屁理屈ぬきで一番おもしろかった小説は? Part4
スレタイトル通りです。
次の駅で降りるはずがいつのまにか終点だった、
今日は学校・会社なのに気がついたら朝だった、
そんな小説達を語りましょう。
詳しくは
>>2-5 へ。
2 :
無名草子さん :03/05/14 13:29
2ゲット
豊臣秀長 作者境屋太一 PHP研究所出版
果てしなき旅路 ゼナ・ヘンダースン
山岡惣八の徳川家康。
>>2-5は前スレのをコピペするつもりだったけど、
新スレ立てたら見れなくなっちまった。
詳しい人いたら書き足してください。
まあ1だけでも良いと思うけど。
ただ集計人は募集。
過去スレのあの集計結果は偉大だったなあ。
誰か持ってないかなあ?
新スレが立つのを待ってたんだけど、誰も立てないので、
不慣れ手申し訳ないのですが、立てました。
前の偉大な集計人さんが戻ってきてくれたら良いなあ。
バルカン戦争 ウィルヘルム.マイテル博士 これ最高
「甲賀忍法帖」 山田風太郎
長い坂 : 山本周五郎
10 :
無名草子さん:03/05/14 13:54
総門谷 高橋克彦
総門谷Rは、あんまりおもろなかったなー。
∇初代1の言葉
作品の評価はともかく(←ココ重要)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あなたがいままでで、一番時間を忘れ夢中で一気に読んでしまったような小説を教えてください。
一番といっても、複数あってもかまいません。
∇書きこみ時のルール
【題名】
【著者名】
【出版社】(文庫と単行本の区別はできるだけ付けて下さい)
(感想・推薦文)
これを守りましょう。 (全く守られてないけど、集計人しやすいように守ろう)
これを書いていないものは無効票ということにします。
既出でも、最低限。題名と著者名は書くようお願いします。
出版社はGoogleやネット本屋で調べれば大抵出てくると思います。
それでも分からない場合は「不明」と書いて下さい。
とりあえず過去スレにあったテンプレを貼った。
以前あった偉大なる集計人さんのサイトは無くなってしまったようです。
14 :
無名草子さん:03/05/14 14:11
【題名】 グイン・サーガ
【著者名】 栗本薫
【出版社】 ハヤカワ文庫
(感想・推薦文) 此処に来る香具師は大抵読んでんだろ。
15 :
無名草子さん:03/05/14 14:19
【題名】 ふたり
【著者名】 赤川次郎
【出版社】 知らん俺は知らん
(感想・推薦文) 5回くらい読み返した。そのうち二回泣いた。
16 :
無名草子さん:03/05/14 14:21
【題名】 ノルウェイの森
【著者名】 村上春樹
【出版社】 知らんこれも知らん
(感想・推薦文) なんだかポカーンとしてしまいました。も一回読み返します。
『料理人』ハリー.クレッシング...ハヤカワ文庫..昭和54年4刷
『永遠のジャック&ベティ』(表題..他)清水義範..講談社文庫
『料理人』は手に入るだろうか?逆転劇&食欲でうんざりしつつも止められない
清水義範のはほとんど面白いです。この人本が好きなんだな〜と実感しつつ読んでしまいます。
18 :
無名草子さん:03/05/14 14:58
『料理人』おもしろかった。
24年前、これで読書の世界にはいりました。
>>13 サンクス。
それにしても集計人さんが心配かも…
【題名】 地底旅行
【著者名】 ジュール・ベルヌ
【出版社】 新潮文庫
(感想・推薦文) 別世界にのめりこむ
21 :
無名草子さん:03/05/14 18:11
18です。
『地底旅行』小学2年のとき夢中で読み、読書の世界にはまりました(人生1回目)。
読んだのは偕成社名作冒険全集版。40年前か・・・
何回読書の世界に入ってんだ
23 :
無名草子さん:03/05/14 21:58
>>21 俺も読んだ記憶がある。
なんかドリルみたいなので、地中を進んで行くやつだったような。
『月世界旅行』も読んだ。月に大砲の弾で行くやつ。
俺も同年齢くらいなので、同じ頃の子供の間でよく読まれたのかなあ。
いま奥泉光が地底旅行のパロディ小説「新地底旅行」を朝日新聞に連載してるよ。
秋頃には単行本出るらしいから興味があればどうぞ。
25 :
無名草子さん:03/05/14 22:15
【題名】 リアル鬼ごっこ
【著者名】 山田悠介
【出版社】 文芸社
感想 若干二十歳の新鋭が放つ新感覚ホラー
今までこのような文体の小説をみたことがない
【題名】 夏の庭―The Friends
【著者名】 湯本香樹実
【出版社】 新潮文庫
映画を先に見て原作があることを知り買った本。
冗談でなく一駅乗り過ごした、そして泣いた。
>>25 インパクトが強すぎて忘れたくても忘れられない作品です。
若さに任せて突っ走る作者がはたして何処までイけるのか気になります。
【題名】 蝿の王
【著者名】 ゴールディング
【出版社】 新潮文庫
未成熟な子供を通して、人間の持つ衝動と残酷さが伝わってくる。
翻訳ものにありがちな描写の解り辛さもなく、秀逸な情景描写に寒気がした。
28 :
無名草子さん:03/05/16 09:23
【題名】 裂けた旅券(パスポート)
【著者名】 御厨さと美
【出版社】 小学館
感想 ブローニューの森で出会った中年の不良外人(フランスにおける日本人)と、
13歳の娼婦の恋物語。
30 :
無名草子さん:03/05/19 08:39
サマセット・モーム/月と六ペンス
貴志祐介/青の炎 東野圭吾/白夜行
藤沢周平/蝉しぐれ 吉村昭/羆嵐
奥田英朗/最悪 安部公房/砂の女
ドストエフスキー/カラマーゾフの兄弟
江國香織/きらきらひかる ドグラマグラ
佐藤賢一/傭兵ピエール 吉村昭/高熱随道
安部公房/箱男 ジェイムズ・エルロイ/ホワイトジャズ
西村京太郎/黙示録殺人事件 山田悠介/リアル鬼ごっこ
田中芳樹/銀河英雄列伝 岡嶋二人/99%の誘拐
小林泰三/酔歩する男 ミラン・クンデラ/冗談
飯嶋和一/始祖鳥記 奥田英朗/邪魔
半村良/妖星伝 鈴木光司/楽園 小池真理子/恋
貫井徳郎/慟哭 吉村昭/漂流 乙一/GOTH
池澤夏樹/夏の朝の成層圏 山田太一/丘の上の向日葵
冲方丁/ばいばい、アース 宮本昌孝/剣豪将軍義輝
沼正三/家畜人ヤプー 司馬遼太郎/燃えよ剣
北方謙三/逃れの街 飯嶋和一/雷電本紀
恩田陸/ドミノ 新堂冬樹/溝鼠
ドン・ウィンズロウ/ボビーZの気怠く優雅な人生
白石一文/僕の中の壊れていない部分
31 :
無名草子さん:03/05/19 09:49
>>30 多すぎるよ〜
と言うのは別にして、『始祖鳥記』はどうなのかなあ?面白かった?
『雷電本紀』は確かに良かったのだが、他のはあまりなあ…
リアル鬼ごっことか言ってるやつはネタなのかマジなのか
33 :
無名草子さん:03/05/19 11:10
30にとっては何でも面白いんじゃないかとすら・・・。
34 :
無名草子さん:03/05/19 21:02
>>30 西村京太郎「黙示録殺人事件」
これは傑作だよね。
ブックオフで100円でどこにでも売ってる隠れた名作。
読んで損はないはず。
35 :
無名草子さん:03/05/20 11:38
永瀬隼介 全作品最高。
貴志祐介 / 天使の囀り
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
38 :
無名草子さん:03/05/22 17:35
作品名 : 緑の館
作者 : ハドソン
出版社 : 岩波文庫
オードリー・ヘップバーン主演で男優はロバート・ワーグナー?だったと思うが
ヘップバーンの夫メル・ファーラーの監督で映画化された。
正直、物語の中で最初にリマ(へップバーン)が泉に映るかたちで登場すると、
ものすごく腹が立った。
このころのヘップバーンは痩せこけて、ローマーの休日の可憐で清楚な姿ではなく、
頬骨が張り出し、眼ばかりが大きな小母さんでしかなく、南米の古代文明の末裔で、
妖精のような少女リオラマのイメージとかけ離れ、休日の彼女のファンでもあった
俺は、こんな映画を撮ったメルファーラーを殺してやりたいと思ったもんだ。
その後、小説を読み返しても、俺のリオラマは二度と帰ってこなかった。
メルの馬鹿野郎、俺のリーマを返せ。
今は帰らぬ青春の思い出だな。 アベル
39 :
無名草子さん:03/05/22 18:36
やっと新スレ立ちましたか。
>>1お疲れ様。
【題名】 宇宙船ビーグル号の冒険
【著者名】 A.E.ヴァン・ヴォークト
【出版社】 創元SF文庫 もしくは ハヤカワ文庫SF
題名はヘボいけどSFの古典でありながら現代でも色あせない面白さ。
厨房の時に時間を忘れて読んだが、最近読み返してみても相変わらず面白い。
40 :
無名草子さん:03/05/22 19:05
【題名】プレーンソング
【著者名】保坂和志
【出版社】中公文庫
(感想・推薦文)
著者は好きではありませんが、そんな事がどうでもよくなるくらい初期作品には魅力あり。
【題名】 太陽黒点
【著者名】 山田風太郎
【出版社】 光文社文庫 廣済堂文庫
山田風太郎の最高作品はこれだと思う。 とにかくラストが凄い。
廣済堂文庫版はあらすじ紹介が恐ろしいほどのネタバレをやっているので本屋で見かけても手に取らないように。ネタバレされると全てが台無しになってしまうお話しなので。
光文社文庫の山田風太郎ミステリ傑作選「戦艦陸奥」に収録されているのでそちらのほうを。
42 :
無名草子さん:03/05/25 23:38
age
43 :
無名草子さん:03/05/27 13:30
1・中島らも「ガダラの豚」★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
2・村上龍「愛と幻想のファシズム」★★★★★★★★★★
3・宮部みゆき「火車」★★★★★★★★★
高見広春「バトル・ロワイアル」★★★★★★★★★
4・アゴタ・クリストフ「悪童日記」★★★★★★★★
司馬遼太郎「燃えよ剣」★★★★★★★★
5・藤原伊織「テロリストのパラソル」★★★★★★
村上春樹「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 」★★★★★★
夢野久作「ドグラ・マグラ」★★★★★★
吉川英治「宮元武蔵」★★★★★★
6・村上龍「コインロッカー・ベイビーズ」★★★★★
村上春樹「ノルウェーの森」★★★★★
浅田次郎「蒼穹の昴」★★★★★
小野不由美「十二国記」シリーズ★★★★★
44 :
無名草子さん:03/05/27 13:31
7 中島らも「人体模型の夜」★★★★
村上龍「69」★★★★
ミヒャエル・エンデ「はてしない物語」★★★★
浅田次郎「プリズンホテル」★★★★
ダニエル・キイス「アルジャーノンに花束を」★★★★
小池真理子「恋」★★★★
L・M・モンゴメリ「赤毛のアン」 ★★★★
8・宮部みゆき「魔術はささやく」★★★
アレクサンドル・デュマ「モンテ・クリスト伯」★★★
キャサリン・ネヴィル「8」★★★
村上龍「五分後の世界」★★★
夏目漱石「こころ」★★★
スティーヴン・キング「グリーン・マイル」★★★
45 :
無名草子さん:03/05/27 13:32
9・馳星周「不夜城」★★
東野圭吾「白夜行」★★
ベルンハルト・シュリンク「朗読者」★★
島田荘司「占星術殺人事件」★★
宮部みゆき「模倣犯」★★
ガルシア・マルケス「百年の孤独」 ★★
マーガレット・ミッチェル「風と共に去りぬ」★★
ドストエフスキー「罪と罰」★★
田中芳樹「銀河英雄伝説」★★
ユン・チアン「ワイルドスワン」★★
ディーン・R・クーンツ「ウォッチャーズ」★★
高村薫「レディ・ジョーカー 」★★
大槻ケンヂ「グミ・チョコレート・パイン」★★
スティーブン・キング「塀の中のリタ・ヘイワース」★★
マーク・ヘルプリン「ウインターズ テイル」★★
田中芳樹「創竜伝」★★
A・J・クィネル「燃える男」 ★ ★
太宰治「人間失格」★★
スティーブン・キング「ペット・セメタリー」★★
46 :
無名草子さん:03/05/27 13:34
【 9票 】
村上春樹/世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド >209>214>691>699>709>718>780>818>957
なんかムショウに旨いサンドイッチが食いたくなる
宮部みゆき/火車 >2>158>187>254>278>321>538>544>609
ここで評判だった火車読んでみた。読後しばらくぼーっとしてしまった (>707>758>759)
【 8票 】
サマセット・モーム/月と六ペンス >655>656>703>740>820>885>915>919
世界中でいちばんおもしろい小説は、モームの「月と六ペンス」
貴志祐介/クリムゾンの迷宮 >71>74>273>325>327>462>471>959
「面白そう」と感じるようであれば間違いなく楽しめるでしょう (>272>273>280)
貴志祐介/青の炎 >684>837>851>857>858>886>902>925
ため、完全犯罪を目論む17歳。もう終始頼む、頼む、頼むから・・だな
【 7票 】
浅田次郎/プリズンホテル >99>101>279>544>765>917>958 10回くらい泣いたよ〜
ドストエフスキー/罪と罰 >118>209>422>434>646>878>927 最初に読んだドスト作品で凄い衝撃を受けたからね
貴志祐介/黒い家 >76>279>402>558>681>726>735 すっごく読みたい。が、トイレにいけなくなりそうで (>737>739)
【 6票 】
宮部みゆき/レベル7 >270>271>278>453>455>638
中島らも/ガダラの豚 >187>250>321>651>713>931 ふと読書欲に襲われてこのスレに来たんですけどアタリでした
東野圭吾/白夜行 >236>239>318>354>522>534 詳しくは書けないが、こえぇよ〜!
47 :
無名草子さん:03/05/27 13:35
【 5票 】
高見広春/バトル・ロワイヤル >94>278>299>863>938 「屁理屈抜きで面白かった」なら、間違いなくこの本です
高村薫/黄金を抱いて翔べ >254>279>342>387>918 心理描写に重きを置いて読んだらあっという間でした
藤沢周平/蝉しぐれ >45>145>146>152>410 これもまたいい!さわやか!端正!味わい深い!
宮本輝/青が散る >22>28>211>898>910 ただ、青春一直線のお話なので好みが分かれると
鈴木光司/リング >278>299>436>544>560 ←おしっこちびりそうな位面白かった
奥田英朗/最悪 >94>666>729>748>805 つい最近のヒット作は、奥田英朗「最悪」
【 4票 】
ダニエル・キイス/アルジャーノンに花束を >866>868>870>893 今読了した ( ´Д⊂ ダダ泣きでした
村上龍/コインロッカー・ベイビーズ >216>436>626>755 一貫して書かれている破壊の衝動、圧迫的な閉鎖感
司馬遼太郎/坂の上の雲 >98>118>478>856 受験後の春休み、大長編を読みたいと。改めて読書の愉しさを実感
京極夏彦/姑獲鳥の夏 >12>161>321>352 この手の話すごい好きです。他のシリーズも見てみようと思います
山崎豊子/白い巨塔 >108>304>358>702 時間を忘れて読んだのはこれが最初だった
帚木蓬生/閉鎖病棟 >135>144>145>953 たった今「閉鎖病棟」読み終えました。読む価値は十分にありました
山崎豊子/大地の子 >180>358>395>544 中国残留日本人孤児の話。NHKのドラマのビデオも借りて見ました
酒見賢一/後宮小説 >203>349>355>667 ハッタリのカマし方が最高
京極夏彦/魍魎の匣 >454>462>600>611 読んでない人はシリーズ1から読んで欲しい
殊能将之/ハサミ男 >611>681>837>862 やられたなぁ
三島由紀夫/潮騒 >125>195>517>846 日本語の表現力の美しさに感動
安部公房/砂の女 >187>437>676>839 文学史の授業で何となく興味を持って購入。スゲー
吉村昭/羆嵐 >484>488>502>715 夕べ一気に読んだ。怖かった (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル (>962)
48 :
無名草子さん:03/05/27 13:36
【 3票 】
東野圭吾/パラレルワールド・ラブストーリー >391>559>724 西日暮里一の読書家の俺…(#以下略)
ドストエフスキー/カラマーゾフの兄弟 >10>244>642 ガツーンと来た小説
スティーブン・キング/クリスティーン >131>333>538
宮部みゆき/魔術はささやく >279>299>954 あっという間に読んでしまった
江國香織/きらきらひかる >195>718>834 江國の最初にして最高傑作
江戸川乱歩/ドグラマグラ >560>752>753 お兄様、おにいさま、オニイサマ・・・(´Д`;)ハァハァ
佐藤賢一/傭兵ピエール >195>346>637 (>347)
司馬遼太郎/竜馬がゆく >85>544>846 思春期の頃に読んだ「竜馬がゆく」にはどっぷり嵌った
浅田次郎/壬生義士伝 >12>395>948
白川道/天国への階段 >176>212>550 1段落ごとに、なにかが起きる。昼のドラマ好きにはいいかも
佐藤賢一/双頭の鷲 >65>254>637
吉村昭/高熱随道 >131>488>508 吉村昭だったら、高熱隧道かなぁ。凄い迫力だった
吉川英治/三国志 >646>846>969 屁理屈抜きに面白い
鈴木光司/らせん >436>544>560 『ループ』はパスでもいいな
安部公房/箱男 >670>702>817 小説家ってすげーなーと思った作品。オレじゃ絶対書けない
乃南アサ/涙 >210>837>840 最後のシーンで涙があふれた。これは切ない。いいわーこれマジで
R・D・ウィングフィールド/フロスト・シリーズ >707>865 早く次作を訳して欲しい
マイケル・クライトン/ジュラシックパーク >262>863 スピルバーグの映画なんて原作の半分も面白くない
ジェイムズ・エルロイ/ホワイトジャズ >641>901 装丁も好みだし、ストーリーも見事にツボにはまった
スティーブン・キング/シャイニング >131>333
ドストエフスキー/虐げられた人々 >118>439
村上春樹/ダンス・ダンス・ダンス >343>542 やっぱり村上春樹は世界に引き込むのうまいと思います
中島らも/今夜すべてのバーで >728>825 これは入院先のお見舞いに一冊持って行くのもいいと思うよ
村上龍/愛と幻想のファシズム >9>183 世紀のカリスマ鈴原トウジが日本に革命をもたらす
西村京太郎/黙示録殺人事件 >778>785 西村京太郎という先入観を馬鹿にしてはいけない (>786)
宮部みゆき/クロスファイア >279>538 しかしクロスファイアの映画最悪だったな (>539)
ケン・グリムウッド/リプレイ >643>644 単純に面白い
夏目漱石/我輩は猫である >212>612 ものすごく笑いのつぼにはまるんですけど。そういう人いませんか?
村上春樹/羊をめぐる冒険 >781>796 俺は羊をめぐる冒険かな
美内すずえ/ガラスの仮面 >647>648 はまりますた
福井晴敏/亡国のイージス >681>948 下巻は一気読み
宮部みゆき/初ものがたり >451>837 ストーリーはもちろん、食べ物がおいしそうでおなかがすきます
村上春樹/ノルウェイの森 >777>796 分からないのが「なぜ直子は、僕を愛してさえいなかったのか?」
山田悠介/リアル鬼ごっこ >627>734 「佐藤」って名前じゃなくってよかったな・・って思った (>747>754)
田中芳樹/銀河英雄列伝 >545>548
http://homepage2.nifty.com/daimyoshibo/sf/ghs2.html 三島由紀夫/仮面の告白 >125>967
デュマ/モンテ・クリスト伯 >250>544
星新一/きまぐれロボット >560>661 子供に毎晩一話づつ読んでやってる
高村薫/レディジョーカー >219>681 ラストの切ない感じが好きだ
宮本輝/星ぼしの悲しみ >23>54 宮本輝なら「星ぼしの悲しみ」かな、うまいなあと思ったから
村上春樹/海辺のカフカ >482>929 登場人物のみんなが好きだった
岡嶋二人/99%の誘拐 >211>263 岡嶋二人の作品の中では、これが一番緻密に考えられてると思う
岡島二人/クラインの壺 >10>321 →主人公と一緒に混乱しました
スティーブン・キング/IT >329>525 「IT」を読んでるときは会社サボったなー (>333)
村上龍/五分後の世界 >9>517 コインロッカーも限りなく透明に等々・・も好きだけれど、
谷崎潤一郎/痴人の愛 >112>307 (;´Д`)ハァハァ
広瀬正/マイナス・ゼロ >554>764 (集英社文庫)
吉本ばなな/TUGUMI >212>555
小林泰三/酔歩する男 >639>895 私はこの訳の分からなくなる小説が一番おもしろかったです
宮本輝/ドナウの旅人 >70>187 宮本輝が好きな人、多いんですね。私は「ドナウの旅人」が好きかな (>81>252)
ミラン・クンデラ/冗談 >675>717 小説で表現できる全ての面白さが詰まってるといっても過言ではありません
篠田節子/夏の災厄 >341>431 マジ怖かった。もう二度と読まない・・
飯嶋和一/始祖鳥記 >824>826 この人の書くものはことごとく面白いのだが、こんなにも寡作で
浅田次郎/蒼穹の昴 >93>250
夏目漱石/坊ちゃん >109>124
遠藤周作/海と毒薬 >131>717
太宰治/正義と微笑 >343>344 異常に好き
花村満月/ブルース >511>632
新堂冬樹/カリスマ >94>960
太宰治/人間失格 >53>717 主人公と自分が似すぎてた。むしろ嬉しかった
谷崎潤一郎/細雪 >111>355 谷崎作品の中でもかなり上品な感じでお気に入りです
鈴木光司/ループ >436>544
東野圭吾/秘密 >221>419 東野圭吾なら「秘密」が最高に面白かった!
奥田英朗/邪魔 >248>666 「レディー・ジョーカー」と「OUT」と「新宿鮫」を掛け合わせたような面白さ (>733>749)
半村良/妖星伝 >253>503 世の中を見る価値観が変わってしまった
鈴木光司/楽園 >310>436 個人的には、「リング」や「らせん」なんかより数百倍面白かったんだけど
宮本輝/泥の河 >32>517 切なかった。本読んで久しぶりに泣いた
真保裕一/奪取 >340>816 他に震源、密告、ホワイトアウトなど。この人の全ての本を読みまくりました
東野圭吾/変身 >399>526 がよいです (>400)
東野圭吾/宿命 >441>559 面白いと思いました
小池真理子/恋 >664>725
貫井徳郎/慟哭 >674>778
新堂冬樹/溝鼠 >77>556 純粋に単純にこんな奴らが近くにいたらヤダナと思いつつも2日で読んじゃった
吉村昭/漂流 >131>502 吉村昭は、他に「漂流」もオススメ!
宮本輝/優駿 >32>837 競馬のシーンもいいんだけど、それ以外の人間模様が最高
宮本輝/錦繍 >519>763 難しい
乙一/GOTH >734>791 最近の大HIT作でした。どれも伏線の張り方が絶妙 (>792>793>805)
52 :
無名草子さん:03/05/27 13:45
最高にお勧めの小説は何でしょう?
53 :
無名草子さん:03/05/27 13:51
ドン・ウィンズロウ/ボビーZの気怠く優雅な人生 グレアム・グリーン/ヒューマン・ファクター
大槻ケンヂ/グミ・チョコレート・パイン ロバート・A・ハインライン/夏への扉 ウィリアム・ゴールディング/蝿の王
ミヒャエル・エンデ/はてしない物語 リチャード・プレストン/ホットゾーン 町田康/けものがれ、俺らの猿と
クレイグ・ライス/こびと殺人事件 佐々木敏/龍の仮面(ペルソナ) A・C・クラーク/幼年期の終わり
山田宗樹/嫌われ松子の一生 篠田節子/女たちのジハード 池澤夏樹/夏の朝の成層圏
隆慶一郎/影武者徳川家康 山田太一/丘の上の向日葵 高木彬光/成吉思汗の秘密 冲方丁/ばいばい、アース
宮本昌孝/剣豪将軍義輝 風の中の蝶/山田風太郎 阿部和重/アメリカの夜 矢作俊彦/あ・じゃぱん
筒井康隆/幻想の未来 江戸川乱歩/孤島の鬼 山田風太郎/忍びの卍 折原一/異人たちの館
沼正三/家畜人ヤプー 司馬遼太郎/燃えよ剣 ドストエフスキー/悪霊 筒井康隆/旅のラゴス
高村薫/マークスの山 山田正紀/機神兵団 半村良/産霊山秘録 飯嶋和一/雷電本紀
笙野頼子/母の発達 荻原規子/空色勾玉 恩田陸/不安な童話 佐川光晴/縮んだ愛
五味康祐/桜を斬る 町田康/人間の屑 五味康祐/喪神 久美沙織/電車 金城一紀/GO 恩田陸/ドミノ
56 :
無名草子さん:03/05/27 14:24
集計してくれた方おつかれさんでした。
57 :
無名草子さん:03/05/27 14:59
>>43-
なんの集計かまったくわからないんだが。
理屈のないおもしろさというのが分からん。
それなりに、面白い理屈があると思うが・・・
>>59 この場合の「屁理屈抜きで」というのは面白いという言葉を強調する修飾語であって、本来の意味で考えてはいけません
死ぬほど面白い、なんかと同じようなもんだと
乙
62 :
無名草子さん:03/05/27 22:24
カレ〜
とりあえずだな、藤沢周平「蝉しぐれ」と宮本輝「青が散る」はもんのすごく
面白かった。この2冊がつまらないという人は、かなり偏っている、とまで言
いきってしまおう。読んでない人はぜひ!
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
65 :
無名草子さん:03/05/28 21:39
>>63 かなり偏ってるのかなあ〜
宮本輝は偽善的な感じがして大嫌いだし、
藤沢の方は、そこまでではないが、
とにかく【無難』な感じがしてつまらない。
ああ、初期の短編とかは良かったなあ。
殺気があって。『ただ一撃』とかは相当好きだ。
落ち着いてくるに連れて退屈になってくる。
>65
偏ってる。
67 :
無名草子さん:03/05/29 21:58
>>66 そうかもしれないなあ。
藤沢も宮本も、一般世間では相当な人気作家だからなあ〜
>67
仄かに厨のかほり……
人気作家の作品を面白いと感じないと厨房?なに言ってんの?
70 :
無名草子さん:03/05/30 14:32
【題名】 河馬に噛まれる
【著者名】大江健三郎
【出版社】新潮文庫
自らのエピソードを作中に取り込み、自分自身を虚構化させて現実をフィクションへと変容させていく。
その滑らかさは絶品だと思う。
まだ出ていないようなので、
船戸与一 「猛き箱舟」
矢作俊彦&司城士朗 「ブロードウェイの戦車」「海から来たサムライ」
景山民男 「虎口からの脱出」
理屈抜きでとなると、冒険活劇モノにかたよるのかなぁ?
72 :
無名草子さん:03/05/30 17:09
【題名】十二国記シリーズ
【著者名】小野不由美
【出版社】講談社文庫
今のところ9巻まで出てるけど、完全につぼにハマって
学校の授業中でさえもひたすら読み、4日で全部読んだ。取り合えず、連作の小説では
最速記録だった。
【題名】弟子
【著者名】中島敦
【出版社】新潮文庫「山月記・李陵」所収
中篇。孔子一門の高弟子路が主人公の話。他の弟子の描写も面白い。
無骨者の子路のキャラクターが爽快。孔子との師弟愛に裏打ちされた,
ラスト直前の子路のセリフ(伏せておきます)が感動的。
喫茶店でサンドイッチセットで2時間粘って読破。
読むの早い人なら一時間で読めるかも。
74 :
無名草子さん:03/05/31 02:17
宮部みゆきの「蒲生邸事件」
75 :
無名草子さん:03/05/31 04:49
福井晴敏/亡国のイージス
76 :
無名草子さん:03/06/02 22:03
野沢尚「魔笛」
77 :
無名草子さん:03/06/03 00:03
人間失格
78 :
無名草子さん:03/06/03 10:14
貫井の慟哭は最強だった。
罪と罰
81 :
無名草子さん:03/06/03 16:03
奪還
蓮池透
買おうと思って何軒か本屋を廻ってみたが置いてない、
注文したら本店にも在庫が無いので、しばらくお待ちいただきたいとか。
増版したばかりだろ、まさか外務省、社民党、総連で買い占めてるんじゃないだろうな。
82 :
無名草子さん:03/06/03 16:05
アゴタ・クリストフ「悪童日記」
83 :
無名草子さん:03/06/03 19:27
【題名】モモ
【著者名】ミヒャエル=エンデ
【出版社】?????
