あと俺もなんとか屍者の帝国ゲット。明日になるかと思ったら大丈夫だった。 早く読みたくて仕方ないが、ちょっと読んだ感じでは大森望が言ってた「本人が書いたみたい」は納得。 ネタバレにならない範囲でも、円城塔が特設サイトで語ってることが一番納得行く感じだな。 これは「最後の作品」として想定されてなかっただろうし、他にも色々書けたって。 SFMのポスト計劃特集とかあったけど、「あっただろう作品」を想像した方がいいような気もした。 とりあえず単純に面白い作品として一読したい。 円城氏はこれからも伊藤エミュレートな作品は出してくれはしないものかなあ。
>>4 さすがにそれは円城さんにも失礼じゃないかな
今後そういう路線になるかもしれないけど、円城さんも特徴ある作家さんなんだし
テンプレ前の使ってしまって二つ追加されてた項目を忘れてた。ごめん。
>>5 ああ、円城作品が伊藤作品より落ちるとかそう言う意味ではなくて。
言葉足らずで申し訳ない。
俺は両方のファンだけど、あの作風をああした形で届けられるのって円城塔だけだと感じてるもんだから。
屍者読んでるとちらほら二人の文章が混じったような面白い表現とか出てきて、これはいいなと思ったんだよ。
円城作品の構造追求な作風はこれからももちろん読みたいけど、このタイプの作品も出してくれると非常に嬉しいなあって。
円城氏も作風をコントロールできる作家なんだし、作風の一つとして書いてくれればなと。
「あとがきに代えて」に書かれてるコメディなんかは、円城作品として……と思ったけど、それこそ「計画」としてみたいにも思えてきた。
今、手元には伊藤計劃×円城塔『屍者の帝国』。屍者(フランケン)が労働資源として活用されている架空のイギリスを舞台にしたスパイ小説(?)。動物磁気(メスメリズム)の流れで発見された霊素によって動く屍者たちという設定にニヤリ。
コレが伊藤計劃のミーム・・・!
>>9 乙です。
それと次スレからは
> <i:title= 伊藤計劃記録 >
以下に伊藤計劃記録:第弐位相と屍者の帝国も追加で
>>1 には書いてあるけど
でも屍者の帝国、円城塔だから許されたのはあるかもな
関わりの薄い他の作家が書いたら伊藤計劃をネタにしたと受け取られかねない
伊藤さんの小説は俺には引き継げないが、 漫画なら引き継げそうだぜ!
13 :
この名無しがすごい! :2012/08/25(土) 23:15:37.81 ID:n7rstw9j
15 :
この名無しがすごい! :2012/08/26(日) 00:13:04.28 ID:Ya27nr3U
塩澤快浩?@shiozaway SFマガジン9月25日売り号では、円城塔(ほぼ)独占インタビュウを掲載です。『屍者の帝国』のあそこはなぜああなったのか、あそこはどういうこと、あのキャラは? など、すべてにお答えいただきました。
後継者……仮に作品だけ読んでの判断にしてもちょっと。
こう宣伝した方が売れたりするって判断でもなさそうだしな。
>>12 009の方か、全裸の方かw
第1回 ハヤカワSFコンテスト募集開始のお知らせ
早川書房はつねにSFのジャンルをリードし、21世紀に入っても、伊藤計劃、円城塔、冲方丁、
小川一水など新世代の作家を陸続と紹介し、高い評価を得てきました。いまやその活動は日本国内にとどまらず、
日本SFの世界への紹介、さまざまなメディアミックス展開を「ハヤカワSF Project」として推し進めています。
そのプロジェクトの一環として、世界に通用する新たな才能の発掘と、
その作品の全世界への発信を目的とした新人賞が「ハヤカワSFコンテスト」です。
中篇から長篇までを対象とし、長さに関わらずもっとも優れた作品に大賞を与え、受賞作品は、
日本国内では小社より単行本及び電子書籍で刊行するとともに、英語、中国語に翻訳し、世界へ向けた電子配信をします。
さらに、趣旨に賛同する企業の協力を得て、映画、ゲーム、アニメーションなど多角的なメディアミックス展開を目指します。
たくさんのご応募をお待ちしております。
選考委員(五十音順・敬称略)
東 浩紀(批評家)
神林長平(作家)
小島秀夫(ゲームクリエーター)
塩澤快浩(小社編集部長)
募集要項
●対象 広義のSF。自作未発表の小説(日本語で書かれたもの)
●応募資格 不問
●枚数 400字詰原稿用紙100〜800枚程度(5枚以内の梗概を添付)
http://www.hayakawa-online.co.jp/news/detail_news.php?news_id=00000566
河出の方が大森望でこっちは東浩紀か……。 芯の通ったエンタメが好きな監督がいて神林御大までいるとなると、なんか凄いなこれw それぞれ求めてるものも違って来そうだけど、落とし所はどんな作品だ。 求めるレベルが高そうでいいことだけど、ハヤカワらしく賞には妥協無しで行って貰いたいな。
>>18 大森と東って、ツーツーレロレロですか?
そんまんま東は石原慎太郎に対抗して小説の賞の選考委員にもなったんですか?
難癖付けて騒ぎ立てるSFマニアを全員黙らせる万全の布陣だな
小島秀夫は自作シナリオより作品批評の時のがSFマインド発揮するから良いな マンなんとかエンジンの人より飛浩隆入ってて欲しかった
エンジンって誰の作品のだろ でも飛浩隆がいてほしいのは言えてるよな あの人は人の作品のいいとこを見る鑑識眼たしかだし
entaxiの木内昇との対談で 西村賢太が「文学賞メッタ斬り」のことを小馬鹿にしてたな さすが西村賢太。
24 :
この名無しがすごい! :2012/08/27(月) 22:42:28.12 ID:zUacGbKA
土曜日の昼に売り切れてた。 すげえ
仕事そっちのけで読んでしまったよ 前スレの 「伊藤計劃の魂を憑依させた円城塔」 まさしくでした もうちょっと理解しきれないところがあるからあと何回か読まないと。
円城独特の読んでるだけで楽しい文章も健在だな。これに関しては普段と違うプロット作りしてそうだけど。 ネタバレはこのスレ的にはどれくらいで解禁してくんだろう。 ハーモニーの時は二週間くらい待ったんだっけ?
今回は発売日が27日なのでそこから2〜3週間は待って欲しいね 地方じゃまだ入荷待ち状態だし
文庫化の際の表紙と挿絵は平野耕太に決定。 という夢を見た
ハダリーあたりは、伊藤の好きだったブレードランナーからの抽出なんだろうか
イノセンスじゃね。
え? 未来のイヴじゃなくて?、
伊藤さんが繰り返し熱く語った押井→攻殻機動隊→イノセンスの流れを見るに 屍者の帝国のハダリーは「(未来のイヴを元ネタにした)イノセンスのハダリー」じゃないかな
円城の作風と読書傾向を考えると未来のイヴかな。 ネタバレは三週間くらい見とけばいいか。
メタルギアの映画化ようやく形になりそうだな
確かにこれは踏み台であって意識そのものはまた別に語る気だったのかなぁと思ってしまう
脂者の帝国 京極夏彦×炎上塔 ししゃも帝国 田中啓文×円生倒
屍者の帝国あんまり売れてないね。 ネタバレ 屍者の帝国=ハヤカワ書房っていうオチは内輪ウケ過ぎ。まあ、ハヤカワは伊藤計劃とか死人でるたび特集して死人商法だけどさ。 いくらワトソンが主役だからって、ラスボスがホームズってのも、なんだかねえ。
ネタバレはもうちょい行間開けた方が良いよ 一見して目に入っちゃうから
>>39 いつもの荒らしでしょ
ちょっと前に大森と東のとこでも書いてたやつ
文体ちょっと変えてきてるけど思考パターン一緒だし、スルー推奨でいいのでは?
売れ行きはちょっと前にBF一位の記事あったな
41 :
この名無しがすごい! :2012/08/31(金) 13:19:52.18 ID:bD6m/YUb
円城塔は小説の仕組み自体をぶち壊すようなものが多くて読んでて疲れるんですが、これはそんなことはなかったです。 ハーモニーと同じく人間の意識の存在についてが主題になったり、伊藤計劃の意を汲み取って作っている感じは強くありました。 あと単純に読んでて楽しいすね。
発売からずっと「屍者の帝国」はアマゾンで20位代〜40位代だし 河出の版元では増刷で入荷待ち状態みたいだしブックファーストと紀伊国屋のランキングにも入ってるんだから そこそこ売れていると思います
尼は発売当初の順位見なかったなそういえば 紀伊國屋は尼より順位の変動含めて目安として信頼できるような
>>40 前もツーツーレロレロヲタ居たな。ツーツーレロレロ(東と大森)の悪口言われたら
なぜか相手は同一人物と思って、いっつもキレるんだよな
いやあ、その用語使ってる時点で同一人物だろ。 そんな用語で大森と東を語ってるのはあの荒らしくらいしか見た事ない。 SF板で調べると他にも同じレスは入ってるっぽいが。 というわけでNG登録と。
つーつーれろれろって東と大森の漫才コンビだろ。あんまりおもしろくなかった。 たけし軍団だろ。
買ったけどまだ読む時間がない。 ネタバレ回避のために去ります。 さようなら。
王様のブランチで、「屍者の帝国」紹介。谷原章介が「伊藤計画さん大好きで、全部読んでます」とコメント。知らなかった!
彼は文学フリマにも顔を出すガチの本好きらしいね
谷原さんもうちょい歳食ってイケメン枠から外して貰えたら本人楽になりそう 読書人が割り切るには今のタレント業は下らなすぎる
よくある題材だから 最近だと 百年評な
大森がテレビで挙げてた奴か>百年 まあ管理社会で何をメインにするかだよな ホーリーファイアーは元ネタの一つだとは思うけど
星新一のSSでもあったよね この手の話は著者がどう料理するかが全て
星のSSってなんだっけ? 子供がでかくなっちゃったってやつだっけ?
映画の「TIME」なんかもそうじゃん
とりあえず「下着じゃないから恥ずかしくない」はどっちが入れようと思ったんだろうか?
円上もニコ動見ていると言っていたし円上じゃね
2012.09.06 7刷7万部! 屍者の帝国 伊藤 計劃/円城 塔 著 8月末の発売でこれは凄いな
絶賛の流れだが、正直あんまり面白くなかったな
正直伊藤作品で一番面白かったな
63 :
この名無しがすごい! :2012/09/10(月) 11:39:35.98 ID:KBH/X6gl
64 :
この名無しがすごい! :2012/09/10(月) 20:43:39.06 ID:YrCk2scY
伊藤記録だの何だのを読んだらセカイ、僕、蛮族の主人公のモデルは伊藤氏としか思えなくなった
65 :
この名無しがすごい! :2012/09/11(火) 16:07:17.32 ID:copdYimd
フライデーって伊藤計劃の命日の事かと思った。 エピローグなんてまんま独白になってるし。
正直文体は違和感バリバリだけど、ところどころ過去作からのセリフの引用やらがあったりしてていい感じのスパイスにはなってると思う と、ようやく読み始めて100Pまで読んだ感想
67 :
この名無しがすごい! :2012/09/11(火) 17:11:12.28 ID:copdYimd
ハーモニーを、 トァン→のっち ミァハ→あ〜ちゃん キァン→かしゆか で実写映画化してくれんかなぁ・・ 挿入歌セブンスヘブンでさ。
>>67 落ち着け、メディアミックスするにもまずはコミカライズかアニメ化が先だ
と言いつつも百合姫は諦めた
伊藤作品の映像化だと念じ続け美脚ゴリラを観続ける そんなルドヴィゴ治療法
3回読了 ワトソン先生の没年を教えて欲しい、シャーロキアンさえよければ ユダヤ人がウィーンで調子こいてたな時期までご存命なんだろうか。
×こいてたな時期 ○こいてた時期
「百合姫」はもういいよ 百舌鳥やさんの人が漫画化してくんないかな
最近小説のアニメ化流行ってるから伊藤計劃の小説もやればいいのに 虐殺器官は実写じゃないと嫌だけど、ハーモニーならいける気がする・・・
ノイタミナとか無理かな? あずまんのフラクタルみたいなのアニメ化すんなら、ハーモニーやればいいのに 小説としても売れたんだし、誰かリクエスト出してみて
早川はコネないのかメディア展開下手過ぎるから制作陣は期待できないな 雪風殺したのには驚いた
でもハーモニーって完全一人称視点だよな あれは小説っていう媒体だからこその作品だとも思うんだ 映像化が一番望まれるが、映像化が一番難しい作品でもある気がする もちろん映像化されたら視聴するが
おお、ほんとだ。 てか虐殺は辛口だった? 俺が読んだ評だと割と好意的なこと書いてた気がするんだが。
>>78 すまん、これだけだとどんな風に好意的だったかわからんな。
自分が勧めてた本と大分だぶる、最後の展開以外は大変楽しめたとか書いてた気がするんで。
あ、この記事だ。thx この人の書評は参考にすること多いから屍者が出てきたのはありがたいな。 cakesの方には載ってないけどこのブログ記事はまだそれとは違うか。
個人的には山形浩生のハーモニー評を知りたいけど……読んだのかなぁ?
ハーモニーの方が話題性はあったし、読んではいそうなんだけどなあ。 もし読んでたら屍者の帝国から振り返る感じで感想ブログに載せてほしい。 あんまりそういうことしそうじゃないけど。
亡くなった作家の遺稿を蘇らせた作品が「死体を労働力として再利用する世界のお話」というのは、それだけで既に一つの物語と捉える事ができる。
なんで主人公をワトソンにしたの?
アフガニスタンを出したかったからじゃないの? ワトソンは原作でも帰還兵の設定あるし
この頃からアフガニスタンて情勢不安定だったりするのか と思って検索かけたら見事にあった 屍者〜と関連あんのかな。まだ半分も読んでないけど
アフガニスタンだしたいだけなら架空のキャラつくればいいのに なんでわざわざワトソンを選んだの?
>>88 リーグオブ〜のオマージュとか、
マイクロフト=Mのネタとか、
やりたかったんだろ
91 :
この名無しがすごい! :2012/09/17(月) 00:48:05.03 ID:11gvBQY3
ハーモニーで疑問に思った所があるんだけど誰か教えておくれ(ネタバレ含む)。 人類が意識を失った後って、新しく生まれてくる赤ん坊・子供にも意識が生じないような 処置が施されるのだろうか?Watch Me が入るのは大人になってから、ということなら それ以外の仕組みで子供の意識をどうにかして無くしてんのかな。 それとも老人たちがスイッチを押したときに、全人類の意識が生まれる遺伝子が 全て劣性に(ホモ欠損型)になって生まれてくる子らも例の民族みたいに 最初から意識がないのかな。
後者はないんでは? あの民族とWatchMeインストールされた人類の意識の発生は別物だから。 前者の状態の社会がWatchMeを生まれたあとでインストールするなりしてくんだと思うけど。 大人になってからだと行動をある程度は制御しないといけなくなりそうだが。
周りの大人がWatchMe入りで意識が無く感情を制御された人間だと 生まれた子供の発育に何らかの影響はありそう。 自分がいくら騒いでも大きな反応を返してこないゾンビだもんな
いや、ある程度の反応は返すだろう。社会の安定的な持続のために必要な行動が決定付けられてるなら 発露する感情に主観的実質的な意味が無くなっただけで、赤ん坊の時点ではまだWatchMeをインストールしないことを考慮すると、赤ん坊的には感情が無いことを「不自然」とか「違和感」には感じると思う 赤ん坊の頃のかすかな感情が後々社会の安定に悪影響を与えると決定付けられてるなら、WatchMeをインストールするまでは、ごく自然な人間味のある振る舞いを赤ん坊にすると思うが…… ていうかこれ作中でちゃんと書かれてね
屍者の帝国売れるとよいね
プロローグだけが伊藤計劃だというのに、最後まで読んでもその雰囲気のまま読めた。 そして、途中にいろいろとネタ(リットン調査団が一番笑ったところ)もあるのは円城塔っぽくもありつつ。 世界の陰謀が複雑に絡み合いつつ、ザ・ワンの有り様、そしてフライデーのラストと、とても面白かったです。 ただ、ザ・ワンが逃げおおせてワトソンもXを体に仕込み、フライデーも意思を持ち、となると、続きがあるのではないかというあらぬ期待を寄せてしまうのが辛いなあ、ということで
屍者の帝国 新たなる希望 屍者の帝国 帝国の逆襲 屍者の帝国 ジョンHワトソンの帰還
99 :
この名無しがすごい! :2012/09/23(日) 12:50:44.90 ID:Xic/+/hc
伊藤計劃「屍者の帝国」書き繋いだ円城塔氏のプレッシャーは、計り知れないものがあっただろうなぁ。
“「あんたは、生命とはなんだと思う」 笑い飛ばされるかと思ったが、振り返ったバーナビーは不思議そうな顔で淡々と告げた。 「性交渉によって感染する致死性の病」” このやり取り好きだわ。 円城塔ナイス!
102 :
この名無しがすごい! :2012/09/28(金) 00:13:18.90 ID:tvCdrCDF
>>91 周りの人間が全員哲学的ゾンビでもだれも気づかないんじゃなかったっけ?
不老不死より復活させる技術をだな
伊藤はどういったのを読んで育ったんだろうな
モロ優生学ってのはほぼ(全く?)見なかった気がするな。 人間がどういうもので、なぜああしたか、ってアプローチは見たが。 っても、ソフトカバー、文庫発売時に見て回った程度だけど。
「社会的関係を顧慮せざるがために市民を造る(ことは不可能だ)」 これなんかまんまでしょう。 あそこの人種政策に対する一つの回答、とか勝手なこと言ってみる。 ヒムラー長官がおカルトにはまってなきゃ今頃はよう、みたいな。
ついでに伊藤計劃と円城塔の『屍者の帝国』も先月に読み終えてるんですが、 ありゃ円城塔から伊藤計劃に宛てた三年越しのラブレターだなあと思いましたわ。 円城塔の奥さんが読んだら嫉妬に狂うんじゃないかってくらいに。
あれはそう読めるよな。 インタビューだと結構どうとでも取れる返答してたけど。 優生学のはどうしようもないマッチョ批判的なあれで想像できるけど、 ヒムラーさんとオカルトの関係とその影響とか良く知らんのだよな。 興味持つきっかけになるような本があればいいんだが。
ハー・マジェスティをダイブさせた五輪開会式を見た後の第弐位相が読みたかった DKライジング鑑賞後のも
『ジョジョメノン』で荒木飛呂彦が『屍者の帝国』の話題出してた 荒木も伊藤計劃を読んでたんだろうな
115 :
この名無しがすごい! :2012/10/22(月) 13:54:55.56 ID:i8VIPo25
もし伊藤計劃が生きてたら、MGS実写映画化にも関わってたかも知れないな・・・。 リンカーン秘密の書の感想も聞きたかった。
これを意味不明って言う人はきっと語彙力の問題なんだろうな。すげー言葉遊び旨い。
どれの話?
118 :
この名無しがすごい! :2012/10/26(金) 06:01:58.14 ID:qry9cnaa
映像化しないのかな?
119 :
この名無しがすごい! :2012/10/26(金) 13:40:46.42 ID:nlqrKo0b
虐殺器官はアメリカでやると、ジョンポール倒してめでたしめでたしってオチにしそう。 リメイク版日本沈没が日本沈没しなかったように。
ありえるなあ。 スリラー系統でラスト直前に破滅の気配がーとかやるとネタになるしな。 監督次第ではあるんだろうけど。
第33回日本SF大賞候補作発表 『機龍警察 自爆条項』月村了衛 『ゴースト・オブ・ユートピア』樺山三英 『屍者の帝国』伊藤計劃×円城塔 『シュルレアリスト精神分析』藤元登四郎 『Delivery』八杉将司 『盤上の夜』宮内悠介
審査員は冲方丁、貴志祐介、豊田有恒、堀晃、宮部みゆき
この並びなら屍者行けそうなんだけどなあ。 Deliveryとシュルレアリスト精神分析は読んでないからなんともだけど。 てか藤元登四郎ってどこかで見た名前だと思ったらフランスのSF入門の訳者か。
自爆条項、これも無印も面白いけどSF大賞としてだとどうかなって気はしたw でも審査員見てるとそれもありそうだな。 宮部みゆきは屍者好きそう。
>>124 菌種ってのが凄いな。
生物の間みたいなネタはよくあるけど。
ダンゴムシを乗っ取るウイルスとかあったな 全然関係ないけど
違う人が書いて大丈夫なのかと訝っていたが・・・ すみませんでした
今さっき虐殺器官を読み終えた SFはあまり読まないんだがここ最近読んだ本の中では 一番面白かったわ もっと早くに手を出しとけばよかったと後悔してる...
「ハーモニー」を読んでる途中だけど、HTMLと思われるタグの挿入って必要性あるの? 読むのに邪魔くさいんだけど。
>>131 邪魔臭くても最後まで読もう。できればタグの中身も読もう。
You may have my number, you can take my name But you'll never have my heart...
ハーモニー、新世界よりみたいなアニメになんないかな 映像化されて欲しいよ
HTMLの意味が全然わからないから無理。 「虐殺器官」は読んだけど、ハイテク装備の説明がちょっとくどいかな。 もうちょっとサラッと流しても良かったんじゃないかな。と感じた。 ハーモニーは比較的その辺はさらっと流してるから、学習したかも。
あれはこの手の作品だと軽く流してる方だと思うけど。 もっとくどくどしく武装について説明してる軍事モノは多いし。 むしろあの肉ポッドとか情景を見せることに集中してて俺は好みだった。
あとハーモニーは、円城との対話で「これで軍事物以外も書けましたかね」 のようなことを冗談めかして話してたみたいだから、 ある程度は意識して軍事系から離れた作品を書きたかったんだろうな。
138 :
この名無しがすごい! :2012/11/11(日) 13:44:53.73 ID:rtUjPTAB
屍者をリドリースコットかジャンピエールジュネで映画化して欲しい。 テリーギリアムだとブラックジョークが過ぎてちょっと向かない。 企画が頓挫したら嫌だし。
結局虐殺と自殺の理由については説明ないんだね。
140 :
この名無しがすごい! :2012/11/11(日) 16:21:37.71 ID:jLcKRt7q
屍の帝国についての疑問ってここで訊いてもいいんでしょうか?
虐殺の理由は十分すぎるほど説明されてるけどな ハーモニーの自殺も
虐殺の論理的な説明はされてる ただ文法浸透のプロセスが書かれていないため 文法を聞くと一気に?ヒャッハァになるとしか文中では捉えられない 過程を省いたの不満に覚えるかは個人しだいってところか
現実ではそんなめんどうなことしなくても もっと単純な方法で虐殺されてるしな
プロセスはあれ社会学方面のネタと想定すれば普通に受け入れられた。 SFネタとして「虐殺の文法」とされてるから過程の詳細さをどう思うかは賛否あるかもしれないが。 最近の中国のデモとか見た後ならあれ読んで共感しやすいかもな。
ジョン・ポールのならお前らこっちみんな、お前ら同士で殺しあってろ」 クラヴィスはその逆 結局英語で虐殺文法ばら撒いたせいで全世界がホッブス的混沌に落ちる羽目になったが
いや、その虐殺の言葉ってのが説明無いんじゃないかな。と思うんだけど。 具体的にどういう言葉を入れると殺しあうのだい?
言葉というか文法だが具体的な言及無いし知る由もない 別に説明無くても気にならなかったけど
文法なんだから具体的な言葉を「書け」たら興醒めだろ。 それにしたってケビン・ベーコン・ゲームを比喩にして説明されてたが。 文法構造を明かすとしたら、虐殺器官はもっと別の作品になってたと思うぞ。 あの構成でそれ追求する内容と噛み合うとは思えない。 てか前もこういう荒らしがあったからあんまり突っ込むのもどうかと思うけど。
151 :
150 :2012/11/12(月) 19:01:40.25 ID:MIRmag58
これだとなんかおかしいか。 具体的な言葉はあるって説明されてるしな。 ただ国によっても地域によっても人種によっても違う、だな。
152 :
この名無しがすごい! :2012/11/12(月) 19:31:49.15 ID:Eexpwrz6
屍者の帝国についての質問です。 人間の意識は菌株の活動によって形成される。ここまではわかります。 そして屍者化すると生前の記憶や知性がなくなるのは、菌株に支配される前 にもっていた人間特有の意識や魂がなくなって、菌株(拡大派?)だけの活動 になるから。この理解でいいんでしょうか? もう一つ。エピローグUについて。 あのエピローグは、ヴィクターの手記をインストールされたフライデーが自意識に 目覚めるってだけの話じゃないですよね? エピローグUは結局どういうことなんでしょうか?
153 :
この名無しがすごい! :2012/11/14(水) 04:19:25.27 ID:FUAftJjD
『屍者の帝国』ようやく読み終わってちょっと呆然としてる。円城さんやばいとこにいるんじゃないの。一歩間違ったら狂うんでないのこれ。
いや流石にネタバレ期間は過ぎてると思うが。
じゃあ文法でいいから、例文を書いてくれ。
このスレでなら、作者でもない人間に対するそうした荒らし一歩手前の反応とかじゃね。 ナチの研究が例に出てたし、そっち関係の本なら沢山ありそうだけどな。 図書館行った方が早いと思う。 作者の意図とは違う方面だろうが。
NS本も玉石混交というか、むしろ石のほうが だいたい「アイヒマン調書」がテープ全部起こしではない(話によると1/3の抄訳)ってのがなあ。 ポンテオ・ピラトのくだりとか全然入ってない。ユダヤ人め ただNSの「言葉遣い」とかは汲み取れるところもあります。 作者の意図(伊藤さんの)により近づこうと思ったら、第三帝国期「でない」時代のユダヤ人についての本のほうがいいような気がする。 この辺は「ヨーロッパ・ユダヤ人の絶滅」の「予備的考察」と「前史」で、ほんのちょっとだけ触れられている。 ホントにちょっとなんだけどな。 その辺を押していけば「ヴィクトリア朝時代にユダヤ人国家建設するには?」とか、ひいては「文法の成り立ち」とか そういうのを期待していたんですよ円城先生!
俺はあやしいと思ってるけど、苫米地の言うような洗脳みたいなもんでしょ。
苫米地は知らなかったけど、ちらっと検索した限りだとこれは普通に対人間の洗脳のような。
どっちかというと
>>158 の(あの国にあった)「言葉の使われ方」に近いと思ってる。
単一で結果と直結する言葉がある訳じゃなく、状況があれかと。
SF的なオチとして大分強化された使い方にはなってるけど。
実際に関係の本追うと範囲広すぎかもしれないが、やっぱり色々あるか。
ハーモニーkindleで買ったけど最初入稿ミスかと思った。 mobiやepubはxml/htmlで作るとかどうでもいい事を知ってると余計に入稿ミスを疑う微妙なアレ
でもナチス・ドイツも別に言葉の力だけでホロコーストとかしたわけじゃないよね。 意図的に隠されているだけで良いことも沢山やってる。アウトバーン作ったりとか。 別に軍事クーデターで政権をとったわけじゃなくて、普通に選挙でみんながナチスに 投票してヒトラーを国家元首にしたんだからね。ヒトラーの演説が上手かったのは 有名だけど、当時全国民がそれを聞けたわけじゃないだろ。それ以外の様々な要素から だろう。
そりゃそうだろうよ
>>162 いや、そもそも言葉の力(のみ)=ホロコーストって話じゃなくて。
SFとしてのネタとして虐殺文法がそれを参照してるってだけだよ。
あの国で練られた状況が元ネタの一つではあるだろうけど。
「それ以外の様々な要素」を作り出す(てか構造)のが虐殺文法なんだと思うが。
まあこれジョンがモロに話してたけど。
あと多分ナチの功績は「意図的に隠されてる」ってほど隠れてないと思う。
アウトバーンの話は特に有名だしな。
つか「民主的に」ナチスを選んだ話は虐殺にもそのまま出てきてたか。
165 :
この名無しがすごい! :2012/11/21(水) 05:37:19.70 ID:gpJhNCq9
虐殺の文法についての詳細な記述だの、例文だの、そんなものは たとえば、ラジオ体操第一を詳細に文言(だけ)で記述した代物とどう違うのかと 少し思いました。 老害だろうが団塊世代だろうがそのJr.だろうがゆとり教育の弊害だろうが、 あのピアノが聞こえてきたら自然に体が動くんじゃないでしょうか。 ホロコーストとか関係なく。 まあジョン君が「文法」ってひっくるめて言っちゃってる点はありましょうが、 いくら左京でもラジオ体操くらい出来るだろう。 硬いんだよ。 と思うがどうか。
スレ的にも大分前からそうだったと思うが 虐殺器官の魅力自体文法がどうので評価されてないし
やりもしない映画の妄想キャスティングを垂れ流したらフクロにされるでしょうが (フクロにされるだけマシかもだが) 「スパイゲーム」の時のレッドフォードを散髪屋に連れて行き、 ジョンポールさんを演らせるのはどうか。
想像はできるw 官僚っぽすぎない外観が理想だなあ
ハーモニーはメディア展開するなら、 人道的道徳的な面に気を付けなければいけないね
特別賞だったか……。 盤上はどこかで何か取って欲しいって思いもあったかな。 機龍警察が一番それっぽい気もした。
174 :
この名無しがすごい! :2012/12/27(木) 19:10:49.13 ID:Htjbiwma
雑誌「一個人」の2012年文芸分門の1位と2位。 1位の屍者の帝国は、 34歳で早世した鬼才SF作家の遺作を、芥川賞作家の円城が3年かけて書き上げたもの。 2位の海賊と〜は、出光佐三をモデルにした歴史経済小説の傑作。
>RT 作家が書くと、『弔辞』も『物語』になるのだと思う。篠房六郎さんや円城塔さんが故伊藤計劃さんに書いた追悼文を読んだ時も、そう思った。
誰の?
