3 :
吾輩は名無しである:2012/01/15(日) 11:36:09.14
みしみしまむまむ
5 :
吾輩は名無しである:2012/01/15(日) 13:41:36.27
/// ヾ_ノヘ ああ金が余って余ってしょうがない!
ヒ| ||
ヒイ 三_ _三 Y| 端的に申しますと、最初から
>H `・ -H - ・´|-|< 私が社長だったらもっと大きな銀行にしていましたよ。
`||丶_ノ丶_ノ || 新銀行東京は成功。
ヒ| _ノ (_)丶_ ノノ 石原知事は、規制対象となる性的な漫画について「世の中に変態ってやっぱりいるからね、
| 〈ト ェ ェ ェ ェイ〉 | 気の毒な人でDNAが狂ってて。子供にさらさないように処置しただけ」と述べた。
丶  ̄ ̄ // ああ金が余って余ってしょうがない!
丶`ー―― /\
/|\ ̄ ̄ / /| なにいエタ畜生? 俺のこと? いいんだよ! わいせつ物陳列罪なんて!
/ | /トー< / | 金やカネや 金さえあれば 命でも買える! それを証拠に、俺は福島県民からの搾取税で生きているんだ
猥褻物頒布罪デーモン乞食(78)
6 :
(o`.´o)materialist ◆m0yPyqc5MQ :2012/01/15(日) 13:56:29.31
藁貸し増すねぇ〜(笑)本日このデーモン乞食は大阪都(笑)TVで演説する酔うですが〜(笑)
ことあるごとに三島を貶す石原慎太郎。嫌なやつ。
記
とき 平成24年2月13日 午後六時半(六時開場)
ところ アルカディア市ヶ谷(私学会館)四階会議室
講師 ヘンリー・スコット・ストークス
演題 未定
ストークスさんは三島体験入隊に同行取材し、英語の伝記を書いた、当時ロンドンの『タイムズ』東京支局長だった。この英語伝記は世界に読まれ、ギリシア語訳もでた。
邦訳は「三島由紀夫 死と真実」(清流出版、徳岡孝夫訳)
会場分担金 おひとり2000円(会員は千円)
特記 ストークスさんがスライド多数を用いて、初公開の逸話も多数聞ける筈です。講演は同時通訳で行われます。当日の通訳はベテラン藤田裕行氏です。
9 :
まぐな〜、見てるか〜?:2012/01/17(火) 22:09:51.40
744 +1:まぐな ::2012/01/17(火) 20:34:17.32
>>737 下半身パイナップル腐れまんこ臭気プンプンババア、部屋中むせ返るほどパイナップルの臭いさせまくりやがって、きたねえだよ、さっさと出てけ。
パイナップル色に黄ばんだパンティ何日着てれば気が済むと思ってるんだ。
このパイナップルオリモノ糞ババア、パイナップル腐れまんこババァ!
754 +1:まぐな ::2012/01/17(火) 20:39:27.49
>>737 パイナップル腐れまんこは哲学板でも汚いおばさんだと、文学板にまでベタベタきたねえパイナップルマン汁、を滴らせてやがるからな。
ジャネットの様なパイナップル汁が好きなやつは、深いに思わんのだろうが、その腐れ汁ベタベタが心底いやでいやでたまらんのだよ。
パイナップル膿まんこオリモノドロドロクソババア! オリモノパイナップルウジムシクソババア!
10 :
まぐな〜、見てるか〜?:2012/01/18(水) 00:00:04.81
1000:吾輩は名無しである:sage:2012/01/17(火) 23:57:20.96
>>991 744 +1:まぐな ::2012/01/17(火) 20:34:17.32
>>737 下半身パイナップル腐れまんこ臭気プンプンババア、部屋中むせ返るほどパイナップルの臭いさせまくりやがって、きたねえだよ、さっさと出てけ。
パイナップル色に黄ばんだパンティ何日着てれば気が済むと思ってるんだ。
このパイナップルオリモノ糞ババア、パイナップル腐れまんこババァ!
754 +1:まぐな ::2012/01/17(火) 20:39:27.49
>>737 パイナップル腐れまんこは哲学板でも汚いおばさんだと、文学板にまでベタベタきたねえパイナップルマン汁、を滴らせてやがるからな。
ジャネットの様なパイナップル汁が好きなやつは、深いに思わんのだろうが、その腐れ汁ベタベタが心底いやでいやでたまらんのだよ。
パイナップル膿まんこオリモノドロドロクソババア! オリモノパイナップルウジムシクソババア!
1001:1001 ::Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。
11 :
吾輩は名無しである:2012/01/18(水) 00:08:19.65
昔出たブラック・エンジェルズって漫画で、
明らかに『剣』をパロったエピソードあるね。
コンビニで立ち読みして笑った。
国分というキチガイ剣士がでてきて、
刀は人を切るためにあるんでしょうってうそぶきながら、通り魔で人を切りまくって、
最後はブラック・エンジェルに殺される。
広島でのオペラ三島由紀夫原作のオペラ「班女」上演は
主役を強制的に慰安婦にさせられた経験を持つ気高いインテリ層の朝鮮人女性に読み替える日本ではこれまでにない斬新な演出
13 :
吾輩は名無しである:2012/01/18(水) 16:01:06.55
三島の小説はやはり鋭い青春の感性の小説であり、思想的なものではありません。
しかし三島は川端康成と違って、感性の作家であることに満足せず、『豊饒の海』のような思想的な小説を書こうとしたと思いますが、それは明らかに無理です。
梅原猛 アンケート「三島由紀夫と私」
なんでこんなにおじいさんおばあさんに人気なんだ?
>>13 感性と思想とを分類して文芸批評している時点で何か的外れな人ですね。
>>12 三島戯曲は台詞を一字一句変えちゃいけないんだよ。勝手にそんなことできないでしょう。
17 :
まぐな:2012/01/18(水) 16:59:01.78
>>15 おいチワワ、三島の思想は感性由来だろ。そんなこともわからんのか。
18 :
まぐな〜、見てるか〜?:2012/01/18(水) 16:59:51.57
>>17 1000:吾輩は名無しである:sage:2012/01/17(火) 23:57:20.96
>>991 744 +1:まぐな ::2012/01/17(火) 20:34:17.32
>>737 下半身パイナップル腐れまんこ臭気プンプンババア、部屋中むせ返るほどパイナップルの臭いさせまくりやがって、きたねえだよ、さっさと出てけ。
パイナップル色に黄ばんだパンティ何日着てれば気が済むと思ってるんだ。
このパイナップルオリモノ糞ババア、パイナップル腐れまんこババァ!
754 +1:まぐな ::2012/01/17(火) 20:39:27.49
>>737 パイナップル腐れまんこは哲学板でも汚いおばさんだと、文学板にまでベタベタきたねえパイナップルマン汁、を滴らせてやがるからな。
ジャネットの様なパイナップル汁が好きなやつは、深いに思わんのだろうが、その腐れ汁ベタベタが心底いやでいやでたまらんのだよ。
パイナップル膿まんこオリモノドロドロクソババア! オリモノパイナップルウジムシクソババア!
1001:1001 ::Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。
ひたすら明治百年の日本、そして日本語が解体していく三十年間だった、そして現在はその最終段階にある、と思う。
遠からず三島文芸は古典という名の異文化として読まれるだろう。いや、すでに読まれているか。
(三島作品のベストワンは)『豊饒の海』とくに最終巻「天人五衰」。
もしそれを破綻というなら、明治百年の日本の破綻を先取りし、予告している、と考えるべきだろう。
高橋睦郎「アンケート 三島由紀夫と私」より
今日では、「豊饒の海」は彼の数多い作品の中で最高の地位に置かれている。
近代日本を一種のパノラマのように見せる点で、翻訳された他のどんな作品より優れているからである。
「春の雪」に明治末から大正にかけての日本を描き、「奔馬」の勲に激動の昭和初期を映し、「天人五衰」中に
復興した日本社会の醜さをあばく…
西洋人があまり知らない国・日本が、そこではみごとに語られている。
ヘンリー・スコット・ストークス「三島由紀夫 死と真実」より
>>21 芸術作品に政治的な外交問題を吹き込んで弱者ぶり有利に事をすすめようとするのは邪道。
23 :
まぐな〜、見てるか〜?:2012/01/19(木) 16:58:08.09
24 : 吾輩は名無しである : 2011/05/20(金) 15:51:40.62
おいこれを見ろ 狸とマグナのIDが同じじゃねえか 同一人物なのかよ?
http://log2ch.net/read.php/bookall/1219511350/699-705 702 : ( ̄ω ̄)獲る狸 ◆ycr5A7VfSw [sage] : 2008/09/06(土) 02:37:43 ID:WVhzZrUN
そして最後は逃げの一手です(笑)
あ?
703 : この名無しがすごい![sage] : 2008/09/06(土) 02:39:19 ID:GV6cy/vT
最後の、あ?、が気になるw
704 : マグナ ◆pofhvgEbZ. [sage] : 2008/09/06(土) 02:41:39 ID:WVhzZrUN
ハッキリ言えよwビビったから逃げましたとなw
サイトで大掛かりな作家宣言をしときながら突如閉鎖、数ヶ月後にしゃあしゃあとここに戻ってこられる神経の図太さには爆笑したぜw
知らん間にオフィシャル・サイトから名前を変えてやがるしなw「作家志望」に舞い戻りかwwwwww
おい、お前笑われてるんだぞwアンタわかってんのかw
705 : ( ̄ω ̄)獲る狸 ◆ycr5A7VfSw [sage] : 2008/09/06(土) 02:45:42 ID:WVhzZrUN
ども度も(笑)つい地金が出ましたが(笑)続きはまた、ということで(笑)
25 : 忍法帖【Lv=7,xxxP】 v(・x・)v鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ : 2011/05/20(金) 15:53:05.99
寒気がする話だ…
韓国人の脳内世界か
26 :
吾輩は名無しである:2012/01/19(木) 21:23:25.70
>>12 海外記者の前でゲネラルプローペ。「世界中で再演すべき公演」と絶賛。
自演してまでごり押しは韓流と同じだね。
144:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さんage2011/12/20(火) 19:23:56.04 ID:5tefwjbY
2012年1月
広島で三島由紀夫原作のオペラ「班女」を内閣官房参与平田オリザが演出。
三島はあの世で憤死しそうだな。死んでるけど。
146:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さんage2011/12/20(火) 22:59:13.23 ID:p5Pr0AN+
オリザがミシマを解体
題名が豊饒の海ではなく「月蝕」
第四巻が天人五衰じゃなくて「月蝕」
ネットではふたつの話が混在してるね。
どっちが正しいか知らないんだけど(笑)
「豊饒の海」は確定していたんじゃないかな。
「天人五衰」はいろいろ迷って決めた感じがします。
そうなんだ。
ネットみたいに簡単に上書きできないから
副題決定も真剣な作業なんだろうな。
三島のマッチョはまるでミケランジェロの彫刻のよう。
三島は自分を超人と演出したかったのだろう。
一命を賭けメッセージを遺した三島由紀夫は真の勇者。
野田首相の仕事
○TPPに参加して、日本をアメリカの植民地にします。
○とりあえず女性宮家を創設して、ゆくゆくは万世一系の皇統を断絶。
○次期戦闘機を納入時期が未定のF35にして、日本の防衛に空白期を作ります。
○消費税を増税して日本の景気を冷え込ませます。
>>16 ドナルド・キーン氏の英訳をさらに切り詰めるという方法て許可されたらしい。
ドナルド・キーンが許可したの?
三島があの世で泣くよ。
40 :
吾輩は名無しである:2012/01/24(火) 01:01:44.88
佐伯彰一って、まだ生きてたんだな・・・・
ドナルド・キーンが許可できるわけがない。できるとしたら、
英訳を英語で上演する場合だけだろう。それでも怪しいが。
許認可権を持つのは著作権者。遺族だろうから多分威一郎さん。
省略にせよ改変にせよ、原作通りでない上演がなされたら、
それは威一郎さんが承諾したんだと思う。
おやおや
stay with me 雨が雪に〜 変わるわ pavement♪
>>38>>41 英訳のオペラ化。
2009年の日本初演では一部日本語にしていたがw
思わぬ場所でこんにちは
でもこれホントかな
[日月神示]夜明けの御用 岡本天明伝 初めて明かされる雛型神業の足跡!(超☆どきどき) [単行本]
岡本天明の奥山遷宮鎮座祭(於ける玉川学園)に参列していた「三島由紀夫」
>>45 参列していても不思議ない感じがする。
いろんな文脈で霊的なものに惹かれているのが見受けらるから。
チワワさんやザリガニさんは、マンディアルグは読んだ?
三島スレで、なんでいきなりマンディアルグの話が出てくるのか。
こんなところまで出張って読書自慢をせんでもよろしい。
>>49 読んだことあるけど、あまりよくピンと来ないというか(訳文のせいか)、よくわからない作風って感じでした。
「三島由紀夫に捧げる」みたいな副題の作品集でしたが、外国人にありがちな耽美風に終始したようなやつです。
53 :
51:2012/01/28(土) 18:02:39.12
あ、一応サド侯爵夫人の仏訳があるのか。これは失敬。
場違いというわけでもないんだな。しかも女だと思い込んでいた(恥
三島に関して何か述べているのがあるのかしらん。
一冊(一行)も読んだことがないが、誕生日(日付)が近いので、
何やら親近感がw
と、ここまで書いたところで新たなレスが。
ほう、そんな作品集があるのか。それなら三島レスで話をしても
おかしくない。佃煮すまん。
佃煮さんたちとは真っ二つに考え方が違うからな・・・
新潮の文庫本紹介Yonda?(一口コメント)に太宰治の「人間失格」について
”この主人公は自分だ!と思う人とそうではない人に日本人は二分される”とあった。
太宰派と三島派とでも言えばいいんだろうか?
三島は太宰を毛嫌いしていたし、太宰を毛嫌いする三島に共感できるオイラがいる。
>>52 太宰派にとって非常に共感できるような内容になってるんじゃないですか?
私が太宰派なのはまあ置いときましょう。
二人とももうすでにマンディアルグ読んでるんだね。さすが。
私は最近サド経由でこの人を知ってなんか一冊読もうかなあと思ってる所。
二人の感想は参考になったよ。ありがとう。
56 :
51:2012/01/28(土) 18:25:27.23
>>53の「三島レス」は「三島スレ」の間違いな。ちと焦ったものでw
俺は人間失格の主人公は自分だと思う口で、かつ、三島も太宰も
好きだ。好きの度合いから言えば、三島>>>>>>太宰だが。
三島の太宰嫌いは、その自堕落な感じを忌避しただけで、文学の
根っこのところでは通底するものがあり、三島もそれは十分分かった
上での発言だと思う。
とにかく俺は、三島派と太宰派に二分する考え方には反対。
>>56 ちょっと興味深い意見だね〜。一理あるよ。
>>55 いや、マンディアルグという人のお名前を今初めて知りました。そしてその方の書かれた本は一冊も読んでません。
太宰派のことを一般的にロマン派っていうんでしたか?
三島文学そのものはロマン派の方にも好まれるんですね。
そういえば新潮のYonda?の一言レビュー、三島由紀夫の金閣寺のレビューが
「美しいものを汚したい。それを悪だと言いきれますか?」になっていました。
主人公にとって屹立する高い障壁を放火という手段で制覇若しくは征服する話だからちょっと違う・・・けど
未読の読者を惹きつけようとするのなら「美しいものを汚したい。それを悪だと言いきれますか?」で正しいか。
>>54 澁澤派が好きそうな作風だと思う。
三島の金閣寺や太宰作品のような感じのものではなかったですよ。
女には真のナルシズムはないとも言ってたね。だから自害や殉教的な死に方になる人がいないとか。鋭い指摘かも。
∩ ∧_∧
⊂⌒( ・ω・ ) 三島由紀夫の「All Japanese are perverse」は事実ですよね。
`ヽ_っ⌒/⌒c
⌒ ⌒
>>64 事実というか、三島の考えの一つでしょう。
66 :
吾輩は名無しである:2012/01/29(日) 17:39:56.80
64> 日本人は、ひねくれ者?
67 :
まぐな:2012/01/29(日) 17:45:57.20
マンディアルグは読んだ。まずなんと言っても短篇がいい。長篇は短篇のつぎはぎな感じがするから。
何冊かは現役で買えるが、狼の太陽が一番いいだろう。
68 :
吾輩は名無しである:2012/01/30(月) 01:04:58.77
?
>>48 おお、大きいサイズの画像は初めてみます。
>>65 事実じゃなくて、三島の考えの一つですか・・・そうですね、そんなはずはないですよね。
72 :
吾輩は名無しである:2012/02/01(水) 20:33:13.36
三島由紀夫って俳優もやってたんだな。
からっ風野郎って映画で主演でヤクザ者やってるんだが大根だわ。
今、KBS京都で放送してるとこ。
下賎で男臭いのが好きでたまらんかったんかな。
からっ風はDVD買って持ってるよ。
エスカレーターで死ぬシーンでまばたきを我慢している根性と形相がすごくて笑ってしまった。
あんな美文、名文を繰り出す頭のいい人なのに、映像からも威張らない気さくな人柄が見える。
チンピラ役やってても、若尾文子に「そうそう」と言うセリフのちょっとしたイントネーションに、
地の優しさと品の良さが滲み出ちゃってる気がした。
74 :
吾輩は名無しである:2012/02/02(木) 07:00:57.69
そんでもって巨根なんだよ〜
色男だし、体だって自ら努力で『體』となっていた。
男盛りに死んだから伝説となったが、
あのまま生きて閣下の息の根を止めて欲しかった気もする。
ビートたけし『女に付ける薬』のステルス版を大衆雑誌で連発して
日本婦女子をもう少しだけマシに軌道修正して欲しかった気もする。
でも45で死んだからかっこいい。
鑑定医が感心する切腹の深さ、かっこいい。
森田必勝なんて不細工に切り損ねられたのが恰好悪い。
三田明みたいな美少年にしときゃよかったのに。
森田必勝くんは可愛らしい顔してんじゃん
>>75 栗みたいで可愛いね。少し杉村太蔵に似てるけど、もっと純朴で田舎っぽくて母性本能くすぐる顔してます。
誰もが平岡家を語るが、橋家に言及する者はほとんどいない。平岡定太郎と夏子ばかりが論じられて、橋健三と
トミは等閑視されてきた。あたかも三島由紀夫には、定太郎・夏子という父方の祖父母しか存在しなかったかの
ようであり、「一世紀ぐらい時代ずれのした男」と「或る狂ほしい詩的な魂」の女だけが三島文学の形成に
影響を与えたかのような印象を受ける。しかし、それは事実だろうか。三島は、母方の橋家からは大して影響を
受けなかったのだろうか。
健三は、万延2年(1861年)1月2日に金沢に生を享けた。加賀藩士の瀬川朝治とソトの間に次男として生まれ、
武士の血をひく。健三は幼少より漢学者・橋健堂に学んだ。明治6年(12歳)、学才を見込まれて健堂の三女・こうの
婿養子となり、橋健三と名乗る。健三は14、5歳にして、養父の健堂に代わり講義を行うほどの秀才だったという。
やがて健三は妻子を連れて上京し、小石川に学塾を開く。(中略)明治21年(27歳)、共立学校に招かれて漢文と
倫理を教え、幹事に就任する。妻・こうの死去により、健堂の五女・トミを後妻とした。明治27年(33歳)、
学校の共同設立者に加わる。明治43年(49歳)、第二開成中学校(神奈川県逗子町)の分離独立に際して、
健三は開成中学校の第五代校長に就任した。
開成中学校校長としての健三の事績は『開成学園九十年史』に詳らかで、(中略)顔写真を見ると、健三は白い
長髯を蓄えて、眼光炯々とした真相である。生徒は、「青幹」「漸々」「岩石」と渾名をつけたという。
(中略)
漢文の授業では、教科書として四書五経ではなく、『蒙求』を使用した。(中略)『蒙求』は、清少納言から
漱石に至るわが国の文学者に影響を与えた故事集である。テキストの選択から健三の教育観の一端を窺うことができる。
岡山典弘「三島由紀夫と橋家――もう一つのルーツ」より
(中略)
(開成の)初代校長は、高橋是清。(中略)第四代校長の田辺新之助は、(中略)英学者にして漢詩人として
令名を馳せた。長男が哲学者の田辺元で、三島は学習院時代から『歴史的現実』など元の著書に親しんでいる。
第九代校長の東季彦は、(中略)一人息子が、夭折した東文彦である。三島と文彦との親交は『三島由紀夫
十代書簡集』に詳しく、晩年の三島は『東文彦作品集』の刊行に尽力した。二・二六事件、田辺元、東文彦……、
健三をめぐる歴代校長の人脈と三島との関わりは以外に深い。
(中略)
健三は雇われ校長ではなく、学校経営者であった。学校の移転拡張を図るため、大正4年に組織を財団法人とし、
校主は理事となる。当時の寄付行為第五条には、三校主(健三、石田羊一郎、太田澄三郎)が学校の動産及び
不動産の全部を寄付し之を財団法人の財産とすることが謳われており、「この三校主の勇気決断は、この学校の
出身者の特に肝に銘記しなければならないことである」と学園史に記されている。
建物は老朽化・狭隘化が著しく、教室の床や廊下は波打ち、机は穴だらけで、生徒は「豚小屋」と呼んだという。
校舎の移転整備が課題であるが、学校側には土地も資金の当てもなかった。そこで健三たちは、窮状を詩文に託して
早大教授の桂湖邨に訴えた。桂はこの話を前田利為侯爵に伝え、大正10年に前田家の所有地を格安で払い下げて
貰うことになった。場所は、現在の新宿文化センター一帯である。詩文で土地を手に入れるとは、三島の祖父に
相応しいエピソードである。漢学者の桂は『王詩臆見』など王陽明に関する論文を著し、『奔馬』の藍本の一つ
『清教徒神風連』の著者・福本日南とも親交があった。(中略)
ところが、この土地に目をつけた東京市長・後藤新平が、電車車庫の整備を計画して、学校側に譲渡を申し入れてきた。
健三は直ちに突っぱねた。是清からも譲渡を勧められるが、硬骨漢の健三は拒絶する。やがて関係者と相談した結果、
市民のために東大久保の土地を譲る。紆余曲折の後、学校は新たに日暮里の現在の高校敷地を入手した。
岡山典弘「三島由紀夫と橋家――もう一つのルーツ」より
(中略)
永年にわたり健三は、赤字と襤褸校舎を抱えた開成中学の校長・理事として奮闘した。校舎の移転用地を確保し、
建設資金を集め、震災を乗り越えて新校舎を竣工させた。また、校長就任時に600名であった生徒定員を文部省との
粘り強い交渉の結果、1000人に拡充している。開成学園の今日の隆盛の礎は、健三が築いたといっても過言ではない。
こうした多年の功績により、大正12年2月、健三は勲六等に叙せられ、瑞宝章を授与された。
(中略)(平岡)夏子が一人息子・梓の嫁に迎えたのが、健三の次女・倭文重(三島の母)であった。健三は、
開成中学校校長を辞職後、昌平中学(夜間)の校長として、勤労青少年の教育に尽瘁した。昭和19年、四男の
行蔵にその職を譲り、故郷の金沢に帰った。同年12月5日、健三は永眠する。享年84歳であった。
岡山典弘「三島由紀夫と橋家――もう一つのルーツ」より
(中略)
トミは、明治7年に金沢で生を享けた。父は橋健堂、祖父は橋一巴で、いずれも加賀藩の漢学者である。トミは
六人姉妹の五番目で、(中略)姉・こうの死去により(中略)明治23年に健三の後妻となる。健三は29歳、
トミは16歳であった。二人の間には、雪子、正男、健雄、行蔵、倭文重、重子の三男三女が生まれた。(中略)
昭和13年、中等科二年の公威(三島)はトミに連れられて能を観る。初めて目にした能が『三輪』であったことは、
三島の生涯を思うと極めて暗示的である。『三輪』は、世阿弥の作と伝えられる四番目物であり、三輪明神が
顕現する。『奔馬』で本多繁邦と飯沼勲が邂逅する場所は、わが国最古の神社で、謡曲の『三輪』の舞台となった
大神神社である。
昭和20年2月、三島は兵庫県で入隊検査を受け、即日帰郷となる。金沢のトミから三島に宛てた2月17日付けの
書簡には「心の亂れといふものが千々の思ひに幾日かを過ごす」とあって、孫の身を気遣うトミの温かい人柄が
偲ばれる。
(中略)
兄弟について、倭文重は「私なんか娘のころ、男はやさしいものと思い込んでいました。実家の兄たちを
見なれてましたからね」と証言している。
昭和5年1月、公威は自家中毒に罹り、死の直前までゆく。
〈経帷子や遺愛の玩具がそろへられ一族が集まつた。それから一時期ほどして小水が出た。
母の兄の博士が、「助かるぞ」と言つた。心臓の働らきかけた証拠だといふのである。
ややあつて小水が出た。徐々に、おぼろげな生命の明るみが私の頬によみがへつた。〉
(『仮面の告白』三島由紀夫)
『仮面の告白』に登場する「母の兄の博士」が、健行である。橋健行は、明治17年2月6日に健三・こうの間に
生まれた。生母・こうの死去により、明治23年からトミに育てられる。
健行は、ブリリアントな秀才であった。明治34年に開成中学を卒業し、一高、東大医科に進んで精神病学を
専攻するが、常に首席であったという。
岡山典弘「三島由紀夫と橋家――もう一つのルーツ」より
斎藤茂吉は、『回顧』に「橋君は、中学でも秀才であつたが、第一高等学校でもやはり秀才であつた。大学に
入つてからは、解剖学の西成甫君、生理学の橋田邦彦君、精神学の橋健行君といふ按配に、人も許し、本人諸氏も
大望をいだいて進まれた」と記している。茂吉は、開成中学の同級生・健行に二年遅れて医師となった。(中略)
健行は、早熟な文学少年であった。開成中学三年(14歳)頃から文学グループを結成した。村岡典嗣(日本思想史)を
リーダー格として、吹田順助(独文学)、健行、(中略)九名で、「桂蔭会」と称して廻覧雑誌を作った。
弁舌爽やかな少年たちで、住居が本郷を中心としていたことから「山手グループ」と呼ばれた。また「桂蔭会」は、
「竹林の七賢」とも称されて、周囲に大きな刺激と影響を与えた。触発された生徒のなかに茂吉や辻潤がいた。
当時の「桂蔭会」メンバー写真を見ると、健行は帽子をあみだに被り、自負心の強そうな面構えをしている。
(中略)
開成中学の『校友会雑誌』は投稿を建前としていたが、実態は課題作文の優秀作を掲載することが多かった。
この度、開成高等学校の松本英治教諭(校史編纂委員会委員長)の御協力を得て、『校友会雑誌』に掲載された
健行の文章が明らかになった。(中略)
〈一たび走れば、数千万言、奔馬の狂ふがごとく流水の暢々たるが如く、珠玉の
転々たるがごとく、高尚なる思、優美なる想を、後に残して止まらざるもの、これを
文士の筆となす。〉(『筆』五年生 橋健行)
蒼古たる文章である。(中略)しかし〈一たび走れば、数千万言、奔馬の狂ふがごとく……〉という一文は、
三島由紀夫という作家を予見したような感がある。そして『校友会雑誌』の常連であった開成中学の文学少年・
健行は、40年後に『輔仁会雑誌』のスタアとなる学習院中等科の文学少年・公威(三島)を髣髴とさせる。
「桂蔭会」で村岡や吹田に伍した健行の文才は、なまなかなものではなかった。
岡山典弘「三島由紀夫と橋家――もう一つのルーツ」より
東大精神科の付属病院は、東京府巣鴨病院(後の松沢病院)であった。大正期、院長は呉秀三教授、副院長は
三宅紘一助教授、医長は黒沢良臣講師と橋健行講師の体制をとっていた。(中略)
〈明治四十三年十二月のすゑに卒業試問が済むと、直ぐ小石川駕籠町の東京府巣鴨病院に行き、
橋健行君に導かれて先生に御目にかかつた。その時三宅先生やその他の先輩にも紹介して
もらつた。〉(『呉秀三先生』斎藤茂吉)
健行と茂吉の「先生」とは、呉秀三である。箕作阮甫の流れを汲む秀三は、日本の精神医学の先駆者で、鴎外に
親灸し『シーボルト先生』や『華岡青洲先生及其外科』を上梓するなど名文家としても知られた。そして秀三の
長男が、ギリシア・ラテン文学の権威・呉茂一である。三島は、昭和30年頃に「呉(茂一)先生」からギリシア語を
学ぶ。秀三――健行、茂一――三島の二組の子弟関係は、奇しき因縁である。
大正14年6月、秀三が松沢病院を退任し、院長に三宅、副院長に健行が就任する。昭和2年8月、健行は松沢病院
副院長から千葉医科大学(現在の千葉大医学部)助教授に転出する。6年7月から8年9月まで二年余り欧米に留学。
帰国した年の11月に教授となり、10年3月から付属医院長を兼ねた。しかし翌11年4月17日、健行は危篤に陥る。
川釣りで風邪をひきながら、医院長として無理をした結果、肺炎をこじらせたのである。報せを受けて、茂吉は
急遽千葉に向かう。(中略)
昭和11年4月18日、健行は52歳の男盛りで急逝する。「ルンゲンガングレン」とは、肺化膿症のことであろうか。
(中略)後に茂吉は健行の挽歌を詠み、これを歌集『暁紅』に収めた。
〈弔橋健行君
うつせみのわが身も老いてまぼろしに立ちくる君と手携はらむ〉
岡山典弘「三島由紀夫と橋家――もう一つのルーツ」より
昭和16年5月、健行の死から五年ほど後、一人の客が茂吉の家を訪ねる。客は、80歳を越えた健三であった。
(中略)
健三は、亡き息子の墓碑銘の撰文と揮毫を茂吉に依頼した。律義な茂吉は、恩師・健三の頼みを引き受ける。
5月23日から30日にかけての日記には、友の生涯を文に編むために呻吟する茂吉の姿が記録されている。
〈七月一日 火曜 クモリ 蒸暑
客、橋健三先生、墓碑銘改ム、(中略)墓碑銘改作、汗流ル。〉(『日記』斎藤茂吉)
最も期待した長子に先立たれて、老いた健三の悲しみは深かった。茂吉が撰した墓碑銘によって、健三の心は
幾分か慰められたように思われる。三島が北杜夫に好意を寄せて『楡家の人びと』を高く評価したのは、
トーマス・マンを範とする文学観の共通性の故ばかりでなく、健行と茂吉との深い絆を知っていたからでは
あるまいか。
岡山典弘「三島由紀夫と橋家――もう一つのルーツ」より
84 :
吾輩は名無しである:2012/02/07(火) 03:59:39.85
三島由紀夫の最高傑作教えてください。
個人的にというよりも客観的に見て一番評価されている作品と言いますか。
もしくは単純に一番売れた作品としてもらっても構いません。
金閣寺
『潮騒』、『永すぎた春』、『美徳のよろめき』辺りで流行作家の地位を確立したとあるが
どの程度売れたのかねえ?
一番売れたのは金閣寺だけど最高傑作ではないよね。
「潮騒」や「金閣寺」は現在も売れ続けているから、かなりの総部数になると思われます。
>>87 客観的には「金閣寺」の評価は総体的に高いから傑作には間違いないよ。これで読売文学賞も受賞しています。
>>89 傑作だけど最高傑作ではないでしょ。
豊饒の海は越えてないから。
たしかに川端康成をはじめ、「豊饒の海」を最高傑作とみなす人もいますね。日本近代文学史上の最高傑作とも言ってます。
将来、日本近代史の総決算的な文学作品の傑作として位置づけられる気がします。
そうなると好みの問題になってくるからやっぱり発行部数で銀閣寺ですか。
豊饒の海は四冊あるからみんなとっつきやすい金閣寺や仮面の告白辺りから入るけど、
豊饒の海は今後これを越える日本文学が出てくるのかって言う位の作品だよ。
文章の量を除いて内容的に初心者にオススメなのは
金閣寺と豊饒の海ならどちらでしょうか。
>>93 豊饒の海は終わり方がすこし難解なので、
一巻の春の雪だけ読むのがいいかもね。これは普通の恋愛小説なので。
YOUTUBEで三島由紀夫の英語を話すのを観た
めっちゃ上手いじゃんw
外人たちがadmireしてた
>>96 最初、外国人のナレーションで始まったのかと思ったよ。独学でしゃべれるようになったらしいけど上手すぎるね。
三島由紀夫好きが好みそうな最近の大衆小説家って誰か居ないでしょうか?
三島好きなのに純文学よりは大衆小説の方が好きなのはおかしいでしょうか?
>>98 三島由紀夫も大衆向けの軽い小説を書いていますよ。
誰かおもしろい小説家いるのかな…
東野圭吾はどうですか?
102 :
吾輩は名無しである:2012/02/08(水) 05:10:33.35
歪笑小説は面白かったな
太宰にすら嫌いだと言い放つ三島が
今の大衆小説化を捕まえて「こいつの作品はイイ!」などと
絶賛するとは到底思えない
仮に好評したとしても
後々絶縁するのが目に見えてる・・・
どっかで三島由紀夫が書いていたけど、古今東西の古典を読んだ方がおもしろいらしいですよ。
105 :
吾輩は名無しである:2012/02/09(木) 00:16:04.58
岡潔先生著『日本民族の危機』復刻・出版記念講演会のお知らせ
日本が生んだ世界的数学者・岡潔先生(1901〜1978)が他界されてから既に33年の光陰が流れました。この間、日本はひたすらに亡国への道を疾走して来たように思われてなりません。
しかし希望の光もなしとはしません。岡潔先生の著作が、数年前から再び人々の関心を呼び始めました。岡潔先生の小林秀雄との名対談『人間の建設』は数年に亘り、確実に版を重ねています。
岡先生の憂国の言葉は暗夜をさ迷う日本人を導く強い光となって輝き始めました。
この度、岡家の御承諾を賜り、岡先生の代表的著作の一つ『葦(あし)牙(かび)よ萌(も)えあがれ』が、『日本民族の危機:葦(あし)牙(かび)よ萌(も)えあがれ!』の新タイトルの下に、日新報道より再刊されました。
誠に時宜を得た出版と申せましょう。今こそ、岡先生の言葉にしっかりと耳を傾け、日本民族再興の指針と仰ぐべき時であります。
名著の復刻を祝い、以下の要領で出版記念会を催したいと存じます。
この出版記念会をして、岡潔先生復活の大きな機縁とすることが、私共発起人の願いであります。この思いに賛同される一人でも多くの方々に、この催しに御参集賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
(発起人)岩田温 遠藤留治 片山文彦 澤龍 菅沼光弘 冨家友道 西尾幹二
西村眞悟 藤井厳喜 南丘喜八郎 宮崎正弘 横山賢二(アイウエオ順)
記
とき 2月18日(土)講演会 午後3時〜5時(懇親会午後5時〜6時半)
追悼挨拶 宮崎正弘「岡潔先生の思いで」
講演は横山、藤井らが行う予定です。
場所 東京都新宿区新宿5−17−3 花園神社・社務所ホール
http://www.hanazono-jinja.or.jp/mt/page/access.html 会費 : 6,000円(復刻本 1冊を含む)
定員が百名ですので、お早めにお申し込み下さい
申込み先: 日新報道
[email protected] お名前、ご住所、Tel またはFaxあるいはe-mailを申し込みに際してお書き下さい。
>>83つづき
(中略)
昭和19年、昌平中学の校長を(四男の)行蔵に譲って、健三は金沢に帰ってゆく。健三は、苦学生教育を
ライフワークと考えていた。明治36年、健三たちの尽力によって、開成中学にわが国初の夜間中学・開成予備学校が
併設される。第一期入学生は僅か22人でしかなかったが、唯一の夜間中学であったことから、生徒数は年々増加し、
大正10年には1,355人という大所帯となった。生徒の職業は、銀行や会社の給仕から商店の小僧、印刷屋の職工、
玄関番など千差万別で、年齢は15、6から30位までであったという。震災で校舎が消失したため、大正15年、
神田駿河台に新校舎を建設する。昭和11年に校名を昌平中学と改称した。
昌平中学の経営は常に赤字であった。健三は、勤労学生から高い月謝をとろうとせず、赤字が累積し、遂には
身売り話まで出るようになった。昭和16年、四男の行蔵がマニラから帰国する。行蔵の実像は、昌平高校の
米山安一教諭の手記『夜学こそ我等が誇り』に描かれている。(中略)
橋行蔵は、明治34年に東京で生まれた。慶応大学を卒業後、横浜正金銀行(現在の三菱東京UFJ銀行)に入行し、
上海やマニラで海外駐在員として活躍する。帰国した行蔵が目にしたのは、80歳の健三が杖をつき、電車の人混みに
揉まれながら赤字の昌平中学に通う姿であった。これをみかねて、行蔵は父の仕事を手伝う決意をする。
銀行業務を終えると、急いで立ち食い鮨で夕食をすませ、昌平中学に駆けつける毎日が始まった。やがて学校の
理事たちは、「本気で父君の跡を継いでやる気があるのかどうか」と行蔵に詰め寄る。行蔵は、横浜正金銀行の
会計課長として月給250円であった。昌平中学に転職すれば、これが一気に70円に下がる。話を聞いた銀行の幹部は
猛反対する。重役の椅子が待っている有能な社員を、万年赤字学校に行かせる訳にはいかない。しかし行蔵にとって、
大切なのはキミ夫人の意見だけだった。キミは、静かにこう言った。「貴方さえよろしかったら」
岡山典弘「三島由紀夫と橋家――もう一つのルーツ」より
横浜正金銀行の退職金は五万円であった。五万円あれば、当時十年は楽に暮らせた。行蔵は、退職金を学校の
赤字の穴埋めにつぎ込む。こうした努力にも関わらず、終戦の混乱期には生徒数が2、30人にまで減少した。
この危機を乗り越えるため、行蔵は奇抜なアイデアを捻り出す。一つは、英文タイプである。行蔵は、共同通信の
記者・中屋健一を説き伏せて、会社の地下室で埃を被っていた英文タイプを借り出した。学校に英文タイプ部や
英会話部を結成して、タイプ仕事を請け負ったのである。(中略)
もう一つのアイデアは、予備校である。戦後の学制改革によって、昌平中学は昌平高校となった。行蔵は、
学制改革で大学の受験競争が激化すると予測し、理事たちの反対を押し切って予備校「正修英語学校」を設立する。
建物は、昼間の空き教室を利用した。(中略)結果的に行蔵の予測が見事に的中し、予備校収入のお陰で夜間学校は
存続することができた。
校長としての行蔵の初仕事は、職員便所の撤廃であった。「先生がションベンしているところを、生徒に
見られたって、別に恥ずかしいこたあ、ねえだろう」行蔵は、生徒たちの悩みや相談ごとにも気軽に応じた。
夜間の授業が終わり、残っている生徒の面倒をみると、行蔵は一人で校舎のなかを見廻った。戸締りを確認し、
火の用心をしてから世田谷の自宅に帰り着くと、午後11時であった。
(中略)
顔写真を見ると、行蔵はげじげじ眉毛が印象的な面長で、笑顔が三島と似ている。ただし、六尺豊かな偉丈夫で
あったという。健三の衣鉢を継いで夜学に後半生を捧げた行蔵は、昭和37年に逝去する。享年62歳であった。
平岡家は官僚・法律家の家系であり、永井家は経済人の家系であって、橋家は学者・教育者の家系である。
この三家の人々のうち、学生時代の印象が三島と似ているのは健行である。理系と文系と進む道は違ったが、
二人とも秀才で早熟な文学少年として認められていた。
岡山典弘「三島由紀夫と橋家――もう一つのルーツ」より
どや顔で文章載っけてるけど邪魔だし法に触れてんだろ
109 :
吾輩は名無しである:2012/02/09(木) 17:13:15.74
邪魔な反面、あちこちの三島スレでいろいろハイライトをタダ読みできるから
歓迎の気分もある
法律云々は不粋
破ってやってこそ御法律w
優雅とは禁を犯すことだ、と三島由紀夫も言ってたね。
次郎長も言ってた。
次長課長も言ってた。
おめーに食わせるチャンポンはねぇ!
