★☆谷崎潤一郎☆★

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1ナオミ
「谷崎文学について」語るスレッドです。
2吾輩は名無しである:2001/03/29(木) 16:13
痴人の愛はいいね。
3吾輩は名無しである:2001/03/30(金) 10:20
細雪の話しようぜ。
おれは妙子が好き。
みんなは?
4あぼーん:あぼーん
あぼーん
5あぼーん:あぼーん
あぼーん
6吾輩は名無しである:2001/04/02(月) 11:39
荒らす必要あるのか?
7実習生さん:2001/04/02(月) 16:09
東京帝国大学 文学部 中退。

谷崎ってモテたのかな。
8吾輩は名無しである:2001/04/02(月) 20:16
好みが激しいからもててもしょうがないと思われる。
9ももこ:2001/04/03(火) 05:33
句読点がぜんぜん少ないんだよ!
古く美しい日本語の流れるような文章で、
純粋なマゾだ。
10吾輩は名無しである:2001/04/03(火) 19:12
ぼくはこの人の視点って在日外国人だと思うんですけれども。
11実習生さん:2001/04/03(火) 21:58
外国人だったら外国人に憧憬を持たないのでは?
12名無しさん@京都板じゃないよ:2001/04/04(水) 00:37
>10
ま、在関西江戸っ子人だわね。
それにしても、一生わがまま通しきった男の色気はたしかに写真でも
伝わってきますわね。どいつもこいつも妻は美人だし。
13吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 15:19
The Makioka Sisters
14名無しさん@公演中:2001/04/06(金) 02:02
蒔岡シスターズではやっぱり妙子がいちばん人気なんでしょうかねぇ。
私は幸子さんも好きですけど。
実は旦那さんとしっかり仲の良い幸子。
えっちゃんは雪子になついちゃってる幸子。
15名無しさん@公演中:2001/04/06(金) 02:04
妙子とナオミは迷うなあ〜どっちも魅力的!
16吾輩は名無しである:2001/04/06(金) 05:52
『春琴抄』を忘れるなよ。
17nanashi:2001/04/06(金) 08:59
きのふ「人魚の嘆き 魔術師」
を読みました。
二つとも、美の権力と、それにひれ伏してしまわざるをえん
殿方がみられました。
きれいになりたひ。
ダイエットしやう。
18ナオミ:2001/04/06(金) 11:46
>>15
あたしなら

ナオミ>>雪子>幸子>妙子

だけど。
19吾輩は名無しである:2001/04/06(金) 12:54
あぁ谷崎君。鉄棒が苦手で、できなくて泣いたという彼ですか。
上京者が「お艶殺し」を「ごろし」と読むと(江戸口調では「ころし」)
蔑んだような微笑を浮かべたと言う噂の…。
20吾輩は名無しである:2001/04/07(土) 09:32
「細雪」舞台でやるらしいね。
南野洋子が妙子役とか・・・・
21吾輩は名無しである:2001/04/08(日) 01:45
ナオミより春琴でしょ、やっぱ。

うねうねした文体、女の腐ったような谷崎文学の男たち・・・
たまらなく萌えます。
22吾輩は名無しである:2001/04/09(月) 12:45
映画の「細雪」も好き。やっぱり吉永小百合はなんだかんだ言っても凄い女優だ。
恐れ入りました。あの映画、長女役にはホントは岸恵子じゃなくて、山本富士子を
予定していたんだそうだ。岸恵子はよかったと思うが、山本版も見てみたかった。


23吾輩は名無しである:2001/04/09(月) 17:30
この人の関西人に対する姿勢ってまさにマゾだと思うんですが・・・
24吾輩は名無しである:2001/04/10(火) 09:48
卒論に谷崎って書きやすいかしら?
25age:2001/04/10(火) 14:22
悪魔

鼻汁ペロペロ
26ナオミ:2001/04/12(木) 12:52
秘密もいいよね。
27吾輩は名無しである:2001/04/12(木) 15:01
教科書にはぜんぜん載らないから今の人にはなじみが薄いだろうなぁ
28バイロン:2001/04/12(木) 17:43
「おやすみロウラ」
鬼六はそう言って、ロウラの額をペロペロ舐め回し、そうしてロウラの部屋から出ていきました。九時半ごろのことです。鬼六は階段をわっさわっさと降りてゆきました。階下では開花のもようです。鬼六は階段を降りながらふと思いました。「バケツを買って・・・それからペンシルを買って・・・それから・・・」そう思った時のことです。「おおい、待て待て待て〜い!おれが目に入らぬかあ〜!」と叫びながら、一人の話屋が階段の途中で現れたのです。「おいてめー、うっせんだあよ、そこのいてろ」話屋はそう言って、階段を降りていったのでした。と、そこへ・・・「ぶるるる、がるるるるうううう」という音が聞こえてきます。「あれっ、なんの音だろう?」鬼六がそう叫んだ時のこと、ビッグべあーがそのまるで巨木同然の右腕を、鬼六の脳髄目指して真っ逆様に打ち下ろしたのでした。「ぶしゅううう〜〜〜〜」鬼六はその場にぶっ倒れました。
29吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 12:33
>27
一時、絶版になっていたとか聞いたけど・・・?
最近復活しているようなので嬉しい。
30あぼーん:あぼーん
あぼーん
31吾輩は名無しである:2001/04/14(土) 23:16
脚フェチ
32あぼーん:あぼーん
あぼーん
33吾輩は名無しである:2001/04/16(月) 11:02
谷崎の大正時代のトンデモ小説を手軽に読める、筑摩文庫『美食
倶楽部』を皆さんにオススメ。俺のお気に入りは「青塚氏の話」。
34吾輩は名無しである:2001/04/16(月) 16:22
映画の細雪って雪子が素足でうさぎの耳を立てるシーンあり?
あるなら観たい。
35吾輩は名無しである:2001/04/16(月) 16:31
みんな「女優霊」っていう映画(「リング」の中田秀夫監督)って
見た?あの中で、フィルムに正体不明の役者が映ってて、それを映写
マンが夜中に1人で見てると聞こえるはずのない笑い声が聞こえる…
という場面がある。まぁ、ありがちな撮影場怪談なんだけど、あれっ
て谷崎の「人面瘡」のパクリじゃないのかな…??
36こいさん:2001/04/16(月) 18:27
谷崎はエロじじい。でも好き
37吾輩は名無しである:2001/04/16(月) 18:56
最強の文庫カップリング。
「鍵・ふうてん老人日記」
38吾輩は名無しである:2001/04/18(水) 11:12
「陰影礼賛」イイよな〜。
市川昆とかそれに影響されてるのかな?
良く知らないんだけども。あの人も陰影にこだわっていたようだし。
39ナオミ:2001/04/18(水) 11:19
二人の稚児に出てくる瑠璃光丸のその後が知りたいな。
40あぼーん:あぼーん
あぼーん
41吾輩は名無しである:2001/04/18(水) 20:56
瘋癲老人日記好き。
42吾輩は名無しである:2001/04/19(木) 11:00
>>39
俗世に戻ったんだろ。
43あぼーん:あぼーん
あぼーん
44吾輩は名無しである:2001/04/20(金) 04:49
あたしゃ鍵の妻が一番好きよ。
俗っぽくて抽象的でいやらしくて大好き。タマラン。
45あぼーん:あぼーん
あぼーん
46バイロン:2001/04/23(月) 10:32
フョトル・ドストエフスキイ「地下室から携帯で申し上げます。じゅんさん、いまどこ?」
((((((((てゅるるるるる〜、とぅるるるる〜
じゅんいちろう「あっ、フョーちゃん、ひさしぶり。ぼくかい?ぼくならいま箱根だよ。あの日光東照宮のある、あの箱根にいるんだが、そういうきみこそいまはどこだい?そういえばカラマーゾフは読んだよ、だいぶ前にね。しかし神をしのぐとはこれまた恐れ入った。神すら天才には勝てぬ、いかなる悪の帝王をもってしても、天才にはかてんのだよ、善と悪の超人、天才という我らにはね、まあ、ぼくはきみをその中でも、ジョオジ・ゴルドンとおんなじくらい見なしてはいるんだがね。ぼくというなら芸術の鬼で、まあきみたちのジャンルには単に肌合いが悪かったというはなしだけで、実際やろうとおもえばやれたかもしれぬがぼくのばあいでは苦悩が死とか
絶望ではなく、享楽方面にどうしても駈けていってしまうからなあ(笑)。まあきみ、きみの地獄の人生はまさしくそうそうこのぼくでも味わえるタマではないな。まあぼくもウオーズの最中にここまで享楽に徹せられた自分にカンペキ酔いしれてはいるし、きみと張り合うにはもってこいのタクティクスだと、そう考えている。・・・」
47ナオミ:2001/04/24(火) 10:43
谷崎の源氏物語読んだ人いる?
48吾輩は名無しである:2001/04/24(火) 13:23
>>47
読んだ。
49吾輩は名無しである:2001/04/24(火) 18:03
>>48
読みやすかった?
50JPB:2001/04/24(火) 19:45
最近、バイロン読みやすくなってるな
51あぼーん:あぼーん
あぼーん
52吾輩は名無しである:2001/04/25(水) 18:04
★「葛飾砂子」(1920・12・28)
原作;泉鏡花
脚色;谷崎潤一郎
監督;栗原トーマス
53吾輩は名無しである:2001/04/25(水) 21:09
谷崎が悪人でなくて誰が悪人か。
しかれども、谷崎の文学は美しい。
否、悪人なればこそ、悪人のなす文章は美しい。
善人すら往生す。いわんや悪人おや。
54あぼーん:あぼーん
あぼーん
55吾輩は名無しである:2001/04/27(金) 14:08
kagi suki
syunnkinnsyousuki
darekatanizakitosatouharuonoreinoikkennnikuwasiihitoiru?
56あぼーん:あぼーん
あぼーん
57バイロン:2001/04/28(土) 14:09
ミシマ「豊饒のう〜み〜、豊饒のお〜、四部作だぞお〜い、わあ〜いわあ〜い、こんな量書いてやったぞお〜おれじしんももうこれで死ねるな。やった〜この量だあ〜」
荒木ヒロヒコ「私はいまアシスタントを募集しています。ジャンプの些細なページに要項は載せてありますので、よくご覧になってください。ついでに、私の家には、超巨大な観葉植物があります」
スネークハンター「もうタバコは止めます。一ヶ月〜二ヶ月止めようと思います。きのうマルボロ18本くらい水でぬらしてとかしてやりました」
ミシマ「おまえらよくきけえ〜。これから腹をきるぞお〜」
ジュンクドウ「ニシキタにできあがりましたから、みなさんもぜひきてくださいまし。あったかいコオヒイを無料でさしあげますよ」
くさいぱんつ「まじくさいんだけど」
・・・黄昏の校庭には、青春が再びやってくるであろう。あの、程良く爽やかなる刻が・・・
58あぼーん:あぼーん
あぼーん
59あぼーん:あぼーん
あぼーん
60ナオミ:2001/05/07(月) 11:13
鉄道の一等車ってどんな感じかな。
61吾輩は名無しである:2001/05/08(火) 12:01
>>60
一等車も三等車もたいして変わらないと思われ
62あぼーん:あぼーん
あぼーん
63あぼーん:あぼーん
あぼーん
64あぼーん:あぼーん
あぼーん
65あぼーん:あぼーん
あぼーん
66あぼーん:あぼーん
あぼーん
67あぼーん:あぼーん
あぼーん
68吾輩は名無しである:2001/05/22(火) 10:57
昔の小説家やライター志望のやつって谷崎の文章読本を参考にしてたんだろうな。
69耶笈:2001/05/22(火) 20:35
この人の「痴人の愛」を読んで、
胸が重苦しくなった記憶があります。
(恋ではありません)
70八田:2001/05/22(火) 23:24
谷崎は個人的には異端者の悲しみが好きだ。自伝である。
71ナオミ:2001/05/24(木) 16:25
今日深夜1:00からテレビ埼玉で「刺青」やるんだって。
東京在住だけどケーブルでテレビ埼玉見れるから見ようっと。
72あぼーん:あぼーん
あぼーん
73先生:2001/05/24(木) 18:08
>バイロン

うーん。君がやりたいことはわかるんだけど、ちょっと君の言葉じゃない気がするんだよね。
「てにをは」もなんだかおかしいし。わざとおかしくしてるとか言うつもりかもしれないけど、
君みたいな人並み以下の文章の中では、そういう細工は評価できないんだ。

書き直さないとDだよ。
74ナオミ:2001/05/30(水) 12:33
刺青、全然原作と違った・・・。
75あぼーん:あぼーん
あぼーん
76ナオミ:2001/06/01(金) 16:47
谷崎好きな人いないね。
それともこんなスレじゃ、やっぱり書くきしないかな。
77吾輩は名無しである:2001/06/01(金) 18:20
だよね。。。
78吾輩は名無しである:2001/06/01(金) 23:00
パイロンウザイ。
79あぼーん:あぼーん
あぼーん
80たにじゅんー☆:2001/06/04(月) 20:11
春琴抄とかいいじゃん☆☆
81吾輩は名無しである:2001/06/06(水) 09:00
>>76
谷崎は好きだけどバイロンは大嫌い、という人が多いんでしょう。私もその1人。
バイロンのレスは、うざすぎて削除人にも相手にしてもらえない(削除依頼を却下される)
ので、タチ悪いです。まあ、駄目もとで今日また削除依頼出して見ましたけど…
8281:2001/06/07(木) 08:42
やった! 削除されてる! わーい
83ナオミ:2001/06/08(金) 11:15
>>82
ありがとうございます。(≧∇≦)

ところで遠藤周作とか大江健三郎って谷崎潤一郎賞の受賞者なんだね。
84吾輩は名無しである :2001/06/08(金) 11:25
そうなんですか。安部とか筒井がとったのはしってたけど。
85私がナオミ:2001/06/08(金) 15:03
谷崎、大好きです。もう、痴人の愛は最高。
最高。文章も美しい。難解でもなく。
痴人の愛は好い。
あっ!私は痴人の愛や谷崎潤一郎に惹かれているのではなく、
きつと、少女に翻弄される中年男が好きなのね。
86年寄り:2001/06/08(金) 17:36
谷崎大好き!
鍵、陰影礼賛がヤパーリ強烈だが、武州公秘話も隠れた名品としてageておきたい。
87FROM名無しさan:2001/06/10(日) 01:14
痴人の愛が人気みたいですねぇ。
春琴抄好きな人話そうよ!
88吾輩は名無しである:2001/06/10(日) 01:55
村上ドラゴソも谷崎潤一郎賞
受賞作は「共生虫」
大江はちなみに「万延元年のフットボール」
撃つ打ね。
89吾輩は名無しである:2001/06/10(日) 02:11
谷崎の「卍」という作品に出て来る女性の一人が、
自分の遠縁というか祖先というかの女性がモデルだそうです。
恐ろしくて読む気にならない。
90吾輩は名無しである :2001/06/11(月) 16:46
谷崎の文章って本当にすごい。読んでいてぞくぞくする。うますぎ。
91:色男no,1:2001/06/17(日) 00:52
みなさん、こんばんは、私が色男です。
私のページにあるコンテンツ、谷崎潤一郎サイバーミュージアムでは「谷崎と芦屋市」を近日中にアップします。よろしければ、遊びに来てください。
どなたか「饒太郎」「金色の死」をお読みになった方はいらっしゃいませんか。初期の谷崎はワイルドの影響を指摘され、悪魔主義、世紀末文学とのレッテルが貼られる事は周知の事実でありますが、ここにはワイルドを意識しつつも谷崎自信の芸術観が色濃く顕われていて、興味を引くものがあります。
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Orion/3183/
92吾輩は名無しである :2001/06/18(月) 13:48
ちょっと前だけど、「潤一郎ラビリンス」が刊行されていたときには、毎月夢中になって読んだものでした。
それまで文庫で出ていたのとは毛並みの異なる作品が色々あって毎回新鮮な驚きがあったものです。
全12巻で終わるところを4巻追加されたのもうれしかった。
93吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 09:29
age
94名無しの翁:2001/06/21(木) 09:33
91、すごいHNだ…
95吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 16:07
「東西味くらべ」を読んで、なぜ自分は関東に生まれてしまったのかと運命を恨んだ
96ナオミ:2001/06/21(木) 17:44
芦屋に行ってみたいなー。
97:色男no@`1:2001/06/25(月) 02:10
こんばんは、みなさん、私が色男です。
この耽美のスタートピックスでも何度か三島と川端の関係、ノーベル賞については取り上げられていますので、過去ログと併せてお読み下さい。以下、いくつか雑誌や書籍からの引用を挙げておきましょう。
「消息通の言によると、谷崎のノーベル文学賞は数年前(1967年より、色男註)から、決定的事実であったという。(略)文学賞は、当然政治的、主観的配慮が入る。文学賞の場合は、その背後に国際的な大手出版社の意向が反映されている。そしてこの出版社は東洋、特に日本に市場をのばしたい。そのためにはノーベル賞を日本人に与えたい。その時、日本の文豪であり、国際的にも知られている谷崎潤一郎が最有力の候補であった。谷崎の受賞は数年前から半ば公認の事実として決定されていたと言ってよい。(略)晩年の谷崎は日本にノーベル文学賞をもたらすため生き続けたといってよかった。」(「宝石」1967、1、三島由紀夫のノーベル賞は確実か、奥野健男)
「外電の伝えるところによると、日本の三島由紀夫氏が、一九六五年度ノーベル文学賞の有力候補に擬せられているらしい。その後の現地情報によれば残った十九名の一人だという。三年前、谷崎潤一郎氏が下馬評にあがり、話題を呼んで以来である。」(週刊新潮、1965、10、9、ノーベル賞候補三島由紀夫、若過ぎる作家への若過ぎない国際評価)
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Orion/3183/
98:色男no@`1:2001/06/25(月) 03:47
「ノーベル賞の過去六十四年の歴史をみると、受賞者の最年少者が当時四十二歳の英国の詩人、小説家R、キップリング(「ジャングル、ブック」その他に対して一九〇七年受賞)、ついでは四十四歳のフランスの小説家A、カミュ(全作品に対して一九五七年受賞)、その他四十歳台の受賞者ではシンクレア、ルイス(米)など二、三を数えるだけで、ちょうど四十歳である三島氏は、まさに史上最年少者の記録をつくることになる。」
「川端自身、「三島氏、有力候補」の報に、次のような感想を寄せられているのである。「(略)谷崎さんも世界的に見て堂々たる作家で、たいへん有力でしたが、やはり谷崎さんの場合は、作品の性格からいって、ノーベル賞の性格に抵触したのだと思います。(略)ノーベル賞の委員会としても、なるべく世界中のいろいろな国から受賞者を出したい意向です。私も候補にされているようですが、私は「雪国」と「千羽鶴」が翻訳されているだけで、そんなものでは話になりません。もっとも作家として死ぬ一年ぐらい前にはもらいたいとは思いますね」(略)欧米に関する限り、日本の現代文学で翻訳出版されている作家、作品のうち、三島氏のそれが質量ともに最多であることはすでに知られているとおりである。」(週刊新潮、1965、10、9、上に同じ)
1965年の時点で、アジアのノーベル文学賞受賞者はインドのタゴールただ一人であり、日本国内を見ても、全ジャンルを通して物理学賞の湯川秀樹ただ一人だけでした。
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Orion/3183/
99吾輩は名無しである:2001/06/25(月) 12:13
バイロンから:色男no@`1に名前変更か、ご苦労なこった。
しかも91=94。
100ろばくん:2001/06/25(月) 23:42
みなさん!!きいてくだちゃい!!
ろばくんわこの糞スレお削除依頼にだしておきました!!
この糞スレが削除されるのわ時間のもんだいです!!
こんごわろばくんがつくった谷崎モナモナ潤一郎スレッド
で議論おしてくだちゃい!!みなさん!!わかってくだちゃい!!
101吾輩は名無しである :2001/06/26(火) 08:51
やれやれ… 82でやっと平和になったと思ったら、また馬鹿どもが出てきた…
あんたら、谷崎になんか恨みでもあるの?
102吾輩は名無しである :2001/06/26(火) 10:26
皆さん、色男とろばくそは相手にしないで下さい。
こういうのは、女子校前でち○こだしてるオヤジと一緒で、周りが反応すればするほど
つけあがるのです。
さあ、みんなで無視しよう!
103吾輩は名無しである:2001/06/26(火) 11:05
ちくま文庫で谷崎全集だしてくんないかな〜
104ナオミ:2001/06/27(水) 17:48
谷崎作品で一番男らしいのって細雪にでてくる幸子の旦那さん?
105吾輩は名無しである:2001/06/28(木) 18:08
秘密。
106吾輩は名無しである:2001/07/02(月) 10:42
京マチ子って谷崎の映画たくさん出てるね。
イタリア・西ドイツ合作の卍はイケてるのか?
107吾輩は名無しである:2001/07/03(火) 00:32
>>104
貞之助が一番男らしいって時点で終わってるよな。
それにしてもこの名前、涙を誘う…
108:色男no@`1:2001/07/03(火) 01:40
みなさん、こんばんは、私が色男です。おねむりパーシーの桜桃忌オフ会レポートをアップしました。是非、ご覧下さい。
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Orion/3183/
谷崎の妻殺しの小説「途上」は江戸川乱歩も激賞。太宰もパクって「道化の華」の芝居を考え付いたのか?
109ナオミ:2001/07/03(火) 16:44
>>107
貞之助って涙誘うの名前なの?
110初心者:2001/07/03(火) 23:52
「痴人の愛」でやたら西洋にたいするコンプレックスみたいなのでてくるけど
あれは一体どんな意味があるんでしょうか?
111ナオミ:2001/07/04(水) 10:11
>>110
痴人の愛というより谷崎がコンプレックスもってるんだよね。
いや、コンプレックスってゆうより、西洋女性に憧憬をもってる。
当時の日本人のコンプレックスの原因はもちろん敗戦だけど
谷崎は戦争抜きにしてもヴィジュアル的に西洋女性が好きなんじゃないかな。
でも、その平伏している感じが三島とかには腹立たしかったんだろうけど。
112ろばくん:2001/07/04(水) 23:37
ろばくんわ谷崎の大ファンです!!
ろばくんも議論に参加させてくだちゃい!!
113名無し爺:2001/07/06(金) 23:35
>>112
いいじゃろう
114ろばくん:2001/07/06(金) 23:40
>>113
くそじじい殿どうもありがとう!!ろばくんおなかまにいれてくれた
おれいに、みなさんに谷崎潤一郎ステッカーおあげます!!
谷崎の顔がはいったやつです!!みなさん!!帽子にはってくだちゃい!!
115名無し爺:2001/07/07(土) 23:15
>>114
なんという気前のよさじゃ!!さっそく帽子に谷崎ステッカーをはらして
もらおう!!みんなもはやく帽子に谷崎ステッカーをはるんじゃ!!
116ろばくん:2001/07/07(土) 23:18
>>115
もしよかったら、谷崎Tシャツももらってくだちゃい!!
これにも谷崎の顔がプリントしてあります!!
みなさん!!きてくだちゃい!!
117名無し爺:2001/07/07(土) 23:22
>>116
ろばくんよ!!ありがとう!!谷崎ファンのみんな!!
はやく谷崎Tシャツにきがえるんじゃっ!!
118ろばくん:2001/07/07(土) 23:26
ろばくんわ他にも谷崎グッズおたくさんもっています!!
ほしい奴はいつでもろばくんに言ってくだちゃい!!
119ろばくん:2001/07/08(日) 23:38
「がんばれJリーグ」こそ谷崎の最高傑作です!!
みなさん!!よんでくだちゃい!!
120名無し爺:2001/07/08(日) 23:42
>>119
そうじゃ!!そのとうりじゃっ!!「がんばれJリーグ」こそ谷崎の最高傑作
じゃっっ!!ろばくんか・・・おそるべき慧眼の持ち主・・・・
しかとその名を爺の胸にきざみこんでおこう・・・
121吾輩は名無しである:2001/07/08(日) 23:43
てめえ、うるせえよ・・・
122吾輩は名無しである:2001/07/08(日) 23:44
氏あるのみ。お前の頭上に死兆星が見える。
123名無しじじい:2001/07/08(日) 23:48
「がんばれJリーグ」のよさがわからん雑魚に谷崎を論じる資格
はない。>>121よ去れ。
124ろばくん:2001/07/08(日) 23:50
そのとうりです!!「がんばれJリーグ」がわからん奴わこないで
くだちゃい!!池っ!!池っっっ!!
125吾輩は名無しである:2001/07/08(日) 23:51
>>123=糞ロヴァ
オモンねー。
126吾輩は名無しである:2001/07/09(月) 00:01
てめえより、よっぽどバイロンの方が面白かった。バイロンは
「がんばれJリーグ」なんて絶対言わなかったっつうの。
現実によりかかった醜怪な題名・・・何かを異化したりしてるつもり
なのか、この人糞野郎。金魚の糞野郎。
127ろばくん:2001/07/09(月) 00:14
谷崎みたいなくだらん本よんでる田舎者わちんでくだちゃい!!
ろばくんわ今時文学なんてやってる奴が気持ち悪くて
しょうがありません!!おまえたち田舎者どもおからかって
やろうとおもったまでです!!田舎者の爺どもわさっさとちんで
くだちゃい!!ああくちゃい!!くちゃい!!
128ろばくん:2001/07/09(月) 00:17
   ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  (  ´∀`)<あっはっはーーっ!!田舎モンモナモナーーっ!!
  (    )  \_____
  | | |
  (__)_)
129吾輩は名無しである:2001/07/09(月) 00:25
>>127
はげしく同意
130吾輩は名無しである:2001/07/09(月) 04:25
いやおもろい
131吾輩は名無しである:2001/07/09(月) 16:38
>>126
>バイロンは 「がんばれJリーグ」なんて絶対言わなかったっつうの。
>現実によりかかった醜怪な題名・・・何かを異化したりしてるつもり
>なのか、この人糞野郎。金魚の糞野郎。