円城塔「道化師の蝶」了。 なんだか小難しい、フクザツな作品。書いた人はよほど頭がいいのだろう。 ありきたりな小説に飽きたときは、こういうのもいいかもしれない。
178 :
この名無しがすごい! :2013/01/03(木) 23:28:22.02 ID:XGWYcfrT
みやさんか
円城塔が苦手だからあんま読む気にならなかったけど、死者の帝国おもしろいじゃん。
180 :
この名無しがすごい! :2013/01/13(日) 10:57:46.99 ID:p6Hscw7J
屍者の帝国を書き継ぐ事を決意した時の円城の心理描写だけで小説書けそうな気がする……
やっぱり小説家ってのは紙の上に世界を築き上げる人達であって、それを書き継ぐってのは世界そのものを引き継いでその人の生きた証を自分が継承するってことだから くうっ、友情と一言で片付けられない、もっと深い所で円城塔と伊藤計劃は繋がっていたのだなぁ 作家じゃないと分からない境地……
182 :
この名無しがすごい! :2013/01/15(火) 07:02:22.66 ID:SkW05GCL
【一個人別冊文豪 発売中!】そしていよいよ文芸部門第1位は…『屍者の帝国』伊藤計劃、円城塔/河出書房新社 2009年に急逝した作家・伊藤計劃の未完原稿30枚を、デビュー当時からの盟友・円城塔が書き継いで仕上げたSF長編。 人間にとっての生命や意識を改めて考えさせられる作品です。
伊藤計劃初心者なんだが、 この前、書店で虐殺器官というのを表紙買いした。 ただ、時間なくて一緒に買った本とどれから読むか迷ってる。 どのくらい面白いか、教えてくれ。
主観と好みと読書履歴に左右されすぎると思う 伊藤作品の中でなら虐殺器官が最初でいいんじゃないかな
ミリタリー、SFパンクが大好きなのなら虐殺器官 生と死について興味があるのならハーモニー メタルギア好きならメタルギア4 短編は…そこまでお勧めはしない
屍者はどのタイミングで読めばいい?
充分に把握して読むなら最後かな MGS4は作者の姿勢とか背景とか反映されてる感もあるから 円城がそうした流れを汲み取ってあの作品を書いてると受け取ることもできる 普通に読むだけなら最初でも問題ないと思う かなり気を配って円城作品すら読んでなくても読めるようになってるから
ありがとうございます
190 :
この名無しがすごい! :2013/01/19(土) 21:21:29.35 ID:RIZxRVIl
>>186 From the Nothing, with Love面白いじゃない、伊藤計劃007の長編も読みたかった
191 :
この名無しがすごい! :2013/01/19(土) 22:41:37.66 ID:z9vxF2V2
虚構内存在――筒井康隆と〈新しい《生》の次元〉 [単行本] 藤田 直哉 (著) 価格:¥ 2,520 出版社: 作品社 (2013/1/31)
亀だが、解答ありがとう
RT @Kawade_shobo: 伊藤計劃×円城塔『屍者の帝国』が本屋大賞にノミネートされました! 投票してくださった書店員の皆様、応援して頂いた読者の皆様、本当にありがとうございます。 弊社の本がノミネートされるのは今回が初めてなので、とても嬉しいです!
ノミネートだけでいい 大賞取って安易に映像化とかやめてほしいからな
195 :
この名無しがすごい! :2013/01/21(月) 20:31:12.98 ID:z8V6v1Fn
映像化といっても邦画じゃ無理だからハリウッドで実写化かアニメ化かコミカライズのどれか
ノイタミナなら可能かもよ
百合姫.......
>>195 アニメならまだいいかもなー
ハリウッドで映像化はすでに準備してないかぎり相当先になりそうだしなw
ハーモニーのコミカライズ版は結局お蔵入りなんかな・・・ 画像の一枚も出回らなかったし
あれちゃんと作家決まってたのかなとも思う 直前でガチSFはできませんとか、雑誌に合いませんとかで立ち消えとか まあ百合方面特化はパロディ一直線になってたかもしれないけど
WarBirdはじめハーモニーのメカが見たいなあ でも下手に映像化や漫画化されて爆死するのもなあ
映画時評集が出るんだね……本人が書いたものとしてはこれが最後の本かなぁ
『屍者の帝国』読み終えた。 これを書けるのは円城塔だけだったと思うので、円城塔がもっとアクションをケレン味たっぷりにきちんと書ける作家だったらなあと思わざるをえない。 フィジカルな部分の多い小説なので でもまあアイデアや最後はよかった
そこら中にファン向けのメタファーがあったからな 中盤からのは特に キャラの扱いについても色々考えられて良かった
>>202 >Running Pictures: 伊藤計劃映画時評集
これか
短編集が完全に未読者とファン向けだったのを考えると
これの主な読者はブログのファンで記録未所有者かファンになるのか
短編集を読んだ限り、後書きだけでなく映画関係で言葉をくれる人に補完できそうな章を設けてほしいな
既存ファンも映画評読み返したいときに役立ちそうだから買うだろうけど
伊藤計劃映画時評集って今日発売なのね 突然すぎて驚いたわ もう寝かせてあげようよと思うけど 伊藤、円城以後がまだ居ない以上これも致し方ないか
あとは出るなら同人まんが集で打ち止めかねえ
まだ読みたかった
>>207 ZENRA迷彩は載るかなw
虐殺手にとって読んで、ファンになったら死んじまった…… まだまだ書いていたいって言ってたのにな 伊藤さんもやりきれないだろうが、俺もファンとしてやりきれないわ
Running Pictures: 伊藤計劃映画時評集を読んで見たが 後書きにもある通り作者が存命だったら絶対にゴーサインを出さなかったろこれ 売り物としては正直相応しくない評もちらほら混じっている
211 :
祭谷一斗 :2013/01/29(火) 00:07:14.69 ID:Afi8topI
スレの皆様こんばんは。いろいろありまして、 web目録と映画目録をサイトから消すことにしました。 お手数ですが、次スレでは表記を消して頂ければ幸いです。 現存の『ネイキッド』を始め、ここでは様々な情報を教えて頂きました。 掲載を黙認して頂いた方はありがとうございます&申し訳有りません……。 手短ですが、では。
時折Twitterで拝見してました。
氏の名前が広まると共に、様々なアクセスも増えていたのかもしれませんね。
こちらこそ目録には索引的に何度かお世話になりました。
ただWayback Machineのログ消去、電子書籍のアップデート版は知りませんでした。
ST全体のログ消去、と言うことではないと思うのですが。
お疲れさまです。
これからも氏のファンとして繋がりを持てることを願います。
>>210 ST自体がブログ以降は本人に封印されてたようなものでもあるからなあ。
計劃記録はWEBで求められて索引され続ける本人の名残のように感じもした。
213 :
212 :2013/01/29(火) 02:05:35.60 ID:mOzXCY/J
て、STのログ消去は普通に違いますね。すいません。 ちょっとショック気味な記事でしたので、酔った頭で妙なことを書いてしまいました。 時期ごとの更新から氏の足跡を辿るのは大変な作業ですし、あの目録のお陰で気になった時に すぐに読めるという利便性については書籍版を大きく上回っていたと思います。 何らかのまとめを今後されるなら期待しています(ブログなどで報告あるとありがたいです)。 長々すいません。では。
>>210 まぁ有名な作家ほど書き散らかしたような代物まで世に出されてしまうからねぇ
作家を研究・評論する為の大切な資料になるから一概に悪いとも言えないけど
屍者の帝国の作者表記伊藤×円城についてはネタであって、 両者のファンは積極的に笑いに行くところだと思うのですが、 横から急に腐女子が湧いてどうのと言われると戸惑うんですが
1)「横から急に腐女子が湧いてどうの」と言われると戸惑うんですが 2)横から急に腐女子が湧いて「どうの」と言われると戸惑うんですが どっち? あと個人的には攻城塔が攻めだと思う
そいついつものツイッターコピペ君だから
218 :
この名無しがすごい! :2013/02/11(月) 17:57:59.73 ID:aJsGL40S
『SFが読みたい!2013年版』でぶっちぎりで『屍者の帝国』が一位
屍者の帝国の全容というか解説というか 兎に角凡愚には察することすらできない含みとか暗喩が膨大にありそうなんで 屍者の帝国を解体、分析した批評が欲しいんだが 今のところ、奥底まで突っ込もうとするもんないよねぇ そういや虐殺器官も当初は批評を皆避けていたっけか
虐殺はポストイーガンで軍事で責任の話と初期からぽつぽつとは出てたけどな SFMとかで書評とか関連の話とか出てき始めたのは没後だったが
誰か助けてくれよ〜誰でもいいからさ〜
いや初見 紹介してる声は後から当てたのかな 内容も本文抜粋とかじゃないし、凝ってるな
ハーモニータグが閉じタグに!
SFが読みたいがもう出てるのか
カトリックの影響力に恐怖している。 あとドイツ人は相変わらず反省してないな。
何の話だ
ベストSF2012(SFが読みたい!2013年版より) 01 伊藤計劃/円城塔 「屍者の帝国」 02 宮内悠介 「盤上の夜」 03 長谷敏司 「BEATLESS」 04 野尻抱介 「南極点のピアピア動画」 05 月村了衛 「機龍警察 暗黒市場」 06 八杉将司 「Delivery」 07 小田雅久仁 「本にだって雄と雌があります」 08 上田早夕里 「リリエンタールの末裔 」 09 神林長平 「ぼくらは都市を愛していた」 10 樺山三英 「ゴースト・オブ・ユートピア」 10 高野史緒 「カラマーゾフの妹」 12 神林長平 「いま集合的無意識を、」 13 山田宗樹 「百年法」 14 ブラッドレー・ボンド&フィリップ・モーガン 「ニンジャスレイヤー」 15 小川一水 「天冥の標 6」 16 円城塔 「道化師の蝶」 17 水見稜 「マインド・イーター完全版」 18 大橋博之 「SF挿絵画家の時代」 18 藤元登四郎 「シュルレアリスト精神分析―ボッシュ+ダリ+マグリット+エッシャー+初期荒巻義雄/論」 20 法条遥 「リライト」
屍者の帝国読んだ やっぱりこれは伊藤計劃の物語ではないな、って思いながらのたのたよんでいたけどなるほど円城塔の物語、 円城塔が伊藤計劃に贈った物語だって思ったら途端に腑に落ちる。 シャーロック見始めたあとだからちょくちょくにやっとなるよになったよ これ普通に続きが読みたいです
ラストはワトソンも物語に「返した」ように感じた。 その前からの寓意の量が凄かったけど。 割と最初からだけど、特に最終章から殆ど作者二人に当て嵌めて読んでたな。
サイコパスってアニメがハーモニーみたいだなあと思った
そうか?
健康第一主義的なとことか
説明読んだとき管理社会物としてはマイノリティリポートに近いと思った。 まだ一度も見てないな……。
そういやハーモニーの元ネタってなんだっけ 海外の小説だっと思うけど
特定の元ネタがあるわけじゃないとは思うけど、医療社会ならホーリーファイアーだな。 あれはなぜ文庫で再販しないのかと。
そうかな?なんかアルコール忌避されてるし 精神面じゃなく肉体面の健康もかなり重要視してそう。
アルコール忌避は精神面重視な考えじゃないの? 酩酊状態だと精神状態に依存したシステムは誤動作しそうだし
>>235 >>236 ポリスノーツの元ネタもスターリングなのかな
とか思ってたらポリスノーツの方が先だった
にしてももう20年近く前の作品なんだなあ
ポリスノーツそんな前の作品か……。 あれはアクションじゃないし、未プレイながら今触っても楽しめそうだな。 そういえばガジェットとか構成とか影響受けたって語ってたか。 ゲームで医療社会と技術の影響に着目したのが凄い良かったって。 構造で言えばハーモニーはHFよりこっちに影響されていそう。
虐殺読んだが、 伊藤さんの世代ならではの話、趣味、固有名詞が散らばってて面白かった。
世代に固有のとかあったか虐殺
映画とか? プライベートライアンしか覚えてないけど
固有名詞だとリッジモンドハイとか 冷戦からの変化の解釈なんかは確かにそれっぽいとは思うけど 世代というより映画好き軍事マニアの視点から出てくるものが多かったような そういえば壁に付いた血を拭き取る夫人の作品ってなんだったんだろう あれが元ネタありの作品なのかわからなかった
マクベスじゃないの?
thx あれ一度も見た事ないな レンタルであるか探してみよう
??? エンゼルハートってモロ書いてあるが
ああ本当だな いつか見ようて意識し続けてたら変な誤解になってたのか わけわからんこと書いてすまんかった
映画時評集を読んだけど案の定740円も出す価値はないな、図書館で借りて正解 ところでブレランを語る時にまったくミードに触れないのは何故なんだろうな
251 :
この名無しがすごい! :2013/02/26(火) 12:37:35.02 ID:hxOGGwYK
89 :考える名無しさん:2013/02/25(月) 21:59:47.75 0 伊藤計劃を神格化しすぎでウザい 90 :考える名無しさん:2013/02/25(月) 22:00:50.97 0 芥川賞の石原みたいに大して実績があるわけでもないのに SFは浩紀に牛耳られることだろう
文庫として買うかと言われると計劃全集持ってる人間には微妙だろうな まあ買うんだが ブレランは感想まとめた視点がああだってだけなんだろう ミードについてはブログでもほぼ見なかったけど
253 :
この名無しがすごい! :2013/02/26(火) 23:57:51.56 ID:hxOGGwYK
【読了】伊藤計劃×円城塔「屍者の帝国」. 虚実取り混ぜた登場人物の背景とかが知りたくてネット漁ったら,「むしろ円城×伊藤ではないか」とか「伊藤を巡る神林長平と円城塔の愛の軋轢が」などといった腐女子書評にぶち当たってどうしたものかと思った(T▽T)
救急倫理センターのセラピー環境下に入ることをお勧めします
やべえ。呼吸するの忘れて屍者の帝国読んでた。 プロローグだけ伊藤さんで、あとは円城さん。書き方はやっぱり円城さんだなーと (いや、円城さんの本読んでないから分からんが) 思ったけれど、この発想の着地は伊藤さんだ。 まだ色んなことが頭をゆらゆらしてて追いつかない。
引き継ぎと着想から三年掛けてるからな。 個人とは文体とはみたいな読み方も出来て面白かった。 そのアプローチだから出来なくなった展開もあったんだろうけど。 終盤はメッセージが強すぎる。 ファンとしては最高なんだけど。 円城作品独特の言い回しはちょくちょく入ってきてて面白いよ。 それが伊藤作品的な文章の出し方に絡んでたりする。
257 :
この名無しがすごい! :2013/02/28(木) 01:22:45.93 ID:tix1/MSK
円城塔は5年の作家生活のうち3年を費やしてんだから凄い
伊藤はたしかに面白かったが、 ぶっちゃけなろう作者の進化系(最終形態の1歩手前)程度の腕前。 イイタイミングで死んだから英霊になっただけだと思いました。
まだ面白くなると思ったのは同意だけど なろうてのが検索して出てくるコレとなら比べるのは違いすぎると思うが コンスタントに書ける作家と比較して評価されるだけの力量はあったからな てか虐殺器官出た時点で普通に評価されてたぞ 没後に持ち上げだしたのは土台があったからだし それがなかったらハナから宮部や伊坂辺りに推薦文付けさせられない いい加減売るために名前引っ張り出すのは勘弁して欲しいが
流石になろう作家なんか足元にも及ばん
円城塔と大森望が呼びかけなかったら もしかすると世に出てなかったかも知れないんでしょ
左京の規準と反り合わなかったからな あっちでも審査そのものは後半まで通ってる SFは投稿数のパイがそんな多くないから審査員の考え方は大きいぞ プロパーばっかり応募するから満たすべき規準も高い 円城が誘ってハヤカワってのは幸いだった
虐殺言語の詳細とか要らんよな
264 :
この名無しがすごい! :2013/03/05(火) 15:45:39.08 ID:p63lu5GU
>>264 徳間が後援をやめる事にビックリ、せっかくSFが冬の時代を抜け出したってのに
266 :
この名無しがすごい! :2013/03/06(水) 00:34:15.42 ID:mSmhXa69
2013.03.03
SF大賞
昨日の記事に書いたように、日本SF大賞は今回限りで徳間書店からの後援を受けられないことになりました。
徳間書店の岩淵徹社長はその理由を述べられませんでしたが、いわゆる「経営上の判断」ということでしょう。せっかくのSF大賞と、2009年まで11回、
徳間書店の後援で続いた「日本SF新人賞」が、同書店のビジネス戦略に寄与しないと判断されたかと思うと残念でなりません。
作品の選定作業自体はずっとSF作家クラブがやってきたので、引きつづきSF大賞を決めることはできます。
とはいえ大きな節目であることに変わりはなく、賞の存続を含め、根本的な見直しを早急に検討することとなりました。
http://nukunuku.blogzine.jp/nukunuku/2013/03/post_e02c.html
SF大賞は今回が最後だったのかもな
大賞自体は続けるとも思えるけど・・・ 徳間はSFJもああなったしなぁ 空気としてはもう今のSFはハヤカワ主導だけど
「シンドラーのリスト」を改めて観たんですが、 第弐位相には、特段、最後の実写パートが「ダメ」とは書いてないのね。 「現実の生存者とその子孫を映し出す唐突な場面の『ええ?これでオッケーなんすかスピルバーグ???』な居心地の悪さ」とある。 「居心地の悪さ」は褒め言葉だと思いますが、俺はどうしてもこれでオッケーだろと思えてしまって その辺が未だによく判らないです。 トゥモローワールドのラストは居心地悪いなあ、とは思いますが (これは褒めてます。俺が)
>>269 想像するに、あれだけフィクションの立ち上げに優れた演出家が
「異質かつ強い(強すぎる)素材」の引用を木に竹を接ぐ様な手付きでやったからじゃないかと
当事者のポートレイトを、そのお墨付き効果に作品の印象が塗り潰されかねない事を厭わず
最後に持ってきたのは、語弊を恐れずに言うなら「豊かな劇世界演出の締め括り」という点では
そこだけいきなり芸もなく真っ当、というのが伊藤氏の文意だと読んでたよ
公人としてのリベラルな態度を演出化としてはぞんざいに露見させる身も蓋も無さ、というか
【週刊読書人3/8号】「日本SF大賞 贈賞式にて、宮部みゆき氏の挨拶より(抜粋・載録、FB限定公開)
――2013.3.1 於:東京會館
特別賞を贈りました伊藤計劃さんと円城塔さんの『屍者の帝国』は、特に終盤、正直言いますとだいぶ難解な小説でしたので、
ここが読みどころだと申し上げるのは大変僭越です。
実際に選考会でもその意見が選考委員から出ましたし、
この作品は円城さんが伊藤計劃さんに送った別れの言葉だろうと、弔辞であろうと。
本当にそのとおりだなと私も思いました。
選考が終わって今日までにいろいろ読み直したりして考えたのですけど、
円城さんがご自分が伊藤計劃さんにお別れを言うためにこの作品を書いたのではなくて、伊藤さんを失って、塞ぎがたい喪失感を抱えてしまった出版界や
多くの編集者や読者や書店の皆さんみんなのために、おそらく御身内を除いては
一番ご自身が辛いであろう円城さんが私たちみんなのために作品を仕上げることで、伊藤さんが残された遺稿を、ひとつの長篇小説を仕上げることで執り行ってくれた殯(もがり)なんだとそのように思いました。
ですからこの作品に関しては、お祝いを申し上げる以前にその辛い作業をやり遂げてくださった円城さんにお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
とても残酷な事実ですが亡くなった方は戻って来ません。
どんなに悲しくても惜しくても取り返すことは出来ません。
私は伊藤さんにお会いしたことは一度しかありませんが、
伊藤さんはご自身が重大な病気と闘いながら、何か耳ざわりのいい物語で生と死の境界線を曖昧にすることに関して大変潔癖な拒否感を抱いて来られた方だと思います。
ですから、伊藤さんはもういらっしゃらないけれど、ようやくこの『屍者の帝国』が完成したことで、
円城さんの作品として完成したことで、私たちもひとつ区切りをつけられたし、あらためて円城さんのお仕事と、
そして円城さんと盟友だった伊藤計劃さんが遺されたお仕事と、
そのお仕事がこれから先もずっと残される影響を前向きに受け止められるようになったと思います。
(文責・週刊読書人編集部)
ttp://www.facebook.com/photo.php?fbid=593314724015092&l=cb1ff6df34#!/photo.php?fbid=588420244504540&set=a.197460786933823.52239.197396036940298&type=1&theater
【週刊読書人3/8号】「日本SF大賞 贈賞式にて、円城塔氏の挨拶より(載録)」を公開 2013.3.1 於:東京會館 伊藤計劃とは、2007年頃ほぼ同時期にデビューして、駆け出しですので、「本を書いていけるといいね。日本だけじゃなくやっていけるといいね」と話をしていたのですけれども。 『屍者の帝国』の冒頭を、「これは死者を労働力として使っている世界」だと、伊藤計劃が書き始めたところで亡くなってしまいまして、 他の話でしたら僕が出るまでもないのですけれども、それはちょっとあまりにも人が悪い話で、僕に「続きを書きますか」という話があって、させて頂くことになりました。 それが三、四年前の話でした。その頃、二人ともそんなに売れている作家ではなかったので、気持ち的に続きを書くのをためらったのですが、 その後、伊藤計劃の『虐殺器官』が文庫化されて20万部を超えてしまい、僕は作年、文藝春秋の大きな賞を頂いたのですけれど5万部ぐらいしか行っていないとことがありまして、 その後『ハーモニー』が翻訳されフィリップ・K・ディック特別賞を受賞し、僕はようやく英語版が三月に出るという状態でした。 その前に2007年度『SFが読みたい!』で伊藤計劃が第1位、円城塔第2位という結果もありまして、「なかなか追い付いていないぞ」という気持ちがあります。 この日本SF大賞も、伊藤計劃は『ハーモニー』で単独で獲っていまして、今回は合作で特別賞ということで、「やっぱり追い付いていない気がする」のが正直なところで、 これから頑張っていければと思っていますけれども。 本来なら、伊藤計劃になにか呼びかける場ではあるのですけれども、「人間死ねば(後は)無いですよ、お墓の中には骨しかないです」みたいな淡々とした人であったので、 呼びかけることも出来ず、ちょっと困ってはいるのですけれども。 やはり支えてくださった方に「ありがとうございました」ということと、伊藤計劃に一言だけですけれども「ありがとう」と言いたいです。 (文責・週刊読書人編集部)
9/6の毎日新聞夕刊に、円城塔さんの「屍者帝」がらみの記事が載りました。 そこで円城さん、インタビューに答えていわく、 「『死者が動く』話でなければ、やらなかった。当人が亡くなって、冗談のようであっても、誰かが引き受けなければならないだろうと思いました。追悼というわけではなく、悪ふざけは続けようと」 「『伊藤計劃ならどう考えただろう』という自問自答はしないようにしました。自分の中の記憶や思い出にからめ捕られると、ウエットで『冗談の構図』ではなくなる。伊藤のことは全部わかっている、という態度は出ないよう心がけました」 彼が呆れ顔で笑ってくれたなら、それ以上の僥倖はない。 (円城塔「松ノ枝の記」より)
ログインしないと普通は見れないのか しかし死者って時点である程度はバイアス掛かる覚悟してたんだな このインタビューは読みたかった
ってあれ、見れた 読み込みに失敗してただけか FBアカウント使ってないから変な事書いたな すまん >何か耳ざわりのいい物語で生と死の境界線を曖昧にすることに関して大変潔癖な拒否感を抱いて来られた方だと思います ここ最近の評を読んでるとこの文に同感だったな
宮部みゆきは伊藤しか見ていないで語っているようで、ちょっと外したスピーチだが 円城はそれにもちゃんと大人な返事をしていて流石だな 伊藤ファンだけれど、あれはほぼ円城の作品だと思っているし プロットとか出版の経緯を関係無しで、純文学的なSF作品として読んだ 宮部のスピーチだと、伊藤が死んだから受賞みたいじゃないか
278 :
269 :2013/03/12(火) 01:19:06.59 ID:XDmau7+j
>>270 ご意見痛み入ります。
>「異質かつ強い(強すぎる)素材」の引用を木に竹を接ぐ様な手付きでやったから
>公人としてのリベラルな態度を演出化としてはぞんざいに露見させる
納得しました。
ZDFとかNHK(の出所はZDFか)あたりのナチ戦犯ドキュメンタリー的なものを見すぎたせいか、
あまり「強い」素材が出てきても気にならないのですが、ただ、サイモン・ウィーゼンタールが出てくると
さすがにアレはぞんざいに露見しすぎだろとは思います。
279 :
この名無しがすごい! :2013/03/12(火) 14:59:42.96 ID:Wv5+ZCac
別に嫌いじゃないけど この人のどこがすごいのかよくわからない 漢字で一字で表現するとどうなるんだ? 新 と 鮮 と 組 どれだ?
映画評文庫購入 持ち歩くには便利 しかしスマホさえあればWEBから引っ張り出して見れるのがな・・・ 今はSTをインデックス化して持ち歩きたい 保存したファイルで似たような事はしてるけれど
さて、読了した『屍者の帝国』。首謀者の追跡、言葉、意識、一人称語りの意味等、伊藤計劃的な要素が満載で、 尻ごみしている伊藤ファンにも十分おススメな内容。円城要素はこれから過去作読んで確かめよう。 エピローグはほとんど円城から伊藤への弔辞・・・というか「祝詞」だったように思う。
屍者の帝国の途中の章、終わり方まじかっこいい
283 :
この名無しがすごい! :2013/03/16(土) 13:50:53.07 ID:SM6sKAeP
『屍者の帝国』を伊藤計劃と円城塔の友情とか引き継いだことでうんちゃらいう理由で褒めてる人をけなすのは良いことだと思います。 そんなの抜きで面白いと評価すべきなんだよ! 宮部みゆきは分かってない!