優雅ではなく雅では・・・
優雅といふものは禁を犯すものだ、それも至高の禁を。
と、清顕が言ってた。
三島由紀夫はなぜ太宰治が嫌いだったんですか?
「私の遍歴時代」を読むとよい。その7と8。
単純な嫌悪感ではなく、かなり屈折したものだということが分かる。
なんか作品的に東野圭吾は三島由紀夫っぽくて
伊坂幸太郎は太宰治っぽくないですか?
読んだことないから分からない。
>>107つづき
三島の曾祖父は、橋健堂である。(中略)父は一巴(幸右衛門)、母は石川家の出で、金沢に生を享けた。
健堂は書を善くした。長町四番丁(城下西部)に「弘義塾」を開くとともに、石浦町(城下中央部)に「正善閣」を
開いて習字を教えるが、後者の対象は女子である。健堂は、多数の子弟を教育し、「生徒常に門に満つ」と称された。
安政元年(1854年)、加賀藩による「壮猶館」の開設に伴い、漢学教授となる。
(中略)
明治3年、藩の文学訓導、筆翰教師となる。廃藩置県後の明治6年、小学校三等出仕に補され、8年、二等出仕に
進み、12年、木盃をもって顕彰された。健堂は、夜学や女子教育の充実など、教育者として先駆的であった。
そして「壮猶館」「集学所」など、その出処進退は藩の重要プロジェクトと連動していた。
(中略)(子が)いずれも娘であったため、瀬川健三を三女・こうの婿養子とした。健堂の『蒙求』中心の漢学や
庶民教育にかける熱意は、養子の健三に継承される。明治14年12月2日、健堂は59歳で没し、野田山に葬られた。
(中略)
健堂が出仕した「壮猶館」は、儒学を修める藩校ではない。「壮猶館」とは、加賀藩が命運を賭して創設した
軍事機関なのである。嘉永6年(1853年)、ペリー率いる黒船の来航は、人々に大きな衝撃を与えた。二百余年に
及ぶ幕府の鎖国体制を崩壊させる外圧の始まりである。以後、幕府はもとより、各藩において海防政策が
最重要課題となった。「日本全体が主戦状態にある」という現状認識からである。加賀藩も財政難に苦しみながら、
海防強化に乗り出してゆく。安政元年(1854年)、上柿木畠の火術方役所所管地(現在の知事公舎横)に
「壮猶館」が整備される。施設は、加賀藩の軍制改革の中核的な存在として明治初年まで存続した。
「壮猶館」では、砲術、馬術、洋学、医学、洋算、航海、測量学などが研究され、訓練や武器の製造を行った。
さらに加賀藩では、西洋流砲術の本格的な導入と軍制改革を図るため、洋式兵学者の招聘を検討する。
岡山典弘「三島由紀夫と橋家――もう一つのルーツ」より
村田蔵六、佐野鼎、斎藤弥九郎の三人が候補に上がり、安政4年(1857年)、西洋流砲術として名高い佐野鼎が
出仕する。佐野は、西洋砲術師範棟取役に就任した。この経緯は、前掲の松本英治教諭の「加賀藩における
洋式兵学者の招聘と佐野鼎の出仕』に詳しい。「壮猶館」では、佐野を中心に海防が議論され、軍事研究の深化が
図られた。健堂と佐野は、親しかったという。佐野は、万延元年(1860年)の遣米使節、文久元年(1861年)の
遣欧使節に随行し、海外知識を生かして加賀藩の軍事科学の近代化に貢献する。七尾に黒船が来航した際には、
アーネスト・サトウと会見した。佐野は、明治新政府の兵部省造兵正に任官する。明治21年に健堂が、佐野の
創設した共立学校に招かれるのは、「壮猶館」における健堂と佐野の親交の遺産ともいえよう。
三島の軍事への傾斜については、永井玄蕃頭尚志に淵源を求める声が多い。しかしルーツは、尚志よりむしろ
健堂であろう。健堂は市井の漢学者ではなかった。何より平時の人ではなかった。幕末の動乱の時代、「壮猶館」
関係者の危機意識は強かった。さらに「壮猶館」は単なる研究機関ではなかった。敷地内には、砲術のための
棚場や調練場が設けられるとともに、弾薬所や焔硝製造所、軍艦所が付設されるなど、一大軍事拠点を形成していた。
こうした軍事拠点の中枢にあって、健堂は海防論を戦わせ、佐野から洋式兵学を吸収する立場にあった人である。
「壮猶館」の資料として『歩兵稽古法』『稽古方留』『砲術稽古書』が残されている。これらは、三島が
陸上自衛隊富士学校で学んだテキストの先駆をなすものといえよう。健堂の血は、トミ、倭文重を通じて三島の
体内に色濃く流れていた。晩年の三島が、西郷隆盛を語り、吉田松陰を語り、久坂玄瑞を語ったのは、健堂の
血ではなかったか。
岡山典弘「三島由紀夫と橋家――もう一つのルーツ」より
乃木大将の自殺は漱石の『こころ』を生んだ。
三島の自殺は何を生んだか?
荒俣宏の「帝都物語」を生んだ。
『春の雪』には、「終南別業」が登場する。王摩詰の詩の題をとって号した「終南別業」は、鎌倉の一万坪に
あまる一つの谷をそっくり占める松枝侯爵家の別邸である。モデルは、前田侯爵家の広壮な別邸だという。
「終南別業」を描きながら、徳川末期に橋家三代が仕えて、大正期に祖父の願いを容れて土地を提供した前田家の
ことを、果たして三島は意識していたのであろうか。
金沢が舞台となった小説は、『美しい星』である。「金星人」の美少女・暁子は、「金星人」の美青年・竹宮に
会うため金沢を訪れる。金沢駅、香林坊、犀川、武家屋敷、尾山神社、兼六公園、浅野川、卯辰山、隣接する
内灘などが描かれている。卯辰山には、かつて健堂が教鞭をとった「集学所」が設けられていたが、『美しい星』では
遠景として登場する。(中略)三島は取材のため金沢の街を歩いている。二日間という限られた時間のなかで、
果たして三島は橋家由縁の場所を訪れたのであろうか。
金沢では、人々の生活に謡曲が深く浸透している。小説では、金沢のこの風習が巧みに生かされている。竹宮は、
暁子に奇怪な話を語る。自分が「金星人」であることの端緒をつかんだのは、この春の『道成寺』の披キでからで
ある、と。
〈どこで竹宮が星を予感してゐたかといふと、この笛の音をきいた時からだつたと思はれる。
細い笛の音は、宇宙の闇を伝はつてくる一條の星の光りのやうで、しかも竹宮には、
その音がときどきかすれるさまが、星のあきらかな光りが曙の光りに薄れるやうに
聴きなされた。それならその笛の音は、暁の明星の光りにちがひない。
彼は少しづつ、彼の紛ふ方ない故郷の眺めに近づいてゐた。つひにそこに到達した。
能面の目からのぞかれた世界は、燦然としてゐた。そこは金星の世界だつたのである。〉
(『美しい星』三島由紀夫)
岡山典弘「三島由紀夫と橋家――もう一つのルーツ」より
三島は、能舞台が金星の世界に変貌する様を鮮やかに描いている。初めて能にふれた日から、この時までに
ほぼ四半世紀の歳月が流れていた。13歳の公威が、祖母のトミと観たのは『三輪』であった。杉の木陰から声がして、
玄賓僧都の前に女人の姿の三輪明神が現れる。三輪明神は、神も衆生を救う方便としてしばらく迷いの深い人の心を
持つことがあるので、罪業を助けて欲しいと訴える。三輪の妻問いの神話を語り、天照大神の
天の岩戸隠れを物語って、夜明けとともに消えてゆく。謡曲『三輪』は、「夢の告、覚むるや名残なるらん、
覚むるや名残なるらん」という美しい詞章で終わる。
この詞章は、三島の遺作『豊饒の海』の大団円に通じる。現代語訳をすれば、次のようになろうか。
「夢のお告げが、覚めてしまうのは、実に名残惜しい、まことに名残惜しいことだ」
岡山典弘「三島由紀夫と橋家――もう一つのルーツ」より
126 :
吾輩は名無しである:2012/02/13(月) 15:02:21.03
こいつ真性ホモなんだろ。
その時点で全てアウトだよな。どれ読んでも「ああホモが書いたものか」と
吹き出しちまうぜ。
127 :
吾輩は名無しである:2012/02/13(月) 15:24:37.68
吹き出しながらも何作も読んでるんだな
ちわわわーーーーわあ
129 :
吾輩は名無しである:2012/02/13(月) 21:55:55.43
三島自身の同性愛って、プラトニックなんだよね?
>>129 プラトニックというものがどういうものかは正確にはよく解らないけれど、プラトニックというより、
ファンタジックな片思い的なものと、男の同志的、友情的なものと、理想的な男性肉体美へのエロスへの憧れ、
自己同化が混ざったような感覚では?
>>129 それから、もしかして異性愛にもプラトニックな感覚が強かったのかもね。
作品読んでいると、本当に好きな人にはなかなか手が出せないタイプの人のような気がします。
132 :
吾輩は名無しである:2012/02/14(火) 06:07:25.20
巨根が勿体ない
133 :
吾輩は名無しである:2012/02/14(火) 08:08:25.59
結構毛深いから男性ホルモンは多かったはずだがハゲてはいないな
あと同性愛で一線は越えてるんじゃない?
何か付き合ってた作家の暴露本があったよ
あれが真実ならだけど
>>133 あれはあんまり信用できない感じがした。たとえ一回か二回、関係をもったことがあったと仮定しても、
別に三島が福島を愛していたわけでもないと思うし、何か向こうが勝手に、「三島が自分に惚れてた」かのように
妄想抱いてる感じがしたね。あれは多分に脚色されてると思いました。
福島は三島のストーカーだったという話が、板坂剛の本に書いてあったし。
ちなみに板坂剛は三島の同性愛は否定してない人です。
「菊田次郎は…」とか、福島次郎の名をもじり作品に投影しているのが
非常に多い。
板坂こそゲテモノなので信用ならない。
福島は三島死後20年以上沈黙し、「史実を正確にするため」立ち上がって
書いたわけで、あれこそ本物。
本物だからこそ発禁になった。
>>135 菊田次郎シリーズは、菊田次郎=三島由紀夫を主人公にした、芸術家、三島自身の内省的、
哲学的な語りものだから、福島とは全然関係ないものだよ。
中身もろくに読んでもいないで、適当なこと言ってもボロが出てますよ。
>>135 福島が書いたのは、お金儲けのため。中身は明らかに忠実でないデタラメがありましたから、
そんな崇高な動機の本じゃないよ。それにあくまで「私小説」と明記してアリバイ作ってるし。
三島の同性愛に関して触れた本など他にもあるし、別に福島がタブーに触れたわけでもなんでもないよ。
発禁になったのは、無断転載した著作権侵害の他に、三島のお見合いの時系列とかいろいろ
福島のでたらめな記述があったからだと思います。私小説と言いながら実名で話を進めているので、
遺族からクレームが来たんでしょう。
>>135 それから、福島をもじったのは「禁色」の福次郎だけ。
しかも気持ち悪くて執念深いストーカーみたいなホモに福次郎と名付けてますよ。
もじったのはそれしかないから、あなたの「多い」というのも妄想。
ソフトバンクテレコムは、日本の年金・住基ネット・健保・郵貯などの情報データ管理する仕事を
請け負い始めました。一方韓国にデータセンタ作ろうとしてます。しかも合併相手が独島・東海
CMまで作る反日企業。厚労省は「うちのデータは日本に置くから大丈夫」と言ってますが、SB
社員のPCは韓国につながります。ここに例えば防衛企業の年金掛けてる人物データのコピー
すれば・・厚労省のみならず経産省も韓国企業が落札はじめており、省庁もフジテレビ化しつつ
あります。SBの入札は10月。とにかく手を打たねば・・
140 :
吾輩は名無しである:2012/02/14(火) 16:23:51.59
ブランスウヰックの昔から粘着ストーカー系ホモは居たのか‥胸寒だな
「からっ風野郎」見た
上の方で出てたけど思ってたより演技全然悪くないじゃん!
演技の上手下手より「三島が主演」っていうのが重要な映画だっただろうし
演技が本業じゃない人にしては良くやった方だと思うけど
広辞苑をほぼ暗記してたらしいから台本はあっと言う間に覚えたんだろうなぁ
見たことはないが、エスカレーターで胸を押さえながら昇ってくる
シーンだけ、何かで見たことがある。
確かに大根だが、自身がスターであるという自惚れがなく、
一生懸命演じているというか、そんな一途さが伝わってきて、
好感が持てた。
主役を演じたのはこれだけなのかな。「憂国」などは別として。
143 :
吾輩は名無しである:2012/02/14(火) 18:40:43.92
あのラストシーンはかなり演技力がある俳優でないと難しいだろうな。
でないと、あのようなギャグっぽい感じに…。
しかし映画で演じた最期より現実の最期の方が壮絶、というのも凄い。
>>142 主役ではないけれど、「人斬り」という映画にも出てるよ。
観たいのにDVD化されてません。
三島由紀夫と中辻の関係がよく分からん
詳しい奴いるか?
誰?
三島由紀夫と中辻和彦、で検索。
それ以上のことは俺も知らない。
雑誌「論争ジャーナル」の創設者が中辻和彦。
一番最初に楯の会から去っていった青年でもある。
中辻はあの皇国史観の平泉澄の門下生
>>148 その雑誌の資金の出所を巡って、三島が怒って仲たがいして離反したようですね。
いろいろと見方があるので、真相は本人達にしか解らないことのようですけれど。
離反の経緯についての参考資料としては、
林房雄の「悲しみの琴」、村松剛の「三島由紀夫の世界」、
持丸博・佐藤松男の「三島由紀夫・福田恆存 たった一度の対決」、
あとは、鈴木亜繪美「火群のゆくえ」、等々の、楯の会に関する本でしょうね。
昭和四十三年の春、青梅市郊外、吉野梅郷近くにある愛宕神社に、見なれぬ軍服姿の男たちが集まった。
作家の三島由紀夫と論争ジャーナルのスタッフ、そして学生たちのグループ十二人である。
社殿を見上げる百尺ほどの石段は、今を盛りの桜の花でおおわれ、その下で一行は記念の写真撮影をした。
この一行こそが「楯の会」創設時のメンバーである。しかしこの時「楯の会」という名前はまだなかった。
楯の会を考える時、どうしても『論争ジャーナル』をぬきにしては語れない。この月刊誌は昭和四十二年一月に
創刊され、当時左翼一辺倒の論壇に、真正面から立ち向った保守派のオピニオン雑誌であった。そのスタッフの
一人、万代潔が昭和昭和四十一年春、三島由紀夫を訪ねたことから、三島と論争ジャーナルの関係は始った。
この時、三島は既に「英霊の声」「憂国」を世に出し、この頃「奔馬」の執筆に取りかかっていた。
「恐いみたいだよ。小説に書いたことが事実になって現れる。そうかと思うと事実の方が小説に先行することも
ある」(小島千加子「三島由紀夫と檀一雄」)と自ら語っているように、四十二年の初めから、三島と
論争ジャーナルグループとの急速・急激な接近が始った。編集長中辻和彦と万代、そして当時学生であった私は
頻繁に三島家を訪ねるようになり、「俺の生きている限りは君達の雑誌には原稿料無しで書く」と言わせるまでに
信頼を勝ち得ていた。実際この年の三月から四十四年の三月までの二年間、三島は十回以上にわたって
論争ジャーナル誌上に登場した。四十二年の十一月号では、その頃交際を断っていた福田恆存と対談し、論壇を
驚かせた。この時期、三島はあたかも論争ジャーナルの編集顧問のような熱の入れようであった。
持丸博「楯の会と論争ジャーナル」より
昭和四十二年四月から、三島は自衛隊に体験入隊し、四十五日間の訓練をした。これを機に「祖国防衛隊」構想が
計画され、論争ジャーナル編集部との間に、活発な議論が展開された。明けて四十三年一月、この構想は
「祖国防衛隊はなぜ必要か?」という表題でタイプ印刷され、限定で関係者に配られた。内容は、自衛隊を
補完する民兵の設立を想定したもので、その網領案によれば「市民による、市民のための、市民の軍隊」であり、
一朝事あれば「以て日本の文化と伝統を剣を以て死守せん」とする有志市民の「戦士共同体」であるとされた。
この「戦士共同体」の中核を作るために計画されたのが学生達の体験入隊である。「祖国防衛隊」の名は
外部には一切秘して、第一回体験入隊は昭和四十三年三月から一ヶ月間、私が学生長として御殿場の富士学校
滝ヶ原分屯地で実施された。以後四十五年三月まで五回にわたり、のべ約百二十人の体験学生を生んだ。
「楯の会」の名前が出来たのは、第二回の体験入隊終了後、会員数が四十名余りとなった昭和四十三年九月の
ことである。これから一年後の四十四年九月まで、会の事務局は論争ジャーナルの編集部内に置かれ、当時、
副編集長の私が会員の募集、選抜、事務手続き等実務に当って来た。しかし、楯の会とはいわば表裏一体として
マスコミ界に新風を吹き込んできた論争ジャーナルは、昭和四十四年頃から経営がきわめて悪化し、時には
発行が遅れることもあった。この財政上の危機をのりきるために、責任者の中辻は大変な苦労をした。父親の
退職金を全てつぎ込んでも足りなかった。そこで右翼系のある財界人から資金援助を受けることになる。
それまでどこからも資金援助をうけずに楯の会を維持してきた三島にとって、論争ジャーナルに「黒い噂」が
あることは、同時に楯の会の資金的な倫理性を損なうことになると考えた。それほど両者は密接に結びついていた。
持丸博「楯の会と論争ジャーナル」より
体験入隊を「純粋性の実験」といい、楯の会を「誇りある武士団」と見る三島は、これを看過できなかった。
こうして三年近く密接な関係にあった三島由紀夫と論争ジャーナルは訣別した。確かにこれは悲劇であった。
しかしこの二つの運命的な出会いがなければ、楯の会がこの世に生まれなかったこともまた確かであったろう。
※
ここに一枚の誓紙がある。
〈誓 昭和四十三年二月二十五日
我等ハ 大和男児ノ矜リトスル 武士ノ心ヲ以テ 皇国ノ礎トナラン事ヲ誓フ〉
三島は平岡公威の名で署名し、以下あの愛宕神社の撮影会に参加した中の十名の名前が続く。
今は伝説となった血判状である。今春、私は三十五年ぶりに愛宕神社を訪ねた。花の盛りには少し早かったが、
桜の木々は昔のまま立っていた。あの日満開の桜の中に立つ三島由紀夫の姿は、「我が生涯の師」として、
今なお私の心の中に、あの時、あのままの姿であざやかに生きている。
持丸博「楯の会と論争ジャーナル」より
155 :
吾輩は名無しである:2012/02/15(水) 12:24:56.85
三島は芸術家の部分以外は男らしい性格だから、男と肉体関係もったりしないよ。と思いたい。
三島が「僕幸せ…」なんて言うとは思えない
いくら二人きりのプライベートな時とはいえそんな女々しい台詞吐くかね
逆に何年も前の会話の一部の台詞を事細かに覚えてる方が疑問
後で本に書こうとは当時流石に思ってなかったと思うし、覚えてる必要もない台詞
三島との肉体関係が苦痛だったのならそんな昔の事なんて余計忘れてそうだがな
美輪もだが、自分に都合よく勝手に話を盛ってる可能性が大きいと思う
>>156 回想の内容をよく読むと矛盾しているんだよ。
三島に無理矢理抱かれて嫌だったみたいなふうで、気を失っていたとか言いながら、
三島の様子を描写してるんだから。創作丸出しです。
福島の手記が本当に真実なのか、ぎりぎりのところは
わかりゃしないと思うな。
もし三島が同性愛者だったとしたら、その同性愛は幼児期の
経験と非常に結びついているんではないかという印象は
もつ。 たしか祖母に女の子服を着せられて育ったんだっけ?
三島は。おばあちゃん子だったんだよね。
>>158 言葉遣いだけじゃなかったっけ。女の子とおままごとや静かな遊びをさせられたとか。
服装は戦前の子供の着物では。
160 :
吾輩は名無しである:2012/02/15(水) 17:44:00.50
ババコンマザコンだったことは確か。
三島は、母君が非芸術的家庭への反抗反目として
三島が小説を書くことを応援していたことを告白しているが
ソレが吉と出た。
詳しくは反貞女大学”芸術学”参照。
>三島が「僕幸せ…」
三島がネコというのがなんともショッキングすぎて気になる本ではある
いわゆる暴露本という類いの物が好きになれなくて買ってないけど
>>162 あ、そうなんですか?
該当の本の内容は知らないんですけど、
このスレのログを読むと両方だったということらしく、
だからといって彼のセクシュアリティをその面だけに限定するのは愚かだ、
みたいな議論がされてて、なるほどなあと思ったんですが。
>>163 結局は、本当に同性愛関係があったかどうかさえもあやふやなものだから、
ネコかタチかどっちかも不明で、両方だったとか様々な風評が独り歩きしてるのでしょうね。
165 :
吾輩は名無しである:2012/02/15(水) 20:36:28.07
亡骸の胃からは森田の精液が検出されたのだっけ
>>165 肛門に脱脂綿が詰めてあったのを、いつの間にかそういうふうに誤って伝わって精子になっていったと思はれます。
168 :
吾輩は名無しである:2012/02/15(水) 21:10:46.97
そうだたのか噂とは恐ろしい
そもそも殺人事件の科学捜査じゃないから胃や肛門の中の化学分析までやらないよ。
今ホンマでっかTVに出てる岩下って評論家、
三島が結婚前に4年付き合ってた女性と未だに交流があるんだよね?
>>170 あの人どこかで見た名前のような気がしてたら、「金閣寺への船出」(だったかな?)を書いた人だったんだ。
歌舞伎役者みたいな顔してますね。
三島と付き合ってた女性は今、75歳くらいなのかな?
10歳位年下だったらしいからその位だね
本当はその女性と結婚したかったらしいが
>>170 この人の著著で三島関係はヒタメンしか知らなかった
今度それも読んでみるわ
174 :
吾輩は名無しである:2012/02/16(木) 00:55:26.85
ここで息抜きに豆知識を2つ。
(1)三島は大正14年1月生まれなので、昭和xx年と三島の年齢が
一致するのは有名な話。市ヶ谷事件が昭和45年なので、三島は
45歳で死んだ等と。ところが、平成になってから分かりにくくなった。
はて、今は昭和何年にあたるのだろうと。そこで、西暦を持ち出したり、
えーと、昭和64年が平成元年だから…などと頭を悩ませる人を多々
見かける。平成生まれの人なら分からぬでもないが、昭和生まれなら
アホである。自分の生まれ年と年齢を知らぬはずはあるまい。この
2つを足すだけでよいのだから(誕生日がまだの人は1引く)。
(2)初代の三島スレは、「三島由紀夫」とか「三島由紀夫Part1」とか
ではなく、「真・三島由紀夫」である。これを知っている人は相当な
古参。自慢してよいw
すまん。誕生日がまだの人は1足すだった(恥
>>159 村松剛と奥野健男の両方の三島本にあたってみたが、女装の
話はでてこなかった。なんで読んだのだっけ…?
幼少期は女の子とおままごとやってたそうで、女の子みたいに
育てられたといったらいいのか。 奥野は、三島は幼少期の
反動で男性性の誇示にはしったという風に分析してるな。
村松にいわせりゃ、幼少期の自己を否定し乗り越えるのが
三島の若年期の課題であった、ということになる。
>>175-176 今年は昭和にすると87年で、三島生誕87年ってことですね。
それを西暦にするときは1925を+すればいいんだ。
三島文学館、場所が山梨ってのがな…
東京か神奈川にあるなら行ってみたいが
日帰りだと早朝から行かないとね。
交通費の出費も痛いし、博物館的なものを見るのは後でもいいやと思う。
>>181 裸祭りの写真集に序文を寄せてるのはありましたね。
「愛の疾走」でも御柱に跨がって滑り落ちる祭り(だったかな?)の様子があったから、
取材もしていただろうし、裸祭りに関しても見に行ったこともあるかもね。
184 :
吾輩は名無しである:2012/02/17(金) 19:47:32.16
蘇民祭はチン出しNGになってからつまらんくなった
昔は袋争奪戦のあと、老若男女見物客の中、
堂々フルチンで国道を歩いて帰っていた
今日も石原が定例会見で橋本支持論を開チンし
何かの引き合いに、『三島由紀夫さんはそういうのを嫌いましたがね』
などと垂れ流していた
石原の口から三島先生の名がなぞられるのが腹立たしかった
てか未だに囚われている
石原は三島由紀夫のことを本当は嫌いなんだと思う。
一昨年出た三島特集本で、あいかわらず三島を愚弄するようなひどいこと書いてたし。
政治的な考えは三島と重なる点もあるから、たまに三島の名を表向きに利用するのでしょうが、
根本的な意識や、日本の歴史観や大和魂は、三島に比べれば話にならないくらい浅くて、
中身は単純なアメリカ市民みたいな頭の人だよ。
186 :
吾輩は名無しである:2012/02/17(金) 23:33:13.59
187 :
吾輩は名無しである:2012/02/17(金) 23:41:44.84
好き嫌いというよりはライバルだよな
まああの切腹のインパクトにはどう逆立ちしてもかなわないだろうけど
三島の生前は石原のほうが作家としてもずっと人気だったらしい
>>187 いくらなんでも石原の小説がライバルなんてあり得ないよ。
そんな話、関連本でも全くないよ。
>>186 そのブログはデタラメが多いよ。その話も全部嘘だし。(石原のホラ話から引っ張ってきただけの)
190 :
吾輩は名無しである:2012/02/17(金) 23:56:34.11
小説は石原のほうが通俗的だし単純にはくらべられんな
だが石原が三島のコンプレックスを刺激する存在だったのは確かだ
ソースはないがどっかで二人の対談を読んだときそう感じた
191 :
吾輩は名無しである:2012/02/17(金) 23:58:00.34
>>189 そうなの?
一応ソースとかも書いてあるし、信用できると思うんだけど
三島が選挙に出ようとしていた事実など、どこにもないし、逆に、自民党から頼まれてたのをずっと断ってます。
石原さんは政治家的な人。
三島は軍人の将軍的な人。
この二人が現在国を動かしていたらよかったのに。
194 :
吾輩は名無しである:2012/02/18(土) 00:03:11.68
昭和天皇・太宰治・安部公房・石原慎太郎・平野啓一郎はAB型
A型の三島にとってうざい存在
>>191 そのソースが、石原が作った作り話だもの。
196 :
吾輩は名無しである:2012/02/18(土) 00:08:45.37
197 :
吾輩は名無しである:2012/02/18(土) 00:13:19.78
三島は付き合っていた女性を、石原にだけには絶対に紹介しなかったそうだから、
容姿的なコンプレックスはあったとは思いますが、ライバルというのはないよ。
>>197 でも、その作り話を何の検証もなしに、石原が見た事実かのように記述しているから、誤解するよ、読む人は。
200 :
吾輩は名無しである:2012/02/18(土) 00:30:41.61
まあ、そうかもしれないけど...
俺はこのブログ好きだけどなあ
>>200 ソースが石原とか、石原と野坂の対談とかっていうのが、何かズレてると思う。
最初の出だしの平岡家の物語からして、ありがちで凡庸だったし。
202 :
吾輩は名無しである:2012/02/18(土) 00:48:08.81
>>201 そういうのは気にならん
三島が映画出演した話は爆笑させてもらった
>>202 三島が競馬の騎手役の台本を断ったというくだりも嘘だよ。
三島はその役に大いに乗り気だったのに、映画会社の社長がNG出したと、その現場の映画会社の人が証言してます。
204 :
吾輩は名無しである:2012/02/18(土) 08:23:02.56
>>185 三島のことを悪く書いてるのは石原だけじゃない。
一番ひどいのは大江健三郎でしょう。事あるごとに
三島の悪口ばかり。うんざりするほど。
でも逆に言うと、それは三島がいかに凄かったかということ。
同時代作家にとって、それはオーラであるとともに、
嫉妬も呼び起こすわけでね。
三島ほどの作家は戦後には彼一人しかない。まあ村上春樹が
ポスト戦後の存在としては、三島に迫る位置にいるけど。
ノーベル賞もらっても大江も川端も三島の敵ではない。
205 :
吾輩は名無しである:2012/02/18(土) 20:01:41.82
常磐貴子は三島由紀夫がすきなんだね
>>96 この世代は受験英語みたいな勉強しかしていないはずだが、
けっこうしゃべってる。
特別に英会話の勉強などせず、ここまでできるのはよほど頭の良い人だよ、この人は。
207 :
吾輩は名無しである:2012/02/18(土) 20:56:04.69
ノーベル賞取るつもりで英語でスピーチの練習してたんだろw
取らぬ狸の何とかってw
なんか佃煮が書きそうなレスだなw
仮にそうだとしても、ちょろっと練習してあれだけ流暢に
しゃべれるのはすごいではないか。あんたにはとても無理だろ?
「潮騒」が海外で出版されはじめて、外国の出版関係者と接するうちに身に付いていったのでしょうね。
言語に関しては専門家だし、話好きで習得も早そう。
英語あれだけ喋れるの凄いわ
TOEICのスコア900は余裕で取れるだろうな
なんか知らんが佃煮は異様な敵意を燃やして三島を排撃してるな。こういうやつはどうしようもない。
212 :
つくだに:2012/02/18(土) 23:31:22.61
勝手な妄想してよろこんでるおまえがどうしようもない。
三島のwikiの載ってる石原、ただのとっちゃん坊やにしか見えない。
事あるごとに三島の小柄さを突いて、背の高さや体格位しか三島に勝てる部分がないというコンプレックスの裏返しですね。
くやしいのうwwくやしいのうww
>>211を読んで、確かに佃煮がそんなたわ言を抜かしていた
ことがあったなと、過去ログを眺めていたら、面白くて夢中に
なり、いつの間にかこんな時間になっていた。。。
Part40が面白いな。最後の最後辺り。佃煮とザリガニとNが、
組んずほぐれつの言い合い。3人ともアホ面を晒しているが、
さすがにNだけは最後に何とか踏ん張っている。佃煮はもう
どうしようもない。まるで頓珍漢なレスだらけで、そのことに
気づいていないのは自分だけという有様。最後には、
999 名前: 吾輩は名無しである [sage] 投稿日: 2011/01/21(金) 22:01:29
佃煮マニアは少し足りない子
と書かれる始末。皆さん一読なされ。爆笑間違いなしw
…考えてみれば、この二ヶ月足らず後に震災が。。。
この異常な粘着を見ろよ?完全に精神異常のストーカーだな・・・
36:マグナ ◆i.K3ZM.pZo (22) ::2010/12/07(火) 13:15:52
おいチワワ。お前は相変わらず内容のないレスしかかけんな。
62:マグナ ◆i.K3ZM.pZo (22) ::2010/12/08(水) 17:15:01
おい、チワワ。短い台詞で逃げるのは止めろ。
>>56がわざわざ長文で書いているのだから、もう少しまともなこと返答をするべきだw
82:マグナ ◆i.K3ZM.pZo (22) ::2010/12/10(金) 00:47:29
チワワの語りはつまらないんだよな。引き出しが広い奴なら、性格の悪くても面白いことをいう。チワワは根が単純で善良なんだろうが、発言はくだらない代物だろ。
419:マグナ ◆i.K3ZM.pZo (22) ::2010/12/28(火) 15:02:52
チワワはそんなに三島を肯定して楽しいか。
594:マグナ ◆i.K3ZM.pZo (22) ::2011/01/04(火) 22:51:32
チワワは何でも対立するものにべたべたレッテルを貼り付けていくよな。お前の論法はいつもそれだ。
もういい加減に撤退せよw
595:マグナ ◆i.K3ZM.pZo (22) ::2011/01/04(火) 22:52:52
別に対象は何でもいいんだよな。でその後で勝利宣言をすればチワワが優勢に見えるという仕組みだ。
871:マグナ ◆i.K3ZM.pZo (22) ::2011/01/18(火) 21:59:08
おいチワワ、朝吹が芥川賞取ったぞ。古典の知識では三島を越えるとかいわれているがなw
881:マグナ ◆i.K3ZM.pZo (22) ::2011/01/19(水) 14:02:35
おいチワワ、朝吹が芥川賞取ったぞ。古典の知識では三島を越えるとかいわれているがなw
889 +1:マグナ ◆i.K3ZM.pZo (22) ::2011/01/20(木) 14:34:37
どうもチワワさん、俺の質問に答えてくれませんか?w
こいつ何年がかりで粘着してるんだよ?アスペはストーカーになりやすいと聞くがこれは酷い
130:マグナ ◆i.K3ZM.pZo (94) ::2010/10/11(月) 19:36:01
ふむ。確かにな。
チワワと藁貸しが馴れ合いあるいは自演をしているのは知っていたが、佃煮を操っているのは藁貸しかw
152:マグナ ◆i.K3ZM.pZo (94) ::2010/10/12(火) 14:34:30
チワワという奴は全く馬鹿だな。だから三島以外を読め。
三島だけ読んでいたらお前はそのままだ。三島本人は貪欲にいろいろな本を読んでいたんだがな。
164:マグナ ◆i.K3ZM.pZo (94) ::2010/10/13(水) 21:10:39
>>159 そりゃそうだろう。俺は三島に嫌悪の感情を抱いているわけでも、左翼でもないしな。
チワワに嫌悪の感情は抱いているがw
170 +1:マグナ ◆i.K3ZM.pZo (94) ::2010/10/14(木) 02:06:50
やはりチワワは馬鹿だな。その安部の書き振りには皮肉も込められていると思うが・・・・・・。
あの時代の文学者というのは一国一城の主であって、とくに賛辞の場合額面どおりとってはいけない。
220 +1:マグナ ◆i.K3ZM.pZo (94) ::2010/10/15(金) 17:38:36
俺が言ったことはまぁ一応は事実だからな、チワワがよく貼っていた倉橋の三島評が褒めていながら、きついものでもあった、というのもまた事実。
チワワは少し長く書けばすぐ意味が取れなくなるからな。
225 +1:マグナ ◆i.K3ZM.pZo (94) ::2010/10/15(金) 18:09:00
まぁこの板の三島オタクは程度が低い。チワワは害毒を垂れ流しているからだ。
他にも狸やら唯物論コテをそそのかして暴れさせているようだが、その罪も問われねばならないだろう。
232 +1:マグナ ◆i.K3ZM.pZo (94) ::2010/10/15(金) 19:40:18
俺はいらつくから作品批判しているんじゃないぞ。チワワの偶像化がうざいから、それを引きおろそうとしているわけであって。
チワワが消えればまともに三島を語れるようになるだろう。
佃煮さんは最近はやや三島ファンだよね。
いま蘇る特攻の精神
このままでは日本は亡国の道を歩むしか手段はない
♪
大野俊康『特攻魂のままに』(展転社)
@@@@@@@@@@@@@@@@@
著者の大野氏は元靖国神社宮司。学徒出陣し特攻で多くの戦友を失った。祖国の再建のためには英霊を顕彰し、その志を継いで靖国のこころを回復させ、
本物の日本人にわれわれは回帰する必要がある。そうしなければ祖国は再建できないという信念で全国を講演して歩いた。
『靖国之宮』という歌がある。
正気凜たり靖国の宮
祠前に拝跪して思い窮りなし
偉勲千載何ぞ鎖滅せん
新日本は生きる偉烈の中
現在日本は凜としなくなって外国からさげずまれ、若者に怯懦がはびこり、国体は顧みられず、政治は腐敗して「政権ごっこ」の子供らと宇宙人と
「小さな小さなファシスト」に壟断された。正気が失せた。
大野宮司は三島由紀夫の『行動学入門』のなかに次の記述を見つけ出した。
「オーストラリアで特殊潜水艇が敵艦に衝突寸前に浮上し、敵の一斉射撃を浴びようとしたときに、月の明るい夜のことであったが、
ハッチの扉をあけて日本刀を持った将校がそこから現れ、日本刀を振りかざしたまま身に数弾をあびて戦死したという話が語り伝えられているが、
このような場合にその行動の形の美しさ、月の光、ロマンティックな情景、悲壮感、それと行動様式自体の内面的な美しさとが完全に一致する。
しかしこのような一致した美は人の一生に一度であることはおろか、歴史の上にもそう何度となくあらわれるものではない」(『行動学入門』)
この文章を前提に大野宮司は論を進めた。
「この海軍将校こそ殉忠・菊地一族の流れをくむ熊本県山鹿市出身の軍神・松尾敬宇中佐」であることを確かめた氏は、その後の逸話を披露する。
豪海軍は、この大胆不敵なる日本軍人に「深く感銘し」、沈んだ潜水艇を引き上げた豪州海軍は「廷内から収用した四勇士を海軍葬の礼をもって弔った」
敵の軍人を葬る必要なしという豪世論を前に、往時の豪海軍シドニー港司令官グールドは、かく反論したという。
「勇気は一特定国民の所有物でも伝統でもない。これら海軍軍人によって示された勇気は、誰によっても認められ、かつ一様に推奨せらるべきものである。
これら鉄の棺桶に入って死地に赴くことは、最高度の勇気がいる。これらの勇士が行った犠牲の千分の一の犠牲を捧ぐる準備のある豪州人が幾人いるのであろうか」。
そして戦死から二十六年を閲し、豪海軍は勇士をたたえる記念碑を建立した。松尾の母は八十三歳の老婆となっていたが、けなげにも
慰霊をかねて豪を訪問した。そこで豪の新聞は書いたのだ。
「勇士の母、きたる」
「勇士の母は詩人」
豪は十日間の老婆の訪問を歓迎した。
最初から最後まで涙なくしては読み通せない。
222 :
つくだに:2012/02/19(日) 11:43:37.41
三島スレ40を読み返したけど、あの時のザリガニさんとの議論は、「三島はドストエフスキー作「『悪霊』のキリーロフに似ているか」というもので、
似てる派のザリガニさんと、似てない派の私や他コテで話し合ってたんじゃないの?それも別に戦争状態でもなく和やかな話し合いだったし。
「黒蜥蜴」で美輪とのキスシーンを見て生理的嫌悪を感じたのが三島との出会いだった私は、三島の文章にどうもなじめなかったので、
三島を迂回してサド、バタイユ、マンディアルグ、澁澤、平野と読んで行って、何とか三島のエッセンスだけ取り入れようとしたんだよね。
それで最近ではこの人をそんなに批判しようと思わなくなった。昔は三島のゴシップネタでバッシングしてたけど、死人に口無しだからなあ。
私としては美文の作家はもれなく読んで行こうと思ってるので、三島の著書の多くは課題図書だよ。読むのが遅くて困ってるんだけどね。
お前こそ、どれだけ俺のストーカーだよ。一年半も前のカキコなんて持ち出してきて。
>>222 とか見ても面白い。
サド、バタイユ、マンディアルグ、澁澤、平野
とかいう列挙が三島に何の繋がりがあるんだ? 三島が褒めた、三島を褒めた、その程度しかない。
226 :
つくだに:2012/02/19(日) 14:13:17.27
2ちゃん中の女コテに因縁付けてしつこく粘着してないでリアルでまともな人間関係を築ける様にしてくださいね。
「電車で向かいの席の女を操縦した」とか得得と騙ってる様な高齢童貞に絡まれると迷惑なんでね。
227 :
つくだに:2012/02/19(日) 14:21:10.95
そもそも
>>207は私じゃないんだけど、何の根拠もなく私だと決めつけて、そこから始まって私の何から何までケチ付け出してる訳でしょ?
