おやはや(笑)
英文学よめとんの・・・蘭文学の間違いやろ。気取ってやん、マジキショクワルイワ
3 :
吾輩は名無しである:2010/11/26(金) 01:52:48
おちんちん
4 :
コッソリ:2010/11/26(金) 02:08:42
5 :
関西人 ◆5x85V2gvWw :2010/11/26(金) 02:24:04
これでもよみいや〜〜っっwオベンキョになりますさかいw
下痢便でも飲んでくるかな
171 名前:It's@名無しさん :2010/11/26(金) 00:53:02
東京とか東北の蝦夷はもうちょっと自分たちの歴史を学んだほうがいい。
お前らはこの国で常に3等市民なんだよ。
日本の歴史を作ってきたのは常に西の人間。
江戸、東京も西の人間が乗り込んで発展させてきた。
お前らは征夷大将軍に討伐される側の獣人扱いなんだよ。
クズどもが身の程を知れ。
172 名前:It's@名無しさん :2010/11/26(金) 00:54:20
日本で一番在日朝鮮人や中国人が多いのは東京だよ。
173 名前:It's@名無しさん :2010/11/26(金) 00:57:20
蝦夷ども死ねよ。西の人間と同等だと思うなよ、クズ共が。
時代が変わってもお前らは永久に日本の非主流派であるということを
頭に叩き込んでおけ。お前らは日本の発展に何の貢献もしたことはない。
ゴミなんだよ。
174 名前:関西人 ◆5x85V2gvWw :2010/11/26(金) 01:13:46
王将の床ヌルヌルはオープン直後以外ではデフォやろ! おお
6 :
関西人 ◆5x85V2gvWw :2010/11/26(金) 02:37:27
まだあるで〜っwどや、阪神のドキンタマくわせたろか、カス〜
155 :It's@名無しさん:2010/11/25(木) 09:32:45
この婦人をどうしようもなく抱きたいのである。
本人も交尾が嫌いではなさそうだし。
156 :It's@名無しさん:2010/11/25(木) 09:34:01
綿矢りさ本人がバリバリの関西人だ。関西在住だしな。
関西人以外は彼女に近づくな、分かったな。
193 名前:関西人 ◆5x85V2gvWw :2010/11/26(金) 00:13:56
東夷の下呂喰いが、モーパッサンの脂肪の塊に理解できのんか。ありえへんありえへんw
下呂喰ってやん、神戸に味噌カツぶっかけときーや。ハイソブッてまじキショイヤツやで194 名前:関西人 ◆5x85V2gvWw :2010/11/26(金) 00:29:00
昨日な、萱島のつうつう入ってん。出汁の旨そうな匂いにやられてんねな。 ツッコミやんwそこツッコミどころやん
でえ、やったら出てきてん・・・ワンカップ大関の空き瓶入りの水。ええやろ〜わて感動してまって・・・
・・・ツッコミやんwそこツッコミどころやん。立ち食いやん・・・ホンマご苦労でっせ195 名前:関西人 ◆5x85V2gvWw :2010/11/26(金) 00:35:22
六甲オロシに 颯爽とおー 蒼天翔ける日輪のー!!!! 青春の覇気 うるわしく!
輝く我が名ぞ 阪神タイガース! オウオウ 阪神タイガース フレ フレフレフレオーオーオータイガース!!
・・・マジきしょかったわー江戸前級の店やで・・・
いやそこつっこみやんwタイガースわかるやろ! ファンしかこないんやで!
吐き気
終わった国で英文学乙
何でコテを次々に変えたりして荒らすの?あなたは普通に会話出来ないの?
どこが英文学なんだか…
12 :
吾輩は名無しである:2010/11/26(金) 16:18:55
( ・ _ ・ ) ジーッ
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ヽ -./ ., lliヽ .|
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14 :
吾輩は名無しである:2010/11/29(月) 17:48:35
戦争の傷はイギリス人の対日感情に悪い影響を及ぼした。
イギリスでは、「JAP]の落書きが至るところの壁に書かれているが、
消されることがない。
イギリス人はアジア人を差別するが、特に日本人に対しては一番ひどい。
>>14工作員乙。「鬼畜米英」の落書きもけされず。終了
こっこ、ここにもここにもか・・・これでもくらえ、炎の剣。ジョッバババババ・・・
カンサイジンらに54のダメージ!! カンサイジンAは江戸に下った! カンサイジンBは江戸に下った! カンサイジンCは江戸に下った!
17 :
吾輩は名無しである:2010/12/23(木) 01:56:11
age
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関西人の生きている限り世界に平和は来ない。全員が惨殺されるべき。
姦淫以外の行動をしないエタには息をつかせてはいけない。積極的に駆除せねばならない。
鍵くんだって昔は「僕のぺニスはすごく大きいんだよ」とか自慢してたくせによく言うよ。
関西人共のみえみえの自演うざすぎ。ダッチがくるな。
誰かまとめて駆除してくれないものか。まともな議論もできない。時間が無駄になる。
鍵くんコテ付けなよ。バレバレなんだからさ。
英米文学が一番面白かったのはエリオットとかブロンテとかディケンズの頃だよね
25 :
吾輩は名無しである:2011/02/05(土) 20:53:37
ヴィクトリア朝時代ってそんなによかったのかなあ
26 :
吾輩は名無しである:2011/02/07(月) 02:24:18
ディケンズ、ブロンテ×3、サカリー、コリンズ、エリオット、トロロペ、
ジェイムス、スティーブンソン、ワイルド、ハーディ、etc..
フランス、ロシアもこの頃が全盛期かな・・
人類史上の小説黄金時代でした。
仕方ないよ、20世紀になるとみんな映画とか観るようになって
小説の娯楽としての価値が下がってったわけだし
それでもヨーロッパは今でもまだ読書する人多いけどね
現在、誰でも自由に意見を書き込める掲示板がセットになったニュースサイトが日常生活に欠かせなくなりました。既存マスメディアによる一方通行の情報に身を委ねていた方々へ。目からうろこが落ちる納得の毎日を約束します。
2NN - 2ちゃんねるニュース速報+ナビゲーター
http://www.2nn.jp/ 記者記事に特化したニュース勢いランキング ※2ちゃんねるトップページにリンク有り。Twitter・RSSもどうぞ。
2ちゃんねる全板縦断勢いランキング
http://2ch-ranking.net/ 記者記事以外で勢い良く書き込まれている話題もわかります。このサイトと同じ表示になる2ch専用ブラウザもあるようです。 ※時間帯や曜日などによりランクインするスレのジャンルが全く異なったりもします。
質問させてください。19世紀〜20世紀初頭にかけて、貴族やジェントリが
客を招いた際、客自身はゲストルームに案内するとして、客の使用人、あるいは
キツネ狩りならば乗馬等をどのように泊まらせたのかの描写のある作品をご存じ
でしたらお教えください。
30 :
吾輩は名無しである:2011/05/23(月) 08:44:13.66
天路歴程、読んでるが退屈で退屈でたまらん
素朴と言うが要するに稚拙
とてもシェイクスピアより四半世紀後の作品とは思えん
キリスト教徒にとっては意味があるんだろうが、それ以外の人間にとっては独善的としか思えない
宗教書に共感するのはもはや不可能のような気がする。
出版された当時に生きる人間にとっての本であって、
文化が発達した現代に生きる私たちのために書かれてはいないだろう。
問題は、何故、当時沢山の人々に読まれたか、とか、そういうということじゃないでしょうか?
うん
34 :
吾輩は名無しである:2011/06/09(木) 10:00:33.26
ダロウェイ夫人、英語で読み終わった。
つまらんっ!!
まったくがっかりだ。
「灯台へ」は感動したんだけどなあ。
35 :
吾輩は名無しである:2011/06/09(木) 13:18:16.30
翻訳で読んでみなw
36 :
吾輩は名無しである:2011/06/09(木) 13:58:19.67
なんで?
37 :
吾輩は名無しである:2011/07/08(金) 00:57:47.82
>29
「トム・ジョーンズの華麗な冒険」(映画も大傑作なの)に
それは見事に躍動的な、大パーティによるキツネ狩りのシーンがあるよ。
厩舎の描写があったかどうか覚えてないけど。
38 :
吾輩は名無しである:2011/07/08(金) 11:28:00.20
みな、知ってるか?
放射性物質による最悪の海洋汚染をやったのは英国だった。
英国の中西部にあるセラフィールド核燃料再処理工場が1971年から15年
にわたった、放射性セシウムを含む廃液を海底の排水管から海に棄てていた。
39 :
吾輩は名無しである:2011/07/11(月) 13:35:33.76
イギリスでも魚から放射線物質が出たそうだ。魚を食わないから問題になら
なかっただけ。
日本の東北沿岸の海産物なんか放射線だらけだろう。
危なくてしょうがない。 ろくな検査もされてないのは、政府や自治体の
怠慢だ。
またスレチ馬鹿がわいたか
41 :
吾輩は名無しである:2011/07/11(月) 15:21:56.90
馬鹿と言うより低脳とはっきり言ってやるほうが優しい。
42 :
吾輩は名無しである:2011/08/11(木) 22:21:29.42
漱石「我は英文学に欺かれたり」
44 :
吾輩は名無しである:2011/08/12(金) 09:53:46.45
暴動の主役はニートだって?
イギリスの失業率は10%とか15%とか、すごい数字だ。
手に技術のないニートの若者にとっては、食をよこせ、家をくれ、という
欲求だな。
もともとの階層社会にプラス、所得による格差の拡大が止めようもない。政府が
一時的に暴力で抑えても、根本を変えないと抑えきれるものではない。
日本のマスゴミ記事しか読まないからそういう誤解をする
おもしろければなんでもいいじゃない
SONYの焼け落ちた看板とか世紀末な感じがしてわくわくすっぞ
47 :
他山の石:2011/08/13(土) 11:57:53.92
>>44 絶対に人種問題が背景にあるな。
イスラム系、インド系、アフリカ系、中国系、白人貧困層が入り乱れ、縺れ
あって大暴動に発展した。
だから、他民族に不注意に永住権を与えると末代までも国家が混乱してしまう。
日本にとって、良い先例になった。 外国人を入れるな、ということだ。
英文学の前にさあ、、
在日ばかりの創価学会がやってる自殺強要・集団ストーカー犯罪
優秀な日本国民狩りだってさ。
創価の連中は祖国に帰れといいたい。
日本国民の自殺者が増えてるのは創価の集ストのせい。犯罪創価は出て行ってほしい。
それからだ俺にとって平穏に英文学を語れるのは。
49 :
吾輩は名無しである:2011/08/13(土) 18:03:00.56
外国人の脅威、
ノルウェーの単独犯人による大量殺人テロも外国人(イスラム系)への
政府の対応の甘さを怒ってやってしまったテロだ。
ヨーロッパ人にとって、外国人、特にイスラム系とアフリカ人は最大の
脅威になりつつあるんだ。 日本の場合は、わかってるね?
50 :
忍法帖【Lv=18,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/08/13(土) 19:25:25.57
英文学をバックボーンにしてる小説家ってのは意外に少ない。夏目漱石と吉田健一、丸谷才一すぐに思いつくのはこれぐらいだ。
評論家まで行ったらそれなりにいるが。
確かに英文学好きってあんまり聞かんね
ところでラシュディの『ムーア人の最後のため息』読んだ人いる?帯にはラシュディの最高傑作ってあったんだけど、どうよ?
52 :
吾輩は名無しである:2011/08/14(日) 11:01:29.83
>>47 オランダとフランスが次の暴動発生国の最有力候補だとか。
いまにして思えば植民地を持ち、その時代は繁栄したが、後世になって
何てことをしてくれたんだ、と子孫たちが嘆くのが歴史だ。
日本も同じだ。子々孫々まで深傷を負ったようなものだ。
53 :
吾輩は名無しである:2011/08/14(日) 11:06:08.17
>>50 表に出さないけれど、実は英文学に強い影響を受けて人はいるかもしれない。
たしかに、シェークスピアについて話しだしたら(書きだしたら)止まらない、
ロレンスやJ・ジョイスを語りだしたら、その話を夢中になって聴いてしまう
みたいな人は一人もいない。
54 :
忍法帖【Lv=19,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/08/14(日) 13:03:33.00
英文学に対して熱心さはあんまりないんだよな日本人は。
二十世紀最大の批評家が、英文学に大きな関心をもっていたのだから
我々も英文学に全然無関心でいることは無理な相談というものだ。
56 :
吾輩は名無しである:2011/08/14(日) 14:02:59.14
↑
20世紀最大の批評家は誰ですか?
エドワード・サイードだね。
バージェスとかJGバラードは文学史的には無視されてるのか?
たとえばサルマン・ラシュディ、アンナ・カヴァン、アンジェラ・カーター、ジョン・ファウルズ、
どこまでが文学で、どこからがジャンル小説なのか、
どう線引きするのか、されているのか、よく分かんない。
>>50 大江健三郎、村上春樹は
影響がすごくないか?
というか英語に入れ込み過ぎ
terrible, terrible!
60 :
吾輩は名無しである:2011/08/16(火) 05:21:09.51
>>51 俺もムーア人気になってる。ここには読んだ人いらっしゃらないのかな。
英文学って日本人には合わないのかな。俺も周りの人も米露仏辺りが好きな人ばかりだし。
グリーン全集を置くような図書館が多い
アカの巣窟
62 :
吾輩は名無しである:2011/08/16(火) 13:30:20.41
シェークスピアを読まないんだね
もっぱら芝居として観るだけのようだ。それも、それほど熱心ではない。
人気役者がハムレットをやる、などのときだけ人気が沸く。
63 :
忍法帖【Lv=21,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/08/16(火) 13:31:26.34
>>59 その二人は微妙だなあ。大江はそりゃ全般の読書において優れた人だろうが、ベースは仏文だろうしな。
村上春樹の場合米文学専門だと思う。
64 :
吾輩は名無しである:2011/08/18(木) 11:28:12.65
>>44>>47 イギリスの暴動は、ロンドン北部トットナムで麻薬取引を捜査中の警官が
黒人男性を射殺したことがキッカケとなった。
「人種偏見に基づく過剰な対応」いう警察への反発の声が拡大。8月6日に
抗議集会を発端に、放火や略奪を伴う暴動へと発展した。ロンドン各地の
40ヵ所以上で暴力行為が起こり、8日から9日に掛けて英国中部バーミンガム、
リバプール、ノッティンガム、南部ブリストルなど、全土へと広がっていった。
異人種、異民族との共存がいかに困難か、これでわかる。外国人が移住して
くることの脅威は原発より恐い。
65 :
吾輩は名無しである:2011/08/18(木) 22:50:09.63
英国の暴動での逮捕者は1000人余りに上っている。多くは崩壊家庭出身の
「社会から取り残された」若者たちだが、8月10日までにロンドンの治安判事裁判所
で行われた逮捕者の審問の内容からは、暴徒たちが「貧しい若者」だけにとどまらない
複雑な実態が浮き彫りになりつつある。
逮捕され出廷した中には、レストランの料理人(43)とその兄(47)、守衛(19)、
大学生(20)などが含まれている。
英紙ガーディアン(Guardian)は「誰が暴動を起こしているのか? この問いに
簡単な答えはない」と指摘。多くは貧困層の出身だが、属する人種グループは
多様で、年齢層も10代〜40代と幅広く、女性も加わっていたと伝えた。
66 :
吾輩は名無しである:2011/08/18(木) 23:52:01.42
日本で英文学を研究する輩って、ほとんど文学批評ばかり読む人だよね。
英文学研究というと文学批評研究ということになっているんだな。
こういう研究者や大学教授って、本当に馬鹿なんじゃないの。
67 :
吾輩は名無しである:2011/08/18(木) 23:55:52.97
最近、そういう馬鹿な批評中心的にしか考えられない奴にあったけど最悪だった。
文学は作家の作品とその読者との関係だけでいいと思うよ。
研究者や批評家って、ほんと邪魔で馬鹿らしい輩だ。
68 :
吾輩は名無しである:2011/08/19(金) 10:49:23.68
まあまあ。
批評が難しくて理解できないからってそういうな。
努力して、少しずつでも読んでみなさい。
少しずつでも世界が広がるだろうよ。
69 :
吾輩は名無しである:2011/08/19(金) 13:00:50.89
>>62 シェイクスピアを読まない。もっぱら芝居でみるだけって、
これ、日本人がってことですか?
70 :
吾輩は名無しである:2011/08/19(金) 13:17:40.46
そうでしょうね、戯曲を読む人は少ないでしょ?
戯曲の宿命じゃないのかしら?
モリエールもチェーホフも、バーナード・ショウも読まれないでしょ?
71 :
吾輩は名無しである:2011/08/19(金) 14:32:44.12
バーナード・ショウは世界的に読まれなくなり、上演もまれ。
モリエールはちょっと置くとして、
シェイクスピアやチェーホフはじゅうぶん読まれていると思いますよ。
少なくとも、芝居に行く人よりは読者のほうが圧倒的に多いでしょう。
72 :
忍法帖【Lv=23,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/08/19(金) 15:54:09.05
>>68 批評家でも小説家より凄いやつらは多いからなイギリスには。
73 :
吾輩は名無しである:2011/08/19(金) 15:55:20.43
ドストエフスキー、トルストイ、E・ブロンテ、A・クリスティーより読まれて
いるとは思えない。
20世紀最大の英文学作品でナンバーワンというと何?え?
グレアム・グリーン
ああ、作品か
「1984年」に決まってるだろう
>>72 トップ3教えて。あと、これは読んどけってのも
ヂョンソン博士くらいしか知らないな
79 :
吾輩は名無しである:2011/08/21(日) 12:47:00.32
ジョン・ライドンはワイルドが好きで、ジョイスが嫌いらしい
80 :
吾輩は名無しである:2011/08/21(日) 23:07:43.47
アメリカとは対照的に、二十世紀に入ったとたん
イギリス文学はすっかり凋落してしまったな。
優れた小説は多いけれど、大傑作とまで呼べる作品がいくつあるだろうね。
私見で最高傑作は「灯台へ」または「こぐまのぷー」かな。
「ノストロモ」「レインボー」「息子たちと恋人たち」
「動物農場」「1984」「The BFG」あたりが次点。
フォースターとウォーは未読。
文学の良質な部分はロックに取られたよ
82 :
吾輩は名無しである:2011/08/22(月) 02:30:33.04
↑
ジョンのことを30びょうくらい考えちゃったじゃねーか
83 :
吾輩は名無しである:2011/08/22(月) 09:33:51.76
BFGまで出てくるようでは、
>>80くんの読んだ英文学は全部で8冊という感じだな。
しかも作家としては5,6人w
>フォースターとウォーは未読
8冊以外は未読、といえばいいのにw
84 :
忍法帖【Lv=26,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/08/22(月) 13:32:09.06
英文学は面白いことは面白いけどな。ベンソンを読んでみたい。マップとルシアとか。
85 :
吾輩は名無しである:2011/08/22(月) 13:57:56.24
そうか、おれは
ベンジョンソンを読んでみたい。
86 :
吾輩は名無しである:2011/08/23(火) 00:01:45.15
「BFG」は非常に面白いのだけど、英語で読まんと
言葉遊びの楽しさがほとんど伝わらないし、
ウィットの価値も半減だろうな。
「ぷー」の偉大なるセンチメントもしかり。
ああ、真珠に小判で念仏か。
87 :
忍法帖【Lv=27,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/08/23(火) 01:16:26.32
だよなあ、プーとチョコレート工場は原文で読んだ。簡潔ながら、優れた英文だったな。
もこもこ感というか包容力あふれる英語なんだプーは。
BFGも読んでみるとしよう。
88 :
吾輩は名無しである:2011/08/23(火) 11:23:23.08
89 :
吾輩は名無しである:2011/08/23(火) 21:21:17.91
ダールってたしかノルヴェジアンだったような・・・
「マイアンクルオズワルド」童話みたいな語りなのに中身はエロw
90 :
忍法帖【Lv=28,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/08/23(火) 21:30:49.99
メレディスはどうだろう。最近興味が出てきたが。ヘンリー・ジェイムズよりは分かりやすいと聞く。
読んでみた感じ確かにそれはそうかもな。
アイルランド文学って妖精と酒という勝手なイメージがあるw
ジャガイモは?
93 :
吾輩は名無しである:2011/08/30(火) 20:56:31.68
子供は?
>>92 >>93 それなんだ?
偉大なる国アイルランド!
なにせスウィフト、ジョイス、ベケットを生んだんだから。
95 :
忍法帖【Lv=34,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/08/30(火) 22:18:34.48
バンヴィルはどうだアセンション的には。
ああ「ケプラ−の憂鬱」の人ね。
やっぱ「第三の警官」にはかなわないよなあ。
97 :
吾輩は名無しである:2011/08/31(水) 12:17:51.01
ダールはウェルシュだよ。
遠い祖先のことは知らんが。
ダールのBFGはそんなに読まれてるのかあ。
チョコレート工場の映画の影響もあるのかな?
バンヴィルはケプラーと同系統だけどコペルニクス博士も良かったよ
それと、オブライエンはドーキー古文書はどうなの?
第三の警官は高いうえに図書館にもなくてなあ。まあ館外リクエストすれば読めるけど
原書は安いよ
スターンも生まれはアイルランドだよ。
>>99 コペルニクス博士のほうは見てないや。ありがとう!
ドーキー、ハードライフ、スイムのほうは期待外れだった。
第三の警官が強烈すぎたのかな。俺も最初は図書館で読んだんだけど、
その後、神田の古本屋でたまたま見つけて入手できた。
ありえないほど安かった。あれはうれしかったなあ。
>>102 スターンもとは! 知らなかったなあ。スターンも大好きだよ。
104 :
吾輩は名無しである:2011/09/13(火) 12:28:36.18
>>65 イラン大統領が英国の暴動を批判。
『イランのアフマディネジャド大統領が8月10日に英国の暴動に対する
英国警察の取り締まりについて、国民をこのように野蛮に扱うことは受け
入れがたい』 と非難した。
大統領はさらに、『英国の政治家はアフガニスタンやリビアへの侵攻より
自国民の面倒を見るべきだ。』と批判した。
まともな批判ではある。 今の英国に対してはな。
105 :
吾輩は名無しである:2011/09/13(火) 19:38:43.45
>>97 >ダールはウェルシュだよ。
>遠い祖先のことは知らんが。
したり顔でなんだろね?うそばっか。
両親はノルヴェジアンってどこにでも書いてあるじゃん。
106 :
吾輩は名無しである:2011/09/16(金) 09:58:59.44
リビアのカダフィ追い出し謀略はイギリスの帝国主義的戦略が何も変わって
いないことを示したな。
フランスやイタリアなどリビアの石油利権国家に追随しているかっこ悪さはあるが。
107 :
吾輩は名無しである:2011/09/23(金) 00:46:23.68
英文学っていうと批評研究だと思っているバカな大学教授がいるのなww
108 :
吾輩は名無しである:2011/09/23(金) 12:53:42.22
でも、英国文学より英国人の書く批評の方がずっと面白いですね。
109 :
吾輩は名無しである:2011/09/23(金) 21:29:46.91
>>107 英文学っていうと批評研究だと思っているバカな大学教授は多いよ。
だって作品を読むよりも実は簡単だから。
それに批評だけ読んでおけば作品もだいたい読んだことになる。一応話ができるから。
まぁ文系大学教授って単純なバカだと思うよ。
110 :
吾輩は名無しである:2011/09/24(土) 08:47:36.45
>>109 きみのそういう言い方の方が、単純な、頭のよろしくなさを感じさせますよw
作家>>>>>批評家>>>>>>>>>>>>>人文系大学教授
>>107 批評研究のようなセコイことしかできないのが文系大学教授だろ
それに研究って言葉はノーベル賞を視野におけるものだけが使えると思う
はっきり言って批評研究は低能のお遊びだと思う
恥ずかしいやつらだな
114 :
吾輩は名無しである:2011/09/26(月) 00:34:41.80
しかし、文学研究を批評研究と考えているバカって最悪
しかもノーベル賞などのような賞とは全く無関係で低能大学教授に多いんだな。
文科系大学教授は幼稚w
まぁ文学系の学部学科では無意味なバカ教授しかいない。
ここまで俺の自演
118 :
吾輩は名無しである:2011/09/27(火) 10:25:55.34
なんか香ばしいスレだなw
119 :
吾輩は名無しである:2011/09/27(火) 11:53:16.97
クリスティを初めてペーパーバックで読んだけど、
わりと古風な英語で読み通すのに思いのほか手間取った。
120 :
吾輩は名無しである:2011/09/27(火) 11:54:58.85
>>112 同感。
文学研究を批評研究と考えているバカって最悪w
同感
まぁ文学系の学部学科では無意味なバカ教授しかいないよなw
124 :
偶神:2011/10/26(水) 18:31:07.59
THE ORIGINS OF THE ENGLISH NOVEL 1600-1740 by MICHAEL MCKEONって本がありますけど
読んだお人はいますやろか
著者の語り口を教えてくれはると助かります
単なる事実の羅列だったら遠慮しとこ思います
オレもアガサ・クリスティを英語で読みたい。
「スタイルズ荘怪事件」「牧師館殺人事件」「アクロイド殺し」
「オリエント急行」「ABC」「三幕の殺人」
「そして誰もいなくなった」以外で抜群にスリリングなのある?
ものすごくユーモラスな作品とかでもいいよ、もしあるのなら。
126 :
吾輩は名無しである:2011/11/13(日) 00:28:19.27
クリスティは英「文学」じゃないのかよう?
文学とはちょっとズレるかもしれませんが
詩人ウィリアム・ブレイクの絵画、版画を多く収載した本で
オススメないですか?
英検3級レベルですが、写真の方が多く、解説文が少なめなら
英語の勉強にもなるので洋書でも構いません。
批評研究を文学研究と考えている文学部のバカ教授がなんと多いこと。
作家>>>>>批評家>>>>>>>>>>>>>人文系大学教授
大卒編集者>>>>>大学中退・高卒作家
131 :
吾輩は名無しである:2011/12/11(日) 23:23:23.54
IanMcEwanのSATURDAY
つまらなすぎて泣けてくる
なんとか3/4くらいまで我慢して読んだが
132 :
吾輩は名無しである:2011/12/13(火) 02:03:26.48
おそらく英検三級ではブレイク画集の解説文などほとんど読解できまい。
英語の勉強がしたいなら、絵の多い本でも画集ではなく、
子供向けの絵本の名作をたくさん読みなさい。
皮肉じゃなくてマジレスな。
133 :
吾輩は名無しである:2011/12/13(火) 09:41:51.40
>>132 >>127はどう読んでもそういう趣旨ではないだろう。
恥じ入って穴に入るのはお前のほうらしいな。
これ、皮肉じゃなくマジレスです。
文学研究を批評研究と考えてるバカって最悪w
イギリスの荒野、荒地が背景の作品って嵐が丘以外でどんなものがありましたっけ
背景とは少し違うかもしれないが、『リア王』が思い浮かんだ。
( "シェークスピア " スレで聞いたのですが、反応がありません。 このスレでも質問させて下さい。)
『ヘンリー五世』 の冒頭の口上(?)お持ちの訳では どうなってるか教えていただけますか? 本屋や図書館に行くのが不可能なのでお願いします。
できれば4行分が知りたいのですが、最初の2行が特に知りたいのです。 やはり、以下のような感じですか?
「あぁ、我らにミューズの叡智(炎)があれば、 最高の創造(境地)へと昇れるのに!」
Prologue to Henry V ==
O for a Muse of fire, that would ascend
The brightest heaven of invention!
A kingdom for a stage, princes to act.
And monarchs to behold the swelling scene!
138 :
吾輩は名無しである:2012/01/31(火) 23:45:18.49
Vanity Fair、やっと読みきったぞw
139 :
まぐな:2012/01/31(火) 23:48:52.65
140 :
吾輩は名無しである:2012/02/01(水) 00:29:01.95
サカリーは絶対に女嫌い(コンプレックス)だろうw
(まあ、あの顔だもの・・)
英語は後期ディケンズ並みの複雑さ。
時事ネタ多過ぎ。
いやはや長かったなあ。
あとは自分で読みたまえ(笑)
141 :
吾輩は名無しである:2012/02/02(木) 23:23:29.63
おつかれー
ジョージ・エリオットの『フロス河の水車場』がとても好き。
同好の士おる?
143 :
吾輩は名無しである:2012/02/04(土) 12:31:43.41
サイラスマーナー、つい最近読んだぞー。
うん、『サイラス・マーナー』は岩波文庫にあるから読まれている。
『ミドルマーチ』も文庫化されていた。
しかし、『フロス』は未文庫だ。読まれてないよね。
『フロス河の水車場』は筑摩の世界文学大系か
そうだね。ちくま文庫から出れば買うよ。大系持ってるけど。
世界文学大系はたしか、ヴァージニア・ウルフのジョージ・エリオット論が入っていたと思う。
あれだけでも買う価値がある。
>>147 今確認したら、確かにその論文入っているね。読んでいなかったよ。
トロロープの『バーチェスターの塔』いつの間にか翻訳出てたんだな。
ジョージ・エリオット全集が刊行中だな。
傑作『フロス河の水車場』もいずれ新訳が出る。
キャサリンマンスフィールドが好きだが、誰も話題にしない。
最近Jane Eyreを読み終わった。すごく面白かった。Charlotte Brontëはすごく文章が上手いと思った。
グレアム・スウィフト『ウォーターランド』の話題もないな
154 :
吾輩は名無しである:2012/04/08(日) 21:26:12.92
これまでのジョージエリオット全集は旧訳の
寄せ集めで旧字体の作品もあるからな。
155 :
吾輩は名無しである:2012/04/09(月) 00:27:31.68
「マンク」いまさらやっと翻訳が出たな。
よくこんな傑作ホラーを今までほったらかしにしたもんだ。
昔原文で読んだけど、時代のわりには比較的に平明な英語だった。
とにかく面白いから。
156 :
吾輩は名無しである:2012/04/09(月) 07:33:47.42
>>155 「マンク」ははるか昔から翻訳はあるよ。
全然「ほったらかし」にしてないぞw
157 :
吾輩は名無しである:2012/04/09(月) 08:39:00.62
ああ、そう。
>>156 じゃあ、おまえがほったらかしにしてただけなの?
マンク、20年ぐらい前に読んだぞ
古めかしい構成だが面白かった
『マンク』はどうも、二つの物語を読んだような気になる
161 :
吾輩は名無しである:2012/04/09(月) 23:33:52.39
「マンク」じゃ意味分んねえ(魅力ない)だろ、タイトルとして。
せめて「破戒僧」とかのがいいんじゃね?
162 :
吾輩は名無しである:2012/04/09(月) 23:51:10.20
「ユードルフォの謎」完走まで残り150p。
もう青色吐息だよ(笑)
163 :
吾輩は名無しである:2012/04/09(月) 23:55:54.05
マンクはとてつもなく刺激的で面白かった。
オトラント城の芝居がかった大仰さもなかなか楽しめたぞ。
さてラドクリフはどうだろね。
数々の謎解きのかかるクライマックスに大いに期待しているよ。
>>162 そんなつまらないなら、
読みたくねえなw
ゴシックづいてるな
166 :
吾輩は名無しである:2012/04/10(火) 09:24:38.74
つまらないわけじゃないが、なにせ長いんだよ。
孤児になったヒロインが後見人の叔母と
叔母の再婚相手のDV男に400pにわたって間断なく
いたぶられつづけるとか、胃弱気味のオレにはちょっとどうなのよ。
字のぎっしり詰まったペーパーバックの400ページだぞ。
文庫本にしたらその部分だけでゆうに700pは超えるぞ(笑)
オトラントもユードルフォも日本語訳あるぞ。
わざわざ原書で読むほどの価値もないのでは?
168 :
吾輩は名無しである:2012/04/10(火) 16:10:18.95
オトラント城は平井呈一の擬古文訳もあったね
神西清のバルザックほどではないが楽しい本だ
この流れにのっかってホッグの悪の誘惑復刊希望
あと福武から出てた文庫の短編とか
170 :
吾輩は名無しである:2012/04/11(水) 00:07:12.13
ウドルフォの全訳ってあるのかよ?
171 :
吾輩は名無しである:2012/04/11(水) 09:58:14.26
>わざわざ原書で読むほどの価値もないのでは?
みょうな理屈だな。
「わざわざ翻訳で読む」という言い回しならわかるが・・・
なるべくなら翻訳じゃなくて原書のほうがいいよね。翻訳は文章がとても固くて、通常は読みにくくてたまらない。
わざわざ読むほどの価値もないのでは読むほどの価値もないのでは
>>171-173 ↑これ全員同一人物の粘着屑な。
方々に誰かに絡んではスレ荒らししてる鼻つまみやろう。
175 :
吾輩は名無しである:2012/04/11(水) 22:53:49.18
「ユドルフォの秘密」の全訳は存在するのかね?
アマゾンでは抄訳本しか出てこないけど。
176 :
吾輩は名無しである:2012/04/12(木) 00:38:06.39
わりと普通の怪奇小説なのでは?
つまり「わりと普通の怪奇小説」という
概念を確立したのが、ユドルフォなどの
18世紀イギリスゴシックなんだよな。
いまじゃ割りと普通の怪奇小説だけど、あの頃はこれがショッカーだったんだよね
179 :
吾輩は名無しである:2012/04/14(土) 22:44:57.36
The Monkは今読んでもけっこうショッキングだろ。
当時はどれだけスキャンダラスだったのか。
発禁もむべなるかな。
舞台を日本に移して翻案したいな。室町時代の破戒僧の物語。
>>180 面白そうだな
つうか、山田風太郎の室町ものありそうな内容だ。風太郎はエンタメだが
182 :
吾輩は名無しである:2012/04/20(金) 02:18:57.43
骨董屋と荒涼館のちくまの上巻(おおむね美品)を
どちらも100円で手に入れましたよ。
ユドルフォの秘密、残り80p。
終盤にかけて、なんだか謎が増える一方なのだけど・・・
これが全部、数少ない残りページで解決されるのかい??
183 :
吾輩は名無しである:2012/04/22(日) 08:42:21.82
>>182 全訳がないそうだから、あんた翻訳しなよ。
俺も英語は普通に読めるけど、原書なんか
で読む気せんわ。
>俺も英語は普通に読めるけど、原書なんかで読む気せんわ。
それを普通に読めないっていうんだよ、あほw
翻訳で生計を立てている人間にも、普段の楽しみのための読書の時は、英語の原書を読みたくないっていう人がたくさんいる。
186 :
吾輩は名無しである:2012/04/22(日) 21:08:19.10
つまり原語ではすらすら読めないってことだよな。
そういう人は英和と首っ引きで脂汗流しながら翻訳してるのか?
ビジネス英語ならともかく、そんなお受験英語の延長レベルの読解力で
まさか小説の翻訳などもやっちゃうわけじゃ?
母国語でないと、やはりストレスあるよ。
188 :
吾輩は名無しである:2012/04/23(月) 03:06:01.67
186はハナレメ 笑
189 :
吾輩は名無しである:2012/04/23(月) 09:21:03.12
>英語の原書を読みたくないっていう人がたくさんいる。
読みたくない、読まないとプロの翻訳家が言う時の実態と
ドシロウトの君がそれを聞いて想像する実態とはおおいに差があるんだよ。
人の言葉をあんまりナイーブに自分に引き付けて解釈してるととんでもない間違い。
オレは
>>184じゃないが、英文学が好きで普通に英語が読めるのに
わざわざ翻訳でよむ意味がよくわからん。仕事関係で少しでも
たくさん読まなきゃならないというわけでもないんだろ?
ていうかあんたプロの翻訳家(それも文学関係の)なのかよ?w
>英語の原書を読みたくないっていう人がたくさんいる。
笑
192 :
吾輩は名無しである:2012/04/23(月) 15:05:53.01
日本語で書かれた小説だって、大半の人は読み飛ばしをしている。
その読み飛ばしが爽快感につながるんだよな。
しかし、外国小説の翻訳をするとなるとそうは行かない。
普段なら母国語で読み飛ばしているような意味が曖昧な部分を
微に入り細を穿って意味を確定させていかなければならない。
その作業に感じるストレスはハンパないよ。
しかも答えは一つとは限らないから、あとで議論の対象になったり、批判されたりする。
翻訳をめぐるフラストレーションは想像を絶する。
193 :
吾輩は名無しである:2012/04/23(月) 15:18:53.22
日本語を読むときに読み飛ばしたりななめ読みするのと同じように、
必要があるときには英文をななめ読みできるレベルにまで到達したい、
そう思って僕は今日も精進するんだけど....
調子こいて読み飛ばしてるうちにつじつまの合わぬ事になってたりするんだよな
日本語の場合、用・不要を瞬時に判断しながらとばしてるんだろう
>>194 > 調子こいて読み飛ばしてるうちにつじつまの合わぬ事になってたりするんだよな
日本語でも、こういうときはあります。
190が外国語ができない自演魔だということがよくわかる流れ
>>192 >しかし、外国小説の翻訳をするとなるとそうは行かない。
いつも辞書片手に逐語訳しながら読んでるのかな?