そういう部分の評価をなくすとぶっちゃけ凡作・・・・
バイアス掛かった部分をファンは分けて考え辛いけどそれも含めて評価だしな 差っ引いて考えてみても俺は普通に楽しめたと思う まぁ内容と構造上エンタメしすぎるって方向には行けなかっただろうけど そっち方面で考えるともうちょい尺が欲しい
そういや屍者の帝国はほとんど円城氏が書いてんですよね
287 :
この名無しがすごい! :2013/03/17(日) 04:42:11.56 ID:Z49LLf01
円城作品は短編を少ししか読んだことがないけれど、そのときとまるで文体が異なる。 明らかに伊藤氏の文体に似せて書かれているのだけど、この小説どおりに生者である円城氏に伊藤氏を象るネクロウェアをインストールして乗り移ったか?というようなに違和感がない。 物語の終盤になるにつれて大きく広げている風呂敷を畳もうという気迫は感じられるものの苦しさが現れる。ただし、読み手のこちらとしても、それがわかりながらもどのようにするのかと息を詰めながら読み進めた。 読後のバッサリとした鋭い切れ味は、加藤氏の「ハーモニー」や「虐殺機関」とはいかないが、読んで良かったと思わせる何かがあったように感じた。 亡くなった作家の作品が蘇る。 「蘇る」ということは、今回の作品内容とも繋がる。 蘇りが本当のことでなく、たとえ異形であっても、これはある意味、奇跡的な作品なんだと思う。 きっとこれ以上は伊藤氏の作品はないであろう。そこが返す返すも残念。今後は、円城氏の作品を読んでみようと思う。
>>287 一応まんがとアニメが残ってると言えば残ってるね
後者は実在するかどうか不明だけど
>乗り移る 両者の作品風にはむしろ人間の方がただの端末みたいな感覚で読んだ。
290 :
この名無しがすごい! :2013/03/18(月) 12:41:14.22 ID:FehD9TkU
伊藤計画の後は宮内だよね
今日はボンクラ忌か 合掌
みなさん、カレー食べましょう
すごくアレな話をしますと、 伊藤計劃単体では問題ないんですが、円城塔とセットで検索すると、けっこうな率でBLが出てきます。 フジョシナンデ!?
青い方ってなに??
SFマガジンの2009年2月号の表紙
298 :
この名無しがすごい! :2013/03/23(土) 01:45:35.95 ID:Ke22+9Ta
どうやって作るの?
業者に頼んだ 二つで五千円くらい
この人はハーモニーがきっかけで意識したな この二つは対になってるイメージあるけど、SFが読みたいのバージョンは本に囲まれた少女でミァハっぽかった しかしこれなんだ 凄いなw
なにこれいいなあ ハーモニーのイラストと言えば、2月にシライシさんが自サイトで 子どもミァハと大人トァンを日記絵として載せてたな 大人トァンのイメージが想像とだいぶちがって興奮した 28歳ってやっぱ大人だよな……小説内イメージとちがって物腰やわらかそうだったよ
それは知らなかったな 今見たら一月以前の日記は削除されてるけどイラストは最新しかないみたい 残念 しかしそこで大人トァンと並べて子供ミァハってのは良かったろうなあ 記事はそれに触れててなるほどなと思った ちゃんと意識して描いてたんだなと 画集でも出したら収録してくれないものか
格好良いな
>>302 いちおうプリントスクリーンで保存しといたが、転載禁止なんだもんな……見せられなくて残念だ
>>305 いや気にせんでくれ
書かれなきゃ日記にすら気付かなかったわけで、解説すら読み流してたかもしれん
ありがたかった
多分あの日記上部の画質なんだろうけど、画集作る際は是非収録してほしい
というか作ってほしい
ハーモニー文庫は秀逸だと思ったけど、イメージとしてはJコレが最高だったしな
しかし少し描き込まれたイラストになると雰囲気がちょっと変わってるな
俺はハーモニー系というか、このタッチが好きだな
307 :
この名無しがすごい! :2013/03/24(日) 15:09:11.08 ID:LbCf4Aav
ハーモニーって漫画になるのかよ…
すいませーん、コミック百合姫版ですけど、まぁ〜だ時間掛かりそうですかねぇ〜?(ねっとり)
309 :
この名無しがすごい! :2013/03/25(月) 03:01:45.56 ID:VWYgSSMC
漫画になって もしアニメ化されたりしたら嫌だな
310 :
この名無しがすごい! :2013/03/25(月) 15:48:58.31 ID:LyOwAqls
アニメ化されるとしたらこの絵柄だよな
それなら見たいかも メカデザインも頑張ってほしいが
RT @inkyo55: 伊藤計劃の遺稿を、 物語生成プログラム、もとい円城塔が引き継ぎ再構築した、という経緯を持つ作品は、 まさにそういう経緯がないと生まれてこんかったろうという作品内容でもあって、随分と昂奮した。 大きな影響を与えたであろうディファレンスエンジンも合作だったなとか。
RT @inkyo55: 「屍者の帝国」文体だとかそういう部分で伊藤計劃作品との相違点はあるし確かに円城塔が書いたなと分かるんだけども、 単純なゴーストに徹したところで意味も無いし、 読んだら分かるように「屍者の帝国」は伊藤計劃の言葉を継いだ円城塔による物語であるし、それと同時に両人の対話でもあるように読めた
星雲賞に屍者を
315 :
この名無しがすごい! :2013/03/27(水) 02:18:57.12 ID:OH4uRk6/
ミャハって金髪だったのか 文庫で読んだからわからなかった 日本人と似た容姿って書いてるから黒髪かと思ったんだけどな
>>315 実際にチェチェンの女性を見ると、
ちょっとどころじゃないエキゾチックな日本人に見える
318 :
この名無しがすごい! :2013/03/29(金) 09:01:53.38 ID:KicC46R2
ハーモニーのように酒煙草が完全に禁止される日は来るのかな 今の禁煙嫌煙ブームだと煙草の廃絶くらいは本当に出来てしまいそう
まあ今の煙草って毒まいてるわけだし、禁煙だってそれが原因だから動機の方向性は全く違うけどな
実は「周りに迷惑だから」って理由が、長い目で見ればハーモニー的な動機だったりして あの世界だって最初は「健康への過度な配慮」が原因だったのが、次第に 「やると周りに迷惑だから/周りがやってないから」って理由になってきてたみたいだし 実際、タバコ全面禁止の合意共同体のほうが少ないらしいし
伊藤計劃さんは『虐殺器官』の初稿を10日で書きあげたそうです。
10日だっけ どこかで二週間くらいだと読んだ気がしてた どっちにしろ凄いが 仕事しながらだしなあ
4月9日は本屋大賞の発表です!! 百田尚樹「海賊とよばれた男」中脇初枝「きみはいい子」 伊藤計劃×円城塔「屍者の帝国」窪美澄「晴天の迷いクジラ」 川村元気「世界から猫が消えたなら」宮部みゆき「ソロモンの偽証」山田宗樹「百年法」
324 :
この名無しがすごい! :2013/04/04(木) 03:31:26.68 ID:F4vW44U/
今日本屋大賞受賞帯を見た気がするんだが、あれは候補帯やったんかなぁ。 とりあえず百田がとらん事を祈ってる
これ実は、亡き伊藤大人と、円城塔さんのエピソード。 RT @projectDTBitoh: 机の上でキティちゃんのぬいぐるみの衣装を剥く。 その剥かれたキティちゃんをうつぶせに転がしておくと、犯罪のにおいが濃密に立ちこめる。 「これは明らかにやばい」 確かに。
ブログにも載ってた気がするw
「屍者の帝国」が哲学的でなかなかムズかった。考える物語。 しかし一転して最後のページは円城さんの伊藤さんへの想いがシンプルにリアルに溢れてて、良かった。
さすがにネタも尽き気味やね・・・ あと残るは在学時と卒業制作のアニメ位か 実在するのかどうか知らんが
同人誌発掘のがまだ可能性あると思う 書籍化できるかどうかの問題があるけど
作品の映像化があるかも
331 :
この名無しがすごい! :2013/04/17(水) 08:33:40.08 ID:VwGhFeHk
確かに雪風はあっち向きか。 今ならステルスみたいにはならんと思うけどw 主人公は日本人から変更かな。
主人公がトムクルーズ
@naoya_fujita 4月21日 30日に、長谷敏司さんと、ジュンク堂書店池袋店でトーク・セッションをします。お越しいただければ幸いです。「『BEATLESS』(角川書店)、『虚構内存在』(作品社)刊行記念 「神への崇敬でも、同胞愛でもない、新しい言葉――〈人間ではないもの〉との共存に向けて」 19:30〜 あまり席が多くはないので、お越しいただく場合は、お早めにご予約していただいた方が良さそうです。予約はこちら。「ジュンク堂書店池袋本店 TEL 03-5956-6111」
虐殺器官映画化するならクラヴィスはジョゼフ・ゴードンがいいな 最初読んだ時はこんなナイーブな特集部隊員いるのかって思ってたけど、 JGLの内省的なオーラで画面に説得力とか深みを持たせる感じだったらしっくり来るなと
オレはライアン・ゴズリングが良いかな ドラマものでもアクションでも「心の壁」を厚薄自在に表現してるし 超然、というか曖昧な雰囲気も個人的にはイメージ通り でもきっとトム・クルーズが攫ってく流れさ
早◯はこの人の原稿読まずに放置してたってマジ? 何かのトークショーで言われて動画も残ってるらしいけど
682:名無しのオプ :2013/04/28(日) 13:40:57.63 ID:cIjZbHCS [sage] ハヤカワは伊藤計劃の原稿を机の上に放置して読まなかったのを自慢してた会社だからな… 伊藤計劃死んでからはトークショーで言われても遮って発言中止させてるけど
そういえば屍者のラストでワトソンがああなるってアレが計劃のアイデアではなく円城の案ならめっちゃすごいなあと思う
やっぱハーモニーの文体とか世界観ってスタイリッシュというか特徴的というか。 対して虐殺器官の頃は迷いのある感じだったけど
書いてるモノの違いってのもあると思う
数か月前から読み進めては放置し、放置しては少し読むを繰り返していた屍者の帝国をやっと読み終えた。面白かったわwあんだけつまらんつまらん言っといてアレだけど。最初百ページくらいが全然面白くなくて、日本入ったあたりからちょっとずつ面白くなってくる感じ。 最後百ページとか結構良い。
大事なことだもんな
ま、多少はね? しかしIndifference Engineって英語版発表されてないよね。短編集出す予定でもあるのかな
アンソロジーで英訳されてるよ。
計劃さんってどんな人生歩んできたんだろうな 小中学生時代とか想像つかない
中学で初めてギブスン読んだんだっけ。
353 :
この名無しがすごい! :2013/05/24(金) 23:29:49.93 ID:yJZKSLQm
宮内の新刊帯が酷い 伊藤の便乗すんなよw
それは思う
Jコレのだっけ? どんなだったんだw 虐殺の最初の帯だと宮内の最初の作風から考えて合わないけど
356 :
この名無しがすごい! :2013/05/25(土) 10:35:52.66 ID:TPu4wEvV
357 :
この名無しがすごい! :2013/05/25(土) 10:38:21.44 ID:TPu4wEvV
「ヨハネスブルグの天使たち」
宮内 悠介(著)
ISBN:978-4-15-209378-3 刊行日:2013/05/24
1,575円
9・11の現場からアフガンまで暴力と絶望渦巻く世界五都市にて、
日本製の機械人形の存在を通して人の行為の本質を抉り出す連作短篇集。
ポスト伊藤計劃と目される気鋭の新人によるデビュー第2作
ヨハネスブルグに住む戦災孤児のスティーブとシェリルは、見捨てられた耐久試験場で何年も落下を続ける日本製のホビーロボット・DX9の一体を捕獲しようとするが──泥沼の内戦が続くアフリカの果てで、
生き延びる道を模索する少年少女の行く末を描いた表題作、9・11テロの悪夢が甦る「ロワーサイドの幽霊たち」、
アフガニスタンを放浪する日本人が“密室殺人”の謎を追う「ジャララバードの兵士たち」など、国境を超えて普及した日本製の玩具人形を媒介に人間の業と本質に迫り、
国家・民族・宗教・戦争・言語の意味を問い直す連作5篇。才気煥発の新鋭作家による第2短篇集。
http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/124664.html 誰も宮内氏がポスト伊藤計劃だとは思ってなさそうだけど
円城塔と違って宮内氏と伊藤計劃は面識ないでしょ
作風も全く違うし
おおサンクス 短編集が出ることは知ってたんだよな SFM発表のまとめで ていうかAmazonで帯が見れるとは思わなかった 作品は好きだけどポスト計劃は本人にとっても無理矢理感があるよなあ まあ短編発表時に伊藤計劃へのラブコールだかと発表されてた憶えがあるし 盤上の夜のインタビューで計劃の名前出されてコメントしてた憶えはある そういう売り方をしたいってのはわかるんだけど 流石にこれは露骨過ぎて本人のイメージを曲げるだろう ねじまきでイーガン出したバチガルピの時も感じたんだけど
この帯も売り出し方もちょっとないよね 伊藤にも宮内にも失礼じゃない?
「屍者の帝国」う〜ん・・・ スチームパンクな冒険小説として読んでる分には面白いし文章も正直伊藤計劃本人より円城の方が上手いんだけど。 ただSFとして見ると少なくとも今の処、屍者をヒューマノイド・ロボットに入れ換えても何ら変わらないよなぁ・という気はする。俺が捻くれてるのかなぁ。
屍者だから円城は引き受けたって言ってたけどな。 伊藤計劃へ捧ぐ、という意図は充分以上に有ると思う。 ヒューマノイドロボだと人間に対する視線が変化するし。 冒険小説としてみると若干尺が短いのとテーマ重視すぎる気はする。 そう読んでも楽しかったけど。
>>359 平積みしてあるとJコレでも伊藤ファンの目は惹きそうだけど……だとしたら読書人大賞補正だしなあ。
盤上の夜はちゃんと認知されてるんだし、この方向性はどうかと思うw
ハヤカワは売り方を間違えてる
大学読書人大賞の「ハーモニー」の推薦文に 「あなたはそこにいますか」ってタイトルのがあった
SF読者つか伊藤計劃ファンには毒にも薬にもならない推薦文なんだよな 屍者のも虐殺のもハーモニーのも
うむ しかもネタバレ含んでるから、推薦文としてどうなの?って感じがする。 既に読んだ人向けじゃん
それだよな
まあ、ああいうの読むとプロの推薦文は要点抑えてるなと思う
あそこのは一通り読んだけど大体あんなだから
ただ
>>362 じゃないが、あの賞で知られてる部分もあるんだよな
あれとか本屋大賞で知られてから一般読者も知るSF作家として知られてきたような
あそこの推薦文は故人補正掛け過ぎてるのがまた
まあ子供の書いてる推薦文だからしょうがない
ハヤカワは最近変だな
自分も宮内悠介のヨハネスブルグ読んで作品には大満足だけど 帯に伊藤計劃の名前は出してほしくなかった
伊藤の中ではハーモニーが群を抜いて「伊藤らしさ」が見えるというか ハーモニーを読んだあとの読後感はハーモニーだけのものというか 未だにあれほど独特な読後感を味わった作品が無い
>>370 あれで売り上げアップを狙っているなら興ざめだよね
>>371 そーかな?俺は虐殺器官を読んだあとの虚無感がハンパじゃなかった。
虐殺器官は途中でなんとなく結末読めちゃったな。 ハーモニーの方が予測しにくいとこはあった。
この中で早川文庫新刊の 冲方と計劃に似てるとプッシュされてる 吉上亮のパンツァークラウン読んだ人いるかな?
その二人の作風を合体させてると、多分どちらにも似ないような……。
計劃風ってアオリも乱発されるとどうだろうと思う。
まあ同人出身ってのは伊藤計劃もそうだったけど。
目を付けてなかったからチェックしてみよう。
>>371 俺は作品としては虐殺が好きだけど、ハーモニーはあの時点での切実なテーマが書けてると思う。
ただ虚無感を突き付けてくるのは虐殺だったな。
ハーモニーの時は慣れてたのもあるけど、虐殺ほどのインパクトはなかった。
ハーモニーって一人称じゃん だから感情移入し過ぎたんだよ 感情移入し過ぎて最後まで読んだらまさかただ「記録を読み上げられていただけ」だったとか…… 「ああ、……」って虚無感が酷くてしばらく食欲失せたわ 震災のちょうど一週間前で虚無感引きずったまま被災したからダブルパンチだった
>>375 伊藤より冲方作品が大丈夫な人向け
伊藤ぽい部分があるならテーマの詰め込みか
冲方でいうとシュピーゲル
ライトノベルだと浮くけどJAならって作品だな
ダイナミックフィギュアとかジャグルとかスピードグラファーとか
虐殺器官とは別のレベルで既存作の既視感が強い
1.ボーンのスコアを買ってくる 2.ウォータールー駅でロスがやられる曲を聴きながら大ターミナルで乗り換え 3.結局乗り遅れる 4.見ず知らずの車内のオッサンをガン見 というボンクラ遊びを考えてみた。 合間合間に監視カメラをチラ見するとより楽しいかもだ。
ジマー聴きながら似たような事をした憶えがあるw コンビニの監視カメラ意識しながら動けばちゃんとボンクラできてますか。
宮内がチヤホヤされてるけど、 伊藤が今生きてたら、直木確定だよな
383 :
この名無しがすごい! :2013/06/09(日) 23:25:11.32 ID:/bxIhXW/
西崎憲 ‏@ken_nishizaki 22時間 うーん、伊藤計劃さん、膂力が並はずれてあってそれが日本人にしては珍しかったということで、作りはすごく穏当なロマン主義だと思うのだけど。 違うのかな。『虐殺器官』にすごく新しいところってあったのかなあ。いや、伊藤計劃さん、すごく評価していますが、通史的にみるとそんな感じでは。
>>382 読ませる力が凄かったのは間違いないと思う。
同じガジェットや世界観を用いてもああは書ける作家がいなかったような。
虐殺は「新しい」で評価されたわけではない気はする。
円城はともかく、あの当時はイーガンと〜ってあったように、
脳科学ネタと本人の持つ世界観が評価されてたわけだし。
でもあの時にあれだけ今の言葉で世界を語れたのが凄かったのでは。
横からで悪いんだが、このアマゾンのレビュー
http://www.amazon.co.jp/強襲部隊 ―米最強スペシャル・フォースの戦闘記録-マーク-ボウデン/dp/4152082569
これ本人じゃないか?
投稿された時期が2002年で、作家デビューするより5年も前だ
しかもこの人はこの後レビューを投稿してない……
文体も良く似てるし、内容も文章もすごくいい
本人だよ。 mixiとか他のブックサイトにも書いてたはず。 同人誌も書いてるくらいだから、色々な場所に書いてはいるよ。
>>386 ああ、やっぱりか
今さらながら惜しい人がなあ
雨やんだし図書館いこーかなー
389 :
この名無しがすごい! :2013/06/25(火) 17:46:05.85 ID:8KGeJNLR
このスレ見てたら久しぶりに読んでみたくなった
390 :
この名無しがすごい! :2013/06/26(水) 02:13:27.93 ID:dY8ED4TP
虐殺器官がすごく面白かったので、ハーモニーも読もうかと思ったんですが、これって暗い感じですか?
最後にある一種の爽快感は同じようなもんだ
スノーデン見てて虐殺器官連想したのは俺だけじゃないはず
>>392 お前もか。
とはいうものの、アメリカが混沌の坩堝に放り込まれる前に第三国が混沌に向かって行進してるけどね。
第三は北かユーロ圏? まあでもあれは虐殺思い出すよなあ。 虐殺ではぼんくらとして扱だけど、なんだかんだで資源は強い組織だし。
ポスト伊藤計劃の宮内悠介は直木賞とれなかったな
396 :
この名無しがすごい! :2013/07/20(土) NY:AN:NY.AN ID:beeXsbBQ
いま集合的無意識を、神林長平 日本短編部門 屍者の帝国、伊藤計画、円城搭 日本長編部門 おめでとうございます。
188 :吾輩は名無しである:2013/07/20(土) NY:AN:NY.AN 円城塔氏、伊藤計画が亡くなった後でヤッターマンの映画の主題歌「どこまで行っても追い越せない」を耳にして深夜のファミレスで泣いてしまった、と語る こいこんで円城氏は泣きそうな顔らしい
虐殺を越える軍事作品(SF外でも)にここ数年まだ出会ってないな。 バランス良くあれだけ仕上げたのはどんな手腕だったんだと思う。 マニアックすぎても一般読者を置いてくだけで、本当に絶妙だった。
でも小松左京賞落選作なんだよな 円城が声かけしなかったら、デビューする気もなかったらしいし
そう考えたら本当に伊藤計劃って数奇な運命を辿ってるよな ただガンで死ぬ人間のひとりとしてしか数えられていなかったか 有名な作家たちの中に、作品を遺しつつ死をもってしてより深くその名を刻むひとりとして数えられていたか
まだ生きてれば今頃直木くらい受賞していただろうな
直木はあったかもな。 左京賞は左京の好みに合わなかったのと、その後ハヤカワで改訂されてるな。 大ネタの概要が書かれてないのが好みに合わなかったんだっけ? スレでは何度か出てる話題だけど。 戦争が書けてないとかそういう話ではなかった気がするんだが、なんだったかな。
虐殺文法の具体的内容がどうのこうのだったような 個人的にはそんなのどうでもいいと思うがな
大体書けるわけねえじゃんそんなの
選評探しても出てこないなあ、本だけだったか。 戦争じゃなくて人間書けてないって評価がされてたのは憶えてるんだけど。 まあ一番よく出てたのが文法のことだったけれども。 あれは今作品が評価されてる視点から見れば些末な問題だな。 SF読者以外の評価だとガジェットの細部はほぼ見られてないし。
クラヴィスはたしかに人間ぽくないな あんな人格に難ありの人間がアメリカ軍の精鋭部隊長になれるもんなのか
あの部隊は定期的な情緒チェックとかしてそうだけどなw そういうのを潜り抜けた上であの結末に辿り着いてしまうのがあの作品だとは思う。 ナイーブな特殊部隊員てことでこれは当時から言われてたけど。
スレチかも知れないが… 伊藤計劃の計劃って計画と同じ発音で良いのかな?
合ってるよ。 ブログの名前見ても判ると思うけど。 ジャッキーのA計劃とかあの辺から来てたんだっけ。
この評論が酷すぎるよ、「「伊藤計劃以後」とハイ・ファンタジーの危機」と題して、ハイファンタジーなんて短編でも書いていない伊藤計劃の名前を持ち出して、 関係ない作家のファンタジー小説を宣伝する内容になっている 14:46:31
伊藤計劃と小島秀夫の逸話に号泣しつつ感動
すっごい今更ながら、伊藤御大が書いたMGS2の考察「制御された現実とは何か」っていうのは サイコドクターこと風野春樹氏の短編小説「博物館」から着想を得ているんじゃないかと思った さらに言うとこの短編自体はコススの概念芸術なんかに影響を受けてそう
虐殺は俺と同じ海外病発症させてる小島秀夫の二次創作で、 しかもダーウィンの悪夢やらの海外ドキュメンタリーの意匠パクりまくりだぞ?
釣れるかね?
釣り堀ってほど人いないからなあ。 ダーウィンの悪夢ネタもMGSネタも発表当初から意図的なオマージュとして 各所で読まれてたわけだけど。 まあオマージュの意味合いをライトにパクリって言ってるだけかもね。 あの辺りのネタを抜粋するセンスも有ったと思う。 虐殺の後に発表された小説で別作品のパクリ扱いされた作品はそこそこあるが 虐殺は作中の態度と作者の趣味が知れてるお陰でオマージュとして通りが良かった。 >サイコドクター 知らず知らずのうちにこの人の記事は何度か読んだことがあった。 こういう作品も書いてたんだな。
>ダーウィンの悪夢 各所ってどこ? 少なくとも、文庫版の大森の解説の中には無かったし、 (9・11、MGS、地獄の黙示録、パトレイバー、等の記述はある) SFマガジン2011年7月号のトークショーの採録にも書かれてないし、 ネットで検索してもblogやtwitterしか引っかからないんだけど?
初期の感想群。 たぶん引っ掛かってきたブログとかに同じの見てると思うよ。 てかマジであれがパクリだと思うってこと? ドキュメンタリーを題材に取ること自体は珍しくも何ともなくないか。 あれでパクリならナノマシンネタから何からアウトになる作品大量に出るが。 著名な書評家がこれと指さなければオマージュがパクリになるとかそんな境界はないだろ。 MGSに関してはモロにオセロットと判る人物を紛れ込ませたり、 ダーウィンの悪夢は完全にネタの概要をそのまま持ってきたりと、 パクりには明らかに向かない題材ばっかだと思うが。 PMCや現代の意匠を意図的に持ち込んでるのが虐殺のディティールの魅力だと思うんだけどなあ。
あと海外作品だと、マクナブ回顧録から会話がそのまま引っ張ってあったり、 冒頭のシーンはモロにハンテッドそのまま(ナイフで暗殺まで)だと思う。 他にもイメージする映画のシーンはかなりあったけど、 作者がこれはこれですよって説明しないとパクリになるかとか、そういう話にならないか? クラヴィスとウィリアムズが見てる映画がモンティパイソンだってのは判るけど、 あれがホーリーグレイルかまで説明しても仕方ないし、 そこら中に映画のネタがちりばめてあるから冒頭のシーンもオマージュだと素直に思えた。 俺の認識が「パクリ」に対してユルいだけだったらすまんけど。 ある程度参照対象が示してある場合はパクリ、とは言い辛い気がするんだけどな。
ジョンポールさん、列車で護送中に立て看チラ見した大尉を見て、 そのリアリズムの意匠の劣化に言及するじゃん。 アレなんか、まさにスプレマシーでキリルくんが狙撃ポイントに選んだ看板(裏手だけど)じゃ ねえのかと思うのですよ。 パクリだオマージュだという意見が出ちゃうの、これは伊藤さんの 絵コンテ力(ぢから)に依るところが大きい(大きすぎる)のではないかと 思う。私見ですけど。 スプレマシー大好きなんだよオレ。
絵の作り方は巧いなあ。 うろ覚えだけどコジラジで映画の場面を記憶する力について語ってて、 そういうコンテ的な描写があちこちで出てくるのはあるのかも。 ボーンシリーズは割と全部好きだった。 スピンオフはちとどうかと思ったけれども。
アメリカ大好きの大和土人の本音 1.原爆を落としてくれてありがとう 2.東京大空襲で東京を焼け野原にしてくれてありがとう 3.昭和天皇に土下座させてくれてありがとう 4.東條英機を戦争犯罪人と断罪して処刑してくれてありがとう 5.植民地である日本に憲法をつくってくれてありがとう wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
日本の司法は米軍に対しては何も言えないし逆らえない。 例えば嘉手納や横須賀の爆音訴訟がそれを瑞的に表している。 嘉手納住民や横須賀往民が米軍の爆音による被害を訴え、訴訟を起こしても、日本の裁判所は国に対して損害賠償は認めるが、米軍の飛行訓練中止まで命じることはできない。 なぜなら日本の裁判所にはそのような権限がないから。 基本的人権の尊重などをうたった日本国憲法の上に日米地位協定があるから、日本の司法は米軍に対し及び腰にならざるをえないというのが現実である。
虐殺は(ハーモニーもだが)噛み砕いて読ませるのが巧いのが一番の特徴じゃねーかと思う いくらでもSF読者のみを対象にくどい描写はできるだろうにそこまでやってない 同じ題材を知ってたから別の人間が同じ物書けたかとはまず思えない 007オマージュは流石にSF読者が対象だが 屍者は伊藤計劃&芥川作家補正抜きだとどれくらい読まれてたんだろうな
重セラピー対象者発見
>>421 映画を読んでる気分
ルツィアさんは頭半分持ってかれるけど、 スプレマシーのマリーさんは別にヘッドショット食らってるわけではないのな。 侵食する絵コンテ力と言えよう。 あの女どこに致命傷食らったんだ。
>>426-427 その辺は大きいと思うな。
単に巧いつーんじゃなくて、情景を即座に想起できるのが魅力だった。
映画のシーンをまんま引っ張ってくるんじゃなくて、
どうしたらその場面が映えるかを計算してる感じがする。
小説は小説ならではのスキルが必要だし、本人もそれは語ってたけど、
カメラワークを意識するような描写が各所にあって、
虐殺読んでて気持ちいいと思ったのはそういうのが大きかったかなあ。
大抵の軍事作品は描写を密にしたり展開の大仰さに引き摺られたり。
>マリー
看板は思わず見直したw
高速で通り過ぎる車とインド(こっちはゴア)の場面。
ヘッドショットは水中でも血の帯を引くくらいだからなぁ。
のけぞりで頭ってのを示唆してるからヘッドショットなのだろうけど。
スローモーション掛けてたらロマン過剰な別れのシーンとしてあった気がする。
いや、ダサいてのではなく、一分足らずで状況と向き合う、
カジノロワイヤルでも同じようなこと感じた効果的な演出だったけど。
よく見たら頭からのけぞってる訳でもなかったw 損壊がないのは演出上の問題だと思ったけど、 射入角とか背中側からかもなぁ、あれ。
ワールドウォーZへの言及がないな。 だらしないぞ。 ブラピの吹替、山ちゃんのほうがいいと思うんですが、 これが賢雄ということは、まさかのトゥモローワールド化ということなのか。 どうなんだブラピ。
長谷敏司 ‏@hose_s 7月29日 ただ、私は評論家ではなく小説家なので、好き嫌いで言ってしまいます。 「伊藤計劃バブル」という言葉は、個人的には嫌いです。 そして、そうとらえられてしまうことに忸怩たる思いです。 後に「伊藤計劃バブル」だったと言われないよう、頑張ります。 そう思われていると思うと多少ため息。内実作るよ…。
>>427 久しぶりにボーンシリーズを見直してみたんだけど、アルティメイタムの始めの方のシーンで
記者が「頭を打ち抜かれてた」って言ってたよ
長谷敏司作品だとあなたのとBEATLESSが「以降」に捉えられるくらい?