ちょっと常人にはありえない思考回路だよね。嫌がらせがしたいだけとしか思えないよ。
228 :
忍法帖【Lv=14,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/02/19(日) 14:21:19.14
2ちゃん中の女コテに粘着とは随分拡大解釈だな。
たとえば文学板内でも、俺が粘着したのはチワワ、ニッパ、もっけぐらいだ。
それも微妙にという程度だしな。
229 :
つくだに:2012/02/19(日) 14:25:22.68
ほんときもい・・・
230 :
つくだに:2012/02/19(日) 14:46:52.44
>>228 趣味が読書しかなくて、沢山読んだ、だから何なの?
そんなことよりありがとうやごめんなさいと言える事の方が大事でしょ?
他人に粘着して迷惑をかけたこととか、根拠のない言いがかりをつけてこきおろしたとか、
そういうことについて少しは謝ったらどうなの?
231 :
忍法帖【Lv=14,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/02/19(日) 15:12:19.13
仕方がないだろ。いい女を見かけると執着する、物にしたくなる。
そして眺め回すと。これは摂理といっていいものだ。
ストーカーなんて考え方一つで変わる。
232 :
忍法帖【Lv=14,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/02/19(日) 15:14:33.62
大体そんなんだから、金閣寺の冒頭に置かれている挿話も理解できないんだ。
ある種の傾向のある男だったらあれはよく分かる。
233 :
つくだに:2012/02/19(日) 16:06:05.31
ストーカー擁護論とか最悪だなあ。こういう事言い出すともう末期だね。
相手に気に入られたいなら少しは紳士的に振る舞えばいい物を。
幼稚な挑発で相手がどうにかなると思っているのがおかしい。
234 :
忍法帖【Lv=14,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/02/19(日) 17:13:03.58
いや、佃煮にそういう気はないから。
235 :
吾輩は名無しである:2012/02/19(日) 17:17:18.20
>>231 >>仕方がないだろ。いい女を見かけると執着する、物にしたくなる。
笑い過ぎて死にそうだw
文学板にいい女など絶対にいないw
236 :
つくだに:2012/02/19(日) 17:21:54.50
だったら絡んで来るなって最初から言ってるんだよ。迷惑なの。
本当マグナは犯罪者予備軍だなあ。
もうレスしてこないでね。気持ち悪いから。
237 :
忍法帖【Lv=14,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/02/19(日) 18:48:04.15
バレバレの自演をしてるから指摘しただけですが何か。
( ̄ω ̄)獲る狸 ◆ycr5A7VfSw = マグナ ◆i.K3ZM.pZo
うざいから消えろ自演狂いの変態
239 :
忍法帖【Lv=14,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/02/19(日) 18:58:57.88
自演好きは佃煮だろ。何を馬鹿なことをおっしゃる。
240 :
忍法帖【Lv=14,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/02/19(日) 18:59:38.62
佃煮を叩くと名無しが涌き出してきて暴れまわるからなあ。
しかも決まってコピペ。
女という字を見ただけで暴発しそうになるほど餓えているマグナにすら、
興味ないと冷たくあしらわれる、自称女の佃煮って、、、
マグナの自演乙
>>220 潜水艦の話面白いですね。
今の日本は武人の文化・価値観がすっかり消失しているのが
悲しい限りです。
今後は日本刀を帯刀できる軍隊の復興が必要です。
また、個人的には日本の銃の文化というのも同時の蘇らせて欲しい。
日本の銃は火縄銃の系統を組むが、あのデザインをまるで刀の鞘のような
曲線として見出してデザインを維持した日本の銃は素晴らしい美しさがある。
今でもイベントで甲冑を着て火縄銃を試射する行事が行われてる県がある
けど、あれを見ると日本の武人のカッコ良さがわかる。
とにかくそういう価値観が蘇ってほしいな。
それと話は違うけどエグザイルという歌手グループが
CMで西洋の騎士のコスプレをしてるが、あれを見ると
どこか笑ってしまう。
欧米から見れば「いやお前らは西洋の真似をしないで
侍のコスプレをしたほうがいい」と絶対に思われるはずだ。
日本人の西洋かぶれ、西洋事大主義は明治維新の悪い
ところだけをひきずってるようにしか見えないな。
246 :
吾輩は名無しである:2012/02/19(日) 22:14:44.89
マグナの発狂きもすぎワロタ
ここの住人、6月の映画は見に行くの?
一応ね。
スイス政府「民間防衛」の書より、
武力を使わない戦争の形・・・その名も乗っ取り戦争
・第一段階 工作員を政府中枢に送り込む
・第二段階 宣伝工作。メディアを掌握し、大衆の意識を操作
・第三段階 教育現場に浸透し、「国家意識」を破壊する
・第四段階 抵抗意識を徐々に破壊し、平和や人類愛をプロパガンダとして利用する
・第五段階 テレビ局などのメディアを利用して、自分で考える力を奪ってゆく
・第六段階 ターゲットとする国の民衆が、無抵抗で腑抜けになった時に大量移民
今、日本の置かれた状況は第四段階から第五段階へ移行中だよね。
251 :
つくだに:2012/02/20(月) 00:35:35.95
>>246 もうマグナの陰湿な嫌がらせのせいで吐き気が止まらないyo・・・
なんでああ何でもない所から火種を作るんだろう?
怖いわ〜。
>>247 若松孝二のじゃなくて?キャタピラーは見て新作見ようとは思ってたけど。
6月の映画は若松のやつね
自分も一応見るけど公開劇場が少なそうな予感
しかしタイトルはもう少し何とかならんかったのか
253 :
つくだに:2012/02/20(月) 14:21:00.14
タイトルセンスはどうなのかと思うけど、映像センスはいいからなあ。公開楽しみ。
若松孝二はおじいちゃんになっても過激で元気だ。
大島渚なんかもうとっくに寝たきりになってしまった。
今回の映画、寺島しのぶが夫人役で出るみたいだけど
本当の三島夫人は、寺島演じる夫人のようなファッションを普段本当にしていたのでしょうか?
何だかずいぶんイメージが違ったので…。
>>254 自衛隊に体験入隊していた三島を訪問したときは、おしゃれな洋服だったらしいですよ。
三島と親しかった自衛隊員の人の回想で、夫人は白いミニスカートと白いブーツで現れ、
それがその人が見た初めての、当時最先端流行のミニスカートだったのでまぶしかったと回想してました。
そして、その時ロープ渡りをして苦戦していた三島に「頑張りなさい!」と叱咤激励していたそうです。
>>255 そうなんですか。
あのアイドルみたいなファッションは史実に基づいてるんですね。
三島のお子さん、考えてみると父は三島、祖父は杉山寧という凄い血の持ち主だな。
>>249 つまらん保身しか持たないネトウヨが言うなボケ。
まだ移民の方が日本を愛するだろうな。
>>258 移民はいざというとき逃げるから(東日本大震災の例を見ても明らか)大和魂なんか期待できないよ。
所詮は、得になることがあるときだけ居着いてるだけの話。
アメリカのような移民の国の人工的な愛国心と、日本人の大和魂は違うからね。
井上靖の娘さんが、川端康成の自宅で三島夫人とその母親と同席して
母娘の華やかな装いに、さすがは画家の家族だと思ったと回想録で
読んだよ。
三島夫人のお母さまは水商売の出なのかな?
>>260 さあ…どうなんでしょう。そこまでは分からないですね。
画家の妻というと、あまり元水商売の人はいなさそう。
auのCM見て思ったんだが伊勢谷友介って静止画の三島に少し雰囲気が似てるな
まぁ、あそこまでイケメンではないが
伊勢谷はイケメンというよりハンサムか
三島夫人はお見合い後、三島との結婚にかなり乗り気だったみたいですね。
せっかく通っていた大学も三島との結婚の為に辞めてしまったそうですが、
まだ大学が二年も残ってる在学中にわざわざお見合いをするって事は
夫人側が三島と結婚したくてお見合いを三島側に持ち込んだという事ですかね。
>>263 三島の友人の湯浅あつ子という人が、お見合い写真を持って来たらしいですね。
どういう経緯かは詳細はわからないですが、瑤子さんは見合い後、躊躇する父親に
「結婚できなければ死ぬ」と説得したくらい乗り気だったとか。
美智子妃の場合は、聖心からの紹介されたいくつかの候補から、三島が選んでお見合いしたようです。
そして三島が断られたという説が濃厚のようです。
でも詩作や文学に関心のある美智子妃を嫁にするのを三島が躊躇したということも
ありえるんじゃないかと思いますが。
美智子妃は身長も原因としてあるかもしれん
ヒールをはいても三島より低い女性が良いとの事だったので
実際の身長は分からないけど美智子妃は結構背が高いように見える
もし美智子妃と縁談成立していたらー
平岡美智子さんは30代で未亡人になり三島由紀夫の遺産のため
死ぬまで奮闘という人生だったのかなあ。
瑤子さんは大変な人生を選択しちゃったわけだけど、自分の強い意志
だったのなら仕方ないよね。
余談ですが、三島の娘さんと皇太子殿下が同級生だったらしいから、参観日やお遊戯会で
三島と美智子妃と顔を合わせることもあったかもね。
お遊戯会での舌切り雀の台本を三島が書いてますから。
瑤子夫人役は、内山理名が背格好的には合ってる気がする。
舌切り雀ですかw
三島が(芥川や太宰のように)童話や昔話をパロディにして書いたもの
ってなかったよね?
その舌切雀の台本見たいw
そういうのも引き受けてたんだな
>>269 パロディーはたぶんないと思う。その幼稚園のお遊戯会のやつも正統派な感じでした。
>>270 何巻か忘れたけど、全集に載ってました。(小さめの活字で小品を載せてた中に)
たしか「ちび黒サンボ」もあったと思います。
決定版三島由紀夫全集の25巻(戯曲)のようです。
>>272 ありがとうございます
今度図書館で探してみます
レター教室図書館で借りて来た
さくさく読めるし面白いな、これ
家族が見守る布団の中で普通に亡くなって欲しかったなぁ。
何か憎めないんだよな、三島由紀夫は。
ちび黒サンボが人種差別とされて現在封印されてるとは、三島も想像もしなかっただろうね。
あ、復刊していたわ。
277 :
吾輩は名無しである:2012/02/23(木) 06:54:22.13
恐らく三島由紀夫の言葉だったと思うのでこちらで質問させていただきます。
偽者は偽者であるコンプレックスによって本物以上の偽者になりうる
というような文章を以前見た記憶があるのですが、原文をご存知の方いらっしゃらないでしょうか?
>>277 それは今のところ見た記憶がないけれど、それに類するような似たものはありますよ。
例えば、
もし天才といふ言葉を、芸術的完成のみを基準にして定義するなら、「決して自己の資質を見誤らず、それを
信じつづけることのできる人」と定義できるであらうが、実は、この定義には循環論法が含まれてゐる。といふのは
それは、「天才とは自ら天才なりと信じ得る人である」といふのと同じことになつてしまふからである。コクトオが
面白いことを言つてゐる。「ヴィクトル・ユーゴオは、自分をヴィクトル・ユーゴオと信じた狂人だつた」
(三島由紀夫「谷崎潤一郎について」より)
「あたくしは人造真珠なの。どこまで行つてもあたくしは造花なの。もしあたくしが豚だつたら、
真珠に嫉妬なんか感じはしないでせう。でも、人造真珠が自分を硝子にすぎないとしじゆう
思つてゐることは、豚が時たま自分のことを豚だと思つたりするのとは比べものにはならないの。」
「大丈夫よ、自分を本当の真珠だと信じてゐれば、硝子もいつかは真珠になるのよ。」
(三島由紀夫「夜の向日葵」より)
もう一つは
人間つて、自分が思ひ込んだとほりのものになるものでねえ。ジャン・コクトオが面白いことを
言つてゐる。「ヴィクトル・ユウゴオは、自らヴィクトル・ユウゴオだと信じた狂人だつた」と。
諸君はひよつとすると、自ら無気力だと信じてゐる狂人なんぢやありませんかね。
(三島由紀夫「若人よ蘇れ」より)
>>278-279 レスありがとうございます。
教えていただいた物の中だと、真珠に関する話が自分の記憶と近いです。
ひょっとするとその話を誰かがアレンジしたものを見たのかもしれません。
ずっと探していたので、モヤが晴れた気分です。
ありがとうございました。
>>198 石原のあの猟奇的な小説読んだ上で石原に女を紹介するような人がいるんですか?
「聞けー!聞けー!バカ共!」
「うるせー」
「降りてこいボケ」
「聞けー!聞けー!バカ共!」
「高いとこで吠えんなアホ」
「早く腹切って死ね」
「聞けー!聞けー!バカ共!」
>>259 帰化すれば問題ない。
日本人という束縛にあんまりとらわれないほうがいい。
じゃあ大和魂を今でも強く現代人が持ってるかと言えば
全くそうではない。
むしろ移民系の人の方が大和魂を採掘できる可能性がある。
>>262 あのCMは胸糞悪いよな。
三島が言ってたように解放区となった日本人像だよ。
星飛雄馬親子を自由を拘束している例として引き合い
に出すなんて悲しい。
星飛雄馬にとってはあれが自由であり、それを認めなければならない。
それを認めず選択できるのが自由だというなら、それは不当な自由だ。
三島の言ってたあんころ餅とシュークリームの例でわかるように
どちらか選べと言われたら絶対にシュークリームに流れると分かるわけだ。
しかしそこを「あんころ餅(和菓子)」を選ぶと言う自由が日本人には
無ければならないのに、それがない。
それはアメリカないし欧米の自由であって日本人の自由じゃない。
こうした考えは三島の鏡子の家や天皇万歳の自決と全て含まれてる。
欧米のグローバルスタンダードはそういう支配だから不当な自由の押し売り
であるわけで、今の日本人、戦後の日本人の態度は植民地支配を受け入れて
みんなで欧米人になろうって事にほかならない。
日本人はアメリカやイギリス、フランスが何か良いと言えばそれを如何にも
たいそうな売り文句で「これは凄く良い」と国内で紹介する。
セールスマンの宣伝、大国への事大主義にほかならない。
もし日本が大東亜共栄圏を建設できていれば日本人は自ら大国と
なることでそうしたオセンチな国民性を払拭していたはずだ。
>伊勢谷友介って静止画の三島に少し雰囲気が似てるな
で、伊勢谷と三島が似てるかという話だけどあそらく
目が似てるんだと思う。
まあ目だけだねw
あと、やはりいつか筧利夫にも舞台とかでもいいから
三島を演じてもらいたいと思う。
>>281 ハハハww石原の小説w
まあ三島は日本男児だからアメリカンな石原の女づきあいを
あまり快く思ってなかったんでしょw
その考え方は危険だな。
現代日本人は大和魂を失ったように確かに見える。
しかし潜在的には持ち続けているんだよ。DNAレベルでは
と言う方が分かり易いか。やはり移民とは一線を画する。
また顕在的にも、特に地方(田舎)には色濃く残っている。
そしてその地方が移民によって真っ先に蚕食されるのだ。
移民を全否定するつもりはない。一定数の受け入れは
必要だし、望ましくもあろう。しかし、度を過ぎた移民は
絶対に社会にひび割れを起こす。特に反日を国是とし、
事ある毎に難癖をつけてくるような人の移民は到底
認められない。日本永住を決めたドナルド・キーンの
ような人なら、帰化しようがしまいが歓迎する。ただし、
それでも一定数まで。政治を左右するほどの大勢力を
他民族に持たせるわけにはいかない。重ねて言うが、
他民族を絶対排除するつもりはない。ある程度の共生は必要だ。
あ、288は283へのレスな。
290 :
288:2012/02/24(金) 19:27:20.98
序でに。
>>285には概ね同意するが、大東亜共栄圏なんかを
持ち出すのはどうかな。これも所詮、グローバリズムの
一種だろう。しかも特亜なんてのがある以上、EUのように
なれるはずもない。近隣諸国とは付かず離れずの関係が
望ましいのではあるまいか。
>>290 三島はグローバリズムに否定的だが、しかし
グローバリズムを否定しないというのは女系で
天皇を継続するぐらいムリな話である。
八紘一宇が日本版世界主義であることは明白だが、
しかし誰かがグローブを司さどる音頭を取らねば
世界は成り立たなくなってしまう。
日本がやらなければやがてアメリカにかわり中国が
台頭してくるだろう、それで良いというなら何も言わんが。
そもそも八紘一宇は単なる欧米型グローバリズムでは
なく、それを覆す日本型のグローバリズムにほかならない。
それはアジア人が主体となる「アジア主義」であり、大和魂を
核にした日本が筆頭になることで欧米のグローバリズムに
負けない秩序を作るということに過ぎない。
日本が先頭にいるからこそ各アジア諸国もまた同様に
自国の魂を守ることができ、その同盟としての関係を
「支えあう」のである。
怖いのはむしろ閉鎖的な愛国主義だよ。
ネット右翼などを見ればわかるが、日本国内でのみ大和魂
を共有することのほうがはるかに危険だ。
皆が三島と同等に保守思想を理解する水準に達している
のであれば特に問題はないが、そうはゆくまい。
まあそこには今後とも議論がいるが、どちらにせよ三島イズム
をより強く理解し、継承したほうが未来を決定するとしか言えんだろう。
「美しい星」を海外に翻訳して広めるべきだよね。欧米人には理解困難だろうけれど。
ドナルド・キーンが翻訳したがらないらしいけど、何か気にくわないところがあるだよね、きっと。
やっぱりアメリカ人の三島理解の限界かな。
作品読んでると三島も若い女性が好きな普通の男じゃないのか?と思う
三島由紀夫って何人くらいの女性とお見合いしたんでしょうか
当時にしては結構晩婚ですよね
294 :
吾輩は名無しである:2012/02/26(日) 01:35:02.78
>>291 その考え方は石原的だな。
三島は日本を一個の体と考える人なのでそれは三島の理念に反する。
美徳のよろめき読んだけどイマイチでした。
豊饒の海以外なにか自分とは合わない・・・・・・・・
>>294 石原慎太郎はそこまでの日本的なものを広めたい野望はないと思う。あんまり日本の古典文学にも興味なさげだし。
三島は「日本の天皇文化が世界のモデルケースになればいい」みたいな発言もしているし、結構、八紘一宇の考えに
似たものを心の中に持ってた人だと思うよ。
アメリカ的、中共的な近代システムには絶対負けたくない、それによって日本精神が、消滅させられるのが
我慢ならなかった負けず嫌いな気持ちが、様々な記述や対談から分かりますし。
>>293 美智子妃と瑤子さん以外にいたのかは不明ですけど、たぶん他にも見合いしてたでしょう。
その前の恋人だった貞子さんとスムーズに結婚できていれば、29歳くらいの結婚だったかもね。
いずれの人も20歳そこそこの女性だから、死んだ妹さんの幻影を無意識に求めてたような感じもします。
案外、川端康成ほどではないにしろ、隠れたロリータ嗜好が少しあったのでは。
兄と妹が愛し合い結ばれるという設定に、自分は
ものすごく惹き付けられるみたいなことをどこかに
書いていたな。何だったかしらん。
>>298 アラピアンナイトについて書いてたものかもね。
300 :
吾輩は名無しである:2012/02/28(火) 02:00:03.92
三島は旧制一高を受験して落ちたという話があるが
あれは本当なの?
>>300 三島の母親がそういうようなことを知人に言ったということらしいですが、そもそも
受験資格がなかった(学習院在学者には他校への受験は禁止だったから?)という話もあります。
受験できなかったというのが、いつの間にか「受験に落ちた」と誤って伝わっていったんじゃないかな。
明確な事実関係もないのに、さも確定している事実かのように書く人間がいて困るね。
こいつ真性ホモなんだろ。
その時点で全てアウトだよな。どれ読んでも「ああホモが書いたものか」と
吹き出しちまうぜ。
304 :
吾輩は名無しである:2012/03/02(金) 06:33:23.60
2 名前:名無しさん@お腹いっぱい。
三島由紀夫が生きていたら、『禁色』の絶世の美青年・南悠一を
俺をモデルにして書き直すコトは絶対に間違え無いだろうゼッ!
そして俺の前に跪いて泪ながらに求愛するは必定なのサッ!!
勿論、言下に断ってやるゼッ!!
どんなに哀願しても無駄なのサッ!!
アイツは腋臭が超ヒデエからナッ!!!!
分かったナッ!!!!!!!
『春の雪』の映画化だって断然オレを主役に決定してただろうしサッ!!!
三島由紀夫が生きてたら、宇宙戦艦ヤマトは必ず見るだろうね。
306 :
吾輩は名無しである:2012/03/02(金) 11:23:38.79
先生がワキガなんてやだお(>_<)
ワキガは毛唐特有の鬼畜臭だ( ̄□ ̄;)!!
307 :
(将臣)ワナビ津原ランドール川上弘美ピースジェイコブ舞はHN泥:2012/03/02(金) 23:53:32.52
島内という人の三島評論
「男は、いつの時代でも
地獄の思想、あるいは修羅の行動にとりつかれる」
308 :
吾輩は名無しである:2012/03/04(日) 04:52:08.45
藤田竜が「三島の腋臭のせいで同衾していて萎えた」と証言してたゼッ!!
分かったナッ!!!!!!!!
吉永小百合主演の潮騒を観たけど、後半が原作とだいぶ違うね。前半もつまらなかったけど、
新治が海で活躍するところが、さらにショボい経緯と出来になってて、盛り上がりに欠けてるし、
俳優もさえなかった。
百恵と友和の潮騒の方が原作に忠実だし、面白いと思ったわ。
>>310 何喋ってるのか非常に気になるな
手塚治虫の「ばるぼら」やサラマンダー公威みたいに三島をモデルにした作品やキャラって他に何かありますか?
ゴルゴ13は三島由紀夫の顔がイメージされたらしいね。
>>308 昭和の薔薇族編集部員の言うことなんて信じないからなっ
いや、三島由紀夫もイメージされてるんだよ。
色々調べてると、三島由紀夫の奥さんって見た目と違ってかなりキツそうな人なんだな
三島の母親を家から追い出したとかヒドス
>>316 老人施設に入居したら、追い出されたことになるのも変なことだと思うよ。そういうふうに
書いてる三島関連本はあるけどね。他人の家の事情なんて他人が断罪することじゃないと思う。
書いてる人の品性を疑うわ。くだらない週刊誌ネタを書く女の腐ったような芸能記者と同じ。
三島を貶すために、ユダヤ人が偏向した本の罪は重い。
319 :
吾輩は名無しである:2012/03/07(水) 01:16:44.52
>>309 潮騒は原作もつまらないだろ・・・
俺三島信者だけど、三島作品でもつまらないと思うものもけっこうある。
女主人公のはけっこうどれもつまんなくないか・・・
潮騒と美徳のよろめきはがっかりした・・・・・
しかも春、死の灰の春がやって来ていた。
たびたびの核実験の放射性物質は成層圏に舞い上がり、半減期の長いストロンチウム90やセシウム137などが、塵の形で降下の折を狙いながら、消えもやらず漂っている。
見えない死のたえまない浸潤。あの空のはるか高みにふりまかれた毒が、地に降りて、野菜や牛乳を通して、人間の骨の奥についに宿りを定める春が来ていた。
幽暗な棲家を求めて、地上の輝かしい田園の動植物の体をかいくぐって、
倦まない旅をつづける微細な死は、いよいよ居を定めると、生きている人間たちに、その肉体の不巧な部分の本質を、すなわち骨の本質を高らかに告げ知らせるのだ。
骨たちは同盟し、肉の桎梏を逃れる日の近いことを予知して、微細な解放者たちに我先に宿を提供しようとして、あらゆる機会に目配せをし、媚をちらつかせ、
いつの日かその身も軽く、花々や森のかたわらに、星空の下に、のびのびと露を浴びて裸で身を横たえるときを夢見ていた。
「美しい星」より
>>319 あまり読みごたえはないけど、別につまらなくはないよ。
ストーリーとしては面白いと思う。それに主人公は男、新治だよ。
吉永小百合の映画では新治役に華がなく、嵐の中で活躍する場面がショボいからつまらなくなってた。
潮騒は蜂が出てきてレイプやめさせたりして、さすがに萎える。
三島も完璧じゃないと思う。
324 :
吾輩は名無しである:2012/03/07(水) 12:35:45.16
>>300 らしいな。たしか村松剛がどこかで書いていた。村松がいうには禄に受験
勉強せずに行こうってんだから滑って当然というようなことを言ってたはず。
>>317 ならどうしてマスコミにこの事を取り上げられそうになったら夫人は必死で拒んだのかねぇ。
三島の母親は三島の祖母で散々苦労して、次は嫁との折り合いも悪かったみたいで苦労人だな。
三島の父親とも本当は離婚したかったらしいし。
家で全然安らげないね。
>>325 取り上げられたんじゃないの? 「られそうになった」じゃなくて。
マスコミに非難された後に、病気の事情を説明して、以後シャットアウトした模様ですが。
>>324 でも全集には、それに関しては「学習院在学中は他校の受験はできなかったという説もある」と
書いてあるよ。受験すらしたかどうかも不確定です。
中等科5年の9月の手紙(東文彦への)にも、高等科は文科乙類にすると知らせて、
学習院の、その先生の話をしてます。
どっちにしろ三島は行く気がなかったようだから、受験してたとしても、やる気は
なかったのでしょう。
>>325 326の訂正だけど、もし取り上げられそうになって事前に止めてたとしても、事実と違う場合、
それは当然の抗議だと思いますよ。
止めたから事実ってわけでもないと思います。マスコミなんていい加減な歪曲よくするし。
すこしでもつまらなかったとか書くとコピペ張る人が入るけど、
頭大丈夫なのかな?
どこに潮騒のコピペが?
美しい星のコピペは私(潮騒は面白いと言った)じゃないよ。
331 :
吾輩は名無しである:2012/03/07(水) 22:24:46.49
>>316 私も全体的に瑤子さんにはあまりいい印象は持っていないけれど、
三島が亡くなったとき、瑤子さんはまだ30代前半くらいだったよね。
まだまだ再婚の可能性のある若さの未亡人が、いつまでも亡くなった夫の
親と暮らすってあまり聞かない話だよ。
義両親の方から、まだ若いのだから再婚してやり直してくれ、と離れていく
ものでしょ。
(まあ瑤子さんの方が出ていく、という形にした方が世間体はよかっただろうね。)
瑤子さんが追い出したというより、そろそろこの辺で別れましょう、と
双方の合意だったんじゃないかなぁ。
三島の両親は息子の自殺について自己弁護の様な言動があり
それが故人や瑤子夫人の人格を傷つけるようなものであったので
夫人が怒っても仕方ないと思いますけどね。
三島の死後、20年近くも同じ敷地に暮らしてたから、別れる機会が来ていたんだろうね。
>>三島の死後、20年近くも
10年ぐらいだよ。
三島由紀夫は横溝正史は読んでいたのかな?
江戸川乱歩は愛読していたようです。
こいつ真性ホモなんだろ。
その時点で全てアウトだよな。どれ読んでも「ああホモが書いたものか」と
吹き出しちまうぜ。
どこかで三島がエラリー・クィーンの「Yの悲劇」を論評しているのを
読んだ記憶があるんだけど、全集で読めますか?
>>338 「発射塔 推理小説批判」で少し触れていたと思います。
三島は怪奇小説は好きだったようですが、推理小説は嫌いだったようですね。
エラリー・クイーンもあまり評価はしてなくて、「古典的名作といへども、ポオの短編を除いて、
推理小説といふものは文学ではない」と述べてます。
「犯人以外の人物にいろいろ性格描写らしきものが施されながら、最後に犯人がわかつてしまふと、
彼らがいかにも不用な余計な人物であつたといふ感じがするのがつまらない。この世の中に、
不用で余計な人間などといふものはゐないはずである」
「どうして名探偵といふやつは、かうまでキザなのか。あらゆる名探偵といふやつに、
私は出しやばり根性の余計なお節介を感じるが、これは私があんまり犯人の側に
つきすぎるからであるか。大体、知的強者といふものにはかはいげがないのだ」と述べてます。
推理小説が苦手で、ポオだけは全集持ってる俺としてはうれしいお言葉ですわ。
しかし
>>339の三島の評論を踏まえると、村上春樹みたいな小説を彼がどう評論するのか興味深いわ。
キザな主人公についてどう思うか聞いてみたい。
ある程度は評価すると思うんだけど。
>>339 ありがとう。
「Yの悲劇」については批判的だったのをおぼえています。
三島は推理小説は興味もないし評価もしていないのだなと。
因みに太宰治もアメリカの作家で唯一好きだったのはポーだった。
三島由紀夫や太宰治には、その作家自身に、どこかアイドル性やピエロ性があるけど、
村上春樹にはそれが欠けてる感じがする。
ちゃんとした批評に耐えるような芸術家は虚構という作品の中で、
恥の部分も含めて、内臓の裏側まで裸にしてさらけ出しているよね。
意図してではなく、才能ある者が真面目に創作すると、そうならざるを得ない。
三島と太宰とでは才能は違うが、どちらもその点では(あたり前だが)誠実なので、
一応、「芸術家」として俎上に載せることができる。
翻って、村上が裸になるようなことは今までもなかったし、今後も絶対にない。
彼らと比較するのもおぞましい、三流作家の証だね。
村上春樹は讃岐うどんをゆでないからだめなのよ。
>>345 おや、きみは僕の友達とそっくりなこというね!
翻訳されるときのことを念頭にして「パスタ」にしてるのかな。
サンドイッチたべるなら普通の日本人はおにぎり食うでしょ。
潮騒ってストーリーより、描写や新治のウブさを楽しむものだと思ってたけど。
>>315のゴルゴが三島もイメージしてるって話だけど、ソースはどこなの?
鈴木邦男の本だったかな。
あの人の言うことも当てにならないから間違いかもね。
352 :
吾輩は名無しである:2012/03/14(水) 23:46:26.43
不道徳教育講座の文庫本に奥野健男によるS.42年当時の解説文が載っている
いつもの転載好きよろしく僕も書き抜いてみる
センセイは当時から世間じゃ変人扱いだったんだw
三島由紀夫に対する人々のイメージは極端に分裂しているように思えます。
小説など殆んど読んだことのない文学に無関心な人々は、三島由紀夫と言えば、
テレビタレントや映画スターや歌手あるいは政治家と同じような有名人ということで
その名を知っています。ボディビルで筋肉を鍛え、一に朝潮二に長島、三四がなくて
五が三島などと言われる自慢の胸毛をそよがせているプレイボーイ、写真でみると
宮殿みたいに見える家に住み、映画に出たり、自分で映画をつくり切腹をやって見せたり、
流行歌を唄ったり、写真のモデルになったり、同性愛者と見られたり、お神輿をかついだり、
自衛隊に入ったり、プライバシー裁判にひっかかったり、国際人として活躍したりファシズム
めいた言説を弄したりする、ようするに派手なことが好きな人騒がせな、人気男、事件男
さらにはスキャンダルメーカーというイメージを持っています。先日電車の中で
「三島由紀夫氏ノーベル文学賞受賞か」という、週刊誌のつり広告を見て、学生たちが
「三島はノーベル賞をもらったら今度は何をやヽるヽだろうか」としゃべりあっていました。
ノーベル文学賞をもらったら今度は何を書ヽくヽだろうかと言わないところにぼくは興味を感じました。
ところが一方三島由紀夫の小説や戯曲、そして評論を少しでも読んでいる人には三島と言えば
現代日本文学の第一人者、その先端を行くホープというイメージを抱いています。端正な由緒正しい
文学を書く、文体や構成の一点一画をゆるがせにしない厳しい、もっとも真面目な気むずかしい
芸術至上主義者として畏敬の念を抱いているのです。日本文学の今日の権威の象徴を、正統性を
三島由紀夫の文学に感じているのです。純文学者三島由紀夫のイメージは、ニコリともしない
恐ろしい文学の鬼という感じです。この極端なまでのイメージの分裂は、三島由紀夫氏自身が
芸術と実生活とを厳しく峻別しているためとも言えます。(後略、あとはamazon古本で買って読もう)
90年代の松田聖子みたいな感じだったのかな。
本当は実力派ボーカリストなのにアイドルだったから、スキャンダル芸能人の部分ばかりを
グロテスクにクローズアップされてしまってた人、って感じの。
>>260 瑤子さんの母親・元子さんの実家は何か客商売をしていたらしいです。
>>263 最近の湯浅あつ子の証言によると、杉山元子の妹が湯浅と知り合いで、瑤子の写真を
三島のところへ渡してくれと頼んだということです。
三島由紀夫が「家内が若い俳優のポラロイド(白黒の写真)を集めている。」と不満を口にしている文章をどこかで見たな。
>>353 それにしても騒々しい人生だな。
前スレで沈める滝を勧めてもらったんだけど、
これすごくおもしろいです。
主人公は三島なのかな?
>>357 三島自身の投影もあるし、相手の女性は、
当時交際していた豊田貞子という人がモデルらしいです。
359 :
吾輩は名無しである:2012/03/19(月) 12:32:40.47
三島の恋の話なら、
岩下尚史『見出された恋』がよいとおもいます
最近出た「ヒタメン 三島由紀夫が女に逢うとき」もあるね。
361 :
吾輩は名無しである:2012/03/19(月) 23:40:25.26
362 :
吾輩は名無しである:2012/03/20(火) 04:10:22.70
どうみたってそうだろww
三島自身が己をスキャンダラスな存在に意図的にしようとしてた部分もあった
けどね・・・・
実際の彼はふざけてるように見せ掛けて大真面目だったんだけど。
太宰の『おどけ』と同じ。虚構の仮面を被りたがったって事・・・・
三島はノーベル賞委員会が歯牙にもかけなかった作家。
さすがノーベル賞委員会。
真の価値が分かってる。
受賞寸前の安部公房よりは、それほど寸前ではなかった、ってことでしょ。
一応は候補になってた証拠でしょう。
歯牙にかかってたってことじゃん。
366 :
吾輩は名無しである:2012/03/23(金) 10:52:15.83
三島由紀夫は幼稚だったのね。
だから御家庭も楽しくなかったでしょうね。
私はスウェーデンのノーベル賞委員会の方々は確かな眼を持っていると
思いましたわ。
ノーベル賞なんて所詮は政治がらみの賞でしょ。
大江健三郎とか白人社会に媚びた者が優遇されるだけの。
>>366 家庭生活のことが審査と対象になるとは、ずいぶんちんけな芸術賞ですね。
だとしたら、安部公房は三島よりも対象外でしょう。あほくさ。
369 :
(o`.´o)waracasu:2012/03/23(金) 13:58:27.80
368
愛変わらずのマゾちゃん武士にホンノリといた死増すねぇ〜(笑) お元気で消化〜(笑)
>>369 (o`.´o)ちゃんも元気そうで安心しましたよ。
相変わらず変なアンチがいるからチェックしないと(笑)
371 :
吾輩は名無しである:2012/03/23(金) 18:52:02.13
三島は面白くなかった
安部公房が死んだ途端に大江にノーベル賞をやるノーベル委員会ワロス。
大江はノーベル賞を取るとか、トルーマン・カポーティーは自殺するとか
三島の予言はけっこう当たってるんだね。
60年代になぜカポーティーの自殺を予感できたのかが不思議じゃ。
カポーティーって冷血とティファニー以外すごいのあるの?