よっぽど文学をこけにされたのが悔しかったんだろうな。
「何かを異化しようとしてるつもりなのか」だって。寒っ・・・
132吾輩は名無しである:2001/07/09(月) 16:44
ろばくんの好物は何ですか。やっぱパンなの?
133リアル厨房:2001/07/09(月) 19:19
谷崎の視点は西洋人のオリエンタリズムに近いといわれますよね。
しかし、ほかならぬ自分自身がそのオリエンタリズムの対象たる日本人であるという矛盾!
そこに厨房の私は惹かれます。
134吾輩は名無しである:2001/07/09(月) 19:43
自作自演ウザイ
135ろばくん:2001/07/09(月) 23:05
みなさん!!きいてくだちゃい!!今日から>>126番の化すが
谷崎なかまに加わることになりました!!
ろばくんわもちろんこいつのぶんの谷崎Tシャツお用意
しています!!30円のやつです!!田舎で農作業おして生活
しているこの化すにわとてもよくにあうでしょう!!
さっさときがえろっっ!!このっ!!このっ!!
136126@超ど田舎村住人:2001/07/09(月) 23:08
ろばくんよ!!なんといいう優しい奴じゃっ!!
さっそく谷崎Tシャツに着替えさしてもらおう!!
明日からの農作業はこの谷崎Tシャツをきてがんばるっっ!!
こっ米っ!!米っっっっっっっ!!
ぶっ。。ぶぶっっ。。。。文っっっ!!文学っっっっっっ!!
137色男no,1:2001/07/09(月) 23:55
こんばんは、みなさん、私が色男です。 pikopiko_rabbitさん、貴重な情報ありがとうございます。私はその漫画の中では美味しんぼをテレビのアニメで見て知っているだけなのですが、あれも一種のライバル物語ですよね。あの海原というグルメが芸術至上主義者で憎らしいほど傲慢で道徳の彼岸に超然として、その妻は不幸で死んだかなんかで、息子の新聞記者は父に対立して対決するのですがいつも敗北を喫して悔しがったりするんですよね。小田原夫人譲渡事件になぞらえれば、新聞記者は佐藤春夫でしょうか。天才の自意識の塊で悪魔主義的なキャラが谷崎その人を彷彿させます。新聞記者のアニメの声優があしたのジョーで二重に楽しめますしね。
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Orion/3183/
138吾輩は名無しである:2001/07/10(火) 00:05
ろばくん、私と結婚してください。
139吾輩は名無しである:2001/07/10(火) 00:25
失礼だったらごめんなさい。
>>126さんは、身障者の方ですか?
140ろばくん:2001/07/10(火) 23:16
>>137
ろばくんのメルトモになってくだちゃい!!
141吾輩は名無しである:2001/07/11(水) 07:49
ろばくん、メルトモ、私じゃダメ?
142吾輩は名無しである :2001/07/13(金) 09:38

   |
   |★★荒らしは放置が一番キライ!★★
   |
   |●重複スレには誘導リンクを貼って放置!
   | ウザイと思ったらそのまま放置!
   |
   |▲放置された荒らしは煽りや自作自演であなたのレスを誘います!
   | ノセられてレスしたらその時点であなたの負け!
   |
   |■反撃は荒らしの滋養にして栄養であり最も喜ぶことです
   | アラシにエサを与えないで下さい
   |
   |☆枯死するまで孤独に暴れさせておいて
   | ゴミが溜まったら削除が一番です
   |
   |     。
.  Λ Λ  /
  (,,゚Д゚)⊃ ジュウヨウ!
〜/U /
. U U  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

【厨房警報発令!】
とにかく、荒らしにはエサを与えない。
ひたすら無視ですね。

無視ですよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
143吾輩は名無しである:2001/07/13(金) 11:06
>>142
あなただれ〜〜?ボランティアの人?
144教えて下さい:2001/07/14(土) 20:01
痴人の愛をベースにした映画を自主制作をされている大学生の方のホームページを御存知の方っていらっしゃいますか?
私も是非参加してみたいと思うのですが・・・。
変な質問でゴメンナサイ。
145吾輩は名無しである :2001/07/15(日) 14:29
…検索エンジンで探すか、映画板で聞いた方が早いのでは?
答えられず申し訳ない。
さて、ろばくそや色男も現れなくなったことだし、話題を谷崎に戻しましょうよ。
146吾輩は名無しである:2001/07/15(日) 14:44
蓼喰う虫が一番好きな私は逝ってよしですか?
147吾輩は名無しである:2001/07/16(月) 08:44
いや、生きていていいと思う
148ナオミ:2001/07/16(月) 12:28
>>146
まさに好き好き。(笑
149吾輩は名無しである:2001/07/16(月) 12:47
>>148
座布団一枚。
150吾輩は名無しである:2001/07/17(火) 09:22
そういえば若いころの谷崎の写真みたことない。
いつから禿げたんだろう。
151吾輩は名無しである:2001/07/17(火) 09:44
新潮文庫のカバー裏→モンチッチ
中公文庫のカバー裏→ヨーダ

…よく見るとかわいい顔してますね。
152吾輩は名無しである:2001/07/17(火) 13:29
ここに子供の頃の写真と若い頃の写真が載ってるみたいです。

http://www.ashiya-web.or.jp/tanizaki/
153吾輩は名無しである:2001/07/17(火) 15:47
谷崎きらい。谷崎の好きなヤツってダサイね。
154吾輩は名無しである :2001/07/17(火) 16:00
>>153
煽り屋嫌い。煽るヤツってダサイね。
155吾輩は名無しである:2001/07/17(火) 16:51
>>154
バーカ!てめえよりはマシだわ!
156吾輩は名無しである:2001/07/17(火) 17:00

   |
   |★★荒らしは放置が一番キライ!★★
   |
   |●重複スレには誘導リンクを貼って放置!
   | ウザイと思ったらそのまま放置!
   |
   |▲放置された荒らしは煽りや自作自演であなたのレスを誘います!
   | ノセられてレスしたらその時点であなたの負け!
   |
   |■反撃は荒らしの滋養にして栄養であり最も喜ぶことです
   | アラシにエサを与えないで下さい
   |
   |☆枯死するまで孤独に暴れさせておいて
   | ゴミが溜まったら削除が一番です
   |
   |     。
.  Λ Λ  /
  (,,゚Д゚)⊃ ジュウヨウ!
〜/U /
. U U  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

【厨房警報発令!】
とにかく、荒らしにはエサを与えない。
ひたすら無視ですね。

無視ですよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
157吾輩は名無しである:2001/07/19(木) 10:41


                                   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
                                   |   A G E   |
                                /| |_______|
                      ___    /∵|    ‖∧ ∧¶
                     /∵∵/    |∵∵|    ( ゚Д゚)/
                   /∵∵/      |∵∵|     /  /
     ____        /∵∵/ ∧ ∧!  |∵∵|    〈  (
    /∵∴∵∴\      |∵/   ( ゚Д゚)   \∵|    ∫ヽ__)
   /∵∴∵∴∵∴\     |∠___|__|__   \|____U_U___
  /∵∴//   \|   /∵∴//   \|    /∵∴//   \|
  |∵/   (・)  (・) |   |∵/   (・)  (・) |    |∵/   (・)  (・) |
  (6       つ  |   (6       つ  |    (6       つ  |
  |    ___  |    |    ___ |    |    ___ |
   \   \_/ /     \   \_/ /     \   \_/ /
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158吾輩は名無しである:2001/07/19(木) 17:50
 
159二代目ろばくん:2001/07/22(日) 13:07
みなさん!!
ろばくんも仲間に入れてくだちゃい!!
160二代目ろばくん:2001/07/22(日) 15:39
ろばくんわ谷崎研究の権威です!!
ろばくんわ、文学のことならなんでも知っています!!
161吾輩は名無しである :2001/07/22(日) 18:05
バイロンが去り、ロバ糞が去ったと思ったら、また荒らしが来た…
もう、このスレ荒らすのやめて下さい。お願いします。
162吾輩は名無しである:2001/07/22(日) 18:07
谷崎の、行頭を1字下げない書き方は、あの耽美かつ閉塞的な世界に見事にはまって
いると思う
163吾輩は名無しである:2001/07/22(日) 19:11
げ、ろばが来た…
164吾輩は名無しである:2001/07/22(日) 19:31
おっさん、おかえり♪
165吾輩は名無しである:2001/07/23(月) 08:50
荒らしは無視無視
166吾輩は名無しである:2001/07/23(月) 09:03
このスレ、なんで荒らしの標的になるんだろうね。
167吾輩は名無しである :2001/07/23(月) 17:24
過去に荒らされてるスレだからちょっとくらいいいだろう、というノリなんじゃないの?
でも、過去に荒らされているスレほど、住人は荒らしに強い恨みを持っているんだけどね
168チマコ:2001/07/23(月) 21:41
潤一郎先生の作品を愛する者同士、熱くお話し合いしようと思い覗いて見れば。
何て荒涼としたスレ。
正に嵐嵐。
わたくし、「刺青」を読み心震え、己のサディズムを自覚いたしました14歳の春。
169吾輩は名無しである:2001/07/23(月) 22:13
>168
14歳でそんなにゴマ擦っていきてんなら、実業家として成功するだよろうね(藁
170( `ー´)y-~~~:2001/07/24(火) 07:16
>>168
氏ね
171チマコ:2001/07/24(火) 21:15
お望み通り死にました。
172吾輩は名無しである:2001/07/25(水) 08:41
いや、死ぬこともないと思うが…
173世界@名無史さん:2001/07/25(水) 10:33
谷崎潤一郎さんが好きで好きで
結婚したいです。
猫になりたい。
174吾輩は名無しである:2001/07/25(水) 10:47
>>173
佐藤春夫に譲られちゃってもいいの?
175世界@名無史さん:2001/07/25(水) 16:54
よくないです。
176吾輩は名無しである :2001/07/25(水) 17:06
大丈夫、初夜さえ気を付ければ
177吾輩は名無しである:2001/07/25(水) 17:54
猫が谷崎の奥さんになるのか?
178吾輩は名無しである :2001/07/25(水) 23:51
冗談はともかく、173さんの好きな谷崎作品について聞きたい。
179ナオミ:2001/07/27(金) 17:27
今、痴人の愛を映画化するとしたら、どんなキャスティングがいいかな。
ナオミは「おはスタ」のベッキーなんてどう?
ジョージは竹中直人とか。
180吾輩は名無しである:2001/07/30(月) 09:33
広末
181吾輩は名無しである:2001/07/30(月) 09:41
広末なんて絶対嫌だ。
イメージガタ落ち。
ナオミは男を翻弄する色気のある、魅力的な小悪魔でなくては。
一昔前の葉月とか。
今なら管野美穂、中谷美紀なんかは?
182吾輩は名無しである:2001/07/30(月) 10:07
例のスキャンダル後ということで奥菜もいいかな
183吾輩は名無しである:2001/07/30(月) 10:09
若い頃の斉藤慶子もいいなあ。文字通り魔性の女だったし
184吾輩は名無しである:2001/07/30(月) 10:10
意表をついて美輪明宏とか
185183=184:2001/07/30(月) 10:12
ごめん、「今」映画化するとしたら、だった。
失礼しました。
186吾輩は名無しである:2001/07/30(月) 10:17
やっぱ外人っぽくみえないといけないから、ハーフがいいよね。
>>179のベッキーいいんじゃない?
187吾輩は名無しである:2001/07/30(月) 10:18
>>186
年齢的にもいいかもしれんな。
188吾輩は名無しである :2001/07/30(月) 10:19
ナオミ・キャンベル
189吾輩は名無しである :2001/07/30(月) 10:50
しかし、どんな女優をあてようと、谷崎の創造したナオミの魅力に勝てそうもないな…
190  :2001/07/30(月) 12:57
>痴人の愛を映画化
吉川ひなのに一票
191ナオミ:2001/07/30(月) 14:11
>>190
なるほどね。
192吾輩は名無しである:2001/07/30(月) 14:15
坂本ちゃんをちょい役で使ってやってくれ。
193吾輩は名無しである:2001/07/30(月) 14:39
いっそのこと191のナオミさんにやって欲しい
194吾輩は名無しである:2001/07/30(月) 22:41
主題歌はやはりヘドバとダビデの「ナオミの夢」だろう
195後藤まみ:2001/07/30(月) 22:47
広田レオナって知ってる?
初めて、観たとき、この「ナオミ」を思い出したよ。
196名無しのエリー:2001/07/31(火) 00:52
浜田?とかいうにきび面の学生はマツイ
197吾輩は名無しである:2001/07/31(火) 01:02
あんたらキモいっ!!
198吾輩は名無しである:2001/07/31(火) 01:19
不良少年の熊谷は窪塚洋介
199吾輩は名無しである:2001/07/31(火) 01:19
レオナはブスだぞ!
200吾輩は名無しである:2001/07/31(火) 01:24
200モナモナモナモナ〜〜〜〜〜〜!!!
201吾輩は名無しである:2001/07/31(火) 02:38
>>190
ダサッ!!
202吾輩は名無しである :2001/08/01(水) 09:33
松居尚美
203後藤まみ:2001/08/01(水) 10:08
ぷっ>>202
204>203:2001/08/01(水) 10:29
笑えるあなたはすごいねぇ…
205吾輩は名無しである:2001/08/01(水) 14:38
川島和津美
206ナオミ:2001/08/01(水) 16:27
>>193
そんな器じゃないです。(^^;
207>206:2001/08/02(木) 09:16
わかってますって
208吾輩は名無しである:2001/08/02(木) 14:24
ジョウジはどうした?竹中でいいのか?
209吾輩は名無しである:2001/08/02(木) 15:25
佐野史郎なんか変態ぽくっていいじゃん。
210吾輩は名無しである:2001/08/02(木) 17:43
>>209
だめだ。
背が高すぎる。
211吾輩は名無しである:2001/08/03(金) 09:01
ふんどし姿の山本穣二
212吾輩は名無しである:2001/08/03(金) 09:46
突然話は変わるが、「人面瘡」の銀幕の中にしかいないオヤジは、ぜひ三船にやって欲しい
(故人だが)
213吾輩は名無しである:2001/08/03(金) 09:56
ナオミはやはり慎吾ママにやってほしい
214吾輩は名無しである:2001/08/03(金) 10:10
つうか、誰か軌道修正してくれよ…
215吾輩は名無しである:2001/08/03(金) 15:50
>>214
なぜ自分から話題をふらない?
216214:2001/08/03(金) 16:20
じゃあ「刺青」を今映画化するとしたら?
…って、これじゃあ一緒か
217吾輩は名無しである:2001/08/04(土) 23:12
饒舌体って何?
218吾輩は名無しである:2001/08/04(土) 23:46
じゃあ谷崎の生涯を映画化するとしたら
谷崎役は?

勝新に一票
219吾輩は名無しである :2001/08/04(土) 23:52
>>217
久米弘と黒柳徹子の会話のようなものです
220吾輩は名無しである:2001/08/04(土) 23:58
北島三郎に1票
221吾輩は名無しである:2001/08/05(日) 17:46
そろそろ話題を谷崎文学に戻したいのですが…
「細雪」なんかどうですか?
222218:2001/08/05(日) 20:00
SHOCK!(´ロ`)>>221
223 :2001/08/05(日) 21:56
谷崎以上の文章は書けない。
224吾輩は名無しである:2001/08/06(月) 00:26

>>219
と言いますと?
225221:2001/08/06(月) 10:31
>>222
いや、谷崎役を選びたいならどうぞ続けて下さい…
226吾輩は名無しである :2001/08/06(月) 10:31
>>223
そんな才能があれば2chには来ない。
227吾輩は名無しである:2001/08/06(月) 10:34
>>224
おしゃべりな口調を模した文体のこと。
筒井康隆「歌と饒舌の戦記」みたいなもの。
228ナオミ:2001/08/08(水) 11:08
>>207
それはそれでムカつくかも・・・。(笑

>>216
前にも書いたけど刺青の映画って原作無視だね。
229我が輩は名無しである:2001/08/08(水) 11:16
ま、原作に忠実に作っても、あの雰囲気は出せないでしょ
230吾輩は名無しである:2001/08/10(金) 10:00
age
231我が輩は名無しである:2001/08/10(金) 11:25
「刺青」のお姉さんとSMプレイしたい
232吾輩は名無しである:2001/08/16(木) 10:29
東大文学部は中退するほうがエリートなんですかね。
233吾輩は名無しである:2001/08/17(金) 12:31
中退の理由にもよる。
文学で成功して中退なら間違いなくエリート。
234吾輩は名無しである:2001/08/20(月) 15:16
あげる
235吾輩は名無しである:2001/08/20(月) 15:31
NHK朝の連続TV小説でやってた「ぴあの」って「細雪」をアレンジした
ものなのですか?
236吾輩は名無しである:2001/08/20(月) 22:32
「鍵・ふうてん老人日記」の「鍵」はイイ感じ!
人間の偏執的な愛というか・・・最近の恋愛小説が陳腐に感じるほど深い。
そういえば、レンタルビデオにも同じタイトルがあったような・・・。
237我が輩は名無しである:2001/08/21(火) 10:33
「鍵」は何度も映画化されてますよん
238吾輩は名無しである:2001/08/21(火) 14:32
中公文庫から出版されている「瘋癲老人日記」は挿絵がイイ感じです。
239吾輩は名無しである:2001/08/25(土) 10:25
この世は欲望を満たすためにある楽土とか言ってたような気がするけど
どこで読んだか思い出せない・・・誰か知ってる人いない?
この言葉自体は我儘に生きてきた人生そのままあらわしてる感じで好きだ〜〜
240吾輩は名無しである:01/08/27 22:04 ID:10UftS1M
age
241我が輩は名無しである:01/08/30 10:57 ID:jtD7CzUI
このスレ、長続きしてて定期的に上がってるわりに、レス数が少ないな…
242「刺青・秘密」(新潮)の中の:01/08/30 15:16 ID:iXiUQi7A
初期作品の「少年」って結構笑えるね
子どもたちが仲良くSMごっこして女王様役の女の子の奴隷にしてもらうお話
243吾輩は名無しである:01/09/05 23:35 ID:zdFUEuwg
谷崎が日本で最高の作家ということは自明だな。
244吾輩は名無しである:01/09/06 15:15 ID:ZZQxyaDY
「細雪」を最後まで読んだ人どれくらいいるのかな。
245吾輩は名無しである:01/09/06 19:55 ID:f8MSPpqM
細雪は面白いとおもうけど。
最後まで一気に読んだよ
246吾輩は名無しである:01/09/07 07:52
うん、面白いよね
谷崎の作品の中ではさくさく読める方だと思うし
それより源氏物語現代訳を最後まで読んだヒトはいるのかな?
247吾輩は名無しである:01/09/07 08:07
「春琴抄」の粗筋おしえれ
248吾輩は名無しである:01/09/07 09:35
>247
夏休みの読書感想文まだ終わらせてなかったのか?(w
249色男no,1:01/09/13 00:19
みなさん、こんばんは、私が色男です。
驚愕のアメリカ同時テロ事件に対して、芸術至上主義者谷崎はどこまで沈黙を守りうるだろうか。
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Orion/3183/
250我が輩は名無しである:01/09/14 08:49
色男って、真面目に書いてるんだか荒らしてるんだかよくわからんな…
251吾輩は名無しである:01/09/20 15:04
谷崎の新しい全集、欲しい。
どこか出版社がんばれ。
252吾輩は名無しである:01/09/20 15:08
谷崎って若い頃かっこよかったんだろうねえ。
ああいうダンディなひと好きよ。
写真どっかにないかな。
253吾輩は名無しである:01/09/20 15:44
まんじゅう顔
254吾輩は名無しである:01/09/20 16:01

中公文庫の谷崎潤一郎ラビリンスとかいうやつ、
あれは全集じゃないんだ?
255草双紙趣味:01/09/20 18:24
ぜんぜん全集でないし、初期作品網羅ってわけでもない。
…でも好きで最近もちあるいてます。
「友田と松永」「柳湯」「白昼」…ハァー見事に駄作・珍作ばっか。
なのに文体で読んじゃうんだよなー。
256吾輩は名無しである:01/09/20 18:34
>>255
ええ、じゃああれは16巻ぐらいありますけど(ちょっとあやふや)
まだまだたくさん作品を書いているということですね、、、
全集は古本屋とかに行かないとないかなぁ。
257草双紙趣味:01/09/20 18:48
そーでーす。
あと著者存命中に出た新書サイズの全集は
今でも古本屋で安くころがってるけど、
著者がNG出した作品ははいってないので注意。
でも、ラビリンスの散漫さや、岩波文庫の
挿し絵入り、好きだな。
258吾輩は名無しである:01/09/20 18:59
>>257
なるほどぉ・・・情報サンキュ
とりあえず新書サイズの全集から探してみますわ
259吾輩は名無しである:01/09/20 20:28
中公もいい度胸してるな。
260吾輩は名無しである:01/09/20 22:09
痴人の愛を読んで、ナオミって単なるむっちりした体つきのスケベ女と思ったのは私だけ?
だって、学生の集団ごときに鎌倉で毎晩別の男におもちゃにされ、「とても口にできないような仇名」(現代語=公衆○所)までつけられてるよ。
261吾輩は名無しである:01/09/20 23:14
中公がオフで100yenでずらっとでてれば買うんだが。
262吾輩は名無しである:01/09/20 23:28
「猫と庄造と二人のおんな」のリリ―ちゃんカワイイ!萌え〜。魔性のネコ…。
263吾輩は名無しである:01/09/21 01:39
谷崎を読んでいる人に質問なんですが
『細雪』のなかで女の人が電車の中で化粧するシーンって
新潮文庫の上・中・下のどの巻のどのあたりに出てくる?
264吾輩は名無しである:01/09/25 08:55
>>260
お前みたいなバカに谷崎を語る資格なし。氏ね
265吾輩は名無しである:01/09/27 16:44
>>260
仮にそうだとしても
そのナオミとの離れれない関係性に
体がもじれる程感じてしまう
266草双紙趣味:01/09/28 00:02
「谷崎と映画」にナオミモデルの水着姿が出てるので
オナニーして「神童」になろう!
もちろん谷崎はむっちりした体つきのスケベ女大好きだったことは
初期の駄作・珍作群(大好き!)からうかがえる。
(ただし、足はチェックポイント)
中期以降の名作だけで知ったかしてる酢豆腐264は
「青塚氏の話」のダッチワイフの人工うんこでも
なめてろ!
267吾輩は名無しである:01/09/28 19:52
全集よんだわけでないので
あれだけど
やっぱ痴人の愛が一番勃起した

設定的には春琴抄もいいのだけども
268吾輩は名無しである:01/10/01 21:25
「乱菊物語」読んだ人いる?
そうとうおもしろいよな。未完なのが身もだえするほど残念だ。
そして未完が残念と言えば「鮫人」つうか、いちばん残念なのは
「天鵞鳥の夢」だろゴルァ!! 結末ついてるけどどう考えても途中で投げとるよ。。。
もったいなさすぎ
269草双紙趣味:01/10/01 22:07
「乱菊物語」の映画見たとき
正直「おもしれーっ!世界一のファンタジー映画じゃねえの…」
って思たよ。
…前半までは。結局谷崎執筆部分の想像力を
シナリオライター(たしか「ポリコの町」の作者)
は超えられ…つーか谷崎本人も超えられなかった
んだからしゃーねーかー…
270吾輩は名無しである:01/10/02 01:11
「異端者の悲しみ」とかどうすか。どうも僕はこれが好きで。