そういうのは読書といわないから。
さらには英語が普通に読めるともいわない。
とにかくだれか(なにか)を貶すこと。
そのことによって自分が浮揚したような気になりたい。
このスレもやっぱりそんな症例で埋めつくされているね、
>>197>>198をはじめとする諸君。
さびしくないか?
200 :
吾輩は名無しである:2012/04/24(火) 19:41:55.69
>>190は匿名の掲示板で俺は英語が読めると
自慢したがってるだけの低能w
そりゃあ、日本人だったら、英語より日本語の方が
読みやすいに決まってるわ。わざわざ原書なんて
読みたくはないわな。そんな普通の感覚を
あえて否定してまで自分の英語力を自慢したい
らしいw
201 :
吾輩は名無しである:2012/04/25(水) 00:20:22.35
君の言い分は、
画集で見れば十分なものを、高い入場料と旅費と時間を費やしてまで
高名な芸術作品とやらの実物を見に出かけるなんてきちがい沙汰である、
もしくはスノビズム、あるいは単なるshow-offだ、
と言っているに等しい。
英文学スレに英語の読解力自慢がいくたりもいて何がおかしいのか?
原文で読むということは、作家の思考を直接に感受するということだ。
例えば、マシュー・ルイスやラドクリフやオースティンを読むのであれば、
フランス革命時代の生の言葉に触れるということだぞ。
それは意味のないことだろうか?
ねちねちと英語コンプレックスにわだかまっているひまに、
英単語の五つや六つを覚えたほうがよくはないか?
>>201 正論だね。
>わざわざ原書なんて
>読みたくはないわな。そんな普通の感覚を
取っ掛かりは翻訳だったとしても関心が深くなれば「原文」につきたい
というのこそ「普通の感覚」ですよね。
>>201 まさに正論だが、このような見識を持ってる人のほとんどは
2chなど見ずに読書や勉強に励んでいるので、ここでは君は異端
204 :
吾輩は名無しである:2012/04/25(水) 15:26:12.73
英語で読書(辞書なしで普通に)してるっていう書き込みがあると
全否定してかかるやつが英語板にすら結構いるんだが
自分が出来ないことを他人が出来るわけがないみたいな思考回路なのかな?
例えば速読で一冊の本を1分で読めるとかいうのはオレも
全く信用できないんだがそれと似た感じ?
205 :
吾輩は名無しである:2012/04/25(水) 16:44:21.70
206 :
吾輩は名無しである:2012/04/25(水) 16:45:03.17
モームのコスモポリタンズに入ってるTHE PROMISEを読んだことある方いたらどんな作品かあらすじというか概要というか教えてくれませんか?
209 :
吾輩は名無しである:2012/05/16(水) 08:19:31.23
ファウルズ
210 :
金神弁天:2012/05/16(水) 16:08:27.42
極悪商業主義文壇は大罪を犯した。
安い宣伝連呼で駄本を売りつける悪徳文壇は人間の屑の集まりである。
無用の長物、悪徳文壇は素人以下の最低集団。文壇野郎の自慰行為を
悪質にも読書人に垂れ流すことは、不遜かつ最悪の行為である。
悪徳大手出版社及び悪徳文壇作家が早く死にますように。
MacEwanてどーですか?
ATONEMENT…最初のほうつまらないのを我慢して読んでたんだけど
結構いい作品だった。
SATURDAY…我慢して読んだけど微妙だった。
AMSTERDAM…10年くらいまえに読んだんだけど全く記憶にないくらいつまらなかった。
他にこれ読んどけってのありますか?
デビュー作の短編集読むと色んな傾向のものが入ってる
まあ面白かったよ。でも意図して病的なものを出そう描こうというのりが感じられないでもなかった
おそらくこの頃はその手のテーマが新奇だったのかな
213 :
吾輩は名無しである:2012/05/19(土) 11:15:37.45
ファウルズがどうした?
The Magus(新品同様のVintage版)、安く手に入れたぞ。
読む順番がいつ巡ってくるか分らんけど。
トロロープ『バーチェスターの塔』読んだ人おる?
>>213 そんなもんアマゾンでいつでも買えるし高くもないけど、
おめえ、安く手に入れたっていくらで買ったんだ。27円とかかw?
だいたいVintageだったらマンションのゴミ置き場なんかにいくらでも転がってるし、
アホとちゃうか。
ごみ置き場のものを持って帰るのは犯罪です。
ほう?どんな罪状になりますか?
窃盗とか
占有離脱物横領罪とか
その自治体の条例違反とか
(回収業者保護のため、業者以外が資源ごみを
持ち去ることが条例で禁止されていることが多い)
条例違反
ちくま文庫「コンラッド短篇集」読み始めた。
今まで「闇の奥」「青春」「台風」「ノストローモ」「密偵」を読んだ。
>>220 コンラッドは「西欧人の眼に」も面白いよ
ロレンス読んでいるが、ハーディに似ているな。
調べてみたら、ロレンスはハーディの研究をしていたのか。
ジョージ・エリオット→ハーディ→ロレンスという系譜で読めばよい。
チャタレイ夫人の恋人が最後の長編なのね。
最初に読んだのがこれだったから、初期の作品の質がちょっと気になる。
書き方が甘いというか、不慣れな感じというか。
>>223 ついでにいうと、
ジェイン・オースティン→エリオット→ハーディ→ロレンスな
英国小説の偉大な伝統。
いやハーディじゃなくてコンラッドだったw
エリオット→ハーディはつながるじゃん
サイラスマーナーしか読んだことないけど
リーヴィスが「偉大なる伝統」で挙げたイギリス作家は、オースティン、
エリオット、ジェイムズ、コンラッドの4人だね。ジェイムズはアメリカ人だがw
コンラッドだって
230 :
吾輩は名無しである:2012/06/11(月) 01:23:47.01
オレもエリオットはマーナーしか読んでないんだけど、
あのおとぎ話がハーディの芸風と似ているのか?
匿名で発表されたハーディ初期の「遥か群集を離れて」が
あまりによくできているので、エリオットの作品ではないかと
思い込んだ人が多かったのは、まあ本当の話なんだけどね。
231 :
吾輩は名無しである:2012/06/11(月) 02:25:02.05
>>230 せめて『アダム・ビート』や『フロス河の水車場』を読めよ。
>思い込んだ人が多かったのは、まあ本当の話なんだけどね。
ばあかw
新潮のロレンス短編集は訳が微妙だ。
作者の意図を斟酌できていなかったり、日本語が文章として何か変だ。
チャタレイを訳した伊藤整は訳者としても一流だと思える。
234 :
吾輩は名無しである:2012/06/20(水) 03:32:57.62
ドラキュラ、英語で読み終わった。
序盤のホラー&サスペンス度は100点満点。
段々ペースダウンしてつっこみどころ満載の展開に。
何でもかんでもご存じのはずなのに、しかるべき防御を取らず、
女二人をむざむざバンパイヤに献上してしまうヴァン・ヘルシングが
世相ずれした亜流英語をしゃべりだすたびに
ドラマはコメディと化すのだった。
ほう、そりゃあえらかったなあ、ごくろうさん。
しかし「亜流」の英語ってどんなんかねえ、「亜流」の英語ってなんじゃい、ぼうず。
ぼうずとは失礼な。余はマイ・フェア・レディのヒギンズ教授である。恐れ入ったかね?ぼうやw
237 :
吾輩は名無しである:2012/06/20(水) 13:22:31.99
ヘギンズ教授でしたか、お見逸れしました。申し訳ありません。
ところで「亜流の英語」ってなにかおしえてくれよ、なあ、ぼうず。
ザ・ライン・イン・スパイン・スタイズ・マインリー・イン・ザ・プライン
ぼうやは先ずこれを、「スペインでは雨は主に平野に降る」と言えるようになりたまえ。
夜寝る前に50回唱えること。いいね。
それからだよ、私と英語をどうこう言うなんてのはね。ウォッホン。w
ば〜か、英語の話をしてるんじゃない。
ぼうずの日本語を心配してやってるのがわかんねえのか。
亜流という言葉の意味だよ。あ〜疲れる。
240 :
吾輩は名無しである:2012/06/21(木) 18:35:22.81
ほう亜流とはエピゴーネンの謂いであったか。
英語で言ってくれたほうが分り易かったりして(笑)
エピゴーネン?
マイ・フェア・レディはコックニーなまりの花売り娘とガッチガチの英語完全主義者のお話だよ?
このくらいの洒落をわかる教養もないの? ばーか。(笑)
いつからマイフェアレディが「教養」になったんだい?
そういうのは教養以前の「常識」に属する話柄だろうに。
しゃれにもならない独りよがりの話題にしがみついても誰も相手にしてくれないぞ。
わかったら今日はもう寝ろ、わかったか、ぼうずw
243 :
吾輩は名無しである:2012/06/22(金) 02:10:28.47
ああ、単に「我流英語」の打ち損ないだ。
そんなに興奮するなよ、爺さん。
キプリングの名前でないんだねここ
読ませる作品が多いと思うけど
キム
よし、じゃあ書くよ。
キプリングというと、おっちょこちょいな人は何かの環(リング)のことだと勘違いするのではないだろうか。
あるいは、スポーツ観戦好きは、ボクシングの競技マットを連想しないだろうか?私のガールフレンドなどは、
「おいしそうね、それ、食べたいわ」と素敵な唇を尖らせたのだが、「生プディング」をイメージしたらしいのだ。
バッグのメーカーは連想しなかったのかい?
250 :
吾輩は名無しである:2012/06/27(水) 22:45:15.75
Kim、ペーパーバックの廉価版で半分くらい読んで打っちゃったままだ。
面白いか、あれ?
キムまだ読んでないけど短編は面白いよ
martello.exblog.jp/8353561 < この大学の先生は誰? 自分で訳書を出してる先生?
2009年、西崎が、その Blogコメント欄に突撃 → Blog主の先生が本文を修正w < このページは削除済み? それとも上のと同ページ?
------ 他にも「誤訳の指摘」などで 「面白いもの」が あったら紹介よろしく。 ------
Amazon: ヴァージニア・ウルフ短篇集 (ちくま文庫): 西崎 憲
● この翻訳はひどい…, 2010/11/9 By あらはん (福岡市)
大学のスクーリングで "The Mark on the Wall" が取り上げられたので、この作品をまず自分で訳してみました。
次にこの文庫本を参照してみたところ、一見して私のような素人の学習者でさえ笑ってしまうほどの誤訳が山ほどあるではありませんか。
【…】 この短編だけで10個所以上は残る明らかな間違い。 【…】
↑ そこまで言うんなら、実例きぼん
● 魂のない抜け殻の日本語が並べられただけの翻訳, 2010/10/18 By アイオロス
まさか高校の英語の時間に教室を飛び交っている似而非日本語がそのまま、よりによってヴァージニア・ウルフの短篇として出版されているとは思わなかった。
編集者はなにをしているのか、と言いたいが「ちくま文庫」には北川悌二訳のディケンズなど、日本語として通じない翻訳が珍しくないので、今の筑摩書房の編集者のレベルとはそんなものなのだろう。
例えば有名な「壁の染み」には、「述べるべきだろう」「自動的な空想だったからである」「私は立ちあがるかもしれない」「それらはこんな思考である」などなど、ウルフが日本人なら絶対に使うはずもない死んだ言葉ばかりが並んでいる。
↑ そこまで言うんなら、もう少し詳しく説明して欲しかった。 (その訳文(表現)だけを見ると、それほど変じゃありませんが。)
岩波の闇の奥を読んでいるが、読みにくくてたまらん。
原文を読んでみて理解した。
原文自体が異様な文体なのね。
中野訳は誤訳もあるみたいだし、話を十全に把握していない感がある。
新訳のあとがきには丁寧な解説があって、いろいろと納得できた。
コンラッド自身はポーランド出身であり、英語が母語ではない。
255 :
吾輩は名無しである:2012/07/14(土) 18:08:31.89
わざと錯綜させているんだ。心の闇の奥を描いているからね。
コンラッドの英語が錯綜している
257 :
吾輩は名無しである:2012/07/15(日) 00:34:29.87
むかし、白人が未開の地に踏み入れたとき、
土人は彼らを「神」だと勘違いして崇めたことが普通にあったとか。
クルツは自らを神に仕立てるために、
意識的に当時の土人の習性を利用したんだな。
まあ、言葉の綾や暗喩を正確に拾うのは簡単にはいかないが、
これに引っかかって、思想的にはかなり薄っぺらい小説だと
見抜かないといけない。
258 :
吾輩は名無しである:2012/07/15(日) 00:46:22.97
コンラッドなら密偵かノストローモがいいぞ
西欧の眼の下に 青春 闇の奥 秘密をともにする者
のなかからだとどれがよいぞですか?
260 :
吾輩は名無しである:2012/07/15(日) 01:03:01.53
原始的な自然の「描写力」に関しては、超一流の作家だと思う。
その点、「闇の奥」、「台風」は優れてる。
261 :
吾輩は名無しである:2012/07/15(日) 01:27:23.69
ノストロモは架空政治小説の傑作だな。
英語の難易度はやや高い。
>>259 青春以下の3作は短いので全て読めばいい。
西欧の眼の下に面白いよ
>>262 おまえなあ、短いから全て読めばってなあ、
世の中には短いもなあ無数にあるんだぜえ、こら
それ全部読んでたらおめえ、時間がいくらあっても足りねえ。
いいか、おしえてやる。
本でもなあな、「短い」から読むんじゃなく、「読みたい」から読むんだ。
これがダビデの子ソロモンの法則じゃよ。
265 :
吾輩は名無しである:2012/07/18(水) 13:38:38.33
英語で原文ではじめて挑戦してみようとおもうけど
おすすめとかある?
薄い絵本がよいと思う
267 :
吾輩は名無しである:2012/07/18(水) 14:39:13.04
>>266 トーマスとか読んでみようかな
尼で調べてみるね
トーマスから始めるって(笑
そっから始めたんじゃ小説がふつうに読めるようになるまえに死んじゃうよ。
だいいち読むとこほとんどないでしょ。
もちろん最終目標が小説だったとしての話だけど
やはり自分の好きな作家、好きな作品から読むのが一番でしょう。
そのなかから原書がとっつきやすそうなものを選ぶ。
イギリスの現代とか20世紀とか、アメリカの現代とかある程度絞って相談すれば
いいアドバイスがもらえるんじゃないでしょうか。
269 :
吾輩は名無しである:2012/07/18(水) 15:21:17.07
アリスやプーさん初めて原文読んだら案外と難しかった
慣れたら平気になったけど
271 :
吾輩は名無しである:2012/07/18(水) 16:12:38.30
わたしもアリスとかプーさんを英語でよめるようになりたいなー
がんばってトーマスからよむぞ!ファイトッ!
おサルのジョージ
George OrwellのAnimal Farm
Kazuo IshiguroのA Pale View of Hills
このあたりはわりと平易な英語で内容は一級
イシグロの英語は端整でいいなと思った
充たされざる人しか読んだことないけど
275 :
274:2012/07/18(水) 18:56:11.20
まちがえた
「充たされざる者」だった
>>265 ピーターラビットとかは?
字少ないけど
定番はロアルド・ダールかね、チャーリーのチョコレート工場とか
278 :
吾輩は名無しである:2012/07/19(木) 00:19:23.17
絵本で黙読の練習を始めるのは正しいことだ。
まずは自分の好きな絵を手当たり次第に選んだらいいよ。
言葉が脳裏に刻まれやすいから。
ただし読書の最中に辞書をひかないこと。
それから、できるだけ早く英英辞書にスウィッチしたほうがいい。
怪獣たちのいるところやオリヴィアやおさるのジョージから
C.S.ルイス、ミルン、ダール、エトセトラを経て
ディケンズとオースティン(辞書なしよ、もちろん)までを
三、四年で登りつめた私を信じたまえ。
ちなみにお気に入りのイラストレーターはZwergerとZelinskyね。
どちらもほの暗さが心をくすぐるの。
ふーん、ディケンズをねぇ
280 :
吾輩は名無しである:2012/07/19(木) 11:10:27.00
あなたは調子こいて言ってるけど
あなたの場合、下地があってのことでしょ。
ふつうの人が絵本からディケンズまでそうかんたんにすすまないよ。
>できるだけ早く英英辞書にスウィッチしたほうがいい。
というのも必ずしも一般的に奨められないことは今では常識だし、
(つまり外国人の場合は母国語辞典を併用が多くの場合ベター)
>絵本で黙読の練習を始めるのは正しいことだ。
誰にでもあてはまる正しいことなんてないけれど、一般には日本語で知性がある程度まで
出来上がっている大人が絵本の知的レベルにどれだけ興味をつなぎ満足できるかは問題。
・興味のある本
・多少、わからない英単語がある
・でも辞書なしでも文脈的にわかる(かも)
なのを選ぶと続きやすいかも
ケン・フォレットの歴史物に手を出してみたけど、わからない単語がありつつもなんとなく
読み進められる
あと、単語はわからないけどなんとなくこの人の作品には「胸の谷間」がよく出るなとか
わかって面白い
辞書なしで読むためにはどっかで辞書をたくさん引かないとって話。
オースティンは語彙が豊富すぎて辛い
1冊適当に辞書用のを用意するといいのかな
1日1〜2ページをランダムに選んで気になる単語は辞書で引く
本番用ではなるべく辞書使わず
285 :
吾輩は名無しである:2012/07/19(木) 23:08:01.34
英米の絵本には子供だけに楽しませておくのがもったいないような
見事な作品がたくさんあるよ。
英語を根本から鍛え直したいという思いが強く、
元来きれいなものへの関心も高かったので、
ぼくは絵本を十分に活用できた。
確かに誰しもが絵本を活用できるわけではないかもしれないけど、
辞書にべったりのお受験英語の延長では
ディケンズやオースティンのリズムとニュアンスを
感得することはたぶん決してできないよ。
辞書あり辞書なし両方の読み方をすればいいよ
最終的には辞書なしで読めればいいやくらいのつもりでやればいい
287 :
吾輩は名無しである:2012/07/20(金) 00:01:06.69
ディケンズ、オースティンはともかくとして、
絵本が無理だとしてもせめて児童文学から、虚心坦懐に、
英語を読む訓練をなさったらいいのではあるまいか。
はずれのないロアルド・ダールが第一のお勧め。
チョコレート工場、マチルダ、BFGは文句なしの傑作。
英訳だけどヤンソンもいいよ。
アマゾンの試し読みだけど、ムーミン面白そうだったわ
夜中に目がさめてムーミンが不安や恐怖を覚える場面が雰囲気でててとても良かった
どうしても辞書引きたけりゃ
気になる単語に鉛筆で丸付けといて
何日分かまとめて調べればいい
290 :
吾輩は名無しである:2012/07/20(金) 09:16:27.45
たまに読むならともかくとして、いい大人が児童文学を
また一冊また一冊と読み続けるのは変態でない限りちょっと難しい。
日本語で絵本や児童文学を日常的に楽しんでる人はもちろん別ですが。
要は、ふつうの読書の一部に英語なりその他の外国語のものもふくまれるという形が
よいとするなら、日本語で読みもしない児童書からスタートというのは不自然なんだよね。
だから例えばダールならばsomeone like youみたいな大人向けの本のほうが、
日本語ででもそれなりの読書経験を積んだ人には豊かな楽しみ方がありそうだね。
ま、人によりけりでしょうけど。
易しいものからと思って蛙のお友達のシリーズ物絵本買ったけど途中で飽きた
ほんの少し難しいくらいのがいいと思う
292 :
吾輩は名無しである:2012/07/20(金) 23:57:04.10
ううむ、おまえらは児童文学をかなり侮っているね。
物語のアタヴィスティックな訴求力はいかにして育まれるのか、
そもそも物語とはいったい何か、人はなぜ物語を希求し続けるのか?
そういう根本の問題を一生に一度くらいは
とくと考えてみたほうがいいぞ。
こぐまのプーはエマや大いなる遺産や戦争と平和と同等の、
ライオンと魔女と衣装箪笥やBFGやマチルダは、
ロレンスやスタンダールやドストエフスキー等のどの作品よりも
高い存在意義を持っていると思うのだけどなあ。
べつに児童文学を侮ってないでしょ
並みの絵本や児童書を選んでも簡単すぎて飽きてしまうよという話
294 :
吾輩は名無しである:2012/07/21(土) 08:14:17.95
わーい、みんなありがとー
トーマスABC、よみおわった
この充実感、うれしいよ
ダールっていうひとが人気みたいね
でもかなりむずかしそう・・・
いっしょに読んでくれるひといないかなー
295 :
吾輩は名無しである:2012/07/21(土) 08:52:10.48
>>292 君は大人になって初めて児童文学を読んだのかもしれないが
普通の人はそういうものをすでに読みながら育ってきてるわけ。
ぜんぜん侮ってるわけじゃないの。
君は自分の経験を絶対だと思いすぎてるんだよ。
近代日本の三流、四流の私小説作家たちみたいにね。
こんなことを簡単に言い切るほどずさんな頭なのに。
↓
>こぐまのプーはエマや大いなる遺産や戦争と平和と同等の、
>ライオンと魔女と衣装箪笥やBFGやマチルダは、
>ロレンスやスタンダールやドストエフスキー等のどの作品よりも
>高い存在意義を持っていると思うのだけどなあ。
296 :
吾輩は名無しである:2012/07/21(土) 09:08:21.51
>>295 ひょえー
わたしなんか全然ふつうじゃなかったのかー
みんなものすごくたくさんよんでるんだね
すごすぎ
297 :
吾輩は名無しである:2012/07/21(土) 22:16:30.08
>>264 お前、日本語もまともに読めないアホか?
世の中の全部の短いものを読めなんて言っとらんぞ。
298 :
220:2012/07/21(土) 22:21:13.90
ちくま文庫のコンラッド短篇集の中では「ある船の話」が印象に残った。
ボルヘスの「八岐の園」を思い出したな。
299 :
吾輩は名無しである:2012/07/21(土) 23:59:00.60
>>298 ああ、なんだかそれ読みたくなるね。
しかし君、読むの遅いんじゃない?どうでもいいけど。
まぐな級のノロサじゃないの?
>>299 一日に5ページくらいしか読まなかったからね。
仕事もしているし、他に趣味もある上、本も同時併行で5、6冊読むんだよ。
301 :
まぐな:2012/07/22(日) 00:57:53.88
くだらん
302 :
--:2012/07/22(日) 04:28:28.38
クレア・キーガンを挙げてみる
なら俺はサラウォーターズでも挙げてみる。
ではサミュエル・ピープス氏の日記を
306 :
吾輩は名無しである:2012/07/25(水) 00:27:56.18
>295
いやいや、なんとか花子の訳文などでは
こぐまのプーの素晴らしさの片鱗も伝わらないぞ。
BFGも然り。
マチルダとライオンは、翻訳のデメリットを
それほどは蒙らないかもしれないけれど。
話の咬みあわない人ですね。
ダレルの黒い本を読み始めたけど挫折しそう
309 :
吾輩は名無しである:2012/07/27(金) 01:35:49.56
ハーディのFar from the Madding Crowd、
残りわずか40pでプロットは色々と宙ぶらりんのまま。
この微妙な展開から、はたして鮮やかなオチをつけられるのかしら?
>>309 おお、あと40ページ。読了後につづく。
>>308 そんなもの読んでいる人はほとんどいない
>>311 だからなに?
きみはみんなが読んでるものしか読まないってこと?
もっともダレルの黒い本はある意味すでに古典だから読んでる人は多いはずだが。
>>313 英文学全体を視野に入れて話題にしたいからでしょうね。
それよりなんでそんな無意味なことをわざわざ書くのか、そっちのほうが不思議。
315 :
吾輩は名無しである:2012/07/31(火) 12:12:31.51
遥か群衆を離れて、昨日読み終わった。
ジャケット裏には‘ハーディの最もコミカルで、
ハートウォーミングな作品の一つ’とあったが、
物語中盤以降のほぼ全域でうら若いヒロインが
男たち(うそつきDV夫&隣人ストーカー)にいたぶられ続ける
という内容で、苛々することこの上なし。
されど、出だしとオチはいたって爽やかだし、
穏やかなユーモアも良いアクセントになっている。
総じて言えば上々の出来だな。
オトラント城奇談やウドルフォの秘密もむくつけき中年男たちが
ヒロインを延々と、延々となぶりものにする話だったけど、
イギリス男って実はわりと粘着Sなのかしら?
どうかしらねえ……
『遙か群衆を離れて』はハーディの代表作のなかでは珍しくハッピーエンド
で、読後感は爽やかだね。ただ、構成や文体は荒削りな感じで、『帰郷』や
『日蔭者ジュード』より完成度は落ちる。
そうねえ・・・・・そうとも言えないんじゃないかしら
ハーディ乙
320 :
吾輩は名無しである:2012/08/01(水) 15:46:13.36
ナイスハーディ!
321 :
吾輩は名無しである:2012/08/01(水) 16:55:03.66
オリンピック関連でイギリスの小説ってなんかないの?
シリトー『長距離走者の孤独』
オリンピックじゃないじゃん
ブラッドン「ウィンブルドン」
炎のランナー
ジョージ・エリオット、ヴァージニア・ウルフ、キャサリン・マンスフィールドあたりが好き。
ヴァージニア・ウルフは手に入れやすいが、それ以外が入手しづらい。
復刊しないのかな?
326 :
吾輩は名無しである:2012/08/04(土) 01:16:14.35
マンスフィールドとか新潮文庫は絶版なんだ?
女性作家は読めないね。おぇーーー
英語の勉強のためにピーターラビット読んでみたら
冒頭から父親がパイの具にされてて
あまりの残酷さに涙が出てきた
330 :
吾輩は名無しである:2012/08/09(木) 18:56:00.79
>>330 これっぽっちも
自分もパイにされないように気を付けないとっていう程度
とりあえず父さんをパイにしたじいさんとピーターとの間にひと悶着はあるけど
復讐云々が原因じゃなくてピーターがそこの家の畑に忍び込んで野菜を貪り食った所為
332 :
吾輩は名無しである:2012/08/09(木) 19:07:19.03
>>331 へー面白そうだね
ピーターラビットの英語って難しい?
Webにあればちとみてみたいよん
そういう危険があるから後の展開がはらはらドキドキするんだよね
>>331 子供用の絵本だから英語自体は難しいものではない
読み物ではちょっと見つけられなかったけど
YouTubeで「peter rabbit」で検索したらアニメ版がいくつか見られるよ
勿論音声は英語で
本物のうさぎの可愛い動画もあるけどw
「peter rabbit text」でグーテンベルクでたよ
挿絵があまり可愛くない・・・
337 :
吾輩は名無しである:2012/08/10(金) 00:05:43.32
338 :
吾輩は名無しである:2012/08/10(金) 20:17:47.36
辞書ひかずに原書でテキトーに読むクセがついてしまって、いくら読んでも英語がまったく上達しない。
どうしたら洋書を(遅くてもいいから)完璧に読みこなせるようになりますか?
>>338 レベルは・・・
そこらのペーパーバックは普通に読めるが、古典はからきしダメという程度です。
まぁ古典の場合は和訳でも読めないというパターンがあるのですが。
340 :
吾輩は名無しである:2012/08/10(金) 21:21:05.91
あまり速くもなく、かと言って遅くもない適当な速度での音読を
楽しむっていうのをしばらく続けるのはどうですか?
たぶん、現状のペーパーバックというのは、かなりのスピードで
こなしているんでしょう。音読で言葉のリズムをお腹にいれるのは有効だと
思いますが、いかが?
>>340 レスありがとうございます!
音読は考えたこともなかったです。
ちょうどいい素材があるのでやってみます。
語彙力に関してはどうしましょう?
暗記が苦手なのでわからないのがあると勘で逃げるクセがついてるわけですが、地道に辞書作業に戻るしかないですよね。
英文の先生とか見てると記憶力半端ないって感じがしますが、自分にはとても・・・。
>>340 そういえば英文科の講読って音読してからの和訳ですよね。
和訳のほうに注意がいきがちだけど、実は音読けっこう大事なのかも。
相当数のミステリ読み込んで
満を持したつもりで文学作品に挑戦すると
あえなく玉砕する
ミステリとかエンタメは英語圏の半文盲にも読めるように書いてあるから
345 :
まぐな:2012/08/11(土) 03:37:11.87
全く難易度が異なるよな、ものによって。
346 :
吾輩は名無しである:2012/08/11(土) 04:00:12.09
読み難いのを、あまり自分の所為にし過ぎないことだな。
なんて偉そうに言ってみたが、いろいろと自分に合いそうな
作家、作品を探すのも大事では?
昔、ペーパーバックにTOEIC何点以上の人にお勧め!とかの意味の
表示があったが、あれは当てにならない。人によって違う。
俺が読みやすいと思っていたものが最高の点数を与えられていたりして
驚いたりする。
面白いとか、文章が好みだと感じれば、読者の熱意も変わってくる。
まあ純文学でもkazuoとかなら簡単だけど
348 :
吾輩は名無しである:2012/08/17(金) 21:16:32.09
>>347 「never let me go」はけっこう簡単だったけど「The Remains of the Day 」は挫折したな
原書で読むのは
ホールケインを読んだことがある人は少ないのかな。
日本では人気なくて悲しい。
コンラッドを原文で軽く読んでみようとしたが、無理だったわw
上で言われているとおり、文章がおかしい。
文法といい単語といい、何かがおかしい。
これじゃ、英語圏の人間ですら読むのが困難だろうよ。
352 :
吾輩は名無しである:2012/08/19(日) 23:18:26.39
確かにノストロモはけっこうレトリカルで読みづらかったな。
奇っ怪に感じるほどでも、挫折するほどでもないけれど。
ほぼ同時代のヘンリージェイムズの英語のほうがよっぽど変だろ。
あれはもう変態の域にある、文体の迷路だ。
作品にもよるだろうがブロンテ姉妹、ハーディ、スティーブンソン、
キプリング、ストーカー、モームあたりなら
フィッツジェラルドやロレンスの延長気分で読めるかも。
20世紀初頭の米ではMy Antonia とThe Call of the Wildがお勧め。
わりと読み易かった記憶。
353 :
吾輩は名無しである:2012/08/19(日) 23:59:19.31
日本語ですら、文章の癖が気になる人が多いのに、外国語なら
作家によって文章の好き嫌いや読みやすさの違いが出てくるのは
当然。読みやすいのを読めば良いだけの話。
名作の評判が高いからとかで、無理矢理読んでもしょうがないw
354 :
吾輩は名無しである:2012/08/20(月) 08:23:59.58
My Antonia は読みやすさ以上に、物語としての面白さから
大いにお勧めする。
それからついでにTo Kill the Mockingbirdもね。
泣いても知らないから。
なんで日本ではこんな素晴らしい小説が読まれないのかね?
>なんで日本ではこんな素晴らしい小説が読まれないのかね?
やれやれ(笑
古典小説は読みにくいと留学生が言ってた。
英語が母語の人間ですらきついみたい。
357 :
吾輩は名無しである:2012/08/21(火) 10:17:11.65
>355
なにか意見でも?
358 :
吾輩は名無しである:2012/08/21(火) 10:52:43.64
中世近世初期の読者には常識でも、
ラテン語とか古代ローマ帝国関連のエピソードとかなんかを頻出されると
脚注みたいのがないとまずわからない。
英文学に限らずどうも西欧文学の古典ってのは・・・。
西欧に限らずどうも古典文学ってのは・・・だろ。
ラテン語や古代ローマ帝国関連のエピソードなどが頻出すると
当時の読者からすれば常識であったことも、なんらかの形で注記がないと
われわれ現代の読者にはわからないことも多い。
西欧に限らず古典文学はそれほど手軽に楽しめるもんじゃないね。
漱石あたりでさえ注釈なしでは難渋するからなぁ、草枕なんかさ
362 :
吾輩は名無しである:2012/08/21(火) 12:12:03.84
脚注に相当する情報をネットで直に得られるオンライン読書が
お勧めだよ。
あるいは市販の電子書籍はハイパーリンクだらけ?
そんな知識がなくても楽しめるのは何故だろう
本に脚注がちゃんとあるからw
365 :
吾輩は名無しである:2012/08/21(火) 23:45:30.32
Howards Endの半ば。
フォースターの長編を英語で読むのは初めて。
構文が複雑なわけではないのに、なんでこんなに頭に入ってこないんだろ??
ハーディやコンラッドより読みづらいよ。
366 :
吾輩は名無しである:2012/08/22(水) 09:19:31.32
ハーディーやコンラッドはちゃんとしたストーリーがあるからな
368 :
吾輩は名無しである:2012/08/22(水) 23:40:33.00
それだ。
ヴァージャイナ・ウルフを思わせながらも
ウルフほどスタイリッシュでも濃密でもない心理的点景が頻出し、
ただでもアドベンチャーの少ない物語に
白昼夢的な浮遊感を付け足してくれるわけ。
ネイティブのスピードで読めれば、もちろん、
もっとずっと楽しめるのだろけどね。
かてて加えて、20世紀の小説にしては未知の単語が多過ぎる摩訶不思議。
ディケンズやオースティンを読んでいたって、
こんなに知らない単語は出てこないぞ。
気温のせいかしらと一瞬思ったけど、違うな。
ヴァージャイナ
370 :
吾輩は名無しである:2012/08/24(金) 06:54:55.76
「ハワーズ・エンド」は読んでないのだけど、なにせ、
ヘンリー・ジェイムズやコンラッドとほとんど同時代の、
100年以上前の作品だからね。
英語が難しくてもそんなに不思議ではないような。
アイヴォリー監督の映画版は素晴らしかったぞ。
371 :
吾輩は名無しである:2012/08/26(日) 10:13:16.34
やっぱ、名作文学のスレッドは、いいなあ。
いま勢いのある英国作家って誰だろ?
イシグロしか思い浮かばない
マキューアン、バーンズ、・・・若手でいないかな
チャイナなんとかさんは自分には合わなかった
373 :
吾輩は名無しである:2012/08/26(日) 23:08:16.06
Howards End、半ばを過ぎてやっと物語が動き始めた。
少し面白くなってきたかな。
今月中に必ず読み切る。
374 :
吾輩は名無しである:2012/08/28(火) 11:55:26.19
376 :
吾輩は名無しである:2012/08/28(火) 21:37:41.77
>>373 i'm gonna follow your exemple, sir!
379 :
吾輩は名無しである:2012/08/30(木) 15:26:07.39
誰かがすでに言ってたけど、19世紀って、英文学でもその他の国の文学でも、黄金時代だったんだねえ。
調べていけばいくほどに、すごい時代だったんだって感動させられる。
19世紀のファンになっちゃったわいの。
380 :
吾輩は名無しである:2012/08/30(木) 16:21:22.68
どう凄かったんだかちいと教えてくれんかの。
381 :
まぐな:2012/08/30(木) 16:33:06.37
原書読みの人はロルフはしってるかい。ウルフじゃなくてロルフ。
382 :
まぐな:2012/08/30(木) 16:33:57.98
なかなか歯が立たん文章だが奇妙な感じがあるな。
383 :
吾輩は名無しである:2012/08/30(木) 19:33:12.22
どういう意味ですごかったかって? 20世紀に比べて、はるかに文学が面白いじゃん。
そう思いませんか?
音楽なんてもっとそうだよ
385 :
吾輩は名無しである:2012/08/30(木) 21:44:24.42
やっぱり訊くんじゃなかった。
386 :
まぐな:2012/08/30(木) 22:10:41.64
佐藤亜紀がここにいたら18世紀(笑)とかいいそうだな。あんな物は片手間でもかける、と豪語していたぞ。
387 :
まぐな:2012/08/30(木) 22:11:43.96
19世紀だった。
技巧に走ればいいというもんでもないんだよ
あえて言わせてもらえば技巧とか技法なんてもんは
作家の自己満足にしかすぎない場合が多い。
音楽の例を出したが、20世紀以降のクラシックなんて
ゴミみたいなのが殆どだろ?
程度の差だけで文学も似たようなもんだ。
390 :
吾輩は名無しである:2012/08/31(金) 09:34:26.72
>>389 すごく大胆な意見。でも、一理はあると思う。
そうすると、あなたの意見では、いつごろの文学や音楽が最高?
