アメリカ文学総合スレpart3

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948吾輩は名無しである:2013/06/05(水) 00:09:58.22
『チャイルド・オブ・ゴッド』 コーマック・マッカーシー(著)
1,890円 07/09 早川書房
一九六〇年代のテネシー。孤独で暴力的な若者レスター・バラードは、凄惨な連続殺人に
手を染める。ピュリッツァー賞受賞作家が一九七三年に著した、死と暴力と性に彩られた
問題作がついに邦訳!
949吾輩は名無しである:2013/07/13(土) 01:44:19.39
「孤独な娘」読んだけど、ナサニエル・ウェストって
アメリカ文学ではどういう立ち位置なん?
950吾輩は名無しである:2013/07/13(土) 07:23:37.61
坪内裕三は時代区分でロストジェネレーションのマイナー作家として取り扱っていたのだけれども、
本国では作者の死後に都市生活者の憂愁を幻想的に書いた作家として再評価されており、
実際、集英社版の文学全集に取り上げられた際にはそのような紹介のされ方だった。
フランスでトゥーサンがデビューした時のような扱いだったんでしょうかね。
あのときはポップなカフカといった位置付けでしたけど、
カフカやユダヤ系作家が一般に浸透していなかった第二次大戦後のアメリカでは
かなり斬新な作風に思えたのかも知れない。
951吾輩は名無しである:2013/07/14(日) 14:44:15.83
なんとなくわかる気がします
作中でキリスト・コンプレックスって表現もあったが、
それをネタにするならもう少し突っ込んでほしかったなぁと物足りなさも感じた
よかったけど、個人的には埴谷の死霊(7章あたりだったか)の方が面白かったです
952吾輩は名無しである:2013/07/15(月) 18:18:04.18
風と共に去りぬを読み始めたんだが、映画を先に観てしまった者としては
「スカーレット・オハラは美人ではなかったが…」というこの出だしが受け入れ難いなあ・・
感情移入がし辛いっす。
953吾輩は名無しである:2013/07/15(月) 22:10:47.26
質問です。

本を探しています。
たぶん、米文学です。
港湾労働者が日々厳しい肉体労働をしながら、読書を愛し、
また友人家族とのつきあいを楽しみながら生活している内容の本です。

ギッシングに似た穏やかさがまだ心に残っています。
かなり昔に読みました。
タイトルとかわからないでしょうか?
よろしく、お願いします。
954吾輩は名無しである:2013/07/15(月) 22:52:20.28
エリック・ホッファー「波止場日記」?
955吾輩は名無しである:2013/07/17(水) 20:46:48.67
>>954
ネットでちょと確認してみたら、
むむむっ!
それっぽい!
近いうち図書館等で確認してみます!

20年以上前に一度読んだ以来、
その後ちょっと内容を思い出し、読み返したいけどタイトル覚えていない、
という事を何度か繰り返していました。

ギッシングの本も同じ頃読んで、そちらはタイトルを思い出し、
ついでに港湾労働者のこの本について思い出して質問した次第です。
すごい。2ちゃんって凄い!
954さんが凄いのか。
ありがとうございました!
956吾輩は名無しである:2013/07/23(火) 03:30:30.40
>>952
俺も今読んでるけどそんな出だしだったっけ?
明らかに周りの男を惑わす美人として描かれてるけど

映画も面白かったが原作も面白いね
単独スレがないのが寂しい
957吾輩は名無しである:2013/08/18(日) 13:06:55.99
米文学でおすすめの短編をできるだけ紹介してください
長さ的には、MAXでヘミングウェイの老人と海くらいでお願いします
もっと短いとより良いです

原書で読めるので翻訳版の有無は関係なく紹介して頂きたいですm(_ _)m

あと、申し訳ないですが英文学スレにも同じこと書きたいのでマルチさせてくださいm(_ _)m
958吾輩は名無しである:2013/08/18(日) 13:44:48.13
原書で読めるならまずググれ
「short story best popular」とかで適当にググるとだいたい‘GoodReads’っていうサイトのランキングが出てくるよ
959吾輩は名無しである:2013/08/18(日) 14:05:33.04
>>958
見つけました。m(_ _)mです。
960吾輩は名無しである:2013/08/18(日) 18:16:37.63
風と共に去りぬ読了
映画が続きありそうな終わり方だったけど原作もそのままなのね
ボニーがアレするところは映画向きの表現だから
映画の後で読むと文学としてはちょっとあざとい感じがした
961吾輩は名無しである:2013/08/18(日) 19:34:06.33
続編騒動のせいで駄作化してしまった作品
962吾輩は名無しである:2013/08/21(水) 09:56:48.55
若き女性イラストレーター/アニメーション作家Julia Pottによる感動のショートアニメーション「Belly」
http://white-screen.jp/?p=22056

