1 :
吾輩は名無しである :
2006/05/08(月) 16:48:12 なかったので立てました。 スタンダール「赤と黒」 ジョイス「ユリシーズ」 なんかがすごいと思った。
2 :
吾輩は名無しである :2006/05/08(月) 17:13:08
ぉいぉい、ネタにマジレスするが、 ドストの『カラマーゾフの兄弟』を忘れてないか? 近代アフリカ文学の元祖だろ。
アフリカ文学は、阿部和重が好きだな。 ゴーゴリも好きだ。
4 :
吾輩は名無しである :2006/05/08(月) 17:46:45
そう言えばたしかに阿部和重は、最近ザラワ族の批評家たちの間でも受けがいいよね。 でも『神曲』でヒンドゥー教徒となって以降のゴーゴリは、もはや異端だろ。 これはウルストン大アフリカ文学の権威ミュンスター教授以来の定説だよ。
5 :
吾輩は名無しである :2006/05/08(月) 18:05:14
>>4 ザウラ族系の批評家連中に評価されてる作家なんて、ねえwww
そんなの読む気がしねえよ。
ザウラ系の連中が用いる、「野蛮」、「独裁」、「食人」ってタームは、
ウガンダのアミン大統領からパクったものだろ?
6 :
吾輩は名無しである :2006/05/08(月) 18:11:14
>>4 ザウラってなんだよ。ザラワ、ね。
アフリカ文学批評の基礎だろ。ちゃんと単語覚えてから語ろうね
バフチンの「内紛」理論を理解して出直してきな!
8 :
吾輩は名無しである :2006/05/08(月) 18:29:28
いまだバフチンの「内紛」を援用してアフリカ文学を語る馬鹿がいるとは…。
裸族出身の綿谷りさがいいね。
10 :
吾輩は名無しである :2006/05/08(月) 19:11:40
>>9 裸族出身の少女が、はじめてPCに触れて、OSをインストールした思い出を
マジックリアリズム風に綴った快作だね。
そういえば、彼女は新人賞の受賞会見でも裸族のポリシーを貫いて、
スッポンポンのまま出てきたね。
11 :
吾輩は名無しである :2006/05/08(月) 19:41:44
画像持ってませんか?
12 :
吾輩は名無しである :2006/05/08(月) 20:37:08
13 :
ザラワ大学アフリカ文学専攻 :2006/05/08(月) 21:32:58
>>10 そんな甘い認識では、アフリカ文学の女王たる綿谷の真髄を理解しているとは、到底言えないね。
原典にも「insco」とはっきりと表記されているよ。
最新の研究結果に基づく校訂版を定本とした邦訳書でも、「インスコ」と訂正されてる。
-------------------------------
【原典】
Ra Zwanbi sud de loftti Medi a nia kwatro insco Windows el Mac di compitta.
(Lissa Mentani. Insco: E Ra sji Dainao judde di flarwoe. Egypt: Moemoe Publish. 2001.)
-------------------------------
【日本語訳】
「メディ修道院長の屋根裏部屋に香ばしく監禁されていたツァンビ姫は、
秘密の花園に隠し持ったウィンドウズを、しっとりとしたマクにインスコした。」
(『インスコあるいは開かれし花弁を汚して』膣 盛満(訳). 河波書房. 2006年.)
14 :
吾輩は名無しである :2006/05/09(火) 03:30:14
>>13 綿谷の本の新訳がでたのか。
訳によって随分かんじがかわるなあ。
15 :
吾輩は名無しである :2006/05/09(火) 04:25:18
>>13 今度の新しい膣訳は、なるほど多少ぎこちないが可能な限り綿谷の原文に忠実だね。
>>14 たぶんこれだろ?
