いま罪と罰をよみ終わったんですが
ふ〜ん。 感想は?
なんか一生読まずに終わりそう。 まあ全然読みたくもないんだけど。
素直に楽しめたわけじゃないけど、 読み終わった頃には生涯での最高傑作だと(言い過ぎかもしれないが)はっきり思った。 正直言ってまじめに感想書くにはすごい時間がかかると思う。かなり複雑って事。
なんかいまだに売れまくってるみたいじゃん。 ドフトってほんとすげ〜 日本の文豪なんて屁みたいなもん。
母親からの手紙を読んで、母親の温かみを感じるどころか、母さんはどうかしている、というラフコーリニコフの発想にビックリした・・・マジで。 やられたなぁ・・・って思ったヨ。
ラスコーはあのババアとその妹をぶっ殺してからずっと精神的に不安定になっていたから、手紙があまりにもうれしくてそういう表現をしてしまったか、自分に期待している母に対してどうかしていると思ったからじゃないかな。
8 :
ホッカル(;´Д`)ハァハァ ◆5S5FZYHTXE :03/03/31 22:01
ドストエフスキーでつか。
ドフトエフスキーの小説に出てくる主人公はみんな若くて 金がなくて、友達もいなくて、話し相手もいない。 まるで俺だ。
10 :
無名草子さん :03/03/31 22:23
しかも変人ばっか
11 :
無名草子さん :03/04/01 00:43
懐かしい「罪と罰」かぁ。。 読む前はとっつきにくい本だと思ってたけど 実際読んでみるとそんなこと全然なかった。 何度も涙が出ちゃったよ。
12 :
無名草子さん :03/04/02 00:34
主人公が熱で朦朧となって町をうろついてる描写の表現 がすごいよね。よんでる僕までクラクラしてるような錯 覚を覚えた。主人公と判事の駆け引きもハラハラさせら れて、読み終わったときはかなり疲れました。長いから じゃなくて興奮させられたから。実際読み始めたら止ま らなくなった人も多いと思う。
13 :
無名草子さん :03/04/02 01:48
ドストの作品って結構読みやすいよね。 私もとっつきにくいんじゃないかな…って思ってたんだけれど 去年の新潮文庫の100冊の時に妙に表紙に惹かれて購入し、すぐに読んだが これがまた面白かったです。 ラスコーリニコフのダメっぷりがまた良かったですね。 ちょっと出だしはダラダラしてましたが…(w
14 :
無名草子さん :03/04/02 01:58
老婆に金を借りるシーンで飽きちゃったよぅ…
僕はラスコーリニコフと似た境遇ということもあり、興奮して読んでます。 あと罪と罰って最高のタイトルですよね・・。
えーぃと、 板違いかな? と。
どこが?
18 :
無名草子さん :03/04/02 14:06
世間には若くて金の無い男で溢れている。確かに彼らは 相当ウザイ。しかし、その分パワーがある。普通に行けば 結構楽しいが、そうじゃない場合は地獄。 世の中を作っているのは半分は若い男。 ラスコリーニコフの苦悩はなんとか生きようとしてる人間が ・・・・
19 :
無名草子さん :03/04/02 23:42
良スレだ。 みんながんがれ。
20 :
無名草子さん :03/04/03 00:08
たしか30ページくらいで挫折した
21 :
無名草子さん :03/04/03 00:09
>>18 そうだね。考えてみれば2chやってる奴も大多数がラスコリーニコフ
みたいな奴ばっかりだ。
それぞれ悩みを抱えて生きてる。
22 :
無名草子さん :03/04/03 01:15
確かにドストエフスキーの小説って出だしがタルイの多いね。 「地下室の手記」「カラマーゾフの兄弟」なんて何度投げ出そうとしたかw カラマーゾフであってるっけ? カマラーゾフ?カラマーゾフ??・・・・・ わかりゃん!
23 :
無名草子さん :03/04/03 08:43
カラマゾフは肉厚の探偵小説
24 :
無名草子さん :03/04/03 08:50
映画との違いはどこですか?
文学板の方がレスつくんじゃねーの?
26 :
無名草子さん :03/04/04 20:48
>>21 それは変。本当にそうだったらネオムギだけじゃなくもっと人殺してるし。
それに、所詮ラスコーは「ナポレオン」になれなかった「シラミ」だし、誇ることじゃないよ。
2ラーだけが悩んでるわけじゃないし、ラスコーの悩みは2ch逝けるほど軽くない。
あぼーん
29 :
無名草子さん :03/04/07 01:48
罪と罰ってさ、とんでも無く、ヘビーだけど 目指しているところは前向きだよね。 あれかな? 善悪を超えた生きる力っていうの?
30 :
無名草子さん :03/04/07 22:25
ドストエフスキー読む人は太宰も好きですか??
32 :
無名草子さん :03/04/08 06:17
>>30 何で分かるんですか?たしかに僕は「パンドラの筐」とか
好きです。魚をよく噛んで食べるシーンは切ないです。
ごめんなさい。スレ違いの話題で・・・
33 :
無名草子さん :03/04/08 06:37
34 :
無名草子さん :03/04/14 20:38
age
35 :
無名草子さん :03/04/15 18:46
初めて読んだときの年齢教えてくれ
13
俺、今14なんだよ。読もうかな。なんか挫折しちまいそうだ
(^^)
39 :
無名草子さん :03/04/17 20:45
>>38 荒らしの山崎渉君には、どのような×でつか?
40 :
無名草子さん :03/04/17 20:50
18のとき読んだ 前半は苦しかったが後半は本当に夢中になって読んだ
41 :
無名草子さん :03/04/17 20:53
罪と罰、誰の翻訳で、どの文庫で読むのが いいですか。意見求む。
42 :
無名草子さん :03/04/17 21:20
つーか、新潮か岩波しか無いんじゃ?
43 :
無名草子さん :03/04/18 01:14
結構、読みやすいよね。でもまだ、罪しか読んでない。唾と蜜も面白いよ。
44 :
無名草子さん :03/04/19 13:37
>41 俺は新潮で読んだが読みやすかった。
45 :
無名草子さん :03/04/19 13:56
このスレッド立てた人は、「地下室の手記」も もしまだなら、読んでみた方がよいと思うよ。 2ちゃんねらーの心理と重なるものがあると思う。
∧_∧ ( ^^ )< ぬるぽ(^^)
漏れは半年ぐらい前に新潮文庫の上下の上だけ読んだが、つまらなくはないが大して面白くもないと思い、下は未だに読んでないのだが、上と下ではどっちが桃白いんだ?
49 :
無名草子さん :03/04/26 15:00
>48 上はちょっと退屈なのかもしれない。 下の主人公と刑事(予審判事だったか?)やニヒリストとの会話 とかは迫力あったよ。 読んでいてドストエフは人間の本質をつかんでいる感じがした。俺の 20歳くらいの時のことだが。
50 :
無名草子さん :03/04/26 15:52
以前電車の中で、いかにも今時な格好の高校生くらいの男の子が 読書していて、それが「罪と罰」でした。すごくビックリしました。 見た目で決めつけた自分が情けない〜と思った。(こんな今時ぽい 子が読むわけ?と決めつけてた) あと、「ゴーマニズム宣言」の中で、小林よしのりさんのかつての アシスタントさんが「昔、スクリーントーンを盗んでいました。 最近教会に通うようになって、どうしてもその事が居た堪れなくて 返しにきました」というシーンがあって、小林さんが「まるでラスコー リニコフだ。こういう事があるんだから宗教の力って劇的だよな。 ちくしょー」と思ってる場面があって、それから「罪と罰」は 何となく気になっていました。読んでみようかな…。
51 :
本当の話です!読んでください。お願いします!!! :03/04/26 16:17
1989年、女の子が41日間渡って監禁され、計100人ぐらい(少しでも関った人を含めて)に強姦、朝から晩まで超暴力と超陵辱された。(深く関ったのは5,6人) ヤクザ顔負けのリンチで、天井に血が飛び散っていた。 「なんでもするから家に帰して」という女の子に、自慰(オナニー)を強制され、裸で「キチガイ」の真似をさせられ、 真冬に裸でベランダに出され、裸で踊らされ、強制され、手足を縛り、お尻の穴に花火を入れ爆発させ、膣やに直系3センチの鉄の棒を何度も強引に突っこみ、性器や尻の穴を完全に破壊する。 (途中、膣をタバコの灰皿代わりにされる。 重い鉄アレイを身体(裸体)を何度も殴られ、瞼(まぶた)に熱いろうそくをたらされ、(追加●陰毛を剃り、女性器に異物を挿入 ●ライターのオイルで皮膚を焼いた ●肛門に瓶を挿入し思いきり蹴った) 手足を縛り、 膣にマッチ棒(ライター)を入れられ、点火し、燃やされ、 膣の中のや裸体をライターで火あぶり、苦しさのあまり何度も気絶する。 (この時ストレスと恐怖のあまり髪が全部抜け落ちていく)しかし、 犯人どもは哀れみの情など一切見せず、引き続き、陵辱、暴行を行う 大勢の男にかなり大量の精液を飲まされ(フェラチオで)、500ccの尿を飲まされた。(生きてるか死んでるかわからないが)ゴキブリも食わされたそうである。また女の子の悲鳴や激しいリンチの音は監禁されている 部屋の中で音楽をボリュームいっぱいで流しているため、外に届かない。 恐ろしいころに、監禁されていることを知ってた人は計100以上いるが、誰も通報しない。 そして最後はひどく殴られ失禁して)死んだ。(殺された) 死体の顔は目の位置がわからないほど、変形し、親でも誰かわからず、原型をとどめてないほどで、性器のほうは顔よりもっとひどく完全に破壊されていた。死体には髪がなくなっていた。死体の陰部にはオロナミンC2本、入っていた。 なお、死体は手足を縛られた状態であった。 被害者は殺害される一日前、助けてではなく、殺して!殺して!と哀願した。 以下の内容は「全く」誇張されておらず、「コンクリート詰め事件」で検索すればわかります。 これは「裁判記録」に書いてあります。
読んだの大分前だからよく覚えてないが、 1ページ以上びっしりと書いてある思考の内容が「稲妻のように脳裏に浮かぶ」主人公はやはり天才なんだなぁ とか 妙な所で感心した。 頭の回転速い割に、やってることは阿呆ですが。
初めは「難しそうで読めるかなー」と懸念しましたが、 表紙を開いたが最後、面白くて、一気に最後まで読んじゃいましたね。 感情移入し過ぎて、まるで自分が殺人を犯したかのような罪悪感というか 後ろめたさのようなものに、その後何日間かとりつかれていたほどです。 主人公のラスコーリニコフ(だったかな)は絶対自殺すると思ってたけど、 私のそんな予想は見事に裏切られて、裏切られたけど、それが妙に爽快 だったのを覚えています。死んじゃったら、「やっぱりね」という感想しか 残らなかったかもしれません。 主人公を殺しちゃったら何か手っ取り早いふうなんだけど、 読者としては やっぱり少し後味が悪いかな。
読んだのは、もう10年くらい前のことですが、繰り返し3回も読みました。 また読んでみたいな。あれは寝る前に少しずつ読み進める類の本ではないです。 1日かけて一気に読みたい!!!( そんな暇ができるといいけど。)
55 :
無名草子さん :03/05/12 23:54
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
57 :
無名草子さん :03/05/25 20:46
なんか、哲学の本だって聞いて読み始めたんだ、15歳の時。 上の、酒場で絡まれるところで止まってる。 なんか長ったらしくて。 本当に哲学?また読もうかな。
58 :
無名草子さん :03/05/25 21:41
別におもろいと思えないなら読まない方がいいよ。 他にも小説はいっぱいあるしさ。 「つまんねーなー」とか思いながら読んで本嫌いにでも なったら、それこそ目もあてられない。 時間ももったいないしさ。 ただ、冒頭で読むのをやめたのに、「『罪と罰』はつまんなかった」 とか知った風なことは言わないでくれると嬉しい。 おれ、好きだから。この本。
59 :
無名草子さん :03/05/25 21:44
江川卓の方が好き
60 :
無名草子さん :03/05/26 07:39
池田健太郎訳の罪と罰もあるんだぜ?しってる? 中央公論社なんだけど。 読みやすかったな。
61 :
無名草子さん :03/05/26 07:42
罪と罰は悪くはないけど、このドストエフスキーはとことん「引きこもり」性質だから、苛立ちも感じたね。 ドストエフスキーが日本でうけて、アメリカではうけないのは、太宰の「人間失格」の良さがわからない人間が多いアメリカと、引きこもりとオタクが文化の日本の違いだよな。 俺は、どちらかというと、楽天的だから、まずドストエフスキーよりトルストイ派だし。
厨房の頃、ドストエフスキーにはまっていたが、 あれはサイコミステリだと思って疑ってなかった。 ちょっとばかり風変わりだと「思っている」連中のなかから、 ほんとにやばい奴がでてくるじゃん、ドストエフスキーって。 で今でもサイコミステリだと思っているのだが。 ジャンル分けしても無駄かもしれんな。
∧_∧ ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄〕 = ◎――◎ 山崎渉
64 :
無名草子さん :03/05/28 17:17
;lokiju
65 :
無名草子さん :03/05/28 18:22
>>61 >ドストエフスキーはとことん「引きこもり」性質だから、
同意だけど、ドストエフスキーのすごいところは、その苦しみが単に自分個人のレベルで終わってないところ。
苦しみを拡大して、世界中の人の苦しみ、理不尽な児童虐待、世の中の不公平、罪のないものの苦悩をわが身のように考えた人だと思う。
普通は答えなんて探そうともしないよな〜、俺とか、、、。
下巻の、金を盗んだと濡れ衣を着せられたソーニャを弁護するレベジャートニコフとラスコーリニコフのシーンは、感動の嵐だった。
66 :
無名草子さん :03/05/30 01:12
なんか最後の終わり方が気に入りませんでした。 自分の身の程もわきまえず、とんでもない行動に出たくせに、結局刑期は短くて済んでしまう。 おまけにソーニャなんていいお嫁さん(?)も手に入るし、妹は良い結婚相手は見つかるし、いいことだらけじゃないですか。 徐々に狂っていく様子が面白かったのに、最後に救われるなんて・・・。期待はずれでしたね。刑事に半分脅されるような感じで自首を迫られた場面の後、 紆余曲折を経て自殺・・・もしくは発狂死、という終わり方を期待していたんですが、裏切られました。やっぱり悲劇にはハッピーエンドがついてくるものなんですかね。
67 :
無名草子さん :03/05/30 04:54
あれをハッピーエンドと読むかどうかは、 読者各々によって違ってくるであろう。 読み方はひとつではないし、 正しい読み方なんてのも無い。 それが読書の楽しいところ。 …って、思ってるのは俺だけでしょうか。
68 :
無名草子さん :03/06/01 11:12
69 :
無名草子さん :03/06/01 13:34
古谷実のヒミズって罪と罰をモチーフにしてたよな
70 :
無名草子さん :03/06/01 14:12
>>66 「殺人により世界から断絶した男が、世界とのつながりを再び得るまでの話」というテーマだと思っていたので、
全く違和感がなかった。
71 :
無名草子さん :03/06/01 14:46
>>66 ロー者の自分の罪に対する苦悩、懐疑、あがきを丹念に追っていくと、きわめて論理的。
論理的すぎるゆえの苦悩だと思った。論理と人間性のハザマでの苦悩というか、、、。どちらかだけなら、これほどまでに苦しまなかったと思う。
>徐々に狂っていく様子が面白かったのに
狂っていく様子があったとは思えんが、、、。神経衰弱というのならわかるが。
>>68 そうか、あれをハッピーエンドと思えなかったのは、
おれだけでしたか…。ごめんな。
73 :
無名草子さん :03/06/24 17:19
>>66 遅レスですが……。
あながちハッピーエンドとは言えないかもしれませんよ?
ラスコーリニコフは刑期を終えた後、(ほぼ間違いなく)ソーニャと暮らしていきますよね?
その際にラスコーリニコフがキリスト教を信じるかどうかは別としても、
おそらく自分の犯した罪を抱えて生きていくことになるでしょう。
死なずに、常にどこかで後悔の念を抱いて生きていく方が辛い場合もあると思います。
すべてが丸く収まったわけではない、しかし人間はやり直すことができる。
それがこの作品の終わり方なのではないでしょうか。
ロマンチストだね。
「罪と罰」は岩波版(江川卓)の方が読みやすい。字もでかいし、文体も新潮版 に比べると柔らかい。というか、聖書の知識がないと、江川氏の訳注がないと全く 意味がわからない箇所多数。ちなみにこの人の著書「謎解き罪と罰」はメチャクチャ おもしろい。先日の深夜の本紹介番組で罪と罰をとりあげていたけどほとんどこの本 からのパクリだった。
ラスコが神に懺悔して大地に接吻するシーンが未だに忘れられない…
79 :
無名草子さん :03/06/29 21:32
罪と罰にしろ、カラマーゾフの兄弟にしろ、 なんでドストエフスキーはあんなに濃いキャラクターを 生み出すんだろうか?カラマーゾフの兄弟なんかオヤジも含めて みんなキチガイ。ありゃ『昼ドラ』のせかいでっせ。
80 :
無名草子さん :03/06/29 23:49
ラスコリーニコフ=ダークヒーロー
__∧_∧_ |( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉 ~ ̄ ̄ ̄ ̄
82 :
無名草子さん :03/07/29 22:53
今日罪と罰を読み終わった。 上巻は読むのに半月かかったのに、下巻はおもしろくて一日で読んでしまった。 いろいろ考えがごちゃごちゃしてるが、ラストがああだったので読後感は良かった。 ソーニャ、良かったなあ。
訳文を何とかしてほしいな。 原書だとわかるのかもしれないが、名前がころころ変わりすぎて、 どれが同一人物なのかわかりにくすぎ。 おもしろいけどさ。。。
84 :
無名草子さん :03/08/01 13:20
罪と罰おもしろいよね わたしもたった今読み終えたところです。 やはり名作と語り継がれてきただけある、重厚な小説。 読破してよかった。 挫折覚悟で読みはじめたのだけれど、しょっぱなからラスコーリニコフに惚れる。 そして夢中になって読んだ。読むのが苦にならなかった。 感想は、書きたいことがたくさんあってAちゃんじゃだめだ。
86 :
無名草子さん :03/08/01 13:27
この本惚れて? 手塚治虫氏が漫画化にしたのと 小林よしのり氏もゴー宣で、「罪と罰」の名前を出していのが自分が読んだ理由なんだ。 ふたりともこの本に書かれてあるテーマに興味が尽きないらしい。 自分も読んで見て納得した。
∧_∧ ∧_∧ ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕 = ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
88 :
無名草子さん :03/08/12 23:32
工藤精一郎と江川卓と米川正夫と中村白葉のうち、誰の訳がいいですか?
89 :
無名草子さん :03/08/12 23:34
ううう、俺も罪と罰みたいな普遍的な名作を書きたい!
今のところ、一番好きな小説だ 15の時読んで、下の後半あたりはもう興奮しまくりだった、俺が
91 :
無名草子さん :03/08/15 02:01
ソーニャたんのことか? ソ ー ニ ャ た ん の こ と か あ あ あ あ あ ぁ ぁ ぁ !!
てすと ラスコーリニコフ逮捕。
てすと
94 :
無名草子さん :03/08/15 02:27
95 :
無名草子さん :03/08/15 12:21
江川卓訳で読んだことがある 非常に面白かったし、まったく難しいとは思わなかった 中学生ぐらいで充分読めるだろう 序盤たるいと書いてる人がいるけど あれは江川氏によるとキリスト教教義を象徴するために 必要な表現だったんだってさ
(⌒V⌒) │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。 ⊂| |つ (_)(_) 山崎パン
(⌒V⌒) │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。 ⊂| |つ (_)(_) 山崎パン
98 :
無名草子さん :03/08/16 02:51
山崎ほど うざいモンはいない。 氏ね
99 :
無名草子さん :03/08/16 02:54
「罪と罰」はキリスト教について知識があるほど わかりやすいかもしれない。 知識がなくてもとっても面白い物語。 傑作だな。 あれは苦労した人間で作家の才能があったから書けた本。
100 :
cherryman7 :03/08/16 03:59
100?
あぼーん
∧_∧ ( ) ────-o────/ \──────── \\ //\ \ .. \\// \ \ \/ ) ∴)ヾ) / / ⌒ヽ / /| | |←山崎 / / .∪ / ノ / / . | || ( ´| ∪∪ | | | | | | | | (´ ノ (´ ノ
104 :
無名草子さん :03/08/16 23:02
∧_∧ 〔^^〕 _ ,( #゚д゚)⌒ i | (⌒ ー 一 r.、! 〉オラオラ!!早く永眠しろよ! ヽ弋 。 人 。 イ(` ー' 糞山崎! 〔勿\ ヽ ) r⌒丶 ) ドカ ドカ ドカ / ! |'´ ドカ / /| |‖ ドカ ( く ! ||‖ ドカ ドカ \ i | ‖|‖| ,__> ヽヽ从/∧∧ ⊂⌒ヽ从( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
105 :
無名草子さん :03/08/24 09:00
(⌒V⌒) │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。 ⊂| |つ (_)(_) 山崎パン
一瞬66はキチガイなのかと思った。
age
108 :
無名草子さん :03/10/01 14:07
馬を集団リンチするのはよくないと思うよ
109 :
無名草子さん :03/10/02 12:18
江川卓さん、禁断のつぼに鍼打っちゃったね。
手塚治虫のマンガ版で読んだんですけど、最後が今ひとつ意味がわからないんですけど・・・
50年近く前に子供向け漫画としてアレンジされたものを今更読んだって殆ど意味ないよ
112 :
無名草子さん :03/10/16 20:34
だいぶ前に読んだんだけどそんとき思ったのが、主人公は結局金貸しの妹を殺した事 を全く悪くないと思っていないわがままな奴だということ。
113 :
無名草子さん :03/10/17 08:12
初めてまともに読んだ小説が罪と罰で、泣いた小説はこれだけ。 まさか愛が最後にあるなんて思いもしなかったし、やられたよ。 過去レスに太宰の話もでてるけど、『人間・失格』で「もしやドスト氏は、 罪と罰を反義語としてみていたらどうだろう・・・」というような言葉があるけど、 これについて思うことがある人は、書いてごらんなさい。
114 :
無名草子さん :03/10/17 16:43
112は頭が悪い。
>>114 俺もそう思ったけど。流してあげようよ。
>>112 は後書きを読んだだけか、もしくは面白そうなエピソードを
ぶっこ抜きで読んだだけと思われる。
そういうのは『読んだ』とは言わないよ112。
117 :
無名草子さん :03/11/04 12:51
岩波と新潮、どっちが良いかわからんので両方買ってみます。
>>117 文学板行って、『罪と罰』で検索かけてみ。比較スレあるよ。
ちなみに俺は岩波版を勧める。
>>117 岩波の訳者は江川卓。
新潮の訳者は工藤精十郎。
俺は新潮の方を読んだくちだが感動の嵐だったぞ。
下巻が凄いぜ。
どうもです。 比較スレ見てきました。 ・・・やっぱりわからないので両方買いますw それだけの価値がある作品だと信じます。
>>120 118です。『罪と罰』は私が世界で一番好きな本ですっ!