アメリカの作家カート・ヴォネガット、ジョン・アーヴィング、J・D・サリンジャーらの、
空想の世界へと連れて行ってくれる小説を愛読するポット氏は、印象に残ったフレーズを毎度書き残し、
新しいプロジェクトを始める時に読み返している。これまでの作品も小説の中の一節がきっかけとなっており、
「Belly」の脚本のディベロップメントにおいては、ジョン・アーヴィングの「ホテル・ニューハンプシャー」の一節にある
「You spend half your life being 15.(あなたは15歳として人生の半分を費やす)」というフレーズに触発されたそうだ。
脚本制作にインスピレーションをもたらした他の作品として、
映画「E.T.」や「恋人たちの予感」「ツイン・ピークス」「X-ファイル」、ウディ・アレンの映画などを挙げている。
963吾輩は名無しである:2013/08/31(土) 17:59:34.08
http://next2ch.net/bookall/1377938858
いまはダイジョブだけど、また規制がかかったらこっちに寄っていって
964吾輩は名無しである:2013/09/04(水) 19:04:51.53
965吾輩は名無しである:2013/09/05(木) 10:00:36.45
966吾輩は名無しである:2013/09/05(木) 11:43:21.72
英文学全般には特に興味がなく、偶然はいった映画館で初日だった
ガープの世界に圧倒されて、次の日にサンリオ版を買ってから
その後の出版に合わせて、新刊やブコフで買ったり図書館に
購入依頼を出して読んでます。
先日、また会う日まで を再読して、なんつうか主人公は
ジョニーデップじゃぁありきたりかなぁ、
オーランドブルームがいいかなぁとか、思ってしまいました。
最高傑作は、オーエンだと思うけど、あの川のほとりで の
ケチャムの描写も沁みました。
てっきりアーヴィングに特化したスレがあると思ったのですが、
そこまでの人気はないのでしょうか。
967吾輩は名無しである:2013/09/05(木) 11:51:26.71
映画公開はもう30年も前のことだね。
あの映画は自分も好きで、あの年のベストテンの3位にしたな。
サンリオ文庫も持っている。カバー画がいいね。
968吾輩は名無しである:2013/09/05(木) 17:46:59.63
アーヴィングは「熊を放つ」が有名だけど、アーヴィングの中では凡作なんだよなあ。
小説の完成度としては、他の作品のほうが圧倒的に高いのだが。
969吾輩は名無しである:2013/09/05(木) 20:09:03.10
「熊を放つ」は荒削りだけど好きだな
970吾輩は名無しである:2013/09/05(木) 20:20:20.26
アメリカを旅する小説でオススメあったら教えてくれ
ポールオースターの偶然の音楽みたいなの好き
旅して不思議なことがあって、でも決して過度なSF展開じゃない感じ。モチーフ
あとデリーロ、パワーズ、ピンチョンみたいなポストモダンのライト版というか
ポールオースターくらいの丁度よさっていうのかな、他にいないですかね
リアルな現実と不思議な感覚。
971吾輩は名無しである:2013/09/05(木) 20:42:00.44
>>970
ジャックロンドン放浪記
972吾輩は名無しである:2013/09/05(木) 21:08:06.37
ケルアック
973吾輩は名無しである:2013/09/05(木) 21:24:14.16
>>970
スティーヴ・エリクソンの黒い時計の旅
ガチでお勧め
974吾輩は名無しである:2013/09/05(木) 21:47:47.53
黒い時計の旅は白水Uブックス版も絶版。2005年だから出版社にも本屋にも残ってなさそう。
975吾輩は名無しである:2013/09/06(金) 00:54:23.45
小説ではないのですが
ジョン・スタインベックの「チャーリーとの旅」はどうでしょうか?
976吾輩は名無しである:2013/09/06(金) 00:57:28.89
フランゼンのコレクターやフリーダムは読む価値ありですか?