いつの時代も変わらないテーマを
書かせたら、
この作者はすごいと思うな
【題名】泥の河
【著者名】宮本輝
【出版社】角川?
併載されてる「螢川」と合わせてどぞ!すんばらしいです
85 :
無名草子さん:03/06/05 01:17
蝉しぐれ、最高です。藤沢作品の中でも最高傑作だと思う。
文章も描写もよいし、ストーリーもよかったな〜
時代小説は読まなかったんだけど、これではまりました。
わたしは藤沢さんは後期の読後感のよい作品の方が好き。
初期の作品は暗いってよく言われるけど、暗いっていうか
救いがないよね。ラストが。
86 :
無名草子さん:03/06/05 10:01
私は初期の方が好きです。
藤沢の初期のには、彼の人生の救いの無さ
(結核、妻の死、その後の3度の結婚の失敗など)
からの鬱積したものがあり、それらに共感できるからでしょう。
後期のは『蝉』『日記』など、確かに誰が読んでも面白いと感じると思うのですが、
同時にさして読む必要がない、と言うと、読む必要のある本なんてあるのか、
とも言えるのですが、まあその必要の無い本だと思うのです。
なぜならそこにはお百姓さん特有の用心深さ、有名になって賞も取った作家が、
より名声を得ていく為に、読み手を「へーッ」と感心させるような、
そうした無難さ、世渡りが感じられる、極論すればそれしか感じられないからです。
>86
言いたいことは分かるが、極論だろう、それは。まだ若い人なのかな?
88 :
無名草子さん:03/06/05 15:18
【題名】 天使の卵(エンジェルズエッグ)
【著者名】 村山由佳
【出版社】 ?
(感想・推薦文) ものすごく切なくなって涙があふれます。
89 :
無名草子さん:03/06/05 15:41
題名 風車祭(カジマヤー)
【著者名】 池上 永一
【出版社】 ???
バガージマヌパナスも好き。
90 :
無名草子さん:03/06/05 18:04
オーソドックスなところで・・・
★塩狩峠 三浦綾子
終盤は流涕しっぱなし。しゃくりあげるくらい泣いた。
★田園の憂鬱 佐藤春夫
推敲のセンスが自分とぴったり嵌まった。展開が派手ではないので、
退屈な人には退屈。
★虞美人草 夏目漱石
始めのうちは、漱石の衒学趣味っぽさが鼻につくかもしれないが、読後感が
とても良かった。最後の方、小野さんに対する宗近くんの台詞がまたいいんだなあ。
91 :
無名草子さん:03/06/05 19:45
幻魔大戦
バイオレンス・ジャック
93 :
無名草子さん:03/06/07 00:48
>89さん
う〜ん自分で書き込んだだのかと思ったっす。
池上永一はどれもハズレ無しです。
他には最近では
題名:火怨
著者名:高橋克彦
出版社:講談社(文庫)
上下巻でともに500ページ強でしたが
読み終わってしまうのがもったいなかった〜
う〜ん理想の男性像?
94 :
無名草子さん:03/06/07 04:27
小嵐九八郎「荘子は哭く」
三島由紀夫「美しい星」
宮沢賢治 全作品
佐藤賢一「傭兵ピエール」
北方謙三「水滸伝」
開高健「輝ける闇」
浅田次郎「壬生義士伝」
永井荷風「ふらんす物語」
シートン「オオカミ王ロボ」
ファーブル「昆虫記」
椎名林檎「本能」(^_^)
95 :
無名草子さん:03/06/08 00:00
>86
みんな別に共感するために本読んでるわけじゃないと思うよ。
あなたも後期のほうが誰が読んでも面白いと感じると思うんなら
このスレではそれをすすめればいいんじゃない?
なんてスレかわかってる?
96 :
無名草子さん:03/06/08 00:04
藤沢周平、面白いという意味では
前半の短編が一番面白いと思う。
しかし、理屈ぬきに面白いという類ではないよね。>藤沢
97 :
無名草子さん:03/06/08 00:57
>>95 共感できる面白さもある。
後期が面白いって言ってないよ。
お叱りはごもっともですね。だから
>>87にも応えなかったんですよ。
でもたまには良いんじゃないの。あなたのレスも
>>96も
増えすぎたら問題だろけど、著者と題名だけのレスじゃなくても、たまには面白いでしょ。
って言うか、よくみて見ると
>>85が評論的なレスで、俺はそれに応えたってだけだね。
もちろん85みたいなのが面白いと思ったんでね。でも基本は以下の通りだね。
∇初代1の言葉
作品の評価はともかく(←ココ重要)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あなたがいままでで、一番時間を忘れ夢中で一気に読んでしまったような小説を教えてください。
一番といっても、複数あってもかまいません。
∇書きこみ時のルール
【題名】
【著者名】
【出版社】(文庫と単行本の区別はできるだけ付けて下さい)
(感想・推薦文)
これを守りましょう。 (全く守られてないけど、集計人しやすいように守ろう)
これを書いていないものは無効票ということにします。
既出でも、最低限。題名と著者名は書くようお願いします。
出版社はGoogleやネット本屋で調べれば大抵出てくると思います。
それでも分からない場合は「不明」と書いて下さい。
98 :
無名草子さん:03/06/08 13:08
これは読め!って感じの面白い恋愛小説てなんかある?
99 :
無名草子さん:03/06/08 21:47
100 :
無名草子さん:03/06/09 02:01
【題名】「星を継ぐもの」「ガニメデの優しい巨人」「巨人たちの星」
【著者名】J.P.ホーガン
【出版社】創元SF文庫
この三冊はシリーズ物で、この後に「内なる宇宙」上・下巻があります。
これらの本を読む前は、高村薫「マークスの山」が一番好きだった。
101 :
無名草子さん:03/06/09 03:32
なっとく
102 :
無名草子さん:03/06/09 04:58
ロング・バケーション。(著 北川恵里子 角川書店)
めっちゃ良かった。
ドラマ見れなかったんで、本買って読んでみたらスゴイ。
ドラマでも多くの人達の心を捉えたのがよくわかりました。
多分、ビデオも借りて見るな(w
ところで、誰か知ってたら教えて欲しいんだけど、
月9のドラマで松嶋奈々子が出ていた「ヤマトナデシコ」っていう作品は
文庫化されてませんか?
もしされてたらこれも読んでみたいんですけど・・・。
出版社も作者もわかりません。
誰か知ってたら教えて。
104 :
無名草子さん:03/06/10 21:28
小説じゃなくって、エッセイというか、ノンフィクションなんだが、
米原真理 「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」 角川書店
はいいよ。理屈抜き…かどうかはともかく、面白い。
他にも、
サイモン・シン 「フェルマーの定理が解けた」 出版社不明
辺見 庸 「物くうひとびと」 共同通信社…だったか
はノンフィクションの白眉。下手な小説よりよっぽど面白い、と思う。
スレ違いならすまん。
サイモン・シンは「フェルマーの最終定理」でした。新潮社。
「物くうひとびと」は角川文庫みたいだね。
薦めておいて嘘つきました。すみません。
106 :
無名草子さん:03/06/10 22:09
辺見の『もの食う〜』は、単行本が共同通信社で文庫化されたのが角川、ということでしょうね。
個人的には、後藤明生の小説『吉野太夫』がめっぽう面白かったな。
これが絶版というのはおかしい。
107 :
無名草子さん:03/06/10 23:19
集計の
>谷崎潤一郎/痴人の愛 >112>307 (;´Д`)ハァハァ
にワロタ。
108 :
無名草子さん:03/06/11 21:58
テレビ・シナリオだけど
山田太一『早春スケッチブック』新潮文庫(ただし現在入手不可)。
メチャおもろい。一度図書館で読んでください。
【題名】 ガダラの豚
【著者名】 中島らも
【出版社】 集英社文庫
(感想・推薦文)
浅田次郎とか宮部みゆきとか東野圭吾が好きな典型的素人?の私ですが,
一つだけ挙げろと問われれば超概出だろうが著者がタイーホされようがコレを推します.
ミステリとかSFとかそんな枠組みはどうでもよくなる.これぞエンターテイメント.
110 :
無名草子さん:03/06/12 23:49
【題名】 OUT 【題名】 凍える牙
【 著者名】 桐野夏生 【著者名】 乃南アサ
散々ガイシュツですが、「テロパラ」に激しく失望した経験があります。
書く方も選ぶ方も、全共闘世代がなにやってんだ、アホラシ、
と思った感性の持ち主であります。
こんな私ですが、上の2冊に感動致しました。
私と似たような感性のお方、何か推薦して下さい。
このスレに出たものは読もうと思ってますが、「テロパラ」に幼稚なストーリーテラーを
感じたなら、これはやめとけというものはありますか?
111 :
無名草子さん:03/06/13 00:00
>>110 桐野の「顔に降りかかる雨」はやめた方がよさげ。
さんざん既出かもしれないけど、
逢坂剛の「百舌の叫ぶ夜」は面白い。
ジェサップの「摩天楼の身代金」も。
新人だと、あの映画化された「
>>110 桐野の「顔に降りかかる雨」はやめた方がよさげ。
新人だと、あの映画化された「13階段」も面白いと思った。
112 :
無名草子さん:03/06/13 00:23
>>111 ありがとうございます。
感動した作家は、しばらく追いかけるので桐野・乃南は
かなり読んでます。
乃南は他に面白いものがあるのですが、桐野はOUTだけです。
桐野「柔らかな頬」も後味が悪くて好きじゃありません。
>逢坂剛の「百舌の叫ぶ夜」
買い物リストに入れさせて頂きます。
113 :
無名草子さん:03/06/13 00:29
ある程度の票(?)が集まった本は、
そろそろ殿堂入りとかにしませんか?
なんか『ガダラ〜』とか『火車』などの推薦は、もうお腹いっぱいな気が……。
114 :
無名草子さん:03/06/13 09:40
浅田次郎の作品がたくさん出ていますね。
あまり被らないように、「天切り松の闇語り」「地下鉄に乗って」を推します。
「プリズンホテル」「霞町物語」なども勿論好きです。
柴田錬三郎「英雄生きるべきか死すべきか」
(孔明お願いだから、死なないでくれ!と思いながら読みました。)
田原成貴「7300日のラストメッセージ」
(騎手時代好きでした。「汚れた左腕」で、ジーンと来ました)
井沢元彦「義経はここにいる」
(義経について興味があれば、面白いかと思います。同時進行の殺人事件は、
まったく面白くなかったですが)
ノルウェーの森嫌いな人いますか?
116 :
無名草子さん:03/06/13 17:25
(´・ω・`)ノ"
117 :
無名草子さん:03/06/13 18:12
>>115 嫌いていうか、高校時代にはやってたので読んだけど
友人と言い合った感想は
「よくわからんけど、なんかエロかったね」
118 :
無名草子さん:03/06/13 20:33
>>115 村上春樹の主人公は、何故か意志のない奴ばかりのような気がする。
流されているだけ。そしてドラマの主導権は女の方。
男の優しさを、取り違えてないだろうか。
女性ファンの方が多いってのは分かるけど。
119 :
無名草子さん:03/06/13 21:32
>>113 少し同感だったりするが、それをやるとレスが急激に減る罠(w
もっとも、すでにPart4だから仕方ないのかもしれんが。
>>113 「キャッチャー・イン・ザ・ライ」を読むまでは好きでしたが、今は嫌いです。
影響受けすぎ…
122 :
無名草子さん:03/06/13 22:21
馳星州「不夜城」
桐野夏生「OUT」
宮本輝「ここに地終わり海はじまる」
? 「バトルロワイヤル」
村上龍「オーディション」
景山民夫「ティンカーベルメモリー」
123 :
無名草子さん:03/06/14 18:06
サイモン・シン「フェルマーの最終定理」
フェルマーの最終定理に挑戦する数学家たちの戦いの歴史。
文章と構成がいいので最後までぐいぐい読ませる。
文系にも解ります。
124 :
無名草子さん:03/06/14 21:57
125 :
無名草子さん:03/06/14 22:47
佐藤多佳子の「黄色い目の魚」
この本は2チャンネルの某板で紹介してもらったんだけど、
ホントにすばらしい小説に出会ったと思う。
木島と村田の2人の世界がハッキリよく分かって、
2人をとりまく人間関係、環境なんかもすごくイイ!!
お勧めの1品です。特に高校生にお勧めですね。
オレに紹介してくださった方、ありがとうございました。
126 :
無名草子さん:03/06/16 21:04
大崎善生「聖の青春」・・・・・・人の思いが詰まってて良かった。
三浦綾子「塩狩峠」・・・・・・これが実話に基づくフィクションだってだけで泣く。
帚木蓬生「閉鎖病棟」・・・・・・自分の中では一種の教本になってる。
新堂冬樹「忘れ雪」・・・・・・最近読んでやられたと思ったよ。
127 :
無名草子さん:03/06/16 21:52
青が散る・・・あぁ、大学生に戻りてぇ・・・
ウォーターシップ・ダウンのウサギたち
129 :
無名草子さん:03/06/16 22:59
>>127 それ、石黒賢と二谷友里恵なんかが出演してドラマ化
されたんだよなー。主題歌は松田聖子の「蒼いフォトグラフ」。
かなり良いドラマだった。懐かしい・・・。見てた人いるかな?
>>129 マジですか?激しく見たい・・・
レンタルビデオ屋にあるかな?
131 :
無名草子さん:03/06/16 23:47
>>129 ロンバケも文庫本の方が良く書けてて面白いよ。
特に南と瀬名の感情表現。
ドラマでは味わえなかった。
もう一度読んでから、ドラマ見て欲しい。
北川エリコやるなぁーって思わされたよ。
132 :
無名草子さん:03/06/17 00:07
>>131 わかるわかるー。
ドラマしか見たことない人は、ぜひ読んでほしいよね。
これからの季節にピッタリだし。
「避暑地の夏」宮本輝
輝作品で唯一のサスペンス。人間の深層心理をついてて恐い。
あと、べたべただが
「火車」宮部みゆき
これは彼女の作品の中でも最高傑作!
最後のシーンは鳥肌もんでした。
「小説って面白い!」って感じさせてくれる作品。
134 :
無名草子さん:03/06/17 01:11
>133
私も,火車好きです!!
すごく人を書くのがうまいですよね,宮部みゆきって。なんか,ラストのところで自分でもなんで蚊わかんないんですけど涙でてきちゃいました。
ちなみに,私が面白いって思った本は,
東野圭吾の「誰かが彼女を殺した」です。
え?え?!って感じで,今ではこの作者にはまっちゃいました。
>134
「火車」を読み終えた後、
俺的には頭の中で昔の火サスのエンディングテーマ
『マドンナ達のララバイ』が流れはじめた。
俺だけかな?
>135
それは、あの小説がサスペンスとして正統派だからなんだと思う。
ぎょっとするくらい傑作の火曜サスペンス劇場、とでも言うか…。
そう言えばさ、火曜サスペンス劇場が始まったとき、最初の何本か
だけ異様に金をかけて作ったんだよ。その中でポーラ・ゴズリング
の「逃げるアヒル」を下敷きにした作品があって、桃井かおりが主
演してたんだけど、これがいいドラマでさあ。だれか覚えてない?
81年か82年だったような気がするけど
137 :
無名草子さん:03/06/17 22:55
桐野夏生だったらOUTもいいけど『天使に見捨てられた夜』が面白かった。
確か、講談社文庫だったと思う。
スレ違いかもしれんが、本好きな人で「ハリポタ」面白いと思う人いる?
あれを大人が読むのが信じられないのだが。
ものすごく創造性に欠け、退屈だよな、あれ。
あれで面白いと思うのか?
>>138 「ハリポタ」ってもともと児童文学でしょ?
だから、あれはあれで別にいいのでは。
大人の場合、普段あまり本を読まない人が読んでるんじゃないのかな。
読書への入門書といった位置付けなんじゃないでしょうか。
140 :
通りすがり:03/06/18 03:21
【題名】 テニスボーイの憂鬱
【著者名】村上龍
【出版社】覚えてません
(感想・推薦文)
文庫の解説に「俗に正面から挑む」とか「俗の聖性を描ききる」みたいなことが
書いてあったけど(うろ覚え)その通りだと思う。
でも,余計な理屈抜きで面白い。笑いどこも満載だし。
ポップの波打ち際を歩いてます。
141 :
無名草子さん:03/06/18 04:33
高見順のいやな感じは以外によみやすくおもしろかった
142 :
無名草子さん:03/06/18 05:02
【題名】 ABC戦争
【著者名】 阿部和重
【出版社】 新潮文庫
(感想・推薦文) 理屈ぽい文体 理屈ぬきでおもしろかた
143 :
無名草子さん:03/06/18 23:27
「面白かった」の内容も書いて頂けるとありがたい。
泣けたとか、笑えたとか、怖かったとか。
自分もこちらのサイトで興味を持ち、「火車」を
読みました。決して、面白くなかったわけではないですが、
期待していたよりも少し物足りなかったです。
具体的にどの辺りが皆さんは面白かったですか?
結局ぼくも、どんな状況であったとしても交通事故の
責任は運転手にあると思っているところに、
もう一つ入り込めなかったのではと思っています。
145 :
無名草子さん:03/06/20 00:51
「面白い」って云うのも漠然としてるし、人それぞれだから
このスレ参考にして読んで、期待してがっかりした人も多いだろうね。
読む時期というのもあるかもしれない。
おれはテロパラにはがっかりしたけど、火車は面白かった。
追われる者へのシンパシーを感じたよ。
宮部の作品って、山周と同じで登場人物に「人の優しさ」を感じる。
ただ重いリアリティは無いかもしれない。
読み手に地続きのリアルさを感じさせるような、悪党は描けない人なんだろうね。
極端な悪党を描かせると、アニメのキャラに似てくるときがある。
リアリティに拘って、重い読後感を与えてくれるモノよりも、爽快感が
この人の持ち味だと思う。
深く考え込みたい若い人には向かないのかな?
146 :
無名草子さん:03/06/20 01:12
趣味が偏ってる人が挙げた本は、当たり外れが大きい。
一冊じゃなくて何冊か挙げてくれた方が、その人の読書傾向とセンスが
判断しやすいよね
>114
追跡している人物が、最後の最後、にしか登場しないとこかな。
いつ捕まるんだ、いつ登場するんだと思って、
気がつくと、数頁しかない。
「な、なに〜!!!!」
しかも彼女は後姿しか登場しない。
これにはやられた。
149 :
無名草子さん:03/06/21 01:26
【題名】 壬生義士伝
【著者名】 浅田次郎
泣けます。斎藤一の述懐が一番泣きどころでしょうか。
久世光彦の読みにくい、しかも下らない解説には
ウンザリしましたが。
【題名】童話物語
【著者名】向山貴彦
【出版社】幻冬舎(←読み方分からん)
(感想・推薦文)
なんでか心が冷たくなったり暖かくなったりした。
登場人物も然ることながら、物語も純粋です。
なんて曖昧な感想だ…
庶務の女の子がたまに読んだ本の感想を教えてくれるんだけど、毎回
「何かいい。すっごくいい。チョーカンドー。泣いちゃったぁ」なん
だよな。全然参考にならない
>>153 そんな風に言われたら、一気に読む気なくすな
155 :
無名草子さん:03/06/27 20:32
ガダラの豚買ったYO!あげ
156 :
無名草子さん:03/06/27 21:16
【題名】青春の蹉跌
【著者名】石川達三
【出版社】新潮社(←読み方分からん)
(感想・推薦文)
ヤバイ。
蹉跌は読めるけど、新潮は読めないんだね( ´_ゝ`)
うーん ちょっと前の直木賞受賞作というとベタでしょうかねぇ・・・?
坂東眞砂子「山はは(→すみません。漢字が出力できない・・)」です。
どっちかっていうと 伝奇小説っぽいですが、不思議な世界と描写を
感じます・・・・。
最近は自叙伝書いたりちょっと方向性が変わってきてますが。
よんだ後に爽快感をかんじる小説が好きです。
他のオススメというとこんな感じです。
高村 薫「李鴎」
鈴木光司「楽園」
篠田節子「弥勒」
これで わたしの読書傾向がわかった方 よかったらオススメ教えてください。
158です。
お気に入りの物語 漢字出力できました。
「山妣」です!!
あ〜 よかった 思い出せて(^^;
160 :
無名草子さん:03/06/28 18:29
ガダラの2巻は面白かったなぁ
ラストがなんともごちゃごちゃして
らもっぽい
161 :
無名草子さん:03/06/28 18:33
辻ヒトナリ。宮本テル。よしゆき淳之介。吉村昭。
162 :
無名草子さん:03/06/29 04:05
宮本テルはクソ!
自分を美しいと思ってるヤツが書く美しい話はクソ!
それを読んで感動するやつもクソ!
自分の汚さを見つめろ!そして,それを少しでも無くすようにしろ!
>>163 「こころ」夏目漱石
「テニスボーイの憂鬱」村上龍(俺140です)
「町で一番の美女」「くそったれ!少年時代」チャールズ・ブコウスキー
「国境の南,太陽の西」「ノルウェーの森」村上春樹
「永遠のジャック&ベティ」清水義範
「ゴッドブレイス物語」「風に舞う」「私の鎖骨」花村満月
スレ違いにならないように,屁理屈抜きで面白い(要するに軽め)と
思ったものを書いてみました。
書いてみて,「俺はミーハーかつ多重人格か?」と思ったが,
共感するかどうかと小説としての好き嫌いは別物なので,
まあ,いろいろあってもいいだろうと...。実際,多重人格気味ではあるが...。
村上春樹はストーリーテリングが抜群で,とにかく文章が面白いので挙げました。
内容は二の次。でも「死」に関する内省は結構くるものがある。
花村満月も文章うまい。「やくざもの」でないやつはリズミカルで良いです。
でも最近のどろどろに内省的なやつはちょっと読むのつらいです。
宮本輝は大作家だから,我慢して3つくらい読んだけど,全部クソだった。
宮本輝好きの人には,ちょっと酷いこと言い過ぎかもしないが,
個人的な意見を書いてるだけなんで,「こいつはアホだ」とか
「こいつは分かってない」と思ったら,スルーしてもらって結構です。
レスが遅くなってしまいました。
163よ,すまん。
偽者がいるようだな。何が楽しいんだ?
166 :
140>162>164:03/06/30 00:35
>>165 俺は本物。
オマエは一日何時間「2ちゃんねるにどんなレスを書こうか?」と考えてるんだ?
そのレスを思いついて,書きたくてしょうがなかったんだろ?
もうちょっと他のことに時間を使えよ。バカが。
162の中の人はよく分からないが、
>>164のレスは好感が持てる。
なんつーか青臭い。自分が特別な感性を持っていると思っている
んだろうけど、単に「お年ごろ」なだけだ。
次いってみよう!
169 :
無名草子さん:03/06/30 22:23
>136
そうそう。最初の頃の火曜サスペンスはホントおもしろかった。
ストーリーは覚えてないけど、桃井かおりが土手のような所で
拳銃を何発か撃つところが印象に残っています。
ちなみに私の面白かった本は、山崎マキコの「マリモ」
アル中OLが自分を取り戻そうとする話なんだけど、笑えて泣ける。
>169
おお、覚えている人がいた!私の記憶では桃井かおりが持っていたのは
マシンガンか何かで、銃を撃ちながら桃井がナレーションで「ずいぶん
昔のような気がするけれど、私、数日前まで…」と話す。数日前までは
ごく地味な教師だったんだよね。林隆三が共演だった気もする。
これじゃあ、スレ違いなので吉村昭の「高熱隧道」を。がいしゅつじゃ
ありませんように…
171 :
無名草子さん:03/07/01 23:15
【寝ずの番】 中島らも:《オモシロ★★★★》
→爆笑しますた
【心では重過ぎる】 大沢在マサ:《重量★★★》
→おもろ重かっただす
【永遠の仔】 天童荒太:《命:★★★★★》
→親になる前に読みませう
【光の雨】 立松和平:《怒★★★》
→エムのひとはぜひ
172 :
無名草子さん:03/07/02 00:34
寝食忘れて貪り読んだ…、といえば、
吉川英治「三国志」
五木寛之「青春の門」
司馬遼太郎「竜馬がゆく」
フォーサイス「ジャッカルの日」
アーチャー「ケインとアベル」
シェルダン「ゲームの達人」
船戸与一「山猫の夏」
島田荘司「占星術殺人事件」
といった具合にごくごく当たり前の作品が並んでしまう。
でも今「竜馬がゆく」を再読しても、なんかテンポが遅くてかったるい。
おもしろかったというのは、やっぱり時代や年齢と関係するんだろう。
とりあえず、ミステリー系では、「虎口からの脱出」や「エトロフ発緊急電」など、
新潮ミステリー倶楽部の初期作品はオススメ。
宮部みゆきの「理由」
174 :
無名草子さん:03/07/02 01:52
【題名】 ジニ―とベン
【著者名】 ハーマン・ローチャ―
【出版社】忘れた
(感想・推薦文)
ハリウッドの脚本家が書いたノスタルジックな恋愛小説だけど、
全然甘ったるくないし偽善的でないので、俺のような男が読んでも面白い。
男も女も、頭が良くて、ジョークがうまい。
「アリー・マイ・ラブ」が好きな人にはおすすめ。
【題名】虎よ!虎よ!/分解された男 (2冊)
【著者名】 アルフレッド・ベスタ―
【出版社】早川・創元推理
(感想・推薦文)
圧倒的なベクトル感覚でラストまで疾走するSF小説の最高傑作。
この作者もコミックやラジオの脚本家をしていたようで、次から次にアイデアと
イメージを打ち出してくる。
どちらの主人公もワルの魅力がある。
シドニー・シェルダンより数倍面白いと思う。
エンターテイメントな選考
新宿鮫 氷舞(シリーズもの)
GO(青い)
永遠の仔(重い)
黒い家 (読んでた時ますみカレーとリンク)
雪月夜(馳小説は結局こうだ)
176 :
無名草子さん:03/07/02 02:47
まあベタなところで申し訳ないが
【題名】限りなく透明に近いブルー
【著者名】村上龍
【出版社】調べんのめんどい
この人の好きなの多いけどこの小説はすげえと思った。
どこかというと一言で言えば風景の描写。
文を読んで美しすぎて泣いたのは最初で最後。
あと特徴のある題名を「ここで使うか」とか
ハッとさせられてうるうるくることが多い小説でした
>>170 「高熱隧道」はいいね。
俺は建設業に携わってるんで,なおのこと・・・。
挙げてくれて,自分が持ってること思い出した。
久々に読んでみよ。
178 :
無名草子さん:03/07/02 04:04
桜井亜美の神曲 マトリックスみたいな話でおもしろかった
>179
お前もたまには本でも読んでみたらどうだ?
181 :
無名草子さん:03/07/02 17:11
室生犀星「蜜のあわれ」
年老いても衰えぬ女人への執着は物狂おしい。
肉体は衰えても、観念は衰えない。
己の肉体に執着し、肉体を超え、時空を超えた異形の愛が
金魚との対話を通して抒情的に美しく紡ぎだされていく。
182 :
無名草子さん:03/07/02 17:25
デューナ・バーンズ「夜の森」(国書刊行会)
両大戦間のウィーン、パリ、ニューヨークを舞台に
レズビアン、ホモセクシャルなど魔に取り付かれた者たちが愛に傷つき、うめく。
デカダンスの官能美に刻まれたまさに珠玉の名編。
183 :
無名草子さん:03/07/02 18:01
キャシー・アッカー「血みどろ臓物ハイスクール」
原書で5割(?)くらいの理解度で読んだ
日本語訳も出たが訳者のあとがきでむかついたのでそっちは未読
父と娘の近親相姦話が出てくるけど娘が父親に対等な口調で喋る
ところが…想いを込めて「あなた」と呼ぶ(俺だったらそう訳す)
ところが凄みがあったと思う
父と娘ではなく男と女になりたかった娘、で、「男」は「女」を
棄てるんだけど…
184 :
無名草子さん:03/07/02 19:34
丸山健二「水の家族」
したたる水滴にも似たリズムを刻みながら、妹八重子への思いを語る
主人公「私」はすでに死者である。
「私」の子を「岸辺に寄せる波の動きに合わせてどろりと産み落とした」
頭の弱い八重子との、時空を超えた清冽な愛。
精巧に張りつめた文体は、最後まで読む者を惹きつける。
185 :
無名草子さん:03/07/02 19:53
宮本輝「避暑地の猫」
島尾敏雄「死の棘」
中山可穂「深爪」
川上弘美「センセイの鞄」
三島由紀夫「美徳のよろめき」
レイ・ブラッドベリ「火星年代記」
町田康「くっすん大黒」
186 :
無名草子さん:03/07/03 00:29
ジョーR.ランズデール「罪深き誘惑のマンボ」
理屈抜きに面白い。
187 :
無名草子さん:03/07/03 01:41
>>185 >川上弘美「センセイの鞄」
うんうんよかったよ
188 :
一回きりカキコ:03/07/03 02:50
子供のころに何回も読んで
大人になっても読み返すのが
結局自分にとって一番面白いんだろうな。で
「トムソーヤー」
「西遊記」
「坊ちゃん」
「ホビットの冒険」
「コンチキ号漂流記」小説じゃないか?