391 :
吾輩は名無しである:2012/08/31(金) 11:08:07.23
>>390 べつに大胆でもなんでもないんだよ。
そんなふうに言い捨てるのは一番簡単だし、多数派でさえある。
いい気なもんなんだ。
君のような質問したってまともな言葉はかえってこないよ。
音楽は無調や12音技法が出てからカスみたいなのが幅を利かせるようになった。
文学だってフィネガンみたいのはキチガイの落書帳みたいなもんだろ。
あんなのを有難がってるやつは、自分が難解な作品を理解できるポーズを取りたいだけ。
393 :
吾輩は名無しである:2012/08/31(金) 13:54:03.44
394 :
まぐな:2012/08/31(金) 15:47:46.18
佐藤亜紀が怒り出すぞ!w
395 :
吾輩は名無しである:2012/08/31(金) 16:19:25.54
音楽でも文学でも、やっぱり僕が本当に好きな曲は、
みんな19世紀のもののような気がする。
これは、[言い捨ててる」だけじゃなくて、
真面目に考えて、そう思うんだけど。
吉田健一によると本当のヨーロッパは18世紀まで
397 :
吾輩は名無しである:2012/08/31(金) 16:25:06.27
そうそう。文学や音楽だけじゃなくて、建築とか美術にしても、
もしかしたらその他のいろんな分野の芸術にしても、
僕が好きなものはもしかしたらほとんどが19世紀のものかも。
20世紀になると、わけがわからなくなってくる。
398 :
吾輩は名無しである:2012/08/31(金) 16:39:49.70
芸術家たちが方法を追求するようになったから
それなりの知識がないと享受しきれないものが出てきたということでしょう。
きみの精神が本当に19世紀の作品で満足させられるなら、それだけ読んでいれば
いいわけですね。しかし視野がそれなりに広がってくればそういうことは、まあ、ありえない。
399 :
吾輩は名無しである:2012/09/01(土) 03:25:34.14
>>398 それは20世紀の発想だよ。
21世紀は受け手に知識を求めるだけでなくて、作り手のプレゼンテーション
能力が問われている。インスタレーションなんか典型的。
?
401 :
吾輩は名無しである:2012/09/01(土) 10:17:07.69
>>399 穴に帰りなさい。
そして二度と出て来るんじゃない。
402 :
まぐな:2012/09/01(土) 15:45:00.54
「美」とかを楽しみたい人だけのために小説はあるわけではないからな。
狭い、狭すぎだよ、オマエらの世界観は猫の額の10分の1
蟻の額で十分だ
405 :
吾輩は名無しである:2012/09/27(木) 11:08:45.13
ユリシーズを英語で読み通した人いる?
あるいは読みかけている人。
率直な感想をぜひ聞かせほしいな。
406 :
吾輩は名無しである:2012/10/02(火) 15:49:00.06
日本にはキリシタン迫害の伝統がある
欧米文化の基底にはキリスト教がある
日本には基本的に欧米文学の理解は不可能だと思う
英文科改めキリシタン迫害科がよいと思います。
べつにキリシタン迫害の「伝統」があるわけじゃない。
ある特定の短期間、キリシタン迫害の「過去」があったというだけ。
日本人教授は外国語で論文を書くべきであり
外人教授は日本語で書くべきでしょうね。しかし
日本に数十年いても日本語で論文が書けない外人教授とかバカだと思うよ。
日本語でレポートすら書けないバカ外人教授は日本から出て行け。
?
>>405 まだ読んでなくて最初の方を眺めてるだけだけど、
フィネガンに比べたら何とか読める気がする。
Virginia Woolf の好きな人は、いるかな?
いないよ。
413 :
吾輩は名無しである:2012/10/16(火) 23:33:20.48
燈台へ、に感動した。
結末の抒情的な高揚感はただごとではない。
ダロウェイ夫人はいみふ。
どちらも英語で読んだ。
414 :
吾輩は名無しである:2012/10/16(火) 23:38:46.81
大昔にロンドンで買ったユリシーズをようやく読み始めたんだが、
読みづらくて(理解できなくて)断念する初めての英語の本になりそう。
といっても、The Voyages of Doctor Dolittleに続いて英語の本を読むのは
これが二冊目ですけどね。
416 :
吾輩は名無しである:2012/10/17(水) 12:12:32.44
>>411「オーランド」映画面白かったからヴァージニア・ウルフの原作読んだら読みにくかった。
そりゃ、どんな映画でも、小説に比べたらはるかにわかりやすいんだけど、
Virginia Woolf に場合は特にそうだよね。
僕の場合は、To the Lighthouse と Mrs. Dalloway と、
二つとも映画で見たらとても分かりやすかったけど、
原作はかなり難しい。でも、難しいけど、何度も読み返してきちんと
理解したくなる作品だということだけは、第一回目に流し読みした
段階ですでにわかる。不思議な魅力があるね。
この stream of consciousness という手法は。
418 :
吾輩は名無しである:2012/10/17(水) 15:15:15.57
ヴァージニア・ウルフの文章は「英文学の極北」と呼ばれてるそうですね。
僕の英語力だとかなり難しかったです。
関係ないけど彼女レズビアンですよね。
日本に数十年いても日本語で論文が書けない外人教授とかバカだと思うよ。
420 :
吾輩は名無しである:2012/10/18(木) 06:45:16.26
オースティンもディケンズもウルフも辞書なしで楽しく読めるんだけど、
ユリシーズはわけわかめ。
421 :
吾輩は名無しである:2012/10/18(木) 07:13:47.07
ジョイスか…
ユリシーズ翻訳した人とお酒飲んだことあります(どうでもいい)
>>420 辞書なしでそんなに楽しめるなんて、すっごいなあ〜。
でも、そんなひとにとってさえ、ユリシーズは
難しいんだね。僕にとってちんぷんかんぷんなのも、
当然ってわけね。
あっ、辞書なしで読むってのは翻訳ですよ。
てへっ、誤解しないでねw
∧∧
ヽ(・ω・)/ ズコー
\(.\ ノ
、ハ,,、  ̄
 ̄
426 :
吾輩は名無しである:2012/10/18(木) 12:53:17.66
どういうむずかしさかということだよね。
ジョイスの場合は語彙的な関門がまずあるわけでしょう。
ウルフの東大へ
英語で読もうと思ったけど難解すぎて3ページくらいで断念した。
ジョイスの「ダブリン市民」はちょい難しいが何とか読める。
難しいとうのも文章がというより描かれている状況が難しい。
>>427 描かれている状況が難しい、ということは、
とうじのだぶりんの歴史的、社会的状況を深く知っておかないといけないって
いうことかな? それはともかく、ジョイスもちゃんと読んでみたい。英語で。
∧__∧ - ― -─── .─;─.────────━━Λ━,━∴━━━
__ ( ´Д`) --,──.──∴─,,────────━━*━ . .; ・
─── r/ (⌒y〜イ,,,ノ __ ヽ, 、 ・,‘ . ,ノ ; ; ; ,Λ.
,;; / /ヾ,r'”イj` y'⌒Y⌒´;;`ソヾ,、r X´_,,-‐‐'´〜;..u、ル'、ソ⌒h'";,t, y_ ・;・
(曲/ ,f ミ--‐'リ"''‐--''t){"人,;'"r~~`´ ヽ";;,,:リ、゙j"=-,1xハ:''ヘ,,jミ《' シ;#・∀)`j・..∴
l _, I jヽノヽ、t`;,.Aヽ、_;;-'''i,ア~'';,,y´ 入ソヽ‐-,,}`'j゙′イ '゙i y’〕、.イ′*つ ←
>>424 i ハ f ‐-t"'"二==ミ ,,_'-'‐ヾ、 '"゙゙彡 '゙゙゙`⌒ヽニ三,, `,, Y.:;'
/ / '; ヾ - -j―── ヾ───ソ──────━━━ゞ 〆) ・: ヽ━━━
/ ノ ヽ、 ヽ - ―─────ゝ────────━━・━━/ /( /━∵,
─/ _,/─ 丶, ヽ ― --─── ノ─────────━━━( / ) /━━━
─/ j'──── .〉 ,i ‐- ―────'─────────━━━..し' ━し━.━━
(__,ノ (__j ―─────────────━━━━
>>428 社会的状況というか、河原で友だちと遊んでると変なオッサンが
何か出しながらこっちに近付いてきて何だよあれ?みたいなこと。
431 :
吾輩は名無しである:2012/10/19(金) 08:29:39.06
ユリシーズは日本語に翻訳したものも読む気にならない。
翻訳者のひとり永川れいじさんさん(故人)に「よくあんな難しい話を翻訳する忍耐力がありましたね」と聞いたら、「だよね〜。あっはっは〜」と言ってました。
432 :
吾輩は名無しである:2012/10/19(金) 08:44:12.29
>>430 そういう状況なら、「難しい」とは言っても「難解」ってわけじゃないんでしょ?
まだ読んではいないんだけど、いずれ挑戦するつもり。
でも、なかなか勇気がいる、というか根気が必要みたいだね。
433 :
吾輩は名無しである:2012/10/19(金) 23:50:48.37
灯台へ、の冒頭には、ギネスに乗りたかっただけぢゃ?
と疑いたくなるほど長くて複雑怪奇な超絶センテンスがあるな。
おれの心もそこでいきなり折れたよ。
何年も前に読書狂の英国女にそのペーパーバックを見せて、
これはいったい普通の英語なのか?と聞いたら、
これはもしかしたら英語ではないかもしれない、と笑っていた。
ウルフを読んだことがないので代わりに読んであげる、
と言われて貸したきりまだ本は返ってこない。
おれは別のペーパーバックを買い直して、数年後に結局読み通したのだが、
最初の数ページはミーハー返しのハッタリ超絶技巧だったようで、
それ以降はそれほど複雑な構文は出てこない。
オースティンやヘンリー・ジェイムズほど難しくはないね。
たぶんそんなに、バージニア・ウルフなんて怖くないのだ。
427です。
>>433さん、参考になりました。
いつか、もう一度挑戦してみます。
>たぶんそんなに、バージニア・ウルフなんて怖くないのだ。
↑
座布団1枚w
435 :
吾輩は名無しである:2012/10/20(土) 01:46:34.31
灯台へ、は二十世紀イギリス小説の最高峰の一つだと思う。
おれは感動したぞ。
がんばって読み通してくれ。
436 :
吾輩は名無しである:2012/10/20(土) 09:44:16.36
>貸したきりまだ本は返ってこない。
それから数年、一冊のペーパーバックをウンウン言いながら読み続けて
哀れな狂女と化した「英国女」を想像した。
Virginia Woolf
--- To the Lithouse
--- Mrs. Dalloway
二冊とも、原書で最後までざっと読み通した。ざっと読んだだけだから
まだちゃんとは理解してないけど、大雑把なあらすじはつかんだので、
もう一度読み直してみる。今度は辞書を引いたりしてゆっくりと。
438 :
吾輩は名無しである:2012/10/22(月) 00:34:41.68
ヴァージャイナ・ウルフ
ここはサルマン・ラシュディの話題でないんだね
おまえが出さないからだな
441 :
吾輩は名無しである:2012/10/25(木) 22:01:36.30
原書で最初から敬遠している本はたくさんあるが、読めそうで読めなかつたのが、
灯台へ、とネジの回転。
442 :
吾輩は名無しである:2012/10/26(金) 02:14:01.49
ヘンリー・ジェイムズをすらすら読めたらかなり変態でしょう。
オースティンの一見複雑怪奇な構文をじっと見つめ続けると、やがて、
いつしか密林の奥深くから数学的に明晰なリズムが聞こえてくるのだ。
しかしながらジェイムズの文体のリズムはまだ感知できずにいる。
ねじの回転とThe Aspern Papersしか読んでないのだけど、
あれはたぶん変な英語。
おおっヘンリー・ジェイムズが話題になってる!好きなんだよね、といっても翻訳で3つ読んだだけだが。
今精読中の洋書を読み終わったら何かnovella読もうと思ってて、ねじの回転を検討中なんです。
このスレは初めて書き込ませて頂くんだけど、442は別の板で会ったことがある。多分。
(その板で文学の意義を語ったり19世紀がどうこう言ってたうざかったやつが僕)
英文学は翻訳なら少しぐらいは読んでるんだけど、洋書は僕はまだ全然でアメリカ文学をさまよってるとこなので
このスレでは当面見物させて頂きます。
Test
Shakespeare のスレに書き込もうとすると、何度やってもエラー。
すまないけど、ここに書くね。
Shakespeare って、やっぱ天才だね。
She should have died hereafter;
There would have been a time for such a word.
Tomorrow, and tomorrow, and tomorrow,
Creeps in this petty pace from day to day,
To the last syllable of recorded time;
And all our yesterdays have lighted fools
The way to dusty death. Out, out, brief candle!
Life's but a walking shadow, a poor player
That struts and frets his hour upon the stage
And then is heard no more. It is a tale
Told by an idiot, full of sound and fury
Signifying nothing. ― Macbeth (Act 5, Scene 5, lines 17-28)
>>446 その解説をじっくり読んだけど、きちんとは理解できなくて残念。
かと言って、従来の二人の翻訳に納得しているわけでもない。
ここの部分は、僕にとってはまだ難しすぎる。
誰か、解説してくれないかなあ。
448 :
吾輩は名無しである:2012/10/30(火) 09:38:31.44
>>447 「解説さがし人」のマグナ先生にお願いしたら見つけてくれそうなもんだがねえ。
あの先生も見つからないと黙っちゃうからねえ。
シェイクスピアのスレが、稼働しなくなったので、ここに貼り付けるよん。
>>221 実務にしか興味のない連中って、所詮はその程度のもんなんでしょうね。
Shakespeare を知らないことを恥だとも思わない連中とは、
話をしても無駄でしょうね。
450 :
吾輩は名無しである:2012/11/03(土) 09:25:11.94
Shakespeare を知らないことを恥だと思ってるような人とは・・・
まあ、酒に誘われてもご辞退したいもんですな。
お前なんかを相手にする奴は、
どうせ馬鹿なんだから、
付き合う意味なし。
酒に誘われたこともない癖に。
453 :
吾輩は名無しである:2012/11/04(日) 08:22:00.60
日本にはキリシタン迫害の伝統があります
キリスト教と天皇は共存できないからです
皇太子(現天皇)がクリスチャンと結婚したことは敗戦の象徴なのです
>>452 おまえ酒に誘われることもないのか・・・
いや、なにも言わないよ・・いるんだなあ、おまえみたいの・・・
455 :
sage:2012/11/05(月) 10:41:38.37
高尚?な文学をたくさん読んでもこんなやりとりしか出来ないという例
Robert McLiam WilsonのEureka Streetが猛烈に面白かったんだが読んだ人いる?
>>457 もしかして、その作家の作品はまだ一冊も邦訳されてないのかな?
ググってみたけど、ヒットしない。その作家の英文は、どうですか?
読みやすいですか? 難解ですか?
Amazon の書評をちらっと読んでみた限りでは、かなり面白そうですね。
460 :
吾輩は名無しである:2012/12/03(月) 07:15:19.13
Virginia Woolf "Mrs. Dalloway"
一度だけざっと通読した。そのあとしばらく期間をおいたあと、
今、チラチラと拾い読みしてる。
小説のちょうど真ん中あたりに出てくる Septimus の病的な心理描写が
とても面白い。かつての僕にすごく似てる。
言い忘れましたが自分は中国語訳で読みました。
中国語は英文からの翻訳が自然なながれになり快適に読めると思います。
462 :
吾輩は名無しである:2012/12/04(火) 14:31:05.07
中国語訳とは、すごい。
ダロウェイ夫人はずっと前に読んだのだけど、読後感のさわやかな本だった記憶がある。
charityに関する部分が印象に残ってる。よし見つけた。
For the truth is ... that human beings have neither kindness, nor faith, nor charity beyond what serves to increase the pleasure of the moment.
464 :
吾輩は名無しである:2012/12/05(水) 09:56:03.02
>>463 おお、その一節は、僕も好きです。
"Mrs. Dalloway" は、今、二回目の通読をしているところだけど、
とてもいいですね。文体も poetic っていうのか、流麗ですね。
最初はとっつきにくかったけど、慣れてくると面白さが
わかってきた。"Mrs. Dalloway" の原作を読むのと並行して、
その映画版をみるととても参考になる。映画版もとても良くできてると思う。
Youtube 上で投稿されている Mrs. Dalloway の映画、90分
http://www.youtube.com/watch?v=w227rhzbQ_c
こっちは英語板みたいに気違いの「読んだふり」攻撃が入らないから
原書の話が心置きなくできるね
463のように書けばいかにも原書を読んだように見えるでしょう。
でも自分は英文学の原書はまだ一冊も読んでないです。
Mrs. Dallowayみたいのに至るには今から最低2年はかかると思う。
あなたみたいな本物は日本人では千人に一人ぐらいしかいないでしょ多分。
他国だとShakespeareとかDickensとか趣味で原文読んでるノンネイティブに
何人か会ったことありますけどね。日本も旧制高校で全寮制の頃は結構いた
みたいだけど。
映画の併用いいですね。自分も先週読み終わった洋書の映画版を
今レンタルで借りています。
467 :
吾輩は名無しである:2012/12/06(木) 06:40:05.50
確かに、「洋書を読んでる」人はたくさんいるけど、具体的にどのくらいのレベルの
洋書を、どれくらい深く読み込んでいるかは、千差万別でしょうね。だから、
「洋書が読める」能力のレベルも、本当は1,000種類くらいのレベル分けをしないといけないはず。
それは、「英語が話せる」ということにも言えるんだよね。英語がしゃべれないと思っている
日本人だちは、「英語が話せる」人と「話せない」人とのに段階しかないかのように
思いがちだけど、実はこれにも、1,000段階くらいのレベル分けをしないといけないはず。
それはあるなあ
べつにレベルわけする必要はないだろうけど(笑
読むことで言えば、楽しんで読めるってことでしょう。
英語の本を習慣的に楽しみで読んでる人は、現在の日本ではかなりたくさんいるでしょうね。
「千人に一人ぐらいしかいないでしょ多分」っていう発想は根拠がなさそうですが、
たとえば高校の教室で一緒だったクラスメートの中に大人になっても
英語で小説を読んでそうな仲間が一人二人いるでしょう。
大学の同級生ならもっといるんじゃないかな。
そういうふうに考えれば、英語の文学というかベストセラーを含めれば
英文での小説読者はそうとういるはず。
じっさい東京で通勤電車に乗ってるとペーパーバックに夢中になってる人、けっこう目に付くし。
The New York Times No1 Bestseller みたいなのは割とサクサク読めるようにはなってきたけど
ダロウェイ夫人や灯台へなんかは大苦戦でつ
471 :
吾輩は名無しである:2012/12/06(木) 22:19:31.98
作家です。
英語で小説を書いています。
著作は20冊ほど。
根っから明るい日本男子です(you always make me laugh…とよく言われます)。
趣味は走ること。
末永く友達付き合いが出来る人を希望。
学生さんからの質問もOKです。
英語に関することでも、本を書くことに関してでも
きちんとした質問にはきちんと答えます。
Skype me! スカイプID: an.investor
いんや実はぼんやりとは根拠あったのです。TOEIC900点以上は日本人の百人に
一人がとれるのだけれども、とれた時自分はそんな難しい本読むのはありえ
なかった(今はその時より少しはは英語力が増してるはずだけど、今でも
無理)。Woolfクラスの古典が読めるハイレベルな人は相当限られてると思う
のでTOEIC900以上の中でも1/10と仮定し、計算すると千人に一人。おっしゃる
とおりどのレベルで読めるかというのは確かに問題で、一桁ぐらいは変わるかも。
別の推計も考えてみました。英文科入る人は恐らく2〜3%ぐらいのはずで、
その中でも原書読まないと卒業させないような大学は2〜3校に1校ない
でしょう。その中でもハイレベルな文学読むに至る人が2〜3人に1人だった
とすると三百人に一人。この推計なら甘目ですね。総数=英文科+かなり
長期の帰国子女+趣味人と考えるべきかもしれないけれども、かなり長期の
帰国子女と趣味人は推計の方法が思いつかないので。
高校のクラスメートに英語で小説読んでいそうなのはいないですね。大学でも
自分は理系かつ理系サークルだったのであまりいませんが(皆隠してるだけ?)、
普通の英語の本なら読んでる人結構いるかな。文学部に移った知り合いは
英語で文学読んでるみたいでしたけど彼でようやく1人。女性たちでは
もっと多そうですが。とある女子高出身者で源氏物語の原文読んでるっぽい人を
複数知ってますから、英語で文学もいるでしょう。
通常ペーパーバックと文学原書の人口は違うということもあうかもしれないな。
通勤電車については、通常ペーパーバック人口を五十人に一人(クラス一人)として、
電車の中で読む確率を五分の一とし、朝夕二回電車に乗り、自分の周りで見渡せる
範囲内の人数を三十人とすると、50*5/(30*2)≒4であり、週休2日の
場合週に一回見ることになるのかな。
こないだ分厚いPenguin classics読んでるおっさんをホームで見かけたのだけど
題名が見えなかった。不審者になっちまう危険冒して声かけてもよかったのかな。
もし千人に一人クラスの難しい本だった場合、先の推計をすると3〜4ヶ月に1回しか
出くわさないですから。次にそういう人を見かけた時までに何ヶ月かかるか、
から逆算して何百人に一人かを推計するのもできるな。
人気企業の面接みたいな話になってしまった。
474 :
吾輩は名無しである:2012/12/07(金) 01:21:40.87
洋書読みも多そうだな。
477 :
吾輩は名無しである:2012/12/07(金) 09:26:36.51
>(今はその時より少しはは英語力が増してるはずだけど、今でも
無理)。
まあ、くだらない計算が趣味ならあんまり本を読む時間ないよね。
それと、もう少し日本語の本を沢山読んで頭の訓練したほうがいいかも。
478 :
吾輩は名無しである:2012/12/07(金) 10:35:51.89
>>477 まあ、くだらない嫌味を言うのが趣味なら、働く時間も読書する時間もなさそうだな。
それと、お前などは世の中に有害だということをちゃんと悟って、そろそろ自殺した方が
世の中のためになるぜ。
479 :
吾輩は名無しである:2012/12/07(金) 12:59:32.20
きみ、人に自殺しろって、そういうことをどうして言えるのかな。
反省したほうがいいぜ。
他人に向けておまえは世の中に有害だから自殺しろっていう・・・
481 :
吾輩は名無しである:2012/12/07(金) 20:08:58.26
トロイ奴らだW
洋書専門の古本屋が昔、東京の広尾か南麻布あたりにあったが、
そこでペーパーバックを開くと、最初の10〜20ページで
諦めたのが分かるのが殆どだったなW
スレ汚しちゃってごめんなさい。
日本語がダメだから理系なのさ。アタマは悪いから仕方ないよ。
本読んだ程度じゃどうにもならん。
文学の原書で読みきったのはPearl Buckとかぐらいかな。そんなに時間もないしね。
言いたかったのは、Jane Eyreみたいに本当の原書読みたちに遭遇する
ことは日本じゃほとんどないってこと。このスレに集まってる人たちはかなりすごい。
483 :
吾輩は名無しである:2012/12/07(金) 23:54:31.62
英文科の連中って英語の本(←授業の教材以外の)読むんだろうか
大学生くらいの若者が電車の中でペーパーバックとか読んでるのめったに見ないんだが
(まあ英文科の学生そのものがめったにいないのかもしれんが)
今どきの大学3、4年生あたりの英文科の学生なんて、
英語どころか本自体、ろくすっぽ読んでないんじゃないかなあw
卒論に選んだ作家に関する先行研究論文を、辞書をひきつつヒイヒイ言いながら2、3本読んで、
それらをまとめてハイ、終わり。だと思う。
さすがに大学院生ともなると、英語で大量に読んでいる。
未邦訳の研究書をバンバン読まないと、勉強しているとは認められないし。
ただ、楽しみのためにペーパーバックを読む人は研究者向きではないと思う。
むしろそういう人は専業の翻訳家になる人に多い。
それでも学生時代は周りも似たような奴が集まるからまだマシ
会社の連中にヴァージニア・ウルフだとかドストエフスキーなんていったら
青臭い奴だとか気取った奴と思われるのがせいぜい
洋書を読む人も居ない訳ではないが、サンデル教授とかジョブス自伝みたいのばかりで小説、
ましてや純文学といわれてるようなものを読む人なんて皆無
むろんこれは俺の周りの話だけど、たぶん他でも似たようなものだと思われ
うちも同じだ。翻訳であれ純文学を読んでるやつはまわりに少ないな。
純文学読むやつらには少し丁寧に面倒を見たりして、ほんのちょっとえこひいきしてやってる。
何人かはいるわけだ。
かなり多いほうだろそれ。
ふつう1人もいないだろw
純文学に惹かれる惹かれないの境目は何なんだろうね
>>488 感じが悪いかもしれんけど「知性」なんだろうな。
490 :
吾輩は名無しである:2012/12/09(日) 09:29:59.07
>>488 正規分布曲線っていうのがあるでしょ?
http://en.wikipedia.org/wiki/File:Standard_deviation_diagram.svg この曲線のうち、高くなっている部分に近いところにいる人たち、つまり平均値に
近い人たちは、自分が存在していることとか生き方とか感じ方について
何か苦しみを感じたりしても、自分の感じ方や考え方とそれほどかけ離れていない
人たちが周りにいくらでもいるから、そういう人たちとしゃべっていれば
それなりにいきていける。純文学なんてものを読まなくても生きていける。
一方、正規分布の平均値から遠くかけ離れている人たちは、自分と似た人が周りには
皆無に近いため、誰かと心を通わせたいと思ったら、純文学を書いている人たちと
対話するしかない。運良くそういう人と実人生で付き合える人はいいけど、
そうでない人は純文学ばかりに沈潜して生き続けることになる。
>>490 そういういじけた精神持ってないと純文学を楽しめないってこと?
自分はそんな風には思わないなあ。
世の中をピラミッド型と考えれば
数が多いほど底に近いってことなのに
自分たちを真ん中に置くなんて図々しいな
493 :
吾輩は名無しである:2012/12/09(日) 13:44:51.61
>>272-273 何も知らないくせに偉そうなことばかり書くなよ。
ウルフの英語なんて全然難しくない。
それに英文科の学生はそんな馬鹿じゃないし、
だいたい英語論文読むのはそんな難しくもない。
英文科の卒論は英語で書くことを推奨されるか
義務化されるかなんだよ。その程度のことも知らない
門外漢は黙ってろ。お前、文系じゃないだろ。
なるほど
495 :
吾輩は名無しである:2012/12/09(日) 15:19:52.14
>>493 まあ、東大レベルの英文科の学生のことを言ってるんなら、たぶんそれは正しいと
言えるでしょう。でも、他の大学の英文科なら実に疑わしい。
英語の論文なんて、理系の人なら文科系位の人以上に書くのだから、
英語論文を書いたり読んだりするのがさほど難しいわけじゃないことは、
みんな知ってるでしょう。論文にせよ、ビジネス書にせよ、理系の図書にせよ、
英文そのものは割に簡単。でも、難しいのは、ちらっとみると易しそうに見える
純文学。Virginia Woolf を二、三ページ読むだけなら、そりゃ簡単だよ。
でも、予備知識なしで、和訳をあらかじめ読むなんてことをしないで、
全くの白紙の状態で virginia Woolf の小説を最初から最後まで読んでご覧?
一つ一つの単語はさほど難しくない。構文もさほど複雑じゃない。
なのになぜ Virginia Woolf が難しいとプロたちが言うのか?
それは、自分で、予備知識なしで、最初から最後まで読んでみて、
それが、たとえば Steve Jobbs の伝記や、その他のビジネス書や、
自然科学や技術関係の大学のテキストや歴史の大学のテキストと比べて
どれくらいに読みやすいか、どれくらいにわかりにくいかを考えればわかりにくいか
を考えればわかる。それもやったことねえくせに、偉そうなことを抜かすんじゃねえ。
496 :
吾輩は名無しである:2012/12/09(日) 15:23:17.41
最初から最後まで読む、っていうのは、もちろん、ひとつの小説を最後まで読む、
っていうことだよ、日本語版でいえば文庫本で 400ページから500ページほどあるもの
を、最後まで読むってことだよ。
497 :
吾輩は名無しである:2012/12/09(日) 18:29:45.86
>>495 バカじぇねえかw
東大? そんなの関係ない。
東大はレベルは最低だよ。
むしろ上智や早稲田、外語大などの方が
英語力ははるかに上
お前は英文科を知らないだけだ。
自分の学歴言ってみろ。おまえ、そもそも
文系じゃないだろ。ウルフの英文が難しいなんて、
誰も言わねえよ。あれほど読みやすい英文は
珍しい。何も知らないお前が恰好つけるな。
自分の学歴言ってみろ。お前文系じゃないだろ。
498 :
吾輩は名無しである:2012/12/09(日) 18:32:06.49
英文科はほとんど卒論は事実上英文で書くか、
義務として英文で書くことが課せられている場合が多い。
逆に言うと、英文で読むのも書くのもそれほど難しくないということ。
>>495 ↑こいつは間違いなく60代以上のジジイ。大昔の感覚で英文は難しいとか
自分のレベルでものいってるバカ。おそらくは理系だろうな。
499 :
吾輩は名無しである:2012/12/09(日) 18:33:35.09
473 :attaboy:2012/12/06(木) 23:35:08.97
高校のクラスメートに英語で小説読んでいそうなのはいないですね。大学でも
自分は理系かつ理系サークルだったのであまりいませんが(皆隠してるだけ?)、
普通の英語の本なら読んでる人結構いるかな。文学部に移った知り合いは
英語で文学読んでるみたいでしたけど彼でようやく1人。女性たちでは
もっと多そうですが。とある女子高出身者で源氏物語の原文読んでるっぽい人を
複数知ってますから、英語で文学もいるでしょう。
通常ペーパーバックと文学原書の人口は違うということもあうかもしれないな。
通勤電車については、通常ペーパーバック人口を五十人に一人(クラス一人)として、
電車の中で読む確率を五分の一とし、朝夕二回電車に乗り、自分の周りで見渡せる
範囲内の人数を三十人とすると、50*5/(30*2)≒4であり、週休2日の
場合週に一回見ることになるのかな。
こないだ分厚いPenguin classics読んでるおっさんをホームで見かけたのだけど
題名が見えなかった。不審者になっちまう危険冒して声かけてもよかったのかな。
もし千人に一人クラスの難しい本だった場合、先の推計をすると3〜4ヶ月に1回しか
出くわさないですから。次にそういう人を見かけた時までに何ヶ月かかるか、
から逆算して何百人に一人かを推計するのもできるな。
人気企業の面接みたいな話になってしまった。
500 :
吾輩は名無しである:2012/12/09(日) 18:35:20.23
>>499 ↑自分で理系だって告白してるじゃんw
しかも木曜日の深夜にこれだけ長レス。
間違いなくニートがリタイアジジイ。
文学部さえ出ていない門外漢が偉そうな口
きくから恥かくんだよ。
理系なら理系のスレに行け。
501 :
吾輩は名無しである:2012/12/09(日) 18:58:26.04
だから、何度も言ってるだろうが。
Woolf の
To the Lighthouse
または
Mrs. Dalloway
いずれか一つでもいいから、翻訳を前もって読むことなく、
原文で端から端まで読んでみろ。おれは、両方とも二度ずつ読んだ。
そして、感動した。その上でなおかつ woolf は
娯楽小説やビジネス書に比べたらはるかに難しいと述べている。
ちなみに俺は、娯楽小説なら英文で10時間あれば400ページほど読んで
楽しめる。でも娯楽小説とかビジネス書なんてものはバカが読むものなので、
俺は、たとえ英語の勉強のためとはいえ、
バカバカしくてぞんなものをよむのはやめた。
502 :
吾輩は名無しである:2012/12/09(日) 18:59:28.68
それから、俺は理系ではなく外国語大学の英米関係の専攻だった。
503 :
吾輩は名無しである:2012/12/09(日) 20:04:33.37
>>502 今さら嘘ばかり言ってもだめだねw
お前は理系のニートだろ。
それもかなり高年齢の。
言ってることが全部ずれてんだよ。
>でも娯楽小説とかビジネス書なんてものはバカが読むものなので、
俺は、たとえ英語の勉強のためとはいえ、
バカバカしくてぞんなものをよむのはやめた。
↑英文科の人間が「英語の勉強」にビジネス書だの「娯楽小説」wwww
だの読まねえよw。お前はどう考えても英文科とはまったく無関係の人間。
文学読んじゃうと、娯楽小説は心理描写が甘すぎたりして読めなくなっちまうんだよな。
505 :
吾輩は名無しである:2012/12/09(日) 20:17:23.47
>>504 このスレでは、あなたが最もまとも。
他の連中は、単に釣りをしてデタラメを並べてるだけ。
507 :
吾輩は名無しである:2012/12/09(日) 20:26:23.52
英文科とか外大の英米系の出身者が日本で食って行こうと思うと、
英語力で飯を食うというケースが大多数だ。英語力を売り物にするとなると、
当然、翻訳家または通訳になるわけだ。その方面に進もうとすると、
基本的にはネイティブたちが子供の時から接してきたすべての英語を
聞いたりよんだりしないといけない。従って、英文で童話、娯楽小説、恋愛小説、
純文学、哲学、宗教、歴史、政治経済学、法律、自然科学、技術、ポルノ、
ファッション、時事問題、その他ありとあらゆるものを扱った書籍や映画を
すべて渡りあるかないといけない。その一環として娯楽小説とかビジネス書を読んだわけだ。
こんなに当たり前のことを、二度と言わすな、ゔぉけ。
508 :
吾輩は名無しである:2012/12/09(日) 20:28:24.13
英文科に行ったんなら、学者になるか、それとも翻訳かか通訳にならなかったら、
負け犬だ。
翻訳って給料安いんでしょ。勝ち犬か?
なるほどね。どこかのサイトで、高校生でディケンズの原書読んでた人がいたよ
まずは読んでみ
512 :
吾輩は名無しである:2012/12/09(日) 21:19:33.58
>>507 また何も知らない人間が嘘八百w
娯楽小説とかビジネス書だの英語の勉強にはならんのだ。
あまりに癖がありすぎてな。
お前は自演しまくりの何も知らない理系ニート。
(できれば英語力が活かせる方向の)普通のサラリーマンが一番多いだろな>英文科卒の進路
社会科学系よりは学者教員マスコミ志望(ひょっとして作家志望)が多いかな
>>490 やっぱり理解者がいないっていう疎外感かね
こっちも気違いがいついちゃったな
なんで英語関連のスレって気違いが寄ってくるんだろう…
517 :
吾輩は名無しである:2012/12/10(月) 06:01:39.44
翻訳に対する考え方は翻訳会社によって千差万別と言って
過言じゃないだろう。
翻訳を多数の大手翻訳会社に依頼してた立ち場から言えば、
翻訳の精確さ、読みやすさ、文体の整い方もピンキリ。
だが、実力のアル人はほんの一握りだ。
という、話を知人から聞いたけどねW
518 :
吾輩は名無しである:2012/12/10(月) 06:05:25.16
Virginia Woolf を原文で読む人間が、Charles Dickens を原文で読まないはずがなかろう。
Charles Dickens は確かに難しそうに見えるわな。単語と構文が難しい。しかし
登場人物の内面よりも外面を描き、物語がどんどん進行するので、高校生でも読もうと
思えば読める。19世紀のイギリス人は Dickens を娯楽小説として読んでたわけだ。
ところが、virginia Woolf は、単語も構文も簡単なのに、内面ばかりを描き、
行動はほとんど描かず、セリフも少なく、物語がほとんど進行せず、プロットはほとんどない。
したがって、これは大人向け、しかもかなり内面世界の豊かな人間でないと読めない。
ただ、ほんの2、3ページを読むだけなら実に簡単なので、Virginia Woolf なんて
Dickens あたりに比べると簡単だと思ってしまう。
519 :
吾輩は名無しである:2012/12/10(月) 07:16:21.16
Virginia Woolf の "Light" と "Dalloway" の二作品と、筒井康隆の「家族八景」とを
読み比べると面白いと思う。
520 :
吾輩は名無しである:2012/12/10(月) 08:40:53.29
>>518 早朝から昨日の大恥をぬぐおうと
必死だな。
だからウルフの英語なんて難しくとも何ともないんだよw
すらすら読めるわ、あんなの。
ディケンズの英語は難しくはないが、古い英語だから
現代人には決して読みやすくはない。
お前は理系出身だから、そういうこと分からんだろ。
英文科にいれば、そういうのすぐに分かるんだよ。
大学には関係ないぞ。
521 :
吾輩は名無しである:2012/12/10(月) 09:07:30.09
522 :
吾輩は名無しである:2012/12/10(月) 09:14:30.71
>>520 こういう人って、自分が親や会社や公共団体に住み着く
寄生虫にすぎないということがわかってない。
4流大英文科の学生が授業についていけなくてファビョってんじゃね
524 :
吾輩は名無しである:2012/12/10(月) 09:43:07.55
どの大学のどの科目でも、授業そのものについていけなくったって、
卒業はバカでもできるんだよな。問題は、大学時代、そしてそのあとの長い人生で
どれくらい実力をつけるかなんだよね。
そいでもって、大卒のうち99%が
中途半端な連中だから、まともな職につけない。せいぜい、英文科を出てもただのサラリーマン
か教師。ちゃんと学者か翻訳者か通訳かさっかやジャーナリストになる人は、ほんの一握り。
525 :
吾輩は名無しである:2012/12/10(月) 11:33:45.66
>>521-524 何を一人で必死に粘着してんだよ、クズニートが。
俺みたいな本物の英文科卒が出てくると、
理系ごとき素人のインチキなんか簡単に暴かれてしまったもんねwかわいそうにw
>そいでもって、大卒のうち99%が
中途半端な連中だから、まともな職につけない。せいぜい、英文科を出てもただのサラリーマン
か教師。ちゃんと学者か翻訳者か通訳かさっかやジャーナリストになる人は、ほんの一握り。
お前、バカじゃねえか? 「まともな職」ってなんだよw 学者なんてお前みたいに
理系大学院でてもニートになるのがおちじゃん。
世間では「まともな職」というのは、大学卒業後にすぐに就職して、
一生涯安定した定収入の得られる職のこと。お前はニートだから
感覚ずれてんだろ。
526 :
吾輩は名無しである:2012/12/10(月) 12:36:01.27
>>525 もうやめとこうな。
次は年が明けて、受験もすんでからまた書きにきなさい。
うまく英文科に入れることを祈るよ。
527 :
吾輩は名無しである:2012/12/10(月) 13:20:47.79
相手のことを証拠もなくニートと決めつけ、
証拠もなく理系と決めつけ、
理系は文系に負けると決めつけ。
その愚かしさは極め付け。
528 :
吾輩は名無しである:2012/12/10(月) 14:04:07.71
Virginia Woolf の小説の映画化されたもの
To the Lighthouse - 1983 - Kenneth Branagh, Virginia Woolf FULL
http://www.youtube.com/watch?v=tGfC-o5vGWI この映画はとても良くできてると思う。冒頭のテーマ音楽を最初に聞いた時には何とも
思わなかったが、何度かこの映画を見ているうちに、このテーマ音楽が心に
刻み込まれ、忘れられなくなってしまった。美しく静謐で、透明で、この小説の
雰囲気全体をうまく象徴していて、Woolf の繊細な神経と心象風景を見事に描いた
音楽だと思う。切ない曲だ。
Virginia Woolf と "To the Lighthouse" と "Mrs. Dalloway" とは、二つとも
二回ずつ通読したけど、忘れられない作品になってしまった。これから何度でも読み返したい。
同時に、彼女の書いた他の作品も読みたくてたまらなくなったので、まずは "The Waves" と
"Between the Acts" とを注文した。アマゾンの書評を読んでると、両方とも、
かなりよさそうだ。いずれは彼女についての研究書も読みたいけど、その前にまずは彼女の
作品をすべて読まないといけないと感じる。
"stream of consciousness" の手法を
使った作品って、とっつきにくいし理解しにくいけど、一度それに触れると、病み付きになるね。
彼女のおかげで、同じく stream of consciousness の手法を駆使した James Joyce
も身近に感じられる。James Joyce はまだ少ししか読んでいないから、近いうちに
がんがん読むつもり。
530 :
吾輩は名無しである:2012/12/10(月) 15:43:06.75
きみが"To the Lighthouse" と "Mrs. Dalloway"を二回づつ読んだということは
みなさん、二回以上念押しされて耳にタコができてるでしょうな。
531 :
吾輩は名無しである:2012/12/10(月) 15:55:21.80
>>528-529 ↑こいつ、某スレのあれに似てるんだけど、
ひょっとして同一人物?