>>120 氏にとって両方買うだけの価値があることを信じたいです。
122 :
無名草子さん :03/11/08 14:55
すごいのはとてつもない娯楽作でありながら、 最高の純文学であること。 いつだったか糸井重里が、自分を《才能の塊》と勘違いしてドツボにハマッて 大真面目に悩むイタイ大槻ケンジに「ドフトエフスキーを読みなさい。」 となだめるように言って聞かせてたのが 印象的。若く抑圧された知性が走りやすい 「汚れのない優秀な自分ならば、たった一度の過ち位許されていい」的な 間違った全能感。 自分が選ばれた人間であるかなんて生半可な能力と自惚れさえなければ 悩む必要もないのに‥。 読後、10年以上経って心に残るのは、犯罪小説的な あの気の狂いそうな緊張感より、 平凡を許せない若さの苦しみの方がより強い。 好きな作品なら、答えは違うけど一番優れた作品なら 「罪と罰」だと思う。
>>122 俺と逆だなぁ。俺は一番すぐれた作品は罪と罰ではないと思うが、
一番好きな作品は罪と罰だ。
<123 誤解したらごめん。 ドフトエフスキーなら私も断然、 【罪と罰】です。ただ他の作家も加えると愛着のある作品があるから。
読んでから半年たつけど、最後のほうのスヴィトリガイロフの 悪夢のシーンが忘れられん。 宿屋で寝てたらネズミ、花の中に棺桶、淫蕩な少女など。 こう言ったら変かもしれないが凄いカッコいい描写だった。 みんなもあるはずだ、心に焼きついたシーン。
>>124 うにゃ、誤解はしてないよ。
私の場合はドスト以外を加えても、一番「優れてる」と思うのは『カラマーゾフの兄弟』なんだけどね。
さらにドスト以外を加えても、一番「好きな」小説は『罪と罰』だ。
127 :
無名草子さん :03/11/15 00:06
ageてみますか。
128 :
無名草子さん :03/11/18 22:05
age
「君、『罪と罰』読んだことある?」 「『罪』は読んだけど『罰』はまだ読んでない」
ソーニャタン ハァハァ
ソーニャはアナルプレイが好き
132 :
無名草子さん :03/11/24 12:09
人物名を確かめるためにページをあっちこっち移動しているうちに 訳が分からなくなりました。 自分がロシア人で、もっと前に生まれていたら面白かったんだと思います。
>>132 文学板でも書いた気がするけど、
ロシア人の呼び方の規則(簡単です)を覚えて、
あとはテキトーに登場人物のフルネームをメモって読めば大丈夫。
むしろ罪罰クラスならメモらなくても大丈夫。
むしろむしろ岩波版だったら冒頭に登場人物の紹介があるから大丈夫。
134 :
無名草子さん :03/11/24 20:34
「どうせ言うんだろう? かわうそが【罪と罰うを読んでいたって、 どうせお姉さんに言うんだろう?‥】 カッパ君「‥(困)。」
135 :
無名草子さん :03/11/24 23:24
この小説読んで感動できるヤシは ドスト以上の才能がある
皆さんは「罪と罰」何歳のころ読まれましたか? 読んでみたいんですけど挫折しちゃうかなぁ・・と躊躇してるので。 工藤精十郎訳のほうを読んでみたいです。 ちなみに私は今中3(15歳)です。
137 :
無名草子さん :03/11/25 18:58
↑ 至って平均的な年齢じゃないかな。 私も同じ頃読んで感動したなぁ。思ってるより全然難しくないと思うよ。 犯罪心理を深くえぐったエンターティメントだし。 海外純文学の中ではとても(人物名以外)読みやすい方です。
138 :
無名草子さん :03/12/04 10:32
>>136 中学生か。是非読んで下さい。ぜんぜん難しくありません。
読むと読書感想文が楽しみになるぞ。
139 :
無名草子さん :03/12/04 10:38
罪と罰は、一旦のめり込んだら最後まで突っ切っちまう魅力があるから、 よほど根性が貧弱虚弱でない限り、挫折することは無いと思われ。
141 :
無名草子さん :03/12/11 15:46
俺は高2の時新潮ので読んだが、あっという間だった。 無我夢中で読みきった。
個人的には清水正の研究本が面白い 江川氏の「謎解き罪と罰」が有名かもしれないけど、 清水正の「罪と罰の世界」もかなり面白い。 (もう絶版かもしれないけど、古本さがせば売ってることもある。) 清水正は浦沢直樹のマンガ「モンスター」の研究本もあったり。 「罪と罰」の批評をする人がマンガの「モンスター」の批評をし出すところなど興味深い。 モンスターの批評では罪と罰との対比多数。破綻してしまった人間としてのラスコーリニコフ、 ヨハン(モンスター)、テンマ(モンスター)などを比較論評。お勧め。 結論としては罪と罰は面白いってことで。 現実世界の中で機能停止してしまっている(≒思想におかされてしまっている)のにも関わらず、 作中人物が訴える思想・哲学等に泣いてしまいたくなる。 殺人を犯してしまった野郎のことを自分の生活に生かして見習おう、とまでは思えないけれど、 将来じーちゃんばーちゃんになっても心の中にしまっておきたい人物。 そーいう意味で、ラスコーリニコフは自分にとっての劇場の恋人!
清水正を叩かずに褒めてる人を2chで初めて見た。
ソーニャたん、オレはあんまり好きじゃないなぁ。 どうしても狂信的な彼女が思い出されて、どっちかっていうと怖い。 そんなオレはドゥーニャたんハァハァ。
ソーニャ好き→M ドゥーニャ好き→S
>>144 ソーニャが狂信的で嫌、に禿げ同。
なんでラスコーリニコフはあんな女のおかげで改心しちゃったのかと思う。
キリスト教マンセーな意図が働いてるのかな、とも思った。
ドゥーニャたんハァハァは妹萌えか?
俺的には
ラスコーリニコフとかソーニャとか金貸しの老婆とかルージンとか
スヴィドリガイロフさんとか老婆のとこのリザヴェータとか
やたらイッちまった登場人物の多いこの作品の中、
ラズミーヒンだけはやけに健全で、好感が持てる。
147 :
無名草子さん :04/01/31 04:58
罪と罰はラブストーリーです
ポーレチカたん(;´Д`)ハァハァ
20代後半にしてようやく読みました。 こんなに面白くてしかも読みやすいとは思わなかった。 特にカテリーナが壊れていく様は圧巻。 ところで新潮のあとがきってとんでもなくネタバレだよね。 予審判事との対決ってあたりで慌てて本文に戻ったけど。
純文学系の「あとがき」って、 たいていネタバレだよな。。。
今かぁちゃんからの手紙を読み終えたところらへん ネタバレ嫌だからスレ読んでません。 てか活字初心者だからかなぁ、外国作家の日本訳は回りくどくて読みにくいのは
152 :
無名草子さん :04/02/25 11:34
カテリーナ・イワーノウ゛ナ、最高!!
153 :
無名草子さん :04/02/25 12:01
>>151さん 頑張って読んでね!
こんなスレがあったとは、、、
暇なので読みながらレス付けてみる。
>>22 同意ですね。導入部分で挫折する人も多いかと、、
>>30 大好きです。ちなみに太宰→ドストです。
>>35 確か17だったかな?
>>48 下巻ですね。
>>61 トルストイって読んだことないんだよね。面白い?
>>66 それはあるかも、、
>>73 俺もやり直してみっかな。
>>79 確かにw
みんなラスリーニコフやソーニャが良い(・∀・)って書いてるけど、 俺はドゥーニャ?と結婚しようとしてたおっさん?(居たよね)が良かったな。 こんなの俺だけなんだろうな、、 しかし、約1年で154スレか、、良く落ちなかったもんだw
156 :
無名草子さん :04/02/25 13:29
スウ゛ィドリガイロフ?
>>156 名前は覚えてません。
残念ながら、、、
太宰、ドスト好きなら、これ読んどけ!ってのないかなぁ。
誰か教えて下さい。
158 :
無名草子さん :04/02/25 23:01
>>157 ドスト「カラマーゾフの兄弟」「悪霊」はおさえておきたいですね。
159 :
無名草子さん :04/02/25 23:57
いや、おれもスウ゛ィドリガイロフは好きなキャラクター。 ラスコーリニコフも好きだけど。 やっぱ、この二人似てるよ。
160 :
無名草子さん :04/02/26 00:14
>>158 スマソ。説明不足だった。。
太宰、ドスト以外の作家でってことです。
「カラマーゾフの兄弟」「悪霊」は読みました。
すんません、ageさせて頂きます。
161 :
無名草子さん :04/02/26 00:19
162 :
無名草子さん :04/02/26 00:22
これって文庫になっていますか?
163 :
無名草子さん :04/02/26 00:25
勿論なってまつよ。
165 :
無名草子さん :04/02/26 11:30
新潮の工藤訳しか読んでないし、岩波のも読んでみようかな。
166 :
無名草子さん :04/02/26 13:20
167 :
無名草子さん :04/02/27 09:51
冒頭の酔っ払いの長ったらしい独り言で、 早くも投げ出しちゃいそうなのですが、 これから面白くなるのか?
168 :
無名草子さん :04/02/27 09:56
酔っ払い・・・マルメラードフかな? これから、どんどん面白くなるよ。 酔っ払いもチェックしといた方がいいよ。
ありがd。 基地外ばっかでてきますね、この小説は。 読んでみまつ。
170 :
無名草子さん :04/02/27 10:16
高校生の時に読んだけどさあ、最近になって知った話があるんだ。 ドストエフスキーはね、文章を書く前に必ずヌいてたそうだ。しかも毎日(笑)。 ドストを読むのは大概、思春期の奴等ばっかだよね。ふかーい何かを感じませんか(笑)?ナニカを。 それに感情過多とも言える表現もそう言う事実があったと分かれば何か説明がつくような。
171 :
無名草子さん :04/02/27 10:20
両手を振り回したり(笑)
両腕をぶん回したりの間違い。
173 :
無名草子さん :04/02/27 16:18
カラマーゾフって面白い?
175 :
無名草子さん :04/02/28 15:58
173さん カラマーゾフの兄弟は、「罪と罰」に負けず劣らず面白いですよ。 世界文学の最高峰であることは言うまでもなく。
176 :
無名草子さん :04/02/28 16:01
「罪と罰」を村上春樹が翻訳したらどうなるだろう?
177 :
無名草子さん :04/02/28 16:38
オサレじゃないからしないと思われ。
178 :
無名草子さん :04/02/28 19:46
16歳で人間の苦悩を描いた作品を読めるのって僕だけじゃなかったんですね。 それだけが僕の唯一の取り柄でした。 なんかショックです。
179 :
無名草子さん :04/02/28 19:56
井の中の蛙大海を知らず
されど空の青きを知る
ガンガレ!!
>>178
180 :
無名草子さん :04/02/28 19:58
されど空の広きを知らず ゴーン
ゆえに井の深きを知る ウボァーン
182 :
無名草子さん :04/02/28 23:22
183 :
無名草子さん :04/02/29 11:33
ラスコーリニコフのババアを殺る動機ってのが納得いかん なあ。 おかしな「理論」(優れた人間が生きるためにはバカは殺ってもイイとか) に甘ったれたものを感じた。普通あんなこと考えるもんかね?
184 :
無名草子さん :04/02/29 16:10
今の高級官僚は同じ思考のような気がするがどうだろう?
185 :
無名草子さん :04/03/01 00:28
ブックオフに文庫置いてねー
186 :
無名草子さん :04/03/01 00:29
ブックオフに文庫置いてねー
>>183 まぁ、そのおかしな理論の有無は、
殺人という一大カテゴリの中では大した意味は持たないのではないかと。
むしろ、ピョートルという大都会の中で、
たった独り、鬱屈としているヒッキーが超人思想・病的万能感に囚われて、
人を一人殺めるという所まで行き着く、という様なシチュエーションは、
現代社会のあちらこちらに散見できるので、普通といっちゃあおかしいかもしれないが、
さほど珍しい事とは思えませんね。自分としては。
183氏が健康だから普通じゃない、甘いと断じる事が出来るのでは。
それに、あんまりがっちりした辛口理論で人を殺されると、
罪と罰がヒーロー物になってしまう(w
まぁ、そういう漏れはどっちかというと病的甘々へタレなほうなので、
結構リアリティありましたが。>超人思想
身につまされる思いですた。
>>187 禿げドゥー。
俺は生まれながらのヒッキー素質保持者なので、
昔はいろいろとヘンな思想に凝り固まったものさ。
「罪と×」はラスコーリニコフの思想が挫折するお話だから、
「おかしな理論」というのは誠に正鵠を得た意見だと思いました。
189 :
無名草子さん :04/03/05 13:45
age
二二が四ほどに簡明な結論だ
今日読み終わったよ。面白かった。 どれだけ難しい話かと構えていたけれど、単純に面白い。
193 :
無名草子さん :04/03/16 16:17
この話、時代背景がよく分からないんだけど ドイツ人を馬鹿にしてるのは、ドイツから逃げてきたユダヤ人だから? 当時のアメリカって自由の国!アメリカンドリーム!って感じだったの?
194 :
無名草子さん :04/03/16 16:58
良く覚えてないが、その時代ドイツは後進国だったと思う。 アメリカはイギリスと覇権を争ってた頃か、もう決着ついた頃だったか、、、 確か、解説辺りにどの時代に書かれたものか書いてあったと思うよ。 日本は幕末、明治初頭あたりだったか? 調べたらここに書いてね。お願いシマス。
195 :
無名草子さん :04/03/17 00:11
「このソーセージ売り!」って出てきたのはこの作品でしたか。 うん、たしかそうだな。 アマリ・イワンであってアマリヤ・イワーノヴナではない 家主のおばさん(?)を罵倒する言葉。 「カラマーゾフ」にはドイツ人医師のヘルツェンシトゥーベ先生が出てきたけど、 後進国でも医学だけは発展してたのか・・・?
196 :
無名草子さん :04/03/17 00:27
後進国っつうか、嫌われていたんだよ。ドイツ人は。 ちょうどイングランドにおけるアイルランド人みたいなものだ。
197 :
無名草子さん :04/03/17 02:37
ロシア人はわかりやすい名前付けろよ
昔からゲルマンとスラヴは仲が悪い。 元を辿ると神聖ローマ帝国の成立時くらいまでさかのぼる。
>>197 素直にワラタ。
カタカナ苦手な友達が、それで挫折してたよw
200 :
無名草子さん :04/03/20 15:17
名前で挫折する人結構いそう ただでさえ複雑なのに呼び名がいくつもあったりするからわかりづらい
ソーニャ=ソーネチカ? ちょっと誰かわかりやすく人物名解説頼む
プーチン?
203 :
無名草子さん :04/03/22 13:54
すびどりがいろふすびどりがいろふ!
205 :
無名草子さん :04/03/22 19:08
『白痴』が一番。
もうすぐ高一の者ですが、ずっと前に10Pほどで挫折しました。 今度春休みを利用して読んでみようと思います。
207 :
無名草子さん :04/03/22 22:28
なつかし〜 俺も良かったと思うよ〜 けど汗臭そうだったよね・・主人公
アレクセイという名前を例に取ると
アリョーシャ→アリョーシカ→アリョーシェチカ
の順でバカにしたような感じになっていく、でOK?
ドスト作品を読みながら、俺なりに研究してみたんだが。
イワン→ワーニャ→ワーニカ→ワーネチカ
とかさ。
法則はあるんだろうけど、
>>204 の上のやつを見ると、原型とどめない呼び名もあるようだな。
面白い。
ロシア語を勉強したら?
ソーフィヤ・セミョーノヴナ→ソーニャ→ソーネチカは「ソー」の部分から推測できるね。 ロージャの本名はロジオン・ロマーノイチ・ラスコーリニコフ?
>>210 俺の持ってる本では「ロマーヌイチ」になってた。
父親の名前は何ていうんだ。
212 :
無名草子さん :04/03/27 14:07
罪と罰に出てくるソーニャの容貌について聞きたいんですが 新潮文庫の表紙が替わる前と後では彼女の容姿の描写の 記述が違ってるような気がするんですけど、全く正反対じゃないですか
ソーニャってやせてるんでしょ
214 :
無名草子さん :04/03/29 20:29
ドゥーニャは/・゚Д゚)ピカジュー
俺のイメージするソーニャは、牧瀬里穂みたいな感じ。 痩せてて、アゴとがってて、そんな美人じゃないみたいな。 ・・・いちおう、本の記述どおりにイメージしてこうなったんだが。
ソーニャって読んで、 ルパンの恋人を思い出した俺はルブランスキー
>211 「ロマーン」じゃないかと。
218 :
無名草子さん :04/04/10 00:40
これってつまらないよね 意味不明な会話たくさんあるし
219 :
無名草子さん :04/04/10 17:57
218は小学生
ドゥーニャ ハァハァ
221 :
無名草子さん :04/04/27 17:26
普通につまらないと思った 読んでてかなり苦痛だった
ああそうですか。それは残念なことでした。 きっと貴方には合わなかったのでしょう。 でも、気を落とさないでくださいね。
223 :
無名草子さん :04/04/27 19:07
というかある程度孤独に苛まれたり 本当に貧しくて苦痛を味わったりした ことない人にはラスコーリニコフみたい な人間には感情移入できないと思う。 人生について真剣に考えたり 犯罪者が何故犯罪を犯してしまうのかを 考える必要のない人間はこの本は関係ない
孤独に苛まれたり貧しくて苦痛を味わったりしたことはないけど 若い頃は自分を特別な人間だと思ってたので ラスコーリニコフには感情移入できました。 それでなくても読み物として個人的に面白いと思うんだが、 そう思わないという方には「この本は合わない」と言うしかないですな。 自分に合った面白い本を探すのもまた楽し。
「罪と罰」 大好きだよ 何回読んでも泣けるのがラスコーリニコフの悪夢 子供の頃見た かわいそうな馬が酔っ払いどもにぶちのめされているところ
226 :
無名草子さん :04/05/17 17:28
かなり好きな小説。俺みたいな優秀な人間ならシラミの一匹二匹潰しても構わねーんだYo! とか考えてるラスコーリニコフがソーニャにお金をあげたり彼女の言うとおりに 「大地に接吻」したりして。ここらへんは結構感動した。
特別に好きってわけじゃないが、 おそらく、一生でいちばん記憶に残る作品だな、俺にとって。 ドストエフスキー、すごい作家だよ。ろくでなしだけど。 前に、孫がテレビ出てたけど、ソクーリでワロタ。
228 :
無名草子さん :04/05/19 15:37
昔、罪と罰読んで オウ○信者たちのことを想像した。 脱会しない信者の親兄弟は、ソーにゃみたく 連中がひとつの世界から別の世界へ生まれ変わる時ってのを じっと待つしかないのだなあって
ドゥーニャに襲いかかろうとするスヴィドリガイロフと、震えながら彼に向かって拳銃を 構えるドゥーニャ。その緊迫感あふれるシーンで何を考えたのか中学生の僕のオチンチンが ギンギンになったですよ。 きっと、あのときのスヴィドリガイロフのオチンチンもギンギンだったと確信します。で 撃たれた瞬間、射精したね。
変態
>229 そのシーンには変な意味はなく、興奮したなあ。 ドストすげえ。
232 :
◆T1En5N0PeU :04/06/13 18:17
貧スレage!
>>229 ドストエフスキーもきっと・・・。
彼の作品はなんか、絶対ここ笑いながら書いたろ!とか泣きながら書いたろ!
とか無意味に確信する時があった。
ナニワ金融道の青木雄二が、罪と罰を読んで
共産主義に興味持ったっていうのを聞いて、
ほんと人によって、読み方感じ方は様々なんだなーと感心した。
ちなみに自分はこれでキリスト教(ロシア正教)に激しく惹かれた。
宗教なんて頭から毛嫌いしてたのに、新旧聖書読んだり近所の教会探したり、
危うくあと一歩で入信するところでした。やばかった。
高3の時下巻の途中で挫折したっけな。 このスレ読んでまた読み直したくなって来たよ。ありがと。
感想聞かせてくりな〜
236 :
無名草子さん :04/09/17 02:11:36
今日読み終わった。おもしろかった。 ラスコーリニコフ>俺はすでにいい年なので、彼の思想には共感しなかった が、根はいいやつなんだろうし、そこが奥行きがあって魅力的な人物。 ソーニャ>ラスコーの部屋に初めて来て、持ち合わせをすっかりくれたことが 分かるシーンで、なんていい子なんだとおもった。 エピローグにも書かれてる通り、テーマ的にも彼女こそが、作者の思想を 体現した真の主人公なのだろう。 ドゥーニャ>この子も良い子だが、ソーニャと共に作者の好みの女性像 かと思う。 ラズーミヒン>男から見て、魅力的な男だと思う。 ルージン>こいつがしてやられる(2回も)シーンは爽快だ。 レベジャートニコフ>この人の、人の良い左翼思想かぶれには爆笑。おそらく、 3,40年前には日本にも、こういう笑える左翼がたくさんいたんだろう。 スヴィドリガイロフ>やはり、ドスト氏はロリコンなのかなあ。
237 :
無名草子さん :04/09/17 21:06:37
いままで難しそうだから読まず嫌いしてたが、普通に面白いな 他の作品にも手つけてみよっと
239 :
小6♀ :04/09/29 03:23:41
二日でよみおわりました・・・ 学校行きながら出けっこうたいへんだったけど・・・ ドストはほんんと、太宰と同様、若いうちしかよめないな 問浮きがしました。 でも、いままでで読んだ中で、おもしろい、というてんでは 群を抜いてるかんじがしたよ 両方よんだけど、岩波のほうが、卓氏にユーモアがあるだけ、 文章が好きだし、新潮より好きだなぁ・・・
241 :
無名草子さん :04/10/30 01:06:00
こんな長編二日で読破するなんてここの住人は化物だな
ぼくは大学行きながらだから三日かかったが 自分としては自分がラスコーリニコフに似ていると思ったのが第一印象 ただ、最終的には一番自分が近いのはラスコーリニコフではないと判断した なら誰だと問われても答える気はないがね 思ったことの一つ目はデスノートって漫画はこの小説から人間性を排除した漫画だということ 別にデスノートを否定している訳ではない 二つ目は罪と罰は結局、誰の罪で何に対する罰だったのかということ これは別にぼくが述べる必要は無いことだし、読んだそれぞれが結論を出しているはずだ 三つ目はスドヴィリガイロフが「グレートギャツビー」のギャツビーに似ていること これは賛否両論あるだろう だが感覚的に似ていると思った 四つ目は、良い小説というものは読んでいる最中は作者を感じさせず、読んだ後で作者が明確な像を持って現れることだ 一般性の高い2ちゃんねるという場ではあまり込み入った話はできないのが残念だな かと言って周りにそんな話をする友人はいないし、そんなに自分の中に踏み入ろうとされても困るのだが
>242 訂正 スドヴィリガイロフ→スヴィドリガイロフ こんな屈辱を受けたのは初めてだ!!吊ってくる!! あと読んだことのない人(がここを見ているかは難しいところだ)、はじめの何ページかで挫折した人のために言っておくと、 この本はラスコーリニコフがある決断をするまでは(と言ってもだいたい決断の内容は知っているだろうが)読みにくいがあとはスラスラ読める 最初で投げ出すのはもったいないと思う
244 :
無名草子さん :04/11/07 01:00:40
age
245 :
無名草子さん :04/11/07 01:17:26
>>242-243 >自分としては自分がラスコーリニコフに似ていると思ったのが第一印象
よくいるよなあ……こういう馬鹿。
>三つ目はスヴィドリガイロフが「グレートギャツビー」のギャツビーに似ていること
表面的な部分しか見てないんだな。
ギャツビーには決して自殺なんかできない、いや、できなかっただろう。
246 :
無名草子さん :04/11/08 21:08:56
ネタじゃないんですかぁ〜?