>>123 読み終わった。
数学の部分がほとんど分からないので、
少しだけ隔靴掻痒の感はあったが、
確かにそれをめぐる話だけで面白かった。
最終定理の解法は本職でも10%しか分からないそうで、
もともとそうした内容への理解を求める本でもなかったのでもある。
日本人が活躍しているのに驚いた。
特に自殺した谷山という人が印象的だった。
あと決闘で二十歳くらいで殺された天才の話とか。
191 :
無名草子さん:03/07/04 18:44
>>74 この74さんのレスを読んで
蒲生邸事件を読みました。
最後がとても、あっさりしていて
いいですね。
面白い本を教えていただいて
ありがとうございます。
という訳で私も
【題名】蒲生邸事件
【著者名】宮部みゆき
【出版社】文春文庫
をオススメしちゃいます。
192 :
無名草子さん:03/07/07 16:41
一番ではないのでスレ違いかもしれんけど、
ロバート・F・ジョーンズ「ブラッドスポーツ」(福武書店)
読んだ人いるかな?
193 :
無名草子さん:03/07/10 23:41
保守アゲ
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195 :
無名草子さん:03/07/12 14:45
保守
196 :
無名草子さん:03/07/12 19:38
今ドラマでやってる幸福の王子の原作はどうなの?見たことある人感想きぼん
197 :
無名草子さん:03/07/12 19:39
>>196 勘違いしてた。ドラマの本スレ見てたら勘違いだとわかりますた。ごめんちゃい
198 :
無名草子さん:03/07/14 03:18
何て素敵にジャパネスク 面白かったです。古典の勉強にもなりました☆コバルト文庫で少女向けと思われるかもですけど大人の男性でもニヤリとするとおもいます。国語教師の御スミ付きでした。ハードカバーで再犯してほいい
199 :
無名草子さん:03/07/14 04:38
【題名】黒い兄弟
【著者名】リザ・テツナー
【出版社】不明
(感想・推薦文)
小1の時に図書室で見かけて気になったけど、
とても読み出せなかった。
六年生の時の昼休みに手にとった。文字通り止まらなくなった。
放課後のクラブ活動の時もずっと読んでた。
201 :
無名草子さん:03/07/14 09:13
梁石日(ヤンソギル)。
今まで読んだところ全部面白いが、
とりあえず自伝『修羅を生きる』幻冬社文庫を挙げとく。
日本人だと変に無理して暴力的な人生を演出したりする作家が多いが、
(例:故人ではあるがデブの部落民とか孤児院で育ったことを自慢するハゲ)
この人の場合、自然に恐ろしい人生で怖、面白い。
そうした自分に対する見方に、ハゲ・デブのような、甘さがないのも良い。
202 :
無名草子さん:03/07/14 10:53
ケン・グリムウッド
「リプレイ」
限りなくパーフェクトに近いと思った。
203 :
無名草子さん:03/07/14 18:05
( ゚д゚)?
206 :
無名草子さん:03/07/14 19:42
クリムゾンの迷宮ブックオフとそのほかの店行っても売って中田ー(´・ω・`)
208 :
無名草子さん:03/07/14 19:46
>>203 に、2ちゃんねる公式ガイドブックが殿堂入り....????
210 :
無名草子さん:03/07/14 19:59
クリムゾンの迷宮はほんとゲームブックそのものだな。
211 :
無名草子さん:03/07/15 00:16
>>207 コレアイテムってなぁに??
青の炎2日で読破した。ほんとは1日で全部読みきれるくらい面白かった(←表現おかしいけど)
んだけど時間がなくて。。目頭熱いよ。・゚・(ノД`)・゚・。
212 :
無名草子さん:03/07/15 00:20
立て続けにレスしてスマソなんだけど
青の炎見てほかの貴志祐介作品見たくなった。
黒い家ちょっと見たい..。でも怖いんだよね。うちんちって結構古くて黒い家ってイメージ当てはまっちゃう。
2階から降りれなくなったら嫌だしやめとこうかなぁ....
寝るとき赤いライトとかに敏感になって寝付けなくなるし。
213 :
無名草子さん:03/07/15 01:02
最近一番面白かったのは佐藤賢一の「カルチェ・ラタン」。
宗教改革期の異端教団の話で、脇役には若きザビエルも出てくる。
他の多くの彼の作品同様エロいが、これに限っては
ストーリーとの関連づけが結構きっちりあるんですんなり読める。
「橋の無い川」「世界は密室で出来ている」
「さようならギャングたち」「風の歌を聴け」
「だいじょうぶマイフレンド」「銀河鉄道の夜」
どれもよんだけどすべて退屈だった
おれにいい本を紹介してよ
>214
歳が若そうだから村上龍「69」なんてどう?面白いし、読みやすいよ
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
217 :
無名草子さん:03/07/15 15:21
保守
【題名】ノルウェイの森
【著者名】 村上 春樹
【出版社】講談社文庫
【題名】 黒い家
【著者名】貴志 祐介
【出版社】ハードカバーで買った。
個人的にはノンフィクションのが好き。一番面白かった本は「心臓を貫かれて」M.ギルモア。
面白いというと語弊があるけど、感情を揺さぶられました。
>>211 文庫じゃなくて新書サイズの香具師
今年の3月ごろでたはず
俺は狩ったw
221 :
無名草子さん:03/07/16 22:21
「心臓を貫かれて」って面白いかなあ?
俺も春樹が好きで、彼の言葉に大いに期待して読んだんだけど、
何だアリキタリダナア、と思った。
『ねじまき鳥』で人間カワハギのすごいシーンを描いた人の言うことだから、
なんかあるだろうと期待して読み続けたんだけど、
そのまま終わってしもうたんじゃ。
結構売れたから、こんな感想って俺だけかなあ?
222 :
無名草子さん:03/07/16 22:31
「69」おもしろいかなあ。
要するにおれは若い頃ひねくれてて学校でバリケード作ったりして無茶しました
って内容だったがなあ。
恩田 陸の「三月は深き紅の淵を」 誰か、恩田 陸好きな人いませんか??
恩田 陸の「三月は深き紅の淵を」
誰か、恩田 陸好きな人いませんか??
225 :
無名草子さん:03/07/17 00:15
ところで、新潮文庫(YONDA?のヤシ)の広告の男の情報をおながいします
二重カキコすみません‥。いつの間に2つも入れたんだろ‥(汗)(-。-;)
>>221 面白かったよ。フランク(長男)にこれから、穏やかで静かな幸せが訪れるようにと思うぐらい。なんか、
小説以上に感情移入し読んだわ。
村上春樹は好きな作家だけど、ねじまきとか、世界の終わりはちょっと付いていけないと感じている読者です。
全てがメタファー、謎、シュールに溢れているように感じます。
じゃ、村上さんのどの作品が好きかというと、朝日堂(エッセイ)や、雨天炎天、辺境・近境(紀行文)。
まぁ、カフカとはちみつパイは好きなんですけどね。あ、風も好きですけどね。
思い出したのでもうひとつ。
【題名】シンプルプラン
【著者名】スコット・スミス(ちょっと自信なし))
【出版社】扶桑社文庫
初めは簡単だった計画が少しづつ、少しづつ狂いだしていく。その誤差を埋めようとすればするほど、
どつぼにはまりこんでいく主人公。その誤差は予め、仕掛けられていた罠のよう。
罠にひっかり、抜けられなくなる原因は人間が皆持っている弱さ(欲望をうまくコントロールできない。
ジャンルはミステリーなんだけど、俺は純文学みたいな印象を受けました。
多分、ブックオフで100円で売ってるはず。非常にお勧めです。
>222
>要するにおれは若い頃ひねくれてて学校でバリケード
>作ったりして無茶しましたって内容だったがなあ。
えーと、それを面白可笑しく書いてある本なんだけどね。ただひたすら女に
もてたい高校生が屁理屈と勢いで突っ走っちゃうって話。まあ、つまらない
と思う人もいるだろうけど。
「心臓を貫かれて」は一気に読んだけど、世評ほどは感銘を受けなかったな。
一番ひっかかったのは、ノンフィクションなのにフィクション的描写が紛れ込んで
いる点。フランクの父と母が車で旅をするシーンなどの描写が細かすぎる。映像
やテープが残っているわけがないし、当時語り手は生まれていないから、この場
面はまったくの想像でしかない。おれ、一応ライターやってるから、こういうの気に
なるんだよなあ
232 :
無名草子さん:03/07/17 12:44
■女の勲章/山崎豊子
山崎豊子作品には野心でぎらぎらした嫌な大人が一杯出てくる。
綺麗でゴージャス、プライドが高くて内面はもろい女を描くのも上手い。
ちょっとブルジョワ気分に浸れるのもいい。
■月光の東/宮本輝
ファムファタール萌え。現代日本なのに幻想的。
宮本輝だったら優駿と彗星物語も好きです。
焚火の終りとドナウの旅人とか変に金持ちチックなのは全然心に響かない。
宮本輝は普通の人々の狂気を描くと凄い気がする。
■69/村上龍
理屈抜きに軽く面白い。
とにかく楽しいことがしたい騒ぎたい可愛い女をおとしたい
という学生運動全盛期も今も変らない高校生の欲求爆発。
お祭りはいつまでも続かないからいい。
■坂の上の雲/司馬遼太郎
個人的には竜馬よりこっちの方が好き。
戦争がひたすら続いた後のあぁやっと終わったんだという虚脱感がたまらん。
姉は戦争描写が長すぎて途中で飽きたと言ってた。
■婉という女/大原富枝
幼少期に一族で幽閉されてしまう話。
世間から断絶されてても、心と身体は育っていく女の業にどきどきした。
■第七官界彷徨/尾崎翠
現実離れした3兄弟と従兄弟ひとりの恋愛小説。
シュール。恋愛小説につきものの生々しさが全くない。
もやしの恋愛とか出てくる。異常に印象に残る。
津原泰水
蘆屋家の崩壊
集英社文庫
端整な文章でどうみても狂った世界が淡々と描かれててシビレる。
スプラッタとかショッキングホラーではないが
超常的でおぞましいことにどんよりとなずんでる主人公の佇まいが
激怖でしかも泣かす。この人、他の作品はダメだったけどこれは激賞。
【題名】沢蟹まけると意志の力
【著者名】佐藤哲也
【出版社】新潮社
残念ながら品切れらしいが、とにかく面白かった。
まあ筋らしい筋はなくて強いて言えば主人公の、蟹から意志の力を持って
人間として生まれた「まける」が活躍「しない(あるいはできない)」話なんだが、
実は「意志の力」とは何か、というのが本当のテーマになってて、
それを軸に書かれた周辺のテキスト群が抜群に面白い。
ちなみにファンタジーノベル大賞受賞作家。
「妻の帝国」もお勧めだす!
あぁまた失敗したほんとスマソ
Live2chにしたばかっかりで操作がダメダメだ。。気を取り直して
>>220 普通のサイズ買っちゃった...。どういう風に変わったんですか?
238 :
無名草子さん:03/07/19 09:23
月と六ペンスの一番最初の方を読んでるんですけど
頭わりぃ俺にはちと読むのが大変です。これ、ずっとこんな感じで続くんですか?
239 :
無名草子さん:03/07/19 11:25
>>238 そうです。
好き嫌いが大きい作品のようで、
私はあんまり…
>>238 モームは翻訳がいまいちで読みにくいので初心者にはすすめられない。
私が屁理屈抜きでおもしろいと思ったのはやっぱりバトロワ。
会社の昼休みにも読んだのはこの本だけ。
最近では
【題名】廃用身
【著者名】 久坂部 羊
【出版社】幻冬社
が面白かった。
以下買ってまだ読んでない人へ。
読んでる途中では気づきにくいかもしれませんが、
矢倉俊太郎=久坂部羊です。
もう読んだ人はメール欄参照
241 :
無名草子さん:03/07/19 12:50
242 :
無名草子さん:03/07/19 13:00
まだ読んだことある本は少ないけどその中だとー、
【題名】 青の炎
【著者名】 貴志祐介
【出版社】角川文庫
(感想・推薦文)
人を殺そうとは思わなくなりますねw
僕は秀一と同い年で、秀一の高校は学区2位で僕の高校も学区2位。ちょっと親近感がありましたw
秀一みたいな賢いやつはいまだに見たことがないです。ラストの予想は途中からついてたけどやっぱり。・゚・(ノД`)・゚・。
243 :
無名草子さん:03/07/19 13:43
【題名】 亡国のイージス
【著者名】福井晴敏
【出版社】講談社文庫
上下巻の長い話なのに要所要所で転機を入れて飽きさせず
気が付けば一気読み。
【題名】 凶笑面
【著者名】北森鴻
【出版社】新潮文庫
民俗学+ミステリ。粗はあるが、所々で唸らされた。
同作者の他の作品はあんま好きじゃないが、このシリーズは追い掛けようと思う。
【題名】 私的詩的ジャック
【著者名】森博嗣
【出版社】講談社文庫
基本的にこの作者は内容より何より、キレのある文章が好きなんだが。
終盤気になって、電車を降りた後も歩きながら読むという恥ずかしい事をしてしまった。
245 :
無名草子さん:03/07/20 14:43
こころ読み終わった。思っていたほどではなかったかな・・
アンリ・トマ『岬・世捨て人』(白水社)
薬の効能書きの翻訳で生計をたてるしがない男が妻子と離れ
一人、冬のコルシカ島に篭もってものを書こうとする。
「私」の内面の記録という体裁をとりながら、島の光景や人々のドラマをも取り込んで、
一冬の緊密なドキュメンタリーを構成する。
毎日食べる煮豆だの暖を取るために熱くして飲むワインだのといった
ディテールが描き込まれることによって、弧絶した精神のひたむきさが
一層説得力をもって迫る。中勘助『島守』を思い出させる。
H・E・ノサック『影の法廷』(白水社)
このドイツの作家は、良質な小説を書いているにもかかわらず
日本ではあまり知られていないので、ここに紹介しておく。
この作品は、言葉では到達できない、すべてを凍らせる「雪」の舞う
雪原に消えた妻をめぐる、その夫と法廷の果てのない異様な裁判の物語。
同作者『待機』(集英社)
自殺病という疫病が蔓延した世界で、医学者、統計学者、ジャーナリスト、
共産主義、資本主義など様々な分野から「自殺病」を解析しようとするが、
結局そのどれもが無能を露呈し「沈黙」せざるを得なくなる状況を描いた物語。
ノサックは理解することの不可能な領域のまわりを螺旋のごとくめぐる。
その「領域」は恐ろしく、ただひたすら不気味だ。
248 :
無名草子さん:03/07/20 21:03
249 :
無名草子さん:03/07/20 21:09
ノルウェイの森と世界の中心で愛を叫ぶって似てる印象なんだけど
ノルウェイを読まなかった世代が世界〜を読んでいるのか?
世界〜を読んだ人いる?
なんか最近、屁理屈つきで一番おもしろかった小説を書く人が増えた…
リチャ−ド・ブローティガン『愛のゆくえ』(新潮文庫)
1985年に自殺してしまったブローティガンによるラブ・ストーリー。
様々な人が自分の書いた本を置いていく不思議な図書館に勤める青年が
美しい女と知り合い、女が妊娠して堕胎するでの物語。
堕胎という悲劇が、このメルヘンのような世界の中では重苦しく感じられない。
この作者は他に『アメリカの鱒釣り』『西瓜糖の日々』がおすすめ。
ボリス・ヴィアン『日々の泡』(新潮社)
トランペットを吹き、ジャズ評論を書き、小説を書き、自分の原作を基に
作られた映画「墓に唾をかけろ」の試写の途中で心臓発作のため
39才の若さで死ぬに至った現代の神話的人物の代表的作品。
肺に睡蓮の花が咲くといった美しい病気にかかった少女と青年の物語。
メルヘンな世界観とグロテスクが渾然とした悲痛な恋愛小説である。
マヌエル・プイグ『蜘蛛女のキス』(集英社)
アルゼンチンの作家プイグのこの異色作は、ほとんど二人だけの会話から
成り立っている、男と男の愛の物語である。
ブラジルの監督へクトール・バベンコによって素晴らしい映画にもなった。
253 :
無名草子さん :03/07/20 22:01
【題名】 一絃の琴
【著者名】 宮尾登美子
【出版社】 講談社
明日から、宮尾文学にはまっていこうと思います。
一字一句、丁寧に言葉を打ち込んでいく感じの文体で、
改行のない長い文章をじっくり読んでいると、
人格、風景、心情が一体化してきて、
重く心にのしかかってきます。読み応えが良い。
これから、「櫂」を読みます。
山口瞳『人殺し』(文春文庫)
不倫関係にある愛人との危険な情事に疲れ、身をすり減らしていく
主人公の井崎は、愛の実体をつかむことができない。
「人間が人間にかかわることはお互いに殺し合うことではないか」という暗い気持ちなり
「人生は夢の如しか」と力なく呟く。その平凡な言葉の恐ろしさが胸に響いてくる。
255 :
無名草子さん:03/07/21 01:51
人間以上
シオドア・スタージョン
256 :
無名草子さん:03/07/21 20:35
スチュアート・ウッズ「警察署長」
南部の田舎町を舞台に、1930年代から現代までの足掛け40余年
三代にわたる警察署長が取り組んだ謎の大量殺人事件を描く。
理屈はいい。いちばんおもしろいミステリーはなに?というセッカチな人には
この超重量級大河ミステリー小説をおすすめする。
>249
「ノルウェイの森」と「世界の中心で愛を叫んだけもの」は全然違う話だろ。
しかも世界の中心〜の方が古いぞ
>257
>249が言っているのは「世界の中心で、愛を叫ぶ」 片山恭一
ネタかもしれないが、一応つっこんでおく。
半村良 ムスビノ山秘録 闇の中の系図 **伝説
筒井康孝 怪奇畳男 や 走る取的 などが収録されている
初期短編集 火田七瀬シリーズ
宮部みゆき 初物語 蠢く岩 龍は眠る
麻田哲也 麻雀放浪記
以上は誰でも耽溺する、と思ふ
阿佐田哲也「麻雀放浪記」は麻雀が分からなくても楽しめますか?
>>261 俺は麻雀あまり知らんが、何回も読み返しますた
>阿佐田哲也「麻雀放浪記」
263 :
無名草子さん:03/07/24 19:06
萩原浩/コールドゲーム (講談社)
いじめらっこが四年のときを経て復讐鬼となって現れる新感覚サスペンス。
始めはいじめてた奴がやられるのが小気味良かったが徐々にキャラ掘り下げ
が出来上がるにつれ、いじめてた奴の方を応援してしまっていた。
ラストのいじめられっこVSいじめっこはびびった、っていうか怖かった。
文に今時の言葉が入ってたり、不良わんさかなんで嫌いな人の方が多いかも
264 :
無名草子さん:03/07/25 03:14
某映画で思い出した。
松本清張の「砂の器」。
これと「点と線」を読んでいるときは本気で熱中してたな。
小学生だったけど。
ああ、読み返したくなってきた・・・
266 :
無名草子さん:03/07/25 17:02
島尾敏雄「島の果て」
特攻隊長を務める「中尉さん」と、不思議な魅力のある島の娘トエとの
白昼夢のような恋。戦争の最中、南海の孤島で織りなされるこの美しい物語は
著者と婦人ミホさんとの出会いをもとに描かれたものだ。
267 :
無名草子さん:03/07/25 17:10
島尾ミホ「海辺の生と死」
亡き夫島尾敏雄との出会いの頃、とりわけ終戦を間近に迎えた
緊迫した日々のドラマを描いている。
南島の風物の肌理細やかな描写の一つ一つが、慈愛に満ちた暖かな眼差しで
貫かれ不思議な安らぎを感じさせる作品。
269 :
無名草子さん:03/07/25 17:23
>269
そうか?
271 :
小心者の名無しさん:03/07/25 18:55
「サンタクロース撲滅団」
今の日本人たちに、10人の若者がセイバイをあたえる、たぶんそんな話。
272 :
無名草子さん:03/07/25 22:20
赤川次郎の三毛猫ホームズなんて言っちゃまずいかい
273 :
無名草子さん:03/07/26 15:03
実用書は大好きなんだけど、小説は始めの5ページ位
で根をあげちゃうからあんまり知らないんです。
江戸川乱歩、夏目漱石の『こころ』、ガラスの仮面(漫画だけど)はすごく
おもしろかった!!
274 :
無名草子さん:03/07/26 21:09
↑できたら、私におすすめを教えてください。
275 :
無名草子さん:03/07/26 22:07
>>274 「こころ」が面白いんだったら、怖いもんなしでしょ。
276 :
無名草子さん:03/07/26 22:22
中野好夫のモーム翻訳は名訳として高く評価されているんだが、
ただ言葉使いが古かったりして、今の若いひとにはよみにくい。
277 :
無名草子さん:03/07/26 22:36
愛と幻想のファシズム読んでるですが、
中学生の僕にはちょっと難しいです、はい。
278 :
無名草子さん:03/07/26 22:39
●一の糸 ●サヨナライツカ
●新潮社 ●不明
●有吉佐和子 ●辻仁成
どちらとも青春から老いて死ぬまで、息をするのを忘れてしまうくらい
没頭して読みました。辻仁成はこれ以外の作品はあまり好きではないけど、
有吉佐和子さんは、私は大好きです。全て秀作だと思います。
279 :
無名草子さん:03/07/26 22:41
>>275 そんな事はないだろ。
漏れも「こころ」は好きだが、中島敦なんか読めないぞ。
280 :
無名草子さん:03/07/26 23:29
島尾敏雄…死の棘を読んでいたら、背筋がゾクッとしたよ。
たんたんと語られてて、しかも綺麗な日本語で書かれてるんだけど、
狂ってる感じがめちゃ迫ってきて、本当に恐ろしかった。
死の棘は実話で、しかも敏雄さんの原稿は、ほとんど奥様のミホさんが
チェックされていたのだと、かなり前にミホさんの知り合いの方が
学校の講義で教えてくださいました。変ってる夫婦だなーって思った。
しかもミホさんは、敏雄さんが亡くなられてからずっと喪服
(ただの黒い服かも)を着て生活しておられるとか…。うーん。。。
よっぽどご主人のことを愛していらっしゃったんだなあと思いました。
関係ないけど、全集に入っている「出発は遂に訪れず」はいいですよね。
281 :
無名草子さん:03/07/27 10:18
>>280 島尾敏雄、マジで気持ち悪くないですか?
あなたのレスの内容を見て、なるほどさらにキモイなあ、と思いました。
だいぶ前のこと何かのパーティーで中上にからまれて、
会場中を逃げ回って、『殴るのだけはやめてくれ』と
泣いて頼んだと言う話を覚えていますが、
一種のマゾヒストじゃないかと思えます。
ここで紹介されてた「青の炎」を読みました。
大学に行く電車の中で読み始めたんだけど、面白くて中断できず、
そのままおりないで終点まで行って地元の駅に戻ってくるまでに
読み終わりました。
ただ、貴志祐介のほかの本は、立ち読みした感じではなんとなく
肌にあわなそう。
284 :
無名草子さん:03/07/28 09:47
>>283 変態小説に感動する変態はキモイと言う意味。
285 :
無名草子さん:03/07/28 11:13
『死の棘』、映画では岸辺一徳が島尾役をやったよね。
見てはないけど、きっとはまり役だったと思う。
【題名】 晩鐘
【著者】 乃南アサ
【出版社】 双葉社
小五の主人公の痛々しさに胸がつまる。
同じ年の息子をもつ身、一人でこんなに苦しんで(本人は自覚しないままに受け入れている)、考えてある結果を出す。
偶然にも、長崎・170センチの大柄少年・突き上げる性衝動・・・
始めにこの小説を読んでいたら「あり得ない」と思っていたかもしれないことが実際に同じ町で起こったことに戦慄した。
とても厚い上下巻ですが、読んでみてください。
286 :
無名草子さん:03/07/28 11:16
285です。
文章ヘンになりました。
同じ年の息子をもつ身、「身につまされました」。
が、本意です。
287 :
無名草子さん:03/07/29 16:12
【題名】 算学武芸帳
【著者】 金重明
【出版社】 朝日新聞社
日本古来の数学「和算」を使って「武芸帳」のパターンで勝負するお話。
勝負の緊張感、「秘伝の巻物」ネタなども含めて、お勧めです。
あと浅田次郎で「日輪の遺産」が出てないですねー。
私はこれが一番好きです。マッカーサーかっこいい!!
あと杉本苑子の「孤愁の岸」とか、山本周五郎の「樅ノ木は残った」とか
耐え忍ぶ系は「理屈ぬき」じゃないのかな?
自分的には塩狩峠よりこの2作がお勧めなんだが・・・
『幻の生活』ダニエル・なんとか。いまんとこベストワン。
あとはミネット・ウォルターズだったかな。
海外ミステリーにはまったきっかけ。
289 :
無名草子さん:03/07/29 17:44
>>282 [黒い家」はマジいいよ。「天使の囀り」も。
始めは舞台が目新しかったり、
作者の知識がちょっとたぶんにはいるからうざかったりして
慣れるまできついけど、後半は有無を言わさずの恐怖の連続で、
ページがとまらないよ〜〜。
個人的には「黒い家」の菰田幸子は貞子を超えたと思う。
黒い家>青い炎>天使の囀り>イソラかな
290 :
無名草子さん:03/07/29 22:22
宮部みゆきって面白いなあ。
俺、売れてる作家って何か苦手で読まないんだけど、
たまたま『理由』読んだら、ホント、グイグイ読ませられた。
今、このスレのパート1から見てきたら、
『火車』ってのがこのスレ立てた人の一番最初に挙げた本であり、
全体でも3本の指に入る作品なんだなあ。
ほとんど無視してきたので、気づかなかった。
『理由』でさえこんだけ面白かったんだから、『火車』は…
とか思って読み出すと、案外つまらなくてガッカリしたりするんだよね。
初めて読む作家の場合、その新鮮さの魅力と言うプラスもあるから、
2冊目は極端につまらなく感じたりとか。
でも読んで見よ。
291 :
無名草子さん:03/07/29 22:51
屁理屈抜きで面白かったのは バトルロワイアル 2もなんだかんだいって面白かった あと麻雀放浪記 ドサ健博打地獄 黒い家
292 :
無名草子さん:03/07/30 00:05
【題名】炎の門―小説テルモピュライの戦い
【著者名】スティーヴン プレスフィールド (著),
Steven Pressfield (原著),
三宅 真理 (翻訳)
【出版社】文春文庫
古代ギリシアの少数のスパルタ軍&その他と、大群のペルシアと戦ったテルモピレイの戦いを題材に書いた本。
当時のスパルタの状況や、習慣などの勉強にもなる。迫力ある戦の描写。また、男とはなにか、女とはなにかを考えさせられる良質な本。
泣けます。
>>290 理由なんて駄作だよ。火車なんか宮部の最高傑作だろ.....とおれは思う。
活字を読むのが苦痛なオレ…
宇宙船ビーグル号の冒険
虎よ!虎よ!
カエアンの聖衣
封神演義
小林信彦の唐獅子シリーズ
「ダックスフントのワープ」はNHKのドラマが面白かったので読んで見たが
正直、ドラマのほうが良くて原作者が心配になった。
295 :
無名草子さん:03/07/30 16:59
>>293 火車、買ってきた。
その次は蒲生邸を読もう。
最近の模倣犯とかブレイブとかって面白くないの?