発売当初の熱狂?ぶりに距離を置いてたんですが最近また気になってます
977吾輩は名無しである:2013/09/07(土) 04:19:53.45
勉強し直してから10年後くらいにまた来るとよいよ
978吾輩は名無しである:2013/09/07(土) 22:16:50.56
文学板はコレだから
979吾輩は名無しである:2013/09/08(日) 16:11:39.49
翻訳本について聞きたい
新潮クレスト・ブックス、白水Uブックスとエクス・リブリス、ちくま文庫、講談社に角川にとか色々あるけど
海外文学好きにとってココから出ると嬉しいとかってありますか?逆に残念とか。
たとえば国書刊行会から出ると文庫にはなりませんよね。でも装丁とある種の格が保たれるから満足とか

あと出たばかりのハードカバーを全部買っていくのは厳しいから図書館も利用するとか
絶版も多いから古本屋も積極的に利用するとか
いろいろ全般について知りたい
980吾輩は名無しである:2013/09/08(日) 16:16:25.14
あー忘れてた。海外小説、特にアメリカ文学が好きになったら押さえておくべきサイトあったら教えてほしい
翻訳者のサイト、読書メーターだけブクマ。
個人で積極的に新作レビューしてるブログとか、情報が集まるサイトとか
981吾輩は名無しである:2013/09/08(日) 16:21:38.36
新潮社から出たハードカバーって案外文庫になりにくい。
マルケス、ピンチョン、デリーロ、フーコー

フーコー文庫で出して欲しい
ドゥルーズですら主要著作が文庫で読めるのに
982吾輩は名無しである:2013/09/08(日) 16:23:26.93
今の時代は、海外文学どころか、一般文学自体が読まれないからなあ。
娯楽小説はボチボチ売れているのだが。

欲しい本があるならば、早めに買った方が良いよ。
絶版になるからね。
まあ、最近はAmazonなどがあるから手に入れやすくはなったけど。
983吾輩は名無しである:2013/09/08(日) 16:25:30.02
>>982
>欲しい本があるならば、早めに買った方が良いよ。
本当にそう思う。
984吾輩は名無しである:2013/09/08(日) 16:32:59.69
河出文庫や早川ep文庫は海外文学が充実してるな
985吾輩は名無しである:2013/09/08(日) 16:59:53.30
百年の孤独とか知名度あるのに昔から文庫になりませんよね。戦略なのかな。
文庫を買うのは値段と読みやすさもあるけど、積極的に本を買うようになってきてからハードカバーの置き場所に困って・・・
もちろん、ずらっと大好きな本の分厚いハードカバーが並ぶ本棚はたまらないけど。
ピンチョンは全集を買ったので今、文庫になったらショック過ぎます。
まだ買っていない本は文庫になってほしい。ハードカバーで買った本は文庫になってほしくない。わがままっす。
河出文庫も好きです。イタロ・カルヴィーノとか買いました。ちくま文庫は作品はいいけど表紙の紙がちょっと安っぽい感じ
気になった本が何作も絶版中なので気になった本はすぐに買うことにします!ありがとう
986吾輩は名無しである:2013/09/08(日) 17:16:38.79
たかい
987吾輩は名無しである:2013/09/08(日) 18:35:26.91
光文社古典新訳文庫は装丁が嫌いなので買う気になれない。
白水Uブックスが好きだけど、文庫とサイズが同じじゃダメなのかと思う。
ユニヴァーサル野球協会と第三の警官、早く出ないかな。
988吾輩は名無しである:2013/09/08(日) 19:26:55.51
海外文学の書評感想ブログまとめ
http://ablittilba.doorblog.jp/archives/21168874.html
989吾輩は名無しである:2013/09/08(日) 19:48:04.08
ちくま文庫は実はすごくいい本がたくさん入ってるよね。ほとんど絶版だけどね。
990吾輩は名無しである:2013/09/08(日) 21:23:50.76
角川もフィッツジェラルドがかなり充実していた。
集英社もフィリップ・ロスなんかをだしていましたけどね。
991吾輩は名無しである:2013/09/08(日) 21:32:29.79
今は無き福武文庫も好きだったな

フォークナー、マルケス、ヘンリー・ミラー、スティーヴン・ミルハウザー、
リング・ラードナー、スティーヴ・エリクソン、それにカーソン・マッカラーズまであった。

もっと買っておけば良かった
992吾輩は名無しである:2013/09/08(日) 21:33:33.26
マッカラーズ復刊しろや
993吾輩は名無しである:2013/09/08(日) 21:44:06.38
次スレです。

アメリカ文学総合スレpart4
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/book/1378644188/
994吾輩は名無しである:2013/09/09(月) 12:56:21.05
年内に出るので期待されてるのは何がある?
995吾輩は名無しである:2013/09/10(火) 00:51:56.81
ピンチョンの新作。
翻訳ではデイヴィッド・マークソン『これは小説ではない』やカレン・ラッセル 『スワンプランディア!』あたりかな?
996吾輩は名無しである:2013/09/10(火) 08:05:06.73
白水uブックスはたまに買うけど、カバーがツルツルしていて読みにくい
997吾輩は名無しである
さとひ゜ょんは重力の虹で忙しいから他の人がやるのかな
どっちにしたって何年後になるんだろうな