どこまで時間余ってんだ、こいつは?
532 :
吾輩は名無しである:2012/12/10(月) 17:19:21.18
>>527 理系は文系に劣るって当たり前だろ。
文学を専攻した文学部卒に文学談義で
理系が劣るのは門外漢だから当然。
>>532 あほか。文学の分野で文系が勝つのは当たり前だろ。
文学以外のあらゆる分野を総合するとどうなるかを議論してんじゃねえか。
>中途半端な連中だから、まともな職につけない。せいぜい、英文科を出てもただのサラリーマン
か教師。ちゃんと学者か翻訳者か通訳かさっかやジャーナリストになる人は、ほんの一握り。
そりゃ英文科卒業生>学者などの需要なんだから当たり前だし、
サラリーマンが「ちゃんと」じゃないってのもよく分からない。
この辺が高校生くさいんじゃないの
535 :
吾輩は名無しである:2012/12/10(月) 19:46:46.47
>>533 お前がアフォ。ここは文学板だし、このスレは「英文学総合」。
文学以外の分野を議論するスレでも板でもない。
理系馬鹿はとっとと出ていけ。ここは文系の天下だ。
理系のお前が入ってくるのがお門違い。出ていけ、バカが。
たとえば法学部出た人の大半は
法律家でも官僚でも政治家でも学者でもジャーナリストでもないけど、
それを取り立てて中途半端とはいわんよね
537 :
吾輩は名無しである:2012/12/10(月) 19:48:07.25
>>534 そいつは高校生じゃなくて理系のニートなんだよ。
だからサラリーマンの価値は分からないんだw
サラリーマンになるだけなら、中卒でもいいし、学部も問わないじゃんか。
何も特定の学部を出る必要もない。英文科を出たなら文学または英語の本職にならんかったら
負け犬だ。理系の学部を出たんなら、理系の専門職にならんかったら負け犬だ。
そんなつもりで進学している人って全体の何割くらいかね
自分がどう思うかはともかく、大半の学生がそう思ってないってことも知らないとすると
やっぱり高校生とかじゃないの
理系以前に大学行ってるとはおもえない
翻訳家や通訳だったら
TOEIC高得点とって専門学校いってれば中卒でいい
サラリーマンになるだけなんだったら、昔みたいに中卒で働き始めたらいいんだよ。
今の大学って、勉強する気のない連中がみんな行くから、レベルが低くなってしまったんだ。
東大を初めとするごく一部の大学だけを残したらいいんだ。
543 :
吾輩は名無しである:2012/12/10(月) 21:15:40.53
>>542 それは理系ニートのお前の勝手な考えだ。
お前みたいな理系ニートが文学スレに来るな。
このど素人。とっとと理系スレに行け。
サラリーマンも中卒じゃなかなかつとまらんぞ
しかし英語板といい英語がらみの話だと何で気違いが湧いてくるの?
皆英語コンプレクスだから
職業に勝ちも負けもないんじゃないかな。世の中は分業でまわってるから
その人が向いていることをやればいい、って誰か経済学者言ってなかったかな。
名誉ある仕事だと皆がやりたがって給料は下がるし、皆がやりたがらないと給料は上がる
とかのはず。
Virginia Woolf っていうのは、もしかしたら、女性が原書で読むとその世界に
親しみやすいかもしれない、と男の僕は思う。男性は、なかなか彼女のような文章は
書きたくても書けないんじゃないだろうか。誰について述べているのかすぐにわからなくなる
例の曖昧模糊とした文章。英語だから一応は人称代名詞をいちいち文の中に入れないと
成立しないので、he, she, they, I, his, her, their などが出てきて、
具体的に誰のことかがわかりにくいときでも、それが男性一人なのか女性一人なのか、
あるいは「私」なのか複数の人間なのかがわかるようになっている。
ところが、これを日本語訳するとなると、人称代名詞をいちいち訳すと日本語としては
醜いものになるため、省略せざるを得ない時が多かろう。日本語としてこなれた
文章で訳そうとすると、いったい誰について述べているのかがすぐにわからなくなるはずだ。
原文で読んでいるときでさえ、いったい誰についての文章なのかわからなくなって、1ページから3ページほど
前に戻って読み直さないといけないときがよくある。日本語訳で読んでいると、まさにわけがわからない
だろう。
じゃあ、なぜ Woolf はもっとわかりやすく、誰のことを言っているのかを常に明示しながら
書かなかったのか?これは意図的にそうしているらしい。その、誰のことを言っているのかが
わかりにくいこの曖昧模糊とした世界こそが、stream of consciousness を最も
巧妙に描くための手段なんだと僕は思う。この曖昧さは、普段は僕は大嫌いであり、
大多数の女性が書く曖昧な文章を読んでいるとイライラしっぱなしであるが、
Woolf の場合は、女性的なその曖昧さのゆえに、何とも言えない深い魅力を
湛えていると思う。
ウルフごときを原文で読んで
執拗に威張り散らしてる
>>548って
なんなのよ?
ユリシーズとかヘンリージェイムズの後期三部作とか、
ピンチョンとか呼んだと自慢するなら聞いてやるけど、
ウルフを読んだ読んだ(それも映画に助けてもらったようだがw)
って、もう苦笑を禁じ得ないわ。
Virginia Woolf にあまりにも今は惹きつけられているので、その文章を引用するとなると
何もかもすべて引用したくなってくるほどだ。今さっき読んでいた箇所は特に面白く、笑ってしまったので
ここで紹介したい。Woolf の文章としては、かなりわかりやすい部分ではないかと思う。
今から引用する部分について少し解説する。"To the Lighthouse" の第3章の3の最初の方だ。
20歳前後の子供を二人も亡くしてしまい、さらには50歳を少し過ぎただけの美しい最愛の妻を
亡くしてしまった一家の主である Mr. Ramsay が、以前よりもまして苛立ちやすく意気消沈しやすく
なっているのだが、独身の40代の画家の女性である Lily Briscoe から慰めてもらいたくて
たまらない。Lily Briscoe としては彼がどのように落ち込んでいてどのように慰めてもらいたがって
いるか、そして普通の女性ならば必ずそういう場面では男に対してどのように言うべきかを頭では
分かっているのだが、普通の女性とは感覚の違う彼女は、どうしても女性が男性にそういう場面で
言うべきことを言う気にはなれない。そのときの Mr. Ramsay の苛立ちと Lily Briscoe の
自らへの嘲笑について描写している。
"Oh, thanks, everything," said Lily Briscoe nervously. No; she could
not do it. She ought to have floated off instantly upon some wave of
sympathetic expansion: the pressure on her was tremendous. But she
remained stuck. There was an awful pause. They both looked at the
sea. Why, thought Mr. Ramsay, should she look at the sea when I am
here? She hoped it would be calm enough for them to land at the
Lighthouse, she said. The Lighthouse! The Lighthouse! What's that
got to do with it? he thought impatiently. Instantly, with the force
of some primeval gust (for really he could not restrain himself any
longer), there issued from him such a groan that any other woman in the
whole world would have done something, said something--all except
myself, thought Lily, girding at herself bitterly, who am not a woman,
but a peevish, ill-tempered, dried-up old maid, presumably.
続き
[Mr. Ramsay sighed to the full. He waited. Was she not going to say
anything? Did she not see what he wanted from her? Then he said he
had a particular reason for wanting to go to the Lighthouse. His
wife used to send the men things. There was a poor boy with a
tuberculous hip, the lightkeeper's son. He sighed profoundly.
He sighed significantly. All Lily wished was that this enormous flood
of grief, this insatiable hunger for sympathy, this demand that she
should surrender herself up to him entirely, and even so he had sorrows
enough to keep her supplied for ever, should leave her, should be
diverted (she kept looking at the house, hoping for an interruption)
before it swept her down in its flow.
"Such expeditions," said Mr. Ramsay, scraping the ground with his toe,
"are very painful." Still Lily said nothing. (She is a stock, she is a
stone, he said to himself.) "They are very exhausting," he said,
looking, with a sickly look that nauseated her (he was acting, she
felt, this great man was dramatising himself), at his beautiful hands.
It was horrible, it was indecent. Would they never come, she asked,
for she could not sustain this enormous weight of sorrow, support these
heavy draperies of grief (he had assumed a pose of extreme
decreptitude; he even tottered a little as he stood there) a moment
longer.
http://gutenberg.net.au/ebooks01/0100101.txt
そんなに長々と引用しなくていいからwww
そういうのはプルーストスレに帰ってからやりなさいwww
To the lighthouseはまだ読んでないんだよね。ここだけなら原書でも読めるな。
次Laclosを読むつもりだったけどこれも検討してみよう。
Lilyの気持ちなんとなくわかるね。Pityってあんまりいい感情じゃないもの。
Ramsayが喧嘩ふっかけてくるとかなら楽しいのにってLilyは思ってそう。
まだ読んでないから知らないけどね
最近Gはコテを落とすようになったなw
ウルフルズがなんだって?
Virginia Woolf の "To the Lighthouse" の電子書籍の中で meaning という単語を
検索するといくつかヒットする。その中の一つ。確かこれは例の画家の独身女性である Lily Briscoe
が(たぶん40代のときに)自問自答する場面。例の、ずっと前から疑問に思っていることが再び
ここでも脳裏をよぎった。その疑問とは "What is the meaning of life?" という
ものだった、というようなことを書いてるに過ぎないんだけど、いつもの Virginia Woolf らしい
静謐で透明な文体で書かれると、何とも言えない思いがして、Woolf が生きてたらぜひとも
話しかけてみたいという気分になる。
"Like a work of art," she repeated, looking from her canvas to the
drawing-room steps and back again. She must rest for a moment. And,
resting, looking from one to the other vaguely, the old question which
traversed the sky of the soul perpetually, the vast, the general
question which was apt to particularise itself at such moments as
these, when she released faculties that had been on the strain, stood
over her, paused over her, darkened over her. What is the meaning of
life? That was all--a simple question; one that tended to close in on
one with years. The great revelation had never come. The great
revelation perhaps never did come. Instead there were little daily
miracles, illuminations, matches struck unexpectedly in the dark;
here was one.
>>556からの続き
This, that, and the other; herself and Charles Tansley
and the breaking wave; Mrs. Ramsay bringing them together; Mrs. Ramsay
saying, "Life stand still here"; Mrs. Ramsay making of the moment
something permanent (as in another sphere Lily herself tried to
make of the moment something permanent)--this was of the nature
of a revelation. In the midst of chaos there was shape; this eternal
passing and flowing (she looked at the clouds going and the leaves
shaking) was struck into stability. Life stand still here, Mrs. Ramsay
said. "Mrs. Ramsay! Mrs. Ramsay!" she repeated. She owed it all to her.
http://gutenberg.net.au/ebooks01/0100101.txt Virginia Woolf では、Australia の法律によればすでに著作権が切れているので、
このようにして Project Gutenberg Australia 上では無料で彼女の本ががんがん
読めるのですね。
同じく Virginia Woolf の "To the Lighthouse" の第三章の冒頭。ここで、画家の女性
である Lily Briscoe が、一家の女主人であった Mrs. Ramsay とその子供たち二人
(合計で3人)が死んでしまったあと、まるで廃墟のようになってしまった例の別荘にまたもや
招かれたのであるが、Lily Briscoe はそのように三人もの人が死ぬという悲劇が起こったあとも、
その状況を現実のものとして感じることができない。何の感情も抱けない。おそらくこの画家の女性は
自分の頭と心が分離している状態にあるのだと思う。こういう人は多いと思う。おそらく作者の
Virginia Woolf がいつも感じていた周囲の客観的環境に対する違和感を、ここで Lily
Briscoe の姿に託して表現しているのではないかと僕は思う。
What does it mean then, what can it all mean? Lily Briscoe asked
herself, wondering whether, since she had been left alone, it behoved
her to go to the kitchen to fetch another cup of coffee or wait here.
What does it mean?--a catchword that was, caught up from some book,
fitting her thought loosely, for she could not, this first morning with
the Ramsays, contract her feelings, could only make a phrase resound to
cover the blankness of her mind until these vapours had shrunk. For
really, what did she feel, come back after all these years and Mrs.
Ramsay dead? Nothing, nothing--nothing that she could express at all.
http://gutenberg.net.au/ebooks01/0100101.txt
>>558よりも1ページほどあとの一節。やはりここでも、Lily は周囲に対して違和感を感じている。
"no feeling" とか "(they) all seemed strangers to her" とか "no attachment here"
とかいう表現が繰り返されていることに注目。
Sitting alone (for Nancy went out again) among the clean cups at the
long table, she felt cut off from other people, and able only to go on
watching, asking, wondering. The house, the place, the morning, all
seemed strangers to her. She had no attachment here, she felt, no
relations with it, anything might happen, and whatever did happen, a
step outside, a voice calling ("It's not in the cupboard; it's on the
landing," some one cried), was a question, as if the link that usually
bound things together had been cut, and they floated up here, down
there, off, anyhow. How aimless it was,, how chaotic, how unreal it
was, she thought, looking at her empty coffee cup. Mrs. Ramsay dead;
Andrew killed; Prue dead too--repeat it as she might, it roused no
feeling in her. And we all get together in a house like this on a
morning like this, she said, looking out of the window. It was a
beautiful still day.
http://gutenberg.net.au/ebooks01/0100101.txt
"To the Lighthouse" の Lily Briscoe のこのような非現実感というか疎外感というか
感情を持てないがゆえの焦燥は、"Mrs. Dalloway" に出てくる Septimus Warren Smith
も感じている。この小説のちょうど真ん中あたりの一節をここに抜き出してみる。Septimus は
第一次大戦にイギリス人として参加し、イタリアで戦っていたときに Evans という親友が
目の前で爆弾によって死んでしまったあと、何に対しても疎外感を感じている。ところで、
このような疎外感を Septimus は戦争という極限状況に置かれたあとに感じるようになったが、
Mrs. Dalloway は順風満帆なように見える環境の中で生きていても、やはり感じていることに
注目。
But he could not
taste, he could not feel. In the tea-shop among the tables and the
chattering waiters the appalling fear came over him--he could not
feel. He could reason; he could read, Dante for example, quite
easily ("Septimus, do put down your book," said Rezia, gently
shutting the Inferno), he could add up his bill; his brain was
perfect; it must be the fault of the world then--that he could not
feel.
同じく Septimus の心象風景。さっき引用した箇所から少しあと。この世にはもしかして
意味なんてないんじゃないか、という自問自答。
It might be possible, Septimus thought, looking at England from the
train window, as they left Newhaven; it might be possible that the
world itself is without meaning.
さらに少しあと。彼の愛する Shakespeare も、彼自身と同じく人間というものを忌み嫌っていた、
と Septimus は感じている。そういう場面。
Here he opened Shakespeare once more. That boy's business of the
intoxication of language--Antony and Cleopatra--had shrivelled
utterly. How Shakespeare loathed humanity--the putting on of
clothes, the getting of children, the sordidity of the mouth and
the belly!
それから1ページほどあと。こんなに苦渋に満ち満ちたこの世に子供を生み出してはならない、
と Septimus は感じているという場面。悲劇的なことに、彼の妻の Lucrezia は
何とかして子供を生みたくてたまらない。
One cannot bring children into a world like this. One cannot
perpetuate suffering, or increase the breed of these lustful
animals, who have no lasting emotions, but only whims and vanities,
eddying them now this way, now that.
http://gutenberg.net.au/ebooks02/0200991.txt
>>561 翻訳の出ていない洋書で同じことが出来ますか?
洋書と翻訳本を見比べているだけでは?
>Septimus は
>第一次大戦にイギリス人として参加し、イタリアで戦っていたときに Evans という親友が
>目の前で爆弾によって死んでしまったあと、何に対しても疎外感を感じている。ところで、
>このような疎外感を Septimus は戦争という極限状況に置かれたあとに感じるようになったが、
>Mrs. Dalloway は順風満帆なように見える環境の中で生きていても、やはり感じている。
これ英語で書けたら見比べてないと信じますよ。
>>562 >Septimus は第一次大戦にイギリス人として参加し、イタリアで戦っていたときに Evans という親友が
>目の前で爆弾によって死んでしまったあと、何に対しても疎外感を感じている。
Septimus joined World War I as a UK citizen. When fighting in Italy,
his best friend Evans got killed with a bomb right before his eyes.
Ever since then, he has been feeling alienated with regard to
anything and everything.
>>ところで、 このような疎外感を Septimus は戦争という極限状況に置かれたあとに感じるようになったが、
>Mrs. Dalloway は順風満帆なように見える環境の中で生きていても、やはり感じている。
By the way, Septimus came to have this sense of alienation after
being placed in war, which is an extreme situation.
Mrs. Dalloway, however, still suffers from it although she lives
in an environment which seems completely free of worries and troubles.
>>563 >>Mrs. Dalloway, however, still suffers
この however は、on the other hand の方がよいと考え直しました。
いずれにしても、こういうテストを受けるのは嫌だったのですが、だからと言ってこれを
無視してしまうと、僕が日本語版を読んだことがないということを信じてもらえなくなるので、
あえて英語で書きました。何でしたら、これからのコメントはすべて英語で書いてもいいですけどね。
英語は毎日、一日中、仕事で書いているので、慣れています。ただ、うまい英語かどうかは
わかりませんけどね。仕事で一応は客先に喜んでもらえるだけの英語だけは書けます。
ただし、ネイティブそっくりな英語ではないでしょうね。
>>565 英文科ではなく、外国語大学の英米系を卒業しました。
それから、さっきうっかり「これからのコメントをすべて英語で書いてもいい」
なんてことを言ってしまいましたが、取り消します。そんなに時間もないし、
英語は仕事で毎日、朝から晩までずっと書き続けているので、別に
英語を書いたって楽しくもありません。第一、僕が感動して読んだ
小説についてのコメントは、やっぱり母国語で書きたいです。
英語で書くと、やっぱり舌足らず。
うわ
キチガイ同士の応酬
569 :
吾輩は名無しである:2012/12/12(水) 18:20:41.96
英字新聞ですか?昔、Japan Times を一年くらい。雑誌としては、アメリカの例の Time
を愛読してたことがありました。でも、基本的には僕はあまり時事問題には興味がないので、
ついつい新聞や雑誌からは離れてしまいます。
>>569 英語読解力の判定に関してはThe Economistの和訳が一番適切だと思います。やる自信ありすか?
571 :
吾輩は名無しである:2012/12/12(水) 20:08:33.94
>>570 そういうことは、昔はよくやっていましたが、今はまるでやる気が起こりません。
基本的に、ぼくは時事問題に興味がないのです。ただ、仕事の時は、生活のために仕方なく、
毎日、大量の文章を翻訳しています。しかし、ネット上で無料で、そんな面白くも何ともないこと
をやる気は起こりません。
>>570 どうだっていいんだよ。文学の話であれば何でもいい。それ以外は失せろ
エコノミストの翻訳が出来ないなら原書読むの無理。小説の方がよほど難しいから。翻訳のない最新のベストセラーは何読みましたか?
ミスってやがる。よくわかんねえ奴と一緒にすんな。
話の中身を語ってるのは読んだってことだろう。このスレにいても問題ない。
翻訳でもいいから文学の話をしろ。
英語関係の話題になった途端キチガイが約二名湧いてきた
Virginia Woolf の "To the Lighthouse" の第一章の17節。The Ramseys の別荘に
招かれた客の一人である William Banks の独白。彼は Ramsey 家の騒がしい家庭生活に
馴染めない。家庭生活そのものが楽しめない。時間の無駄と感じる。一人でいさえすれば重要かつ
有意義な読書にすぐ戻れるのに、こんな家族と一緒にいなければならないため、下らない話に
いつまでも付き合っていなければならない、そういう苛立ち。Mrs. Ramsey が William Banks
を何かに誘ったのだが、それをできれば断りたい。でも断ったら奥さんは気を悪くするだろうな、と
思って断れない。Mrs. Ramsey は美しいけど、その美しささえ今では彼にとってはどうでもいい。
そういう場面。
It would have hurt her if he had refused to come.
But it was not worth it for him. Looking at his hand he thought that
if he had been alone dinner would have been almost over now; he would
have been free to work. Yes, he thought, it is a terrible waste of
time. The children were dropping in still. "I wish one of you would
run up to Roger's room," Mrs. Ramsay was saying. How trifling it all
is, how boring it all is, he thought, compared with the other thing--
work. Here he sat drumming his fingers on the table-cloth when he
might have been--he took a flashing bird's-eye view of his work. What
a waste of time it all was to be sure! Yet, he thought, she is one of
my oldest friends. I am by way of being devoted to her. Yet now, at
this moment her presence meant absolutely nothing to him: her beauty
meant nothing to him; her sitting with her little boy at the window--
nothing, nothing. He wished only to be alone and to take up that book.
He felt uncomfortable; he felt treacherous, that he could sit by her
side and feel nothing for her. The truth was that he did not enjoy
family life.
http://gutenberg.net.au/ebooks01/0100101.txt
>>577 すぐそのあとの場面。こういうときに William Banks は自問自答してしまうのだ。「いったい
何のために僕らは生きてるんだ?」何もかも実にくだらない。退屈だ。時間の無駄だ。でも、
Mrs. Ramsey とは昔からの付き合いだし、奥さんの気を悪くしたくはないなあ。ともかく人類は
こんなに苦労してまで生きていかないといけないのか?人類は魅力ある存在なのか?あまり魅力ない
なあ、そう彼は独白する。下らない疑問だ。こんな疑問は、忙しい人間なら心に抱かないはずだ。
人生ってこんなもんなのか?そういう William Banks の独白が続く。こういう独白は、
おそらくは作者の Virginia Woolf が生涯にわたって続けていたものだろうと思う。
こういう独白を続けながら生き続けなければならない苦しみを、彼女はこの小説でも、それから
Mrs. Dalloway でも書き綴っている。本当に苦しいのは、そういう疑問を抱いている人物たちが
罪悪感を感じていることだ。人間たちの家族生活を初めとする些細な活動に満ち満ちた人生を
下らないと信じる自分を全面肯定している人は幸せだ。自分ひとりで納得して生きていける。
ところが Woolf の小説での登場人物はみんな、こういう疑問を抱く自分に後ろめたさを感じている。
ほんとに忙しいまともな人間なら、こんな疑問は感じないはずだ、そう思ってしまっている。
このような後ろめたさは、おそらく Woolf 自身も感じていたのだろう。
>>578 そのような後ろめたさを William Banks が感じている様子を描いた場面。
It was in this sort of state that one asked oneself, What
does one live for? Why, one asked oneself, does one take all these
pains for the human race to go on? Is it so very desirable? Are we
attractive as a species? Not so very, he thought, looking at those
rather untidy boys. His favourite, Cam, was in bed, he supposed.
Foolish questions, vain questions, questions one never asked
if one was occupied. Is human life this? Is human life that? One
never had time to think about it. But here he was asking himself that
sort of question, because Mrs. Ramsay was giving orders to servants, and
also because it had struck him, thinking how surprised Mrs. Ramsay was
that Carrie Manning should still exist, that friendships, even the best
of them, are frail things. One drifts apart. He reproached himself
again. He was sitting beside Mrs. Ramsay and he had nothing in the
world to say to her.
>>577 >>578 >>579 にかけて William Bankes が抱いている人生についての疑問は、
昨日の昼に述べた Lily Briscoe の疑問と重なる。だからこそこの二人は引き合う。
Lily Briscoe は、William Bankes にだけは真面目に絵画について話ができる。(他の
人は、女性が結婚もしないで絵画に人生を賭けるなどということを一笑に付している。)
次に掲げる一節の最後では、"She (= Lily Briscoe) loved William Banks." とまで
言っている。
She remembered
how William Bankes had been shocked by her neglect of the significance
of mother and son. Did she not admire their beauty? he said. But
William, she remembered, had listened to her with his wise child's eyes
when she explained how it was not irreverence: how a light there needed
a shadow there and so on. She did not intend to disparage a subject
which, they agreed, Raphael had treated divinely. She was not cynical.
Quite the contrary. Thanks to his scientific mind he understood--a
proof of disinterested intelligence which had pleased her and comforted
her enormously. One could talk of painting then seriously to a man.
Indeed, his friendship had been one of the pleasures of her life. She
loved William Bankes.
http://gutenberg.net.au/ebooks01/0100101.txt (Virginia Woolf, "To the Lighthouse," 第三章の6)
>>580 翻訳のない最新のベストセラーは何読みましたか?
582 :
吾輩は名無しである:2012/12/13(木) 08:55:39.94
>>581 翻訳のない最新のベストセラーは何読みましたか?
Of human bondage
The day broke gray and dull. The clouds hung heavily, and there was a rawness in the air that suggested snow.
A woman servant came into a room in which a child was sleeping and drew the curtains.
She glanced mechanically at the house opposite, a stucco house with a portico,
and went to the child's bed."Wake up, Philip," she said.She pulled down the bed-clothes,
took him in her arms, and carried him downstairs. He was only half awake.
The woman kissed his eyes, and with thin, small hands felt the warm body through his white flannel nightgown.
She pressed him closer to herself.
こらからの悲劇を予感させる出だし。簡潔なすばらしい文章。他の小説が霞んで見える。
モーム>>>>ウルフだな
>>583 それをほとんど読んでなくても、あたかも読んだかのように、しかも原文で読んだかのように
思わせる巧妙なトリックは、失敗に終わった。
その小説に本当に惚れ込んでるなら、もっといろんな部分を紹介し、自分の感想を
もっとたくさん書くことだな。一行だけのそんな感想は、他のどんな小説の出だしについても
そして誰でも書くことだからな。
たとえば、自分が読んだことのない小説をここに取り出す。その冒頭を5行ほど紹介する。
そしてその一行の感想文をコピペすれば出来上がり。
読んでる人なんか結構いるんだから
こいつは読んでないって論証に力をそそぐってのは虚しくないかい
こんなところ便所の落書きなんだから何したところでかまわんだろ
したり顔で書き込んでるヒマがあるなら一ページでも多く本を読んだ方がいいよw
>>587 >>それをほとんど読んでなくても、あたかも読んだかのように、しかも原文で読んだかのように
思わせる巧妙なトリックは、失敗に終わった。
Your clever trick designed to make people believe as if
you had actually read it even if you hadn't has ended up as a failure.
>>その小説に本当に惚れ込んでるなら、もっといろんな部分を紹介し、自分の感想を
もっとたくさん書くことだな。一行だけのそんな感想は、他のどんな小説の出だしについても
そして誰でも書くことだからな。
If you really are in love with that novel, why don't you introduce
various other passages of it to us and write a lot more of what you
think about it? A single line of idea like yours is written
about the beginning of any other novel and by anybody else, you know.
>>たとえば、自分が読んだことのない小説をここに取り出す。その冒頭を5行ほど紹介する。
そしてその一行の感想文をコピペすれば出来上がり。
For example, you bring up a novel here which you've never read before.
You introduce about five lines of its beginning. Then you copy and paste
that same single line of idea here. That's all you've got to do.
二度と俺をテストするな、あほ。
"To the Lighthouse" の第3章の3の一節。Mr. Ramsay が女性に(どんな女性でもいいから、
ともかくどこかの女性に)慰めてもらいたくてたまらないときに、Lily Briscoe はそれを百も
承知でいながら、そして他の大多数の女性ならこういうときに必ず示したであろう sympathy を
どうしても示すことができなかった。そのことに罪悪感を感じながらも、どうしても女性らしい
sympathy を示せなかった。そして Mr. Ramsay は失望して立ち去っていく。時間が少し経つと
Mr. Ramsay はすでにもう気分がしっかりしていた。
すると、今ごろになって Lily Briscoe の心に Mr. Ramsay のさっきの苦しみに対する
sympathy が湧きあがっていた。でも、Mr. Ramsay はもうその sympathy を必要とは
していない。
このような、感情の発生の遅れについては、おそらくは誰でも多少は経験するのだろうけど、
Lily Briscoe など一部の人には、特にそれが顕著なのだろう。このような感情の発生の遅れ
のゆえに、たくさんの人が「冷たい」と烙印を押されていることだろう。
三島由紀夫の「金閣寺」の主人公である溝口についても、僕の記憶では確か「彼には、
言語能力の点でも吃音だっただけでなく、感情面でも吃音があった」という意味のことが
書いてあったような気がする。
というわけで、Lily Briscoe についてのその部分。
For she felt a sudden emptiness; a frustration.
Her feeling had come too late; there it was ready; but he no longer
needed it. He had become a very distinguished, elderly man, who had no
need of her whatsoever.
(Virginia Woolf, "To the Lighthouse," 第3章の3)
http://gutenberg.net.au/ebooks01/0100101.txt
>>589 Your clever trick designed to make people believe as if
you had actually read it even if you hadn't has ended up as a failure.
「原文」がないので後は読まなかった。
それをほとんど読んでなくても、あたかも読んだかのように、しかも原文で読んだかのように
思わせる巧妙なトリックは、失敗に終わった。
Your clever trick designed to make people believe as if
you had actually read it even if you hadn't has ended up as a failure.
内容的にも完全な誤訳だな
ほとんどもないね
あらさがしする才能だけは、あるんだね。
よかったね。これでニート生活ともおさらばできるかも。
あらさがしの才能って、組織には必要だから。
普通に間違ってるだけだな
やっぱりモーム>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>ウルフだな
間違ってるのは確かだけど、「間違ってる」って言うだけなら
中学3年生でも言えるんだよね。正解を書く度胸がないから、
ただの「あらさがし」って言うのよ。
すみません。帰国の中学二年生です。あんまりひどいのでポストした。
599 :
吾輩は名無しである:2012/12/13(木) 20:09:47.43
やっぱり正解を書く度胸はないのね。
腰抜け。
おい、いなごども。真面目な人を煽って楽しいか?
知恵遅れだがたまにはマトモな事を言うな、マグナも
Your clever trick designed to make people believe as if you had actually read throughit,and moreover, you had read throughit in the original text, however you have read very little of it, ended in failure.
through itに訂正
中二野郎、文学に興味ないなら去れ。英語のことは英語板でやれ
それをほとんど読んでなくても、あたかも読んだかのように、しかも原文で読んだかのように
思わせる巧妙なトリックは、失敗に終わった。
Your clever trick designed to make people believe as if you had actually read through it,and moreover, you had read through it in the original text, however you have read very little of it, ended in failure.
(Wiliam Somerset Maugham,Ten Novels And Their Authors, 1954)
ウィリアム・サマセット・モーム氏が彼の著書『世界の十大小説』で挙げている十大小説のリスト
フィールディング
トム・ジョーンズ
オースティン
高慢と偏見(自負と偏見)
スタンダール
赤と黒
バルザック
ゴリオ爺さん
ディケンズ
デイヴィッド・カパーフィールド
フロベール
ボヴァリー夫人
メルヴィル
白鯨
ブロンテ
嵐が丘
ドストエフスキー
カラマーゾフの兄弟
トルストイ
戦争と平和
↑半分が英語文学なんだな
608 :
吾輩は名無しである:2012/12/14(金) 06:12:23.27
>>605 Your clever trick ended up in failure, a trick designed to make people believe
as if you'd actually read it, and moreover, as if you'd read it in the original,
even if you've read very little of it.
Virginia Woolf の "To the Lighthouse" の第3章の9節。Mrs. Ramsay が50歳過ぎで
亡くなり、子供二人が20歳前後で死に、荒涼としてしまった Ramsay 家の主人 Mr. Ramsay は
、残った家族で以前のように例の別荘に行こうと言い出す。有無を言わせない。
仕方なく子供たちや客たちは従う。さらには、灯台に行こうとまで言い出す。子供の時にはあれほど行きたくても
冷笑されるばかりで結局は灯台に行かせてもらえなかった James だが、大人になった今、
もう灯台にはまるで興味もない。
しかし父 (Mr. Ramsay) のいつもの、有無を言わせない
態度には逆らえない。妹(姉?)の Cam と共に灯台行きのボートに乗り込んだ James は、
ボート上で小さな本のページをめくる父の姿を見て、そのページを一枚一枚めくる仕草が
脅迫的に感じられる。押しつけがましいような仕草に見えてたまらない。
今にも父は本から目を挙げて、Cam と James に向かって何か小言でも言いそうだ。もしそんなことを
父がやったら、今度こそ俺はお父さんをナイフで刺してやる、と James は思う。子供のときに
灯台に行きたい自分を冷笑した父に対しても、やはりナイフか何かでやっつけてやりたいと
思っていた。
>>609 の続き
大人になった今、James は悟ったのだが、彼が殺したいと思っていたのは実は父自身ではなく、
父が象徴している何か恐ろしい怪物なのだ。あの恐ろしい harpy を刺し殺してやりたいのだ。
harpy というのは、Harpy というふうに大文字にするとギリシャ神話に出てくる「ハルピュリア」
という怪物であるらしい。
その Harpy がどんなものかを示す画像を "harpy images" というキーワードで Google 検索してほしいと
思います。実在する鳥類の一種で harpy eagle という
のもあるそうだ。ともかく、そういう恐ろしいタカかワシみたいな怪物に象徴される人間の持つ
ぞっとするようなおぞましいエゴイズムを滅ぼしてやりたい、と James は思っているのだ。
そしてそのことを、子供のときにはそれを父の存在を通して本能的に感じ取っていたのだ。
そういうことを綴った場面をここに抜書きしてみます。
>>610 の続き
He was reading a little shiny book with covers mottled like a plover's
egg. Now and again, as they hung about in that horrid calm, he turned
a page. And James felt that each page was turned with a peculiar
gesture aimed at him; now assertively, now commandingly; now with the
intention of making people pity him; and all the time, as his father
read and turned one after another of those little pages, James kept
dreading the moment when he would look up and speak sharply to him
about something or other. Why were they lagging about here? he would
demand, or something quite unreasonable like that. And if he does,
James thought, then I shall take a knife and strike him to the heart.
http://gutenberg.net.au/ebooks01/0100101.txt
>>608 Your clever trick ended up in failure,a trick designed to make people believe
as if you'd actually read it, and moreover, as if you'd read it in the original,
even if you've read very little of it.
a trickの動詞は?