296 :
無名草子さん:03/07/30 18:13
>>295 「火車」「蒲生邸」は面白いね、間違いなく。
「理由」が面白いなら絶対それより上は行く。
あと硬いけど、初期の作品も良いよ。あと短編、時代物。
「RPG」とか自分は面白くなかったな。
宮部みゆきと村上春樹は敬遠してしまう。
「ある女のプロフィール」 藤堂志津子
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドをyahooで頼んで、今着いたが英訳本だった・・・。
「世界の終わり」で検索したのがいけなかったのか・・・。つーか間違えるっつーの。
\1500が闇に消えたよ。
300 :
無名草子さん:03/07/30 22:33
>>299 そう、それ。
よく見れば作者名に外人さん一人混じってるんだよね。
>>285 あなたの予想どうり、岸辺一徳ははまり役ですよ
あの淡々とした感じが良い
「極大射程」
激しくオモロかった
>>289 「黒い家」今読んでます。
「イソラ」がおもしろかったんで。
本なんて、1年で1冊程度しか読まなかったんだけどね。
305 :
無名草子さん:03/07/31 04:56
スティーブン・キング「IT」
Amazonのレヴューより
主人公の少年達の住む町に約30年に一度現れ、住人達を殺す怪物IT。
物語は彼らが成長し、中年になり、それぞれの道を歩んでいる現在から始まる。
彼らは30年前にITと戦った。そして彼らは、再びITが現れたら
この町に戻ってくる、という約束をして別れる。
再び現れたITを倒すため集結する元少年達。物語は現在と過去を行き来します。
少年時代の描写はノスタルジックで、
『スタンド・バイ・ミー』が好きな人には特におすすめです。
文庫で4冊にも及ぶ大著ですが、読んでいて全く長さを感じさせません。
これを読まずしてキングは語れません
始めは長すぎ・つまらなすぎってキング糞だなぁってバカにしてたけど
最後はキング万歳に変わってたぞーー
上下巻の方の重さは尋常じゃないぞーー
夏休みキングで二頭筋を鍛えよー
306 :
無名草子さん:03/07/31 14:32
人気作家だからといって敬遠するのは人気作家だから読む、
のと同じ位浅薄だね。
屁理屈抜きに面白いの
「復讐法廷」
グリシャムが出る前で被ってるけど、かなり面白い。
307 :
無名草子さん:03/07/31 16:40
このスレで知って今ガダラの豚読んでるんだけど本当面白いっ
麻薬の描写とかリアルなのはやっぱり(ry
308 :
無名草子さん:03/07/31 17:32
>>307 「今夜、すべてのバーで」も多分経験・・・。
かなり面白いよ。
相当古い映画だが「失われた週末」もお奨めしたい。
309 :
無名草子さん:03/07/31 19:40
広瀬正「マイナス・ゼロ」
自分の内側だけですべてが完結してしまう、プラスマイナス・ゼロの完璧な小宇宙・・・
そこはこのうえなく幸福で、かぎりなく不気味な世界である。
広瀬正が不気味な小説を書いたのではない。広瀬正という存在が不気味なのだ。
310 :
無名草子さん:03/07/31 19:47
フィリップ・K・ディック「時は乱れて」
作品の多い作家なので代表作が五、六冊はすぐ思い浮かぶが、
あえて初期の埋もれた傑作をあげてみる。
この作品は文句ナシに面白く、骨の髄まで病んでいるような小説だ。
マリリン・モンローをこんなに不気味に描写した小説がかつてあっただろうか。
311 :
無名草子さん:03/07/31 20:13
さて、筒井康隆の最高傑作はなにかと、しばし考えてみる・・・。
なかなか決まらなかったのだがいま決定した。
それは、「家族八景」「七瀬ふたたび」「エディプスの恋人」の一連の小説。
この作者の他の実験的作品と比べると、これはあまりにも
オーソドックスな作品かもしれないが、しかしこの三部作の中では
誰にも知られることなくひとつの文学上の実験が進行していた。
一、人の心を読める語り手を主人公とした場合、神の視点による小説にならざるをえない。
ニ、その全知の語り手は、最終的には文字どおり神になってしまうほかはない。
この命題を立証したのがこの<七瀬シリーズ>である。(ぼくの独断)
312 :
無名草子さん:03/07/31 20:35
理屈抜きってことなら「バブリング創世記」っしょ。
313 :
無名草子さん:03/07/31 21:37
石丸元章
「平壌ハイ」
ブットンデル。
314 :
無名草子さん:03/07/31 21:51
315 :
名無草紙さん:03/08/01 01:43
半村良。「妖星伝」
最後の章がいまいちだが、
そこまで十分に楽しませてくれた。
読み終わって、文庫本に「ありがとう」と一礼した。
「ガダラの豚」読み終わった。
まあ、おもしろい、という程度。2chで騒ぐほどじゃあない。
色々と詳しく調べ上げているが、見方を変えれば、
作者の知識のひけらかし。京極みたい。
少し鼻につくな。
屁理屈ナシに面白い、か。昔リア公の時に学校サボってまで読み漁ったコバルト文庫の
「アグ・ナグクルーン」シリーズ。ファンタジーな今とは違う文明でのファンタジー小説なんだけど主人公の女の子、ヴュティーラの素直で明るく芯の通った性格と文明と機械が入り混じっ
た世界観の面白さ、その他キャラクターの生き生きとした性格の描写が素晴らしく面白かった。
響野夏菜って人が書いてたと思うけど。あれほど狂ったように読みふけったのはこれだけだろうね。
受験前に読んでしまったので夏期講習すらもおろそかにしてしまって・・・懐かしい思い出だあね。
>>315 「妖星伝」は序盤だけはメタンコオモロイな。
でも、白石さんの「黒い炎の戦士」の方が好き。でも未完。
318 :
無名草子さん:03/08/01 09:50
>>318 サンリオSF文庫だから古本屋で探すしかない
321 :
無名草子さん:03/08/01 12:30
漱石の行人
【題名】太陽の子
【著者名】灰谷健次郎
【出版社】角川
(感想・推薦文)
おもしろおかしいんだけど、なぜか胸が締め付けられる、
すごく暖かいけれど、悲しくて泣いてしまうような物語でした。
単なる人情話ではなく、昔の時代背景なども詳しく書かれていて、
深く考えさせられます。
323 :
無名草子さん:03/08/01 20:15
新潮文庫
著・新井素子
「おしまいの日」
同じ位好きなのは
新潮文庫
著・江國香織
「すいかの匂い」
324 :
無名草子さん:03/08/01 20:33
芥川、直木で面白かった奴。
辻仁成 /海峡の光
南木佳士/ダイヤモンドダスト
花村萬月/ゲルマニウムの夜
篠田節子/女たちのジハード
藤原伊織/テロリストのパラソル
藤沢周平/暗殺の年輪
大沢在昌/新宿鮫 無間人間
最近読んで面白かった奴。
荻原浩/コールドゲーム
Jアーチャ−/百万ドルを取り返せ
高橋克彦/緋い記憶
真保祐一/奪取
宮部みゆき/魔術はささやく
有名なのばっかなんで書評はアマゾンなどで、、
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
326 :
無名草子さん:03/08/02 05:28
【題名】 TUGUMI
【著者名】 吉本ばなな
【出版社】 中公文庫
おもしろかった
327 :
無名草子さん:03/08/02 23:14
【題名】パレード
【著者名】吉田修一
【出版社】幻冬社
久しぶりに(・∀・)イイ!! 作品を読んだ感じ。
328 :
無名草子さん:03/08/02 23:32
【題名】レベル7
【著者名】宮部みゆき
【出版社】?
(感想・推薦文)
宮部みゆきにはまるきっかけになった本
329 :
無名草子さん:03/08/02 23:34
【題名】蝶々の纏足 風葬の教室
【著者名】山田詠美
【出版社】分からない
屁理屈抜きか・・とすると一日中飯食う時もクソする時も読んでしまった小説かな。
揚げると、
「ジュラシック・パーク」マイクル・クライトン(ただこれは中一で読んだので、今読むとどう思うかはわからない)
「バトルロワイアル」高見向春
「プリズンホテル」浅田次郎
「十二国記」小野不由美
「青の炎」貴志祐介
「宣戦布告」麻生幾
「エンデュアランス号漂流」A.ランシング
くらいかな・・確か他にもあったけど、忘れた。
331 :
無名草子さん:03/08/04 19:04
332 :
無名草子さん:03/08/05 10:37
>>118 >村上春樹の主人公は、何故か意志のない奴ばかりのような気がする。
>流されているだけ。そしてドラマの主導権は女の方。
>男の優しさを、取り違えてないだろうか。
>女性ファンの方が多いってのは分かるけど。
君のほうが取り違えてないか?
意思が無いんじゃなくて、なるべくかかわらないようにしてるんだよ
それを男の優しさだなんて主張していない
そんな二ヶ月も前のレスにムキにならんでも(;´Д`)
334 :
無名草子さん:03/08/05 20:22
335 :
無名草子さん:03/08/05 21:09
>309
広瀬正の名前を見つけて嬉しくなりました。「マイナス・ゼロ」は
私も何度も読みました。当時高校生でしたが傑作だぁ!と思いました。
清水義範は「永遠のジャック&ベティ」が出てますが短編の
「また逢う日まで」が好きです。東野圭吾も「トキオ」が一番好きなの
ですがこの二つの話は似ているかも知れません。
336 :
無名草子さん:03/08/05 21:20
死都日本。マジで起こる可能性のある破局的大噴火を題材にした小説で
日本沈没よりも面白い。
337 :
無名草子さん:03/08/05 22:55
大して面白くない本挙げるヤツ大杉。
読んだ本挙げてるのかと思う。
>337
たしかに”屁理屈”がつくほど面白くはありませんよね。
でもメジャーなのは今更挙げづらいですし、多少は
仕方のないことだと思います。
【題名】ただいま浪人
【著者名】遠藤周作
【出版社】講談社文庫
母が学生の頃に読んでた小説を拝借。物心ついてから初めて読んだ小説です。
続きが気になってしまって学校をずる休みして読んでしまいました。もう時効・・かな?
確かに
>>337みたいなのは、てめえで挙げてから言えよ、って事だな。
ただの煽りの能無しだろうから無理だろうけど。
343 :
無名草子さん:03/08/06 06:32
344 :
無名草子さん:03/08/06 08:24
>>341-343 こういうレスの流れは2チャンでは普通なのだが、
このスレでは初めて見たなあ。
【題名】 くっすん大黒
【著者名】 町田 康
【出版社】 文春文庫か新潮文庫(いま人に貸してしまっている)
(感想・推薦文) 芥川賞受賞作の「きれぎれ」は支離滅裂で読んでて痛々しいが、
これはストーリーが割と通っていて爆笑しながら文体も含めてたのしめます。
346 :
無名草子さん:03/08/06 14:13
>>338 既に厳選して挙げてる。
>>339 そこまで面白く無いと思うなら無理に書き込む必要は無いでしょ。
江國香織「すいかの匂い」とか山田詠美「蝶々の纏足」とか
屁理屈抜きに面白いっていう類じゃないだろう、とそういう意味。
どれだよw
このスレ>340のように年齢・性別も書いてくれるとありがたいのだが。
349 :
無名草子さん:03/08/06 17:38
【題名】光さす故郷へ
【著者名】朝日奈あすか
【出版社】角川
(感想・推薦文)
涙がとまらなかった。本でこんなに感動したのははじめてです。
【題名】グリーンマイル
【著者名】キング
【出版社】日本語翻訳は身障から。英語版は知らん
(感想・推薦文)
損はしないと思う。
351 :
無名草子さん:03/08/07 11:57
>>347 モンテクリスト伯
燃える男
摩天楼の身代金
百舌の叫ぶ夜
シャドー81
復讐法廷
など。
>>348 年齢によって面白く感じる感じないはあまり無いと
思うけど。屁理屈抜きに面白い本はね。
>351
でもここに挙げられている本を見ると、そうは思えない
354 :
無名草子さん:03/08/07 13:06
小説ばっか読んでないで偶には勉強になる本でも読めよ
そんじゃ、ま「勉強になる本」の定義から始めてもらおうか?
つーか、ただの夏厨だろ>337は。放置放置。
357 :
無名草子さん:03/08/07 17:36
屁理屈抜きってのは、【本質的に】屁理屈抜きってことだろ。だから
@単純に面白い奴と、
A読むのは苦痛でも深みのある面白さのある奴、
両方を含むだろう、と勝手に解釈する。
前者の方は、このスレで十分参考にさせてもらって
色々知らなかった面白い本を教えてもらったんだけど、
後者がほとんど無いなあ。
前者は面白くて、それだけでも十分良いんだけど、
そんなのばっかり読んでると虚しくなってくる。
後者のタイプの、すごいの誰か知らないか?
俺はプルースト『失われたときを求めて』筑摩文庫。
ドストエフスキー『罪と罰』新潮等
武田泰淳『ひかりごけ』新潮文庫
大江健三郎『懐かしい年への手紙』講談社など。
スレタイに反して屁理屈をこね出した奴がいるのはこのスレですか?
359 :
無名草子さん:03/08/07 19:45
丸山健二の千日の瑠璃は読んでおくべき
>>357 そこまで語ったなら、どんな風に面白かったのか短くでも書いてくれれば、
どんな読み方してようが1つの存在としてありだと思うが、それじゃあな。
「もうちょっと頑張ってブックガイド読んでみてもいいぞ」てな感じだ。
長すぎるから読みません。たぶんずっと。
長いっていうのがネック
362 :
無名草子さん:03/08/07 22:09
【題名】 夜のオデッセイア
【著者名】 船戸与一
【出版社】徳間文庫
(感想・推薦文)
高校生の時に何気なく読み始めて、試験前なのに途中でやめられなくて困った!
ロードムービーっぽく展開してくのが基本的に好きだからかなあ。
それ以来何度も読み返してます。
人物描写も魅力的。
増え続ける旅の道連れ、走り続けるステーションワゴン。
それだけで「屁理屈抜きに(略)」って気分になってきません?
363 :
無名草子さん:03/08/07 22:13
【題名】夜のオデッセイア
【著者名】船戸与一
【出版社】徳間文庫
(感想・推薦文)
ロードムービーぽいのが好きなヒトにお薦めかなあ。
増え続ける旅の仲間を乗せて走るステーションワゴン。
それぞれの夢の行方は…。
もうそういうの大好き。
高校生の時に何気なく読み始めて、途中でやめられなくて困った想い出が。
それ以来、何度も読み返してます。
364 :
無名草子さん:03/08/07 22:14
↑スマソ!消えたと思ってまた書き直しちまったよ。
ハズカシ。
でも本当にオススメなのよ。わかって。
365 :
無名草子さん:03/08/07 22:19
【題名】銃、ときどき音楽
【著者名】ジョナサン・レセム
【出版社】早川書房
(感想・推薦文)
「言葉の魔術師」の異名を持つ、ブルックリンで生まれ育った作者の処女長篇。
”あたらしいハードボイルド”を読みたいヒトにオススメ。
近未来をぶっとばせ!と思ってるあなたも是非読んでみて。
某所に「一瞬村上春樹かと思った」なんて、ほとんど冗談の書評もありましたが、
それは単に動物が春樹の世界っぽいとかそんなノリです。
366 :
73577:03/08/07 22:20
>>355 小説はテレビ番組にたとえればドラマやアニメのようなもんだろ。
そんな門イクラみても頭がよくなるわけじゃない。
たまにはドキュメンタリーも見ろってことだ
368 :
無名草子さん:03/08/08 00:05
■高村薫 李王 ぶ厚いけれどものっそい面白い。つか深い。
■沙藤一樹 D-ブリッジテープ 読み終わったあとげっそり泣いた。
後味悪いけど、こんな純粋に奇麗で悲しい本に会ったのは初めてだった。
370 :
無名草子さん:03/08/08 00:59
>>358 スレタイに反してないと解釈した。エンタしか認めないのは狭い。
>>359 これはしんどい。プルーストよりきつい。
>>360 「」が意味不明じゃ。
なんとも小難しい感じのする文章、抵抗感。
それが文学の中心じゃ。その抵抗感を超えると、
文章が、エンタの文章とは違って、肉のあるものに感じられる。
エンタ本はあくまで読み手の外にある知的なものであり、
文学本は血肉化するような生のものである。
これが前者において時に虚しさ、つまり疎外感をもたらす理由である。
>>361(361にも)
いや長くない。面白いよ。面白くなかったら、こんなの読めないよ。
訳の分からないような主観的な文章だけど、それがピッタリあってくると
ホントにすごい感じになる。また一種の私小説であり進行は明確、
しかも内容はサド・マゾ、レズ・ホモなど、多種多様。下世話な意味でもおもろい。
暇な学生でも3ヶ月くらいは読了にかかるだろう。
すると最後の場面が、最初の場面につながる時、
3ヶ月前に読んだ冒頭、そしてそれから読み続けてきた内容が
バーッとよみがえり、同時にそれを読んだ自分の3ヶ月間もよみがえり、
なんとも不思議な体験ができる。ひとつの人生経験みたいな
読書を可能にするのは、この作品以外に無いだろう。
このレス長いな。
>>357自体が屁理屈なのは確信犯だよね?
自信ないけど。
372 :
無名草子さん:03/08/08 06:51
>>371 レス内容はともかく、357が挙げている『罪と罰』は面白いぞ。
俺にとっては最高峰の面白さを持つ作品。
373 :
無名草子さん:03/08/08 10:21
屁理屈抜きってのは、【本質的に】屁理屈抜きってことだろ。だから
@単純に面白い奴と、
A読むのは苦痛でも深みのある面白さのある奴、
両方を含むだろう、と勝手に解釈する。
このスレの場合は自分はエンタ系のみと判断したね。
普通屁理屈抜きで面白いってそういう事でしょ?
純文は分かれてるんだから教養高めたい系やそういう意味での面白さは
他で語ればいいさ。
まーエンタメ以外でも屁理屈抜きで面白い本ってのはあるだろ。
「楡家の人々」なんて文学だけど屁理屈抜きに面白いもんな。
つーかさ、屁理屈はよそのスレで語れや。ここは1ページ目から本を手放せ
なくなって寝食忘れて読み耽っちゃうような本を紹介するページだ。読書板に
このスレしかないならともかく、自分の好みに合わないからってスレの趣旨を
ねじ曲げるようなマネはやめなさい。
375 :
無名草子さん:03/08/08 10:48
【題名】大いなる遺産
【著者名】ディケンズ/山西英一訳
【出版社】新潮社
(感想・推薦文)
意外な展開と読みやすい文章、
個性的な登場人物が良い
376 :
無名草子さん:03/08/08 10:53
GAMEBOOKは小説に部類されるのか?
四の五の言うのが阿呆らしくなるほど面白い作品であれば、別に紹介しても
いいのでは?
378 :
無名草子さん:03/08/08 15:23
>>377 俺もそう思う。
エンタメばっかだと飽きる。
文学板みたいに研究者ぶるんじゃなくて、
『おもろい』と言う基準で挙げてほしい。
【題名】ファイアファースター/零戦燃ゆ/十二の椅子
【著者名】スティーブン・キング/柳田邦夫/イリフ ペトロフ
【出版社】新潮社/文春出版/、/(不明)
(感想・推薦文)
超能力という荒唐無稽でややもすればギャグになりかねない題材を現実感をもって
扱ってる。キングの作品の中では一番すき。/第二次大戦中の日本の戦闘機開発
を軸にしたドキュメンタリーだが、太平洋戦史の大局に触れており、深い感慨を
得られた。/革命直後のソビエトを舞台にした喜劇小説。官僚主義に対する痛烈
な風刺のためスターリン時代は発禁処分を受けた。文学的かちがどうこうというより
普通に面白い。
380 :
無名草子さん:03/08/08 18:40
381 :
無名草子さん:03/08/08 19:23
勧める本人が「屁理屈抜きで面白い」と思うなら、何を勧めてもいいんじゃねーの?
ラノベだろうと、純文だろうと。
382 :
無名草子さん:03/08/08 22:52
いや、最近”GAMEBOOK”が復刊を果たしてきているからさ・・・
383 :
無名草子さん:03/08/12 12:37
【題名】イントルーダー
【著者名】高嶋哲夫
【出版社】忘れました
会った事のない息子の死を知らされて息子の事を知ろうとする父。
そんな中で息子の死に疑問を抱き始める。
作中他人(?)から父へと主人公が変わっていきます。
良くわからない批評ですがとにかく面白かったです。
同じ作者のミッドナイトイーグルもかなり面白いです。
良かったら読んでみてください
384 :
無名草子さん:03/08/15 18:04
功雄版タロット
┏━━━━━━━┓
┃ T .┃
┃───────┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ _____ ┃
┃ └ ┘ ┃
┃ └┘ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┗━━━━━━━┛
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
387 :
無名草子さん:03/08/16 02:33
稲見一良の「ダック・コール」がまだ出ていないとは。
あえて何も語るまい。何から語って良いか判らないから。
389 :
無名草子さん:03/08/16 08:03
理屈ぬきに面白いのは、清水義範の初期の作品かな。
「蕎麦ときしめん」「永遠のジャック&ベティ」等は最高に笑える。
まあ、名作ってわけじゃないから集計しなくていいや。
390 :
無名草子さん:03/08/16 11:28
一番かどうかはともかく,「蕎麦ときしめん」は「屁理屈抜きで・・・おもしろかった」。短いからすぐ読めるし。
最近読んだ中で一番面白かったのは,篠田節子「聖域」講談社文庫。
391 :
無名草子さん:03/08/16 12:33
狼断ちへの伝言
392 :
無名草子さん:03/08/16 13:19
最近で言うと、大塚英志の「くもはち」を一気に読んだ
393 :
無名草子さん:03/08/16 14:08
宮部みゆきの、元警察犬が第一人称で語るやつ。タイトル忘れた。
ベタだけどおもしろい。
394 :
無名草子さん:03/08/16 14:11
誰かあげてたけど、くっすん大黒。節のついたような語りで話がまっ
たくとぎれないので、一度乗っかってしまうと最後まで一気に読ん
でしまう。
鯨岩っておもしろいっすか?作者わかんけど。
>>393,395
続編に「心とろかすような マサの事件簿」ってのもあるね
こっちは短編集だけど
このスレには初めてお邪魔します。
過去スレ全部読むの疲れた・・・
早速ですが、最近読んだものの中から
川端 裕人 「夏のロケット」 文春文庫
書店で平積み&店員自筆のPOS付きだった。個人的にそういうのは
敬遠する天の邪鬼なんだけど、どうしても気になり購入。
結果は大当たり!夢中で読んで、読後も爽快感が残る
30過ぎた大の大人が子供みたいに楽しんでる様子にちょっと羨望も。
篠田 節子 「第4の神話」 角川文庫
篠田作品はどちらかというと「夏の災厄」とか「神鳥 イビス」とか
のホラー(?)系のが好きだけど、こちらもなかなか読ませる。
ラストの「夕凪」を見てみたい。
私は男だが、これは女性の方がより入り込めるのではないかな?
ル=グウィン 「ゲド戦記V アースシーの風」 岩波書店
近所&巡回経路の書店になかったので今頃入手。
帯に「待望の最新作」とあるが、ちと無理があるような。
なんたって、前作のタイトルが「帰還 ゲド戦記 最後の書」発行が1993年
待望というより晴天の霹靂。
あ、内容に関しては文句なしのお勧め。
これで本当の意味で完結したと思うと・・・寂しい。
以上3冊と、北村薫の「覆面作家シリーズ」3冊の計6冊を同時に購入
3日後には全て読み終わってしまったよ・・・。
399 :
無名草子さん:03/08/17 01:19
十二国記シリーズにプラス一票
子供のを借りて、夏休みに一気に読みました。今年読んだ中
では、「燃える男」(クィネル)、「海狼伝」(白石一郎、
文春文庫)を押しのけて一位に浮上。子供だけに読ませてお
くのはもったいない。
400 :
無名草子さん:03/08/17 02:29
清水義範と坂東真砂子のはだいたいおもろい
401 :
無名草子さん:03/08/17 02:35
バルザックのペールゴリオ
こんなにおもしろいなんて。
今まで読まなかったことを後悔してるくらい。
罪と罰だろ。
403 :
無名草子さん:03/08/17 04:58
罪と罰は、苦痛以外の何者でもない。
404 :
無名草子さん:03/08/17 05:04
罪と罰は夏休みの課題図書って感じだな
406 :
無名草子さん:03/08/17 07:03
あの!でハイテンションでお前は白痴か!なところが受け付けない。
読んだけどね、面白かったけどね。
408 :
無名草子さん:03/08/17 14:22
エイモス・チェツオーラ「やし酒飲み」
やし酒好きの主人公が死んだやし酒造りの名人を探して
奇妙な生き物たちの棲む森の中を放浪する。
アフリカの豊富な神話伝承を下敷きに語られた奇想小説。
409 :
無名草子さん:03/08/17 14:34
ガルシア・マルケス「大佐に手紙は来ない」
貧しい老夫婦の生活の細部を、なにげなく描写する文章から
恐ろしいほどのリアリティが立ちあがってくる。
熱帯の熟れたような日常の臭いと、乾いた音がじかに感じられるほどだ。
マルケスの筆力のレヴェルの高さを実感できる。
410 :
無名草子さん:03/08/17 15:20
ホセ・ドノソ「夜のみだらな鳥」
この作者はチリのブルジョワ階級に生まれ、英文学を専攻するが
諸国を転々としつつ八年がかりで書き上げた本書によって国際的名声を得る。
ルイス・ブニュエルの評より
「これは傑作である。その狂暴な雰囲気、執拗きまわりない反復、
作中人物の変身、純粋にシュルレアリスティックな物語構造、
不合理な観念連合、想像力の限りない自由、何が善であり悪であり
また何が美であり醜であるかについての原則の侮辱的な無視などに、度肝を抜かれた。」
本書とボルヘスの「伝奇集」とマルケスの「百年の孤独」を読めば
ラテンアメリカ文学の最良の部分を知ることができる。
『ペドロ・パラモ』もお忘れなく。
【題名】 FLY,DADDY,FLY
【著者名】 金城一紀
【出版社】 講談社
413 :
無名草子さん:03/08/18 10:00
【題名】 十二国記
【著者名】小野不由美
【出版社】講談社
俺もこれに一票。いったん物語の世界にはまったら抜け出せなくなる。ファンタジーで
こんなにはまったのは初めて。
最近、「ちょっとよかった小説」になっているような気がする。
もっと「これでどうだ!?」的なやつをきぼん。
415 :
無名草子さん:03/08/19 11:33
やっとこさ公務員試験が終わったので、半年ぶりに読書ができる〜!
佐藤賢一が好きなんですが、西洋歴史小説でお薦めありますか?
とりあえず↑で紹介のあった炎の門/スティーヴン・プレスフィールド
は読んでみる予定です。
416 :
無名草子さん:03/08/19 16:28
【題名】 ひざまずいて足をお舐め
【著者名】 山田詠美
【出版社】新潮文庫
(感想・推薦文) SMの世界をちょっと距離を置いて見ている主人公が妙に道徳的で面白い。
虚構的半自伝小説らしい。
417 :
無名草子さん:03/08/20 07:49
>>416 私も好きです。
一見過激な世界の描写が多いだけのようにも見えるけれど、実は彼女の
著作の中で一番、人生において何が大切なのか、何が要らないのか、
ということをうまく表現できている作品だと思います。
特に「ちか」の小学校時代の、クラスの人気者の女の子についての
描写が秀逸。
あとは、彼女の作品では、『放課後の音符』も名作だと思う。
418 :
無名草子さん:03/08/20 07:53
417ですが、そんな私の現在最高だと思う小説は、
【題名】 女たちのジハード
【著者名】 篠田節子
【出版社】集英社文庫
時を経ずして再読した本はこれが初めて。
【題名】 ペット・セマタリー
【著者名】 スティーブン・キング
【出版社】文春文庫
ホラー小説。死ぬほど怖くて切ない話です。読んでいる間中、カミソリで切り
つけられているような哀切を感じて息苦しくなるほど。人間がしっかりと描写
されているからこそ、ホラーは怖い。生と死について考え込まされる一冊。
大学生のとき、泣きながら一晩で読み切ったけど、子供が生まれてから読ん
だら1週間くらいヘコんだ。強烈です。キング自身も「書いてはみたけど、自
分でも気分が悪くなった」とコメントしてます。確かにえぐい描写もあるけれど、
やっぱりこれは傑作だと思います
>>418 ジハードは良いよね。そんな私のお薦めは
【題名】スキップ
【著者名】北村薫
【出版社】新潮文庫
>>411 ルルフォの「ペドロ・パラモ」も良い小説ですね。
ただ上記の三冊とは物語の密度が比較にならないと思う。
422 :
無名草子さん:03/08/20 15:10
アドルフォ・ビオイ=カサ−レス「モレルの発明」
ボルヘスの盟友によって書かれたラテアメ文学の傑作。
逃亡者となった男が絶海の孤島にて、ある一定の時間に現れる
島の人々との接触を描いたSF的小説。
映画「去年マリエンバードで」はロブ・グリエが本書に感銘を受け
シナリオを書き、アラン・レネが監督したものであることは有名な話。
423 :
無名草子さん:03/08/20 22:07
【題名】 筒井康隆
【著者名】驚愕の荒野
【出版社】河出書房
短いからすぐ読めるよ
424 :
無名草子さん:03/08/20 23:19
>>423 ”驚愕の荒野”なんつう名前の人間がいるか!w
と思わず突っ込みたくなりました。スマソ。
425 :
無名草子さん:03/08/20 23:49
宮部みゆき「模倣犯」
素直に面白いと思った。
宮部みゆきの本は5冊くらい読んだけど、模倣犯が今のところ一番面白い。
上の中盤くらいと、下の中盤から終わりまでドキドキしながら読んだ。
今まで気づいたら朝だったはなかったけど、これが今までで初めて。お勧め
あ。俺「火車」呼んでねーや。
426 :
無名草子さん:03/08/21 02:34
まだ誰もあげてないマイナーなので
【題名】サキ短編集
【著者名】サキ
【出版社】新潮文庫
起承転結がはっきりした小話のような作品。
なんとなく中嶋らものエッセイをもっとうまく書いたら
こんなんだろうなーと思った。
>>417 チ○ポに無数の針を刺す描写が出てきましたが。男には酷過ぎます
いやマジで
おれは亀頭タンに麻酔針いくつもぶっさされたことがあるよ
429 :
無名草子さん:03/08/21 10:25
ヤクザさんは刑務所に入った時、暇な時に歯ブラシの先を埋めるてるんでしょ?