【旧・日本語訳】
「ザンビ姫は、メディおじさまの臭い部屋に閉じ込められていました。
ある日、庭園の見える窓辺で×××を××××にインストールさせられてしまいました。
様子を見ると、ねっとりとしてしまいました。」
(『インストール――花びら少女』珍畸キモ子訳)
珍畸訳は、品性下劣で文学的価値もゼロ。綿谷の原文にはない妄想表現を勝手に追加している。
伏せ字もあるし、ザラワ語の語彙も文法も構文もメチャクチャ。綿谷は読んで悔し泣きしたとか。
まあ例の「少年少女アフリカ文学大全」に入れるために改竄せざるを得なかったんだろうな。
それにしても、この珍畸とか名乗る婆は、どう考えても電波だろ。
それより、今年の全ア文学賞はどうなるのだらう
17 :
吾輩は名無しである :2006/05/09(火) 06:04:17
>>15 あまり一般には知られてないけど、珍畸キモ子は柴田元幸の変名だよ。
>>16 阿部和重『アフリカの夜』、エドガー・アラン・ポーの『黒人猫』
あとはバロウズの「裸族でランチ」が有力候補らしいね。
18 :
訂正 :2006/05/09(火) 06:10:01
バロウズ『裸族のランチ』
ボリス・ヴィアン『白い奴らは皆殺し』も候補に挙がってるね。
>>16 去年、ソワソワ戦争への米国介入に反対して、ニャホニャホタマクローが
審査委員から降りたあと、どうなったんだっけか?
>>17 「ポー」だって? プププゲラ。
おめえのアフ文知識の程度は恥かしいほどに腐ってるよ。
「エドガー・アラソ・ボー (Edgar Allaso Boe)」だろが。
ベル・ネットリ版「アフリカ文学人名辞典」で確認してみな。
22 :
ザラワ大学アフリカ文学専攻 :2006/05/09(火) 14:03:12
>>16 >>17 >>18 >>19 >>20 それにしても何だね。それらの各候補もたしかに有力でどれも優秀だが、
もしエドガー・ボーが今年受賞しなかったら、
全ア文学賞ももういよいよおしまいだと俺は思うね。
例の『黒人猫』は、バフチン的「内紛」理論から眺めると、
壁に塗りこめられて瀕死状態にある猫娘の見た幻想と
夫の見た白昼夢とのユング的無意識下の対立という構図になるが、
猫娘の見た幻想それ自体が夫の白昼夢に内包されている。
つまり『デカメロン』や『アラビアン・ナイト』的な入れ子構造なんだね。
手垢にまみれたフレーム文学を、今日のアフリカ風土的マジックリアリズムに則って
再構築したのは、エドガー・ボーだからこそ為しとげた偉業というほかないよ。
このことだけから考えても、『黒人猫』は今年の全ア文学賞に値するよ。
23 :
ザラワ大学アフリカ文学専攻 :2006/05/09(火) 14:06:21
ところでニャホタマの件についても少しだけ言っておこう。
>>20 も言ってるように、ニャホタマだってついに審査委員から降りただろ。
あの事件をニャホタマ一派とサンコン一派との派閥争いに原因を帰するなんて、
しょせん素人のうわごとだよ。
ソワソワ戦争における親米プルプル王国の民族解放運動と
新ブードゥー教革命呪詛派の対立が、先日のニャホタマ降板に影響しているのは、
間違いないよ。
おまいは大学の講義にも出ずに こんなところで何をほざいておるのだ。勉強をしろ勉強を! 課題の論文はどうしたんだ? さっさと書け! 締め切りを守らん奴には単位をやるなと担当教授にきつく言っとく。 ニャホタマ一派とサンコン一派の闘争は 神聖な学術とは何の関係もない世俗事にすぎない。 卑俗な世間に惑わされて、ちぅか騒ぎをいいことに首つっこんで 肝心の勉学から遠ざかるのはイクナイ! ただちに机の前に帰るように。
>>22 俺は、エドガー・ボーの前作『モルグ族の殺人』のほうが優れてると思うけどなあ。
おいこら、どれも面白そうな作品だなー 珍畸タン、独立以降の現代文学しっかり翻訳してほしい
27 :
ザラワ大学アフリカ文学専攻 :2006/05/09(火) 19:21:37
>>24 俺はね、今度の論文には自信があるんだよ。
まあ総長さんみたいな古い頭の人間に、斬新な理論を理解できるとは思えないがね。
担当教授に対しては、彼を煙に巻くために、ダミーの論考とレジュメを提示してあるんだよ。
それはバイトの可愛い女の子に適当に書かせてるから、まったく心配はいらないよ。
そして発表のときに俺の本物の論文と入れ換えるのさ。
ニャホタマ一派とサンコン一派の闘争に眼をつぶることは、
現実逃避の愚行としか言えないね。
椅子にふんぞり返って、昼間から女を抱いてるような体たらくからみても、
総長さんはアフリカ民族解放運動の歴史認識が足りてないんじゃないか?