ティファニーだけやたら売れてたんですかね?
村上春樹のノルウェイの森みたいに。
ベストセラーになったのは「冷血」の方。
あと南部ものが多い短編集、こちらの方がカポーティのお家芸かもしれない。
案の定ノーベル賞批判してる奴がいてワロタ
自分が四十歳まで生きるだろうとは思ってもいませんでした。漠然とした予感でではありますが、
精神的な危機に押しつぶされるだろう、と感じていました。
それは私自身そう感じていただけじゃなく外側から見てもそうだった様子です。個人的に親しくは
なかったのですが、三島由紀夫さんが、私にこういわれた事を思い出します。おれも年をとった三島は
考えられないといわれているが、大江君、きみも三十五歳がいいところじゃないか? そういわれたの
でした。実際には、私が三十五歳になった時、三島さんは四十五歳で、市ヶ谷の自衛隊駐屯地に仲間
を引き連れて突入し、自決する、という死をとげられました。私はそのニュースをインドのベナレスで
BBC放送のラジオで聞いていました。明治四十二年にベンガル湾上で客死した二葉亭四迷もやはり
四十五歳でした。この明治の作家は、日本にはじめて近代文学の文体を作り出した人です。(中略)
私は三島のニュースを聞いた後、シンガポールに二葉亭四迷のお墓まいりをした後、ホテルのプールで
長ながと泳ぎながら、ともかく自分は華々しい死というようなことより、二葉亭四迷のように、現実の側で
働きたい、傷つくなら傷つこう、そのようにして生きられるまで生き延びよう。そう考えたものでした。
――大江健三郎(「話して考える」と「書いて考える」)
大江健三郎って自殺未遂したことあるんでしょ。
>>365 いや、記者が三島はどうだったか?と委員に質問したら
まったく候補にならなかったという答えだったんだ。
相手にされてなかったようだね。
つまり歯牙にもかけてもらえなかったんだ。
>>380 違う。そんなこと一言も言ってないよ。
私はその記事、ちゃんと読んだし。
「候補寸前だった安部よりかは高くなかった」と言っただけ。
「安部ほど高い位置まで近づいてなかった」が正解
この直後に「井上靖が、非常に真剣に討論されてた」とあるから候補にさえなったかどうか微妙だろ
いずれにせよ、
>>380はでたらめ。
「まったく候補にならなかった」という発言なんかしてないからね。
「まったく候補にならなかった」という発言したなんて俺はいってないぞ。。
【ストックホルム=待田晋哉】ノーベル文学賞の選考を行うスウェーデン・アカデミーのノーベル委員会の
ペール・ベストベリー委員長(78)が21日午前(日本時間同日夕)、読売新聞の取材に応じ、
1993年に死去した作家・安部公房が同賞の受賞寸前だったことを明らかにした。
ストックホルム市内の自宅でインタビューに応じたベストベリー委員長は、
安部公房について「急死しなければ、ノーベル文学賞を受けていたでしょう。非常に、非常に近かった」と強調した。
さらに、「三島由紀夫は、それ(安部)ほど高い位置まで近づいていなかった。
井上靖が、非常に真剣に討論されていた」などと他の日本人作家についても、過去の選考の経緯を語った。
これを歯牙にもかけられなかったと取れない381は中学生かな?
あからさまに言わないと真意がわからん鈍感なアホがいまどき多いんだよなw
まあ90%候補にすら挙がってないだろうな
ノーベル賞で作家の実力決めかねないのは確かだけど
387 :
つくだに:2012/03/24(土) 17:10:54.90
ほう〜
>>385 それはあくまであんたの解釈でしょ。
「候補じゃなかった」とは全く言ってないんだから。
それに、どの年のことを言ってるのかも不明だしね。
あんたはバカ丸出し。
http://woman.infoseek.co.jp/news/entertainment/story.html?q=20120323_yol_oyt1t00725 03/23 15:35
安部作品は国際評価…三島由紀夫は高評価でない
ノーベル文学賞の有力候補と言われ続けた、作家の安部公房は受賞を目前にして急死した――。
同賞を選考するスウェーデン・アカデミーのノーベル委員会のペール・ベストベリー委員長(78)が
21日、日本人作家への評価の一端を明らかにしたことで、
改めて安部作品の国際的評価の高さが裏付けられた格好だ。
前衛的な安部作品は、カフカに匹敵する文学として旧ソ連、東欧をはじめ海外で人気が高く、
1968年には「砂の女」がフランスで最優秀外国文学賞を受賞。
代表作はスウェーデン語でも出版され、
91年に地元メディアが安部を大江健三郎さんと並び、「ノーベル賞候補」と報じたこともあった。
また、安部死去の翌94年に日本人2人目のノーベル文学賞を受けた大江さんは、
受賞決定後、「日本の文学の水準は高い」として、
安部、大岡昇平、井伏鱒二の名を挙げ、「だれがノーベル賞をもらってもよかった」と述べていた。
安部と親交が深かった、日本文学研究者のドナルド・キーンさんは
「北欧の研究者から安部さんが、有力という話を聞いていた。
個人的にも親しく、文学賞にふさわしい作家だった」と納得する一方、
「ノーベル賞は作家の評価だけでなく、地理的な要因も考慮される」と話した。
一方、ベストベリー委員長が、三島由紀夫について、
安部ほどは受賞に近づいていなかったと指摘したことについては、
「スウェーデン人で国連事務総長を務めたダグ・ハマーショルドが
『金閣寺』を高く評価することをスウェーデン・アカデミーに伝えており、
その推薦は軽視されないということだった。受賞に大変近かったはずだ」と述べた。
ノーベル文学賞の選考経過は原則、50年後に公開されている。
あの時(ノーベル賞を)受賞したのが川端であり、三島由紀夫でなかったのは、何かの行き違いだったかもしれない。
すなわち、国連事務総長だったダグ・ハマーショルドが1961年に亡くなる直前、三島の「金閣寺」を読み、
ノーベル賞委員会のある委員に宛てた手紙で大絶賛したのである。
こういった筋からの推薦は小さくない影響力を持っていた。
また1967年のこと、出版社の国際的な集会がチェニスで開かれ、私はその集いが授与する文学賞、
フォルメントール賞を三島にと試みたが失敗に終わった。この時、スウェーデンから参加した有力出版社ボニエールの
重役が私を慰め、三島はずっと重要な賞をまもなく受けるだろう、と言ったのだ。ノーベル賞以外にはあり得なかった。
ドナルド・キーン「思い出の作家たち」より
彼(川端康成)は、確かにこの受賞に値した。それでも今もって私は、どういうわけでスウェーデン・アカデミーが
三島でなく川端に賞を与えたのか不思議でしようがない。
1970年5月、私はコペンハーゲンの友人の家に夕食に招待された。同席した客の一人は、私が1957年の
国際ペンクラブ大会の時に東京で会った人物だった。日本で数週間を過ごしたお陰で、どうやら彼は日本文学の
権威として名声を得たようだった。ノーベル賞委員会は、選考の際に彼の意見を求めた。その時のことを思い出して、
居合わせた客たちに彼はこう言ったのだった。「私が、川端に賞を取らせたのだ」と。
この人物は政治的に極めて保守的な見解の持主で、三島は比較的若いため過激派に違いないと判断した。
そこで彼は三島の受賞に強く反対し、川端を強く推した結果、委員会を承服させたというのだ。本当に、
そんなことがあったのだろうか。三島が左翼の過激派と思われたせいで賞を逸したなんて、あまりにも馬鹿げている。
ドナルド・キーン「私と20世紀のクロニクル」より
392 :
つくだに:2012/03/24(土) 17:50:02.76
>>388 問題は「まったく候補にならなかった」という発言をしたかどうかというのと
ノーベル委員会で歯牙にもかけられなかったかどうかだろ。
そして俺は「まったく候補にならなかった」という発言をしたとは言ってないんだから
まずこの点でキミの間違い。
間違いを指摘されて悔しいのは分かるが素直に認めろよ。
歯牙にもかけられなかったかどうかは「三島由紀夫は、それ(安部)ほど高い位置まで近づいていなかった。」
という発言で、大人なら歯牙にもかけられなかったと解するのが常識。
まあ、まだ子供のキミにはわからんかもしれんね。
380は、「まったく候補にならなかった」も「歯牙にもかけてもらえなかった」も
明言してるんだが。。。
それなのに、381に対して文句を言うから、話がおかしくなる。
まさか380=393じゃないんだろうな。もしそうなら怖すぎるw
>「三島由紀夫は、それ(安部)ほど高い位置まで近づいていなかった。」
という発言で、大人なら歯牙にもかけられなかったと解するのが常識。
どんな常識だよw 脳みそ大丈夫か?
>>393 歯牙にもかけられてないわけないでしょ。ドナルド・キーンの証言をみれば。
それに、「安部ほど寸前でなかった」と言っただけのことを、
「歯牙にもかけられてなかった」と曲解するのはバカだよ。
歯牙にもかけられてなけりゃ、比較もしないでしょ。頭おかしいんじゃないの、あんた。
慰安婦、慰安婦とうるさい韓国の捏造バカと同じ頭だよ。
>>393 それから、あんたははっきり委員会の人がそう答えたと明言してますよ。
↓
380:吾輩は名無しであるsage2012/03/24(土) 10:34:37.25
>>365 いや、記者が三島はどうだったか?と委員に質問したら
まったく候補にならなかったという答えだったんだ。
>>394 またまたお子ちゃま出現か?w
「まったく候補にならなかった」と言ったとは言ってない、
まったく候補にならなかったという答えだったんだと言ってるんだ。
「」があるかないかでちがうのがわかるか。バカには無理かな。
つまり歯牙にもかけてもらえなかったんだ。
>>394 それと俺が「歯牙にもかけてもらえなかった」とは言ってないとどこで言ってるんだ。
ほんとに痛い奴が三島ファンには多いな。
>>397 委員会の人は、そんな答えしてないし。
あんたが勝手に誤読して、そう答えたと、脳内解釈しただけの話。
>>395 あのねえ、ドナルド・キーンは相手に聞かれて答えたんで
聞かれなきゃ比較もしないよ。
キミが頭弱いのは確かだな。どのくらいの偏差値の学校なの?
>>398 痛いのはあんた。あんたみたいな解釈するのを恣意解釈というの。
バカサヨがよく偏向するときに使う手。
>>399 ブスに私をどう思うかと聞かれて面と向かってひどいブスだというか?
社交指令という言葉もお子ちゃまじゃ知らんか。
まだ三島を読むには早すぎるな。
>>401 はいはい、悔しがり屋のお子ちゃま相手に時間つぶししてられないよ。
勝ってにそう思ってなさい。
>>400 あんたはドナルド・キーンのことも知らないようだね。
ドナルド・キーンは聞かれたから発言したわけじゃなくて、ずっと前から自身の本に書いてる話。
>>402 面と向かって、って、三島の関係者じゃないでしょ、新聞記者は。バカじゃないの?
それに、何十年も前の候補のことに社交辞令なんか使う必要ないしね。歴史なんだから。
候補じゃなきゃはっきり言うでしょ。
おいおい、ほんとに380=393なのかよ。世も末だな。おそロシアw
・「まったく候補にならなかった」と言った
・まったく候補にならなかったという答えだった
この2つは意味が全く違うんだってさ。日本語が不自由らしい。。。
ま、偏差値がどうのこうの言い出すんだから、お里が知れるというもの。
多分、偏差値コンプレックスがあるんだろうw
候補になってたというのも勝手な想像にすぎないけどな
つまりはどちらとも言えない
でもまあ、たまにいる自決してなければ貰えてたとか言ってるアホは目が覚めたろ
408 :
吾輩は名無しである:2012/03/24(土) 21:19:40.83
流れをぶったぎりますよ。
岩下尚史が三島由紀夫本を書いているのは何故ですかね?
・「まったく候補にならなかった」と言ったというのは380が自分で言ったということ。
・まったく候補にならなかったという答えだったというのはノーベル賞委員がというのを耳にしたということ。
ここまでいってやらんと分からんというのは、国語能力がよほど低いんだな。日本人じゃないのか?
おれは偏差値69の学校出てるから偏差値コンプじゃないよ。
国語能力低いお前さんが自分の出身校の偏差値もいえない偏差値コンプだろw
三島ファンなんてこの程度なんだな。三島のレベルも知れる。
国語能力が低いのは、「まったく候補にならなった」と答えたと、自分勝手に解釈しているバカでしょう。
ご愁傷様でした。
>>408 豊田貞子さんと知り合いだったからでしょう。著書にそう書いてありますよ。
それと、岩下氏が三島の愛読者だったのが窺われます。
412 :
吾輩は名無しである:2012/03/25(日) 18:42:16.40
>>409 三島は東大法学部出てるから、お前のほうが頭悪いよw
三島は批評家としてすごいと思うけど
小説は本人に関心がないとあまり面白くないね
しかも大蔵省入局だからな。
三島由紀夫の小説って自伝みたいなものを除いたら
作品数自体はかなり少ないでしょ?
アタマや成績はいいだももに比べたら三島はクズだ
三島の肛門にザーメンがあったという解剖所見をいいだももだけが看過しなかったw
候補も何も「砂の女」を読めば三島の作など全部書き飛ばしに思えるのだが(笑)
>>415 んなこたぁない!(AA略)
主要作の主人公に自己を投影したものは多いが、
「自伝みたいなもの」とまでは言えない。そう呼べる
主要作品は「仮面の告白」くらいだろう。
「真夏の死」、「美しい星」、「宴のあと」、「絹と明察」等々、
自己の投影が全く見受けられない作品も多い。
>>416 いつまでも同じこと繰り返してろ、オウム教信者w
>>417 そこはまあ人それぞれだから、特に批判はしない。。。
三島はあと二十年生きてたら、
豊饒の海を越える作品をいくつか書いてたかもしれないのに
もったいなさすぎるな・・・・・
たとえば「金閣寺」を読むときに
金閣寺を燃やして「生きようと思った」というのは
絶対的な観念である「天皇」を捨てて戦後の民主主義社会を生きることを
決意した三島の生き方をあらわしてるとか
三島の観念を具象化したものとして読まないといけないとしたら
本人のバックグラウンドを知らないと
面白くないとか、よくわからないといわれかねない作品は多い気がする
>>420 それはまあその通り。つまり自己を投影した作品は多い。
しかし、全く自己投影のない作品もまた多いことを知らないと、
>>415みたいな頓珍漢なレスをする羽目になる。
それはそうと、「生きようと思った」に関してその考えでは
「マゾちゃん」に噛み付かれそうな予感。。。
マゾってここにいるバカ信者のことか?
>>420の解釈は誰かが言ってた気がするが後づけでそんな読みもできるって程度のもんだ
最初からそんな政治的な低次元の隠喩として書いたわけがなかろう
でもバカ信者としては逆に気に入る解釈じゃないの?
なにしろ三島は最後に身も世も捨てて政治に走ったわけだからな(笑)
>>422 あんたひょっとして420?
ま、それはどうでもいいが、ちょっとは句読点をつけてくれ。
読みづらくてかなわん。
>>420に読点が一つだけあるがw
2、3行目は単なるエクスキューズ、特に3行目はよくわからん。
4、5行目は間違い。
と、まあ、色々言いたいことがあるが、きりがないので5行目だけ。
三島は政治に走ったのではない。自己の思想・信条に殉じたのだ。
思想・信条とは、日本の文化・伝統を守ること。または、国体の本義を
取り戻すこととでも言ったらよいか。三島のアレを政治行動とみなすから、
石原のように、「三島さんは政治家になりたかったんだよ」などと
頓珍漢なことを言う羽目になる。三島にとって政治家なんかクソ喰らえで、
日本を守る軍人・武人になりたかったのだよ。
424 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/03/26(月) 02:20:37.44
ヒタメン、読んだやついるか。
>>423 めんどくさいな
『恐るべき戦後民主主義』をよめば簡単だろ
「芸術至上主義者だと思われていた。」のに甘んじてたと語って
「文学なんかどうでもいい」にまで至ったわけだろ
ここから代表作「金閣寺」の読みをどこまで「後づけ」にしてしまうかは
読み手(信者)の程度いかんだと言ってるの
これでいいか?
俺は三島を作家に限定している。蓮田になろうとしたが無駄だったと。
>>420 その解釈はちょっと違うね。それじゃあ、意味が逆になってしまうわ。
三島が燃やそうとした金閣(天皇)は、戦後民主主義化した金閣だよ。
それを燃やすことによって、心象の絶対的美的金閣(天皇)と心中しようとしたわけ。
生きようと、最後につぶやいたのは、心中が叶わなかったからで、それが戦後民主主義社会を
生きるという意味に短絡するのは、ちょっと読みが浅いね。
>>425 三島は、一部の左翼からファシスト呼ばわりされてたから、(潮騒を書いてる頃から)
そこまで「芸術史上主義者」と思われてないよ。これは三島自身の評論に書いてること。
林房雄とも早くから意気投合しているし、三島の右翼っぽさは、感ずく人には感ずかれていたんだよ。
読みが甘いね。
>>425 それから、三島を「作家」に限定している、ってどういうこと?
蓮田善明も作家だよ。むしろ作家や芸術家だから、ああいう反骨の行動に出るんじゃないの?
別に、政治的な行動が政治的な人間にしかできないわけじゃないでしょ。
あんたが言ってることは、全てにおいて何かズレて頓珍漢。
だから、いいだもものデタラメ噂を真に受けたり、偏差値しか頼るものがないバカなんだ(笑)
429 :
吾輩は名無しである:2012/03/26(月) 23:11:29.70
三島は文人ではなく武人として死にたかったのだろうが、
>>425さんの中では文人のまま、ということ?
>>427-428 そうそう。すべてあなたの言うとおりですよ。さすがは一流の信者さんですね。
妄想のところはともかく、恐れ入りました(笑)
ただ、作家をどう読むかは、仮に作者の意に反していようと各人の自由であると思うのですよ。
三島が自分の書いて来た小説や戯曲を糞尿のごとく譬えたり、それによって利益を得たことに
罪悪感を表明しようと私には関係ないのです。
私は人気者でカッコイイ、今となっては予言者のような英雄的思想家・三島よりも
その排泄物に触角をのばす虫ケラのように、卑屈な芸術家としての三島をより愛するのです。
431 :
吾輩は名無しである:2012/03/26(月) 23:41:55.58
>>424 買ったんだけど、三島のことが好きすぎて読む勇気がでません。
432 :
吾輩は名無しである:2012/03/27(火) 00:15:11.84
遅いけどちょっと口はさむ、がまんできん
>>420と
>>426に対してだけど
金閣寺のラストをそんなふうに聞いた風な意見で決めつけんなよ
あれだけの作品の結末だぞ、もっともっと多様で豊かな意味と余韻をもつだろうに
何が「ちょっと読みが浅いね。」だよ、馬鹿が何様気取ってんだまったく。。。(怒)
433 :
吾輩は名無しである:2012/03/27(火) 00:25:15.12
チワワ、ほっとくとすぐいい気になるからw
バカなやつの弾性て実に面白いwww
ゆうどうえんぼくって何ですか?
>多様で豊かな意味と余韻をもつだろうに
・・・あの手の人は自殺しない方がかえってリアルだなっていう印象しか持ちませんでした。
どうもすみません。
ある人のを引用。やや凡庸な感あるが・・
三島自身、対談で「人間がこれから生きようとするとき牢屋しかない、というのが、
ちょっと狙いだったんです」と述べている。
「生きよう」、これ自体は陳腐な言葉である。しかし主体が生きるには何らかの価値基準、
志向性、方向性が必要なはずである。三島は「私」からあらゆる価値観を奪ったうえで
「生きよう」と書いている。建築としての金閣寺は消え去り、作品としての『金閣寺』
は打ち建てられた。作者と主人公にとって「生きよう」という同じ言葉はそれぞれに全く
違った意味を持っている。三島は自信作を完成させたことで思索者=詩作者としての手応え
をありありと感じたことだろう、一方「私」は何の手応えもない、寄る辺ない場所に
置き去りにされている。(後略)
>>432はちと矛盾があるな。
「もっともっと多様で豊かな意味と余韻をもつ」のだから、
>>420に対して「読みが浅い」と批判するのは当然で、
>>426に怒るのは筋が通らない。勿論、426の解釈も
やはり「読みが浅い」んだろう。432がそう思うのなら、
もっと深い読みを自分が提示すればいいだけの話。
>>436のような他人の引用でもいいし。
とにかく、そんなに怒ることはないだろうよ。432=436だったらすまん。
ゆうどうえんぼく【遊動円木】
丸太を鉄の鎖などで地上低くつり下げて、前後に揺り動かしながらその上を歩いて渡る運動用具。
[株式会社岩波書店 岩波国語辞典第五版]
もしかして釣られた?
実を言うと、今辞書を引くまで、遊動円木を誤解していたw 支柱の先端から大きな輪っかが垂れて、
グルグル回るようになっており、それにぶら下がって遊ぶ遊具だと。。。 あれは何と言うんだろう?
想像がつかない円木です。
439 :
つくだに:2012/03/28(水) 06:23:44.00
ほっほっほ。
スキャンダルの多さも三島の面白さの一つだから、まあそう目くじら立てる事もないかと思うな。
完璧超人でない弱みの多い人間だからこそ、それを埋め合わせるためのたぐいまれな才能を宿す事ができたのだろう。
そういうのはよく聞く話。それに、悪評がどぎつい人物ほど魅力的であるというのもよく聞く話。
440 :
吾輩は名無しである:2012/03/29(木) 04:42:28.15
他の作品に比べて「豊穣の海」の評価が低い(まあ拝賞とかで)のは何で?
脱稿後すぐに死んじゃったから?
或いは死んでも犯罪者ということがネック?
>>440 死に急いだと思われがちな三島のライフワークたる
抗張力に乏しいのです。とりわけ結末部の文体は希薄ですね。
まあ無理もないのですが・・・
19歳になり、肉体的にも(後には性的にも)成熟したジン・ジャンとの再会。そして、あまりにも突飛な――
あたかも作者・三島によって物語の結末部を不意に断ち切られたかのようなカタストロフィー。
最後の1行を読み終わるまで、読者はこの大団円を信じることなどおよそ不可能であるに違いない。
逆説的に言えば、この物語は結末を迎えることによってすべての読者を裏切り、取り返しのつかない破綻を
迎えてしまった絶望的な小説と言うこともできよう。森川達也は、文庫版の解説に三島の
「私はこの第三巻の終結部が嵐のように襲って来たとき、ほとんど信じることができなかった。それが完結することが
ないかもしれない、という現実のほうへ、私は賭けていたからである。この完結は、狐につままれたような出来事だった」
という言葉(『小説とは何か』)を紹介しているが、さらに言うならば、三島の築きあげてきた文学的キャリアが、
この一作によって全否定されてもおかしくはない、それほどの不可逆的なまでの失敗作が、その破綻ぶりの天才的な
深さにより、却って文学作品が根源的に持つ魔術的リアリズムを我知らず露呈させているという――芸術の臨界を
超えた凄みをも呈しているように見えるのだ。
「豊穣の海」とは
世俗的な意味で高邁とされる坊さんの空念仏であった。
445 :
吾輩は名無しである:2012/03/29(木) 21:49:05.78
陽明学とか唯識とか、三島は東洋の思想は一知半解だったな
446 :
吾輩は名無しである:2012/03/30(金) 07:40:25.12
>>442 抗張力… つまり、文章の伸びやかさですか?
そう指摘されると確かに第四巻特に後半の文章には、三島特有の、読者を一々立ち止まらせて想像をめぐらさせる
「イメージの脱線」とでも言うような、そういう膨らみが欠けているような気もするなあ。
ありがとうございますw
447 :
吾輩は名無しである:2012/03/30(金) 08:19:00.56
「豊穣の海」の中で一等お薦め作は『奔馬』かナッ?
>>443 「私はこの第三巻の終結部が嵐のように襲って来たとき、ほとんど信じることができなかった。
それが完結することがないかもしれない、という現実のほうへ、私は賭けていたからである。」
っていうのは、新宿デモで自衛隊の治安出勤が発動し、そこで楯の会も一緒に斬死にして
動乱で憲法改正・自衛隊国軍化への流れに向けることに賭けていた、ってことです。
俺は『春の雪』が好きだけどな。
慎太郎みたいなオッチョコチョイのバカは『豊饒の海』を酷評してたが
往年よりかは衰えてはいるが水準以上の作品だと思うけどな、少なくとも
慎太郎が書いた一連のくだらねー作品よりかはw
451 :
sage:2012/03/30(金) 17:31:20.06
御意
452 :
吾輩は名無しである:2012/03/30(金) 21:26:37.10
詩人の高橋睦郎も『西洋古典学事典』を愛読してやまないと聞いた。
納得した。
素晴らしい内容だから。
もしも三島由紀夫が生きていたなら絶賛するだろう。
総合★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
454 :
ザリガニさん:2012/04/04(水) 23:38:29.01
感情の源泉の中で安部公房との対談中、三島由紀夫の口から「集合的無意識」という言葉が出てる。
つまりユングの集合的無意識(普遍的無意識)の事であると思われますが、ユングの集合的無意識ってその後研究が進んでいるんでしょうか?
集合的無意識の元型に関する三島由紀夫の独自研究のノートなどはないでしょうか?
トルストイにも集合的無意識に近い記述がありますが、この研究ってその後…?社会の混迷期にしか進まない研究なんでしょうね。
せっかく世界中で黎明してるんだし、勿体ないですよねぇ?
集合的無意識と来ればピンチョンとかもそうだ
>>454 集合無意識について触れているようなものは「日本とは何か」と文に少し出てきます。
↓
私は、文士といふものは肉体のもうひとつ奥底にあるもので書くんだが、肉体といふものはそれを媒体にして
出てくる大事な媒体だといふふうに考へるんです。
小説を書くときには、自分の幼時記憶やら、あるひはもつと生まれる前の記憶もあるかもしれません、人類の
いろんな記憶がわれわれの精神のなかに堆積されてゐる。自分の無意識のなかへ手を突つ込めば、どこまでズルズル
入りこむか分からない。しかしその奥そこに何かがあつて、それが自分に芸術作品を書くやうにそそのかしてゐる。
多少神秘的な考へですけれども、ユンクの言ふやうな集合的無意識、その集合的無意識がある人間に技術を与へて
小説を書くやうに促してゐるんだといふふうに私は考へるわけです。
(中略)書くといふ行為にも肉体が媒体になつてゐるのがはつきりしてゐるんですから、したがつてその媒体に
何かの故障があれば、もつと基にあるものが出てくるときにどこかでひつかかるに違ひない。これは、フィルターで
濾されるやうなものであります。私は、小説家としてなるたけ濾されないで、途中で何かにひつかからないで
出てくるやうに自分の身体をこしらへようと思つたのが、私が体育に精を出した端緒でありました。
と申しますのは、前にお話ししたやうに、堀辰雄さんの小説といふものは非常にいいけれども、堀辰雄はどうしても
旋盤工の話は書けない。どんなに頑張つても新宿デモの話を書けない。堀さんの小説の世界といふものは、完全に
限られてゐる。それからまた川端康成さんは、これは非常な胃弱といひますか不眠症の方でありまして、やはり
この方の小説は非常に優雅な美しい小説でありますけれども、川端さんがストライキの小説を書いたといふものは
ひとつもない。さういふ具合に、作家といふものはかなり肉体によつて掣肘されてゐるやうな感じがする。
人間の問題全部に興味を持つのが作家であるとすれば、その媒体でもつてひつかかるものをとらなきやならない。
媒体をなるたけ自由に、透明に自在にしておいて、さうすることによつて媒体の力をフルに使つて媒体以前のもの、
自分のもつとも源泉的なものを表に出さなきやいかんといふふうに考へてきたわけです。
(中略)
そして、日本といふ国が非常に特徴的だと思ふのは、私が日本のことを考へると日本も日本のことを考へて
ゐるんだといふ神秘的な共感を感じるんです。
三島由紀夫「日本とは何か」より
458 :
ザリガニさん:2012/04/05(木) 23:17:24.60
>>456 ありがとうごさいます。
突然ボディビルを始めたのは、小説を書くために健全な肉体を求めたからか。
川端かストライキの小説を書けない?当時流行していた?ハンガーストライキの事でしょうか?
三島の小説のほとんどは全ての人をその内面に至るまで詳細に描き出している。
ユングは一方で神様の破片を集めていますね。
ピンチョン…量子学と集合的無意識、相当頭を使いそうな小説ですね。ブドウ糖かチョコレートを食べながら読まないと厳しそうです。
世間では三島のことを貴族だといい、貴族に間違いないことを信じている。
本人もそれを信じ、敢えてそのようにふるまってきたところから、
間違いがはじまっているように思えてならない。
平岡家の分家三代目の彼は貴族であっても、初代の祖父 定太郎は貧農出身
の成り上がり者であることを、彼は知りつくしておりながら、とことんまで
それをかくし通し、優雅な家系のように誇示したあとが気になる。
胸の底にうごめく貧農コンプレックスを、貴族のポーズで克服しようとした
としか思えないふしがある。
(仲野羞々子『農民文学』第九十三号所載)
460 :
三島由紀夫が嫌いやねん:2012/04/06(金) 00:11:28.30
仮面して告白するなw
461 :
三島由紀夫が嫌いやねん:2012/04/06(金) 00:15:28.25
これ見よがしの生き方が好かんし、人間、もっと鷹揚でなきゃあきまへん。
461
お前よりはマシ。ゴミ売春婦綿矢
463 :
三島由紀夫が嫌いやねん:2012/04/06(金) 00:59:09.15
そばにいたら疲れそうでw
464 :
吾輩は名無しである:2012/04/06(金) 01:01:06.41
463
お前よりは疲れないよ売春婦綿矢ゴミりさ
/) /)
/ ⌒ ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ●_ ● | < ギャンブルと売春の「うんこ地帯」で生活する発達障害者(チビ、ブサ、知的障害)たちのカキコ
(〇 〜 〇 | \
/ |
| |_/ |
466 :
ザリガニさん:2012/04/06(金) 08:16:14.23
三島由紀夫本人が先祖は百姓なんだけど、モノノフっぽくなりたいから普段の生活ではモノノフやってると語っていたが…
普段の生活がモノノフって、どういう生活…メンタルな部分でドーベルマンみたいな精悍さとかそういう意味だろうか?
私は血すぢでは百姓とサムラヒの末裔だが、仕事の仕方はもつとも勤勉な百姓であり、
生活のモラルではサムラヒである。
三島由紀夫「フランスのテレビに初主演――文壇の若大将 三島由紀夫氏」より
私は三島の作品なんてほとんど読んでいない。
仲野羞々子『農民文学』第九十三号所載
469 :
つくだに:2012/04/06(金) 13:49:59.58
三島由紀夫、仲島由紀夫、三島由紀恵、仲間由紀恵・・・
470 :
ザリガニさん:2012/04/06(金) 15:56:02.27
サムライのモラル…儒教かな。
「キリーロフのような論理的自殺をしたまえ」という勧告に対し「いや、僕は武士のやうなモラーリッシュな死に方をしたい」と三島は言う。
三島に論理的自殺を勧告した人は来世では隠当になりたいと言ったという。ニヒリズムですねぇ。
三島由紀夫に対し、正常な心理的健全性を取り戻して貰いたかったんだろうな。結局三島の論理は最期の遺書に至っても発狂していなかった。
洞察と観察と思考と論理で出来上がった精巧な硝子細工のような矛盾のない小説と論文。晩年の作品になればなるほど精密さと透明感が増していってる。
三島由紀夫が「目前に制覇すべき高い壁が屹立している」と一瞬から数日だけ錯覚めいた確信を持つ事があるとするなら、
きっと私は「目の前に便利そうな塀があるな」と喜んでいるだろう。
三島由紀夫が死んだときに、ああ、この人は自分の小説が少年の世界、
文学少年のまんまの小説だっていうのを、四十五(歳)の目で見てわかったんだなと思った。三島由紀夫っていう人は頭が良かったから、
自分の小説が四十五歳の人間が書く小説ではないということがわかったわけです。
そこに、限界を感じ、絶望して、それで政治に走ったなって思ったね。
結局、文学の世界が三島由紀夫をああいいうふうに殺してしまった。
あんたもう、ダメですってね。
『三島由紀夫は少年文学』深沢七郎
472 :
吾輩は名無しである:2012/04/07(土) 15:58:09.20
そうかな?芸術を追求したら日本の文化や武士道精神に辿り着いて、それと一緒に心中したんだと思うわ。政治はそれを守るために必要だっただけよ。
473 :
吾輩は名無しである:2012/04/11(水) 12:49:58.21
ここの三島マニアは
40代の糞ニートってことが既に判明しています。
三島がどれほど蔑むことか・・・
きみ、男一匹wすぐにでも東北で働きなさい!!!
474 :
吾輩は名無しである:2012/04/11(水) 16:08:04.79
三島なんてくだらん。それをどうこう言ってるヤツはそれ以下。愚にも付かない。
理由は簡単。単純にして明白。
三島由紀夫 万歳!
そう言って死ねないヤツだったから。
いざという時にそこまでにはとてもなれない腰砕けのチキン。
要するに、元祖ネトウヨでしかない。(嗤)
深沢もアンチ三島も、自分自身のことを言っているのでしょう。
476 :
吾輩は名無しである:2012/04/12(木) 03:52:34.06
ゲイ小説を書かなくなってしまった真因は何ですか?
自己を偽って妻帯生活を送ろうという卑怯な考えをもったからでしょうか。
最後まで男性にしか欲情しなかった事実は大勢の人々の証言で明らかになっているのに
哀れな生き方をしたものですね。
「時代のせい」でないコトは、もっと身分高い人や裕福な富豪が終生ゲイとして立派に生きた事実から
いくらでも反証出来ますしネ。
>>476 そんなことを証言している「大勢」の証言もないし、事実がどうかも証言だけじゃ不明。
それを「事実」と言い切るあなたがバカなだけのことでしょう。
三島=大時代な人
大時代とはーコトバンク
2 古めかしく大げさで時代遅れなこと。また、そのさま。
480 :
吾輩は名無しである:2012/04/13(金) 04:15:49.49
三島せんせいのように、肉体の花盛りの内に殉教の潮騒によろめき豊饒の海へと疾走のうえ命売りたく乗船幸福号は出帆、
あえなく禁色へ曳航され鏡子(♂)の金隠しに再びよろめき、発射塔を突き立て真夏の死を遂げたい!
と海を見ていた午後にレターで不道徳告白をやった。それを実現するのが我が人生目標である。
482 :
吾輩は名無しである:2012/04/13(金) 10:00:48.69
>>481綿矢りさや村上春樹、石原慎太郎の一般人への成り済ましや冤罪の悪業は見すぎた。
完全に協力する。
↑
田吾作の発達障害者
↓
徹子の部屋という番組で近藤正臣氏が出演されたのですが
こんなレスがありました。
964 名前: ◆LLLLLLLLL. [sage] 投稿日:2012/04/16(月) 13:55:22.07 ID:kVLjhxyt [23/23]
>>958 ラジオで若いころの話してたのはめちゃくちゃ面白かったよ。
三島のところに出入りしてた話とか。
もともと話が面白い人だね。
485 :
吾輩は名無しである:2012/04/17(火) 12:37:35.74
近藤正臣の若い頃の両性的な色気(玉無し中性に非ず)は正に三島好みストライク
どこか似ている近藤正臣(の若い頃)と、TBSアナウンサー・田中みな実
487 :
ザリガニさん:2012/04/17(火) 14:56:30.35
三島由紀夫は全身をテフロン加工してるような感じがするなぁと思ってたら、この人はミケランジェロに似ているな。
どのへんが?
今、美徳のよろめきを読んでるんだが、とんでもない駄作だな。
潮騒、金閣寺と呼んだが
この作家は、過大評価されている。
491 :
吾輩は名無しである :2012/04/17(火) 23:55:00.07
美徳のよろめきはまあ面白いけど
作中で二回も堕胎とかエグいよね
コンドームは偉大だわ
492 :
吾輩は名無しである:2012/04/18(水) 00:03:24.49
三島崇拝なんて日本人のオナニー。
殻に籠って気持ち悪い。
・・・アメリカの留学生から言われてグウの音も出なかった。。
493 :
吾輩は名無しである:2012/04/18(水) 03:55:21.02
キリシタンなんかに何を言われても屁でもない。
まして純潔を説きながらレイプする偽善者大国。
負の感情を丸出しにして泣き喚き悲嘆に暮れ怒り狂い火を放ちながらレイプする韓国人のほうがまだよほど血が通って愛らしい。
白人の冷たさは恐ろしい。血の温度を知らないからこそ肉片飛び散る殺人を平気で遂行できるのだろう。
あなおそろしやおそろしや
なんでそこまでジャップを正当視できるのか。
今まで散々陰湿な裏切りで
日本人を特攻隊や原爆や南京虐殺や太平洋戦争や函館戦争や鳥羽伏見の戦いに狩り出したゴミ雑魚天皇家こと奈良人の末裔の分際で。
二度と信用しないよ天皇家なんか。
三島由紀夫の「日本人養成講座」って何だろう。
平凡社から復刻されるとか。
497 :
吾輩は名無しである:2012/04/18(水) 12:51:49.82
>>495 三島ファン?だとすれば、やっぱり三島信奉者は目がないな。
おれは489だが、490とは別人だとはっきり言っておく。
潮騒と美徳のよろめきは失敗でしょう。
あれを褒める人は信用しないことにしてる
>>498 そこまで言うあんたはどの作家が良いと?