「実録!刑務所のなか(宝島社)に載ってたような。
何のためにやるんだろ
431 :
無名草子さん:03/08/21 12:49
>430
泣いて喜ぶのかよ・・W
キモイキモイキモイ
432 :
無名草子さん:03/08/21 13:01
題名は忘れたけどフランキー堺の小説
結構おもしろかったよ。大麻栽培してる農家に
嫁いだ女の話等。
【題名】奇跡の人
【著作者】真保裕一
【出版社】新潮文庫
感動ものですね
434 :
無名草子さん:03/08/21 13:44
全部読むの本当疲れた…。
初カキコ。
『こころ』好きっす。
工房の時に現国の先生が文庫本をくれてさ。
今でも大切に持ってるな。
【題名】サロメ・ウィンダミア卿夫人の扇
【著作者】オスカー・ワイルド
【出版社】新潮文庫
『サロメ』、恐いけど面白いと感じた。魔性の女だ…。
もう一つ。
【題名】無限論の教室
【著作者】野矢茂樹
【出版社】講談社現代新書
題名の通り「無限」についての数哲学?の本。
タジマ先生のキャラ、素敵です。
435 :
無名草子さん:03/08/21 15:45
このスレ参考になるね。
ところで雑学でも何でも凄いタメになる本を探してるけどお勧めってない?
ジャンル問わずに。あと冒険モノで面白いのあったら教えてください。
436 :
無名草子さん:03/08/21 18:27
>>429 安部譲治も書いてた。
勿論クリを刺激するためさw
「人間失格」かなぁ
葉蔵に共感できるやつは俺だけだ。と、中3のとき一人でもんもんとしてました
438 :
無名草子さん:03/08/21 21:59
レイナルド・アレナス「めくるめく世界」
実在した異端の修道士セルバンドの生涯を綴った奇想歴史小説。
ナンセンスと哄笑を誘う醜悪なエピソード群からなる本書は、とりもなおさず
特異な経歴を持つ作者の深い悲しみに彩られた怒りと絶望の表出でもある。
キューバ出身のアレナスは1990年に亡命先のアメリカにて
孤独のうちに自ら命を絶ち生涯を終えた。
エイズを患い死期を目前にして口述した驚愕の自伝「夜になるまえに」は、
2000年にジュリアン・シュナーベル監督によってアメリカで映画化された。
439 :
無名草子さん:03/08/21 22:09
サルマン・ラシュディ「真夜中の子供たち」
インド出身のイギリス人作家であるサルマン・ラシュディは、
その著書「悪魔の詩」の内容が、イランの指導者ホメイニ師を激怒させ
死刑宣告を受け地下潜伏を余儀なくされたことは有名な話。
さて、まだ読んでいない人のために本書の内容はあえて伏せておく、
これはマルケスの「百年の孤独」と双璧をなす大傑作である。
>435
読み方次第でどんな本にも為になる何かはあると思う。
どんな知識(適切な言葉が思い浮かばん)を求めているのか分からないのでそうとしか言いようが…。
冒険物なら、既出の『地底探検』が面白いかも。
なんか一生懸命「屁理屈」をこねている人が…。スレタイ嫁
>>441 そんな容易に「理屈抜きで」面白さを語れるほど小説は単純じゃないってことでしょ。
気持ちは分かるけど。
>>441 なんかぼくのこと言ってるのかな(;^^)
でも「屁理屈」はちょっと失礼ですね〜
まあ仕事の合間に暇つぶしでカキコしてるだけなんで
目障りだったらスルーしてくだされ。
ジャン・ジュネ「ブレストの乱暴者」
ぼくの一番好きなジュネの作品がこれ。
凶暴なまでの弧立感と裏あわせの絶望的な愛の希求を生きる男たちの世界。
堀口大学の情緒的な訳より澁澤龍彦の乾いて引き締まった訳のほうが断然いい。
ファスビンダ−の「ケレル」はこの小説の映画化だが、当然のことながら
原作に比ぶべくもない。
ジョルジュ・バタイユ「マダム・エドワルダ」
バタイユというと難解な哲学小説と思われるかもしれないが
特異なハードボイルド小説として楽しむことだって許されよう。
心に傷を負った男が、深夜のパリを彷徨する。
いかがわしい酒場で彼が出会った女は、自らを「神」と名乗った。
村上龍「コックサッカーブルース」
この作者も代表作がいくつか思い浮かぶが、
ここでは読者から忘れられがちな、この傑作をあげておく。
本書は東京のバタイユ化をもくろむ過激な革命文書としも読める。
447 :
無名草子さん:03/08/22 16:50
>>439 君自意識過剰だよ。
もっと自分を好きになりなよ。
448 :
無名草子さん:03/08/22 16:53
衝撃の4P作品。しかも3人とも処女喪失の瞬間なのだ。
あっけらかんとした彼女達にはビックリ。かなりマニアックな作品だ。
出血こそ確認できませんでしたが痛い、
と言っていた女が次第に感じていくプロセスがかなり興奮しました。
この作品には続編があります。またのお楽しみということにしておきましょう。
素人の援交のみ!無料ムービーをどうぞ。
http://members.j-girlmovie.com/main.html
↑の宣伝このスレにうまく溶けこんでないか?
>442
いや、このスレは「屁理屈ぬきで一番おもしろかった」ってのがキモだろう?
同一人物だと思うんだけど、明らかにスレ違いの本を、晦渋な文章で紹介
し続けるもんだから、つい一言いいたくなって…。
挙げられた本の価値をけなしているのではなく、場違いだということ。「何で
もいいから好きな小説を挙げるスレ」ではないはず。
451 :
無名草子さん:03/08/22 18:48
今さらながら、踊る大走査線人気にちなんで
大沢在昌/新宿鮫
井筒監督が警察機構のノンキャリとキャリアの
対決はもうないって言ってたけど、
新宿鮫読む限り、完全な縦社会はまだ確実にあるって
思っちゃう。ほんとのとこどうなんだろ。
教えて中谷彰宏
>>450 なんつーか結局のところ、紹介が下手なんだね。
まさに「屁理屈」になってる。
でも、かといって、決まりきったタイトルの羅列もつまんない。
すっごい感動したんですぅ〜ってのもわかるけど。
ハァハァできる小説おしえてくれ
【題名】ナインスゲート
【著作者】アルトゥーロ・ペレス・レベルテ
【出版社】集英社文庫
フランドルの呪画もすき。
455 :
無名草子さん:03/08/22 20:48
【題名】 香華・非色・芝桜・紀ノ川・悪女について
【著者名】有吉佐和子
【出版社】集英社
有吉ファンなので‥ベスト5をあげました。
>>454 それジョニーディップの同名映画の原作?
へりくつばっか言ってないで、453にうってつけの逸品を教えてやれよ
459 :
無名草子さん:03/08/23 12:33
チャールズ・プラット「挑発」(富士見ロマン文庫)
昔はSF作家の稿料は、現在と比べるとそれこそスズメの涙ほどのものだった。
そこで多くのSF作家は、手っ取り早く金になるポルノを量産して糊口をしのいでいた。
例えばマルツバ−グの「スクリーン」、ホセフォーマーの「陰獣の幻影」、
アンドリュー・オファット「十字軍艶征記」などが有名。
中でも本書は、SF作家としてのアイディアと奇想がいかんなく発揮された
性実験ものの傑作だ。
460 :
無名草子さん:03/08/23 12:42
坂口安吾「夜長姫と耳男」
魔性の性を秘めた夜長姫。その抗し難い魅力に翻弄され愛憎の末に
可憐なヒメを刺し殺し、むごたらしく救いのない孤独に苛まれる。
「好きなものは呪うか殺すか争そうかしなければならないのよ」
というヒメの末期の言葉の凛と冴えわたる結末が忘れがたい。
461 :
無名草子さん:03/08/23 12:55
野坂昭如「骨餓身峠死人葛」
凄惨な近親相関の修羅場の中、死人の血を吸って可憐な白い花を咲かせる
「死人葛」を愛する娘たかをと、その兄節夫との愛情だけが妖しい月光のような
煌きを放つ。自ら「死人葛」の肥やしとなって、妹のために美しい花を咲かせようとする
節夫の姿には、近親愛のおぞましさを超えた清冽な愛のほとばしりが感じられる。
この作者は他に「てろてろ」「エロ事師たち」がおすすめ。
462 :
無名草子さん:03/08/23 13:03
【小林泰三】
【ΑΩ】
突っ込みどころは多いけど、エンターテイメントとしては最高。
賛否両論の本。
懲りない人だな…
464 :
無名草子さん:03/08/24 15:40
【題名】ドグラマグラ
【著者】夢野久
【出版社】いろいろ出てるけど創元推理文庫の現代語訳が原作雰囲気を
壊さない(・∀・)イイ!感じ
【感想】やっぱ独特の雰囲気と本当に気が狂いそうな内容に引き込まれた
あとモヨ子(;´Д`)ハァハァ
465 :
無名草子さん:03/08/24 15:44
題:ペーパームーン
著:ジョーデイヴィットブラウン
出:?
感想:何かしらないが引き込まれた、歌の歌詞も凄く頭に残った
昔読んだんだけどもう絶版なんだよね、売ってる店有ったら教えて
題:ロリータ
著:ナボコフ
出:?
感想:主人公の狂った感じがイイ、女の子(ニンフェット)も萌えた
466 :
無名草子さん:03/08/24 15:46
ハインライン「宇宙の孤児」
理屈ぬきに大好き。25歳だけど大好きとか言っちゃうくらい好き。
冒険するんですよ。そして新世界へ。素敵素敵素敵。
467 :
無名草子さん:03/08/24 16:06
天使猫のいる部屋
すぐれたCG技術を持つ主人公はあるおかしな注文を受ける
「本物の猫そっくりのCGを作って欲しい」
そのCGはバーチャルペット「電子猫」で使われるというのだ
主人公はサムという男と協力してだんだんと完成に近づく「電子猫」
そして主人公は「生きる」とは「死ぬ」とは何なのか?
と疑問を抱く
なんか「たまごっち」とか育成ゲームを先読みしたということで人気がでた
でもこれは本当に生死について考えさせられた
後半は暗黒小説っぽくてアレだけど
それに情景が目に浮かぶようにはっきりと伝わった
あっさりで読みやすかったので疲れたときにコーヒーと一緒にどうぞ
新堂冬樹「溝鼠」
アホ過ぎる・・・・まさに理屈抜き。
若い人になら
井上ひさし「モッキンポット氏の後始末」とか「青葉繁れる」をお薦めします
黒川博行
「疫病神」新潮社
「国境」講談社
二宮と桑原のコンビが最高!もうラストまで一気読み!
まずは、「疫病神」から読んでみて。超オススメ!
後は誘拐物の「大博打」日本経済新聞社 も傑作!
【題名】レベル7
【著者】宮部みゆき
【出版社】新潮文庫
気がついたら朝だった
この人の本で一番楽しめた本です
472 :
無名草子さん:03/08/28 01:53
チャック・パラニューク ファイトクラブ
おれのバイブルです
473 :
無名草子さん:03/08/28 03:13
>>471 正直、もう宮部はお腹いっぱい。
ていうか宮部はつまらん。
474 :
無名草子さん:03/08/28 03:26
>>473 はげどー。
あ、つまらないって方じゃなくて、お腹いっぱいって方に同意ね。
さんざん薦められまくったからね、宮部作品。
なんか今更感が否めない。
475 :
無名草子さん:03/08/28 04:12
>>466 SF板のハインラインスレでいくつか批判(というほどでもない感想かも)もあったよ。
わたしもラスト近くの活劇はどうかと思ったな。
好きだけどね。理屈ぬきとは言えないな。
476 :
無名草子さん:03/08/28 11:10
>>455 私も有吉ファンですが、NO.1は“華岡青洲の妻”です。
実験動物のとこだけは読むのつらかったけど。
477 :
無名草子さん:03/08/28 11:37
【題名】グロテスク
【著者】桐野夏生
【出版社】文藝春秋
桐野はOUTが面白かったけど、柔らかな頬で肩透かしくらわされたので避けてましたが、
文春掲載時に少し読んで、面白そうだったので買って見ました。
読み出したらマジでやめられませんでした。久々です。
この人の文章こんなに上手だった?
【題名】神様のパズル
【著者】機本伸司
【出版社】角川春樹事務所
試し読みコーナーに半日居座りつづけて読んだ作品。
「宇宙の作り方」という表向きのテーマが
「人間は何故生きるのか」という裏のテーマに結び付いていく。
専門用語が多いですが、意味がわからなくても無問題。
オススメです。
んじゃ、おれはあえて桐野夏生「柔らかな頬」を挙げよう。
以下はまだ読んでない人へのアドバイス。
行方不明になった娘を母親が探す、というのがストーリーの軸なんだけど、
「娘に何が起こったか?」とか「犯人は誰か?」という点にはこだわらないで
読んで下さい。
この本はミステリーではありません。犯人探し、真相探しにこだわると、この
本は絶対に失望させられます。この本は、北海道の田舎を捨てて上京し、
都会で必死に生活してきた主人公の魂の荒涼や人間の業を描いた作品で
す。ミステリーとして読まなければ、相当に魂を揺さ振られるはず。
>>479 ミステリーだと思って読んでしまったのよね。。
読み終わって、ものすごい消化不良な気分でした。
>480
桐野夏生はミステリー作家としてはレベル低いと思う。どの作品を読んでも
ミステリー部分はひどい出来。
「ファイアボール・ブルース」だって、主人公の女プロレスラーの造形は最高
なのに、外人レスラーの殺人事件とその真相のあたりはアホらしいほどレベ
ルが低い。
「水の眠り 灰の夢」も昭和30年代の東京の描写や登場人物の造形は抜群
にうまいのに、肝心のミステリー部分が…。「ミロ」シリーズも全部そう。
なんかねー、「ミステリー」の体裁をとった方が本って売れるんだってさ。桐野
も仕方なくミステリー仕立てにしてるんじゃないかな。とにもかくにも、この人
の本は、人物造形のみを読み込んで、ミステリー部分は適当に読み飛ばした
方が楽しめる。ほんと、この人の描く人物は素晴らしく魅力的だから
【題名】 世界の終わりとハードボイルドワンダーランド
【著者名】 村上春樹
【出版社】新潮社
(感想・推薦文) いままでの村上春樹の作品のなかでは異質
「世界の終わり」という話と「ハードボイルドワンダーランド」という話が
交互に書かれている。
483 :
無名草子さん:03/08/28 18:29
>>471 キングの朴り作家なんぞここで挙げるな、アホ
さあここで、なんだか頭の悪そうな煽りの登場です!
夏への扉とかハインラインが堪らなく好き。
普段の1.5倍〜2倍のスピードで読める。
486 :
無名草子さん :03/08/28 22:00
ホセドノソ 夜のみだらな鳥
ガルシアマルケス 百年の孤独
スティーブエリクソン 彷徨う日々
JGバラード どれも面白いので選べない・・・
FKディック 高い城の男
487 :
無名草子さん:03/08/28 23:41
オースン・スコットガード
「奇跡の少年」シリーズ
エンダーのゲーム
導入はだるいけど、読み始めると引き込まれる。
488 :
無名草子さん:03/08/29 17:56
イェールジ・コジンスキー「異端の鳥」
本書はいわゆる純文学である。けれど、めちゃくちゃ面白い。
第二次大戦の僻地で六歳の少年の経験する狂気と暴力の悪夢の世界は、
さながらボッシュの地獄絵に匹敵するほどシュールだ。
残酷で非情な世界を、血塗られたユーモアで克明に描いていくと、
かようにファンタジーに限りなく接近していくものかと、感心させられた一冊。
489 :
無名草子さん:03/08/29 18:12
カフカの短編小説
三島由紀夫「金閣寺」「夏子の冒険」
ドラゴンランス伝説
家畜人ヤプーの1960年代に書かれた章。近年に追加された章は微妙かな
本当はゴッホの書簡集とか入れたいけど小説限定なので
だから「一番おもしろかった小説」だって。列挙すんのやめれ。
あと「屁理屈ぬき」なんだから、どこぞのへっぽこ書評家みたい
な持って回った言い回しもやめれ。
つーことで日野啓三「抱擁」を挙げます。
怪しい洋館に住む老人と美少女。ふとした拍子に彼らと関係を
持つことになったサラリーマンの主人公が体験する奇妙な日々
を描いてます。
いわば、おとぎ話みたいなベタな設定だけれど、世界中の植物
を植えて枯れるにまかせている庭だとか、老人の人物造形だと
か、雰囲気満点の舞台設定で一気に読めますよ。
491 :
無名草子さん:03/08/29 18:39
クリストファー・プリースト「逆転世界」
この作者は良質な作品を提供してくれるSF作家。
まだ読んでいない人に、いかなる先入見も与えぬため、
内容はいっさい伏せておく。
もういかなる小説にも驚かなくなってしまったすれっからしを
ビックリ仰天させるために書かれた本。
492 :
無名草子さん:03/08/29 18:41
ボブ・ショウ「メデュ−サの子ら」
この作者も良質な作品を提供してくれるSF作家。
まだ読んでいない人に、いかなる先入見も与えぬため、
内容はいっさい伏せておく。
もういかなる小説にも腰を抜かさなくなったすれっからしを
ぶっ飛ばすために書かれた本。
>もういかなる小説にも驚かなくなってしまったすれっからしを
>ビックリ仰天させるために書かれた本。
んなこと書かなきゃいいのに・・・
>まだ読んでいない人に、いかなる先入見も与えぬため、
>内容はいっさい伏せておく。
このスレで屁理屈こねるなって。あと、そんなこと言っても
本買うときにあらすじ読めば分かっちまうじゃねーか。意味
ねーよ
495 :
無名草子さん:03/08/29 19:34
ピーター・S・ビーグル「最後のユニコーン」
この本のすごい点は、傑作と謳われながらも、刊行後三十年近く経た現在まで
エピゴーネンの誕生を全く不可能にしているところだ。
それほど本書は、他の作家による模倣を拒む強固で独自な世界を持っている。
すごい点はこれだけではない。他の凡百のファンタジーに比べてキャラクターが
悲しいほど自意識に目覚めているのだ。自分が誰かに夢見られたお伽噺の中の存在であることを、
絶えず意識している登場人物たちがかつていただろうか?
なんか嫌なことでもあったのか?
お前の人生がつまんないからってここで発散するなよ。
>495
筒井康隆「虚人たち」がある罠
498 :
無名草子さん:03/08/29 23:18
アイデアがよくても面白いとは限らないよね
無論でごわす。
500 :
無名草子さん:03/08/30 01:12
ガッツ石松の写真集。 ワロた。みんなでワロた。ナミダ流してワロた。
501 :
無名草子さん:03/08/30 01:13
ガダラの豚 途中までは(2巻)面白かったんだけどなぁ…
なんで3巻であんな展開になってしまったのかな〜
他に展開のしよう無いでしょ。
バギリと戦う以外に何がある?
誰かの参考になるかな?がいしゅつ本に挑戦してみた感想を…
【題名】今夜すべてのバーで
【著者名】中島らも
【出版社】講談社文庫
小説として優れているか、というと疑問が残るが、アル中の心理
描写はリアルで秀逸。特に主人公が入院中に再び酒を飲んでし
まうシーンは圧巻。読む価値はあり
【題名】麻雀放浪記
【著者名】阿佐田哲也
【出版社】角川文庫
麻雀牌の記号がやたらと出てくるけれど、麻雀の知識がゼロで
も充分楽しめた。敗戦直後の焼け跡でさすらうギャンブラーたち
の姿が活き活きと描かれてます。
>>503 でもさー、実は親父が後継者だった、なんてなーんか都合よすぎだろって思った。
ここでネタばれはやめれ。これから読むやつばかりだぞ
ごめん。 うっかりしてた。
508 :
無名草子さん:03/09/01 20:04
町田康「屈辱ポンチ」
引き込まれた。読み終わるのが惜しかった。
509 :
無名草子さん:03/09/01 21:54
金閣寺 ノルウェイの森 青が散る
あ、一番か。ノルウェイの森。
【題名】冬の旅
【著者名】立原正秋
【出版社】?
主人公の行助、強い。本当に強い。こんなに強い人になりたい。
ネタバレは感心しないがガダラ3巻全然面白いと思わなかった。
1巻はわりと緻密に話が進んでたのに、最後はつじつま合わせみたいに
終わった感じ。
宮本輝「避暑地の猫」
東野圭吾「むかし僕が死んだ家」
この二作はツボだった。
なんていうか、雰囲気で最後まで一気に読まされたというか。
(宮本輝は他のも読んでみたけど、全然合わなかった)
ここ見て「女達のジハード」読んだ。おもろかったです。
【題名】ドグラマグラ
【著者】夢野久作
屁理屈ぬきで
515 :
無名草子さん:03/09/05 23:57
ノルウェイの森はまだ上巻の後半だけども、、ちょいと微妙かもしれない・・
516 :
無名草子さん:03/09/06 11:21
【題名】ノルウェイの森
【著者名】村上春樹
【出版社】講談社文庫
(感想)読後感は最悪だったけれど、なぜか何度も手にとってしまう。
気づいたら泣いていたこともあり。
【題名】裏庭
【著者】梨木香歩
【出版社】新潮文庫
(感想)ちょっとした冒険モノとナメてかかってたら、途中から止まらなくなって一気に読んでしまいました。
終わり方も好きです。
>>515 オレもそう感じてたけど、レイコさんが出てくるシーンから読むのが止められなくなってきた。
518 :
無名草子さん:03/09/07 02:17
>>517 緑が気になる。やっぱり緑とは復縁したのかな〜
519 :
無名草子さん:03/09/07 02:41
過去スレ読んでみたんだが、
少しでも宮部の売上を伸ばそうとしている
宮部オタが激しくウザイな。
つまんねーべよ、「火車」って。
520 :
無名草子さん:03/09/07 02:54
>>519 すでに十分売れてるじゃん。
火車は再読に耐える作品ではないけどなかなかでないかと
つーか既出でもいいですよと1が言ってる以上そりゃしょうがない。
521 :
無名草子さん:03/09/07 09:51
>>519 いや俺は逆に、このスレだけじゃなく、色々なスレでしつこく彼女を批判する奴がいて、
そっちのほうがキモイ感じがしていた。
結局他人事だろう、と思うから、なぜそう粘着なのだろうと不思議に思っていた。
522 :
無名草子さん:03/09/07 10:02
一般人は読みそうもない難しそうな本を読む読書家と見られたい。
だがほんとうは軽く読めて読後感のさわやかな宮部作品が好き。
そんな自分を許せないやつが粘着に走ってるのではないでしょうか。
523 :
無名草子さん:03/09/07 10:54
日はまた昇る ヘミングウェイ
「フェスタは爆発した そうとしかいいようがなかった」って感じの文章が最高!
>>522 さすがにそれはないと思われ(w
ただ単に、多くの人が薦めている作家に対して噛み付きたいだけなんじゃない?
525 :
無名草子さん:03/09/07 15:34
「黒い時計の旅」 スティーブ・エリクソン
この本買って家に帰ってきて読み始めたら徹夜してしまった。
夢中になって読んだよ。
宮部って売れてるし、評価もそこそこあるからさ。
作家になりたかったけどなれなかった女が粘着するのに格好の標的じゃん。
有名税ってやつですな。
歪んだやつはどこにでもいるよ。
>>526 なかにはちゃんと(?)批判している意見もあるだろうけど、
わざわざ作家本人のスレまで行って粘着してる奴はほとんどそうだろうね。
もっとも宮部に限った話じゃないけどさ。
宮部をつまらないと思う人がいたって、別に不自然じゃないが、
少なくともこのスレでそれを言うのはスレ違いだってことだ。
宮部はつまらない
【題名】一瞬の光
【著者名】白石一文
【出版社】角川文庫
ガイシュツ?久々に一気に読了すますた。
「警視庁草紙」山田風太郎
山田風太郎は神レベル。
532 :
無名草子さん:03/09/08 18:05
山田風太郎はずっと気になっている作家だけど、
一冊くらいしか読んだこと無い。
何が一番面白いんだろう?
533 :
無名草子さん:03/09/08 18:31
【題名】火車
【著者名】宮部みゆき
【出版社】新潮社
ガイシュツ?借金イクナイ
なにが「ガイシュツ?」だ。
阿呆か
>535
>536
>537
や、やーいやーい。た、大漁だ大漁だぁ。
ししし知ってて書いたんだもんねーだ!(´д⊂)
>>538 キニシナイ!!
本来ここは「ガイシュツOK」で自分のお勧めを書いてるスレ。
それで時々集計などしてくれるキトクな方もいらっしゃる。
ただ、すぐ上で宮部について色々やり取りされてたので
ちと間が悪かったのう。
>532
山風と言ったら、やっぱり『魔界転生』じゃないかな。
まさに屁理屈抜きって感じ。
あと現代モノなら『夜よりほかに聴くものもなし』あたりが
渋くて好きだ。
山田風太郎の作品は大まかに分けると
忍法物、ミステリー、明治物があって
自分が一番好きなのは明治物。
今のジャンプとかのマンガ家に忍法物を読ませたい・・・
「貴様らのいるところは山風が40年前に通過しているッッッ」
山田風太郎って「魔界転生」しか読んでないんだけど、柳生十兵衛が
あまりに無敵すぎるので、ちょっと興醒めしちゃったんだよね。ただ、
山風的世界には魅了された。他にこれは、というお薦めってありませ
んか?
【題名】世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド(上・下)
【著者名】村上春樹
【出版社】新潮社
SFチックだったけど、なかなか読ませる。
545 :
無名草子さん:03/09/09 11:56
再読したいと思えるのはアーチャーの作品かな。
「ケインとアベル」は個人的に大好き。
今ケインとアベル読んでるけどホントおもしろい!
このスレ参考にして何冊か読んだ中でもダントツで面白いかも。
ちなみにココで参考にして読んだ本
○「奪取」 真保祐一
◎「傭兵ピエール」 佐藤賢一
○「亡国のイージス」 福井晴敏
×「パラレルワールドラブストーリー」 東野圭吾
○「閉鎖病棟」 帚木蓬生
△「クリムゾンの迷宮」 貴志祐介
△「クラインの壷」 岡島二人
◎◎「ケインとアベル」 ジェフリーアーチャー
他にジェフリーアーチャーの作品でオススメありますか?
「ケインとアベル」って続編があるだろ。娘の。
読んでないけど。
あ、それから、アーチャー作品のお勧めは「百万ドルをとり返せ!」
「百万ドルを〜」は確かに面白いな。
コン・ゲームとか好きなら尚更。
田口ランディ 「コンセント」「アンテナ」「モザイク」いずれか
...を読んだ後に参加するランディスレ
ネットの女王は活字媒体を超えて、掲示板でのライブという
新たなスタイルを確立した。
「ケインとアベル」の続編って在庫切れだろ。
amazonにもないし。
あと、アーチャーといったら短編も忘れちゃいけないな。
553 :
無名草子さん:03/09/10 16:43
「黒い家」 貴志祐介
これ程一気に読んだ小説はなかった。
どこで止めればいいのか分からず、結局徹夜して読んだ。
貴志さんの小説はどれも面白いと思う。
【題名】深夜特急
【著者名】沢木耕太郎
【出版社】新潮文庫
深夜特急の第三便が待っても待っても出なくて、5年くらい経って、きっと出ないんだろうなと思ってたら本屋で平積みになってたときが一番興奮した。
【題名】超音速漂流
【著者名】トマス・H.ブロック
【出版社】文春文庫
がいしゅつ?15年くらい前に読んだけど、めっちゃ面白い。今は古くなった
箇所を書き直した改訂版が出てるみたい。
ストーリーは、米軍が軍縮条約に違反して開発したミサイルが、超音速旅客機
に衝突。機体に大穴が開き、乗客乗員の大半が酸欠で脳細胞を破壊され、白
痴に。
被害を免れた主人公ら数人が、暴れまわる乗客らを制しながら飛行機を飛ばす。
しかし、ミサイルの存在を知られたくない米軍と、大勢の障害者が生還した場合
に莫大な補償を求められる立場にある航空会社の双方が、飛行機を墜落させよ
うと目論み、さまざまな妨害を仕掛けてくる……
とにかく、よく考えたなーという内容です。まさに屁理屈ぬきにおもしろい!
佐藤賢一
『傭兵ピエール』
『王妃の離婚』
『二人のガスコン』
リーチャイルド 『キリングフロアー』
ローレンスブロック『殺し屋』
>557
で、どれが一番おもしろかったの?