本気でこんなこと語ってたら鼻で笑われるぞ
>>243 の
>こんな屈辱を受けたのは初めてだ!!吊ってくる!!
はちょっとワラタ
>>242 文学板にでも逝けや。
つか、俺ら釣られすぎ。
249 :
無名草子さん :04/11/13 04:30:41
一般書籍板なんかの住人にはドストをマトモに読めなくても仕方あるまい
250 :
無名草子さん :04/11/16 00:51:36
>>242 ちょうど書こうとしてたんだけど、
そうゆうデスノートとか普通に読んでる俺らにとって
「罪と罰」はおもしろいと思えるの?
半年ぐらい前に読んだんだけど、正直印象に残らなかった。
センスないのかな…今19歳。
タイトルがもっととっつきやすければいいのに。
罪と償い
253 :
無名草子さん :04/11/21 03:30:58
虱の読み方覚えた
へ!へ!へ!
これ以外まだ読了してないから、文学板のドススレはネタバレ怖くて読めない
256 :
無名草子さん :04/11/26 17:16:30
新潮上巻P429左隅見てみそ
257 :
無名草子さん :04/11/28 21:20:19
ハラへーリニコフ
258 :
無名草子さん :04/11/29 03:26:40
手を揉みしだいた からから笑った
>>242 >>250 罪と×からデスノートの話になるのはワロタw
それは漏れも思った。
いわゆる「罪と×」の哲学をデスノの主人公ライトは持ってるよね。
(Lもそうだけど)
ドストは頭がいいけどオタクっつーか、ひきこもり体質の典型。
こういうタイプはどんな社会でも必ず一定数存在するんだろうな。
アドルフヒットラーとか、三島由紀夫とか、太宰治なんかも同じラインだよ。
現在では小林よしのりか?
でも、このラインの頂点はなんと言っても聖書でしょう。
罪は罰によって贖われる。 当たり前の事だね。
>>251 (犯)罪と(刑)罰のほうが正しい訳らしいね。
まあ、もっと売れないだろうが
262 :
無名草子さん :04/12/04 17:25:04
罪と罰は生まれて初めてちゃんと読んだ小説です。 19歳の時でしたけどね。 活字離れしまくりの人生でしたが 罪と罰はその人生を変えた作品です。
手塚版、大島弓子版、工藤版を読みマスタ。 >254 ドスト君はコロンボのファンで、江戸川乱歩を夏休みの田舎の土蔵の中で読んでいたに違いない
264 :
無名草子さん :04/12/07 17:29:08
まんず、ひとつの感想とすて、ピョートル・ペトローヴィチの その後が触れられてないのがやだったずー。「頭と近視が治るように祈りますよ」発言以降の。
265 :
無名草子さん :04/12/07 20:16:10
そうそう、おらもラスコーリニコフは自分だとおもたよ。 ラストも含めてね。
266 :
無名草子さん :04/12/13 16:02:28
自分の周りの人物と、登場人物を掛け合わせると、 自分がピョートル・ペトローヴィチになってしまった。 きっとラスコーリニコフが自分に当てはまったら、 この作品は最高傑作に思えるのだと考えてみる。
267 :
無名草子さん :04/12/13 17:49:35
少なくともあれは一つの真実である、と思える。
268 :
無名草子さん :04/12/13 19:55:29
269 :
無名草子さん :04/12/15 03:05:57
>>268 まぁ、俺はまだ下巻の途中までしか見てないしねぇ。
ペトローヴィチがソーニャをはめようとしたところあたりだよ。。
仕事忙しくて中々読めない・・・
270 :
無名草子さん :04/12/15 07:25:38
>>269 もうすぐ山場だねえ。
江川卓版読んでるよ。
『謎とき『罪と罰』』も楽しく読めそうだし。
271 :
269 :04/12/17 18:17:57
昨日全部読んでしまったよ〜
ん〜読んでる最中はあんまり面白いって感じはしなかったけど、
その雰囲気描写がすごく気に入って、頭に残るねぇ。
哲学や真理が浮き彫りになってる作品じゃないかなぁ。
コレ読むと、次第に現代小説のサスペンスが解決できそうな
気さえおきそうな。
ここに感想書きたいけど、なんかすんごい長くなるだろうし、
とりあえずラスコーリニコフの絵を描きましたんで、
こんな感じの印象かなぁ。。
http://swenson.ciao.jp/hokan/roze10.jpg
272 :
無名草子さん :04/12/17 20:53:05
> 哲学や真理が浮き彫りになってる作品じゃないかなぁ。 ワロタ
273 :
269 :04/12/17 21:38:50
心理だったね。
274 :
無名草子さん :04/12/17 22:21:28
ラスとソーニャの絡みのみをなんべんも読み返してる。イイ。 ところで問題提起:ドス氏ファンなら、現実のどんな凶悪犯にも感情移入でき ないと不可? 世間一般のように「基地外な悪党」でチョン、にせずに。 なぜなら、純文は人間を描くもので、どんな凶悪犯でも人間。主人公にしない でいい理由はない。 そして、だれもが状況次第では人を、むごく、客観的には自己本位に、殺す 可能性があるから。
275 :
無名草子さん :04/12/17 22:24:43
「罪と罰」読み終わりました。 感動しました! 続いて「白痴」を読もうか迷っています。 読まれた方の感想お願いします!
276 :
無名草子さん :04/12/17 22:29:14
主題ではないのかもしれないけど、ラスコーリニコフの唱える殺人の理論にすごく悩んだ。ちょうど高校生の頃に読んだから芥川の「羅生門」が頭の隅にちらついたし。 ラスコーリニコフのことじゃないけど、貧困の極まった社会で餓死寸前の人間が、生きるために他人を殺して金銭を奪い取ることを非難できるんでしょーか?? 現日本国刑法には「正当防衛」として要件が揃えば殺人の違法性が阻却されるけど、「生きるため」を根拠に殺人が許される場合があると思うと「殺人の絶対悪」が自分の 中でずいぶん相対化していったような感じがしたのを覚えてる。
277 :
無名草子さん :04/12/17 22:32:52
>>276 ロージャは自分で、殺さなくても食っていけたって言ってるじゃん。
278 :
無名草子さん :04/12/17 22:34:33
ラスコーリニコフの殺人は「生きるため」なんて、しょぼい話じゃない から安心しる。
279 :
無名草子さん :04/12/17 22:38:45
280 :
無名草子さん :04/12/18 10:10:06
そうか。
281 :
無名草子さん :04/12/18 13:30:43
>>233 「こいつら(ラスコーリニコフとソーニャ)はマルクス主義でしか救えへん!」
って奴だろ。俺も読んだ(立ち読みなのでうろ覚え)。
その中に、「マルメラードフ」→「ママレードジャム」の意味、つまりは甘ちゃん。
っていうのがあったんだが、ロシア文学には何かをもじった名前が多いのか?
カラマーゾフ読んでたら「ゴーゴリの作品に出てきた“ノズドリョフ”は“鼻”をもじった名前」
っていうのあったし。
あの有名な怪僧「ラスプーチン」は「分かれ道」という意味だそうだ。
そうすると「ラスコーリニコフ」も「ラス」って入ってるし、何かしら分裂っぽい名前なんだろうか。
現ロシア大統領の「プーチン」は「道」なんだろうか。
「ラス」が「道」だったりして。
そんなことを考えました。
283 :
無名草子さん :04/12/18 17:13:32
なるほどー。もう読まなくていいやという気がした。 主人公のタナカは日本語で「田んぼの中」という意味があるらしい、とかって 解説してるわけだね。
284 :
無名草子さん :04/12/19 00:53:16
>>282 ,283
『謎とき『罪と罰』』
にそのへんいろいろ書いてあるよ
285 :
無名草子さん :04/12/19 12:09:22
>>281 血みどろにしたくなってね。
斧でぶんなぐったなら結構血浴びてんじゃないの?
経験ないからわかんないけどさ。
その代わり会社で描いたんで、次長に見つかって叱られた上、
主任の軽蔑のまなざしが刺さったよ。
謎解きは読んでないけど、
結局ラスコーリニコフの殺人の動機は何なの?
本当に彼は狂人だったのかね。
狂人主観で書いてあるならば、すべて正気にしか見えんのだが。
286 :
無名草子さん :04/12/19 14:55:12
精神錯誤はみられるけど、根底にあるのはやっぱりぱり思想の問題かとおもいました。わいは。
287 :
犯人はラスコーリニコフだよ :04/12/19 15:39:57
ネタばれうぜえ 犯人はメ欄 削除依頼出すぞ
>>239 は本当に小6女なの?
太宰もそうだけどドストは青年期が適齢だと思うんだけど、
あんたのいう若いうちしか読めないというのは小学生のうちに読めと??
マジでいってたとしたら、とんだおませちゃんですね。
ほかのドストは何を読んだの?
俺は大学一年で罪と罰をたまたま手にとって読んだ後、途中で挫折した貧しき人々以外の文庫は全部読んだ。
ふむ、9月29日は水曜日で平日だな。 学校がある日に小学生が朝の3時半までネットをやってるとは思えないから、ネタということか。
291 :
無名草子さん :04/12/19 16:46:49
>>286 論文の話しが出てきた場面ではっきりと、この本はドストの哲学なんか
と思ってたけど、読むにつれて主役の話だなと思い始めるね。
多分主役の感情がわかってくるからなんだろうけど。
しかし、この本のタイトルは罪と罰より、自殺か自首って感じ。
罪も罰も取って付けたようなものだし、
用は主役の選択のいきさつなわけで。
>>284 だから、タナカが「田んぼの中」なんて意味を教えてもらっても、
なんら文学的理解が深まるとは思えん、と言っているのだ。
64版はおもしろかったな
>>288 >>290 今更釣られんなよ。
タナカが「田んぼの中」ってのもけっこう面白いと思うけどなー。
作品の内容には関係なくても、好奇心がくすぐられないか?
この小説はカラマァゾフの兄弟には及ばぬが、人間の深層を抉った 名著であると言えるだろう。 私の理想としては、逞しいラズミーヒンはラスコーリニコフの妹のドゥーニャではなく ラスコーリニコフを嫁に迎えるべきであった。 スヴィドリガイロフは堕罪を見ているようで可也の嫌悪を感じたことを覚えている。
工藤精一郎:訳のを読んでるんだけど読みにくい。 古い本だからか言い回しも古いよね。 途中で挫折しそう。。俺にはまだ早かったか。
上巻の1/3読みおわった。おもしろくなってきたぞ!
298 :
無名草子さん :05/01/02 01:27:47
299 :
吾輩は名無しである :05/01/13 14:07:47
オーム貝
>>296 ぜんぜん、早くないよ。
工藤精一郎だからこそ、あの時代のペテルブルグの古い石畳の路や、
汚い路地の売春婦の横顔が、脳裏にはっきりと浮かぶのだとおもうよ。
だいたい、村上春樹のサリンジャー読んでどーすんのさ、 野崎 孝でしょ…‥
ところで、 もう 読み終わった?
>>300 なんとか読み終わりましたよ。
台詞とか長いのがしんどかったです。
もっとスピーディーな展開の本のが好きですね。
主人公の気持ちの描写は妙にリアルでおもしろかったです。
302 :
無名草子さん :05/02/04 04:09:39
確かにシビアにはかかれてないね。 ちょっと緊張感も欠けるかも。 結構蛇足な展開もあるし。
ドストエフスキー
304 :
無名草子 :05/02/05 00:18:30
最近読み終わったけどやっぱりラスコーリニコフがソーニャに打ち明けた場面と エピローグでの二人の結末に感動したよ。 ところでスヴィドリガイロフがあんな最後を迎えたのはどういう理由なの? 誰か解説して。
305 :
無名草子さん :05/02/05 21:24:56
おれがおもうに、もう一つの結末として、スヴィを出してきたんじゃないかと思た。 罪を犯した人間の結末として、二通り提示したかった。 で、スヴィが自殺パタン。 ラス子が生きる。 なんでかはしらんけど、そういう結末もあると、ドスがおもったんじゃないかなと。 わかんないよ。わーわー言うとります。テレビが。
スヴィドリガイロフが自殺したのは失恋したからでしょ
307 :
無名草子 :05/02/07 16:30:07
ドゥーニャが手に入らなかったっていう理由でいいの? なんか他にあるのかと思ってた。
308 :
無名草子さん :05/02/08 02:42:14
罪の意識じゃないのかな。
罪を犯す→その意識に苛まれる→1,罪を償う[自首](ラスコーリニコフ)
→2,罪償わない[自殺](スヴィドリガイロフ)
ふたつの結末を見せたかってのは
>>305 と一緒。
309 :
名無し物書き@推敲中?: :05/02/12 12:36:57
9
310 :
名無し物書き@推敲中?: :05/02/21 12:55:58
t
311 :
無名草子さん :05/02/21 19:16:33
昨日読破。中学の時挫折して放っておいてたんだけど、 読み終わって良かった。 読んだ後少し放心状態だった 今工房だけど、大学入ったらまた読みたい
ドストエロスギー
313 :
吾輩は名無しである :05/03/01 13:25:06
314 :
無名草子さん :05/03/02 22:43:15
罪と罰読み終わった ラスコーリニコフの理論にひどく感動した、世界がいいほうに向かうなら1万人くらい殺しても構わないと思うし、殺すべき 年間自殺者が3万4千人、毎日毎日100人前後現行体制に殺されてる、だれも責任を取らない、こんなの絶対におかしい 搾取的な資本主義の結果貧富の差の拡大、フリーター、国債、もうダメなんだと思う、やっぱり共産主義っぽく行くのが良いと思う 選挙を行えば民主的とか明らかに間違ってる、多数決で決めるなんて頭おかしい、大多数の人間が馬鹿なのに多数決なんて無茶だろ なんか言いたい事あるんだけど上手く文章に出来ない、僕は馬鹿だから権利はないかもしれないけど、小泉には絶対に権利はないと思う
316 :
無名草子さん :05/03/02 23:21:13
やっぱ中学生っぽいか でもなんか頭おかしくなっちったかもしんね 就職失敗、絶対受かるといわれるコンビニのバイトにも落ちる、登録でクソガキに罵倒されつつ働いて日当5000円 その登録の人うごかしてるやつは、高級車に乗ってる、こうなっちまったのはほとんど自分のせいなんだけれどもね ハロワに絶望的な顔で通ってみる、経験不問なのに行ってみると資格がないとどうとかこうとか となりのおっさんは悲壮感漂わせて、履歴書には「会社都合により退職」 もうだめだもうだめだもうだめだもうだめだもうだめだもうだめだもうだめだもうだめだ
317 :
無名草子さん :05/03/04 09:52:56
罪は読んだけど、罰はまだ読んでない
俺はトルストイの「平和」のほう先に読んじゃってから、「戦争」はよむ気しない。
そういや「高慢」と「赤」と「ナルチス」と「響き」(ry
>>317 小役人という薄給ながら安定した生活があって、安全なところから
自分の恋を隠しながら文句垂れてるだけ
って反発を覚えるんじゃないかな。
>>316 『悪霊』か『カラマゾフ』に進んでごらん。そして色々考えること。
苦労を全面に受けとめられるのは若いうちだけだよ。
322 :
吾輩は名無しである :05/03/11 12:27:13
iy
323 :
無名草子さん :05/03/11 12:36:51
325 :
無名草子さん :05/03/14 18:07:32
地下室読み終わりました 人間嫌いだけど無性におしゃべりしたくなる、今こんな感じなんだよね 基本的にあまり外出しないからほとんど引き篭もってんだけど無性におしゃべりしたくなる んで外出してもみんなから値踏みされてる気分になっちまう、心の中では自分以外をもの凄く馬鹿にしている 教科書にでるような人>>俺>>>>一般庶民みたいな構図、もうだめだ 今賭博者読んでる、カラマーゾフは次に読んでみます
にんげんなんてちっぽけなもんだよ。 325も漏れも含めて、みんなね。だけど、ちっぽけだけどそれぞれが かけがえのない存在だと思いまつ・・・ってスレ違いデスネ
単なる人殺し(宮崎とか永山とか少年Aとか)にくだらない思想を読み込もうとする 悪しき傾向はこの小説が発端だな。有害小説。
328 :
無名草子さん :05/03/19 04:38:31
カラマゾフは長すぎ。ようやく兄弟が集合するトコまで読んだが まだまだ先は長い。読み通せるのか不安だ。
トルストイのクロイツェルソナタってどんな本?
331 :
無名草子さん :05/03/19 17:20:24
俺はカラマーゾフは丁度中巻に入ったとこだ。 上巻の最後の大審門官の叙事詩のとこが興味深いけど、すごく読みにくかった。 イエスが悪魔から誘惑を受けるとこの記述からあれだけのことを書くとは・・・ 誰かダンテの神曲を読んだ人はいる?俺はいつかは神曲読もうと思ったけど、 今の大審門官を読んで神曲は読めそうにないと悟った。
『神曲』は「地獄篇」は面白いんだが その後、特に「天国篇」に入ると抹香臭さが増してきつくなる。 訳を選ぶことと、細部にこだわらず一気に読み上げる覚悟が要るかも。 ミルトンの『失楽園』のほうがイワンに近いし、無条件に面白いよ。
>>333 『神曲』で?
藻いらが読んだのは野上素一訳(筑摩世界文学大系)
平易ではあるが、間延びした感じ。
今読むなら集英社文庫の寿岳文章訳だろうね。
野上に比べ、きびきびした文体で読み易い。
岩波の山川丙三郎訳を薦める奴は、先ず居ないと思う。
335 :
無名草子さん :2005/03/21(月) 21:23:33
神曲っていろんなとこからの引用があって、知識がなきゃ読めないって聞くけど、 聖書とか読んでから神曲を読んだの?
失われたベアトリーチェに恋い焦がれて遍歴する男の話だからねえ・・。 宇宙論がトマス・アクィナスの『神学大全』に基づいているので 装いはキリスト教的に見えるけど、実際のところ聖書(の神学)とはあまり関係ないよ。 あと様々な神話・伝説や、当時のフィレンツェの人名が頻出して煩わしいが 註がしっかり付いているから大丈夫。特別な前知識は要らない。 興味があるなら、畏れずにとりあえず第1歌だけでも読んでみるといいよ。 ただ、ドストエフスキーに話を戻すと、『罪と罰』や『カラマゾフの兄弟』に 描かれたキリスト教に興味を持って『神曲』を読もうと思ったのなら、 ちょっと違うぞ、って印象を持つかも。善と悪の緊張関係ではなく 至高の善の讃美に終始しているからね、特に「天国篇」は。
落ち込んでいるときによんだら間違いなくやばいと思いつつ つい読んでしまって、さらに落ち込んでしまいました。( そう分かっていて読んだ自分が悪いのですが。) でもまだ上の半分位までしか読んでないんですけど。あまりにも 暗い気持ちになってしまい、止めました。なんか読んでいると、人とか 世の中とかが最悪に思えてきて、死にそうです。 でもこれは作者が生きていた時代のロシアでいいんですよね? なんか読んでいてなにこれひどいけどいつの時代の何処の国?とか 思って…なんかあまりにも描写がひどいんで、逆に想像しにくいんですが。 すごい荒れようじゃないですか?まあそれはいいんですけど、それに確かに すごい小説ですけど、続きを読むか思案中…でも最後は割りといいみたい ですね。そこまで気を保って読めるかどうか…。
>>337 「罪と罰」はなー。確かに極貧生活の描写がすごいなー。
「女房の靴下まで飲んぢまった」マルメラードフとか、
下巻に出てくる「服がないのでパジャマで葬式に参加した」奴とか。
(このくらいならネタバレとは言わないよね。)
同じドストでも「白痴」とかなんかだと貴族社会を描いてるから、
同時代のロシアでも、ひどくない。
あと、ドスト作品に「普通の人物」を求めてはいけない。
まー頑張って続きを読んで下さい。
ただ、現代でも「罪と罰」顔負けの極貧生活を強いられている人もいると思うが。。。
北とかさ。
339 :
吾輩は名無しである :2005/03/27(日) 23:02:17
h
中3のとき読書感想文のために読んだ。あの頃は全然話がみえなくて 読んで何かを考えるというより、ただ読破するだけで精一杯だったので 良い思い出がなかったけど、ここ見て、また再び読んでみようと思った。 登場人物の名前が長すぎるから、先生に字稼ぎだと思われたかもしれん。
341 :
無名草子さん :2005/04/02(土) 20:22:20
最近読み終わった。 主人公は金貸しの老婆だけでなくその妹も一緒に殺してしまった訳だが、 もし妹を殺さなかったとしたらその後どうなっていたのだろうか・・・
「貴様は、ドストエフスキーの罪と罰を読んだことがあるか」
343 :
無名草子さん :2005/04/03(日) 02:49:08
今、罪と罰を読み終わったとこです。 ラスコーリニコフは老婆を殺したことにより、葛藤があったように思えたのですが、 妹を殺したことについては、余り触れていませんよね? 何で、触れられていないのか、少々疑問に思うのですが・・・何でですかね?
344 :
無名草子さん :2005/04/04(月) 22:41:01
>>343 それは、しらみでない妹も殺してしまったことによる、良心の呵責
を意識下に抑えてるんじゃないかな?
お前ら、椎名林檎の曲にも「罪と罰」ってあるぞ。なかなか上手い。
345 :
無名草子さん :2005/04/04(月) 22:45:27
ロージャを英訳するとどういうスペルになるでしょうか?
346 :
無名草子さん :2005/04/04(月) 22:51:36
347 :
無名草子さん :2005/04/05(火) 03:52:32
何でこれ読めるの? 30ページまで読んだけど頭の中ぐちゃぐちゃで最初から読みなおし。 名前…ながすぎ 私にはまだ早かったかな
>>347 まぁ、その内また読めばいいさ。慌てる事は無い。
俺は名前を紙に書いてよんだよ 愛称とかがごちゃごちゃにでてくるから紙に書くのがわかりやすいよ
漏れは集英社が出してる「世界の文学ギャラリー」ってやつで読んだ。 登場人物の相関図(愛称込み)が載ってて、 聖書から引用した言い回しが出てくると注釈で教えてくれる。
351 :
吾輩は名無しである :2005/04/11(月) 13:31:58
h
352 :
無名草子さん :2005/04/11(月) 19:25:47
主人公の名前っていくつあるんだよ!
353 :
無名草子さん :2005/04/15(金) 00:55:51
ロシア文学にはよく「余計者」というポジションの人物が登場する 頭脳明晰だが、社交性が無く自分の能力を社会のために活かそうとせず 一人悶々と過ごすタイプの人物 って、漏れの大学の助教授が言ってたよ
「よく」かどうかは知らんが、オブローモフなんかが典型だな。 で?