新書版の全集今古本屋で一万二千円くらいででていますね。
271吾輩は名無しである:01/10/02 01:47
「ハッサン・カンの妖術」が好きです。
272吾輩は名無しである:01/10/05 00:14
 中公文庫高いよ〜
273吾輩は名無しである:01/10/05 00:22
谷崎の最高傑作って何だろう?
やっぱり『春琴抄』かな。
274色男no,1:01/10/05 02:53
こんばんは、みなさん、私が色男です。
「人魚の嘆き魔術師」(中公文庫)の解説において、中井英夫は谷崎を三島、ワイルドと比較して、
次のように書いています。
「ワイルドや三島において著しい男色問題は、ついに最後まで谷崎には無縁だった。
その晩年に”一度ゲイバアというところへ行ってみたい”と洩らした由ながら、その初期作品に
しばしば登場する美少年は、あくまでも”女に見まほしい”ばかりであって、女人だけを至上至高と
する感性は生涯を通じて揺らぐことはなかった。ただひとつ「饒太郎」の中で主人公が、客である
若い学生の靴下をずるずると剥ぐようにぬがせて素足を見たいと考えるところだけが、単なる悪趣味
とは違った官能の妖しさを示している。」
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Orion/3183/
275吾輩は名無しである:01/10/06 02:16
ろばくんは何処に?
276貞之助:01/10/07 02:43
源氏物語の「若菜」の巻は、中でも異色の文体。ここのみ男性の手に
よるという説もある。源氏が紫の上に気兼ねしながら、女三宮を娶る
話が、もってまわったねっとりした文体でかかれている。谷崎の訳でも
ここは圧巻で、いかにも男の情念が出ていると思われる。
谷崎が細雪を書く前に源氏の最初の訳を終えていて、その関連について
いろいろいわれているが、「長い」「何もおこらない」という以外に共
通性はあまりないというのが定説であると思われるが、谷崎の文体を
考える上で、この「若菜」と「細雪」を比較分析していくと、新たな
谷崎論が書けると思われる。彼にとって「官能」「倒錯」というのは、
職人の使う道具のようなもので、内面ではかなり客観的な冷静さをもって
小説を書いていたように思う。しかし一方で私生活上で「われよりほかに」
という本にかかれているような面も実際あったようで、複雑な人ではある。
277猫之介:01/10/07 05:02
誰か芦屋の谷崎潤一郎記念館に行ったことがある人がいたら
感想なりアドバイスなりお願いします。今度行ってみたいので。
278吾輩は名無しである:01/10/08 06:31
晩年、息子か孫の嫁さんに、禿頭を踏み付けてもらって
喜んでいたらしい。
文芸春秋にその嫁さんが書いてた。
279吾輩は名無しである:01/10/08 13:39
「息子か孫、の嫁さん」に踏まれて悦ぶ谷崎の瘋癲老人ぶりは微笑ましいが、
「息子か、孫の嫁さん」の「息子」の方に踏まれて悦ぶ谷崎だったら萎え。
280色男no,1:01/10/09 01:10


 こんばんは、みなさん、私が色男です。
猫之介さん、谷崎記念館へは10月20日から11月25日の間に行ってみる事をお勧めします。
『瘋癲老人日記』の世界という企画展があります。
渡辺氏より寄贈を受けた資料を中心に、谷崎と渡辺氏
の往復書簡・原稿・校正刷・書籍・棟方志功の板画をはじめとする資料により紹介しているという事です。
渡辺千萬子と谷崎の往復書簡集『谷崎潤一郎=渡辺千萬子往復書簡』(中央公論新社)
をお読みになってからお出かけになると、よりいっそう楽しめるのではないでしょうか。
なお、私のホームページにも芦屋市と谷崎というコンテンツがありますので、
よろしければ参考までにお読み下さい。
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Orion/3183/


  
281吾輩は名無しである:01/10/09 03:10
age
282吾輩は名無しである:01/10/09 16:02
>>277
行ったよ。記念館。でも意外とちいさくて、すこしがっかりだった。
資料も少ないと感じた。個人的にですが。
ただ、中公文庫の書店ではついぞ見かけない「お艶殺し」「乱菊物語」を
入手できたのはラッキーでございました。
あと、今なお「細雪」の時代の高級感を残す、芦屋の街は素敵です。
283吾輩は名無しである:01/10/09 16:11
>>279(w
意外というか当然というか、ホモっけまるでないよね。
「谷崎潤一郎・渡辺千萬子往復書簡」は
「ぼくは君のトレアドルパンツ(サブリナパンツ)姿が大好きです。
あの姿を見ているとなにか文学的感興がわきます」
などとのたまう谷崎翁が素敵すぎます。
284吾輩は名無しである:01/10/09 16:22
谷崎はお艶「ごろし」と濁って発音すると「田舎者め」とでも
いいたげな微笑を浮かべたという。東京では「ころし」だから。
285草双紙趣味:01/10/09 18:46
ていうか「おつやっころし」だったんじゃ
286吾輩は名無しである:01/10/10 23:56
その「お艶殺し」の出だしよくない?
ながったらしいから引用しないけど、キモチいいのよねえ。
ところでオレそれほど小説好きでもないのに
谷崎読むのは、描写が少ないから。いや、描写はなくはないんだけど
どっかで女とリンクするようなあざとい描写だから。
あと、笑えるところが好き。ナボコフやブニュエルみたいに。
あッそれから谷崎もいいけど近松秋江もいいよ。
誰かいないかなあ、近松好きな人。
287吾輩は名無しである:01/10/11 13:04
ここにいるぞ!>近松好きな人
288吾輩は名無しである:01/10/11 19:22
287、うれしいねえ。
でも、ま、ここは谷崎のスレだから無理矢理つなげるけど。
「父となりて」後の二人は対照的なのよ。
子供を持つと「性欲観」が変わっちゃうからね。
書けなくなった晩年の近松もまた悪くないのかなっておものよ、最近。
場所違いかもしんないな。わるい。


289吾輩は名無しである:01/10/11 21:44
近松か。読んでみようかな。谷崎好きは敷居低そう?
「お艶殺し」男と女のどうしようもなさがたまらない。
290吾輩は名無しである:01/10/11 21:51
短編ではどれがいちばん好き?
自分は「鶴唳」(これってセキレイでいいんだよな)。
クライマックス、少ない言葉でものすごい想像力がかき立てられる。
個人的に谷崎の小説でいちばん好きなのは絵面の美しさ、これにつきるわ。
「人面痕」「人魚の嘆き」なんかもいいね。
あー、全集欲しい。新装で月一回出して欲しい。
291吾輩は名無しである:01/10/11 22:17
290、どっちかつーと耽美系だね。
好きよ、それも。
でも、「嘘つきやがったなーコノヤロー」っていう丸裸の世界?
ヒヤッとするような…うまくいえないんだけど、でたなー「潤ちゃん伝家の宝刀」ってのが
堪えられないのよ。もしかして、男の人と女の人、見てるとこ違う?
292吾輩は名無しである:01/10/14 13:32
「国文学谷崎必携」あげ
293吾輩は名無しである:01/10/14 13:52
>>292
買った人は感想きぼーん。
294吾輩は名無しである:01/10/14 15:12
>>292
それって最近出たの?いくらぐらいだろー?
295吾輩は名無しである:01/10/14 15:17
1370円(税込)也。
296吾輩は名無しである:01/10/14 19:38
>>295
サンクス!あまり高くなくって良かった
297吾輩は名無しである:01/10/15 19:45
新思潮の先輩を助けなきゃ!!
アゲ
298かをる@半可通:01/10/15 20:40
>>290
今ある谷崎の全集って、つくりがけっこう雑なんですよね。
私も新しい全集をきぼんです。もっと丁寧に編輯して欲しいです・・・。
299刺青強化:01/10/15 23:51
>>293
本屋で立ち読みしたけど、内容が薄っぺらでつまらなかった。
ただの作品紹介本でした。
300ナオミ:01/10/16 15:58
300
できることなら谷崎の新作が読みたいよ。
301吾輩は名無しである:01/10/16 18:19
谷崎は松子に堕胎を命じた極悪人
302草双紙趣味:01/10/17 21:33
ミステリ板にも出入りしてるんで
蓼食ふ虫モデル和田六郎の真相、もっと知りたい。
永松啓伸「評伝 谷崎潤一郎」は近年の研究動向に
くわしくよい本だが、和田については
「美青年で博学のこの青年は戦後大坪砂男という推理作家に
なる人だが…」という一行でかたづけられてるし
大坪の弟子都筑道夫「推理作家のできるまで」にも
でたばっかの「今日泊亜蘭」にもこの件は
ふれられていない。
わー気になるよー。
ついでに「ウルトラQ」の一の谷博士が好き
だったので、江川宇礼雄と谷崎のからみも
気になる。今東光「十二階崩壊」ひろい読み
しても「何度もブタ箱入りの経験のある
不良混血児の江川宇礼雄」と一行あるだけ
みたい。「多情仏心」のモデルが「痴人の愛」
モデルをはさんで谷崎と三角関係…?
そして年をとってから
ガラモンやナメゴンと戦う…
だれか情報くれーっ!
303草双紙趣味:01/10/21 19:59
>>自分 瀬戸内寂聴「つれなかりせばなかなかに」に↑のことが
くわしく出てる。「せい子(ナオミモデルね)はやがて谷崎に犯される。」
とさりげなくしかしはっきり出ていてびっくり。ひゃーっおもしれーっ!
半分までよんだところで感想。
1、谷崎における生活と物語の奇妙な関係。
小田原事件や大坪砂男との関係には後年の作品「鍵」
が揺曳してるように思えてしまう。生活から物語がつくられるのでも
物語から生活がつくられるのでもないような不思議…
2、谷崎における「源氏物語」の切実さ 谷崎は桐壺帝の立場と
光源氏の立場を何度も(反復強迫のように)求めているようだ。
晩年の「夢の浮橋」で両者の立場の融合をはかった…っていうの
は図式的すぎ?
3、原型としての葉山三千子(ナオミモデルせい子)
葉山三千子との関係が谷崎のその後の遍歴の原型…
っていうのは宮本徳蔵「潤一郎ごのみ」で言われていた
ことで、あの本では何だか唐突な感じがしたが、
にわかに説得力を増す。
…こんなとこか。それでは後半にとりかかりましょう。
304バイロン:01/10/24 12:28
最も陰鬱な、はるか昔堅気の猛然と降り注ぐ矢のつぶてが、いざ諸君の目玉に突き刺さるとき、諸君
はいったい、何を見たであろうか?諸君はいったい、剛健にも二足を大地に仁王したか?あるいはま
た諸君は、ホワイトなるピンククラウドの上を、どす黒い絢爛まなこもって舐めあげ見るという挙動
を犯そうともしたか?あるいはかつまた、諸君はいたいけな、きわめていたいけな、あるいは暴君な、
世におけるもっとも暴君なる地肌を、水入らずたらいを振り上げたか?かつまたあるいは、まだしも
、最強な構えをもって、粘着質どろの川轟音とともに耳をふさぎ、ミニマム尽力なるミニマムもって
ネオドリーム、もしくはドリームナイトを繰り広げそうしてその中へいざ身を投げたか?
305吾輩は名無しである:01/10/24 13:48
う…バイロン…久しぶりだな…。
306吾輩は名無しである:01/10/25 14:20
谷崎大好きなんですが細雪になかなか手がでません。
読みたい気持ちと飽きてしまいそうな気持ちが
307吾輩は名無しである:01/10/28 14:06
「卍」、マジつまんねえ。
308吾輩は名無しである:01/10/31 18:12
>307
今読んでるけど、
ちょっと読み難いかな。
309吾輩は名無しである:01/10/31 18:52
谷崎好きの河野多恵子、どう?
310考える名無しさん:01/10/31 20:56
卍面白いけど。
311   :01/10/31 22:24
新潮文庫『鍵・瘋癲老人日記』306ページ「ビミタンK」ってなってるけど「ビタミンK」
だよね、どう考えても? 30年以上誰も気付かなかったのか?
312吾輩は名無しである:01/10/31 22:55
固有商品名だから、わざとそうしているんじゃないの?
313ゾリンヴァ ◆TyWrJ8dI :01/10/31 22:57
ィエア!!ィエア!!
314かをる@半可通:01/10/31 23:01
>>311
『鍵・瘋癲老人日記』は、改版されて字が大きくなってますか?
315吾輩は名無しである:01/10/31 23:08
どーれどれ。ホーンマやー。すごい発見やー。
ちなみに私のはs61の25刷版。
316かをる@半可通:01/10/31 23:10
「波」で見たんですが、『鍵・瘋癲老人日記』は、改版されるみたいです。
誤植ならそのとき訂正されるのでは?
317311:01/11/01 22:14
>>316
情報サンクス。
ちなみに私が持っているのは平成7年の37刷です。

>>312
中公文庫版のにはしっかり「ビタミンK」となってますが?
318追伸:01/11/02 00:20
>>312
しかも固有商品名って??
オロナミンCとかリポビタンDとかとごっちゃになってない?(藁
319吾輩は名無しである:01/11/02 05:11
先日近所の古本屋で中公の全集(全巻)がとつぜん入ってました。
値段を聞いたところ、1冊2000円見当の6万〜と言われました。
コレってどうなのでしょう。

状態的には、それほど綺麗じゃないです。
買う気がなかったので、ラップはがしてくれとは言えなかったんで、何版かは不明。
320吾輩は名無しである:01/11/03 03:15
好きな作品、登場人物、お気に入りの作品の映画及び配役など・・・。
「つまらない」とか「すき」でやりとりが完結してしまうのでは、
あまりにやりとりが薄っぺらなのでは?

谷崎文学のスレッドを発見し、結構期待して最初から最後まで読み通したのですが、
1のナオミさんの主旨が十分に反映されていない気がしました。
色々と邪魔が入っているようですが、頑張ってください。

随分と前に読み終えた谷崎の本を、再読しようという気分になりました。
過去の印象がベースの作品論では、前述した指摘(好き嫌い論)で終わってしまいそう。
今度、具体的な書き込みをさせて頂きます。
321吾輩は名無しである:01/11/03 12:12
期待してるよ。借りもんじゃないのを。
322  :01/11/04 00:06
>>320
>谷崎文学のスレッドを発見し、結構期待して最初から最後まで読み通したのですが、
>1のナオミさんの主旨が十分に反映されていない気がしました。
>色々と邪魔が入っているようですが、頑張ってください。

ナオミさんの主旨って何? 語りましょうとしか書いてないし、その後の書き込み
見ても何か明確な主旨があるようには思えないんだけど。
323吾輩は名無しである:01/11/04 02:04
中公文庫の潤一郎ラビリンス、Bookoffで100円でずらっと
並んでいたら嬉しいんだけど名。
324吾輩は名無しである:01/11/04 02:16
全集についてのレスありませんね・・・。
現在の定価は一冊4660円の14万円らしいです。

まあ中公だしラビリンスで十分なんだけどね・・・。
325吾輩は名無しである:01/11/04 02:18
デフレでも、一般に全集などの値段はなかなか下がりませんね。
326かをる@半可通:01/11/04 02:22
次の全集が出る/出そうな時くらいですかね、安くなるの。
327吾輩は名無しである:01/11/05 21:50
>>320
なにはともあれ期待します。
もっと書きたいけど、読んでから時間たってるからナカナカ。

最近読んだところで、古書店で100円でゲットした「文藝臨時増刊谷崎潤一郎」
大当たりだった。三島由紀夫、伊藤整、武田泰淳らとの座談会がよかった。
漱石を非難したり、自分に昔惚れてた岡本かの子を醜婦というなど、なんだかそれらしくて
好奇心を満たしてくれる内容。
328ネタふり:01/11/07 22:46
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/book/1004904700/

このように勝負を挑まれてます。
329吾輩は名無しである :01/11/07 22:48
「小説の筋論争」再燃!?…21世紀にもなって。
330ネタふり続ける芥川ファン:01/11/07 22:54
あれは絶対に芥川の負けだー!
文句があるなら、かかってこいよー!
331突き放す谷崎ファン:01/11/07 22:58
>>330
まったくその通りなのでお話することはありません。
332ネタフリ終わる芥川ファン:01/11/07 23:03
へっ、やっぱり谷崎ファンは、小心者ばかりよの〜。
333吾輩は名無しである :01/11/07 23:20
もしかして>>330の書き込みって「芥川の勝ちだ」もしくは「谷崎
の負けだ」と間違ってない?でないと「芥川ファン」というHNとか、
>>332のレスが通りにくい。
334かをる@半可通:01/11/08 00:06
やっぱり『鍵・瘋癲老人日記』は、改版&新表紙になってますね。
…前の表紙のほうがよかったのに。
335吾輩は名無しである:01/11/08 00:14
にゃお〜ん!にゃお〜ん!ぐるぐる
336吾輩は名無しである:01/11/08 10:01
まじめすぎてつまらない。
でも東京生まれの東京育ちでヤボがどんなものかわかってて
それでいてヤボなこと書いてるなーと思ってるとああいう文章になるに決まってる。
エセ江戸文化に辟易してあげくの果てに上方に移る辺り実に気の毒。
337受けて立つ芥川ファン:01/11/08 11:04
>>333
間違ってない。
あれは、芥川の負けに決まっておるではないか。
オラ、どうした?!
反論してみやがれ。
338吾輩は名無しである:01/11/09 16:29
>>336
まじめ?誰が?
「ああいう文章」?どういう文章?
なんにも語ってないよ、君は。
自分の「印象」をもいっぺん疑ってみ。
>>333
気持ちはわかるが、もういいんじゃないか、この話。
いまじゃお笑いネタだし。
339吾輩は名無しである:01/11/10 01:49
足フェチあげ
340吾輩は名無しである:01/11/10 03:34
「異端者の悲しみ」って笑えるよね。
読んでて爆笑しちゃった。

この人は時期によってどんどん変わっていくのがすごい。

足フェチは確かに偉大。さすがだよな。
341吾輩は名無しである:01/11/10 19:27
そんなわけで、「細雪」は退屈ですなあ。
342吾輩は名無しである:01/11/10 21:46
>>341
雪子の見合いにハラハラどきどきするやん、細雪。
343吾輩は名無しである:01/11/11 00:08
>>338
336です。すまなんだ。
君という懐かしいよばれかたにちょっとほろりときました。
344吾輩は名無しである:01/11/12 00:06
ベタですが細雪で今風キャスティングをば

鶴子・・賀来千賀子
幸子・・常盤貴子
雪子・・本上まなみ
妙子・・宝生舞

「関西弁が喋れる」という大前提の下開始しましたので多少無理があるかも・・
しかし容姿と品格を兼ね備えた人って貴重ですな
345吾輩は名無しである:01/11/12 00:24
>>344
賀来千賀子がミスキャストと思われ。。。
346ナオミ:01/11/12 11:48
>>342
わたしは絶対、妙子が死ぬと思った。
347吾輩は名無しである:01/11/12 12:44
板倉さんが死んじゃった。
かわいそうだった。
348ツッコメルっていいよね:01/11/12 15:37
>>336
いや、謝られると弱いもんで…。
ちょっとうがった言い方だったかなと反省してます。
オッサンのいうことだから許してネ。

谷崎はいろいろツッコミのできるキャパのある作家です。
愛のある毒舌ならぜんぜんOKですよ。
349作家@HP孤高:01/11/16 13:40
谷崎のどーーーーーこが良いっていうのーーーー????????
あの唯のオナニー作品垂れ流し男の、何をもって大家というのか!!!!!!
350吾輩は名無しである:01/11/16 13:45
>>349
禿げ同。
ただのエロおやじが書いたものなど、文学とはいわない。
351吾輩は名無しである:01/11/20 18:10
学者としての才能も目を見張るものがあるよな。
352吾輩は名無しである:01/11/25 07:37
保守あげ
353吾輩は名無しである:01/12/02 13:42
12月か・・・。師走あげ
354吾輩は名無しである:01/12/10 16:36
このスレで、「春琴抄」における春琴火傷事件の犯人について
自分なりの説を持ってる人っていますか?
まだそういう話題は出てないみたいですけど。
355吾輩は名無しである:01/12/10 16:48
いや、よく聞いてくれた。あれは痛かったよ、じっさいのところさ。
356吾輩は名無しである:01/12/15 22:07
ぼかし刺り。これが通の頼みかた。
そんで背中に女郎蜘蛛。これ最強。

ただしこれを頼むと、今後男を肥やしに生きていく女になってしまうという、諸刃の剣。
素人にはお勧めできない
357吾輩は名無しである:01/12/20 13:29
細雪の舞台になった倚松庵って雪子(重子)の部屋ないね。
一緒に住んでたわけじゃないんだ。
358たんなるage:01/12/26 00:40
第三次『新思潮』発足。
359我輩は名無しである:01/12/26 01:27
潤一郎はナオミ(妹)でどう自慰行為するか考えすぎてエロにはしりすぎた
ある意味惹かれるね
しかしい嗚呼はなりたくないマンネリだ・・・・・
360吾輩は名無しである:01/12/26 02:00
マンネリなん?
361taka ◆WJp3Uzus :01/12/29 02:20
谷崎精二の本、神田にありましたが、高いですね。
学生は買わないだろうな。
362吾輩は名無しである:01/12/30 00:54
籾山書店の「刺青」とかいくらなんですかね。
そもそも存在するのか・・・?
363吾輩は名無しである:01/12/30 01:00
>>362
籾山書店版は復刻が出てる。
元本の方は2万円で出てるのを見たことがある。初版じゃないかも
知れんが大正元年(だっけ?)に出た奴には違いない。
364草双紙趣味:01/12/30 11:35
>>359 だいじょうぶ、男らしくレイプしちゃったから(藁
時系列がわからんので当て推量だが、犯しちゃったから
横浜ものの駄作を超えて「痴人の愛」が書けたのか?
くわしくはガイシュツだが
瀬戸内寂聴「つれなかりせばなかなかに」参照。
老いて「霊感がある」とか口ばしるナオミと
瀬戸内の対談もなかなかだ。
365吾輩は名無しである:02/01/06 15:42
谷崎の変態ぶりが嫌になった・・・
366女舞:02/01/07 01:55
何気に『刺青・秘密』を久々に読み返している途中です。
飽きもせずに何度でも、谷崎作品には没頭してしまいます。
上辺だけでは読み取れない、流麗な文章に表れる場面転換の
表現の秀逸さに、中毒状態です。

谷崎作品のように、奇麗な日本語で話を展開する作家は
いないのでしょうか?
谷崎作品がお好きな皆様は、他にはどの様な作家の作品を
読まれているのですか?よろしければお教え下さい。
367吾輩は名無しである:02/01/07 02:53
うちには春琴抄が3冊ある。
368吾輩は名無しである:02/01/07 04:28
まあ谷崎の文体って独自だしね。
とても明治後期の文章とも思えない。現代にあっても輝いてるし。
369taka ◆FvNZG6pw :02/01/08 04:16
谷崎の全集(薄いやつ)を、なんと300円で入手。
「揃い」ではなかったが、まあお買い得だったかな。
当分、中公文庫のものはなくてすみそうです。
370吾輩は名無しである:02/01/09 22:40
>谷崎作品のように、奇麗な日本語で話を展開する作家は
>いないのでしょうか?