ゼンブ…
560 :
無名草子さん:03/09/12 00:11
いつからここは好きな小説を羅列するスレになったんだ?
>>560 本人にとってはスレ通りなんだろ。
文句言う前に自分がスレに沿った発言をすべきでは?
キングのIT。
質・量ともに重量感あっておもしろかった。
次は
>>600の挙げた本を読む。
>>561 いや、だいぶ前に自分のお気に入りは紹介しているんだけどね。
このスレって、常に自分が発言するだけのスレじゃないでしょ?
他人が推薦した本を見て楽しむ(読むきっかけにする)スレでもあると思うんだが……。
一冊だけじゃなくても構わないとはいえ、
やたらめったらに書名を挙げればいいスレではないはず。
その意見もスレ違いなのかな……?
ていうか、もしかしてあなた557?
>561
別に数を集めればいいってもんでもなかろう
565 :
無名草子さん:03/09/12 19:20
罪と罰、古本屋に全然置いてないね・・・
566 :
無名草子さん:03/09/12 21:59
>>548 ジェフリー・アーチャーは大河系が好きなら
絶対面白いよね。上で出てた「ケインとアベル」の続編というか・・
別物として読んでも面白いのが、「ロマノフスキ家の娘」面白い!
でも一番面白いのはやっぱり「百万ドルを取り返せ!」だね。
あと短編の初期2作は面白い。長編も短編もあとはクソ。
「摩天楼の身代金」ジェサップ 文春文庫
「燃える男」 クィネル 今はどこが出してるのかな?
「百舌の叫ぶ夜」逢坂剛
「復讐法廷」 ハイデッガー(?)文春文庫
>>556は文章が上手い。はげしく読みたくなったよ。
>566
んで、そのうちのどれが一番なの?
569 :
無名草子さん:03/09/13 17:19
>>568 甲乙つけ難いから挙げた。羅列ではない。
どれを読んでも「読んで損した」はあり得ない、所謂
「屁理屈抜きで面白い」本。
『アルジャーノンに花束を』でダダ泣きしたとか言ってた香具師、
読んだけど泣けねえじゃねえかよ。むしろ、いたたまれない
悲しみや閉鎖感を覚えたYO 理屈抜きで面白いではなくて
考えさせられる話だろこれは。
571 :
無名草子さん:03/09/13 18:04
>>507 自分も「屁理屈抜きで面白い本」っていうのは
深く考えさせられたりするというより、純粋に面白い本だと
思ってたが、どうやら違う様だ。
572 :
無名草子さん:03/09/13 18:24
既出かもしれないがリアル鬼ごっこ
理屈抜きで面白いです、作者は天才に決まってます
最高!彼は来年あたり直木賞を受賞するかも
573 :
無名草子さん:03/09/13 23:00
リアル鬼ごっこってタイトルが厨房臭いよな
でも見てみる
>>574 全く興味が無かったが、リンク先見てたら読みたくなった(w
アマゾンの評定はガタガタだったよ?
まあちょっと読んでみたい気もするけど・・・
577 :
無名草子さん:03/09/15 00:43
>>547さんの評を見て、早速借りてきて読み終わりました。
すごく面白かったです!久しぶりに読むのが止まらなかったです。
ありがとう!次は100ドルをとりかえせって読んでみます。
578 :
無名草子さん:03/09/15 01:06
>>577 「100万ドル」ね。絶対面白いよ。
でもその前に「ロスノフスキ家の娘」をお薦めしたいね。
579 :
無名草子さん:03/09/15 01:50
『白夜行』東野圭吾
580 :
無名草子さん:03/09/15 11:45
東野圭吾は結構面白いけど「屁理屈抜きに面白い」
電車を乗り過ごしたい程面白か無い罠。
このスレタイ「最近読んで面白かった本」とかにしたら?
581 :
無名草子さん:03/09/15 11:55
>>580の提案は皆さんに聞き入れられないに4005700屁理屈
小学生の頃、弟が友達から借りてきた横山光輝の「水滸伝」をなにげに読んで驚嘆した。
それまで小説はもとより、マンガでも映画でもここまで圧倒的に面白いストーリーというものに遭遇したことがなかった。
さらに岩波少年文庫の「水滸伝」を読んだが、これが横山のマンガの数倍面白くて繰り返し読みふけった。
その後、怪盗ルパンシリーズや「三国志」、司馬遼太郎をはじめ、面白い小説や感動的な小説にはたくさん出逢ってきたが、ストーリーの面白さで「水滸伝」を越える小説はついに無かった。
>>580 そんなスレ題にしたら、今更そんなのみたいな古典文学や難解晦渋な本を挙げて知的優越感に浸りたがる連中が押し寄せる。
584 :
無名草子さん:03/09/15 17:32
>>580 >このスレタイ「最近読んで面白かった本」とかにしたら?
しなくても、既に最近はそうなりつつある。
誰かも言っていたが、やたらに本の名前をあげればいいわけじゃないだろ。
読んで面白かった本の中でも「特別!」という本を書き込んでくれ。
585 :
綿矢りさ ◆N2.zOWZzT6 :03/09/15 18:04
町田康「夫婦茶碗」
色川武大「怪しい来客簿」
チャールズ・ブコウスキー「パルプ」
586 :
無名草子さん:03/09/15 19:45
多和田葉子「飛魂」
「球形時間」
「容疑者の夜行列車」
現代日本文学で、私が一番注目している女流作家です。
あとドストエフスキーの「罪と罰」は、無条件に面白かった。
特にラスコーリニコフとポルフィーリーとの会話のやりとりが最高に面白い!!
三島由紀夫の「美徳のよろめき」も好き。
なんかバラバラなチョイスだけど、どれも好きな作品なもんで。
587 :
無名草子さん:03/09/15 19:53
586とは一生分かり合えないヨカンがしますよ
わはははは。
人が分かり合うのは難しい。
一生に三、四人も出来れば幸せだろう、
と最近そんな気がする二十代後半。
>>578 万抜けてましたね・・
近くの図書館には両方ともなかったので、遠くの図書館に行ったら
今日は定休日でした。
待ちきれないので明日本屋に行ってみようと思います。
ありがとう!
590 :
無名草子さん:03/09/15 23:05
>>583>>584 だからさ・・・。
実際そうなっちゃってるんだから、実情に即した
タイトルにした方がいいんじゃないかと。
スレタイの意味も汲み取れないで、何が・・・(ry
591 :
無名草子さん:03/09/15 23:26
青が散る
>>590 アフォはお前。
そんなに最近読んで面白かった本をツラツラと羅列したいなら、
自分で新しくスレ立てればいいだろっつー話。
立てるついでに羅列していくだけの
バカも誘導して引き取っていってくれ。
593 :
無名草子さん:03/09/16 00:14
まあ、スレタイの意味も汲み取れない奴が薦めた小説が面白いわけないやね。
というか
>>590よ。
既にPart4なんだから、今更そんなこと言うなや。
>>592 罪と罰みたいなチューガクセイカヨ( ´,_ゝ`)プッな基礎教養挙げて悦に入ってる香具師も連れってってホシイ
596
597 :
無名草子さん:03/09/16 02:57
>>594 中学生や高校生もこのスレを見てるかもしれないから、
その辺は勘弁してやってもいいんじゃないでしょうか。
_| ̄|○ <踏み台
_| ̄|○
_| ̄|○_| ̄|○ ネンショウケイネンショウケイ……♪
_| ̄|○_| ̄|○_| ̄|○
_| ̄|○_| ̄|○_| ̄|○_| ̄|○
600 :
無名草子さん:03/09/16 03:36
中谷彰広の著作全部。
ためになるし面白かった。
601 :
無名草子さん:03/09/16 09:38
602 :
無名草子さん:03/09/16 09:50
石黒 耀の死都日本って小説でいいのかな。
すげーおもしろかった。政治方面はちょっとできすぎの感じもしたけど
火山災害がすごくリアルに感じた。
中谷彰広の著作を全部読まなければならなくなったあわれな
>>561に乾杯!
今の所、このスレのベスト・オブ・屁理屈は >569
605 :
無名草子さん:03/09/16 11:42
LoVとFDを両方持ってるLv80↑あたりの人に質問。
どちらか今度削るとしたらどっちを削りますか?
まあゴバクだ。
どこからのかはお察しください・・・_| ̄|○
>>604 お前、おかしいな。
最近読んで普通に面白いものを羅列したって言ってんじゃ
無いんだよ。今まで読んだ中で選び抜いたのを書き出したまで。
今まで読書して推す物が一冊じゃなくてもおかしくないと思うが?
挙げたの、読んだ事ない?
610 :
無名草子さん:03/09/16 21:44
611 :
無名草子さん:03/09/16 21:48
612 :
無名草子さん:03/09/16 22:18
客観的に見て自作自演までしているらしい610=611のほうがキモイが。
まあ二人でスレを荒らしてください。
せっかくの良スレだったのに。
613 :
無名草子さん:03/09/16 22:31
614 :
無名草子さん:03/09/16 22:40
宮部みゆきの模倣犯はおもしろかった。
バクバクしながら読んだ。最後は電車で読んでたんだけど、家に帰れなくて最寄り駅の駅のホームで読み終えた。
宮部みゆきは全般的に読みやすいけどね。
616 :
無名草子さん:03/09/17 00:28
あんな重いのを良く持ち歩けるなw
617 :
無名草子さん:03/09/17 00:29
ごめん 日本語変だった
だから『ジャッカルの日』だって。
徹夜しても知らねえぜ。
宮部みゆき……ねぇ。
そんなに面白いかなあ。
俺の認識だと微妙にパクリ作家なんだけど。
620 :
無名草子さん:03/09/17 00:50
最近は忙しくて全○巻なんて長編は読めなくなった。
昔読んだが、またじっくり腰を落ち着けて読みたいと思うもの。
【星を継ぐもの】ジェイムス・P・ホーガン
「近未来で宇宙人と初遭遇」ネタでは自分の中で最高傑作。
10年くらい前に読んだきりなので、今読むとまた違うかもしれないが。
【ドラゴンランス戦記】マーガレット・ワイス&トレイシー・ヒックマン
かれこれ10年以上前に読んだ作品だが、
一般的に分かりづらい作品が多かった当時の洋物ファンタジーの中では、
かなり読みやすいし分かりやすかった。
パーティが基本的に仲が良くないというところがリアルで面白い作品。
ただ、続編や外伝は蛇足でつまらん。
>【ドラゴンランス戦記】
まじっすか?
今日ブコフで見かけたけど、単に家ゲーのノベライゼイションかと思って
スルーした。
明日ちょっと立ち読みしてどんなもんか見てみます。
ドラランは621のような方にこそオススメ。
なんというか、橋田壽賀子ドラマの全盛時代のような普遍性がある。
それに加えてファンタジー的なけれん味と。
「屁理屈こねるな」と屁理屈をこねる人が出てきてから白けましたね。
624 :
無名草子さん:03/09/17 08:56
625 :
無名草子さん:03/09/17 11:08
だから「シャドー81」だって。
>625
もう一票入れておくとともに、フォーマットにあったフォローをしといてやる。
感謝したまえ。ところで私は千葉県に住んでいる。以後そちらには足を向け
て寝ないように。
【題名】シャドー81
【著者名】ルシアン・ネイハム
【出版社】新潮文庫
ここで言っても仕方がないのかもしれないけど、
やたらと姉妹スレを立てるのはやめてくれないか?
「最近〜」と「屁理屈〜(小説以外)」立てたのってここの住人だろ。
密閉教室/法月倫太郎
異常に分割された文章が特徴的
筆者のデビュー作ながら、自分の中では最高作
でもこの作者、マイナーな上に遅筆だから殆ど知られて無いだろうな・・・
629 :
無名草子さん:03/09/17 13:31
星新一シリーズ。単純に可笑しいのも、考えさせられるのもありなのがいい。
個人的には「ノックの音が」と「未来イソップ」が好き。
今更だけど前スレまでのテンプレを貼っておく。
∇初代1の言葉
作品の評価はともかく(←ココ重要)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あなたがいままでで、一番時間を忘れ夢中で一気に読んでしまったような本を教えてください。
一番といっても、複数あってもかまいません。
∇書きこみ時のルール
【題名】
【著者名】
【出版社】(文庫と単行本の区別はできるだけ付けて下さい)
(感想・推薦文)
これを守りましょう。 (全く守られてないけど、集計人しやすいように守ろう)
これを書いていないものは無効票ということにします。
既出でも、最低限。題名と著者名は書くようお願いします。
出版社はGoogleやネット本屋で調べれば大抵出てくると思います。
それでも分からない場合は「不明」と書いて下さい。
631 :
無名草子さん:03/09/17 15:24
>>626 いや、オレが感謝する必要ないだろ。
だってオレは知ってるんだから。寧ろこれから読むヤツに
感謝を強要してくれ。これ読まないって手は無いし。
>631
>630 のレスの真下でそんなことを言うとは…
うん。
>>631の読解力で薦められても全く説得力はないが、
そういう人物が推す本に興味がわくのもまた事実。
極大射程
買ってきますた。
>>622さんありがd
ところがこれ、家で見てみるとひっそりと『1』の文字が。
よ〜く見てみると全6巻!!
まじっすか…。
ついでに、これ『戦記』ついてませんでした。
のちに他社(アスキー)で復刊したものらしいです。
訳も、前の時の1人、安田という人が細部を手直しした
とかで、単独表記になってます。
ついでのついでに、物語の前にあった訳者の「はじめに」に、
―(オリジナルの)注釈を読むと、元の版で誤植と思って直していた
部分に関して、"ここは編集者が見逃した誤植です”というようなこと
が書いてあるので、元の誤植どおりに直すという、翻訳者としては
おもしろい経験もさせていただいた―
んだそうです。では頑張りまっす。
637 :
無名草子さん:03/09/19 10:11
>>632 別に集計してもらうために書いてるわけじゃないからな。
自分が好きな本を何が何でも皆に知ってもらいたい、読んで貰いたい
なんて欲求は無い。読まないで損するのは自分じゃないし。
たまたまこのスレで目に留めて面白そうなのがあれば読むし、気が
向けば自分も書き込む。が、いちいち忘れた著者名なんかを
調べて書く気は無い。スレの活用法はそれぞれじゃダメなわけ?
あー、ついでに
フリーマントルでは「狙撃」がいいね。
エド・マクヴェインの87分署シリーズでは「ハートの刺青」
が一番好きだ。会話がウィットに富んでるところがいい。
638 :
無名草子さん:03/09/19 17:02
こういう、ルールという物を理解しないクズが多いのは時勢なのか?
残暑がキツイですねぇ
640 :
無名草子さん:03/09/19 17:41
所詮2ちゃんだ。
えーとね、おれはね、もうあきらめた
642 :
無名草子さん:03/09/20 00:04
ルールの方に問題があったんでしょう
643 :
無名草子さん:03/09/20 00:18
つうか
>>1にも
>>2-5にも「ルール」とやらが明記されてないし。
屁理屈とかルールとか言ってるのは自治厨だけだろう。
>>643 たかだか2chのスレかもしれんが、
それでも暗黙の了解というやつがあると思うんだがな。
好き勝手に書きたいだけならこのスレに来なければいい。
自分のHPを作って書籍紹介でもしてろよ。
645 :
無名草子さん:03/09/20 01:59
こんなつまらないルールいらないよ。
単に集計マニアの利便のためだけじゃん、こんなルール。
書名と紹介文さえあれば十分。
紹介文読んで興味を持てば、それ以上の情報は自分でググって調べればいい話。
紹介は簡潔にした方が紹介する側も書き込みしやすくなって、
情報が集まりやすいじゃないか。
>>645 Part4まで続いてるスレを今になって変えようとするなよ。
そこまで言うなら自分で新しいスレ立てればいいじゃん。
>645
何度でも言うが、数を集めればいいというものではなかろうが
この程度のフォーマット、厭う程の手間がかかるわけじゃねーべよ?
648 :
無名草子さん:03/09/20 02:17
>>646 はぁ?
「part4まで続いてるから」ってそんなの理由になんねーよ。
前例踏襲主義か?おめでてーな。公務員かお前?
いいか?知障のお前にも分かるように改めて意見言うぞ。
「情報提供する側にググって調べる手間かけさせるより、
簡潔に投稿できるようにした方が投稿しやすいからそうしよう」
って言ってんだよ。今度はもっと明確な反論しろよ。
自分で新しいスレ立てろだ?
重複スレ立ててどーすんだよ、バカじゃねーの?
649 :
無名草子さん:03/09/20 02:18
>>645 あなたが「つまらない」というルールの下で、このスレは展開されてきたんですけどね。
「そんなルールは嫌だけど、俺はこのスレを見たいからルール変更しろ」だなんて、
まるで3歳児並の主張だということに自分で気付いてないんですか?
>>648 まったく、せっかくそれとなく臭わしといたのに。
馬鹿にはハッキリと言わなきゃダメなんだな……。
お前みたいな奴は来るな、出ていけ
って言ってんだよ、いくら馬鹿でもそれくらいわかれ。
>650
相手するのやめときな。
648みたいな低能に限って自分のバカさ加減がわかってないんだから。
自分の意見が通らず、最後は荒らしになっておしまい、ってパターンは見飽きたよ。
652 :
無名草子さん:03/09/20 02:27
>>647 またイタイ奴が出てきたな。
量より質だ?
不特定多数の、趣味嗜好の違う人間が見るようなスレで
のたまう理屈じゃねーよ。
簡潔に投稿できるようにすると、情報の質が落ちるってか?
「質」ってなんだ?
お前が良いと思う作品が質の高い作品か?
653 :
無名草子さん:03/09/20 02:27
>>649 あのなぁ、良く読めよ、お前も。
オレは投稿者のことを考えて言ってるんだよ。
ここを読んで本を探してる奴にとっては今の方式の方が良いに決まってんだよ。
ここさえ見れば全部分かるからな。
投稿する人間に著者名から出版社まで調べた上で投稿させることを
強要する姿勢に問題がある、って言ってんだ。
>>651 そうですね。
スレを汚してしまいすいませんでした。
馬鹿は居なくなるまで放置、これが基本でしたね。
スレが落ち着くまで待つとします。
655 :
無名草子さん:03/09/20 02:33
\・坊チャン( ー ー ) ノ /
\ |` ・ ・ ´ 6)ノ /
\ | |ж |。|ノ/
パパは・・・お前の \ \___/ / フッ・・・ガンバンナ
味方だよ \∧∧∧∧/
/|/| ( ) < 暖 > _、_
/ _、_| ( ) < 予 か > ( ,_ノ` )y━・~~~
/ゝ,_/`|y━・ < く >
─────────< 感 見 >──────────
< 守 >
_ 旦那様・・・ < !!! る > ,----、-、
_'´_ ミミ /∨∨∨∨\ / ____ \|
ひ` 3 / ___ \ ヽc´ _、ヽ, ヽ
匸 イ、_ / / ,,....,ヽ \ ミ, ,_..ノ`ミ y━・~~~
イ:〈Y〉::::::l\ / 彡c´,_、, ゞ' \
/ l、..,_.ノソ ・・・ワカイナ \ 悔いの無いようにな
656 :
無名草子さん:03/09/20 02:43
まともに意見を聞くこともせず、明確な反論もしない。
そもそも議論しようとすらしない。
馬鹿・荒らし呼ばわりしたあげくに放置という名の逃避で
今の保守的な考えを改めない。
まぁ、それはともかくとして。
せっかく本を紹介してくれた書き込みに対して
「著者名を書け」「出版社名を書け」おまけに「テンプレートに従え」
これで良いと本当に思ってるんですか?
せっかくの投稿なんですから、
もっと暖かく迎えてもいいのではないでしょうか。
投稿する人たちは何が楽しいって、自分が紹介した本を誰かが読んで
ここにその感想なり反応なりがあることだと思うんですが。
大事なのはテンプレートの強制じゃなく、そーいう交流の醸成だと思います。
どうせ羅列スレだし。
感想もなくひたすらテンプレが羅列されてるのが理想なんじゃないの?
定形外の書き込みには拒否反応。
潔癖性って怖いや。
【題名】黒い炎の戦士
【著者名】白石朗
【出版社】徳間文庫
田沼が政権を牛耳る江戸時代に、日本を文明化させるため南蛮の超能力者集団白鬼が上陸。日本土着の超能力者集団黒子が野望を阻止するために立ち向かう。
時代もの+超能力では、「妖星伝」が有名だけど、こっちの方が好き。
なんといっても黒子の超能力がユニーク。
虫使いならまだしも、女たらしとか多重人格とか。いまのとこ最強だった戦士の得意技はなんと「約束を守る」だぞ。それが指先から光線を出す白鬼をきりきりまいさせるんだから痛快。
惜しむらくは未完なこと。第五巻まで出てるけど多分完結しない。
票の多かった『火車』
読んでみた。
面白いね。
660 :
無名草子さん:03/09/20 07:10
このスレのキーマンは集計人さんの存在です。
彼の存在により、面倒なフォームにも従おうかという気にもなるのです。
実例は前スレまで
>>11。
しかし現在のスレに彼はいるのかなあ?
661 :
無名草子さん:03/09/20 07:58
なんか荒れてたみたいですね・・・。
>>656さん
テンプレ反対派の方が言いたいこともわかります。
でもテンプレを無くすと弊害も起きるのではないでしょうか?
簡単に言えば、荒らしやすくなるというか、
適当なレスが増えてしまう可能性が高くなる、というか。
例えば「冷静と情熱のあいだ」という書名だけの書き込みがあった場合、
世間の評判を考慮すると明らかに適当なレスだと思いませんか?(好きな方ごめんなさい)
もし本当にその作品が好きで、誰かに薦めたいという方なら、
著者名や出版社名を調べる手間くらい惜しまないと思うんですよね。
また、お気に入りの作品であれば手元にある方も多いと思いますし。
簡単に書き込める=適当にも書き込める
という危険性が否定できない以上、現在の形をとる方が良いのではないでしょうか。
>>578 今ロスノフスキ家の娘、読み終わりました。
面白かったです。これから100万ドルの方を読みます。
紹介してくれてありがとう!
663 :
無名草子さん:03/09/20 16:13
561マダー?(AA略
>>661 >世間の評判を考慮すると明らかに適当なレスだと思いませんか?(好きな方ごめんなさい)
この適当はいい加減という意味ですよね?
世間の評判を考慮するくらいなら、
このスレを見る必要もないのでは?
書いたのは辻仁成かもしれないし。
>664
661ではないが、それはあくまで例え話だろ。
『五体不満足』とかそういうレスで
スレがどんどん消費されてしまう危険がある、ってことでねーの?
666 :
無名草子さん:03/09/20 18:28
3151
667 :
無名草子さん:03/09/20 23:17
博士の愛した数式
小川洋子
668 :
無名草子さん:03/09/21 03:03
タブッキの本は面白い。
屁理屈をこねようにもこねられない。
「100万ドルをとり返せ!」、今読み終わりました。
面白かったですが、やっぱりこのスレで薦めたいのは私は、
「ケインとアベル」「ロスノフスキの娘」です。
シドニーシェルダンの、「ゲームの達人」が面白いと思った人は
これも楽しめるんじゃないかと思いました。是非読んでみて下さい!
今度は「超音速旅客機」を読んでみます。
>669
おいおい、待った待った!
「超音速”旅客機”」じゃなくて、「超音速”漂流”」だぞ!
著者名がトマス・H.ブロックで文春文庫な。間違えないで買えよ
671 :
無名草子さん:03/09/22 19:46
ブコウスキの「パルプ」と「黄金を抱いて跳べ」と「火の鳥鳳凰篇」
とタランティーノがすきなんですが、お勧めあります間?
>>669 >>669 ストーリー性のあるもの、サーガ系が好きなのかな?
非常に初歩的なんで失礼かもだが、
「モンテ=クリスト伯」とかも好きだったんじゃない?
自分は大好きだけど。再読するとまた良かったりする。
著者:大デュマ 講談社文庫
673 :
無名草子さん:03/09/22 21:16
モンテ=クリスト伯ってどんな話?
ギャンブル好きの伯爵が食事をする時間も惜しんだという話
すみません教えてちゃんで悪いのですが、
デュマは好きでほとんど読みました
他にお勧めありませんか?
676 :
無名草子さん:03/09/22 22:22
荒木一郎さんの五段昇シリーズ。
続編激しくキボンヌ
古ッ
>>670 あ!また間違えました。超音速漂流でした!
邪道なのかもしれないんですけど、図書館で予約いれてきました。
買わなくてごめんなさい・・。
著者名が違う人の名前で、2003年発行のがあったので、
そっちの方が新しい翻訳なのかなって思ってそっちを予約しました。
同じ内容ですよね・・・?ドキドキ・・
>>672 ケインとアベルより、100万ドルの方を先に読めばまた感想が違った
かもしれないです。
モンテ=クリスト伯、早速予約してきます!578さんありがとう!
678 :
無名草子さん:03/09/23 01:02
679 :
無名草子さん:03/09/23 01:08
村上春樹の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」
「村上春樹はつまらん」って言う人多いけど、漏れは好き。
680 :
無名草子さん:03/09/23 01:22
殿堂入りリスト見てきた・・・。
酷過ぎるラインナップ。あまりに下らないと思った本が
10冊は入ってた。ビックリした。
>>671 エルロイ読め
>>577 サーガぽいのがいいなら
【題名】警察署長
【著者名】スチュワート・ウッズ
【出版社】ハヤカワ文庫
三代にわたってひとつの連続殺人事件を追う大河警察小説。
この人の作品群は全体が一つのサーガになってるけど、とりあえずこれは読んどいて損なし。
683 :
無名草子さん:03/09/23 03:49
これってネタ?
www.bungeisha.com/bookstage/realoni.shtml#4
ホントだったら山田が好きになりそうだ
685 :
無名草子さん:03/09/23 19:01
花村萬月「風転」
親殺しの高校生と組長殺しのやくざがバイクで日本縦断して逃げる話。
なんかバイクで日本一週する奴の気持ちが分る
花村の頂点かな
最近文庫化されましたね
687 :
無名草子さん:03/09/24 01:36
そして誰もいなくなった
作者=アガサ・クリスティー
無人島での連続殺人を描いたミステリー小説。テンポもよく、ストーリーも おもしろい。作者、作品ともに有名なので、一度読んでみる事をお勧めする。
688 :
無名草子さん:03/09/24 09:06
>>671 映画化もされたので既読かもだが。
「暗殺者」 ロバート・ラドラム 新潮文庫
これこそ屁理屈抜きに面白い。
ラドラムは他「囁く声」等激面白いのが多い。
689 :
無名草子さん:03/09/24 15:26
田口ランディ著「コンセント」だ。誰か文句あっか?
朴利女
691 :
無名草子さん:03/09/24 15:59
【題名】“It”(それ)と呼ばれた子
【出版社】ヴィレッジブックス
泣いた
692 :
無名草子さん:03/09/24 20:46
レディジョーカーは本当にすごい小説だった。あんな話を世に出す
高村の気合もすごい。 世が世なら高村が消される可能性もあったのでは?
そのくらい日本の闇を書いたと思う
694 :
無名草子さん:03/09/24 23:16
高村もそうなんだが、桐野夏生の「OUT」もマスコミの
書き方で先入観が出来上がり、今まで読んでなかった。
なんだか女性の強さを云々にフォーカスを当ててたし。
ミステリーの範疇に入れてたし。
でも読んでみて良かった。
彼女の他の著作はさほど良いとも思わなかったが、
これは理屈抜きで面白かった。
上下一気に読んだ。つーか、読まずにはいられなかった。
お勧め。まぁ、大抵の人は既に読んでるのだろうが・・・。
695 :
無名草子さん:03/09/25 07:14
696 :
無名草子さん:03/09/25 07:33
やっぱり車谷長吉『赤目四十谷瀧心中未遂』だな。
最後があっけないけど。中盤までの暗く湿った
濃厚な世界に圧倒された。
697 :
無名草子さん:03/09/25 11:38
【題名】彼岸先生
【著者名】島田雅彦
【出版社】新潮文庫
漱石の「こころ」のパロディなんだけど、すっごく面白かった。
もちろん「こころ」を読んでいない人でも楽しめるよ。
「月と六ペンス」って新潮と岩波どっちがおもしろかった?
新潮は読んだけど、正直つまんなかった。
699 :
無名草子さん:03/09/25 18:50
終戦のローレライ!
700 :
無名草子さん:03/09/26 00:40
【題名】雲のじゅうたん
【著者名】渡辺淳一
【出版社】講談社文庫
僻地医療についてちょっと考えさせられることと、
無免許医師って案外簡単にできるもの?って思った。
題名を間違えました。ごめんなさい!