355 :
無名草子さん :2005/04/15(金) 01:05:09
ろじおん・ろまーぬいち・らすこーりにこふ
357 :
無名草子さん :2005/04/27(水) 06:40:01
罪と罰って岩波と新潮社から出てると思うけど、 どのような基準で出版社を選んでる? 各々の出版社が発刊している同じ作品を見比べて買ってる? 僕は、岩波は難しいイメージがあって、敬遠していたけど、 最近、罪と罰は岩波の方がいいかなと思った。 だからって、岩波のカラマーゾフは初版が古いので難しい字があったりして、 読みにくそうだった。
358 :
無名草子さん :2005/04/27(水) 06:47:28
新潮のカラマーゾフ読みにくかった。 ロシア語できないから解からんが、 訳語が凝りすぎんな気がした。
最近岩波のほうを読んだが、どう考えても工藤訳のほうがいい。 台詞回しとかに差がありすぎ。 なんか深みがなくなってる気がした。江川卓のほう。 それと人物表と地図はいいが、訳注はどうでもいいことばかりだった気がする。
>>358 新潮のは全部読みやすいよ。
岩波のカラマーゾフって米川だろ。
奴のは古すぎてとても読めなかった。
罪と罰のばやい俺的に工藤が駄目だったな 買った後に気付いたから最悪だった。 初っ端の文章から「の」を使いすぎで 分かりにくいったらありゃしない
マルメラードフのセリフに関しては、工藤訳以外は認めん。
【米川訳】ソーネチカ、ソーネチカ・マルメラードヴァ、世の続く限り永遠に尽きぬ ソーネチカ! あなたがた二人は犠牲ということを、犠牲というものの深さを、 ハ 十分に測って見ましたか? どうです! 手に合いますか? 得になりますか? 合理的ですか? ねえ、ドゥーネチカ、お前は分かっているかい? ソーネチカの運命は、ルージン氏と 結びつけるお前の運命にくらべて、少しも穢らわしいことはないのだよ。 ハ 【工藤訳】ソーネチカ、ソーネチカ・マルメラードワ、世界あるかぎり、永遠のソーネチカ! 犠牲というものを、犠牲というものをあんた方二人はよくよくはかってみましたか? どうです! 堪えられますか? とくになりますか? 分別にかないますか? ドゥーネチカ、おまえは、ソーネチカの運命がルージン氏といっしょになるお前の運命に くらべて、少しもいやしいものでないことを、知っているのかね? 【江川訳】ソーネチカ、ソーネチカ・マルメラードワ、この世界のつづくかぎり永遠の ソーネチカ! いったいきみらふたりは、犠牲の、犠牲の大きさをちゃんと測ってみたのかい? で、それでいいのかい? 損はないのかい? 得になるのかい? 馬鹿を見ないのかい? いいかい、ドゥーネチカ、ソーネチカの運命はね、ルージン氏といっしょになるきみの運命と くらべて、ひとつもけがらわしくはないんだぜ。
>>363 だけ見ると、江川訳が好きかな。
ラスコのキャラから言って、母親に対するならまだしも、
ソーニャや妹に対して「ですます調」になるのは不自然に思える。
俺の持ってるのは新潮で工藤訳だが。
これはこれで何の違和感もなく読めた。これしか持ってないし。
むしろ古典作品の訳なんてこんなモンかな、と思って読んでた。
365 :
吾輩は名無しである :2005/05/11(水) 12:01:25
9
漏れも知識を深めようと、車輪の下、赤と黒と続けて読んだ。 主人公が生きてるだけで救いですよ、車輪の下なんか納得いかんよ。
で、下世話な話ですけど、ラスコとソーニャは関係はあったの?
368 :
無名草子さん :2005/05/12(木) 21:01:00
だって、少女漫画の「罪と罰」(大島弓子)では、 ソーニャは、ラスコのネチネチの嫌みにぶち切れて 「もーどーでもいい!」みたいに、しっかりベッドに誘ってましたもの。 さすが、少女漫画。
漫画しか読まないヤシに変な知識教えるなといいたい。 ソーニャは淫蕩じゃねぇ
純粋娼婦、なんて言い方もあったっけ。 ドストエフスキー好きとっては一番穢されたくない女性像だよね。
>>367 俺は関係はなかったと思ってる。
なんというか、娼婦であるはずのソーニャが
ラスコに限っては関係を持っていないことに意味があるんじゃないかと。
372 :
無名草子さん :2005/05/13(金) 07:39:55
う〜ん。でもドーニャやカテリーナは、生の人間(女)をモデルにしてると感じるんだけど ソーニャの存在は、作者の観念的で、生生しさをあまり感じない。 あえていえば、絶望的な状況におけるクレイジーさみたいなもの?
586 :吾輩は名無しである :2005/05/12(木) 08:30:25 リアルな話で申し訳ないが、当時のロシアペテルブルグは梅毒蔓延が社会問題で 客の8人に一人は梅毒持ちのロシアンルーレット状態だったそうな。 黄色い鑑札を受けるってのは、何週間かおきに、警察に出頭して発症してないか 性器を調べられるという意味。 ラスコがねちねちねち「君は確実に病気で死ぬ」といじめるのも、意地悪いが 事実の指摘だね。
ソーニャに挿入
ソーニュ
ソーニャに下半身などない!
じゃあどうやって商売してんだよw
ソーニャはとっても働き者。 お父さんが死んだ翌日に、ちゃんと仕事に出てます。 ソーニャのハードな一日。 午前中父の葬式、法事、午後、彼から衝撃の告白 続けて母死亡。
379 :
無名草子さん :2005/05/16(月) 09:30:00
中学のとき読んで、その時には美青年ラスコに感情移入。 ひよって自首してがっかり。なんで、あんな宗教女に、丸め込まれるのかと もうバカかとアホかと。 2回目は大人になってから、ソーニャへの見方も変わる。 この女、自己犠牲とか聖母っぽいとかいわれてるけど 結構、いいとこ取り。 結局、最終的に大金の男もゲットですぜ。 スピドリガイロフが一番いい人だと思う。
380 :
無名草子さん :2005/05/16(月) 09:34:39
大金の男も→大金も男も
381 :
無名草子さん :2005/05/16(月) 11:34:48
三四郎読み終わったら読むぜ!
382 :
無名草子さん :2005/05/16(月) 13:53:02
最初が読みづらい・・・・・・暗いし・・・・ どこまで読んだら面白くなるの?
罪と罰読みたいんだけど 犯罪肯定しないよね?? するんだったらちとキツイんだが
>>372 そうは思わない。
ラスコがソーニャの足にキス「僕は 、君にしたんじゃない!全人類の苦悩にしたんだ!」
↓
あの人、足にキスして言ったわ。「私なしでは生きていけない」って
ああ。。どうしよう
この脳内変換ぶりにはワロタ。
>>382 ラスコが罪を犯すあたりから面白くなるよ。
386 :
無名草子さん :2005/05/17(火) 00:59:39
僕が将来人の役に立つためなら、ユダヤ人のクソばばあなんか殺しても構わない
>>382 >>385 俺は新潮文庫でいうと下巻から面白くなったな。
話にようやくギアがかかったって感じで。
あの結末には落胆させられたが。
388 :
無名草子さん :2005/05/17(火) 06:44:42
結末ひどいな。 俺もハァ?って思った。特に最後の一文
>>388 俺も学生時代読んでがっかりした。
あんな安手のメロドラマみたいなムシのいいオチありかよって感じだった。
終盤までの展開が台無し。
391 :
無名草子さん :2005/05/18(水) 07:41:28
レヴェジャートニコフの未来予想図で唯一当たったのは 「女の体は、女が自分で自由に使うことができる資本となる」 という売春についての考察ぐらいだな。
自分は死んでもよかったのだが、自分をあてにしている家族があったので、 一本の藁を掴んだ。それがたまたま神様だったとは神様が御存知の事だ。 仕事中に、一度も宗教的エクスタシーを感じた事がなかったかどうかは それも、神様がご存知の事だ。。。 私はたいそうたいそう罪深い女です。 byそーにゃ
394 :
吾輩は名無しである :2005/06/02(木) 12:49:59
-
396 :
無名草子さん :2005/06/08(水) 16:23:29
斉藤孝の、過剰な人って著書、罪と罰の解説書です。参考になりますよ
397 :
無名草子さん :2005/06/10(金) 19:22:25
398 :
無名草子さん :2005/06/11(土) 13:17:16
読み終わったけど半分ぐらいしか理解できなかった希ガス。
>>398 理解しようとするな
感じろ
そして絶望しろ
それが非凡人への道
400 :
無名草子さん :2005/06/25(土) 00:34:16
400get
401 :
無名草子さん :2005/06/25(土) 00:37:49
新潮文庫裏表紙のあらすじが糞な件
私にとって、スヴィドリガイロフとフョードル・カラマーゾフは同じ顔。 で、それは、新潮文庫の表紙にあるドストエフスキーの顔。
「罪と罰」読了後「死の家の記録」を読んだ。けどよくわからん。 「罪」も「罰」も外部からやって来るもので、それを自己の中でどう消化するかって話? らすこは最後に自分の思想の欠陥を悟って敗北したんだよね。 でもそれは罪や罰とは別物の気がするし。 あーわからん。評論書を読むか。
>>403 評論は変なものに当ると辛い。
読むなら先ずはバフチンから。
405 :
無名草子さん :2005/06/30(木) 14:18:29
>>403 >思想の欠陥を悟って敗北したんだよね
ラスコは思想のせいもあるが、病気で離人症の状態になり殺した。
突然、病気から回復して生気が出てきた。と、ワタスは解釈しました。
それより、ソーニャのほうがわからん。
売春をする必要もなくなったのに、なんで数回しかあった事のない
男の懲役につきあい看護婦になってやるのか?
罪と
懲役
そして再犯
ソーニャがっかり
ソーニャ殺害
ラスコうっかり
実も蓋もないが、ラストで主人公が自殺するくらいの展開でないと都合よすぎだべ
413 :
無名草子さん :2005/07/08(金) 11:46:19
これは読んだ事が無い、、、「白痴」は読んだけど。 「白痴」より面白い?
414 :
無名草子さん :2005/07/08(金) 14:33:20
白痴を読んだ事が無い。
416 :
吾輩は名無しである :2005/07/21(木) 12:03:09
mfg
声ひっくりかえって ほぉ〜〜〜〜おさす 朝のやまとぅぇどおおおりぃいいい 煙草の空き箱をすとぇるぅぅぅぅぅぅぅうぅう この歌でこれ読もうとおもった奴いるかなー
418 :
名無し草子さん :2005/07/22(金) 20:53:54
罪と罰、今読み終えた。 よく分からん、正直。 愛されているものが自ら死を選ぶことは罪だと言うことだとでもいうのか・・・・・・。 スヴィドリガイノフの死を置いたのは、そういう意味があるのかと思った。
419 :
無名草子さん :2005/07/22(金) 21:36:03
>>417 ろくでなしブルース読んでこれ読もうと思った人の数よりはいそう。
登場人物の名前が覚えきれん。 似たような名前で誰が誰だか。 アホくさいが、紙に名前を書きながら読んでる。 それでも挫折しそうな俺は馬鹿なのか
>>420 それくらいは普通だと思うが。
ロシア文学って名前があれだからな。
岩波から出てるのは最初のページに名前が全部載ってるから わからなくなったら見てを繰り返したらすぐ覚えれたよ。 しかし愛称もあるからやっかいだ。
423 :
無名草子さん :2005/07/24(日) 15:01:45
ラスコリーニコフが人殺しをして、ベッドに臥せっていた時、母親、妹、友人が 部屋に入ってきた時、自分が永遠の孤島にいる、もう元の世界と切り離されて しまった、という孤立感、絶望感に陥ったところが、40年後の今でも忘れら れない。若い頃、夢で人を殺してしまって、絶望と苦しさに「夢なら覚めてくれ!」 と叫んで、汗びっしょりで目が覚めた。その時本当に人生最高の嬉しさだった。
424 :
無名草子さん :2005/07/26(火) 10:52:55
椎名林檎の「罪と罰」っていい曲だよね。
363 なんかこうして比べると、岩波では読もうと思わないなあ。 今、新潮で読んでる。
俺は、岩波文庫は解説がちょっとお節介(心情解釈にまで踏み込んだものあり)なので、 新潮文庫で読んだ
427 :
無名草子さん :2005/08/30(火) 11:04:55
8i
428 :
無名草子さん :2005/08/30(火) 13:12:20
こち亀呼んで、これを読もうと思いました
429 :
がいしゅつ? :2005/08/30(火) 15:53:41
こんなのなくてもわかるべ。
431 :
無名草子さん :2005/09/01(木) 19:52:41
ソーニャはラスコーリニコフを愛してるから懲役の間待ってるんじゃ?お互いの不幸を深く理解しあって特別な関係が生まれた。 最後にラスコーリニコフは「愛」の存在に気づいて生まれ変わる。自分は「非凡人」じゃないと気づく。って思ったけど
432 :
無名草子さん :2005/09/07(水) 23:21:18
俺、平凡社っていうとこの読んだ。 人物説明がないから、始めのうちはロージャとか愛称で書かれてると、 ハァ誰!?って感じだった。
それはどちらかというとロシア語の問題だと思う。 出版社や作者、訳者に責任は無い。
「ぼくは先ず、この土地のあらゆる偏見というものを一挙に 根絶するために、 四方八方に電波をはなとうとしたわけだ。」 やっぱラズミーヒンは盛り上げ役だな。
435 :
無名草子さん :2005/09/08(木) 23:27:42
ラズミーヒンは読むたびに好感度が上がって行くナイスキャラ。
436 :
無名草子さん :2005/09/08(木) 23:42:14
「ウラー!」とラズミーヒンはおどりあがった。
最後はラスコーリニコフが自殺するくらいにしないと納得いかん
>>437 元々はそういうつもりだったらしいけどな。
439 :
無名草子さん :2005/09/13(火) 19:42:49
ラスコーリニコフ最高!ドスト最高!そしてこのスレさいこ〜〜っ!!! きゃふりん!!
440 :
無名草子さん :2005/09/16(金) 20:07:59
あげ
441 :
無名草子さん :2005/09/29(木) 12:03:42
kl
そんなに小難しい話でもないんだが。 やたらと頭のイイ人の読む本という小道具に使われる。 これだから文学という冠は嫌いだ。 本とは大衆に読まれてしかるべきものだろう。
これ読んで考えさせられたという奴ならいいが、感動したとか言う奴は信用できない
これ読んで笑いました。
充実した時間を過ごせた、と思ったよ。
446 :
無名草子さん :2005/10/07(金) 20:04:54
>>437 年取ってくるとあれでいいと思うようになるのよ。
447 :
無名草子さん :2005/10/07(金) 20:44:05
ソーニャって時間を聞いても大体でしか答えないんだよね。 試しに聞いてみ?
>>448 年取ってくると
気取ってもしゃーない人生メロドラマやなと思うようになるのよ。
450 :
無名草子さん :2005/10/07(金) 23:55:09
何も感じなかったなぁ。
>>449 それは悟った年寄りのセンスでなく、単に考えるのが嫌なおばはんのセンスだ
あーでも、年とってくれば二十歳そこそこの粋がってる若者を ほほえましく眺めるようになる、のか?
つうか、メロドラマでよければ文学読む必要ないじゃん
454 :
無名草子さん :2005/10/23(日) 10:07:02
ドストエフスキーは苦悩をテーマにするので、現代人には苦悩を忘れている 人が多い中、それを忘れるなよと言っているような気がする。 例えば、「罪と罰」と「悪霊」。「罪と罰」の母親やソーニャの愛とか。 苦悩の中の希望は太宰にも共通する。「死の家の記録」は刑罰の労働の なかの仲間同士の信頼が面白い。 一方、「悪霊」はかなりネガティブな展開にどんどんなっていっちゃう。
455 :
無名草子さん :2005/10/23(日) 10:10:03
ラストは書き換えられたって説が一番納得できるな。
苦悩しかない
458 :
無名草子さん :2005/10/25(火) 16:08:49
このラストが分かるかどうかで、読者は二分されるな。w
>>454 > 現代人には苦悩を忘れている人が多い中、
ぉぃぉぃ、おめでてー奴だなぁ。w
死んだら文学的なんかって話だ
460 :
無名草子さん :2005/10/25(火) 17:18:46
>>459同意
文学的かどうかじゃなくて、あのラストではご都合主義の安いメロドラマみたいだから ダメなんじゃないのか。 死ななくても、主人公に罪の総決算をさせる方法はいくらでもある。
別にご都合主義の安いメロドラマとは思わんかったけどなあ
ご都合主義というよりも話として破綻してるよな。 金貸しの婆さんは殺され損だし、それまで罪の意識にさいなやまされてたのは一体なんだったのか。 まあ、結末は最初に書いたものから諸事情で書き換えられたという説もあるが。
463訂正 ×金貸しの婆さんは殺され損だし ○金貸しの婆さんの妹は殺され損だし
>>463-464 >金貸しの婆さんの妹は殺され損だし
まあ金貸しの妹は殺され損というか、運が悪かっただけだからな。
でもそのぶん、金貸しの妹を殺したことに対する罪の意識をラスコは感じてるわけで、
物語上まったく無駄な要素というわけではないんだが。
そもそも、リザヴェータを殺さなかったら ラスコーリニコフは罪悪感など持たなかっただろうし
スヴィドリガイロフが対になってるんだよな まあ、彼の結末の方が劇的ではある
じゃあもしババアだけ殺してたら、どうなってたんだろうね。 贖罪をせず、罪の意識の悩まされず、のうのうと暮らしたのかな。 まあ婆を殺すことは完全に正当化してたからな。ありえなくも無いのかな。 一握りの人間は何かをするためには、何をしてもいいって考えだったよね?
そんなことはないだろ。 妹とすれ違うたびにわけのわからん頭痛が始まると思う。
470 :
無名草子さん :2005/10/28(金) 16:37:35
テジナーニャ
>>465 その罪の意識の終着点があれかよって話をしてるんじゃないのか。
過去ログ見ると結末を批判する書き込みも、中盤の展開は認めているような希ガス
うーん、この小説は結末より過程がメインって事なんじゃないかな。 捕まった後はオマケって事で。 そのオマケにしてもあれ位でいいと思う。 死なせたり、一生罪の意識に悩むとか、重労働を課せられるとか、 そういう結末だと、単に悪い事をするんじゃねぇっつー平凡な教訓の話になっちゃって、 捕まるまでの、あの長いくだりも無駄になってしまう様な気がする。
なんか無理矢理な擁護だな >死なせたり、一生罪の意識に悩むとか、重労働を課せられるとか、 >そういう結末だと、単に悪い事をするんじゃねぇっつー平凡な教訓の話になっちゃって、 これがとくにイタい。 なんでそんなトンチンカンな解釈になるのか謎だ。
まあ結末が小説の全てではないってのは一般論としてあるだろうね だとしても、評価の中で結末の出来不出来が占めるウェイトというのは、高いことは高いと思う
現代的な感覚だとあの結末に納得いかないって人が多いんじゃないかな。 合理的な思考から人殺しを肯定しておきながら、予想外の事態から苦悩に取り付かれる。 結局、まったく観念的・・・非合理的で情緒的な救いに落ち着くわけで 人間社会って画一的な合理主義だけじゃ救われないのよって話なんだと思うが。 罪の清算なんてあるわけがない。
金貸しの妹を殺したことに対しての、物語としての結論が示されたうえなら、あのメロドラマみたいな ラストもありかと(そうもっていくのはまず無理だと思うけど)。 問題なのはそれが全然解決されずに、単になかったことにされていい加減に終わってる点でしょうな。
宗教的に、あの展開で最後に救いがないってのはちょっと……ってことだったんだろ。
「罰」を受けつつ、救いのあるラストっていくらでもできると思うけどな。 例えば死んでいきながらも、罪の報いを受けることで漸く心の安らぎを 得られたとかいう感じで。 それでも足りなければソーニャの出番。
中盤でルージンを追っ払った後の皆のノリに何故かかなり笑った
481 :
無名草子さん :2005/11/16(水) 23:04:25
江川版読んだんだけど、なんでラスコーリニコフの一人称が 「おれ」だったり「ぼく」だったりするの? 序盤はおれでそれ以降はぼくが多かった気がするんだけど。 なんとなくラスコーリニコフにはぼくの方がしっくりきた。
状況によって俺、僕くらいはかわるだろ
TEST
TEST
TEST
TEST
TEST
?
489 :
無名草子さん :2005/12/28(水) 11:36:26
一回読んだだけじゃ登場人物全員の名前が覚えられないね。
490 :
無名草子さん :2005/12/29(木) 03:55:21
ラスコーリニコフ、あーまで簡単に 追い詰められて、おいおい弱すぎじゃん、 って読んだときは思ったが、ああいう 一対一の対決シーン、並みの作家には 書けないんでせうね。
491 :
無名草子さん :2005/12/29(木) 23:56:18
>>489 さん、父称を追っていくと割と簡単に人物の把握が出来ますよ。
このスレをドストエフスキースレにしてもいいんじゃない?
492 :
無名草子さん :2006/01/01(日) 00:01:14
英題は"crime and punishment"ですかね。
493 :
無名草子さん :2006/01/01(日) 00:05:01
あけました 今年は罪と罰を読了しますか・・・
カラマーゾフのアリヨーシャに萌える。
495 :
無名草子さん :2006/01/01(日) 16:32:12
「罪」と「罰」は対なのか? ラスコーリニコフは「罪」を犯したけど、最終的にはあの心境にたどり着いたわけで。ラスコーリニコフは「罰」を受けたといえるのか。 日頃の思い上がりが罪で、不安定な心理状態になってしまったことが罰なのか。
ロジオン・ロマーヌイチ・ラスコーリニコフ ロージャ 名前がなんかかっこいいね。
497 :
無名草子さん :2006/01/02(月) 15:29:26
罪と罰を昨日買った。 がさっき捨てたよ。 訳わからん。
498 :
無名草子さん :2006/01/03(火) 03:15:21
499 :
無名草子さん :2006/01/03(火) 12:24:22
>>498 上巻全部読んだよ。
さっぱり意味わからんから上下捨てたよ。
まあ主人公がちょっとした基地外だからな
502 :
無名草子さん :2006/01/04(水) 01:57:52
503 :
489 :2006/01/05(木) 11:42:02
やった!罪と罰の上下巻拾った! ラッキ〜
うそつくなw
>>495 ラスコーリニコフの罪は殺人と隠蔽
ラスコーリニコフへの罰はプレッシャーと刑期
507 :
無名草子さん :2006/01/07(土) 16:41:37
ニヒリスト、スヴィドリガイロフなかなか素敵!
きょう、罪と罰を読み終えた〜。 たしかに最初はかなりつらかったが、ラスコーリニコフが 警察に呼ばれたあたりから、主人公の感じるプレッシャーを 読者が楽しめる展開になっていると感じた。 あと、ラズミーヒンは文句なしでいいやつだ (`・ω・´)
509 :
無名草子さん :2006/01/21(土) 23:24:19
やっと上巻読み終えた〜。
510 :
無名草子さん :2006/01/29(日) 08:51:56
なんか自分のことだけで苦悩している。 罪もないのに殺された婆さんのことなど 一度も思ってないようだ。 申し訳ないとも思ってない。 くそったれ 何をしても最後にはこの世には救いがあると思いたい 妄想乙って感じだな
救いもなければ罰もない
それがドストクオリティ
513 :
無名草子さん :2006/01/29(日) 21:04:58
ラスコーリニコフはシベリアで刑期が終わる前に 施設内で起こった偶発的な事件で、服役囚に殴り殺される。 もっといいのはソーニャが縁あって哀れみをかけた町の貧しい若者に 金目的で撲殺。で、殺したやつはもちろん血も涙もない極悪人などではなくて 信仰も、思想もある貧しい青年による犯行。 ラスコーリニコフの物語はたとえばこんな感じでないとすっきりしない。
もっと整理して書いてくれ
515 :
無名草子さん :2006/01/30(月) 03:13:51
冷血殺人鬼のことウダウダ書いてたってしょうがない。 それでいてこの世に何か期待すること自体(読者もそれを求める) おかしい。 何が哲学的だかさっぱり分からん。
516 :
名無し物書き@推敲中? :2006/02/07(火) 12:14:55
r
517 :
無名草子さん :2006/02/07(火) 15:52:00
???