まさかこんな同格が成立するとでも?
613 :
吾輩は名無しである:2012/12/14(金) 09:02:03.22
>>611の続き
He had always kept this old symbol of taking a knife and striking
his father to the heart. Only now, as he grew older, and sat
staring at his father in an impotent rage, it was not him, that old
man reading, whom he wanted to kill, but it was the thing that
descended on him--without his knowing it perhaps: that fierce sudden
black-winged harpy, with its talons and its beak all cold and hard,
that struck and struck at you (he could feel the beak on his bare legs,
where it had struck when he was a child) and then made off, and there
he was again, an old man, very sad, reading his book. That he would
kill, that he would strike to the heart.
(Virginia Woolf, "To the Lighthouse," 第3章の9節)
Gのせいで、このスレは一気に原文貼りつけスレになったな。
いや別に悪いとは言ってないよ。勘違いしないでくれ。
Virginia Woolf の "To the Lighthouse" の第3章12節。Mrs. Briscoe のことを
嫌っていたのは、詩人の Mr. Augustus Carmichael だけではないかもしれない。
そのようなことを Lily Briscoe が自問自答する。
彼女が嫌われていたとしたら、それは
彼女のあまりの自信たっぷりの、押しつけがましい態度だったろう。あまりにも直接的すぎる
態度。自分に自信を持ちすぎている。あまりにも激烈。彼女の美しさは、50歳を過ぎてもなお
誰もが息を呑むほどだが、その美しさのゆえに嫌われていたかもしれない、そう Lily は
考える。
Mrs. Ramsay は常に人と一緒にいるタイプ。彼女が一人でずっと読書したり絵をかいたり
して数時間を過ごすなんてことは、まったく考えられない。
彼女が自分の生き方で生きるのは、ツバメが南に向かったりチョウセンアザミが太陽の方を向くのと
まったく同じ本能なのであるが、その本能は、他の人の本能と同じく、それと同じ本能を持っている
わけではない別の人たちを苦しめてしまう。彼女の生き方は、他の生き方をする人たちに対して
咎め立てしているように見えてしまう。
そんなことを考えている Lily Briscoe の心象風景。
>>615 そういう心象風景を描いた一節を抜書きする。
There was some quality in her (= Mrs. Ramsay) which he
(= Mr. Augustus Charmichael) did not much like. It was
perhaps her masterfulness, her positiveness, something matter-of-fact
in her. She was so direct.(中略)
There must have been people who disliked her very much, Lily thought
(Yes; she realised that the drawing-room step was empty, but it had no
effect on her whatever. She did not want Mrs. Ramsay now.)--People who
thought her too sure, too drastic.(中略)
one could not
imagine Mrs. Ramsay standing painting, lying reading, a whole morning on
the lawn. It was unthinkable. Without saying a word, the only token of
her errand a basket on her arm, she went off to the town, to the poor,
to sit in some stuffy little bedroom.(中略)
her (Mrs. Ramsay) beauty took one's breath away (中略)
>>616の続き
Mrs. Ramsay would be annoyed because somebody was late, or the
butter not fresh, or the teapot chipped. (中略)
It was
her instinct to go, an instinct like the swallows for the south, the
artichokes for the sun, turning her infallibly to the human race,
making her nest in its heart. And this, like all instincts, was a
little distressing to people who did not share it;(中略)
Her going was a reproach to them, gave a different twist to the world,
(以上はすべて、Virginia Woolf, "To the Lighthouse," 第3章の12節)
Of human bondage 2回目
”What’s the matter?” said the doctor. ”You’re tired.”
She shook her head, unable to speak, and
the tears rolled down her cheeks. The doctor bent down.
”Let me take him.”
She was too weak to resist his wish, and she
gave the child up. The doctor handed him back to his nurse.
”You’d better put him back in his own bed.”
”Very well, sir.” The little boy, still sleeping,
was taken away. His mother sobbed now broken- heartedly.
”What will happen to him, poor child?”
母親の子に対する愛情の描写が卓越している。
医者の対応もリアルだね。
モームと比べるとウルフの文章は冗長で全然だめだな
Virginia Woolf の "To the Lighthouse" の第3章の6。Lily Briscoe が啓示に似たような
ものを得たときに、誰かにその内容を伝えたくてたまらない衝動に駆られる。しかし、彼女が
感じていること、体験していること、それはあまりにも大きくて深いものなので、言葉で表現しようがない。
だから彼女は諦める。誰にも何も言いようがないのだ。そうして人間は、何も言うことなく、中年になっていく。
いったい、このような感情を果たして言葉で表現できようか?そう Lily Briscoe は自問自答する。
Lily Briscoe がこのときに感じていたことは、いったい何なのだろう?そう僕は思う。
おそらくは、人生の虚無性、無意味さ、不毛さ、人間存在の悲しさ、そういうものの総体を
感じたのではないかと思う。
And she wanted to say not one thing, but everything. Little words that
broke up the thought and dismembered it said nothing. "About life,
about death; about Mrs. Ramsay"--no, she thought, one could say
nothing to nobody. The urgency of the moment always missed its mark.
Words fluttered sideways and struck the object inches too low. Then
one gave it up; then the idea sunk back again; then one became like
most middle-aged people, cautious, furtive, with wrinkles between the
eyes and a look of perpetual apprehension. For how could one express
in words these emotions of the body? express that emptiness there?
http://gutenberg.net.au/ebooks01/0100101.txt (Virginia Woolf, "To the Lighthouse," Chapter 3, section 6)
>>620 人生には意味などない、どのように生きようと各個人の自由だ。
ペルシャ絨毯の織り手が精巧な模様を織り上げてゆく際に意図するのが、
単に自らの審美眼を満足させるだけであるのと同じように、人もまた人生をいきればよいのだ。
つらいことや悲しいことも絨毯の模様を複雑で豊かなものにするのに役立つのだ。
>>620 モームがすでに答えを出している。
それを読む必要があるだろうか?
しつこく原文貼り付けてるやつも相当なキチガイだけど
「翻訳出てないベストセラーよんだことあるの?」とか
「あたかも原文で読んだように思わせる」とか書いてるやつは
英語板に住み着いてるキチガイ。
何を言ったところで、あんたたち(いや、実は「あんた一人」)に勝ち目はないわよ。
勝負は初めからついてる。英文科を出ただけで専門職には就けず、かといって
自宅で一人で10年も20年も孤独な読書や研究にいそしむだけの度胸もないあんたの
行く末は、ニートまたはバカ主婦としての終焉。
こういう展開になってようやく、こんなとこ覗いてないで一冊でも多く本を読もう、と
ごぐ当たり前の結論に至った俺
>人生には意味などない、どのように生きようと各個人の自由だ。
>ペルシャ絨毯の織り手が精巧な模様を織り上げてゆく際に意図するのが、
>単に自らの審美眼を満足させるだけであるのと同じように、人もまた人生をいきればよいのだ。
>つらいことや悲しいことも絨毯の模様を複雑で豊かなものにするのに役立つのだ。
ウルフはこんなことも分からんのか
呆れた
Virginia Woolf の "To the Lighthouse" の冒頭付近に戻る。この小説は、Ramsay 家の
末っ子である James が lighthouse(灯台)に行きたがるところから始まる。「灯台へ」
(to the lighthouse) 行きたくても結局は行けない James の焦燥と苛立ちによって小説が
始まる。
明日、晴れたら朝一番に行きましょうね、と母親がとりなす。ところが、明日は晴れないよ、
と父親の Mr. Ramsay は sarcastically に言う。近くに axe でもあれば父を殺して
いただろう、そう James は感じる。
父の Mr. Ramsay にも言い分はある。子供のうちから、人生というものはうまくいかないことが
あるのだ、ということを思い知る必要がある、という考え方だ。
"But," said his father, stopping in front of the drawing-room window, "it
won't be fine."
>>628 の続き
Had there been an axe handy, a poker, or any weapon that would have gashed
a hole in his father's breast and killed him, there and then, James would
have seized it. Such were the extremes of emotion that Mr. Ramsay excited
in his children's breasts by his mere presence; standing, as now, lean as
a knife, narrow as the blade of one, grinning sarcastically, not only with
the pleasure of disillusioning his son and casting ridicule upon his wife,
who was ten thousand times better in every way than he was
(James thought), but also with some secret conceit at his own accuracy of
judgement. What he said was true. It was always true. He was incapable
of untruth; never tampered with a fact; never altered a disagreeable word
to suit the pleasure or convenience of any mortal being, least of all of
his own children, who, sprung from his loins, should be aware from
childhood that life is difficult; facts uncompromising; and the passage to
that fabled land where our brightest hopes are extinguished, our frail
barks founder in darkness (here Mr. Ramsay would straighten his back and
narrow his little blue eyes upon the horizon), one that needs, above all,
courage, truth, and the power to endure.
http://gutenberg.net.au/ebooks01/0100101.txt (Virginia Woolf, "To the Lighthouse," 冒頭付近)
>>629 >つらいことや悲しいことも絨毯の模様を複雑で豊かなものにするのに役立つのだ。
モームと比べると人生の見方が浅薄にすぎる
読むに耐えない
>>630 モームは幼くして両親が死にdisabledだからね。ウルフは甘ちゃんだから浅いのは仕方ない。
Virginia Woolf の "To the Lighthouse" の第1章の終わり近くの部分について。
僕は最初、この一家の主婦である Mrs. Ramsay は、その客である例の優秀かつ堅物の
理想主義者である Oxford の学生 Charles Tansley とは正反対の性格だと思っていた。
この小説の第1章の終わり近くで、別荘に招かれてはいるけどあまり周囲の者から
好感を持たれていない Charles Tansley に救いの手を差し伸べて、近くの町まで
一緒に歩かないか、と誘う。
今になって思うのだが、Charles Tansley と Mrs. Ramsay とは、けっこう共通する
部分があるらしい。二人とも、自分の個性ある強烈な生き方を貫き、そのゆえに大きな成果を
生み出しはするけど、同時に一部の人を傷つけてしまう。その点については、第3章で
Lily Briscoe の独白のところで詳細に語られている。
ともかく、第1章の終わり近くで Charles Tansley と二人だけで町まで歩きながら、
Mrs. Ramsay は「一緒にサーカスに行きませんこと?」と誘いかける。彼はそれを
断る。なぜなの?と Mrs. Ramsay は不思議に思う。子供のとき、親に連れて行ってもらった
思い出があって懐かしいでしょ?と言う。ところが Charles は、そんなもん、言ったことはありません
とにべもない返事。
9人も子供がいる普通の家庭で育ち、いかに経済的に苦労してきたかを Charles は語る。
Oxford に通って勉学に励みながらも、毎日7時間も働き続けている。13歳のときから自活している。
そんな彼から見れば、サーカスを見に行くなんてことはちゃんちゃらおかしい。そういうことを
あれこれ述べているのを聞き、Mrs. Ramsay は、他のみんなが Charles を堅物で面白みがない
人間だと揶揄し嫌っているのを理不尽に思う。Charles が堅物であらざるを得ない事情もある
ということを、今度、みんなに知らせてやりたい、と Mrs. Ramsay は思う。そういう場面を
次に引用する。
633 :
吾輩は名無しである:2012/12/14(金) 15:45:12.46
>>632 "Let's go," he said, repeating her words, clicking them out, however, with
a self-consciousness that made her wince. "Let us all go to the circus."
No. He could not say it right. He could not feel it right. But why not?
she wondered. What was wrong with him then? She liked him warmly, at the
moment. Had they not been taken, she asked, to circuses when they were
children? Never, he answered, as if she asked the very thing he wanted;
had been longing all these days to say, how they did not go to circuses.
It was a large family, nine brothers and sisters, and his father was a
working man. "My father is a chemist, Mrs. Ramsay. He keeps a shop." He
himself had paid his own way since he was thirteen. Often he went without
a greatcoat in winter. He could never "return hospitality" (those were
his parched stiff words) at college. He had to make things last twice the
time other people did; he smoked the cheapest tobacco; shag; the same the
old men did in the quays. He worked hard--seven hours a day;
(Virginia Woolf, "To the Lighthouse," Chapter 1, Section 1 の終わり近く)
634 :
吾輩は名無しである:2012/12/14(金) 15:45:58.46
その少しあと。
She could not follow the ugly academic jargon, that rattled itself off so
glibly, but said to herself that she saw now why going to the circus had
knocked him off his perch, poor little man, and why he came out,
instantly, with all that about his father and mother and brothers and
sisters, and she would see to it that they didn't laugh at him any more;
she would tell Prue about it. What he would have liked, she supposed,
would have been to say how he had gone not to the circus but to Ibsen with
the Ramsays.
635 :
吾輩は名無しである:2012/12/14(金) 16:51:47.83
おっ、ウルフの話題か。
ウルフの娘はモデルやってるらしいな。
見たことないけど、どんな子かな。
ウルフも美人だよね。母親が死んでしまったことが
彼女の一生を不幸にしてしまった。母親って一番大事なんだよな。
灯台ではラムゼー夫人として理想化されている。父親はラムゼー氏として
明らかに意地わるい目で見られている。まあみんなそんなものだろうけどね。
ウルフ自身も性格歪んじゃってるんだよね。自分ではもうどうにもならなかった。
それを悩んでいた。リリーに体現されている。
>>630 イギリス文学って登場人物の細かい具体的な行動やら情景の描写が
やたら意地悪で繊細なのに、
なんか終わりの方になるとはっきりこういうことを言い出して
その浅さと臆面のなさでがっかりするパターンっておおくないか
カズオイシグロのなんかとかマコーマックのミステリウムとか
ウルフのそれとか、なんかいろいろそうだった
原書読め
ウルフのやつは一般論はそれほど嫌味でもないよ。
別に小説の中で哲学的なことをいってはいけないという
ルールはない。日本人は嫌がるけど、それは日本人が
哲学嫌いだから。
プルーストのRTPなんて全文が哲学書見たいだぞ。
ウルフとモーム以外に原書の英文について語れる人はいないのか?
2ちゃんで、開陳する気はないだけだ。
発表するところなら、文芸批評とか大学とか
いっぱいあるだろ。
>>639 哲学的なこというのが嫌なんじゃなくて
それが浅くて通俗的な印象があるからいやだって話だと
モーフ
で、ウルフルズがなんだって?
原書読めない奴は書き込むな
646 :
吾輩は名無しである:2012/12/15(土) 06:51:52.53
Virginia Woolf の "Between the Acts" についての書評として、次のものが面白い。
ネットで拾った。
Woolf, Virginia. BETWEEN THE ACTS. (1941; this ed. 2008). ****. Although I’d have to
give the novel itself only three stars, the four star rating applies to this edition which
provides an excellent introduction by Melba Cuddy-Keane (University of Toronto) and
extensive notes to the text. To give you an idea, the novel itself is only 149 pages long.
The introduction is sixty-six pages long, the appended notes take up sixty-two pages.
This should give you some idea of the likely obscurity of most of the references in this
novel. This is not a novel in the usual sense. Woolf set this up as a microcosm of the
world history of England from prehistoric times down to the present as represented
by a pageant performed at Pointz Hall in the heart of England. The time is one day in
June in 1939. Pointz Hall is owned by the Oliver family, who every year sponsors this
pageant to support some local charity. This year, the profits will go towards getting
electric lights for the village chapel. The pageant is composed of scenes from the history
of England, beginning with the age of Chaucer, through the Victorian Era, ending
with “ourselves,” i.e., the present day as represented by the audience. The pageant is
suitably obscure with Woolfanistic quotes and allusions – that’s where the notes come
in handy. The audience is a mixed bag composed of the local villagers, the Olivers – Isa
and her husband Giles – the pastor, the woman who wrote the script for the pageant,
and a variety of local lords and ladies.
647 :
吾輩は名無しである:2012/12/15(土) 06:52:55.31
>>646 続き
We, as readers, become part of the audience, and
don’t much care what is really going on on stage; of course, the fictional audience
doesn’t much care either. The most popular parts of the pageant are the “intervals,”
where the members of the audience is free to go and get tea and cakes, or wander off with
each other for conversation – though their conversations are mostly to themselves and are kind
of overheard by their comopanions. We learn that the Olivers are having difficulties with each
other. We learn, too, of the frustrations of some of the other female members of the audience
and their quest for suitable companionship – either male or female. To say that the technique
of stream-of-consciousness predominates this novel would be an understatement. What Woolf has
done was to further explore that form along with a concatonation of separate character identies who
end up mostly talking to themselves. After you realize that the pageant and its contents aren’t really all
that important to the book, you take a break from flipping back and forth to the notes and simply read on,
now realizing that you are now seated in one of the wooden chairs in the back of the group, listening in
on what the audience members are saying. Lots of comments occur during the pageant, but these are mostly
from the older members of the audience who are hard of hearing or just remembered something from their past
that the pageant reminded them of. As we approach the end of the pageant, the group finally breaks up when a group
of war planes flies overhead. We are left with the sponsors, Isa and Giles, and the story they tell as the last act of the
novel. Woolf’s novels are never easy reads, but this one – her last – is especially complex. Recommended.(less)
>>646 ”pageant”ってどんな感じの芝居なんだろ。辞書では野外劇とあるが。
う〜ん、俺が思い起こす「芝居」は席を割り振られてちょっとかしこまって観るやつだからなぁ
飲んだり食ったりしないしw
650 :
吾輩は名無しである:2012/12/15(土) 13:41:36.86
>>648 僕は、pageant の厳密な定義を知ってるわけじゃないんだけど、英米の映画で何度か
pageant を行っているシーンを見た。昔は野外でやっていたんだろうけど、今では屋外で
行うものも pageant って言ってるんじゃないかと思う。現に、Youtube げ pageant の
映像をいくつか見てみたけど、やっぱり今の pageant は屋内でやってるみたい。
日本の学校で児童が行う劇にみたいなもんだと僕は思っている。クリスマスに特に
盛んに行われてるんじゃないかと思う。"Christmas pageant" という言葉が決まり文句として
使われてるみたいだ。
2011 Christmas Pageant.MOV
http://www.youtube.com/watch?v=WxD8YAdMh8Y 美人コンテストみたいなものを、beauty pageant と言うらしい。
FUNNY - Beauty Pageant fails
http://www.youtube.com/watch?v=PR-XL-5lffM
651 :
吾輩は名無しである:2012/12/15(土) 13:58:08.08
>>650 補足。
Pageant
an elaborate public dramatic presentation that usually depicts a historical or traditional event.
ネット上の辞書には、このように定義してある。つまり、歴史上の出来事とか古くからの
伝承を芝居で表したものらしい。だから、Christmas pageant は、キリストの誕生したとき
の様子を演劇にしたものらしい。
Virginia Woolf のこの曲線の小説では、イギリスの歴史を描いた芝居 (pageant) を田舎の
住人たちが行うというストーリーになっている。今、僕はこの小説 (Between the Acts)
をちょうど半分だけ読んだところなんだけど、今の所はまだよく味わえない。
少なくとも二回は読まないといけないと感じている。英文は平易なんだけど、
書いてあることそのものが複雑らしい。
>>646>>647 To say that the technique
of stream-of-consciousness predominates this novel would be an understatement. What Woolf has
done was to further explore that form along with a concatonation of separate character identies who
end up mostly talking to themselves.
ここがポイントだろう。
この小説を意識の流れの技巧が支配しているというのは軽薄であろう。
ウルフが行ったことはほとんど独り言を言うことで終わっている個々の人物の
アイデンティティーの統合を図りつつその技巧をさらに探求していることであった。
登場人物全体の間を一本の川のように流れる意識に目を向けつつ個々人の意識の流れを際立たせる。
こういうことか?
654 :
吾輩は名無しである:2012/12/15(土) 16:12:37.29
>>653 いや、単純に、この本を読んでみようと強く思わせてくれたんだよね。他の書評は
ぼんやりとしていて、この小説を読んでみようとは思わせてくれなかった。
>>654 だからどこが強く思わせたの?
具体的にどの英文の部分?
>>650 そういえばイギリスの映画でそれに近いものあったな。学校で行われるやつだったが。
はい
660 :
吾輩は名無しである:2012/12/15(土) 19:08:39.21
>>655 Somerset Maugham をダシに使った Virginia Woolf への攻撃が失敗したから、
今度は詰問による吊し上げ攻撃ってわけね。
ちょっと新しい話題でも出すか。エリザベス・ボウエンの国書からでてる翻訳、ひどくね?
途中で投げた。この訳者はボウエンの短編集の他にアンジェラ・カーターとかも訳してるがそれもわかりにくかった。
一貫して訳が下手だ。
意訳しないで原文に忠実に訳すと日本語としておかしくなることがある。こなれた日本語にすると創作になってしまう気がする。だからだと思う。
作品に惚れ込むとは翻訳することだと思う。そこには本当の意味での作品との格闘がある。
翻訳することとは…にすればいいのに日本語があれですね
同じだよ。数学では必要十分条件ということだ。
数理論理で等価なら言語表現としても等価だから構わないという人は
言語感覚が劣ってる
>>646>>647 >We, as readers, become part of the audience, and
>don’t much care what is really going on on stage; of course, the fictional audience
>doesn’t much care either.The most popular parts of the pageant are the “intervals,”
ここで舞台よりインターバルが目玉だと言ってる以上
>After you realize that the pageant and its contents aren’t really all
>that important to the book, you take a break from flipping back and forth to the notes and simply read on,
>now realizing that you are now seated in one of the wooden chairs in the back of the group, listening in
>on what the audience members are saying.
ページェントがたいした意味を持つものではないというのは自明のことの
ように思えるのだがどうだろうか?
interval≒what the audience members are sayingだしね。
このスレ英語読める人ほとんどいないな
>アンジェラ・カーターとかも訳してるがそれもわかりにくかった。
>一貫して訳が下手だ。
翻訳にはいろんな考え方がありうるからね。
わかりやすさを優先するのが必ずしも美点でないのは当然。
オリジナルの作品がわかりやすさを第一とするベストセラー小説ならともかく
現代文学は一般に読みやすさに重点をおいて書かれていないのが多いからね。
したがって翻訳を読んでわかりにくいからヘタと決め付けるのはどうかな。
Hilary MantelのBring up the Bodies読んだ人いる?
>>670 3部作の2番目だよね。トマスクロムウェルの話。ヘンリー8世の宰相で離婚のために国教会作った人。アンブーリンは世界史で習ったな。
これ抜きに現代英文学は語れんだろう。俺は読めんが。
673 :
吾輩は名無しである:2012/12/18(火) 06:22:44.79
Hilary Mantel についての Wikipedia の記事を走り読みしてみた。波瀾万丈な人生を
送ってきたみたいだね。特に面白いと思ったところを抜き書きしてみる。
(1) Her parents separated and she did not see her father after age eleven.
(2) . She lost her religious faith at age 12 and says that this left a permanent mark on her:
(3) Hilary 自身の言葉
the "real cliche, the sense of guilt. You grow up believing that you're wrong and bad.
And for me, because I took what I was told really seriously, it bred a very intense habit
of introspection and self-examination and a terrible severity with myself. So that nothing
was ever good enough. It's like installing a policeman, and one moreover who keeps
changing the law."[8]
(4) she began her studies at the London School of Economics to read law.[2] She
transferred to the University of Sheffield and graduated as Bachelor of Jurisprudence
in 1973. During her university years, she was a socialist.[5]
(5) Mantel went to live in Botswana with her husband. Later they spent four years in
Jeddah, Saudi Arabia.
674 :
吾輩は名無しである:2012/12/18(火) 06:23:56.52
続き
(6) During her twenties, Mantel suffered from a debilitating and painful illness.
She was initially diagnosed with a psychiatric illness, hospitalised, and treated
with antipsychotic drugs. These drugs paradoxically produced psychotic symptoms,
and as a consequence, Mantel refrained from seeking help from doctors for some
years. Finally, in Botswana and desperate, she consulted a medical textbook and
realised she was probably suffering from a severe form of endometriosis, a diagnosis
confirmed by doctors in London. The condition and necessary surgery left her unable to
have children and continued to disrupt her life. Continued treatment by steroids caused
weight gain and radically changed her appearance. She was patron of the Endometriosis
SHE Trust.
上記の (6) を読むと、病気を治すためにのんだ薬のせいで、劇的に太って容姿が
大々的に変わってしまったとのこと。元々は、美人だったのかも。
675 :
吾輩は名無しである:2012/12/18(火) 07:24:48.96
翻訳は不評なんだっけ
読めるなら原作のがいいのか
>>669 それは一般論だろ。実際は原文が難解、ということに逃げている翻訳は多い。
下手な翻訳と試行錯誤した翻訳は見分けが付かない、ということはない。
try a sampleしたが単語が見慣れない物が多いのと人物がごちゃごちゃ一杯出てくるのでその辺で苦労しそう。
679 :
吾輩は名無しである:2012/12/20(木) 13:23:06.35
サックヴィル=ウェストってまともに翻訳されてないなそういや。
>ヴァージニア・ウルフがレズビアンであったとこは知られていますが、
>研究家によれば、それは片親の異なる兄に性的な悪戯を受けた事が原因らしく、
>それを信ずるなら同性愛と言うより異性嫌悪ということになります。
兄がうらやましいがモームがホモセクシャルであることを考えると
同性愛者であることが超1流作家の条件かもしれない。
そういえば三島由紀夫もホモか。
ヴァージニア・ウルフ 1882年1月25日 - 1941年3月28日 享年59歳
イギリスの女性小説家であり20世紀モダニズム文学 の主要な作家の一人。
13歳の時に母親が48歳で急死し、その2年後の異父姉ステラが死んだことによって、
異父兄弟2人による性的虐待を受けはじめた。これによりヴァージニアは神経衰弱に陥る。
1904年に父親が72歳で死去すると、ヴァージニアは深刻な虚脱状態に陥り、一時的に入院治療した。
神経衰弱とうつ状態が繰り返し彼女を襲い、「幕間」(没後出版された)の原稿を完成させた後、
ウルフは激しいうつ状態に陥り、1941年3月28日、オーバーコートのポケットに石を詰めて、自宅自宅近くのウーズ川で入水自殺した。
悲惨な結末からすると思想が間違っていたのでは?
15才で兄二人と毎日3Pはきつかったろう
684 :
吾輩は名無しである:2012/12/20(木) 15:26:05.00
Somerset Maugham も Virginia Woolf の同時代人だったんだね。それにしても、
フランスのプルーストのような境遇とは反対に、イギリス人であるこの二人は、
自分がゲイであることを隠さないといけなかっただけでなく、ゲイであることは
人格的な欠陥でおあるよ思われてしまって、ずいぶん苦しい人生を生きただろうね。
Maugham についての Wikipedia の記事には、こんなことも書いてあった。
For a public man of Maugham's generation, being openly gay was impossible. Whether
his own orientation disgusted him (as it did many at a time when homosexuality was
widely considered a moral failing as well as illegal) or whether he was trying to disguise
his leanings, Maugham wrote disparagingly of the gay artist. In Don Fernando, a
non-fiction book about his years living in Spain, Maugham pondered a (perhaps fanciful)
suggestion that the painter El Greco was homosexual:
"It cannot be denied that the homosexual has a narrower outlook on the world than the
normal man. In certain respects the natural responses of the species are denied to him.
Some at least of the broad and typical human emotions he can never experience.
However subtly he sees life he cannot see it whole ... I cannot now help asking myself
whether what I see in El Greco's work of tortured fantasy and sinister strangeness is
not due to such a sexual abnormality as this."[31]
自分と同じゲイの人たちのことをこんな風に軽蔑したようなことを言わなければならなかった
なんて、辛かったろうに。
685 :
吾輩は名無しである:2012/12/20(木) 20:38:40.70
Virginia Woolf の "The Waves" を読み始めようとしてる。
http://www.amazon.co.jp/The-Waves-Penguin-Hardback-Classics/dp/0141198532/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1356002365&sr=8-1 このページで紹介されている edition を持ってる。その introduction は 30 ページほど続くんだけど、こんなに面白い、そして
読み応えのある、内容がぎっしりと詰まった introduction には、初めて出会ったかもしれない。Kate Flint という人が書いている。
この人のこの introduction を読みながら、"The Waves" から彼女が引用しているいくつもの箇所を拾い読みしてるんだけど、
実に面白い。Amazon で投稿されている英文書評をいくつか読むと、その雄弁な紹介文に感心させられるけど、
僕なんかが下手な紹介文を書くよりも、はるかにいい書評が載せられている。
"To the Lighthouse" や "Mrs. Dalloway" は Virginia Woolf の世界に入るに当たって
最もわかりやすいものであるらしく、"The Waves" はそれよりもはるかに深くて
Woolf の最高傑作だと書いている人が多いけど、もしかしたらその通りかもしれないと
僕自身も予感している。
ともかく、続きを読み進めて行って、読み終わったあとに再び感想を書きたいと思う。
687 :
吾輩は名無しである:2012/12/21(金) 10:24:01.65
モームについて
英語 The first run of his first novel, Liza of Lambeth (1897), sold out so rapidly that Maugham gave up medicine to write full time.
日本語 1897年にフランス自然主義文学に学んだ処女作『ランペスのライザ』を出版、一定の評価を得るが、売れ行きは芳しくなかった。
ウィキでも日本語と英語でこんなに違うよ
英語 処女作はすぐに売り切れたので執筆に専念するため医学は断念した
There is no grave for Maugham. His ashes were scattered near the Maugham Library, The King's School, Canterbury.
モームの墓はなくて図書館の庭に灰を撒いたという。モームらしい。
享年91才。作家にしては異常な長生きだな。長生きが価値。
まあ、娯楽小説の作家だから、長生きするだろうな。要は楽しませりゃいいだけだから。
自殺した作家の愛読者の自殺率は当然高い
通常の数倍の確率で自殺するらしい
純文学でも日本の白樺派は長生きだよ
発想が明るいから
好きな作家
ヴァージニア・ウルフ
ジャック・ロンドン
へミングウェイ
シュテファン・ツヴァイク
フセヴォロド・ガルシン
人生に目的などない
彩りを添えて
どう楽しく生きるかだけを考えよ
モーム
695 :
吾輩は名無しである:2012/12/21(金) 16:47:55.98
>>694 そういう薄っぺらな人生観を、
アホの一つ覚えみたいに、
二回も三回も貼り付けるな。
>>695 自殺する人生観より91才まで生きる人生観の方が上だよ
ウルフの読者は自殺の予感あるんじゃないかな?どう?
死ぬのは簡単だから馬鹿でもできるからなぁ
何のかんので生きていくのは大変だよ
微妙
>>698 その論理だとウルフは馬鹿になる。自殺肯定の論陣を張らないとだめだ。あるよ。でも・・・みたいな感じでいかないといかん。
701 :
吾輩は名無しである:2012/12/21(金) 19:11:00.62
生き続けるためには、一定水準の神経のたくましさが必要。
つまり、鈍感でないといけない。言い換えると、バカだけが生き続ける。
俺たちが今まで生きてこられたのも、馬鹿水準がある程度まで高度であったから。
死ぬのは難しいよ。生きることは、バカでも、いや、バカだからこそできる。
自殺する下等動物を見たことあるか?
ネズミの集団自殺は有名だよ
なんでかよくわからないんですが、ヴァージニア・ウルフが叩かれてますね。
このスレではウルフのことは書かない方が無難みたいなので、
ウルフのスレを作ろうと思ったんですが、私のサーバーからは立てられない、という
エラーメッセージが出ました。すみませんが、どなたか私の代わりにスレを立ててもらえないでしょうか?
どうか、なにとぞよろしくお願い致します。
スレッドのタイトル: ヴァージニア・ウルフ (Virginia Woolf) のスレ
一回目の書き込みの内容: 「立ててみました。」
立てられると思うけど需要はあるのかな?
特別叩かれてもいないだろ? どんどん書き込めよ
叩かれるとはプルーストスレのGさんみたいなこと
ウルフスレいいね。誰か頼む。
アメリカの大学付属の語学学校のreadingの教材がオリバーツイストだっていうんだけどこの選択は正しいかな?先生はカナダ人だそうだ。
>>709 英語とか英米の文化に触れるのなら、"Oliver Twist" に限らず、Dickens の作品には
いずれは絶対に触れた方がよいと思えるので、それをテキストとして無理やりでもいいから
読まされるということは、幸運なことだと思う。社会人になって、文学とは全く別の
分野にばかりのめり込むと、なかなか読めなくなる。今のうちに少しでもいいから、
そして今の所はあまり面白いとは思えなくてもいいから読んでおくと、あとで
何らかの形で必ず役に立つと信じる。
ディケンズとかモームとか存命中に売れた作家は幸福だな
小説は@「広範囲に渡って興味を起こすもの(つまり特定の人々の間だけでなく、広く一般の人々に興味を起こさせるもの)」A「首尾一貫していて説得力を持つもの」B「作中人物の行動や物言いは、登場人物自身の性格に由来しているもの」
C「文章は分かりやすく、普通に教育を受けたものであれば誰にでも楽に読めるもの」C「楽しいもの」でなければならない。
そうですか
コラム・マッキャン読んだ人いる?
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ゾリの話は翻訳があるからしなくていいよ
Let the Great World Spinの話をしよう
翻訳は日本文学
米アマゾンのレビュー見るとどれも好評みたいね
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>>722 There are dozens of intimate tales and threads at the core of Let the Great World Spin.
On one level there’s the tightrope walker making his way across the World Trade Center towers.
But as the novel goes along the “walker” becomes less and less of a focal point
and we begin to care more about the people down below, on the pavement, in the ordinary throes of their existence.
だんだん綱渡りからを見物する側の人の生活に視点が移動する。ニューヨークに住む人の生活を生き生きと描いた小説ってとこか。
アイルランド人だけど米文学だろ
http://news.nicovideo.jp/watch/nw478452 しかしこれ、酷いな。
>当時、同級生のアーセラ・デ・グインちゃん、アン・マカフレイちゃん、そしてウォルター・ファーレイ君の3人が書いた、
>ドラゴンやヒーローやマジックが登場する小説を読んだアナリー少女は、それで益々オタク度を深めてしまいました。
>本やその他イロイロのお陰で、自分のアタマの中で独自のファンタジーを作り出すコトを学んだのです。
I had no one to turn to but Ursula Le Guin and Anne McCaffrey and Walter Farley.
They wrote the novels about dragons, horses, and magic that got me through the worst of being a geeky kid.
From their books and many others, I learned how to create my own fantasies in my head.
アーシュラ・ル=グィン、アン・マキャフリー、ウォルター・ファーレイといった作家たちより他に私は興味を持ちませんでした。
この作家たちの小説にはドラゴンや、馬、魔法などが描かれていて、私はギークの子供としての最悪の時をそういう本を読んでくぐり抜けたのです。
彼らの本以外にもありましたが、そういったもののおかげで、私はベッドの中で自分のファンタジーを作り出す手段を覚えたのです。
できるだけ直訳するとこうなる。
まずル=グウィン、マキャフリーといった有名どころの作家の名前も知らず、それを同級生にしてしまうのが問題だが、
”go through”というようなちょっとググってもすぐわかるような単語を探しもせず、適当に訳す怠慢もかなり問題だ。
しかしまあ、こういうのでずさんな仕事でお金が貰えるんですねえ、まったくいいお仕事だ。
ベッドの中で、ってのも酷いけどな
それはケアレスミスだー、頭の中で、と修正しておく。
まあ少なくとも、翻訳を加工せず、原文を見て訳したのだ、とは認識して貰えるだろうw
732 :
吾輩は名無しである:2013/01/26(土) 10:57:30.19
はてブで62人もブクマ付けてるけど
誰も気づいてないなw
マグナ見なおしたわ
他のコテとは格が違う
733 :
吾輩は名無しである:2013/01/27(日) 00:48:00.35
イヴリン・ウォー『一握の塵』を読もうと思う。 どうかな?
マグナくんね、例えばだけど、
「・・・といった作家たちより他に私は興味を持ちませんでした。」とやったすぐあとで、
「彼らの本以外にもありましたが」っていう。これ矛盾じゃないんですか?どうすんの?
誤訳じゃないの?