まあバブルて言うならバブルな気もするが、独自性はあったと思う。
ハーモニー引っかき回して出来ましたよって作品じゃなし。
ハヤカワの売り方としてああしたかったのはわかる。
どんな流れで出てきた発言か知らんので、まあアレなのだが。
>>430 覗いておらなんだ。
やるとは思ったけど、案の定文庫化してたね。
同日にPR見に行こうと思うんだけど、絶対混みそうです。
TW化は……大丈夫だといいなあ。
事前情報がもう原作ぶっちぎってるから、そっち方面で傑作ならいいんだが。
>>432 あ、やっぱりヘッドショットか。
サーチでシーンだけ見たから周辺情報確認してなかった。
そうなると余計にあの傷が謎すぎるけどw
434 :
この名無しがすごい! :2013/08/09(金) NY:AN:NY.AN ID:osVPT7Nm
今、「日本SFの夏」なのだという。
SF評論集『ポストヒューマニティーズ 伊藤計劃以後のSF』(限界研)でも、
近年、SF作品群に活況が戻ってきており、アニメやライトノベル、ネット小説など、
ジャンル全体が盛り上がっていることが指摘されている。
そこで、同書の執筆陣であるSF評論家・藤田直哉氏、文芸評論家・飯田一史氏に、
これらの背景や、近年のSF小説のおすすめ作品など、最新事情を解説してもらう。
司会:ゆりいか(twitter読書会主宰)
ゲスト:藤田直哉(SF評論家)・飯田一史(文芸評論家)
「ダ・ヴィンチ チャンネル」
http://live.nicovideo.jp/watch/lv148071015
WWZ読了したぜ。
非人道的なナントカプランについてですけど、
非人道的っぷりではジョンポールさんのアレの足元にも及ばない気がする。
ちょっとフカし杉だろ。
>>433 グリーングラス先生って、ブラヴォー・ツー・ゼロの「悪いのは全部マクナブだ」版に
関わってるんでしょ?違ってたらスマンが。
もう出だしからベタベタなロマン過剰演出がちょっと、とは思いました。
だいたいねえ、SAS隊員はビニール袋に排泄します、とか
そういう文脈を忘れてはいけないのではないか。
どこで観たとかはナシな。
あの映画ってマクナブのことそう描いてるの?
>>435 そういうエピソードはマクナブの十八番なので……。
マクナブ本人のエピはまだアメリカ軍人に近いタフさもあるけど
ニックの話となるとマクレーンより運がない泣き言がずらずら出てくる元SASだからなあ。
泥臭くていいんだけど、好き嫌い別れそう。
ビニール袋で真っ先に思い付いたのがリモコンのラップに排泄だったw
まあライアンはライアンでボコられまくるSAS隊員書くし英国人の気質かなとも思った。
虐殺器官を読破したのだが 何故クラヴィスの母親の記憶には ほぼクラヴィス関連の記述がなかったのかがよく分からない どうしてなんじゃろ
>>438 そらぁおめぇさん、クラヴィスのママンは夫がクラヴィス以上に好きだったからじゃねぇの?
あれは主観性の話で作品のテーマと直結してるのかな。 クラヴィスのことを「見てはいた」けど、それが愛情なのか惰性なのかどうかわからないし、 クラ母の物語にとってクラヴィスの位置付けが物語からハブられてただけかなと思った。 家族以外の、苦手な親族と一緒の空間にいる時間とかふと思い出したり。
今流行ってるバイトの不祥事ってなんかハーモニー思い出すな 社会が求める常識のレベルがどんどん底上げされてる
>>439 それは言わずもがな
しかしクラヴィスが感じた視線は何だったのかなと
もしかして母はただ見ていただけで
視線を感じたのはクラヴィスの妄想なんじゃないか?とか思った
あと最後の1行で出てきた叔父母って誰の叔父母だっけ…
>>441 Twitterとか考えると、自分から監視されに行くインフラがある感じはする。
そのへんハーモニーより虐殺器官に近いかもと思った。
まあ時代的にもハーモニーより虐殺器官のが近いけれどもw
誰か野崎まどの『know』を読んだ人いる? 表紙がやたらハーモニーライクだったって理由だけで書店で衝動買いしたんだけど いやぁ、これは当たりだった テッド・チャンの『理解』とか好きな人におすすめ
あれ、そっち系なの? あらすじとか読んだらハーモニータイプで真理を探るみたいな感じだと思い込んでた。 理解はあの作品中一番好きだったから、期待はできそうだな。 野崎まどはMWのやつを二作くらい読んでる。 デビュー作がもうSFっぽかったけど、死なない生徒がモロにイーガン系だったから、もしかしたらSF書くかもなあと思ってた。
そっち系でもあり、イーガン系でもあり、恐ろしくハーモニー的でもあったよ 天才美少女にAR技術、一人称な語り、主人公の役割りなど、けっこう多くの点で ハーモニーが医療・身体的・物理的な側面からユートピアへと収束していく物語であるとすれば、 knowは情報・精神的・論理的な側面からユートピアへと向かっていく物語だと思った あと、ガン=カタがぶっこんであって笑ったw
ガンカタかw まあ、あれはボンクラでなくても有名なネタになってるけど、 あの作者の場合は素でって気もするな。 当初は西尾維新のフォロワーとして名前を聞いてたけど、作風は違うな。 掛け合いこそあれだけど、あのテイストでガジェットを引き付けようとするのが作者の本質だと思ってたから。 SFとして最初から提示されてる今回の世界観に注目かな。 ポストとか以降とかお題目は置いといて、ハーモニーとの差異も含めて楽しみにしておくよ。 情報、知ること、監視社会、みたいな関係性は時代性で注目してたしね。
448 :
この名無しがすごい! :2013/08/29(木) NY:AN:NY.AN ID:Bm1RNs0V
最近伊藤計劃さんについて知ったんだけど、MGS2の考察が凄いって聞いたから凄く読みたい! ・・・・けど、サイトが閉鎖されてて見れない、どうやったら見れる?
WEBアーカイブか、MGS2考察だったら計劃全集にまとまってたかな
>>449 やっぱ買わなきゃ駄目かー ありがとうございます
>>451 うおおサンクス!ありがとう!!
虐殺器官は既読です!ハーモニーはまだだけど
ハヤカワ文庫の100冊2013っていう小冊子に、 シライシユウコさんが「ハーモニー」のカットを描いてるってよ! 無料だからもらいに行くぜ
置いてる店とない店があるんだよね……。 今回はなんとかなりそうだけど、ハヤカワはあまり取らない店あるんだよな。
ゲットしてきたー 大人トァンってこんなんなのか
ぐあ羨ましい ハヤカワは三年分まとめてWEB公開してくれないかー
都内のそこそこ大型な書店でも見かけないってどういうことなの…… トァン姐さんは赤コートなんでしょうか 確か昔シライシユウコさんが大人姐さんサイトかどっかに上げてたが(赤コート煙草)
トァンの姉御は赤コートとタンクトップ、黒めのパンツにタバコだった 走りだそうとしているところにさらにJKミァハが並走してる感じ もちろんアレが舞っている ……走りながらタバコって吸えるのか!?
咥えるだけなら・・・ それ欲しいな 近くの本屋にあるか不安だわ
やっと読んだ。 二人の姿が少しマンガ調というか、そういえば描き方変えるとこういうタッチも描けるんだよなー。 てっきり表紙に描かれてると思ったんだけど、作家別にタイプ分類してて、それに当て嵌めてるんだね。 サイコパスが書かれてたけど、アレ一度も見てないんだよなあ……。
言ってみた傍からw これはありがたい。 読みたい人も多いと思うんだよな。 年ごとのガイドとしては結構よく出来てたし。
映画化はまだか
俺「このSF小説面白かったな」 amazonレビュー「文章が難解なので星1つです」←なぜなのか
1 : カーフブランディング(WiMAX):2013/09/24(火) 22:30:54.63 ID:c6ftA7Jg0 ?PLT(12001) ポイント特典
今週紹介する新作映画は、未来を舞台にしたハリウッド製SFアクション大作と、実在の死刑囚に
取材したノンフィクションに基づく和製犯罪ドラマ。一見印象が大きく異なる2本だが、「格差」「貧困」といった
現代の問題を浮き彫りにする社会派作品という共通項もある。
9月20日公開の『エリジウム』は、『第9地区』(09)のニール・ブロムカンプ監督がマット・デイモン主演で描く
SFサスペンスアクション。2154年、人類は地表から400キロ上空に浮かぶスペースコロニー「エリジウム」に
暮らす富裕層と、スラム化した地球で過酷な労働と生活を強いられる貧困層に二分されていた。
スラム暮らしの労働者マックス(デイモン)は、工場の事故で大量の放射線を浴びてしまい、余命5日と宣告される。
エリジウムにはどんな病気でも治せる装置があることから、マックスは弱った身体を外骨格型スーツで強化し、
エリジウムへ潜入を試みる。
続きはウェブで
http://www.cyzo.com/2013/09/post_14562.html http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news/1380029454/301-400
SF大賞が無くなったってマジ?
466 :
この名無しがすごい! :2013/10/05(土) 00:39:45.25 ID:88B/ZoeX
467 :
この名無しがすごい! :2013/10/05(土) 00:40:21.55 ID:88B/ZoeX
【書籍内容】 『ポストヒューマニティーズ 伊藤計劃以後のSF』 限界研(編) 飯田一史/海老原豊/岡和田晃/小森健太朗/シノハラユウキ/蔓葉信博/藤井義允/藤田直哉/山川賢一/渡邉大輔 ISBN: 9784523265160 定価:2,625円 好評発売中! 英米とは異なる独自のキャラクター文化を背景とする〈日本的ポストヒューマン〉を現代日本SFの特質ととらえ、 活況を呈する日本SFの中核を担う作家(伊藤計劃・円城塔・飛浩隆、瀬名秀明、長谷敏司、宮内悠介)の作品を中心に論考する変容を考察する!!
めぼしい若手に合わせて不定期で特質が変化するのが日本SF
469 :
この名無しがすごい! :2013/10/08(火) 02:24:43.52 ID:MbYiFxO3
限界研と大森のたわごとを省けば通常と同じですよ 宮内も内輪が騒いでるだけで終わったし
まあ時代毎の様相を切り取ってくれてるのはいいと思うけどね。 その世相を描く作家をカテゴライズして位置付けておいて それを特集するってのは毎度の事だけど。 限界研の特集はまだ読んでないなあ。 宮内作品は普通に面白いと思う。
宮内は普通かな 野崎や冲方程じゃない
宮内野崎はよく言われるけどその面子は三人で比べても伊藤さんと比べても方向性かなり違う面子のような まあ当たり前だけど代えが効くようなものでもないしねー
伊藤さんの墓に何時までもへばりつく雑誌や言論人共は 多分有力な若手が来るまではこのまま すがりついているつもりなんだろうなぁ 震災の影響を受けた作品はそろそろ来るのかな?
震災の影響は作品そのもののテーマにしないならもう来てるってことになってるんでは?
前の特集本でもSF作家に震災を題材に書かせてたけど。
>>472 根本というか抱えてる意識が違ったろうしね。
同じ題材や問題を扱っても、あの感触は出せないと思う。
誰の代えも効かないのはたしかだけど、ポスト伊藤と見れば余分な印象が付くことはあるかも。
宮内はともかく野崎はそんな比べられてるの知らなかったな。
野崎はknowのネタがポスト伊藤っぽかったからちょっと言われてた
あれはこのスレで初めて知ったw 野崎も好きだな。 ああいう発掘はそうそうないだろうけど。
ポスト伊藤計劃などというものは存在しないというか、
なんでもかんでも無理矢理結びつけ過ぎだよな…ってのはやっぱ気になる
その辺神林長平御大なんかwiredでバッサリ斬り捨てちゃってるしwww
ttp://wired.jp/2012/09/24/chohei_kambayashi_interview/2/ ポストヒューマ二ティもなぁ、まさにポスト伊藤計劃云々の第一章以外がかなり面白い本で困る
(って書くとステマっぽくて嫌だが)
でもこの本ぶっちゃけ本当に第一章以外無関係過ぎワロタ
ヨハネ天使もknowも、その面白さを無理にポストと関連づける必要はないよな
と言いつつガンカタのノリについてはついつい親近感と笑いが湧いたがwww
逆にさ、それこそホンマモンのポストというかフォロワーみたいなのってなんかあるのかな? 全然なくないか?
まぁヴォグ・ランパ未読なのであまり大きなことは言えないんだが
478 :
この名無しがすごい! :2013/10/10(木) 12:46:03.03 ID:A8uVXJCm
岡和田晃が考える「伊藤計劃以後」CommentsAdd Star
イベントレポート |
10月5日に開かれたトークイベント
「限界研【編】『ポストヒューマニティーズ 伊藤計劃以後のSF』刊行記念 未来を産出(デリヴァリ)するために 〜新しい人間、新しいSF〜」に、
たくさんの方が足を運んでくださり、ありがとうございました!
会場は満員で、途中、座席も追加されたほどでした。当日の様子は、後日レポートにして限界ブログに掲載予定です。
http://d.hatena.ne.jp/genkaiblog/20131009
479 :
この名無しがすごい! :2013/10/10(木) 12:47:41.14 ID:A8uVXJCm
●「伊藤計劃以後」の作家たち 円城塔が完成させた『屍者の帝国』(2012) 宮内悠介『盤上の夜』(2012)、『ヨハネスブルグの天使たち』(2013) 飛浩隆「自生の夢」(2009) 八杉将司『Delivery』(2012)、「私から見た世界」(2013) 伊野隆之『樹環惑星 ―ダイビング・オパリア―』(2010)、「ザイオン・イン・アン・オクトモーフ」(2012) 上田早夕里『華竜の宮』(2011) 樺山三英『ゴースト・オブ・ユートピア』(2012)、「無政府主義者の帰還」(2013) 片理誠『エンドレス・ガーデン』(2011)、「決闘狂」(2013) 佐藤哲也『下りの船』(2009)、「ノベル氏」(2011)、「テラシティ」(2011) 酉島伝法『皆勤の徒』(2013)
伊藤計劃以後と呼ばれる作家たちの特徴ってなに? ヒューマニティをエモーショナルに顕す作家のこと?
sf作家少なすぎ。希少種じゃんもう
監視とか流動の中でどう自我と向き合うかなんかは共通してそうだけど。
ポストイーガン的ってだけじゃないし。
文庫帯にゼロ年代の罪と罰ってあったけど、社会の書き方の指向性でそれっぽさは考えてる。
でも要素に分解しちゃうとなんか違うなって気はしてくるw
「今ここ」を強く描いてるのが伊藤作品ではあると思うけど。
まあこれだと
>>479 の作品傾向とはずれるし、切り口次第なんだろうね。
>>477 判りやすい指標なんだろうね。
伊藤作品の読み口を期待して入ってくる読者には不親切にもなりかねないと思う。
SF読者限定でない売り文句にはなるけど、SFでしかない作品も当然ながら多い訳だし。
今意識・無意識関係のテーマの物書いたら「もしかしたら伊藤計劃の影響かな?」と思われるのは仕方ないことだし それを伊藤計劃と全く関連付けない方が不自然じゃないかな もちろん世間で伊藤計劃以後とか言われてる物全部が全部そうだとは言わないけど
伊藤さん以前からそれ系の作品はありますが
そういうテーマが伊藤計劃からはじまったなんて言ってないけど
今それを書くとクローズアップされちゃうのはあるだろうね。 分解したら流行り廃りにも過去に共通の要素があるし。 長谷作品とか「ポスト」と見られるなら肉体と(に、対する)意識の意味付けからだと思う。 伊藤計劃の影響下にあるかはさておき、同時期の問題意識を共有してることが条件なのかも。 わかりやすいタームが計劃以降ということではあっても。
487 :
この名無しがすごい! :2013/10/10(木) 18:29:40.63 ID:eIxyFH9E
宮内は宮内だし、野崎まどは野崎まどだろ 以前とか以後とか言ってるのは一部のSFゴロと伊藤ファンだけが現状でしょう
その「伊藤ファン的な」視点での作品分類なんだと思う。 そういう特集が持ち上がるくらいは確実に話題になったって事だけど。
話題にしてんのはハヤカワと大森くらいだろ
>>425 円城塔の純粋なファン層くらいは読んだんじゃない?
で、3万部ってとこかな
ハーモニーしか読んでないけど物凄く面白かった。 最近、虐殺器官も買ってきてこれから読もうと思ってる。 何か、最後の作品が未完で円城塔って人があとを継いだとか言う話だけど面白いかな? 円城塔の作品は読んだことないから、ちょっと悩んでる。 スレチかもしれんが、円城塔の作品でおすすめあったら教えて欲しいです。 先にそっちを読んでから買うかどうか決めたいから。 あとメタルギアソリッドってゲームやってなくても読める?
虐殺は軍事色がハーモニーより強めだけど、意識の所在と関係を扱うテーマは共通してるね。
MGSもゲームとして似たテーマを持ってたから伊藤作品として読めるけど、
あくまでノベライズだから、それだけは念頭に置いた方がいい。
ゲームっぽい表現(ゲームだから)が許せるなら勧めたいな。
屍者の帝国は円城作品でも特殊。
基本、円城塔の作品は構造そのものを読むみたいな感じだから、
屍者の帝国は物語として強く意識されてるだけでも大分違う感じ。
円城作品のお薦めは人によって変わりそうだけどね。
俺はデビュー作のSREと少し前のこれはペンです、後藤さんとか好き。
というか、ハマればどの作品も同じ方向の読後感があるから楽しめると思うよ。
でも屍者の帝国とは意図してる方が違うから参考にはならないと思う。
>>490 円城ファンと被る伊藤ファン層もいるから、補正抜きでも少しは増えたかも。
今思うとガジェットそのものの面白さではあまり取り上げられてないな。
あ、補足にならないかもしれないけど、 円城塔のすっとぼけた韜晦的な文章を先に知っておくと、 屍者の帝国で伊藤文体のトレースと円城の素の交わりを読めて楽しいよw
494 :
この名無しがすごい! :2013/10/13(日) 21:16:46.01 ID:ZQGONxR3
>>492 >>493 ありがとうございます。
屍者の帝国はやっぱり円城作品読んでからにしようと思います。
そうすれば文章に違和感を覚えても、スルーできそうなので。
他の作品を読んでからメタルギアも買ってみますね。
百舌谷さんも面白かったなあ。
>>495 どういたしまして。
参考になるかどうか判らないけどw
屍者の帝国はちりばめられたパーツを拾い集めて読むのが面白いから、文章だけで決めなくてもいいと思うしね。
MGSノベライズは立ち読みできるならしてみてからでもいいかも。
自家薬籠中の物にした作品として書いてるから、そこらのゲームノベライズとは違う、と言っていいけどね。
メタルギアは四が完結編なので それまでのシナリオをひととおり知ってないと ちょっと感動出来ないかもね まぁ虐殺のスピンオフとして読むのも良いと思うけど
しょぼい文章で活動する宣伝要員
俺は記事が面白ければいいやって感じかな。
伊藤計劃関連でしか知らなかったというか、ポストヒューマニティーズしか読んでないけど。
合う書き手と合わない書き手がいるなくらいの印象。
知らない作品とか知見を関連付けで読ませてくれるのはいいと思う。
SF関係のコラム本自体が少ないから、たぶん知らなくても読んだと思うけどw
リンク先未読のまま言って申し訳ない。
>>497 邪道な読み方かもしれないけど、後書き含めて一つの作品かもと思った。
故人であることを踏まえて読むならだけど。
内容としてはキャラに比重が置かれるから、ミリタリ方面ほぼオンリーで
社会が書かれるのが虐殺に比べて本人の色が弱い所だなと思う。
黒丸文体を少し封印してるから、そのへんまで意識してるんだよなあ、あれ。
でも本人が屍者を完成させてたら、ああいうエンタメも書かれてたのかも。
円城版に作品として文句がある訳じゃないけど。
501 :
この名無しがすごい! :2013/10/21(月) 18:57:52.98 ID:e7swGBtX
限界研のレビューや紹介の仕方は素人ブログに毛が生えたレベルだよね
岡和田晃 1981年、北海道空知郡上富良野町生まれ。2004年、早稲田大学第一文学部文芸専修卒業。批評家、日本SF作家クラブ会員。 「「世界内戦」とわずかな希望――伊藤計劃『虐殺器官』へ向き合うために」で第5回日本SF評論賞優秀賞受賞。 近著に『向井豊昭の闘争 異種混交性(ハイブリディティ)の世界文学』(仮題、近刊) 共著に『しずおかSF 異次元への扉』(財団法人静岡県文化財団)、『21世紀探偵小説 ポスト新本格と論理の崩壊』(南雲堂、第13回本格ミステリ大賞候補)など。 翻訳書に『救済の書:トゥーム・オブ・サルヴェイション』、『失われし王冠を求めて』(ともに共訳、ホビージャパン)、『H・P・ラヴクラフト大事典』(共訳、エンターブレイン)など。 文庫解説に伊藤計劃『The Indifference Engine』(ハヤカワ文庫JA)、ピーター・ディキンスン『生ける屍』(ちくま文庫)ほか。 〈SFマガジン〉、〈SF JAPAN〉、〈小松左京マガジン〉、〈Webミステリーズ! 〉、〈季刊メタポゾン〉、〈早稲田文学〉、〈時事通信〉等に寄稿。ゲームライティングの仕事も多数あり〈Role&Roll〉等の専門誌・ウェブサイト等に寄稿 研究・実践団体〈Analog Game Studies〉代表をつとめる。 著書にリプレイ小説『アゲインスト・ジェノサイド』(アークライト/新紀元社)。 ポストヒューマンRPG『エクリプス・フェイズ』日本語版(近刊)に携わり、日本SF作家クラブ公認ネットマガジン〈SF Prologue Wave〉でSF作家たちとシェアードワールド小説企画を進行中。
504 :
この名無しがすごい! :2013/10/22(火) 09:29:46.14 ID:93c700aE
伊藤さんはハイファンタジー作家じゃないと思うんだ
本来、個々の作家のまるで違う創作物を、「伊藤計劃後」ってフレーズに押し込めるのは見ていて辛い。 安易な神格化をしないことこそ、作者さんへ敬意を表す有り様だと思いたいかも。
この話が実際適切にテーマを扱えているかはともかくとして 同時代に生きる作家が外部から受ける影響に共通点がないと考えるのは無理があるしある程度創作物にも似た点が出てくるということはあると思うけど(311後とか) それに最近伊藤計劃の名前出すだけで神格化みたいに言う風潮はちょっといい加減すぎると思う 実際神格化されてると思ったことないし
つまんねーコピペ投下はさすがにアンチの仕業かね とはいえ岡和田はギャグセンスだけはあるよ ・ファンタジーの影響を確信。根拠はオレだけ特別に見せて貰った死者の本棚」 笑いすぎで腹が痛くなった 公開資料でない以上何とでも言えるわ
岡和田さんは一体なんでこういう暴投してるんだろうな あんまりにも無理矢理過ぎる論調のせいで限界研内でも揉めてるのは思わず草生えるんだが ただまぁ虐殺が出なかったらファンタジー系書こうかなとは本人も言ってはいたはずだが そうは言っても屍者系方面というかオルタナティブヒストリーとかになりそうな気も
岡和田が言ってる事は馬鹿の戯言だから、相手にするのも無駄
>>508 >虐殺が出なかったらファンタジー系書こうかな
初耳。よければkwsk
虐殺の後書きか何かに 虐殺落ちたんでファンタジー書きますわと あったような… 文庫本だったかな?
>>511 >>512 ありがと
『虐殺器官』後の構想はチェックしてたけど
落選直後の動向は漏れてた
核兵器が通常兵器化した世界のNPO話も出てこないかなー
515 :
511 :2013/10/27(日) 15:56:47.37 ID:8y8yDSDC
>>512 あっそっかブログに先に書いてあったか
不覚…orz
日常系核戦争は全部破棄しちゃったらしいと聞いたが
そっちのソースが思い出せないんだよなぁ
(もしかしたらイベントでの大森or塩さん発言だったかもしれん)
ファンタジーでも書いてみるかっていってるだけで 虐殺器官をファンタジーとして書いたとは本人も行って無いわけだけど
とりあえずテーマを目に見えるようにするって視点からなら判ると思う。
他の作家が「時代を書いた伊藤計劃の影響下にある」というのはアレだけど。
「伊藤計劃後」というブチ上げ方はファンにはわかりやすいからかな。
>>515 横からごめん。
核兵器が通常戦争化〜は判らないけど、ポスト虐殺〜ハーモニーの間の話ならインタビューにあったよ。
ハーモニーの記述から「凄い酷い事になった」らしいけど、それのことかな。
あれは「書いたけど途中で止めた」って言ってたから。
でも核を撃ち合う時代の話は冷戦期でも書き辛い話だったわけで、たしかに今出てきてもおかしくないなあ。
限界研の活動は伊藤を使った売名行為に見えるのが問題だ
「核時代のNPOもの」は雑誌インタビューで読んですごく期待してた ハーモニーにもその名残があるといえばあるんだけど 完成してれば虐殺器官とハーモニーの橋渡しになってたんだろうなあ
520 :
祭谷 :2013/10/30(水) 00:31:34.92 ID:pS4kPVG4
>>519 SFMのかな。
丁度最近読んだけど、あの時点だとハーモニーの後で「また書く」みたいなニュアンスではなかったと思う。
100枚くらい書いて破棄した、という話だったから。
世界中に核が落とされた後か落とされてる真っ只中の話かは判らないけど。
前に虐殺後くらいの草案時点の相談をちらっとだけ読んだけど、それが破棄された話だったのかも。
過剰に健康に気を遣う世界という点で、もしかしたら別の形で今を切り取ってたかも。
>>520 お久しぶりです。
こちらは読んでいませんでした、ありがとうございます。
自分でも調べられる所は調べた気がしたんですが、こうして未読の文章がまだあると嬉しいですね。
くだんあれの電子版も出されるのでしたら楽しみにしています。
Kiichiro Yanashita
&amp;#8207;@kiichiro 8時間
「伊藤計劃以後ってなんだよ」と大森望を問い詰めたら
「いやそう言っとけば昔のSF読まなくてもよくなるじゃん?」
とあくまでも商売上のラベリングだと自白していましたが
まあどうせ大森望の言うことなので
要するに「古典SFを××冊は読んでなきゃダメ」的なオタクっぽいイメージを
「別に新しいのだけ読んでもいいんですよー」って風に変えたいって事かな?