28 :
ザラワ大学アフリカ文学専攻 :2006/05/09(火) 19:24:03
>>25 どうやら正直に告白せねばならない時が訪れたようだね。
じつは俺は、ボーの『モルグ族の殺人』(Ra Murderini di Zocktachi derra Morgue)を
枕頭の書としているんだよ。
現代アフリカ文壇の有力な批評家どもの一致した意見によれば、
この作品はアフリカ文学史上初の魔術的諷刺小説ということになるんだね。
姿の見えぬ殺戮者によって語られた思想内容は、
要するに18世紀的唯物論の再評価だと言っていいだろうね。
「動物も人間も全く同じように、原子で構成されている物質に過ぎない」
と姿の見えぬ殺戮者は語るんだね。「人間が神聖視するいかなる精神のはたらきも、
メスメル的動物磁気が脳内で発生させる電流による物理的現象である。
従ってモルグ族を快楽にまかせて虐殺することは、決して忌々しき犯罪などではなく、
カント的定言命令にも違反せず、ただひとつの物質を破壊する遊戯に過ぎない。」
……
29 :
ザラワ大学アフリカ文学専攻 :2006/05/09(火) 19:27:33
>>25 [承前]
まあ結局、法院長デュパソは、家出した自分のペットの猿人が残した日記を読んで、
自分のペットの猿人こそが殺戮の指導者であったことを告白するのだが。
しかし、猿人によって殲滅される対象が、なぜモルグ族でなければならなかったか、
という重要な問題については、猿人の日記のなかにも全く触れられていないんだよね。
この点について左翼系評論誌『貴様等!』論客のポンポコピー・アヒャポ氏は、
モルグ族を米国人のメタファーと捉え、
プルプル王国の民族解放運動と反米テロリズムのコンテクストで解釈しようとする。
これが果して的を射ているのかどうか。
これはデリケートな問題なだけに、ボーが作品を世に問うて以来、
マスコミに対して一切口を閉ざしている以上、予想の域を越えることはないだろうがね。
30 :
吾輩は名無しである :2006/05/09(火) 19:45:55
ボーをここまで読み解いている香具師がいたとは。 2ch恐るべし・・・・・・・
>>11 あー、授賞式の時の綿谷ってかわいかったんだ!
いまと随分ちがう…
きっと文壇で表面気楽げ内心陰湿なオサーンたちにいぢめられて
急速に老けたんだとうね
32 :
吾輩は名無しである :2006/05/09(火) 19:51:40
>>26 >>17 によれば、珍畸キモ子は柴田元幸の変名だそうな。
【珍畸キモ子の最近の訳書】
綿谷りさ『遣りたい素股』珍畸キモ子訳.河波書房.2003年.
ボリス・ヴィアン・トレヴィアン『白い奴らは皆殺し』珍畸キモ子訳.乳首出版会.2001年.
ウィンナー・バロウズ『裸族のランチ』珍畸キモ子訳.潮吹社.2003年.