その前に自分の日本語何とかしたら?
371吾輩は名無しである:02/01/16 11:09
芦屋
372吾輩は名無しである:02/01/21 13:50
芦屋に行ったことある人いる?
373ろばくん:02/01/21 19:10
>>372
ろばくんのことお言っているのですか!!
374吾輩は名無しである:02/01/25 01:02
『刺青』ってどこか芥川的に思うのは俺だけ?
谷崎の曖昧さVS芥川のはっきりせよ、の対決は谷崎勝利に終わるわけだけど、
もうちょっと谷崎芥川論争を今一度ここで取り上げて良いと思うな。
375吾輩は名無しである:02/01/25 01:12
そんなにいいんだ、読んでみよっと。
376      :02/01/25 01:54
細雪と痴人の愛は読んでみた。

かなり俺好みのしっとりとした雰囲気が気に入った。

んでもうちょっと読もうと思うんだけど、この二冊よりおもろいか

同等の作品ってある?
377吾輩は名無しである:02/01/25 01:55
読むんなら、刺青よか、同じ短編集の中の少年とか秘密の方が分かりやすいと思うよ。
378吾輩は名無しである:02/01/25 01:56
おお、同時カキコなんてこのスレであるんだ・・・w
俺は春琴抄が好きですが、好みでしょうな。
痴人の愛がいちばん直接的かも。
379吾輩は名無しである:02/01/25 03:58
芥川谷崎論争について詳しく知りたい。
教えて欲しい。
後どういったものを読めば分かる?
推薦本、出典など希望。
380吾輩は名無しである:02/01/25 04:24
作家志望です。来てください。
掲示板に書き込みよろしく!
http://www.i-chubu.ne.jp/~hyamada/
381吾輩は名無しである:02/01/25 20:28
芥川谷崎論争・・・懐かしい。
382吾輩は名無しである:02/01/25 22:35
論争について知りたい方、これはどう?
ttp://www.toyama-u.ac.jp/~atogami/ronbun/ronso.html
383吾輩は名無しである:02/01/25 22:39

参考文献も色々載っております
384吾輩は名無しである:02/01/26 00:07
↑379です。早速行ってみようと思います。
本当にありがとう。
谷崎は『春琴抄』が好きだ。
次は『吉野葛』か『細雪』(中公文庫版上中下全部入っている)を読む予定。
385吾輩は名無しである:02/01/31 11:51
>>376
二人の稚児
386吾輩は名無しである:02/02/04 12:28
『蓼食う虫』はマターリ落ち着いてていい
仮面夫婦が、いかにしたら円満にリコーンできるか・・・
というポジティブシンキング話
387吾輩は名無しである:02/02/04 17:48
全集、そんなに高いの?家にあるけど。でも、宝物だから生活に困っても売れない。
戦時中にもかかわらず食い意地のはったエッセイなんかも面白い。
388吾輩は名無しである:02/02/04 22:51
全集って出た年代によって分類できるって聞いたんですけど、
どういう種類と傾向があるんでしょうか。
389吾輩は名無しである:02/02/06 23:26
初歩的な質問させていただきます。

「春琴抄」って実際にあった話なんですか?
390吾輩は名無しである:02/02/06 23:59
>>389 あれは痛かったよ。今思い出してもぞっとする。
もう、二度とごめんだね。
391吾輩は名無しである:02/02/07 00:41
>>389
原型はありそうな話だよね。
何か出典があるのかな〜?ワカラヌ
392吾輩は名無しである:02/02/07 02:58
>389
モデルの方が先日亡くなられましたよね。
それしか知らんけど。。
393吾輩は名無しである:02/02/13 12:12
長生き?
394吾輩は名無しである:02/02/16 14:59
マゾを代表して言上いたすます。マゾッホ、谷崎、沼正三は、マゾ文化開拓の
三大功労者です。
今日我々がいけない快楽に酔いしれることができるのも、彼らのお陰です。
395吾輩は名無しである:02/02/16 21:30
谷崎をはじめて読んだのは学生時代、授業のための「少将滋幹の母」
純文学とは思えないあまりのおもしろさ、読みやすさに愕然としたのを覚えている。
国常が時平に北の方をさしだす場面のすさまじい迫力。
「武州公秘話」が読みたいんだけど、絶版なんだな。古本しかないか。。。
396吾輩は名無しである:02/02/18 00:10
>>392
モデル?
あれにモデルは存在しないっしょ。取材した人と、ベースになった海外小説なら
いる(ある)だろうけど。
397イリア:02/02/18 22:39
俺のタニザキベスト3を書くぞ。
1,夢の浮橋 (正宗白鳥から、これじゃマンマ近親相姦だって批判された作)
2,饒太郎 (いはば、マゾ話だな)
3,青塚氏の話 (ダッチワイフもの)

ってことで、age!!
398XYZ:02/02/18 22:50
‘まぞ’ものの短編っていうと、
「饒太郎」の他には、「ラドウ先生」「富美子の足」「お才と巳之介」
「前科者」が思い浮かびますね。
あっ、そうそう、女の鼻紙をなめる、「悪魔・続悪魔」も。
399吾輩は名無しである:02/02/18 22:54

マゾ短編・・・「憎念」「嘆きの門」を忘れてはいけません

しかし、私の好きなのは、「襤褸の光」です。浅草ものです。

400吾輩は名無しである:02/02/18 23:11
私は、『鶴唳(こくれい)』っていう、哀しい短編が好きです。
ちなみに、『亡友』っていう、岡本かの子の兄をモデルにした短編
も好きです。かの子兄=大貫は、性欲が溢れてたまらなかったそうです。
401吾輩は名無しである:02/02/21 03:27
最近になって、やっとメアリー・ピクフォードなるオナゴの
写真を拝めました。なるほど、勢子に似ていますね。バタ臭い。
氏の長女の結婚式の写真を見る限り、松子夫人と、先妻千代と勢子が
揃いも揃っていますが、文豪の心境や如何。
瀬戸内寂聴の「わが性と生」の谷崎話は大変面白い。

402吾輩は名無しである:02/02/21 13:09
403吾輩は名無しである:02/02/21 20:13
俺的には、『痴人の愛』がおもしろかった。
ナオミって素敵・・・。
ところで、谷崎が一中卒業時に書いた詩を知ってたら教えて
下さい。
404吾輩は名無しである:02/02/21 20:32
谷崎へのインタビューを録音したCD、図書館で借りた。
初めて声聞いたよ(感動!)
405吾輩は名無しである:02/02/25 21:55
>>404
いいなあああ。そんなんあるのかよ。どんなだった?
なんか声低そうだけど。
406吾輩は名無しである:02/02/25 22:26
芦屋の谷崎潤一郎記念館に行けば
NHKの出演時のビデオも観れますよ。
407吾輩は名無しである :02/02/26 21:38
>>406
情報どうもっす。行ったんだけど見てねえ。アフォだ。
近いんで、また行きます。
408吾輩は名無しである:02/03/04 14:59
記念館ってこれだよね

http://www.city.ashiya.hyogo.jp/tanizaki/
409吾輩は名無しである:02/03/08 20:33
結構好きなのが...題名忘れちゃったけど、一高の寮での盗難事件を描いたもの。
2回目読むときが面白い。ま、習作なんだろうが。
410吾輩は名無しである:02/03/10 03:13
卍とか鍵とかのえっち系もいいけど
「猫と庄造と二人のおんな」も好きだな。

411吾輩は名無しである:02/03/10 03:19
>>408
こいさん、頼むわ。−−

か。あ、また読みたくなってきた…
412吾輩は名無しである:02/03/10 03:25
イタリアでティントブラスが監督した「鍵」って
今、日本じゃ見れないのかね?
413吾輩は名無しである :02/03/10 03:34
しかし芦屋の記念館って、入れ物ばっかし立派で、
ムネオ的雰囲気プンプン(藁。
414吾輩は名無しである:02/03/11 21:11
われというこころはただひとりわれよりほかにしるひとはなしあげ
415吾輩は名無しである:02/03/16 19:00
細雪を読み始めたところですが、やっぱりすごいですね。
何の関係もないけど、文章読本(中公文庫版)の吉行さんの解説、
ちょっとひどいんじゃないですか?
416吾輩は名無しである:02/03/17 14:02
小谷崎っていう言い方いいですよね〜。
種村季弘が言ってたやつ。
417吾輩は名無しである :02/03/18 01:22
『母を恋ふる記』が好きだ。
418吾輩は名無しである:02/03/18 01:28
>>417
『母を恋ふる記』はいいね。
芥川の『杜子春』もそうなんだけど、作家って母親が亡くなった時じゃなく、
父親が亡くなった時に母恋いものみたいの書くんだね。不思議だね。
419吾輩は名無しである:02/03/25 00:46
今、ラビリンスを読んでます。
あの中ではどの巻がお好きですか>皆さん
420吾輩は名無しである:02/03/26 02:29
春琴抄を原作にした舞台「殉情」を旅行先の大阪でたまたまみた。
当日券あるくらいだからあまり期待してなかったんだけど
けっこう良かった。
佐助役の人が上手かった。春琴にしごかれてべそかき
はじめるところとか、ホントに泣いてるんでびくーり。
ただ、途中で踊り出したり歌い出したりには慣れてないんで
ひいたけど。
東京でもやるっていうんでやっふーのぞいたら見入札で
定価チケットがたくさんあったから買ってまた行こうと
思ってるところ。
こういう舞台みて原作に興味もってくれると嬉しいな。
421吾輩は名無しである:02/03/27 21:18
>>409
「私」でしょ。
あの主人公の論理、スゴイよね(笑)
さびしいのに素直になれない谷崎らしさ爆発

みんな習作も読んでね。ああいうものこそ研究のし甲斐もあって面白い。
422吾輩は名無しである:02/03/27 21:20
潤一郎最高!
423多読家:02/03/27 21:21
田口ランディ>>>>>>唯川恵>>>>>芥川>>谷崎
424吾輩は名無しである:02/03/28 13:15
芥川はさっさとクタバッタから谷崎のほうが量は読んでるだろうね。
425吾輩は名無しである:02/03/30 22:25
415です。忙しかったりでなかなか読めず、ようやく読了。
最後の方は、ちょっと出来がよくない気がしましたが、傑作ですね。
ひさびさに読み終わった満足感(名作を読んだという達成感ではない)
を味わいました。
426吾輩は名無しである:02/03/30 23:59
舞台「殉情−春琴抄より−」みにいくことにした。
原作は文春文庫版とあったが、私の読んだのは新潮文庫版。
どこかちがうのですか?

今、源氏物語読んでます。
夕顔が亡くなったときの源氏のパニクリ方が今まで読んだどの
源氏よりもツボでした。
がんばって最後まで読みたいです。
427吾輩は名無しである:02/03/31 23:39
>>424
江口カンの回想だったかと思うが、芥川と谷崎とが文学談義になった時、谷崎の
方が知識でリードしていたそうだ。が、そこに居合わせた武林無想庵の知識は
その二人をも上回っていたという。
428吾輩は名無しである:02/04/05 16:09
若いころの写真はないのか?
ハゲ状態しかみたことないが・・・。
429吾輩は名無しである:02/04/05 19:17
430吾輩は名無しである:02/04/07 13:17
若い頃(十代)はかーなりオトコマエ。自分としては芥川以上。
友人の妹、岡本かの子にベタ惚れされながらも「あんな女大嫌い」と一蹴。
放蕩生活もうなずけるよ。
もっとも、二十歳ふたつみっつ越したあたりでもう太ってるのがもったいない。
431吾輩は名無しである:02/04/09 00:14
「幼少時代」「青春物語」が(・∀・)イイヨ!!

432吾輩は名無しである:02/04/09 00:21
「異端者の悲しみ」ってようするにヒッキーの話だよな。
433吾輩は名無しである :02/04/09 00:23
「異端者の悲しみ」も「私」も友達甲斐のない主人公だよな。
434吾輩は名無しである:02/04/09 14:28
前半のあぼーん連発にワラタ
435吾輩は名無しである:02/04/15 02:13
春琴と佐助はいつヤッてたんだね?
436吾輩は名無しである:02/04/15 18:35
中学生のとき、姉が買っていた全集をコッソリ読みました。(昭和55年頃)
「少年」という作品の最後に、urineという単語が出てきて、意味がわからなかったので辞書を引いたら...ぞ〜っとしました。
437吾輩は名無しである:02/04/15 23:03
印尿、漏れもよくやってるよ
438吾輩は名無しである:02/04/22 17:48
>>434
何書いてたか気になる?
439吾輩は名無しである:02/04/23 21:54
>>428
中公文庫の潤一郎ラビリンス見れ。
440最近の俺様の口癖:02/04/23 22:29
楠木正成を討ち、源義経を平げ……。

お浜ちやん、お浜ちやん、お浜ちやん。

村井を殺し、原田を殺し……。
441吾輩は名無しである :02/04/23 22:59
>>440
あったあった。
そのフレーズ、今思うと非常に可笑しい。
442吾輩は名無しである:02/04/26 19:31
そうね
443吾輩は名無しである:02/05/04 03:57
誰か、「人面疽」を映画化した「花魁」って見た人いる?
同じ監督(武智鉄二)で「白日夢」も映画になってるらしいんだけど。
444吾輩は名無しである:02/05/04 12:07
皆さん、お願いします。七十七才になる大伯母が、若い頃読んだ谷崎の短編を探しております。
もし、お心当たりありましたらお教えください。以下彼女の語る物語の粗筋です。
ある商家の跡取り息子(若旦那)が、惚れ込んだ花魁を引き妻にむかえ、敷地の中に二人だけの新居を構えた。
二人は心底愛し合っており、これを咎める者は、家には誰もいない。女中も下男もおり、二人は何の心配もなくママゴトのような生活を送る事ができた。
しかし花魁は、する必要もない家事ができないのを苦にし、遊女の生活が身につきキセルを吸いながら横たわっていることしか出来ない事を気に病む。
跡取り息子もまた、苦しむ花魁の姿を見て悲しむ。そして二人は、ある日心中死体となって発見される。
これだけの内容です。伯母は「家事ができない、それだけの理由で心中するというのに、尋常ではない現実感があった。さしたる原因などなくとも人が死を選ぶ事が、何気なく描かれていて凄みのある小説だった。」というのですが。
このような谷崎の短編、ご存知でしょうか?私には、どうしても見つける事が出来ません。
445吾輩は名無しである:02/05/09 21:33
あげとくよ!
446吾輩は名無しである:02/05/13 11:33
おう
447吾輩は名無しである:02/05/13 17:49
>>444
都道府県立図書館か国会図書館に手紙かはがき、電話などで問い合わせしたらどうでしょう?
448吾輩は名無しである:02/05/14 01:02
私もリリーちゃんがホスィ、、
449吾輩は名無しである:02/05/14 01:37
>>444
むしろ芦屋市谷崎潤一郎記念館に問い合わせてみるといいかも…
ttp://www.city.ashiya.hyogo.jp/tanizaki/
メールアドレスがないみたいなので、手紙かFAXで。
450444:02/05/14 20:33
>>447>>449本当に御親切にありがとうございます。
勇気をだして問い合わせをしてみます。
451吾輩は名無しである:02/05/15 07:32
「猫と庄造と二人のおんな」って人気ないの?
面白いと思ったけど。
452吾輩は名無しである:02/05/15 20:44
>>451
猫好きには傑作なんだよね。
453吾輩は名無しである:02/05/20 16:00
猫といえば連続虐殺事件が
454吾輩は名無しである:02/05/21 23:02
谷崎が自分のマントの上で眠っている猫を起こさないよう、その部分をそっと
切り取って着て帰った…という話が漫画『薫の秘話』に出てたが、出典きぼん。
455吾輩は名無しである :02/05/21 23:54
小説の中で猫殺しをやったのは三島由紀夫
456吾輩は名無しである:02/05/22 17:56
石川啄木は、妹が可愛がってた猫の背中にいきなり刃物つきたてて
虐殺したそうだ。
457吾輩は名無しである:02/05/23 02:10
酷い、、
458吾輩は名無しである:02/05/23 02:13
宮沢賢治は、可愛がってた妹の股間にいきなり逸物をつきたてて
虐殺したそうだ。
459吾輩は名無しである:02/05/23 23:26
酷い、、
460吾輩は名無しである:02/05/27 18:11
してません
461吾輩は名無しである:02/05/27 23:59
小林多喜二は、かくまってもらっていた下宿のおかみの股間にカニ缶をつきたてて
虐殺したそうだ。
462吾輩は名無しである:02/05/28 00:02
>>455
午後の曳航か
463吾輩は名無しである:02/05/28 00:03
三島の禁色に出てる老作家って谷崎がモデルのような気がする
464吾輩は名無しである:02/05/30 00:51
age
465吾輩は名無しである:02/05/30 00:54
あれは川端康成じゃないの?
466吾輩は名無しである:02/05/30 11:48
>>465
政治性が無いって書いてあるからじゃない?
川端は大東亜戦争を敗戦まえに賛美する文をかいてたから。
467吾輩は名無しである:02/05/30 13:42
ユキオが潤ちゃんの死を「谷崎朝文学の終焉」と呼んだみたいね
こんなカコイイことが言える時代があったんだなぁ・・・

ドラやハルキが死んでも何も残らないような気がして寂しい
468吾輩は名無しである:02/06/07 15:32
ドラゴンが好きなのか?
469吾輩は名無しである:02/06/07 17:48
ドラゴン…芥川龍之介のことかぁ!?
ハルキ…島崎春樹(藤村の本名)のことかぁ!?
そうなのか!?
470吾輩は名無しである:02/06/10 15:58
age
471吾輩は名無しである:02/06/10 18:43
>>469
もう死んでんジャン。
ネタでも前後関係噛み合ってないといかんよ。
472吾輩は名無しである:02/06/10 18:49
…つまんないツッコミだなぁ。
473吾輩は名無しである:02/06/14 11:17
あげ
474吾輩は名無しである:02/06/16 03:51
細雪中で(198P)
小槌屋「娘ちゃんは肥えてるからひとえのべべをお召しになると、お臀を切られまっせ」
妙子「切られへんけど大勢あとについてくるわ」
という感じの会話があるんだけど、なんでお尻を切られるの?
大勢あとについてくるって何が?男が?
誰か意味が分かる方、解説きぼんぬ
475吾輩吾輩は名無しである は名無しである:02/06/16 04:03
谷 崎 潤 一 郎
岡 崎 乾 二 郎

なぜこの二人の名は対称性があるのか
476吾輩は名無しである:02/06/16 12:04
>>465
俺もそう思ったことがあるが、奥野タケオ(漢字忘れた)
の評論には、あれは三島自身の未来の姿だ、と書かれていた。
477吾輩は名無しである:02/06/17 16:00
>>474
「着物のお尻のところが裂けて切れちゃうよん」
という意味ではないですか。
478吾輩は名無しである:02/06/17 20:13
>>477
妖怪「臀切爺ぃ」を警戒しての発言でしょう。大勢ついて来るのもこの妖怪
です。今でも時々出ますから、腐女子は注意するように。
479吾輩は名無しである :02/06/17 22:41
ふと思ったんだが、芦屋の記念館とかはあるけど、
日本橋の生家跡には何かモニュメントはあるの?
480吾輩は名無しである:02/06/17 22:47
一応、生誕の碑が立ってるよ。
481吾輩は名無しである:02/06/18 04:12
>>477
そういう意味か、なるほどねー。ありがとう。読解力のない自分に萎え。
しかし、私がそんなこと言われたらブチギレですよ。
>>478
(・_・)/ ハーイ
482>474:02/06/18 07:48
野口男三郎事件の絡みでは。明治時代に起きた殺人事件。
少年を殺して臀肉を切り取り、ハンセン病を患うおじに
食べさせた事件だけど。
483吾輩は名無しである:02/06/21 12:31
あげ
484吾輩は名無しである:02/06/21 12:35
>482
山田風太郎の明治小説「いろは大王の火葬場」で読んで知った。やっぱ本は勉強になる。
485吾輩は名無しである:02/06/21 17:32
刺青、堀泰造。
486吾輩は名無しである:02/06/24 19:22
モー娘がナオミをやるとしたら誰が適役?
487吾輩は名無しである :02/06/24 19:27
モー娘ごときにナオミが勤まるか!!!

…むしろミニモニで。
488(・∀・)イイ!:02/06/25 00:15
飯田派です
489吾輩は名無しである:02/06/25 00:22
>>486
ノータリン度・エロ度・炉利度・S度・悪女度を総合して考えると五頭巻き。
ペンタゴンできます。
贅沢を言えば、もうちょい色白がいい。
490吾輩は名無しである:02/06/25 08:31
芸能人ならこの娘がいいと思う。
ttp://legion.neopolis-jp.net/heroinephoto28akiyama.htm
色白ーいし性格も悪そうだし、谷崎が生きてたら絶賛しそう。

>>486
モ娘なら石川梨華かな。
491吾輩は名無しである:02/06/25 14:27
>>490もっと性格悪そうな顔がいいです。もっときつめの。
492吾輩は名無しである:02/06/25 23:42
中村愛美
493吾輩は名無しである:02/06/26 00:01
>>492ああー、いいかも。ただ、炉利度低し。大人っぽい。性格は悪そうだ。
494我輩は名無しである:02/06/30 19:25
関東大震災前と後の作品だとどっちが好き?
私は前の悪がドロドロしたやつ!!
495我輩は名無しである:02/06/30 19:27
小倉優子
496吾輩は名無しである:02/06/30 20:15
>>494
漏れも関西移住前のが好きだ。いかがわしくて、わけのわからんパワー
に妙に惹かれる。青塚氏の話とか。
497吾輩は名無しである:02/06/30 20:38
>>495
あ…あんた天才!すんげぇーヒット!!!!!小倉優子だ!なんで今まで思いつかなかったのか!ナオミ役には彼女しかいないな!今度から彼女とナオミを同一視しよう!
498吾輩は名無しである:02/06/30 20:53
これが小倉優子です。ちょっと目つき鋭い時なんかナオミですよ。真ん中のしたから2番目がナオミ。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Screen/2213/ogura.html
499吾輩は名無しである:02/06/30 20:58
ああ…優子タンの馬になりたひ…ハァハァ…
500吾輩は名無しである:02/06/30 20:59
>>498
つーか俺、普通に小倉優子ファンなので、ありがとうW
501吾輩は名無しである:02/06/30 21:04
ここにいっぱい小倉優子さんの画像があります。もっと悪女的な表情すれば完璧にナオミなんだがなあ
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Screen/2213/
502吾輩は名無しである:02/06/30 21:08
503吾輩は名無しである:02/06/30 21:09
>>502制服&ブルマ!
504吾輩は名無しである :02/06/30 21:12
小倉タンマンセーはもういいだろう、そろそろ大谷崎の制服&ブルマ
画像をうぷして欲しいのだが?
505吾輩は名無しである:02/06/30 21:16
>>504おばかさん
506吾輩は名無しである:02/06/30 21:24
小倉優子に「おばかさん♥」って言われておでこをはじかれたい。
507吾輩は名無しである:02/06/30 21:27
いつからここはアイドル画像板になったんだ・・・
508吾輩は名無しである:02/06/30 21:28
いや、ナオミ関連で…
509吾輩は名無しである:02/06/30 21:30
ナオミに「おばかさん♥」って言われておでこをはじかれたい。
510吾輩は名無しである:02/06/30 21:31
大谷崎に「おばかさん♥」って言われておでこをはじかれたい。
511じゅんいちろう:02/06/30 21:33
>>510おばーかさん♥
512510:02/06/30 21:34
はぅぅぅぅ〜〜〜!(←歓喜の声)
513吾輩は名無しである:02/06/30 21:35
文学板で動いてるのここだけ
514吾輩は名無しである:02/07/01 10:30
「猫と庄造と二人の女」の庄造はなんであんなにもてるんですかね?別に容姿はかっこよくはないと書いてあったし。こんな男に執着した二人の女はバカ。まさか床上手とか?
515吾輩は名無しである:02/07/08 06:41
>514
 優柔不断な男は意外にモテるという罠
516吾輩は名無しである:02/07/08 07:36
新潮文庫Yonda100冊フェアに「痴人の愛」が入ってました。また男たちがナオミの虜となってしまう
517吾輩は名無しである:02/07/08 19:09
中公ラビリンスで「恐怖」っての読んだんだけど、この人、狂ってますね。
518吾輩は名無しである :02/07/08 19:17
>>516
ナオミじゃなくて小倉優子の虜になる男が続出する罠。
519吾輩は名無しである:02/07/08 23:28
谷崎って映画業界がポルノに文芸的な口実を設けるのに便利な作家って感じ
になってるけど、今更「鍵」や「卍」の時代じゃないよな。リアリティなさ過ぎ
だよ。
520吾輩は名無しである:02/07/09 01:38
フィクションだからリアリティは無くていい。
521吾輩は名無しである:02/07/09 06:42
まあ、「鍵」なんて、貞淑な妻ってのが前提になってる時代の作物だから、
今読むと、団鬼六のSM小説読んでるのと同じ滑稽感を感じないでもない。
522吾輩は名無しである:02/07/09 16:28
『陰翳礼賛』礼賛あげ。
523吾輩は名無しである:02/07/09 16:47
↑ワロタ。
524吾輩は名無しである:02/07/11 20:25
刺青のモチーフ分かる方いらっしゃいますか?
525 :02/07/11 20:26
>>524
女体。
526吾輩は名無しである:02/07/11 20:29
>>524
(;´Д`)ハァハァ
527吾輩は名無しである:02/07/11 20:36
>>525>>526
いやいやそれももっともなんだけど、なんか他に・・・・・。
今勉強してるんですがイマイチわかんなくて。
528吾輩は名無しである:02/07/12 17:05
>>524
谷崎の足フェチワールドへの招待状>「刺青」