翻訳の評価うんぬんっていうのはそのあたりのレベルから始まる。
実際にそう書いてるんだから仕方ねえだろ。
あと、これは前からの文脈がある。ミドルスクール四年生の時、この少女は"Cow Eyes" とか "Miss Piggy"とか呼ばれて馬鹿にされていた。
そういったものに目を向けず、ファンタジー作家たちの本を読んでいた、というのが大まかの文意だ。
まあ確かに「興味を持ちませんでした」まではやり過ぎだが。だからといってなかなかいい訳が思い浮かばんが。
だが、論理性が強いとされる英語の文章といっても必ずしも論理が通るものばかりではない、ということは強調していた方がいいな。
時には言い切りとかレトリック、相矛盾する表現を筆者がすることもある。
”I had no one to turn to〜”ってのもまあレトリックだろう。
英語=論理的とかいう決めつけは結構馬鹿らしいと思っていて、英語って時によると日本語以上に曖昧な表現をすることはあるように思われる。
738 :
吾輩は名無しである:2013/01/31(木) 16:04:32.52
だれも英語が論理的な言語だなんて言ってないようだけど(笑
言語自身の性格として論理的な表現を指向する言語をあえてあげるとすればフランス語
だろうけど、「英語=論理的」なんて聞いたこともない。俗論は知らないけど。
それ以前に、辻褄のあわない記述が小説にあらわれることと、その言語が論理的であることは
まったく別のハナシ。
英語 論理的でググると結構出るぞ。
まあ俺が言ったのは俗論レベルなのでだが。高尚な話は特にしていない。
>それ以前に、辻褄のあわない記述が小説にあらわれることと、その言語が論理的であることは
>まったく別のハナシ。
このあたりもうちょっと御教示願おう。
740 :
吾輩は名無しである:2013/02/04(月) 12:12:30.68
j,k,ローリング?はホビットの冒険のトールキン影響受けすぎじゃないか?
私はウェルキー、コリンズの白衣の女が1番好きだが、代表作のゲッチョウセキ?
は途中で投げ出した、ジョジョの奇妙な冒険の元ネタ臭い部分が多いな
741 :
吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 01:57:30.05
私は奇しくもThe Hobbitを読み始めたところ。
冒頭から笑えて大いに有望じゃ。
コリンズは短編しか読んだことがない。
月長石のペーパーバックを持っているけど、
手をつけるのはまだだいぶ先だろうなあ・・・
742 :
吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 10:59:41.71
>手をつけるのはまだだいぶ先だろうなあ・・・
ぷっ、かまえて読むほどのもんじゃないだろうがw
すぐ手にとってベッドの中でトロトロしながら読みなさい。
じゃなきゃ、窓から放って捨てちまいなさい、そんなもん。
743 :
吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 13:18:02.40
ガンダルフ=校長
ビルボ→フロド=ハリーポッター
指輪の主(度忘れ)=ボルディモート
ホビットのゴブリンと指輪物語のオーク鬼は同じ物と思うが
なぜ呼称をかえたんだろう?
>>742 き、君はもしや本もたくさん読み海外で見聞を広めておきながら趣味が2ちゃんで煽ることっていう小父様かい?
745 :
吾輩は名無しである:2013/02/06(水) 11:52:18.23
>海外で見聞を広めておきながら
おまえね、船乗りシンドバットじゃないんだから、今どき、見聞をひろめるってw
英語で本読むの何て大差ねえよなあ。そりゃマイナーな本見つけて読む喜びはあるがそれは日本も変わらずだ。
>英語で本読むの何て大差ねえよなあ。
↑
どなたか、日本語に訳せる方いらしたらお願いします。
>>747 言語変換機発動
↓
日本語で書かれた本だろうが英語で書かれた本だろうが、
オレにはさっぱり理解できないからどっちでも一緒だw
>>747 諸君!もっとカジュアルに海外文学を楽しもうじゃないか!
日本語に訳されたものを読むのに比べて、わざわざ英文で読むことにメリットはあまり感じられない
っていう意見だね。マグナさんやその他のかなり英語の堪能な人でさえそう思うの?
僕は、英米のものに限らず、日本語以外で書かれたものを英語に翻訳されたものを読むことに、
かなりメリットを感じてる。第一に、たとえばもともとロシア語とかチベット語でしか出ていなかった本が
日本語に翻訳されるまでにどれだけ年数がかかるかわからない。永遠に日本語には翻訳されない
かもしれない。でも英語に翻訳されるのは、かなり早い。
次に、英語で出版された本は、日本語に翻訳された本に比べたら多種類のものが刊行されやすく、
さらには安価になりやすい。早い話が、たとえばトーマス・ハーディーの小説は、特に売れ筋の2つ
ほどの小説を除けば、実に古い翻訳で読みにくかったり絶版になったりする。
そして新訳が出たかと思うと、450ページほどの翻訳書が7,300円だったりする。英語版なら Project Gutenberg で
無料で読めるか、あるいはペンギンブックスなら500円くらいで買える。
さらに、たとえば「ハーディーの作品の中に出てくる例のシーンを拾い読みしたいなあ」と思うと、
日本語訳は電子化されていないから検索できない。でも、英文版ならネット上でいくらでも検索できる。
自分の好きなシーン、好きな台詞が一瞬にして検索できる。
ただ一つ、大きな問題がある。それは、じゃんじゃん英文で古今東西の名作を縦横無尽に読める
だけの英語力は、なかなか身につかないってこと。かなり英語ができる人でも、日本語みたいに
ななめ読みはできないってこと。
こんなのまでがペーパーバックになってるとかすごいなあと思う
752 :
吾輩は名無しである:2013/02/07(木) 02:39:06.71
>742
あほう。
未読の英語の小説だけで手元に100冊近くあるんじゃ。
気分しだいの順番がなかなか回って来ないだろうなあと言ってるの。
753 :
吾輩は名無しである:2013/02/07(木) 02:53:30.41
海外小説マイ・ベスト100をずらっと選んでみたら、
TOP10のうち7冊、50位までの36冊が
英語小説だった。
だいたいそんなもんだよな?
個人の好みの問題。
それ以外の何物でもない。
>>755 著者の名前をタイプミスした。
Sir Walter Scott
解説を読んでると、すごく面白そうだ。注文してみた。
>>753 おまえ、暇人だね。老人だろう。
好きにうわごと言ってなさい、という感じ。
>>755 ロブロイは有名な本だよ、日本語訳もあったはず。
不思議なのはそんなことも知らない君の無知さ加減だ。
ロブロイの邦訳をネットであちこち探したけど、見つからないんだよね。
そういう君は、読んだのかい?
>>757 いちいち、いろんな人に喧嘩を売るな。ゴキブリ。
スレのある非英語の海外作家
プルースト、ドストエフスキー、カフカ、ブランショ、ムージル
バルザック、サド、トルストイ、ヘッセ、カミュ、ボルヘス
ユゴー、ゾラ、ベケット、ガルシア・マルケス、シモン、チェーホフ
トーマス・マン、ジュネ、モーパッサン、デュマ、フローベール
ゴーゴリ、ゲーテ、クンデラ、セリーヌ、リルケ、アゴタ・クリストフ
パヴェーゼ、サン=テグジュペリ、アルトー、フランス、スタンダール
コープチッティ、ソレルス、ペレーヴィン
スレのある英語作家
ウルフ、ポー、ピンチョン、フォークナー、ナボコフ、ジョイス
ディケンズ、オースティン、ヘミングウェイ、シェイクスピア
イシグロ、フランゼン、バロウズ、サリンジャー、ハーディ
ラウリー、メルヴィル、ブロンテ姉妹、フィッツジェラルド、デリーロ
マラマッド、オーウェル、ヘンリー・ミラー、ヘンリー・ジェイムズ
スタインベック、メレディス
ベケット、ナボコフは無理やり入れた
>>760 なるほど、そういう風に調査結果を見せてもらうと、
よくわかるよ。
>>760 英語作家がよく知られているの確かだけど、
だからといって評価は高くないね。
ロシアのドストエフスキーやトルストイ、
フランスのプルーストなどに比べると
かなり控えめ。
>いちいち、いろんな人に喧嘩を売るな。ゴキブリ。
そのゴキブリとかいうのよしなさい。
育ちの悪さが露骨に見えてしまうからね。
英語帝国主義のせいってのはあるだろうな。
英語ならある程度、読解できる基礎はできている。
どうせ仕事で英語をつかうなら文学も知っていたほうが言葉に奥行がでるだろうと。
そういう実用の目的もかねて、英語文学にしたしもうとする人はけっこう多いはず。
>>759 ゴキブリはやめなさい(笑
ロブロイの翻訳見つからなかったぞ。確かに名前ぐらいは聞いた事はある本だが。
Rob Roy は、僕にとっては、二重の意味で面白そう。一つは、スコットランドの歴史を
読み取ることができる小説だってこと。二つ目は、スコットランド語がかなり混じった英語
を読むのが面白そうだってこと。YouTube であれこれスコットランド訛りの強い人たち
の英語を聞いていて、面白いと思ったんだよね。
768 :
吾輩は名無しである:2013/02/07(木) 20:31:51.33
まさかとは思うけど早川から出てるロブロイじゃねーだろうな。
もしそうだとしたらスコットのロブロイじゃないから。
これは映画を小説化したもので、そもそもスコットのロブロイは翻訳されていない。
ウォルタースコット自体、日本であまりに冷遇されてる作家だからなあ。
>>760 セルバンテスが抜けてる
スレタイはドン・キホーテだけど
最近イギリス文学読み出して、イブリン・ウォーとイアン・マキューアンが気に入った。
こういう人生の諸々を皮肉の効いた描き方をする洗練された作品が読みたいんだけどイギリス文学なら誰がおすすめ?
772 :
吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 03:54:31.84
>762
それは日本限定の話だよな?
インテリ対象のアンケート結果(by考える人)で
海外文学ベスト10の半分がロシアの暗黒脳内ファンタジーと
屁理屈ジャーマン・ジューの作品だなんて
世界中で日本だけの特殊現象だろ。
海外小説受容史と嗜好がどんだけスノッブに歪んでるのか。
恥ずかしくてたまらんわ。
ウォルター・スコットは、20世紀前半のイギリス人の知識人の間でさえ、
古臭くて避けられていたのではないかと思える。
ヴァージニア・ウルフの「灯台へ」を読んでると、一家の主人である哲学教授だけがウォルター・スコットを
仕切りに暗唱していてるけど、他の登場人物たちは、それを古臭いと感じている。
でも、19世紀の人たちにとっては、面白くてたまらなかったようだね。
トーマス・ハーディーの作品を読んでても、ウォルター・スコットの詩が
引用されてる。
775 :
吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 09:31:13.68
>>772 こういうやつが必ずでてくるのが日本的心性の一番の特色。
日本人を卑下して、いわく恥ずかしい、おれはちがうと。
ここって、米文学も対象になるんだろうか。
例えば、ハメットとか。
大学で英文科と呼ばれるところは、普通、英米文学
というか、英語圏の(もっと広く言えば英語による)
文学を扱っているよなあ。
「赤毛のアン」はカナダだし。
>>776 ここまでを見てくるとどうやら英国文学限定のようですね
ジョイスの話題はあるからアイルランドはOK?
778 :
吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 11:06:42.04
モームのお菓子とビール読了つまらない時間を無駄にした感大、人間の絆つまらなさに中途でなげだす。みんなこんな作家をなんで持ち上げるんだ?謎だ
みんなって誰?
>>774 平野信行「アメリカ南部英語のvernacularism」(1985)
その論文、走り読みだけど、一応は目を通した。面白いね。
782 :
吾輩は名無しである:2013/02/10(日) 01:04:58.78
暇人の問わず語り、海外小説ベスト50はこれだ;
ピクウィック・ペーパーズ、嵐が丘、戦争と平和
若い芸術家の肖像、大いなる遺産、エマ
猟人日記、ハックルベリー・フィンの冒険、ドクトル・ジバゴ
ロリータ
アラバマ物語、百年の孤独、モンテクリスト伯
白鯨、ボヴァリー夫人、カッコーの巣の上で
グレート・ギャツビー、人間の土地、こぐまのプー
破戒僧
テス、灯台へ、父と子、
ノーサンガー・アビー、ナルチスとゴルトムント、レ・ミゼラブル、
コレラの時代の愛、スローターハウス5、ボートの三人男、
わが心のアントニア、
南回帰線、北回帰線、二都物語
ライオンと魔女、カラマーゾフの兄弟、動物農場
感情教育、大いなる眠り、怒りの葡萄、
ガリバー旅行記
タイタンの妖女、BFG、シッダールタ
オリバー・ツイスト、こわれゆく絆、インドへの道、
ワイド・サルガッソー・シー、キャンディード、ノストロモ
007は二度死ぬ
(50)
リーゼント
ブックリストってなあ・・・。
マ、マグナさんだ、すげ〜
.ni 7 / \
l^l | | l ,/) / /・\ /・\ \ .n
', U ! レ' / |  ̄ ̄  ̄ ̄ | l^l.| | /)
/ 〈 | (_人_) | | U レ'//)
ヽっ \ | / ノ /
/´ ̄ ̄ ノ \_| \rニ |
`ヽ l
786 :
吾輩は名無しである:2013/02/14(木) 13:30:40.46
787 :
吾輩は名無しである:2013/02/14(木) 15:40:37.02
>>786 「お菓子とビール」、「人間の絆」がつまらなかったと言ってる人物に
別のモームをお勧めするなら、それらの2作品はこうであるのに「月と六ペンス」は
こうであるからあなたにも面白く読めるかもしれないと、理由まで書かなきゃ無意味。
ただ「面白いぞ。お勧め。」でいいならマグナだって言えるじゃんw
面白いぞ、だけでいいじゃん。なにをそう気を立てているんだか。
マ、マグナさまが
>>787に直々にご指導賜った…ありがたいことです
「月と六ペンス」は、僕もずいぶん前に読んだんだけど、
どんな風に面白かったか、忘れちゃったよ。
お菓子とビールって新潮のが酷かった覚えが。
かき揚げとか平家とか呉服屋とかいう単語が出ている珍訳だ。
792 :
吾輩は名無しである:2013/02/14(木) 23:48:34.75
「かみそりの刃」もいいよ。
>なにをそう気を立てているんだか。
恐れ多いんですが、マグナ様。
この「気を立てる」ってどういう意味なんでしょうか?
あまり日本人が使っているのを見た覚えがないのですが。
794 :
吾輩は名無しである:2013/02/15(金) 10:03:30.43
コテハンを理由もなく叩く負け犬ども
795 :
吾輩は名無しである:2013/02/15(金) 13:12:06.81
↑
やめなさいよ!先生に言いつけるわよ!っていうタイプだね。
いたよね、こういう女の子。小学生の時。
今ではもう40
「気を立てる」はあんまり使われないが、日本語としては通るぞ。
「気が立つ」で調べればでてくるだろ。
英文法の述語でいうと、「気を立てる」は他動詞を使ってるね。
「気が立つ」は自動詞。
自動詞で使うんだから他動詞だっていいだろって、そりゃ、あんまりだろう。
文学がどうのというなら、もうすこし言葉を大切に扱わないと。
自動詞で使うんだから他動詞だっていいだろ。そうやって日本語は領域を広げてきたんだ。
似たような例がすぐに思いつかんから単語であげるが、女性性とか微苦笑だっておかしいだろ。
言葉を大切に、ってのは狭い殻の中に閉じこもることなのかね?
言語ってのは、あくまで話者の意志に寄り添うものでなくてはならない。
いくら文法的におかしくても必然があれば、そこはそういう風にしか表現され得なかった、と言うことになる。
君にとって言語は、中央集権化の一助でしかないものなのかね
丸谷才一も似たような間違いをしているな。もっとも君よりは賢明な丸谷はもちろんそのことには気付いていたが、中央集権化への憧れを捨て切れてなかったようだ。
さすが文学板随一の知恵遅れマグナさん、言語のルールなどお構いなしです。
お見それいたしました
>>800 借りものの論法で中央集権化だのなんだの笑うしかないね。
じゃあ、君はいつも必然性があって日本語をでたらめに崩してつかってるというんだ。
ばかばかしくて議論にもならない。
803 :
靖国参拝、皇族、国旗国歌、神社神道を異常なほど嫌う在日カルト:2013/02/16(土) 17:11:01.40
在日カルト宗教団体は、信者や敵対者に対して組織的な威圧、監視、嫌がらせを行い
マインドコントロールしなければ組織を維持、拡張することができません
そのため証拠を残さず、訴えられないように、集団で威圧、監視、嫌がらせを行う「ガスライティング」という手法が必要なのです
在日カルト教団がどのように信者のマインドをコントロールしているのか知って下さい
[ガスライティング 集団ストーカー カルト]などで検索を!
外国人工作員が隠れ蓑にしているのはカルト宗教団体
10人に一人はカルトか外国人..
963:イラストに騙された名無しさん :sage:2013/02/16(土) 10:59:31.77 ID: TsZSAgIC
@ファミ通文庫の問題点
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
エンターブレインとしての営業が動いているため
ファミ通文庫まで手が回ってない
結果的に売れた本とその年の新人とだけ仕事する
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
同じ過ちを繰り返す
なぜ売れなかったのかそれを次に活かせない
だから同じように売れない物を出して爆死する
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
編集長が無能
原稿のOKを編集長が出すが原稿を読むのが遅い
シリーズものの続編は優先的に読むが
発売の決まってない新作原稿は気が付いた時に読む
その上売上に繋がらない直しやボツも多いからサイクルが遅い
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
まとめか何かに書かれてたコピペ
964:イラストに騙された名無しさん :sage:2013/02/16(土) 11:04:19.45 ID: HwI+T70c
編集長のくだりは関係者か何かなのかw
自称英文科の野郎は、さんざんでかいツラをしくさっておきながら、
ちょっと突かれただけで、さっさと逃げやがったな。
806 :
吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 06:58:08.43
英語圏のライタ−には自動詞と他動詞の区別が適当な人が多いのではないか?
807 :
吾輩は名無しである:2013/02/22(金) 01:26:47.20
「ピクウィック・クラブ」「エマ」「ノーサンガー・アビー」
「カッコーの巣の上で」「破戒僧」(=「マンク」だよね?)は
本当にそんなに面白い(感銘深い)の?
かつて私は何事にも無関心だったが、アルスラ・ル・グエンとアン・マカフレイとウォルター・ファーレイだけは違った。
彼らはドラゴンや、馬、そして魔法の類の小説を書き、それはとても内向的な子供時代を私に過ごさせることになった。
彼らの本や他の多くの事から、私は頭の中で私独自のファンタジーの作り方を学んだのだった。
811 :
吾輩は名無しである:2013/02/22(金) 20:42:49.91
原文を見てみたい。
>727の。
ジョージ・オーウェル (1903年 - 1950年)
イーヴリン・ウォー (1903年 - 1966年)
セシル・デイ・ルイス (1904年 - 1972年)
イアン・フレミング (1908年 - 1964年)
ウィリアム・ゴールディング (1911年 - 1993年)
ディラン・トーマス (1914年 - 1953年)
アントニー・バージェス (1917年 - 1993年)
ミュリエル・スパーク (1918年 - 2006年)
アイリス・マードック(1919年 - 1999年)
ウィリアム・トレヴァー (1928年 - )
J・G・バラード (1930年 - 2009年)
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ (1934年 - 2011年)
A・S・バイアット (1936年 - )
フレデリック・フォーサイス (1938年 - )
マーガレット・ドラブル (1939年 - )
ジェフリー・アーチャー (1940年 - )
ジュリアン・バーンズ (1946年 - )
サルマン・ルシュディ (1947年 - )
イアン・マキューアン (1948年 - )
マーティン・エイミス (1949年 - )
カズオ・イシグロ (1954年 - )
ジャネット・ウィンターソン (1959年 - )
J・K・ローリング (1965年 - )
ゼイディー・スミス (1975年 - )
ウィキペディアのイギリス文学の頁にある20世紀以降に生まれた作家
ゼイディー・スミス面白いの?
ディケンズっぽさはあるけどだったらディケンズを読んだほうがいい
815 :
吾輩は名無しである:2013/02/22(金) 21:50:44.35
>>812 これはアナリ−という記者の記事か。マグナが批判してる誤訳の書き手の
文章は少し、ふざけ散らした感じだけど、俺にはこの記者には、まじめに
憤ってる、幼い感じがするんだが。ま、英文学とは関係ない?
じゃ。
>>813 ヘンリー・グリーンもコンプトン=バーネットもポウエルもイシャウッドもアンガス・ウィルソンもないのか、日本語版ウィキペディアにはウィキペディアには。
それで若干エンタメ系も一緒に混じってるし。
アナリーの記事はいつか訳してみるか、英語板にスレでも立てて。これも縁だ。
グレアム・グリーン(Graham (Henry) Greene, 1904年10月2日 - 1991年4月3日)
Dame Ivy Compton-Burnett, DBE (5 June 1884 – 27 August 1969)
アンソニー・パウエル (Anthony Dymoke Powell、1905年12月21日 - 2000年3月28日)
クリストファー・イシャーウッド(Christopher William Bradshaw Isherwood, 1904年8月26日 - 1986年1月4日)
Sir Angus Frank Johnstone Wilson, KBE (11 August 1913 – 31 May 1991)
819 :
吾輩は名無しである:2013/02/22(金) 23:46:13.00
ステラ・ギボンズ
デュ・モーリエ
ポール・バウルズ
ダール
・・
もいれとけよ。
ル・カレは
>>817 そういうスレは、大歓迎だよん。
英語掲示板じゃなく、文学掲示板の方がいいんじゃないかな?
>>818 グレアムとヘンリーは違うぞ。間違えられやすいようだが。
パウエルはないも同じだな。イシャウッドは英語版の翻訳みたいなもんだ。
有名どころで文庫本になっているとか、古典的扱いの海外文学しか普段読まないんだけど、
できれば名前だけあげるんじゃなくて、紹介文みたいの添えてくれると面白くスレ読めるんだけどな。
個人的には今後十数年は残るくらいの小説じゃないと普段読まないんだけど(というのも
本を読む時間が限られているので、無駄な時間をつくるなないために古典なみの優れた文章しか読む気が起きない)
わりと最近の作家で読む価値ある人を推して書いてくれると助かる。英語苦手なんで、できれば国内販売されているので。
読んで損はないレベルじゃなくて、読まないと損レベルの作家がいれば。短編あれば気軽にチェックできるからいいね。
無論、原文読めない初心者にレスしたくないとか、面倒くせ、興味ない、まず良い作家はいないって感じであればスルーで結構だよ。
自分も毎日2ちゃんやるとは限らないし、今後いつ見に来るかわからんくらいだし。
何となく気がむいたら書いといて。
この“偉大なる世界を転がせ”の核心に至るまでには、幾つもの関連深い物語と筋が用意されている。
はじめの段階で、その“タイトロープウォーカー”は、ワールドトレードセンターの狭間にめぐらせたロープの上に
おのれの在り方を見い出すのだが、やがて物語におけるその“歩行者”が、ある焦点を見失うに従い、自ずと我々はより多く
こう気づくのだ。我々を含む人々は塗り固められた路面、そんな地下で、つまりそれらの存在が成すところの日々の苦痛においてあるという事を。
>723
完全スレチですまそ。英語全くできない癖に訳してみたが、意味的に適切か、許容範囲か?
他にも間違っているかもしれないし、特に最後の方のdown below辺りの処理がわからん。
英語得意な人多そうなんですが、どうだろ。スレチなんでスルーでもいいよ。
英語がネイティブ並みにできる人っていいよな。いくらネットの世界が無限に広がりがあるように思えても
所詮日本人が使えるのはごく限られた場所しかない。それが英語が使えるとなると、何十倍にも広がりがあって、
毎日が普通の日本人なんかよりも違って見えるだろう?
いくつか欲しい本あるけど、読んでない本もたくさんあるから単行本の段階で買う気になれないんだよ。
高くて、しかもきりないし。でも英語が使えて、ネイティブ並みに小説をアルファベットで読み解ける人なら、
Kindleとか持ってるとだいぶ節約できていい。アマゾンとかで見ても、何千円もする日本版が数百円で買えるんだから。
日本語って文化的な遺産も大切だけど、これだけ格差があると英語は絶対的に今後生きることで不可欠に近い物となるだろ。
日本語しか使えないことでこうむるハンディキャップよりも、英語を使うことでアドバンテージを得ることの方が大きすぎると思う。
日本的なことでのアドバンテージはあるに違いないが、世界と渡り合う段階で言葉のハンディを背負っている時点で、今の日本は情報量にしても、
考え方にしても後れをとっているんじゃないかな。英語ですべてを解決するわけじゃないけど、英語ができることで得るものは大きいよね。
流し読みだけど同意
英語で読める人は、日本語でよう場合とで、楽しみ具合に差があるのだろうか?
例えば、本屋とかに置いてある電子書籍で読んでも、個人的には全く楽しめない自分がいる。
慣れるまで我慢すれば読める可能性はあるけど、どうかな?
紙の本を手にとって読む感覚と、パソコンで文字をダウンロードして、それを画面で読むのではやはり違う。
ほんの中に上手く入り込めないな。完全にマスターしていても、母国語と他国語で、感じ方に違いはないのだろうかな。
ペーパーバックとかも充実してていいね
洋書は安くていい。家電と同じで、日本だと製本を立派にして高く売るって感覚があるんだろうか?
家電もオーバースペックで売り上げを海外勢に奪われていったけど、まあ、日本語で書かれた小説に競争相手がいないってのもあるんだろうな。
外資が参入してきたら、国内の出版社もどうなる事やら。そもそも日本語の本の販売自体に金儲けのポテンシャルがあるかどうか知らないけどね。
規制がかかっているのかも知らないし。
ペーパーバックみたいにペラペラの表紙の方が読むときには読みやすいとは個人的に思う。硬い表紙だと手になじまないよな。
それに本なんて中身を楽しむもんだし。文字があって、きちんときれいな書体で印字されていればいいだけの話。売れないからなるべく高くかわそうって魂胆だろうけど。
スレチだね。怒られそうだからやめとこ。
>>824-830 久しぶりに面白い長文が連なった。同意できる部分も多い。
ペーパーバックに関しては、書き込みをあまりしないで一度しか読まない場合は
確かにいいと思う。でも、ガンガン書き込みをしながら読み、何度もその本を
通読または拾い読みしたい人にとっては、適度な大きさのハードカバーがいい。
500ページ以内なら、ペンギンブックスで大丈夫だけど、800ページを超える
ペンギンブックスとなると、一度、書き込みしながら通読すると、ページが
何枚も外れてきて、捨てたくなる。だから、二度目にその本を読む時は、ハードカバー
に切り替えることになる。
でも、500ページ以内のペーパーバックスは、気楽に通読するだけなら、確かに手に馴染んで
いいよね。安いし、持ち運びも楽だし。一度しか読むつもりないなら、絶対にペーパーバックスだね。
>>825 >>723 There are dozens of intimate tales and threads at the core of Let the Great World Spin.
「偉大なる世界を回せ」の核心には、意味深長な物語や脈絡が何十個もある。
On one level there’s the tightrope walker making his way across the World Trade Center towers.
一つには、世界貿易センターのビルとビルの間を綱渡りする男がいる。
But as the novel goes along the “walker” becomes less and less of a focal point
しかし、小説が先に進むにつれて、「綱渡り師」が物語の焦点ではなくなっていき、
and we begin to care more about the people down below, on the pavement,
In the ordinary throes of their existence.
その下の歩道を歩く人々の日常的な生きる苦しみに目を向け始めるのだ。
833 :
吾輩は名無しである:2013/02/24(日) 07:00:37.53
Colum McCann は、アイルランドで生まれ育ったあとにアメリカに定住してるんだけど、
そうなると、英文学かアメリカ文学なのか、よくわからなくなる。
それはともかく、
http://en.wikipedia.org/wiki/Colum_McCann ここにある彼についての Wikipedia の記事を走り読みしていて、面白いと思った。
彼なりに小説家として力一杯に頑張ってるって感じ。
McCann was born in Dublin in 1965 and studied journalism in the former College of Commerce in Rathmines, now the Dublin Institute of Technology.[6]
アイルランドのダブリン生まれ。今、47歳。若くしてすでに全世界に名を馳せているなあ。
McCann's fiction has been published in 35 languages.[4]
彼の作品は、すでに35ヶ国語に翻訳されたんだって。日本語版は、ないの?
He began his career as a reporter for The Irish Press, and had his own column and byline by the age of 21.
アイルランドで生まれ育って、アイルランド国内の新聞記者として、21歳のときにはすでに自分のコラムを
担当してたんだって。すごいねえ。
In 1986 he arrived in the United States with the purpose of writing a novel.
He soon found that he was lacking the life experience to undertake such a project,
so he took a bicycle tour across North America for the next 18 months, collecting
many of the experiences that he later said influenced his fiction, especially the wide range
of voices and backgrounds of his characters.
21歳のとき、小説を書くための取材のために渡米。でも、人生経験が足りないから
小説はまだ書けないと悟り、自転車で18ヶ月かけて北米を横断。その旅の道中で、
たくさんの人たちの様々な人生を見て、のちの小説の題材として使った。
そのあよ、テキサスに数年いついて、テキサス大学で学位を取りながら、不良少年たちを
相手にボランティアみたいな活動をやってたんだって。
そのあと結婚して、ニューヨークに定住。
>>832 はっきりと言語を理解されて、自分の物にしておられるのが、書き方だけでわかりますね(笑。
人に物事を伝えることのレベルも、ほんの数行でばれてしまうんだと、改めて痛感しました。
少し目からうろこです(笑。
of a focal pointはthe novel にかかっているんですね。たぶん普通に英語を勉強されてきた人なら当たり前なんでしょうが、なるほど(笑々。
慣れって大事ですね。英語も時間があれば、少しづつ触れる機会を増やそうかな?と思いました。
それにしても明快。ありがとうございます。がんばるぞーと自分を励まそうと思えました(笑。
やっぱ文学だけでもなく、全般的に英語は必須だなーと。現代人にはとくに。世界の広がりが違いすぎますよね。
>>833 冒頭少し読んでみたけど、どうなんだろう?
当たり前なんだけど、日本語で書かれていれば、まず瞬時にそれが自分がもとめている小説か、
そうではないか判別できるんだけど、まったくできないな。
意味はある程度くみ取れる。でも、それだけになっちゃう。うまく小説に入り込めないな。
これも英語不案内なんだから、当たり前なんだけど。
そのうち、これをどう評価するかわからない自分に恐怖を感じてくる。
なぜかといえば、日本語で書かれた小説まで自分が評価できなくなるんじゃないかって、恐怖が出てくるな。
日本語を感じる部分まで侵食される怖さだな。
両方使い分ける人って、そんなことないんだろうか。とふと思った。
2,500年ほど前から古代ギリシャが世界の中心。だからギリシャ語。
そのつぎに、ローマ帝国。ラテン語。
次は、フランスとかハプスブルグ(つまりドイツ語圏)などが世界の中心。
スペインやポルトガルが世界の中心だったこともある。
そのあと、イギリス中心で、そのあとがアメリカ中心。
ということは、2,500年も前から、世界の政治・経済・軍事・文化・芸術などの
中心は、常にヨーロッパにあった。だから欧米諸国の言葉が常に世界の共通語
だった。欧米諸国の言葉は複数あってそれらすべてを習得するには大変かというと、
そうでもなく、欧米諸国の言語のうちいずれか一つにかなり堪能になりさえすれば、
別の欧米諸国の言語に移行するのはそれほど大変ではない。
だから、欧米人に生まれてきた人、特に英語圏に生まれた人は、怖いもの知らずだろうなあ。
たとえばネット上にある膨大な情報の、おそらく90%は、英語情報だろうからなあ。
世界中を旅行するのも、世界中で職探しするのも、英語ネイティブなら簡単。
英語ネイティブに生まれてこなかった人は、せめて英語に堪能にならないと損だって
いうふうに世界中の人、特に韓国人たちが躍起になって、目が血走ってしまうのも、無理ないよな。
それは決していいことではないんだけど、現代の世界を生きる上では、仕方ないことだとも言える。
日本語の感覚、特にさなざまなバリエーションを伴った表現法の無意識レベルの習得には
それなりの利するところは絶対にあるよね。
脳ミソなんて、使えば使うだけ発達するんだから。感受性や柔軟性も養えているはず。
でも、それとは結局、人って繋がりが多いほどアドバンテージを社会では得られるんだよね。
世間を見れば一目瞭然で、巨大な組織、何かしらのコネクションがあればあるほど有利に働く。
ビジネスライクなことを下世話ととるか、そうでないかとかは別にして、世界って技術云々だけじゃなく、
あらゆるつてを総動員していかないと、なかなかうまく利益を得られなくなってきている。
経済面だけじゃなくて。国内だけじゃなく、自分たちの暮らす生活空間はもはや世界と近くなってしまった現在では
やはり英語であるとか、世界とつながるツールは大きなアドバンテージだよ。
クール・ジャパンとかいってドヤ顔しているうちにおいてけぼりに・・・
841 :
マグナ ◆vI4NRkhGyA :2013/02/24(日) 18:29:42.08
kindleって売れるのか。
Kindle は、欧米では売れまくってるそうだけど、日本ではあんまり売れないだろうね。
日本の出版社が電子書籍を大量に流通する日まではね。
うーん、小説を読めるレベルじゃないな
TOEICで600点くらいだね
35か国語に翻訳されていて、日本語では流通してないってすごいな。
売れねえだろうって事だろうが。
編集部「日本のユーザーには需要がないと分析しています」
作家はたいへんだよな。過去の偉大なお歴々たちともシェア争いしながら書かなくちゃならんのだから。
音楽とかみたいに遊びはきかねえし。ビジュアルとか、楽器の進歩とかな。
いたって純粋な言語だけが武器で、それが昔とほとんど変わらない原理なんだから。
岩波とか、筑摩とかなんて過去から拾ってくるだけで商売できてるんだもん。
新しい無名の作家を売り出すのは、そうとうに苦労があるだろう。
過去の偉大さにも打ち勝って世に名を残さなければならんなんてな。
誰がシェイクスピアやゲーテに勝てる?
作品もさることながら、その偉大なるネームヴァリューにも対抗しなくちゃならんのだ。
はっは。
「ゲーテなんて古くさいの読まないブヒー」
っていう人を相手に商売してるんじゃないかな
冒頭訳してみたよ。適当。はっは。
>>833 チャーチ・ストリートの出来事であった。そこらはリバティーやコートランド駅、
ウエストストリート、フルトンやビージー、こんなんが、ぎっしりと寄り合わさった街の一画なんだが。
たくさんの人々が彼の静寂を見物していた。まるで恐ろしいくらい、美しい静けさは、
こんな光景の全てから発せられているようだった。
ある者は直ちに、こう思ったに違いない。なんか天気のせいだろう。この空の雲行きのせいで、
おかしな具合にできちまった影とか、光の錯覚とか。無論、こんな事もあり得る。完璧に計画されたジョークとかね。
みんな、わんさか向こう側にあつまってた。不思議そうに頭をかしいだり、頷き合ったり、きっぱりと断言したりして。
みんなじっと凝視してんだ。レニー・ブルースのギャグが終わるのを待ってるなんてないんだけどな。
でも、本当は見るよりもまず、こう決めにかかっていたようだったよ。だって、彼がつっ立っているのは、
そのビルのまさにギリギリのところなんだからね。瑞々しい朝靄の光りん中でだよ。奴の姿は真っ黒に影になって、
際立っていたんだから。あれは窓掃除しているんだろうとか、建築労働者だろ、そうじゃなければ、たぶん飛び降りるんだろうなってね。
その小説の冒頭をアマゾンサイトで表示して、翻訳したんだね。すごい。
ところで、無料で誰かがこういう本を数十ページにわたって訳して、ネットで公表しても
問題ないのかな? 翻訳する権利みたいなものがあって、翻訳権をどこかの出版社が
握ってしまったら。他の人は翻訳しちゃいけない、とかいうシステムになってるのかな?
いや、もしそうなっていても、無料で訳して匿名でネットで公開するのはまったく
問題ないのかな?
>Kindle は、欧米では売れまくってるそうだけど、日本ではあんまり売れないだろうね。
売れないだろうって・・
売れまくってるの知らないの?