518 :
無名草子さん :2006/02/09(木) 16:38:08
いちど読みたいとは おもいつつめんどくさがりな僕ではこの分厚さを攻略できないので 漫画とかで読めるものがあればおしえてください
519 :
無名草子さん :2006/02/09(木) 19:57:33
>>518 手塚治「罪と罰」
捕らえ方が大分違うけど、いい視点を付いてると思う。
ただ結末がちょっと違うよ。途中で終わってるっぽい。
やっぱ小説読むのが一番だと思う。
難解だと思うなら、手塚治の読んだ後に読むと、
読みやすくペースが速くなるんじゃない?
520 :
無名草子さん :2006/02/10(金) 08:44:06
>>518 少女漫画でよければ、大島弓子の「ロジオン・ロマーノイチ・ラスコーリニコフ」お薦め。
まじ、手塚のより心理描写が深くて読み応えある。
白泉社文庫「なずなよなずな」に収録。
521 :
無名草子さん :2006/02/10(金) 22:24:57
とりあえずラノベ風のソーニャたんの絵がホスィな あとポルフィーリィ
522 :
無名草子さん :2006/02/13(月) 18:57:09
えらくリアルなラスコーリニコフ描いてる人のホムペ見た事あるな。 やたら美少年に描かれてるのに、顔は飛び散った血で汚れてて、 表情は穏やかでも無いし、悲しさも無い、とにかくあれこれ考えてる のかむ表情に近い顔。拝啓は赤と黒と白。 誰か見た方いませんか?
523 :
無名草子さん :2006/02/20(月) 05:32:00
「豚ちくしょう!」(新潮・工藤訳) この台詞大好きなんだが、他の訳者だとどーなってんの?
「アカのおフェラ豚め!」
図書館から借りているやつは新潮でも岩波でもなく筑摩世界文学大系というやつ。
難しいけどけっこう好きな日本語で書いてある。小沼文彦という人が訳してる。
>>523 頻繁に言うやつ?勝手にしやがれだ!ってとこかな?
>>527 ラ純貧、いい味出してるなあ w
第三部の4の末尾の「豚畜生」三連発で比較すると・・
■米川訳■
「きさまはなんて恥知らずだろう、実に!」
「僕は、君‥‥、ちょっ、きさまはなんて恥知らずだ!」
「こんちくしょう!」
■中村訳■
「貴様はなんという豚野郎だ、実に!」
「おれは、貴様‥‥ ふう、貴様は実になんという豚野郎だ!」
「豚野郎!!!」
■工藤訳■
「しかし、きみはなんていやなやつだ!」
「ぼくは、きみ‥‥チエッ、この豚ちくしょう!」
「豚ちくしょう!!!」
■江川訳■
「この豚野郎め!」
「おい、きみ‥‥ちょっ、この豚野郎めが!」
「豚野郎!!」
工藤訳、さすがに三つすべてを「豚ちくしょう」にする勇気はなかったようだ w
>>526 小沼訳が手許に見当たらなかったので比較できないけど
小沼は個人全訳も筑摩から出てる、定番のひとつだよ。
■小沼訳■ 「貴様はとんでもない豚野郎だな!」 「おれは、だなあ‥‥。ちぇっ、貴様は汚らわしい豚野郎だぞ!」 「黙れ、豚!!」 ■池田訳■ 「豚野郎め!」 「僕は、君、‥‥ちぇっ、この豚野郎め!」 「豚野郎!!」 ■北垣訳■ 「それにしても、きさまはとんだ豚野郎だな!」 「おれは、きさま・・・・・・ちぇっ、なんたる豚野郎だ!」 「豚め!!!」 小沼訳の「黙れ、豚!!」、北垣訳の「豚め!!!」、共に笑わせてくれます。
ははは おもろい
531 :
528 :2006/02/22(水) 22:26:32
>>529 フォロー サンクス
池田健太郎は中公、北垣信行は講談社でしたか。地味なところをお持ちですね。
あとは集英社(ベラージュ、ギャラリー)の小泉猛かな。
小沼の「黙れ、豚!!」に一票。
532 :
無名草子さん :2006/02/25(土) 07:17:01
>>528 >>529 あはは!!ありがとう。
結局全部豚じゃん!
でも「豚ちくしょう」が一番笑えるな!
だってありえない日本語だろ。
工藤 ネ申!!
やれやれ、ながらく懸案だった豚問題が解決して、ホッとしました。
>>528-529 氏、ありがとう。
映画「フルメタルジャケット」の翻訳をした人に訳してもらいたい
536 :
無名草子さん :2006/02/27(月) 09:04:11
「しかし貴様はとんでもない腐れマラ野郎だぜ!」 「オレは、貴様っ...Fuck!このおフェラ豚め!」 「ここで一言でもクサい息を吐いてみろ! ケツの穴でミルクを飲むまでしごき倒す!」
そうそう、そういう感じでw
538 :
無名草子さん :2006/02/28(火) 23:45:29
どなたか新潮文庫の裏表紙の作品紹介を写してくれる方いませんか? 中学生の頃に読んで、とてもおかしいと思ったのですが、それから時間が結構経って、 もしかしたら当時の自分の方がおかしかったのかなと考えるようになったのですが、 本が手元に無く、それが調べられないんです。 覚えている一つは、、「関係の無い妹を殺してしまったことで罪悪感を覚える」みたいな記述で、 そこが物語の上で重要な風に書かれていたように思われたのですが、 それが実際に本文を読んで得た感覚とは全然合いませんでした。 できればご意見聞かせてください。
539 :
裏表紙? :2006/03/01(水) 14:13:56
||| ||||| || |||| ||||| || | ||| 9784102010228 || |||| |||| || |||| | |||||| || 1920197006670 定価:本体667円(税別) ----------------------------------------- ISBN4-10-201022-X Shinchosha C0197 \667E
541 :
無名草子さん :2006/03/01(水) 18:17:18
>>538 鋭敏な頭脳を持つ裕福な七等文官ピョートル・ペトローヴィチ・ルージンは、
貧しい境遇に育った娘ならば己の財産の力によって永遠にその
尊敬と愛情とを繋ぎとめることが出来るという理論のもとに、
聡明・美貌のドウーニャに求婚を申し出るが、偶然その席に居合わせた
彼女の兄ラスコーリニコフと横恋慕をつのらせるラズミーヒンによって
無惨にも腹の底を見透かされ失敗に終わってしまう。
この予期しなかった決定的な敗北がルージンの心に重くのしかかり、
彼は自分がモテない男だという悪夢にうなされるみじめな境遇に
己の身を晒さなければならなかった。
543 :
無名草子さん :2006/03/06(月) 06:53:16
罪と罰を読みたいんですが誰が訳したのが良いですか?
545 :
無名草子さん :2006/03/06(月) 17:45:10
>544 米川訳自分に合いそうです。よろしければ、出版社を教えてもらえますか。
米川訳って岩波だったっけか。
岩波は江川卓だよ
あれ、昔は米川じゃなかった?>岩波 それとも別の作品だったっけか。
昔は知らないが、今の岩波は江川訳だな。 新潮が工藤訳。
岩波文庫は旧・中村で、
新潮文庫が旧・米川だったハズ
>>545 現行で米川となると「新潮世界文学」しかないんじゃないかな。
河出の全集ももうないだろうし。
551 :
無名草子さん :2006/03/07(火) 07:40:54
>550 「新潮世界文学」とは文庫ですか?
今は化石となった世界文学全集のひとつですね。 初版は1960年代で、当時の新潮文庫をまとめた感じの内容。 古いけれど増刷は続けているので 大きな書店の隅の方の棚には今でも置いてあるよ。 ちなみに函とジャケットをはずすと、フランスの プレイヤード文庫(文庫と言っても革装)を真似たオサレな装幀をしてる。
553 :
無名草子さん :2006/03/07(火) 12:20:45
やっぱり高いですかね?高校生なんで5000円を越えると少々きつい…
554 :
552 :2006/03/07(火) 16:25:17
>>553 あ、ごめん。上を読まずにレスしちゃったけど、米川訳を読みたかったのか。
『新潮世界文学』は工藤だと思うよ。
手許にあるのは『決定版ドストエフスキー全集』だけど、これが工藤訳。
版面は『新潮世界文学』からそのまま持ってきてる。
米川訳なら
・『ドストエフスキー全集』(河出書房)
・河出書房、河出書房新社、平凡社、日本ブック・クラブの各種全集の端本
・角川文庫、新潮文庫の旧版
になるが、残念ながら何れも絶版。古書店を探すしかないでしょう。
555 :
無名草子さん :2006/03/07(火) 16:42:02
読みもせずに、そこまでこだわらなくても。w 本屋に行って文庫本どれか読みやすそうなの選んで読めばいいじゃん。 訳だけじゃなく、フォント・文字組の読みやすさとか、カバーデザイン とか本としての好みも出てくるし。
556 :
無名草子さん :2006/03/07(火) 17:08:52
↑ファイズ乙
557 :
無名草子さん :2006/03/07(火) 17:26:51
>554 詳しくありがとうごさいます。明日か明後日あたりにでも古本屋へ行って探してみます。
個人的には工藤訳がオススメなんだけどなあ。 マルメラードフの部分はこの人がピカイチだと思うし。
>>558 どうだろう。微妙じゃないかしら。
マルメラの特徴的な畳みかけてくる言い回しで比べると、こんな感じ・・
■米川訳■
「もうどこへも行く先がなかったんですからな。
え、書生さん、お分かりになりますかな? このもうどこへも
行く先がないという意味が、お分かりになりますかな?
いや! これはまだあなたにゃ分かりますまいよ……」
■工藤訳■
「どこへも行くところがなかったからです。
わかりますか、わかりますかね、学生さん、もうどこへも
行き場がないということが、どんなことか?
いやいや! あなたにはまだそれがおわかりにならん……」
■江川訳■
「というのも、どこにも行き場がなかったからなんで。
おわかりですか、あなた、おわかりですか、この、もうどこへも
行き場がないという意味が?
いや! こいつはまだあなたにはおわかりじゃない……」
こっちのほうが比較しやすいかな。 ■米川訳■ 「……さあ、わしのようなこんな人間を、誰か気の毒に 思ってくれる人がありますかね? ええ? 書生さん、 あんたいまこのわしが気の毒でがすかい、どうですな? さあ、言ってごらん、気の毒か、気の毒でないか? へへへへ!」 ■工藤訳■ 「……どうです、わたしみたいなこんな男を、あわれんで くれる人がありますかね? ええ? あんたはいま私に同情しますかね、どうです? おっしゃってください、同情しますか、しませんか? へへへへ!」 ■江川訳■ 「……さあ、これでも私のようなものを哀れんでくれる 人間がありますか? ええ? だいたいあなたは、いま、私を哀れに思いますか、どうです? 言ってくださいよ、あなた、哀れですか? どうですか? へ、へ、へ、へ!」
何故かドスの小説は序盤が辛い。 罪と罰も上巻の前半は二ヵ月近くかかった。それ以降は三日くらいで読めたけど。
562 :
名無し物書き@推敲中? :2006/03/10(金) 13:15:09
示して欲しかった
563 :
無名草子さん :2006/03/12(日) 17:11:04
岩波の中村白葉が訳した罪と罰の2,3巻買ってきた 1巻探してるんだが絶版だったんだな・・・別の買ってくるか・゚・(つД`)・゚・
564 :
無名草子さん :2006/03/12(日) 20:11:33 BE:91996984-
なんで1巻を最初に買おうとしないんだよw
1巻だけなかったんだよう・゚・(つД`)・゚・ しょうがないから新潮のやつ買ってきた!
気…気の毒なヤツ!!
567 :
名無し物書き@推敲中? :2006/03/20(月) 12:14:30
昼飯を抜く生活
568 :
無名草子さん :2006/03/22(水) 09:30:00
1ルーブリっていくら? 121円くらい?
569 :
無名草子さん :2006/03/22(水) 09:31:29
>>565 身障でもいいと思うよ?
わざわざ3巻集めるのめんどうだし
570 :
無名草子さん :2006/03/22(水) 09:34:43
新潮だな…すまん
まあ似たようなものだ。
そろそろ原著で読むか。
573 :
名無し物書き@推敲中? :2006/03/24(金) 12:30:20
勘弁して下さい
Федор Достоевский Преступление и наказание Роман в шести частях с эпилогом Часть первая I В начале июля, в чрезвычайно жаркое время, под вечер, один молодой человек вышел из своей каморки, которую нанимал от жильцов в С ― м переулке, на улицу и медленно, как бы в нерешимости, отправился к К ― ну мосту.
うんうん、なるほど
思ったより名文だな。 で一行目、(едо)と(р До)が何をやらかしたんだ?
ええっとぉ、 ヽ(едо)ノシ ←エド君はぁ、ヽ(р До)ノシ ←ルド君のことがぁ、 好き、なんだってさ。。。
(едо) ←ラスコーリニコフ (р До) ←スヴィドリガイロフ
おめーら、おもしれーじゃねーか。
580 :
名無し物書き@推敲中? :2006/03/28(火) 13:20:02
わかりました
581 :
無名草子さん :2006/04/10(月) 13:30:27
「センナヤ広場の天使と呼ばれて」byソフィヤ・セミョーノブナ・ラスコーリニコワ 第1章 コマーシャルセックスワーカーの生活と意見 第2章 顧客の管理と営業と宣伝方法 第3章 淫蕩論(淫蕩って何ですの?どっかの温泉かしら?) 第3章 淫蕩と宗教的エクスタシーのはざまで(違いがわかりましぇん!) 第4章 《英雄になりたい症候群》の若者達 第5章 私の彼は殺人犯 問題ある彼氏のカウンセリングとテクニック 第6章 私の信念:原始キリスト教的コミュニズム 第7章 キリストはすぐ側に その気になればあなたも見える 第8章 もてた!困った!楽しいシベリア 第9章 悩んだ時こそやってみよう:大地告解 付録:大地告解の解説と3点セット(糸杉十字架、帽子、マット) 大地礼拝は天にまします我らが父ではなく母なる大地に祈るのがコツです。 ↑ ロシアの古書店でこんなの見つけました
>>581 ロシアまで行って何を探しているんだ君は。
>>581 ちくしょー、ロシア語選択するんだった。
学校の勉強じゃロシア語なんて覚えられないだろ
>>581 大地告解セットに激しく萌え。
けど、マットって? ラスコは地べたに直に倒れ込んだよね。
分離派はイスラム教徒みたいにマットを敷くのが正式か?
シベリアの分離派の土地の村を訪れたロシア正教の神父の書いた記述で 「この村の信者は神父にではなく地面に小さな穴を掘ってそこに口をあてて うつぶせに寝そべって告解する風習がある。」 とあるが、つまり自分の秘密を告解するのに神父は信用できないってことかもね。
ろばの耳!プッ って感じ?
>>561 ああ、それわかるよ
俺も最初に読んだ時は上巻の途中で少し力尽きた
その時期、色々他に忙しかったのもあったんだけど
で、1年ほど経って時間が比較的取れたので、また読むかとまた最初から読み始めると、
やっぱり序盤は少し耐える展開なのね。もう1回読んでるんだけど、思うように進まない。
でも、上巻の終盤あたりから何だかグングン引きこまれて、下巻は怒涛の勢いで読み終えた
怒涛といっても生来遅読タイプなので1週間くらいかけて読んだんだけど
読み終わったときは、「こんなにグングン胸を突き上げてくる作品を危うく読まずにいるところだった」と思った
今でも気が向いたら開く本の一つになっている
589 :
無名草子さん :2006/04/22(土) 17:03:12
罪と罰読んでるんだけど時間の流れが戻ったりしてちょっと混乱しちゃったんだがこれで合ってますかね? 最初に老婆の家にいく ↓ 帰りに飲食店に立ち寄り学生と仕官の話しを聞く(一つの罪が何百の善行によって消されるという話し) ↓ 2回目の老婆訪問(これが1番最初の場面) ↓ マルメラードフと酒場で会いソーニャの話しを聞く ↓ 母からの手紙 ↓ リザヴェータが7時に出かけるという話しを聞く ↓ 殺害
590 :
無名草子さん :2006/04/23(日) 11:25:15
あげ
591 :
無名草子さん :2006/04/27(木) 22:25:56
age
592 :
無名草子さん :2006/04/27(木) 22:54:38
ドスト結構人気あんだな 俺の周りは読んだ奴あんまいないみたいだけど ドストって読み続けるのに辛い部分もあるけど、それを乗り越えればとまらなくなる
593 :
無名草子さん :2006/05/05(金) 14:28:38
神(自分・道徳心・愛・慈悲)殺しをした主人公。 主人公を救うのが売春婦でもあるキリスト教徒。 小ざかしく頭の良いふりをして考えるのはおやめなさい。
594 :
無名草子さん :2006/05/05(金) 14:38:06
罪と罰を、なんの苦労もなく、 さらさらと普通に読んで行ったオレは、やっぱり頭いいのかな?
595 :
無名草子さん :2006/05/06(土) 03:48:59
普段、普通の小説は、高校生の時に栗本薫の「キャバレー」と、木枯らし門次郎を書いた作家(ササザワなんとか)の「命売ります」だけ。 現在は、吉川英治か司馬遼太郎を中心に時代小説ばかり読んでいる自分は、 「罪と罰」は、上の途中でかなり退屈でした。頑張って上を読んで下を読み始めたが、 下の3分の1で挫折しました。 なぜこの小説が人気があるか、私は理解できません。
ドスト調が肌に合わない人は読んでも面白くないでしょう ストーリー自体の面白さというよりも、個人的には、ドスト調の台詞回しやら畳み掛けるような心理描写を楽しむ作品だと理解しております ラスコーリニコフという主人公も読む人が読めば全く感情移入できないかもしれませんし、無理して読む必要はないでしょう 名作とよばれているものは、読んでみるという行為が必要なのであって、嫌いなものを無理して嫌々読み終えても あまり意味はないと思われます 特に、小説ですから
597 :
無名草子さん :2006/05/06(土) 10:39:08
>>595 司馬の翔ぶが如くは読んだ?
あれ読めたなら罪と罰ぐら楽勝だと思うが
私は罪と罰、すごく面白かった。 登場人物たち皆に興味津々だったし、どんどん読めた。 私に信仰心とか宗教の救いが理解できたら、もっと深く理解できたかもしれないけど。 今度はカラマーゾフを読んでみようと思って文庫上巻買ったけど、 なんだかこっちはあんまり入り込めない・・・
>>598 最初はきついがそれを乗り越えれば徐々に面白くなってくる
もしかして爺が暴れてるとこか?
>>599 いや、上巻は全部読んだんです。
罪と罰に比べてこっちがあんまり入り込めないのはなんでだろう・・・
でも私は小説はいったん読み始めたら途中ではやめないから、全部読みますよ。
あんまり理解できなくても最後まで読まないと考えてみることも出来ないし。
そういえば、長男がカテリーナにお金を与えた場面はすごく衝撃的だった。
よほど印象的で。私が女だからかな・・・
なんかスゴかったです。
601 :
無名草子さん :2006/05/07(日) 01:29:37
虐げられた人々をこのGWで読み終わりました。 ヴェニスの商人みたいな、憎悪と愛がたっぷりの因果関係が おもろかった。 ロマンスではなく、あれは何と表現をすればいいのだろうか。 博識のある方、レスお願い致します。
602 :
無名草子さん :2006/05/09(火) 03:57:39
地下にひきこもる人の話ってどうなの?
603 :
無名草子さん :2006/05/12(金) 01:59:44
"話" とゆぅよりは私は論文を読んでる様な感じがしました。 ホントに“手記"です。ドスエフ調を好んでる方なら、きっと楽しんで読めると思います(>人<)
罪と罰の最萌キャラはドゥーニャなので、彼女が出てくるまでの流れは意外と退屈である だが、中盤から後半にかけてはまさしく名作である
605 :
無名草子さん :2006/05/13(土) 01:39:46
読み終わった。結構キリスト教の話とか出てきて難しかった。 「青の炎」読んだことあるけどちょっと似てる感じがする
現17です。この間読み終えました。 当たり前だけど、結局主人公は英雄、人を殺せる器じゃなかったんだよね。 「人を殺すこと」が「思考が止まっていない人間」にとってどれほど重いかが伝わってきた。 単に「困ったから」で殺した男だったり、本当に根っから英雄的人材だったら苦労しなかっただろうに。 まあ前者だと苦労はあるだろうけど、主人公ほどじゃなかったと思う。 「リザヴェータ(だよね)を殺したことは不思議と頭になかった」みたいな一文が上巻にあった。 やっぱり「殺人」ということ自体重いものなんだろうなあ・・・と俺は解釈した。 でも最後の方で「俺は婆を殺したことなど〜」と言っている。この辺りどうなのだろう。 東大クラスの友人は「いや気にしてないんだって」と言ってた。どう思う? オチの「愛」には正直驚いた。そうくるかって思った。
607 :
無名草子さん :2006/05/20(土) 00:17:16
>>604 つっこみ忘れた。確かに最萌だったが言えちゃうお前を尊敬。
>===ー―-- 、 ///; ;;'´  ̄ ヽ\ r'///`ー ' ヾヽ |// 三ハ 彳|: : : : : : : : : : : : ミミヘ 彡|: : : : : : : : : : : ミミミ∧ 川 , . . . . : : : : _,、 ト、ミミ分.、 |州 ;=ニ=t::: ‘‘=tf==`, 乂 !ミミミミ !ミミ< ● ヌ::}:: `ハ´●`>= 川ミミミ 斗!::::::::::::::イ! :ヾ´ ,〃 ワ ノ ハ:::::::::::::〃 ヽ. \ /i, ∂ノ 乂ト、;;;;;;込_-'_う ' \ ,/分イ 彡公=彳州川ミト、ヽ\,. 彳!乂 ト、 从彡彡 ==== ミミ爪州州|川从 乂仁彡 '川' ミ州州ミ从从川ト、 彡,.ィ彡彡州川ミ公州州 | |人乂ト、 _-=≦三彡'彡州州州川州 | | | !i!V 从∵j ≧- ∵∵∵∵行彡公州州川川 州| | 乂| 从∵=ヽ ∵ ∵∵∵∵∵州〃个州州川 州! |从从`ヾ ∵∵ | ∵ ∵∵∵∵∵j!彳公州州州川 ! !ヾミY`∵∵∵∵| ∵ ∵∵∵∵从川彳川爻州州必入乂Vミ` ∵∵∵| ∵ ∵∵∵∵州从从州从乂心从从乂介从∵∵∵! ∵
609 :
無名草子さん :2006/05/23(火) 22:41:33
「罪と罰」は中学一年生の時に読んだよ(´・ω・)懐かしい… あの頃は、何故か「罪と罰」=「大人の読む小説」と子供なりに自分の中で位置付けしていて、背伸びをして読んでいた。 次第に読みふけってずっと読んでたな… 初めて自分で買って読んだ小説だから思い出深い小説の一つ。 20歳になった今、改めて読んでみようかと考え中(・ω・`)
>>609 初めて読んだのが罪と罰ってのもすごいね
それから色々な本に出会ったことだろうから改めてみてみることをオススメする
罪と罰は読むたびに味わいがあるからいいね 俺も一度目と二度目だと少し印象が変わった 俺はどうも中高時代は、外国の小説(というよりも翻訳調?)が苦手で、ひたすら明治・大正(+昭和初期)文学を読んでいた 漱石中心に、あと中学時代は月に一回あった塾の国語のテストで出てきたやつで面白そうなのを 塾の先生が明治・大正文学好きだったのか知らないけど、毎回一題は明治・大正文学作品の一説から出題されて ちゃんと作者名と作品名が挙げられていたので助かった ありがとう、塾の先生 翻訳調の文章を文学作品として違和感なく読めるようになったのは、20歳過ぎてからだったな
スヴィドリガイロフがかっこよ杉
ドゥーネチカにはまりまくり
何だか読み返したくなって1年半ぶりくらいに読み返しているところ 第1部が終わったけど、比較的スラスラ読める 初めて読んだ時は、この辺りは手探りで、読むペースも著しく遅く、まだまだ面白さが理解しきれてなかった辺りだ 今読むと、「おいおい、ラスちゃん、気張りすぎですよ」「ラスちゃん、無理すんな」とか ナスターシアって案外いいキャラしてるなあとか ラスちゃんの計画は杜撰すぎるよ、場当たり的すぎるよとか 色々味わいながら読める 初めての頃はアップアップでどうにか読んでた感じだったけど 何度か読み返してるんだけど、俺の場合は、読むたびごとにラスコーリニコフに肩入れするようになってきた もしかしたら、普通は、若い頃の方がラスコーリニコフに肩入れするのかもしれないけれども 俺の場合は、年月たってからのほうが、彼に肩入れして読むようになった(共感というのとは少し違うんだが) まあ、初読のときから好きではあったけど
615 :
無名草子さん :2006/06/08(木) 02:21:17
こたき
大学入ってすぐ新潮の読んだけどこの時点では生涯読んだ中では最高傑作。 スヴィドリガイロフが一番好きだったな。 ソーニャなんかはもうどんなキャラだったか忘れたほど薄っぺらい書き方に思われた。 それで今カラマーゾフ読んでる。
617 :
無名草子さん :2006/06/21(水) 00:19:58
例の山口県光市の母子殺人事件の犯人が友人に宛てた手紙ってのが紹介されて いたけど、この犯人「罪と罰」を読んで影響されてるんだな。 超人の理論みたいなもので無理矢理、自分の殺人を正当化している。 自分のような人間には殺人も許されるみたいな。もちろんとんでもない こじつけ。草葉の陰でドストエフスキーもえらく迷惑しているだろうな。
ポルフィーリィ格好いい 古畑みたい
本日再読終了 ルージン、途中までは、年月たってから読むと、こいつの言うことも一理あるかなとか思いつつ読み進めたが ソーニャを陥れようとしたところで、やっぱこいつダメダメ極めちゃってるわという、その落とし具合が見事だわな スヴィドリガイロフとドゥーニャの対面シーンは、何度読んでも、何だか妙な興奮を覚えます
620 :
無名草子さん :2006/07/07(金) 03:03:44
ラズミーヒン最高
621 :
無名草子さん :2006/07/09(日) 23:17:11
ラズミーヒンのお節介ぶりは異常
イワノーブナの基地外ぶりは異常 死んじまったけどw 今5章。受験勉強の合間に読むのがいいわ
あー…終わった。 全部読んじゃうと虚しいな… なかなか深い話だったけど、一度読んだだけだと 最初のほうのラスコーリニコフの心理的な部分が思い出せない。 まぁ、いずれまた読みたいと思ってる。 次はカラマーゾフ読もう
624 :
無名草子さん :2006/08/19(土) 02:52:55
ラズミーヒンは純粋で好きだな、異常な部分もあるけど。 ソーニャの狂信者ぶりはスゴスwww
625 :
無名草子さん :2006/08/20(日) 13:09:30
豚チクショウ!