33 :
吾輩は名無しである :2006/05/09(火) 19:53:41
>>33 べ、べつに…
ちょっとオサーンの腹話術は…あんま好きくないてだけで…。
いっこく堂の方がウマイと思うよ。
35 :
吾輩は名無しである :2006/05/09(火) 20:02:40
>>32 ちょと下手過ぎるのは確かかも。
当て字や変名のセンスがふるっ…
睡眠不足の躁状態とちがうか?とか健気に心配してやったり…
2chの親切心て恐るべし・・・
36 :
吾輩は名無しである :2006/05/09(火) 20:18:43
おまえら 邪魔すんなよ、折角ノってんのに…いいじゃん2chは遊び場なんだからさ。
>>32 ボリス・ヴィアン・トレヴィアン『白い奴らは皆殺し』は面白かった。
100000頁以上の大作だけど、その殆どが動物による白人の残殺描写。
象とキリンが、ホワイトハウスを破壊する章がよかったな。
ただ、トム・クルーズらしき映画スターを、
シマウマが追い掛け回すシーンはちょっと辟易した。
なんで、そんな箇所を描くのに500頁も使ったんだろ?
逃げるトムの変装も、侍とかメイドとかバレバレだし。
とはいえ、続編のイギリス、フランス編も楽しみにしてます!
『電車男』的企画本を……作ろうって…話か? 安上がりに・・・2shのスレ使って…かろやかに自演と一般参加を こき混ぜて…
>>37 そりゃ、ボリス・ヴィアン・トレヴィアン『白い奴らは皆殺し』も
今年の全ア文学賞の候補作のひとつだからね。
もちろん珍畸キモ子の電波訳じゃなく、原文および英訳で評価される。
一冊の本くらい、すぐ出来上がる…内容はともかく。 吉本隆明が若い女編集者をだまくらかして 数時間くっちゃべっちゃあ本一冊ものすのと…似ている? などと勘ぐる必要はない。
2cっは、寂しい人たちの、ささやかなアゴラです。 、
ったく、 いったい幾つスレ使えば気が済むんだか・・
春樹スレッドとアフリカ文学スレッドは重複しすぎなんだよな 自治スレで何度か統合案がでてるのに、 狂信的な読者が多くて全然話しあいに応じてくれないし、 都合が悪くなると自治スレを荒らしまくる。 2ちゃんはお前らだけのものじゃないぞ、と。 ルールを守れない奴はでていけ。
ね、
>>17 氏の書いてる阿部ちゃんの『アフリカの夜』読んだタムタムな人いる?
受賞作品候補っつーからやっぱ必読だよね。
>>45 43 と 44 は 42 のリズムのビートを理解して、
ハートの底から揺す振られているタムタムな人だとおも。たぶんだけど。
47 :
44 :2006/05/10(水) 15:21:29
一応、アフリカ文学のアンチって役柄を演じてみたんだけど、 ちょっとヘタクソでしたか…。 今度はもっとうまく煽りますw
ほら、44はやっぱりいっしょに踊れているタムタムさんだったでしょ?w 43もそうだとおもw
阿部和重は、簿記・会計専門学校出身という変わり種。 『アフリカの夜』は柄谷黒人に絶賛された阿部のデビュー作だね。 それまで「文明の人」だった主人公が、動物との触れないを通して 「野生の人」になっていく心の変化を描いてる。 面白いのは、生き物の「擬態」を倣って、主人公がキリン、チーター、ヌー なんかの行動を模倣しだすとこだね。 そして模倣を続けていくうちに、「人」と「動物」の見境を失っていく。 その主人公の変化はエクリチュールにも影響を与えて、 中盤からはそれまでのスワヒリ語の記述の中に、ライオン語、チンパンジー語、 猫語、ラクダ語が入り交じる。 「僕の股間が、パオーとなると、ブーブーキーキーにゃーにゃーは…」 ってなかんじで。 シマウマみたいに黒と白のペンキを身体にぬって観光客を脅かすクライマックスは すごく感動的だったな。