「愚かという得」がどうたらって意見もよく聞く。
529吾輩は名無しである:02/07/13 23:16
文學界新人賞を受賞した蒔岡雪子「飴玉が三つ」って読んだ人いる?
530吾輩は名無しである:02/07/14 12:08
>>418の言うように、父親が死んで書かれたものなん?
母を恋ふる記と杜子春て。
531吾輩は名無しである:02/07/14 12:13
ナオミスレッドってどこかにあったよね?誰か教えてくれ。
532吾輩は名無しである:02/07/14 12:44
晩年には源氏物語の現代語訳に何年も費やしていたけど、それよりも谷崎のオリジナル作品
をもっと書いてほしかった・・・谷崎にしか書けない美意識の世界を、もっと読みたいと思う、この頃。
533吾輩は名無しである:02/07/14 13:00
足だよ、おんなは足だって。
534吾輩は名無しである:02/07/19 09:17
535吾輩は名無しである:02/07/21 23:19
>>532
でも源氏の現代訳をしたからこそあの長編『細雪』が書けたわけで・・・。
536吾輩は名無しである:02/07/29 20:00
age
537吾輩は名無しである:02/08/03 17:52
age
538吾輩は名無しである:02/08/04 13:45
私は卍が好きです。
何度も繰り返し読みました。
私の名前は園子なんです(w
でも、レズ日アンでも大金持ちでもありませんよ。でも、わがままですねるところは私とよく似てるわ(w
539吾輩は名無しである:02/08/04 14:01
谷崎氏ね!
540吾輩は名無しである:02/08/04 14:07
もう死んでますが、それが何か?
541吾輩は名無しである:02/08/04 16:26
谷崎生`
542吾輩は名無しである:02/08/04 16:45
生き返りましたが、それが何か?
543吾輩は名無しである:02/08/04 17:23
谷崎死`
544吾輩は名無しである:02/08/15 01:23
ブックオフ系の本屋で1冊二百円で谷崎訳の源氏があったんですよ。
今の中央公論のじゃなくて、昭和26年ぐらいの発売で旧カナ遣いで
本が細長くて薄く、ページ毎に薄い花のような模様が背景に入ってました。
安いんで買おうかな、って思ったんですけどこれって価値あります?
545初レスのひと:02/08/15 17:15
私も持ってますが、たぶん金額的価値はないでしょう。
名無しさんにとって価値のあるものでありますように。
546吾輩は名無しである:02/08/15 18:41
買へ!買ひだぞそれは!
547吾輩は名無しである:02/08/15 20:38
谷崎って3回ぐらい源氏物語訳し直してるよね。
548吾輩は名無しである:02/08/15 22:15
N○Kの大河ドラマってあんまり好きじゃないけど、今回のは見ちゃう。
「盲目物語」大好きだもの。弥市出て欲しいな。
549吾輩は名無しである:02/08/15 22:23
今日神保町に行ったら
中央公論社の新書版箱入り源氏物語全巻揃って2千円で売ってる店があった。
また、小宮山書店の店先では谷崎全集の端本が1冊8百円ほどで売ってた。
何冊か一まとめにくくってあったのがあったが、あれはたぶん源氏だろう
550吾輩は名無しである:02/08/15 22:26
誰だよ、細雪の中巻だけ買っていった奴は!!
間違って上下巻だけ買いそうになったじゃないか!!
551吾輩は名無しである:02/08/17 11:44
私女だけど、細雪の雪子に萌え。
でも男の人には妙子の方が人気あるのかな。
552吾輩は名無しである:02/08/22 13:41
私、大学生(ヒッキー予備軍)で夏休みが暇なものだから『細雪』を読んでおりまして、たった今読み終ったところです。
私の実家が神戸なので、阪神の地理を頭に描きつつも故郷を懐かしく思い読みふけりました。
(先週まで帰省してたんですけど)

なんか幸子は最初から最後まで雪子と妙子に振り回されっぱなしで悲惨な人でした。
幸子が主観の場面が多かったように思いますが、彼女は道化回し的な位置付けなのでしょうか。
私の女性観や貞操観念が古臭い事もあってか、妙子は自業自得って感じであんまり同情できませんでしたね。
それにしても下巻あたりでの鶴子の手紙はヒドイなぁ、と感じましたが。

芦屋は、是非この小説を読んだ人なら訪ねていただきたい。
阪急電鉄の芦屋駅で降りてください。
梅田には行かなくていいです。

>>551
私は男ですが雪子たんハァハァ……いや、一番好きです。
あのような性格と容姿(脳内妄想)の女性がいたら、それはもう
ハァハァ・・・

なんか最後のお見合成功(?)話が、物語を締めくくるために取ってつけたようで変な気はしましたが。
553吾輩は名無しである:02/08/23 21:33
映画のおかげで、雪子のお見合いというとエモやんの姿が浮かんでしまう・・・
映画館で見たとき驚いたなあ。
かえって今の方が江本が旬でなくて、純粋に配役の妙を楽しめるかも。

中学生?のときなぜか家にあった1冊のみの全集(少将、春琴、庄三、蓼食う、
印尿などがあったな)と「鍵・ふうてん老人日記」の文庫。
強烈に刷り込まれたなあー。
図書館で「東西味比べ」を読んだのをきっかけに久々にはまりそう。
「台所太平記」初見なり。
実は当然女中に手をつけてるのだろうか・・・老齢だから実際に行為はでけんか。
うーーーん「ふうてん」してるなあ。
てなわけでマイベスト女性キャラは颯子。
554吾輩は名無しである:02/08/25 18:06
>>548
ドラマで放送されんの?
「盲目物語」を読んだ時、「これは退嬰の文学、年寄りの世界だ、年取ってから読みなおそう」
って思った。
555吾輩は名無しである:02/08/25 20:54
芦屋に住んでるのに、
いつも記念館の前を通り過ぎてます・・今度行こう。
556吾輩は名無しである:02/09/04 20:35
谷崎って風てん老人日記読んでると娘を嫌ってるみたいに思えるんだけど
実際そうだったの?マジで娘はいたの?
557美香 ◆5qBZxQnw :02/09/04 20:37
わたしで良ければ大谷崎の顔を足でお踏みあそばしたのに・・・(へへへ
558吾輩は名無しである:02/09/04 20:59
友田と松永の話 読んでなんだこりゃ?!と思った。
559吾輩は名無しである:02/09/04 23:24
そういや、柄谷が新著で「小さな王国」論じてるな。
まあ、例の貨幣論だが。
560客A ◆eubPD7vE :02/09/06 06:32
(´・ω・`)ショボーン
561吾輩は名無しである:02/09/20 02:56
保全よ、譲治さん
562 :02/09/22 20:39
卍age
563吾輩は名無しである :02/09/22 22:19
雪子の下痢は結局止まったのか?
564吾輩は名無しである:02/10/04 02:16
いやいや! 落とすわけにはいかんだろ!
5651868:02/10/05 21:09
最近谷潤にはまっているから、記念に書き込み。
でもこんなにさびれてるとは。今あまり読まれてないのかな。
春琴抄がいいね。「美」だね。
566    :02/10/05 22:43
>>521まあ、「鍵」なんて、貞淑な妻ってのが前提になってる時代の作物だから、
>今読むと、団鬼六のSM小説読んでるのと同じ滑稽感を感じないでもない。

団鬼六の私小説、「不貞の季節」〔新潮文庫(美少年)中にあり]に設定が
似ている。ただし、「鍵」は陰々滅々とした感じだが、団のはカラッとして
いて、これの方が傑作ではないかと。
どちらもインテリの妻が不貞をはたらく話だが、「鍵」のほうは夫婦の日記
をお互いに盗み読むことによってコミニュケーションがとれるのに対し、
「不貞の季節」は、当の不貞の相手の男から亭主が直接聞かされる、という
違いがある。しかも、その一部始終を、録音を聞かされたりや妻の性器の絵
を見せられたりして猥談調で解説される、エグイ筋なのだ。
気位が高くインテリの人妻が意外にも簡単に誘惑されてしまう、川田という男の
キャラクターがこの小説の面白いところ。普通なら亭主との間で刃傷沙汰に
もなりそうな状況なのに、逆に亭主に「もっとやれ」とけしかけられる。
女にも男にも魅力的な人間なのだろう。団自身と思われる亭主の人間性も
面白い。開き直って思い切り淫蕩性を発揮する妻にも共感できる。
「鍵」には、不貞を働く妻も含め、魅力的な人物が見られない。



567吾輩は名無しである:02/10/07 20:00
谷崎で卒論を書こうと思っているのですが、何か良いアドヴァイスをお願いします。
568吾輩は名無しである:02/10/08 00:06
>>567
好きなように、本能のおもむくままに書けばよし
569◎◎◎:02/10/08 17:57
『青塚氏の話』精巧ダッチワイフの話!
『過酸化マンガン水の夢』便器中糞尿=美人女優という話!
570さんちゃん:02/10/08 22:23
大学院で谷崎を研究しているものです。江戸川乱歩と谷崎潤一郎が戦後に対談をしているはずなのですが、どの資料で見たのかわからなくなって、困っています。もし、御存知の方がいらっしゃいましたら、ご教示下さい。
571モレル:02/10/09 00:14
『谷崎潤一郎必携』を読み給へ!
572吾輩は名無しである:02/10/09 13:58
>>550
だいぶ遅レスだけど、ワラタ。ありそう。
573吾輩は名無しである:02/10/09 15:55
今年の正月にやったばかりなのにまた「細雪」が放送される。

10月17日(木) 20:00〜22:25 BS2

映画版も人気があるんだね。
574吾輩は名無しである:02/10/09 16:59
谷崎原作の映画っていくつあるんだ?
575吾輩は名無しである:02/10/09 17:14
>>570
谷崎と乱歩の年譜確認したのか?
そのくらい探せないって正直痛すぎる。
576吾輩は名無しである:02/10/09 18:59
>>573
見よう!と思ったらBSかよ・゚・(ノД`)・゚・。
577さんちゃん:02/10/10 01:01
吾輩は名無しであるさん、モレルさん、御心配をおかけしました。ちなみに谷崎必携では確認できませんでしたし、資料谷崎潤一郎でも確認できませんでした。年譜上でも確認はできない内容です。
乱歩の「探偵小説三十年」を丹念に拾ってみると、昭和二十二年、雑誌『宝石』で紀行文扱いで、神戸の谷崎邸訪問の内容があるようです。
どうもすいません。
578さんちゃん:02/10/10 01:04
吾輩は名無しさんへ、
谷崎がらみの映画の話題は、千葉伸夫「映画と谷崎」である程度確認できるものが多いと思いますが、そちらのほうは当られましたか?
579さんちゃん:02/10/10 01:11
蛇足ですが、谷崎原作の映画のDVDになったものとしては、
「刺青」「痴人の愛」「卍」「鍵」があります。(「鍵」はニ作あると思うのですが、新しいほうはまだ確認していません)
いずれも、増村保造監督作品であると思います。
「映画と谷崎」で話題になっている作品はちょっと古すぎますよね。失礼しました。
580吾輩は名無しである:02/10/10 01:42
ん?
581吾輩は名無しである:02/10/10 21:53
「襤褸の光」美しい、ホームレスの話!!
582吾輩は名無しである:02/10/11 00:50
富美子の足のモデルになった女性。
写真みたことあるが、顔はともかく足の裏の形がすごくイイ!
外反母趾でグニャグニャした幅細い現代女より、昔の女性のほうが
ずっと魅力的な足をしとるよ。
583吾輩は名無しである:02/10/11 09:05
584吾輩は名無しである:02/10/13 01:58
この前大阪の某阪急の駅で電車が発車するのを待ってたら、
向かいの席のベレー帽の制服の女子高生の4人くらいのグループが
谷崎の話題をしていた(派手じゃないけど可愛い子達だった)
聞き耳をたてていたら、一人の子が
「痴人の愛、もう、イイ。めっちゃイイ。もう超いやらしい〜(はあと)」
と頬を赤くしながら語っていて気になったのでずっと盗み聞きしていた。
その子はかなり谷崎好きらしく、谷崎のベスト3は刺青、痴人の愛、卍で、
そのグループのまた別の子は春琴抄が生理的にダメだ、とか
どうとか言っていた。

その後も三島の話をちょっとしていて、
今時こういう女子高生もいるんだな、と思って意外だった。
585吾輩は名無しである:02/10/13 08:04
584を読んで思い出した。

BOOKOFFで、女子高生3人と男の先生が籠を持って物色してた。
彼女らの話声を聞いていて、どうやら彼女らは図書委員らしきで
顧問の先生と図書室に入れる本を買いに来たらしいことがわかった。
するとセクハラに似た気分が湧いてしまい
籠に詰まれた本の中に、そっと、『痴人の愛』を忍び込ませてきた。

586吾輩は名無しである:02/10/13 08:23
>>585
いい仕事したな
587吾輩は名無しである:02/10/13 10:44
>>585
同じことを考えた人が何人もいたために、その籠は「痴人の愛」で
一杯になってしまいましたとさ。めでたし、めでたし。
588吾輩は名無しである:02/10/17 22:32
BSの映画版「細雪」見たよ。
クライマックスの妙子の死産はカットされてたな。
吉永小百合の着物姿には萌えた。
589吾輩は名無しである:02/10/17 22:49
タニザキはチビ
590吾輩は名無しである:02/10/18 00:33
>>588
いいなぁ・・・・私は映画の写真集をみたんですが、こちらもそれはそれは綺麗でした。
591吾輩は名無しである:02/10/19 19:43
>>584
ええ話や…。
592吾輩は名無しである:02/10/19 23:08
>>584
ベレー帽の制服ってのに萌え
593吾輩は名無しである:02/10/21 01:13
594584:02/10/21 01:57
>>593
その制服!すごい、どこで見つけてきたんだ・・w
ただ、紺だけじゃなくて赤っぽいベレーの子も居た気がする。

谷崎の作品で映画化されたものって駄作多くないですか?
588の言ってる「細雪」は観たことないけど、
吉永小百合が出てるんだったら期待できそうだ。
595吾輩は名無しである:02/10/21 18:29
>>594
「大阪」「ベレー帽」「高校」で検索しますた。
596吾輩は名無しである :02/10/22 19:50
age
597ニ笑亭:02/10/23 10:42
「武州公秘話」は、ガイシュツ?
谷崎の数ある名作、代表作に隠れてあまり目立たないけど、
「新青年」ふう、乱歩ふうの味わいの奇怪な秀作。

前半がまんすれば、後半ゾクゾクするよ。
598吾輩は名無しである:02/10/23 10:48
>597
傑作中の傑作だね。
むしろ前半が凄いと思うのだが。
599吾輩は名無しである:02/10/25 23:45
田口検証本、本日堂々発売!
馬鹿ども買え!!
我々の印税がかかっておるのだ協力しろ!
600吾輩は名無しである:02/10/26 01:03
買わねえよそんなゴシップ本なんか。
>>600さん、たいへん失礼いたしました。

私はランディ盗作監視スレの住人ですが、30分ほどまえに
ランディ本人とおぼしき香具師がこの板のスレに片っ端から
599のコピペを貼ってまわりました。これは監視スレの評判を
落とすための新手の“成りきりスレ荒らし”だと思われます。

ご迷惑をおかけして大変もうしわけないです。
スレ住人をとりあえず代表して、
監視対象の猿の暴発をお詫びいたします。m(_ _)m
602吾輩は名無しである:02/10/29 13:43
文章が美しい。読んでて心地よい
603吾輩は名無しである:02/10/30 17:49
母を恋ふる記で卒論を書こうと思うのですが、これ実際に谷崎が見た夢とか
まったくの創作とか本人が言ってる、もしくは言っていたという資料
ありますでしょうか。
604吾輩は名無しである:02/11/08 18:56
結局、最高傑作は何だろうか?
605吾輩は名無しである:02/11/08 19:00
「猫と鍵と痴人の春琴」
606吾輩は名無しである:02/11/08 19:00
>>604
細雪
607吾輩は名無しである:02/11/08 19:07
■■大谷崎の最高傑作■■
--------中間集計--------

1票
「猫と鍵と痴人の春琴」
「細雪」
608吾輩は名無しである:02/11/08 19:09
「少年」もゾクゾクしたけどね。
609吾輩は名無しである:02/11/08 19:09
時代を経るにしたがって「細雪」になるのでしょう。

武州公秘話や蘆刈も最高ですが。
610吾輩は名無しである:02/11/08 19:10
■■大谷崎の最高傑作■■
--------中間集計--------

2票
「細雪」

1票
「猫と鍵と痴人の春琴」
「少年」
611吾輩は名無しである:02/11/08 19:14
谷崎の小説を原作にして舞台を現代にしてテレビドラマ化
してほしいという意味で「細雪」
三人姉妹の女優やワキ役の男たちのキャスティングを考えると楽しい。
612吾輩は名無しである:02/11/08 19:14
陰影礼さい
613吾輩は名無しである:02/11/08 19:32
>>611 四人姉妹だろう?一番上のもキャラ的には重要
614吾輩は名無しである:02/11/10 01:17
谷崎の最高傑作は「青塚氏の話」に決まっておろう。
615吾輩は名無しである:02/11/10 18:22
かくれい(漢字でねぇ)
616吾輩は名無しである:02/11/22 19:05
dat落ち防ぎあげ
617吾輩は名無しである:02/11/22 19:09
糞スレあげんなヴォケ!!
618吾輩は名無しである:02/11/22 19:45
sageでも書きこんでれば落ちないよ
619吾輩は名無しである:02/11/22 19:46
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
[最悪]【廃処女】美香【酒飲豚】
http://tmp.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1037959913/
ついに念願の馬鹿身かの罵倒、watchスレです。
全ての身かについての話題はこちらでお願いします。
ここ以外で身かの話題が出た場合は板違いですので、あしからず。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
620吾輩は名無しである:02/11/25 03:49
盲目の高慢女を孕ます…耽美だ…。
621佐助:02/11/26 21:18
お師匠様(;´Д`)ハァハァ・・・
622吾輩は名無しである:02/11/27 12:33
12月2日(月)の深夜1:00〜3:20 BS2で

映画版「猫と庄造と二人のをんな」をやるど。
623吾輩は名無しである:02/11/27 12:40
>>622
ふざけんな。
ふつーの局でやれって。
624吾輩は名無しである:02/11/27 12:59
地上波で深夜にやらねーかなー
625吾輩は名無しである:02/11/28 20:00

626吾輩は名無しである:02/11/28 23:04
>>622
庄造はモリシゲヒサヤだっけ?
627吾輩は名無しである:02/12/01 22:07
保守
628吾輩は名無しである:02/12/01 22:13
保守
629吾輩は名無しである:02/12/02 09:14
>>626
庄造は森繁久彌です
630吾輩は名無しである:02/12/04 19:10

631吾輩は名無しである:02/12/05 00:20
郁子と木村の情交はアナルセクースだったのだろうか?
632吾輩は名無しである :02/12/05 20:14
舞台(日生劇場)で「恐怖時代」をやるな。下が公式サイト。
ttp://www.toho.co.jp/stage/nissei/kyofu/kyo_intoro.html
633吾輩は名無しである:02/12/06 09:41
>>631
なぜそう思うんですか?
634吾輩は名無しである:02/12/09 13:01
>>633
>>631は敏子に郁子の浮気を仄めかされた時の主人公の妄想の補足(w
635吾輩は名無しである:02/12/11 21:04
「細雪」、読みました。
「下痢はとうとうその日も止まらず、汽車に乗ってからもまだ続いていた。」
で終わりですか????
それともまだ続きあるの?

636吾輩は名無しである:02/12/12 08:45
そこで終わりです。

今までずっと健康でピンピンしてた雪子を
最後の最後で下痢にするなんて、凄い終わり方だよね…。
何か深い意味でもあるのかな?
637吾輩は名無しである:02/12/12 08:51
細雪というのは下痢の雅語なのでありんす。
638吾輩は名無しである:02/12/12 10:17
トイレットペーパーの白色が映えますな。
639吾輩は名無しである:02/12/13 06:15
http://www.cnn.co.jp/fringe/K2002121102025.html
台北――台湾の台北郊外の板橋地方裁判所は、ネコを甘やかす一
方の夫に愛想を尽かし、離婚を申し立てた妻の訴えを認める決定を下
した。裁判官は、夫婦のベッドをネコと共有することを拒否した妻の言い
分には正当性があるなどと述べた。

裁判官によると、夫が可愛がるネコは非常に甘やかされ、2人のベッ
ドで何度も粗相し、濡らすなどしていた。夫がきちんとしつけると約束し
たとしても、1年以上にわたって険悪な状態にある夫婦関係は最早、
修復出来るものではないと断じた。

地元の有線TV局に出演した妻の兄弟によると、夫はネコがベッドだけ
でなく、部屋の至る所で粗相するのを許していたという。ネコを別室に隔
離することも拒否しており、妻の感情を無視していたことが良く分かると
ぶちまけている。

夫婦の年齢は伝えられていない。
640吾輩は名無しである:02/12/13 06:24
>>639
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
女は一人だけか
641吾輩は名無しである:02/12/13 06:35
642吾輩は名無しである:02/12/14 01:10
異端者の悲しみ読了

なんじゃこりゃ?
糞つまんねぇよ…
643吾輩は名無しである :02/12/16 01:45
宇多田が谷崎好きらしいね。
644鰯 ◆VuVTstpvAQ :02/12/16 02:37
>>643
芥川と中上も好きらしいね。趣向不明
645吾輩は名無しである:02/12/16 09:20
本上まなみも谷崎を愛読しとるらしい
646吾輩は名無しである:02/12/16 21:01
むしろ女性のほうがファン多し?
647吾輩は名無しである:02/12/17 00:03
かの時代に「知人の愛」「鍵」「風癲老人日記」とFetishな作品を世に送りだし、
米国でも評価されアカデミー会員にまでなったこと自体素晴らしいね。
現代のFetishといって言いか分からないけど漏れも含めて物凄く感化されてることは間違いないです。
漏れにとっては目指すところの人なりです。
今後もFetish文化の太祖として敬いつつ作品を描こうと思ってます。
648吾輩は名無しである:02/12/17 00:08
むしろフェレットの小説を書いて。
649吾輩は名無しである:02/12/17 01:01
フェレット何よ?
なんか書き物の題材になるんかえ?
650吾輩は名無しである:02/12/17 01:04
フェティズムネタなら「青塚氏の話」みたいのきぼん。

つーか「知人の愛」って…そんなん普通じゃん。「痴」だろ!
651吾輩は名無しである:02/12/17 08:37
「知人の愛」ワロタ
652吾輩は名無しである:02/12/17 19:52
川端康成や三島由紀夫もそうだけど、
実際この人に会ったことある女優さんとかは多いね。
653吾輩は名無しである:02/12/17 20:03
>>642
「異端者の悲しみ」「神童」はおもしろかった。
世に出る前の天才の生き方が描かれているからな。
654吾輩は名無しである:02/12/17 20:31


ゲイ&ショタビデオを好きなときに手に入れる方法
★重要なのはお金をかけない事と家族にもバレない事

http://www2.free-city.net/home/aliceya/shota.html

655吾輩は名無しである:02/12/17 20:33
異端者の悲しみは嫌い。まずそのタイトル自体が。
自己陶酔っぽくない?
656吾輩は名無しである:02/12/17 22:30
「たとへ神に見放されても私は私自身を信じる」by谷崎
657642:02/12/18 01:40
>>655
>自己陶酔っぽくない?