わたしも買って使ってるがもうてばなせない。
いや、欧米に比べたら日本ではさほど売れないだろう、ってことだよ。
欧米での電子書籍の量は、日本でのそれに比べたら、1万倍くらいだろう。
もちろん、日本で Kindle を使う人でも、洋書をガンガン読んでる人は喜んでるだろうね。
でも、もし日本語で書かれた本の Kindle 版に限れば、それは微々たるもの。
あくまで欧米書言語で書かれた電子書籍の量に比べたらの話だけど。
>欧米での電子書籍の量は、日本でのそれに比べたら、1万倍くらいだろう。
でまかせに数字を捏造するのは趣味が悪いな。
だいいち一万倍のわけがないだろうに。子どもでもわかる話だ。
854 :
吾輩は名無しである:2013/02/27(水) 12:12:22.86
kindleが日本に来る前だけど編集部に勤めてる人が
「あいつら(アメリカ人)はなにもわかってない」って憎悪をむき出しにしてた
855 :
吾輩は名無しである:2013/02/27(水) 12:42:52.78
>>853 そう言うんなら、欧米の(特に英語による)電子書籍を片っ端から眺めて、日本語による電子書籍と
比べてみろ。馬鹿でもわかることだ。そんな努力もしたことねえくせに、でけえツラすんじゃねえ。あほ。
856 :
吾輩は名無しである:2013/02/27(水) 13:15:39.78
たとえば、10,000×10,000倍=100,000,000
一億台・・・冷笑
857 :
吾輩は名無しである:2013/02/27(水) 14:58:47.51
>>855さんは努力して欧米の電子書籍を片っ端から眺めて日本語による電子書籍と
比べてるんだ。すごい。ひまじん、いや、努力家。
>>856 あおか。誰が Kindlemの機械の台数が1万倍だと言ってる?その人が言ってるのは、
電子書籍の数量が、日本語による電子書籍に比べて英語によるそれが1万倍だと言ってるんじゃないのかよ。
日本語が読めねえ「ゆとり教育」の落とし子かよ。日本語も読めねえんなら、英語が読めるわけねえよな。
>>857 片っ端から眺めなくても、長年にわたって洋書をたくさん読んできた人なら、それくらいは
肌で感じるだろうよ。てめえら屑どもとは、わけが違う。
860 :
吾輩は名無しである:2013/02/27(水) 16:47:47.70
>その人が言ってるのは
爆笑
862 :
吾輩は名無しである:2013/02/27(水) 17:46:18.09
>>860 ニートは、死ね。俺たちの税金が貴様らクズどものために使われるのは、ごめんだ。
>>848の人ですけど、初めに
>>837こう思ったのね。
で、日本語に置き換えてみたらどうだろうと思い、訳して(適当で、練ってもないが)みたわけ。
この小説冒頭Those who him saw hushed.ってなってて、次にわけわからん固有名詞が続いてんだけど、
ここまで読んでみて、読む気が起きなかったんだよね。英語わからんからだろうし、なんかいい文章には思えなかった。
冒頭?はあ?なんだこれって感じだしな。
英語で書かれた海外文学の原文なんて読んだことほとんどないから、これが良い文章だとか、良くあるスタイルであるのかもわからないんだけど、
何だかなーと思い、日本語で書いてみようと思った。
まず直訳を試みたんだけど、それが変だし、つまんね。で、かなり意訳したん。たぶんまちがっている個所もあるだろうしとは思いつつ。
それから思ったんだけど、翻訳者がどれくらい手を入れていいかわからないが、そこそこ日本語に置き換える段階でいじっていいなら、
訳によっては駄目なもんも読めるようになるんじゃないかって思ったんだよな。
日本語に置き換えるにあたり、どうとでも直せるんだからな。
そんでまた思ったのは、日本語が海外で訳される場合も同様に訳者の手腕によるってのもあるんだろうと。
ただ日本語に訳されている海外作品はけっこう似たり寄ったりの訳だから、やっぱ原文に忠実じゃないと駄目なんだろうなとは思ったが。
最近ので、アマゾンとかで冒頭の原文を読めるおすすめあったら、教えてほしいけど。
児童向けなのかな
The Bartimaeus Trilogy気になるまま読んでない
アマのレビューにあるように、ハリポタとか指輪物語みたいな出だしだね。
いま原文と日本語訳を比較できるの一つ見つけて、かなり有名な翻訳家らしいから
少し読んでみたんだが、あまりぱっとしない訳なんだよね。
やってみなければわからないけど、時間があれば、少しトライしてみようかと思ってる。
予感だけなんで、うまくいくかまだわからないけどね。
自分もlet the great world spinの冒頭訳してみた
彼を目にした者は押し黙った。チャーチ・ストリートでも、リバティでも、コートランドでも、
ウェスト・ストリートでも、フルトンでも、ヴィージーでも。それは静寂そのもので、恐ろしく、
美しかった。初めは光のいたずら、天候によるもの、偶然できた影にちがいないと思う者も
いた。街ぐるみのまったくの冗談かもしれないと思う者もいた――立ちつくして上空を指差
す、人々が集まり、首を傾げ、頷き、認めるまで、皆がレニー・ブルースのギャグの終わり
を待つように何もないところを見上げるまで。しかし長く見れば見るほど、彼らの確信は深
まった。彼は薄暗い朝に黒く浮かび上がるビルディングのまさに縁に立っていた。窓拭き
だろうか、あるいは建設作業員、それとも飛び降りるのか。
実際に訳して日本語に置き換えるのは難しいね
グッド!です。寝るんで後できちんと読みます。うまいね。
その小説の冒頭から17ページ分くらいを、pdfで読むこともできるんだね。
http://www.colummccann.com/Let_the_Great_World_Spin_excerpt.pdf その冒頭の第一段落を、ここに引用しておくよ。著作権に引っかかるどころか、
一種の宣伝になるから、これくらいはむしろ歓迎されるだろうと期待。
Let The Great World Spin – An Excerpt © Colum McCann 2009
(1) Those who saw him hushed.
(2) On Church Street. Liberty. Cortlandt. West Street. Fulton. Vesey.
(3) It was a silence that heard itself, awful and beautiful.
(4) Some thought at first that it must have been a trick of the light,
something to do with the weather, an accident of shadowfall.
(5) Others figured it might be the perfect city joke--stand around and point upward,
until people gathered, tilted their heads, nodded, affirmed,
until all were staring upward at nothing at all, like waiting for the end of a Lenny Bruce gag.
(6) But the longer they watched, the surer they were.
(7) He stood at the very edge of the building, shaped dark against the gray of the morning.
(8) A window washer maybe. Or a construction worker. Or a jumper.
868で訳して感じたのは、
・訳語の選択に迷う
たとえば870の(1)だとhushを何て訳すか、黙る、静かになる、口を閉ざす、・・・いろいろ
あるけど単に黙っただと素っ気なさ過ぎるかなと押し黙るになった
(5)のstaring upward at nothing at allも説明的に何者(物)もないはずの場所を、みたいに
説明的に訳したほうが良かったかも。原文がシンプルに書かれているから訳もどこまで
シンプルに書けばいいのか
原文では上を意味する箇所はすべてupwardだけど、そのまま訳すとheが高いところにいる
感じがしないので一箇所だけ上空にした。でもこれは荒筋読んで知っているからであってそのまま
上で良かったのかもしれない
・文の区切り方
原文だと地名ごとにピリオドついているけど、日本語でいちいち句点にするとくどいかな
と感じたので読点に、でも原文でもネイティブはくどく感じるのかもしれない
870の(5)の――の後の文章も順番を入れ替えたほうが日本語としては読みやすそう
と、遅刻しそうなのでとりあえず思いついて書けることをここまで
その小説の冒頭を
http://ime.nu/www.colummccann.com/Let_the_Great_World_Spin_excerpt.pdf この URL で、3ページほど読んでみた。すいすいとは読めなかった。英語力の不足の
せいもあるけど、それだけじゃなく、たったの数ページの中でも、いきなり無数の
アメリカを中心とした地名・人名・商品名などが並び、アメリカではかなり有名らしい
お笑い芸人の名前も出てきて、その芸人のキャラクターとかアメリカなどの文化を
ある程度は知っておかないと読んでもその面白さが良くはわからないんではないかという
気がした。
たとえば、冒頭の2行目あたりにいきなり地名がいくつも並ぶ。邦訳の中で2行目にいきなり
聞いたこともない地名がいくつも並ぶと、ただでさえ翻訳というものは読みにくく馴染みにくい
のに、これで少し面食らうだろう。
その次に、冒頭の3行目あたりに Lenny Bruce というお笑い芸人の名前が出てくる。
この芸人について Wikipedia や YouTube で調べてみて、ああなるほど、この芸人はアメリカでは
かなり個性派として有名らしいな、とわかった。
続き
ストリッパーと結婚し、麻薬を常用し、舞台で卑猥なことを言いすぎて1960年代の
アメリカでは由々しき問題となって警察に捕まり、それでも芸の世界での言論の自由を
主張し続け、40歳の時に麻薬を服用しすぎて風呂場で全裸のまま死んだのを警察が見つけた、
というような波瀾万丈な生き方をした芸人だ。
そういう芸人だということを知って、初めてこの原文の一節の面白みがわかり、クスッと笑える
んじゃないかと思った。
何も、「ユリシーズ」を読むわけじゃないので、たとえばキリスト教についての
かなり深い知識だとかアイルランドの文化だとか古代ギリシャの神話に至るまで
関わる必要はないんだけど、アメリカで10年ほど生きていれば平均的な人なら普通に知ること
ができる大衆文化を身につけておかないと、この小説に近づきにくいんではないかと思った。
もちろん、どうしても読みたいという強い意識を持った人なら、そんな背景知識がまるでなくても、
読破してこの小説のエッセンスを掴むだろう。でも、通常の日本の読者は敬遠するだろう。
そう思って、出版社たちはこの小説の翻訳を見送っているのかもしれない。
横入りレスだが、君らはレニー・ブルースのことを
一度も聞いたことがないのにアメリカの小説を翻訳しようとしているのか?
その時点で辞めておきなさい。
875 :
吾輩は名無しである:2013/02/28(木) 11:03:06.64
アメリカに行って英語を身につけようとしたが、スラングと日常会話しかできるように
ならなかった負け犬が、アメリカで低能たちと一緒に見た低俗番組でその芸人の
話を聞きかじったからって、偉そうなこと抜かすんじゃねえ。原書は一行も読めねえくせに。
早上がりで帰還
>>871の「上」「上空」云々は原文冒頭の地理関係がわかれば高い所ってイメージがわくのかなと思った
ただここで訳すのも問題ありなのかな
そもそも何でこの作品の話になったんだっけ?
実は昔ブックオフでたまたまこの本を入手したまままだ読んでいない(ジャケ買い?)
映画のマグノリアっぽい感じなのかな
一見関係のない人々が見えない糸でつながっていて・・・みたいな
>>868>>870 (1)のとこ、himがhushedなんだと、本気で思ってた(笑。
次にOn〜ってぶつ切りに続くから、ここもぶつ切りなんだと、勝手に思い込んでいたのです。
あと、(6)のところはよく考えもせずに適当に訳してた(笑。この表現のがおもしろいよと、勝手に解釈捻じ曲げた(笑。
なるほど、シンプルに、区切って考えると、きれいに訳せるんですね。
たしかに翻訳って、そのまま言語を置き換えれば(特に文学作品)いいだけの話でもないんだけど、
英語の基礎中の基礎くらいきちんとおさえていないと駄目ですね。当り前ですけど。
それにしても、次に続く他の解説も含めて、言葉で人に伝えることがきちんと頭で整理されてるように思えます。
先生みたいで、わかりやすいです。いいね。
でも、2ちゃんなんかのカキコで遅刻してはいけないですよ(笑。
レニー何とかのことを知らない癖に、翻訳すんな、何たらって書いてくれてる人いるけど、
そもそも何を目的として、ここにアクセスしてきているのか?っていうのも、人それぞれだからな。
何も本気で翻訳で食おうと、ここで励んでいるわけもないし。
書き込み自体は、きっかけなんだよ。たしかに翻訳する事にも興味もあるが、
結局小説を考えることへの何らかのきっかけとして書き込んでいるに近いよな。個人的には。
はっきり言えば、レニー何とかなんて理解もしなくていいって思っているし、本質的には、この小説の事を理解したいんじゃないし、
きれいな訳を与えることでもないんだよね。ただ、小説へのアプローチの可能性を感じたいとか、ほんの気晴らしとか、
何かしら書き込んだことへの他人の反応がほしいってだけだな。
身の回りに本気で小説について話せる人がいないと、こういう些細な書き込みとか、かえってくる反応って貴重なんだよ。
他の人がどう思うかは別としてね。スレチ、スマソ。
880 :
吾輩は名無しである:2013/03/01(金) 01:23:13.31
'Lenny Bruce is dead〜♪'ってディランが歌ってたな、昔々。
レィニー・ブルー もう 終わったはずなのに〜♪って徳永英明が歌ってたな、昔
>>879 まったく同感。いいコメントをありがとう。
>>870 この小説の冒頭を読んでて、ふと思い出した。"Superman" のテレビシリーズの冒頭だ。
Colum McCann がこの冒頭を書く時も、この "Superman" の冒頭を思い起こして
いたかも。
"Faster than a speeding bullet, more powerful than a locomotive, able to leap tall buildings
in a single bound."
Then you see a crowd of people pointing at the sky, and four different voices deliver these lines:
"Look, up in the sky!"
"It's a bird."
"It's a plane".
"It's Superman!"
[Then the narrator voice-over continues:]
"Yes, it's Superman! Strange visitor from another planet who came to earth with powers
and abilities far beyond those of mortal men. Superman, who can change the course of mighty rivers,
bend steel with his bare hands, and who, disguised as Clark Kent, mild-mannered reporter for a great
metropolitan newspaper, fights a never-ending battle for truth, justice, and the American way."
http://answers.yahoo.com/question/index?qid=20081130211432AAtJzEa
この小説の冒頭を昨日、
http://www.colummccann.com/Let_the_Great_World_Spin_excerpt.pdf という場所にある PDF ファイルで読み進めた時には、あまり入り込めなかったし、ピンとこなかった。
我慢して今日、再び丁寧に読んでみた。今回は、かなり面白いと思った。Colum McCann
という作家は、実に文章がうまいと思った。PDF ファイルの2ページ目に最初あたりに、
次のような一節がある。実にアメリカ的な商品名や広告のスローガンが並ぶ。
上空の綱渡りの男を見守りながら下の通行人たちが、次のような言動を示す。
Perfect strangers touched one another on the elbows. Swearwords went between them,
and whispers that there’d been a botched robbery, that he was some sort of cat burglar,
that he’d taken hostages, he was an Arab, a Jew, a Cypriot, an IRA man, that he was really
just a publicity stunt, a corporate scam, Drink more Coca- Cola, Eat more Fritos, Smoke more
Parliaments, Spray more Lysol, Love more Jesus.
上で引用した一節の他にも、面白い言葉が並ぶ。そして、PDF ファイルの3ページ目の
最初の方までくると、ついに次のようなとんでもないことをいう奴までが現れるが、
このようなことを他の多くの見物人も考えていたのだということがわかってくる。
Do it, asshole! There was a dip before the laughter, a second before it sank in among
the watchers, a reverence for the man’s irreverence, because secretly that’s what so
many of them felt―Do it, for chrissake! Do it!―and then a torrent of chatter was released, a
call- and- response, and it seemed to ripple all the way from the windowsill down to the
sidewalk and along the cracked pavement to the corner of Fulton, down the block along
Broadway. . .
http://www.colummccann.com/Let_the_Great_World_Spin_excerpt.pdf
Colum McCann の冒頭の文章がいかに巧みであるかをきちんと分析するだけの見識は持って
ないけど、もう一つ、この文章の特徴を挙げておきたい。それは、短いフレーズを
いくつも列挙することによって、様々な人々や物事がニューヨークのこの界隈に
存在していることを見事に表現しているだけでなく、文章のリズムをキビキビとした
締まりのあるものにしていることだ。教養ある英語圏の人にこれを朗読させたら、
さぞかし美しい韻律に僕らは酔いしれることができると思う。特に綺麗だと
僕が思うこのような短いフレーズの列挙の例を挙げておく。
(1) On Church Street. Liberty. Cortlandt. West Street. Fulton. Vesey.
Pdf ファイルの1ページ目の1行目。
(2) until people gathered, tilted their heads, nodded, affirmed
pdf ファイルの1ページ目の5行目。
(3) get a view unobstructed by cornicework, gargoyles, balustrades, roof edges.
pdf ファイルの1ページ目の第3段落。
(4) A window washer maybe. Or a construction worker. Or a jumper.
1ページ目の第1段落。
(5) if he slipped, or got arrested, or dove, arms stretched.
1ページ目。
(6) Lawyers. Elevator operators. Doctors. Cleaners. Prep chefs. Diamond merchants.
Fish sellers. Sad- jeaned whores.
1ページ目。
(7) Stenographers. Traders. Deliveryboys. Sandwichboard men. Cardsharks. Con Ed.
Ma Bell. Wall Street. A locksmith in his van on the corner of Dey and Broadway.
A bike messenger lounging against a lamppost on West. A red- faced rummy out
looking for an early- morning pour. From the Staten Island Ferry they glimpsed him.
From the meatpacking warehouses on the West Side. From the new high- rises in
Battery Park. From the breakfast carts down on Broadway. From the plaza below.
From the towers themselves.
1ページ目。
以上、キビキビしたこの作家の文体をよく表した箇所を挙げてみたけど、これだけじゃない。
pdf ファイルの最初の3ページしかまだ読んでないだけど、どこもかしこもみんなこんな感じの
引き締まった文章なのだ。
さすが21歳にしてすでにアイルランド国内の有力新聞のコラム記事を
任されていただけある。こんな人が書く新聞記事を、さぞかし読者は喜んで読んでいただろう。
>>870 冒頭に、こんな一節が出てくる。
(3) It was a silence that heard itself, awful and beautiful.
こんな表現があるのかな、あるんだろうな、どういう意味なのかな、と僕は
疑問に思っていた。今、検索してみたら、そんな表現は他には、少なくともネット上では
見当たらないように思える。
ただし、次のような表現は、すでに文学の世界でよく使われているようだ。
A thoughtful silence made itself heard, after some minutes, the young
boy spoke again. “Sorry Alice but I can't do this any longer, not anymore. I need to
leave...for forever. We'll never see each other again in our lives Alice.
上記の表現なら、分からなくもない。沈黙というものは音のない状態なので、
その無音状態が「聞こえる」というのは、厳密にいえば変だけど、
その沈黙がはっきり聞こえるくらいに重々しい沈黙が、一定の時間にわたって続いたということ
を表していると解釈できる。
でも、今回の Colum McCann のこの表現である "a silence that heard itself" という表現は、
僕はよく知らないけど、ネット上で見つからないところをみると、少なくともあまり
一般化していないらしい。
僕はこの表現を、従来の "a silence made itself heard" よりももっと重々しい沈黙を
表現しているのだと解釈しておきたい。
よく分からんな。
2ちゃんで恥を掻きたいのか。
890 :
吾輩は名無しである:2013/03/01(金) 10:48:13.01
891 :
吾輩は名無しである:2013/03/01(金) 11:42:25.78
1ページ目に出てくる、街の喧騒の描写。こきでも、体言止めみたいな文がいくつも
並んでいて、とても心地よい。
Around the watchers, the city still made its everyday noises.
Car horns.
Garbage trucks.
Ferry whistles.
The thrum of the subway.
The M22 bus pulled in against the sidewalk, braked, sighed down into a pothole.
A flying chocolate wrapper touched against a fire hydrant.
Taxi doors slammed.
Bits of trash sparred in the darkest reaches of the alleyways.
Sneakers found their sweetspots.
The leather of briefcases rubbed against trouserlegs.
A few umbrella tips clinked against the pavement.
Revolving doors pushed quarters of conversation out into the street.
http://www.colummccann.com/Let_the_Great_World_Spin_excerpt.pdf
>>892 の最後の文
Revolving doors pushed quarters of conversation out into the street.
こういう表現は、ネイティブなら普通に使うのかどうか、僕は知らない。いずれにしても、
とってもうまい表現だ。その場の情景が、見事に言い表されてるじゃないか。
この小説の最初の17ページ分だけを、例の pdfファイルで読み終わった。僕の英語力は
それほどではないので、細部に至るまですべてきちんと理解したわけじゃないけど、
大雑把なところは理解した。けっこう、いい作品だと思う。
pdfファイルの最初の1ページ目から3ページ目は、プロローグであり、綱渡りの男を
見守るニューヨークの人々の反応を、キビキビした文体で描き切っている。
4ページ目から17ページ目では、舞台がアイルランドのダブリンに移り、そこで暮らす
「俺」(つまり英語の I) と弟の Corrigan と母と父の生活が描かれる。Corrigan は経験な
キリスト教徒。ニューヨークのブロンクスに彼は渡って宣教活動をする。周りは売春婦や
そのポン引きばかりだけど、そういう売春婦たちに温かい愛情を注ぐ. Corrigan はとても
慕われている。
そういう Corrigan のところに、「俺」がアイルランドからはるばる会いにきた。売春婦たちの
どうしようもなくだらしない生活ぶりに「俺」は呆れるが、そういう「俺」に対して、 Corrigan は、
「いや、そんなことはない。彼女らも一生懸命に生きてるんだ」と言い、そのあと、
彼の人生観を述べる。その部分が面白いので、引用してみる。
“Ah, no, they’re good people,” Corrigan said. “They just don’t know what it is they’re
doing. Or what’s being done to them. It’s about fear. You know? They’re all throbbing
with fear. We all are.” He drank the tea without cleaning the lipstick off the rim.
“Bits of it floating in the air,” he said. “It’s like dust. You walk about and don’t see it,
don’t notice it, but it’s there and it’s all coming down, covering everything. You’re
breathing it in. You touch it. You drink it. You eat it. But it’s so fine you don’t notice it.
But you’re covered in it. It’s ev-erywhere. What I mean is, we’re afraid. Just stand still
for an instant and there it is, this fear, covering our faces and tongues. If we stopped to
take account of it, we’d just fall into despair. But we can’t stop. We’ve got to keep going.”
“For what?”
“I don’t know―that’s my problem.”
“What are you into here, Corr?”
“I suppose I have to put flesh on my words, y’know. But sometimes that’s my dilemma
too, man. I’m supposed to be a man of God but I hardly ever mention Him to anyone.
Not to the girls, even. I keep these thoughts to myself. For my own peace of mind.
The ease of my conscience. If I started thinking them out loud all the time I think I’d go
mad. But God listens back. Most of the time. He does.” He drained the teacup and
cleaned the rim with the flap of his shirt. “But these girls, man. Sometimes I think they’re
better believers than me. At least they’re open to the faith of a rolled- down window.”
http://www.colummccann.com/Let_the_Great_World_Spin_excerpt.pdf 上記の pdf ファイルの16ページ目。
すごいなー。あとで読ませていただく。時間あるときゆっくり読みたいね。
詩的感覚の判断ってとっても難しいですよね。詩という形式をとらえづらいというのもある。
音感的なものとか、意味レベルでのとらえとか。個々で感じる、それを理解をする内的なスパンがあまりにも広すぎる。
小説だってそうじゃないかといえば、そうなんだけど、やはり全体を論理的に眺められる視点があるので、詩よりはずっと解釈しやすいですよね。
詩を評価(個々で感じる)することで一つ壁があって、次に外国のものである場合には、さらに翻訳というフィルターがかかっている。
言語的な音感(土着性や文化面も含めて)を感じられずに、意味レベルで判断となると、はたして翻訳されたものが、詩の評価として純然にできているのか
というジレンマもあります。小説の場合でも、すぐれた詩的感覚が外国語でなされているからといって、外国語の全体的な背景を感じていない(自分のように)場合には、
その詩的なすぐれている様を感じられないのが残念に思えます。その意味で、外国語、特に英語にある程度精通されている方をうらやましく思えますね。
この書き込みを読まさせていただくと、希望のようなものと、うらやましいなーって思う気持ちとか、いろいろわきあがってきて、想像力が刺激されます。
英語もう少し、触れる機会増やそうかなって。実にうらやましい。
詩といえば、キーツとかイエーツって自分好きじゃないんですよ。好きじゃない、じゃないな。
興味ない、が近いか。文学的に優れているとか判断もできませんし。たぶん世間的な評価ってかなり高い詩人だと思うんですが。
ですが、シェイクスピアのソネットの詩集(ある程度数を絞って抜粋されているものですが)で、一冊とても気に入っているものはあるんです。
読む用と、保存用で2冊持ってます。もしかしたら、どこかにもう一冊、計3冊あるかも(笑。数あるソネット詩の訳者の内で、なぜこの人だけが好きなのかって思うんですが、
おそらく自分の詩(ことば)の感じ方や、解釈の方法に偏りがあるんだと思うんですよね。詩という表現を全体的に考えてみると、
どうも自分には手に負えない分野だと思う所ではあるんですが。
すると、このように判断する自分を見つめて、詩の評価(その感じる感覚)とか、ある海外作品(小説や詩など)を自分が、良い、とか、おもしろくない、って判断する材料って、
かなりの部分を翻訳によるまぎれで幅があるんじゃないかとは思っています。学術レベルではなく、素人が詩の良い、悪いを判断するのって、
すごく個性的で、やはり独断的な面が強調されるんじゃないのかなと。まあ、なんにでもあてはまるともいえる。けど、言語の詩的な判断、感じ方、論じ方、
こんなんはとっても難しくて、はたして他人と評価を分かち合えるのかって疑念も確かにあるな。
一方で、普遍性もあるんだろうとは思うけど。どうなんでしょうね。
でも、人それぞれで、感じ方、判断が違ってくるのが面白いと思うんですよね。だからお互いが主張し合う。違った意見や、その論議を眺めているだけでも、
自分は世界の多様性を感じられて楽しいですけど。
上で、ご紹介いただいている小説も、全体像を読み込めないんで無責任な発言になってしまいますが、何か多様性を強調されて書かれてあるような気がします。
一見他人には奇異に思えることや、目に見えない事象への言及など、ご紹介していただいている中にも垣間見れますね。断片を眺めて、憶測で書き込んでいるだけですが(笑。
まあ、そういうのも2ちゃんだし、良いのかなと。書き込みたいから、書き込んじゃおうって感じだな。まあ、独り言ですね。独り言って、最高だなー。
なるひど、独り言って、最高ですか。ふーむ、確かにその通りかもしれません。
それはともかく、ななたは文学を純粋に愛しておられるんですね。そのことが、あなたの
書いたと思われるこの数日間の一連の書き込みの端々から伺えます。
僕などは、文学を本当にそこまでは愛していないようです。確かに文学が好きです。特に、
十代から30歳の頃までは。文学がないと生きていけなかった。
でも、そもころなぜ僕は文学を死に物狂いで読んでたか?それは、人生をいかに生きるべきか、
愛とは何か友情とは何か、社会とは、職業とは何か、何のために生きているのか、
何のために宇宙が存在し、その中で人間は何をすべきなのか、などなどという
疑問に四六時中、悩まされ続けていたので、その答えを探して文学を、そして哲学とか心理学とか
を読んでたんです。
そして気が狂いそうに苦しくて、どうでもいいから何とかして楽になりたいともがきながら、
生計を立てるための手段として、そして同時に、自分の魂の奥底から湧き起こる欲望に従って、
英語を初めとする様々な言語を勉強しまくってきました。
そっしてつくづく思うのですが、僕はぶんがくそのものがすきなのではなく、
そこで使われている言葉の響きの方が好きなようです。少なくとも、人生の諸問題
についての解答はどこにもないと思うようになってからは、文章を読む時に、
若い時みたいにその文章の中の思想とか主張内容を読み取ろうとは思わなくなり、
その言葉の響きを楽しみ、そこで展開されるたわいない話を楽しむようになったのです。
たとえば恋愛にしても、社会運動にしても、子育てにしても、結婚にしても、
人間の行うことはすべて無意味で儚く、悲しく、馬鹿馬鹿しいものだけれども、
それでもいいから、生きているうちはその人間の営みを文学の中で観察して、
そこでやり取りされる言葉の響きの美しさを楽しんで生きて行こう、それが
僕に残された最後の、何とかこの茶番劇的な人生を発狂せず自殺もしないで
天寿を全うするまで生き延びるための心構えなんです。
そんな感じです。
スレチかもしれませんが、一言。
哲学的な疑問ってのは、現代人って文献とか、他人に頼らなくてもある程度気づいているように感じます。
たとえば生命がどうの、運命性、宿命性、社会的な立ち位置。こんな事は一般人でも迷っているようには思えないですよね。
割りと、割り切っている。社会的な常識って面もあるかな?偏った見方かもしれませんが。
でも文学的な問題、形而上学亭な問題に関しては、やはり一般的な理解というか、記号論とか、
そんなことはあまり関心ないんだろうなとは感じますね。記号論、詩学的な問題、無意識の問題、ふだん生きる上で
不必要なことは関心がわかないのだろうから、考える機会すらないんだろう。
悩みなんてない方が良いんですよね。迷わずに現実を生きる方が幸せってこともありますよね。
意識ってもんはそもそも病気であるとか、なんとか、どこかで読んだな(笑。
だからといって、自分は幸か、不幸か、たえず考えることが《好き》なだけなんですよね。
人生そのものは究極的には無意味かもしれませんが、しかし、生きている以上自分たちって感じながら、
考えながら生活をしなければならない。自分は純粋に《好き》なことを、自然にやっている感じです。
もうすでに迷いなんてことは、まったくありませんね。というもの、自分の無知も含めて、それが自分なんです。
適当に書いてますが、適当なくらい真面目でもありますね。こういうのが、最高に気晴らしになるんですが(笑。
でも、苦悩はあるかな(笑。生きる上でしようがないですよね。スマソ。
理屈ではなく、言葉の響きが好き、音楽がなんとかって、プルーストだっけ?
文学板で一番盛り上がってるところだよね。
Let The Great World Spin – An Excerpt © Colum McCann 2009
「この素晴らしい世の中を回そう」
(1) Those who saw him hushed.
その男を目にした人たちは、息を呑んだ。
(2) On Church Street. Liberty. Cortlandt. West Street. Fulton. Vesey.
チャーチストリート、リバティー、コートラント、フルトン、そしてヴェッシーでも。
(3) It was a silence that heard itself, awful and beautiful.
沈黙そのものが自分の沈黙の音を聞いているかのようで、凄まじく、かつ美しかった。
(4) Some thought at first that it must have been a trick of the light,
最初のうちは、光による錯覚に決まってると思った者もいた。
something to do with the weather, an accident of shadowfall.
天気の関係か、影による偶然だというわけだ。
続く
906 :
吾輩は名無しである:2013/03/03(日) 07:03:14.54
続き
(5) Others figured it might be the perfect city joke--stand around and point upward,
until people gathered, tilted their heads, nodded, affirmed,
until all were staring upward at nothing at all, like waiting for the end of a Lenny Bruce gag.
一方、これは完璧な街中のおふざけかもしれないと思うものもいた。
突っ立って天を指差し、見てる人たちが集まってきて、首を傾げ、頷き、そうだこれこれに違いない
と言い合い、結局は何も始まらないのにみんなが上空を見つめ続けておしまい、
というわけだ。あの (1960年代に世間を騒がせ続けた毒のあるユニークなお笑い芸人である) レニー・ブルース
のギャグの落ちみたいに。
注釈: 上記の括弧の中は、説明として勝手に付け加えたものであり、原文にはない文章です。
(6) But the longer they watched, the surer they were.
でも、じっと見ている時間が経過するにつれ、みんなは「やっぱりそうだ」と思った。
(7) He stood at the very edge of the building, shaped dark against the gray of the morning.
男はビルの端っこに立ち、朝の灰色の空を背景に黒々と映っていたのだ。
(8) A window washer maybe. Or a construction worker. Or a jumper.
窓拭きかもな。それとも土建屋か。スポーツとしてジャンプするのかもな。
http://www.colummccann.com/Let_the_Great_World_Spin_excerpt.pdf
(2) の Vesey は「ヴィージー」に訂正。
(8) の「土建屋」は差別用語だそうなので、「建設作業員」に訂正。でも、普通の日本人の
砕けた会話で「建設作業員」なんて言わないだろうなあ。できるだけ自然な日本語にしたかったので
「土建屋」と書きたかったんだけどね。
(3) については、すでに888でコメントしたように、普通の英語表現ではないのではないか
と僕は思う。たぶんこの作家が独自に作り出した表現、あるいは一部の人だけが使っている
表現なんだろうと今の僕は思っている。でも、かっこいい表現だし、言いたいことは理解できる。
一応、普通の英語表現ではないらしいということを訳文でも反映させたかったのだが、
無理をして変な日本語にしてしまうくらいなら、いっそのこと「静まり返っていた」とか
「沈黙そのものだった」とでも訳して流しておいた方が良いのかもしれない。
「土建屋」は差別用語だそうなので
土建屋は差別擁護でもなんでもない。
これが差別用語的な語感を帯びたのは田中角栄を侮辱的に言った時だ。
普通に技術系が自分の専門を言う時には「電気屋」「建築屋」「機械屋」「風呂屋?」みたいにいう。
「土建屋」も同じだ。「建設屋」といった方が上品かも?だけだ。
一般に「ナントカ土建」って会社はいっぱいあるだろう?
ただし「土建屋」ってのは技術者やその会社の指令部門にいる人間の自称。
現場作業員は「土方」であって「土建屋」ではない。
ちなみに、「土方」ってのは悪い言葉だから、グランド・ワーカー、
版場もアウト・オブ・レジデンスと呼ぶように、という当局の行政指導があった。
♪グランド・ワーカー渡世のオイラが惚れ〜た〜
♪アウト・オブ・レジデンス烏よ噂は言うなよ
♪俺も忘れて浪花節〜〜
訂正
差別擁護→差別用語 版場→飯場
「土方」と「土建屋」は、放送禁止用語だと書いてあったんだよね。
< 以下は、引用 >
土方は土建屋という呼び方と共に差別用語及び放送禁止用語と扱われる。
建設業者及びその従事者を指す言葉として古くから使われて来たが、
上下関係の差別を強要する傾向があるのが理由とされている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/土方
その続き
(9) Up there, at the height of a hundred and ten stories, utterly still,
a dark toy against the cloudy sky.
(10) He could only be seen at certain angles so that the watchers had to
pause at street corners, find a gap between buildings, or meander from
the shadows to get a view unobstructed by cornicework, gargoyles,
balustrades, roof edges.
(11) None of them had yet made sense of the line strung at his feet
from one tower to the other.
(12) Rather, it was the manshape that held them there, their necks craned,
torn between the promise of doom and the disappointment of the ordinary.
(13) It was the dilemma of the watchers: they didn’t want to wait around
for nothing at all, some idiot standing on the precipice of the towers,
but they didn’t want to miss the moment either, if he slipped, or got arrested,
or dove, arms stretched.
http://www.colummccann.com/Let_the_Great_World_Spin_excerpt.pdf
(9) Up there, at the height of a hundred and ten stories, utterly still,
a dark toy against the cloudy sky.
上では、110階のビルのてっぺんで、曇り空を背景に、
ピクリとも動かない黒い人形の影があった。
(10) He could only be seen at certain angles so that the watchers had to
pause at street corners, find a gap between buildings, or meander from
the shadows to get a view unobstructed by cornicework, gargoyles,
balustrades, roof edges.
男の姿は特定の角度からしか見えなかったので、見物人は道路の角で立ち止まりたり、
建物と建物の間に隙間を見つけたり、あちこちさまよってコーニス、ガーゴイル、
欄干、屋根のへりの陰にならずに見える場所を探す必要があった。
(11) None of them had yet made sense of the line strung at his feet
from one tower to the other.
二棟のタワービルの間にロープがなぜ張ってあるのかには、
まだ誰も気づいてはいなかった。
ここにずっと垂れ流すの?
(12) Rather, it was the manshape that held them there, their necks craned,
torn between the promise of doom and the disappointment of the ordinary.
むしろ、その人影のせいでみんながそこに立ち止まり、首を伸ばし、
破滅の気配と日常性への失望との間で引き裂かれていたのだった。
(13) It was the dilemma of the watchers: they didn’t want to wait around
for nothing at all, some idiot standing on the precipice of the towers,
but they didn’t want to miss the moment either, if he slipped, or got arrested,
or dove, arms stretched.
見物人のジレンマがここにあった。何も始まりはしないのに、どこかの馬鹿が
タワービルの間の崖っぷちに立っているのをぼうっと待ってるのは
嫌だったし、もし男が滑ったり、捕まったり、両腕を開いて飛び込んだとしたら、
その瞬間を見逃すのも嫌だったのだ。
http://www.colummccann.com/Let_the_Great_World_Spin_excerpt.pdf
916 :
吾輩は名無しである:2013/03/03(日) 09:47:33.14
>>915 あきらかに英語できないやつだな
「arms stretched」の意味がとれてないw
918 :
吾輩は名無しである:2013/03/03(日) 11:23:18.47
さらに続く
(14) Around the watchers, the city still made its everyday noises.
Car horns. Garbage trucks. Ferry whistles. The thrum of the subway.
(15) The M22 bus pulled in against the sidewalk, braked, sighed down into a pothole.
(16) A flying chocolate wrapper touched against a fire hydrant. Taxi doors slammed.
(17) Bits of trash sparred in the darkest reaches of the alleyways.
(18) Sneakers found their sweetspots.
(19) The leather of briefcases rubbed against trouserlegs.
(20) A few umbrella tips clinked against the pavement.
(21) Revolving doors pushed quarters of conversation out into the street.
(22) But the watchers could have taken all the sounds and smashed them down
into a single noise and still they wouldn’t have heard much at all:
even when they cursed, it was done quietly, reverently.
(23) They found themselves in small groups together beside the traffic lights
on the corner of Church and Dey; gathered under the awning of Sam’s barbershop;
in the doorway of Charlie’s Audio;
a tight little theater of men and women against the railings of St. Paul’s Chapel;
elbowing for space at the windows of the Woolworth Building.
(24) Lawyers. Elevator operators. Doctors. Cleaners.