一応、『アフリカの夜』の書き出しを引用しておこうか 「オスマン・サンコンがアフリカ観光大使として示した態度は「観光」への 批判であった。サンコンは、自らが創出した観光業であるケニア新婚ツアー の理論化=体系化をもくろみ、それについて膨大な数のパンフレットを 書いている」 まあ、ここからもわかるように、膠着したこれまでのアフリカ観光業への 批判の小説なんだよね。 だから、ラストのシマウマを「擬態」して観光客を脅かす描写は、 サンコン的なアフリカ案内の批判的実践とも読める。 次作の「アフリカ・A・あふりか」も楽しみだね。
柄谷黒人先生の新刊でるよ 柄谷黒人『近代アフリカ文学の起原』 目次 1 ライオンの発見 2 カバの発見 3 部族という制度 4 野蛮という意味 5 爬虫類の発見 6 ワシントン条約について
>>49 阿部和重って今までまるで興味がなかったけれど、そんなに面白そうな小説
書いていたのか〜。
何かこう、パッションに満ち満ちた佳作のようだね。
解説を読ませてもらうと、阿部の野獣性が存分に発揮されている
ように感じる。チェックしてみます。
このスレに来て良かった。
>>51 タイムリーな情報ありがタム!!!
4章の「野蛮という意味」は、例の「偶像1月号」掲載のとき、
浅田土倉(ドグラ)がかみついたものだね、きっと。
53 :
吾輩は名無しである :2006/05/10(水) 22:07:09
>>51 カバって絶滅しそうなんだろ。
ボーの見解やいかに?
>>49 『アフリカの夜』のオノマトペは、イートハーブの宮沢賢司のパクパクだと
ラノベ爺スレでボコボコに叩かれまくっているが、あのウワサは本当なんだろうか。
「僕の股間が、パオーとなると、ブーブーキーキーにゃーにゃーは……」
(阿部『アフリカの夜』)
「進んで行った僕は、股間をパオーと延ばし、ブーブーキーキーと喚き喚き、にゃーにゃーと娘っ子に近づいて行きましたが、彼女は俄かにひどく飛びあがって、一目散に遁げ戻ってきました。
観光客の娘たちも一ペん片付けようとしましたが、はじめの娘が、ぴたりと脚を閉ざしましたので苦労して、黒と白のペンキを身体にぬってその娘を脅かしました。」
(宮沢賢司『タムタム踊りのはじまり』)
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/43760_17902.html それはそうと、阿部の簿記・会計専門学校出身という経歴は、変名で出した最近の会計学の著作『さおだけ屋はなぜ永遠に20年前のお値段なのか? 身近なアフリカ娘とはじめる会計学』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334032915/ の明晰なルカ・パチョーリ理論で活かされているんじゃないか?
俺もこの本のおかげでやっと童貞から卒業して、バイトのアフリカ娘と算盤ずくに同棲できてるんだよ。
>>50 >膠着したこれまでのアフリカ観光業への批判の小説
サンコン一派の強大なアフリカ文壇へ影響力は、観光業界のいわゆる「B資金」が原動力になっているということらしいよね。
まあムアイ・キパキ大統領は、先日のキクユ族との公開討論会で、資金の存在をきっぱりと否定していたけれど。
図書館のも盗まれてたし。どんな香ばしいことを言ったんだろ。
>>51 >>53 >カバって絶滅しそうなんだろ
柄谷の『近代アフリカ文学の起原』の第2章「カバの発見」って、雑誌には発表になってないのかな。
カバの絶滅対策について、柄谷がどういう具体的提案を示したか気になるね。
>>52 >浅田土倉(ドグラ)がかみついたものだね
浅田は本も書かずに、また吼えまくっていたのか。『偶像』1月号が発売日に買えなかったのも奴のせいかな……。
>>53 >ボーの見解やいかに?
俺はボーのカバに対する意見については未読。とりあえず生物学部の図書館で調べてみないことには、ちょっとわからん。
そっち系に詳しい人もいるんじゃないか?