同意。ナルシズム臭がプンプン。

>>653
>世に出る前の天才の生き方が描かれているからな。

正直、( ゚д゚) ポカーン…
658吾輩は名無しである:02/12/21 10:28
話の流れを変えてスマソだけど、
「春琴の顔に火傷を負わせた犯人は実は佐助説」
についてはどう思います?
私はやっぱり、犯人は佐助ではなく、どこぞの暴漢だと思うのですが…。
659吾輩は名無しである :02/12/21 11:02
またお湯かけ論か…
660658:02/12/21 12:29
>>659
ああ、ごめんなさい。
この話題は出すべきじゃなかったですね。
661吾輩は名無しである:02/12/21 21:09
>>659
(゚д゚)ウマー
662吾輩は名無しである:02/12/25 13:17
谷崎、最近ふとしたきっかけで読み始めたんだけど、物凄い斬新な作風の作家だったんですね
(作品ごとに様々な実験的方法を志向しているように思いました)。
正直びっくりしました。今読んでもすごく真新しく感じられるし。
谷崎潤一郎賞が文壇で最高峰の賞とみなされている訳がわかりました。

個人的にノーベル賞に値する日本人作家は谷崎・三島・安部の3人だと思います。
663吾輩は名無しである:03/01/01 21:00
佐助の目が見えなくなってから、春琴のお尻拭きに不自由は無かったのだろうか。
…舌で舐め取るくらいのことはしてたのかなあ。
664名無しのオプ:03/01/01 21:25
>>662
まあ「斬新な作風」つーか、「友田と松永の話」なんか考えようによっちゃ
ほとんど電波作品だからね。
あと「私」が世界ミステリー史上で画期的な作品であることは
周知の事実だし。
665吾輩は名無しである:03/01/01 21:43
もし「私」の斬新性が「客観的立場を装う語り手が実は犯人」という
ことなら、確かバルザックに先駆作がある筈。
666吾輩は名無しである:03/01/02 17:17
>>660
自分はお湯かけ論したい。
 
犯人が佐助なら変態度が増していかにもって感じだけど、やはり佐助
じゃないと思う。美しい女主人の面影を大事にしたいのなら手っ取り早く
自分が盲目になるだけでいいんじゃないのかな。
667吾輩は名無しである:03/01/04 17:52
ナオミ・カムバック・トゥーミー
668吾輩は名無しである:03/01/06 08:54
芦屋の谷崎記念館いってきたけど、
ナオミのモデルのせい子って本当妖艶。
(水着写真が展示されてる)
669吾輩は名無しである:03/01/06 09:14
へんてこりん帽子をかぶってるがな
670おさむ ◆2LEFd5iAoc :03/01/06 10:05
そういえばナオミって名前、谷崎潤一郎が日本に輸入してきたんだっけ。
ナオミって名前の元は外国にあるってきいたことがある。
ナオミ・ワッツとか

どちらにしても、春琴抄はエロイな
671662:03/01/10 13:37
>>658,666
これって、どういう説が有力なんですか?
正直、春琴自身が自分でやった(故意or過失?)としか思えなかったんですけど。

672吾輩は名無しである:03/01/11 16:30
>>671
ttp://www.nanzan-u.ac.jp/~99l706/syunkinsyou.htm
によるとどちらかといえば佐助犯人説が有力なのだろうか?しかし
それではやはり謎が残る。
 
 
「猫と庄造と二人のおんな」読んだけど、ずいぶんあっさりしたお話
ですね。もっとリリーに翻弄させられてほしかったぞ。しかし自分も猫
飼っているから、猫の描写にはあちこちで頷かさせられたよ。
673吾輩は名無しである:03/01/11 16:53
>>670
ナオミは聖書にもでてくるよね。
674教えて下さい:03/01/11 16:56
谷崎の偉大(語弊はあるが)さを仮に10とすると
佐藤春夫はいくつくらい?当然劣るんでしょうね?
675吾輩は名無しである:03/01/11 21:56
>>672
どうやら佐助犯人説が有力みたいですねー。
でも、佐助の春琴に対する幼い頃からの献身的愛からすると、その崇拝対象に危害を加える
ということは、全く考えられないのではないでしょうか?
それと、語り手である「私」は著者である谷崎自身とみると、作品の中であげられている
幾つかの説はどれも真相ではないと考えられます。
とすると、作中全く触れられていない春琴自傷説が妥当と思うのですが・・・。
というのも、やけどの程度って、そんなにたいしたことではなかったとありますが、
第三者がやったとすれば、そんな程度じゃ済まないのではないでしょうか。
676吾輩は名無しである:03/01/11 23:22
>>675
いや、あれはひどい火傷だったらしい、ということじゃないの?
佐助が残した春琴伝には軽症と書かれていただけで、実際は
かなりひどかった、と自分は読んだけど。
677吾輩は名無しである:03/01/11 23:30
佐助犯人説は、春琴を完全に所有する(他の男性が寄り付かないように)
ための犯行、ってことなんでそ。
でも、そういうのはイマイチ谷崎っぽくない。どっちかというと佐助は
春琴にお湯ぶっかけられて喜ぶタイプだ。
あと、目も潰し方によっては
痛くない、みたいなこと書いてあったけど、あれって本当?本当でも試
してみたくはないけど。
678吾輩は名無しである:03/01/15 22:16
倉橋由美子の「大人のための残酷童話」にある春琴抄のパロディには
「もし春琴がドブスだったら」の世界が描かれている。
その中の展開ではお湯をかけたのは佐助役の少年が怪しい、ということに
なっているけどまあ事情が違うし…。
 
>どっちかというと佐助は
>春琴にお湯ぶっかけられて喜ぶタイプだ。
 
同意。
679吾輩は名無しである:03/01/15 23:25
>>674
とりあえず荷風も谷崎も佐藤も文化勲章もらってる。
三島由紀夫が老いた佐藤春夫と若き石原慎太郎を比較したエッセーを
書いていたが、今読むと非常に意味深長で興味深い。
680桃花:03/01/16 00:30
http://momolin.fc2web.com/
【探し物とくとくページ】
ごめんなさい みんなにみて欲しいから投稿させて下さい
[yahoo] [infoseek] [google]などの検索サイトにて「探し物 とくとく」で検索
タイトル【探し物とくとくページ】を探してね あなたの探し物見つけて下さい
681吾輩は名無しである:03/01/17 18:50
とりあえず続けて「痴人の愛」「刺青」「少年」を読んでみたが、
主人公の根性の無さに苛つくばかり。
谷崎作品を楽しむには、どういう姿勢で読めばいいの?
682吾輩は名無しである:03/01/17 18:52
谷崎はね、ダメ人間なんだ。
だからね、君には楽しめないよ。
683吾輩は名無しである:03/01/17 19:03
>>681
女性崇拝の姿勢と登場人物のだめっぷりをおもしろく観察し
文体の美しさに萌える。
爽やかな読後感が欲しい人には辛いかもしれない。
684吾輩は名無しである:03/01/17 19:09
読後感爽やかだろうが。「青塚氏の話」とか「悪魔」とか。
685教えて下さい:03/01/19 21:06
なんか知らんけど
谷崎さんって亡くなる
直前にアメリカから?の
大層な賞をもらっているだよね
686教えて下さい:03/01/19 21:07
佐藤春夫ってもう一般的には忘れられているよね?
687吾輩は名無しである:03/01/19 21:17
>685
賞ではなくて、これでないですか?

>昭和16年、日本芸術院会員、昭和39年、日本人としてはじめて全米芸
>術院・アメリカ文学芸術アカデミー名誉会員に選ぱれた。
http://fujigoko.tv/katsuyama/kanko/tani.html

>686
んなわけねーだろ(怒

688吾輩は名無しである:03/01/20 00:17
>>686
忘れ去られてます。
689吾輩は名無しである:03/01/20 00:50
>>686
「一般」のレベルが問題やね。軽薄なヤシらには元より無関係、
文学関係者には依然として読まれている罠。
690吾輩は名無しである:03/01/20 11:32
佐藤春夫に関しては専用スレで語ればいいと思うけど…

ただ、日本の戦後の文学地図というのは、戦争支持者をオミットする方向で
進んだので、戦前の流行作家であった菊池寛や佐藤春夫は戦争礼賛者と目さ
れて現在評価が低く、作品数の多さに対して文庫化や全集化に恵まれないと
いう現実もある。研究者も心情左翼が多いので、近代文学史的な本でもこう
した作家には余り章を割かず、大正〜昭和前期の一時的流行作家という括り
を出ない。
その点、谷崎は戦争に非協力的だったことがプラスに働いて、戦前戦後を通
じて評価がわりと安定している。
勿論、作家の力量が原点だけど、現在忘れられてるとか忘れられてないとか
っていうのは、こうした政治的な力学にもよる。
691教えて下さい:03/01/20 18:56
>>690
丁寧にありがとうございます
谷崎さんを知らない人はかなり珍しい。文学に関心のない人でも知っている。

しかし佐藤春夫は私が聞く限り、年配の人はともかく40以下くらいの人なら
特に文学に関心でも持っていない人でもない限り「知らない」と答える人が
圧倒的に多い(と思う)。
天下の佐藤春夫も一般的には忘却の彼方、と思うと寂しかった

もっとも死んで40年も経過すれば、よほどの大物でない限り
仕方ないのだろう
つまり佐藤さんは「よほどの大物」ではないのだな、と思った次第。
692教えて下さい:03/01/20 19:02
>>690
全集はありますぜ。谷崎との千代さんをめぐっての
書簡集の言い争いはおもろかった。
谷崎さんが春夫に「君はいつから僕の叔父さんにでも
なったのだ?偉そうに言って!」という旨が書いてあって

今ならメールのやりとりで
一層、とげとげしくなったろうなぁ。
693教えて下さい:03/01/20 19:14
>>690
谷崎は徴兵検査を「脂肪過多」で
不合格になったとか

兵隊にとられるのが嫌で嫌で
精神的におかしくなった

春夫は積極的に東南アジアとか
従軍記者みたいなカッコで
参加してましたね
694教えて下さい:03/01/21 00:01
谷崎さんの生前最後の写真が
(当時)若く美しい司葉子とかと
一緒に写したもので、その解説文に
「最後の写真がこれとは谷崎らしい」と
書いてあった。
そうですよねー。
その1週間後くらいに
死んだそうで…。
695教えて下さい:03/01/21 12:11
>>690
過去ログの春夫のを見たけど
全く書き込みが進まない

うーん、それで過去の人なんだなぁと…
696吾輩は名無しである:03/01/21 14:45
佐藤春夫は谷崎に関して面白い論文書いてるのに。
勿論喧嘩する前に。

よく知らないのですが
谷崎好きな人は佐藤春夫はあまり読まない傾向なんですか。
697吾輩は名無しである:03/01/21 17:42
確かに、佐藤春夫の人気のなさって尋常じゃないな。
今では、秋になると「秋刀魚の歌」が時々話題に出るくらいって感じだもん。
690が書いてるようなこともあるだろうし、一時期文壇のボスっぽくなってた
から、その反動で無視されてるのか…。
個人的には、佐藤春夫は小説家である以上に詩人で、全身小説家の谷崎とは
タイプが違うんだと思う。比較してはいけないというか。
>>694
それは、谷崎自身の意思で撮った最後の写真、という意味でしょうか。
臨終間際の谷崎の写真というのも残ってますよね。
698教えて下さい:03/01/21 18:54
>>697
いや撮られた写真です
司さん、草笛さんらに囲まれた写真で
その後、まもなく腎臓が悪くなって
1週間で亡くなったんです

臨終間際のは知らん みたいなー

しかし佐藤春夫は知られてないよ
全集の解説に「忘れられている」って
かかれていたくらいだから

門下3000人、国民的詩人。文化勲章ということだったのに
諸行無常 それに比べて谷崎さんの有名なこと!!
699吾輩は名無しである :03/01/21 23:37
石原都知事は佐藤春夫のこと死ぬまで忘れないと思うよ。
でも石原が芥川賞選考委員やってた時は
佐藤以上に辛口だったね〜。
700吾輩は名無しである:03/01/21 23:55
谷崎と芥川と佐藤とはかつて相当仲が良かったらしいね。
自分たちの間でだけ通じる言葉を使ったりしていてなんだか微笑ましい。
鰻屋を「マン屋」と呼んだり(多分「鰻」の音読み)
文尾にやたらと「と、いいたい」を付けたり。
是非交じりたい。
701吾輩は名無しである :03/01/22 00:12
「痴人の愛」のナオミのモデルになったあの人の老後の面倒見てたのは
佐藤だぜ。
(数年前亡くなったが、新聞に出た連絡先が佐藤の息子のとこだった)
人間的には谷崎よりもはるかに人情深く義理堅い人だったと思うが。
同様に、荷風と菊池寛についても知人の間での評価は
世間のイメージとはまったく逆だったようだが。
702吾輩は名無しである:03/01/22 01:10
春琴抄サイコウ
703吾輩は名無しである:03/01/24 08:27
谷崎の文章読本、しっかり読んだヤツいる?
こないだ古本屋で50円だったから買ってみたんだけどまだ読んでないんだよね。
文章で食ってこうと思ってるから読んでみるつもりだけど……
読んだ人がいれば感想聞きたいなーと思って
704bloom:03/01/24 08:40
705吾輩は名無しである:03/01/24 12:11
文章で食ってこうと思ってから読んでも食えない罠
706吾輩は名無しである:03/01/24 17:45
>>703
創作文芸板で聞くべきと思われ
707吾輩は名無しである:03/01/24 18:07
>>706
あっちガキばっかりじゃん
708吾輩は名無しである:03/01/24 19:03
谷崎のものによらず、『文章読本』は文章を味わうための手引書です。
創作のためのマニュアルではありません。
709703:03/01/24 19:41
>>708
別にマニュアルを求めてるわけじゃない(ワラ
谷崎の文章観がどういう風に書かれてるのか、読んだ人がいるなら知りたかっただけ。
まあ自分で読めば分かるので読むけどさ。結構、誰も読んでないんだなあ。
710鰯 ◆VuVTstpvAQ :03/01/24 20:09
>>703=709
質問するのにその横柄な口調はどうかと思う。せっかく708さんが答えたのに…
だからこそ「文章読本」を読むことをお勧めします。
>谷崎の文章観がどういう風に書かれてるのか
それが一冊に詰まってます。手元にあるのだから今すぐ読むべし!
711白石昇 ◆yAVJKqLKn2 :03/01/24 20:34
 『陰鬱礼賛』いいですよねえ。
 ふと我に返ると、ウンコがすごく尊いものに見えて来るんですよね。
 もしかしたら、アレ、究極のスカトロ書物かもしれません。
712白石昇 ◆yAVJKqLKn2 :03/01/24 21:20
訂正。

○陰翳礼讃←×陰鬱礼賛
713吾輩は名無しである:03/01/27 14:50
蔭嚢礼賛

ウンコといえば、「二酸化マンガンの夢」?ってウンコ見て色々と想像を
逞しくする小説だったよね?
714吾輩は名無しである:03/01/28 15:11
谷崎はやっぱいいよ
最高
715吾輩は名無しである:03/01/28 15:13
>>686 がたがたいってるんじゃねえよ、この厨房が!
716吾輩は名無しである:03/01/28 15:40
ガタガタ (((( ;゜Д゜ ))) ブルブル
717吾輩は名無しである:03/01/29 18:18
谷崎読んでる人って男のほうが多いのかな?
718MJ:03/01/30 16:34
なんと言っても「刺青」の主人公がすごい。
「これであんたもあたしの肥やしになるんだねえ」
うー、ぞくぞくする。
昔から、谷崎、佐藤春夫、川端が大好きです。私にとって、この三人に順位を付けることは不可能です。
それから、既出ですが、谷崎、春夫、芥川の三人が灰皿を吸い殻であふれさせながら、文学を語り合っていた大正文壇の有り様、目に浮かぶようで、憧憬してます。
719吾輩は名無しである:03/01/30 16:39
肥やしといえば、「二酸化マンガンの夢」?ってウンコ見て色々と想像を
逞しくする小説だったよね?
720吾輩は名無しである:03/02/01 15:27
このスレですごい人気があったので
春琴抄を古本屋で買ってしまった
これから読みます
721通りすがり:03/02/01 15:35
>720
おお、素直な読者だ・・。読んだら感想書きたまえ、ロムりにくる。
722吾輩は名無しである:03/02/01 16:08
>>720
裁縫針は遠くに置いといた方がいいよ、危ないから(w
723吾輩は名無しである:03/02/01 17:30
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724吾輩は名無しである:03/02/02 01:37
春琴抄読み終わりました
1位に選ばれるのも分かる気がします
抑えた文体で淡々と綴られてる印象
隙がなく構成された名作
春琴はどこまでも高貴な女王様
心から慕う人と同化したくて目を潰すなんて耽美だなあ

個人的にはもうちょっと柔らかめのが好きです
春琴は隙がなさすぎる やっぱナオミがいい
725吾輩は名無しである:03/02/02 14:51
蘆刈、春琴抄も良いけど、
武州公秘話、少将滋幹の母の美文も最高だな。
テクニカラーのような情景が艶やかにイメージさせられる、
まあ物凄い技術だと溜め息。。天才。
726おさむ ◆2LEFd5iAoc :03/02/04 17:03
出発点は乱歩とよく似ていたのに、谷崎は美文の世界に向かい、乱歩は淡々とした平易な文章に終始した。なぜ二人の道が分かれたんだろう?
727吾輩は名無しである:03/02/04 17:58
>>726
ひとつには、谷崎が「西」に惚れたという要素もあるように思うな。違うかな?
私は関東在住だけど、谷崎が書く関西のことばには参ってしまう。柔らかで。
728吾輩は名無しである:03/02/04 22:05
「猫と庄造と二人のおんな」買ってみた
729吾輩は名無しである:03/02/04 22:11
>728
猫に向かって、「ちゃんとごはんたべとるか?」みたいなところに・・・・・


感動したっっっっっ!!!!!!!!!!!!
730吾輩は名無しである:03/02/05 15:15
谷崎好きだなあ。。
個人的には「夢の浮橋」がイイ
あのスッキリしない悶々?とした雰囲気が好みだ・・・
731吾輩は名無しである:03/02/05 17:57
猫の特性を上手く捕らえた名作と思いました
段々仲良くなる品子とリリーがとてもよかった
732吾輩は名無しである:03/02/05 20:45
733吾輩は名無しである:03/02/06 02:02
猫の出産の場面がすげ〜
734吾輩は名無しである:03/02/06 18:15
川端康成とかぶると思う
猫の出産
735吾輩は名無しである:03/02/09 13:52
数多ある文学賞の中で、俺は谷崎潤一郎賞が好き。
736吾輩は名無しである:03/02/09 22:55
「人魚の嘆き・魔術師」がブクオフで100円
買って読みました
ビアズレ―みたいな絵が美しかった
谷崎作品にしては珍しい雰囲気
737 :03/03/03 13:08
谷崎の読者は男性がおおいんですかね?
たしかに女友達で谷崎を読んでる人はいないかも。

痴人の愛がフランスかイタリアで映画になってますよね?
観たいです。
738ゆか:03/03/03 15:22
「痴人の愛」が面白かった。
739吾輩は名無しである:03/03/16 15:02
「春琴抄」を昨晩読んだ。
句読点が少ないのに最初は閉口したけど、
佐助が目をついたあたりからのくだりは胸震える感動でした。
740我が輩は名無しである:03/03/28 02:48
痴人の愛を読んだ。(初谷崎)
この本の本質は男にしか分からないんじゃない。
(俺も分かってるかどうかは謎だが)
741&rlo;:03/03/28 02:53
>>736
>ビアズレ―みたいな絵

あの絵を書いた水島爾保布の息子はSF界の大御所・今日泊亜蘭(本名水島行衛)。
742吾輩は名無しである:03/03/28 17:24
谷崎の源氏を読もうと思うんだけど、読んだ人いる?
原文は難しくて読めないから。。。現代語訳だと谷崎かなって思う。
与謝野や瀬戸内のほ読む気しない。
743742:03/03/28 17:25
谷崎で一番すきなのは、細雪。
744吾輩は名無しである:03/03/29 19:40
私も細雪が一番好き。
何度読んでも飽きない。
745吾輩は名無しである:03/04/07 15:27
もしもし、ちょっとお尋ねしたしますが、「細雪」の創作ノートは公表されたのでしょうか?
746吾輩は名無しである:03/04/07 17:14
>>740
ぶっちゃけ俺昔貢いでたしな〜w
747吾輩は名無しである:03/04/07 22:40
私も、痴人の愛が一番好きだな。
ナオミみたいに振舞ってみたい。
748吾輩は名無しである:03/04/07 22:55
春琴抄が好きっす…ミーハー(;´Д`)
749吾輩は名無しである:03/04/09 13:43
>>743,>>742
『細雪』のどこがどう好きなんでしょうか?
長いだけで内容が全然ないような気がするのですが。
一度読めば十分では?
750吾輩は名無しである:03/04/09 13:45

>>742
>>744の間違い
751吾輩は名無しである:03/04/09 13:50
752あぼーん:03/04/09 13:51
あぼーん
753吾輩は名無しである:03/04/10 00:27
アレ、ちょっと変わった小説だよね。
一大叙事詩という感じで、春琴抄みたいな起承転結がない。
いや、ないわけではないのだが、構成がみえにくい。
前に市川昆が映画化したのを見たことがあったけれど、
さすがにあのまま映画化はできなかったのか(何時間かかるんじゃ!)、
お茶目な妙子ちゃんの、意外にピュアな恋と、
しとやかな雪子さんの、裏の魔性の部分とをより糸のようにあわせて
美しい着物で飾って芸術作品にしたって感じだった。