Prep chefs. Diamond merchants. Fish sellers.
http://www.colummccann.com/Let_the_Great_World_Spin_excerpt.pdf
>>917 英文科は出たけど英語で飯の食えない負け犬が、ほざいております。
(14) Around the watchers, the city still made its everyday noises.
Car horns. Garbage trucks. Ferry whistles. The thrum of the subway.
見物人の周りでは、街が今でもいつもの物音を立てていた。
クラクション。ゴミ清掃車。フェリーの笛。地下鉄の単調な音。
(15) The M22 bus pulled in against the sidewalk, braked, sighed down into a pothole.
M22系統のバスが歩道に寄り付き、ブレーキをかけ、
路面にある大きな穴にスイーッと入り込む音。
(16) A flying chocolate wrapper touched against a fire hydrant. Taxi doors slammed.
風に揺られたチョコレートの包み紙が、消火栓に触れる音。
タクシーのドアがバタンと閉まる音。
(17) Bits of trash sparred in the darkest reaches of the alleyways.
いくつものゴミの破片が路地裏のいちばん暗いところに当たる音。
(18) Sneakers found their sweetspots.
スニーカーのスイートスポットが勢いよく弾む音。
(19) The leather of briefcases rubbed against trouserlegs.
書類カバンの皮がズボンに擦 (こす) れる音。
(20) A few umbrella tips clinked against the pavement.
何本かの傘の先が歩道をカリンと叩く音。
(21) Revolving doors pushed quarters of conversation out into the street.
回転ドアが押し開かれて外の道路に流れ出てくる会話の端々。
(22) But the watchers could have taken all the sounds and smashed them down
into a single noise and still they wouldn’t have heard much at all:
even when they cursed, it was done quietly, reverently.
それでも見物人はみんな、そういう音をすべて一つの物音にまとめてしまったとしても、
なおかつそれほど気にも留めなかったろう。
罵っているときでも、静かに、敬意を表しながら罵っていた。
(23) They found themselves in small groups together beside the traffic lights
on the corner of Church and Dey; gathered under the awning of Sam’s barbershop;
チャーチ&デイの角の信号の脇で、数人が固まっていた。また、サムの散髪屋の
日よけの下で集まっていた。
in the doorway of Charlie’s Audio;
チャーリーのレコード屋の戸口で。
a tight little theater of men and women against the railings of St. Paul’s Chapel;
聖パウロのチャペルの手摺りに寄りかかって、みんなで小さくかたまって
見物する男女もいた。
elbowing for space at the windows of the Woolworth Building.
ウールワース・ビルの窓から見物する場所を確保しようとして、
人だかりを肘で掻き分ける人たちもいた。
(24) Lawyers. Elevator operators. Doctors. Cleaners.
弁護士。エレベーター係。医者。掃除夫。
Prep chefs. Diamond merchants. Fish sellers.
出前屋。ダイヤモンド売り。魚屋。
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pdfファイルのファイルの1ページ目の下の方。
(25) Sad- jeaned whores. All of them reassured by the presence of one another.
(26) Stenographers. Traders. Deliveryboys. Sandwichboard men. Cardsharks. Con Ed.
(27) Ma Bell. Wall Street. A locksmith in his van on the corner of Dey and Broadway.
(28) A bike messenger lounging against a lamppost on West.
(29) A red- faced rummy out looking for an early- morning pour.
(30) From the Staten Island Ferry they glimpsed him.
(31) From the meatpacking warehouses on the West Side.
(32) From the new high- rises in Battery Park.
(33) From the breakfast carts down on Broadway.
(34) From the plaza below. From the towers themselves.
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>>919 英語もできないし仕事もしてないニートがバカを晒しておりますw
(25) Sad- jeaned whores. All of them reassured by the presence of one another.
よれよれのジーンズを履いた売女。お互いの存在によって、みんな安心している。
注釈: ここでは "whore" という最大級の侮辱的な言葉を作家はわざと使っている。
だからこれを「売春婦」などというインパクトの弱い言葉で訳すのは、邪道だろう。
でももしプロの翻訳家がここで「売女」と書きたくても、出版社側でそれを「売春婦」
に変えてしまうかもしれない。
(26) Stenographers. Traders. Deliveryboys. Sandwichboard men. Cardsharks. Con Ed.
速記者。トレーダー。配達夫。サンドイッチマン。トランプ詐欺師。
コン・エディソンの従業員。
(27) Ma Bell. Wall Street. A locksmith in his van on the corner of Dey and Broadway.
ベル・システム従業員。デイ・ストリートとブロードウェイとの交差点の
角のところにワゴン車を停めて、その中から覗いている錠前屋。
(28) A bike messenger lounging against a lamppost on West.
自転車で回って伝言を伝える途中で、ウェスト・ストリート沿いの
電灯柱にもたれかかって様子を伺う男。
(29) A red- faced rummy out looking for an early- morning pour.
早朝の一杯を求める赤ら顔の酔っ払い。
(30) From the Staten Island Ferry they glimpsed him.
スタテン・アイランドのフェリーの乗客も、チラッと覗く。
(31) From the meatpacking warehouses on the West Side.
ウェストサイドにある食肉梱包倉庫からも。
(32) From the new high- rises in Battery Park.
バッテリーパークに新しく建った高層ビルからも。
(33) From the breakfast carts down on Broadway.
ブロードウェイ沿いに出前の朝食を載せたカートを押す男たちも。
(34) From the plaza below. From the towers themselves.
下にあるプラザからも。タワービルそのものからも。
http://www.colummccann.com/Let_the_Great_World_Spin_excerpt.pdf
pdfファイルのファイルの1ページ目の一番下。
(35) Sure, there were some who ignored the fuss, who didn’t want to be bothered.
(36) It was seven forty- seven in the morning and they were too jacked up for
anything but a desk, a pen, a telephone.
(37) Up they came from the subway stations, from limousines, off city buses,
crossing the street at a clip, refusing the prospect of a gawk.
(38) Another day, another dolor.
(39) But as they passed the little clumps of commotion they began to slow down.
http://www.colummccann.com/Let_the_Great_World_Spin_excerpt.pdf
(35) Sure, there were some who ignored the fuss, who didn’t want to be bothered.
確かに、この騒ぎを無視していた人、煩わされたくないと思う人もいた。
(36) It was seven forty- seven in the morning and they were too jacked up for
anything but a desk, a pen, a telephone.
朝の7時47分だったから、仕事に向かう心の準備ができ過ぎていて、
デスクとペンと電話にしか向かう気がないのだ。
(37) Up they came from the subway stations, from limousines, off city buses,
crossing the street at a clip, refusing the prospect of a gawk.
地下鉄の駅から、リムジンから、市バスから出てきて、素早く道路を渡り、
見物など眼中にない。
(38) Another day, another dolor.
また嘆きの一日が始まったのだから。
(39) But as they passed the little clumps of commotion they began to slow down.
しかし、あちこちで騒いでいる様子を横目にしながら、
彼らの方でも歩く速度をゆるめ始めたのだった。
http://www.colummccann.com/Let_the_Great_World_Spin_excerpt.pdf
pdfファイルのファイルの2ページ目の初め。
(40) Some stopped altogether, shrugged, turned nonchalantly, walked to the corner,
bumped up against the watchers, went to the tips of their toes, gazed over the crowd,
and then introduced themselves with a Wow or a Gee- whiz or a Jesus H. Christ.
中には歩みをすっかり止めてしまって、肩をすくめ、平然と向きを変え、
角まで歩いて行き、見物人たちにぶつかり、爪先立ちで歩き、群衆を眺めたあと、
自己紹介として、「うわあ」とか「まいったな」とか「こりゃまた、何てえこった」
とか言った人もいた。
pdfファイルのファイルの2ページ目の第2段落。
(41) The man above remained rigid, and yet his mystery was mobile.
(42) He stood beyond the railing of the observation deck of the south tower―
at any moment he might just take off.
(43) Below him, a single pigeon swooped down from the top floor of
the Federal Office Building, as if anticipating the fall.
(44) The movement caught the eyes of some watchers
and they followed the gray flap against the small of the standing man.
(45) The bird shot from one eave to another, and it was then
the watchers noticed that they had been joined by others at the windows of offices,
where blinds were being lifted and a few glass panes labored upward.
(46) All that could be seen was a pair of elbows or the end of a shirtsleeve,
or an arm garter, but then it was joined by a head, or an odd- looking pair of hands
above it, lifting the frame even higher.
(47) In the windows of nearby skyscrapers, figures came to look out―
men in shirtsleeves and women in bright blouses,
wavering in the glass like funhouse apparitions.
http://www.colummccann.com/Let_the_Great_World_Spin_excerpt.pdf
(41) The man above remained rigid, and yet his mystery was mobile.
上にいる男はじっとしたままだったが、その謎には動きがあった。
(42) He stood beyond the railing of the observation deck of the south tower―
at any moment he might just take off.
男は南側のタワービルの展望台の手すりの外側に立っており、
いつそのまま飛び出してしまうかもしれなかった。
(43) Below him, a single pigeon swooped down from the top floor of
the Federal Office Building, as if anticipating the fall.
その下では、ハトが一羽だけ、連邦オフィスビルの最上階から急降下したが、
まるで男の飛び降りを予期しているかのようだった。
(44) The movement caught the eyes of some watchers
and they followed the gray flap against the small of the standing man.
その動きは一部の見物人の目に止まり、
彼らは、そこで立っている男の小さな影に
灰色のはためきがかぶさるのを目で追った。
http://www.colummccann.com/Let_the_Great_World_Spin_excerpt.pdf
(45) The bird shot from one eave to another, and it was then
the watchers noticed that they had been joined by others at the windows of offices,
where blinds were being lifted and a few glass panes labored upward.
鳥は庇 (ひさし) から庇へと飛んでいったが、そのとき初めて、
みんなは他にもオフィスの窓辺から見物している人がいることに気づいた。
そこでは窓のブラインドを開き、ガラス窓を苦労して引き上げている人たちもいた。
(46) All that could be seen was a pair of elbows or the end of a shirtsleeve,
or an arm garter, but then it was joined by a head, or an odd- looking pair of hands
above it, lifting the frame even higher.
見えるのはただ、両肘かシャツの袖か、袖を止めるゴムバンドだけだったが、
そのあとそれにつながる頭か、あるいはその上の奇妙な形の両手が窓枠をさらに
持ち上げようとしている様子も目に入った。
(47) In the windows of nearby skyscrapers, figures came to look out―
men in shirtsleeves and women in bright blouses,
wavering in the glass like funhouse apparitions.
近くの超高層ビルの窓には、人影が出てきて外を見ている。
上着を脱いでシャツ一枚になった男たちと、明るい色のブラウスを着た女たちが、
びっくりハウスの幽霊みたいにガラス窓の中で揺らめいていた。
http://www.colummccann.com/Let_the_Great_World_Spin_excerpt.pdf
pdfファイルのファイルの2ページ目
(48) Higher still, a weather helicopter executed a dipping turn over the Hudson―
a curtsy to the fact that the summer day was going to be cloudy and cool anyway―
and the rotors beat a rhythm over the warehouses of the West Side.
(49) At first the helicopter looked lopsided in its advance,
and a small side window was slid open as if the machine were looking for air.
(50) A lens appeared in the open window. It caught a brief flash of light.
(51) After a moment the helicopter corrected beautifully and spun across the expanse.
(52) Some cops on the West Side Highway switched on their misery lights,
swerved fast off the exit ramps, making the morning all the more magnetic.
http://www.colummccann.com/Let_the_Great_World_Spin_excerpt.pdf
(48) Higher still, a weather helicopter executed a dipping turn over the Hudson―
a curtsy to the fact that the summer day was going to be cloudy and cool anyway―
and the rotors beat a rhythm over the warehouses of the West Side.
さらにその上では、天気を観測するヘリコプターがハドソン川の上空で急降下して、
夏の今日一日が曇りで涼しくなる見込みを示してお辞儀し、
ヘリのローターはウェストサイドの倉庫の上空でリズムを奏でた。
(49) At first the helicopter looked lopsided in its advance,
and a small side window was slid open as if the machine were looking for air.
最初のうち、ヘリコプターは前進しながら傾いたように見え、脇にある小さな窓が
開いたが、まるでヘリコプターそのものが新鮮な空気を吸おうとしているかのようだった。
(50) A lens appeared in the open window. It caught a brief flash of light.
レンズが開いた窓から現れ、光の瞬間を捉えた。
(51) After a moment the helicopter corrected beautifully and spun across the expanse.
間もなくヘリコプターはきれいに姿勢を正し、空中をスピンしながら飛んでいった。
(52) Some cops on the West Side Highway switched on their misery lights,
swerved fast off the exit ramps, making the morning all the more magnetic.
ウェストサイド・ハイウェイにいるお巡り (の一部) が、パトカーランプをつけ、
流出ランプを素早くカーブしたので、朝の風景がますます面白くなってきた。
http://www.colummccann.com/Let_the_Great_World_Spin_excerpt.pdf
pdfファイルの2ページ目の半ば
(53) A charge entered the air all around the watchers and―now that the day had been
made official by sirens―there was a chatter among them, their balance set on edge,
their calm fading, and they turned to one another and began to speculate,
would he jump, would he fall, would he tiptoe along the ledge, did he work there,
was he solitary, was he a decoy, was he wearing a uniform, did anyone have binoculars?
(54) Perfect strangers touched one another on the elbows.
(55) Swearwords went between them, and whispers that there’d been a botched robbery,
that he was some sort of cat burglar, that he’d taken hostages, he was an Arab,
a Jew, a Cypriot, an IRA man, that he was really just a publicity stunt, a corporate scam,
Drink more Coca- Cola, Eat more Fritos, Smoke more Parliaments, Spray more Lysol,
Love more Jesus.
http://www.colummccann.com/Let_the_Great_World_Spin_excerpt.pdf
(53) A charge entered the air all around the watchers and―now that the day had been
made official by sirens―there was a chatter among them, their balance set on edge,
their calm fading,
見物人たちの周りの空気全体に興奮が走り、この件にも当局が関与していることが
サイレンの音でわかり、人々がおしゃべりを始めていたが、神経が尖り、
冷静を失っていて、
and they turned to one another and began to speculate,
互いに向き合って憶測を始めた。
would he jump, would he fall, would he tiptoe along the ledge, did he work there,
was he solitary, was he a decoy, was he wearing a uniform, did anyone have binoculars?
飛び降りるんだろうか、墜落するか、ビルのへりをそうっと歩くつもりなのか、
あそこで働いてんだろうか、一人者なのか、おとりか、制服を着ているのか、
誰か双眼鏡を持ってないか。
(54) Perfect strangers touched one another on the elbows.
赤の他人同士が、肘を触れ合った。
936 :
吾輩は名無しである:2013/03/04(月) 09:59:39.93
(55) Swearwords went between them, and whispers that there’d been a botched robbery,
that he was some sort of cat burglar, that he’d taken hostages, he was an Arab,
罵り合い、ヒソヒソ囁く声もあった。強盗しようとして失敗したとか、
二階から忍び込む泥棒だとか、人質を取ってるとか、アラブ人だとか、
a Jew, a Cypriot, an IRA man, that he was really just a publicity stunt, a corporate scam,
Drink more Coca- Cola, Eat more Fritos, Smoke more Parliaments, Spray more Lysol,
Love more Jesus.
ユダヤ人、キプロス人、IRA の奴だとか、実はただの宣伝マン、企業詐欺、
コカコーラをもっと飲もう、もっとフリートスを食べよう、
パーラメントをもっと吸おう、ライゾールのスプレーをもっと使おう、
イエスをもっと愛そう、だとか。
http://www.colummccann.com/Let_the_Great_World_Spin_excerpt.pdf
pdfファイルの2ページ目の半ば過ぎから3ページ目の5行目まで。
(56) Or that he was a protester and he was going to hang a slogan,
he would slide it from the towerledge, leave it there to flutter in the breeze,
like some giant piece of sky laundry―nixon out now! remember ’nam, sam!
independence for indochina!―and then someone said that maybe he was
a hang glider or a parachutist, and all the others laughed,
but they were perplexed by the cable at his feet, and the rumors began again,
a collision of curse and whisper, augmented by an increase in sirens,
which got their hearts pumping even more, and the helicopter found a purchase
near the west side of the towers, while down in the foyer of the World Trade Center
the cops were sprinting across the marble floor, and the undercovers were
whipping out badges from beneath their shirts, and the fire trucks were pulling
into the plaza, and the redblue dazzled the glass, and a flatbed truck arrived
with a cherry picker, its fat wheels bouncing over the curb,
and someone laughed as the picker kiltered sideways, the driver looking up,
as if the basket might reach all that sad huge way, and the security guards
were shouting into their walkie- talkies, and the whole August morning was blown
wide open, and the watchers stood rooted, there was no going anywhere for a while,
the voices rose to a crescendo, all sorts of accents, a babel,
until a small redheaded man in the Home Title Guarantee Company on Church Street
lifted the sash of his office window, placed his elbows on the sill, took a deep breath,
leaned out, and roared into the distance: Do it, asshole!
http://www.colummccann.com/Let_the_Great_World_Spin_excerpt.pdf
938 :
吾輩は名無しである:2013/03/04(月) 12:02:49.79
(56) は、こんなに長いのに一つのセンテンス。まるで意識の流れだ。(56) のセンテンスを
いくつかに分割して訳していく。
(56) Or that he was a protester and he was going to hang a slogan,
あるいは反対運動をしているのであって、スローガンを書いた布を吊るすつもりなんだとか、
he would slide it from the towerledge, leave it there to flutter in the breeze,
like some giant piece of sky laundry―nixon out now! remember ’nam, sam!
independence for indochina!―
布をタワービルのへりから滑らせて、そよ風に揺られて空をたなびく
巨大な洗濯物みたいに、ニクソンよ今すぐ出て来い、政府はベトナムを忘れるな、
インドシナに独立を、とか、
and then someone said that maybe he was
a hang glider or a parachutist, and all the others laughed,
そこで誰かが言うには、ハンググライダーかパラシュートで飛ぶのかもね、
というわけでみんなが笑い、
but they were perplexed by the cable at his feet, and the rumors began again,
でもみんなは男の足元にあるロープが変だと思い、そこでまた噂が始まり、
a collision of curse and whisper, augmented by an increase in sirens,
罵りと囁きがぶつかり合い、サイレンの音が大きくなったので声も大きくなり、
which got their hearts pumping even more, and the helicopter found a purchase
near the west side of the towers,
それによってみんなの動悸がさらに激しくなり、ヘリコプターが
タワービルの西側付近でパーチェス (パーチェス) を見つけ、
いつまでやるねん
940 :
吾輩は名無しである:2013/03/04(月) 20:50:18.29
何も有益でないね
942 :
吾輩は名無しである:2013/03/05(火) 10:01:59.27
う〜ん、ちょっとねえ。
やめろとはいえないが・・・
自称英文科、本気では勉強せず、その度胸も情熱も不足、わずかに英語を使う仕事についた
けれども、くだらないプライドのゆえに嫌われ、職場を追われる。以後、親または配偶者に
頼るニート生活を送りながら、ネット上の英語関係、文学関係のスレで真面目なレスに対して
嫌味と誹謗中傷することに躍起となる毎日。
944 :
吾輩は名無しである:2013/03/05(火) 11:57:21.96
>>943 てめえのこし方を振り返っていやあがる(笑
そうですか、それは大変でごぜえやしたね(爆笑
945 :
吾輩は名無しである:2013/03/05(火) 13:58:08.96
酷い流れだなあ。
マグナさんみたいにまともな人がときどき発言しなかったら、
こういう場所は腐敗から逃れられない。
948 :
吾輩は名無しである:2013/03/05(火) 16:33:51.65
>>945 マグリンに言われるようじゃおしまいだ。
ワザを磨きなおして出直してくるんだな。
949 :
吾輩は名無しである:2013/03/05(火) 16:42:13.62
>>947 いやいや、あなたのような高度にして複雑な皮肉をいえる人こそが宝であり、
地の塩みたいな存在です。もしかしてあなたは・・・・
950 :
吾輩は名無しである:2013/03/05(火) 16:48:08.26
そうです、私は . . . . . . .
God
951 :
吾輩は名無しである:2013/03/05(火) 16:50:43.29
そろそろ次のスレを誰か立ててください。お願いします。
私の方で立てようとしても、ダメなのです。
否定は子供でもできる、
肯定させてみろ。
たぶん立てられるけど今立てたほうがいい?
980くらいまで待つべき?
すみませんが、今のうちに立てていただけますか?
嵐のコメントで、あっという間にこのスレが終わってしまいそうなんです。
すみませんが、なにとぞ今のうちにお願いいたします。
じゃあ・・・と思ったらホスト規制かけられてました
神だの綱渡りの話だのというと
『ツァラトゥストラ』の最初のあたりを思い浮かべるね
>>955 立てようとしてくれて、ありがとうございます。
>>956 Gさん、立ててくれて、ありがとう。
>>957 「ツァラトゥストラ」ね、なあるほど。いいこと言いますね。
それはともかく、この Colum McCann の文章って、すごく文章がうまいと
感心してます。僕だったら、母国語でも絶対にこんなのは書けないなあ。
まずは、観察力がないから、こんな風に克明に一人一人の表情や感情や言葉の
やり取りを表現できない。いや、僕は普段、人間の顔もなるべく見ないようにしてるし、
声も聞かないようにしている。僕にとって、人間っていうものはまるで抽象画にしか
見えない。芥川龍之介の「玄鶴山房」みたいにね。やっぱり作家になる人は、このように
じっくり人間を観察してないと駄目だね。
玄鶴山房
http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/36_14975.html 母国語でも、文章を深く理解して味わいたかったら、暗記したり書き写したりすると
いいですよね。若い時に、僕は好きな作家の文章をよく書き写してました。好きな文章は、
百回くらい読んでました。
青年時代をすぎるとそういう精神力も感性も鈍りますが、それを克服するには、日本語ではなく
わざと外国語で読んで見て、そしてできればそれを書き写したり、はたまた訳していくと
その文章に深い味わいが感じ取れるように思います。青年時代に日本語の文章を
百回も読んだり何度も書き写したりしたのとよく似た体験ができるのです。
「玄鶴山房」の主人公が周りの人間を抽象画のようにぼんやりとしか見ていなかった、と
いう一節があったと思い込んでたんだけど、いま探して見たら、該当部分がどうしても
見つからない。もしかして別の小説の中の一節だったかな?
960 :
吾輩は名無しである:2013/03/06(水) 10:29:36.91
う〜ん、そうか。そういうもんかなあ。
961 :
吾輩は名無しである:2013/03/06(水) 12:08:46.94
>>937 の後半を和訳してみる。
while down in the foyer of the World Trade Center
一方、世界貿易センターの一階ロビーでは、
the cops were sprinting across the marble floor,
and the undercovers were whipping out badges from beneath their shirts,
and the fire trucks were pulling into the plaza,
お巡りたちが大理石の床を全力で走り、スパイたちがシャツの下からバッジをさっと引き出し、消防車がプラザに乗り入れ、
and the redblue dazzled the glass, and a flatbed truck arrived
with a cherry picker, its fat wheels bouncing over the curb,
赤と青(???)の消防車がガラス窓を眩しく照らし、平床式の消防車が
移動クレーンを載せて到着し、太い車輪が縁石に乗り上げてバウンドし、
and someone laughed as the picker kiltered sideways, the driver
looking up, as if the basket might reach all that sad huge way,
クレーンが素早く横に動き、クレーンのバスケットがビルのてっ辺まで
届くとでも言わんばかりに運転手が上を見上げると、誰かが笑い、
and the security guards were shouting into their walkie- talkies,
and the whole August morning was blown wide open,
警備員がトランシーバーで大声を出し、8月の朝の光景が大きく広がり、
962 :
吾輩は名無しである:2013/03/06(水) 12:09:45.25
>>961 からの続き
and the watchers stood rooted, there was no going anywhere for a while,
the voices rose to a crescendo, all sorts of accents, a babel,
見物人たちが根を下ろして立っており、しばらくはどこへも移動できず、みんなの声が(音楽の)
クレッシェンドみたいに大きくなっていき、あらゆる種類の訛りが飛び交い、バベルの塔みたいで、
until a small redheaded man in the Home Title Guarantee Company
on Church Street lifted the sash of his office window,
ついに、チャーチ・ストリートにあるホームタイトル・ギャランティー社にいる赤い髪をした小男が
事務所の窓のサッシュを引き上げ、
placed his elbows on the sill, took a deep breath,
leaned out, and roared into the distance: Do it, asshole!
窓の敷居に両肘を載せ、大きく息を吸い、体を外に乗り出し、遠くに向かって叫んだ。「やれよ、ドアホが!」
http://www.colummccann.com/Let_the_Great_World_Spin_excerpt.pdf
963 :
吾輩は名無しである:2013/03/06(水) 12:19:00.68
>>937 で引用した (56) 番のセンテンスは、なぜ一つのセンテンスをこんなにまで長くしたのかなあ、
と思いながら読み進めたけど、なぜかわからなかった。(恥)
そして丁寧に訳しながら読み進め、(56) を訳し終わった瞬間、まるで聖母マリア様から啓示を受けた
かのごとく、私は悟ったのであった。(聖アウグスチヌスかアッシジのフランチェスコみたいに、というのは、嘘。)
"Do it, asshole!" というふうに、我慢できないで男が最後に罵ってしまうんだけど、この群衆や
警官や消防隊員たちの緊張感がまさに音楽の crescendo(クレッシェンド)みたいに
ぐんぐん高まっていき、必然的にこの男がこのように叫ばないではいられなかったということを
実にうまく表現しているのだ。
このような、まさに crescendo 式の群集心理の高まりを
表現し、(男の「何か」のように)最後にドッとほとばしる様子を表すには、まるで意識の流れの
文章であるかのごときこのようなピリオドのない、長い長いセンテンスが必要だったのだ。
なんちゅう、うまい文章なんだ !!!!! 感動だ !!! この作家、めっちゃ気に入ったわい !!!
964 :
吾輩は名無しである:2013/03/06(水) 12:40:03.38
pdf ファイルの3ページ目の5行目。再び、長い長いセンテンス。それを、あえていくつかに区切って訳す。
(57-1) There was a dip before the laughter, a second before it sank in
among the watchers, a reverence for the man’s irreverence,
(57-2) because secretly that’s what so many of them felt
―Do it, for chrissake! Do it!―and then a torrent of chatter was
released, a call- and- response,
(57-3) and it seemed to ripple all the way from the windowsill down
to the sidewalk and along the cracked pavement to the corner of Fulton,
down the block along Broadway,
(57-4) where it zigzagged down John, hooked around to Nassau, and
went on, a domino of laughter, but with an edge to it, a longing, an awe,
(57-5) and many of the watchers realized with a shiver that
no matter what they said, they really wanted to witness a great fall,
(57-6) see someone arc downward all that distance,
to disappear from the sight line, flail, smash to the ground,
and give the Wednesday an electricity, a meaning,
(57-7) that all they needed to become a family was one millisecond of slippage,
while the others―those who wanted him to stay, to hold the line,
to become the brink, but no farther―felt viable now with disgust for the shouters:
(57-8) they wanted the man to save himself,
step backward into the arms of the cops instead of the sky.
http://www.colummccann.com/Let_the_Great_World_Spin_excerpt.pdf
965 :
吾輩は名無しである:2013/03/06(水) 13:03:09.33
(57-1) There was a dip before the laughter, a second before it sank in
among the watchers, a reverence for the man’s irreverence,
その罵りが見物人たちの心に届くまでの一瞬のあいだ、不遜な言葉に対する敬意として、
笑いの前に気分の低下が見られたのだが、
(57-2) because secretly that’s what so many of them felt
―Do it, for chrissake! Do it!―and then a torrent of chatter was
released, a call- and- response,
不遜な態度への敬意というのは、ほんと頼むからやれってば、やれよ、というのは、
実にたくさんの人々が密かに思っていたことだったからで、そのあと怒涛のようにおしゃべりが始まり、
大声で呼んではそれに応じる声があり、
(57-3) and it seemed to ripple all the way from the windowsill down
to the sidewalk and along the cracked pavement to the corner of Fulton,
down the block along Broadway,
おしゃべりは、窓の敷居から歩道へ、そして亀裂の走る歩道に沿ってフルトンストリートの角へ、さらには
ブロードウェイ沿いのブロック(区画)を越えて、さざ波のように伝わっていくように思われ、
(57-4) where it zigzagged down John, hooked around to Nassau, and
went on, a domino of laughter, but with an edge to it, a longing, an awe,
おしゃべりはさらにジグザグになりながらジョン・ストリートを通り、ナッソー・ストリートへとカーブし、
さらに続き、笑いのドミノは倒れていったが、それにはトゲがあり、憧れ、畏怖もあり、
966 :
吾輩は名無しである:2013/03/06(水) 13:25:35.53
(57-5) and many of the watchers realized with a shiver that
no matter what they said, they really wanted to witness a great fall,
見物人の多くが身震いしながら悟っていたことは、何と言っても、大きく墜落する様子が本当に
見たいということで、
(57-6) see someone arc downward all that distance,
to disappear from the sight line, flail, smash to the ground,
and give the Wednesday an electricity, a meaning,
アーチを描いてはるか下へと人が落ちていき、視界から消えていき、地面を叩き、つぶれるのを見て、
この水曜日という一日に刺激、意味をもたらしてほしいということであって、
(57-7) that all they needed to become a family was one millisecond of slippage,
while the others―those who wanted him to stay, to hold the line,
to become the brink, but no farther―felt viable now with disgust for the shouters:
みんなが一つの家族のようになるには千分の一秒だけ滑ってくれればいいのだということであって、
それ以外の人たちは、男に留まってほしい、落ちないでほしい、become the brink してほしい、
それ以上のことはしてほしくないと思っていて、叫んでいる人たちに対して嫌な感じを抱いていたが、
(57-8) they wanted the man to save himself,
step backward into the arms of the cops instead of the sky.
この人たちは、この男に変な真似はしないでほしい、空中に向かうのではなく、引き下がって
お巡りの腕の中に飛び込んでほしいと思っていたのだ。
http://www.colummccann.com/Let_the_Great_World_Spin_excerpt.pdf
967 :
吾輩は名無しである:2013/03/06(水) 13:33:47.10
pdf ファイルの3ページの真ん中あたり。
(58) They were jazzed now. Pumped. The lines were drawn.
Do it, asshole! Don’t do it! Way above there was a movement.
(59) In the dark clothing his every twitch counted.
(60) He folded over, a half- thing, bent, as if examining his shoes,
like a pencil mark, most of which had been erased.
(61) The posture of a diver. And then they saw it.
The watchers stood, silent.
(62) Even those who had wanted the man to jump felt the air knocked out.
(63) They drew back and moaned. A body was sailing out
into the middle of the air. He was gone. He’d done it.
(64) Some blessed themselves. Closed their eyes. Waited for the thump.
(65) The body twirled and caught and flipped, thrown around by the wind.
http://www.colummccann.com/Let_the_Great_World_Spin_excerpt.pdf
968 :
吾輩は名無しである:2013/03/06(水) 13:49:09.40
(58) They were jazzed now. Pumped. The lines were drawn.
Do it, asshole! Don’t do it! Way above there was a movement.
みんなは、わくわくしていた。その気になっていた。ラインが張られていたのだ。
やれったら、ド阿呆が! やめて! ずっと上の方では、動きが見えた。
(59) In the dark clothing his every twitch counted.
黒い服を着ているので、男のちょっとした動きがすべてわかった。
(60) He folded over, a half- thing, bent, as if examining his shoes,
like a pencil mark, most of which had been erased.
男は体を折り曲げ、半分の高さになり、靴を点検しているかのように前のめりになったが、
それは、鉛筆で印をつけたあと、ほとんどを消してしまって、ごく一部が残っているかのように見えた。
(61) The posture of a diver. And then they saw it.
The watchers stood, silent.
ダイバーの姿勢。そうして、みんなは見た。見物人たちは立っていた。口をつぐんで。
969 :
吾輩は名無しである:2013/03/06(水) 14:00:36.37
(62) Even those who had wanted the man to jump felt the air knocked out.
男に飛び込んでほしいと思っていた人たちでさえ、空気が激しく叩かれていると感じた。
(63) They drew back and moaned. A body was sailing out
into the middle of the air. He was gone. He’d done it.
みんなは引き下がって呻いた。人の体が空中に飛び出していた。飛んだ。やった。
(64) Some blessed themselves. Closed their eyes. Waited for the thump.
十字を切って祈った者もいた。目をつむった。ドシンという音が聞こえるのを待った。
(65) The body twirled and caught and flipped, thrown around by the wind.
男の体はクルリと回り、固定し、ひょいと位置を変え、風に乗って飛ばされた。
http://www.colummccann.com/Let_the_Great_World_Spin_excerpt.pdf
ここでやる必要あるの?
971 :
吾輩は名無しである:2013/03/06(水) 14:09:46.46
pdf ファイルの3ページの後半。最初の一文は短いけど、二つ目の文は、またもやとても長い。
(66) Then a shout sounded across the watchers, a woman’s voice: God, oh God, it’s a shirt,
it’s just a shirt.
(67-1) It was falling, falling, falling, yes, a sweatshirt, fluttering,
and then their eyes left the clothing in midair,
(67-2) because high above the man had unfolded upward from his crouch,
and a new hush settled over the cops above and the watchers below,
a rush of emotion rippling among them,
(67-3) because the man had arisen from the bend
holding a long thin bar in his hands, jiggling it, testing its weight,
bobbing it up and down in the air, a long black bar, so pliable that the ends swayed,
(67-4) and his gaze was fixed on the far tower, still wrapped in scaffolding,
like a wounded thing waiting to be reached,
(67-5) and now the cable at his feet made sense to everyone,
and whatever else it was there would be no chance
they could pull away now, no morning coffee,
no conference room cigarette, no nonchalant carpet shuffle;
(67-6) the waiting had been made magical, and they watched as he lifted
one dark- slippered foot, like a man about to enter warm gray water.
http://www.colummccann.com/Let_the_Great_World_Spin_excerpt.pdf
だな。
975 :
吾輩は名無しである:2013/03/06(水) 16:37:48.15
ここは英文学総合スレでしょう。
マグ太郎のエロ本紹介はご愛嬌として、えんえんと英文和訳(翻訳ではなくて)やってる人は
ちょっと場所がらを考えていただいていただいたほうが良いんじゃないかなあ。
本スジが(あるとしてだけど、ないとしたらその生成が)阻害されちゃうよ。
976 :
吾輩は名無しである:2013/03/06(水) 17:26:13.52
もともと誰も何も書いてなかったスレじゃんか。
977 :
吾輩は名無しである:2013/03/06(水) 17:44:36.73
>>975 自称英文科(そして自称仏文科)の兄さん、プルーストスレをつぶしにかかるだけじゃなく、英文学のスレもつぶそうと
したって、無駄だよ。あんたの素性は、みんな知ってんだよ。自分では何ら発言する情熱も
才覚もなく、ただ誰かが尻尾を出すのをずっと待ってて、ほれきた、とばかりにケチをつけ、
追い出しにかかる。そしてあんたは、永遠のお山の大将ってわけ。
978 :
吾輩は名無しである:2013/03/06(水) 18:01:56.63
>>975 ヴァージニアウルフの話をしてた人を追い出すためのネガティブキャンペーンのダシとして
サマセットモームをやたらに引き合いに出してた奴がこいつだぜw
9ページか
試読できないかね、6ページくらい
英文和訳の人はまともに人の話を聞けなそうだ
これは短編連作のひとつで、結んでいき長編に仕立て上げようというのが魂胆だ。
>>980 改稿前の原稿を読ませてもらいましたよ。マグナさんの5行以上のまとまった文章を読むのは、
初めてです。やっぱり、あなたは並の人ではなかった。立派な文章をお書きになりますね。
そういう文体が、僕は好きです。夏目漱石の「猫」を読んでいる時のような、郷愁のような
思いに浸ることができました。
もちろん、売れまくっている作家の文章と比べて
辛口の批評をする無責任な輩もたくさんいるみたいだけど、そうではなく、素人の文章が
並ぶ中であなたの文章を評価するとしたら、「とてもいい」ということになると
確信します。
リンク機能してないみたいだけど…
マグナさんの読んで、正直、見直しました。
なんだ、並の人だったんだと。
かんぜんに並以下だと思ってたからね。
これくらいに書けるんだったら、ふだんの書き込み、もう少し丁寧に書けよ
ちゃんと読んで分かるように書けるんじゃないか。人並みに。
>>984 そういうテメエの文章、幼稚じゃねえかよ。
そのレベルでマグナを「並み」と抜かしやがるとは、
いい度胸だぜ。
986 :
吾輩は名無しである:2013/03/08(金) 17:26:14.96
マグナは教養人だよ。
知識豊富だ。
>>984 こういう風に慇懃無礼に、実際にはマグナをこき下ろしてる。
こういう奴って、レベルが低くって、たぶんマグナが書いた文章を味わうどころか、
それ以前の、漢字さえ読めないレベルだよ。たぶん。