敷居を低くして新しい作品から読ませて、気に入った人は古典SFも読めばいいと
やっぱ「冬の時代」を経てるから、ライトな読者層の開拓に必死なのか……
伊藤計劃が利用されているのは、彼がそれだけ「目立つ存在」だからなんだよな
神林氏
>>477 の言う「日本SF界に活を入れた」部分を営業的に応用したわけだ
屍者としてSF界を影から支えてる、というのはなんとも皮肉な話だけどね
>>521 探索、大変ご苦労様です。
書いてある内容がホーリーファイヤー邦訳前〜Apple暗黒時代がまだ完全には終わってない時期で
(ガセーがジョブズの奇襲を喰らって泡吹いてから、まだそんなに経ってないころかこれ)
なんか壮絶に時代を感じさせますな
新薔薇宿の映画もこのころかー…
>>523 あー、確かに冬時代がトラウマというか
無理してでも夏演出したいってのは確かなんだろうな
決して擁護するわけでじゃないが、
利益企業である早川がこういう「商売」をするのは分かる
いい悪いは別として(いやもちろん悪いんだがw)、
あちらさんだって飯食わなきゃならんわけではあるし
けどそうすると、別に早川社員でもなんでもない岡和田さんは何なんだろうな
まあ批評家ってそういうもんだと言われればそれまでなんだが
525 :
524 :2013/10/30(水) 19:55:01.67 ID:UYmzB9jC
というか伊藤計劃以後が宣伝文句だったことは最初に言い出されたときから明らかだったじゃん・・・ 今更過ぎる・・・・・・
527 :
祭谷 :2013/10/31(木) 01:07:27.49 ID:RH7B1qBW
>>521 どうもです。
某リストは著作権範囲がよく分からず、保留中で申し訳ないです……。
とりあえず、早めに「大ネタ」の方を公開できるよう頑張ります。
旧サイトのBBSなんか、凍結されてるだけだったりしますしね。
>>524 友人と話してて判明したのですが、
東京ゲームショーで小島監督と会ったのもこの頃(98年3月)みたいです。
サイト開設(とHN変更)のきっかけになった可能性はありますね。
まあHNは、単純に本人と会って恥ずかしくなっただけかも知れませんが……。
では、長々と失礼しました。
ホーリーファイアーもそうだけど、
ネットで情報をやり取りする空気の違いが全く違うのを感じられるなあ。
WEBアーカイブを漂ってても感じたりするけど。
まあ今の纏まった情報を右から左へ流す時代に慣れてるからか。
>>527 伊藤先生関連に限らずたまに読ませて頂いてましたが、Twitterは見ておらず、
こうしてまた関連の情報を出して頂いただけでもまだ続いてるんだなと安心しましたw
以前は散々お世話になりましたし、気長にお待ちしています。
こうした形かブログで報告があれば、すぐに判るのでありがたいですがw
RT @genkaiken: 11月4日(月・祝)の文学フリマで頒布する「genkai vol.3」は今までのトークイベントをまとめたものや、限界研メンバーが選ぶ伊藤計劃を読むためのn冊や、『ポストヒューマニティーズ』のあとがきが書かれています!!
トークイベントって伊藤さんのもの? それとも限界何とかの痴話?
WatchMeが入ってない子どもの自我は結局どうなったん?
533 :
この名無しがすごい! :2013/11/01(金) 15:19:30.67 ID:YulY4SJN
商売やるならやるで上手くやれんのかね 新しい発見その他があるでもないし
>>532 「ある時を境に変貌した大人たちに気づいた子供がそれについて調べて、
WatchMe接種される残り数日間で、強制的な意識剥奪のもとに自由を奪われた人たちだけを
奪回すべく立ち上がる」
みたいな続編を個人的に書いてみた時期があったんだが、
なんだかあのラストはあのラストなりに完成しきってる気がして半分で投げ出したことはある。
子供でさえ社会のせいで自殺するんだから、気づいてる子はいると思うけどね。
>>534 一応そういう小説になる可能性もあったんじゃないかな
確か小島監督が言ってたと思う
「執筆中に『わたしを離さないで』参照してた」
面白そうだし出来不出来はともかく完成はさせようぜ
前にこのスレで読ませて貰ったのだっけ? 違うかもしれないけど。 わたしを離さないでは憶えてないけど、コジラジの話かな。
誰かが伊藤氏本人にハーモニー後の子供どうなったって聞いたら 「大人達は子供達を別の存在として見ている」 って回答だったっけ ソースのSFM(追悼特集)どこだっけな…
>>535 しかし、もう数年前のことだからどこに保存してるか……。
再考して新しく書き直してみようかな。
>>536 スレで晒したことはないよ。
個人的に書いてたんだ。
>>537 なにげにすごいことを聞いた。
気を悪くするかもだが、 チャンベールバトルの例の子供を思い出した。 ただ、むくみ顔の副総裁をやっつけてハッピーハッピーじゃ安すぎるし 難しいですね。
>>538 勘違いだったか、すまん。
あと537での話は俺も読んだ。
インタビューで、ハーモニーが出た割と後だった気がするんだけど、
追悼特集だったかな、あれ……。
>>539 題材自体が似てはいるんだよね。
あっちがいささか戯画化してるのと、レトロ趣味(あえて)なのを除けば。
WachMeは極端な環境変化に弱そうだから、インフラが壊滅するようなことがあれば
意思の復権はありそうだけど。
意思とはそもそも、という話でもあるから、
その扱いについて作中でドラマチックになりすぎるのは違ったんだろうな。
まあ、ハーモニーは「現時点でのとりあえずの解答」って言ってたし、
書き続けてたら別の解答を出してくれてたのかもしれないけど。
ごめん、ミスタイプ。WatchMeで。 しかし久し振りに読み返したくなってきたなぁ。 最適を選び続ける社会と慣例の中で子供の「自我」がどれだけの割合を占めてるか考えると、 あんまり疑問に思う子供はいそうにないように読めた世界だった。
542 :
祭谷 :2013/11/04(月) 00:21:59.07 ID:R1aydYCk
543 :
537 :2013/11/04(月) 00:39:35.25 ID:x1q/i0PG
ソースを本棚からやっと見つけた!と思ったら
>>542 先を越されてしまったw
とはいえありがとうございます、飛先生ブログの方はすっかり失念していたのでその意味でもthx
あ、飛先生ブログの記事出せば良かったですね。
これは見てたんですが、同じく失念していました。
亡くなってからの掲載だったんですね、この辺り曖昧になってます。
>>542 ありがとうございます。
翻訳された著作に関しては偶に目にしておりましたので、
一応まったく追ってないという訳ではなかったのですがw
Twitterは使用者の慣れとスキルが活きるツールだなと思います。
上手く使う自信がなくて、そちらは追えてませんでした。
このタグまとめは助かりますね。
記事にせよなんにせよ、またお見掛けできるのを楽しみにしてます。
>>534 だが、とりあえず再考してもう一回書いてみることにする。
個人的にポスト伊藤計劃って、伊藤さんが亡くなって導けなくなった「とりあえずの解答」の、
そのさらに先の解答を導き出すことなんじゃないか、と最近思ったので。
ただ、趣味でまったく別の小説書きながらだから、いつ書き終えられるかとか、
スレで晒せるかどうかまではわからない。
似たような事は考えたことがあるな。 単純に「その後の作風」ではなくて、本人が考えていたであろう事柄の次っつか。 いや考えてる事と違うかもしれないけど。 伊藤計劃を指針にするという点で、ファン的にはそういう方向に行き着いたみたいな話なんだが。 世界の変化や没後に生まれた潮流をいかに解釈しただろうか、 という点までこの場合は考えるべきではあるんだろうけどね。 ただトレースするだけじゃなく「解答の次」を想像する難しさは相当だと思う。 頑張ってくれ。 できれば晒してほしいw
ポスト伊藤に求められるのは 意識の先に表れるであろうものなんだけど そこまで行くと四次元の領域な気がしないでもないな 幼年期の終わりに示された創造力が現代人の限界なんじゃないかなぁと 戦後から今に至るまでの作品を読破していると思わんでもないかなぁ
幼年期の終わりがOKなら百億の昼〜も伊藤的にはOKなんだろうか……上位存在というアイデア的な意味で しかし、意識を描くことを次元の序列のひとつとして考えるのはなんかちょっと違う気がする 少し自分で考えてみるわ
>>548 三次元の我々は二次元、一次元に(適切な道具を使えば)好きなように改変することが出来る
もし四次元の存在がいたら人間、ひいては存在そのものを自由に書き換えが出来るのではないか?
と何かで読んだなぁ
もし意識の先が其処に到達することと同一ならもう確かめようがなくねって
話さね
集合無意識の発展形とでも言ったらいいんだろうか?
計劃作品は「いま、ここ」から外挿していって結論する部分が大きい 例えば「優しさが大事にされる社会」「医療がどんどん発達する」 「今の科学だと脳や意識の仕組みはこうらしい」でスタート ↓ 災厄を防止できる(する)未来社会が推測される そのとき脳や意識はどうなるか ↓ あれ?意識邪魔じゃね? ので、過程やロジックは割と決定論というか、 「その材料で方程式組んだらこの結論しか出ねーよ」的な感じ (結論から逃れられないという意味でクトゥルフっぽいという話は笑ったが) だからその先というと、 まず材料となるネタ自体を新調する(ホットサイエンス重点という意味ではサイパンの核にも通ずる)か、 ロジックの建て方を精査して、より高性能というか合理的な別ルートを開拓するか、 って感じはあるかのう あまりヒントにならなくてスマソ
ああ、同じ印象。 サイバーパンクだけど結論の作り方は広い意味でのSFになってるのが面白いけど。 クトゥルフっぽいってのはどこかで書いてたっけ?
552 :
551 :2013/11/10(日) 03:39:36.23 ID:bmX1dKZC
なんか言葉が足りてなかった。 作中ドラマのレベルで結論を出そうとしないのがサイバーパンクより広義のSF的だと思う。 ホットサイエンスが切り開く「この先」を扱う手管は、サイバーパンク的な視線だと思うけど。
553 :
550 :2013/11/10(日) 03:46:58.84 ID:RSEkTSPT
554 :
551 :2013/11/10(日) 04:01:02.69 ID:bmX1dKZC
何いいいい!w いや久し振りにこの記事読んでああこんなこと書いてたなって思い出したから、これはこれでw レスは同感でしたw インタビューでも言ってたけど、ホットなトピックの扱いも(結論の出し方は違うけど)ギブスタの影響かなと思ったし。 上で書いたサイバーパンクが作中の物語重視ってのも大概既存作品からの固定観念かもしらんけど。
個人的には、物凄く単純に「意識」の話は一旦終わりで、
次は新しく「社会」の話になったんじゃないかと思う。
>>500 も言うように計劃版屍者の帝国はディファレンス・エンジンみたいな
別の歴史線上に現われる別の社会の在り様を描く、感じになったのでは。
556 :
550 :2013/11/11(月) 00:42:50.76 ID:tFnuGOAG
>>555 あぁ、そういう方向に行った可能性も高いのか
確かに計劃版屍者は戦争に関する言説とか、イスラエル建国回りの話をする予定だったらしいし
「戦闘ではなく戦争」というと、バックボーンまで話が行くこということだろうか
しかしそれが屍者とどう絡むはずだったのか想像がつかないな
産業や科学が屍者と機関によって史実から捻じ曲げられ、それによって戦争の在り方が大きく変わり
(たぶん現代の無人機事情とか人命重視思想とかを横目で見る形だとは思うが)
それで戦争と一体不可分な社会がこんな形に!って感じだとは思うんだが…
ある意味で屍者はネッ島の「第一次ネット内戦」っぽくなったのかなぁ(それ虐殺じゃねってツッコミもあるが)
オルタナヒストリー物としての要素が強かったみたいだしね。 円城版でも片鱗は出てるけど、あちらは資料や当時の地勢に基づく状況を編纂する作品だから、 本人版が存在したら、社会状況に強く焦点を当ててたかもって想像はしたな。 まあ、伊藤作品だけに現代状況を参照する始点もぶちこまれただろうけど。 横目で見ると言えば、ハーモニーもそうだったってインタビューで言ってたっけ。 屍者要素を考えると、結構普通にエンタメっぽいこともしてたと思う。 本人じゃなくて円城インタビューからの又聞きみたいな形だけど。 まあだからポスト伊藤計劃、として社会モノ(意思決定とかそのへん)が 上げられてるのは判らないでもないんだけど。
虐殺器官で描いたのは戦闘、次は戦争を描きたいってインタビューの どれかで言ってたね。 個人が従事する戦闘から社会を変容させる戦争へ。 完成計劃版には現代の無人機関連の話、確実に出てきたんじゃないの。 伊藤計劃の小説と言えば、作家本人の人生と合わせて、 イコール個人の意識、身体、存在証明、その消失とイメージされてて、 遺された作品見る限り、確かにそれは正しいんだけど、 それも数ある引き出しのひとつだったのではと思う。 脳内完成した屍者の帝国は、初期伊藤計劃の終わり、第二ステージの 始まりって位置づけになってる。 社会科学のSF、書いてほしかった。
そういえばそんな事言ってたっけか。 映像か音声か紙面インタか、どれか憶えてないけど。 「戦闘から戦争へ」はわかりやすいかもなあ。 虐殺も戦争の話、ではあるんだけど焦点の当て方は個を巡る状況だから。 シェパードの始点から捉えるしかない世界があれだったわけだし。 無人機に関してはパイロットが出た当時で「やるだろうなあ」と思ってたw このスレでもそんな推測が出てた気はする。 想像版屍者、試してると面白くはあるね。
なんかやっぱネオリアリズム的な考えになっていってんのな 戦争に関してはアメリカ主眼に置いた人だから、そうなるのはわかりきってたかもしれないが 個人→国家(虐殺・ハーモニー) →世界構造(ハーモニー・屍者・?etc)
561 :
この名無しがすごい! :2013/11/16(土) 01:23:18.29 ID:kx5OvaNi
公開されてるMGS PWのノベライズを読んでみたけど… ちょっと伊藤さんのこと意識しすぎでしょ、これw 言い回しとか、倒置法の使い所とか、あまりに露骨で草生える まあ伊藤さんのレトリックを擬えることで 小島監督自身の個人的な「ファントム・ペイン」も作中に含ませたかったのだと思うけれど 結局3+PWのノベライズは叶わぬ願いとなってしまったことだしね
全くそんなことはないと思うけどな そもそも伊藤計劃はそんなに癖のある文章じゃなかったでしょ 自分でそう意識してるからそう見えるだけだよきっと 大体このスレに書くようなことでもない
ああスレはここで問題なかった ごめんね
公開されてることを知らなかった。 もしや長谷敏司がノベライズ書くとか言ってたのはPWのことだったのかな。 文章はクセっつか、ギブスンをわかりやすくしたような雰囲気とか 説明の時の独特のリズムとか、特徴は結構あったと思う。 まだそっち読んでないので似てるかどうかとか知らんけど。 >小島監督自身の個人的な「ファントム・ペイン」も作中に含ませたかったのだと思うけれど >結局3+PWのノベライズは叶わぬ願いとなってしまったことだしね てか俺はこれ知らなかったんだけど 伊藤版PWノベライズが元々はあったかもしれないってことかな。
長谷敏司が書くのは3の方でPWまでやるかも?って話だったんだけど今回の情報とか見るとどうやらPWの方は違う人みたい
ありがとう。 作者名も発表されてないってことか。 場所は新作のページ経由? ちょっと探しても出てこなかったから、てっきり長谷ノベライズのことかと思ってた。 小島監督が本出すときにインタビューで語ってたのしか知らなかったから。
ああ、あったw 右の方のサイト(入り口の)見てたらなかったんだよな。 これは死者の帝国とか、それっぽい単語を入れてくるのも含めて 似てると感じるのはあるのかもしれないw 意図的なものだと思ってしまう環境がMGSにあるから、まあそれはそれでと思うけど。 「安らぎあれ、と」みたいな言い回しだとか 史実や実際の用語背景のエピソードを適量会話に交えるのは伊藤作品的だと言えばそうかも。 至近でノベライズ書いてたのが伊藤計劃だから、そういう影響は有っても不思議じゃないかもな。 てかこれ単体で買えないのか……。 5はPS4と合わせて買おうと思ってたけど、GZも買うかなあ。
あと、俺が意図的だと思ったのは死者の帝国より 「死者の魂が安らかではないからなのだ」のところだったw ユリイカで書いてた寄稿文がこういう内容だったから。 全集にも収録されてたかも。
ナチス禁煙話もハーモニーだな モロに露骨過ぎるだろw MGS5本スレでは作者小島本人説が出てるが
>>568 出てるあれは全集じゃないよ
それらしき名前使ったハヤカワの偽装
あー、監督本人はあるのかもw
小説は書いてたとか言ってたし。
というか、それならそれで貴重なのでやっぱり欲しいw
>>570 なかった? と思って確認したけど、あったw
「侵略する死者たち」のことだよ。
そういえば全集発売日にこれ載ってるかわざわざ確認した憶えがあったw
572 :
570 :2013/11/16(土) 11:21:22.96 ID:JcAMIGQl
>>571 すまん、おれの言い方が悪かった
記録であって全然全集じゃないって話
インタビューとかまんがとか載ってないっしょ
573 :
570 :2013/11/16(土) 11:26:37.57 ID:JcAMIGQl
載ってないものがある程度が正確化
そういうことか。 あれはまあ、版権とか色々あるんだろうな。 同人誌とか収録してくれたら嬉しかったんだけど(バルバロイのはあるけど)。 映画評とか目次も1ではなかったくらいだし、作り込みは欲しかった。 全裸漫画とかも載せようがなかったのかもだがw
@Kojima_Hideo: 「GZ」の限定版についている「PW」の小説。 自分で言うのもなんですが、かなり良く書けているので、 試しにWEBに掲載されている冒頭部分をまずは読んでみて下さい。 読みやすく、メタル世界への洞察力に優れ、深いメタル愛に満ちていますw 2013/11/15 15:51 元々ツイッターのこのつぶやきからPWのノベライズ公開を知ったんだけど… この文章だけだと本人が書いたような、第三者が書いたような、どっちつかずかな?
576 :
561 :2013/11/16(土) 20:49:27.56 ID:3CEAgMPQ
>>564 ヒデラジの第275回で小島監督が言ってたことで、本来は伊藤版3+PWノベライズを予定していたみたいだよ
それが実現不可ということで長谷版ノベライズの公式アナウンスがあって、
その後さらに作者不詳?でPWだけのノベライズがMGSVにくっついてきた、という流れだと思う
>>575 これだと本人のようにも読めるけど
最後の一行は単に身内への賞賛とも読めるなw
まあ、ノベライズらしいと言うか、計劃っぽい部分が微妙に浮いてるのも愛嬌なんだけど。
タバコの下りとか、あの流れでは本当に会話の小ネタとして組まれてたし。
>>576 ありがとう。
275回は聴いたかどうか曖昧になってたw
たしか3に関してはどこかで見てたんだけど、その後に長谷ノベライズの記事を読んで
あとはそれっきりだったんだよな。
長谷版はまあある意味超人変人なボスを書くには向いてるかも。
ウェットになりすぎる感覚があって計劃ファンには好みが分かれそうだけど。
PWノベライズとなれば、こうなるだろうと思ったら案の定の流れだった。
監督の迷走っぷりを見ずに逝ったのは 本当に幸福だったのかもなぁ ANUBISリメイクとGZの流れを見ているとそう思う むしろ伊藤さんが亡くなったから監督がおかしくなったのかなぁ
4の時点でという話が
ここは小島秀雄スレじゃないって話が
伊藤計劃と切っても切れないからなあ。 個人的に5は期待してるけど。 ライジングはちょっとアレだったけども、あれ監督作品じゃないしな。
うんだから伊藤計劃とのつながりがある話ならともかく小島秀雄への個人的評価は正直どうでもいいかなーって
ハーモニー読みかけたけどサイキケイタの名前が出てきて途中でやめたわ そういうおままごと的なことは同人誌でやれって思った
わざわざ報告しに来なくていいぞ
真面目な話の中にさらっとネタ仕込む氏の作風、多少浮き気味には感じるけどギャップとユーモアあって好きだけどな
読んだとき普通にパロディとか内輪ネタとかわからなかったんだが>サイキケイタ
見てないからあれだけど、特に内容までパロってる訳じゃないんだな。 パロかどうかも知らないけどw でも文章でこう出てきたならパロディの可能性も高そう。
なんか単語の響きの良さだけで引っ張って来た感が無くもない それこそブログで揶揄されてた「かっこいいし、みんな知らんだろうから使っちまえ」的卑しさというか
キムタクのドラマでの虐殺器官ってのは 脳ミソの中の指向性のことではなく 個人か何かを表しているものではないのか?虐殺『機関』が正しいんじゃないの? 見てないから想像でしかないけど
俺もそれは思ったw
文脈上、ターミネーターみたいなニュアンスに見えた。
まあ「知ってる人には通じるだろ」的なサブカルなパロディか
>>590 的な意味合いか、そのどれでもないかは、それこそ見てみないことには判断できないけど。
メタルギアのパクリだって批判はでなかったのかな?
つーかそもそもどういう話なのかすら知らないから判別のつけようがない ターミネーターっぽいけど それとはまた違う話なの?
安堂ロイドの件は一体どうなのかと思ってきたら全員(include俺)未見でワロタw スレチという訳じゃないが、守備範囲外からの不意打ち話題ではあるよね あとこれこそスレチな話で本当に申し訳ないんですが、ターミネーターっぽい、という流れで 不毛のタイトル地獄の「エロミネーター」「タフミネーター」思い出して一人で爆笑してしまった…
むしろ不意打ちでそのネタを思い出してしまったw あれ好きだったなあ。
日本SF短篇50のVol5にThe Indifference Engineが入ってるのが気に食わないな 虐殺のスピンオフってのも、別に本人がその気で書いてたわけでもないんだし 作品の出来から考えればFrom the Nothing, with Loveの方が相応しいと思うよ テーマや文体、小ネタの忍ばせ方など伊藤計劃らしさを濃縮した作品なのに
俺も短編としてはそっちのが好きだけど、扮装ネタとか「新しいSF」の趣旨みたいな感じで 選ばれたのかもしれないね。 TIDFは結構虐殺と絡めての評価が多かったから(ウィリアムズ出てるとかでなく)。
×扮装 ○紛争 ごめんw
いやね、もちろんThe Indifference Engineが悪いといってるわけじゃないよ あれはあれでなかなかの佳作だし、戦争×文学に収録されるのも納得できる ただね伊藤計劃の短篇と言えばこれ、みたいに扱われるのもどうかと思うのさ 記念アンソロジーなんだから、出来の良い方を収録して欲しかったのですよ
2014年に日米同時放送開始となる大型アニメシリーズ『スペース☆ダンディ』が、新たな
参加クリエイター、参加アーティストを発表した。クリエイターは約70名、アーティスト約20名という
驚きの数に加えて、さらにそこに並んだ名前に驚かされる。いずれも日本のアニメや
エンタテイメント業界を代表する顔ばかりだ。
本作は、テレビシリーズとしては前代未聞の総力戦になっているようだ。2014年1月に
一体どんなストーリーと映像が飛び出すか、ファンの期待値もさらに高まりそうだ。
参加クリエイターは大物ばかりで、何人かの名前を挙げるのが憚られるほどである。
それでも脚本陣として新たに発表された3人にはふれたい。『屍者の帝国』などを書き
若手SF作家のホープとされる円城塔さん、テレビドラマで活躍する森ハヤシさん、
『コードギアス反逆のルルーシュ』などで活躍する大河内一楼さんである。かなり個性の違う
3人が、うえのきみこさん、佐藤大さん、信本敬子さんに加わった。
音楽アーティストでは、本作の主要スタッフの多くがかつて参加した『カウボーイビバップ』の
音楽を手がけた菅野よう子さんの名前がファンにはうれしいだろう。
クリエイター、アーティスト共に、今後さらに参加者は増えるという。作品自体はもちろんだが、
こうしたクリエイターの競演も見どころになりそうだ。
また、今回新たなキャラクターも公開されている。ダンディを追う天才科学者ゲル博士
(CV:石塚運昇)、見た目はきゅうりのゲル博士の助手ビー(CV:畠山航輔)、ナイスバディで
おバカなギャルのハニー(CV:ゆりん)、そして桑島法子さんが演じるスカーレットは、
宇宙人登録センターの美人検査員という役どころだ。
アニメ!アニメ!
http://animeanime.jp/article/2013/12/02/16547.html http://animeanime.jp/imgs/zoom/27188.jpg スペース☆ダンディ
http://space-dandy.com/
円城先生は浮いて……る?w
まああの発想はそのまま映像になっても結構面白そうだけど。
SFで宇宙モノかつキャラが濃くてとなると、相性いいかもしれない。
>>600 ナイスボートは説明されるまで判らなかったw
007ネタは本人らしさが全開で好きだ。
でもまあそれはおいといて、完成度は高いよね。
あの尺できっちりと伊藤作品の流れが作れてるのがいい。
TIEもそうだと言えばそうなんだけど、テーマよりの構成なのがあっちかな。
まあfrom the nothing, with loveは007だからハードル高くなってたところはありそうだよね
以前「伊藤さんの答えのその先を書きたい」って豪語していた者だけど 伊藤的世界観だとやっぱ監視(社会との関係=個の制限)が大前提で、かつ戦争がサブテーマかなあと思ったんだが、 それと意識をどう絡ませようか迷っている 屍者では、意識というメインテーマの中に一定の社会性を組み込んでるって話が出てたと思うが、 もし「公―私」が本質的に相互作用する関係を伊藤さんが存命で書いていたなら、主役はいったいどんな結末を迎えるか 伊藤さんの書く物語の主人公は主役とは別の存在ってのも考慮してて、すごく悩んでる チラ裏なら無視してください……
円城さんが言ってたのは「伊藤計劃はなんでも書ける」で、それはそう間違ってないと思う。 どう書くかというか、作風や物語の運びとなると個人に寄る部分が大きいかも。 てか屍者で意識の中に社会性が〜ってどんなとこでの話だったっけ。 公私の関係を横目で見たなら、屍者に相互監視とか持ち込まれたかも、とかは想像したけど。 でもあれはエンタメだしなあ、という煩悶をしてたら円城版が出て「これでいいや」ってなったw
屍者は序文と、出てくるキャラ名と日本に行く年号がメモで残ってたらしいから、同じものを組み合わせて他の人も書いてみたら面白いかも
日本の倶楽部ってどうしてか閉鎖的なイメージがあるなあ、なんでだか。 古本で買ったミステリ作家クラブについても同じような愚痴が書かれてた。 十年以上前の本だから体質変わってるのかもしらんけど。
609 :
この名無しがすごい! :2013/12/12(木) 20:00:35.00 ID:BQm4uixL
ところで、このスレ民おすすめのラノベSFってなんかある? 今まで読んだなかだと秋山瑞人がダントツで好きなんだが、計劃っぽい作品があったら読んでみたい
ないよ
なんでラノベにと思ったけど、MGSはライトよりか。
単純に「お薦め」ならあるかもしれないけど、計劃っぽいのは思い付かないな。
うえおのオプティミスト版イーガンな作品なら憶えがあるけど、方向性全然違うし。
何に伊藤計劃っぽさを見るかにもよるかもしれないけど、
ラノベ周りだと野崎まどのknowが上がってた作品ってくらい?
単にハーモニーっぽいとかならラノベ作家兼な長谷敏司のあなたのがあるけど。
>>604 でも出てる話とも似るかもしれないけど、社会性や意識テーマの部分部分で似ることはあるのかなってのはありそう。
軍事、監視、意識、社会性と生得的要素、身心の発達と技術によるフレームとかの扱いで。
前スレで紹介されてた評論系同人には載ってるのかも知らんけど。
あ、一応一つだけ。 社会とラスボス(一応)の扱いで冲方丁のシュピーゲル・シリーズは読んでみてもいいかも。 ラノベの毒々しさに乗せてポスト911を書いてる作品だと思う。 まあ完結しないまま引き延ばされてるのが難点なんだが。 なあにEGコンバットの完結待ちに比べればいける。
ベクトルも雰囲気もだいぶ違うけど軍事もの繋がりで all you need is killは面白かった まさしくラノベなので一瞬で読めるのもいい
シュピーゲルは実際トラクルおじさんが凶悪なので、確かにオススメできるよな ただ続刊がマルドゥック共々出ないのがなぁ そりゃEGFマダーほどではないにせよ、 円城「シュピーゲルはいつ終わるんですか?」 冲方「へっ!?」 と円城先生直々にマダーされたという… (さらにこのあと確か 「伊藤さんも、彼は悪役マニアなのでトラクルおじさんの末路を気にしていました」 で退路絶たれてたようなw)
all you need is killは映画そろそろだなー。
主人公またお前かで吹いたけどw
ルーパー+ミリタリ(スターシップ?)なノリかと期待してみてる。
>>614 そんな会話があったんだw
どっかのイベントかな。
円城先生はこのSFでもラノベの名前上げたり、実際色々読んでるんだよな。
それを膾炙して自分の作品に取り込むとWSとかああなるみたいだけどw
でもやっぱ人気なのはトラクルおじさんだなw
第二位相でも触れてたから伊藤先生も好きそうだとは思ってたw
ジャパンSF小説を原作にをトム・クルーズ主演で映画化するのがトレンドではないけど、いつか虐殺器官も映画化すんのかねぇ?