でも細雪はもちろんそれだけの作品ではない。あってもなくてもいいような遊びの
部分と、この部分がなくてはストーリーがわからなくなるという骨の部分が
通常の小説ではからみあっているのだが、細雪はぜんぶが遊びのような部分にみえて、
真剣ないたずらみたいな話っちゃ。
娯楽といえばこんな娯楽作品はない。だからわたしは好きです。
どこ読んでもいいの。なんど読み返しても、あの独特の作品世界にひきずりこまれてしまう。
オチがないからいい、というのは逆説的な話ですが……。
754佐々木健介:03/04/10 00:33
     ______
    /_      |
    /. \ ̄ ̄ ̄ ̄|
  /  /  ― ― |
  |  /    -  - |
  ||| (5      > |
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755あぼーん:03/04/10 00:33
756吾輩は名無しである:03/04/10 00:35
短編では大谷崎の「少年」が太宰の「魚服記」の次に
スキスキスー
757あぼーん:03/04/10 00:37
あぼーん
758かおりん祭り:03/04/10 00:44
http://www.saitama.gasuki.com/kaorin/
       こんなのございま−す♪
       ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        〜oノハヽo〜
  ,.-''"¨ ̄●`' ‐(^▽^)
 (,,●i,,,i,,,,,,,,i,,,,●),,)⊂ )
    )  (    || |   
    ( ^▽^)  (_(__)
~~~~~  ̄ ̄ ~~~~~    ~~~~~
759山崎渉:03/04/19 23:24
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
760赤紫:03/04/27 20:48
谷崎のすばらしさはあいつの人生そのものが背徳にある。
嫁の妹と不倫したり、ダブル不倫したり、佐藤に妻をあげたり、
もうすごいです。以上
それから、あいつ自身マゾヒストね。
761吾輩は名無しである:03/04/27 23:48
>>760
キミにとって、谷崎は「あいつ」なのね。
なかなかいいよ。

しかし、ま、もうちょっと歳とるとさ、
不倫やマゾヒズムなんて、屁でもないってことがわかるのさ。

そんときに、また違った谷崎がみえてくるよ。
そんときは、「あいつ」じゃない呼びかたになってるかもね。
762吾輩は名無しである:03/05/03 01:51
誰も知らんだろうけど
細雪の登場人物から名前をとった
蒔岡雪子っていう新人作家がいるんですよ。
あれ、なんとかならんのですか。映画では吉永小百合っすよ。
誰かまわりの人はとめなかったんですか。
恥知らずにもほどがあると思うんですが・・・
763吾輩は名無しである:03/05/03 02:54
>>762『ユリイカ5月号谷崎潤一郎特集』で
蒔岡雪子が谷崎へ捧ぐオマージュと称して小説を書いている
どこが谷崎だ!なにが現代に甦る谷崎的世界だ!恥知らずが!
764吾輩は名無しである:03/05/03 03:06
>>762
書評書いてた頃から「蒔岡雪子」さんですからね。
自分ならつけない、と思うけれどご本人はそう
思わないのでしょう。不美人でもないし。
1日発行の、ユリイカの谷崎特集にも作品を寄せています。

谷崎特集自体は面白かったです。座談会が特に。
765吾輩は名無しである:03/05/03 03:10
それはまだ人々が「愚か」と云う貴い徳を持って居て、世の中が今のように
激しく軋み合わない時分であった。
766吾輩は名無しである:03/05/03 03:29
刺青好き
っゆうか、谷崎最高。
いろんな作家を読んだよ。俺だって。
けどいないね。谷崎よりいいの。
これって、悲しいことなのかい?
767吾輩は名無しである:03/05/03 03:47
>>766
わからんでもない。
768吾輩は名無しである:03/05/03 03:59
本当に自己劇化の文学なんだよな…。
769吾輩は名無しである:03/05/03 04:05
だべ?
「痴人の愛」「春琴抄」「細雪」
「神と人との間」「鍵」「台所太平記」
「猫と庄造とふたりの女」
全部最強。文句ある?
770吾輩は名無しである:03/05/03 04:08
>>769
ないべ。
秘密もいれてくれ
771吾輩は名無しである:03/05/03 04:14
よっしゃー!!!!!
入れる。「秘密」余裕で入れる。
あと「少年」「異端者の悲しみ」「幇間」
「母を恋うる記」も入れるよ。
もう最強だべ?
772吾輩は名無しである:03/05/03 04:26
>>771
GOOD!!
ほんとに谷崎好きなんだなぁおまい。
他は読まないのかい?
773吾輩は名無しである:03/05/03 04:43
いやぁ〜もち読むよ。いろんなのをさ!
けどさ、ここで谷崎以外の作家上げるの寒くない?
そんなことないのかな?





大江、獅子、三島、古井、中上、円地、W村上、などを
え〜関係ないけど「家畜人ヤプー」は認めません!!!!!
774吾輩は名無しである:03/05/03 04:44
>>762
細雪の登場人物の中でも蒔岡雪子を特に選んで
自分のペンネームにするってのはすごいよね。
市川昆の映画では吉永小百合がやるような
キャラクターだからね(w
775吾輩は名無しである:03/05/03 04:50
>>773
そっか。
いやぁ谷崎好きな人間が他に何読むのかなってふと思ったもんでな。
かぶったのは三島だけだね。
俺は安部、清張、司馬、アナトール、石川達三、淳、芥川
ジャンルはバラバラだけど小説家として谷崎はやっぱ別格って感じなんだよな。
776吾輩は名無しである:03/05/03 05:00
>>775
安部?公房?
だとしたら、読むよ。余裕で。
女性作家で好きなのいる?
趣味の問題かも知れんが、いれば教えて。
777吾輩は名無しである:03/05/03 05:05
>>776
宮部みゆき、山田詠美、堀田あけみとか
俺恋愛もの結構好きなんだなこれが
778吾輩は名無しである:03/05/03 05:08
>>776
おお!安部公房好きかい?
あの人は神だよ。天才。
でも小説家としては谷崎のが上だと俺は思う
779吾輩は名無しである:03/05/03 05:17
>>777
詠美はマジで好き!「色彩の息子」とか
男が好きな女性作家は誰?と聞かれるとき
その人の性癖とか、女に対する意識みたいなものが
問われて気がするのよ。センスとか?
俺がいい訳じゃないけど、そんな気がする。

円地文子、野上弥生子、武田百合子。
全部バラバラだけど、よろしく!
780吾輩は名無しである:03/05/03 05:21
>>778

いや、公房は神よ。
「壁」ワオォ!
「笑う月」ワオォ!
「箱男」ワオォ!
「砂の女」ワオォ!
だもんな!!!!!!!!!
けど、俺も谷崎が一番好き!
781吾輩は名無しである:03/05/03 05:23
>>779
テンション高いな。いいねぇ
俺は女作家にはイマイチ興味持てなかったんだが彼女が詠美や堀田あけみ持ってたんで
なんとなく読んだんだ。すると主人公の女がその彼女そっくりなの。
よほど影響受けてるなーって思ったよw
ちなみに主人公はいつも男に愛玩動物のように扱われ、それを喜びとし最後は振られるような女
唯一違ったのは最後は俺が振られたこと(泣
782吾輩は名無しである:03/05/03 05:26
谷崎は文章が美しい。それに文章に温度や質感をすごく感じるんだ
783吾輩は名無しである:03/05/03 05:36
「トラシュ」だったのかい?
けど詠美ライクなきついかも(w
チョコレイトみたいな肌をしてたら
羨ましい!
そういえば、似たような女いた。
「SEX合わないから無理」なんて!
あんにゃろう!(w
784吾輩は名無しである:03/05/03 05:43
>>782
同意。
湿り気があるんだ。
ノスタルジックなところも
エロチックなところも
美しい湿度せいだ。
785吾輩は名無しである:03/05/03 05:45
>>783
そう!SEXの相性にこだわるんだよ。そっちは良かったんだが
愛玩として扱うのが度を越してついつい手がでちゃって。
786吾輩は名無しである:03/05/03 05:57
>>785
ちくしょー!けど谷崎好きならわかるべ。
SEXは女の意見が正しいっうことわ。
悲しいけど、認めるっきゃねぇ!
女の思考に因る。
それこそが谷崎文学の始点か?(w
787吾輩は名無しである:03/05/03 06:03
谷崎の文章は妖艶な雰囲気が漂う。
うねるような妖しい空気に読者は惹き込まれてしまうんだな
読んでるとき一種の暗示にかかったような感覚に陥るもん。
読み終えたときにそれに気付くわけだが
788吾輩は名無しである:03/05/03 06:07
>>787
すばらしい!
あと、心地よい眩暈っうのも入れてくれ。
789吾輩は名無しである:03/05/03 06:14
>>788
それもある。
あの感覚は谷崎じゃないと味わえない
他の作家には無理なんだ。あの感覚だけは
790吾輩は名無しである:03/05/03 06:23
だね!>>789
理屈で圧倒されるわけじゃないんだ。
理屈なんてどうでもいい
うまく言葉に何かが谷崎の文面にある。
791吾輩は名無しである:03/05/03 06:26
>790訂正
うまく言葉になにかが=×
うまく言葉にできない何かが=○
792吾輩は名無しである:03/05/03 06:28
>>790
この時間なのにハイテンションだな。まー文がそうなだけなんだけど
いくつなの?いつ頃谷崎とは出会った?
793吾輩は名無しである:03/05/03 06:40
>>792
当方27歳。今日は仕事なし!
酒飲みながら2ちゃんやってんよ。
谷崎に出会ったのは、17歳の頃。
何で知ったのかは忘れたけど。
最初は「痴人の愛」だった。
最後まで一気に読んでたら今みたく
朝になってたよw
それからズブズブ怪しい道へw
794吾輩は名無しである:03/05/03 06:50
>>793
俺は出会いは19の時。大学の教養の授業で谷崎が題材になってたんだ。
確か「異端者の悲しみ」だったと思う。
理系だった俺はそれ以来、谷崎ファンになり文学の方へ流れてしまった。
それまでは推理小説や恋愛小説くらいしか読んだことなかったんだけど
795吾輩は名無しである:03/05/03 07:05
>>794
「異端者の悲しみ」か〜
最初からいいと思ったの?
俺はすぐには分からんかった。
いや、今じゃ最高よ。
妹の臨終のうんこの所!
リアルね。あそこでいいと思わない奴
友達になりたくないね。ぐっと来るね。
796吾輩は名無しである:03/05/04 11:55
おまいら、谷崎なんかより辻仁成を嫁!
797吾輩は名無しである:03/05/04 14:47
自他ともに認める谷崎潤一郎の後継者、
蒔岡雪子さんを応援しようよ!
798吾輩は名無しである:03/05/04 20:36

あんま谷崎読んだこと無かったけど、こないだ春琴抄読んで惹き込まれた。
もしかしたらこれから鏡花より好きになるかも。
799吾輩は名無しである:03/05/04 20:39

鏡花みたいに小刻みに読点打ったリズミカルな長文も好きだけど、
谷崎みたいな文体ってほんと凄いと思う。
艶っぽいですね。
800吾輩は名無しである:03/05/04 20:39

ついでに800って感じですね。
801吾輩は名無しである:03/05/04 20:42
谷崎と鏡花の双方を長年愛読している俺に言わせてくれ。

>もしかしたらこれから鏡花より好きになるかも。

貴様が最も好きになるのは大谷崎の「鍵」だ!
そしてその後もっと好きになるのは石川淳だ!!!!!!!!!
802吾輩は名無しである:03/05/04 21:07
石川淳はいいね
俺の中では安部の師匠ってイメージが強いんだけども
803吾輩は名無しである:03/05/04 21:11
「痴人の愛」の映画見て、すげぇガッカリした……。
俺の中のナオミは、あんなんじゃねーんだよ!!
ふざけんな!!!!!!!! 俺の中のナオミは、もっと外人っぽくて、それでいて
誘惑的にかわいらしくて、ちょっと子供っぽくて・・・。
あ゙あ゙ーーー、あんなのナオミじゃねーよ!!
804803:03/05/04 21:13
つまり、結論としては、

気に入っている小説作品は、小説にとどめておけ。
映画なんて見るな。がっかりするだけだ。

ということね。
805吾輩は名無しである:03/05/04 21:14
>>803
映画ってのは脚本家がかなり手を加えるから原作から逸脱すこと多々ある罠
あまり気にしなさんな。
806吾輩は名無しである:03/05/04 21:20
映画もそれなりにいいものあるじゃん。スレ違いな話題だけど。
確かに音と映像でイメージが固定されるからズレるものもあるが。
807吾輩は名無しである:03/05/04 21:20
>>803
映画版ナオミ、女優さんは誰?
808吾輩は名無しである:03/05/04 22:30
>807
京マチ子
809吾輩は名無しである:03/05/05 00:21
>>797
谷崎とは似ても似つかない糞みたいな小説を書いてんのに?
あんな程度で?筆名はつけたもん勝ちってか?
本人以外、誰も認めてねえよ、後継者だなんて(w
810吾輩は名無しである:03/05/05 13:12
>>801
ありがとー。
次に痴人の愛か鍵か細雪のどれ読もうか迷ってたんだけど、
今度本屋逝ったら鍵さがしてみます。
811_:03/05/05 13:12
812吾輩は名無しである:03/05/05 13:30
みんなは新潮文庫派? 中公文庫派?
813吾輩は名無しである:03/05/05 13:41
女性のほうが本当は寂しがりや・・・
大人の出逢いから ピュアな出逢いまで・・・。
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814吾輩は名無しである:03/05/05 14:01
角川文庫。
815吾輩は名無しである:03/05/05 14:16
>>809
オマエの書き方がカンにさわったから、
ちょっと弁護してやろうと思って
彼女のサイトをのぞいてみたが、
ただの文学少女だったなあ。
それも植物系の。
無駄な時間とらすな、ボケッ!!

ま、日本には二度と「谷崎」はあらわれないのさ。
みんなロマンチックでナイーブちゃんだからなあ。
816吾輩は名無しである:03/05/05 14:51
>>815yo
同意
谷崎の後継者?シラネーなぁ。
河野多恵子?「後日の話」?「みいら採り猟奇憚」?
違うねぇ〜(いや、好きなんだけどさ)
後継者っ感じはしないな。
誰かいるんかい?教えてくれや、みなさん!!
817吾輩は名無しである:03/05/05 14:55
後継者ってのは、いることのほうが珍しくネーカ?
例を出してクレヨ。
818吾輩は名無しである:03/05/05 15:08
>>817
ごめんなさい。そう言われると、例がまるで出てこないわ。
もう頭ん中、水木しげる>京極夏彦(妖怪つながり)
これだけがループしてるわ(泣
819吾輩は名無しである:03/05/05 18:51

後継者ねぇ…>>817の通り、あんましいないかな。
ジョイス→ベケットも何か違うし。
まぁ、どの作家も一人の影響下にあるわけじゃなくて、
いろんな先行作品を取り込んでるだろうしね。
ぱっと浮かんだのは、あくまで部分的に限ればの話だけど、
ポー→ドイル、漱石→百けんとかかな。
820吾輩は名無しである:03/05/06 20:04
>>801
激しく同意!!!
821吾輩は名無しである:03/05/06 20:26
>>816
なしだなあ。
谷崎はあんな美人のお袋さんもってなぁ、
最初から女に対する感覚が特殊だもんなあ、
その上、小坊時代から教師に恵まれて、
空海の『三教指帰』や道元の『正法眼蔵』から定家、西行の歌、
カーライルの詩、上田秋成『雨月物語』・・・小坊時代に授業で
きかされたというし。環境や教育が特殊で恵まれていたわけだから。
『太平記』や『平家物語』なんかの暗誦もさせたらしい、
その稲葉という先生は。当時文壇随一の名文家とうたわれた谷崎の文が
「一種の調子をもっているのも、多分その暗誦のおかげかもしれない」と
評する人もいた。ま、同じような成育環境にでもない限り、あの特殊さの
後継ぎにはなれまいな。
・・・・齋藤孝が名文の暗誦を提唱し始めたから、今後の小学教育の中から
もしや、とびきり美人のおかんをもったヤシが育ってくれば…あるいは・・
しかしその頃にゃ2chは当然消えとるうなぁ・・(遠い眼
822吾輩は名無しである:03/05/07 23:48
OK。
後継者問題は置いておこう。
と言いつつ、あえて聞きたい。
後継者とはいえないが、この作家の
この作品は「谷崎」の匂いがする。
または「谷崎作品」意識しすぎ!(けど悪くないよ)
みたいなのを紹介してくれや。じゃ、俺もひとつ。

久世光彦「早く昔になればいい」
(美しい女がいれば、あとはどうなったっていいよ・・・・)って所。
悪くない。ぜひ。
823吾輩は名無しである:03/05/07 23:52
齋藤孝は明大の嫌われ者
824吾輩は名無しである:03/05/09 20:49
822>異性のからだをきちんと書いているというところで、山田詠美。
   それが、谷崎みたいに物語全体のグルーブにつながって
   いかないのがつらいところだが、とりあえず。
825吾輩は名無しである:03/05/09 20:52
谷崎っぽくあるためには、なによりも「物語」である必要がある。
「小説」ではダメ。久世さんは、現代では数少ない物語作家ですね。
826吾輩は名無しである:03/05/10 21:27
822です
>>824
山田詠美か〜。微妙だねぇ(w
言い分は分かるんだけどな。
なんか山田詠美って谷崎が持ってる
異性に対しての「畏怖」もしくは「神格視」みたいな意識
がないと思うわ。俺が男だから理解できないのかな?
>>825
同意。ただ「小説」と「物語」の線引きが難しいよ俺には。
感覚的には分かるけど・・・・
824が言う<グルーヴ>があるか、ないかが重要かも?

中上健二の「化粧」「水の女」とか、いい線入ってるねぇ〜
谷崎テイスト感じるわ。まさに「物語」!?
827吾輩は名無しである:03/05/10 23:45
小説……漱石、春樹、詠美、向田邦子……
物語……鴎外、谷崎、芥川、久世、恩田陸、小松左京、森茉莉、井上靖……

筒井康隆とかは、「旅のラゴス」とか一部が物語のような気がする。
川端康成も、作品によって物語っぽかったり小説だったりするように思う。

826さんのいう、神格視めいたもの、自然への畏怖が感じられると、
それは「物語」なのかな……。中上健二、こんど読んでみます。
828吾輩は名無しである:03/05/10 23:46
バカばっか
829吾輩は名無しである:03/05/11 00:04
失礼
>826
中上健二×
中上健次○
830吾輩は名無しである:03/05/11 21:22
☆私のお気に入り☆
痴人の愛
ミュシャ
害虫
小池真理子
・・・・・・変?
ナオミのような女になりたい。オジサマに囲われたい。
831吾輩は名無しである:03/05/11 22:06
>>822
今思うと、村上龍の短編で谷崎の長い文体を意識したっぽいのが
あったような…でも品質が全然違うなー。
832吾輩は名無しである:03/05/12 01:43
830>いま思うと大失敗だったが、「ナオミ」は映画をさきに見てしまった。
だから、その映画でヒロインを演じていた大楠三千代(この字でいいのか不明)の
顔が、読んでいるあいだじゅう目に浮かんでしまい、いまひとつ感情移入
できませんでした(呪詛)。「痴人の愛」がいちばん好きという人は、
映画をみていないか、読んだあとに見た人なのでしょう。うらやましいです。
833815:03/05/12 03:15
>>822
いいとおもうよ、久世さん。
でも、おれの中では、あのひとは
谷崎の「耽美」の部分なのよ。だって乱歩も好きでしょ。

おれが谷崎を好きなのは、やつが
空を飛ぶ鳥がいだく俯瞰したような美の世界だけじゃなくて、
地に這う虫けらが味わえるリアルな快楽の世界も追求してるからなのよ。
三島じゃなくって、さ。

ああ、例えがまどろっこしいが、
率直にいってロマンスに飽き足らない肉欲ってことさ。

おれは、例えばブニュエルの映画に「谷崎」を感じるよ。
龍は、少しだ。龍の本当に好きな理想の女ってのが
見えるときにげんなりする。
ひねくれかたが、甘いっていうのかな。

>>831
二酸化マンガン--でしょ。
ていうか龍の短編は、基本的にあのノリでやってるよね。
おれは品質がどうのとは思わないが。

ちょっと前に龍がいってたの思い出した。
「歳とったら、『瘋癲--』やればいいし」
これ聞いたとき、そんな甘い考えだと足下すくわれると思ったね。
谷崎は、ごう慢なとこもあったが、最後まで厳しい生き方をしたからね。
834吾輩は名無しである:03/05/12 04:55
822です
>>827レス読む限り、なかなか幅広くいろんな本を読める人とみた。
   中上をどう読むか気になるな。ぜひ読んでくれ。
>>828もちろん褒め言葉として受け取るよ
>>830変じゃないよ。ただナオミは自分のことを
   「私、変かも?」なんて思う女じゃないでしょ?
>>831う〜ん。「トパーズ」?ごめん、わからん。 
   短編じゃないけど「エクスタシー」三部作は谷崎テイスト感じるよ。
>>832残念だったね。逆に谷崎で一番好きな作品は何?
   俺は「痴人の愛」だけどね(w
>>833率直に嬉しい。久世の話ができるなんて!
   >地に這う虫けらが味わえるリアルな快楽の世界も追求してるから
   そのとうり!異議なし!

   ただ
   >「歳とったら、『瘋癲--』やればいいし」
   本当に龍が言ってたの?信じられん・・・
   
835吾輩は名無しである:03/05/13 13:20
うーん、どうもハマれなかったのだが、こんな漏れにも「これ読めばもう抜け出せない!」といった
谷崎先生の作品を紹介してください。
836吾輩は名無しである:03/05/13 14:47
>835
何の作品を読んではまれなかったのでしょうか?

凄く主観入っちゃいますけど、
春琴抄が短くて読みやすいし、終盤の盛り上がりといい佐助のマゾっぷりといい、
更に言葉の秀麗さといい、お薦めです。

あと吉野葛、風景描写が綺麗で緑が目に浮かぶような感じが
好きなんですけど、このスレの人達には不人気なのでしょうか?
837835:03/05/13 14:57
>>836 丁寧なレス、ありがとうございます。
読んだのは(というか挫折したのは)痴人の愛です。なんとなく、合わなかったというか・・・。
春琴抄と吉野葛ですか。チェックしてみます。
838吾輩は名無しである:03/05/13 14:58
みんな、『ユリイカ』5月臨時増刊の谷崎特集号はもう買った?
839吾輩は名無しである:03/05/13 16:52
中上健二であってるだろ
840吾輩は名無しである:03/05/13 17:28
>837
俺も最初は痴人の愛だった。
で5年後に春琴抄読んではまった。
「少将滋幹の母」がお薦めかな。
841吾輩は名無しである:03/05/13 21:04
>839
( ´,_ゝ`)プッ
842吾輩は名無しである:03/05/15 22:08
「痴人の愛」読んだ。
主人公がナオミに服従するシーンがすげー怖かった。
ゾッとした。
843吾輩は名無しである    :03/05/15 22:40
いちおう告知しておくけど、
今日深夜テレビ東京で
「恐怖時代」を映画化した「おんな極悪帖」(大映、1970年)やるよ。
844吾輩は名無しである:03/05/15 23:22
>>823
そりゃそうだろうさ、灯台出だものw わりぃな、嫉妬と羨望を刺激して
845吾輩は名無しである:03/05/16 00:16
「残月」って地歌ですよね?
この単語自体には、意味があるんですか?
846吾輩は名無しである:03/05/16 01:39
>>834
龍は、ものすごーく、谷崎を意識してるよ。

「年いっても油っこいもの食べてたらしいね」というような
“礼讃”をいたるところでしているよ。
847吾輩は名無しである:03/05/16 01:42
>842
ああ、そうそう、谷崎は
ゾッとするとこが
たまらなくいいのよなあ。
848吾輩は名無しである:03/05/16 13:21
>>843
見たかった・・・・
こんな題名じゃわからんつーの
849吾輩は名無しである:03/05/16 15:02
もっとゴシックOR耽美なタイトルで映画化してほしいよね。
どうせするなら。
850吾輩は名無しである:03/05/23 12:00
1、『痴人の愛』
2、『細雪』
3、『卍』

今のところ、これが自分のベスト3。登場人物の中では、雪子が一番好き。
851吾輩は名無しである:03/05/25 15:40
「痴人の愛」読んだけど、60点くらいだったな。
三島とかの「日本の風景の描写」が好きなんだけど、
ほとんどそんなんなかったからね。
谷崎は日本的!って聞いたけど
風景描写でいっぱい日本を描いているわけではないのか。うーん……
852吾輩は名無しである:03/05/25 15:55
谷崎…日本的? 『陰翳礼讃』嫁。
853851:03/05/25 16:05
>>852
わっつ?
854吾輩は名無しである:03/05/25 16:17
谷崎なんて、生ぬるいなあ
855吾輩は名無しである:03/05/25 16:46
>851
「痴人の愛」は谷崎が西洋にかぶれていたころの作品ですからね。
そういう作品をお望みなら、もっと後の作品を読まないと・・・。
「細雪」が一番日本の風景の描写があるかな?

856851:03/05/25 17:04
>>855
そうなんですね。またいつか読むかも。
でも読みやすかったから友人に勧めやすいとはおもた
857吾輩は名無しである:03/05/25 17:06
126 :帝王アシックス ◆/ePLAN9/zA :03/02/16 18:25 ID:???
歴史なんか関係ない
なんていう日本人が多いからいつまでも
怨恨を引きづるんだよね。
ナチスの旗と同様で嫌悪感抱くでしょうね。
今の日本人を見てると周辺国家がいつまでも
過去を忘れない、忘れようとしない教育をする気持ちがわかるよ。
大半の日本人は本当に何も考えてないんだな
ってつくづく感じます。
過去のことを償う必要はもうないかも知れないけど歴史をきちんとみろよ。
日本人が他のアジアの人達を
見下ろしてる傾向にあることがどれだけ彼らの
神経を逆なでしてるか気がついて欲しい。
これでは、彼らが戦争のことを忘れなくて当然でしょ?
そして国歌。
国歌の歌詞の意味知ってたらとても歌えませんよ。北朝鮮の国歌がTVで流れた時
字幕で訳が載ってましたが、あれに匹敵するほどの内容だよ。
あれを歌われるたびに周辺国家は戦争を思い出すだろうね。
国旗や国歌が周辺諸国を刺激してると気がついて欲しい。
858吾輩は名無しである:03/05/25 17:50
昨晩の深夜(日付的には今日)教育テレビで、永井荷風と谷崎潤一郎の番組を放送していました。
お二人は、なかなかの食い道楽だった様ですね。
859855:03/05/25 19:02
>856
自分も入り口は「痴人の愛」ですた。
結構衝撃を受けたことを覚えています。

>858
「美食倶楽部」とかいう作品がありましたね。
あれは面白かった。エロとグルメがまざったかんじで変に腹が減りました。
860吾輩は名無しである:03/05/25 20:50