【盗作3バカ】のスレに 田口ランディ本人後輪中?! 盗作犯人同士がバトル?!
627 :
無名草子さん :2006/08/24(木) 17:32:38
是非とも返事キボンヌ 小沼文彦訳では、第三部の3章の後半、 ラスコーリニコフがルージンの手紙を読んだ後「まるで無学者みたいじゃないか」と言い、 それに対してラズーミヒンが「それがつまり裁判所式の文体というやつさ」と返した後のラスコの台詞を 「裁判所式?なるほど、まさに裁判所式、事務屋風というやつだな……。ひどい無学というわけじゃないが、そうかといってひどく文学的だというわけでもない、事務屋さん風か!」 としてあって、「事務屋さん風か!」のビックリに大笑いしたのだが、 他の訳ではどうなっているか分かる人いませんか?? やっぱりこんな感じで面白いですか?
工藤精一郎訳では 「まあ事務的だな!」 になってる。 ところで、第三章で二人がポルフィーリイ・ペトローヴィチの 所を訪ねた時に、 ラズミーヒンがラスコーリニコフにからかわれて、怒ったときの 「豚チクショウ!」は何て訳されてるんだ?
629 :
無名草子さん :2006/08/24(木) 23:46:06
>>628 ありがとう!
「豚チクショウ!」は普通に「だまれ豚!!!」だな
特筆すべきはビックリマークが三つもある点くらいか…ww
小沢氏にも「豚チクショウ!」のセンスが欲しかったなww
630 :
無名草子さん :2006/08/24(木) 23:46:52
↑ 失礼、小沼氏だった…
>>627 ■米川訳■
「裁判所式? そうだ、裁判所式なんだ、事務家風なんだ……
まるっきりの無学というのでもないが、非常に文学的というのでもない。
つまり、事務家風なんだ!」
■中村訳■
「裁判所式? うん、つまり裁判所式、事務家的か‥‥
まるきりの無筆というではないし、非常に文学的というのでもない。
なるほど、事務家的か!」
■江川訳■
「裁判所の? なるほど、まさしく裁判所だ、事務口調なんだ……
ひどく無学というわけじゃないが、いい文章ともいえない。
つまり事務口調なんだ!」
小沼訳は確かに洗練されているね。でも、正直、笑いのツボがよく分からない・・
すぐ後の、ドゥーネチカに対するラスコの口調が「事務的」であることに
母親が驚くって箇所じゃないの?
>>628 「豚ちくしょう」はこのスレのちょうど百個前
>>528-529 で比較されてたよ。
632 :
無名草子さん :2006/09/04(月) 19:11:04
今読み終わった。 上が工藤訳で下が米川訳でした。 自分の読解力がないんだと思うだけど 最初の酒場の親父と母の手紙はよくわかんなかった。 婆あ殺害からおもしろかったな。 下巻に入り始めてから、酔っ払いのおっちゃんと手紙を もう一度読み返すと全体の人間関係がよくわかった。 ポリフィーリイかっこよかった。
漏れもやっと読破 暇な時にもう一回読み返そうとオモ
634 :
無名草子さん :2006/09/18(月) 16:11:23
翻訳によって、面白くもつまらなくも なるからな、原作を読むのが一番だろうが 俺には無理だし、誰の翻訳した奴を 買うのがベストなんだろ?。
>>626 そのスレ凄い。盗作で賞金500万円泥棒だと!佐藤亜紀って奴
盗作本「バルタザールの遍歴」
ここ
↓
【盗作3バカ】田口ランディ/ 佐藤亜紀 /篠原
本人後輪!! 盗作犯人同士がバトル?!
昨日読了 上巻は最後辺りの老人の人殺し!発言 下巻はスヴィドリガイロフの宿から自殺 ラスコーリニコフが一度署を出てソーニャを見てまた署へ向かった辺りが良かった
637 :
無名草子さん :2006/10/02(月) 00:09:39
読了 エピローグいらねーだろ
要るよ馬鹿 罪と罰はとっつき易くて良い作品だよなー 人気が有るのがよく分かる
639 :
無名草子さん :2006/10/05(木) 20:03:08
これ読んだけど なんだデスノートの パクリかって感じだったよ
640 :
無名草子さん :2006/10/05(木) 23:06:57
>>639 お前時間の前後も理解できないのか。
というより罪と罰の宗教的背景を理解しろよ。
641 :
無名草子さん :2006/10/08(日) 23:46:41
冗談で言っただけなのに そのぐらい理解しろよ マジレスで返されるとは思わんかった その考えは無かったわー、なんか すまんかったね
642 :
無名草子さん :2006/10/10(火) 00:13:47
痛い人がいる
ドゥーニャだったかソーニャだったか忘れたけど 聖母のようなあの性格はありえないだろ!と何度読んでも思ってしまう。 アル中の親父が娘について語る部分は 読んでる方が罪悪感に襲われてしまうよ。居たたまれない… というか、親父に感情移入してしまう自分はダメ人間だ('A`)
644 :
無名草子さん :2006/10/31(火) 22:51:02
これ原題なんだっけ? nakazanieとか何とかついた気がするんだけどなかなか思い出せない……
645 :
無名草子さん :2006/10/31(火) 23:41:37
度々話題にあがるがデスノートの面白さってのは この作品に通ずるところがあるよね なんだろ
648 :
無名草子さん :2006/11/01(水) 07:36:45
ごめん。質問のしかた間違えた(´・ω・`) 原題をアルファベット表記にすると何だったっけ?
>>647 受け売りだけど、ライト(L)、リューク(L)、L(L)とロジオン(L)・ロマーノヴィチ(L)・ラスコーリニコフ(L)は
意識している証拠だろうね。
デスノートはただの月とLの知恵比べって感じだけど 罪と罰は犯罪を犯した後の主人公の心の葛藤が面白いから 似てるようで全然違うと自分は思ってる。 最後に愛で救われるってのも良かったけど、主人公が入信してしまったのは残念だった。 話変わるけど、ラズミーヒンのお節介はドゥーニャの事があるからまだわかるけど ソーニャがあそこまでラスコーリニコフに入れ込む理由がよくわからん。 どうしても単なる同情にしかみえない。それか面食い。
651 :
無名草子さん :2006/11/01(水) 12:22:21
マルメラードフ家への援助があって、まず感謝。 ロージャのほうからソーニャに近づいてきて、 ロージャの罪を知って贖罪を願ったんじゃないかな? 彼女、狂信者だし、罪は償えとね。
わかるようなわからんような。 ソーニャは、服をカテリーナに欲しいって言われて 思わず嫌味を言ってしまったというエピソードが好きだった。
653 :
無名草子さん :2006/11/10(金) 13:28:06
>>649 をみて思い出したんだけど
wikiだとロージャのイニシャルはPPPになってるよね。
ロシア語は全く知識ないけど英語とはアルファベットの読み方が
微妙に違うってことなの?
>>653 ロシア文字のР・р「エル」は、英語のR・r「アール」に相当する。
ギリシア文字のΡ・ρ「ロー」と同じ。
ちなみに英語のL・l「エル」は、ロシア文字ではЛ・л「エリ」
ギリシア文字のΛ・λ「ラムダ」。
655 :
無名草子さん :2006/11/24(金) 04:25:38
(´・ω・`)ソーニャみたいなお嫁さんがほしい。
じゃ、俺はドーニャで
657 :
無名草子さん :2006/12/19(火) 14:41:57
読んだ ガイロフがドゥーニャを襲おうとしたシーンで 興奮した 女なのに
658 :
無名草子さん :2006/12/31(日) 21:20:26
罪と罰どうしても読めない。。 旧仮名遣いでもみなさんすらすら読めますか? 馬鹿かも・・ 来年またチャレンジします。
659 :
シベリア公爵 :2007/01/01(月) 00:23:19
新潮文庫で読んではいかがですか?
660 :
無名草子さん :2007/01/10(水) 02:33:38
>>658 >旧仮名遣いでも
って、誰の訳ですか? 現在刊行されている
>>659 ご指摘の工藤精一郎訳、
岩波、旺文社文庫の江川卓訳もそうとは思えないのですが。
結構、昔の翻訳ものは誤訳・悪訳も放任されている傾向があるのでご注意
ください
ラズミーヒン大好きだ 一番最初に名前覚えた。
662 :
無名草子さん :2007/01/10(水) 05:44:20
ソーニャとマンコしたけど臭かった!臭マンコ
663 :
無名草子さん :2007/01/31(水) 15:20:57
なんで、ソーニャっていったりソーネチカって言ったりするの? 最初、人の名前が紹介も無しにドンドン出て来てめちゃくちゃ読みにくいんだけど。
まあ一つ聞いて頂戴よそれこそチラシの裏にでも書いてろな話だけど 昨晩21時くらいからぶっつづけで読みふけって、そいでつい2時間くらい前に読み終えて訳も分からないような涙を流して、 んで今し方落ち着いてきた次第なのよ 何せ中卒でプー太郎なんてしているもんだから辞書に漢和辞典にと四苦八苦しながら己の無学さを恨んだのさ ああもうこんな事をクドクド書き連ねるつもりじゃないんだけど何せ学が無いもんだから!無いもんだから!ごめんなさいね! まあ忘れもしない2月10日、ニートの日。へっまるでぴったりじゃないのさ。 作品がどうだとかそんな事は馬鹿だから言いやしないけど、何かこう、救われたってアレじゃないけどさ。 ともかくは人生のターニングポイントってやつかも分からんですね。 この期に及んで劣等感のような物を(何を読んでも観てもそう!ビョーキだよビョーキだよ)感じていないこともないけど、それがなにさ、数年後には笑ってやるさ こういうのって何か身近な人に爆発させるべきだろうけどそういう人いないから!ごめんなさいね!本当!スレ汚しごめんなさいね! まあ・・・それだけをどうしてもどこかしらに言いたくて。はい。ワガママにお付き合い戴きありがとうございました。
>>664 読了乙。
>つい2時間くらい前に読み終えて訳も分からないような涙を流して、
>んで今し方落ち着いてきた次第なのよ
またぶり返すよw。マルメラードフの一家をはじめ、泣かせどころは満載だから。
>何かこう、救われたってアレじゃないけどさ。
>ともかくは人生のターニングポイントってやつかも分からんですね。
まだ先が長いってことだね。それだけでも羨ましい。
ま、次は『カラマゾフ』か『悪霊』を是非。
友人に宛てた手紙は読んでないが 社会の害虫と思った人物を殺したラスコと 快楽殺人のこの犯人はまったく違うといいたい
>>650 そりゃあのコミックはドラマ性が無いからw
ところでラスコーリニコフってハンサムって設定だったっけ?
読んだのずいぶん昔でわすれた。
妹似なら美形なのでは?
670 :
無名草子さん :2007/05/05(土) 13:22:27
671 :
無名草子さん :2007/05/12(土) 02:20:56
/ ̄ ̄\ / _ノ \ | ( ●)(●) . | (__人__) あの事件をどこからどう見たって | ` ⌒´ノ 私だけが取り立ててとがめられなきゃならん筋合いがありますか . | } 偏見ぬきで、常識的に考えて… . ヽ } ヽ ノ \ / く \ \ | \ \ \ | |ヽ、二⌒)、 \
>>664 乙です
俺なんかは最初(学生時代)は途中で諦めたけど
ふと立ち止まった機会に、また読み直した時は一気に読んだ
それももう引き込まれるように
そして、今でもこの本は俺の宝物だ
お互いこの本に出逢えてよかったですね
読んだ。とても良かった… 岩波で読んじゃったけど、新潮にもあったなら新潮で読めばよかったかな…
新潮文庫(工藤)の訳は平易であり、読みやすい訳文。 河出文庫(米川)の訳は高尚で読みにくいが、格調高い訳文。 岩波文庫(江川)の訳はくせのある訳だが、面白い。 個人的に一番オススメする。
夏休みを利用して読み始めたばかりだけど面白いね と言っても、まだ酔漢爺を自宅に送り届けるシーンまでしか読んでないけど ロシア通貨の単位がよく分からなくて参った
中村白葉の岩波旧版が個人的ベスト
ニコニコキッチンに罪と罰があってワロタ
プリヘーリヤは森尾由美、ドゥーニャは綾瀬はるか
モロ日本人じゃねぇか
日本人ちゅーか東洋人か
ドゥーニャはええ妹や
読んだ後にいつまでも心に残るのはスヴィドロガイロフだな 自殺する前の晩の心理描写が深すぎる
「罪と罰」で論文書こうと思ったんだけど、 学者達の指摘とすっかり一緒だったから挫折した
684 :
無名草子さん :2007/09/02(日) 13:24:47
ラスコの話はあまり好きではないんだけど(心に響くものが少なかった) ガイロフ、ルージン、カテリーナの世界が面白くて一気に読めた。 初ドストだったけど、ただの奇人変人にさせないだけの彼等なりの 行動原理が面白いな〜と思うし惹かれた。 すっかりドスト好きになってしまった・・・今からカラマーゾフ買ってくる。
待て。白痴と悪霊を読んでからのほうがいいぞ。そのほうがカラマーゾフを楽しめる。 二度読むつもりなら先にカラマーゾフからでもいいが。
お?そうなのか? 本屋行くついでにドスト作品あるだけ買ってくる。 人間の感情や行動原理を深く楽しめる作品を求めて読み始めたんで もう最高すぎて悶絶ものだよ。
ドストエフスキー作品の善人すぎるヒロインに時々腹がたつ
ドスが女性を描くのが下手だというのは昔からの定説。
スヴィトリガイロフは奥さん殺してたから自殺に到るほど苛まれてたのか 単に失恋ショックかよく分からん それとも淫蕩に耽ってた事が心の底でジワジワ来てたのか? 何がラスコリーニコフと似てるのかイマイチ分からんかった。
結局犯人はラスコーリニコフでよかったんだよね?
>>689 自殺する理由なんか明確に一つに特定されるもんじゃないさ
発作さ、発作
>>687 俺の場合は
ただでさえアクの強い男の登場人物が居並んでいるから
女まで男並みのアクの強い奴が乱立したらムカムカして読んでられないぜ
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ /\ /| / /| \/ |(\ /) / / | \|( ゚ー゚) <全力でWindowsを捨てOpenBSDに移行せよ / / | __〃`ヽ 〈_ OpenBSD / γ´⌒´-−ヾvーヽ⌒ヽ OpenOffice.org+Wine //⌒ ィ theo`i´ pf ); `ヽ FireFox+Xfce+uim+anthy // ノ^ 、___¥__人 | ClamAV+Snort+Privoxy+Tor / ! ,,,ノ爻\_ _人 ノr;^ > ) / ( <_ \ヘ、,, __,+、__rノ/ / ヽ_ \ )ゝ、__,+、_ア〃 / ヽ、___ ヽ.=┬─┬〈 ソ、 〈J .〉、| |, |ヽ-´ /"" | sshd |: | レ :|: | リ / ノ|__| | ↑ /| ,, ソ ヽ ) \_/ .,ゝ ) イ ヽ ノ y `レl 〈´ リ / ノ | | . l / l;; | 〉 〈 〉 | / ::| (_ヽ \、 (。mnノ `ヽnm
>>668 冒頭の地の文で
「栗色の髪をした美男子」と明記されているよ。
名門大学に行く様な秀才でかつ美男子だからこそ
選民意識に取り付かれ、
不遇な生活の中でそれが病理的な方向に発展した。
なんか下手なラノベみたいに台詞が異常に多すぎて 地の文章少なすぎて読みにくかった。 つうか途中で投げ出したけど、結局、犯人誰だったの? OPのラスコーリニコフのまま?
696 :
無名草子さん :2007/09/25(火) 15:42:33
>>695 戯曲を読み慣れていても、この長台詞は常軌を逸しているがな。
犯人で迷うか‥
犯人はボナパルト
犯人はソーニャ
699 :
無名草子さん :2007/09/28(金) 02:21:41
罪と罰で最も評価の高い日本語訳は誰でしょうか?
評価が高いのは誰か知らないけど(江川が一番スタンダードなのかな?) 豚ちくしょうが堪能できるのは工藤とのこと
701 :
無名草子さん :2007/10/07(日) 02:23:44
犯人が分かってスッキリ!って話じゃないぞ豚畜生
702 :
無名草子さん :2007/10/10(水) 20:11:35
須藤元気のレベル 革命家チェ・ゲバラの南米旅行記と同じルートをたどるノンフィクション。 限定200枚の整理券は、発売前夜に徹夜組が現れ、ネットオークションでは 3万円に高騰する人気ぶり。須藤は旅を通じ「本当の戦いは、自分の内側にある。 自分のありのままでいられる人が世界最強なんじゃないかな」と悟ったという。 今後は執筆業を中心に活動する。 これは名言だ。浅田や副島や宮台や東に言えるセリフではない。 須藤のほうがずっと若いのに ソクラテス、ヘーゲル、ニーチェのようなレベルでも、 ここまでは行かなかったのではないか? 須藤が悟ったことは、これまでの哲学者が見落としていた心理かも? トルストイやドストエフスキーだとさらに劣る スタンダールやマンの哲学は須藤以下かもね
703 :
無名草子さん :2007/10/13(土) 17:07:04
ラスコ―リニコフの英語名教えて
704 :
無名草子さん :2007/10/13(土) 17:13:24
↑間違った ラスコ―ニコフの英語のスペル教えて ロシア語しかわからなくて
705 :
無名草子さん :2007/10/13(土) 18:09:51
Rodion Romanovich Raskolnikov
706 :
無名草子さん :2007/10/13(土) 22:35:23
↑助かりましたありがとう
>>702 まあ須藤は、文学とかやったらええ作家になるかもな。
正直、ファイターというより求道者のイメージだね彼は。
>>205 白痴は期待した程じゃなくてガッカリしたなあ。
それこそ冗長で無駄が多すぎると思った。
主人公は純真だったけど、白痴というタイトルが持つ印象よりも、
ずっと知的で聡明だと思うし、今となっては物語の核心も思い出せない。
そういう意味では罪と罰は本当に傑作だと思う。
>>785 これは・・ロシア文学の権威の東大教授だった人が翻訳しました。
他の訳もあるでよ
「裁判所式? そうだ、裁判所式なんだ、事務家風なんだ……
まるっきりの無学というのでもないが、非常に文学的というのでもない。
つまり、事務家風なんだ!」
「裁判所式? うん、つまり裁判所式、事務家的か‥‥
まるきりの無筆というではないし、非常に文学的というのでもない。
なるほど、事務家的か!」
誤爆したごめん。こぴぺもとのすれに書き込むとかねぇ
711 :
無名草子さん :2007/12/06(木) 13:01:37
今読んでるんだけど、これスッゴイ読みにくいな〜
そう?