【題名】雲の階段
【著者名】渡辺淳一
【出版社】講談社文庫
僻地医療についてちょっと考えさせられることと、
無免許医師って案外簡単にできるもの?って思った
702 :
無名草子さん:03/09/26 08:00
【題名】ごんぎつね
【著者名】新美南吉
【出版社】小学館文庫
なきそう。最後の1文がいいね。ほかの話もいくつか入ってるから
これからよもう。
703 :
無名草子さん:03/09/26 09:42
↑
これ、「涙なしには読めない・・」
のスレの方が良くない?
屁理屈抜きに面白いか?面白いって・・・。ひどい・・・。
↑
そうだたねw面白いじゃひどいか。
スレチガイすつれいしますた。
別に「面白い」=「笑える」じゃないから、いいんじゃない?
706 :
無名草子さん:03/09/26 22:21
【題名】「ロミオとロミオは永遠に」
【著者名】恩田陸
【出版社】早川書房
久しぶりに時間を忘れて一気読みしました。
かなりどきどきさせられた本でした。
707 :
無名草子さん:03/09/26 23:23
【題名】ダブルハート
【著者名】渡辺淳一
【出版社】
慈恵医大の事件を見ていて、
そういえば、結構面白かった
事を思い出しました
>699
お、奇遇だね。
今、下巻読んでるとこだよ。
でも
【題名】亡国のイージス
【著者名】福井晴敏
【出版社】講談社
の方が好きかな。
自衛隊なんて全然興味なかったけど
これ読んで本当に興奮した。
709 :
無名草子さん:03/09/28 01:02
【題名】極大射程
【著者名】スティーヴン・ハンター
【出版社】新潮社
渋い渋い渋い。
ブランデー片手読みたい。
710 :
無名草子さん:03/09/28 01:03
あぁぁ もう 間違えちゃったよ
ボブに殺されてきます
711 :
無名草子さん:03/09/28 01:09
ビートたけしの[漫才病棟]ってえらい笑えるんだけど
十回くらい読み返したけどおもしろいなあ。
712 :
無名草子さん:03/09/28 01:14
【題名】 麻雀放浪記
【著者名】 浅田哲也
【出版社】(??文庫)
(感想・推薦文) ほんとにおもしろい
パウラちゃんハァハァ
【題名】シーラという子
【著者名】トリイ・ヘイデン
【出版社】たぶん早川かな〜
感動したよ。ってこれノンフィクションだけどいいの?
715 :
無名草子さん:03/09/28 20:01
いいんじゃない?皆知ってるだろうし。
ベストセラーだから。
716 :
無名草子さん:03/09/28 22:41
最近やっと自分の好みが分かってきた。
俺は春樹が苦手らしい。
ノルウェイの森は下入って途中で読むの断念した
717 :
無名草子さん:03/09/28 22:41
ノルウェーの森 だった。
718 :
無名草子さん:03/09/28 23:34
>>717 世界の終わりとハードボイルドワンダーランドもだめか?
719 :
無名草子さん:03/09/28 23:54
そうかな?
春木って面白いかは別としてもスラスラ読める。
ていうか春木の主人公の冗談、普通に面白いんだけど俺だけかな?
721 :
無名草子さん:03/09/29 20:52
春樹は最近ご無沙汰だな。
10代はSF
20代は山岳小説、普通の小説
30代は歴史物
今は2chとドキュメンタリとマニュアルしか読まん。
年とともに嗜好は変わるね。
722 :
無名草子さん:03/09/30 10:46
阿刀田高 新トロイア物語 講談社文庫
トロイア戦争の話なんだけど(題名見ればわかるか)、面白かったです。
最近春樹みたいな雰囲気の本を読んだんだよなーなんだっけなぁ
と、ずっと思い出せずにいたのだが、「四日間の奇蹟」だった
一番面白かったのは、うーん「バルタザールの遍歴」かな
てか前の佐藤亜紀の作品は全部好き
武者小路実篤 友情
文春文庫
【感想・推薦文】
私は女だけどなぜか、報われない、主人公だけど脇役みたいな野島
という男の人に感情移入してしまった。
別にフラレタ経験があるわけじゃないけど所詮人生なんてこういう風に
自分を主人公と見ていてもいい所は他の人に持っていかれてしまうのかな〜って。
その為に自分を鍛えないといけないな〜なんて
悲しいけれど屁理屈なしで面白い。
725 :
無名草子さん :03/09/30 16:15
>>684 興味が沸いたので
早速図書館で借りてきました。
エリアーデは「ホニグベルガー博士の秘密」しか読んだ事がなかったので
これも面白い事を期待して読んでみます。
【題名】「鉄仮面」
【著者名】黒岩涙香
【出版社】
筑摩書房『明治文学全集47 黒岩涙香集』
講談社『大衆文学大系2 小杉天外・菊池幽芳・黒岩涙香・押川春浪集』
旺文社文庫『鉄仮面』
デュマならぬボアゴベイの鉄仮面物語の翻案。作者の代表作。
明治擬古文で読みにくいこと極まりないと思いきや、読み出したら涙香節が心地よく、寝食を忘れて読みふける大傑作。
理屈ぬきで面白いというなら間違いなくこれを推す。
問題は入手が恐ろしく困難ということで、置いてある図書館もかなり限定されるのではないか。
727 :
無名草子さん:03/10/02 01:27
新幹線のぞみ132号 品川駅殺人事件
著者名:西村京太郎
出版社:祥伝社
728 :
無名草子さん:03/10/02 10:02
「狙撃」
著者:フリーマントル
出版:新潮文庫
チャーリー・マフィンのシリーズだけど、これは
かなり面白かった。留守にした時人が入った形跡を見破る為の
色々とか、マニュアルじゃないけど、優れたスパイとは
どういうものか、の部分の記述が興味深かった。
表題の意味通りの「屁理屈抜きに面白い」って、アクション物とか
ミステリー系になるような気がするなぁ。
>728
屁理屈抜きにおもしろければ、ジャンルは問わないんだろうけどね。
青い自己主張をしたいがために堅い本やマニアックな本を推薦する
輩が多いから、こういうスレは貴重
【題名】「天使の囀り」
【著者名】貴志祐介
【出版社】角川ホラー文庫
何も云えなくなるくらい凄い。面白い。
まさかあんな展開になるなんて…。
731 :
無名草子さん:03/10/02 23:09
マネーロンダリング
橘玲
まじ面白い。アメリカで修行した金融マンくずれが香港で美女から50億円脱税の依頼を受ける。
その後ヤクザが日本からやってきて50億円返せとせまられる話。
本の解説を元国税長課長がしているが、ほぼ完璧な知識をもとにしたすげーミステリーです。
美女を追いかける主人公とヤクザもカッコよくて好きです。
732 :
無名草子さん:03/10/03 15:31
【題名】「ハンニバル」
【著者名】T・ハリス」
【出版社】新潮文庫
久しぶりに、小説を一気に読んだ。
映画をみたくなったな。
733 :
無名草子さん:03/10/03 17:06
出口王仁三郎『霊界物語』
書物はそれを読んだ人に相応のものを与えてくれます。
あなたがこの書物に出会う幸運を祈る。
734 :
無名草子さん:03/10/03 21:47
吉村達也 角川ホラー文庫 初恋 怖いです 一週間くらいひきずります。
735 :
無名草子さん:03/10/03 22:09
唯川恵 病む月 この中の「聖女になる日」は本当に泣けた。
736 :
無名草子さん:03/10/04 00:12
>>732 確かに止められなくなりますよね。
映画は「羊達の沈黙」が一番でしょう。
737 :
無名草子さん:03/10/04 01:39
>>730 まじで?
全然面白くなかった・・・。というか大した事なかった。
後味悪いだけで。
738 :
無名草子さん:03/10/04 01:57
バトルロワイヤルです。
買った当時高校生でしたが、授業も聞かず一日中読んでました。
739 :
無名草子さん:03/10/04 09:12
月姫の秋葉ルート
本当に泣けた
740 :
無名草子さん:03/10/04 13:36
「コレクター」
ジョン・ファウルズ
映画にもなったけど、映画と小説はベツモノ。
>>738 地元の自動車運転免許センターに原付免許の試験を受けに行った時、
待ち時間がやたら長くてその間バトルロワイヤルを読み耽った思い出があります。
あまりに没頭しすぎて「次、実技の講習やります。移動ですよ」と
肩を叩かれるまで気がつかなかったほど…
映画は見てませんが小説の方は夢中になって読めました。
742 :
無名草子さん:03/10/04 19:24
【題名】幕末新選組
【著者名】池波正太郎
【出版社】文春文庫
頻出している「燃えよ剣」とはまた違った角度から同じ幕末を見る事ができます。
歴史物が全く駄目でなければ、読んでみて損はしないかと。
>737
たいしたこと無かったと私も思った。
黒い家の恐さとくらべたら格段に劣った。
精神的ホラーを求めてたからあの気色悪いだけの
感じは全然ダメだった。
744 :
無名草子さん:03/10/04 20:50
天子の囀り。
俺はフリーザの第二形態を想像してたよ。
そんな感じじゃなかったっけ<風呂場の人達
745 :
無名草子さん:03/10/04 20:58
でも低いレベルでも充分楽しめる人がいるから
小説家も何とかやっていけるって事じゃないのかなぁ
746 :
無名草子さん:03/10/04 21:49
うむ。これからも頑張って小説家に貢献しろよ。
747 :
無名草子さん:03/10/04 22:01
人の好みはそれぞれだ、低いレベルとかは個人で違うだろ。
まあ天子の囀りは俺もだめだったけど、普通に気持ち悪いと思った。
黒の家は映画見たら読む気がしなくなった。
748 :
無名草子さん:03/10/04 22:24
どの本をおもしろく感じるかは、個性・年齢・その人が現在置かれている
状況等等、色んな条件で変ってくると思う。私(40歳台・妻子在り)は
とても迷うが、陳舜臣の「阿片戦争」。この続編にあたる「太平天国」が
現在、絶版状態になっているのは信じられない。講談社文庫の方は考えて
ほしい。
749 :
無名草子さん:03/10/04 22:48
宮部みゆきの「理由」は文句なく面白い小説だ。
構成力、複雑な人間関係は読み手をぐいぐい惹きつける。
このような小説は一気に読むことでその面白さが倍増すると思う。
「ケインとアベル」は既読だったんで、「ロスノフスキ家の娘」が古本であったから購入。
んでめっちゃおもしろい! スレタイにぴったしの内容でした。
現在この本を重版していな新潮は(以下略
751 :
無名草子さん:03/10/05 20:24
>>745 何様のつもりだよ?
思わず苦笑しちまったじゃないか。
752 :
無名草子さん:03/10/05 21:08
>>751 何様のつもりでもないが?
本の面白さは個人によって違うというのは正しいが、
どうしたってある程度読書積んでくれば駄作かどうかは
判るし、それを面白がってるヤツはレベルが低いと思うのは
致しかたない。
753 :
無名草子さん:03/10/06 00:51
おれは「天使の囀り」は悪くなかった。
かなり前に読んだからちゃんと覚えてないけど。線虫のだろ?
もしかしたらあれか?扱き下ろす香具師らは「天使の囀り」に出てくるヲタへの同族嫌悪とか。
755 :
無名草子さん:03/10/06 02:45
虫で法悦状態?それで信者獲得?
そりゃーないだろ、ッてしらけた。
756 :
無名草子さん:03/10/06 03:57
【題名】ぼっけぇきょうてぇ
【著者名】岩下志麻子
【出版社】角川文庫
感動しました。泣けます。
757 :
無名草子さん:03/10/06 04:36
【題名】ガダラの豚
【著者名】中島らも
【出版社】集英社文庫
面白くなかったら損だからとりあえず1巻を買って読んだら面白すぎてびっくり。
次の日の朝一番に本屋へ駆け込み2・3巻を買ってむさぼり読んだ。
3巻目を読み終わったときは、読み終えたことの寂しささえ感じた。
またああいう長編書いてくれないかなー
758 :
無名草子さん:03/10/06 11:50
>>753 屁理屈抜きで面白いなら
「燃える男」AJクィネル
「モンテクリスト伯」デュマ
「百舌の叫ぶ夜」逢坂剛
これに「摩天楼の身代金」「百万ドルを取り返せ!」「ロスノフスキの娘」や「暗殺者」などが加わる。
翻訳物もそうでないものも、文章の良さとかは抜き。
ストーリーテリングが一番重要なファクター。
自分が思う「屁理屈抜きに面白い」というのは「考えこむ、しみじみ系」は範疇に入らず、
ただ純粋に楽しめるもの、となるので、いくら面白くても純文系や普通の小説は入れない。
759 :
無名草子さん:03/10/06 12:02
【題名】雪の断章
【著者名】佐々木丸美
【出版社】講談社文庫
孤児飛鳥は運命の糸にたぐられて青年に出逢った。
札幌の大通り公園の、雪舞う冬の夜に、テレビ塔まぶしい夏の午後に。
苦しさの果てに待ちうけていたこの神秘的なめぐりあい。
孤独がやさしさを求め、歳月が愛をはぐくむ。だが、殺人事件の暗い影が行手に……。
北の都を舞台に感動の愛をつむぐ長編ロマン
この作品にはミステリー的な要素があります
読みやすくてお勧めです しかし絶版中・・・
古本屋で見かけた時は是非とも購入を
私は時間も忘れて1日で読破してしました
760 :
無名草子さん:03/10/06 21:35
xx
761 :
無名草子さん:03/10/06 21:48
「パーフェクトブルー」宮部みゆき 創元推理
映画になったりドラマになったりいろいろ出てるけど。
これが一番好きだなぁ、宮部みゆきの作品で。
762 :
無名草子さん:03/10/06 21:53
シドニー・シェルダンや赤川次郎の作品はどれを読んでもおもしろいよ。
763 :
無名草子さん:03/10/06 22:52
>>762 本来はそういうエンターテイメント系の作家が
このスレに名前が挙がるべきなんだよね。
村上春樹の作品って屁理屈ぬきで語れるものなのかと(ry
764 :
無名草子さん:03/10/06 23:00
小林恭二『ゼウスガーデン衰亡史』
現在はハルキ文庫で読めます。
765 :
無名草子さん:03/10/06 23:11
>763 赤川次郎なら「ふたり」かな。
シドニーシェルダンなら、女医とか、明日があるならが好き。
明日があるならは、そんなに上手く行くかよ!っと突っ込みたくもなるが・・。
ダニエルスティールの「無言の名誉」も良かった。途中涙が止まらなかった。
766 :
無名草子さん:03/10/07 07:00
こん
767 :
無名草子さん:03/10/07 13:50
■■■ 田中康夫はインチ知事だ ■■■
マスコミにない情報満載 田中康夫が恐れをなし、リンク拒否する「田中県政追撃コラム」
http://members.goo.ne.jp/home/tuigeki 世間では、田中康夫を改革派だの市民派だのって言ってるけど、あんなのぜんぜんインチキ、まるでダメ。
一ツ橋大学時代は学内誌の部費数百万円を横領して停学喰らい就職もフイ。プ〜タローしているときに書いた
小説がたまたま、文藝賞の「なんとなくクリスタル」。ところが、受賞騒ぎで横領事件が世間にバレルのでは?
と受賞辞退までしていた、なんて知ってた?
私は昔ロッキード事件なんてのを取材したこともある元記者で、こんな質問を会見で訊いたけどバックレ
られちゃって田中康夫の正体モロ見え。
この有様、長野県HP
http://www.pref.nagano.jp/hisyo/press/20011228n.htm で確認できます。
今やってるのはメルマガだけど取材のほうはバッチリでマスコ゛ミの上を行く情報沢山出してます。
マスコミって言ったって、長野県辺りにいる連中はオイラから見れば出来の悪い大学生ぐらいにしか見え
ないんだけど、やってることは目茶苦茶でこんなんでよく・・・と今更ながら思う今日この頃。
うわべだけの田中康夫と、程度の低い新聞印刷会社の文案係が織り成す、ドタバタ長野県政物語を読
みたい方は読者登録の上お読みください、なんてね。
768 :
無名草子さん:03/10/07 16:50
【題名】蒲田行進曲
【著者名】つかこうへい
【出版社】光文社文庫
第一部と完結編があるけど、第一部だけで良かったのではと思う。
切ない感じがたまりませんでした。
写真とるとき、真ん中じゃなくて自然に端っこになってしまうような人が
面白いって思うのではないか。
>>759 オイラもつい最近ソレ読んだ。
はっきり言って期待はずれだった。
でも文章がなんつーか、稚拙なんだけど、妙に引き込まれたね。
詩みたいな文章で。
散々でてるけど『白夜行』読んだ。
面白かった。
771 :
無名草子さん:03/10/07 17:12
【題名】半落ち
【著者名】横山秀夫
【出版社】講談社
素直に「人の善意」に感動してしまった。
最後のほんの数ページで、今までバラバラのように見えた伏線が
一気にまとめあげられるって構成もイイ。
772 :
無名草子さん:03/10/07 20:34
ちょっと古いけれど、高校生の頃読んだ「洞窟の女王」H・R・ハガード著
創元推理文庫はおもしろかった。H・R・ハガードは全作おもしろい。
もうすぐドラマ化される「白い巨塔」もいいよ。山崎豊子は「二つの祖国」
「不毛地帯」、最近では「沈まぬ太陽」などもいい。
773 :
無名草子さん:03/10/07 20:39
772です。山崎豊子は新潮文庫です。
山崎豊子は「不毛地帯」「沈まぬ太陽」は大部だから、初めての人は
「白い巨塔」から入るがよろしかろ。続編とかいれなければ、上下巻だし
775 :
無名草子さん:03/10/07 22:07
【題名】六番目の小夜子
【著者名】恩田陸
【出版社】新潮社
ドラマもよかったな〜
776 :
無名草子さん:03/10/08 13:14
【題名】三田誠広
【著者名】「僕って何?」
【出版社】角川文庫
あと「高校時代」ってのも面白い。
両方とも学園闘争のころの話でうざいところもあるけど
なかなかです。ほんと。
777 :
無名草子さん:03/10/08 13:41
「世界の中心で愛を叫ぶ」
片山 恭一著
どうでした?
778 :
名無しのオプ:03/10/08 14:22
>777
自分はダメダメでした。ピュアな人向き?
映画化されるそうですね。
山崎豊子は「大地の子」も面白いよ。
ドラマ化もされたけど、小説の方が中国の少し前の状況などが赤裸々に書かれています。
中国残留孤児の話と日中合弁の製鉄所建設の話がからみあった話です。
780 :
無名草子さん:03/10/08 22:40
【題名】「XX」(XXには漢字2文字が入る)
【著者名】 ディック・フランシス
【出版社】早川書房?
とにかく面白い。
初期の作品の方がコンパクトで好き。
1主人公が理由もわからず突然殴られて怪我をする。
2段々に事情が見えてくる。
3犯人に逃げられそうになる。
4一発逆転で犯人を捕らえる。
という流れで統一されているところもよい。
781 :
無名草子さん:03/10/08 23:46
ディック・フランシスか・・・。
782 :
無名草子さん:03/10/09 00:13
【題名】サヨナライツカ
【著者】辻仁成
出版者はわかりません。ごめんなさい。。。
これかなりよかった!!恋愛小説なんだけど、すごく興奮しました!!
陳腐なことしか欠けない自分がニクイ…
宮部みゆきの現代もの短編集もオススメ!大体
どてもハズテないです。「我らが隣人の犯罪」が特に秀逸。
783 :
無名草子さん:03/10/09 15:24
【題名】対話編
【著者】金城一紀
金城作品は平均点高いのが多いけど、
その中で対話編は理屈抜きでよかった。
(叩かれそうな予感もするが理屈抜きなんでよろしく)
784 :
無名草子さん:03/10/09 16:33
青の炎読みますた。
やっぱり妹欲しいなと思いますた。
今からビデオ借りてきます。
ぁゃゃ(*´д`*)ハァハァ
あ、そうそう。妹役は当然ぁゃゃだと思ってたんだけど、
ぁゃゃは恋人役なんだね。(´・ω・`)ガッカリ・・・
785 :
無名草子さん:03/10/09 22:03
二ノ宮と松浦。この二人を使う時点でネタとしか考えられない。
786 :
無名草子さん:03/10/10 00:51
綿谷リサって正直どうなの!?
「インストール」
「蹴りたい背中」
両方買っちゃった
787 :
無名草子さん:03/10/10 00:56
ヤンなんとかの血と骨
要するに自分勝手な男の話なんだけど読ませる文章だった。
788 :
無名草子さん:03/10/10 09:47
>786
買ったんだったらいいじゃなーい
789 :
無名草子さん:03/10/10 14:46
綿谷リサとやりたい
790 :
無名草子さん:03/10/10 16:45
プリズンホテル
791 :
無名草子さん:03/10/10 17:10
題名 レベッカ(上下)
著者 デュ・モーリア
なんだか知らないけどかなり惹き込まれた。
女の執念というか、嫉妬、過去から逃れられない事情・・
なんかあっという間に読んでしまった1冊。
【題名】 クラインの壺
【著者名】岡嶋 二人
【出版社】新潮
あまりに面白くて半日で読み終わった。
【題名】 天使の囀り
【著者名】貴志祐介
【出版社 角川
最高。涙が止まらない。
794 :
無名草子さん:03/10/12 11:14
天使の囀り下らないという意見が多い中
またこういう書き込みが・・・。
まぁ、人それぞれだよなぁ・・・と強く思う。
795 :
無名草子さん:03/10/12 14:28
>>684 最初読み終わって”えっ?”となってしまい
もう一度読み返してやっと面白さが判りました。
なかなか興味深い本でした。このスレを見なかったら
多分読むことは無かったと思いますので、お礼申し上げます。
796 :
無名草子さん:03/10/12 19:07
669にはパトリアイア・コーンウェルの検死官シリーズもお勧めしたい。
797 :
無名草子さん:03/10/12 19:42
【題名】シェル・コレクター
【著者名】アンソニー・ドーア
【出版社】新潮クレスト・ブックス
最近読んだ本の中では
断トツに面白かった短編集です。
自然に対する描写が素晴らしく
簡潔でいながらとても美しい文章です。
8作品全てが心に沁みました。
798 :
無名草子さん:03/10/12 23:10
【題名】 荻原浩
【著者名】オロロ畑でつかまえて
【出版社】集英社
氏の笑いのセンスは、広告制作会社に勤めていたせいなのか
直球でわかりやすい。そしてツボをちゃんと押さえてる。
これだけ笑えたのは、清水義範のスシとニンジャ以来。。
799 :
無名草子さん:03/10/12 23:50
>>796 パトリシア・コーンウェルが面白いのはせいぜい4作目までが
限界という事も付け加えておく。
800 :
無名草子さん:03/10/13 00:22
「ガダラの豚」を薦めたバカはどいつだ!!
読んだけど、あれは話の進め方が強引すぎだろ。
あと細部の設定とかけっこー無理あるし、
死んだ娘が見つかった時の描写とかも全然弱いし
全体的にみて稚拙な感じがして、読んでてどうも苦しかった。
801 :
無名草子さん:03/10/13 01:10
>>800 薦められたからといって素直に読むな。
ちょい立ち読みしたら直感が働かないか?
面白くも何ともないのをただ読んだもの紹介みたいに
書いてるヤツも多いぞ
802 :
無名草子さん:03/10/13 01:17
>>800 微妙にネタバレ
宮部みゆきの「火車」をあまり面白いと思わなかった自分は
他の宮部作品を読んでもつまらないでしょうか?
自分が面白いと思ったのは、
「将棋の子」
「聖の青春」
「ガダラの豚」
「ゲームの達人」
「剣客商売シリーズ」
「こころ」
です。しかしあまり読んでないけどね。
>>799 あぶねえ。情報サンクス。
ブコフで文庫本12冊セットを600円で売ってたから買おうかと。
他に読む本山積みだからもう1生読みそうもない。
本てのも縁だね。
804 :
無名草子さん:03/10/13 03:47
【題名】一瞬の光
【著者名】白石一文
【出版社】角川文庫
805 :
無名草子さん:03/10/13 11:51
>>803 12冊でも¥600なら新品買う一冊分より安いから別にいいかもしれんが・・・。
>>802 「火車」は宮部みゆきの中でも心理的な部分が大きい社会派小説とも言える
モノだから、エンターテイメントが好きそうな君にはあまり面白く
なかったのも頷ける。「レベル7」とかなら面白いかもしれない。
>>802 俺も火車おもしろいと思わなかった口だけど、「レベル7」はおもしろかった。
807 :
無名草子さん:03/10/13 12:47
【題名】亡国のイージス
【著者名】福井晴敏
【出版社】講談社文庫
上巻は中々ハナシが見えてこないので少々辛いが、
下巻は一気読み。ドンドンハナシに引き込まれていきます。
808 :
無名草子さん:03/10/13 13:10
>>807 DQNはそんな小説で楽しめていいね。
人生楽しくて仕方ないだろ?
809 :
無名草子さん:03/10/13 17:05
だから、小説なんて楽譜と同じなんだって。
イイ音楽になるかは、演奏者(読者)次第。
811 :
無名草子さん:03/10/13 19:37
>>810 音楽のリスナーは小説だとどれにあたるのですか?
812 :
無名草子さん:03/10/13 20:10
>802
805と禿同なのだが、「火車」は社会派小説で、結構難しいと思うよ。
ただ、ラストが秀悦で2年ぐらい前に読んだ作品なのに未だにこの小説は
凄かったなーって印象はあるし、一番好きな作品です。
宮部なら、「魔術はささやく」などが読みやすくおもしろいと思う。
「蒲生邸事件」もおもしろかったハズ。
あとベストセラーになった「模倣犯」もね。
「理由」は「火車」がダメならダメでしょう。
未だに『罪と罰』より面白い小説を読んだ事はない。
>>811 朗読CDのリスナー
お前も自分で本ぐらい読めるようになれよ
815 :
無名草子さん:03/10/13 21:58
>>812 「火車」は別に難しくも何ともないが、「屁理屈ありで」
面白いタイプの小説なんだよね。
自分も宮部みゆきでは「蒲生邸」とこれが一番面白いと思った。
でも、これが面白くないというタイプが多いというのも哀しいが
現実だとも思う。
うん。蒲生邸はよかった。
読みながらぼとぼと泣いた。
それなりにガイシュツのようだが
【題名】百年の孤独
【著者名】ガルシア・マルケス
【出版社】新潮社?
ウソをウソと感じられなくなる不思議な小説。
「面白い」とか「泣ける」とかいうレベルを超越している。感覚を曲げられるとでもいうか、、。
「魔術的リアリズム」と呼ぶらしいが、いい得て妙だと思う。
(ある程度本読んでる人向けかも)
>(ある程度本読んでる人向けかも)
このスレでこれは蛇足だった
このスレと出会えて良かったー
5点満点でオレの感想を書いてみる。
「ガダラの豚」★★★★★
めちゃめちゃ面白かったです。最後の3巻目は朝の4時すぎまで一気に読みました。
「テロリストのパラソル」★★★★
面白かったです。ちょっと話が壮大すぎるかなーとは思ったけど掴みが良かった。
「閉鎖病棟」★★★★
めっちゃ面白くてサクサク読めるってタイプじゃない。でも感動しましたよ。
「白夜行」★★★★★
これは凄かった。怖かったーー。こんな怖いのは初めてかも。
20年にわたる事件で長いんだけど、途中の時代背景の描写も良かった。
「スーパーマリオブラザーズ」なんかも出てくる。宮部みゆきの「火車」に
ちょっと似てる。「火車」大好きなんだけどどっちがおもしろいか?って言われたら
「白夜行」かな。小説としてどちらが上か?って問われたらちょっと困る。
それぐらい良い小説だと思うんで、「火車」好きな人は読んでみてよ。
怖いぞーー
820 :
無名草子さん:03/10/13 23:51
>>818 そんな事は決してなさそうだ。
まぁ、お勧めにはあまりに今更?だが。
尚且つ本当に「屁理屈抜きで」面白いのか?だが・・・。
「姑獲鳥の夏」★★
あ、合わなかった。説明長いんだもん。この人売れてるらしいけど、
シリーズの1巻目となるこの本はその世界をウダウダ説明してて、読むのめんど
くさかったー。妖怪シリーズって言ってるから楽しみにしてたんだけど、結構
地味に解決してた。なんじゃそりゃーって感じでした。普通じゃんって。
宮部みゆきの「龍が眠る」に近いかな。エスパーものなんだけど、その使い方が
地味。マンガだったら、もっと派手にやりまくるけどなーって感じ。
2巻以降は楽しいのだろうか?
あーでも
>>800にはいいのかも。ウダウダ詳細を説明してくれるよ。
>>821 1巻の解決は卑怯だが2巻『魍魎〜』は超絶傑作。
ただし京極堂の薀蓄が楽しめないなら読まない方がいいな。
823 :
無名草子さん:03/10/14 00:59
魍魎の箱
糞つまんねぇ
京極夏彦初体験だったんだけど、
みんなこんなもん?