同じ躁状態になるんなら、 フーゾク逝っておねえちゃんのマ〇コでも拝ませてもらえばよかろうに北杜夫みたく。 大量株取引きせえとは言わんけども。 言葉荒らしてどうすんだか・・何の意味があるんだ・・・・
>柄谷の『近代アフリカ文学の起原』の第2章「カバの発見」って、
>雑誌には発表になってないのかな
『女豹空間?�-?。』に掲載されてるよ。
その存在を自明のものだと思っていたカバという生物の歴史性とそれにまつわる陰謀を
暴いた刺激的な論文だね。
柄谷黒人によればカバなる生き物は植民地独立以前のアフリカに生息していなかった。
いや、それまで地球上に存在しない生物だったんだ。
カバはアフリカのお馴染みの動物、そう我々は当たり前のように思いっていたけど、
その認識は独立以降に、何者かの陰謀によって植え付けられたものなんだ、と。
資料や写真も捏造されたものなんだってね。
で、その陰謀は
>>55 氏も述べているアフリカ観光組合………やばいやばいこれ以上書くと俺の命も危ないぜ。
……露呈するのを防ぐため…カバを絶滅……………ぐわっ!
アフリカ文学は語るのも命がけw
>>57 柄谷のそのカバに対する指摘は、西山登志夫カバ園長の生物考古学論文とならんで正鵠を得ているね。そこには何かが隠されている。
古代ヴードゥー教の神学者、ヒッポの司教聖アウグスティヌス(4〜5世紀)はその『神の国』第5巻のなかで、
「神は天地創造の際に、すべての動物を創りたもうた。ただしあのカバと呼ばれる動物を除いて」と思わせぶりな記述を残している。
アウグスティヌスはこの偶蹄目の動物の秘密について、結局は詳らかにしない。
それもそのはずで、彼の時代にはカバは伝説上の存在だったからだということもある。
しかし奥歯に何か物の挟まったようなその論調は、写本が何らかの意図によって故意に書き変えられているからだとの指摘もあるんだね。
時代は下って、進化論にあくまで反対の立場に固執したフィリップ・ヘンリー・ゴッスの見解にも、端倪すべからざるものが見られる。
「地中から天地創造より以前のさまざまな動植物の化石が見出されるのは」とこの敬虔な19世紀アフリカの動物学者は述べている。
「われらの神が抜かりなくその痕跡を用意しておいたからであり、化石の生物など実際には生きていなかった。
だがいかにしてかようなことが可能か、などと諸君は訝しがるには及ばない。さよう、すべては全能の神のなせる驚くべき御業なのだ。」
(『オンファロス』)
エドガー・ボーのカバに対する見解についてはいまだに調査中。わかる人いないかな。
>>58 >アフリカ文学は語るのも命がけw
まさしく命がけだね。好むと好まざるとに拘らず。
俺はね、いまだ弱肉強食の理論の支配するこの熱き土地で実際に学んでみて、日夜それを痛感させられているんだよ。
>>17-18 も触れているように、
バロウズ『裸族のランチ――増補版』(増補版: 未訳.初版: 珍畸訳あり)
(Vienna Burroughs. Ra Hyrumessi di Zocktachi derra Houdacci: Enlarged edition. Egypt: Tomtom Press Limited. 2006.)