713 :
無名草子さん :2007/12/10(月) 10:59:47
罪と罰は14の時読んだ、 お金ためて悪霊と白痴とカラマーゾフの兄弟も買って読みました 後、未成年も借りて読んだ、今でも大好きな小説です
714 :
無名草子さん :2007/12/10(月) 11:11:35
白痴>悪霊>罪と罰>未成年>カラマーゾフの兄弟の順に好きです 学校サボってこのスレ読んでたらお袋に怒られた 今から学校行きます
715 :
無名草子さん :2007/12/21(金) 13:15:35
丸めラード符の家に行った後に金置いて帰ってくる主人公が 「それにしてもよくこんな井戸を掘ったものだ、それに・・・平気な顔をして!」って所 井戸って何かの暗示?マルメ父、娘等に当て嵌めても何か意味が通らないような気がするんだけど
716 :
無名草子さん :2007/12/21(金) 13:24:35
中学生でも読めるって書いて歩けど、後に出てくる聖書の引用なんかは(ほとんどの)日本人であれば、大人でも馴染みが無い 結局分かったふりで、楽しかったと思い込もうとしてるんだろ?映画でも小説でもあらゆる物に自称“通”がいるけど 話を聞いてると大体分かってないんだ まぁ、意味も考えず話を追ってその描写を楽しんでるだけだから、それで楽しめるのも安上がりな思考でいいよね 全然羨ましくも、そうなりたいとも思わないけど 2理解して楽しかったって言ってる人と10理解して楽しかったって言ってる人がごっちゃになってる しかも2の奴に限って読書家だったりする、まぁ頭使わず活字追ってるだけだからスラスラいくんだろうけどさ そういう奴は幾ら本読んだって真理に近づけない代わりに苦悩もない まるで夢現だな はやく目を覚まして発狂するほど苦悩することをお勧めする、無理だろうけど うんこ共めが
嫌われてそう
718 :
無名草子さん :2007/12/23(日) 16:15:14
風景描写で 「その部屋には古ぼけたしかし高そうな机が、更に白の壁紙が年月で黄ばんでしまい、 その剥げた所を隠すように置かれた壁際に椅子が〜3脚ほど、 窓にはナニナニ色の夕日がどうたらし、その日差しが部屋に差し込み、暗くなった部屋の僅かな照明の代わりをしていた。 更に、その窓辺の右側の方にどうたらこうたらで、まるでうんたらかんたらをどうたらちんたらした様な、 いやくんたらもんたらをしょんたらこうたらしたといった方が適当か、景観が広がっていた」 的な文章って読むってか書く必要案の? 一応想像するんだけど、終盤に話の都合でもう一回その部屋に戻ると「机そっちかよ!ベッドの脇にそんなものあったのかよ!」的に間取りが変わることが間々ある
読み終えた 導入からして、読みやすくて良かったよ モンテクリスト伯やロビンソンクルーソは本題に入るまでもっと長く もっと退屈
>>718 ドストは情景描写が苦手ですからね。
自然描写は殆どないでしょ。女が書いた小説みたいに。
721 :
無名草子さん :2008/01/10(木) 06:13:25
ドストに情景描写求めてもなぁ
そのかわり饒舌な人の描写は世界一。
マルメのお葬式での、カチェリーナが可笑しくで爆笑してしまった
読もうと思ってるんだがキリスト教の知識ないと楽しめないのか? キリスト教の簡単な解説本とか読んでおいたほうがいい?
>>724 要らない。こだわり出すと当時のロシアの政治状況とか
いろいろ知る必要が出てくる。
先ずは体当たりするのがベスト。
その跡で江川卓の『謎解き罪と罰』でも読めば十分。
>>725 レスどうも
名作みたいなんで気負ってたんだが
まず読んでみます
実はドスト読むときの一番の敵がそういう思い込みや気負いっていった 読みはじめる前の入り口での読み手側の心だったりするね
728 :
無名草子さん :2008/02/01(金) 18:51:04
なんでドゥーニャは最初兄ラスコーリニコフのためならなんでもするみたいな感じだったのにスビドリガイロフに自分を愛してくれれば兄を国外に逃がしてやるって言われた時は断ったの?
それがラスコのためになるとは思わなかったから?
豚畜生!!!!!!!
732 :
無名草子さん :2008/02/06(水) 00:30:25
憂鬱な時には読みたくない小説リストの一つ
734 :
無名草子さん :2008/02/08(金) 18:38:45
早く読み終わりたい。
735 :
無名草子さん :2008/02/08(金) 23:30:33
人は皆重い十字架を背負ってる
罪と傷をポイ捨て
上巻読み終わったけどラスト付近面白いな すぐに下巻読みたくなる
738 :
無名草子さん :2008/02/16(土) 05:48:10
独創性が強すぎ「悪霊」に比べて物足りない。
739 :
あ :2008/02/16(土) 05:57:41
てす
>>733 何よりも体力勝負
>>738 『罪と罰』の方が単に知名度に留まらず、作品としても
スタンダードかと
キリーロフをはじめ『悪霊』には一番惹かれるものがあった。 歳を喰うと少し変わって来るんだが。
742 :
無名草子さん :2008/02/18(月) 20:46:55
て
作家アンケート 1 好きな日本作家第一位……… 2 好きな日本作家第二位……… 3 好きな日本作家第三位……… 4 好きな海外作家第一位……… 5 好きな海外作家第二位……… 6 好きな海外作家第三位……… 7 好きな日本の本第一位……… 8 好きな日本の本第二位……… 9 好きな日本の本第三位……… 10 好きな海外の本第一位…… 11 好きな海外の本第二位…… 12 好きな海外の本第三位…… コピペして回答してください
上にある「ラストが納得いかないラスコは自殺しろ」って意見日本人らしいな 腹切って償う美学 一度の失敗も許されない
井戸は生きる手段?見たいなものに対する暗示かな? 水がないと人は生きられないからね。
リーザ殺しは反省しても、婆さん殺しは一向に反省しません。
うむ。そこが核心だな。
いくら自首扱いでも二人も殺して強盗して死刑になんないもんなのか
初犯だし反省してるし盗んだ金は使わなかったし、今の日本でも有期刑は堅い。
「妹萌え」で検索するとおもしろい。
読み終えた。面白かった。上巻の前半がつまらなかったけど下巻すごい。 ところで最後自殺した方が良かったって意見多いね。でもそれだと作品のテーマが変わってくるよーな… そもそも自殺ってある方向で結論づけてしまうし。キリスト教において自殺はアレだから。 だからこそのスヴィドリガイロフの自殺だろうし。 まぁちょっとロージャは幸せ過ぎるんじゃねーかとは思ったがね。
この本でレポートかかなきゃいけないんだけど 難しいなぁ
753 :
無名草子さん :2008/06/03(火) 12:39:44
前レスにもあるが、ラスコーリニコフが高利貸しの婆を 殺す動機が、人を殺すにしては軽すぎるという疑問と、 ラスコーリニコフが、最後まで婆殺しの罪の意識を感じ ていなかったのはなぜか。 理由1:時代背景 鷲鼻や高利貸しといった描写から、婆さんをユダヤ人と想定した と考えられ、当時の時代背景だと、ユダヤ人の命を軽んじる傾向があった。 もしくはドストエフスキーが反ユダヤ主義? 理由2:革命思想 ラスコーリニコフの思想と革命思想を比喩し、世界を操る金融屋を婆 に置き換えて、その正当性を提示する。しかし、とすると小説では失敗 しており正当性の主張に否定していることになる。 理由3:暗示と警告 2を踏まえ、ドストエフスキー自身、政治的思想により牢獄されるなど、 政治的な意欲があり、当然この世の中がどのように成り立ち誰によって 動かされているかを考慮にした可能性がある。つまりは特権意識を持つ 金融屋とラスコーリニコフをダブらせ、それらの優位主義・エリート主義 を断罪したと同時に、金融屋を高利貸しの婆と置き換え、彼らの主張により 彼らを殺すという、強烈な皮肉を加えている。
引きこもりのラスコーリニコフが現実の閉塞感を打ち破るために 高利貸し老婆を殺害し、同時に自分の未来も捨てたと思っていたけど ロシア正教の宗派の意味もあるみたいだね。
>>753 適当に予測すると
ドストエフスキーはなんかの革命思想の団体に参加していてそのために死刑され
そうになり恩赦され数年投獄されたそうです。
ラスコ = 革命しようとする人
高利貸しの老婆 = 地主又はロシア皇帝
リザヴェータ = 農奴(結局殺される)
マルメラードフ = 実際のロシアの現状を現す
ラスコ捕まる = 革命失敗(ナロードニキ?失敗)
世間知らずの学生が革命を唱えて失敗しちゃった。でも高利貸しの老婆殺害(革命思想)
は反省しないよ〜。
勝手にいろいろ調べながら想像。
集英社の小泉猛訳で読んだけど、江川訳がポピュラーみたいだね 今度そっちで読んでみようと思ったけど、小泉訳のは解説がおもしろかった なるほどーって思った。暇なら図書館とかで解説だけでも読んでみたらいいと思う 前に「無知の涙」読んだんだけど、心理がラスコとシンクロしてるところがあってわかりやすかった あと聖書もう一回読んでみようと思った
ラスコは高利貸し老婆を殺害した後は罪の意識は感じていたと思う。 反省はしなかった。
秋葉原の事件の影響で派遣社員の待遇が少しでもよくなれば あの犯人はラスコよりはナポレオンに近い存在だったとゆうことになるのか?
やっとで読み終わった。 おもしろかった。なんか青っぽい感じだった。
ナポレオンが派遣社員を選ぶかね?
結局ラスコはあの論文に書いたような許される殺人はあるみたいな考え方は最後までかわらなっかったの?
この作品を読んだ人はどんな感想をもつんだろう この作品は当時の時代背景などを考慮してどんな意味をもつんだろうと思って 最後の専門家の解説を楽しみしてたら ドストの生い立ちと作品のあらすじだけが書かれててがっかりした
スビットリガイロフは何故アメリカに行くと言って 自殺したのでしょうか。アメリカのイメージは自由と平等と思うのですが。 亡命=死亡とは言い切れないと思うので。 ドストエフスキーは自由についてはどのように考えていたのでしょうか?
ドストは預言者と呼ばれていたみたいだね。 アメリカの予言はおおハズレみたいだね
767 :
無名草子さん :2008/07/24(木) 13:44:04
中学くらいのとき新潮版の罪と罰をさらっと見てあまりに難解そうですぐ 読むのやめたが、どの訳を読むのがいいのか?
768 :
無名草子さん :2008/07/24(木) 17:42:00
赤川次郎版
>>767 あなたが今何歳か分らないけれど、「中学くらいのとき」からは多少の
読書経験を積んでいるだろうから、新潮文庫でいいんじゃないか?
770 :
無名草子さん :2008/07/25(金) 12:03:25
ビーフストロガノフが登場するシーン辺りからワケワカになった。 翻訳がいまいち。
771 :
無名草子さん :2008/07/25(金) 14:24:05
ピロシキとボルシチのペテン師コンビはどうよ?
772 :
無名草子さん :2008/07/26(土) 17:42:54
工藤の訳読みづらすぎ
今、「悪霊」読んでる。やっぱりドストはいいな。 「罪と罰」は十数年前に中村白葉の訳で読んだ。古臭い文体だなあ、と思ったけど 第一巻を中村ので読んだから、続きも中村ので読むしかなかった。 読んでて慣れたけど。 久しぶりに読み返してみようかとも思うけど、中村訳ってどうなのかね? 江川訳に取って代わられてる所みると、さすがに古過ぎるという評価なのか。 今度は誰の訳で読めばいいのかなあ。なるべく平易な読みやすい訳がいいんだが。 「豚ちくしょう」みたいなのはなくてもいいから。
775 :
無名草子さん :2008/07/27(日) 15:21:14
三村訳とかどうよ?
776 :
無名草子さん :2008/08/09(土) 21:48:24
光文社の罪と罰が楽しみだね 読みやすそうだ
英語の勉強のためにペーパーブック(英語で簡単に書いたやつ) を読んだんだけど おもしろかった!! 人間がなんというかそれぞれ光っているというかなんというか ちゃんと日本語のやつでも読もうと思った。
778 :
無名草子さん :2008/08/11(月) 22:06:11
読書感想文をかくんだけど何について書けばいいと思う?
「ぼくは、ソーニャよりもドゥーニャにはあはあです」 これでオケ
>>772 激しく同意。
今最初の30ページ分ほど読んだけど全然意味が解らなくて頭に入ってこない。
挫折しそう。
工藤訳は母親からの手紙あたりまでが鬼門かな 個人的にはマルメラードフのセリフとか味があって好きなんだけどな
岩波旧版の中村白葉訳が個人的にはおすすめ
ソーニャ萌えが止まりません。発狂しそうです。
現在でもマルメラードフ(サラリーマン)たちが 2chでニート叩きをする。
>>784 が『罪と罰』を読んだことが無いのだけはよくわかった。
786 :
無名草子さん :2008/08/15(金) 22:29:47
ロシアのドイツ人って日本でいう在日みたいなものなの? そのへん無知なので教えてください
罪と罰の漫画版が文庫で出ているが あれはどうかとおもう顔長すぎて怖い。 萩尾望都とか『残酷な神が支配する』で 虐待する義理の父を殺したら、母親も一緒に殺してしまって 文字通り死ぬほど葛藤する話があるけど、 せめてあのくらいの人に描かせて欲しかった。 名作なんだからさーーー
手塚治虫の『罪と罰』のラスコは、丸くて子供々々していた。
マルメラードフじゃないよ レベジャートニコフみたいながニート叩きしているんだよ。
>>786 在日はむしろポーランド人だな。
ドイツ人は中国人かな?
ドイツ人村=貧民街、みたいな感じで嫌われていたね。
(でも先進のヨーロッパ文明はドイツから来る、みたいな雰囲気はあった)
791 :
無名草子さん :2008/08/18(月) 09:56:40
読むのを挫折しても気になんない本No.1。
週刊アクションに現代に翻案したバージョンで連載されているけど、原作再現度が高くて面白い。 原作よりかなり陰鬱なんだけど、原作のディティールをちりばめてあって原作を深く読み込んでいるのがわかるよ。 いまソーニャの売春のくだりだけど、あれのアレンジの仕方に驚いた。
ついでに地下室の手記も漫画化にしてください
794 :
無名草子さん :2008/08/28(木) 21:08:55
どうしてマルメラードフがせっかく官職につけたのにそれをおじゃんにしたのかどうしてもわからん
>>792 こないだ伊集院光が自身のラジオ番組冒頭で
この漫画読んでるって話してた
小説の映画化 漫画の映画化 小説の漫画化 どれも広い意味の翻訳だから、翻訳者(映画監督、漫画家)の見解が混入してしまう ことは避けられない。
797 :
無名草子さん :2008/09/05(金) 19:15:41
今日漫画になってるの読んだけど 何でペンキ屋は自首したの?
798 :
無名草子さん :2008/09/13(土) 20:20:43
ラズミーヒン!!お前はどこまでもいい奴だぜ…!!
799 :
無名草子さん :2008/09/14(日) 00:46:27
井桁先生の『罪と罰』はいつ出るのだろうか?
>>794 ふふふふふふふふふ、無職だめ板に逝ってみたまえ
マルメラードフがイパーイいるからw
それにしてもこのスレイラク戦争開戦のころからあるのか、すげえな
>>69 やっぱりそうなのか
似てるなとは思ってた
買ってきた 今から読む
読み始めたが面白い 読みやすさに驚いた
どこの社の誰の訳か教えてもらえる?
新潮文庫の工藤精一郎です
ありがとう、読み比べてみる
810 :
無名草子さん :2008/10/12(日) 23:58:28
当時のロシアの社会はいいものではなく、登場する大人たちも 変なのが多い。その「社会の未来」に絶望したラスコーリニコフが犯した犯罪。 法を守る警官のポリフィーリーが「終わった人間」と自身のことを言っているが、 犯罪を犯し社会的に死んだラスコーニコフは「終わった人間」ではなく未来がある人。 社会を変えることが出来る人になることを匂わす最後だと思う。 社会に不満を持たない若者は存在意義が無い。
変革する側ではなく法を護る側についたポルフィーリーは「終わった人間」と 言うことか。
If you are not a liberal at 20, you have no heart. If you are not a conservative at 40, you have no brain. ということだな
それは違うなポルフィーリーのような人間こそ必要と説いている。
>>812 おもしろいね。liberalは 自由主義 反体制的 でいいかな。
conservative は 保守的 ということか。
最近猫も杓子も保守的な感じがする。最近の若者は情熱が無いのかもね。
この本読んだ時、なんか青臭い感じがした理由もよくわかるね。
ポルフィーリィの「私は終わった人間」発言も幾通りもの解釈が出来ると思う。 例えば、ポルフィーリィは、罪のみ犯して罰を経なかったもう一人のラスコーリニコフという可能性もあるしな。 それにより、魂の蘇りの機会を永遠に失ってしまい、終わってしまったのではないかと。
新訳はどうなの?
若き日のポルフィーリィがラスコリニコフの同類だったのは間違い無いとして、 そこから、どの時点でどう挫折したかが解釈が分かれる所。 他に暗示は描かれていないかな?
さあどれだ? 1 ラスコリニコフ…内容や結果はどうあれ青雲の志を抱いた ポルフィーリィ…正当性や社会的成功を得た引き換えに青雲の志を抱けなかった 2 ラスコリニコフ…超法規英雄論の脳内シミュレートを繰り返した挙句本当にやってしまった ポルフィーリィ…超法規英雄論の脳内シミュレート止まりだった 3 ラスコリニコフ…罪を償って生まれ変わるチャンスを持っている ポルフィーリィ…罪から逃れてしまい生まれ変わるチャンスをも失っている
このスレは新訳読んだ人いないのか?
結局スヴィドリガイドフは奥さんを毒殺したの?
>>821 ラスコーリニコフに言われた時、否定せずにニヤニヤしてたところから察してもらうしかない。
スヴィドリガイドフに関してはっきりしたことは何も分かってないんだよね。 得られている情報はドーニャというフィルターを通したもののみ。
スヴィドリガイロフに関しては、虚無主義者であり快楽主義者でもあるということははっきりしている。 そして、ラスコーリニコフが想定する英雄とは正反対の性質の人物であるにもかかわらず、 現実的に社会の道徳や法律を乗り越える事が可能な財力と縁故を持っている。
連投スマソ。 もっとも、ラスコーリニコフの前でのスヴィドリガイロフの自分語りが嘘やハッタリを含むと考えられなくもないが、 ラスコーリニコフの英雄論の抱える現実との齟齬や自己矛盾の象徴として描かれた ダークサイドの英雄としての役割を担っている可能性が濃厚と考えられる。
ラスコリニコフ「復学してもどうせろくな人生が待ってなさそうだから意味無くね?」 スヴィドリガイドフ「どうせ人はいつ死ぬか分からないんだし小難しい事を考えたり悩んだりしても意味無ーよ 生きてる内に好き勝手にやったりエロを楽しんだりすればいいんじゃね?」 どう見ても同類です本当にありがとうございました なのでラスコリニコフは貧乏だからああなったと言えなくもないが仮に金持ちだったとしても(略
下手すると一生この本だけ読んで過ごせそうだ 青木雄二も言ってたがw
「罪と罰」って実は誤訳で本当は「犯行と罰」が正しい訳らしいよ
ベッカリーアの「犯罪と 刑罰」という本があって・・・・・
>>829 すげー!ほんとだ!!え、じゃあドストってそいつのパクリ?・・・
ラスコーリニコフはスヴィドリガイドフの発言からあるように 同類の存在みたいだけど少し納得いかないな。 スヴィドリガイドフは冷淡で虚無、ラスコーリニコフは熱くてやさしい (マルメラードフの話を聞いてあげるし葬式代もあげるし)。 ラスコーリニコフが奪った金で出世したらああなるということか。
>>832 >ラスコーリニコフは熱くてやさしい
十分に悲観主義者で無気力だが。
復学しても無駄だと決め付けていたくだりや、
シベリアでの周囲の人達に対する態度が物語っている。
そんなラスコーリニコフを最終的に救ったのはソーニャだった訳だが、
広い視点で見ると、ポルフィーリィの更生計画のレールに乗っていたという事かも知れない。
834 :
無名草子さん :2008/10/26(日) 17:41:17
いきなり自白した男ってなんなの?
現代でも、締め上げられたら、やってもないのに自白する奴いるだろ。
836 :
ハルポン :2008/10/27(月) 12:33:41
自白した男は夢の中で鞭打たれる馬のイメージと重なるのではないでしょうか?当時の取り調べって、かなりきつかったのではないでしょうか?
予審判事が検事を兼ねてる司法制度だからな。
事件が起きると、「私がやりました」って言ってくる人間が必ずいるんだよ。 詳しく話を聞いてみると、新聞出でていた話しか知らないとか、バレバレなんだけど。
角川から米川正夫訳 罪と罰でます
新潮文庫も昔は米川訳だったんだよね
新訳についてだれの感想もない・・・
新訳は文章が軽い感じ。読みやすいと言えばそうなんだけど。 とりあえずカラマーゾフにあった登場人物紹介のしおりが新訳にもあったのが助かった。 登場人物の整理をしながら読めるのは非常に便利。 新訳の一番のメリットはあのしおりの存在だろう。
>>842 感想乙
でもこのスレ見てると新訳には興味がうすいっぽいな
いままでの訳で十分ってことかね?
>>843 そうじゃなくて、知ってる話の別の訳をわざわざ読むモチベーションが湧かないんじゃ?
>>843 亀山訳に興味が無いだけ。
ちなみに、井桁先生も翻訳中らしい。
846 :
無名草子さん :2008/11/03(月) 08:18:21
旧約100ページで挫折したけど、新訳は1巻読み終えました。 カラマーゾフより面白いんじゃないかね。カラは新訳も3巻で挫折したけど、 もう一度読み始めました。
きのうサザエさん一家がまわし読みしてたな
専門のスレがあることが証明しているように 名作だけどひとがいない。
スビットリガイロフが自殺した理由は そうしないとしめしがつかないからだろう。 現実世界では彼みたいな人いっぱいいるし 社会に出て成功している人たちはみんな彼のようだと思うが。
婆さんを殺すとき妹が入ってこなかったらあれほどの苦悩はあったんだろうか
ない。 婆さん殺しに関しては、終始反省していない。
>>851 ない、、よね。薄くなることは確かだと思う。じゃあ、彼の理論は正しいのかな?