虐殺器官は時砂の王と同時にハリウッドに渡ったらしい。ソースはWIRED 時砂はまだしも、虐殺はテロ殲滅行動するアメリカに対して明確な批判が含まれてるから、 映画化は難しいんじゃないかと思う
時砂も渡ったんだ? 虐殺は割と前にワイアードの他にもニュースが取り上げてたけどどうかな。 all you need is killも主人公から改変してるけど、題材が題材だし。 まあ時期が時期だけに反戦っぽくなることはないと思うけど、 アメリカなら陰謀論モノとして普通に映画化できそうな気もする。 まあ大作規模になるかどうかは別だけど。 ハーモニーのが映画化しやすそうなんだけどね。 問題はジョン氏の配役がこう誰になるかと。
あ、時砂はそういえば書いてあったな。 ごめん、忘れてた。 あのときこれから日本SFを売り込んでいきたいみたいな話があったけど、 とりあえずAYNIKで様子見か。 なんかハヤカワはマーケティング苦手そうなイメージがあるw
国内ですら下火だもんな……。
ハイカソルがマジで攻めの姿勢というか頑張ってるイメージだがどうなんじゃろ まぁハリウッドもちょっと前から原作探しに熱心だというのも大きいだろうけど まぁ、まずはAYNIKがドラゴンボールにならないことから祈ろうか… (ゴジラは海外オタからさえ「イグアナの悲劇を繰り返すなよ!?」と言われながら作ったせいか結構前評判は良いらしいがw) 虐殺はまだ狸の皮算用レベルだけど、そもそも話が存在する時点で倫理的なアレはセフ扱いなんかな?
ゴジラのそれは聞いた憶えがw>トカゲ再襲来 虐殺はそうなんじゃないかなあ。 無理だったらハーモニーを話に持ってくるだろうし。 てかワイアードか別のニュースでも「この内容は敏感では?」って聞かれて、 いや大丈夫、みたいな解答があったって言われてたような。 あっちで感想読んでたときは虐殺も割と評価高かったと思う。 まあ読んだ人間しか感想書かないのはその通りだけども。 アメリカは他の国に比べて立場の自覚が顕著ってのもあるのかなあ。 ハイカソルは頑張ってると思う。 あそこのお陰でちょいライトな風合いのSFも日本から発信されてるし。 マルドゥックスクランブルなんか映画化したら面白そうだけどな。 ウフコックが今の映像ならエッセンスとして巧く貢献してくれると思う。 アクションは近年のガチかつスタイリッシュなあれで。
マルドゥックはチャイルドポルノ出てくるけど子供兵とかそのあたりって向こうで実写化しようと思った時やっぱり差し支えるのかな けっこうそういう表現に厳しいイメージなんだけど
ブラッドダイヤモンドみたいな感じになるんじゃないかなと思った。 まあチャイルドポルノの方面はぼかすっつか変えるしかないだろうけど。 マルドゥックは小説だからああいうジェンダー問題の微妙なところ突いてるんだよな。 ノンフィクションで扱ったのはあるけど海外小説ではあんま見ないし、題材としても深刻な部分だろうけど。 つってもバロットが単にDV受けてただけ、とかだと成り立たないし、映画化のハードルは高そうだなあ。
625 :
この名無しがすごい! :2013/12/16(月) 04:14:59.13 ID:FdizB6+F
htmlダサいわ
626 :
この名無しがすごい! :2013/12/19(木) 20:21:51.79 ID:nOTCUChI
html文がどういう試みだったのか知らんのにこのスレにいるのか?
(これ、etmlだよって突っ込んだら負けなの……。 それとも本当に、スレチを覚悟で真剣にティム・バーナーズ=リーをdisっていたの……。 Xanaduとかならいいの……)
それは俺も思ったけど、とりあえず吹いたw てかザナドゥ計画ってWIKIに載ってるんだな。
好きな作家さんなので母に勧めたらあんたの読む本はグロいのばかりだと言われた。 自分は読むのに特に支障はなかったのと、母がそんなにグロ嫌いなの知らなかったので配慮が足りなくて申し訳なく思ったけど残念だった。 伊藤さんの本は人に勧めるのは難しい本なんだろうか
そうでもないと思うけど本は嗜好がもろに出るからなあ 合わん人には合わんやろ
伊藤計劃×円城塔『屍者の帝国』読了! ついに。死者に偽りの魂を書き込んで動かす、というこの物語の設定と、 この物語自体の来歴が奇妙にリンクしてるなと思いながら、よくぞここまで書き上げたと思うものの、 やっぱり伊藤氏の書いた本作を読みたかったなと。面白かったのは確かなんだけど。
コピペはつまらん
人によっては虐殺は死者の国あたりで難しいかもね ハーモニーはそんなにグロくないし勧めやすいと無根拠に思ってる
「うおっ、見ちまった」
>>623-624 今更だけど
文化的なタブーは当然微妙だと思うけど、国家をどう扱うかも微妙なのかって気がしてる
中国でBF4が検閲喰らったってニュースとか見ると敏感な国家は題材にしづらいのかなあと
まあゲームは影響力大きいからというのもあるだろうけど
日本だとこれから中国を敵にしたような諜報ものとか書き辛くなるのかね
ブラックラグーンは漫画だけどあの国の内情をネタにしてたが
636 :
この名無しがすごい! :2013/12/29(日) 14:20:51.92 ID:sushx576
冷戦時代のSFは 資本主義陣営→もっぱら社会主義批判 社会主義陣営→社会主義礼賛・資本主義批判 って作品がバンバン量産されてたときだぜ 昔と比べちゃイカンのかもしれんが、文化的側面から外堀埋める感じでの国家批判は 案外スッと受け入れられそうな感じはする(微妙なラインの含みを持たせるとか) わざと屈折した表現で空振りじゃないストライク狙うってのはすげえ難しそうだけど
それは冷戦時代の作品読んでると感じる ただなんか昔よりネットやら空気やらの変化で微妙かなーって ロシアはなんかそういうの割とアバウトというか気にしない空気だけど 中国は検閲とかグレートウォールとか凄いし まあ単純な批判つか世論の汲み取りとかだとアメリカ産の日本がハイテク兵器で攻めてくる的な作品とかもあったけど 日本はそういう「敵はこいつだ」みたいのは作品としてやらない感じが 時事ネタ難しいよねってだけの話かもしれないけどさ
日本SF大賞、一般から候補作の推薦を募集することに。
「このたび、日本SF作家クラブは、新たな試みとして、日本SF大賞の選考に際し、広く一般から候補作のエントリーを受け付けることといたしました」
http://www.sfwj.or.jp/award/ 瀬名の叫びや望みも虚しく、劣化版星雲賞が始まるよ
どのへんまでを範疇にするかだよなあ。 ある意味、偏狭と言われようともジャンルに忠実であることが存在意義でもあるわけで。 テーマ的や時事的に合ってたら全部いい、とかになると流石にアレだ。
何でもいいってんなら 世界規模でのツィッターを利用した煽動とか 大企業主体のステマとかかなぁ 利用する人間を強制的に個人へと分解させるネットを活用した行為が個人的には気になってる
Twitter扇動とか個人への分解ってどんな例? 後者ならコミュニティの分散なんかはそうかもしれんがこれだと前からだし
俺はむしろ散在した各個が統合するという形での個の形成が気になってる 国民国家とか思春期云々とかじゃなくて 「個の統合により己が形成される」って言った方がわかりやすいかな クラスタらしく意識がメインテーマなのは変わりない
集まった個人のパターンが自分の指針(自己形成の)になるとか? それとは違うかもしれないけど、個と全の関係なら攻殻アニメで似たようなのはあったな コミュニティの形成(個の統合)で生まれた思想の指向性が、今度は繋がる人間の思想(自己)を形成するみたいな ちょっと違うかもしれないけど似たような事は度々考える
>>644 語弊だと思ったのは個と全の関係かな
「個→コミュニティ→己」って図式よりは、そのまま「個→己」って関係なんだが
俺もちょっと言葉にしづらい
646 :
644 :2014/01/03(金) 14:19:05.75 ID:Ooian8WD
俺も追記しようとしてた 「統合することが己を形成する」ってニュアンスなのかなと ただ統合するってプロセスに意味を感じてたので上のレスに
>>646 そうそう、そんなニュアンス
なんていうか、己という人格の形成には個の統合が必要だよねというだけの話なんだが
脳卒中でほとんど右脳しかない状態になった科学者のプレゼン聞いて、「なにこれすげえ」と思ったのが原因
ジル・ボルト・テイラーだっけ
この話題とはずれてる気もするけど一応
なる、ハーモニー的な方向なわけね 社会学ネタの方で考えてた youtubeに上がってる動画見たらなんとなくもう少し具体的に掴めた気がする 上がってた動画が同じ話題かはわからないけど
>>647 それって確かアメリカの脳科学者のTEDプレゼンのやつだよね
左脳の機能を損なったことで時間感覚や論理的処理が不可能になり、
自己と他者だけでなく、自身と世界のあらゆるものとの境界がなくなったって話だったような
650 :
648 :2014/01/04(土) 11:56:00.81 ID:c7JuVIKO
>>649 俺が見た動画は多分それ
右脳の機能が「今のみ」の情報処理を司ってて左脳がそこから個人へと分離するみたいな
全体(行動の総体みたいなもの)から分離させるのが左脳って話
己を作ることが統合ってか左脳の処理によって個人に意味付けされるって感じだったけど
でまあ上のレスはその統合のバイアス、偏りが己(を作る)ってニュアンスなのかなと
見ててハーモニー状態の人類を連想したw
異なる個人と個人、恣意と恣意が競合しないで共存している状態が ハーモニーでの人類の行く末だったけど、 自分もあのプレゼン動画はハーモニーを連想したなあ プレゼンの終りの方でその体験を賛美してたのがまたなんともw 他作品の話になっちゃうけど、自分は最初にハーモニーを読んだとき、 寄生獣のミギーが後藤に取り込まれたときのエピソードを思い出したよ
652 :
この名無しがすごい! :2014/01/05(日) 16:51:09.43 ID:maW6fwQ5
虐殺器官がもし本当に映画化するなら嬉しいけれど あの小説は計劃さんの文がいいから好きなんだよなあ あとストーリーはあんまり改変しないでほしい ルツィアとのラブストーリーが増えたりとか
>プレゼンの終りの方でその体験を賛美してたのがまたなんともw
そうそれw
雰囲気的にあれこれハーモニーじゃ? ってなったw
行動と快楽のフィードバックだけがある状態から個人の理性が個人の合理性を伴うと衝突するよねみたいに言えばそれまでなんだろうけど
その前提でああした話が出てくるとSFっぽくなるなって思う
同じような話は脳科学系のサイエンス本だと割と見るけど
寄生獣は読もう読もうと思ったまま積んでるけどいい加減読んでみるか
名作認定されてる作品なのにここまで引き延ばしてる時点で駄目な気がするがw
>>652 >ルツィアとのラブストーリーが増えたりとか
これは避けようがないと思うw
ハリウッドの傾向ならだけど
改変するならするで「再現しようとする」より別の昇華を望みたいな
映像化の時点で文脈は一度再構成を余儀なくされるわけだし
考えてみると映像と演出は不可分のレベルで影響してくるな
恣意も自我もない人間が本当に社会で活動できるのか?とは時々思うな 例えばタクシーに二人か乗り込むとして、一人は東、一人は西に行きたいとしたら 優先順位は如何なることになるのか? どーぞどーぞで決まらない可能性もあるし 二人の経済活動を比較検討してより優先的な方を乗せるのか?
寝ながら会話してたみたいなことある 端から見たら目つむったまま話してるようにしか見えなかったことあるって言われた 自我はそれで無くてもいいことわかるが、恣意に関してはどうだろうな 恣意に関して少し考えを巡らせてみたが、鶏が先か卵が先かの問題になりそうだったからやめた
>>654 まあ同じ事は発売当時から結構みんな疑問視してたかもだが。
経済活動の枠組み自体がちょっと変化してそうだけどね。
プレハーモニー状態(健康社会)でも合理化された社会だったから。
意思のコンフリクトが起きないような、仮に起きても両者に不都合がない社会が作られてるのかも。
突発的な災害が起きたらシステム崩壊するよねって意見はあったと思う。
個にとって合理的な判断がハーモニーを阻害するわけだし。
高度に組織化されたシステムで「意思という進化の弊害」を排除した状態なんだよな、あれ。
とりあえず突っ込みたい 「タクシーに二人乗り」ってどんな状況なんだ……? 日本以外とかではタクシーは二人以上で乗るの基本なの?
客待ちの運転手のところに車輌の両側後部座席に客が入って来て、 「(妻に追われてるんだ)東にやってくれ!」 「(警察に追われてるんだ)西にやってくれ!」 のような状況でいいんじゃないかw 後部座席のドアが手動かどうかは国によって変わるらしいけど。
見逃したー ってか有料か まあどっかの本でまとめられるの待とうかな
>>638 身内化は一見そういうのと無縁そうなラノベですら起こってるな。
商業的に問題ないから目立たないが
作家同士のケンカとか編集とのいざこざとか裏事情見てビックリした。
ドロドロしたつながりから逃れてそうなのがあのジャンルの強みだと思ってたんだが。
一人勝ちするレーベルとか大手が出てくると生まれる問題かね。
早川へのラノベ脱出組は脱出先でも別の内輪と直面するのか。
今度はあれがディック賞候補か……。 嬉しいな、なんか。 SREは未だに円城作品で一番読み返してるw
664 :
記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2014/01/14(火) 16:36:17.66 ID:yfb+je+V BE:2463674494-2BP(1000)
おい、「ハーモニー」を褒めてるのはどこのアホだ? 意識を消すことで人の悩みを解決する医療器具なら、今すぐにでも作ってやるよ。 バカじゃねえのか、ハーモニーの支持者ども。
てか去年出てたのか。
インタビューは数年前に海外でされてたけども。 あれはアメリカかフランスかどっちだっけ。 表紙のノリが完全にアメリカだなあと思う。 雰囲気的にはっちゃけてるヒッチハイクガイドみたいな感じ。 元々あれははっちゃけてるけどテレビ版の方つーかw
667 :
記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2014/01/14(火) 17:40:42.94 ID:yfb+je+V BE:4927349489-2BP(1000)
スルーしてねえで、かかってこいよ。 伊藤計劃の「ハーモニー」のどこが面白いんだ?
そんなもんここで絡まんでもAmazonなりそこらのブックレビューなりで幾らでも評価見付かるだろ? そもそも意識ネタはメインじゃないじゃん。 社会学ネタと進化論ネタから意識の立場を再定義してるのがキモで、 それをあの時点(空気、って言葉が流通してた日本)で書いたのが巧かった。 既存のインフラが規定する「全体の善」がなにかってのが面白いんであって、 「悩みがなくなったのが素晴らしいです」とかホメてる奴はいねえよ。 虐殺器官にしろハーモニーにしろアナーキズム肯定の話でもなし。 ちゃんと読んでんのか? まあ面白いか面白く無いかはこれも主観。 つまらんならつまらんでいいから、ブログでも立ち上げて非難してくりゃいいんじゃない?
669 :
記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2014/01/14(火) 17:56:33.76 ID:yfb+je+V BE:2463675449-2BP(1000)
>社会学ネタと進化論ネタから意識の立場を再定義してるのがキモで、 って何のことですか? まったくそんなネタがあった気がしませんけど。 何が巧かったのかさっぱりですね。 既存のインフラが規定する「全体の善」が何かって、伊藤計劃の答えは意識が消えることなんでしょ? ごまかしてないで、議論してよ。 社会学ネタと進化論ネタなんて、「ハーモニー」には存在しないよ。嘘いうな。
進化のために後付けされたのが意識ってネタだろ。 意識のために作られたインフラがそれを再定義するのがwatchMe。 進化論ネタだとポピュラーサイエンスでも「意識の変遷」はしょっちゅう出てくる。 極端化された福祉と生命偏重(全体)主義が本当に幸福かどうかだ。 意識が消えることが「本当に善」ってあの結末から見て取れるなら絶対に会話は噛み合わんよ。 虐殺でシェパードの自己欺瞞をそのまま受け取るようなもんだ。 前提としてる考え方が完全に食い違ってるってか、批判のための批判がしたいだけじゃない? そんなもんは議論と言わんよ。
てか、俺まで荒らし臭くなってきたな。 すまん、以下俺ごとIDで透明あぼーんなりしてくれ>他の人
て、以下あぼーんしてくれとか書いといてあれだけど補足。 ×進化のために後付けされたのが意識 ○適応への優位性から後付けされたのが意識 虐殺に比べると最近はハーモニーあまり読み返してないな……。
673 :
記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2014/01/14(火) 18:22:22.52 ID:yfb+je+V BE:547483542-2BP(1000)
>>670 >進化のために後付されたのが意識
? 意味わからないんだけど。
その前に、極端化された福祉と生命偏重主義があの作品で描かれたとは思えないんだけど。
だって、悩みを消したら意識が消えただけじゃん。
意識が消えることが「本当の善」だなんて思ってないけど、
おまえらはそのくらい頭が悪いかもしれないとは思ってたよ。
674 :
記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(2+0:8) :2014/01/14(火) 18:23:48.73 ID:yfb+je+V BE:1231838429-2BP(1000)
>>672 >適応への優位性から後付されたのが意識
でも、意味わからないわ。そんな科学はないし、そんな推論はハーモニーには書いてない。
推論ってか、トァンと父親の会話で出てくるよ。>意識 適応の結果として生まれたのが意識ってやつね。 今手元に本がないからページ数指定までしてやれんけど。 つーかデネットでも読めばいいんじゃないか。 ハーモニーの舞台が極端な福祉社会による抑圧に見えないってんなら話は噛み合わないって言ってるだけ。 人間の生存が至高善だという前提があって、そこから零れ落ちる意識について書かれてると思うけど。
676 :
記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2014/01/14(火) 18:35:33.39 ID:yfb+je+V BE:3284899586-2BP(1000)
「ハーモニー」の舞台が極端な福祉社会なんてことはない。 自殺者はどんどん増えてるし、誰か一人殺してこいと脳内ソフトウェアに命令される社会だぞ? あんたの方こそ、見栄てないんじゃないかな?
いや、だからソフトウェアのシステムを突いたわけで、あれがデフォルトな社会じゃないじゃん。 ミァハからの盛大な皮肉だと思うけど。 自殺者すら世界からいなくなりかけてた状況でああなったんだから。 まあ空気としては発売年度が一番リアルに理解できる作品だったけども。 コーヒーの話で「でも、いけないことですよね」とか本当に空気についての話だった。
678 :
記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2014/01/14(火) 18:53:53.47 ID:yfb+je+V BE:1642450346-2BP(1000)
>>677 脳内ソフトウェアに「殺せ」と命じられただけで殺すやつがいるわけないでしょ?
命じられて殺したんじゃなくて、殺さないと死ぬから「自発的に殺す」しかないんだけどね。 それまでガチガチにWatchMeに守られてた意識(と感情)に襲われて生まれたのがあのパニックだから。 意識の指向性をそれと知らず社会に規定されてるのがあの世界のそれまでだし。 そんな世界で人殺しをしないと生きられない状態に向かうのは皮肉以外の何物でもないと思うよ。
680 :
記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2014/01/14(火) 19:04:10.71 ID:yfb+je+V BE:1916192047-2BP(1000)
>>679 普通に考えて、殺さないで脳内ソフトウェアに攻撃されると思うんだけど、
そういう人たちがどうなったか書いてないよね?
その場合は殺されただろうけど、その結末までにハーモニーが来ただろ。 期間内にトァンが動いてたのもそれが理由なんだから。 まあ人を殺したくなくて自殺したイタリア人もいたけど。 そういう逡巡が広がってたのがあのターンだと思うよ。 この現代が舞台なら荒事に慣れてるだろう職業に就いてるヴァシロフの「見ちまった」も福祉社会に守られてたからだし。
悪い、書き損じた。 「その場合は殺された」ってか、それがミァハの目的だった、だな。 とりあえず読み返した方が早いんじゃないか? ネタの好き嫌いはともかく、構成上の穴はそんななかったし。
683 :
記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2014/01/14(火) 19:21:13.33 ID:yfb+je+V BE:1847756939-2BP(1000)
>>682 どうやって殺されたのか想像もつきませんねえ。
殺せるほどの力をもった脳内ソフトウェアなんでしょうか?
わざと自殺させるとか?
っていうか、結論は、結局、意識がなくなったで終わりでしょ。
平凡な凡作だね。
横からスマン 構成は優れてると思うけど、意識を生まれつき持ってない民俗ってのが上手く思い描けなかった それが陵辱されて擬似的に意識を持って日本の社会で一風変わってるけど 遜色なく暮らしてたとかさ、その辺りが自然な成り行きに思えなかった。 確か言語を話す能力って人間はDNA的なレベルで持ってるってのが今の通説みたいだし そうなると意識がないっていうのは遺伝的にありえないんじゃないのかなあ。
685 :
記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2014/01/14(火) 19:43:16.84 ID:yfb+je+V BE:3695511896-2BP(1000)
>>684 意識が消えるなんてありえないし、そのアイデアは仏教の無我と変わらないし、
別にこんなに売れて評価されるような作品ではまったくないね。
てか意識のない人の社会って具体的にどんなんだろ 昆虫みたいに個としては無くて群意識みたいな感じ?
687 :
記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(2+0:8) :2014/01/14(火) 19:45:00.98 ID:yfb+je+V BE:3832382887-2BP(1000)
>>686 伊藤計劃は何にも考えてないと思われる。
まあ、実際にありえないしね。
いや、それだと話が手法にずれてきてるだろ。
テーマの問題から設定上の云々を問題に変えてどうすんだw
「これはこうです」ってホラをどこで用いるかがSFなんだから。
ネタとしては医療分子でモジュール化された意識に指向性を持たせて自殺させる、って流れだったけど。
読み返さないと自信ないな。
感想についちゃ、それはそれでいいんじゃない?