は、全アフリカ文学賞の有力候補作品のうちに数えられている。
俺はさっそく今年上梓されたばかりの、この哲学的文学作品の増補版を再読してみた。
そして悟ったよ。
アフリカ文学とは、全生命を賭した烈しい文学なんだね。
そう、この本が物議を醸し出すきっかけとなったのは、あのおぞましき猟奇的な事件だった。
……
1999年にカザフスタン共和国で3人の看護師が逮捕された。
彼らは『裸族のランチ』の巻末に出ている人肉調理法(バロウズ・レシピ)
――すなわちバロウズの術語を借りれば「カット・アップ」や「フォールド・イン」の方法論――
に基づいて、人肉ランチ・パーティーを開いた廉により逮捕されたのだった。
全ア『Ra Tomtom』誌、BBCほか信頼できるメディア筋の伝えるところによれば、
食事会場となった神殿および彼らの自宅の書棚のいずれにもバロウズの『裸族のランチ』が置いてあった、というんだね。
BBC News: Three arrested for cannibalism in Kazakhstan
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/asia-pacific/419564.stm 同様な血腥いランチ事件は、後を絶たなかった。
2002年には4人のウクライナ人が、カニバリズムの廉で逮捕されている。
彼らの自宅の食卓や書棚からも、やはり『裸族のランチ』は見つかったんだったね。
BBC News: Four Ukrainians held for cannibalism
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/europe/2129910.stm
事件翌日の『Ra Tomtom』誌の特別寄稿記事によると、一連の『裸族のランチ』事件は、 宗教的儀式としてのアントロポファジー(人肉嗜食)にほかならない。 「新ヴードゥー教の教義においては、生贄に捧げられた他者の肉体を魂ともども吸収し、 みずからに融合させることによって成就者となる。……バロウズの『裸族のランチ』は、 新ヴードゥー教の精神世界を科学的方法で見事に実証するストラテジーである。 狷介孤高の賢者の食卓に招かれた人はみな、最も美味なる五つ星料理を味わうことになるだろう。」 (R. F. ウンパパ「『裸族のランチ』事件と新ヴードゥー教」『Ra Tomtom』誌寄稿論文) 呪術的食品芸術を標榜するウィンナー・バロウズ。 彼こそは、現代アフリカン・ビート・ジェネレーションの善き指導者と言われている。 なるほど現代文明の風に流されて生きる気の弱い良識人にとっては、彼の冷徹なエクリチュールはあまりにも崇高にすぎる。 だが、偽善的正論に基づく批判の渦巻くなかで、新プルプル王国の新ヴードゥー教革命呪詛派は、 胸を張って彼を指導者=聖バロウズと崇拝し、支持賞賛する側に廻っている。 それもそのはずで、彼ら革命呪詛派の守護神が死と生とセックスの精ゲデ(Gede)であり、 彼らの教義の基盤をカニバリズム(ヴーディック・アントロポファジー)に置いているからなんだね。
では彼らを魅了して止まなかった賢者バロウズの思想とは、いったいどのようなものであったかを確認しておこうか。 『裸族のランチ』は開巻劈頭、「裸族のエピステーメーは血の匂いがする」という箴言で始まる。 このあまりにも有名な一文を読んだだけでも、バロウズのディスクールは相当にラディカルであると分かる。 「すべての人間は、生まれながらにして翼を生やした聖なる麻薬中毒者である。 われわれはみな、夢見る虹色の幻覚によって成就者のヒエラルキへとたちまち飛翔する」 とバロウズは自身たっぷりに断言している。 「凡人には忌むべきいかなる行為とても許されているわれわれ成就者にとって、 カニバリズム(人肉嗜食)とは、日々のパンを食べるのと同じく、ごくあたりまえのランチのひとつに過ぎない。 呪術による妖しい陶酔は、ヴードゥーの精ゲデによってグラスに注がれた血のワインである。 決してスタンリー・エリン風の『特別料理』などではない。ジョナサン・スウィフトが例の『私案』で示したような貧困対策でもない。 聖別された肉体を咀嚼し、美学的に魂を消化する形而上学的ステップなのである。 そしてそれはわれわれにとって、決して飽きることのない、 最も神聖かつ最も甘美なる聖餐(ランチ)であることを忘れてはならない。」 (『裸族のランチ』)