>>492 米国人様に言われて、怖ず怖ずとハイそうですかとなってしまう
日本人の植民地根性にオカシイと異議を唱えたのも三島なんだよ。
503 :
吾輩は名無しである:2012/04/23(月) 02:51:39.24
>>502 492がネタってわからんの?
三島信者がキモいってこと言いかえたんだが
植民地根性云々て三島の発言?
すげー凡庸なご意見。さすが三島だ(笑)
三島の中に欧米コンプレックスがあったのは常識
それを前提に語れなければ信者として五流以下ですねぇ
チワワは信者以前の基地外w
505 :
吾輩は名無しである:2012/04/23(月) 05:21:50.29
>>503 汝の敵を知れ、まず英語力を高めほぼパーフェクトな教養高い英語力&英会話能力を身に付けた三島先生。
さまざまな洋書、洋画、洋雑誌、そして外遊の中で
アメリカ人やアメリカ文化に潜入し続けた。
そして返す刀でアメリカ文化に於ける契約社会の焚琴煮鶴と大量消費主義の軽佻浮薄とを指摘し、
トリッキーに、皮肉っぽく、バッサリと斬り捨ててゆく姿はとても『ウィットに富んで』清々しい。
あなたはもっと三島の評論、エッセイを読みなさい。
>>505 さまざまな洋書
て(笑)
仏語を全く解さない恥をエッセイで晒してるわけだが(笑)
三島と石原はとっちゃん坊や
だから、あんたの好きな作家をあげろよ。
でなけりゃただのかまってちゃんだ。
>>503>>506 欧米コンプレックスは、フランス語がわからないと恥だと思ってるあんただよ。
バカ丸出し。
Est-ce que tu as lu hier?
英仏語くらい流暢に扱えなきゃ知識人としては失格
三島は知識人でない方向に遁走したのは文献から容易に窺える。
仏文科卒の大江健三郎は、得意ぶってお粗末なフランス語を披露したら
たまたまそこに居合わせたフランス帰りの人にさんざん笑われたw
でもさ、得意ぶるのは恥ずかしいことだけど、フランス語ができない
こと自体は恥でも何でもないでしょ。
日本の作家がフランス語を解さないことが恥ずかしい、と?
作家と名乗るのならフランス語ぐらい習得せよ、なんて思ってるの?
私もまさに
>>511さんこそ欧米コンプレックスだと思いますよ。
513 :
吾輩は名無しである:2012/04/24(火) 18:08:35.76
父は生前、三島さんについてほとんど語りませんでした。
ただ、戦後間もない知識人のグループ「鉢の木会」で
三島さんが仏文学について翻訳のみを介して語るのに不快感
をもち、彼の俗物気質を指摘したことは後々まで三島さん
との関係に影響を及ぼしたのではないか、と呟いた記憶は残ってます。
吉田暁子「吉田健一の想い出」
三島=俗物=ネトウヨのアイドルw
>>513 そんなことぐらいで不快感をもつ方が、バカな俗物。
おフランス語ができますわよ、みたいなくだらなさ丸出し。
「鉄と太陽」ってキツイですね。
頭がおかしくなりそうになる。
517 :
吾輩は名無しである:2012/04/25(水) 03:00:43.26
>>513 くだらん親父のスノッブ(鼻持ちならぬ俗物)趣味を
これまた得意げに鼻に掛けて述懐フフフンってか‥?
親も親なら子も子だな!
FUCKIN' SHIT!!
親子だったのか(笑)
三島由紀夫はいつか伝説となった男として語られる。
祖国軍事改革の父としてな。
いつか三島由紀夫の像が建造され、軍の象徴とされる。
それにしても、石原にしろ、三輪にしろ、三島の関係者は
みな将来像になっておかしくないレベルの人達だ。
石原も今後の流れ次第では祖国再建の指導者として語り継がれる。
左翼は自分たちの指導者が残せないから悔しいんだろうw
そんで必死に浅間山荘とか赤軍を持ち上げてwwww
だけど三島由紀夫にはそもそも実体がないよ?
英仏独露語には、日本語には存在しないような意味がある場合が多いから、原文で読まないと
原作者が何を表現しているのかわからないから、「原文で読め」というのはある意味もっともな話でございますぅ。
翻訳のせいで作品そのものが台なしになる事は結構ありますしねぇ。
>>516 でも、白蟻に喰われた白木の柱、だったけ? 自分の離人感?や実在感の無さについて語っている
のは大変参考になる。
巻末のF104による超音速飛行体験記とイカロスの詩は、素晴らしい。
最近石原慎太郎の本を読んで分かったけど、
石原は「原理主義者は野蛮で愚かな人間である」と言うような
意を主張されていて、暴力主義を否定している。
石原が今でも「あの人のやり方は今でも容認できない」と三島
を否定していたのはそういう事だったのかと納得せざる得ない。
石原の言ってることはごもっともで、あらゆる原理主義は他者との
交流を拒絶、否定して文明的な営みを破壊するから、あの戦争で
アメリカが日本を焼き払ったように到底許せぬ所業であると言ってる。
石原は911のイスラムによるテロも容認しておらず、イスラムは
卓越した文明的資質を持ちながらも古来からの懐古主義にこだわり、
未開人としての道を選んでいる愚かな民族であると考えてる。
他に中国によるチベットやウィグルの同化も彼らの文明的精神を
否定して破壊したから愚かな所業と扱き下ろしてる。
石原としては三島とは「共に国を変えていこうぜ」という期待が
あったんでしょうが、三島はそうしなかった。
三島のやり方というのは、やはり軍人的な現場主義のやり方であり
石原は政治家ないし参謀の制服組(?)としての考え方だといえる。
どんな国でも本国から指令を出す側と戦地に行って指揮を取る
コマンダーとでは、考えの違いがどうしても出てしまうのだろうな。
あるいは三島は陸軍、石原は白兵戦をやらない海軍的なものの
考えなのかもしれない。
524 :
吾輩は名無しである:2012/04/27(金) 02:50:59.73
三島はトップ当選確実だったし政治家に心が傾きかけたらしい資料もあるのに
結局現実を軽視し観念の英雄になりたかった。しかも一人で死ななかった。
自衛隊の実働隊がいない日に決行した。
検証すると武士にあるまじきことばかし裏で画策してた。
>>524 当日に実践部隊がいないことは知らなかったんだよ。
あんたは検証が足りないね。
死ぬのも1人と決めていたけど、森田の意思が強かったわけ。
検証すると、森田も忠義の強い武士だよ。
526 :
ザリガニさん:2012/04/27(金) 11:28:41.15
故・森田氏の若々しさというか奔馬のような幼い愚かさが、いや愚直と評価するべきか…
率直な言い方をしてしまえば、目障りな子。いらん事しい。
って、きっと皆思ってるんだろうけど優しいから口にしないだけなんだろうな。
527 :
ザリガニさん:2012/04/27(金) 12:49:06.54
>>522 F104のGはともかく、イカロスは独特な吐き気がします。
亡くなる2年前ですか、ちょうど楯の会結成時期か。
ダビィンチが何故法を犯して人体を解剖し、ヘリコプターや飛行機を航空力学まで研究して設計したのか分かった気がする。
何事においても理想など持ち合わせない癖に満ち足りた安息が訪れない。
>>522 知らんかったというのはファソの願望です
相当緻密に計画した跡があるからね
連れて行かなきゃよかったじゃん森田
529 :
ザリガニさん:2012/04/27(金) 14:46:39.16
さすがの三島由紀夫も「太陽と鉄」では文章に動揺と躊躇がありますね。
※以下の文章は太陽と鉄にあんまり関係なし※
「どれが本当であり現実であり推定される実像を探索したら何もなかったんだけど、抜け殻なわけがないんだけど、
探しても何もないから一から着実に自分を創る事にしたんだけど、なんか違うからまた一から創り直そうと思ったんだけど、
やっぱり創り間違えたからまた創り直そうと…自分の帰属先がわからないんだけど、作家だし、娯楽産業で社会の余計者(白蟻)
だけど、まあ生業はなんでもいいんだけど、提供される新しいモノには即飽きるんだけど、なんでかっていうと新しいモノを
分解して再構築して仕組みを知る事で飽きるというか安心して別なモノに興味がいくんだけど仕組みが解明できないUFO
とかには執着できるんだけど、UFOは実在しない集合的無意識の一種だなって結論で、次の興味は…
だけど、ボクだけは何故か他の人たちと違っていて最初に白蟻がいて、白木の柱が徐々に姿を現したと同時に白蟻が白木を蝕んだ。
ボクの白蟻はボクだけじゃなく他の健全な白木の柱を蝕んでしまうんだ。ボクの白蟻に蝕ばまれイッちゃったのが森田だらう。
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる
漫画で表現するなら虚ろな表情をした人の口から魂がニョロニョロ飛び出していて、その魂には顔があって
( ・ω・)…?
みたいな無表情なんだけど、自分に何が起こったのかは良くわからない感じ。で次の瞬間魂を飲み込んで一瞬現実に帰るけどまた魂が口からニョロニョロしている。
何かを分解して読み解いている時だけは集中力を発揮できるがその集中力は多分異常な集中力である。
>>524 三島はヒトラーになりたかったんだよ。
ヒトラーを尊敬し、自分をドイツ帝国の軍人と重ねた。
>>528 三島は、32連隊の連隊長が留守なのは森田の報告で知ってたよ。
だから、人質を益田総監に急遽、11月21日に変えたわけ。
実戦部隊全部が留守だとは、森田も三島も知らなかったんだよ。
このことは、ちゃんと、あらゆる資料に書いてあります。
誰かが途中でやっぱやめようとか言い出してたら一転してやめようやめようになってたかも知れねーぇ(空想)
そうはならなかったのは三島にとって「勿怪の幸い」だったというくらいの意義しかない事件だったかなって感じ
絶対を垣間見んとして大岡ノボリダイラによれば相対化されたという(意味不明)
↓これ天人五衰っぽくね?
尾田:「おぼえてます?」って聞くのも変だけれど、色んなキャラ、
忘れていらっしゃるみたいだから(笑)
で、ランファンが服、脱いだじゃないですか。あのときのワキが、
すっげえ上手かったんですよ。
ぼく、こんなにちゃんとワキ描くひと、はじめてだと思いましたもん。
ワキばっかり描いてましたね、あのころのぼくは。
あと桃白白(タオパイパイ)の手ですね。
鳥山:タオパイパイ…?
尾田:エ〜!?桃白白なんて、めちゃくちゃメジャーなキャラ
じゃないんですかぁ。 忘れちゃったんですか?
鳥山:?
536 :
吾輩は名無しである:2012/04/28(土) 01:23:29.71
>>531 900人の精鋭部隊は留守で、いたのは通信・資材・補給などの実戦とは縁のない留守部隊だけってか
そらまたそれでずいぶん間抜けな話だなあ
まさに「市ヶ谷駐とん地」・・・こういうトンマな逸話があり杉なんだよね
537 :
吾輩は名無しである:2012/04/28(土) 13:22:35.75
だって溶岩帯とか言って枯山水が天然にあるし、大雨が降るとそれが水没して
現実が空想になったり空想が現実になったりしてするし
538 :
吾輩は名無しである:2012/04/28(土) 21:20:50.79
その精鋭部隊がいたら、彼らが決起してくれたってこと?
さあ。演説は留守部隊の者よりは真面目に聞いたかもね。
バルコニーに上って狼藉者を取り押さえる→三島さん腹切りそこねる
三島由紀夫は馬鹿ではない
そんな重要なことはミスらない
つまり、わかってた、という事
確信犯的だったんだよ
あとはわかるだろ
>>541 そんな完璧な予想のできる人じゃないよ。
演説だって予定通りにいかなくて、切腹前に色紙に「武」と書くのも止めたほど。
マスコミのヘリの騒音の大きさも予想外だったと思う。
三島がSFずきだったのは、おそらく宇宙時代にまで
日本の皇室がつづいて、例えば宇宙戦艦ヤマトのような
、あるいはスタートレックのような作品で皇国を舞台とする
SF小説でもあれば良いと考えられたのではないでしょうか?
(残念ながらスタートレックも宇宙戦艦ヤマトも地球連邦が
その舞台ですが)
大日本帝国を舞台とする宇宙ファンタジーの艦隊SF作品が
もしあるなら、是非とも見てみたいものです。
>>542 形だけにこだわって、内容はどうでもよかったはずだろ 武 を書くとか
…俺の意見変わってきてるな、すんません
要は、悲劇の英雄を演じて自害する事に美しさを見出してたんだろーな
でも森田の介錯が一番想定外だっただろうな 地獄だろ…あんな
>>544 三島の人生を辿ると、そんな単純な見方はできないよ。
三島の人生そのものが昭和の歴史と共に歩んだ道であり、
その時代の悲劇も背負って生きていたわけだから。
人から演技にみえようが、それはその人にとっては真実なんだよ。
>>544 それから、形にこだわるだけなら、「武」と書いたはず。
あなたのは矛盾してるよ。
どうして三島が土壇場の最後に予定を変えて、そう書かなかったのかは、
よほど自衛邸の態度にあきれたからだと思う。
賛同されないのは予想していたけれど、演説はだまって聞いてもらえると
期待していたと思う。
547 :
吾輩は名無しである:2012/05/01(火) 19:56:01.77
しばらく見ない間に在日が暴れてたみたいだな
俺が言いたかった 形 ってのは、総監を人質にとる 決起を呼びかけ でも失敗 切腹
の流れであって、武の字を書くとか細かい事は入れてない なぜなら、切腹前の焦りとか、想定外のハプニングで簡単に狂う可能性があったはずだから 流れとしても重要じゃないし
そもそも本気で決起を呼びかけてなかったはずだろ 本気だったら、もっと穏便で確実なやり方があったはず
だから、ハプニング(流れを邪魔するもの)も想定して俺の言う 形 を重視してたんじゃないかと思ったわけ
>三島の人生を辿ると、そんな単純な見方はできないよ。
少なくとも、小説を見るかぎり(全て読んだ訳でない)はヒロイックな物に憧れてたと思う
>三島の人生そのものが昭和の歴史と共に歩んだ道であり、
その時代の悲劇も背負って生きていたわけだから。
時代の悲劇 が解らんが、日本と日本人の現状には絶望してたんだと思う
>人から演技にみえようが、それはその人にとっては真実なんだよ。
三島の人生で三島が遺した物(作品)って、重要なヒントなんじゃないかと思う
戯曲とかも好んでるし
あの年で自殺って事は思い残すことは無かったと思うんだ。だから彼の作品がネックになるのではないかと
今の韓国だらけの芸能とか映画とかほぼ間違いなく発狂してるだろうな
自殺したら、いかんわ
三島が生きてたら文壇も今よりはマシだっただろう
>>548 三島の最後の行動は、諌死。
三島の本当の決起計画は、一年前にお流れになってしまってます。
たいして、よくも知りもしないで、演技だとか決めつける間抜けが多いのは、
そこのところが抜けているんだよ。
同じ死ぬにしても、三島は一年前の本当の決起で、憲法改正を実現させてから
死にたかったわけ。
三島の最後の行動は、最後にメッセージを残すための死だよ。
もう憲法改正が永遠に不可能だとわかったけれど、言わなきゃならないことは
伝えたかったわけ。
だから、あなたの言っていることは、何か的外れです。
>>549 ヒロイックなものに憧れていたから、三島の行動が演技だというのはおかしいよ。
そういうものに憧れていたからこそ、本気の行動だったわけ。
そういう三島の美意識を揶揄する風潮こそが、三島の嫌いだった戦後民主主義の
商人が牛耳る社会で、西鶴も生まれない芸術の枯渇した何の面白みもない世界ってことだから、
三島は一貫してると思う。
>>552 >
>>549 >ヒロイックなものに憧れていたから、三島の行動が演技だというのはおかしいよ。
>そういうものに憧れていたからこそ、本気の行動だったわけ。
戯曲を好んだ、とは書いたが演技だとは(俺は)一言もいってない
>そういう三島の美意識を揶揄する風潮こそが、三島の嫌いだった戦後民主主義の
>商人が牛耳る社会で、西鶴も生まれない芸術の枯渇した何の面白みもない世界ってことだから、
>三島は一貫してると思う。
ちょっとね、文章読み辛すぎ
読み手を意識してないのかな?
>>551 >
>>548 >三島の最後の行動は、諌死。
わざわざ難しい言葉をお使いになりますね
>三島の本当の決起計画は、一年前にお流れになってしまってます。
>たいして、よくも知りもしないで、演技だとか決めつける間抜けが多いのは、
>そこのところが抜けているんだよ。
もちつけ、俺は議論がしたかっただけで、俺の意見が正しい、とも三島を研究してる、ともいっていない あと演技の話を持ち出したのはあんただったはず
>同じ死ぬにしても、三島は一年前の本当の決起で、憲法改正を実現させてから
>死にたかったわけ。
>三島の最後の行動は、最後にメッセージを残すための死だよ。
>もう憲法改正が永遠に不可能だとわかったけれど、言わなきゃならないことは
>伝えたかったわけ。
>だから、あなたの言っていることは、何か的外れです。
そうなの、知らなかった
じゃあ、あなたの意見からするとナショナリズムの傾向からのみの自殺だったのね。
そこに小説家としての三島由紀夫はいなかった、と
>>553>>554 なぜ私の言うことが、ナショナリズムの傾向からのみの自殺だととるのか
意味不明ですね。三島が、西鶴も生まれない社会を嘆いていたことを私は
言っているのでしょう。なぜ憲法改正を三島が真剣に望んでいたことが、
小説家としての三島がいないことになるのかな。
あなたは文化防衛論を読んでないの?
三島の文学者としての美意識と行動はリンクしていることですよ。
老子を開けば、次のような章句が並んでいる。
木強ければ折る
物壮なれば老ゆ
善く士たるものは武ならず
鍛えてこれを鋭くすれば、長く保つべからず
いずれも三島に対する警告の言葉みたいではないか。だが、反老子的な生き方をしたお陰で、
彼の周辺が活気に満ちていたことは間違いない。社交上手だった彼の家には、
海外からも客が押し寄せ三島との歓談を楽しんだ。彼の生き方が、そうした千客万来の
賑やかな日常を生んだのである。
557 :
吾輩は名無しである:2012/05/02(水) 22:21:22.41
>>555 >三島の文学者としての美意識と行動はリンクしていることですよ。
ざんねんながら、いつもあんたのはインチキ反論なんだよ
「小説家」と「文学者」をとりかえて嘯いてんじゃん
文化防衛論が小説家の仕事?
三島の行動は小説・戯曲なんかを捨てている、つまりリンクしてなくていいの
自分で何回もいってたし。文学者、知識人すら捨てていた、でもいいの
贔屓のひきたおしで捻じ曲げて、何もかも肯定すんじゃないよ
莫迦に全肯定されたって三島はよろこびませんよ
あんたは三島について知ってること自慢したいだけなんだろ?
それを反省しないから毎度毎度反発食って三島読者へらしてんだろがアホ
558 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/05/02(水) 23:24:10.14
チワワは相変わらずだな。
文学は側面で単純な意味での良識が支えているからね
反良識、非常識な事柄でも文学にはなるけど(ならば一層)
その陰に良識性や常識感覚が存在しなければ
文学どころか言語としての客観性も危くなる
三島の最後は或る一線をこえて「やっちゃった」んで
文学とは程遠いものだね
あそこまでブッ飛んだら文学行為の一部とはいえない
それをわからない三島ではなかったろう
文学とて創作、芸術だからな。
ともすれば、現実が創作と表裏一体なわけで、
彼の作品の根底に流れる思想、人格は作品そのものと云える。
三島の最期は、産み出された作品の根拠に値すると思うよ。個人的にはね。
おそらくあの死がなければ、ここまで評価されなかったろう。
彼の作品は、文学としてはそういった意味では他と一線を画する。
表現者の名誉は、死をもって成就するものかもしれん。
優れた表現とは常に死と隣り合わせだと思うから。
だって山本常朝もようやらんこと
「やっちゃった」んだもんw
(山本のメンタリティーは三島と違うけどね)
三島がボディビルやってた理由教えてくれ
――(三島)ボディビルに対する一般社会の偏見というのはまだまだ強いと思う。
私が棲んでる文壇という狭い社会では、ボディビルなんかやってると、それだけで、
だからあいつの文学はダメなんだ、という証拠にさえなってしまうんです。
それに逆らって私はやってきたのだが、石原慎太郎なんか、あんなのくだらないとか
男性美容だとか一般市民の立場から(笑)いろいろ言う。あるとき私がボディビル会の
会長に注意するようにすすめたら、会長が自分で行きゃあいいのに、秘書が行って
「あのう、三島由紀夫が、ボディビルの悪口言うのやめてくれって言ってます」(笑)
そしたら慎太郎は「ボディビルの筋肉なんか死んだ筋肉だ。帰れー」と追い返したそうです。
あいつもそんなことしたりするもんで、まあ、自分に劣等感があるからでしょう(笑)
↑
率直です。自分の貧弱な身体への劣等感を克服したかったからですね。
三島にかかれば理屈は何とでも拡がりますが。
ありがとう。
薔薇刑欲しいなあ
三島の美しい肉体を見る度に鍛えなきゃな あと何故か思う
これも三島特有のインパクトなのかもしれない
>>557 三島が文学者でもあり、評論家でもある人ですよ。
自分で文学を捨てたとは言っても、文武両道と言っていたんだから、
「文」を捨てたわけじゃないわ。
三島の「文」があってこその、行動だから、あなたは何も解ってない馬鹿丸出し。
三島が捨てたのは、文学者としての「立場」を捨てただけ。
>>563 石原慎太郎は、三島コンプレックスだからね。
三島の真似してるつもりで生きてるのに、蔭で悪口言って、屈折してるんでしょう。
>>557 それから、三島は「豊饒の海」が世界で出版されることを望んで、
翻訳者に頼んでもいますから、「文」を捨てたわけじゃないよ。
この小説を読んで、私を理解してくれる人がどこかにいるでしょう、と
言ってますから。
よく知りもしないアホがお疲れ様でした。
三島がボディビルやった理由はチビだったからだろ。
オレの周辺にもいるよ。
新潮低いやつにかぎって体を鍛えようとしたりする。
気持ちはわかるがw
裸を見せたいから。よ−するに三島ってのは心が「女」なんだよ。リボンの騎士の鏡像反転さ。(笑)
見栄を張ることこを男の本性だよ。
身長が高い低いの何のと言ってることこを、その証拠。
馬鹿は自分で気づいてないだけの話。
肉体な。まぁ、最期に市原駐屯地で役に立った、それがすべてじゃないか?
君らの浅い脳じゃ理由なんてわからんよ。
語るだけ野暮だな。
572 :
吾輩は名無しである:2012/05/03(木) 15:06:26.12
薔薇族にしか三島は解からんてかwww
573 :
吾輩は名無しである:2012/05/03(木) 15:17:11.32
同性の同性愛者ってキモいんだよ。キッタねえとしか思わねーんだよ。差別でもなんでもねえよ。そりゃ当たり前の感覚だよ。(笑)
>>565 涙目ですか、意味が通ってませんね。スルーします
>>567 前言と矛盾してませんか?循環矛盾です
三島像を完璧に拵えようとするのはあなたの勝手だけど
それを他人におしつけるのはいいかげんやめたらいかがと
そのまえに論理的思考を人並に正しましょう
それから言葉や概念を三島のみに基づいて語るのは
信者として脆弱すぎます。例えば
三島が「文武両道」といったとき、それがすでにファルスであることを
本人は知っているので、これはつまり特徴的な「三島語」なんです。
>>574 日本語が理解できない人のようですね。矛盾しているのはあんたでしょ。
三島が文学を捨てたと言いながら、作家としての死でしかないみたいな
言い草してたくせに。
あんたこそ言葉や概念を自分流に押し付けるのは
やめたらいかがでしょうか。
「文武両道」がファルスだろうが、三島がそう思っていようがいまいが、
三島は「文武両道」が実現するのは「死」の瞬間しかないと言い、
それを実行したわけだから、あんたがガタガタ文句を言おうが
関係ないこと。
あんたの屁理屈にはうんざり。
576 :
吾輩は名無しである:2012/05/03(木) 18:38:12.94
豚が鳴いても耳障りだが
狼が鳴くとうっとりする
引き締まった三島の体躯は狼そのもの
577 :
吾輩は名無しである:2012/05/03(木) 19:09:48.77
狼が「ゲイゲイ」と鳴いてうっとりってか、ブタの「ホモホモ」が。(嗤)
朝鮮人って同性愛者を差別するんだってね。
579 :
吾輩は名無しである:2012/05/03(木) 19:44:01.34
それは結構なことだ。大変に文明的なことだ。
>>575 >三島が文学を捨てたと言いながら、作家としての死でしかないみたいな
言い草してたくせに。
誰の意見ですか?どうやら混同しまくってるようで
私の真意は「どっちでもいい」だよ(笑)
とにかく三島の文献から都合のいい片言隻語を勝手につまんで来ては偏狭な
ごたくを並べ嫌らしくあてこするのは生理的な不快感をおぼえますね
一連のエッセイや資料をよめば三島の自殺願望が最初にあったのは明らか
文武両道も武士道も大義もあとからついて来た飾りみたいなものでしょう
そこにファルスが読み取れますね、ウキウキ状態でブスリと(笑)
ま、俺がもし三島だったら同じことしでかしたかもね
「君なら僕がやろうとしていることを十分理解してくれると思う。だから何も言わない。
僕はずっと前から、文人としてではなく武人として死にたいと思っていた」
(キーンへの最後の手紙)
いや、都市国家の文明人は同性愛を尊重していた筈ですが?
それに諸葛亮と劉備は3日3晩臥所もともにして
臣下の契を結んだわけですし。
575みたいなのはただ知識をひけらかしてオナニーしたいだけだろ
俺が正しい、お前は間違ってる、俺が正しい…
あと少し難しい言葉選らんで自分を守るような傾向あるね
まあこういう奴は何十年経っても同じだから、進歩を得られず終わるんだろう
太陽と鉄は三島由紀夫の断末魔
「太陽と鉄」についてうまいこと言ってるやつがいる。
それは、遅れてきた浪漫派が、成功を夢見ながら時代を追いかけ切れずに愚痴を吐く姿のように思えた。
585 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/05/04(金) 01:34:17.64
今回はチワワの負けだ。あと「文武両道」って三島オリジナルではないぞ。水戸藩の方針自体がそうだった。
「武」とは花と散ることであり、「文」とは不朽の花を育てることだ。不朽の花とはすなはち造花である。
かくて「文武両道」とは、散る花と散らぬ花とを兼ねることであり、人間性の最も相反する二つの欲求、およびその欲求の実現の二つの夢を、一身に兼ねることであつた。(太陽と鉄)
・・・大胆すぐる。一徳を二つに分けちゃうんだもの。。。
587 :
吾輩は名無しである:2012/05/04(金) 06:22:27.26
てか、こういった「文武両道」は正統儒教からは勿論、ある意味通俗の剣禅一如からも出て来ない。
では創造的なのか?と言えば、くだんないガキのたわごと、としか教養人は思わない(と断言^^)。
白痴美ってのがあるけど「奇形美」なんだよね、三島文学ってのは。
だけど白痴でも造形的にだけなら美人だってのはいるけど、奇形は造形的だけでも「美」じゃない。
>>580 元から三島に自殺願望なんかありませんよ。
あんたは本当に三島の全てを読んでないでしょう。
ちょっとした断片だけで勝手に判断してるのは、あんただよ。
>>585 三島の祖先には水戸藩の人がいますから。
三島にもオリジナルの血があるわけ。
残念でした。
>>587 あんたの言ってることのほうが、「たわごと」で奇形な屁理屈。
あんたには、石原慎太郎のくだらない小説でも読んでるのがお似合いだよ。
>>580 そのキーンへの言葉が本当ならば、豊饒の海の翻訳の心配なんかしませんよ。
そんな誰でも知っているような、手紙の断片だけで、都合のいい引用してるのはあんた。
たいしてよくも知りもしないで、どうせ三島本人の全文も読んでないんでしょう。
武人として死んでも、別に作品を抹殺したいわけではないし、三島の文学者、文筆家としての
実績や思想は消せないでしょう。馬鹿じゃないの、あんた。
そんなもんだけで浅い見解してる馬鹿、はじめて見たわ(笑)
592 :
吾輩は名無しである:2012/05/04(金) 11:56:23.07
>>590 おまい頭とセックスが奇形児だな。(嗤)
ま、そういう阿呆のための文学、ってのもあるもんさ。(嗤嗤嗤)
>>588 へえ。太陽と鉄の十八で夭折したかったてのは嘘かい
一兵卒で志願したてのもやっぱりインチキ?終戦前のポーズだったわけ(笑)
願望が精神病理解釈だなんて誰も注釈してないだろ。俺の解釈にケチつけんな
老いへの恐怖を再三語ってるあたりが本心だろ、誰でもわかるこった
>>591 あなたは
>>565で
>三島が捨てたのは、文学者としての「立場」を捨てただけ。
と云ってるけどね。立場を捨ててんのに翻訳の心配するワケを述べてください。
武人三島にドン引きだったキーンに解るわけないのに、こういうのがファルスなんだよ
あなたが退屈な枝葉末節の箇所をコピペしながらトツトツと読んでるのは知ってます(笑)
こっちはいい迷惑なんだが
だいたいそんな素養では「太陽と鉄」の読解からして無理なの
厨房並の頭脳と神経なんだから(笑)
おれ、一箇月前から腹筋して臍まわりが少し割れた。
褌しめて鏡に映してみたら胴長短足で武人ぽかった。
それで剣道部に入部した。顧問が名誉五段だと言った。
おれはもう立派な武人だ。
>>593 夭折にあこがれていたからといって、本当に自殺願望があるとは限らないでしょう。
あんた馬鹿じゃないの?
それから、ああいう事件で死ぬってことは、文学者の立場を捨てたってことでしょう。
長生きすれば、ノーベル賞をもらえたかもしれないし、世間的にも文豪扱いされたでしょう。
遺作の「豊饒の海」を読んでもらって、自分を総合的に理解してほしいってことは、
意味が違います。
「天人五衰」は、いわゆる文壇では低い扱いでしょ。文学的に評価されないものを書いて
文学者の立場を捨てても、「文」は残したかったわけ。
よく三島を読んでない馬鹿なあんたには、解らないだろうけどね。
>>593 それから、殉教願望と、自殺願望とは意味合いが違いますから。
何もかも一緒にすること自体が馬鹿丸出し(笑)
なんだ、またお馴染みのバカ反論か(笑)
だから太陽と鉄の独白なんて茶番だと俺はいってるでしょうが
それからキーンに自殺当日頼んだのは「暁の寺」もだよ
殉教願望てw誰がセバスチャンのこと持ち出しました?
気が狂ってるとしか思えません。三島は正気だったが
あなたのは本当に狂気としか思えないレスなんです
私は三島にそれほど執着しませんが、あなたよりはずっと三島の本質を
見極めてます。盲信するのは視野をせまくするだけなのですよ
・・・しかし2chではスルーされるのがいばん痛いのにこいつ打率10割なのが面白いね
あなたに一応の関心はあるわけですよ。ゲテ趣味ですな(笑)
因みに太陽と鉄で言葉を否定した三島が、豊饒の海を並行できたワケは?
598 :
吾輩は名無しである:2012/05/04(金) 20:20:36.71
_,.. ---- .._
,. '" `丶、
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,..-‐/ ...: ,ィ ,.i .∧ , ヽ.
. ,:' .l .::;',. :::;/..://:: /,':/ ', l、 .i ヽ
. ,' ..::| .::;',' :;:','フ'7フ''7/ ',.ト',_|, , ',.',
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.. `´ /\\ `i;┬:////゙l゙l ヾ/ 発達障害者(チビ、ブサ、異性にもてない)が
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. /:.:.:.:\:.:.:.:.`:、ソ/:.:| | | 自覚しますように。
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.:У:.:;l /./
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,'.:.:.:.:.:.:.:.:.';_,゚.,ノ.:./,:':.:.:.:', | |`、:|
!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.゙、:.::/:.:.:.:.:.:.ヽ, / ,!:.:`、
599 :
吾輩は名無しである:2012/05/04(金) 20:40:33.65
イチパチはうまくやれば、
毎日1500エソの利益は堅いお
4円は地獄だお
>>594 俺も腹筋割れてる。いつも熊と相撲とってるからな。
ねぇ、「太陽と鉄」を読んで頭がおかしくならない?
重力を忘れてしまって内臓や足元がプカプカする感じ。
ブドウ糖の消費が激しいね。グロテスクも極まれり。
>因みに太陽と鉄で言葉を否定した三島が、豊饒の海を並行できたワケは?
一旦仕事を請け負った以上、如何なる理由があれ完徹させる責任があるから。
仮面の告白は凄えな
最初読みにくいと思ったが、三島の文章は三島にしか書けないのかな、と思った
自分の感情とか感情の根拠をここまで事細かに書ける人、小説家で他に居るのかな?
居たら教えてくれ
>>602 「自分の感情とか感情の根拠をここまで事細かに書ける人」って日本の小説家では確かにいないね。
外国ではジャン・ジュネになるかな。
事細かにゴテゴテ・・・その視点からだと日本人作家は俺も浮かばんなあ
ラディゲ「肉体の悪魔」を先に読んでたから仮面の告白は「ふーん」という程度の読後感だったが。
三島の小説マイ・ベスト3は平凡だけど
@金閣寺
A潮騒
B宴のあと
番外・仮面の告白、豊饒の海
仮面の告白はヘッセの荒野のおおかみに比べたらなんてことはないよ
三島は豊饒の海がぶっちぎり
最高すぎる
>>598 言葉を否定した、って?
だからあんたは馬鹿なんだよ。
三島は言葉を具現化するために行動したのに、何を頓珍漢なこと言ってんだか。
三島を解ってないのは、おまえだよ。
>>597 言葉を否定した、って?
だからあんたは馬鹿なんだよ。
三島は言葉を具現化するために行動したのに、何を頓珍漢なこと言ってんだか。
三島を解ってないのは、おまえだよ。
言葉を否定する人間がくどくどを「太陽と鉄」を書いて説明するわけないでしょ。
アホか。
608 :
吾輩は名無しである:2012/05/05(土) 11:21:32.40
生きてたら何歳?
609 :
吾輩は名無しである:2012/05/05(土) 11:37:39.16
こーゆーファンクラブスレって馬鹿の楽園にしかならないな、やっぱり。(笑)
610 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/05/05(土) 12:52:52.56
>>589 だから言ったわけだが。それから松平家は水戸藩ではないからな、正確に言うと。その支藩だ。
611 :
吾輩は名無しである:2012/05/05(土) 13:42:48.25
平成盾の会結成しよう
>>597 なにそれ?否定がどうたらって
国語のお時間になっちゃうのかい
粗略スタイルの文章から用語一つ捉えて矛盾だおかしいと吠えられてもねぇ
最先端の量子理論では在るべき素粒子の実在が数学的に否定された、を
否定したらオシマイじゃんて騒ぐのと同じだよ
自分の中に「批評」がない人が「告白と批評との中間形態」という前衛批評
を理解できるわけないのは先刻承知だけどさ
そにしても言葉を具現化するために行動・・・これ書いた三島が泣くよw
太陽と鉄(茶番)については何とでも語れるがめんどいから掻い摘むだけにする
言葉について
「現実を蝕む腐食作用」
「現実に対応してゐるとは云へない」
「あるべき肉体、あるべき現実は、絶対に言葉の関与を免れてゐなければならなかった」
そして林檎を切り裂く譬え、などなど
ここまで言葉の排除をぶっちゃけた以上、作家としては言葉の否定といって構わんよ
何で豊饒の海かけたの?
>>597 豊饒の海は現実じゃなくフィクションでしょ、なんていいかねないやつだからなぁ・・・
いっとくけど三島が小説を書く、という行為は紛れもない「現実」だからね
仮面の告白って自伝的小説と言われてるけど、実際のところ自伝なの?
父親の梓が、(息子が)適当な事書いてるとか言ってるらしいが
615 :
吾輩は名無しである:2012/05/05(土) 20:10:16.29
ボディービルやらないか。
>>612 「あるべき肉体、あるべき現実」を求めて、その世界を書いてきた結果が
行動の世界に行き着いたってことだから、「否定」にはならないよ。
言葉の世界=理想の世界を実現化するための、行動だから。
>>613 そう。三島が小説を書く、という行為は紛れもない「現実」。
「あるべき肉体、あるべき現実」を求めて書いていたからね。
>>614 自伝でもあるし、創作でもあるでしょう。文芸部での活動や小説を書いている自分のことは
一切書かれてないから、それを抜きにした「あるべき自分、あるべき告白」みたいな部分もあると思います。
619 :
吾輩は名無しである:2012/05/05(土) 22:23:09.63
ダメなんだおれ、ムッキムキじゃないと。
620 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/05/05(土) 22:27:59.03
チワワ軍、旗色悪しか。
なんかレス番間違えたせいで流れが「太陽と鉄」みたいになっとる・・・w
622 :
吾輩は名無しである:2012/05/06(日) 01:55:38.02
よくも決行前に森田は三島のケツでエレクトできたもんだ。
623 :
吾輩は名無しである:2012/05/06(日) 03:59:09.27
おじさん、
ミッドタウンで自決したの?
