびら餅。
私も甘い味噌とゴボウの風味が大好きです。
387 :
385:2005/12/08(木) 10:54:12
>>386 ありがとう!
正月まで1ヶ月切ったから、そろそろ和菓子屋さんチェックしてみるよ。
ついでにサルベージ。
ハリポタ。どれもこれも美味しそう。
バタービール飲みたい。
389 :
無名草子さん:2005/12/08(木) 12:46:03
深夜特急の香港編
食い物がどれもこれもうまそうだ
>>388 ハリポタのバタービールと
光車のドミノ茶 (2大飲んでみたい大賞)
391 :
無名草子さん:2006/01/03(火) 20:08:41
あげ
アシモフ「夜明けのロボット−下」
に、出てくるパンケーキ、パチンカ!
栗のピューレと蜜などの詰め物が入っていて、
勢いよくかむと、割れて中身があふれてきてしまう…
味は甘すぎず、口の中でとろけるよう…
実際は実在しない食べ物なんだけど、ごっつ食べてみたい。
パンとチーズとぶどう酒
ワインじゃなくぶどう酒
小説じゃないけど天才バカボンで出てきた
バカボンが、布団の綿に、砂糖をかけて、綿飴だ〜っつって食べるヤツ。
実際に、綿に砂糖まぶして食べてみたけど、まずかった。
395 :
無名草子さん:
>373さんへ
林真理子さんの「食べるたびに哀しくて」だと思います。朝、売れ残った餡パンやジャムパンを
おひつに入れておくと、中の餡がとろりと溶けてくるんですよね。おいしそうな描写が続くので、今も愛読書です。