64 :
吾輩は名無しである :2006/05/13(土) 01:33:38
>>62 一見、牧歌的なアフリカ文学の背後には深い闇が…
皆、モリー・ガイ(Morry O Guy)の存在を忘れてるんじゃないかい。 彼の「アベ一族」は、文化人類学的にも、重要な著作だと思うのだが。
>>65 「ヲタ・セックスアリス倶楽部」が好きだな
>>65 何だ、植民地時代の作品について語ってもいいなら、
シンガ・ナオンヤ『暗夜航路』も入れておいてくれ
「アフリカ20世紀文学ベスト10」に
シンガとかの、 白いカバ派の作家なんてもう若い子は読まないでしょ。 「小象の神様」っていっても、なんだそりゃ?って顔されるだけ。 数々の象の曲芸をあみだして、現在のサーカスの動物芸の礎を築いた偉人なのにね。
>>68 >シンガとかの、白いカバ派
ムッシャー・ンノコウジだね、「美しい部落」で暮らしていた
71 :
吾輩は名無しである :2006/05/18(木) 11:52:37
良スレage
メル・ビールの『白鯨』が黒人文学も世界レベルにあることを証明したな。 奴隷船内の黒人達の蜂起、白人の象徴である白鯨と臨時酋長エ・イハブの熱いバトル。 ここらへんは何度読んでも手に汗にぎる名場面だ。 奮戦するも勝利できないあたりも黒人達の現実がよく表れてる。 ラスト、イハブのクビに巻き付く索は奴隷の首輪の喩えになってる。
>>72 これまで野生動物ばかり描いてきたアフリカ文学に、
「海の生き物」という新しい視点を導入した画期的な作品だね。
『白鯨』によって、われわれ外国の人間はアフリカにも海があることを知った。
74 :
吾輩は名無しである :2006/05/22(月) 17:15:29
「ザラワ大学アフリカ文学専攻」さんはレポートで忙しいのかな? 最近来てくれないな
75 :
吾輩は名無しである :2006/05/22(月) 19:07:11
>>73 >われわれ外国の人間はアフリカにも海があることを知った。
知らねぇヤツ、いるのかよ?
アフリカを語る視点は独特なんだ。 慎重に、繊細に、そしてもったいぶって、 心して語ってほしい。
78 :
吾輩は名無しである :2006/06/05(月) 11:40:41
age
79 :
吾輩は名無しである :2006/07/31(月) 15:35:53
あげ
80 :
吾輩は名無しである :2006/08/02(水) 22:59:05
ライ麦に出てきたアフリカ便りってなに?
81 :
吾輩は名無しである :2006/08/06(日) 22:07:54
検尿だろ
82 :
吾輩は名無しである :2006/08/07(月) 00:32:33
土人って今使っちゃいけないのかね
83 :
吾輩は名無しである :2006/08/07(月) 21:14:18
だめだろ。差別擁護なんだから。
84 :
吾輩は名無しである :2006/08/08(火) 21:23:39
人喰い人種は?
85 :
吾輩は名無しである :2006/08/14(月) 16:56:06
エイモス・チュツオーラ以上の存在がいるだろうか まあクッツェーさんはともかく
86 :
吾輩は名無しである :2006/08/15(火) 20:03:50
文庫化されてるアフリカ文学の雄って誰ですか?
87 :
吾輩は名無しである :2006/08/16(水) 14:53:38
あげ
88 :
吾輩は名無しである :2006/08/19(土) 12:20:27
あげ
89 :
吾輩は名無しである :2006/08/19(土) 13:53:36
シャッター 1 [shutter] (1)フィルムなどの感光材料に光を当てるために一定時間だけ開くカメラの露光装置。金属の羽根が開閉するレンズ-シャッターと、すき間のある幕が上下または左右に走るフォーカルプレーン-シャッターなどがある。 「―を切る」 (2)薄い小幅の金属製の板を簾(すだれ)状につないで、巻きこめるようにした戸。防火・防犯などの目的で出入り口や窓に設ける。よろい戸。
90 :
吾輩は名無しである :2006/09/12(火) 23:53:27
91 :
吾輩は名無しである :
2006/11/19(日) 12:27:32 バロスwwwww アフリカに文字があるんだwwwww