624 :
吾輩は名無しである:2012/05/06(日) 04:28:30.33
うーん、絶好のお散歩コースですねえ
あ、私、高田純次でした〜
お早うごさいます皆さん、ヘッヘッヘ
ところで帰省ラッシュの高速渋滞でイライラしてたら
車を降りて走って帰った方がいいんじゃない
後の事は知らないけどw
625 :
吾輩は名無しである:2012/05/07(月) 11:05:52.71
この前CSで浅丘ルリ子主演の『愛の渇き』をやっていたので、原作も読んでみた。あまりにも硬い文章に辟易。なぜもっと読みやすい文章に
しないんだろうとの疑問が読み終えるまで絶えず付きまとった。たぶんラディゲの向こうを張ろうとしてるんだろうけど。
627 :
吾輩は名無しである:2012/05/07(月) 17:45:08.39
>>625 文語を咀嚼できない脆い顎はケータイ小説でも食らうがよい。「舌でつぶせます」
628 :
吾輩は名無しである:2012/05/07(月) 18:14:56.14
こーゆーコテコテの文体ってのは、よーするに【屋根付き霊柩車】だよ。(笑)
それをスポーツカーよろしく乗り回している阿呆を
「キャー、かっこいいー、すてきー」
と追っかけやってる白痴がオマエらさ。(笑笑笑)
「愛の渇き」が硬い文章なんて言う人は、元が日本人じゃないんだよ。
630 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/05/07(月) 22:59:04.04
チワワか
628くんはいきなりどうした
まさかかまってちゃんではあるまいな?
633 :
吾輩は名無しである:2012/05/09(水) 02:03:08.90
世俗的成功の果ての倦怠、老醜への怖れを抱いて自殺を目論んでいた三島は、
英雄たらんがためには、思想か信仰を持たねばならないと考えるに至ったわけだが、
元来は英雄的な壮烈な死についてかつては戦争がそれを可能にしたと考え、
それを招来するためには「社会全体の破滅が必要」だと考えていた。
つまり、英雄たらんと欲する三島は勇壮に英雄らしく死ぬための状況を求め、
壮烈な死が決して滑稽ではないように見える状況、壮烈な死を荘厳化してくれる状況として
前大戦のような社会全体の破滅の状況を、極端な危機と破局の日々の世界破滅の状況を
求めていたのだが、天下泰平の平時には最早そうした戦時や乱世のようないわば世界終末的な
世界破滅の状況は望めないため、代わりに思想を利用せねばならぬと考えるようになり、
死ぬための思想、自刃の思想、神秘的な荘厳な言葉を並べ立てた死の装飾をしてくれる思想として、
フィクショナルな神を奉じる思想を唱えることにし、そして数年がかりで自刃の道を選ぶほかは
なくなるような自己演出を工夫した。
戦争末期には自身を「美の特攻隊」(『私の遍歴時代』)とも夢想していた三島は、
若いままの自分の英雄的な死のイメージを神風特攻隊に重ね合わせて思い描き、
自己愛と自己美化の夢想に酔い痴れていた。とはいえ、昭和二十年二月の入隊検査では
死の恐怖や命惜しさから仮病を使って必死に兵役逃れをし、即日帰郷となった。だが、
母親には合格して出征し、特攻隊に入りたかったと言った(平岡梓『伜・三島由紀夫』)。
・・・そもそも、極端な危機と破局の世界破滅を希求する奇妙奇天烈な「憂国の士」などありえようか。
「私の夢想の果てにあるものは、つねに極端な危機と破局であり、幸福を夢みたことは一度もなかった。
私にもっともふさわしい日常生活は日々の世界破滅であり、私がもっとも生きにくく感じ、
非日常的に感じるものこそ平和であった」(『太陽と鉄』)
今日の三島英雄説ごときものは一部の文弱思想家がまことしやかにねつ造し利用しているすぎない。
文学としてその思想を真に受ける者など愚にもつかない無知蒙昧の徒というべきであろう。
真の愛国者にとって、三島こそ人心を惑わす目眩ましの詐術師として抹殺すべき存在なのである。
634 :
吾輩は名無しである:2012/05/09(水) 02:32:07.21
三島と大江はセットで屑だな(笑)
>>633 破滅しているのは、そんな単純な考えしか及ばない馬鹿なおまえだよ。
三島は戦争中に特攻隊を賛美していたけれど、日本社会の破滅なんか望んでませんよ。
ちゃんと、子供のときから政府の批判してましてから。
三島が望んでいるのは、生き生きとした世界なんだよ。ただただ平和や便利さだけを
むさぼって空虚な魂の死んだ社会じゃないものを望んでいただけ。
本当に破滅を望んでいる人は、死後の自分の作品の翻訳のことや、家族に著作権のことを
遺言なんかしませんから。
636 :
吾輩は名無しである:2012/05/09(水) 17:29:15.68
>>635 私見を挿むとこういう正面きった三島批判に対しおまえは何の反論も擁護もできないのがわかる
少年三島は公のメッセージなど出していないし発言者も寛容に看過してるのだ
発言者は三島「憂国の士」説のいかがわしさ、相反する卑俗さを三島発言に基づいて堂々と非難している
その証拠の一端こそが「死後の自分の作品の翻訳のことや、家族に著作権」への顧慮なのだ
いいかげん三島盲信の馬鹿さかげんを知るがいい
俺ならこのような非難から一介の誠実な文士であった三島を救い出すことが可能なのだ
低能なおまえのタネはすでに尽きている
早々に三島関連からは手を引き二度と愚かなレスを返すべきではない、これ以上我らが三島にドロを塗るな
まあね、痩せっぽちの貧弱三島さんが諌死の遺書を遺して
宮城前で単独割腹したんなら今的にはリアルでかっけえだろうが、
当時の世相と目立ちんぼの三島さんとしては難しかったろうなあ。
638 :
吾輩は名無しである:2012/05/09(水) 21:20:15.74
>>635 山本七平、城山三郎、大岡昇平、司馬遼太郎あたりを読んでみたらいかがでしょうか?
併せて天皇観を深めたいのなら、和辻哲郎、津田左右吉、網野善彦、丸山真男、できれば北一輝あたりを読んでみて下さい。
彼らの考えを採用せよとの事ではありません。ただ葛藤して下さい。あなたの意見には葛藤がみられません。
前者の作家達は実際に一兵卒として戦場に行き還ってきた人々です。
後者の人々は天皇制についてそれぞれの学問の立場から考え続けてきた人々です。
少なくとも彼らは国防と天皇制についてまたこの国の民族性について三島同様に真剣に思考し葛藤し批判を受けてきた人々です。
参考になるかと思います。
639 :
吾輩は名無しである:2012/05/09(水) 22:13:15.32
↑安吾、柄谷、渡部、すがも入れてあげて
>>636 三島はいかがわしくなんかありませんよ。私は自分自身で全部、
太陽と鉄も読んでるし、子供のときの手紙もみんな読んでます。
三島が日本のことを思っていた憂国者であることは間違いありません。
あんたみたいな、他人のかいつまんだような上っ面なんか、
馬鹿馬鹿しくて、低レベルな文言としか写らないわ。
もっと、三島を研究しな。
あらゆる英雄主義を滑稽なものとみなすシニシズムには、必ず肉体的劣等感の影がある。英雄に対する嘲笑は、
肉体的に自分が英雄たるにふさはしくないと考へる男の口から出るに決まつてゐる。(中略)私はかつて、彼自身も
英雄と呼ばれてをかしくない肉体的資格を持つた男の口から、英雄主義に対する嘲笑がひびくのをきいたことがない。
シニシズムは必ず、薄弱な筋肉か過剰な脂肪に関係があり、英雄主義と強大なニヒリズムは、鍛へられた筋肉と
関係があるのだ。なぜなら英雄主義とは、畢竟するに、肉体の原理であり、又、肉体の強壮と死の破壊との
コントラストに帰するからであつた。
肉体を用ひて究極感覚を追求しようとするときに勝利の瞬間はつねに感覚的に浅薄なものでしかなかつた。
敵とは、「見返す実在」とは、究極的には死に他ならない。誰も死に打ち克つことができないとすれば、勝利の
栄光とは、純現世的な栄光の極致にすぎない。そのやうな純現世的な栄光ならば、われわれは言語芸術の力を
以てしても、多少類似のものを獲得できないわけではない。
三島由紀夫「太陽と鉄」より
私は言葉とどのやうにして附合つてきたであらうか。
すでに私は私の文体を私の筋肉にふさはしいものにしてゐたが、それによつて文体は撓(しな)やかに自在になり、
脂肪に類する装飾は剥ぎ取られ、筋肉的な装飾、すなはち現代文明の裡では無用であつても、威信と美観のためには
依然として必要な、さういふ装飾は丹念に維持されてゐた。私は単に機能的な文体といふものを、単に感覚的な
文体と同様に愛さなかつた。(中略)
もちろんそれは日に日に時代の好尚から背いて行つた。私の文体は対句に富み、古風な堂々たる重味を備へ、
気品にも欠けてゐなかつたが、どこまで行つても式典風な壮重な歩行を保ち、他人の寝室をもその同じ歩調で
通り抜けた。私の文体はつねに軍人のやうに胸を張つてゐた。そして、背をかがめたり、身を斜めにしたり、
膝を曲げたり、甚だしいのは腰を振つたりしてゐる他人の文体を軽蔑した。
姿勢を崩さなければ見えない真実がこの世にはあることを、私とて知らぬではない。しかしそれは他人に委せて
おけばすむことだつた。
三島由紀夫「太陽と鉄」より
私は何より敗北を嫌つた。自分が侵蝕され、感受性の胃液によつて内側から焼けただれ、つひには輪郭を失ひ、融け、
液化してしまふこと、又自分をめぐる時代と社会とがさうなつてしまふこと、それに文体を合せてゆくほどの敗北が
あるだらうか。
芸術作品といふものは、皮肉なことに、そのやうな敗北と、精神の死の只中から、傑作を成就することがあるのは
よく知られてゐる。一歩しりぞいて、この種の傑作を芸術の勝利とみとめるにしても、それは戦ひなき勝利であり、
芸術独特の不戦勝なのであつた。私が求めるのは、勝つにせよ、負けるにせよ、戦ひそのものであり、戦はずして
敗れることも、ましてや、戦はずして勝つことも、私の意中にはなかつた。一方では、私は、あらゆる戦ひと
いふものの、芸術における虚偽の性質を知悉してゐた。もしどうしても私が戦ひを欲するなら、芸術においては
砦を防衛し、芸術外において攻撃に出なければならぬ。芸術においてはよき守備兵であり、芸術外においては
よき戦士でなければならぬ。私の生活の目標は、戦士としてのくさぐさの資格を取得することに向けられた。
三島由紀夫「太陽と鉄」より
死に対する燃えるやうな希求が、決して厭世や無気力と結びつかずに、却つて充溢した力や生の絶頂の花々しさや
戦ひの意志と結びつくところに「武」の原理があるとすれば、これほど文学の原理に反するものは又とあるまい。
「文」の原理とは、死は抑圧されつつ私(ひそ)かに動力として利用され、力はひたすら虚妄の構築に捧げられ、
生はつねに保留され、ストックされ、死と適度にまぜ合はされ、防腐剤を施され、不気味な永生を保つ芸術作品の
制作に費やされることであつた。むしろかう言つたらよからう。「武」とは花と散ることであり、「文」とは
不朽の花を育てることだ、と。そして不朽の花とはすなはち造花である。
かくて「文武両道」とは、散る花と散らぬ花とを兼ねることであり、人間性の最も相反する二つの欲求、および
その欲求の実現の二つの夢を、一身に兼ねることであつた。そこで何が起るか? 一方が実体であれば他方は
虚妄であらざるをえぬこの二つのもの、その双方の本質に通暁し、その源泉を知悉し、その秘密に与るとは、
一方の他方に対する究極的な夢をひそかに破壊することなのだ。
三島由紀夫「太陽と鉄」より
646 :
吾輩は名無しである:2012/05/10(木) 11:22:04.40
>>640-644 おまえにぴったしな歌あるぞ(笑)
♪どおせおいらは底抜けバケツ
わかあっちゃいるんだ皆さんよ
入れたつもりがスポンのポンで
何もせぬよりまだ悪い
それでも男の夢だけは
何で忘れて何で忘れているものか
いるものか〜
七生報国や必敵撃滅や死生一如や悠久の大義のやうに、言葉すくなに誌された簡潔な遺書は、明らかに幾多の
既成概念のうちからもつとも壮大もつとも高貴なものを選び取り、心理に類するものはすべて抹殺して、ひたすら
自分をその壮麗な言葉に同一化させようとする矜りと決心をあらはしてゐた。
もちろんかうして書かれた四字の成句は、あらゆる意味で「言葉」であつた。しかし既成の言葉とはいへ、それは
並大抵の行為では達しえない高みに、日頃から飾られてゐる格別の言葉だつた。今は失つたけれども、かつて
われわれはそのやうな言葉を持つてゐたのである。
三島由紀夫「太陽と鉄」より
私には地球を取り巻く巨きな巨きな蛇の環が見えはじめた。すべての対極性を、われとわが尾を嚥(の)みつづける
ことによつて鎮める蛇。すべての相反性に対する嘲笑をひびかせてゐる最終の巨大な蛇。私にはその姿が見えはじめた。
相反するものはその極致において似通ひ、お互ひにもつとも遠く隔たつたものは、ますます遠ざかることによつて
相近づく。蛇の環はこの秘義を説いてゐた。肉体と精神、感覚的なものと知的なもの、外側と内側とは、どこかで、
この地球からやや離れ、白い雲の蛇の環が地球をめぐつてつながる、それよりもさらに高方においてつながるだらう。
私は肉体の縁(へり)と精神の縁、肉体の辺境と精神の辺境だけに、いつも興味を寄せてきた人間だ。深淵には
興味がなかつた。深淵は他人に委せよう。なぜなら深淵は浅薄だからだ。深淵は凡庸だからだ。
縁の縁、そこには何があるのか。虚無へ向つて垂れた縁飾りがあるだけなのか。
三島由紀夫「太陽と鉄 エピロオグ――F104」より
ここは皆の掲示板であり
スキャンコピペは著作権者に対する侵犯行為です
あなたは中国人ですか?
主張したいなら自分の言葉でいいなさい
通報しますよ
650 :
吾輩は名無しである:2012/05/11(金) 00:31:44.51
三島由紀夫が梅図カズオの『蛇女』を愛読してたんだって!
センセイが漫画なんか読んでたなんてゲンメツょネぇ
651 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/05/11(金) 01:03:29.94
三島はマンガ好きだったぞ。もうちょっと後まで生きてたらなおさらマンガ好きになっていただろうな。
652 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/05/11(金) 01:05:47.24
なんせ現代のエロマンガなんて、あれほど昔の文豪も書くのを戸惑っていた近親相姦が平気で描かれるばかりか、ほぼフリーダム状態だからな。
三島が生き残って読んでいたらさぞ衝撃を受けたことだろう。
「太陽と鉄」は表面的にはいかにも論理的に見せかけたり、無理やり難解めかしたりしているが、
さまざまの虚実の辻褄合わせや欺瞞的な自己正当化に満ちている。
つまりこの第二の「仮面の告白」は、
「作品というものはみんな言訳であり、行動のあとから辻褄をあわせた論理の織物に他ならない」
(完本獄中記)
というあからさまな居直りの上に成立していて、まやかしの辻褄合わせの論理など承知の上なのだ。
そんな言葉を真に受けありがたがり、誑かされたまま思考停止する者は、先ずは自身の病理的原因
について考慮する必要があるだろう。
マグナさんって知的で素敵だな
↑ヌーバレバレ名無し自演乙(笑)
657 :
吾輩は名無しである:2012/05/11(金) 12:31:14.81
>>650 愛読してたというのは楳図さんの前だからテレビ的に言ったのでは?本当はただの気晴らしとして読んでいただけでは?
普通に愛読してたろ
でさ、手塚治虫の火の鳥が日教組に染まった、やらの発言が意味わからん
どーゆーこと?
マグナさんの意見を敷衍すると三島はBLに走りそうだな
最近、憂国を読んだんだけど
虚構を現実化、辻褄を合わせるために自殺したのかな
死んでも嘘は嘘のままなのに
憂国は傑作といわれてるらしいね
文学ってなんてくだらないんだろう
661 :
吾輩は名無しである:2012/05/12(土) 19:54:14.32
三島はオッサンになるのがいやだっただけ
万年青年の父ちゃんが言ってたからまちがいない
662 :
吾輩は名無しである:2012/05/12(土) 20:00:05.84
>火の鳥が日教組に染まった
っつーか、騎馬民族征服説だよね。
韓国ではでもあれが正統の日本古代史なのかな?
美輪によれば三島由紀夫は磯部浅一と
兵隊さんたちの霊に憑かれてて最後は連れて行かれたらしい。
美輪は何なんだろな
オーラの泉だっけ?馬鹿馬鹿し過ぎだろ
>>660 『憂国』では別に二・二六将校の憂国の思想自体を何ら信奉賛美しているわけでは決してなく、
ただ勇壮に自刃する青年を悲劇的な英雄や勇者としてひたすら賛美憧憬しているだけであった。
だから三島はこう言う。
「『十日の菊』を書く一年前に、私はすでに二・二六事件外伝ともいうべき『憂国』を書いて、
事件から疎外されることによって自刃の道を選ぶほかはなくなる青年将校の側から描いていた。
そしてそれは、喜劇でも悲劇でもない、一編の至福の物語であった。(中略)『憂国』の中尉夫妻は、
悲境のうちに、自ら知らずして、生の最高の瞬間をとらえ、至福の死を死ぬのであるが、
私はかれらの至上の肉体的悦楽と至上の肉体的苦痛が、同一原理の下に統括され、それによって
至福の到来を招く状況を、正に、二・二六事件を背景として設定することができた」
(『二・二六事件と私』)
つまり、自刃の道を選ぶほかはなくなる青年将校を描いた『憂国』は三島にとっては「一編の至福の物語」
であり、二・二六事件の背景となるような「憂国」の国状は「美しい死」を演じるための舞台装置として
必要なだけで、そうした国難の状況自体が何ら憂慮されているわけではなく、それどころか
「至福の到来を招く状況」ないしそうした状況をもたらす社会情勢として願ってもない状況とみなされて
いるの。だから「憂国」なのに「至福」なのだ。三島は己を「憂国の士」としての「悲劇の英雄」に
見せかけたいだけだった。己の死を「憂国の士」の「美しい死」たらしめんとする自己美化や自己栄化が
彼の真の目的であって、国の現状を憂えた結果として死ぬわけではさらさらないのだ。
老いへの恐怖や嫌悪を次第に募らせ、厭世的な虚無感や死への傾斜を深めていった三島は、
平時における自死を何とか戦時の神風特攻兵士のような悲劇的で英雄的な「美しい死」として美化し、
栄化せしめんがために、見せかけの思想をダシにして「憂国の士」として自決したように
見せかけたいのであり、大いに「憂国」して死にたかったので、彼にとって「憂国」の国難の状況は
願ってもない絶好の状況、「至福の到来を招く状況」なのであった。
戦争のような国難や国家的破局を求める「憂国の士」とはふざけたものであり、「憂国」の状況を待ち望む
「憂国の士」など悪い冗談以外の何ものでもないのだが、こんなふざけた「思想」も、晩年近くから三島が
盛んに見せつけた明示的な思想的看板や仮面に誑かされた無邪気な人々には真に受けられてしまうのだ。
2・26事件に入れ込んだ三島は、逆に、英霊たちに、魅入られた!
少なくとも、美輪明宏はそう見ていた。事件の年の正月、南馬込の三島邸で、
美輪明宏は、三島の背後に青年将校の霊を見た!「磯部浅一」の霊。
死刑となった青年将校の中で、天皇陛下万歳を叫ばず、呪いの裡に果てた磯部。磯部が憑いている。美輪が言い当てるのを本多は見ていた。
磯部の霊に突き動かされたからなのか。三島由紀夫自身も納得した。
青年将校の呪詛を描いた「英霊の声」では、三島の手は勝手に動いたと
三島は語っている。
http://www.tbs.co.jp/houtama/last/051204.html
磯部浅一 は、日本の陸軍軍人、国家社会主義者。
陸軍主計官として階級は陸軍一等主計に至るが、
陸軍士官学校事件で免官、後に二・二六事件に関与し銃殺に処される。
670 :
吾輩は名無しである:2012/05/13(日) 19:47:44.51
>>666 句読点の付け方も知らない似非日本人みたいなアホが、三島をさも解ったかのような
上っ面なこと言っても無駄。
三島が昔から日本の文化を愛し、日本のことを大切に思っていたことは、
様々な書簡や手記で明らか。
おまえごときが、浅学な外国人みたいな目で見て屁理屈をこねたところで、
そういう三島の美意識こそが、日本文化に根づいたものだから、
おまえの感覚がズレてるんだよ。
残念でした。
671 :
吾輩は名無しである:2012/05/13(日) 19:53:58.82
古代ギリシア人の理想は、美しく生き、美しく死ぬことであつた。わが武士道の理想もそこにあつたにちがひない。
ところが、現代日本の困難な状況は、美しく生きるのもむづかしければ、美しく死ぬことはもつとむづかしいといふ
ところにある。武士的理想が途絶えた今では、金を目あてでない生き方をしてゐる人間はみなバカかトンチキになり、
金が人生の至上価値になり、又、死に方も、無意味な交通事故死でなければ、もつとも往生際のわるい病気である癌で
死ぬまで待つほかはない。
美しく生き美しく死なうとすれば、まづその条件を整へて行かねばならない。少くとも、自分の仕事に誠実に生き、
又、国や民族のためには、いさぎよく命を捨てる、といふのは美しい生き方であり死に方であるが、やりがひの
ある仕事がない、国家自体があやふやである、といふのでは、もう美しい生き方や死に方はありえないから、
わがためにも、国や民族の在り方を正して行くことが先決問題である。
三島由紀夫「美しい死」より
672 :
吾輩は名無しである:2012/05/13(日) 19:54:27.31
(中略)
武の心持がなければ、人間は自分をいくらでも弱者と考へることができ、どんな卑怯未練な行動も自己弁護する
ことができ、どんな要求にも身を屈することができる。その代り、最終的に身の安全は保証されよう。
ひとたび武を志した以上、自分の身の安全は保証されない。もはや、卑怯未練な行動は、自分に対してもゆるされず、
一か八かといふときには、戦つて死ぬか、自刃するかしか道はないからである。しかし、そのとき、はじめて人間は
美しく死ぬことができ、立派に人生を完成することができるのであるから、つくづく人間といふものは皮肉に
できてゐる。
私は自衛官にはならなかつたけれども、一旦武の道に学んだからには、予備自衛官と等しく、一旦緩急あるときは
国を護るために馳せ参じたいといふ気持になつてゐる。予備自衛官諸氏は、さういふ国民が私一人でないことを
信じていただきたいと思ふ。全国民の気持が、予備自衛官の気持と一つになつたとき、はじめて日本は、
国家としての美しい完成体になるのだと思はれる。
三島由紀夫「美しい死」より
673 :
吾輩は名無しである:2012/05/13(日) 19:56:03.87
ボデービルに一週間に二、三回通ひ出してから、一年間で胃ケイレンがなほつてしまつた。(中略)
ボデービルは八十歳、九十歳になつてもやりたい。これだけは途中でやめるとからだによくないらしい。
地獄におちたと思つて抜けられぬ。自転車操業のやうなものかな。私などは執筆して頭を使ふ。神経がたとへば
10疲れても、肉体は3しか疲れない。格差の7を運動によつて疲れさす必要がある。
肉体を10まで疲れさせ、頭脳とバランスがとれたら休養する。疲労を0に戻してから改めて仕事にとりかかる
といふ寸法である。冬は日光浴をするが、夏はセーブしてあまりやらない。
三島由紀夫「私の健康法――まづボデービル」より
え?80、90まで生きるつもりだった・・・?
三島は犯罪者だよ。
これは真実
80、90てのは意気込みじゃね?
実際にやるかどうかは別とか
678 :
吾輩は名無しである:2012/05/14(月) 16:48:56.65
マゾちゃん完膚なきまでに論破されると大体コピペで誤魔化すよね
あ、ちなみにチワワ=マゾちゃん。スペックは
40代独身♀、処女、親の脛かじりの無職
679 :
宮城雅子:2012/05/14(月) 17:45:21.40
三島由紀夫氏と司馬遼太郎氏と小松左京氏と筒井康隆氏と宮沢憲治と神谷美恵子は殆ど読了しました.三島由紀夫の小説で読んでいないのは【絹と明察】と【ラディデの死】だけです.
680 :
吾輩は名無しである:2012/05/15(火) 10:03:48.60
あと二冊読んでCOMPLETEDにしてしまうのが惜しいのですね
681 :
吾輩は名無しである:2012/05/15(火) 17:04:07.20
682 :
吾輩は名無しである:2012/05/15(火) 18:52:34.50
>>670 >三島が・・・日本の文化を愛し、日本のことを大切に思っていた
それはそうに違いないし誰も異論はないだろ
ただし、どっちかといえば、自分の「美しい死」のほうが大切だった
その軽重がポイントなんだよ、
いい加減に認めろ低脳オヤジ
徴兵逃れした元文弱作家が何をどう言おうと作り物の嘘臭さは消えないのだよ
本気の演技こそがより真実だとか、いくら誤魔化してもダメさ
直観でわかるよ、三島の仮面の人生の有り様
実は、それこがユニークなのであり
だからこそ「神!」と賞賛してもいいのにさ、
おまえみたいに愚直に馬鹿正直に受け入れて
二言目には自分は読破してますから、あなたは間違ってますだもの
そのパターンいい加減やめろ、滑稽だしもう辟易してるから
恥ずかしいんだよ普通の三島読者として
おれだって文庫は読破してるし全集はもとより特集の類もくまなくチェックしてる
そして自分自身でいろいろ考える
おまえは何一つ組み立てもしない馬鹿の受け売り一辺倒、三島読者の恥なんだ
消えろアホ
「文学の最大の敵は、やわらかみに欠けた、片意地ばかりの、裏と表の区別もつかない硬直した精神である」
「人間には敵が必要だ。あたしゃね、いままで共産主義者から、子供の頭なぐられたとか、家に火つけられたとか、なにも悪いことされてない。ただ敵が必要だから、共産主義者を敵ときめたんです。こういうのは、私独特のものですねぇ(笑)」
>>683 それとほとんど同じ文章をウンベルト・エーコの作品で見たわ
686 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/05/16(水) 15:22:01.71
読売夕刊見てるとチワワが飛びつきそうな情報が。ARATAが三島を演じたのをきっかけにローマ字表記を止めて本名になったらしい。
687 :
金神弁天:2012/05/16(水) 15:34:18.53
女に悪口を立てる馬鹿男は呪われた存在になる。
侮るなかれ、女は恐ろしいぞ。女を腐す馬鹿男は
地獄に落ちるであろう。特に不細工だのと女を
罵り馬鹿にする男は必定、地獄に行くであろう。
死んだ後のことなど、どうでもよい
689 :
ポッポ ◆paB28qf3gA :2012/05/16(水) 15:38:08.89
三島も女性を蔑視していたから地獄へ落ちたと?
690 :
吾輩は名無しである:2012/05/16(水) 15:51:43.45
>>687 /)
、2)Y⌒ ⌒フ +
ッ-i'´ ⌒フ
(´ ,.-゙ー-、 ろ、
* シ彡ノ"ミVv )
* ノノノノ"ヽヽヽミ シ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
. ,l')∩ ∩ |)|ヾ ミ < ブサイクめーっけ(笑)
,○)、 ▽ ノjl| YY゙ \_________
{_∃ `l____/⌒'i|
 ̄ Yl"゙⌒lY | +
,ト|__/ハ i、
,iニiニiニユ ゙h,,)
ノtYTYヾ\
/''フ''''ー<"ヽ、
/__ノ \ノヽ、
(__) ゞ__)
691 :
金神弁天:2012/05/16(水) 15:59:20.51
阿呆の容姿自慢は
悪質な集団いじめを行う犯罪者である。
白痴菌を撒き散らして他人を侮辱し、
痴性たっぷりの馬鹿顔晒して
美人美人の連呼の白痴はどうしようもない人間の屑だ。
>>682 男と女のレスの区別もつかないバカなおまえ如きに、三島が読めるわけないよ。
あんたが言ってる三島情報は上っ面な低能丸出し。もっと自分自身で三島を読みな。
>>686 そんな情報はとっくの昔に知ってます。
>>689 三島は女性蔑視なんか全然してません。表面的な言葉にまぎらわせられて、
女性蔑視だとか言うのは、全く真意を読めてない証拠。
>>682 それと、
自分の美しい死を求めるのも、日本の文化のひとつ。
あんたの言ってることは全くとんちんかん。三島の行動には何の矛盾はありません。
ああいう死に方を示すことイコール、精神的クーデターだったんだから、
他人ががたがたと偽者だのと言うこと自体が全く無意味なアホ丸出し。
あんたみないなバカが文句を言うのを承知でやったことなのに、
それすら知らないあんたが、たいして読んでないのは分かりますよ。
バーカ
>>694 何一つ反論できないから
論旨すり替えて誤爆してやんの
お下劣ここに極まれり(笑)
あなたが三島を齧ったのはわかります
ほんの端っこを蟻みたいにね
まあ実質読んだのは5%程度でしょう(笑)
あと95あります、頑張って読んでください
陰ながら応援してますよ(笑)
犬に読めってのも酷だけど(笑)
697 :
吾輩は名無しである:2012/05/16(水) 23:54:29.39
三島さんにとって兵役逃れの恥辱は一生耐え難かったろうな。
そのコンプレックスを背負ったまま生き続けるなんてできなかったんだろうな。
だから「美しい死」でもなんでもなく、ほんとうは無残な痛ましい死だったと思うよ。
698 :
吾輩は名無しである:2012/05/17(木) 00:13:46.92
ハナレメ笑
>>695 あんたの言うことに論なんかないじゃん。バカ丸出し。
>>697 痛ましいのはあんた。
三島コンプレックスの石原慎太郎みたいなことしか言えないバカ丸出し。
700なら今年も三島由紀夫が新潮夏の100撰に多数撰出!!
701 :
吾輩は名無しである:2012/05/17(木) 16:19:09.46
後期はエッセイみたいな小説が少なくなり凡俗レトリシャン作家に堕ちたね
チワウィング
君と共に将来は、日本の文化を背負つて立つ意気込みですが、君が御奉公をすましてかへつてこられるまでに、
僕が地固めをしておく心算です。僕は僕だけの解釈で、特攻隊を、古代の再生でなしに、近代の殲滅――
すなはち日本の文化層が、永く克服しようとしてなしえなかつた「近代」、あの尨大な、モニュメンタールな、
カントの、エヂソンの、アメリカの、あの端倪すべからざる「近代」の超克でなくてその殺傷(これは超克よりは
一段と高い烈しい美しい意味で)だと思つてゐます。
「近代人」は特攻隊によつてはじめて「現代」といふか、本当の「われわれの時代」の曙光をつかみえた、
今まで近代の私生児であつた知識層がはじめて歴史的な嫡子になつた。それは皆特攻隊のおかげであると思ひます。
日本の全文化層、世界の全文化人が特攻隊の前に拝跪し感謝の祈りをさゝげるべき理由はそこにあるので、今更、
神話の再現だなどと生ぬるいたゝへ様をしてゐる時ではない。全く身近の問題だと思ひます。
平岡公威(三島由紀夫)
昭和20年4月21日、三谷信への葉書より
三島は神風特攻隊のような悲劇的な、英雄的な死を最高の美として憧憬賛美し、
最後まで特攻隊にこだわったが(実はそこにこそ弱虫の卑怯者とか卑怯な臆病者という
三島の生涯の恥辱意識と慙愧の念が潜んでいた)、特攻隊員たちが彼の晩年に掲げたような
右翼的な思想や信仰を必ずしも奉じて死んだわけでもないことを彼は知っていた。
「人はあえていうであろう。特攻隊は、いかなる美名におおわれているとはいえ、強いられた死であった。
そして学業半ばに青年たちが、国家権力に強いられて無理やりに死へ追いたてられ、志願とはいいながら、
ほとんど強制と同様な方法で、確実な死のきまっている攻撃へかりたてられて行ったのだと・・・・・・。
それはたしかにそうである」(『葉隠入門』)
特攻隊員たちは必ずしも天皇を神と信じ、そうした思想や信仰を奉じて突撃したわけではないことを
戦後の三島は充分に認識していた。彼らの死は「強いられた死」であり、彼らは神の名の下に
「国家権力に強いられて無理やりに死へ追いたてられ、志願とはいいながら、ほとんど強制と同様な方法で、
確実な死のきまっている攻撃へかりたてられて行った」ことを三島は認識していた。
つまり、特攻隊と彼が掲げたような思想や信仰とは本質的な内的な結びつきなど何もないことを
彼は知っていたのだ。別言すれば、特攻隊員各自の内なる思想や信仰と三島が晩年に掲げた思想や信仰が
同じでないことを彼は知っていた。
最後の自己美化として己の死を美化したい三島は死を美化してくれる言葉を求めた。
少年時の彼は「微妙な嘘をついていた詩によって、微妙な嘘のつき方をおぼえた。
言葉さえ美しければよいのだ」(『詩を書く少年』)と思っていたのであり、戦後の「天下泰平」の生に
次第に飽き、虚しさを募らせた彼は死を思い、そして自分が老いて醜くなるのを何より嫌悪し恐れた彼は
ついに死を決意し、「ありとあらゆる古い神秘的な荘厳な言葉を並べ立てた死の装飾」(『鏡子の家』)
をしてくれるようなものとして、自死を悲劇的な「英雄的な死」として勇壮な美辞麗句
(たとえば「七生報国」「必敵撃滅」「悠久の大義」等々)で美化し、栄化してくれるようなものとして、
右翼的な思想を標榜することにした。彼が晩年に掲げた思想は最初から死ぬためのものであり、
自死を美化するため、むしろ美化してもらうためのものであり、平時における死のせめてもの「英雄的な死」
としての美化や栄化を狙ったものであった。そしてその背後には「弱虫の卑怯者」とか「卑怯な臆病者」
という「汚名」(三島がこれを生涯気にしていたことを見抜けなければどうにもならない)を何とか返上したい
という三島の深甚な思いが潜んでいたのだ。
三島が特攻隊に寄せる深甚な思い(そこには賛美憧憬のみならず、特に戦後には彼らに対する負い目や
後ろめたさもあるが)は本物だが、晩年に掲げた思想や信仰はあまりにも「仮面」であった。
706 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/05/20(日) 16:21:36.49
作家の朝吹真理子が三島の悪口を言っていたぞ。三島が深沢七郎を褒めてるが実は全然分かっていない、三島は自分の囚われた言葉で深沢を語ろうとするから、的な趣旨だった。
「楢山」を不吉な傑作とかな、俺も違和感もった。
本質的に山の手育ちのお坊ちゃんである三島にとっては
得体の知れない外部である深沢作品であるが、慄きつつも評価を下した。
ただ、作者本人が述べているように過酷な生存競争の中にも垣間見る事の出来る
親子の情に根差した“思いやり”という人倫の基本を書きたかったわけです。
そこに三島と深沢との間に“人倫”なるものに対するズレがある。
でもまあ、批評とはしょせん自らの位置を明らかにすることであり、
そういう自らの限界性を悟った上で評価を下したということはある面潔いと思いますよ。
というか、中立的で全ての文学作品に対して適用可能な批評なんてあるんですか?