>「痴人の愛」読んだけど、60点くらい
おまへは福田(以下ry
861吾輩は名無しである:03/05/25 21:51
まぁ、人の好みは色々だから…。

このスレではどちらかというと、日本美に目覚めた後の所謂「大谷崎」の
方が評価高いみたいだけど、西洋マンセー、エロ・グロ・ナンセンス道を
突っ走ってた「小谷崎」の方が自分は好きだ…無駄にパワフルで。
862吾輩は名無しである:03/05/25 21:54
「鍵」はどうですか?
個人的には郁子の四月六日、四月十七日の日記内容に刺激を覚えます。
が、それに比して六月九日以降の描写はちょっとクドイように感じるのですが・・・
863吾輩は名無しである:03/05/25 23:42
>>858
漱石と鴎外もやってましたよね
864吾輩は名無しである:03/05/26 17:40
え゛!?漱石と鴎外ってヤッてたの!?ハァハァ(*´Д`*)=3
865吾輩は名無しである:03/05/26 21:37
林太郎と金之助の絡み合いかぁ・・・
森×夏目きぼんぬ
866吾輩は名無しである:03/05/26 21:45
谷崎は老いてなを素晴らしい作品を生み出した。
現在、日本人で谷崎のような位置にいるのは誰か?

古井由吉しか思い浮かばない。
867吾輩は名無しである:03/05/26 22:55
老いて・・・・
昭和03年 42歳 「卍」「蓼食ふ蟲」連載開始
昭和05年 44歳 「亂菊物語」連載開始、改造社「谷崎潤一郎全集」出版開始
昭和06年 45歳 「吉野葛」「盲目物語」「武州公秘話」発表
昭和07年 46歳 「蘆刈」発表
昭和08年 47歳 「陰翳禮賛」発表
昭和09年 48歳 「文章讀本」出版
昭和11年 50歳 「猫と庄造と二人のをんな」発表
昭和18年 57歳 「細雪」連載開始
昭和22年 62歳 京都御所で天皇陛下と雑談
昭和24年 64歳 「少将滋幹の母」連載開始
昭和30年 70歳 「幼少時代」連載開始
昭和31年 71歳 「鍵」連載開始
869吾輩は名無しである:03/05/27 01:07
>>868
50歳からでどうよ?
それにしても素晴らしい年表だわ!
ただ、「基地外老人日記」と「台所太平記」
「春琴抄」入れてくれ!
870吾輩は名無しである:03/05/27 10:54
源氏翻訳のおかげで何年か空白があるのがもったいない
871吾輩は名無しである:03/05/27 13:21
谷崎は好きだが、源氏翻訳は読んでない。原文のほうがわかりやすい。
主語がないゆえ人間関係がわかりにくいところもあるが、
漫画の「あさきゆめみし」で人物系図など確認すれば、ほとんど問題ない。
そういう今となっては、たしかに、源氏翻訳の期間は「もったいなく」私の目にも映る。
872868:03/05/27 23:57
>>869
昨夜酔った勢いで書き込んだものなのでかなりあやしいリストです。
昭和08年 「春琴抄」発表 が抜けてました。
また、ネタ本が中村光夫「谷崎潤一郎論」(昭和31年)と
新書版「谷崎潤一郎全集」(中央公論 昭和32〜昭和34年)なので
それより新しいのは抜けてます。
あと、昭和の年→年齢の計算が途中で狂ってました。
873山崎渉:03/05/28 08:51
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
874858:03/05/28 21:28
>>863
私は途中から観ましたので、その二人の場面は知りませんでした。
875吾輩は名無しである:03/05/30 15:38
ナオミナオミ わたしのナオミ
あなたはどこへ いってしまったの?
わたしは ここにいるというのに
876吾輩は名無しである:03/06/04 03:54
初めて文学板来たんだけど
谷崎ファンの女性って多いの?
877吾輩は名無しである:03/06/04 10:07
細雪、最高!雪子、イイ!
878吾輩は名無しである:03/06/04 23:30
渡邉たをりの書いたエッセイを松子夫人は気に入っていなかったとか、誰か
ご存知か?
恵美子さんやその子供たち、鮎子さんやその子供たちは何か書いてる?
879吾輩は名無しである:03/06/05 13:44
私は「細雪」では鶴子が好きだなぁ。
「桜の園」のラネーフスカヤ夫人に通じるものがあると思う。
あと、「猫と庄造と二人のをんな」の品子も好き。
あほな男に惚れる女もまたあほなんだなぁと思う。
880吾輩は名無しである:03/06/05 21:38
自分は庄三に会ったらたぶんめろめろになってしまうだろうと
思いました。あほです。
881吾輩は名無しである:03/06/05 21:44
マイナーな趣味かもしれないが、
「細雪」のお春どんは、すごく可愛いと思った。
だらしのない女の子を、谷崎は可愛く書く。趣味なんだろうなあ。
882吾輩は名無しである:03/06/06 00:48
わたしは妙子が好きですね。
妙子を主人公にした続編求む・・・っていうか、
続きを読みたくて、自分で書き始めてみたけど挫折。
883吾輩は名無しである:03/06/06 01:11
エステに励むナオミに失笑。
884吾輩は名無しである:03/06/06 03:23
雪子って、普段は物静かでおしとやかなんだけど、その半面エゴイスティックというか、自分の考えを容易に譲らない芯の強さも持っている。そういった点では、ナオミと共通しているのかも。
885吾輩は名無しである:03/06/10 23:57
舞台では南野陽子が妙子だったね
886吾輩は名無しである:03/06/11 03:57
南野陽子か、スケバン刑事の方が合いそうだが……。
古本屋でゲットした新潮文庫の表紙写真によれば、
上から順に岸恵子、佐久間良子、吉永小百合、古手川祐子で
映画化されたこともある模様。花見の場面とか美しそう。見てみたい。
「細雪」で好きなシーンのひとつは、富士屋ホテルで
幸子が銀のポットに映った自分の姿を夫に見せるところ。

>>878 直接には知らないが渡辺たをりの「祖父 谷崎潤一郎」(中公文庫)
を読むと、松子夫人は単行本刊行時いやがったかもと思う。
潤一郎の晩年の千萬子礼賛にくわしく触れているので。

ところで、「蘆刈」って何か文庫に入ってるでしょうか。
887吾輩は名無しである:03/06/11 03:59
岩波文庫にあったような
888吾輩は名無しである:03/06/11 16:21
谷崎潤一郎が結局官能小説家として終わらなかったのは、れっきとした人間の心理を文学的に描写したことに重要さがある。
文学は、心の学問であり、それを上手に描いた作家である谷崎こそ、実は最高の作家だと思われる。
文学において、これほどまで醜い心もきれいな心もありのままに描いた作家は、そうそう居ないと思われる。
彼の作品は、そんな心理描写がすばらしくきれいであるし、また、人間の陰の欲望もきれいなまでに描ききっている。
そんな作家は、今までいただろうか? 夏目漱石だろうがなんだろうが、彼にかなうものではない。
本当のエゴイズム、特に恋愛においてのエゴイズムは、彼こそが最高峰に思われる。
2chでここまで熱く語っても、なかなか通じないかもしれないが、彼こそ日本一、いや世界一の作家である。
一見汚らわしいと思われる「性」だって、彼の手にかかれば、最高に美しい存在にかわるのだ。
どうだい? 彼よりも性描写を純粋に無垢に描ける作家が現代にいるかい? いないだろう?
889吾輩は名無しである:03/06/11 19:45
>>886
市川崑監督のやつですね。
『細雪』、それ以前に2回映画化されていて配役は以下の通り。

1950年  
鶴子 ................  花井蘭子
幸子 ................  轟夕起子
雪子 ................  山根寿子
妙子 ................  高峰秀子

1959年
鶴子 ................  轟夕起子
幸子 ................  京マチ子
雪子 ................  山本富士子
妙子 ................  叶順子

50年版で幸子だった轟夕起子(つってもみんな知らないだろうな…)が59年版では
鶴子になっているのが面白いね。
いま映画化するとしたらどうよ?
890吾輩は名無しである:03/06/11 22:23
鶴子 ................  磯野貴理子
幸子 ................  久本雅美
雪子 ................  飯島 愛
妙子 ................  はしのえみ
891吾輩は名無しである:03/06/12 00:46
>>890
マジ勘弁。
892吾輩は名無しである:03/06/12 00:49
>>890
吐き気した。
893_:03/06/12 00:52
894吾輩は名無しである:03/06/12 01:57
痴人の愛と細雪は秀逸だな。
卍は着想は面白かったが、いまひとつしっくりこない。
それにしても谷崎の小説は構成が美しい。
895吾輩は名無しである:03/06/12 02:55
>>887,>>889どうもありがとうございました。
鶴子:黒木瞳
幸子:高島礼子 
雪子:深津絵里か小雪
妙子:松浦亜弥 でどうでしょう。

>>888 谷崎のようなエゴイストが実際近くにいたら
大変いやだろうけど、エゴイズムを補って余りある
美と官能のあふれる、何度も読みたくなる作品が
できあがるのはすごいと思う。
896丸木戸佐渡守:03/06/12 03:57
>889 いい、それ見たい!
鶴 川崎弘子
雪 市川春代
幸 桑野通子
妙 原節子
なんてどう?
897吾輩は名無しである:03/06/12 10:31
鶴子:賀来千香子
幸子:藤原紀香
雪子:沢口靖子
妙子:中島知子
どうでしょう?
898吾輩は名無しである:03/06/12 22:04
>>895
いいねえ。
妙子はもうちょい年上の方がバランス取れるかな。
竹内結子とか伊東美咲とか?

>>896
今や不可能でつね…。
899これできまり!:03/06/12 22:53
鶴子−沢口靖子
幸子−大石恵
雪子−吉本多香美
妙子−仲間由紀恵 
900丸木戸佐渡守:03/06/12 22:54
900
901吾輩は名無しである:03/06/12 22:54
>>899
沢口靖子以外は禿胴!!!!!!!!!!
902吾輩は名無しである:03/06/12 23:04
そもそも原作ってどれくらいの年齢設定なんだっけ。
903899修正案:03/06/13 00:38
>901これでいいか?
鶴子−水野真紀
幸子−大石恵
雪子−吉本多香美
妙子−仲間由紀恵
こんなのもいいか?
鶴子−紺野美紗子
幸子−賀来千賀子
雪子−田中美佐子
妙子−沢口靖子

904吾輩は名無しである:03/06/13 00:51
どんな女優が演っても
ガカーリしそうな気する…
905吾輩は名無しである:03/06/13 02:12
あなたが探してるのってこれだよね?この中にあったよ♪
http://endou.kir.jp/betu/linkvp/linkvp.html
906丸木戸佐渡守:03/06/13 02:19
なんのために細雪が映画化されるのか? それは、
主役格の美人女優4人に和服を着せて楽しむためである。

そんなことより乱菊物語を映画化してほしいのだが・・・
たしか谷口千吉あたりがやっていたような気が・・・
907吾輩は名無しである:03/06/13 02:22
鶴子 五月みどり
幸子 竹田かほり
雪子 飯島愛
妙子 かわいさとみ
むっふーん
908吾輩は名無しである:03/06/13 02:41
鶴子 中澤裕子
幸子 飯田圭織
雪子 後藤真希
妙子 加護愛

うっひゃあ!
909丸木戸佐渡守:03/06/13 02:58
鶴子 扇千景
幸子 沢たまき
雪子 和泉雅子
妙子 土田早苗
なんてどうよ?
910吾輩は名無しである:03/06/13 13:07
鶴子 白石ひとみ
幸子 長瀬愛
雪子 堤さやか
妙子 笠木忍
もちろん薄消しで。
911吾輩は名無しである:03/06/13 15:44
>894
同感だな。
個人的には「春琴抄」も入れたいけど。「吉野葛」もいい。
まあ、そんなこといってたら全部いいんだけどさ。
こんな凄い作家いないよ。
俺は最初、「痴人の愛」を読んで衝撃を受けた。
それから谷崎にはまったんだけど、1作読むたんびに震えがきたね。
全集で読んでるのは谷崎と藤枝静男くらいだよ。
「刺青」一編だけを残して死んでたとしても、
この人は間違いなく文学史に残った。
金井美恵子なんかがひどく幼稚に見えるね。
912吾輩は名無しである:03/06/14 02:22
>>902 小説開始時上から順に37、?、30、25か26のようです。
幸子は33か34くらいでしょうか、ちょっとわかりませんでした。
容姿は中公文庫だと上巻七に書いてあります。
で、新機軸
鶴子 鈴木京香
幸子 鶴田真由
雪子 宮沢りえ
妙子 国仲涼子
でいかが?

最近「柳湯の事件」を読みましたが、それなりにふるえました。
ところで、谷崎の作品の男主人公のマゾヒズムはよくいわれるところですが、
相手の女性が自分以外の男をも愛しているというケースの
作品はあるのでしょうか? 「鍵」はそうかもしれないけど。
ナオミやお艶のようにただほかの男と「ヤってるだけ」に見えるのは
除いて考えたいんですが。


913吾輩は名無しである:03/06/14 04:13
作品だけならけっこうあるでしょ
914吾輩は名無しである:03/06/14 04:24
>>912
915吾輩は名無しである:03/06/14 10:26
『瘋癲老人日記』を読んだ。面白かった。
モデルはやっぱり、谷崎自身なんですか?
916吾輩は名無しである:03/06/14 13:47
谷崎潤一郎の文学は、本当に純粋な恋愛をものすごく純粋に描いてると思う。
917通行人A+:03/06/14 14:13
un?
918吾輩は名無しである:03/06/16 03:54
痴人の愛読み終えました。
すごい。全然飽きることなく読み通してしまった。気付いたらこんな時間。
もちろんあんなに酷くはないが、昔付き合った女を思い出してしまたYO
919吾輩は名無しである:03/06/16 15:04
私は、昨日、秘密を読んだよ。そこには、痴人の愛のような一見するとあぶない、
なんとも言えない美意識を秘密のなかにも見つけることができたよ。ほんというと、
面白かったので、ぜひ、読んでください。
920吾輩は名無しである:03/06/16 20:52
鶴子…黒木瞳
幸子…若村麻由美
雪子…木村多江
妙子…戸田菜穂

和服が似合いそうな人ということで。
921吾輩は名無しである:03/06/16 22:15
鶴子…二コールキッドマン
幸子…キャメロンディアス
雪子…ペネロペクルス
妙子…レニーゼルウィガー でどうでしょ?
922吾輩は名無しである:03/06/16 22:17
ちょいとそこの殿方様!ここ覗いていって〜〜ん。
いいこと、いいもの、儲け話とかいっぱいあるわよ〜!
貴方も貴女もここにきてスッキリしましょうyo!
http://www.anzen-chitai.ne.nu
よろしくお願いしま〜す。
                   副店長 片岡佳子
923吾輩は名無しである:03/06/16 22:45
『細雪』とは全然違うが、
『小さな王国』が10年ぐらい前に「女教師」に設定変えて
テレビドラマ化されて、
主演は岩下志麻だった。
924吾輩は名無しである:03/06/17 00:37
妙子は奔放な感じをきぼーん
925吾輩は名無しである:03/06/17 00:48
奔放といえば、俺的には奥菜恵だな(w
926吾輩は名無しである:03/06/17 22:36
谷崎の小説を読むと女はどう感じるのだろう?
あと、痴人の愛に出てくる「ナオミのひどいあだ名」って何を想像した?
漏れは雌豚…
もっとひどいのきぼんぬ
927吾輩は名無しである:03/06/17 22:53
>>926
公衆便所
928926:03/06/17 23:33
精液便所
929吾輩は名無しである:03/06/18 00:38
させ子
930陰太心:03/06/18 00:46
乱菊物語の謎って結局解明されたのか?
かげろう御前は何を考えているの?
海龍王って何者なのか?
931吾輩は名無しである:03/06/18 01:12
>926
パラパラ見たけど見つからなかった。何ページあたりですか?
932吾輩は名無しである:03/06/18 01:48
>>931
ちょっと調べてみました。
正確には「口に出来ないようなヒドイ仇名」で、
二十二章の最後の方、新潮文庫でいうと、260ぺージです。
933吾輩は名無しである:03/06/19 01:11
>932 サンクス
ありました。自分の持ってるのは古い版らしくP256でした。
やはり927-9あたりが正解でしょうか....

そのすぐ後にナオミの実家は千束町の銘酒屋と書いてありました。
934_:03/06/19 01:12
935_:03/06/19 02:56
936吾輩は名無しである:03/06/19 12:57
痴人の愛に関しては、前に単独スレが立ってたね…
ナオミ萌えスレだったんだけど、千束町の銘酒屋の当時の話とかも
出て、それなりに面白かった気がする。
937吾輩は名無しである:03/06/19 22:51
痴人の愛の次に読むとイイもの教えてください
938吾輩は名無しである:03/06/19 23:22
>>926
ちょっとナオミに憧れたよ。男にだらしないところは嫌だけど、
自分のそういうところに対して全然罪悪感感じていないあたりが
カッコいいと思った。
自分自身はMのジョージタイプだから。
939吾輩は名無しである:03/06/19 23:27
940知人のI:03/06/20 12:43
俺の知り合いさぁ…イニシャルが I なんだよね…
941吾輩は名無しである:03/06/20 23:58
>>937
「盲目物語」の文体に思う存分酔って下さい。
942吾輩は名無しである:03/06/23 11:26
>>940 「縮んだ愛」という作品(佐川光晴)もあります。
>>941 「盲目物語」いいですよね。文体、「薄物越し官能」ともに好き。
943吾輩は名無しである:03/06/28 06:35
こいさん、頼むわ
944吾輩は名無しである:03/07/01 04:15
>>943 
は発展家
945吾輩は名無しである:03/07/01 04:35
>>944
こいさんのこと? まさか幸子(943の台詞の発話者)がか?
どうでもいいけど帯鳴り萌え。
「細雪」はどこから読んでもだらだら面白い。
946吾輩は名無しである:03/07/01 10:24
最近「卍」読みました。
谷崎作品を最近ずーっと読んでなくて他の作家のばっか読んでたけど、
改めて谷崎ってすごい!!と思いましたよ。

947吾輩は名無しである:03/07/02 02:05
〜〜〜みなさん〜〜〜
谷崎作品で、最も文体が美しいと思われる作品あげてください。
948吾輩は名無しである:03/07/02 23:36
文章読本(w

少年時代もいい
949吾輩は名無しである:03/07/02 23:40
>>947 『蘆刈』
950名無し物書き@推敲中?:03/07/03 09:50
しゅんきんしょう に決まってるだろう ばかやろう
俺はなー 俺はなー れげーをやっているんだ そうレゲーをやっているんだよ
お前ら作家志望の根暗のやつらと比べ物ならないくらい世界を見ているんだよ
コンサートしてみんなに握手を求められることほどの快感はないよ
一回作家志望やめてミュージシャン志望になれ こらー!!!
951吾輩は名無しである:03/07/03 20:32
>>949
「蘆刈」はまだ読んだことがないのですが、
どこの出版社が扱っているか分かりますか?
952吾輩は名無しである:03/07/03 22:18
>>951
岩波文庫に『吉野葛』とのカップリングで入ってますよ。
953吾輩は名無しである:03/07/03 22:24
>>952
ありがとうございます。
さっそく購入しに行きたいと思います。
954吾輩は名無しである:03/07/03 23:11
「盲目物語」は盲人が語っているような感覚を伝えるために
あんな文体にしたそうだけど、
実際効果出てるしねー。
谷崎はやはり恐ろし。
955ちよ:03/07/03 23:11
956名無し物書き@推敲中?:03/07/04 12:26
>>950
お前最高 せいぜいレゲー頑張ってくれや
957吾輩は名無しである:03/07/05 00:34
「過酸化マンガン水の夢」を手に入れたいんですけど」
958吾輩は名無しである:03/07/05 00:47
>>957
中公文庫『潤一郎ラビリンス』第11巻「銀幕の彼方」に収録されてる。
959吾輩は名無しである:03/07/07 18:15
「雪後庵夜話」
神保町で2千円で売ってた。買うべきか・・・
960淳一  ◆gw2dosUH0U :03/07/07 19:19
俺もレゲエじゃないけど週末は弾き語り行って、ハウスでも月一の固定枠で出演依頼あるけども、
音楽の方が世界が見えると思うのは、単純に文学楽しめてないだけじゃないかな。
音楽も楽しいし、その中での横のつながりも良いもんだけど、文学も割と良いもんだよー。もっといっぱい読んでみ。
とネタにマジレスしてみる。そーりー。

『痴人の愛』一人放蕩な女を最後まで同じ目線で良く書き切っていると思います。ナオミみたいな女はいらんけども。
戦後デカダン、侮れん。
961吾輩は名無しである:03/07/11 18:53
犯罪小説集はどんな感じの内容なのでしょうか?
962吾輩は名無しである:03/07/11 18:57
>>961
「柳湯の事件」「途上」「私」「白昼鬼語」収録。解説は渡部直己。
963吾輩は名無しである:03/07/11 20:21
新潮文庫の「鍵・瘋癲老人日記」にも
棟方志功の挿絵は入ってるんでしょうか?
964吾輩は名無しである:03/07/12 23:43
>>963
入ってましぇん。
965吾輩は名無しである:03/07/13 01:37
うちの近所の文学通の爺様がしたり顔でいうんだけど、
「谷崎なんつうのは、東京の[中の]田舎者なんだ。だから 芦屋なんぞに
惹かれて移住したりするんだ、、。」と、、
そうだろうか?、、。
966吾輩は名無しである:03/07/13 03:01
>>965
その自慰様が田舎者。
967吾輩は名無しである:03/07/13 10:16
>>965
爺さんのその言葉、東京の下町育ちが関西の山の手に憧れた、
っていう風に取れば、まぁ首肯できる。
968吾輩は名無しである:03/07/13 16:40
関西のほうが魚もおいしくて、芦屋は大阪市内より家がまばらで住みやすかったんでは?
969吾輩は名無しである:03/07/13 18:55
谷崎潤一郎スレ
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1058020671/


ここが次スレでいい?
970961:03/07/13 21:30
>>962
ありがとう
971吾輩は名無しである:03/07/14 02:50
中央区在住だけど、蛎殻町・人形町、あの辺の風情 嫌いじゃないけどなぁ。
発展著しい城南・城西地区に比べると 確かにオールド・トーキョーの面影
があって 「お江戸」してるけど。 
創業百ウン十年の団子屋などで 地域の生んだ偉大なる先達・谷崎を偲びつつ
お茶などすすりながらつらつら思うに、
賢明なる諸兄諸姉には周知のことに属すると思われるが、
初期の自伝的作品に顕著なように、生家のあったこの界隈に対する屈折した想い
があって、愛憎コモゴモだったでしょ。
自分の肉親をも含めたこすっからい長屋の庶民に対して侮蔑と哀れみと諦念
を抱いて。 「俺だけは お前らとは違う」みたいな。
一高へ飛び級で入るほどの桁違いの秀才の矜持が どうしてそれを許せようかと。
最近色気づいてきた奉公人のお玉のヒップの張り具合も気になるけど、
とにかく此処はいつか出る場所であって、居つく場所ではないと。
みじめな境遇を横目で遣り過ごすかのように 日本の古典や西洋の絢爛たる耽美に沈潜
して 来るべき出奔を夢見ていたんだな。
ただこの時代の鬱屈と怨嗟と葛藤がなければ「呪いの筆」によるあれらの珠玉の作品群
(主に初期)は生まれてなかったとは思うのだが。


今度 カフェの女給と今半のすき焼き食べに行くんだけど青年谷崎も通ったのかな。
972_:03/07/14 02:59
973山崎 渉:03/07/15 08:53

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
974吾輩は名無しである:03/07/16 22:26
うーん、確かに、「田舎もの」を感じることもなくはない。
細雪にしたって、ほんとの金持ちじゃなくて成り上がりの江戸趣味、
もっというと趣味がグロテスクでいわゆる「趣味が悪い」部類に入る。
でもそこがいいのだけどね。
975吾輩は名無しである:03/07/16 22:35
新潮カセット文庫の「春琴抄」を聴いて感動したんだけど、
本編後に収録されてた谷崎本人による朗読を聴いて笑っちゃった。
爺さん、もうちょっと上手く読んでくれよ。
976吾輩は名無しである:03/07/16 23:29
>>971
代々住んでる親戚がいるけど、
今の日本橋の「住宅街」って巨大ビジネス街に挟まれてほとんど陸の孤島だね。
977吾輩は名無しである:03/07/17 05:38
日本橋に「住宅街」ってあったんだ。
自分はたいめいけんとか行って、ええなあ昔のハイカラやな思ったけど。
おすすめの場所があったら教えてください。明治・昭和の東京を知りたい。
(なぜか大正が抜けた。たぶん大正は、竹久夢二の美術館のあるあたりを
自分で勝手にイメージしているからだろう)
978吾輩は名無しである:03/07/17 22:06
>>975
自分もそれ聴いた。
朗読はたしか寺田農さんで、結構良い感じだったような気がする。

新潮カセット文庫の本人朗読が入ってるのは、ほとんどがああいう感じ。
朗読を聴くためというより、作者本人の貴重な声を聴くだけのものなんだろうね。
979吾輩は名無しである:03/07/20 05:39
「己は どうしても 己の内部に-天才-を持っている気がしてならぬ、、、」
980吾輩は名無しである:03/07/20 10:23
スレもクライマックス。

俺は「鍵」が最高傑作だと言っておきたい。
981吾輩は名無しである:03/07/21 10:24
age
982吾輩は名無しである:03/07/21 23:27
983吾輩は名無しである:03/07/21 23:29
梅ないのか?
984吾輩は名無しである:03/07/22 00:08
谷崎潤一郎の最高傑作か。
恐らく一番人気は「痴人の愛」だろう。
いや、純度の高さでは「春琴抄」か?
唯一の長編である「細雪」だって侮れない。
または「刺青」、「少年」、「幇間」などの初期短編だ。
通な人は時代物を推し、へそ曲がりは未完に終わる「乱菊物語」を。

俺だってその全部に思い入れがある。
しかし今日の俺が谷崎の最高傑作に推すのは「卍」だ。
谷崎流のユーモアと「語り」の技術が最高のレベルで融合してると思う。
書き出しと最後の締め方も素晴らしい。

・・・・一番読み返したのは「猫と正造と二人のおんな」だったりする・・・・
(酔ってます。麦の海にどっぷりとな。)
985吾輩は名無しである:03/07/23 00:10
漏れも卍がいいよー
986吾輩は名無しである:03/07/23 00:11
俺も卍したいよー
987吾輩は名無しである:03/07/23 17:16
987
988吾輩は名無しである
ハァハァ(;゚∀゚)=3 お卍〜