社会にとって罪悪である人は殺していいんだ、みたいな理論
突然だけど深田恭子ちゃんの歌で「イージーライダー」と言うのを発見したんだ。
以下歌詞
永遠って言ってたって
なんだって終わるでしょ
始まってずっと続く
恋なんて信じられない
後悔したくない まだまだ間に合う
何かを掴むなら 何か捨てなきゃ
何も掴めない 何もできない
〜 〜 〜
倫理や論理など振りかざす前に
きつく抱きしめてよ 今すぐ
名曲だよ。
http://jp.youtube.com/watch?v=_Mu3ntiAPLU
855 :
854 :2009/01/05(月) 14:22:03
ごめん違うスレかと思ってレスしてしまった
856 :
無名草子さん :2009/01/23(金) 17:46:27
冒頭部ラスコが親父さんの時計を質に1ルーブリ50コペイカ老婆から借りた時、何で前回の利息として1ルーブリ50コペイカ分の15コペイカが手取りから引かれたんです? 前回2ルーブリ借りていた分の利息の20コペイカが手取から抜かれるのは解るのですが。 結局35コペイカ利息で取られ1ルーブリ15コペイカの手取りになったのですが。
857 :
無名草子さん :2009/01/29(木) 17:09:30
エドワードラジンスキーの本読んだら、工藤精一郎訳だと気づいた。 新潮の罪と罰で挫折した思い出があるから読みやすい訳に驚いた。
>>851 あるだろう。
金貸しババアに対する申し訳無さとかじゃなくて、
天才への通過儀礼のはずが単なる犯罪者に堕ちてしまった自己嫌悪という意味では。
登場人物が憶えきれない。 工藤精一郎訳だけど読みやすいね。長いけど。 主人公が面白いな。恋して前向きになる辺りとか。 愛とか友情とか人間関係について考えさせられました。 期待してた犯罪者心理のほうは微妙。
>>858 俺もあると思う
直後に高熱出して寝込むのは
1人殺やろうが2人殺ろうが一緒かと
861 :
メッキ :2009/02/22(日) 23:41:56
私は健全な精神の持ち主なので主人公は罪の意識を感じたし反省もした と理解してしまった。 私の性格の善さが小説の理解力の妨げになってしまった。
久しぶりに読み返したので思うところ ラスコーリニコフが老婆殺害を悔やんでいないという見方があるけど、俺はそんなことないと思った 老婆を殺したことを悔やんでいないわけじゃなく、老婆の殺害だけを特に悔やむ理由がないだけじゃないのかと リザヴェータ殺害に苦しんでるのは、自分の無能さ、計画の杜撰さを悔やんでいるからじゃないかな 良心の苦しみというよりは、自分の無能さや迂闊さを責める自虐的な自意識の苦しみ それとは別に老婆もリザも関係なしに、人を殺したこと自体に苦しむ場面が何度も出てくる 自分は永遠に他人と切り離されてしまった、と実感する場面 こちらは純粋に良心の苦しみだと思う 殺すつもりの無かった人間を殺したぶん、苦しみが大きかったのも確かだと思うけど、例えリザヴェータを殺していなかったとしても、人を殺したことの苦悩は変わらなかったんじゃないだろうか 良心の声に苦しめられていたからこそ、最終的に自意識や理性が良心に対して完全に屈服し、ソーニャの膝に抱きついて泣く場面で物語が終わる うまく言えないがそんな感じです 誰かが言ってたけど、新潮の裏表紙の解説はちょっとズレてる気がする
863 :
862 :2009/02/23(月) 01:53:53
と書いたけど、ラスコーリニコフが特にリザヴェータの殺害だけに苦しんでる所が見当たらなかった 思い込みだけで話すもんじゃないですね
>>856 前回2ルーブリ借りた分の利息20コペイカ
+今回1ルーブリ半借りる分の利息15コペイカ
=35コペイカ
だよ
>>849 スヴィドリガイロフは以前ペテルブルグに居たころ、少女を陵辱して自殺に追い込んでいる
彼はこの頃から既に虚無主義に取り憑かれていたんじゃないかと思う
もしこの時彼が投獄されるようなことがあれば、悔い改める機会があったかもしれない
そのような機会が無かったため、良心の声から逃れるために虚無主義の中に深く嵌りこんでゆくしかなかったのだろう
虚無主義に嵌れば嵌る程に新たに罪を重ね、最後の希望(ドゥーニャの感化による悔い改めの機会)も失い最終的には死を選ぶしか無くなる
彼が自殺する直前に例の少女の悪夢に苦しめられるのは、彼の中に残っていた良心が、ずっと苦しみ続けてきたことを表しているんだと思う
そしてラスコーリニコフも彼と同じ道を辿るかもしれなかった
スヴィドリガイロフが自分とラスコーリニコフを同類と感じたのはそのためだろう
現代にスヴィドリガイロフのような人間が沢山いたら恐ろしいことだと思う
あとドゥーニャに何もせず帰してやったのも、僅かに残った良心の一瞬の閃きだと思う
ラスコーリニコフの人格は、「良心」と「自意識、理性」が激しくせめぎ合う状態にある 例えば、ラスコーリニコフが街で、酒を飲まされ乱暴された挙げ句、通りに放り出された少女に出会う場面 良心に駆られたラスコーリニコフは少女を巡査に渡して、家に帰すための馬車賃も与えてやる しかし巡査が少女の事を引き受けた途端に自意識が顔を出し、ラスコーリニコフは先ほどとは正反対のことを言い出して、巡査にキチガイだと思われる また警察署に自首しにいく道、センナヤ広場でラスコーリニコフは良心の発作に駆られ、大地に接吻し世界に対して許しを乞おうとするが、すんでのところでまたもや自意識が顔を出し、「私が殺しました」という言葉が舌先に凍りつく ラスコーリニコフは殺人を後悔していない訳ではなく、純粋に殺人を悔いる良心と、それを許さない傲慢な自意識との間で常に板挟みの状態にある だからこそあれほどまでに病的な夢や熱病に苦しみ、殆ど気が狂うような状態にまで至ったんだろう ラスコーリニコフの殺人を悔いていないような思考や言動は、良心の声に対する自意識の必死の抵抗として理解するべき もし彼の中で自意識が勝利をおさめていたら、ドゥーニャ達が危惧したように、ラスコーリニコフは自殺していただろう 最終的に良心が勝利するところに、ドストエフスキーの、人間に対する希望が表現されていると思う 駄文、長文失礼致しました
罪と罰の主人公は苦悩しているのでいい子の私でも 面白く感じたのか。 善人が文学作品読むときは注意するように。
869 :
無名草子さん :2009/02/25(水) 19:06:52
あげ
読もうと思うのだが、誰が訳したのがいい??
ありがとう。 だけど初めて読むから正直わけわかです・・・
まあ手に入りやすい新潮(工藤訳)か岩波(江川訳)でいいんじゃないかな
新訳を忘れてた
>>842 だそうだ
新訳は光文社(亀山訳)
しかし亀山訳はいろいろと悪評判が絶えないわけで‥。 まあ支持する人は支持するんだろうけど。
しおりってねたばれにならない?
ネタバレ気にする人には向いてないよ
それまでほとんど読書らしいことをしたことが無かったのだが、 26才の時に2日間かけて取り付かれたように読んだ。 読み終えた後一週間くらい感動のあまりめそめそ泣いて過ごし、仕事にならなかった。 読書好きにになるきっかけとなった最愛の作品だけど、何か怖くてあれ以来一回も開かずに本棚にしまってある。
一番いい出会いの形だね。
>>878 いま何歳だか分からないけど、
最後に読んだ時から5年経てば5年分の、10年経てば10年分の新しい発見があると思うよ
だから機会があれば読んでみてはいかが!
881 :
無名草子さん :2009/03/06(金) 21:00:36
あれだけひっぱって謎を残さず描ききってあるのはすごい。しかも納得のラストだった。 あの心理描写は現実を超えてるだろ、人の言葉にできない気持ち以上の事が書いてある。 結構シンプルな小説だと思ったが、あれに匹敵するのは読んだ事がない。
882 :
無名草子さん :2009/03/08(日) 20:57:12
顔なし人間のくだりは、何か現代の前衛みたいな感じで新鮮でした。
883 :
無名草子さん :2009/03/08(日) 21:15:16
あのあとWW1・WW2があることを考えると切ない
884 :
無名草子さん :2009/03/19(木) 17:50:14
ロシアの作家なのかね!
ロシアの作家だよ
ロシアの作家、ロシアの作家ですよ、へ、へ、へ。
>>881 結構シンプルな小説
読みが足りないと思うのでもう一度読んだほうがいいよ。
第一章がかったるくて読みさしてから数年、もう一回挑戦してみた 殺人事件後はもうぐいぐい物語に引き込まれていく感じで 特に五章、六章は一気に読んだ(気づいたら夜が空けてた) 学生時代の偏見から文学作品なんてお堅いインテリしか読まない つまらないものと思ってけどそれが完全に払拭された まだ心がジーンとしてる なのにもう一度読み返す気になれない不思議
>>888 結構疲れるからじゃない?
面白いけどね。
ところでレベジャートニコフって日本にいそうだよね。
890 :
おすすめ厨 :2009/04/02(木) 23:33:21
みなさん、落合先生のドフトエフスキーさんヨロシク「罪と罰」好評発売中 1〜5巻にて・・・・6巻につづきます。 なかなか、おもしろかったです〜
さきほど読了。新潮・工藤訳。昼休みと就寝前に読んで1週間を要した。 登場人物どいつもこいつも変なヤツばっかで楽しかったw ドゥーニャとソーニャがまともすぎた。 ドストエフスキは女性に時代錯誤的な偏見(女性に女神的神聖さ) を求めているのかな。たわばさんみたいだな。 当時のロシアの時代背景が分かるとさらに面白さが増すだろうな。 昨日古本屋で「ロシヤ文学案内」(金子幸彦・岩波文庫)を見つけたので、 まずこれを読んでから、ロシア文学作品を時系列で読んでいこうと思う。
>>891 それもありだけれど、『罪と罰』が気に入ったんなら
ドストエフスキーに絞って読み込んだほうが面白いかも。
背景的知識は江川卓『謎解き罪と罰』がお薦め。
>>892 >謎解き罪と罰
おお、それおもしろそうだぬ。読んでみるよサンクス。
時代背景的には農奴解放のあたりに興味あるんよ。
当然クリミア戦争が絡んでくるから「戦争と平和」にも取り組んでみたい。
個人的にはプーシキン、ゴーゴリ、レルモントフ、オストロフスキにも興味がある。
今のところ、革命後には興味がないんだけどね。
「ロシヤ文学案内」を読んでいくうちに興味がわくかどうか。
894 :
ひゅん :2009/04/09(木) 22:29:48
罪と罰って何ページあるんですか?
夢中で読めば3日で読み終わるくらいかな。
>>894 新潮文庫の工藤清一郎訳では
上巻 P488 下巻 P485
合計 973ページ
1ページ 18列 41行
1ページ 738文字以内
文字数は全部で718074文字以内
一般的に1分間に600字〜700字読めるらしい。
1ページ1分のペースだと16.2時間 大体17時間。
1日の読書の時間を3時間だとすると大体6日という計算になる。
でも私は一週間以上かかるけど。
897 :
無名草子さん :2009/04/10(金) 20:04:26
>>887 現代の小説と比べたら相対的にシンプルだとは言えるんじゃない?基本ミステリーだし。
例えば、佐藤亜紀の過剰な洗練や、村上春樹のパラレルな展開なんかと比べると。
いや、私も読むまではもっと難解複雑なもんだと思ってましたよ。読んだ?
898 :
896 :2009/04/11(土) 00:30:43
一分間に600文字というのは簡単な雑誌のことみたい。 登場人物の名前とかニックネームが入り乱れているこの小説では 一ヶ月ぐらい時間がかかると思う。 あれ、この人誰? というポイントがあるはず。
ソーニャよりもドゥーニャよりも、ナスターシャが好きだ
900 :
無名草子さん :2009/05/05(火) 07:04:26
主人公の親父はなんでいないんですか?
901 :
無名草子さん :2009/05/06(水) 01:27:32
死んだのは確かだが
902 :
無名草子さん :2009/05/27(水) 22:03:09
謎とき罪と罰すごいね ってか罪と罰がすごいんだが
903 :
無名草子さん :2009/07/13(月) 14:54:16
ちょっと教えてくれ ラスコーはなんで老夫婦を殺した? その前に母から姉が金持ちと結婚したっていう手紙が来たけど どういう関係があるのか分からん ただ金が無くて精神が病んでたから? でも酒場で飲んだくれのオヤジを助けてやったり 強姦された婦女子を助けたりまともなのに よく分からん。 殺意の動機は何だったの?
>>903 おまいが言ってるのは漫画版の罪と罰のことじゃないか?
原作ではこうだ。↓
×老夫婦
⇒○金貸しバアさんとその妹
×母から姉が金持ちと結婚したっていう手紙が来た
⇒○母から妹が金持ちと結婚するっていう手紙が来た
ラスコーは自分も貧乏なのに貧乏人に金をめぐんであげたり、基本的には優しいヤツ。
殺意の動機は、ウィキペディアにこう書いてある。
>頭脳明晰ではあるが貧しい元大学生ラスコーリニコフが、
>「一つの微細な罪悪は百の善行に償われる」
>「選ばれた非凡人は、新たな世の中の成長のためなら、社会道徳を踏み外す権利を持つ」
>という独自の犯罪理論をもとに、金貸しの強欲狡猾な老婆を殺害し、
>奪った金で世の中のために善行をしようと企てるも、殺害の現場に偶然居合わせたその妹まで殺害してしまう。
>>904 レスありがとう!超嬉しい
こんなの誰か読むのか?と半信半疑だったので
独り言のように、適当になりました。すみません
ちゃんとした文庫本です。
説明は分かりやすいです。
でも、あまりにも崇高?気高い?現代人には馴染みの無い理解不能な殺意だけど
そう言われて、ここのスレをROMると、話がつながりました。
登場人物が変な奴に見えるのは、そいつらを通した社会性とか精神論とか
色々入ってるからなんですね。初め訳が下手なのかとか思ってましたw
米川正夫=訳
新刊て読みやすいなーと思いました。
でも喉のつっかえが取れてよかったです。どうもありがとう。感謝してまっせー!
>>905 あんなんで助けになったのなら幸い。
確か罪と罰はナポレオンの時代と同じだった気がする。
だからラスコーみたいに「俺もナポレオン側の人間だ。英雄なんだ。普通の人間とは違うのだ!」
ってアブナイ妄想する若者が多かったんじゃないかな。
俺が読んだのは新潮の工藤精一郎訳のだけどそっちは分かりやすかったよ。
最初は米川訳を買おうと思ったけど、とっつきにくそうな文章だったから止めたw
しかし訳によってそんなに話の解釈が違うのか…?ちょっと他の訳が気になってきた。
>>906 いやいやw指摘された通りです。
ほんと適当で誤解させて申し訳ない。
>×老夫婦
>⇒○金貸しバアさんとその妹
>×母から姉が金持ちと結婚したっていう手紙が来た
>⇒○母から妹が金持ちと結婚するっていう手紙が来た
908 :
無名草子さん :2009/07/30(木) 22:44:00
ラザロ→ラスコーリニコフ(スヴィドリガイロフ)であることは明白だが マリア→ソーニャになるのだろうか? 西方教会ではベタニアのマリア(マルタの妹)とマクダラのマリア(娼婦)を同一視するらしいが、 東方教会ではこれを否定している。 ドフトエフスキーは当然東方教会に属すが、 マリアを娼婦と当てはめるという西方教会(ドフトの嫌いなカトリック)的な考えをするというトリックなのか?
亀山さんの本が売れたのはプーチンの国家神話作りのブームに上手くのったから ユーラシア主義という大義名分を内側から強化するため18、19世紀の古典を見なおす運動が必要だった
ハゲはスパイだな。受賞させ、注目させたのも。露でスパイ疑惑で捕まってるが
そのとき寝返ったのかもな
14 :吾輩は名無しである:2007/07/20(金) 23:29:42
想像するに亀山はバフチンを引用しこそすれ、その実ほんの数ページを読んだことがあるだけで、まともに読んだことさえないのだろう。
バフチンをちゃんと読んでいるのなら「ミクロの対話」や「アクセントの移動」「言葉の対話的な分裂」「意識の分裂」を知らないはずはないのだから。
そして、それが「ポリフォニー」の根幹に関わる概念であることも。
おそらく亀山は様々なレベルがあるといいつつ(p200)、ポリフォニーを「多くの声=登場人物たちのそれぞれの思想」と単純に理解しているために間違った解釈をしてしまったのだろう。
(「多くの声=登場人物たちのそれぞれの思想」はポリフォニーのほんの一部にすぎない)
だから、せいぜいが「ポリフォニー精神あるいはポリフォニーの原理=複数の視点による相対化」というくらいのことしか言えない。
しかし一方で、亀山は解題(p253)で「登場人物は、真実のいくつもの層をそれぞれの役割に即して語っている。ポリフォニー性とは、真実のさまざまな層同士の対話ということになる」
という記述もしているのだが、ポリフォニーを「多くの声=登場人物たちのそれぞれの思想(真実)」と解釈しているために、やはり本来のポリフォニー概念を捉え損なっている。
解題(p264)の記述も惜しいがここでも的を外してしまっているように見える。
http://hanemimi.tumblr.com/post/19929520
912 :
無名草子さん :2009/08/24(月) 22:15:34
今から読むなら新訳がいいですか?
おんまさんをフルボッコにする件で3日かかりました。やめておくれよぅ 可哀想だよパパン…
沢尻エリカのクローズド・ノートでは宗教的なモチーフを使っていて罪と罰の位相を反転させた様なストーリーだよねー。
確定しました。やっぱり来るみたい。今回は10月1日までは警戒が必要。
千葉神奈川静岡東京茨城や他の関東が危険
(重要事項につき会員同時公開) 2009/09/25
(5) なお、HAARPに誘引されて、関東地方ではM5前後の中規模地震が発生するだろう。
(3) HAARPの影響は大気イオンのみならず、気象現象や通信、動物の狂乱状況をも生み出し、
疑似宏観異常現象を発現させる。いわば環境テロである。
(2) HAARPは電磁波を宇宙に向けて放出、電離層を刺激し、反射して地表付近の大気イオンに影響を与えるものと聞いている。
HAARPの運用状況と大気イオン濃度変動を見比べると、明らかに同期しているとの指摘を多数頂戴した
大気イオン地震予測研究会e-PISCO
理事長 弘原海 清 大阪市立大学名誉教授
http://www.e- ★pi★sco.jp/r_i★on/at★tention/090925weekly_z.html
http://s01.megalodon.jp/2009-0925-1414-33/www.e- ★pisco.jp/r_i★on/attention/090925weekly_z.html
http://s02.megalodon.jp/2009-0926-0102-46/www.e- ★pisco.jp/r_i★on/attention/090924weekly_e.html
HAARPの動きを四川地震のパターンに今回に当てはめると9月27日が危険
http://gol ★den★tamat★ama.bl★og8★4.fc2.com/blo★g-date-20090922.html
http://s03.megalodon.jp/2009-0926-0114-47/goldentamatama.bl ★og8★4.fc2.com/bl★og-date-20090922.html
世界的科学者がハープは地球の気候や人の脳を損傷させる兵器の疑いがあると
http://www.yo ★utube.com/wat★ch?v=8A★MlqRsHUXI&feature=player_embe★dded#t=51★1
2ちゃんねる地震情報
http://li ★ve2★4.2ch.net/eq/
9.11事件、破壊されたWTCで働くユダヤ人は1名も死んでいませんでした。
http://da ★mhantaikanuma.we★b.infoseek.co.jp/Sonota/91★1dead.html
地震来たら権力者達が犯人。・・・ユダヤ人は大量に人を殺しています。
ラスコーリニコフはソーニャの愛で蘇ったみたいだけど、 母親や妹、ラズミーヒンからもものすごい愛情を感じる。 ラスコーリニコフってこういうところはわりと恵まれてたよね。 ただこの3人とソーニャはラスコーリニコフにとってなにが違ったんだろう。
918 :
無名草子さん :2009/10/05(月) 19:42:43
不幸さ度
>>917 ソーニャはラスコーリニコフに近い側にいたからだよ
ラスコーリニコフとはまた違うが、ソーニャもそれとは別の一線を踏み越えた側にいる
ということで、まだ近い存在だった
ロシア語で『罪』という意味を表す単語は、他にもあるらしいが
『罪と罰』のタイトルに使われている『罪』という単語は
(越えてはならないものを)踏み越える という意味を含む罪という意味だそうだ
920 :
無名草子さん :2009/10/10(土) 22:17:38
登場人物の名前が覚えれません(泣)
覚えるんじゃない 心で感じるんだ! ってソーニャも言ってたよ。
罪と罰はラスコーニコフが罪を犯して罰を受けて罪と罰の現実を永遠に背負い続ける物語だよー。
現実などない。
何年かぶりに読み返し始めた(工藤訳) いかなり酒場でマルメラードフが4ページくらいずっと喋ってワロタw
ポリフォニーと称せられる所以である訳だが。
罪と罰&宇宙戦艦ヤマト&宇宙戦艦ゴモラ&宇宙戦艦オウムVS天元突破グレンラガンVS範馬勇次郎VS幸福の科学の根本仏VS創聖のアクエリオンVS統一教会のモノポールロボットVSワールドメイトアンドロイドVSスピリチュアリズムテクノロジー。
928 :
無名草子さん :2009/10/23(金) 18:10:03
自白しなければ、ばれなかったかな?
929 :
無名草子さん :2009/12/13(日) 02:21:43
だれか、上巻第三章を うまく解説してくれないか???
930 :
無名草子さん :2009/12/14(月) 00:25:01
亀山先生の本買いな
931 :
無名草子さん :2009/12/25(金) 23:45:54
ドストエフスキーの本 について丸一日 飲みながら語らいたいなー
ソーニャがラスコーリニコフを救おうと懸命に動くのに対し、 ドゥーニャはスヴィドリガイロフを救おうとしなかった もしもソーニャがドゥーニャの立場だったら、 自分を犠牲にしてでもスヴィドリガイロフを救おうとしたのだろうか
933 :
sage :2010/01/11(月) 12:20:17
こないだカラマーゾフの兄弟読んで(新訳だが)面白かったんで 今から罪と罰を買いに行こうと思う 角川の米川訳の表紙がかっこよかったんで米川訳にするわ 読み終わったらカラマーゾフも旧訳を買いに行くとするか
すまんsagaミスった
>>932 誰とでも簡単に寝る女だからな
当然そうしたでしょう
初ドストエフスキーで米川訳読んだけど面白かった 思ったほどは暗い話じゃなくてすんなり頭に入った スヴィドリガイロフが興味深い人物だった ナスターシャとラスコーリニコフが結婚するのかなと思ってたら ソーネチカとそんな感じになってたね… しかし何で金貸しの婆さん殺したんだ 精神病だったの?主人公
>>936 あなたはまず、精神病の定義から考え始めてはいかがかな
いきるために殺したわけじゃなくて単なるエゴなんだよな
ラスコーは、悪戯で無邪気な、エゴの実践だったけど スビドリガイロフは、完全にエゴに落ちた。 それに対する、罪と罰のように思う。 社会的な罪と、個人的な罪の違いというか。 失敗は誰にでもあるが、知らずに堕ちた人と 知ってて堕ちる人では、罪と罰が違うという話かなと思った。 というか、やっと読み終わった。 こんなに文字がびっしりなのは疲れる。 あと、名前が確かに覚えられない。 ドゥーニャと、ソーニャが時々混じったが、四隅にキスしなさいって明言で 何とか繋いだ。手紙も長い。 よくこんなの創作したな。と思って、著者紹介見て ドストエフスキーの生涯の壮絶さに、何か納得した。
主人公が特に「実はいい奴」という訳でもないし 最後に救いのあるラストだったのはなんだか消化不良だった
>>940 良心の声に屈服するか、良心を封じ込めてニヒリズムに陥るかの違いじゃないかな
夢の中で馬を殺したミコールカと 自首してきたペンキ職人のニコライって同一人物なの?
944 :
無名草子さん :2010/08/15(日) 04:15:54
/:::,. -―-、::ー-、::>一ァ /:::/,. -=ニ:: ̄::\::\―i:、 /:/::://::\::::::::\::::::,ヽ::::ヽ|、\ . /:::|, イ:'、::ヽ::::\::::::::Xヽ:|ヘ:::::ヘ\,ゝ l/|:::::|::::::!、::\ー`ー-,ィf示ハ:::::ヘ、,ハ く,.イl:::::斗┼‐` ー 弋炒 ',:::::ハ:::l::| |/,!ヘ::::::ヘ:| ,ィf心 !:::::::l::|::! //:| |ヘ::::::ヘ代t炒 ` ノ |:::::|:|_|リ ageます・・・ く/l:::L|、::`:ー-ゝ ‐'´ /イ/|:| ヽ |:!:,-、:::\f^ヽ:≧z. __ .. イハ: : リ| | l:|:{ ヽ:::;ム マミ、: : \ ム: : :∨ リ/\ ヽ,ム ∨ヘ : : \ /: /ヘ: : :ヘ ,.- 、 \ ヽ〉 ヽ \: : :\://ヘ: : :| ヽ、 \ | 〉 \ lヽ./^)、 : : |: : ! 丶、`¨ / ァ'´ /: : ヽr:| : ハ `) l ,.イ、ヾニ二7イ |.ィ ⊂二´.. _ __/ / ` ー-、_|/、__jニフ ヾー--='彡- ' /´:j:_}::::/一` `ーr'´ ,f-':j´:||`′ /ヾ二トr‐_Tj-トイ : l:!┐ /: : : : : : 丁´ : : /:/: ://: `\-、 /: : : : : : : / : : : /:/: ://: : : : : :ヽ:\ ,. -‐': : : : : : : :/ : _/::f: ://: : : : : : /ヽ7 ヽ: : : : : : : : : :|: : : :/:::::|: :!:|: : : : :/ \
945 :
無名草子さん :
2010/08/22(日) 11:22:20 登場人物の、感情の起伏の表現のリアルさに衝撃を受けたね。