文学研究だったらそれでも構いませんが、
三島は独自の方法論を持った表現者として批評を行っているわけで。
とはいえ、朝吹さんが三島を超える独自の批評理論や方法論を持っているのなら別ですけどね。
「自分の好きな言葉をならべただけ」と言っている人が「自分の囚われた言葉」といって詰るのはどうかとは思いますけど。
まあ、うがった見方をすれば朝吹さんの自己投影としての三島批判、つまり同族嫌悪なのかもしれません。
しかしそれならば、当の朝吹さんも「自分の囚われた言葉」を超え、
外部への到達や中立性を獲得する者ではないででしょうね。
たとえお釈迦様の掌の上にいるのせよそれを悟る孫悟空は認識の限界を知り得るものであり、
それが孫悟空と“猿”とを分ける徹底的な違いであるのです。
朝吹さんは三島のような孫悟空ではないなあ。
また、どうやらお釈迦様でもないらしい。
>>704 三島の言う主旨はあんたの意図と違います。その部分は世間一般意見を前置きした導入部で、
その後がありますから。馬鹿は都合のいいとこだけ抜いて偏向するんだね。
本当の意味は、↓
人間は死を完全に選ぶこともできなければ、また死を完全に強ひられることもできない。たとへ、強ひられた死として
極端な死刑の場合でも、精神をもつてそれに抵抗しようとするときには、それは単なる強ひられた死ではなくなる
のである。また、原子爆弾の死でさへも、あのやうな圧倒的な強ひられた死も、一個人一個人にとつては
運命としての死であつた。われわれは、運命と自分の選択との間に、ぎりぎりに追ひつめられた形でしか、
死に直面することができないのである。そして死の形態には、その人間的選択と超人間的運命との暗々裏の相剋が、
永久にまつはりついてゐる。ある場合には完全に自分の選んだ死とも見えるであらう。自殺がさうである。
ある場合には完全に強ひられた死とも見えるであらう。たとへば空襲の爆死がさうである。
三島由紀夫「葉隠入門」より
しかし、自由意思の極致のあらはれと見られる自殺にも、その死へいたる不可避性には、つひに自分で選んで
選び得なかつた宿命の因子が働いてゐる。また、たんなる自然死のやうに見える病死ですら、そこの病死に
運んでいく経過には、自殺に似た、みづから選んだ死であるかのやうに思はれる場合が、けつして少なくない。
「葉隠」の暗示する死の決断は、いつもわれわれに明快な形で与へられてゐるわけではない。(中略)
「葉隠」にしろ、特攻隊にしろ、一方が選んだ死であり、一方が強ひられた死だと、厳密にいふ権利はだれにも
ないわけなのである。問題は一個人が死に直面するといふときの冷厳な事実であり、死にいかに対処するかといふ
人間の精神の最高の緊張の姿は、どうあるべきかといふ問題である。
そこで、われわれは死についての、もつともむづかしい問題にぶつからざるをえない。われわれにとつて、
もつとも正しい死、われわれにとつてみづから選びうる、正しい目的にそうた死といふものは、はたしてあるので
あらうか。
三島由紀夫「葉隠入門」より
人間が国家の中で生を営む以上、そのやうな正しい目的だけに向かつて自分を限定することができるであらうか。
またよし国家を前提にしなくても、まつたく国家を超越した個人として生きるときに、自分一人の力で人類の
完全に正しい目的のための死といふものが、選び取れる機会があるであらうか。そこでは死といふ絶対の観念と、
正義といふ地上の現実の観念との齟齬が、いつも生ぜざるをえない。そして死を規定するその目的の正しさは、
また歴史によつて十年後、数十年後、あるひは百年後、二百年後には、逆転し訂正されるかもしれないのである。
「葉隠」は、このやうな煩瑣な、そしてさかしらな人間の判断を、死とは別々に置いていくといふことを考へてゐる。
なぜなら、われわれは死を最終的に選ぶことはできないからである。だからこそ「葉隠」は、生きるか死ぬかと
いふときに、死ぬことをすすめてゐるのである。それはけつして死を選ぶことだとは言つてゐない。なぜならば、
われわれにはその死を選ぶ基準がないからである。
三島由紀夫「葉隠入門」より
われわれが生きてゐるといふことは、すでに何ものかに選ばれてゐたことかもしれないし、生がみづから
選んだものでない以上、死もみづから最終的に選ぶことができないのかもしれない。
では、生きてゐるものが死と直面するとは何であらうか。「葉隠」はこの場合に、ただ行動の純粋性を提示して、
情熱の高さとその力を肯定して、それによつて生じた死はすべて肯定している。それを「犬死などといふ事は、
上方風の打ち上りたる武道」だと呼んでゐる。死について「葉隠」のもつとも重要な一節である。「武士道といふは、
死ぬ事と見付けたり」といふ文句は、このやうな生と死のふしぎな敵対関係、永久に解けない矛盾の結び目を、
一刀をもつて切断したものである。「図に当らぬは犬死などといふ事は、上方風の打ち上りたる武道なるべし。
二つ二つの場にて、図に当ることのわかることは、及ばざることなり」
図に当たるとは、現代のことばでいへば、正しい目的のために正しく死ぬといふことである。その正しい
目的といふことは、死ぬ場合にはけつしてわからないといふことを「葉隠」は言つてゐる。
三島由紀夫「葉隠入門」より
「我人、生くる方がすきなり。多分すきの方に理が付くべし」、生きてゐる人間にいつも理屈がつくのである。
そして生きてゐる人間は、自分が生きてゐるといふことのために、何らかの理論を発明しなければならないのである。
したがつて「葉隠」は、図にはづれて生きて腰ぬけになるよりも、図にはづれて死んだはうがまだいいといふ、
相対的な考へ方をしか示してゐない。「葉隠」は、けつして死ぬことがかならず図にはづれないとは言つてゐない
のである。ここに「葉隠」のニヒリズムがあり、また、そのニヒリズムから生まれたぎりぎりの理想主義がある。
われわれは、一つの思想や理論のために死ねるといふ錯覚に、いつも陥りたがる。しかし「葉隠」が示してゐるのは、
もつと容赦ない死であり、花も実もないむだな犬死さへも、人間の死としての尊厳を持つてゐるといふことを
主張してゐるのである。もし、われわれが生の尊厳をそれほど重んじるならば、どうして死の尊厳をも重んじない
わけにいくだらうか。いかなる死も、それを犬死と呼ぶことはできないのである。
三島由紀夫「葉隠入門」より
>>708 朝吹が何と言ったが知らないが、
深沢のはレオポルド・ショヴォー的な、
ノンセンスの妙味を包含しているんだよ。
そこが三島批評ではとらえられていない。
「文学者は、英雄たらんがためには、思想か信仰を持たねばならない。そうすれば、小林多喜二のように
殺される可能性も出てくる。思想や信仰もなしに、英雄たらんとするのはむずかしい。・・・・・・私には
文学者イコール弱虫の卑怯者という考えは、やはりどうしてもイヤなのである」(『私の信条』)
要するに晩年の三島は英雄たらんとするために思想や信仰を掲げたのであって、決してその逆ではない。
己を悲劇の「英雄」たらしめんため、己の死を栄光の悲劇的な英雄的な死たらしめたいがため、
要するに自己美化や自己栄化のためにこそ、出来合いの思想や信仰を表明する仮面を晩年にいろいろと
作成したのであって、そんな既成の外的な思想や信仰のために自裁したわけではさらさらない。
思想や信仰は天下泰平の平時における自死を無理やり憂国の士の壮烈な死、英雄的な死に見せかける
ための窮余の一策として利用されているにすぎないのだ。
まず己を「弱虫の卑怯者」でない英雄や勇者と思わせたいがために己の死を「英雄的な死」
となさしめようとする自己美化や自己栄化の強烈な欲求があるのであり、爾後に思想や信仰が後知恵の
模索により必要だと考えた結果持ち出されたのであって、決してその逆ではなかった。
その逆を信じさせようとして、プロザイックな泰平の戦後社会や自身の生に次第に飽き、さらに老いへの
嫌悪を募らせた三島は、自己美化や自己栄化のための自死を考え、少年時代に夢見ながら
唯一果たせなかった夢だと言う「自分の英雄的な死」(『小説家の休暇』)を思い、平時における自死を
何とか英雄的な死たらしめんため、思想や信仰をあたかも戦前から己の内部に抱いていたかのように
見せかけた仮面を晩年近くからいろいろと作成したのであって、彼のこうした詐術に誑かされているよう
ではどうにもならない。三島が晩年に掲げたような思想や信仰など、戦前の幼少年期の三島の理解や関心
のまったく埒外にあったし、また戦後の三島は最早そんな幻想に誑かされるほど無邪気でもなかった。
前掲の文で三島が左翼の小林多喜二を思想や信仰ゆえに死んだ英雄の一例として持ち出したという
ことは、三島にとっては「英雄」かどうかが問題なのであって、左翼だろうと右翼だろうと実は
どうでもいいということを意味している。彼が晩年に掲げたような政治的な思想や信仰など実は彼にとって
決して本当の問題ではないからであった。己を弱虫の卑怯者でない英雄や勇者たらしめんとする自己美化
こそが彼の真に切実な問題だからであった。
つまり、三島にとっては、英雄たらんとするためには思想や信仰を持っているだけでは全然意味をなさない
のであり、思想や信仰を持って「小林多喜二のように殺される」か自決しなければならなかった。
思想や信仰を抱いているだけでは決して「英雄」たりえないのであり、それでは彼にとってはまったく
無意味なのだ。死を賭さないかぎり英雄や勇者にはなれないのだ。要するに、彼にとっては英雄と死とが
分かちがたく結び付いているのであって、死なないかぎり(むろん自然死や病死ではだめ)
決して英雄にはなりえないというわけである。
>>709 チワワさんは『葉隠』を読んでいないのがわかります。
反論の材料が三島の引用なんてお粗末すぎ。
鍋島藩ついても無知蒙昧なんでしょう。
戦前から座右の書物にしてたなんて三島らしい強弁なのに。
三島こそ山本の著書から都合のいいとこだけ抜いてるのですよ。
決定的乖離があって、何故三島が「入門」という題でパロディー化
をたくらんだか考えてみましょう。
本当の意味は、↓
・・・だって(プッ)失笑w
718 :
吾輩は名無しである:2012/05/20(日) 22:52:07.47
三島が他人を褒める言葉はすべて自分語りであるとか。だいぶ前に言ったことがある,オンラインで
赤頭巾ちゃん」の選評とかが
719 :
吾輩は名無しである:2012/05/21(月) 15:12:21.81
庄司薫の『赤頭巾ちゃん気をつけて』の書評で称賛していた。変わったところではSF作家アーサー・C・クラークの『宇宙幼年期の終わり』を大絶賛していた。
>>716 三島の信仰や思想は、あんたがとらえているような矮小的な政治思想を越えた
文明批判的なものです。三島は昔から理想主義者で信仰的ですから。
あんたが全く三島の作品や文献を読んでいないのが丸分かりですよ。
何かといえば、三島が右翼だ、右翼じゃないとか、そんな目でしか
見れないあんたみたいな馬鹿を一番批判したかったんですよ。
>>717 ネットで拾った一部分を拝借してきて、三島の言いたい主旨を、間違って捕らえているバカに対して、
そのあとの三島の引用を全部のは当然でしょう。
葉隠入門を読めないバカが、自分自身で読んでないから、ネットで見た一部分で短絡して
的外れなこと言ってたのがバレたじゃん(笑)
あんたこそ論点ずらしのアホ丸出しだわ。
>>714 三島は三島の批評があるわけだから、どうでもいいんだよ、そんなことは。
批評なんて人それぞれでしょ。批評に対して作者の深沢以外の人が
ああだこうだ言うこと自体がバカじゃないの?朝なんとかも、あんたも死ねばいいのに。
723 :
吾輩は名無しである:2012/05/21(月) 23:46:20.12
>>722 よくわかってるじゃないの(笑)
そのとおり、三島をどう批評しようが人其々で
どうでもいいんだよ、そんなことは。
それがあなたに一番言いたいことなの、
語るに落ちて阿呆丸出し(笑)
それどころか読んでもいない朝吹に対して「死ね」とは異常
相手は名無しじゃないんだよ、非常識です、撤回して謝罪しなさい。
朝吹三吉の孫なんだぜ。三島のジュネ評が概念的でつまらんかったから
アウトローの捉え方が不調法なのを、深沢に絡めて言いたかったんじゃないの?
おいマグナ責任とれ(笑)
724 :
吾輩は名無しである:2012/05/21(月) 23:48:12.15
>>722 それと、あんたはここで他人の三島批評に難癖ばかりつけてるけど
自分の排他的な姿勢がここをアンチの巣窟にしていることに気づいてないのかな
三島をマーシャルするならそれ相応の知性とオリジナリティー(へばりつかない読解力)
がないと反発を食らうにきまってるよ。
あんたが消えれば穏やかな三島スレになり、正義漢の俺は目的を遂げるわけ(笑)
725 :
!ninjaマグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/05/21(月) 23:58:11.78
そうだな、ジュネがらみの意趣返し的ないやみを言いたかったのかもしれん、朝吹は。
ただ三吉は三島評を喜んでいたようだが。家庭内では知らん。
童貞うざい
>>723 あんたのは三島作品の批評じゃないでしょ。話をずらしてバカ丸出し。死ね。
誰の孫だろうがバカはバカ。
たいしたこともないくせに、三島の文芸批評に文句言うこと自体が厚顔無恥だよ。
かうした終末感を私は、徒らな感傷や、信念の不足からして感ずるのではございません。ある漠たる直感、
夢想そのもののなかに胚胎する覚醒の危険、凡て夢見るが故に覚めねばならない運命を感ずるのでございます。
現実に立脚した精神がわれわれの夢想の精神より更に弱体なものとみえる今日、われわれの夢想も亦凋落の決心を
必要とします。昼を咲きつづける昼顔の仄かな花弁は、昼の烈しい光のために日々に荒され傷つけられます。
何ものも神の夢想に耐へるほど強靭であることは出来ません。
しかし人の夢想の極限に耐へえた人は、その烈しさ極まる目覚めの失墜にも耐へうるであらうと思ひます。
ただ朝をのみ時めいた朝顔とはちがって、あの長い烈しい昼間をよく耐へた昼顔の夢想は、その後に来る長い
夜の烈しさにも耐へるでありませう。私共は今日ほど私共の生の強さと死の強さを感じることはございません。
平岡公威(三島由紀夫)
昭和20年7月3日、清水文雄への書簡より
私共は遺書を書くといふやうな簡単な心境ではなく、私たちの文学の力が、現在の刻々に、(たとへそれが
喪失の意味にせよ)、ある強烈な意味を与へつづけることを信じて仕事をしてまゐりたいと思ひます。
その意味が刻みつけられた私共の時間は、永遠に去つてかへりませんが、地上に建てた摩天の記念碑よりも、
海底に深く沈めた一枚の碑の方が、何千万年後の人々の目には触れやすいものであることを信じます。
私共が一度持つた時間に与へた文学の意味が、それが過去に組入れられた瞬間から、絶対不可侵の不滅性を
もつものであると思はれます。
項日(けいじつ)、生じつかな名声は邪魔であるが、真の名声はますます必要であることを感じて来ました。
文学作品を本文とするなら、名声はその註釈、脚註に相当します。本文が死語に化した場合、この難解な
ロゼッタ・ストーンを解読しうるものは、たえず更新される註釈のみでございませう。
平岡公威(三島由紀夫)
昭和20年7月3日、清水文雄への書簡より
730 :
つくだに:2012/05/22(火) 22:36:13.86
チワワさんのように時代を超えて片思いができるなんて素敵で幸せな事じゃあないですか。
ふつうできないですよ。
ハナレメのおかま犬(笑)
732 :
ザリガニさん:2012/05/22(火) 23:53:24.98
佃煮さん、お久しぶりです…
ところで、奔馬の本多って気持ち悪くない?
本多は少年剣道の「えいっ!えいっ!」という嘘の掛け声が嫌いだという。
真剣勝負に掛け声をあげるのは掛け声をあげているんじゃなくて、これから人を殺害するか
殺害されるか?という緊張した精神状態でヒステリーを起こしているから奇声を発している。
だから少年剣道の「えいっ!えいっ!」という掛け声は偽物だって意味でしょ?
733 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/05/23(水) 13:40:51.25
なんか見返してみると朝吹評も浅薄だなあ。三島の一言を捉えて読めてない、と主張しているが、何が言いたいのか不明瞭だ。
深沢と比較して三島を貶す、ということは金井美恵子が既に対談でもやってることで、それの真似としてみても比較にならん。
ちなみに三島とは関係ないが、その本に収録されてる金井の評論に目を通してみたが面白かった。
最近出た深沢のムックだな。まだ書店で置いてるかと。
734 :
吾輩は名無しである:2012/05/23(水) 13:43:15.68
↑ベンジョカメムシ笑
735 :
吾輩は名無しである:2012/05/23(水) 17:23:22.98
↑ハナレメフォーゼ笑
736 :
つくだに:2012/05/23(水) 19:23:38.85
>>732 おひさです。
ザリガニさんってキリーロフが好きだって言ってたけど、キリーロフは女性に人気があるんだそう。
私も悪霊を読み直してみます。
いま種村訳のマゾッホを読んでいるけれど、そのうち藁貸しさんに勧められていた豊穣の海も読まないと。
キリーロフ・・・は好きではないです。
登場人物の中で一番好きなのはダーリヤですね。
豊饒の海はかなり気持ち悪い内容になっています。
意味がよく分からない、何だ?この一文は・・・と暫く考えこむ・・・
フォゲッ!となって読み進められなくなるし、初期の頃の作品とは全く違います。
安部公房との対談で、「バラバラな登場人物全部があんただろう」と指摘されていますが
ああそうだろうなっていう感じ。感情の源泉だったかな?
738 :
吾輩は名無しである:2012/05/24(木) 08:12:41.48
いいだもも 大好きです
739 :
吾輩は名無しである:2012/05/24(木) 09:11:31.92
わたしはあいだももがすきでした
740 :
つくだに:2012/05/24(木) 10:01:12.57
>>737 三島のきもさっていっても・・・そんなに?
逆にわくわくするんですけどw
741 :
ザリガニさん:2012/05/24(木) 13:56:26.55
豊饒の海は、三島のきもさっていうより、人間の内面だったり本質だったりのきもさかな?狂気・錯乱という意味で。
三島の世界観で幽玄的な意味の日本語で”美しい”んだろうけど。そういうような意味では、豊饒の海は非常に”美しい”作品ですわ。
男性の価値観…なんでしょうかねぇ?三島由紀夫が芸術家だから、なんでしょうかねぇ?
豊饒の海は日本文学の中でも屈指の作品だろ。
三島のそれ以前の作品が霞んでしまう
これ読むまで三島好きじゃなかった
743 :
吾輩は名無しである:2012/05/24(木) 14:36:31.27
>豊饒の海は非常に”美しい”作品 >豊饒の海は日本文学の中でも屈指の作品
f`::'ー 、,-、-、_ _,....-- 、_ _,....-=―ヽ―-、-、_ 、ミ川川川彡
,.r'‐'゙´ヽ,r' ヽ \ー、_:::::::::/,´:::::::::::,:::::::,::::::::ヽ::\`ー、 ミ 彡
,〃ィ ,rヽ'-ヽ i 、 、 ヾ,、 `'y',ィ´/::::::::/|::::::ハ_::::::::ト、::::\ \ 三 ギ そ 三
r'/〃// | i! |, \、_`ー!rf.,イ-,ィ/u ノ::::/ |::::`::::|iヽ::::::ヽ ヽ. 三 ャ れ 三
iヾ!l i /,.=ヽ i,ケ ハ,i', Y't=ラ゙,〉'|::::r'|! 彡´ ,!--、 |i!|::|::i::::::', ', 三 グ は 三
{ヾllッ-, 〃ノ'-'、||ii i|i| |-/! /^ヽ ´ ヾ|从ノ::i::::| ||三 で 三
>|゙! 0ヽ ノ' ´ 0 レノWノi |,.、!/ 0 0 ',' レ|,イ::::i,,_ | !三 言 ひ 三
',i ヽ- , _, " |i| | | ´ '´ハ',Y .!三 っ ょ 三
/l ` !| | i `´ r 'ー‐' u (-, ' | !三 て っ 三
/久 U |! i|'´'、u z_,ノ/ .i |三 る と 三
/イ |ヽ '==..‐_、 |!,'|Y´,ヽ ___ ハ_ ,/i | |三 の し 三
|ト|、',::::\ _,.-‐イ//-'´::::!\'ー‐--ニュ / ト_、 _| _!,=,|三 か て 三
〉:ヾ_'、::::`ー‐r< //イ|::::::_、:::`7i\ __,..-‐'´ .| |`゙"::"::|-"三 !? 三
'ー‐'´¨`'ー、/,rケ /,'1ノ人'-‐'`y'/::::, i| ,!, |`iiイ:::::::::| 彡 三
,〃7,‐/ { ´_,-'´ ,,‐!、=,/.〃::::i i|kハ / ,ヾ、::::::|.|! 彡川川川ミ
,ッ'、_〃'f /゙-<´ r〃 〃 /イ::::,!ッ'/ ', / / |ト、:|:リ
rir' 〃,y'、久_,.rヽ/〃 川/iケir'〃/ ,-'水´ / 〃 \
f::}'ー'〃_i| /::::f|::::', .〃 r/if |||ir' f| レ' r'o | .〃-、 〃 "i
,);'ーッ゙-. レ:::::/_|::::::',_,〃=_、!!|| !i/ ||:,ri !o ∨/_)_〃 |
>>743 じゃあ、他の作品挙げてみて
源氏物語以外で対抗できる作品ありますか?
豊饒の海の良さが理解できない人がほとんどなので馴れたけどさ
あなたは多くの理解できないかわいそうな人の一人だね
745 :
吾輩は名無しである:2012/05/24(木) 15:25:53.48
,..-─‐-..、
/.: : : : : : : .ヽ
R: : : :. : pq: :i}
|:.i} : : : :_{: :.レ′<三島オタクってのはオメーみてえなバカばっかりだな
ノr┴-<」: :j|
/:r仁ニ= ノ:.ノ|! _
/:/ = /: :/ }! |〕) コツン
{;ハ__,イ: :f | /´
/ }rヘ ├--r─y/
/ r'‐-| ├-┴〆 _, 、_ '⌒ ☆
仁二ニ_‐-イ | | ∩`Д´)
| l i 厂  ̄ニニ¬ ノ ⊂ノ ←
>>744 ,ゝ、 \ \ __厂`ヽ (__ ̄) )
/ /\_i⌒ト、_ ノrr- } し'し′
└-' ̄. | |_二二._」」__ノ
746 :
吾輩は名無しである:2012/05/24(木) 15:32:22.98
>源氏物語以外で対抗できる作品ありますか?
やはりギャグだったんだね。ほっ。
相手にされてない馬鹿が狂って連投してるw
頭がないからただ煽るだけ
み ん な 近 づ く と 馬 鹿 が 移 る か ら 無 視 し よ う ね
748 :
ザリガニさん:2012/05/24(木) 17:32:54.55
ネットだから言える…読書感想であって…
現実社会で友人知人に薦められるのは、不道徳教育と潮騒だけですね。
潮騒は駄作中の駄作だと思うが・・・・
750 :
吾輩は名無しである:2012/05/24(木) 20:40:09.94
この人の小説って意味深にみせるのが上手いけど
実は全く内容が無いね
751 :
吾輩は名無しである:2012/05/25(金) 00:17:32.85
三島「お母さま、威一郎と豊饒の海は失敗です、諦めました」←実話
トホホ・・・
後に私は三島由紀夫の数々の「傑作」を読みましたが、(略)。三島の最後の作品『豊饒の海』
(第三部「暁の寺」まで)を私に送ってくれましたので、私はかなり熱心に読みましたが、
その作品も決して好きにはなれませんでした。三島が私にこの作品にかぎって送ってきたのは、
そのなかに唯識の思想があり、それが本当の唯識思想であるかを私に判断してもらいたかったのだ
と思います。それは四人の人間の生まれ変わりの物語ですが、唯識思想と関係があるとは思いませんでした。
そしてこの小説には四人の人生をのりで継ぎはぎしたようなところがあり、
小説としても失敗であると私は思いました。
梅原猛
753 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/05/25(金) 02:20:22.29
痛烈だな。
754 :
吾輩は名無しである:2012/05/25(金) 03:11:02.65
一般民衆のふりをした、大江健三郎の一味が書き込んでるのか?また。
『豊饒の海』の第一巻『春の雪』、第二巻『奔馬』を通読して、私は奇蹟に打たれたやうに感動し、驚喜した。
このやうな古今を貫く名作、比類を絶する傑作を成した三島君と私も同時代人である幸福を素直に祝福したい。
ああ、よかつたと、ただただ思ふ。この作は西洋古典の骨脈にも通じるが、
日本にはこれまでなくて、しかも深切な日本の作品で、日本語文の美彩も極致である。三島君の絢爛の才能は、
この作で危険なまでの激情に純粋昇華してゐる。
この新しい運命的な古典はおそらく国と時代と評論を超えて生きるであらう。
私はこの第三巻の終結部が嵐のように襲って来たとき、
ほとんど信じることができなかった。それが完結することがないかもしれない、
という現実のほうへ、私は賭けていたからである。
この完結は、狐につままれたような出来事だった。(中略)浮遊していたものが確定され、
一つの作品のなかに閉じ込められる、というときの一種痛ましい経験については、
作家はどんな大袈裟に語っても、まだ十分ではないと感じるに違いない。しかしまだ一巻残っている。
「この小説がすんだら」という言葉は、今の私にとつて最大のタブーだ。この小説が終わったあとの世界を、
私は考えることができないからであり、その世界を想像することがイヤでもあり恐ろしいのである。
潮騒は駄作…いや、人間社会の真理をついているよ。幼いながら親、地域から引き継いだ社会的道徳を遵守する少年少女。
着実に成果をあげて、仕事仲間から信頼され必要とされて、成長していく少年(青年)。優しい少女も上に同じ。
極めて善良で一般的であり平凡で幸福な毎日を送る二人。平凡でルーチンな日々を平和的に過ごすには忍耐とたゆまぬ努力が必要という、当たり前な話ですなー。
だから少年と少女は爽やかであるし、読者は幸福な気持ちになれる。
757 :
!ninjaマグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/05/25(金) 11:43:35.58
三島は井上靖にも深沢七郎にも敬遠されてたと聞く。
それにキーンの本立ち読みしていて引っかかったんだが、三島は仮面の告白を西鶴以来始めて同性愛を扱った小説、とかいう風に公言していたらしい。
これを真に受けると、稲垣足穂が三島に突っかかったのもわかる気がする、自分の業績をなきに等しい、といわれているも同然ととっただろうから。
全員三島よりも年上だが、なぜか猛烈に三島を嫌っているんだよな。チワワにとっては、これは三島に対する僻みになるのだろうが。
758 :
ザリガニさん:2012/05/25(金) 11:55:16.77
お父様である三島由紀夫氏から見て、威一郎さんがどういう風に失敗だったんでしょうねぇ?
威一郎さんは、所謂浪漫派だった、という事でしょうか?
豊饒の海(三島由紀夫自身)は失敗でした…自我の確立に失敗したという意味…だろうな。
>>752 その梅原が嘘をついているのは、三島研究家の井上によって、暴かれてます。
三島は梅原にそんなことを頼んでませんでした。嘘までついて哀れな馬鹿な爺だよ。
>>751 そんな実話はどこにも全くありません。
三島が豊饒の海は、そこいらの馬鹿な文壇のやつらの書くものとは、
一線をかくものだと自信をもってますよ。清水文雄の手紙で述べてます。
>>757 そんな公言、どこにもないよ。キーンの勘違いでは?
彼は、三島が松の木を知らないとか、結構でたらめな勘違い情報も流してますから。
762 :
ザリガニさん:2012/05/25(金) 14:44:11.15
梅原猛は1967年の著書が処女作ですか?同年に立命館大学教授。三島由紀夫氏死亡が1970年。
三島由紀夫とは生前に交流はなかったとWikiにはありますね。まあなかったんでしょうね。したがって暁の寺だけを梅原猛サンに贈ったということはないと思う。
梅原猛サンは九条の会だとか、著書も現実離れしたものが多いし、アニミズム優越論だとか、ちょっとアレな人ですからねぇ。
763 :
ザリガニさん:2012/05/25(金) 16:16:55.83
うーん…三島由紀夫の潮騒を贈るなら、社会人3年生〜5年生に、或いはお子さんが新社会人になられる親御さん宛てかな?
これから潮騒の季節ですね。
豊饒の海は傑作だと思うが
春の雪と奔馬が桁外れの傑作なのに
後半二冊が思いっきりトーン・ダウンしてしまったのが残念
後半はどうでもいい場面や描写ばかりで退屈だった
766 :
吾輩は名無しである :2012/05/25(金) 21:29:50.55
暁の寺は仏教研究パートがあまりにも説明文できつかったな
後半は老いた蓼科とか戦後の女慶子さんが良い味出してて面白かったけど
天人五衰は悲喜劇って感じで面白かった
結局一番幸せになったのって絹江さんだよねw
暁の寺と天人五衰も断片的には優れた部分もあるんだけど
春の雪の後半から奔馬にかけての一貫した緊迫感がなかった
なんか退屈な日常生活と仏教講話がとっかえひっかえ出てきて
あれは作者が意図的に脱力感を醸し出していたのかと勘繰ってしまうほど
もう奔馬で燃え尽きたのかネタが無くなったのか
本当は書きたくなかったのか・・・
そうは思いたくないがそれぐらい前2冊と後2冊とのギャップは激しかった
768 :
吾輩は名無しである:2012/05/26(土) 00:18:43.84
>>767 まあ、暁と天人は退屈だったのは定説。
俺も後2冊はよくおぼえてない。文章的に感動したセンテンスも印象にない。
奔馬はめちゃくちゃ多いけど・・・
769 :
吾輩は名無しである:2012/05/26(土) 00:36:18.61
豊饒の海は失敗作だろが
騙されないように言うておくがそんなに大したもんではねえの
金閣寺だあな三島の文学は
770 :
吾輩は名無しである:2012/05/26(土) 00:47:11.44
三島を知りたいなら金閣を熟読すべき
>>759 井上は絶交していたはずの黛を介したのがおかしいと
疑問を呈しただけで、嘘を暴いた、なんていうほうが大嘘
『鏡子の家』が世に受け入れられなかった時以降、深刻な虚無に蝕まれ、綱渡りのような生き方を続けてきた。昭和四十年以降は、『豊饒の海』を執筆し、『英霊の声』を発表し、民兵構想のために精力的に活動してきた。ところが、今すべてが失速してしまった。
井上隆史『豊饒なる仮面 三島由紀夫』
772 :
!ninjaマグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/05/26(土) 00:51:23.43
チワワもなかなかいい加減だな。
>>760 三島は息子を諦めたと実際に母親に言っています
豊饒の海についても弱音を吐いています
あなたが知らないだけです
半可通信者さん、残念でしたね
マグナもなかなかいい加減だな。
775 :
吾輩は名無しである:2012/05/26(土) 08:59:28.44
テレビで創価学会がいかにもバカっぽい爺とガキで「読みつがれる走れメロス」のCF流してたから、
そのうち霊友会が白痴そのもののババアとジャリを使って「読みつがれる豊饒の海」のCFを流すだろうさ。(嗤)
豊饒の海は未完のまま奔馬で終わってほしかった
奔馬を脱稿後そのまま市ヶ谷駐屯地で決起・自決していたら
奔馬のラストシーンと重なってもっと劇的な最期となっていただろうし
豊饒の海も伝説の遺作として語り継がれていたかもしれない
豊饒の海の評価が不安定なのは後半2作が凡作だったことが大きい
・・・以上、個人的な妄想でスマソ。
777
778 :
つくだに:2012/05/26(土) 12:44:17.59
>>771 いや、疑問じゃなくて嘘を暴いてますよ。柔らかい言い方だけどね。よくメルマガを読みなさい。
三島と絶好していたはずの黛を介してどうのこうのと言っている時点で、
梅原が嘘をついたのは自明です。残念でした。さもなくば、ボケて記憶が
あいまいになったのかと、井上はそういう意味で言ってます。
>>773 そんなことは本当に言ったかどうかわからないしね。まず、正式な出典を
あきらかにしてください。
それに、「あきらめた」というのは、自分が死ぬから、成長を見届けるのを
あきらめたという意味にもとれますよ。
母親の証言では、晩年の三島は「威一郎が可愛くて可愛くて、しかたがない」と、
言っていたと書いてありますから。
豊饒の海の後編は人間の汚さを徹底的に三島が書いたと思うんだけどね
いままで美しさを追及していた人がね
あの路線がすごい好きだわ
なんか川端の眠れる美女みたいなおっさんの寂しさがよく書けてる
>>773 あんたのガセネタの仕入れ先は、松岡正剛の千夜千冊でしょ。
残念だけど、こいつの言ってることはデタラメですから。
三島が、「お父さまなんか死んでしまえ」と威一郎から言われたことは、
母の証言(「倅・三島由紀夫」)に書いてありますが、そのあと三島が、
「威一郎をあきらめた」と言ったなんてどこにも書いてませんよ。
原本には、三島が悲しそうな顔をしてたってだけしか書いてません。
いったい、どっからこんな創作をするのか松岡っていい加減なバカ丸出し。
それを鵜呑みにする馬鹿も(笑)
ある日公威は威一郎を連れてデパートに参りましたが、何か玩具のことで親子喧嘩したと見え、そのとき
「お父様なんか死んでしまえ」と言われたようです。真顔で悲しそうに私に訴えに参りました。そのときの
公威の心境が今日になってよく判ります。
ある日私があるお客様にお目にかかったときのことです。「三島さんという方は不思議と決して他人に御家族のことを
一言もおっしゃいませんでした。それなのに二、三日前用談の途中で唐突に、僕は威一郎が 可愛くて可愛くて
どうにも仕方ない、本当に可愛いんだ、と二、三度同じことをくり返されるのです。こっちはちょっと面喰いましたが、
そのまま用談に戻りました」というお話でした。
平岡倭文重
平岡梓「伜・三島由紀夫」より
785 :
!ninjaマグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/05/26(土) 23:18:12.08
なんだ嘘吐きは梅原の方か。
786 :
吾輩は名無しである:2012/05/26(土) 23:39:50.55
↑マグソ笑
>>783 私のネタ元は別で、松岡が引用してるとなるとそれは逆に証拠です
出典を示さないから創作と決めつけるなんて阿呆過ぎ
あなたの知らないネタ元などいくらでもあるのですよ
でも悩まなくていいです
あなたの抜け作がバレただけの話ですから(笑)
私は、威一郎氏と同級生で親交のあった人物と或るサイトで交信しています
三島邸に何度も行った人で、三島本人とも会話しているのです
あなたの知らない話を私は山ほど知っています
事件のときは生首が新聞にでたショックで三島は読みにくいとのこと
威一郎氏についてもいろいろ語ってくれます
788 :
吾輩は名無しである:2012/05/27(日) 02:44:23.30
いずもここから
>>787 苦しい言い訳だね。出典が示されないものは証拠とならないよ。
どこの誰かも言えない人の証言などは全く証拠となりません。そんなものは
単なる噂話や作り話の範疇ですから。
松岡も「引用」ではなく、明らかな元本の偏向・捏造ですから、証拠になりません。
790 :
!ninjaマグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/05/27(日) 12:46:38.57
もうやめなよ
みんな呆れてるよ
>>789 キモいマニアだけの価値観だね、そんなの
文献コレクターのお披露目に特定される場なのかいここは
集めるだけなら子供でもできる他愛もない行為
三島の最後の遺族からの伝え聞きはそれなりの価値はある
松岡だってこぼれ話のネタ元はいくらでも備えてるだろ
そういうの全部無視して文献だけが証拠とはあきれるよ
要は三島関連の文献収集がシュミで、後は二の次なのさあんたのは
だからトラップ好きな三島をまるで読解できないんだよ(笑)
793 :
!ninjaマグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/05/27(日) 14:17:01.49
伝え聞きって、嘘は簡単につけるわけだろう。それでは証明にならんぜ。
肉親の手記は疑わしいという説があるけど特に変人梓のは・・・
チワワさんは誰の紹介した逸話でも気に入らないと証拠とは見なさず
三島本人の文章で無理矢理否定する傾向があるよね。
馬糞は黙ってろ
やっぱ梓って変人なのか。
あの人、かなり変だよね。
>>793 いや、一般論としては正しいが、個別に判断すべきだろう
交信相手は嘘つくタイプじゃないんだよ
俺と違って(苦笑)
>>792 いや、松岡のはこぼれ話じゃなくて、「倅・三島由紀夫」からの「引用の偏向」ですからね。
明らかな捏造ですよ。
元の内容を知らないあんたには、それが「こぼれ話」だと勘違いしているだけの話。
ネットしか見てないから、そんなものを鵜呑みにしているんでしょう、要するに。
あんたの場合は、「遺族からの伝え聞き」じゃなくて、
「遺族の知り合いと自称しているどこの誰かも定かでないネット上の人間からの伝え聞き」。
そんなものは全く信頼性がないからね。
名前を伏せるにしても、ちゃんと本当に平岡家と交流があった人物かを確認して、
面談して取った取材からの資料じゃない限り、「証言資料」にはなりません。
>>794 肉親の手記が疑わしいかどうかじゃなくて、この場合は出所さえも不明だから、
信じられないって話でしょ。ちゃんと日本語読めない人は黙ってなさい。
それに、こぼれ話だとか言ってるやつも、元は肉親からのものとか言ってるから、
あんたの理屈で言うと、それ自体も疑わしいってことでしょ。バカ丸出し。
800 :
吾輩は名無しである:2012/05/28(月) 18:01:04.02
「禁色」読んで寝てろ
801 :
吾輩は名無しである:2012/05/28(月) 19:22:30.35
反貞女大学や不道徳教育講座に昭和30年代や40年代の『時の人々』の名前がちらほら出てくる
その人らの名をインターネットで検索して生涯をたどったりすると楽しい
イーデスハンソン女史は元気に日本でご健在ですな!
>>798 だから嘘つくタイプじゃないのっ、その人物は
あんたが信じないっても関係ないよ
それに俺はその人からの威一郎氏情報をここに流してない
何か勿体ないからね、2chにこぼすのは
諦めた、に関しては文献で読んだ話だよ(どう諦めたのかは知らん)
松岡をググったが、べつに梓からの引用とは読めないぞ
俺は自分の記憶力に酔いしれたねぇ(笑)
低能コレクターの自己顕示欲うざッ、お気楽な2chを仕切って嬉しいかい(笑)
803 :
マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/05/28(月) 23:01:40.27
嘘をつくタイプじゃないということは嘘をつかないとはまったく別なんだが、その辺分かってるか。
嘘をつくタイプじゃないってのはそっちから押し付けただの観点にしか過ぎない、実際は別だ。
しかもネット上のやりとりだけだろ?(笑)
その程度で、といってはなんだが、リアルで顔をあわせていない程度で信じるには足りないな。
>>803 オフ会してます(笑)
じゃ、ちょっとだけね
三島は、決行前の野坂昭如との対談で
いざというときは我が子を見捨てる覚悟をもつべし
と説教垂れてるのに
その裏で家族をたすけてほしいと川端に懇願している
かわいくてしょうがない息子への慈愛を断ち切るのは大変だったろう
・・・な子ほど可愛いというからねえ、なにしろ、、オット〜失言
要らんこと言わすな、俺は無責任なレポーター嫌いなの(笑)
>>802 松岡のは、前段部分は明らかに「倅・三島由紀夫」の中の母の証言と同じ。
そのあとに、松岡自分の妄想を加えて偏向してます。
文献で読んだのならば、出典を明記しなさい。
ネットの通信だと言ってたくせに、急に文献に変わるとはおかしいね。
このことだけでも、あんたの嘘が露呈してますよ。
>>804 野坂の対談で言ったのは、そういう意味じゃないよ。
子供を理由に、行動しないことに意義を唱えていただけ。
親が子供のためにずっと生きていたとしても、それが子供にとっては、
親が思うほど価値があることかどうかもわからないわけだから、
そんなことを理由に命を賭けた行動を止めることには疑問を示したわけです。
>>804 それから、川端に「子供のことが心配」って手紙を出したのは、
自決の直前じゃなくて、新宿デモの時ですから。
最後の決行あたりはもう三島は川端とは疎遠になってるから、
そんなこと頼んでないよ。所詮あんたは上っ面の浅い情報しか
知らないで勘違いしているアホレベルだよ(笑)
809 :
マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/05/30(水) 00:04:30.61
いまんとこチワワ優勢だなあ
810 :
吾輩は名無しである:2012/05/30(水) 00:57:24.73
>>805-807 手紙が決行“直前”なんて誰が言った?捏造野郎
「諦めた」ソースが威一郎なわけないだろ
偏向読みしてケチつけるのはおまいのオハコのくせに人になすりつけんな、姑息な性ワルが
俺はコレクターじゃない、基本は記憶だのみ、それこそが「名無し」にふさわしい
手打ちメンドイ(笑)
とにかく2chという自由な呼吸の場をスキャン資料で窮屈にする無粋無様なアホタレは許さん
「(前略)生きてゐて自分が笑はれるのは平氣ですが、死後、子供たちが笑はれるのは耐えられません。それを護って下さるのは川端さんだけだと、今からひたすら便りにさせていただいてをります」
昭和44年8月4日書簡
10・21へ向けての昂ぶりから書いた手紙という意見はある、だが自決へ結びつく以上無関係ではない
川端と疎遠になったのは昭和44年10月盾の会パレード挨拶依頼を断られたのがキッカケなのは有名
しかし絶縁したわけではなく(気まずくはなったろうが)その後も書簡はつづく
・・・三島の後期には父と子をテーマにした作が多い
野坂との対談
野坂「自分が死ぬのはいいけど、やはり子供が気になる」
三島「それはおかしい、弁解に過ぎない、本当に死を覚悟すれば、子供のことなど考えるはずがない」
(昭和45年「剣か花か」)
前後関係はこうなる、が、問題はそんなこっちゃない
いくら武ばって肩肘張っても父親としての素朴な感情を抱え込んでたという証し
チワワはあの懇願する文面を単なる「情報」として読んだのか?