誰も褒め称えよとか言ってんじゃなし。
ファンが集まる傾向の強いスレだから肯定的な意見が多いってのを理解して書けばいいだけで。
意識についても「なくなったで終わり」で結論付けるならそれまでだ。
その是非について議論するのが楽しいって人間とは意見もずれる。
売れるべきかどうかについちゃ、実際売れてるのが全てだし。
「あんなもん売れるべきじゃない」とか言ってどうなるもんでもないだろ。
>>684 むしろありがたいw
なんか一人で語りっぱなしで荒らしになってる気分だったw
俺はそれ、近いネタを読んだことがあったから割と自然に受け入れてた。
まあそこが大ネタ(仕込み)の核心と相関する部分だから、ツッコミ入れるとキリないけどw
ただ、実際どうかって話になると俺もそう思う。>意識がない
たしかに日本で自然に〜というのは不自然ってか飛躍があるように感じたけど、
虐殺違ってハーモニーは一度世界が再構成してるから、寓話的っていうか、
「そういう世界」を描く為に敢えて戯画化してるように思った。
作中の意識のない人の社会は、自己参照がない人間の社会なんだとは思った。
人間にとって必要な営みについて参照することがないっていうか。
上で出てるジル・ボルト・テイラーの語ってる内容が結構イメージに近いなと。
689 :
記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2014/01/14(火) 20:01:19.50 ID:yfb+je+V BE:2463675449-2BP(1000)
とにかく、「ハーモニー」なんかをゼロ年代SFの代表のようにいったり、 魂について書かれた傑作みたいにいったりするのはやめろよ。
>>686 あと、それに近い話はジェインズの本で読んだ。
人間は元々意識を持っていたのか、みたいなのだけどw
ただ自己参照しない人類も文化を持ちうる、というのはありえるかもとは思ったな。
意識というのが現代人の差すそれのみを言うのかどうか、ってことで。
>>689 だからそういう主張はブログなりなんなりでしてくれば良いんじゃねって話で。
賛同者集めてどうなるもんでもないよ。
少なくともこのスレは支持者のが多いわけだし。
ゼロ年代の最高傑作()とかここでも見ないしな。 俺は虐殺のが好き。
まっとうに見える人間の突然の自殺や殺人の動機はだいたい一言で済む
「そうするしかなかった」
「意志による選択」について「もし自明のことならば」ということを示した明快な事例
つまり、本来選択可能な選択肢が環境からの見えない圧力によって
自我意識にはたらきかけられ、選択肢が必然的に狭められた状態
>>685 「お前は寝ながら普通に生活していたときがある」と親から聞いたことがある俺は新人類だったのか……
そりゃまあ、好きだからレスが集まるだけでこのスレがハーモニー評をどうこうしたりはできないしなw 比べるなら俺も軍事クラスタ的に虐殺のが好きではあるな。 ゼロ年代がどうこう言うなら、どっちも空気は切り取ってると思うが。
>>692 普通に興味深いw
寝惚けたまま動いててはっと我に返ったときの感覚に近いのかな。
生活となると想像できんw
>>688 >>690 具体名サンクス、スパプレ(TED)録画してたから見てみますわ
あと同じNHKでやってたピダハン語を話すアマゾンの少数部族の話が
自分が知ってる中では一番近いかも知れない。
>>695 お、ピダハンの話がNHKに出たんだ。
本で読んだときから映像があったら是非と思ってたんだけど。
実は俺もそれ連想したんだけど、ハーモニーとだと遠いかなとw
でもあの話はたしかに思い出すんだよなあw
俺のほうも、どうも。
でも残念ながらこれは再放送待ちしかないのかなあ……。
ドキュメンタリー形式で言語の特性を追うとかだったのかな。
上の、ジェインズのはネタ的にモロ近接で近い、とかではないと思うけど、
TEDのハーモニーとの連想箇所は確実にあったと感じたよ。
俺も動画で見ただけなんだけどねw
書いた後で思ったけど、
>>696 の、「ハーモニーだと遠い」は違うな。
単に言語ネタだから意識ネタのが近いかなと思っただけで。
妙な事書いてすまない。
まあチョムスキーの理論を揺るがすかどうかについては反証が割合前から出てるっぽいけど、
その社会において言語がどんな位置付けかって点ではやっぱり面白い。
>>697 これは未読だった。
面白いなこれ。
生み出された傾向に対してアプローチしていくことができるなら。
Twitterの傾向分析だと著名人の発言を集めてグラフ化するみたいなのは前に見たけども。
699 :
この名無しがすごい! :2014/01/15(水) 02:01:57.66 ID:bOYGdc6A
tuorua9876 伊藤計劃「ハーモニー」を読む。くだらねえ。人の悩みを解決するために意識を消す医療器具なら、今すぐにでも作って見せますがね。バカじゃないのか、この本、褒めてるやつら。
伊藤計劃がうざいってのはちょっとわかる。 正確には、伊藤計劃を持ち上げすぎてるのがうざい、ってことだけどね。 ぶっちゃけ、亡くならなかったら、ここまで注目されなかったと思う。
それも散々言われてるけどな 元々のファンは好きだから語ってるだけでも早川にとっては旗印になった あの時期そうでもしないと牽引力を持てなかった 結果的にはそれなりに巧くいった 普通に面白いだけで済ませられなくなったんだろう 読者にはどうでもいい話だが 続編読めないだけに言及の機会が増えるのはありがたいけどな
702 :
この名無しがすごい! :2014/01/15(水) 22:02:30.56 ID:Zp5kgs23
本当にそうなんだよなあ 俺も伊藤計劃は好きだし、死後も名前が出るのは嬉しいけど なんでもかんでもハヤカワの購買に使われるのはちょっと 俺も虐殺器官のが好き 作者がメタルギア好きなだけあって、内容にしっかりした軍事が入った方が面白い気がする
ハーモニーは冒頭でカリスマの追っかけやってた女の子が10年後に戦場でRPGぶっ放してるキャラ設定だけでその後何が起きても受け入れられる気がした
早川この話で散々言われてるけど商売なんだし仕方ないと思うがなあ
だから商売としてファンとの関係はwinwinでいいんじゃね 屍者が読めたのはその正の面だろう 何かにつけて伊藤計劃の名前が出るせいで批判されるのはある程度それも仕方ないが 名前が知られすぎたせいで妙なアンチとか故人であることを過剰にドラマ化する記事が出てくるわけだし 正直それ抜きでも早川はブーム作り出すのは上手くないと思うが パンツァークラウンとか狙ってる層が半端な感じだった ジャンルとしてのSFをいかに活気づかせられるかは苦闘し続けてる感じだな
重セラピーにかけろ
まあその うん 関係ないうえに話題が数百レス遅いけど ガガガの「下ネタ」が伊藤計劃以後のラノベ(SF)って別スレで言われてた 未読だけど紹介読む限り管理社会以外っぽいとこで言われてるのかな
「管理社会=>伊藤計劃」って、どう考えても謬見だと思うんだが 伊藤さんはさらにその先の「管理された社会で人間の意識はどのように作用するか」 ってのが本質的なテーマだったように思う 俺もそのラノベは読んでないけども、ちょっと調べた限りではむしろ図書館戦争っぽい質感だな そもそも伊藤作品で禁止概念は人々の意識にすら上がってこない設定なわけだし
俺もそれは同じ考えというか管理社会=伊藤計劃的と考えてるのでなくて 読んでないものだからあらすじ読む限りではなんらかの管理状態における 自由を巡る話として伊藤計劃以後と書かれてたのかなと むしろレスでチラ見しただけだからどう伊藤的なのかが気になったんだ でもあらすじ、図書館戦争風ってのはその通りだな 実際読むとなにかしらそれっぽい感慨は湧くのかもしれないが 誤解を招く言い方で悪かった てかMGS2の時点で旧来の管理社会以降だったしな
711 :
この名無しがすごい! :2014/02/02(日) 12:20:11.62 ID:iQ3w0kDe
「伊藤計劃以後」みたいな作品、最近多くてどれもパチモンみたいなものに思えてきてしゃあない 早く俺をなんとかしてくれっ
ガガガのは単に息苦しさとマイノリティ、空気の話ってことかもな。
まあそれだと
>>709-710 と同じく「以後」ってのはなんか違うが。
同じような問題意識を以後とするのかとか作品として影響下にあるとか
恣意的に当て嵌めるとなんでもありになるしな。
ただマイノリティと空気の話が主流だったのは時流だと二年以上前な感じが。
ラノベは空気読んで商売するジャンルだからこれだからだとどうなんだろ。
図書館戦争も時期的にはああいう空気を担ってはいたし。
713 :
記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2014/02/08(土) 09:22:28.83 ID:Nsb8pnFC BE:1026531353-2BP(1000)
おまえら、今はもう「小野寺整以後」の時代だぜよ。
伊藤計劃以前以降で区切るような伊藤計劃の新しさって具体的に何よという
新しいってか指標に近いんじゃ? 「○○的である」に相当するニュアンスが、SF不毛の時期に出てきたから以前以後になったのはあると思う。 まあそれ以前にSF読者以外にもウケる要素とかそういう数値化はできるだろうけど。 完全に新しいってのはあんまり見ない。
計劃以前 袋小路に陥っているSF業界 計劃中 新規読者、特に大学生などの若い購読層の獲得 計劃以後 以前と同じ鳴かず飛ばずの詰み状態 割とまじでハヤカワの商法を見ているとこういう区分じゃないのかと思う
従来のSF小説ってだいたい小難しい理論とか出しすぎな印象がする 映画の方はビジュアルで見せられるけど、こと小説となると文章だから途端にわかりづらくなる それに逆説的な一石を投じたのが伊藤計劃だろ 物語や説明はシンプルでわかりやすいし、汎用性高い題材扱ってるからさ 純文学と同じ世界に旅立とうとしてたSF小説界をなんとか現世に繋ぎ止めたのが伊藤計劃
スペオペも宇宙船とかロボとかメカとかに行くとプロパー向けだしなあ。 文章で引こうとするとラノベみたいなキャッチーさが一般層に受ける。 SFの題材でネタやらテーマ書きしてるラノベが浸透してきてるのはプロパーじゃやれない(やらない)からだし。 仮に売れるとしてもハヤカワがクトゥルフヒロイン物とかやらないだろう。 まあジャンル小説として保守的であることを自覚してないと駄目ってのはあると思うし そうなると先鋭化が進んで、ジャンル内の方向性がターニングポイントの作家で語られるのは仕方ないのかも。 今回の大賞作品一連も基本は最近の路線+過去の売れ筋を捉えた作品だった。まあ面白かったけど。 小難しい理論になるのは、ある程度最新の題材を最低限扱う際にどうしても挟まってくるもんになりがちな気が。 理論解説はそこそこにテーマと題材で見せる塩梅が伊藤計劃作品は絶妙だったとは思う。
ダイナミックフィギュアとか機龍警察あたりは一般でも受けそう。 特撮アニメ的な発想力の応用で。
アクションがクリアできれば機龍警察は深夜ドラマとかで流せそう。 GUNHEDって見た事ないけどそんな雰囲気なんだろうか、とかw ダイナミックフィギュアはSFファンかつって条件が付きそうな感じだけど。 舞台に遠未来を扱うだけでかなりハードル高くなる気がしてる。 ハリウッド映画なら映像でカバーできるんだけど。 ミエヴィルの都市と都市の後書きでジャンル小説家である事に誇りを持ってるみたいな発言があったけど SFの層が分散しちゃってる日本の場合、ある意味ハヤカワは今の姿勢であるべきなのは間違いないのかもな。 読者は増えて欲しいけど軸がぶれたら元も子もないし。 伊藤作品の魅力は、そのフィールドで他のジャンル読者にも通じる視点を提示できたことかなあ。 虐殺が単なるミリタリSFだったらここまでの支持は受けてなかっただろうし。
まおゆうやログホラみたいにファンタジーに政経要素混ぜるのと似てる気がする
もしドラ作者も同じ手法取ってるって言ってたw>他の要素混ぜる 経済はちょっと勉強したいって層に受けるのも大きいかな。
虐殺器官とハーモニーの感想とか見てても社会生物学とか双曲割引に触れてる人はあんまりいねーけど そこまで意識せずとも楽しんでるっぽい人は多いんだよな
だねぇ。そう読めるってのがあの流れの特殊なところだった。 死者補整とか言われたけど、存命中ハーモニーが出た頃も結構普通の読者が読んでたしな。 何より補整を掛けることができたのはそうした下地があってこそだしな。
まあそれでも翻訳作品は早川に感謝しきりだけどな。 元々早川のスタンスって海外作品の日本への紹介だし。 翻訳さえ賑わいを見せればいいってこともないが。
感謝しきれないのは間違いないんだが、絶版で復活待ちの作品が腐るほどあるので できればもっとそっち賑わってほしいw
スレと関係なく流れ的に絶版の話なんだが、 ハリイ・ハリスンの『人間がいっぱい』って絶版だったんだな 前に出たかもしれないけど、ヴィンジの『マイクロチップの魔術師』も絶版だし
エンダーなんか映画化したのに映画化作だけの復刊だしな 正直死者の代弁者の方が面白いのに
SF小説ほど売れなきゃ絶版になる速度早いのって無いんじゃないかと まあ海外産だからってのもあると思うけど この期に乗じて国産SFがもっと盛り上がれば海外産の復刊もあり得るのかね サンリオのSF小説はたまにちくまが復刊させてるの見かける
サンリオはマジ助かる 早川産のは伊藤計劃関連でならギブスンの絶版とかもやってほしかった ギブスンまで手に取るファンのためにやれないのはわかるが 聖火とかも
ディファレンスエンジンは上巻絶版? 5年半はよく保ったとは思うが
上巻だけ絶版ってことはまずないから重版待ちだとは思うけど 早川見るとマイリスのみになってるから現状は各店舗のDSだけかな。 まあSFだけにこのまま絶版でもおかしくないのが世知辛いところだけど。
あ、下巻が早川のDSも含めて残ってるだけってのはありえるかも。 上巻で読んで止める人の方が割合としては多そうだから下巻だけ余るとか。
734 :
733 :2014/02/15(土) 20:50:54.35 ID:pt0rFOh9
>上巻で読んで止める人の方が割合としては多そうだから 上下買う人より上だけ買う人のが多い、じゃなくて上下比べると上巻より下巻の方があまりがちかなって意味ね。 上のレスだとdisってるみたいに見えそうだったから一応。
上巻で止まってんだよコノヤロー 俺の「帰ってきたヒトラー」の話です。 これ、悪くないとは思うんですが、 ドイツ人のジョークって 全然 面白くない。 恐怖の殺人ジョークの背景がわかった気になる、稀有な一冊。
つか日本人が面白いと感じられるだけの情報が蓄えられてるジョークって 海外だと英米くらいのような……思い込みか。 そういえば虐殺に殺人ジョークネタはあったっけな。 ジョンさんなら世界中で通用する笑いの文法さえ制御できたんだろうか。 数式を解くような確実さで。
個別のネタというか、根底にパイソンマインドが流れてる気がする
それはあるな。 最初のソフトカバーの帯が「パイソンとイーガンが地獄で出会う」だったか。 今となっては別の情報が付きすぎててどうかと思う煽りではあるが。
『SFが読みたい! 2014年版』発売&ベストSF2013発表!
恒例の年間ベストSFガイドブックの最新版が、今年も発売になりました!
以下に「ベストSF2013ランキング」を発表いたします!
[国内篇ベスト10]
第1位 『皆勤の徒』 酉島伝法/創元日本SF叢書
第2位 『ヨハネスブルグの天使たち』 宮内悠介/ハヤカワSFシリーズ Jコレクション
第3位 『星を創る者たち』 谷甲州/河出書房新社・NOVAコレクション
第4位 『Gene Mapper -full build-』 藤井太洋/ハヤカワ文庫JA
第5位 『know』 野崎まど/ハヤカワ文庫JA
第6位 『ノックス・マシン』 法月綸太郎/角川書店
第7位 『誰に見しょとて』 菅浩江/ハヤカワSFシリーズ Jコレクション
第8位 『クリュセの魚』 東浩紀/河出書房新社 NOVAコレクション
第9位 『日本SF短篇50 日本SF作家クラブ創立50周年記念アンソロジー(1〜5)』 日本SF作家クラブ=編/ハヤカワ文庫JA
第10位 『冬虫夏草』 梨木香歩/新潮社
ハヤカワ・オンライン 2014/02/18
http://www.hayakawa-online.co.jp/news/detail_news.php?news_id=00000735
740 :
この名無しがすごい! :2014/02/22(土) 17:42:34.09 ID:8ok+vycb
>>699 どういうこと?
人の意識を消す医療器具は現代の技術で簡単に作れちゃうの?
糖質の糞コテの発言みたいだし
743 :
この名無しがすごい! :2014/02/24(月) 18:02:23.73 ID:1s+rcTfp
>>739 ジーンマッパー、なんだかんだで結構読まれてんのかな。
話題になったのは憶えてるんだけど。
法月綸太郎の名前をこのランキングで見るようになったのは意外というかなんというか。
745 :
この名無しがすごい! :2014/03/05(水) 14:06:41.09 ID:N4X5Dd7R
伊藤計劃を越えろ!フェア ハヤカワのこのやり方はどうなんだ……
746 :
この名無しがすごい! :2014/03/05(水) 15:40:46.87 ID:tlfAixAN
ハヤカワじゃなくてブックファーストだろ
ハヤカワからのツイートだからじゃない? まあこれがBFの判断なのは間違いないんだけど。 けどもう流石にハヤカワ側からこういうこと言うのは止めたと思ったんだが。 てか一般読者層だと「伊藤計劃を超えろ」ってエッセンスには惹かれないと思う。 SF性だけが際立つから。
何か問題か? 越えろと言われるなんてそれだけ高く評価されていると言ってるのと同じだし俺なら嬉しいけどな いや伊藤計劃さんがどう思うかはわからんけどさw 越えた! なら何を勝手にと思うが
自社の作家が取り上げられてるフェアに知ってて触れないのも不自然かもしれないしな あと他のスレにも同じ内容で書き込んでるっぽい
他スレってのはよくわからんな。 不自然ではないけど世間的に伊藤計劃の知名度が継続し続けてるって認識ないとできないなあ、これ。 高く評価云々言うなら伊藤計劃のスタイルからすると死者に何を言おうがそれは個人の問題って感じにはなりそうだが。 どちらかというと作者のラインナップが気になる。 SF読者ならこの数年の動きは知ってるだろうし、一般読者にとって近そうなのは それこそ藤井太洋あたりになりそう。 野崎はキャラ小説っぽさとか受け入れられるなら間口が広がりそうだけど、テーマはSF読者向けだしな。 近作だとオニキスも普通に奇想読みが手に取りそうだけどあれは別レーベルのSFエンタメでもありそうで 他だとガチすぎる感じが。 ハヤカワ作品創元作品に限らず、SF以外からも特集してるのかな。
このツイートで解るのは宮内・藤井だけだな
宮内は結構名前出てる分露出はありそう。 上の「他だと」は今回の大賞関連一連だけどSFならなんでもいいってことなら伊藤計劃あんまり関係なくなるかなw 世間に広く読まれたSF作家って位置付けだとしたら、やっぱSF読者であるかないかで認識が違うのか。
円城がエンタメ、純文、アニメ等幅広く活躍して SFに留まらないと分かるや否や死者を神輿に祭り上げてのこれだからなぁ いい加減ゼロ年代から離れて10年代最高の小説って帯を新人から出して欲しいな
ネタとして語るときに社会をどう扱ったかが出てきやすいだけで、 ここのスレ住人は普通に作品が楽しかったから惹かれてる人ばかりだと思うけどなあ。 作者がどう考えてたかを作品や読書の履歴から発掘しようとするのも作品背景を辿ろうとするからだし。 いやどんな意図でこれ貼られたのかわからんけども。 つか、自分を表現する材料に名前を持ち出す事への違和感とかはここでも前々から結構出てなかったっけ。 それでもこれについてるコメは部分的に思うところもあって、 これだけああしたブックメーカー経由の読者に取り上げられたり名前を知られたりするのって、 どっからブームが起きてきたかなんだなあと。 SFでこれまで散々社会語りな作品があっても話題になってなかったのは間口の広さの問題なんだろうか。 ある意味、少し前に出てたSFの内輪さや瀬名発言まとめとも繋がりそうな。 伊藤計劃の場合は作者が故人であることを前提にするしかない時点で色々と違うんだけども。
全く以て素晴らしい!SFファンの鏡だよ君! 自分より精神的、言語的に下位だと決めつけたものは 溺れているところを棒で叩いても構わないという所謂ネトウヨにも似た下劣な精神性! 何か他人には理解しがたい意見?を告発して読者を弾劾した気分に浸っているその思考狭窄! 何より自分だけが作者を理解していると言いたげな論理性に欠けた感情的で詩的な自己陶酔! 近年のひ弱なSFファンにはない気味の悪い心を持った正に正当なSFファンだよ!
>>756 のことなら特定の何かを批判したいわけじゃなくて。
ブックメーカー経由の〜で言いたかったのは、今はもう部分的にはジャンル外の読者と繋がる可能性があるし
その上でSFはどうにかして色々なアプローチしてかなきゃならんのかなって話。
社会語りなんかわかりやすいネタではあるだろ。
読み方自体は当たり前に色々あっていいと思うんだよ。
元々SFは内輪で閉じてないとジャンルとして成り立たない部分もあるからこれまでそんなこと意識してなかったけど
こういう形で取り上げられるようになると考える。
よく「故人だから話題になった〜」とか虐殺が皮肉られてることはあるけど
じゃあ他のSF作家はどうしたらいいんだろうかって話だな。
多分リアルフィクションとか言ってた時期も同じような話はあったんだろうけど。
貼られたURLのはSF原理主義どうこうってよりも故人をどう見るかじゃないか。
例えば作者のファンは足跡を追ってきてる分、どうしても色々な情報を抱えてるから引っ掛かることも多くなるだけで。
つかさっぱり文脈が繋がってないんで単に煽られてるだけかもしれんが、一応。
しかし読者が喜びそうなのを狙って書いても本末転倒だからな 驚きを提供するジャンルは特に 技量に優れたバランス感覚のある作者を期待するしかないんでは
そこで引用されてる「ヨハネスブルグの読者たち」の方が757の煽りにはヒットするな Twitterとブコメでブチ切れてる社会派()笑SF読みどもの反応見てたら楽しかったわ
>>759 社会の変容を書くのはSFの要素だけど、いかに社会を語るかがSFじゃないから、そのバランスかもね。
けど今は社会性への言及とかが即効性のあるネタとして広範の読者に親和性高いかもってのはあるのかもだ。
それこそブログとかでエントリーになる場合とか。
単純に社会を語る事が自体が物語の要素として抜群に面白かったのが伊藤作品だと思うんだけども、まーそのバランスになると難しいわな。
意図して伊藤計劃みたいな作品を書こう、となるとどうしても技術で覆われた・覆いきれない世界の差と個人の繋がりと
社会の関係なんかを書くことになりがちな感じはするし。て、ヨハネスブルグがそうだとは言わないけど。
作者個人のファンとしては別にそれで構わんけど、次のSF(の潮流)とか言われるとなんだろうなとは思う。
ポスト計劃的な作品が社会性への言及をアップデートした作品ってわけじゃないだろうしなあ。
どっちにせよあそこまで童貞ライクな主人公がボンクラマインドを携えて世界と対峙するってのは伊藤計劃本人にしか書き得ないと思うけど。
あと
>>761 は前に「伊藤計劃が見たかもしれない構想」を探ろうってこのスレで創作に取り組んでた人を否定してるわけではなくて。
方向性として言われてたりするポスト計劃って漠然としたものが見えんなって程度の意味で。
シリア、クリミアと、存命だったらどう解釈したかの事情が続けざまに起こってるなあ
764 :
この名無しがすごい! :2014/03/20(木) 12:43:49.29 ID:RfWtZmt9
命日が今年もやって来た
伊藤 計劃(いとう けいかく、本名伊藤 聡、1974年10月14日 - 2009年3月20日)
もはや以後ではない
カレー昨日作って食っちゃってた……。
毎年インスタントだわ
769 :
一斗 :2014/03/20(木) 22:37:21.90 ID:MKK4p+r+
>>769 お久しぶりですが、うおお、これは。
ネイキッドは昔から度々話題になってましたけど、短編の方は初見でした。
個人での交渉など大変かと思われますが、行動力に感謝and期待しながら続報待ってます。
報告ありがとうございました。
>>768 インスタントカレーで関連ってわけじゃないけど、オリーブポテトの話を思い出す。
最近あれを店頭で見掛けなくてそんなことが頭の端っこに引っ掛かってたのがなんでかなと思ってたら
伊藤計劃関連だったと今になって気付いた。
こういうこと聞くのは野暮な気もするんだけどなんでカレーなの?
グラウンドゼロズ発売日と命日が同じなのは監督の意図である可能性が微粒子レベルで
>>771 最近近所のモールのヴィレッジでそのオリーブポテチ買ったらペッパー味が強過ぎて甘い飲み物無いと辛かったわ
>>772 カレーが好物だったから
亡くなる直前の食事がカレーだったから
なるほど。 以前そのエピソード読んだけど忘れてしまっていた。ありがとう。
ノイタミナでアニメ映画化かよ
映画化おめ
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!! まっとうな出来でありますように!!!
うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
嬉しすぎて死ぬかと思った 三回は目を閉じて開けて嘘じゃないのを確認した
映画化か!凄く楽しみ。
783 :
この名無しがすごい! :2014/03/21(金) 20:58:09.23 ID:aJ5svj5a
うおおおおおおおおあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!
伊藤計劃でググった時の顔写真で笑った
両方!? ってかやべええええええええ!w パイロットムービーとかは間に合って……ないか。 ノイタミナ枠で〜はスレで何度もネタで出てたけどナナメ上に良い感じで転がった!w 虐殺は実写推しだったけどハーモニーならアニメだし、劇場なら作り込みに期待が持てるしでうわあやばい嬉しいw 雪風とか賛否両論の出来だったらしいから気合い入れてやってほしいなあ。 もう色々な界隈で名前が知られて読まれた後だから脇から変な価値観付けも入らないだろうし 今の攻殻ARISEくらいのクオリティなら超期待。 マルドゥックみたいに分けてくれてもいいんだが、2015年から順繰り公開かなあ。
>>773 規模が規模の大作だから合わせて狙った訳ではないと思うけど
近い期日に上がってきて発売日を合わせてくれた可能性はあるかもね。
だったらいいなあって程度だけど嬉しい。
映画化の後はコジプロで虐殺ゲーム化とかしてくれないかな。
MGSとほぼ同一になりそうだけどw
オリーブポテトはヴィレバン以外だとうちの周りはなぜか本屋で扱ってるな。
>雪風とか賛否両論の出来 「否」ですげえ盛り上がってた当時、もう10年前だよおい。 ムッシュはよかったと思います。よかった探し 「ケツに行って目視せにゃ」とか、字面だから面白いのかもだ。 声アテられたら笑えるので?
>>787 堺雅人が声優やったのだと知って驚いた口ですw
脚本からどう構成してくかに今から期待だけど台詞は気を使いそうだなあ。
文章ならではのテンポ、リズム、人物のセリフは間違いなく作中の大半を占めてるので。
声はいっそアメリカ人で字幕付けた方がいいかもだ。
というのは行き過ぎにしても、声優独特のメリハリのついた演技は構成とも影響するんだよなあ。
ジブリアニメが声優使わない理由とかどっかで見たんだけど、虐殺はああいう方向より洋画系声優で固めてほしい感じが。
螺旋服はピンクすね。 これ存命ときに見てたらネタにしてたろうなあ。 ネットの中で固いニュースと緩いニュースが混在してく感覚をどう書いてたか気になる。
791 :
この名無しがすごい! :2014/03/21(金) 21:50:03.88 ID:6kHfrZKp
おぉ、マジか すごい嬉しいな でもどっちかっていうと虐殺はブラックホークダウンみたいな感じで実写にしてほしかったな アニメ風の画に合うか不安 いっそ小島監督につくってほしい気もするけれど
絵柄と演出の乖離、ということなら この'10年代においてはすでに、魔法少女アニメで耐性付いてるのではないか。 たまに笑っちゃうシーンはあるけどな。
映画化嬉しすぎてやばい
遂に動くトアンちゃんが拝めるんです ね
作画もさることながら、やはり声優が気になるな
やっぱ監督、制作は大事 ノイタミナだし神山×IGの線がありえる
確かに虐殺は実写の方がよかったけどそれでもやっぱり嬉しいわ
アニメ化は嬉しいけどPV?のセンスを見る限りオワタとしか言いようがない
>>799 確かに…
虐殺器官とハーモニー、別々だよな?
2作品で120分とか詰め込まれたら、泣く
まだ具体的な情報は出てないんだからそう悲観するなって! でもまあいろいろ考えちゃうよね
PVがAEで30分くらいで作ったようなクオリティ… イメージイラストくらい見せてほしいなあ
PVのナレーションが不愉快 声じゃなくて内容が
>>803 最近のハヤカワもそうだけど死人商法丸出しで気分悪いよね
亡くなった作家っていう属性が付いてることは否定しないけどアニメ化PV位は作品そのものを推して欲しかった
そういう面を前にしたほうが話題になるしプロモーション的にそうなるのはしょうがない STAP細胞の人とか佐村河内とかの報道と同じでコンテンツそのものだけでは人は食いつかん 気に入らないのはわかるがアニメがどうかだけ判断すればいい
もうPV来てたのか。 しかし見なくても何言ってたか想像できてしまうな……うーむ。
>>805 知ってもらうまでの道のりが問題なんだよな。
何かしら契機になるものは話題の繋がりを作るために必要な時代だから。
内容のクオリティは絶対必須だけど、それに加えてっつうか。
東北応援曲の問題は、聴いてる方も文脈踏まえて感動してたのがあの事情の複雑さだった。
早川の虐殺・ハーモニー文庫版は読者全員にギリギリ好意的なラインだったと思う。
映画化知ってこのスレに来た 本人のスレだし当然なんだろうけどお前ら評価高いねw 傍目から見ると、ラノベを書いてたよくいる二流作家が早死にしたおかげで 持ち上げられてる ってイメージなんだがw
809 :
この名無しがすごい! :2014/03/22(土) 10:36:28.60 ID:lIr8BVgh
アニメ化かよおおおおお ハリウッドオオオオオオオオオオオオオ
ハリウッド脚本の方は、一応それはそれで別に進行してるっぽいからいいんじゃない? 実写に関しては日本でやられても正直困るw
メルカバの機動描写に定評のある「戦場でワルツを」調でやれば、 って禁句か。
キャラデザは誰になるかな IGがやるなら西尾が順当だが原案は別になったりして
西尾はちょっと嫌だなぁ ロンパリ目の人形みたいになる
もう沢山の人が書いてるけど、ごめん言わせて すっっっっごくうれしい!!!!!
典型的な嫌儲が騒いでるってだけだしな。 踊らにゃ損損。
何をどこまで伊藤計劃が考えていたかを考慮しないまま彼の名前だけをダシにする商法が嫌われているのであって (このあいだの「伊藤計劃を越えろ!フェア」とか) 今回のメディアミックス展開や遺作の刊行は普通に考えられることだろう そこははき違えちゃいかん そのキリストを超えた云々の記事だって「伊藤計劃を越えろ!フェア」のときに投稿されたものだし
>>817 伊藤計劃が「死を贈与した」とかいう妄想がまず気持ち悪い
ネクロマンサーか大川隆法かよ
伊藤計劃は死んでから陳腐化の一途だな
冗談というのはわかる
>>817 黒背景に白文字は虐殺器官のオマージュかな?
死者に対する態度と誠実さとしては大元帥について本人が書いてたことに近い捉え方してるな。 ブログのはリアルフィクションとのつながりで捉えてる見方を知らなかったから面白かった。 単にポストサイバーパンクってだけじゃない区分かな。
張本人ならともかく立ち会ったくらいの他人でモラルを語る人って正義面した代弁者って感じが苦手 内容よりそれを語る自分が前面に出てるような気がして
須藤玲司 ‏@LazyWorkz · 13時間 伊藤計劃がもし生きてて元気でも「伊藤計劃以後」が存在したはずなのは、80年代に「ギブスン以後」が存在してたこと、『虐殺器官』に『ニューロマンサー』的な時代を切り拓く力がある(と考える人は間違いなく現れる)、ってことで正しいでしょー。 信者と金の匂いがウザい、ってのはまた別の話。
須藤玲司 ‏@LazyWorkz · 13時間 伊藤計劃がもし生きてて元気でも「伊藤計劃以後」が存在したはずなのは、80年代に「ギブスン以後」が存在してたこと、『虐殺器官』に『ニューロマンサー』的な時代を切り拓く力がある(と考える人は間違いなく現れる)、ってことで正しいでしょー。 信者と金の匂いがウザい、ってのはまた別の話。
まあ信者って自覚はあるがどんな立場取ってても別の態度から批判されるのはどうにもならんかな。
ジャンル的な意味での以後なら誰かが認める認めないの是非はあれとっくにそうなってると思う。
>>825 この二人、同じ本に参加してても態度がだいぶ違ってるな。
藤田の方は別の評論でこの人に近い態度を批判してるように見えることも書いてた気が。
別に直接本人を批判してたわけじゃないだろうが。
さすがにニューロマンサーのような影響力は無いだろ 以後以後言うても結局なにが変わったのかさっぱりわからん
長谷作品関係で大賞で暴れる理由が思いつかん……。 そういやノベライズは読んだが短編集まだだった。 古株かどうかについては、時代のモニュメント的な作風にどう答えられるかだとも思う。 ブームとか潮流は個人じゃどうにもならんから後はその上で何が書けるかじゃないかと。 音楽ならトレントとかマイルスとかフリップとか他諸々ジャンルの先駆者だけど 時代の流れに対応して新しいことやっちゃう人とかいるし。
藤田直哉は?