【題名】極大射程
【著者名】スティーヴン・ハンター
【出版社】新潮文庫
ハリウッドのアクション映画が好きなら、まず9割がた外れなし。
ひとり山の上に陣取り特殊部隊を一人一人射殺していく描写は鳥肌もの。
>>796 ×→パトリアイア・コーンウェル
○→パトリシア・コーンウェル
いやいや2chでそんな野暮な訂正はいらない。
830 :
無名草子さん:03/10/14 08:26
極大射程は銃の写真なり詳細を掲載してくれたらありがたかった。
ホワイトアウトもちょこちょこわかり辛い場所に移動して、
地図があればもっとおもしろいだろうな、と思った。
831 :
無名草子さん:03/10/14 09:09
>>819 「テロリスト・・・」が面白い人には京極夏彦はつまらないというか、
読みづらいのが先に立つかもね。読みづらいから面白さまで
たどり着かないかも。
自分は「テロリストのパラソル」なんか浅すぎて「何これ?」って感じ。
それなら比較的新しい作品の中では「13階段」を読んでみ。
作者と発行忘れたけど。
こっちの方がミステリー枠では格段にに面白い。
「タイタニックをひきあげろ」 カッスラー著
海洋冒険小説です。
833 :
無名草子さん:03/10/14 11:53
>>832 激しく同意!
流石に最近はちょっと・・・な感じになってきたけど、
最初の5〜6作までシリーズ全て面白いね。
京極の場合は、薀蓄で楽しめるかどうかでかなり評価が変わると思う。
ミステリ的には弱いので、そこは狙わないほうがいい。
>>797 次に読む本ランキング1番に繰り上げ当選させました
836 :
無名草子さん:03/10/14 16:03
糸井重里「家族解散」
「便所で読む用」に買ったんだが
トイレから出られなくなった。
【題名】日米ワールド・シリーズ
【著者名】北杜夫
【出版社】実業之日本社
日本シリーズの勝者とワールド・シリーズの勝者を対戦させろという
日本野球連盟の申し立てがあり、
アメリカチームはコテンパンに日本をやっつけたのだが、
以後同国は天皇の勅令のもと「一億総野球国」と化し、
医学テクノロジーを駆使して最強の野球軍団を作り上げた。
この本は、日本に全く歯が立たなくなった「野球弱小国」アメリカが、
うん十年ぶりに日米ワールド・シリーズで勝ったという興奮を、
スタジアムDJのおしゃべりで解説した本。
野茂やイチローが活躍するだいぶ前の話だが、馬鹿馬鹿しくてよい。
「奪取」「ホワイトアウト」新保祐一 「泥流地帯」「続・泥流地帯」三浦綾子
「バトルロワイアル」高見広春 「海が聞こえる」氷室冴子
「忘れ雪」新堂冬樹 「アジアンタムブルー」大崎善生
「黒い家」「青の炎」貴志祐介 「六番目の小夜子」恩田陸
思いつくまま書いたら、こんなに多く…・・。
しかし統一性のない配列だな。
839 :
無名草子さん:03/10/15 00:06
>>838 思いつくままじゃダメなんだよ!
少数精鋭主義で行ってくれよ!
全部激面白くて薦めるならいいんだけどさ。
>822、>831
レスサンキュー
オススメありがとう今度読んでみます。
薀蓄かー、そう言う風に思えれば違ったのかも。
オレは、冴えない小説家=読者(オレ)、主人公=作者
って捉えちゃったからなー、なんか説教受けてるみたいじゃん。
最初のほうなんかは特に。まー、理解できなかったってのもあるけど。
だから小説家が理解し始めても、「待て!オレは納得してねーぞ!」
ってツッコんで読んでたよ。
結局、小説に入り込めなかったってことなんだろうなー
先に読んだ「ガダラの豚」や「白夜行」が、テンポが良い小説だったから
特にそう思ったんでしょう。
悔しいので「魍魎の〜」までは読んでみます。
841 :
無名草子さん:03/10/15 00:40
842 :
無名草子さん:03/10/15 12:18
J.アーチャの作品でケインとアベル、百万$を‥では、どちらがお勧めですか?アーチャ読みの方教えて下さい。
843 :
無名草子さん:03/10/15 14:02
>>842 両方お勧め。作品の質は両方良い。
作品の系統が全然違うからどっちか一つというと好みになる。
スカッとしたエンターテイメントが好きなら「百万ドル」だし、
物語性のあるものが好きなら「ケインとアベル」そして「ロスノフスキ家の娘」
かな。上レスにもあるけど、本好きなら両方一気に読了って感じ。
844 :
無名草子さん:03/10/15 16:05
アルフレッド・ベクター「虎よ!虎よ!」
普通の本の5〜6倍はつまってる。
SFが苦手な人には不向き。
845 :
無名草子さん:03/10/15 16:12
>>843 レスどうもです。とりあえずケイン‥ 百万‥ 両方買いました。ちなみにどちらから読めばいいですかね? 楽しみです。
じゃぁこうしよう。
恋愛部門 『アジアンタムブルー」大崎善生
ホラー部門 『黒い家』貴志祐介
ミステリー部門 『六番目の小夜子』恩田陸
考えないで、ひたすら読むことに集中するような本を選んだ。
848 :
無名草子さん:03/10/15 21:50
>>845 「ケインとアベル」だね。
その後必ず「ロスノフスキ家の娘」が読みたくなるかも
しれないけど。もしこれが趣味に合わなくても「100万ドル」は
全然タイプが違うからすげー楽しめると思う。
849 :
無名草子さん:03/10/16 00:04
ガダラの豚は、まぁつまんなくはなかったけど
こいつはスゲーってほどでもなかった。
3冊まとめて新品で買っちまった。
せめて古本でかえばよかったなぁ
まだ読んでなくて、買おうかなと思ってる人は気をつけましょう。
>>849 読んで損ということはない。
全て読め。それが喪前の財産となる。
>>845 俺的に100万ドル→ケインかな。
一番最初にケインを読んだせいか、100万ドルは
スケールが小さく感じてイマイチだった。
852 :
無名草子さん:03/10/16 13:29
【題名】みんなこどもだった。
【著者名】土橋周平
【出版社】日本文学館
これって小説というか、エッセイ風環境読本だな
なかなかいけたな 無名のクセに
ガダラの豚は漫画化されたから、それを読むのもいいかも。
ってスレ違いスマソ。
854 :
無名草子さん:03/10/16 18:50
>783金城一紀は対話篇よりもだんぜんGOがよかった。
855 :
無名草子さん:03/10/16 19:45
>>851 ・・・そんな事言ったら「カラマーゾフ・・・」の後には
みんなスケールが小さくて・・・とかになる。
全然作風違うのにそんな印象受けるって珍しい・・・。
切り替えの効き辛いタイプ?
珍しい・・・とかタイプ?とか
いちいち痒い言い方をする人ですね
857 :
無名草子さん:03/10/16 20:20
ホテル・ニューハンプシャー ジョン・アーヴェング
「ガープの世界」よりおもしろい。作品の出来栄えも優秀だしなにより登場人物の
存在感、ユーモアが最高!
>857
どうでもいいがアーヴィングな
859 :
無名草子さん:03/10/16 21:32
カラマーゾフの兄弟ってなんの話ですか?
【題名】『神秘の島』(上・下)
【著者名】ジュール・ヴェルヌ
【出版社】福音館書店
(『ミステリアス・アイランド』というタイトルで集英社文庫版あり)
南北戦争の最中、南軍の捕虜になった5人の男たちが気球で脱出、
南海に浮かぶ無人島に不時着する。
彼らはそこをリンカーン島と名づけ、科学知識を駆使して自然を開拓していく。
この本を読んだのは小学生の時だけれど無茶苦茶面白かった。
今でもときどき読み返して興奮にひたっている。
下巻では海賊が襲ってきたりするけれど上巻の方が好きだな。
それは無人島物語の肝が、モノを作る面白さと、飯がうまそうなところにあるからだと思う。
861 :
無名草子さん:03/10/17 00:14
題名 風車祭(カジマヤー)
【著者名】 池上 永一
【出版社】 文春文庫
長さ負けしていません。あ〜沖縄行きたい!
862 :
無名草子さん:03/10/17 01:41
>861さん
いいよね〜前に私も推薦しました。
手当たり次第友達に貸しまくってます^^
戻ってきては一度読み次の人へ〜♪
なんか布教状態かな?
>>546-547 面白かった。
さきに続編である「ロスノフスキ家の娘」を読んだのですが
こちらも理屈抜きに面白かったです。
864 :
無名草子さん:03/10/17 11:31
【題名】 白い宴
【著者名】渡辺淳一
【出版社】角川書店
ルポタージュの最高傑作。
ブーランジェのゾラの再来。(「私は弾劾する」)
さすが整形の講師センセイ…
865 :
無名草子さん:03/10/17 12:12
【題名】侠客行1−3
【著者名】金庸
【出版社】トクマ ハードカバー版
ある日曜日、図書館で、ふと手にとり、雑誌コーナーの長椅子に腰掛けて
どんな本かな?と開いてみたら・・5時間後 閉館間際に同じ場所で
むさぼるように3巻のラストをめくっていた自分がいました。
その後彼の本は他のも全部よみましたが、本作品は金庸の中では
かなり読みやすく、明朗快活な主人公の物語の運びも楽しい1本です。
>>861 池上 永一 はバーガージマヌパナスをよみましたが
沖縄弁ともいうべき独特の言い方に結構はまりました
アギジャビヤー
漂流 吉村昭著
一気に読めますた。こんな経験したくありません。
868 :
無名草子さん:03/10/17 21:48
次スレ逝く前にそろそろ集計キボン
869 :
無名草子さん:03/10/17 21:59
>>867 ありがとうー!!
まだ行ってないんですがネタバレとかはないですよね・・?
870 :
無名草子さん:03/10/17 22:55
>>869 ネタバレ?
なんか、勘違いしてる・・・ぽい。
871 :
無名草子さん:03/10/17 23:11
>>861 私も好きです〜
スレタイ通りに、屁理屈抜きで面白かったなぁ
872 :
無名草子さん:03/10/17 23:55
このスレを参考に以下の本を読んでみますた。
(10点満点)
ガダラの豚9
バトル・ロワイヤル9
火車6
魔術はささやく8
ホワイト・アウト6
世界の終わりのハードボイルド・ワンダーランド5
伊賀忍法帖9
百万ドルを取り返せ!7
極大射程9
黒い家8
こんな僕におすすめなどありましたら
教えてください。。
873 :
無名草子さん:03/10/18 00:24
874 :
無名草子さん:03/10/18 00:38
>873
ありがとうございます。
花の慶次の原作の人でしたよね・・?
早速買ってこようと思います。。
875 :
無名草子さん:03/10/18 01:01
>>872 「燃える男」 AJクィネル
「囁く声」 ロバート・ラドラム
「百舌の叫ぶ夜」 逢坂剛
多分好きでしょう。
やっぱ「わが輩は猫である」で決まりでしょ?
877 :
無名草子さん:03/10/18 01:19
どうでもいいけど、このスレざっと見ると、
いかにも一般書籍板って感じのセレクションだな。
文学板とかとは全然違う・・・・
僕なんか文学板を下に見てますけどね
>>881 下とか上とかそういう意味じゃなくて。
客層の違いがレスに反映してるというか。
下とか上とかで論じるなら所詮両方2ch、どっちもどっちさ。
当然ながら、いわゆる中間小説が中心になりますなぁ。
というか、文学板やSF板で「屁理屈抜きで・・・」てな
スレッドはそもそも成立せんのではないかと。
すれ違い気味ですが、ワロタのでコピペ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
○ 違いのわからない板を解説するガイドライン
http://that.2ch.net/test/read.cgi/gline/1064643759/50 50 名前:水先案名無い人[] 投稿日:03/10/06 17:11 ID:pIP9wzzJ
・ライトノベル板と文学板(あと適当におまけも)
ライトノベル板=挿し絵の付く小説を語る。オタクの吹き溜まり。
文学板=ライトノベルとSFとミステリ以外の小説を語る。インテリ気取りの吹き溜まり。
SF板=全ての文字媒体についてそれがSFであるか否かを判別する。ひよこ鑑定士の吹き溜まり。
ミステリ板=刑事事件(多くは殺人)について語られる小説が、『本格』であるか否かを(ry
○ 【解説】輝いたレス大賞雑談スレ Part14【FF】
http://that.2ch.net/test/read.cgi/gline/1066065916/541 541 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:03/10/18 00:51 ID:Y6BGN8ig
ラノベ板=全員中学生。
文学板=全員高校生。
SF板=全員オサーン。
だと、思うあるよ。ミス板は行った事ないから知らんが
>>883 文学板云々はおいといて、
このスレの始めの方でも同様のレスがあったとは思うが、
スレタイの「屁理屈抜きで」ってたんなる強調表現なんじゃないの?
「死ぬほど面白かった〜」とかと同じでさ。
886 :
無名草子さん:03/10/18 21:56
>>885 まったくそのとおり。
当たり前のことなのに、
必ず周期的に字面にこだわる奴が出てくる。
まあ、書名が挙がったらしつこく良い悪いを論じる屁理屈スレになっても困るけど。
888 :
無名草子さん:03/10/18 23:18
J・アーチャーで
「ケインとアベル」「ロスノフスキ〜」「100万ドル〜」
とでてますが、
私は「チェルシーテラスへの道」もいっきに読んだ記憶があります。
>>888 「メディア買収の野望」も同様だな。
当時、話題だったこともあるしな。
890 :
無名草子さん:03/10/18 23:57
人間失格
Jアーチャーのチェルシーテラスとくれば
アーサーヘイリーの権力者たちを連想する。
でもやはり
【題名】マネーチェンジャーズ
【著者名】アーサーヘイリー
【出版社】新潮文庫
大企業内部をえがく彼が銀行業務を描いた作品。今となっては
かなり古いんだけど、読んだ当時は銀行の様子や問題点
が様様な視点から描かれていて興味深かかった。銀行の
取り付け騒ぎとその恐怖はこの本ではじめて体感。
他にもエネルギーや大空港があるけど通じて描かれているのは
多くのブロ市民はろくでもない奴らだ、ってことだったり。
Jアーチャーって議員になって逮捕されてそれからどうなった?
そうなの?
獄中新作希望!
ちなみに私も「ロスノフスキ家の娘」と「ケインとアベル」に1票。
理屈抜きだと・・山岡荘八「毛利元就」
897 :
無名草子さん:03/10/19 18:47
アーチャーの話が出てきたから聞いてみる。
百万ドルを取り返せ!のドラマ見た奴いる?
俺大分昔に見た記憶があるんだけど、凄まじく面白かった。
誰かとこの気持ちを共有したいんだが・・・
898 :
無名草子さん:03/10/19 19:10
>>896 そう?
「チェルシー〜」にはまってアーチャーを知り、「ケイン〜」「ロスノフスキ〜」
と読んだもので。
「ケイン〜」が一番ではあるけど。
その代わり、「百万ドル〜」はあまり印象にない。
貧乏人が這い上がっていくサクセスストーリーが好き。
899 :
無名草子さん:03/10/19 19:39
アーチャーの100万〜でしょ、やっぱ。ケインと〜もいいけど
アーチャーは少し軽い気がする。人の一代史を描く
んだったらケンフォレットの大聖堂みたいなほうが
読後感はよかったかもしれない。
901 :
無名草子さん:03/10/19 22:42
宮城谷昌光「介子推」
主人公の清々しい生き方がステキだ。
宮本昌孝「藩校早春賦」
「蝉時雨」よりこっちの方が好きだ。
902 :
無名草子さん:03/10/19 22:57
>>862 遅レスすみません。
同じような方がおられて嬉しいです。
テンポが良いのと、やはり南の島は良いですね。
楢山節考
45年まえ=面白くもなんともなかった。
25年まえ=ビリビリと泡肌がたった。
1日 まえ=涙がでてきた。
【題名】静寂の叫び
【著者名】ジェフリーディーバー
【出版社】ハヤカワ
ボーンコレクターのほうが有名だけど、個人的には
こっちのほうが面白かった。誘拐犯との交渉のプロ
が如何にして、交渉し、譲歩を引き出し、妥協点を見い
だしていくのか?そのプロセスを丁寧に描いて
いて、それだけでも興味深い1冊。
>>898 読んだ順番ていうのはやっぱり大きく影響してくるとは思うけど。
こっちは順番逆だから、当然「ケインとアベル」の作家、と思って読んだし。
そうすると、この作品てあまりに薄っぺらい。
ライバルはあんな程度だし、店やパートナー手に入れるのも
あんな程度だし。
なにかこの作家の雛型見せられてるみたい。
もうちょっと味付けしろよ、って感じた。
906 :
無名草子さん:03/10/22 01:48
【題名】 マネーロンダリング
【著者名】橘玲
【出版社】わすれた
経済小説+推理小説+旅行ガイド
907 :
無名草子さん:03/10/22 02:48
既出以外のでは、、、
【題名】マッチメイク
【著者名】不知火京介
【出版社】講談社
プロレス団体の中での殺人事件の話。主人公は新人前座レスラー。
武道経験者、プロレス(格闘技)ファンなら絶対に楽しめる。
「最強」という称号への憧れ、正直すぎる主人公の心理描写がとても上手く書かれている。
ミステリーとしては大した事はないけど、表現方法が読み手を引き付ける。
でも、格闘技に全く興味がない人や女性には分からない部分が多くて楽しめないかもしれない。
ハードカバーだから高いけど、、、損はしないと思う。
2つめ
【題名】S.I.B(セーラーガール・イン・ブラッド)
【著者名】佐神 良
【出版社】光文社
近未来SF。無法地帯と呼べる状況の中で銃火機を持ち、戦闘、抗争を繰り返す女子高生集団の話。
読んでいると、若さとか昔の時間とかを分けてもらえる気がした。
言ってしまうと、ラストはちょっとアレだった。
でも、その世界に引き込まれた。アツい台詞に元気が出てきた。
発行部数があまり多くないかもしれないから見つけられなかったらスイマセン。
コッチは850円。少し高いけど、とてもお勧め。
既出のは、、、
一番だと思ってるのが、クリムゾンの迷宮
後はノルウェイの森(村上春樹)とか星新一全般、石田衣良とか恩田陸も面白いの書くと思う。
908 :
無名草子さん:03/10/22 03:02
909 :
無名草子さん:03/10/22 12:45
【題名】タイムリープ
【著者名】高畑京介
【出版社】わすれた
高校のとき読んだ。
ドキドキできますよ。
映画はちんかす並だったけどね。
だーかーらーーーーーーー
912 :
無名草子さん:03/10/22 23:04
>>896-905 順番と言われればそうかも。
初めて読んだ、「チェルシー〜」でガツンとやられて、
その後読んだ「ケイン〜」「ロスノフスキ〜」尻上がりに良かったもんだから、
「チェルシー〜」もものすごくおもしろかった記憶があるんですよ。
でも、読んだの10年位前?だったからもう一度読み返してみよ。
あんな程度というのがわかるかもしれん。
916 :
無名草子さん:03/10/23 00:10
【題名】 夢の底から来た男
【著者名】 半村 良
【出版社】 角川文庫
短編集でどれも佳作だけど、やはりこのタイトル作。
サイコ物溢れた昨今ならいまいちかもしれないけど、
厨だった10年程前に読んだ時は凄みを感じた。
娯楽作読みたいなら手に取って損はないはず。
917 :
無名草子さん:03/10/23 02:57
_
/〜ヽ
(。・-・) プリン
゚し-J゚
やっぱりさ、何て言うの、赤川次郎って香具師。
あれいいね。
うん、面白いよ。
大丈夫。
オールだ。
921 :
無名草子さん:03/10/23 13:38
【題名】 スペインの雨
【著者名】 佐藤 正午
ヒンディー語
925 :
無名草子さん:03/10/26 04:56
_
/〜ヽ
(。・-・) プリン
゚し-J゚
926 :
無名草子さん:03/10/26 10:59
上レスみて、Jの100万ドル 読んでみたけどつまんないな〜。評判よさげだったのに はぁ
927 :
無名草子さん:03/10/26 11:05
>>926 好きな本の傾向が違うんじゃないの?
あれ読んで面白くないという人は珍しいよ。かなり。
自分はキャラは嫌いだったけど、面白いことは面白かった。
アーチャーではあまり挙げられていないけど「大統領に知らせますか?」
も面白いね。
928 :
無名草子さん:03/10/26 12:20
929 :
無名草子さん:03/10/26 18:57
>>926 どういうが面白いと面白かったか是非聞かせて欲しい。
理屈は抜きね。
930 :
無名草子さん:03/10/26 19:54
川端裕人「リスクテイカー」
痛快である。
市場を思うがままに操作する。
ヘボ投資家の夢である。
931 :
無名草子さん:03/10/26 20:29
932 :
無名草子さん:03/10/26 20:57
純文学系 ねじまき鳥クロニクル
エンタ系 後宮小説
ジュブナイル系 ブギーポップは笑わない
海外物 老人と海
どれも屁理屈無しで面白い。お勧め
934 :
無名草子さん:03/10/26 23:20
>>926 俺は面白かったけどな。
でも、人が面白いと言ってたのを読んで面白くないことなんてしょっちゅうw
935 :
無名草子さん:03/10/27 01:04
>>926 多分ノンフィクション系しか面白くないタイプなんじゃないの?
936 :
無名草子さん:03/10/27 14:32
【題名】 「ドレミカフェ」
【著者名】 中森 ハル・清水 尚里
【出版社】メタブレーン
携帯電話で読んでいたら、単行本になってた。
文学とかでないけど面白い。
ケンイチ君(登場キャラ)のカフェオレ飲みたい。
しかし、正直言ってこういうのが面白いとは思っていなかったので、
期待していなかったのですが。
みなさん、知っていますか?ドレミカフェ。
人
(_)
(___)
(,,・∀・) ウンコー
( O┬O
≡ ◎-ヽJ┴◎ キコキコ
938 :
無名草子さん:03/10/27 22:58
「亡国のイージス」面白かったよ。
完璧な人間が一人もでてこないのも
よかった。皆、傷を負っているのね。
映画化されないかな?
939 :
無名草子さん:03/10/27 23:05
_
/〜ヽ
(。・-・) プリン
゚し-J゚
940 :
無名草子さん:03/10/27 23:41
スメル男
楽しい小説でした。
>>933 ブギーポップは全然おもしろさがわからなかった・・・
俺みたいなオッサン向きじゃあ無いんだろうけど。
>>933 あまりに今更な物を「お奨め」と言ってる辺り
厨房か工房なのではないか、と。
いやまあ厨房や工房が、今まさに屁理屈ぬきで面白く思ったんだから、
それはそれで仕方なかろう。
つーか、メール欄に年齢入れるようにする?17歳が推薦する本に、30
歳のやつが噛み付いているような無用な反論も少なくなるような気もす
るが。
もともと反論をぶつける場ではないのだが・・・
リアル厨房&工房だったらもっと新しい本出してくるんじゃない?
933は20代じゃないかなぁ・・・
なんかやたらもりあがってるけど屁理屈抜きで面白かった小説を書くスレだから
その通りのことをしたら何か問題あったか?
30歳です
↑
プッ
949 :
無名草子さん:03/10/28 15:56
おいおい…
釣られるなよ
950 :
無名草子さん:03/10/28 16:03
【題名】ファイアカー
【著者名】Miyuki Miyabe
951 :
無名草子さん:03/10/29 01:54
批判スレじゃないのは知ってるが、話の流れ上、俺も書いておく。
ブギーポップは つまらない。
952 :
無名草子さん:03/10/29 10:29
参考にして読む人もいるのだから、趣旨に反するけど、
自分が読んであまりにも面白くなかった場合、そういう反論があっても
良いかもしれない。アーチャーの初期作品がつまらない、とか
「?」な感想もあるわけだが。
具体的にどこがどうだったから面白いとは思えない、というような指摘は
本を買う時の参考になるから歓迎。
でも「ブギーポップはつまらない」だけでは、イチャモンと同じ。どこがどう
つまらなかった?そもそもどんな話なのだ、これは?
>954
そうでもないと思う。書いたヤツの年齢にもよるが…
956 :
無名草子さん:03/10/29 18:46
まあまあ
【題名】黒い家
【著者名】貴志裕介
【出版社】角川
これ、恐いね
あんまり本は読み慣れなてないのだけど一気に読んでしまった
次は『青の炎』読むことにしよう
959 :
無名草子さん:03/10/29 22:22
960 :
無名草子さん:03/10/30 12:33
煽り覚悟で
【題名】ザ・プリティー・ボーイ
【著者名】落合信彦
【出版社】光文社
961 :
無名草子さん:03/10/30 18:52
プリンかわいい
962 :
無名草子さん:03/10/30 19:13
うん、プリンかわいい
源氏名?
うんこぷりん
965 :
無名草子さん:03/10/30 20:28
【題名】仮装結婚の終わりに 上・下
【著者名】ジョセフ・エイミエル
【出版社】新潮社
ロマンススレにも書いたが、実に読み応えが合って良い。
タルい話では全然ないので、普段ロマンスもの読まない人にもお薦めです。
966 :
無名草子さん:03/10/30 21:15
【題名】 ゲームの名は誘拐
【著者名】 東野圭吾
【出版社】 光文社
(感想・推薦文) ラストはビビッたえぇ〜〜って感じです
東野圭吾ってのも思いつきを作品にする能力の無いやつだなあ。
勉強してないのか?してあの程度なのか?
∇初代1の言葉
作品の評価はともかく(←ココ重要)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あなたがいままでで、一番時間を忘れ夢中で一気に読んでしまったような小説を教えてください。
一番といっても、複数あってもかまいません。
∇書きこみ時のルール
【題名】
【著者名】
【出版社】(文庫と単行本の区別はできるだけ付けて下さい)
(感想・推薦文)
これを守りましょう。 (全く守られてないけど、集計人しやすいように守ろう)
これを書いていないものは無効票ということにします。
既出でも、最低限。題名と著者名は書くようお願いします。
出版社はGoogleやネット本屋で調べれば大抵出てくると思います。
それでも分からない場合は「不明」と書いて下さい。
Google
http://www.google.co.jp/ 本検索
http://www.books.or.jp/
>>971 964 :無名草子さん:03/10/30 19:52
うんこぷりん
973 :
無名草子さん:03/11/02 00:02
975 :
無名草子さん:03/11/02 19:09
>>974 ツインズキタキタキタキタキタ━━━━━━((((((゚∀゚))))))━━━━━━!!
976 :
無名草子さん:03/11/02 19:23
ぷりそ
977 :
無名草子さん:03/11/02 20:17
DVDじゃその訳じゃないがな
978 :
無名草子さん:03/11/03 00:35
l⌒)===|二二二二フ
∧_∧/⌒)
_ (・∀・ / / コロシテヤル
/〜ヽ ( l’
(。・-・) / ,、 \
゚し-J゚ (_) (_)
979 :
無名草子さん:03/11/03 01:15
やめて!!
980 :
無名草子さん:03/11/03 01:43
やれ!やっちまえ!
981 :
無名草子さん:03/11/03 10:55
ヤッヂマイナ!
982 :
無名草子さん:03/11/03 16:12
やっぢまいなあう!
983 :
無名草子さん:03/11/03 16:12
タッチバナ!
984 :
無名草子さん:03/11/03 17:15
いくよ
985 :
無名草子さん:03/11/03 21:03
逝きますた
=∧∧_∧= :,∴・゜・゜・:,∴・゜・゜・
. ≡(( ;´∀`))≡= :,∴・゜・゜・:∴~・:,゜・∴~・:・∴・
≡ノ人 Y //= ,.:∴~・:,゜・~・:,゜・ :,∴,゜・~・:,゜・・∴・゜゜・
=≡(( ヽニニつ) ~~‘∴・゜゜・・∴~・:,゜・・∴・゜゜・∴~゜゜゜
. =((_)_))=
あと少しで1000
埋
988 :
無名草子さん:03/11/05 21:26
生めとけ
梅
990 :
無名草子さん:03/11/05 23:34
990 漏れが明日起きるまでに埋まってますように・・・・・ZZZzzzz
popooopopopopopopopop
992 :
無名草子さん:03/11/06 11:58
【題名】青春の蹉跌
【著者名】石川達三
【出版社】新潮社
読んでみな、特に大学生。かなりおもしろかったよ。
絶対に間違いないです。
993 :
無名草子さん:03/11/06 12:23
↑高校生の時読んだ時、確かに、面白くてハマッた。
でも、大学生になってドライサーの「アメリカの悲劇」を読
んだら、やっぱり、その焼き直しに過ぎないと思って醒めた。
ちなみに、ビデオで萩原健一や壇ふみが出てる映画は見たけど、
これは下らなかった。
994 :
無名草子さん:03/11/06 13:22
>>993 君は名作「陽の当る場所」を観たことないの?
「アメリカの悲劇」の映画化だよ。
モンゴメリ・クリフト、エリザベス・テイラー主演。
こら、おまいら。
埋めるんじゃなかったのかyo
996 :
無名草子さん:03/11/06 21:47
埋めます
ume
998
999
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。