一辺倒だからそうなるのだろう、俺は心で捉えたがね
ゲオルグ「噛み締めた唇の奥からこぼれる真実」
PS.マグナうぜえ
811 :
マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/05/30(水) 02:45:21.62
いや、公平に見て、チワワの方に分があると思うが。
>>810を見れば分かるとおり、引用に憶測を付け、我田引水をするようなことをしていないからな、チワワは。
812 :
マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/05/30(水) 02:48:33.31
>>804を見て、まず「決行前」に川端に頼んだ、と読めるやつは多かろう。実際チワワと同じように自分もそう読んだ。
かならずしもチワワとなかよくやっているとはいえない俺でも、そういう風に書いてるように読めたのだ。これはそっちの言葉足らずであろう。
813 :
マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/05/30(水) 02:54:41.09
実際野坂の対談と川端の手紙の時期外れすぎてるだろ。
それを
>>804は同時期に行なわれたかのように捏造した、「その裏で」というのが言質だからな。
挙句の果てには計り知れない他者の「感情」を持ち出して自分の時期のごまかしを捏造する、卑劣なやつだ。
名探偵マグナ
>>810 「いくら武ばって肩肘張っても父親としての素朴な感情を抱え込んでた」って、
それの何が悪いの?そんなことは当たり前の感情。自分の死後にも毎年子供たちに
プレゼントが届くように手配もしてますからね。
そういう感情があることと、それを乗り越えて行動することに別に矛盾はないし、
それを乗り越えての行動だったわけだから、「武」の行動でもあるんだよ。
>>811-813 狸さん、藁貸しにつづく第三の萌えキャラを発見しました(笑)
丁度チワワさんとの義理マン(才)に厭きていたところです。
これよりマクナさんにシフトを変えます。
そんなわけでチワワさん、バイなら(笑)
当分は完全スルーします。
今回の件についてインシストしますと、
マグナさんにとって、三島はたぶんリアルタイムな存在なのでしょう、
だから「その裏で」とか、野坂と書簡との時差の長さが気になるのかな、と思いました。
僕には三島は伝説の人、といった瞬間イメージなんです、学生のとき駆け抜けただけの。
それではマグナさん、よろしくです。
年齢差は不明な以上、あまり敬意を払いません。
まーた自演する
病気だなマグナは
819 :
マグナの内面を問う(笑):2012/05/30(水) 19:01:38.60
>>813 >挙句の果てには計り知れない他者の「感情」を持ち出して自分の時期のごまかしを捏造する、卑劣なやつだ。
計り知れない他者の「感情」云々…どうも真意が通じかねます。
感情を忖度するのがいけないとなると社会生活上、支障がありましょう。
計り知れないのは当然ですが、安易に「解釈」されることもまた、一般社会では甘んじて受けなければならない宿
命です。計り知れないから、持ち出すのは慎重に……こんな甘ったれたエチケットなど社会では笑いばなしです。
あえて言えば、くさった文学青年の挫折臭が加齢臭まみれに漂ってくる印象を禁じ得ません。
僕は、その書き手の言葉の裏側にはりついているの実相というものに、興味があるのです。
マグナさんが、たやすく他人を卑劣と謗れるほどのお人なのかどうか、
ほんとうに自分自身に自信がおありなのか、
これからのレスなど検証しながら、ひきつづき憶測させて頂きます。
勿論、それがこちらにもはね返るのは承知です。
なお、無邪気なペダンチシズムには、強い嫌悪感を覚えます。
僕は読書知識など、社会規範にくらべれば、何の値打もないと見なすタイプの人間です。
文学板にありがちな、異端者を衒う企みはなく、実際そんなふうに生きているのだから仕方ありません。
文学に凝る人間は、社会では追い詰められる傾向があり、その反発が、内側から外へ向く時
恐ろしく卑劣化する場合がある、と思っています。ここに居るのは、その戒めをたしかめるのに役立ちます。
初期の丸山健二のこさえたイメージが、僕の実相に近いかもしれません。
友人と小説の話題を共有したことはほとんどないのです、耐え難い羞恥に襲われますますから。
文学などやると、足を鎖で縛って生きるようなものだ、と感じたことはありませんか?
僕は以前、鎖を脚ごと切り離したおぼえがありますが(『SAW』みたいに)
こういった認識に無頓着な感性となると、トコトン叩きまくるしかありませんw
>>819 なんだか、あんたのレスの方が、「くさった文学青年の挫折臭が加齢臭まみれ」そのもののレスに見えますよ。
ねちねちした感じがするね。本当に文学に関心のない人は、「初期の丸山健二」なんて比喩が出ないし、
そんな人は普通知りませんよ。アホ丸出し。
マルケン「メッセージ 告白的青春論」
の文士気質批判は強烈だね
あのマッチョがこしらえもの?三島とは違うだろ
822 :
マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/05/30(水) 22:11:35.90
>>819 まず引用からはじめよう。
そういう文学的なふるまいに対する耐性っていうのがないのかもしれないけど、過度に日常言語をかぶせられると、暴力的に機能してしまっちゃう怖れがあって、小説言語をくみたてるエネルギーがそがれちゃうんですね。
そのふたつの言語の違いっていうのは、手をつかうバレーと足をつかうサッカーくらい違う。
多少なりとも文学の教養があれば、「騙り、にたいして名前の真がどうのこうの」という記者的な、作文的な発想っていうのはでてくるわけがないし、又、自分が何をいったのかのか分かっていないくらい、想像力が機能してないようで痛かった。
でも、そもそもの生きてる世界がちがうから、無理かも、と思ったりする。とはいったって、せめてああいう時くらい。視聴者が求めてるのはなによりも受賞者のことばなのだから、ファウル的な変化球じゃなしに、ふつうにストレートな球投げませんか、と助言したくなってくる。
http://d.hatena.ne.jp/momokawataro/20110118
>>822 手話交じりwの会見、一定の評価はしてるが
女流としては多和田を超えないと思う
多和田は男性のクロウト読者が案外多いらしい
本屋で見つけるの、かなり難しいがw
奥崎謙三
「三島っ、お前は裕仁と同罪だっ、お前は戦場も知らずに
文学なんぞにうつつをぬかし、汗水たらさず、体の表面ばかり磨きおって、
その気になり、平和の中で安寧をむさぼりおって
最後に格好だけつけおってからに、ただの言葉のお遊びのガキのアイドルだろが。
俺はな、戦争の本当の悲惨をこの体で知っている。俺は上官を殴り、反抗して
戦場から生き延びて帰還したんだ。お前に何がわかる。」
頭がいい人たちはつまらない喧嘩をするのが好きですね
おはよう
____
/ \
/ _ノ ヽ、_ \ うう今日もまた三島を読む作業が始まるお。。
/ o゚⌒ ⌒゚o \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
ユーモアのセンスを持った狂信主義者はいない。一番の危険は銃や爆弾、政府や軍ではなく人間の心。
攻撃性、狂信主義、独善性、過剰な献身、想像力の欠如、人の話をきく耳を持たないこと、笑いの欠如、
とくに自分たち自身を笑えないこと。ユーモアのセンスは相対主義を内包している。
アモス・オズ
828 :
吾輩は名無しである:2012/06/02(土) 04:09:45.95
触手プレイしてみたかったなぁ〜 ゆきを
キネカ大森のでやる黒蜥蜴を見に行くんだけど、2本立てのからっ風野郎も面白い?
見てるこっちが恥ずかしくなりな気がして、映画館で見る勇気がどうも出ない!
830 :
吾輩は名無しである:2012/06/02(土) 20:42:50.66
ここが本スレですか?
今日、ブックオフで三島さんの本を買いました。
レジに出したとたんベルが鳴り響き、店長とおぼしきリア充と
とりまきの弁の立ちそうなキモメンが奥から現れたますた。
831 :
つくだに:2012/06/02(土) 20:44:19.17
某という作家が、「三島はボクシングのすじがなかった」って言ってますよ。
誰かがスパーリング映像に
アルゼンチンタンゴをかぶせたら
あまりに嵌って三島も大爆笑したんだよ。
833 :
つくだに:2012/06/03(日) 04:47:16.04
笑えますねそれ(笑
某って、石原慎太郎のことでしょう。
作家のすじがない腹いせで三島を揶揄したかったのがバレバレ。
835 :
つくだに:2012/06/03(日) 10:45:44.73
836 :
つくだに:2012/06/03(日) 11:01:10.30
阿佐ヶ谷のボクシングジム、見てみたいなあ・・・
837 :
吾輩は名無しである:2012/06/03(日) 11:39:14.70
うるせーよハゲ
838 :
吾輩は名無しである:2012/06/04(月) 00:57:34.42
映画みたひといる?
三島人気に寄生して食ってる奴らをかぞえたらあまりの多さに驚いた。
>>838 思っていたより良い映画でした。
感動した場面もあったし、森田役が熱演して良かったよ。
841 :
吾輩は名無しである:2012/06/04(月) 19:18:34.80
>>840 感想ありがとうございます。
客層はどうでしたか?こちらアラサー女です。
>>841 私は40代女ですが、客層は60代くらいの男性が主でしたね。
若いカップルや30代くらいの男性もチラホラいましたが、
やっぱりその当時、大学生くらいだった人が占めていたような感じでしたよ。
蘭稜王の笛の音を聞く場面が再現されているのが素晴らしいと思った。
844 :
吾輩は名無しである:2012/06/08(金) 10:59:15.76
>>835 めろんとかネコとかかわいらしい腑抜けキャラ志向のくせにボクシングをアピールするとかチョーうざい!
ハッキリしとけ!ハンパなんだよ
845 :
吾輩は名無しである:2012/06/08(金) 11:15:47.39
その点三島さんはあまりにアンビバレントな宿命だったが
何者かであろうとする凄みの意志が半端じゃなかった
ナマクラな腑抜けがあれもこれも志向にすらならぬ嗜好するのとは大違いだ
846 :
吾輩は名無しである:2012/06/08(金) 11:25:19.05
847 :
吾輩は名無しである:2012/06/08(金) 11:27:18.12
twitterといえばどっかの学生さんが
不道徳教育講座の『豚化、豚化、ウィー、ウィー、ウィー』
を転記していてうれしかったなぁ
現代の二十歳前後の男の子の心に
50年前の風刺と皮肉と知恵が響いたことを
三島ファンとしてもうれしく想う
あれはエバーグリーンを感じる人生教本だ
848 :
つくだに:2012/06/08(金) 11:37:05.70
めろんたんかわええお
宝塚で『春の雪』
@@@@@@@@
◆宝塚バウホール:2012年10月11日(木)〜10月22日(月)
◆一般前売:2012年9月8日(土)
◆座席料金:全席6,000円(税込)
◆
◆東京特別(日本青年館):2012年10月31日(水)〜11月5日(月)
◆一般前売:2012年9月30日(日)
◆座席料金:S席7,500円、A席5,000円(税込)
バウ・ミュージカル
『春の雪』 三島由紀夫 著 「春の雪」(豊饒の海 第一巻)より
脚本・演出/生田大和
三島由紀夫最後にして最大の長編小説「豊饒の海」四部作の第一巻「春の雪」。
侯爵家の若き嫡子・松枝清顕と、幼馴染である伯爵家の美貌の令嬢・綾倉聡子との
禁断の恋を通して、優雅を規範とする矜り高い青年が、その胸の内にどこまでも
美化された理想と、己の力及ばぬ現実との狭間で揺れた末、求め続けた真実の愛を
見出していく姿を描いたミュージカル作品。
主演は現在の月組二番手男役 明日海りおさんとなります
※公演詳細URL
http://kageki.hankyu.co.jp/news/detail/7c43d8ce6bdf9fc98c7ed96a7e8e8d99.html ◎◎◎
850 :
吾輩は名無しである:2012/06/10(日) 21:51:46.20
今日、映画見てきました
851 :
つくだに:2012/06/11(月) 15:51:48.38
私一人で企画立案実行中の、文学板の人気作家を網羅してくツアー三島由紀夫編、難航しております。
文学板の人気作家て誰かおせーて
853 :
つくだに:2012/06/12(火) 05:20:06.95
有名でもスレが立たない作家がいるから、スレがPart2以上伸びている作家は文学板で人気と見なしています。
川上未映子、夏目漱石、ドストエフスキー、プルースト、平野啓一郎、メルヴィル、
安部公房、カフカ、笙野頼子、ドゥルーズ、西村賢太、ボルヘス、澁澤龍彦あたりは読んでみました。
ガルシアマルケスなんか昨日ニュースがあったばかりで今話題ですよ。
854 :
852:2012/06/13(水) 01:40:22.51
ほう自分も今度読んでみるかあ
ありがとね(^ー^)ノ
角度がキマるとスンゴイイケメンだよね。
>>855 三島の額の突出振りが凄いwww
このような秀でた額の持ち主に天才が多いのは事実
前頭葉の発達ぶりが、日本人離れしているというか、強烈な自意識・明晰な自我を
誇った三島さんらしい。
大江健三郎の万延元年のフットボールで、養鶏場の鶏を死なすむらの若い衆に
三島さんみたいに、甲みたいな額をした青年が出てくる。
刀が、竹光ってすぐわかるな。
文庫本の写真もイケメンすぎだろ
861 :
吾輩は名無しである:2012/06/14(木) 00:15:09.59
三島由紀夫が持っていたルビーのコピー銃って、長久手の事件で使われちゃっただろ?
その後どうなったの?
862 :
吾輩は名無しである:2012/06/14(木) 00:16:57.11
坂本竜馬といい平岡さんちは短銃なんだろうな。
何気に系譜というか好みの由来が分かるな。
863 :
吾輩は名無しである:2012/06/14(木) 00:34:51.81
おまーら 当然
「ヒタメン」読了済み、だよな? ...これ抜きに作家三島由紀夫を語るのは、無駄な気がス。
そんな個人的なこと言ってたらキリがないだろ
チワワと呼ばれてる人に聞くけど、三島の本で一番のオススメ(傑作)は何?
後、何故自決したか完結に
↑
自演
↓
>>866 お勧めは「美しい星」ですね。有名どころの傑作以外では。
三島が自決したのは、英霊たちと同じところへ行きたかったからでしょうね。
戦後、作家としていろんなものを書いて成功はしたものの、それはどこか虚しくて、
やはり、自分が20歳の頃に特攻隊で死んで行った若者たちのように、
「兵士」として人生を終わらせたかったのだと思います。
そうですか ありがとうございます
>>45 その本チラ見したが、参列は単なる物見遊山だったようだ。
それが行われたあばら屋を洒落た洋館と記していた所が笑えるw
871 :
忍法帖【Lv=11,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2012/06/17(日) 15:57:44.61
そこまで言って委員会で三島と麻原と並べてたがおいそれは違うだろと。
872 :
吾輩は名無しである:2012/06/17(日) 18:44:11.73
三島由紀夫が書いた本は、本を読まない人でも 楽に読めるの?
三島由紀夫の作品は何から読めばいい?
小学生が来たぞ
不道徳教育講座とか初心者にはいいんじゃない?
小説よりエッセーとか評論とか対談のほうがいいかも。
個人的には金閣寺をまず読むといいと思う
小説ってフィクションだけど、小説家が書くエッセイって嘘は混じってるのかね?
三島さんは根が謹厳な人だから、エッセーに嘘がまじるかなあ?!
878 :
吾輩は名無しである:2012/06/17(日) 22:18:38.19
とりあえずは短編集の『花ざかりの森・憂国』から読むことをオススメする。
これ読んで面白いと思ったら色々読めば良いし、合わないと思ったら切ったらいいし。
879 :
吾輩は名無しである:2012/06/17(日) 22:21:23.15
ハナレメ笑
反貞女大学も初心者には読みやすいかもね
金閣寺は俺も三島入門として最初に読んだけど(凄く感動し圧倒された、ネタバレになるが
特にラストの金閣の秘密が明らかにされるところとか)、
根性入れて気合を入れて読んだので読了できたが、気楽に読める作品ではないかもね。
「微妙な嘘をついていた詩によって、微妙な嘘のつき方をおぼえた。言葉さえ美しければよいのだ」
『詩を書く少年』
引用レスはイカンと思う
都合のいいとこだけ切り取るマスコミみたいなやり方になる可能性もあるし
>>872 楽にすらすら読めるのは、「潮騒」。
文章的には「英霊の声」や「憂国」も読みやすいよ。
884 :
872:2012/06/18(月) 19:03:02.36
>>874-883 皆さんありがとうございます
日曜日のテレビで三島由紀夫の特集していて
この人に興味持ったので、皆さんにお尋ねしました
885 :
金神辯天:2012/06/18(月) 19:37:45.23
便所の水は甘い
テレビで特集してたとは知らなかった。見逃して残念…
「三島由紀夫」が、結局は作り物だという意見を、誰も否定はできない。
それを額面どおり肯定的に信じられるひとは一重に幸せなだけであり、
冷ややかな見識も交えながら熟考するのでなければ、
そもそもこの「人物」の人生を、文学上の観点から論ずる意味などないのである。
888 :
吾輩は名無しである:2012/06/22(金) 16:48:04.91
>>887 そだね。文学上の観点としては正にその通り。
>>887 「誰も否定はできない」などという馬鹿な見解を発している時点で、
あなた自身が文学上の観点すら持っていないと思う。
額面どおりというのも、何を指して言っているのかも不明。
三島は定まった「額面」なんか示しませんしね。
あなたが自分自身で持っている「冷ややか見解」というものすらも
所詮は三島がすべて提示したものですから。
あなたには、とうてい三島由紀夫という人物の偉大さがわからないアホでしょう。
>>889 「三島由紀夫」自身が「私は無益で精巧な一個の逆説だ」と「告白」しているのだから
その「三島由紀夫」を「作り物でない」という証明がことさら必要であろうか。
「三島由紀夫」の発言を額面どおり(=言葉や物事の表面に現れた意味そのまま)肯定的に
受け入れるのでなく「三島由紀夫」以上に、冷ややかに懐疑的に熟考するのでなけば
そもそも文学上の見地から論ずる意味などないのである。
「偉大」かどうかはファナティックな埒外の読者の判断にまかせてよいだろう。
>>890 その告白が何なの?それが即「三島が作り物」だという証明となると
言っている時点で、あなたこそ、「三島由紀夫」の発言を額面どおり
受け入れているじゃん。馬鹿じゃないの(笑)
それにその言葉は、「仮面の告白」を売る前の宣伝コピーみたいなやつの
文章でしょ。別にたいした告白でもないし。そんな三島ファンがとっくに
知っている言葉をいまさら珍しがっているようじゃ、あなたはそうとう
ズレてるよ。
だいたい、あなたの言う「作り物」の意味の定義が不明。
そんなことをごちゃごちゃと言うこと自体、馬鹿丸出し(笑)
おとりこみ中すいません。
豊饒の海で年老いた聡子が清顕の事を全く覚えていませんよね。
何故、聡子は清顕の事を記憶に留めておけなかったんでしょうか?
傍観者としては、清顕は聡子の人生を良くも悪くも大きく変えた人間で、忘れそうもないはずなのに。
清顕とずっと接触がないまま歳月が経過したから?にしても、子供の頃からの幼なじみなのに。
女って基本的にそういうイキモノ?
>>891 「私は無益で精巧な一個の逆説だ…」という一節はあまりにも有名な「三島由紀夫」
文壇デビュー作の前説である。ここで三島はデビュー作における特権ともいうべき
切札を使ってしまった。いわば一度だけ無条件に許される約定である。
ホモセクシャルの「告白」は仮面であろうとなかろうと小説だからこそ許された表明だ。
(小説以外で表明できたろうか?)
つまり読者に半ば信じ込ませる権利を作者は与えた。「三島由紀夫」は生涯をかけて
それをカムフラージュせねばならなかったし、その制約を作者はたのしんだ形跡がある。
これらの謎解きは三島文学の醍醐味の一つであって「別にたいした告白でもない」とは
その味わいを放棄するのに等しく、正に文学とは無縁な埒外の感受性を代弁している。
「三島由紀夫」という作者命がけの「作り物」をより深く味わい、堪能するには
「三島由紀夫」に劣らず冷ややかに、懐疑的に熟考しなければならず、埒外の者は
文学の真髄を看過する選択をしているのだ。
「私は無益で精巧な一個の逆説だ。この小説はその生理学的証明である。私は詩人だと自分を考えるが、もしかすると私は詩そのものなのかもしれない。詩そのものは人類の恥部(セックス)に他ならないかもしれないから」
(河出書房版・月報ノートより)
チワワは三島文学の真髄なんかより自分の主張がいっとう大事なのよ
だから議論より罵倒が先立つんだよね
いくら説いてもこのドアホには通じないと思うよ
895 :
吾輩は名無しである:2012/06/24(日) 19:16:59.91
三島は汚ねえホモ野郎
毛深くて臭えw
三島由紀夫の作品は何回読んでも飽きないな
もう金閣寺だけでも何十回と読んだ
>>892 釣りか?
クライマックスを読めば分かるだろ
>>893 だからその告白のどこが、三島が「作り物」だという証明になるんだよ。
そんなことを言ったから即、三島が作り物だの本物だのと、ああだこうだと
言うこと自体が馬鹿なんじゃないの? あんたみたいな文学馬鹿にそういうふうに
血まなこになって語られる存在ってことは、本物ってことだよ(笑)
>>893 それから、自分自身で「詩そのもの」と言っているわけだから、別に三島は
自分が作り物だなんて告白してないし。
>>892 聡子が本当に清顕を忘れたのかは、不明だと思いますよ。
クライマックスを読み直しても分からん。
聡子が清顕を忘れてしまったようにしか読めない。
どうして本多と少なくない読者は聡子の言う事に確信を得られるの?若しくは確信を揺さぶられるの?
???(・ω・)
「心々でっしゃろ」と聡子自身が本多に言ってさえいるのに。
聡子に「松枝清顕さんという方に心当たりはない、この世でその方に本当にお会いにならはったん?実在しないのではないか?」
と尋ねられた本多が「それじゃ勲もジンジャンも透も存在しない?」と内部ゲシュタルト崩壊を起こしてしまって自身の確信が揺らいで…
あ、豊饒の海は追究しちゃダメだったわ。
>>900>>901 「私は作者だと自分を考えるが、もしかすると私は作品そのものなのかもしれない。」
フツーに言ってるわけだがw
自分で「作り物」てwww
ま、バカに説くのは無駄だからやめるよ
906 :
吾輩は名無しである:2012/06/26(火) 00:23:42.50
三島は自分の職業を大嘘つき稼業といってるよ。
907 :
吾輩は名無しである:2012/06/26(火) 00:34:03.47
とはいえキモ水牛顔お得意の盗作稼業ではない。
>>905 詩、作品そのもの、ってことは、本物ってこと。
作者の方が偽者の人間、認識者でしょ。
そんなことも分らないバカはあんただよ。
909 :
吾輩は名無しである:2012/06/26(火) 19:41:27.64
団藤重光氏が死んだぞ
ご愁傷さまです。
911 :
吾輩は名無しである :2012/06/28(木) 02:05:57.31
>>903 色々説はあるけど
以前飯沼茂之とか蓼科が過去の自慢話した時は「ウヘェ」ってなってた本多が
死を目前にして昔が恋しくなって思い出に浸ろうとして
超越者として現れた聡子に全面的に突っぱねられるってのは面白かったな
物語の地図だった夢日記も三つの黒子も失われて
本多の人生を賭けて追い求めた物も否定されて
それでも世界は回っているのです
912 :
吾輩は名無しである:2012/06/28(木) 15:14:18.21
本多の最後の心情は読者の心情を意識したんじゃね?
何もない所にいて、実在しない清顕を求めたのは正に読者だったと
最後の聡子の発言は三島の読者と小説に対する決別と行為への決心のように思えた
913 :
吾輩は名無しである:2012/06/29(金) 09:45:36.73
アナボリックステロイドは耐久性の運動競技や有酸素運動における能力の向上をもたらすものとして、
1960年代の初め頃から重量挙げの選手やボディビルダーらの間で注目を集め始めた。
【副作用】
・多毛症:顔、乳首の間、背中、肩、大腿の裏、臍下、殿部などといった、本来は無毛の部分への体毛の出現。
・精神的症状:鬱病的症状、妄想、気分変動の激化、パラノイア、苛立ち。
・行動変化:攻撃性や突発的な暴力衝動の発現。
914 :
吾輩は名無しである:2012/06/29(金) 19:56:09.28
915 :
吾輩は名無しである:2012/06/30(土) 00:00:13.47
三島はA型
村上春樹もA型
>>892 聡子の健忘でも薄情でもなく、清顕との出会いが、もしあったとしても他生での出来事だからそもそも記憶に無い。
それを本多が、今生の出会いであると思い込んでいる、或いは一切合財が本多の空想であった、というオチ。
文字通りに読めばこんな感じじゃね?
深読みすれば、先の方々のような解釈も有りだろうが・・・
918 :
吾輩は名無しである:2012/07/01(日) 19:47:13.30
三島もやっぱり筋肉増強剤(アナボリックステロイド)やってたのかな
当時はダイアナボルというピンクの錠剤(古典的筋肉増強剤にして副作用が強い)
ぐらいしかなかったと思うけど、あの多毛ぶりからして多分、服用してただろうな
三島の健康オタクとしての薬(ヤクではなく本来の意味でのクスリ)好きは
自ら公言するところだったからなぁ
そういういかがわしい薬を体に摂取するわけないだろ。
東大オタク、神道マニアなんだから、アングラな薬を飲むわけないと思う。
920 :
吾輩は名無しである:2012/07/01(日) 22:06:26.86
いや三島さんはナルシシズムが総てを凌駕するようなイメージがあってさ‥
なんであのブサイク三島がナルシシズムに酔えるんだろう?
三島が全裸で鏡の前に立って
「ボクって、う、つ、く、し、い、、、」
と射精してる姿を想像すると・・・・
どーしよー、キモ恐ろしくて便所に一人で行けなくなっちゃった。。。
ナルシズム自体仮面なのかもよ
924 :
つくだに:2012/07/02(月) 16:26:48.06
山本太郎は再稼働反対デモ当日に山本姉が麻薬で逮捕されたと大々的に宣伝されたそうな。
かわいそうに。
>>918 ビタミン剤も体に悪いとアメリカ人に教えられて飲んでなかった人が、
そんなものやるわけない。
多毛は元々の体質。写真見ると、眉毛も子供の頃から濃いし、
体を鍛える前から多毛のようです。
ボディビルディングは、いかにもナルシズムの範例的形態である。
その自己完結性にはあらゆる逆説がひそんでいて、鏡に映る自分の逞しい筋肉は、
自分でありながら純粋な“他者”であり、考えられるかぎりの純粋な外面であるのと同時に、
しかもそれは自分の意志とエネルギーによって想像したものなのである。
(三島由紀夫『ナルシズム論─鏡』)
キモ杉…こいつバカ(笑)
東大出てから言いな
マッチョになれば分かるよ
マッチョになったら三島の言ってることが実感できるようになってきた
929 :
吾輩は名無しである:2012/07/03(火) 21:13:28.92
俺は、毎日腕立て、腹筋、背筋、ヒンズスクワットを各千回行っている。
休みの日は、それに加えて、ジョギング50kmと水泳1km。
毎朝5時起き、就寝は22時と決めている。
これで、俺は、鬱症状を脱却し、修験者のようなテンションを維持している。
太宰治も同じことをしていれば、あんな薬中、アル中、狂言自殺の失敗なんてしなくてすんだのにな。
やっぱ、三島大先生は俺の尊師だ!
930 :
吾輩は名無しである:2012/07/03(火) 21:17:07.61
>>921 おまえ、ブ男だろ?w
鏡見ろ!鏡をよー
このブサオが
俺は、三島のあの男らしい黒目がちな大きな目で見つめられたらヤヴァイかも。
あの、男らしく、聡明な目で見つめられたら・・・・
931 :
吾輩は名無しである:2012/07/03(火) 21:34:45.02
WBichizoku nanashijienotu
932 :
吾輩は名無しである:2012/07/03(火) 21:46:28.98
>>931 みみっちーキモイ女々しい奴だな
このクソが!
933 :
吾輩は名無しである:2012/07/03(火) 21:50:00.79
釣られた渡辺一族masayashigeumiichiwata
934 :
吾輩は名無しである:2012/07/03(火) 21:51:14.34
筋肉運動と寒風摩擦によって、全ての悩みは解決すんだよ!
ただし!
1回でも怠けたら、終わりだ!
毎日だ。
よっぽど、体調が悪くない限り毎日だ。
人間の本質は、結局肉体だ!肉だ!骨だ!臓器だ!
体を動かすことが人間の本質なのだよ!
このヘリクツ野郎!
935 :
吾輩は名無しである:2012/07/03(火) 21:53:12.87
>>933 バーカw
誰だよ
まぁ、おまえが、クソクズゴミ人間なのは良くわかるけど(笑)
936 :
吾輩は名無しである:2012/07/03(火) 21:54:45.08
↑また釣られたクソクズゴミ人間=渡辺一族masayashigeumiichiwata(笑)
937 :
吾輩は名無しである:2012/07/03(火) 21:55:05.14
938 :
吾輩は名無しである:2012/07/03(火) 21:59:04.27
939 :
吾輩は名無しである:2012/07/03(火) 22:01:37.08
940 :
吾輩は名無しである:2012/07/03(火) 22:03:17.78
941 :
吾輩は名無しである:2012/07/03(火) 22:04:16.18
>>939 つーか。おまえ何で発狂してるの?(笑)
頭もおかしいようだ(笑)
てか、誰だよ(笑)
バカなの?(笑)
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ヽ二─ ´ ̄ \ ヽ、  ̄ ̄二 ̄ ̄ ̄二 ̄ ̄
 ̄ ´ ∠/ \>
ここまで一瞬にして荒れたのも久しぶりか
944 :
吾輩は名無しである:2012/07/06(金) 05:13:58.76
キーンさんの全集第4巻がでてて、三島を扱ったとこ立ち読みしてみたら、
飯沼勲が「独房で自殺した」って書いてあって、まさかキーンさんがそんな間違いするかなって不思議だった。
どうやら英語の論文をだれか知らないひとが訳したのを載せているらしい。
編者注でだれか訳者を知っていたら編集部に教えてくれって書いていた。
ただの訳し間違いで、そこまでズレるの?
間違いに気づかない編集部も間抜けすぎる。
946 :
吾輩は名無しである:2012/07/06(金) 21:49:39.22
947 :
吾輩は名無しである:2012/07/09(月) 11:24:52.58
「11,25自決の日」三島由紀夫と若者たち
サウナのシーン
満島の弟が三島の愛人役を地のママで演じてやがるゼッ!!!!!
阿部寛も出れば丸々ホンモノだったのにナッ!!!!!!!!!!!!
948 :
吾輩は名無しである:2012/07/11(水) 05:14:41.82
初めて会う人に
あんまりチビなんでハッとされたりアレッと意外な顔されるのは
辛かったろうね
自殺の原因の一つだと思うよ
949 :
吾輩は名無しである:2012/07/11(水) 06:11:01.36
逆にプライドは身長3メートル級だしなw
凡人は背が低かろうが、顔がまずかろうが、職場の中の評判が
悪かろうが、受け入れるんだがなw
今日のいいともはフミヤだな
でも政治家や文豪って背の低い人が多いから一流である一要素とも言える
背の高さしか自慢できない馬鹿な男よりいいよね。
ホモの芸術家は音楽しかり絵画しかり文学、なんか持ってるな
そりゃ、世間から疎まれてるんだから、そのやるせなさが芸術に向く
>>954 女性性と男性性を合わせもっているからでしょう。
英術的感性っていうのは、生まれつき持っているようなものだから、
世間がどうのこうのとかとは、あんまり関係ない次元のことだと思う。
間違えた。英術→芸術
957 :
吾輩は名無しである:2012/07/12(木) 20:49:09.86
三島の小説はもう読むに耐えないけど
評論はなかなかいいね
文化防衛論なんかの在日にふれたところなどは40年前とは思えない
朝日が嫌うわけだ
958 :
吾輩は名無しである:2012/07/14(土) 14:24:46.66
959 :
吾輩は名無しである:2012/07/14(土) 22:02:51.18
960 :
吾輩は名無しである:2012/07/14(土) 23:07:31.62
「噂」って雑誌に出てたけど
三島は男とデートするとき自分を「アタイ」ていってたらしいな
作品・作家批判だけしてないでオススメの作品・作家書いてけ
恐くて書けないんじゃなかろうな?
噂、らしい(笑)
日本人養成講座
美しい星が話題になってるらしいね。本屋さんが張り切って販売促進かけてたわ。
だけど梅原猛ファン向けの販促でした。
美しい星はさりげなく傑作なのに、過小評価されてますね。
映画化して
wikipediaのマッチョの頁で
美輪が三島の肉体を天上の美であると評した事になってるぞw
逆じゃないの。
文化防衛論(ちくま文庫)p326
「スターリニズムないしヒトラーの全体主義では、さっき申し上げたように秘密警察と収容所と粛清と、この三つで排除する。
これが権力のディヒカルな形であります。」
このディヒカルはtypicalのことでしょうか?
かっこつけて濁らせてみました
ドイツよみじゃねーの(適当)
先生なら潮田玲子ぶん殴るだろうな
辞書を引きなさい。
by三島
辞書は読むものです。
三島由紀夫
>>969 それはちくま文庫の誤植ですね。
「決定版三島由紀夫全集の第40巻」に載っている学生とのティーチ・インの
その文章の部分を見たら、ちゃんと、「ティピカル」と書いてありましたよ。
「ディヒカル」とは、かなりひどい誤植だと思います。
976 :
975:2012/08/02(木) 11:40:33.32
「決定版三島由紀夫全集の第40巻」のp.288に正しく「ティピカル」載ってます。
977 :
ユリネコ:2012/08/03(金) 16:44:31.19
御丁寧にありがとうございます。
私も別の本に当たってみるべきでした。お手数かけてすみませんでした。
いい音楽やいい文学、俗に言う「いい表現」には二種類あって、それに触れて心洗われるものが一つ。
もう一つは、人間がいかに救われないか、人間がいかに穢れた存在なのか、ということを暴くもの。
突き詰めると、三島由紀夫が書物の中で記していた言葉だけれど、
あと一歩行ったら宗教なんだけど、その崖っぷちに一瞬で立たされる、そういう表現。
抜粋なんですが、これって三島のどの作品を指しているんでしょうか?
なんだろう。読んだ記憶があるような…
「小説とは何か」かなあ。違うかも。
980 :
吾輩は名無しである:2012/08/06(月) 08:36:27.72
三島は「広辞苑」を完読したらしい。どのエッセイに書いてあるのか誰か教えて。
981 :
吾輩は名無しである:2012/08/06(月) 12:53:48.11
もし、三島のエッセイにそう書いてあったらあなたはそれを信じますか?
信じるとしたら、広辞苑を「完読」することにどういう意味があると思いますか?
仮に、三島がそう書いていたとして、文字通り受け取るのは阿呆です。
982 :
吾輩は名無しである:2012/08/06(月) 12:58:56.23
983 :
吾輩は名無しである:2012/08/06(月) 13:04:22.73
それにしても、チワワや狸はどこへ消えたんだ?
>>980 「辞書を読みなさい」というのは、神津カンナが子供のときに雑誌の対談か何かで
三島由紀夫に言われたアドバイスだそうです。「三島由紀夫が死んだ日」に書いてありました。
985 :
吾輩は名無しである:2012/08/07(火) 07:37:55.86
こどもに向かって「辞書を読め」と奨めたのと
「本人が広辞苑を完読した」というのは全く別の内容だと思いますが
>>984さんにとっては同じことなんでしょうか。
>>986 確か、三島自身も辞書を暗記するほど読んできたから、神津カンナにも
勧めていたような内容でした。
だから全く別の内容ではありませんよ。
988 :
吾輩は名無しである:2012/08/07(火) 11:11:33.51
マゾちゃんのいうことに魔違いはあり魔戦よ(笑)
989 :
吾輩は名無しである:2012/08/07(火) 12:53:46.75
990 :
吾輩は名無しである:
三島は肉体も語彙もビルドアップ派なんだなw
骨格や腱、筋、筋肉の柔軟性や反射神経の問題はもっと重要だ。
ネアンデルタールのような強くても遅い筋肉は役に立たんw