普通に長谷敏司に対する風評被害じゃねーか
風評を起こしたのは藤田だろ
つか大賞ってどの大賞だっけ
虐殺器官とハーモニーってアニメ化しても大丈夫な内容なの? 好きだけども
正確にはアニメ映画化な 民放深夜で流すのはさすがにマズイだろうが、映画なら適正年齢表示できるしいいんでないかな
虐殺はキツい表現でも実写より若干ハードル低くなるかな。 アニメだからどうとかはわからんが。
ノイタミナはサイコパスでやたらBPOに挑戦的な描写していたような気がするから、 虐殺やハーモニーも作風損ねない程度にキツく描いてくれるとは思う 映画は映倫管轄だが、まあたぶん大丈夫だろう
アニマトリックスにマトリックスができる前のロボットと人間の戦争描写があるんだけど 虐殺はあのくらい陰惨でグロテスクな感じにしてほしいな 生きたまま縦に割られた人間の脳みそに電極刺して反応確認したり 生々しさが虐殺に通じるものがあってアニメ化聞いてまずあれが浮かんだ 確か担当はスタジオ4℃だったと思うけど
描写そのもののハードさてか、視覚方面のグロは結構ゆるいのかなって見てる。 BLOODだったか露悪的なグロも地上波に出たらしいし。 洋ゲーくらいのグロさなら大丈夫なのかなーと。 サイコパス未見だけど表現的な部分で削られず引っ掛からずを期待したいな。
藤田直哉がまた伊藤さんについて語った
以降というのも雑な切り口にしかならんだろうと思うよなぁ
ブログのは前のから更新されてないような 動画でまたってことか
Twitterであれこれやってたよ
Twitterだぞ もう評論家があれこれ伊藤計劃を弄るのはやめて欲しい
まあ考察を専門にしてくれる人が資料広げて「ちゃんと」やってくれる分にはいいけど。 個人的にはその時代の「語り方」の象徴、切り口になった作家&時代性の文脈をテーマに据えた作家(以降)くらいでしか方向性を捉えられてない。 てかそれで個人レベルだと(後の作品に付き合うにも)十分かなとは思ってる。 twitterとかブログとかで評論家とかサーチしてない人間にとしては本にしてくれと毎回思うがw
スノーデンみたいになる存在が増えそうだな
今回のアニメ化発表で知ったクチだけどあまりに内容を知らない映画をお金払って見に行く勇気がないので原作両方買ってきます
アニメ化にしろ映像化は嬉しいけど PVの彼は生前から小説家としての一生を計画していたのだろうか云々は んなわけねーじゃんって思った
>>853 イタコ藤田とかが言ってるけど本当に笑うしかない
耳の聞こえない作曲家、世紀の発見をした女性の研究者、若くして亡くなった小説家 商品としてリスクが小さいのはどれ?
3年前から少し生き返ってました
藤田直哉の売名に利用される伊藤計画さん
またマルチか
859 :
この名無しがすごい! :2014/03/30(日) 11:58:49.33 ID:NIK5D1A/
藤田直哉は(1)限界研が濫用する前から「伊藤計劃以後」は広く流通してたワードであり、(2)だからその理由を分析すべき、というレトリックなんだが、 今やGoogle・ツイッターの検索で(1)が真実なのか簡単に調べつくよね。雑誌の特集タイトルと限界研のマッチポンプの印象しかないが。 From: sonesuguru (論文の題にする程)文中で「伊藤計劃以後」を強く語っているのは岡和田氏のみなのに、ポスヒューにわざわざ「伊藤計劃以後のSF」の副題を付け、 岡和田氏の論文を巻頭に配した時点で、意図的に「伊藤計劃以後」という言葉の炎上を目論んだのは限界研という団体では?少なくとも外からはそう見える。 From: sonesuguru 「××××以後」の言葉を用いた、自分語りや浅薄な読書観の開陳(俺自身、数時間前にとうとうその愚を犯してしまった)が溢れるのを、世界で一 番憎んでいたのは読み捨てさんだと思うけど、彼の行動がその状況を急加速・爆発させる引き金の一つになってしまったというのは、もう、なんというか。 From: sonesuguru 彼のことだから、反論して来るであろう限界研の某氏を叩き潰し・嘲笑する用意はしていたのだろうけど、別の某氏がそれよりもっとアレな論をぶち上げ るのは流石に予想外だったのでは。でも、化けの皮を剥がしたという意味ではやはり、実りある行動だったか。 From: sonesuguru これ以降、私は「××××以後」については語りません。反論でも何でも、言及することが限界研(の二人)のマッチポンプに加担することになると考え るので。あと、普通に作家名で調べる人にとって検索ノイズだ。常態に復して、適当な時に好きな小説やマンガのことを記します。 From: sonesuguru
全体的に誰だよ
twitterやってないとこんなゴタゴタがあったこと自体わからんのだよなあ
862 :
この名無しがすごい! :2014/03/30(日) 18:50:42.43 ID:NIK5D1A/
藤田直哉アンチが急にここに出てきたという印象しかないなあ…
急に伊藤計劃以後について語り始めたかでしょ ノイタミナやブームに乗っかってこういう輩が今後もどんどん増えていくんだろうな
>>865 やっぱりそれが一番真っ当に感じる
ポストヒューマニティーズ、意外にも(肝心の岡和田さんの伊藤計劃以後話以外は)面白い本だったから
そんなに限界研嫌いでもなかったんだが、
今回の藤田さんの展開はちょっと残念だなー
やっぱり「伊藤計劃以後」ってことば自体が明確に間違いなんだよね
それを使っちゃった、または使うことについて根拠や論理があったり求めたりする必要ありと主張しちゃった
岡和田さんと藤田さんはちょとなーと思わざるを得ない
(限界研全体の責としていいのかどうかは分からんが。この人たちマジで思想バラバラっぽいので)
とにかく、関わるだけ無駄と分かっていてもイライラして困る話題だよ
Wiredの神林御大インタビュー読めよって結論でお終いでいいよな本当は
あーやっぱバラバラなのか ポスヒューだけでなくて他の記事で名前知ってる人が数人いたから 方向性とか思い出して読んでたけど面子のSFに対する姿勢とかかなり違うように思ったし ちな本は俺も同様の感想で岡和田さんのがどうにも有ってもなくてもな感想だった 藤田記事はそこそこ面白かったんだけども 今回の件は最初から通して見てないのでなんともなんだが 評論家も何かしらテーマや切っ掛けを作らないと活躍の場が生まれないのかね
みんなが何を言い争ってるのかがよくわからない
「そもそも伊藤計劃以後は存在するのか否か」 で 「存在しなければそれでいいが、存在するとしたらそれはどんな定義か」 だろ
「伊藤計劃以降」に何かSFの(内容面での)変化があったか、という部分はよくわからないのでここの人に聞いてみたいところではある
俺はわからないなりに懐疑的だし、
>>865 の記事のように、感じないと言われるのだろうが
そうであればこういう切り分け方は少なくとも内容面では雑で妥当性を欠くのだと
いわゆる人間性の相対化をわかりやすい形でやって、それが売れたっていう事ぐらいは言えると思うのだが
結局売れた事実が先行して箔が付いてしまって「以降」という言葉は批評として意味をなさないでしょという
伊藤計劃以降って言葉が伊藤計劃を絶対化してるよねというアレがな
触発されて出てて来た作品はある、くらいかなあ、個人的な印象では 故人って否応のない事実に動かされた人はいるように見受けられるし ただそれが批評で語るべき「以後」かと言われるとどうなんって気はする 脳科学ネタや生物学ネタへの偏重はラギッドガールなんか読んでも感じたし てかハーモニーよりあっちのがガジェットの使い方自体はおっと思ったくらい 名前が出てるknowは伊藤計劃の影響があるといえばそうだなあと思うけど ネタの方向性はモロにイーガンだったし 文学的な影響とか言われるとどうかなーって気はするけども
あと、knowはクラウド以降の世界を扱ってるのはそれっぽいかもしれないとは思った これは単純に、ごく自然にネットが日常と溶け合った世界を書いてる作品が少ないからかもしれない あるにはあるけど虐殺やハーモニーのすぐそこにありそうな塩梅のが中々ない
超近未来的なSFがそもそも少ないよな 現時点から絶対値20年以内の成り行きを想定したSFがマジで無い
ネタを詰め込みまくるとオチを現代から遠ざけたくなるのかもなあ 遠未来とか超技術で変質した近未来を書くなら科学理論でどうSOW出すかがキモになるし ヨハネスブルグはあくまで舞台とか題材で関連性を見たかな 野崎は出自がライトノベルだからあのへんの現代を書くリテラシは出てたと思った 他のライトノベルだと現代を書くリテラシがあってもキャラって属性メインでそういうのは期待できなかったりだが 身近な、SF的な世界を語ることへの気兼ねのなさみたいなものは出てきたってのは有るんだと思う 間違いなくそれは変わったことだとは思うけど、作品性としての影響かと言われるとどうかなとは
冷戦時代の米ソSFみたいだな 当時の米ソSF作家は両陣営とも互いの出方を注意深く伺う人間が多かったから、 必然的に現実の社会情勢を諷刺するような作品が多かった 虐殺器官は9.11以降のテロの時代、ハーモニーはテクノロジーの普及による監視社会を扱ってるし
冷戦時代の共産圏SFはストルガツキーとレムくらいしか読んだことないな レムは社会主義的な作風の時期(?)のは未読だけど アメリカはともかく当時の共産圏でSF作家は肩身が狭そうなイメージが ハーモニーは相互監視状態の顕在化がいかにも今っぽかったんだよな ああいう形で現代を切り取ってくれてるのがあんまないつーか knowはその点ちょっと楽観的なビジョンで〆ててイーガンぽかった
knowは円城塔っぽい
ブログ読んでると 「伊藤計劃以後は早川書房のただの策略」 と 「伊藤計劃以後はSF界の変革期」 に大別できるような気がする 同列のものとして語ることはできないけど、対立の概念として扱うこともできないんじゃないだろか そもそも伊藤計劃以後ってそれこそ「伊藤計劃の作品を読んで感銘を受けた若い世代」 が作家として現れてくるこれからが過渡期になってくると思う
881 :
この名無しがすごい! :2014/03/31(月) 22:04:14.73 ID:e2U+yunF
まだそんな人いないよな
読書人大賞の話は知らんかったというかそれが一番ひでえと思った
そういう例を見るとヘイト的な意見も出てくるわなあと
SF業界だと新人以外は作風レベルでは作家性が確固と作られてて影響にとどまるだろうし
かといって新人は影響受けた上で余程の斬新さがないと微妙なのが難しいところだとは思う
藤田ブログに上がってた新人のパンツァークラウン・フェイセズは
伊藤・ウブカタの影響を言われてたけど振るわなかった
周辺ジャンルでそうした作家が出てくるかと言えばジャンル意識がそれぞれ強い日本だとこれもって気はする
あと読者が本人でなくて<伊藤計劃的なもの>を求めてるかって疑問はあるかな
伊藤計劃も円城塔も個性が強すぎて比較されると後続は霞みそうだ
>>878 円城は考えなかったな
あの人の作風はどうもエンタメ的な構造に当てはめるとずれてくるような
『テキスト9』が円城塔以降っぽく感じるぐらいには 伊藤計劃以後ってあるんじゃないの?
円城のインパクトのある作風と違って、伊藤作品の核になりそうなのって 内省性とか題材の選び方とか趣味とかが複合的だから、これってのが言い辛い気はする 一般層に受ける作風はどちらかと言えば伊藤計劃だと思うけど
オリジナリティの差だよな
>>882 大学読書人大賞の話についてはその増田と真逆の印象を受けて笑っちゃったんだがどうだろう
あれは「読書感想文の宿題やってんじゃないんだからさ」じゃなくて「まさに読書感想文の宿題そのものなのだから、そういう文章書けばいいじゃん」ていうスタンスに聞こえた
要は死者ではなく読書人大賞を冒涜(というのは間違いなんだろうがまぁ)してるよねという
ある種のファイトクラブ的テロ、というと言い過ぎだが
あとそのイベントって確か大学生で最近SF流行ってるのは何故〜的なヤツだったと思うが、
流れ的に危うく「最近の大学生がSFに固執しているという事実はない」みたいな大爆発オチになりかけて
藤田さん一瞬すげー焦ってたようなwww
>>886 ああそんなんなのか
ちょっと検索しても様子とか書かれてないからあの増田の範囲でしかわからんが
「そういうイベントなんだから」そういう対処したってニュアンスなわけね
つってもそれだけだとやっぱり死者に対してもその態度はって気はするけど
SFには実際固執とかしてないだろうな
読書人大賞は関連で一度だけ見たけど伊藤計劃は話題性で読まれてたように見えた
つかあの大賞でSFってことになると
賞絡みかそれこそ前に出てた社会語りかしか思い浮かばない
>>885 前にも何度か出てたと思うんだけどアイディアやガジェットが「何か」じゃなくて
それが「どう使われたか」とかどういう文脈にあるのかなんかも作品の味になるしな
そういう作品だと似てる部分で比較されると比較された方が霞むよなあと
>>887 もうちょっと詳しく書くと、というにはうろ覚えなので話半分ですまんが
その大学生読書人大賞はハーモニーなんだけど(あと同席していた別の人が屍者)
実はハーモニーの人は前回だか前々回だかで虐殺でも出したらしい
で、その虐殺読書人は「真っ当な書き方」だったんだそうだが、だからこそ落選したようだ
そこで読書人の「対策と傾向」を調べたらまぁ読書感想文がウケると判明したので
対策としてワザとハーモニー読書人はああいう書き方をしたということらしい
態度の問題を懸念するのはすごくよくわかる
ただそれだと「ならそもそも大学生読書人大賞なんかに出すのが間違い」という批判ならアリなんだが、
出しちゃった内容はまあそういうものなんじゃないかな、と擁護したい気持ちも少しある
「流通する言葉が流通する」というやつだからね
ちなみに虐殺ハーモニーを読んだ理由については特に社会語りとかじゃなくて
特殊部隊prprとかヒャッハー!ディストピア/ユートピアだー!!とか好みの話しかしていなかった
他の大学生もそうなのかは分からない、話題性で読まれてるのではないか、
という流れが大爆発オチ未遂に繋がってたな
890 :
889補足 :2014/04/01(火) 03:34:58.01 ID:4akfQZ1K
ああいや、「好みの話しかしていなかった」は言い過ぎなんだが(他にもちゃんと色々言ってたはず) あまりにも好み成分の話が印象強くてすまんw
>>889-890 いや詳しくありがとう
その現場のことは全然知らないから参考になる
その賞について知ってるから他の人間と競おうとすると
「対策として有効だった」故人との関係語りをするしかないって感じか
虐殺の感想はたぶんネットに上がってるの読んだと思う
記事は文字数の制約もあるんだろうけど
真っ当なのも背景込み感想文もそんなもんかって感じだった覚えがあるが
ハーモニーのときは本当に故人と作品を重ねる記事ばっかだった気がするから
余計にそれ印象に残ってるかもしれん
会場の雰囲気とかノリとかもあるんだろうけど
まあリアルタイムの会話は本人の真意を問うのが難しいからなあ
偽悪的に振舞ってみせる人もいるし(それ自体どうよって話は当然あるが)
あと好みの話ってのはニュアンスわかるから大丈夫よ
そういえばあの賞は舞城のジョジョでの感想文もキャッチーな語り口を
ウリにしてるのとか見たんだった
つか虐殺で特殊部隊prprは普通に読者の割合で多そうよな
コジラジ経由で知った読者とか大半そうなんじゃなかろか
892 :
この名無しがすごい! :2014/04/06(日) 11:59:45.06 ID:rWMZBJKX
頭が単に弱いだけなんだろ。 自分の世界観に凝り固まってるタイプ
まあ一連のエントリつか上の三つに関してはそんなんだなあ
以後の話についてはブックセンター云々藤田発言があるから
どっかの話の流れが流入してんじゃないかと思うけど
関係は流れ追ってなかったのでなんともな
>>859 は読み流してたから読み捨てさんって人は見てなかった
単に藤田vs岡和田vs増田とその他みたいな構図かとばかり
895 :
894 :2014/04/06(日) 16:00:31.26 ID:ucObws7G
あ、「そんなんだなあ」は >なんでそっから今こんな流れになってるのか謎 に関して アンカー付け忘れてたから一応
>>893 それは増田あての言葉なのか、
増田のエントリ見て「あっボクの書いた本がバカにされてる!反論だ!」ってはしゃいだ批評家あての言葉なのか…
何にせよ変な方向に燃えてんなと思ったから書いた。増田でやりゃよかったか
その増田関係なく伊藤計劃以後自体無視すりゃいいものを無視できずに触って変な燃え方してる印象しかない
898 :
この名無しがすごい! :2014/04/06(日) 21:28:18.48 ID:OAAEJitO
京大派閥というのがありましてね
藤田が岡和田と意見対立しているのに 外部からは仲間に見えてるのではないか
次スレの予感 次は記念すべき10スレ目です
瀬名秀明ゲスト選考委員は、「ランドスケープの知性定理」について、小松左京『虚無回廊』と(それをベースにした)自作「ミシェル」のその先を描き、 日本SFの50年を締めくくって新時代に導く傑作と絶賛。「伊藤計劃以後とか言っている評論家はこの作品を読んで目を覚ませ!」などなど。 From: nzm
それ別の文脈だと小松左京の跡を継いだのが瀬名か計劃かで
その跡を継いだのが現れたみたいな話だったけどな。
評論家云々で出てきたんだろうけど。
瀬名作品は嫌いじゃないし統一理論ネタなら読んでみたい。
載せるのに時間掛かるらしいが。
>>901 テンプレ修正早めにやって上げておいた方がいいだろうね。
直すところも出てきてるし。
円城塔や冲方丁の立場は?
あの二人は左京的な作風とはほぼ無縁じゃない? 円城はそう見ることも可能な時もあるけど、ポジションが別物だし。 左京の系譜として見た場合のって流れで今回のは読んだけど。
以後、ということなら「ピースメーカー以後」とは言えるのではないか。 というのはどうでもいいのですが、 電車で発泡酒の広告してるジョージクルーニーを見てしまって、 おじいちゃんじゃねえか。ひどいなあ。
マジだ。 うちの地域じゃ流れないCMなのかなこれ。 あんまりテレビ見ないから見逃してるだけか。
おお、めでたい。 しかし「美しい定理を思いつく話」って、作品自体はSF馬鹿話ノリだからこれ読んで手に取る人がいたらどうしようとは思うけどw ALL NEEDもそういやそろそろだっけなあ。 トレーラー後で見よう見ようと思ったままほったらかしてた。
ハーモニーはもうサブカルくそ大学生御用達コンテンツに成り下がった感あるやん?
ハーモニーより虐殺の方が好き
どっちも好きだから何度も読んで文庫版も買ったわ アニメはどうなるんかのう・・・期待しないでおくか
キャプテンアメリカ新作の地下墓地的なコンピュータ室のシーンがすげえツボる冷戦ガジェットになってた USB挿したらテープ式冷蔵庫型マシンに入力される感じとかブラックオプス風のイメージ映像とか(陰謀論ベースな独白自体はMGSっぽい)
テーマがガチっぽいからなあ。 アベンジャーズと同じ世界観上でこの内容が凄い。 最近のハリウッドはこういうことできるのがいいんだよな。 映像だけでも萌えすぎる。
虐殺器官はキャストが気になるな。クラヴィスかウィリアムズのどっちかを大塚明夫にやってほしい
クラヴィスはどっちかと言うと堀内賢雄(雷電)キャラっぽい ジョン・ポールは3人いる大塚氏の誰でも合いそう、特に芳忠さん
ナイーブなウジウジキャラだもんなクラヴィス
MGSなら雷電のがまだ近い気はするな。 一人称が「ぼく」だしw てかオタコンの田中秀幸さんのがいいかもしれん。 大塚さんはポール氏とかボスがいいんでないか。
俺はむしろ女性声優が思い浮かばないな。 虐殺女子は一人だからいいとして(岡寛恵さんとかどうか)、ハーモニーは作風から言っても難しい。 JKミァハ→大人ミァハとトァン女史の対比とか描くなら 10年後のキャラも同じ声優で、その上で声を使い分けられないといかんし。 田中さん以外だとARISEで少佐やってた坂本真綾さんくらいしか思い付かぬ。
あれ?SF大賞ってまだ決まってない?
虐殺器官はともかくハーモニーは花澤さん出そうな気もする。PVナレやってるのしか根拠ないけどw
シャフト制作で声優もファミリーで揃えるとかありそう、という願望 まどか続編の話も無くて今放送してるのもやる気ない企画多いのはハーモニーやってるからだと信じたい
べつにシャフトは嫌いじゃないが ガジェットのディテールや建築物の造形に拘ってほしいから そこらへん誤魔化すシャフトは嫌だな…
んあー
花澤はまじで勘弁してほしい
花澤は来るんだったら、ゼーガのときの棒まで戻してから来い
風立ちぬの庵野に続いて これは円城が声優挑戦の予感w
筒井「呼んだ?」
まどかの声優さんか……誰がベテランなのか全然わからんなw まあアニメ界隈の声優さんがハーモニーは合いそうだが。
930 :
929 :2014/04/23(水) 18:49:17.60 ID:wEpfG0yP
これだけ見るとまどかの声優さんにベテランがいないとか書いてるみたいだな。 すまん、一応補足するが、単に声優に疎くて誰が何やってるか知らんだけ。
とりあえず虐殺器官はどの役でもいいので大塚明夫さんは必ずキャスティングしてほしいわ 伊藤氏もそう願うだろうしな
ボーン声のホストが登場したと思ったら即さやかちゃんにボコられるあたり、 すげえ面白かったです。 一瞬なにが起こっているのか判らなかった。 ボーンなのにwww
任務中のボーンだったら情けないフリとか平気でやれるから(どんな任務かはわからない)。
>>922 事務所に所属してるのは知ってるんだけど、声優でファミリーとかあるんだな。
この製作所だとこの声優が高確率でとかあるんだろうか。
洋画だと大体吹き替えが決まってるが。
ハーモニーて 美少女キモアニメみたいだな
伊藤さんも百合作品のつもりで書いてるからな
まったく、百合美少女は最高だぜ!
まどかとか、ゴミでしょ 伊藤計劃が生きていたらどんなふうに貶すのか聞いてみたかったわ
ハーモニー読んできた。 ラストの章のテクスチャを書いた人物は意識を失ったトァンってことなのかな?
>>938 俺は特定の人間が書いたものじゃないと思ってた
「私」っていう「個」ではないプログラムみたいな何かがトァンの意識が消えたときに後付けしたものだと
あのテキスト自体、もともとトァンの意識を後からetmlとして再構成したものだから
だな 全体が記憶というか既述されてたものの再現というか だからハーモニーなわけで
>>939 >>940 ということは、個々人のハーモニープログラムが一人ずつの過去の記録を資料としてネットにアップロードしている。ってことになるのかな??
>>941 そういう解釈でいいんじゃないかな
ハーモニーに至るまでを扱った物語として相応しかったのがたまたまトァンの意識だったってだけだし
他の人たちの人生も一応etmlとして再構成されてボルヘスあたりに保存されてんじゃないか
アップというかリアルタイム共有、ってイメージが近そう
もっと卑近つーとアレですが、学校の指定教科書で学部生が使う的なものを想像しました。
ライフログの超巨大版がネタだろうから、
>>942-943 的な話だと思う
読み手を必要とするかどうかはあの「意識」からすれば微妙なところだが(半自動的に災害を避ける資料としてはある?)
学部生の教科書てのはどんなんだっけ
海外長編の白熱光とメディアのパシリムは鉄板やろなぁ
どうだろ。確かにパシリムは激熱だったけど、今回ゼログラも並んじゃったからなぁ まぁあんなバケモノ映画が二本もあったって、映画好き的には結構幸運な年度だったんだな パシリムの方は「誰も怪獣映画なんか観たくないってことですよ」という嘆きからはいい意味で隔世ってる感じ ゼログラは映像ぢからとかキュアロン長回し進化とかもうこれぞ映画にしかできないってアレだったし
確かにあの二本はストーリーとか展開とか構成とか抜いてこの映像見てれば幸せになれるって作品だったなあ。
レジェンダリーゴジラが御大がFW前夜に幻視したそれになりそうな予感が
>>852 だけど虐殺器官とハーモニー読み終わった
凄かったって言葉が一番自分の中でぴったり嵌る
この2作は色にするとまさに黒と白で好対照、いや悪対照と言ったほうがいいのかもしれない
キャストとかの話が上で出てるけど個人的にジョン・ポールは三木眞一郎さんで再生された
三木眞一郎いいなぁ! 大好きだw
クラヴィスかウィリアムズの声で想像してたなあミキシン ジョン・ポールはもっとおっさんなイメージ
おっさんイメージは自分もあったw 三木さんがおっさんを演る時のあの独特に渇いた声が合いそうだなぁと 最後の「愛する人々を守るためだ」とか良い演技してくれそうな気がした
三木さんは誰かと思ったが検索したらなんとなくイメージできた。
MGS系声優から持ってきてくれるとハマる感じの人が多いのだけども。
>>950 ティーザー見る限りは今までに見れなかったものが見れそうで期待大。
今のハリウッドだからやれる絵だと思う、アレ。
三木眞一郎は今だに乙女ゲーでヒーローやっちゃうからなぁ やっぱり若すぎるかな MGS系がいいかな?
大佐がいないからなあ。
三木さんは声質的にはクラヴィスとか行けそうだなと思った。 青野さんがお亡くなりになってるのは辛い……。
ハーモニーが訪れた世界でも 笑ったり泣いたりすることや芸術が無くならないのなら 自殺も無くならない気がする あ、けど動物は自殺しないんだっけ
ハーモニーの世界って誰も病気で死ななくて人口増えまくってパンクしたりしないの?
子供の数は簡単に調整できるだろ
内面がなくなってるなら自殺はなくなりそうだけど 社会のコンフリクトを全体レベルで制御するのがシステムの目的だしな アメリカの政党争いとか(ハーモニーではないけど)凄い温和というか変化する気がする
>>962 いや内面がなくなってても
死んだ方がいい状況に陥ったら死ぬんじゃないかと思ったんだよ
生きることを最優先にしてるんなら別だけど芸術とかが存在するのなら生き延びること以外にも生きる意味があるみたいだからさ
けどハーモニー後の世界では死んだ方がいい状況に陥ることはないのか
日本語下手でごめんね
あぁけど死んだほうがいい状況だと判断するものはハーモニー後の世界では存在しないのか スレ汚しちゃってごめん
っていうかハーモニー後の世界って子供産まれるの? 内面がないなら恋愛もできないと思うんだけど あとハーモニーが訪れてもウォッチミーを入れてない子供たちには内面残ってる気がする どっか読み間違ってたり読み落としてるところがあったらごめん
入れてない子供には内面あるだろうね 冒頭にも書かれてるけど 入れるのを強制する社会にはならんだろうけど、あの社会の発展で子供に入れられるようになったら入れると思う 続編がもし本人に書けてたら「子供の物語」とかやれたと思ったくらいだ 恋愛は環境的必然で起きるんじゃない? まあもうそれ恋愛じゃねーよって言われそうな形式になるだろうけど
>冒頭 すまん、子供は入れてないって意味ね 進化的な必然だった機能を進化の産物で切り落としたってのがあの世界だしな
結婚・出産に関しては生府がコントロールするのでは? それこそ古典的ディストピアみたいに遺伝的に最良のカップリングをコーディネートします、みたいな
子供の物語読んでみたかったなぁ
恋愛しないと子供が生まれないって恐ろしい観念だな 遺伝子の他理的な部分が働いてセックスから出産、子育て、独立の支援まで特に問題なく行われるだろ
むしろ恋愛ファシズムから解放された自由世界と言える…?
972 :
966 :
2014/05/06(火) 16:56:02.80 ID:W37+rgew 上のはそれ含めて環境的必然て書いたんだけど分かり辛かったらすまん
形式としては
>>968 的なのを想像してた
あの世界なら生活そのものが幸福と作用しながらお膳立てされるだろう
もし続編があったら感情の喪失が当然のインフラになった世界が書かれるのかなあと思った
テーマとしてはそれとの邂逅と結論だろうけど
あの時点で生まれてた子供は齟齬が起きないように管理されたんだろうな